自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第23章
1 :
名無し三等兵:
暫定ガイドライン
0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造にも注意を払う。板違いでない程度に、SSを阻害しない程度に。
議論は建設的な方向で進めること。空想科学読本よりすごい科学で守りますの路線で。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7.政治・戦略・作戦・戦術・戦闘としてありえないものを避ける。たとえば人間の徒歩部隊が一日に100kmすすむとか
8.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。勿論、感想を書かれた作家も。
作品が気に食わないなら透明あぼーんで。 それでも気になるなら、このスレのルールが届かぬ場所で。
, -‐'"´ ̄ ̄ ̄ ``ヽ
/爪 ヽ `ヽ、`ヽ、 \
/ / !lヽヽ \ \ \ }、
. / l l l ヽ ヽ、_弐_ --ヽ _ヽノノ!
/! ll__l ヽ-‐' "┴─` l/rヌ、ノ|
!l/fri刀 >'〉} ノ!
l ̄ 、 _ ,Lノノ |
', ヽ'´ヽ / | 「||l!,|
>>1乙!
ヽ、 ー' / .| | | |!|
``ー-ャァ' ´ _」、lLl l!|
__ノ /==三三ヽL
/ }ム/==ニ三-ァ-─‐ヽ
」ll /O/ ニ, -'´ / , -'´!
i´{、/ // / , -'´ |
/ ̄  ̄ ー─‐'´ l |、
/l /`ヽ ノ /」ヽ
/ l/ l 、 ヽ / /'iヽヽ
お手数おかけしました。
お疲れ様です。
乙カレちゃ〜〜〜ん!!!
>>3の
「自衛隊に装備について」は何時修正されるのか。
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち?
・食料輸入を経たれた日本は自活できるか
・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・生首砲台の進歩と改良についての一考察
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。
・外交方針について。
参考までに。
参考資料がダブってしまった。
申し訳ないです。
乙です
次スレからは
>>2と
>>3の間に>>9-
>>10を挿入。
なお、
>>9は文末を
これより古いスレは
>>1の保存庫で。
と改正、分家と保存庫のアドレスは重複なので削除。かな?
>>10の既出議題もこれまでの経過を踏まえて修正して欲しいが。
なぜT/F氏が1000を・・・ここじゃ見掛けなったのに?
T/F氏が1000かい……
あんたも何か描いてくれ
鉄槌準備!!
1000逃したOTZ
今度は1000取りましょうぞ!
で、前スレ950も乙!
で
>>3の「自衛隊に装備について 」ですが、
もはや、スレの伝統と断言できます!
むしろ、このまま行くべきかと(爆
では、皆、スレの始まりでは有るが…情熱と礼節を失うな! 別れは出会いの始まりだ! さらば!
前スレの終わりにヒトラーの写真が大量にばら撒かれている・・・。
>>14 それで良いかと。
さて、SSを書き溜めないと(爆
反対の声もあったが遂に分家及びその現管理人の禁止が明文化されたか。
とりあえず試験配備?
このスレの状況によっては正式化と。
正直そんな状況になって欲しくはないが。
>>24 自分もそんな状況にはなって欲しくないですね。
>>1のテンプレは正直やり過ぎだと思いますから。
個人攻撃を認めてしまうと、歯止めが利かなくなります。
次々と個人名が槍玉にあがり、その都度テンプレに追加されていく・・・。
その人間がきらいならば、無視すればいいだけなのに。
今からでも遅くはないので、改訂すべきであると愚考致します。
軍板に即死ってあったっけ鮫
>>25 推奨しているのが攻撃じゃなくてスルーなだけ良いかと。
俺はとりあえずこのままスレを運営すれば良いと思う
>>24 このスレがマターリ進行すればその威力を認めて実戦配備。
もし殺伐と進行したら防衛体制の不備でやっぱり実戦配備。
コテじゃない俺としては、
>>1のどこら辺が過激なのかわからん。
31 :
羅漢:04/04/30 23:47 ID:???
ハイテク兵器がまったくでてこないSS上げます。
32 :
羅漢:04/04/30 23:48 ID:???
南部教官の憂鬱な日々
(1)
南部は帝国修練場へ来たことを早くも後悔し始めていた。
『友好関係を深めるだって・・・?』
まだ扉も開けていないのに案内された部屋に入る前から異様な気配が漏れてきている。
随行してきた広報担当も顔色が気の毒なくらいに青ざめている。
彼は事務方一筋で戦闘に関しては素人同然なのだが、
それでもこの刃物のように鋭く緊迫した空気を感じ取っているだろう。
『ただじゃ帰してもらえそうにないな・・・』
南部はそっとため息をついた。
33 :
羅漢:04/04/30 23:50 ID:???
(2)
事の発端は1ヶ月話をさかのぼる。
数ヶ月前に帝国と通商と防衛行動に関する条約を締結した日本政府は、
友好関係促進の一環として帝国の視察団御一行を陸自に迎え入れた。
実際のところは帝国側からの強い要望であり、視察と言うよりは偵察の意味合いが強いのだろう。
そのあたりは日本政府も承知しているし、本当は手の内は見せたくはないのだが、
通商関連(特に食料)での揉め事を避けたい日本政府としては受け入れざるを得ない状況であった。
幕僚達は受け入れたくないという本音と、受け入れざるを得ない情勢、
燃料や弾薬貯蔵量の問題からなるべく無駄なことはしたくないという台所事情も加わって、
視察内容について慎重に検討が行われた。
34 :
羅漢:04/04/30 23:52 ID:???
(3)
「というわけで、
『自衛隊本来の戦闘能力は極力見せない』
『弾薬、燃料は極力使用しない』
『帝国側の面目が保てるようにする』
という条件を満たす視察内容を検討した結果、君が適任であるという結論が出た」
上官からの命令を受けた南部は内心複雑だった。
それはそうだろう。『自衛隊本来でない戦闘能力』を見せるのに適任と言われて
うれしい奴がいるだろうか?
「・・・まあ、気持ちはわかるがな。個人的には君の事は評価しているつもりだ」
「ありがとうございます」
「ここ最近では近接戦闘の重要性が見直されている。私としては君の存在をアピールする
いい機会だと考えているが」
そういう考え方もあるかもしれないと、南部は考えた。実際に上がどう考えているかは別だが。
「では南部、視察内容について計画書をまとめて、3日後に提出。以上だ」
「了解しました」
南部教官は敬礼して部屋を出た。廊下を歩きながら彼は既に視察内容である『格技』の
種目の検討を始めていた。
35 :
羅漢:04/04/30 23:54 ID:???
(4)
格技とは徒手やナイフなどの武器を使った戦闘術のことで、南部はその教官を務めている。
元々南部はケンカ好きな不良だった。手当たり次第に暴れるケンカ三昧な日々を送っていた。
それを心配した両親が知り合いの空手の先生に相談した。
「では一度息子さんに会ってみましょう」
空手の先生と称する男を見て、南部は内心なめていた。終始笑い顔だったし、
身長はじぶんよりも10cmは低い(南部はこのとき既に185cmあった)。
「君はケンカが強いそうだね。一つ私にケンカのやり方を教えてくれないか?」
南部はさっさと終わらせるつもりで殴りにいったが、逆に思い出したくないくらいに
やられてしまった。しかも相手は笑顔のまま、息も乱さずに。
南部は次の日に入門した。
36 :
羅漢:04/04/30 23:56 ID:???
(5)
身長185cmという恵まれた体格と、もって生まれた勘の良さが幸いして
南部の空手の腕はめきめきと上達していった。
また、自由な風潮の道場であったため、空手に限らずボクシングや柔道や武器術も教えてもらった。
特に武器術は空手でつかうトンファーやサイに限らず棒術や
ナイフファイティングなども教えてもらった。南部はこれらの技術も砂が水を吸収するように習得していった。
空手が上達するにつれ、既に街でケンカはしなくなっていた。道場での組手に比べて
歯ごたえが全然ないのでつまらないからだ。
それでも南部の師匠は鬼のような強さであった。体格的には南部よりも一回り小さいのに、
組み手では全く適わなかった。彼にとって大きな目標として輝き、
同時に大きな壁となって立ちはだかっていた。
37 :
羅漢:04/04/30 23:58 ID:???
(6)
南部は高校を卒業した後はフリーターをしていた。窮屈なのは嫌いだったし、自分の師匠に追いつくという
はっきりした目標もあった。彼の両親も自分の子供の性格は熟知していたし、
「ちゃんと目標があるんだったらそれを追いかければいい」と許してくれた(本当は諦めただけなのかもしれない)。
無論南部にしてもずっとフリーターを続けるつもりはなく、あと2〜3年内にはなんらかの結論を出すつもりだった。
しかし転機は突然訪れた。
母親が病気で倒れた。心臓の発作だった。
南部は全く知らなかったのだが前々から兆候はあったらしい。
自分に心配をかけさせないように黙っていたのだ。
自分のせいで両親に心労をかけっぱなしだったことを南部は初めて気がついた。
病室へ見舞いに行ったときに母親が弱弱しく微笑みながら「心配かけたね」と言ったときには
耐え切れずに泣いた。
『それはオレのセリフだ・・・』
早く両親を安心させなければ、と考えた。
38 :
羅漢:04/05/01 00:00 ID:???
(7)
南部は師匠に一切の事情を話した。
師匠はしばらく黙っていたが、にっこり笑って
「君はまだまだ強くなれるよ」
と意味不明なことを言った。続けて
「それはそれとして、君の性格では普通の仕事は長続きしないと思う」
図星である。ケンカしなくなったとはいえ、時間や責任に縛られるのはあいかわらず苦手だった。
「今の君にちょうどいい仕事がある。知り合いに連絡するから面接を受けてみなさい」
それが自衛隊入隊のきっかけだった。
南部にとって地獄の日々が始まった。
南部の苦手とする「時間」と「責任」をとことんまで追求される生活だった。
起床に始まって就寝まで分刻みで行動し、自分が何かミスをすれば同部屋全員で共同責任。
何度切れそうになり、何度脱柵を考えたかわからない。
しかし、そのたびに病室で弱弱しく微笑む母親を思い出し、歯を食いしばって耐えた。
絶対に安心させなくてはいけない。自分のせいで心配をかけてはいけない。絶対にだ。
39 :
羅漢:04/05/01 00:02 ID:???
本日は以上です。
何か本編に入るまでがえらく長くなってしまいました。
明日からちょっと旅行にいきますので3日ほど間が空きます。
乙です
>>39 前田日明を思い起こさせるようなストーリー展開ですな。
でも名前が南部だと虎弾を思いうかべてしまいますw
ともあれ今後に期待してます。
こういう話もいいですな
44 :
名無し三等兵:04/05/01 03:21 ID:ucZqwTDJ
age
このスレはAGEない方がいいんだけどな。
スレ住人に取っても、他スレ住人に取っても。
>39
面白いと思った。
続き期待して待ってます。
>>39 乙ヽ(´ー`)ノ
いい感じに「面白い」って思いました。
>>39乙です。現代格闘術vs欧州近接戦闘術ですか・・・燃え!
自衛隊員である事のネックもクリアしているようですし、大格闘
大会に期待イイェー。
48 :
羅漢:04/05/01 10:44 ID:???
好評のようなのでちょっと安心しました。
自衛隊の組織に関する知識があんまりないので
これから先頓珍漢なことを書くかもしれませんがご赦免ください。
旅行前に2本ほどアップします。
(本編まであと5〜6話ほどかかる予定です)
49 :
羅漢:04/05/01 10:46 ID:???
南部教官の憂鬱な日々
(8)
暑さ寒さも彼岸までということわざが適切かどうかはわからないが、
南部は自衛隊での生活が苦にならなくなっていた。
あれほど苦痛だった時間に縛られる生活も、
逆に体内時計がスケジュールを教えてくれるようになっていたし、
責任の重さも適度に心地よい緊張感として感じるようになっていた。
ありていに言えば、隊の水になじんだのである。
生活に慣れると南部の格闘の虫が疼きだす。
何人もの人間が集まれば腕自慢喧嘩自慢の一人や二人は必ずいる。
ましてや体力勝負の自衛隊である。そんな人間はゴロゴロいた。
空手、柔道、ボクシング、レスリング、柔術、日本拳法、少林寺拳法、
中国武術、サンボ、キックボクシング、etc
互いに力を加減したスパーリングでお互いの技を競い合った。
無論ときとして本気に近い形での試しあいにあることもある。
しかし、全員隊の規律を根っこから叩き込まれたプロである。
隊の業務に差支えがでるような怪我などは1件もなかった。
50 :
羅漢:04/05/01 10:52 ID:???
(9)
休暇で道場に顔を出したとき、師匠に挨拶に行くと
まず顔を見て
「心身共に鍛えられてきたね」
とにっこり笑われた。南部が隊での生活を報告すると
「君の性根を叩きなおせるのは日本広しといえど自衛隊しかないだろう。実際成功しているしね」
といつもと変わらずまたにっこりと笑った。
それでも組手では適わなかった。隊の体力測定ではトップを競う南部が、である。
心底「このひとは化け物だ」と思った。
とはいえ、師匠も以前ほどは余裕がないらしく、「いやいや、スタミナが切れちゃったよ」
とやや息を切らせていた。以前なら師匠がそんな状況なら南部は床に膝をついて
酸欠状態になっていたが、今はやや荒めに息をついている程度である。
単純なスタミナなら自衛隊仕込みの南部の方が勝っていたが、師匠の的確なボディへの攻撃で
確実にスタミナを奪われていたためこの結果となったのである。
単純に言えば技術の差を体力で埋めたのであるが、それでも南部はうれしかった。
やっとまともな組手ができるようになったからだ。
両親はとても喜んでいた。あんなに窮屈なのを嫌がっていた息子が、折り目正しく礼儀を身につけて
帰ってきたのだ。喜ばないわけがない。
特に母親がわんわん泣き出したのは困った。
外ではなんだかんだと言われる自分の組織だが、南部は心の底から感謝していた。
51 :
羅漢:04/05/01 10:53 ID:???
以上でございます。
では旅行に行ってきます。
グッジョブ
グッジョブ
GJ!
いいssだ・・・。
良い旅を・・・
いい仕事してますね〜。
次が期待できます。
「秘技だか何だか知らんが…足技遣った時点でお前の負けだよ。さあ、死ね」
俺は綺麗な脚を押さえのたうつ、女拳法遣いの喉を半長靴で軽く踏んだ。俺達が取り残され、
一年が過ぎた。俺達の故国『帝国』領に戻る事は、皆の総意だった。その途中に進駐した
地区の寺院が武装蜂起した。…気が進まんが、抵抗する者はことごとく踏み潰すしか無い。
舐められれば、襲われる回数が増えるだけだ。一罰百戒。達人とされるコイツに素手で
打ち勝てば、抵抗も止むと見ての行為だった。
「足技は確かに距離を取るのにも便利で、威力も高い。だが、同時に機動力の源でもある」
初回に蹴りを捉え、軸足を脚で潰し、蹴り脚も肘で潰す。後は右面打ち、左面打ち、胴突き
右面突き、左面突き等のオンパレードだ。汚かろうが何だろうが、敵は殺す。それが『軍事組織
のやり方』だ。隊員にとって、徒手格闘は基本だ。最も、形を演練する『門前の小僧』レベルだが。
抵抗能力を奪わなければ、何時相手に逆襲されてもこちらは文句は言えないのだ。拳法遣いの顔が
恐怖に歪む。負けを知らない奴の、甘ったれた顔の…屈辱に染まる様が…たまらなく良い。
「悔しいか? …文句は言うなよ? お前の土俵で付き合ってやったんだからな? 」
高く響く破裂音が遠くで響く。小銃弾に勝てる武道が有るなら習得に皆、血眼に為るだろう。
他人の生殺与奪を握るのは…正直、俺には荷が重過ぎる。何時まで経っても、慣れぬものだ。
>小銃弾に勝てる武道
武板で最強の武道とは「砲術」と結論が出ております、これならば小銃弾に勝てるであります、サー!
ただの嫌がらせだ。風だよ、風の音だ。気にするな。
60 :
58:04/05/01 23:32 ID:???
いえ私もただのボケですから。ねないこだれだですよ。お気になさらず。
61 :
風:04/05/01 23:35 ID:???
私はスレに吹く、ただの風さ…。誰も居ない時に吹く…。
生臭いような、それでいて心地よい風か・・・
63 :
風:04/05/01 23:47 ID:???
風が運ぶ匂いは…髪の焼けた匂いだ。集落の人家が燃え、穀物の備蓄が奪われる。
女は快楽の道具として扱われ…男は面白半分に娯楽の為に『人狩り』の獲物とされる。
旅行企画社の『裏企画』は、胸糞の悪く為るキャッチコピーに沿う内容だった。
『君も、人間に乱暴狼藉の限りを尽してみないか? しかも合法的に! 』
「…さあ、如何する自衛隊さん? 俺達は自国民だぜ? 撃つんならやれよ?
どうした? おい? へん、撃てるワケねえよなぁ〜? 」
…法は、法だ。しかし、だからと言って他人の基本的人権を踏み躙って良いと言う
モノでは無い。警察は、来ない。そしてここは、日本では無い。悲劇を味わう相手は、
自国民でもない。人間として規定されても居ない。俺の良心は、眠っては居ない。
「此処は日本じゃあ、ない。お前ら、それなりのリスクは覚悟をしているよな? 」
俺の手元で切り替え軸が硬いクリック音を立てた。死は誰にでも平等に訪れるモノだ。
自己責任……
戦前の満州ってそんな感じに思えたんだろうか?何の希望も無い農家の3男の視点では・・・・・
狭い日本にゃ住み飽きた、からって他人ん家(とは思っていないけど)に押しかけちゃうんだもんなあ。
昨今では農家の3男も何とか絶望しないで済むしね(w
そう、大陸浪人は押しかけ厨だったんだよ!!
最近はイラクの「不幸な人たち」に施しをしたくて必死だそうで、若いっていいな・・・・・
70 :
風:04/05/02 00:00 ID:???
風が音を運ぶ。斧の振り下ろされる音を。今日もまた、誰かが処刑されたのだ。
野蛮だ。泣き喚き、許しを請う罪人。怒鳴り付け、無理矢理押さえ付ける役人達。
誰が革命思想を吹き込んだ? 誰が民主思想を囁いた? …俺達の世界にそれが
根付くまでに、どれだけの血と涙と汗が流されたか知る者は、安易にそれを伝える
モノでは無いと知っている筈だった。
「貴方達が来てから、農奴の反乱が後を絶ちませんよ…。困ったものです」
困っているのはこっちだ。毎回処刑で黙らせているつもりなのだろうが、実際は
俺達に是非反乱に加わってくれと農奴側に言われて居るのをお前達は知らないのか?
明日、首と胴が泣き別れに為るのは…お前達役人の方かも、知れないのだ。
黙って見ているだけの、俺達の目の前で。
71 :
風:04/05/02 00:03 ID:???
そして風は通り過ぎる…。また吹く、その日まで…。
鉄槌と鮫を用意しながら風の噂に耳を傾けよう。
人がいねぇ…
ニトロでエンジンをスクラップにするよりマシさ…
>>74 ♪あ〜かい、りんご〜にぃ〜って歌が流れてるのさ(w
(´-`).。oO(トリップ同じの使わないのはどうしてだろう・・・)
>>76 さあ、どうしてなのでしょう?
>>70の中の人って、
まさか、小官(ry
首吊ってきます・・・。
>77
言わなくても分かるだろ。
分かっても明文化するな。荒れるから。
>76
トリップ着けなきゃ、最悪とぼけられるから。
明言しなけりゃ事実が確定しないのが掲示板。
引退といいながらも第三者的な「風」だと名乗り来ているのであれば引退した意味もコテ名乗らなくなった意味もさほど意味を成さないけれどね結局
憶測だけで『風』本人が元誰だと言ってる訳でもないけどな。
まあ、荒らし目的で真似する奴とかいっぱいいるだろうからなあ。
本人引退して同じ口調で書き込まない筈だし。
どうせ真性厨房の人が書き方真似してやってんじゃないの?
普通に名前出すと突っ込まれて終わりだから。
そんな事よりSSが(SSだけ)投下されたんだからその話しようぜ。
自衛隊徒手格闘は日本拳法がベースでミドルまでの前蹴りしかないのに
韓国軍では例によってテコンドーなのが訳分からん。
宗主国様の中国には「十脚九危(蹴りを使うと9割方ヤバイ事になるよ)」なんて言葉もあるのに。
まあそう考えるか威力に賭けるかで詠春拳になったり莫家釘脚になったりするんだろう。
国技で国が滅ぶか。
半島はある意味ファンタジー世界ですから。
正直、ダーク=リアルともとれる書き方は個人的にあんまり好みじゃない>風
まあSSでの主張と作者の中の人のそれを同一視はしないけど。
>>65 そりゃ違うな。実際の満州は馬賊・匪賊が跋扈していて
「武装して自衛する」概念が無かった日本人開拓団は常に「カモ」だったんだから。
>87
戦後満州で生き残った邦人が、馬賊の集団に助けられて一員になったっていうドキュメントをNHKでやってたような・・・
その人は後に農業指導で中国共産党から表彰されてたそうだ。
テコンドーは元々日本の空手を参考に作られた格闘技だけれど、
足技主体になりすぎてテコンドー単体ではあまり強い格闘技ではないそうだ。
習得しやすいのだが、上達の上限も低く、有段者がテコンドー暦2年の少女に負けてしまうこともしばしばとか。
そのかわり、他の格闘技(空手、ジークンドー)とミックスさせると結構有効な技が使えるので良いらしい。
手足に加えて尻尾の鞭が飛んできそうなリザードマンとか相手の徒手格闘は嫌そうだ。
知性を考えるとブラックジャックとか結び付けていないとも限らんし。
>85
小官のような、リアルだけれどリアリティがありすぎて逆に面白くする脚色がなさ過ぎるのは味付けが足りない立派な料理みたいで好きでは無いので同意
>62のように心地イイとは少し言いがたいような…クーラーの冷気と自然の微風と、どっちが気持ちいいか好みにもよるのだろうけどね
そんな事より鮫の話しようぜ。
小官なんて来てたか?
相撲が強い亜人種ってなんだろう。
意外にデブキャラって聞かないよね。亜人種で。
やっぱオークか?
ジンベエザメって居たっけ?
そんな俺は、GW中はお家にコバンザメ。
>>94 Wizのオークロードは凄かったぞ。
まあデブだから相撲が強いって訳じゃないけどな。
チョウザメは何処生息だったっけ?
>>98 チョウザメは鮫じゃないぞ、と一応。
そんな事より鰐の(ry
鰐なら都市伝説の白い鰐かな?
ああ…江口寿史
原稿落とした言い訳にはもってこい! てな感じかな。
鰐ってなんて読むの?
中国の龍の原型はワニだった、って説もある。
ワニじゃなけどコモドオオトカゲなんて立派なモンスターだよなあ。
コモドオオトカゲをTVで見た時、ドラクエ1のドラゴンを思い出した。
傭兵はトカゲとか捕まえてカレー粉で調理して食うらしいな。
過去スレで見たよ。そんな情報。
108 :
103:04/05/02 18:22 ID:???
>106
ありがt。
リザードマンを喰うとカニバリズムなのかやっぱり。
エルフやドワーフみたいな明らかに同じ霊長類?なのはともかく。
トカゲもワニも両生類。の排泄物に話が行くならハートマン。
おまいらも一度伊豆の熱川バナナワニ園に行きなさいってこった。
知性を持っていても両生類や爬虫類とは基本的なところで一生分かり合えないんだろうね。
ハーピーとかの鳥人間の有効的な活用方ってつっつくだけかな?サブマシンガン一斉掃射でやられそうだが。
>>112 原典では糞まみれだからもはやこのスレ定番の伝染病媒介かな>ハーピー
>109
霊長類じゃなかったらどうする。
>112
ならば狼男とかは哺乳類なのでわかりあえるのだろうか?
>>114 見た目が重要。エルフやドワーフなら一応ホモサピエンスのver.内に収まっているかと。
鳥人間はどうも華奢過ぎるような……屈強な鳥人間てのも何だか嫌展っぽいが。
>>112 日本の地底深くに存在する「恐竜帝国」が日本人と友好関係を結び、
米国と決戦するという話が昨年末ぐらいに発売された架空戦記であったような。
>>119 まあそうといえなくもない。
「龍神の艦隊」という、三段階に合体変形するゲッター戦艦が出てくるんでな。
まあまだ信濃が出てきてないから二段階が限度だが。
121 :
北海道在住佐藤:04/05/02 20:55 ID:oH8CCuLQ
118の名無し三等兵さんへ、その話は「コスモノべルズ」の「龍神の艦隊(中里融司)
」です。
追伸、今までの自分自身の作品やゲッターロボの影響があるようですが。
そんな事より鯱の(ry
ほ乳類とわかりあえるならば、巨大鯨や大シャチの一族と同盟結んで
通商路荒らしの大王イカ退治とか・・・
「海のトリトン」では人語を解するイルカやら島くらいある巨大亀といった
戦闘その他の役に立ってくれそうな連中が居ましたねえ。
やはり水産物は巨大化させやすいのであろうか。
>>123 発声を超音波の音域で行い情報伝達速度を高めた知的水棲哺乳類の一族。
コミュニケーションしようとする人間は江戸っ子を遥か凌ぐ早口が要求される。
>>57 >>63 萌えキャラは何をやっても許されるバカ1が嫌いな自分としては、やはりこうでなければ(・Α・)イクナイ!!と
そう思うわけだが。
>>126大丈夫ですよ。機械で超音波の信号を出し、イルカに命令を送る、
という実験を見たことがあります。あれだったら会話も可能だし、逆に
超圧縮信号で早口対決に勝てるかも?
「生麦生米生卵、蛙ピョコピョコ三ピョコピョコ」(1.0秒)
「生麦生米なまwwwwmmmmwwmmwmWMmmwmwmw」(解読不能)
舌は噛まないが、音波が乱れて思考がぐちゃぐちゃになるのだろうか。
>>127 かといって救いの無い鬱な嫌展もどうかと思うが。
萌えとかご都合主義が好きならば分家行け、だろうが。
パソコンの電源が死亡して最後の書き込みから覗けんかった。
いろいろ言いたいことはあるが、何も言うまい。
さあて、ログ拾ってくるかOTL
アク禁解除〜
今夜投下予定〜って、流れをみた感じ、ダーク系はおよびでない?(´・ω・`)
>>127 >>129 萌えの為の御都合主義も嫌だけど鬱の為の御都合主義も同じぐらい嫌だなあ。
読み手に無理がないと納得させられる展開の上で萌え/鬱ならどっちでもいい。
>>132 それこらの兼ね合いが取れるとイイ作品になるんだけどなーどうも自分にはむりぽ。
ところで、ネリュントスの件はラストの部分覚えている人います?
どこまで載せたのか忘れてしまったので 汗
>>130 今のところ換算としてるので、何でもいいから投下して。
>132
同意。
まあ根本的に萌が(または鬱が)嫌いではショウガないが。
でも、本スレで「萌(鬱)が含まれるからこのssは嫌い」と書き込むのはどうかと思うぞ。
そういう感情的な感想が含まれていると、他の住人に余計な不快感を与えかねない。
事実、感情的に感想を述べる奴は淘汰されつつある。(小官、魔術師1など)
軋轢を産みたくなければ、そういう感想は分家の方でした方が望ましいと愚考する。
8.萌えor鬱はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
に改正か?
萌も鬱も御都合主義なら平等に価値がない!
>133
神殿に入って残存を蹴散らしたあとゾンビと自衛隊が交戦
室内で無反動砲を使ってまとめてドカンといったが半分墓穴を掘る
その後、エルフがゾンビと戦ってるところで終わってたと思う
>>140 淘汰はされなかったが居なくなるのを望んでいた奴も前から2〜3人いたのでそいつらは喜んでいるだろう。
いくら正しい知識と見識持っててもすぐ感情的になる人はこのスレにいらない。
正直、俺は小官殿の作品が読みたくてここに来るようになった訳だが…(´・ω・`)
143 :
103:04/05/03 16:08 ID:???
>140
残念だが、結果的にそうなってしまった。
個人的には小官殿があっさり引き過ぎだと思った。
GW中はどの様に過ごされているのか・・・
>>142 わきまえない厨が軍事話からそれる→厨官切れる→魔術師反発
のパターンが前半、後半は魔術師が敵愾心を持って喧嘩を売る→大人気ない小官切れる、の展開と分析。
結論:厨が一人いるとあれる。 二人以上顔をあわせるとさらに荒れる。
SS好きな奴には悪いがどっちも居ないのが望ましいと思うのだが。
特に前半のパターンは別に切れるのは小官でなくとも前から居たのだし、魔術師いるとさらに火に油を注ぐだけで居なくても荒れてるのに変わりは無いし。
惜しむべきは小官がこのスレ随一のss職人なんだよな。
>145
そんな事は無い
俺は小管氏のよりも・・・
いや、こういう話題になるとスレが荒れてしまうからやっぱ止めとくわ
自分の好みで論じるな。荒れるから。
そういう意見が小官ssファンに限らず、その他職人ファンの住人感情を逆撫でする。
思っても本スレではカキコむべきじゃない。
144はなんで142にアンカーつけてんだ?
149 :
140:04/05/03 17:19 ID:???
>>141 >いくら正しい知識と見識持っててもすぐ感情的になる人はこのスレにいらない。
いくら感情的にならない人でも、正しくない知識と見識持ってる人もこのスレに…(ry
>148
>SS好きな奴には悪いが
153 :
名無し三等兵:04/05/03 19:31 ID:Ef1IAOv+
私としては「南部教官の憂鬱な日々 」の続編を、待ってるのですけど
フンッ!(ー_ー )ノ=====[ぬるぽ]※)))>。<)ノ←
>>153=北海道在住佐藤
156 :
羅漢:04/05/03 19:38 ID:???
今日旅行から帰ってきました。
5話ほどストックがあるのですが、そろそろ本編に入るところで
整合性をチェックしています。
早ければ今夜中に2話、遅くて明日になります。
あんまり期待しないで待っていてください。
おかえり
>>143 >GW中はどの様に過ごされているのか・・・
元1だおー氏もどうしているのかなあ。
「元1だおー氏はこのスレに興味を失われたようです」
になってないといいが。
受験に失敗したとか言ってたから、今頃は予備校通いかな?
それとも自衛隊に入隊したとか
どっちにしてもこのスレに書き込んでる余力は無いと思われ
161 :
羅漢:04/05/03 21:17 ID:???
本日は3話ほどアップします。
中々当初書こうと思っていた部分に入らない・・・。
162 :
羅漢:04/05/03 21:18 ID:???
南部教官の憂鬱な日々
(10)
しばらくして南部は教導隊の格技教官に抜擢された。
自衛隊内では「格技」はあまり重要視されていない。これは自衛隊に限らずどこの国でも同じだ。
ありていに言って、近代戦で敵味方が殴りあったり火器以外の武器で戦闘を行う可能性は
まずないからだ。
(隊員がゲリラ戦を仕掛けるならあるいはあるかもしれないが、それは日本が占領されていることを意味する)
しかし、格技が廃止されないのは様々な理由がある。
まず、体を鍛える目的。同じ体を動かすのあれば、できれば身を守るための技術を基にしておきたい、
という考え方である。
二番目が自信をつける目的。どれほど訓練を積んでも実戦での経験に勝るものはない。
特に恐怖心や「キレる」状態など精神的なものは、訓練だけではいかんともしがたい。
比較的安全な格技で擬似的な実戦を積ませる意味合いがある。
三番目が実際に必要とする部隊があるため。レインジャー部隊や空挺部隊のように近接戦闘になる可能性が
高い部隊は格技が(比較的)重要になる。
163 :
羅漢:04/05/03 21:19 ID:???
(11)
格技自体がそれほど重要でないことは、隊の教育を受けてきた南部にもわかっている。
南部にしても重火器を構えている人間に対処するために日本刀を選ぶほど格闘バカではない。
しかし、自分がこれまで鍛え上げてきたものが軽視されていることに、
若干の寂しさを感じていた。
とはいえ、格技がいくら軽視されているといっても、鍛え練りこみ工夫を重ねている隊員がいることも
事実である。
レインジャー部隊や空挺部隊の連中は指導中はまったく気が抜けないほど
鍛え上げられていて、かつ真剣であるし、どの科にも格闘が好きな奴は多い。
南部自身も貪欲に知識や技術を取り込み、自分の中でブラッシュアップしていった。
その結果、レインジャー以外で南部に適う人間はほとんどいなかったし、
レインジャーでもよくて互角、悪くて形勢不利の場合がほとんどだった。
そんなわけで野郎所帯の隊では
「ケンカの強いやつは一目置かれる」
という単純な理由で南部は尊敬されていた。
それは正面戦闘がないから擬似戦闘で結果を出している奴を評価するしかないという自衛隊特有の
理由もあるのかもしれない。
なんにせよ、南部はその状況に十分に満足していた。
あの「転移」が発生するまでは。
164 :
羅漢:04/05/03 21:21 ID:???
(12)
「転移」については未だに何もわかっていないに等しい。
隊では未だに
「空自の偵察機乗りが亀の甲羅の上に乗った4頭の像が世界を支えているの見て発狂した」
「海自の護衛艦の哨戒員が15mのイカに喰われた」
という噂が真実味を帯びて囁かれている。
ちなみに南部の私的情報ルートによれば、実際のところは
偵察隊の何人かがカウンセリングを受けているのは本当だが、
衛星のサポートなしで未知の大陸の調査を超過密スケジュールで飛んでいるために、
隊員のストレスを懸念して念のため精神的ケアを受けさせていただけであるし、
15mのイカも実際は5mくらいで(それでも十分に大きいが)、小型ボートで艦に絡みついた
目標(イカ)を除去作業中に、足を滑らせた隊員の一人がボートから転落しただけである。
(当然すぐにボートに自力で這い上がっていて無事)
比較的この世界の情報収集量が多い隊内ですら、この調子である。
はっきりしているのは、日本が丸ごと異なる世界に来ていることだけだ。
165 :
羅漢:04/05/03 21:23 ID:???
(13)
「転移」後は政治的、経済的、社会的、さまざまな混乱があった。
南部自身はとりあえず「ふぁんたじー」な世界に来たのだという程度の認識だった。
(ただし彼の「ふぁんたじー」の認識は昔少しだけやったRPGゲーム程度である)
わからないことはとりあえず考えずに、目の前の仕事を片付けるというのが隊員の基本あったし、
第一その「目の前の仕事」は膨大だった。
教導隊は臨時に解散され、各部隊に臨時編入された。状況が状況だけに投入できる
人的資源は全て投入されたといっていい。とにかくどの部隊も人手が足りなかったのだ。
比較的規模は小さいとはいえ、ビル崩壊などの被害も出たため災害出動の要請が各都道府県から
一斉に出され、一般市民も暴動寸前のところまできたため政府は治安出動を決定していた。
この規模の任務を同時に行える余裕があるわけではないが、かといって拒否もできない。
隊内は部隊の再編成と治安出動や災害活動のためのスケジューリングでパンク寸前だった。
それでも(これは贔屓目かもしれないが)、南部の目から見ても自分のいる組織はよく動いたと思う。
もともと戦闘という非日常に対する訓練を続けていた分、適応が早かったのかもしれない。
『オレ自身はどうか?』
こちらも贔屓目かもしれないが、よく動いたと思う。南部の班は主に災害救助活動が主体であった。
教導隊での経験を生かして各隊員を指揮し、励まし、叱咤し、できる限りの最大効率で救助活動を進めた。
(南部は格闘バカではない。他の技能や管理能力も比較的優秀な部類に入っている。
格技教官を行っているのは、それがずば抜けて優秀であるのと当人の希望による)
誰も特に評価はしていなかったが(そもそもそんなことをする余裕のある人間は今の日本にはいない)、
南部の班の士気の高さは他の班に比べても際立っていた。
166 :
羅漢:04/05/03 21:25 ID:???
本日は以上でございます。
多謝。
乙です
続きが楽しみです
170 :
風:04/05/03 21:55 ID:???
「…はやくかえってこないかなぁ…あのやさしいお兄さんたち…」
風は、ささやかな祈りを運ぶ。或る村に駐屯した一部隊の礼儀正しさと献身は、その住人に良識の有る
軍事組織が有る事を知らしめた。道路整備に、援農。四則計算の普及、互助組織の作り方、動植物の毒の
利用方法、衛生概念…。彼らが遠くへ去っても、彼らの伝えた知識と共に過ごした思い出は、残った。
『きっとまた…すぐにあえるよね? かえってくるよね! みんな、元気で! 』
子供達が兵士に無邪気な顔で言う。兵士達の任務は…残置。殿軍としての友軍の支援だ。必ず生還する
保証など無い。約束は軽々しく、出来ない。それでも兵士達は微笑み、心の底から言ったのだ。
『ああ、きっと逢えるさ。君達が信じていてくれればね。必ず、還って来るよ。必ずだ! 』
今日も子供達は、小高い丘で深緑色の鉄で出来た車に乗った者達の帰還を待つ。日に焼けた顔と真っ白
な歯が眩しい、斑模様の服を着た清々しい男達の姿を、待っている。
鯱は海豚より賢いと思うよ。
憲法が改正されるというが自衛隊はいよいよ日本国防軍となるのか?
ネリュントスの方は微調整があるのでまた今度
例によってダークな短編です。
雪・・・雪が降っていた。
<・・・皆さんおはようございます。本日の天候は雪。2月26日午前10時現在、首都圏各地の交通網は・・・>
ラジオから気象予報士の声が流れる。
エンジンの放つ振動が小気味よく車体を震わせている。
「とうとう、ですね」
助手席の男が口を開いた。
胸ポケットが膨れている。
いや、その形からして、何かの塊が服の下にあるようだ。
「本当に、いいのか?」
運転席で目を閉じていた男が言う。
その表情は苦悶に満ちており、事情を知らぬものが見れば病人と間違えるほどその表情は歪んでいた。
「自分は覚悟はできております」
「アリマス口調は直せといっただろうが」
助手席の男の言葉に苦笑しつつ、運転席の男は答えた。
目を開き、周囲を見る。
「笠間ぁー!車からでてこいーー!!」
「鬼!悪魔ぁぁ!!」
「よくも恥ずかしげも無く当選できたな貴様ぁ!!」
思わず怯えてしまうほどの恐ろしい表情をした男女が、彼らの車を囲んでいた。
いや、正確に表現するならば、彼らの車も取り囲まれていた、となる。
しかし、男女の叫んでいる先は彼らではない。
群集の怒りの矛先は、数メートル先で立ち往生している高級車の中であった。
笠間直人衆議院議員。
ネリュントス攻略作戦の一件で有名になった議員である。
自分の娘を救うために在日米軍を口八丁手八丁で動かし、そしてその責任を満足に取ろうともせずに逃れ続け、一度は辞任したものの、党の力で再選した人物である。
「さて、行くか」
運転席の男がエンジンを切り、ドアロックを解除する。
「最後まで、お供させていただきます」
助手席の男もドアロックを解除し、そして二人は車外へと降り立った。
周囲はドアを開けることも困難なほどの群集に満たされており、雪が降るほどの気温にもかかわらず暖かかった。
二人は群衆の中を器用にすり抜けつつ、目標へと向かっていく。
彼らの向かう先には、この群集のリーダーである戦没自衛官遺族会会長がいた。
「でてこいよぉ!笠間ぁ!!」
頑丈に作られている高級車のウィンドーを叩きつつ、遺族会会長が叫ぶ。
彼は、息子と娘両方が自衛官として戦地に赴き、そしてその両方が殉職したという経歴の持ち主であった。
悲しい事に、遺族会を束ねる立場の人間として問題のない事情を持っている。
「おらぁ!人殺しの家族とは口きけぇってか!!あ!?」
「何が面白いんだよてめぇ!!!」
後ろから荒っぽい声が聞こえる。
見ると、旭日旗によく似た腕章をつけた赤日新聞の記者が、商売道具であるカメラを取り上げられ、遺族たちに殴られていた。
いつもならば誰もが心の中で待ち望み、そして現実と法律のお陰で実現しない光景である。
しかしこの日、笠間の当選で殺気立っている遺族たちの前には、法律など通用しなかった。
あちこちで報道陣が襲われ、放送機材が破壊され、記者たちがリンチを受けていた。
その大半が女性や高齢者であるため、機動隊員たちは遠巻きに解散を呼びかける事しかできない。
鎮圧しようとし、万が一骨折でもしようものなら大変な事になるからだ。
「でてこいよぉ笠間ぁあっぁああああああ!!!」
怒りが限界を超えたらしい会長は、口から泡を吹き出しつつ窓へと飛び掛った。
だが、ぶつかる直前、二本のたくましい腕が彼のことを掴んだ。
先ほどの二人組みであった。
「車から離れてください」
「なんだてめぇ!笠間の一味・・・か・・・」
怒りに表情を歪ませて、今度は二人へと飛びかかろうとしていた会長だが、突きつけられた二丁の拳銃に最後まで言葉を発する事ができない。
「け、拳銃よぉぉぉ!!」
その光景を見た主婦が叫び、そして群集は更なる興奮へと包まれた。
「ど、どうするつもりだそんなもの」
周囲の群衆が散らばっていく中、会長は持てるだけの勇気を動員して二人を睨みつけていた。
腕を掴まれている以上逃げる事はできない。
おまけに相手は二人。そのどちらもが拳銃を持っている。
と、二人とも掴んでいた腕を離した。
「あとは」「自分たちが」
呆気に取られる会長を尻目に、二人は車の方へと向き直ると、訓練を受けたもののみにできる無駄のない素早い動作で拳銃を構えた。
そして、同じく呆気に取られている車内の笠間へ向け、射撃を開始した。
PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!
防弾加工を施されている窓に次々と銃弾が命中し、それをヒビだらけにし、そして砕き、車内を目茶目茶にした。
笠間の頭が、胴体が、腕が、次々と打ち砕かれ、飛び散り、車内へとへばりつく。
死亡を確認した二人は、満足そうな表情を浮かべると、お互いの頭部へと拳銃を向けた。
『PAM!』
後の調査により、この事件の犯人は退役した自衛官である事がわかった。
二人はネリュントス攻略作戦に参加し、そして精神に重度の障害を負って退役している。
その後の経歴は悲惨を極めている。
まず、今回の事件を画策した加藤道夫元陸士長は、退役後精神病院に入院する。
無数の死体に囲まれる悪夢を繰り返し見る事により、昼夜を問わず幻覚を見るようになった事が原因と見られている。
当時の笠間議員による『人殺し』発言の影響により、父親は解雇(後に裁判により会社とは和解)、母親は市民団体による抗議デモが原因で重度の精神病に冒される。
21歳だった妹は一方的に婚約を破棄され、そのショックにより自殺。
彼の家族は、笠間によって殺されたのである。
加藤に共感し、今回の事件に参加したのは吉田美津夫元一等陸士。
彼の家族はさらに悲惨さを極めている。
まず、市民団体による連日連夜の抗議デモにより、彼の両親は心中を行う。
さらに、押し寄せたデモ隊に暴行を加えられ、彼の祖父は意識不明の重態となり、後に死去。
精神病院から一時退院を許された彼が見たのは、祖父・両親が急遽入居した墓と、市民団体により荒らされた自宅であった。
その後、彼の消息は事件直前まで不明となっている。
自衛隊関係者にとってまさしく悪夢となったこの事件だが、二人のやった事はテロであり、警視庁は『情状を酌量する余地はある』としつつも、二人を殺人罪で起訴、被疑者死亡により書類送検とした。
二人が事件直前まで暮らしていたアパートからは、以下のような声明文が発見されている。
そこから読み取る事ができる彼らの絶望は計り知れない。
だが、彼らの行った事はテロリズムであり、それは法治国家として許される事では決してない。
事態の再発防止に向け、関係各省庁に働きかけていくと同時に、現在もなお苦しみ続けている同僚たちのため、我々は行動しなければならないだろう。
斉藤三弥陸将補
『今回の事件は我々が単独で起こしたものであり、自衛隊とは関係がない。経歴を調べればわかるが、我々はこうせざるを得ない状況下にあり、そしてそこへ追い込んだのは、ありふれた表現であるが“社会”である。
我々は、ただ、悔しかったのだ。
命を賭け、国民を救うためにあの地獄に赴き、そして多くの犠牲を払いつつも任務を遂行したのにもかかわらず、それを悪行のように責め立てられ、罵倒され、そして家族を殺されたことが悔しかったのである。
我々は、これから行う事がテロリズムであると理解して行動する。
理解されたいとは思わない、同情してほしいとも思わない。
我々は、ただ行動する。
これは、我々なりの家族への弔いである。
願わくば、我々の後に続くものが出ない事を。
最後になるが、笠間議員の娘さんには大変申し訳ないと思っている。
が、これは彼の行った非道に対する報いであり、できれば自衛官ではなく、我々のみを呪ってもらいたい。
加藤道夫・吉田美津夫』
現実でこのような悲惨な事件が起こらないことを願いつつ黙祷・・・。
泣いた・・・・・・
と、いうわけでダークな短編でした。
ネリュントスは終末までには終わらせたいと思いつつみなさまおやすみなさい
乙です。真面目に見ているこっちが泣けてきます・・・。
物語は唐突に氏乙でした
そしてやりきれなさに泣けました
やりきれない物を感じますが、
俺はこんなダーク?展開は好きです
ダークにするにも、ここまで徹底するとかえって爽快だな。
アレだ、露助の怪しい拳銃だ。9mm徹甲弾撃つやつ。
>>188 日本製の防弾ガラスだと結構弱いらしいよ。実弾で耐久試験出来ないから。
>>188 至近距離から何発も喰らったら、並みの防弾ガラス(NIJ IIクラス)ならそのうち機能
しなくなります。NIJ IIIレベルでもちと怪しい。特に近接した位置に着弾した場合には、
本来の耐弾性能を発揮できない可能性が高くなります。
元自ってことは9mm paraですかね。それでもやっぱり上のようなことがいえます。
もっとも、最近のまともな防弾ガラスは合成樹脂とガラスの積層で強度を得ているので
(ちょうど飛散防止処理されたガラスみたいに)、派手に飛び散るようなことはないかも
しれません。
# むしろ疑問は身辺警護のSPがいなかったことですが。
># むしろ疑問は身辺警護のSPがいなかったことですが。
そこで陰謀論ですよ。
SP見て見ぬ振り
そもそもSPって全議員についているものなのか?
笠間はムッソリーニみたいに遺族の手で吊るされるのかと想像していたが。
∧||∧
( ⌒ ヽ←笠間
∪ ノ
/∪∪\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 私は現実を無視. | _
| した左巻きです. | '´ ヽ.
|_________| !#ノ从 リ))〉←遺族
|l||` _ ´ノ||
ノ/_,i ∀,)i
/_し/ノ_ハ
し'_ノ
∧||∧
( ⌒ ヽ←笠間
∪ ノ
/∪∪\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| _
| 私は売国奴です. | '´ ヽ.
|_________| !#ノ从 リ))〉←遺族
|l||` _ ´ノ||
ノ/_,i ∀,)i
/_し/ノ_ハ
し'_ノ
おお、久しぶりです唐突に氏。ここのところ荒れ気味でしたので、ネタの投下に感謝です。
というわけで、キター(AA略)
200get
忌み番380getした香具師は懲罰大隊送り!!
>>181 ほうほう。じゃあお次は娘さんの番ですな(;´Д`)
ガイドラインがあるから無理か(´・ω・`)
これはどの時点での出来事なんだろう・・・
辺境での戦闘と時間列的にはどっちが先?
唐突に氏の市街戦が一番最初。
元1氏の話とCall氏の輸送戦記は同時進行。
今回の話は元1氏の話の後半〜後日談。
まあ個人的にはCall氏の輸送戦記には別ルートを辿って欲しい訳だが。
206 :
北海道在住佐藤:04/05/04 20:04 ID:7Ui2wt+C
笠間議員ほどのことをしでかしたら党から除名されるような気が?(一議員でどうやって在日米軍を動かしたんだ)
米軍にしても「左向き」の自分たちの行動まで妨害しかねないような「あほう」の口先によくも乗ったと思います。
作品中で娘のほうは随分と父親にたいし言いたいことがあるようですが、むしろここまで
しでかした父と娘の対面を見たかった。
ドドドドドドドドドドドド
(#゚д゚)___。 \从/ ==_ ̄ : ;:_Д゚;);"
>>206=北海道在住佐藤
| V【〔ロ=:(∈(二(@ ‐― ‐ ;".:∵つ;:∵つ
| | B ̄゛ /W'ヽ -_-_ ∴ :;∪∴∵
∧||∧
( ⌒ ヽ←北海道在住佐藤
∪ ノ
/∪∪\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|私は日本語の不自由| _
| なage馬鹿野郎です | '´ ヽ.
|_________| !#ノ从 リ))〉←スレ住人
|l||` _ ´ノ||
ノ/_,i ∀,)i
/_し/ノ_ハ
し'_ノ
sageろバカチン!
だけででいいだろうに…
いやいや、奴は聞き流し能力だけは某研にも匹敵する逸材ですよ?
>>206 ワイーロと口からでまかせってところでしょう。
何せ、米軍はそうとう切羽詰ってましたから。(浮き草状態なんだから当然だが)
>>206 このままだとあんたのコテが罵り文句になるよ。
>>213 創竜伝の考察はもう結構。デムパの浴びすぎで頭が痛くなった。
>>206 メール欄に、半角英数で”sage”と入れてから書き込みボタンを押しましょう。
>>216 いや、「田中芳樹を撃つ!」にも北海道在住佐藤が粘着してるって事だろ。
5565 蒼野さんへ 北海道在住佐藤 2004/04/18 22:17
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p8202-ipad11sapodoori.hokkaido.ocn.ne.jp
どーも。週間「輸送戦記;です。
アク禁で投稿が遅れましたが、今から投下します。
25回目の投稿
輸送戦記? 92
途中の妨害もなく、僕たちは無事に修道院に到着した。
既に先発していた部隊が色々手を加えているのが丸分かりで、その中でも1番よくわかるのは…
「正門にかかる橋の前に作られた陣地」
だったりする。
ここはそれなりの大きさの修道院で、なぜか堀まで掘ってある。で、正面正門にかかっている橋は石
橋になっているから1番攻撃されやすいのは正面になる。そこに臨時に作られた出丸だから…どーみ
てもアレみたいだ。名前を聞いて納得。何せ「真田丸」と命名されていた。
本来ならここもさっさと放棄して避難させたい所だけど、王国及び教会本部の要請&修道士たちの避
難拒否によってこうなり、あるのなら使うしかないとゆー事で今の状態になったらしい。
政治的な縛りが色々入りまくっているが大丈夫なんだろうか。本当に心配になってきたぞ。
その代わり修道士は協力的だし、敷地に迫撃砲の準備+射撃評定済みはあるし、短期間の篭城で済む
ように手配がしてあるから大丈夫らしい。井戸があるから水も問題ないからまぁいいか。
到着したらさっさと積み下ろし。燃料弾薬食料に、謎の精密機械が入った箱を下ろしているといきな
り一緒についてきた技官の人に指名された。
「草壁君だね」
「はい、何でしょう?」
「この精密機械だが君専用だそうです。だから今から据付と調整を行うから持ってきてください」
「はい。それにしても何なんでしょうか?何も聞いていませんが」
「見てからのお楽しみですよ」
なんだ?
93
右を見ると右を向く。左を見ると左を向く。上も下も同じく。妙なヘルメットをかぶった僕が向いた
方向にカメラも向く。何だこりゃ?
修道院の鐘楼で、さっそく「精密機器」の据付とテストを行っている。
自由に方向を変えられるカメラ。カメラに映っている物を確認するモニター。そして向いている方向
を読み取るセンサーつきのヘルメットをかぶった僕の3つ。この3つで1つのシステムだそうだ。
名前は「試製監視システム1型」。広角監視を行う部分(ここでは僕)が目標を探し、カメラで精密
観測&撮影をするというもの。なんだか「狙撃手と観測員」「対戦車ヘリの砲手と機銃」「近距離対
空ミサイルの本体と射撃手」みたいと感想を言ったらシステムを流用しているそうだ。ならば今回は
カメラだけど将来は銃がセットなのかな?
それはともかく自分の頭の動きがそのままカメラの動きになる「マスタースレイヴ式」を採用して
いるのでうっかりすると細かい振動が出そうだが、そこらへんはキャンセルする機構が働くそうだ。
「これの目標は何なんですか?」
空を飛んでいる鳶を追いかけながら聞いてみる。
「ああ、敵の指揮官を撮影するんだよ。こっちにも鳶はいるんだねぇ」
「どのレベルの指揮官なんです?」
「リストを作るから偉そうな奴を全部」
思わず顔を下に向けてしまう。
「えらい数になるんですけど」
「撮影時にこっちでも指定するから大丈夫…とこれで良し」
試運転が終わったらしい。
「一旦終わらせるよ」
「ちょっと待って下さい。向こうから騎兵が来ます。練習してみます?」
「丁度いいな。向いてみて…よーし一発で合わせるとは草壁君、君は素人じゃないね?」
「ありがとーございます」
94
向こうからやってきた騎兵の群れは…クラウスちゃんたちだ。うーん、凛々しいな。
それにしてもこの機械は便利かも。今までは私が方向を大雑把に指示する事しかできなかったけど、
これにより「僕が見ているもの」を即座に他の人も見ることができるようになる。
カメラを銃につけかえれば照準が楽になる。便利だけど、今の所はまだ試作品。便利でも面倒だった
り高かったりしてお蔵入りになるかもしれないな。さてどうなることやら。
とりあえず馬に乗ったクラウスちゃんの姿を撮影。
その後も試験撮影を進めた。
対象は野外訓練を始めたA隊の連中。B隊は雑用をやらされているようだ。
そのA隊の動きを追う。
どうやって動く。合図。陣形。行動パターン。癖。その他…行動の全てを撮影した。
「あのー今撮影しているデータも使うわけですよね。A隊の奴」
「そうだよ。基本的に帝國の騎兵戦術も似通ったものらしいからね」
「ははぁ。似ているのなら味方をアグレッサー代わりにしてみよーというわけですな」
「正解」
技官はそう答えたが、僕はそれだけではないのではないかと考えた。
技官の人の話によると、このデータはそのまま持ち帰って戦力分析に使い、錬度の参考にしたり、対
騎兵戦術を考えたりに使うと答えた。
戦術が似通っているのなら、それはそのまま対王国にも使用できる事でもある。
何かの事情で王国と戦う事になった場合にもこのデータは使える。今まであがっているだろう王国軍
に関するレポートに、映像情報まで加わったら精度は上昇する。その為には王国の部隊を丸々管理
下におき、彼らの全てを知り尽くす。味方であっても情報活動は控えないという例だ。
情報戦争の一端ってところか。
95
そうこうしているうちにA隊が修道院内に戻ってきた。
そうして今度は個人戦闘の練習に入った。
アスの野郎はどこかな〜とさがしていると、いた。白兵戦の練習をしている。
アスの動きを見る。奴の間合い、歩幅、リーチ、反応速度、資格、癖、得意技…全てを記憶する。
いつ使う事になるかはわからないが、情報はあって困るもんじゃない。
そうして観察しているうちに気がついた。なんだか動きが鈍くないか?
ちょうど鐘楼に上がってきた陸自の隊員に感想を聞いてみた。
「アスたちですけど、動きが変じゃないですか?思ったより鈍いし」
「…確かに変だ。1週間前よりも動きが鈍くなったように見える」
「1週間前?」
「ああ。練習を見学したんだが、その時よりも鈍くなっている」
1週間前より鈍くなった動き。もしかして…麻薬の影響が出ている?
一時的に運動能力は確かにあがるものがあるが、代償に体力が落ちる。当然麻薬を部隊で吸っている。
どんどん量が増えると体力の減りも大きくなるはず。
これは本格的にまずいな。だけど上はなぜ放置しているのだろう?
ありえるのは、自衛隊がそれを知らない。王国側が伏せている。の2つがあるが、さらにヤバイ予想
もできる。それは…
麻薬使用者の観察対象になっているから。後は王国から依頼があったからか。どちらにしてもロク
な理由じゃないな。
今回は以上です。
乙です
予告通り投下します。
残念ながら今回も短いのだが。
0300より投下開始。
名無し戦記(仮)
6-1
部屋まで案内してくれたのは、沿岸警備水軍ツシマ砦の提督だった。彼が言うには、
中央からの官吏がやってくるまで、もうしばらく待って欲しいという。現在いる島のさら
に向うにある、本国の首都から来るということだが、およそ600マイルは離れているらしい。
ナイジェル達の常識に従えば、600マイルを移動するにはどう頑張っても五日以上は掛か
る。しかし提督の言葉を信じるならば、日が暮れる前にはやってくるという。
信じ難い話ではあったが、空を飛ぶあの物体の事を思い出したナイジェルは、黙ってそ
れに頷いた。
ナイジェル達が通されたのは、対馬海上保安部の応接室だった。ごく普通のお役所の応
接室だが、彼らにとっては見慣れぬもので溢れていた。
「これはいったい何をするものだ?」
「この椅子に張られている革は、一体なんの革だ? このような色と手ざわりは初めてだ」
「こんなに透き通ったガラスがこんなにもふんだんに使われているとは、ここは王族の住
まいか?」
「それにしては内装が質素過ぎる気もするが?」
「ここは沿岸警備水軍の砦だといっていたはずだ。きっとこれくらいは、ここでは当たり
前の物なのだ」
「この黒い飲物は、もしかして珈琲か?」
遣ホーライ使節団の随員として宰相府より送られてきた官僚たちは、早速応接室を値踏
みしている。ナイジェルもそれに加わりたいが、ぐっと堪えて皆を注意する。
「我らは連合王国の使節として、国益を損ねぬことを期待されている。交渉も始まらぬ内
から浮ついてどうする」
随員達はばつの悪そうな顔をして居住まいを正す。
常識や面子に凝り固まりがちな上級官吏を避けたのはナイジェル自身だったが、さすが
に皆若すぎたかとナイジェルが思っていたところに、提督ともう一人の男がやってきた。
名無し戦記(仮)
6-2
提督と共にやってきた男は外交専門の官吏だった。
互いに儀礼的な挨拶を名乗りを交わすと、軽い緊張を孕んだ沈黙が場を支配する。互い
に相手のことを全く知らないのだ。にもかかわらず、自分達にとって有利な取り決めを相
手と結ばねばならない。
ナイジェルには、ニホンジンと称する見慣れぬ風貌の者達が、突然現れた自分達にどう
対応していいか扱いかねているのがよく判った。つまり彼らは自分達の身に何が起ったの
か、まだ理解していないという事だ。先程現れた外交官に至っては、外交上の弱みを隠し
ていることも判った。それがなんなのか解れば、国交交渉はかなり有利に勧められる。
ただしナイジェル達にも弱みはある。突如現れた者達の武威をあてにせねばならないほ
ど追い詰められているわけではなかったが、彼らの武力に期待を寄せているのも事実だった。
先に沈黙を破ったのはニホンジンの方だった。
「いつまでもこうしていても、らちが開きませんね。
正直に言いましょう。私達は何が起っているのか把握していません。もしあなたがたが
そのあたりの事情をご存じであれば、ぜひお訊かせ願いたいのだが」
ナイジェルは慎重に相手の表情と言葉を吟味する。
ニホンジンは嘘は言っていない。しかし知らないということを告白することは、外交上
大きな損失だ。そしてニホンジンはその事を承知した上で告白し、なおかつ余裕がある。
ナイジェルの得た感触はそんなところだ。これが当っているとしたら、ニホンジンはこ
の外交的損失を挽回できるだけの何かを持っていると判断できる。
その何かが軍事力であろうことは明白だ。
名無し戦記(仮)
6-3
ナイジェル達の乗ってきたエステ号が、彼らの持つ最強の軍船というわけではなかった。
しかし最強の船を持ってきたところで、それは量的拡大であり、質的には大差ない。
対してニホンジンが使っていたジュンシテイには、彼らの軍船とは全く違う質的な差違
を感じた。その差違は、既に滅亡した西方諸国と帝国の質的差と同じようなものだ。何か
が噛み合わず、結果は一方的なものになる。
ジュンシテイだけではない。ニホンジンは空を飛ぶ機械も持っている。ナイジェル達に
も空を飛ぶ乗り物がないわけではなかったが、ニホンジンの物に比べると、それは飛ぶと
いうより宙に浮くだけのものでしかなかった。
恐らくニホンジンは、エステ号から互いの格差を推測し、少なくとも軍事的には優位で
あると判断したのだろう。
そしてその推測はナイジェルの判断と一致する。
ナイジェルはしばし逡巡する。普通の交渉事なら、相手の無知につけ込むべだ。しかし、
交渉相手が騙されていたことに気付いた時どうなるか?
自身と同等以上の力を持つ相手を騙すのは、長期的に見て得策ではない。それにこれま
でのニホンジンの対応からすると、彼らは充分に文明国であるらしい。少なくとも、何が
しかの理由がなければ、いきなり戦争をふっかけるような真似はしないように思えた。
ナイジェルは慎重に言葉を選びながら、なぜ自分達がやってきたのかを話し始めた。
投下終了。
この続きは可及的速やかに投下したいと考えていますが、いつになるかは判りません。
多分国交交渉に関する辺りは、端折ります。
>>231 乙です。毎度楽しみにしているので頑張って下さい。
>>231 乙です。
珈琲や宙を浮く乗り物(気球?)のあるF世界が目新しく感じられます。
(´-`).。oO(やっぱり連合王国のメシは朝食除いて不味いのかなぁ)
(´-`).。oO(むしろ紅茶が切れるとフーリガンになって暴れます)
>ここは王族の住まいか?
摩天楼には驚くが皇居の凄さが解らないF世界人とかいそうだ。
自動車を見て「鉄のいのししだ!」とかな
国交交渉の所が個人的には一番楽しい。
じゅんさぁつ! (巡察) 当スレ第23章目、異常なぁし! 次回巡察予定、未定っ!
>>236 新宿、汐留、六本木あたりみてそんなことを言いそうではあるが。
>>238 イノシシがいればね。いなければ、向こう側でそれっぽい動物を当てるでしょうが。
F世界ってどんなゲテモノ料理があるのだろう?
未開の地って結構エグイ物食ってたりするよな。芋虫とか。アリとか。
(食料自給率低そうだし。栄養とかも片寄りそうだから色々食ってそうだ)
まあ、リザードマンとかオークとかは当然か?
>>242 雑穀がゆくらいしか思い浮かばないわけだが。
生の魚を切っただけで喰らう日本人て、なんてゲテモノ食いなんだろうね。
# 寄生虫もいるから衛生的じゃないしねえ(w
日本人は魚に限らず何でも切ってショーユなる腐った豆と麦からなる一種のソースをかけただけで
喰ってしまう立派なイカモノ食いですよ?
#淡水魚は止めて置きましょう。
>>245 チーズやらヨーグルトなんかも牛乳の腐ったものと言えなくも無いわけだが。
糞まみれのドブに棲むザリガニ、カタツムリを食うフランス人。
>>246 そりゃ腐敗と発酵の区別は人間に有用かどうかだから当然だw
塩田の塩は「海水を混ぜた泥水を乾かした時に出る粉」
とある英国製ファンタジー世界ではオークの御馳走が「エルフのハラワタ料理(ノームの血ソース)」だったりする。
主にエルフ及びノームとの大規模な戦闘後の宴会で供せられるらしい。
253 :
風:04/05/05 15:18 ID:???
>>170 村に雷雲が訪れる。『彼ら』の去った後に、『領主』と名乗る者の軍勢が駐屯したのだった。
規律、礼節、統率…全てが、『彼ら』を知ってしまった村人にとっては『野蛮人』以下の存在
だった。欲しければ奪う。それが軍勢の唯一の律法だった。そして村人の顔から、笑顔が消えた。
「あの人達さえ…帰って来てくれれば…」
娘を傷物にされた。収穫を根こそぎ奪われた。乳を出す家畜も食われた。折角『彼ら』が整備
してくれた給水施設も破壊された。糞尿はそこらに垂れ流し。気に入らなければ暴力を奮う。
風は、再び巡り来る。ついに子供達が『彼ら』の車両の来訪を息せき切って伝えて来たのだ。
『斥侯』に訪れた隊員は、村長を『中隊長』に引き合わせた。村長は全てを話した。『彼ら』は
軍隊だ。命令が無いと、何も出来ない。しかし、ある若い隊員が微笑みながら発言した。
『ここはまだ、戦闘区域に指定されています。そして、この村に、『同盟軍』が来るとは
本隊からは聞いて居りません。…『事故』扱いで処理しましょう。そして…『同盟軍』
の目撃者は『誰も居ない』。…中隊長。この村はまだ、我々の『バンダレ』です』
バンダレ。隊内用語で自分達の部隊の管理区域を指す言葉だった。『中隊長』は深く頷いた。
この惨状は、文明人、いや、優しき漢達の集団にはとても許せぬ光景であった。『領主の軍勢』
にとって不幸な事は…『彼ら』からまだ『血の気』が抜けて居なかった事だった。『中隊長』は
村長に言った。全ての『村人』を、村はずれの小高い丘に4時間後までに避難させるように、と。
風が、暗雲を吹き払う。
風も鮫を見ることあんの?
ヴェトコンを匿ってる村を米軍が攻撃するようなシーンしか浮かばねぇ…
逆七人の侍?ちょっと違うか・・・
座頭市も違う・・・
合成っぽければ合成っぽい程日本の食品を珍重するF世界。
天然っぽければ天然っぽい程F世界の食品を珍重する日本。
(嗜好品の需要が出るほど状況が落ち着いたら)貿易ウマー。
>>259 ジャンクフードが宮廷の豪華料理という恐ろしい光景がありそうな。
261 :
風:04/05/05 18:55 ID:???
>>253 一陣の風が、嵐の到来を告げる。村民が固唾を飲んで見守る中、状況報告が無線で流れて来る。
「第四分隊、地雷埋設完了! 各分隊、所定の行動を全て終了! 」
CPの通信陸曹が押し殺した声で報告する。約束の4時間が経過し、村民の点呼報告も終了した。
村の共有財産の損害を最小限に、そして家屋等の損壊も厳禁。施設器材中隊には少々荷の重い条件
では有ったが、そこは『戦闘施設』部隊、普通科の先陣や殿軍を自認する男達を怯ませるまでには
至らなかった。『地雷』は大量に有る。…『元の世界の条約』で破棄を命じられたとは言え、備蓄を
全部破棄するまでには時間を要した。転移した日本国にとってそれが吉と為ったのである。
「…状況開始! 」
「サツキ、サツキ、こちら00、疾風怒濤、疾風怒濤、送れ! 」
通信陸曹が各分隊の無線系全てに呼びかける。展開した全無線系から連絡が続け様にCPに入る。
『01了解、送れ』『02監視良好、送れ』『03馬匹異常無し、送れ』『04投射兵器破壊完了、送れ』
『05敵出現まで待機、送れ』
01。中隊一の小銃射手が、指揮官を狙撃する事から作戦は動き出すのだ。第一、第二、第三分隊で
狩りの『勢子』を務め、第四分隊が展開した地雷原に追い込む。身動きが取れなく為った敵に対し、
第四分隊が殲滅の仕上げをする。指揮系統を先ず始めに奪う事が、作戦の成否を分かつのだ。第一、
第二、第三分隊は各種施設器材、バケットローダーや三トン半、ドーザー等を使い一斉に突入する。
夜風が、銃声を運ぶ。嵐が、静かに眠る村に吹き荒れる。
>>260 ああ…藤田田【追悼】
会長御存命なればF世界の街々にマク○ナルドが立ち並んでいたかも。
牛(とは限らない)肉の供給が大変そうだが。
そろそろ北海道在住佐藤が来るか?
264 :
風:04/05/05 20:07 ID:???
海を渡る時、鮫は見るよ。さてと、>91に噛み付くかねっと。味付けは読者任せが良いんだよ。
くどい化学調味料的味付けが好みの人間もいれば、あっさり風味が好みの人間も居るだろう。
SS作者と云う存在は、読者に想像力を喚起させる書き方をするのが至高だと私は思ってるのよ。
想像力こそが、最大の調味料さね。梅干見せて唾を出させる一例を、知らないとは言わせない。
>>264 そこで以前の箸と茶碗の例えが出てくるんじゃないかと。
266 :
風:04/05/05 20:14 ID:???
…なんて言うかその…手取り足取りの文章ばかり読んでると、それが当たり前になってしまうんじゃないかな?
『行間を読む』と云うやりかたは、多分小、中、高等学校の先生はまず、あんまり教えてくれないだろうから。
理解出来るかな? これで?
まあ設定が命の作品だと手取り足取りの文章にしておかないと無用の突っ込みも入るでしょうから。
268 :
風:04/05/05 20:20 ID:???
大人で、法律とかに触れたり学んだり、禁止事項の網の目を破る算段を考えたりすると、
解るようになるかもね? 禁止事項に触れていても、実はOK要項の条文だったりするから。
じゃ、ここ、通りますよ…。さよなら。
269 :
風:04/05/05 20:22 ID:???
あと。まあ、毎回来ることは出来ないけど、また覗きには来るから。
突っ込み入れる側にしてみれば、作品を常に否定的に見てる訳だから、
親切丁寧に説明を入れたとしても、そこにつっこみを入れられかねない。
ある程度行間表現を作っといて、突っ込み入れられた時の逃げ道を作っとくのも良いかと。
>>268 憲法9条の解釈と同じですね。>禁止事項に触れていても、実はOK要項の条文
だからさっさと改正しろと小1時間…。
謎を残しておいて読者を惹きつけこれから説明しようと思っていたのに突っ込みいれられまくった挙句嫌になって止める書き手もおらんとは限らないしな。
突っ込みいれる方も程ほどにな、という話。 詳細な設定ないと突っ込むぞと脅されているようなもんだった、これまでの過去スレの流れ見ているとね。
あと、これからの展開を予想したり自分の希望を書いたりして書き手が考えていたネタを事前にネタばらし(予知)してしまわないようにも注意。
273 :
風:04/05/05 20:29 ID:???
作中で後付けで世界観を詰めて行く方法が、良いのかも知れないね。
しかし方法論が山ほどあるから、正しい方法なんてないんだけれど。
書き始める前に、突っ込みを入れられそうな穴をワザと作っておくのも良いと思うよ。
突っ込む人はそれだけ作品と背景にのめりこんでくれていると思うから。
突っ込みだけじゃなくて対案とかこじつけがあると良いんだけどね。
それこそガイドラインにあるように「空想科学読本」より「すごい科学で守ります」の路線で。
…ってこの例が軍板でどれだけ理解されているのかちょっと疑問…
275 :
風:04/05/05 20:36 ID:???
ああ、軍板では突っ込み分野がほぼ『解っているので』軍板の住人の模擬応答ならシミュレート可能だけど、
私の思っている『規格外』の人も居るので、世の中は面白い。突っ込む所が目に付かないし相手に応えられる
から思わぬ『突っ込み紛い』で興を削がれたり、ね?
突っ込みというより既に叩きや煽りになっているのもあるのはどうかと。
「突っ込みいれる人も節度と口調を」をガイドラインに盛り込んではどうか。
>274
ファンタジーを軍事的、科学的、合理的に考察するのも「空想科学読本」的な「こう考えると笑える」な突っ込みのはずだったんですけど…
考察しているうちに笑い、ネタが目的じゃなくて「合理的じゃない、現実的じゃないからありえない」な否定意見になってしまうのは何故なんでしょうね?
277 :
風:04/05/05 20:39 ID:???
好き勝手いっちゃったけれど、許して、ね? じゃ、ここ通りますんで…。
>275
自衛隊の装備とか?こればっかりは知識がないと・・・
軍板住人ならそれくらいって奴か。
軍板は資料分析を以て旨とする。ミスなどプライドが許さないんだよ。
いっそ小説の書き方サイトも参考資料に張るべきかな?
>>276 >笑い、ネタが目的じゃなくて「合理的じゃない、現実的じゃないからありえない」な否定意見に
いや、「空想科学読本」がそもそもこの道を辿ったかと……
前に嫌みったらしく小説の書き方サイトのリンク貼って、それを諌められたら切れてた奴いたな。
確か、そのスレの前スレが新参の職人が大量にあらわれて、作品の内容よりssの質に話題が移っていった。
で、新スレが出来た時点でテンプレに割り込んでリンクを貼り、住人に諌められた。
そしたら「駄作は鼻に付く。内容が大事かも知れないが、そんな事より文法の善し悪しが気になる奴もいる!!」と切れてた。
なんつーか、時々「否定するために議論考察している」人がいる気がしてならないです。
例:
天使は骨格上飛べないのでありえない
↓
じゃああの骨格で飛べるよう考察しよう
↓
筋肉と翼で飛べないならば魔法で…
↓
ほほう、どのような魔法の仕組みで?
↓
これこれこういう…
↓
設定厨ウゼェ!!(この時点で議論破綻・考察強制停止)
やっぱり軍事だけじゃなくてファンタジーにも理解持って欲しいです。
ほほうの後はネタだろ?
そこはノリツッコミしなきゃ。
>>276 軍事板住人の性というものですな。それは。>合理的
それだけに魔法や形態の変化のメカニズムなども、
ある程度合理性のある理由なくしては納得できないわけで。
>281
魔術師は小説の書き方知らないので違うでしょう。
奴は文法の書きかたしてから下手ですし、善し悪しなんて気にしちゃいない。
286 :
風:04/05/05 20:54 ID:???
だから、書き手の「引き出し」の量と質の充実が常に求められているのが、このスレのキモなんだ。
緊張感で気を抜けないのが、作者にとってのレベルアップを促してくれると私は個人的には思うんだ。
>>282 ウリは生粋の軍板住人だけどw
ファンタジーな部分の設定は「まぁそういう物なんだろう」って適当に納得してるが。
ファンタジーなんてわかんねぇYO!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
まあある程度F世界も定量化されていないと自衛隊とぶつけられませんし。
>285
読むのと書くのは違うでしょう。
>284
でも合理的に考えた(と少なくもも考えた本人は思っている)考察まで、別に「これが絶対」というわけでもなく考察案に過ぎないのに設定厨呼ばわりして否定してしまうのはいかがなものかと。
それにそこまで言うんならば軍板住人基準で合理的に魔法の仕組みについて考察なり対案なり出して欲しいものです。
「こういう基準を満たせば合理的と認めてやる」な要求ばかり出すのではなくて。 そういう軍板住人の視点からの魔法考察も見て見たいし。
でも小官殿みたく「精神力で何とかなる」的なのは全然合理的でないどころか説明になって無いのでご遠慮いただきたく…
291 :
風:04/05/05 20:59 ID:???
私の所感だけど、スレ住人に「異なる分野への興味」を喚起せしめる事も、SS作家にとっての醍醐味なんだな。
やっぱり何か知識を得たいと思う動機の一旦を自分の文章が担ったと思うと、嬉しいんだ。だから、書き続けるのもあるんだ。
292 :
風:04/05/05 21:02 ID:???
と、海産物でも見てくるとするか! 匂いもすぐ上からしてきたし、ね。通過オーライっ!
>>290 そりゃ責任の単なる転嫁でしょうに……
それに「精神力で何とかする」魔法体系なら「精神力で何とかなる」のも在りでしょう。
まあ、書き方の問題だろうなあ。
ネタっぽく表現しながら、それでいて考察モノとか。
好意的に取ってもらえる様に提起する側も考えなきゃな。2chなんだし。
>>290 自分としては、帳尻が合ってればそれでいいです。
以前の丼メシネタみたいに。
>291
「魔術士」は
>「異なる分野への興味」を喚起
させられたのでSS書きになりたかったのです。
>293
それはそういう設定の時だけであり、汎用的に魔法は精神で何とかなると豪語されても困ったのですよ…
鮫だ鮫だーよー♪
>296
まあ、魔法とかの設定は作者の采配って事になってるからな。
それを「設定厨」と突っ込まれるかどうかは作者の腕だろうし。
こればっかりは努力しないとな。
>>293 その場合、
”精神力とは何か。”という説明がほしいところ。
要は、”体力との相違点”についての説明がほしいということですが。
>300
それは同意。
でも、あまりそこを突っ込んでも、箸と茶わんになりかねない。
読む側もある程度の妥協が必要だと思う。
>>300 そりゃSS作者とそれを補強するスレ住人の仕事だろ。
鮫の話を…
>299
すいません、過去スレにて小官殿がそう申されたので…
「魔法など精神で撥ね返せ! 効かぬと思えば効かぬ!(だったかな?)」と言う事を…
「それじゃあ銃弾もRPGも精神力で避けれることになってしまいますが」と返したような気がしますが、
それに対する答えは「魔法など精神で(ry」
答えてない! 答えになって無いです!!
そういう設定になっているならともかく、ファンタジー作品全部の魔法が精神力で成り立っているわけじゃないんです!(w
>300
自分としてはさらに「何故精神力が物理エネルギーに変換されて魔法が成り立つのか」の説明も欲しいですけどね。
呪い殺す類の魔法で無い場合はですが。
>>304 銃弾やRPGは精神力で作動しているのか?
精神力がそのままエネルギーに変換されるのではなく何らかの引き金を引くだけとは考えられないか?
行間を読め、抜け道を探せ!!
>304
それこそ箸と茶わんの例えになっちまう。
>>305 実際は体力を消費するが、外見上は何か運動をしたわけでもなく、
ただ何か出しただけなのに疲れている→魔法は精神力が元になっていると勘違いされる。
つまらん話してるね
魔術で外界に解き放ったエネルギーの反作用を脳が受けるので脳細胞が壊死して精神力が元になっていると(ry
まあ、軍板住人の基準にそうように考察した魔法の仕組みやら理論やらを、「設定厨だ!」と決め付けてしまわないで下さいってことです。
議論が成り立ちませんし、強制的に止まってしまいます…
突っ込みいれる時はできれば対案もください。 住人のご厚意に甘える形になってしまいますが。
チッ空気まで厨臭くなってきたな
313 :
風:04/05/05 21:37 ID:???
入れ替えは風任せだね。
作者が設定した魔法に対案も糞もないような・・・
「そのような世界観を崩す対案は盛り込めません」で終わり。
その場合は普通にスルーすれば良いだろう。
下手に話しに乗るから、突っ込む側も粘着するんだろうに。
380の降臨マダー
日本刀スゲー
317 :
風:04/05/05 21:41 ID:???
どーでもいいや。バタフライ効果でも勉強してきてよ。
>317
なにそれ。チョウチョ?
__,
`゙^''''ミ"'!、
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│;;;;;;;;;;;;;;l゙. `゙'''彡丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙;| l";;;;;;;;;;;;;;;;;.!'、
這い寄る渾沌が海産物の臭いに惹かれてやってきたようです。
日本で初めて作られたカレーには、カエルが入ってたんだってさ。
321 :
風:04/05/05 21:48 ID:???
エーテル云々より解り易いからね。魔法の論理は軍板メイン住人にはどーでもいいわけで。
ならば解り易く行こうかって話しなんだ。お互い興味の無い話を得意げに語られても不幸なだけ。
まだ解ってない人いたんだね。もう7スレから16スレも経過してるのに。
新宿鮫ってかっこいいね
>314
SS作者ではなく議論考察のうえで「合理的な魔法ってこんなのはどうか」というのに対して設定厨決め付けは乱暴すぎる、と。
その時点ではまだ世界観を展開しているわけでも無いですし。
一度SSと世界観展開始めたら『余程ひどいので無い限り』は余計な突っ込みいれるのが無粋です、と。
324 :
風:04/05/05 21:53 ID:???
確かに。でも館ひろしのイメージと真田のイメージの2通りあるけど?
,〃´⌒ `i、
(,, ,,)
乂 m ,,ノ
l|l l|l
. Λ
へ<#д>へ エーテルガネエト
. ∋(W)∈ オレタチガトベネエジャ ネーカヨ!
⊂―⊃
南極の樽…じゃなくて海百合はお怒りのようです。
>>324 真田は映画、舘はNHKでしたっけ?
俺は真田が印象深いでつ
そんなことより鮫(ry
>>325 エーテル?今風に言うなら電場と磁場のことですか?
329 :
風:04/05/05 21:58 ID:???
う〜ん…背丈がネックなんだよね…真田は。
>323
>321でも触れているが、
今、そこに欲しい情報でもないのに、それを展開する事が住人に不快感を与えていると言う事。
別に拡げたくないのに、対案をこさえて反論する訳がない。
だったらどうするか。
自分の世界観のssを作って、住人にその世界観がスレの本道を行く物だと思わせるしかない。
元1だお〜氏の様に。(他職人に外伝まで作らせた影響力など)
…どうでもいいなら突っ込みも入れないでくださいと言う事になってしまうじゃないですか。
例えば
精神で何とかなる設定ならば魔法は自衛隊員に効かないので撃ち殺してオワリ。
魔法も一応物理法則に従う設定ならばバランスが取れる。
多少面倒くさくても、精神力で何とかなるより仕組みや理論を設定突き詰めた上で物理法則に即した魔法と設定したほうが
無敵設定でも突っ込みいれられまくりのいい加減設定でもなくなるじゃないですか。
大体にして「魔法やファンタジーの認識は個人個人で違う」ってもう既に皆認識しているのですし、
そのうえで「こういう案はどうか」と提案する事の何がいけないというんですか。
>>329 確かに…
俺は映画で「新宿鮫」を知ったから
真田が印象深いという訳でつ
334 :
風:04/05/05 22:03 ID:???
それ以外はハマってたと思うよ。真田はJAC出身だから殺陣も巧いし。戦国自衛隊にも出てたかな?
>331
まあ落ち着け。メッキが剥がれてるぞ。
正直、もうそう言うレベルの話じゃ無くなっている。噛み合ってないぞ。
主張は分かるが、なにか勘違いをしている様だし。
>330
わかりました。
では、なにはともあれ偉そうなこと言うのはSS書いてからにしましょう。
では。
今度こそ
「絶対誰にも文句のつけようの無い詳細で論理的に考察された非の打ち所の無いSS」
ですか?
だったら突っ込まれる事もないじゃん。
338 :
風:04/05/05 22:07 ID:???
サニー千葉は鮫が好きかな?
>>334 たしか「戦国自衛隊」に出てましたね
ヘリ落とした香具師でつね
何の役だったかな?
>337
気持ちはわかるが突っ込むな。
336も乗るんじゃねえぞ。狡猾にな。
>>336 「絶対誰にも文句のつけようの無い詳細で論理的に考察された非の打ち所の無いSS」
を希望します
それ以外は…(ry
>341
2回も煽るな。
サニー千葉といえば「復活の日」
344 :
337:04/05/05 22:12 ID:???
>>342 俺じゃない。が、とりあえずクトゥルフの落とし子に鉄槌制裁を受けておく。
⌒γ
σιμμ)
ζ|.| ヮノ))| | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' . V`Д´)/
(_フ彡 / ←
>>337
345 :
風:04/05/05 22:13 ID:???
ま、何にせよ、SS書く時に作者がどっちを向いて書くかなんだよね?
みんなの方向いて、喜んでもらうように書くか、俺って上手いだろ? 的に書くか。
私としては、前者の方に重点を置いて書くようにしたいな。で、次回、どんな路線がいいのかな?
前のはちょっと人物に重点置きすぎて不評だったけれど…どう思う?
個人的には、作者個人の世界観を大切にしてもらいたいなあ。
魔法とか自衛隊(良識の範囲で)とか。共通の設定じゃ飽きるし。
そこら辺を自由にできるのがこのスレの良い所だし。(難しい所でもあり、悪い所でもあるが)
>344
突っ込んだ方が良い?
>>348 擬態に惑わされるな!!奴はれっきとした落とし子だぞ!!
350 :
風:04/05/05 22:23 ID:???
水滸伝を知っている人も多いと思う。好漢たちが集まって、全員集合で終わる話も有れば、
集合した後、政府軍と成り果てて消耗して行き壊滅するまで書いた話もある。「○回本」
という呼び方してるけれどね? 前回、実はその路線を狙ってたんだ。滅びて行くさまは美しいから…。
水滸後伝までは少し考えてはいたけれど、ね?
まあでも、栄光に満ちた敗北より悲惨な勝利のがマシですから……
352 :
風:04/05/05 22:29 ID:???
無残な滅びを強調するために、キャラ描写に凝っちゃったのが敗因だったんだよ。
それで、『滅び』路線の好みな方のサービスとして、壊滅して行く自衛隊の描写を、
ライトなノリを好む方には、その部隊を『救出』作戦を、との狙いでやってたの。
だから、第…おっと、これはNGワードだね。名乗れないのが残念!
デルタフォースなんて存在しない!
みたいだw
354 :
風:04/05/05 22:35 ID:???
んじゃ、また、どっかで逢いましょう! 風の吹く、月の綺麗な晩にでも…。
356 :
風:04/05/05 22:39 ID:???
ああ、そうですね! また『鮫』が出てきたら、その時こそ!
個人的には「科学で解明できそうだけど、どう捻っても解明できない。魔法か?」
てのも燃えるんだがな。エッシャーの絵を見てるような感覚で。
で、鮫の話だっけ?
358 :
風:04/05/05 22:45 ID:???
>357
鮫の話もいいなぁ…。
バタフライ効果の蝶の羽ばたきに当たるのが、精神力と云う位置付けだったんだ。
世界に『揺らぎ』を生み出し、事象を産み出す『スターター』としてね?
次回でやる予定のネタだったんだ。魔法ネタを極力、教育と絡めて。…ってオイ!
もしかして…もう…みんなわかってる、の、かな?
>>358イエッサー。大変でしょうが、失った分の再構築は
逆にチャンスでもあると思います。冷静に作り直しができるから
よりよい物になるかと。
遂行中の部分からちと部分的に抜き出して。
その世界は、人間が他の異種族を支配していた。
目視による座標設定、組成式起動。
俺の体内に蓄積された魔力を化学物質へと変換する術式が、必要分量の魔力だけをトリニトロトリエンに変換して任意に設定した空間上の座標に発生させる。
物理法則に従い、オークの目の前で化学反応が発生して…次の瞬間醜い豚面を吹き飛ばす。
ざまあ見ろ。
その世界は、魔法による文明が発達し、そして衰退と斜陽の時代を迎えていた。
「状況、ガス! ガス!!」
まだら服の兵隊たちが目から涙を流して叫び、咳き込み、のたうち回る。
私が発生させた換気状態の悪い屋内で発生させた塩素ガスは生物の呼吸器系を破壊し、死に追いやる。
彼らは後数分で息をすることも出来なくなり、痙攣しながら窒息死。
私は自分の周囲にだけ新鮮な酸素を発生させ、気圧調整で空気の断層を作り出しているから平気だけど。
あ、兵隊の一人が抱えていた何かの筒を壁に向けた。 何をするのか…と見ているうちに、轟音とともに壁が炸裂し、私に飛び散った破片がぶつかった。 痛い。
もう、止めだ!
彼も改名した事だしな? 休暇は終わった! 小官が引っ込んでも出ても攻撃するならするが良い!
…出来る限り、紳士的に、懇切丁寧慈愛心を以て…対応する事にしよう。では、またな?
その世界は、科学文明が一度発達し、そして滅び去った世界だった。
「はるか大昔の都市国家文明が築き上げた石畳の舗装道路だ。 どうだ、悠久の彼方に過ぎ去ったはるか昔の人々の遺産は。 こんなのはお前たちの世界には無いだろう」
「いや…普通にあるし。 ローマとか」
「何…じゃあ、あれはどうだ。 遠方の貯水池から水を市内に運ぶ水道橋だぞ! 1000年経っても崩れもせず残っていて、今も使える」
「…それもあるし」
「世界最古の木造建築!!」
「…あるし」
その世界は、果て無き争いと憎しみの上に築き上げられていた。
「それは…今奴隷達を解放しても、今度は奴隷達が人間を虐げる、憎しみの連鎖だぞ!
何十年、何百年か後にはまた同じ事が繰り返される!立場を逆にして! それが分かっているのか!?」
その世界に、呼ばれた者たちが居た。
「承諾するしかあるまい? 貴様は貴様達の軍隊の指揮官だ。 部下の命を預かる責任がある…彼らを生きて帰す責任もな。 元の世界に戻りたいのだろう?」
その世界で生きて、戦って、死んだ者たちが居た。
誰の正義でも無い戦いで。 自分の戦うべきでない戦場で。
それでも、戦った。 帰りたかったから。 その物語。
小官殿おかえり
小官殿の復活を祝すべきか「奴」の復活を呪うべきか……
…というような感じで。
日曜日までに序章部分書き上げて見ます。 小官殿もよろしくであります、サー。
自分は「魔術師」を止める事にしました。 無用の議論もいたしません。
ただSS書いて投下するだけであります。
以上。
>>364 難しい所ですね
まあ、また「奴」がウザくなったら鮫の話でも…
でも厨官だけは勘弁な。
>>360 >トリニトロトリエン
ト「ル」エン、な。
ま、ゆっくり。マターリ。
さて、誰がラッキーナンバーである「380」を踏むか…
ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ
( \(* ゚∀゚)ノ ,) <小官殿復活キター!!!!!!
ヾヽミ 三彡 , ソ
)ミ 彡ノ ))
(( (ミ 彡'
\(
))
(
_ _ ____)
小官殿! 復帰おめでとうございます。
考えてみたら昨日投稿した「輸送戦記」は、初の架空兵器が登場
な話だったんだよなぁ。
普通なら建造中だった空母とか、F-35とか色々面白いのを出すん
だろうけど、出したのは監視装置…しかもシステム流用・・・
もうちょっと派手なのにすりゃよかった。
>>365 >自分は「魔術師」を止める事にしました。 無用の議論もいたしません。
>ただSS書いて投下するだけであります。
これを免罪符にして突っ込みを一切聞き入れないACEと化すに15鮫。
375 :
北海道在住佐藤:04/05/05 23:07 ID:Q7EF6pkR
自分が書き込んだ後を見てみると、参加している方々に大変な不快感を与えてしまったようで
申し訳御座いません。
以後、このような真似は慎み礼儀を守らせていただきます、さようなら。
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∠::::::::::::::::::::::ヘ ─'
、 ’/ ∠:::-─ォ::::::::::::\
/●)_ ∠_;::::::::::::::::l __
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\__ノ´ソ / ∵
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↑
>>375=北海道在住佐藤
またageていきやがった……
>>375 書き込む前にメール欄に必ずsageと入れてから書き込みボタンを押してください。
やらないと荒らし認定されます。
よく考えれば筋肉ってさ、「意志の力」を「筋力」という物理的な力に変換する器官だよな。
機構としては末梢神経細胞の細胞膜電位の変化によってカルシウムイオンが
筋肉を構成するアクチンとミオシンという2種類のたんぱく質の間に放出され、
電気的作用で2種類のたんぱく質が「滑る」ことで伸縮運動を発生させ、
それを骨格によって回転などの運動に変換するって感じだけど。
>>375 ガッ!!
sageれ。とりあえず( ・∀・)つ=■彡☆))`Д´)
>>373 Call50 ◆XVAlPbeLKw氏に一つお聞きしたい!
「輸送戦記」は現時点でも元1だおー氏と共通の世界なのでしょうか?
あ、この先のストーリーに関わるのなら秘密で結構です。
>>378 それだと「意志の力」は引き金を引いてるだけじゃあ?
あれだけageるなと言ってんのに…
まだageるか…
383 :
380:04/05/05 23:15 ID:???
yΞ━( ゚д゚)・∵. ターン
知らぬ間にラッキーナンバー380をゲットしてる
幸福な方がいるとは…
>>380オメ
>>379 「輸送戦記」の世界設定ですが、「元1だおー氏」世界とは別系統
のものにしています。ただ、初期段階で「元1だおー氏」の世界設
定のいくつかを借りたものになっていますので、氏の作品群と似
てしまっています。
元1だおー氏と共通な世界にしてしまうと、氏の作品にこっちから
縛りをかけてしまう事になりそうでしたので、設定だけの借用にな
りました。
まー「元1だおー氏の世界と似ているが違う歴史をたどっている平
行世界」と考えてください。もっとも、似ているので元1だおー氏の
外伝みたいのものとして楽しんでも良いと思います。
「王国」「帝國」の正式名称や、地名を伏せている理由ですが、こ
れは「考えるのが面倒」という手抜きな理由が原因です。
それでは皆様マターリとお楽しみ下さい。
386 :
379:04/05/05 23:38 ID:???
>>385 お答え有難う御座います。
正直このマターリした雰囲気が(元1だおー氏と共通の世界だとすると)何時殺伐としたものになるかと
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしておりましたもので……
>愚者殿
人種差別反対を訴えたいのはわかるが、分家で徹底的に論破された奴隷制などの問題を今更いちいち入れる必要はないだろう。
徹底的に論破されたと思ってないんだろ。
フカヒレって美味いと思う?
>387
悪役の行動の動機に奴隷として虐げられた過去とそれに対する義憤(といえるのか疑問?)というのがやりやすかったので。
今回は奴隷制度自体は善でも悪でもないです。 個人のモラルで不愉快かそうで無いかの違いでしかないのですし。
無用の議論はしないんだろ、今回は。
>389
美味しいですよ。
>>380 心やら精神やらが「脳」と言う物理的な器官の一機能に過ぎないと考えてるからな。
尤も、それを理由に精神的なものに全く価値がないと言うつもりはないが。
ちなみに、「精神的な疲れ」というのは脳内の伝達物質が枯渇した状態らしい。
ttp://trauma.or.tv/1nou/3.html 魔法なるものが精神力に起因する場合・・・
物語の設定でこれを覆すには、物理的な実体をもつ霊魂が存在することにするか、
あるいは、体内に神経系から制御可能な(つまり電気的相互作用可能な)小器官が
存在することにして、それを媒介に未知の物理的相互作用をを行使するか、今の
俺にはこのぐらいしか思いつかんな。作者諸氏の創造力に期待する。
ちなみに俺は設定段階で「存在するから存在するのだ」とトートロジーを述べて悦に浸る派。
知性の敗北で何が悪い?
>>389 美味しいよ。
まあ、占領地の軍政と、国内や植民地の統治は一緒に出来ないって事で。
焼豚最強、フカヒレなんぞ知るか。
397 :
羅漢:04/05/06 00:05 ID:???
SSの続きを上げます。
398 :
羅漢:04/05/06 00:06 ID:???
南部教官の憂鬱な日々
(14)
その日南部の班は救助活動中であった。
崩落のあったビルで土砂に埋まっている人間がいないか捜索の命令が出ていた。
幸い、一次捜索では被害者はいないようだとの結論が出て一旦現場から撤収するときに、
南部はおかしな気配を感じた気がした。他の何人かの隊員も同じ方向に目を走らせている。
異常に気がついたのは南部一人ではないらしい。
この付近の住人には避難勧告が出されているので(今の日本では珍しいことではないが)、
作業している人間しかいないはずだ。
(「こちらの世界の住人」か?)
一瞬南部の頭にそんな考えがよぎった。
隊内で流れている噂の一つに最近こちらの世界の住人が日本に上陸しているらしいというものがある。
南部自身は有りえない事ではないと考えていた。本来の世界でも同じようなことがあれば
偵察は必ずあるだろうし、事実大型飛行生物による偵察あったとの報告も上がっていた。
(神経質になっているのかもしれないが・・・)
そんなことを考えつつも念のため部下を集め、半数は近くの避難所へ移動させの警戒の任務を命じた。
本来は司令部に確認をとるべきであったがここ最近の業務の多さにパンク寸前なため、
各班はある程度の裁量をまかされている。「民間人の安全を優先した」ということで多めに見てもらえるだろう。
399 :
羅漢:04/05/06 00:07 ID:???
(15)
「さて」
南部は残りの人間に命令して素早く隊列を組ませ、スコップで武装させて気配を感じた箇所へ進んだ。
トップ2名がフォワードで腕っ節の強い奴を、自分を真ん中において、バックアップに4名を配置した。
どの顔も一様に緊張している。
「まあ、そんなに力をいれるな。出てくるのが野良猫一匹かもしれないんだから」
と笑って見せながら、班の中で唯一銃火器で武装している南部は腰のSIGを抜いて安全装置を外した。
災害救助活動であるため、基本的に隊員は武装していない。しかし現状の治安状態から班長だけが
SIGでの武装を許可されていた。
正直南部は普段触りもしない予備のマガジンなしの拳銃では威嚇程度にしか使えないと思っているが、
この先抜く機会が出てくるだろうから今のうちに少しでも手を慣らしておく訓練のつもりで抜いていた。
願わくば撃たなくて済みますようにと、南部は祈った。
この殺人的忙しさの中で拳銃発砲の事後報告書作成まで追加されるのはご免だ。
あれは書くのが面倒なドキュメントの上位に入るからな。
400 :
羅漢:04/05/06 00:08 ID:???
(16)
そこは本来建物と建物の間のL字型の路地だったのだ。建物はほとんど崩れていたが、路地部分の壁は
特に問題なく残っているため路地の状態は保っていた。また路地の先は完全に崩れていて、
袋小路気味になっていた。体力があればそれを抜けるのは十分に可能だが、南部が勧められても遠慮するだろう。
常識的に考えればこの入り口を押さえれば問題ない。
仮に裏から逃げたとしても路地入り口の6時の方向に避難所があるから、
そちらに来さえしなければ、現状の火力から言って見逃してもいいだろうと判断した。
正体がわからない上に、火器がスペアマガジンなしのSIGでは南部の判断も無理はない。
面倒を避けたがる班長なら探索にも行かないだろう。そのあたり南部は律儀なのかもしれない。
フォワード2名のうち、一人を入り口付近に待機させ、バックアップの4人は入り口をグルリと囲む形にした。
路地は大人3人分しか広さがないため、多人数では逆に不利になると判断した南部は、
フォワードのもう一人を後ろにつけSIGを構えながら路地にはいった。
401 :
羅漢:04/05/06 00:08 ID:???
(17)
路地は非常に静かだった。
『おかしなもんだ』
南部は内心呟く
『格技教官のオレが、拳銃持っての実戦は今日が初めてだって言うんだから・・・』
いつもの癖で、鼻からゆっくり吸って口からその倍の時間をかけて息を吐き出していた。
練習中は当たり前のように行っていたが、実際にやってみると思考が脱線しそうになっていた頭が、
かなりシャープになった。何、単なる偵察だ。入隊3ヶ月の新米にだってできる。
第一ケンカは慣れっこだろう。見つけたら先制で一発入れてやればいいんだ。
専守防衛が目的の自衛隊員にあるまじきことを考えてから、無言で後方の隊員に手招きをして前に進んだ。
路地は100mほど進んだところで左に曲がっている。南部は50mほど何か違和感を感じながら進んだ。
何かが変だ。路地に踏み込んだときから感じいていた感覚は前に進むほど強くなる。
それが何なのかははっきり言えないが、とにかく感覚的に違うのだ。
しばらくしてその理由に思い当たった。静か過ぎる。
前に探索したときは、風や石などが転がる音がしていたが、それが全くないのだ。
確かにこのあたりは人がいないが、鳥などは結構飛んでいたし、自然はまったく無音ではない。
『第一』
南部は唇を噛んで、自分の足元を見た。壁から崩落した細かい石や木材がたっぷり転がっている。
編上げブーツで踏めば必ず何かの音をたてるだろう。それが全くない。
『どうして今まで気がつかなかったんだ!?』
やはり舞い上がっていたのだろうか? もしこれが何らかの聴覚を奪う兵器だとしたなら、
自分と後ろの隊員は完全に罠に嵌っていることになるからだ。
402 :
羅漢:04/05/06 00:11 ID:???
本日は以上でございます。
転移についてはこれまでのSSに書かれている状況に概ね準じているものと
お考えください。(これを丁寧に書いていると、いつまでたっても本編に入れないないので)
現在23話までストック中ですが、前後の辻褄を合わせつつ書き進めていますので、
次回のアップはいつごろになるかは不明です(私が一番知りたい)。
羅漢殿乙です
>228-230の続きを投下します。
名無し戦記(仮)
7-1
中原連合王国の使節団が到着してより三日後。
首相は対馬から送られてきた報告を聞いていた。
「まずは吉報からです。
食糧問題は解決の目処がついたそうです」
連合王国を盟主とする東方諸国同盟の余剰生産物をかき集めれば、何とか不足分を補え
そうだということが判ったのだ。
「もちろんこれは正確な資料をもとにしたものではありません。ですが度量衡が大幅に違
うのでない限り、大きな差は無いということです。この件に関しましては、既に農林水産
省及び経済産業省にも情報はいっていまして、現在合同プロジェクトチームを立ち上げて、
連合王国使節団との間で詳細を詰めています」
「しかしよくそれだけの余剰生産があったな」
「それに関してですが、もう一つの重要情報から先に説明しましょう」
「それが凶報の方か」
報告によれば、使節団は神託によってこの地に来ていたという。そして神託の内容は、
魔王軍と戦う軍勢の出現を予言していたものだった。
驚愕と馬鹿馬鹿しさからしばし黙り込んでいた首相がようやく口を開く。
「つまり私達は、魔王と戦うために呼ばれたというのか」
「使節の話を信用するならばそのようになりますし、つじつまもあいます」
首相は頭を抱えたくなった。
名無し戦記(仮)
7-2
しかし一国の指導者としては、頭を抱えている訳にもいかない。彼は報告の続きを促した。
「それで、魔王とは一体何者なのだ?」
「詳細は不明です。現在判っているのは、大陸の端、元の世界ですとヨーロッパの辺りに
ある帝国の皇帝だということだけです」
現在いる世界が元の世界と地理的にはほぼ同一であることは、使節団の持っていた地図
との照合で明らかとなっていた。
「遠いな。報告では彼らの科学技術は、せいぜい14-5世紀位だということだったな? 確
かに大航海時代の始りではあったが、ヨーロッパとアジアではほぼ無関係ではないのか?」
「それに関してですが、そもそも使節団を派遣してきた中原連合王国自体が、中央アジア、
私達の地図ではアフガニスタン辺りにあるようです。そして彼らの管理する交易路を通じ
て、大陸の東西でかなりの交流があったようです」
「交流があれば諍いも起きるか。そんなところばかりは、いずこも同じなんだな」
秘書の説明に、首相は溜め息をついた。
「ああ、そうか。私達が手に入れられる食料というのは、その帝国に売るはずだった食料
ということだな」
「はい。現在ヨーロッパ方面との交易はほぼ途絶しているそうでして、彼らとしても農産
物の在庫をどう処分したものか困っていたようです」
「しかし、まずいな。相手の事情がそうだとすると、貿易と彼らへの戦争協力がセットに
されるのではないか」
「恐らくそうなるでしょう」
「……これは私や内閣の権限だけでは決められんな」
首相はキリキリと痛みだした胃をさすりながら、思案する。
「まだ何かあるのか?」
「はい……些細な偶然かもしれませんが」
秘書は躊躇いがちに言った。
「先程の魔王の国なのですが……。侵略戦争を始める前までは、ベイヤン大公国という名前
でした。そして戦争開始と同時に国名を改称し、大ドイツ帝国と名乗っているそうです」
投下終了。
筆が滑った気がするが、まあいいや。
>>408乙であります。大ドイツ、状況から考えると第一か第二帝国あたりですかね?
伍長さんが転送されて来た、というのも有るでしょうが・・・
411 :
sa:04/05/06 15:25 ID:???
第三帝国キター
日独伊同盟はどうなるのか。
大ドイツ主義って首班は誰だっけ。
ヒトラーと言えば電撃戦。
いや、宣伝だろ。
ゲッペルスだろ。宣伝は。
じゃあ、電撃戦も違うだろ。
トンデモ兵器でひょ
それはポルシェ。
南極開発
皇帝がチョビ髭と判明するや否や躊躇せず毒ガスを投入してトラウマを突く日本はちょっと嫌展だ。
総統が転移するのはもはやデフォだな
伍長から皇帝って何階級特進?
1。
切っ掛けあれば、なんとでもなるだろ。
恐竜とかを齧らないだけマシでは無いかと(笑
>423
「総統は相当に作家に愛されているようで」
>>427 「帝国に下品なコテは不要だ」
……だったっけ?
>>427 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
総統と見せかけて、オランダに亡命した筈の皇帝。(オランダにいたのは実は替え玉)
>430
平行世界へ移動したのではなく複写されたというのはどうでしょうか。
>>421 皇帝がチョビ髭、かつダブダブズボンに大きなドタ靴、山高帽にステッキだったら?
総統代行の大隊指揮官殿が(グシャ
どこぞにドゥーチェ閣下も転移されていないものか。
革命で一家皆殺しになったはずの某皇帝家で、その生死が長年
議論と妄想の的になっていた末娘も実は異世界に転移しています。
実はデーニッツ総統
実はボカサ皇帝
諸君、済まないが前説だけ投下だ。詳しく読みたいのならば描写するが、『教育編』がメインなので割愛した。
第二部・状況説明
自衛隊帝都駐在連絡部への始祖皇帝の訪問は、嵐を巻き起こした。『武装警察』の残党と『王国連合』の
工作員に因るテロは、有ろう事か『駐連』前で展開された。掟破りのAH−64の『30o機関砲』での狙撃は
『駐連』警衛隊の協力と標的と為った始祖皇帝と御付きの『一団』により奇跡的に阻止された。
(「…防護結界重ね掛けって結構、効いたよね? 」「…妾を庇う者は山田一人きりとは…」
「せせせせっ、生徒が無事で何よりでしたっ…! 」「俺も混ぜろや、やぁ〜まだァ! 」)
魔導部隊の有用性を説こうとする山田=里井にとって格好のデモンストレーションとなったこの出来事は、
本国の圧倒的な支持と物資提供を得る格好の切っ掛けと為った。
(「…人事異動が了承されたよ…やっと…貴様に逢えた…」「妾の山田に近づくな! 妖しき男(おのこ)
めが! 」「…WACが聞いたら号泣モンですよ…それ? 」「ドキドキします…ああ…友情って甘美…」)
それに伴い、『駐連』から榊 三郎2等陸尉、小川憲人3等陸曹の『リイ記念帝立魔法学校』への人員派遣が
追認された。これにより、従来教育で編成される魔導部隊と、新たに独自教育後、編成される事となった
『戦闘魔導士部隊』との本格的な比較実験計画が、文書として帝国、日本国両国に残された。これは日本国、
引いては陸上自衛隊の『面子』を懸けた、一大プロジェクトと認識され現在に至る。
(「万事OK! まかせなさぁ〜い! 」「小川、女子の教育はお前には絶対やらせんからな! 」
「…私が実施しよう。私ならば手心など加えんからな」「…榊2尉の笑った顔、何かコワい…」 )
教官2人、助教3人体制で行われる、教育がどんな物に為るのかは…教育に携わる当の本人達にも見当が全く
付かないままであった。魔導重視か? 教練重視か? それとも実戦形式か? 山田助教の思惑は?
(「結果は出す! それが自衛隊だ! 」「わー、かっこいー! 」「棒読みだぞ…ネエちゃん? 」
「…あの…ほほほほ本当に…私が…? 」「もし怪我をしたら、何時でも私に言って下さいね? 」
「…それ以上媚びたら、命が無いと思えよ女ども…」「フン、媚びなければ良いのじゃろう? 」 )
果たして生徒達に未来は有るのか? 試行錯誤の喧々諤々の中、ようやく教育第一週目が、始まろうとしていた。
(「先ずは団体行動の教育からだろう。歩調すら揃わん奴等に、基本を仕込まないとな? )
投下終了。…「本文長すぎ」がまた出たので、こんな形に為った事を深く恥じる。
影に怯えつつ、乙であります。
窓に!窓に手が!
>442
巨塔
田宮二郎の奴は名作だよ。小官子供の頃に見て感動。
第一部で、台詞だけで解るようキャラ描写を演ったつもりだが…誰が何を喋っているか解ってくれたら、嬉しい。以上。
>>430 そう見せかけて、実はただのドイツヲタ。
小官殿乙です。
小官殿のキャラの掛け合いは面白いな、読み手をいい意味で意識してくれていて。
AAか漫画で見たくなりますよ。
教育編が楽しみです。
>>447 済まんがそれを読んで
石原(莞爾)将軍と見せかけて葦原将軍(著名な妄想狂)、と連想してしまった。
__ △≡o≡≡О┐ ┌┐
(qГШ| ̄冖 ̄! ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ヽ―‐,ー´ ̄ ̄ヽー――――――――――┴┴┐
| |Б|_________` ̄´____〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ー( ゚д゚)・∵. ターン
γ´⌒ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄V ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノノ ̄ ̄
λ ┌ ─ ┐ ! _ ! ||
ア ___γ´ノイ`ヽ ||
/ ̄ ̄ :::::| ̄ヘ( (( ) |L
/ ________:::| ヾ、_,ノio______|
/ ________::::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄′
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| ノ
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ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ
( \(* ゚∀゚)ノ ,) <小官殿SSキター!!!!!!
ヾヽミ 三彡 , ソ
)ミ 彡ノ ))
(( (ミ 彡'
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))
(
_ _ ____)
451 :
狩人:04/05/06 22:10 ID:???
鮫の話をしますすと、実は鮫はいるかに勝てないのです。
泳ぐ速度が違いすぎて鮫が追いつけないそうです。
しかもいるかはひれで鮫の弱点のえらを叩いて鮫を殲滅するそうです。
イメージが崩れますね。
それと本屋で電撃文庫の『ガンズ・ハート』っやつを読んでたら
あとがきに「某掲示板の『6万と言うゴブリンの大群に立ち向かう戦闘部隊』
と言う書き込みを見て、ライトのベルでもいけるんじゃないかと思って書いた。」
ってありました。
もしかしてここのこと?
既出だったらごめんなさい。
いや、初出だね。もしそうだったら、小官、結構嬉しいかも。
>6万と言うゴブリンの大群に立ち向かう戦闘部隊
空を埋め尽くさんばかりのXF-85の大軍団を想像してしまった‥
宣伝乙。
さあ、投下だ。
「皆の者、妾を今より『カラミティ教官』と呼べ。始祖皇帝陛下などと毎回言うのは辛かろう? 」
呆気に取られる生徒の前で山田は冷や汗を禁じ得なかった。その綽名は明確な『悪意』から奉られた
物なのだ。…実を言えば、元は山田が過去に付けた綽名だった。例の厚生労働省の高級官僚の処刑の際、
名前を失念したと言うより聞いていなかったので、便宜上、付けた。それが巡り巡って…今に至る。
『里井…? バラしてもいいかな? その事? 』
『俺を殺す気だな? 殺す気満々だろ? お前? 俺がどんな目に遭うか解って…! 』
『案外、喜んでくれるかもね? だってさぁ…』
「君達の教官を務める事に為った、榊三郎2等陸尉だ。君達の学習能力に期待している」
「んで、俺が助教の小川憲人3等陸曹。階級は下だが、山田の同期だ。コイツ技術陸曹でズル
して2曹に為っちゃった奴だから…って榊2尉…視線がキツイっすよ…ハイ、黙りますッ! 」
「コイツも俺と、キリャム先生と助教を務める。面倒見てやってくれよ、生徒諸君? 」
「私は今まで『食堂のお姉さん』でしたが、皆さんの怪我の『治療師』としての任に就きます。
皆さん、今後とも宜しくお願いしますね? …私が敵に見えるかも知れませんけれど…」
「ままま、魔導展示要員の、キリャムですっ! しっかり勉強して、がんばってねっ? 」
「はーい、みんなの助手でーっす! いろんな『悩み事』、しっかり聞いちゃって対処しまーす! 」
緊張にガチガチ震えている60名の生徒達の前で、教官達だけが和やかなムードで自己紹介を終えた。
初一発の授業は、先ずは基本教練。陸自三人衆の独壇場だ。その前に…教育せねば為らない事があった。
「着衣の乱れは心の乱れだ! 山田助教、被服着用手順展示! その場で脱げ! 」
「…それ、露骨過ぎやしないかい…? 榊ちゃんよぉ…」
「…ヤァ! 」
手早く半長靴を脱ぎ、弾帯を外し、作業服を脱ぎ、シャツも脱ぎ、靴下とパンツ一枚に為る山田。
2分も懸らずその状態だ。おまけにしっかり畳んで足元に置いてある。『気を付け』のまま、微動
だにしない山田の均整の取れた体を、上官は熱っぽい眼で犯す。鋼の鞭の如く引き締まった身体だ。
無駄な筋肉など膨らませて居ない。多数の者が流麗かつ耽美なその半裸体に、見とれる。
「し、下は…その…脱がせぬのか? 」
「結構おっきいよ? …触った事有るくせにぃ…」
「靴下の事じゃ! 」
「私の趣味だ。茶々を入れないで貰おうか。先ず、シャツはOD作業服の場合は白。U首が望ま
しい。作業服の下からシャツが見えてはいかん。次に、作業服上衣。…ジッパーはきちんと
上まで上げる事。ジッパーの操作方法、小川助教、展示! 」
「い? 俺もですか…? あんまり見ないで下さいよ…? 」
「生徒諸君、列を崩して構わん。近くで見たまえ」
小川が上衣を脱ぎジッパーを合わせる所を見せる。その他の職員連中は気を付けをした山田の傍で
作業着の下をまじまじと上げ下げしている。数個のボタンとボタン穴止めなのが不思議らしい。
「山田助教、解説! 」
「ヤァ! …下衣がボタン止めなのは、匍匐前進の必要性からで有ります! 戦闘服である迷彩服は
上下ともボタンとボタンホール仕様と為っております! この作業服は簡便性を考慮して、上衣を
ジッパー仕様にして有ります! 私物ノーアイロン作業服は、上下ともジッパー仕様であります! 」
「ただ、近年は迷彩服着用を義務付ける一般部隊が多数だ。故に作業服を着る機会があまり無い。
山田助教、惜しいが下衣着用! 次は半長靴着用要領展示! 」
「ヤァ! 」
山田は半長靴を高々と掲げる。そして、靴の中を見せる。
「…見ての通りだ。編み上げ靴で、山田助教は私物の衝撃吸収材を挿入している。そうしないと、
走行の際に膝を必ず壊す。駐連需品倉庫で諸君等の足の寸法よりやや大きめのモノを与えたのは
それを見越しての事だ。山田助教が私費で諸君等の為に衝撃吸収材を購入した。礼を言うように」
山田は両方の靴ヒモを2本ずつ同時に両手で持ち、5秒も懸らず編み上げる。熟練の手つきだ。
「慣れるとこうなる。諸君等は、一本ずつ片手に持ってしっかり編み上げ、結束するように。靴紐の
端末処理は、靴の内側に入れる。作業衣の上衣の裾を下衣の内側に入れるのと同じ様にだ。最後に
弾帯だが、布製旧弾帯とプラスチック製新弾帯が存在する。…今回は接続部の耐久性を考慮し、布
弾帯を使用する。金具を合わせ…捻じって止めて完了。作業帽は深めに被れ。以上、展示終了」
「あの〜、榊2尉? 俺は何時まで上げ下げしてりゃあいいんです? 」
「着用方法は理解できたな? 15分で着替えて来い! 出来なければ罰則だ! 」
山田の声が響くと同時に、生徒達が一斉に私室に向かって駆け出した。…本格的な教育が始まる。
投下終了。とまあ、初回はこんなモンだ。手順は踏まねばイカンだろう?
小官殿乙です!
それにしても榊2尉は油断ならん香具師だな…
作中用語解説は受け付ける。質問は有るかい?
463 :
狩人:04/05/06 23:08 ID:???
米軍が第二次世界大戦の頃使っていたMK2ってやつに似てる。
>462
右が訓練弾だ。中に信管のみ挿入して投擲訓練を行う。古いのは仕方無い。
新型入れる予算が有ったら他のもっと必要な所とやらにカネを使う。
教育訓練にまつわる書籍の改定やら認可書類やらで一体どれ位使うか、
想像した事が有るならば…旧型使用も止むを得んさ。
射撃をやると薬きょう拾いをやらされるとかいいますが、事実でしょうか?
>450
フム、有難う。
>465
事実だよ。見つかるまで捜す。専ら、リロード予防だね。実は銃器流出などさほど問題では無い。
弾薬の流出の方が恐怖なのだよ。…軍板を覗いて居てくれる諸君なら、解って呉れる事だろう。
ああ、隠れて済まなかった。我ながら、男らしく無い真似をしたよ。
>>467 するとカラ薬きょうをこっそりストックしている香具師がいるというのも・・・。
>>467 銃は極端な話リベレーターでも用が足りるけど、タマはそうはいかないと。
実は米軍さんも使用する演習場でなら空砲の薬莢で良いなら簡単に入手可能なのだ。
彼らは回収など行わん。そのままか、精々埋めて終わりさ。場所は許せ。守秘義務だ。
そう、プライマー(雷こう)と炸薬、弾頭さえ有れば、丈夫な鉄パイプでも使用に耐えうる。
だから、銃に拘る奴を思いっきり貶したワケなのだ。大人気ないな? 小官は。反省するよ。
>470
「ほら、君の無くした薬莢はこれだろう? 」
泥まみれに為って泣きそうな新米隊員の前に差し出される空薬莢…でも実は…?
そんな人情味溢れる幹部が居たり、居なかったり。噂だよ。
>>472 米軍がズボラなのかJ隊が几帳面なのか
それとも銃と弾薬が合法的に流出しまくっているかいないかの違いなのか…
MINIMIバカスカ撃ったら後で大変だなw
主は物量の違いと認識の差異だろう。…米軍の物資投下訓練の際に小官が見つけたものは…。
勿論、ちゃんと報告して、全て、返納した。小官は特別職国家公務員だからな? 飽くまで。
>>474って事は、万一他の人が見つけたり、後から見つかったりしたら・・・?
まあ流れ的には、やっぱりそれも不問なのでしょうね。
>476
ああ、嘘の様な…な?
でも、男達は本質的に優しいのさ…。そして、大抵、爽やかでサッパリしている。
…カネとオンナとサケとパチンコが四大趣味なのを除けば、ね。
あ、パチンコはお馬さんや競輪やボートやオートレースとも解釈してくれ。
ま、もっとスゴイモノもあったな? 大便とか。
米軍の行くところ、便器や台所が落ちていても不思議ではない気が‥
ひえ〜 空から糞が降ってくるのかよ
>>480飲む打つ買う+貯めるですか・・・でも世間で「爽やか」とされている
趣味って、職業柄やるのが難しい気もします。
拘束時間が長い物が多いですからねえ。
まあ、山の中には不思議が一杯だよ。アイスクリーム製造機は必須アイテムさ。
>>485駕籠直太郎先生の漫画に、そんなのがありましたねえ。
B29が大便を落として行ったのを「精神攻撃兵器だ!」とか
なんとか言う話が。
>485
小便付きだ。汚いだろう?
>489
目欄みれ。
恐るべしメリケン人。
>>486 貯めるが無くて、借りる奴が大半だよ。刹那的だろう?
小官は席を外すよ。くれぐれも、演習場には行かんようにな?
>>491失礼しました。ありがとうございます。
>>493刹那的というか何というか・・・サイクル的には
借りる→飲打買というやばい循環でもあるのでしょうか?
駐屯地の中まで、借金取りは追いかけて来ない。『警衛隊』で止められるからね。
さらに、曹士なら住居費、水道代、ガス代とメシ代は天引き済みだ。貰った給料全て
ライフライン維持コストに廻さずに済むとしたら? 幹部は隊内では有料喫食だ。
…駐屯地の外の官舎で幾ら生活出来ても幹部は損だよ。そう言う事さ。
それに幹部だと全国転勤……だっけ?
能力が有るのに幹部に為らない若手隊員は、転勤も嫌うしこう言う特典無しに為るのも嫌うからさ。
コイツは中に入るまで誰も、教えてはくれない。入隊したい者は覚えておいて損は無い。では、な?
流石、米軍。道理で米軍が演習した後に演習場内に入り込んだ業者が、作業所や家で爆死する事があるのはそのせいか。
平均、大体2年に一回飛ばされまくりだよ。同じ駐屯地の部内配転なら救いが有るが…
方面隊が違うと部隊の『やり方』が一変する。…それでも幹部に為る人間は…愛国者さ。
…小官? …想像に任せるよ。では、な?
追記。営外者は全部有料に為る。特典の付くのは営内者で、独身か、単身赴任者のみだ。
営内と営外は…自衛隊に興味が有るなら解って呉れるだろう。お休み。
しまった、寝てしまわれたか。
小官殿、今更ながら質問であります。
角川スニーカー文庫から発売されたディバイテッド・フロントの2巻を読み終え、考えていたのですが、この中で
「出撃する度に危険手当てがついていい金になる」
「自衛隊の苦しい予算では、銃器が壊れたらほいほい支給できない」
「武器科に申請して銃器を取り替えてもらった」
などとあったのですが、
自衛隊では個人的に給料で武器弾薬を購入できないのですか? あれば主人公達も少し楽になるでしょう。
…銃器はともかく、9mm、7.62mm、5.56mm弾などの一発の値段がどれほどか知りませんが、給料だけではすぐに消耗してしまうのでしょうね。
もう一つ質問です。
この小説には一小隊六人編成なのですが、個人装備の銃器類の選択は比較的自由のようです。(八九式とか六四式とか機関拳銃とかMINIMIなど。何故か摘弾や車載機関銃が未だに出てこない)
興味本位で尋ねますが、小官殿や皆様だったら、どのような編成にしますか?
ちなみに、敵は大小の、有象無象の化け物どもです。舞台は関東が森林に覆われ、外界と隔絶された所です。主人公達は毎日巡回して見敵必殺します。
素人で民間人な私は、MINIMI三丁、六四式狙撃仕様、八九式、機関拳銃といきたいところです。
小説内ではトラックや高機動車で巡回します。
小隊6人……。
まともな軍隊じゃないなあ。というわけで、普通の小銃小隊並みの編成じゃなきゃ嫌です。
分隊ですらもっと多いってーのに。冗長性確保できない編成なんて嫌いです。
敢えてやるなら、
小隊長(通信手兼任)
小銃手x2
機銃手(MINIMI)
対戦車ミサイル手
対空ミサイル手
で小銃手と機銃手以外は自衛用に機関拳銃。高機動車(.50cal装備)で機動、でも
できれば89式歩兵戦闘車でも手数足りないって感じ。
敵の特性がわかんなきゃ最適装備なんてわからんからなあ、総花的に。
あ、FO乗っけておいて、接敵したら直ちにグリッド値連絡して大隊レベルの
火力投射したほうが簡単かも。近接航空支援でもいいな。
金かかるけど。
普通小隊なら30名、分隊で15人。
分隊なら
・隊長+副隊長
・小銃手*2
・機銃(分隊支援火器)*2
・ミサイルor無反動手*2
位は最低必要ですよね。普通、小銃手は6,8人位?
先行、先衛、後衛とか配置されるのでもっと必要か?
基本的に正副というか2人単位で配属しないと怖くて使えんぜ?
敵の特性ですか?
小説内では、牙蛙という体長20cmくらいで、人肉大好き、集団で襲いますよ的なやつとか。
土蜘蛛という人型で、男は引きちぎって喰い殺せ、女は繁殖用みたいなやつとか。
人の背丈ほどもあるカマキリが、切れ味抜群の鎌つーかもはや剣で八つ裂きですよなど。
総じて、化け物どもとの近接戦闘は死を意味するから近づくな、だそうで。
うわ、しまった、続きをうっかり消去しちゃった。
また明日にします。
自衛隊の武器弾薬の所有権は国にあるんでは?
個人で購入ってああた・・・そりゃ法改正が必要だろ。
それに予算が苦しいのは、説明された物語の
状況を鑑みるに、化けモンの所為で税収入が
激減して金を回したくても回せないんでは?
一個小隊6人なのは、きっと人員を消耗してるせいだろう。
終わったな、その世界の日本。仮に生き残れたとしても
ハイパーインフレ→貨幣経済破綻で苦難の道を歩むだろう。
唯一の解決策は、超法規的措置で小隊長が法に縛られること無く独断と偏見で指揮を取ることが
出来るようにし、残り5人が恥ずかしいコスチューム(色がそれぞれ違う)に変身して戦うこと。
これで、どんな敵に対しても結果的に勝利することが可能だし、日本の受ける人的、経済的損失は
完全に無視され、1週間で「無かったこと」にされる。
>恥ずかしいコスチュームに変身
「セーラー服」の「陸上」自衛官。「変身中だけ美少女」な「ミスター」自衛官。
装備品が変形して何だかワケ分からん必殺武器になる(必殺技名を叫ぶ必要あり)。
小隊長は人語を操るネコ。ちゃんと尉官の階級章がついてる。
陸上なのにセーラー服、変身で性転換、上官が猫という屈辱を味わう自衛官。
しかし戦闘を重ねるごとに慣れ、隊員の趣味が変な方向に走っていく。
その代償として得られるのは、戦死する確率が限りなくゼロに近付くこと。
「普通の隊員」と「変身隊員」、貴方ならどちらを選ぶ?
夜勤明け、ねみぃぃぃぃ
今夜短編投下しまつ。
某RPG(重火器にあらず)のなんですけど、書いててA君(17)とかぶっててちょっと欝。
>>502 武器弾薬の個人購入なんてできません!
警察も同様です。海上保安庁も同じく。
銃どころか弾薬一発も『官品』国民の税金で買われたもので、所有権は国にあります。
個人所有も無理です。
自衛官だって日本国民(というか日本国民しかなれない)闇ルートで買ったとして、発覚次第銃刀法違反で逮捕です。
まあ、仮に手に入れたとして、おおっぴらに使えるのは実弾演習のときだけだけどね・・・
>>摘弾や車載機関銃が未だに出てこない
40mm自動てき弾銃や車載機関銃(ってことはM2?)は六人の小隊(通常は分隊ですら定員は確か8名)で運用するようなものではないっす。
だって、40mmの方で約24kg、12.7mmのM2重機関銃で約38kg、7.62mm機関銃でようやく20kgです。
そこへ加えて予備の弾薬やら必要な装備やらをかかえこむとなると・・・
自分が使うとしたら、軽装甲機動車二台に三名ずつ分乗して、全員分の89式を用意、弾薬が共通のMINIMIを据え付け、非常時に備えて84mmかな?
皆さん、お久しぶり〜。
GW中は、何か他にする事あるだろ自分!?などと一人突っ込みながら、
引きこもって、リネ2やっていた、政府広報課です。
そろそろ、更新の方の進めていきますです。
今日中のUPは多分無理ですが・・・・。
で小隊6人ですか。
それは全滅状態ですな。
大体3割切ったら戦闘能力損失するのに、6人・・・・。
自分としては、さっさと後方に下げて、兵員補充行って再訓練をやります。
むしろ、解散させて他の小隊に合流させた方が早いですね。
昼休みだ。もうそんな奴等相手なら小隊規模では追い付かんだろうが…。
各兵科部隊のレコン、いや偵察専門部隊の出る幕では最早、無い。
普通科での中隊規模か数個班で固まってエリア探索、発見次第撤退、
後に特科に因る面単位の殲滅、それから施設科の森林伐採及び整地か、
航空勢力による森林破壊の後、機械化部隊に因る殲滅が筋だろう。
持って行く武器? 外骨格生物を想定するなら大口径が良い。7・62oだ。
分隊支援火器は…悪いが持って行けない。あの『62式』なんぞ使い物にならん。
重迫にキャリバー50こと、12・7oM2機関銃は譲れん。パンツァーファゥスト3は
必携だろう。射手は9o機関拳銃は確かに持たざるを得んが…『9o程度の拳銃弾』
では気休め以下だ。拳銃も…効果は疑問だが、規定により所持を命じざるを得ん。
哀しいがそれが『組織』の決まり事だ。
基本的に遭遇したら即時撤退、その後大火力によるエリア殲滅だ。
各兵科の組織戦が主だろう。…巣の発見は急務だが…そんな事をしていては人的
物的損害が大きすぎる。武器科が出張るのは『余程』の故障で無いと出張らん。
大抵、中隊の武器庫に有る予備部品の交換で事足りる。今は『直接後方支援部隊』
制に移行しているので、将来、『現場』での対処能力が衰えるのは間違い無いだろう。
小官、上の方に『何考えてんだ? 戦う気無いだろ? 』の一言を捧げたい。
中隊の武器係や、整備陸曹の整備能力は、『そればっかり』扱ってるので、
実は下手すると武器科の隊員よりも器材に詳しい人間がザラなのだ。…そう言う
人間を当該部隊の『直接後方支援部隊』に軒並み移動させているのが現段階だ。
んで、その内容は、従来中隊が持っていた整備能力を分化させ『効率的』化を
計ろうとする物だ。…勿論、一々通信や武器の専門部隊にお伺いを立てずに済む
メリットも有るが…長いスパンで見ると弊害の方が大きいと意見具申…スマン。
忘れてくれ。
あと、7.62o弱装弾で一発100円程度だ。
その作家がどれだけ軍事に詳しいか分かるな。
そんな資料状況で軍隊モノの小説書かなきゃならないなんて、やっぱプロは大変なんだな。
大人の事情さね。まあ、真面目な軍事板住人ならば焚書し兼ねんやも知れぬ。
初心者の入門書として冷笑して見送れる人間が大半だと思うのだが…昼礼だ、さらば!
今日の午前中。
庭の空いてる所を耕して畑を作ってみた。
それで思った事。
自衛隊員の人なら対した時間も掛けない内にスコップで畑を作っちゃうんだろうな。
道具とかもあまり必要としないかも。片手間でガンガン耕しそうだ。
サバイバル知識で山菜も取りまくりか?近くにいっぱい生えてそうだし。
結論。
F世界の駐屯地内は畑がいっぱいありそうだ。
畑はあったとしても、種が問題。あ、ジャガイモやサツマイモなら、とりあえず切れば
種芋として使えるか。放射線処理してあるとダメだけど。
というわけで、F世界では、芋のツルを叩き込んだ塩汁(味噌や醤油は作るのが大変)と
ふかし芋。んで、レンジャー資格持ってる連中が狩って来た獣肉が時々汁の中にって
感じの食生活になりそうだな。
# おお、このネタ採用だ。
菜の花系なら、そこら辺に生えてる奴の種をとっといて土手にでも撒いておけば、
翌春には満開の菜の花畑が。(しかも、それから毎年放っといても生える)
菜の花は無敵の作物です。お浸しとかにしてもよいが、油も取れるしな。
からし菜は酒のつまみにも最適だ。
芋焼酎と合う。
なんとも華やかな駐屯地だな。菜の花駐屯地。
遺伝子組み換え大豆は虫が憑かないそうだから素人でも作れるかな?
>518
芋づるは戦国時代からの糧食です。
日本の伝統ですな。
大豆って結構簡単に作れるぞ?
地元では普通に、自家栽培で大豆作ってるけど。
>>514 意見具申って・・・。アンタ、リアル社会では一体何者なんだ?
>521
まぁ、殺虫剤と同様の成分を作る遺伝子を組み込んでいるわけですから。
・・・・トマトなんかだと、長持ちさせる為に本来持っている筈の遺伝子を壊した物もありますが。
大豆自体は、肥料もあまりいらないし栽培は難しく無いです。
パイナップル作れねえかな・・・
土地さえ確保なら醤油と味噌は大丈夫だな。
まあ、今の規模で大量生産とはいかなくなるだろうけど。
午後も畝作りに精を出す。
スコップで穴掘るのって技術がいるね。石にガリガリ当たって、手の平が痛いのなんのって。
慣れない人がやるもんじゃないよ。ホント。
本業の親父が言うには、野菜は見栄えや大きさを気にしなければ簡単(親父レベルで)にできるもんらしい。
輪作と肥料、手入れに気をつければ農薬は特に必要無し。鶏の糞でもつかえば肥料はOK。最悪人糞とか。
種も企業や公共(農協とか)に沢山備蓄(冷凍保存すんだってさ。あと、山の上とか寒い所で)がある。それを増やせば大丈夫。
なにげにF世界で天下取りそうな農業関連の企業達・・・
病気や虫に強い作物の苗や種、頑丈で使いやすい農機具、痩せた大地を肥沃にする知識や技術。
結構強い分野だなぁ。日本にとっての農業って。
食料自給率40パーセント以下の国とは思えんなw
まあ、初めから自給率が40パーセント以下な訳じゃないからな。
あれやこれやと商売を手広くやってる内に日本の土地だけじゃ狭くなり、
もっと大量に作れてコストも安い他国の作物(酪農とかも)に移譲していった。って流れか?
土地も価値を高める為に耕作地から住宅地にシフトしていったんだろうし。(埼玉などの都市部周辺は特に)
なんだかんだで一番売れてる野菜は日本産。
すぐ出回るし、無農薬ブームで多少形が悪くても「それがいい」と売れる様になったのが大きい。
地元じゃ、あちこちに直売場があって安くてうまい野菜が、スーパーより安い値段で沢山買える。
人口が増えた事も自給率を下げた要因。
技術革新で作物の生産量を上げたとしても、それ以上に人口が増えたんじゃあなぁ・・・
ただ、ジャガイモも大豆もそのままだと連作障害が出るんだよねえ。
サツマイモだけ食うわけにはいかないし。
味噌も醤油も結構高度な発酵管理技術が必要。豆味噌(豆に直接麹を植える)
は、一番高度だしね。
やっぱり、三圃制の採用は必須かな。水田のような高度な造畑技術は
つかえないだろうし。
>534
専門家が作れば良い事じゃねえの?>醤油とか
昔からそうだろう。素人が味噌作ってたって聞いた事がねえ。
・・・と言いたい所だが、味噌は自家製でも作れる物もある。醤油は無理っぽいけど。
焼酎だって作ろうと思えば作れるらしいし。違法だけど。
連作障害防ぐ為に農薬があるんだけど、使う事は無理があるだろうしなあ。>F世界
でも、無農薬栽培してる農家ってどうやって連作障害とか防いでるんだろう。
単純に育てる所を周期的に変えてるのか?
昔はどうやって作ってたんだろう。
巷では不耕地水田なるモノが流行ってるそうで。
水田にタニシやらカエルやらザリガニやらがウジャウジャ。
それにつられて鳥がワサワサ。
両方ゲットでウマー
>>535 無農薬栽培してる農家はどうやってるか知らんが
手元の資料だと昔(といっても中世だが)はやはり輪作をやることで防いでたらしい>連作障害
あと植物によっては地中の養分を再生する働きを持つものもあるそうだ。
開墾地がヨーロッパなみの条件だとしても、四圃制(ノーフォーク式輪作)はできると思われ。
1年目 カラス麦・大麦
2年目 クローバー・エンドウ豆
3年目 小麦
4年目 ジャガイモ・甜菜(テンサイ、サトウダイコン)
こんな感じ。
皆さんお久しぶりですー。
あと一日でGW休暇もおしまい……しかも帰ったらすぐに区隊当直があって欝っす。
まあそれはさておき、自分も本物の自衛官になってしまい、今まで知らなかった自衛隊の現実が少しばかり見えてまいりました。
守秘義務に触れないレベルで、なにかまたSSを書きたいものです。
まあ少なくとも、あと三ヶ月くらいは無理な話でしょうが。
お久し振りです。お帰りをお待ちしておりました。
実はもう既に構想は練ってあるのですよー。
「メイド〜」と同じ世界観で、即席新隊員(前島の同期)らが主人公の話とか……
ハイ・エルフの里で教育訓練をやるとか、シュールな話です……。
小官ポイ話?
小官のは魔術師見習いを教育する自衛官の話。
人員不足だからか若手の支援班長ばっかり、その上新編成の教育隊なもので統制ができていない中隊の話です。
(……と、いうか、理不尽な罵倒や体罰が当たり前って……小官殿ってマジで怖い班長だと思いますよ……うちの教育隊が平和なだけなのか、なぁ?)
中隊長…昼行灯
区隊長…一般大学出・防衛大出が混成(ややこしい人間関係)
隊員…健康なやつなら誰でも入れているので節操がない
主人公…病気で入院する幼馴染の彼女を金銭的に支援したいと入隊(国内勤務だけだという地連の口車にだまされる)
班長…数少ない本物の教育隊員。しかし、上官が不安定だったり妙な教育方針を出しているのでやりたいように教育ができず、ストレスがたまっている。
オタ隊員…自衛隊が秋葉原をテロ対策に閉鎖。隊員になれば秋葉原へ入れると思って入隊。
その他多くのワケあり連中の織り成す、汗と微妙な人間関係、そして比較的安全と言われるエルフの里に迫る危機……
なんのこっちゃわかりませんが、「メイド〜」同様に起承転結は考えてあるので、いつか書きたいですなあ。
すまん、話の流れを無視するが
今日の産経新聞に北の列車事故にシリア人の科学者が乗っていたらしいって記事が載ってた
何かの軍事物資を運んでいたらしいが爆発の威力は
ロシアの軍事専門家が試算したところでは、広島型原爆以上の威力だったとか。
・・・・・・ここで俺は恐ろしいシナリオを閃いた
じつは金正日の野郎はすでに原爆の開発に成功していて
シリア人科学者たちに売り払おうとしていた
だがそこに第一空挺師団のレンジャー隊員が強襲をしかけたんだよ
既にこいつは山崎と一緒に北朝鮮に堂々と渡りホテルから姿を消して潜伏してたんだ!
で、レンジャー隊員は北の特殊部隊との死闘の末に原爆ごと自爆するんだ
その衝撃でレンジャー隊員と北の特殊部隊、そしてシリアの科学者たちはF世界に飛ばさ(ry
さて首吊ってくるか!
中隊長「朝は六時にラッパと共に起床、直ちに点呼します」
エルフ族長「あの人数でなんと騒々しい! 草木や小鳥たちが怯えるではありませんか!」
中隊長「ではラッパはなしということで……間稽古のかけ声も自粛します。次、基本教練のための平地がどこかありませんか? ああ、あの綺麗な滝の近くとか…」
エルフ族長「とんでもない! あの聖なる判定の泉を踏み荒らすなど許せません!」
中隊長「…じゃあ基本教練は教程を読ませる程度にしときましょうか。次は戦闘訓練のための緩い土の場所はありませんか?」
エルフ族長「西へ行った沼地に近い場所ならばあります」
中隊長「じゃあそこをお借りします」
次の日
班長「じ、事故内容! 激務休4!」
中隊長「な、何があったんだ?」
班長「沼地でスライムやらタールマンやらに襲撃を受けました。幸い弱いモンスターだったので銃剣で応戦できましたが…」
中隊長「(あのエルフ耳年増ぁ〜!)」
…そんな日常。
>>546 お帰り?w
どれくらい休めるやらわからんが
お国ため頑張ってくらはい
>…そんな日常
そんな日常、嫌だ(つД`)
最大の敵はエルフか…
スライムでコツコツ経験値稼ぎ。
元1氏、お久しぶりです。
スレのほうは基本的に平和でした。
カレー中毒にしちまえ。
エルフ=陰険ってデフォになりつつあるな。
>>546 グリーンピースの上を行くエコロジストだな。
エルフとは情報交換程度にしておいたほうがよさげだな。
>>546 何だかカンボジアでの自衛隊と辻元清美の会話みてーだな・・・
もうミズポ
>連作障害防ぐ為に農薬
そんな便利な農薬があったら散布したい。 農薬は病虫害防除のために散布するものだよ普通。
実際のところは
>>538の例のように別の作物を育てる。
自分がやっているのはほうれん草だが、連作障害対策にはコマツナとかを育てる。
収穫して次の種を植える前に堆肥を充分いれることでも少しは防げるけど。
あとほうれん草は比較的連作障害おきにくい。
有機栽培農家の中には複数の作物を同時に畑で育てる事による、病虫害予防や連作障害予防というのもある。
でも、実際には無農薬栽培なんてのは余程環境条件と幸運に恵まれ、さらに血の滲むような努力を行なわないと不可能。
地元でも有機栽培を積極的に奨励しているが、やっている農家でも規模は微々たるものだ。
ところで
>>517、鍛えている自衛隊員でも道具も機械もなしに耕地を耕すのは不可能だ。
2a×10棟のハウスを深耕ロータリーで耕す事がどんなに大変か…さらに60sの化学肥料と400kgの堆肥をそれぞれに…
まあ、農家の立場から言わせて貰うと、農薬も機械もなしに農作物作るのはかなり無理があると思う。
「何処を耕して耕地にするか」も重要。 土の質によって耕地に向き不向きがある。
どっちかって言うと、荒地を開拓する屯田より既に耕されている畑を接収して使うほうが遥かに楽。
>>528、鶏糞は作物によっては合わない。 それより牛糞がいい。 酪農と農業と両方やって堆肥を自前で作る人も居る。
F世界を開拓するのならば、農業だけでなく酪農やその他の産業も同時進行で開発していったほうがいい。
それはそうと元1だおー氏お帰りなさいませ。
559 :
狩人:04/05/07 20:51 ID:???
そういや、芋の蔓って煮ると甘くなるそうだ。
あと牛糞より、馬糞のほうが栄養があるって聞いたんだが本当ですか?
>連作障害防ぐ為に農薬
微量ミネラル欠乏が原因なら既にあるでしょ。
>農薬も機械もなしに農作物作るのはかなり無理があると思う。
そういった科学技術の産物なしだと狩猟採集民のが農民より実働時間は少なかったりするんだよね、これが。
>農業だけでなく酪農やその他の産業も同時進行で
つーか動力源として役畜でしょうな。
>牛糞より、馬糞のほうが栄養がある
馬は牛と違って反芻動物じゃないので餌の消化が悪い=糞に養分が残る。
>557
そういう話し書いた方が向いてそうだな。
小官が教育話書くみたいに。
屯田兵の開拓話を書いてみて欲しい。
>>557 >農薬も機械もなしに農作物作るのはかなり無理があると思う。
内地は失業者でも当てるとして開墾から始めにゃならん外地はどうするか・・・コウケツ農法でもやるか?
キャベツの生産で使われていると聞いた事がある。TVで。
なんでも、連作するとよってくる菌糸やら虫やらを駆除する為に使うらしいが・・・>連作の農薬
勘違いだったかな?まあ素人だし、プロがそういうんだからそうなんだろう。
売る為の作物作るなら機械も農薬もなしには無理があるだろうね。
まあ、食う為に作る訳だから。自分等で。しかもF世界で。
(-@д@-)そこでアジア的優しさに満ちたポルポト農法ですよ
畑の近くには綺麗な桜が満開でつか?
>>560 ああ、そういえばそんなのもあったか。
自分の作っている野菜にはあんまり関係ない要素なので…
連作障害は肥料のやりすぎや、作物が吸収しきれずに土中に余った養分が蓄積する事で発生する例も多いので、
充分堆肥や化学肥料をやっている分には養分欠乏はあまり起こりえないと思うんだけどね…
豆とか稲類とか休閑地で育てるのは蓄積した過剰養分を吸収するためだし。
と、F世界とかではその化学肥料や堆肥があまり使えない(堆肥は時間さえあれば別に充分作れるか)のが問題か。
農薬も、F世界に未知の病虫害があると既存の農薬が全く効果なくなりそうで怖いんだよなあ。
昔ながらの方法で。ダッシュ村みたいに。
意外に効きそうだと思うけどなあ。そういうのって。
未知の病虫害については、人間にとっての未知の病原体と同じか。
まあその辺はゴツゴウシュンギクだろう。
>化学肥料
原発フル稼働で電力さえなんとかなれば窒素は空気、カリは海水(苦汁)から採取するとして……
リンは鉱床がないとどうにもならないなあ。
グアノ(海鳥の糞の化石)確保のために出兵だ。
>既存の農薬が全く効果なくなりそうで怖いんだよなあ
そこでボルドー液ですよ。
まあいまやほとんど使用禁止の無機製剤なら適性広いから大丈夫、かもだ。
消費者の皆様はよく洗って食べてね。
>>563 まあ、個人とか一世帯単位とかで自給自足ならば、何とか食っていける分収穫できれば問題ないだろうけどね。
それが、開拓村全員で食っていくとか規模が大きくなると…
収穫した作物が食うに耐えないようなのとかだったりした場合もある。
最初始めたとき、芽が出て、ある程度まで成長したらそれ以上ほうれん草が大きくならなくなったことがあって、
収穫して出荷どころか自分で食うのにも…小さすぎて食えないのとかになって困ったw ミニサラダかっつうの。
堆肥を作るにしても完熟堆肥でないと病虫害発生の元になる。
ダニやタネバエが発生すると、根っこから腐って死んでゆく。 ヨトウムシが発生すると葉っぱが全部食われてしまう。
故に、完全素人が自分で「食える作物」を作るのは言うほど生易しいものじゃない。
家庭菜園は庭先で作るごく小規模なものだから、どうにか収穫できる。 山と違って住宅地は虫もあまりつかないし。
でも複数人数、一家が農業で生計を立てられるほど、収穫をあげるのは経験と勉強と努力が居る。
農薬だって、「サンデー」で売っているものと、農家が使う業務用では効果が違う。
本格的に「生きていく」ために農業を行なうならば、それなりの準備を整えないとやっていけないのが現状でもある…
初めて説得力を感じた。
後光が・・・
食糧管理法復活はデフォ。
次回は
『荒野の果てでホウレン草を作る愚者』
お楽しみに。
ヘッドライト テールライト 旅はまだ終わらない
いいから貴君もサツマイモとカボチャを育てられい。
ああそうだ、堆肥って作物作るより少し大変かも。
掻き回さなきゃならないし…糞を、大量に。(死ぬよ)
半年以上かけて発酵させる(完熟堆肥という)んだけれど、ただ牛糞やら鶏糞やら積み上げとけばいいわけじゃなくて、
やっぱり何か、生ゴミとか木の皮とか色々と入れるらしい。 詳しくは知らない。
糞尿はそのまま畑に入れると逆に作物が死ぬので(特に人糞)注意が必要。
大規模に機械使って堆肥を作っている企業もある。 もちろんそれを売る商売で、糞は酪農家から買う。
ので、自給自足で農業やる場合は堆肥…残飯生ゴミからでも作れるけど、作り方を知っておいたほうがいい。
農業やるのって、色々と知っておかなきゃならないことがたくさんある。 自分もまだ不勉強。
じゃ、今日はそゆことで。
同じ作物栽培しても収穫高が35対1だったりするからなあ、農業怖い。
ほうほう。ためになるな。
おが屑トイレは外せないな。 使用後のオガクズは理想的な有機肥料になる。
>>574 こっちのほうじゃ気候が合わないので適していない。
まあ、作れないことは無いけど。
言い忘れたけど、気候による作物の向き不向きも考慮したほうがいい…
気候に合わせて、各地方ごとに主生産作物を分け、それぞれを流通させて食卓にバランスよく野菜や穀物がそろう。
現代農業は現代科学に頼って成り立っている面もあるから、未開のF世界で農業を行なうにはやはり
農協制度の整備、化学肥料の工場、大規模堆肥製造センター、酪農との連携などやっていかないと収穫が見込めないのでは無いだろうか?
まあ、千万単位で餓死者がでるだろうし、現代の生産能力に固執しなくてもいいんじゃねえの?
野菜などの生産について詳しい人があらわれた・・・
このスレにとっては大きな利益だな。
これでより具体的な食料議論ができそうだ。
窒素固定菌のいる根粒のあるマメ科の植物(レンゲなど)は、すきこんでやると
肥料になりますね。昔はレンゲ草がいっぱいに花を咲かせた田んぼをよく見たものでした。
稲の根株もすきこむことがあったように思います。
堆肥は、養鶏場や畜舎などの敷き藁がよい材料になるという話を聞いたことがあります。
どちらにせよまともに作物を作る土作りは面倒な作業なので、軌道に乗るまでは簡単に
栽培できる作物を中心にする必要があるような気がします。
でまあ、戦時中に学校の校庭で作ってたものというと、サツマイモとカボチャですね。
水っぽくてひどくまずいものだったようですが。
ちょっとした質問
下水処理場の活性汚泥と言うやつ、肥料として使用できませんか?
んじゃ私は
>>575に補足して消えます。
堆肥作りのポイントは空気と水。
水は少な目に。
糞に藁、粉砕した樹皮(バークと呼ぶ)、オガクズ、時には廃紙パルプなんかを混ぜて水を吸い取らせ、
ビニールハウスの中とかブルーシートで覆うとかして雨が当たらないようにして山に積み上げる。
逆に空気は多目に。
「切り返し」という作業でかき混ぜる。
大体はホイールローダを使って、さっきの堆肥の山を別の場所に積み替える。
臭いが糞から発酵臭になったら完成。
>>584 生ごみから堆肥を作るプラントってあったような。
586 :
名無し三等兵:04/05/07 22:07 ID:CcB8ogCN
このスレって本当に勉強になりますね
農業についてはF世界と直結する知識ですし、経験に裏打ちされているので
おもしろいです。
そーいや、漏れも結婚が土壇場でぽしゃらなければ今ごろ農家の婿としてトマトを作っていたんだよな
ageないでね。
良い感じになってきた所だから。
突っ込みはちゃんと返してから消えますよ、済みませんねでしゃばって。
>>585 生ゴミでも基本は同じです。
また家畜の糞でも自動化されたプラントはあり、糞をハウス内のベルトコンベアが運びながら
爪のついたローラーで切り返す、などの方式があります。
また微生物のタネを混ぜる場合もあります。
まあこのへんは企業や農家でそれぞれ独自の「秘伝」があるので……
それと……F世界転移後の食糧事情だと生ゴミは多分激減するんじゃあ?
ツッコミようがねえよぅ
それじゃレスが途絶えたし明日も早朝から田植え(補植)なんで……
皆様は時間の許す限り御歓談をお続け下さい↓
591 :
名無し三等兵:04/05/07 22:40 ID:Kn/PEqjk
まじ
農家の人の熱い談義キター!農業は日本の食糧生産でもそうですが、
F世界側でも重要な問題でしょうねえ。
向こうじゃ徴兵の時期問題がありますし、農業情報は政戦両方に使えそうですね。
種もみ1に対し収穫量が3以下だっけ>中世欧州
土地がどうしようもないくらい痩せてるとはいえ、対策出れば効果でかいだろうなあ
鍬の改良、くびきの改良、肥料の導入(干鰯に類するもの)、輪作、新作物の導入
など、結構やることは沢山ある感じ。
おお、久しぶりの良質の燃料だ!
>>588 乙
またの来訪を〜
でも耕作器具だけあたえてもかなり収穫高が変わりそう
>>593 来年、種として蒔くのが1/3
食べるのが1/3
来年以降の予備として保管するのが1/3
だから蒔いた分しか食べられない、餓死者が出るわけですな。
>>597 F世界が中世欧州でもどこに相当するのかよくわからないので詳しいことは言えませんが…
税はたぶん、「予備」にしておきたい分かそれ以上が相当するかと。
一般的な封建制だと税は教会、領主、王がそれぞれ別個に取っていくのが普通です。
取り分もこの順番。王には出さなくていい場合もありますが。その他に地主が居れば地代も
出さなくちゃいけないし、工事など必要があれば働き手をとられる。雑徭みたいなものでこれも税。
どうがんばっても死人続出だったと言います。
そういえば朝鮮半島の併合時に、現地に化学肥料の製造工場をつくったりしてたのでしたね。
戦後も海外援助で農業指導とかに行ってる人たちもいるし。
この辺は調べれば使えそうなネタ沢山ありそうですね。
戦闘、災害救助に加えて開拓のプロの自衛隊の物語が出来たりして。
>>575 うちの爺さんが汲み取りトイレのし尿をそのまま畑にまいてたんだが・・・。
化学肥料が少なかった昔ではショウガなかったんだろう。
で、その習慣が抜けずに今でもし尿を撒いていると。
昔の人は得てして、自分がやってきた事が正しいと錯覚する事があるもんだ。
本格的に勉強すれば、愚者が言ってる事が正しいんだと思うよ。
>>598 だから人口の少なかった中世欧州は一人死んでも領地に大打撃だから戦争の規模も小さかったよな
596 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 04/05/08 03:20 ID:???
>>593 来年、種として蒔くのが1/3
食べるのが1/3
来年以降の予備として保管するのが1/3
これに追記して信じられない話だが、シュメール人の都市国家の収穫量は西欧3にたいして70(w
土地の悲劇
>>603 それって、土壌の塩分対策が、うまくいかず、徐々に不毛の大地になったんじゃなかったっけ?
>>604 そうか知らんが文明は跡形も無く消えたな
>>602 まあ、だからこそ織田信長みたく兵農分離考えた奴が勢力伸ばしたりする。
常識を撃ち破って成功した奴は、かなりの恩恵を得てるよな。
まあ、それ以上に失敗した奴がいる訳だが。
>>606 信長は兵農分離できてない、武田のほうがまだマシだったとか。
西欧だと他国人を兵として拉致したり買ったりして強くなった国が多いな、プロイセンななんかそうだし。
マキャベリは見事に『国民兵』のみの軍隊の創設に『失敗した』。
…守られてばかりの民は、その国の貴族や為政官が余りに優秀過ぎると、
『一般国民』の『国家』に対する帰属意識が何時まで経っても育たない。
ではどうすべきか? 解り易い『共通の敵』を設定してやれば良い。
敵に対抗するには『己の本分』を自然と尽くす様に為り、『国民』の
自覚と意識が芽生えて来る。『敵』の存在は必要不可欠だ。
…USAの歴史を見よ。彼らは巧妙に敵の設定を人為的に行って来た。
小官の奴は、…読んだら解って呉れるな?
…化学肥料は確かに便利だ。しかし、土壌は『生きている』。人為的に弄り過ぎると、
土壌はその調和を保てなく為る。小官、中学、高校、大学と、稲作、畑作経験が有る。
まあ、本職の様に本格的とはとても言わないが、土を喰って良し悪しが解る程度だ。
甘過ぎてもいけないし、苦すぎてもいけない。深みの有る…難と形容して良いか…。
味わい深いのが一番だ。土壌の自浄作用に有る程度任す、と云う方法も有る。
下肥と破れムシロ使うのも、結構いい物だよ…? 手間と効率を考えなければね。
シロカキ済んだ後の田んぼを全力疾走すると…頬を赤らめてしまう小官をここに恥じる。以上。
織田の兵農分離は少々、異なる。農民兵を分化するのでは無く、主力は傭兵だ。
流れ者が主なので、質がその…な? 解るだろう? 西洋も東洋も、そこら辺は、な?
農民兵は領土防衛戦には熱心だが、遠征には使いづらい。織田が天下を取る一歩手前
まで行ったのは、『土地』に対する執着心を持つ者があまり居なかったのも有る。
ややもすると、意識して排除を行ったかも知れない。組織は、トップの思想を有る程度
反映する。信長の人格が如実に出た結果と言えるだろう。…結果が全て、だとね。
とまあ、一人で喋るのも寂しいので、小官退席。では、な?
>>608 総動員令(領国内の15才〜70才に至る男子全てを徴兵)出したりしてたけど?>武田。
織田家の場合は傭兵つーか、今で言う派遣社員みたいな扱いだな>手柄立てれば直臣(社員)に。
616 :
狩人:04/05/08 14:14 ID:???
そういや、何百年前は自軍が昼食するから休戦しようぜと言うと
休戦になったって話があるのだがほんとうかな?
>>600 >汲み取りトイレのし尿をそのまま畑にまいてたんだが
汲み取り便所に半年も置いておくと、生物や微生物による分解と発酵が進んで
肥料として使うことが可能になります。江戸時代には下肥と言って、江戸市中の
長屋から出る人糞が、長屋の大家の重要な収入源になっていたくらいなので。
つい最近まで田舎には野ツボという人糞を発酵させておくための容器があったものでした。
落ちると大変悲惨です。
あー、それから、30年ほど前までノリ養殖には人糞が肥料として使われていて、
ノリを養殖しているあたりの海は時々黄色く染まっていたそうです。
ヨーロッパには人糞を肥料にするという発想はなかったようですね。都市では垂れ流し
でしたし。
>>618 地方によって違いがあるんだろうけど、うちの実家では同じものとして考えてたよ。
江戸時代の下肥といえば、あれは大家にとって「もう一つの家賃」だったという話がある。
つまりきちんと値段をつけて市場に出せるシロモノだったということ。
家賃と違って滞納される心配もないしね!
…この話で個人的に腑に落ちないのは、「しょせん人間の出すもんなんだから、わざわざ
輸送コストとマージン発生させんでも、自給できちゃうんじゃあないか?」ということなんだけど…
どうなんでしょう。
ヒマワリなんかはかなり使いでがありそうですがどうでしょうか?
茎はパルプに種は油に(加工すればバイオディーゼルになるし)葉や根は緑肥化できるし。
異世界に咲き乱れるヒマワリっていうのもいいかも?
>619
数人の糞じゃ量が足りないだろ。肥溜めいっぱいにしなきゃならないんだろうし。
しかも、定期的に撒くんだろうから。毎日出るものと言っても自給するのは・・・
それこそ何十人単位で集められる長家は商売になる。と思う。
>620
菜の花は、更に食えるぞ。
でも、ひまわりは妙案だなあ。
こどもでも育てられるし。
ようやく田植えが終わった訳だが。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
/⌒ヽ (⌒ヽ、 (⌒ヽ、
( ⊂ ̄ ̄ ̄⊃ ) , ⌒ヽ ( )
ゝ ( * ゚Д゚)ゝ ヽ ( .' ( ヽ⌒ヽ 、
⊂ )U( つ ) ゝ `ヽ( )
傘 |__i_| 傘傘傘 傘傘 傘傘傘 傘傘傘 `ヽ
 ̄ ̄(__)_) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v
v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v
v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v
ちょっと机上の空論に基いて空疎な数字を弄びますよ。
日本国内の農地500万ヘクタール「のみ」を、「農機・化学肥料・農薬などは供給される」ものとして
カロリー効率を文字通り「最大化」して自給を図ると、、日本国民1億2000万の食糧は1年当たりの
年間消費量で次のようになると思われ。なお()の中は1987(昭和62)年との比率。
米91kg(127%) 麦18kg(56%) 芋153kg(781%)←注目!! 野菜82kg(74%) 果実12kg(31%)
牛乳・乳製品31kg(41%) 肉3kg(11%) 鶏卵4kg(25%) 油脂3kg(21%) 魚介類38kg(104%)
これでやっと1日当たり1人2000kcal(2000Cal)。
分配が理想的になされれば、かろうじて餓死者は出さずに済む、
けど乳幼児や老人、病人の死亡率は間違いなく上昇。
腹一杯喰いたいなら家庭菜園を作るか海外進出するしかない模様。
在来種の生態系を破壊する行為は極力避けねばならん。その土地独特の食物連鎖や
浄化プロセス、繁殖抑制システムが完成していたのに、下手に異種のモノを持って
来ると、完全に破壊してしまうリスクが伴うのだ。
今、日本でザリガニと言えば、体色が深紅色の『アメリカザリガニ』が一般的だが、
輸入される明治以前には泥濘色の『日本ザリガニ』が居た。今では後者を見かける
事は殆ど無い。つまり、何が言いたいのか?
その世界の人間にとって貴重な種を絶滅させてしまう繁殖力を誇るモノは持ち込むな、
の一言だ。その逆もまた然り。…生態系が復活するのには長い期間が必要なのだから。
>>623修正。
× 1年当たりの年間消費量
○ 1人当たりの年間消費量
さて風呂だ。
現代日本の大地は生きているのか。死んでいるのか。
それが問題だ。
で、プロ農家の愚者が登場ですよ!!
作物を作る上での土壌改良の考察や、農家から見た生態系についての話を聞かせてくれ!!!
…水田による稲作は人的・物的コストが懸り過ぎるので問題外だ。
苗箱への種蒔き、ビニールハウスによる苗の育成、泥濘地への植苗、水位管理、
気候の変化への耐性の無さ、収穫までに懸る期間…機械力が無ければ、地獄だ。
主食について考察を前項、前スレの何れかでやっていたと思うが、あの中国の
華北の貧しさと華南の豊かさの差異は凄いの一言に尽きる。華南の政権が天下を
盗るのが稀なのは、主食が『米』であるからだと云う説が有る位だ。
何故か? 物資が豊か過ぎるので、ワザワザ貧しい所に侵出する気には為らんのだ。
米に慣れてしまうと、他の穀物がどうも…受け付けなく為る。その点、華北住民は、
雑穀に近いコーリャン等が当たり前だ。豊かな南へ行きたくも為るだろう。
…こうして見てみると…穀物の粉末から生成される…麺や饅頭、ブレッドの発明は
…偉大だと思うね。
死んで居るよ。間違い無い。
自家用ゴミ焼却炉の存在を知っているだろう? 過去何年間、稼動していたと思う?
ダイオキシン、NOX、その他大勢の汚染物質が現在も今も降り注いでいる。
本来ならば、食物を怖くて口に出来なく為る位に汚染は深刻なのだよ。
食物連鎖の頂点に立つ人間がどれ位の量を摂取しているかは…正確なデータは
歪めて伝えられて居る。
汚染物質を排出する手段は?
実は女性には有る。…出産だよ。奇形児の産まれる確率はここ20年、
飛躍的な伸びを見せている。母乳に溶け出す体内蓄積ダイオキシン
の話を聞いた事が有るスレ住人も中には居るだろう。
我々は、化学合成物質を知らず知らずのうちに摂取し続けて居る。
安全な食料など、何処にも無い。しかし生きるためには、喰わねば為らない。
ガンを覚悟で、喰うしか無い。なあに、年を取ればガンは自然発生する物さ。
とまあ、一般教養の範疇を述べて置くよ。小官も実は、聞きたいのさ。
知識は多いに越した事無し。経験こそ、至上の宝物なのだよ。その凝縮された
エッセンスが『書物』なのだ。他人の経験を労せずして得られる最上のものと
小官は認識している。では、退席する。
小官、言いたくはないが農業ネタは正確な数値を出す名無し屯田兵や専門家の魔術師改め愚者に任せろ。
危機煽るのはいいが、ただ叩くだけでは民主党と変わらん。
庭をなんとなく見ているだけでも、自然の生命力を感じる。
地面にはコケや草花が芽吹き、樹木には花が咲き実を付ける。
蟻が世話しなく働き、蜘蛛が隙間なく巣を作り、蜂や蝶が花の蜜を吸いに飛び回る。
確かに知識は大事だが、そう感覚的なモノも大切にして行きたいな。
最近は川にも鳥が戻ってきた。
野生の鴨やシラサギが魚をついばみにやってきている様だ。
川もきれいになった証拠だろうか。嬉しい限り。
・・・だが、害鳥駆除で鉄砲撃ちが川で猟銃撃ちまくっている・・・
>>624 農薬を使わない有機栽培では、虫や他の雑草の繁殖を抑えるクローバなどを畑に植えたり、
病害虫の天敵種を放したり、有益な微生物や菌類の多い土を土壌に混ぜて病気の原因になるダニや菌類を押さえるという方法があります。
が、小官殿が言われたとおり生態系の違う未開の地を開拓する際には「その土地の」有益な植物や微生物や菌類を使わなければならないので、
まずは有機栽培に使える植物や菌類がそこにあるか調査する事から始めなければ成りませんね。
>>626 土壌改良は、「とにかく良い土に変えていく」のが大前提です。 当たり前ですけど。
あまりにも土壌の条件が悪い場所は最初から耕地にしないほうが得ですので、事前に入念な土壌調査が必要です。
含まれている栄養分だけでなく、水はけ、土質、周囲の植生、地形なども考慮する必要があると思います。
他所から「栄養が豊富な黒土」を運んできて土を丸ごと入れ替えてしまう手段もあるのですが…
普通は、土壌調査をした上で足りない栄養分を化学肥料で補いつつ、堆肥を入れ続けて何度も耕し、栽培して収穫し、
気長に土を改良していかなければなりません。 一年もすれば、最初は雑草だらけだった土地もそこそこ使える土壌になってきます。
自分のハウスでは最初に造成した時に4トンの堆肥を、その後収穫して次の播種をする前に400〜500キロの堆肥を入れ、それを5回繰り返しました。
1棟あたり1年間で6トン以上の堆肥を入れた計算になります。
入れる堆肥の選び方も作物によって「何が堆肥の中に含まれているか」を考慮しなくてはならず、
ほうれん草の場合鶏糞が入っていると成長が阻害されてしまい、バークがあまりに多いとタネバエが発生するので少ないほうがいいです…
完熟堆肥ならばほとんど腐ってなくなっているから良いんですけどね、堆肥の業者によっては大量に残ってたりして水はけが異様に良くなって土がすぐ乾いたり病害虫が発生したりして大変でした。
つーか、木屑でも木の皮でもなくて何で「木の枝」とか「幹」とか「株根っこ」「木材」とか入ってるんだゴルァ!!
叩いて居るワケでは無いよ。問題提起の一つと考えて居て貰いたい。
小官は男だ。常に己の意見と対案を持って書き込んで居る。純粋に興味が有って知りたいだけさ。
鼻に付いたら許してくれ。予備知識として書き込んだつもりだ。
635 :
631:04/05/08 19:29 ID:???
>>634 こちらこそ申し訳ない、言いすぎた。
ただ、一人のコテハンがスレの全話題により知識のあるコテハンがいるにもかかわらずでしゃばりすぎるべきでは
ないと思う。少しは他のコテハンを信頼しろ。せめてヤザンにカツコバヤシが突っ込むくらいには。
苦労してンなあ・・・
やっぱどの業種も悪徳業者に苦労してんだなあ・・・
631
また言い過ぎてるぞ。落ち着け。
>>628 過去に国の政策で、全国の農家に散布することが義務付けられたとある農薬がダイオキシンの塊みたいなもので、
それによって今や日本中の田畑は既にダイオキシンまみれというまことしやかな噂もありますね。
その証拠に、工場跡の土壌汚染関連のニュースで住宅地などの汚染の調査結果は発表されても田畑・農地の結果は発表されないとか何とか。
ソースはオカ板ですが。
>>632 ベト病が発生して、仕方なく引っこ抜いて穴掘って埋めたほうれん草、春になったらニョキニョキと土の中から生えてきました。
冬場、寒さで完全に枯れてしまったと思っていたのに温かくなったらなんと、成長している!!というのも。
…植物の生命力とは怖いものです。
『面子』を潰す様な真似、と取られた様だな? 仕方無い事だ。所詮小官の言は『素人』の域を脱しては居ない。
F世界でも鮫がいるのかな?
>638
冷夏の為枯れてしまった草花を一ケ所にまとめて捨てておいたら、この春に満開に咲きました。
土手に何となく撒いていたカラシ菜の種が、やっぱり満開に咲きました。
去年の梅雨に咲いていた朝顔の場所に、今年も芽が出てきました。
生命力の強さをしみじみ感じています。
>640
いるだろ?
まあ、何にせよ、常に危機に備えて置くのは大事だ。そのための知識で有り、好奇心だ。
得意分野で勝負するのも良いが…より広い範囲の知識も求める必要が有るだろう。では、な?
自衛隊は小官。1だお〜氏も加わるかな。
農業関連は愚者、屯田兵。
お互い専門分野で意見を述べれる人材な訳だし、そんなケンケンしないで仲良く行こうよ・・・
>644
フカヒレとか食ってンのかな。やっぱ。
愚者0殿に興味本位の質問。
農業に携わって行く上で『これだけは取っておかないと話にならない資格』とか、
『こんな事も知らないでどうする? というような知識大系』とかってありますか?
運転免許はまぁ、今のご時世として無ければどうにもならないと判るけど、その
他の門外漢は知らないような。
ここで農業関連の話題をするのにも重要な気がするので。
あと熟練の経験則というのがもっとも大事だろうと予測は付くわけだけど、それは
知識大系でどれだけカバー出来るのか? という興味も。
F世界に農業技術指導を行うとしたら重要そうですし。
シャークトッタド−ーー!!!
いや、フム、小官のスタンスを述べる必要が有るな?
小官はあらゆる事象に危機が内包されていると考えている。
対処するにも基本的な知識が無いと、覚束無い。そこで己の知識の確認とともに、
新たな知識の取得の必要性から、レスを付ける。一見何の関係も無い事柄でも、
裏で密接に繋がって居る可能性が大なのだよ。立方体を正面から見れば、正方形だ。
だが、異なる視点から看て始めて、それが立体だと認識可能と為るのだ。法学を学ぶ
と、多方面から物事を捉える癖が付く。…小官はそれが顕著なだけなのだよ。済まないな。
農業に詳しい方がおられるようなので、質問です。
下水処理場から出る活性汚泥、肥料の原料になっているそうですが
この活性汚泥、肥料の原料としてはよい部類に入るものものなのでしょうか?
>>647 農村で農業始める場合は特に必要なし。 誰も居ない山の中で自給自足で生活していく場合はサバイバル知識だろうけど(藁)。
自分も運転免許と危険物丙種以外に殆ど持ってなかったし。
何故かと言うと、分からない事があったら隣の農家に聞きに行けばいいし、
農協やら振興局やらが定期的に指導会や見学会を開いているので、そこでの指導に行けばよし。
あとは積極的に質問する事か…何にも知識がなくても教えてくれる人がたくさんいる。 ただし、自分で積極的に教えてもらいに行くこと。
知識というのは経験で身に付くものが大半だからなあ…でも、「この土質に足りないのは何か、そして、足りないとどうなるのか」というような、
化学肥料に関する知識があると便利だし、「ダニが発生しやすい時期、卵を大量に生む時期、活動が活発になる時期」などの生物的知識もあると便利。
あとは地質学も勉強していると便利だし…粘土層が耕地の真下にあると水が流れていかずに溜まって水はけが悪くなる、とか。
「絶対必要」というのは少ないけど、「あると便利」な知識はたくさんある。
まあ、経験をつんでいくうちにいろんな人から教えてもらって自然と身に付く類のほうが多いかな? とにかく「幅広い雑学」が必要かもね。
一風呂浴びてメシ食ってきました。
>>623補足。
>これでやっと1日当たり1人2000kcal(2000Cal)。
これは1946年当時なみ。
つまり近代日本史上ほぼ最低水準。
あと孫引きですけど一応「農産物の需要と生産の長期見通し(1990年1月19日閣議決定)」に準拠してます。
>>633 >木屑でも木の皮でもなくて何で「木の枝」とか「幹」とか「株根っこ」「木材」とか入ってるんだゴルァ!!
バークにファミコンのカセット(粉砕済)が入っていた事があったぜ、勝った!!(゚∀゚)アヒャ
……堆肥にヒトヨタケが生えてきた時はちょっと驚いたなあ。
>>651 どんな養分が含まれているか自分は知らないからはっきりとは言えないけれど、注目されている以上評価に値されているだけの価値はあるんだろうと思う。
その活性汚泥に含まれている栄養分や微生物が、畑に入れて効果のあるものならば自分は別に良いと思うよ。
あとは、「その肥料がその土地の土壌にとって必要か?」だね。
鶏糞の件でもそうなのだけれど、入れて効果のないものや、逆に悪影響を及ぼしてしまうものは他の作物でどんなに良い評価を得ていても入れたくない。
自分が育てている作物にあった土壌改良の仕方と、必要な肥料が一番求められると思う。
まあでも、農業は「やってみないとわからない」部分も多いから、その辺は何処の農家も試行錯誤で色んな肥料を入れるんだけれどね。
「○○を入れるといいらしい」「××を入れると良くない」など、会合に行けば色々情報交換しあってるよ。
生きた情報が必要という事か。
活性汚泥か…確かオゾン(活性酸素)漂白処理された下水堆積物…だったか?
経験こそ、最大の宝物だよ。
>>653 そんなので勝ってどうするんだよ!? まあビニールの切れっぱしとかは普通だよね。
…ちなみに自分の畑は元は営林署の苗畑だったんで木の枝とか根っことかはまだそっちのほうと考える事も出来るんだけれど、
大小の石とかに混じってコンクリ片とかブロックとかが出てきた時はビックリした。 何で混じってるの?
何かの骨(大)が混じってた時はさらに一瞬ビックリ。 鳥か豚だと思うんだけれどね。
>愚者0殿
回答ありがとうです。
危険物丙種は農薬などの取り扱いに必要という事ですね?
大事な知識は先達の経験則か、するとF世界の開墾を行うとしたら
地質学、生物学、土木工学などなどの専門家とのつながり、さらに
地元民とのつながりを本土での農業以上の積極性で作り出すところ
から始めないといけないことになりそうですね。
凄いな、開墾だけで国家事業になりそうだ、プロXに出来そうな。
最後に重ねてお礼申し上げます、興味本位の質問に丁寧なご回答ありがとう。
>658
そろそろ、小官の野暮助が余計な『突っ込み』を入れる時期だと、君は肌で感じないか?
開墾は立派な国家事業だぜ!!
>660
嫌だ−ー−!!!そんな悲しい結末なんて嫌だ−ーーーーーーー!!!!
誰か
>>623を保存庫のWikiにまとめキボン。
そう、よりマクロな視点からの観点で述べて貰いたいのさ。
>661
……そうでした(^^;
まぁプロXで感動の物語に仕立てるくらいの内容になりそうだ、という意味だったって事で。
ミクロの視点から問題が指摘される。では、その上の視点に立って見るとどうか?
それを常に、頭の片隅にでも置いておくと良い。リスクコントロールに役に立つだろう。
>>659 いや、危険物取り扱いはガソリンとか軽油とかだから、農薬の取り扱いは毒劇物だと思う。
丙種だと家庭で灯油タンクに入れる量を保管するくらいしか出来ないし、ガソリンスタンドでアルバイトできるようになるのは甲種以上だったかな。
機械類に使うガソリンを保管するくらいにしか使わないだろうね。
農薬は殺菌剤とか殺虫剤とか使うけれど、大量に保管しているのでなければ毒劇物の資格は必要ないはずだ。
>>660 軍事方面に農業を結びつけるための誘導と支援お願いします、サー。
r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 「このはし渡るべからず」と言われて
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 真ん中を渡っても、ただの詭弁にすぎないぞ。
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 確かに端は渡ってないが、橋は渡ってるんだからな。
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i しょせん一休など、だけど喧嘩はからっきしの
| / `X´ ヽ / 入 | 口先だけの男だということだ。
小官にこのAAを使って欲しいと思うのは俺だけかなぁ・・・
いつもレス読む度にこれを思い出す。
飢餓は戦いよりも兵を損なう。空腹は剣よりも猛し。
ウェゲティウス「戦術書」
まあ腹が減っては戦はできぬって事で。
>>666 >ガソリンスタンドでアルバイト
乙種第4類からできるよ。甲種は実務経験が必要なやつ。
>667
では、行こうか。収穫時期。コイツが問題だ。
下手をすると敵に鹵獲され、兵糧と為ってしまう。
さらに生産計画だ。貿易品目に転用可能な商品作物を生産するのも良いが、
主食確保のための耕地面積の割り当て等は誰が設定する? 封建主義国家では?
で、一番問題なのは…労働力だ。農奴制度を取っているのか、それとも自作農を
増加させて対応させているのか? 農民の地位は? …まあ大きくはそんな所さ。
日本の江戸後期で、一番勉強する事の出来る『生活的、財産的余裕』の有る階層は…
実は村の『庄屋様』だった。色々揚げるとキリが無いが、一つ頼む。
? レス番違いだな? 焼死するリスクを伴う職業だ。
まあ、あくまで現実での農業の話だしなあ。
まだF世界での農業の考察まで話膨らんでないし。
これから徐々に膨らませて行きましょうや。
小官殿、失礼しました。……疲れてるんだな、俺。落ちるか。
>669
では一つ。「人はパンのみに生くるにあらず」さ。出展は有名すぎて石が飛んで来るだろう。
やっぱ、大陸で農業する場合って封建的にやっていくんかな?
領主的立場を日本政府(の派遣した自衛官?とか)が担うような「1だお〜方式」で。
>673
謝る必要等は全く無い。パンを得る事は大事だが、パンよりも大事な何かを持って…諸君には生きて欲しい。
しかし、いろんな言葉があるんダな。
まさに哲学者同士の貶し合い。どうしようもないな。
>675
そいつが問題だ。現代日本の土地の者と余所者のギャップは…都市生活者の予想以上に激しい。
その日本の田舎よりももっと辺鄙な土地で、密接な人間関係の中に割り込むのは至難の業なのだ。
農業やってる人間には解って貰えると思うのだが、門外漢の突っ込みを農民は激しく嫌う。
己と己の土地と己の生み出す作物に絶対的な自信を持って生きているからだ。
…どうしても『ワンクッション』置いた付き合い方をせざるを得んと、小官は思う。
>678
領主として税だけ淡々と徴収してくだけなら今まで通り。
だが、現代農業を教えに行くとなるとぶつかりそうって事か。
前にうるるんで、熱帯雨林の原住民に日本のさつまいも農家が作り方を教えに行くとか言う企画をやっていたな。
耕作の儀式やら民族衣装やら何かとうるさい原住民の村長に、さつまいも農家がキレテたな。
その村が作るさつまいもが病気の所為かとても貧相な出来で、
「こんな芋を子供に食わせていて、儀式も糞もあるか!!!」
と村長にタンカ切ってた。
普段は物凄く怖い村長らしいが、なにかシュンとなってさつまいも農家の言う事聞いてたのがおもしろかった。
>>679 あれ面白かったな。
「そんな(伝統的な)格好じゃ農業は出来ない!」
とかキレて、村長のコベワ(チ○ポケース)外させてズボンはかせて。
681 :
679:04/05/08 21:14 ID:???
まあ、教えに行く方も信念を持って行く事が大事だろうね。
いやいや行くのであれば、相手の方に舐められるだろうし。
生産力をあげる為に赴くんだから、よっぽどの事がないかぎり邪険にされないと思うんだが。
あらかじめ実績を積んで、現地人の信頼を確実に積み重ねてくしかないだろうな。結局。
682 :
679:04/05/08 21:15 ID:???
>680
俺はあれを見て、うるるんを見る様になった。
うるるんに、そんな面白そうな回があったですか・・・・。
見れば良かった。
>667
農薬の開発研究する会社に就職するには、毒劇物は必須ですよ。
無試験の抜け道がありますが。
>679
その税徴収も…危うい。即ち…元の領主様が『善政』を敷き、慕われていた場合は
一揆の可能性も有る。だから、作中の『王国』が封建制度を敷いて居るとするならば、
まず我が軍は補給が途絶えると、極端に言えば『餓死』の危険性もあり得るのだ。
我が軍自体が『余所者』なのだ。信頼を醸成するには…『郷に入りては郷に従え』的な
ノリで常に協力しなければ生まれ無い。…某一神教宣教師の『先ず医療ありき』で
共同体内部に食い込むのが先決なのだが…言いたくは無いが…治癒魔法の存在があるかも
知れない。小官魔法を嫌がったのはここに原因が有る。…慕われ難いのだよ。これだと、ね。
結局土木工事で信頼を勝ち得ると言う従来方式が無難だ。
だから『風』名義で書いたSSには、施設科部隊を登場させている。
善政を敷いている領主が現実的にどれだけいるのか・・・
税を取っている所が『領主 王国 教会』といたのが、『日本政府』だけになるんだから減る。と思う。思いたい。
もしくは共闘する、だろうな。
戦国自衛隊のように。
>685
それには同意。
現代農業の強みはそこにあると思う。
愚者も同じような事言ってたな。(土壌改良。土入れ替えとか)
信仰心が篤いと、教会が無いというのは逆に従わない理由になりそうだが。
下手に教会に喧嘩を売るとそれこそ「神の意志に逆らう悪魔」扱いで、共同体内部に食い込むどころの話ではなくなる。
中世での信仰は現代のそれとは違い、信仰=文化だからな…。
農業用機械類を持ち込んで使わせてみるという方法もあるかと。
ビニールハウスやエンジンポンプ式の散水機…便利さが分かれば彼らのほうから受け入れる可能性もあるでしょうし。
彼らに益を与えて受け入れてもらうには農協制度を広めたほうがいいかもしれません。
いや、それが『伝統的支配』の構図を崩すのは至難の技なのだ。
何世代にも渡って受け継がれて来た『慣習法』の力は…強力なのだ。
大人はそれを疑う事をしない。…長期的なスパンで考察するならば…
ターゲットは若者、子供。これにいかに自分達の扱いが『不当』なモノで
あるか『教育』を施す必要が有るのだ。税の概念に始まり、私有財産制度、
基本的人権の概念…両刃の剣だが…搾取体制からの打破をまず目指さねば為るまい。
教会に税を払わない=教会は除外する ではないんじゃ・・・
教会がそれほど重要な位置を占めるなら、それは国で管理すればいい事で。
まあ、間接的に税金を払う事にはなるだろうが。
>691
そう言う事になるんでしょうね。
昔からの事ってなかなか崩す事ができないなんて、現実にもよくある事だし。
人間は利益のために動く。哀しいがそれが本質だ。
だが、『衣食足りて礼節を知る』と云う言葉が有る。
民衆を餓えさせる為政者はすべからく罪人で有る。
民衆の『モラル』を維持するには、安定した食料供給が必要で有る。
民衆が飢えのためにゲリコマに為る事も考慮に入れて…作品を構成して欲しい。
農村から都市を包囲せよ。…軍板住人ならばだれの言葉か…知っているだろう。
農協って昔で言うと何にあたるんだろう。
農業支援の施設って昔からあったの?
毛沢東?
>695
互助組織。村落全体がそれさ。顔馴染みの困っているのを見捨てられる程、
昔は人間関係は希薄では無い。コネが財産なのだ。
そう、出展は毛語録だ。
>>692 中世の教会と同じようなものならば、それは難しいかと。
重要な位置を占めるものをそう簡単に新参者が管理する事は出来まい。
教会<国という図式は現代世界の考え。「カノッサの屈辱」なんて例もある。
…日本人にとっての「信仰・宗教」観とF世界の住民のそれとの間に差がありすぎて
そこから様々なトラブルが、なんていうのはありそうだな。
連帯責任で一人がダメだと巻き込まれる。
早々と村のシステムに介入できなきゃF世界で日本は生き残れないな……一年以上持つかな?
>>695 殆ど無い。
宮沢賢治が農村での相互扶助を唱えた事や土壌調査による適した肥料のやり方を指導したりし始めた例が最初じゃないかと自分は勝手に思っているのだけれど…
>699
どんな組織にも反体制勢力と言うモノがある。
それを利用して管理して行けばなんとかなるんじゃ。というかなんとかしてかないと、大陸人ツカエネエ。
>692
教会。コイツも難しいが攻略手段は有る。『神』との関係がキーポイントだ。
…カソリックとプロテスタントの歴史を学んで知って居る住人も居るだろうが、
『神』との仲介をするのが『教会』の存在意義だ。その『神』と直接、繋がれる
と教義を解釈したら? 教会の存在価値など無くなってしまう。そういうことさ。
>>704 そうはいかない。
セプターギュンターによってギリシャ語を話すヘブル人達は教会が無くとも神の言葉を知れるようになったが、
それによって教会が無くなったか、教会の影響力が無くなったかと言えばそうはならなかったわけだし。
もしも本当に「神」がいて、一人一人に影響を与えるならばたしかに教会は不要だろうが…
そこに食い込むのって、教会がある以上に厳しいと思うぞ。
F世界の宗教の種類にもよらない?
多神教だったら、現代農業の付け入るスキなさそうだな。
「大地の神が怒るから、そんなことできない」
とか言われそう。
農村での税の取り方はどうなった?
一元化でFAなのか?
>>704 主は神の家だけにおられるのではない。
石をどけてみよ、そこに主がおられる。
薪を割ってみよ、そこに主がおられる。
信仰するものの心にこそ、主はおられる。
聖トマスの福音書
バチカンはこれを異端としていますね。
しまったな…各種異端等の存在を忘却していたよ。有難う。これだから怖い。
無くなりはしないが力を削ぎ、その権力を掣肘可能な勢力を生む。それこそが第一歩だ。
いきなり無くす事などとても出来無い。まずは『信仰心』の力を分散…おっと、小官のSSネタだ。
多神教ネタは今回小官使うネタだから調子に乗ってあんまりネタバラシしたく無いので沈黙。
プロテスタントは
「人が行動する事。その全てが全能の神が決めた事。例外はない。神は全能だから」
これが唯一の教えらしい。
カトリックはしらね。
MY叔父(幼年学校S19入)の回想録にあったMy祖父とのやりとり。
「父ちゃん、漏れ満州開拓やってみようかと思うんだけどどうよ?」
「お前は本当に開拓で食っていけるのかと小一時間(ry」
My祖父は北海道開拓で素寒貧になって山形に帰ってきたそうな…
My叔父も「農地になってない場所でも現地の生活があるし、そこに
無理やり割り込んでいったのだから失敗しても恨まれても当然だわな」
と言っておった。
開拓を成功させるにはそれこそブラジル移民並みの地獄を見る覚悟が必要だろうて。
全てのモノに命の働きを見る。
それが一定段階に達した各種聖職者の観点だ。
それは奇妙な程に共通している。生→実存→無→空→生のサイクルだ。
空で停まる人間も居れば、無で停まる人間も居る。…人それぞれだが…ね。
>>710 プロテスタントとエホバは原理主義。
カトリックは選民思想。
イギリス正教会は作った王様に都合よく解釈。
モルモンは…これも原理主義だっけか?
まぁ、F世界でキリスト教があるわけでもないと思うんで教義はどうでもいい。
問題は、宗教がどういう力を持っており、住民にとってどういう意味を持っているか、だ。
まぁ、もしも「神聖魔法」なんつって神の力による魔法があった日にゃ纏まりも信仰心も物凄いだろうな。
我々でいうところの「科学」と同じ扱いになっていたっておかしくない。
>>691 じゃあまずは農学校でも作って、ガキどもを染めてしまい…親が首を縦に振るかな?
実績を見せればまあ何とかなるか。
>>699 必要とあれば
>>704のように教会の権威を失墜させることも考えておかねばならないわけですな。
堆肥作りじゃないが要は腐らせればいいような気がするわけだが。
魔法使いがごろごろいる世界じゃ、生産能力高すぎるぐらいだろうし、
日本から開拓団出さなくても、貿易でなんとかなるような・・・
そう、だからこそその魔法が有る限り、相手を『狂信者』扱いせざるを得んワケだ。
洗脳脱却プログラムの作成が急務…って…駄目だ…これ以上、引き出しを開陳したく無い!
小官執筆のため沈黙! さらば諸君! ネタが惜しい! ウム!
>>714 それが出てくるとなるとイスラム原理主義もはだしで逃げ出すほどの信仰心があるでしょうね。
普通の宗教と違って、信仰すれば実際に利益を得ることができるわけですから。
はっきり言ってチェーンソーでかみをばらばらにしない限りどうにもならないかと。
>715
若しくは腐った現物を白日の下に晒すか、だ。
このテーマのSSを過去スレで演った事が有る。やっと話題が追いついてくれた気がする。
権力欲に取り付かれたタイプの宗教組織だと相手にしやすいのだが…
権威を失墜させようにも実際に神様がいたりしてそれが影響力持ってたりしたら…。
洗脳脱却というが、もしも実際に神がいて影響力をもっているのが「確か」なら、
「神なんてものはいない」「いても心の中にいるだけだ」なんていう我々のほうが明らかに「迷信」を信じている事になるんだよなぁ。
逆に我々の方が受け入れる形にしない限り、どうにもならないのではないだろうか。
と生意気な事を書いて、沈黙だ! では、諸君、さらば!
>>716 そういう世界だと、J隊はどこかのラノベのやられ役ザコキャラとなってしまうわけです。
そうなるとガイドラインを無視してしまわない限り、話がまったく進みません。
>>718 魔法の威力=信仰心の強さ な魔法体系もアリだろう。
>720
それも方法論だなあ。
日本人なら、吸収して自分のモノにできる国民性があるし、その内神聖魔法を使う奴が表れるかも。
で、神の方も『大陸人より異世界人の方が使えるな』とか思いだしたらおもろい。
>>723 つまり自己催眠ですね。
こいつは実績があるだけに思い切りアリですな。
>>723 それだと、
「魔法が成功する」→「それ故に信仰心が上がる」→「更に威力が上がる」→「それ故に…」→…
「魔法が失敗する」→「それ故に信仰心が下がる」→「更に威力が下がる」→「それ故に…」→…
正のモーメントが働きます(w
解った。ネタ開陳だ。古代エジプトの都市の戦争は、神々の代理戦争と考えられていた。
戦争に勝った都市の信仰する神が、神々の主導権を握ると考えられたのさ。何故か?
その神が一番力を持っていた、と解釈されたからだよ。つまり主神の地位を得るワケだ。
…あとは、解るな? では、な?
>>726 つまり極端なプラス思考でなければ使えないと。
そのうち薬で無理やりハイになるやつとか出てきそうですね。
>>716 魔法がそのまま産業に結びつくようなものでしたら、F世界は文明水準が低くても生産能力は高いでしょう。
しかし、魔法技術≠産業である場合は…?
ラノベでは戦闘に使う以外の魔法が殆ど出てきません。
それを現実的に考察するならば、「戦争方面にばかり進歩して平和利用が何故か考えられていない」となるのでしょうか。
もし魔法技術=産業であるならば、現代科学と魔法がほぼ同程度の力を持つ図式が出来上がるかも知れず、
そうなるとF世界に進出して占領→植民地化→開拓と計画を進めるには、「中世くらいの文明に魔法という毛の生えた国家」
ではなく、「魔法と言う異質な文明によって発展した国家」と闘わなければならないわけで…
現代科学による兵器と、魔法文明による異質技術が拮抗すれば、まともな戦争をしては短期間に必要な占領地を手に入れられず餓死者が続出しますね。
国力が同等ならば相手を圧倒するのは難しいはずです。
何故かこれまでの議論やSSでは「科学で劣るF世界側が現代兵器に敗れる」という展開が多いですが。
>>724 それ面白いなぁ。
上層部とかが、「どうやって民衆の神への信仰を切り崩すか!」とかやってる間に、
国内であっさりF世界の宗教に転んじゃう奴が出てきて、神聖魔法使う奴まで出てきちゃう。
そこで回復魔法でも使えるようになった日にゃ、「マイナスイオン」が流行ったの以上に信憑性があるわけだ、一気に広まるぞ。
>730
魔法が戦闘方面でしか考えられてないとしたら、
日本側でその利用法を考えて提案すれば、かなりの成果をF世界側に提示する事になるな。
>>731 いや、むしろ「マイナスイオン信仰に基づいた回復魔法」とかが出てくるw
>731
願わくばその宗教が、政治に食い込んでこない事を切に願う。
まあ、無理だろうが。
>>724・731
自衛隊員の中に魔法特科設立とか、F世界出身の帰化移民による自衛隊員とか自分は妄想しますね。
自分らの科学や物理法則にしたがって研究解明するよりも、使える現地民を味方に付けて利用するか、使い方だけ教えてもらうほうが早いですよ。
移民と危険区分の議論の時に「魔法という異質な技術を取り入れるために移民を受け入れて彼らを有効利用する必要もある」ともっと主張しておくべきだったかなあ。
>>733 「マイナスイオンの名において・・・リラックス!」
精神回復魔法で恐慌状態の兵士もあっという間にリラックス。
触媒はマイナスイオン発生ドライヤー。
そのほかにも血液をさらさらにしたり活性酸素を抑えたりする補助魔法で
身体能力をアップさせることが可能。
地味だな。
イワシの頭信仰に基く(ry
回避率をアップさせる魔法の触媒と信仰対象は(ry
神の力による神聖魔法をだすと相当厄介なことになる模様。
神聖魔法を魔法の分類の一種として、魔法のエネルギー源に関しては、
”個人の体力を基にしている”ことを前提にしたほうがいい気がしてきた。
>>735 当分はそうなるでしょう。しかし、どちらにせよ科学や物理法則にしたがって研究解明する必要は出てくるかと。
相手が無敵の力を持っているなら、それを取り込めばいい。
明治の再来。
そうこうしているうちに神道信仰に基づき日本全国で実体化する八百万の神。
>741
農耕の神様がいれば、農業もちっとは楽になるかねえ・・・
>>731 そういう状態になるとJ隊とのその装備品の存在意義が無くなってゆくんですが・・・。
かといって新規に何か出すのはいろいろと問題があるし。
>>735 >移民と危険区分の議論の時に「魔法という異質な技術を取り入れるために移民を受け入れて彼らを有効利用する必要もある」ともっと主張しておくべきだったかなあ。
原発みたいにほぼ完全に隔離とコントロールができるわけじゃないことをお忘れなく。
>743
一般の装備としてはほぼ最強なんだし、存在意義は十分あるだろ。
>744
単体で国を相手取れる魔導師がウジャウジャいるとしたら、国と言う概念がなさそうだな。
集落?神に等しい魔導師の縄張りで生活って所か?野生動物の群れみたいだな。
>>736 何を言う。
「笑顔の力によって…癌よ癒えよ!!!」
とか
「〜〜茸の魔力よ、癌を治せ!!!」
とか
「超〜〜水よ体内のバランスを癒し、癌を取り除きたまえ!!」
とか出てくるぞ、絶対。
アク禁やモチベーション低下で大分間が空いてしまいましたが、SSの続き落としますね
>>746 地球滅ぼせる兵器を持ってるのがウジャウジャいる世界でも国という概念はあるから大丈夫なんじゃない?
T-72神様も現実のものに……!
オブイェークト
21章
>>202の続き
「今話した3つは大使館と軍司令部が話し合った末に絞られた案だ。ああ、もちろん個人が勝手に異世界の外国へ移住するとか、
そういう手段はここでは省いている。あくまでアメリカ人全体を対象とした場合の話だな」
私が腹の中で呪詛の文句をグチグチつぶやいていると、いきなり話を再開されたので少々ビビった。
「で、君はどの案が良いと思うかね?」
「どれと言われますが・・・それは軍人が意見するような問題ではありません」
「そうだな。同時に我々程度の外交官が安易に決断してよい問題でもない」
そこで煙草を一息吸うと盛大に紫煙を吐き出した。
空調のせいで私の方に煙が飛んでくるのは勘弁して欲しい。
「つまり現状ではどの案を選ぶかもなかなか決められないのだ。我々が勝手に選択してよいものか、全アメリカ人による投票でも
実施する必要があるのか、どうしたものかね。自前の行政組織を持たないのはとかく不便だよ」
ワシントンに無断で軍を動かしておいて、今更勝手も糞も無い気がするんですけど・・・
「まあ選択肢が多いに越したことはない。いざ実行する時に備えて準備をしておく必要がある。そして、日本にケンカを吹っ掛けるにしても
新たにアメリカを造るにしても、我々単独よりこの世界の諸外国からの協力があった方が有利だ」
むむっ、またきな臭い話に戻ったぞ。
「とはいえ、これまで我々は他国との交渉のチャンネルを持てなかった。そんな暇も余裕も無かったし、なにより外務省が
邪魔だったからな」
大使館員は苦々しく言った。
大陸への空軍の派遣時、相手国との交渉に大使館が深く関われなかった事を言ってるのだろう。
当時はまだ異世界への転移直後の混乱が続いており、大使館は国内の在留民間人への対応とかで人手も足りなかったんだから
しょうがなかった事と思うのだが。
結果として大陸派遣部隊の指揮権は日本側に握られてしまっているけれど。
「今回の親善大使からの接触は、新しい外交ルートを開くチャンスでもあるのだよ。以前よりは日本国内も落ち着いて、
大使館にも諸外国と交渉の場を持つ余裕が多少はできた。この機会を逃さない手は無い。我々の元に自衛隊にも劣らない
軍備があるというのは各国も気付きだしている。原潜の能力を彼らに見せ付けるのは、更によい宣伝になるはずだ」
私は腕を組むと壁にもたれかかった。
「なるほど、霞ヶ関や民間のアメリカ人を相手にするのに飽きたから、異世界の住民相手に外交ゲームをやりたいというわけですか」
ハゲ野郎を睨みつけながら、固い声で言い放ってやった。
「ゲームの駆け引きの一環で、私はあの娘のお守りをしなければならないわけだ」
発言が無礼極まりないものになっているのは自分でもわかっている。
しかし、何となく嫌味の1つでも言わずにはいられなかった。
何時の時代も外交官と軍人の間には避けられぬ溝が存在している。
「まあな、急に態度が大きくなった外務省の人間やら、泣きついてくる民間人の相手をするのにうんざりしているのは否定しないよ」
大使館員は苦笑しながら答えた。
「しかしね、君が子供のお守りをするために海軍士官になったわけじゃないと不満を漏らすなら、私だってあんな仕事をする為に
国務省に入ったんじゃないと言いたいね」
自分はやりたくない事やったんだからこっちも苦労しろってわけですか。
しかしこの命令、ここまで詳細を聞かされては、納得はできないが了承せざるを得ないか・・・
一応、大使館と軍のトップしか知らないであろう話を聞かされてしまったわけだし。
結局のところ、軍隊は外交の道具にすぎないわけだ。
しかもこの世界でアメリカが持っている道具は軍隊しかない。
ならば我々が何とかするしかない。
わかってる、わかっているのだ・・・けどやっぱりイヤだーー!!
大人気ないのは重々承知している。
それでも、母港でやっていた観光客を見学で乗せる程度ならともかく、ドルフィンマークを持たないあんな小娘を、作戦行動で私の艦に
乗せるなんて!
ずぅぇーーーーったいにイヤーーー!!
ブランクの割には短いですが、本日分終了
>>743 >新規に何か
14式対戦車封呪弾頭。
爆炎系、あるいは雷撃系の魔法を弾頭に封入した歩兵携行用の兵器。
外見がRPG−7に酷似しているのでそのまま「RPG・M」の愛称で呼ばれる。
は冗談として。
F世界出身の魔法使い(別にエルフとか可愛い女の子とかに限らないけど)が自衛隊員の隣で魔法で支援射撃している絵も楽しいなあ、と思う自分としては
自衛隊員が魔法を覚えて直接魔法を使っても面白いんじゃないかなあと思うのですよ。 やはりこう、現地民を味方に付けて共同戦線とか。
「お前には魔法の素質があるから伝授してやる!」とか。 逆にF世界住人が自衛隊の装備使って戦ったり。
>>749 まあ、国と言うものの定義によるでしょう。
向こうの言う国家と言うものが、”魔導師のなわばり”を意味するのであれば
向こうの基準では国家が存在していることになりますから。
乙
>>746,749
神様やら精霊やらの性格の問題で、強力な魔術師ほど人付き合いが苦手だったり。
で、強力な魔術師・聖職者の権威を借りる政治家と、
政治的指導者の権力に頼る魔術師・聖職者という構造が生まれたり。
ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ
( \(* ゚∀゚)ノ ,) <久々に不思議の海の星条旗キター!!!!!!
ヾヽミ 三彡 , ソ
)ミ 彡ノ ))
(( (ミ 彡'
\(
))
(
_ _ ____)
>757
そういう世界の基準って考察したら面白そうだな。
神なんていないダロウな。そんな世界。
そういう世界に農業を広めるとしたら、どうすればいい?
やっぱ、魔導師に取り入るのか?
>>758 >人付き合い
”ほかの魔術師との交渉”を意味するならあたってなくも無いでしょう。しかし、こちらの世間一般で言う
”人付き合い”と同じ意味であるとは考えられませんね。
第一、”神に等しい魔導師”にとってはイパーン人なんか力づくで従わせればいいだけんですから。
もしも「神聖魔法」なんてものが出てきたら、
一番パニックを起こすのは日本側の宗教関係者だろうなぁ。
信仰深い人々は魔法が使えないという事で自らの信仰心を疑ってアイデンティティの崩壊を招くだろうし、
宗教を利用して儲けようとしていた人々は実際のご利益の前には相手にならないのはわかるだろうし。
…あっさり魔法使えるようになっちゃって「統一教会系魔法」とか「幸福の科学系魔法」とか出てきちゃったら凄くイヤだ。
>761
魔導師が他の魔導師と逢う時。
それは全面戦争の時だけ・・・
>>761 「神に等しい」なら、別に国を持ったりなんだりしなくてもいいから従わせる必要も無いんじゃ?
何でも自分で出せばいいんだから。
>762
黒魔法や白魔法じゃないが、その程度の区分にしかならないような。
武術で言う『〜〜〜派〜〜〜流』みたいに。
>>764 自分で動くより人にやらせたほうが楽。それに、誰しも娯楽を必要とするものですよ。
神も娯楽で人作ったらしいしな。
>>766 全能魔術師は「職業:魔術師。趣味:魔術」なんですよ、きっと。
異国の地で、住民に受け入れてもらうには、そして宗教とか政治とか民族とかが邪魔ならば
圧制を強いられている、弾圧を受けている、少数派である、そういうような連中の味方をして
現地の既存の政権や社会制度を破壊・改革させてしまおうというのも策略の一つでしょう。
で、あとは彼らを飴と鞭を与えつつコントロールしていけばよいと。
言う事きかなさそうな奴に受け入れてもらう努力をするよりも、利害が一致してある程度言う事を聞いてくれそうな奴らを利用するほうが楽かもしれません。
と、持論はどうでもいいとして。
>>746〜761
「強力な神秘的な力を持つ者の元に集まる事で形成される国家であり同時に宗教の集団」
というのも面白そうですね。 そしてそんなのがうじゃうじゃいて…人が集まり、増えて、発展して次第に政教一致の都市国家群が形成され…
あれ? 最終的にはこちらの定義の「国家」になるのじゃないでしょうか。
>>766 神に等しいなら、自分で従者を作ればいいだけ。
神に等しいなら、民を支配したって娯楽にはならない。
…そんな「神に等しいような」魔術師は、「神」になろうとするだろうなぁ。
神聖魔法の元の「神」は、そんな魔術師だったりして。
>>768 エイジオブエンパイアが好きな変わり者もいるんだろ?多分。
>769
魔術師に『国を統治して国民を食わせる為に統治する』ほどの酔狂さがあればそうなるだろうけど・・・
娯楽程度にしか思ってなかったら、はたしてどうだろう。
>>770 言い得て妙だな。
なんとなくあり得るような気がしてきた。
マゾプレイ好きのシミュレーションマニアなんだろ?
>>772 飽きたら消して、またマップから始めるんじゃないの?
>>772 ふむ…
信者が勝手に崇拝して、教義を作って、司教とか任命されて、教義を元に法と政治が行なわれ、
当の魔術師はどうでもいい、あるいは見てるだけで面白いので信者を放って置く…
実際こちら側の世界の神様もこんなだったのかも。
>775
自衛隊が飛んできても、イベントの一つで済まされそうだな。
魔導師云々の世界って、もろ小官のSSみたいだな。>帝国
| ̄ ̄|
_|__|_
( ゚∀゚ ) <よびましたか?
( )
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(__)_)
>769
それは私が書こうとしているネタ・・・・。
5/10中に、続き投下予定です。
>>777 「退屈なので別の世界から変わったものでも呼ぶか」、と。
そんな感じで異世界から色んな奇妙な生物が呼び出されて定住し、エルフやらオークやらドラゴンやらが棲む今の形になったF世界。
「ああ、これ以前作ろうとして失敗した奴…面白そうだから投下してみるか」
魔王降臨。
「なんか魔王強すぎてつまらないなあ…そろそろ飽きてきたし人間でも改造して魔王始末するか」
勇者誕生。
>>776 それ面白そうだな。そんな神様になってみたい。
「神は言う!」 (いや、いってないし)
「こんな悲劇を、何故神は放って置くのでしょう?!」 (んー、あんたまだかなり幸せな方に見えるなぁ)
「素晴らしい一日をありがとうございます、神様」 (俺何もして無いけど…悪い気はしないなぁ)
「この命、神様にお捧げ致します」 (うわ、ちょ、ちょ、ちょいまて!)
そうか、命をささげようとすると神が現れるみたいな話が多いのはそのせいか。
小説にする場合、神の影響力がどの程度か、が問題だよな。
といっても、簡単にWrath of godとか発動する世界じゃ話にならんから影響力があったとしても微小として…
魔法は既にあると定義されてるのだから奇跡はあまり問題にならないわけだ。
となると実際に「神託」があるか否か、が一つのポイントかもしれない。
>>781 プレインズウォーカーしか思い浮かばないよ……
>>770 しかし、力の源が「信仰心」なため、自分が神と同格になるためには今まで仕えていた神を捨てることになる。
それはすなわち「信仰心の喪失」に他ならないため、同時に力を失ってしまう。
なので、大抵は自分の使えていた神に仕えたままの下級神止まり。
本当に神になれるのは元々無神論者で且つ超絶ナルシストだけという嫌展な世界。
ところで憲法が改正されるというが自衛隊はいよいよ日本国防軍となるのか?
自衛軍とかはやめて欲しいな。
やはり、日本軍でいいだろ。
日本なら防衛軍だろ? 現在だって“防衛”丁だし。
「自衛隊」という名称のまま正規軍に。
自衛軍×
自衛隊○
国防軍○
日本軍→日本国防軍の略
どうかな〜?
素朴な疑問ですが憲法改正して国防軍?になったら階級はどうなるんですかね?
やはり少尉とか普通の呼び方になるのかなぁ?
日防軍という呼び名もあるゾ。
おそらく今後長い間、「自衛軍」と「9条問題」の取合せになる可能性あり。
まるで攻殻機動隊の世界だがw
>>792 今までのほうがなれてるってことで、案外かわらないかもしれません。
一佐や三尉なんてわかりにくい、少将や中佐の呼び方になってほしい。
質問ですが、テンプレで議論されたとなってる在日外国人の処遇についてはどういう話になったんでしょう?
上のほうのSSではアメリカ人限定の話みたいだし。
>>797 当分朝鮮籍のザイニチみたいな状態で据え置き。
800ゲット。
重税にあえぐ農民を救済すると収入が減少し政情不安になる。
↑を拒否すると貴族の発言力が増大し、同時に農民が反乱を起こす。二者択一。
異端を放置すると政情不安になる
金に困った貴族に援助しないと政情不安になる
貴族が勝手に国外勢力と同盟して政情不安になる
独立国を併合すると同一宗教の国全てとの関係が悪化
植民地を建設すると現地人が襲撃してくるので根絶やしにしないといけない
国境紛争を起こすと大義名分が手に入る
プロテスタントに改宗する国が出ると、そことの条約が全て破棄される
国内の異端都市は税金を規定額納めない
↑を解決しようとして失敗すると反乱
同盟国の戦争に巻き込まれて欧州大戦発生
アステカが弱体な軍事力で莫大な金山を保有し、お願いですから滅ぼしてくださいとプレイヤーに心理的圧力をかける。
米大陸諸勢力が異様に弱く、異様に資源豊富。
リアルなことで世界中のゲーマーから圧倒的な支持を受けている歴史ゲームのあらまし、嫌展。
もう10年以上前だが、大野安之という漫画家の描いた「精霊伝説 ヒューディ」という
作品の艦隊は、様々なタイプの呪式鐵鋼弾を主砲から打ち出していたな
今、日本にいる(在日を含む)外国人ってどのくらいいるのかな?
彼らは祖国がなくなった(帰れない)と言うことになったら
素直に政府(日本)に従うかな?
いっとくが、現在も「どうやっても帰る手段が無い」外国人なんてそうはいないだろう。
逆に、出稼ぎの人間が帰る先が無くなった時どういう行動を取るかが怖いな。
スマン。教育編の被服編なのだが…何故か筆が滑って『罰則』シーンに入れない…。
徹底的に詳しく書こうと思うと…このテイストは、我ながら唾棄すべきものだ。
戦争編の第三部が半年後に為りそうな…そんな気がする…。と、投下開始!
「オイ、やぁ〜まだぁ〜! お前、女子用の下衣の事忘れてるぞ! ありゃボタンが前じゃなくて
腰に有るんだろ? だから、ちょっくら俺が行って指導して来るぜィ! あ〜ばよぉッ! 」
小川が間髪入れずに女子生徒の居室へと駆け出して行く。山田が榊2尉と『カラミティ教官』に敬礼
し、『後を追って良いか? 』と眼で合図する。アイ・コンタクトの連携は見事なまでに通った。その
まま腕を下ろして直り、右向け右をし、駆け出す。すぐ後に『少女』が付いて来ていた。
「助手! あの覗き魔を止めないと大変な騒ぎに為る! お前の『力』が是非とも必要だ! 」
「…わたしも、『名前』が欲しぃなぁ〜? 何か適当なの付けてよぉ、里井? 」
「…考えて置く! 急ぐぞ! 」
寄宿棟の女子と男子の領域を分けて、女子の領域は基本的に男子禁制にしたのだが、小川は着任した
ばかりで当然、知らない。女性は女性だけに為ると大体はざっくばらんに為ってしまうのを山田は遠い
過去の記憶から学習していた。女に対して己の『ファンタジー』を抱きすぎる傾向に有る小川にとって
それは致命的なダメージと為る筈だった。
「…やっぱり吸うのは『指』から、かな? 」
「もしかして、アイツも…なのか? …嘘だろ? あのド助平が? 」
「そ、美味しそうな香りがプンプン匂って来るの。…本番、イイ? 」
「…アイツに人間の女を抱けなくするつもりか? 残酷過ぎるぞ、それは! 」
「ジョーダンよ、ジョーダン! …変な所、トモダチ思いなんだから…」
異種族間の交接は、互いに取って筆舌に尽くしがたい快楽を得られる。…増してや『少女』はその
道のエキスパートかつエリート種族でも有る。精霊と人間と云う組み合わせは、悲劇を生む例が最も
多いのだ。元居た世界の民話には山程先例が存在する。その結果は…大抵精霊の純情さが裏切られる。
『少女』は淫魔だ。しかし『夜の精霊』と捉えれば? 山田は2人の貴重な『友人』を失いたくはなかった。
寄宿棟の石段を駆け上り、中に入る。目指す当座の女子更衣室は、被服配布後すぐなので、大部屋だ。結果は…!
「はーい、おっじょうさんタチぃ〜! 君タチのお兄ちゃん、小川助教だよぉ〜ん…って、あら? 」
『少女』が、開け放した部屋のドアに掛けたままの、小川の左手の親指を素早く取り、その紅唇に
咥え、何か吸うようなアクションを見せた。立っていた小川の膝が崩れると同時に、倒れ伏した。
『精気』を吸われたのだ。勿論、手加減はしてあるらしい。小川の肌はまだ年相応の艶と張りを
保っていた。山田が真面目な顔で後を引き継ぐ。…完全に『教師』の顔だ。鼻の下など伸びて居ない。
「付記事項! 女子の作業服、迷彩服下衣の停めボタンは、腰の片側の部分だ! 男性用と異なる!
以上! あと10分! そのままシャツを着るな! スポーツ用乳押さえを渡しただろう! 急げよ! 」
「里井って、そう言う細かい所…しっかり観察してるんだよね…? 下心が無いのがコワイけど…」
茫然とする女子達に向かって、山田はふと微笑み、ウィンクまでして、冗談めかしてこう言った。
「…存外の眼福で御座った。では、失礼…」
失神した小川3曹の襟首を掴み上げながら、山田は静かに更衣室代わりの大部屋のドアを閉じた。
「あーあ、ドーテーの癖に漢の色気なんか無理して出しちゃって…。でも、似合ってるよ…」
「ドアを閉じてから言ってくれるのは、お前の優しさと解釈して良いんだな? 」
「ご自由にどうぞ。あと、しっかり見ていらっしゃる御方の気配を感じない里井の鈍感さに
もう、なにか、なんだか、その…哀悼の意を込めて、ご愁傷さまって言ってあげるから。
え〜と、微笑んでウィンクした時ね、あの人の唇の辺り、ピクッ!…って聞いてる? 里井?」
山田の背筋に沿って、冷たい汗が浮き出て来る。自分に取っても、命懸けの授業が…待っていた。
自己嫌悪しながら、投下終了する。
女性用のズボンと男性用のズボンは違うと一文入れればイイだけなのに?
と突っ込まないでくれ。この後の助教も含めた『罰則』シーンと解説とが
栄えなく為る。ライトなノリが嫌いな方へ。埋め合わせは必ず行う。
小官と貴君等との、約束だ。お休み。
乙です。
今後ハードなノリを禿しく期待しております!
訂正 ハードでダークでヘヴィで(ry
>>803 仮に国ごとに暫定政権の設立を容認したら・・・どうなる?
>>808 何でもない事を面白い文章にする
凄い事だと思いますよ
さあ、罰則シーン投下だ。行くぞ!
生徒達の集合完了は、与えられた時間の15分を『30秒』オーバーした。集合完了とは、総務が全体を
整列させ、指揮者に敬礼して『魔導士候補生教育隊、総員60名、現在員60名、集合終わり! 』等と申告し、
敬礼し終わって始めて『集合完了』と看做される。ただ、時間通りに集合しただけでは…当然『アウト』だ。
しかし、その前に…。
「山田2曹! 貴様は有ろう事か男子禁制の女子寄宿棟に立ち入り、自衛官に有るまじき言動及び行動
を取った! 幾ら不心得者を捕らえる為だとは言え、罪は罪! 減給処分、戒告処分、引いては停職、
退職勧告処分も有り得るが! 『カラミティ教官』の格別の御慈悲に寄り、自分が罰則を与えこの場
で処分する! 山田2曹! 半ば右向けェー、右ッ! その場に腕立て伏せの姿勢を取れィ! 」
「1、2ッ! 」
榊2尉の鋭い叱咤と、凛々しい号令が山田に飛んだ。山田は号令に従い斜め45度右を向くと、1でしゃがみ、
地面に両手を付き、2の号令で脚を後方に伸ばす。自衛隊のペナルティ、『腕立て伏せの姿勢』の完成だ。
「1! 貴様は先ず何を言ったァ! 」
「1! 乳押さえと言いましたぁ! 」
「2! セクハラ発言と感じなかったのかァ! 」
「2!感じましたァ! しかし、職務上必要な…」
「3! 誰が言い訳をしろと言ったァ! 私は許可したかぁっ? 」
「3! 許可されませんでしたァッ!! 」
1の号令で、山田地面に胸を付け、上げる。延々とそれが…目の前で続く。淡々と行う山田の様子に、
生徒達の膝が、震え始めていた。帝国の普通の家庭では『この程度の事で』罰を受けるなど…無い。
榊2尉は号令とともに次々と山田の問題行動をあげつらって行く。榊2尉の号令が200回を数えた時、
生徒達は始めて『聞き慣れない号令』をその耳に知覚した
「山田2曹、その場に立て! 」
「1、2! 」
「以後、気を付けて行動せよ! 教育開始! 」
「ヤァ! 」
『腕立て伏せの姿勢』を取った逆順で、山田が立った。作業服の上衣が水を被った様に汗で濡れ、
胸は砂塗れに、その額は青筋が脈打ち、膨れ上がっていた。山田が気を付けの姿勢から、『半ば左向
け左』を行う。山田2曹が生徒達に、正対した。鋭い目が、生徒達を射抜く。そして…!
「魔導士候補生教育隊、半ば右向けェー、右ッ! その場に腕立て伏せの姿勢をとれィ! 」
「1、2ッ! 」(生徒全員で唱和)
生徒達は知った。今度は自分達が『罰』を受ける番なのだと。しかし、先程の目の前の例と異なる
要素が有った。…指揮者で有る山田も、腕立て伏せの姿勢を取ったのである。…信じられなかった。
「1! 貴様らぁ! 自分は何分後集合と言ったぁ! 」
「1! 」(生徒全員で唱和)
「2! 誰か応えろ! 誰でも良い! 」
「2! 」(生徒全員で唱和)
「3! 応えない限り、延々と続けるぞ! 」
「3! 」(生徒全員で唱和)
誰も応えないまま、腕立て伏せは20回続いた。体力の無い者の腕が、小刻みに震えて居る。山田は
先に200回をこなして居るのに、まだ余裕の有る顔付きをしていた。生徒の様子を眺め、微笑む。
「21! そのまま腕を上げるな! 誰かが応えるまで、ケツを上げる事を許さん! 」
「ああ…」
生徒の一人がグシャッと崩れ落ちる。山田の次の鋭い叱咤が、生徒をさらに絶望に追い込んだ。
「連帯責任! 全員、始めからやり直し! 1! 」
「1! 」
総務のマニュが、苦しい息の中、15分後だと言う事を切れ切れに呟く。山田はそれを聞き、言った。
「集合完了も入れて15分だ! 貴様等、それを忘れるな! 常に、時間に余裕を持って行動しろ!
23! あと9回で勘弁してやる! 誰かが潰れたらまた最初からだ! 」
「20…さぁんっ! 」
「声が小さぁいっ! 最初からやり直しッ! 1! 」
腕立て伏せは…日が暮れても、30回を越える事無く、続く。これまでの合計で行けば…かなりの回数
となって居るだろう。この日、生徒達は…その身を以て『五分前行動』の意義を思い知ったのだった。
「だらしない! それでも戦闘魔導士を志す候補生か! これ位ニッコリ笑ってこなして見ろ!
…仕方無い…魔導士候補生教育隊、その場に立て! 」
「1…2…」
「はぁ? 何だァ? その声は? その場に腕立て伏せの姿勢を取れ! 」
「1! 2! 」
「出せるじゃないか! 出せるのなら最初から声を出せ! 1! 」
「1! 」
夕食の時間を告げる鐘が鳴るまで、結局、腕立て伏せは続いた。そして本格的な授業開始の初日が、
無為に終わった。しかし、生徒達に取っては『無為』では無い。時間厳守の大切さを、学べたのだから。
投下終了。この後、『夜間』にキャラ会話を演って、次の教育シーンへの繰り返し、
と云うパターンで行いたい。リクエスト、受け付ける。では、な? …お休み、諸君。
小官殿、乙であります。
寝ている間に機を逸した感があるものの
>>623を加筆訂正。
日本国内の農地500万ヘクタール「のみ」を、「農機とその動力・化学肥料・農薬などは供給される(※1)」
ものとしてカロリー効率を文字通り「最大化(※2)」して自給を図るという無茶な仮定だと、日本国民1億2000万
の食糧は1人当たりの年間消費量で次のようになると思われ。なお( )の中は1987(昭和62)年との比率。
孫引きだけど一応「農産物の需要と生産の長期見通し(1990年1月19日閣議決定)」に準拠して概算。
米91kg(127%) 麦18kg(56%) 芋153kg(781%)←注目!! 野菜82kg(74%) 果実12kg(31%)
牛乳・乳製品31kg(41%) 肉3kg(11%) 鶏卵4kg(25%) 油脂3kg(21%) 魚介類38kg(104%)
※1 1980年の時点で米1kgの生産におよそ2300kcal(内、農機具25% 光熱・動力23% 化学肥料・農薬26%)
が必要。 エネルギー収支は約150%
※2 豊作が前提ではない。作況は平年なみとする
これでやっと1日当たり1人2000kcal(2000Cal)、と1946年なみ。
つまり近代日本史上ほぼ最低水準だけど、それでも焼跡闇市のあの時代と比べれば
牛乳・乳製品1940% 肉330% 鶏卵1000% 魚介類410%
で蛋白質170%と大幅に改善。
分配が「理想的」になされれば、かろうじて餓死者は出さずに済む (乳幼児や老人、病人の死亡率はまず
間違いなく上昇するけど)。
さらに仮定の上に仮定を積み重ね、食味を落としてでも多収の米を導入、その余裕を野菜・果実・畜産物に
振り向けるとすると1人当たりの年間消費量は
米109kg(152%) 麦13kg(41%) 芋70kg(357%)←やっぱり注目!! 野菜100kg(90%) 果実22kg(56%)
牛乳・乳製品31kg(41%) 肉4kg(15%) 鶏卵7kg(43%) 油脂3kg(21%) 魚介類32kg(87%)
で1日当たり1人2000kcal(2000Cal)は変らず。
結局は腹一杯喰いたいなら家庭菜園を作る(非「農地」は含めていないので)か海外進出するしかない模様。
どっちにせよ「デブ」や「ダイエット」は死語に。
それではまたスレの流れが農業ネタになるその日まで〜
820 :
名無し三等兵:04/05/09 11:17 ID:Kmfp3guu
ここはいいエルフを狩るモノたちのスレですね
…その「いい」に善意を感じるべきか、悪意を感じるべきか迷う所では、有るがね。
女子○生が戦車単機運用と云う「イイ絵面(エヅラ)」が出て来るのは、個人的には
避けたいものだ。…戦車は漢の道具で有って欲しいが…我が国にも女性機甲科隊員が
存在するワケで…。二次大戦時の戦車隊の知識を持つ者としては…複雑な気分にさせられる。
ageている以上、荒らしでしょう。小官殿も反応せずに。
ま、ちゃんと敵に徹甲弾ぶち込めればいいんでないですか?>機甲科WAC
これは個人的所感だ。つまりは内心吐露だ。『いつもの戯言』として、スルーせよ。昨日の様にな?
兵器には、ある種の悲壮感が漂っている。存在感と言っても良い。平和主義者ならば、『禍禍しい』
の一言で片付ける類の雰囲気だ。そう、本質的に兵器は『破壊する意志』を体現する物質で有るからだ。
それらは『他者を殺し、破壊する目的のため』のみに、生産された。それらは最初から、『忌み子』と
して誕生したのだ。しかし、それらは果たして、自らの意志で以て、望んで破壊行為を行うのか?
応えは否だ。人が使い、それらの造られた『目的』強制し、果させるのだ。
人工知能が搭載され、極端に喋ると言う『武器』は…余り軍隊組織向きの兵器では、無い気がする。
黙って、己の本分を果すために機能し、破壊されるまで戦い尽くす。そんな姿が…小官は好きだね。
う〜む…その、な? 喋らせるとかにしても、あんまりライトな会話は『引く』って奴だよ。
逆を突いて明るく書く方法も有るが…そいつは絶対軍事板では避けた方が良いと思う。
何でこう言う事を言うか、と? 何かこう…自己嫌悪に苛まれて居るからさ…。
ああ…搭乗員保護のため、土壇場で言葉を使わず行動で『己の意志』を覘かせる兵器は…美しい…。
戦争なんてしたら兵器が壊れちゃうじゃないですか!
…戦車砲弾は、結構重量が有る。そいつを車内に運び込む際は、時代が下ろうが人力だ。
補給は迅速に済ませられなければ、機甲部隊の持つ部隊行動速度が…って、スマン。時代に反して居るよ。
男女同権、バンザーイ!
↑(少なくとも全面的賛成では無い。これも少数派意見だが、実はかなりの数の『戦闘部隊』の男子隊員の
本音でも有る。あ、書いちゃった。いつかSSの解説で内情を書く。今日はカンベンな? )
>>511 遅レスだが、エロパロ板を舐めてはいけない。あそこには、商用軍事小説並みのSSを
書くミリタリーSS書きがいる。しかも陸戦大好き。
萌えとエロの世界の中で、塹壕での白兵戦とか迫撃砲の弾幕射に掩護されての着剣
突撃なんかを書くあの根性は俺には真似できない。
前に最前線の小隊の話で、性別から来る体力の違いから他の隊員の足を引っ張る歩兵WACの話を見た記憶がある。
確か、小官が書いていたか?
エロは心情描写と状況描写が命だからな。
それを応用すれば良いのができるのは自明の理。
>825
ナイスボケだ! 良いぞ、良いぞ! そのノリは!
だからこその『悲壮感』、それこその『叙情感』なのだ!
破壊し、破壊されるためだけの『道具』! 兵士は知らず知らずの内に自己を投影!
戦友として語りかける、『軍板的に正しく、良い絵面』が簡単に想像出来るだろう!
しかし『戦友』は応えない! しかし、敵襲に因る生死の危機の際に…! 戦友は
行動を以て応える! ただ沈黙の元に! 己の意志の元に! そして、破壊される
のだ! …搭乗員や使用者を、残して、な? 『お前は、別の事が出来る存在なのだ』
とな! …ここで『意志』が姿を顕したなら? だと? …許せよ愚者0…六四式の奴…
あれは小官の琴線に触れたのだが…『顕現』がちと、小官の感性に合わなかった。
それ以外はもう、小官のハートをガッチリ鷲掴み。以上、暴走終わり。
>827
その人こっちに呼べねえかな?
WACが皆G.I.ジェーンだったらねぇ。
>828
…そういう事だ。普段許せた事でも、演習中等、ストレス下に措いては許せん事も出て来る。
皆、睡眠時間も満足に取れぬ演習中に、退避壕の中で静かに次の命令待ちの際、明るく『彼氏』
と目の前でご歓談されてみろ。…因みにどうしても小官は許せず…反省文と各種処分を喰らう羽目
となった。
捕捉説明:
娑婆の人間の『彼氏』と携帯電話で『今、むさい奴等と篭ってる』だ。
事実だが、少なくとも『中』には最低限の礼儀が有る事を教育せねばならん。
>834
それは頭に来るな。
TPOぐらい弁えなきゃな。
小官に女を殴らせたのは、そのDQNなWACが最初で最後で有る事を祈りたい。
始めはやんわり諭して居たのだが…『いいじゃないですかぁ』とか何とか言ってくれて、
そいつは中隊内ではもう、その、ほら、な? 男集団の中に若い女が一人、だ。
いいオジサン達はそれはもう…! でだ。
結局その…このスレでも度々散見される…『小官の大人げ無さ』が発揮されたのさ。
しかし、下の者の信頼は何物にも換え難いものとして、残った。『特別扱いはしない』と言う
評価が、な? これは、一種の財産だよ。あ、勿論、手加減はした。…妹持ちだからな? 小官。
五月九日 一二時三五分ヲモッテ作戦ヲ再開スル
大意;『12:35からSSを投下します。前スレ160くらいのほぼ同時期の話です』
838 :
狩人:04/05/09 12:33 ID:???
どっかで自給経済の場合、地主制は避けられないものだと言うことを聞いたことがあります。
中世並の生産性では五割税を取ったら、餓死者が間違いなく出る社会だと思います。
人で耕している社会では人が富につながりますから、餓死者が出るのは領主にとっても
面白くない事態でしょう。ですから多くの善良な領主は飢饉などには蓄積を放出して
配下の農家を助けねばなりません。それが天然災害だろうと同じことです。
そして自作農になると水利権、警備費用、租税公課、市況リスク、天候リスクを
全て負担せねばなりません。ところが10軒を抱えている地主は、これらを
負担しコントロールできますが自作農になると簡単にできません。
つまり自給経済で多くの場合、自作農はリスクを乗り切れず高利貸しを頼むという
結果となります。これは現在でも多くの発展途上国でみられます。
と言うような意見がありますが、なぜ領主制や地主制を否定するのですか?
>>827 あれは俺も読んだが、凄かったな。総登場人物はたぶん5000人くらい(歩兵大隊戦闘
団と海兵旅団の戦闘の話だった)なのに、その中で女性はたったの3人、全編の6割で
戦争してるんだから。
『一世紀四半の帰還』
日本召還により資源、食糧の問題は政策の第一課題になったといっていい。
新満州の開発が遅れているため省エネ政策はさらに突き詰めていく事になった。防衛庁も例外では無い。まず
北方戦役でオーバースペックと判断されたF15は大半が予備役処分となった。しかし航空戦力の優位性を崩す
わけにはいかず、対策として大戦期のレシプロ機の再設計再開発が行われる事になる。
勿論唯当時そのままを再現してわけではない。エンジンは現代の高性能な物を搭載し、イギリス軍のモスキー
トの様に木材部品を増やしコストダウンを図るなど改良されている。
問題はどんな機体を開発するかだった。試作機として何種類か作られたがどの機体を量産するかは技術者達の
意見(趣味?)の別れるところであったのである。量産するなら零戦だろう、いやいや後継の烈風だ、むしろ疾
風の方が評価が高い、桜花や秋水をちゃんとした形で造ってあげたい、まず実戦に参加しなかった機体は除こう
などなど。
だが共通している事項もあった。GPSの全く使えなくなったこの世界で索敵は太平洋戦争期にまで落ち込ん
でいる故、高速で足の長い偵察機が不可欠である。
偵察機彩雲(半木製)の再設計が決定した。
だから、暴力はイカン。小官この事件で…熱望していた『前○原』行きをフイにした。
手の届く、いや、もう入校待ちだったあの頃…! まあ、今と為っては…目的を果せたが、
回り道をしたと、思うね。では、個人的な話は止めて、退席する。では、また! 諸君!
眼下には紺碧の海がどこまでも広がっていた。島田一曹は一瞬、自分の任務を忘れそうになった。
今回のフライトは彩雲の飛行試験を兼ねた五島列島南沖の哨戒である。何時ぞやの様に海賊艦隊の領海侵犯を
許すわけにはいかない。左翼政党が議会で衰退した今、迎撃を批判する者は市民からソッポを向かれるゆえ遠慮
ないらない。
時間と燃料を確認する。もうそろそろ帰還の時刻だ、と思ったその時、水平線で何かが光った。
(この海域に海自の艦船はいないはず。まさか噂の海賊ギルド新造艦か?)
島田はアンノウンを確かめるべく機首を光へと向けた。新生彩雲の最大速度は約700km、万一の事態を想定
し望遠カメラの有効距離ギリギリまで上昇する。
光の正体は船だった。その船体は大きく100m前後、反射があるという事はガラスか金属が露出していると
思われる。F世界にしては珍しい装甲艦タイプである。
島田はその船に違和感を感じた。三本マストに挟まれて本来無いはずの物があったからだ。
(はて? 見間違いか?)
確認するため慎重に高度を落とす。それは確かに存在した。
「流れ雲から本部へ、不審船を確認。位置は・・・・」
本来無いはずの物、“煙突”からは煙は昇っていなかった。
不審船からも上空の彩雲が自分達を伺っているのが分かった。
甲板に煤けた軍服を纏った男が上がり空を仰ぎ見る。
長く尖った耳とやや吊り上った瞳、そして日に焼け過ぎた様な褐色の肌が彼を人為らざる者である事を証明し
ていた。ダークエルフ――――邪神を崇拝し他種族に仇なす暗黒の妖精族、そう云われている。
聞きなれない言葉が彼の口から紡ぎ出された。目の前の空気が揺らぐ。“大気のレンズ”――――風の精霊シ
ルフに干渉し空気のレンズを創造し遠方を見通す呪文である。
彩雲に書かれた日の丸を認めると口元が緩む。
(感謝・・・・百年を超える月日を越え戦魂達の願い成就されかし・・・・!)
謎の艦船の出現は直ちに佐世保基地に報告された。写真から日清戦争以前の艦船に近い事から前近代的な交
戦が予想されたため、ある程度戦闘力のある海保の保有艦よりも護衛艦の派遣が検討された。
訓練のため硫黄島へ向かった新造艦『あかぎ』を呼び戻す案も出されたが、余計な混乱を招くと却下されや
はり新造艦の『ちょうこうじゅん』の派遣が決定した。
超甲巡――――戦前アメリカの大型巡洋艦アラスカ級に対抗するべく計画された巡洋戦艦。計画だけで消え
てしまったが――――の名を継ぐ新型イージス艦になる、はずだった。改こんごう級として建造される予定で
あったが第二次朝鮮戦争そして北方戦役で建造が遅れ講和条約後やっと竣工したものの、ミサイル兵器は電子
部品の不足のため減らされ代わりに127ミリ速射砲を前部甲板に増設し艦隊決戦を想定した改装がなされた。
不審船を発見した海域から予想航路を割り出し哨戒する事二時間、レーダーが艦影を捉えた。 一応、あら
ゆる回線でコンタクトを試みるが回答は無かった。無線は搭載されていないものと考えられる。
危険ながら主砲を照準を合わせながらに接近してみる事にした。例え攻撃してきてもちょうこうじゅんの性
能ならば撃沈は容易と判断されたからだ。水平線の彼方から百数十年前の艦が姿を艦橋から確認できる位置ま
で接近する。無線が通じない以上、旗信号で交信を試みてみた。
“停船セヨ”、“貴艦ノ所属ヲ明ラカニセヨ”
不審船側もこちらの旗信号に気がついたらしく甲板の乗員が旗信号を返す。
“貴艦ノ要請ヲ了解シタ”
不審船のマストに旗が薫る。その旗は白地に赤で太陽を模した記章が染められていた。
護衛艦ちょうこうじゅんの艦長は相手の行為を条約違反と判断した。もっとも、この世界で海洋国際条約が
締結されているわけでは無いが、慣例として所属旗を偽る行為は卑劣とされ海賊として処分されても文句は言
えなかった。
主砲発射の命令が下る。まず圧倒的な戦闘力の差を思い知らせて拿捕するため煙突に砲撃をかける。
ゴゥ、ゴゥ!
127ミリ速射砲が2発、正確に煙突を貫いた。思いがけない攻撃に甲板での混乱ぶりがよく見える。砲撃
が効いたのか不審船は停船した。ちょうこうじゅんは油断無く速射砲を構え拿捕するため接近する。降伏を促
す旗信号を甲板員が出そうとした刹那、声が響いた。
『攻撃を中止していただきたい!』
驚いた事に甲板にいた者だけで無く、艦橋でもその声は聞こえていた。
『我々は敵では無い! 当艦は大日本帝国海軍所属、巡洋艦“畝傍”である!』
畝傍の艦長であるダークエルフと護衛数名が乗り込んでくる。ちょうこうじゅん艦長と会談するためである。
案内する仕官も緊張を隠せない。沿岸諸国や新満州のエルフ族からダークエルフは悪辣非道の化身と聞かさ
れていたからだ。顔を合わせる前にも拳銃の確認は怠らなかった。会談に参加するちょうこうじゅん側の人間
も武器の携帯せずにいた者は一人としていなかった。
畝傍を率いるダークエルフの青年(エルフ、ダークエルフは外見からは年齢が分からないが)はクラウスと
名乗った。乗組員の大半は畝傍の末裔であり、日本が召還されたと聞き艦を修理して馳せ参じたという。
「しかし・・・・」
艦長は怪訝そうに顔をあいかめた。
「故郷への帰還は理解できる。だがダークエルフである貴官が何故畝傍の生き残りに力を貸すのか?」
艦長の疑問ももっともである。新満州では禁止されているが沿岸、内陸諸国では宗教的な事情や多種族との
折り合いから表面上ダークエルフはゴブリンらと共に討伐の対象になっている。暗黒社会と繋がりが無い限り
彼らと交流するなどありえないのだ。
「疑念は至極当然、確かに我々と人間とは敵対関係だが畝傍は別。彼らには恩義があるが故に」
クラウスの口から百年以上前の出来事が語りだされた。
>>839 すっげえ気になるんだがどこで読めるの?
直リンがだめでもせめてくぐる為のヒントを・・・
クラウスを初め仲間の多くは傷つき病んでいた。
沿岸諸国での人間とエルフの連合との抗争に破れ、南方へと落ち延びていった。暗黒社会との繋がりが無け
ればとっくに滅ぼされていただろう。何とか船を調達して南方海洋国家の目も届かない群島にたどり着いた時
には五十人を割っており、そのほとんどが子供だった。罹患している者も多い
このまま緩慢な滅亡を迎えるのかと諦めかけ、薬草を探して密林を彷徨っていた時、不意に見知らぬ人間に
遭遇した。その男はバツが悪そうに口を開いた。
「おっと、驚かせてしまったかな? で、ここはフィリピンなのか?」
クラウスは見た。密林が終わり海岸見えるとそこにはガレオン級を超える船舶があった。乗組員は百人
を下らないであろう。疲弊したダークエルフ族には到底かなわない戦力である。
殲滅されるしか無いのか――-―しかしクラウスの予想はよい意味で裏切られた。
水兵達はクラウスの手当てを始めたのだ。薬も飲まされた。キニーネというらしい。
別の斥候隊が集落を発見し医療活動を始めた。初めは受けつけなかったがクラウスに投与された薬が効き始
めると恐る恐る治療を受けつけだした。
「おまえ達は何処から来たのか?」
すっかり元気になりクラウスは水兵に尋ねてみた。
「日本という国から。そこに帰るはずだった・・・・」
水兵は顔を曇らせた。神隠し(召還)に遭遇し帰れない故郷を思った様だ。
「諦めるな、何とかなるかも知れない。恩義に報いるため調べておこう」
「いいって、気持ちだけでいいよ」
何とかなる、その言葉は気休めでは無い。1千年以上昔、大陸内部で召還実験が行われた時百人程の傷つい
た兵士が現れたという。手当てのかいあって命を取り留めた彼らは感謝の印に鉄の王冠を譲り、再び逆召還で
元の世界に返っていったと伝えられている。
その後百年、畝傍の乗組員は誰一人生きていない。それでもクラウスは帰還の方法を探し続けた。
「それで一世紀四半の帰還というわけか・・・・」
ちょうこうじゅん艦長はついため息をついた。
「そういうわけだ。ウネビの子孫達にニホンの土を踏ませたい」
クラウスに対する警戒は消えかけていたがいきなりダークエルフの率いる軍艦を本土に入れる事はできない。
とりあえず佐世保に報告し指令を待つ事になった。下った指令は新満州への一時寄港と事実関係の調査であっ
た。
二ヵ月後、正式に畝傍の日本への帰還が許可された。
春の風が吹くお台場には多くの見物客が訪れていた。中には政府閣僚や制服自衛官の姿も見える。
今日は船の科学館に畝傍が展示されるのだ。二式飛行艇移転後、新たな大型展示物には多くの集客が望める
と思われた。展示にあっての式典にはクラウスも招かれていた。
防衛庁制服組の演説が続く中、クラウスはかつての畝傍の乗組員との記憶を思い出していた。必ず故郷へ帰
還させてやる、そう誓ってから百年以上の時間がかかってようやく成就できたのだ。
(畝傍の戦士達よ、やっと約束を成就させたぞ・・・・安らかに眠ってくれ・・・・)
英霊達が答えるかの様にクラウスの肩に桜の花弁が一枚、舞い降りた。
(一世紀四半の帰還 完)
スプリガンと日露戦争物語を読んで畝傍は異世界へと旅立ったと確信した。
ちょうこうじゅんん出撃後は3ヶ月くらい執筆期がずれるので前後違和感あるのはご容赦を。
小官の犯した分断及びマナー無視を…心より恥じる。
『畝傍』…兵士…約束…どれも皆…美しい!
だからこそ小官はこのSSを汚した自分を許せん!
済まなかった。…今日はもう、書き込むまい。明日に廻す。
>838
誰か否定してたのか?
領主や地主の代わりを国や農協が代わりにと言う意見なら、俺が言ったが。
852 :
846:04/05/09 12:47 ID:???
ごめんなさい・・・
いいなあこういう約束を果たそうとする男ってのは・・・・
自衛隊の皆さんも今日はG1見るのかな。
実際は「甲型・乙型」とかって名称で分けるそうだよ>護衛艦。
巡洋艦クラスの排水量だと「甲型護衛艦」と呼ばれるとか。
つか、何で艦名が「ちょうこうじゅん」なの?
「ちょうこうじゅん」の部分を好きな艦名に置き換えて読もう!
って事じゃないかなぁ?
ドリーム小説かよっ!w
畝傍イイネ畝傍。
>>833 近頃のケータイって丈夫なんですね。
演習中に持っていけるなんて。
>>836 結果的には黒字…と見ていいのでしょうか。
>859
敵に電波拾われるおそれはあるの?
テレビ観れ!WAiR出てるぞ。
今、TBSで陸自特集やってます。
みてねえけど、どうせ批判だろ?
「いざと言うときに人を撃てるか?」って質問が多かったような気が。
俺が見てた分では、一人だけ、
「もしかしたら撃てないかもしれない(tbs」
他には、佐世保で「今年は小銃をもって行進し、市民の度肝を抜かせました」だったか。
で、おばちゃんが「絶対戦争行かないでねー!自分の意思表示をしっかりしてねー!」だって。
>>859 「便器の中に数回ダイブさせたところ使えなくなった」
と、元自衛官の人が言ってた。
ー タ キ び ね う
>>849編纂室氏、ネタ元からすると場合によっては「第三の原爆」が日本に?
>>864別のチャンネルかも知れませんが、対北ゲリコマ部隊の映像の後に
「自衛隊の隠された秘密が云々」とか。
護衛艦「ちょうこうじゅん」って何だそりゃ? 超甲巡って艦種名だろ?
まあそうだな。
「甲種巡洋艦(=重巡洋艦)を圧倒できる強力な巡洋艦」が超甲巡の計画名の由来だから。
日本の場合、進水式になるまで実際に命名はされないし、超甲巡は当然進水していない。
実際に建造されたら重巡と同じく山の名前が付いたであろう。
たとえば、高千穂とか六甲とか‥
きっとゲル長官の趣味でしょう。
人もいなくなったところで、残弾の放出を開始。
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1082564788/733-735 続き
馬車列が進んで行き、どんどん馬車と騎兵が街へと入っていく。二人はその馬車の数を数え、
次に来る馬車が最後で有ることを確認した。
しかし二人は、次の瞬間あっけにとられた。そこにあるべきはずの馬車が、どこにも見えなかった
のである。思わず直立不動の姿勢を解き、さっと視線を走らせる。
すると少し視線を下げた所に、とんでもない物があった。ひどく小さな、馬の繋がれていない馬車だ。
妙にぬめった光沢を放つそれは、車体に比べて窓が異様に大きく、素材も明らかに他の馬車と違う。
それを見た二人の脳裏には、すぐにある考えが浮かんだ。この異様な乗り物は、昔聞いた「死神が
乗る馬車」ではないか、と。少なくとも、それがまともな馬車でないことは理解できた。
しかしその異様な馬車は、騎兵数騎に左右と後ろを守られつつ前進していく。
その事が、二人を困惑させる事となった。自分たち以外の誰もが、その馬車の存在を気にして
いないからだ。護衛の兵も、前を行く馬車達も。
見ている物が死神の馬車ならば、誰何を掛けた後で呪われる恐れがある。
ただの幻覚だとしたら、下手に対応すると失笑を買う。そして本当に何処かの国の
使節が乗っているならば、無礼を働いたとして自分たちの首が危なかった。
二人は即座に判断を下した。現状を維持し、取り敢えず様子を見ることにしたのだ。
崩した姿勢を慌てて立て直すと、もう一度険しい表情を取り繕って立ち続けた。
最後の騎兵が立ち去った事を確認すると、二人は表情を崩して息を付いた。
既に二人は儀仗兵ではなく、只の一兵士に戻っていた。
「あー、最後の馬車は何だったんだ?どう考えてもまともじゃなかったぞ」
「お前も見たのか?あの馬車。死神が乗るとか言う奴に似てたな」
二人はお互いが馬車を見た事を確認すると、深い溜め息を付き、愚痴をこぼした。
「今日は賭けはやめよう。酒飲んで宿舎でゆっくり寝よう」
「そうだな。幻覚だろうが本物だろうが、あれは洒落にならねえ」
さっき見た物が何であれ、下手に関わるとまずい物であるのは確かのようだ。
危険な事や嫌なことは、遊んで忘れるのが一番と決め込んだ二人は、博打に回す金を
飲み代にすることに決めた。まだ日は高かったが、二人の決心は固かった。
さて、今回はこれにて終了。次からは外交編かな?戦争編はなかなかネタが決まらない・・・
>>846 「エロくない作品」スレッドの「北の鷹匠たちの死」って作品だったと記憶。
IE使いなので確認がとれないが。
(現在エロパロ板は人多杉状態で専ブラ使い以外は見れない)
876 :
846:04/05/09 23:31 ID:???
>>874 ありがとう!検索で見つけたよ。
確かにすごい内容だ。
でもここに書いたこともあるんだな・・・
仮想戦記スレって需要あるんだろうか?
>>875T/F氏、サンクス!自分も見てみたいと思ってたので感謝。
しっかし凄い作品ですね・・・
自分の鍛錬が如何に足りないか!くそう!
本スレで続きキボン。
20 名前: 小官 投稿日: 2004/05/10(月) 02:50
「近づくな下郎! 其処に留まれ! 」
「…『穴』の中からコンニチワってか…? アンタ…何処のコミケットから逃げて来た? 」
もう何て言えばイイか…白銀の鎧着て、何か背中に光の翼の様なモン見えてて、鑓持ってて、腰に
刃渡り1m弱の両刃剣指してて、『いかにも日本人のイメージするヴァルキューレでござい、って高慢
な面した女が…ただの『立派な人殺し』の俺の眼の前に神々しく顕現していた。…嫌に為ってくる。
此処は『訓練場』第五層。云わば鎌倉末期から南北朝の武器がごろごろ錆付かずに転がっている、
『日本刀マニア垂涎の地』だ。俺は小川憲人三等陸曹。兵科は普通科で、機関銃組や小銃班の要とも
言われていた渋めの『アニキ』だ…って、嘘を吐いても仕方無いな? …ただのお調子モンさね。
「ここは…一体…? 貴君は何者だ! 私を一体どうしようと云うのだ! 」
「…アンタの様な、綺麗なパツキンの、ぎゃあじん娘サンの来るトコじゃ無い事は確かだよ。
もし、帰れるのなら帰った方がいい。正気を失って、狂わないうちにな? もう…遅いか…」
ひた、ひた、ひた、と、背後から濡れたモノを叩き付ける音が連続して俺の耳に聴こえて来た。
『奴等』だ。歴代日本政権から『申し送られた』俺達の敵、「安曇族」こと…ラヴクラフトが泣いて
喜ぶインスマウスの住人達だ。こいつらの御蔭で、大抵の『穴』出身者は魚を食えなくなるのだ。
「…!!…! あ…ああ…」
「解り易い反応を有難う。さあ、眼を瞑って耳塞いで、ガタガタ震えながら黙ってそこに居ろ! 」
セレクターレバーをフルオートにする。…『穴』の上級者用装備、『G3A4ライフル』は、俺の
大のお気に入りだ。弾は部隊持ちだから撃ち放題。『戦闘経験値』を稼ぐための絶好の状況を、『穴』
は容易く創り出してくれるのだ。…山田はもっと下まで踏破し、ある作戦を成功に導いたと言う。
『ブロークン・アロー』。核弾頭積んだ米軍の原子力潜水艦が、核弾頭を日本海に沈めたとか何とかの
事件があった。その核の行方は…『穴』関係者は知っている。『穴』の中の親玉の一匹を吹き飛ばすのに
裏取引で入手したのだ。…山田は最後まで生き残った内の一人で、そいつを起爆させ…見事に生還した。
俺は…奴を超えたい。超えなければならんのだ! …あいつを彼女の『呪縛』から解き放つために。
「死ね! 死んで俺の強さの糧と為れ! 魚の為り損ないども! 」
G3はフルオート射撃の命中精度に難が有る、と巷で言われては居るが、そいつは
非力な馬鹿の言う事だ。キチンキチンと体力練成で握力と腕力を養やぁ、暴れ馬でも
ねじ伏せられる。いやあ、生臭い。魚臭い。もうね、アホかとバカかと。
「ん〜? 雌が残ってやがる…。コイツは、困った」
雄性体が半魚人なら、雌性体は人魚だ。どうやって繁殖するかは知らんが、世の中、
不思議はそれだけじゃ無い。俺はは入手したばかりの『小川スペシャル・刃渡り1m50』
をそいつの首に向け、水平に振るった。軽い手応えと共に、人魚の首が高く飛び、遠い
天井にぶつかり、跳ねた。良い切れ味だ。コイツは使える。重要美術品登録は無しで実用だ。
「ねーちゃん、終わった。きゃんゆーあんだーすたんどじゃぱにーず? 」
「…私を愚弄しているのだな? そうなのだな?! この…! 」
「あー、解っちゃったか。うん、日本語万歳! で、アンタ誰? 何者? 敵なら殺す。
それが、『穴』の掟だ。味方の狂った奴等も自分で『処理』しなけりゃなぁ、簡単に
こっちが殺られちまうんだよ。さあ、名乗れ」
俺は野太刀、『小川スペシャル・刃渡り1m50』の切先を趣味的存在の頬に軽く当て、
引いた。そいつの白い頬に、紅の縦線が産まれた。残酷も糞も無い。敵は殺さねばならん。
終わり。ここまで書いて切ってる。分家の萌えスレに投下すんな、こんなの。
かってに転載しててよく言うな?お前。
今日は荒れるぞ。
;' ':;,, ,;'':;,
;' ':;,.,.,.,.,.,,,;' ';,
,:' : :、
,:' \ ,,. 、./ ノ( ::::::::',
:' ● ● ⌒ :::::i.
i ''' (_人_) '''' * :::::i >荒れるなんて
: {+ + +} :::::i 書くニャ!
`:,、  ̄ ̄ ::::::::: /
,:' : ::::::::::::`:、
,:' : : ::::::::::`:、
投下宜しいでしょうか?
第20章 633の続き、第21章 735からの加筆修正になります。
>>821 戦車ですめばまだいいですよ。”精神主義に骨の髄まで染まった軍隊”が出てくる話もありますから。
軍隊が精神主義にそまっちゃったらおしまいだっての。
Jサイド
「私達の任務は対象の処理とサンプル回収。ベストを尽くして下さい」
現場へ向かう車の中で、臨時の司令官がそれだけを言った。入隊してから、まだ幾年も経っていないような若造。
人喰いの怪物、と聞きつけて、自ら志願してきたらしい。常に白衣を着用する、変人で有名な高木二尉。
「了解、しました。ベストを尽くします」
苦虫を噛み潰したような、面白く無さそうな顔で復唱するのは三浦曹長をはじめとする一個分隊の面々。
偶々当直に当たっていただけの彼らは、所謂『貧乏籤』、と言う物を引かされたのだろう。
少なくとも、彼らの内の数人は、内心そう考えているようだ。
「あ、それともう一つ」
それくらいしか出来ないから、と率先してハンドルを握っていた高木二尉が、
今思い出した、とでも言うような調子で声を上げた。現場となった漁港は、もう、すぐそこである。
さすがに車で乗り付けられるような場所ではないので、手前で降りる事になるのだが・・・・。
「出来れば、原型を保ったままでお願いします」
可能ならば生け捕りを、などとぶつぶつ呟く。・・・・噂に違わぬ変人っぷりである。
噂に曰く、大抵怪しげな実験をしているとか、何処で仕入れてくるのか判らないような知識を披露したがるとか、
濃緑色だったはずの標識色がいつの間にか藍色に変わっていただとか・・・・。最後の一つは、事実のようだが。
「では、頑張ってください」
暢気に手なんか振っている高木二尉に返事を返す事も無く、分隊の面々は急ぎ足に埠頭へと向かった。
ライトの投げかける光の輪の中に、巨大な巻貝のようなものが5つ。
巻貝であれば足を出しているべき所から、うねうねとした触手の束をはみ出させている。
殻の大半を軟体部が被い、ゆっくりとその色彩を変えていた。
この世の物とも思えない光景。・・・・そもそも、様々な軟体動物を寄せ集めたような、こんな生き物は発見された例もない。
通報には、人喰い、とあったのだが。特に襲い掛かってくる様子も無く、ひたすら無心に、草木を貪っている。
さて、どうするべきか。
遠巻きに囲んで見張りながら、三浦曹長は一人思考を廻らせた。
本来ならば、作戦を立てるのは幹部であるはずなのだが、この場に居る幹部自衛官は高木一人だ。
仕方があるまい。
「大人しい、もんですねぇ」
一人の自衛官が、そう呟きながらライトを動かした。
真っ直ぐに放射される光の束が、ごろごろと無造作に散らばる巻貝を照らし出す。
その内の一匹、一際大きな貝の、表面に走った亀裂の中で何かが光を反射した。
蜘蛛の巣状に走ったひび割れが4つ。そのひびの中央に、殆ど埋もれるようにして止まった・・・・、銃弾。
貝に食い込み、派手に亀裂を生じさせては居るものの、それだけだ。
弾着の衝撃は、貝殻が壊れる事によって全て吸収されてしまい、その内部に納められた器官には殆ど影響を及ぼさなかったと見える。
巻貝の周囲に散らばる、濃紺の切れ端を纏わせた肉片。・・・・元は、警官であったであろうものであろうか。
雨が降ったわけでも無いのにアスファルトを赤黒く濡らすのは、大量に流れた血液。
血だまりの中に、ぽつんと落ちた拳銃。
「無駄弾は、撃つな」
抑えた声で、三浦は指示を下した。
市街地からは多少離れているが、深夜である事も有り、重火器などはさすがに装備していない。
現在の装備で、ダメージを与えるには、相当当たり所が良くなければ駄目であろう。
貝殻の表面に伸びている軟体部はごく薄い膜でしか無いように見えるし、のたくる触手に当たった所で、相手は大した痛痒も感じまい。
貝の開口部から銃弾を叩き込むか? いや、それには相当近づく必要がある。危険だ。
考えを廻らせる三浦の耳に、けたたましい悲鳴が届いた。
手近な植物を食い尽くした巻貝が、取り巻く自衛官に興味・・・・と言うか食欲を示したのだ。
ライトの灯りではハッキリしないが、巻貝自体がどうも鮮やかな赤色に染まっている、らしい。
三浦自身も、その触手の洗礼を受けた。何とか受身を取る事は出来た物の、抵抗虚しく引き摺られる。
ふと、目が合った。
ごろん、と放り出された、半分削げた白髪混じりの警官の頭と。
一つしか残っていない虚ろな目と、その中身をこぼれ出させている頭。
その傍ら、触手の束の中央に、黒い花弁のような物が寄り集まった輪が見えた。
ずるずると、触手が三浦を引き寄せるにつれ、花が咲くように開く。
―――アレが、口か!―――
ぽっかりと開いた怪物の口から目が離せなくなっている三浦の耳に、抑えた悲鳴が届いた。
その直後に、太い骨が折れる独特の音も。
部下の悲痛な呻きに一瞬気を取られた三浦自身の左足に、不意に強い圧迫が加えられた。
戦闘靴が、ミシミシと不吉な音を立てる。このまま喰い千切ろうとでもいうのか。
「くそっ!」
辛うじて自由に動かせる右足で、トラバサミのように足を挟みこんでいる怪物の口を蹴り飛ばした。
だが、圧迫は緩まない。
二度、三度。力を込めて打撃を加える度に、その衝撃ががっちりと咥え込まれた三浦の足にも響く。
幾度目かの攻撃の後、軽い破砕音と共に僅かに押さえつける力が緩んだ。
その一瞬の隙に、強引に足を引っこ抜く。巻き付いた触手は相変わらずなのだが。
手足を絡め取られた身動きのままならない状態で、何とか銃口を向ける。
セレクターを操作し、ありったけの銃弾を叩き込んだ。
ろくに狙いも付けていないが、この至近距離だ。そう外す事もあるまい。
弾槽がほぼ空になりかけた頃だろうか。不意に触手から力が抜けた。
途切れる事無く続いていた巻貝の体色変化が、ぱたりと止まって生気の抜けたぼんやりした半透明に変わる。
命を失ってなおへばりついてくる触手を振りほどいて立ち上がった三浦の目に、
勢い良く転がって逃げていく巻貝の姿が入った。
退避し損ねた部下の一人が、勢い良く跳ね飛ばされた。
「なんだったんだ? ありゃ・・・・」
そう呟く誰かの声を耳にしながら、三浦自身も、そう呟きたい気持ちに駆られた。
そうのんびりしている訳にもいかないが。
触手に巻きつかれた場所、咥え込まれたに足に鈍痛を感じる。おそらく、痣の一つも出来ていることだろう。
しかしながら、三浦はもう一つの命令を果たす為行動を始めた。
今回は、これで投下終了です。
投下、お疲れ様。うむ…小官も負けられんなぁ…。
ああ、スマヌ。作中、『幹部』がドライバーを務めているが…それは良いのだ。
この場合は緊急事態であり、初動に躊躇は許されん状況であり、人手も欲しい
状況であろう。当直部隊とあったので、なおさらのことだろう。
だが、野暮とキャラ造型のための雰囲気を解説のため、敢えて後寛恕の程を願う。
初動派遣部隊は、誰が何を担当し、車両や無線機は何と何番機を使用するか、
あらかじめ決まった形式の文書で上の方に提出されているのだ。Dr.こと、
ドライバーも、無線手も当然だ。現場の判断で、ドライバーの変更は確かに
有るのだが…車両事故等の問題が発生した時、責任問題が発生するので、変更は
『滅多』に無い。さらに上のモノにドライバーをやらせる、と言う事は、その任に
就く下のモノに取って『能力を問題視されている』と感じさせてしまう行為なのだ。
娑婆の匂いが抜けきらないキャラが言い出して居るので、小官素直に『巧い』と
思った。幹部は先ず、『自分がやって、楽をするな』と云うことを教育される。
ああ、SSと関係なく為るな? これは飽くまでも補完と考えてくれれば嬉しい。
で、上でコピペしてあるSSだが…。小官の作だ。夜中、サーバー移転だったのでな?
転載した者! 恨むぞ! 折角小官的萌えの物品で好きに展開しようとしたのに…!
本スレだと小官の嫌う『厨臭さ』が強すぎて遠慮して書かなかったのにィ!
小官的フェイバリットの「H&K火器」に「クトゥルフ」、「WIZ」、「日本刀」、
「陰謀」、「残虐」、「エ○」、「ヴの人」を…本スレ展開したら引かれるだろう?
…とまあ、釈明を兼ねて鬱に為りながら、一事退席。
上の>878、879は…小官の作中の『第一次転移直後』と考えてくれれば、嬉しい。
小官は設定とキャラを無駄には使わん。…付き合ってくれている諸君は…知っていると思われ。
ベタだが、許せ。では、また。
小用だ。…やはり駐屯地から出ないと、安心して書き込めん。覗かれても解らんからな。
携帯電話だが、演習中でも、実は使う場合が有る。…防水性、耐衝撃性に問題が有るが…
持ち歩く人間も居る。小官は…持たざるを得ん。下手すりゃ『演習の検閲官』に無線が傍受
されている可能性も有る。「ナイショ」の会話を中隊長とやらざるを得んときは必ず有るのだ。
勇将の下に弱卒無し。上のやるこたぁ、下もやる。ただ…『私用電話』は現禁だ。
誰も居ないので、寂しくなって、他板巡回に向かう。では、また。
…何と云うか…その…な? 皆、日テレ好きなのか? まあ良い。スレ巡察異常無し!
名無し三等兵、服務中異常無し。
了解、引き続き勤務せよ。
だ、誰も居ないな…? これでは吠え様が無い…。
いなくも無いですが。
ん? そいつは失礼。小官はどうするべきかね?
| \
|ДΦ) ダレモイナイ・・ノロウナラ イマノウチ
|⊂
|
呪 Φ
呪 / \ ランタ ランタ
ヽ(ΦДΦ)ノ ランタ タン
(へ ) ランタ タンタ
彡 > タン
@ /\ @
____/ 呪 \____
\ 呪 / ̄ ̄ ̄ ̄\ 呪 /
@ \/ \/ @
/\ /\
/ 呪 \____/ 呪 \
 ̄ ̄ ̄ ̄\ 呪 / ̄ ̄ ̄ ̄
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@ @
呪 Φ
呪 / \ ランタ タン 彡
ヽ(ΦДΦ)ノ ランタ タン
( へ) 彡
く
ズガッ ぼ〜ん
バックに流れる曲「もうなくすものはない」
904 :
名無し三等兵:04/05/10 20:46 ID:EWHBcADe
| \
|∀`) ショウカンドノツギノキョウイクマッテマス はあと
|⊂
|
うむう、ダヴィデの星か…。
愚者0の(0はタロットカードのナンバーから取ったのだろうが)分野だが
暇なので小官が発言だ。後で補完頼むぞ? 詳しい人間よ。
…しかし、語りすぎるなよ? 突っ込みが激しいからな。ここは何処だ、と。
三角形を2つ重ねるこのデザイン。実は意味がゴマンと有る。
三角形は『世界』を顕している。トリニティは世界最初の『原子爆弾』の名だが、
三位一体で大体世界の全ては表現される。即ち、この図形は『世界』と『世界』が
重ね合わされる寓意としての用例が顕著なワケだ。だから…結構メジャーに、映像
各作品で使用される。まあ、このスレの根幹を成す図形とも言えるであろう。
次、か…。リクエスト無いので、小官の独断で『キャラ会話』やらせてもらい、
その次だね。下げがてら、このまま小官の戯言に付き合って貰えんかな? 諸君?
GW終了と鯖移転が重なったせいかな?
日ユ同祖説。戦中の、犬塚惟重大佐の名を軍板住人ならば知って居られる事と思う。
例の『河豚』の話だ。この説は、『根拠の無い物』としてかなり眉唾とされて来た。
反論者は言う。ユダヤ教の祭具、『ラメラー』が伝わった形跡が何処にも無い、と。
『ラメラー』、七つに分かれた金属製の『燭台』の事だ。何製かは失念したが。
…七つに分かれた、で連想だ。不動明王は何を持っていた? 柔軟な視点を確保せよ。
タコやエビを禁止する民族と同祖なんて認めません!
両刃の剣と。。。。。
こんなのはいかが?
zombie ゾンビその9
ttp://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/occult/1083297464/l50 ゾンビをネタに小説を書くスレで大概日本が舞台です。
保存庫もあって沢山の作品が投稿されています。
日本が舞台とあって自衛隊が登場する作品も多数ありますが、中にはちょっと特殊な自衛隊もあります。
民間人に武器を”配給”する自衛隊とか(しかもベレッタとかショットガン)
そんな設定でも笑って見れる方は暇潰しにのぞいて見ませんか?
ちなみに↑で上げたのはごく一部の作品の自衛隊であって、中には名作と呼んでも良いと思う物も沢山あります。
…タコはともかく海老は同意するね。甲殻類はその…前スレに書いたので、理由は書かん。
鱗の無い魚を食っちゃイカンからな? 肉類も『コシェル』が必要だし、孫宗教に当たる
ムスリムも肉類には『ハラール』が存在する。…肉喰うのにも決まりが有るのがな?
つーか小官殿、ユダヤ人と同祖論が唱えられていない民族のが珍しいと思います、サー。
>910
ああ、あらら、そう来たか? ああ、スマン。七支刀だよ。
あと、神殿の素材さ。日本の神社は何で出来ている? 神輿は何故担ぐ?
旧約聖書の聖櫃の描写は? 臭い習慣がゴマンと有る。 まあ、戯言さ。
>913
フムン。ミドルイーストから陸路を通って行けば、大抵混血が進むだろう。
文明をもたらす『神に近き選民』として民族大移動をやって来た証と捉えるのが正しいか?
何かのネタに使えるだろうよ、きっと。あと『徐福』を『ヨセフ』と読む奴! …小官の同志だ。
>>915 同祖論のハシリ、ネイティブ・アメリカン=失われた10支族説はどうお考えですか?
失われた10支族説か…。そいつは日本人だと思ってたのさ。
ネイティヴの方は希望的観測が混じってるからな…? 航海術がどの程度のレベルまで有ったかが鍵だな?
まあ、アジア→イヌイット→ネイティヴ・アメリカンの流れでは無いかな? 小官の想像する大移動は。
畜産文化がほとんどない日本やアメリカにユダヤが渡来したなんてぶっちゃけありえなーい。
文化が変質したのなら元の民族じゃないし。
でまあ、何の関係がある! と怒る諸氏よ。テーマは『迫害と民族移動』だ。
異分子は、迫害を受けぬよう、安住の地を目指すモノだ。…転移後も、我々が
そうならんとも限らんからな?
…アインシュタインの『日本』を称える文章で、相手は解っているのだと
判断した小官の感性は…きっと何処か、歪んでいるのだろうさ。では、一時
退席する。また逢おう。
まあ結果としてアインシュタインの(署名した)手紙で始動したマンハッタン計画の産物が広島と長崎に
落とされたんだけどな。
しかし、原始キリスト教こと『景教』は確実に日本に伝わり、『密教儀式』にも一部取り入れられている。
思考を柔軟に保て。時の流れの中で、変質しない物体は無いのだよ。…形の無い、人の想いを除けば、な。
sir!
経由しているはずの中国でユダヤ教の痕跡が残っていないのが否定するべき
最大の根拠と存じます!
ちなみに同様に迫害され中国に到達したキリスト教ネストリウス派は
現在でも存在しております!
sir!
あれは悲劇だった。グロスナチライヒの恐怖で目が曇ってしまっていたからな?
日本の『本質』を理解した後、彼は後悔に苛まれたと聞く。あれは良い文章だ。
やはり軍人とオカルトは相性が良いのであろうか。
その当時の門外漢には、区別が付かんだろう。さらに戒律が厳しければ厳しいほど、
大衆には受け入れられんモノさ。宗教の世俗化は避ける事が出来ん。だから、ヨシュア
は『エッセネ派』を率いた。違うかね?
>924
ん? ああ、『世論誘導』に必須だからさ。偉大なるアドルフ閣下は、先ずシナゴーグに
出入りし、『敵』の思考法の根幹を知る事に努めていた。相手を『理解』しなければ勝てん。
小官の『キャラとしての仮想敵』は? …つまりは、そういう事さ。
キリスト教ネストリウス派=『景教』だ。
ここら辺を小官としては突っ込んで欲しかったのだが、な?
まあヒトラーが生きていたらいまのドイツよりはイスラエルを褒め称えるだろうな。
…パレスチナではきっと伍長殿に感謝しつつも恨んでいるだろうさ。
『何故奴等を根絶をしなかった! 』とな? 歴史は繰り返す。そして…過去に学ぶ者は少ない。
さあ、決め台詞だ。
『寒い時代だと思わんか? 』
軍人が知覚的歪曲以上でも以下でもないオカルトに信じると信じないとを問わず関わる時代が
寒いのなら、寒いですね。とても寒い。
931 :
922:04/05/10 21:55 ID:???
>927
sir!
書き込む前に更新しなかったのでかぶってしまったのであります!
sir!
ちなみに自分はあの宗教の掃き溜めで残ってるユダヤ教徒は
大半がロシア内戦で逃げてきた連中ばかりだと聞きました!
sir!
さあ、950が近づいて来たな?
誰が踏むかな? 誰が立てるの? 解らないから燃えるの!
…大昔の、いいともの後の小堺氏のトーク番組で、ゲストにサイコロを振らせる
BGMの節で唄ってくれ。…ああ、あの頃は若かった…。では、一時退席する。
アインシュタインって日本について語ってたの? なんて言ってたの? 教えてエロい人!
アリガトー! …エロい人。
う〜ん…。なんて言うかその…多面的な思考をすると云う訓練、最近の学校ではやらんのか?
このままでは『行間を読め』なんて言う警句が無く為るぞ? 教育関係者の質が落ちて来たのか?
と江戸の仇を長崎で討つ発言。ちゃんと向こうで釈明済みだが、ね。なんかその…馬鹿正直過ぎる…。
何かを撰ぶとは他の何かを捨てる事、
誰かに優しくするとは、他に対して残酷に切り捨てる事だ。
何が言いたいのか? …深読みする癖をつけろと言う事さ。
優柔不断は、決して優しさの発露では無い。褒める事は、才能を殺す事だ。
解る人間が…解ればいいさ。優しく賢く厳しい人間から…天は連れて行くのだ。
毎度。小官さん今日も元気ね。
ああ、有難う。そこはかとない無常感を伴わせる作風を目指している。
しかし、『まだ生きている、なんとかなる』と云う希望も定義して含ませる、
そんな作品目指して頑張ってるんだが…訴えはなかなか届かぬものだな?
なんとなく方向性は分かると思う。俺は。
まあ、分かりにくい作風では有ると思うが、こういうのは一方的な情報の流通に落ち入りやすいから、
発信する側が意図を分かり易い様に、読み手の思考を誘導する努力をするのも大切じゃないか。
と、釈迦に説法。
多分
前照灯は砕け散ってアンテナが折れFLIRにはひびが入り
前後左右装甲板は陥没し塗装が剥げて重MAT発射機は片方が何処かで脱落し
見ているのが辛いくらいボコボコになった89FVが
健気にも負傷した自衛官達を載せて帰還する……
そんな感じ
楽をしてはいかん、か。肝に銘じよう。…有難う。只今、『夜会話』執筆中。
では、投下だ。次はきっと教育だ。お遊び、許せ。
晴れた屋根の上、今夜も山田のラッパが鳴り響く。消灯20分前の予告ラッパを吹き終え、山田が残心
とともにラッパを唇から離す。眼を閉じ、真摯に何かに祈る男の貌は…何処か寂しげで美しい。トン、
と背後で軽く屋根が鳴った。…気配、息遣い無し。人間では無い。だが、夜風が匂いを運ぶ…。
「お前か…。階段使え、階段! 吃驚して俺が落ちて死んだら責任取ってくれるのか? 」
「…妾は取ったがの。もう7度目じゃが? 忘れたか…薄情者め! 」
「…あの時ああは言ったがな…実は感謝している。夜警国家に徹し、民衆の権利を保護。
そして暴発させずに指導。不死者のお前以外では誰も出来ん…よく、頑張ったよ…」
「そなたが寝物語替わりに聞かせてくれた事を実行したまでじゃ。…褒めるな、愚か者…!
調子が狂う! …妾が何度、人どもに呆れ果て、諦めて領地に引っ込もうと考えたか…!」
「で、どうして皇帝が代替わりしてるんだ? 確か元老院審判の元、勝負をして勝利した者が
皇帝位を継ぐ事に為っていると、学習したんだがな? …お前がどうして執事のイゴールに…」
山田が正面を向いたまま問いかけた。心持ち、『彼女』の顔が常人の色と同様に為る。…照れていた。
「…あ奴が策略を遣い居った! 2代皇帝イゴールは現在も妾の執事! 領地にて館の番をしておる! 」
「無敵のお前が負けるなんぞ、信じられんがな、俺にはとても、な? 」
「多くはそなたの責でも有る! …教えてやるから眼を閉じよ! 」
「…消灯ラッパ、吹いてからな? その前に…そのオフショルダーは、見ているだけで寒そうだ。
コイツでも着ろ。…安心しろ。着替えたばかりの汗臭く無い奴だ。羽織ってくれ」
「…相も変わらず…余計な気を遣う男め…! だから要らん者どもにまで慕われる! …猛省せい! 」
山田は差し出した上着を、戸惑いながらも焦って引ったくって羽織る『彼女』に向かい、優しく微笑んだ。
消灯ラッパが終わる。寄宿棟内巡察までまだ時間が有る。山田は屋根の上に寝転び、夜空を見上げた。
同じ様に左に横たわった彼女が、その胸に頭を乗せて来る。山田の心音をうっとりと聞くように、だ。
「何か聴こえるか? 腹黒い、腹黒い、って鳴ってるか? 」
「五月蠅い…黙って居れ…。雰囲気壊すと…解って居るな? 」
以前は首の辺りに痣を創ってくれた事を山田は思い出す。それでも、この状況は…山田に取って拙い。
彼女を「可愛い」だなんて思い始めている自分の心が…未だ己の心に住む者に、物凄く後ろめたかった。
「負けた理由をまだ、聞いて…! 」
脳裏に強烈なビジョンが送り込まれた。上半身裸に為って『館』の一室のベッドで寝ている山田の胸で
…あられもない格好の『彼女』が…胸に今と同じ様に頭を載せて…幸せそうに眠っている光景だった。
「…という代物を、元老院連中に見せ付けてやる、と脅迫された。『楽をなさいませ、お館様』
とニヤリと笑ったイゴールの顔と…羞恥に震えた妾の顔を…そなたは想像出来る、な? 」
「そうか…そいつは災難だったな? 謝ろう。…素直に、な? 」
山田は『彼女』の艶やかな黒髪を優しく梳いた。誇り高い種族に取って、これは致命的な『攻撃』
だ。『羞恥攻め』が効くな、と山田は改めて認識した。…遣りすぎると死ぬかも知れんが。
「今、不埒な事を考えたな…? 咎めては居らぬ…だが…他の者には…向けるな? 」
今日も星空は…共に旅した『あの頃』の様に…降らんばかりの変わらぬ輝きを…誇っていた。
投下終了。実はコレ(夜会話)だけ分家で演る予定だったが、本スレで様子見するため、載せた。
諸君の声に従い、決める事にしよう。教育編、さあ、飛ばすぞ! …お休み、諸君。
今日と言う日が平穏に過ぎる事を切に願う。
お疲れ様でした。
>>929 ワッケイン司令の名セリフ
キタ―――――(°∀°)―――――ッ!!
人少ないなぁ。
この時間帯ならこんなもの。
951 :
950:04/05/11 18:04 ID:???
>>945 ぎりぎり…か?>ガイドライン
ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ
( \(* ゚∀゚)ノ ,) <それはそうとキター!!!!!!!
ヾヽミ 三彡 , ソ
)ミ 彡ノ ))
(( (ミ 彡'
\(
))
(
_ _ ____)
>925
×ヨシュア
○ヨハネ
バプテスマのヨハネのことでしょ
小官、あの件で貴官のイメージはガタ落ちです。
少し活動を自粛したほうがいいかと、
ほとぼりが冷めるまで。
はいはい。
最近、鮫が異常繁殖してんのかな?
>954
お前だけさ〜
ちなみに俺はあれで小官に対しての良い印象がもてなくなった
だからお前だけだって。
気に食わないコテは徹底放置。
そんなことより鮫の話しよーぜ。
だからお前だけだって言ってるだろ!!!
意地になんなよ・・・(ため息)
そんなことより鮫(ry
意地も何も、どっちも一人で騒いでるだけじゃん。
騒がしてやれよ。どうせ埋め立てなんだし。
ようやくSS更新できます。。。
最後の更新から半月ほど間が経ってしまいました><
「日本異邦戦記」
>>
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1082564788/961の続き 「それで提案したいというのはなんなのでしょうか?」
エンドルン卿の言葉で、面談と言う名の交渉が始まった。
「はい、その前にお聞きしたい事があります」
女史の慎重な言に、エンドルン卿はすっと目を細め続きを促す。
「同盟を締結されているとの事ですが、既に要請は出されているのでしょうか?」
「既に使者は出しておりますが、まだ帰国しないでしょうな」
「なぜでしょう?同盟を結んでいるのなら、応援はもらえる筈では?」
園山女史に代わって外務官僚がやや目を細めて尋ねる。
「確かに。しかし軍を出してもらうにしろ、ここで粘らなければどの国も出しますまい」
「それでは、同盟ではないと思いますが?」
エンドルン卿は面白そうに、逆に問い質す。
エンドルン卿らの常識では、同盟とはいえある程度の勝算がつかなければ、軍勢を出し渋るのが当然であった。
何より、負けそうな国に援軍に出す事で相手国と交戦すれば、相手国に大義名分を与えてしまい、自分たちに飛び火し
かねないからだ。
さらにここで、王都が炎上するような事にでもなれば、逆に見限る事もあり得る。
同盟に対する認識とは、このようなものだった。
そしてその同盟の中心国であるシュレジエンが敗れれば、同盟が崩壊したと言ってもよい。
様子見をする国があってもおかしくはないのだ。
「あなた方はそうではないと?」
「私達の世界では互いに結んだ条約の類は、遵守すべきものです。なぜならば条約を遵守しようとしない国は、信用が
ない国としてみなされるのです」
「なるほど。確かに、我々においても条約は遵守すべきものではあります」
「なるほど。確かに、我々においても条約は遵守すべきものではあります。しかしそれは大義があって初めて遵守され
るものですな」
この言葉に園山女史は、言外の意を受け取る。
あくまでも自国に取って利があれば遵守すべきものであり、利が薄くなれば理屈をつけて守る必要などないと。
それならそれで幾らでも協定の結びようはある。
園山女史は目の前の机に置かれている水の入ったカップを手にとって口に含み、エンドルン卿を見据えた。
「私達は貴国シュレジエンに対し、軍の派遣も含めた軍事支援を行う用意があります。その代わりとして幾つかの要求
があります」
「軍事支援?それは一体どういうものでしょうか?」
「貴国が晒されている脅威に対処する為に必要な、支援の事です」
その言葉に対し、エンドルン卿はすばやく判断を下した。
確かに軍の派遣を行う際、見返りを求めないならば、侵略の名分として使われる為に警戒すべきだが、女史らは見返り
を求めてきている。
内容を聞かなければどうにもならないが、それでも検討に値すると言っていい。
「どのような条件なのでしょうか?」
その言葉に女史は、シュレジエン側が日本側の土俵に立った事を確信し、密かに賭けに勝ったと思った。
「はい。第1に、王都を防衛し国境までアムデスを排除した後、轡峠一体を借地させてもらいます。
借地する際は適正な価格で、使用料をお支払いいたします。ただし、そちらの料金が妥当であるかどうかはこちらでも
判断させていただきますが。
第2は、我が方の部隊を貴国に駐留させていただきます。貴国の領土から敵を駆逐した後、貴国の軍の再建に時間が
かかるでしょうし、アムデスと国境接している以上、いつ何時また侵攻を受けるとも限りませんから。
第3に、貴国との交易において、市場の整備をお願いします。
自由に交易する為には市場がかかせません。これによって互いに相手の文物が手に入りやすくなります。
これに関連する事ですが、市場での取引を行う為の法整備をお願いします。
この3点がおもな要求内容です」
これらの要求はすべて日本にとって、ある思惑の元に出したものだった。
すなわち、シュレジエンの事実上の属国化。
シュレジエンを日本のコントロール下におく事で、拠点を確保しようと言うものだった。
とりあえず、更新終了。
・・・・寝落ちしていたのは内緒です(ぉ
972 :
誘導?:04/05/12 11:18 ID:???
政府広報課殿、乙。
次スレに変なのが湧いているんですが・・・。
あの二人も完全にこのスレの名物と化したな。
専門分野で語る時はあれだけ説得力有る意見を述べるのに・・・
なんで、こうも争いごとが好きなのか・・・
小官は気を使わな過ぎだし、愚者は細かすぎ。
なんかドワーフとエルフのケンカを見てるみたいだ。
究極のカレーうどんについて二人でガチバトルトークやってもらえばオモロイかもな(ワラ
やっぱり次スレのテンプレに
>・故に、汝ら妄りに魔術師1(愚者)とACEと380(三位一体説在り)の名を呼ぶなかれ。
そんな事より鮫の話しようぜ。
を、入れておけば良かったんだよ
いいや、「そんなことよりイカの話しようぜ。」だな。
争い合ってる間は二人ともどっちもどっちだが、小官殿はネタも知識もキャラも面白いからな。
総計で考えると明確に以下略
なんだかんだ言ってニトロになってるよな。
愚者は喜んでいいよ。
どうせならHMXくらいの漢気が欲しいところだ>愚者
悔しさは伝わるんだが、何故か共感できないところに愚者の敗因が有ると思う。
小官だってキャラがキャラだから敵は多い。(全部愚者の自演でなければ)
切っ掛けが有れば形成逆転もあり得ると思うんだが・・・
小官がアク禁食らってるのを良いことに本スレで暴れる根性が(ry
>>982 >切っ掛け
とりあえず、専門分野でのミスぐらいしか思いつかない。
再度の厨官化では弱いような気もするし。
シタタカにイケって散々言ったのに、なんで正面から逝くんだろう・・・
名前を伏せて、相手の厨房振りを目立たせて、スレを荒らしているところを諌める。
これを何回も繰り返せば、簡単にひっくり返せるだろうに。
突けば突っかかってくるキャラなのは分かりきってんだから、そう言うところに罠張らなきゃ。
ここはひどい傍観者のスレですね。
愚者の専門分野では名無し屯田兵氏が出てきてくれるかも知れないが、
小官の専門分野で元1だおー氏はまだ出てきてくれないだろうからなあ。
>>985 もう無理だよ。自己株を大暴落の上に大暴落させて、墓穴の下に墓穴を掘り続けてるんだから‥
そこでミリ哲ですよ。
しかし、スレ上でも自衛隊とファンタジー世界がガチの喧嘩してるのな。
俺は魔術師1が嫌いだったけど、
愚者になってからは農業の知識の解説がしっかりしてたし、
「最初」の方は厨臭くなかったのでからひょっとして改心したのか?
と思ったんだけどね…
所詮、愚者は「愚者」って事か…
次は女帝2になって帰って来るよ。
愚者を演じてるんだよ。
>>990 なるほど、あのお二人方はスレタイの趣旨に沿ってキャラを演じてるんだな、納得したよ。
次は吊られた男じゃないかと‥
>>990 ここで誰かSF世界が欲しいな。できれば神林長平ばりの摩訶不思議ワールドで(w
999 :
997:04/05/12 23:27 ID:???
埋めだな
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。