自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第21章
1 :
政府広報課 ◆F2.iwy/iJk :
04/04/07 20:42 ID:MUpGT0+M ある日のあさぼらけ、一人の老人が釣りをしていた。
取り立てて、何もない平凡な日常だった。
が、周囲の風景が、唐突に暗転する。
気づくとそこは、未知の世界だった。
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第21章
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。しかし、何でもありでは有りません。
縛りはスレタイを見て下さい。出したい兵器が存在する
なら、スレ住人の納得出来る理屈と共に。熱意と知識で捏ねましょう。
・sage厳守で。行くべき所が有りません。軍板の温情に感謝致します。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は15レスに1回。
・嵐は徹底放置。破ると民主的処断が下ります。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁されます。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。Y談等は分家で。
全スレ
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1080118526/l50
暫定ガイドライン 1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。 2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。 3.核兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。 4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。 ただし、「超兵器・超魔法まんせー」な話にならぬよう気をつける。また、無敵キャラは作らないことが望ましい。 5.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。 6、戦術、戦略としてありえないものを避ける。たとえば人間の徒歩部隊が一日に100kmすすむとか 7.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。 安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。 8.嵐は徹底放置。嵐認定を受けた後に、かまった者も同罪とする。 9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。 10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。作品が気に食わないなら透明あぼーんで。
■今までこのスレで討議された議題 ・ファンタジー世界の市場規模についての考察 ・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち? ・食料輸入を経たれた日本は自活できるか ・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか ・麻薬による世界支配は許されるか ・江戸時代とファンタジー世界の類似性について ・中世城郭入門 ・エルフの着衣はどこまで許されるか ・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について ・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか ・F世界での日本経済再生と交易について ・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。 ・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える ・生首砲台の進歩と改良についての一考察 ・自衛隊的ダンジョン攻略法 ・対人地雷と魔法の罠。 ・その世界を司るもの:科学・魔法・宗教 ・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。 ・外交方針について。 参考までに。
6 :
ユーラシアの盲腸軍 :04/04/07 20:47 ID:xHIqBjBb
∧_∧ ツカマエタニダ!! ⊂ <丶`∀´> / ̄⊂ ) |^◇^ ヽ( 丿 ( )(_) ''ゝ'''ゝ´ アヒル艦隊の量産の暁には、イルボソの自衛隊など(ry
, -ァ''ア´__ `ヽ、 /⌒! '´,,_ ` ヽ 、ヽヽ / /彡ミヽ、 `ヽ、 ヽ`、ヾ` `" ヽ、 i/ノ ^ヽヽ、,,_''ー-`ゝ、ヾ ヽ ヽ`、 、__,,i/  ̄ ''ー-- `ヽ、 ', ', ', l ミ ! i l _,,- ァ ', i i /l ''ー'´ iヽ、 ! i i / !v'てヽ ` ミヽ、 l i i / i ゝ::ノ! ,,-r 、 `ヽ l i ! ,' i ::::: ", { :`,ハ、 ハ i i i ', :::''ー''っ /j.| l i ! ! ヽ 、_ i リ l l l ,' ヽヽ ヽ、  ̄ , -イソ / / / / ヽミヽヽ、 _ ,, - ' ´ ノ //ノ/ノノ ,i , - ー彡ノノノ〃''"゛ /,ノ '´ / `ヽ 秋篠宮佳子内親王殿下がファンタジー世界に御興味を持たれたようです。
1000&1キタ━━!
よろしい、諸君。 君らは、SSを望むか?泥にまみれたSSを望むか?地にぬれたSSを求めるか? 殲滅の響きがするSSを欲するか?
>>4 の内容をぼちぼち整理すべきだな。
・ファンタジー世界の市場規模、及び日本との交易の可能性
・食料・資源・エネルギー問題・・・輸入を経たれた日本は生き残れるか
・移民問題、在日外国人問題、外交問題、国内の治安と経済問題
・麻薬によるF世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか
・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち?
・エルフの着衣はどこまで許されるか
・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチVSメラ、対人地雷VS魔法の罠・・・科学技術と魔法の長所短所
・ドラゴン・・・その能力、兵器としての価値、使用法
・魔法の軍事利用・・・生首砲台の進歩と改良についての一考察
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・F世界における科学・魔法・宗教の関係
もうちょっと整理できると思うが、どうだろう。
中世城郭入門に付いてはWikiの資料ページに纏められてたので外しておいた。
>>8 「眞子様」でぐぐってみるとよろしい。
12 :
8 :04/04/07 21:22 ID:???
政府広報課さんお疲れさまです。
今SS書いてる作者さん 政府広報課氏 S・F氏 ヲタSEAL氏 call50氏 間違った世界史氏 田中魔王の中の人 国亡き軍氏 ? 元1だおー氏 小官殿 魔術師1氏 けっこういるな
よかろう、ならば、SSだ!
「日本異邦戦記」
>>
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1080118526/923の続き 「そうすると鹿島議員は9条の内容を言えないと言うのですな?よろしいでしょう。第9条の内容は、こうですよ。
『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の
行使は、国際紛争の解決手段としては、永久にこれを放棄する』
しかしながら現在、アムデスは民族浄化、種族浄化を行う宗教を国教としています。
このような国と付き合えるか、という事です。
将に、その平和が破られておるのです。黙って指をくわえて見ていよ、とでも言われるのですかな?
降りかかる火の粉は、払うべきではありませんかな?
われらの考える国際平和と彼らの考える物が違う以上、どのように付き合えばよいか、その答えがあれば教えて頂き
たいものです」
早速、訂正(鬱
>>17 『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の
行使は、国際紛争の解決手段としては、永久にこれを放棄する』
しかしながら現在、アムデスは民族浄化、種族浄化を行う宗教を国教としています。
このような国と付き合えるか、という事です。
この下にこの一文を挿入。
付き合えると言うならば、その方法を教えていただきたいものです。
さらに訂正(泣
>>17 後半の台詞
付き合えると言うならば、その方法を教えていただきたいものです。
「将に、その平和」が破られておるのです。黙って指をくわえて見ていよ、とでも言われるのですかな?
鍵かっこ部分を次のように変更。
「9条で標榜されているその平和が」
よって、次のようになります。 「そうすると鹿島議員は9条の内容を言えないと言うのですな?よろしいでしょう。第9条の内容は、こうですよ。 『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の 行使は、国際紛争の解決手段としては、永久にこれを放棄する』 しかしながら現在、アムデスは民族浄化、種族浄化を行う宗教を国教としています。 このような国と付き合えるか、という事です。 付き合えると言うならば、その方法を教えていただきたいものです。 9条で標榜されているその平和が破られておるのです。 黙って指をくわえて見ていよ、とでも言われるのですかな? 降りかかる火の粉は、払うべきではありませんかな? われらの考える国際平和と彼らの考える物が違う以上、どのように付き合えばよいか、その答えがあれば教えて頂き たいものです」
その言葉に、鹿島議員は気圧されそうになりながらも反論を行う。 「我が方が誠実に、アムデスに対し、兵を引くよう間に立って、交渉すればよいではないか!?」 「誠実に交渉するというのは、無能のする事であります。そもそも外交とは、国益追求の為に行うものでありますれば、 如何に自国の国益を拡大するか、そこに力点が置かれるものであります。そして、そのような中にあって、国益を最大 にしつつ、相手との落とし所を見つけるのが真の外交というものです。 確かに、相手が、自分達と同じ価値観を有するのであれば、誠実な交渉もできますでしょう。 が、同じ人間であっても、異教徒は人語の解する動物として扱うか、または虐殺の対象としてしか見ていない以上、付 き合えるものではありますまい」
俺の背後から水音が、した。引っ切り無しに滴り落ちる、水滴の立てる音だ。 音が発生してから次の音が発生するまでの間隔がやけに短いのだ。鼻の奥が痛く なる程の生臭い臭気が、辺りに漂う。…海の、魚の、あの何とも云えない不快な 臭い。思わず吐きそうに為る。それからの出来事は、正直、思い出したくも無い。 「…なんだ、アイツ? 頭から水でも被ったのか? 」 ヒイハア五月蠅いデブが、正面に立つ人間に気付いたのが悪夢の始まりだった。 止せばいいのに光源を持ったままそいつに近づいて行く。単独行動を停める奴は 何故か、居なかった。…俺を除いて。緑色の光に照らし出されたそいつの格好は、 明らかに『陸上自衛隊員』だった。89式鉄帽を被り、64式小銃を背負い、迷彩服 に半長靴。さらにサスペンダーに弾嚢装備。…頭から爪先まで全身が、濡れている 事を除けば。そいつの顔を見た俺は、『腐った魚』を連想していた。目の間が異様 に離れているが、輪郭はやけに幅が狭く、そこはかとない違和感がその不自然さを 際立たせていた。俺はそっと小銃の切り替え軸を『タ』の位置へ移動させた。
鹿島議員は、まるで自分が無能だと名指しで呼ばれたような気がして、激高し謝罪するよう求めたが、総理は軽く一 蹴した。 なぜなら、鹿島議員を詰ったわけではないし、鹿島議員の人格を貶めたわけでもないからだ。 このやり取りに、野党の誰もが、気まずげに顔を顰める。 当然だった。 このままでは、政府の思惑通り、派遣されそうだったからだ。 劣勢にある情勢を覆すべく、別の議員が発言を求め、立ち上がった。
とりあえず、今回はここまでです。。。 もう少し、推敲して出直してきます(吐血
前スレでも話題になっていたが、セメントの原料石灰石は国内生産年間2億tで、一部は海外へ輸出されている。
それに秋吉台とかを開発しなくても、新潟の青海、埼玉の秩父、東京の奥多摩、三重の藤原と言う風に全国各地に大規模な石灰石鉱山があるので十分賄える。
特に青海は推定埋蔵量6億トンはあるらしいし・・・。
前スレ
>>999 栃木の大谷町ですね。今でも採掘は続いてます。
>>24 乙です、何気に小官殿と混線してましたね。
スマン。またやった。今回かなり鬱だよ。小官…。 着隊して覚悟決めた筈なのに、宣誓式の前に逃げるな! 同じ大卒者として恥ずかしい!宣誓文に署名と印鑑押捺を拒否? …はあ…理屈はいい。己の行動にやたら意義を求めるな。 兵士には不必要に『回る』頭は要らん! それなら何故兵卒枠で志願した? 命令を理解し、その通り動ける認識力が有れば事足りるのだ。 『貴様等の頭は帽子掛けだ』と『着せ替え人形』だの台詞がカンに障ったのだろうか…?
小官さんお久し振りです。
政府広報課師乙です それに小官殿もキテクレタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━━━!!!!
中に入って勉強して? 認識が甘い! 下積みの初っ端さえ勤まらん者が、 雑用をこなしながら勉強可能か? 根性が無いとやってられんぞ! まあ、実体を知ってしまって『幹部』には為りたく無いと抜かす輩が多い のだが。それでも上を目指す人間を、小官素直に尊敬。国防の念に燃える者 として認めるよ。シャッポを脱ぐね。斯く言う小官も…コレは内緒。
ああ、色々教育関係の雑務でね、書き込め無かった。何か質問は有るかね?
小官さんは新兵の教育係なんですか?
小官どの、お久しぶり。 しかし、その唐突に割り込む様は小官殿にしかできない技ですな〜。
ん? 直接では無いがね。新教の班長に始めてなった後輩の相談に乗ったり、だな?
後はまあ、教育に使用する備品の中隊からの貸し出し管理など、だね。
てことは、小官さんは教育係の経験者? 自衛隊に入って何年目なんですか?
まあぶっちゃけ、教育専門部隊と臨時教育隊があって、小官後者の方に縁が深いと言って置く。
教育専門部隊はなんとなく雰囲気が掴めそうなんだが、臨時ってなにを教えんだろう・・・ 中途採用者でも教育するのか?
>>36 そいつを話すと、身分が特定されてしまう(笑)。過去スレでポロリと出してはいるが、ね。
経験者だよ。正直、やりたいのとやりたくない気持ちが半々だね。卑怯者だと哂ってくれ。
年数で身元がばれちゃう世界なんですか・・・ 結構狭い世界?うーん。謎が多くて深い自衛隊・・・
>38 やっている事の内容は『同じ』なのだが…。ただ、人数が多いんで一般部隊が 引き受けて教育すると言う事さ。専門部隊と比べてかなり荒っぽいが、ね。 まあ主に『任期制隊員』を教育するので、仕方ないと弁護しておこう。
中隊内の役職って持ち回りなの?
>40 そうだ。第何期の何方面、何師団で兵科は…? で大方の見当が付いてしまう。 知ってる人間が見たら「あいつか! 」と解ってしまうのだ。濁して置くに越した 事は無い。
>42 係などはね。何年で交替とか、移動により交替など、ね。固定でやると怖い。 自分が死んだら代わりが居ない様では話にならん世界だからね。 『別にお前じゃなくてもいい』・・・解ってはいるが、辛い言葉だよ。
シビアな世界だな。一つ一つが。 自衛隊員の方達に脱帽です。
高機動車用銃架ってあったと思うんですけど、どんな感じで高機動車に取り付けるんですか?
>46 これでも身元がバレてしまうネタなのだが、敢えて書く。 小官の部隊には高機動車は無い。・・・小官、普通科では無いのだ。スマン。
ああ、言って置く。自衛官の一人称として教育されるのは、『自分』だよ。 小官はネタキャラ出身なので敢えて『小官』を使用しているのだ。 あと自衛官が周りの自衛官に呼びかける際は『諸君』ではなく『諸官』だ。 豆知識の範疇だが、雰囲気創出のためには欠かせない小ネタでもある、な?
( ・∀・)つ〃∩ヘェーヘェーヘェー
自衛隊分を補給して、小官は過去スレを読んで来るとしよう。激怒必至の様な気もしないでは無いが。 では、また。…毎回割り込んでるのは反省の仕様も無い程、小官、いつも反省している…のだがね。
前スレ800番台から読んで来た。別にまだ小官の許容範囲…と言って置こう。 住人の数か…。まあ両方に造詣の有る人材などそう居まい。ゆっくり、これまで 通り混沌とやるまでさ。どちらかに行き過ぎたら路線修正。 国家の為に、日和見主義を貫く男が今の日本に居るのだろうか? 『トリマー』万歳! 魅力的な男は日和見主義すら崇高な物に変えてしまう。大英帝国は懐深し! では、また。
小官さんにお聞きしたいのですが、21回目の投稿で出した「秘密監視所」 ですが、アレはアレで良いのでしょうか? 使用目的:隠密観測 使用期間:早けりゃ3日。長くて1週間程度 見つかったら:破棄してとんずら。他の観測所で代用 利点:設営が楽 欠点:防御力弱すぎ と隠密観測と逃走のしやすさに特化したものと考えましたが、どうでしょう?
…突っ込んで欲しいのなら、突っ込むぞ? しかも遠慮無く? それでも良いか?
政府広報課氏に謝ることがあります。実は1とテンプレが妙に短いのは自分の
勝手な判断で削った部分があるのです。
スレ立てようとする→弾かれる→削る→弾かれる→削るとやっているうちに
本来必要というか有ると便利な部分も削ってしまって・・・
初スレ立てだったのと千が近かったのとで焦っていました。すいません。
テンプレは
>>2-5 あたりというのが抜けておりました。
まず天幕設営だが、林伐採など論外。開けた位置を探し、そこで設営。 究極を言えば、天幕など使わん。皆で大きめの穴を掘り、出入り口を作り、 その上に厚手の『ターピーシート』ことOD色か迷彩色のビニールシートを 展張し、下から竹等の支柱で支えて待機所完成だよ。 さらに車両のみ林に隠蔽し、監視要員用に個人用のえん体(蛸壺)を掘り、 そこでポンチョ被って固形燃料焚いて震えながら交替で監視、と言う手も有る。 言ってしまえば移動を前提として設営するならば、無駄を省くのが一番だ。 ベストは後者。後は車両と監視所まで有線電話でも設置して置けば良いのだから。
勿論偽装は欠かせんがね。これこそ念入りにやらねばならん。 監視所のみではなく、個人偽装もだ。植生等は特に気を付けねばならん。 個人偽装でも身に付ける植物の葉が『裏』を向いて居るだけで違和感丸出しだ。 『無駄を省き、最大限の効率を』…給料を伊達に貰っては居ないのだよ。
>>54 謝るには及びません。
よく確認してない自分もいけないのだから(苦笑
あと、一般部隊では天幕の床シートは引かん。個人で『野外ベッド』を買い、 それを設置してその上に寝袋を敷いて寝る。天幕野営の場合はな? 慣れると 屋根が有るだけで『眠れる』。座ったままでも。陸上自衛隊の『戦闘』職種に 1任期入隊するだけで仮眠の達人に為れる事は小官が保証するよ。 寒いだのなんだの言う様では、まだ飯の数が足りん証拠と哂われてしまう。
…求められたと判断したので、独断で此処まで書いた。 無線機器は、車両に搭載して有ると小官は解釈している。 Call50 ◆XVAlPbeLKw殿へ、野暮を深く謝する。 政府広報課 ◆F2.iwy/iJk殿。毎度毎度ご迷惑を掛ける。
>が、同じ人間であっても、異教徒は人語の解する動物として扱うか、または虐殺の対象としてしか見ていない以上、付 >き合えるものではありますまい」 揚げ足取りになるけど、中世のキリスト教徒はまさにこれだったよ。 むこうは宗教が歴史そのものだったからそうなっていたんだけど。 で、そんなキリスト教徒も利害が絡めばイスラム教徒と手を結ぶ、総理が野党を黙らせるには弱い。
むしろ野党の歴史認識の甘さを読者に認識させる良い描写では無いかな?
小官 ◆qG4oodN0QY さん宛 ツッコミありがとうございます。 評価できるのは偽装を徹底的に行うぐらいですか。うーん、やはり ド素人と現役の方との知識の差は激しいですね。 今後も色々と気をつけます。
野党が黙れば、甘い見通ししか立てて居ない事が露呈する。 騒げば、ならば見識や代案を求めて見るのも一興だろう。 代案が有るから騒ぐのだと解釈可能だよ。
>62 いや、これは不可抗力。たまたま小官に知識が有ったに過ぎんだけです。 今後も小官、期待して居ります。度重なる無礼を深く謝する所で有ります。
ゼナムら黒エルフ騎馬隊は右翼に配されていた。 無論、人間族らの重装騎兵も共に突入の時を計っている。 エルフら強力な魔導戦士ではあるが専門の騎馬兵に比べればどうしても力負けしてしまう。 同数で重装騎兵中心の人間族国家の騎兵とまともにぶつかれば不利だ。 いかに敵をかわし、効果的に使えるかはタイミング次第と言っていい。 手綱を握る両手にじっとりと汗が浮かんでいた。 本陣からの突撃ラッパが鳴り響き、馬蹄の響きを立てて走り出す。 空の戦いをちらりと眺め、左手にワンドを握りしめる。 詠唱筒が回転し始め、発動の時を待っている。 グレイブは鞍に固定したまま一挙に敵前に迫る。 時同じくして最前面のゴーレム部隊も突撃を開始する。 重々しい足音を響かせながらそれぞれ左手の戦斧を、戦槌を振りかぶる。 敵ゴーレム隊の前を騎馬隊が駆けていく。 「大地の精霊よ!」 ワンドが唸り精霊魔法が発動。 敵ゴーレム前に突然、溝が走り、瞬時に拡大、何体かのゴーレムが動けなくなった。 左翼から突入した魔族騎兵らの方では大きな爆炎が上がる。 一撃を加えた後はグレイブを取り、そのまま敵前で左翼の騎兵らと交差しそのまま敵右翼側面を衝かんとする。 味方のゴーレムが来る前に離脱しなければ巻き込まれてしまう。 敵陣前面の切れ目が見えた時、その先からまっしぐらに向かい来る重装騎兵が見えた。 「分が悪い……かな?」
騎兵が駆け抜けた後の混乱した敵陣に今度は我が軍のゴーレム部隊が襲いかかる。 ゴーレムの戦斧が唸るたびに5人、6人と構えた盾や槍ごと切り飛ばされる。 溝にはまったゴーレムは動きのとれぬまま戦槌の一撃で中枢を破壊され動きを止める。 相手方のゴーレム部隊も戦斧で、戦槌で、こちらのゴーレムを迎撃する。 右手の散弾を撃とうとしたゴーレムが頭から叩き潰され。 返り血を浴びたゴーレムを側面から切り飛ばす。 敵陣の混乱が大きくなり、所々ミンチの山を造る様子が見える。 本陣でギャラハッドは戦況を見ていた 将である彼と同族の地竜が5頭、魔導兵が10、重装歩兵が40 最後の予備兵でもある本陣詰めの兵は最精鋭ではあるが、如何せん数は多くない。 最後まで温存しておきたい。 押している。 騎兵らは苦戦しているようだが、全体の流れはこちらが握った。 全面攻勢に出れば勝てる。 そう思った時、敵本陣から勇壮な歌声が響いた。 戦神官共の戦歌だ!
敵陣の混乱は見る間に小さくなり、 何度目かの騎兵同士のぶつかり合いに我が方の騎兵は撃ち散らされ、敵騎兵はそのままゴーレムに向かって斬りかかる。 優勢だった我が方のゴーレム部隊は突入された騎兵に足を傷つけられ、動きが鈍ったところで魔導兵がゴーレムがとどめを刺す。 優勢は消え去り、互いのゴーレムも一体、また一体と限界時間を迎える。 被害は相手の方が多い、「今は」という文句が付くが。 しかし……戦歌を受けて敵軍の志気は天を衝かんばかり。 負傷した者すら痛みを忘れて戦列に加わわっていく。 おそらく魔導兵の余力はもう無い。しかし。 これはまともに当たれば負ける。 竜族である彼は竜としては若輩でも120年の生涯の中で、 幾度か戦歌の効果を経験した事があった。 戦歌は血を滾らせ、痛みを忘れさせる。 そして何より、ごく僅かながら防護の守りを着ける。 そしてそれは戦場に於いて大きな意味を持つのだった 僅かに迷い、しかし顔には出さぬよう決断する。 傍らの兵に声をかけ、命を伝え走らせた。 本陣に赤旗を掲げさせ、鉦を鳴らす。 開戦から一刻は過ぎている、おそらくはこれで双方息切れするだろう。 あとは凌ぐだけだ。
本日分は終了〜 色々描写が足りない気がするが……中世の実際の戦闘とか、 今ならラストサムライあたりで補完してくださると中の人は喜びます。 まぁ自分がスキルアップすればそんな事は必要ないんですが…… 次回で召喚前の戦争は終わる予定。 たぶん……完結編はないと信じたい。
投下、お疲れ様。気張らなくても、指の赴くままに書けば良いのでは? それでは小官もそろそろ休むとしよう。お休み、皆。では、また。
>>60 モーセ・ヨシュア時代古代イスラエル教→約束の地にたどり着くための神様からの命令だからカナンの住人を虐殺(時たま妥協)
預言者時代の古代イスラエル教→他宗教を認め、混在していたが、預言者たちはそれを「宗教的堕落」と非難。
発展期のキリスト教→布教のため、土着宗教をどんどん取り込む。元々崇拝されてた存在は悪魔と聖霊に分類。
魔女裁判とかの頃のキリスト教→産婆とかの行動が悪魔崇拝の儀式に見えたらしい。ちなみに火炙りにすると清められると思ってたらしい。
宗教改革直前のキリスト教→その頃の「彼らの世界」は殆どキリスト教世界。聖職者は腐敗しまくりで、利益しか求めず。
宗教改革以降のカトリック→内部改革で柔らかくなり、世界進出の際は土着の信仰体系を積極的に取り入れる。(日本では先祖崇拝を容認)
大雑把にこんな感じだったかな。ちなみに漏れがプロテスタント・長老派なんで、身贔屓が少し入ってる。
物語中で、相手を完全な悪にしたければ、外交使節を送り込んだけど返事替わりに生首が送られてきたなんてエピソードを
挿入すればよかろう。あるいは、相手方の中でもリベラルな人たちを裏で応援して内部崩壊させる工作をするとか。
話はずれるが、うちの教会の牧師はイラク開戦時の米大統領の決断や小泉首相の米国追従を擁護し、産経愛読者で、
説教中に堂々とメディア(とくに朝日)バッシングをする、クリスチャンとしてはちょっと変わった人だ。
(初めのうちは2ちゃんねらーでN+住人かと思ったよ) ちなみに漏れは首相の靖国参拝は積極容認派。
起きたばっかりで寝ぼけてるから、日本語がなんか辺だな。
>>71 >身贔屓
プロテスタントも魔女狩りしてた(セイレムとか)のに触れない当たりが……
あと布教に際して先祖崇拝(儒教)を容認したのは清朝の方が有名かと。
考えると徳川幕府治める日本てのは外来の唯一神に対し土着の精霊(悪魔)崇拝が勝利した稀有な例では。
ただ弾圧がなかったとしても宣教師の継続的な渡来がなければ、隠れキリシタンの一部に見られるように、
キリスト教と言えども「日本教」に取り込まれていたかも。
>>72 プロテスタントの魔女狩りって、米国のセイラムで起こったヤツだっけ。
あれは何派だっけっか。いずれにしろ、キリスト教史の汚点だな。
ほかにも、ハリーポッターバッシングなんてのもあったよな。
宗教改革以降は、プロテスタントのファンダメンタリストにこう言うのが多いんだよな。
ただ、プロテスタントはカトリックみたいに統一されたものじゃないって点だけ憶えといて。
お願いします。
>キリスト教と言えども「日本教」に取り込まれて
鎌倉時代のあたりで、仏教でも同じことが起こったらしい。
それを踏まえて「日本のキリスト教化」より「キリスト教の日本化」を進めるべき、と説く牧師を知ってる。
前述の産経愛読者とは別人だけど。
・・・と、こんなとこで宗教談義するだけなんもあれなんで、何か小説投下しようと構想中。 自衛隊 V.S. 神 なんてのをやってみようかという不心得者だw
75 :
国亡き軍 :04/04/08 06:55 ID:???
セイレムでの魔女狩りは会衆派だから組合教会ってやつですか? まあ私はエロゲーでセイレム事件を知ったくちなんですけど(汗 野党の話が出てましたが、M主党は挙国一致内閣に賛同するか、対案も無いくせに政府に 食って掛かるか、後者の可能性が高いかな?まあその辺巡って簡単に分裂しそうですが。 ただ前スレに出てましたが、密かにK産党に期待してみたりw このスレでの異世界は基本的に中世イメージですので、レーニンやマルクスの考えはおろか、下手すりゃ ルソー以前の人権思想も無いようなとこでしょう。 完璧な封建・絶対王政の元へ革命の輸出をする、コミンテルンの真似事みたいな事を始めたりしないかな? なんだかんだであそこは設立以来何度も方針転換行っているんだから、ここでホンマもんの階級闘争に挑戦 する為に対外進出を積極的に支持したり・・・今の執行部では無理かな〜 あと同じように革命闘争の苗床を見つけたかつての全共闘世代、今は普通にサラリーマンやってた人たちが 異世界召喚後の混乱の中でリストラされて、あの頃の栄光よもう一度とばかりに大量に連合RM化。 帝国領に押し寄せてゲリラしながら解放区をつくり・・・冷戦終結してからじゃダメっぽいな せめて「70年代の日本が召喚された」なら普通にそうなってそうだけど(笑
Kの方々は革命輸出以前に中世世界に耐えられるのか・・・精神的に。 宗教の強さが現代社会とは比較にならない程強力で、アイデンティティと文化と 社会を大きく占めている状況で「神を棄てろ」なんて騒げるのかちょっと疑問。 下手するとアカ狩りも真っ青の異端審問というか無神論者弾圧の荒らしが吹き荒れそう。
「スターシップ・トゥルーパーズ」に出てきた“バグ相手に共存共栄を説く団体”の如く、皆殺しにされると思われ。
>77 叩けば叩くほどノッテくるのがK産主義者だぜ!!
>>73 プロテスタント連中はシーア派もどきに近いからね、国ごとに組織が違ってたりで統一もない。
さて、話題も無い様なので投弾。
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1080118526/855-859 続き 真夏の鷲
彼らは道行く人々にも様々な言葉で以て呼びかけていた。その中には税金という
単語から、まったく訳の分からない、正確な意味は本人も分かっていないだろう
言葉までが含まれていた。
鷲たちに罵倒を浴びせ、道行く人々に施政とは如何にあるべきかを語り続けていた。
中には賛同する者もいたが、大半は彼らの存在を無視していた。
それは彼らにとって現在与えられている、人々の最大級の許容であった。
現在気温は25℃であり、吹き抜ける海風によって不快指数が低かった。その事が彼らの命を
救う一因としていた。もしも気温と不快指数が極端に高い状況であったなら、車に乗った
人々と血みどろの喧嘩(彼らの呼称で言う「闘争」)が繰り広げられていただろうからだ。
そして彼らが許容されているもう一つの要素は、皮肉にも彼らの最も気に入らない
存在の一つである「鷲」だった。
直接的には帝国軍の爆撃を防いでいる事が上げられるが、現状では 鷲の果たしている仕事はそれだけではなかった。 鷲たちの戦い、それは人々に安心感を与えているのだった。帝国の軍勢が 散々に蹴散らされているからこそ、車に乗った人々は心に余裕があった。 もしも鷲の襲撃が不十分であった場合、単なる渋滞では済まずにパニックが 発生していた事だろう。車に乗った人々は避難民であり、帝国の龍どもが 吹き飛ばそうとしている街から逃れてきた人々だったのだから。 正しい政治を滔々と語っている彼らもまた、車を路肩に留めていた。 つまり人々の進路を妨害する要素でしか無かったから、パニック時に 話し合いがもたれれば恐らく良い方だろう。 最悪の場合は流血の闘争など発生し得ない。避難中の大型車両が進路の 邪魔になる彼らの車を強引に排除しかねないからだ。 彼らの財産と生命は、直接にも間接にも、間違いなく彼らの忌み嫌う 鷲の翼によって守られていた。彼らの不満を、鷲は全く気にしない。 財産と生命の保護、それは鷲たちの仕事の一つだからだ。
今回はここまで。終わるまで後2〜3回かなあ・・・
>>75-79 F世界的共産党宣言
「ヒトの歩むところまた遍く等しく存在する神『歴史的必然』はニホン世界の賢者マルクスならびにエンゲルスを
預言者に選びて霊感を与え、聖なる啓蒙の書『資本論』を著さしめり。かの書には、汝ら手に汗して働く民草こそ
王なくまた貴族なく、僧なく豪商なく富農なく、汝ら自らこそが汝ら自らの主たる国を来世に非ずしてこの現世に
打ち建てるべしとあり。
集えよ、同志。
祈りに代えて鎚と鎌を持ちて、聖なる赤き旗の下へ」
素人の人がイラクで捕まっちゃったね。 だから、NGOなんかには無理だっていったのに。
>>85 週刊朝日の記者だとさ。ま、ここじゃスレ違いなのでさらば。
しかしF世界でも似たような事態が起こるかもよ
元1だお〜氏の世界観。
90 :
国亡き軍 :04/04/09 00:41 ID:???
>異端審問というか無神論者弾圧の荒らしが吹き荒れそう あり得るというか、当然そうなるでしょうね。 ただ封建制度や宗教的抑圧の度合いが大きかったロシアやスペインにも革命思想は 十分浸透しています。逆にヒエラルキー矛盾が深いほど動乱は起こりやすいものかと。 あの辺りでは20世紀になっても宗教と革命の衝突やってましたから。 まあ異世界の下層集団が「宗教」と「貧困」のどちらを重視するかですね。 魔法やら何やらで宗教の足場が固いとすると、革命理論でこれをどう覆すものか。
外務省も警告してましたし、自業自得ではないですか? カメラマンは、それでカネもらってるワケですし、 自称反劣化ウランNGO代表は完全なプロ市民ときて、 エンピツ配りのおばさんもエンピツ配るより、イラクに行くカネとそれで使う時間で働いて金を稼いで募金でもしたほうがよっぽどイラクの子供も助かると思いますけどね。 まあ、平和を愛するNGO、ボランティア、ジャーナリストのお三方は平和を愛するココロから自然と出てくる言葉で犯人を改心させて無事に解剖してもらえますよ。 何たって「ペンは剣よりつよし」ですからね、彼らがいつもいっている非武装中立が彼らの脳内だけでなく現実で通じるならね。
>>92 軍ヲタの総意はこうなん?気持ちワル。
PCの前で偉そうに言ってないで頑張ってお国のために特攻死してくれよ。
総意かどうかは兎も角、相応の確率で起こりうる事が起こっただけだし 取り立てて騒ぐようなことではないなぁ、とか思ったり これを口実に日本が何かやらかすならまた別だろうけど
>>92 >無事に解剖してもらえますよ。
開放じゃないのか?
解剖されたらダメじゃないかYO!
避難勧告が出ている地域に自ら赴いたのだから、当然こうなる事も予測できたはず。 自分の行動には責任を持つべきだと思いますが。 ・・・・と、ラノベ厨その2が言ってみる。
ま、しょうがないよね。 彼等が赴くのに危険だから代わりに自衛隊が命張って来たのに、それを無視してイラクまで行ってんだから。 もう生きてないと思うけど、来世はもっと謙虚に生きてもらう事を願うよ。マジで。 でも、このスレで前から言われてた「馬鹿でよく働く奴は銃殺」っていうのを、身にしみて理解できる出来事だな。 本当にそう思えるよ。
せっかくだから、俺ラノベ厨その3は人質プロ市民の自作自演説を選ぶぜ
>94 司法解剖。
>>94 マルチな上、コピペだって意味だったんだが・・・
ごめん、102=93ね で、ラノベ出身でも軍板出身でもない漏れは 自衛隊の撤退は論外だが、自衛隊が救出作戦するとは思えんし・・・ 助けてブッシュ!
>>104 了解した。転戦する。
しかしその前に一言。
>何故か意気投合しそのままテロリストに
パトリシア・ハースト……
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1080118526/784-786の続き 少女が背を向ける、控え室の入口から風が吹いて、円卓に置いた書き付けがふわりと逃げ出す。
追って伸ばした指先は間に合わず、とっさに展開した大気干渉場で引きよせ捕まえたところで、背後から声がかかった。
「またあなたに先を越されたわね」
よく知る声に立ち上がり、さっと回れ右して姿勢を正し、胸に置いた右手の先は記章を指す。
見本のような敬礼とともに少女は声を返した。
「はいっ、トルオール招集騎士、先行しておりました」
目の前の女性は同盟正装に身を包んだ、先行偵察隊の長。ステアリン正規騎士。その胸に記章は三つ。
七本の刺突剣を意味する葉脈紋は正規騎士を、交差する剣は実戦経験を、縦に二つの逆三角は二編隊十六騎を指揮する能力を示している。
二重翼章はドラゴン騎乗戦闘の実戦指揮官では最高位のもので、高度な空間把握能力や状況予測能力を必須としていた。
飛んできたのだろうか、かすかに渦巻く風をまとった彼女は歩幅も大きく少女の横を通り過ぎて、最奥の椅子に腰掛ける。
取り出した紙束は文字と挿絵で埋めつくされて、観察力の差を見せつけられた少女は感嘆と微鬱のため息を漏らした。
時を置かずに皆が集まる。
乗騎を失い落ち込んでいた少年ラクトンは、なぜか笑顔をつくってトルオールへの関心を見せた。
耳をつかんで怒鳴りつけたことへの、遠回しな嫌がらせだろうか。軽くあしらい、ステアリン正規騎士に注意を向ける。
彼女は最低限の確認だけ済ますと、皆を引き連れ大会議棟へ向かうという。
何人かが提する疑問に応えた言葉はこうだった。
「判定者にとってはね、口裏をあわせた証言よりも、率直な言葉の方が都合がいいのよ」
直属騎士は、人間とエルフの、または人間同士の衝突を調停するための、限定的な判定者権限を持っている。
その彼女が言うのなら、そうなのかもしれない。
大会議棟はエルフらしからぬ地下建築物だ。 掘り下げた地面に建てた本体半球を埋設し、その上に緩衝材として竹束や土を積んで、さらに地上建築物まで重ねてある。 中空多重の隔壁は、高空からの投石に、まずあり得ないがドラゴンの急降下体当たりにすら耐える強度が与えられていた。 一人が手を広げてふさげるほどの狭い地下通路には、途中の何箇所か床板の下に、配備された竹のスパイクを設置する穴が設けてある。 空を翔る能力を持つがゆえに、えげつない地上罠を平気で設置する。同盟にとっての仮想敵は、飛翔する者だけではないのだ。 歩哨の装備は頭部も覆う重戦装。肌を隠してあるていどの火にも耐える。 武装は長槍。狭い通路で槍ぶすまをつくり、長さゆえに奪われても切っ先の向きを変えることはできない。 明りは燃焼によらない照明筒が使われ、換気設備も整い、ささやかな涼風が流れていた。 このような四本の通路がつながる大会議棟の内部は半球になって、天井には天体に見立てた照明筒が配置されている。 中央に6人掛けの円卓。かこむのは、実験判定者とその補佐二名、書記とその補佐二名の六人。 この場で最上位の実験判定者は、年齢312歳のエルフ男性、ハイト・リイ・ウルキサイト・ポータス。 第三名音の「ウルキサイト」は「ひとつの環」と訳され、閉鎖領域出身者を意味している。 たいていの所領は川の流域に位置し、海を通じて首都とつながる。その川の名を第二名音に付けるのが同盟での習わしだった。 だが内陸には海へ達する河川を持たない所領も多い。同盟は地上に道を作らせないため、首都との人間の行き来が極端に制限される。 このような場所を閉鎖領域と呼び、そこに住む人間たちは、他所領とは異なる独自の文化や風習を持っている。 地理的に隔離された所領出身のエルフは異文化への許容力があり、これは判定者として優れた素質であるとされていた。 事実、閉鎖領域から首都に上ってくる者は少なくない。
また、彼ら判定者階級には男性が多かった。 個体戦闘力を左右する、大気干渉場の展開能力に性差はなく、体格は女性がわずかに優勢。 ドラゴン騎乗能力も腰の座りがよい分、相性の差で女性の方が高い。 加えて所領を継ぐのも女性であるため、彼女らは強さを求め習練する意欲が強く、騎士階級の8割を女性が占めていた。 もっともエルフ社会において、階級には役割分担以上の意味はなかったが。 書記は同盟成立時に文字統一のために設立された階級で、情報の管理配布を担う重要な役割だ。知識だけなら判定者以上のものを要求される。 何事にも没頭する癖のある者が多く、技官たちと並んで、知の探求者としての側面を多分に持っていた。 彼らが囲む円卓のまわりには、同心六角形に数列の椅子が並べられ、最内列には偵察帰還者と技官たちが、報告のために座り控えている。 全員の手元には急造された小冊子が配られていた。判定会が終われば破棄されるものだ、文字は荒く紙質もよくない。 最初の数枚はあらかじめ草稿がつくられていたのか、きれいに刷り上がっているが、後ろの方は荒い。緊急につけ足した分だろう。 意外に分厚い冊子に目を通した者たちは、深刻、苦渋、不安、興奮、それぞれの表情を見せる。 いつもなら静寂な場が、交わされるささやき声で満ちて、彼らの内心の混沌を表していた。 それでも議事の進行をつかさどる判定者補佐が起立すると、一同はくちをつぐんで静まりかえる。 静寂の中で開会が宣言されて、同盟の未来を決定するかもしれない判定会が始まった。 名を呼ばれた者が席を立って実験判定者の正面まで歩み、判定者補佐の質問に答える。 最初は召喚した列島から持ち帰られた試料についての報告。想定していた通りに、こちらの樹木の三倍以上のマナを含有していた。 ドラゴンは体内のマナを使い切ると、完全回復まで14日の休憩を要する。この時間を3分の1に短縮できるのだ。 かの列島の樹木資源を確保できればドラゴンの稼働率が3倍に上がり、同時投入戦力も相応のものになるだろう。 植生については、置換前の島との地形差異について、ほぼ予想範囲にあったが、列島全土についての調査が待たれるところだ。
次に、今回の本題の前触れとして、先行偵察隊の損害について偵察隊の長から報告がされた。 事故によるドラゴンの喪失が一騎、人間との交戦による軽負傷が一騎。 不用意な交戦についての責任は問わない。ここは叱責の場ではないし、調査活動の一環として評価できるからだ。 喪失との言葉に場の空気が熱みを増す。緊張をはらんで、視線が報告者に集まる。 マナ資源が手つかずな土地に、それだけの力を持つ者が住むとは想定されていなかったのだ。 失われたドラゴンは、人間の市街に打たれた杭に張り巡らされた綱にからめ捕られて落ちたという。 かつて人間が使った竜阻止柵に似ているが、かの列島のものは配置が乱雑で、ドラゴンに対処するためとは考え難い。それでも危険には違いないが。 列島原住民についての詳しい報告が続く。 農耕を営み、船を持ち、通貨を利用した交易を行い、道を張り巡らせ、石とガラスの大型建築を造りあげる。 持ち帰られた農作物の内容は、数種の葉野菜、果菜、茸類で、大豆の未熟莢も含まれていた。 全般に甘く、柔らかく、試しにくちにした者の証言では、食味に優れていたという。これも有望な資源であると思われる。 このあたりは既知の人間の延長線上にある。文明の方向性についても大幅な違いはないだろうと思われた。 次に、エルフの知る人間にはないものについての報告。 馬よりも速い箱車、ドラゴンよりも速く飛翔する何かとそれの放つ光弾状の武器。大量生産される書物、詳細な地図。 直接の脅威になりうる、ドラゴンよりも速く大きな銀色の飛翔体には人間が乗っており、後ろから炎を吹いて推進していたという。 燃料を混合した空気が爆発的に膨張することはドラゴンの火球を見ても明らかだ。これを応用した物と思われた。 武器らしき物として、正面に向けて凄まじい速度で飛翔する光弾を投射したところが目撃されている。 これが彼ら自身を破壊しうるなら、ドラゴンなどひとたまりもあるまい。 他にも、先行偵察隊にたいして目視圏外からぴたりと接触してみせるなど、得体の知れない相手だ。 そのわりにドラゴンの投射した孤立気流リングであっさり飛翔安定性を失ったのは、大気干渉場を持たないからだろう。 旋回能力など機動性も劣り、このあたりがつけいる隙と思われた。
幸いにも入手できた人間の地図によれば、偵察を行った島など、人間勢力のほんのちっぽけな一部に過ぎないらしい。 その総力がどれほどの物かは想像もつかず、張り巡らされた道路と輸送能力を利用すれば、容易に力を結集できるだろうと思われた。 一人の人間が、素手でエルフと互角に戦ったという証言もある。 彼らと戦うことになるならば、かつての弩弓戦争のごとく殲滅戦になるだろう。 魔術防御をも撃ち抜く武器をもって国土からエルフの排斥を求めた人間の国があり、この武器の名をもって弩弓戦争と呼びばれる戦いがあった。 エルフにとって危険となる文明を残せぬよう、技術を伝えられぬよう、徹底的に焼き払わなければならない。 そのための情報は著しく不足していた。 かつての焼滅戦では冬に食料と住居を焼き払い、雪で他所への逃亡を妨げ、暗くなれば暖を取る火の明かりにドラゴンの火球を撃ち込んだ。 滅びの冬も利用して、一つの国を住人ごと消滅させたのだ。 どこにどれだけ住み、どこに何を蓄えているか、事前の精密な調査が成功の鍵となる。 列島原住民については、人口やその分布どころか、言語すらわかっていない。 書物に打たれた文字が十進数の数字だろうと推測されるくらいだ。 手元の限定的な資料だけでは、調査は困難を極めるだろうと思われた。 最後に、既知の他勢力による計画への干渉の有無について報告がなされる。 おそらく北方狩猟者連合の斥候と思われるドラゴンが数騎、目撃されたという。 北方狩猟者連合はエルフと人間が共存する集合体だが、同盟とは形態が異なる。 道を開くことを制限されない連合領に点在する人間の小集落はドラゴンの餌や宿泊施設を提供し、巡回するエルフは荷役流通の役を担う。 このため雪に閉ざされる厳寒期でも餓死者は出さないらしい。 それでも厳しい気候が人口を制限しているので、南方の同盟に対して領土的野心を見せて、狩猟部隊が境界を侵犯することが度々あった。
一部では交易も行われているので、召喚計画については連合にもある程度知られている。 彼らの基地が大陸と、列島のいくつかの島に建設されていると、計画発動直前に彼らが大陸に退避したとも、報告を受けている。 かの列島に戦力を送って、連合の勢力下に切り取るつもりであることは間違いあるまい。 すべての報告が終わると、いよいよ実験判定者による判定が下される。 事前の協議でいくつかの草案がつくられ、判定会参加者の反応も見てから、結論が出すのが常だった。 判定者は会議中は一言も話さない。建前上、個人の意見を持ってはならないとされている。客観的な公正さが求められるのだ。 報告終了の合図を受けて、先への期待が満ちる沈黙の中、その彼が席を立つ。 すみずみまで声が届くよう、正面やや上を向いて、彼はいくつかの宣言を行った。 「召喚した列島に豊饒なマナの存在は確認された。実験は成功である」 「されど人間の先住も確認された。これとは意思疎通の確立を第一義とする。彼ら自身が敵対せざるかぎり、交戦は回避せよ」 「彼らを、最も警戒すべき仮想敵、制限なしに技術を発達させた人間であると認める」 場がざわめく。嘆息、舌打ち、興奮、のどを鳴らす音。言葉にはならない感情が気配となって、参加者から湧き上がる。 一拍おいて、実験判定者の言葉は続く。 「北方狩猟連合については放置する。彼らが列島先住民と交戦した場合は静観せよ。先住民の脅威がどれほどか、観察する」 「これより先、列島への進駐計画は一時停止する。早急に使者をたてて、接触を図れ」 「以上である。計画を続行する」 最後の定例語句を受けて、判定会に参加していた全員が頭を垂れて唱和した。 「「我らに、常に正しき道を」」 次回に続く
Good job job♪ さて、どうコミュニケーションをとるのか……
傲慢なエルフの鼻っ面をへし折ってくれることを希望する!
なるほど・・・だとすると、北方狩猟者連合を利用すればいいのか。 少なくとも、人間との関係などから、はじめに出てきた連中よりは与しやすいと言えそうだし。 まあ、それはそれとして問題がある。 1:国内の交通網に関する情報が流出した。(何より一番まずい。) 2:資源がない。(あるにはあるが、シーレーンの問題が・・・。) 3:相手国内の情報が何もない(さて、どうやって集めるか。) 4:GPSが使えない。(早いところ代替できるものを作らないとろくに航海もできない。) 打撃力については、将来的にはどこまでやるかわからんけど、 今のところはとりあえず前線基地をたたければいいということになるか。
間違った世界史どの。お疲れさま。
全ては命令次第だよ。準備はしてある。心構えもね。そう言う、組織さ。 一旦命令が発令され動き出したら、中止命令が出されるまで最初の命令に 従い動き続ける。文民統制とはそう言うシステムだ。兵士や組織の意思は 全く関係無い。トップの決断こそ、必要なのだよ。今の段階では、ね。
仮に、個人や現地の判断で動いたとしたら? (まず無いのだが! ) あの2.26や5.15事件に繋がると、糾弾されるのは火を見るより明らかだ。 そんな危険を想定しないまま行動する輩は、少なくとも低脳の誹りは 免れ得まい。事は己一人の解雇だけでは済まない。これまで培ってきた 政府機関への信頼を無に帰す行為となるのだ。唯でさえ、旧内務省関連 の組織とは仲が悪いのだから。まだ、戦前を引っ張っている組織だよ。
小官殿、こんばんは。
3日で撤退せよ。軍組織がどう言うモノか知っている軍板出身者ならば、 それがどんなに無茶な事か周知であると思う。兵站がそんなに楽な物なら、 2次大戦の飢餓は無かった。綿密な計画に基づき、動かねば為らない。 燃料補給、残置部隊の選定、船舶及び航空機の確保、中継地点の選定…。 飛び交う怒号や乱れ飛ぶ命令・達が目に浮かぶ。それよりも怖いのが…。 『国民の信頼を失う』事だ。どちらにせよ、失うのだから。しかし撤退は 無い。『対外的な面子』も懸かっている。第二の『よど号』事件の再現は 政府にとって困るのだ。テロに屈し易いと見られ、類似事件が頻発する。 『人一人の命は地球より重い』と言う名言が、嘗て生まれた。 小官は、正直…今回の事件は同情の余地は余り無いと思う。個人的にな? 高邁な理想のために動くのは良い。しかし世界は理想や夢のみでは出来ては 居ない。発射された弾丸は、人間を撰ばないのだから。…では、お休み。
ああ、どうも。…今日は良い日であると良いな?
>>120 >『人一人の命は地球より重い』
矛盾はしてないですよ。
1*3<1*(1200000000-3)ですから、
件の3人の命<その3人を除く日本国民の命になりますから。
どっちが重要かは言わずもがなですな。
まあ、できれば助けるべきではないかと。できれば。
訂正:1*3<1*(1200000000-3)→1*3<1*(120000000-3)
昨今、日本人に欠けている物。それは『想像力』だ。自分もこうだから、 相手もそうに違いない。そう考える人間が、『非常』に多く為って来た。 知的レベルの低下、とでも形容すれば良いのだろうか? 自分が危害を 加えないのだから、相手もそうするに違いない。無邪気に信じている輩が どれ程いるだろうか? 類推能力を身に付けよ。相手は『自分』では無い。 『性善説』に染まるのも良い。だが…己の見えない所で、事態は動く物だ。 思考の『視野』を広く確保せよ。交渉相手に敬意を払いながらも軽蔑せよ。 メメント・モリ。『死』を忘るるな。己の行動には常にリスクを伴う事 を忘れてはならない。脳天気なまま生きていられた黄金時代は、とっくに 昭和の御世で終焉を迎えているのだから。
電波な文章だが、結局言いたい事は一つだよ。 『己の信じた物に殉ずる覚悟が有るのならば、自己責任で何をしても構わん』 それだけだ。死ねる覚悟があっての現地入りだろう。全てを踏まえた上でのな。 立派に平和の概念を信じ、己の見通しの甘さを悔やまずに…楽に為れば良いな。 どう考えても、今回向こうに生かしておくベネフィットは存在しないのだよ…。 重要なのは人質を取った事実であり、人質等の存在そのものではないのだから。
言いたい事だけまた言って、唐突に終わる。切り札は、出すべき時に出せ。 使わなければただの呪符以下と為る。異論を挟む連中は…止めておこう。 小官はお守り札と言いたかっただけさ。お休み、諸君。では、また、な?
>>122 その理屈はどちらかというと、「大の虫」って奴ですな。
昔から、こういう事態に対処すべき理屈は決まっていたのでしょう。
誘拐って仕事は結構歴史が古いですからねえ。
と、これ以上はスレ違いなので終わり。
128 :
115 :04/04/10 10:10 ID:???
資源については…北米、南米やオーストラリアから入手できるか? 石油は東南アジアからも出るし。 問題はGPSがなくなったんで航海が難しいことか。
つかあの誘拐犯西暦しようする時点で怪しさ爆発
>>129 日本人にもわかるようにとの親切心です(w
まぁ、後はスレ違いなので
エルフ社会と日本の殲滅戦の恐れあり。
>>128 その際の問題は、「どこを」掘るかでしょうね。
南北アメリカ=島少ないし遠っ!!でも油質は悪くない、ハズ。
東南アジア・オーストラリア=陸続き島づたい、古臭い方法なら
案外ラクチン。距離も多少はマシ、ただ油質がマズー。
日本は船舶で不足食料を輸入する必要性が有ります。日本を再生させようと
する場合、資源の採掘・輸送船舶と食料輸送船舶どちらを優先すべきか?
って問題があります。
燃料配分計画を間違えた場合、餓死者数と暴動率が転移初期の最低数十倍になり
原始的な国家体制すら保てずに滅亡するかも。
それはそれで「オーバーテクノロジーの残った変な島」になるから
面白いかも知れませんけど。
それじゃこのスレの主題である自衛隊が出てこんぞ・・・。
仮面をつけた魔術師が自衛隊一個師団を消滅させ(ry
>>133 そこで伝説の神の兵士「ジエイタイ」ですよ! ごめん嘘。
でも逆に言えば、最低限度の維持さえ成功すればあとはなし崩しに自衛隊が
出せるわけです。治安維持・領土獲得・食糧確保!幾らでも使いようはあります。
というか出ないと全てが無茶苦茶になるからどの道アウト。
ハムナプトラおもろかった。 あの、黒衣の騎兵ってかっこいいな。 イスラム圏の騎兵ってあんな感じなんかな? 月の砂漠をラクダに乗って横断する日本国キャラバン隊。 それを護衛する案内役の傭兵と、馬に跨がり鉄の64式を担いだ同じく黒衣の自衛官達。 やけに大きく見える満月をバックに、彼等は今日も日本を目指し砂漠の大地を前進する。
各隊に通達。我、これより51サンチ砲試射を開始する。 たった一弾のみのため、弾着を見極めて欲しい。 秒読み開始。10…9…………5…4…3…2………撃っ!
「明後日、我が大隊は撤退することが決まった」 「は?」 「各員、荷をまとめておくよう通達しておけ」 「…隊長殿、全ての機材を片付けるまでには一週間かかります」 「置いていく」 「!」 「今朝、日本政府からこの国の政府に全ての機材を委譲するよう通達されたよ」 「難民のために浄水車を置いていくのは…了解しています。 …まさか、車両のみならず、武器弾薬までとはいいませんよね…?」 「そのまさか、だ」 「…」 「我々はC-130で帰ることになるのだが…」
各隊に通達。我、今一度砲撃す。先の一弾では効果不十分なり。 撃っ!
「…」 「同日中に、各隊も撤退しなければならないため、とてもではないが…」 「……………………隊長殿、それは、人質事件の事でありますか」 「……そうだ」 「…」 「日本政府は犯人の要求をのんだそうだ」 「……上は、国民の血税のかたまりを棄てろ、と、言ったのですか」 「委譲する、だ」 「同じ事です! 奴らに明け渡したら…」 「同盟国、だ」 「…! 彼らが、我々が長く留まっていることを、それも、接触当時から…快く思っていないのは…理解しています」 「…」 「お忘れですか? 彼らが使う儀式魔法に…」 「複製かね?」 「……あのような邪道、反則です! もし、量産されたら…」 「撤退だ」 「人員不足で、現地の志願兵に、色々と教えてしまいました!」 「撤退だ」 「…たかが3人の人質のために!」 「口を慎め。撤退だ」 「今日まで戦ってきた意味は!?」 「無いな。撤退だ」 「…死んでいった仲間達に、なんと詫びれば良いのですかっ!?」 「謝れ。撤退だ」 「……! ……っ……ぅ…………うううぅぅああああああ…………」 「…………涙が止まったら、各員に通達しろ。時間が無いぞ」 やがて、泣き止んだ部下は、肩を落として退室していった。 「……畜生」 隊長は誰もいなくなったことを確認してから一言、毒づいた。
各隊に通達。これで試射を終わる。 できれば、各隊の観測をうかがいたし。 以上、通信を終わる。
…ちなみに、元ネタは今回の事件と、隊長(親)と部下(息子=私)の会話からです。 正直、はらわた煮えくりました。で、その鬱憤を…と。 お目汚し、申し訳ありませんでした。
>>144 むしろブービートラップ満載にするぐらいの積極性を期待したい。
>>111 これでやることは決まったな。
1:それなりに平和的な関係を築く。
2:こちらの世界に関する情報を集める。(どうって集めるかは知らん。地形や資源なら衛星があれば
ある程度はわかるが。)
3:国内の情報の秘匿(書店にある技術関係の本はすべて回収。カー雑誌とかPC雑誌とか)
4:秘密裏にマナの利用手段を手に入れること。(原理がわかったところですぐに応用できるわけじゃないが。)
5:測位システムの整備。
>>145 そこで燃料にアメちゃんですよ。試運転しようとしたらアボーン。
量産されても使える奴いないし、まあ固定装備や重機は壊しときましょう。
>>143 例の事件、まさに『事実は小説より奇なり』を地でいく展開
になってるんですけど。
「自衛隊の派遣は違法だ」
「小泉は国民を見捨てた」
「小泉に代わって、我々があの3人を見守る」
スゴイ間抜けな結末に、脱力系の笑いが起きた予感。
このネタ、当スレ的にはどうなんでしょう?
自演隊がファンタジー世界に召還されますた ※註釈 召喚・・・・・・官庁、特に、裁判所が日時・場所などを指定して人を呼び出すこと。 召還・・・・・・派遣していた者を呼び戻すこと。
>>144 >>145 >>147 陰険だなあw
「各員、荷をまとめたか?」
「うーっす、もう持てません」
「では、最後の仕上げに入る! 全員、荷を置け!」
『はっ』
「タンクの蓋を開けろ!」
『きゅきゅきゅきゅ…』
「擬音は言わんでいい! 黒砂糖、構え!…ぶち込めー!!」
「あーあー、もったいない…」
「仕方ない。敵に使われるよりはましだ」
「自分、甘党なんですよ」
「そっちかよ…」
「しばらくの間は、食べられませんね」
「うむ」
>>148 私はネタをそのまま書くのもどうかと思い、ファンタジー風味にしました。
3人を拘束していた犯人たち、できれば「グルでした」って言って欲しいなあ。
場合によっては、朝日新聞社が消滅するかもw
>>151 ついでにエンジンオイルも抜いておきましょう。
当方ニSS投下ノ用意アリ 十分以内ノ攻撃開始ヲ予定スルモノデアル PS 着々 戦果ヲ 拡張中ナリ
夕日落つるマンセルヘイムの大平原でケンタウロスの少女は何者からか逃げていた。 何者であるか逆光でハッキリと確認できないが騎馬のようだ。ケンタウロス族はす べからく駿馬と言われるが少女はそこまでの足は持ち合わせてはいない。 追いつかれた。 棍棒が振り下ろされる。 グシャァ 一撃だった。脳液をブチまけて少女は即死した。殺戮者の騎馬は少女の死体を見下 ろし舌なめずりした。
日本列島が俗に言うF世界に召還されてからもう一年が経つ。 暴発した北朝鮮の韓国侵攻と在日米軍基地へのミサイル攻撃により日本は本格的に戦争 へと巻き込まれていった。日米安全保障条約に基づき日本海封鎖作戦に参加すべく各港湾 で護衛艦の艤装が進む中、事件は起こった。北朝鮮から発射された長距離弾頭ミサイルが 東京へと迫ってきたのだ。こんごう級や米軍のイージス艦の迎撃も失敗し、あわや首都壊 滅かと思われたが偶然にも召還に巻き込まれため事無き(?)をえた。 後にその瞬間を見た空母キティホークの士官は証言する。 『アトランティスの再現だ』、と――――。 一方、召還された日本では現状を把握するにつれ第二次朝鮮戦争以上の問題が発生した。 即ち、食料と資源の絶対的不足。休耕地の再開発やゴルフ場廃止と農地転用、官民一丸 となった省エネと対策をとったが皮肉にも決定的な解決策は戦争だった。 召還時西の大陸では北方の帝国と沿岸と内陸の同盟諸国の紛争が勃発していた。同盟諸 国との交渉中政府高官が戦争に巻き込まれて死亡、さらに国内でも帝国の仕業と思われる テロ事件が起こると政府は非常時の超法規的処置として同盟諸国側に参戦(後に北方戦役 と呼称)、講和条約で帝国南部マンセルヘイム地方、通称『新満州』を割譲させた。
新満州では石油など地下資源が埋蔵されている。 面積は北海道の約三倍で地形は変化に富んでいる。 沿岸部少し内陸の大平原は農耕に適しているらしい。 上記の理由から日本国民がF世界で生き残るため殖民が奨励され、失業者対策もあり第 一次殖民団は五万人が殺到した。同時に守備隊として陸空の自衛隊千人が派遣される事に なる。 石油は確保したものの、本国の国民生活の維持に優先的に回され自衛隊の消費分も艦船 や航空機が優先し燃費の悪い戦車は大半がトーチカと化していた。移動手段は馬が主流に なりさながら西部劇の世界に迷い込んだ様になった。地元遊牧民の協力もあり新満州でも 生活のノウハウは得たが殖民スケジュジュールの遅れは確実視されていた。 そんな渦中、事件が起こる。 夜な夜な家畜が何者かに襲われ奪われる事件が続発した のだ。 目撃者の証言では犯人は馬に乗っており鈍器をもって襲いかかってきたらしい。襲撃者 は帝国軍残党だとも噂されたが真相は判明せず時間だけが刻々と過ぎ去っていった。
秋山一曹率いる十人規模の騎馬隊は訓練と哨戒を兼ねて駐屯地から遠出していた。 燃料不足の現在、最も機動力があるのが馬である。本土ではF世界相手にはオーバース ペックの上費用がかかりすぎるためF16ら音速機は次々と予備役入りし、大戦時のレシ プロ機が復活しているという。 小一時間も走ったくらいだろうか、秋山の鼻を異臭がくすぐった。 血と腐敗臭がする。風上に向かうと何かが倒れている。 「・・・・ケンタウロス、しかもまだ子供だ」 死体は頭蓋骨が割られ脳髄がはみ出している。内臓も他の動物に食われたのか空っぽだ った。 マンセルヘイムの遊牧民の情報で人間と交流のある種族、エルフやドワーフ以外にもあま り関わりの無いケンタウロス族がいる事は知っていたが、ファーストコンタクトが宇宙人 紛いだとは想像すらしていなかった。 風に乗って蹄の音が聞こえる。遠方には七騎の騎馬が噴煙を上げて迫ってくるのが見え た。 後に秋山は語る。『ケンタウロスほど大草原に適応した生物はいない』、と―――――
屈強な騎馬が七騎、秋山たちと対峙した。 ケンタウロスの集団は鎧こそ着ていないが全員槍と弓で武装している。 後ろの何人(何頭?)かがケンタウロス語呟いているのが分かった。大方悪口だろう。 群れの中央に構えていた一際逞しい騎馬が進み出てきて秋山と変わり果てた少女の亡骸 を交互に見、口を開く。 「我こそはケンタウロス族が一支族“蒼き疾風”の部族の者、アッティラである! 貴殿 の名と貴部隊の目的を聞かせられたし!」 腹の底から響く見事な声の共通語(大陸東方後。何故か日本語である)だった。彼は群 れのリーダーらしい。 「小官は日本国陸上自衛隊所属、新満州駐屯部隊の秋山勇吾ある! 現在は馬術訓練中に 死体を発見したしだいである!」 アッティラに負けじと秋山も腹から声を出す。何気に時代劇がかかっている。 警戒しながら近づくとアッティラは死体と秋山を交互に見、死体を担ぎ上げた。 「最近移住してきた異世界人か‥‥まあいい」 手で仲間に合図すると彼らはやってきたのと同じ様に噴煙を上げ駆けていった。
「秋山一曹、やつらもしや‥‥」 「家畜泥棒ではないか、だろ?」 まだあどけない顔をした下士官の言葉を遮った。 「可能性はあるな。犯人は乗馬がうまかったというし」 「でしたら‥‥」 「落ち着け、第一証拠が無い。それに盗人がご丁寧に自己紹介してくるか?」 そこまで言われれば返す言葉は無い。 「“蒼き疾風”、だったな。連中の部族の事、遊牧民に問い合わせてみるか」 馬首を返し秋山隊は駐屯地へと向かった。ケンタウロス族とはファーストコンタクトとな る。友好関係を結ぶか、それとも戦いとなるか判らないが事前情報は是非入手したかった。 一方、アッティラ率いるケンタウロスの集団も若く気の荒い者が不平を言い立てていた。 「何故だアッティラ? 異世界人を殲滅しなかった!?」 不平を吐くこの騎馬は先ほど秋山達に侮蔑の言葉を吐いた者であった。 「少なくともツベルマを殺したのは連中では無い。亡骸の腐敗具合から見ても明らかだ」 「分からんぞ! 別の誰かが殺った事もありうる!」 すでに若者は興奮していた。他の者が止めようとするが収まる気配は無い。 「異世界人の主力武器は火筒だ。先の帝国との一戦でも白兵戦は極端に避けていた。それに 火筒の柄で殴ってもこんな傷にはならない。第一我々の任務はツベルマの捜索であり異世界 人の殲滅では無い!」 アッティラは背負った死体に目をやる。脳髄をブチ撒け全く内蔵の無くなった酷い状態だ。 「しかし警戒すべき集団ではある。斥候の手配を要請するとしよう」
それから一週間程無事に過ぎた。 家畜泥棒の出現は無く、今夜は新月だが日本の都市部ではありえないくらい星が瞬く。 秋山は寝つけなかった。軽く柔軟運動をしたがやはり眠れない。 (そういやユギオUの前夜も眠れなかったな・・・・) ふと召喚前の夜を思い出した。あまり眠れず朝を向かえ“北朝鮮、韓国に宣戦布告”の報を聞 いたのだ。 (・・・・馬鹿々しい) 布団を引いて無理にでも寝ようとすると叫びが耳を打った。 「敵襲! 敵襲ぅっ!」 敵襲の報を聞きとっさに拳銃と棒状の何かを引っつかみプレハブ小屋を飛び出した。 (やれやれ、ジンクスってのはあたるものだ) 彼は走り出して初めて棒状の物が日本刀である事に気がついたが足を止めはしなかった。
駐屯地内は喧騒に包まれていた。新月ゆえに同士討ちを恐れてやたらと銃火器を使うわけにも いかなかった。照明はあるものの襲撃者は巧みに光を交わし疾走する。夜襲に慣れているのは明 白であった。ぼんやりとだが襲撃者は人馬である事が分かる。 数人が槍を持ち出し三、四人で障害物を背にしファランクスを形成する光景がある。一瞬、人 馬が躊躇した隙を突いて別の人間が人馬を攻撃する。 中には六十四式で銃剣術を駆使する者もいた。暗闇で危険なのか、それともジャムったのか射 撃を一切行わず次々と捌いていく。 秋山の前にも人馬が迫る。鈍器を振り上げ疾走してくる影が見えた。 暗いが人馬の向こうには戦っている自衛官がいるのが分かった。拳銃を諦めスラリと抜刀する。 彼は童貞ではない。先の北方戦役では塹壕に踏み込まれた時、銃剣で帝国騎士三人を仕留めて いる。 人間の戦士と人外の化生が重なった。棍棒がドワーフ族謹製の“満州正宗”が交差する。 人馬は十歩程駆け倒れた。右脇腹から腸をはみ出させ痙攣し、そしてただの肉塊と化した
昨夜の家畜泥棒は大半が返り討ちにされた。駐屯地から数体が逃げ出したのを見た者がいたが 死体の数の三分の一の数もいなかったらしい。 人的被害も軽微だった。負傷者はいたが命に関わる程ではなく死亡者は皆無だった。被害は建 物少々と鶏が一匹踏み殺されただけだった、が―――― 「・・・・ウゲェ、これは・・・・!?」 集められた死体を見て衛生科の自衛官は絶句した。手足がバラバラだったり内臓や脳が飛び出 た死体なら北方戦役で経験済みだったが、襲撃者のそれは想像の範疇外であった。 ケンタウロス型の死体には皮膚という皮膚が全く無い! 襲撃者に増悪を抱いた者が引っぺがしたとは思えなかった。第一そんな時間は無いし、出血も かなりも量になる。初めから皮膚が無かったとしか考えられない。 遊牧民の長老に問い合わせたところ、皮膚の無いケンタウロスの様なナックラビーという怪物 がいる事が分かった。ナックラビーは別の次元、魔界ともいうらしい――――から来るともいわ れ草原の何処かに召喚されたものと思われた。 満州方面部隊に召還施設捜索の指令が発されたと同じ頃、負傷した若いケンタウロスが駐屯地 にたどり着いた。
駐屯地から馬で約半日の距離の小高い丘には遺跡がある。 帝国成立以前の天文観測所とも魔道実験場ともいわれているが定かではない。 現在遺跡の広間では四人(四頭?)のケンタウロスが立てこもっている。アッティラ率いる斥 候隊の生き残りである。元々は七人で構成されていたが度重なるナックラビーとの交戦で三人が 脱落している。残った四人も大なり小なり負傷していた。 アッティラ隊はナックラビー発生の原因となった魔方陣を発見した。大方、不良魔術師がぞん ざいな実験をしたのだろう。魔方陣自体は破壊したが遺跡の周囲は十体以上の皮膚無し人馬に囲 まれている。 限界だった。既に矢の残量も尽きかけている。窓から見下ろすと同族に群がり肉を食らうナック ラビーが見える。 (ここに篭って四日・・・・救出の望みも皆無。草原の勇士らしく討ち死にするしかないのか・ ・・・?) 他の者も覚悟を決めている様だった。身体はボロボロだが武器の手入れは怠っておらず何時で も打って出られる準備はできている。何体かのナックラビーが遺跡を目指して上ってくるのが分 かった。決戦は近づいている。 「皆聞いてくれ。我々は何だ? 誇り高い草原の民、ケンタウロスだ・・・・!」 秋山と出会った時と変わらず威厳ある声が響く。 「このまま座して死を待つか? 否、一体でも邪悪な者共を打ち滅ぼし――――」 PAAAANG! 乾いた音が演説を遮った。
すぐに我に返って外を確認すると騎兵が十騎ばかり雁陣を組んで突撃してきた。 緑色の戦闘服をまとい火筒を携えた集団は迎え撃つナックラビーを次々と撃破していった。 後方に行方不明になった同族の姿が見える。彼が知らせてくれたのだ。 「援軍だ! 天は我々を見捨てなかったぞ!」 仲間達を激励するアッティラだが広間の入り口が不意に開き、邪な笑顔を浮かべたナックラビ ーが現れた。アッティラは身構えるがストンと皮膚無しの首が落ちる。 「よう、意外と元気そうだ♪」 そこには満州正宗を携えた秋山の姿があった。 誤解と戦い、対立と不信は終わった。 満州方面部隊とケンタウロス族とのささやかな宴が開かれた。 ケンタウロス族の酒癖の悪さもあり酒は無いが本土から持ってきた茶が振舞われた。茶は草 原の民にとって貴重品であり、大いに喜ばれた。 ナックラビー事件以降、ケンタウロス族と移民団は互いに不戦協定を結ぶ事になる。すぐに 良き隣人にはなれないかもしれないが、時間が解決してくれるだろう。
宴も盛り上がってきた頃、秋山はアッティラにある天幕へと誘われた。そこには可愛らしいケ ンタウロスの子供が眠そうな顔をこすっていた。 「どうだ、なかなか可愛いであろう? 我輩の息子だ」 子煩悩な父親は息子を抱きかかえる。父に抱かれ子の顔から笑顔がこぼれる。 「勇者アキヤマ、この子に名を授けてくれぬか? 強き者から名を授かるは至高の名誉。よき名 が欲しいのだが・・・・?」 「俺が? うーん、そうだな・・・・」 彼も自分の子すらいないのに他人の子の名づけ親になるとは夢にも思わなかった。 気を取り直して考える。歴代の名競走馬をさらうがシックリとくるものが無い。さらに思考し ケンタウロス族に相応しい名を思い出す。 「小さな駿馬よ、おまえに名を授けよう。かつて俺の生まれた世界の大陸を駆け“草原の狼”と 讃えられた覇王の名だ。その名に恥じぬ草原の勇者になってくれ!」 秋山の言葉が分かるはずも無いがケンタウロスの赤ん坊は父の腕の中で上機嫌に微笑んだ。 数十年後、小さな駿馬は全ケンタウロス族を束ね、“新満州にその人あり”と呼ばれる大ハー ンへと成長するのだが――――それはまた別の物語である。 (草原を駆ける風 完)
どうでしたか? 新満州とか過去ログで出た意見を使ってみましたが・・・・。 全体的にラノベっぽいのは堪忍してください。
GJ!良かったっす。
チンかジンか。全体状況が明確ではないのは、他にも投弾ネタがあるから なのでしょうか? ケンタウロスのおんぶに抱っこ、ってのも何だか凄い絵ですね。 この発想は素晴らしいですね。想像した事すらなかった、けど 不可能ではない事ってのはいいですねえ。
戦士編纂室どの、お疲れ。 中々良かったです。 この先の物語はどうなっていくのか。 色々、想像できますな〜。
乙です。いい話ですなぁ〜。
>>157 F-16?空自の主力はF-15だったような…。
どーも。週刊「輸送戦記?」です。 戦史編纂室さん乙です。いや〜ええ話ですな。しかも面白いです。 それに引き換え今から投下予定の代物は暗くて… それでは投下を開始します。開始予定は2155.
偵察から戻ってみたら、基地の周りに王国軍がたむろしていた。 22回目の投稿。輸送戦記? 80 周辺でたむろしている王国軍は、騎乗した騎士はそれなりに立派な騎士が多いけど、歩兵の方がなん だかまずそう。なぜか? それはまず服装が統一されておらず、武装がまちまちで、なんだか雑然と している。なんだか統率できる連中が少ないみたいだ。それにこっちへの視線がなんだか痛い。何な んだ? 不思議に思っていると皮鎧を着た少年が近寄ってきた。 「草壁さんですね。僕はクラムと申します。合言葉はサンダー」 「フラッシュ。一応確認するけど依頼主は?」 「クラウス様…といいたい所ですが、マイヤー様が依頼主です」 明るくて元気で頭が良さそうな少年だ。 「ところで用件は?」 「はい。現状の説明です」 「うん、わかった。けどここじゃなんだから基地内で…」 「はい。わぁジエイタイのキチに入れるんですね」 「…ここに来てまだ入ってないの?」 「はい。ちょっとした事件がありまして…」 何だ?小声になったぞ。 「まーそこらへんも聞くよ」 そう言ってクラム君を連れて基地内に入ったが、他の王国軍からの視線がキツくなったし、入口で隊 員に止められそうになってひと悶着があったりした。 いったい何があったんだ?
81 まずは自己紹介。クラム君は従騎士としてクラウスちゃんの下についているそうだ。そんな彼から の話をメモを取りながら話を聞いたが、なんだかまずい事が発生していたらしい。 事件は「王国軍による盗難未遂及び騒動」があったそうだ。 兵站と食事が「ヘッポコ」なので自衛隊が炊き出しを行ったが、その時に各場所に砂糖と塩を置いて おいたが、その砂糖と塩をめぐって殴りあいの大騒ぎになったそうだ。しかも複数の場所で。 原因は砂糖と塩。ここでは「精製された砂糖と塩」は超高級品。何しろ岩塩すらけっこう高い。砂糖 も同じ。マイヤーさんが塩を見て感嘆していたのを思い出した(11回目の投稿の37)。と、ゆー事は 高く売れると踏んでネコババしようとしたが、同じ事をしようとした連中で争奪戦になったと。 さらにはその騒動の真っ最中に備品を持ち逃げしようとした連中が現れてそっちでも騒ぎになったそ うだ。その時の対象はちり紙や書類などの紙製品。こっちも紙がまだ普及していないのでコレも高級 品だ。 で、そんな事が到着してすぐにあったから王国軍の下の連中はこっちを「ケチ」と見て、自衛隊は王 国軍をある程度警戒している状況ができたそうだ。戦う前からコレかよ。 「わが国の恥をさらすようですが、歩兵の大部分を先の戦闘で失ってしまい、補充の為に急遽徴兵し ましたので規律に問題があるのです」 クラム君がすまなそうに話す。 そ、それはつまり。 「つまり、いつもならば厳しい訓練で規律を叩き込んだ歩兵がいるが、そんな連中は既に鬼籍に。下 士官連中も同じく。で、急遽補充した連中にはそんなに訓練を積んでおらず、錬度などが低くてなお かつ武装も間に合わずにまちまち。でいいのか?」 クラム君がうなずいた。 「マイヤー様も同じ事をおっしゃっていました」 すんごくまずい状況だな。不安だ。
82 次にクラウスちゃんの状況の説明になった。 「クラウス様はアス様の副官に抜擢されました…」 「それならめでたいとは思うが、何かあったのか?」 「はい。実は…アス様は仕事を不慣れなクラウス様に全て押し付け、邪魔をし、そしてクラウス様が 失敗をなさると責任を全て押し付けます。それを皆の前で叱責します」 アスの野郎、後で絶対殺す。 指揮官が指揮官としての役目を果たさないのは指揮官失格。明治時代にあった「仕事は信頼できる部 下に任せ、自分は部下が動きやすいように工作し、全ての責任を取る」なら良いが、邪魔をして、責 任を押し付け、さらしものにして人気取りに使うとは…あいつには馬鹿という言葉すら生ぬるい。 「草壁様、あの…」 「んい、あ、悪い」 どうやらもの凄く怖い顔をしていて考え込んだらしい。 「続けます… 最初は他の皆さんも笑っていたのですが、さすがにクラウス様に同情する方が出てき ました。でも表立った応援までには至っていません」 孤立無援か。よし、決めたぞ。 「クラム君。今すぐクラウスちゃんを医務室に連れて来い」 「り、理由はどうするんです?」 「自衛隊のえらい人が呼んでいると言って誤魔化せ。責任は僕が取る。あと、君も戻って来い」 「え、いいんですか?」 「早く行け!」 大慌てでクラム君が駆け出して行った。 それじゃあ僕も急ぐか。ここの医官と食堂長に話をしなくてはいけない。クラウスちゃん親衛隊から 話が通っていたら良いけれど、もしまだならタバコがものを言う事になりそうだ。
83 「クラウスちゃん、大丈夫か?」 「へ、平気だよ」 とクラウスちゃんはそう言ったが、顔色を見るとその言葉は大嘘である事がわかる。別れたときと比 べても顔色が悪すぎる。それになんだか細くなったような… 「いいから検診を受けろ。それじゃ先生よろしくお願いします」 後半は話を通した医官へのセリフ。こんな状態で戦争させるのは自殺行為だ。 結局クラウスちゃんには栄養剤点滴と2時間の休息が命令された。あくまでも応急措置にすぎず、元 から解決しないといけないが、王国軍に対して自衛隊は指揮権を持っていない。持っていないのでク ラウスちゃんの扱いについてとやかく言えない。乗り込んでもアスの性格上言うことを聞かない。そ れに「恥を外に漏らした」としてさらに状況が悪化してしまうのは確実だ。 畜生。何もできない。今できるのは眠っているクラウスちゃんを見守るだけだ。 「うん。みんなやさしい人ばかりだよ」 「仕事?楽だよ〜」 「アスはどうかって?厳しいけ大丈夫だって」 そうクラウスちゃんは言っていた。 僕を心配させないように虚勢をはっているのはまるわかりだ。 ここでわかったのは2つ。1つはクラウスちゃんが優しい娘である事。 もう1つは、アスの野郎のゲスな性格。 よし決めた。もう決めたぞ。 奴は今や僕らの敵だ。
投下終了。
乙ですー。 次はいよいよゲス野郎吊るし上げですな。
Cal50氏、乙です。 >よし決めた。もう決めたぞ。 >奴は今や僕らの敵だ。 某近衛少佐が憑依してしまったのでしょうか(w
>179 イメージとしてはあってます。でも後半のセリフは某死神が幕とワイヤー を引く小説からのものです。少し変えてありますけど。
内務班的なやり口だと寝込みを襲って顔に袋を被せた上に手足縛ってタコ殴りかな? 空陸の方はそうでもないけど、海の方は海上勤務だと狭い世界なんで今でも偶に首吊る奴が偶に出る。
182 :
名無し三等兵 :04/04/12 01:46 ID:tb0LsPtN
すいませんが、輸送戦記のバックナンバーを読みたいのですがどこかに 集積所は無いでしょうか? 過去スレが読めないもので どなたか教えてください
●
>>182 テンプレが貴方の幸せに何らかの関わりがあることを示唆するに止める。
乙であります。つるし上げは来週ですか。アスの衛兵は「白い粉」で
買収されてしまいそうですな。
草壁が醜男に!目つきがえらいことになってそうですね。
>>181 ヒィィ!でも物理的な制裁だけじゃ済まないんでしょうね・・・
ステキに嫌な脅し文句 ワクワク
オソレスだが、ケンタウルスでちょっと気になったので。 あれって、ウマの首から人の上半身が生えてるって生き物ですよね。 では、子供(仔馬?)の母乳はどうやって与えてるのだろう? 人の乳房と馬の乳房、どっちなんだろう。 いや、自衛隊とは関係ないけど、気になって気になって・・・。
母乳だけじゃなく、骨格とか内臓とかがどうなってるのか 禿しく気になるなw
>>186 背丈によるんじゃないでしょうか?子供がどちらを吸いやすいか
という事でしょうから、両者の体格の差が大きいと馬の方、体格差が
小さいと人の方という事になるかも。
「後ろの方」は実は寄生体でいざという時は分離します。
● /| |――┐ | | このように見えるが、実は ● /| |●,―┐ | ̄ ,|
9 名前: ななしさん :2004年04月08日 23:49 [RES] 自衛隊には気や超能力を剣術と融合させた武術を使いこなせる超特殊部隊が存在する。 その強さは隊員1人でマシンガンを持った敵を10数人以上相手にしても余裕で倒してしまう 程で、もはやコマンドと呼ぶよりウェポンと呼ぶのが相応しい。 地球滅亡規模の有事に秘密裏に出動し秘密裏に処理をする。決して表舞台には出てこない 公表もされていないがまことしやかに囁かれている歴とした事実なのである。 この話を噂で聞いた、かの有名なジョージルーカスは後にこの部隊をモデルにした人物を 自分の代表作に使っている。もうお分かりであろうスターウォーズに出て来る ジェダイである。 自衛隊→ジエイタイ→ジェダイなのである。 ・・・本当なのか?
>>193 ウソ。
ジェダイは時代劇の時代から来てる。
設定としてはおもしろいが。
拡げろよ。 ネタなんだから。
762 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:04/04/11 01:48 ID:??? 自衛隊イラク派遣部隊、イラクの地を離れる 政府は、8日発生したイラク3邦人拉致事件の対応について、 テロリスト・グループの要求期限の11日午後9時(日本時間)を前に、 テロリスト・グループの要求を飲み、自衛隊がイラクの地を離れることを閣議で決定した。 閣議後、石破防衛庁長官は防衛庁で陸上自衛隊の先崎幕僚長と会談し、命令を出した。 そして、10時間後の10日午後9時(日本時間)、イラク派遣部隊の自衛隊員全員が一斉にジャンプし、 自衛隊はイラクの地から離れた。 日本政府は、この模様をカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」等に映像として提供し、人質の即時解放を要求した。 米国のラムズフェルド国防長官は 「日本政府の行動に最大限の理解を示し、これからも日本国や各国と協力し、テロと戦う」との談話を発表した。 自衛隊スゲー
ジャンプブーツを履いて一斉に「しっているまち」へ転移する自衛隊員。 なんというか絵的に凄くイヤなものがあるなあ。
ルーラ!!
週刊ペースよりも遅筆になりつつありますが、久々に更新行きま〜す。
前スレ
>>746 の続きです。
「元の世界への帰還が絶望的となった場合、この先我々が取りうる選択肢は3つある」 大使館員は私に向き直ると、微笑しながら人差し指を立ててみせた。 「1つ、全軍を用いて直ちに日本を占領する」 「なっ!?」 今さらりととんでもない事言いやがったぞこいつ! 思わず周りを見回した。 誰かに聞かれてたらどうすんだよオイ! っと思ったが、この部屋には私とこのハゲ、あとは例のお嬢さんがいるだけなのだ。 私の叫び声に驚いたらしく、ソファに座っていたエリス嬢がこっちを見ている。 私は作り笑いを浮かべると、何でもないと伝えるために顔の前で手をヒラヒラして見せた。 まあ我々の会話は英語なので、彼女に聞かれても問題は無い。 勿論さっきからの私の失礼な発言も理解されていないだろう。 私の言ってる事がわかれば絶対抗議されてるだろうな・・・ 「安心したまえ、ちゃんと盗聴対策も済ませてある。外交官はその辺の事に関して軍人よりも慎重だよ」 ったく、驚かせやがって・・・
「とりあえずこれが最も単純明快な解決法なんだがな。ただ成功の確率は低い。我が軍の戦力は全軍合わせても3万、 第7艦隊の主力を欠き、地上兵力は沖縄の海兵隊4000人足らずに各軍特殊部隊が少数いるだけだ。一時的に東京を 制圧できても、その後には1億2千万の日本人を統括するという難事がある。再びGHQを始めるだけの人材を揃える事など できっこない。在日アメリカ人の総数でも10数万人しかいないというのに」 流石に本気じゃないようだな。 もっとも、この話し方からすると、実行可能な戦力があれば本当にやりそうだぞ。 「そして2つ目は」 今度は指を2本立ててみせながら次の選択肢の話に移った。 「全員揃って日本に帰化する」 エエーーーーー!!?> Σ( ̄□ ̄;) これまた突拍子もない事を。 「基本的権利を得るにはそれが一番近道だ。もっとも、流石に全員に日本国籍を与えるなんてのはあっちが認めないだろうけどな」 そりゃあ無理でしょうね、ただでさえ日本は移民や帰化に厳しいというのに。 この世界に来てそれが緩和されてるとはとても思えん、そこに云万人のアメリカ人が帰化申請しても・・・ 「現実的なやり方となると、在日朝鮮人のようにまずは永住権を求めるほうが先になりそうだ。まあ今の状況の延長のような感じさ」 あ〜さすがにその辺はわかってるようだ。
「そして3つ目が」 最後くらいマトモな案を頼む・・・ 「我々がアメリカ人である事を示しつづける為、新しい政府を創設する。差し詰め亡命政権のような代物かな」 う〜ん・・・既出の二案よりはましか。 「その際どういった政体にするとか、領土問題をどうするか、あくまで日本国内に留まるのか別の土地に移住するのか、 解決せねばならない問題は山積みではある。それでも、我々がアイデンティティーを保つのには最も有効な選択だ」 大使館員はそこで言葉を切ると、ポケットから煙草を取り出し口に咥えた。 私にも勧めるように差し出してきたが、私は喫煙者でないので断る。 むしろテーブルに置きっぱなしのコーヒーが飲みたい。 口を付ける前にこの野郎に引っ張り出されたせいで出されたままなんだよな、もう冷めちゃってるよ。 大体話が長い、どんどんあの娘と関係無い話題になってるじゃないか。 一体何が言いたいんだ、早く切り上げて欲しいよ全く。
本日分は以上です。
204 :
128 :04/04/12 21:29 ID:???
>>132 ユーラシア大陸のほうは連中の勢力圏ですから、手をつけにくいかと。
まあ、北の方の勢力との交渉しだいで、シベリアのほうからいろいろ調達できるかもしれませんが。
国亡き軍どの、お疲れ〜。 自分も投下と行きます。
「日本異邦戦記」
>>23 の続き
「岡野議員」
岡野篤。当選5回目の衆議院議員であり、日本における組合を基盤とする政党の代表だった。
まだ髪は黒く、そして50すぎでありながらも、彼の体からバイタリティー溢れるものがにじみ出ていた。
「総理にお尋ねします。先ほど総理は、様々な支援をシュレジエンに対して行うと申されました。何ゆえ、その支援に
自衛隊が含まれるのでしょうか。
シュレジエンにおいて、苦しむ人々を救うのにむしろ、自衛隊はいらない筈ですが?
お答えいただきたい」
「大迫総理」 「岡野議員のご指摘も、ごもっともでございます。確かに、派遣すべき土地で治安が保たれているなら、自衛隊でなく とも可能でしょう。 しかしながら、今現在シュレジエンは戦争を行っております。 そして、アムデスの占領下にある異種族は、アムデスの国教たる『聖教』によって、種族浄化が成されておるのです。 そのような所に、徒手空拳の者が人道支援に行った所で、逆に浄化の対象となるのが落ちでありましょう」 岡野議員は反論の為、挙手を行い、そして議長はそれを認める。 「ならばこそ、ならばこそです。自衛隊の派遣を認める訳にはいかないのです!武装した自衛隊員によって、アムデス の人々を傷つけてはいけないではありませんか!」
その発言に大迫総理は途端に顔を顰める。 「それでは、岡野議員にお聞きしましょう。 これは例えばの話ですが。 暴力行為を受けている者を見ても、議員は何もせずに見ているつもりですか?」 「なぜ、そんな事を聞く必要があるのですか?」 「いいですから、議員の考えを答えてください」 「よろしいでしょう。自分なら、暴力をやめるように言いますよ」 「それでも、相手が暴力行為をやめようとしなかったら?」 「やめないのなら、警察を呼ぶまでですね」 「では、暴力行為を行っている者を、議員は庇いますか?」 「なんで、そんな事をしなければならない?」
その言葉に満足したのか、大迫総理は大きく頷いた。 「大迫総理」 議長の許可により、総理が発言した。 「先ほど、岡野議員は、暴力行為を行っているものを庇わないと仰りました。 アムデスにおいても、これは当てはまります。 よって、シュレジエンに住まう者を救おうとするのに、どうしてアムデスの人間を庇わなければならないのか? つまりは、そういう事であります」
このままでは不利だと悟り、岡野議員は攻撃の矛先を変える。 「自衛隊の派遣を行うという事は、集団的自衛権にも抵触するはずですが?」 「全く抵触しないと判断しております」 その言葉に議場のざわめきが大きくなる。 常識で考えるなら、自衛隊派遣となれば、現地勢力と行動を共にする事は確実だからだ。 内閣の見解においても、 憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、我が国自身を防衛するため、必 要最小限度の範囲にとどまるべきものと解されており、政府としては、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超 えるものであるとしているからだった。 だからこそ、抵触しないと言う総理の発言に、議場がどよめくのは当然の結果だった。 今までの政府見解を覆すものだからだ。
岡野議員の口調もまた、大きくなった。 「それはどう言った判断に拠るものでしょうか!?」 「集団的自衛権とは、そもそも国連憲章下において、自国が攻撃を受けていないにも関わらず、その国が攻撃を受けて いる際、安全の維持及び平和の回復の為に認められている権利であります。 しかしながら、今回の自衛隊派遣の主たる目的はシュレジエンの治安回復にあり、これは集団的自衛権の行使には当 てはまりません」 「それは詭弁ではありますまいか!?治安回復が主たる目的と言うなら、自衛隊でなくとも構わないはずですが?」
岡野議員は、腕を大きく振り、舌鋒鋭く切り込む。 ここが攻める好機であると思ったからだった。 「確かに、シュレジエンにおいて、政治の混乱や暴動の発生に関しては自衛隊でなくともいいでしょう。 ですが、今のシュレジエンの治安を回復しようとするなら、それは警察では無理というものであります。 自衛隊でなければ、治安の回復は達成できないからであります」 「それこそ、詭弁だ!」 野党から、怒号が瞬時にして沸き起こり、議長の制止も効かない状態となったのだった。 直ちに議長は休憩を宣言したが、火に油をそそく結果となる。 もはや、警備員らに守られて議場を出ようとする総理らを止めるかのように野党議員らが押し寄せ、せめぎ合った。
全国のテレビ番組は、この国会の結末を受け、討論が画面に映し出された。 街頭では、組合などが自衛隊派遣の中止を求めて署名活動する姿が見受けられる。 そのような中、混乱した国会を正常に戻すべく、各党の国対委員らに対し、与党側が接触を図ったが、いい感触をつ かむ事が出来ないままに終わり、投票の日を迎えた。 かなり古い国会戦術が議場で復活した。 それは懐かしいと言っても、過言ではない牛歩戦術だった。 大きく腕を振り、大きく足を上げて、いかにも歩いているように見れるが、その実、蝸牛のようにあまり進まないのだ。 これで時間切れを狙おうというのだ。 だが、今までとは違う事が一つあった。 それは戦前より存在する、とある政党だった。 その名を社会革新党という。 日本における共産主義を党理とし、民主国家において唯一、それなりの議席を有する政党である。 その党が今回の国会審議において、政府の方針を支持した。 この突然の方針転換ともいえる自衛隊派遣の支持に、国会はおろか世論ですら、大きく揺れた。 だが、社会革新党にしてみれば、この派遣支持は当然の結論だった。
社会革新党は派遣に関する見解において、 『平和の維持こそ共産主義の目指すものである。今やシュレジエンが隣国である以上、隣国の窮状を見てみぬ振りをす る事は、共産主義の考えから逸脱するものであり、そうであるなら、かれらの窮状を救うべきである』 と述べたのだ。 野党からすると、社会革新党の派遣支持は裏切りにも思え、野党は、声高にその姿勢を非難したのだった。 そして、野党の牛歩戦術はその効力を充分に発揮できぬまま、投票結果が示される。 自衛隊の派遣はここに決定したのだった。
今回はここまででつ。 ようやく、国会審議が終わった! 次はいよいよ、自衛隊派遣部隊の編成だ(笑い
乙。共産主義者が味方するとはね・・・。
>>154-165 世界背景をきっちり語っていただいたので、作品世界にすんなり入れました。
日本刀を持った騎馬自衛官とは、熱いですね。馬は内地産でしょうか。
ケンタウロスってなに食うんでしょう。人間の胃と馬の胃と、両方持っているんでしょうか。某小説では、馬体を維持するのに始終食っていなければならないと書かれていましたが。
>>173-176 こっちの日本はまだ製塩精糖能力を維持できているんですね。
前回の焼肉のタレも、賞味期限過ぎているとか微妙に匂いが違うとか言いませんでした。
現在でも同じ原料の仕入れや嗜好品の製造が続けられているんですかね。
>>200-202 野心のある男はいいですねえ。こういう話は好きです。
でも女の子のいる部屋で煙草吸うな。
>>206-214 また悪役タイプの国会議員が出てきましたね。牛歩戦術って本当に情けない。選挙区にどんな言い訳するのやら。
社会革新党がなにやらあやしい動きをしていますね。
ただ思想に殉じているのか、何か目的があるのか。
>>215 多分F世界を赤く染めようとしてるんでは?
>>216 敵は宗教国家ですしね。近くの資本主義者とは仲良くやらねば
仕方ないでしょうけど、遠くの狂信者は敵以上の何かにはならないでしょうね。
>>218 なるほど。宗教勢力の壊滅は望む所ですしねえ。大国が乱れれば
そこに付け入る隙も生まれるし。
連続投下、乙であります!どれも良いですねえ。
国亡き軍氏の話も凄い事に・・・というか新合衆国が出来たとき
秘匿核ミサイルとかはどうなってしまうのか。譲渡?切り札?半々か。
220 :
北海道在住佐藤 :04/04/12 23:20 ID:XAJcpdSU
社会革新党ですが、現在は存在していないのでは。 追伸、「政府広報課さん」へ、案外「社会革新党」の連中は他の野党に対し愛想が 尽きたとゆうことですか。 何らかの主義主張を持ち何かを成し遂げようとするならば、「清濁」両方を飲み込むのも 覚悟するとか。
>>220 現実に存在してるかどうかという問題ではないですね。
要は、共産主義を掲げる政党という以上の意味を、有さな
いという事です。
第一、そんな所に突っ込まれても、物語には関係がないし
・・・・。
それに「この物語は(以下略」とやるのも野暮なだけですか
ら。
えぇと、社会革新党のモデルは某k党・・・・と言うのは置いといて(笑い そこは暗黙の了解というやつです。 で、この社会革新党いわゆる某k党に対する自分のイメージ、わが道を 行く。を投射してみただけです。 だって、あの党は、中国共産党や朝鮮労働党そして、本家本元のソ連時 代の共産党と仲が悪いし(笑い あの党は、日本共産主義とでも言うべき思想で動いてると思ってます。 むしろ、仲がいいのは某S党だしな〜。
さて、人もいないので投弾しますかね。
>>82 続き 真夏の鷲
少年が「政治」を語っている連中をうっとうしげに眺めている間に、状況は
変化を見せていた。空を守る鷲、F15Jが帰投を始めたのである。
龍の群が未だに残り続けていた状況だったが、鷲たちは整然とした隊形を作って
その場から離れていった。
鷲が帰っていったのを見て、少年は不安になった。龍の群は帰り始めては
いなかったからだ。
だが少年の心配をよそに、徐々に整然とした隊形を組み始めていた龍の群に
白煙の列がまたもや襲いかかった。光と白煙の列を逆に辿っていくと、そこには
新たな鷲の群が現れていた。
最初の群より小さい彼らは、三機が三角形のような形を作って飛んでいた。
三角形が四つで合計12、今度の群は北ではなく南の方から飛来してきていた。
少年は知らなかったが、帰っていった最初の群はかなり長く戦っていた。 弾、燃料、機体状態、すべてが限界に来るまで戦っていたのだ。 異世界転移と呼ばれる大異変から数ヶ月、整備も満足に出来ない現在の日本国 自衛隊の中では、最高に近い戦いぶりを示していたほどだった。 今回投入された鷲は全部で28。あらゆる物が不足している現状では、大盤 振る舞いも良いところだ。 大規模(これでも、だが)投入がなされた原因はいくつか有ったが、その 最たるものは農業地帯の安全確保である。農産物の貿易相手は存在していたが、 通貨制度その他の違いにより安定していないのだ。 現状で農業地帯が投げ打たれ、農家から避難民がでるなどもってのほかだった。 出来る限り食料自給率を上げなければ、何が起こるか分かった物ではなかった。 もう一つは自衛隊の思惑であった。整備の騙しとパーツの喰らい合い、それを いくら積み重ねても稼働率の維持は難しいのだった。
このままでは訓練による練度の維持すら出来なくなる、そう空自の上層部が 思い詰めていた所へ、今まで帝国が投入して来た龍の数十倍、いや数百倍は いるとも思える大規模編隊の報告があったのである。 そしてどうせ散るなら散らせてしまえ、無能とそしられるよりは!とばかりに 幕僚長たちは大投入を行ったのだ。 もちろんただの自暴自棄でもなかった。この作戦さえ成功してしまえば、帝国 航空戦力に大打撃と恐怖を与え、空襲を手控えるだろうという判断だった。 現在国内では純国産部品の戦闘機開発、及びT−1の再生産等の計画が 動き出していたが、効果を発揮するまでにはまだ時間がかかるのだった。 仲間を救う貴重な時間を稼ぎ出す為に、鷲たちはまともに飛べる最後の 時間を群で過ごすことを許されたのだった。
さて、今回はこれにて終了。状況説明になったかなあ・・・ 次回か次々回で終了予定です。
>>182 >>184 すいませんが、輸送戦記のバックナンバーを読みたいのですがどこかに
集積所は無いでしょうか?
過去スレが読めないもので
どなたか教えてください
>>226 乙、説明になってますから大丈夫ですよ。
「小官語録」つくるのはいいが、 第9章 595 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:04/01/18 03:06 ID:??? 煽りの時間がやって来た! 覚悟は、出来ているな? キモオタ板違いども! 相応しい板へ帰れ! 半角板に行け! ↑口調からしてこの辺りからか?
小官殿、名無しも含めて最初に発言したのは何章の何番目ですか?
僕は第9章のここからだと思うけど。しかも煽ってるし。 257 名前:名無し三等兵 :04/01/15 02:42 ID:??? ふん! 自衛隊に良識を求める君達は一体何を考えている! 噴飯モノだな!? 曹士は女や酒やパチンコの事しか頭に無く、幹部連中は出世の事しか考えていない! 所詮ああ言う組織は一度中に入ってみないと実体が解らんのだよ! DQNばかりだ! このスレで語る君達の方が余程高尚で真摯な人間なのだよ! 本当だ! 信じてくれ! 忘れるな! 奴等は最底辺の人間だ! …一般大卒出身者は、別だが。これホント。 自分の目の前の事しか考えず、兵科の異なる部隊との連携なんぞ夢物語、それこそ 『ファンタジー』なのだ! 充分これからも笑わせて頂くことにするよ! 失礼する! 案外普通の口調だけど。
433 名前:名無し三等兵 :04/01/17 01:04 ID:???
元自から見たら噴飯モノの自衛官キャラ造型に、萌え路線。激しく絶望させて頂いた。
軍事版でヤル必要性が何処にも無い。自衛隊板でやって思いっきり非難を浴びて来い。
そして、削除依頼を今すぐ出せ。板違いだ。何度も言うがここは軍事版だ。
で元自を名乗ってるけれど、
447 名前:名無し三等兵 :04/01/17 02:08 ID:???
批判精神だけは旺盛ですね。そんなことじゃセンター落ちるよ?
煽られ返されて、
449 名前:名無し三等兵 :04/01/17 02:57 ID:???
>>447 萌え狂って社会復帰を出来なくなった人間に心配される筋合いは無い。
精々アニメイトとかコミケ逝って気持ち悪がられてろ。下の者に沢山、
貴様の様なキモオタが居る。消灯後の今まで同人誌見てやがったんだ。
巡察の連絡を受けて、指導がわりに泣くほど腕立てさせた所だよ。
当直陸曹の俺を困らせる奴等ばかりだ。明日も柵の中だよ! 糞!
と、自分の正体さらしてるしW
僕は行の詰めかたで判断した。書き込みが特徴的だからわかりやすかったよ。 ・・・文の全部が寸詰まりだから。
400番台のageで書いてる部分は微妙だな。
で、10章はいなくて、11章はここからだと思う。 957 名前:久し振りだな軍板の恥部達よ! :04/01/29 22:15 ID:??? 中曽根、通訳せい! その様な着衣では毒虫、毒蛇、毒草等の傷に対応出来んとな! ん? 何だその渋い顔は? 民族衣装? うつけが! 貴様等戦闘がどんな物か知って 言うのか! 何? 魔法と弓矢? 矢に毒が塗って有ったろうに! 吸い出したのは誰だ と思って居る中曽根! 顔を赤らめるな! 他の婦女子の太腿に唇を付ける様な真似を、 小官にさせたいのか! …嫌だろう? 嫌なら、しかとこの長袖の服を着る様に伝えよ。 最初はホントに自分の言うようにネタキャラだったんだね? 小官殿は・・・。
でも、小官殿の言ってる事は正論だと思うのだが? この発言に抵抗のある香具師ってやっぱラノベ厨なのか?
>>225 国産戦闘機配備までのつなぎに、セスナ級の小型飛行機に機銃を無理矢理マウントして(ry
中曽根シリーズはもっと前からやっていたはず。
ちなみに、中曽根は魔法使いの若い男と駆け落ちしたらしい。 ・・・小官は失恋していたのだ・・・
でも、当初小官というコテキャラがここまでスレ住人に好かれるとは思わなかった。 現役?と言う事もあるが、やっぱ発言に説得力があるんだよなぁ。
元自はあんなに陸自LOVEじゃないでしょう。大抵、嫌ってるし。あの64式の一件見ればねぇ・・・。
軍事板のお約束をなぜか律儀に守ってる小官殿にエール。・・・あんた漢(女?)や! (4)自衛官の職名、所属、氏名の書き込みは、住所・氏名を名指しするのと同じですので 出来るだけ書き込まないようにお願いします。
認めるのも癪だが、その発言「だけ」は資料性が存在するのは確かだと思う。持ち上げる必要性は全くないよ。 書き込むセリフや人格は底辺あたりのレベルをさまよっている。お前は何様のつもりだと思う時が多々あるね。
そりゃあネタキャラだからな。
>>229 ありがとうございます。自分の話は説明不足なのが多くて・・・
>>241 そういえば去年あたりのニュースに「再現された秋水が、飛べる事が
証明された」ってのが有りましたねえ。
って事は上手くやれば、WWU時の「使える」戦闘機は作れるのかも。
古い設計図を使い、現代技術で復活した紫電改がドラゴンを撃ち落とす!
ううむ、何かがおかしい。
小官殿の発言、昔は口述筆記だったんですねえ。
古いのを見てきましたが、何というか凄い発言がちらほらと(PAM!
>>250 秋水の場合は米国から設計図借りたからね(軍事機密の類は全てGHQに押収されたから)。
>>251 ありゃ、じゃあダメですかねえ。中島の生き残りの人とかに
図面引き直して貰う、は無理があるか。
在日米軍が持ってるとも思えないし・・・
取り敢えず靖国その他に保存してある機体と、整備等に使うあれこれ、
そしてその手の人々の情報等を参考にするしかないですかねえ?
自分が小官殿の気に入らない不満な点は、全て経験則で物事を言う、と言うところでしょうか。 自分の親父と同じで、自分の見て認識したものしか認めないような気がします。 対して小官殿は自分が机上の理論や素人考えでしか物事を語らないところが気に食わない点と思われているでしょう、サー。 (以下はスルー推奨) バースト機構の時もそうでしたけど、典型的軍板住人の意見でしたね。 兵器の性能にしろなんにしろ、関連する事は全て「現状」でしか評価しないところとか。 「複雑な機構を組み込んで整備製や信頼性の下がった銃の何処が名銃だ?」でしたか。 自分は「複雑な機構を組み込んだ上で故障も少ない銃を作れれば名銃と言える」とあの時は言いたかったですがね。 バースト機構は有用な機能の一つであるのだし、将来的にはこの機能を組み込んだ銃が必要になってくるはずです。 むしろそれが標準機能の一つになるかと。 ケースレス弾やOICW同様現在は技術不足により未完成ですが。 しかしそれらを完成させるためには実際に制作して運用して見ないとデータは得られないし進歩は出来ないわけで。 バースト機構=役立たずの欠陥品 という認識は絶対に間違っています。 そして、現状で未完成だから実戦に使えないのは分かるとして、それがそのまま「=必要ない」というのは明らかにおかしいです。 サブマシンガンを「小銃と機関銃の間の中途半端な武装」としてあまり配備しなかった旧日本軍と同じぐらいの愚かさと先見の無さです。 (実際トンプソン軽機関銃は連合軍で活躍しましたし、その連射製の便利さが後のアサルトライフル開発に関わってきたのです…とこれは蛇足です。) どんな兵器であれその開発初期には未熟な赤ん坊です。 それを、「今は」役に立たないというだけで、完成もしていない武器や機能を絶対的評価とするのは早計過ぎます。 兵器や武器を扱う人間ならば、「これから必要になる」兵器の進歩と戦術の変化にも目を向けてはどうですか。 評価を下すのはそれが完成した数年後から数十年後の未来が最適な時期でしょう。 と、少しばかり勉強しなおしてきて今さらながら反論してみました。 スレ違い申し訳ありません。
? 複雑な機構になってしまった経緯を無視してないか? 小銃の性能を上げる為ではなく、生産する企業側の都合で無駄に複雑になったんだぞ? シンプルにしようと思えばいくらでも出来たにも関わらず。 必要としていなかった部品をあえて増やし、小銃生産に携わる企業を増やす為に。
ここは初心者スレを兼ねているのでな、懇切丁寧慈愛心を以て一言述べてやる。 アサルトライフルは元々旧第三帝国のシュツルム・ゲベールから発展したものだ。 さらに遡れば、ファルシュルム・イェーガー・ゲベール42ことヒトラーの鋸、 FG42に、セミオート小銃で良ければG41だ。旧ソ連も米軍も結局それからコンセプトを 「パクった」に過ぎん。英米の「ペーパークリップ作戦」は軍板の常識だ。 銃器をもっと良く勉強しないと恥をかく。以上。ネットで済ますなよ?
ああ、rは独語では『エッル』と発音する方が正確だと小官、ヒアリングして 思う。『パンター』・『ティーガー』では無く、『パンテル』『ティーゲル』では 無いかと妙なコダワリを持っている。 だから、『ゲベール』では無く『ゲベァー』だと言う突っ込みは聴かん。以上。
248=魔術師1 自分の巣に帰れ!
>>214 話を振ったりしておいてなんですが、ほんとに赤い人達が登場しましたか(笑
でもいきなり派遣支持というのは行き過ぎな気も・・・
前と言ってる事が違うって?ゴメンなさい、あれは勢いで言ったもんですw
一応K産党の主張で(表向き)一貫しているのは「反覇権主義」と「民族自決権の擁護」ですから、
シュレジエンの支援には賛成するっぽいですね。モスクワとの決別もハンガリーやチェコへの弾圧が
(表向き)理由ですから。
ただ今の党綱領では例え人道目的とは言え、国際支援には非軍事的手段しか認めていないのが問題かと。
現状を無視して、これまでの綱領に書かれている「(アメリカ支配からの)主権回復後の日本は、
いかなる軍事同盟にも参加せず、すべての国と友好関係を結ぶ平和・中立・非同盟の道を進み、
非同盟諸国会議に参加する」を堅持する可能性も無きにしも非ず。
ここは召喚後短期間の内に、相当な党改革が行われたと考えるべきでしょうな。
今の党綱領でも一番の槍玉に挙げている「アメリカ帝国主義」がいきなり消えちゃってるわけですし、
党の方針が根本から変わってしまうのもありえるといえばありえるかも・・・
因みに銃器メーカ名にもこだわる。 『へッケラー&コック』では無く『へッケラー&コッホ』だ。 『ブローニング』では無く『ブラウニング』と言いたい所だが…これは微妙だ。 …後はな、『だろう』とか『かもしれない』とかで動く軍人は現代に居ないぞ。 旧日本軍の参謀を除いてな。希望的観測で動いてはならんのだよ。軍組織は!
…気が済んだので舌鋒と口調を抑える。…スルー部分で釣るな。 軍板覗くなら、二次大戦の銃器や兵器知識は基本中の基本だよ。現代兵器よりもな? 小官だからこの程度で済むが、ドイツ軍ファンが見たらそれこそ真っ先に殺されるぞ?
>>254 どうせ覚えたての「軍人は昨日の戦争に備える」とか言いたいんだろ?
「昨日の戦争」は「最新の先例」でもあるんだがな。
そう、先例に基づく。新兵器の威力を受け入れがたいのもそこが原因だ。 しかしそれは『信頼性』を求めての事なのだ。得体の知れないモノよりも、 訓練で慣れ親しみ、信頼出来る旧式兵器を使いたがるものだ。 後世の歴史家は『結果』を知る事が可能だ。しかし『現在』を戦う者には… 『結果』を出すためその場での手段のベストを選択したのがその『旧式』なのだよ。 進歩や変化など『終わった後』の戯言に過ぎん。信頼性こそが全てなのだ。
まあ簡単に言えば、後出しジャンケンなら誰もワザワザ負ける者は居ないだろう? そういう事さ。 好きな事を言って一旦小官は消えるよ。では、また。
>>255 多分、”未熟な武器使って死にたくはない”という感じの返事が返ってくると思う。
風邪の特効薬が出来たとしても、それが動物実験もまだなのなら 誰もその薬を使ったりはしないってことですな。
個人的小用を終えたので、再び。 最近の商業作品、映像でも文でもそうだが、登場する軍人キャラクターが 「新兵器」をあっさり実証も確認せず信じてしまう描写が多々、見られる。 …甚だ遺憾で有る。軍人は現実的思考をする者が多い。頭が固いと言っても 過言では無い。しかし、一旦その目で確認、体で経験した現象、物体に対して は受け入れる柔軟さも持ち合わせる。生き延び、勝利するために必要ならば。 目の前のテストも終わらん新兵器に食指を動かす軍人キャラクターの描写は… 正直お腹一杯だ。カタログスペックなど鼻で笑い飛ばすのが真の軍人キャラと言えよう。
いっそのこと、「自分なら自衛隊にこんな小火器を配備するね」な小銃のデザインをコテつきで提出すればおもしろいかも。 口径、装弾数、初速、本体重量、排莢方式、照準形状、セレクター形状、連射方式。 ドラムマガジンに7.62mm×39を75発とか、工作精度が悪くてガスも吹き出すけどとりあえず作動する頑丈な構造とか。 あるいは背嚢からベルト給弾の5.7mm×28で銃身も2本つけて、50M先で弾道が交差するように調整しておくとか。 転移後の日本で生産できるもの、と縛りを入れればあまりに先進的なものは出てこないだろうが、どんな思想思考をしているか見えてきそうだな。
良い兵器の基準とは何か? 丈夫であり、堅牢であり、末端の整備知識の無い人間が 手荒に扱っても確実にその性能を発揮してくれるモノの事だ。整備にかかる時間が少な ければ少ない程良い。消耗する部品が少なければ少ない程良い。そしてその部品の予備 や備蓄が大量に存在するならば嬉し涙すら流すだろう。その耐用時間は長いほど良い。 いくらカタログスペックが高性能でも、その兵器の『稼働率』が低ければ軍人は高性能とは 認めない。戦ってナンボ、使えてナンボなのだよ。そこを間違える人間が製作側に増えている。 …火葬戦記を見よ。思わず焚書を敢行したくなるモノばかりだよ。兵器も登場人物も。
旧日本軍のサブマシンガンに触れたな? あれは『あの葡萄は酸っぱい』だ! 資源も備蓄も生産力も無い日本が、弾幕を張る様な小火器を導入可能かどうか 考えても見なかったろうな! 貴君は! 軍事は兵器スペックだけで語るモノ では無い。本を読め。勉強せよ。視野を拡げよ。それこそ真の『人間』と為り 得る道なのだよ。ウム。
>>269 あー、小官殿。「稼働率」は「可動率」とした方がいいのではないかと。
>>269 じゃあカラシニコフとかトカレフなんか最適ですな。導入できればですが。
ときに小官殿、アメ製の銃では何がお好みでしょうか?
本は本でも、一定のジャンルに偏っては為らん。色々読め。 Aと言う知識を得るためにAしか求めぬと言うのはアホのやる事だ。 Aを求めるがAの源流は何か? Aを産み出すに至った原因は? その背景は? 対抗する存在は何故、どう産み出されたのか…? また類似、相似するモノの存在は…? 資料の読み方はその経緯で身に付く。ネットで一発検索にはその過程が無い。 従って『浅い』知識しか身に付かなくなるのだよ。決め付けるのは良くないが、な? 世の中全て便利なモノの方が良いと言うワケではないのだよ。頑張れ、若人。格言を一つ。 『物事の真髄を極めるには、人の生きる時間は余りにも短すぎる』 …『芸術は長く、人生は短い』の正確な訳だよ。何かに使えるから覚えて置くと良いだろう。
>>269 ゲッター大和とか、戦車の上に飛行甲板とか、C-130Hという名前のヘリコプター(のことですか?
さもなくばリアクティブアーマーつけた戦艦大和?
兵器は妥協の塊
…怒りに任せてミスったか? まあ、主題は通じたで有ろう? で、アメ製品よりも小火器ならばドイツ製じゃ無ければ…と言いたい所だが、 主題から外れるな? 悔しいが結局、M−16ファミリーに落ち着くしかない。 何故か?『部品の予備や備蓄が大量に存在するならば嬉し涙すら流すだろう』 がその答えだよ。実はM60E3と言いたいがね…。小官、7・62o信奉者だから。
>>275 …その時代で再現出来ぬモノ全て、だな。整備して繰り返し使えねば…。
銃身、弾薬、工作精度、交換部品…ちょっと軍事を齧れば『?』がどれだけ
ある事か! 整備する人間の必要教育期間すら思考に入れなければならんのに、な?
その人間の教養のレベルも大きく作用するだろう。…ロールアウト後すぐの新兵器など、
兵器では無い。携わる人間全てが完熟しないと運用は出来んのだ。フィクションで逃げる
のも良いが、一度一つの兵器を生むためのしっかりした『ドラマ』が見たいね、小官。
板違いではありませんがスレ違いの議論には熱くなると不味いので少しばかり。 小官殿の言っている事も全然間違っては居ませんし。 >269 それを可能にするのは技術の進歩です。 そして技術の進歩は試作と実験と失敗の積み重ねで成長します。 稼働率も信頼性も性能も、技術が進歩するごとに上昇しています。 >270 しかし大和とか武蔵とかは建造していたわけで。 そもそも旧軍は機関銃の配備すら怠る(全く機関銃が無いわけでは無いですが)ような、考え方が日露戦争以来の銃剣突撃に拘っていましたし。 資源も備蓄も集めれば戦艦建造くらいできるのに歩兵用の兵器をおろそかにしたのは、 戦車、というよりは歩兵戦闘車くらいにしかならないような車両しか生産しなかったのは、軍部の頭が古かったからです。 資源と予算をつぎ込むべき場所を間違えたのです。 というか自分が言いたいのは、「着眼点」は全然問題ないのだから、その機能そのものを悪し様に貶すのは止めろと。 開発途中の未熟な「兵器」そのものに対する評価はどんなに厳しくても良いのですから。 むしろ厳しく採点したほうが技術の進歩に繋がります。 「バースト機構を取入れた駄作の銃」と「バースト機構そのもの」は全然別の問題です。 「オートマの駄銃」と「オートマチック機構」が根本的に違うように。
>>277 M240やMk.46mod.0じゃなくて?
訂正 Mk.48mod.0 でもこれはSEAL向けだから選考に入れなくていいか…
>279 機関銃が作れても、機関銃の弾を大量に作れないジャン。そういう技術も能力もなかった訳だし。 文盲?小官の文章をよく読もうよ。
>279 戦車は重くて海上輸送できません。 大陸で作ったとしても、東南アジアの戦線には持ってけません。 後期の新型中戦車は本土決戦用に設計されました。
>>276 たしかキッチナーだったか……
「最善(の兵器)は決して完成しない。次善は間に合わない。第3善を戦場に送れ」
>>279 で、このスレのような状況で「歩兵の友」とは言え個人装備に過ぎない(小官殿、済みません)
小銃の「技術の進歩」とやらに拘る理由は何?
自分でもスレ違いとは辛うじて認識しいるようだが。
それと
>資源も備蓄も集めれば戦艦建造くらいできるのに歩兵用の兵器をおろそかにした
ふーん、つまり日本は陸軍国になるべきだったと。へーえ。
>>279 君の思想には人間の存在が欠けているな。
「これは実験である。実験が失敗したら死ぬがこの兵器を使え」
といわれて兵士が納得すると思うか? 指揮官が不必要な兵の死を納得するとでも?
「バースト機構」そのものが妥協の産物だって事は分かるかい?
フルオートでも冷静に無駄弾を撃たない兵士ばかりならバースト機構なんていらないんだよ。
そもそもシングルで百発百中できるなら、フルオートさえいらない。
人間の存在を忘れてはいけない。
>282 では弾が無いからと言って、銃剣や竹やりで突っ込んでいって撃ち殺されてゆくのが仕方ない、あるいは技術開発をするより良い手段だったといえるのですか? 出来ないならばやれるようにするべきなのです。 技術や能力をつける、つけてから戦う、戦う前に付ける。 だから、資源と予算と労力をつぎ込む場所を間違えたというのです。 >283 それでもアメリカは戦車を輸送してましたけどね。 技術に加えて資源と物量に差があり過ぎますからこの場合評価が公平じゃありませんし比べるのもなんですが。 まあ終わった戦争をどうこう言っても机上論でしかないですけどね。
>>286 貴様の頭には全肯定と全否定の両極端しかないのか?
それから
>まあ終わった戦争をどうこう言っても机上論でしかないですけどね。
他に論じる方法があるのか?
ないのなら終わっていない戦争を実体験してきてくれ。
>>287 その分家の管理人御ん自らが出馬なされているのだが。
>284 >ふーん、つまり日本は陸軍国になるべきだったと。へーえ。 戦艦や航空機ばかり作っても占領地を維持できないんじゃ話しにならないじゃないですか。 陸軍も戦車だけでは占領は出来ませんし。 その程度には充実させる必要があるでしょう? >285 全ての兵器は開発者と試験運用する軍人と、関わる軍関係者の地と汗と命の凝縮精製された結晶です。 そのくらいは存じています。 実験と失敗の積み重ねで…と書きましたし。 良質の兵器…に限りませんが何かを作る時に、何も犠牲なくして完成させることが出来るのですか? >フルオートでも冷静に無駄弾を撃たない兵士ばかりならバースト機構なんていらないんだよ。 >そもそもシングルで百発百中できるなら、フルオートさえいらない。 そんな兵士ばかりでは無いから兵器の性能も上げなければならないのでしょうに。 「わが軍の兵士は全て特殊レンジャー技能資格を持つ最強精鋭部隊一個師団で構成されておる!!」ですか。 仮にそんな兵士ばかりで軍隊が構成されていたとして、それらが高性能で信頼性も制度も高く、なおかつ便利な機能がついている兵器を使用したら、それこそまさに最強です。 …冗談の類ですが。
>287 そうですね。 じゃあまたそろそろしばらく分家に引っ込んでます。 皆様ご迷惑をおかけしました。
何の為に古今東西の軍事組織が訓練、訓練ってやかましく言うんだろう・・・
292 :
284 :04/04/13 22:09 ID:???
>戦艦や航空機ばかり作っても占領地を維持できないんじゃ話しにならないじゃないですか。 >陸軍も戦車だけでは占領は出来ませんし。 その程度には充実させる必要があるでしょう? ふーん、つまり日本は陸軍で占領地を維持する必要があるような戦争に備えるべきだったと。 日没すること無き大英帝国みたいな大陸の港を抑えられるに足る陸軍じゃなくて。へーえ。
やっと帰ってくれたか
…どうやら政治、戦略、戦術の類すら理解出来て居ないようだな? …皆、構うな。知的水準が低下するぞ? 優先順位やコスト意識と言う言葉が世の中に有る。今しなければ為らない事は何か? その為に必要な物資は? 人材は? 法令は? 時間と物資は有限だ。限られた制約下 で最良の選択をしなければ、破滅の道へとひた走る羽目に為る。 採算度外視など論外だ。より少ない投資で最大の果実を産み出さなくては意味が無い。 それすら解らぬ者に軍事を語る資格など、少なくとも小官は認めたく無いね。 かみ合わぬ会話ももうしたくは無い。これは明後日の話どころか旧石器時代の話だよ。
小官殿! かつて生物の学徒であった身には旧石器時代どころか進化論の話にすら思えるであります、サー!
製品名: 呪符「三点バーストの呪」 説明: バースト機構のない自動小銃にバースト機構を付与する呪符です。 原理: 小銃に呪いをかけることにより、使用者がその小銃を手にしている間、連射しようと すると3〜5発発射した時点で引き金から指を離してしまう暗示がかけられます。 使用法: 銃を結合し、脱落防止の処置を施した後、シールに印刷された呪符を分かりやすい位置に 張り付けてください。呪いを発動する場合は、呪符の(┼)1と印刷されている部分の上に 爪で十字を描くようにしてください。呪いを一時的に解除する場合は、(×)2と印刷されている 部分で、同様に十字を切ってください。シールを剥すと呪いは自動的に解除されます。
寧ろ日本陸軍は、国力の限界を超えるほどには兵器開発に熱心だったんじゃないだろうか。 まあ国家戦略自体がアレだったのだから、陸軍という一組織だけをどうこうしても始まらないが。 何より、陸軍国や海軍国といったカテゴリー自体、不毛かもしれないし。
>295 貴君等には小官の発言のせいで迷惑を掛けた。済まない。少し席を外すと暴走している のだな? 彼の御仁は…。以前も言ったが、木を見て森を見ない人間には…為りたくないものだ。 逆もまた然り。心の視野を、互いに広く持とうでは無いか、諸君! >296 このレベルのウィットを飛ばすのがこのスレの真髄である。 元手は掛からねば掛からぬ程良いのだ。…慢性的に資源に餓えている我が国にとってはね。
>>285 擁護ではないですが、航空機のテストパイロットの人は生死云々じゃなくて
「やるしかない」でやっていた様な気がします。(某ヴィドウとか)
いきなり前線配備しました、何が起こるか分からないが使え、ではないのでは。
資源配分を「間違いだった」という意見は、ううむ。
何だか良く分からないけど、カルパチア鮭置いておきますね。
>297 軍部が好き勝手やれる土壌が存在したからね。暴走する軍組織程怖いものは無い。 未知、既知の敵に対抗するためにあらゆる手段が取れるのだから。さらに価値観が ほぼ画一的だから始末に終えん。異論を吐けば組織維持の論理で排除されるのだから。
>価値観がほぼ画一的だから始末に終えん。 >異論を吐けば組織維持の論理で排除されるのだから 小官殿、それは正直なところ、現在でも余り変わらないかと(w 真面目な話、戦前の悪癖から一番遠ざかれたのは、皮肉なことに、 戦前一番暴れていた軍隊(今は自衛隊)なのかもしれませんね。
>301 …そう、骨身に沁みているからね。政治に玩具にされる今は…幸せな時代だと思うよ。きっと。
創作表現的には「3点射はかっこいい」でいいような気もします。 それも、機構的なものより個人の技量で実現するほうが、より格好いい。 新兵と古参のあいだに差をつけられる装備の方が、作中の小道具に使いやすいですね。
>301 好き勝手言おうが、命までは獲られる事は名目上、無い。 その点は戦後憲法に感謝するよ。戦前の憲兵など居ないのに安堵。 警務・調査隊は…警察以上の事は出来ないのが現状だ。 現在は一般人が批判しても、特別高等警察に引っ張られる事は無いからね。 とっこうと聞けば小官はまずこの略の『特高』を連想してしまうのだよ…。
>303 そう、古参兵士の嫌そうな顔の描写など、ね。 まだそんなものに頼っているのかよ? などの演出だ。その辺の薀蓄を語る事に より、既存の作品とは違う、と言う印象を与えるのに便利だよ。使うと軍事素人 から必ず頓珍漢な非難を浴びてしまう諸刃の剣では有るのだが…。
小官殿の小火器に対する考えを見ていると・・・・旧軍の96式や99式、 ひいてはその先祖のZBが、戦地で重宝されたのも、分かる気がするなあ。 酷い言い方だけれど、62式よりは、英軍のように99式をNATO308に対応させた方がマシ?(w
>>299 極論ですよ、もちろん。
何のテストも無しに実戦配備なんて大戦末期にもそうそう無かったと思いますよ。
小官殿、質問(´・ω・`)ノ
自衛隊での新兵器等のテストは何処の部隊がするのでしょうか?
やっぱり教導隊の仕事なんですかね?
>306 最良はそうだ。しかし、日本にはそうしなければならない理由が有った。 それは『兵器開発能力の維持』だ。失われた技術を再生するには元手の10倍 の投資をしてもまだ足りない場合が多々有る。馬鹿高い国産兵器を何故あんな 値段で購入するか? 国家の都合だよ。全ては技術維持のための投資なのさ。
>307 答え知ってて質問するとはな(笑)富士学校の名は貴君等も聞いた事が有るだろう? まあ広大な土地を必要とするならば先ず米に渡り…止めよう。要らん事まで喋りそうだ。
>国家の都合だよ。全ては技術維持のための投資なのさ。 確かにそうでしょうね、仮に兵器を海外から購入するにしても、 技術のない国では、安物を押しつけられるかボられるかしかないですし。 64式小銃もあれこれ言われることは多いですが、 M16初期型やM14を輸入するよりはマシだったんでしょうな。
>>308 その、”馬鹿高い国産兵器”安くする方法は…ないんだろうなやっぱり。
>>311 量産する。
そのために、兵器を輸出できるよう法改正する。
>>312 車両なら売れるな。
実際、日本車が制式装備の軍は結構あるらしいから。
>>311-312 車輌、火砲、誘導弾、小火器なども艦艇や航空機同様、単年度会計の例外とするだけで、
大分コストは変わってくるのではないかと。
89式FVみたいに、年間一台とかではどうしようもないけど・・・
アレでも、台数考えれば奇跡みたいな値段だけどね。
>310 舐められては困るのが、国家と言うものさ。兵器を国産出来ぬ国家と看做されれば、 今頃日本は米の特別自治領(…今もそうだと言う突っ込みは無しと言う約束だ)だよ。 体面一つ保つにせよ…面子が出来て居ないと話に為らない。弱みを色々握られては、 独立はとても保てないのだ。一人立ち出来ると言う気概を見せて置くのが常識だ。
>>307 失礼しました。いきなり運用ってのはやはり無茶ですよね。
それがアリなら下手すりゃ震電だって実戦飛行してるでしょうし。
海外輸出で外貨獲得→景気回復ウマー。ってそれ以前に内政がヤヴァイ事に
なりそうな気が。
>313 耐用試験のためにフォート……………まで持ち込んだりな? まあ、費用掛かるのは仕方無い。 許せんのはそれを良い事に胡坐を掻いて裏金つくって『私腹』を肥やす連中だよ。 それが別の兵器開発に使われるのならまだしも、な…? 国産兵器の輸出は現行憲法の改正が 無い限り不可能だ。輸出可能に為れば格安で売ってバトル・プルーフをさせられるのだが、ね。 自国では無く、外国の若者の命を使ってな。命には貴賎は無い。一寸の虫にも五分の魂、か…。
>>287 工学を魔法扱いされてるような気がするね。(苦笑
ああもちろん、ここで言う「魔法」はオカルトの領野におけるそれではなく、
思考停止のための便利単語としてのそれ。
そろそろスレの諸君も小官の存在が鼻に附き出した事だろう。ここらで休憩する。お付き合い有難う。
小官殿の存在が鼻に附く奴なんて奴等しか…(ry
小官殿と全国の自衛官に質の良い戦闘靴が支給されるよう T-72神さまに祈りつつ自分もそろそろ寝よう。 オブイェークト
>>322 うん、靴だな、警察予備隊が出来た時に「どこの誰かは知らないが海兵隊の戦闘靴をよこしたヤツは天才だ」って言った米軍の軍事顧問が居た
>>321 スマソ、自分は鼻に付くというより「展開早いなあ」と思っていたので
ちょっとびっくりはしていました。
では乙であります。
「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた」保存庫にあるwikiに 「輸送戦記?」のバックナンバーをUPしました。現在はUPしてもらっ た1-8と、私がUPした9-10が存在します。この後もUPしますのでバ ックナンバーはそちらでどーぞ。
>>279 >そもそも旧軍は機関銃の配備すら怠る(全く機関銃が無いわけでは無いですが)ような、考え方が日露戦争以来
>の銃剣突撃に拘っていましたし。
>資源も備蓄も集めれば戦艦建造くらいできるのに歩兵用の兵器をおろそかにしたのは、
>戦車、というよりは歩兵戦闘車くらいにしかならないような車両しか生産しなかったのは、軍部の頭が古かったから
>です。
>資源と予算をつぎ込むべき場所を間違えたのです。
いや、旧陸軍がなぜ、歩兵用兵器を整えられなかったかというと、日中戦争やってたからです。
やらなくていい戦争やって、戦争に資金と資源を投入せざるを得ず、その結果、兵器の開発や整備を行う事ができ
なかったのです。
それに98式中戦車は制式化された時、列国の戦車とみても遜色ない性能でした。
それが、色あせるようになったのは、結局のところ、戦車運用の転換を行わなかったからにすぎません。
大東亜戦争後期まで、陸軍の戦車運用は歩兵直協でしたし。
大陸でドンパチが無ければ普通に予算が削られてチニ車が採用されていたりで、 史実よりも貧弱な軍隊になってる気もしますがね。 運用云々ではなく銭ですよ銭。
>>326 >戦車運用の転換
ノモンハンでのBT鹵獲から47mm戦車砲・新砲塔チハの開発着手まで何年かかったんでしたっけ(南無南無)
>>250 輸送機なりなんなりをガンシップに改造して火力ポケットに敵を誘引、大火力で殲滅(ry
>>329 ホンダもあるでよ。
日産とか三菱は確かにそうだが。
本田は中国企業と密接すぎるのが心配だ・・・
こんなんでてました。あ、僕は貼りに来ただけですから・・・。面白がって。 950 :イラストに騙された名無しさん :04/04/14 11:40 ID:6cjbcZ/c 某軍事板の某スレの某官が、アサルトライフルのコンセプトは第三帝国起源とほざいてましたが本当ですか?
>>333 その「○官断罪希望者」とかいう奴ってどうせ魔術師1だろ?
魔術師1は正に↓の通りだな。 「馬鹿は善人になるだけの素地がない」 「気違いと馬鹿は気分でしか物を見ない」 ――ラ・ロシュフコー
まだライフルに拘る気か……>魔術師1 そりゃ「歩兵の友」だけどさ。 つーか、(,どうせ文献には一切当たらずネット上でのみ)情報収集した(と本人は思い込んでる)ネタが それだけなんだろうな。
これで誰か小説かいてぽ
……魔術師1ネタで?
メーディーック!
>>337 がいかれた!
メーディーック!
>>337 低レベルの工作精度における理想のライフル論、ですか?
それとも本田輸出車両ネタ?
それともガンシップで(BABABA!!!
早急に確認する。場合によってはスレ違い覚悟で自説を開陳するやも知れぬ。 で、許容範囲だったら…王国と帝国の外交交渉に置ける差異について一言述べたい。 しばし…時間を小官に呉れまいか? 検索して読んで来る時間が欲しい。
王国と帝国・・・何と何を指してるんですか?
…アサルトライフルの祖を、自動小銃に求めるか普通? マシーネンピストーレこと サブマシンガンから発展したのは常識の範疇だろうが! で、サブマシンガンは第一次 世界大戦の塹壕掃討戦のMP18がブローバック式サブマシンガンとして世界初の登場! スマヌ…完璧スレ違いだな? で、絶対王制下の王国では無い『王国』と、中央集権化 が進んだ『帝国』。どちらが交渉のテーブルに着き易いか小官、少々、述べたいが…構わぬかな?
構いませんよ〜。
小官殿、高機動車と軽装甲機動車というのがありますが、それぞれ乗ってみるとどんなものでしょうか?
命令系統の観点から、小官、実は『帝国』の方が案外頭が柔らかいのでは、と以前より思うのだ。 まあ、立憲君主国ならばなおの事、良いのだが。何が良いか? 部下が暴発を起こす危険性が低い。 皇帝の下に平等、と言う社会なら、過激派が居ても周りからの掣肘が効いて不発に終わる。 しかし、行政官、執政を置く制度ならばこれは…どちらとも言えなくなるな。皇帝がほぼ傀儡扱いで 終わるからだ。お飾りか? 実権を握っているか? その差異で天国と地獄を見る。 しかし、王国よりはマシだと思われる。大諸侯や宗教勢力に左右され憎いと小官は感じるのだ。
>344 …前レスを読んでくれ。小官、そのどちらにも実は縁が無い。スマヌ。
小官殿! 御高説を拝聴できるのはまっことキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!でありますが交渉を担う 我が日本国害務省の事を考えると;y=ー( ゚д゚)・∵. ターンであります、サー!
要は絶対王制では無い王国は実質『小国家連合』であるのだ。諸侯の中の盟主が国王と呼ばれるだけだ。 尊重はすれど命令を受ける筋合いは無いと突っぱねる諸侯やらその家臣やらの顔が…小官は目に浮かぶ。 折角交渉が成立したと喜び勇んで乗り込めば、『あいや待たれい、そこは…様の…で』と実は王国内の 一部分のみの駐留であったり、『奴の決めた事など守れるか! 』と対立関係にある者が要らぬ圧力を 掛けて来るのは必至だろう。結論を述べる。帝国の方が王国よりも政治体制としては洗練されているのだ。
>>345 中央集権型で官僚国家、ということですか。プロイセンというか
第二帝国みたいな所でしょうか?
ゆで卵は芯があるから周り易い、ってのはそうでしょうね。
部族社会相手は大変なんでしょうね。イラクとか。
洗練されているが故に、自らの『力』を恃むと言う設定を諸氏は採用している。そう、それは正しい。 敵する者の居なく為った巨大国家は敵を求め続けるモノだ。その瓦解を恐れる余りに。国体を維持する ために。だが、小官ここで提案したい。ならば『王国』を『帝国』にする手助けをして、実質、傀儡政権を 作ってしまう野望に燃える外交官や武官が居ても良いのでは無いだろうか、と。 『王国』の中の『諸侯』から適当な人選を行い、バックアップ。恩を着せて雁字搦めに。美味しく…無いか?
石原莞爾……
群雄割拠の戦乱の世、人間の世を一つにせんと立ち上がった、優しき者達がいた…。 とか、な? ウム。人間世界をまとめたら? モチロン小官の大好きな対『アレ』戦だね。 小官は『へそ曲がり』故、余り『帝国』が悪役扱いだとつい…な。日本人特有の感情だよ。 …ここで諸氏は突っ込むと思うが、小官も人間で有る。許されい!
>>351 露骨にやると…ね。しかしワンクッション置くのだ。侵出には手助けしない。
しかし『防衛戦のみ』自衛隊の出動を認める、と言う子供染みた理屈で矢面には出ない。
そんな感じで現地人に後顧の憂い無く戦って貰えれば…と小官ムシの良い事言って見る。
なんだか小官殿の意見を聞いてると召喚先のどっかに新満州国建国してはどうかと思う。 五族(人間、エルフ、ドワーフ、ハーフリング、その他)協和を掲げて・・・・無理っぽいか?
まあロジスティックスの概念やマスプロダクション技術の導入で充分支援可能だと思うのだが。 しかし…伝統芸能の守り手、『職人』やある種の『特殊技術者』は徐々に消滅の危機を知る事に 為るワケだが。既得権益を守ろうとする人間の動向にも気をつけねば為らん…って…。ヌゥ…! 結局、同志達の運ぶ『赤い風』が『向こうの世界』を制してしまうのでは無いだろうか…?
F世界の事だから探せば適当な無主の地ぐらい…… はっ! ドラゴンなりエルフなり、ホモサピエンスを知的生命体として認識していない(ホモサピエンスが存在しない?) 連中が支配するF世界に、知的生命体未居住日当たり良好駅まで徒歩3分の開拓地として召喚される日本 という嫌展。
>354 ここで気を付けねば為らぬのは『日本国』が前面に出てはならぬと言う一点だ。 …英雄は飽くまで現地人で無ければならぬのだ。秘密戦を戦う人材こそ必要だよ。 影の如く英雄を支え、身元が悟られぬ様に死体すら残さず自決! 『忍者』! 今こそ…ってスマン。暴走しすぎたな…? だがこの『忍者』『間諜』の養成 を行う事こそ転移後の日本国の急務と小官には思われる。長々済まぬ。意見求む。
>>354 多分「やれるやれない」ではなく「やる、でもどうやって?」という
問題になる悪寒と言ってみたり。
経済システムから精製設備まで全てが劣弱な世界、日本の「国際的」工業生産の
構造。多大な輸出産業従事人口。
どう考えても、(日本本土クラスで召喚された場合は)外国に出ていかないと
食料や燃料の確保が出来ても日本は吹っ飛びます。失業者は現在の百倍なんぞ
じゃきかないでしょう。
自衛隊のみの召喚だった場合には、粛清される社会環境でもない限り
帰化か傭兵生活で帰還のチャンスを作るのが妥当でしょうが。
>358 なあに、『衣食足りて礼節を知る』だよ。喰うためには人間、鍬でも何でも持つだろう。 広大な耕作可能な土地が有れば第一次産業人口に自然移行するだろうよ。淘汰の時代の始まりさ。
>361 有難う。軍板はやはり心地良い。最後まで現地人として死ぬ覚悟のある秘密戦士の養成だ。 …東南アジア諸国独立の陰には、彼等の活躍が有った事を我々日本人は誇って良いだろう。 彼らはただの名目では無く、五族協和の理想を本気で信じて戦った。理想に殉ずる事を 誇りと思える、ある意味、『どうしようもなくロマンティック』な人間こそ必要だろう。 肝心なのはその候補者が、『現実とのバランス感覚を有しているかどうか』だがね…。
最も、今は小平学校だったりするがね(笑)
364 :
某研究者 :04/04/14 23:22 ID:4a2FoOYp
戦場で弱さを見せる人間が見苦しいと言う類の 人間も多いだろうし 其の様な人間は弱い人間は生きられないマーモを 好むと言う事は有るのかも知れないが マーモも強い人間だけなら誰も死なないかも知れぬし マーモは強い人間以外は出て行けば上手く行くと言う事なのかも 知れぬだろうか (スパークの言う様にマーモを弱い人間が住める場所に変える等と言うのは どうなのかだろうし 強い人間やマーモの様な環境で死ぬ事を覚悟している人間を残して 他の弱い者は別の弱い者が生きられる場所に 移住すると言う方向が個人的には良い終わり方の様に 思えるのだが マーモが弱い人間の住む場所を侵さないと言う 確約が有ればスパークも此れに同意する可能性は 有るかも知れぬだろうか)
>>362 『どうしようもなくロマンティック』な人間って戦後のわが国では、赤い方やら宗教被れに行くのでどうしょうもありません(w
366 :
某研究者 :04/04/14 23:26 ID:4a2FoOYp
まあ矢張り勧善懲悪的に マーモ=滅ぼすべき・変えるべき物等と言う話を 作るのは止めて欲しいと思う訳であり マーモの様な環境を望む者は 弱者を虐げたいからと言う理由のみで マーモを望んでいるとは限らない訳だろうが
>365 >肝心なのはその候補者が、『現実とのバランス感覚を有しているかどうか』だがね…。 この条項に激しく反する人材でも有るな(笑)だから、自衛隊から選抜するのさ。 民間からも『冒険心』に富む有為の人材はきっと存在する。諜報機関設立の好機!
368 :
某研究者 :04/04/14 23:32 ID:4a2FoOYp
ヴェイルやバグナードを否定する・或いは倒して終わり等と言うのは 馬鹿げているだろうし 弱い人間が生きられる場所をマーモの外に残す事を確約すれば スパークも彼等を攻めないと言う事を確約して スパークはマーモを出て行くと言う様な最後が 良いのかも知れないが
369 :
365 :04/04/14 23:35 ID:???
>>367 欧米では今でも知的エリートの若者が萌える仕事だそうですし(w
久し振りですね…こうして上がるのも何スレ振りか…? まあ良い! 小官、飽くまで流れに抗う! 失われた筈のフロンティアを前にして『ウゴクノナンテ、マンドクセ』と言う、若者はいないだろう! 己の才覚のみでのし上れる約束の地! さあ君も己の力を試してみないか! とメディア戦略は…? 駄目、だろうな…きっと。CMは絶望的なセンスだし…。海自の見たら…な?
371 :
某研究者 :04/04/14 23:41 ID:4a2FoOYp
まあ弱者を虐げようと言う者は正しく無いだろうが 弱者はマーモには相応しく無いとして追放されるべき者だろうが どの程度の弱さ迄が容認されるのかと言う事は 有る訳だろうか
372 :
某研究者 :04/04/14 23:43 ID:4a2FoOYp
まあ只自分の弱さは兎も角 他者の弱さを認められぬ事は強さなのかだろうし どの程度の弱さ迄なら認められるのかと言う事は 有る訳だろうか
…こうしてスレを眺めて見て、気付く事が一つ有る…。スマン! 小官喋り過ぎた!
SSを待っている諸氏よ、心より謝罪する! これにて今日の発言は自粛するよ…。
次は…今度こそSSのネタや展開引っ下げて現れるよ。あと、同期に
>>344 の件、聞いて見る。
では、お休み。…負けたわけでは無いが…何故か一抹の悔しさが…な?
>>367 >諜報機関
表向きをどうするか・・・商社でいいか。
>>374 ここはやはり「トータル情報サービス」かな?
親方日の丸サービス
主任責任者の名前をとって「○○機関」とかなんとか 上位組織は公安調査庁か防衛庁情報本部か‥ 展開能力を考慮すると情報本部か。
もし商社的な形をとるのなら今イラクでCPAの警備やってる ブラックウォーターセキュリティーコンサルティングみたく 表向きは警備員派遣会社だけど実際は傭兵斡旋業みたいな感じだと 漏れ的にはかなりイイ!! メンバーは陸自や警察、公安なんかのOBで構成ってことで。 日本がF世界に転移したらのきなみリストラの嵐だろうし食いつめて 傭兵を目指すやつも出てくると思うんだが・・・
>>373 小官殿も泣く子と自然現象には勝てないんですね……
所詮、何ごとも理性を捨てた者の勝ちと言う事だ。 相手に勝ちたければ体裁を考えてはいけない。 その後に待つモノも考えてはいけない。
だから魔術師1、貴様ももう半歩踏み出して人間辞めれば小官殿を断罪して凹ませられるかもな。 貴様が大好きなラノベと同じく、貴様のキャラ立ちが米に対するアンドラぐらい現状では弱過ぎる。
>>374 某レッドサンでは、商社に擬装した諜報機関が有りましたねえ。
しかも商社部門で儲けた金の方が支給金より多いという嫌展。
>>378 傭兵会社キター!食い詰め者が山盛りの、浪人が群れてる宿みたいな黒くて
暗い会社・・・こわっ。まあスーツとか着せて表向きは誤魔化すでしょうが。
>>378 で、初仕事でボロ雑巾の様にされる→『異世界傭兵は体だけ大きい木偶の坊』という悪評がつく
→仕事減少(無い日の方が多い)→改善できなくて破産→失業率アップ→(゚д゚)マズー だったら嫌展。
やっぱり、元自衛官や元々傭兵やってた香具師の独壇場なんだろうか?
>>383 でもそれはそれで面白そうですね。ヘタレ傭兵団の一代発展記!
・・・最後に国盗りやったらベルセルクですが。
国策としての失業対策ならば、秘密裡に「使える」元自の教官を身分隠して
送り込み、教育係とするとか。それだったら兵隊がヘタレてない限りは
何とかなるかも知れません。
日本の場合、傭兵は派遣か業務請負になりそうな予感。 傭兵「仕事何かありますか?」 受付「え〜、○○村で匪賊征伐の仕事がありますけど〜」
>>381 はげどう、知識が無く煽り耐性が無い冒険って感じだしな。
とはいえ自衛官は不足はしても余剰になる事はありえないから、それなりの人数が 必要な場合、ほぼ確実に民間人とかを使わざるをえませんね。 BWSCの場合は膨大な軍隊経験者や予備役が大量に存在するアメリカだから出来たわけで 失業対策を施すほどの自衛隊退官者がいるかどうか怪しいかも。
>>385 栗酢樽グループが真っ先に食いつくと思われ。
結構いるぞ。身近に自衛隊経験者。
>>382 それはまた。森詠の小説に出てくる五大陸商会でもにたようなもんでしょうが。
帰ってきた3馬鹿
紳士淑女諸君、御機嫌、いかがかな? 先ずは>344について。…同期曰く。 『視界が広い分、高機動車がいいよ。…でも安心感は軽装甲機動車だ。なんで? …お前なぁ? 飛んでくるのが拳銃弾じゃ無い事位、解るだろ? 素人サンじゃ 無いんだから! 運転のし易さ? 後ろから文句が少ない方はどっちだと思う? 』 だ、そうだ。答えに為っているか解らんが、聞き書きした。後は何か有るかな?
…無い様だな。情報収集のため、小官も特番を見るとしよう。では、また。
SS投下、開始しまつ。 それぇ。
>>214 の続き
国会にて、投票が行われる数日前の事。
永田町のとある一角にて、2人の男がテーブルを挟んで向かい合わせに座っていた。
一人は、自分達の要望を飲ませる為に。
もう一人は、その要望をいかに捌くか。
部屋には空調が聞いているのか、室外よりも涼しかった。
電気に関しては、完全に原子力発電に頼っているからでもある。
初夏から盛夏へと、季節が変わろうとする中、人々の服装にも変化が見られる。
半そでで行きかう姿が多かった。
行きかう人々の人いきれが充満する歩道に対して、車道は公共機関に属する車以外に走らない為、その空きようは皮
肉なほどだ。
その車道に、自衛隊派遣を叫ぶデモ隊が我が物顔に練り歩き、その一部は、ここ与党本部の建物にも押しかけている。 そんな道路の光景を見下ろす位置にある部屋に、2人の男はいたのだった。 「わが党としては、自衛隊に党員を派遣したい」 招き入れた部屋の主に、男は何から話そうかとしばし黙考していたが、ようやく口を開いた。 「それは、自衛隊の行動を監視しよう、という事なのか?」 「監視すると言えばそうだ。だが、自衛隊の行動に対しての、それではないのだ」 部屋の主の疑問を、男は半分だけ否定した。 「わが党は、自衛隊の派遣はシュレジエンの治安回復に繋がるから、支持したのだ。この点についてはいいだろうか?」 「それは勿論だ」 党としての声明は、この部屋の主も見知っていたからだった。 「つまり、シュレジエンの領土を回復する分には、その回復に必要であるなら、どのような行動を取ろうと反対はしな いし、制約するつもりもない。なぜなら、それは、地域の平和を回復し、安全を維持する事だからだ」
その言葉に、部屋の主は頷く。 「それはいい。だが、シュレジエンの領土から1ミリと言えど、自衛隊が出るのはいかん、と言う事だ。 それは侵略に当たると、我々は解釈している」 「確かに、私は国会にて、治安回復の為に自衛隊を派遣すると言ったが・・・」 「大迫総理。我々が危惧しているのも、そこなのだ。確かに、総理は派遣するとは言ったが、どこまで進出するか、そ の範囲を言及していないではないか」 その男の言葉に、大迫総理は、内心はっとした。 確かに、男の言うとおりだった。どこまで進出するか、その範囲を言っていなかったからだった。 まさか、そこをついてくるとは。 そう言う思いで、忸怩たる感覚を覚えたが、平然とした顔つきを、大迫総理は努力して保つ。
「もし、自衛隊とシュレジエンが、アムデスとやらの領土に1ミリでも入ったならば、おそらく行く所まで行く事となる はずだ。アムデスの首都まで行くべきだ、との声も上がるだろう。 そうなれば、どうなるか。乾いた砂に水が吸い込まれるようにして、自衛隊もまた、アムデスの奥深くまで進むにつ れ、先細るのは目に見えている。 それに、首都に攻め込めるだけの国力が、今の日本にあるかという事だよ。 だからだ。だから、自衛隊に国境を1ミリでもでないよう、党員に監視させたいのだ」 それではまるで、旧ソ連の政治委員のようではないか。 その男の言葉を聞いて、大迫総理はそのような感想をもつ。 「今、旧ソ連の政治委員のようではないのか?などと思っているのではないか?だとすれば、それは間違いだ」 総理は、片方の眉を器用にしかめた。 「違うと言うなら、何だというのだ」 「先ほども言ったように、自衛隊がかの地で何をしようが、興味はない。 政治委員のように自衛隊の行動に口出しする事はないと確約する」
大迫総理には、目の前の男がなぜそんな事を言っているのか、その言葉の意味を測り損ねた。 「横永書記長」 目の前の男にそう呼びかけ、言葉を続ける。 「党員を自衛隊に派遣するとして、我々に何を求めている?」 その言葉に書記長と呼ばれた男は、ふむと頷く。 「簡単な事だ。いわゆる政治取引と言う奴なのだ。・・・いや、違うな。 我々を選んだ有権者に対して、名分が欲しい。そういう事だ」 「なるほど」 「確かに、我々は君らが言うように、主義者だ。だが、主義者であると同時に日本人であって、政治家なのだ」 その言葉に大迫総理は、やおらに立ち上がり、窓辺へと歩み、屋外を見下ろした。 窓辺からは、与党本部へと詰め掛けたデモ隊を、与党本部を守る警察隊が、視線も厳しく何時何が起きてもすぐ対応 できるよう、慎重に警備する姿が見られる。
「・・・・ここで、デモを繰り広げる彼らに対する名分という事か」 横永書記長もまた、立ち上がり、総理の傍らにたった。 「彼らもまた、有権者という事だ」 「そう言う事か」 つまりはそういう事だった。 政治批判を自由に行える事こそ、そしてそれを行動に移せるのが、民主国家だからだった。 批判する自由がある国は、政治批判を自由に出来ない国より強靭なのであって、それを保証するのが民主国家の政治 家というものなのだ。 「社会革新党が我々の支持に回る為の条件という事と受け取るが、それで構わないな」 「構わんよ。ただ、もう一つ条件がある」 「収容所を作って欲しい。そこに我々の関係者を管理の為に回したい」
大迫総理は怪訝そうに、横永書記長の顔を見やり、その視線を書記長は受け止めた。 「我々に取っての脅威とは何か。それは、アムデスが信仰する宗教だ。これに揺さぶりをかけん限り、彼らは何度でも、 我々の前に立つはずだ」 「その脅威を共産主義の思想でもって、塗り替えようというのか?」 「別に、共産主義でなくとも構わん。要は、彼らの精神的支柱に揺さぶりを掛ければいい」 「いいだろう。だが、収容所を作るにしても、君らの関係者で固めるわけにはいかんな」 「ああ、全部が全部、我々だけで教育できるとは思っていない」 大迫総理は、再び椅子に座りなおすと、書記長の条件を飲んだのだった。
今回の更新は、ここまででつ。 各員の健闘を祈る。
乙。中国・ソ連そのまま・・・。
>政府広報課氏 乙です、主義者とはいえ現実に生きる政治家としての側面を持ってましたか・・・・・。 ある程度現実を分かってる上は良いとして、問題は派遣される「委員」達の資質ですな。 >小官氏 貴重な証言を有難うございました。何というか、車として作られた車輌と、 装甲車輌として作られた車輌の違い、そんな印象を受けました。 後ろから文句が少ないのは・・・・軽装甲ですかね。 現物を朝霞で見たのですが、乗用車と大差ないサイズと感じました。
案外、委員が一番好戦的になったりして・・・。
日本のk党って個性がないよね。理想も行動力もないし。 だからモデルを中国とかソ連に求めるしかない。
ラノベ板にまた奴が降臨していたが、小官って軍板の他のスレに降臨してんの? なんか軍板のイタイコテ扱いされてんだけど。 俺、軍板ってこのスレしか見ないからなんとも言えんが。
…実は無いのだ。コテハンスレに記念カキコしただけだよ。小官は恥を知っている。 有名共用コテ『少佐』と混同されたのでは無いかな。小官のイタさを知っている人間は このスレを知っている者のみだよ。
…ウム。まあ他スレでこのコテ名乗って活動したら…馬鹿扱いされるのは目に見えている。 小官そこまで愚かに非ず。まあこの板の良心、『小官』スレが要らぬ被害を受けるのは間違い 無いしね。あそこのほのぼのした雰囲気は…壊したく無いモノの一つだね。
ね? が多いな…。ここで豆知識を一つ。 若手幹部が親の年令ほどの小隊陸曹と話すとき! この『ね? 』が役に立つ! 語尾が『文切り』調だと、 ムッとする人間も中には…居るのだよ。 覚えて置いて損は無い! 『星の数より、飯の数』!
>>407 イタイコテ呼ばわりしたのが魔術師1でFA。
…出張の必要性、有りや無きか?
ところで小官殿推奨の刃物はやはり剣鉈ですか? 自分がちょっと山歩きする際には、ブレードに栓抜きと缶切りのみのアーミーナイフと 通常の切っ先がない鉈を併用しているのですが……
逆にラノベ板に入った事無いオレとしては、ラノベ板のどこでそういう話題が出るのか 教えてもらいたい。
なんとも悲しい事よ・・・ このスレから祟り神が出てしもうた・・・
>>412 小官殿!
ここは自衛隊の理念である本土決せ……もとい、専守防衛に立ち戻るべきと愚考します、サー!
>413 ウム。ツールナイフは『マルチプライヤー』式の奴で、鉈は剣鉈かな。 アレは両刃なので格段に便利だ。要は、立木に刃を打ち込む際、楽なのだよ。 扱いに注意しなくては為らないが、切先が付いて居るので『まさか』にも 対応可能だしね。…ある演習場で演習中に熊出現の報を聞いた時は…。
世も末じゃ。 このスレから夫婦ができるとは・・・
∩___∩ | ノ ヽ / ● ● | 人食い熊、昨晩まで冬眠してた、マジ危険 | ( _●_) ミ 彡、 |∪| 、`\ / __ ヽノ /´> ) (___) / (_/ | / | /\ \ | / ) ) ∪ ( \ \_)
では、止めの一言を述べるとするか。 MP43-1を改称→MP44を改称→Stg(シュツルムゲベール)44の流れだ! アサルトライフルはそれのただの英訳だよ。で、AKはそれをほぼコピーした だけの製品である。文献漁ればこれ位の事は直ぐに出て来る筈なのだが…? このMP43、マシーネンピストーレの前にはMKb(マシーネンカラビナー)42 が産まれて居るので、それが祖とも言えるのだが。小官、専守防衛に徹しよう。
>>417 小官殿、お答えいただき有難う御座います。
私が居住している北関東某市は面積の7割が山で、熊出現の報は聞き慣れていると言うか……
ラノベ板で小官への質問と同じ話題が・・・ まさか・・・ 考え過ぎか。
まあ主義主張で人間の欲なんかをなくすことなんてできないからね いくらいいこと言ったって立場が違えば逆の意味になるし
どっかで聞いたなその言葉。
>>424 ち、違う!
私はちょっと前のスレで恒星進化論ネタを引っ張って小官殿にお叱りを受けた香具師で
断じて魔術師1ではないし、
ラノベ板で行っているのは嫌展スレと武器兵器考察研究スレと人魚蛟司スレだけだ!!
T-72神の御名にかけて誓う!!
>424 …類似の質問とは…? よろしければご教授願いたいが…?
同志
>>413 =423よ
その件は懲罰大隊で潔白を証明してもらおうか
>>429 ひぃぃぃい、分かりました何でも吐きます。
実は最初に魔術師1をACE呼ばわりしたのも私なんです……
>427 了解したよ。あの時は…水を注して済まなかった。 常に紳士たれ。小官はこのスレで貴重な経験をさせて頂いた。 失敗からネット上のマナーを学ぶ事が出来て幸せだと思っているよ。 …マナーと言えば…日本人の常識は果たして通用するのだろうか…? 『向こうの世界』の面々に。…流れを戻そうでは無いか。ウム。
ラノベ板を見てきた。 起源論争が不毛であるという意見は出ていたが、一言 あっちでは反論にフェデロフを持ち出して小官殿を嘘呼ばわりか。 でもM1916は結局歴史の中に埋もれてその後ソ連が大量配備したのはラグチャレフや シュパーギンといったサブマシンガンだった。 後のAKへ繋がる突撃銃の祖になったとは全く言い難いな。 大体ラノベ板での質問は「コンセプト」を聞いてるんだろ?なら解答はMP43で決まり。
まあ、ネット上のみでしか調べない位の興味ない資料だろうし。(ラノベ板住人にとっては) 突き詰めた所まで調べないでしょ。小銃の起源なんて。 まあ、そんな板に逝って聞いてくるアレもアレだが。
いいね。この荒んだ雰囲気。 殺伐とした感じがいいだよな。軍板らしくて。
…誘惑に耐え切れず覗いて見たら…。突っ込みが。 軍板の恥に為りたくないので、訂正して謝って来た。AKに関してはミスだ。 MPの秘匿名称は軍板では常識なので敢えて書かなかったが…。
よく考えたら、今のテンプレって小官が作ったテンプレだよな。 今思い出した。
なんつうか。 2チャンって1から10まで説明しないと変に絡んでくる奴が多くて困るよな。 普通、御飯食べる時にお茶碗と箸の使い方から教えねえだろ? ましてやお茶碗の中身も説明しなきゃ、鬼の首取った様に絡んでくる。 常識の範囲の事ですら突っ込んでこようとする輩って何なんだろうな。
覆水盆に還らず。こぼれたミルクは元には戻らぬ。 己の発言に極力、最大限、気を付けるとしよう。 一旦文字と為ってUPされれば、訂正が効かぬのだから。
…しかし小官に取って、『アカ』の兵器は鬼門だな? 前回は『RPG』で切っ掛けを作り、今度は『AK』。 アカに関わると、ろくな事が無い。向こうの埋めを確認次第、眠るよ。 では、お休み。
そこまで面倒みなくても・・・。
今見てきた。埋まってたよ。画竜点睛を欠くって勝利だな小官。AKでミソ付けなければ完全勝利。
それにしても魔術師1は凄い粘着具合だな、あちこちで陰口たたきまくってるし ACEを見た時、これ以上の厨はもう見る事が無いだろうと思ってたが… 上には上が居るもんだ・・・いや、下には下か
投弾でも行きますかね・・・
>>225 続き 真夏の鷲
少年の目の前で繰り広げられるショーは、終幕の直前を迎えていた。
戦いが始まった直後から降っていた「雨」は、その量を徐々に減らしつつあった。
余りにも圧倒的な鷲たちの攻撃により、龍の列に補いようの無い穴が開き始めた
らしかった。
時折この「雨」、つまりは帝国軍の龍乗りと龍の肉片などがF15のエンジンに
飛び込んだり、バードストライクと同じ現象を起こして悪影響を及ぼす事がある
というのは何とも皮肉だった。
鷲たちの執拗かつ熟練した襲撃により、補われなかった穴はどんどん大きく
そして歪んだ形に開いていった。帝国軍は、立て直せない程の混乱に陥っていた。
しかも自らの分家は放置という怪奇。
449 :
448 :04/04/16 02:29 ID:???
S・F ◆Pf7jLusqrYさん割り込んでしまい失礼しました。
鷲たちの襲撃が暫く続いた後、終幕のベルが大きく鳴り響いた。それは道路近くの スピーカーと車載ラジオから聞こえてきた、空襲警報の解除サイレンだった。 耳を打つ、というより脳に染みるサイレンの音が流れた後、周辺の車から歓声が 起こった。小さいながらも多くの安堵のざわめきも聞こえてくる。 渋滞は解消こそされなかったが、殺伐とした道路周辺の雰囲気は一気に消え去った。 少年もまた安堵し、運転席にいる親と少し言葉を交わしてまた窓の外を見た。 「雨」がまだ少し降る中で、巨大な穴だらけにされた龍の群は遠ざかっていった。 そしてカーテンコールに応える役者のように、綺麗な群を組んだ鷲が頭上を飛んでいった。 渋滞した道路で暇をもてあます内に、夏の日差しは少しずつ衰えて行った。 全ては幻であったかのように思えるほど、空と海には何も見えなかった。 赤く染まっていく空を見ながら、少年は深い眠りに落ちていった。 真夏の鷲 完
取り敢えずこれにて終了。ううむ、空戦描写が無い!
>>448 あ、こちらこそ失礼。〜った。で終わる文が多いなあ。
もっとこう、書き方を身に付けねば。
>>ALL
魔術師1が嫌いな方々には申し訳ありませんが貴方がたが魔術師認定された人は全くの別人です。
本人は前回の書き込み以降、2ちゃんの何処の板のスレにも書き込んでおりません。
残念でした。
関係ない人を魔術師認定するのはその人が不愉快に思いますのでどうかご遠慮願います。
というかお前ら適当なところから厨っぽいレスわざわざ探してきて「これは魔術師だ」「これもそれっぽい」とかやってんの?
楽しいからやっているんだろうけど、程度低すぎ。 自分以下。
>>446 の下には下…をそのまま返すよ。
あと自分は小官殿に「コテを名乗っておきながら名無しで嵐をするような卑劣で姑息な真似はしない」と約束したからね。 確か。 そもそも自分はラノベは好きだがラノベ板には縁が薄いし。 今までラノベ板帰れとか言われても…別に住人でも無いし帰れってどこ帰るってんだよ、という感じで。 そんなわけでラノベ板には殆ど出入りしていない事も明言しておく。 ラノベ厨=ラノベ板住人とは必ずしも限らないのでそこのところに注意よろしく。
>>魔術師1 仮想敵国が嫌いな方々には申し訳ありませんが貴方がたが防衛対象国認定された国は全くの別国です。 本国は前回の戦争以降、日本の国内の官民の機関に圧力をかけておりません。 残念でした。 関係ない国を防衛対象国認定するのはその国が不愉快に思いますのでどうかご遠慮願います。 というかお前ら適当なところから厨っぽい国わざわざ探してきて「これは防衛対象国だ」「これもそれっぽい」とかやってんの? 楽しいからやっているんだろうけど、程度低すぎ。 我が国以下。 ACEの下には下…をそのまま返すよ。
>>454 >別に住人でも無いし帰れってどこ帰るってんだよ、という感じで。
分家。
>>魔術師 こっちに来て絡んでないで、分家を盛り上げろよ。
某魔術師は正に↓の箴言に当て嵌まる。 「みんなが従っている意見にどこまでも頑固に反対する人がいるのは、 不明のせいよりも傲慢からであることが多い。 正論の側の上座がふさがっているのを見て、下座につくのは嫌だというわけである」 ラ・ロシュフコー
魔術師1はただの「認めて君」だろう。 パパとママの愛情が足りなかったのか、努力してそうなったのかは知らないが。 「Yes」と言っておけば、満足して帰るさ。
魔術師1 テメエは分家で引き篭もってろ! カス!
朝日新聞に、まるでこのスレのためにあるようなニュースが掲載されました。
もし食料輸入が止まったら…卵は10日に1個 農水省
「もしも食料輸入が完全に止まったら、卵は10日に1個、牛乳は5日でコッ
プ1杯……」。農水省が、万が一の非常事態を想定した「模範メニュー」をま
とめた。多量の飼料がいる畜産物は、生活に必要なカロリーを賄うには非効
率なので、めったに口にできなくなるという。ふだんの食卓がいかに輸入に
頼っているかを示し、食料自給率の向上を訴える狙いだ。
大人の普通の生活に必要な1日あたり2000キロカロリーを、国内生産物
だけで取るのが前提。典型的な献立は、朝食と夕食の主食は茶わん1杯の
ご飯。おかずは粉吹きイモが朝夕1皿ずつのほか、朝食はぬか漬け1皿、夕
食は一切れの焼き魚だけ。肉は10日に1度しか食べられない。
昼食は焼き芋2本とリンゴ4分の1だけ。このほか、朝食の納豆は3日に1
パック。原料となる小麦の大部分を輸入するうどんは3日に1杯だ。
食料自給率を現在の約40%から100%に上げるには、熱量効率の高い
作物に代える必要があり、多くの農地がイモとコメ用に転換する必要がある
という。 (04/16 16:58)
http://www.asahi.com/national/update/0416/023.html
>456 分家が出来る前の事でしたし。 >457 今回は貴方がたが自分に絡んでいるのだと思います、サー。 他所のスレまで行って自分によく似た厨をわざわざ探し出してくる辺り。 >458 「自分の主張しているのが正論とは限らない。 相手が主張しているのが正論とも限らない」 見方が違うから議論は成り立つのです。 >459 努力した結果こうなりました。 報われないから努力とも言いますね。 >460 そうしようと思っていた所、これです。 わざわざ自分を召喚しないでください。
>小官殿へ私信。 リンク先のスレにて「魔術師1」認定をされた他所の厨房は完全に別人です。 認定を行なった人間がどのような意図で似たような厨を見つけ報告してきたかは分かりませんが このスレ以外の場所まで出張って書き込みを行なうのは、どうかと思われます。 その際はコテを名乗らぬほうがよろしいかと。 魔術師と小官殿の確執を知る他スレの住人が見れば逆に粘着扱いされる恐れもあります。 また、他の諸氏も他所のスレにて魔術師叩きの書き込みを行なうのはそのスレに対する荒し行為とも受け取られかねません。 そのスレが厨による荒し、あるいは荒れた状態になっている場合、煽りを行なう人間等がこちらのスレに逆流入してくる可能性もあります。 少なくとも、良識ある行動とは思えかねます。 そして、このスレは「魔術師1を叩くスレ」ではございません。 自分に文句があるのでしたら分家に来て批判のスレを立ててそこで好きなだけ叩けばよいでしょう。 このスレや他所のスレで行なうのはスレ住人に迷惑と不愉快だけをもたらすと思います。 以上です。
また湧いたか… 寂しいのか?
…まあ、良識以前に、コテ付きで出張せねば為らなかった理由がそもそも有る。 「一回戯れに書き込んで見たら、誰かに文体模写されてさらに『行空けて煽り』する」 人間が現れた御蔭でもあるのだが、ね。あの時点でたまたま覗いてコテで弁明して いなかったら確実に、小官だと思われてしまったろう。 それも3点バースト肯定派と云う、汚らわしい称号と共にね。好き好んで乱入 したいとは思わんよ。小官とて自分のSS書きたいし。静かにやりたいよ。小官も。
>464 分家創設の際のやりとりを、小官はまだ覚えている。…有難う。 こうして叩かれる事を解っていて、それでも来て弁明してくれただけで、 「漢」に甘い小官のハートをガッチリ鷲?み。引き続き頑張ってくれ。 男子は家を出ると少なくとも7人の敵が居るそうだ。健闘を祈る。
…掴みの古字体が出ないのか…。機種依存文字は使わん方が良いな…。
>>465 放置したまえ、自分が最後にレスするか、相手の謝罪のレスで喧嘩が終了しなければ納得できない人間は多い。
そう、自衛隊の理念を貫き本土決せ……もとい専守防衛に徹すべし。
自分は汚名返上のために良質と呼ばれるようなSSを分家、もしくは本スレに投下したいと思っていますが 「何か書き込むだけでレス内容に関わらず過剰反応する人が荒れる」 「自分がすぐ冷静さを失って厨房的発言をする」 「すでに汚名がヘドロのように固まっている上に今回のように汚名を上着せさせようとする人もいる」 などの要因により少しばかり、どうせ評価が変わることは無いんだろうからいっその事本格的に荒らしになってやろうかと再び考えたくなるくらい凹んでいます。 RPGと64式小銃の時からそうでしたが自分の書き込みに対して叩かれるのと自分が厨反応を示すのは逃れられない運命なようで。 人間は生まれた環境がその後の人生を決める、はけだし真理ですね。 まあその最悪の状況を何とかするために努力するから人は前に進めるのですが。 人種差別問題しかりバースト機構の実用化と兵器の技術向上しかり。 ベターが無理でもベストが、ベストが無理でも次点が。 少なくともベターが出来ないからといってワーストな選択に甘んじるのは怠惰と堕落ですよ。 理想主義で現実を見ていないと批判されるのは覚悟の上ですがね。 でも、理想とは現実にするために努力してこそ理想です。
…
>>459 の指摘している事も事実ではありますがね。
またか…
『歴史上最も有効な異民族政策は民族浄化である』 ことを実例を交え参考文献をあげて論理的に論破することもできんのなら消えろ
.
>>471 投下しろ。
そうすれば無条件で
「絶対誰にも文句のつけようの無い詳細で論理的に考察された非の打ち所の無いSS」
と認定してやるから、
以前に宣言した通り、このスレから永久に出て失せろ。
>>471 えーとだな
2ちゃんでする自己弁護ほど虚しい物もそうそう無いぞ
悪いこたー言わねぇからもうやめとけ
せっかく小官がわざわざデバって話をまとめた所なのに、あえてまた出るか。 情けを情けと認識できない厨房って哀れだな。 これは徹底的に潰さなきゃいけないか?
逆恨みも甚だしいな。 自業自得じゃねえか。 イラクの3馬鹿と一緒。
どうせコナン見てるんだろうから、おそらく11時過ぎまでレスはないだろうな。
というか、なんで魔術師1ってこうまで嫌われてるの?
>>476 じゃあ俺も練習しておこう。
「ぜったいだれにももんくのつけようのないしょーさいでろんりてきに
こーさつされたひのうちどころのないつうじょうどうりょくせんですね」
(明後日の方向を見ながら棒読み)
>471 …黙っていれば良いのにわざわざ「強烈に臭う鼬の最後っ屁」をこいて逝くとは…。 次はイタチどころか「スカンクワークス」元へ、スカンクに匹敵する屁をこくのか? まあ、守らねばならぬモノの為に必死になった結果であるから…と弁護しても…。 お願いだ。小官をこれ以上失望させないで呉れないか? お互いイイ大人として、な?
>484 彼はリア厨です。 自分でそう言ってました。
>>485 真性厨房とは言っていたがリア厨とは言っていなかったような。
社会人(自営業)とはほざいていたが。
>481 ほとんどの住人が辟易している板違いの話題を拡げまくり、 住人がそれに注意をすると挑発と勘違いしてはしゃぎ『自称厨房』を宣言。 誰も聞いてない持論を長々と演説し、 なおかつ現役のよもやま話にまで食い付いてくる始末。 他のスレならともかく、このスレの雰囲気には基本的に合わないのは明らかなのに、 なぜか懲りずに夜6時から12時近くまで居着いている奴。 アニメがやってる時間帯は基本的にいない。
…元服の年は過ぎているだろう。責任年齢の14歳を越えていれば問題無い。罪は問える。 おっと、罪では無いな? モノの道理の善悪の区別が付くと小官、言いたかっただけだよ。 まあ、近年精神年齢は「実年齢−10年」と巷間でささやかれているのだが…ね。
【小児型強弁】子供のように、論拠もなく自分の主張を頑固に繰り返す。 【失礼】高圧的。見下した態度。ぞんざいな言葉遣い。馴れ馴れしい。 【速断】十分な証拠や根拠なしに断定してしまう。論理の飛躍が伴うことも。 【論理の破綻】主張が論理的に破綻している。主張が矛盾している。支離滅裂な主張。 【誤った根拠】根拠や証拠に誤りがある。 【架空の議論】 或る情報や意見を自説に有利なように表現し直し、それを元に議論を進める。 自説を肯定する部分のみを強調し、それの有効範囲やよりどころとなる筈の前提や有効範囲、 否定的側面には触れないか、好い加減な考察しかしない。ミスリーディングが伴う。 【話を聞かない】 議論の相手の話をきちんと聞かない。 (※例:何を言われても悪くとる。議論の相手が主張していないことに反論する)
>>487 平日昼間にレスしてくることもなかったか?
しかし近年の「ぺド」路線は危険だ。民族の存続上非常に拙いと言える。 幼女、と言うか少女好きは日本の伝統だ。しかし最近は「純粋」である事を、 己の「ファンタジー」を女性に叩き付け過ぎる傾向に有るように思えてならん。 柵の中の、下の者達のその…「猥談」を聞いて思うのだが…。赤面しながらな? 『グラビアにBWHの「スペック」が無いと頭で想像出来ない』らしいのだ。危険な兆候だ。 生身の女性を受け入れる度量の有る男が今後、増える事を小官は願うよ。『漢』達よ!
【教えてあげよう】自分の意見の正しさを他の議論の参加者に教えてあげよう、という立場で意見を述べる。 ※例 議論の場で共通の前提になっていないにも関わらず、自分の意見は正しいんだ、という前提で意見を述べる。 互いの意見を理解し合って共に見識を高めて行こう、というスタンスでなく、自分の意見を如何に 相手に判らせるか、というスタンスで意見を述べる。 【みんなそう言っている】自説が多数派であるかのように主張し、自説の正当性を訴える。 【自分は特別な人間】他人にするなと言ったことを自分は平気でやる。自分の主張だけを特別視する。 【場外乱闘】他所(よそ)での議論を持ち込む。 (※例:他所で自説に反論した人に対して、他所での議論の続きを持ち掛ける。他所での議論を根に持つ) 【ないものねだり】 事実や出来事等を、現実の証拠ではなく、そうあってほしいという願望に基づいて解釈する。 確証バイアスがかかっている状態。時に自己欺瞞を伴う。 【ピグマリオン症】実在とモデルとを混同する。 【信仰】論拠なく信じる。 【妄想】ありもしないその人の想像や妄想に基づいた主張を行う。
このスレ的にちょっと役立ちそうな記事を見かけたので転載
ttp://www.asahi.com/national/update/0416/023.html >「もしも食料輸入が完全に止まったら、卵は10日に1個、牛乳は5日でコップ1杯……」。
>農水省が、万が一の非常事態を想定した「模範メニュー」をまとめた。多量の飼料がいる
>畜産物は、生活に必要なカロリーを賄うには非効率なので、めったに口にできなくなると
>いう。ふだんの食卓がいかに輸入に頼っているかを示し、食料自給率の向上を訴える狙いだ。
>
>大人の普通の生活に必要な1日あたり2000キロカロリーを、国内生産物だけで取るのが
>前提。典型的な献立は、朝食と夕食の主食は茶わん1杯のご飯。おかずは粉吹きイモが朝夕
>1皿ずつのほか、朝食はぬか漬け1皿、夕食は一切れの焼き魚だけ。肉は10日に1度しか
>食べられない。
>
>昼食は焼き芋2本とリンゴ4分の1だけ。このほか、朝食の納豆は3日に1パック。原料と
>なる小麦の大部分を輸入するうどんは3日に1杯だ。
>
>食料自給率を現在の約40%から100%に上げるには、熱量効率の高い作物に代える必要
>があり、多くの農地がイモとコメ用に転換する必要があるという。
まあこれは、食料「だけ」輸入停止という前提での、それも楽観的なものだろうが‥
自衛隊ってさ、国をさ、マモルんだよね。だったらさ、2ちゃんとはいえ マナー モラル ルール って大事だと思うよ〜〜。
>>491 30歳まで童貞を守り抜き、見事「魔法使い」に昇進する覚悟であります、サー。
食料自給率については、戦後すぐから問題とされてきた。だから皆、農業に力を入れた。 現在アメリカが日本に強気に出られる理由が、実は「メシの種」を握ってしまっている のでは、と小官、下種の勘ぐりを演って見る。ライフスタイル、消費傾向をアメリカナイズ されれば必然的に消費される物資も増え、従来のモノに見向きもしなくなる。 外圧で減反、牛肉、オレンジ等、強いられた日本。唯々諾々とそれを呑んで来た政治家。 外交は未来を見据えて、自国に有利に成るようやるものだ。…将棋の打ち手がヘボだと、 目も当てられぬ。解っちゃ居るけど、もう引き返せない段階なのだよ…。と言って見るが、どうだろうか?
>494 それは失礼。以前に小官、SSで>491よりもっとキワドイ描写やった事が有る。 まだモラルの許す範疇だと思っていたよ。…中は男の論理で動くのでね。何が 下品なのか時々解らなく為る時が有る。指摘有難う。気に障ったのなら、謝罪しよう。
>>494 マナー=礼儀・・・道路交通法遵守。出兵した際には借り上げ等きちんと手順を踏みます。
モラル=志気・・・日本を守る心を持ってます。基本的に防衛戦になるから士気は高いはず。
ルール=規定・・・無茶なR.O.Eも守ってます。ネガじゃなくてポジで対応してあげようよマジで。
守ってると思うぞ。
>495 …敬服に値する。貴君の為に、逸話を少し述べよう。 戦国時代末期から江戸時代初期。下級、中級武士、実戦を戦った武士は、 実は60まで童貞が「ザラ」だった。たった一人の己の惚れた殿のため、死ぬ。 いつでも、死んでやる。そんな心意気で、生きてきた。嫁の話が出ると本気で 嫌がったそうだ。そして、周囲の勧めに渋々応じ、妻を娶る。…妻は、十代。 そんな組み合わせさ。貞操観念を持つ良い若者が…増えると良いな? 君は音に聞く『アブラメリン魔術』を使える27以上なら、目指して見るのも一興だが。
>>496 戦後の話だが、援助だったかの脱脂粉乳、本国では家畜のえさだったり。
ごみ捨てのつもりだったとか。
魔術の中でもよりによって失敗すると発狂か自殺が待つアブラメリンを薦めるとは 流石だよな小官殿であります、サー!
確かに乳漿(生乳からバター・チーズを分離させた残り)を家畜の餌にすることは多いが 栄養価が高くて飼料として優秀だからであって、ごみってこたぁなかろう ンなこと言ったらビールだって家畜の餌に使われてるわけだし
>>491 あのっ・・・赤面した小官殿に萌えた私はどうすれば・・・
今日発売のねぎま見て思ったんだが、 帝国側の魔法学校に(現役でも退役でもいいが)自衛官が教師として招かれるってネタ面白そうじゃねぇ?
>500 その意図はどうあれ、物資は役に立った。戦争は喰えなくなると言う教訓を、 日本国民にその身を以て感じさせた。脱脂粉乳の味は酷いと、その当時の逸話は 軒並み謳っている。むしろ物資が家畜に与えられて居れば、我が国を支えるはず だった各分野の人材が、払底の危機に晒されたであろう。…臥薪嘗胆。 武士は耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、真の目的の為に戦わねばならん。 死を美化する教育をされた時点で…美しく滅び行く事は必然だったろう。 死は、滅びは確かに美しい。しかし軍人は飽くまで戦い抜くのが使命では なかったろうか? しかし小官は、旧軍の敢闘精神を貶める気はさらさら無いが。
グアムで見つかった人って誰だったっけ? あの人は凄かったよな。
個人的に>504みたいな話を小官殿に書いてもらいたい。 F世界のインテリガキの魔導師見習いを自衛隊式に教育(洗脳?)する話。 某コテにも皮肉になると思うんだが・・・
小野田氏、横井氏の例を揚げるまでも無く、戦い抜いた大日本帝国臣民は多い。 しかし飽食の時代にある我々現代日本国民は…戦える、と言うより生き抜けるの だろうか? 食物の『生』の姿を知らない世代が増えている。魚は切り身のまま 泳いでいると真顔で言う子供も、居る。肉は木に実るものだよ、と嘘を言われても 信じてしまうだろう。まず生き物の『死』を見せよ。 昨今、残酷・残虐な事件が増加傾向なのは『命の価値』が解らぬからだ…と言ってみる。
>507 しばし時間を呉れないか? 以前に書いた奴が中途だが、食指が動く。 意図はともかく一発演じて見て、不評ならばそれでオシマイ。それで良いかな?
魚は捌けるんだが、鳥は絞められるかどうかわからんなぁ…… F世界に放っぽりだされたら、下手したら斬り殺すなり撃ち殺すなりしたゴブリンを食わなきゃいかんのだろう? 不味そうだなぁ……衛生状態悪そうだなぁ……よく洗ってしっかり焼いて食えば大丈夫かなぁ……? でも水があるとも、火が使えるとも限らないしなぁ…… なんか「……」が多いなぁ……
そういえば最近は、おにぎりが作れない母親も多いとか言ってたっけか・・・。
まほーつかいに自衛官が教えることって何かあるか?騎士の養成所とかならまだわかるけど。 普通に学者さんで十分だろうに・・・ ってか小官殿が以前書いたのって、自惚れ魔法使い餓鬼のせいで先生・生徒一同が銃弾の 餌食になるっていう・・・あれですか?
>512 要するに>508と言う事だ。 紙の情報も大事だが現実を見る事も大事と言う事だ。 学者にとってもフィールドワークってあると思うし。 魔術師の卵に『戦士』の思考と技術を教える事は不利益な事じゃないと思う。 あと、別に自衛官が教える事が戦い方とかだけではないと思うが。 日本の風土とか思想とか、なんでもあると思うぞ。 何故自衛官が教えるのかは、イラク情勢と同じと言う事で。
「自分は、里井 天威二等陸曹です。今日からこの学校の特別教師として任命されました。 と、優しく言っていたら…この体たらくか? フム…『全員気を付けィ! 』 」 教師の後に続く見慣れない闖入者の存在について騒ぐ、魔法学校の生徒達。未だ『念話』 が使えぬと弁明する教師の言に耳を貸した男は、『娑婆流』にやる事を一瞬にして放棄した。 日本国が『帝国』と手を結び、相互の人材育成のためのプログラムを編成する必要性から この男、『さとい・あまい』こと、教育大隊内では『リー・アーメイ』と畏怖されるこの男が 派遣されたのだった。教師として、己の為すべき事は? 天威は己の役割に悩んだものだ。 しかし、その悩みは大講堂に入って直ぐに吹き飛んだ。天威は甘ったれた餓鬼が大嫌いだ。 子供は好きだが、躾けの為っていない自意識のみが拡大した『餓鬼』は、修正せねば。天威は 黙った子供達の顔を壇上から見上げた。ツカミは…OKだったのか、皆天威を見降ろしていた。 里井天威2曹の強烈無比な助教生活が、たった今から、始まろうとしていた。 …続く?
軍曹召喚の予感。 おもろそう。
速攻で例のシーンと罵詈雑言が脳裏に浮かんだ自分は末期だ
/ノ 0ヽ _|___|_ ヽ( # ゚Д゚)ノ | 个 | ノ| ̄ ̄ヽ ∪⌒∪ とりあえず軍曹を呼んでおきました
教師の主人公を描くって結構いいかもな。 生徒に教える描写を使って作者の言いたい事が表現しやすそうだし。 現地での交流とかF世界の人達の描写とか、書くネタにも事欠かないだろうし。
天威は小声で傍らの若い女教師に囁いた。自分の予備知識を確認するためだ。 「キリャム先生? この学校は確か初代皇帝のお声掛かりで創立され、卒業生は 国家魔導士として勤務する…そうでしたね? 彼等は戦闘をする。自分の認識 に相違有りませんか? 」 「は…はい…。私は…戦闘魔導士としては適正が無いと看做され…」 天威は怒りに似た感覚を抱いた。教師に一流の人材を配置せぬ、だと! これでは 帝国が衰退傾向に有るのも無理は無い。二流三流以下の人材を教師にするのだけは止め させなければ為らない。自衛隊では勤務優秀者や成績優秀者が助教に選抜される。 助教。教官の指揮下に付き、直接隊員教育を実施する隊員。教官は尉官だが、助教は 若手の曹クラスが担当する。教育に携わる者が『一流』の姿を見せられない様では、 被教育者は幻滅し、まず『舐めて』かかる。『舐められない事』は天威にとって急務だった。 「『気を付け』! と言うのはその場に起立を促す号令である! 解ったら起立だ! 」 のろのろと、おずおずと立ち始める生徒達が全員起立し終えるまで、彼は待ち続けた。
「君達は国費により養成される魔導士候補生で有る! 依って自分は君達の 事を『諸官』と呼ばせて貰う! 見知らぬ者が来たからと言って騒ぐな! 諸官の中には宮廷に上がり、外交にも携わらなくては為らぬ者も出て来る! 異邦人との折衝にも当たらねばならん! 諸官は国家を今、この瞬間にも 担っている事を忘れるな! …着席せよ」 のろのろと座る生徒等に、天威は硬く拳を握り、奮わせた。まあ臨時教育隊の 一般2士相手の教育と思えば…! しかしまだ奴等よりレベルは上だ。命令は、 一応聞く。天威は全員座るのを辛抱強く、待った。3分経過後、全員着席した。 「気を付けィ!!! 」 天威は再び号令を掛けた。素早く起立した者は全体の3分の1。それに気付いて 立ったのが3分の1。きょとんと座ったままなのが残り3分の1と言った所だった。 3分の1=20人。全部で60人の撰ばれし生徒達。連帯感と克己心と責任感を身に 生徒に付けさせる。天威は自分の任務を今ハッキリと認識した。 もう、だれもこの男を停められない。男は使命に目覚めてしまったのだから。
で、一旦切るよ。気が向いたらこの「気を付け」ネタの続きを演る。では、また。
>>510 多分、塩か水があれば食べる分には何とかなるでしょう。
小官殿、乙です。
うわ〜 めちゃくちゃ燃える展開。
>>504 ねぎまって何?ヤキトリ…じゃないよな?
マガジン連載中のマンガ。 魔法使い見習いの子供先生が女子高生を教育する話。 あんまり話題を膨らます事無い程度のマンガですよ。
まぁ、アレはアレで一種のふぁんたじぃ世界ではあるが……w
小官殿、乙です。 手が早いですね、しかも美味しそうなネタをしっかりと盛り込んでる。 このあとの展開が気になります、FMJノリでも面白そうだし、いっそ キンダーガートンコップに行っても良さそうだし。 どうにでも持っていってくれそうで想像が止まりません。
この後は「野獣教師」路線になるにIG
>>519-520 米軍海兵隊だと最初に全否定してどん底に落とし、それから『海兵隊』として構築って形ですが、
お米の国の兵はやっぱり今でも責任と誇りを自覚させるところからなんですかね?
カキコ出来るようになったので
>>66-68 の続き投下します
本陣から鉦の音が鳴り響く。 ゴブリン歩兵団百人隊長のギギが僅かに振り返れば本陣には赤旗がはためいている。 将軍、勝負に出たな。 敵は戦列を整え終えようとしている、まもなく敵側の総攻撃だろう。 大きく息を吸い込み兵達に叫ぶ。 「今回の勝敗は俺たちが鍵だ! 魔王領のために絶対には負けられん。人間族に俺たちの意地を見せてやれ!」 合い言葉を織り込んだ激励が飛び、配下の小隊長らは頷き返す。 「おう!!」 前衛央軍たるゴブリン歩兵が僅かに前に出た時、敵軍が動き出した
戦闘は最終局面を迎えようとしていた。 敵軍が地響きを立てて突撃を開始する。 100mを切っていた距離が見る見る詰まり、一度は整っていた戦列もあっという間に乱れ、怒濤となって叩きつけられた。 最初の瞬間に数十もの兵が死に、僅かの間拮抗する。 その間にやっとの事で敵を殲滅させた我が軍の飛兵が、僅かに残った力で地上掃射を行った。6発ほどの火球が炸裂し、飛兵らはこちらに向かい、先ほどまで本陣があった所の、さらにその向こうに避退する。 「すまぬ、将軍。ろくに役にたてなんだ」 こちらの上を通り過ぎるときに、皆傷つき魔法も火球も尽き果てたぼろぼろの姿でなお詫びる飛兵らを見おくり、再び前を見据えた。 「我らが兄弟達に恥じぬ戦いを!」 「応!」 地竜らは静かに闘志を燃やしながらその時を待っていた。
戦況は突如動いた。 前列央軍のゴブリン歩兵団が崩れ、下がり始めたのである。 敵軍はそれに乗じ中央突破を狙い、両翼の軍勢を中央に集中し出した。 図らずもくさびを打ち込んだかのように食い込み、ゴブリン達を抜いて後列に達した時、 彼らを待っていたのは地竜達のはき出す爆炎だった。それに続き、魔導兵達の電光の乱舞。 そして両翼からは怒りに燃えたゴブリンらを先頭にした歩兵団が、前面からは地竜と重装歩兵の突撃が一挙に敵軍に襲いかかった。 三方から同時に襲われてしまえば重装歩兵であろうとも全て防ぎきる事は出来ない。 まして隊形は混乱し、地竜の猛攻に前面は押し返されて下がることしかできない。 敵が僅かに残った騎馬を側面攻撃に向けるが、こちらも騎馬で押し返す。 そして、騎馬が側面にたどり着く前に、敵軍の混乱は恐慌へと転化した。 後退りしながらも戦っていた者達が背を向けて走り出し、それは時間が経つにつれ増大していく。 敵陣からは銅鑼の音が鳴り響き全軍が後退、いや敗走に移る。 追撃戦の開始である。
首将たるギャラハッドは最初の攻撃に全力を注ぎ、火炎を吐き、強大な魔力衝撃波を叩きつけると僅かな警護兵を引き連れて前線を離れていた。 乱れた呼吸を整え、大きく深呼吸を一つ。 後衛を抜け、改めて戦場を見ると地竜が突撃を開始したところだった。 「勝ったな。何とかなった」 地竜は強い。 無論万能ではあり得ないが、ゴーレムは動けず、騎馬は走れず、魔導兵の魔法が飛ばない現状で止められることはまずない。 無論、兵の中に「竜殺しの勇者」なんて者が居れば話は別だろうが…… そしてなにより、地響きを立てて突撃してくる地竜は純粋に『恐ろしい』、相対した兵が志気を保てない程には。 それを証明するかのように敵陣からは銅鑼の連打が聞こえてきた。 撤退の合図だろうか、敵兵が後退していく。 彼は牙をむき出しにして笑うと近くにいた兵を呼びつけた。 「両翼後列の百人隊長に伝令! 手勢を纏めて左右から挟み込むように追撃させろ。 その際は逃げ道は絶対に塞ぐなよ、必死で反撃されると面倒だ。 こっちが片づくまで無理をするな。 以上だ。おまえは左翼、おまえは右翼に行け」 あわただしく敬礼すると弾かれたように左右に駆け出す兵を見て もう一人兵を呼び、飛兵隊に走らせた。
今や楔は抜け落ち、ただの敗残兵と化した集団が陣から弾かれ、左右から削られ、倒されながら後方へ引いていく。 途中、僅か10に満たない兵が隊を組んで向かってくる事が何度かあったが、ほとんどの兵はただ逃げるだった。 そして…… 武器も、鎧も捨て、身軽になった健常な体力のある兵のみが野営地を越えバラバラ逃げ去っていった。 日暮れまで半刻を切った時点でギャラハッドは軍を引き、敵の野営地や戦場から戦利品の回収を命じ野営地に引いた。 そして日が落ち、一夜が明けてもイースペリアの軍使は来なかった。 回復した兵らを配置し、古式に則り使者を待つよう布陣したのが4刻半。 日が中天に上っても軍使が来ない事に業を煮やし、飛兵を放ったのが6刻。 敵兵が影も形もない事が判明したのはそれから半刻の後の事だった。 困惑を隠せないギャラハッドが椅子(?)にもたれ、雲一つ無い空を見上げた。 「どうなっているんだ。この戦いはどうなるというのだ」 しかしそのつぶやきに答えられる者は魔王領軍に80人の捕虜を含めてさえ誰もいなかった。
本日分投下完了
F世界自衛隊介入前戦争編はこれでおしまい。
これに自衛隊を絡ませてどうにかする予定。
ここ何日か「公開プロキシが〜」とかいわれてカキコ出来なかったのでちょっと困ってました。
>>510 自分は生物系の出だったので、鳥の解剖とかやった時、絞めるのはやりました。
エーテルで殺すのもやったなぁ。
絞めるのはともかくある程度知っていないと食用に出来る部位とか判らないと怖い。
あと「とりあえず揚げる」と大体の者は食べられる予感。
砂肝!ハツ!夜中なのに腹減ってきたw
気を付けよう、その一口が微笑みデブの元!
>>521 燃えるSS投下ありがとうございます!
状況設定も含めて話が続くと嬉しいです。
自分は「皇国の守護者」の「特志幼年学校」のエピソードが好きなので
乙であります。文中の地竜というのはどんな生き物なんでしょう? アンキロサウルスみたいな奴でしょうか? 魚はキャンプでやった位ですかねえ。解剖は見たことなら。 鳥は血抜きと臭い消しをきちんとやらないと、食べられる人は少なそう。 鼻が詰まっててもかなり生臭かったし・・・揚げるのは良い手でしょうね。
だがそうそう大量の油があるとも、料理に使えるとも限らない
実は土竜(もぐら)だったりしてw
>>543 火を吐き突撃する巨大モグラ・・・モグリン?
ファンタジーと思いきや科学の結晶が(ry
ドリルは男の浪漫。そこには夢と希望と力が詰まって(ギュイイン
>>542 頑張ってアブラナを育てよう。小学生でも育てられるから。
>>543 火を吐き突撃する巨大モグラ・・・モグリン?
ファンタジーと思いきや科学の結晶が(ry
ドリルは男の浪漫。そこには夢と希望と力が詰まって(ギュイイン
二重投稿スマソ。お詫びにちょっとした小ネタでも・・・
外出予定だったが、気が向いたので、続ける。ああ、雑談を続けても構わんよ。 これから直接即興で書くのでね。最初に言って置く。割り込んだら、スマン。
あと15分以上は掛かる。…慣れぬが…メモ帳でやるよ。 投下予告するので、好きにやってくれ。予定変更する。では、な。
小ネタ 日本はかつて、超高齢社会になると言われていた。人口の4人に1人が 老人になり、桁違いの社会福祉予算が必要になるとされていたのだ。 その為に日本は将来において、大変苦しい思いをするであろうと思われてきた。 だがしかし現在では、それもまた失われた良き日の思い出でしかなかった。 「状況は?」服に色とりどりのバッヂを付けた男が、側にいた者に訪ねた。 側にいた者はホワイトボードに貼られた地図を細い棒で指し、応えた。 「現在、武装難民及び王国義勇兵団は琵琶湖南岸付近を移動中。 目標は京都と思われます。」 ホワイトボードに貼られた地図は、誰もが見慣れた日本の地図であった。 そこには毒々しい赤で難民の進行路と、主要集団を示すピンが張られていた。 現在日本国内には、総数約二千万とも三千万とも言われる経済難民が 発生していた。その原因は様々であったが、引き金は一つに絞ることが出来る。 日本国「召喚」、日本人達が主に「転移」と呼んでいる出来事であった。
日本が崩壊した直接の原因は、その構造産業に求められるだろう。 日本の主要産業が加工輸出である事は、誰もが知っている事だろう。 そして第一次産業が大きく圧迫されている事も。 それは善悪高低という問題ではなく、ある種の時代の流れと言えた。 世界経済が国際分業という大きな流れで動いてきた中で、日本は一時その頂点に立った。 最大限の利益を得られる、最終段階の加工に産業を集約する事で世界の一部を まがりなりにも支配してきたのだ。 しかしそれが平和と安定の中にある繁栄でしか無いことも事実であり、 今回の事態ではその内の「安定」が消滅したのだった。 日本国はある日突然、見知らぬ世界へと「召喚」された。それが原因で 主要取引先だった各国の市場は物理的に消滅した。これが崩壊の始まりであった。 一端区切ります。小官殿、どうぞ。
>>520 「最初に素早く立った者は壇上から見て右翼席に移動! そのまま起立せよ!
周囲を見て立った者は中央席! 移動したら着席せよ! …最後まで、座って
いた奴は左翼席へ移動! そして着席! …付記事項! 自分は誰が座って
いて誰が素早く起立したか全部記憶している! 以上! かかれ! 」
天威の剣幕に気圧されたのか、生徒達は意外と速やかに天威の指示に従う。
全員の移動と指示された動作を行うのを確認した天威はおもむろに口を開いた。
「右翼席の諸官! 貴官等は平均以上の知性を持ち合わせて居る優秀者である!
一度解説を受けたのみにも関わらず、命令に従える機敏さも備えているぞ!
中央席の者! 命令に従う態度は良い! だがその躊躇する間が戦闘に措いて、
致命的な攻撃を受ける元凶となる! 左翼席の奴! お前達は本当に魔道士候補生
なのか? 命令を理解する知性すら持ち合わせんのか? 自分の知っている、市井
の子供達の方がまだ賢い! 失格までとは言わんが、国家魔導士としての資質を
疑うぞ! 今度も失態を見せるならば国費を食い潰す寄生虫と看做し、皇帝にその
旨を自分と日本国の名に措いて上申する! 名誉挽回したいのなら命令に従え! 」
天威は頸をゆっくりと右から左に動かし見渡しながら生徒を見遣り、左翼で停めた。
右翼席の者は褒められた優越感に浸るでも無く、黙って天威を見ていた。適度な緊張感を
保つその態度に、天威は満足した。中央席の者は右翼席をチラチラと横目で見遣っていた。
少し「鍛えれば」、まず使える様になるだろう。そして左翼席の者は…劣等感と屈辱に苛ま
れていた。入学してからこれまで、罵声など浴びた事など無いのが、その様子から天威は、
理解出来た。魔法も使えないクセに、とあからさまに睨む者まで居た。修正のし甲斐が有る。
勘に障った天威は左翼席に鋭い視線を飛ばす。天威は、5日前まで原隊の普通科連隊で 敵の『諸国連合』と血みどろの戦闘を繰り広げて来た。教育期間に為ると、原隊から 教育大隊へ助教として召集される『常連』なのだ。移動命令に従い着隊し、教育大隊長 に『申告』を行った後に、次の命令が待っていたのだった。移動に次ぐ移動で、天威は ここに、魔法学校に居る。まだ、浴びた敵兵の血の匂いが抜け切らないままに。 「思い上がるなよ? 魔法が遣えてどうだと言うのだ? 自分は戦闘中、魔導士を 何人も何人もこの手で屠って来た! 幾つもの術をこの身体に喰らって来た! 炎熱! 氷雪! 雷撃! 疾風! 呪殺! 儀式大魔法! だが自分は生きて いる! どう云う意味か解るな?! 貴様等の様な素人ではとてもこの自分を殺せん と言う事だ! 「ジュガムイの戦い」は聞いて居るな? 王国連合の戦闘魔導士が 一斉に我が帝国連合軍を奇襲したが、全滅した戦いだ! 第33普通科連隊の名は 知っているだろう! 自分は5日前まで其処に居て、実戦を経験していたのだ! 貴様等など素手で何時でも殺せる事をその足りない頭に言い聞かせて置け! 」 ガタン、と誰かが背後で音を立てる。天威が振り向くと…キリャム教師が卒倒していた。 どうやら自分の知らぬ間に『殺気』を放出していたらしい。教師は戦場を知らぬと言って いた。強烈過ぎたらしい。教師を抱き上げ椅子に凭れかけさせると、天威は咳払いをした。 私語を囁く者は…皆無だった。天威は満足し、頷く。これだ。この雰囲気だ。こうで 無くてはイカンのだ。教育は真摯に行われなければならぬのだ。 「次は、『休め』だ。この号令が掛かったら、着席せよ。但し、着席していて、 『気を付け』が掛けられた時のみの場合だ。直立時に掛かった場合は、また 別の意味合いを持つ。今回は前者の意について用いる! 『休め』! 」 立っていた者全員が『我勝ちに』素早く着席する。天威は頸を左右に振った。まだ、駄目だ。
此処で切る。次は『統制』についてのネタを入れる予定。なかなか「燃える」展開まで至らぬが、スマヌ。では、また。
和製ハートマン・・・・・昔の教育隊ってこんなだったのかなあ。
33普連…第10師団ですか。
PTA(みたいなのが)学校に怒鳴り込んで来るも「金八」みたく、 「町内会長さん」みたいなのが「ワシが子供の時は〜」と教官を庇いそうな予感。
558 :
名無し三等兵 :04/04/17 13:22 ID:QBu2GLBl
>>557 PTAというよりは名門を称する家庭の人間だろう。
もっとも「皇帝」から直接言葉をかけられた過去なんていうものが
あれば反抗できなくなるだろうが
金持ちほど人柄の良い奴が多いリアル世界とは真逆をいくからなふぁんたじいは
>>554 教官の台詞に燃えた自分は・・・
統制キター。
貧乏人ほどせこくて根性が汚い。余裕ないから社会理念が通用しない。 貧乏人の俺が言うんだから間違いない。
電車に乗るとき、携帯電話の電源を切ってる俺は社会通念がないのかな? それとも貧乏が足りないのかな?
>>563 まあまあ、「貧乏が足りない」で良いんじゃ無いですか?
空腹と貧困で死にかけている人間は、泥棒を「悪いこと、だからやらない」と
考えません。「仕方が無いこと、やらなきゃ死ぬだけ」とは考えるでしょうが。
外出から還った。伏線張った心算だが、解り易くて自己嫌悪。まあ小説読み慣れてるならば パクリだ何だと言ってくれ。甘んじて受ける。だが、途中に小官風味を効かせる事はお約束だ。 では、一話だけ様子見で投下。
>>553 「右翼席前列の最右翼の者! 気を付け! 」
指名された者が弾かれたが如く起立する。緊張感に引き締まった少女の顔は、凛々しい。
天威は見とれる自分の不甲斐なさに喝を入れるかのように、「腹の底から」声を出した。
「所属・姓名を申告せよ! 」
「リイ記念帝立魔法学校、第一回生、マニュ・アーメイです…! サトイアマイニソー…!」
「…マニュ魔導士候補生! 儀式大魔法概論・序説・第一文には何と記述があった?! 」
「儀式に参加する導士は心気を一にし、魔導の力を喚起せしめる事が重要である…。あ!? 」
「では、今の貴官等の行動はその一文を真に理解して居ないと言う事だ! 魔導士候補生の
名が泣くぞ! 命令されて従うのは良い! だが、何故全体の行動を調和させる事を
考えん?! 貴官等は門外漢の自分から。統制と言う言葉の意味から解説されねばならんのか! 」
指名された生徒のみならず、他の生徒も顔を強張らせた。天威を見くびって居た証拠だった。
「敵を知り、己を知れば百戦してもまだお釣りが来る程に勝利可能だ! 俺が何度魔導士と戦って
来て生き延びて居るか理解出来たか?! 敵に最大限の敬意を払え! 畏れつつも怯えるな!
相手も人間種なのだ! 理解せねば勝てん! 貴様等の捏ねる理屈位は弁えて置かねばな! 」
天威の活舌は、悪罵を吐くゴロツキ並みの流暢さを、屈辱で聞くに堪えない生徒達の前で誇っていた。
天威の声は大きい。大講堂は愚か、校内の最奥部に位置する学校長室までその声は響いた。 老境に達した男と、目元をベールで覆い、盛装した女性が椅子に座り、大きな机を挟んで正対 していた。老境に達した校長は、見るからに孫の様な年の女性に圧倒されている。ベールから 露出したその口元は、匂い立つ色気が滲み出るが如く艶かしく、艶やかであった。 「…も、申し訳御座いません…ま、まさか…あの者がその…」 「何故(なにゆえ)、妾(わらわ)にあの者の事を伝えなんだ? 創立以来より代々の 校長へ伝えて置いた筈。「リイ・アーメイ」が着任するならば指導官を妾が勤めるとの 創立以来の約定じゃ。あの時は偽名では有ったが、これは確かにあの者の大音声よ…。 懐かしい…。まるで昨日の事の様…。さてもさても相変わらず女子には優しい奴じゃ…」 「な、何も貴女様の眠りを妨げる勇気など…我々にはとても出来かね…」 「まあ良い、褒めて遣わす。その御蔭で、あ奴の声で目覚める事が出来たのじゃからな。 明日よりキリャムとやらを外し、妾をあ奴の補佐に付けよ。それが『運命』じゃ」」 「人事は何分皇…失礼致しましたぁ! お…お許しをぉ! お慈悲をぉ! 」 「…復位せよと言うならするがの? 今こそ、妾の約定を果す番じゃ…。リイよ…」 女の口元が柔和に微笑んだ。その口元は、部屋の壁に掲げられていた肖像画の中の筆頭の人物に、 よく似ていた。30枚にも及ぶ肖像画の中には、男性も居れば女性も居た。しかし、その人物と相似の 関係に有る者は一人も居なかった。天威の怒号は、未だ止む事を知らず校内に轟き、響き渡っていた。 「しかしあの者の声と来たら…市井の物売り以上に大きいのでは…? 全く…」 「良家の子弟とやらはさぞかし堪(こた)えて居るだろうの…。あれが耳に心地良く聞こえて こそ、『本物の戦闘魔導の遣い手』と為るのじゃ…。叱られる事は確かに不快…。じゃが… それを真に有難く思える時…その者はもう居らぬ…。妾は送り出さねば為らぬ…。妾が妾で 在る為に…。あ奴に再び逢うために…。帝国を…建国するためにの…妾を許せ…リイよ…」 女はただ、その場で中空を見据えながら、遠く過ぎ去りし彼方の世界に思いを寄せて居た。
大盤振舞いだな…今日は…。飯に出かけるので、一旦切るよ。では、な?
乙! いいなあ・・・こういうの
乙。 これって本当にいいネタだな。後をひく。 やっぱ、小官さんの世界観はいいね。 ところでこの女の人って、吸血鬼の人? サキュバスの話に出てた。
ご苦労様です。
乙です!
>>571 >ところでこの女の人って、吸血鬼の人?
>サキュバスの話に出てた。
俺もそう思った
乙ウェイ(0w0)です!Sir! 校長が可哀想な事になってる・・・ 怒濤の教育編がこれから始まる訳ですな。 どんな憎たらしい奴がでてくるやら、ワクワク。
吸血“鬼”は差別用語!吸血"種”と呼べ! などとF世界日本の言葉狩り遊びをしてみる。
>>575 人狼は差別用語なので狼人にしる!
でも、一部種族は自分を高等と考える故に「本来の」呼び名を好む為
言葉狩りをする人々を糾弾するという逆トラップ。
・・・土で出来た「土人」とか出てきたらどうしよう。
>>550 続き
海外市場の完全崩壊は、歴史に類を見ないほどの大恐慌を巻き起こした。
一瞬にして全てを失った日本の人々は、完全に失業してしまったのだ。
物資が海外頼みだった国内向け産業も壊滅し、ある程度稼働できる職業も
購買力の喪失によって殆ど動くことが出来なくなった。
この恐るべき事態により、完全失業率は3割を越え、殆どの企業は開店休業
状態になってしまった。
政府は事態を解消するため、日本国外の調査を行った。その結果比較的
未発達の文明と、帰属の決まらぬ無人の沃野が存在することが判明した。
そして日本は、直ちに文明との接触、そして無人地帯の調査を開始する事にした。
>>575 “吸血”も差別用語!“人血経口摂取依存者”と呼べ!
日本北西部に確認された大陸は、調査の結果農鉱業に好適な土地であると 判断され、文明との接触もスムーズにいった。 失業と転移によって呆然とした人々を救うため、日本国は文明との交易と 大陸への植民を行う事を宣言した。この発表に、人々は希望を見いだした。 我々は救われる、少なくとも生きていける、と。 貿易が再開されると、街には少しずつ活気と物資が戻ってきた。移民船は 人々を集め、日々彼らを送り出していった。 人々は希望と夢を取り戻し始めた。これが後に最悪の事態を招くなど、 この時は殆どの者が想像しなかった。
事件が表面化し始めたのは、植民地における原油探索が始まった頃だった。 油田がなかなか見つからないのだ。政府や技術者の予想を遙かに超えて 原油を探る事は困難を極めた。 原因はよく分かっていなかったが、地下に地球とは全く組成の違う地層が 存在するため、地中の様子がまるで分からないという事らしかった。 日本の首脳部は完全なパニックに陥った。暴動を抑える為に失業対策を 最優先したため、船舶燃料を大規模に統制していなかったのである。 見越しで行った移民計画は大混乱を起こし、一気に航行船舶数を減じた。 移民予定者は失業者に逆戻りし、貿易も必要最低限度に押さえられた。 皮肉といえば皮肉なのは、石炭船と石炭の需要が高まったことで 全国の石炭鉱山とドッグに活気が戻ったことだった。
しかし近代化された各施設が全力稼働した所で、国内に残っていた (そして増えていった)失業者を吸収することなど不可能な話であった。 前近代的なやり方に戻す事は、命の値段が高くなりすぎた上に、その技術の 失われた国で行うのには、無理がありすぎた。 こうして再発生した大規模失業者は、完全にあぶれものになってしまったのだ。 職を失い、希望を踏みにじられた彼らは、徐々に流民と化していった。 関東南部から東海に掛けての都市圏を中心に、一千万近い流民が発生した。 この土地で一番多くの難民が発生した理由は、彼らの多くが第三次産業と 輸出産業に携わっていたからだった。 余剰生産力が消失し、殆ど戦前レベルにまで生活が戻った日本に、 流民を養う能力など存在しなかった。そして、遂に悲劇は発生した。 ここで区切ります。
>>573 口調は似てるが別でないの?
手塚マンガみたいなパターンでしょ。
そっかー リンクしてても面白そうだけど残念。
作者が同じだとキャラ立てが似てくるからな。
待て。解った。少し長いがインターミッションを入れる。無理有り過ぎとか言わないでくれ。 投下するぞ? 手塚マンガ方式と言われては小官のひねくれ者の血が騒ぐ! 行くぞ!
嘗て、国家が有った。常夜の国と呼ばれたその地は、夜の一族が治めていた。 日本国はその国家を隠れ蓑にし、地続きと為った人間族諸国を平定したと言う。 それが、『第一次転移期』で有る。一旦拡大した『夜の国』の当時の領主は、 『汎種族帝国』を建国し各種族の権利を尊重しつつ広大な領地を治めたと言う。 その時に、運命の悪戯は起こったのである。日本国の『再転移』。どのような 理由かは誰にも解らない。だが再び『日本国』は元の世界に帰還したのだ。 置き去りに為った形となった陸上・航空自衛隊の各部隊の行く末を教えて呉れる のは、吟遊詩人の語る物語のみで有った。『帝国』政府は完全に彼等の痕跡をその 記録文書から抹消していたので有る。何故、それが判明したか? …『第二次転移』の御蔭で有る。近隣諸国の圧力は、帰還後さらに高まって居た のだ。第一次転移から、一年が経過していた。その間に『日本国』の存在価値は… 他の国家で代用可能なまでに低下したのだった。世論で民族の危機が、叫ばれた。 日本はその国家の持てる力を全て『再転移』に費やした。そして三ヵ月後…再び 日本国は帰って来たのだ。今は帝国領と為りおおせた、嘗ての転移位置へ。 第一次転移より数百年が経過していたのは、日本国に取って僥倖であった。未だ 資源の価値を知らぬ人間族を手玉に取り、『帝国』の主戦力を担う事に成功する。 『生きる為に! 』伝説と為った同胞の活躍を知り、自衛隊の士気は最高潮を迎え ていた。それが現在、『俺』の知る『歴史』だった。 正直、俺が何故33普連に転属したのかも、記憶に無い。気が付いたのは、世田谷の 自衛隊中央病院だった。女が傍に倒れていて…そして、枕元に剣鉈が置いてあった。 死んだ女の名前も思い出せないまま、リハビリが始まった。何故か、剣鉈を見ると やるせない気分にさせられた。三人の女の顔が脳裏に浮かぶが、名前すら思い出せ なかった。しかし、身体で覚えた戦技、脳味噌の奥に叩き込まれた軍事知識は苦も無く 思い出せた。階級だけは尉官の、若い女の看護師がそっと俺に教えてくれた事が有る。 「あの娘が貴方に生命を呉れたの」と。聞いた途端、何故か、俺は声を殺して泣いた。 理由も、解らぬままに。切なく、そしてやるせない気分を抱えながら。
終わり?
記憶の無い俺は新たな名前を与えられた。何でも上官と名乗る1佐が言うには、 『君は英霊と為った。生まれ変われ。君は他の模範と為るに相応しい最後を迎えた』 と大真面目にのたまった。俺の戸籍は死亡したとして抹消されたらしい。 病院内のロビーで話していたその時、TVで映画が上映されていた。フルメタル・ ジャケットだ。名前だけは、自分で決めたかった。丁度ハートマンが、撃たれて 死んだ所だった。しかし彼の『海兵隊魂』は、彼の教え子達に受け継がれたのだ。 『…リーアーメイから、新しい名前を取ります。それ位は許して呉れませんか』 『好きにしたまえ。君の人生だからな…』 かくして里井天威としての、俺の第二の人生が始まったのだ。二階級特進も許される かと踏んでいたが、そんなにムシが良い話は転がっては居なかった。2曹のまま、だ。 まあ復職出来ただけでも御の字なのだが…普通科職種に転属するとは思わなかった。 MOSと言う言葉が有る。言って見れば特技だ。運転、職種兵科等の、全てに番号が付与 されている。俺の持っている職種特技は『特科』であり、普通科職種のものは何一つ、 持っては居なかった。それでも何故普通科か? 木を隠すには森の中だ。極力知人に 逢わない様との、上層部の判断のせいらしい。 「…なんなんだかね? 俺の存在は…? まあ、真面目に仕事に打ち込むまでだ! 」 第二次転移後、俺はフラストレーションを解消するかの様に基本教練、射撃、法規 学習に打ち込み、戦闘に没頭した。教育大隊に召集される様になった遠因で有る。
終わり。矛盾点は遠慮なく突っ込んでくれ。ブッツケなので穴空き過ぎだと思うが…。では。
初めてじゃないの?こういう設定って。 今まで戻る事を前提として話し作る人がほとんどだったけど、一旦元の世界に戻ってまた異世界に帰ってくる。 異世界に残したかつての仲間達は、再び帰ってきた世界で伝説となっていた。 おもしろい設定だな。
たしかにおもしろい。ふつうに召還されるのともまた違うものになるだろうし。 F世界の人々の反応も違ってくるんだろなう。
小官殿乙です!
>>587 つまらんレスで割り込むな
カス!
>>592 時間を空けてしまった小官の責任だ。スマヌ。で、次回こそ怒涛の教育編を遣る。
では、また。
594 :
590 :04/04/17 21:46 ID:???
ワリイ。俺だ。
第一次転移期と第二次転移期の間は、こちらの世界では1年後でF世界では数百年後?
596 :
595 :04/04/17 22:03 ID:???
すまん、もう一つ質問 第二次転移は日本の意思で起こしたの?
凱歌の号砲みたいにF世界では日本が分裂して東京&さいたまVS埼玉とかやってるんだろうなあ
…穴だな…。「偶然」(かも?)を「再現」する労力は並大抵のモノでは出来んと解釈。 前に書いてしまった設定があるし。時間の誤差で済んだだけ良しとしなければな。同じ場所 に転移出来たのだから、時間のズレで済んだとの解釈でやった。以上。
>595 その通り。 >596 その通り。
>596 そうだ。もう要らんと言うなら新天地で! だな。全てのリセットだよ。 まあ、その際にアメリカ国債を全放出するとかで最後っ屁かましてたり、な?
しかしそんなテクノロジーがあれば他に使い道があろうに、と思わなくもない。 異世界で鍛えられた日本人なら帰還後の世界でもやって行けそうだし。 地球にはありえない有益生物遺伝子とか、日本が独占できる価値ある物は持ち帰れなかったんだろうか。 たった3ヶ月で任意転移にたいして国民の総意が得られとも思えないし。
>601 そこら辺は、作品中で演るしかないな? 「戻れた」のは(表向きは)偶然だ。 二度目は「故意」。不意打ちと準備万端ではどうしても差が出る。未だ完成しない 技術を世に出すほど、日本企業も愚かでは無いと思う。一回目の転移で販路や人脈等、 格段にレベルが下がってしまった…と解釈してくれれば、嬉しい。
二回目の転移は、実はテクノロジー由来では無い。 神道・密教・修験道・陰陽道・イタコ・ウタキ・その他の者による… 『請願』で成し遂げた。『まともな』宗教者の長が幾人も命を落とした 結果でも、有る。
『まともな』の内容だが…各宗派の戒律を律儀に守り通して居る者と解釈してくれれば嬉しい。他意は無い。
しかし…意外と穴は開かん様だな? では、この辺で…今度こそ、では、な?
先日、本屋で「中国消失」(タイトルうろ覚え)みたいな感じの本を見かけた。 中華13億人民が突然消えてしまうというぶっ飛んだ設定。 表紙と帯を見ただけで詳しい内容は知らんが、日本転移後のこっちの世界は そうすんなり日本の代用を作れるのかな?
F世界の発見による第二次植民地競争勃発とか面白いかもな。 極右政権の下着々と領土を広げるアメリカ 未開発の金山を巡り現地の紛争に介入する英仏 60年前、F世界に脱出し不死者の軍団を手に入れた総統と会合したドイツ調査隊 石油価格暴落阻止のため油田地帯制圧に走る中東諸国 世界の宗教百科片手に一山当てようとする仏教学科3年 少林拳の達人を通じて文化侵略を推し進める中国 100万の特殊部隊派遣と噂される北朝鮮 ひろゆきの元2ちゃんねらの独立国成立を狙うちゃねら F世界侵略阻止を狙う世界中の空気が読めない反戦団体 母国以外のF世界侵略に反対する空気を読める反戦団体 に囲まれたF世界住人と自衛隊の苦労話
>少林拳の達人を通じて文化侵略を推し進める中国 小林サッカー見てた?
な〜んかループしているような… 宿命かな?
一端戻ってくる、という発想は無かった・・・。
帰還方法が判明するまで十年くらいかかって、「帰れる、でももう帰らない」
という選択をしてF世界に「帰化」した日本というネタはあったのですが。
>>601 逆に下手な種族を難民として受け入れてると、やばい事になるのかも
しれません。キリスト教圏では存在すら許されていない種族の遺伝子情報
(もしくは生体そのもの)があるとバレただけでどうなる事か・・・と思ったり。
>>606 ちらりと読んだ限りでは「アホSF」でも無かった感じが・・・。
無人の荒野と化した中国大陸を制圧するため、各国が大陸戦争やってたような。
>611 過去スレ見れないのが原因だと思う。 保管庫って機能してんの?
>>612 >難民
SciFiでいうと異星人とのファーストコンタクトと同じ扱いと思われ。
むしろキリスト教圏ではどーでもいい神学論争してそうだw
「異世界を創造したのも自分たちの信じる神か否か?」とかw
>>614 圧縮した状態で保管されてる。
>>3 の一番下。
「かつてこの地を統治していた『帝国』は俺たち亜人種を奴隷扱いし、迫害していた。 そこへ、異世界から来たニホン人が『帝国』を滅ぼし、俺たちは解放されたと思った。 だが、この扱いは何だ? ニホン人は口では基本的人権だの自由だの平等だのと唱えるが、実際には俺たちに魔力拘束具をつけ、差別し、一方的に危険視し、迫害する。 ニホン人がこの地を支配するようになって、生活は豊かになったが、 俺たちは奴隷のままだ」 人虎族の若者が憶えたばかりの「新しい言葉と概念」を使って訴えかける。 確かにニホン人が来てから俺たちは豊かになった。 農作物は20年前の数倍の効率で取れるようになったし、家畜の病気も減った。 俺たちに多くの言葉を覚えさせ、新しい考え方を植えつけた。 町や市場も出来た。 道には時折馬車ではなく機械の車が走るようになった。 だが…俺たちとニホン人の間には、その権利や生活に大きな隔たりがある。 ニホン人の法律である『ニホンコクケンポウ』というたいそうな代物に書かれているような事は、実際には守られていない。
「それは、ニホン人の言う法律や人権が、所詮彼らのためだけのものでしか無いからだ。 ニホン人の中には、俺たちをあからさまに『人では無く家畜』とさげすむ者たちもいる」 「ニホン国のホンシュウにある俺たちの隔離居住区に住んでいる仲間の扱いはもっとひどい。 ニホン人が俺たちに危害を加えても、俺たちには抵抗する事すら許されない」 「知っている。 20年前、まだ『帝国』がニホン人と戦い始めた頃に人狼族の亡命移住者の子供がニホン人に暴行され殺された事は、まだ忘れていない」 議場に集まった人狼族、人虎族、人兎族、人豹族、人牛族、人熊族、人猫族、他各種族の代表は口々にニホン人への不満を口にする。 「所詮ニホン人も、『帝国』の人間と変わりない。 元『帝国』の平民や農奴の方が、いい暮らしをしている。 奴らにとって、人間以外の種族は結局異種族でしかないのだ」 「戦うべきだ。 我らの祖父母が『帝国』に対して抵抗したように。 我々にはニホン人が教えた技術も武器もある。 今度こそ、我々自身の手で我らの領土を切り取り、我らの国を、自由と平等の国を創りあげるのだ」 「だが、今戦って勝てるのか。 ニホン人が我々に与えた技術や工業はわずかだ。 我々に反乱を起こさせないために、奴らはわざとわずかな技術しか教えなかった」 「だが…今立ち上がらなければ、豊かさに慣れた我らの子孫は、いつか支配される事になれてしまう。 『帝国」の時代を知る年寄り以外の若い世代は、今の現状が普通だと思っているものも少なくない」 「我らの痛みを、恨みを、種族としての尊厳を失わないためにも、今立ち上がる必要がある」 意見は統一され、結論が下された。 「では…今此処に、我ら『自由獣人諸族解放同盟』はニホン人への独立と宣戦布告を宣言する!」
前宣言忘れましたがこのような感じで。 分家のほうでゆっくりやっていきます。
ハイハイ さっさと帰ってね
>>616-617 「絶対誰にも文句のつけようの無い詳細で論理的に考察された非の打ち所の無いSS」、
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(。∀゚)━( 。∀)━( 。)━( )━(。 )━(∀。 )━(゚∀。)━
( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(A゚ )━(゚A゚)カエレ!!
宣言どおり、二度と来るな。
このスレの雰囲気も随分変わったね。
ss投下した場合にはそれなりに見守ってやろうよ。 別に雑談かましに来た訳じゃないみたいだし。 彼が嫌われている理由(の一つ?)は無意味な雑談を雰囲気考えずにかます所だろう? 今回はss投下のお知らせなんだから、絡むのも大人気ないぞ。 突っ込むなら投下されたssを読んでからでも遅くないだろうし。
>>617 事前に釘を刺しておくが、これを見て
>議場に集まった人狼族、人虎族、人兎族、人豹族、人牛族、人熊族、人猫族、他各種族の代表は口々にニホン人への不満を口にする。
耳系の連想をした場合は分家に書くように。
>>622 >>620 氏が
「絶対誰にも文句のつけようの無い詳細で論理的に考察された非の打ち所の無いSS」
と認定したので突っ込みようがありません。
これで魔術師1がこのスレに粘着する理由も消滅したので二度と来ないでしょう。
再び来た場合は(既にそうかも知れませんが)ただの荒らしです。
以下、各員スルーまたはNGワード指定して下さい。
まあヒマなので、投下。このスレ参加自由を謳って居るからな? まあ、本人次第さ。
非常呼集!
天威の午前一杯の時間を使った自己紹介と魔法戦闘講義は好評だった。その間に、全ての生徒 に自己紹介はさせてある。60名を10人の六組に分け、「班」として行動させる事を確約させた。 一週間交替で、60名の中から生徒全体を統率させる『総務』も今回選出した。班のチームリーダ もだ。『総務』はチームリーダーも兼務する場合も有るので結構大変ではあるが、人数に余裕の無い 場合は仕方が無い。ローテーションは総務を除いて『1週交替』。当然、『天威』の前でだ。 生徒名簿の空票を早急に入手しないと、生徒の役職割り振り等が出来ない。天威はまずそれを 確認する必要性を感じた。そんな天威の内心を知るよしも無く、午前の部終了の『鐘』が鳴る。 「気を付け! 礼! 」 今回の総務の『マニュ・アーメイ』の号令の元に、一糸乱れぬ鮮やかさで全員が起立し、同じ タイミング、角度で頭を下げ、元の姿勢に戻る。天威の指導のささやかな成果だ。やはり魔法を 絡めると効果が段違いだと、天威は満足し全員の顔を見渡した。そして、口を開く。 「午後の部は自分は見学させて貰う。魔法『実習』だからな? 後の行動は解っているな? 総務。食堂には生徒全員を引率して向かうように。総務の権力に従わない奴がもし居たら、 自分に報告せよ。そのものに自分のやり方で『教育』する。では、『別れ! 』 」 「別れます! …各班長この場で人数をし…しょ…掌…握後…私に報告! 」 「マニュ! 先ずは退室させてからだ! それからでも遅くは無い! 頑張れよ! 」 「解りました! 退室後、各班ごとにじ、じゅ…縦隊で整列、その後食堂へ全進する! 」 生徒達がぞろぞろと退室する中、天威は背後を振り向いた。思わず、笑みを浮かべてしまう。 天威の大音声を一番近くで聞いていた筈のキリャム教師が…寝息を立てて『まだ』眠っていた。 「案外、大物かも知れんな…この先生は…? 起こすか…。メシの時間だし、な」 マニュの黄色い声がする。食堂へ向かうのだろう。…次は『歩調』について教育せねば、な。 足音の不規則さに天威は快心の笑みを浮かべ、キリャムの肩に手を伸ばした。…起こすために。
…怒涛の教育編に即座に入るか、『遭遇』か、反応見て決める。では、また。
校庭走るときは、やっぱ唄いながら走るのか? 「オットセイの○ンポは冷凍○ンポ〜♪」とかって。
そいつは米式さ。自衛隊には『連続歩調』が存在する。それの方が話的には面白いだろうが、ね。
おっと、ではまたがこれでは嘘に為るな? 暫く休憩。ではまた。ウム。
個人的には怒涛の教育編が見たい・・・
最終的に、 『自衛官に教育された魔法使い部隊』と『従来の教育を受けた魔法使い部隊』の違いを描写したssが出てくれば神。 王国連合の奇襲部隊(ゲリコマ)が学園内に侵入し学園生徒を人質に立て籠りを企てるが、 里井に率いられたクラスの生徒が撃退するとかおもしろそう。 単独行動で統率が取れていない急造の敵魔導師部隊に、見習いひよっこが猛将に率いられて覚醒する所とか見どころだな。 密かに活躍する大物?教師とかもおまけで描写できそうだ。
634 :
633 :04/04/18 13:31 ID:???
・・・ なんか催促してるみたいだ・・・ スルーして下さい・・・
「再召喚」で一瞬思い浮かべてしまった恐ろしい光景。 その1:レンジャー資格をもつ5人の陸上自衛官が毎週異世界に召喚されて戦わされる。 その2:転移する際、何らかのショックでそれぞれ動物の能力を手に入れてしまう。 夜目の利く「猫」 鼻の利く「狼」 小回りの利く「鼠」 赤外線を見ることの出来る「蛇」 超音波を聞き飛翔能力のある「蝙蝠」
>>636 普通科レッド!
通信科ブルー!
特科イエロー!
武器科グリーン!
輸送科パープル!
国防戦隊空挺レンジャー!
空挺なの?
国防連隊だろ?自衛隊の場合。
ゴ 防衛戦隊 護レンジャー 間違えて「まもレンジャー」と呼んでしまうと大変なことになる。
>>641 突然あなたの元に、12人のレンジャーが現れたら・・・
そう言えば「マモルンジャー」ってネタはあったような気が。
それも……とびっきり強くて以下略 護衛艦バージョンがあったな。
帰って来たよ。…逆をやるのが小官の習性さ! 投下ァ!
>>627 「ひひゃぁッ!!? あわ、あわ、あああああ…す、すみませんすみませんすみばせんっ!」
天威が手を伸ばし、肩を揺すった途端にキリャムは目覚め、椅子から転げ落ちる。這いずって天威
から必死に距離を取ろうとしていた。…殺されると思っているらしい事に気が付いた天威は刈り上げた
右の横鬢を掻いた。「これでは戦闘どころの話では無いな? 」と天威は納得した。素直過ぎるのだ。
「貴女は今の所は味方です。…安心してください。…その…自分の脚で…立てますか? 」
「…実は…その…腰が抜けてしまって…。余りにもその…貴方が怖かったものですから…」
「では、失礼しますよ」
何を? とキリャム教師が聞き返す間も与えずに、天威は教師を横抱きに抱え上げた。責任は自分に
存在すると判断した天威の行為だった。取り合えず大講堂から出ない事には、と扉を目指し、誰も居な
く為った講堂の最上段に繋がる通路を歩く。すると突然、目の前の扉が開いた。建造物の荘厳な造りに
似つかわしい、盛装をした女が、立っていた。鼻から上を何故かヴェールで隠している。
「…また、女連れか? お前と言う奴は! 退け! キリャムとやら! 其処は妾の座じゃ! 」
「…腰が抜けて立てんのだよ、彼女はな。自分の責任だ。よってその後処理も自分がやらね…」
「ならば妾が運ぶ! 要らぬ嫉妬を妾にさせるな! …折角の感動の再会を期待して居ったと
言うに…これでは…これではっ…この…愚か者がっ…解らぬのは解っては居たが…これでは…」
「あの…もしかして、お知り合いですか…? 」
「…失礼だが貴女は何方(どなた)かな? 自分の…記憶に…記憶に…記憶に…? 」
天威の頭と胸の奥が、チクチク痛んだ。喉元まで出ているあのもどかしい感覚が甦る。逢った事が
有る。何処でだ? 何時だ? 何故こんな感覚がする? 女はその場で黙り込んでしまった天威から
キリャムを取り上げ、音も無く歩み去ってしまった。その背中には…嬉しさと哀しさが見え隠れして
いる様に…何故か天威の目には見えた。知っている。だが、皆目解らない。天威は、ただ、吠えた。
言葉に為らぬ思いを、己の感情の赴くままに。己の心の空しさを埋めるが如く。
すっきりした。これで『実践』教育編に心措き無く掛かれる。では、また。
乙。 キリャム先生って女だったのね・・・ 『キリャムがきます!!by モー娘。』
>>647 戦闘魔導士によるキリャム・サーカス。
Vガンのピピニーデンサーカスを思い出してしまったので
椅子を尻で磨いてきます。
魔導士対夜族!女の戦い!−絶対無理だ。
天威が記憶を取り戻す日は来るのだろうか?
さて、ちょっと椅子を磨かせて貰いますよ・・・
>>581 続き
大規模な難民の受け入れを、周辺地域の各県知事が完全に拒否したのである。
これによって流民たちは、その全てが自分たちの住んでいた地域に押し戻された。
地方自治体にしてみれば、生活の維持のため仕方のない事だった。
しかし流民達にとっては「仕方がない」では済まされない。
各地で状況の改善を訴えるデモ行進が行われ、その一方で治安も急速に
悪化して行った。流民と社会の対立は激化の一途を辿り、時たま警官隊と
流民の衝突すら起きるようになり始めた。
政府は事態を重く見て、流民収容地区の建設に乗りだした。しかしそこは
下手な監獄よりもひどい施設でしかなく、事実上の隔離政策だった。
最低限の貿易しか出来ない日本は、流民への支援など不可能だったのである。
流民の収容地区では徐々に不満と反発、失望が収束していった。
そして二月も終わりに近付いた頃、流民による武装蜂起が発生した。
スマン。興が乗ったので閑話休題もう一話。設定も少し弄ったので必要性がある。スマン。
割り込んだ! …スマヌ!
投下は1720に行う。S・F ◆Pf7jLusqrY殿、お先にどうぞ投下を! では!
>>645 自衛官の得意技は、早寝・早飯・早糞。天威も例外無くそれをマスターしている。新隊員前期教育
で全員漏れなく習得可能だ。自分の時間が欲しければ、例え下品でも嫌でも、身に付けねば為るまい。
人気の絶えたガランとした食堂で、食事を詰め込む天威の向かいに『盛装の女』が座る。…装飾の
多い、グラスの中身は『赤い液体』だ。見るからに幾分かの『粘性』を湛えたそれからは…天威の鼻に
慣れた、懐かしい薫りが漂う。『血』の匂いだ。天威は口の中の食物を飲み下し、それから口を開く。
口の中に物を入れて喋ると云う事柄は、良家の人間の習慣には無い。天威の記憶の、霞のかかった
部分に残った『躾』の格言であった。水を使わず飲み下せなければ、年季を積んだ自衛官では無い。
「…貴女か。まずは礼だな。キリャム先生の件、痛み入る。何か、自分に火急の用件でも? 」
「午後より教官として妾が担当する。以後宜しく頼む。…名は許せ。敢えて秘さねば為らぬ理由が
有る。…最も、直ぐに解るであろうがな…。で、汝が担当する生徒じゃが、あの60名のみじゃ。
あれは半数での。半数は従来の教育で行う。妾の予定では従来組と『模擬戦闘』の予定も有るから
その心算で生徒を鍛えよ。…変な遠慮は無用じゃ。後キリャムじゃが、汝と同じ助教待遇で担当を
させる。汝の受け持ちの生徒をな? お前の事じゃ、キリャムを外すと『彼女の面子』などと大抵…」
確実に目の前の女は自分の事を『深く』知っている。天威は確信した。自分の言いたい事まで言われたのだから。
「…汝…お前…貴女は自分を知って居るのか? 知って居るなら教えてくれ! イライラする! 」 「思い出せる。必ずな? おお、おお、時間は良いのか? ああ、時計とやらは帝国に普及はして居ら ぬぞ? 日本国より妾が汝の受け持ち生徒分、腕時計とやらを取り寄せて置いた故、泣いて感謝致せ」 「…それはそれは恐悦至極に存じ上げ奉る。で、貴女の食事は…それのみか? 」 「そうじゃが。…こんな模造品よりお前の物が欲しい…と云ったらお前は黙ってそれを呉れるのか? 」 天威は黙って陶器の水を飲み干し、常装の上着の背中に手を廻し『剣鉈』を抜き、上着を脱いで シャツを捲り上げた。そして…腕を軽く切る。血が、陶器に向かい滴り落ちて行く。陶器に8分位に 血が溜まったのを見て、ペンとハンカチーフを取り出し止血する。止血帯にするためだ。 「有益な情報と、感謝の証としての代償だ。受け取ってくれれば、嬉しい。これからも変わらぬ 友誼を頼みたい。協力を感謝する。自分には生憎、礼をするモノは何も無…あった! 腕時計の 予備が3つ用意して有った! しまった! …後で貴女にそれを贈る! では、急ぐので! 」 「…気張れよ…山田2曹…」 慌ただしく食器を載せた盆を手に、返納に駆け出す天威の背を、陶器に口を付けながら女は見送る。 その味と香りは疑いようも無く『遠い過去』に味わったモノと同一である事実に女は深く、満足した。
投下終わり。重ねて済まぬ。あと、漢字の量が多すぎたのか一度刎ねられた。では、また夜に。
乙!!
乙です! やっぱ小官殿の話は良いなぁ…
ある自衛隊駐屯地。 宿舎から出てきたのは前野一士。 「あ〜。休みの日は暇だな」 そこにやってくる真っ白な犬。 「ふん。野良犬か。よし、眉毛を書いてやろう」 懐からマジックを取り出し、犬にむりやり眉毛を書く。 「よし。なかなか男前になったぞ!!ぷぷぷ」 大笑いしながら、その場を立ち去る前野一士。それを眺める犬。 数日後 上官に呼ばれる前野一士。 「今度、お前の直属の上官になるワ−ウルフの竹田三尉だ」 そこには白髪なのに、海苔みたいな眉毛をした男前の青年。よく見ると黒のペンで書かれている様だ。 物凄い物騒な気配を伺わせる歪んだ笑顔を見せる竹田三尉。 「久し振りだな。この眉毛、似合うかね。前野一士」 そういって野生仕込みの殺気を放つ。 「あ!!(やべっ!あん時の犬!?)」 「知り合いかね。竹田三尉」 「はい。彼とは宿舎の前で合いまして、この駐屯地の礼儀と言う物を教わりました・・・」 ゆっくりと前野一士に近付く竹田三尉。おもむろに手を肩に置く。 「この間は眉毛をありがとう。在任中にも世話になる事があると思うが、よろしく頼むよ」 前野の肩からミシミシと嫌な音が聞こえた。 つづく?
萌バージョンは分家かなあ・・・
夜間の部、開始だ。在り来たりだが、作中の魔法の定義も兼ねる。其処の所、ヨロシクぅ!
>>654 …人外系か…危険性は…例の分類でいくと、”重〜要”かな。
危険度:重
存在するだけで人間に危害を加える(毒を分泌する等の特殊能力を持つ)
完全に意思疎通が出来ない異質な存在である。
危険度:要
頻繁に人間を襲う習性(人間を捕食する・人間に対し異常な攻撃性を持つ等)がある。
意思疎通は可能であってもお互いに理解や歩み寄ることはできない程、文化や思考が違いすぎる。
(作:魔術師1)
654 午後の部。炎天下の中、生徒達が6列縦隊で整列していた。列ごとの間隔は左腕の長さと拳一個分。 自衛隊ではそれを『通常間隔』と呼ぶ。貫頭衣姿で集合した生徒達を、天威は腕時計を配布後即座に 時間を与えて、着替えさせた。時間は15分を与えた。…3分過ぎたが、全員が揃っている。 キリャムと日傘を差した『盛装の女』が少し離れた所で共に様子を見ていた。何故か『盛装の女』は 重そうな『棺』を片腕で支えていた。天威が理由を問い質したが、微笑みでかわされてしまったのだ。 「第一区隊、総員60名! 事故無し! 集合完了! 」 「休ませ! 」 「せいれーつ、休めぇ! 」 全員が脚を肩幅に開くと同時に手を後ろで軽く組み、頭は天威を向く。天威は『作業服』に『弾帯』 と『半長靴』を着用していた。対する生徒達は思い思いの『動きやすい』格好だった。統一感の無さ に天威の眉が心持ち顰められた。帝都駐留連絡部の管理する倉庫で衣服を調達の必要性を感じたのだ。 「余計な手間を取らせてしまい、謝罪する。今回は…」 「何の必要性が有ってこのような無駄な事を、サトイ先生は…」 「質問を許可した覚えは無いぞ、サジシャ候補生! 」 「理由をお聞かせ願いたい! 」 「午前の部に云って置いた筈だ! 質問する時間は後に与えると! 」 「確たる理由が…! 」 「二度、警告したぞ。即刻、黙れ。 これで三度目だ! 」 「この私が聞いているのだぞ…?! 」 「自分は『黙れ』と言ったっ! 」 天威はつかつかと歩み寄り、有無を言わさずその甘ったれた横っ面を拳で殴り付けた。自衛隊の教育 では暴力は『御法度』であり、禁止されている。しかし…ここは『自衛隊』では無い。さらに特別な、 理由が有る。質問した候補生の『身分』だ。特別扱いはしないと言ういい見本に為ると判断したのだ。
天威の予想通り、堪らずサジシャ候補生は吹き飛んだ。庇う者は生徒に居ない事に天威は満足した。 キリャムが駆け出し、自分の背後に隠し、天威を睨み上げた。サジシャの頬に右手を当てながら、だ。 天威の右眉が心持ち、上がる。キリャムを見直したのだ。『帝国』には『神』の司る『治癒魔法』は 存在しない。云わば『神から見放された』国家で有る。その代わりに『時間を操る魔法』を代用した。 時を進ませ、自然治療する。しかしその遣い手は少数に限定され、厳重に『管理』されているのだ。 当然『帝国』以外の国家には存在すらしない。人間種にとって『異質』で有り過ぎるのだ。故に、人間 種の『遣い手』は少ない。…ある種の『例外』か『天才』以外は。キリャムは『天才』の方だと天威は 直感した。…道理でこの『名門』とされる魔法学校に居られるわけだと。 「こんなやり方…私は認めませんっ! 生徒に暴力だなんてっ…! 」 「退きなさい。その生徒が黙ってなぐ…」 天威は頸を左に大きく振った。天威の頭の有った部分の空気が瞬時に氷結した。サジシャ候補生の 顔が驚愕に歪んだ。かわされるとは想像だにしなかったのだ。それが見えた他の生徒の顔も歪む。 「…特別講義を開始する! 全員注目! 列を乱して良し! 」 「き、貴様ァ…貴様キ様貴様ァァァァァァァァ!!! 」 「貴様は古代の敬称だ。勉強不足だな? 魔導士候補生の癖に? 今から自分の言う事を、 生徒諸官は心に刻み付けて置く様に! サジシャ候補生、お前もだ! 」 次々と放たれる各種魔法を『避けながら』、天威は後退するサジシャ候補生を追う。炎、雷撃、 氷刃を『正確に』天威は笑みを浮かべながらかわして行く。サジシャ候補生の整った顔が恐怖に 怯えていた。自信満々鼻高々だった先程の様子はとうの昔に消えていた。距離が埋まり、離れる。 その繰り返しの中、天威の『講義』が運動場の隅々まで朗々と響きわたる。
まあ、言って置くが小官、『スーパーマン』は書かん主義だ。理由は作中で述べる。 綺麗に? オチも付けるからそのツモリで。ヒントは『棺』だよ。では、また。
>>658 いくつか聞きたいことがあるんですが、答えていただけますか?
1、犬の時と比較すると、顔の面積が増加し、なおかつ形も変化しているわけですが、マジックで書いた
眉がなぜそのままの状態?
2、犬ですから、表面は基本的に毛に覆われてるはずなのに、なぜ皮膚に落書きがそのまま?
形態が変わるとき抜けるでしょう。>毛
ところで小官殿の使ってる吸血鬼のキャラ、性格と主役との関連に関する設定にどうも見覚えが…
いえ、どこかのTV番組で。ああ、あれだ。準主役が12人も出てくるやつ。
>>664 DIOじゃないけど、日光に長時間当たるとあぼーんとか。
燃 え て ま い り ま し た ! 至極イイです、小官殿。
学校で正規の魔術習ってる連中は魔術師じゃなく部隊指揮官になるような気もする、 というか字が読める時点で指揮官の資格あり。
>665 ネタ。そんな設定考えてない。 気に入らないならスルー汁。 >小官殿 乙! 更なる修正の嵐を期待します!! こういう話は燃えるな。やっぱ。
言っとくがモデルは『無い』ぞ? 最近のは全く『ご縁が無い』。中で今のを 見ようモノなら吊るし上げを喰らうぞ。ウム。で、彼女の身体の都合では無い。 『棺』には『中身』が有る。此処まで書けば付き合ってくれる人は怒り出すに 違い無い。きっと、な。では、執筆するので、また、な?
>667 なら、なおさら自衛隊の教育は必要だな。
672 :
667 :04/04/18 20:06 ID:???
>>670 いや、それ以前に彼らはほぼ全員が独立国の跡取りに等しい位置にいる以上(貴族は国の統制をほとんど受けない)
下手に扱うのは得策じゃない。敵対されたらしゃれにならん。
連中が学校で何かを習うのはあくまで教養であって実際に使用するわけでもないし、
まあつまり、実際に最前線で戦うわけじゃない連中を育成しても意味ないと思ったりするわけだ。
連中が大人になって実際にやるのは親兄弟との果てしない政争だしな。
前線で戦う時は指揮下の兵士は徴募兵か独自の指揮系統で動く傭兵だし。
ここまで書いて板違いだと気がついた夜八時。
>>672 以前の小官殿の発言からするとそれは王国。
今回は帝国。
>672 でも帝国だろ?権力はとっくの昔に中央に集まっている。 貴族と言う身分ではあっても、たいした実力もない予感。 しかも立国したのが、夜の一族と自衛隊残党(という設定?)。 ここで俺の疑問。 この話の貴族ってどういういきさつの貴族なんだろう・・・ 独立戦争時に活躍した自衛官の末裔とか?夜の一族関連?
675 :
667 :04/04/18 20:17 ID:???
>>673 帝国って余計規模が大きいから中央集権なんて余計厳しい、中国じゃないんだから。
神聖ローマなんか400以上の独立国の集合体だし、ムガールも集権には程遠い。
吸血鬼が他の国から領土を切り取って作った国だろ? 集権は可能じゃないか?
>>675 なぜ無条件で
>中国じゃないんだから。
が出てくるの?
それと「皇国の守護者」ではないが電気通信技術の代用になるESP系魔術があれば中央集権
できるんじゃね?
>>675 いやいや、だからぁ、そういう前提の話じゃないんだって!!
帝国は一人の領主が作った国なんだって!!
>>677-678 えーと、色々他にも言いたいことあるけど完璧板違いになるからやめとく。一方的ですまん。
ただ、1領主が作ったから中央集権なんてことにゃならないとわかっておいてくれ。
ああ、コテ間違って出しちまったか。スレ汚し重ねて申し訳ない。
>>679 自衛隊が建国に絡んでいる事を忘れている。
乗り乗りで投下。行くぞ?
>663 「まず最初に言っておく! 諸官は自分の生徒だ! 従って部下でも有る! 親の身分が例え 『皇帝』陛下であっても自分は特別扱いはせん! 解ったかサジシャ候補生、お前の事だ! そんな物はな、戦場では『全て平等に価値が無い! 』弾丸や魔法で変化された事象はな… おっと危ない、そんなモノは斟酌しない! 悔しければお前達自身の力でこの俺に向かって 来い! 午前にも言って置いたが…」 火球がしゃがんだ天威の頭上を通り過ぎ、そのまま天威が飛んだ足元の大地が凍り付く。 当たらない。躍起に為ってサジシャが連発するのだが、ことごとく天威にかわされる。 「講義中には質問の時間を『必ず』与える。まずは俺…自分の言う事を聞け! お前達が 賢いのは理解している…っと! だが、教えを請う側の誠意…位は見せてくれよ! では、講義をはじ…めるっ! 魔導! 事象を意志の力で変化させる、遣えぬ者にっ… とっては『摩訶不思議』なものだ! 信じられ…無いほどにっ! 」 肩で息を始めたサジシャとは対象的に、余裕たっぷりで天威は全てかわして行く。生徒達は その様子を移動しながら追いかけて行く。…誰も停める者など居ないままに。何と、キリャム 教師まで興味深々で附いて来る程だった。…『盛装の女』は…何故か微苦笑していた。 「事象の変化! それは無機物に対して働きかけるのが最も精神の疲労の少ない方法で… 有るっ! 術者及び術式施行者はっ…空間のX軸…Y軸…Z軸…今のは惜しいぞサジシャ 候補生? を想定して、その対象の『空間』に、意志を集中させ、『変化』を励起する! カジカ候補生、基礎魔導論の、第何章だ! 応えよ! 」 「はっ! カジカ・セム候補生、第9章第12行目です! 」 「因ってその空間上に対象者が身を置かなければ…?! 解る者! 」 「効果なしです! 」 キリャム教師が勢い良く応えた。生徒はそれに気付く余裕も無く、眼前に釘付けだった。
ええっと、古代中国では 『姓・名』か、『姓・字』…だったと小官突っ込み返し。 帝国成立については作中で述べるので我慢してくれ。では執筆に入る。乗り乗りでな?
>>684 途中で切った事を宣言していませんでした・・・
混乱させてしまったようで。失礼いたしました。
いいや、悪いのは小官だよ。ホント。済まなかった。
そんな事より作品を・・・
>>669 中身…もしかしてあれか、あれに関連するものか?可能性は高いな。
>>663 昔、「ネモ/第一の挑戦」って映画で見た、古朝鮮の武術「シナンジュ」みてぇな避け方だな。
まあ、当たりだな。何も無いが、小官の拍手だ。投下する。
>>680 氏 板違いだからといってやめる必要はありませんよ?
分家でならそのまま議論の続行も可能です。
>>689 モナーマトリックスのAAを思い浮かべた自分は一体・・・
>>683 回避合戦は素晴らしく面白いのですが、荒れた校庭や流れ火球は
どうなるのでしょう?校庭の補修も自己責任なんでしょうけど。
「そう…効果無しですな先生! どうした? 間隔が空いて来たぞ? サジシャ候・補・生? では何故こうも回避されるのか? お前が教えて呉れているからさ? 目、腕、腰、脚、 筋肉の動き、口元…観察すれば直ぐに…今更隠すな? 解り易いな…? 予測可能だ! 戦闘で魔導を遣う際には余計な感情を表に出すな! 敵に有益な情報を与えてしまう! キリャム先生は実力はあるのだがその分損を…疲れたのか? 威力が下がってきたな? 」 動く気力も無くなったのか、サジシャは天を仰いだまま動かなくなった。荒い嵐のような息だけ が響く中、天威が聞く者が惚れ惚れするような大音声で得意げに語る。息すら切らせて居ない。 「とまあ、そんな訳だ。連発するにも従前の魔導では体力が必要なのだが…今回は自分の…? 」 「…魔導には憎悪が重要な要素と為るものが存在する。…それは『呪殺』。皆、覚えて置くが良い」 天威が突然、胸を押さえ蹲る。先程までピンピンしていたのが嘘の様だった。そのまま、斃れ付す。 言葉を引き継ぐ者が居た。『盛装の女』であった。『棺』を静かに下ろし、蓋を開ける。その中には 『少女』が眠っていた…。『盛装の女』を妖艶と例えるならば、『棺の中の少女』は可憐と形容して 良いだろう。『盛装の女』の唇が、華が咲いたが如くほころんだ。しかし、それは束の間の輝きだった。 「…不埒者が! 人間種はこれだから度し難い! 今、助けるぞ山田よ…暫し、待って居れ…」 日傘を持ったまま、女はサジシャ候補生の胸倉を掴み、半身を起こさせると軽く額を指で弾く。 サジシャ候補生はその軽い一撃で、遠く離れた塀の辺りまで素っ飛んで行った。 「時を進ませる魔導はキリャムが見せた! じゃが、時を戻す魔導の存在が有るのを、皆、 知って居るな? その遣い手の事も! その遣い手は空前絶後、妾一人のみ! 」 その場に居た者が一斉に膝を付き、頭を垂れた。…帝国の真の主には、敵う者は『帝国』には居ない。 初代皇帝その人の臨席に、意識有る者は感動に震えた。肖像画は国家の隅々まで配布されていても、 直接『帝国』で拝謁可能なのは『魔法学校校長』か『歴代皇帝』のみで有るのがその大きな理由であった。
とまあ、こんなモンだ。で、議論でも何でも続けてくれ給え。小官はキリの良い所まで 執筆続行する。投下するかしないかは、気分次第だよ。では、また。…しかし乗り乗りだ、小官。
>693は休止宣言と解釈してくれれば、小官は嬉しい。只今足りない脳味噌フル回転中。
695 :
688 :04/04/18 21:31 ID:???
呆れ果てて一言も無い、か…。己の書いた物全てを『リンク』させる小官の無謀さ、特と見よ! …投下開始!
>小官 乙!!!
「人間種に何故(なにゆえ)不可能か? それは己を無制限に信ずる事が出来ぬからじゃ! 自意識過剰な人間種は居る! しかれども、こんな事は『不可能』だと無意識下で決め付け てしまう! それ故に『力』は限定されるのじゃ! 妾の百年の時を経て、漸く会得した技を 見よ! 数百年の長き時に渡る、妾の思いの丈を! 」 彼女は脳裏に天威の、山田の全てを知覚する。人間の身体は日々壊れ、そして再生する。散逸した 物質のひとつひとつを『知覚する』能力と『集中力』は…人間種には逆立ちしても無理な話だった。 だが、人では無い者がそれを試みたならば? 『知覚』はクリア出来るが、意志力が持たない。 では、無限の時間を持つ、不死者であれば? 己に与えられた『無限』を呪う『不死者』がそれを 試みたならば? 答えは一つ。その『想いの強さに因りけり』だ。 彼女は一つの、混ざり合った『魂魄』を知覚した。この『魄』が山田2曹の『以前』の記憶を奪った 事を彼女は自覚した。『要らぬ真似をする…』思わず彼女は笑みを漏らした。山田の心の中に未だ 『住む』者の事を忘れさせたかったのだろう。『死者』には勝てぬ。美化されてしまうのだから。 敵わぬのならば、せめて一つに…。今の彼女には、その気持ちが骨髄に沁みる程に理解出来た。 「もう良い。戻れ…。そなた、妾に感謝するが良い…。もう少しで解剖の憂き目に遭っていた 所なのだぞ…? 今…我等が知る『山田』に戻す。…もう一度、勝負じゃ、娘よ… 」 スッと寄り添った『魄』が離れる。天威、いや『山田』の肉体と魂の『再生』は。終わった。 記憶は肉体が保管している。脳と、心臓の『神経細胞』で。魂がそれを純粋に、正常に『知覚』 したならば…復活は彼女の『理論上』、完成する筈だった。数百年間ただそれだけを想い、今まで の時を過ごして来た。失敗したならば…この場で胸を抉り、心臓を掴み出す事も厭わなかった。 それで、本当に死ねるのならば。それで不死者が滅びる事が、出来るのならば。
漢字多すぎてまたいい所で刎ねられた…続きが要るなら上げるツモリだが? 要るかね? このまま休止しても良いが。まあ、哂ってくれ。完全にこれは電波文章の類だ。
ここまで書いて続きを出さなければ アレの時イきそうなのに「コンビニ行ってくる」と言うようなもの。 上げてくらはい!
ここまで来たら上げてくれぃ。 ここで止めるのは生殺しと言う物だ。 ・・・でも、次からは本編に戻してね? 正直、今回はそっちの推移の方が気になる。
>>696 別にあきれてたわけじゃありません。風呂に入ってただけです。
698=6−1”6−1”1−15−58−12−27−54−24−4”3−32−1
どよめきが上がった。彼女が振り向くと…棺から少女が半身を起こしていた。…人間では無い分、 順応が早かったのだろう。山田が己の『死』を自覚して居ない事を、真剣に彼女は、祈った。 その時斃れ付した『山田=天威』の身体が、小揺るぎした。…誰も天威には注目しては居ない。 彼女と…『少女』を除いては。彼女は『少女』の息遣いを傍に感じた。駆け寄って来たのだった。 「…わたし達…勝てると思う? あの人の…中の…あの人に…」 「我等には時間が有る。飽きる程の、な? しかし無茶な真似を…日本政府がそなたを解剖せぬ と言う保障は何処にも無かったのだぞ? そなたの提案を良く信じたものだ、あの国が? 」 「ん〜とね、榊2尉って人がね、約束を守ってくれた。すんごく綺麗な・・・男の人。あれ絶対…」 「…妾には解らぬ世界の、住人だな…? そ奴は…。謝礼をたんとせねばなるまいて…」 天威が半身を起こし、辺りを見渡した。そして晴れ渡った空を見上げ…彼女等を見た。鋭い眼差し が、柔和に緩む。間違い無い。成功だ。ここは我慢する所では、無い。彼女は『少女』を見た。 『少女』が、頷いた。二人同時に、飛び出した。最早天威では無い『山田』が両手を広げた。 彼女達はもう、迷わなかった。山田の胸に飛び込み、頬擦りする。もう、誰の目も気にしなかった。 「彼女に言われたよ…まだ来るのは早いってな? 為すべき事を為してからで無いと許さないと。 綺麗な花畑と川が有ってな? さあ、渡るぞと思ってたら助走中にな…? 泣くなよ…おい…」 「妾が何年経ったと思って居るのじゃ愚か者め…! 他の娘の話など聞きとう無いわ…この、愚か者…」 「まあ山田らしいと言えば山田らしいんだけど、ね? で、山田、人から何か施しをされた時の事、 何か忘れて無いかな? あ、言葉にしなくてもいいんだけどね? 」 山田は2人の背中に手を廻し、力を込めて抱き寄せた。そして、目を軽く閉じ、一人で照れた。 「…解ってるよ。その解答は一つしか無いな…有難う。君達は俺の命の…恩人だ」
で、次回本編。手塚マンガ方式に敢えて逆らう小官である! では今度こそ、また、な?
乙! 里井と山田のキャラ立ちをどう付けるかが腕の見せ所ですな!!! 楽しみにしています。
この話、過去スレ読んでないと理解できませんね。
小官殿乙です! やっぱ良いなぁ…
保管庫あってよかったとおもう。マジ。
どーも。週間『輸送戦記』です。 PCゲーム「Fate}のヒロイン各ルートをやっと一通り終わらせた感想は… 「我々は勝てない」(某小説の某国立科学研究所所長の発言冒頭より) でした。いつかはあんな面白いシナリオを書いてみたいもんです。 「未熟な詩人は真似る。円熟の詩人は盗む」の通りまずは真似るから やってみますか。 投下は0000よりの予定。 小官殿!乙であります。個人的にはだらだらと続いている私の小説よ り面白いです。
翌日、驚くべき命令が出た。 アスの部隊がまるごと自衛隊直接指揮下に入った。 23回目の投稿 輸送戦記? 84 アスの野郎は驚いていた。 クラウスちゃんも驚いていた。 報告を上げた僕も驚いた。 「何でまた急に?」と思ったのは僕だけではなかった。その理由を知ったのはクラウスちゃん親衛隊 参加者の3尉との雑談の最中だった。 「…ところで、何でまた今回の騒ぎになったんです?」 「ああ、表向きは自衛隊と王国軍の親睦を図る為だよ」 親睦、ね。まー今の所ギスギスしてますから悪い話じゃないな。 「で、3尉。裏の事情は?」 「アスの所の連中は上は大貴族、下でも騎士でまぁ支配階級だ。で、そいつらに自衛隊の実力を知 ってもらいたいらしい。それに彼らは全員が騎兵で、上は何かに使う腹らしい」 「実力ってもう知っているのでは?」 「それなんだが王国が宣伝してないらしいんだ」 そういえばそうだ。最初のクラウスちゃん然り、城でのアス然り、自衛隊での教育を拒否した騎士連 中然り、王国軍には自衛隊の実力が全然伝わってない。 「そういえば王国軍がこっちを侮蔑する傾向がありませんか?3尉?」 「ある。そっちも思い当たる節があるのか?」 「山ほど」 2人同時に溜息をついた。 「何を考えているのやら」
85 その後に用事があってアスの部隊を見に行ったが・・・ 200人の部隊を2つに分けて、隊長であるアスが直接指揮を執るA隊(便宜上表記)と副隊長である クラウスちゃんが指揮を執るB隊に別れているが、見ただけでどちらの所属かがまるわかりだった。 A隊の連中の武装は『磨き上げられた輝くばかりの鎧』『装飾過多な剣』と立派で重そうな装備ばか りなのに対し、B隊は『質素な鎧』『量産品な剣』『ただし馬具は立派』とまぁ軽装で貧弱な見かけ だった。 どうやらA隊は上・中級貴族の師弟ばかりなのに対し、B隊は下級貴族・騎士で構成されている事が 原因らしい。装備は自弁なのでこうなったとか。まぁ一緒にしてしまうと色々問題が発生するから 妥当な編成とも言える。 A隊の連中は。 「なぜ我々のような高貴な者が異世界人のような下賤の者に…」 「あの草木に良く似た下品な服を着た連中は我慢ならん!」 と文句タラタラだった。これで命令を聞くのかかなり疑問。 B隊の連中は。 「旨くて量が多い食事を食えるのはイイ!」 「努力している副隊長を助けねば」 とクラウスちゃんへの協力をしたがる連中が多いので雰囲気も良く、士気は高い。士気の高さには今 までのイギ○ス以下の『ワイルド』な食事と、自衛隊と同じ食事との落差が激しすぎるのが原因らし い。まー食事が原因で反乱が起きた例もあるし、食事は重要なのですが。
86 そんなアスの部隊を見学した後、本来の仕事である書類の引渡しをする為にアスがいる隊長天幕に 行ってみたが… 「あれ?何でクラウスちゃんしかいないの?」 そう。天幕にはクラウスちゃんしかいなかった。そのクラウスちゃんは書類と悪戦苦闘していた。 「守!どうしたの?」 「ああ、司令部から書類を持ってきたんだけど、アスは?」 「アス隊長なら自分の天幕にいるよ」 …真っ昼間から仕事をほっぽりだしているのかよ。いい度胸してやがるな。 「守。会議をしているの。そんなに怖い顔をしないで」 14歳の少女が色々と王国の恥をさらさないように気をつかっている。こんな良い娘に仕事を押し付け るとは。 「…ごめん。でも、指揮官が仕事を放棄するのは」 「貴重な経験をさせてもらっていると考えると良いよ」 そう言ってはいるが、無理しているのがまるわかりだ。 「手伝うよ」 「え、でもこれは私の仕事だし、部外者に手伝ってもらうのは…」 「仕分けぐらいならできるぞ。それにだ、ガキは大人を頼れ」 そう言って僕はいつぞやと同じく、クラウスちゃんの頭を「くしゃくしゃ」と撫でた。 「それじゃあお願いします」 副隊長みずからの許可をもらって書類整理。司令部への報告は用事を終わらせて戻ってきた従騎士の クラム君にお願いし、仕事は1時間で終わった。
87 書類整理が終わった後はそのまま帰って良い…はずだったが、隊長の受領印が必ず必要なものがある。 副隊長ではダメという融通のきかなさには困ったものだがしょうがない。 そ−ゆー訳でアスが会議をしている(事になっている)天幕の前。 「自衛隊王国派遣隊所属の草壁守です。入ります」 「おう、入れ」 返事が返ってきたので入ったが、思わず顔をしかめてしまった。 中には10人以上の野郎が真っ昼間から集まり、全員車座になって座っていた。 それぞれが妙な形のキセルを持って何かを吸っていた。だが吸い方がものすごくおかしい。 普通はキセルの雁首を上に向けてタバコを吸う。でも何でアルコールランプであぶっている『何か』 から出る煙を吸っているんだ?当然雁首を下に向けて。 それになんだ?このタバコとは絶対に違う妙な匂いは? 「フン。いつぞやの異世界人か」 なんとなくだらけた印象のあるアスがいた。 「書類の受領印をいただきに来ました」 「勝手に判をつけ」 そう言って明日は控えていた従騎士に目配せをするとハンコを持ってこさせ、僕に向かって放り投げ た。 こんな所には僕はいたくない。さっさとハンコを押すと挨拶もそこそこに天幕から逃げ出した。 まずいものを見てしまった。 貴族の堕落の一端なのか。まさか真っ昼間から麻薬パーティーか。 大貴族がコレでは、王国は長くはないな。 そう思って僕はアスの部隊を後にした。
投下終了。
Call50殿乙です!
乙!! 麻薬ですか。怠惰の象徴ですな。 でも、これを日本政府が仕切ってたとしたら・・・
Call50氏、乙です。相変わらず、この腐れ貴族どもはなんとまあ・・・。 そういえば19世紀には、笑気ガスを使ってラリるパーティーなんてのも、あったそうですな。 無論、上流階級の間で。
乙ですー。 Call50氏、Fateやってんだ。 クラウスちゃん、何処かで見たと思ってたらやっぱりアレか。
>>718 はい。影響下にある事は否定しません。
極力影響は排除するつもりでしたが、基本?が似ているせいかどうして
もにてしまう事に。Fateをプレイする前に考えたキャラなのですがねぇ。
最初の発想は「13歳少女メイド」がアリならば「14歳少女騎士」がいたって
いいじゃねーかというものでした。で、気負いとか自分の理想でガチガチ
になっている所を崩して「イイ女」にするのが目標?でした。
さてさてどーなる事やら。
小官的に尻切れトンボと感じたので、投下。電波必至。
「済まんが今の俺は授業中だ。俺の解説は何処まで進んだ? 」 「…お前がそう言い出したら止めろ不粋だと言うても聞かぬ事は解って居るわ…。 『呪殺』について、妾が話した。じゃから今度はその続きをやれ。あちらで隙を 伺って居る戯け者が狙って居るぞ? 」 「…やだ…みんな美味しそう…」 「俺の教え子だ。…我慢しろ。気持ちは解るつもりだ。叶えてはやりたいが、な? 」 「はあ〜い…」 興味深々に見る生徒と教師の目が、山田には気恥ずかしく感じられた。今度は『自分』として 自己紹介せねば為るまい。ともあれ山田は心苦しい者が有った。自己紹介すればこの場に居る、 『人間種』全員が片膝を付いて頭を垂れる事必至だった。何しろ自分は『歴史上』の『軍神』で あり、『帝国人間種全ての恩人』とまでに神格化された存在であるからだ。事実上、『神』に 当たる者が存在しない帝国にとって、それは…? 山田は想像するのを止めた。不遜に過ぎる。 「…午前の部に付記事項が有る。今までの自分は里井天威2等陸曹であったが、本来の名前が有る」 幾人かのカンの良い生徒が膝を付き、頭を垂れた。それを怪訝な顔をして見る者も居る。山田は 深呼吸した。自らが納得しなければ、他人に真の想いは伝わらない。営内班長を拝命する時、先輩 に言われた言葉だ。今はもう居ない、自分の新教の時の班長に贈られた言葉だった。口を開く。 「…俺は元、第一特科連隊、情報中隊所属、山田浩二2…元へ、曹長だった…で良いかな? 」 「…お前の他に誰が居るのだ? もう少し勿体付けられぬか? 皆の憧れなのだぞ? 」 「…ねえ、みんなどうしちゃったの? な、泣いてるよ? ねえ、山田? どうして? 」 一斉に皆、胸の中の2人と遠く離れた場所に居る1人を除き、膝を付き頭を垂れた。山田浩二。 始祖皇帝が人間種の未来を見た者。使命感に燃え、憎き王国連合の『高位聖職者』どもを自らの 犠牲を顧みず、全滅させた帝国草創時最大の英雄。『臣民的英雄』が彼等の目の前に生きていたのだ。
彼が居なければ、人類種は他種族の奴隷とされていたかも知れぬとまでに言われた人格者だった。 それこそ不敬罪すれすれに始祖皇帝以上に持ち上げる者まで居た。拙い事に近年はそれが顕著だった。 「しかし、今はただの里井天威2等陸曹として授業を続けたい。…その場に折り敷け」 「…全員楽にせよ。妾が許す。山田…いや、里井の話に傾注せよ」 皆、怯え、畏れながら山田と始祖皇帝の指示に従う。山田は眉を顰めた。こんな雰囲気では話辛い。 「で、どんな話? 聞かせてよ、やま…あ、今は里井だっけ…」 場の雰囲気を読んで『少女』が気を利かせてくれた。こんな配慮を出来るこの少女の存在が、今の 山田に、いや天威にとっては有難く、実に適宜と言えた。自分を等身大に見てくれる者は、貴重だ。 漂う緊張感が緩むのが天威は肌で、解る。この雰囲気ならば話が通じ易い。山田は咳払いをして 2人の背を軽く叩き、立ち上がった。名残惜しそうに見上げられるが、敢えて無視して立った。 「呪殺。それは今見た通り、非常に有効な術式に見える。しかし…」 天威は振り向いた。頭を起こしたサジシャと目が合う。信じられない、と言った目付きが痛々しい。 「今もサジシャ候補生が自分に呪殺を掛けては居るが…」 場が一斉に殺気立った。天威はそれを無言で手で制す。制裁を加えるのが目的では無い。これは 授業の一環なのだ。天威はサジシャに一歩一歩、歩み寄った。サジシャの瞳が絶望の色を見せる。
「…一度露見すれば、破る事は容易い。サジシャ候補生、良い着眼だった。…賞賛に値する」 天威はサジシャの頭の右隣にしゃがみ、彼の気管を掴んだ。そしてゆっくりと力を込めて行く。 「そう、魔導は詐道だ。千の、万の、億の策を弄し、最後の最後で止めを…」 サジシャの瞳孔が恐怖に縮むのが見えた。こんな時、リー・アーメイならばどうするだろうか? 山田の脳裏にふと、脈絡も無く浮かんだ。…他人の思うリーならば…「一罰百戒」だ。見せしめの ために殺す。残酷だが、『統率』のためだ。だが自分の尊敬する『ハートマン』であれば…? 「…刺す。それが王道であり、戦闘だ。だが今は授業中で、お前は俺の部下でもある。 俺は俺の名に措いて、里井天威2曹として、サジシャ候補生、貴官を許そう。だが…」 皆の期待を裏切っては為らない。『伝説の山田浩二の言葉』を、皆は今か今かと待ち望んでいる。 山田は大学の頃の映研の俳優に為ったつもりで、自棄になって台詞を発した。 「山田浩二ならば止めを刺した! 敵は殺す! 例え命を捨てても! 例え相手が親兄弟でも! 皇帝の為に! 祖国の為に! 臣民の栄えある未来を信じてな! 総務! 今何時だ! 」 「17時20分で有ります! やま…いえ、里井先生! 」 「良し! 慌ただしい講義であったが、此れにて午後の授業を終わる! 別れ! 」 「別れます! …3班はサジシャ候補生の介護に! 後の者は…」 天威は振り返り、2人を見た。『少女』は笑顔で迎えて呉れた。だが『始祖皇帝』の口元は…。 呆気に取られて居た。山田として天威はそれにふと気付く物が有った。…問い質さねばならない。 『自分が何度』甦って居るか、を。いつか彼女に戯言に話した通り『帝国の情況』は進展していた のだから。自分の夢想を『戯れ』に話した通りに。内容は理想化された『不自然な』帝国だった。
終わりだ。漸(ようや)く、リー・アーメイの初日が終わった。お休み、諸君。では、な?
おもろかった・・・ 起きててよかった。 小官殿。おやすみなさい。イイ夢を・・・
俺も起きてて良かった 小官殿、本当に乙です!
乙です!! 今後の里井自身の展開と、自衛隊式新兵教育(現代の軍隊教育)が生徒達をどの様に変えていくのか楽しみです。 それにしても、今日は本当に凄い投下量でしたね。開いてる時の小官殿は凄まじい・・・ あまり無理せず、日常生活に影響が出ない程度にがんばってください・・・
乙です。 しかし、こうして、他の作者さんの作品読んでると、自分も負けないように、 面白いモノを書こうという気になるから、不思議です。
>727 キムタク?
そう言えば山田曹長を迎えに来た戦乙女はもしかしてまだ…… ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
エロエロですか? ・・・・・・グロですか( ;゚Д゚)
エロにはならないことは確かだ。
じゃあエログロで。
大変間が開いてしまいましたが、続き投下させていただきます。 戦闘シーンは、苦手ですよ・・・・。
Jサイド ライトの投げかける光の輪の中に、巨大な巻貝のようなものが5つ。 巻貝であれば足を出しているべき所から、うねうねとした触手の束をはみ出させている。 殻の大半を軟体部が被い、ゆっくりとその色彩を変えていた。 この世の物とも思えない光景。・・・・そもそも、様々な軟体動物を寄せ集めたような、こんな生き物は発見された例もないが。 さて、どうするべきか。 遠巻きに囲んで見張りながら、三浦二曹は一人思考を廻らせた。通報には、人喰い、とあったのだが。 特に襲い掛かってくる様子も無く、ひたすら無心に、草木を貪っている。 「大人しい、もんですねぇ」 一人の自衛官が、そう呟きながらライトを動かした。 真っ直ぐに放射される光の束が、ごろごろと無造作に散らばる巻貝を照らし出す。 その内の一匹、一際大きな貝の、表面に走った亀裂の中で何かが光を反射した。 蜘蛛の巣状に走ったひび割れが4つ。そのひびの中央に、殆ど埋もれるようにして止まった・・・・、銃弾。 貝に食い込み、派手に亀裂を生じさせては居るものの、それだけだ。 弾着の衝撃は、貝殻が壊れる事によって全て吸収されてしまい、その内部に納められた器官には殆ど影響を及ぼさなかったと見える。 巻貝の周囲に散らばる、濃紺の切れ端を纏わせた肉片。・・・・元は、警官であったであろうものであろうか。 雨が降ったわけでも無いのにアスファルトを赤黒く濡らすのは、大量に流れた血液。血だまりの中に、ぽつんと落ちた拳銃。
「無駄弾は、撃つな」 抑えた声で、三浦は指示を下した。 市街地からは多少離れているが、深夜である事も有り、重火器などはさすがに装備していない。 現在の装備で、ダメージを与えるには、相当当たり所が良くなければ駄目だ。 貝殻の表面に伸びている軟体部はごく薄い膜でしか無いように見えるし、のたくる触手に当たった所で、相手は大した痛痒も感じまい。 貝の開口部から銃弾を叩き込むか? いや、それには相当近づく必要がある。危険だ。 考えを廻らせる三浦の耳に、けたたましい悲鳴が届いた。 手近な植物を食い尽くした巻貝が、取り巻く自衛官に興味・・・・と言うか食欲を示したのだ。 ライトの灯りではハッキリしないが、巻貝自体がどうも鮮やかな赤色に染まっている、らしい。 三浦自身も、その触手の洗礼を受けた。何とか受身を取る事は出来た物の、抵抗虚しく引き摺られる。 ふと、目が合った。 ごろん、と放り出された、半分削げた白髪混じりの警官の頭と。 一つしか残っていない虚ろな目と、その中身をこぼれ出させている頭。 その傍ら、触手の束の中央に、黒い花弁のような物が寄り集まった輪が見えた。 ずるずると、触手が三浦を引き寄せるにつれ、花が咲くように開く。 ―――アレが、口か!――― 手足を絡め取られた身動きのままならない状態で、何とか銃口を向ける。 セレクターを操作し、ありったけの銃弾を叩き込んだ。 ろくに狙いも付けていないが、この至近距離だ。 そう外す事もあるまい。
弾槽がほぼ空になりかけた頃だろうか。不意に触手から力が抜けた。 途切れる事無く続いていた巻貝の体色変化がぱたりと止まって、生気の抜けたぼんやりした半透明に変わる。 命を失ってなおへばりついてくる触手を振りほどいて立ち上がった三浦の目に、勢い良く転がって逃げていく巻貝の姿が入った。 「なんだったんだ? ありゃ・・・・」 そう呟く誰かの声を耳にしながら、三浦自身、そう呟きたい気持ちに駆られた。 そうのんびりしている訳にもいかないが。 触手に巻きつかれた場所に鈍痛を感じる。おそらく、痣の一つも出来ていることだろう。 その痛みは放置して、三浦はもう一つの命令を果たす為の行動を始めた。 今回はこれで終了。
前スレ>633の続きです。 判らない処をぼやかしたら、何が何だかわからなくなってしまったような。
さてと、小官の番だ。怒涛の教育編に入る前に、『キャラ立て』と『舞台設定』を演る。 『主人公マンセー』している訳では無いが、登場頻度はどうしても高い。そこはかと無い 『アレ』風味が鼻に付いて鼻に付いて仕方が無い。今、『戦場のはらわた』を見て小官の 荒みきった心を癒している最中で有る。今日の0430まで書き溜めた分、投下する。
天威の長い一日は、終わったかに見えた。しかし…終わったのは『授業』のみで有った事を天威は 気恥ずかしさと共に思い知った。食堂での歓迎会には何と学校の生徒のみならず関係者、生徒の父兄 まで参加していた。垂れ幕が気恥ずかしい。『里井天威2曹』が二重線で消され、元は『始祖皇帝ご 臨席』と書かれていたのだろう。しかし布の垂れ幕には『紙』が貼られ…『山田浩二曹長復活祭』と 訂正されている。紙の下から露骨に透けて見えるのはご愛嬌だ。…自衛隊なら即座に作製し直しだが。 「800人は優に収容可能な食堂だぞ…? 生徒は120人で職員等で200人だろう? 一体…」 「…帝国創立を決意させたエーユーに一目逢いたいって人が一杯なの! 警備はね、一部 里井の仲間に協力して貰ってる。学校の外も人の山。…見たい? 」 「…悪いが遠慮する…お、おいおい、押すなっておい! こら止めろ、俺は…! 」 まあ、『新規に』始祖皇帝御臨席の垂れ幕が掲げられているから、その努力は買わねばなるまい。 天威こと山田は『少女』に背中を押されつつ食堂に入る。人垣が一斉に割れ、道を作る。俺はモーセ じゃない! とまた不遜にも思ってしまう。道の終点には…『始祖皇帝』がヴェールを外して立って いた。こうして着飾った人間の中で見ると解る。人には到底、到達不可能な美の領域が存在すると。 天威の目には、始祖皇帝を含む全ての者の衣服、装飾品が哀しく為る位に霞んで見えた。天威は 始祖皇帝の前まで来ると、片膝を付き頭を垂れる。『少女』もそれに習う。…忌々しいが仕方無い。 「久方振りじゃの…山田…あの時は世話に為った…礼を申すぞ…? 」
山田として、『人間では無い英雄』としてどう演じるべきか? 山田は自分が映研に出入りして いた事に心から感謝していた。皆の期待に応えなければ! …そのためには…素の自分は殺さねば 為るまい。これは『帝国』の『士気』を高める一大スペクタクル名シーンなのだ…と山田はそれを 1秒も掛からず認識した。…さあ、3、2、1…キュー、では無くて…今! 山田は面を上げた。 「不肖、この山田に、礼などと勿体無きお言葉を掛けられ恐悦至極に存じ奉る。一つより無き この命を陛下のおん為に捧げ、死した身を又もや陛下に捧ぐ事が出来るそれがしは、存外の 幸せ者でござりましょう…今も…」 背に仕込んだ『剣鉈』を右手で抜く。自分の中の冷静な『常人』の部分が『オーヴァーアクション、 演りすぎだ!』と騒いでは居たが、『その場のノリで生きる刹那的な部分』が無視を決め込んだ。 周囲に沈黙が訪れる。耳鳴りがする程の、沈黙であった。刻が全て、停まったかの様な沈黙の中、 山田は左手の甲を薄く切った。血が、滲む。紅の線が甲に生まれ、それは直ぐに流れと為り石床に 滴り落ちる。さあ、此処で決めるぞ山田浩二! 人生は、演劇だ! 俺は仮面を被り通して見せる! 「あの時と同じくこの血潮は紅く、そして陛下の為にこそ捧ぐべき物にてござりまする! 不肖、この山田の忠誠の証、是非とも始祖皇帝陛下にご賞味頂きたい! 」
始祖皇帝が近づく。そして頭上に差し出した左手の甲にその艶やかな唇を付け、吸った。周りから 溜息が漏れる。羨望と…嫉妬だろう。これは始祖皇帝に『何かをせよ』と強制したのに等しい行為だ。 「妾に命を捧げし頃より変わらぬこの血潮の味…妾はそなたの忠義を受け取ったぞ、山田…」 「勿体無きお言葉…山田浩二曹長は死しても永遠に陛下を守護せん事を此処に改めて誓いま する! …ここに集いし臣民、全てがその証人である! そうであろう、皆の者! 」 どっと周囲に歓声が上がる。会場に臨席出来た者全てが『歴史』の一舞台の証人と為ったのである。 始祖皇帝と英雄の邂逅の証人。『帝国』では正に子々孫々まで語り継がれるべき名場面となるだろう。 「やりすぎだよ…里井…。なんだか、わたしの知ってる『山田』じゃないみたい…」 「…本当の『俺』はお前達が知っていてくれる。『俺』はそれで充分嬉しい…」 「済まぬな…山田…。また…助けて貰うた…。恩に着るぞ…」 立ち上がり、用意された宴席に並んで移動する最中の喧騒の中、声を出さず唇の動きのみで3人は 語った。これは全て質の悪い芝居なのだ、と。俳優が所定の役割を演じただけなのだ、と。
とまあ、続きがまだあるがここで中断。所用が発生したのでここで切る。では、また。
戦争のはらわたで心を癒すとは……! そこにしびれるぅ!あこがれるぅ!
では後半戦! 投下! …シュタイナー!
宴は進む。もう立食パーティなどそっちのけで質問の嵐。天威こと山田は、『英雄山田浩二』の テューリングテストでも受けている様な気分に為った。『人間の山田浩二』では無く『英雄』として。 山田には難しくも何とも無い行為では有ったが、苦痛で有った。自分の守りたかった物は…最早、 失われた。どんなに嘆こうが、それは還らない、掛け替えの無い『女』だった。生きていても、空しさ だけが残った。ならば『女』が愛した物を守るまで…。未だ純心だった、少年の日の、決意。 『愛するものは、死んだのですから、たしかにそれは、死んだのですから、 もはやどうにも、ならぬのですから、そのもののために、そのもののために…』 彼女の遺品の、『中原中也詩集』の詩の一節が、山田のその後の『生き方』を決めたのだ。 「奉仕の気持に、ならなけあならない」 「奉仕の気持に、ならなきゃあならない…。2回言わないと、ね? 里井? 『春日狂想』は? 」 天威は『少女』を見た。…そう、元は一つの命として…共に居たのだ。多分感覚で解るのだろう。 天威の、現在考えている事が。どうして、笑える? そんなに…優しく? お前は俺の全てを見た。 汚い所も、隠したい事も、隅から隅まで細大漏らさず…どうして…? 天威は心で問いかけた。 「それでもやま…里井は、綺麗だったから…。真直ぐだったから…。応えに、ならないかな? 」 そうだ、少なくとも後悔はしていない。天威はハッとした。大学を出て、自衛隊に入隊し、現実を 見た。しかし、己の理想の姿に為るべく努力した。博打もやらず、酒もやらず、女遊びもせず、ただ ひたすら『職務』と『読書』と『体力練成』を繰り返してきた。…御蔭で同性愛者と勘ぐられた事も 度々有った。噂が立ってもそ知らぬ顔で、勤務していたら噂は消えた。全ての人に、奉仕を。そんな、 生き方をして来たつもりだった。士は己を知る者のために死す。『少女』が優しく、天威に微笑んだ。
ハリウッド映画を見てるみたいだ・・・ 小官殿乙です。 続きも期待して待ってます。
天威は宴席を中座し、『小用』に向かう。生理現象は我慢出来るが、限度は存在する。今日始めての 『小用』だ。人間は排泄と『もう一つ』の行為中、一番無防備に為る。その期間を限りなく短く済ませ るため、水分を普段より余り取らないよう抑制する。天威に染み付いた『癖』だ。帝都は上下水道完備 だ。…数百年前の、民間『残留者』の努力の結晶だった。 「はは…演りすぎたかな…? しかし…皆の為ならば…な…」 独り言だ。どうしても多く為る。弾薬庫で昼間時、一人きりで2時間歩哨に立たされれば嫌でも癖に 為る。排泄は速やかに完了する。これは基本だ。天威が手を洗い『便所』から出ると、見覚えの有る女 が立っていた。昼間の食堂の…遅れて行った自分の分の食事を確保してくれた娘だ。礼は…していない。 「その節は有難う…。決められた時間外なのに食事を用意してくれて…」 「あの時は…御免なさい…山田さん…私を…許して…。でも、どうしても貴方がっ…」 「? 何の話だ? 話が見えないのだが…? 君は…? ん? 何を…!! 」 女が天威の左手を取り、その手に自らの右手を重ねる。緑色の暖かい光が山田の左手を包む。山田の 脳裏に恐怖が甦る。緑色の、光。倒しても倒してもその光の下、再び立ち上がる『狂信者』達の群れ。 神聖『治癒魔法』の輝きだった。そしてその神聖魔法の遣い手は、帝国には『一人も』存在しない。
山田はすかさず女の背後に回り音も無く『剣鉈』を抜き、その喉に当てた。女は『王国』側の間諜! 山田は天威と言う鏡を使わず、その判断に従った。先ずは尋問だ。と、抑えた声が山田のすぐ背後より 響く。始祖皇帝の声だった。山田は自分の耳を疑った。「その刃を仕舞え」と聞こえたからだ。 「…こんな間抜けな間諜を野放しか?! とても情報戦略に力を入れているとは思えん! それとも知っていて泳がせているのか? お前は! ここはお前の管轄だろうが! 」 「お前が喉を掻き切り、神々の玩具としての生を拒否した事を、覚えて居るか? 」 「…!! な…? あ…あの時って…俺のその…あの時か?! 」 「妾はそう言って居るだろうに…血の巡りの悪い奴めが…」 山田は女の喉から『剣鉈』を外し、反抗抑止を狙い、女の腹に押し付けた左手の力を弛める。そして 2歩の距離を措き、不意の反撃に備える。まだ警戒は解けない。…相手は『帝国』の天敵なのだ。 「だから…謝りました…。貴方をずっと…見ていたから…子供の時から…! 真直ぐに生きて、 真直ぐに育って、苦難にあっても捻くれる事無く大人に為った…貴方を…! 」 「妾が漸くこの者を捕らえ、拷問を開始しようとした時、この者は申した。ただ、お前と共に 空を駆けたかったと訴えた。神々の玩具などにはさせる気など毛頭無かった、とな…。何か 掛ける言葉が有ったら申せ。今よりしばし、妾は目が見えぬし耳が聞こえぬ! …果報者が」 …山田には此れまでの『付き合い』の経験から、始祖皇帝のその言葉が全く信じられなかった。
んでは、ストック終わり。戦争映画が荒んだ小官の心を慰めてくれる…。興が乗れば続き上げるやも知れん。では、な。
751 :
747 :04/04/19 18:36 ID:???
割り込みスマソ。 ワルキューレ登場!!死んでなかったのね。 彼女が帝国唯一の神聖魔法の使い手になる訳ですか・・・
続き投下開始。駄目だ…こんなの小官の路線じゃ無いのに…!
やっぱ小官殿の作品は良いなぁ…
山田は唾を飲み込んだ。『剣鉈』を鞘に仕舞い、一歩、二歩、恐る恐る近づく。…北欧神話等の中 に残る、死神。勇者だけを迎えにやって来る、死神。自分にその資格が無い事を、山田自身は良く、 知っていた。…15歳の頃に、その資格は無くなった筈だ。自己満足のために…山田は人を殺したのだ。 還らぬ者のために。失われし者のために。己の荒れ狂う心を静める為だけに、空しき復讐を。 「…貴方の『罪』は知っています。しかしそれも…己の『欲』からでは無く…! 」 「違う…違う違う違う違う違う違うっ! あれは俺のために殺った! 後悔など、 してはいないっ…! しかし、それは『法』に照らせば明らかに『罪』! 」 「私は貴方の名が招聘名簿の筆頭に上がっていた事を知って…動揺しました。 このままでは他の者に貴方を奪われてしまう、と…。誰にも渡せない、と…。 そして貴方の『大切な人』を装いっ…。 貴方の誇り高さを知らずにっ…! 」 泣き出す『神の娘』こと『戦乙女』の可憐さと清純さ。山田の『人間』の『良心』の鎌首がじわじわ と頭をもたげて来る。人には優しく奉仕の心! 己が漢であるならば、泣く者あらば『支え』たれ! 山田は始祖皇帝を向き、小さく、言った。その耳目は自分の挙動を明らかに『監視』している。
「…おい、聞こえてないな? 見えてないよ…な? 」 「無論、見えても居らぬし聞こえても居らぬっ! 」 「…今から慰めるからな? 停めても無駄だぞ? 」 「元より承知っ! そうでなくては妾の山田では無いっ! …為るべく短く済ませよ! 」 「了解…。じゃあ、3分くれ」 「2分じゃ! これは譲れんぞ! 」 山田は『戦乙女』に近づき、彼女の硬く握り合わせた両手を、自らの手で優しく包んだ。背を屈め、 そっと語りかける。涙の雫が…頬を痛ましく伝う。共感能力。その者の立場に為って思考する能力。 山田の大きな特技で有る。許されぬ想いを抱く辛さが、山田の胸を打つ。その能力は『兵士』にとって 必要不可欠だが、唾棄すべき能力だ。敵の目的、手段が解るのは利点だ。しかし、痛みや、やるせなさ まで解ってしまうと、余程の『人非人』で無い限り敵を殺せはしない。『戦乙女』が、目を開いた。 ハッとして照れる仕草が…男と云う『獣』に『全く』免疫の無いのが解る。山田は口を開いた。
「今まで…見守って居てくれて、有難う。…俺が何時死ぬか解らないがその時は…」 「妾が死なせぬわ愚か者! 」 「黙ってるって自分で言ったぞお前! 」 「あと残り1分じゃ! 」 山田は『戦乙女』を抱き寄せ、その額に唇を軽く付け、それから抱く腕に一瞬力を込め、離した。 その耳にそっと言葉を吹き込むのを、忘れずに。「有難う、これからもよろしく頼む」と。 「終わりじゃ、帰るぞ! 時にその…山田? 一つ頼みが… 」 「同じ事をしろと云うなら断る! 大の男がこっぱずかしい気障な真似を二度も演れるかっ! 」 宴席に戻る騒がしい2人を、『戦乙女』は首の辺りまで真っ赤に上気させながら見送っていた。 山田にはその場で『演らねばならぬ』事が一つ、あった。それは『サジシャ候補生』へのフォローだった。
凝り性の己自身を、小官は深く恥じる。シュタイナー軍曹に敬礼! 所詮映画なのだが、ね。
ああ、肝心の投下終了宣言するのを忘れた…! では、な?
乙です!! 伝説の英雄として、ヤマダがどの様にフォローするのか気になりますな。
誰か!小官殿SS集を持っておるものはいないのか! 通して読みたい。
過去ログから拾ってくしかないなあ・・・ あと、保存庫に発言集があると聞いたが・・・
中島みゆきの曲をバックに泣きながら山田を殴るサジシャ候補生。
風の中のス〜バル〜♪
>>730 すでに忘れ去られてるんじゃない?地下牢あたりで。
>>752 小官殿、ひょっとしなくても風呂敷が畳めなくなってません?
766 :
764 :04/04/19 20:25 ID:???
…忘れ去られたわけじゃなかったのか…。
…そんな意地悪な事言う貴官にプロット説明。小官はちゃんと始まる前にプロットを組む。 明かされる時の歯車。軍隊組織にとっての『禁断』の『愛』の告白! 立派に鍛えてみせる! 兵士のみとしてでは無く、『人間』として! 里井天威とリー・アーメイそして『リイ記念』 魔法学校の関係! 俺は『非情な』リイ・アーメイとは違う! 人脈駆使した自衛隊『戦闘団』 編成! 伝説の神兵は『分かたれぬまま』の自分! 禁断の『趣味』と天才を持つ『榊2尉』の招聘! そして運命の日! 『今日からお前達は戦闘魔導士だ! そして現在時刻1200を持って作戦を 開始する! 各自『転移』衝撃に備えよ! 』 さて過去を『やり直し』、日本の『帰還』を防ぐ ことは彼等に可能なのか? 作戦名『さらば遠き日』、乞うご期待! …まあこんなもんだ。解ってくれとは言わないが、そんなに小官が悪いのか(笑)?
ららばい ららばい おやすみなさい。
解ってくれるとは嬉しいな。では執筆再開する。では、な?
続きキタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━━━!!!! 小官殿乙です!
小官殿、書くのはいいのですが独特の言い回しが読みにくいのですが・・・。 改善ヲ求ム。
>>771 その独特の言いまわしがなくなってしまえば
もはや小官殿の作品ではないではないか。
俺もそう思う。
ふむ。 小官 ◆qG4oodN0QY 殿のような書き方は自分にはできないが・・・。 作風が違うしなあ。 そんな自分のSSを投下しまつ。
・・・正直、初期のような殺伐オンリー、人間だ己だとか言いだして無い頃の1、2レスに収まる ほぼ荒し状態の話を書いていた小官の方がおもしろかった。 最近のこっ恥ずかしさを含む話、特に皇帝が出て来た後とかは蛇足が多すぎるようにも思える。 小官殿自身も匂わせていますが、『キャラ立て』と『舞台設定』はその気が強すぎでした。 まあ、そのお陰で次の教育編への期待は逆に膨らんでおりますが。 ただ、先日からの作品はオレが求める「小官らしさ」分が足りていない。 小官殿!昔日の作風が少々失われておられぬか!? マンセーばかりしている連中!これしきで満足してよいのか!? ・・・いえ、小官殿を責めてるとかそういうのじゃなくて、懐古主義者の我侭ですので m(_ _)m
それでは、投下。
「日本異邦戦記」
>>401 の続き
さて、臨時国会が開会しようとする時、一隻の貨物船が「新島」港へと到着し、そこで輸送機へと積み替えられたも
のが羽田空港へと到着した。
貨物の中身は、今の日本に取って救世主となるかもしれない鉱石だった。
文部科学省研究振興局と資源エネルギー庁資源・燃料部の職員ら、そして企業と大学の研究チームらが見守る中、
牽引車によって、ゆっくりとコンテナが輸送機から姿を現す。
夏の日差しがコンテナへと当たって、光を反射する。
ややあって、コンテナが完全に輸送機から離れると、「新島」から飛来したその輸送機は、整備のために移動を始め
る。
だが、そんな輸送機に目を留める者など誰もいない。
皆、そのコンテナへと視線を注いでいた。
コンテナの蓋が開かれるや、もどかしそうにして、誰もが早足で近寄る。
中から、姿を現したのは、そのコンテナの大きさに関わらず、以外に小さい、とはいうものの、それでも大人が3人 がかりで抱えなければならないぐらいには、大きい鉱物だった。 「これがそうか」 「そうらしい・・・」 文部科学省の職員の独白に、資源・燃料部の職員が応じる。 その鉱物の塊は、4つ確認できた。 光を浴びて、青く光る鉱物に、皆の視線が注がれる。 研究チームらも同じだった。 その4つの鉱物は、基礎研究用に一つ、応用研究に一つ、残る2つを今緊急に必要な石油の代わりになるかどうか、そ の利用法の調査にわけられた。 文部科学省と資源エネルギー庁の所管が、それぞれ一個という事だった。 すぐさま、輸送する為のトラックに積み替えられると、それぞれの研究室へと運び込まれたのだった。
このプロジェクトには、日本の頭脳とも言えるべき人間が集められていた。 既に一度、この世界の言語を翻訳し体系化する為に、様々な分野の人間を集めた事があるため、政府はスムーズに このプロジェクトの為に、人材を招集する事ができたのだった。 まず、おこなったのは、この鉱物の融点と沸点を調べる事であり、そして、どの程度の圧力をかければ液状化するか というものだった。 基礎研究チームはと言うと、この鉱物の電気特性の調査である。 ここで沸点と融点について、少し述べる。 小学校の理科で習う事でもあるが、皆の認識の為、我慢してほしい。 沸点とは、液体が気体になる温度の事、融点とは固体が液体になる温度の事である。 この融点と沸点を調べる際、この鉱物の特性、すなわち爆発したように燃焼する事から、安全対策を施した上で実 施された。
国会審議が紛糾し、投票が行われてその結果が出た頃、ある程度の成果が得られた。 融点についてはかなり高い事と、ある程度低い圧力で液状化する事などが判ったのだった。 そして、一旦液状化したならば、固まりにくい性質も見つかる。 とは言うものの、長期間放っておくと固まるのだが。 そこで、様々な物資を使い、どうすれば、液体のままで存在し続けるか、その研究に焦点が絞られる事となった。 そして、ここで研究チームは壁にぶつかった。 どの物質を触媒にすれば、液体のままで存在するか。 その解決策が見つからないままに、自衛隊が派遣される日を迎えたのだった。
自衛隊派遣部隊であるが、海田市第13旅団を中核として、これに東千歳第7師団隷下の第71戦車連隊そして、習志野 第一空挺団ならびに、木更津第一ヘリコプター団の一部をもって編成が完了した。 さて、肝心のシュレジエンだったが、状況は更に悪化の兆しをみせていた。 まず、シュレジエン側としては不本意な事に国境警備の任につく、各騎士団が緒戦において、その任をまっとうでき ずに潰走したのは手痛い誤算だった。 シュレジエンにおいて、近衛騎士団というものは存在したが、これは戦力としては数える事は出来ない代物だった。 何故なら、儀杖部隊であるからだった。 本来なら、各騎士団が粘り強く継戦しつつ後退し、近衛兵団が戦場に姿を現すその時間を稼ぎ、更に近衛兵団でもっ て、敵の突撃衝力をくじく。 そして、最後に近衛兵団が戦闘準備に入ると同時に、領主勢らと後退してきた各騎士団の残存兵力でもって、軍勢を 編成し、突撃衝力をくじかれた敵を駆逐するというのが、その基本戦略だった。 近衛竜騎兵団も、決戦兵力として、近衛兵団と行動を共にする。
だが、アムデスの攻勢は、そのシュレジエンの基本戦略を前提から崩壊させたのだ。 遅滞防御行動を取りつつ後退できないと言う時点で、基本戦略に狂いが生じている。 この事態に、シュレジエン軍はやってはいけない事を犯してしまう。 それは戦力の逐次投入だった。 とは言え、シュレジエン軍としては止むを得ないものではあったし、兵は拙速を尊ぶ事からも判断としては間違って はいないが。 結果として、逐次投入になったのであって、その判断を後付けで批判するのは容易い。 現場としては、もっともベストな選択だと言えたのだから。 そしてこれは、基本戦略が崩壊した事による、シュレジエンの焦りでもあった。 草兎平原において、シュレジエンは、集結できた近衛兵団の半数を勇将ロゴルディン伯ナキル卿に預け、アムデスと対 峙したのだった。
だが、近衛兵団の全力を投入できなかった事は、近衛兵団の壊滅へと繋がった。 更に、草兎平原において、ナキル卿を失った事も近衛兵団にとって手痛い損失だった。 ナキル卿の最後は、敵が放った矢を何本もその身に受けながらも、敵兵を幾人も道連れにしたと伝えられた。 事ここに至って、決戦兵力たる近衛竜騎兵団をも投入して、防戦に努めるのが一杯とかす。 王都から46里(およそ138キロ)の地点において、半減した近衛兵団が竜騎兵団とともに、必死の抗戦を続ける有 様となった。 ここには、エステルス城砦という要塞が築かれていた。 ここを抜かれると、王都まで後はない。 状況が変わったのは、それからまもなくの事だった。 アムデスはなんと、エステルス城砦に篭る近衛兵団を拘束する為に必要な戦力のみを残し、その戦力の過半を迂回 させたのだった。 これを知るや、近衛兵団将兵は驚愕した。 自分達を置いて、迂回するなど信じられなかったのだ。 アムデスの聖将カディス・ジルバのなせる業だった。
近衛兵団々長を努めるガシュタス候リキアルト卿は、人望に優れ戦略眼を有する人物である。 齢は49。働き盛りにあると言ってもいい。 シュレジエン宰相であるドルカルフ公ナイラーク・エンドルン卿とは3歳違いだった。 リキアルト卿の頭には、白いものが一筋流れており、細身だが引き締まった体躯を有する。 美形という訳ではなく、むしろ不細工とすら言えるが、却って武人としての貫禄を醸し出しているとも言えた。 その近衛兵団団長ガシュタス侯リキアルト卿は、打って出る事を決意した。 血路に道を開き、王都に帰還し、篭城する為である。 竜騎兵団団長ノビクスもまた、同意見だった。 観戦武官として、葛重三尉も同行していた。 第二小隊の指揮は、井倉(いのくら)一曹に任せている。 そして、三尉の通訳として、ディーンが随伴していた。 調査団の通訳は既に別の人間が行っている為、ディーンも本来の身分、自衛隊嘱託へと戻っていた。
今回はここまでです。 また、あいませう。ではでは。
…まあ、難だね、癖は抜けないし、三つ子の魂百までと云う言葉も有る。直らんだろうな? >775殿。有難う。一番欲求不満なのはだれか…解るかな? そう、小官だ。殺伐属性を抑えに 抑え、今は物語をじっと構築中。まだ、だれも『殺す』段階には至ってないので…不自然なのだ。 小官自身がやりたくても、な? だから長編は一度はじめると、辛い。では、投下開始!
自分の席に就いた山田は、起立し、訓練を通じて、鍛えに鍛えたその大音声を張り上げる。まるで 源平時代の武士の名乗りを上げるが如く、それは歓談の続く宴の席を貫いた。 「サジシャ候補生! 在席しているのならば自分、山田浩二の前へッ! 」 ザワザワと群集が互いに囁き合う中、人垣がまたもや割れて行く。キリャム教師に付き添われた、 サジシャ候補生がその姿を現す。傷付けられ、すっかり覇気の無くなったその眼が、痛々しく山田を 見上げる。あの後に『里井』の正体を知らされたのだろう。…目の周りには蒼痣がぐるりと取り巻い ていた。辛い。そうだ。辛いだろう。己の身の程を知らされ、己の誇りの拠り所まで『完全に』否定 されたのだから。…キリャムは優秀だ。暴発するかも知れない生徒に付き添い、慰めて居たのだろう。 「…はい…サジシャ候補生…」 「自分の『恩人』がそんな覇気の無い事でどうするっ! もっと大きな声を出さんかァっ! 」 「は…はいっ! サジシャ候補生っ! 」 『恩人』と聞いてまだざわめきが復活する。さあ、衆目が集まる! さあ取って置いたの名場面、 演出いたして見せましょう、男一匹山田は浩二、少年少女の味方です、と来たもんだ! 行くぞ!
「皆様は先のジュガムイの、33普連の激闘を御承知でしょうか? 実は自分はその戦いに置いて、 『里井天威2曹』として記憶の無いまま従軍していたのです! その時点で『山田浩二』は 死んで、存在していなかったのです! 精神と肉体の関係は自分よりも皆様の方が詳しいかと 存じ上げます! そして『里井天威2曹』はこの学校、リイ記念帝立魔法学校に教師として 赴任したのです。その記念すべき日は何と、今日! 古強者『里井天威2曹』は訓練に措いて このサジシャ候補生を指名し、模擬戦闘を行ったのです! 」 山田は席を離れ、サジシャの右手を取り、高々と上げた。サジシャが山田の顔を見上げる。 話が違う、と目が訴えて居たが、山田は下手なウィンクで応えた。…サジシャは怪訝な顔を見せ 黙った。まあ、意味は通じなくとも口を聞いてくれなければ有り難いと山田は心の中で苦笑した。 「サジシャ候補生は戦闘経験の無い素人同然! 対する里井2曹は対魔法戦闘経験に長けた 『自衛隊員』! その場の誰の目にも勝敗は明らかで有りました! 」 山田は言葉を切り、反応を確かめる。頷く周囲の人間も居れば、露骨にサジシャに侮蔑の視線を 向ける者も居る。…豪華な服を身に纏った、猛禽の目をした男が、瞳に動揺の色を浮かべながら こちらを注視していた。第31代現皇帝『サジグ』その人である。…一人息子は可愛いものだ。
「サジシャ候補生はこの学校で習得した魔導を49回も連発! 炎熱、氷刃、雷光、旋風を…! 彼は『未熟』ですが、持てる限りの力を尽くし戦い抜きました! あの普通科隊員を相手に…」 どよめきが大きくなる。「何と…その若さで…」、「正に勇気有る少年!」賞賛の声が高まる。 「ことごとく回避されるサジシャ候補生の魔導! しかし、サジシャ候補生はその名誉に掛けて 負けられ無かったのです! 己の背負う名に掛けて! 何故ならば…」 山田はもう停まらない。全てが終わるまで。芝居っ気たっぷりに左手で現皇帝の方向を差す。 「彼の父は第31代現皇帝陛下、『ザジグ』陛下の息子である故に! 彼は古強者の隙を突き、 必殺の禁呪である『呪殺』を遣ったのです! その敢闘精神は賞賛に値します! 決して 敗北を認めぬこの心意気は、帝国の栄光を担う次代の若者にとって喜ばしき事と言えま しょう! …彼の必殺の、50回目の魔導は、過たず『里井天威2曹』の命を奪いました!」 山田はまた言葉を切り、今度はサジシャに笑いかける。…彼の眼は、自信を取り戻していた。
「丁度、始祖皇帝陛下が御視察にいらしたのが山田浩二…今の自分にとっては僥倖でした。 乱れた糸の縒りを戻すが如く…里井天威と山田浩二との合一をその御技と御慈悲を以て、 ここに復活の奇跡を顕現なされたのです! 山田浩二としては、誇りに掛けてサジシャ 候補生を生かして置く訳にはいけません! しかし、今の自分は、教師、里井天威でも あるのです! 自分は彼等有為の若者の才能を是非『教師』として伸ばしたく思います! 自分は『英雄』としてでは無く、一『教師』として、皆様の手厚きご支援の程を宜しく お願い致す所存であります! 明日の帝国を担う、サジシャ候補生と他の候補生に栄光 有らん事を! 始祖皇帝の御名の下に! 」 『大嘘吐き…逆でしょう? 兵士の里井なら…殺すわ。山田が生かしたのよ…』 脳裏の『少女』の声が痛い。『解ってくれ』と念じると、鼻を鳴らして黙った。 間髪入れずに全員の唱和が開始される。天威の記憶では『始祖皇帝の御名の下に』で終わる筈だった。 が…予想は常に裏切られるものだ。希望的観測は、さらに悪い方向へと。そして、悪い予想は的中する。 「始祖皇帝の御名の下に! 山田浩二の偉業と共に! 」 唱和の最後が締まらん、と山田は内心で毒づいた。このフラストレーションは、訓練でしか 解消出来ん類のモノだろう。しかし先ずは被服の入手から始めねば為るまい。山田は笑顔を消した。
「第一区隊、魔道士候補生! 集まれ! 4列横隊! 」 群集を掻き分け、必死な顔で魔道士候補生が集合を開始する。総務が人員を一々数えている。 これも教育が必要だ。天威として此処は行動せねば為るまい。漸く数え終えたのか、報告が来る。 「魔道士候補生、総員60名、事故なし、現在員60名、集合終わり! 」 「遅い! …まあ良い、初日だ。勘弁してやる。現在時2100! 一時間後に就寝! 総務、 宿舎棟まで全員を引率! 明日の集合は貫頭衣、通常礼装で舎前! 朝からお出かけだ! 以上!別れ! 」 「別れます! 各員列を乱さず退室せよ! 」 山田は気付いた。今日中に歩調を教育する予定だった事にだ。宴の最中に行われた椿事に 来賓は度肝を抜かれていた。珍しい生物を目の当たりにした、とその表情が雄弁に語っていた。 自分もいい加減に抜け出して就寝の必要が有る。『古い知り合い』に再び『自分』として もう一度挨拶に赴かなければ為らないのだ。…記憶の有る今なら解る。『嘗ての上官』だった 『男』が、この自衛隊帝都駐留連絡部に存在し、ただひたすら『その時』を待っている事を。
自分の腹中で黒い悪魔を宥めつつ…投下終了。次回予告。『軍隊組織の中の禁断の想い』。 …この物語は『飽くまで』フィクションであり、実際に存在する団体、姓名、階級に『一切』 関係が有りません。と、前置きしておく。まあ漢字分量と臭い言い回しが小官の匂いだ。 それで『良ければ』お付き合い願いたい。では、また次回に! …ああ、阿鼻叫喚が見える!
>>763 もう続き出ちゃってから言うのも何だけど、この場合は「世情」でしょ。
乙!! 皇太子だったのか・・・>サジシャ候補生
>>775 言いたい事は分からんでもないが、
じゃあ、まずテメエが書けよ!
…紳士たれ。ウム。まあ、な? 方向性が有る。そういう事さ。欲求不満が高まる程、 小官は残酷に為る傾向が強い。只今精神のリハビリ中に官能小説読破中…。 『もう恋なんてしないなんていわないよ絶対』を『往年のアレでボキャブる』と…! お休み。では、またな? ガクガクブルブル…。
一本いっとく。
所属不明部隊を追跡し始めてから既に4時間が経ち、日は傾いて空を赤く染めている。 俺達は奴等の罠や欺瞞、後衛に警戒しつつ相変わらず足跡を辿っていた。 この際自分達の位置を見失なわないよう注意する必要があり、それに加え重い装備が俺達の神経と体力を磨り減らせる。 さらに今までの演習とは違うという事実が重く圧し掛かった。これは全く実戦だ。 当たり前だが俺は実戦経験がある。 これまで数々の過酷な作戦に従事してきたし、その中で人を殺したことだってある。 きつい、つらい、異常な環境で冷静でいられるようにもなった。 レンジャー課程修了は伊達じゃないが、やはりここでのクソ・ファンタスティックな経験のおかげだ。 銃弾やミサイルの代わりに矢と奇妙な光球が飛び交い、人外の化け物が戦闘に参加して自分を襲ってくるような戦場。 ソ連軍自動車化狙撃師団を相手にした方がマシかもわからん。 彼女達は……無論、実戦経験は無い。ピチピチの戦闘処女である。 今日の今日まで女と見なさず扱いてきたが、それに耐えられてもナマの経験に耐えられるという保障は無い。 優秀な(ヲタク)自衛官とSEALが仕込んだんだから技術的には問題ないが、精神面が重要なのだ。 考えたくはないがもし奴等と戦闘になったとき、彼女達は動くことができるか……最悪“壊れる”かもしれない。 何かする際、彼女達は我が愛する2中隊第2小隊の狂人共の様なプロフェッショナルじゃないことを忘れてはならない。
ポイントマンを務めるレアが左手拳を上げて止まり、前方を指差した。 ついに見つけたか……彼女の表情は擬装用ネットで見えないが、特に慌てた様子は無い。 後に続くエステル以下5名も、ただ俺に従い歩を止めるだけだ。 俺はレアについてくるよう合図し、後の者は100m後退して装備を置いて残るよう指示した。 「問題があれば音でわかるはずだ。日没までに戻らなければ俺達2人の装備を置いて丘まで戻れ。 それで明日の正午までに戻らなければCPに連絡してから東へ道路にぶつかるまで進め」 俺とレアは小銃と携帯装備だけを持って敵がよく見える所まで第四匍匐で這い進む。 「虫になれ……」と助教は言ったもんが、今まさしく2人は虫になって地面を這っていた。 傍から見たら濃緑の巨大芋虫が這っているようにしか見えない……完璧じゃないか。 数十メートル進んだところで俺達は止まり、俺はレアにここで留まり援護するよう命じ、 今度は一人で這い進んだ。
ずるり、ずるりとゆっくり這い、5m程の所で倒木の陰から覗き見る。 50m先の森が開けた場所に奴等を確認した。 奴等は鋼の軽鎧を装着し、腰から洋剣をさげ、肩に帝国の紋章がある見間違えようの無い敵であった。 主に軽歩兵を戦力とした部隊は一個小隊どころではない。ざっと見ただけで70……80人弱か。 中隊には届かないが、どう考えても8人で対処可能な戦力ではない。 心拍数が上がり、暑くも無いのに体の至る所から汗が噴出して服を濡らして非常に不快だ。 今は敵を確認できただけで十分だった。俺はレアの所に戻ろうとゆっくり後退し始めたとき、 兵士達の前で何か喋っている金髪の男の後ろに、ある物が地面に刺さっているのが見えた。 一見ただの棒だがよく見ると、金属独特の光沢と所々赤茶けた錆がついているのがわかる。 (アレには見覚えが……って、ビンゴだ!) 以前の演習時に地面に刺したメイドの剣だ。 忘れかけていた記憶が蘇る。最初はここに到達するのが目標だった。 ツイてる……!が、こんな状況では意味が無い。 そう思った時、剣の正面の男が180度回れ右し、叫んだ。
「この地に眠る同胞に!」 男はザッと音を立てて腰の剣を抜き放ち、刃を胸の前で構えた。 それに従い後ろの80名弱も同じ動作をする。 一糸乱れぬ統制された動きは、観ている者の心を奪う美しい光景だった。 うむ、やはり軍隊はこうでなければならん。厳粛な雰囲気も非常によろしい。 しかし奴等の行為に何の意味があるのか? おそらくはあの地面に刺さった剣が誰かの墓だと勘違いしたのだろう。 メイド剣は帝国製でオサレな帝国の紋章付きだし、敗走した帝国軍がここで力尽きた者を埋めたとしても納得できる。 だが残念ながらあのメイド剣はただの飾りに過ぎん。帝国兵にはそれがわからんのです。 当事者の俺は込みあげる笑いを堪えながらレアの所までずるり、ずるりと後退し、再び森の中に溶け込んだ。
盛り上がらん…… もう一回偵察させますが、その時はちょっと盛り上がるかなー 下ネタで。 もう寝るぽ
>優秀な(ヲタク)自衛官とSEALが仕込んだんだから >メイド剣 >下ネタで。 …('A`)
804 :
革命家 :04/04/20 00:27 ID:???
./ ̄ ̄ ̄.⌒\ 〆 ../ モエ主義 ヽ ..(〃 |=======( (__)) ノ_______ ヽ ..| .| (/ ― ■=■⌒ / ..| |Y Y\__ \/ ̄||∪|\ |.| |\ \ ..▼ .ノ)__||∩|/ | \/ | ̄ヽ  ̄ ̄゛) . ̄´ | \―¬  ̄ _) \ ./\__ ) | | | ∨ (__)_) とりあえず支援家置いときますね
スルーしろよゥ。おまいら。 評価、批判は分家にスレあるからそこでよろ。 ここの雰囲気は大事にしてこうぜ。
作者への要望も。>806 本スレは、基本的にSSの投下とその合間のネタ雑談中心でいきましょう。 評価、批判、注文は作者のやる気を削ぐ可能性があるから。(最近、新規職人の数が少なくなってきてる気がします・・・) どうしても本スレに書き込みたい場合は、批判などに取られ難い様できるだけオブラートに包んだ言い回しにしましょう。 直接的だと住人同士で変な対立を産みかねません。 (マンセーとアンチとかの対立は、はっきり言って泥沼化します。スレ崩壊に至る危険も。このスレも過去にそう言う時期がありました) マンセーのみしか受け付けないのか?と言う意見もよく聞くがそうではありません。 読んでる住人の中には、投下されるSSをとても楽しみにしている人間がいると言う事を頭に入れて発言しましょう。 人間、気に入っている物を貶されると感情的に反抗したくなるものです。 (魔術師1氏を代表する様な事例も、その一つだと思います) 以前と違い、批判する場所も出来た訳ですのでわざわざ唾を吐きかけにいくのは、そう言う住人にケンカ売っているのと同意義です。 そこら辺を考えて、本スレと分家を(立場も人格も)使い分けて楽しみましょう。 深夜に長文スマソ
昼休みなのでな? 小官のに関しては、遠慮は要らんぞ? スレは臨場感が命! 正直小官はその『乗り』を楽しみに出没している。 まあ、人の意見は十人十色、言ってナンボのレス具合って事でな? マンセーされれば嬉しいし、批判を浴びれば『次の展開見てからな? 』とやり返す。 楽しくなければ続かない! 情熱と云う『薔薇』が無くちゃ、生きて行けない! 真剣に、そして愛憎を以て、小官は接しよう。 以上、所信表明終わり。 では、な?
おっとついでに。冷静に為って見たら。最後、穴だらけだ。 パターンBバージョンを採用するので、「陰謀」とか「設定」とか「キャラ会話」 好きには朗報だが、小官の黒いノリ好きは少々お待ち頂きたい。…待っていてくれるならな? パターンAはな…その内『繋げる』。…コンセプトは『800+1+2+5−7』だ。 少年は使わんのでそのツモリで。作品構成上どうしても『必要』なのだ。では昼礼も有るので、さらば!
…行為そのものは書かん。不謹慎行為を前の何スレかでやっちまって反省しきりだから。では、な。
>>809 …………………………80i(゜゜)\バキッ!
それじゃ、ヤオイと言うよりショタ?だな。 皇帝の息子あたりが山田に惚れる?なんて展開を予想してしまったよ。 息子はどっちかって言うと、将来山田の有能な副官みたいな感じに修まると妄想していたが・・・。 ニアピンだな。
…武装走の記録会…欝だ…。鬱だからストック全投下! …時間が無い!
山田は走る。腕時計を見る。『太陽電池仕様『G』』は2120を過ぎようとしていた。宿舎棟の入口 に到達し、立ち止まり、息を思い切り吸う。…山田は、自分が天威に『染まりすぎた』と感じていた。 「総務及びチームリーダー! 集合! 着替える必要なし! 命令変更だ! 」 「一斑チームリーダー、サジシャ候補生集合終わり! 」 一番先に飛び出してきたのは以外にもサジシャ候補生だった。実は一斑のチームリーダーだった。 多分、午後の授業で反抗してきたのはてっきり自分が『総務』に任命されるものだとばかり思って いたのに天威の「鶴の一声」でマニュ候補生に決定されたのが不満だったからだろう。その次は、 マニュ候補生だ。山田はその姿を確認した途端、真っ赤に為って天井を向き叫んだ。俺は馬鹿だ! 「付記事項! 女子は男子に見られても恥ずかしく無い格好でだ! …急げよ総務! 」 マニュは夜衣に着替えていた。…透けているモノだ。サジシャは凍り付いたが如くマニュを凝視 している。山田は天井を向いたまま、彼の頭を自分の側に向けさせた。…男女混合なのを忘れていた 山田の痛恨のミスだ。少年少女は健全に育てねば! 宿舎棟の部屋割りの再考を誓う山田であった。 …全裸でモノをぶらぶらさせて走ってくる男子魔導候補生を次に見た事がそれに拍車を掛けていた。 「…服を着ろ! 貴官が恥ずかしく無くとも、周囲の者が恥ずかしくなる! 自分を失望させるな!」
少女の「羞恥を湛えつつもそれでも真面目な」声は、そそるモノが有る。山田の悪友の言葉だ。 それは真実かも知れないと、山田は実感していた。何か自分がかなりの変態嗜好の所有者に感じ、 山田は急いで数学の公式を無秩序に頭の中で並べ立て、生じた『邪念』を思考から追い払う。 「…マニュ候補生以下6名、集合終わり! 」 「…休ませ! 」 「せいーれーつ、休め! 」 「…楽に休め。各班に伝達。命令変更。起床時刻0630、一旦寄宿棟前、以後『舎前』で通す。 覚えて置け? 舎前で0640に人員点呼を行う。服装は…見られても恥ずかしく無い格好だ。 そのまま朝食を取れるような、が最低条件だ。質問は有るか? 」 「ハイ、三班チームリーダー、カー・ヴェ候補生! 」 「何だ? 質問を許可する 」 「それは先程の『付記事項等』を踏まえての事でしょうか! 」 「…裸で出てきた貴官を見て確信した。言って置かんと『拙い』とな? 他には? 」 「無し! 」 「では、続けるぞ? 朝食喫食は0700より。集合は0820舎前。服装は『動き易い格好で』、だ。 0835授業開始。内容は整列時についての命令と動作と移動時に措ける『お約束』を教育する。 6班チームリーダー、フィム候補生、伝達内容を復唱! 」 魔導士の卵だけ有って、記憶力は目を見張るものが有る。山田は褒める事にした。実は『褒めて』 は為らない。自衛隊の教育は一度展示すれば、全て『出来て当たり前』の世界なのだ。だから年配の 自衛官は『褒められる』事を嫌味に感じてしまう。しかし彼らは…未だ『兵士』では無い。
「貴官等の記憶力には期待して良さそうだな? 各人、役職は持ち回りだ。全員、いつかは総務に 就く。勤務内容を良く把握し、交替者に確実に『申し送る』事が出来る様に努めよ。それが里井 が総務、班長を『右翼者』から選んだ理由だ。これからは『連帯責任』を適用する。一人も目標 時刻に遅れる事は許さん。何が必要なのかは各人、思う所がきっと有るはずだ。今日の就寝時間 は変更無し。確実に『消灯』せよ。勉強を続けたい者は…『天威』の部屋で一時間のみ消灯延期 を許可する。希望者を総務は5分後に報告。夜間には自分が巡回するので、騒ぐな。寝ろ。以上。 では解散…別れ! 」 「別れます! 各チームリーダーは班員に伝達…」 山田は胸の中でほくそえんだ。…ヒントは、与えた。後はそれで気付くかどうか、だ。新米隊員を 引っ掛ける『単純』な罠だ。まあ、悪いが候補生達が気付く事は十中八九無いだろうと山田は思う。 『性格悪ぅ〜…。五分前行動なんて言われ無いと普通は気付かないよ? 』 『身体で覚えて貰うのが一番さ…。で、お前今何処に居る…って…俺のベッドか! 』 『わ〜、そこまで解っちゃうなんて、スゴ〜い! 』 『其処の革張りのケース持って部屋を今すぐ出て、階段に出ろ! 生徒が来る! 』 『このまま? もう、せっかちなんだからぁん…』 『…服を着て、だ。くれぐれも、出遭った少年少年をたぶらかすなよ? 』 山田は己の安眠を期待できない事に今更ながら気付いた。『夜間』が人間種の時間では無い事にも。
消灯延期者はマニュとサジシャと、ギイ候補生。サジシャが言うには『生徒三傑』らしい。ギイの 視線が山田を刺す。ピンと来た山田は急いで『心の壁』を張り巡らせるイメージを創る。 「不躾だな、ギイ候補生? 人の心を覗く時にはまず、一声掛けろ」 「…解っちゃいましたか…さすが英雄山田浩二曹長だ…隙が余り無い…残念だなぁ」 「里井天威2曹、だ。里井助教でも構わん。後な、授業中にそんな言葉遣いしたら連帯責任適用で 皆に罰則を与えるからそのつもりでな? ギイ候補生? …サジシャ候補生、私的制裁は許さん。 俺の部屋の机は大きいから、移動させてベッドに座って使用せよ。消灯時間は俺の遣り方で伝える。 以上。…質問は有るか? …無し、の様だな? では、別れ。勉学に励めよ、若人…」 背を向け、右手を上げ、軽く振って山田は場を離れる。階段を上る途中で、黒い物体が眼前に突き出さ れるが、山田は苦も無く避ける。夜目は鍛えて有る。…これまで経験した幾多の『訓練』と『実戦』でだ。 『少女』が革ケースを突き出したのだ。この中身の『モノ』が無いと『真の隊員教育』は、始まらない。
「多分…応えてくれないと思うよ…? 約束でも…? まだ持ってるかも解らないし…」 「いいや、持ってる。アイツから盗聴を取ったら何も残らん。周波数もメモリーに入ってる 筈だ。俺と奴しか知らん、な? 俺のコイツの音色を聞けば、奴はきっと連絡を入れる。 駐連…帝都駐留連絡部に里井として挨拶に行った時…顔を見た。小川の奴…俺の職種徽章 を見て 変な顔して見てたからな? 普通科のモノだったからな…? 俺は特科だから…」 ケースの中身は良く磨かれた『ラッパ』と、少々年代モノの市販の『携帯用高性能無線機』だった。 ラッパは『ラッパ手集合教育』の際に購入した私物。『無線機』はその『教育』が終わる際に、 『バディ』から贈られたモノだった。バディ、相棒…。新隊員前期を共にし、また巡り合った悪友…。 無理矢理にキャバクラに連れて行き、おねえちゃんに『イイ顔』を出来たと喜んで居た馬鹿野郎…。 「噂の人だぁ…ホントにつれて来たんだぁ! 憲人ちゃん! 」とか言われてたな…。アイツ…。 「お前の音色は直ぐに解るって、ホントかな…? 」 「さあな? ミュージシャン志望とか言ってたが、本当かどうか…」 屋根の上に出る。自分の見慣れた異世界の夜空とは、少し異なる星配置だが…その輝きは変わる事 無く、山田と『少女』を照らす。遠い『あの日』、こうして深い森の中で見上げた…。数百年、過ぎ た事実を改めて実感する。『少女』が山田の腕を突付き、我に還らせる。ふと腕時計を山田は見た。 2155、消灯の五分前だった。頭の中で山田は反芻する。懐かしき、『生の』消灯ラッパの旋律を。
>812よ、ハズレだ。伏線は張ってある。『上官』で『榊2尉』だ。急ぐ! 着替え時間が終わる! とうかしゅうりょう、ではな!
そろそろネタ系と思考実験系でスレ分けた方がよくないか?
>820 分けるとしても、何処に立てる? 軍板に立てるわけには行かないと思われ。 ただでさえ板違い気味だし。
…軍板から去るなら、お別れだな?
食事に向かう。…どの道、ここ以外で書く気は無いね、小官。それだけ。
ネタ系は残留決定だろ。 ここ以外のどこに出しても恥ずかしい話ばかりだぞ。
…その通り。小官、恥ずかしくてな?
食堂の近くに隊員居室が有るのは僥倖だな? 移動してメシを貰い10分で喫食して 居室に戻り、パソコンの前に居る。正直、スレ分断はな? と思うのが小官だ。好きに やって受けなければ自然淘汰を受ける。住人に。これまで巧くやって来た。 これからも何とか、現路線で引っ張れないものか? …ただの戯言だがね。
最近ネタ系がない。
ということで、一つ振ってみよう。
>>586 さて、当然と言うべきであろうが、F世界にはF世界固有の動植物がごまんとある。
しかもこれらは(話の設定上当然そうしないとまずいのだが)人間に対する安全性は折り紙つきである。
こういうやつ、帰ってから利権にならないか?無論、十分に研究されていれば。
薬草とか有用なものであれば、遺伝子特許とりまくりの儲けまくりだぞ。
なんどもいうが、>820みたいなのは分家を使って発言しろよ。 わざとじゃねえだろうな。
>827 ネタというよりツッコミだな。 他人の世界観に突っ込み入れて、今作ってる話を壊すのは良くない事だと思うが。 つーか、話してる内容も過去スレでいくらでも話題にのぼったし。 で、結局オチは嫌展。
>>829 おまえ落ち着け。
せっかくネタ振ってんだから、小さな事で絡むな。
本日のお題 資源・エネルギー問題。(供給できるようになるまでどうしのぐか) 結論が出てないので再利用。
>>829 ガイドラインにも突っ込み禁止とは書かれていない。
>827 …例に引いた文章で、明らかに小官に対するツッコミだな? だからぁ、『狙って帰れた』、ワケじゃないのよホントにぃ…。 これから説明がてら丁寧にやってる最中なんだからぁ…。ウウ…。と、壊れて見る。 もうヤケだ。一部ネタバラシ。本土の採集部隊が編成・訓練中に送り返された。 第一次転移は、『王国連合』の神々の仕業だよ。設定では、ね。 あのな? 軍組織の部隊はな? 人員集めてハイ出来ました、では当然無い訳でね? 聞いてるかな? 指揮系統やら装備やらの段取りが当然必要でね…って書いといて、 民間密漁者の存在をすっかり、小官忘却。まあ、突っ込み入れてくれて嬉しいね。
>>827 ここでブッdだ設定を持ってこよう。
「遺伝子の媒体がDNAではない」
但し、核酸の材料は自然界に存在するので地球人は生存可能。
人間が存在するが、あくまで「形と習性が似ている」だけ。
どうだ!!
右手にお箸、左手にお茶碗。 お茶碗の中には御飯が入っていて、お箸を使って御飯を食べる。 そこまで教えないと飯も満足に食べれない人が最近は多いようで。 わかんないなら手づかみで食えよ。って感じ。
>836 まあ、小官の『産まれた』切っ掛けでは有る。小官元々、荒らし風の 『解説くん』な訳だ。苦には為らんと言えば嘘に為るが、軍事に興味を 持ってくれる人間が増えると、嬉しい。思考シミュレーションは楽しいよ。
838 :
836 :04/04/20 21:42 ID:???
ちなみに、このフレーズは元自衛官の上司の口癖。 物わかりの悪いやつに向けて言う場合と、異常にこまかい奴に言う場合の二通りがある。 ・・・自衛隊ってそういう組織なのだろうか・・・
まあそもそも
>>827 の振ったネタが羅門祐人の時空防衛隊1944の引き写しとしか思えない訳だが。
むしろ人間に対する危険性が折り紙つきなF生物を解剖(バラ)してえなぁ……
>838 そうだね。まずここで自衛隊がどう言う『理念』の元、行動しているか解説するのにイイ機会だ。 与えられた命令には必ず、『作業完了時刻』が有ると考えて呉れ給え。その時刻までに必ず作業は 『終了』していなければ為らない。 ・悪い奴→「貴様がボケッと突っ立ってる暇など何処にもない! イイか、目標を達成する順序 が存在する! 先ずはそれをやれ! 貴様には大筋は理解できん! 」 ・理屈君→「貴様がそれを知った所で何が出来る? 今しなくてはならん事は何か知っているか? 理屈を垂れる事では無い! そんな暇があったらやることやってから言え! 」 てな具合だ。質問、受け付けるぞ? …全ては類推能力に掛かっているがね?
>>389 解剖の場所には、さいたま市内の廃棄物処理場「エリア51」が選ばれた。
842 :
836 :04/04/20 21:57 ID:???
逆に言えば、 終了時刻までに作業が終わればいいと言う事かな?手段を(良識の範囲で)問わず、自己工夫をして。 そういえば、上司は要領が良く応用がうまい人物で、職場でも切れ者で通ってる。 元ヤンで学生時代は馬鹿だったらしいのだが、やっぱ自衛隊で鍛えられたのかな・・・
>>835 ならばその媒体は何か?RNAはDNAより不安定だからDNAと比べて保存にはあまり向かないとか。
>842 そうだ。常に結論から出発する思考法を叩き込まれる。 『最短ルートで無駄を省き、目的を完遂するためには今の自分に出来る事は何か?』 その能力を『徹底的』に仕込まれる。日々の生活でも、訓練でも。『時間』が全てだ。 余った時間は装備のチェックや機材偽装の補完などに『有益』に使用できるのだよ。 だから、『知識馬鹿』には勤まらん。戦闘部隊には『機転と知恵』が重要視されるのだ。 …どう言う意味か、諸君には解って頂けると思う。幹部連中が嫌われる遠因さ。
そう言えば祖父が、その場を誤魔化すのが得意な知人(祖父と同年代)を指して 「あの人は陸軍(徴兵ではない職業軍人)だったから……」とか言っていたなあ。
自衛隊式の教育に染まると魔導師はどの様に育つのか・・・ なんとなく見えてきたな。 ・・・床掃除がうまい・・・
>845-846 …効いたよ。ボディブローの様にね…。ウム。今日の投下は止めておこう。 喧嘩を売られたら買うしか無い。とことん、付き合おう。
849 :
845 :04/04/20 22:13 ID:???
>>847 聞いてくれるな。
衛生兵としてミンダナオ島で戦った祖父はつい先日靖国へ赴いた。
気にしていた太腿の銃弾は骨の中に見つからなかった。
俺のじいちゃんはマニラに着く事無く、輸送船と共に海の底へ・・・
851 :
845 :04/04/20 22:20 ID:???
>>848 いえ小官殿に喧嘩を売ったつもりは全くありません、
>>849 のような事情で昔聞いた話をふと思い出しただけです。
どうかお気になさらずSSを投下して下さい。
俺の友達のじいちゃんも、身体に撃たれた後があった。 そう言うの目の当たりにすると、妙な気分になるよなあ。 変に尊敬してしまう自分がいる。
…書くのを止めろと言いたいのなら、ハッキリそう言えば良い。 奥歯にモノの挟まったレスは見ていてとても…哀しい。お休み、諸君。 今日は…気力が萎えたよ…。
>>844 旧軍でも、幹部と兵卒の教育はまったく逆だったとか言うが、やはり今でもそうなのか。
じいちゃん自慢大会かw 母方のじいちゃんが『俺は昔、キ84を作った事がある』と自慢げに語ってたのを思い出した。 昔は工場の一従業員も誇りを持って、戦争に参加してたんだなあと今更ながらに思った。
856 :
845 :04/04/20 22:25 ID:???
>>844 >幹部連中が嫌われる遠因さ。
から連想して書き込んだだけなのに……文字のみの限界か。
ダ━━━;y==━∵д゚)・∵━━ン
857 :
846 :04/04/20 22:26 ID:???
俺も皮肉で言ったつもりはありませんよ。 こういう描写があったら面白いだろうなあとネタを振ってみただけです。 拗ねんといてつかーさい・・・
ああ…応えねば、為るまいな? 幹部は『ゼネラリスト』に、曹は『スペシャリスト』に育てられる。 しかし、大局を見渡せる筈の前者が、後者に思考の視野で敗北する組織…。 それが陸自だ。勿論、中には、立派な人物も居る。 だが、『俺の求めている物はこんなモンじゃ無い!』と完了時刻間際に 為って抜かす幹部が『非常』に多い。それなら最初から細かく指示しろと…。 スマン、愚痴に為ったな? >846よ、現実は…指摘されたく無い物だよ。
859 :
846 :04/04/20 22:31 ID:???
昔、小官殿が語っていた『自衛官は掃除がうまくなくてはならない!!』という発言を覚えていて、 小官殿ならこんな感じになるのかなあ・・・ と、妄想してしまった次第で・・・ あまり気にせんといてつかあさい。
一つ、軍人は要領を以て本分とす……
武装走と云うモノが有る。背嚢抜きの、テッパチ、作業服(迷彩服)、サスペンダー、弾帯、半長靴で 小銃持って5kmを『全力』で走る。今日の小官は気力を支える体力が残って居ないのだ…。スマン。 大人げ無い真似をした。このレスを謝罪代わりに解釈して貰えると、嬉しい。
>>858 そこで上司も部下も「お茶碗と箸の愚痴」になる訳か・・・
軍組織ってもんはどこも同じなんかなあ・・・
それとも日本だけか?
後、密かに中国の軍隊も興味あるンだが、誰か知ってる人いる?
>>861 話し聞くだけで疲れてそうな感じが良く分かる・・・
しかもそれでレスに答える小官殿に尊敬の念がふつふつと・・・
>859 当たって済まなかったな? まあ>858の様な事もあったのでね…? 想像力の翼が萎えた状態なのだ。以外に小官もナイーヴなのだな…。 気にしないで呉れたまえ。普段の小官ならば冗談で返したろうに…。
お休み…。プロットは出来ている。執筆にかかるよ…。だが今日は、お休み。では、な?
>>858 つまり、幹部はどういうわけか官僚みたいになるということでしょうか?
>866 小官の体験談だ。若干濁す。まず、小隊長に命令が下された。『0030』までに 機材配置し、発砲可能な状態にある事、と。小隊陸曹は小隊長と各班長達を集め、 討議した。『任せる』と言った。『了解、しかし、指示はして下さい』と釘を刺した。 しかし、『一つも』指示は出ない。最初の命令通りに陸曹達は動く。そして、配置 完了後、小隊長が言った言葉は…>858だ。
>868 ・・・単なる『いびり』の様な気が・・・ どこでもいるんだなあ・・・こういう上司・・・
>>867 イラクの部族社会みたいなもん?
管轄違うと風習違うみたいな。(つーか、日本でも同じか)
作業完了指定時刻はあと2分。狂っているとしか言い様が無い。小隊長は新米では無い。 事前に陣地偵察も小隊陸層と済ませ、機材配置の場所も決めてある。それなのにも関わらず! ピンからキリまで居る。下の気持ちを斟酌していては、上は行動出来んのも解っては居る。 しかし、しかしだ。言いたい。知識馬鹿は幹部に為るな。迷惑だ。それだけだ。
それが、今日の小官の身に起こった全てさ。お休み、諸君。では、また。
あ、類似だな? ホントは書類関係。実は小官、係陸曹。担当は秘密。
自衛隊は2チャンを監視してるらしい。(そういう部隊があるそうだ。自衛隊板にあった) 連隊批判のレスを発見すると、後日の朝礼で注意がなされるそうだ。 ・・・小官殿。お気を付けて・・・
文書を上げたら、突っぱねられたのさ。そしてあの台詞。>868と871は演習中。 時刻見たら解ると思うが…その時刻…小官SS投下中だったろう? ウム。 お休み。
>>843 そもそも核酸が成分の化合物が遺伝子ではなかったら?などと言ってみる。
それで安定で遺伝情報を運ぶのに最適な化合物を設計するのは俺には無理だけどね。:-p
まああくまで「ブッdだ設定」ってことで。
(ファンタジーにするなら「霊体」か?いや、これはおカルト分野か。)
今スレの見ものは・・・魔術師1氏がSSを書いた事と、小官殿のSSを手塚マンガ方式と言った
>>582 にあると思う。
なんというか、 小官の最近のssも火の鳥みたいなノリだと思った。
ところで、間違った世界史氏のエルフ話はどうなった? あの作品の雰囲気好きなんだけど・・・ ところで、あのエルフ達も下着は褌なんだろうか?
技術レベルからすると褌、あるいは何も付けて無い、というのが妥当だろう。 ちなみに、女子でノーパンだと、「立ちション」するのに最適らしいし。 スカートをたくし上げてお尻を突き出し、後ろ向きに「シャーーッ」っと。 けど、下着についての記述が本文中に少しだけあったような、うる憶えだけど。
さすがに「ペニスサック」つけたエルフは見かけないな、そういや。
懐かしいな。その設定。
エフル殿はどうしてるのだろうか?
そういや晩飯はカレーだった
>知識馬鹿は幹部に為るな。迷惑だ。それだけだ。 海自関係スレを荒らしてるバ幹部(IJA-SS)なんか、この典型なんだろうな・・・・。
>858を見て思ったが、 幹部って完璧主義者には勤まらない地位だな・・・ 『結果よければ全て良し』みたいな感覚が持てる人間じゃないと、周りからあまり人望を得られない予感。
むしろ完璧主義者に向いてるのは曹だな。このスレの小官のレスを見て気付いたよ。
888 :
887 :04/04/21 11:35 ID:???
いちいちいちいち、レスの返しが丁寧すぎるから。それだけ。
返答を丁寧に完璧にこなすのが自衛隊員なんじゃないの? やっぱ報告って大事だろうし。自衛官の性なんだろうなあ・・・
888は蛇足だな。 そう言うのは思っても口にしないもんだ。
小さなことに熱中し過ぎる人は概して大きなことができなくなるものだ。 ラ・ロシュフコー
一兵卒に大きな事をされても困ると思うが。 命令した事を正確にやってもらわないと逆に困る。
体力練成前の着替え中。先だっては済まなかった! お詫びにストック投下だ!
2200。山田は息を大きく吸い、ラッパに唇を当てた。懐かしい金属臭が、山田の胸を高鳴らせる。 朗々とそして叙情的に、山田の吹く消灯ラッパの旋律は星降る夜を震わせた。自衛隊帝都駐屯地の 隊員宿舎の明かりが、一つ、一つ消えて行く。…正規の消灯時間にはまだ一時間も有ると言うのに。 自衛官の一日は、ラッパに始まりラッパに終わる。大体『録音』で賄われる事が多いが、生演奏の 時も有る。各駐屯地によって違う。怖ろしいのは…結構、離れた距離に有る駐屯地にラッパの旋律が 届いて居る事実だった。驚異的な肺活量だ。同じ旋律を2回繰り返し、余韻を残しつつ、山田のラッパ 吹奏は終わりを告げた。山田はラッパを唇から離し、ケースに置き、代わりに無線機の電源を入れる。 弱弱しいLEDの紅い光が点灯した。ホワイトノイズが聞こえる。スケルチ調整をしようとノブに手を 遣ったその時に反応が有った。比較的クリアな音声だ。FMはこれが醍醐味だと声の主は言っていた…。 「小川…だよな? 真面目くさって、『ハロー、CQ』って…ハムじゃ有るまいし…」 『やぁ〜まだぁ! …ってこのネタで笑えよ? ちゃんと? なあ『ドカベン』? 朝に無視 されたんでビックリしたぞ? この前期のベッドバディの顔を忘れたのかよってな? 』 途端に、相手の声のテンションが上がる。小川憲人三曹。現在、帝都駐留普通科連隊所属の隊員だ。 声の渋みが一瞬にして無くなってしまうこの『ノリの良さ』が…当時の山田にはとても羨ましかった。
懐かしい日々。直営売店で割り勘と云う約束でアイスを買い、踏み倒された事。『中の』床屋で 散髪中『坊主にしようぜ』と仲間に言いつつ、一人だけスポーツ刈りで逃げた事…。それらの光景が 瞬時に記憶から甦る。それでも、『いい奴』だった。山田の口元から思わず苦笑が漏れる。 「…久し振りだな、小川…? 今何してた? 多分、ここの警備の終わった後だろう? 」 『相も変わらず見事な音色で! 優秀隊員はやっぱ違うわ! 同部屋の奴、間違えて電気消し やがった。今日の警衛隊のラッパ手、恥ずかしくて今夜の吹奏、辞退するぜ。あーカワイソ。 って俺は明日の警衛でやるんだけどな? 迷彩のアイロン掛けが空しいぜ…畜生ぉぉぉ! 』 「…スマン。明日は多分『甲武装』だ。…『カラミティ』来襲予定。上に貸しが作れるぞ? 駐屯地のS-3…警備主任に話せばな? …小川? おい、小川! どうした、おい! 」 数瞬の沈黙が訪れた。『カラミティ』。…意味は災厄。自衛隊内でその単語が差す人物は一人しか 存在しない。国会議事堂前をこの世の地獄に変えた優雅なる『存在』。数々の実績を上げた武装警察 の『総力』を持ってしても1時間持たなかった『化け物』。武装警察が無能の烙印を押されその後、 解体される切っ掛けを作った自衛隊の『大恩人にして同盟者』。始祖皇帝を指す『隊内隠語』だった。
『マジかよ…? 何時だそれ? 選りによって何で俺が上番のときに…! くそ、クリーニング したばかりだぞズボン…! 白手だって予備有るけど…ああ! 何とか延ばせんか? それ? 同期のよしみで…な? な? な? 山田ちゅわ〜ん…ノリトからの、オ・ネ・ガ・イ! 』 「同期だから先にお前に情報を流したんたぞ…? 段取りつけ易いように。…午後イチの予定だ」 甲武装。それは通常礼装にライナーヘルメット(プラ製)、弾帯、半長靴、白手袋を着用した姿で ある。弾帯には銃剣を付ける。言わば『来賓』を迎える際の礼装だ。当然、入念な前準備が必要だ。 『わーった、わーったよ! 融通キカネーのは昔っからだからな! でもやばいぞ? 武装警察 残党が帝都に潜伏中って話は、結構出てるんだぞ? いいのかよ? そんな美味しいネタ? 』 「…この際、徹底的に叩く。ああ、そこでは俺は里井天威2曹だからな? 山田って呼ぶなよ? 」 『…里木…だと? 』 「里井、だ。 …どうした小川? 俺、何か悪い事言ったか? 」 「いや…何でも無い…。2階級特進したって話…嘘だって解って嬉しくてな! …S-2、保全の 方にも話を通すぞ? 情報漏れがどっからか知りたいろうしな…。じゃ、明日な! 里井! 」 無線が切れた。電源を切って、山田が一息つく。突然ポン、と肩に手を置かれて山田は振り向いた。
「…妾に、早急にベッドバディの差す意味を至急、説明せよ。返答次第では、ただでは済まさぬ」 「勿論、『カラミティ』って意味も…だな? …お前! 居るなら居ると言ってくれればっ…! 」 山田は『少女』を向き、半泣きの声で怒鳴った。『少女』の妙に無邪気な笑顔が山田を迎える。 「たのしそ〜に話してたから、邪魔しちゃ悪いかなっ、て思って。そんなに夢中だったんだ…? 」 「…折角聞き惚れて居ったと言うに…。話は校長室で聞く! …異存は無いな? ヤ・マ・ダ? 」 始祖皇帝の目が、笑って居ない。本気だ。山田は自らの軽率さと間抜け振りを心の底から、呪った。 始祖皇帝が山田の襟首を引っ掴むと同時に、校庭へ跳んだ。山田の眼前に地面が迫る。死ぬか…? 山田は全身の力を抜いた。それも良かろう、と。所詮拾った命なのだ、と。恐怖など無かった。 激突すると思った瞬間、ぐっと抱き抱えられる。…横抱きにだ。何故か着地の衝撃は…感じなかった。。 「なあ…」 「なんじゃ? 己の良心が余りにも痛んで痛んで、校長室まで告白が待てぬのか? 」 「…俺は俺として何回、甦った? リイ記念帝立魔法学校の…リイはリイ・アメイのリイだな? 俺の名乗っていた名前は里井天威だが、読み方を変えればリイ・アメイだ。…伝承では…」 「…どの道、話さねば為らぬ、か…。よかろう、話して遣わす。付いて来ておるか! 娘! 」 「わたしには聞く権利が有る。そうよね? 防護結界は張れるよ? 誰にも聞こえないように…」 長い夜に為る。山田は己の言わねばならぬ事の残酷さを思うと、良心の痛みを抑えられなかった。
投下終了、それではいそぐ、では、またな!
.__ /__|__ /_了 ゚Д゚)ゞ 乙礼!!
あの…小川三曹と里木って、例の「デ●ヲ○ヒ○キー」のSSの人でつか・・・?
小官殿、最初から全部計画してた・・・はずないか。
乙です。
なんか深みを持ってきたな・・・今回の話。
掲示板投下のssとは思えないほどの掘りさげ。
ここまできたら、徹底的にいって欲しいなあと個人的に思ってしまった。
>>900-901 名前って考えるの面倒臭いもんなのよ。
小官殿の部隊の人か同期じゃないのかな?
>>901 そうだったらそれはそれでたいしたものであるが。
手塚マンガというより永井マンガのような臭いがしてきたな。
(別々に書いたものを強引にまとめようとするあたり。)
>名前考えるの とりあえず姓なら、 ・植物名から取る ・地名から取る あたりは有効かな。 あとは、 ・県別の姓ランキングみたいなのから引っ張ってくる。 下の名前はDQN名、非DQN名のテンプレなんてのがWikiの[[世界設定のテンプレ]]にあった。
906 :
905 :04/04/21 20:52 ID:???
補足 長野県に住んでる「千葉さん」っていう個人的な知り合いがいる。
次スレから
>>1 のテンプレに
・覇壊の宴は第1章でガイシュツ
を追加キボンヌ。
ついでに
>>1 の注意書きの6番目を
・嵐は徹底放置。気に食わないコテも徹底放置。かまった者も同罪。
と変更キボンヌ
>908 …小官の事だったら哀しいな? で投下する。…「いい所」が書けん…。
「あのな? 185cmの大丈夫がな…? 『御姫様だっこ』される情けなさと云う物をな…? 」 「難ならこのままそなたの生徒に見せてやっても妾は一向に困らぬがの? 生徒公認じゃ! 」 「あ…山田…さん…」 「や、やあ…。これにはとてもその…複雑かつ不可解な事情と云うものが介在しているわけで…」 「…あ〜あ、下手な言い訳…。心の中聞いてたらもうアタマ痛くなって来ちゃう…」 「…丁度良い。そなたも同席せよ。…そなたも実は関係者じゃ…。共に聞くが良かろう」 校長室に繋がる廊下を始祖皇帝に、横抱きにされたまま移動する山田は、そこに丁度通りかかった 『戦乙女』の娘の姿を真正面に認め、弁明に掛かろうとするが、動揺と己の『醜態』で舌が回らなく なる。『少女』は山田の『エエ格好しい』の本性が解っているので、愚痴を零した。『漢として』が 行動方針の山田は、『こうあるべきだ』の『理想像』に異様な程、こだわる悪い癖が有るのだ。 校長室のドアが『戦乙女』の手で開かれ、山田と始祖皇帝が入り、『少女』の手で閉じられる。 山田の耳を、空気の唸りにも似た圧迫感が襲う。『少女』の仕業だ。狙った獲物が集団の中で生活 している場合、捕食する際に、周囲に気付かれぬ様にする結界を張る事が出来るのだ。その御蔭で、 助かった事が1、2度有る。その後、指から精気を吸われ半死半生の目に遭ったのは言うまでも無い。 「…まずは妾の問いに答えよ。以前に聞いたのは『バディ』は相棒の意。『ベッド』は寝台じゃ。 この2つを並べれば、寝台の相棒。…そなた女性は要らぬと言うのはもしや…」 始祖皇帝を知る者は仰天するだろう。明らかに声が上ずり、動転の色を見せているのだから。 椅子に座らされた山田は軽く溜息を吐き、両手を組み合わせその上に顎を置き、余裕たっぷりに口を開いた。
「あのな? ベッドバディと言うのはだ、自衛隊は毛布とシーツでべッドメイクする。新隊員の 教育期間の時、2段ベッドの上下2名で組を作り、2人一緒に為ってベッドを『作る』んだ。 朝に為ったら解体して、元の毛布とシーツをキチンと畳んで置かねば厳罰を食らう。毎日毎日 教育期間が終わるまでそれが続く。前期新隊員教育時、その相棒だったのが…小川憲人こと…」 「ヤ・マ・ダ・ちゅわ〜ん! って言ってた人なワケ。もう…面倒臭いからわたしが続けるね? 『カラミティ』は貴女を差す里井の仲間の暗号。意味は『災厄』。自分があの国で何したか 覚えてるはずよね? 貴女は? 明日の予定のそこら辺は知らないから、それは里井に聞いて」 2人の詰問のキツイ眼差しが山田を射抜く。普通の人間ならば漂う雰囲気に呑まれてしまう所だが、 山田には既に免疫が出来ている。おろおろする『戦乙女』を手振りで制して、不敵な笑みを漏らし、 口を開く。やり取りが楽しくて仕方が無い、と言った様子が何故か『キマッて』いる。 「俺の教育する第一区隊ぶんの被服受領を敢行したいんだ。まずはトップダウン方式で、お前に 駐連に電話か何かで連絡して貰おうと思ってね。話はガツンと一発大きいのが出張らんと、 ノラリクラリとかわされてしまう。生徒の付き添いで俺も行くから、当然お前も行くと思って な? 違わないか? 違うんだったら謝罪するがな? 行きたくないのか? あ、残念だなぁ…」 「…娘。一時結界を解け。此処から『電話』する。終わり次第再構成じゃ…この悪党めが…! 」」 「ハイハイ…で、結局言う事聞いちゃうわけね? ドーテーの癖に、女の扱い巧いんだから…」 「それは言わない約束だろうが! 俺の心はたった今、マリアナ海溝より深く傷付いたぞ! 」 「わ、私は…気にしませんから、ね? 山田さん…そう怒らないで下さい…」 何のかんのと言われ様と何時もの『漫才』で力関係はイーヴンで有る事を確認する3人? であった。
投下終了。SSの『キモ』を今執筆中。では、な?
913 :
908 :04/04/21 21:15 ID:???
>>909 個人的には小官殿ことをそうは考えていません。
むしろ某魔術師と、名無しで彼を叩く輩のことがウザイだけです。
あ、あくまで「個人的な主観に基く」意見ですよ。
安心したよ。有難う。この所、「ウザイ」くらいの出没量では無いか、と思ってね。 『キモ』が書け次第、投下したいと思っている。その時は予告するよ。では、また。
>>914 質問ですがよろしいでしょうか?
1、MDだなんだで陸にはしわ寄せが行くようですが、どうお考えでしょうか?
>>4 の
■今までこのスレで討議された議題
もさスレの現状が反映されなくなって久しいなあ。
個人的にはテンプレから外しても良いと思う。
国策、だからね。従う他は無いだろう。水際防御の方針を貫けるなら、貫いて欲しいね。
こういうこと書き込んでる時点で自分も「同罪」だな。 酒入ってるってことで勘弁してくれぃ>>ALL
>>916 >>11 で「未整理案件のみに絞る」という旨の案が出てる。
レス数が900を超えたってことで、議論してもいいと思われ。
>918 そのための2chさ。小官も動機は憂さ晴らしである。 昇華したのがSS。しないのが愚痴吐きレスだよ。 …気にしない気にしない。
>>920 感謝します。
それと、小官殿の作品は楽しく読ませていただいてます。
これからもどうぞよろしく。
ああ、よろしく頼むよ。 ドロドロの黒い展開がそろそろ…? 襲撃シーンを書きたくて仕方無し。以上。
襲撃……ドンパチか?ドンパチなのか!?
>>907 「覇壊の宴」は
禿げあがるほど既出!
燃えつきるほど既出!!
刻むぞ既出のビート!
山吹き色の既出疾走!!
ってくらい既出!
では、脱線を感じつつ…投下。Aパートへ繋がる…。非難は甘んじて受ける。感想レスを頼む。
交換手を呼び出し、始祖皇帝が電話を繋いだ相手は…?山田は一瞬で自分の背に戦慄が走るのを 自覚した。『自衛隊の最高指揮権を持つ者』と言えば一人しか居まい。呼び出した途端、『妾じゃ。 覚えて居ろう? 何? 前政権? …もう一度妾に来いと抜かすか? 来てやらんでも無いが? おお、思い出せたようじゃの。『駐連』とやらに明日の午後、出向くのでそれなりの誠意を見せよ。 時刻? 午後イチとしか申せぬわ! 用件は伝えた、切るぞ! 』…電話はものの2分で終わった。 「終わったぞ? で、妾の来訪をあの男に事前に話した理由を聴かせい。良ければ、じゃが」 「…物事には段取りが有る。まず来賓を迎えるに当たっては、警備体制の強化、駐屯地の清掃、 各部隊の参列者の選定、音楽隊の手配などなど、時間と人員の『心構え』が必要なのさ。 アイツに連絡したのは『ボトムアップ』で情報がそれと無く伝わる事を期待して、だ。あと、 『無敵』のお前を狙って帝都に巣食う『不満分子』を燻り出し、殲滅する作戦も向こうは立案 するだろうな。俺の知っている人間が保全か、警備の実務担当者ならそれ位は立案して当然だ。 『穴』の生残者が主に派遣されている現状なら…まあ、榊2尉がどう動くか、だな…」 「榊2尉がね、アブナいの。それはもう、もんのすご〜く! えっと、貴女は…知ってるよね? 」 「…は、はい…。何かもう…あの方の想いが凄く切なくて…思わず共感してしまう程でした…。 もし自分が女ならばっ! とか、お前を好かぬ女など目が節穴だ! 死んでしまえば良いッ! とかもう…正に血を吐く様な叫びがもう耽美の世界と云うかその…山田さん、どうしました? 」 愕然として、山田は戦乙女を見遣った。自分しか知らない『官舎内』や『穴の中』の出来事のはず だった。自衛官には出世に響く『趣味』や『嗜好』が存在する。榊2尉は、『軍組織』では蛇蝎の如く 嫌われる嗜好を抱いてしまったのだった。そう、この『漢』を目指す『莫迦道一直線』の男に対して。
…投下終了。 これが、小官のリハビリを必要とした理由だ。サニティポイントが一瞬にして0と為る、な。
言葉も無い、か…小官も同感だ。お休み…では、また、な? 襲撃シーン執筆中。
かわいそうに、不満分子くらい連れてこないで向こうに留まらせてやればいいものを。
伏線その一。>896参照。 >でもやばいぞ? 武装警察残党が帝都に潜伏中って話は、結構出てるんだぞ? まあ、狙ってるって事でヨロシクぅ!
執筆ノッ参考になるggっがわか欄gふぁjibunn ha ima, minzaito alcphpcohol no yikyoiwouketeiru . kono joutai, riseihaaruteidoaruga, ssintqinouryokuga ichijirusikuteikasuru. karrqada furfura. nanika,yuuyounanetqni hattensaseteitadakukotowokitaisuru . cf) kibougaarebq, chqnntosita Nippongde kakinaosssui.\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\1/ raritteru.MATOMONASSIKKOUMOKOUDLOUMOFFFFFFFFFUKANOU.KANBEENSITTEEEEKUREE. BENMDIH,GOJITUSSSSURU.. JIBUJNDE,NNANNNNNITTERUKAWAKARANAKUHBAAT. BEEENNMEEI,ATODESURU
>>932 まあ上げてないですから、何かのネタなのかも。
>>930 い、いい男の世界・・・山田、頑張れ。超頑張れ。
うむ。サニティポイントについて説明しよう。小官の若い頃に流行った、
(今も有るか解らんが)「クトゥルフの呼び声」だったかのTRPGが存在したのだ。
そのサニティポイントと云うのが、簡単に言えば『理性度』なワケだ。
怪異なモノを見ると低下し、大幅に失われると、恐慌状態。0になると発狂だ。
>>931 は小官のふったネタに敏感に反応してくれたのだよ。…有難う。解ってくれて、な?
ここで投下さ。今、世界観のバックボーンを構成再考中。
妙な間が校長室を制圧する。山田は沈黙に耐え切れず、口を開く。始祖皇帝の視線が…正直痛い。 「俺は言ったがね…? 榊 三郎2尉に…。まあ、始めて逢ったのが幹部候補生の曹長で来た時で、 その頃はまだその…なんて言うか弟みたいに接してて、3尉昇進して見習い小隊長の時に、何かと 面倒見て、庇って、そんなこんなで3尉がBOCへ行き…。俺はその間『訓練場』へ志願して…」 「…で、その心はっ?! …山田ッ! 迂遠な事を並べて誤魔化すで無いっ! 」 「…俺の心は壊れてる。期待には応えられないし、そんな趣味も無いと答えたよ…俺はな? 」 「でも、榊2尉は一途だよ? 死体に為った山田を抱き上げて運んだんだから…それでねそれでね」 「そ、それからどうしたんですっ? わ、私興味が抑えきれませんっ! 是非とも聞き…」 山田は右手をヒラヒラさせて話を打ち切る。そして「ワザとらしい」咳払いを一つしてから、口を 開く。正直、背筋の辺りに寒気が出て、肌が粟立つ程の殺気が始祖皇帝より放射されていたのだ。 話を変えるには今しか無い。山田はすぐに決意した。最早この場で殺されても、構わぬ、と。 「俺から質問させて貰うぞ? …何故俺を俺として、山田として甦らせた? コイツと一緒に 為った『里井天威』の俺では、お前は満足出来なかったのか? ベッドで乱暴すぎた…」 山田は右へ跳んだ。しかし、半瞬遅かった。始祖皇帝の右平手が直撃する。頚椎の軋む音が骨を 通じて山田の耳へと届く。山田は始祖皇帝のこの反応が…知りたかった。間違い無い。『まだ』だ。 俺と、『同じ』だ。始祖皇帝が、駆け寄り、抱き起こす。やっと、自らの為した行為に気付いたのだ。
脱線を修正していたら遅くなった。投下終了。済まぬ。
「山田?! 山田! しっかりせい! 済まぬ…! つい…妾は…なんと云う事を…」 「まだ、か…。安心した。娘なんて人の事言えた義理かよ…。…痛かったろ? 」 「ああ、痛い…痛いぞ…。妾の心が…。真に守るべき者を…自らの手で傷付けるなど…」 「それと同じ事をお前は俺にさせようと云うのか? 教え子達を戦場に送れ、と…。 伝承のリイは、有る日突然60名の魔導士と共に現れ…劣勢だった帝国軍を各地で支援 した…。最終的には全滅した。容赦無く、指揮下の者を見捨てて非情な戦略を立て、 王国連合の侵略を耐え抜き、逆侵攻するまでに士気を高め…最終的には死んだ。神罰 とやらを喰らってな…? それが、日本帰還後に残った伝承だ…。そのリイの正体は…」 「…そこの娘と分かたれぬ、『里井天威』のお前じゃ…。お見通しであったか…」 「お前は…俺の知ってる…お前で良いのか? 刻の悪戯が作った2重存在ってオチか? 」 山田は抱き起こされる。首の痛みに耐えて、山田は笑って見せる。これ位は大目に見て貰わないと、 正直割りに合わなかった。詩にはこう、書かれていた。『勇猛果敢はリイ・アメイ。冷徹無比はリイ・ アメイ。魔導を遣う者達を、縦横無尽に躍らせて、狙うは敵陣奥深く、還りし部下は両手に満たぬ』。 …とても自分の出来る事では無い。他人に『死ね』と命令出来る程、山田の心は強く無かった。 『人を殺せ』と誰かに嬉々として命令を下せる程、割り切った男には為れなかった。従う方が楽だ。 そう言う人間だった。嫌な事は引き受ける。他の誰かには、させたくない。山田はそんな、男だ。 伝承の中のリイ・アメイのイメージとは懸け離れた存在であった。通常では気付かないだろう。
今日の部、投下終わり。正直、スマンかった。…道は遠いな…。では、な。
山田か…。
うむ、では最後に『娘』と『女』についての解説。 『娘』とは『マダ』の人の事を指し、『女』とは『しちゃった』人の事を指す。 江戸の初期辺りの用法だったろうか…? 確証は無いが。では、お休み。良い夢を。
そろそろ次スレのテンプレなど・・・・。
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。しかし、何でもありでは有りません。
縛りはスレタイを見て下さい。出したい兵器が存在する
なら、スレ住人の納得出来る理屈と共に。熱意と知識で捏ねましょう。
・sage厳守で。行くべき所が有りません。軍板の温情に感謝致します。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は15レスに1回。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁されます。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。Y談等は分家で。
テンプレは
>>2-5 あたり
>>・嵐は徹底放置。破ると民主的処断が下ります。
暫定ガイドラインにも同じなのがあるので、外してみましたが、如何?
暫定ガイドライン 1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。 2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。 3.核兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。 4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。 ただし、「超兵器・超魔法まんせー」な話にならぬよう気をつける。また、無敵キャラは作らないことが望ましい。 5.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。 6、戦術、戦略としてありえないものを避ける。たとえば人間の徒歩部隊が一日に100kmすすむとか 7.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。 安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。 8.嵐は徹底放置。嵐認定を受けた後に、かまった者も同罪とする。 9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。 10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。作品が気に食わないなら透明あぼーんで。
■今までこのスレで討議された議題 ・ファンタジー世界の市場規模についての考察 ・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち? ・食料輸入を経たれた日本は自活できるか ・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか ・麻薬による世界支配は許されるか ・江戸時代とファンタジー世界の類似性について ・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について ・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか ・F世界での日本経済再生と交易について ・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。 ・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える ・生首砲台の進歩と改良についての一考察 ・自衛隊的ダンジョン攻略法 ・対人地雷と魔法の罠。 ・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。 ・外交方針について。 参考までに。 保存庫にあるものに関しては外してみましたが、どうでしょう。
>>小官氏 乙。 漏れも文書きたいっす。 知識がないので書かないですけどネタだけは妄想。 今はサラリーマンになっている元自衛官のオサーンたちが、 諜報活動をするなんてのはどうだろう? 結構おもしろそうなのだが…
漏れとかあれば、追加修正などキボン。
面白そう。書いてみてつかあさい!
>>946 氏
取り合えず、SS投下するのだ。
話はそれからです( ̄ー ̄)ニヤ
あ、、、、。 950踏んでしまった・・・。
次スレ、立ててきますか・・・。
おつかれさん! 軍板最低コテの一人「雪だるま」に早速粘着されてたけど・・・。
暫定ガイドラインを守って行動しませう(苦笑
おっと、言うのを忘れてた・・・・。 小官殿、乙です。
今、休憩して更新した所です…。…お疲れ様。毎度毎度、大変お世話に為ってます。 …小官も頑張りますので、どうかご自愛の程を…って、もう眠いのか何を言ってるのかサッパリ…。 でもこれだけは一つ。感謝しています。以上、お休みなさい…どうか良い夢を…。
暇なので
>>931 を解読↓
執筆の参考になるか分からんが、自分は今
眠剤とアルコールの影響を受けている。この状態。
理性はある程度あるが、身体能力が著しく低下する。
身体がフラフラ。
何か有用なネタに発展していただけることを期待する。
cf)希望があれば、ちゃんとした日本語で書きなおす(以下¥マークは不明)
ラリってる。マトモな執行(執筆の意か?)も行動も不可能。勘弁してくれ。
弁明は、後日する。
自分で何言ってるか分からなくなった。
弁明、後でする。
(以上、解読はここまで。)
これは
>>931 に対するアドバイスだが、眠剤とアルコールの併用は肝臓に悪いぞ。
まあ、自分にも身に憶えの一つや二つあるけどね。
959 :
958 :04/04/22 05:27 ID:???
・・・と、ここまで書いて
>>931 は自分の仕業ではないか?と疑ってる。
実は自分は
>>908 =913=918なんだが、
>>918 の時点で「40度のスピリット250mL相当のアルコール」と
同時に「4mgのフルニトラゼパム」を舌下で摂取していた。薬物については「やくやく大事典」で検索してくれ。
931の投稿時間を見る限り、その時点でぶっ倒れてる筈だけど、もし起きてたとしたら指が回らずに
ああ言う文章になったと思われる。sageは自分がOpenJaneを使ってるから、傍証になりうる。
さらに、>958を投稿しようとしたところ、CapsLockされてた。・・・ちなみに、記憶はない。
もし自分が931だとしたら、スレ汚しスマソ。
960 :
958 :04/04/22 06:48 ID:???
さて、食事完了 >931が自分でないと仮定してツッコミ。 cf.は「比較せよ」「・・・を参照」という意味だ。 このケースではP.S.を使うべきだ。 で、これが自分の投稿と仮定してツッコミ。 電 波 だ な 。
このスレはいつからラノベ解禁になったんだ?
多分書いているうちに引っ込み付かなくなって、やりたい事をやれなくなったんだろう。ネタ入れてるのはわかるけど。 で、多分解禁と言うより呆れてだれも言わないんだろう。もう好きにしろって。まあ、気に食わなければあぼーんすれば、 いいんだけどさ。
>>961 風呂敷広げたはいいけど、畳めなくなったようだ。>S氏
ラノベ云々よりも主人公があんな女どもに振り回されて、キャラのもとネタになった戦争映画のバイブルを汚された気がする。
>>964 同感。しかし教育編に入ったら作風も変わるだろうとのヨカーン。ストレスたまりまくってるだろうから。
>963、畳めぬのでは無いと何回言えば解る! 作り込むと凝るだけだ! >964、小官も同感だ! 今の小官は、糞尿に塗れるよりまだ汚い! 己の聖域を汚して平気な男が居るか! 居る訳が無いだろうが! 節を曲げて続けたが…蛇足だった様だ。ここで第一部完としよう。続きは有るが。 だが、>961と言われたらもう後には引けん。小官の面子に関わる。もう沢山だ。 小官は逃げはせん。ただ…云わせてくれ。水滸伝は、滅びるから美しいと。以上だ。 …投下する。貴重な昼休みなのだが、な…。
「何故お前、世に出てる? さっさと引っ込みゃあ良いのに、未だに権力を保持して…。王国連合には 『神々』が付いてる。均衡状態を維持するために仕方無い。そうだろう? 相変わらずお優しい事だ…。 お前、俺は言ったぞ? 帝国なんぞ倒されてナンボ、瓦解してナンボってな…? 大方の人間はな、 支配に慣れてしまう安逸に逃れ易い生き物なんだぞ…? …誰が真っ当な統治をしろと言った? ワザと搾取して、自由を制限して、不公平感を強めて、そして革命起こさせて…勝ち取った権益を 守るために自らの『血』を以て購わさせねば、己が権利に命を張る『気概』が産まれんと…」 「…許せなかった…! 虐げられる民草を…! 我が物顔で振舞う『神々』を…! さっさと死んで 逃げたそなたに言われとうは無いッ! 妾がそなたを何度失うたと思って居るかっ…! 意識を閉じ込め られ…同じ刻を…ッ!? 」 山田がニヤリと笑う。始祖皇帝は急いで口を押さえたが…一旦口から発声された言葉は、誰にも戻せない。 「…そう言う事か…リイ・アメイが何度も出て来る訳だな? 実は同じ事を繰り返していて、ささやかな 抵抗は、『分岐点』を捜す事、か…。で、俺が出てきたのは何回目だ? 実はそれが聞きたいんだが」 「リイ・アメイは6回…。そなたは初出じゃ…。『神々』とて…今回は予想しえぬと妾は思う…既にもう、 妾の知る展開では無い…。戦乙女がそなたに逢うのも予想は出来なんだし…昼間の生徒も生きておる…」 「…初心者プレイヤーかお前は…? こんなの、最短ルートなんぞ大体解りそうなモンだろ…? 」 右脚を思いっ切り蹴り飛ばされる。『少女』の仕業だ。目に涙を溜めながら、山田を睨んでいる。 痛みは何故か感じなかった。首は相変わらず、痛いのだが。
「解っていてもね…出来ない事って有るんだよ…? ここまで言えば…山田なら…解るでしょう? 」 「…俺が言いたいのはな、本気で『神々』と戦う気が有るんならな、死んで逃げた俺など忘れて、 力を溜めに溜めて、憤怒と共に対峙し、輪廻の鎖を断ち切ると言うのが最善の方法だと…」 「救い様の無い莫迦…! 本気でそんな寝事言ってるのを、解っちゃうのが一番腹が立つ! 」 「…安心した。…これでお前にも隠し事が出来る。読まれて居ないからな? 俺の本心は…」 「? 何よぉ…それぇ…? っ! …そっか…そうなんだ…言えない、よね…それは…」 「言うなよ? 言ったら俺は今度こそ殺されるからな? 多分手加減無しで速攻で! 」 山田は壁時計を見る。2335がもうじき過ぎようとしていた。巡察の時間だ。生徒の自主性に任せる と言う寝言など、きっと尊敬する『ハートマン軍曹』ならば『ふざけるな! タマ落としたか! 』と 罵倒の元に切って捨てるに違いない。立ち上がる前に言っておかねば為らない事があった。 「…多分な、俺の『復活』で、お前は予想よりも『力』を使い過ぎているだろう。…約束しろ。 今度俺が死んでしまおうとも、もう『ズル』は無しだ。死を舐めた人間には、気迫が無くなる。 俺は腑抜けには為りたく無い。それにお前には『神々』に対抗して貰わなくては為らんからな? 『余計な事』で消耗するな。『神々』の玩具にされるのはもう沢山だ。…俺がお前に代わって、 戦い、抗ってやる。…舐めた真似しやがって…。『漢』と『自衛隊員』を舐めたらどんな目に 遭うか、きっちり思い知らせてくれる…! 因果応報って奴だ…見てくされ、下衆どもが…! 」 「膝枕されてる事を除けば、凄く格好の良い台詞なんですけれど…。あの…動けますか? 」 「スマン…どうやら…動けんらしい…。神経…逝ったか? 早速だが…頼まれてくれるな? 」 今日2回目の、治癒魔法のお世話になる山田であった。まだ生きているから『ズル』では無いぞと 強弁したのは、言うまでも無い。己の『やるべき事や為すべき事』が、やっと見えて来たのだから。 『人間山田』と『助教里井』としての責任と任務を、果すための戦いが、始まる。 …第一部 END
投下終了。…やはり好きにやるべきだった、と思っている。掌編の方が小官にはお似合いらしい。では、な。
>970 同意。小官殿の醍醐味は3〜4レス程度の奴が一番読み応えがあると思う。 長編にしようとするから無理が出るのであって、同一キャラによる連作短編とかが一番向いてるような気がしますよ。
>>971 無理あったか? 無かったような気がするけど・・・。
>970 小官殿、乙っ。 ふふっ、やっと暇ができて来て見れば、小官殿がUPされているのに大変なことに。 自らの意見を持ちながら、他人の意見を聞かねばならない時って、ストレス溜まりますよね。 その意見を受け入れる、受け入れ無いを別として。 現実の組織の中でも我を張る為には、妥協と折衷を常に繰り返しているんです。 いいじゃないですか。ストレス発散しても、妥協と折衷を忘れても。此処位は。 それに、小官殿はそのあたりの線引きが少々厳しい方の様なので、大丈夫かなと思います。 (人の言う事を端から聴いて無いのと、聴いて尚且つ、己の道を貫き通すのは訳が違うわっ)  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
馬鹿な人達が同席していないと、才子もしばしばお手あげになってしまうだろう。 ラ・ロシュフコー
新機能のテストがてらWikiに魔導士教育隊をうp完了。 次スレあたりで「第二部 怒涛の教育編」を期待してるのは俺だけではあるまい。 #他の作品も時間を見付けてうpせんといかんなぁ。
大人気ないが、小官だ。演じる筈だった『予定』を話そう。 組織について演り、その間に自衛隊の『課』=セクション=Sの解説をする積りだった。 一斑部隊のゲリコマ対処の方法を演るはずだった。警衛隊について話すはずだった。 BOCやAOC、CGSについて解説するつもりだった。連続歩調について話すはずだった。 部隊行動も命令も、なにもかも、作品中で、全て、演るはずだった。作品中でネタを、 ラッパや主張や思想やギミック、背骨を盛り込んだのだが、狙いに気付いてくれただろうか…? 暫く、充電したい。脱力感が、消えない。今はただ、敗北の苦い味が口の中に拡がっている。 何、また直ぐに毒を吐きに来るだろうさ。何故なら、小官はまだ、生きている。また逢おう。 『生きている限り、負けは無い』。この言葉を、貴君等に捧げよう。箴言は、人を小馬鹿に するのは向いているが、感銘を与えるまでには至らない。…濫用は、慎め? では、な…。また、いつか。
>>978 有難う。迷惑を掛ける。「厨官」名義で少々演っているので…迷惑を掛ける。何日か充電期間を置いて、
またスレに顔を出すよ。保管庫を覗きに行くとしよう…。では、今日はこの辺で。また、な?
自己レスとは情け無い…! >978で上げたレス番を
>>976 に訂正。改めて、色々有難う。では、お休み。
残りわずかなので、単発SSでも、投下(´▽`) 「特別機動捜査局」 特別機動捜査局、略して特機はその下に警備部、調査部、需品部、総務部の4部を有する。 警備部とはその名のとおり実働部隊であり、調査部とは新犯罪を防ぐ為に、警察庁や警視庁 及び公安調査庁との連絡、並び新犯罪組織における内偵などを担当する。 需品部とは、隊員への物資の支給、各種装備の整備、及び犯罪に対応する為の装備の開 発研究にあたる部局である。 総務部とはその名のとおり、予算配分、人材配置、広報活動などの細々とした職務を行う 部局だった。 小笠原三佐は、この警備部部長という事になる。 本来なら、特別機動捜査局副長官という事になるのだろうが、三佐という事と自分はその柄で はないと言い張った為、警備部部長という肩書きを有する事となった。
警備部は。新犯罪が発生した場合において現行犯逮捕を行う1課と、調査部の内 偵や、捜査によって発生する確率が高い場合において、未然に防ぐ為に行動する 2課があった。 特に2課の装備は重装備な事で知られる事となるが、彼ら1課の警備行動にあた る時の服装は異様ですらあった。 なにせ、体全体を覆い隠すようなその作業衣は威圧感を醸し出してさえいる。 顔には面当てをつけ、頭には軍用ヘルメットを着けている。胴と脚部は、これまた 火炎から身を守れる耐火性のあるもので、更に盾を有している。 全体的に青灰色で統一されていた。
この1課の元に現在1つの大隊が配備されているが、この大隊の隊員を元に全国各地に実働部 隊を新設する事が決まっていた。 いわば教導大隊と言う訳なのだ。 最終的には全国各地に8個の連隊を配備し、東京23区には1個の教導隊と12個の大隊を配備す る事が決まっている。 ただ、これは現在の計画であり、実際にはこんなにも志願者がくるはずはないだろうとは、小笠 原警備部部長も思ってはいる。 さて、1課の作業衣は、特機では甲種作業衣と呼ばれる。 甲種作業衣があるなら、当然乙種作業衣も存在する。 乙種作業衣は、いわば通常勤務時の作業を行うときに着用する。 この乙種作業衣は、上下とも灰色で動きやすくデザインされたものだった。 何せ、甲種作業衣は対魔法効果を施され、なおかつ通常の攻撃にも堪えられるようにと考慮されて いた。
営内をランニングする隊員らの姿を見おらす位置にある部屋には小笠原警備部部長の姿が あった。 部長に面談しているのは、永山需品部部長だった。 「所で、あの件ですが、どうなりました?」 「ああ、内局を通じて、まわして貰うようには言ったがな。果たして陸自が回してくれるかという 訳だ。なにせ、陸自でもようやく装備が決まった奴だしな」 「でも、ようやく決まったと言って、既存のモノに手を加えただけでしょうに?」 永山需品部長の言に、小笠原警備部長は腕を組んだ。 「実際、大陸で手酷い目にあってるからな。喉から手が出るほどに必要という訳だ。それを横 から、俺にもくれって言ってるようなモンだ。いい気はしないと言うものさな」 そう言いつつ、肩をひそめると案の定、永山需品部長は苦いものを噛み潰したかのような表 情になった。 「そんな事を言って・・・。それでは、1課の人間を丸裸で送り出すつもりですか?」 「そんな事をするつもりはないが?ただ、代わりと言っては何だが、設計資料ならその複写をく れてもいいと言っていたから、有り難く頂戴してきた」 その言葉に需品部長は、やや片目を大きくする 「すると・・・・、自分らで作るなら構わないと、陸自はそう言いたい訳ですか」 「そういう事だな」
協力する気はないが、邪魔をする気もないという態度が見え見えだった陸自の幹部を、小笠原三佐は 思い出した。 これは警察も同じだった。 そんな事を思っていると、需品部長は苦い顔をする。 「設計図をくれても・・・・。大体設計図からして軍機でしょうが。それに、自分らの施設じゃあ、一から作る なんて、そんな能力もなければ技術もないですよ」 その言葉に、それまで黙っていた大廣総務部長が口を開く。 「そんな施設を作る金なんか、ありませんぞ。組織の立ち上げから、人員の配置に至るまで、予算配分 を行いましたしね。それに、作業衣やらなんやらで、予算を大分食ってるんですよ?」 そう釘を刺された事で、小笠原三佐は眉を思わずしかめたのだった。 「臨時予算を組んでもらえるよう、頭を下げるしかないかな」 「臨時予算を組む事に、財務省が首を縦に振るかという事ですよ」 需品部長が否定的な言葉を出すと、警備部長は降参したように息を掃く。 「自分と長官とで、財務省を説得してみるよ。それでいいだろう?」 そう言うしかなかったのだった。 続く?