自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第20章

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923政府広報課 ◆F2.iwy/iJk
「大迫総理大臣」
 議長が質問に答えるよう促す。
総理はそれに答えて立ち上がった。
「そのとおりであります。必要な支援の中には、自衛隊のシュレジエン派遣も含まれております」

 長老が再び手を上げた。

「鹿島議員」

「それこそ、憲法の精神に反していませんか!?憲法9条は戦争の放棄を謳っておりますぞ!」
「それでは憲法9条の内容を言えるのでしょうな?」

 その言葉に鹿島議員が声を荒げる。
馬鹿にしていると思ったのだろう。
「今、それをやってどうなるというのですか!?本格的な自衛隊の派遣は、軍国主義への第一歩ではないか!」