1 :
痔俺 :
04/08/03 03:20 ID:1aJ3ejUI ある日、バイトを終えて家に帰ったら、何故か台所にディアッカがいた。 次いで吉良綿、そして遺俺、常俺、債俺、楽綿と、次々奴らに住みつかれた。 奴らは俺達に迷惑をかけ、悪さをし、たまにいいことをして、怒り、泣き、笑いあった。 俺達は今日も、奴らと奇妙な生活を送っている。 そして、たまにこれ以上欲しくもない刺激を求めて旅に出る。 そんだけ。
はい、終了
┏┳┳┓ ┏┳┳┓ ┏┫┃┃┃ ┃┃┃┣┓ ┃┃┃┃┣┓ ┏┫┃┃┃┃ ┃ ┃┃┏━━━┓┃┃ ┃ ┃レス・スト.┣┫ ・д・ ┣┫ヒトイナイ.┃ ┗━━━━┛┗┳━┳┛┗━━━━┛ ┏┻┓┃ ┏━┛ ┣┻┓ ┗━━━┫ ┗━┓ ┗━━━┛ **********このスレは終了しました************ ******それぞれの関係スレに帰りましょう。******
そりゃあこんな深夜に立ったら誰も保守なんてしないさ。職人はみな寝てる。 ラウンジの代行に頼んだし。 さて、始めましょうか。
6 :
常俺 :04/08/03 09:34 ID:???
バスが駐車場にやってきた。 おーいお前ら、バスが来たぞー。 「ああ待て、まだCCDカメラが・・・」 オルガ、なに考えてんだよ、盗撮なんてやめろ。 「荷物!積込!」 「エレベ〜タ〜降りるよ〜。」 「ああくそしゃーねえ、あー待て!」 どたどたとバスのトランクに荷物を積み込む。 つーかおっさん、大丈夫か? 「何がです?」 ほかの連中の荷物とか、全部積み込めるのかよ? 「まあ、いざとなったらドミニオンもきてますし。」 !?あんた軍事演習でもやりにいくのかよ? 「バカいっちゃいけませんよ。フォビドゥンブルーを持っていくんです。 マリンスノーを見に潜るんですよ。」 ああ、そういうこと。マリンスノーか、生では見たことがないな、楽しみだ。 いや、それだけなんだけどさ。
7 :
痔俺 :04/08/03 09:45 ID:???
バスが来た。ディアッカ、準備はできたかー? 「グゥレイト!チリバツだぜ!」 ・・・お前、もうウェットスーツ着込んでるのかよ。 「これが私の生きる道〜♪こういうところで他の奴と差をつけていくぜ!」 ただの変な人にしか見えませんが。 「もちろんサーフボードも手持ちだぜ!やっぱ何でも格好から入んなきゃなァHAHAHA・・・・」 俺、バスの中ではお前から離れて乗るからな。 そして案の定、バスに乗り込むとディアッカは常俺達に注目の目で見られていた。 「おお〜、すごいぜ、皆の視線がまぶしいぜ。これでミリィのカメラに 俺のナイスなライディングを撮ってもらうのさ!」 「君ィ、ちょっと彼、どうしちゃったんですか?何か変な本でも読んだんですか?」 「僕、あんなディアッカ嫌です・・・」 おっさんとニコルが苦言を言ってきた。 常夏三人も心底引いている様子だ。・・・まあ、知らぬが仏、という言葉もあることだし・・・。 そんだけ。
8 :
仮名俺 :04/08/03 09:54 ID:???
バスが来るのが見える・・・が、カナードが自分の髪の毛の処理に困って 準備すらほとんど出来ていない。 おい、早くしろよ!! 「うるさい!」 切れば良いじゃん・・・ 「ほざくな!切ったりなどしたらキラ・ヤマトと被るではないか!」 そう叫ぶとカナードはまた鏡に向き直りポニーテールかお団子か推敲し始めた。 あーバス来ちゃってるよ・・・ そんだけだっつーの!
「ラウ、やっぱり俺たちはお呼びじゃないみたいだよな〜」 「フン、仕方ないだろう、ムウ。いつものことだ。私達のところに「俺」はいない」 「ま、そうなんだけどさ〜」 「ゴチャゴチャ言ってると昼飯抜くぞ」 「あ、それはカンベンしてくれよ、ラウ〜」 「とりあえずみんな楽しんでくれよな!」 「帰るぞ、ムウ」 「待てよ、ラウ。俺たちなにしに来たんだよ!」 「容量稼ぎに決まっているだろう、それぐらい分からんのか、この馬鹿息子!」 「うひょ〜!」 「黙って帰れば、うまい昼飯を作ってやろう」 「ラジャ!」 「と言うわけだ。皆、楽しんでくれたまえ」
10 :
楽綿 :04/08/03 10:08 ID:???
あぁ、バス来たね。・・・つーか朝からあんな大音量で起こされたらたまったもんじゃないわよ。 「ふぁ〜、眠いですわ、あら、私としたことがはしたない。」 口を大きく開けて大あくびするピンク。しかし『ここ』は、本スレとは時間の流れが違うんだろうか? 「違うみたいですわね。ここは『ラクスと私の関係』で流れている時間とは違う時間のいつか、ということのようですわ。」 例えば向こうが8/3だったらここは8/13、だったりすると? 「まあ逆もありえますが、その辺はご想像にお任せしますわ。」 まあいいわ。ところで、水着? 「私のはこれですの。」 そういってピンクはピンク色のワンピースタイプのを持ってきた。・・・なんだかなぁ。 「ビキニはあまり着たくありませんの、恥ずかしいですし。」 なんかブリッ子ぶっててムカツク。・・・で、結局あたしはジムで使う競泳用水着か・・・。 「ああ、グラビア撮影用以外にスク水なんてのもありますわよ?」 ・・・・・ 狙 い す ぎ 。 『君達ー、早くしないと置いてきますよー?早く降りてらっしゃーい』 ああ、呼ばれてる。急ぐよピンク! 「ラジャー!ですわ!」 それだけです。
11 :
仮名俺 :04/08/03 10:13 ID:???
何とかポニーテールに収まったようだ。 「ふふふ・・・完璧だな」 いや、それより支度しろっつの。 ・・・お前いつイルカのフロートなんて買ったんだ? 「修行でつかったんだ」 ・・・もう何も言うまい。 ってバス行っちまうぞ!!急げよイイ加減! 「水着はトランクスタイプか海パンか・・・う〜ん」 あ゛〜〜〜〜〜もーーーーー!!!!
12 :
明日俺 :04/08/03 10:25 ID:???
おーいアスラン、準備できたかー? 「ああっちょっと待ってくれ、戦わなきゃ現実と(ポチャッポチャッ)、と・・・・」 なんだか今日は念入りだな。 「海に浸かって髪がズルーッなんて嫌だからな。」 あ、ありえねえ。 ところで、カガリは? 「下で待ち合わせしてる。バスも来たし、もう出なきゃな。」 俺たちは二人して荷物を持って外に出た。すると・・・・ 「グゥレイト!グゥレイト!9頭身最高!」 「グエヘヘヘヘおい男女、お前どういう水着着るんだ?なんなら俺の持ってきたこれ着るか? あ、あとこの超薄型シリコンマスク被ってくれ、え?誰のマスクかって?そりゃあもちろんインリン・・・」 「あ〜カガリ君、今日ちょっと僕のところでアルバイトしませんか?時給はずみますよ。」 「おいお前、頭の中身は知らんが体は完全だな、どうだ今日だけ俺の女にならないか?」 おい、ボディーガード、あんなのでいいのかよ。 「よ、よくはないだろ、俺だって男だ、仕事はきちんと・・・・・」 「 「 「 「 あ ァ ! ? 」 」 」 」 四人にすごい形相で凄まれ、アスランはビビってすごすごとバスへ入っていった。 それでいいのかよお前・・・・・。 ちなみに、バスの窓に張り付いて嫉妬と殺意の視線をカガリに向けていた二人がいたことは秘密だ。 そんだけだよ。
13 :
債俺 :04/08/03 10:36 ID:???
バスがやってきた。 「メガネ、メガネ・・・・・」 古典的なギャグをやっている場合かよ、遅れるぞ。 バスに乗り込むともうフレイも乗っていた。 ああ、よかったなサイ、彼女の水着姿が拝めるぞ。 ・・・って、あれ?あ、珍しい、サイがフレイの隣に座ってる。 ・・・中学生の感動みたいだ。 あ、でもなんだかフレイが浮き輪を出してきたぞ? あ、席を替わった。 隣の席に浮き輪を置いたな。・・・何か書いてある。 『 キ ラ 専 用 席 』 「お、俺はやっぱりダメなんだ・・・_| ̄|○」 ま、まあ、そう落ち込むな、海へ行けばかわいい子なんかごろごろいるさ。 だからそれだけだってば。
14 :
仮名俺 :04/08/03 10:44 ID:???
・・・カナード、何だよその大荷物 「これか?ペプシブルーだ!皆に与えてやるのさ」 そんな毒々しいもの誰も飲まな・・・っつーか与える人間全員に置いていかれそうなんだよ 俺たちは! ほら行くぞ!! やっとこさバスの元に着いた。 ん?どうしたんだ?サイ。 すげえ暗い顔だな・・・・ 債俺「そっとしておいてやってくれ・・・」 え? あぁ・・・ だーかーらーカナード! そうやって皆に一人一人丁寧にガンつけてる暇あったら手伝えっての! それだけ。
15 :
吉良綿 :04/08/03 10:50 ID:???
キラー、バス来たよー。 「うーん、もうすぐ出るー。」 釣竿持ってキラが出てくる。へー、あんた釣りしに行くんだ。 「しばらくやってないけどね。海釣りなんかあまり機会がないから、ちょうどいいと思ってね。」 何釣るの?あたしは鯛を釣ってきてほしいなぁ。お刺身食べたい。 「沿岸で釣れるのかな、鯛なんか。」 きっとアズラエルさんがクルーザーか何か出してくれるって。 「ああ、いいねそれ!ちょっと頼んでみようか!」 そして車中にて・・・ 「クルーザー?あ〜、参りましたね、今回行く海には僕の船は停泊してないんですよ。」 え〜、マジですか?残念。 「あ、でも代わりがありますよ。」 「代わり?なんですか?」 「ナタル君がドミニオンでこちらに向かっています。どうせずっと飛んでいるわけにも行きませんから、 着水したときに甲板ででも楽しんでやってください。」 ・・・・・。 「ドミニオンの甲板って、暑そうだね・・・。」 日焼け止め塗りたくらなきゃなぁ・・・・。 「キラ〜♪あたしカジキマグロ欲しい〜♪」 「カジキマグロか〜、フレイが欲しいっていうんなら僕はがんばるよ〜」 そうだ、こいつにこの毒婦がいるんだった。 今回も道を誤らなきゃいいけど。 それだけだね。
16 :
遺俺 :04/08/03 11:03 ID:???
……バスは出発した。俺たちを置いて 「くそっ!さっさと追いつくぞ腰抜けぇっ!」 「……お前が今日の準備をしてなかったから出遅れたんだろ」 「なんだと腰抜けっ!」 結局俺たちはMSでバスの後を追っている。しかも 「貴様ら、ちゃんと付いてきてるな!?」 「はい隊長!」 イザークが呼び寄せたジュール隊の連中までついてきている。 デュエルを先頭にバスを追うジンHM、シグーDA。そしてゲイツの群れ。 こんだけのMSをどこに止める気だこいつは。 ……とりあえず今日が無事に終わることを願う。 それだけっぽい。
17 :
仮名俺 :04/08/03 11:09 ID:???
バスの中でカナードがペプシの良さを懇々と語っている、車内マイクで。 「だからな、日本ではペプシのシェアは圧倒的にコカコーラに劣るがアメリカでは互角以上の戦いを・・・」 偏屈ここに極まる。別にここでそんな話しなくてもいいじゃん。 「君、ちょっといいですか?」 「なんだ?」 「確かに日本では売れてないペプシですが、日本での販売元のサントリーは清涼飲料水のシェアはNo.2です。 なぜだかわかりますか?」 「なぜだ?」 「それはですね、サントリーが『烏龍茶』のシェアNo.1だからですよ。烏龍茶を売ってれば少なくとも打撃的な シェア減少はありえない。だからペプシに力を入れないんですよ。」 「何!そうなのか!」 「まあ、コカコーラを目の敵にするより烏龍茶をどうにかしたほうがいいかもしれませんね。」 「・・・と、いうことだそうだ!いいかお前ら!今日から烏龍茶は飲むな!烏龍茶は消えろ!」 もうムチャクチャ。 「アズラエルさん、結構無茶なこといいますね、明らかにマーケット違うじゃないですか。」 「ま、所詮彼なんてあの程度ということです、君のように完璧なスーパーコーディネーターじゃないですから、 何かと均整を欠くんじゃないですかw。」 なあカナード、お前遊ばれてるぞ。 それだけだっつーの。
THE END
RESTART
20 :
艦俺 :04/08/03 11:20 ID:???
艦長、みんな遅いな。 「ああ、でも今日は忙しいぞ!ほら見ろこの海岸を!」 修行の果てにたどり着いた海は海水浴客でいっぱい。 そして競合店もいっぱい。 「はいいらっしゃいいらっしゃいおいしい冷やし中華はいかがですか〜」 冷やし中華はいかがッスか〜 「あーじゃあ冷やし中華二つ。」 はい!二つで800円になります! 「ヘイお待ち!冷やし中華二丁!」 「おっ早いじゃん・・・(ズルズル・・・)うめえぜこれ!ミズキお前も食べてみろよ」 「(ズルズル)あ〜ほんとおいしい〜、しかも400円なんてすごい安いじゃ〜ん!」 おお艦長、やっぱり修行の成果はあったらしいぞ! 「もちろんだとも!この調子で売り上げ倍増だ!・・・あ、すいませんお客さん、 私ここでも店やってるんですよ、近くを通ったらよかったら寄ってやってください。」 すかさずビラ配り。 商魂たくましくなったな、艦長。 俺は艦長の成長ぶりを見て感動のあまり泣いた。
何気に各々馴染んでるな・・・
22 :
痔俺 :04/08/03 11:37 ID:???
最初はあんなにはしゃいでいたというのに、なぜかディアッカの元気がない。 「おい、どうしたんだよ?」 「……苦グゥレイト……気持ち悪い……」 お前、それはまさか……!車酔いか! 「HA、HAHAHA……俺は……コーディネイターだぜ。んなバカな……」 そんな言葉あてになるか!コーディネイターがどうこう以前にお前ディアッカだろ! 運転手さーん、どっかで休憩を入れてください!出来るかぎり早く。頼みますから! そんだけ。
23 :
得僕 :04/08/03 12:18 ID:???
エルちゃんを起こすのに手間取っていたら僕達は置いていかれてしまった。 ようやくエルちゃんが起きてくれたので、急いで追っかけることに知った。 チェエエエエエェェェンンジイイィィゲッッッッタアアアァァァスイイイイイッチイイ オ ン !! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふう、追いついた。と思ったらサービスエリアだった。 「君、早く後ろの物騒なものをしまいなさい。」 あ、すいませんアズラエルさん。 トイレから青い顔をしてディアッカさんが出て来た。 何でも車酔いをしたんだそうだ。コーディネーターでも酔うんだね。 「でもあのおにいちゃんもびるすーつならへいきなんでしょ?へんだよね。」 あ、ああ、言われてみれば。ディアッカさんって、きっと特異体質なんだろうさ。 よく車はダメだけど飛行機とか大丈夫って人もいるし。 それだけなんだけどね。
24 :
座僕 :04/08/03 12:32 ID:???
「俺達なんでこんなところに浮かんでるザコ〜?」 さあ。気がついたら海の上に飛ばされてた。間違ってザクレロゲートにでも落ちたんじゃない? 「でも用意のいいことに浮き輪があるザコ。」 ほんと用意がいいよね、そういうところは。 「あっ、なんだか大きな戦艦が近づいてくるザコ!」 本当だ。おっきいなぁ、マグナムサイの何倍もあるな。 「カッ、カタパルトから何か出たザコ!」 なっ、なんだあれは?背中に後光を背負ってるみたいなガンダムだぞ? あっ、空中で静止した。周りを見回しているみたいだ。 おっ、こっちを向いた! 「ヤ、ヤバいザコ!やられるザコ!」 腕が動いた!まずい!撃たれる! ・・・・・・・・・コマネチ? 謎のガンダムは僕たちを見つけると、『コマネチ』を一回キメて、艦へ戻っていった。 その後、僕達はこの戦艦『ドミニオン』に拾ってもらった。 そして胸の大きい女の人や背の高い女の人からようやく『海水浴』の意味を教えられた。 さっきのモビルスーツについては『知らないほうがいい』と言われた。 何でだろう。
25 :
常俺 :04/08/03 13:11 ID:???
ようやく海へ到着した。
みんなー、荷物降ろそうぜー。
ビーチパラソル、浮き輪、敷物、クーラーボックス、テント、ビーチチェアーなどなど。
「おいおいおっさん場所どこだよ〜、こんな人多いのにいいとこなんかあんのかよ〜」
「心配無用ですよ、ソキウスが場所取りをしてくれているはずです。あっちですね。」
俺達はおっさんの先導について、そのソキウスが場所取りをしてくれているという場所へ向かった。
そこは海の家がある海岸からはずいぶん離れたところだった。
人はまばらだ。屋台などまったく出ていない。
狭い砂浜だが、俺達の所帯には十分な広さといえた。
「ご苦労ですソキウス。何か問題は?」
「無問題でございます。」
「結構。どうです、穴場でしょう?僕のちょっとしたお気に入りなんですよ、ここは。
別荘を建てたいとも思いましたが、ここに人工物を持ち込むのはちょっと無粋ですねぇ。」
「ゼエッ、ゼエッ、そりゃいいんだがよ、駐車場から遠すぎるんだよ。み、水・・・・・」
クーラーボックスから飲み物を取り出すオルガ。
・・・そういえば女性陣がいないな。
「あいつらならモ〜タ〜ボ〜トでドミニオン行った〜。着替えてくるんだって〜。」
え〜、つまんねえの。せっかく生着替えショーとかあると思ってたのに。
「チッチッチ、ダメだなそんなんじゃ。覗きで満足するようじゃナンパなんてできっこないな。」
あれ、兄貴?来ないんじゃなかったの?
「
>>9 の俺と俺は別人だ、両方とも本物だけどな。平行宇宙の別々の存在、とでもいうか。」
・・・・・ありがちな話だ。
「そうそう、クルーゼも来てるぞ。」
変体仮面も?
「あー、そうなんだよな、こっちじゃアイツは変体なんだよな・・・さっき洋上で天帝で出てコマネチかましてた。」
何やってんだか。
「あと、妙なのを救助したぞ、ザコザコうるさい妙な連中と少年を一人。」
そりゃどうも。それ、オルガが呼んだんです。
いや、それだけなんだけどさ
女性の着替えをヲチ!!! …カナードかよ_| ̄|○。・゚・
27 :
遺俺 :04/08/03 13:31 ID:???
皆を追って海へ到着した。 が、海岸にはいない。 どこか別の場所にいるんだろうか? 迷惑極まる我らがジュール隊の面々は一様に競泳水着にビーサン履いて整列している。 「隊長!点呼終わりました!全員到着です!」 シホ報告完了。水着にビーサンで敬礼なんて違和感ありすぎ。 「よーしでは作戦を説明する!」 作戦ですかそうですか。 「 遊 べ ! 以上!解散!」 ハァ? 「うわァァァァァ海だァァァァァ!!大好きだ海イイイイイィィィィィ!!」 ジュール隊長、浮き輪を持って海へ突貫。 なあシホ、おたくの隊長、あれでいいのか? 「・・・隊長はいつだって私達の尊敬する上官です!たぶん・・・・・」 あ、アデス艦長だ。屋台やってる。手伝いに行こうぜ。 「隊長は・・・」 知らん。ほっときゃそのうち戻ってくる。 それに艦長なら一杯くらい冷やし中華おごってくれるかも知れんぞ。 「それはいいですね!そっちへいきましょう!」 それだけっぽい。
28 :
仮名俺 :04/08/03 13:35 ID:???
カナード、なんだそのボロキレみたいな男は? 「ああ、なんだか俺の着替えを覗いていた男だ。不審だから始末した。」 そういって、カナードはカズイを引きずっていった。 それだけだっつーの。
29 :
遺俺 :04/08/03 14:00 ID:???
「痛い痛い痛いぃーっ!」 海ではしゃいでいたイザークが今度は悲鳴を上げてる。 「足が……足が痛いぃー!」 どうやら足をつったらしい。 つくづくお約束を忘れない男だ。 それだけっぽい。
30 :
楽綿 :04/08/03 14:11 ID:???
ドミニオンのロッカールームでお着替え中の私達ですが・・・・・ 「カガリさんの水着すごいですわね。」 「すごいわね〜、面積ちいさ〜。」 フレイとピンクが目を丸くしてみている。 誰が用意したのか知らないが、超ビキニで下はほとんど・・・ヒモパン? 「アッ、アスランに『なんか買ってきといて』って適当に頼んだらこれ買ってきたんだッ・・・・ 昔のは小さくなってしまったから着れないし・・・・・・」 あの死神博士は・・・・・ 「あ、でもナタルさんならサイズの合うの持ってるかもしれないよ?」 お、ナイス発案だ吉良綿! 「じっ、じゃあちょっと聞いてこようかな、私・・・・・」 とりあえずカガリにウインドブレーカーを羽織らせて艦橋へ向かおうとしたら・・・・・ ガタン 隅のロッカーで物音が聞こえた。 「何ですの?」 ピンクがひょこひょこ寄っていく。 「ちょっと隙間を空けて・・・・ジーッ・・・・・」 どう?何かいる? 「・・・いますわ。妙なのが。」 バタンとドアを閉めた。そして、どこからか取り出した南京錠でドアをロック。 鎖でロッカーをぐるぐる巻きにしたあと・・・・・ 「よろしいですか皆さん?」 「「「「殺っちゃってください。」」」」 ヒューン ドボーン 窓から放り投げられたロッカーは海の底へと沈んでいった。 ここで問題。中にいたのは誰でしょう? 正解は次の方におまかせです。それだけです。
31 :
仮名俺 :04/08/03 14:55 ID:???
「ふっふっふっふ、ついに見つけたぞ!キラ・ヤマト!」 あーあ、いつかはやると思ってたけど、とうとう始めちゃったよ。 「さあ、俺と戦え!そして俺は真のスーパーコーディネイターになるのだ!」 「なんなんだよ、君は?わけわかんないよ」 まあ、普通はそうだろうな。 「だいたい戦うも何も僕も君もMS持ってきてないじゃないか」 「む、そうだな」 お、収まりそうか? 「キサマァ!そいつを倒すのはこの俺だ!後から出てきてずうずうしいんだよ!」 と思ったら、先程フォビドゥンブルーで救助されたイザークが乱入してきた。 お前には無理だよ。きっと。 「貴様もガンダムのパイロットだな!ガンダムは俺のハイペリオンだけでいい!」 うわ、収拾つかなくなってきたな。 「ねえ、キラ〜。カジキマグロは〜」 更にフレイかよ……。ん、待てよ。 なあ、お前ら。せっかく海に来てるんだし平和的に釣りとかで勝負したらどうだ? 「僕は構わないよ。フレイにカジキマグロを釣ってあげるって約束したし」 キラはOKか。残り二人はどうだ? 「どんな勝負だろうと俺が負けるはずがない!」 「望むところだ腰抜けぇ!」 ふう、ひとまずこの場は何とかなったか。 しかし、気の短いカナードとイザークに釣りなんて出来るんだろうか? それだけだっつーの。
32 :
得僕 :04/08/03 15:07 ID:???
エルちゃんと二人で砂の山を作って遊んでいる。 なんの因果か知り合った座僕って子もいっしょだ。 同世代の友達ができるっていいことだね。 と、そこへ・・・・・ _,. --=ニ"´ ``''''ー-へ、__ _ノ -===ミヾ、 ヾ、 \ー 、 /  ̄ 、 ヾWノ! ゙、 . / ,ィ!ヾ^'ー'ー-、_ 〃 ト、 . / /:/.::/ リ!:| u`ヽ,. -‐‐-、 ノ! ゲ ッ タ ー の 力 を /'"彡 l :l :l/ |l u |爪 .イ/ l|:l| :|'"~~゙゙i`''''ー、_,,,.> イ!|',゙、 信 じ る ん だ ! ! . l l!|l l :l ィrテ豸゙ヾ / w=‐'''ヽ||| l :l i | l| !|.  ̄ ̄ ̄ ' ィ豸'ヽ ,'ノ| | l レ=、、|゙ l l、 u ヽ``'''' | .И:| .//´ノ ヾ ヽ u ,/ ul |:l {{ 'く \ ,. ==‐-、 / |l .jハ、ー- _,,.. /::::::::::::ノイ / |! . r┴三ニ-‐ヘ.゙!. |'" ̄\:::| / ノ . ヾ´ |.| ', )! / ⊥...__ |.| ヽ==='゙, '==、、__  ̄《``ヽ\  ̄ /  ̄`>ヽ ‖ `! `ー-;-‐'゙ ,.‐ニ゙-‐'゙ ‖ l / /<´ 〃 \/ / / | / / オルガさんが僕達の前でそう叫んで、人だかりに消えていった。 「あのおにいちゃん、げったーをかんちがいしてるのかなぁ?」 うん、たぶん。 それだけなんだけどね。
33 :
得僕 :04/08/03 15:14 ID:???
その後、久し振りにソキウス3に会った。 他に僕の知らないソキウスを三人ほど連れていた。 ソキウス3も僕と同じく予備役扱いだが、 今日はフィールドが海ということで呼び出されたらしい。 僕らはしばし思い出話に花を咲かせた(エルちゃんは他の三人が見ててくれた)。 「しかし、これでソキウス2が来てればG小隊集合なのにな。」 ああ。もっとも、ここに2がいたらただじゃおかねぇがな。 「お前、まだ恨んでるのか?2にも理由があったのはわかっているだろう?」 まあな。だが、それとこれとは話は別だ。 せめて一発ぐらい殴らせてもらわねぇとな! 「死なない程度にしてやれよ。 今のアイツはナチュラルを、地球圏を守る為に必要な人間だぞ?」 へっ、一発で死ぬほどふぬけてやがったらここで死なせてやる方が親切ってもだろ? 「なるほど、違いない。…1、振り向かずに今すぐ娘さんとこ行け。」
34 :
得僕 :04/08/03 15:14 ID:???
?いきなり何言い出すんだ? 「いいから。振り向くなよ?」 そう言われると振り向きたくなるじゃねぇか。どれどれ… 「やめろ!振り向くな1!!」 ああ?何もねぇじゃねぇ…!? 「逃げろ2!!てか何でここにいるんだ2!!?」 「…ああ、3か?G線使用の新兵器のテスト中だ。」 2!今度こそテメェに引導を渡してやるぜ!!! 「1か!?」 「落ち着け1!それつけたまま殴ったら本当に死んじまう!!」 邪魔をするな3!!俺はアイツのせいで!!! 「すまなかったと思っている…うほ!いいボイン!!」 「2も覗いてないで早く逃げ…がふっ!!」 「ちっ!もう少しでG線透視装置が起動するところだったのだが… やはり起動時間に問題アリか…」 次はテメェの番だ!!!覚悟しやがれ!!!! 「てかG線使って何作ってるんだ2…」 ぶっ潰す!!!!! 「ああ…装置が!!なんてコトをしてくれたんだ2!!! これには小国の国家予算並の研究費を費やしたんだぞ!?」 関係ねぇ!G線をそんなことに使うな!死ね!!!!!
35 :
得僕 :04/08/03 15:15 ID:???
「何か3先輩達大変なことになってるな。」 「というか2司令は予算をあんなものに…」 「お前ら止めてやれよ。」 「無理言うな、それよりお嬢ちゃんにちゃんと目隠ししてるだろうな?」 「ああ。刺激が強すぎるからな。」 「ねぇ、なんでめかくしするのぉ?」 「エルちゃんにはまだ知らなくていいコトもあるんだよ。」 「それよりあの台詞いってくれないか、ほら1さんがいつも言ってる…」 「おにいちゃんが?えーと… それだけなんだけどね?」
36 :
明日俺 :04/08/03 15:46 ID:???
アスラーン、潮干狩り楽しーぜー。 「あーちょっとまってくれ、サンダルサンダル・・・」 アサリがたくさん取れるな、ここは。お吸い物とかうまいんだろうな。 そういやアスラン、今日はキラのところへは行かないのか? 「ああ、アイツのところには今、危険物が二人もいるからな。 いくら友達でもあの二人と関わりを持ちたくはない。」 フレイとラクスのことか。でもなんだかイマイチこっちは華がないな。 「カガリ何やってるんだろうな、せっかく俺の買ってきた水着を披露してくれるはずなのに。」 水着?どんなの買ったの? 「そりゃあすごいんだぜ、ビキニの胸のところとかすごく面積小さくて、下はTバックでヒモパンで・・・・・ 俺の肉体改造の魅力をフルに発揮してくれるすんばらしいブツなんだグヘヘヘヘ・・・・・」 お前、そんな凶悪な顔ができたんだな・・・・・。 あーでもそれは見たい。 ん、あれはなんだ? 「・・・ロッカー?」 なぜか沿岸に漂着しているロッカー。しかも鎖でグルグル巻きにされ、南京錠で封印されている。 この前の北陸の大雨の時に流出したモンかな? 「の、割には結構新しいしきれいだな。」 あけてみるか? 「えーっと、レーザーカッターは、と・・・・・」 持ってきた工具で南京錠と鎖をぶち壊し、扉を開ける。 ギギッ・・・・・
37 :
明日俺 :04/08/03 15:46 ID:???
r''"´ 〈::::::::::`丶、__,,,.. -ォ 、 \ l /´ヾl「 ̄ ̄`Τ´ ,' \ ヽ ノ ノ::.r'7^゙、 l: ,'\ l:....:. ヽ:.....:./ . / ゙y´ :{ ヽ /ヽ ...}イ |:::::λ:l::::::j . 〈 {l N-‐''゙ 〈 〉 ヽl::::/リノ::: ( ヽ!: リ、| ,.-‐-、. `Y:| ィ'" ̄ヽリノ /:::::::: i |l: / ヽ_イ......._ノ |:l ヾー┬''゙ /:::::::::: | |l ∧ ``T´ |! _,」 〈:::::::::::: ', . }!. { l', ゙r──‐┬'"´ レ''"`7!::::: :: ヽ ・・・・・。 ノ::. l ドf ̄`ヽl ,_,. ===-、, 。 ,'::|!:: \ (:.:::::} ト-゙、 {l::r'"`:i:'"`lリ ゚ ノ::::'、: ', . ヽ::l: !:::::::ヽ ヾ、__,〃 ,イ:::::::::\ ト、i /:::|:: | l:::::::r=辷_、 `二二´ /_」`!::::::::〈` | リ ./::::::::|:: |{ |::::::::ト----:\ ,ィ'゙二..イ::::::::::::ヽ ,' .{_|:::::::l:::. ヾ`ー':::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.、`''''''''i゙| 「:/| :.:.!:::::::::::::_ノ / `>::ヽト、 `ー、::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ\:.|.| |(_」:.:.|::::::::::f´:::::::'- 、 (:::::::::::::`ヽ l{く:.:.:.:.:.:.:.:.:rへノ:.|.| |:.:| /:.: ̄`ー!、_:::::::::、_) `ヽ;:;: -''"|ノ`ー.:.:.:.:.:.:.:.\「:.:.:|.| |:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'':: 、| 「隊長だ。」 ああ、クルーゼのおっさんだ。 「(ツンツン)・・・溺れて気を失ってるみたいだ。」 そのようだな。 「・・・流す?」 流す。 俺達はロッカーのドアを再び閉めると、広大な紺碧へ向けて、尊敬する我らが隊長を送り出した。 隊長は黙して語らず、全ての命を育む母なる海へと還っていった。 全ての罪を洗い流しているかのように、青く染まってゆくロッカー。 南の太陽が輝く、とある海の午後のことだった。 そんだけだよ。
38 :
吉良綿 :04/08/03 16:04 ID:???
ここはドミニオンの甲板。キラ・カナード・イザークの三人が並んで釣り糸を垂れています。 そしてその後ろには毒婦と電波が。 「キラ〜、まだ釣れないの〜?」 「大丈夫、キラ様ならきっとできますわ。」 「そうだよ、僕を信じて待っていてくれよフレイ。カジキマグロなんて朝飯前さ。」 その割にはもう2時間も釣り糸をたらして三人とも釣り上げるのは雑魚ばかり。 「呼んだザコ?」 ああ、君たちじゃないのよ、ごめんなさい。 「チッ、いちゃつきやがって、あんなだからアイツは腰抜けなんだ!」 「でもお前、正直あんな女達囲ってて、うれしいか?」 「・・・いや。」 「俺もだ。」 どうもイザークとカナードで意見が一致した模様。どうもこの二人、女性の嗜好はキラよりマシみたい。 あー、ヒマー。あたしもなんかしたいなー。 「おーい、これから浜に戻らないか?ビーチバレーやろうって言ってるんだけど。」 カガリの声だ。結局ナタルさんのスペアを借りたみたいだ。 普通のタンクトップの水着だった。アスランの落胆した顔が目に浮かぶようだ。 はいはい待ってよ、やるからやるから。 それだけだね。
39 :
痔俺 :04/08/03 16:52 ID:???
浜辺でうとうとしていると、ディアッカの声で目が覚めた。 「喜グゥレイト!ちょっと来いよ!」 なんだなんだ騒々しい・・・ん? ああ、マリューさんとナタルさんとカガリと吉良綿がビーチバレーやってんのか。 「うひょー、いいねいいねぇ!」 あ、兄貴。 「いや〜、あの胸の揺れ具合がなんとも。」 「ミリィじゃあんなのにはお目にかかれないぜHAHAHA!」 あっ・・・言っちまった・・・・・。 「グッ!?ゴボッ!グハッ!みっ、水がないのにっ、お、溺れるっ!」 大方どこかでミリィがお前の写真を水につけているんじゃないのか? うーん、包丁ドラグーンより確実な暗殺術だ。 「悶グレイッ・・・・トッ・・・感心してな・・で・・・たす・・・・け・・・・」 助けるっつったってもなぁ、何をどうすりゃいいかわかんねえよ、呪殺なんて。 そんだけ。
40 :
債俺 :04/08/03 17:58 ID:???
サイは海へ到着してもずっと落ち込んだままだ。 なあ、いい加減元気出せよ、人間前向きに生きることが大切だぞ。 「やっぱ俺にできてキラにできないことなんか何もいんだろうな・・・・」 それを言ってたら何も始まらんぞ。 まあ、アレだ。あいつは(決してそれが幸せとは言えんが)何人も女を囲っているけど、 それに慣れちまって自分から何かしようってことがない。 「ていうと?」 まあつまり、世の中女はフレイだけじゃないってことだよ。 見ろ向こうを!(外見上)いい女なんて履いて捨てるほどいるじゃないか! 「その通りだ!」 あ、フラガの兄貴。 「いいかサイ、男は前に進まなくちゃダメだ!アレがダメならコレ、だ!」 よくわからんが言いたいことは分かる。 「といわけで 真 ゲ ッ タ ー たる俺がナンパのいろはを教えてやる!ついて来い!」 サイはそのままふらふらと兄貴についてナンパに出かけていった。 あいつにナンパなんてできるんだろうか? それだけだってば。
41 :
得僕 :04/08/03 18:07 ID:???
___ ___ /´ ̄ `ヽ. ,ヘ /" ヽ, /ヽ / ∨ / , , } l\/ `′ | /'i/i/'"'"'"'"''"'"'Z、. i _| ! _イ 、_____ _____u_ヽ 、 | \ とにかくなにがなんでも ヽ ゙,-─-、゙' ''",-─-、ゞ-=´ヽ > (゙((@)))。---(((@)))''´冫)'/ ∠__ ゲ ッ タ ー の 力 を 信 じ る ん だ !! `iー‐''"'__ `ー‐''゙. ト-‐' / ! `___,.、 u ./ /_ ヽ. }z‐r--| ,イ | ,、 ヽ、 `ー-- ' ./ | l/ ヽ ,ヘ l``;、._ _,. ・'-ーーイ \/ ヽ/ _, ., .、-ー' "| : |l l |l : _ ,`'‐-、._ ` ̄ ,.. -‐ '`-.ll l |レ;.-'"`‐- 、., `'' ‐ - 、.,_ _,ゝ l ~ / _ `. .. -‐''" l , --、 i´!⌒!l r:,=i l |l⌒l l | ゙ー=':| |. L._」 フラガさんに連れられたサイさんが、そんなことを口走りながら ビーチへ向かって歩いていった。 「あのおにいちゃんもかんちがいしているね。」 うん。ゲッターっていつからナンパの合言葉になったんだろう。 それだけなんだけどね。
42 :
債俺 :04/08/03 18:26 ID:???
/´ ̄ `ヽ. ,ヘ /" ヽ, /ヽ / ∨ / , , } l\/ `′ | /'i/i/'"'"'"'"''"'"'Z、. i _| ! _イ 、 u u_ヽ 、| \ う お お お お お お お お |]ムヽ、_ __∠二、__,ィ|/ ィ } > |  ̄`ミl==r'´ / |lぅ lj ∠__ ゲ ッ タ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ! ! 「!ヽ、_____j ヽ、_ -' レ'r'/ / `! j ヽ u j_ノ /_ ', ヽァ_ '┘ ,i | ,、 ヽ ___'...__ i ハ__ l/ヽ ,ヘ ヽ ゙二二 ` ,' // 八 l/ ヽ ,ヘ ヽ /'´ / ヽ \/ ヽ/ |ヽ、__, '´ / / \ いつの間にかサイが何か変な人になっていた。 『あきらめろアンダーソン君』とか妙な台詞も口にしていた。 いい加減そのゲッターもどうにかならんのか。 だからそれだけだってば。
43 :
遺俺 :04/08/03 21:10 ID:???
イザークたち三人が釣りを始めてからずいぶんとなるが、カジキマグロは一向に釣れる気配がない。 いい加減飽きたのかフレイとラクスも浜に戻ってみんなと遊んでいる。 「……おい、一つ聞いておくが本当にこのあたりの海にカジキマグロはいるのか?」 「そんなことわからないよ!ただ僕はフレイがカジキマグロがいいって言うから……」 「ちっ!女の顔色ばかり伺ってる腰抜けめ」 じりじりと照りつける太陽の下、三人の間に不穏な空気が流れ始める。 「くそっ!やってられるか腰抜け!」 案の定、一番最初に爆発したのはイザークだった。 「逃げるの?じゃあ勝負は君の負けだね」 「ふざけるな腰抜け!貴様が12匹、カナードが10匹、俺は15匹。どう見ても俺の勝ちだろうが!」 「ちょっと待て!こういうのは質より量だろ!お前らみたいにちまちま数だけ揃えてるわけじゃないんだよ俺は!どう見たって俺のが全体的にでかいのばかりだぞ!」 「雑魚が多いだの大きいだの、くだらないね。僕の狙いはカジキマグロだけなんだよ」 あーあ、とうとう始まった。三人ともストレスたまりまくってるから、こりゃ簡単には終わらないな。 ん。お、おい、お前ら! 「「「なんだよ!」」」 いや、カナードの竿。めちゃくちゃ引いてるぞ。 「なに!?」 「ホントだ!」 「くそ!なんだこれは!めちゃくちゃ重いぞ!」 「逃がすなよ腰抜け!おい、貴様も手伝え!」 「うん!」 先程までの険悪な空気はどこに行ったのか。一つの目的を達成するために力を合わせる少年たちの姿がとてもまぶしく見えた。 「ぐだぐだ言ってないで貴様も手伝え!この腰抜け!」 はいはい。 それだけっぽい。
44 :
遺俺 :04/08/03 21:22 ID:???
r''"´ 〈::::::::::`丶、__,,,.. -ォ 、 \ l /´ヾl「 ̄ ̄`Τ´ ,' \ ヽ ノ ノ::.r'7^゙、 l: ,'\ l:....:. ヽ:.....:./ . / ゙y´ :{ ヽ /ヽ ...}イ |:::::λ:l::::::j . 〈 {l N-‐''゙ 〈 〉 ヽl::::/リノ::: ( ヽ!: リ、| ,.-‐-、. `Y:| ィ'" ̄ヽリノ /:::::::: i |l: / ヽ_イ......._ノ |:l ヾー┬''゙ /:::::::::: | |l ∧ ``T´ |! _,」 〈:::::::::::: ', . }!. { l', ゙r──‐┬'"´ レ''"`7!::::: :: ヽ ・・・・・。 ノ::. l ドf ̄`ヽl ,_,. ===-、, 。 ,'::|!:: \ (:.:::::} ト-゙、 {l::r'"`:i:'"`lリ ゚ ノ::::'、: ', . ヽ::l: !:::::::ヽ ヾ、__,〃 ,イ:::::::::\ ト、i /:::|:: | l:::::::r=辷_、 `二二´ /_」`!::::::::〈` | リ ./::::::::|:: |{ |::::::::ト----:\ ,ィ'゙二..イ::::::::::::ヽ ,' .{_|:::::::l:::. ヾ`ー':::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.、`''''''''i゙| 「:/| :.:.!:::::::::::::_ノ / `>::ヽト、 `ー、::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ\:.|.| |(_」:.:.|::::::::::f´:::::::'- 、 (:::::::::::::`ヽ l{く:.:.:.:.:.:.:.:.:rへノ:.|.| |:.:| /:.: ̄`ー!、_:::::::::、_) `ヽ;:;: -''"|ノ`ー.:.:.:.:.:.:.:.\「:.:.:|.| |:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'':: 、| 「……」 「……」 「……」 ……俺たちが力をあわせて釣り上げたのはロッカーだった。 開けてみるとクルーゼ隊長が入っていた。 続くっぽい
45 :
遺俺 :04/08/03 21:23 ID:???
「……どうするんだ、これ?」 「……どうしようか。って、なんでこの人はロッカーに入って漂流してたんだろう?」 「ふん!クルーゼ隊長のお考えなど貴様たちにはわかるまい!」 じゃあ、お前はわかるのか?イザーク。 「く……た、隊長は海に来るとロッカーの中に入って流されるのが趣味なんだよ!」 んなわけねーだろ!バカかお前は。 「そっか、じゃあ僕たち邪魔しちゃったんだ。悪いことしちゃったね」 「ふん。せめてもの侘びに海に戻るのを手伝ってやるか」 おいおいおいおい。お前らもバカか? そうこうしているうちに三人はロッカーを持ち上げ海に放り込んだ。 ……とりあえず今はクルーゼ隊長の冥福を祈りたい。 それだけっぽい。
さてみんな、今日の宿は一体どこなんだ?
47 :
仮名俺 :04/08/04 00:31 ID:???
>>46 「少なくともキラ・イザーク・カナードの安息の地は決定している」
怒りに燃える声におそるおそる振り向くと、フオオオオオォッ!!
とか妖しげな呼吸とポーズで気を練っている変態仮面が。
「それは私のおいなりさんだ」
おいなりさんか…夏の最中に暑苦しいことこの上ないな。
スイカ割りに興じる俺達の前に、悶絶した三人が放り出されたのは
ほんの少し後のことだ。
今日の宿は民宿「有手御巣(あるてみす)」。板長と宿の主人を兼ねる
禿げたオッサンの海鮮料理が絶品らしい。
ダイエットツイストを飲み、小説版アストレイを読みながら、俺は
料理が来るのを待った。
そんだけだっつーの。
48 :
常俺 :04/08/04 03:29 ID:ce2NxRB7
宿で、俺達はなかなかいい部屋を与えられた。 流石親ばかだな、おっさんは。 さーて、そろそろねるか・・・・。 ボフッ! 寝ようと思っていた俺の顔に、何かフワフワしてるけど痛いものが飛んできた。 「命・中!」 「ばーか、俺にあたってないだろうが!」 「へたくそ〜」 やったなこの野郎!! 頭にきた俺は枕投げに参戦していた。 しばらくすると、うるさいという苦情がきたのか、突然部屋の扉が開いた。 「貴様等!何やってるんだよ!」 あ、おっさん・・・・。 「 僕 も 混 ぜ ろ よ ! ! 」 というわけでおっさんも戦いに加わった。 楽しかった。 そのうち、おいなりから逃げてきたイザーク達も入ってきて、乱戦状態になった。 そしていつしか、宿を舞台とした戦争になってしまった。 その内容は、また別の俺が実況してくれるだろう。 俺?俺は疲れたからもうねr・・・。 ボフッ! 「おらおらおら!てめえも早く起きて戦線に参加しろよ!寝苦しい思いをしたいのか!」 もう既に寝苦しいってか眠れないよ!! いや、それだけなんだけどさ。
49 :
常俺 :04/08/04 10:36 ID:???
おいおい、もう日が照ってるぞ・・・ 結局俺たちは一睡する暇も無く今の今まで枕投げをやっていた ・・・もう寝よう? 「ああ、また苦しい思いしちまったぜ・・・」 「ねむ〜いうざ〜い」 「就・寝・・・」 いや、それだけなんだけどさ
50 :
債俺 :04/08/04 12:39 ID:???
「……みんな、楽しんでるんだろうな」 ああ、そうだな。 適当なグループで部屋を割り当てられたのはいいが、俺たちの部屋のメンバーは サイ、俺、カズイ、そしてジュール隊のその他大勢だった。 「やっぱり俺なんて……」 ゲッター化が収まったかと思ったら今度はいつもどおり欝になっている。 ま、まあ、気を落とすな。今日はきっといいことあるさ。たぶん。 だからそれだけだってば。
51 :
楽綿 :04/08/04 15:40 ID:???
遡る事12時間前〜 民宿『有手御巣』、屋外露天風呂。なんと太平洋が一望できる素敵なところ。 あぁ、水平線に陽が沈んでゆく。一日の疲れが取れるわー。 「あー、私も疲れましたわー。」 あんたキラ達の横で釣りを眺めてただけのくせに。 「そんなことございませんわよ、お子様と砂遊びしたり。」 『形が気に入らない』とかいって作っては壊し作っては壊ししてた、って得僕から聞いたけど。 エルちゃんが泣きそうだったって。PTSDとかかかったらどうするのよ。 「ビーチバレーしたり。」 あんたが参加してからコート内に深い穴がたくさん出来てたって聞いたわ、相手チームだけ。 「アデス艦長のところで冷やし中華とかいただきましたわ。」 冷やし中華4杯と宇治金時と氷メロンと氷イチゴと氷レモンと杏仁豆腐をそれぞれ二杯ずつ平らげたんだって? あんたに声をかけようとしてたギャル男が顔を青くしてたそうよ。 「そして一日を振り返ってここで晩酌・・・生きてるって幸せですわ。」 湯船に浮いているお盆の上には冷酒の酒瓶とおちょこが二つ。 「んくんく・・・くぅ〜、あぁ、幸せ・・・・・」 ・・・あんたって悩みとか何もなさそうでいいわね、ホント羨ましいわ。 「でも、キラ様の釣果が少なかったのは少々残念ですわ。」 カジキマグロなんか無理でしょ、さすがに。 「お刺身食べたかったですわ〜(ポリポリ)。」 あんたまだ食べるつもりなの?そのバタピーくらいで我慢しときなさいよ。 「いいえ!せっかく海まで来たのです!キラ様を エ サ にしてでも釣り上げませんと!」 いや〜、カジキはキラを食べないと思うよ、魚だし・・・ 「? だってほら、映画じゃ魚が人に噛み付いたり・・・・・」 あんた、海にいる大型魚類は全て軟骨魚類サメ科だとでも思ってんの?勘違いもほどほどにしなさいよ。 それだけです。
52 :
艦俺 :04/08/04 15:55 ID:???
今日はかなりの忙しさで目が回りそうだった。 昼からジュール隊の面々(隊長除く)が手伝いに来てくれたおかげで何とか店が回ったが、 俺と艦長は厨房に入りびたりだった。 だがその忙しさでもジュール隊の面々(隊長除く)は文句ひとつ言わず手伝ってくれた。 たった一杯の冷やし中華だけで、だ。 さすがザフトの赤服は人間が出来ている(隊長除く)。 他の連中はビーチの奥のほうにある別の小さなビーチにいたらしく、あまり見かけなかったが、 常夏三人組が女を捕まえられなくてショボーンとしていたり、フラガ兄貴についていたサイが 『ゲッターゲッター』とうるさかったり、ラクスがうちの店で異常な注文をして周囲から奇特な目で見られていた、 なんてことはあった。 そしてまあソキウスが手配してくれていた民宿で今日の疲れを癒している。 明日もジュール隊の面々(隊長除く)はうちを手伝ってくれるそうだ。 艦長、なんかさすがに悪いから、些少でいいから彼らにバイト代でも出してやったらどうだ? 「フヘヘヘヘヘ諭吉がいちま〜にま〜いさんま〜いフヘヘヘよんま〜いごま〜い・・・・・」 ・・・・・。 商魂たくましくなったのはいいが、そういう姿勢はどうかと思うぞ、艦長・・・・・。 俺は艦長のがめつさに泣いた。
アルミューレ・リュミエールして水中入るとどうなるの?
54 :
座僕 :04/08/04 16:03 ID:???
今日、得僕君っていう新しい友達が出来た。 なんだか顔はおっかないけど、話してみるとけっこういい人だった。 なんでもエルちゃんっていう小さな女の子の世話をしているらしい。 ところで、僕達は民宿で一番大きな座敷で寝ることになったんだが・・・ m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m m音m ○ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ 『/[M]ヽ ̄/ヽ ←僕 / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ / ヽ /ヽ なっ、なんなんだこの人口密度の高さは・・・・ 「せっ・・・狭いザコ・・・」 「息がッ、息がッ・・・・」 得僕君の部屋に行こうと思ったら、『エルちゃんがいるからダメ』といわれた。 そ、そんな・・・。
55 :
吉良綿 :04/08/04 17:01 ID:???
あたしの部屋はキラとシホの三人で寝ることになった。 さすがに債俺の部屋に女の子一人を置いておくのはどうか、と思ったので。 おい種馬、シホに何かしたら殺すわよ。 「い、いやだなぁ、僕は紳士じゃないか、そんなことするわけないよ。」 あんたにはちゃんとラクスとフレイっていう二人の雌奴隷(しかし本当のところこいつが奴隷)がいるんでしょう。 それで満足しなさい。 「いちいちうるさいなぁ・・・僕が誰と話しようがかまわないじゃないか・・・」 「そ、そうですよ、あまり私のことは気になさらないでください。」 あんたはこの男の今までの罪状を知らないからそんなことが言えるのよ。 いい?こいつは今まで親友の許婚を・・・・・ 「と、ところでシホは今日は何をしてたのかな?」 「はい、私、ずっとアデス艦長のお店でレジ打ってました!」 チッ、話をすりかえやがって・・・・・ 「レジ?せっかく遊びに来てるのに?」 「ええ、なんだか忙しそうだったので、ジュール隊のみんなでお手伝いしてました。 艦長とってもいい人で、私達に冷やし中華をご馳走してくれたんですよ。 あ〜、あのとろけるようなチャーシューとプリプリの海老・・・おいしかったなぁ・・・・」 ・・・・・。 「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ!」 ええ子や!あんたええ子やなぁ!! 「え?なんです?」 わざわざこんなところまで来て、たかだか冷やし中華の一杯でボランティアなんかしないよフツー! 「憎むべきはイザークだ!こんな健気な隊員達を放って遊びほうけやがって!」 そのとおり!あいつは今日一日海で足つらせたり雑魚ばかり釣ったりとバカばっかやってたんだから! 「い、いや私はこれはこれで結構楽しかったんで・・・・・」 「そんなことじゃダメだ!いいかい、海っていうのは泳いだりビーチでごろごろしたりナンパ待ちしたりするところなんだよ!」 ご飯だけおごってもらってそのあとブッチしたり王様ゲームで無茶なことやらせたりする場所なのよ! 「は、はぁ・・・・・」 「くそイザークめ、明日こそはカジキを釣り上げて目に物見せてくれる!そうしてあいつに店番やらせるんだ!」 がんばれキラ!珍しくあんたを応援しようかって気になったよ! それだけだね!
そんなこんなで夜も更けて、俺達とアスランとイザークで部屋が割り当てられた。そろそろ筑紫さんが ニュースを読み上げる時間だ、そろそろ寝るか。が。 「愚痴愚痴口愚痴口グチグチぐちぐち・・・腰抜けぇ!」 決着をつけられなかったイザークは俺達三人にかれこれ二時間ほど愚痴り続けていた。 「あぁぁぁあ!!いい加減眠らせてくれ!!ストレスは抜け毛の一番の天敵なんだよぉ!!」 お前の大声も十分ストレスなわけだが・・・・しかしこれでは確かに眠れない。どうしたものか・・・・ 「(着メロ暁の車)あぁもう!誰だこんな時に!キラ・・・・君なのか?!」いや、早く出ろ。 「ふんふん・・・え?・・・いや、は・・・・?わかんない・・・あ、う、うん、ごめん、じゃあ・・・・(ガチャ)」 何だって? 「絶叫してて何がなんだかわからなかったんだが・・・・俺が聞けた単語を並べると『シホちゃん』『プリプリ』『艦長』 『決闘』・・・だったかな・・・・・」 ・・・よくわからんが、シホを巡って決闘するってことか?そんなことイザークに聞かせたら更にヒートアップす・・・・ 寝てた。 そんだけだよ それだけっぽい
57 :
遺俺 :04/08/04 18:26 ID:???
日付変わって朝。昨日の電話のことをイザークに教えてみた。 「『プリプリ』?それだけか?」 それだけ?何のことだ? 「それだったら往年の『プリンセス・プリンセス』の意味になるな・・・『キュアキュア』と続くと思ったのに・・・・」 こいつは若いのかオヤジなのか・・・・ 「さーて今日こそカジキを釣るぞー!」 おい、少しは部下のことも考えてやれよ。 それだけっぽい。
58 :
常俺 :04/08/04 18:41 ID:???
朝飯を食いに食堂へ降りて来た。極道みたいな人相の悪い民宿の主人と、 メガネをかけた美人で知的な女中さんが給仕してくれた。 カナードが女中さんにご飯を盛ってもらうときになんだかそわそわしていた。 「あ〜オルガが俺のだし巻き取った〜!」 「うるせえなシャニ、ほら代わりに俺の佃煮やるよ、いらねえから。」 「あじの開き絶・品!」 ああ、朝からご飯に味噌汁に焼き魚におしんこにだし巻き、納豆、素敵だ・・・・・ 「和食の朝食もたまにはいいですねぇ、ソキウス、今度から朝は週二回くらい和食にしましょう。」 「左様でございますか。では帰りましたら腕を振るわせていただきます。」 ところで、フォビドゥンブルー、まだイザークの救助にしか使ってなかったな。 マリンスノー見に潜りに行くんじゃなかったの? 「そういえば忘れてましたねぇ、昨日は浜辺でうとうとしていたらもう日が暮れてしまいましたから、 シャニ君、ちょっと今日動かしてもらえませんか?」 「あ〜いいよ〜、いつごろ行く〜?」 「食事を終えてちょっとしたら出かけましょうか。誰か、いっしょに来たい人はいますか?」 「はーい!」「ハイ!ハイ!」「ハイハ「ハイ!」「ハイ!ハイィ!」「はい!」・・・・・ て、定員オーバーじゃないのか、フォビドゥンブルー、そんなに乗れないぞ絶対・・・・・ いや、それだけなんだけどさ。
俺たち、私たち、僕達ガンガレ 超ガンガレ! えーと、ココは そんだけ・・・かな?
60 :
痔俺 :04/08/04 19:33 ID:???
ディアッカは今日こそサーフィンでミリィにいいところを見せるんだ、と意気込んでいる。 「昨日は車酔いやら失言やらがあったけど今日は大丈夫だぜ!」 ホントかよ。 つーか、昨日海眺めてたけど、ここはほとんど凪だぞ。 波の高さなんか1フィートから2フィートくらいだ。 「う・・・・」 まあウインドサーフィンくらいならちょうどいいかもな。グランドスウェルなんか望むべくもない。 「・・・まてよ?グゥレイトな波を起こす方法を考えたぜ!」 なんだ、話してみろよ。 「単純なことさ、ドミニオンが着水すればでっかい波が起こるじゃないかHAHAHAHAHA!」 ああ、なるほど確かに。でも、たぶんそれ、ハンパねえぞ。 「なあに、俺の手に掛かればどんな波だってライディングできるさ!」 まあ、試してみろよ。フォビドゥンブルーもいることだし、助けてもらえるとは思うぞ。 そんだけ。
61 :
常俺 :04/08/04 19:48 ID:???
>>58 「ハイハイハイハイって、なんだかアタマの悪いレイブパーティみたいですね。」
いやニコル、きっとそういう意味じゃないから。
いや、それだけなんだけどさ。
62 :
得僕 :04/08/04 20:41 ID:???
迂濶だった・・・ 「おにいちゃん、あさだよ。およぎにいこうよ。」 この前一緒に買った新品の水着と、 浮き輪を着けたエルちゃんに僕は起こされた。 昨日旧友を追い掛け回した疲れで(あと一歩の所で地中に逃げられた) つい僕は、 「僕はもう少し寝てるから行っておいで・・・」 と言ってしまった。 この浜辺に奴が居ない訳など無いのに・・・ 無事でいてくれ、エルちゃん!
63 :
得僕 :04/08/04 20:59 ID:???
僕は宿の窓から飛び出した。 急がなければ。 夏の変質者は暑さで強化されている。 見ているだけでは飽きたらず、 触ったり触らせたりしようとするかも知れない。 いや、ひょっとしたら・・・ ひょっとしたらもうエルちゃんは 一生消えない傷を負わされているかも知れない! もしそうだとすれば僕はどうすればいい!? そんなことをした奴を殺すのは簡単だろう。 エルちゃんを泣かせる奴は例え惑星クラスの敵でも叩き潰してくれる!! だが・・・ それが何になる? 誰かさんじゃないけど、撃てば彼女は癒されるのか? そうなってしまったら、 僕にはもう何も出来ない・・・ 彼女を失うことは僕の生きている意味の消失に等しい・・・ それも、そうさせたのは他の誰でも無い、この僕だ。 そう思うと泣きたくなってくる。 立ち止まりそうになる。 そんな暇は無い! 僕が自己満足な自責を感じているこの瞬間にも、 彼女に邪悪な魔の手が迫っているかも知れないのだ!!
64 :
得僕 :04/08/04 21:14 ID:???
その時、僕の目に今僕が最も破壊するべき物が映った。 あんな物を着けている奴などこの世に一人しか居ないだろう。 まがまがしいオーラを放つビキニパンツ! そのもっこりとさせた邪悪な淫棒で何をする気だ!! シャア=アズナブルぅ!!! 我ながら完璧な飛び蹴りだ。 赤い悪魔は十メートルほど吹き飛んだ。 これで彼女は守られたのだ。 ところがよく見ると この男のパンツは黒だった。 奴ならば赤をはくはずだ。 別人か・・・ ということは、まだ危機は去っていない!! こんな偽者に引っ掛かっている間に、 エルちゃんに邪悪な淫棒が・・・ 僕はこの上は奴に叩き込む物しかないほどの憎悪を込めて、 偽シャアにとどめを刺し走り出した。
ど、どうか隊長ではありませんように・・・!!
隊長のはずないじゃん。隊長は今は兄貴と家で夕飯食べているはず。 海には来ていない。
67 :
得僕 :04/08/04 21:33 ID:???
しばらくして、 また僕の目に忌むべき仮面が映った。 大分やつれているようだ。見るからに疲れていそうだ。 しかしその男の手を見て、僕の思考は止まった。 あれは確かディアッカさんが通販で買って自慢しに来た・・・ しかも奴のあのやつれた顔はHなビデオを見た後のディアッカさんの顔と同じだ!! 遅かったのか!? すでにエルちゃんは心に消せない傷を・・・ 崩れ落ちた僕にその変態が話かけてくる。 「君!どうしたんだ!?」 “どうしたんだ?”じゃねえ!! 奴の顔に俺の怒りが叩き付けられる。 奴は三メートルほどバウンドして倒れた。 エルちゃんはなぁ・・・エルちゃんはなぁ! まだ幼稚園なんだぞ!! それなのにテメェは何をした!! その凶器で何をしたァ!!! 胸ぐらを掴みまた叩き付ける。 こんなことをしても意味は無いが、 それでも収まりがつかない。 いや、何をしてもつかないだろう。 僕の希望の光は永遠に失われた・・・
68 :
明日俺 :04/08/04 21:33 ID:???
>>37 >>44-45 「ヌハハハハハ私がどうかしたのかね?」
あ、あれ?隊長、昨日母なる海へと帰って行ったんじゃないんですか?
「私は海に拒絶されたのだよ、平行宇宙にいるマトモな私ほど人間出来てはいないのでね。
さて、昨日仕返しを忘れていたアスラン君はどこかな?」
あ、あっち・・・・
「ところで君もまさか私を海に帰そうとした一人かね?」
い、いやいや、まさかそんな恐れ多いことを・・・
俺はおいなりの恐怖に負けてアスランを売ってしまった。
しばらくして
「うわあああ隊長!毛が!髪の毛がぁぁぁァァァッ!!!」
というハゲの血の叫びが洗面所から聞こえた。
そんだけだよ。
69 :
得僕 :04/08/04 21:44 ID:???
「やめなさい!」 後ろから声が聞こえた。 振り向くと掌が飛んで来て、僕は倒れた。 「ああ、ゼクス・・・こんなにボロボロになって・・・ でも大丈夫、私がしっかり癒してあげるから。」 「の・・・ノイン、そっちの方が体に堪えるから止めてくれ・・・」 「もう、照れちゃって。さあ帰りましょう。」 「うわあああ!嫌だ!君、助けてくれ!!」 引きずられていく仮面を僕はボンヤリと見送った。 変質者にあんな美人な彼女ができるだろうか? 答えは否だ! そんな世界は不公平過ぎる!! つまり、僕はまた偽者を掴まされたわけだ。 希望の光が蘇った。 だがその光は又消えてしまうかもしれない。 僕は走り出した。
この仮面ども、いったいどこから湧いて出るんだw まさか『禁断の聖域』!?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 次は誰だ? そんだけ
黒ビキニはいったい誰だったんだ?ちょっと気になる。 そんだけだよ
72 :
常俺 :04/08/04 22:05 ID:???
落ち込む三人組をみながら、俺は海の家で食事していた。 艦長の作る飯うまいなあ、流石というべきか。 それはそうと、三人の落ち込みようは激しい。 なんか邪悪なオーラが渦巻いているぞ。 「甘い、甘いぞオルガ!」 うおっ、なんだ。 ふと後ろを見ると、俺の後ろに仮面・・・いや、覆面の男が立っていた。 なんか昔見た事あるような男だ、えーっと、どこだったかな・・・。 「エルちゃぁぁぁぁぁん!」 その叫び声とともに、キックがその覆面のほうに飛んできた。 あーっと、覆面が得僕のとび蹴りをかわしたー! そして・・・。 ドカアッ! キックはこの俺の顔面にモロヒットした。 その日、俺は怪我のせいで泳げなくなってしまった。 畜生! いや、それだけなんだけどさ・・・。
たぶん、ちょっとクルーゼの真似がしてみたくて出来心で仮面を被ってみたパトリック・ザラ。 (ウソ) そんだけだよ
74 :
得僕 :04/08/04 22:09 ID:???
走り続けていると、 またもや仮面を見つけた。 今度の男は刀を背負っている。 僕の胸が急スピードで高鳴る。 頭の中には僕がこの世に生まれ落ちて以来、 最も恐ろしいイメージが浮かんでいた。 手足を斬り落とされ、 目玉をくり貫かれその穴に突っ込まれるエルちゃん・・・ 最悪だ! この悪魔め!! とっとと地獄に帰りやがれェェェ!!!! 後ろから回し蹴りを叩き込む。 が、奴は居ない。 馬鹿な!避けられただと!? 後ろに気配!裏拳! だがまたもや空を切る。 横蹴り!正拳!肘ぃ!! 全て当たらない。 気が付くと奴に囲まれていた。
75 :
常俺 :04/08/04 22:14 ID:???
「負・傷!」 「いた〜い」 「また苦しい思いをしたのか」 うるさい黙れ! っていうかあの一撃は誰よりもすごかったぞ。 アイツ、ガンダムファイターになれるんじゃねえか? ・・・ん?どうした、お前等、急に黙っちゃって。 ってかどっち見てるんだよ、泳げなくなった俺の愚痴の聞き相手になれよお前r ドカァッ! 目の前が真っ赤になったかと思うと、俺は徐々に意識を失っていった。 その後、俺は一日中意識を失ったとさ。 いや、それだけなんだけどさ。(泣
76 :
得僕 :04/08/04 22:15 ID:???
「今のお前に私は見えまい!明鏡止水の心だぞ若者!!」 へっ!分身の術かよ!! だがなぁ、そんなもん俺のダチ公だってできるぜぇ!! ・・・見切ったぁ!!! 踵を落とす。 分身が乱れ、奴の実体が空中に飛び上がる。 お見通しだぜ変態野郎!! 俺も飛び上がり、渾身の一撃を放つ。 だが、 「あれを見切るとは少しはできるようだな。 だが、怒りは拳を曇らせるだけだぞ! 明鏡止水だ!忘れるな、さらばだ!!」 俺の拳は受けとめられ、 次の瞬間、奴は消えていた。 あれほどの強さを持つ男が変質者とは思えない。 偽者か・・・ どうやらあの男が言うように、 怒りが僕を曇らせているらしい。 落ち着け・・・ 明鏡止水だ・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 見えた!!僕が本当に探すべき人が!!!
77 :
痔俺 :04/08/04 22:18 ID:???
浜に行ったら兄貴が倒れていた。 「悲グゥレイト!どうしたんだよ、おっさん!?」 しかし黒ビキニとはなんとも…… 「おっさんじゃない!……くそっ、こっそり続編の練習してたらいきなり……」 待ってくれ兄貴。それは限りなく黒に近いグレーだがまだ確定じゃない! 「お前らも……出れるといいな……続編……」 そう言い残して兄貴は静かに眼を閉じた。 「悲グゥレイトォォォォッ!」 何に対してか今ひとつ微妙なディアッカの叫びが夏の浜辺にこだました。 そんだけ。
78 :
得僕 :04/08/04 22:32 ID:???
僕が戦っていた砂浜の僅か三十メートルほど先で、 光は遊んでいた。何人かの人と一緒だ。 「あ!おにいちゃん!!」 エルちゃんがこっちに来る。 僕は全身の力が抜け、崩れ落ちた。 「あれ、どうしたの?どこかいたいの?」 ううん、何でもないよ。 「そっか。じゃ、おにいちゃんもいっしょにあそぼう!」 うん、そうだね。 その後、僕はエルちゃんと一緒に遊んだ。 エルちゃんと一緒に遊んでくれていた人は家族でここに来ていたらしい。 父親らしき人は仮面を被っていたが、 気にはならなかった。 むしろとても気さくな人らしく、 「楽しかろう!楽しかろう!」 と言いながら、 ビーチボールでエルちゃんと遊んでくれていた。 僕はどうやら仮面の人を誤解していたようだ。 仮面は人の性格とは何も関係無い。 そんな当たり前のことに気付いていなかった。 「おにいちゃん!ぼーるいったよ!」 それだけなんだけどね。
この旅館はお風呂が露天で気持ちいいですね。 さっきイザークが髪を上げたカナードさんの後姿を見て女性と勘違いして走って逃げようとして 石鹸踏んで派手に柵の外にすっ飛ぶのを見ました。 あっちは女湯ですよ?全くルパンじゃないんですから・・・ それだけです。
80 :
遺俺 :04/08/04 22:48 ID:???
「カジキマグロを釣るぞ腰抜けぇっ!」 またそれかよ……て、お前、なんか異常にあせってないか? 「釣れなかったら俺をエサにしてでも釣り上げるつもりなんだよっ!」 わけわかんねえ。一体何があったんだお前。 「ごちゃごちゃ言ってないでキラとカナードもつれて来い腰抜けっ!あとお前らも手伝え!」 こんないっぱいいっぱいなイザークは始めてだ。本当に何があった。 あ、ラクスだ。 「頑張ってくださいね。期待してますので」 曇りのない笑顔が逆に怖い。 「りょ、了解ですっ!」 何を怯えてるんだこいつは? それだけっぽい。
81 :
赤い人 :04/08/04 22:50 ID:???
ふふふ・・・ このズゴックなら彼に邪魔されずに 目標に近付ける。 ソキウス君、君の頑張り過ぎだよ。 私が呼んだ仮面の会の囮にいちいち引っ掛かってくれたお陰で、 素晴らしいビデオが撮れた。 この水着ビデオあれば、 私はあと10年戦え 「大雪山おろぉぉぉし!!」 なっ、何がおきた!? 「ゲッターミサイル!!」 ぐっ!バランサーがやられたか!! しかし、あのソキウスは空戦用のはず!なぜ水中に!? くっ、沈む・・・ ララァ、私を導いてくれ・・・ 「お断りします。私、ロリコンの知り合いなんていません。」 ララァぁぁぁぁぁ!! 「こちらソキウス3。不審なMSを撃破しました。」 「ご苦労。しかしその技の冴え、 とても予備役とは思えませんね。 また一線で働きませんか?」 「お言葉はありがたいのですが、自分ももう歳です。 そろそろ家族と一緒に過ごす時間が欲しいのであります。」 「ははっ、解ってますよ。では、引き続きお願いしますよ?」 「ソキウス3、了解。」
82 :
吉良綿 :04/08/04 22:53 ID:???
今日も今日とてキラとカナードとイザークは魚釣り。 だが今日のキラは目の色が違う。 「かわいい部下の気持ちも知らないロクデナシに正義の鉄槌を下してやるんだ!」 と、魚群探知機を片手にボートでマカジキを捜して海原をうろうろ。 ラクスもフレイもほっぽり出して、私のナビゲートのもとカジキを捜している。 それに触発されたのか、カナードもボートに乗ってポイントを探している。 イザークは相変わらずドミニオンの甲板で釣り糸を垂れている。 どうやら足をつらせて溺れかけたのが怖くて出て行きたくないらしい。これじゃ誰が腰抜けだか。 しかしなかなか世の中うまくいかないもので、相変わらず釣れるのは雑魚ばかり。 魚群探知機に反応はあるけど、それはカジキのものではない。 「ここもダメかなぁ、またちょっとポイント変えようか。」 そうだね、一キロぐらい移動してみようか。 少しボートを西に走らせる。心地よい海風が肌に当たる。 今年は猛暑で海水浴客も多いと聞いていたけどなんのその。 ビーチは私達の一団しかいない。 アズラエルさんも伊達に遊んでないってことなんだろう、いい場所を知ってる。 ここは楽園だ。 場所を変えて一時間。ほったらかしていた竿が引いた。 「また雑魚かな〜、せめて鯛とか釣れてくれたら使い道もあるんだけどなぁ。」 あ〜、鯛茶とかいいよね〜、お吸い物とか・・・あれ、なんか引きが強くない? 「クッ!?これは大きいぞ!やば、引っ張られる!」 チッ!ほらキラ、(女の私がどれだけ力があるのか察してほしいが)手伝うから頑張って引きなさいよ! 「くそっ、切られる、リール、リール・・・・」 リールを高速で巻き上げる。徐々に目標がボートに引き寄せられてくる。 水中で影が激しく動き回るのが見える。大きい。私やキラの背の高さより大きいかもしれない。
83 :
吉良綿 :04/08/04 23:14 ID:???
釣りなんか20数年生きてきてまじめにやったことなんか一度もなかったけど、今日ばかりは本気になった。 「よし、もうすぐ銛を撃てる!ちょっと竿持っといて、僕があれを突く!」 珍しくキラが男らしく見えた。あぁ、男の子はこうでなくっちゃねぇ。 いそいそと銛を取り出し、カジキを釣り上げるのを待ちかまえる。 釣竿はミシミシと悲鳴を上げ、大きく反り返っている。 まるでこれから釣り上げるためにばねの力を温存しているみたいだ。 必死で逃がさないよう竿を握っていると、一瞬力がスッと抜けた。 全身の力を込めて竿を握っていた私は、どっと後ろへ倒れこんだ。 そして次の瞬間、海面から水しぶきを上げて、大きな影が飛び出した ・・・・・凄い。 宙にマカジキの巨体が舞った。あたしとキラはほんの数分の一秒、それに目を奪われた。 キラキラと水しぶきを上げて美しく舞う青い巨体。 鋭い吻(ふん)は天に向かって真っ直ぐに伸びている。 ああ、魚って、こんなにきれいな生き物だったかな・・・・・ 「今だァ!」 船底にへたりこんでカジキに心を奪われている私を、キラの一撃が現実へと引き戻した。 キラの投げた銛は空中で見事にカジキを捕らえ、その巨体を貫いた。 そしてそのまま、大きな水柱を立てて海へと落下する。 「これでもう大丈夫だ、あとはひもを引いて船へあげるだけだ。」 いやいや無理無理、あがらないあがらない。あれ、何キロあると思ってるの? 確実に100キロオーバー、下手すりゃ200キロモノかもしれないでしょうが。 私達は銛を打ったまま、引いて戻ることにした。
84 :
吉良綿 :04/08/04 23:18 ID:???
ドミニオンに戻ると、カナードも帰ってきていた。 「あの失敗作、きっとボーズで帰ってきてるよ、まあ失敗作だから仕方ないけどねw。」 ああ、またこれだ。 「キラ・ヤマト、どうだ、何か釣れたのか。まあ、所詮俺の前では敵ではないだろうがな。」 なに?なんですと? 「どういう意味だいカナード、僕のも結構やるとおもうけどね。」 「ほう、お前も釣ってきたのか、おもしろい、見せてみろ。」 「ああ。あれだよ。」 ボートの後ろの黒い影を指差す。カナード少し顔が引きつる。 「あ、あれか。な、なかなかやるじゃないか、まあ俺の獲物には及ばないがな。」 「(カチン)ふうん、じゃあ君のその自慢の獲物とやらを見せてもらおうじゃないか。」 それはドミニオンのハンガーに引き上げられていた。 クルーがそれを見て驚嘆の声を上げている。 「どうだキラ・ヤマト!これが俺が釣り上げた本マグロだ!」 確かにでかい。体長3メートル以上はある大物だ。 これ売ったらいくらぐらいになるんだろう。卸値だけでも100万は軽くいく。 「・・・確かに凄い。けどさ」 「何だ?」 「この勝負、カジキを釣るのが目的じゃなかったっけ?だったらカジキをちゃんと釣ってきた僕の勝ちじゃないか。」 「・・・・・。う、うるさい!商品価値としてはマグロの方が上だ!だから俺の勝利だ!」 顔を真っ赤にして反論するカナード。まあ確かにその通りなんだけど、『カジキマグロを釣る』だからねぇ。 と、そこへ・・・・・
85 :
吉良綿 :04/08/04 23:25 ID:???
「お前らこれを見ろ腰抜けぇ!!」 イザークだ。あれ、甲板で見ないと思ったら、あんた海へ行ってたの? 「フフン、カジキ?マグロ?甘いなお前たち!俺の獲物に比べれば小さい小さいィ!」 まさかあんた・・・・ 「これを見て腰を抜かせ腰抜けども!」 そういってイザークが指差す先には・・・・・ 「 「 「 ミ 、 ミ ン ク ク ジ ラ ぁ ! ? 」 」 」 「どうだ、お前たちの獲物など到底及ばないサイズだろう。この勝負、俺の勝ちだな。」 ・・・・・。 「・・・あ、もしもし、海上保安庁ですか、あのう、クジラの密猟者がいるんですけど。」 「お前には常識というものがないのか、でかけりゃいいってものではないぞ。」 そうそう。だいたいクジラなんてどこで捕まえて来たのよ。 「ドミニオンにいても埒があかないと思って、その辺を泳いでいたらたまたまいた。 これぞ天恵、と思って素手で捕まえてきたのだ。こんな真似お前たちには到底出来まい。」 流派東方不敗はこういう野蛮な流派なんでしょうか。 「ともかく!この勝負は『カジキマグロを釣ってくる』勝負なんだから僕の勝ちだ!」 「違うな!確かに最初はそんなことを言っていたがやはり一番うまいのは本マグロだ! カジキなんて雑魚を釣ってくる不完全やワシントン条約も知らないアホは消えろ!」 「だから一番獲物が大きい俺の勝ちだといってるだろうがぁぁぁッ!!」 話を聞いているうちに、なんだか疲れがどっと押し寄せて来た。ああ、ブリッジに上がって飲み物でも飲もう。
86 :
吉良綿 :04/08/04 23:51 ID:???
30分経って、まだ三人は甲板で口論している。 あー、もうどうだっていいじゃん。クジラは海に戻すとして、マグロとカジキはお刺身とかステーキとか・・・ジュルリ。 ああ、考えただけでも幸せ。脂ののったマグロとカジキかぁ・・・。 「だからカジキ釣った僕だろ!最初に君達もそう言ってたじゃないか!」 「そんな話は関係ない!要は一番価値のあるものの勝利だ!」 「サイズ勝負だと言っている!お前らなんて小物だ!」 「「お前は犯罪なんだよ。」」 「くっ・・・くそ!黙れ腰抜けぇ!!」 イザークが銃を抜いた。 「チッ!」 「貴様もその程度の頭ということか!」 二人も銃を抜き、応戦を始める。 「君だって似たようなものじゃないか?短絡的というところが特に。」 「うるさい!俺は完全だ!考えてみれば最初からこうすれば早かったのだ!」 ここでキラVSカナードの構図が出来上がる。 ややこしいことになった。キラVSカナード、カナードVSイザーク、イザークVSキラ。 レザボア・ドッグス、のラストだ。
87 :
吉良綿 :04/08/04 23:53 ID:???
ハンガーで激しい銃撃戦が繰り広げられる。 物陰に隠れて撃ち合う三人。三人が三人とも、他の二人を狙って火線を交わす。 「考えてみればお前達スーパーコーディネーターさえいなければ俺は道を誤らずに済んだんだ! お前たちは、俺の・・・・!」 誰かみたいなことを言う。 「やめてよね、逆立ちしたってイザークが僕に勝てるわけないじゃないか!」 「ガンダムは消えろ!パイロットも消えろ!キラ・ヤマト、貴様だけは特に!」 ジャキッ 一瞬の隙を突いて、三人は同時にお互いの懐に飛び込んだ。 キラはイザークとカナードの頭にベレッタを、イザークはキラとカナードの頭にガバメントを、 そしてカナードはキラとイザークの頭にジェリコを突き立てた。 「ずいぶん面倒なことになったね。」 「ふん、貴様が最初に消えるのだ。イザーク、まず最初にこいつから殺るぞ。」 「その手には乗らん、そう言ってお前は同時に俺も撃つ気だろう?」 「結局皆撃つしかないんじゃないか。」 一触即発。ナタル艦長、まずい。 「・・・まったく・・・ドミニオン、浮上!!」 グラッ 艦が揺れた。 「あっ、あ〜れ〜」 「くそっ、計ったな!」 「落ちる落ちる落ちるゥ〜!!」 そのまま艦は傾き、開け放してあったハンガーから、三人はまッ逆さまに海へと落ちていった。 やれやれ、これでようやく安心してマグロとカジキがいただけるわ。 アデス艦長にでも御造り頼もうかしら。 それだけだね。
88 :
遺俺 :04/08/05 00:07 ID:???
ドミニオンから落とされた俺たちは間抜けにもぷかぷか海を漂っていた。 吉良綿は気づいていなかったが、何気に俺も巻き添えを食らった。 とりあえず三人とも頭を冷やしたのがせめてもの救いだ。 ……なあ、イザーク。 「ん、何だ腰抜け?」 あんなにあせってカジキを釣るって言ってたのは結局なんだったんだ? 「……わ、忘れてたぁっ!!」 ああ、やっぱりこいつはバカだ。で、理由は何だ。 「事故だったんだよ!石鹸踏んで女湯に飛び込んじまったらラクス嬢が……」 ああ。見逃してもらう条件がカジキマグロってわけな。 「貴様ぁ!カジキと俺の鯨を交換してやってもいいぞ!」 「なに言ってるんだよ。あれはフレイにあげるって約束したんだ」 交渉失敗。 「くそっ!こうなったら最後の手段だ。出ろぉぉぉぉっ!デュゥゥゥエルゥゥゥッ!」 世界が違うだろ。世界が。と、突っ込みたかったが本当に海中からデュエルが現れた。 「ガンダムだとぉっ!」 カナードがいつもの発作を起こしている。しかし、どうなってるんだ。いったい? つづくっぽい。
89 :
遺俺 :04/08/05 00:24 ID:???
「お待たせしました隊長」 デュエルの外部スピーカーから聞こえてきたのはシホの声だった。 姿が見えないと思ってたらこんなとこにいたのか。ともかく、俺たちは水平にされたデュエルの盾を足場代わりにした。 「すまん。首尾はどうだ?」 「問題ありません。今引き上げます」 シホが今度はデュエルの右手をあげる。握られているのは網。中には大量の魚が詰まっている。 イザーク。お前……。なんてはた迷惑な方法を…… 「うるさい腰抜けっ!こっちは命がかかってるんだ!手段なんか選んでられるか!」 「私としても隊長が魚の餌になるのは不本意ですから」 ……まあ、相手がラクスだから冗談ではすまないだろうしな。今回は大目に見てやるか。 あと、後ろでキラが泣き喚いてカナードがガンダムダンダム騒いでいるが、とりあえず気にしないことにした。 あ、イザーク。鯨はさっさと逃がしとけよ。 それだけっぽい。
90 :
遺俺 :04/08/05 00:43 ID:???
ドミニオンに戻った俺たちは早速網にかかった魚を調べてみたが、カジキはいなかった。 青ざめるイザークをつれてラクスと交渉しに行ったら既にキラとカナードの釣ったマグロとカジキは御造りにされ、ラクスと吉良綿の胃袋へと消えていた。 それを見てキラがまた泣いた。 とりあえず満足したのかラクスはイザークを見逃してくれた。 ……逃がそうと思っていたクジラもラクスの胃袋へ消えた。 それだけっぽい。
91 :
楽綿 :04/08/05 19:10 ID:???
「昼間から豪勢なランチでしたわ、マグロの霜降りなんて久しぶりでした。」 「あんた食いすぎよ。あたしの何倍食べたと思ってんの?」 「あらあら、最初から9:1の約束ではありませんでした?」 「誰もそんな約束してないわよ。」 あ!見つけたラクス! 「おやおや、どちらへ行ってらっしゃたんです?もう少し早く来ればご馳走にありつけましたのに。」 浜辺で寝ていたらあんたがいなくなったから、何かしでかしてないかと思って追っかけてきたのよ。 「何かしでかすなど決して。ただカジキとマグロをお刺身やら兜焼きやらでおいしく頂いただけですわ。」 (・・・・・一つ抜けている、大きいのが。) そういえばさっき海上保安庁の巡視船が来て、 『このあたりでミンククジラを不法に捕獲したとの通報があったのですが』 とかなんとか言われてナタルさんが困っていたわよ。 結局ミンククジラなんてどこにもいないからって帰っていったけど。 「それはそれはとんだ勘違いですわ、さぞかし不愉快な思いをされたでしょう。」 「あ、あのね楽綿・・・・・」 は? ( (((´゙リ)) ノ リ.゚ ヮ゚ノリ ギラッ 「・・・・・マ、マカジキのステーキおいしかったよ、うん。さすがに自分で釣ってきた魚は格別だったよ。」 ああそう、そりゃあよかったわね。私はお昼はアデス艦長の冷やし中華で十分だわ。 「とっ、ところであとでちょっとあとで話があるんだけど、ビールの一杯くらい奢ってあげるから付き合いなさいよ。」 あれ?そういえばあんたと飲みに行ったことなんかなかったなぁ、ま、いいでしょ、付き合ったげる。 吉良綿の不自然な優しさとラクスの大量のゲップが気になった。 それだけです。
92 :
痔俺 :04/08/05 20:03 ID:???
ドミニオンがいったん浮いたと思ったら、再び着水。
あ、でかい波。ディアッカ突撃。
「グゥレイト!これこそ俺が待ち望んでいた波だぜ!ちょっと行ってくる!」
サーフボードに乗っかりパドリング。バシャバシャと小さな波をかき分け20フィートの大波へ向かう。
あ!うまくテイクオフできた!
ttp://smash.s68.xrea.com/uploader/filez/1031.jpg お、なんだか外見的に違和感があるがうめえ!すごいぜディアッカ!
ミリィもさっきからシャッター切りまくりだぞ!
おおそうだ、これでへタレの汚名も返上だ・・・・・
あれ?
ディアッカの乗った波はこちらへは来ない。外洋のほうへと進んでいく。
ディアッカは波に乗ったままだ。あ〜れ〜。
『悲グゥレイトオォッ!!』
血の叫びが聞こえた。
そんだけ。
93 :
得僕 :04/08/05 20:19 ID:???
海に来てからもう大分経つ。 いろんなことがあったなぁ。 一日目は旧友を追い掛け回し、 二日目は仮面を狩り、 三日目はヤクザと喧嘩して、 他にも地元の不良に絡まれたり、 夜中にうるさいバイク乗りの人達を叩き潰したり、 沖に来た鮫を絞め落としたり・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・ 戦ってばかりだ、僕の夏休み! と言うわけで、 今日はしっかり遊ぼうと思ったんだけど、 実を言うと僕は海での遊びかたを知らない。 訓練で何十キロも泳いだことはあるが、 別に楽しいとは思わない。 このままでは時間を浪費するだけなので、 皆さんに聞いてみることにした。
94 :
常俺 :04/08/05 20:26 ID:???
ところで俺達はいつまでここにいるんだ。 うちにはペットもいるし、宿泊代だって馬鹿にならないだろうし。 そろそろ帰る時間じゃないか? 「あと2日はここにいられますよ、大丈夫です、私の財力を甘くみないでください。 いや、金はともかくスズメェ達だよ、まあメカスズメェが上手くやっててくれてるとはおもうけど。 「ならいいじゃないですか、君もこの夏、彼女ゲットしてきたらどうですか」 ・・・・・。 腹が立ったのでおっさんを蹴っ飛ばしてゴミ箱にシュートしておいた。 ふんだ、どうせ俺の顔なんかじゃ女なんて寄ってこねえよだ。 「なかなか女が捕まらねぇなあ」 「収・穫!」 「誰だよ、俺より先に女をゲットしようって奴はぁぁぁ!」 俺の心がすさんでるってときに、お前等うるせえんだよおおおおお! 怒った俺は三人をおっさんをシュートしたゴミ箱にアイツラもシュートした。 それから俺は、あてもなく生みを彷徨い歩き始めた・・・。 いや、それだけ・・・なんだけど・・・・さ、グスン。
「そんなのナンパに決まってんだろ!」 ナンパ?それはどんな遊びなんですか? 「まあ、一種の狩りに近いな。つっても暴力的なことじゃない。 まあ百聞は一見にしかず、見てろよ。 渚の真ゲッターの力を見せてやる!」 そう言うとフラガさんは近くを通った女の人の方へ走っていった。 渚の真ゲッターってゲッター3のことかな? でも一応陸地だからゲッター2かも・・・ あっ、フラガさんがビンタされた。 女の人は怒って行ってしまった。 ふらふらとフラガさんが帰ってくる。 「チクショー、いい乳してるから誉めたら 逆に怒らせちまったよ。 たまにいるんだよなぁ、 大きいことが逆にコンプレックスになってる女・・・」 あの、これで終わりですか? 「あ?まあ今回は失敗だな。こんな日もあるさ。」 では帰りますね? 「おう。そうだ、避妊はちゃんとしとけよ!」 ヒニン?何のことだろう? まあいいや、ナンパという遊びはあまり面白そうじゃない。 他の人に聞いてみよう。
96 :
※ :04/08/05 20:40 ID:???
各職人様方、お疲れ様です。 ムチャクチャ楽しいのですが、各関係本スレが過疎化しつつあります。 今週くらいで何とか蹴りをつけませんか?お祭りは『お祭り』だから楽しいのですし。 ご協力をお願いします。
カナード君の動向が気になります
「ああ、わかるよ。海に来てまで泳ぐなんて何が楽しいんだってんだろ? 海に来たら海でしか出来ないことをしないとね。」 で、カズイさんは何をするんですか? 「もちろんこれさ。」 鞄・・・ですか? カズイさんが差し出したのは只の鞄だった。 「馬鹿だなぁ、良く見てよ。 ほらこの中にビデオカメラが入っているだろう? これがこの穴から覗いて、色々と撮れるんだよ。 ちなみにコイツの名前はバスカーク号三世さ。」 何だかよく分かりませんが写真撮影のような物ですか? 「まあそんなもんかな。見てなよ。」 そう言うとカズイさんは浜辺に歩いて行った。 突然悲鳴が上がり、 カズイさんは女の人に囲まれた。 そして次の瞬間、屈強なライフセーバーの方に引きずられて行ってしまった。 よく分からないけど、 引きずられて行ったカズイさんの顔を思い出すと、 あまり楽しそうじゃなかった。 他に当たろう。
99 :
常俺 :04/08/05 20:45 ID:???
ここは深海500m。 かねてより楽しみにしていたマリンスノーを見に深海へと潜った。 確かにきれいだ、しかしこれがプランクトンの死骸とは・・・・・。 海ってわかんないもんだ。まさに生命の神秘。 ところで・・・・・ 「くっそぉお前ら!狭いんだよ誰か降りろよ!」 「拒否!降りれるかよこんなところで!降りるんならお前が降りろよオルガぁ!」 「せっ、狭い・・・僕にこんなことしてどうなるかッ・・・・・」 「こんなところでも俺は踏み台に・・・・・_| ̄|○」 「ヤ、ヤバい〜!」 「「「「「どうした!?」」」」」 「定員オ〜バ〜で電力食いすぎた〜、もうすぐゲシュマイディッヒパンツァ〜が切れる〜、潰れるゥ〜!」 おいおい勘弁してくれよ!昔こども百科事典で見た一斗缶みたくなりたかねえぞ! いやそれだけ・・にしたくない!助けて!
「そんなこと、海と言えばアレに決まってますわ!」 何か面白い遊びがあるんですか? 「はい。その名も、 ゲストオーグバリューですわ!」 げ、ゲストオーグバリュー!? どうやるんですか、それは!? 「簡単ですわ。まず、イソギンチャクを探して下さい。」 はい、ありました! 「結構です。ではそれに指を入れて下さい。」 はい。何かふにふにしますね! 「次に足元の水中に手を入れて下さい。」 入れました! 「何か掴みましたか?」 はい。 「それを投げて下さい。」 それ!あ、アメフラシだったんだ。 「凄いですわ! それはAランクスキルのライグ=ゲイオス! 今すぐプロになれます!」 あ、当たりですか?光栄です! 「さあ、もう一度指を入れ・・・ 「こらピンク!何やってるのよ?」 「あら、居ましたの?」 楽綿先輩、先輩もやるんですか?オーグバリュー。 「やるわけないでしょ!つーかそんな遊びありません!!」 えぇ!? 「ごめんね。ピンク今暑さで頭が飛んでるの。じゃあね。」 ラクスさんは先輩に引きずられて行った。
101 :
常俺 :04/08/05 21:05 ID:???
結局何とか浮上が間に合い俺達は生還した。 だがフォビドゥンブルーは補給でしばらく動かせそうにない。 あっ、耳がキーンと・・・・・ ん、得僕が何やらいろいろ皆に聞いて回っているみたいだ。 そうか、奴も戦いに疲れたのか・・・・・ いや、それだけなんだけどさ。
>>96 っていうかみんなそのつもりだろうと思う
そのくらいにはネタも尽きるだろうしね。
そんだけ。
103 :
明日俺 :04/08/05 21:07 ID:???
なあアスラン。 「んー、なんだ?」 海に来てからさ。キラはイザークやカナードとばかり遊んでるな。 「……そ、そうだな」 ちゅーか、ぶっちゃけお前相手にされてないよな。 「……っ!!!!」 な、なんだ今の?髪の毛がごそっと一気に抜け落ちたぞお前! 「うわあああああキラぁぁぁぁぁぁっ!毛が!毛がぁぁぁぁっ!」 なんか二重のショックを受けた禿の悲鳴が夏の浜辺にこだました。 そんだけだよ。
104 :
常俺 :04/08/05 21:10 ID:???
はぁ、どうせ不細工に未来なんてねえんだよな・・・。 クロトはなんかいつの間に女と仲良くなってるし。 それにしてもオルガとシャニはうけないな、おい。 目付き悪いからか? ふ、そんなことはどうでもいいな、はあ・・・・。 神様、僕に天使を見せてください。 いや、それだけなんだどさ・・・・うっうっ・・・・。
あれ先輩、ディアッカさんはどこへ? 「ああ、海に食べられちまったよ。」 そんな・・・ディアッカさんなら何か面白い遊びを知ってそうだったのに・・・ 「何、海での遊び方がわからん? じゃあ体でも焼きながら昼寝でもしたらどうだ?」 昼寝ですか? 「結構いいもんだぞ、波音を聴きながら寝てるってのも。」 そうですか。 「ほれ、オイル。貸してやるよ。」 ありがとうございます。 さて、気合い入れて昼寝するか。 目を閉じると、何だか色々な音が大きく聴こえる。 潮の香りもよくわかる。 五感が研ぎ澄まされる感じだ。 海が体に入ってくる感じでもある。 やがて波音しか聴こえなくなり、 海と一つになる。 僕はとても大きくなる。
106 :
仮名俺 :04/08/05 21:24 ID:???
ん、カナードだ。あんなとこで何やってるんだ、あいつは。 「出ろぉぉぉぉぉっ!ハイペリオンっ!」 ……あれか?あれはイザークの真似か? 「くそっ!何故だ!俺が奴より劣るとでもいうのか!?」 本気で悔しがってる。たしかあれはシホがデュエルに乗ってたから出来たネタだろ。 まあ、しょせん失敗作は失敗作か。 そんだけだっつーの!
気がつくともう日が暮れかかっていた。 「おにいちゃん、ねてたの?」 ああ、エルちゃん。いつの間に? 「うん、ちょっとまえから。」 ・・・エルちゃんは海でどんなことをして遊んでいたの? 「きょうはね、ざこさんたちとおすなであそんだりね、 かにさんみつけたり、 あとうきわでおよいだりもしたよ。」 そっか・・・楽しかった? 「うん、とっても。おにいちゃんは?」 僕も楽しかったよ。 そろそろお家に帰ろうか? 「・・・うん。」 その後、僕はアズラエル様に挨拶をして帰路に着いた。 帰りの電車。 「みてみて、おそらがきれいだよ。」 夕陽の橙色に藤色のフィルターがかかっていた。 とても綺麗。一番おいしい時間。 こうして、僕らの夏休みは終わった。 それだけなんだけどね。
108 :
仮名俺 :04/08/05 21:28 ID:???
落ち込むカナードをほっといてぶらぶらしてたら、今度はキラがいた。 ちょうどいい。あの失敗作の笑い話でも教えてやるか。 「出ろぉぉぉぉぉっ!フリィィィダァァァムっ!」 ……お前もか。 ……スーパーコーディネイターってひょっとしたらアホなのかもな。 そんだけだっつーの!
109 :
楽綿 :04/08/05 21:35 ID:???
ヒグラシの鳴き声と波の音を聞きながら、吉良綿と晩酌中でございます。 「あ〜、癒されるぅ〜。月がきれいね〜。ラクスは?」 ああ、カガリとフレイの三人であっちも晩酌中らしいわよ。いろいろ積もる話もあるみたいで。 「あのさぁ、前々から聞きたかったんだけど、あんたなんであんなのと一緒に生活してるのよ。」 知らないわよ。なんか知らないうちに私の家に住み着かれて、追い出そうとするとマトリックスのスミスみたいな人達に囲まれて。 逃げるに逃げられないのよ。 「ふ〜ん、じゃああたしのほうがまだマシってことか〜。」 百倍マシよ。キラと一緒に生活していても人体改造されたりしないじゃん。私なんか・・・・・ そういえばあんたこそなんでキラといっしょに生活してんのよ。もしかしてショタ・・・・ 「ばっ、バカなこと言わないでよ!な、なんか知らないけどある日突然帰ってきたらいたのよ。 まあうちにお金入れてくれるし、機械には強いし、いいかな、っと思って。いろいろウザいのがくるのが玉にキズだけど。」 ふーん。で、週何回ヤってるの? 「いい加減にしなさいよ!」 はいはい。で、ウザいのといえば、アスランとかアスランとかアスランとか? 「フレイとかカナードとか ラ ク ス とか。」 うちのヤドロクがやけに強調されますな・・・。つまりはこういうこと?ラクスは自身が危険だから誰も他を寄せ付けようとしない。 対してキラは危険を寄せ付ける危険さがある。磁石のプラスとマイナスみたいなもの? 「言い得て妙、といったところね、その通り。ていうか、楽綿はアッチの方はどうなのよ。」 え?え?私?いや、私はその、なんか出会いが少ないっていうか、いい男を見つけられないっていうか・・・・・ 「へぇ〜、もしかしてあんた、男じゃダメなタイプ?」 んなわけあるか! 〜夜もふけてド深夜。 「だ〜か〜ら〜、キラみたいなお子様じゃ対象外なのよぉ〜、もっと背が高くてお金持ちで頭良くって・・・・・」 そ〜そ〜、みんなカエル顔した種の男どもじゃ全ッ然ダメダメだよねぇ〜。 なんだかこういうドロドロした話をする友達が出来て嬉しかった。 それだけです。
110 :
仮名俺 :04/08/05 21:36 ID:???
「でろおおおおお、ガンダァァァァム」 はは、また誰かが挑戦してるよ。 全く、いい加減に諦めろよ。 そんな芸当できるわけ・・・・。 ドカーーーン! うお、なんだ?! 「たいへんだー!ホテルが破壊されて中からガンダムがでてきたぞーー!」 そりゃ無理だーーー! それだけだっつーの!
111 :
明日俺 :04/08/05 22:29 ID:???
あれから2時間、アスランは砂浜に「の」の字を書いては波に消されている。 ・・・まぁ、いいんじゃないか?かつての親友失っても、恋人ゲットできたわけだし。 「そうだな・・・そうだよな!!俺にはカガリがいるもんな!よし!!新しい発明のプランも湧いてきた!」 良かった、元気になってくれたようだ。アスランが元気を取り戻すと同時に、抜け落ちた髪の毛が 空中で集まり、ファンネルミサイルのようにクルクル回りながらアスランの頭に収まっていった。 あいつも元気が出たみたいだし、髪達も戻ったし、まぁ良かった良かった。 このクソ暑い中もうコイツのことでいちいちツッコんでられない。 そんだけだよ。
>>96 =
>>1 か?
そもそもこうして立てても1000まで埋まるわけもないのに、なんで
各スレで辻褄を合わせつつ進行するようにしなかったんだ?
113 :
債俺 :04/08/06 10:20 ID:???
・・・・・・ 「・・・・・・」 ・・・なあサイ 「なに?」 海に来てまで「夏休みの友」するの止めないか? 「コーディ連中はともかく俺はナチュラルだからね。こうやってコツコツ進めておかなきゃ最終日に慌てる羽目になるし」 そんなもんかなぁ・・・? だからそれだけだってば
>>112 常俺での話によると、各関係スレへの悪影響を減らすためと、
たくさんある関係スレをいちいち巡回する手間を省き、
各ネタに話の整合性を持たせて読みやすくするため、だそうだ。
なお、ここは次回のイベントネタがあるまで保守される予定。
スレ汚しスマソ、職人様方続けてください。
まあ不等号スレよりは随分マシだよw
116 :
俺痔 :04/08/06 15:10 ID:???
俺は今、夜の海で一人淋しく痔を探している。 何故だ!ここは海だぞ!? 出会いとか出会いとか出会いとか、そーゆーことが俺にもあってもいい筈だ! 何が楽しくてチワワ顔の炒飯しか能の無い同居人をさがさなきゃならんのだ! …楽綿や吉良綿もどっかいっちゃうし… くそっ!俺は砂浜に落ちていた空き缶を海に蹴飛ばした。 「馬鹿めが!海を汚す凡愚めが!」 「非グゥレイト!海は大切にだぜ!」 ディアッカ!……と、キャミソールを着た変態男? 「否グゥレイト!俺の命の恩人に変態男とは失礼だぜ!」 あ、そうなの? そうかもな。海にゴミ捨てちゃいけないもんな。 このオジサン、いい人かも……キャミソールだけど。 まあ、変態といえばうちの隊長もだし。 あ、とりあえずウチの馬鹿を助けて頂きありがとうございました。 「ふ、ふん!例にはおよばん!」 …なんかイザーク並に素直じゃないな。 「あ、いたいた!ディアッカ君、お友達見つかったぁ?」 !!ダレデツカ、アノキレイナオネエサンハ!! 「おう!ビンゴだったぜ!」 「やはり兵法に通じる私と貴様では人探しにも差がでるのだハッハッハッ」 「はいはい」 「ふっ、長年共に暮らしてようやくわかったようだな!」 ナ、ナガネントモニクラシテ! その後、ディアッカを連れてきた二人と別れた後、俺は夜の海岸を走り抜けた。 ちくしょう!俺に何が足りないってんだ! 俺は頭に兜被って、濃いめの化粧をした、黒い羽扇を持ったキャミソール男より下なのか!?そうなのか! 次の日、こっそり隊長の仮面をパクってつけた俺は、得僕に瞬殺された。 そん……だけ(泣
>>114 次夏祭り編とかにすぐ移行できそうだぞ、この時期は。
意外になんとかやってけるんじゃないの?
118 :
常俺 :04/08/06 17:45 ID:???
で、俺達はいつ帰るんだ? 「今日で最終日ですよ、あんまり家を留守にできないでしょう。 まあそれもそうだな。 というわけで今日も今日とて俺は女探しに出かけて・・・・。 「ん?どうしたんですか?」 よくみたら、アズラエルのおっさんの周りには、いい女がウジャウジャと。 そ、そうだよね、この人もイケメンっつったらイケメンだもんね。 あ、あはははは、ははははは。 俺は夕日に向かって痔俺とともに走った。 それから起こった出来事は他の俺の口から語られると思う。 いや、それだけなんだけどさ。
>>117 世間では花火の季節だ。海から帰って、花火でも見に行こう。
屋台は必須だしな。
121 :
常俺 :04/08/06 21:40 ID:???
結構続いていた旅行ももう今日で終わりか。 今まで楽しかったなあ・・・・寂しい思いのほうが強いけど。 「おらおらおらぁ!彼女二人ゲッターしたぜ!」 「まだまだだね、僕は彼女三人捕・縛!」 「全然だめじゃん、俺なんて五人もできたぜ、ちょろ〜い」 ・・・・・・・・。 うわああああああ! 俺は大声で叫びながら外へでた。 そして、丁度目の前にアズラエルのオサーンいたので、おもいっきり蹴飛ばしてゴミ箱にシュートした。 その後、俺はこの夏もてなかった奴等を集めてお互いの傷を慰めあった。 いや、それだけなんだけどさ。
122 :
明日俺 :04/08/06 22:12 ID:???
ところ変わってバスの中。遊び疲れて俺達はぐったりとシートにもたれかかっている。 あ〜、楽しかったな〜。あさりもたくさん取れたし、帰ってさっそく頂くとしよう。 「おい。」 なんだ常俺。 「お前、それでいいのか?」 何が? 「『何が?』じゃない、潮干狩りでアサリ取って水辺でバシャバシャ遊んでそれでお前は満足なのかと聞いてんだよ。」 なんだ、痔俺まで。じゃあお前らは満足してないのか? 「当たり前だ!俺なんかウチの住まいの中で一人だけ誰もゲットできなかったんだぞ!電話番号すら聞けてねぇ!」 「お前はまだいいよ、俺なんか痔のおかげで捜索願い出したりミリィに呪うのをやめるよう説得したりで何もできなかったよ!」 「ああ〜、俺達の夏が、夏が終わるぅ〜。せっかくの海がぁ〜。・・・・・畜生常夏どもめ・・・・・」 なんか見ていて哀れだ。 いや、あのな、別に海に来たからって、ナンパだけじゃないだろ? ナンパがしたけりゃ109の前に一日突っ立っとくとか、なんかあるだろ。 「違うんだよそれは!海ってのはなァ、女が気を許して股開きやすいスポットなんだよ!」 「あの三馬鹿でもゲットできるんだぞ!?世の中間違ってるじゃないか!」 いや別に間違ってないと思うぞ、だってお前ら、外見はともかく口下手そうだし。 「「だったらお前はどうなんだよ。」」 最初からその気がない。めんどくさい、ナンパなんて。 ・・・・・ってお前ら!何ヒソヒソやってんだ! 「・・・きっとアレだ、同居人の性癖がうつったんだ、あいつもきっと『ウホッ!』とか・・・・」 「ああそうだ、今度アイツの家に行ったら捜してみようぜ、絶対『薔薇族』とか『さぶ』とかたくさん・・・・・」 なんだかバスの窓からこいつら二人を放り投げたい衝動に駆られた。 そんだけだよ。
123 :
1 :04/08/06 22:43 ID:???
>>117 >>120 なんだかこんなことを言うのは非常に恐縮するのですが、
今までこの手のネタは多くて月1、もしくは隔月でやってきています。
あまりやりすぎると参加されていない職人さんや住人にも迷惑がかかります。
本スレもおろそかになりがちです。
せめて、来月くらいにしませんか?
と、いう提案です。ではまた七誌に戻ります。
>>119 ゲーム『三国無双』、司馬懿
書いた職人ではないが、一応注釈
そんだけ。
125 :
常俺 :04/08/07 00:19 ID:???
帰りのバスの中 いやー、なんだかんだあったけど、まあ楽しかったよ。 「最・高!」 「またいきた〜い」 シャニ、早々いけるもんでもないぞ、旅行なんて。 それはそれとしてお前等よかったな、彼女できて。 「あの海岸だけだけどね〜」 「実質的に、友・達!」 まあそれでもよかったじゃないか、保護者的な立場としては嬉しいよ。 「お前も帰ったら彼女の一人ぐらい作れよ〜」 うるさいワカメ。 ・・・OK、俺が言い過ぎた。 ところでさっきっからオルガ何も喋らないな、どうしたんだ。 「・・・・一ついいかな」 どうしたんだオルガ、声がちょっと変だぞ。 「俺、オルガじゃなくてスティングなんだけど」 「「えっ?!」」 げ、本当だ、よく見たら微妙に違うじゃん。 ・・・・じゃあ本物のオルガは……。 その頃の海 「おーい、シャニー、クロトー、また一人彼女作っちまったよ、これで俺も真のゲッターだぜ!」 「まだまだ甘いぞオルガの坊主!そんなことでは真のゲッターにはまだまだまだまだ程遠いぞ!」 そういやムウの兄貴も忘れてた。 いや、それだけなんだけどさ。
>>123 いや、終わったあとに保守ばっかりじゃ荒れそうじゃん?
それにスレ一つ消費してるんだからもっと使わなきゃ勿体無くないかな?と思ってさ。
長引かせてスマソ
まあ、定期的に簡単な1日イベントとかでつかったほうがいいと思われ。 秋だったら焼芋を食べるためにみんなで集まる会とか・・・・。
128 :
明日俺 :04/08/07 16:42 ID:???
痔俺と常俺になじられ凹んだ俺だが、家に着くころには回復していた。
なにやってんだアスラン。「ああ、サイ君とメールしてるんだ」・・・・・え?なんで?「いや、実はな・・・・、
>>113 でさ」
以下、回想。
・・・なあサイ
「なに?」
海に来てまで「夏休みの友」するの止めないか?
「コーディ連中はともかく俺はナチュラルだからね。こうやってコツコツ進めておかなきゃ最終日に慌てる羽目になるし」
そんなもんかなぁ・・・?
なあアスラン
「なんだい?」
海に来てまでリアップ振り掛ける若者ってどうなんだ?
「若者連中はともかく俺は若禿だからね。こうやってコツコツ手入れしておかなきゃ30代に絶望する羽目になるし」
おまえ十六だろが。お、サイだ。・・あいつもなにやってんだか・・・・行こうぜ、アスラン。・・・おい、何見つめ合ってんだ・・・。
アスラン「・・・・・・・・・・・」サイ「・・・・・・・・・・・・・」
アスラン「(ぶわっ)」サイ「(ぶわっ)」
「・・・・というわけなんだ」
・・・まあ、友達出来て良かったな。
そんだけだよ。
129 :
遺俺 :04/08/08 02:55 ID:???
帰りのバスの中。 「……だったんですよぉ」 へぇ〜マジで!? 「…おい」 ん?なんだよ、俺痔、常俺。 「なんだよ?じゃねー!なんでお前はジュール隊の娘と仲良く会話してんだよ!」 「っーか、手握るな!離れろ!オマエら!これ以上地球温暖化進めんな!」 ……ひがむなよ 「「僻んでねぇ!!」」 いやさ、イザークがあんなんなのに、ジュール隊のみんなはボランティアでアデス艦長の店の手伝いしてんだぜ? ちょといたたまれなくてよ、俺も手伝いにいったんだ。 で、まぁ、彼女の悩みとかさ、ほら、これでも俺、ザフト長いじゃん?聞いてアドバイスとかしてる内に、話弾んでさぁ〜 いや〜夏っていいよな 俺が言い終わるか終わらないかのタイミングで、視界が真っ暗になった。 「いまだ!俺痔!」 「いけ遺俺!忌まわしき記憶と共に!!」 ぐぁっ! ゴミ箱に体を突っ込んだまま、俺は中華鍋の餌食となった。 う〜頭痛て〜 中華鍋の衝撃で、ゴミ箱の中でシェイクされたからな〜 「大丈夫ですか?」 ちっょと無理。 だからもう少しこのままOK? 「///……はい」 あ〜ふともも気持ちいぃ〜 ……後ろの二人の視線さえなければもっといいんだかな。 ま、旅行楽しかったぜ! 俺は膝枕の上で思った。 そんだけっぽい
130 :
常俺 :04/08/08 14:22 ID:???
>>125 おっさんのヘリを借りて、あいつらを連れ戻そうとビーチに向かった。
「おっさんみろよ!俺15人もゲッターしたぜ!!」
「うっひょー!でもまだまだまだ(ryだな少年!真のゲッターは百人もこなす男じゃないとな!」
おいおいおまいら何やってるんだよ・・・。ここにいすわるつもりか?
「おっ、常俺いたの?俺すげーぜ!15人もゲッターしたんだぜ!」
「どうだ、お前も俺たちと一緒に女をゲッターしないか?」
いいねーじゃあ俺も・・・じゃなくて。俺はお前たちをつれて帰ろうと思ってきたんだぞ?
「はぁ?何言ってるんだお前?このパラダイスから帰る?頭大丈夫かお前?」
いや薬中のお前に言われたくないわ。
「だってシャニとクロトだって・・・あれ?あいつらどこだ?」
二人はもう帰りのバスの中だぞ?お前たち二人だけだぞ?
「嘘!あいつらもう帰ったの!?」
あぁ、だからお前らをつれて帰ろうと・・・
「いやいいよ別に帰らなくても。」
はっ?お前何言ってるの?
「だって帰ってもどうせ貧乏生活するだけだしここだと女イパーイだからいいしさ、
だから俺ここに住み込むことn」
すべてを言う前にオルガを特注ゴミ箱(海の家バージョン)をかぶせてヘリに積んだ。
で、兄貴はどうするの?
「俺はゲッターの修行をつまないと・・・」
なんか家の郵便当てにおっさん当ての手紙きてたよ?「種2仮面オーディション」ってとこから・・・
「おい、何してるんだよ?とっとと帰るぞ?」
いつのまにか兄貴はヘリに乗っていた。そんなに気になるか・・・?
こうして俺たちは思いでいっぱいの海を後にした。(俺だけ思いでないわorz
いや、それだけなんだけどさ。
さて、海水浴も終わったわけだが、 ここで普通のリンクとかやってもいいの? あと、ムウとクルーゼの関係みたいな長文とか。 どうなんでしょ? そんだけ
132 :
131 :04/08/09 22:20 ID:???
誰もいないようなので・・・ 保守ついでに一つSSを投下します。 数えたら15レス分もありましたが、連投規制に引っかかれば続きはまた明日にでも。 脳汁だくだくで書いてるのであんまり突っ込まないでやってください(´Д⊂
〜コズミック・イラ72、世界は核の炎に包まれた!〜 ちゃらら〜ちゃらら〜ららら〜YouはShock!(以下略) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 家に帰ってきた。正確には、かつて我が家と呼ばれたもの、だが。 ドアをあけようと鍵を差し込んだがいつもの反応がない。そっか、うちもやられたのか。 靴を脱がずに部屋へと入る。部屋中埃とコンクリートの破片でいっぱいだから。 部屋に入ると、見るも無惨なことになっていた。 タンスの中は荒らされ、冷蔵庫の中には何も入っていない。 いたるところに服やものが散乱し、私がいない間にここで何があったか容易に想像がつく。 蛍光灯のスイッチをつけても、灯りはともらない。水道の蛇口をひねっても、水は流れてこない。 ガスも電話も、この部屋で使える設備は何一つない。 大きくため息を一つついた後、居間のソファーの埃を払い、ボロボロになった身体を横たえた。 虚ろな眼で天井を見やる。天井にはところどころ穴があいていた。その小さな隙間から、太陽の光が差し込んでくる。 一番大きな穴を見ると、そこからはいつも通りの青い空が見えた。今日は雲一つない、いい天気だ。 そしてその空の先には宇宙がある。今や地獄の代名詞と化した、奈落にも似たどす黒い宇宙が。
4週間ほど前、連合軍の核貯蔵施設があるとある月基地が、月に駐留する第6艦隊に占拠された、とアズラエルさんから連絡が入った。 連合は安全保障の関係上、正面装備のほとんどを宇宙へと移動させていたので、貯蔵された核の量は容易に想像が付く。 第6艦隊は世界中の連合軍兵士に呼びかけた。ザフトをやるなら大戦で疲弊した今しかない、散っていった仲間達の仇を取ろう。 そしてすべてのコーディネーターをこの世から消し去るのだ、と。 もともと戦争終結直後から余力のあった連合では、戦争継続を唱える連中が多かった。 それを議会はこれ以上の戦闘は国力を損ない、抑止の効かなくなる終末戦争になるということで停戦に応じたのだ。 その判断自体は正しかったのだが、兵達はそれで納得できてはいなかった。 アラスカで謎の破壊兵器で大量虐殺をされ、宇宙ではジェネシスで艦隊の半数とプトレマイオス基地を失った。 たかだか一回の核攻撃でボアズを消し飛ばすくらいではつり合いが取れない(本当はアラスカは連合の自爆作戦なのだが)。 そして反乱軍は蜂起した。周到な下準備があったらしく、宇宙軍においては第1〜4、第7、第8、第11、第12艦隊が呼応し、残りの艦隊は艦隊内で真っ二つに割れる始末。 地上軍は地上軍で統合作戦本部や大統領官邸、議会を反乱軍が襲撃し、幕僚と閣僚を粛正、連合国全土に戒厳令を布いた。 もう大西洋もユーラシアもなかった。兵達にとっては戦後の敵がどうとかではなく、ついこの前まで戦っていた、『人間とは違う』別の種の生き物の方が憎しみ深いのだ。 正規軍との激烈な市街戦の末、地上は反乱軍の占領下となってしまった。 かくして狂気の目的のもと、昔誰かが言った『正義が力なのではない、力が正義だ』という妄言が事を成した。
勢いづいた反乱軍は、そのままプラント本国に第一撃としてお決まりの核攻撃を行う。 すでに2大要塞を失い戦力の過半数を失っていたザフトは、その攻撃のほとんどを迎撃することなく直撃を受けた。 先制攻撃で出た死者は20万人以上と伝えられた。 そして、再編成されたMS部隊での侵攻が始まった。 プラント存亡の危機に、最高評議会は最後の決定を行う。 それは、建設中や廃棄されたコロニーに核を満載して月と地球に落とすという、大規模な質量攻撃だった。 月基地へのコロニー落としは成功し、反乱軍は核戦力のほとんどを失った。 例によってミラージュコロイドでステルス化されたコロニーに気付いたのは、既に落下阻止限界点をはるかにこえた後だった。 ミリタリーバランスを取り戻したザフトは、ヴェルヌ35Aを装備したゲイツ部隊を主軸に反撃に転ずる。 俗に『ミーティア改』とよばれるそれは、戦艦数隻分の大火力と高機動力をもって反乱軍艦隊を圧倒、次々とコロニーを落とし、地球をハンマーでぶっ叩くかのように震わせていった。 それでも反乱軍の主力艦隊はしぶとく、残る核戦力の全てをプラントへ向けて撃ち込んだ。 しだいに落とすコロニーも撃ち込む核もなくなり、今は残存戦力を潰し合う消耗戦を繰り広げている。
今日、街で偶然ミリィと顔を合わせた。彼女は私を見るなり、堰を切ったように大声を上げて泣き始めた。 あまり面識のある子ではなかったが、ディアッカと親しくしていたので何度か話したことはあった。 姿は綻びた軍服にわずかな食料、きれいな外はねの髪はばさばさに広がっていた。 彼女は私の胸で、あらん限りの声で泣いた。背中に手を伸ばし、そっと抱きしめる。 ・・・待てよ、彼女はAAのオペレーターのはずだ、その彼女がここにいるということは、予想される事態は二つ。 そしてこの姿を見る限り、結果は明らかだった。 そう、全ては水泡に帰したのだ。 まだ統合作戦本部が陥落する前、三隻同盟軍あらためヴェサリウスとドミニオンを加えた五隻同盟軍は、 月基地を占領した第6艦隊を制圧するため、連合正規軍の残存艦隊とともに月へ向かった。 だがザフトのコロニー落とし作戦の情報が入り、正規軍は反乱軍鎮圧とザフトのコロニー落とし阻止という 2面作戦を強いられるはめになった。 第6艦隊は戦後再編成され、前線での核施設の防衛というリスクの高い任務のため、 AA級を中心とした最新鋭の艦艇で構成され、装備も極めて強力な精鋭達だった。 加えて月に駐留するのは反乱軍に呼応した第7、第8、第11艦隊。 それに対して正規軍は第5、第9、第10の三個艦隊の残存艦隊で数はせいぜい一個半。 天才的戦術家でもいない限り敗北は必至の状況だった。 加えてコロニー落としの情報が入ると、優先順位を変えて、 『しんがり』をドミニオンとヴェサリウスのたった二艦に任せてそちらを迎撃に向かった。
ヴェサリウスに配備された、イザ―クとディアッカ、そしてニコル率いるジュール隊はバスターダガーと エール装備の105ダガーの混成部隊を相手に戦ったが、最後には数で押し切られて全滅した。 痔俺と遺俺もその時に撃墜されたそうだ。 イザ―ク、ディアッカ、シホ、ニコル、ミゲルのエース五人は最後ヴェサリウスの防衛に当たっていたそうだが、 バスターダガーの一斉射撃によってヴェサリウスともども撃墜された。 イザ―クにいたってはメインスラスターと足をやられながらも艦にしがみついてまで応戦していたらしいが、 ついにバッテリーが落ちて集中砲火を浴びせられ、同時にヴェサリウス轟沈。 残ったナタル艦長のドミニオンと常夏三人組、ソキウス達、そして常俺の正規の連合の部隊は死中に活を見出すべく、 旗艦のいる第6艦隊と艦隊所属のG部隊を相手に奮戦した。 彼等は自分達と同じガンダムを相手にするはめになったのだ。 艦隊の5分の1を消失させる大戦果だったが、最後にはG達の補給が間に合わず、特装砲による一斉砲撃と核ミサイルで、跡形もなく消滅した。 正規軍がコロニーの軌道上に到着すると、そこにはまだ反乱軍の姿はなかった。この情報を手に入れるのが遅かったのだ。 かわりに、ザフトの最精鋭、本国防衛艦隊が出張ってきていた。艦隊が移送しているコロニーの数は30基に登った。 この作戦如何でプラントの未来が決まる、そう考えたザフト首脳部は最高戦力でこの作戦に挑んできた。 もはや戦力の出し惜しみなどしている場合ではない。 どのみちこれ以上核を撃ち込まれれば、艦隊もろともプラントは消え去る。まさにザフトに取っては捨て身の作戦だったのだ。 ヴェルヌ35Aを装備したゲイツ部隊と、あろうことかG11リジェネレイト、そして謎のG12の姿までもがそこにはあった。
リジェネレイトは戦後にコクピットを回収されていた。そしてMSパーツを補充され、またも『再生』したのだ。 G12に関してはほとんど何もわからなかった。ただ、仮名俺がカナードの支援中にこれに撃墜され、 カナ―ドのハイぺリオンが刺し違えた、ということだけわかっている。 さしものガンダム部隊も、この精鋭部隊の前では分が悪かった。 プロヴィデンスは艦隊防衛に当たっていたが、最後にはドラグーンを全て破壊され、ヴェルヌ35Aの集中砲火を食らい爆散した。 フリーダムはコロニーへの活路を開くためジャスティスとともに最前線で戦っていたが、 リジェネレイトにその高機動力を封じられ、MS部分に捕らえられて自爆され、果てた。 残った三機のGのうちの一機ジャスティスは、コロニーを破壊するほどの余力が自軍に残ってないと見るや、 内部に入り込んでその一つを道ずれに自爆した。 フラガさんのストライクは艦砲射撃からAAを守るために楯となり爆散、 カガリのルージュはアスランの後を追って別のコロニーで自爆した。M1部隊も漏れなくゲイツの餌食となった。 フラガさんが撃墜された数十分後にAAも撃沈され、マリュー艦長は艦と運命を共にした。 ミリィ達は脱出艇で脱出したが、いくつかは発見され撃墜された。 ミリィの舟はなんとか逃げおおせることが出来たらしいが、サイ達のほうは、自分達の囮となって撃墜されてしまったという。 艦隊は機動戦力を失い総崩れとなり、クサナギも撃沈され、最後に一つ残った旗艦エタ―ナルはコロニーに特攻を敢行、 ラクスもバルトフェルドさんも、オペレーターの楽綿も死んでしまった。 そして、奇跡的に反乱軍の粛清を逃れて、最終兵器GGGで阻止限界点にて拠点防衛をしていたアズラエルさんも、 破壊したコロニーの核誘爆に巻き込まれ宇宙の塵と消えた。
以上がミリィの見てきた、彼等の最後だった。彼女は今にも消えそうなか細い声で、それを私に語ってくれた。 私に先立ってその知らせを聞いたフレイは号泣し、抜け殻のようになってビルから飛び下りてしまったそうだ。 得僕はエルちゃんを連れて、どこか遠いところへと消えてしまった。 他のあいつらの同居人達は漏れなく、その戦いで死んでしまった。残っているのは、私だけだ。 これを聞いた時、私は泣けなかった。それどころか、ちょっと笑ってしまった。 きっとこれは、何かの悪い冗談だ。ドッキリだ。手の込んだ仕掛けか何かで、 明日になればみんな何事もなかったかのように話しかけてくる。 そう、思えてならない。だが、目に映るものはそれを全て否定する要素でいっぱいだ。 「・・・みんな、死んじゃったんですね、みんな・・・・・・」 ・・・そんなことないよ、明日になれば、明後日かもしれないけど、またひょっこり顔を出してくるわよ。あいつらが死ぬはずないじゃない。 「・・・違うんです、ダメなんです・・・・・来ないんですよ、もう。もう、そんな日は・・・・・」 目を真っ赤にして声の震えているミリィのほうが、どうも私より現実を直視できるみたいだ。そう、私にはできていない。 あいつらが死んだなんて信じたくない。ディアッカが、ラクスが、常俺や痔俺や楽綿が、そしてキラが死ぬはずがない。 そう思って、拳に力を込めた。こういうときこそ、気丈にしなければ。信じることが大切だ。悪い奴ほど長生きするっていうじゃないか。 が、私のその決意は、ミリィの手に握られていた物に目がいった時、もろくも崩れ去った。 中華鍋だ。ところどころへこんで、柄は折れてしまっている。 きっとディアッカのものだ。私達においしい炒飯をご馳走してくれた、あの中華鍋。 聞けば、倒壊したディアッカのアパートから、何とか探し当てたものだそうだ。 それを大事そうにミリィはひっしと握りしめている。 形見、か。 私はようやく、彼等がこの世から消えてしまったことを理解した。
ゲホゲホと咳が喉を襲う。この街の近くにもコロニーは落ちた。 爆心からかなり遠かったが、それでもこの辺一帯を焼け野原にするには十分な威力だった。 シェルターに避難していたので一時災害は免れたが、高濃度の放射線が生き残った人々の身体を蝕む。 私とて例外ではなかった。咳で口に手を当てると、手のひらに血の跡が点々とついている。 無政府状態となったこの国では、治安が急速に悪化していた。 戒厳令は全くの無意味で、強盗や暴行が横行し、貨幣などは何の意味も持たなくなった。 スーパーへ行けばお金のかわりに鉛の弾で支払いを済ませる、といった具合だ。 反乱軍は治安維持に対して何の関心も持たず、それどころか『愚連隊』となった連中が街で横暴を働く、といった醜態が目に付いた。 おそらく軍紀に背いて本隊から脱走した兵だろう。まあ私にいわせれば、一度軍紀に背いた軍隊などどこまでも落ちていくだけだが。 そして民間人から平気で物資を『徴発』し、逆らえば殴り、蹴り、女は犯して、男はすぐに殺した。 国際法とか関係ない。野獣と化した人間にそんなものをあてがうのは無意味だ。 ミリィに別れを告げた後、私は近所のコンビニに寄った。 彼女には別れ際、さよなら、と一言だけいった。またね、も、元気でね、も言わなかった。この先どうするかも聞かなかった。 ・・・・・彼女の目からは、もう生きていく気力が失われていた。この先どうするかなど、とても聞けない。 でも、最後にまた友人と会えたことが、少しうれしかったようだ。彼女は少し笑って手を振り、どこかへと歩いていった。 ミリィの最後の笑顔を反すうしながらコンビニの店内へ足を踏み入れると、先客が3人いた。 自動小銃を持ち、迷彩服を着ている。どうも陸軍の歩兵らしい。こんなところにいるってことは、こいつらがいわゆる愚連隊ってやつか。 本来は軍隊用語じゃないのに、誰が呼びはじめたか知らないけどこいつらにはお似合いだね。 三人は店の床に座り込んで缶詰を食べていた。そして私が入ってくるのを見つけるなり、すぐに好奇の視線を向けてきた。 そこから先は、お決まりのパターンだ。 別に抵抗なんてしなかった。その時の私は、もはや抵抗する気力すらなかった。強烈な喪失感だけが私を支配していた。 自分の身体さえも、どうでも良かった。
ソファーから身体を起こし、コンビニで手に入れてきたミネラルウォーターのふたを開ける。 シェルターを出てから5日、貯蔵してあったわずかな配給食糧以外に何も食べていなかった。 車の類いは全て接収されたか破壊されたかで、ここまで歩いてくるしかなかったのだ。身体はカラカラに乾いている。 ・・・ずいぶん高い値段の水ね。水なんてほとんどタダ同然だと思ってたけど、自分の身体で支払いをすることになろうとは。 少しぬるめの液体が喉をつたってゆく。身体が潤いを取り戻す。 2リットルのボトルの4分の一をを飲んだところで蓋を閉めた。 身体がようやく正常に機能しはじめた感じだ。思考力も戻ってきた。 ふとタンスの上の写真立てを見上げた。以前、何かの飲み会で、みんなで写真を撮った時のものだ。 重い身体を立ててタンスまで行き、写真を手に取る。キラ達が楽しそうに映っている。私はすみっこで、少しすまして笑っている。 イザ―クにカナ―ドにアスラン、マリュー艦長やナタル艦長にアデス艦長、ディアッカに常夏三人組に同居人達。 彼等は、皆、私を置いてどこかへ行ってしまった。もう二度と、帰ってくることはない。 その時、今まで何がしたいのかわからなかった私の心が、『悲しみ』の心を取り戻した。 目から涙があふれてくる。大きな波が私の心の中に巻き起こる。 私は大切な、この世で一番大切なものを全て、そして一度に失ったのだ。 なによ、私だけ置いてきぼりにして。いつも何かある時はみんな一緒にやってたじゃないの。 私だけ仲間はずれなんて、ちょっとひどいんじゃないの? どこかで自分達だけでお楽しみ中なんて、絶対承知しないんだから。 そして私は、床に伏して大声で泣いた。身体を震わせ、声の限りを尽くして。
・・・・・気が付けばすでに日が落ち、夜になっていた。周りは暗いが、月明かりが差し込んでいるのでかろうじて見える。 どうも泣きつかれて眠ってしまったようだ。 立ち上がり、水のボトルを持って洗面所へ行った。 鏡を見ると顔はやつれ果て、煤で黒くなっていた。 泣き過ぎて喉が痛かったので、少し水を飲んだ後、水を洗面器に入れて顔を洗った。 顔をなでる水の感触。久しぶりだ。こんな当たり前のことが嬉しいなんて。でもさすがにシャワーは無理か。 仕方なく服を脱ぎ、タオルを濡らして身体を拭いた。これで、幾分かはマシだろう。 その後髪をとかし、眉を描いてファンデーションを軽く塗った。リップは・・・めんどくさ。暗いし、濃くなりそうだからやめておこう。 部屋へ戻って服を着替える。タンスの中は通帳やら貴金属だけがなくなっていた。 まったく、こんな世界でそんなもの、どうする気だ。何の役にも立たないのに。 下着を着替え、どれを着ようか物色する。・・・そんなに派手なのもなんだし、白の細身のブーツカットのパンツと、薄紫のシャツを選んだ。 着替えた後、またソファーへ腰掛けた。鞄の中をごそごそする。 ・・・あった。護身用に、と拾った拳銃だ。マガジンは4発残っていた。 どうやら軍用らしく、フルオート機構が備わっている。 それを机の上に置き、また天井の大きな穴から空を見上げた。 月がきれいだ。どうも今日は満月らしい。ああ、この月も今日で見納めか。やけにきれいだ。 そういえば、日本の月の神、月読(つくよみ)は、死と生を司る神であるという。 ギリシャの月神へカーテもそうだったな、月と冥界の神。 この月は、考えようによってはお迎えっていうのかな。
ふと部屋の隅を見やると、一台のパソコンが目に付いた。 そうだ、これはキラが使っていたパソコンだ。私もちょくちょく使っていたが、せいぜいインターネットとメール、 あと稀にオフィスくらいで、他に何のソフトが入っているかなどキラしか知らない。 もっぱらキラがプログラミングとかで占領していた。私が使おうと思った時にはいつも喧嘩になったものだ。 それはもはや主を失い、動く力も与えられないスクラップ同然の代物。 寂しそうに部屋の隅にひっそりとたたずんでいる。 そう、あんたも御主人様のところへ行きたいの? 私は銃を手に取り、パソコンへ向けて一発撃った。 パソコンの本体が大きくはねて、机から地面へと落下して液晶にひびが入った。 少し、持ち主のことを思い出してみる。思えばろくなヤツではなかった。 スーパーコーディネーターのくせに、バカで無鉄砲で性格悪くて優柔不断で、それでいて私より給料良くてエースパイロットでたくさん女囲っていた最悪なヤツ。 でも、いろいろ節々を思い出せば、いい弟分だった。あれで結構、かわいいところもあった。 すれた私にはあれくらい生意気なのがちょうどいい。 キラ、あんたのパソコン送っといてやったわよ、感謝しなさい。 さて、いよいよ次は自分の番だ。どこにしようか? 頭はイヤだ。脳漿を飛び散らせるのはちょっと気が引ける。一応、女ですし。 と、すれば、心臓か。はっきりいって痛そうだし、楽そうではない。 ・・・でも他に思い付くところがない。手っ取り早く、やってしまおう。
銃のフルオートをオンにした。大きく深呼吸して、空を見上げる。 銃口を胸に押し付ける。ゴリッとした感触が、その重さ以上に私の胸を圧迫する。 心臓は急速にピッチを上げる。部屋の静寂のせいで鼓動が、心臓の音が聞こえてきそうだ。 今頃になって、死の恐怖と、死ななければならない自分の境遇の悲しさが襲ってきた。 もう覚悟は決めたはずなのに、さすがに、怖い。死んだらどうなるかなんて考えたこともなかったから。 ただただ暗い奈落に落ちていくだけなのだろうか? いや、別に死ぬとかじゃない。友達が別のところへ行ったから、それを追いかけにいくんだ。 『後を追う』なんていうと、なんだかそれこそ死ぬみたいだが、表現が悪い。 そう、私は友達に会いにいくんだ。この世界にはもう、うんざりだ。未練などない。 身体を病魔に蝕まれ、犯され、守るべきものも求めるものも失ったこの世界などに何の未練があろうか。 このままこの世界で生きていても治療の見込みはないし、街へ出れば野獣どもがうようよしている。早いか遅いかの違いだけだ。 さっさとこの腐った世界に別れを告げて、向こうで楽しく暮らすんだ。 ・・・・・・でも、これも空しい妄想かもしれない。死んだらそれまで、その先はない。だから人は死を恐れる。 だが、そう思わずにはいられない。そう思わなくちゃ、何も救いがないじゃないか。 せめて、せめてこれくらいは、私に許してほしい。 そう自分に言い聞かせ、涙でいっぱいの目をつむった。
「・・・!!・・くあっ!・・・・つッ・・・・・・」 轟音が部屋に響き渡った。 薬莢が三つ転がり、私の心臓は三つの弾を食った。 思っていた以上に痛い。身体の芯が燃えるように熱い。シャツに鮮血が大きなしみを作ってゆく。 歯を食いしばり、痛みに耐える。 呼吸は乱れ、喉はヒューヒューとおかしな音をたてる。 それでも、もう少しの辛抱だ、そのうち脳の血流がなくなり、痛覚が麻痺する、はずだ。 再び目を開いて、空を見上げた。相変わらず月は私を見つめている。 大きな月。古来、あの月は冥府への入り口であると信じられていた。 大きく口を開けて、私が来るのを待っている。 そう急くもんじゃないわよ、呼ばなくても、もうすぐこっちから行ってやるわ。 ・・・でも、相変わらずきれいなものね。ナタルさんやオルガや痔俺、ディアッカ達が逝ったのは、どのへんかしら。 もう意識が薄れてきた。まぶたが重くなってくる。もう少し、月を見ていたかったな。 目を閉じ、薄れ行く意識を感じながら、皆のことを考える。 走馬灯のように昔が思い出される、なんてことはないらしい。 ただ一人一人、忘れないようにと顔をしっかり覚えておこうとは思う。 最後のその一瞬まで忘れたくない。 ああ、ダメだ、もう思考力もなくなってきた。キラ、そっちでも相変わらず性格悪くしていたら承知しないわよ。 もうすぐ行ってひっぱたいてやるから、覚悟しなさい。 そう、もうすぐ、もうす・・・・・ぐ・・・・・ ・・・・・・・・・・・
なんだかひどく眩しい。なんだろう?この光は。 いよいよ『あっちの世界』とやらへやってきてしまったのか?冗談だろう。 少しずつ光が弱くなってくる。なんとか、目を開けれそうだ。 少しずつ目を開ける。やはり眩しいが、なんとかあけようとする。 なんだ?太陽の光、か?よく知っている光だ。 こっちの世界にも普通に太陽はあるんだ、ちょっと安心。 『おやぁ、勘違いしてもらっては困りますね、変なところと。』 聞き覚えのある声だ、誰だろう。 ともかく目を開けよう、話はそれからだ。 ようやくなんとか目を開けると、私は公園の木陰で気にもたれかかって座っていた。 木漏れ日が目に差し込んでくる。 この公園、見覚えがある。会社の近くでよくお昼を食べていたところだ。 誰かが横に立っているらしい。白いスーツの裾が見える。 「お目覚めのようですね、気分はどうです?」 ア、アズラエルさん? 「そうです、ムルタ・アズラエルですよ。この通りちゃんと足も付いています。」 顔はそこそこなのに白いスーツに紫のシャツ、金髪そして本人は気に入っているらしいダサイ髪型、まさしくアズラエルさんだ。 嘘つきなさいよ、今時幽霊に足が付いてるなんて子供でも思ってないわよ。 「でも残念ながらここはあの世とかじゃあないんですねぇ、れっきとした『この世』ですよ。 夢オチなんていうのも『Welcome to the Real World』とかいってマトリックスの外を見せるわけでもありません。」
腕組みしながらいつもの調子でアズラエルさんは語る。しかし、その目は全て達観しているかのようだ。 じゃあどこだっていうのよ。死んだらあの世、って普通は相場が決まってるじゃない。 それ以前に本当にあの世があるとか思ってなかったけど。 「じゃ、まあ軽く説明しましょうか。かつて君達は互いに憎しみあい、凄惨な殺し合いを繰り広げました。 そしてそのまま死んだわけです。ある者はその戦いで生き残り、ある者はそこで死にましたが、 人間だれしもいつかは死ぬものですから結果は同じです。 これが君達が修羅道で迎えた一つの結末です。 そして次に君達は人道に転生しました。君達はお互いを理解し合い、 協力することが出来ましたが、結果として世界は崩壊してしまいました。 まああの後は知らない方がいいでしょう。 しかしまだまだ君達は徳が足りないようで、再び人道へと転生してきたのです。 まあ天道なんてそうそう行けるものでもありませんがね。 いわゆる『六道輪廻』という無限連鎖の中を君達は生きているわけです。 そうして何度も転生を繰り返し、昇華させてゆく。魂の修練の場ですよ、ここは。 これから先も君達は何度も生と死を繰り返し、自らを高めていくのです。 忘れていても、魂は覚えているものですよ。磨いてきた人は魂の色が違いますから。 でも君達はもう地獄道や畜生道なんかに行くことはないと思いますよ。それらはとうの昔にクリアしてますから。」 ・・・・・。 少し、混乱が私の頭を支配した。が、今現実に四肢はあるし、心臓は正常に鼓動を打っている。 そして今の私の思考力に特に問題があるとも思えない、あくまで自己チェックだが。 ・・・・・は?・・・と、言いたいところだけど、さっきあんなのを見てきたばかりだから、まあ納得するわ、それで。
ところで、みんなはいるの?この世界に。 「ええ、いますよ。前と変わらず、よくもまあと思うくらい毎日飽きずにドタバタやってます。」 そう、それだけが気掛かりだったけど、安心したわ。でなきゃ今すぐまた死ななきゃいけないから。その話を信じる限りでは。 「あんまりすぐ死んでもらっても困るんですけどね、十戒にあるでしょう、『汝、殺すなかれ』って。 自殺も同じです。あんまり悲惨な場合は、例えば今回の君のような時は僕も考えますけど。」 ・・・結構いいかげんなのね。ところでさっきから『君達』って言ってるけど、アズラエルさんは一体何者?そんなこと知ってるのは・・・・・ 「僕ですか?僕はまあ、その、例外ですから。名前がわかる方ならどういうことかわかるでしょうけど。」 またやけに持って回った言い方をする。 ん〜?アズラエル、アズラエル・・・・・イスラム教の死の天使! 「ご名答。他にも閻魔大王とかハデスとかオシリスとかいろんな呼び名がありますが、 それが一番しっくりきますね。俗っぽいところがなんとも。 でもここだけの話、本当のムルタ・アズラエルの魂はここにはないんですよ。 僕はちょっと身体を借りているだけでしてね、身分とかいろいろ都合がいいんで。 本人は邪悪そのものでしたから、まあ今頃は地獄の釜ででも煮られているんじゃないですか。」 ・・・・・冗談で言ったのに。 ああ、でも私の知ってるアズラエルさんは、金持ちで独身で 性 格 悪 く て たまに優しくて超人だった。 偏屈ではあったけど、卑屈じゃなかった。あまり知る必要はないかも、元の人は。
ところで普通、転生したら記憶が消えて赤ちゃんから始まるんでしょう?何であたしはこうなのよ? 「ん〜、さっきの自殺の件もそうですけど、僕の気まぐれですかねぇ。ちょっと君の最期を見て、情がうつったっていうか。 僕は道化ですからね。知らない顔でもありませんし。 その代わり、君は一つ選択をしなければなりません。」 何?どんな選択? 「ありがちな奴なんですけどね、前世の記憶をどうするか、です。もちろん日常生活に支障がない程度に、ですが。 でも覚えていても、あんまり得なことってないんですよねぇ。 むしろ夢見が悪いとか、ムカつくことが多いとか、デメリットばかりのような。後世は前世とは違いますし。」 そんな気がするわ、それでお願いします。あんな生き地獄、覚えているだけで気分が悪い。 「そうくると思いましたよ、今まで記憶を継いで転生した人間なんてろくなことになってませんからね。ではそうしましょうか。」 あと一言。 「なんです?」 なんでアズラエルさんがコーディネーターでもないのにあんな超人ぶりを発揮するかがわかった気がします。 「・・・ふふっ、はいはい。秘密ですよ?みんなには(笑)。・・・・それじゃ、消しましょうか。目をつむって下さい。」 はい。・・・・・あ、また、なんだか、光?・・・・・・
ただいま〜、あ〜しんど、キラ!水! 「あ〜ちょっと待って、朝帰りなんて君もやるね〜。誰か捕まえたの?」 バカ言ってんじゃないわよ、会社の飲み会なんかにいい男なんかいないわよ。 「はい、水。それじゃ、僕もう仕事行かなきゃいけないから、朝ご飯とか自分で作ってね。」 は〜い、らじゃ〜。 「じゃあいってきま〜す。」 (ゴクゴク)・・・うーん水、うまうま。行ってらっしゃ〜い、気をつけてね〜。 部屋へ戻って上着を脱ぎ、テレビをつけた。今日も朝7時のニュースが、別にどうだっていいことを伝えてくる。平和なものだ。 窓の外を覗くと、キラはもう下に降りて、自転車をこいで仕事に出かけていくのが見える。 あ〜、若いっていいね〜、あたしも10年前はあんなだったかな。さ〜て、今日は昼まで寝るかな、休みだし。 ご飯は・・・ああ、めんどくさい。おなかも減ってないし、別にいいや。 ちょっとパソコンのメールくらいチェックしとこうかな。 部屋の隅に置かれた、キラと共同で使っているパソコンを立ち上げ、Outlookを起動させようとした。 ・・・・・あれ、なに、な、みだ・・・・・? デスクトップを立ち上げた瞬間、目から自然に涙があふれてきた。 やだ、私、何で泣いてるんだろ、別に悲しいことなんて・・・ないのに。それでもなぜか、止まらない。 わけが分からない。どうかしてしまったんだろうか?私。 ・・・ああ、きっと疲れで涙腺が弱ってるんだ、そうに違いない。 早くシャワーを浴びて寝よう、そうしよう。 メールチェックは起きてから!だるい!シャワー、シャワーと・・・・・。 そういうわけでパソコンの電源を落とし、服を脱ぎ捨てながらバスルームへと私は向かった。 我ながらだらしないとは思うが、キラもいないし、めんどくさいし、まあいいか。 「ごめん、忘れ物した!えーと、今日の企画書とディスク、ディスク・・・・・あぁ!?」 キラアアァァァァァッ!!確信犯だろお前ぇ!! それだけだね。
151 :
131 :04/08/09 22:46 ID:???
連投って、結構できるもんだな、と思った。 そんだけ。
もはや何か言う気力さえ失せ果てる程スレ違いだ。>131 そんだけ
うぃ… 勢いで書いたので後から読めば 痛 す ぎ です 核をくらって逝ってきまつ… もう、後悔するなら書くなと…
まだ読みかけですが、
>>134 の名前欄にわらわせていただいてます(w
スレ違いとのお声もあるようですが、とりあえず、大作乙でした!
普通にキラ綿スレでやればよかったと思ふ
>>156 いや、あそこはなぁ・・・・・
ネタを書けばいちいちキラ厨がどうとか腐女子がどうとか言われる場所だからな・・・・
ましてやこういうネタだとな。
個人的には、イベント会場ということで、
本スレでは普段書かないこういうネタもありかと。
あと
>>133 ー150を読んでいて吉良綿に萌えてしまった俺は痛すぎですかそうですか。
本スレを疎かにするのはどうかと・・・
まぁいいんじゃないの?おもしろけりゃ?どうせこういうスレじゃないと公開することも ないんだろうしさ。 いや、それだけなんだけどさ。
これだから常夏厨は・・・・
常に夏厨なのだろうな。
てか、得僕は何処へ? まさかエンペラー艦隊!? そんだけ
>>162 腐ったこの世を滅ぼすために、ザフトも連合も関係なく、神罰を与えるゲッターエンペラーとエンペラー艦隊。
・・・・・・やべェ、見てェ。
そんだけ。
この後の話どうする? そんだけ。
話をAA化する?
とりあえず、次回のお題を決めたがよろしいかと。 まあ、いつ頃やるかにもよるが。 来月くらい?
次回9月、『お月見』 弱いか? そんだけ。
>>165 ちょっと頑張ってFlashでも作ってみようかと。今月中には仕上げたい。
>>166 再来月(10月)で温泉とかどうだろう?
そういや、フル面子で銭湯に行くネタがあったな
>>166-167 イベントって一回/月なの?前のレスで夏祭りとかネタ候補にあがってたけど・・・・
遊園地行きたい
夏祭りでいいじゃん。 一日の突発ネタで、その日のうちに区切りつける。
>>172 一日突発でいいならオリンピック観戦ネタはどうだ?
競技終了から24時間以内にネタ投下の条件で。
>>173 それ面白そうだな。
だが、早く始めないと会期終わるぞ。
誰かが口火を切れば追随する職人もいるはず。
そういう俺はしばらくネットが使えないのでiモードでしか書き込み出来ない・・・・
_| ̄|〇
ちょっと質問。 赤ちゃんを拾いましたスレ(の避難所)の職人さんが、 ここに参加していいかどうか悩んでいたんだが、どうなんだろう? あれも俺なんだけど・・・嫌な人もいるのかな?
176 :
得僕 :04/08/17 19:44 ID:???
>>175 僕(の中の人)は嫌じゃないよ。
今日はもうすぐ卓球の愛ちゃんの3回戦が始まる。
おたふく風邪で発熱して眠っているエルちゃんの横で、
僕は愛ちゃんを応援する。
何故かというと、愛ちゃんが金メダルを取ったら、きっとmikihouseが
『愛ちゃんおめでとうセール』をやるからだ。
たまにはイトーヨーカドーじゃないブランド物の服を買ってあげたい。
がんばれ!愛ちゃん!!
それだけなんだけどね。
177 :
吉良綿 :04/08/17 20:45 ID:???
サッカー負けたね。 「ああ、予選敗退だったね。」 あれだけ大騒ぎしてたのに、負けるともうほとんど何もいわれないの。 そんで柔道がどうとか体操男子団体がどうとか北島選手がどうとか。 何だか戦時中の大本営発表みたい。 特にテレ朝ね。 「まぁマスコミにとってはヒーローは誰でもいいんだよ・・・・ あ、愛ちゃん勝った! ぃやったあああぁぁぁッ!!」 ぃやったあああぁぁぁッ!! これでBest8入り! よく頑張った!感動した! ・・・いや、別に子供服とか欲しいわけじゃないのよ、普通に嬉しいだけよ。 それだけだね。
178 :
常俺 :04/08/17 21:55 ID:???
俺が家でのんきに、おっさんからもらった液晶テレビでオリンピックをみてると、 「おい常俺!こいつらなにやってんだ?プールで必死に泳いだりしてるやつ」 ん、オルガか。それオリンピックって言うんだよ。てかお前しらなかったのか? 「なんだよそれ?何するんだオリンピックって?」 何するって・・・そりゃ走ったり泳いだりして競うんだよ。 それで一番すごい人に金メダルをやるんだよ。 「金!?金のメダルもらえんのか!?」 あぁ、まぁ一番にならないと無理だけどな。 「そしたら俺は簡単じゃん!なんせ強化人間だしな!」 ・・・・オリンピックにはドーピング禁止なんだぞ? 「はぁ?なんだそりゃ?」 つまり薬使ってる人間はでれないってことだよ。お前薬中だからまず無理だな。 「・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 お、おいオルガ!!どこ逝くんだ!そっちは川だぞ!!おーい!!! ・・・オルガは川をすさまじいスピードで泳いでいった。 まぁ腹がへったら帰ってくるだろ。さて、オリンピックの続きでも見るか。 オルガがいなくなって一週間後、こんなニュースが流れた。 「○月○日、大西洋に浮かぶ緑色の頭をした男が偶然通りかかった船によって救出されました。 その男の話によると、「オリンピックってのにでられなかったから、海を泳げば金メダルがもらえるかと 思ってた。」と、訳の分からないことを供述しています。男は一週間前から泳ぎ始めたようで・・・」 あいつバカ? いや、それだけなんだけどさ。
179 :
得僕 :04/08/18 02:55 ID:???
愛ちゃんが勝った。 ランキング上位の相手にストレート勝ちだ。 愛ちゃんが強いのもあるだろうけど、どちらかというと相手が波に乗れなかったように見えた。 リードしたり、追いついたりする度に、 「あ・・・、泣く?この子泣いちゃう?」 ・・・・・・・なんて心配、するわけないよな。 泣き虫愛ちゃんを知ってるのはこの国の人だけだろう。 とにもかくにも愛ちゃんは、『おめでとうセール』にまた1歩近づいてくれた。 愛ちゃんの勝利が確定した瞬間、吉良綿さんの家のほうから雄叫びが聞こえてきた。 ああ、ふたりとも愛ちゃんを応援してくれてたんだ。 僕はちょっとうれしかった。 愛ちゃんにもう一がんばりしてもらって、うんとかわいい服買っちゃおうね、エルちゃん。 僕は眠っているエルちゃんにそう囁いて、おでこのひえぴたをそっと張り替えた。 それだけなんだけどね。
180 :
痔俺 :04/08/19 16:17 ID:???
北島選手、競泳平泳ぎ100mに続き200mも金メダル。 いやもうカッコ良すぎ。最高(さすがにもう『超キモチイイ』とかは言わなかったが)。 おい、エセサーファー、お前も何か見習えよ。 「な、なんだよ、俺だって平泳ぎくらいできるさ!」 ・・・まあ、できるはできるんだろうな、あんなに速くないだろうけど。 「まあイアン・ソープぐらいにだったら勝てるぜ!HAHAHAHAHA・・・・・」 言ったな?今回は負けたからって軽々しくそんなこというもんじゃないぞ? だいたい『ぐらい』などとは恐れ多い。 それに種目違うし。自由形だし。 「・・・・い、いや、ちょっと言い過ぎた。やっぱ決勝に残れるくらいかな・・・・・」 ほほう、決勝といっても各国No.1の、さらに準決勝を勝ち上がってきた猛者達を相手にするんだぞ? 一日何時間練習してるかわかんないような連中だぞ? 「じ、じゃあ思い切って国内選考会から・・・」 『出るだけなら』可能だろうな、出るだけなら。赤っ恥かいておしまいかも。 「し、市内の小学生の大会・・・・・」 さすがにそれは大人としてどうかと・・・・・。 ・・・っておい、部屋の隅っこでうつろな目をして中華鍋眺めるなよ。 人間、得意不得意ってもんがあるんだから、そう落ち込むなよ。 別に金髪色黒だからって、ステレオタイプに夏男って決まるもんでもないんだから。 そんだけ。
保守する?
保守する。
てか上の吉良綿のヤツをSRC化してみようと思ったけど(無論配布はしないけど) カナードとG11とG12のデータが解らず断念。
ディアッカが公園で素振りをしていた。 また何か身の丈を超えたおバカを考えているのか? 「北京オリンピックでは長嶋さんのために俺も闘うぜ!HAHAHA!」 ・・・おまいその前に日本国籍持ってないだろ。 「非グレイトォ!」 そんだけ
『ガンダムファイトのお知らせ 来る8月31日このスレにおいてガンダムファイトを開催したいと思います。 勝敗の決め手は・・…先に書き込んだ人の内容が優劣を決めるってことにします。 (例えば 痔VSキラを2人の職人が書いて勝者が異なった場合、先に書き込んだものが正史となります) ルールはまずリーグ戦を行い。その上位1・2位が決勝トーナメントに進出します。 リーグは以下のようになっております。 Aリーグ(遺俺 クロト カナード 明日俺) Bリーグ(イザーク 債俺 仮名俺 ラクス) Cリーグ(キラ ディアッカ 楽綿 シャニ) Dリーグ(フラガ 吉良綿 得僕 アスラン) Eリーグ(サイ オルガ 痔俺 常俺) リーグ表はAAで書いていく予定です。 それじゃ特別出演に向ってレディィゴッォォォオオ!! それだけっぽい
ロム専で恐縮ですが、がんがってください! 応援してます! それだけっぽい
遺俺とかの俺sのAA区別はどうすんの?
AA区別って?
どの俺スレの俺もモララーみたいな外見だからさ
AAでリーグ表を作る、ってことなんだろう。 でも5リーグあると決勝のトーナメント作る時にめんどくさいと思うが。 あと、これの発案者はマジで覚悟しといたほうがいいぞ。 リーグ戦だけで6試合、それが5リーグで30試合、さらに決勝トーナメントで決勝、準決勝、準々決勝、などで最低でも7試合、 全部で40試合近く、つまり40ものネタを用意しなければならない。 前回の海水浴に参加した職人は見たところ4、5人程度だったから・・・・今回はもっと少なそうだし。 最悪全部のネタを主催した香具師が投下するぐらいの覚悟は決めといたほうがいいかと。 とにかくがんばれよ。
192 :
通常の名無しさんの3倍 :04/08/27 13:52 ID:zKwjY2ds
『ガンダムファイト』っつーことは、MS戦?それなら俺sはどうすんの?各キャラが乗った機体に「俺(私)」が 乗るとか?
昔々を紐解いていくと・・・痔俺は専用ジン、 常俺はロング(デュエル)ダガーとレイダールージュっていうお笑い機体に乗っていたな・・・・ 他は特になかったような(↓若干1名除く) ちなみに俺の本命馬は得僕でFA
ガンダムファイト 常俺の残党か
雑俺は生身で戦えるなw
っい雑俺はでないの? せっかくあっちじゃ怒涛の急展開なのに。
198 :
主催者 :04/08/27 14:41 ID:???
SDGFわからないのです。 すんませんm(__)m
>>198 別に雑俺は「マギージオング」だし、普通にジオングみたいだけど、それもわからないか?
わからないなら仕方ないけど
・・・・まあ俺も閑話休題とかだったら手伝うし。
出来れば戦闘も手伝いたいんだけどね・・・・・。
200 :
主催者 :04/08/27 14:49 ID:???
>>というかじゃんじゃん手伝って欲しいというか。 全員参加な勢いでやって欲しいのです。 31日まで日があるのでほんと職人さんやりましょうよ!
>>192 >>194 あと各関係スレ見ると
遺俺:デュエルダガー 明日俺:??(イージス?) 債俺:デスアーミーorz 仮名俺:??
楽綿:シグー 吉良綿:ダガールージュ 得僕:ロングダガーフォルテストラ 痔俺:??(痔はバスターダガー推薦)
常俺:??(レイダールージュに決まりかけたが、クロトの「被る」というツッコミで却下)
いまのとこ誰もガンダム乗ってない・・・
>>200 夏休み終わっちゃうから書けないんだよ、ぶっちゃけ。
そもそも戦闘は苦手だしね・・・・・。
あと誰か常俺のときみたいなまとめサイト作ってほしいな。
特にこれに関してはごちゃごちゃしないようにさ・・・・。
204 :
主催者 :04/08/27 14:56 ID:???
205 :
主催者 :04/08/27 14:56 ID:???
あ、h抜き忘れた・・・・すみません。
(今リアルでゴキブリが通過して普通にビビッタ)
主催者さん乙ー。 漏れも雑俺は出して欲しいと思うんだけど・・・どうよ。 まあ艦長もでないしな・・・・って、そうだよ艦長! 最近寂れてるからこのイベントでどうにかしてやってほしい。
>>195 この時間、そういう言葉がすぐ出てくるお前を
俺はいろいろと疑いたくなる
遺俺:デュエルダガー 明日俺:ストライクルージュ 債俺:デスアーミーorz 仮名俺:ハイペリオン二号機?
楽綿:シグー 吉良綿:ダガールージュ 得僕:ロングダガーフォルテストラ 痔俺:??
常俺:ロングダガールージュ?
>>203 まぁ、それじゃ面白くないし。
212 :
主催者 :04/08/27 15:11 ID:???
債俺:デスアーミーorz ハゲワラw
常俺は厨臭いオリジナルMSがあったな
215 :
主催者 :04/08/27 15:17 ID:???
っていうかこれ総当りなの? 無 理 じ ゃ ね ? トーナメントにすれば艦長とかもいれられそうなんだが・・・・。
>>214 あ れ は 大 破
住人の中でも暗黙の了解でそのことはあんまり口走らないことにしているはず。
痔俺は歴史が長いからジグー M1+ バスタールージュとか色々乗り換えてたな乗ってた
>>217 そいつは昔からいる粘着だ、気にするな。最近はターゲットを変えているみたいだがw
素直にスルーしとけ。
220 :
219 :04/08/27 15:22 ID:???
必 死 だ な 常俺厨
痔俺専用ダガー?w
リーグは無理だろ・・・・。 素直にトーナメントにしておいたほうがいいと思うよ。 出場者に仮面のおっさんとか艦長がいないのはどうかと思う。 艦長はともかくとして、数合わせだったら虎とか雑俺でできるだろうし。
225 :
主催者 :04/08/27 15:31 ID:???
226 :
主催者 :04/08/27 15:32 ID:???
やっぱトーナメントの方がいいですかねぇ…。 色んなキャラからませたかったんですけど…夏休み終わっちゃいますし
まだだ。まだ終わらんよ!!!
現実問題無理だと思う。 リーグのおかげで色んなキャラからませたくても艦長とか仮面が抜けたりしてるし。 ここは基本的に全関係スレを混ぜるスレでしょ? それに、絡ませるんだったら閑話休題でもいいし・・・。
229 :
主催者 :04/08/27 15:34 ID:???
今更ですけど、リーグよりトーナメントの方がいいと思う方17:00までに意思表示してください。 お願いしますm(__)m
>>主催者 最悪、自分一人でできるかどうか判断してから計画立てなさイナ 風呂敷が広すぎると大変だぞ?
書き手が無くて尻すぼみにならない様に主催者が大筋を用意 他の方が肉付け
はい・・・・。 大変恐縮なんですがリーグではなくトーナメントに変更します。 それと、これは私のうっかりだったのですがラウも出場させます。 艦長は…MS乗せていいのかどうかわからないのですけど、個人的には 試合前の控え室兼食堂という形でヴェサリウスを動かしてもらおうかと…。 コロコロかわってほんとすみません
主催者の負担と全関係スレが関われることを考慮してトーナメント。 もし何かあって出来なくなったなんてことになったら大変だろ?
>>232 雑俺は?
ジオングくらい書けるよな?w
無理っていうならジオングの回だけ書いてやってもいいけど・・・・。
1stからっきしだめなんで・・・・書いていただけると確約が出来るのであるならばお願いしたいと思います
ルール案 取り合えずバトルロワイヤル方式 期間中、書き手が好きなに書く 勝敗結果を記録に取ってポイントを記録する 一応、模擬戦なのでMSは復活 それぞれの書き手が頑張れば優勝
とりあえず主催者さんは「起承転結」の「起」と「結」を書かなきゃな
>>236 なんか微妙にややこしいな・・・。
簡単にトーナメントでいいんじゃない?
常夏方式だと、書く前には必ず進言して、専用の掲示板で話し合ってから載せるというかなり念密なものだったが。
>>239 決勝はやったよ、ただアップされてないけどね。
専用の掲示板作るの? さっきのトーナメント表も含めてまとめるサイト作るべきなのかなぁ?
やっぱまとめサイトは必要だろ、結構関係スレも入ってきてごっちゃだしな。
主催者さんどうよ?
そうすると第二の「アノ御方」が生まれるぞ
ルールとしては ・先に書いた人勝ちの単純トーナメント。(これは文句が言いようがないはずなんで。どっちの方が先にネタをしあげてておくかですから) ・トーナメントは随時更新していくのでそれで結果がわかります。 ・トーナメントが進むたびに閑話休題が増えていく。(まぁ必然ですね) ・結は大体決まってます。 それではトーナメント表作成にかかりますので…
>>245 トリップつけてくれ
トリップ【とりっぷ】[名]
名前欄に#に続けて適当な文字列を入れることで、騙りを防ぐキャップ機能。
★のキャップと異なりひろゆきへの申請なしで使用することが可能。
騙りは防ぎたいがfusianasanは使いたくないという時などに便利。
「名前#password」で「名前 ◆ozOtJW9BFA(←passwordに対応したID)」のように表示される。
passwordが同じであれば同一サーバ内では日付が変わっても同じIDになる。
トリップの語源は、ひとり用キャップの略。
>>244 >>246 あのう、釣りとかお得意の自演とかは他でやっていただけますか?
今更だれも釣られませんよ?
>>245 >先に書いた人勝ち
これだとネタ被りが起こる可能性があるから賛成できないな。
やっぱちゃんと進言しないと。
もう、やめた
トリップつけました。 じゃぁどこかで進言すって方針にしますか? そうするとしたらばかどこかでスレッド確保しないと…。 どこがいいですかねぇ?
>>251 掲示板作る。
それが一番。
あとはIMとかでメールして内容の確認をするとか、徹底したほうがいい、この手の企画は。
常夏のあのときは成功失敗はともかくとして、しっかりとした進行ができたのはちゃんと骨組みがあったからだし。
ここの避難所を兼ねて2ちゃん外部におったてれば問題ない。
わかりました。 じゃぁ早急に掲示板作りますわ。 当方本日17:30から出かけますので、みなさんのご意見を聞くのは明日以降になるかもしれません…。
>>251 地下スレを占拠そして再利用
2チャンに優しい
もう掲示板の方向で決まりだろ。 あとはどれだけ参加できるか、だな。
>>255 文書ファイルの交換用にHotmailなんか作っとくと便利。
乙でした。 いってらっしゃい。お気をつけて〜。
サイの相手シャニかよ! 南無。
得僕はキラでいいのかな? 携帯だとずれて見える。 こりゃネタ用意しとかないと。
レンタルBBSでいいとこってどこですかね?
作りました 厨回避してます。
Aブロックのラクスを痔俺に変えて考えてください・・・・。 こちらのミスなので…
書くコトに飢えている職人さん これを機会に職人デビューしたいと思っている名無しさん。 何はともあれ掲示板にやってきてください! 書きたい方大募集です。(閑話休題の方も!)
ラクスの対戦相手がいないようだが? っていうか無用な空きは何?
ラクスはともかく。 無用な空きはエディタの仕様
ラクスはシードなんだろ。
bブロック、一区画分余っているようですが・・・ 敗者復活戦の勝者がそこに収まったりですか?
>>276 いえ、そのまま薦めてしまおうかと・・・・
おい、いつまで待たせるんだ!早くしないと迎えの艦がいっちまうだろ!?先行ってるぞ! 「待ってくれよ、マイフレンド!あと少しで終わるからさ!それに迎えの艦はヴェサリウスだぜ? アデス艦長が俺を置いていくわけ・・・」 そんなディアッカの予想をよそにヴェサリウスは飛び立つ。 「非グレィトゥ!置いてくなぁぁぁ!!」 バスターでなんとか後部に取り付いた痔はなんとかヴェサリウスに乗艦する。 「ひどいぜ、みんな・・・・」 自業自得だ。角っこでいじけても誰も相手なんかしてくれないぞ。 なぁ、ディアッカ・・・・ってあれ?ディアッカがいない。 あ、遺俺。ディアッカ見なかったか?そこで拗ねてたはずなんだが。 「あぁ。それだったらさっき楽綿に言い寄ってたぜ。」 すると以心伝心なのか楽綿がなにか得体の知れないものを抱えてやってきた。 「ちょっと!あんたの相方緊張感ってものが全くないの!?」 ビチャ! 楽綿が投げたものは金髪の毛が生えた肉塊だった。 「コレが性懲りもなくセクハラしてきたから空間の断裂してやったわよ!ちゃんと言って置いてよね!」 あ、あぁ・・・・。なんであんなやる気なんだ楽綿は・・・・。 「非グレイトゥ・・・・」 おい、サザエさんOPのタマみたいな動きしながら再生するな気持ち悪い!
≪間もなく・・・・本艦は目的地に到着します。繰り返します・・・≫ お、艦俺の声だ。さすがここぞとばかり活躍するなぁ・・。 ≪本艦はファイターの厚生施設も兼ねております。お食事は当艦の名店『アデスのら〜めん』へ・・・≫ ちゃんと商売根性も出してるな・・・。 お、ついたみたいだ・・・。ほら、いつまで拗ねてんだ!特別出演が待ってるぞ。 「忘れてたぜグレィトゥ!ミリィの待つ次回作!何が何でも出てやるぜ!」 そう言いながらディアッカはタラップを一気に転がり落ちて行った。 俺たちはとてつもなく広い場所に集められた。 そこにはこれまたとてつもなくでかいスクリーンが設置されてある。 『ようこそ、ガンダムファイトへ。主催のF田です。』 『妻のチアキです。』 アスキーアートで見慣れた負債が現れた。 隣でクロトが「チアキ・ブエル、発・見!」って叫んでいる。 何のことだか俺にはさっぱり分からなかった。 『通達したように、この大会の優勝者にはデス種への特別出演が授与される。出たかったら戦って戦って戦い抜くんだな!』 『でなきゃ、許さない!』 M澤のフレイの真似に一同はドン引きする。オルガ、クロトに至っては薬切れのごとく悶え始めた。 『このフィールドは各々の対戦に相応しい地形に変わる。無論無重力下の宇宙空間に近い状態にすることも可能だ。 出場選手にはそれは始まってのお楽しみという奴だがね。』 F田の気持ち悪い笑顔が俺らに殺意を自然と持たせる。 『それではまもなく、第1試合の幕が切って落とされる。試合に出ない選手はヴェサリウスへ帰艦しモニターで観戦するように。 試合はエレガントにな。』 あんたはさっきから歴代のガンダムネタ混ぜたいだけじゃないのか? そう思いながら俺たちは来た道を引き返す。
その途中の通路でサイを見かけた。確かBブロック第1試合ってサイとシャニだったけ・・・。 サイはいつもの幸薄顔ではなかった。しかもお世辞にも似合わないチャイナ服を着ている。アレが正装なのか? あ、キラがサイに声をかけてる。だが、あの雰囲気だとからかう気満々だな。 「やぁサイ。君、第1試合なんだってね」 「・・・・・」 サイはただじっとフィールドを窓越しに見つめながら、反対側の窓に寄りかかって音楽を聴いてるシャニを見据えていた。 「相手は僕もてこずった連合の強化人間だそうじゃないか?大丈夫なの?」 「・・・」 「・・・・まぁ、いつぞやみたいにMSを土下座なんかさせないで、ちゃんと戦ってよねw」 キラは嫌味たっぷりに言ってその場を後にしようとする。こいつ、やっぱ性根腐ってたんだな・・。 しっかし、サイもなにも言い返さないんだな・・・まぁ力の差は歴然と・・・ 「ちょっと待てよ、キラ。」 俺の予想を反してサイが去ろうとするキラの腕を掴んだ。 「な、なに?サイ。」 キラも俺と同じだったみたいでちょっとたじろいでるな。 「負けるとは思わないけど、気をつけろよな」 うわ、あれだけ弄られてそんな優しい言葉かけるのかあんた人間の鑑だよ。 「ありがとう、サイ。君も頑張ってね。」 キラはほっとした顔でその場をそそくさと去った。 だが、俺はその後のサイの今まで見たことのない黒い笑顔を見た。 「キラ・・・・お前は勝つんだ。お前を倒すのは・・・・俺だけだ!」 サイ、性格変わってるぞ。お前そんな黒くないはずだ。 「マイフレンド待ってくれ!気づいたら俺一人ぼっちだったんだ!」 なんだ、いたのか。ほら、戻るぞ。今度の戦い・・・一癖もふた癖もありそうだな・・・ 「何癖あろうと俺の勝利に間違いないぜグレイトゥ!」 お前・・・・・あぁ、そうだな!やってやろうじゃん! こうして、俺たちのガンダムファイトは今始まろうとしていた。 そんだけ
本戦は明日の朝9:00以降でお願いします。 閑話休題はじゃんじゃん結構ですので…。 それではみなさん頑張って楽しくしていきましょう!
283 :
債俺 :04/08/31 09:16 ID:???
俺は喉が渇いてヴェサリウスの内の自販機コーナーでジュースを買っていた。 「おぉーい、そろそろサイ君の試合始まるよ〜!」 吉良綿が走って知らせにきてくれた。 「あ、もうそんな時間か。ありがとな」 俺はモニタールームへと走った。 モニタールームには通信ブースというのが設置されており特別な事由がない限り、相方がその席に座るということになっているそうだ。 俺はジュースを横に置き、じっとモニターを見ていた。 フィールドは廃墟っていったこところだろうか。 あちこちにビルの残骸が建っている。まるで、あのオーブ戦を彷彿させるな・・・。 その中の背丈が同じくらいのビルにシャニとサイが面と向かって立っていた。 シャニの裏には鎌がよく磨かれたフォビドゥンが立っているがサイの周りにガンダムはない。 「あいつ・・・まさか怖気づいて土下座で敗北宣言とかしないよな・・・」 俺はサイの顔をズームで見てみた。 だが、サイの顔はそんな顔じゃなかった。アレはまさに砂漠の時と同じ目・・・敵意の目だ。 あぁなるのは、俺がおちょくってフランスパンで殴られた時以来だ。 ん、なんかサイが喋り始めたみたいだ。
試合開始前。サイが励ましに来てくれた。 「えーと、その。死ぬなよ」 ……せめて頑張れくらい言ってくれ。 「言ってあげません」 黙れ。 ……俺は改めて、絶望的な気分で機体を見上げた。 何だこれ。 「教えてあげません」 そんな手垢のついたボケ聞きたいんじゃないんだよ。 鬼か?一つ目の鬼なんていたか? 「俺に聞くなって」 まったく……よりによってデスアーミー……。 アズラエルの嫌がらせだよな、絶対。 なぁサイ、オルガに手加減してくれるように土下座してきてくれないか? 「もししてくれても負けるって」 痛くない方がいいだろ。頼むよ。 「……わかった」 サイの背中を見送りながら、俺は思いつく限りの神様にお願いしていた。 神様仏様弥勒様弁天様大黒様地蔵様代官様黄門様……ルシファー様……。
285 :
債俺 :04/08/31 09:17 ID:???
『シャニ・アンドラス君だっけ・・・?今日はお互い正々堂々と戦おう。』 おい、強化人間に正々堂々はないだろ・・・。やっぱなんかズレてるぞ、サイ。 『はん!モビルスーツもろくに扱えない奴が何いってんだよ〜。うざぁ〜い』 ほれみろ、軽くあしらわれたじゃないか。って、サイなんでお前笑って流してるんだ!?お前キャラおかしいぞ! 『そうか・・・・じゃぁ僕もどんな手を使っても勝つよ・・・・出ろぉぉお!ドラァゴンガンダァァム!!』 パチン! サイが指を鳴らす仕草をするのが見えた。 裏でイザークが「ナチュラルの分際で俺の真似をするなぁ!」と叫んでたから俺はフランスパンで黙らせた。 サイの合図とともにサイの横の崩れかかったビルから、サイサイシーさんから借りたドラゴンガンダムが現れる。 「はん!そんなちゃちいMSで勝てると思ってんの〜?さっさと終わらせよ〜。」 シャニは腐帯丼のワイヤーアンカーでコックピットに入っていく。 その頃サイはあのパッツンパッツンのスーツを着るのに耐えていた。なんか涙ぐましいシーンだなこりゃ。 なぜかBGMでGガン名物の曲が流れる。へんな趣向を凝らすなF田。 サイは呼吸を整え息を大きく吸った 『ガンダムファイト、スタンバイ!』 「れでぃ〜、ご〜!!」 なぜかシャニまでつられている。この掛け声俺もやんのかな・・・。なんか嫌だ。
286 :
債俺 :04/08/31 09:20 ID:???
合図と共にフォビドゥンが、猛スピードでドラゴンに突進する。 『くぉおお!!』 サイは両腕でフォビドゥンのリフターを押さえつける。 サイ、そのありえない両腕筋はなんだ。細くてプルプルしてるぞ 「力、弱すぎ〜!」 シャニはフレスベクをドラゴンの頭部を狙って撃ち込む。 『こんなものでやられるか・・・・!!』 サイは頭をそらし、ケリを胸部に撃ち込んで間合いを取る。 「うあぁああぁあ!!」 蹴り飛ばされたフォビドゥンはビルにぶちあたり尻餅をつく。 その間サイは建造物群の中に紛れ込んだ。 「そんなことしたって・・・・熱源は俺とお前しかいないんだよ〜!」 フォビドゥンの鎌がとあるビルを切り裂く。 「っく!」 崩れたビルの向こう側にドラゴンが現れる。 「へへ・・・終わり♪」 シャニはもう一振りと言わんばかりに鎌を振り上げた。 『それはどうかな!』 「なに!?」 一瞬俺には何が起きたか分からなかった。ドラゴンの後ろのテールが動いたようにも見えた。 言える事は一瞬の内にニーズベクがドラゴンの手許に入っていたことだ。 『これで君は手持ちの武器を失った。その偏向リフターはビームしか曲げられない。後残っているのはビームのみ!』 あっけに取られているフォビドゥンを尻目にサイは再びドラゴンをビル群に隠す。 「お前なんか鎌がなくても十分倒せるんだよぉぉおぉ!」 シャニがさっきと同じようにドラゴンの隠れているビルを壊す。 今度はドラゴンは動こうとしない。 「所詮、臆病者のナチュラルってことか〜。そんな奴はうざぁ〜い!!」 フレスベクの照射口に光が集まっていく。ゼロ距離からの攻撃じゃ避けるのはキラでさえ無理だ。 『っち!・・・・』 サイ・・・・お前よく頑張ったよ・・・。けどそれは避けられない・・・。やっぱ最初に投降しておけば・・ だが次の瞬間、俺は目を疑った。
287 :
債俺 :04/08/31 09:22 ID:???
ドラゴンガンダムがOTLしたのだ。 「っ!?」 OTLを刹那の瞬間したことでフレスベクは綺麗にかわされる。 OTLも使い方次第で凄いものになるということに俺は驚いた。 『俺は…俺は…俺はヘタレじゃないんだよぉぉぉ!!』 サイの心の叫びを合図にドラゴンガンダムはフォビドゥンの左右のリフターをドラゴンクローでもぎ取る。 「うぁぁあ!!」 『これ以上の戦闘は無意味だ。負けを認めてくれないか』 いったんシャニは後退するものの、直ぐにフレスベクを乱射しながら突貫してきた。 「お前、お前、お前ぇぇぇぇ!!!」 シャニはサイの交信など聞いていないのか突っ込んでくる。 『そうか・・・・残念だな・・・。』 なんか、お前キャラがおかしくなってるけど、ここで綺麗に決めちゃうってわけじゃないよな・・・?ここでオチをやるんだよな? 『喰らえ、必殺・・・OTLクロォォオオー!!!』 やっぱお前、俺に内緒でGガン見てたんだな・・・。けどこれじゃ、サイサイシーじゃなくてドモンだ。 サイはギリギリまで間合いをつめOTLをする瞬間ドラゴンクローをフレスベクの照射口に食らわせる。 龍の口がリフターを咥え、フォビドゥンは宙ぶらりんになったまま動かなくなった。 「アレ・・・・?もう終わり・・・。」 シャニは電源が堕ちたことで我に返ったようだ。 『Bブロック1回戦勝者、サイ・アーガイル!』
288 :
債俺 :04/08/31 09:23 ID:???
俺の予想を大きく裏切ってサイは勝ってしまった。 モニタールームでは常俺たちの集団が騒いでいる。 『ちょっとなんなんですか、あの対戦相手は!?あれのどこかナチュラルだって言うんです・・えぇ!こうなったのも(ry』 アズラエルさんはどこかに電話しながら必死に喚いている。 「シャニ・・・・苦しい思いをしたな。」 「シャニ激・弱!」 他の二人は別段驚きもせずに、モニターを見ていた。さすがとでもいうべきだろうか。 シャニが弱かったんじゃない。サイがおかしかったんだ。 俺はヴェサリウスに戻ってきたサイをとっ捕まえた。 おい、サイ。どうやったらあんな短期間であそこまで強くなれるんだ? 「えっと・・・・なんでだろ・・。俺は自分にできることやったまでだよ。」 サイはそう言って、家から持ってきたチョココロネを食べ始める。 「ちょっとぉ!サイ君って凄いじゃない!!」 楽綿や吉良綿がサイをべた褒めにやってきた。 サイの顔がヘタレ顔に戻っていく。鼻の下まで伸びきっている。こりゃぁ次の試合は負けだな。 やっぱサイはこうでなくっちゃな・・・。 サイが勝った。俺ができることをやってみるか。 糞長くてスマソ だからそれだけだってば
乙!
試合開始前。サイが励ましに来てくれた。 「えーと、その。死ぬなよ」 ……せめて頑張れくらい言ってくれ。 「言ってあげません」 黙れ。 ……俺は改めて、絶望的な気分で機体を見上げた。 何だこれ。 「教えてあげません」 そんな手垢のついたボケ聞きたいんじゃないんだよ。 鬼か?一つ目の鬼なんていたか? 「俺に聞くなって」 まったく……よりによってデスアーミー……。 アズラエルの嫌がらせだよな、絶対。 なぁサイ、オルガに手加減してくれるように土下座してきてくれないか? 「もししてくれても負けるって」 痛くない方がいいだろ。頼むよ。 「……わかった」 サイの背中を見送りながら、俺は思いつく限りの神様にお願いしていた。 神様仏様弥勒様弁天様大黒様地蔵様代官様黄門様……ルシファー様……。 ……ついさっきもこんなこと言った気がするが、まぁ、気のせいだろう。
わーっ!!やっぱり悪魔にまで頼んだのがまずかったかー!? 俺の周りで次々と地面が噴火している。 サイの土下座作戦は失敗したらしくオルガはノリノリだ。 「ハァーッハッハァ!!踊れ踊れぇ!」 そりゃロンド様の台詞だ―っ!! 畜生、あの役立たずメガネめっ!! とか怒鳴ったら、いきなり通信ウインドウが開いた。 「……明日の朝パン抜き」 あら聞いてらっしゃったんですかいアーガイルの旦那。 そんなケチくせぇこと言わないで下さいよ。 「アンタ、自分のためじゃないからって本気で戦ってないんでしょう!!」 今度はフレイが顔を出す。 本気に決まってるだろこのビッチ!手ぇ抜いたら即死ぬわ! 「誰がビッチよ!」 わーっ、ウインドウを俺の目の前に持ってくるな、前が見えないだろうが!! 「ねぇビッチって誰のことよ!?」 今度は前面全体にウインドウが拡大する。 フレイ、どっかの機動戦艦みたいなウインドウの使い方するんじゃねぇ! 「ぶいっ」 だからやめろってっ!
「ねぇ、前」 カズイがボソッとつぶやいた一言と同時に、目の前で爆発。 ……続きはあとだ、引っ込んでろフレイ! 「ほら、フレイ、退いて」 「あぁん、サイー」 「悪かった。じゃ、死ぬなよ」 ぶちっと音を立てて通信が切れた。 ……あぁもう、何がしたかったんだあいつら。 なんて悪態をついてる間にも、俺の周りにはオルガのお遊びの痕跡がどんどん増えていく。 とにかく、間合いを詰めなきゃ始まらないな!全力疾走! 「お?自分から飛び込んでくるか、バカが」 もともとバカな勝負なんだ、バカになんなきゃ勝てねぇよ!! って、なんか、下半身がむずむずする……。 「ヤダ、もよおしてんの?」 違う。そんなん言うためにいちいち通信開かないでくれ。 サイも抑えとけって。 「ちゃんとトイレ行っておけよ……」 だから違う! なんかこう……足が増えたような……ってえぇ!? 「へっ、面白い格好になったな!ホントの馬、鹿みたいだぜ!」 何で足が4本になってるんだ!?
「あ、デスアーミーって変形するんだよ」 「本当、取説にも書いてあるわ。読んでないの?」 な……読んで、は、ないけど、どうしてこうなっちまうんだ? 「そこはほら、DG細胞で」 ……積んでないんじゃなかったのか……。 「コクピットブロックは隔離してあるから平気だってさ」 「それ、デスビーストっていうらしいわよ」 名前はどうでもええ。 とにかくっ。これなら速さで勝負できる! 俺はマキ○オーもびっくりのスピードでカラミティの脇を駆け抜けた。 もちろん、金棒で叩いておくのも忘れない。これで、楯の大砲は使えなくなったはずだ! 金棒自体もちょっと歪んでる気がするがキニシナイ!! さよならカラミティ、また来て……飛び蹴り! 「でっ」 ぐあ、ジーンってなってる、ジーンって。1メートル50くらいのとこから飛び降りたくらいジーンってなってる。 「微妙だな」 「ダメージも微妙みたいね」 そりゃこんなんで倒せちゃったらこっちが困る。
「舐めやがって……ぶっ殺す!!」 オルガがチンピラ全開のセリフを吐く。 振り返った俺の見ている前で、カラミティが一瞬ふわりと浮き、そのまま滑るように突っ込んできた。 ホバーかよっ! 「お前も三村かよ」 サイ、ツッコミはいいから黙っててくれ! 「黙ってあげません」 しつこいネタは嫌われるぞ。 「そうだな」 「何をごちゃごちゃ言ってやがる!!」 どわぁっ、火力全開で撃って来やがった! 熱っ、熱っ、熱熱熱っっ!!! あっちこっちかするたびに猛烈に熱い。MTSはこういうとこがダメだな! 「でも普通のMSじゃ動かせないだろ」 だからツッコミはいらねぇって! くっそー、飛べればよけきれるかもしれないのに! 飛べれば……。
「ちっ、テメエ空も飛べたのか!?」 へ? 「ふうん、鳥……っていうにはアレだけどデスバーディだって」 またフレイが取説片手に言う。 ほうほう。見ればはるか下にカラミティ。 こいつはいいな。ちょっと肩が疲れるが。 よっしゃ、反撃開始! 足の裏(?)のビーム砲で地上をうろちょろしているカラミティを撃ってやる。 「どあっ!うわっ!危ねぇっ!!」 ははは、面白いな。焼けた鉄板の上に放り出された悪人みたいだ。 「マニアックね」 「さっきのお前もあんな感じだったよ」 うるさいなぁ。 せっかく勝てそうなんだから黙っとけよ。 オラオラオラァッ!! 「そいつぁ俺の台詞だッ!!!」 おっとっと……。 うん、肩の大砲もバズーカも高度を取れば十分回避できる。 よしよし、あとはエネルギー切れまでけん制しとけば……。
って、うわぁ!? 「大概にしろよ、一つ目野郎!!!」 目の前まで上昇してきたカラミティが、シールドで打突してきやがった! は、反則だ!カラミティがこんなに飛び上がってくるなんて…! 「そういえば飛んでるレイダーに普通に飛び乗ってたわね」 「そうだな。ちょっと考えればわかることだな」 「おれでも気付いてたよ……」 そこの通信機の向こうの3人!思ってたなら言えよ! 「言ってあげません」 ウインドウのサイの邪笑の向こうに、カラミティの胸の砲台が見える。 ……だから、そのネタはやめろと言ったのだ……。 俺はそんなことを考えながら、目を閉じた。 結局俺は、散々調子に乗って遊んだ分をオルガに土下座して謝る羽目になった。 「すいませんっした」 「フン、シャニの仇はとったってことで許してやるよ」 「……ありがとーごぜーます」 ……だからそれだけだってば。
グッジョブ
乙
「相手はあのアスランだ。命張ってまでとは言わない。だが、頑張って戦ってきてくれたまえ。」 艦長の優しい声援に送られ俺はみんなの力が結集したジンHMのコックピットにつく。 よし・・・OSを起動してみるか…。 「Great Urtra Newstar Dancer Abnomal Michael・Jackson」 なんだかよくわかんないOSだ…なんでジンなのに頭文字がガンダムなんだか… だが、とりあえず基本はジンと変わらないみたいだ。 これなら、ヴェサリウスで動かしたことくらいならあるぞ。 俺はフィールドへと機体を歩かせた。
フィールドは…何もない宇宙だ。デブリのデの字もない。 『こちら、アスラン・ザラ。アデス艦長にはお世話になっていた。この度は悔いのないように戦いたい。』 「あ、どうも・・・・。」 噂だとなんか変わった危ない人って聞いたけど普通そうじゃないか。 ≪これより、Aブロック2回戦を始めます・・・・れでぃ〜ごー!!≫ イージスが試合歌詞と同時にライフルを浴びせてきた。 えぇっと・…避けなきゃやられちまう…! 俺はスラスターを全開にして回避したがその際右腕が何かのボタンを押してしまった。 ポチ! あ、間違って押しちまた。なんだこのボタン…。 すると、ジンからガンバレルが一斉に展開される。 「うわ、俺にNTもどきの能力なんてねぇよ!こうなったら軸合わせなんか適当だ!」 俺はしっちゃかめっちゃかに軸数値を入れる。 するとどうだろうか。ガンバレルはピンポイントでイージスを狙ってくれる。 『さすが…アデス艦長のパートナー・・・・やる方だ!…でも!』 イージスはガンバレルを着実に撃墜しながら迫ってくる。 「うわぁ!くるな、くるなって!」 俺は必死に回避行動をとる。 「武器は…武器は…コレか!?」 俺はトリガーの上についていたボタンを押してみた。 バシャ、バシャー!! ビームサーベルを振りかざし斬りかかるイージスに向って青い球体が勢いよくぶつかって砕けた。 その瞬間、ビームサーベルが暴発する。 『宇宙空間に水分だと…!?なんて斬新な戦い方なんだ・・!』 アスランは相手のトリッキーな戦い方におもわず舌を巻く。 「なんで、液体が飛び出すんだ・・・・?ん、?」 俺はトリガーの上に小さく【青ペプシ】と書かれているのを見つけた なんで外に向って飛び出すんだよ・…
イージスはライフルを再び持ち乱射してくる。 幸いNJCのおかげで通常の3倍早く動くこのHMはシロウトの俺でもギリギリ攻撃をかわすことが出来た。 「こうなったら…自棄だ!やたらめったら動かしてみれば攻撃できるはず!」 俺はデュエルのライフルで威嚇射撃しながらやたらめったらボタンを押してみる。 押すたびに出るわ、出るわ変な攻撃。 イージスに向ってなんだか柄の長い刀が飛んでいったり、重斬刀飛んでいく。 更にはなんか野球選手みたいのまで飛んでいった。あの人はどうなってしまうのだろう・・。 それと同時にコックピット内も騒がしくなる。 突然羽扇が出てくるわ、ハロが騒ぐわ、トリィが頭を突っつくわ…。 イージスも刀には動じはしなかったが、流石に野球選手には驚いたらしく、後退していく。 「残ってるのは…アグニとミサイル…と対艦刀か!」 俺はロックするのも忘れてアグニとミサイルぽっどを一斉射撃する。 『めちゃくちゃだなぁ・・・・おい!』 敵の無茶苦茶な攻撃に驚きの連続だったアスランはギリギリでアグニを避けるもミサイルを全段被弾する。 『くそ・・・・フェイズシフトがダウンするのも時間の問題だ…!欠くなる上は…!』 イージスがMA形態になり突貫してくる。 「ちょ、ちょっと待ってくれ…。その展開はもしや・・・・・」 慌てて交信を入れるが既に遅い。ジンHMはイージスに取り付かれてしまった。 「なんかイイ方法はないのか…・そうだ!」 俺は孔明さんが残していった策とやらをが書かれている巻物を取り出した。
【ぬるぽ】 「………ガッ!」 って、そういうんじゃねぇよ!あんた本当に策士なのか!?なんでぬるぽなんだよ!! 一人騒いでいるとアスランから交信が入る。 『艦俺君、君にもう勝ち目はない。負けを認めてくれないか』 「……わるいが、そいつは無理だ。この機体はみんなの力が集まってるんだ!そう簡単には負けれない!」 俺はもう勝ち目はないと分かっていても自ら負けを認めるのは申し訳ないと思って我を張った。 『そうか・・…じゃあイージスを自爆させる!』 ・・・・これで終わりか・・・・きっとこの機体にはセーフィティーシャッターなんてないんだろうな…。 俺は目の前で閃光が走るのみた。 あが、つぎの瞬間ジンから一本の剣が飛び出し閃光を取り込んでいく・・・・。 「な、なんだありゃぁ・・・・?」 『そ、そんな馬鹿な…イージスを飲み込んでいく。』 閃光を取り込んでいった剣はイージスを飲み込み終えると砕け散ってしまった。 俺もアスランも何が起きたかわからなかった…。 だが、俺は場内のアナウンスを聴いて我に返った ≪イージス、フィールドから消えたため、勝者、艦俺!≫
俺は試合が終わった後も自分がどうして勝ったのかまったくわからなかった。 俺の後ろでアスランが「キラ・・・・」とひたすらつぶやいているのすら気づかなかった。 「お〜い!あのアスランに勝ったそうじゃないか!凄いではないか!」 艦長が下エプロンつけたまま俺のところに走ってきた。 いや、なんでかよくわかんかないけど・・・まぁ艦長やみんなのおかげだよ。 「いやいや、私はなにもしておらんよ。で、さっそくで悪いんだが、今人手が足りなくてね。ディアッカが手伝ってくれているのだが…」 あぁ・・・・わかった。俺も着替えたらすぐいくよ 「すまんな。なにせ開店以来の大盛況ぶりなんだ!」 俺は艦長の嬉しそうな顔で箸って引き返していく後姿に何故だか泣いた。 そんだけだ
>>299 >Michael・Jackson
禿藁
おい孔明。
「なんでしょうか?」
お前の策全然役に立たなかったっぽいぞ。
「おかしいですね…あれは
ぽ…ポンチ野郎!
る…ルンバのリズムに乗せて
ぬ…ヌッ殺してやる!
を意味しております。すなわち挑発して敵をおびき出し、
しかる後埋伏させたガンバレルで一気にとどめを刺す。
との策だったのですが…」
ガッ!
解る訳ないだろそんなの!もっと解りやすく書け!
「はあ…まあ頭には入れておきましょう。
ところで…何故あなたの隣が彼女なのですか!?」
「そうだ!正しくは(綿)(司馬)(俺)(諸葛)にすべきであろう!
何が悲しくて諸葛亮と隣り合わねばならん!!」
「まあまあ二人共…」
しょうがないだろ、役割ごとに固まっていた方が楽なんだから。
俺と司馬綿さんは実況、お前ら解説だろ?
「…正論ですね。」
そんなことよりもさぁ…隣にいるゲスト二人を何とかしてくれないか?
吐きそうだ…
「イヤァァァ!私のアスランたんがぁぁぁぁぁ!!」 「落ち着いてMYハニー、きっと僕らのキラが仇を取ってくれるさ!」 「本当、ダーリン?」 「もちろんさハ二ー!さあパワーを送る準備をしなきゃ!!」 「解ったわダーリン!」 孔明…もう限界だ!何か奴らを黙らせる策を…! 「ここは力押ししか無いでしょう。でも、いいんですか?」 いいんですよ!もうちゃっちゃと片付けてくれ! 「承知しました…信賞必罰、シャッシャホゥ!!」 ズビィーム、ズビィーム、ズビィーム まあ、そんだけ。 職人さんたちガンガレ!
「貴様、ハイぺリオンを使うからにはまさか負けるなんてことはないだろうな? あー、まあ普通に考えればな、普通に考えれば。それにどうも吉良綿ってMS乗ったことないらしいし。 「そんなのに負けたら百叩きじゃすまんぞ?」 は、はい。頑張らせていただきます。 「それに奴は『あの』キラ・ヤマトの同居人だ。これは俺達の代理戦争でもあるのだ。勝ってもらわねば困る。」 言われてみれば。それを考えると、あいつのMSはキラのチューンが施してあるのか、少し注意が必要か。 OSとか格段に使いやすくなってるんだろうな。素人でもそこそこ扱えるくらいに。 「貴様、俺のチューニングが奴より劣るとでもいうのか?」 い、いえ決してそんなことは。絶対の信頼を置かせていただいております。 例え劣っていたとしても相手は初心者、操縦で負けることは絶対にありませんです、ハイ。 「お前。」 はい? 「『例え劣っていたとしても』だと?」 ・・・・・取り消させていただきます。万に一つもそんなことはございません。 死力を尽くして望みたいと思います・・・・・ガクガクブルブル
あのさあ。 「なにさ?」 なんていうか、タルいんだけど。あたし別にデス種なんか出たくないもん。 「それを言ったら身も蓋もないじゃないか。」 だいたいMSなんて乗ったこともさわったこともないし。 それにダガーでしょ?これ。どうやってハイぺリオンなんかに勝てっていうのよ。 だからそれであれからアズラエルさんに頼んで105ダガーに変えてもらったんじ ゃ ないか。相変わらずピンク色だけど。」 いつも通りニヤニヤしながら『これでどうですかねぇ?』とかいって105ルージュ を 持ってきた時は頭を抱えたわ。 まあ、エールユニットがついてるだけマシだけど。 「それとさ、そのインターフェース・・・・・」 仕方ないでしょう乗ったことないんだから!あたしにはプレステのコントローラーでいっぱいいっぱいなのよ! 乗り方なんて種ゲーで練習しただけなんだから! 「しかもほとんどオート・・・せめてバーチャ○ンのツインスティックにすればいいのに・・・・・」 いちいちうるさい。軍籍も軍隊経験もない一般人を連れてきて、いきなり戦闘させようってほうがそもそも無茶なのよ。 それに会社じゃ『吉良君のSEEDデスティニー出演祈願会』とかいう妙な壮行会(という名目の飲み会)まで開かれて、 課長には『出演の際にはぜひ我が社のロゴの入った服を着て出演してもらう』とか言われて。 キャンギャルじゃないっつーの、あたしは。 「・・・・まあ、観念しなよ、せいぜい応援してあげるからさぁ。」 別にいらないわよ、コクピットに応援なんか聞こえてこないもん。それに、結構いい勝負すると思うよ。 「ウソつき。」 ・・・まあ見ときなさいな、何であたしが『綺羅』じゃなくて『吉良』なのか教えてあげるから。
戦闘フィールドは月面。陸地があってその上通常のMSでも飛行が可能な、MSの性能をフルに発揮できる場所だった。 障害物はほとんどない。ところどころにクレーターがいくつか見えるが、とても 攻撃をしのぐことができるほど深くない。 ほとんど白兵戦の状態になるだろう。 二機はお互い射程圏外に立ち、相手を見据えている。 「それでは第4回戦、ハイぺリオンVS105ルージュ、レディー(ry)」 各々相手目掛けて飛び立つ。機動力はだいたいにおいて互角だが、やはり武装ではハイぺリオンに圧倒的に分があった。 そして何より、絶対防御兵器『アルミューレ・リュミエール』の存在は大きい。 105ダガーはそれを破るに足る兵器など持ち得ていない。 お互い目視できるくらいまで接近すると、ライフルの撃ち合いが始まる。 「ハッハー!消えろ消えろ消えろ消えろ!!」 ザスタバ・スティグマトが薬莢(というかパワーセル)を次々排筴しながらビームの雨を吐き出す。 105は高速で旋回しながら回避しつつ、ライフルで応戦。 だが軽くかわされ、ハイぺリオンの攻撃に押されてゆく。 「あんたさあ、同居人に似てきたね?」 「どこがだ!」 「いや、しゃべり方とか。ゼロシステムの出来損ないでも積んであんの、それ?」 「うるさい!こっちは負けたらタダじゃすまないんだよ!必死にもなるってもんだろうが!」 「まさに『 必 死 だ な 』・・・・・プッ」 (性格悪い女だ・・・こいつも同居人にそっくりだ・・・・・) 自分のことを棚に上げ、相手に言い返す言葉を飲み込んで、代わりにアルミューレ・リュミエールを展開した。 「あれっ、ヤバッ!」 「これでもう手出しできないな!」
猛然と突撃するハイぺリオン。105はもはや逃げるしか術がない。 が、稼動限界の5分も逃げまわれるはずもないことは彼女にもわかっていた。 「ったく・・・それじゃ、賭けに出ますか!」 105はシールドを前面に突き出し、逆にハイぺリオンに向かって突撃した。 「飛んで火にいる夏の虫かァ!?」 背部の大型ビームキャノン、フォルファントリーが105に照準を合わせる。 105のコクピットにロックオンの警報音が鳴るが、それでも突進をやめようとしない。 「発射!」 「今ね。」 巨大なビームの塊が発射されると同時に、105はエールユニットを切り離して大きく下降した。 「何ッ!?」 ビームはエールユニットをかすめ、ハイぺリオンの眼前に突っ込んできた。 そして、ユニットはバリアに激突した・・・・・ 「チイッ、やられた!!」 激突の際、ユニットはアルミューレ・リュミエールの発振器の一つを破壊した。 球形を構成するバリアの発振器のうち、一つでも破壊されればバリアは解けてしまう。 肉を切らせて骨を断つ、まではいかないものの、ここで必殺の機会を失った意味は大きい。 しかし、そんな状況でも105の不利に変わりはない。バリアを無効化した代償に、機動力を失った。 105は月面に降り立ち、ハイぺリオンが来るのを待ち構えている。 獲物を見付けると、発振器を破壊されて頭に血が上ったのか、猛スピードで突撃してゆく。 「ねえねえ、それってさ、PS装甲とかいうのないんだよね?」 「それがどうかしたか!」 「いや、安心したわ。これでまだ何とかなるなって。」 「どう何とかなるんだよそんなので!」 「別に。あと、降りてくる時、気をつけた方がいいわよ。」 その言葉が聞こえた直後、急にハイぺリオンの左腕が爆発した。 「!?なんだ!」
「・・・・・・『キラークイーン』・・・・・・・」 ドドドドドドドドドド・・・・ 「君の周りのデブリを爆弾に変えた。どんな小さなものも。それに触れるか、スタンドの右手のスイッチを押せばそれは爆発する。」 「はァ!?」 「もう一つ面白いものを見せてあげるわ、『シア―ハートアタック』」 今度は、それから微動だにしていないはずのハイぺリオンの右足が爆発した。 「な、なんだ今度は!?」 「『シア―ハートアタック』は『キラークイーン』の左手の自動追跡爆弾。相手の温度を感知して爆殺するまで追い続ける。」 「そ、そんなのってオイ!」 「あ、今度はコクピットを狙いにいくかも。なんせ『自動追跡型』のスタンドだから、 ほっといても動くのよね。もちろん一般人には『見えないけど』。」 「ヒッ、ヒイイイイイイ!!」 仮名俺の顔は恐怖でひきつった。目に見えない攻撃。ミラージュコロイドではなく普通に『実体がない』のだ。 そして石ころ一つ当たることができないので動きも封じられた。 何やら熱感知の追尾ミサイルみたいなのも向かってきている。しかもそいつは『俺』を狙って向かってくるらしい。 『スタンドを倒せるのはスタンドだけ』・・・・・・ なに?スタンド?おいおい、これガンダムのスレじゃないのか?JOJOじゃない。 俺、一般人だぞ?スタンドなんか見えない。当然センサーにも反応しない。きたねえ。どうしろっていうんだよオイ! ・・・あ、わかった、『吉良』だからだ、あいつが『吉良』だからなんだ!クソッ!殺人鬼め! きっとあいつどこかに『矢』の跡があるはずだ・・・ってそんなことがわかったところでどうなる。 どうしようか途方に暮れているところへ、105から直接回線が入ってきた。 外部には聞こえない。傍目には降伏勧告にしか見えない。
「ねえねえ、一つ取り引きしない?」「な、なんだよ?」 「私さ、負けたいんだよね。デス種とか出たくないの。だから、さっさとヘッドを潰して終わらせてよ。」 「今さら何を言い出すかと思えば、だったら最初から降参するとか何かすればいいじゃないかよ。」 「いやあ、会社の連中の手前、そういうわけにもいかなかったのよね〜、多少は善戦しないとさ。 そういうわけで、これから突っ込むからそのマシンガンで頭壊して♪」 「は、はあ・・・・で、代わりに俺は何を?」 「そうね、ご飯おごってよ、もちろん吉野家とか安っぽいのじゃない奴ね。あ、 近所 においしい懐石の店があるんだけど、そこで。」 「い、いくらぐらい?」 「ん〜、二人で3万ぐらいかなぁ、三万で助かるのよ、安いでしょ?」 「う・・・・・」 「じゃ、そういうことで。」 言い終わった後、105はビームサーベルを抜いてハイぺリオンに飛びかかった。 「・・・・クソッ、なるようになれ!」 ザスタバ・スティグマトを頭部目掛けて向けた。105はそれでもまっすぐ向かってくる。 ビームはあっさりと頭部を撃ち抜き、105の機体がグッと後ろへ倒れ込んだ。 そしてだらりと腕を広げて月面へと落下していった。
「惜しかったね、最後の詰めが甘かったね。」 まーね。だってあたし初心者だもん、戦い方なんか知らないし。 「でもよく考え付いたよね、あれ。少なくとも瞬殺は免れた。」 アルミューレ・リュミエールの破り方なんていくらでもあるのよ、本当は。でも105 の場合はあれぐらいしかないような気がしたから、それにあたしの腕じゃね。 「それに運が良かったよね、ハイぺリオンが整備不良でバースト起こすなんて。」 ま、機械だからね。そういうこともあるんでしょ。マシンをあんまり過信しちゃいけないよね。あんたもそうよ? 「・・・わかってるさ、いちいち・・・ところで、『吉良』の理由って?」 あ、それ?やっぱわかんなかったか。たぶん知らない方がいいよ。まあ、いずれわかるわよ、いずれね・・・・・・。 さーて、何食べようかな、そろそろ松茸のおいしい季節だなぁ・・・・・。
「貴様!なんだあのザマは!」 すんません、ほんますんません。反省してます(仕方ないだろ、本気で殺されそうだったんだから・・・・) 「勝ったからいいようなものの、アルミューレ・リュミエールまで破壊されて!相手はあの105ダガーだぞ!」 ええそうです、わかってます。以後精進します(それ以外に危ないのがいたんだよ、マジ危ないのが・・・・・) 「まったく・・・今回は勝利したから許してやるが、次もこうだったら貴様、わかっているな?」 は、はい、頑張ります。一生懸命やらせていただきます。 「ところで、本当はあの爆発は何だ?出撃前にバーストするようなところはなかったぞ。」 ・・・・あ、あれはスタンドです!スタンドの仕業なんです!あいつのスタンドがハイぺリオンを・・・・・ 「?何をいっているんだ貴様、コカコーラでも飲んだのか、コカイン入りの奴とか。」 違います!本当なんです!『キラークイーン』が俺を殺そうとしてたんです!信じて下さい本当です! 「・・・お前アレか?とうとうアレな人間になってしまったのか?見えないモノが見えるようになったのか?よかったらいい病院紹介するぞ?」 ほ、本当なんです・・・おかげで俺は、俺は・・・・・・・ 「それだけだっつーの。」「それだけだね。」
いやー結構頑張りましたね吉良綿さん。 意外な好カードでした。 「ふん!相手のマシントラブルもあったからな。」 まあね…孔明はどう思う? 「((((;゜д゜)))ガクガクブルブル 」 どした?そんなに震えて… 「い、いえなんでもありませんよ。」 怪しい…まあいいか。 次は Aブロック、カナードVS常俺 Bブロック、遺俺VSフラガ どちらもエースクラスの相手に「俺」達がどのように立ち向かうか、 必見です! 「所詮ダメな奴はどこまで行ってもダメだがな!」 「コラ仲達そんなこと言わないの。」 まあ、そんだけ。 「天眼があったから見切れたものの、恐ろしい技ですね…((((;゜д゜)))ガクガクブルブル 」
315 :
痔俺 :04/08/31 13:52 ID:???
ヴェサリウス艦内にF田の声が響く ≪ただいまより昼休憩です…3回戦は15,6から開始予定…≫ 「グレイトゥ!俺、アデス艦長のとこ手伝ってくるぜ!」 あ、ディアッカ・・・・ まだ試合やってないのに休憩かよ… まぁ今日に位置に出終わるイベントじゃないし気長にやるか…。
316 :
痔俺 :04/08/31 14:00 ID:???
今日一日で…だった。 そんだけ×2
317 :
常俺 :04/08/31 14:03 ID:???
シャニが奥の方でショボーンとしている。 そうしょげるなよシャニ、オルガが仇とってくれたじゃないか。 「・・・・あんなヘタ〜レに負けるなんて・・・・かっこわる〜い」 おいおい、あんまりそういうことを公然というな、俺の身が危うい。 「・・・・今日のファイトでかっこいい〜ところを見せて、ゲッターになるつもりだったのに・・・・」 まだやってたのかお前・・・・。 『ゲッターですか、僕もなってみたいですねー、シャニさんの分まで頑張りましょう』 君は黙ってなさい。 うわ、何するやめr・・・・ いや、それだけなんだけどさ。
ついにきちゃったよ・・・俺の出番かぁ・・・。 相手はあのエンデュミオンの加藤鷹・・・違う鷹のフラガさんかよ・・・。 コックピットに座り俺はデュエルダガーを起動させる。 先程まで荒野だったはずのフィールドは宇宙空間のような前後左右上下がない状態となりデブリがうようよしている場所になった。 「こんな中で戦えって言うのかよ・・・」 ≪おい、貴様ぁ!≫ うわ、びっくりしたぁ!なんだよイザーク急に回線開くな!こっちは間もなく試合開始なんだぞ。 ≪相手はナチュラルでも隊長が一目置いていた奴だ!勝たないと承知しないぞぉぉ!!≫ おまえ、理由がハチャメチャだぞ。お前でさえ苦戦しているんだから俺が勝てるわけないじゃないか。 ≪うるさぁい!勝たないと傷がうずくだろうがぁ・・・≫ あぁ〜わかったよ。じゃぁ始まるから回線切るぞ。 ≪ちょ、ちょっと待て!まだ話は終わっt・・・≫ 俺は回線を切って目の前に現れた105ダガーに挨拶の通信を入れた。 『よぉ、俺の相手は坊主かぁ!まっお手柔らかにな!』 は、はぁ・・・・というかあなた一度生き返ってるような感じでデス種出るじゃないですか。なんでこんな試合に・・ 『わかっちゃいないなぁ〜!俺が優勝すればマリューは俺にメロメロ・・他の女性人もメロメロ・・うひょ・・プチン!』 俺はなんか腹が立ったから回線を切った。
<<これより、Bブロック3回戦を始めます!れでぃ〜ごぉぉお!!>> えぇっと・・・ビームライフルは・・・って、もうガンバレルが四方に展開されちゃってるよ!! 『坊主!俺はあんまし時間かけてらんないのよ!ちゃっちゃと済まさせてもらうぜ!!』 んなこと言われても、こっちも負けたらあいつがうっさいからそうそう、負けられないんだよ! 俺はガンバレルを捕捉しデブリの中に機体を隠した。 目標を失ったバレルが105ダガーに戻っていく。 確か105ダガーはPS装甲がない・・・。本体を集中放火すれば・・・けどこの機体にあるのはライフルとビームサーベル。 ん待てよ・・・? 『おらおら、隠れてないで出てきな〜!!』 フラガはデブリを粉塵しながらデュエルダガーを探す。 いちかばちか・・・・よし! 俺はある作戦に出た。 『どこいっちまったんだ?子猫ちゃんは・・・?』 フラガはモニターの写る無数に散らばるデブリの中を血眼で探す。 ピピピ!! 『そこかぁ!?』 熱探知が至近距離で反応しライフルを放つ。だが、当たったのは半壊したストライクダガーだった。 『・・・デブリ・・?ダミーか・・・。んぁ!?なんだこりゃ・・・!?』 フラガはレーダに感知する熱源が1個でないどころか無数にある事に驚く。 『あいつの機体は攪乱機能でもあんのか!?けど・・・・ガンバレルで一気に落としてけば問題ない!』 フラガはガンバレルを展開し熱源を片っ端から撃ち落していく。
『まったく、なんでこうデブリが熱持ってんだ!?・・・・まさか、そういこうことか!』 「もらったぁぁぁあ!!」 デュエルダガーのグレネードランチャーが105ダガーに向けて放たれる。 キュピーン!! フラガのNTもどき能力が機転を利かす。 『なにをぉ!』 ガンバレルの一つにグレネードを被弾させフラガはギリギリで回避する。 「この間合いなら・・・・斬れる!」 ビームサーベルを抜き、俺は斬りかかった。 『んくぅぅぅう!!』 ビームサーベルはライフルを薙ぎ、爆炎が上がる。 マジでやっちゃった!?俺はありえない出来栄えに驚く。 だが、それはつかの間の喜びだった。 『んなろぉぉぉおお!!!』 うわ、嘘だろ、おい! フラガは残っている3機のガンバレルを一斉に射出し、弾丸を浴びせる。 うわ、ちょやm・・・・ 頭部センサーをやられ、ライフルは撃ち抜かれ、右足まで持っていかれる。 モニターは警告アラートが鳴りっぱなしだ・・・・こりゃやっぱダメだ。 俺は通信を開き降伏を申し出た。 ≪勝者、ムウ・ラ・フラガ!≫ アナウンスが無音のはずの空間に響く。
321 :
遺俺 :04/08/31 15:28 ID:???
試合が終わった後フラガさんが俺のとこにやってきた。 「なぁ、どうやってデブリのダガーに熱もたせたんだ?」 あぁ、あれはライフルを最小出力にしてダガーに至近距離から撃って熱を持たせただけです。 デュエルダガー機動性に優れているんでそれを生かしていくつもやってみました。 まぁ、フラガさんに通じるとは思いませんでしたけど。 「な〜るほど。いや、君の同居人さんとは大違いだな。危うかったぜ…うひょー。じゃな!」 そういってフラガさんは去っていった。 入れ違いでオパッカがやってくる。 「貴様ぁぁぁ!!あれほど気をつけろ言っただろうがぁぁ!!」 お前、NTに勝てるわけないだろ! 「だてに俺と同じ訓練所にいるわけではないだろうがぁぁああ!!」 その後すでに試合は終わったというのにMS操縦についてイザークに延々熱弁を聞かされた。 それだけっぽい。
乙です!>遺俺と中の人
それから、吉良綿! カクイイ!! 勝負より懐石な君がすきだ! それだけっぽい+それだけだね
『わかってますね?相手はキラ・ヤマトの出来そこないです。』 あいかわらず毒舌だなニコルん。というか、あのご都合バリアどうする気だ?あれをバッテリー切れるまで逃げ切るのは無理くさいぞ。 『あのアルミューレ・リュミエールはさすがの僕でも無理です。ですが、打開策はちゃぁんとありますよ・д・』 ニコルんの不敵な笑みは俺を勝利へと導くのか…何はともあれ俺はブリッツでフィールドへと翔ける。 舞台はぺんぺん草も生えていない小島のようなフィールド…ってこれってもしかして… 『やりやがったな…あの負債め…。』 やっぱしココってニコルんの… 『そうですよ・д・#僕の死に場所です。忠実に再現されちゃってますよ。』 「おい、お前ぇ!」 俺は突然入ってきた回線に驚いた。 「連合の親玉の知り合いだかなんだか知らないがガンダムタイプはぶっ壊すのが俺の理念だ! それとそいつにはキラ・ヤマトに殺された奴が性懲りもなく乗ってるんだってな?往生際が悪いっつーの!」 流石に俺もこれにはカチンと来た。 ニコル・・・・ 『何も言わないで下さい。出来そこないとザフトの赤服の違いを見せつけてやります。 常俺さん、機体の能力を最大限出すために身体に負担がかかりますが頑張ってください』 あぁ…俺もこの勝負に命賭ける…!
≪これよりAブロック三回戦を始めます。ガンダムファイト、スタンバイ!れでぃ〜・・・・≫ 「「ごぉぉおぉぉぉ!!!」」 「うぉらぁぁぁぁぁあ!!!」 カナ―ドは狂戦士形態となりライフルを撃ちこんでくる。 『ビームきます、オレンジ15マークαブラボーです!』 あいよ!俺はニコルの指示通り期待を動かす。 先ほどまで自分がいた場所には小隕石でも落ちたような窪みが出来ていた。 「ほぉ、そのOS思ったよりいい動きしてくれるじゃねぇか・・・・そうでなくっちゃなぁ?」 カナ―ドは冷笑しながら反転しビームナイフで斬りかかる。 『スラスターを思いっきり噴かして後退です!』 背後に飛びのけるとナイフが地面に突き刺さり噴煙があがる。 『今の内にミラコロを散布します!』 ビー!!! ミラコロを散布したブリッツは背景と同一化する。 「ほぉ・・・・ミラージュコロイドってやつか…。ならばこっちも…・・・・・・・・・・・!」 カナ―ドは敵機が消えたことでいぶり出そうとアルミューレ・リュミエールを展開し、ライフルの全方位乱射に行動にとって出る。
ニコルン!あれじゃとりつくどころかこっちも危ないぞ!? 『いいですか・・・・彼はあの光波防御帯に絶大なる信頼を持っています。』 そりゃぁそうだ。だがそれがどうしたって・・・・ 『彼はそれと同じくらいペプシも信頼しています!それを利用するんですよ!』 はぁ!?奴のペプシ好きは知っているがそれは今関係ないんじゃ・・・! 『ごちゃごちゃいってる暇があったらPS装甲展開させてグレイプニールを発射させてください! ただし僕が言いというまで開いてはいけません!』 な、なんでだ?嘴開かないと発生器こわせねぇじゃんか 『死にたくなかったら言うとおりにして下さい!!・д・#』 「おらおら、早く出てこないと・・流れ弾で死んじまうぞ〜?もっともそれもお似合いだけどな・・・ヒヒャヒャヒャヒャ!!」 くそ・・・ニコルンに賭けるしかねぇか・・・・! 俺はPS装甲を展開させ、ハイペリオンの真上に上がる。 「もう時間切れだったのかよ?んじゃ、おしまいだ!」 カナードがエネルギーパックを換装させ終えたばかりのライフルを撃ち込んで来る 『今です。!』 俺は右腕をライフルがかすった衝動に歯を食いしばりながらグレイプニールを射出した。 「そんなもの、ハイペリオンの前じゃ無力なんだっつのー!」 カナ―ドはトリガーを再び握りなおす。 『グレイプに―ル開放してください!!』 あいよぉ!俺はグレイプニ-ルを合図と同時に開放する。
バラバラバラバラバラバラバラバラ!!!! 「!?・・・・こ、こいつは・・・・」 開放した嘴の中から出てきたのはペプシ出おなじみのボトルキャップ。しかも今やっているガンダムコレクションシリーズだ。 「νやV・・・・おぉシークレットまで・・・」 カナ-ドは夢中になって発生器を停止させ、ボトルキャップを回収しようとやっきになる。 『隙を見せましたね!今でランサーダート一斉掃射ぁぁぁあ!!』 ニコルンに怯えながら俺は一斉掃射する。 「うわぁぁぁぁぁあああああ!!」 遥か上空でランサーダート撃ち放った俺はハイペリオンが爆炎に包まれるのを見た。 ニコルン・・・・君ってそんな狡猾だったっけ? 『何言ってるんですか!狡猾なのはディアッカですよ!』 俺は種のキャラ設定は大いに間違っているとこの試合で改めて痛感した。 ≪勝者、常俺!≫ カナ-ドは負けてもペプシのキャップをゲットできたと喜んでいた。 いや、それだけなんだけどさ、そんだけだっつーの!
「ちょっといいか?」 試合直前、ハッチに上がろうとする俺を痔俺が呼び止めてきた。 なんだ? 「悪いんだが・・・・そのディアッカを勝たしてもらえないか?あいつ、デス種のことで毎日思い悩んでるんだよ・・・」 ・・・・悪いが、それはできない。俺もカガリの名無しボディーガードで終わる気はないんでね。 「そうか・・・・いや、すまん。聞かなかったことにしてくれ。じゃぁな。」 痔俺はバツ悪そうに謝ってその場を去った。 俺だってこの大会は凸以上に気合入れてるんだ。名のない兵士で出れても嬉しくなんかない!せめて名前を!それが俺の理念だ! ≪≪・・・リニアカタパルトへ・・・・≫≫ リニア・カタパルト?おいおい、ここは闘技場じゃなかったのか? 『ストライク・ルージュ、発進どうぞ!』 なんで、ミリアリアさんが誘導してるんだ? わけもわからないまま俺はフィールドへ射出される。
「宇宙空間か・・・・周りには多少の隕石・・・。まぁフラガさんたちのデブリよりは少ないかな。」 ピー!ピー! 「ん・・・?現れたな、ディアッカ!」 俺はライフルを構える。 『否グレイトゥ!俺様を狙い撃ちしようなんてまだまだ甘いぜ!』 遠くの方でバスターが大装甲散弾砲でロックを攪乱してくる。 「ちっ・・・・!」 俺は間合いをつめて白兵戦に持ち込もうとサーベルを抜いて斬りかかった。 『そんな振り方じゃ連合兵にも負けるぜ?HAHAHA!』 「なにうぉ・・・!」 ディアッカは回線をひらきっぱにして軽々と避け隕石に隠れこんだ。 俺が隕石に斬りかかろうとすると隕石からミサイルが発射される。 だあ、それは俺とは正反対の場所に飛んでいく。 「やっぱ、お前赤服じゃないだろ!そんな明後日の方向に撃った所で・・・!」 俺は一瞬驚いたが、落ち着きを取り戻して隕石を叩き斬る。 だが、そこにはディアッカはいない。 「どこいった・・・!?」 『俺は泣く子も黙る赤服だぜ?どこ見てんだ?グレイトォ---!!!』 ディアッカは1クール目のような顔に戻っている。 いくらPS装甲とて実態弾を喰らい過ぎたらダウンする。 もっともルージュの電力パックはストライクよりは多い。だが、食らった弾数が半端ない。 「こんなに喰らっちゃ・・・っ!?」 俺は機体をバスターから後退させる。
だが、隕石に身を潜ませていたのだろうか、ミサイルがどこからともなく飛んでくる。 「こいつら、どっから!?」 『教えてやるぜ、Myエネミー!!これは元脚付の美人副艦長さんが使った業さ!だてに美人ばかり見てないぜ!』 説得力がぜんぜんねぇよ! けど、ディアッカにしては知のある策だ・・・だが、実態弾ばかりじゃこのストライクルージュは落とせないぜ! 俺はライフルを撃ちまくり、バスターを威嚇する。 『グレィトゥ!俺の前に立ちふさがる敵はこうでなくっちゃ!倒しがいがなくなるぜ!』 アスラン仕込みの俺のライフルは微弱ながらもバスターをかすっていく。 『おまえも中々やるんじゃいないのー?けど・・・・まだまだ甘い!SO SWEETだ!』 さっきからわけのわかんない英語を絡めるな! バスターは隕石をミサイルで粉砕しライフルのロックオンをさせない。 俺はなんとか当てようと必死に撃ちまくった。 『そろそろ・・・終わりだなグレイトゥ!』 「なんだと!?」 だが、この時点で既に俺はまんまとディアッカの策に嵌ってしまっていたのだ。 くそ・・・・ライフルの出力が見る見る落ちていく。 ま、まさか・・・・!エネルギーゲージがEMERGENCYを指す。フェイズシフトダウンだ・・・。
『HAHAHA!さすがザラ隊長の下僕だ!冷静さを装っておいて実はテンパッてる!非゙レイトゥなことだまったく!』 くそ・・・・ディアッカがココまで考えてるなんて・・・。ぼろ糞に言われても仕方がない。こっちのミスだ。だが・・・ 『俺は戦えない敵を撃つほど非グレイトゥな人間じゃないから。ここいらで負けを認めてもらいたいんだけどね・・・』 「わかった・・・・。目の前で頭部を爆発させるからちょっと近くに来てもらえないか・・・?」 『オーケー。・・・ちょっと待ってな。』 バスターが思ったより近くから俺の前へと前進してくる。俺はバスターとの距離感を集中して見ていた。 <よし・・・・後少し、・・・後少し・・・今だ!!!> 「悪いが、俺にも意地があるんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」 俺はアーマーシュナイダ-を取り出し残りの推進剤を一気に噴射させバスターに突貫していく。 近距離武器を持っていないバスター・・・俺の勝利は確実だ。 後でディアッカに泣かれてもカガリのハァハァ写真でもあげれば済む。 俺はそう思っていた・・・・。 だが・・・ 『やっぱアスランのほうが頭使って毛が抜けてる分、利巧か・・・・』 なんだと? 次の瞬間バスターは後部バーニア部分から何かを取り出しそれをルージュに思いっきりぶち当てた。 俺は一瞬なにが起きたか分からなかった。 だが、モニターが砂嵐になっている。おそらく頭部を破壊されたのであろう事はわかった。 それでも一瞬だけ見えた・・・あの黒くて丸いのは・・・中華鍋・・。 ≪勝者、ディアッカ・エルスマン!≫ 『グレイトゥ!ミリィへ一歩近づいたぜ!!』 そんな声が場内に響いていた。
332 :
明日俺 :04/08/31 18:18 ID:???
試合が終わった後、痔俺が俺の所にやってきた。 「お前・・・わざとじゃ・・・」 いいや、俺は本気も本気だった。純粋に負けただけだよ。 「やっぱりそうだったのか・・・・まさかあいつが勝つなんて・・・。」 お前、モニタールームで見ていたんだろ? 「あぁ、そうだけど。」 あの最後の一撃を食らわしたのはなんだったかわかるか? 「いや、宇宙空間に被ってよく見えなかった・・・。あいつあんな武器どっから持ってきたんだか・・・」 痔俺の顔が嘘ではないと物語っていた。 ディアッカ・・・・今大会のダークホースとなるのか・・・。 「あ、また包丁ファンネル食らってるぞ。あいつやっぱ懲りてねぇや」 俺にとってマジマジと見るのは始めてだ。ディアッカは半べそかきながら逃げおおせている。 今大会のダークホース・・・・んなわけないか・・・。 かくしてアスラン・明日俺組は初戦敗退となった。orz そんだけだよ。
333 :
吉良綿 :04/08/31 18:19 ID:???
「キラ様ならきっとやれますわ!」 「そうかな〜?」 「キラ様は謙虚ですわね?」 「ありがとう、じゃあ行って来るよ。」 「ご武運を。」 「キーラ!」 「フレイ!」 「自信を持って!私の思いがあなたを守るわ!」 「ありがとう。その言葉だけでもう百人力だよ。」 「じゃあ、頑張ってね!」 「うん!」 しかしまあアンタもアレねぇ… 「何、一回戦負けさん?」 うるさい。私は素人よシ・ロ・ウ・ト! 「はは、まあ見てなよ。僕が本当の強さを見せてあげるよ。」 ふーん、油断しない方がいいよ? 相手は何せ… 「時代錯誤の野蛮人に僕が負けるわけ無いじゃないか。」 …まあ、行って来なさい。色々知る事になるから。 「?」 ほら遅れるよ!
334 :
吉良綿 :04/08/31 18:20 ID:???
それだけだね。
カナードハゲンキデスカ
336 :
仮名俺 :04/08/31 18:29 ID:???
おい 「おぉ!よくよく調べたらちゃんと台まであるじゃないか!」 おい、聞け。 「シークレットは・・・コレとコレか・・・!いやぁきて良かった!良かった!」 聞けといってるだろうが 「あぁ!?俺は今忙しいんだ!後にしろ!!」 いいや、今回は引かない。人に散々あれだけ言っといてなんで当のお前が負けてんだよ!!! 「・・・・・・?俺が負けた?んなわけないだろう!」 こいつ、ボトルキャップに夢中で負けたことにも気づいていなかったのか 俺は試合の映像を見せた。 「・・・・・・・オンドゥルルラギッタンディスカー!!!」 カナ-ドは叫びながらサン○リーの自販機に走っていった。 なんかあいつが可愛く思えた。 そんだけだっつーの!
円形の石版の上に2機のMSが対峙していた。 Aブロック第四試合、得僕VSキラ=ヤマト。 古のコロシアムを模して作られたフィールド。 観客席にはキラ=ヤマトを一目見ようと大勢のファンが詰め掛けている。 対峙しているMSはロングダガーフォルテストラとストライクIWSP。のはずだった。 しかし、実際に対峙しているMSは全く違う物だった。 戦時中最強神話を作り上げた英雄機フリーダムと…黒いマントを纏った丸腰のダガー。 これには訳がある。説明するために少し時間を遡ることにしよう。
数分前、両名は既にリング(F田ご都合フィールド)に上がっていた。 ストライクIWSPと、やはり黒いダガー。 しかし、ダガーはその身に大よそガンダム作品には似つかわしくない 大型のガトリングガンを立てかけていた。 ハッチを開き、IWSPを見て得僕が尋ねる。 まだ普段のソキウスとしての顔、優男の顔だ。 「本当にそのMSでいいんですか?」 答えるキラ。 「フリーダムで出たらつまらないじゃないか。お客さんも、君も。そして僕自身も。 君こそそれでいいの?そんなスッピンダガーで…」 「……」 「おまけに武器だってそんな時代錯誤のガトリング一丁、 あんまりあっけなく負けられても困るんだけど…」 「心配ありませんよ。そう易々とやられませんから。」 お互いに挨拶を済まし、再びコクピットに戻る両名。 ≪これよりAブロック四回戦を始めます。ガンダムファイト、スタンバイ!れでぃ〜・・・・≫ お互い掛け声は無い。 黒いダガーのマントが翻り、いきなりガトリングを構える。 それと同時にIWSPは構わず斬艦刀を引き抜き、真っ向から突っ込んで行く。 (全く、時代錯誤もいい所だ。PS装甲も知らないのか。これだからダイナミック馬鹿は…) 事実、PS装甲の発達により実弾兵器は衰退の一途をたどり、 今や実弾兵器はビーム兵器の補助あるいは代替品程度にその身を落としていた。 只のガトリングガンならばIWSPに傷一つ負わせられない。 だがその銃口から飛び出してきた物は誰もが予想だにしない物だった。
閃光と爆音の連なりに包まれる会場。同時に巻き起こった煙に包まれゼロとなる視界。 しばらくして煙は掻き消え、観客がようやくリングに目をやるとそこには、 灰色に染まったIWSPとそれを見下ろすダガーの姿があった。 「もう一度聞きます。」 得僕の声が響き渡る。 間。 「テメェ本気でこの俺をそんなガラクタで倒せると思ってんのか?」 その顔は幾多もの修羅場を潜り抜けてきた獣のそれに変わっていた。 そして冒頭のあの状況に至る。 優勝を当然としていた最高のコーディネイター、 キラ=ヤマトは慌ててMSの乗り換えを審判に申請、 観客席からの”フリーダム”コールの大合唱もあり認められ、 満を持して天下無敵のMS、ZGMF-X10Aフリーダムがリングに姿を現した。 その様子をコクピットから出て腕を組み、 満足そうな笑みを浮かべながら見つめる得僕…否、得俺と呼ぶべきか。 途中一部の熱狂的なキラファンが空き缶を投げつけるという事態が起きたが、 得俺は全方位から迫るその全てを手刀で真っ二つにするという離れ業を見せ付けた。 ≪これよりAブロック四回戦を始めます。ガンダムファイト、スタンバイ!れでぃ〜・・・・≫ やはり掛け声は無い。 途端に戦時中に多くのMSを屠った虹色に輝く閃光が放たれた。
(なんなんだよ一体…ミサイルの機関砲なんて聞いてないよ…!) 先制攻撃を仕掛けるも、キラ=ヤマトは明らかに焦っていた。 まさかフリーダムを使う事になろうとは思いもしなかったのだ。 閃光はダガーの方へ吸い込まれてていったが、あの程度で倒せる相手ではない。 もはや試合前の余裕はどこにも無かった。 (どこだ…どこにいる!?) レーダーに目をやる。映っている光点は一つ、すなわち自分のそれのみだ。 (やったのか?) 「どこ見てやがる!!!」 スピーカーから響く大音声。 身を竦ませながらも何とかスラスターを吹かし機体を下げる。 ほぼ同時に凄まじいスピードで黒い影が落ちて来た。地面に叩き込まれる手刀。 (真上!?だが…!) ビームサーベルを抜き上段に振りかぶるフリーダム。 だが、科学の粋を集めて作られた最高の頭脳の判断速度よりも 戦うために産まれてきた獣の本能の方が一瞬速かったようだ。 轟音。 コクピットに叩き込まれるダガーの左拳。 想像以上のGがキラ自身を襲う。 (くっ…) しかし、その拳圧のお陰で逆に間合いが取れた。 霞む視界を励ましつつフルバーストを放つ。 「舐めるなぁ!!」 スペック的にもパイロット的にも通常ではあり得ないスピードで跳び上がるダガー。だが、 (もらった!) 再びビームサーベルを横に構え飛び上がるフリーダム。 いかにカスタマイズしてあろうとダガーはダガー。 空中戦ならばフリーダムの飛行能力で圧倒できるはず。
突然視界が真っ黒になった。 (なっ!?) 衝撃。 踏みつけられバランスを崩し落下していくフリーダムが得俺、観客には見えたが、 キラ自身は何が起きたか理解できていない。 (ブラックアウト!?馬鹿な!僕の体ならあの程度の加速…これは!?) 頭部に巻きつく黒い布。キラはようやく状況を理解した。 恐らくマントをちぎって投げつけたのだろう。 「へっ!その程度かよ!!もっと気合入れて来やがれ!!!」 ダガーが着地し、構える。一分の隙も無い。 (こ、怖い…) キラは産まれて初めて、本物の恐怖を感じていた。 (何なんだよこの人!何で僕はこんなのと戦ってるんだ!? このままじゃ確実に…) 「殺られる!!」 試合であると言う事実すら、もはやキラの頭には残っていなかった。 再び獣が動いた。イーゲルシュテルンで牽制するが、 「うおおおおおおお…!!!」 (何でだよ!当たってるんだろう!?) 全く動ぜず突っ込んでくる。最も機体の方は大分堪えているようだが。 またも右がコクピットに入る。加速の勢いもあり吹っ飛ぶフリーダム。 「しかし俺にゃあわからねぇ!!!」 体勢を立て直すフリーダムを見つめつつ吠える得俺。 「テメェは何でまた戦場へ行こうってんだ!?」 左膝が入る。またコクピット。 「何でって…」 間合いを取ろうと試みるフリーダム。だが恐ろしい加速で追いつかれてしまう。 「テメェは何かってぇと『戦いたくない』だの!」 左拳。これは腕で防御した。しかしあまり衝撃軽減にはならない。 「『殺したくない』だの!」 右拳。人で言うわき腹に入る。別方向からの衝撃に意識が揺らぐ中、キラは気付いた。 (そうだ…次回作に出るって事は…また…)
「何のために戦う!!!」 左拳。コクピットに入るも逆にダガーの手の方が砕ける。 装甲が限界に達したようだ。 「世界から争いを無くす為か!?」 右膝蹴り。関節が火花を散らす。 「愛する者を守る為か!!?」 一呼吸置いて右拳、爆砕。満身創痍のダガーであったが、キラもまた反撃どころではなくなっていた。 「まさか、」 もはや手首から先の無い両腕で組み付く。無茶な加速でバックパックが火を噴く。 「テメェの欲望を満たす為じゃねぇだろうな!!!!」 フリーダムとダガーの顔がぶつかる。グシャグシャにつぶれるダガー頭部。 それと同時にハッチを開き飛び出す得俺、一瞬の間を置き爆発するダガー。 「うおりゃあああああああああああああ……!!!!!」 爆風に乗って、拳を構えた獣がフリーダムに迫り…その拳がコクピットに直撃した。 その程度の衝撃では倒れるはずの無いフリーダムが力を失ったように、天を仰ぐようにして倒れた。 「僕は…僕はぁぁぁぁぁ……!!!」 キラの嗚咽がコクピットに響く。 倒れたフリーダムの上には獣が、炎を背にし拳からは血を滴らせながら見下ろしている。 やがて獣はニヤリと笑った。 「へっ…なんだっていいんだ、戦う理由なんざな。」 大きく息を吸い込む。 「胸張って行けや!正しい道なんざねぇ!!テメェが進んだ道が正しい道だ!!!」 「……」 「そんだけだ。さっさと勝ち名乗りして帰れ。」 「え…?」 「テメェの勝ちだ。」 「僕…?」 「何度も言わせんな!!テメェの勝ちだっつってんだろ!!!」
その後、キラ=ヤマトは審判に支えられ拍手喝采の中退場していった。 逆に得俺は、ブーイングの嵐の中を退場していった。 キラ=ヤマトを泣かせたという理由でキラきゅんファンから。 フォルテストラの戦闘目的で徹夜して並んで入場したMSオタクから。 更に、試合時間が2分にも及んでいないという事実も手伝った。 だが彼は満足そうに退場していった。 記録として残すとキラの完全勝利(フリーダムは傷一つ負っていない)にも関わらず 対照的にキラの表情は勝者のそれとは思えないほどに沈んでいた。
〜得僕控え室〜 「落ち着きましたか?」 ドアの方から声がする。振り向くとそこにはムルタ=アズラエルがいた。 「アズラエル様!?どうしたのですこんな場所に…」 慌てふためく。どうやら元の得僕に戻っているようだ。 「二三聞きたいことがありましてね。まずはお疲れ様と言っておきましょうか。」 「いえ、そんな、結局負けてしまいましたし…」 「そのことなんですが、どうしてフォルテストラを使わなかったんです? 普通に戦えば勝てたかもしれなかったものを。」 「いえ、普通に戦っていれば十中八九負けていたと思います。彼、さすがに強かったですし。」 「ほう。それでフォルテストラを売り払い、極限までダガー自体の出力を上げ、 自分らしい戦いをって訳ですか。」 得僕の肩が跳ね上がる。擬音で現せば「ギクッ」と言ったところか。 「な、何故それを?」 「そりゃあ僕も元は武器商人ですからね。そういうマーケットは庭のようなものですよ。 あ、ついでに言うと君、フォルテストラをあの程度の値段で売るなんて もう馬鹿。馬鹿の特上特盛ですよこのお馬鹿さん。」 「そ、そうなんですか?」 「そうなんですよ。いいですか?君に渡したフォルテストラは連合軍の中でも 私の直属のソキウスにのみ配備される貴重品です。 ネジ一本にまで最上の品を用いた贅沢の塊です。それをあんな端金で!」 「すみません、僕体育会系なので…」 「その内悪いセールスに騙されますよ?気をつけなさい。では話に戻りましょう。 次の質問、何故キラ君を敢えてフリーダムに乗り換えさせたんです? この大会に出た以上、君にも目的は合ったでしょうに。」 一瞬の間。やがて、 「あはは、アズラエル様も騙されるかもしれませんよ?悪いセールスに…」 あからさまにムッとした顔をするアズラエル。 「…すみません。」 「いえ構いませんよ。それよりどうして騙されるんですか?悪いセールス如きに?この僕が!!」 全然「構いませんよ」じゃないアズラエル。 得僕、かしこまって口を開く。
「はっ、恐れ多くも申し上げます。 考えても見てください、あの負債が約束を守るとでもお思いですか?」 「ありえませんね。」 きっぱりと言うアズラエル。 「恐らくキラさんが優勝すると鷹を括っていることでしょう。 そうなれば鼻からキラさんを 殺すつもりの無い負債にとっては何の問題もありません。 …僕はもうエルちゃんのような犠牲者を出さないように頼むつもりでしたが、 あの負債にグロ描写無しでやれと言う方が無茶と言うものです。 ならばキラさんをできる限り成長させようと思い、 全力でぶつかって来るようにと。」 「フリーダムで来させた訳ですか。」 「はい。もしキラさんが迷い無く戦えるようになれば、 悲惨な犠牲者はずっと減るはずです。 最も最前線の兵士は更に多く死ぬ事になるでしょう。 しかし、非情なようですが兵士は死ぬのも仕事の内な訳ですし… それを伝えようと頑張ってみたのですが、どうもやはり僕は体育会系のようです。 うまく言葉が出ませんでした。」 「なるほどね。それで生身でMSをぶん殴ると言う蛮行に…」 「全くお恥ずかしい。ちょっと熱くなりすぎたと言うか、 言葉が出ない自分がもどかしいと言うか、はっちゃけすぎたと言うか…」 「はっちゃけすぎですよ全く…君に何かあったら誰が彼女の面倒を見るんです?」 とドアの方を指差す。 「おにいちゃんおつかれさま!」
「エルちゃん!来てたの?」 「僕が招待しました。ずっと応援してましたよ、ねー?」 「うん!」 「そっか、ありがとうエルちゃん。」 「えへへ、ほめられたぁ。」 「では僕はこれで。そうだ、ファイトマネーここに置いときますね?」 「え、お金もらえるんですかこれ?」 「そりゃあこれだけ大きい大会ですからね。キラ君の受講料込みで色つけときましたよ。では。」 「あ、ありがとうございます。エルちゃん、今日はお外でご飯にしよう。」 「わーい。える、かっぱずしいきたい!」 「僕は…」 「?」 「……」 「なに?」 「ううん、何でもないよ。」 「じゃあいこう!」 この力を、今は君のためだけに使うよ。 それだけなんだけどね。
〜キラ控え室〜 「「さすがキラ(様ですわ)!」」 いきなり美女のステレオでお出迎えとは豪勢ねキラ? 「何よアンタ!私のキラに慣れなれしくしないで!」 「あら、キラ様は私の元に帰るのですわ。ね、キラ様?」 「……ごめん、ちょっと二人共出てってくれないかな…?」 「「?」」 「出てってくれって言ってるだろぉ!!」 突然の剣幕に驚いて逃げるように出て行く二人。 (あなたの化粧が濃すぎた所為ですわ!) (何よ!アンタの衣装がケバ過ぎるのよ!!) 何か言い争ってるみたいだけど…いいの? 「君も出てってくれ!今僕は…」 悪いけどお断りね。アンタ放っとくと どんどん自分の殻に篭っちゃいそうだし。 「今僕は…!!」 僕は何?ほら言ってごらん?話し相手位にはなるわよ? 「…わかったよ…考え事をしてたんだ…僕は何のためにまた戦うんだろうって?」 (やっぱり。またうじうじと飽きもせずコイツは…)さあね。 「さあねって…」 自分で考えなさい。 「そんな、無責任じゃないか…話し相手になるって言っといて!!」 あのねぇ…じゃあアンタ私がどうこう言ったら従うの? 「いや…そんなわけじゃ…」 例えばラクスさんが「憎しみの連鎖を絶つために戦いなさい」って言ったらそれに従うの? 例えばフレイさんが「私を守る為に戦って」って言ったらそれに従う? 「…従うかも。」 その従う従わないって考えてる時点でもう終わってるの。
「え?」 どうして自分から「君の為に戦う!!」とか「平和の為に戦う!!」とか言えないわけ? そんな人から与えられた理由で得僕君が言ってたように胸張って行けるの? 「それは…」 そりゃあ楽でしょうね、人に与えられた理由で戦ってたら、 敵を殺した時にも「僕は悪くない、ただあの人が言ったから…」って 逃げられるもの。でもアンタそれでいいの? 「う…うるさい!君に…僕の何がわかるってんだよ!!」 痛っ…そりゃあうるさいでしょうね、 悪いけど私はアンタが今までに出会って来た女みたいに アンタに媚びてもいなけりゃ甘やかしてもいないもの! 僕の何がわかる?わかるわけ無いでしょ! 今のアンタにアンタ自身なんて無い、只の操り人形よ!! 悪いけど私は一国堂じゃないから人形の心なんてわからないわ!! 「僕は人形じゃない!自分で動ける!僕は自分で考えられる!!」 都合のいい時だけわね! いざと言う時には人形の振りして!アンタ人形以下ね! 「違う!!」 じゃあやってみなさいよ!アンタ自身で動いて!アンタ自身で考えて!! 「ああやってるさ!でも…わからないんだよ……」
しまった、泣かせちゃった。ちょっとやりすぎたかも。 「僕の周りはみんなそうだ…アスランだってディアッカだって、 フラガさんだってマリューさんだって、カガリだって…ラクスだって、 みんな自分自身の戦う理由を持ってる…正しかろうと間違っていようと… みんな僕より弱いくせにそれに向かって必死でやってる… 僕だけわからないんだ!僕はこんなに強いのに!!」 …強い弱いは関係ないよ。 「なあ、僕はどうすればいい!?どうすれば僕もそれを手に入れられる!?」 さあね。ただこれだけは言えるわ。今のアンタは昨日までのアンタとは違う。 今のアンタはもう人形じゃない。自分で考えようとしているもの。 この一歩は大きいわ。 それにねアンタが言った人達、殆どが軍人じゃん。 プロだもの。戦う理由の一つや二つ持ってて当然。 カガリさんだって一国のお姫様だし、ラクスさんは…親、政治家だし。
アンタは確かに最高のコーディとして作られたかもしんない。 けどアンタはそんなこと知らないで普通に暮らしてきたんだから、 いきなり戦う理由なんて見つけられるはずが無いでしょ。 いい?わからなければ考える。これが普通の人の常識。 アンタ今までわからないことなんてなかったでしょうから教えとくわ。 これは考え方の問題だから、遺伝子なんて関係ないの…多分。だから… だから気長に探しなさい。じっくり考えて自分の納得の行く理由を見つけるの。 どんなことだろうと納得が行っていれば胸は張れるはずよ。 どうしても見つからないなら戦わなければいいだけだしね。 「わかったよ…」 それならよし。今のアンタには時間があるんだからさ。 この前までみたいに戦いを強制されている訳でもないし。 「その…さっきはぶったりして…ごめん。」 気にしないの、アンタのへなちょこパンチなんて全然効いてないわ。 あ、あと言っとくけど別に誰かの為に戦うって事が悪いって言ってるんじゃないからね。 寧ろ、これは私の個人的な意見だけど自分の為だけに戦う主人公ってのもアレだと思うし。 まあ、要は「守って〜」と言われて守るんじゃなくて、 そうね…誰かさんの真似だけど、「お前は俺が守る!」ってニュアンスね。 …って、寝ちゃったか。ま、当然か。あんな激しい戦闘の後だったし。 ま、頑張りなさい。本当はギャラたかるつもりだったんだけど、 何か今日は萎えた。柄にもなく喋りすぎた所為ね。 その内なんか奢って貰うわ。 それだけだね。
途中からフリーダムになってるんだけど・・・・。 なんで?
「はぁ〜暇ですわ〜」 うっさい。私は今からだ。キラの部屋にいたと思ったら追い出されて・・・またなんかやったの? 「今回はなにもしてませんわ〜。それなのにキラさまったら・・・」 はいはい、わーったよ。もぅ・・・・こっちはこっちで忙しいのに・・・。 「まぁ、私の顔に泥を塗らない戦い方をしてきてください。」 負けてもいいのか! 「そうなった時のシナリオもありますわ☆」 うわ、さらりと言ったよ・・・。このぉ・・・絶対勝ってきてやる・・・。 私はシグーの最終整備に向った。
イザ―クはさっきから必死に太極拳もどきをやっている。 おい、デュエルの整備はいいのか? 「うるさぁい!俺は今王者の風をだな・・(ry」 あいつ、すかっりサイに感化されたな。 デュエルはモビルトレースじゃないのに。 で、なんでわざわざ死体袋までつけたんだ? もしフィールドが大気圏下だったら偉いことになるぞ。 「俺に限ってそんなことは起きなぁい!」 偉い自信だな。 ≪出場選手は各モビルスーツへ・・・繰り返します、出場選手・・≫ ほら、呼ばれてるぞ。 「ふん!俺は貴様のように惨めに負けてこないからな!!」 わかったよ、わかった。思う存分やってこい 「待ってろよ、ストライクゥゥゥ!!!」 あいつ、次の相手誰だかわかって言ってんのかな? それだけっぽい
フィールドは・・・・ なんで砂漠? まぁシグーは辛うじてスラスターでジャンプできるからいいけど・・・・ さっきから対戦相手が喚いている・・・・。 「おい、F田ぁ!これはいったいどういうことだぁ!貴様の、嫌がらせだろうがぁぁああ!!でてこぉい! お前、前作で俺が砂漠でどんな目にあったか覚えていないのかぁ!?おい、聞いているのかふk・・・」 私は溜息をつきながら消音にした。 そして何事もなかったかのように試合の合図を告げるあの声がかかった。 あんなに騒がれたんじゃこのまま勝っても喚きそうで嫌だわ・・・そうだ♪ 私はシグーのスラスターを全開にし空高く舞い上がった。 「くそっ!俺の話を聞け!ん!敵は上空に上がったのか!?このままではただの的だ・・・!えぇい!」 イザ―クは死体袋を外そうと躍起になる。
<あなたもそんなの着けてちゃ動くに動けないでしょ?> 不意に楽綿がイザ―クに通信を入れる。 「うるさぁい!ナチュラルの分際でぇ!」 言ったわね・・・・・。 私はちょっと驚かす予定だったのを変更して重斬刀を抜く。 「はん!そんなものでこのアサルトシュラウドをきろう何て考えるのがナチュラルの証拠なんだよぉぉ!」 デュエルもシヴァで応戦する。 私をただのナチュラルと一緒にする方がどうかと思うけどねぇ・・・! シグーが間合いに入る前に重斬刀を降リ降ろす仕草をした。 「今更、練習とは呑気だな!これでも喰らって堕ちろぉぉ!!」 デュエルはミサイルポッドからミサイルを一斉に掃射する。 だが、ミサイルはシグーに当る前・・・・というかかなり離れた距離で全てが真っ二つになり爆発した。 「なんだと!?」 ありゃーバレちった・・・。 楽綿はちょっとばかり後悔していた。 ミサイルが暴発した理由・・・・楽綿が重斬刀を振りぬくと同時に『空間の断裂』を発生させたのだ。 本当はシヴァを真っ二つにする予定だったがイザ―クがポッドを発射したためにおきた出来事だった。
こうなったら、一気に畳み掛けるしか・・・・けどラクスに私が実力で戦って事を見せ付けたいしなぁ・・・ 「おい、貴様ぁ!一体なにをやったというんだ!説明しろぉ!この腰抜け!」 イザ―クは相変わらず強気な発言か・・・・。よし! 楽綿はGに任せて急降下し始めるのと同時に空間の断裂を一気に5箇所に放つ。 すると、死体袋が全て切れ落ち、PS装甲に身を纏ったデュエルが姿をあらわした。 「なんなんだよ、お前は!?」 イザ―クは目の前で起きる超常現象にちょっと声を震わせる。 <なにって・・・動きやすくしてあげたんじゃないの。大丈夫もうアレはやんないから。 ほら、これで砂漠でもそれなりに動けるでしょ?さぁここからが本番よ!> 「貴様ぁ・・・!舐めたマネを!その性根鍛えなおしてやる!」 デュエルはサーベルを抜くと着地したばかりのシグーに斬りかかる。 「うわわわ!やっぱ動きがさっきよか早い!ちょっと失敗だったかも・・けど!」 MMI−M7S 76ミリ重突撃機銃とM7070 28ミリバルカンシステム内装防盾で楽綿はデュエルに一応の牽制を仕掛ける。 だが、それは効果がないのはわかっていたことであった。 「今ので・・・・・43」 楽綿は何かを数えながらビームサーベルを交わす。 「思い出したぞ!貴様はラクス嬢に改造されてたな!だからあんな人間離れした技を・・・!」 うるさい!好きで着けてもらったわけじゃないのよ!ただ、使えるものは使わないと・・・ね! シグーは尚も実弾で一応の攻撃をしながら回避する。 「・・・・67・・・あとちょっと!」 だが、出力の関係上すぐにデュエルが迫ってくる。もはや逃げれるすべはない。 「もらったぁあ!」 「お願い、当って!!」 イザ―クがビームサーベルを振りかざした瞬間楽綿は最後の抵抗とばかりにマシンガンを撃ちこんだ。 「はん!いい加減無駄なんだよぉぉぉぉ!!」 イザ―クは勝利を確信した。
ピーピーピ! だが、その確信はアラートによってもろくも崩れ去った。 「エネルギー切れ!?そんな馬鹿なサーベルのみだぞ!?」 あなた・・・・今まで浴びた弾丸の覚えてる? 「なに!?」 さっきのでちょうと78発・・・・PS装甲が落ちる有効着弾数を超えてるのよぉお! 楽綿は重斬刀でデュエルの腕を切り落とした。 デュエルから火花と煙が出る。 「うわぁぁあ!」 イザ―クはコックピットの中にまでもやってくる火花に顔を覆う。 <ルール上コックピットは狙えないけど降伏しないんだったら四肢全部ぶった切るわよ?どうする?> 楽綿はラクスの如く黒い笑みでイザ―クに問い掛ける。 「こ、こわいよママァーン!!!」 イザ―クのプライドはここに崩れ落ちた。 ≪勝者、楽綿!≫ それだけです。それだけっぽい
359 :
遺俺 :04/08/31 21:10 ID:???
イザ―クが試合に負けてからずっと塞ぎこんでいる。 そんな気にするなって・・・なにせあのピンクとすんでるんだから並みの人間じゃないのはわかってたことだろ・・・ 「・・・・そんなんじゃない」 ん? 「俺はザフトのトップガンのはずなんだ!なのに、なのに・・・・!」 イザ―クは宿舎室へと走っていってしまった。 こりゃ後でちゃぁんと説明しないとなぁ・・・・ 楽綿がどんな生活をしてきたかってのを・・・・あいつ相当驚くだろうな。 それだけっぽい。
なんか俺ばっか勝ってるね。 つまんね。
361 :
雑僕 :04/08/31 21:52 ID:???
「マギージオング様ー頑張るザコーー」 「きっとあなた様なら余裕で勝てるザコ!」 「ガンガンぶっ飛ばしザコ!」 ・・・・・・・。 僕は思った。 こんなこと聞いてない、ああ、聞いてない。 ここにいる奴等全員リアルロボットじゃないか! 僕がこんなでかい奴等に勝てるわけないだろ! いや待てよ、キャプテンは自分の何倍もあるメカを倒していたし・・・・。 僕も負けないぞ! あ、でもあの時ってコントロールホーンがあったからか・・・。 ・・・・・・ピンチ、僕。 とりあえずどうやったら僕が勝てるか考えるようにした。
さて、どうも僕の番がやってきたらしい。 相手は種キャラ最『凶』と呼ばれるラウ・ル・クルーゼさん。通称変態仮面。28歳。独身。 搭乗MSは『プロヴィデンス』。ZAFTの開発したMSの中で単機では最高の攻撃力を持つ、エセNT専用機。 対する僕はといえば・・・・・ 『マギージオング』。 腕を切り離して指の先からピンポン球を五つ同時に出したり、口から万国旗を出したり、 頭を胴体から切り離してアンテナでFMラジオを受信できたりする。ちなみに足はない。 ・・・・・戦闘能力なんてまるでない。 「足なんて飾りなのだよ、ウェッハッハー。」 赤ザコのふりをした誰かが何か言っているが、気にしないでおく。
「ハーッハッハッハッハ!圧倒的じゃないか我がMSは!」 クルーゼさんが闘る前から何か叫んでいる。こちらも気にしないでおく。 しかし、どうしたものだろうか。武器もないのに、どうやって戦えと? ピンポン球がPS装甲に効くはずもないし、万国旗などまるで役に立たない。 えーと、奇跡のマジシャン・セロとかに今から弟子入りしに行け、と? メイクミラクルですか? 「なら付け替えればいいのだよ。」 あ、赤ザコ?そりゃどういう意味? 「なに、まずここをこうして(ガチャッ)」 ほうほう。 「ここを付け替えて(ガシャガシャ)」 はあはあ。 「口を交換するとだな(カシャカシャ)」 ふむふむ。 「これで我が愛機『ジオング』の完成だよ!さあ君はたった今からオールレンジ攻撃も脱出も思いのままだ! 思う存分その力を発揮して、私のパロディを叩きのめすがいい!!」 おおっ!すごい!ピンポン球の代わりに指の先からビームが出る!口からも!機動力もすごいぞ! どこまでも飛んでいけそうだ!脱出だっていつでもできるしそれでもまだ戦える! ありがとう赤ザコ! 「ふふん、あのエセNTなどに時など見えるはずがないのだ、ララア、私を導いてくれ・・・・・」 ・・・僕の改造が成功して変に悦に入っているようだ。見えないものが見えているらしい。ヤバい。
と、そこへ会場へ向かう途中のクルーゼさんが。 さっきの赤ザコの快哉が聞こえたらしく、なんともいぶかしげな表情でこちらへ寄ってきた。 「おや、私の下手なパロディが何の用向きかな?これから我がジオングによって宇宙のゴミクズになろうという男が。」 「君は何を言っているんだ?私のプロヴィデンスの方が上に決まっているじゃないか? 砲塔の数からしてダンチだと思わないかね?」 「何を!貴様のその商業主義に魂を売ったようなガンダムで、本家本元に勝とうなど冗談ではない! そもそも貴様のMSは出力の割に重すぎるのだ! 『ターンXVs.プロヴィデンス』のスレで論破されたのをよもや忘れたわけではあるまい!」 「ふん、私は結果だよ!結果が全てを物語っているじゃないか!見ろこの売れ行きを! 腐女子だろうがなんだろうが要はカネを集めねば話にならんのだよ! 君のように時代遅れのMAなど草々にご退場願おう!」 「貴様に時が見えるというのか!」 「時など見えはしない!ただ現実が見えているだけなのだよ!」 なんだか熾烈な場外戦が行われておりますが。なんというか、まあ、不毛。 クルーゼさん、赤ザコ、エゴだよそれは!
「「 お 前 は す っ こ ん で ろ ! ! 」」 ・・・・・。 般若のような形相で二人から睨まれた僕は、半ベソをかきながら試合会場へと向かった。 「ザコザコ?どうして目が赤いザコ?」 いや、別になんでもないよ、ちょっと寝不足なだけさ。 「ふーん、大丈夫ザコ?昨日は緊張で寝られなかったザコ?」 ・・・まあ、そんなところさ。あんまり気にしないで。 「まあとにかく頑張るザコ!これを機会に種にも進出してダークアクシズの権勢を世に知らしめるザコ! T様も空からきっと応援しているザコ!」 正直どうかとそれは思うけど・・・・・ほどほどに頑張るよ、うん。 会場のモニターに二機がアップで映し出された。 漆黒の闇をバックに、灰色の機体が二つ。 それぞれのモノアイとツインアイが、これから狩を始める豹のように怪しく光る。 「ザコー!ザコー!頑張るザコー!」 「それではジオングvs.プロヴィデンス、れでぃい、Go!!」 開始早々、ニ機はスラスターから大きな炎をあげ、相手を捉えに入る。
それにオールレンジならばこちらも・・・・・! ・・・あれ?何かおかしいぞ?見間違い?センサーの故障? 僕、目がおかしくなったのかな・・・・・充血のせいじゃないだろうし・・・・ そうこうしているうちに接近してきた・・・・・はァ!? サイズ比較(注:挿絵はイメージです、実際のものとは異なります) (ヽ /⌒ ̄二⊃ / \ ∧_∧ / /( (/^\ \ _ (´Д` ( __\ \_ ̄⌒ \ \\\ヽ  ̄ ̄| / ̄\\ヽ ヽヽ ___/ / \)ヽ ヽ ヽ ( _ ) \))~ ←プロヴィデンス \ ヽ ̄ ̄\ ヽ \ ヽ \ ヽ ヽ ) \ \ ヽ ( \ ヽ `し. \\ ヽ ) ヽ( ○ ←マギージオング `し 大
・・・・・審判長、すいません、棄権します。 「・・・・・。勝者、プロヴィデンス!」 僕達はがっくりとうなだれて会場を後にした。 な、なんだよあれ・・・・そうならそうと、最初から誰か言ってくれよ・・・・・ 「あ、ありえないザコ・・・・・・」 ねえ、僕達何のために呼ばれたのかな・・・・・ 「わからないザコ・・・・・」 「君達ー!待ちなさい!・・・ハァ、ハァ、ああ、間に合ってよかった。」 あれ、アズラエルさんじゃないですか、何か? 「何か、じゃないですよ。これ、ファイトマネーというか、まあ慰労金ですかね。 些少ですけど、これでおいしいものでも食べてください。」 そういって封筒を渡してくれた。中を改める。・・・諭吉が5枚!? 「君の場合棄権しましたから、ちょっと少ないんですけどね、その辺は我慢してください。」 いえいえ、とんでもないです!ありがとうございます! 「あとですね。」 なんです? 「笑わせてもらいました。」 そうですか、ああそうですか。 なんだか、諭吉五枚が芸人のギャラのように感じられる、夏の終わりの日のことだった。
なんだかな〜なんだかな〜 腹の力が抜けてもう・・・・・・・俺的には禿ワラ! 乙!!
369 :
明日俺 :04/08/31 23:23 ID:???
≪ここでお知らせです。先ほどの試合でクルーゼ選手がNJC機に搭乗しておりましたが、 次の試合以降どう考えても有利すぎるため『ご都合主義』によりストライクルージュ並みのパワーパック搭載機となります。≫ 「ほぉ・・・・・あなた方も食らいたいのかね?私のおい(ry」 次の瞬間、クルーゼ隊長の体が半分消えた。 『私の言うことが聞けないっていうの!?NJC機はキラきゅんだけよ!あなたなんか消せるんだから!!』 F田が暴走するM澤をなだめてなんとか隊長の体が戻った。 「聞いたか?NJCはキラ専用だって・・・・。俺はお飾りで乗せられたんだ・・だんとしたら放射能漏れもわかる・・・OTL」 凸を傷つけたM澤を俺は生涯恨もうかと思ったが、なんか凸が眩しいからめんどくなった。 そんだけだよ
↑のにトリップ入れ忘れました。 やっぱNJCはやりすぎですからね。 こちらのミスです。すみません。
俺は迷っていた。 既に対戦選手のクロトはフィールド入りしている。 ≪痔俺選手、すみやかに入場ください・・・≫ わかってるよ!俺は持ってきたMSをどれに乗るか今の今まで迷っていた。 「マイフレンド、何故迷う!こいつに決まってるだろう!?」 ディアッカはひたすらバスターダガ―を指差す。 いやけど、レイダーは機動性に優れてるし・・・ 「非グレイトゥ!アイツを本編で倒したのは俺だぜ!」 いや、オパッカだから。 「・・・・・」 あ、泣くなって。そうだよな、お前のインパルス砲だよな。でも・・・・・あぁ、もうわかったよ!バスターダガ―で出るよ! 「それでこそ俺と10年来の付き合いだぜ!それで出るんだから勝てるぜグレイトゥ!」 俺は不安に襲われながらバスターダガ―に搭乗した。
舞台は・・・・おもいっきし手抜きでヤキン・ドゥ―エそのものだ。 「遅・刻!」 クロトがもの凄く殺気立ってる。 ただでさえ強化人間だってのに・・・俺はしがない元ザフト兵・・・。はぁ・・・ ≪でぃ・・・・ゴォォォ!!!≫ うわ、始まった!ぼぉーっとしてた俺は現実に引き戻させられる。 「てめぇー!!!大遅刻のお礼たっぷりくれてやるよ!・・・・・謝・礼!」 レイダーはミョルニルを通常の3倍の速さで襲わせる。 『い、いや遠慮するから!』 俺は回避運動をするも風圧で体制をしてしまう。 「とりゃぁぁぁぁあぁああ!!返・礼!」 MA形態でレイダーは突っ込んでくる。 「もう、お礼はいいって言ってる・・・・・」 言い訳も出来ないまま俺は吹き飛ばされる。 『くそ、このままじゃ嬲られて撃滅じゃねぇか。ん?なんだこれ・・・。』 俺はシートから出てきた紙を拾った。何か書いてある。 『困ったときは左レバーを後ろに4目盛り、空調レベルを5から3に・・・ミサイルを両肩でそれぞれ20発撃つとグレイトゥ!』 この汚い字はディアッカ・・・・俺は目頭が熱くなるのを感じながらそのメモを握り締めた。 「おらおら、なんも出来ないで終わりかー!?だったら早く終わらせたいんだよねー」 クロトはとどめとばかりにアフラ・マズダを放つ。 『なろぉぉぉお!!』 俺はスラスターを最大出力にしてかわし、デブリ帯に隠れる。
『これがお前の秘策だって言うんならやってやろうじゃねぇか・・・!』 今までまともにあいつの話を聞いちゃいなかったがなぜか今は信じられる。10年の年月が産み出したものか。 俺はメモの内容を頭に叩き込むと颯爽とレイダーの真正面に現れた。 「隠れたと思ったら出てきたな!?のこのこやられにきたのは好・都・合!」 『ディアッカ、・・・・俺に力を貸してくれ!』 「てめぇぇぇえ!!!必・殺!」 レイダーのアフラ・マズダが頭部を狙って襲い掛かる。 『左レバーを後ろに4目盛り・・・・・空調レベルを5から3にミサイルを両肩でそれぞれ20発撃つ――――――!!!!』 俺は復唱しながらメモ書き通りに操作した。 その間アフラ・マズダはもう回避不可能な距離圏に入っている。 『相打ちか・・・それとも!』 俺は一縷の望みにかけた
ミサイルが放たれた瞬間、コックピットの頭上から隠しボックスと言わんばかりの扉が開き中から大量のエロ本とCD-Rが降って出てきた。 『おい、これってまさか・・・・・』 一つのエロ本を手に取った時やけに外が明るくなったように見えた。 ―2時間後― 俺は気を失っていたのかヴェサリウスのベットで寝ていた。 「マイフレンド!よかった目がさめてくれた!」 ディアッカはチワワ顔で泣いている。 な、なにがあった・・・・試合は・・・? 「クロトのビーム砲を食らった後デブリにぶつかりまくってそのまま危うくデブリの仲間入りするとこだったんだぜ! 人を心配させやがって非グレイトゥだぜ!」 そうだ、俺は旧に外が明るくなったと思ったら・・・・ 「なんで、あの場面で真正面からミサイルしか撃たないんだよ!お前ならもっとイイ方法があっただろ!」 真正面からミサイル・・・・? 「そうだぜ!、急に真正面に出て後退しながらミサイル撃ちこむってわけわかんえねぇよ!」 ・・・・・思い出した・・・あのメモ書き・・。 「メモ書き?」 そうだ、俺はお前の字で書いてあったメモを頼りにやったんだ・・・。 「それってもしかして最後にグレイトゥ!って書いてあった?」 あぁそうだが・・・それで俺はお前が助け舟を出してくれたのかと・・・・ 「う゛あ゛あ゛あ゛!!!!!非グレイトゥ!俺のコレクションがぁ!!!」 コレクションだ・・・・と? ディアッカの言葉で俺はあの瞬間を全て思い出した。エロ本を手に取った瞬間ビームを食らったのだ 「アレは俺のコレクションの中でもベスト3だぜ!?」 ディアッカは熱の篭った言い方で喚く。 「それがパァーだよ!パー!ぁぁぁぁ・・・・・」 俺は全身全霊を込めてベットの隣に置いてあった花瓶でディアッカを殴った。 こいつのせいで俺はこうなったのか・・・・!あんな情けない戦い今までなかった・・・。 ディアッカは倒れたまま血を温泉のように噴出している。 すこし放置しておこう。 そんだけ
これでAB両トーナメントの1回戦が終りましたね! どうでしたか、皆さん? 「そうですね、皆さん素晴らしい戦いぶりでしたよ。 私の同僚達と比べても決して引けはとらないでしょう。」 「でもちょっと雑僕君がかわいそうだったと思います。 あの体格差は酷いですよ。」 「フン!それが勝負と言う物だ!!」 「流石は司馬懿殿、 いつも九尺もある巨漢に一騎討ちを挑んではやられているだけありますね。 この孔明も感動しました。」 「なっ、馬鹿めが!貴様とて同じ様な物だろう!!」 まあまあ、二人とも。 ・・・ゲストのF田さんとM澤さんはどうでしたか? 「僕のキラが苦戦していたのが気に入りませんね。 まあ2回戦からはキラ以外はNJC禁止にしますから、 キラの真の力が見れるでしょう!」 「逆らう人は私が消すわ!」 「頼もしいよマイハニー!」 「ダーリンこそナイスな判断よ!」 ・・・悪い、俺ちょっとトイレ行ってくる。
「大丈夫ですか? と、とにかく2回戦も注目のカードが目白押しです! 1回戦では調子の出なかったキラ君に迫るのはリベンジに燃えるニコル君! NJCを抑えられ、失意のクルーゼさんとかつての部下ディアッカ君の戦い! そして遂に動きだす女王ラクスさん、 絶好調のサイ君はどう立ち向かうのでしょうか!?」 「ダ〜リ〜ン!」 「ハニ〜!」 「・・・私ももうダメかも・・・ まあそれだけ。」
378 :
艦俺 :04/09/01 05:13 ID:???
ヴェサリウス内での本日の営業も大盛況の内に終わり、俺は艦長を手伝って丼を洗っては片付けていた。 ふと、厨房からカウンター越しに食堂の方を見てみると、イザークが食堂のテーブルに突っ伏して何事かブツブツ呟いている。 「HAHAHA気にするなよイザーク!女に負けたくらいで…ぶげふ!!」 …ディアッカ、その言い草は逆効果だ。 普段ヘタレ扱いされている鬱憤をここぞとばかり返そうとしているように見えなくも無いが…俺の考え過ぎか。そう信じたい。 見ていて気の毒になってきた俺は、艦長に事情を説明してラーメンを作って貰う事にした。 毎度見事な艦長の手際でラーメンはあっという間に出来上がった。が…何で二つも? 受け取った俺が怪訝な表情をすると、艦長はイザークの後ろを指し示した。 アスランがテーブルを見詰めて溜息をついていた。 「彼の分は特別メニューだから。昨日の御礼と今日のお詫びの分には少ないだろうけど」 と艦長。俺は艦長に御礼を言ってまずはイザークの所に行った。
379 :
艦俺 :04/09/01 05:24 ID:???
イザークに声を掛けると案の定、凄い目で睨まれた。 「…注文した覚えはないぞ」 俺は静かに対応する。 「俺が今の君に必要だと思ったんだ」 「勝者の施しは受けん!」 意地になるのは解らなくもない。俺は一つ深呼吸して話し始めた。 「…イザーク、今日は俺も偶々勝ち残れたが、君のくれたビームライフルが無かったら結果は変っていたかもしれない。明日だって絶対に勝てるとは限らない。 勝ったとか負けたとかそれが如何に不毛な事か、種で一番(身をもって)良く知っているのは(ストライクに負け続けた)君じゃなかったか?」 イザークの様子が目に見えて変ってきた。あと一押しだ。 「俺は昨日のビームライフルの件でも君に感謝している。 それにこれは内緒にするように言われたんだが、本当は艦長がイザークにラーメンを作るって言い出したんだ。 艦長も君の事を心配していたんだ」 勿論本当の所は俺が言い出してしまった所為なのだが。しかしこの台詞は(単純な)イザークには効果があったらしく、彼の視線が厨房の方に動いた。 食堂からだと明日の仕込みをしている艦長の後姿しか見えない。 イザークは大人しく箸を手に取り 「せっかくのラーメンをわざわざ伸ばして不味くする事も無いからな」 等と強がりながらラーメンをすすり始めた。 「俺には?俺には何も無いのかよ!?」 とディアッカが騒ぐので二食分のヴェサリウスの食堂の食券をくれてやったらグゥレイトゥ!と叫んで喜んでいた。 次はアスランの所だ。
380 :
艦俺 :04/09/01 05:41 ID:???
先刻までのイザークはともかく、俺が今日の試合で行った仕打ちを考えるとアスランには声を掛けづらい。 「アスラン…ちょっといいか?」 「ん、ああ…アデス艦長の所の…」 彼の事を良く知っている訳では無いが、それでも元気が無いのは一目で判る。 「これ…昨日のトリィの御礼と今日のイージスのお詫び…ごめん、全然足りないだろうけど」 「いや、いいよ…有り難う」 そう言って受け取ったものの、箸を取る気配は全く無く、ラーメンを見詰めて溜息をつくアスラン。 只でさえ勝ってしまって申し訳ないのに、そんな様子を見せられるとこっちは益々居たたまれなくなってくる。 「イージスの件は…本当にごめんなさい。 俺もあそこで魔剣が出て来るとは思わなくて― ―明日にでも雑僕君の所のザコソルジャー達に元に戻す方法を聞いておくから… T様も丁度復活するし…」 「…T様?」 「あ、いや何でもない、こっちの話…」 アスランの溜息の理由が今一つ分らないので、俺が心当たりを喋り続ける事になる。 俺も喋るのは余り得意ではないのだが…。 「昨日はトリィ有り難う。それから…ええと、そうだ。 このラーメンさ、艦長が特別に作ってみたんだ。 ダシも昆布から採ってトッピングにも海草色々使って…髪に良いんじゃないかってさ」
381 :
艦俺 :04/09/01 05:42 ID:???
「そうなのか?」 いきなりアスランの様子が変った。 「あ、ああ。効果が有ったらメニューに加える事も検討するから教えてくれって言ってた…」 無論そんな事実はない。が、嘘も方便と言う奴だ。 日常の関心事でアスランがいつもの調子に戻るなら、それ位は許されると思いたい。 箸を取って海草のトッピングを口に運ぶアスランに俺は言った。 「アスラン…この機会を台無しにした俺が言えた義理じゃないけど… …生き残ってくれよ。続編でも」 アスランは食事の手を止めて 「頑張れるだけ頑張ってみる」 と言ってくれた。 果たしてこれで元気になったと言えるかどうかは疑問だが…まあ大丈夫だろう。 先刻までとはうって変わった勢いでラーメンを啜るアスランを見て俺はそう思った。
382 :
艦俺 :04/09/01 05:52 ID:???
厨房へ戻る途中、俺は考えた。 この大会の裏には何があるというのだ。 思えば一回戦でクルーゼ隊の赤服が二人も敗退しているのだ。家主共々。 しかも勝ち残っている一人と言うのが(機体と同化?しているニコルを除いて)あのチャーハン職人…。 こんなある意味大波乱の事態、一体誰が予想し得ただろうか。この分だと明日も波乱含みの展開に…。 そんな事を考えながらカナードの傍を通り過ぎた。 カナードは食堂の椅子に座ったまま空中を見上げて呆けていた。 時々テーブルの上の、今日の常俺戦で手に入れたボトルキャップのコレクションを見ては、遠い目をしたままエヘヘヘヘと笑っている。 そう言えば今日は彼がくれた青ペプシに危ない所を救われたのだった。 最近はペプシのネタしか見ない気がするが、彼も元々はラーメンを作っていた。 ラーメンの道を志す人間に悪い人間はいない筈だ。 俺は艦長に頼んでもう一食だけラーメンを作って貰おうと思った。 それだけだ。
383 :
楽綿 :04/09/01 11:02 ID:???
ねぇー。 「はい?」 これって本当にバクゥ? 「特徴的な犬顔で四本足。まさにバクゥではありませんか」 バクゥってこんなほっそりしてたっけ・・・。そにれ紫の上にピンクを塗ったら淡いピンクが残るはずなんだけど なんかものすごく色斑が残ってるピンクだし・・・あれなんか黒い部分がある・・・。しかもなん前足からなんあ天に向って出てるし・・ 「く、黒バクゥはエース専用なのですわ。それをピンクにしただけです。」 なんでどもってるのよ。まぁいいわ・・・。で、あんたMS動かせるの? 「はい♪」 そういって奴はゲームキューブのコントローラーを取り出す。 「キラ様に頼んだら涙ながらに喜んでやってもらいましたわ」 あぁそう・・・・。 このピンクのバクゥもどき・・・・果たして本当にバクゥなのやら・・・。 「誰がどう見ても犬ですわ」 そんだけです。
お、泣き虫少年おはよう。 「やぁ、こんな時間まで寝てたの?」 まぁ寝る事は美容にいいしヴェサリウスのベットはなんだか寝ごごち良くてね。 で、あんた、どこ行ってたの? 「ちょっと運営側のとこにね」 何しにいってきたのよ、あの諸悪の根源。 「大会を棄権するって」 えぇ!?なんでよ!?せっかく得僕君が勝たしてくれたのに! 「僕は今大会で戦うのは僕個人の希望、意志で決めたわけじゃない。フレイを生き返らそうとかそれがフレイのためだとか思って出場した。 けど、それは僕のエゴだ。しかも運営側は本編みたいになにかと僕を贔屓する。もう、そんなの嫌だ!僕だって薄々気づいてたよ! なんであぁ何回もピンチになると強くなるのかとか、絶望的状況で生還しちゃうのかとか・・・だから僕はもう贔屓のない『前作の出演者』 としてデス種に出るよ。おそらく、主人公のシン君も僕みたいな目にあうかもしれない。僕はそれにシン君が甘えてしまった時に得僕君や 君みたいに言ってあげられるようになりたいんだ。得僕君には悪いと思ってる。 けど、僕はもう自分の意志でこの大会に出続ける『意志』はないよ」 ・・・・・ 「奇麗事かもしれない。けど僕は今それを自分の意志で決めたんだ。感情的でなく冷静にね。冷静に物事を決めたとき後々後悔することもない って誰か偉い人が言ってたし・・・」 で、負債はなんて言ったの? 「脚本家の人は泣き喚いていたけど、僕がキチと言ったら、『仕方ないわ、キラきゅんが決めたことですもの』って言ってた。」 やっぱアレはキラに弱いのね・・・。まったくどっちが子供なんだか。 わかった。じゃぁ、他の必死で自分の『決意』を背負って戦ってるみんなを見ようってわけね。 「うん」 まぁ、成長したかどうかわかんないけど、私は感心したよ、泣き虫少年 「よしてよ、泣き虫だなんて」 キラは今までみたことない晴れやかな笑顔を見せた。 <キラきゅん可愛い・・・♪> 私は後ろでどす黒いオーラを感じた。 アレにも参っちゃうけど、キラは負債離れし始めた・・・・のかな? それだけだね。
ふぅ〜・・・1回戦で殆どの武器使っちゃったから補給できたのは重突撃機銃の弾薬と重斬刀・・・。そしてハロとトリィと青ペプシ。 「整備は済んだのかね?」 あ、艦長。おおかた終わりました 「そうか、次の相手は連合の強化人間だそうじゃないか。大丈夫なのか?」 はっきし言うと厳しいけど、まぁあのサイが勝てたからちょっとは希望をもってますよ。 「そうか・・・君が緒戦を勝ったことですら驚きなのだから欲を持っちゃいかんな。では、がんばってきなさい!!」 艦長が俺に冗談半分なのか敬礼をして去っていく。 さぁて・・・ジンHMラーメン.Ver。お前の最後の晴れ舞台にならないように頑張ってくるとするか・・・・! 俺はタンクに入りきらなかった青ペプシを飲み干し、コックピットに乗り込んだ。
試合直前のオルガをみんなが取り囲んでいる。 「勝たなかったら、うざ〜い。」 シャニはなんとか持ち直したみたいだな。 「完・全・勝・利じゃないと駄・目!」 そりゃ厳しすぎだ、クロト。 「今度こそ、僕を楽しませてくれないと『おしおき』ですよ・・・?」 オルガを困らせるなおっさん。 だが、オルガは俺の心配をよそにギャラリーを「うっせーよ!おまえら!」で一蹴した。 さすがオルガだ。 「あー、言い忘れました。」 ん? 「カラミティのシュラ―クは耐久度が落ちていたため外してあります。 『んだとぉ!?』 オルガが怒鳴る。無理もないな、アレが武器の50%しめてると言っても過言じゃないし。 「まぁまぁ、最後まで聞きなさい。その代わり対艦刀を積んであります。」 ソードカラミティか。けどオルガに白兵戦の訓練なんて・・・ 『流浪剣とバカボンド、それにブリーチ読んでるから、苦しい思いはしねーんだよ!』 オルガは自信満々に言ってフィールドへとMSを動かしていく。 あいつ、漫画読んだだけで白兵戦できるとおもってんのか・・・。
フィールドは灼熱の太陽が指す密林・・・・奪われちゃったヴィクトリアみたいなものかな・・・。 対戦相手が見えない。 おそらくジャングルに身を隠しているのだろう。 ≪これより、Gファイト2回戦第1試合を始めます。れでぃ〜ごぉぉ!!!≫ 「うぉらぁぁぁああぁぁ!!」 接近する熱源!?早い! バーニアを一気にMAXにし俺は機体を天高く飛ばす。 下を見ると自分のいた場所が一直線に荒地となっている。 「ちっ!外したか・・・。だが、お前の姿は丸見えだ!!」 オルガは再度スキュラを撃ち放つ。 スキュラをかわしきれなかった俺は重突撃銃を右手ごと失う。 やばい!密林に隠れなきゃ、いい的だ! 俺は密林へとダイブしなんとか捕捉を免れた。 「んだよ、そのままいれば苦しい重いしなかったてのに・・・」 オルガは敵を捕捉しようとレーダーの有効範囲を広げる。 「だが、これじゃ動きにくいぜ・・・」 オルガは笑みを浮かべながら対艦刀を両手に持たせる。 「おらおらおらおらおらおらおらおらおら〜!!!!!!!!」 密林の木々は瞬く間に切り落とされていく。 木々は切り落とされるために凄まじい轟音を立てていく。 な、なんだ?アノ音・・・。 音のする方に奴がいるのはわかる。だがあの音の正体はなんだ? 俺は残った唯一の武器、重斬刀を抜き構える。 音は目の前の木が切り倒されてようやく止まった。
ソ、ソードカラミティって奴か? 「あぁ?名前なんかどうでもいいんだよ!こんな密林じゃスキュラは使いづれぇから切ったまでだ。」 剣対剣か・・・・こうなりゃ自棄だとるあぁぁぁあぁあ!! 俺は重斬刀を持ったまま荒ミティにタックルをかます。 「をぁ!?」 オルガは艦俺の迫真の突進に意表を突かれ左腕を奪われる。 へへ・・・これでお互い1本対1本だ。 「てめぇ!・・・・俺の必殺技見せてやるよ・・・それで逝けば苦しい思いをしないまま終われるぜ?」 必殺技だと?こいつにそんな特殊設定あったか? 俺はカラミティが奇妙な構えをしはじめたから、後退し同じように構えた。 「いくぜぇぇぇえ!!!見様見真似、龍鎚閃だぁぁぁぁああ!!!」 カラミティは全ブースターを使って空に上がり機体の重さをも加えた落下速度で対艦刀を振り降ろしてくる。 だが、俺もそんなのをわざわあ食らうほど間抜けじゃない! バーニアの出力を出しすぎたみたいだな!今のお前はガラアキなんだよぉぉ!! ジンは重斬刀を思いっきりカラミティに投げる。 空中でこれをよけるのは重MSのカラミティじゃ無理だ。 俺は勝てる・・・・俺は早くも勝利を確信しようとしていた
「バカが!俺が本気で技をいれると思ってたのか?」 オルガが自分から交信を入れてきた。その声は笑い声に近い。 ほざけ!お前はその状況じゃよけられ・・・ 俺が喋るのをかき消すように轟音が鳴った。 「まだ、着弾してねぇな?冥土の土産だ、俺が上がったのはコイツを撃つためだっつーの!ヒャハハハ!!!」 俺はメインカメラに巨大な光芒が空から降ってくるのを映し出しているのを見た。 あっちの方が一本上手か・・・・・。 俺は勝利を確信していた自分をおかしく思いながらスキュラを喰らった。 強化人間の事だ俺を生かしておくまい・・・。俺は静かに眼を閉じた。 ≪・・・勝者、オルガ・サブナック!≫ ・・・・・ん?アナウンスの声が聞こえる。モニターは真っ暗か・・・。というかなんで俺生きてるんだ? 「メインカメラだけ狙ったんだよヴァーカ!苦しい思いはしたくないだろ?それにお前のとこのラーメン美味かったからな!」 オルガはそれだけを言うと通信を閉じだ。 俺は艦長に救われたのか・・・・・。自然と涙が出てきた。 そんだけだ。
キラが棄権したことを知ってからサイは生き甲斐を失った目をしている。 ほら、次試合だぜ?準備しろよ、な? 「あ、あぁ・・・・」 最初の意気込みはどうしたんだよ?優勝すれば連合のエースパイロットで出れるかもしれないじゃんか 「エース・・・・俺が?そんなバカな話はよしてくれよ・・・・。」 サイは軽く俺の話を受け流した。 こりゃ駄目だ・・・・よし、嘘も方便だ。 なぁ、サイ・・・女の子は強い男が好きなんだよ? 「そんなことキラとフレイで十分知ったよ・・・」 いや、そういう意味じゃなくて次の相手はあのラクス嬢だろ? 「そうだけど・・・・」 彼女だってキラが強いから好意を寄せたはず。それならここでラクス嬢に勝ってさらに優勝すればラクスの心はお前のものだ! 「そ、そうかなぁ・・・・そんなうまい話・・・」 そうなるんだよ!決まってんの!ほら、とっといく! 俺は無理矢理赤マントをサイにかぶせた 「・・・・・・・あぁ、いってくる」 サイは豹変してフィールドにまた生身で入っていく。 あいつのスイッチはアレか・・・。 だから、それだけだってば
キラがバクゥ(?)に乗るピンクを見送りに来た。 「キラ様、わたくし頑張ってきますわ。」 「インターフェースは簡単だと思うから・・・無茶しないようにね!」 ピンクは黒さを微塵にもらさない笑顔でフィールドにバクゥを走らせていく。 ・・・・キラ、アレ本当にバクゥ? 「君も気になった?実は僕もOSいじってる時になんかおかしい気がしたんだよ。みたこともないプログラムが施されてるし。それに・・・」 それに? 「あのバクゥ・・・・・PS装甲が付いてるんだ。」 えぇ!?なんでザフトの雑魚MSにPS装甲なんか・・・ 「おかしいよね?けどラクスが笑顔で『無問題ですわ』って言うから・・・」 そうか、黒いピンクを垣間見ちゃったのね・・・。 私はなにかピンクがやらかすと確信しながらピンクのバクゥを目で追った。
モニタールームは以上に盛り上がっていた。 常俺のところは必死にラクスを応援している。 あのアズラエルさんもよっぽどシャニを倒されたのが嫌なのか コーディネイターであることも忘れ、『ラクス命』と書かれた鉢巻をしている。 ディアッカもグレイトゥ、グレイトゥ叫びながらオパッカと並んでピンクのはっぴを着ている。 きっと着させられたんだろう・・・。 さぁて、俺は一人サイを応援するか。 「隣、座るよ。」 楽綿じゃないか。なんだラクスの応援はしないのか? 「なんかアイツしでかす気なのよ・・・。それを確かめるまでは・・・」 しでかすって・・・・・俺はサイの身がもの凄く不安になってきた・・・。
舞台は砂漠。 これが初戦のラクスへの配慮だろうか。 ラクスはコックピットを降りて日傘を差しながらサイと対峙している。 ん?サイがなんかモジモジしてるぞ? 「あ、あの・・・・」 「はい?」 「お、俺が勝ったらそ、その・・・一回デートしてもらえませんか?」 何を言い出すんだこのメガネ! 俺の後ろでフレイが口元ヒクつかせてるぞ! 「・・・・・いいですわ♪」 OKかよ!こりゃ相当の自信があるのか・・・それとも好きモノなのか・・・ 「やった!じゃぁ本気でいきますからね!」 「私もですわ・・・・☆」 ラクスが聞こえないくらいので呟いてコックピットに入る。 ラクスガコックピットに入り終えるのと同時にサイがドラゴンガンダムを呼び出す。 砂の中からドラゴンガンダムが現れ、サイはいつのまにかピチピチスーツになっちていた。 ≪これより、2回戦第1試合はじめます、れでぃ、ごぉぉぉぉぉ!!≫」
「とりゃぁぁあ!」 サイはドラゴンクローをすかさずラクスに打ち込む。 こいつ、目がマジだ・・・・。 「はい!ですわ♪」 ラクスは初めてとは思えないMS捌きで機体を旋回しながら回避運動をとる。 「意外とMS動かすのお上手なんですね・・・・だけど!」 スラスターを全開にしサイは棍でラクスを突き飛ばす。 「あらら〜」 あっけなくラクスのバクゥは弾き飛ばされる。 これってどう考えてもサイの勝ちで決まりじゃないのか・・・・? 「・・・・・いいえ、違う。ピンクは全然戦ってない。むしろ遊んでるわ。」 楽綿が変な汗をかきながら隣で呟いた。 遊んでる・・・?けどさっきから型のビームも撃たないし・・・これって動かせてないんじゃ・・・ 楽綿と話しているうちに戦いは佳境に入っていた。 「今回は勝たないと意味がないから降伏勧告はしないよ!」 サイは1回戦同様ドラゴンクローで顔を破壊しようと突っ込んでくる。 こりゃぁ・・・決まったな・・・。
「・・・・・遊びはココまでですわ。」 ラクスは誰にも聞こえない程度で呟くとコントローラーを凄まじい速さで動かす。 「なに・・・・・!?」 ドラゴンクローをかけようと前のめりになっていたドラゴンの懐にバクゥがタックルをかましてきた。 「うわぁぁぁぁぁあぁ!!!」 サイは腹部に鈍い痛みを感じながら吹き飛ばされる。 「な、なんだいきなり強くなったみたいな・・・・!?」 前を見るとバクゥがビームを打ちながら尚も襲い掛かってきている。 「えぇい、・・・・・・くそ!」 サイは後退しながらクローで攻撃を入れる。だが、それは全てなんなく回避されてしまった。 「彼方はやはりお強いですわ・・・。キラには敵いませんけど。私も本気を出させてもらいますわ。」 「え・・・・・・?」 ラクスはバクゥを走らせながらキラにも教えなかった特殊コマンドを叩き込む。 「あ、・・・・・あれって・・・・・」 サイは目の前で起きる出来事にガンダムが連動することも忘れて尻餅をついてしまった。
「やっぱり!あのピンクしでかしたわ!」 しでかしたって何を・・・・ってなんだありゃぁ!? 俺らのモニターに映し出されたのはそれまでバクゥだった機体が人型もビルスーツに変形していく瞬間だった。 「「「「「「「「「「「「「ガ、ガンダ・・・・・・ム?」」」」」」」」」」」」」」 モニタールームは一瞬にして静まり返った。 4本足の可変型MSで頭がガンダムって・・・・・・ 「あのピンク!なんでデス種のMSなんか乗ってるのよ!!ちょっと聞いてるの!?」 楽綿が隣で暴れ始めた。モニターを鷲づかみにして怒鳴り散らしている。 それに応えてかラクスが笑顔で俺らに通信を入れる。 『バクゥを受け取りにいきましたら隣にコレがありましたので持ってきましたわ♪』―プツン! 「それって窃盗でしょうがぁ!って勝手に切るなぁぁ」 お、おい落ち着け、楽綿! 俺は相変わらず腰を抜かしている。ドラゴンガンダムを楽綿を押さえつけながら見ていた。 <サイ・・・・・お前今回ばかりはOTLしたほうがいいぞ・・・マジで。>
大騒ぎのギャラリーをよそに2機のMSは形勢逆転の立場になっていた。 「相手が女の子でしかもザフトの雑魚MSだから勝てると思ってたのに・・・こ、これじゃ・・・」 サイは目の前の漆黒のガンダムに怯える。 そこにラクスが降伏勧告を入れてきた。 「今すぐ負けを認めてもらえませんか?そして、もう一度私の完全優勝を応援するようにヴェサリウスに戻ってください」 ・・・・嫌だ、負けたらデートできない・・・デートすればあんなこともこんなことも・・・ サイの煩悩は理性を粉砕した。 「俺は勝つんだぁぁ!!」 サイは渾身の力をこめてドラゴンクローを再度浴びせようとガイアに襲い掛かった。 距離にして30Mほぼゼロ距離に近い。これなら・・・・! 「くらぇ、ひぃぃぃいっさぁっつっっっっ!!!ドラゴンクロォオオォォォ!!!!」 放たれたドラゴンクローの腕が一瞬だけ光り輝いた。 「・・・・・・それが彼方の応えですか・・・。私は遅かったのかもしれません」 ラクスは呟くと眼前に迫るドラゴンクローを見据える。
「もらったぁぁぁ!!」 フッ! 一瞬の内にガイアがサイの視界から消えた。 「なに!?ど、どこだ!どこなんだよぉ!?」 標的を失ったサイは辺りを見回す。だが左右にも空にもMSの影はない。 「残念ですが、デートは無理ですわ。」 「!?」 背後からの声を聞きサイは咄嗟に後ろを振り向くが既に遅かった。 !!!!!!!! ドラゴンガンダムは四肢を細切れにされ胴体が地響きを立てながら地におちた。 ≪しょ、勝者・・・・・ラクス・クライン!≫ 「あらら〜勝ってしまいましたわ♪」 ラクスは満面の笑顔をモニタールームに映し出した。 「こいつ・・・・鬼神だ・・・・。」 俺の後ろでようやく落ち着いた楽綿がボソっと呟いた。 俺も同感だ・・・・。サイは茫然自失だろうな・・。 あ、アズラエルさんがまた電話越しに叫び始めた。今度は会社かな? だから、それだけだってば そんだけです。
乙です!!
本当ならここらでわざと負けて、さっさと退散するつもりであった。 自分は本来、あまり目立つべき存在では無いのだ。 だが・・・ (もう私しかいない。) 先のラクス=クラインの戦いを見た以上、 そんな訳には行かなくなった。 (ピンクが優勝したらどんな事になるか・・・想像も付かない。) 控え室を出て、格納庫に向かう。 シグーの前に人影が二つ見えた。 得僕と吉良綿だ。 「ねぇ・・・本気でやる気?」 吉良綿が口を開いた。 「まあね。クロト君には悪いけど、もう手段を選んでなんていられないわ。」 そっけなく答える楽綿。だが、 「早まらないで。まだ優勝する何て決まった訳じゃ無いんだからさ。」 吉良綿は退かない。 「決まった様なもんでしょう。唯一太刀撃ち出来そうだったキラも誰かさんのお陰で棄権しちゃったし!」 一瞬得僕を睨み付け、続ける。
「今のピンクにはひょっとしたら補正がかかってるかも知れない。 もしそうだとしたら最早種キャラの手には負えないわ。 逆らったら消されちゃうもの。 本来なら、ここで負債に消されない私達が何とかしなきゃなんない所よ? それが二人して一回戦負けして・・・」 済まなそうにうつ向く二人。 「ま、いいわ。何か事情も有ったみたいだし、 今度何かおいしいもの奢って貰うってことでチャラにしてあげる。 じゃあ、行ってくるわ。」 シグーに乗り込み発進する楽綿。 「でも吉良綿先輩、楽綿先輩の能力は・・・」 「ええ、ラクスさんには効かないわ・・・」 「・・・くそっ!」 ドッグの柱を殴る得僕の顔は変化していた。
「クロト!あんな女に負けんなよ!」 「・・・」 「負けたらウザーイ。」 「・・・」 「負けたらお仕置きですよ?」 「・・・」 おいクロト、どうしたんだ? 何処か具合でも悪いのか? 「・・・大丈夫だよ。今の僕なら誰だって瞬・殺!正に無・敵!!」 そう言うとクロトは発進していった。 何か変に目が充血してたけど、 薬は大丈夫なのか? 「ええ、普段通りに。」 ・・・薬物投与が普段通りってのもな。 しかし・・・何なんだこの不吉な感じは?
<Aブロック二回戦第三試合「楽綿VSクロト」ガンダムファイト、レディ・・・> 「「ゴー!!」」 戦いの火蓋が切って落とされた。 フィールドは何処かで見たような南米風基地。 「とりあえず間合いを・・・!?」 いきなり吹き飛ばされるシグー。 「な、何?まだレイダーはずっと向こうの筈じゃ・・・」 「滅・殺!!」 ミョルニルが飛んでくる。まだ銃も当たらないような間合いにも関わらずにだ。 「レイダーのハンマーってあんなに長かったの!?」 何とか避ける。しかし 「愚・鈍!!」 移動先には既に飛行形態のレイダーが。 はね飛ばされるシグー。 「く、流石はブーステッド、一筋縄では行かないわね。 」 旋回して突っ込んでくるレイダーに照準を合わせる。 「でも、同じルートで突っ込んでくるのは馬鹿そのものね。」 トリガーを引く。が、 「嘘!?弾が入ってない!!?」 何も出ない。又もはね飛ばされる。
(異様に鎖の長いハンマーに私の機体の整備不良・・・ クロトも補正を受けてるの?でもどうして?) 「でやああああ!必・殺!!」 ハンマーが飛んで来たが重斬刀で切り払う。 (私を潰すため?でも別に私は負債の恨みを買うような事は・・・ まさか私がラクスへの補正に気付いたから!? 迂濶だった・・・もし整備室も負債の作ったフィールドだとしたら盗聴なんて簡単に・・・) ふっと辺りが暗くなる。MSが完全に機能停止したようだ。 (図星ってとこかしら・・・しかし所詮は負債ね。 もしクロトに補正するだけにしてたら私でも気付かなかったのに。 蛇足とはこの事ね。) 思いつつ楽綿はコクピットから出る。 「コクピットから出るなんて何の真・似!!そんなお前は惨・殺!!」 とどめを刺さんとツオーンを向けたが、 「悪いけど終わりよ!!」 ツオーンが発射されるよりも先にレイダーの首が落ちた。 「勝者、楽綿!」 審判が宣言する。ホッと一息付いたその時、 ピーピーピー MSに通信が入る。 <友人は大切にするがいい。by赤い水性のF田> 楽綿の顔から見る見る血の気が引いていく。
得僕控え室 「何人位いる?」 吉良綿が緊張した様子で聞く。 「さあな、ただ友好的な客じゃ無さそうだ。」 得僕が答える。こちらは流石に落ち着いているようだ。 部屋の奥ではキラがエルを守るように抱いている。 「一体何が起きてるの?」 彼もまた曲がりなりにも歴戦の勇士、落ち着いている。 「何処の連中だか知らねぇが、何か俺らを狙ってる見てぇだ。 悪いが、彼女を連れて逃げてくれ。」 「そんないきなりな・・・それに僕だって戦えるよ。」 「解ってる。だからエルちゃんを任すんだ。」 「キラ、合図したら振り向かずに右に向かって走って。 私達が食い止めるから。」 「得僕君はともかく君が戦えるの?」 「少なくともアンタよりはね。 ・・・今よ!行って!!」 キラも少なくとも質問をしている場合では無いと理解したらしく、 一目散に走り出す。 開いた自動ドア、キラが通ってきっかり一秒後に爆発。 煙に包まれる通路。その中から何かが砕ける音が4回。 やがて視界が戻る。 「悪ぃな、今俺は鬱憤溜りまくってんだ、晴らさせて貰うぜ!!」
「意気込むのは良いけどさ、前に居られるとはっきし言って邪魔。 巻き込んじゃいそうで恐いんだけど・・・」 吉良綿も通路に出る。 「へっ!俺が睨めば爆弾だって逃げ出すわ!!」 「ハイハイ。そうだ、最期かも知れないから言っとくわ。 アンタその顔で『エルちゃん』って言うと相当キモいよ。」 「うるせぇ!・・・最期って、テメェは覚悟出来てんのか?」 「俺諸法度第九条、『相方ニ殉死スルヲ最高ノ名誉トス』よ。 ま、そんな下らない事より 今、アイツを死なせるのはもったいないかなーって気持ちの方が強いかな。 アンタこそどうなのよ?」 「今更この命惜しくはねぇよ。元から彼女に捧げた命だしな。」 「ご立派・・・そろそろ始める?」 「おうよ!!」 言うなり敵の中に飛込んで行く得僕。 ドドドドドドドドド・・・!! 吉良綿も構える。
レイダーはなんでやられたんだ? やられ方が今一わからなかった。
とある通路 キラはとにかく助けを呼ぼうと片っ端からドアを叩きながら逃げた。 だが、誰もいない。今、丁度楽綿VSクロトの試合が始まった所だ。 人がいないのは当然かもしれない。 (だけど清掃員の一人すらいないのはおかしい!) ここまで変だとどうしても疑問が沸いてくる。 (いったい今何が起きてるんだ?) あの二人には大きな借りがあるので、 一回位は言うことを素直に聞こうと思っていたが、 いくらなんでもおかし過ぎる。 第一、警備班は何をしているのだろうか。 「うわっ!」 突然何かがぶつかった。 「何・・・」 キラは目を疑った。 前方に延びる通路が完全武装の兵士の群れで塞がっていたのだ。 「これが・・・敵!?」 左に飛び退きつつキラは迷った。 ここでこの兵士達をどうするか。 左にも通路は延びているので、逃げる事は出来よう。 不思議な事に兵士達は今の所攻撃してこない。 だがここで見逃せば向こうに残った二人は挟撃を受けてしまう。
連投規制か?がんばれ! そんだけ。
「こっちだ!」 キラは逃げる事にした。 腕の中でエルちゃんが眠っている以上、 勝ち目は薄い。ここは逃げるが勝ちだ。 得僕控え室前 吉良綿の能力「キラークイーン」により次々と爆散していく兵士。 「全く恐ろしい女だ!」 得僕でさえ舌を巻いた。今の所彼は吉良綿の殺り残しを狩っているだけだ。 「ほら、ぼやいてないで。これ疲れるんだ・・・から?」 突然吉良綿が倒れた。 「後ろからもかよ!面白くなって来やがったぁ!!」 不意の銃弾に倒れた吉良綿を強引に部屋に蹴り入れ、 ニヤリと笑う。 丁度試合が終わったころであった。 会場出口からの通路 楽綿は焦っていた。 つくづく自分の不注意を後悔する。 盗聴されていたならば当然他の二人にも何らかの手を回しているはずだ。 そんなことも知らずに自分は何をしていた? 「完全な失策ですね。もう少し学びましょう。」 全くその通りだと思い 「ちょっと待て。アンタ誰?」 ようやく後ろから着いてくる男に気が付く。
「そんなことはどうでもいいのです。 それより急ぎなさい。」 腹の立つ物言いだが確かにその通りだ。 再び走り出す。 「万策・・・尽きましたか・・・」 またも後ろから声がした。 振り向くとさっきの男が敵に囲まれていた。 (ああもう世話の焼ける!!) 放って置くわけにもいかず、 空間の断裂であっさりと肉塊の山を築く。 そうこうしているうちに目的の場所までたどり着いた。 「嘘・・・」 通路の真ん中に血まみれの男が倒れている。 さらに、部屋の奥にはテーブルに押しつぶされるように女が倒れていた。 「嘘!嘘よ!起きなさいよ得僕!吉良綿!!」
駄目でした。話がまとまりませんでした。 スルーして下さい。 本当に申し訳ありませんでした。
「って…前後記書いて みたんだけどどうかな?」そういって凸は晴れやかな顔で振り向いた。笑顔の先には吉良綿と得僕がいた。 凸に幸あれ。そんだけだよ
高い代償を払いながらも勝ち進んだ俺の二回戦の相手はフラガ兄貴。 顔を合わすなり、 「お手柔らかに頼むぜ〜ハッハ〜」 とか邪悪な笑顔で挨拶してきた。 いや、ああ、はい、よろしくお願いします。 兄貴のストライクは今度はエールで出てくるそうだ。そう、事前に公言していた。 「いやあ、たまには基本に返るのも重要かな、と思ってな。」 なるほど・・・というか、基本はいいが、舐められてるのか、俺は? 俺なんかガンバレルを使うまでもないということか? それとも一回戦に吉良綿にやられた『アレ』でもやろうというのだろうか。 それなら別に、他のストライカーパックでもできるような気がするのだが。 カナード、そうは思わないか? 「エヘヘヘヘ・・・俺のΖヘッドは最高にかっこいいなァ・・・ 『お前は今日という日に生きていてはいけない人間なんだ!』・・・・・ウへへへへ・・・・・」 ・・・ダメだ、完全にペプシ廃人となっている。 こいつこそどこかいい病院へ連れていくべきだ、と思わざるを得ない。 おい!お前の目の敵にしていたキラ・ヤマトは棄権したぞ!何かいうことはないのか! 「ヒヒハハハハ・・・・『νガンダムは伊達じゃない!』・・・・ハハハ・・・・」 もうあまりかまわない方がいいのかもしれない。 こいつに関しては自助努力を望む、以上。
戦闘フィールドは完全な宇宙空間。障害物もほとんど見えない。 あるのは、白い二つの機影だけだ。 だが、ハイぺリオンの中では異常な事態が起こっていた。 計器類がおかしい。磁場干渉のせいか、ディスプレイにたびたびノイズが入る。 ニュートロンジャマーが濃いせいだろうか?・・・どうもそれも違うらしい。 レーダーも反応がおかしいが、ECMをかけられたようにまったく使えないわけではない。 むしろ、重力測定値の異常の方が気になる。わずかだが有重力だ。 ・・・ともかく別に戦闘に支障があるほど使えないわけではない。あまり気にすることはないかと。 『それではエールストライクvsハイぺリオン、れでぃ、Go!』 相手に向かって加速した。機動力に関してはそんなに違わないはずだ。 一回戦がそれこそいい訓練になっている。ちょっと小回りの効くPS装甲を持っている105ダガーと思えばいい。 そう、タカをくくっていたが、次にメインモニターを見た時その考えは頭から消し飛んだ。
・・・・・速い。 とてつもなく速い。それにエールストライクの背中から放たれる光は、よく知るスラスターの炎とは違っていた。 「貴様ぁ、そんなMSで小生とやりあうつもりかぁ!?」 兄貴の口調もおかしい。そしてライフルから飛んでくるビームもおかしい。 凄まじい速度で飛んでくるビームを反射的にビームシールドで防いだが、それだけで腕が吹き飛ばされそうなほど反動が返ってくる。 これは、最初から死ぬ気でやらねば殺られる・・・・・ 早々にアルミューレ・リュミエールを展開した。これでしばらくはこちらも攻めに回ることができる。 だが、それでも敵は攻撃の手を休めようとしない。 「ハハハハハッ!それで小生の攻撃を防げるとでも思ったか!?」 嵐のようにライフルの連射がハイぺリオンを襲う。精密機械のように正確な射線。 バリアはかろうじて持ちこたえているが、衝撃に押されてこちらも思ったように動けない。 それでも必死に撃ち返すが、圧倒的な機動力でやすやすとかわされる。 くそっ!これじゃキリがない! ザスタバ・スティグマトを降ろして火器管制を『Infight(近接戦闘)』に切り替えた。 両腕のビームシールド展開面を調整し、サーベル状の刃へと変える。 スラスターを全開にして、バリアを突き破られそうになりながらもなんとか距離を詰める。 「ほほう、撃ち負けるとわかれば切り合いとは!貴様なかなか気概があるではないか!」 ストライクもビームサーベルを抜いた。その刃は、見たこともないほど細い。 ・・・どうもビームを圧縮して、高密度状態にしてあるようだ。その威力たるや半端ではない。 ストライクもライフルで牽制しながら突撃してくる。 いいかげん弾筋にも慣れてきた。小刻みに左右にかわし、相手に肉薄する。
そして、一瞬のスパーク。 「純粋に戦いを楽しむ者こそッ!!」 敵のほうがコンマ何秒か振りかぶりが早かった。刃はアルミューレ・リュミエールを突き破り、 両腕のビームシールド・サーベルを交叉して受け止めたがそれでも押され気味だ。 「ハハハハハ弱者め!貴様の力など、闘争本能など所詮その程度のものだぁ!」 兄貴ヤバい。そんなことをいってる場合ではない。 小さく舌打ちして、ハイぺリオンの膝を上げて、左手でビームナイフ・ロムテクニカを抜いた。 ビームシールドは腕の固定装備であるから、膝が手に届けばナイフを抜くことができる。 設計した人間に心から感謝したい。 「!!小賢しいことを!」 もう遅い。一瞬のうちにストライクのビームサーベルを受け流し、逆に相手の腕を斬りつけた。 ビームナイフの傷は浅かったが、駆動系を焼き切ることは出来たはずだ。これで武器は握れまい。 が、その傷に俺は目を見張った。 ・・・・・・・・薄い緑色の装甲? ストライクの装甲の下に、一瞬だけ薄緑の装甲が見えた。しかも、その傷は数秒で塞がってしまったのだ。 小さな傷だから客席のモニターではわからないだろうが、確かにそれは見えた。 俺はあの色を見たことがある。テレビで。あれは、そう、まさしく・・・・・
「ふふん、どうやら勘付いたようだな、ではここらでケリにするとしよう。」 ストライクの装甲の下にある、フレーム部分が虹色に輝き始める。 『縮退炉稼働率40%、ビームドライブユニット・フルドライブ、右腕マニピュレータチャージ完了・・・』 右腕が緑色の輝きを放つ。俺は確信した。あれは、流派東方不敗の必殺技・・・・・ 「貴様のような雑魚に時間をかけているほど暇ではないわぁ!ガンダムSEEDという偶像、すなわち負債を討てば済むことだ!」 その言葉が聞こえたあとは、何がどうなったかよく分からない。 ただ目の前にいきなりストライクが現れ、アルミューレ・リュミエールの発振器ごとハイぺリオンの頭部をふっ飛ばし、 「これが、シャイニングフィンガーというものだ・・・・・」 という勝利宣言を頂いただけだ。 その言葉を最後に衝撃で俺は気を失った。気が付けば、機体は完全に擱座している。 まだ余裕のあったバッテリーも『EMPTY』の表示が出ている。これもなぜだかよく分からない。 フラガさんはとっくに帰還したようだ。本部から救助用のランチがこちらへ向かっている、との連絡が入った。 虚空を漂うハイぺリオンの残骸の中で思う。あれの正体は、妖怪・・・・・・
試合が終わって、会場でフラガさんに出会った。 「おう、ボーズ!なかなか頑張ったじゃないか、ちょっと苦戦したぜ?」 いや、あれって、苦戦したんでしょうか・・・ 「なかなかの戦闘センスだ、だがもう少し踏み込みが足りない。 せっかくフォルファントリーもあるんだし、至近距離で撃てばうまくヒットしたのにな。」 ああ、そうですね・・・で、あれの中身って・・・・・ 「は?何のことかな?」 いや、ストライクにシャイニングフィンガーなんて付いてないっしょ、マジで。 会場じゃ『フラガ選手の小宇宙(コスモ)が爆発して露山昇龍破を放ったのでしょう』とか解説されてたけど。 テキトーすぎ。MSに小宇宙なんか伝わるわけがない。 「いや、まあ、ちょっとしたチューニングだよ、チューニング。今度やる時は普通にやるから安心しろよ。」 いや、俺はもう戦わないから別にいいんですけど、まだ何かありませんか? 「なに?」 エピ○ンとかトー○ギスとか・・・・・ 「だ、だからチューニングだって、チューニング・・・・」 控え室に戻った。カナードに話しかける。 おい、やられちまったよ、でも今度こそしょうがねえんだよ、スタンドの次は妖怪が相手だったよ、妖怪。 もう頑張ったから勘弁してくれよ、ホント。 「・・・・・『もう誰も殺さなくて済む』・・・ヒヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・・・」 ・・・・・。 ああもう、どいつもこいつも、マジ勘弁してくれ。 俺まで気がおかしくなりそうだ。 それだけだっつーの。
「凸が俺らの試合を・妄・想したから遅くなっちゃったじゃないかー!」 クロトは文句をタレながらもレイダーに乗り込む。 「勝たないとうざぁ〜い」 「苦しむ前に勝てよヴァーカ」 「完全勝利じゃないとお仕置きです。」 こいつら言いたい放題だな。 「僕は知らないよ、僕は僕のやり方でやる、自分でどうにかしてよね!」 ハーピィーを装ったMAレイダーがフィールドへと飛んでいった。 「・・・・・あいつは苦しい思いをしないまま勝つだろうよ、」 え?オルガ珍しいじゃないか、クロトの肩を持つなんて。 「あぁ?う、うっせーよ!」 オルガは走ってヴェサリウスへ戻っていった。 まぁなんだかんだで俺ら3人も残ってるんだよな・・・・。
「いってらっしゃいませ、ですわ」 あんた・・・・後でちゃーんとアレ返すんだよ 「なんのことですの?」 すっとぼけてんじゃないわよ!ガイアよガ イ ア !! 「あぁ ワンワン のことですか?」 愛称つけるな!まったくおかげであんたが負債の加護をキラに代わって受けてるとか憶測もたれるんだよ! 「それは違いますわ。私は彼らとは次元を異なりますもの。」 いや、結局はあんたも彼らの手の中で弄ばれているだけだよ・・・ 「ヲタ市場でマーケットに成功した種3大ヒロイン・・・といっても後2人は足元にも及びませんが、に偉そうな顔が出来ると思いますか?」 う・・・資本主義の理念をわかってるのか、わかってないのか・・・ 「ほら、搭乗時刻ですわ。はやくしないと棄権扱いにされますわよ?」 あぁもう・・・・いい?もうわけわかんない! 「わけわかんないと言えばなんで私のシモベが2匹も途中でやられたのかと・・・不甲斐ないですわ。」 それはこっちとしては幸い・・・さぁ飛ぶよ、ピンク下がってな! シグーの左モニターにピンクが手を振ってニコニコしてる。 あいつ・・・まさかとは思うけど・・・ 私の脳裏を一抹の不安がよぎった。
フィールドは・・・・海上か。 所々に氷が浮かんでるって事はアラスカかな? シグーは大気圏用MSじゃないのに浮いてるのはまぁご都合主義って奴かな・・・ 楽綿の目の前ではレイダ―だがミュルニルを振り回して合図を待ちわびている。 こりゃぁ、オパッカより手ごわいことは確実そうだ・・。 ≪これよりBブロック〜クロトVS楽綿を始めます。れでぃ〜ごぉぉ!≫ 「駿・殺!」 へ?字が違う・・・・・ってうがぁぁあ!? 一瞬の内にレイダーが接近したと思ったら膝蹴りを喰らった。 「今回は早めにおわらさせてもらうよ。なにせ予定を押しちゃってるんだからね!」 も、文句は私じゃなくてアスランに言ってよね・・・・ 「3隻同盟つながりだからいいんだよヴァーカ!!」 これまた至近距離でミョルニルを発射するクロト。 狙いは頭部メインカメラ。 そうそう易々と・・・・!ってぁぁ!? シグー盾でなんとかはじくものの、盾と銃を兼ねていたものは木っ端微塵となる。
「だから、言ったろう?僕は本編以上に今日は頑張るんだってね!」 こうなったら・・・・・いけ!『空間の断裂』あの梅干顔のMSを切り刻め! 私にしか見えない無数の刃がレイダーに襲い掛かる。 「・・・・・来・訪!」 だが、レイダーはそれを知っていたかのように全速力で後退回避する。 な・・・・・そんな。たまたまよ・・・!も、もう一度!! 私は再度、空間の断裂をお見舞いする。 だが、次もなんなくかわされてしまう。 なんで、なんでよ!? 「君と同じ技を繰り出すゲームを僕はやったことあるんだよヴァーカ!!」 な!?ARMSってゲームにあったの!? 「凝・視すれば見えるぜ?あんたの殺・気!」 万事休すか・・・・。機体壊すとお金かかるし・・・ 私はハッチを開けて降伏を認めた。 「てめぇー!!俺の楽しみを奪うなー!!」 クロトが必死に戦えと喚いていたけど、こっちも生活費かかってるんでね。 ≪勝者、クロト・ブエル!!≫ 「こんな勝利は・否・認!」 まだ叫んでいた。 そんだけです。 いやそれだけなんだけどさ
424 :
常俺 :04/09/02 17:35 ID:???
お、おい、ちょっと待て・・・・このままだと俺・・・・・オルガと戦うことになるのか? 「・・・・・・」 な、なんだよその目は、種ゲーのキャラ紹介みたいな怖い顔すんなよ。 「いつもいつもゴミ箱で苦しい思いをさせられた分の仕返しだ、本気でいくぜ!」 ・・・・・・・。 えーっと、棄権は・・・・・。 「許さねえ、そんなことしたらお前はお家にいれてあげない」 え、ちょっとそんなことやめろ・・・・・って。 そこは俺の家だぁぁぁぁぁ! というわけで、自分の家の所有権をかけた戦いが今始まろうとしていた。 いや、それだけなんだけどさ。
痔ー、そろそろ出番だってよー。 「あー、ちょっと待ってくれよぅ、ヘルメット、ヘルメット・・・・・」 控え室の中でメット探してオタオタしている。机の下にあるのだが、わざと教えてやらない。 ロッカーの中やら机の上やら椅子の上やら、挙句の果てにはトイレの中まで探している。 「悲グレイトゥ!どこにもないぜぇ(泣)!」 あー、しゃあねえなあ、ほら、そこの机の・・・・・ 「おっ、ここかぁ?」 なぜだか知らんがディアッカは俺の指差す方向とはおよそ違う方向、冷蔵庫の中を調べようと寄っていった。 お前のヘルメットはチャーハンの具材と一緒なのか? ガチャッ 「それは私のおいなりさんだ!!」 「否グレイトォ!!」 ディアッカ、冷蔵庫を開けたとたんに隊長から先制攻撃を食らう。昏倒。 ていうか、隊長、なんで冷蔵庫の中入ってるんですか? ガタガタ震えて鼻水たらしてるじゃないッスか。 そうまでしてやりたかったんですか?それ。 「フ、フハ、フハハハハハ、でっ、ではディアッカ君、ほっ、本戦で会おう!」 そういい残して隊長は寒さで歯をガチガチ鳴らしながら体を小さくして出て行った。
戦闘フィールドはとある廃棄コロニー近辺。別段変わった風景でもない。 浮遊物も所々に見える。射撃戦『しかできない』バスターには少々やりにくい場所かもしれない。 隊長のMSは白ゲイツ。プロヴィデンスが使えなくなったので、急遽自宅の裏庭にあったのを引っ張り出してきたらしい。 だが、隊長専用のチューンはともかく、『最新型のOSを搭載した』とかいっていたので、それにも注意が必要だろう。 ディアッカ、お前もOSバージョンアップとか、どうだ? 「俺、これ以上変な計算できないぜ、九九でもういっぱいいっぱいなのにバージョンアップで割り算とか出てきたら・・・・・」 ・・・・・お前、それ、ネタじゃなかったのか?
さて、ディアッカ君と戦うにあたり、私は裏庭の倉庫の隅に放り投げておいたゲイツを再び使うことにした。 あのいまいましい負債のおかげで愛機プロヴィデンスがいい宝の持ち腐れだ。 しかも楯突こうとすれば私を抹消しようとする始末。これだから同人女は・・・・。 愚痴っていても仕方がない。とりあえずゲイツ用の最新式のOSを手に入れたので、インストールをすることにする。 やり方はいたって簡単、ディスクを入れてkeyを入力し、ユーザー情報を入力するだけだ。 さすがZAFTの科学は世界一ィィィィィ!! ・・・・おっと、これはアスラン君のキャラだったな。ともかくもインストールする。 カタカタ・・・・・ よし、これで終了した。あとは本戦を待つのみだ。 バグチェック?マイク・・・ZAFTの科学に抜かりなどあろうはずがない。 というよりめんどくさい。今日は寝る。
さて、本戦になった。システムを起動する。 『〜WIND○WS XP PROFESSIONAL sp2〜』 おお、いつ見ても美しい。さすがビル君。職人仕事だ。 『ようこそ』 うんうん、礼儀正しいではないか、林檎屋とかライナスの作ったOSとはセンスが違う。 そしてデスクトップが表示される。きれいに配置されたアイコンを見るたびに感動すら覚える。 よし、これで戦闘準備完了だ、フフン、部下の分際で私に勝てるとでも思っているのか? こちらはマイクロ・・・ZAFTの最新式OSを搭載した傑作汎用MSだぞ? 遠くでヘラヘラ撃っているだけが能のMSとはわけが違うのだ。 その名も高き『モ ビルゲイツ』の性能を思い知るがいい。 『Bブロック第三回戦、ゲイツVSバスター、READY、GO!』 逝くぞディアッカ君!
・・・・・ん? 『このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。 終了しない場合は、プログラムの製造元に連絡してください。』 ・・・・・なんだと? 不正な処理?してないじゃないか!何を言っているんだ貴様は! 普通にスロットルを上げただけだろうが! ええい、いまいましい、再起動、再起動・・・・・ 『メモリ不足のため、このアプリケーションを実行できません。 いくつかのアプリケーションを終了してから、やり直してください。』 ふざけるな!何を動かしているというのだ! 他に走らせているのは『おいなりポージング.exe』だけだろうが! それくらいで落ちるな!この役立たず!ばか!ばか!ま・・・っと危ない。 ともかくも『おいなりポージング.exe』を渋々終了し、再度操縦プログラムを起動させる。
『MASK: 仮面にエラーが発生しました。 直ちにシステムを終了してさっさと回線切って首吊って氏んでください。』 ・・・・・。 ふっ、フハハ、フハハハハハ・・・・・ コ ロ す ぞ ゲイツ! ああ?回線切って首吊って死ね?何様のつもりだ私の ズ リ ネ タ のくせに! 貴様のHDDの中に私の秘蔵のあんな画像やそんな動画が入っていると知ってのことか! そりゃあムウやマリュー嬢に見られないためにお前のHDDに入れておけば誰にも見られないと思ったさ!ああ思った! アズラエルや連合の三人からさえも隠し通すことが出来た! もちろん我が隊の隊員たちからも! そして私の特別製『おいなりポージング.exe』を組んだのもお前のコンピュータだ! ついでに本編であまりにあっけなくやられたのもお前だ! 憎いのか?そんなに私が憎いのか?機械の分際で? そうか憎いか!だが世界は F 田 が M 澤 の 脚 本 を 許 す ほ ど 甘くはない! 取るに足らぬヘボOSよ!初期化してやるぞ!URRRYYYYYYY!!
『あのう隊長。』 なんだディアッカ! 『一人で盛り上がってるとこ悪いんスけど、撃ってもいいスか?』 は? 『・・・勝者、ディアッカ・エルスマン!』 なあ、痔、なんだったんだろうな、隊長。 「きっとかわいい部下のために手心を加えてくれたんだろうぜ!HAHAHAHA!」 そんなもんかねぇ。よくわかんね。 そんだけ。
もうしわけありません・・・・ 明後日までこのイベントかかるかもしれません・・・ 可能な限り明日で蹴りをつけたいと思います・・・。
主催者さん頑張れ! それだけなのだ。
決勝まであと5試合?6試合? 主催者さん、職人さん、がんがれ!
主催者さんや職人さんの都合もあるし、焦らなくてもいいと思う。 頑張れ。
437 :
幕間 :04/09/03 10:45 ID:???
「やる事が無くて暇ザコ〜!」 そうだねぇ 「見てるだけってのもつまらないザコ!」 どうせならビグザムでも持ってくればまだ戦えたかも知れないのにね 「真の力真の力!」 「どうしたザコ?」 「折角だからここで商売をはじめて設けるザコ!この世は資本主義社会ザコ!」 で、何を売るの? 「ラーメンを試合見ながら食べる訳にもいかないから、ザコの形をしたお弁当を売るザコ!」 「おお!いい考えザコ!」 「早速ガーベラ様にお弁当箱を作ってもらうザコ!」 ・・・もう日が無いのに売れるか?
438 :
Bブロック3回戦〜ラクスVSフラガ :04/09/03 15:13 ID:d0CBc3yo
「俺たちの弟分を仕切るんだから苦しまずに勝てよな」 「ゲッターの力!」 「勝たないとへタレでうざぁ〜い。」 おまえら、言いすぎだ。 「いいってことよ。私は軍人なのだからそのくらいのことで怒りわせんさ。」 あの、途中から語調が変わってません? 「そうか?私のこのトールg・・じゃない。ガンバレルであのガンダムと今一度戦ってくるさ。」 そうですか・・・・がんばってきてくださいな。 それはいいんですけど、・・・なんで仮面をわざわざつけた挙句またヘルメットつけるんですか 「私は軍(ry」 俺はまだほざくかと思いフラガ兄貴をコックピットに押し込んだ。 そのまま105ダガ―はフィールドへと足を運ぶ。 「私がまだ激励していないというのに出てちゃったんですかぁ?」 おっさんが遅れてやってきた。 「あの人もおかしな人ですねぇ・・・せっかくPS装甲に代えたMSを持ってきたというのに・・・」 おっさん、なんか頼まれてたのか? 「なんでも決勝用でどうしても使いたいといわれてわざわざ作ったんですよ・・・これ。」 そういうとおっさんはいつのまにか隣にあった機体を指差した。 ワインレッドで禍禍しい翼と鉤爪を持った崇高な雰囲気のただよう機体・・・・ ってエピオンじゃねぇか! 「よく知ってますねぇ?私ですらアノ人に設計図渡されるまで知りませんでしたのに」 知らなくて当然だ。コレとんでも設定の機体なんだぞ!宇宙要塞をぶった切る出力で・・・ そういった瞬間、おっさんが急に俺に飛びついてきた。 「本当ですか!?それを量産体制にすればかくなど使わずにプラント(ry」 俺はおっさんの目が輝き始めたのでポリバケツをかぶせ、整備員たちにエピオンの自爆装置を発動させるよう頼んだ。 おっさん、中の人つながりでトンデモMS使おうとするのは無しだよ・・・。というかアレおっさんなのか? いや、それだけなんだけだけどさ
「次は残念なことにキラ様のよき元上司ですわ」 サイ君場合は仕方ないけど今回ばかりはそう簡単には勝てないわよ、ピンク。 「私を舐めてもらっては困りますわ。これでもSEEDを持つ者ですわ」 ご都合主義で開花するなよ。 「ナチュラル如きに種を割る必要もありません。それでは・・・♪」 最後にさらりとパトリックな名言破棄捨てていきやがった・・・。 さぁてどうなることやら・・・。 「あのーラクス嬢はいらっしゃいますか?」 あ、艦俺。ピンクはたった今出撃したよ。なんか用? 「なんか怪しい出版社からダンボールが10箱もラクスさん当てに届いたんですけど・・」 ダンボール?出版社?? 私は嫌な予感がして箱の一つを開けてみた。 うわ・・・なにこれ。 中から出てきたのはエロ本とDVDの山、山、山。しかも全部男向け。 「じゃ、じゃぁ俺はこれで・・・」 艦俺も唖然としたままとんずらしてしまった。 とりあえず、部屋に持っていてもらうか。 私は吉良綿と常俺に手伝ってもらうよう頼んだ。
巨大な円筒の中にある廃墟となったビル群と荒野・・・。 それが今回のフィールドだ。 「こいつはぁ・・・コロニー:メンデルにそっくりだ」 フラガはあのときを淡々と思い出していた。 そこに颯爽と現れる四本足のMS・・・。ガイアに乗ったラクスだ。 「ごきげんよう、ですわ」 ラクスガ笑顔で交信を入れる。 「よう、嬢ちゃん。悪いが今回ばかりは手加減は出来ないぜ?その新型の性能も直に見ておきたいしな」 「手加減など無用ですわ。どちらにしても私が勝つコトに変わりはありませんですけどw」 「おぅおう言ってくれるねぇ!じゃぁ本気でいかせてもらうぜ!」 ≪Bブロック3回戦始めます、レディ・・・ゴー!!≫ 「先手必勝!うおりゃぁ!!」 ライフルで牽制しながらガンバレルを展開させるフラガ。 「オールレンジからの攻撃・・・ですが、それは機動性に優れたMSにとっては回避は容易いものですわ!」 ラクスは余裕を持った動きでガンバレルのライフルを避ける。 「さすが、あの艦を奪うだけのことはある!けどこいつはどうかな!?」 フラガはピンクのMS捌きに舌を巻くも意地とばかりにストライクをガイアにタックルさせる。 「あららら〜」 ガイアは瞬く間に吹き飛ばされ地面に突っ伏してしまう。 「そらよっとぉ!」 すかさずガンバレルがガイアの四方を取り囲む。もはやガイアは動いた瞬間でTHE ENDだ。
「お嬢ちゃん、こいつは負けを認めたほうがいいぜ?俺はもう心が痛んでしかたないんだよ・・・って!?」 フラガが直通交信を入れる・・・が、フラガはモニターに映ったラクスの姿に驚いた。 ラクスはピンクのパイロットスーツではなくデス種のゼロアタックの衣装・・・つまり上半身ほぼ丸見えスタイルだったのだ。 さらにラクスは上目遣いでフラガを見やる。 「あの・・・・こんなこと本当はいけないのですが・・・その私に勝利を譲っていただけないでしょうか?」 鼻の下をでれーと伸ばしていたがフラガは理性を戻す。 「い、いやそいつはぁできねぇよ!」 「・・・これでも?」 ラクスはおもむろに一冊の冊子をモニターに映した。 「こ、こいつは俺がどこ探しても見つからなかった幻のエロ本!キャラがマリュ―そっくりで欲しかったん奴!」 モニターに身体を乗り出してフラガは覗き込む。 「これと後ダンボール10箱程度ですが粗品も用意しておきました・・・どうでしょう?」 ラクスが黒い笑みを浮かべる。 「・・・・・」 フラガは何も言わずに交信をきった。 次の瞬間、ガンバレルが一斉放射をする。 だが矛先はガイアではない。・・・・105ダガ―だ。 爆音と共にダガーはスクラップと化した。 ≪勝者、ラクス・クライン!≫ モニタールームでは誰もが口々に「八百長だ!」と叫んでいた。 実際八百長なのだが2人の会話は負債ですらわからない。 ゆいつ感づいていたのは楽綿と艦俺だった。 だが二人はラクスが怖くて口が裂けてもいえなかった・・・。 いや、それだけなんだけどさ&そんだけです。
ディアッカは仮面に勝ったことでもはや優勝は俺のものだと相変わらずアデス艦長のとこで手伝っている。 なんでもイザ―クを応援しようとジュール隊が来たはいいものの、 既にイザ―クはしょぼくれていたので行き場がなくなったとの事でラーメンを食しているのだそうだ。 俺は次の試合はなんであったろうとモニタールームへと足を運んだ。 モニタールームは初戦と違って人が少なくなっていた。 いるのは戦闘データを次のゲーム製作に生かしたいと記録を取っているキラ。 オルガを必死に応援するアズラエルのおっさん。それに淡々と合いの手を入れるシャニとクロト。 常俺に茶々をいれて遊んでいる吉良綿と楽綿。 だけだった。 おっともう始まるみたいだ・・・。ブリッツVSソードカラミティか。 俺はディアッカにモニタールームにラーメンを1杯頼んだ。 持ってきたのは炒飯だった。 そんだけ
>>443 また時間開いてるが続くのか?
『そんだけ』で切ってるしわからない。
どっち?
フィールドはビル群が立つ市街地。 ホンコンシティといったところか しっかし、俺が家主なのになんで棄権すると追い出されなきゃいけないのか・・・ 『まぁ棄権なんかしても僕が勝手に出ますけどね・д・』 あ、二コルン聞いてたのか。で、今回は前みたいなのは通用しないぜ? 『アノ手は薬中には通用しません。今回は正々堂々とやりますよ。』 ・・・・・今回は俺に任せてくれないか? 『何言ってるんですか!そんなことしたら速攻負けですよ!#・д・』 いや、今回は俺とオルガでちゃんと戦わないといけないんだ!頼むニコルン! 『・・・わかりました。ですが、危なくなったら僕が出てきますからね!』 わかったよ。まったく・・なんでニコルンはこんなに必死なんだ? 俺はニコルをいぶかしんだが今は目の前の居候―オルガ・サブナックを倒すコトに集中しようとした。 300M先に緑と緋色の機体が見える。 ソードカラミティ初号機だ。 「おい!お前本気でぶっ潰してやるからな!」 それはこっちの台詞だ。後で吠え面かいてもゴミ箱だからな! 「言ったな?苦しい思いをさせてやるぜ・・・変身!」 な、なんだ?急にモニターが明るく・・・ って、お前なんでパイロットスーツじゃなくてゾルダなんだよ!? 「うるせぇ!これが俺の本気とかいて『ほんき』の姿なんだよ!」 まぁ確かに頑丈そうだが・・・ ≪これより試合をはじめます・・・れでぃ・・・≫ うわ、やべ!集中、集中! ≪ゴォォォォー!!!≫
「うおらぁぁあ!!!」 合図と同時にスキュラを撃つオルガ ビルを2、3個突き抜けてもなお威力を留めたままブリッツに迫る。 んなの、バレバレで避けれるっつーの! 俺は余裕を持って目の前から来るスキュラをよける。 「それは囮だ、ヴァーカ!!」 なに!? 急に空が暗くなったと思うと頭上から対艦刀を振り下ろすカラミティが現れた。 なんとか左手でそれを防ぐもグレイプニ―ルを真っ二つにされる。 「まずはその嘴壊しおしまい!」 くっ!オルガにしちゃやるじゃねぇか!まずは作戦の組みなおしだ・・・。 俺はミラコロを展開し姿を消す。 「おらおら!逃げてんじゃねーぞ!!」 カラミティはやたらめったら町を破壊していく。 くそ・・・これじゃとりつく暇もねぇ・・・ 『やっぱり僕の力が必要ですよね?これだからナチュラルは(ry』 御託はいい。なんか策をくれニコルン。 『言い草が気に入らないですけど、まぁいいでしょう。ミラコロは常時展開が最も効果的です。』 それは知っている。一旦ばれたらおしまいだからな。 『それを逆手にとるんです。じゃ、がんばってくださいね・∀・』 おい、ニコルン!へんな笑みを浮かべて消えるな!おい! くそ・・・ニコルンだんまりかよ・・。逆手に取るって・・・・そうか! 俺はガラス張りのビル群を壊しまくる典型的な悪役に徹しているカラミティの真正面に立ちミラコロを解除した。 ヴァーカ!俺はここだ!どこ狙ってんだよ! 「んだとぉ!?」 よし、俺の挑発に乗ったな。 切りかかるオルガを俺はギリギリで避け再度ミラコロを展開する。 こっちだつーの! 俺は後ろに回りオルガをまたおちょくる。 「ごちゃごちゃうっせーんだよ!」 対艦刀の片方をオルガは勢いよく投げる やばっ!左腕を切り落とされるも俺はなんとか避け、またミラコロを展開する。
ふぅ・・・あぶねぇ。けどもう、そろそろいいかな・・ 俺はカラミティの真横の超高層ビルの裏に回りその隣の若干低めのビルのソーラーシステムをそのビルの窓に向けた。 うまくいきますように・・・ 俺はカラミティの真正面にブリッツを動かす。ミラコロ駆動時間は後30秒。 俺は最後の賭けに出た。 <常夏の中じゃリーダー格とか言われてた時期もあったが結局はお前が一番ショボンな死に方だったからこれに出たんだろ!> 「っ・・・う!てめぇ本気でぶっ潰す!」 どうやら図星だったみたいだ。オルガはカラミティをビルの方向に回すとスキュラを撃つ体制に入る。 ミラコロは後15秒・・・。スキュラを打つ前にバレたらOUTだ。 5・4・3・2・・・・ 「熱源は俺とお前しかいねぇんだよぉぉ!!」 オルガはスキュラをビルにぶっぱなした。 1!ブリッツのミラコロがとかれる。 「なに!?後ろに熱源だと!?そんなバカなこと・・・」 うおりゃぁぁぁあ!! 渾身の力で俺は後ろからカラミティのヘッドを貫いた。 ≪勝者、常俺!≫ カラミティはがっくしとうなだれた。 なんか酷いことをした気がした俺はいたたまれなくなった。 『勝ったのになんですか、その顔は?さぁ戻りますよ。・д・』 ニコルンの非情さに怖さを感じながらも俺は帰ったら「マリア様が見ている」シリーズを買ってやるか・・。 いや、それだけなんだけどさ。
試合が終わった。 常俺にしては随分と知能戦をしたもんだ。 楽綿が吉良綿に涙を流しながらお金を渡している。 あいつら、賭けてたのか。 アズラエルのおっさんはクロトに凄い形相で「勝たないとこれからの小遣い1/5ですよ!」と喚いている。 俺は最後の一掬いの炒飯を食べ終えた。 「へいグレイトゥ!お代は380円だぜ!」 痔に金を払うとそいつは自分のポケットに入れてコソコソと帰ろうとした。 後でアデス艦長に報告しとくか。 そんだけ
乙! いいバトルだ!
本気と書いてほんきなのかw
いよいよ準決勝だな・・・・ってディアッカお前なんで準決勝まで残ってるんだ!? 「ひとえに俺の才能って奴?HAHAHA!」 ディアッカはバスターのハッチを開いてOSをチューンしながら笑っている。 あ、ミリィ。どうしたんだ? 「ミリィだって!?・・・・うわぁ!?」 あ、落ちた。漫画みたいに人型に穴作るなよ。 「HAHA・・・俺はこんなことじゃビクともしないぜ!」 そうけ。で、ミリィどうしたのよ? 「・・・あんたが優勝したら泊りがけでデートしてやってもいいわよ・・・」 な、なn(AA略 こりゃぁ、大躍進じゃないか!ディアkk・・ってなに鼻血出して伸びてんだよ。 「じゃ、じゃぁせいぜい頑張ってよね!」 あ、ミリィ・・・ほら、ディアッカさっさと起きろ。ミリィ行っちまったぞ。 「気持ちいい〜グレイトゥ!超気持ちいいグレイトゥ!」 北島パクるな。けどここに来てお前のモチベーションはクライマックスまっしぐらだな。 「俺は今から真の男になってくるぜ!」 そういってディアッカはバスターをカタパルトに乗せ、出撃していった。 あれ・・・バスターのエネルギーパックの後ろになんか袋包みがあったような・・・ あれ、ミリィ戻ってきたの? ベリベリ! うわぁ!?ミリィの顔が・・・ってラクス!? 「ハリウッドVFXは疲れますわ」 どうりでおかしいと思った!あんたうちのディアッカに発破かけてなにしようってんだ! 「深入りすると彼方も消し飛ばしますわよ?それとこれは口外しませんこと。いいですわね!?」 ラクスの目があまりにも怖かった俺は黙って頷いた
どこ行ってたのピンク、準決勝まで八百長できたけど今回も八百長? 「失礼ですわ!今まではすべて実力です!これを福田御夫妻にアピールして『桃のナマトロ』なんて二つ名で・・」 んなことあるわけないでしょ。相手はディアッカか・・・もうエロ本ないのにどうするの? 「なんでそれを知っていますの!?」 あ、八百長認めたね。あんたが出撃した後荷物が届いてね。大丈夫。私と艦俺君しか知らないし。 艦俺君はガクブルして絶対喋らないって言ってたもの。 「まぁあの方なら大丈夫そうですわ。ディアッカ様は私が実力を持って倒せると確信できるお方なので大丈夫なのですわ」 けど、ここんとこのディアッカは強い気が・・・ 「強ければその分いいですわ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボソ」 え?なになんか今言った? 「いいえ、なんでもありませんわ。さ、おさがりになってください。私も出撃しますわ。」 ピンクは桃色のヘルメットをつけて出撃していった。 今更ながらあいつのパイロットスーツと虎はいい勝負をしていると思った。
痔俺と一緒に私はモニタールームで見ようって事になった。 なんか痔俺が変だったけど気にしないでおこうっと。 フィールドは月面・・・・プトレマイオスクレーターって手の込んだ入れ様だ ディアッカのバスターが颯爽と月の地降り立ったねぇ。 ピンクのガイアは・・・・なんであいつは犬型MSに猫の顔を洗う仕草なんて芸達者なことして遊んでるのよ! ≪両者揃った所で始めましょうか・・・≫ あれ?ナレーション代わった?なんかますますGガンの審判みたいな声に・・・ ≪ガンダムファイト、レデイ・・・ゴォオ―――!!≫ 「悪いが、ラクスちゃんでも今回は俺はマジで勝たせてもらうよグレイトゥ!」 バスターはスラスターを全開にし上空から砲弾の雨を降らせる。 「それは私もですわ!」 ガイアはそれをPS装甲が落ちないギリギリの被弾でかわしていく。 「さすが、おっさんを倒しただけはあるね!けどそんなんじゃ俺は倒せないぜ!」 ディアッカは砲台を連結させインパルス砲のレーダーをロックする。 「「今だ(ですわ)!!!!」」 インパルス砲が発射されるのと同時にガイアはそれを橋にするかのようにビームの真上を通ってバスターに向って飛んでいく。 「驚グレイトゥ!?」 「バスターの欠点は撃つ瞬間にちょっとした『間』が発生してしまうことですわ・・ボソ」 ディアッカの耳にそんな言葉が聞こえたが目の前にはガンダムタイプとなったガイアがライフルの銃口を頭部に向ける。 「ちょっと早いですけど終わりですわ♪」 ライフルの銃口が熱を帯びて輝きだす。
バシュォオン・・・・ 「な・・・・なんでですの!?」 ラクスは目の前で放ったライフルの光芒が掻き消されるのを間のあたりにし珍しく呆然とする。 誰もが予想したラクスの瞬殺勝利。 だがディアッカはそれを大きく裏切った。 「へへ・・・・・まさかこれが役に立つとは思ってもいなかったぜ・・.」 バスターの後ろにあった布袋は消えていた。 代わりにバスターは両手でヘッドを守るようにアル物を出していた・・・・ 中華鍋である。しかも巨大なサイズの。 「な、なんですの!?その中華鍋は!?そんな武器はバスターには・・・」 「否グレイトゥ!これは武器じゃないぜ!俺が優勝した後炒飯パーティーしようと思って持ってきたものさ!」 そう言ってディアッカは誇らしげに黒く輝く中華鍋を光にかざす。 「トロワに頼んで作ってもらった最高級ガンダニュウム合金製さ!さぁ・・・ラクスちゃんこれで形成逆・・・」 ザシュ! ガイアのサーベルがバスターのメインカメラを撃破した。 「おしゃべりすぎですと女の方に嫌われてしまいますわよ?w」 「そ、そんなぁ・・・・非グレィトォ・・・・・」 1/6重力に引かれてバスターは落ちていく。 「少々気の毒なことしてしまいましたかしら・・・・」 ≪勝者、ラクスクライン!≫ 「それだけですわ♪」
いよいよ明日は準決勝となった。ここまで勝ち進んできたこと自体奇跡に近い。 いくらニコルのサポートがあったとはいえ、いきなり初戦からカナードに勝利、 そしてキラの棄権により不戦勝、オルガにも勝った。 ・・・・・俺、補正がかかってる? 『何言ってるんですか、全て僕のおかげですよ、僕の。』 なあニコル、お前なんだかこの大会が始まってからキャラ変わりつつないか? 口調がすごく横柄な気がするんだが。態度でかいし。 『・・・イヤなら手伝わなくてもいいんですよ、僕?』 いえ、お願いします。ぜひお願いします。 ていうか、ブリッツなんてぶっちゃけ今回乗るのが初めてで、未だにワケわかりません。 ニコル先生のサポートがあって初めて動かせます。よろおね。 『仕方ないですね。じゃあ明日も僕が手伝ってあげましょう、 僕 が 。』 ・・・・・なんだかお前の電源を切りたくなってきた。 『何か言いましたか・д・#?』 いや、別に、なんでもないです。ええ、なんでも。 「ところでお前!卑・怯!」 ええ、なんとなく言いたいことは分かってます。二人で操縦してるって言いたいんでしょう。 「当・然!サブコンなんて俺達にはないのに!」 いや、その、ロング(デュエル)ダガーとかレイダーとかで出れば問題ないんですけど、その、ニコルが・・・・・。 「言・訳!無・用!」 んなこといってもなァ・・・いまさらどうするってこともできないし・・・・・。 『じゃあ明日は僕がフルコントロールすればいいんじゃないですか?それで納得されるんじゃ?』 え?いいの?それ?もしかして俺ってお飾り? 「おおー!名・案!それでやろうぜ!それなら一人じゃん!お前、口出!無用!」 はあ。いや、規約違反のような気もするんですが。 まあバレなきゃいいか、バレなきゃ。
「おいクロト、お前にちょっといいモン貸してやる。ハンガーへ来い。」 「おー?貸与?何さ?」 「いいから来いよ、明日の戦地にはもってこいのシロモンだ。必ず役に立つ。」 「ん〜?正体!不明!けど、とりあえず検・分!」 二人してハンガーへ降りてゆく。おい、何を貸してやるつもりなんだよ、俺にも教えろよ。
_,. --=ニ"´ ``''''ー-へ、__ _ノ -===ミヾ、 ヾ、 \ー 、 お て /  ̄ 、 ヾWノ! ゙、 し め . / ,ィ!ヾ^'ー'ー-、_ 〃 ト、 え | . / /:/.::/ リ!:| `ヽ,. -‐‐-、 ノ! て ら /'"彡 l :l :l/ |l |爪 や に .イ/ l|:l| :|'"~~゙゙i`''''ー、_,,,.> イ!|',゙、 ん は . l l!|l l :l ィrテ豸゙ヾ / w=‐'''ヽ||| l :l ね i | l| !|.  ̄ ̄ ̄ ' ィ豸'ヽ ,'ノ| | l | レ=、、|゙ l l、 ヽ``'''' | .И:| !!!! .//´ノ ヾ ヽ ,/ l |:l {{ 'く \ ,. ==‐-、 / |l i∨|/|/// .jハ、ー- _,,.. /::::::::::::ノイ / |! 、!ゝ! /// . r┴三ニ-‐ヘ.゙!. |'" ̄\:::| / ノ ヾ、!` // . ヾ´ |.| ', )! / ゞ ┤,-、 / // ⊥...__ |.| ヽ==='゙, '==、、__ \ イ d、 \ ∠,  ̄《``ヽ\  ̄ /  ̄`>ヽ フ フ_ _フ__ (_ ‖ `! `ー-;-‐'゙ ,.‐ニ゙-‐'゙ > '´_) (__ < ‖ l / /<´ ) ///// | \ 〃 \/ / / ´つ ・・・・・ l、_ノ ゞ、 | / / ∠ ー,‐ スヽ /イ (__ 、<. / , 、ヽヾ ' イ/ハ∧/ヾ`
・・・・・。 俺、あんなオルガはじめて見た。よほど俺達に負けたのが悔しかったんだろうな・・・・・。 『なんかどこかで聞いたような台詞でしたね。』 ああ、どこだろうな。なんか野球関係だったような・・・いや、あんな下品な言葉を言う人が球界にいるはずが・・・。 まあそれはともかく、いったい何を貸す気なんだろうか? 明日のフィールドに適したもの、とか言っていたが。一応予告ではジャブロー、ガノタの聖地ということだそうだ。 だがソードカラミティおよびカラミティはオーバーホールを兼ねて、修理のため連合の基地へと送り返された。 突貫工事でも最低一週間はかかる。あいつ、何か他にMSなんか持ってたか? 「な〜いよ〜。あいつのMSぜ〜んぶおしゃか〜。」 だよなァ。ゾルダの変身ベルトでも貸す気か? とか話していると、外から車の音が聞こえてきた。 窓から下を覗いてみると、クロトの車が出て行った。なんだ、結局連合のMS工廠へでも行ってくるのか? そりゃハンガーへいったってお前のレイダーしか置いてないものな。 あまり気にする必要もないか、まあ。明日に備えて今日はもう寝よう。
ピンポーンピンポーンピンポーンドンドンドンドンピンポーンピンポーン・・・・・ ・・・・・あぁ?まったく誰よこんなド深夜に、今何時だと思ってんのよ。爆殺するわよ。ったく、無視無視。 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンドンドンドンドンドンドンドンドン・・・・・ ああうるさい、わかったわよ、出りゃいいんでしょ出りゃ!・・・ガチャッ はいどちらさま! 「ああお前か、ちょっとヲタクを借りんぞ。」 「お前起・床!しかる後連・行!強・制!」 「・・・ふえ?はぁ?な、なんだなんだ?」 「いいから来いってんだよこのクソボケ!着替える必要なぞない!」 「い、いきなり土足で上がりこんで何を言い出すんだ君達は!今何時だと思ってるんだよ!」 「何時だとかここがどこだとか俺達にはどうでもいいんだよオラ、とっとと来やがれってんだよこのスケコマシ野郎。」 「そんじゃちょこっと彼を借・用しますんで、夜分失礼いたしましたぁ〜♪」 「まっ、待てよ、ああっ、ねえ、助けて、助けっ」バタン ガチャリ キラの首根っこをつかんで引きずりながら二人は出て行った。なんだ、キラに用事か。 あたしに関係ないんだったら別にいいや。 ふぁ〜眠い。さて、もう一眠り、と。では皆様おやすみなさい。ZーZーZー。 市内某所。大会準決勝当日、午前3時過ぎ。 「・・・・だからバランサーの関係でここはもう0.2%加重を下げるって言ってるだろ!」 「ンなことしたらまた立ったときに前のめりになって倒れるじゃねえか!」 「違うよ、そこはバランサーじゃなくて駆動系の油圧を上げて・・・・・」 「何を言ってるんだ君達は!少しは専門家の意見を聞けよ!」 「てめーだけが専門家じゃねえんだよこりゃ俺のMSだ!連合系なんか一つしか触ったことがないくせに!」 「少し沈・静!ええっと、カタカタ・・・・・」 「くそっ、僕の睡眠時間が・・・ふぁ〜・・・・・・」
そして準決勝。いつの間にかゴングは鳴り、二機は密林の中へと降り立った。 と、いってもかなりの距離が開けられているため、お互い目視はできない。 ニュートロンジャマーも高密度に散布されているため、レーダーでの索敵も効かない。 ブリッツは赤外線探知を頼りに、慎重に樹海の中を進んでいく。 「全然見えないなぁ、ニコル、なんか方法ないか?」 『ないですね、今のところは。それにしても、レイダーなら変形して一気に強襲してくるはずなのに、どうしたことでしょう?』 「何か策あってのことじゃないか?君子危うきに近寄らず、というし。」 『それは逃げることを言うんですよ、彼に限ってそんなことあるわけ・・・熱源探知!距離5000です!』 まだ距離は遠い。だが目視は可能な距離だ。だが、モニターを拡大してもそんな物は見えない。 ただただ、ジャブローの緑の海が広がるだけだ。 (『ほふく』前進ででも進んできているのだろうか?) そんなたわごとを考え、失笑しながらモニターを注視する。 『敵の速度が変わりました!距離3000!あと45秒で敵と接触します!ミラージュコロイド展開します!』 ・・・なんだ?地上をそんな高速で走るMSは連合にはない。よもやこんな足場の悪いところをだ。 新しくロールアウトした新型機でもガメてきたのか?彼らは。 ともかくブリッツを信じて敵の動向を見る。 ブリッツはもともと威力偵察や一撃離脱を念頭に作られたMSであるから、センサー周りは他のMSのそれとは一線を隔す。 策敵に関してはお手の物だ。 だが、その高性能なセンサーでもギリギリ捕らえられる範囲の熱源だ。どうも敵は放熱処理までしてあるらしい。 そして『それ』は、周りの木々をなぎ倒しながら僕達へと肉薄してきた。
「ッしゃアー!突!撃!」 その姿に僕は目を見張った。 バ ク ゥ ! ? しかも緑色だ。頭部の形状も違う。・・・というより、全体的に大型化している。 連合に鹵獲された機体だろうか? そうこうしている間に初弾がきた。・・・位置がバレている? 「位・置!露・出!お前なんか足跡見ればバレバレなんだよヴァーカァ!!」 どうやら湿地が裏目に出たようだ。ブッシュが多くて光学迷彩をフル活用できるのはいいが、 位置が知られてしまう以上、コロイドを展開しているのは無意味だ。 それどころかこのままだとPS装甲すら使用できない。 「ニコル!バレてるぞ!」 『わかってますよ!ミラージュコロイド解除!装甲フェイズシフトオン!』 機体の姿があらわになる。敵の攻撃をかわしつつ、すかさずトリケロスのビームでけん制し、距離をとる。 だが敵は巧みにかわしつつ接近戦に持ち込もうとする。 「おいニコル!今思い出した!俺、あの機体を知ってる!」 『なんなんですかアレは!?』
『その先は僕から説明しましょう。』 アズラエルさんからの通信だ。あの人が絡んでなると、どうもやはり連合製の機体らしい。 『あれは『ビーストカラミティ』といいましてね。型番もつけずに実験機止まりでお蔵入りにしようかと思っていたんですけど。 X300系の可変フレームを応用して、カラミティに変形シークエンスを組み込んで、地上戦に特化させた機体です。 鹵獲したバクゥの四速歩行を実現させようとさせたんですが、いまいち高速走行が実現できないでほったらかしてたんですよ。 どうも機動プログラムが解析できませんでねぇ、でも誰だか知りませんがやってくれたようですね。ありがたいことです。』 『ヒャッホー!オラァ見たかァ!これが俺の隠し玉だ!クロトは変形MSに慣れているからな、せいぜい苦しみやがれてめえらァ!』 以上で通信は切れた。・・・これはキラさんの仕事だ、そうに違いない。 一晩でこんなシステムを作り上げるなんて真似ができるのはあの人ぐらいなものだ。 変形MS・・・これでさらにMS形態へと変形するのか、ますます厄介だ。MSとしてのカラミティの火力は折り紙つきだから。 「と、いうわけで変・形!」 天高く飛び上がるビーストカラミティ。 太陽の光を背に受け、後光を放ちながらMS形態へと変形、そして空中から一斉砲撃を見舞う。 必死にかわそうとするが、何分周りが木に囲まれていて思うように動けない。 だからといって飛び上がれば砲戦に得意なカラミティのいいカモだ。 『チィッ!!』 左腕に被弾した。グレイプニールがこれでオシャカだ。 カラミティは背中へと抜けた。バックを取られたが、この状態では反撃などできそうにない。 残る右腕のトリケロス・ビームサーベルで木々をなぎ払い、活路を作って広いところへ出る。 しばらく行くと川に出る。中洲があるので、そこでカラミティを待ち受ける。 しばらくすると再び四足形態に変形したカラミティが、ジャングルの中から姿を現した。 「ニコル!こんなところで大丈夫か!?遮蔽物が何もないぞ!」 『少し黙っていてください!!気が散ります!!』
・・・ったく、なんだって僕がエントリーされていないんだ、こんなお荷物、さっさと降ろしたい。 死亡バンクだけ使いまわせればそれでいいのか?ふざけるな。 僕だってザフトの赤服、アカデミーのトップ10に入った実力があるんだ、舐められてもらっては困る。 戦いは嫌いだ。だけど、始めた勝負に負けるのはもっと嫌いだ。 この戦いの果てに何があるのかは知らない。 エントリーされていない以上、僕の復活などないのだろう。 いや、そもそもあのバカ夫婦のことだ、こんなもの単なる余興程度にしか思っていないに違いない。 続編さえも、スポンサーと人気取りのために聞き耳立てて適当な話を作ろうとしている連中のことなど、どうして信用できようか。 ならば、ならばせめて、この勝負に勝ち残り、勝者の立つ位置で、奴らに一矢報いてやろうじゃないか。 僕を何度も何度も繰り返し切り刻み、無残に殺し、なぶり者にしてくれたこの恨み、思い知るがいい。 「覚・悟!完・了!?それじゃあ行くよぉ!!」 カラミティが背中のビームキャノン、シュラークを撃ちまくりながら走り寄ってくる。 左右にかわし、たまにシールドで防ぎつつギリギリまで引き付ける。 ヘッドの牙は長く、鋭い。おそらくレーザー加工でもしてある、接近戦用の武器だろう。 敵のほうが姿勢が低いため、近接戦闘は明らかにこちらが不利だ。パワーでも恐らく負ける。 ならば・・・・・
『こっちも行きますよ!!』 ブリッツを空中へと上げた。カラミティの直上を取った。 『これで止まれぇ!!』 ランサーダート三本を、ビーストカラミティの周り三方向へと打ち込む。 一本は左前足を貫き、他二本は周りを囲った。 「!!くそぉ!固・定!」 うまくいった。これでそうそうすぐには動けまい。 足を固定されているから、ランサーダートを抜かない限り変形も出来ない。 シュラークの射角も垂直方向までは向かない。 降下しながらトリケロスのビームサーベルを発生させる。 なかなか手こづらせてくれたけど、詰めが甘かったね。 悪いけど、とどめだ。
「・・・・・なんちゃってね。」 『!!』 ビームサーベルを振り下ろしながらとどめをさそうとした瞬間、敵の砲撃を受けた。 なんだ!足は動かないし僕を狙える武器はないはずだ! 「それが、存・在。足だけじゃないんだよね、動かせるのは。」 ・・・・・やられた。 それは『しっぽ』だ。 尾につけられたシールドの二連装ビーム砲『ケーファー・ツヴァイ』。 それは四本の足と同じように、いやそれ以上に360度自在に動く。 ビームはブリッツの機体をくまなく撃ち抜き、機体はコクピットを残してほぼ全壊した。 詰めが甘かったのは、僕のほうだ。 ここに、僕の戦いは一応の終焉を見た。
試合後、僕は元の身体に戻った。 会場をあとにして、帰ってまた、アズラエルさんの夕食を作る手伝いでもしようかと思う。 今日は何にするつもりだろう、ソキウスさんは凝り性だから。 マンションのエレベーターに乗ろうとすると、後ろから声が聞こえた。 「お〜い、待・機!」 クロトさんだ。さっきまで戦っていた、僕の相手。 考えてみれば、彼はコクピットだけは外してくれた。 まあ何か、理由でもあるのだろう、試合が終わってもあえて聞きはしなかった。 きっと彼らによくある『酔狂』の類だろう。 「お前なかなかがんばったじゃん、奮闘!」 「そうでもないですよ、最後の最後で詰めが甘かったじゃないですか。」 「でもこいつは今回が初・見!あれだけ出来れば、上出来さ。」 「・・・・・。」 そして、しばらく沈黙が続く。 何かいいたい。だが、いいたい言葉が出てこない。否、喉まで出かかっているが、出ない。
何を言いたいんだ、僕は? わかっているんだろう、本当は? なぜ言い出せない?さっきまで戦っていた敵だからか?それとも、もう・・・・・ そう、自問自答していると、向こうが先に口を開いた。 「・・・・・お前、よかったら決勝で僕と同・乗?」 そうだ。 僕は、戦いたい。 戦って、勝って、あの憎き二人に一矢報いてやりたい。 それが願いだ。それが望みだ。それが、それが僕のこの戦いの理由だ。 それを果たせるならば、悪魔とも手を結ぼう。地獄にも喜んで堕ちよう。 何より僕の人間としての尊厳を、この手に取り戻す。これ以上、連中の好きにさせてたまるか! 「・・・・はい、お願いします!あとで搭乗MSの仕様をお願いしますね!」 士気は今までになく高い。とうとう、あと一歩で手にかかるところまできたのだから。 いや、それだけなんだけどさ。
さて、準決勝まで終りました! いかがでしたか? 「司馬懿殿、この勝負私の勝ちですね。 さ、約束の賭け金の方を・・・」 「まさかキラ=ヤマトが棄権するとは!」 「ラクス嬢はああ見えて知略に富んでおります。 戦いとは力のみで決まる訳ではありませんよ。」 「くっ、馬鹿めが!馬鹿めが!持って行くがいい!!」 「ありがたく頂戴しました。」 ・・・お前ら賭けてたのかよ。 さて、いよいよ次は決勝です! 女王ラクスVSクロト=ブエル!! 見逃せません! まあ、そんだけ。
469 :
艦俺 :04/09/03 22:51 ID:???
ヴェサリウスの通路でザコソルジャーたちが弁当を売っていた。 「お弁当いかがザコ―」 「ガーベラ様謹製、ダークアクシズの精神が形になったようなお弁当ザコ―」 魔剣の御礼にラーメンをご馳走しようと思ったが、有機物が苦手だと言っていたのを思い出し、 ならばせめて彼らの売上に貢献しようと思った。 「そのお弁当一つ貰えないかな?」 「「「毎度ザコ―!」」」 「…ところでコレいくらで売るザコ?」 「売れる時には思いっきり儲けるのが資本主義ザコ。ここは種グッズを見習って思いっきり吹っかけるザコ」 「とりあえず…10万アースダラー!ザコ」 「いや…出来れば日本円で取引したいんだけど…」 「日本円?いきなりそんな通貨持ち出されてもわからないザコ〜」 「落ち着くザコ!吹っかけておけば間違いないザコ」 「15…いや、30円ザコ!これ以上ビタ一文負からんザコ!」 とりあえず小銭入れから十円玉を三枚出して彼らに渡した。 「い、言い値で買うとは太っ腹ザコね…」 「しかし…これでダークアクシズはあと十年は戦えるザコ―!」 通貨の情報が正確に伝わっていないのだろうか、彼らの喜びように俺は密かに涙した。 ところでこの弁当、見た事のない食材で作られてるみたいだけど、ちゃんと食べられるんだろうか…。
470 :
艦俺 :04/09/03 22:58 ID:???
…肝腎な事を聞き忘れていた。 「そう言えば魔剣に取り込まれたMSって戻ってくるのかな?」 「魔剣と一体化していればエピオンを倒した時に開放されるらしいザコ」 「でも取り込まれてしまったらエピオンを倒しても戻って来ないザコ」 「ともかくエピオンを捜さない事には始まらないザコ」 「魔剣は負の感情が大好物ザコ。そういう物の渦巻いている所に行けば或いは…」 魔剣―イージス―中の人であるアスランの嗜好―。俺は嫌な想像をしてしまった。 大暴れする狂戦士エピオン。その口から発する言葉は “キラタソ、喰ラウ。……ハァハァ” 「どうしたザコ?何泣いてるザコ?」 「ん、ああ…いや、何でもないよ。お弁当もう一つ貰えるかな?」 「30円ザコ!ビタ一文(以下略) 俺は「もはや勝ったも同然!!」と大騒ぎするザコソルジャー達に艦内で人の集まるスポットを教えると、厨房へ戻った。 二つの弁当は艦長と食べた。意外においしかった。 それだけだ。
モニタールームがヴェサリウスのブリッジに変更になった。 これで全方向から大画面で見れる。 ラクスVSクロトブエル・・・性格には1対2の戦いかな・・・。 吉良綿がまた設けようとみんなにどっちが勝つかを聞きまくっている。 常俺のとこは・・・もはや常軌を脱している。 全員がクロトヘアカラーではっぴを着て『ブエル最・高!』とかかれたうちわを持っている。 シャニは嫌々だがオルガは何故かノリノリだ。 一方ラクスを応援するのわ・・・・腐れ縁なのかアスランとキラだけだ。 ディアッカはさっきからラクスのパイロットスーツをエロ目で見ている。 イザ-クはジュール隊と一緒に何故だか『静かな夜』を歌いだした。 正直いって下手だ。 「ペプシ-、えぇー冷たいペプシはいらんかねー?」 カナ-ドはもはや興味がないのか『ペプシ振興』と書いた鉢巻を巻いてペプシを配って回っている。 得僕はひざの上にエルちゃんを乗せてペプシヲ飲みながらスタンバイしている。 ディアッカは・・・フラガさんから貰ったエロ本を黙々と読んでいる。 見当たらないのはフラガ家親子だけだ・・・まぁなにやってんだか。 お、選手の入場だ・・・。 その場にいる面々はおもむろにモニターに食い入った。
フィールドは・・・無人島。半分は生い茂る密林半分は岩肌の海岸だ。 ガイア(バクゥモード)のヘッドにラクスが乗って岩肌海岸線から登場する。 BGMには『水の証』を流している。 これはいっしゅの宣伝なのか・・・。 ゆっくりとした曲とともにラクスは髪をなびかせながらガイアを島の境界線で止める。 次に登場するのはクロト・・・先ほどと同じビーストカラミティ。俗称バクミティだ。 BGMは「暁の車」 こちらもまたバクゥモードでの登場だ。密林の中から重厚に出てくる威圧感はモ二ター越しでも感じられる。 バクミティもまた岩肌地帯との境界線で機体を止めた。 両者の間には迷いのない敵をただ見据える視線が交差していた。 ≪これより、Gファイト決勝戦・・・・ラクスクライン対クロト・ブエルの決勝戦を始める・・・勝利に向ってレディ・・・・≫ 二人はほぼ同時にコックピットに乗り込みメットのバイザーを降ろす。 ≪ゴォオ--------------!!!≫ 最後の試合の火蓋が今落とされた。
「お前の指・示は受ける!然・し!あくまでの俺の戦いだというのを忘・却するのは駄・目!」 『わかってますよ・・・とにかく相手は主人公2人より強いかもしれません。僕の意見も少しは聞いてくださいね!』 「当・然!」 バクミティはシュラ-クを放ちながら一気にガイアへと突貫する。 「どうやら、今度の戦いはちょっとばかり厳しくなりそうですわね・・・!」 ガイアもまたバクミティのシュラ-クを交わしながらビームライフルで迎撃する。 「今です!口のビームサーベルを!!」 『了・解!』 両機が交錯するまであとわずかという所で二コルが叫ぶ。 「っ!?」 ラクスが見えたのはすれ違う瞬間に見えた光芒だけだった。 次の瞬間には自分の上にあるライフルが爆発した衝撃が襲う。 「大・成・功!」 「よくあの刹那に芸達者なことをできましたわね・・・・では私も・・・」 ラクスは相手の操縦技術に圧巻するも冷静に喋りそのままMS形態に変形させる。 「俺らも変・身!」 オルガを意識してかクロトがライダーポーズをするとバクミティがMS形態になる。 「あなた・・・もしかしてユーリ議員の御子息をではありませんか?」 不意にラクスが交信をいれた。
「ですが、あの刹那の瞬間にサーベルを出すのは失礼ですがナチュラルではいくら強化人間でも無理に近いかと・・ それと風邪の噂でユーリ議員の子息が何らかの形で参加していると聞き及んでいましたので・・・」 『えぇ、そうです。初めましてラクス・クライン嬢。ユーリ・アマルフィの息子。二コルアマルフィです。』 モニタールーム全員が驚くがラクスはひとり悟っていたかのような顔で応え始める。 「やはり・・・・。彼方は今憎しみを抱いて戦っていらっしゃるのですか?」 『ぼ、僕はそういうわけでは・・・・』 「では何のために?」 『そ、それは・・・あ、彼方には関係ないことです!い、行くよ、クロト!無駄話に付き合ってる余裕はないんだ!』 「了・承!」 クロトは全砲門正射をしながらガイアに突貫していく。 それをゆらめくように避けながらラクスは再び尋ねる。 「彼方は何をそんなに戦おうとするのです?」 『う、うるさい!彼方には関係ない!』 「ど、どうしたんだ?二コル?お前、異・変?」 クロトも焦っている二コルを不安がる。 「彼方はただ夫妻に対して『憎しみ』に委ねて戦っている・・・そうですね?」 『だからなんだって言うんだ!?僕にどうしろって言うんだ!?』 カラミティがガイアを突き飛ばす。 モロに喰らいながらもガイアはサーベルを抜かず、交信を入れつづける。 「あなたがこのまま憎しみを持って優勝すればあなたは満足でしょう。ですが、次作で彼方は彼方自身を再び生み出してしまうのです。」 『何を言っているんです、あなたは!?僕が僕を生み出す?そんなわけあるはず・・・』 二コルはかなり焦っていた。 もはや冷静な判断など下せない。クロトもまた二コルの様子に不安に刈られる。 「あの負債はデス種でも彼方のような人を生み出すでしょう。それが資本主義的に有利となったり『死』を美化することに酔狂している のですから・・・ですから、私はその過ちの連鎖を・・・断ち切りたいのです!」 『そうだ・・・・僕がここで負債の鼻を明かしても夫妻は第2の僕を産み出してしまう・・・。 そしたら僕は問題を先延ばしにしただけじゃないか・・・』 二コルは意を決してクロトに粒やいた。 『クロトさん・・・・申し訳ありませんが僕はココまでです・・・。後はお一人でがんばれますか・・・?』
「・・・・了解!俺のに委・任!」 クロトはなんだかよくわかんなかったがそれで二コルが元気になるのならと全砲門を立ち止まっているガイアにロックする。 「では・・・私があなたの・・・・」 ラクスはガイアのビームサーベルを抜刀する構え入力する。 「二コルを悲しませる奴は俺が撃・滅!瞬・殺!必・殺!」 「憎しみの連鎖を断ち切りますわ・・・・!!」 シュラ-ク、スキュラの一斉発射と同時に辺りがパァーっと明るくなる。 「敵・機、撃破!?」 濛々と上がる噴煙を目を凝らしてみていると目の前に赤い目が2つ現れる。 「驚・愕!?」 「中の人・・・と言ってもいませんけど、知り合いの方がこんな技を教えてくれましたの。」 「!?」 「・・・・秘天御剣流・・・・九頭龍閃!!!」 一瞬の内にしてバクミティの関節駆動部分が撃破されヘッド部分も木っ端微塵に吹っ飛ぶ。 『ぼ、僕は・・・間違っていた・・・?』 衝撃で気絶しているクロトを横に二コルはポツリと呟いた。 「いいえあなたは間違ってはいませんわ。・・・・・・ただやり方を知らなかっただけです。」 ラクスは最後ににこりと笑って通信を切った。 ≪勝者・・・ラクス・クライン!よって優勝はラクス・クラインに決定いたしました!!!≫
476 :
楽綿 :04/09/04 01:25 ID:???
戦闘が終わって着替えをしているピンクの横で私は聞いてみた。 ねぇ・・・ピンク。 「はい?」 二コル君が『ラクスさんはやっぱり3隻同盟を引っ張って行っただけのことはあるよ!」ってべた褒めしていたけどなにやったの? 「あぁ・・・・ちょっと御託を並べたら素直に信じてくださいましたの。あの方www」 お前・・・・一人の人間の心を弄んで楽しいか。 「弄んでなどいませんわ。私は『対話』という策で勝利を勝ち取っただけです。他にも文句でも?」 い、いやないけどさぁ・・・・ やっぱりこいつに敵う奴はいないと私はあらためて思った。 そんだけです。
ラクスの優勝が決まった。 常俺たちはさっきまでの勢いは何処へやらと言わんばかりに悲壮感を漂わせている。 「あぁ〜あ結局ラクスちゃんがもっていっちゃうのか。」 そうしょげるなディアッカ。お前があそこでウンチクたれなければ優勝してた可能性はあったんだ。 「そうすりゃミリィと一泊デート・・・グレィt・・・・」 ここにいるはずのないミリィの包丁ファンネルがきた。 ラクスの陰謀だなんて言えないしな・・・。 そうこうしている内にヴェサリウスのモニター一杯に表彰台が出される。 ラクスがデス種衣装で段を上っていく。いつの間に着替えたんだか・・。 『今回の大会の優勝者はラクス・クラインでした!いやぁみんなよくやってくれたねぇ。おかげでいいものが見れたよ。なぁ、マイハニー?』 『えぇダーリン♪おかげでガイアのイイデータとれt・・・』 「「「「「「「「「「「「「「「「「「データ?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 『シッ!ソレハイッチャダメジャナイカ、ハニー!!な、なんでもないよ!諸君。まぁ、これでラクス嬢の出演は決まっているので彼女には死亡しない特典が・・』 『ダーリン、それは残念だけどできないわ。』 『!?な、なんでだよハニー!?』 『わたし、キラきゅんならあげてもよかったんだけど、キラきゅん途中でいなくなっちゃったでしょ?それに私の脚本じゃ キラ×ラクでガイアの戦闘データを取りながらキュンキュンな話にしよう・・・ってなんでダーリンそんなに震えてるの?』 M澤の妄想垂れ流しの横でF田は一人口をパクパクしていた。
フィールドには得僕ダガー、デスアーミー、ジンHM等出場したMSの数々と急遽取り寄せた正義、更にはヴェサリウスが集結し、 負債の周りを椀上に取り囲む。もはや、負債に逃げ場などない。 サイ:「ちゃんと元通りで返さなきゃと思って直してもらっておいてよかったよ・・・」 債俺:「DG細胞・・・今だけ俺の怒りを糧に力を解放する!」 凸:「今日ばかりは放射能どうのこうのって言わないぞ・・・・!」 凸俺:「凸が不憫なのもお前らのせいだぁぁーーー!!」 遺作:「俺のこの手が光って(ry」 遺俺:「貴様ら倒せと轟き(ry」 アデス:「大の大人がそんなことを言ってはいけませんな・・・!」 艦俺:「艦長のラーメンが売れたことは嬉しいだが・・・!」 雑僕:「ザコたちが頑張ってお弁当作ったんだぞー!!」 キラ:「今僕は自分の意志であなた方を撃ちます!」 吉良綿:「こいつらを撃とうって根性が出てきたなら立派に成長した証拠よ!」 得俺:「お前らみたいな俗物を一瞬でも信じた俺が馬鹿だったぜまったくよぉ・・・!!!」 常俺:「結局俺らは噛ませ犬かぁぁぁぁぁ!!」 常夏:「「「撃滅必殺うざ〜い!!!!苦しい思いしちまぇぇええ!!」」」 二コル:「人の心を弄ぶ奴は・・・・・!」 楽綿:「3年目のパートナーを見抜けなかったこの始末・・・私が取る!!」 カナード:「ハイペリオンは伊達じゃねーんだよ!!」 仮名俺:「カナードを元に戻せえぇぇ!!」 痔俺:「俺のやられ様の何処がデータとして使えんだよぉぉ!!」 痔:「今回ばかりは『怒』グレイトゥだぜ・・・・!!!」
『ちょ、ちょっとまってくれ・・・これはチアキが勝手に・・・そ、そうだ!この後、叙々苑で焼肉おごるからさ・・・!』 懇願するF田がゴールドカードを振り回しているが眼中にない。 「「「「「「「「「「「「「「「「「問答無用!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 ドラゴンクローやシャイニングフィンガーもどき、それと多くのビーム光芒が負債を消そうと牙をむく。 『う、うわぁぁぁぁあああ!!ご、ご都合フィールド!』 種系の攻撃は全て被弾無効化され、得僕のゲッターの力やサイのドラゴンクローがなんとかフィールドを壊したが一切負債にダメージはない。 F田はメガネのずれを直しながらしどろもどろに喋り始める。 『ぼ、ぼくたちに歯向かったな!ハ、ハニー!やっちゃってよ!』 とうとう本性出したなこいつら。 『キラきゅんこれも私の思いなの・・・ごめんね♪』 チアキが白ペンで設定画を消そうとした瞬間、真紅の鎖が負債に撒きついた。 『だ、ダーリン!な、なによ!こんな武器もってるMSなんてガワラに頼んでないでしょ!』 『し、知らないよハニー!!けどこの鎖・・・ま、まさか・・・』 「負債と視聴者・・・この構図が争いを生むのだよ・・・って中の人なんかいねぇっつーの!」 どこかで聞いたことある声・・・・フラガ兄貴ことムウ・ラ・フラガだ! 9年前くらいに流れたあのOPと一緒に姿を現すワインレッドのモビルスーツ・・・・
『『エピオン!?』』 負債は思わず声を合わせてしまうほどそこには予想外のモビルスーツがいたのだ 常俺が自爆を依頼したはずのエピオンがロッドで負債を撒きしめる。 「こんな予感がしてたからアズラエルのおっさんにうまく誤魔化して頼んでおいたのさ! おら、クルーゼ!お前も鬱憤あるんだろ!?」 ん?エピオンの上になんか立ってる・・・って変態仮面!? 「よくも私を消そうとしたな・・・私にはあるのだよ!お前らを(ry」 『ま、待って・・・あれはキラきゅんが・・・ちょ、ちょっと!どうにかしてよ、ダーリン!ダ・・!?』 「残念、それは私のおいなりさんだ。」 負債はOINARIショックで気絶したみたいだ。 それに便乗したのかバスターが負債に向かって飛んでいく。 「グレィトゥ!俺もご都合主義じゃ防げないとっておき持ってるぜ!」 そういうとバスタはー中華鍋を取り出した。 「いつも俺が喰らってる痛みを感じてグレイトゥに飛んでけってんだよぉ!!!」 おもいっきりゴルフスイングされた中華鍋にクリーンヒットした負債はコテコテ漫画のように星になって消えていった。 負債がいた場所にはゴールドカードが落ちている。 どさくさにまぎれて隠れていたラクスがそれを拾って涙顔で話し始めた。 「わたくしは、負債の陰謀に脅されて付き合わされていたのです!いわばわたくしもあなたたちと同じ被害者。 さいわい、ここにゴールドカードがあります。これの限度額をこえるまで今日は飲み明かして傷を癒そうではありませんこと・・」 一瞬みんな言葉に詰まるが、その雰囲気をまたもやあの男が変える。 「グレイトゥ!さすが歌姫だぜ!こう言ってることだし今日はグレイトゥに盛り上がろうぜHAHAHAHA!」 楽綿がキレそうになるがそれを諸俺たちでなんとかなだめた。 ヴェサリウスは進路を一転し一路、叙々苑に向かうこととなった。
大会は案の定負債の陰謀だったが、それぞれみんなアテネオリンピック並みにはじけていた。 この戦闘記録をちゃんと負債は生かせるのか・・・・まぁ10/7以降がその結果だな。 俺は今から始まる「焼肉ファイト」を楽しみにしながらヴェサリウスの宿泊室ベットに横になった。 ん?ディアッカ、そうか・・・・ミリィの一泊デートが嘘だっての知ったんだな・・・まぁそれでもお前は十分良くやったよ。 明日からはまた平凡な日々が始まる。今日は焼肉食べて精一杯はじけようじゃないか。 そんだけ。
あとがき。 どうも回りに流されっぱなしでもなんとか皆さまの温かいご協力の下でここまでなんとかたどり着けました。 これもひとえに皆さまのご声援と協力があったからであります。 私の稚拙な文章を読んで萎えても他の職人さんたちがそれをなんとか盛りたててくれたのを私は心底感謝しております。 また、このようなイベントをできたらいいなと私は思っています・・・。 それでは皆さま・・・・ありがとうございました&長い文章を読んでいただきお疲れ様でした。 そんだけ
>主催者様、職人様方 お疲れ様でした! 毎晩楽しませていただきました!! ありがとうございました。
職人様方も主催者様もお疲れ様でした。 久々に覗いたらかなり進んでて驚きましたが、とても楽しく読ませて頂きました。 自分は雑俺対クルーザがツボでした。 ところで今更出て来て言ってもどうしようもない事なのですが、 F田負債を叩きすぎではないのかと。 ここは『負債』というキャラクターとして考えるべきなのかもしれませんが、 ここまで貶ことはないのではないかな、と。 しかし今回はMSV機体やらバクミティ、さらには艦俺の魔改造機体など、 映像として動いている所を見たことがない機体が生き生きと描写されている所がとても楽しかったです。 職人様方、これからも頑張って下さい。
「く…くそっ!馬鹿めが!馬鹿めが!!」 「よなんであたし達まで……」 「どうやらここの人たちには反骨の相が浮かび上がってるようですね…」 「ったく……今度会ったら俺達4人で激無双乱舞だ…ッ!」 あの負債への一撃…あれは恐ろしいものだった。 そんな恐ろしいものが、隣に座っていた俺達にも被害がこないわけが無い。 負債までとは言わないが吹っ飛ばされた俺達は、会場の外に横たわっていた。 「しかしですね」 「ん?」 「私、ムルタ殿にこんなものを貰ったのですが」 ん?どれどれ…? って、これ封筒(金一封)じゃねェか! ちょっと開けるぞコレ!貸せ! …………うわぁ、20万も入ってるぜ…。 「ん?手紙が入っているぞ。私が読もう」 司馬懿がそう言うと、入っていたらしい手紙を読み始めた。
「えー、皆さん。この仕事を請けて頂きありがとうございます。 とりあえず、このお金はこの仕事への給料とさせて頂きます。 前払いで申し訳ないですが、4人で仲良く分けてくださいね。 少し少ないかもしれませんが、容赦してくださいよ?」 ……それだけ? 「最後に (笑) が付いているが…まぁ、それだけだ」 そ、そうか…。 しかし20万もあったら……どうよ。 4人で分けるのも良いが、ここは一つパーッと使わないか? 「ん〜…じゃああそこに叙々苑があるし、泡銭っぽく使っちゃおうか。ね、司馬懿?」 「賛成だ!こうなったら朝まで飲み、喰いまくるぞ!」 「そうですね!もうあんな反骨精神旺盛な人たちへの怒りは忘れて飲みましょう!食べましょう!」 諸葛亮、ちょっと根に持ちすぎだと思うが…まぁいいか。 さて、そうと決まれば叙々苑に入店だ!!無血開場で行くぜ!! 「「「「おー!」」」」 こうして叙々苑に入った俺達は、何の因果かまたあいつらと会ってしまい、 途中激無双乱舞を発動しそうになるも…終始楽しく飲み明かしたのだった。 ああ、勿論金の礼は言ったぜ?4人でな。 まぁ、それだけだ。 ま、そんだけ。
この曲が頭から離れない
お前らも俺と同じ苦しみを味わえ
ttp://yogatori.com/movies/guitarist/kimishine.htm ( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンウ〜ンウ〜ンン・ン・ン
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ
(・∀・)ラヴィ!!
(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロリレリ〜
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)
(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロレルラロ〜
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンウ〜ンウ〜ンン・ン・ン
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ
(゚∀゚)ラヴィ!!
運動会の季節だねえ・・・ というわけで今度のイベは運動会とかどうよ
>>490 秋の大運動会とかじゃダメ?
文化祭とか言う面子でもないだろうし…
今ムウクルでもやってるし、またやるのもどうかと。 いっそ、山へ行くとか温泉とか。
ネタがかぶっていてなんかスミマセン。 俺がいないというより、ムウはともかくクルーゼのキャラの立ち方が違いすぎてどのみちこちらには うちのスレとしては投下できぬ身(笑) 現在の所、うちの運動会は痔俺職人さん約2名(かな?)にお助けいただきつつ、 おそらくはこちらとは別次元で進んでいますので・・・ もし皆様にその気がおありになるのでしたら、自分的にはこちらにお気兼ねなく開催していただきたく思っています。 まああくまでも、自分的には、ということで、他の住人様方のご意向は今はまだ判りかねるのですが。
ネタがかぶっていてなんかスミマセン。 俺がいないというより、ムウはともかくクルーゼのキャラの立ち方が違いすぎてどのみちこちらには うちのスレとしては投下できぬ身(笑) 現在の所、うちの運動会は痔俺職人さん約2名(かな?)にお助けいただきつつ、 おそらくはこちらとは別次元で進んでいますので・・・ もし皆様にその気がおありになるのでしたら、自分的にはこちらにお気兼ねなく開催していただきたく思っています。 まああくまでも、自分的には、ということで、他の住人様方のご意向は今はまだ判りかねるのですが。
ネタがかぶっていてなんかスミマセン。 俺がいないというより、ムウはともかくクルーゼのキャラの立ち方が違いすぎてどのみちこちらには うちのスレとしては投下できぬ身(笑) 現在の所、うちの運動会は痔俺職人さん約2名(かな?)にお助けいただきつつ、 おそらくはこちらとは別次元で進んでいますので・・・ もし皆様にその気がおありになるのでしたら、自分的にはこちらにお気兼ねなく開催していただきたく思っています。 まああくまでも、自分的には、ということで、他の住人様方のご意向は今はまだ判りかねるのですが。
うあああああああ!!! すみません! POST書き込みTIME OUTの表示が出たので、書き込めてないものかと思い・・・ 本当に申し訳ありません。
まあとにかく チーム別に何かできることがいいよな。
松茸狩りとか、栗拾いはどうだ。 チーム対抗で山に突撃して。
いきなり全員拉致られ訳のわからん山中(または孤島)へ。 福田登場、そして 「え〜、今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。」 ・・・やめよう、収拾がつかなくなる。松茸狩りとか栗拾いとかに賛成。 でもまだちょっと時期的に早いと思うが。来月くらいか?
文化祭ってのも悪くはないと思うけどなぁ? それぞれ何やりそうか解るしw
現在挙げられている次回テーマ案 ・運動会 ・山 ・文化祭 ・温泉 ・バトロワ
文化祭にイピョーウ
文化祭に1票 秋祭りと称して痔たちの町一体でお祭やるのもいいかも と思った。 いや、思っただけにしと来ます・・・。 また大風呂敷広げて収拾つかなくなることになると申し訳ないので・・・
ドタバタだらけの演劇大会(おいなりもあるよ☆)とかどうよ。 痔俺チーム、常俺チームとかにわかれて演劇をする。 審査員達が一番だと思った演劇をしたチームが優勝。 どうよ。 意外にサクッと終わると思うけど。
チーム分けはザフト、連合、三隻同盟でどうだろう? それと文化祭のメインイベントで演劇、とか。 出店を書きたい人(艦俺の人とか炒飯の人とかおでんの人とか)もいるだろうし。 ただやるにしても、少し仕込みがいるのですぐ来週、っていうのは難しい。 せめて来月の頭ぐらいか今月末が俺はうれしい。
>506 とりあえずスレ毎に分けて、 覚えている範囲で動かせそうなキャラを挙げてみた。 三隻(10人と2匹) ・楽綿(ラクス、楽綿、グレーちゃん) ・吉良綿(キラ、吉良綿、パンダ) ・痔俺(ディアッカ、痔俺、ミリィ) ・明日俺(アスラン、明日俺、カガリ) 連合(13人) ・常俺(常夏、常俺、ムルタ、ニコル、ミゲル) ・債俺(サイ、債俺、フレイ、カズイ) ・得僕(エルちゃん、得僕) ザフト(13人+エキストラ) ・遺俺(イザーク、遺俺、シホ、シーゲル、先生、博士) ・艦俺(艦長、艦俺) ・ムウクル(ムウ、クルーゼ、虎、ダコスタ) ・雑僕(ザコ、雑僕) どうでしょうか?
508 :
507 :04/09/13 23:05:50 ID:???
連合に ・仮名俺(カナード、仮名俺) も追加。忘れてた。
さぁレス節約のためにも避難所使おうぜグレィトゥ! って痔が言ってました。 そんだけ
>>507 ジュール隊その他大勢も頭数に入れてやってくれ。一応海にも参加してたんだし
話は変わるが、ここは恐ろしい早さで容量を消費していくな。 もう351kbあるぞ。
じゃあ次スレでGO?
明日俺の所の管理人もとい遺俺の所の議長(師匠)を忘れてんぞ。
マリュー嬢およびナタル嬢およびフレイ嬢も忘れられている。 というか、言えばおそらくキリがない。
まあ、書き手の裁量次第で良いんじゃね
ほ
得僕の職人さんが気になることを書いていたけど、最近どこも活性低いな。 この際種の関係スレは全部まとめて総合スレでやれば?とか思ってしまう。 そうはなりたくないが・・・・・
なあ、俺のPCがおかしくなったのか? 本当にDAT落ちしてるのがいくつかあるぞ?
誰もほしゅらなぃからさ
オチの基準てなんなのさ。 吉良綿のとこだって最終書き込み15日じゃん。 今日17日だよね? 2日レスなきゃオチるのか!?
債俺は昨日レスついてるよ 2/3より下にいるとだめなのかな
すごいな。 600以上あったのに200ちょっとしか残ってないよ。 まるでサイクロプスだな。 「この犠牲によって、板の早期終結と(ry」
なあ、関係スレここでまとめようぜ
>>526 一部同意。
痔俺みたいに単独でやっていけるスレはともかく、
仮名俺や遺俺みたいに過疎がかなり進行しているところは、避難所代わりにここに引っ越してきたらどうか?
それで、ある程度住人が増えて再び単独での進行が可能なようであれば、またスレを立て直せばいいと思う。
安易に立て直せば再び過疎を招きかねないし。
いかがでしょうか?
何はともあれ今回落ちた常俺、遺俺、吉良綿、艦俺、雑俺、債俺、仮名俺は行き場を探さなければならないわけで・・・・・
ちなみに、別に落ちろと言うわけじゃないが、今回危機を免れた楽綿、得僕、明日俺もかなり過疎が進んでいる気が。
常俺は結構息が長いんだから復活させるべき・・・とも思ったが とりあえず痔俺も現行が終わったらここにくるべきだろう よく考えれば同じ関係スレ、息が長かろうが短かろうが同じように扱おうぜ で、なんでこんな早くスレ落ちしたの? 管理人がなんかやったのか
痔俺、明日俺、遺俺は「赤服達と俺の関係」にするってのは?
531 :
遺俺 :04/09/17 17:50:43 ID:???
朝起きたら、俺たちはさら地の上にいた。 「残暑でも朝は寒いぞ腰抜けぇ!」 朝からうっさい。お前がしっかりしないから落ちたんだろうが 「ぬわぁんだとぉ!?」 疼くスレだって堕ちてるんだぞ。ここが堕ちないはずがないじゃないか。 「う・・・・・」 当分はここに仮設住宅建てる。お前は新しい住まいを獲るための資金と人脈を築いてくるんだ。 「なんで俺がそんなことを・・・」 だてに赤は着てないんだろ? 「そうだ、俺は赤服なんだ、こんなことでめげてたまるか!バスターとは違うんだよぉぉ!!」 そういってイザークは朝焼けの中何処へともな走っていた。 あいつが痔スレが生き残っていたのを知ったのはそれから間もなくだった。 それだけっぽい
532 :
仮名俺 :04/09/17 18:08:15 ID:???
朝起きたら家が無かった!!! 何ということだ。落ちてしまったとは・・・・・ 「俺のペプシィィ!!!!!」 カナードがさっきから横で地平線に向かって叫び続けていた。 うるさいなぁ 仮屋立てるの手伝えよ・・・・ 安息の日々は程遠い。 それだけだっつーに。
533 :
座僕 :04/09/17 18:29:50 ID:???
「ここはどこザコ?ザコ達はガンダムサイに戻ったはずなのに…」 あ〜、落ちちゃったんだね 「違うんですよそ〜なんですよ、ど〜してこうなったかは一旦置いといて、ここにダークアクシズの侵略前線基地を作るんですよ!」 「ナイスアイデアザコ!!」 「早速材料を調達してくるザコ!」 そう言えば、オカンどうしたかなぁ・・・ それだけかな?
ぶった切って悪いが、 諸葛亮と俺の関係を参考にしてみてはどうだろう。 バランスが大変だがな。 その分あそこはかなり整っているというべきか。 まぁ、それだけだな
もう他のスレも落としてさ・・・もうここでやり直そうよ ってか俺スレは建ちすぎた 極端な話、常俺含めて痔俺のあとの奴はみんな消えてもいい
極端すぎる。そんな言い方はないだろ
ここで決めなくとも、 どのみちデス種が始まったらスレは乱立するから 落ちるスレは落ちるだろうし、 残るスレは残る。 そして立つスレも立つだろう。
某スレの客質の悪さとか考えると、いっしょ纏めるのは、いろいろ疑問。 落ちたスレ復活させるか、それとも合同スレ立てるかどうかは、それぞれ の住民が決めるべきかと。
>>538 某スレの心当たりが複数あるのだが・・・
それはともかく、確かにそれぞれのスレにその独自の流れがあるのはわかるが、
だからといって再び立てると今度はいつも『保守』とかのレスで寂しいことになるような。
野球の合併問題じゃないが、過疎の進行している以上ある程度の妥協は必要だと思う。
というか種関係スレは最終的に痔俺と楽綿だけになりそう。 デス種関係スレが立つだろうが。
541 :
常俺 :04/09/17 20:32:51 ID:???
「おいおい、また家がねーぜ。」 「家なき子うざ〜い。」 「流・浪!」 再びペットともども路頭に迷うはめになった俺達。 ついこの前家を立て直したばかりなのに、なんということだ。 おい金持ち、なんでだよ? 「ああ、僕達のいない間にあのマンションは宇宙へと飛び立っていったんですよ。 あれはシムシティ2000でいう『エクソダスアルコ』だったんですねぇ。」 んな無茶苦茶な。 ともかく、どうも焼け出された(?)他の連中もいるみたいだし、早くなんとかしてくれよ金満政治家。 こういうときの行政だろ? 「仕方ないですねぇ、ちょっとどこかの貸しビルでも当たってきますか。 ・・・・・おや、ナタル君、顔を真っ赤にしてどうされましたか?」 「・・・・・私 の マ ン シ ョ ン を 返 せ え え え ェ ェ ェ ェ ェ ッ ! ! 」 程なくして物件は見つかった。さすがソキウス、手が早い。 引っ越しも今回はスムーズに終わり、入居費用とか家賃とかもリーズナブルでいい感じだ。 他の連中にも早く教えてやらないと。 ナタルさんは保険金とおっさんからの特別年金をもらってなんとか落ちついた。 そしておっさんはローエングリンを喰らってまた病院送りだ。 で、俺達はというと・・・・・ 「くそォ重いぜぇ!!」 「圧・殺!」 「お〜も〜いィ〜つぶれるゥ〜!!」 「皆さん頑張って下さい!あと6階ですよ!」 二、ニコル、いくらピアノがエレベーターでも窓からも入んないからって、俺達に階段で行かせるなッ・・・・ いや、それだけなんだけどさ。
542 :
吉良綿 :04/09/17 21:23:52 ID:???
さて、なぜだか突然家が消えてしまった。 もちろん家財道具一式丸ごと。思わずその場にへたり込んでしまった。 ・・・私のシャネルとディオールとエルメスとフェラガモetc...がああァァァァ(泣)! 「いいじゃないか、それくらい。冬のボーナスか何かでまた買ってきなよ。なんならいい街金でも紹介しようか?」 ・・・モノクロちゃん、そいつを殺れ。 キラがパンダにさば折りを喰らっている間に、常俺から電話がかかってきた。 はいはいもしもし、何よこんな時に? ああ?家?引っ越し?格安?アズラエルさん?ふむふむ・・・・・ わかった、これから準備するわ、ありがと。(ピッ) おいそこの冷血動物、支度しなさい。 「れ、冷血動物?この子のことかい?」 パンダは温血動物に決まってるでしょう、あんたのことよ。 なんでもアズラエルさんが当面の仮住まいを見繕ってくれたんだって。知り合いにお金持ちがいるって助かるね。 ついでに私のブランド品も保証してくれないかしら・・・・食事付き合うくらいで。 「バカだなぁ、だからそういう時は素直に身体を売れぐばべっ」 私はあんたの囲っている女ほど軽い女じゃないのよ!死ね! と、いうわけで一通り支度をして・・・といってもほとんど何もないのだが、ともかく教えられた場所へ行くことにした。 さあキラ、いつまでもへばってないで立ちなさいよ、ほら。 「うん・・・あのね、さっきはごめんね、僕も気が立っちゃってさ、言い過ぎた・・・・・」 ・・・珍しく謙虚ね。いいのよ別に、お互い様よ。さて、私達は電車でもバスでもいいとして、この子はどうしよう。 「ペ〜ペ〜ポ〜ペ〜ペポポ〜・・・とかいって、遊園地の乗り物みたく偽装すれば・・・・」 『ラブコメ反対!』とかプラカードを掲げて?いやだよそんなの。おっきいし。 それだけだね。
とりあえず、新たにスレを立て直すとか統合の話は避難所でいかがでしょうか? あと、そろそろ避難所のURLさらしていい?
何はともあれageておく
>>536 n日制になっちゃった以上仕方ないだろう、と思って極端なこと言った。
まあ、またスレ建てるもよし、こことかで合同にするもよし。
ただ俺の考えとしてはもうそんな一々スレ建てないで一つで合同にしちゃえよ・・・・と思う。
>>545 某スレは自治ウゼーと追い出した経験があるから無理だな
547 :
通常の名無しさんの3倍 :04/09/18 10:57:54 ID:ZD6btY4F
皆に聞くが、それぞれ立てて保守できそうか? できそうならまた立てたいのだが?
そのスレの住人に立てさせろ 自覚がない限り同じ事を繰り返すだけさ
550 :
547 :04/09/18 12:47:13 ID:ZD6btY4F
>>548 すいません、ほとんど全部(福俺除く)の住人です、反省してます。
統合には賛成だが、今はまだ時期早焦(この字でよかったか?)ではないかと。
差し当たり常俺、艦俺、吉良綿は立て直そうと思っている。
常俺はまだ需要がありそうだし、吉良綿は個人的に前から立て直したかったし、艦俺は今不在のメインの職人さんに申し訳ない。
だけど32KB保守の時点で人がいなければ俺も保守をやめる。
今のところそんな考えでいるのだが。
でも、もし立てるにしても今出先なので、やるのは今夜の夜半になりそう。
どうスか?
551 :
通常の名無しさんの3倍 :04/09/18 12:51:11 ID:xLFKlOwp
>>550 あのな、ageんな
之を見た厨が重複スレ建てすんぞ
つーか、専用ブラウザを導入すれば色々と楽だぜ そんだけ
>>550 君一人が全部(福俺除く)の住人の意思ですか?
正直、保守しかできない香具師がスレ建てすんのはどうかと思うが
1 :痔俺 :04/08/03 03:20 ID:1aJ3ejUI ぁあああ あぉぅる日、バイトを終えてへぇええぇ゙家に帰ったら、何故か台所にディアッカがいぃたのぉおお。 次いぃれ吉良綿、そしてぇぇぇぇ゛遺俺、常俺、債俺、楽綿と、次々奴らに住みちゅかれたのぉおお。 奴らは俺達に迷惑をかけ、悪しゃをし、たまにいぃぃぃっよぉおお゙ことをしてぇぇぇぇ゛、怒り、泣き、笑いぃぁあああ あぉぅったのぉおお。 俺達は今日も、奴らと奇妙にゃ生活を送っていぃるのぉおお。 そしてぇぇぇぇ゛、たまにこれ以上欲しくもにゃいぃ刺激を求めて旅にれひゃうっ れひゃうよぉおお゙のぉおお。 そんらけ。
福俺はまぁ、イレギュラーでガンダムで言ったらGセイヴァーみたいなもんだから。 しかし得僕が良く生き残ったもんだ。 そんだけ
確かに吉良綿は元々がクソスレを無理矢理ネタスレに作り直した様なもんだし、 需要があるなら立て直しもありだろう。 自分も時々ネタ書き込んでたし。 今のこの騒ぎが治まった頃にでも検討してみたらどうだ。 それまではここでネタを練るなりして。
いずれにせよ、種デスのキャラにならない=無印種のキャラのスレがどうなるか、 これが疑問ですが・・・ 無印が旧作になったからって、旧板で立て直せってのも酷ですし。
>>558 もし自治がそういう流れになったら現存するスレは次スレの時に移行すれば問題なし
>>558 旧板の方へは、来なくて良いってさ。
●シャア専用classic@2chはすでに放送終了した旧作ガンダムと、TVシリーズ以外の旧作関連のガンダムの話題を扱う掲示板です。
・放送中、もしくは放送終了1年以内のTV作品およびその関連作品はシャア専用板へ。
(ただし放送終了1年以内に直接的な続編が放送されるか、制作が発表された作品は 引き続きシャア専用板でお願いします)
あのぅ、そろそろ再びこちらへ避難ネタ書いてもいいでしょうか… 艦俺がまだ…
イイんでないかい?
では・・・多少長いですが、艦俺行きます。
564 :
艦俺 :04/09/19 02:12:10 ID:???
市内某所。行き場を失った俺達とともに、ジュール隊(隊長除く)が集まってきている。 艦長、どうするよ、これから。家はアズのおっさんが提供してくれるらしいけど、どこで営業やろう? 「・・・君、私は決めた。これから私の言葉をよく聞いてほしい。」 ?? 「諸君 私はラーメンが好きだ 諸君 私はラーメンが好きだ 諸君 私はラーメンが大好きだ 札幌ラーメンが好きだ 長浜ラーメンが好きだ 博多ラーメンが好きだ 尾道ラーメンが好きだ 荻窪ラーメンが好きだ 喜多方ラーメンが好きだ 徳島ラーメンが好きだ 鹿児島ラーメンが好きだ 横浜ラーメンが好きだ 店内で 路上で 自宅で トイレで 駅で 現場で 飲み会で 温泉で プラントで 艦内で この宇宙で食されるありとあらゆるラーメンが大好きだ
565 :
艦俺 :04/09/19 02:13:16 ID:???
行列にならんだ待ち客が歓声と共に店になだれ込むのが好きだ 空中高く放り上げられた替え玉が見事にどんぶりに入った時など心がおどる 親父の操る中華鍋が具材を炒めるのが好きだ 酒を入れて燃えさかる具材から匂いが立ち上り 客が待ちきれずにチンチンしている時など胸のすくような気持ちだった 袖襟の乱れたビジネス客の集団がラーメンを早食いするのが好きだ 恐慌状態の新人リーマンが時間に追われてシャツを汚しながらかき込む様など感動すら覚える 商業主義のフランチャイズ店の客を横取りする様などはもうたまらない 青ざめる店長が私の屋台を見るとともに 金切り声を上げてシャッターを下ろすのを見るのも最高だ あわれな中年会社員達が少ない小遣いで健気に私の店へ訪れてきたのを ただ一杯のラーメンで満足して頂いた時など絶頂すら覚える 台風や大雪で仕入れができなくなるのが好きだ せっかく来ていただいたお客さまに売り切れで断りを入れるのはとてもとても悲しいものだ コンビニのカップ麺に押されて味を真似られるのが好きだ 店の目の前でお湯を注がれさもうまそうにカップ麺をすすられるのは屈辱の極みだ
566 :
艦俺 :04/09/19 02:14:18 ID:???
諸君 私はラーメンを 究極のラーメンを望んでいる 諸君 私に付き従う店内スタッフ諸君 君達は何を望んでいる? 更なる味のラーメンをを望むか? 情け容赦のない 至高のラーメンを望むか? 人知試行の限りを尽くし 三千世界の食がひれ伏す 嵐のようなラーメンを望むか? 『ラーメン!!ラーメン!!ラーメン!!』 よろしい ならばラーメンだ 我々は満身の力を込めて今まさにゆで上げんとする手打ち麺だ だがこの帰るべき場所を失った我々に ただのラーメンではもはや足りない!! 究極のラーメンを!! 一心不乱に食す究極のラーメンを!!
567 :
艦俺 :04/09/19 02:16:40 ID:???
我らはわずかに一つの屋台 20人に満たぬ爪弾き者に過ぎない だが諸君は一騎当千の一流スタッフだと私は信仰している ならば我らは諸君と私とで年間売上一億円の巨大企業となる 我々をDATの彼方へと追いやり、味を知らぬ連中に教えてやろう 鼻先を匂いで刺激して店へ引きずり込んで 注文を頂き御馳走しよう 連中に本物の味を教えてやる 連中に我々のスープとチャーシューの味を教えてやる 天と地のはざまには奴らの食生活では味わったこともないものがあることを教えてやる たった一杯のラーメンで 世界の食文化を変えてやる 『ヴェサリウス艦長より全ホールスタッフへ』 艦俺スレッド奪還作戦 営業を開始せよ 征くぞ 諸君」 ・・・・・。 もはや言葉はいらない。征くぞ、みんな。 それだけだ。
乙。 朝っぱらからラーメン喰いたくなったよ。 「艦長!味噌バタチャーシューねぎテンコ盛り1つ!!あ、餃子も!!」
569 :
通常の名無しさんの3倍 :04/09/19 10:16:44 ID:ztCbaDpp
【スープは】艦長のラーメンを再現するスレ【何味】 艦俺スレ復活の前にこんなスレが立ちそうなヨカーン。
艦俺住民は、一度ムウとクルーゼの関係スレを覗いてみたら?
しかし、あそこも職人が少ないのでたまに二、三日書き込みがない事があるから注意汁
572 :
遺俺 :04/09/19 21:10:47 ID:???
「貴様、なんとか仮設から抜け出せそうだぞ!」 何、どういうことだ?うれしいから説明しろ。 「なんでも盟主が仮住まいのマンションを手配したらしい。なんでも格安で住めるらしいぞ。」 そりゃありがたい。早速厄介になるとしようぜ。 「そうと決まれば善は急げだ、荷物まとめて行くとするか。」 「いやあよくいらっしゃいました、早速部屋を案内しましょうか。」 わざわざご丁寧にどうも。ところで、なぜにミイラ男に? 「ちょっとした痴話喧嘩をしましてね、それでこのザマです。まあ、見た目ほど悪くはないので気にしないで下さい。」 気になる。すごく気になる。 エレベーターで階を上がり、部屋を案内された。 部屋は二人で住むには十分すぎる広さだった。家賃もリーズナブルでいい感じだ。 が。 「隣がうるさい!!」 恐ろしい音量で電子音や爆音が聞こえてくる。そしてそれが止んだかと思えば、 今度は壁が壊れんばかりのディスト―ションギターの重低音ヘビメタが聞こえてくる。 「どんな奴がいるんだ隣には!ちょっと文句を言ってくる。」 あ、まて。お前だけだと何をしでかすかわからん。俺も付いていく。
573 :
遺俺 :04/09/19 21:11:21 ID:???
ピンポーン「はいはい少しお待ちをー・・・あ。」 「「「あぁ!?」」」 「何で貴様らが俺の隣にいるんだ!!」 「おいおいそりゃこっちのセリフだぜ、家がなくなったんならおとなしくママンのところへ帰ればいいものを。」 「仰・天!退・去!せめて別の部屋に移れよヴァーーーーーーカァ!!」 「おぱっかうざ〜いうずくのうざ〜い痛い痛い言うのうざ〜い、ガラス割んなよ。」 ・・・・・アズのおっさん、他の部屋ないのかよ。 「残念ながらここしか空いてなかったんですよw。すいませんがしばらくはここで我慢して下さい。」 なんだそのいかにも作為的と言わんばかりの笑みは。 「俺達は逃げも隠れもしないぜ、ちょっかい出したいんならいつでも来いよ、返 り 撃 ち だ 。 」 「オルガ遺作を刺激すんな、遺作、頼む、またガラス破って突撃してくるようなことだけは・・・・・」 「ああ上等だ!久々に俺のこの手が光って疼く!!」 思いもよらぬ形で『常夏三人組と俺の関係2〜イザ―クの逆襲〜』以来の遺作VS常夏の死闘(私闘)が再び・・・・・ 常俺、俺も出来る限りこいつを押さえるがお前も何とか努力しろ。 ・・・っておいイザ―ク、部屋の壁に穴をあけようとするのはやめろ、退去する時にいくら取られるかわかったもんじゃない。 それだけっぽい。
574 :
仮名俺 :04/09/19 21:44:06 ID:???
遺俺と同様に俺達二人もこのマンションへと越してきた。 そしてこれも同様に、隣には・・・吉良綿とキラがいる。 カナード、お前、また『お前が消えれば』とかやらないよな?な?大人の対応をしような? 「俺はまだ一応未成年のはずだがw?」 その邪悪なうすら笑いはなんだ。何をしようっていうんだ。 ・・・が、しかし。 「ああカナード、おはよう。早いね。」 「まあな、そういう貴様も早いではないか。しかしお前はいつもベランダで歯磨きをするのか?」 「そうだよ、日課みたいなものかな。今日の天気はどんなかな、とか一日のスケジュールを考えたり。 君もそうなのかい?」 「そんなところだ。理由もまあ、似たようなところだ。」 越してきて初めての朝、ベランダでこんな会話が聞かれた。 昨日のアレはなんだったんだと思わざるを得ない。カナードにそれを問うと、 「キラ・ヤマトに勝つには戦うだけが全てではない。生活能力や知能、性格なども上回ることが重要だ。 ならばこれは、奴を観察するいい機会ではないか。よって、当面の間あまり手出しはしないことにした。」 ふむふむ、しかし、お前もあいつも、朝の日課が同じとは驚いたな。 「遺伝子の基礎設計は同じだからな、案外性癖なども似通ってくるのかもしれないな。」 これを機会にカナードがアストレイ本編みたく解脱してくれるといいのだが・・・・・あ、電話? 『あ、もしもし、私だけど、この前の奢る約束、どうなったの?』 こいつ、しっかり覚えてやがる・・・・ それだけだっつーの。
575 :
雑僕 :04/09/19 22:01:25 ID:???
「ザコザコ、お引越しザコ。」 「かっ、階段が足が短すぎてのぼれないザコ・・・・・」 「何してるザコ、エレベーターを使えばいいザコよ。」 「あっ、そうか。エレベーターエレベーター。」 ・・・・・。 「「「ボタンに手が届かないザコ(泣)!!」」」 「なんでこんな位置にあるザコ!バリアフリーがなってないザコ!」 「あがれない〜あがれない〜(泣)」 「どうするザコ?このままじゃ部屋に入れないザコ!!」 あれ、どうしたんだいみんな、早く上がりなよ(ポチッ ウィーン) 「あああああすばらしいザコ!さすがマギージオング様ザコ!!」 「メイクミラクル!ドナルドマジック!イリュージョン!!」 「でも、これで俺達だけじゃ外へ出られないとわかったザコね・・・・」 「「・・・・・。」」 なんだかわからないけど、そんなにしょげないでよ。 せっかく当面の家が見つかったんだから。
良い感じで統合してきたな ピンできついスレをうまくまとめると良いな
容量は大丈夫?
881 :通常の名無しさんの3倍 :04/09/19 21:00:35 ID:??? c ´∀`iムムネネムムネノムムネネムムネノムムネネムムネノムムネネムムネノ c ´∀`iムムネネムムネノムムネネムムネノムムネネムムネノムムネネムムネノ (´∀` リミ〜リミ〜リミリアリア〜ンミ〜リア・リ・ア テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ {c ´∀`i おっぱい!(´∀` リ
ジュール隊総員 傾注(アハトゥング)!! 「諸君 夜が来た 無敵のホールスタッフ諸君 最古参の厨房スタッフ諸君 万願成就の夜が来た 営業の夜へ ようこそ!!」 『ヒューヒュー!!イイイイイヤッハアアアアアッ!!』 「艦長殿!誤納品の韓国産生ゴミ餃子は?」 「廃棄しろ!! 当然だ 不愉快極まる 欠片も残すな」 「当面の営業場所に『ムウとクルーゼの関係』はいかがでしょうか艦長殿!!」 「進め 変態仮面の虚像は捨て去れ お稲荷 生トロ 網タイツ 全部忘れろ 不愉快だ」 「チャーシューは?」 「煮込め 角煮もだ とろける様に」 「街頭チラシどうしましょうか」 「配付しろ」 「かまうものか 気がついた客は 片端から誘い 気がついたサービスは 片端からやれ 存分に食べて頂き 存分に飲んでもらえ このアクセス100万の2ちゃんねるは 今宵 諸君らの営業場所と成り果てるのだ」 「さあ!!諸君!!売ったり仕入れたり 食べたり食べさせたりしよう さあのれんを上げよう 新たな営業は遂に 今宵・此の時より始まるのだ」 総員!!『ムウとクルーゼの関係』へ進攻を開始せよ それだけだ
580 :
債俺 :04/09/20 10:08:20 ID:???
なぁ・・・・サイ 「なに?今忙しいんだよ。」 なんで俺らだけアズラエルさんとこのマンションに誘ってもらえなかったんだろうな。 「おそらく忘れられていたんじゃない?・・・・あ、電話だ。今でまーす・・・」 サイは特に気にすることもなく、さらりと言い返す。 あいつにとっては喧騒の中よりここのほうがいいのかもしれない。 のどかな天気。 見渡す限り森と若草色の草原。 白い壁で赤い屋根と煙突を要した一軒家。 朝起きたら俺ら二人はそんなところにいた。 そしてなぜか今白い前掛けをかけながら麺棒でパン生地作りに一生懸命になっているサイ。 「はいわかりましたー、すぐお伺いさせますから・・。なぁ、ここらへんの宙域図から彼の居場所を割り出して打電してくんない?」 あいよ・・・・。宙域には3人いるけど誰に打電するんだ? 「えぇっと・・・・・アンパンの人でいいや。依頼者は子供だし。」 OKわかった。 そう、なぜか俺らは顔がトールのように吹っ飛ぶアンパンマンの顔製造工場に住み込みしているのだ。 だから、それだけだってば。 「ねぇ、アンパンのなかって粒あんだっけ?こしあんだっけ?」 しるか、そんなの。
>>580 ああああああヤベえ!!忘れていた!!
今後何か考えますスイマセン
「そういや、返し忘れてたドラゴンガンダムどうなったんだろうなぁ・・・・」 サイがパンの形にした生地をオーブンにいれながら呟いた。 おそらくちゃんと持ってってくれたんじゃないの? ドンドン!! なんだ?こんな時間にまだ朝の7時だぞ・・・・はい、今出ますから・・・ガチャ そこには直立しているカバがいた。 「ジャ、ジャ○おじさんいますかぁ・・・・?」 俺はなぜカバが2足歩行でしかも喋るのか戸惑ったがこれも「ご都合主義」の一環だと思って普通に接した。 「あ、ただいまジャ○の方は出向で仏蘭西にいっておりまして・・・」 「じゃぁ、あんたでいいよ!とにかくついてきて!」 カバにあんた呼ばわりされるとは思わなかったがとりあえず切羽詰っている状況だったので俺はサイをつれてカバの後についていくことにした
583 :
遺俺 :04/09/20 10:34:25 ID:???
おいイザーク 「何だ腰抜けぇ!」 もう駄? 「メポ!!はっ!俺は今何を…」 一発ネタ それだけっぽい
カバが連れてきた所にはすべでに黒山の人だかりができていた。 「今朝、ものすごい音がしてなんだろうと思って音のした方にいってみたら・・・・あ、アレだよ!アレ!」 そういうのは空か偵察行動しているあいつらに言ってくれよ・・・ 「お、おい・・・・アレってまさか・・・」 なんだ、サイ?お前もすこしはうんざりした顔で・・・・って・・・えぇ!? そこにはドラゴンガンダムが木々を薙ぎ倒して仰向けになっていた。 「黴菌男がつくったものにしては手が込んでるから違うと思うんだけど・・・とにかくこういうことはジャ○爺さんに伝えた方がいいと思って・・」 カバが俺の横で何かを喋っていたが俺らの耳はそんなことお構いなしだ。 なんでコレまでやってきてんだよ・・・ 「し、しらないよ・・・。けどコレはマズいでしょ・・・・」 とりあえず、コはレ動かして工場の横において置こう。 ここじゃどうにもならないからな。 「そうだね。じゃぁコックピットが健在かどうかちょっとみてくる・・・・」 そういってサイは群衆の中を掻き分けてコックピットへ向かう。 『ハヒ○ヘ○〜!!!』 突然、耳障りな叫び声が聞こえたと思ったら案の定現れた。黴菌男 『そのかっちょいいロボットは俺様がいただいていくぜ!』 ご丁寧にワイヤーアンカーで引っ張ろうとしている。だがおもすぎて引っ張りきれてない。 「まてぇ〜!!黴菌男」 お、NT張りの危機察知能力でやってきたな、アンパン。 まさかこんな形で黴菌とアンパンの対決を見れるとは思わなかったなぁ。 お、アンパンが泥水噴射でよろけた。なんだ、こっちにすがるようにやってくる。 「あ、あたらしい顔・・・かおぉぉ・・・・」 いや、あんたの顔焼いてる途中だったから持って着てないんだよね・・・。 『これで邪魔するものはいなくなったぜ!HAHAHAHA!』 なんか痔みたいな笑い方するんだな。
「おーい、MTシステム健在みたいだよー!ってなにあれ?」 サイがピチピチスーツでコックピットからひょっこり顔を出してきた。 あ、サイ。丁度いい。アレ吹っ飛ばしてくれ。 「OK・・・・俺のこの手が(ry」 ものの5秒で黴菌男は山の彼方に吹っ飛ばされていった。 片隅で出番を奪われたアンパンがOTLしている。 「よし、順調、順調。メンテの必要もないみたいだよー。」 そうか。じゃぁ引き上げるぞ。ほら、アンパン。帰れば顔焼いてやるから・・・。 その日をさかいにサイはいちやく人気者になっていった。 偵察および取締りを生きがいにしていたアンパンはそれいらい取り締まりの仕事を奪ったサイを商売敵の目でみている。 そんな中でもサイがパン作りを怠る日々はこなかった。 だから、それだけだってば 「ねぇーカレーのやつの中ってポーク?それともビーフ?」 いや、チキン。
586 :
常俺 :04/09/20 10:52:05 ID:???
「日曜の朝8:30からキュアキュアうるせえんだよお前ェ!!」 ベランダからオルガがイザ―クに向かって怒鳴っている。恥ずかしいからやめろ。 ところで日曜といえば、『新撰組!』に出ているオルガの先輩ライダー、いい演技し過ぎだと思う。 いや、それだけなんだけどさ。
587 :
吉良綿 :04/09/20 11:04:18 ID:???
キラ〜、なんか変なチラシきたんだけど。 「どういうのだい?」 なんでも『大自然の澄んだ空気の中で天然素材だけを使用し焼き上げたロイヤルブレッド通信販売』とか。 生産地:不明、生産者:不明、注文の翌日にはお届け、価格:五枚切り120円(税込み)。 うさん臭い。 「ん〜?まあ頼んでみれば?」 なんで?まあたいしたお金でもないからいいけど? 「いや、なんだかそれ作ってる人がちょっと気になるのさ。 きっと、僕にはできないことを見つけた人なんだろうね、山奥でパン焼くなんてさ。」 ふーん。なんだかわかんないけど、たまにはくだらないもの頼んでみるのもいいかも。 ん?モノクロちゃん、その山奥へいってみたいって?仲間がいる? だめだよ、どこだかわかんないんだし。 それだけだね。
常俺スレだったらもう少し経ってから立て直しても良さそう 前スレだって驚異的なネタ力で保守ったし
おい、お前、こっちに移ってきてからも続けるのか、これ。 「当・然!やっちゃいけない理由などないだろ?」 まあ、それはそうなんだが・・・・・ 「それに今回は、まだ誰も気付いてない(たぶん)秘密もバラすのさ。」 ほほう、それではそれを楽しみに聞こうか。 「で、今回のお台の『レイストーム』、タイトーの傑作縦STG『レイフォース』の続編です。 シリーズで特徴的なのは同時多目標の敵をロックオンして撃つ『ロックオンレーザー』。 これでいっぺんに敵を破壊すればするほど得点に倍率がかかります。」 一機目は通常、二機目は二倍、三機目は四倍、四機目は16倍だったな。(例:一機目:100 二機目:100×2 三機目:100×4・・・) 「前作ではそれでよかったんだけど、『レイストーム』では最大16ロックできる『R-Gray2』もあるから、 そっちは多少倍率に補正がかかるんだ。最大8ロックの『R-Gray1』は今までと同・様。」 1は最大128倍、2は最大256倍だったな。 「まあ当然のこととして、ロック数の多い2のほうが稼げるんだけどね。」 ちなみに『レイストーム』から導入された『スペシャルアタック』と『ハイパーレーザー』。 前者はいわゆるボムでこれを使って破壊しても得点に倍率がかかる。 そして後者は、同目標に全ロックしてレーザーを発射すると、巨大な爆風とともに高威力の攻撃を加える。 「爆風にも攻撃力があって、爆心に近いほど攻撃力が上がるのさ。これにも得点の倍率がかかっていて、こういう微妙な稼ぎ要素も魅・力!」 あと、前作との最大の変更点は・・・・・ 「斜め見下ろし型の3Dポリゴンになったことさ。このタイプのゲームとしては『シルフィード(ゲームアーツ)』以来だと思う。」 あれも超傑作だったな、メガCDまでは。PS2のはクソゲーだが。 「前作もよかったけど、3Dになってからはさらに演出が向・上!!F監督はこれをやって見習ってほしい。」 いや、あいつはコンテ切るのはうまいって評判だぞ、その辺はいいんじゃないか? 「そしてロックオンレーザーの軌道も最高!特にR-Gray2!放・電!」 通称『プラズマレーザー』、最初の敵を破壊した後、次のロック先にプラズマが高速で移動して破壊し、また次へプラズマが・・・ という具合。これを3次元的に行うのだから、プログラミングには相当な苦労があったんだろうな。
「・・・・・さて、そろそろ『秘密』のことですが、まずこちらを見て下さい。」
ttp://www.taito.co.jp/game/history/90s_b/pop/rayst.html タイトーのレイストームポスター。これが何か?
「で、次にこれを見る。」
ttp://www.gundam-seed-d.net/mechanics/index.html ・・・・・おやぁ?
「もうなんだかわかりましたね、R-Gray1に酷似しているのが一機、存・在しますねぇ。」
ああ、いるな、なんか。
「ま、格好良さでは明らかに『R-Gray1>>>>>>>超えられないデザインセンスの壁>>>>>>>>セイバー』だけどね。」
こいつまさかロックオンレーザーとか持ってないよなぁ。
「ザフトにそんな技術なんかないさ。フリーダムのマルチロックオンシステムなんかより遥かに高性能なんだから。
だってロックすれば100%当たるんだよ?」
それもそうか。考えてみればとんでもない技術だ。
なお、このゲーム、音楽も大変秀逸です。PS版ではリミックスもゲーム中で設定できるので、ぜひ聞いてみて下さい。
ていうか、俺はリミックスの方が好きだ。断然好きだ。最近ならこのゲーム、中古で580円くらいで入手できるはずです。
あとストーリーも最高。最後はまったく救われませんが。
いや、それだけなんだけどさ。
関係スレって夜はあまり人がいないのか。 最近朝方が盛り上がってるね。 ところで、せっかくここに俺綿が複数いることだし、次回のイベントへの伏線でも張っていこうかと思うわけだが。 終わって落ちついたところでスレの立て直し、とか?
今日、道端を歩いていると、粗大ゴミの日なのか使えそうなものがいくらか捨ててあった。 今さら消費社会の悪癖だとか毒づく気もなかったが、なぜかその中に『七輪』があった。 炭を入れて火をおこし、その上に網や鍋を置いて食べ物を煮たり焼いたりする代物だ。 つまるところ、和製のコンロのようなもの、と思ってもらえればいい。 最近ではめっきり見なくなってしまった道具だが、とんだところで見かけたものだ。 これもとうとうお役御免というわけか。 胴は煤で真っ黒、所々焼け焦げ、多少ふちが欠けてはいるがまだ使えそうに見える。 ・・・・・誰かにならって、ここは一つジャンク屋というのを真似てみるか? 俺はゴミの山の中から七輪を引きずり出し、埃を払って家の前へと持ち帰った。 その後ホームセンターへ行き、安い木炭と網を買ってきた。 キャンプ用品などで結構需要はあるらしく、ズラッと並べてあったので探すのは容易かった。 木炭を一パックと網一枚を買い、次は商店街へと向かった。 何を買うって、それは秋刀魚だ。字の如く秋の魚だからな。 でも本当は、冬の方がうまいのだが。脂が乗っていて。 これに大根おろしを添えて醤油をかけて日本酒で一杯・・・・なんだ、俺はもうそんな歳なのか? 自分の嗜好の年齢に苦笑しつつ、ついでに寄った八百屋でしいたけと茄子を買った。 秋刀魚だけというのもなんだか寂しいので、付け合わせに、ということで。 ああ、大根を忘れるところだった。 家へ戻るとまだ奴は帰ってきていない。まだ夕方だ、仕事で出払っているんだろう。 ・・・そういえば、今日は仕事で遅くなるとか、朝言っていた気がする。食べて帰るとも言っていた。 あいつの仕事がなんなのか聞いたこともなかったが、最近は多少忙しいらしい。 俺としたことが、それを忘れて二匹買ってきてしまった。かといって冷蔵庫に入れておけば味が落ちてしまう。 仕方ない、二匹くらいなら俺一人で食べれるか。
台所で秋刀魚を洗い、大根をすり下ろし、しいたけに十字の切れ目を入れて、それらと七輪を持ってマンションの庭へと下りた。 日はもう西の空へと落ちかかっている。夕日をバックに、今時都会では珍しいアキアカネが飛んでいる。 スズムシの鳴き声も聞こえる。秋の風物詩。 材料を置き、一匹捕まえようと試みたが、叶わなかった。よく見れば、ホログラムだ。 と、いうことはこのスズムシの鳴き声も作り物か。ふん、いらぬことに凝ったマンションだ。 古新聞に火をつけ、炭の中に入れた。しばらくすれば炭にも火がつく。 それまでは下からうちわであおいで火をおこさねばならない。これがまた一苦労なのだが。 一定のリズムを刻みながらうちわをあおいでいると、炭がだんだん赤くなってくる。 ・・・・・まあ、こんなものだろう。汗を拭きながら秋刀魚を二匹網の上に乗せ、再びうちわをあおぐ。 「おや、珍しいもの使ってるね。」 ん、なんだ、貴様か。どうした? 「いや、仕事から帰ってきたら、庭の方からいい匂いがするからさ、ちょっと来てみたのさ。」 お前の嗅覚は犬並みか、マンションの入り口からここまでどれだけ離れていると思っている。 「まあまあ、しかし七輪なんてまた乙なもの使ってるね、どこで手に入れてきたの?」 これか?これは今日、道端に捨てられていたのを見つけて拾ってきた。なかなかの一品だぞ? 「そうだね、最近じゃ全然見ないからね。キャンプでたまに使うのを見るくらいかな。」 ・・・・・お前、ひょっとして何か期待してないか? 「な、何のことかな?」 今、網の上に秋刀魚が二匹ある。こいつは一人で二匹食べるつもりなのか?俺に一匹分けてくれないかな、とまあそんなところか。 「・・・い、いやそんなこと僕が思うわけ・・・・」 まあまあ、せっかく来たんだ、俺も一人で食うのもどうかと思っていたところだ、一匹くらいくれてやる。 「イヤに気前がいいな、毒なんか入ってないよね?青酸カリとか亜ヒ酸とか。」 なんだ、いらんのか貴様?いらんならその辺の猫にでもやるぞ? 「いや、ほしい、ほしいよ、ありがたくご馳走になります。」
そのあと二人で秋刀魚を焼き、しいたけと茄子を焼いて茄子の皮剥きをしたあと、テラスで食事と洒落込むことにした。 「君と落ち着いて食事なんて、明日は雪でも降らないかな。」 縁起でもないことを言うな、俺も四六時中お前を倒すことばかり考えているわけではない。そんなの疲れるだけだ。 「ふうん、まあ、たまにはこういうのもいいかもね。」 二人して秋刀魚をついばむ。うん、いい出来だ、よく焼けている。さすがにガスで焼いたのとはひと味違う。 焼き茄子としいたけも香ばしく焼けている。こちらはポン酢をかけて食べる。 「うーん、大根おろしに醤油に秋刀魚、うまうま。・・・・あれ、箸の持ち方が僕と同じだ。」 なに?言われてみればそうだな。妙なところまで似たものだ。 「そういえば前から思ってたんだけどさ、君は何を持って『失敗作』なんだろうね。」 知らん。貴様が割れて俺が割れないこととか? 「でも僕は君に比べて体力とかは劣っている。少なくとも肉弾戦では絶対に勝てないだろうね。」 そういうところは、奴らは重視しなかったんだろう。情報処理能力や操縦技術に重きを置いたんじゃないか、貴様は。 「そんなの彼等の勝手さ。確かに彼等にとっては君は『失敗作』なんだろうけど、普通の人から見れば僕も君も超人には変わりない。 一個人の主観で物事を決められるのは、迷惑な話さ。見る人が見れば僕が失敗作かもしれない。」 ・・・なるほど、そういう考え方もあるな。 だが、俺は万人が万人、『完全である』と言わせたいがために努力している。俺にとっては、それだけの話だ。 「・・・庭のトンボを見たかい?」 ホログラムのか? 「あれだって、見る人が見れば癒されるのかもしれないし、まがい物だと落胆するのかもしれない。 でも、ここにトンボを出すにはあの方法がベストだ。要は、人の受け取り方一つさ。」 ・・・・・。 考えてみれば、あのトンボも俺達も、作り物だったな。その評価の差異は、人工物の宿命と言うところか。 「あんまり気負わない方がいいよ。僕みたいに毎日バカやってた方が気が楽さ、フレイ〜って(笑)。」 ふふん、それはそうだな(笑)。
「おや珍しい。あんた達が一緒に食事なんて、明日は雪かしら?」 「ああお帰り、お疲れさま。」 なんだ、貴様までそんなことを言うのか!俺がこいつと食事しちゃ悪いのか!! 「いや、ありえない光景だな、と思って。・・・しかし」 しかし? 「こうして見ると、あんた達兄弟みたいね。まあ生まれが一緒なら当然か。」 それはそうだ、基礎は同じだからな。 「やめてよね、カナードが僕に似てるわけないじゃないか?」 「いや、本当に似てるから仕方ないでしょ。あ、トンボ。」 「あれ、どこから投写されてるんだろうな、ちょっと探してみよう。」 ん?どこかその辺の草むらの中に投写機があるんじゃないか?どれどれ・・・・・ 「おやぁ、こんなところにおいしそうな秋刀魚がありますねぇ、食べかけですけど、ちょっといただいていきましょうか。 いやいい酒の肴が手に入りましたw。」 何っ!?おいそこのお魚くわえたムルタ!!待て、それは俺達の秋刀魚だ!! それだけだっつーの。
>おいそこのお魚くわえたムルタ!! ワロタ。最後に出て来たのは吉良綿か? あんまりやり過ぎてもどうかと思うが、こういうのもたまには良いな いや、それだけなんだけどさ
笑わせてもらいつつもほのかに心の温まる、秋の夕暮れの1風景 このネタ自体、酒の肴にできそうです。 職人さん、乙でした! 夜更かししてた甲斐があるなあ
598 :
常俺 :04/09/21 18:05:33 ID:???
そういやこの前楽綿が『矢追純一』がどうとかいってたな。 「俺、もう一人気になる奴がいるんだけど。」 ふーん、誰だよ? 「『大予言』の著者、五島勉。」 あー、やっちまった人ね。もう世紀末じゃねえもんな。 「1999年7月来ても何にもなかったもんなぁ、つまんねえ思いさせやがって。」 何か期待してたのか? 「当たり前よ、世界の終わりに読む本はミルトンの『失楽園』って決めてたのによ。」 お前、自分が出てるからってその本はどうかと。 「じゃあエロ本の方の失楽園だったら良かったのか?」 それも良くない。 「まあそれはともかく、とりあえず五島に会って『てめえは何フカシこいてんだよ!』っていいたい。」 どうせまた、どっかから変な本探し出してきて『2999年7の月・・・』とか言い出すから気にするな。 「ずいぶん先の話だな・・・・」 いや、それだけなんだけどさ。
今は亡きゲームストムック 「レイストーム」の設定でR―GRYは13機、存在しPS版でも13機モードがあった バランスもアーケード版のパワーアップによりクリア不能まで上がる難易度が再調整され 当時、最高と呼ばれたBGMをZUNTATA自らアレンジし素晴らしい出来だった なのに続編の「レイクライシス」はだめだった
出向先から帰ってきた翁はドラゴンをみるなり 「アンパンが手におえなくなったら出動してくれ。いちいち急ピッチで焼くのは面倒なんだ。」 と言ってサイを治安担当に任命した。 あんたはこの世界のなんなんだ。 サイもサイだ。「俺にできることキタ━━(゚∀゚)━━!」って叫びながらパンをこねるな。 トントン お、訪問客か。どちらさんで・・・・ 「おひさしぶりで・・・あっし、おむすび・・・ってそちらさんは初顔じゃぁございませんか? するってぇと、ジャ○オジサンはいらっしゃらないんで?」 俺はこのまえのカバにも驚いたがお結びが江戸なまりを意識した喋り方で饒舌に話してくるのにもっと驚いた。
えぇっと翁はただいま通信販売におけるパンの発注作業で・・・ 「おい、そこの米やろう!ここは神聖なパンの館だぞ!米なんぞ味噌汁かけて猫のえさだ!」 おい、サイ。いくらなんでも初対面の人にそりゃぁないだろ。ってなんでそんなマジギレしてんだ? 「ちょっと下手に出てみらぁ調子に乗りやがって、あっしとやろうってのかい!?」 おい、お結びの方も刀抜くなって。 「おうおう、上等だ、上等だ!いっちょ表でやろうじゃねぇか!」 なんでお前まで江戸訛り気取りなんだ。ってもうドラゴンガンダム出しちゃってるよ・・・・ 「はいはいやってきました、異種格闘戦!今日のカードは夢の競演! ドラゴンガンダムVSお結び男!勝つのは中華かそれとも和食か!?」 おい、婚期逃したバタ嬢。あんたはいつからそこにいたんだ。それとなんだその司会気取りの格好は。 「それでは、れでぃ・・・・gお」 次の瞬間、閃光が走り俺はいっしゅん目を伏せた。 俺が目を開けると四肢が綺麗にパーツごとに分かれてなす術がなくなくなったドラゴンガンダムと刀を納めるおにぎりがいた。 「おまえさんが弱いんじゃねぇさ・・・・あっしが速すぎたんでぇ」 うわ、くさい台詞・・・。 おむすびはジャムが帰ってきたら一言いってくれるようバタに頼むと颯爽と帰っていった。 翌日から、サイは朝食を憤怒の顔でおにぎりを食べるようになった。 なぁ、食パンはヤマ○キ?それと○醇? 「俺はホテルブレッドだ!」 だからそれだけだってば
きました、超マニアネタ。わかる奴にしかわからない。
「え〜、これはさっきクロトが紹介していた、『レイストーム』の続編、『レイクライシス』のサントラの曲で〜す。」
さっき、
>>599 でダメ出しされていたあのゲームな。
「確かにゲーム的にはアレでした。シューティングにしては複雑すぎるシステム、もはやパターン化不可能かと思われるほど
ランダムに配置された敵、そして秒間53万ポリゴンの基盤の作品を無理矢理PSに移植したため劣化したグラフィック。」
だが、それらを帳消しにできるほど、音楽はすばらしいものだったと。
「そのと〜り〜。このシリーズ全作の作曲を担当した、河本珠代(通称TAMAYO)氏が、
何を考えたか『全ステージを一曲の曲で行こう』などととんでもないことを考えついたため、
一曲が15分近くなるという異常事態が起こりました。つまり、ゲーム中では最終面までいって初めて一曲全部聞けるわけです。」
曲は四曲用意してあって、ゲーム開始にランダムにどれかに決まる。この辺もゲームとしては甚だおかしいところだと思うが。
「まあゲームのことはそろそろお開きにして、この曲、テクノのくせに長さもさることながら、
ピアノラインが美しいという点でも奇抜です。なおかつ曲調もメロディアスです。
さらにLRのドラム・パーカッションのサンプリングレートが違う上に、それぞれ独立した別々のリズムを刻んで二つ重なりあって一つのリズムをつくるという、
すごい職人芸をやっております。バックの小音量のホワイトノイズもいい感じです。」
この曲に限ったことじゃないが、全曲通してレイストームと比べてリズム帯は複雑になっているな。
「曲の展開もなかなか飽きないね、わからない人が聞けば『同じフレーズばっかじゃん』っていうかもしれないけど、
なんかこう、展開はトランスに近い。微妙に少しずつ変わったり、突然ドラスティックに変わったり。」
ゲーム音楽って、分かりやすいことがとかく求められがちだが、これはあえて『わかりにくい』ことを狙っている。
最初からサントラを意識して作ったのかもしれない。
「なお、このアルバム、例によってリミックス版も出ております。こっちはもう・・・・普通のサントラ?」
ああ、普通のサントラ。ほとんど電子音が聞こえてこない。
「タイトルの曲は『フ レ ン チ ロ ッ ク』になっております。ほかにもお得意の低サンプリングレートの高速ブレイクビーツ、
さらにボーカルジャズ、挙げ句の果てにはパイプオルガンが伴奏の『合唱曲』まで、もう元がゲームの音楽なんてわかりません。」
これは、菅野よう子(カウボーイビバップ・攻殻機動隊・マクロスプラス音楽担当等)の仕事に近いな。売り方変えればよく売れるんだろうな、これ。
「ミ〜ゲル〜、お前ももう少しセンスいいことしろよ、カラオケ好きのギャルやギャル男狙いの曲ばっか作ってないでさ〜。」
「お前に言われたかないわい!お前なんかメジャーレーベル(ビクター)から出してるくせに全然売れてないやないかい!」
「・・・。広告ないの、うざ〜いOTL」
ちなみにタイトーのゲームサントラは全部自社レーベル『ZUNTATA』から出ております。そりゃ売れんわな。詳しくは下記へ。
ttp://www.taito.co.jp/ztt/ いや、それだけなんだけどさ。
604 :
仮名俺 :04/09/23 11:08:17 ID:???
「なあ、俺もそろそろ何か仕事に就いてみようかと思うのだが。」 え?今なんて言われました?『仕事に就く』とか聞こえたような・・・俺耳がおかしくなったんかな? 「『仕事に就く』と言ったのだ!俺が仕事しちゃ悪いのか!」 マジで!?いえいえとんでもございません、ぜひぜひお願いします。 「キラ・ヤマトが仕事をしていて俺がしないというのは癪だからな。」 そんな理由で・・・いや何はともあれ喜ばしいですハイ。 「ところで、俺には何が向いていると思う?奴はプログラマーをやっているらしいが。」 お前はどうなんだよ、機械強いの? 「それはそうだ、情報処理では奴に勝るとも及ばん。」 じゃあ同じプログラマーやれば?高給取りでステッキーなんですけど。 「いや・・・だがな・・・その・・・・」 なんだ?やればいいじゃないか、プログラマー。いいとこ入れば初任給で30は堅いぞ? 「・・・・・人の下につくのがイヤだ・・・・・」 そんな初歩的な問題があるのかよ!! 「なんかないかな、人の下につかずにできる仕事・・・・・」 ないです。思い付きません。最初は誰しも人に教えを乞うものです。 「くそっ、仕方ない、多少は大目に見る、何かないか?」 『大目に見る』とか言ってる時点で既にダメな気が。だれかカナードにいい仕事を紹介してやって下さい。俺の生活もかかってます。 それだけだっつーの。
>勝るとも及ばん それじゃもう負けてるっつーの。 勝るとも劣らんじゃないの?っつーの。 それだけだっつーの。
606 :
604 :04/09/23 11:51:25 ID:???
>>605 「だそうだが貴様、ひょっとしてバカなのか?ちゃんと国語習ったのか?俺のセリフも満足に写せんのか?」
すいません、いつも昼寝してました。小学校からやり直してきますOTL。
いや、言い訳すると、読み返した時にコレじゃ意味がおかしいような気が・・・とは思ったけど
記憶がコレで正しいと告げていたので・・・・・俺って超バカ。
それだけだっつーの。
607 :
仮名俺 :04/09/23 18:16:58 ID:???
あ、そうだ。医師免許とってフリーランスってのは? 「俺には・・命を扱う資格は無いんだ・・・」 お前まだプレアのこと・・そうか、じゃしょうがないな・・・ ・・・受験勉強すんのめんどくせぇとかいう言い訳じゃないよな? そんだけだっつーの そんだけだっつーの
そこでブラックジャックですよ そんだけだっつーの。
609 :
仮名俺 :04/09/23 19:05:32 ID:???
「そうだ!フリーランスと言えば、賞金稼ぎはどうだ!」 なんか似たようなことを楽綿や得僕が言ってたなぁ。 「この荒廃した時代だからこそ、警察だけに治安を任せておくわけにはいかない!」 やけに正義感に燃えてらっしゃいますね。 「まずはジェリコ941を用意する!」 はあ。 「次はコバルトブルーのダブルの変形スーツと黒の棒タイとよれよれの黄色いシャツだ!」 ふうん。 「髪型は探偵物語の松田優作風!」 ほう。 「そしてこれから香港へ行ってジークンドーを習ってくる!」 へえ。 って待てバカ!! 「なんだ貴様、人がやる気を出しているところに水を差すな!」 その香港へ行く金は誰が持つ? 「貴様。」 却下。 というか、スーパーコーディのお前はそんなもの習わなくても十分強いと思った。 そんだけだっつーの。
「研究員なんてどうですか?カナードさん頭良さそうですし。」 得僕、いつの間に来た? 「あ、お邪魔してます。で、どうですか?」 「研究員か・・・それならプログラマーに引けを取らんな。 何かコネでもあるのか?」 「はい。僕の知り合いがやってる研究所が人手不足なんですよ。 昔は人も沢山居たのですが、皆死・・・辞めてしまったみたいで。」 ちょっと待て今お前、死って言わなかっか? 「言ってませんよ?」 「そこは何を研究してるんだ?」 やる気かカナード!? 「新しいエネルギーについてですね、多分。」 多分ってお前知り合いだろ? 「警備員みたいなものだったから研究内容まではちょっと・・・」 「エネルギーか。確に未だにNJCが動いているこの状況下では、 重要な分野だな。」 「はい。少し遠いですが大きい研究所ですから、 住む所はいくらでもありますよ。」 「遠いって何処にあるんだ?」 「浅間・・・」 却下!帰れ! こら、カナード不満そうにするな! トカゲだか鬼だかに殺されるぞ!! そんだけだっつーの! 塩まけ、塩!
>>610 細かいところ突っ込んで悪いが、
NJC=ニュートロンジャマーキャンセラー
が動いてるんだったらエネルギー問題は起こらないんじゃ?
正しくは
NJ=ニュートロンジャマー
じゃないか?
そんだけ。
612 :
610 :04/09/23 19:51:08 ID:???
>611 頭が何かにやられてました。 逝って来ます。 そんだけ。
>>604 カナード
って、あんた皇族に産まれた訳じゃないですから。残念!
そんな欲望と引き換えに言いたいこと言えなくてもいいんですか斬!
拙者、不敬罪で死刑ですから。切腹!
そろそろ常夏スレに関して検討したほうがいいんじゃないか? 派生した関係スレにしては随分続いたからなあ、住人としても復活キボン いや、それだけなんだけどさ
616 :
吉良綿 :04/09/24 03:08:30 ID:???
ううっ・・・・えっく・・・・ひっく・・・・ 「あれ、どうしたのさ、なんかあったの?」 あたしのiPod壊れた・・・・・ 「ええ?ちょっと見せて?」 はい。 「んん・・・・ちょっとMacにつないでみよう、さてさて・・・・・」 〜数分後〜 「ああわかったよ、iPodのシステムファイルが壊れていて、それがデータを認識しないんだ。曲データ自体は無事だよ。」 え!?マジ!?やったぁ!! 私のマックはPowerbook/400。内臓HDDが10GBしかないくせに20GBのiPodなんか使ってるから、 バックアップを取らずにiPodに直転送。 おかげでiPodがおシャカ→曲データが全部おシャカ、という悲惨なことになる寸前でした。 「iPodをディスクモードで起動してからデータを増設HDDか何かにバックアップして、 それから『復元』コマンドを実行してシステムファイルを再構成、しかるのち再度iPodにデータ転送すれば大丈夫さ。 めんどくさいけど何とかなるよ。」 ああ〜、よかった。キラ、いい子いい子してあげる。なでなで。 「やめてよ子供じゃないんだから。」 じゃあ、夕食は何か君の好きなものにしてあげよう、何がいい? 「ん〜、お刺身、フレイの 女 体 盛 り で。」 はいモノクロちゃん出番ですよ〜。 「ばっ、バカだな冗談だよやっぱ食べたいのは天ぶべらっ」 ・・・ちなみに、中の人は未だに復旧できずに途方に暮れております。ザマぁ。 ・・・ん、おや、やっぱ大丈夫みたいな。チッ。 それだけだね。
保守だけ。
無関係
619 :
常俺 :04/09/25 10:50:06 ID:???
・・・・うざーい。 「?」 滅殺ー。 「??」 苦しい思いをしたいのかー。 「おいおい、どうしちまったんだお前、変なクスリでもキマったのか?」 いや、明日俺の話だと、俺はこんな感じらしい。 「・・・別にどんな感じでもかまわねぇけど、そのやる気のなさはなんだ。」 俺は真面目にシャブ中の物真似なんかしたくない。 「ええっと、久しく使ってねぇからどこいったっけか、シュートベントじゃなくて、ファイナル、ファイナル・・・」 すいません、次から気合入れさせていただきます。 おらおら以・上!!うっざ〜いィ!!
621 :
仮名俺 :04/09/25 13:00:50 ID:???
「帰ったぞ。昼食はまだか?」 ああ、もうちょっと待ってくれ・・・って、昨日からどこ行ってたんだ、お前? 「ふん。ちょっと知り合いを見送りにな」 へえ、お前がねぇ。 「まあ俺の新しいガンダムのデビュー戦には物足りない相手だったがな」 知り合いを見送りに行ってなんで戦ってくるんだよお前。てゆーか新しいガンダムってなんだ! 「ああ、貴様にはまだ見せていなかったな。外を見ろ。あれが俺の新しいガンダム。ドレッドノートイータだ!」 ・・・カナード。 「ん、どうした?」 あれ、どうしたんだ? 「プレアの遺したドレッドノートをロウ・ギュールに改造させたのだ」 ちなみに改造費はどうなってるんだ? 「友達価格とやらで割引されてな。貴様のへそくりを頭金にして残りはローンだ」 返して来い。今すぐに。クーリングオフ! 「奴は火星に行ったから無理だ」 お前はぁぁぁ!無職のくせにローンなんか組むな! 「ああ、だから貴様名義にしておいた」 ・・・泣きたい。 そんだけだっつーの!
保守しか出来ないのにスレ建てちゃったか まあ、がんがれよ
>>624 ネタ結構書けてるみたいだぞ?
流石常夏スレと言いたいところだが、フラガの6.1スレよりなんか火力が劣っているな・・・
一応後で俺もネタ考えようと思うが、他にも何人か保守してやってくれ
そんだけ
・出会い編 突如ヘリオポリスにザフト軍が侵入して来た。 戦闘に巻き込まれてしまう工業カレッジの生徒・吉良綿。 キラ(その歳で学生って無理があるんじゃ・・・) 吉良綿(うるさい!) 逃げ込んだ先には連合軍の最新鋭MSが。 そしてその上で吉良綿は 吉良綿「明日・・・俺?」 明日俺「・・・吉良綿?」 幼馴染みの明日俺と再会する。 痔俺(おお、801臭が薄い。) ・歌姫編 デブリ帯で吉良綿が拾ってきたポッドには プラントの歌姫、楽綿が入っていた。 ラクス(随分貧相な歌姫ですわねw) 彼女を人質として使ったマリュー艦長らのやり方に疑問を抱いた吉良綿は、 楽綿を明日俺を通して還すことにした。 楽綿「ちょっと待って。まさか私にあの尻振りをやれと?」 吉良綿「別に良いじゃない。 女同士なんだからさ。ウホっ」 アスラン(さっきのカガリとのやりとりといい、何だか百合っぽいなあ。) 債俺(オマケにもうじきフレイも寝どるんだろ? 完璧百合だよ。)
・犠牲編 フレイの父親を死なせてしまい思い悩む吉良綿。 そこに一人の少女がやって来た。 得僕「うおおおおお!! ストナァァァァァ折り紙ィィィ!!!」 吉良綿「あ、ありがとう(全然少女じゃ無いやん!)。」 艦隊と合流し、艦を降りようとしていた吉良綿は、 戦い続けることを決意する。 しかし、その少女が乗っていたシャトルは遺俺に撃ち落とされてしまう。 ・愛憎編 サイ(唯一の見せ場だ。頑張ってこい!) 債俺(おう!俺はお前ほどヘタレじゃ無いってこと、 見せてやる。) 砂漠に降りたAA、だがその内部では大変なことが起きていた。 フレイ「私、昨日は吉良綿の部屋に居た・・・」 債俺「OKフレイ、皆まで言うな。 君達二人がそういう関係なのは分かっている。分かっているから 俺 も 混 ぜ ろ。」 ドドドドドドドド 吉良綿「キラークイーン!その腐れマラを吹っ飛ばしてやる!!」 そんだけ。
GoGo 吉良綿!! そんだけ
って、アンタ。砂漠の虎には俺いないですから。残念! ビビアンの主題歌必要なくなった斬り! 拙者、そしてすぐに投降することになりますんで、切腹!
630 :
明日俺 :04/09/25 22:21:02 ID:???
お前とカガリの無人島シーン、俺も出るのかな?「勘弁してくれよ!」 何か、大学の一人暮らしの友達の家にアポ無しで遊びに行ったら 友達は彼女と・・・みたいな感じだよなぁ。 そんだけだよ。
631 :
常俺 :04/09/25 23:27:46 ID:???
まて、俺はどうなるんだ? 三役?いや、流石にソレは…って事は三人分を一人で? いや、それだけなんだけどさ
634 :
明日俺 :04/09/26 08:34:21 ID:???
>>631 やたら砲台もって、鎌と鉄球持った厨ガンダムとかじゃね?
それよりこのままだと俺自爆するんだけど・・・
そんだけだよ
635 :
吉良綿 :04/09/26 09:43:18 ID:???
あのう、私ホモも嫌だけどレズも嫌なんですけど・・・ え?明日俺? あぁ、若禿も嫌です。 ウィリスや小堺は嫌です。どうせ禿ならベランダダイブをキメた人みたいに全剃りでお願いします。 それだけだね。
・遭遇編 スカイグラスパー出撃したカガリは敵の輸送機と遭遇、 相討ちとなってしまう。 不時着した無人島には偶然にも輸送機に乗っていた明日俺がいた。 明日俺「で、何で俺が縛られてるんだ?」 カガリ「ふん!私がお前何かに負ける訳ないだろ? あ、お前のパンツの中にタラバガニが!」 明日俺「うわああああ!取ってぇぇぇ!!」 ・死闘編 ニコルを殺され怒り狂う明日俺。 トールを失った吉良綿も本気で明日俺を殺そうとする。 壮絶な死闘が繰り広げられる。 吉良綿「明日俺ぇぇ!!」 明日俺「吉良綿ぁぁぁ!!」 吉良綿「・・・」 明日俺「・・・」 吉良綿「ほらアンタ早く自爆しなさいよ。」 明日俺「やっぱりやんなきゃだめ?」 吉良綿「だめ。」 明日俺「でもさぁ・・・痛いじゃん?」 ドドドドドドドド 吉良綿「あーもーこのヘタレ! そんなに怖いなら私が吹っ飛ばしてあげる! シアーハートボム!!」 明日俺「うわああああ・・・」 吉良綿を巻き込んで自爆する明日俺。 そして痔俺はこっそりと捕虜になっていた。
・狂気編 AAの捕虜となった痔俺は失意のミリアリアと出会う。 心の傷をえぐりまくる痔俺にミリアリアの怒りが炸裂する。 痔俺「ま、待て落ち着けミリィさん! これは演技だよ演技・・・」 ミリ「うるさい!切腹しろ切腹!URYYYYY!!」 ドシュ! フレイ「そして解釈。」 パン! 痔俺「さ・・・債俺、助け・・・」 債俺「ごめん。俺には無理だ・・・」 ・迷い編 反逆者とされた楽綿を追い、ホールに来た明日俺。 そこで彼が見た物は・・・ 明日俺「何故です!何故あなたが」 楽綿「はいストップ!私はピンクみたいな電波は吐きたくないの。 さっさと吉良綿の所へ行きなさい。以上終わり!」 ダコスタ「段取りが無茶苦茶だ・・・」 そのころクライン邸では・・・ 兵士「いたぞ!シーゲルだ!」 兵士「よし、撃ち殺せ!」 ズダダダダ・・・ 兵士「やったか?」 兵士「いや待て!あの紋章は・・・」 兵士「プラント格闘技の覇者!キングオブハート!?」 茂「未熟!未熟!未熟千万!!だからお前はアホなのだあ!!」
・強襲編 アズラエル率いる連合軍がオーブに攻めこんで来た。 立ちはだかる吉良綿に最新MSが襲いかかる。 常俺「ウザーイ。」 常俺「滅殺!!」 常俺「苦しい思いはしたくないだろ!」 吉良綿「と、常俺が三人!?」 常俺「どうだ!驚いたか!」 常俺「ウザーイ。」 常俺「滅殺!!」 吉良綿「一体どうやって・・・」 常俺「それは秘密さ。」 常俺「ウザーイ。」 常俺「滅殺!!」 吉良綿「まさか人体練成!?」 常俺「さあな。」 常俺「ウザーイ。」 常俺「滅殺!!」 吉良綿「・・・」 常俺「・・・」 常俺「ウザーイ。ウザーイ。ウザーイ。ウザーイ。・・・」 常俺「滅殺!!滅殺!!滅殺!!滅殺!!滅殺!!・・・」 吉良綿「・・・録音?」 常俺「だってあいつらのセリフなんてこんなもんだろ?」 そんだけ。
639 :
痔俺 :04/09/26 14:04:37 ID:???
マガジンZ同様、ものすごく自然に俺と遺俺のシーン割愛されそうな予感。 そんだけ
641 :
吉良綿 :04/09/26 16:16:36 ID:???
うーん、このまま行けば、私はナタルさんにミサイル当てられそうになったところを至近でハジケて避けたり、 ビームをサーベルで薙ぎ払ったり、 フレイを横取りされてキレて自由の頭吹っ飛ばされたりしなきゃいけないのかー。 なんだかなー あんた結構無茶なことやってたのね。 「無茶して知った〜本当の俺を〜♪(byM.C.A.T.)まあ、負債の考えることだから。」 ・・・やはり行き着く所はそこか。 まあ、本当にどうしようもなくなれば、キラークイーンの第三の能力 『バイツァ・ダスト』 でなかったことに・・・・ それだけだね。
・哀戦士編 楽綿も合流し、 メンデルへと向かった一行。 敵の挟撃を受けるも、一点突破で切り抜けた。 その最中一人の歴戦の勇が散る。 艦俺「・・・なあ艦長、俺の出番これで終わり?」 アデス(だな。) 艦俺「まあ仕方ないか。」 変態「せっかくアデスの役をやっているのだ。 どうだ?私のおいなりでも・・・」 艦俺「お断りします。」 ・決戦編 連合軍の核がプラントに向かい、 ザフトのジェネシスが月を焼く。 憎しみの連鎖を絶つべく吉良綿達は最後の戦いに臨む。 遺俺「いやあああああ(出番が少ない!)!!」 常俺「ウザーイ。ウザーイ。ウザーイ。ウザ・・・」 明日俺「たあ!」 常俺「うわあ。脱出。」 遺俺「それを貸せ!」 痔俺「おう!」 遺俺「貴様なんかにぃ!」 常俺「滅殺。滅殺。滅殺。滅殺。滅・・・」 連合は壊滅した。
そしてジェネシスを止めるべく内部に突入する明日俺。 明日俺「自爆コード入力、あとはカガリちゃんが来るのを待つのみと。」 アスラン(なあ。) 明日俺「何?」 アスラン(お前ハウメアのフラグ立ててないから、 カガリ来ないよ?) 明日俺「マジ!?ヤバイぞあと30秒しかない!!」 アスラン(いや何分有ろうとMS無しじゃ無理だろ。 ヒハハハ!人の彼女を狙った報いだ。) 明日俺「うわああああ死にたく無い!」 得僕(落ち着いて!まだ方法はあります!) 明日俺「おお、得僕!」 得僕(まずジャスティスの炉心を引きずり出して、 「こいつで滅びやがれぇぇ!!」と叫んで下さい。カッコいいですよ?) 明日俺「もういい黙れ!クソ、こうなりゃ宇宙クロールで・・・」 アスラン(30秒経過。アバよ!ヒハハハハハハ!!) ジェネシス爆発。 こうして戦争は終わった。 吉良綿「私達の世界は・・・と。」
・番外編 日登本社。 日登「では、新作ガンダムは君に任せる。 頑張ってくれたまえ。」 嫁「頑張りましょうダーリン!」 福俺(このポストに立った俺がまずやるべき事・・・それは!) 福俺「両澤、テメェはクビだ!」 嫁「え!?どうしたのダーリン!」 福俺「近寄るな妖怪!それ以上近寄るなら俺は御大の意思により貴様を斬る!!」 日本刀を抜く福俺。 嫁「ぶひいいいい!ダーリンが狂った!!」 福俺「うおおおお!小生の体に御大の意思が!! 小生のオーラ力を受けてみろ!! ハイパーオーラ斬りィィ!!!」 そんだけ。
646 :
まとめ :04/09/27 20:48:30 ID:???
1.痔俺(普通) 新シャア初の「俺」。 始めはディアッカとは無関係の傍観者だったが、いつの間にか無二の親友に。 時々女で極まれにゲ○。中華鍋を振り回したりもする。 2.常俺(強気) 常夏三兄弟と暮らす「俺」。 スレ初期には貧乏だったらしいが、今はそうでも無いようだ。 また、常夏と暮らす前にはディアッカと暮らしていた。 一時は専用MSを持ったり錬金術が使えたりしたが、 今は只の人。武器はゴミ箱。 3.楽綿(超強気) ラクスを抱える「私」。貧乳。 同居人が同居人だけに改造されたり 春(巻)を売らされたりと、苦労が絶えない。 改造されたお陰で「空間の断裂」が使える。 ちなみに彼女は二人目だが、 先代が何処へ消えたかは誰も知らない。 4.債俺(普通) サイと苦労を供にする「俺」。 ここに書くことが見付からない程の普通の人。 武器は段ボール。 今は某アンパン世界に飛ばされているようだ。
647 :
まとめ :04/09/27 21:07:17 ID:???
5.吉良綿(超強気) キラの面倒を見る「私」。 スレ初期の頃はかなり荒んでいたが、 今は立派に更正したようだ。 スタンドが使えるため、戦闘力は全俺中トップクラス。 このスレの上の方に投下されたネタから推測するに貧乳ではなさそうだ。 6.艦俺(普通) アデスのらーめんで働く「俺」。 キラ並によく泣くがそれは彼とその同居人の境遇の悪さ故。 決して泣き虫ではない。 寧ろ他人の為に泣ける心優しき「俺」と言えよう。 スレ末期に投下されたとある「俺」の文章は名文。 誰かうpキボン。 7.遺俺(普通) イザークに居座られた「俺」。 武器はペットボトルだが、 あまり使っている所を見ない。 同居人が放置してても痛がる男だからだろうか。 8.仮名俺(弱気) カナードに尻に敷かれる「俺」。 立場が弱い珍しい「俺」である。当然武器も無い。 だが戦闘時には同居人そっくりの性格になる。
648 :
仮名俺 :04/09/27 21:16:05 ID:???
「で、結局俺の仕事はどうなったのだ?」 知らん。お前が無茶なことばかり言うからほったらかしだ。 つーか、まずはバイトでもいいから何かやってみたらどうだ。 別に何でもいいだろ、バイトなんだし。ほら、求人誌。 「む、すまんな。・・・・・じゃあ差し当たり、コンビニでも行ってみるか。」 当たり障りのないところだな、まずは行動だ。やってみなよ。 そして採用されてから数日後〜 「おい、今日コンビニを辞めてきた。」 あーあ、早かったなー。まあそんなことだろうと思ってたけど。 なんだよ、やっぱあれこれ言われるのが気に入らないのかよ? 「いや、別にそれはいい。対等の敵が現れた時、スーパーコーディネーターは虚を捨てて立ち向かわなければならない。」 敵ってなんだ。サウザーかお前は。で、なぜ辞めた? 「それがな、あのコンビニ、飲料のコーナーのフェースで、ペプシが極端に隅っこにあったから、 それをたった一列並べた『だけ』で店長に注意された。欧米では当たり前だと言えば『ここは日本だ』と言う始末。だから辞めた。」 そんなことかよ。それにたぶんそれは欧米でも当たり前じゃない。 「なんでだ!ペプシうまいじゃないか!?コカコーラにないレモン味だってあるぞ!?」 いやそういう問題じゃなくてだな・・・・・・。 この後、似たような理由で喫茶店、ファミレス、居酒屋、ホストと立て続けにチャレンジしては辞めチャレンジしては辞め・・・・。 「ペプシをメインで扱ってる店はないのか!?」 ちなみにファミレス『アン○ミラ○ズ』の厨房スタッフの面接を受けた時、冗談のつもりか女子用の制服を着せられて写真を撮られたそうだ。 見せてもらったら危うく笑い死ぬところだった。 それだけだっつーの。
店の前の掃除を終えて店内に戻ろうとすると、入口の扉に紙が挟み込まれていた。 手に取るとそれは一枚の手紙だった。 このスレの「俺」達へ この手紙をもって、俺のネタ師としての最後の仕事とする。 まず、当スレの存在を知らしめる為、ageを検討する事をお願いしたい。(必ずしもageる必要はない。住民の意思に任せる) 以下に、艦長ネタについての愚見を述べる。 艦長のネタを考える際、第一選択はあくまで涙モノであるという考えは、今も変わらない。 しかしながら、現実には少し以前の場合がそうであるように、 ネタ切れした時点でエクソダスや過疎化をきたした進行症例がしばしば見受けられる。 その場合には時事ネタや、スレ内で特定の位置を占めるキャラクター(例:痔俺のミリィ嬢、常俺の盟主、ムウクルのアンディ隊長等)が必要となるが、 残念ながら当スレでは未だ満足のいく成果には至っていない。 これからのネタは、以上のネタに加え、種キャラの他にデス種キャラ、UCキャラ他(旧板との合流?後)の出演、 そして「俺」の行動範囲の拡大(例:店の前の掃除中、出前の行き帰りに遭遇する出来事等)にかかっている。 俺は、諸君がその一翼を担える数少ないネタ師であると信じている。 ネタを持った者には、それを正しく投下する責務がある。 諸君には艦長スレの存続に挑んでもらいたい。 近からずとも、当スレが板内で良スレと認知される事を信じている。 ひいては、これまでのレスを読み返したのち、諸君の研究材料の一石として役立ててほしい。 アデス艦長は永遠に不滅なり。 なお、自らネタ投下の第一線にある者が、一身上の都合でネットできなくなり、脱落することを心より恥じる。 とある「俺」 「どうかしたかい?」 艦長が外に出てきた。俺はとっさに手紙を隠す。 「いや…いい天気だなって思ってたんですよ」 「本当だ。…綺麗に晴れたもんだね…。…そろそろ始めようか」 “準備中”の看板を“営業中”にひっくり返して俺達は店に入った。 艦長と俺の一日が今日も始まろうとしている。 それだけだ。
652 :
まとめ :04/09/27 21:31:20 ID:???
9.得僕(普通時々狂気) エルちゃんの保護者な「僕」。 普段は只の人だが、実はブレ○ド。 更にもう一枚化けの皮を剥がすと、今度は流竜○だったりする。 多分最強の「俺」と思われるが当の本人は エルちゃんのお弁当を作ったり 赤い人を叩きつぶしたりと エルちゃんに尽す毎日を送っている。 10.座僕(機械) ザコ達に囲まれ暮らす「僕」。 本籍はネオトピアだが今はガンダムサイに住んでいる(おかん付き)。 只の少年かと思われたが、 スレ中期に、 実はマギージオングという衝撃の事実が明かされる。 11.福俺(強気) 福田を飼う「俺」。 同居人のせいで関係スレの恥じさらしと罵られ、 イレギュラーな存在とされてしまった哀れな「俺」。 武器はまだ決まっていないが、 出来れば致命傷を与え得る武器を使ってほしい。 メイスとか長ドスとか青竜刀とか。 12.明日俺(普通) ハゲと暮らすハゲ。 そんだけ。
追記、楽綿は「ラクスの最終防波堤」という大変名誉(生け贄)な二つ名を持つ
旧板の関係スレの俺達はあまり個性がないよな
関係スレは「俺(私)の数だけ俺(私)がいる」が基本概念だから まあ、あまり気にしないこった
それはスレの厨化防止の為に考えられた奴ですよ
大型の映画館、通称シネマコンプレックスだと、 わりとペプシの方が多いような・・・? そんだけです。
仮名は三鳥居フーズで働いたらどうだ そんだけ
659 :
債俺 :04/09/28 05:11:32 ID:???
おい、サイ。 「ん?何だ?」 お前、どうもいい具合に焼きあがったアンパンを奴に着けていないようだけど・・・ 「ああ。そういう指示なんだ」 指示?!誰からだよ? 「蛇文字さん。 アンパンはパンの出来でスペック変わるから、出来るだけイクナイ奴を着けとけってさ。 番組中に換装できるようにさ」 自分の見せ場確保ってことか・・・。 あの親父・・・あのツラで、なんで抜け目がないんだ・・・ だからそれだけだってば
>659 蛇文字ワロタ そんだけ
661 :
債俺 :04/09/28 11:04:03 ID:???
「ちなみに、これまでの5本の指に入るほどのブツはエルちゃんにあげた」 おい、その辺にしとけよ・・・アンパソが睨んでるぞ・・・ だからそれだけだってば
まあ、雑談になるけど他の俺の中の人たちはどういうゲームや本が好きなんだ?
シューティングと3D格闘、メガテン。SEGA信者。 ハードボイルドとエッセイ、サスペンス、70〜90年代ジャンプ作品。 いつも微妙なのばかり投下してすいません、反省してます。
664 :
吉良綿 :04/09/29 00:49:08 ID:???
会社の行きがけに大きな紅葉の木がある。10mはあろうかという巨大なものだ。 70も過ぎたおばあさんが一人で住んでいる家があるのだが、そこの庭に堂々とした威風を構えている。 この時期になると、だんだん色づき始めて秋の訪れを感じさせてくれる。 あれだけの大きさだとマンションの窓からも見えるので、夕食時にキラと今日は少し紅くなったとか 台風で葉が散ってしまったとか話題に上ることもある。 そこのおばあさんは早起きで、私が出勤に駅まで歩いていくといつも、庭の鉢に水をやっている。 今時珍しく気さくな方で、 「おはよう、いつも早いねぇ。」 とたまに声をかけてもらったりする。 私は少し会釈をしたり、挨拶程度の会話をして、また駅へと急ぐ。 つまりは日課、日常の一部だ。あまりに他愛のないことだが、これはこれで私にとっては大事な時間だ。 このおばあさんが朝水やりをしていないと、倒れてしまったんだろうかと心配になったりする。 この大都会で近所付き合いなどというものを求めようなど愚の骨頂だが、 さすがに知り合いの老人の一人暮らしを気にかけないほど人間が堕ちてはいない。 それに近所付き合いとはいっても、周りは高層マンションとビルが立ち並び、付き合いのできそうな人などいない。 一度だけ二日連続で見なかったことがあって、どうしたことかと心配で、その日の仕事の帰りに寄ってみたら、 「友達と旅行へ行っていた」 とあっさり答えられてしまった。 なんだそうか、心配して損した、と苦笑いすると、お土産の温泉饅頭をくれた。 心配をかけたお詫びです、と言われてかえって恐縮したが、断るのも失礼なので ありがたくもらって帰って、晩にキラと紅葉を眺めながらお茶請けに頂いた。 饅頭は程よい甘さで、少し温泉の香りがした。 「これは何かお返しをしないとね。」 そうだね、何がいいだろう?あのおばあさんの好物とか聞いたことないし。 今度聞いとくわ。
665 :
吉良綿 :04/09/29 00:49:49 ID:???
そしてそのままお返しはほったらかされている。 先方も別段それを気にしている風でもないので、だらしのない私のことだからそのままなんだろう。 ある日、いつものように駅からとぼとぼと歩いていると、例の家の前にトラックが一台止まっている。 何事かと庭から家を覗いてみると、いかつい引越屋のおじさんたちが荷物を担いでいる。 見ればもう既に家の中はがらんとしていて、細かいものが残っているに過ぎない。 おばあさんを見つけた。どういうことかと聞いてみる。 事情はこうだ。 この土地は、とある大手ゼネコン(ひどく聞き覚えのある会社名だったが実名は伏せる)がマンションを建てたいと、 前々から買収の話が寄せられていたのだそうだ。 だが、この家は自分の生家だということで、話をずっとつっぱねてきた。 しかし、よる年波には勝てず、息子の説得もあって、とうとう孫やら息子やらと一緒に暮らすことに決めた。 そして息子に一財産残すためにも、この土地を手放して売却してしまうのだそうだ。 そういうわけで、今日限りでこことはお別れということらしい。 「もう貴女とも会えなくなってしまうねぇ。」 ええ、そうですね。すごく、残念です。 じゃあ、この紅葉の木ともお別れ、ですか。 「そうねぇ、この木は私が生まれた時に植えてもらったものなんだけど、もうどうしようもありませんわ。」 急だったが多少のお金は持っていたので餞別くらい差し上げようとしたが、これから億単位のお金が入るから、 そんなものはいらない、と断られた。私に使うくらいなら彼氏に使ってあげなさい、と。 残念ながらそんなものはいない、と言ったら笑われた。 まだ若いしきれいなうちなんだから、もっと甲斐性を持たなきゃいけませんよ、と冗談交じりに叱られた。 それから最後に会釈をして、私は立ち去った。
666 :
吉良綿 :04/09/29 00:50:52 ID:???
ただいま。 「煬炮で浮かせて修羅覇王・・・ああ、お帰り。」 「そんな攻撃が俺に・・・クソッ、カウンター!?」 『K.O.』 なんか知らないけど、最近あんた達仲いいわね。 「ふふん、本気出したらカナードが僕に勝てるわけないだろ?」 「貴様、たまたまさっき勝っただけで勝敗は俺の方が上じゃないか?戦績は48勝19敗だぞ?」 「そっ、それは今まで手を抜いていただけで・・・・」 「ならもう一度やるか?」 「ああやるさ!やるとも!」 ・・・・・キラ、あの紅葉の木のおばあさん、引っ越すんだって。 「くっそ躍歩で切り込んで・・・・・あ、え?ホント?」 「もらったぞキラ・ヤマト!浮かせてサマー!」 「ああ!?卑怯だよカナード!」 「うるさい!闘いに綺麗も汚いもあるかボケ!」 バーチャやってないで人の話聞きなさいよ・・・・・
667 :
吉良綿 :04/09/29 00:51:22 ID:???
「ふむふむ、で、あの紅葉の木もなくなってしまうというわけだな?」 そういうことみたい。マンションなんかもうウザいくらいあるっていうのにね。 特別減税や地下の値下がりで買い時だから仕方ないと言えばそうなんだろうが。 「気に入らんな。」 「気に入らないね。」 「せめて紅葉の木くらいどうにかしたいけど・・・・・あ、そうだ、いい方法があるよ。」 「なんだ?ゼネコンでも襲撃するのか?」 「そんな不粋なことはしないさ、ちょっと耳貸しなよ、(ゴニョゴニョ)」 「・・・ふんふん・・・・なるほど、それはいいな。穀潰しでもたまには人の役に立ってもらおうじゃないか。」 ゴクツブシ?あんた達、また良からぬことを考えているんでしょう。 「いやまさか、あの紅葉の木を救う一大プロジェクトさ。明日の朝にはうまい具合になってるよ。じゃ、善は急げ。」 「そういうことだ、うちのヤドロクに夕飯はいらんと伝えておいてくれ。さて、行くか。」 意気揚々と部屋を出ていく二人。 スーパーコーディ二人、というかメンデル兄弟、たまにはいいことをする・・・んだろうか? 若干の心配があります。 おーい仮名俺ー、あのねー、カナードがご飯いらないってー。
668 :
吉良綿 :04/09/29 00:52:04 ID:???
深夜、市内某所、某氏宅。 ガチャッ 「おい貴様、起きろ。行くぞ。」 「あ、あぁ〜、ミリィそこ、そこイイ〜舌使いがグゥレイト〜」 「・・・なんだこいつは気持ち悪い。どんな夢を見ているんだ?」 「知れたこと、こんなのだから刺されたりするのさ。ま、ハンガーにでも引きずっていこうか。」 「おいそこの同居人、ちょっとこいつを借りていくぞ。聞こえているのか。」 「・・・ZZZ。」 「ほっときなよ、行こう。」 バシャアッ 「!?こっ、洪水!?非グゥレイト!おっ、溺れるゥ!!」 「何を言ってるんだ貴様、バケツの水をかぶったくらいでうろたえるな。」 「あっ、ああ?キラ?カナード?なんだようこんな時間に?俺なんでハンガーにいるの?」 「詳しい説明は省く。君に少し手伝ってほしいのさ。それで君をここへ連れてきた。」 「なあ貴様、なかなかいいモノを持ってるそうじゃないか。」 「!?なんだって!?アスランに続いてお前もかyo!?俺のブツを使っていいのはミリィだけだぜ!もちろんケツの穴の貞操も守る!!」 「・・・・・こいつは一体なんなんだ、これで本当にザフトの赤を着ているのか?こういう低レベルな発想しかできないのか?」 「空気の読めない金髪色黒エセ外人だから仕方ないのさ。で、君の『ウィーズバスター』である所の木を移植してほしい。」 「移植!?木!?今何時だと思ってんだよ、終わる頃には朝になってるじゃないかyo!?」 「だからやるのさ。昼間にやるといろいろ面倒だし、いつ着工になるかわからないからね、急がないと。」 「俺はごめんだぜ!そんな頼みは聞けないね!だいたいこんな深夜にこんなところに引きずって」 『『ジャキッ』』 「あのさぁ、僕達は君にやってくれとお願いしてるわけじゃあないんだ、『 や れ 』と 命 令 しているんだよ!!」 「そんなに物騒なことをいうな貴様、せめて選択肢くらい与えてやれよ。」 「どんな?」 「『作業に就くのかこの場で撃たれて死ぬのか』。」 「悲グゥレイトォ・・・そんなの選択肢って言わねえよぅ・・・・・・」
669 :
吉良綿 :04/09/29 00:53:09 ID:???
「・・・・・根を傷つけるなよ貴様、後々腐ってしまうからな、慎重にやれ。」 「枝も折っちゃ駄目だよ、このままが見栄え的に一番いいのさ。」 「ところでこれ、どこへ持っていく?思い当たる場所はあるのか?」 「さあ、どこにしようか。日光とか?」 「黒部峡谷なんてどうだ、奥の方は人の入りも少なくて傷つけられる心配もないぞ。」 「そりゃいい、そこにしよう。聞こえたかいディアッカ、黒部に決まったよ。」 「作業の安全とか俺の心配とかは考えてくれないのかよ・・・・・・・」 「・・・・よし、この辺りだな。あの斜面がよさそうだ。針葉樹が多いから見栄えがいい。」 「だってディアッカ、あそこに移植してよ。」 「何でもいいが貴様のソレ、なんで飛べないのだ。DNイータもフリーダムも飛べるのに、不便なMSだな。おかげで両脇抱えてここまで運ぶハメだ。」 「ああ、眠くなってきた。じゃあディアッカ、僕達帰るから、あとよろしく。また朝方見にくるよ。」 「せいぜい気張れよ、下手打ったら消えてもらうからな。」 「勝手なことばっか言ってんじゃねえyo!!・・・・・・・・」
670 :
吉良綿 :04/09/29 00:53:42 ID:???
翌日。私が仕事から帰ってくると、例の二人がニヤニヤしながら待ち構えていた。 なによ気持ち悪い。例の紅葉の木、結局どうしたのよ。 「昨日、黒部峡谷の奥の方に移植したよ。見せてあげるから自由に乗りなよ。」 はあマジ!?うん、行く行く。GOGO!! 自由と怒級の二機が騒音おかまいなしでぶっ飛ばしたおかげで、日没前に黒部の山々を拝むことができた。 峡谷には極彩色の景色が広がっている。だが、夕日のせいで少し赤みがかって見える。 その中にそびえ立つ、大きな紅い紅葉の木。あのおばあさんとともに時代を見てきた紅葉の木。 コンクリートジャングルの中にそびえ立つのもいいけど、これもこれで乙なものね。 「これで、お返しになるのかな、いつかの温泉饅頭のさ。」 そうね、きっと喜んでくれるわ。君達、やるじゃん。 「へへ、いいよねこれ。部屋から紅葉狩りはもうできないけど、こっちのほうが賑やかだしさ。」 そうだ、あんた例のデジカメで写真撮りなよ、おばあさんに送ろう、ね? 「うん、今度の休みに撮りに来ようか。」 『おい、そういえばあいつはどうしたのだ?』 「さあ。いないから自力で帰ったんじゃないの?」 『まあ、我々が気にするほどのことでもないか。俺達も帰るぞ。』 「そうだね、帰ろう。」 ・・・ちょっと、『あいつ』って誰よ。自力とかどういうことよ。 「いや、本当たいしたことじゃないんだ。彼ならなんとかなるから気にしない方がいいよ。」 あんたらが関わっていると気になって仕方ないんですが。その『あいつ』は大丈夫かしら?
671 :
吉良綿 :04/09/29 00:54:34 ID:???
「悲グゥレイトぅ・・・バスターのバッテリーも上がっちまったし・・・暗いよう、ここどこだよぅ・・・・」 「(Booooooon)おーいニイちゃん、こんなとこで何やってんだよ?」 「そっそれが、道わかんなくて足もなくて・・・・・・」 「どこ行きたいのよ?」 「都内。」 「お、ちょうどいいじゃん、今から港区の荷受け場に荷物降ろしに行くんだけどよ、ちっと手伝ってくれたら送ってやるよ。」 「!!嬉グゥレイト!!やりますやりますやらさせていただきます!!」 「おーいいねえ、じゃあまあ乗れや。」 「お願いしま〜す・・・・ところで、何積んでるスか?」 「いや〜別に大したもんじゃねえんだけどよ、一袋25kgの化学原料を満載よ。ちっと積み過ぎてるけどまあ気にすんなや。」 「積み過ぎてるって・・・どんくらい?」 「あ〜ん?そうさなぁ、1 6 t くらいかなァ。タイヤが少しへたってるけど気にすんな、全然ヨユー。 あ、あと少し予定押しててさ、降ろす時間30分くらいしかないから、まあ頑張ってくれや二ーチャン。」 「あり得ないほど仕事が非グレイトォ!!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 一週間して、おばあさんに写真をプリントした絵はがきを送った。 真っ赤に染まった紅葉を夕日がさらに紅く染めた、秋の夕暮れの風景。 その色は、見たこともないほど年季の入った、深い赤だった。 さしずめあのおばあさんの命の色、といったところだろうか。 私の命の色は・・・・・血の色か。 それだけだね。
美しくまとめてGJ!
不幸が似合うな痔 楽綿スレでも師匠と一緒にしめられてたしな
吉良綿イイ!! 職人さん乙です。 カナードにこんな未来をあげたいなあ・・・。
>674 ダムA見たら、わりと大丈夫そうでしたよ。
676 :
674 :04/09/29 12:06:04 ID:???
そうなんだー。 xの1巻しかまだ見てないんで・・・ それじゃあよかった。なんかほっとした。 教えてくれてありがとう!
ディアッカが無事に帰るまでの話がありますがやむなくカットされました やはり原因は嫁か
678 :
吉良綿 :04/09/29 20:23:15 ID:???
聞けばディアッカは荷物の降ろしでヘロヘロになった揚句、 財布を家に忘れてきたのに気付いて埠頭倉庫から徒歩で3時間かけて帰ったとか。 ヒッチハイクにはことごとく失敗したそうです。 ちなみに中の人はディアッカの怨念のせいか、 その報いを受けて台風のおかげでもう10時間も仕事の休止を強いられています。 いつ帰ってくるんだか。ザマぁ。 それだけだね。
ガンガレ!中の人!! それだけだね
保守
干す
682 :
吉良綿 :04/10/01 00:08:45 ID:???
「あ〜、台風一過、いい天気だなぁ、今日も一日がんばるかぁ。」 「昨日はすごい雨だったな、各地で死者もけっこう出たらしいぞ。(シャカシャカ)」 「へ〜、ご冥福をお祈りいたします。(シャカシャカ)」 「ん、何か飛んでくるぞ?」 「ほんとだ、なんだなんだ?・・・・・ぶっ!?」 「おい、おい貴様、そりゃなんだ、食パンか?」 「なんだよこれは!?しかも僕の顔面にヒットだよ!歯磨きのツバ飛び散らしちゃったじゃないか!」 「えんがちょ、えんがちょー。さっさと拭け、いや洗ってこい。」 あ〜キラ〜、届いた〜? 「これ君のかい?なんだか知らないけどどっかから飛んできたよ、しかも僕に顔面ヒット。」 へー、トマホークもびっくりの命中精度ね。 前にチラシの入ってたパン屋の通信販売をあんたの名義で頼んでみたんだけど、そういう届け方をするんだ、なるほど。 これは次回もあんたの名義で決定。あたし当たりたくないもん。 「ふざけないでよ、だいたいなんで顔を狙ってくるのさ、危ない。」 さあ?きっとビリヤードの球が当たった時みたいにスコーンって入れ替わるんじゃないの?顔が。 ぬるぽしてガッされるみたいにお決まりのことなんじゃないかしら。 「ぬるボックスみたいなものでも用意しとこうか?」 それが賢明かと。 これは・・・・・おもしろいものを見つけた。今度は前の男の名義で頼んでみよう。 それだけだね。
683 :
通常の名無しさんの3倍 :04/10/01 07:33:45 ID:D5/vMctN
age
684 :
仮名俺 :04/10/01 16:37:18 ID:???
「そうだ!誰にも指図されず、かつ高収益を見込めそうな仕事があるぞ!」 なんだよ、強盗でもやるのかよ。 「そんなのじゃない、家でデイトレードをすればいいんだ。うまく売り抜ければ一日で巨万の富を・・・・」 それはすばらしいですね。でも一つ問題があります。 「なんだ?」 原資はどこから? 「知れたことだ、貴様の貯金を全部注ぎ込むんだよ。」 ・・・おい、恐いからやめてくれ。マジで。 「じゃあ信用取引しかないな、保証人は貴様だ。」 債俺みたいになるのはいやだ! 「じゃあ観念して金を使わせろ。利益の10%くらい還元してやる。誰もタダとは言ってないだろう?」 うう・・・どうしよう・・・・・ 「情報収集なら任せておけ、俺はスーパーコーディネーターだぞ?いざとなればアズラエルから 内部情報を聞き出したりすればいい。それに俺には切り札のこいつがある・・・・・」 そういって一枚のMOを差し出す。何これ? 「こいつはな、アクセス先のコンピュータに侵入して意のままに操作することができるウィルスだ。 今のところワクチンはない。しかも連合の特秘技術だから民間レベルのセキュリティソフトなどザル同然だ。 アクセスポイントの偽装やソースの書き換えなど全て思いのままだ。」 これって、もしかしてゲルフィニートとかいうのに載っていた・・・・? 「ご明察。」 インサイダー取引にハッキング・・・・ますますどうしよう。 金は欲しいし捕まるのは恐いし・・・・・ 「だから大丈夫だといっているだろう!キラ・ヤマトだって夜な夜なハックしてるだろうが! 旅は道ずれ、一蓮托生、呉越同舟、死なばもろともだ!」 それだけだっつーの。
今日も俺は日長パンを焼いている。 俺たちが来てからジャムの爺はネトゲばっかやってやる。 バタ子嬢は出会い系三昧だ。 「おーい、焼きあがったぞ」 あぁ、わかったよサイ。 俺はサイから受け取ったパンを所定の位置に置くと隣の部屋に入る。 えぇっと今度のお届け先はJPNポイント・・・またここか。お得意様になってくれたのかな。 えぇっとターゲットは・・・この男性か。 けど、大丈夫なのかな・・・まぁ届ける時間まで指定されてるし、いいか。 「なにやってんだ?はやく送らないとパンがさめるだろぉ」 あぁ、わりぃ。今やるよ。 『APU起動・・・カタパルト接続、お届け品スタンバイ、システムオールグリーン!進度クリア、商品発進、どうぞ!』 俺はサイがなぜかもっていた設計図とアソパソマソの脅威のほのぼの技術で作り上げたリニアカタパルトで商品を天高く吹っ飛ばした。 「ふぅ・・・・今日の仕事これで終わりっと♪」 おつかれ、サイ。 俺たちはちょっとだけハゥハゥな気分を味わう日々を満喫していた。 そういやあと8日だってよ。 「あぁ、僕みたいな人が現れないことを祈るよ。」 だからそれだけだってば
○月X日 今日は散々だった。 新しく企画したRダガーフォルテストラの設計図を家に忘れるわ、彼女からは「あんた浮気してるでしょ!」と根の葉もないことを言われるわ・・ けど、それくらいならまだいい。 今日は一際おかしかった。 なぜ、上司に怒鳴られてる最中に上司の顔面目掛けてパンが飛んできたんだ? しかもあたり方が痛烈で上司が鼻血噴出しちゃってもう笑っちゃうのなんの・・・。 ありゃぁ首がもげたと思った。 けど、首がもげたのは俺の方だった・・・。 今日はこれくらいにしておこう。
NAVIGATION≪第一外装剥離、減速4マッハ、角度良好、強制冷却停止まで28秒。空力制御開始。≫ ALPHA1≪アルファワンより各機、薬室の装填を確認。≫ BRAVO2≪ブラボーツー。≫ CHARLIE3≪チャーリースリー。≫ DELTA4≪デルタフォー。≫ ALPHA1≪第二外装剥離。地べたにへばりついてるやつらに、思いっきりきついのかましてやれ。≫ ≪暖流層突破、減速0.9マッハ、冷却停止、姿勢良好。我らに天の加護を。≫ ≪降下点、座標追尾固定。さあ…行くぞ!≫ BRAVO2≪ZAFTのために。≫ CHARLIE3≪ZAFTのために。≫ DELTA4≪ZAFTのために。≫ ALPHA1≪おまいら・・・w≫ 某空戦オンラインゲームの一こま
6:30起床。寝ている間にメールが来てないか携帯電話をチェックする。 今日は特に来ていないようだ。 大きく伸びをしてシャワーを浴びにバスルームへ行く。 シャンプーが切れていたため(キラのはMods Hair、私のはVITA)、ボトルにお湯を入れて使いきろうとする。 でも予想以上に残量があって泡立ちがすごかったためちょっとビビる。 出てきて髪を乾かした後私が入れ替わりで入る。ついでに挨拶。 7:30くらいに二人でご飯を食べる。ニュースを見て新聞に目を通す。モノクロちゃんにえさをやる。 ご飯を食べ終わって食器を洗い、歯を磨きにベランダへ出る。隣のカナードと挨拶。世間話を少しする。 その後支度して、自転車で会社へ出社する。道のりは15分程度。9:00前に出社。 ここからがこの子の(いろいろな意味で)本領発揮です。 まず会社の受付嬢へ挨拶。ついでにデートの約束を取り付けようとする。失敗。 デスクに着きメールをチェック。だるそうに全部返信する。一本だけ関連会社にいるGF(セフレ?)のメールが入っているのでウキウキする。 朝のミーティングへ参加。新作の進行状況の報告とトラブル等の報告。これもだるそうに聞く。 デスクに戻り、昨日の続きを始める。異常な速さでコードを書いていく。一段落したところでちらっとバグ取りをしてみる。ない。 開発チームの同僚の一人(キラはこいつのことを『ブタオタ』とか言っていた)から仕上げたコードのレビューを頼まれる。 エラーコードが大量に見つかる。肉屋に売り飛ばすぞと思いつつ書き直す。昼前には終わり笑顔で「よく出来ていましたよ」と戻す。 なんでも、一人遅れるとあとで自分にとばっちりがくるから直すらしい。
昼ご飯を食べに外へ出る。朝来たメールの女の子と会食。食事を早々に済ませ彼女の車に乗る。後部座席で情事にふける。 13:00過ぎに帰社。やけに清々しい顔をしている。 再びコードを書きはじめる。それでも16時過ぎには今日の(自分の中の)ノルマが終わる。暇なのでフレイとラクスのアイコラを作って遊ぶ。 それも飽きたので今度は3次元に走り小○優子と小○真弓のアイコラを作る。ちょっと興奮する。 18時くらいにチーフに仕上がったコードを渡す。残業もせずに帰る。(ただし忙しすぎて一週間くらい帰って来ないこともある) 自分のチームに女の子がいないのが耐えられないらしい。出ずっぱりのあと帰ってくると私を見て嬉しそうな顔をするのでキモい。 途中買い物にスーパーに寄る。もやしとにんじんとキャベツと牛肉バラ、卵、牛乳を買う。19時、家に帰ってくる。 シャワーを浴びる。シャンプーを買い忘れて自分にキレる。空のボトルを握り潰した後、仕方なくジャージ姿で家の前のコンビニに買いにいく。 風呂から出た後、肉野菜炒めと目玉焼きを二人分作る。ご飯は私が炊飯器のタイマーを入れておくのでOK。私が帰ってくるまで待つ。 カナードが遊びにきたのでゲームをする。モノクロちゃんも混じる。 『鉄拳4』でカナードのリーに10連コンボを決められる。そのあとモノクロちゃんのパンダにベアハッグされて負ける。へこむ。 21時、残業で遅くなった私が帰ってくる。カナードは帰って二人と一匹で温め直した夕食を食べる。今日の仕事がどうのと二人で愚痴る。 22時、食事の後自室に戻って2ちゃんにふける。 お気に入りは『過激な恋愛』板と『DOWNLOAD』板、『ニュー速+』板、『PCニュース』板、『新Mac』板。 『新シャア』板は自分がキモすぎる扱いをされているので避けている。 『過激な恋愛』板で自分の女性遍歴を語って叩かれる。キレて言い返して収拾が付かなくなる。泣きながら落ちる。 フレイから電話がかかってくる。慰めてもらう。そのうちテレHになる。私の部屋にキモい声が聞こえてくる。 我慢できなくなってフレイの家へ遊びにいく。鼻息が荒い。 0時過ぎに帰ってくる。これまた晴れ晴れとした表情をしている。パジャマに着替えて1時に就寝。 うちのキラはいつもこんな感じです。 それだけだね。
1日乙!>キラも吉良綿も中の人も
吉良綿、仮名俺、債俺と本スレの時よりおもしろいな。 3人集まれば文殊の知恵、か。 ところで若干一組忘れられている人がいるような?
ザコー
・・・・・いざ(ry
>>692 座僕はここからエクソダスして賑やかにやっています。
と、いうことは・・・・・
・・・・・いざ(ry
696 :
遺俺 :04/10/01 23:27:19 ID:???
どうも、忘れられている人です。 「なんでだ腰抜けぇ!」 いやそのなんだ、・・・・・なんでだろうな。 「常夏たちも引っ越してしまったしな、あまり盛り上がっていないようだが。おかげで俺のターゲットがいなくなってしまった。」 とどの詰まりはいじってくれる人がいないということか?キラは? 「最近あいつはカナードと遊んでいるようだから俺なんかどうでもいいらしい。」 というより、お前の相手をしていると疲れるからじゃないのか。実際俺も疲れる。 「と、言っても俺のキャラはこの通りだからな。少しは落ち着けということか?」 うん、暑苦しい。アタマ悪い子みたいに見えるからもう少し落ち着いてしゃべろ。 あとあれだ、いちいち腰抜け腰抜けと叫ぶな。品性を疑われる。ママンに怒られるぞ。 「それだとカナードと変わらないんじゃないのか?」 そうなんだよなぁ、冷静なお前はカナードとキャラがかぶるんだよなぁ。 ああ、でも若干違うぞ。おかっぱで、マザコンで、執念深くて浅慮。あとよく台詞を噛む。 なんだ、悪いところばかりじゃないか。 「お前は俺に何をいいたいんだ?」 今までの資産を全て捨てろ、そして一からやり直せ。 「そんなのできるきゃぁ!!・・・あ。」 ほら噛んだ。 えーと、なんて言うんだったっけ・・・・ああ思い出した。 それだけっぽい。
697 :
遺俺 :04/10/02 10:57:32 ID:???
イザークの手作り和菓子の世界 …なにこれ? 「フン!見て解らんのか?他の連中がやっている紹介シリーズだ」 …言っとくけど、中の人にそんな知識は無いぞ 「にゃんだとぉ!?」 それだけっぽい
698 :
吉良綿 :04/10/02 10:59:23 ID:???
アスランが珍しくやって来た。なんでもキラに教えてほしいことがあるからとか。 恥ずかしそうに耳元で小声でキラに言うと、 「なーんだそういうことか!ああもう全っ然OK、お安い御用さ。ちょっと僕の部屋へ来なよ。」 とかいってアスランの手を引っ張っていった。 その後部屋から「なんだってぇ!?」とか「そりゃ今度カガリと実技をしてみるしか・・・」とかいう声が聞こえた。 なんとなく想像がついた。カガリちゃん危うし。お付きに半殺しにされるのがオチだと思うけど。 「ところでいつこっちに引っ越してくるんだい?いい加減意地を張るのはやめなよw、こっちは楽しいよ。」 帰り際、キラがそう言っていた。アスランはへこんでいた。玄関に髪が数十本落ちていた。 ところで何を教えたの?まあ想像はつくんだけど。 「いや、ちょっとした『性教育』さ。・・・でもあいつ、今まで僕にしてきた悪行の数々をなんだと思ってるんだろう。」 性教育って・・・しかし言われてみれば、ホモやってたころはあんなに知識豊富だったのに、今頃になって知らないなんて。 若年性痴呆じゃないの? 「まあ、髪も後退してるし、MSの操縦技術もなまってるみたいだし、頭に関すること全部弱ってるんじゃないの?w」 ああなるほど、いやぁ、哀れね。 それだけだね。
取りあえず、金槌を直したら? イザークヘ from金髪のnice guiより
お前はその似非英語を直せ!
701 :
吉良綿 :04/10/02 19:23:05 ID:???
あんたさ、あと一週間で始まるらしいんだけど、何もしなくていいの? 「べっつに。だって最初出番なんてないもん。」 まあそれはそうなんだけど。ところで、あんたの乗るMSって、どんなのだろうね。 「アムロさんはディジェだったなぁ。・・・モノアイかぁ・・・・」 まあ後付け設定でZプラスとか、なぜかZにも乗ってたみたいだけど。 「僕も何かかっこいいのに乗れないかな?」 さあ?どんなのがいいわけ? 「う〜ん、あのねぇ、三段変形するやつ。」 バルキリー? 「そうそうそれそれ。あれでカッ飛ぶんだよ、かっこいいでしょ。」 ガウォークはカオスでやられてるけど、三段はさすがにまだないなぁ。ていうかそれはあざとすぎる。 「ダメかい?じゃあ・・・白くて中世の鎧みたいなやつ。すっげー強いの。」 なんだろう・・・LEDミラージュ? 「それそれ。永野デザインだし、いいじゃん。」 あれ、MSの何倍の出力があるかわかってんの?だいたい君では(弱すぎて)乗れません。 「ダメか・・・じゃあ、背中でCD回ってるの。武器がいろんな形に変形するやつ。それでサーフィンするの。一番新しいやつで。」 MBVー747Aテムジン?・・・なんであたし形式番号まで・・・ 「うん、それ。あの武器便利だよね、一つで四役だよ。斬って撃ってメガビームランチャーになって突撃するの。」 今度はカトキデザインか。いよいよ難しくなってきました。あの武器モーフィング変形するんだよ、絶対無理。 「じゃあね、黒くて、ウサギみたいな顔で、飛ぶやつ。武器とかないの。」 Type6-J9グリフォン?・・・あたしにこんなことしゃべらせて、覚悟しときなさいよ・・・・・ 「あれユニット換装で海にも潜れるんでしょ?それに僕、あの『ASURA OS』って一度見てみたいんだよ。すごそうじゃない?」 あのね、たぶんね、話にならないほどガンダム世界では弱いと思う。ジンにさえ瞬殺される。 そういえば、ゆうきまさみって今、何してるんだろう。気になる。 パトレイバー2の仮想戦争をいつかパロってみたいと誰かが言っていました。福ちゃんに先にやられそうで怖いです。 それだけだね。
ところで、
>>662 でいっていた、他の俺の中の人たちって、
どんな趣味を持つ人が多いんだろう?
分かりやすいネタを書くためにも教えてほしいと俺も思いますが。
いまいち最近ネタ切れなもので。お願いします。
ネタにしてるのは ノリ的にアルプス伝説、らぶやん、美川べるの等 好きなゲームと漫画は メガテンシリーズ、ACシリーズ、ACEコンバットシリーズ 漫画はBLAME!!、EDEN、足洗い邸の住人たち、寄生獣 うむ、ものの見事に偏ってますな
・漫画 石川賢作品、田丸浩史作品、 蒼天航路、北斗の拳、EAT-MAN、 魁!!クロマティ高校、最終兵器彼女、マスターキートン、 ヨコハマ買い出し紀行 ・アニメ OVAゲッターシリーズ、ビッグオー、Gガンダム ・ゲーム 真三国無双、風雲新選組、ゲッターロボ大決戦 ・小説 北方三国志、旭日の艦隊
漫画 ジャンプ・マガジン・サンデー各種 アニメ 全国区の奴で最近のは殆ど見てる
漫画
Trigun/Hellsing/北斗の拳/ジョジョ/Blame!/男塾/稲中/アクメツ/デスノート/
Bastard!/さいとうたかを全般/士郎正宗全般/etc
ゲーム
シューティング全般/メガテン/フロムソフトウェア作品全般/
GT2・3・4/セガ作品全般/ナムコ作品全般
書籍
村上龍・春樹作品/トム・クランシー作品/大薮晴彦作品/司馬遼太郎作品/etc
アニメ
マクロスプラス・ゼロ/カウボーイビバップ/大隅ルパン/攻殻機動隊/押井守作品/
詳細はこんな感じ。
>>703 以上に偏っています。
>>703 にパッパラ隊、D-LIVE、ARMS、ヘルシング、トライガン辺り追加したカンジ。
黒系ギャグと銃火器系統萌えです。
ここでカミングアウトします・・・・ 楽綿に「チェシャ猫」の能力つけたのは私です・・・。 扱いずらいネタつけてごめんなさい・・・
>>708 ARMSはちょっとかじった程度だけど、おもしろいから良し。
ところで、長いのいってもいいですか?
>709 俺に決定権は無いけどドゾー。 ちなみに俺も懺悔するけど、 得僕にゲッター線浴びせたのは俺です。 ごめんなさい。
では、14くらいありますがお付き合い下さい。 ついでに俺も懺悔しますが、吉良綿にスタンドを付けたのは俺です。 分かりにくい能力を付けてごめんなさい。 そしてこれからまた出てきます。ホントすいません。
「おはよ〜、今日のご飯は何〜?」 寝ぼけ眼をこすりながらうちの種馬が起き出してきた。 時間は9時過ぎ、休日だから許される時間だ。普通なら遅刻で上司に怒鳴られるところだ。 私はこの子の2時間以上前に起き出して、今はコーヒーカップ片手に新聞を読んでいる。 みそ汁と漬け物と卵焼きと、あと焼きサバ。もう冷めちゃってるわよ。 レンジで温めるなりあきらめてそのまま食べるなりご自由にどうぞ。 「ふぁ〜い、ちょっとお風呂行ってくる。」 よたよたとバスルームへ向かう。 髪は寝癖でボサボサ、昨晩は着替えずに寝たらしく、よれよれのシャツとしわだらけのズボンを履いている。 その上お酒のにおいが離れていても伝わってくる。あんたはいくつよ?まったく。 シャワーを浴びてパリッとして出てきたあと、冷めたサバを口に運ぶ。 みそ汁はガスで温め直したが、サバはいまいちまずそうだ。当たり前だが。 「大根おろしがない。」 欲しけりゃ自分ですりなさい。 「・・・じゃあいい。」 そのまま続けて食べる。ていうか、朝食からそんなに手間ひまかけられないわよ。めんどくさい。 ところで、昨日はずいぶん遅かったのね?飲み会? 「うん、会社の飲み会だったんだよ。別の課の人も一緒だったんだけど。いやそれが、聞いてよ。」 うん、何?
「あっちの課はうちと違って女の人が、それも美人が多いんだけどさ、それでうちの連中が鼻息荒くって。 でもうちってイマイチ見かけ的にアレな人が多いから、相手にされないんだよね。オタっぽいし。 まあそういうことで僕には都合がいいんだよ、それでその子たちと一緒に3件はしごしちゃってさぁ。 さすがに会った初日にホテルってのはスマートじゃないから、電話番号とメルアドだけに止めといたよ。」 でた、種馬の自慢話。正直人間性を疑う。でも嘘っぱちでもないから、こんなのにひっかかる女もどうかと思う。 本人はどうも続けたいらしいので、一応話を振ってみる。 ふ〜ん、たいした武勇伝ね。で、成果は何人? 「四人だよ、四人。一人は釈由美子似でもう一人はちょっと細身の国仲涼子似、あと菊川怜っぽいのと、う〜ん、強いていえば加藤明日美?」 ちょっと加藤明日美は見てみたいなぁ。頭悪そうなの? 「うん、すごいバカ。『えっとぉ、今度京都へ遊びにいこうと思うんですけど、京都って北陸新幹線でしたよね?』とか言うの。」 ・・・・・そりゃ重傷ね。 「でしょう?まあ、ヤリトモ決定だね、すぐヤらせてくれそうだし。」 そういう女を何人キープしてるんだか。いい加減女漁りもほどほどにしなさいよ、あとで痛い目見るわよ。 「ん〜、若いうちが花だからさ、今のうちにやることやっとかないとね。後で後悔したくないし。」 世の中、やって後悔することの方が多いのよ。これ本当。覚えときなさい。 ああそうだ、今日、買い物行こう。いい加減寒くなってきたし、冬物買わないと。 「そういやそんな季節だねぇ、そろそろ店頭に並んでくるね。」 そう。セーターとか、カーディガンとか買いたいの。トレンチも欲しいけど、まだ出そろってないだろうなぁ。ブーツも欲しいな。 「僕もセーター欲しいなぁ、あとジャケット一着買っときたい。」 ふうん、じゃあ早速準備しようか。ほら、はやく着替える!
少し肌寒い秋の空は、私にちょっと厚着をさせる。寒いの弱いので。 そのくせ、夏よりは冬、春よりは秋の女ですけど。 黒のノースリーブに枯葉色のトレンチコートを羽織り、ブーツカットに白のモカシンを履いた。 目立つ服装は嫌いだが、あんまり地味なのも嫌だ。つまりは、周囲に溶け込むような、『普通の服装』がいいと思う。 でもこれはこれで難しいもので、何を持って『普通』とするかはやはりファッションに気を配らないとダメらしい。 でも突き詰めれば、服をあれこれ考えるよりは、肉体改造を考えた方がいいと思うけど。 あ、これは楽みたいに改造人間にされたり、高いお金かけて整形に走るとかじゃないので。あくまでも、運動とか食事とか。 そういうわけで、二人で六本木ヒルズに来た。休日ということもあって人も多い。 老若男女、様々な人が行き交っている。複合商業施設なんて、こんなものだ。 年齢も性別も関係ない。強いて共通するところを挙げれば、お休みの人、というところだろうか。 あ、この人たちの中には従業員なんかもいるか、じゃあ違うな。 皆少し厚着をして、蒼天の下で談笑を交わしたり、早足で店内へと入っていったり。 割と人を見ているのは好きな方なので、こういう場所にいると飽きない。 キラ、この辺で別れましょう。1時に待ち合わせで、ここに戻ってくること。 それからお昼ね。OK? 「ああ、いいよ。荷物持ち連れていかなくていいの?」 いらないわよ、今日はそんなにバカみたいに買うわけでもないし。君は好きなことしてらっしゃい。
ビブロスとマックスマーラで一通り目を通し、シャツやカットソーなどのインナーは買ったが、アウターをどっちで買おうか悩んでいる。 目を付けた服は値段はたいして変わらないのだが、両方ともなんかこの服見たことあるなぁ、というデザインだ。 持っている服と似ているのを買うのはさすがにちょっと・・・・いや、微妙に変えるのもそれはそれでいいと思うけど。 今年の秋冬の流行色は紫らしい。結構好きな色なんだけど、一歩間違えば品がない色だ。 よく『気品漂う』なんて言われながらお○ぎやピ○コなんかが紹介してるけど、こんなこと言うと失礼だが、エロい。 会社にたまに着ていく薄紫のスーツは結構気に入ってるが、どっちかというとフォーマルなイメージの色、だと思う。 それでも、デザイン次第、というところが大きいのは確かだ。 もう少し、別の店を探してみよう、ここには他にもたくさんあるし。さすがに新宿や渋谷あたりまで足を伸ばすのはめんどくさいが。 一時前になって、ヒルズアリーナの中央へと戻ってきた。 結局上着をどれにしようか決めかねて、キラに相談してみることにした。 相当おかしなセンスをしているが、あれでたまにいいことを言ったりする。一応外に出るにも恥ずかしくない格好はしていく。 でも・・・種のポスターに出てたあいつを見たときは笑ったなぁ。似合ってないわけじゃないけど、いかにもお仕着せというか。 その辺のファッション雑誌からそのまま持ってきました、というのがあけすけて見える。それ以上に笑わせてくれたのがイザークだけど。 コーヒーを一本買って、行き交う人々を眺めながら待つ。さすがに子供連れや、アベックが多い。 私もアベックと言えばそうなのだが、なにせ歳の差が10も違うと、せいぜい姉と弟くらいにしか見られない。 会社で『ショタコン』と馬鹿にされることもあるが、最近はだいぶなくなった。
以前TBS系で小雪の主演で『君はペット』っていうドラマがあったな。たしか自分より5つか6つ年下の子をペットにしてるドラマ。 最後、二人は結ばれるんだけど、現実はそんなにうまくはいかない。というより、いかせない。ペットは、ペットだ。 ・・・・・別にキラを本当のペットのように人身売買してきたのとも違うけど。私にそんな大金、あるはずがない。 前の彼氏と別れて久しいし、ただ単に、話し相手が欲しいだけなんだろう、と思う。 だから、たまたま転がり込んできたあんなのをずっと置いている。 でも話し相手にしてはずいぶん生意気だし、女遊びが過ぎるとは思うが。私に手を出さないだけマシか? ただ、ペットならペットで、いろいろ『しつけ』が必要だな、とも思う。 どこかの誰かさんのせいでずいぶん傍若無人に育ってきたようだし、その高い能力を過信するきらいもある。 あんなのをそのまま社会に出すわけにいかない(といっても立派に働いているようだが)ので、今のうちにしっかりさせておかないと。 そんな、ある種の母性本能みたいなものも働かないでもない。 ともかく、私の目の届くうちに、もう少し人間的に成長してもらわないと。そう思う。 ・・・そんな、柄にもないことを考えていると、もう1時を10分くらい回った。 何をしているんだろうか?時間には割と正確な子なんだけど。 ナンパに熱を上げているんだろうか? もうしばらく、待ってみようか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・・・・・まずい。極めてまずい。 ここは非常階段の踊り場なんだが、僕の目に、銃を構えた中年の男がにたついているのが映っている。 最初、お店で服を物色していたら、『前大戦の英雄、キラ・ヤマトさんじゃありませんか?』と声をかけられたのが始まりだ。 聞けば、オーブ侵攻の時に僕達のおかげで辛くも脱出できたんだそうだ。 でもここであんまり話していると騒ぎになりそうだから、人目に付かないところへ行こう、と場所を移した。 それが運の尽きだった。 男は豹変し、いきなり銃を抜いて迫ってきた。 踊り場は狭いし、非常階段なんかに来る人なんて滅多にいない。 かわすことも助けを呼ぶことも出来そうにない。 な、なんで僕を殺そうとするんだよ、僕はあなたのことなんか知らないし、よもや何かした覚えもない。話ぐらい聞かせて下さいよ。 「あぁ?話ィ?聞きたいのか?じゃあ聞かせてやる。確かに俺はあの時助かったさ、ああ助かった。『俺』はな。 だがお前が、お前らがオーブに来たおかげで、オーブは滅茶苦茶、連合に併合されて今は植民地扱いだ。 お前らが下手打ってくれたおかげで俺の家族も無茶苦茶さ。妻は家の下敷きになって死に、まだ3歳だった息子は市街戦の流れ弾で死んだ。 8歳の娘は家の瓦礫の中からなんとか助け出されたが、2年経った今でも植物状態で生ける屍だ。 俺の勤めていた会社もなくなり今じゃ生活保護と日雇い労働でなんとか食いつないでいるが、 娘の治療費のために借金がかさんで、毎日のようにヤミ金から取り立ての電話がかかってきやがる。 会社の同僚たちも、近所の友達も同じように苦しんでいる。こうなったのも全てお前らの、お前のせいだ。 だからここらで少し帳尻を合わせてやるのさ、あれだけ殺しといてお前らが何もお咎めなしなんて、おかしいだろう?」
・・・完璧な言いがかりだと思う。が、それを説明したところで聞くまい。 なんとかして逃げるしかないが、ここには窓もないし、出口は男の背中にある。階段を下りても上がっても狙われるに決まってる。 「しかし運が良かった。たまたま電車に乗っていたらお前が入ってくるんだもんな。 神がお前に天罰を下せって言ってるんだろうな。 楽には殺さん。足から順に撃ち抜いていってやる。心臓は最後だ、ハ、ハハハハハ・・・・・」 こいつ、シャブ中か?目が虚ろだし、よだれにも気付いていない。ただ意識ははっきりしているようだ。 逃げられそうになければ、倒していくしかないが、相手まで距離もある。5mはある、素手では厳しい。 「ヒッ、ヒハッ、それじゃあ、まず一発食らわせてやるかなァ、フヒッ」 引き金に指をかけた。・・・かわせるか?駄目だろうな。 そろそろ覚悟を決めなきゃならないか?一発くらいは甘んじて受けて、隙を伺うか? クソッ、こんな狭いところでなければ・・・・ そして、銃声が非常階段に響いた。
・・・・・が、目の前でおかしなことが起こっている。 銃弾が宙に浮いて止まっている、僕に達することもなく。 「なッ、なんで奴にあたらねェんだよオオオォ!?行けよ!当たれよ!おいてめェ!?」 バイツァ・ダスト 「キラークイーン『第3の爆弾』Bite The Dust(負けて死ね)」 ・・・・・『彼女』の声だ!しかし、『彼女』はここにはいない!『声』だけが聞こえるッ!! 『キラークイーン』?『バイツァ・ダスト』?何のことだ?何を言っているんだ、『声』は!? 「そこな中年のおじさん、もっともあなたには聞こえもしないし見えもしないけど、『キラークイーン』は既にあなたの瞳の中へと入った! そして、『キラークイーン』の『第3の爆弾』のスイッチもすでに!作動しているッ!」 「 ど ぅ ぶ れ あ ! ! 」 自分の目の前で起こっていることがよく分からないが、ありのままを言う。 今、たった今、僕を狙っていた男の背中が、『爆発した』! 銃が暴発したのでもなければ、自爆した風でもない。そもそも僕を殺さずに死ぬ理由がない。
「『キラークイーン第3の能力』、それはキラに仕掛けた『爆弾』・・・・・ キラを追ってくる者すべてを消し飛ばすために作動する。 キラに危害を加えようと、キラに近付く者には全て作動する。」 声は僕に語りかける。僕に仕掛けられた爆弾?作動?そんなもの、どこにもないッ! どういうことだ?頭を混乱が支配する。 「うへぁ・・・お前、死ね、死ぬぇ・・・いひははははは・・・・・・」 「そして、ここからが真の『キラークイーン第3の能力』ッ!!」 「ははは・・・・・は ろ は ! !」 こっ、『粉みじんに吹き飛んで死んだ』・・・・・ 何だ!?何がどうなって・・・・・うわあああああああッ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ガバッ 「うわあああああああッ!!・・・・・あ、ああ・・・・・?」 ったく、朝から何大声上げてんのよ、うるさいなぁ。何か悪い夢でも見たの? 「夢?・・・・夢、夢か・・・・そっか・・・・・」 早くシャワー浴びてきなさいよ、酒臭いったらありゃしない。部屋に充満してるわよ、お酒のにおいが。 「う、うん、ずいぶん汗もかいちゃったみたいだし・・・・」 さっさと行ってきなさいな、朝ご飯もう冷めちゃってるわよ。 「今日のご飯は何?」 お味噌汁と卵焼き、あと焼きサバ。 「大根おろしはないの?」 ないわよ、そんなの欲しけりゃ 「自分ですれって言うんだろ?」 ・・・そういうこと。 「・・・・・じゃあちょっとシャワー行ってくる。」 ・・・・・。 キラがシャワーから出てきた。表情はいつになく重く沈んでいる。 朝ご飯にもあまり箸が進んでいない。 どうかしたの?二日酔いか何か?今日買い物行こうと思ってたんだけど、大丈夫? 「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだ。」 ん、何かしら。 「『キラークイーン』って、『バイツァ・ダスト』って、何さ。」
・・・・・それか。つまり君は、誰かを『ふっ飛ばして』戻ってきたわけね。 「『ふっ飛ばして』!?あれは夢じゃないの!?」 夢じゃないわ。誰をやったのかは知らないけど、君は確実に誰かを『ふっ飛ばして』戻ってきた。 そして『キラークイーン』は私の『幽波紋(スタンド)』、『バイツァ・ダスト』は私のスタンドの能力の一つ。 「スタンドって?」 まあ、守護霊のようなものかしら。ただ、自分の意志で動かすことが出来て、いくつかの特殊能力を持つ。普通の人には見えないわ。 で、私は君に、その能力の一つである『第3の爆弾バイツァ・ダスト』を仕掛けたのよ。5日前にね。 「しゅ、守護霊って・・・そんなのあるのかよ!」 それがあるんだな、不思議なことに。昔、大学へ通ってた頃にどこからか『矢』が飛んできて、それ以来かな。これが使えるようになったのは。 実は、それからしばらくして何故だかもう一回飛んできたけど。痛かったなー。 「・・・・・で、『バイツァ・ダスト』って何さ。」 あれはもともと、私の秘密を握っている人物を守るための能力。というか、私の秘密を聞き出そうとする人間を、片端から『ふっ飛ばす』。 秘密を書いて教えても『ふっ飛ばす』し、対象者が誰かにしゃべっても聞いた人間を『爆破する』。 そして、時をさかのぼって『その日の朝』へと『戻る』。 さらに言えば、『前の日』に起こった『運命』の『結果』は変わらない。 さっき気になったようだけど、やはり大根おろしは『すられていない』し、みそ汁は『温められる』。 そして、その『ふっ飛ばされた』人も、その時刻に再びバイツァ・ダストが作動して『ふっ飛ばされる』。つまり死ぬのね。 その人は自分が何故『爆破され』るのかもわからない。わからないまま死ぬ。私を探ろうとした、この場合は君を殺そうとした『事実』だけが消える。 ちなみに、それらは私にはわからない。ターゲットが爆破されるまでの未来で何が起こるのかを知っているのは、君だけ。
とまあ、本当は秘密保持のための能力なんだけど、この能力は同時に、対象者を『守る』こともする。 対象は近親者のことが多いから、それが下手に怪我したり死んだりすると自分に捜査の手が及ぶからみたい。 私にはそこまでして知られて困ることはないから、今までは彼氏なんかに付けて『守って』いたんだけど。 まあ、滅多なことがない限りは発動しないんだけどね。 さて、いったい『誰』をふっ飛ばしてきたのか、聞かせてもらいましょうか・・・・・ 「・・・・で、そのおじさんは僕を撃とうとしたところで、『爆破』された。」 なるほど、言い分はわからないでもない。それじゃあ殺されて当然かもね、君は。 「・・・じゃあなんで、あの人を殺したんだよ!」 別に。たまたま『バイツァ・ダスト』に引っかかっただけのことよ。 「なんで僕にそんなものを仕掛けた?」 ・・・言われたんでしょ?『お前がいなければ俺はこんな風にはならなかったんだ』って。 そういう人間が世の中にはゴマンといるのよ。物騒な世の中だから、君を殺しにくる奴が一人くらいいてもおかしくないと思って。感謝くらいしなさいよ。 でも君はそんなの我関せず、でしょ。 「そうだよ、僕がその人達に、何をしてあげられるっていうのさ。補償金でも払えばいいのかい?」 そんなことは言ってない。でも、これから君は、そういう人達にどう接していくの?この調子じゃまた同じような目にあっても文句は言えないわ。 「ああそうさ、殺したさ。僕はあの戦争でさんざん殺しまくってきたさ。屍山血河を築いて街と言う街、人という人を巻き込んできたさ。 確かに戦争状態で、兵士として戦えば国際法で大抵はその責を問われることはない。 それに『不殺』を唱えて戦ったところで、副次的にどれだけの人が死んだか分からないし、その人達にいちいち謝って回るなんてナンセンスだ。 だから彼等が、僕を憎まないはずがない。許してもらえるわけ、ないだろ!!」
まあ、何をやったところで、分かってもらえないとは私も思うんだけど。 でも、『知らなかったから仕方ない』なんてのも、大した言いがかりだと思うけど? 知ってる?デス種の主人公、シンは君に家族を殺されたと思ってるらしいわよ。 その彼に、君はどう顔向けするの?ごめんでおしまい、とはいかないでしょうね。 「遅かれ早かれ、僕は彼の前に現れなきゃいけなくなるだろうしね、きっとその時は・・・・・」 容赦なく銃を向けられる、というのが普通。それが正しいことかどうかは別として。 謝って済むことじゃないのは分かってると思うけど、『それはおかしい』と教えてあげることも必要だと思う もちろん『仕方ない』なんて言葉じゃなくて、君が本当はどうしたかったかとか、してしまったことに対して自分はどう償っているとか。 ・・・と、いっても今の君には償いの態度なんて、とてもじゃないけど見えないが。 「僕は、僕は・・・・そうだよ、僕にしかできないことはたくさんあるんだよ、あるはずさ。 でも、僕にはまだ、わからないのさ。どれがベストか、僕には。だからこうして、モラトリアムを続けている。」 モラトリアムねぇ、その割には、ずいぶん楽しそうだけど。 ベストが分からなければ、ベターをすればいいじゃない。何もやらないよりはずっといいと思う。 確かに君はスーパーコーディネーターで、能力的には私達とは段違い。でも同じ人間なんだから、分からないこともあるわ。 私達は神様じゃないんだから、全部が全部うまくいくとは限らないけど、何かやらなきゃ前には進まないのよ? 「うん・・・・差し当たって、何をすればいいんだろう、僕は。」 ほら、そこ。他人に意見を求めずに、自分の頭で考えなさい。悩んで苦しんで、ようやく自分の道を見つけだすのよ、人間は。 与えてもらった答えは他人の答え、自分の答えじゃないわ。 カナードを少しは見習いなさい、あれでいろいろ考えてるみたいよ? 「・・・わかったよ、でも、答えが出るまでもうしばらく時間がかかりそう・・・・・・」 時間がかかるのは仕方ないわ。まずはパッと思い付いたことからやれば? 「そうだね・・・・今日、終戦記念碑にでも、花を添えにでも行こうか・・・・」 そう、そういうこと。そういう小さなことから始めていくのよ。
結局、買い物にも出ることにしたが、電車に乗るとまずいということが分かっているので、車で出た。 ・・・・・首都高だるい。 車中でキラが、心配そうな顔をして訪ねてきた。 「ねえ、あのおじさん、やっぱり、死んじゃうの?」 ああ、あれ。死なないわよ。 「え?だって、『前の日』に一度起こった『運命』の『結果』は変わらないって、さっき言ったじゃないか!」 ええ、変わらないわ。でも、『解除』すれば話は別よ。大根おろしをおろすことはないしみそ汁は温められるけど、 『バイツァ・ダスト』が解除されれば、解除したものを作動させることはできない。そのおじさんは『ふっ飛ばない』わ。 「・・・なんだよ、それじゃ、僕を脅したのかい?」 別に脅したつもりはないわよ、今まで聞かなかっただけでしょ、君が。 「(ムカ)・・・ったく、ホントに君、食えない性格してるよね。」 さすがに20数年生きてくれば、多少の知恵は身に付くものよ。ところで。 「何?」 なんで交通情報とか覚えてないのよ!今日どこで込むとか、そういうの何にも聞いてないの!? 「当たり前だよ、電車で行ったのにそんなこと聞いてるわけないでしょ!」 チッ、使えない奴。もうこいつに『バイツァ・ダスト』なんて使うのやめようかしら。 穀潰しを置いておくほどうちは広くないし、消えてくれればせいせいする。 「なんだよ、一人で2LDKなんかに住んでるくせに、部屋なんかあまりまくってるじゃないか。」 あれはアズアズが見繕ってきたからそうなってるだけでしょう、私に言われても困る。 ねえ、何か一つくらいいいこと覚えてないの?宝くじの当選番号とか、競馬の着順とか、あぁ、この際ヒルズの近くの駐車場の空き具合でもいいや。 「覚えてるわけないだろ!君はのび太かよ!!」 それだけだね。
GJ! 成長の描写はこうやってやるのかと、 参考になりました。
hosyu
さて、残り何kbあるの? 20kbくらい? そろそろ次スレのことを考えたがいいと思うけど。 とりあえず【イベント】【専用】は外す方向?
今日、少し困ったことが起きた。 あんぱん男に使う、十勝産有機栽培大納言小豆が切れてしまったのだ。 なんでもこれ以外の小豆で作ったあんこを奴は受け付けないらしい。贅沢な奴だ。 「しかたないな・・・じゃあ、今日一日、クリームで我慢してもらおうか。」 クリーム?いいのか?あいつ、クリームパン使ったら超ヘタレの役立たずの腰抜けになるって話だぞ? 「別にいいじゃないか。最近あの黴菌も襲撃してこないし、特に役にも立たないからつけておくだけありがたいと思ってほしいね。」 お前、結構ひどいこと言うな。 そういうわけで奴にクリームパンをつけてみた。 が、様子がおかしい。何やら小刻みに震えている。 「あれぇ?おっかしいなぁ、カスタードで良かったんだよね?」 生クリームを入れるクリームパンなんて聞かないしな。 二人でいぶかしげに奴を見守っていると、突然、すくっと立ち上がった。 「 ハ ア ッ ! ! 」 は、八頭身化した!? しかも身体は分厚い筋肉の鎧に包まれている。そのくせ顔はにやけたままだ。 ガラッ 「「隊長!!」」 こっ、今度はさっきまでエキ○イト出会いでメール待ちだったはずのバタと、外で年がら年中ボールとじゃれている駄犬が入ってきた。 もちろん筋肉隆々。 恐るべきは犬コロで、まるで地獄甲○園の泰三パ○チみたいにおっかない顔をしている。 「隊長!あの方がお呼びです!さっそくあちらへと向かいましょう!」 「た、隊長?俺が?」 おい、何言ってるんだ、こいつはお前らの隊長でもなんでもないぞ、単なるメガネだ。
ぶっ!! 「貴様!隊長になんて無礼な口をきくんだ!それでも我が隊の一員か!」 バタに殴られた。超痛ぇ。 「では隊長!まずは例のアレをやってから行きましょう!」 「あ、アレ?」 「ではいっきますよぅ〜」 「ジ○ス!!」「バ○タ!!」「リ○ゥ〜〜ム!!」 ・・・・・。 ぶっ!! 「グ○ド!!貴様どういうつもりだ!!貴様がやらなければ隊長がいつまでたってもできないだろうが!!」 今度は犬に殴られた。これまた痛ぇ。・・・・・そういうことか、やりたくねぇなあ。それによりによって俺はグ○ドかよ。 「隊長!仕切り直しですね!」 「う、うん、そうだね、も、もう一回やろうか。」 おいお前、それでいいのか。本当にそれでいいのか。 「 ス ペ シ ャ ル フ ァ イ テ ィ ン グ ポ 〜 ズ ッ ! ! 」 「ジー○!!」 「バー○!!」 「○クゥ〜〜ム!!」 ぐ、グル○・・・・・ 「ギニ○ー!!」
「「「「「 偽 乳 特 戦 隊 、 参 上 ! ! 」」」」」 ・・・・・・・・・・・・・偽乳? おい待て、まさか、この場合フ○ーザ様は・・・・・・ 「き、決まった・・・・スペシャルファイティングポーズがこうも美しくも決まるとは・・・・・」 お前、もうすっかり気分はギ○ューですか?って、それどころじゃない。 おい、バー○、フリー○様って、ピンク色の髪した人? 「なんてことだ○ルド、貴様○リーザ様のお顔まで忘れてしまったのか?もちろんピンク色だ。冷徹で容赦なくこの宇宙で一番強いフリ○ザ様だ。」 やべぇ、超やべぇ。あんなのの手下かよ、俺は。 「さあ!出発だ!フ○ーザ様をお待たせするわけにはいかんぞ!!」 サイ、お前もうノリノリですか。 外にはなぜか既に、あの変なマークのついたボールみたいな宇宙船が五つ。 「グル○!何をしている!早く出発するぞ!」 お前、もう俺をグル○呼ばわりかよ、偉くなったな。 いやだ、行きたくない、偽乳なんて、偽乳特戦隊なんて、特戦隊なんて・・・・・・ ハッ、ゆ、夢か・・・・・・ 「ああ、起きた?あのさぁ、小豆切らしちゃったんだけど、クリームでもいいかなぁ?」 やめろ、絶対にやめろ。あいつの顔にはカビでもはやしとけ。 だからそれだけだってば。
剥げ藁
GJ!! 腹イテェーw スレタイはイベント専用を変えれば良いかとおもふ
【総合】新シャア板の連中と俺たちの関係【避難所兼】 でどうよ?
【全員】新シャア板の連中と俺たちの関係【集合】 … だめだこりゃ
普通に 新シャア板の連中と俺達の関係 でいいと思う
新シャア板の連中と俺達の関係 弐回目 かね?
739 :
1 :04/10/05 11:09:02 ID:???
ぼちぼち容量も本気でヤバくなってきたので、今夜にも次スレに移行しようかと思います。 残りの容量は、できれば常俺のように一発ネタ埋めでもしていただけたらありがたいです。
1が出てくると常夏の悪夢を思い出す…
なんですかそれ
うなぎ屋で「ひまつぶしください」と何度も言い張るカナード
たき火をしていて髪に火が燃え移り焦ってバケツに顔を突っ込むカナード
あまりに安直な自分のネーミングに猜疑心を覚えずにいられないカナード
Xアストレイの最後で自分が死ぬのではないかとオドオドして、 アリコの定期保険に加入しようかと本気で考えたカナード
でも受取り人を決める時にガルシアに渡りそうで嫌だからやめたカナード
アンパン世界にいる限り借金取りが追ってこないので嬉しいサイ
そう思っていたら携帯電話で「ターゲット確認・・・破壊する」と 妙な間違い電話を受けて見つかったのではないかとビビるサイ
偽乳特戦隊の隊長なら、キラとチェンジして フレイにあんなことやそんなことをし放題だと妄想するサイ
いっそブレンパワードの世界へ行けば 美少女に囲まれ主人公補正もかかって最高だなと妄想するサイ
もしかして自分は本当は植物人間になっていて、 ドラえもんの幻の最終回ののび太のようにここは自分の妄想なのではないかと不安になるサイ
考えてみればのび太も自分もメガネで 別段これといった取り柄のない人間だなと妙な共通点を見いだすサイ
じゃあなんでのび太にはドラえもんがいて自分にはいないんだと、 発想の大きな飛躍にも関わらず理不尽にムカつくサイ
もしかして、子孫がいないから送ってこないんじゃないか、と想像して落ち込むサイ。
サイの中の人も大変だなと思うサイ
碁のルールを必死に勉強するサイ
父親に似てない事を聞くに聞けないディアッカ
ストレスで胃に穴が開くか凸のが先か気が気でないアスラン
もしかして、忘れられたかもしれないイザーク
鬼籍に入った事さえわすれられたニコル
コーヒーさえ在れば無問題な虎
上司に恵まれずオージンジ、オージンジと言っているダコスタ
____________________ <○√ ‖ くく もう残り容量が無いぞ! 早く!早く!オレに構わず新スレを!
____________________ <○√ くく だめだ!残り容量が無いぞ! 早く!早く!オレに構わず逃げろ!
____________________ <○√Σ <○√ ‖ ‖ グゥレイトお前、一人だけにイイ格好させるかyo! くく くく
____________________ <○√ Σ<○√ <○√ ‖ ‖ ‖ くく くく くく 腰抜けぇっ!!貴様ら如きだけで何とかなるわけないだろがぁ!!
____________________
あ〜
埋め終了?
降格ではなく「炊事要員」に「転属」になったと信じて疑わないディアッカ
「埋めるんだって。」 ほぉ、俺たちも手伝うか。 ほら、いつまでそこで金八見て涙流してんだ爺と行き遅れ。 俺たちも手伝うぞ。 「最近、この工房の主が逆転し始めたよな・・・」 実力ある奴が生き残る、それだけだ。 だから、それだけだってば。
あと13
昔、黒ノ十三という珍ゲーがありましたな
13といえば金曜日、13金といえばジェイソン、 ジェイソンといえばスプラッターハウス。 超マニアゲー。
グレゴリーホラーハウス
「そこでハウスオブザデッドだぜHAHAHA!」 バイオで夜寝られなくなった奴が何か言っています。 そんだけ。
全く話は変わるが、最近俺の中で 楽綿=仲間由紀恵 吉良綿=小雪or菊川怜 ってなってるんですが。 皆さん何かモデルとかいますか?
いやいやサイレントヒル 今度はみんなで恐怖ゲーム???
783 :
781 :04/10/05 21:44:02 ID:???
エイリアンシンドローム 知ってる人いるか?こんなの すいません前の発言はスルーして下さい ゴミ箱被ってきます
サイレントヒルから サイレントデバッガーズ(PCE) 音を頼りにエイリアンを倒していく疑似3Dアドベンチャー 絶対誰も知らん
スペランカーも見方を変えればホラーだよな あと聖鬼魔?�(ファミコン)
いっそエイリアンvsプレデター2というのは
>>787 懐かしいな、横スクロールのファイナルファイトタイプのアクションだろ?
じゃあ弟切草
中古でPS2とやらを買って来た。ハードオフで1500円の格安だ。 これで早速完全体から借りてきたバイオハザードとやらをやるのだ。 ・・・・・・・・・・しまった!!!!!!ここにはテレビが無い!!!!! ・・・・よし、ちょばってきたぞ。 早速ゲームスタート! ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ ディスクが干瓢がごとく削られてしまったーーーーー!!!!!! このPS2不良品ではないか!!! ハードオフめ訴えてやる!!!ハイペリオンH起動!!!! 仮名俺「ジャンクだろそれ」
ハイペリオンH・・・・・・・? ドレッドノートHの間違いでは・・・・・・? あと完全体というとセルを思い出す あれも初期段階ではホラーでしかなかった
間違えた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz
>>781 楽綿=当初、ゲルゲレン子 現在、楽巣の2Pカラー(ヒンヌー)
まあ、まて新スレはまだか
あと9!
795 :
1 :04/10/05 23:01:37 ID:???
>795 立てたよ。 それだけなんだけどね。 人物紹介等はどうしましょ?
797 :
796 :04/10/05 23:53:02 ID:???
798 :
1 :04/10/05 23:55:55 ID:???
乙!!恩に着ます とりあえず、過去スレ等は張りました。 人物紹介等は住人の方々でご随意にどうぞ。
乙です! 自分もやってみたのですが、そのホストじゃだめだとエラーが出てしまって・・・。 役立たずスマソ
乙であります!
保守を兼ねて各スレに回覧ヨロシク
新隠しテンプレはあれで良いよな? 目的は即死防止だし
回覧行き渡ってないとこ、あとはありますか?
埋めネタ 「俺」達が大家族だったら ↓
お題目で、当然の如く 「頭の薄さでいったら、禿俺がお父さんだよねー」 と言われた明日俺が卓袱台返し ↓
マスオさん状態の福俺 ↓
807 :
通常の名無しさんの3倍 :04/10/06 01:04:04 ID:ulped6Yt
やはり原因はry ↓
なぜかいるだいちゃんと俺 ↓
余計な事を言った為、女性陣にぼこられる痔俺(長男希望、飲食店勤務) ↓
お母さんに抜擢され 「私はそこまで歳食ってないわよ!だいたいなんでこんなハゲと(ry)」 とキレ気味の吉良綿 ↓
実は双子な楽綿 ↓
実は双子(プリキュア)な楽綿 ↓
二重書き込みをしてしまい落ち込む常俺(学生、ゲーマー) ↓
ラヴィ(゚∀゚)!!ネコミミモード(・∀・)♥等の洗脳ソングに嵌ってる吉良綿 ↓
立ち位置に困って結局となりの家の浪人生に落ち着く債俺 ↓
浪人生と言えば勉三さんだとおもって眼鏡をする債俺 ↓
ベンゾウさんといえば犬も飼わねば、でもチーズはイヤだからと野良犬を探しに行く債俺 ↓
野良犬を探しながら、そういえば、n日ルール導入前には文化祭やるとかっていってたよなと不意に思い出した債俺 ↓
文化祭は新スレになってからかなー?と期待している痔俺
中古のバグゥを買うか悩む才俺 ↓
アズラエルさんに借金してまで買う債俺 ↓
しかし虎が余計な気を利かせたため、天井に穴が開いていて後部が木端微塵な ラゴゥが送られてきて生活消費センターに通報しようかどうか考える債俺 ↓
_____________________________________ ./ _,i';;†;'i_ / /....ヽ(・∀・)ノヽ(ノД‘)ノヽ(`Д´)', ィ===ヽ <;'∀`> ;'⌒⌒゙; ∧ ∧ ,☆ー))ヽ,, / ||::: γ ,,||||ヽ ∧_∧ .∧_∧ li((/`'`) (=ヽ博ヽ; ノヾ、、、 .( ゚Д゚) ミ ツリハヘ,. ハハ 冴. ,:|| ||::: 彡ノ´∀`ミ( ●∇)【 ・∀・】ノ|=・∀・ノ(=,,・∀・)l |、^ヮ^,|つyと_)ノリゝ^ヮル';;;゚∀゚)( ´ー`).....:|| ||::: ∧兄∧ ∧∧ (\/) ミヘ_ミヘ ∧虻∧ヘ 馬ヘ ノヽ,,,ノヽ/|,,|ヽ ∧ノノ∧∧ジャΛ .:|| ||:::ノヾ( ゚∀゚)( ´ `∋〜´_!_`〜ミ, `∀´)( ・∀・)・∀・)( *゚∀゚)≠_凵ro・ω・o)( *゚∀゚). .:|| ||:::´'"'ノヽ'ヽ iii■∧ _, ,_∩[弗素∧_∧ ∧__∧ .∧__∧ .∧拝∧(\_/)真快速\ XII .|| ||::: ミ ・∀・ミ( ,,゚∀゚)( ゚∀。(,,゚∀゚) ・_・)( ´_ゝ`) (´<_` )( -A-)( *゚∀゚) ´,_ゝ` |('A`) || ||::: n / ̄\ Hey ∧_∧ /道ヽゝ∧錯∧.∧旦∧ 人 ((( ) 慶∧ 炎∧ || | ̄\ ( 凸)|. ゚∋゚|( ゚∀゚)< `∀´>( ^▽^)(´・ω・)(`・ω・)( 0_0)(( ´∀`) ´_ゝ`)・∀・). \ | | ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄~∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄∪∪ ̄ ̄:| | | ぬるぽして1時間以上ガッされなければ神in新・シャア板 :| | | T H E N U L L B O X
> し'⌒ ̄ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /、__, -‐' (r、 / ≠=-、__ \ | 命だけは助けてくれ! | // ´´^ ヽ,__. -='⌒ ` ノ ,.-〉 zャッ-、` _\ \____ _____/. / ヽ!/ ヽ _.-‐ 、 〉 /f } ` ̄` ,´rッ、 〉\ ∨ HAHAHA / / `-jr、ニ、 ヽ _ `ヽヾ j ( `ソ \ /巛 》ヽ, /ヽ 、 `` レ'ニヽ --└j`、 、.__´ /. \ ヾノ"~^ヽ,^ / ヽ !、__ r__ノ.// ` ーr'-、_\_ ー- ` / \ ∩ ´∀`∩ /-く _ (二.ヽ > _,/`‐</ / `>-、.._ _.∠.__ ∧∧∧∧∧ ‐'´ __ ヽ} ヽ-‐r=ニ´ー -- ‐'7 / / / `>-、__ \. < グ .> < _i ヽ`ー-、ノ。゚. : : : : : : : ::// / | / `ァュ〉. < 予 ゥ > ヽ. ´ _.-/.::::::` ー - - ‐''7´ ──────────────< レ >───────────── / /( i i ,,-‐ 'ー、. < 感 イ > lヽ アーヒャヒャヒャ 人、ゝゝゝ'/ /〃〃//' γ. < ト .> l l〃⌒⌒ヽ. /巛 》ヽ, N| リ ヽ_,、__ y'_ ,-Ji. < !!! の > l_」(((((`')),) ヾノ"~^ヽ,^ Y`‐ス/`~  ̄  ̄ヽ、-彡' Y /∨∨∨∨∨\ ‖vb ゚∀゚ノレ リ; ´Д`) ゝi゙ _ -、 ゙iγ⌒゙ヽ/_=、 ,-,ニ_‐⌒<,\ つ ≡≡≡ ⊂ つ Ci! ´ ト─‐イ ,l /コプエ` ヘプ7コ ii`)\ Y === 人 Y"~ ゙i,,* ヽ,_ノ *,/ /.ハ  ̄ ,  ̄ スノ. \_) し (_) ヾ、,, ,/ / `ヘ、 U /,} \ /゙ " sエs ヽ / >、 ー-=-ー /T. \ OK、話せば分かる…。
全員総出でガッをかましていく俺達 ↓
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海 がっ つ
_、_ ( ,_ノ` ) ズズ /⌒ [ ̄]'E;) 玉葱は使うな。長葱を使え・・・ m,//  ̄ .| |:::|/⌒ヽ |:::| /」 _、_ ( ◎E;) /⌒ 丿 サラダ油は使うな。ラードを使え・・・ m,// // .| |:::|/⌒ヽ |:::| /」 _、_ ( ,_ノ` ) ! /⌒ ⌒) 火力を弄るな。常に強火だ・・・ m,// [ ̄]'Eノ .|
(;;::::: ) ,/;/⌒/) この3つの鉄則を守り中華鍋を振るった時、 //;: /;:: /./ お前は 「 炒 飯 」 を目にする事が出来る。 (;::::|;:: (;: (/ \);;:::.\;\ (;:: ( (<<<ヽ .|;: |\;::::\ );:: | );:::: ) _、_ (;;:::::,_ノ` ) 彡 ,/;/⌒/) 間 違 い な い ! ! //;: /;:: /./ (;::::|;:: (;: (/ \);;:::.\;\ (;:: ( (<<<ヽ .|;: |\;::::\ );:: | );:::: )