753 :
艦俺:04/10/22 15:07:15 ID:???
アスランくんと明日俺くんに餃子を送った。
冷凍にして、クール宅急便で送ったけれど、食べてくれただろうか。
まさか、解凍できないので食べられないなんてことは・・・
「最新鋭艦なんだ。そんなことはまずないぞ」
そ、そうですよね。艦長。
それだけだ。
754 :
ラウ:04/10/22 20:58:17 ID:???
仕事からの帰り、私は3つ向こうの駅まで寄り道をした。
10月に入り、既に3週間以上経過している。甘栗屋にはとっくに新栗が入荷されているはずだ。
ここのところ何かと所用が多く出向くことができずにいたが、今日ようやく買いに
出向くことができる。
収穫後に甘みが乗る甘栗は、12月頃が最も美味いというが、甘栗好きとしては
やはり新栗ははずせまい。
私は心が躍った。
目当ての駅で降り、甘栗屋へ向かいコンコースを横切る。
ふふふ。
看板が出ていた。
『新栗入荷!只今炒りたて!』
私は思わず歩みを速めた。
私が注文をすると、年配の女性店員がザルに山盛りになっている甘栗を袋に詰めながら言った。
「今年は随分遅かったじゃないのおにいさん」
!!
「いつもは新栗が出るとすぐにどこからともなく買いに来てくれてたから・・・はい。まだあったかいよ」
そう言って笑いながら年配の女性店員は私に甘栗の詰まった袋を手渡した。
私はほかほかの甘栗を抱えて店を後にした。
ふっ。しかしながら、顔を覚えられていようとはな。あの年配の女性店員、あなどれん。
(↑『自分が着用しているキテレツな仮面への世間一般的な視線』というものに対する
認識が希薄な人ラウ=ル=クルーゼ)
755 :
ラウ:04/10/22 21:00:28 ID:???
甘栗屋で甘栗の大袋を購入した私は、帰路につくため改札口へ向かった。
胸に抱いたあたたかい袋から立ち上る甘栗の香りが鼻腔をくすぐる。
ふふふ。早く食したいものだ。
・・・んん!?
私は歩きながら何かの気配を感じ、振り返った。
ムウか?・・・・いや、違うな。私の感がそう告げている。
ふと見れば、先の甘栗屋で金髪の少年が新栗を購入していた。
長めの髪が被さっており、顔ははっきりとは見えんが、・・・彼か?
彼も俄かに(にわかに)辺りを見回し始めた。
ほう。私を感じるか。
ふっ、おもしろい。甘栗好きな者同士はムウと私のように感じあえるのか?
まあもっとも、私はキラ君をも感じてしまうのだが。
が、すると、キラ君ももしや、甘栗愛好家なのか?
・・・などという己の思考の飛躍を自嘲しつつ、まだ周囲を不審そうに窺っている
金髪の少年を最後にもう一度肩越しに一瞥し、私は帰宅ラッシュの人ごみに紛れた。
756 :
ラウ:04/10/22 21:03:22 ID:???
帰りの電車は混み合っていた。
薬が切れるまでにはまだ時間的余裕がありそうではあったが、私は少し疲労を感じ、
座席に着きたかった。が、空いている席はない。
・・・・ふむ。
ではここで、アレを試してみるとしよう。
アレとは、先日チラッと目にした、ムウの手持ちの週刊青年誌に載っていたマンガだ。
−−−−−−以下、回想−−−−−−
美人でグラマラスな女性(以下女)が電車の中で、座席に座っている青年(以下男)の前に立つ。
女「いい女だなあ」
男「えっ」
女「ーそう思ってるんでしょ」
男「え、ええ、まあ」
女「読めるのよ心が」
男(まっさかあ)
女「『まさか』って何よ信じないの?」
男「う」(マジかよ)
女「マジだってば」「恥ずかしい秘密だって読めるわよ」
男「えっ」「やっ、やめろ」
女「なによ、降りちゃうの?」
男が去った席に女は座り、隣の女性に話しかける。
女「男の考えることなんて大体わかりますよねえ」
これを私なりにアレンジしてみるとしよう。
ふっ。さて、ターゲットは・・・・ふむ、あの青年がよかろう。
757 :
ラウ:04/10/22 21:07:34 ID:???
私はおもむろにターゲットに定めた青年の前に立った。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「可笑しな仮面だなあ」
「えっ」
「君は今そう思っているだろう」
「え、い、いえ、あの、そんな・・・」
ふっ。いい反応だ。
「私にはあるのだよ、君達の心が読める理由がな!」
(な、なんなんだこの人)
「なんなんだこの人とはなんだ。信じないのかね?」
「うっ」(マジかよ)
「マジだな。ふっ。その気になれば君の恥ずかしい秘密だとて読めるのだよ」
「えっ、や、やめてください!」
「なんだ、降りてしまうのかね?」
私は青年が立ち去った後、彼の座っていた席に腰を下ろした。
ふっ。試みは見事に成功した。
「ふふふ。ふはははは・・・・・・・・はっ!?」
ふと見渡せば、私のいる車両には私以外、誰一人として存在しなくなっていた。
・・・・・・むむう。
(↑『自分の風体への、世間一般的な印象』に対する認識も、持っているようでいて
実は希薄な人ラウ=ル=クルーゼ)
激しくワロタww
職人さん復活ですか!!
最高っすよ!!w
新作キタ!!(゚∀゚)
ラウレイ、ニアミス!?
乙です!
甘栗好きの遺伝子かw
アルもきっと好きだったんだろうな>甘栗
ハゲワラ!
職人さん乙です!!
甘栗の袋を持ってキョロキョロするレイを想像してハゲワラですw
保守です。
慎ましやかに。
ホセ
769 :
ラウ:04/10/25 22:15:21 ID:???
何故だろう。
無性に寿司が食べたい。
そして無性にガリが食べたくてたまらない。
どうしたことだ。
・・・・・むむう。
申し訳ないがそれだけだな。
ほす
職人さん乙!
ずっと人大杉でこれなかったよ・・・
>>769 一瞬「カガリが食べたくてたまらない」に見えますた…。
ダメだ俺。逝って来る。
>>771 専用ブラウザ入れるといいですよ
人大杉のときもOKだし
職人さんたちは時々メル欄にメッセージ入れたりするから、
そんなのも見落とすことないし
何よりタダだしw
Live2chとかいいかな>専ブラ
未だにかちゅ使ってる自分は負け組みか…orz
保守
>775
そんなことないよ、かちゅ(・∀・)イイ!!
778 :
痔俺:04/10/27 21:42:19 ID:???
拙者、あぼーん使ってますから。切腹!
というネタを書き込みしようとしたら、隣人からお約束の包丁ドラグーンを
喰らった。
久々にこのスレで肉塊になった。
そんだけ
779 :
艦俺:04/10/27 21:47:19 ID:???
今日、ガンダムシードウエファーチョコというのを買ってきた。
いきなり初弾が艦長だった。
「まさか、わたしのカードもあったとはな」
そのカードを見た艦長は誇らしげだった。
名前欄が「ADEZ」だったけど。
今そのカードは、うちの店のカウンターの脇に、
何故か北別府選手のサインボールとカードと一緒に飾られている。
それだけだ。
>艦俺
そういう配置は危険だ。
店を壊されたうえにボールを取られるぞ。
それだけだ。
781 :
艦俺:04/10/28 20:23:02 ID:???
>>780 ボールだけ?
艦長のカードが取られることはないのだろうか・・・?
俺は艦長に隠れてひそかに泣いた。
>779−>780からいって、艦俺よ。大丈夫だ。
ア ム ド ラ イ バ ー を か く ま わ な け れ ば !
それだけだ。
783 :
艦俺:04/10/28 21:09:27 ID:???
そ、そうだったのか!
というわけで、カウンター上の、
「芸能人やスポーツ選手のお客さんのサインがラップかけられて飾られているゾーン」
に移設です。
「カウンターだと、話題にしやすいんだがな・・・」
駄目ですよ!cv遊佐浩二のいい男が来る前に移設しないと!早く!クイックリー!クイックリー!
こうして、艦長カードはカウンター上に飾られることになった。
名残おしそうにカウンターを眺める艦長に詫びながら、
俺は心で泣いた。
エェ〜ゴルァアア
ケケッ
>783
>「芸能人やスポーツ選手のお客さんのサインがラップかけられて飾られているゾーン」
札幌のラーメン横丁だとよくあるよな、そういうの。
それだけだ。
787 :
鷹綿:04/10/29 00:41:52 ID:???
始めまして。
なんだか私の家にホーク姉妹が住み着いたようなのですが・・・
私の呼び名は鷹綿で良いのでしょうか?
ムウさん、教えていただけますか?
それだけなの。
788 :
ラウ:04/10/29 20:10:58 ID:???
昨晩、ホーク姉妹の同居人と名乗る女性が我が家を訪れた。
ムウを訪ねて来たらしい。
ホーク姉妹の同居人の女性は、己の呼び名の是非をムウに尋ねた。
「へ?お、おれ?いやあ、いいんじゃないの?うん」
そんなものでよいのかと思うようなムウの返事を聞いて、にこやかに帰って行く彼女を
二人で玄関から見送った。
しかしながら・・・・。
「何ゆえに貴様に意見を求めるのだ?」
「なんでおれに意見を求めるんだ?」
ムウと私は同時に同じ疑問を口にした。
また何か、中の人の知らない設定が存在するのだろうか。
むむう。
789 :
ムウ:04/10/29 20:16:36 ID:???
っつーか、この板にホーク姉妹版関係スレあったっけ?
うっひょーわかんねー
セイバーガンダムとWガンダムの関係ってスレはあるよ
791 :
ラウ:04/10/29 20:41:01 ID:???
隊長!今日白菜が入った炒め物の中に「な」で始まる
4文字の生き物を発見しました…
やっぱり野菜は、ちゃんと洗わないとダメですね。
>788
ムゥさんがエンディミオンの鷹って言われてたからなんでは?
それだけです。
794 :
ラウ:04/10/29 23:09:31 ID:???
>>793 「「なるほどな」」
ムウと私は、再び同時に同じ言葉を口にした。
どこまでも鈍い中の人に成り代わり、我々から詫びよう。
それにしても、シン君といい、ホーク姉妹といい、新番組の主人公、ヒロインと目される彼らが
わざわざ彼の地に居住するとはなんとも慎ましいことだな。
陰ながら応援させていただくとしよう。
頑張ってくれたまえ!
795 :
ラウ:04/10/29 23:16:36 ID:???
ついでに
>>792 そうだ。しっかりチェックを入れつつ洗いたまえ!
このレスを見たムウが、夜食の焼きそばに入れたしいたけを一枚一枚拾い上げては確認をしている。
断じてナメクジではないと、何度言えば解るのだ貴様は!
それだけだな。
796 :
痔俺:04/10/30 01:23:57 ID:???
生の椎茸はな○○○に見えるし、カット干し椎茸の戻してないのはム○○に見える。
1回怖いと思ってしまうと、もう、どうしようもないらしい。
だから
>>795のムウさんの気持ちがよくわかりますよ、俺。
798 :
通常の名無しさんの3倍:04/10/30 22:31:09 ID:05CKno16
最下層age
799 :
ラウ:04/10/30 23:49:06 ID:???
夕刻、買い物を済ませて帰宅した私は、早速夕食の支度に取り掛かった。
メニューは昨日からムウにリクエストされている焼きうどんだ。
うどんを茹でながら具材を炒め合わせる。
その傍ら少量の濃いめの出汁をとり、酒、みりん、醤油と合わせた。
・・・うむ。いい味だ。
茹で上がった麺をザルにあけて湯をきる。
・・・うむ。絶妙の湯で加減だ。
よし、炒め合わせるとしよう。
「あいや、待ったーッ!!」
私が麺を中華鍋に投入しようとすると、突然、台所の窓から聞き覚えのある声がした。
見れば、何故か砂漠の虎がそこにおり、窓を開け、網戸を押しやりながら不必要にでかい声で
叫んでいる。
「クルーゼ、それは焼きうどんだろう!焼きうどんだな!?ならば僕には主張せねば
ならんことがあるぞ!!」
「何を主張する気かは知らんが、人の家に窓から上がり込むのはやめてくれたまえ!!」
800 :
ラウ:04/10/30 23:53:01 ID:???
私の制止をまるで意に介することなく、虎は窓から侵入してきた。
「安心したまえクルーゼ。ほら、靴は脱いでいる」
「そういう問題ではないッ!」
「第一、玄関なんぞに廻っていたら間尺に合わん」
「何がだ!」
「だから焼きうどんだ!!」
・・・・・・・・むむう。
虎に次いで赤毛の青年まで靴を脱いで窓枠をくぐり入室した。
彼は、いつものように肩身狭そうに「すみません、おじゃまします」と言った。
窓から我が家に上がりこんだ虎は、台所を一通り見渡したかと思うと
やつの言うところの『主張』を始めた。
「焼きうどんだというのに、何故キミはソースの用意をしておらんのだね!?」
「我が家の焼きうどんの基本は出汁醤油だ」
「焼きうどんに出汁醤油なんて、何を言っているんだキミは!ここはソースでジュジュっと
いくのが常識だろうがっ!」
「我々が食する我々の焼きうどんだ。貴様にとやかく言われる筋合いはない!」
「いや、常識と言うよりも、もっとこう・・・そう!ソースを使わないなんてこの
最高級の讃岐うどんに対する冒とくに等しい!」
「貴様・・・私の話を聞いているか!?それに、何故貴様がこの麺のことを知っている!!」
「そんなことよりソースだクルーゼ!ソース以外考えられない!いいな、クルーゼ!ソースだぞ!!」
「『そんなこと』ではないだろう!ごまかすな!虎!!」
だが虎は、私の問いかけもまるで意に介することなく、手にしていた靴を玄関へ置きに行った。
赤毛の青年がすまなそうにぺこりと頭を下げた後、虎に続いた。
まったく!・・・まったく素直ではない!!
なにが『主張』だッ!!
夕食を共にしに来たならそう言うがいい!
焼きうどんが食べたいならそう言うがいい!
そしてソース味が食べたいのなら、「ソース味のも作ってください」ぐらい言うがいい!!
精神年齢相当のかわいげを見せてみたらどうだ!砂漠の虎!!
801 :
ムウ:04/10/30 23:56:18 ID:???
おれは仕事を終えて家に帰ってきた。
換気口から出汁のいい匂いが漂ってくる。ラウはもう飯作ってくれてるんだな。
「ただいま〜。おっ、虎さんじゃないの!晩飯食いに来たのか?」
「ちっちっち。僕は焼きうどんを作る迷える子羊に、真の焼きうどんというものを
伝道するためにここに来たのだ」
へっ?よくわからないけど、今晩は焼きうどんってことか!ラウ、おれのリクエストきいてくれたんだな。
「ありがとな〜ラウ!」
おれが台所へ向かうと、ラウが顔を出した。
「誰が迷える子羊だッ!!」
「ふふん、そうだな。子羊なんて可愛らしいモノではないな」
「ふんッ!」
かなり不服そうに鼻を鳴らしてラウはコンロへ戻って行った。
「手を洗って来い、ムウ!じきに用意ができる」
「おい、クルーゼ!ソースだろうな!?」
「とりあえずは出汁醤油だ。すぐにソース味のものも作ってやる。おとなしく醤油味を
堪 能 しながら待っていたまえ!」
「ふふん、まあ、そういうことでよしとしてやろう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」(←怒)
うっひょ〜!
ラウは以後無言で配膳と調理を続けたが、ラウのその無言の怒りがおれにひしひしと伝わってくる。
ま、おれとしては出汁醤油味とソース味、両方食えるみたいだから、何の不満もないけどな。
むしろ、ラッキー?
思わず顔をほころばせながらダイニングの席についてそんなことを考えていると、
出来上がった焼きうどんを持ってラウがやってきた。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
4皿の醤油味の焼きうどんを勢いよくテーブルに並べると、ラウはまた台所へ戻っていった。
その戻り際、ラウはおれの耳元で底冷えのする低音で囁いた。
「この節操無しがッ!!」
うっひょ〜〜〜っ!!
802 :
ムウ:
結局ラウは出汁醤油、ソース、おまけにキムチの焼きうどんも作ってくれた。
トッピングは紅生姜と、鰹節と、青海苔と、桜海老を炒ったのが用意されていて、
好きなものを好きなだけ乗っけておれ達はたらふく食った。
どれもむちゃくちゃうまかったが、やっぱり醤油が一番あきが来ないとおれは思う。
強く強くそう思う。
本気でそう思う。
全身全霊をかけてそう思うぞ!おれはっ!!
・・・・・・・・伝わったかな?ラウ。
そんだけだよ。