官僚によるマインドコントロール()捕鯨問題-9

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1N ◆5UMm.mhSro
前スレhttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1229764273/
小沢一郎代表の「官僚による国民のマインドコントロール」という直裁な発言。藤井裕久最高顧問の<天下り嫌い>。
もう引き返せない。 超高学歴なのに無教養で強引な上司に、うんざりしてる公務員はけっこう多いよ。
このスレでは『捕鯨問題』を、「官僚による国民のマインドコントロール」の一例として扱います。

ポイント -1.『エコテロリストとの<正義>の戦いなのか? 両者とも怨念に駆られた私闘なのか?』 
<30周年を迎えるシエラ号 vs. シーシェパード事件:年表>
1968年1月 オランダ余剰捕鯨船、母船兼捕鯨船に改造、バハマ籍ラン号(M.V. Run)としてIWC枠外捕鯨開始。*
1972年2月 ラン号、シエラ号(M.V. Sierra)と改称、ソマリア籍に。南大西洋でイワシ鯨137頭、ミンク1頭。*
1975年 シエラ号、キプロス籍へ。この年、大西洋アフリカ沖でナガス鯨3、イワシ鯨267、ミンク2頭。*
1976年 この年には不明な点が多いが、アフリカからスペイン沖にかけて少なくとも7回航海ニタリ鯨242頭。
1977年12月 シエラ号、船尾式トロール改造船トンナ号と合流* Tonna号旧船名は「Shungo Maru」**
 北大西洋に移り、少なくともイワシ鯨1、ニタリ鯨50、ナガス鯨約96頭。鯨肉586トンは「スペイン産」の
偽装ラベルで50kg単位梱包、コートジボアールのAbidjan港で通関せずに日本の輸送船へ転載。***
1978年 北大西洋、少なくともシロナガス鯨2頭、ナガス168頭、イワシ鯨110頭。
1979年7月16日 シエラ号、ポルトガルPorto de Leixoes港外でシーシェパード号に激突され大破*
数週間後:ポルトガル当局Sシェパード号押収、シエラ船主へ引渡され海賊捕鯨船となることを嫌ったSSが撃沈***
1980年2月6日 無保険で修理完了し、リスボン港に停泊中のシエラ号、Sシェパードメンバーにより沈没****
   後にシエラ号の所有関係は、大洋漁業75%、ノルウェーの'Foreningsbanken'25%と判明。

この件の他、チリ、ペルーでの大洋漁業、日本捕鯨(ニッスイ)による「海賊捕鯨」について、IWCで米仏蘭が日本側
当局の責任をただすが、日本政府/水産庁、米澤邦男氏(後にニッスイ常勤顧問)は、一切関知していないと主張。>>2
2N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:00:27 ID:X5laRYMW
ポイント -1.(つづき1)

シエラ号'海賊'捕鯨船団の捕鯨実績(判明分のみ):シロナガスクジラ2頭、ナガスクジラ378頭、イワシクジラ1423頭、
ニタリクジラ242頭、ザトウクジラ不詳、ミンククジラ6頭。

>>1 ソース
*国際捕鯨委員会年報42号,1992年 REP. INT. WHAL. COMMN 42, 1992. pp.697-700
**Birnie, Patricia 'Legal Measures for the Conservation of Marine Mammals' IUCN, 1982.
***Weyler, Rex 'Greenpeace, an insider's account' 2004
****http://www.seashepherd.org/whales/sea-shepherd-history.html
Carter, L.A. 1979. Pirate Whaling. People's Trust for Endangered Species, Guildford, London. 52pp.

【違法捕鯨と海賊捕鯨の定義(1)】
Encyclopedia of marine mammals.海洋哺乳類エンサイクロペディア(eds.) W. Perrin, B. Wursig, J.Thewissen. 2002.
項目 ’ Illegal and Pirate Whaling’ pp.608-611 
| 違法捕鯨は国内法、あるいは国際合意の捕獲枠、季節、海域制限その他の規制の侵犯によって生ずる。
|それに対して「海賊捕鯨」は国際捕鯨委員会の傘下以外で行われる規制外の捕鯨を意味し、
|これは通常便宜置籍船で行われる。これらの行動は過剰捕獲により、直接に鯨ストック
|(資源/系統群)の損耗をもたらしうる。さらに捕獲データの欠落や偽装データの報告は、
|ストックの量や状態に関するアセスメントに深刻な誤差をもたらすことがあり、これは
|誤った管理アドバイスや、最終的にはこのストックの崩壊につながることもある。
(執筆者:ROBERT L. BROWNELL, JR. Southwest Fisheries Science Center,La Jolla, California,
A. V. YABLOKOV Center for Russian Environmental Policy, Moscow)
3N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:02:01 ID:X5laRYMW
ポイント -1 (つづき2)

【違法捕鯨と海賊捕鯨の定義(2)】
レッドリストをつくっているIUCN(国際自然保護連合)の<環境政策・環境法論文シリーズ/No.19,(1982年発行)>
【海洋哺乳類保全のための法的手段/”海賊”捕鯨防止のための法的手段】
|A.”海賊”捕鯨と海賊行為の区別
|この報告の最初に、いわゆる”海賊”捕鯨と本来の海賊行為を同等のものとすべきではないことをはっきりさせる
|ことが重要である。

|慣習国際法の定義でも、1958年ジュネーブ公海条約の条文、第三次国連海洋法条約会議で協議された海洋法条約
|草稿の提案の定義でも、すべて海賊行為とは以下のものに限定されている。

|海賊行為とは、公海(あるいは各国司法管轄外の場所)で船舶、航空機、人員、資産に対し、民間の船舶、航空機、
|の乗員あるいは渡航者により、私的目的のために行われる侵犯の不法行為とその類似行為および共謀行為である。
|侵害対象は海洋哺乳類のような動物、大型鯨類には及ばず、いずれの場合においても行為は不法と認められねばならない。

|したがってこの報告書の示唆する線に沿って新法が発展しないかぎり、”海賊”捕鯨を防止するために利用しうる
|法的手段は、国内法を用いることに限られている。この国内法利用とは、間接的手段によってこの行為を阻止する
|効果を持つ既存国際条約の枠内で行われる。
4N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:03:29 ID:X5laRYMW
【違法捕鯨と海賊捕鯨の定義(2)つづき】
|この報告はこの視点から、各国に開かれている手段の例を示し、可能な法的手段の範囲を公示することによって
|すべての国々が関連する国際条約を支持し、同時に必要な国内法を制定することを希望している。

|本来の海賊による違反が行われれば、違反を検知したすべての国は、以下のことを一定の制約条件として海賊船を
|拿捕することができる。逮捕は排外的に軍艦、軍用航空機あるいは公式の政府船によってのみ行いうる。
|海賊は拿捕した国の裁判所で、適切な国内法により審判にかけられねばならならない。海賊船は、暴力的に拿捕に
|抵抗しない限り、実力により攻撃してはならない、ましてや沈没させてはならない。

|本来の海賊を、世界レベルでの違反とするということは国際法のユニークな点である。この発展には多くの年月を
|要した。他のいかなる違反についても、各国は船舶を公海で拿捕したり困難を与えてはならない.....
’Legal Measures for the Conservation of Marine Mammals’
International Union for Conservation of Nature and Natural Resources, Patricia Birnie
出版: IUCN, 1982 ISBN 2880320879, 9782880320874.163 pp.

#これは国連海洋法条約発効以前の文章だということに注意する必要があるね。
#現行の海洋法条約解釈だと、鯨類他、高度回遊種を国際公共資産と見なし、海賊行為の侵害対象適格物とする見解が有力。
#ただし、理系知識に無理解で、極端な実定法形式主義の裁判官が仲裁裁判等でこの多数派見解を否定してしまうと
#大変なことになるので、IWC多数派国は慎重ですね。

=提言= 過去の捕鯨履歴は、鯨類ストックの増減動向シミュレーション、捕獲可能枠算定に欠かすことの出来ない
データなのだから、『商業捕鯨賛成国』を名乗る日本政府、水産庁はこれからでも遅くはない、過去の違法捕鯨、
’海賊’捕鯨の実績を再調査し、正確なデータをIWCに提出すべき。
5N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:04:19 ID:X5laRYMW
ポイント0.在外公館の在外日本人愚民化政策:マインドコントロール番外地
http://www.cl.emb-japan.go.jp/doc/hogeimondai.pdf
http://www.cl.emb-japan.go.jp/doc/hogeimondai.pdf 在チリ日本大使館
|IWC科学委員会においては、ザトウクジラやナガスクジラは絶滅に瀕していないというのが通説です
|( It is commonly accepted by scientists that fin whales and humpback whales are not on the verge of extinction )。

|チリは1994 年の南大洋鯨類サンクチュアリ設定の際、チリ200海里経済水域が同サンクチュアリ内に
|含まれないように、チリ周辺のみ南緯40度以南から南緯60度以南に境界線を変更させていますが、
|これは鯨類のみ過剰に保護することによって漁業に悪影響が出ることを心配した結果であると承知しています。

http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/Whaling2J.html 在シドニー日本総領事館
http://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/pdf/whalingj.pdf  在メルボルン日本大使館
|1990年、IWC科学委員会は、鯨資源包括的評価の結果、南氷洋のミンククジラは76万頭と認め、
|現在の管理方式に基づけば、100年間に毎年最低2,000頭から4,000頭を捕獲することが
|資源に何の問題も及ぼさず可能であるということを示しました。

これ全部嘘や誤導です。外務省出先機関が在外邦人にマインドコントロールしちゃうのは危険だな。
提言=在外日本国公館は日本人に対する痴呆化宣伝、外国人に対する虚偽宣伝を直ちにやめなさい。
提言=外務省はわけもわからず調査捕鯨成果や水産無償資金協力を<高く評価され>と自画自賛し、
自惚れるのはみっともないからよしなさい。
提言=在チリ日本国大使館は貴重な教訓を与えてくれたヴァネッサ・カルボーネさんにモデル報酬相当の
謝礼を支払いなさい。
ttp://www.criticadigital.com/index.php?secc=galeria&gid=394
以前のスレで扱った在チリ日本大使館の外交上明らかに不適切な発言の問題:
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228350658/101-104、115、160-161、224-230
6N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:06:06 ID:X5laRYMW
ポイント 1.日本の調査捕鯨はほんとに科学的調査なのか、それとも官製捕鯨産業、天下り先のための口実なのか。
http://www.e-kujira.or.jp/geiron/ohsumi/2/ 致死調査必要論:鯨論・闘論 「鯨類資源調査における致死的調査と非致死的調査」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~stars/pdf/Ishii_Okubo_JIWLP_J.pdf「科学的捕鯨」が自己目的化と指摘する石井/大久保論文

1−1水産庁/鯨研の主張:「“糞採集”も,最近反捕鯨勢力が非致死的調査法として,しきりに推奨している。しかし,この方法の欠点は,
クジラの糞は正常状態でも下痢便状であり,脱糞すると糞がたちまち煙幕のように水中に広がってしまうことにある。」(大隅清治博士)
http://www.e-kujira.or.jp/geiron/ohsumi/2/
=上の主張が科学とは無縁な妄想であることの証拠:1時間以上漂っているシロナガスクジラの糞
  http://www.flickr.com/photos/scotts101/1190300221/
  http://www.flickr.com/photos/scotts101/1191171380/in/photostream/
  http://www.oceanlight.com/spotlight.php?img=05824
  http://www.oceanlight.com/spotlight.php?img=02313
キタタイセイヨウセミクジラの糞を探知する犬http://harvardpress.typepad.com/hup_publicity/2006/06/the_urban_whale.html
(英文論文)
http://depts.washington.edu/conserv/web-content/Papers/Rolland%20etal.pdf北大西洋セミクジラ鯨糞中のホルモン、貝毒調査
www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC58docs/SC-58-E29.pdf  豪:ニタリクジラの糞をDNA分析して餌種を特定する
www.int-res.com/articles/meps/118/m118p001.pdf 南ア:ザトウクジラ、ナガスクジラの排便頻度、4時間半、3時間40分
7N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:07:30 ID:X5laRYMW
ポイント 1.つづき
1−2<<水産庁原則論(プロパガンダ)の解体>>:
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1229288684/11−16、46、48−49、79−81、83−84、98、115−117、
242−243、247、356−361、363−364、375、384、387−389。

1−3 統計上の誤摩化し、IWC科学委員会に対する挑発的、「反抗的」対応。
www.iwcoffice.org - /_documents/sci_com/
=提言:水産庁は国民の税金を使って加盟し、常に世界最大の代表団を送っているIWCの公文書日本語訳を公開しなさい。

ポイント2.もし商業捕鯨が再開されるとして、捕鯨可能生産高は食糧安全保障や世界食糧危機対策に役立つのか?
http://worldfood.apionet.or.jp/graph/ 世界の食料統計/九州大学
(ブロイラー7000万t、七面鳥500万t、家禽類6000万t、チーズ1500万t、豚肉9500万t、牛肉6000万t、鯨肉?)
8N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 06:21:43 ID:X5laRYMW
ポイント3.鯨が増えすぎると、魚や魚の餌を大食いするので、鯨は適度に間引くべきという説は正しいのだろうか?
(英文)ftp://ftp.fao.org/fi/document/reykjavik/pdf/09TAMURA.PDF FAO(国連食糧農業機関)での日本の主張
(英文)http://www.wwf.at/functions/php/force_download.php?download=470 FAOの代表的水産学者の主張
(英文)http://www3.interscience.wiley.com/journal/118505831/abstract 日本近海での鯨vs.漁業競合を示す鯨研水研論文 
(英文)http://assets.panda.org/downloads/corkeron_iwc_format.pdf その批判
 (英文)http://www.wdcs-de.org/docs/Iceland_Corkeron_Report.pdf ノルウェーの研究による「鯨食害論」の無根拠実証
(国会議事録)http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000915020001102002.htm
複利計算で鯨の増殖率を示し(アリエナイ)、増え過ぎの危機を煽る石破農水政務次官(当時)ー>マインドコントロール利き過ぎ例

ポイント4.主要先進国の商業捕鯨に対する否定論、懐疑論と原住民生存捕鯨容認はダブスタや「文化帝国主義」なのだろうか。
(英文) http://www.nature.com/nature/journal/v372/n6501/abs/372088a0.html
ノルウエェーの生物/統計学者:複利計算基本の商業合理性と野生大型生物資源の持続的利用は両立しない(原住民生存捕鯨はOK)
(「持続的利用」という語の誤用)http://www.nakada.net/topics/maga/week20010501.html 持続的利用(推進)世界議員連盟
(英文)http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf 
  持続的利用ということについて国際捕鯨委員会(IWC)の改訂管理方式(RMP)を開発したジャスティン・クックの説明
<<前スレまでに繰り返し行われているご質問は、このクックの説明で答えられています。和訳は↓>>
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228350658/340-356,449-455,531-539,558-562
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228946490/151-156,164-166,270-276,286-294,393-400,403,418-434
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1229288684/27-29,39,41-42,152-156,159-160,187,284-287 
9N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 07:30:11 ID:39lJZUUH
ポイント5.最貧国、小島嶼国に対するODA、水産無償援助と捕鯨票をリンクさせるやりかたは適切なのだろうか。

http://www.mofa.go.jp/ICSFiles/afieldfile/2008/02/29/whale.pdf 外務省の説明
(英文)水産ODAの闇:http://www.politics.co.uk/Microsites2/364355/graphics/iwc.pdf これは日本国民の恥では? 
(英文)http://www.transparency.org/content/download/4420/26671/file/07_Vote_buying.pdf トランスパレンシー・
インターナショナル
もと外務官僚による暗示 http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/14/#000933

http://www.antiguasun.com/paper/?as=view&sun=140746106705192008&an=164513096205192008&ac=Local
「現在カリブ海諸国の政府は大きな世界的試練に直面している」とアンティグア・バブーダのジョアン・マシア(Joanne Massiah)
農業相は説明した、「これは石油価格上昇、食糧価格の高騰、ハリケーン、地震、旱魃のような自然災害の影響と結びついている。」

彼女は東カリブ諸国がIWCに参加するのは重要だ、なぜならほとんどの島嶼国は独立国であり、すべての資源を管理して
将来世代にその持続を保証する責任があるからだと発言した。

「われわれは沿岸国であり、経済は海岸と大海に依存していて、その膨大な資源が経済成長と発展に寄与する。
これらの資源を生態系アプローチにより管理することが必要だ」と農相は続け、「東カリブの水産が経済発展に
貢献することが重要であり、従ってわれわれの水産業を拡大する必要がある」と述べた。
10N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 07:31:41 ID:39lJZUUH
ポイント6.調査捕鯨の経費にまつわる不整合
(森下丈二)年間およそ60億円、うち10%程度が政府補助金。http://www.e-kujira.or.jp/geiron/morishita/1/
(大隅清治)年間 70 億円にも達する調査費用の大部分を(鯨肉販売で)賄っている。http://www.e-kujira.or.jp/geiron/ohsumi/2/
(IWC調査計画会議議事録、2005年9月)第2昭南丸クラスの船をIWC調査船として日本から南極へ向かわせ、約2ヶ月の調査を
する場合にIWCから徴収する費用、船員給与込み。300万ドル(約170万英ポンド)3億3千万ー3億4千万円
Although detailed figures were not available it was thought that the current cost of sending one vessel to the Antarctic
from Japan and operating for some two months in those waters is of the order $US3,000,000 (about £1,700,000).
This is clearly way in excess of the ‘traditional’ IWC research budget.
[ソースhttp://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SOWERPlanMtgSep05.pdf 16頁]
(米国で鯨類調査等に使用している大型調査船の経費はこの半額以下) approximately $10,000 per day. 一日あたり約1万ドル。
[ソース:Encyclopedia of Marine Mammals.Edited by William F. Perrin, Bernd Wursig and J. G.M. Thewissen 1203頁]
2006年から日本よりIWCへ無料提供していた2隻の調査船(捕鯨船)を1隻に削減したことを考えると、
このあたりの費用計算、補助金配分がかなり<自由度の高い>計算になっているのではないかと考えられる。
そもそも日本の調査船経費が米国に比べて割高。米国の大型調査船を仮に日本から出航させ、昭南丸同様の調査をした場合、
費用は、実際のIWC/SOWERと同じく134日間分として134万ドル。昭南丸の半額以下となる。

「平成19年度補助金等支出明細書」「平成19年度委託費支出明細書」
http://www.maff.go.jp/j/corp/koueki/soti/pdf/2008/147-2.pdf
11N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 07:32:30 ID:39lJZUUH
ポイント7.環境法、野生生物保護法を歪めることで利益を生み出す怪しげな紳士たちが日本の捕鯨ロビーに集まってくる

7−1リチャード・ポンボ元米国下院議員(共和党、元下院資源委員会委員長、2007年落選)
  持続的利用世界議員連盟(SUPU)元会長
ポンボ氏の非公式政治資金団体、国際自然資源保全基金(IFCNR)への寄付者:
# Institute of Cetacean Research, Tokyo, Japan $5,000
# Japan Whaling Association, Tokyo, Japan $11,000
http://www.sourcewatch.org/index.php?title=International_Foundation_for_the_Conservation_of_Natural_Resources
この人は、サブプライムローンの下地をつくったような人物だな。
国立公園の民間ディベロッパーへの売り払い、宅地化、商業用地化。材木業者への大規模な国有林の伐採許可。
水産庁、日本鯨類研究所の言う「持続的利用」という言葉が、かなりいかがわしい内容をもったものだということが
わかります。

7−2 ........(つづく)
12N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 07:38:24 ID:39lJZUUH
ポイント 8.野生資源の利用、管理をめぐる基本概念の違い

8−1「持続的利用」という言葉の『両派』での意味の違い:
【海洋性野生動物の持続的利用 /商業捕鯨から何を学ぶか?】ワシリー・パパスタヴロウ&ジャスティン・クック
英文原文PDFファイル:
http://www.ifaw.org/Publications/Regional_Publications/CANADA/Gaining_Ground_Chapter_7.php
http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf
和訳のある場所:
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228350658/340-356 >>449-455 >>531-539 >>558-562
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228946490/151-156 >>164-166 >>270-276 >>286-294 >>393-400 >>403 >>418-434
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1229288684/27-29 >>39 >>41-42 >>152-156 >>159-160 >>187 >>284-287
13N ◆5UMm.mhSro :2008/12/26(金) 07:40:23 ID:39lJZUUH
8−2「生態系アプローチ」という言葉の『両派』での意味の違い
ノルウェー、Tromso水産アクアカルチャー研究所所属、ピーター・コークロン(Peter Corkeron Ph.D.)
によるアイスランド、ノルウェーの「鯨食害論」問題点指摘:
http://www.wdcs-de.org/docs/Iceland_Corkeron_Report.pdf
「このアイデア(生態系ベースの水産管理)を発展させた科学者たちは、北米のアカデミックな
研究所をベースにしていることが多い。これに対して欧州の政府は古典的な水産管理の学問的
訓練を受けた水産学者を雇いがちである。この(生態系ベースという)新しいアイデアは、
水産学エスタブリッシュメントの中では支持を得にくい。とくにヨーロッパではそうであり、
生態学者はたいてい(官庁ではなく)大学で雇用される。
しかしこの違いはもう一つの違いに比べれば、些細なものである。(査読)学術論文にあらわれる
<生態系ベースの水産管理>と、捕鯨国政府(あるいは政府系)研究所で雇用されている科学者
たちによってイメージされている<生態系ベースの水産管理>の違いである。(10頁)
...........
[北米、欧州大学系]「生態系ベースの水産管理は、マネージメントの優先順位を逆転させた。
最大漁獲高という(従来の)目的に対して、生態系構造とその機能の維持という目的に優位を
置くのである」Pikitch他 in Science,2004。

[捕鯨国官庁系]ノルウェーの政策は海洋哺乳類をマネージする...ノルウェーのポリシーとは、
「生態系ベースの管理は、資源−生態学の論拠を用い、その基盤に立って海洋哺乳類の個体数を
決定するという目的を果たすものとする。これにより、生物学的に安全な枠組みと、予防的レベル
を画する準拠限界を打ち立てねばならない」

コークロンはこれを「生態系ベースの水産管理」ではなく「多品種水産管理」と呼ぶ。