官僚によるマインドコントロール()捕鯨問題-6

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27N ◆5UMm.mhSro
前スレレhttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1228946490/429よりつづく
【海洋性野生動物の持続的利用/商業捕鯨から何を学ぶか?】パパスタヴロウ&クック
http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf
Sustainable Use of Oceanic Wildlife(11/123頁)
一方で、IWCの内部合意が欠落しているということは、実は参加者
たちの合理的行動を表現していににすぎない、と言えると同時に、
上記のような票買い現象があるとすると、これは政治的には持続可能
な状態ではないようにも見える。

この所見は、従来型の管理された持続的利用パラダイムに疑問を投ずる。

開発収奪が偶然に持続的であるという特別なケースが排除されるわけ
ではない。これは単純に、製品への需要が資源の生産性キャパシティーを
上回らない、という場合である。

捕鯨に関する持続的利用コンセプトの実行という問題で、ディベートの
両サイドのプレーヤーたちは、行動のための別な基盤を模索している
ようである。
28N ◆5UMm.mhSro :2008/12/15(月) 09:55:29 ID:cEpG622B
【海洋性野生動物の持続的利用/商業捕鯨から何を学ぶか?】パパスタヴロウ&クック
http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf
Sustainable Use of Oceanic Wildlife(12/124頁)
【FROM SUSTAINABLE USE TO CULLING -
A NEW JUSTIFICATION FOR INCREASING CATCHES】
【持続的利用から間引きへ− 捕獲増大の新正当化】
日本、ノルウェー、アイスランドの政府はいずれも、鯨とその他の海洋哺乳類を、
漁業資源保護のために間引く必要があるという考え方を、精力的に推奨している。(42)

この主張を押し出す動機の一部は、間引きということで、持続的管理制度が
許容する以上の捕獲を正当化できるというところにある。

主張されている資源競合を減らすために個体数を意図的に減らすというのが
目的なら、かならずしも持続可能ではない高い捕獲数という機会が生ずる。

日本政府が準備した数多くのパンフレットは、実際この考え方を正当化する
ことを意図している。

日本水産庁の森下丈二氏の言葉によれば、「これは人間の食糧をまかなう漁業
との直接の競合」である。(44)

前IWC日本コミッショナー代理小松政之氏とその共著者はもっと甲高く「鯨類の
過剰な保護は悪であり、そのようなことは海洋生態系総体に不利な効果を及ぼす」と言う。(45)
29N ◆5UMm.mhSro :2008/12/15(月) 09:57:55 ID:cEpG622B
鯨と漁業の競合という論点は、日本の集票強化プログラム関連でIWCに参加した
国々の代表が頻繁に言及する。

これらの国々が捕鯨に直接の関心を持ってはいないのにもかかわらず、IWCで
捕鯨を支持するという時の、表面上の合理性をこの論点は与えている。

いくつかの当該国が位置している海域では、商業的な漁業の対象種と、捕鯨対象
となる可能性のある鯨種の餌がほとんど重なっていないか、まったく重なっていない。(46)

2004年のノルウェー白書は漁業の利益のために鯨を殺す必要を説明しており(47)、
アイスランドと日本の「科学的捕鯨」の主要正当化理由は、鯨が商業的に重要な
魚に与える影響を測定することである。