官僚によるマインドコントロール()捕鯨問題-5

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【海洋性野生動物の持続的利用/商業捕鯨から何を学ぶか?】パパスタヴロウ&クック
http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf
Sustainable Use of Oceanic Wildlife(11/123頁)
捕鯨管理の歴史が示すところによれば、IWCが捕鯨利益に支配
されていた頃は、それぞれが自己利益のために振る舞い、生物
学的持続可能性を犠牲にして収益を最大化していた。

IWCで捕鯨利益を持たない国々が支配的になると、次第に保護的
な手段を議決するようになったが、これらのメンバーは実際に
行われている捕鯨の国際管理を実現しようという興味はほとんど
持っていなかった。

ある政府にとって、それ自身に何の利益ももたらさない行動の
管理に関して共同責任をとらされるということにインセンティブ
が働かないというのは、その限りでは合理的である。

一方で、IWC内部の合意が欠落しているということが、これら
参加者の合理的行動を表していると言えると同時に、上記のような
票買い現象があるとすると、これは政治的には持続可能な状況で
はないように見える。