1 :
この子の名無しのお祝いに:
2 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 21:41 ID:8Ggmx5P2
ぬるぽ
3 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 21:47 ID:HhLM5s1j
>>1-2 自演?
黒沢明の名曲でも語ろうか。
「ラブ・ユー東京」 上原尚作 作詞 中川博之 作曲
七色の虹が 消えてしまったの
シャボン玉のような あたしの涙
あなただけが いきがいなの
忘れられない
ラブユー ラブユー 涙の東京
いつまでもあたし めそめそしないわ
シャボン玉のような 明るい涙
明日からは あなたなしで
生きてゆくのね
ラブユー ラブユー 涙の東京
幸せの星を きっとみつけるの
シャボン玉のような 夢見る涙
お馬鹿さんね あなただけを
信じたあたし
ラブユー ラブユー 涙の東京
涙の東京
4 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 21:57 ID:WVcxQG43
ラブユー貧乏思い出すなあ。
6 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 22:39 ID:e/f0uXhJ
黒澤の姉は、亡くなる前に
>>3の黒沢明をテレビでみて、
ああ、自分の弟が歌っていると思った、という話が残っている。
羅生門で、降りたチーフ助監督って加藤泰のこと?
7 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/23 23:45 ID:AFPmTcKQ
29際です。
生きる 見て 大泣き。 どですかでん は さっぱり 解りませんでした。 まぁだだよ も みた。 市立図書館に 黒澤さん いっぱいあるの。
8 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/24 02:46 ID:3IQNgFwC
前スレにあったヴェンダースとの対談ってのは何に載っていましたか?
絶対、読みたい!
9 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/24 12:23 ID:+fdC+QBw
何だっけなー。調べます。
確か霧の見せ方とか、木の写し方で
クロさんの講釈を神妙に聞いていたような・・・。
10 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/24 12:36 ID:jSuZsVnr
ヴェンダースって黒澤好きだっけ?
小津を崇拝してるのは知ってるけど
11 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/24 14:48 ID:+aQOEplD
黒澤なんて批判されて当然だろう。
あんなんで日本代表するなんて恥かしくてとてもじゃないが言えないね。
こんな薄っぺらのスカスカの表面だけの商業映画のどこがいいんだか。
言動からやることから映画性からどれとっても
ペラペラ・・・。
まぁそれが初心者ばっかの大衆に受けたんだろうけどね。
ビッグ・フィッシュ
13 :
ある阿呆のミジメな一生:04/05/24 18:13 ID:3IQNgFwC
誰か教えて下さい
どうして ID:+aQOEplD は自分で死を選ばないのですか?
9 名前:この子の名無しのお祝いに :04/05/24 14:50 ID:+aQOEplD
黒澤は厨房向けの映画だろ・・・
まあ七人の侍だけのファンならまだしも、
二十歳こえて黒澤ファンやってるというのは
顔から火が出るほど恥ずかしいことだと自覚しよう。
みんなに陰で笑われてるよ。
222 名前:この子の名無しのお祝いに :04/05/24 14:53 ID:+aQOEplD
黒澤映画は幼稚で、ありがちで、狙いすぎ。
子供剥けだな。
最近は若いヤツらにすらも半分時代遅れダサい監督と
思われて馬鹿にされてる存在なのが悲しいところだな
126 名前:この子の名無しのお祝いに :04/05/24 14:56 ID:+aQOEplD
ヘタレ俳優菅原文太
免許もねーのにトラックやろうきどりのアホ
こいつのヲタも狂っているとしか言いようがない。
フリーター(無職?)の男が、トラックやろうの真似して自己陶酔している。
オウム真理教の説法会のようでキモイ。
周りの迷惑考えろって、他に有意義な時間の使い方は出来ないのか。
狂った奴はヲタも狂っているよな
14 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/24 18:39 ID:2oMN8MD6
本日、悪い香具師と七人の侍観た。どちらも長尺で疲れた。
古臭くなってるところあるけど、どっちもそこそこ面白かった。
早速ですが、井筒氏の↓かなりおかしい。
「七人の侍」もぼくには反面教師でしかなかった。
「勝ったのは我々ではなく、農民だ」と最後に志村喬のリーダーが云うが、 そこで見て
きた者はガク然としてしまう。
武士は、農民たちが弱いから頼まれた訳で、素直に自分たちがやったんだと喜べばいい。
リーダーの人が「勝ったのは農民」って言ったのは、侍のうち4人も犠牲を出した結果に
ついて言ってるんであって。
一方百姓が勝ったと言ってるのは、うまく侍を利用して例年の損害を回避した点を
指してるんであって。なのでセリフの後のショットで墓地をなめるわけであって。
せっかく薦めてもらった用心棒は貸し出し中で無かった。
16 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 00:07 ID:DI8Sobyj
「用心棒」「椿三十郎」で三船が演じた、豪快で
どこかトボけたキャラの侍が好きな香具師は、
それのオリジンとも言える山中貞雄監督の
「丹下左膳余話 百萬両の壷」
もマジでお奨め
17 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 00:14 ID:JLOviqD4
そんなモン知ってます。トウの昔にキネ倶で買いました。
他にないの?仁科や並木や丸根位じゃ駄目よ。
18 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 00:26 ID:haURWpXw
黒澤の思想性の浅薄さについては、よく言われることでもあるし、それな
りに当たっている指摘とも思う。しかし私は、初めて彼の作品を観た時に
、その余りにも明らかな映画的魅力と楽しさとに驚愕したし、今もって親
しんでいる。尊敬もしている。大事なのはここですよ。思想性なんてもの
は、二の次三の次の問題でしかないんじゃないかな。逆に言えば、難解で
誰も楽しめないような映画だったら、それがどんなに高邁で深遠な思想に
裏付けられていようとも、大した価値はないと思うよ。そういうのは論文
の領域だし、へたすりゃプロパガンダ映画になるだけだし。
19 :
15:04/05/28 06:21 ID:gTnwW1tr
>>16 三船氏のキャラは役に合ってない気がした。>七人
知性ある人が無理に道化をやってるような印象。
前に、悪い香具師、隠し砦、蜘蛛を観たからかもしれないけど。
17は自分じゃないです。
用心棒も観たことないのに、そんな作品まで知ってるわけない。
でも、オススメはアリガd。
昨日は全板重くてカキコ出来なかったよ。
20 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 08:17 ID:6UQr7AdP
>>18 映画は基本的にエンターテイメントですよ。
そして黒澤映画はその王道を歩んでいた。それでいいんじゃないの?
21 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 13:10 ID:1IBOvpj2
黒澤明と淀川長治って仲良かったの?
双葉十三郎とはどうだったの?
22 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 14:56 ID:z7rWamw/
「羅生門」「蜘蛛巣城」の千秋実に逆の事を感じたな。
俺は「七人の侍」を先に見てたから、いつ千秋が冗談いうのかと
ずっと期待してみてたから、肩透かし食らわされたような気分だった。
23 :
15:04/05/28 18:13 ID:gTnwW1tr
千秋さんは、やっぱ三のセンが合ってますね。
千秋実といえば「野良犬」でしょう。
>19
三船氏が菊千代役を与えられた際、脚本を読んで監督に
「これはつまり僕ですね?普段の自分をそのままやれという事ですね?」
と言い、監督も「その通り」と返したという有名な逸話があります。
26 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 19:45 ID:awuBGdpH
「どん底」好きなひといない?
29 :
15:04/05/28 20:17 ID:gTnwW1tr
>>25 そうなんですか。
その言葉には卑下が含まれるように思うんですが。
間違いなのかなぁ?
30 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/28 20:33 ID:b94zOMmG
黒澤の思想性?
そんなもんが欲しかったら、ソクーロフでも見れや
そこらじゅうが思想性でいっぱいだぞ
おっとろしくキツいけどな
>>21 黒澤が「姿三四郎」を作る前からの友達
フォードの話でいつも盛り上がってたそうだ
>>29 例えばさ、七人の侍の何作か前の羅生門を見ると
菊千代よりもっと粗暴な感じじゃん。
監督はそういう三船の良さが分かって菊千代役を
オファーしたわけだよね(最初は宮口精二がやった剣豪役だったらしいけど)
32 :
15:04/05/29 08:09 ID:XW+Ctoxy
実は有名な羅生門も観た事ないんです。ドーモです。
>>32 三船がどうこうってのはおいといて(でも荒々しくていいと思うけど)
映画自体面白いと思うんで一回見てもいいと思うな
でもこの映画は脚本段階で当時の映画会社(大映)の社長が
意味が分からん、と言って相当難色をしめしたらしいけど(賞をとったら
まるで自分の指示で作らせたみたいなことを記者会見で言ったというのは
有名な話)、そんなに難しい内容じゃないと思うけどね
34 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/29 16:07 ID:cnG1zAJK
>>15 >リーダーの人が「勝ったのは農民」って言ったのは、侍のうち4人も犠牲を出した結果に
>ついて言ってるんであって。
>一方百姓が勝ったと言ってるのは、うまく侍を利用して例年の損害を回避した点を
>指してるんであって。なのでセリフの後のショットで墓地をなめるわけであって。
そんな単純な意味じゃないと思うよ。
侍は戦に勝っても何も残らないのに対して、
百姓は日々の生活に戻る生命力の逞しさを賛美してのセリフだと思う。
実際百姓も与平(左ト全)はじめ侍以上に大勢犠牲を出している。
>>34 自分達は仲間をやられてしょぼ〜んってしてるのに、
おなじように村の仲間を何人も殺されても
楽しそうに唄を歌いながら田植えをする農民の
逞しさを感じたのかな
36 :
34:04/05/29 16:56 ID:cnG1zAJK
>>35 賛美というのは適当な言い方じゃなかったと思うけど、
(どう表現したらいいかわからなかった)
ラストの百姓の逞しさの表現は、途中落ち武者狩りが発覚して
侍たちの心が(百姓たちから)離れかけたときに、泣きながら訴える
三船のセリフにつながっていると思う。
38 :
15:04/05/29 18:27 ID:XW+Ctoxy
>侍は戦に勝っても何も残らないのに対して、
>百姓は日々の生活に戻る生命力の逞しさを賛美してのセリフだと思う。
ニュアンスとして同意できないなぁ。逞しさではなく、しぶとさっていうならわかるけど。
普通に考えると、犠牲は出たけど野武士には勝った、収穫の違法な横取りにあわずに
済む結果を前向きに喜ぼうではないかと村意識を鼓舞する上で例年どおり歌ったん
だろうという。
唄のところ引きで撮ってるから個々の農民の描写はない。でも、直接の被害にあった人や
その周囲は史乃みたいに固い表情だっただろうし。
・・・あと七人観て思ったのは
・斬った相手がスローモーションで倒れるのは、この作品がオリジナルかなー?
・味方の侍が一人づつやられていくところ、敵の大将を倒すところは、引きでとって
それっきりというのが、物足りなさを感じた
・敵陣営の描写をやって欲しかった
・農民が竹やりで野武士を殺す描写は生々しすぎ(悪いという意味じゃなくて)
・千秋さんが亡くなる順番は最後の方にして欲しかった
って色々書いたけど、全体としては面白かった。
>>33 レンタルで観てるんですけど、待ってればNHKでやるしどうしようかと思って。
他の監督のもみたいのポツポツあるし。
39 :
34:04/05/29 19:24 ID:esGPPTbA
>>38 >ニュアンスとして同意できないなぁ。逞しさではなく、しぶとさっていうならわかるけど。
あなたが「逞しさ」じゃなくて「しぶとさ」というならそれでもいいです。
とにかく僕は志村喬から見て百姓の生命力の強さがまぶしかったんだろうと
いいたかったわけで。
>普通に考えると、犠牲は出たけど野武士には勝った、収穫の違法な横取りにあわずに
>済む結果を前向きに喜ぼうではないかと村意識を鼓舞する上で例年どおり歌ったん
>だろうという。
これは僕の方がニュアンスとして同意できない。
前向きに喜ぼうなんてもんじゃなく、農民は毎年毎年生きていくために米作りに必死なんだよ。
だから過去を振り返ることなく、例年通りいつものように豊作を祈願し田植え唄を歌い農業にいそしむ。
そういうことじゃないかなあ?
40 :
15:04/05/29 19:55 ID:XW+Ctoxy
この話、従来型のチャンバラ活劇にリアリズムを持ち込んだ当時の実験作だよ。
エンターテイメントの制約の中でそれぞれの立場にウソのない描写をしようと試みた。
監督が実生活で見てきた農民の人たちは結構調子こいてる、彼らをお涙頂戴で単に
良心的に描写するのはウソ臭いぜ、という感性で描いてるだけで。
農民の立場に特別力点おいて肩入れする意図はないと思うけど。
41 :
34:04/05/29 20:14 ID:esGPPTbA
>>40 >農民の立場に特別力点おいて肩入れする意図はないと思うけど。
それはよくわかる。僕もそのようには見ていないよ、誤解のないよう。
ただ志村が言う「勝ったのは百姓」と言うせりふが、
自分たちは4人死んだから負け、百姓は野武士の強奪を回避できたから勝ち、
という見方は単純すぎると思う。もう一度言うけど百姓も何人か死んでるし。
話は変わるけど、この映画の農民(百姓)の描き方には卑しすぎるという批判もある。
42 :
34:04/05/29 20:27 ID:esGPPTbA
補足
元々の志村のセリフには、
「侍は風のように通りすぎるだけで、土はいつまでも残る。
農民は土と一緒に生きていく」
というのが続いた(「黒澤明 夢のあしあと」より)
43 :
15:04/05/29 20:56 ID:XW+Ctoxy
それがあったとして、農民賛美といえるんでしょうか。
単に事実を述べただけと思うんですが。
44 :
34:04/05/29 21:12 ID:esGPPTbA
>>43 >それがあったとして、農民賛美といえるんでしょうか。
>単に事実を述べただけと思うんですが。
農民賛美という言い方についてはもう一度言うけど適切ではなかったと思う。
しかし、その単なる事実が侍にとっては空しいと感じたと僕は思うので。
その認識が違う限りお互い不毛な議論の繰り返しでしょうね。
もうやめます。
45 :
15:04/05/29 21:16 ID:XW+Ctoxy
侍が空しさを感じただろうってのは、同意です。
うわあ厨臭いスレだなあ
>>46 じゃどういうことが書き込まれてれば厨臭くないの?
48 :
横からスマソ:04/05/29 23:38 ID:Ab+81A/b
>>40 農民というより人間のふてぶてしさと表裏のたくましさみたいなものを
描きたかったんじゃないかな?と思いますが。
単に搾取されているだけではないという深みを持たせてるということで。
49 :
横からスマソ:04/05/29 23:41 ID:Ab+81A/b
黒澤映画ってオチのつけ方がものすごくうまいよね。
50 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 12:29 ID:b687lXMG
>>40 >監督が実生活で見てきた農民の人たちは結構調子こいてる、彼らをお涙頂戴で単に
>良心的に描写するのはウソ臭いぜ、という感性で描いてるだけで。
それは農民に失礼な言い方だなあ。監督はそんなこと言ってないと思うけど。
51 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 12:49 ID:WICuP0It
>>38敵陣営の描写をやって欲しかった
そんなことしたら緊張感がなくなりゃしないかい?
向こうの様子がわからないからいいんであって。
52 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 12:57 ID:I9MIrZ2F
敵陣営の描写をすると、単純に野武士を憎むという図式が崩れると思う。
あと「蜘蛛巣城」がわからない人は「羅生門」見てもだめだと思う。
>>50 途中の、堪兵衛達に対してどなった菊千代のセリフが全てを物語ってる感じがする
>>51 分かる。
ホラーものでも霊の視点で描くとあんまし恐くないもんね
54 :
50:04/05/30 16:49 ID:iLkM/wki
>>53 俺もそう思う、あのセリフを聞けば
「農民の人たちは結構調子こいてる」訳じゃないことは明白。
>>54 それに冒頭の、野武士達が攻めてくるって分かったあとの
百姓達の集会も悲愴だもんね。
みんなで揃って死のう!的なことも言ってるし
56 :
15:04/05/30 17:36 ID:WgaCzDt6
お、よってたかって必死になってきましたね。w
57 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 17:47 ID:QsIiTltn
・農民が竹やりで野武士を殺す描写は生々しすぎ
すごくいい場面だ、でももっと凄いのは、
家族を殺された老婆が捕らえた野武士を鍬で殺すところが有ったでしょう。
その後は省略されているけど、
実際は鍬を振り下ろす場面も撮影されていて、結局はカットされたけど。
あの残酷さは、ブニュエル的だよね。
58 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 17:49 ID:dxjc1c1V
そーですね
60 :
15:04/05/30 17:59 ID:WgaCzDt6
敵の内部を描いたら怖さが薄れるってのは、演出上からは逃げだし。
他に描いて成功してる作品があるわけだからやって欲しかったと思うんだけどね。
農民の件は両義的な演出を心がけたといってるんであって、悪い面だけ強調して
描こうとしたとは言ってない。
竹やりの件だけど、井上雄彦のバガボンドにも落武者狩りでそれが出てくる。
この漫画もかなり生々しいけど、実際現場をみれたとしたら、七人の侍みたいな
感じだろうと思ってキモかった。これはいい意味で。
61 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 18:01 ID:QsIiTltn
>「上吉殺し」
そうです。あそこです。
用心棒も好きだけど、例えばやくざの母親が倅を唆す場面とか
残酷でかつ喜劇的な所が黒澤の持ち味だと思うんだけどね。
批判的な意味でも黒澤映画はヒューマニズムと言う人がいるけど、
勿論、否定はしないけど本来の資質は違うと思う。
寧ろ「上吉殺し」の様な場面にこそ現れていると。
62 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 18:36 ID:zjwW25ME
>他に描いて成功してる作品があるわけだからやって欲しかったと思うんだけどね。
たとえば何?
63 :
15:04/05/30 18:59 ID:WgaCzDt6
オタじゃないから、凝った作品名だせないけど。
3-4x10月とかソナチネ。北野監督の初期のヤーサン、怖くてうまいよ。
64 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 19:04 ID:QsIiTltn
やくざ映画では無いが、
生きるの宮口精二の場面は北野映画に通じていると思うよ。
65 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 19:21 ID:zjwW25ME
>敵の内部を描いたら怖さが薄れるってのは、演出上からは逃げだし。
監督には最初から描く気はなかったし、描く必要すら感じなかった。
と考えることは出来ませんか?
66 :
15:04/05/30 19:38 ID:WgaCzDt6
わかんない、そうかもしんない。
これはこれでひとつのやり方だし、どっちでもいいかなという程度の話なんだけど。
蜘蛛なども相手方の内面描写からめた心理ドラマでないあたりが個人的に物足りなかっ
たので。
悪い香具師などは、土建屋さんの側からも描いてたんで、やればできるんじゃん!とか
思ってしまったところがあって。
67 :
65:04/05/30 19:41 ID:QFn2XhC4
>>66 そんなあなたには「用心棒」「羅生門」より先に
「天国と地獄」を見ることをお勧めします。
ヒッチコックの「裏窓」見たことありますか?
68 :
15:04/05/30 19:46 ID:WgaCzDt6
裏窓も天国と地獄も観たんですけど、細かい内容は覚えてないっす。
借りてこようかな。
69 :
65:04/05/30 19:52 ID:QFn2XhC4
「裏窓」は
>相手方の内面描写からめた心理ドラマ は、薬にしたくもない。
「天国と地獄」は犯行の動機がまさしく心理ドラマ
ところで若い方のようですが、いくつなんですか?
70 :
15:04/05/30 20:08 ID:WgaCzDt6
26って若いかなぁ?
前々から気になってた「隠し砦の三悪人」、ようやく観ました。
雪姫役の上原美佐、きれいでカッコよかったです。
演技力がどうのこうのって批判が多いけど、ベテラン女優じゃ、
十六歳のじゃじゃ馬姫の「勢い」は出せなかったでしょうね。
他に目立った出演作もなく引退されたとか。残念です。
72 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 22:09 ID:QsIiTltn
>26って若いかなぁ?
どう考えたって若いじゃんw
73 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 22:10 ID:THHurYzY
「乱」はなんで駄作って言われてるんですか?
74 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 22:12 ID:rVDhyGvC
>>71 上原美佐は元々女優志望ではなかったから。
>>73 さあ、俺は後期の傑作だと思うんだけど。
実際海外ではかなり評価高いよ。
75 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 22:21 ID:THHurYzY
>>74 どうもありがとうございます
日本での評価が悪いと聞いて驚いたんですが
海外では評価が高いと聞いて安心しました。
この作品を初めて見たときは美しすぎて涙が出ました。
76 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/30 22:33 ID:6yhReXZZ
>>71 >他に目立った出演作もなく
おいおい(苦笑)
「戦国群盗伝」「独立愚連隊」「日本誕生」はどれも傑作あるいは大作だぞ
>>73 74の言うとおり、海外ではメチャクチャ評価が高い
国内でも、淀川さんとかはきちんと高く評価してた
300字足らずでこの映画の本質を言い当て、日本の評価がいかに
間違いかも指摘していた(探して読んでくれ)
あと、この映画が海外の監督に多大な影響をあたえてるのも知ってていい
バーホーベン、ヅイック、ルーカス、ギブソン、スコセッシ、デボン
みんな「乱」の戦闘シーンにあこがれて、まねしてる
77 :
15:04/05/30 22:51 ID:WgaCzDt6
淀川さんは道化キャラ装ってたけど、ジツワかなり鑑識眼ある人・・・と思う。
>>75 まぁタイタニックが大ヒットする日本では一派ウケはしないよねぇ
それがいいのか悪いのか知らないけど
三の城攻防で秀虎の家来が馬に跳ね飛ばされて次々とやって来る馬に踏まれそうになる場面は凄いです。
80 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 03:43 ID:cpOQG7BJ
SWに出てくるレーザーの打ち合いは、黒澤映画の弓矢の影響?
81 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 04:08 ID:dQiY6S+G
>>80 SW第一作の空中レーザー打ち合いなら、あれは黒澤じゃなくて、
同じ東宝の「宇宙大戦争」の影響。
監督は本多猪四郎と円谷英二。
ついでにいうと「乱」の戦闘シーンの演技(演出)をつけたのも本多猪四郎。
本多本人がそう証言している。
82 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 05:09 ID:7QfR4noH
俺は黒澤映画の素晴らしさを理解できる感性と理解力を持っているが
黒澤のような才気溢れる映画をつくることは絶対無理。
まあ理解力あるだけましか。
日本でも、黒澤映画を理解し評価している映画監督は、結構良い映画つくってるもんな。
それにたいして、黒澤映画を嫌ったり無視したりしている映画監督の作品はたいしたことない。
そういう監督は自分の独自性ばかりこだわって、自分の殻に閉じこもって
映画の本質って何か、を全く考えないのだろうな
どうやったら、才能って
>>80に便乗して質問。
ヘルツォークの「アギーレ」の最後の弓矢は蜘蛛巣城の影響とかって有り得る?
84 :
横からスマソ:04/05/31 06:34 ID:fblNZUNt
85 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 06:54 ID:cpOQG7BJ
黒澤映画って文学に例えると、シェイクスピアとか
ドストエフスキーのレベルになるのか?
86 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 20:01 ID:ubJVumF5
黒澤映画は音楽に例えると、ベートーヴェンかな?
ジャネットジャクソンが知ってる日本の有名人は
黒澤と坂本龍一だそうな
芸術家を志すなら先ず指物師になれ・・誰が云ったか忘れたけど。
自己の仕事に対してあくまで誠実に、たゆむことなく、まず徹底的に技術を磨く。
その途方もない累積から、ジャンルを超えた本物の芸術・・というか
・・「表現を超えた表現」がようやく姿を現す。(陳腐な言い方。文才のなさ、ったく嫌んなる)
「これはナニを表現しているのですか」なぁんて青臭い質問を御大は極端に嫌ってたらしいが
「ただ観ればいいんでネ」・・単純なひと言だが、やっぱりこりゃ本物だわ。深いよ。
89 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 22:38 ID:VqND6BJQ
>>81 「夢」も「まあだだよ」も本多が監督したって訳わからないこと言ってた人ですか?
90 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 23:13 ID:AU+50ZFt
>>89 黒澤の後期作品で、本多は実質共同監督でしょ
黒澤本人はこのころ目を悪くしていて
小さいコンテは書けないほど悪化していた
絵コンテが無闇にでかいのはそのせい
だから本多が先に亡くなってしまったので、それから後
黒澤は1本も映画を撮ってない
「夢」の戦闘場面の演出は、目の悪化とは関係なく
黒澤が本多にまかせたらしいけどね
>>90 ソース提示しない事にゃ、ただの憶測としか受け取れないな
93 :
この子の名無しのお祝いに:04/05/31 23:51 ID:+wG4Xuyj
>だから本多が先に亡くなってしまったので、それから後
>黒澤は1本も映画を撮ってない
京都で怪我したからじゃない?
怪獣ヲタクの思い込みと妄想と狂気って想像以上だね
ついに奴は、「夢」の脳内上映で戦闘場面すら映写してしまった・・・
もう そっとしておいた方がいいかも・・・
「夢」で思い出したけど、
個人的に「影武者」を含めたあとの作品の
音楽は非常に好きだ
当然「赤ひげ」までの音楽も素晴らしいし(「隠し砦〜」みたいな
カッコイイ曲って他にはちょっとないと思う)、そっちの方がいい
という人の方が圧倒的に多いんだろうけど、
個人的には特に「夢」以降の音楽は、美しいので好きだ
別に自分が好きならそれでいいんだけど。
最晩年の黒澤映画音楽はほとんどクラシック曲そのまんまだからね。
新録音もしていない既製CDからの転用なんで、
曲の良し悪しは別として、作り方は褒められたものではないと思う。
「赤ひげ」みたいに原曲バレバレでもいいから
ちゃんと作曲をして欲しかった。
>>96 うん、自分が好きだからいいのだ。
でも「乱」のラストシーンに流れる曲って
マーラーの曲に似てるよね。
作曲家本人は似てないって言ってたようだけど
98 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/01 16:40 ID:wW2LwyiH
昭和29年(1954).10.23〔小学生が幼女を刺殺〕
北海道旭川の「七人の侍」上映中の映画館のトイレで女の子(5)が首と左胸に深さ12センチの傷を受けて殺害された。
一ヶ月後にナイフでの脅しや盗みをしている男子小学生(11)を取り調べたところ、ナイフで殺害したことを自供。
映画が静かな場面になって退屈で廊下に出たが、トイレで女の子を見たときにまた映画の大音響が聞こえてきて夢中で刺したと話す。
99 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/01 19:32 ID:OcN/WUu1
>新録音もしていない既製CDからの転用なんで、
>曲の良し悪しは別として、作り方は褒められたものではないと思う。
べつにそうした例はキューブリックを取り上げるまでもなくいくらでもある。
「八月の狂詩曲」「まあだだよ」のことだと思うけど、効果的に使えば問題ないんじゃない?
そもそもこの二作は音楽の使用が過去に比べ極端に少ない。
>>91 90の言ってることってこれじゃないか?
「デルス・ウザーラ」以降の黒澤作品のつまらなさにあっしは、
黒澤明は自殺未遂じゃなくて本当に71年に死んだのを、そっくりさんを影武者にしたてて
まだ生きているように見せ、作品は弟子の堀川弘通と本多猪四郎が撮っていたんじゃないかという
「影武者・黒澤明」説を考えたぐらいだ。
(文芸別冊「追悼 黒澤明」から快楽亭ブラックのエッセイ)
前スレにもでてきた時々でてくる本多厨房はうざいなあ
きっと
>>99あたりにも文句つけるんだろうなあ……
そんなに黒澤と共同で監督したことにしたいか?
なんかコンプレックスの裏返しですか?
102 :
90:04/06/01 22:49 ID:rfp3HM7Z
>>92 94
おっと「夢」はねえよな。「乱」だ。勘違いスマソ。
>>91 ソース?「グッドモーニング・ゴジラ」に、戦闘シーンは自分が形をつけたって明言してる。図書館で読んでみな
>>101 文句はつけないけどね(藁
99の引用書いた快楽亭ブラックは、本多夫人とつきあいがあるくらいだから、本多猪四郎が「弟子」だなんてでたらめを書いてほしくはないけど。
コンプレックスってよくわからないな。
勝手な優越感を持ってるのかな?
「メイキング・オブ・乱」では本多が演出しているシーンは一切無いよ。
結局アドバイス程度じゃないの。
結局「監督補」というネーミングも曖昧でわけわからないものにしてるんだろう。
セカンド・ユニット監督(別班監督)とも違うようだしね。
それは本多が「助監督」とクレジットされた「野良犬」での闇市シーンははっきり
と黒澤の自伝に「本多の撮ってきたシーンは殆ど使った」と書いてあるからまだ
しも納得出来るが。あとは「八月の狂詩曲」での蟻の行列のシーンも本多が実
質的な監督で、これも別班監督のような仕事。
後は黒澤と一緒にいるときに「形をつけた」というような場合は、監督はやはり
黒澤になるのでは?
・・・・「サイコ」での有名なシャワー・シーンの演出はデザイナーのソール・バス
がやったと後年主張したが、ヒッチコック本人が「それは違う。あのシーンの演出
は私がやっている」と否定して水掛け論争になった話のようだ。
「羅生門」ではないが、同じ事象が見方によって様々な言い方されるんだな。
そりゃ演出補佐としてクレジットされてるんだから、戦闘シーンや兵隊の動作とか
そういう協力はしてるだろう
「夢」のメイキングビデオでも、第二話で黒澤と一緒に演技指導しているシーンが
映されている。
だけどそれがなんなの? と聞きたいの
古来より協力監督の例は多々あるけど、なんで後期黒澤作品がそんなに本多の
影響を受けてるといいたがるの、と。
あんまりいい例を思いつかないが、例えば「子猫物語」を市川コンの作品として
普通語るか?
本多氏は素晴らしい監督なんだから、黒澤より凄かった!的な
語り方はやめてほしいな…
107 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 00:18 ID:q8A21v21
黒澤映画の主演は後半の大作には、仲代達矢氏が主演してるけど、
仲代先生の演技は黒澤映画にたいしてどれほど貢献してるとおもいますか??
夢の、富士山が溶けるシーンでの群集シーンは
本多さんが演出したという話をどっかで読んだことがある。
まぁ確かにあれはゴジラのそれだな、と思ったな。
関係ないけど、本多さんじゃない人がゴジラを監督すると
どうしてもモブシーンがわざとらく見えて嫌だ
群集を群ではなく、個で描いてるからか
「隠し砦の三悪人」で雪姫が号泣しているシーンはほとんど野長瀬が撮ったらしいね。
110 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 03:04 ID:Uc1k7oOd
だから、準備、リハ徹底的に何度もやるから、信頼する優秀なスタッフに
一部「丸投げ」みたいに任せたって事だろな。
ハサミ持ってるのは黒澤なんだし。
本番中芝居観ないで、照明さんの涙でOK出したりする、って言ってたし。
そういえば天国と地獄の特急内のシーンなんて主役以外の場面は
そうだもんね
112 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 03:15 ID:Uc1k7oOd
イノさんが編集まで手がけた、って話聞いた人いますか。
113 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 05:33 ID:igTmC48x
>>90 監督イコール演出イコール演技指導だと勘違いしていないか?
>>107 「影武者」を撮る前に、黒澤監督は「乱」を撮りたかったわけだよね。
でその主演には初めから仲代を起用と思ってた。
でいろいろあって結局「影武者」が先に作られることになるわけだけど、
でもこっちは初めは勝が主演のはずだった。ところが問題が起きて
勝が降板して、その代わりに仲代が推された
わけだよね。
だから仲代が後半の大作の主演といっても、ホントは「乱」の一本だけだったわけだ。
で、俺的に、「乱」は違和感なく見れる。でもやっぱり「影武者」は
勝を念頭において脚本が書かれているから今イチ仲代には合ってない感じがする。
特にコミカルなシーンはちょっと無理がある感じがする(勝が演じたらもっと笑えたのではないか)。
それにやっぱり仲代は信玄っていうイメージじゃないと思ってしまう…。
どちらかというと謙信の方が合ってるような気がするんだけど。
「乱」の秀虎は頑固でちょっと神経質っぽいところが仲代のキャラに
合ってるような気がする
個人的には「椿三十郎」の室戸がもの凄くいいと思った
>>108 それはデマ
本多の影響があるのではないかと書いていた評論家はいたが、実際は体調を崩してあのシーンは
病欠していると、現場レポートに書かれていたはず
>>115 へぇ〜、本多さんっぽいけどそうなんだ。
サンクス
117 :
107:04/06/02 12:49 ID:mKi/PNne
>114
なるほど、勝新さんは、黒澤監督と案の定揉めて、降板しましたよね。^^:
影武者の、主演は確かに、勝新太郎のほうがうってつけだったでしょうね。
勝新は元々、金持ちのボンボンできてるから性格も陽気で明るい。その点
仲代先生は、若い時から苦労されて、性格も演技も暗い部分がありますよね。
私は、或る劇団員ですが、仲代先生は無名塾を起こして、そこから何人も
役者を輩出して日本の演劇界に大きく貢献してますよね。その割には
あまり、一般的には評価されてないような気もするのですが。。。。。
118 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 13:53 ID:mKi/PNne
age
119 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 15:17 ID:AQbiqq3e
>勝が演じたらもっと笑えたのではないか
「役者はこういう役をそういう風に演じて見たいいだろうけど
これはそういう映画じゃないんだ」
と仲代が言われたそうだけど。
>>119 なるほど。
でもさ、勝がやったらいかにものお笑いシーンって感じじゃなくて
つい笑っちゃうっていうか、自然に笑える感じになったんじゃないかな。
小姓達を紹介されるシーンでの、威張り過ぎてたしなめられるとことか
側室達とのやり取りなんかはもっと楽しくなったような気がする。
いたずらっこみたいな感じとかスケベそうな感じがピッタリ
影武者がツボを割ろうとするシーンとかな
どう見ても勝向けの芝居
お笑いというよりユーモアが勝にはあるんだよな 残念ながら仲代にはそれはない
122 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/02 20:52 ID:S++PPMlV
黒澤監督は結構海外の監督と交流があったり、海外の監督について言及したりしているけど、
そういえばB・ワイルダーについては何か言っているのだろうか?
アカデミー賞でプレゼンテーター一緒にやっているけど。
ひとつ とても重要なことは、勝の演じっぷりをスクリーンで実際に見た観客は一人もいないということ
そして、仲代の演技は、リハーサルを重ねた後、本番で黒澤がちOKを出した演技だということ
もし勝が、黒澤が敬服するほどの名演技をしていたのなら
少なくともあんな形での降板には至らなかったと思う。
124 :
15:04/06/02 21:43 ID:9fDa7/IC
やっと用心棒を借りる事が出来て、先ほど観終わった。
時代劇なのに、現代的なブラック・ユーモアに満ちた演出だ。
これが好きという気持ちはわかる気がする。
冒頭の犬が腕を加えて歩いていくところは、某氏がパクってたね。
個人的には隠し砦の方が好きかな。
でも、薦めてもらえてよかった。
125 :
15:04/06/03 11:44 ID:1cwzH1/i
あら、話の腰を折っちゃった?
無視して、勝さん,仲代さん関係お続けください。
126 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 22:42 ID:sEtAuQwj
>>120 故・山田風太郎氏は、
「黒澤は三船と別れたあと仲代を主役で使っていたけどあれはミスキャストだな」
「仲代は愛嬌がないから、『用心棒』みたいな役が一番合っている」なんて言ってた
これは山田風太郎も勝新で『影武者』(あるいは『乱』も)作るべきだったと言いたいのかなと思ったら
勝新について、
「勝新太郎という役者は後生に残るんですか?」とも言ってた
山田風太郎は誰がよかったんだろう・・・
127 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/03 22:52 ID:sEtAuQwj
ちなみに自分は『影武者』は勝新が、『乱』は三船が主演だと良かったと思っています
三船は体力的に無理だ、と黒澤は言ってましたがね
>>127 三船はやりたがってたんだよね。
でも『蜘蛛巣城』の、ラストで動く山を見てあわてふためくシーンとか見ると、
あのまんま歳とって秀虎をやったらなかなかいいかも、って思ったな
原正人の本にその辺のことが少し書かれてたな
もっとも、三船を主役で起用すると、三船プロまるがかえで金ださなきゃならないから
現実的にはムリみたいだったけど
まあ、どういう経緯かしらないけど三船プロを作ったのが、三船の人生の最大の
ミステイクだな
130 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/04 04:10 ID:rAO/2Ns9
131 :
この話本当ですか?:04/06/04 04:16 ID:rAO/2Ns9
三船が「赤ひげ」以降、黒澤と仕事しなくなったのは黒澤に役者としての
引き出しを全部開けられて、怒ったのが原因って話。
「お前のせいで俺がダメになった!」って。
>>131 言ってる意味がわからん。
引き出し開けられるとダメになるという論理がおかしい。
むしろ喜ぶべきことでは?
それとそんな話聞いたことないのでソースきぼん。
なんにせよ、本当にそんなこと言ったんだったら
もう終わってたんだな三船は
134 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/04 11:43 ID:ZeJLGd+n
>>131 引き出しを全部開けられるというか、演じる活力みたいなものを
吸い尽くされてしまったんだろうな。
たしかにあれだけ名画に出れば燃え尽きてしまうよ。
とはいいつつもデルスウザーラのときはわざわざソ連まで
出かけて陣中見舞いにも行ってるわけだし、
赤ひげの時点では多少燃え尽きてたかもしれんけど、やっぱり
役者としてはやりがいのある仕事をしたくなったのかもね
136 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/04 12:44 ID:kAI/rqLK
三船さんは、用心棒と赤ひげでベネチァ映画際で男優賞を受賞
していますよね。確かに、乱での一文字秀虎は仲代先生より
三船さんのほうがよかったかも。三船さんだったらアカデミーでも
主演男優賞にもしかしたらノミネートされていたかもしれませんね。
>>136 おすぎは酷評してたけど、俺は仲代でよかったと思う
初めの狩のシーンとかカッコイイ
>>122 あんまり好きじゃなかったと思う。
黒澤明が選ぶ100本の映画にワイルダー映画入ってなかったし。
あとアンジェイ・ワイダの映画も嫌いだったとか。
139 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 10:00 ID:sHRFFG6s
三島由紀夫「中学生程度の倫理観」
吉本隆明「黒澤明の映画には思想性、ラジカル性なんか全然ありません。
さりとて娯楽性もない。映像としてはキレイですがね」
140 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 10:44 ID:K7CNEvy9
>>122 ワイルダーより師匠のルビッチが好きだったみたい。
>>138 >あとアンジェイ・ワイダの映画も嫌いだったとか。
アラン・レネも駄目だったらしい。
レネの方は黒澤好きだったけど・・・特に「素晴らしき日曜日」がイイと。
因みにキューブリックの「シャイニング」は少しも恐怖感が無かったと
141 :
122:04/06/05 11:13 ID:5i7Hf0oC
>>140 アラン・レネは
黒澤明が選んだ100本に「去年マリエンバートで」入れている。
>>138 ワイダが嫌いって話は聞いたことがある。
ある映画監督とワイダが嫌いってことがきっかけで仲良くなったらしい。
当然、ワイダとはっきり名前は出していないんだけど。
142 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 11:51 ID:K7CNEvy9
143 :
122:04/06/05 11:56 ID:5i7Hf0oC
>>142 ちょっとどの本に書いてあったか忘れたけど、アンゲロプロスだった気が、
いきなり
「クロサワさん、あなたこの監督どう思いますか?」
黒澤監督ちょっと悩んで、
「あまり好きじゃないんだよ・・・」
「実は私も」
そこから話が弾んだらしい。
144 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 14:27 ID:0z2f5LJ6
三島由紀夫「自衛隊員の前で演説して腹切りましたが何か?」
吉本隆明「吉本ばななには思想性、ラジカル性なんか全然ありません。
さりとて娯楽性もない。顔もキタナイですがね」
145 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/05 19:01 ID:K7CNEvy9
>>122 どうも。
これって、
アンゲロが話が合うかどうか、黒澤を試したんじゃないかな?
映画を比較する限り、肌が合いそうに無いし
黒澤の自伝読むと
シュトロハイムの「愚かなる妻」完全版
山中貞雄「ばんかくの一生」完全版
マキノ正弘「浪人街」完全版
溝口健二「狂恋の女師匠」完全版
観てるんだよな。すげえ、うらやましいぜ。
黒澤が選んだ100本の映画に入っていない監督は黒澤に嫌われていると思っていいかも。
あと忘れていた
伊藤大輔「忠治旅日記」完全版も
クラウディオ・アバド「「羅生門」にはとても感銘を受けました。この映画が私という人間に影響を与えたということは、私の音楽にも影響を与えたのではないでしょうか」
当時の大映の社長は「羅生門」の脚本を読んで意味が分からん
って言って制作に難色を示したらしいけど、
あれのどこが分からんのか分からんな
「羅生門」さっぱり意味がわからんと、散々けなしていたのが
賞取ってから、とても良い作品だって言い出して豹変したらしいな、社長w
「羅生門」を映画史上最高傑作と評価したのはサム・北京パー
>>151 それを見て黒澤監督が「これこそがまさに羅生門だと思った」的な
ことを言ってたね
けっこう前のスレに失業して凹んでた時にたまたま「どん底」見たとか言ってた人が
いたけど、よく自殺しなかったねw
155 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/07 21:02 ID:DdF1wHVF
9階から落ちても死なないのと、全身をカミソリで21箇所切りつけても死なないのとどっちが凄いのだろうか?
157 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/08 01:30 ID:RlZTUe3y
以前、監督が自殺未遂した時、病院に担架で運ばれていくところ
テレビで見たけどマスコミに囲まれ、血の気が引いて意識朦朧の監督の顔・・・異様な光景でした。
日本で担架で担がれているところを世間に晒したのは伊丹&黒澤二人だけかな?
三井弘次に皮肉を言われた事が引き金の一つになったって本当?
三井と藤原はビビッただろうね…。
前の晩に酒飲みながら言ったらしい
何て言ったの?
161 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/08 22:44 ID:HqI3BYdU
おやじ
仕事しないのは卑怯だぜ。
せっかくの影武者をぶちこわしやがって
いくら大監督って言っても映画撮らない監督じゃあしょうがねえな
さすが「どん底」のエンディングを締めた名優・・・・
165 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/09 07:05 ID:VRIn3enG
>>155 流石に楽ってことはないだろう・・・みんな苦しんでたじゃんw
あそこで最も落ちついてた三井弘次には「強さ」を感じたなぁ。
まぁあの映画には会社の中の人間関係を感じた。
みんな横並び主義で出て行こうとするヤツに冷たい感じ。
166 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/09 14:42 ID:MYbmxgET
>>122 ワイルダーが脚本を書いた「ニノチカ」を絶賛していたから才能は認めていたようだよ。
167 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/09 20:45 ID:Yyd8kkzG
>>166 と言うことは脚本家としての『』付きの評価だな
168 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/09 22:39 ID:hgx1g8cq
黒澤「「ニノチカ」は脚本をワイルダーが書いているからセリフがとても良い」
アカデミー授賞式でワイルダーと一緒に映ってる黒澤の写真見たことあるけど、
黒澤の姿にすげー威厳を感じる写真だった
惜しまれつつ亡くなった映画界の巨匠、黒沢明監督(享年88)だが、アメリカではその死後、クロサワ人気が高まる一方。主要都市のレンタルビデオ・ショップでは、黒沢映画コーナーはいつも貸し出し中という。
その黒沢作品すべてを永久保存する「クロサワ・フィルム保存センター」を設立しようと、なぜかハリウッドの大監督たちが立ち上がった。
設立の発起人に名乗りを上げたのは、S・スピルバーグ、F・コッポラ、M・スコセッシ、S・ポラックら、今をときめくアメリカの大物監督ら25人。改めて「世界のクロサワ」が映画の都・ハリウッドに与えた影響の大きさを物語っている。
「スピルバーグにしろ、コッポラにしろ、クロサワ美学に陶酔し、自称クロサワの弟子といってはばからない。しかもクロサワを評価するしないはハリウッドの映画人の間では一種の『踏み絵』。
今回もセンター設立の『奉加帳』が監督連中に回った折、断われずにしぶしぶ署名した監督もいたとか。クロサワ死すともクロサワ教は死せず、といったところだ」
171 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 02:47 ID:qTVg6/dM
>>170 それ、ぐぐったら、週刊ポスト/1998.12.18
の記事やんけ。
今、どうなってるの?
「羅生門」のレンタルDVD借りてきた。
レーベルに「角川映画」って書いてあった。ちと悲しかった。
173 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 14:47 ID:zrO9au78
角川春樹と握手することを拒否した黒澤が
知ったらどう思うだろ。
いや、今の角川映画と春樹は無関係なんだが。
174 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 15:26 ID:fPHZzSOs
角川春樹か・・・天と地を撮影してるとき、旗持ちの侍役の
エキストラを5時間くらい立ちっぱなしにして撮影してたとき
その旗持ちの旗が一瞬揺らいだだけでその旗持ちの侍やくを
降ろしたそうだよ。
175 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 18:32 ID:oxVkVeml
まあ、それであの出来だからな。
というより、浅野温子や津川雅彦を
降ろした方が良かっただろう。
176 :
三菱の車は一生買わない:04/06/11 18:44 ID:YPLzwk20
7人の侍ってどんな話?
『影武者』の試写会の時。
来賓を出迎える黒澤や東宝関係者。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの春樹登場。
黒澤は、明後日の方向を向いて握手を拒否。
古武士のような風格で生意気な若造に気骨を示した。
それ、失礼じゃないの、黒澤
180 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 20:12 ID:Yo0GUfNP
角川映画の宣伝方法が気に入らなかったんだろうね。映画そのものも。
>>174 俺って黒澤みたい
って思ったのかね。でもあの作品の出来だとねぇ…
あんなに真面目に作っててあんなに苦笑した映画も珍しい
182 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 21:07 ID:qTVg6/dM
試写会、勝新との挨拶、現場の空気どうだったんだろう。
当時のニュースでは、勝が現れた途端、黒澤の不機嫌な顔が
無理矢理インサートされた記憶が。(悪意の編集)
試写会来る勝も勝だな
184 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/11 21:52 ID:qTVg6/dM
記者「勝さんが、失敗作だと・・・」
黒澤「勝クンにとっては失敗作でしょう、自分が降ろされたんだから」
勝が脚本上の弱点を指摘して、それが黒澤の不興をかったというのはホント?
>>182 俺が見たのは、試写会会場に勝新が現れたとき、
これからどうなるかーっ!って周りは思ったけど
その場に監督はいなかった
ってやつだった
>>179 握手を拒否したのは「「戦国自衛隊」は「影武者」より面白い」と春樹が発言したからだよ。
と思う。
188 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 01:02 ID:HO9Fl7TX
>勝が脚本上の弱点を指摘して
側室が古傷がないことに気づいて騒ぐのはおかしいとか
言った話だろ。黒澤は
「おかしいかもしれないが、そんなものは
演出の勢いで、不自然に感じさせないようにすればいいだけだ」
と答えたとか。
例えば、「用心棒」でリンチにあってボロボロになった三十郎が
逃げ込んだ酒場にここが怪しいと睨んだ卯之助達が簡単に
権爺の「ここにはもういない」という言葉を信じてしまう所なんか
ちょっと無理がある。
でも卯之助に一睨みさせるだけで、なんとなく納得させられてしまう。
ちなみに、「荒野の用心棒」や「ラストマンスタンディング」が
この部分をどう処理してるかよく見てみるといい。
演出の勢いで押し切るという意味が良くわかると思う。
>側室が古傷がないことに気づいて騒ぐのはおかしいとか
>言った話だろ。
どうおかしいの? 側室たるものあんなに騒ぎ立てない筈だということ?
190 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 02:04 ID:0EMBMnxZ
側室とのセックス時に気付くはず、って事でしょ。
側室に乗るのも、お控え頂く、と予防線は打ってあるが。
勝新は、オープニングで信玄がコソ泥の背中問答無用で斬りつけるべき、だと。
勝としては、「試写会には現れなかった」と報道されるよりは
堂々とやってきて作品を批判する方が自分らしいと考えたのかもね
黒澤映画には、後から冷静に考えると不自然な部分が少なくないけれど
それは明らかに計算ずくでやっている。
その最もいい例が「生きる」
確か、熊井啓も「生きる」は脚本を読んでいると非常に不自然、と言っていたと思うけれど
実際、あの主人公が自分は癌だと確信するのは明らかにヘン
医者は癌だとは一切告げていなのだから。
でも、観客にそれを不自然と思わせない演出の繊細さが凄い!
黒澤演出のダイナミックさや力技と同じレベルで、その繊細さも評価されてしかるべき
>>190 一年半もセックスしないのは変だと
確かに変ではある
何度か見るとそれにきづくけどね 最初見た時は映画内でどれくらい時間がたっているのか
よくわからないから、最初の側室との会話を切り抜けたシーンでなんとなく
納得するんだよな
193 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 14:51 ID:AbCPM6i5
>実際、あの主人公が自分は癌だと確信するのは明らかにヘン
医者は癌だとは一切告げていなのだから。
木村功に「君ならどうする?」ってのも観客の注意を
そっちに向けない為の工夫だよね。
194 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 15:20 ID:0EMBMnxZ
さんざん既出だろうが、「隠し砦」で女衒が聾唖を買うの諦める所とか。
溝口だったら「オシなら、なお好都合だ・・・」と、来るだろな。
195 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 19:38 ID:IYlYCFpM
>側室とのセックス時に気付くはず、って事でしょ。
>側室に乗るのも、お控え頂く、と予防線は打ってあるが。
普通に考えて、影武者に側室とのセックスはだめに決まってると思うのだが。
196 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 21:05 ID:Ongg3t5K
>>181 さすがに黒澤はそんなことはさせないだろう。
「椿三十郎」で「眼をつむるな!」とか「蜘蛛巣城」で本当に弓を射ったぐらいで。
影武者の馬だって死んだのは一頭もいなかったって。
目をつむるな は用心棒じゃないの
198 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/12 21:51 ID:Ongg3t5K
影武者はもともと最初に勝新ありきで書いた脚本
199 :
185:04/06/13 00:33 ID:P9nfjtU9
>>188 真剣に答えてくれてありがとう。演出の話凄く納得させられちゃったよ。
ところでこういう黒澤の演出法に関して詳しく書かれている本で
何か良いのあります?どなたかご教授願えませんか。
>>199 俺もいろいろ探したけど、演出についてちゃんと分析して書かれてる本は
見たことないな。
大抵が話の筋とか監督の考え方についてだね
201 :
199:04/06/13 13:56 ID:P9nfjtU9
204 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/18 10:07 ID:/6HBdnNx
佐藤忠男の本よんだやつ居る
205 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/18 15:56 ID:Kt7vlkUA
読んだよ、高2の時(32年前か)、学校の図書館で借りて。
ドナルド・リチーの「黒澤明の映画」が出るまでは、この佐藤忠男の三一書房版が、
殆ど唯一の「クロサワ」本だった(と思う)から、再読、再々読したけど、「七人の侍」の
評価に、当時は納得出来なかったな、お百姓の描き方がどうたらこうたら、とか。
ずっと後(つっても、もう17〜8年前になるのか、ヒェ!)朝日新聞社から出た文庫も
買ったけど、増補改訂版とはいえ、さすがにパラパラ読みで済ませちまった。
佐藤忠男は、同じ三一書房から出した「現代アメリカ映画」(←だったかな、タイトル?)
なんかでは、とてもリラックスした映画ファンの顔を見せていたのが、ずいぶん意外で、
好感を覚えたっけ、出来れば、そっちをもっぺん読みたい気もする。
まあだだよ、をさっきビデオで見た。以下、個人的意見。
晩年の黒澤はダメだという人の気持ちが少し分かったような気がする。
壮大な美術セットは良いんだよ。坂で高低差をつけるとか、本当に凄い。
台詞回しや演技、演出も最盛期には及ばないと思うけど、悪くない。
でも話自体が全く楽しめない。主人公に感情移入できない。
何というか、良い人っぷりが押し付けがましく感じる。
台詞で自分自身の心情を話す場面が多いからなのか、悲しんでいる所や
楽しんでいる所を延々映しているからなのか・・・?
アクション映画では楽しめたコッテリさがむつこく感じる。
そう、コメディシーンがどうにも笑えない。
学校の授業で教師がギャグを言って、普通なら笑えないギャグを無理に
笑わざるをえない状況みたいな感じ。
まあだだよは脚本がね……
軽めの話なのに演出がコテコテしててチグハグというか……
でもおれなんか画を見てるだけで楽しめるからあれはあれで隙だけど
208 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/19 18:46 ID:iXRtMqBn
>良い人っぷりが
香川京子に黒澤は
「百間先生は困った人だったけど、その先生のことを奥さんは
とても愛してたんでしょうね。」
いい人というのは違うと思うよ。
現実の百閧ヘ困った人
でも映画の中の百閧ヘ言い人
もう一ついうなら映画の百閨″歩Vの分身か?
210 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/20 00:07 ID:aV7KiBsc
>>210 またここのでたらめデータか……
黒澤編集を(編集者を介さず)全部やるので有名。
そりゃ編集室でアドバイスとかはしたかもしれんが……
>207
そう、三面記事バラエティ番組みたいな話だから、そういう軽い演出でサクサク進めてほしかった。
「夢」みたいに、単発の話をぎっしりつめこむみたいなのでも良かったから。
絵は良いよ、間違いなく。
>208
なるほど。その解釈だったらわかる。
でもそれだったら、もっと映画でそう表現してほしかったかな。
所ジョージ他が先生を指して「良い人」といいすぎだったと思う。
少しは「困った人」といっても良かったんじゃないかなあ・・・
>>212 小津みたいにしろとまではいわないから、黒澤演出でいうと「デルスウザーラ」みたいな
感じで演出すれば、もっと脚本とマッチしたのではと思う。
「影武者」みたいな重厚な演出であの話をやるから、ユーモア映画なのに、妙に笑えない。
214 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/20 08:13 ID:PHxol9/h
>>210 また、本多監督が共同監督だって言ってた人ですか?
215 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/20 16:57 ID:OdQvcj3p
>先生を指して「良い人」といいすぎだったと思う。
あれは、ひやかし半分だよ。
方丈記を大声で棒読みさせるセンスには呆然とさせられた。
ほとんどのシーンがやり過ぎ。
まあだだよは黒澤の作品の中でも1位2位を争う最駄作。
最駄作かどうかは兎も角、「画はイイが退屈」、同意せざるを得ないなあ。
まったく黒澤について予備知識のないヨメと映画館で観たとき、彼女曰く
延々と続く宴会シーンに怒りを憶えたらしい。
「あの、隅々までビシっとフォーカスされた画面を観てよ」
小生も「ありゃりゃ」だったもので、このくらいしか
なだめる言葉がなかったのをまざまざと思い出す。
218 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/21 22:35 ID:xhWGIfGD
黒澤映画は好きだ
なにより役者の「顔」がイイ
バリエーション豊富な顔たちが、怒り、笑い、泣く、それを見ているだけで楽しい
黒澤映画は特に、イイ顔(@根本敬)が揃っている
だから、『影武者』以降はイマイチだ
イイ顔した役者が少なくなったから
黒澤明の顔が嫌い
220 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/21 22:52 ID:aeF940/X
「まあだだよ」
個人的には宴会シーンは楽しそうで良かった。
猫のエピソードはちょっときつかった。
おれは立小便のエピソードとかが駄目だった……
222 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 09:22 ID:73r6zsnJ
保護したいが、晩年は大家気取りで駄目になったな。
夢【雛祭とトンネルは良いけど】から最後のまあだだよ、コレばかりは・・・ね。
223 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 12:33 ID:sSYD9xcJ
学校で七人の侍から読み取れる国家って題のレポでたんだが、映画見ても、
ようわからん。
詳しい方アドバイスキボン。
224 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 13:13 ID:Z2ZZuzUM
↑ちとサヨ系な先生でしょうか?
「七人の侍」公開時(’54年)には、朝鮮戦争後の
警察予備隊が保安隊と改称して防衛2法案の国会審議通過
での自衛隊設立時と同時期にあたったために、
非武装中立論になぞらえて論評する評者がいたと聞きます。
あの村をケーススタディとして国家自衛論を書いたらいいんではないでしょうか。
225 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 13:18 ID:W0EjpWWE
>>223 七人の侍」を自衛隊肯定の映画だって深読みする頭でっかちのサヨには
辟易する。
昔、この映画の批判に対して黒澤は「西部劇を見ろ、インディアンを
ジャンジャン殺してるじゃねえか」って反論してた。
ぶっちゃけ言うと人の生と死は裏表一体のカードのようなもので、
人を生かすヒューマニズムもあるなら、人を殺す(悪を倒す)ヒューマニズム
もあっていいんじゃないか?っていう究極の部分をついてるから、
今の時代になってもなお斬新に感じるんじゃないかと思う。
これが認められなかったらヒットラーとも「お友達に」なるしかない。
226 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 13:41 ID:Z2ZZuzUM
>>223, 225
まぁ、先生が書けってゆーうんだたら、書くしかないもんなぁ。
黒澤監督は、この映画のテーマを国家論的な傾向映画とは
描いていなかったのは確かです。
ちなみに、冒頭の野武士たちの「秋にまた来るべぇ!」の
前のシーンで、村が殺戮、婦女子拉致、焼き討ちの
が描かれていたのですが、(利吉の女房を拉致されます)、
武装しなかったら、こうなるという例として表現してたのですが
編集段階でカットしてます。
長老の儀助が、「侍、雇うだ!」のシーンで、昔話として
焼き討ちに会わなかったのは、侍を雇って武装した村だけだったという
話をしています。
うがって観ても、周りに、この映画の野武士のような「ならず者国家」がいたら、
自主武装はせざる得ないだろうと思います。
その時は、願わくば、勘兵衛役は、外国政府ではなく、日本人であって
ほしいものです。
227 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 14:13 ID:73r6zsnJ
ここはストレートに
七人の侍=自衛隊+百姓=国民VS野武士=ならず者北朝鮮+シンパ教師
レポはこの図式でヤレ!
用心棒も東西冷戦だっていう人居るしな。
素直に見たらいいのに
229 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 14:27 ID:W0EjpWWE
>>223 七人の侍ではないが、例えば黒澤監督の「赤ひげ」。これは一種のユートピア映画だ。
この映画が一級品の良質ユートピア映画たりえるのは、
保本(加山雄三)が自分の恋人から貰った着物を、自分が看病した少女の患者・
おとよ(二木てるみ)にあげたら、おとよが恋人への嫉妬で着物を
破って捨ててしまうという部分。
ここで黒澤明は「俺は制度や法律などの口先だけでのユートピアは嫌だ。
この少女の嫉妬心に見られるような、個人のささやかな感情が生きられる
世の中こそが本当のユートピアであってほしい」って言ってるのだ。
それとまったく正反対なのが進歩的文化人の口先だけの平和。
黒澤は画家を目指してた若い頃、プロレタリアートに参加してたが、
結局、映画界に就職。
英首相チャーチルの言った「若い頃に共産主義にはまらない奴は情熱がないが、
大人になっても共産主義にはまってる奴はアホ」
黒澤はチャーチルの言う理想の人物に近いのかも。
長文スマン。
IMDBで湾岸戦争で日本が戦費だけ出して人を出さなかったことを引いて、
七人の侍=アメリカ、農民=日本って書いてるやつがいた。
むかつくが、何もいえんね。
231 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 14:52 ID:73r6zsnJ
しかしアメリカは侍のように圧政に苦しむ民の為、米一杯で戦った訳じゃないぞ!
湾岸にせよ今度のイラクにしても石油利権があるからだぞ!
七人と米軍をなぞるのは間違いだ。
七人の侍=アメリカは、ぜんぜん的外れにしか思えない
233 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 18:39 ID:W0EjpWWE
アメリカ人はかんべえが好きだ。
なんかリーダーになりたがる傾向が強い。
映画の構造からその映画の思想が読み取れる。と言うか、すべての観客が無意識に
そうしている。だが、映画から政治思想しか読み取れない香具師はクソである。
撮影を見学したある政治家の秘書が「野武士にも人権がある」とか宣ったそうな。
氏ね!
流れを無視するが、野伏の鎧は高級そう
236 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/22 19:54 ID:W0EjpWWE
キクチヨが野武士を殺して奪った面は、国宝級だった。
マジだよ。
どうでもいいけどキクチヨって言いにくそうな名前だよな。
志村喬が「キクチョ!キクチョ!!」ってとことか。
泥酔した菊千代、勘兵衛に「侍か? なぁあああんて吐かしやがったな」
この「なぁあああんて」の時の三船の顔が堪らなく好きだ。
>>237 キッチヨーッ キッチヨーッ!!
野伏はー! 野伏はー!
落ち着け 野伏などもうおらん!
ザーザー ザーザー
泥酔した菊千代はスゲー迫力あった。
五郎兵衛なんかマジびびってたもんな。
>222
夢もまあ良くないけど・・・
個々の話が短いから、ぶつぎりで見ればイメージだけを楽しめなくもないと思う。
・・・ようはイメージビデオ。
>223
いつの間にか左翼先生という話が既定事実になっているけど、本当のとこはどう?
左翼だとしても、七人の侍を高く評価する人は多いしなあ。
つうか大学かどうか、その先生の国家講議の方向性でも違ってくるし。
しかも、よくできた娯楽作品のつねとして、好意的な見方にしぼってでさえ
ありとあらゆる読み取りが可能だものな。
242 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/25 18:11 ID:F2Nds81B
用心棒で 三十郎が八州周りの様子をみて ”おちゃけだ
わはは” ってシーンあるでしょ、”おちゃけ”って何??
お茶とお酒を引っ掛けてんですよ。
今でも、建前は仕事上の接待、実は特別な歓待って場合に言いますね
私も「羅生門」で三船が京マチ子を称して言う「にょぼさつ」ってのが
改めて原作を読んで見るまで さっぱり分からなかった。
おちゃけ→茶化す、じゃないの?
245 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/25 20:40 ID:ZJX6SejO
「映像のシェイクスピア」
246 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/25 21:15 ID:+/3HWgZP
「見ろ、八州廻りが茶を飲んでやがるぜ。」
「それのどこがおかしいんだ」
「おちゃけだ」
あのシーンを見て、番太が茶碗についでわまってるのが
茶じゃなくて酒だということがわからん奴がいるのか。
世も末だな。
247 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/25 22:22 ID:F2Nds81B
>>246 知ってるからって、自慢しなくて良いよ。
248 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 01:13 ID:/KLEhCqs
俳優が酔っ払っちゃいけないので、撮影では水でも飲んでんだろう。
世も末だなというくらいなら、「ついでわまってる」とかに気をつけるべし。
正直、聞き取り能力の低さもあって黒澤映画は初見だと台詞がわからない自分だが、
オチャケは先に駄洒落を知っていたので分かったな。
・・・今、どん底を見ているんだが、いつもの分かりにくさだけでなく、
滑舌が悪い設定のキャラがいて、 かなり会話が聞き取りにくい。
250 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 07:45 ID:Buzhsh/0
私も黒澤映画の台詞が聞き取れないことが良くあります.
『蜘蛛巣城』で伝令が戦況を報告するシーンとか,
外国語の字幕を読んで漸く初めて理解できる始末.
日本人なのに...
確かに台詞の情報量は多くて大変なんだけど,
昔のことの教養がないのが原因だろうなあ.
251 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 12:30 ID:tJBcLD0u
「みども」って何ですか
252 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 13:37 ID:ei4FvcHp
身供、一人称複数、私たち、我ら、自分より身分の上の人は含まないし、上司の前では使わない。
「蜘蛛巣城」「虎の尾を踏む男たち」は、現代語でないのに加えて録音状態が悪いから
(それに大河内のカツゼツの悪さが加わる)なにしゃべってんのか、まじわからん
まDVDで字幕だして見るのが吉か
254 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/26 15:55 ID:5nzcESqu
作品になった「トラ・トラ・トラ」も大変良くて何度も見ているのだが、黒澤版も見てみたかった。
ラッシュだけでも公開されないかね。 あとDVDに特典でつけるとかしてね。
ごろーろっぷにしゅろくがまわって
258 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 18:32 ID:nfuyuC6X
>>249 ゴローロップに染み渡るってヤツ?
俺は好きだけどなぁ。
259 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 20:15 ID:a13sJJrN
とりあえず、大河内傳次郎は何言ってるのかわからん。好きだけど。
260 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 22:44 ID:CC2XpZ1r
三島由紀夫の「黒澤の思想は中学生並」って文句はやっぱり名文句だと思うなぁ
いまだに猿マネしてるやつがいるもん(幼稚園児なみとか変にアレンジしてさ)
三島のコピー・ライター的センスは大したものだと思う
同意はしないけどね
261 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 22:59 ID:2cDy3bh7
同意しないことで
黒沢<三島<260
をさりげなく自己表現する260さんは
かっこういいなあ
262 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 23:04 ID:dE3re23f
>>260 いや、黒澤ファンなんだけど、そこは同意せざるえないよ。
要は勧善懲悪の度が過ぎる。単純なんだ。
複雑なら良いと言うことではないが・・・
溝口にしても小津にしても女性観や家族観がやはり当時(戦後)の世相から観ても古臭い。
しかしコレは映画とは別の次元の問題かな?
でも問題はその発言者思想自体に問題山積なんだけどな。
263 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/28 23:34 ID:acWUMwp7
黒澤映画って臭すぎるよ
黒澤ヲタって臭くて悶絶すると思う
中年、貧乏、脂ギッシュばかりだろうな
139 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:36 ID:acWUMwp7
北野映画はいつも上辺だけで薄っぺらい
だから振り返った時に「結局たけしって・・・?」と何も残らない
ただ残るのはたけしの暴力映画に計算どうりに洗脳されたファンだけ
163 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:32 ID:acWUMwp7
まだいたのか、このブタジジイ。
電車に轢かれて消えたと思ったよ。
いつも思うんだが、こいつのインタビュー
同じことばかり言ってないか?ボケてるのか
64 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:42 ID:acWUMwp7
武満って 全然センス無いよな。この人の音楽暦2,3年くらいじゃないの?
こんな低レベルな音楽作る方が難しそう
武満に感動したとか言う奴は死んだ方がいい。
6 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:44 ID:acWUMwp7
黒澤のいいところを教えてくれないか??
友達に黒澤ファンがいて黒澤映画を見せられたのだが
良さが分からない・・・
安っぽい商業映画だけの印象しか受けなかった。
263 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:34 ID:acWUMwp7
黒澤映画って臭すぎるよ
黒澤ヲタって臭くて悶絶すると思う
中年、貧乏、脂ギッシュばかりだろうな
289 名前: この子の名無しのお祝いに 投稿日: 04/06/28 23:40 ID:acWUMwp7
オリジナルで勝負してる小津の方がマシ。
金儲けのことしか考えてないんだろ、黒澤って。
まーどっちも時代遅れで厨くさいが
黒澤はチンピラぶってるのが痛い・・・
acWUMwp7は無知と無恥の自慢をしたいのか。
で、唯一小津だけはほんの少し理解できる?
何だ、それは? 勘違いするなよ。
お前に理解できるはずがないだろ?
小津さんに失礼だとは思わないか?
考えてもみろ。自分のレスで自分の低能振りを晒しているような
馬鹿なんだよ、お前は。
お前にマシなどと言われたら小津映画に傷がつくんだよ。
マジ、やめてくれよな。
267 :
皿仕上げ:04/06/29 20:26 ID:VzkPOikl
269 :
再度:04/06/29 21:43 ID:yMlR5YmJ
270 :
再度:04/06/29 22:06 ID:yMlR5YmJ
273 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/29 23:23 ID:msTiCSgi
>>273 ごめん。ちょっと精神状態がよくなかった。そうする。
275 :
この子の名無しのお祝いに:04/06/29 23:59 ID:n/Lml3u5
スピルバーグ「映像のシェイクスピアだった」
>258
いや、キャラクターふくめて好きではあるんだけど、初見だと笑い所すらつかめなかった。
ネタで間違った言い方をしているのか、いつも通りに台詞が分かりにくいだけなのか、
判別がつかんかったのさ。
277 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/01 18:01 ID:LeLBUllN
>33 名前:名無しさん@恐縮です :04/07/01 17:31 ID:ynjRcdp0
>黒澤明もハリウッド映画撮影してた気がする。
>トラトラトラも最初は黒澤明が監督だったという話だけど、
>これは撮影が遅すぎて首になったとか。
278 :
:04/07/02 15:57 ID:OLBraZlu
ソニーマガジンズの「黒澤明クロニクル」は買いですか?
このスレってなんで火病持ちが多いの?
黒澤厨の特徴?
280 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/02 23:04 ID:T0i9Plf3
火病持ち ってナニ?
火病っていうのはおばかな中高生の間で流行っている言葉。
・・・とかいうと鬼のように「2ch全体での共通語」
「これを知らないのは日本人じゃない」
「意味は一般に流布している普遍的言葉」とか
大騒ぎする言葉
282 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/03 00:39 ID:qY/Sr0Qz
最近になって『七人の侍』を見て黒沢明にハマってる若輩者です。
他に『野良犬』『隠し砦の三悪人』『用心棒』『悪い奴ほどよく眠る』『天国と地獄』はどれも面白い。
親切なカメラワークと難しくないし話はまさに教科書ですね。
正直『影武者』は長いだけでダラダラしててつまんなかった。
283 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/03 00:47 ID:3rJlINV1
54年に大映で信長の映画を撮る予定があったそうだが、それが
実現していたらやはり信長役は三船敏郎だったんだろうか。女優は京マチ子?
どんな作品を構想してたんだろう。
284 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/03 00:48 ID:i3Oi2qSV
つーかさ
当たり障りの無いように同じ感じの時代劇映画ばっかりとって
当たり障りの無いように監督活動を続ける
当たり障りの無いようにありきたりの発言をくり返す
こんな糞ジジイの何が面白いの?
映像のシェイクスピア?質が全然違うだろ。
泥おにぎりとフォアグラくらいの差だな。
285 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/03 03:31 ID:4nv9uEy8
139 名前:この子の名無しのお祝いに :04/07/03 00:53 ID:i3Oi2qSV
黒澤明
それはパクっても糞映画しか作れないゴミジジイw
このインチキジジイには、
「劣化コピー商業映画」
この言葉がよく似合うw
308 名前:この子の名無しのお祝いに :04/07/03 00:57 ID:i3Oi2qSV
アメリカ人の留学生に「昔人気あった俳優だよ」って仲代の映画見せたら
ゲラゲラ笑ってた。
「痴呆老人がふざけてんだろ?」だって。
仲代の大根演技なんて涙流してたよ。
黒沢叩きしている奴らは何が目的なんだろうね。
不思議な奴らだよ。2ちゃんねる以外では見かけないタイプだよな。
小津叩きも同様。まさかこれも同じ連中によるものじゃないだろうな。
ま、アホは放置ってことでよろ。
290 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/03 23:34 ID:mZwUjJvc
たまたま見たらここも荒れてんな。
アンチの奴でわざと悪口言って反応みるのを楽しんでるみたいだな。
映画の知識もそこそこあるしどうも引きこもり映画オタ臭い。
放置しとけばいいんじゃない。
291 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/04 02:14 ID:XRbwm5Sf
終わってる キモイ 洋画のパクリ 寒い 古臭い
借りるのも恥ずかしいくらいダサい 汚らしい時代劇ばかり
きもいじじい早く成仏しろ 糞ジジイ黒澤 映画のタイトルも
センスの悪さがわかる 七人の侍、乱、まあだだよ
292 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/04 03:15 ID:Z/x9dunn
で、キチガイMOは、いつカミングアウトするんだ?
293 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/04 03:43 ID:HmlHNKWz
295 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/04 11:41 ID:+RCd35lf
黒澤明はモーツァルトやピカソに匹敵する天才。
296 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/04 20:03 ID:S+t1C/eK
>>283 マジで!?それメチャ見てぇ〜〜!!
三船は信長で京マチ子が濃姫なんてスゲエそそる。
漏れとしては森雅之が信長役でカン高い声で「このタワケがぁ〜〜!!」
と叫ぶとこが見てみたいw
>>296 三船=信長なのがそそるんじゃなかったのか
この大たわけが!
三船は信長っぽくはないなあ
299 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/05 04:02 ID:0O9oz5A1
黒澤ってあまりにも映画が糞すぎるのに高評価される
邦画界の代表的存在だよな。
たしかに邦画は糞映画が多いかもしれないけど、
黒澤のインチキ時代劇映画はブッチギリで糞だろ。
300 :
こいつを生んだバカ女に極刑を!:04/07/05 04:20 ID:QCp9aGWD
例によって、実生活で誰からも相手にされない孤独なキチガイが
こいつにとって唯一の他者との接触を図ろうと必死になっていますが
所詮、キチガイの映画に関する知識なんてこの程度・・・・
↓
211 名前:この子の名無しのお祝いに :04/07/05 03:57 ID:0O9oz5A1
深作消えろ
同じような作品、同じようなセリフ回しで
同じような映画ばっか作りやがって。
バトルロワイヤル?年考えろ。
とにかく早く成仏してほしい。
田舎帰れよ糞ジジイw
まぁ、おおかた会社で仕事でヘマやらかして管理職のオッサンに思いっきり
怒られた・・・で、「クソジジイ、死ね」とばかり、年齢の高いと思われる板で
毒吐いてウサ晴らししてるんでしょ。
でも、そんなヒマあったら考えたほうが良い。こうしている間にもどんどん差を
つけられているんだよ、ID:0O9oz5A1 さん。
304 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/05 06:02 ID:b+Qtj+5M
↑こーゆーのも書く(貼る)心理がわからんなあ。
307 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/06 13:58 ID:sQ2zpU0z
「乱」ってなんであんなに海外の評判いいの?
308 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/06 14:40 ID:EEIHW7sy
三の城の落城シーンの様なトンでもないものを
見て何も感じない奴がおかしい。
原作がリア王だからってのもあるのかな。
日本では受けなかったのは芸術性はどうでもよく娯楽性に乏しいからかな。
そういう意味ではヨーロッパで評価高いのも分からないでもない、感じ
>>305 ここが黒澤総合スレだから紹介してるんだろ?
>>309 俺は乱は楽しんで見たよ。
あのやたら気合の入ってそうな映像や演技も面白かった。
311 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/10 23:25 ID:ClJIRRNQ
乱の戦闘シーンってコッポラとかルーカス等海外の映画監督が憧れてるんだって?
ヴェルナー・ヘルツォークも「乱」のファンだよ。
「彼方へ」の中に「乱」へのオマージュシーンがある。
>>310 俺も乱は好きだ。途中ちょっとダレるけど
>>311 ルーカスが憧れたってのは影武者じゃなかったっけ
314 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:50 ID:K48W8AhF
>>313 エピソード1の戦闘シーンは明らかに「乱」
315 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 14:45 ID:AxFNnnVG
グンガン軍の出陣シーンは「蜘蛛巣城」
316 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 15:54 ID:+SuBHFvt
スコセッシが『ギャング・オブ・ニューヨーク』の宣伝で来日したとき
「群衆の戦闘シーンを撮影する際には『乱』を参考にしました」と言ってたよ
317 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 16:23 ID:v9PcG8fG
参考に、若い娘もひとたび快楽に目覚めれば全員淫乱。
>>314 >エピソード1の戦闘シーンは明らかに「乱」
あそこは「乱」よりも「七人の侍」では。むしろ基調は「スパルタクス」と「ブレーブハート」だろう。キートンもそのまま出て来るね。
319 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 11:30 ID:2WSLYi2T
この国に生まれて良かった事の一つは
黒澤作品を字幕無しで鑑賞出来る事です。
320 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 11:40 ID:bpEPH8x6
「乱」は3の城落城シーンで神だな。
いったい誰が80年代にもなって、何億もかけて
戦国時代の一族滅亡、無数の死体、互いに心臓を突き刺しあい
自決する側室方いうテーマで映像を撮れると言うのか。
そりゃ合戦だの若武者の大冒険だの映画はごまんとあるが、
アア・・・デカダンだ。贅沢な映画だ
321 :
黒澤 明:04/07/12 12:41 ID:8mowtqGQ
俺の偉さにひれ伏しているようだな。
322 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 13:47 ID:kCdZshqC
>>321 「影武者」以降のオナニーぶりにはつきあってられんよ。
323 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 14:55 ID:2OMwBIv0
ぶッ叩かれ覚悟で書くんだが・・・
「影武者」以降の私的なキーワードは「爺さんの繰り言」。
死屍累々シーン、合戦シーン、ひな壇の踊りや葬列の行進、ほんで宴会シーン・・
いずれも画はこの上なくキレイだが、とにかくもう「延々続く」のに耐えられんことしばしば。
あくまで個々の感性ですけど、「赤ひげ」までの見事な「運び」に惚れている身としては、やっぱツラい。
325 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 15:21 ID:TcGrqUKD
フェリーニなんかの晩年も同じだと思うけど
それまでコンビを組んできて、黒澤と対等にものの言えるスタッフが
けんかしたり、死別したりして、一人、また一人と去って行って
イエスマンばかりになっちゃったのが最大の原因じゃない?
特に脚本家。
菊島隆三や橋本忍の名前がクレジットから消えてからの黒澤映画は
あきらかにヴォルテージが下がってるよな。
326 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 18:13 ID:1u684swK
>イエスマンばかりになっちゃったのが最大の原因じゃない?
「八月の狂詩曲」
ビバルディの「スターバトマーテル」を使うのは特定の宗教を連想させるから
使うのはどうか?(池辺)
本当に目を見せる必要はないんじゃないですか?(本多)
「まあだだよ」
”日本中の駅名をを言うシーンに音楽付けてくれないか?”
”あのシーンにだけ音楽付けるのはどうででょうかね。あのシーンに何か
特別な意味があるような印象を与えてまずいんじゃないですか”
”それもそうだな”
菊島隆三は仮に例の問題がなくても、カラーになってからの黒澤映画には
およびじゃなかっただろう。
327 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 18:22 ID:IWXSDWct
>>320 しかも黒澤が75才の時に撮っているんだよな。
75才でスペクタル映画撮れる監督は世界でも黒澤明ぐらいだろ。
>画はこの上なくキレイだが
本当に心から美しいと感じているのならそういう風には思わないんじゃないの?
俺はずっと見ていたいと思うけど。
329 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 19:09 ID:su1KRUJs
330 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/12 19:28 ID:TcGrqUKD
>>326 イエスマンばかりじゃないという反例が、この程度じゃなあ
>>327 当年とって74歳のクリント・イーストウッドは
これから戦争スペクタクル「硫黄島」にとりかかられますが…
>>323 長いと感じるかどうかはある程度主観的なもんだが、自分がそう感じると
いうだけで無用な繰言というのは極論だな。
ひな祭りや宴会シーンは分かるが、影武者の死屍累々や乱の戦闘シーンは
ストーリー上必要なシーンだし、表現も見事だ。
>「赤ひげ」までの見事な「運び」に惚れている身としては、やっぱツラい。
これは多くの人が言うし気持ちも分かる。しかし黒澤をカラー作品から見始めた
人間としては白黒時代と傾向が違うからという理由で批判することには違和感を
覚える。
「乱」見て何も感じない奴は極度の視覚・映像オンチ
>>330 >これから戦争スペクタクル「硫黄島」にとりかかられますが…
まだ作られてもいない映画を「スペクタクル」と決めつける藻前は予知能力者か?
という冗談はさておき、物事を先入観や憶測で見るタイプ。
つうか、ぶっちゃけると「宴会」がつらいんだよね。
そもそも他人の宴会を冷めた観客に面白がらせるのって、よほどでないと難しいのでは?
スタッフや脚本家がイエスマンばかりになったとホザいている奴がいるが
オマエは脚本作りの過程に付き添い、撮影現場に立ち会っているのか?
更にコイツは、
>>クリント・イーストウッドはこれから戦争スペクタクル「硫黄島」にとりかかられますが
などと得意気に のたまっているが、その映画は硫黄島で英雄になった者たちの
その後の人生を描く映画だ。
私も監督・イーストウッドを深く敬愛しているので、こういう人に
イーストウッドの名を引き合いに出されると不快だ。
如何なる時も、知ったか厨は恥ずかしい・・・
「まあだだよ」の時、百關謳カの泥棒対策を確かめに行く場面は
久雄氏の、「おやじ、これ何やってんの?」の一言で
大幅カットして短くしたらしい
池辺が語った
「夢」製作時の黒澤との対話なんか非常におもしろいけどね。
ゴッホのエピソードでバックにショパンの「雨だれ」を
アシュケナージそっくりの演奏でやって欲しいといわれて
池辺「じゃ、音大の学生にでも弾いてもらいましょうか」
黒澤「だめだよ。学生なんかじゃ。有名な人でないと
ほら中村なんとかとかさ」
池辺「中村紘子ですか? そんなこと頼んだら引っぱたかれますよ。
ピアニストは人と違うように弾くのが仕事なんです」
黒澤「・・・・」
池辺の家に彼が集めている民族楽器を見に来て
黒澤「この楽器参考に貸してもらえないかな」
池辺「いいですよ。でも絶対に色を塗ったり形変えたりしないでくださいよ」
黒澤「・・・」
押し黙る黒澤も、いいね。
>>336 * ※ワラ━━━━(^▽^)━━━━タ♪※ *
339 :
323:04/07/13 23:18 ID:nWifYoKI
真剣且つ誠実に叩いて頂いて感謝しています(誓って本心です)。
>>328 私的なプライオリティとして、やはりまず「物語」ありき(エラソーにどうも)。
物凄いけれど画面は「画面」、しかしどうしてもこれをトップには置けないんです。
それまでの作品群が「物語を語る」うえで余りに見事だっただけに・・・。
>>331 まったく仰有る通り、公的な掲示板で「繰り言」という書き方は拙いですね。
いい歳してお恥ずかしい・・・お詫び致します。
また宴会、雛壇と死屍累々、合戦シーンを一緒くたに書いたのは、これも粗雑に過ぎました。
ただ私的には白黒時代〜カラー時代という単純な分け方はしておりません。
敢えて云えば「どですかでん」を挟んで、「赤ひげ」まで〜「影武者」以後 と云う感じですか。
しかしあらためて「赤ひげ」を観てみると、こりゃやはり良くも悪くも「集大成」。
この到達点のあと巨匠はどう撮ったのか?その間の苦悩や試行錯誤がモロに出てるように思えて
どうしても「映画として」楽しめない部分が多い、というのが現時点での印象です。
・・・ただ、それだけが「映画」でないことは判ってます。これからも見続けますよ。
やはり独自の啓示があるということについては全作品共通ですから。
340 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/13 23:31 ID:cM2w3w30
一度自殺未遂をしてるからね。
それまで性急過ぎるほど物語の語り部としてヲタ的な迄に
忙しかった話法に、それ以降は詠嘆的な「余情」のシーンが
多く加わるようになった。
それはそれで黒澤の生き様として味わえば良いんじゃない
かな。
341 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/14 00:15 ID:0il2fxNm
>などと得意気に のたまっているが、その映画は硫黄島で英雄になった者たちの
>その後の人生を描く映画だ。
おお。今夜は予知能力者が連発だな(w
>336
そこだけ読んだらコントだな(w
小説をもとにした映画、という概念が分からない救いがたいバカ
>>341、発見!
撮影現場でスタッフが黒澤にずけずけ物を言った例としては
村木与四郎自身が語ったエピソードがある
「乱」の撮影中、「石垣はいつもダメだ」と言った黒澤に
「今回は、と言うならともかく、いつも、とは何だっ」と怒鳴ったそうな。
ぼくちゃん、ちゅうまるだししだぞ
きょうは ほいくえんはおやすみなのかい
ここは えいがふぁんの すれだから、がきは えおほんでもよんでなさい
346 :
黒澤 明:04/07/14 12:06 ID:yXrx4+PH
石垣とお前らは今回だけではなくいつもダメだ!
347 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/14 14:40 ID:UMKQej2E
昔の深夜生放送「プレステージ」黒澤特集。
素顔の監督は、どんな方?との質問に、照明の佐野氏(?)が
「たまに結構なレートで麻雀打つと、勝ってる時は上機嫌だが、
負け込むと周囲に○○だ○○だと結構悪態つかれます」
と、屈託無く返答。
隣の黒パンが苦笑しつつ、椅子からずり落ちてた記憶が。
西部劇好きは「荒野の七人」、時代劇好きは「七人の侍」
マカロニ好きは「荒野の用心棒」 うどん好きは「用心棒」
350 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/14 22:34 ID:PU1xCc52
問一
○○に当てはまる言葉を答えよ。(5点)
「たまに結構なレートで麻雀打つと、勝ってる時は上機嫌だが、
負け込むと周囲に○○だ○○だと結構悪態つかれます」
351 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/15 20:25 ID:3bP43/Z1
大友克洋の「AKIRA」のタイトルが黒澤明に由来していたとは・・・。
>>351 俺もそれを知ってびっくりしたよ。
だけど、それって本人がどっかで言ってたの?
353 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/15 21:53 ID:x8YsaGxy
山田宏一とか山根貞雄とかも反黒澤なんですか?
魔少年ビーティーが寺沢武一みたいなもんか…
355 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/16 20:16 ID:jVLWYYpu
黒澤明も「夢」以降の作品はなあ。
面白い話を凝った映像で見せるのが映画の基本としたら、
話がなあ、詰まらんよ。
そう踏まえればイーストウッドは偉いな。
フォードもヒッチコックも晩年はゆるゆるだったのに、
いつまでもビシッとした映画を撮るからな。
このスレで晩年の作品をしつこく批判している奴うざい。
80才という高齢で撮ったんだから駄目な部分があるのはしょうがないだろ。
おまえらが80才になった時にあれだけの映画をとても撮れるとは思えないぞ。
きっと痴呆症にでもなっているんじゃないの?
357 :
黒澤 明:04/07/16 23:12 ID:AnaV1Yg+
もっと凄い映画を作っているな。
若人よ、過去を否定せよ。
決して
>>356の老害のような意見には耳を貸してはいけない。
私を乗り越えて行きたまえ。
359 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/17 12:49 ID:H/gbHypT
「乱」で「目的」って言葉が出てくるのに違和感があった。
時代劇なら「目当て」だろう。
360 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/17 14:08 ID:7tkONcAy
「目的」ってのは戦国時代には存在しなかった言葉なの?
俺は「中国の周」って台詞の方が気になったけど。
「中国」はなくてもいいような。
「周」だけじゃピンとこないから付けたんだろうが。
362 :
359:04/07/18 10:20 ID:f+c89xsj
うん、いたw
ちなみに64ね
363 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/19 21:49 ID:yEG/5IzR
今日黒澤のDVD見てて思ったんだけど、
千秋実って黒澤映画に良く出てるけど、黒澤は千秋の
どこが気に入ってたのかな。演技派とも思えないけど。
364 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/19 22:10 ID:OVDfYE1j
365 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/22 22:34 ID:hnknqq5s
黒澤とゴダールって会ったことあるらしいね
二人ともまったく話さなかったらしいよ
なんか面白い
誰かゴダールが黒澤について批判してるの読んだことない?
溝口のほうが凄いって言ってるだけで
直接批判したの見たことない
アントニオーニと一緒に象に乗ったっていうのには驚いたね
アントニオーニって黒澤好きだったのかって思ったよ
てっきり嫌いかと思ってた
366 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/22 23:07 ID:jMRNbMLl
66年に来日した時、白井佳夫のインタビューに答えて
ゴーダルは「黒澤は技術が巧いだけだ」と言ってたよ。
ゴダールの黒澤観は三島由紀夫と同意見。
でも三島はゴダール嫌い
三島とは思想がマ逆の大江健三郎は、
事あるごとに黒澤の名前を好意的な意味で小説や講演で出してる。
俺は黒澤もゴダールも好きだから困った・・・
って俺が困ること無いかw
367 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/22 23:22 ID:hnknqq5s
>>366 おお2ちゃんで初めて会った
ゴダールと黒澤両方好きな人
俺も両方好き
「映画史」に黒澤いれてなかったときは複雑だった
デ・パルマやコッポラなんかいれて黒澤いれないなんて
あとアンゲロもいれてなかったな
この人も好きなんだよなぁ
まぁゴダールの個人的趣味だとは思うけど
私も黒澤とゴダール、両者とも深く尊敬しています
ちなみに、ゴダールの新作「我等の音楽」では、「乱」の一場面が使用されているそうです。
以前、ヴェンダースの写真展に行った際、湖畔だったか川岸だったかに
世界の錚々たる監督たちが集っている写真があった。
そこに黒澤もいましたよ。
>>368 はあ、ゴダールも「乱」どすか。
海外ではめっちゃ人気ありますなあ、「乱」。
>>366 >ゴーダルは「黒澤は技術が巧いだけだ」と言ってた
ってのはなるほどだ。
でもその巧い監督ってのが世界でどれほどいるかって
いったらね…
そういう意味では実はホメ言葉かも、とか思ったりして
371 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/23 18:37 ID:ecNT6+S6
>>368 その写真見てみたいなぁ
他には誰が写ってるの?
372 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/23 19:07 ID:PtreV1cE
ゴーダルは自分をどう評価しているのか。
自分は黒澤以上の技術を持っている。
自分は技術は及ばないが芸術性においてもっと高い映画を撮っている。
技術も芸術性も自分が上。
373 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/23 19:21 ID:ecNT6+S6
>>372 どうなんだろうね
スレ違いつうか板違いなんだけど
ブニュエルとゴダールとキューブリック
この3人の対談見てみたかったな
殺し合いになるかもしれないけど
キューブリックは「羅生門」のことが好きで
ブニュエルは日本映画は嫌いだが「羅生門」はまだマシだと言ってたね
ちなみに俺が書いた
>>365のことなんだけど
ゴダールの隣にミリアスがいて
ミリアスが黒澤と話しまくってたらしい
だから話せなかったのかもね
>>373 >ミリアスが黒澤と話しまくってたらしい
それじゃあ、誰がいても口は挟めないや。
何を撮っても七人の侍になってしまうミリアスの向こうをはれるのは、
何を撮ってもリオブラボーになってしまうジョンダイクくらいだろ。
375 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/23 23:50 ID:zyUHINLq
ミリアスって黒澤に向かって大真面目に
「僕の前世は山本五十六です」って言い出して黒沢退いたんだっけ?
>>373 ブニュエルは日本(の文化?)そのものが嫌いなんだよね。
>>375 その山本五十六ってのはどこから出てきたんだろうねw
三船の映画かな?
黒澤が亡くなって間もない頃に行われたトークショーだったと思うけれど
野上照代さんが、ジョン・ミリアスの黒澤に対する経緯に触れた際、
例の ぶっきらぼうな口調で「でも、相思相愛とは限らないから」と言った事を
はっきり記憶しています。
黒澤は、ジョン・ミリアスの映画は好きではなかったようです。
確かに初期の頃はともかく、右翼的というよりも、ガキっぽいまでに好戦的な
映画を作るようになったミリアスと黒澤が合うわけが無い・・・・
378 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/25 19:44 ID:txs0YS+R
ミリアス・・・素敵すぎるな。
380 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/26 13:56 ID:XWuQl7z/
「乱」冒頭のピーターが
「あーの山から」ってシーン
登場人物が山の方を見てまた視線を戻すんだけど
これが見事に決まってる。
381 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/26 14:01 ID:35VEZmyj
んでも、ミリアスみたいな「誤読層」削ると
海外の信者、相当減ると見た。
でも、ミリアスの反共丸出しぶりのバカっぽさは、黒澤からの影響とは無関係だと思うが。
それにしても、ミリアスの新作を見た記憶は10年以上前の「イントルーダー」以降
一つも思い出せないんだけど、この人、どうしちゃったんだろ?
383 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 01:33 ID:NG4PZMW7
周りが糞澤ファンばっかりでウンザリでつ。
監督としての才能が無いし、一部の世代にしか好まれないし。
何よりも映画性が無い。
384 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 01:42 ID:0SEkwPlU
>>352 十数年前にヤンマガ連載中のインタビューかなんかで言ってたらしい。
>>383 すいません、ちょっと聞きたいんですが、
監督の才能、ってのと、映画性ってのはなんなんでしょうか
私はよく分からないのでぜひとも教えてもらいたいと思います
ダメですよ、脳が不自由な障害者に質問したりしたら・・・・
自分が意味のある「意見」を吐いていると勘違いしかねないから・・・
388 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 10:43 ID:m2dKd7AC
「影武者」で資金援助を申し出たコッポラに
「黒澤は外国人にしか人気がない。日本の本当の姿を知るには
ロマンポルノを見るべきだ」と言った日本人がいたそうですが・・・
これって誰なんですかねぇ?
キネ旬あたりに巣食っている、糞評論家だろ。
最近はインターネットとかで情報交換多いから、平均化して
極端なダメ評論家もいないけど、20年前のキネ旬とかの映画評論の
偏見というか思想偏向というか・・・その酷さは筆舌に尽くしがたい
390 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/27 15:14 ID:x4FHvaqI
>>388 ワラタ。まあ、その頃はまだにっかつに勢いがあったから、それも一理あるけど・・・。
日本のニューシネマはロマンポルノにしか無かったし・・・。
392 :
388:04/07/27 18:20 ID:m2dKd7AC
>>389>>391 ニューズウィーク日本版の黒澤追悼記事に書かれていたんですがね。
「893映画とポルノ映画が日本映画を駄目にした。」スレッドを読んでましたら
これと似たような話(>21)があったもんで気になった次第でして。
ん〜、そういえば、山田洋次はロマンポルノを蔑んでいて、
よもたんに批判されてたなあ。
にわか黒澤ファンです。
白黒映画のころの作品と「影武者」「乱」などは見たんだけど
「どですかでん」「夢」「まあだだよ」「八月の狂詩曲」は、
パッケ裏を見た時、何か嫌なオーラを感じて、ずっと見るのを避けてた。
けど、今度まとめて見てみようかと思う。
>>394 上手い具合に外して見てるなぁ。
もし逆だったらと思うと…。
特に(個人的には好きだけど)「夢」なんか見た日にゃ
見てないやつについては、全く別もんとして見たらいいかも
397 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/28 14:01 ID:0PNQOhVd
>上手い具合に外して見てるなぁ。
もし逆だったらと思うと…。
あんまり、決め付けない方がいいぞ。
森山良子(元黒澤プロダクション所属歌手)はカラー作品の方が好きだって
黒パンと出演してたラジオ番組で言ってたぞ。
黒澤映画との出会いが「夢」だったというのは素敵だと思うけど。
実際劇場で見た初の黒澤映画がこれで、のめり込むきっかけになったんだが。
394が「乱」を見てその美しさに感動できたのなら「夢」も十分楽しめるだろう。
逆につまらないと思ったのなら、一生見ない方が幸せかな。
>>397 うん、まぁね。
でもさ、俺は396でも言ってるけど、「夢」は好きだし、
その他のカラー映画も好きなんだよ(「どですかでん」だけは苦手)。
ということで、俺が言ったのは、俺の感覚ではなく、
一般的に394が見てない映画ってのはあまり評価されてないから
上手い具合に外してるって思ったわけ。
俺としてはまだ見てない映画も面白いって思ってもらえた方がいいんだけど
400 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/28 17:25 ID:QGGODxEP
後期のカラーの中では一番好きだ。「夢」。
「8月の狂詩曲」は自分としてはまるでだめだった。
で、「まあだだよ」は未だに未見だ。
401 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 07:58 ID:ktTlvI/b
「夢」を見たとき、「この人はこういうイメージ力を持っている人だったのか!」
とすごい衝撃を受けた覚えがある。
>>401 俺は初見のときは、ほとんどストーリーがなかったんで
つまんねぇ、と思ったけど、「夢」っていうタイトルを
踏まえてもう一回見たら401と同じことを思った
あと監督が描いたイメージ画を見てもそう思った
403 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 13:08 ID:pVLOKJl2
狐の嫁入りとゴッホだけで満足したけどな。
あとは・・・まあ。
404 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 13:45 ID:ycHX/mKz
俺は無性に「醜聞」が好きなんだがいけませんか
ジングルベルの曲に乗ってバイクで疾走するトシちゃんに激萌え
405 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 14:18 ID:YlbOfm1L
おいらも「醜聞」好きさ。志村喬のキャラは「生きる」の時よりずっと良いと思う。
アレクセイ・ゲルマンが黒澤好きなのには驚きますた
407 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 15:05 ID:1iN3Dpqc
>>404-405 古色蒼然、唐草模様の法廷服を着た志村が嘲笑されながら入廷。
あのシーンは何故か頭に残ってるなあ。
しかしなぜ志村がアレを着たのか、明確な説明がなかったような・・ご教示頂ければ幸いです。
>>404 あぁ、良かった。やっぱり「醜聞」が好きな人もいるんだよね。
俺は大好き。テンポとか小気味いい。特に画家と「アムール」の編集長の
お互いの言い分をカットバック(だったと思うけど)で見せるとこは
今見ても古くない。
個人的には峠での画家と村人とのやりとりが大好き。
あれは絵を描く者だったらもの凄く納得するとこだと思う
409 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 15:11 ID:YlbOfm1L
俺も実はよく分からない。
多分、初めから負ける気で行かなきゃ行けないという思いから、わざと負ける
となると弁護士として正気を疑われるような手抜きをしなきゃいけないと計算
し、そんな恥を忍ぶには本当に狂って錯乱しているようにでもしなきゃ耐えら
れないと思い、あんな格好したのかな?
「醜聞」は普通に面白いと思います
「生きる」と同じくらい好き
黒澤は現代劇上手いと思うよ俺は
んで現代劇の最高傑作は「白痴」だと思います
でも淀長さんは「白痴」も「醜聞」も嫌いって言ってたな
黒澤もうざい
三船もうざい。
お前らいつまで生きてるきだ。
お前らのせいで日本映画が駄目になる。
早く死ね。
412 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/29 16:31 ID:njciz0oK
>>411 黒澤明は1998年9月6日(日)、三船敏郎は1997年12月24日(水)まで生きていました。
ご参考まで。
>>411 この精神異常者・・・いや、キチガイの毎度ワンパターンのレスは数十回見ているが
sageているのを初めて見た
こいつが天に召される日が近付いてきたのか???
バンザァァァッッッッイ!!!
ちなみに、このキチガイ、深作の死後、毎度変わり映えのしない文面で
深作の死を願っていました。
時代劇(舞台が明治以前)を省いた上で、黒澤明の映画に順位をつけると
皆どういう感じになるんだろう。
やはり「生きる」「醜聞」が上位に来るのかな。
俺は「生きる」「生きものの記録」「天国と地獄」あたりになります。
>>415 ソクーロフと並んで現在のロシアの代表的な監督でつ
どん底見たが、冒頭の絵的などん底以外は鬱になるばっかだなあ。
笑えるんだけどね。
まあだだよよりもちゃんと笑いに持っていけている感じはある。
それと「てんてんつくつく」は非常によろしかったが・・・
やはり舞台劇といった印象。
>>400-
夢はイメージカットとして見ていられる。
オムニバスなおかげで、見たい時に部分部分を見られるし。
童話や民話として普通に楽しめる話があるのも良い。
>>414 野良犬が好きなんだが、黒澤の現代劇はあんまり見てないからなあ。
白痴も醜聞も未見。
>>411 >>413 うざいので全国行脚している凶悪凶暴中国窃盗団に押し込み強盗に
入られて殺されちゃって下さい
>>418 オマエのような奴が最もウザイ。
シラけるから無能な奴ばかりが集まっていスレに寄生場所を移してくれ
>>406 アレクセイ・ゲルマンの「七番目の道連れ」半ばの場面、
主人公が時計を捨てに行く場面は もろに黒澤タッチ!
見る機会があったら、その場面を要注目!
なんだ、オマエ
まだ ここに粘着しているのか
>>417 >どん底見たが、冒頭の絵的などん底以外は鬱になるばっかだなあ。
西村雄一郎もそんな事書いてたけど、どうしてこの映画で鬱になるのか
わからないんだよなぁ。
「どん底」は、全編に渡って、黒澤の細かい演出の妙が
随所でビシビシと決まりまくる様子が、そのまま映画的快感へと繋がっていく
痛快作だと思うけれど・・・私も鬱ってのはサッパリ理解できない
ジャン・ルノワールの「どん底」すら凌駕する豊かな映画だと思う
それに何といっても、あのエンディングの鮮やかさ!
425 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/30 10:07 ID:HtZ/5mO5
>>417じゃないけど、わかる気がする。
映画に感情移入しすぎて、「どん底」全編に漂っているどうしようもない貧困と
悲惨さにそういう気になるんだと思うよ。
427 :
この子の名無しのお祝いに:04/07/30 13:12 ID:O3cbF+XT
>┴< ⊂⊃
-( ゚∀゚.)- ⊂⊃
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.. ,::.; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.., ,; .: ,,。,.(◯) ::
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. ,:.; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.., ,; :ヽ|〃 ,,。, ::;;,
>423,424
全体に流れる閉塞感とか、自分を嘘で誤魔化さなきゃ生きていけない人々とか、
一々我が身を振り返って痛いんだわ。
一歩引いたら、凄い映画として演出的な快感を得られるかもしれないけどね。
感情移入してしまったので、鬱になるしかない。
逆にまあだだよは感情移入できなかったので、演出の凄さと内容の酷(ry
429 :
425:04/07/31 08:15 ID:XQBxuQyT
>>428 「どん底」はその江戸時代の長屋の世界観の迫力が凄いのでやはり
そう感じるよね。俺は「まあだだよ」は軽妙な話として、一幅の風景画
のように楽しめたんだけど。
「どん底」と「まあだだよ」は、対比すべき映画とはとくに思わないけど、
比較にはいいかも。
で、「どん底」の最大の欠点はセリフがよく聞き取れない。
アクション主体じゃないのに、あの状態はきつい。
で、「どん底」がいろんな意味で「仰ぎ見る」ような映画だとしたら、
「まあだだよ」は、「入っていきたい」ような映画。
渋谷實とか小津とか、東宝なら(現実ばなれはしていても、その世界に
共感や没入を感じる)若大将とか昭和期の特撮物とかみたいに。
431 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/01 12:24 ID:g30/VDzl
『まあだだよ』は映画そのものはあんまり好きじゃないが、香川京子が素敵だ
凛としていて可愛くて
俺は宴会シーンの迫力が好きだな
433 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/01 21:46 ID:EE1rmUAm
黒澤のDVD買うならノイズのDVDを買いあさったほうが楽しめる
こんなにも酷い映画はめったにない。
北京原人やアルマゲドンですら愛しく思える。
七人の侍には笑わされたよ
映画のクソっぷりにw
>>433 夏厨はDVDなんか買い漁らず宿題と補習でもしてな。
435 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/01 22:36 ID:Wl9cgBWW
増村保造の黒澤明論を読んだ
なんか、愛憎半ばって印象を受けた
436 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/01 22:46 ID:dliR92S2
昔からインテリには不評
増村【人物描写が浅い】
三島【厨房】
蓮實【移動が無い】
吉本【大した娯楽性が無い】
大島【所詮大衆娯楽監督】
海外ではゴダール【ただの技巧派】
437 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/01 23:02 ID:VqyT7h2y
>>436 蓮實の【移動が無い】というのはどういう意味なの?
438 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/02 01:41 ID:mYcor3HU
馬の疾走シーンで、本来なら移動すべきところを
望遠のパンで処理する事が気に入らないらしい。
故に黒澤映画は活劇じゃない、詰りは映画じゃないと。
そういやあんまりカメラ動かないね。そのかわり役者を動かしてる。
動かしゃいいってもんじゃないだろ
ハスミだってデパーマを評価してない
用心棒タイトルの移動とか、大好きだけどなあ。
442 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/02 05:16 ID:wj8kbeYw
>>439 画面をよ〜〜〜く見てみそ。
ほとんどのカットは
役者の小さな動きにあわせて
常にカメラは微妙に動いている。
止まっているように見えるのは
メインとなる被写体を画面の中心に捕らえているから。
「黒澤やフェリーニは一流の下」
これって名言?それとも迷言?
黒澤やフェリーニより上の監督って15人いるかいないかじゃない?
446 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/02 18:10 ID:7P2Kx0vj
そもそも、一流二流なんて明確な基準があるわけでもないし
所詮個人の好みの問題。
ところで、蓮實は評論家として一流なのか?
447 :
黒澤の心の声:04/08/02 19:29 ID:VGAJ40OV
>>438 誰もがハスミン好みの映画作ってると思ったら大間違い。
そんならハスミが自分で撮れやあほ。
>>446 >蓮實は一流の評論家なのか?
そこらへんが非常に曖昧なんだよな。
日本で他にまともな理論書ける評論家が少ないから日本では一流なんだろうが
世界にはもっと凄いのがいるだろうし日本にも幹朗がいるからな。
あと
>>443の発言のあと黒澤は記号流通圏で名前が知れてるだけと言ってたが
そんなことないだろう。
黒澤の作品観てファンになる奴なんていくらでもいるだろうし
それはフェリーニでもゴダールでもイーストウッドでも同じことが言えると思う。
蓮實は一般のファンのことを馬鹿にして無視してるのか?
449 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/02 22:18 ID:7P2Kx0vj
蓮實が評論家として一流の上でなければ
監督が一流の下とか上とか判断できないだろう。
当然、自分では一流の上だと思ってるはず。
黒澤がフランス人だったら
蓮實は全然違うこといってただろうな。
450 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/03 20:16 ID:/JV983po
巨乳で苺1に10分割。
パスワード「小学生かな?」
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451 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/03 22:44 ID:5cyGXlAC
>>436 増村は黒澤について
ジョン・フォードをしのぐ「静と動」のタッチをマスターし、
フリッツ・ラングをしのぐ悪魔的な作画力をもつ大画家、と評しているから不評ではないよ
批判はしてるけどね
ただそれは溝口や市川に対しても同じ態度
黒澤映画の女は豪傑ばかり、なんて言ってたが
それを言い出したら増村映画の女もある種の豪傑ばかりだと思うのだが・・・
>>445 15人?
常識的に出て来る名前は
フォード、ルノワール、チャップリン、グリフィス、ヴィゴ、ラング、ベルイマン、ルビッチ、デミル、シュトロハイム、ムルナウ、エイゼンシュタイン、フラハティ、ロッセリーニ、ドライエル、ここらへんか?(小津、溝口は荒れるからやめとく)
453 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/03 23:30 ID:YIOysMRj
ルノワールに「お目にかかれて光栄です」と言われたから
ルノワールより黒澤のほうが上だろ。
ベルイマンなんか「羅生門」パクッてんだぜ。
とりあえず黒澤をパクッた監督は黒澤より下。
黒澤がパクッた監督は黒澤より上。
>>453 >ルノワールに「お目にかかれて光栄です」と言われたから
>ルノワールより黒澤のほうが上だろ。
君、面白杉
>とりあえず黒澤をパクッた監督は黒澤より下。
>黒澤がパクッた監督は黒澤より上。
そりゃいいねえ
でも、子供はこんな時間までおきてちゃいけないよ ぷ
>>451 >それを言い出したら増村映画の女もある種の豪傑ばかりだと思うのだが・・・
そう、若尾文子が批判してたね。
>>452 >(小津、溝口は荒れるからやめとく)
書いといてそれは無いだw
小津と溝口は前からどうもピンと来ない
比較するなら吐夢か伊藤じゃないか?
とくに内田の影響だ大でしょ?
ついでにフォードの遺作は荒野の女たちの原題はSEVEN WOMEN
>>455 >比較するなら吐夢か伊藤じゃないか?
邦画限定なら第一グループは
小津、黒澤、溝口、成瀬、二川、伊藤、マキノ、山中 でどうか?
内田は微妙だなあ、入れても文句はないけど
>>456 >小津、黒澤、溝口、成瀬、二川、伊藤、マキノ、山中 でどうか?
伊藤山中入れてくれれば文句なし
>内田は微妙だなあ、入れても文句はないけど
戦後の内田はちょっとね。
でも戦前の物は大目に見て欲しい。
>>452 ヒッチコックやブレッソンやブニュエルもじゃない?
こうしてみると結構いるもんだな
まぁ確実に上ってわけでもないと思うけどね
黒澤より上と言える根拠でもあるの?
みんな「七人の侍」と「羅生門」に完敗しているけどね。
だって黒澤はジョン・フォードをしのぐ「静と動」のタッチをマスターし、
フリッツ・ラングをしのぐ悪魔的な作画力をもつ大画家ですから。
>悪魔的な作画力をもつ大画家ですから。
ルーブルには1枚も収蔵されていないのが難。
461 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/05 00:45 ID:HVPS39VQ
>ルーブルには1枚も収蔵されていないのが難。
そりゃあ、映画監督の絵コンテまでは収蔵しないでしょ。
でも「影武者」の絵コンテは評判良くてフランスで個展開いたんでしょ。
ちなみに発起人はピエール・カルダン。
一流の下って言ってても一流だってことは認めてんだろ?
二流の上なんていわれた木下よりははるかにマシじゃん。
そもそも蓮実ってそんなに偉いの?
北野武と対談した時は緊張しまくっていたが。
464 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/05 14:46 ID:kH4kdGnm
昨日ビデオ借りにいったら影武者と乱と風林火山と天と地と借りてた高校生がいた。
なかなか感心した
感想が聞ければなぁ…
>>464 その子が、その逆の順序で見ないことを切に願う。
「天と地」を最初に見たら、途中で嫌気が差して、日本の時代劇映画に深く失望し
そのまま3本とも返しに行きかねない。
>>463 一部の人たちにとってはカリスマ的存在
そのほかの人たちにとってはただの一人の映画評論家でいいんじゃない?
>>452 キャプラは入れるべきだろうが、
ウェルズ、タチ、スタンバーグはどう思う?
ジンネマン、ジョン・ヒューストン、プレミンジャーは微妙か
>>463 ただ単に態度がデカイ体がデカイだけの二流評論家。
アキラよりキヨシを評価している時点で(ry
>>468 そんな根拠のない選び方をしても無駄。
黒澤より好きな監督を選んでいるか
黒澤よりデビューの早い監督を選んでいるようなものだよ。
黒澤より上だという理由かソースでもあるのか?
赤ひげ、序盤はしょうもないと思ってたけど、途中からぐんぐん
オモシロなってくるな。
休憩直前の乱闘なんかは実況できたら楽しそう。
>466
後から見るものほど面白いというのが楽しめる人もいるので、
いちがいにはいえないかと。
472 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/06 14:01 ID:44AvSgp6
「羅生門」がベネチア国際映画祭50周年記念で過去のグランプリの中から最高の作品として選ばれたので
黒澤明>>>>>>>>>超えられない羅生門>>>>>>>クレール、、デュヴィヴィエ、ブニュエル、オリヴィエ、クレマン、フェリーニ、レイ、レネ、ヴィスコンティ、アントニオーニ、ヴェンダース
>>436 >吉本【大した娯楽性が無い】
他の批判は頷ける部分が無い事も無いけど、これは納得いかない。
すいません、「天国と地獄」について質問があるんですけど。
最後、山崎努がカーネーション買って黄金町に行く前、権藤(三船)とおぼしき人物にタバコをもらいませんでしたか?
なぜ?
初見だったので、権藤の自作自演で大どんでん返しかとワクワクしちゃいました。
どなたか教えてください。考えても分かりません。
訂正
黄金町の後でした。腰越行く寸前です。
タバコをもらったのではなく、火を借りたのでした。
477 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/06 22:44 ID:FmGadngw
>>476 その後それを見張っていた車の中の仲代が
「本当にあいつは正真正銘の畜生だ」
って言う場面でしょ
ごめん、オレもよくわからない
>>477 そうですそうです。
山崎は火を借りた後、権藤を二三歩追うんですよね。
で、後ろからジーっと見る。その後に仲代のセリフ。
んー
あれは犯人役の山崎が、偶然靴屋のショー・ウインドウを
寂しそうに覗き込んでいる三船を見かけて、挑戦の意味で
わざと(これ見よがしに)煙草の火を借りに行くというシチュ
エーション設定です。
>>479 なるほど、「挑戦」。それはつじつまが合いますね。
でもなぜ三船はあんな所に? 警察は知ってた?
一種のハプニング設定だと思いますよ。
そこでさらに山崎の冷酷さを描こうという意図もあったと思います。
なるほど、ハプニング設定。
確かに三船の行動は、もう警察とは無関係になってるわけですしね。
質問者本人は納得しました。どうもありがとうございました。
最高にエキサイティングな映画でした!
「ものづくり」の観点が個人的にはタイムリーでした。
>確かに三船の行動は、もう警察とは無関係になってるわけですしね。
そう書かれておられるので気がつきましたが、犯人追跡に焦点が移っ
ている後半のストーリーに、主人公である三船の存在感を維持する
ための処置でもあったのかも知れません。そう考えると、本当によく
考えられた脚本ですね。
追伸
靴屋のショーウィンドウだったのか!
それに気づけば「演出上の意図」と分かりましたね。スルドイ
>>483 なるほど。
いや〜
DVDボックス、買っちゃおうかな。何回見てもおもしろそう。
486 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/07 09:58 ID:JgzNp3KY
ついに「明日を創る人々」の再上映が決まったようだ。
488 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/07 21:15 ID:WlvTKLww
489 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/07 21:47 ID:6LM8xwIy
竹中労はアンチ黒澤(特に時代劇)だけど『素晴らしき日曜日』は大好きらしい
笠原和夫も黒澤作品の中で一番好きだと書いていた
たしかに佳作だと思うけど、一番かぁ・・・
鈴木清順は『虎の尾を踏む男たち』が好きだと言っていたけどなぁ
あの清順だからなぁ・・・
490 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/07 22:09 ID:m06U+ZZt
虎の尾は素晴らしいですよ。弁慶は格好良すぎ義経は可憐すぎ、強力は滑稽すぎ。
「九字の真言とは!!?」「九字の真言とは!!」好きだなあ、ああいうの。
ちゃんとなに言ってるかわかれば、いい作品なんだろうけどね、虎の尾……
白黒時代の黒澤みるときゃ
つねにDVDの日本語字幕ONですよん
ビデオで見るときは大音量で、何度も巻き戻しながらですよ。
494 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/08 09:28 ID:P/tbspSh
近頃は大音量も字幕もついぞ要らぬ俺。
東宝怪獣映画(円谷英二の方ね)のDVDで音声解説聞いてると、
よく黒澤の話題が登場するよ。結構興味深い話が聞ける。
そのうちひとつをご紹介。
藤木悠が「どん底」に出演してた頃、黒澤にこんなことを言ったそうな。
藤木「監督、ゴジラ映画は撮らないんですか?」
黒澤「ゴジラか、面白そうだねえ」
それを聞いていたスタッフの一人が真っ青になってすっ飛んできた。
藤木を物陰に誘い、こう説教した。
「悠ちゃん。そんなこと言っちゃダメだよ! 黒澤監督がゴジラを
撮ったら、東宝潰れちゃうよぉ」
そりゃそうだ。等身大のゴジラを造れって言いかねないもんなw
>>495 本多監督が撮ってるってこともあるんだろうけど、
黒澤監督がゴジラを否定しなかったってのは
興味深い
本田猪四郎が黒澤の前で、自分のキャリオをちょっと卑下するような発言をしたら
黒澤は、何言ってるんだい、海外の人に聞いてみな、ゴジラがどれほど有名か・・・と
言ったそうな
本田監督は心底から嬉しかったとのこと
兄弟弟子の作品だしな
実際ゴジラの第1作は傑作だしな
ラドンの脚本もノンクレジットで手伝ってるらしいしな
そういや山賀博之が黒澤は「影武者」のタイミングでゴジラ撮ってればよかったって
いってたな
>>494 生き神さまじゃ〜
はぁ〜ありがたや〜(-人-)
501 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/09 01:20 ID:zrZs6W7e
つうか初ゴジも七侍も同じ昭和29年公開。世界で名前が知れている邦画の代表例つう点でも共通。
考えてみりゃ凄い兄弟弟子だw。
>495
こないだ赤ひげを初めて見て、地震の場面で実物大のでかいセットを
豪快に崩したところで、画面の前ですっころげたよ。
さすがに実物大ゴジラはないとしても、セット費用だけで予算の数倍
いっちゃいそうだな。
>>502 そうだな…
本多氏の黒澤映画への貢献度について大きい小さい言ってる連中
があまりに小さく見える話だ。
>>498 へーへーへ〜!!!
>>501 そう考えると確かにすごい話
>>503 赤ひげのあの地震で倒れる家って椿三十郎のときの
セットなんだってね
>>6 > 羅生門で、降りたチーフ助監督って加藤泰のこと?
そうです。
「吸い取られるばっかりの監督についても仕方がない。」だそうです。
土屋嘉男の証言だけど、黒澤は酒の席では聞き上手で、よく人の相談に
乗っていたと言っていたよ。
七人の侍のときは、まだそんなに金もないのに、自腹を切って俳優達に
焼き肉をおごったりしたとか。
生き神と言えば、黒澤は常々自分の作品は氏神の助力で撮影できたと
述懐していたそうだね。何の氏神かは知らないけど。
羅生門の水煙を上げる雨のシーンは有名だけど、フィルムの感光を
よくするため、放水車のタンクに墨汁を混ぜていた。
これ既出?
508 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/09 19:26 ID:VTk0fqm+
>墨汁を混ぜていた。
伝説。
テストで試したけど、本番ではやってない。
以上。
>>508 あっそ。
じゃ、椿三十郎のラーメン話も伝説?
510 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/09 20:36 ID:mJHpEQnR
>ラーメン話
伝説。
テストで試したけど、本番ではやってない。
以上。
>>505 >>498氏の話の出元は田中友幸(ゆうこう)P談。
具体的には上がった脚本(木村武)を黒澤に読んでもらってアドバイスを
してもらった。黒澤は「ラドン」には「夏の暑さ、季節感」を押すように言った。
この話の出元は雑誌「宇宙船」の「連合艦隊」の特集のときだったと思う。
ついでだが、作家・三島由紀夫の評として巷間に出回っているものに
・「ゴジラは文明批判の力を持った映画だ」
これは田中Pがそう言われた(または何かの雑誌に書いてくれた)と、こと
あるごとに雑誌のインタビューなどに答えていたが、真偽は不明。
朝日ソノラマのファンタスティック・コレクション「ゴジラ」の田中Pの巻頭言
にも記載。
・「黒澤監督の思想性は中学生程度」
これも三島の言として広まってしまっているが、出元は石原慎太郎の文藝
春秋連載の記事から。
いずれも三島本人が直接記したものではなく、あくまで第三者の伝聞なので
含み置きが必要と信じる。
黒澤、本多の兄弟弟子といえば、嘉次郎三羽鳥のもうひとり、谷口千吉も忘れないで。
513 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/10 00:09 ID:zXgoShjV
千ちゃんはねぇ〜・・・・
ただの遊び人w
514 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/10 00:23 ID:Cpnqx+6y
黒澤、本多の二人が真面目に下宿で映画の勉強してる時、千ちゃんだけはいつも外に遊びに逝ってたそうだw。
>>512 大盗賊を撮ったという事実だけで
俺は谷口監督を認めている
千ちゃんはまだご存命だよね?
千ちゃんは幸薄いスレも立たない監督だ・・・
三人のうちで生き残ってるのは千ちゃんただ一人。
しかも奇麗な奥さんといっしょ。
そういえば、三人とも職場ケコーンだね。
なんか、こういうタイプのトリオって似た者同士よりずっと意気投合しそうだね。
最近黒澤を見始めた若造ですがこの人の映画は
前編と後編に別れてますね。前編は主に登場人物の
説明、後編は一気に話が進む。っていう感じですかね。
いやぁ面白いです。
521 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/10 20:26 ID:MJsQe9yV
千ちゃん3回結婚してるもんね。
>>521 >千ちゃん3回結婚してるもんね。
その話題は避けた方が...
胴衣。
524 :
487:04/08/11 01:02 ID:QTb/X3SN
>>488 日程出ました。
9/14(火) 19:00〜
10/2(土) 11:00〜
です。
混むだろうなぁ。
525 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/11 11:46 ID:fjtMMQG3
>511
>「黒澤監督の思想性は中学生程度」
>これも三島の言として広まってしまっているが、出元は石原慎太郎の
>文藝春秋連載の記事から。
もともとは大島渚との対談、単行本「源泉の感情」に収録。
抜き出すと、司会者から黒澤明はどうですか?とふられた三島由紀夫
「テクニシャンですよ。すばらしいテクニシャンですよ。思想はない。
思想はまあ中学生くらいですね。昔の中学生と今の中学生とくらべると
偉いよ、ずい分。」
大島渚も「姿三四郎が出発点であった」とこれを肯定、その後に
三島の好きなヤクザ映画と鶴田浩二の話に移っていく。
(映画芸術昭和43年1月号)
家に帰ったら八千草薫が股開いて待ってて中出しし放題なんだぜ?
こんな状態で仕事なんかまともにやる方がおかしい。
527 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/11 18:02 ID:OLMTBJUM
銀嶺の果てを撮ったという事実だけで
俺は谷口監督を認めている
明日を創る人々だが、この脚本の山形という人に対しての言及が堀川弘通の本にあるね
ナップ(共産党活動)後、戦中に転向して、賛戦映画を作った後、また共産党に
戻ったんだっけ?
黒澤はこの山形を嫌っていたようだが、自作から外したのにはそれも影響していたのか
と考えるのは勘繰りすぎか。
かつて黒澤も若い頃共産党活動をしていたわけだが、どうも東宝入社以降は
共産党にはさほど賛成ではなかったようなきもする。
堀川の本がいま手元にないので読み返せないけど、東宝争議の時の黒澤の立場も
どうも組合側でもなく経営者側でもないと言った感じのように読めた。
「わが青春に悔いなし」でも組合によってラストを変更させられたと文句をいっているしな。
黒澤と共産主義の考え方は一考の価値があるかも。
そういえば宮崎駿との対談でも「共産主義は人間をものみたいに扱うでしょう」(言葉は
正確じゃないけど)みたいなことを言っていたな(エイゼンシュテインのモンタージュ理論
に絡めてだったか?)
堀川の本は最近文庫になったね(確か「評伝・黒澤明」だったか)。
・・話題を横に振ってしまって恐縮ながら、最も印象に残ってるのは
本木荘二郎の悲惨な末路。結構エグい書き方してましたね。
スレ違いなんですが
三島って映画監督では誰が好きだったんですか?
531 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 13:38 ID:AiOaG7Ya
>529
結局当時のピンク映画関係者が葬式出す事になって、
その中の1人だった山本晋也が黒澤に電話かけて直談判したと言ってた。
「かつての盟友の葬儀になんで力を貸さない」と詰め寄ったそうだ。
黒澤が逝った直後のトゥナイトで本人が「黒澤さんあの時は済まなかった」と話してた。
533 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 19:36 ID:AiOaG7Ya
>>528 「わが青春に悔いなし」に類似の映画があるからストーリーを変えろと言われたそうだ。
その類似の映画の脚本が山形で、それで黒澤は彼に遺恨を持っていたそうな。
「明日を創る人々」のタイトルに山形と共に黒澤明の名が連なっていて、それが嫌で
公開を拒んだという噂があります。
534 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 20:21 ID:mhokLPN8
本木の事は団鬼六の自伝「蛇のみちは」にも出てくるよ
増村は、「真のテクニシャンこそ真の思想家である」と言ってたがなぁ
536 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 22:27 ID:69cqf0gM
壮絶な人生…
537 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 23:45 ID:Sxk0Zixj
>女子学生秘話 むしられた若草
ハアハア
538 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/12 23:52 ID:riaHrnWp
ある朝。私が黒澤さんとレストランで朝食をとっていたら、武満さんがマネジャーと来て
私達のテーブルに腰を下ろした。
武満さんはタダならぬ雰囲気だった。
あのオデコの下の眼は炯々として刺すようである。
「黒澤さん、僕のどこが違うんですか。悪いなら悪いでハッキリおっしゃって下さい。僕はもう、この仕事を止めますから」
いきなり目ツブシである。
不意をくらった黒澤さんが、
「いや、別に、悪いとは言ってないよ」
とか、言われた気がするが、後は憶えていない。
これは奇襲をかけた武満さんの勝ちだった。
野上照代著『天気待ち 監督・黒澤明とともに』
武満と黒澤は仕事では合わなかったらしいね。
でも黒澤は武満が病で入院してた時は見舞いに行ってたらしい。
そんで武満は病床で黒澤さんのためにって曲を作ってたらしいよ。
まぁその後すぐに死んでしまったようだが。
池辺晋一郎以外とはみんなそっけない終わり方か喧嘩別れしちゃったじゃない。
>>535 本木さんは、ピンク監督としてはとくに評価はない人と聞くね。いま観てもツマランだろう、きっと。
晋也さんと野上正義の対談によると、ギャラ未払いなどの件で役者に恨まれて、現場でも
「荘二郎、てめー」とバカにする輩までいたそうだ。野上さんが「この人は東宝の
偉い人でなあ」となだめていた、というのだから・・・。
当時のピンク界は、五社の本編から流れてきたスタッフが多く、シャレにならない業
界の吹き溜まりだった。ついつい美化されてしまうけどね。
70年に桜木健一主演の「柔の星」、71年にヒットTV映画の劇場版「奥様は18歳 新婚教室」
がある点が目を引く。東宝配給でスタッフはフリーと各社の寄せ集め。
そういえば往年のTV映画も、本編が撮れなくなった人の現場だった。起死回生の一作だったので
しょうが、撮影所の衰退・混乱を象徴するような作品ですね。観てないけどw
542 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/13 10:05 ID:juhaMic3
>>539 黒澤はまわりのスタッフの生命エネルギー吸い取って生きていたからな。
↑
人間と人間の関係を、こういう形でしか理解できない卑しい人間には
そう見えるかもな・・・・
544 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/13 23:23 ID:tEcgS7rl
本木荘二郎は実は「銀座モトキ」の御曹司だった。
と
俺の友人が主張している。
ホンマかいな?
濱田百合子とはどうなったの?>本木荘二郎
>>541 70年前後に藤本眞澄らの引きで、本木を撮影所長として東宝に復帰させる計画があったという。
「柔の星」や「おくさまは18歳」はその布石だったのでは。
どっちも大した映画ではないけど、後者の助監督は長谷川和彦。
>>544 それは事実。本木さんは実家にも戻らなかった。
>>546 ゴジさんが日活にいた頃なので、使ったスタジオは日活撮影所でしょうか? 「おくさまは18歳」は
大映テレビ室作品なので、TV版は同じ調布の大映だと思われますが。
撮影所長復帰の話はどこまで本当なのでしょうね? 真相は、本木を関連の制作会社の
プロデューサーに迎えて、こうした東宝本体から離れた作品を作らせて、余生を過
ごさせるつもりだったのではないか? と思うのですが。
ところで本木さんは異例中の異例としても、当時のピンク界には五社流れの人がけっこういたらしい。
この渡辺護監督のインタビューが面白い。ここには出てこないが萩原遼や福田晴一もそうですね。
ttp://www.nona.dti.ne.jp/~aaa/wata_inteview3.html 五社以外の独立プロ、ピンク、TV映画、教育・文化映画などは、五社の本編からあぶれて
TV・文化映画に回された者、五社の撮影所を辞めた者、さらにもともと五社の撮
影所に縁の無いマチバの人間の溜まり場だった。
あの世界は現場を渡り歩く職人仕事なので、貧しくも怪しい。五社出身の人はプライドが
高いが、五社以外との敷居は昔から意外と低かった。
黒澤組の人間にせよ、斎藤孝雄は三船敏郎に重用され三船プロのTVを撮っていたし、上田正治も
「はぐれ刑事純情派」を撮っていたりすることはどれだけ知られているのか・・・。
549 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/14 21:29 ID:/AsEtjVS
黒澤はチャンバラものを除いてほとんどが駄作ですね。
とくにシナリオがひどい。役者の存在感だけでみせてる感じです。
その中で『赤ひげ』はまだマシな方だとは思います。
キャラが立ってますし。
でも、もう一度見ろと言われればもう結構としか返しようがないですね。
やはり前半のくどさ、台詞のいやらしさ、そして結末の説教臭さは40過ぎた
中年にはとてもとても耐えられたもんじゃない。
小中学生には見せてもいいかな、とは思いますが。
道徳の教材として。
isaの読む読むシアター: DVD評『赤ひげ』
http://mukogawa.cocolog-nifty.com/mukogawa/2004/06/post.html
↑
皆さん、よく御存知の例の変質者が変態戦略を変えたようですが・・・・
悲しいかな、あいつ特有の鼻を覆いたくなる腐敗臭によって、例のド変態と分かってしまいます・・・
キチガイって悲しいね・・・こいつに比べると本木荘二郎の人生が輝いて見えるほどだ
>>549 こいつなんなんだろう。
よほど嫌な思いしたんだろうな。
黒澤の映画見て。
553 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/14 23:37 ID:/AsEtjVS
黒澤の作品のほとんんどが脚本や演出の面白さはあっても、
観ていてなんとなく居心地の悪さを感じさせるのは作者の視点の
高さにあると思います。端的に言えば作者が偉そぶっているのです。
観客は映画館に説教を聞きにいくわけではありません。
感動は後からついてくるものです。
最初から感動させてやろうという意図が見え見えの作品はどうもしらけます。
それがわたしが黒澤作品を買わない一番の理由でもあります。
黒澤と同期の谷口千吉監督が、やっかみ半分に
「あれだけ金と時間をかければ誰でも良い作品を撮ることができる」
と言ったそうですが、その谷口監督のいう金と時間の力にあずかっている
ところ大です。
http://www.eonet.ne.jp/~nosan/izen27.htm
コピペ厨=ID:/AsEtjVSの夏
>「あれだけ金と時間をかければ誰でも良い作品を撮ることができる」
これ、谷口千吉の発言だったんだ。へぇ〜。
とにかく周りからのやっかみは物凄かったらしいね。
黒澤の失敗談はすぐ他社にまで伝わったとか。
それくらい無視出来ない存在だったという事なんだろうけどさ。
>>555 >これ、谷口千吉の発言だったんだ。へぇ〜。
谷口とか本多がこんなこと言っても、他の人間とは同日に語れないよ。
(本多はたとえ冗談でも言わなかったと思うが)
黒澤だって、「あっ、千ちゃん、そうかもしれないねえ」とにっこり笑って終わりだろ。
>>556 ゴメンゴメン。
谷口は後輩の助監督なんかにも黒澤が若い頃、寝る間を惜しんで脚本を
書いてたというエピソードを聞かせて「それで差がついちゃったんだなぁ」
なんて笑って話してたというからね。
けど、実際同業者からのやっかみが凄かったというのは本当らしいよ。
当時他社で効果音やってた人が著作に書いてた。
558 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/15 02:31 ID:jNs8Djau
さて、話は変わりますが、昨日のNHKで黒沢映画のシナリオの
秘密というのをやっていた。
なんでも彼の初期以外の作品はライターが複数でシナリオを
仕上げていったという。
たとえば彼の名作と言われる隠し砦の三悪人では、ヒロインの
お姫様が男勝りの性格であることを如何に示すかというので、
監督と4人のライターが考えに考えた結果、
お姫様が短気をおこして出ていったあとに、
次女が御船扮する家臣に、大殿様がわがままに放題に育てましたがためと
言わせることにしたという。
そしてその後に彼女が山の頂上から泣き腫らした表情を見せる
という手法が取られたらしい。
しかし、この方法は僕が考えるに
「単に言葉で説明しただけ」なのではないか?
アルフレッド・ヒッチコック監督は彼の「レベッカ」という
作品で、ヒロインのジョン・フォンテーンが女召し使いを怖がっている
ということを、(つまりは召し使いが無気味であるということを)
この召し使いの歩いている絵を見せない、という演出方法で
解決した。
不安げな彼女がひとり部屋にいると、突然スクリーン外から
声がして、振り返るといつの間にか部屋のドアを開けた召し使いが
必ず背後に立っているのである。
これが映画的解決方法というものじゃなかろうか!
ちなみに隠し砦の三悪人、僕は全然好きじゃないです。
あーすっとした。(笑)
eiga hatugen2
http://macoto.system.to/movies/mvcmt2.html
559 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/15 02:44 ID:jNs8Djau
オマエ、それをコピペしていて、こいつの書いていることは論点がズレてるぞ、とは
少しも思わなかったか? ハナっから、そう思う知能など無いか・・・・
しかし、テメェではまともな意見を吐けず、否定的な意見を探してはコピペし続けるバカ、および
例の粘着荒らしを誰かが批判した時だけ現れる変質者っぽい奴
>>52 (こいつも相当な粘着だ)
こいつらの人生って一体・・・・・・
それはそうと、キネ旬の時代劇オールタイムベストテンに誰も触れないね。
誰もが予想し得る結果なので触れたくも無いのかもしれないけれど・・・
イデオロギー的に「七人の侍」を認めることが出来ないにも拘わらず
「黒澤明の世界」を出してしまった(小林信彦がやんわり皮肉ってたけど)佐藤忠男が
「七人の侍」に一票入れちゃいかんだろ、と思うのだが・・・
「影武者」「乱」に票が集まらなかったのは、
時代劇というより史劇という印象だからだと思いたい
例の粘着荒らしを誰かが批判した時だけ現れる変質者っぽい奴
>>52 (こいつも相当な粘着だ)
↑
念の為、
>>552 の間違い
「きやがった、きやがったぁぁぁ」(菊千代)
「禿げ鷹め、血の匂いを嗅いで出てきやがったのよ」(一文字三郎)
>>553 >観ていてなんとなく居心地の悪さを感じさせる
これは個人的なことなんだよね。だからそう感じる理由を考えてみても
自分の心理を説明できるだけで、作品について説明できるわけじゃないんだよ。
565 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/15 15:00 ID:MLoaD5Uf
「良い、悪い」と「好き、嫌い」との区別がつかないバカは
どこかに消えてください
566 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/15 15:31 ID:3UOWgs3S
黒澤は巨匠、大監督と言われた中で唯一サイレントを1本も撮っていないので
それが欠点と言われています。
絵で説明する能力に欠けているのです。(だったら彼のどこが巨匠なんだよ
と思ってしまうのは私だけ?)
今のテレビドラマで泣かせるシーンはみなこれと同じように、
主人公が自分の気持ちを涙ながらに訴えるシーンなどでだいたい作られて
いるわけです。
これなら苦労せずに視聴者を泣かせることができるからです。
だから黒澤はテレビドラマに多く用いられている便宜主義的なストーリーテリング
と撮影法を開発した人として記憶されるべき人であって決して映画の
大監督ではないと思うわけです。
よく完璧主義者と言われますがそれは照明や美術が完璧だったのであって
監督の領域である演出と脚本ははっきり言って2流だったのではないか?
要するに自分をマーケティングするのがうまかっただけなのでは
ないでしょうか?
eiga hatugen6
http://macoto.system.to/movies/mvcmt6.html#anchor320827
>よく完璧主義者と言われますがそれは照明や美術が完璧だったのであって
監督の領域である演出と脚本ははっきり言って2流だったのではないか?
要するに自分をマーケティングするのがうまかっただけなのでは
ないでしょうか?
禿同
田中誠は神!
田中誠が演出、脚本書いてる
「酒井法子ヤッピー!」「ヤッピー!2」
見た人いますか?
凄い傑作なんでしょうね。
田中誠って「アマデウス」のサリエリだな。
田中誠の黒澤に対するひがみ根性が伺えてなかなかおもしろい。
「酒井法子ヤッピー!」「ヤッピー!2」が100年後に誰の記憶にも
残ってない事だけは確実だけど。
まぁ、ひがむ側の低劣者の方が噛み付くという図式は
今も昔も変わらんわけだが。w
サイレント撮ってない大監督なんて結構いるのにな。
そろそろハスミンの受け売りはやめようや。
いまどき流行らんよ。
それとさ黒澤貶すのはいいけどさ。
キャシャーンなんて褒めんなよ。
田中誠さん。
蓮実信者って、馬鹿が多くて笑えるよなw
96534 9/6-18:19 macoto 黒澤監督のご冥福を慎んでお祈りいたします。
96535 9/6-18:20 macoto 一度も本人とは会ったことはないが少しばかり悲しみをおぼえます。
96536 9/6-18:21 macoto と同時に最後までいいとこ取りだったなぁこの人はと軽い嫉妬も感じますが。
96538 9/6-18:22 macoto 自分が、ではなくて、その陰で日の当たらない監督人生を歩んだ天才たちに
なりかわって、と言う意味ですが。
正直に自分がとはっきりいえ!バカ野郎!
>>573 おまい何年も前の書き込みに、なに動脈硬化破裂寸前で怒ってんの?(ゲラ
576 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/16 15:30 ID:7yPt3nTA
ロリコン映画監督の今関あきよし被告に実刑判決 児童買春事件
--------------------------------------------------------------------------------
12歳と14歳の少女にみだらな行為をしたとして
強姦(ごうかん)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の罪に
問われた映画監督今関あきよし(本名・明好)被告(44)に対する判決が
16日横浜地裁であり、松尾昭一裁判長は
「映画監督としての地位を悪用した狡猾(こうかつ)な犯行。
01年にも同法違反罪で罰金刑を受けており、常習性もうかがわれる」として
懲役2年4カ月(求刑懲役3年6カ月)の実刑判決を言い渡した。
今関被告は「アイコ十六歳」などのロリコン映画で知られており
黒澤明監督の「夢」のメイキングビデオの撮影にもスタッフとして
参加していた。
今関被告は公判で「世界のクロサワもロリコンだった。NYにも手を出していたと
聞いている。どうして自分だけ罰せられるのか」などと主張していた。
(08/16 12:03)
ロリコン映画監督の今関あきよし被告に実刑判決 児童買春事件 - asahi.com : 社会
http://www.asahi.com/national/update/0816/008.html
577 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/16 16:28 ID:UzVqcAeZ
「羅生門」はベネチア国際映画祭50周年記念で過去のグランプリの中から最高の作品として選ばれたので・・・・
黒澤明>>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>他のグランプリ、準グランプリ受賞者(クレール、、デュヴィヴィエ、ブニュエル、オリヴィエ、クレマン、フェリーニ、レイ、レネ、ヴィスコンティ、アントニオーニ、ヴェンダース、ヒューストン、フラー、溝口)
578 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/16 17:34 ID:f0+lxYKF
フークワ監督は黒澤明映画のファンということですが、今回の映画に参考にした点があれば教えて下さい。
■AF「私は『七人の侍』が大好きなんです。今回の映画との共通点は、自分を省みず、大義のために犠牲を払った人々を描いているということです。
また黒澤監督の映画では、戦闘シーンの前にキャラクターを説明し、観客に感情移入をさせてから、スペクタクルな戦闘が始まります。
これは重要なポイントだと思い、この作品でもまず観客にアーサーへの共感を抱いてもらえるように心掛けました」
『キング・アーサー』 来日記者会見
http://www.spacetown.ne.jp/movie/news/press_2.html
■AF「私が一番会いたかった人は、残念ながらもうこの世にいらっしゃいません。
でも実は昨夜、みんなで黒澤監督ゆかりのレストランに行って食事をしてきました」
いいねぇ。
580 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/16 22:47 ID:qgkQ/tvW
昔はともかく、最近「黒澤尊敬してます」って言うハリの監督に碌な奴いない
581 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/17 00:16 ID:4tq1eLWm
セルジオ・レオーネはまだ1本の映画も世に出していなかった駆け出しの頃、ある映画祭で上映された「七人の侍」を1階の観客席から観ていた。
「さすがミスター・クロサワ。俺もあんな映画を必ず撮るぞ!」と誓ったその時、会場の2階席にいた男が、やおら立ち上がって歓喜の拍手を送りはじめた。
その男の名はユル・ブリンナー。
>>580 同意。
>>581 どっかのサイトのコピペだな。これって本当の話?レオーネが言ってたのか?
映画を撮っても、いつもできあがると「七人の侍」になってしまうミリアスと、
映画を撮っても、いつのまにか「リオブラボー」になってしまうカーペンター。
俺はどっちも好きだ。
584 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/17 02:34 ID:rQTlryVr
>「さすがミスター・クロサワ。俺もあんな映画を必ず撮るぞ!」
丸々盗作すんなレオーネ
>>580 イーストウッドだけだな。
ヨーロッパだとデプレシャンくらいか。
マシなのは。
・・・イーストウッドは最近の監督か?
587 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/17 12:49 ID:rQTlryVr
>>586 今現在もマトモな「映画」の撮れる映画人だと思う。
しかし黒澤はイーストウッドに対しては
冷たかった印象が有るなあ。
用心棒の盗作がひっかかってたのかな?
589 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/17 21:36 ID:Mh+SkBxQ
姿三四郎のポスター美品なら一枚50万
590 :
菊千代:04/08/18 01:06 ID:hLaEYxmE
やい、お前達、一体百姓をなんだと思ってたんだ?
仏様とでも思ってたか ああ?
笑わしちゃいけねえや。百姓ぐらい悪ずれした生き物はねんだぜ。
米出せって言や、無え。麦出せって言や、無え。何もかも無えって言うんだ。
ふん、ところがあるんだ。何だってあるんだ。
床板ひっぺがして掘ってみな。そこに無かったら納屋の隅だ。
出てくる、出てくる、瓶に入った米、塩、豆、酒。
山と山の間へ行ってみろ。そこには隠し田だあ。
正直面して、ペコペコ頭下げて嘘をつく。なんでもごまかす。
どっかに戦でもありゃ、すぐ竹槍作って落武者狩りだい。
よく聞きな。百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだあ。
ちくしょう。おかしくって涙が出らあ。
だがな、こんなケダモノ作りやがったのは一体誰だ?
おめえ達だよ。侍だってんだよ。
ばかやろう。ちくしょう。
戦のためには村あ焼く、田畑踏ん潰す、食い物は取り上げる、人夫にはこき使う、女あさる、手向や殺す。
一体百姓はどうすりゃいいんだ。百姓はどうすりゃいいんだよ。くそー。
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう
ダンカン:
「七人の弔」で映画監督
たけし軍団のダンカン(45)が、自ら脚本を執筆した「七人の弔(とむらい)」で
映画監督に初挑戦することになった。
親の虐待を受けている子供たちの反攻を、ブラックユーモアに包んで描く群像劇。
主演も兼ね、師匠・北野武(ビートたけし)監督(57)からもアドバイスを受けているという。
「アイデアを思いついた時からずっと高揚感が続いている」とやる気満々だ。
脚本・主演の「生きない」(98年)で、スイス・ロカルノ映画祭で特別賞を受賞。
だが、初めてのメガホンは未知の世界とあって、たけしに相談したところ
「助監督と編集に任せておけば、映画はできる」とアドバイス!?を受けたという。
さらに、演出のアイデアも出してもらったが
「実際にやったら、それだけで撮影スケジュールがいっぱいになっちゃう。
宝物として胸にしまって、いつか使います」と苦笑い。
タイトルは、本人と面識はないが「最後の弟子だと思っている」と
故黒澤明監督にオマージュをささげたという。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 映画
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/cinema/news/20040818spn00m200010000c.html
592 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/18 14:57 ID:R1rXb11v
ワロタ
日本人の生き方を支える「倫理観」の原点がここに★★★★★
「七人の侍」の次にDVDを買ったのが、この「赤ひげ」です。
美しいモノクロの画面、映像の素晴らしい質感。
モノクロの表現力にあらためて驚かされます。
ひとことでいえば、日本的ヒューマニズム映画でしょう。
あるインタビューで、黒澤監督は「自分はサムライの家系で生まれ、
そういう教育を受けてきたから商人の世界は描けない」と言ってました。
たしかに、この映画はサムライのヒューマニズムで描かれているような気がします。
そして、それが私たちの心を打つ。武士道に裏付けられた倫理観が戦後にいたるまで、
日本人の行動規範を支えていたと感じます。だから、この映画にも共感する。
この「赤ひげ」はいろんな意味で黒澤映画の分岐点となった映画でもあります。
最後のモノクロ映画、三船との訣別、そして、以降カラー映画となるも
黒澤映画独特の世界は薄らいでいったように思えます。
とまれ、この「赤ひげ」は間違いなく黒澤映画の傑作のひとつと思います。
加山雄三はこの映画出演で、やっと俳優として生きていこうと決心したそうです。
数ある名シーンのなかで私がすきなのは、二木てるみが演じた、
たしか「お千代ぼう」が加山雄三を看病するシーンです。
娼家に売られ、下働きしていたが、まもなく店にでなくてはいけない。
そんなとき、療養所に引き取られます。まったく人に心を閉ざしていたのが、
加山演じる若い医師や赤ひげの心的治療により心を開き、人を信じる気持ちを取り戻す、
人間らしさを取り戻すシーンです。二木てるみの演技が絶妙でした。何度見ても涙が出てくるシーンです。
見たときは面白くても、記憶に残らない映画が多い。しかし、この映画はいつまでも記憶に残る、
日本の名作と信じます。何度見ても味わいがあります。
原作もいいが、これだけの映画にした黒澤監督の偉大さに脱帽です。
http://dvd.e-provider.jp/asin/B00006LEZY.html
594 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/20 22:29 ID:aojWz+OP
へんな夢を見た
595 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/21 05:18 ID:RpEs7JJk
こんな夢で出た
こんなん出ましたけど
リンチは黒澤好きなの?
「ワイルド・アット・ハート」で犬が人の手を銜えるのを引用してたんですが。
598 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/21 18:31 ID:H1Ia9ok8
今日「リディック」っていうとんでもなくつまんない映画を観て来たけど、
話の筋と映像が、けっこう「蜘蛛巣城」に影響されてるかも、と思った。
もちろん蜘蛛巣城の話のベースはマクベス夫人だけど、
映像は蜘蛛巣城の影響があると思った
「映画批評」1958年2月号
[座談会]
ヨーロッパの若いもの―黒澤明大いに語る―
出席者:黒澤明、藤原杉雄、堀川弘通、中平 康、川頭義郎、若杉光夫、曲谷守平
注:「写真」というのは「映画」という意味。
(座談会最終部分)
・黒澤
ところで、この間小林秀雄さんと座談会をやったけれどもとても面白かった。
あなたの写真は一本も見ていないですというところから始まってね。
そして、いちばんおもしろかったのは、僕も古いものが好きだろう、小林さんも古いもの
が好きだから、こんな話になった。たとえば「平家物語」という本を読んでおってもわか
らない。具象的にはわからない。ところがあの時分の鎧なんかを見る。
ほんとうに好きになってみれば、そこからイメージというのが出て来る。
前田青邨さんが持っている鎌倉時代のしゃもじ、そのしゃもじを見ると、鎌倉という時代
はこういうものかというものが出てくる。そのしゃもじがすごい。いまのしゃもじはこうでし
ょう。平べったい。そうじゃない。掴むところがこういう具合に三角になっていて、ここから
こういう厚みのあるしゃもじですよ。それを見ると、そのときの人間の状態がわかる。
それが飯器というこういうもの、こういう足のついている。それに山の様に盛っためしの上
にそれが垂直に立っている。それをこう持って、こういう具合にとって、めしをよそう・・・・
そういうものを想像して、そういうものから入っていかなければ、古い時代のイメージは
なかなか出て来ない。
そのときも言ったんだけど、批評家の一人が溝口さんが骨董屋からつまらないものを
集めて、なんてどこかに書いていたけど、こんなに腹が立ったことはないな。溝口さん
の写真はそういうのがこやしになってあの写真が出来ている。
にせ物をつかんだ事もあるだろうけれども、そうじゃなくて、ほんとうのいい物を集めている。
そういう勉強をずっと積み重ねてきて、溝口さんの写真が出来ている。あんなつまらない
物を集めてというのは腹が立った。
・藤原
これは絶対速記にとどめておいて下さい。
・黒澤
ものを作るのには、滋養分を摂らなければならない。つまらないものを集めて・・・・冗談
じゃない・・・・大体今のセットというのは・・・・僕なんかうるさく言っているけれども、こういう
セットを出来るようにしたのは溝口さんなんです。こういう昔の建築や道具もそういうものを
厳密に調べてやかましく言って作らせてきたのは溝さん、これは大変な事だと思うのだ。
溝さんが突破口を作ってくれたからぼくたちもできる。それも、溝さんふる道具や何かから
吸収したものから出ている、それを・・・・大体自分がわからないものはくだらないという人
がいて困るよ。それからね、話は変わるけど、悪いという事にピントを合わせるなよ。
人の映画を見ても何を見るにしても、何をするにしても、自分の仕事についても、ゴルフで
も、トミー・アマーというゴルフの巨匠が言っているけれども、スイングで悪かった点を考え
るな、こういうふんにふればよかったというようにものを考えなければいかんとね。
堀川なんか覚えているかもしれない。中平君なんかも覚えているだろう。助監督さんが写真
を見てきて、あそこがつまらない。つまらないと言っておったらダメだと言うのだよ。
どんな写真でもあそこはよかったというところは一つはあるというのだよ。ここはよかった、
よかったというところはプラスになっている。悪かったといっても、肥料にも何にもならない。
・川頭
黒澤さんがおっしゃった事は木下さんもよく言うのです。だからつまらない映画でもつまらな
いと言っちゃいけないということをよく言っております。
・黒澤
それからね、外国で、そういつまでも溝口さんや僕では駄目だよ。新しい人が出て行かなけ
れば駄目だよ。
・藤原
ここにいらっしゃる方が世界的になるべきだよ。
・黒澤
銀ちゃん(藤原)もそうなれ。みんなそうなれ。今日はそれを言いに来たのさ。
・本誌
どうも長時間にわたって有難うございました。
溝口のこと尊敬どころか崇拝してんじゃん。
602 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/22 10:50 ID:TEHTz96r
でも早坂文雄の葬儀では・・・・・
>>602 早坂に対する友情と、溝口に対する甘えから出た行動だと思われ
604 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/22 14:41 ID:9l7Rk6qs
605 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/22 17:56 ID:ZvPZI8CL
Q:黒澤監督の影響、というのは?
A:食卓のシーンの撮り方はわかるけど、戦闘シーンの撮影は未体験だったんだ。
だから、人々が個性を失ってパターン化された行動をとる狂乱の場所を、
どうやって描けばいいのか、全くわからなかったんだ。
そこで黒澤明監督の『影武者』や『乱』を思い出したんだよ。
彼はユニークな方法で戦場のシーンを映像化する、本当に素晴らしい監督だ。
人々の動きを通して物語を伝えるという手法は、彼が発案したといっても過言では無いと思う。
そのやり方を、今回僕は喜んで拝借させていただいたというわけなんだ。
アンソニー・ミンゲラ監督 来日記者会見
http://www.flix.co.jp/v2/article/A0000618/A0000618.shtml
606 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/22 21:42 ID:cyZyUW6C
>>602 みんなが「七人の侍の曲が流れた」と証言しているのに
佐藤勝ひとりが「それは皆の錯覚だ!」と主張していたという話ではないですね
607 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/22 22:11 ID:J/G/6dKd
黒澤が溝口に
「早坂が死んだのはお前が無理をさせたからだ!」
と怒鳴ったんだよ。
「新平家物語」のとき病身の早坂を無理矢理引きずり出したということがあったため。
>「早坂が死んだのはお前が無理をさせたからだ!」
「お前」じゃなくて「あんた」ね。
捻じ曲げて伝えないように。
609 :
607:04/08/22 22:21 ID:J/G/6dKd
>>608 事実をねじ曲げたって?
「お前」と「あんた」と意味が違うのか。
そもそも「あんた」と言っているかどうかはわからんよ。
言葉一つだけでもニュアンスが違う。
意味が同じなら「ねぇ
>>609さん」と呼ぶのと「おい、テメエ」というのも
同一で受け取れるかというとそうではあるまい。
611 :
607:04/08/22 22:33 ID:J/G/6dKd
>>610 ニュアンスの違いはよく分かるけど、
「あんた」が事実で「お前が」事実でないという回答にはなっていないね。
>>611 あんたも頭が固いね。
おっと、「お前」もな。
このエピソードって早坂氏の娘さん以外の人も語ってるの?
>>613 あたくしが持っている資料では、こんな感じです。
その三日後の一八日に葬儀はとり行なわれた。年齢が上であ
ったことから溝口健二が葬儀委員長、黒澤明が友人代表を務め
た。二人は、偉大な協力者の死に、もっていきようのない悲
しみを感じたことだろう。ところが二人が同席した時、言い合
いが始まった。「お前が早坂に無理をさせたからだ!」。そうし
た激しいやりとりが両者の間であったらしい。
(『ユリイカ』1992年10月号 所収 西村雄一郎「溝口健二 音と映像」)
でも、この文を書いた人が目撃したわけではなく、何かの引用
ですね。当時の目撃談が何かに掲載されたのでしょうか。
もちろん細かい言葉づかいは正確ではないと思います(笑)。
615 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/23 12:41 ID:H/35o89W
>>614 これだと「お前が……」は溝口の言葉と解釈しても筋が通りそう。
616 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/23 15:24 ID:hstCeEre
映画の天才同士が、音楽の天才の独占権取り合っていた、と解釈しようか。
617 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/23 20:25 ID:Xip7kETn
早坂(娘)
その時に、ふたりが向かい合ったら、もう黒澤さんが、
「お前が、早坂に無理をさせたからだ!」
という様なやりとりがあったらしい・・・・。
でも、溝口さんもすぐそのあくる年に亡くなってしまったんです。
その話が家ではよく出るのよね。何か変な感じがするって。
(『黒澤明 音と映像』西村雄一郎 著より)
黒澤が溝口を尊敬していたことは黒澤自身の口から幾度となく語られているけれど・・・・
それだけに、このエピソードは黒澤の悲しみの深さが如何ほどのものかを思わせる。
「お前」でも「あんた」でも、どっちでもいいよ
黒澤は 早くから早坂文雄の体の弱さを知っていたらしいから、尚のこと・・・
619 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/23 22:59 ID:3RTBV6ll
溝口・成瀬・伊丹万作・山中貞雄の四人はとても尊敬してるね、黒澤
伊藤や小津や内田やマキノとかだとそこまでの印象はないなぁ
620 :
599:04/08/23 23:09 ID:cEMclacl
>>619 「映画批評」1958年2月号
[座談会]にて、こういう黒澤発言あり。
参考にして下さい。
・黒澤
(略)で、それなのに日本ではどうしているかというのだよ。
何か受けるような写真を出そうとしているでしょう。そういう傾向がある。
あれは向こう(注:ロンドン映画祭など)ではいちばん怒っている。
そうじゃなくて、日本でいちばんいい写真と思うものを見たい。これは受
けるだろうと思って出されるものは、やはり向こうだって感ずる。
小津さんの写真は向こうの人にはわからないと思うだろうが、そうじゃな
いのだよ。あれだけ大騒ぎなんだ。
日本でいちばんいいと思うのがやはりいちばんいいのだ。(以下略)
黒澤っていいこと言うね。
622 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 00:34 ID:xPECaq1e
黒澤だって早坂に無理させただろうに
625 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 15:15 ID:K2ZLfXAk
>>624 映画館で黒澤と会ったというめちゃくちゃな偶然を
見事に活かして生活してるよな。
そのチャンスの活かし方については尊敬に値する。
西村雄一郎は許せるよ・・・と、いうか黒澤に、こいつには話してもいいと思わせる何かを
持っていた人なんでしょうね。
許せないのは、黒澤に関するハイエナ本を出し続けている都築政昭
どうして こいつ、黒澤本を幾つも出せるんだろう?
出版社だって、こいつがニセモノだって分かってるだろうに
628 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 15:34 ID:+n+mNGkx
>映画館で黒澤と会ったというめちゃくちゃな偶然を
それ、昔から疑ってるんだ。
黒澤家の前、張ってたんじゃないの?んで尾行。
そんな奴多かったらしいし。
で、映画館で隣に座って・・・・
>>624-625 西村雄一郎、、、本業はVPか何かを撮っていると聞く。フジ=共テレの「アメリカの夜」
の原案者ですね。この人が書いたビデオ撮影術の本と内容が同じだし。このDが本広。
「踊る大捜査線」が大ヒットしたとき、本広を「かつての同志」とまで絶賛、
キネ旬ベストテン1位にしたのがこの人だったと思うw
>>627 つーか、映画評論家なんて五十歩百歩だろ? 小林信彦が渥美清に「評論家
や記者なんてのは、足の裏にひっついた米粒みたいなもんだろ?」と言われた
話があるけど、この渥美の辛辣な皮肉は当たっていると思う。
630 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 17:38 ID:SEtLtHCa
四面楚歌、最低でも三回は崩している。
「乱」「夢」、親父に連れてかれるんじゃなくて、親父を連れて行ってる。
「俺が映画代出すから。」
生き延びた項は人徳者演じるしかないの。
631 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 17:42 ID:SEtLtHCa
田中の出ない経世会、誰がナンバー1?序列を守ってる。
家族ゲームじゃ無理だろ?
632 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 18:17 ID:SEtLtHCa
世界の黒澤はゲイリー・カーツにはめられている。
アレの黒幕は八甲田山じゃないの。
制作費捻出するために巧みな情報工作。
633 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/24 18:27 ID:SEtLtHCa
本来ならFOXはカロルコと同じ道をたどっている。
634 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/25 20:54 ID:9nskSb/l
娘さんがまた黒澤本出すらしいね。
635 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/25 21:47 ID:YLZ2RwAn
白痴けっこうよかったね。
クソなんじゃないかと思って観たら
けっこう楽しめた。
「『アラビアのロレンス』はいい映画だけど映画館のスクリーンで
見ないと本当の良さはわからないね。」
(黒澤:筑紫哲也との対談にて)
フィルム映写の質感、音響設備、自分以外の他の観客の受け取り方の
息遣い・・・・黒澤はわかっていた。
しょせんTV画面で個室で見る映画は「映画を見る」のではなくて「ブラウ
ン管や液晶モニターに映っている映画を眺めている」だけの事だと。
TV放映やビデオで見る映画は、真の鑑賞ではないのだ。
なんでもいいから映画館へ諸君、行こうよ。
たしかに、あの「スエズに辿り着く、突如巨大な船体と汽笛が・・」のシーンは
一度大スクリーンで観てみたいものだ・・・。
>>629 げーっ!マジか。それであんな「踊る〜」みたいな映画撮ってんだ。
彼は一体何を学んだんだろう…?
639 :
635:04/08/29 00:08 ID:bspRqVAP
どん底観たが、よかった。
正直舐めてた。
アクション系は一流だがドラマ系はたいしたことないと
思ってたがなかなかのもんだ。
左ト全本人は「どん底」の自分の演技に納得出来ていなかったそうだが
いいよなぁ?あのト全。
test
643 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/31 00:44 ID:NUbrYREv
どん底は、三船敏郎だけがすごい男前だな。
正直目立ちすぎる。
644 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/31 02:04 ID:LOTI+q8Z
>>643 あれだけ人種が違うんじゃないかと思うほど
顔濃いもんね。
ところで先ほどMTVを見ていたら、「用心棒(三十郎)」と「天国と地獄(権藤)」
の写真が使われているPVが流れてたんだけどあれは誰の何ていう曲?
情報求む。
646 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/31 15:30 ID:0vnmeDUA
黒澤と早坂はうふぉな仲だったんじゃないのか。
黒澤の悲しみようを見ると、そうとしか思えない。
647 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/31 15:58 ID:keJyiqT4
では黒澤と本多はどういう関係なんだ
「乱」のメイキングだけなら、品揃えのいいレンタルビデオ店を探せば
見つかると思うよ。
あれはLDにもなっているから中古LDを探すという手もある。
そのBOXの価値は別のところにあると思うけどなぁ〜
>>649 おぉ…早速のレスありがとうございます。
LDでも出ているのですね。
「別のところの価値」もよろしければお伺いしたい…
・゚・(;´∀`)・゚・。
651 :
この子の名無しのお祝いに:04/08/31 18:12 ID:2erK9J4h
■DISC 3:『影武者』+『乱』4チャンネルサウンドトラックで見る絵コンテ
・黒澤明監督の筆による影武者』『乱』絵コンテ集
特に三州街道を退却していく武田の軍勢や
影武者の高天神城のあたりは本篇と比較しながら見ると面白い。
652 :
650:04/08/31 21:48 ID:szXNtqAp
>>651 レスありがとうございます。買って来ちゃいました。 ( ´`)ノ
未だ観ている最中で全てを観終えてはいないのですが、ドキュメンタリーフィルムやインタビュー映像の断片から、
黒澤さんは「“本当に”映画を作りたかった」のだと言う感が
ひしひし伝わって来て、なんとも言えない気分にさせられています。
Disc3の音付き紙芝居と言った感じの「影武者」も「乱」も良いですね。(家康・丹後役の油井昌由樹さんが発案・製作されたとは驚きました)
「影武者」「乱」は絵コンテを探しているはいるのですが(お持ちの方、どんな内容でしょうか?)、なかなか手に入らず、しばらくは本作でじっくり堪能させて頂く事にしました…
黒澤さんは戦時下を体験された方ですが、焼け野原に累々と転がった死体を見て来られたようです。
そんな体験が反映された(らしい)「影武者」の絵コンテは凄まじい。そしてあの色彩がそのまま映像化された事に
非常な感動を覚えました。
☆P.S.…閉店は残念ですがPALS21さん今日までお疲れ様でした。
馬屍累々のシーンの絵コンテに「合成」って書いてるのが
泣かせる。
あれは、そんなにお金かからないよというアピールだったんだろうな。
実際には合成は使わずにすんだが。
黒澤監督の映画について、私自身は特に努めて観ていたわけではありませんでしたが、一つだけ
監督その人に対する思い出があります。
それは、映画「乱」の撮影時のお話です。
「乱」が撮影されたころ(1984年-85年)、私は日本大学文理学部の1年生で
静岡県の三島キャンパスに在籍していました。
このころは私はお小遣い稼ぎのため、単発のアルバイトを探しているのが常でした。
さて、冬休みに入るころ、いつものように私がアルバイトを探していると
黒澤監督の「乱」のエキストラの募集に目が止まりました。
お弁当付き、賃金も割と高いということで、喜んで応募したのを覚えています。
アルバイト当日、私はほかのエキストラの方々と一緒にバスに乗り、富士山麓に向かいました。
道中、「もしかしたら俳優さんに会えるかもしれない」と一人舞い上がっていたような気がします。
同行した友人は、「これだけ人数がいるのだから、まず会えないんじゃないの?」
と冷静に分析していましたが。
駐車場に到着すると、まず、そこに設置されたテントの中で着替えをします。
鎧兜が重いのにはびっくりしました。その後、テントの外に出て、メイク
(ドーランを塗るだけ)を受けて、撮影現場まで数百メートル歩いて向かうのです。
私はトレーニングのおかげでなんともありませんでしたが、友人たちは相当疲労したようで
次の日から参加しませんでした。
しばらく歩くと、大きなお城が見えてきました。
これが撮影のためだけのものかと思うと、あまりにもったいない気がするくらい、立派なお城です。
自治体のほうから「記念に残してくれ」という申し出もあったという話も聞きましたが
今回はなんと撮影の最後に燃やしてしまうのです!
現場ではいくつかのグループに分けられます。初日はお城の門を破って中になだれ込むシーンに
参加しました。このとき自分の立っていた位置を覚えていたので、あとで映画館、ビデオで
何回か確認したのですが、自分を判別できませんでした。当然ですね。
撮影は思っていたよりもハードで、何よりも寒さが応えたのを覚えています。
その分、現場で出された豚汁はもう最高でした。
戦死した雑兵の人形のすぐそばでお弁当と豚汁を食べていたとき、すぐ近くを
根津甚八さんがスタッフと一緒に歩いておられるのに気づきました。
やはり発散するオーラが違う感じがしました。
数日後、エキストラの参加者が少なかったとき、私は鉄砲隊に回され
頭の兜が傘に変わることになりました。
しかし、これがきっかけで、私は撮影中に大問題を起こすことになるのです。
私はお城の裏側から急斜面を勢いよく駆け降りる鉄砲隊の中にいたのですが
初めて着用する衣装で戸惑いがあり、うまく準備ができていなかったのだと思います。
斜面を駆け降りる過程で頭につけていた傘が飛んでしまったのでした。
当然、私は「乱」の時代のヘアスタイル(ちょんまげ?)ではないために
そのフィルムはNGとなるでしょう。
1回のショットで何百人も動員しなければならず、しかもカメラは同時に何台も
動いているのです。
さすがに「これはまずいことになった!」と思いました。
私はあわてて自分が所属した鉄砲隊の隊長のところへ向かい、今起こったことを
正直に報告しました。
当然、「なぜしっかり結んでおかなかったんだ! 1人の失敗が数百人に迷惑をかけるんだぞ!」
とこっぴどく怒鳴られる始末。
私は当時とても生意気な性格でしたので、声にこそ出しませんでしたが
隊長に対してあからさまに不満な態度を表していたと思います。
反面、このような事故を起こしてしまったことにとても恥ずかしさを覚えていました。
広い撮影現場に隊長の怒鳴り声が響く中、私の不安は最高潮に達していました。
そのときです。黒澤監督が口を開きました。
「いいよ。いいよ。気にしなくていいよ。もう一回いこう(撮り直そう)。」
というようなことをメガホンを通しておっしゃったのです!
全然怒っておられる様子はありませんでした。
もうその瞬間、私は自分の卑小さに気づくしかありません。
そして気を取り直し、次の撮影では失敗をしないように、全力を尽くそうと
いう気持ちになったのでした。
「OK」が出たときはとてもうれしかったのを覚えています。
すぐに隊長が私のところにやってきて、「さっきは感情的になって悪かった。
またよろしく頼むな」といってくださいました。
なんと気持ちのいい方ばかりなのでしょう!
また場を収めてくださった黒澤監督には感謝の気持ちでいっぱいでした。
後にエグザス新宿武蔵野でインストラクターとして勤務しているとき
私が所属した鉄砲隊の隊長をご存じだという俳優さんにお会いしたことがあります。
いろいろなご縁を感じました。
そして最終日、ついにあのお城が燃える日です。
撮影中、いろいろな思い出がありました。
「このシーンは撮り直しが効かないので、各人心して役割に当たるように」との
注意が再三行われ、我々も気が引き締まります。
お城に火のついた矢が何百本も放たれ、城の中にも放火されました。
私たちの背後、城の正面からは直径数メートルのファンが勢いよく回され
砂ぼこりが舞い上がる……。
火のついたお城の中から放心状態で出てくる城主(仲代達矢さん)の演技は
鬼気せまるものがありました。
私たち兵隊はその姿を見て少しずつ後ずさりをするのですが、皆、心底から
後ずさりしていたのではないかと思います。
かくして、お城はまたと見られない大火事となって燃えてしまったのでした
(このあと、真冬に直径数メートルのファンをまともに受けたためか、私は
40度の高熱を出して数日間寝込んでしまった、というオチがつきましたが)。
後に私は映画館でこの映画と対面したのですが、改めて人間の生と死を
省みる機会に恵まれたと思います。
普通の娯楽時代劇では正義の味方が悪代官を「ザクッ!」「ギャー!」で
終わりですが、乱では戦のあと、切られた雑兵が痛々しくうめくようなシーンも
克明に描かれているのです。
以上で私の思い出話は終わりです。
おそらくどなたも覚えておられないような小さな出来事ではありますが
当事者にとっては今でも鮮明に思い出される過去の一場面です。
黒澤監督のごめい福を心よりお祈り申し上げます。
健康運動指導士:中原雄一
九月十四日が楽しみだ
>>657 >「いいよ。いいよ。気にしなくていいよ。もう一回いこう(撮り直そう)。」
「ここで自分までが怒ったら仕事にならない」と咄嗟に機転を利かしたんですね。
怖いエピソードばかりだけど、こういう点はさすがに監督ですね。
662 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/04 17:40 ID:D6igorZ7
>>661 もしも失敗を報告したときに、なまじ隊長が「いいよ、いいよ」で済ませていたら、
その時は鬼の形相をした黒澤監督が・・・
チーフ助監督時代の森谷は
黒澤を怒鳴らせないように
自分が先に怒鳴ってたらしいから。
その隊長もそのつもりでしょ。
長坊あたりだったら面白いけど。
すると、本多がチーフの時は黒澤自身がのべつ怒り狂っていたのかな?
「クロさん」「イノさん」で友好ムードじゃないの。
つか、本多がチーフを務めたのは「野良犬」だけでは。
666 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/05 09:58 ID:P4YJxrpH
>>665 「チーフ助監督」の「チーフ」ってどういう意味か知ってる?
>>666 長、上位、主任といった意味かと理解していますが、マズイですか。
「影武者」は監督部チーフ、「乱」以降は演出補佐の呼称で、いわゆるチーフ助監督とは異なりますが、何か。
監督部チーフじゃなくて
演出部チーフ。
669 :
635:04/09/05 13:03 ID:MWVv5doj
どですかでん観たが、イマイチだった。
671 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/05 13:18 ID:6t5qXAk9
たぶん黒澤映画だと思うのですが
小津安二郎の主演で、嫁ぎおくれた原節子
672 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/05 15:45 ID:1QmYWXlQ
今年も 伊万里・黒澤映画祭やるみたいですね。
行ってみたいけど、九州遠杉。
「八月の狂詩曲」は、当時悪評ばかり聞かされていたせいか、
黒澤の作品で唯一見ずじまいだった。先月長崎原爆の日に初めて見た。
自分の正直な感想では、簡潔にまとめられていて、
少なくとも「どですかでん」以降の作品の中では
一番見やすい映画だと思った。
村瀬幸子も彼女の最高の演技を見せていると思う。
原爆をテーマにしているが「生きものの記録」なんかよりずっとわかりやすく
さわやかで、印象もよかった。
そして、何となく小津の影響も感じられた。
この映画がそれほどに酷評されていたのは何となく気の毒な気がした。
しかし、たまたまそういう批評にシャットアウトされて
先月に見たというのもタイミングかもしれないな。
評論なんて他人の主観だし、それを真に受けることの愚かさをひしひしと感じた。
原爆の日に放映したらいいのにな、こういうの。
いつまでもゲンやほたるの墓じゃなくて。
今年はオリンピック一色だったから、原爆〜終戦って雰囲気じゃなかったけどな。
676 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/08 13:12 ID:jKCcQkYt
デーモン小暮が金をかけなくてもおもしろい映画が作れるという
見本のような映画だと褒めてたぞ。
実際は普通の日本映画よりはずっと金かかってるがね。
デーモン小暮、大槻ケンヂ、双方のオールナイトニッポンを
毎週欠かさずに聞いていたけれど、映画フアンを自称し、映画関連本も出している
大槻よりも、デーモンの方が明らかに映画を見る眼があるのは紛れも無い事実。
「八月の狂詩曲」については大槻ケンヂも語っていたけれど
つまんないこと言ってた、という記憶しかない・・・・
678 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/08 22:56 ID:4+dDDUGq
黒澤が亡くなったとき「太陽が沈んだ」って云ったの誰だっけ?
じゃあ月は誰なんだというツッコミを入れたくなる。
「影武者」の「落日」が頭に浮かびました。
夕日が沈むのは象徴的…
月は南夕子ね。
683 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/09 20:20 ID:srVkCPlm
黒澤氏は「七人の侍」撮影当時、狛江にお住まいだったそうです。
狛江にお住まいだったと言うことは知っておりましたが、
最近、「利吉」役の土屋氏の著作で詳しく知りました。
で、その住まいが、漏れが小学校低学年の頃、学校の帰り道皆で遊んでいたお寺のそばであることが判明し、無性に嬉しく思っております。
ひょっとすると、氏とは気づかずにすれ違ったことがあるやもしれないと思うと夜も眠れません。
黒澤氏の住まい遍歴を年代別にご存じの方、お教え下さい。
何年から何年まで、狛江にお住まいだったのでしょうか?
684 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/10 21:36:25 ID:mOup51U/
三島は黒澤の思想は中学生と言ったが
海外の思想家は黒澤の映画を高く評価している人が多いと聞いたんですが。
686 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/10 21:50:35 ID:gtfKfg1/
全くだね。170キロの剛速球か。うまいこと言うね。
七人の侍見ました。面白かったです。
この映画に勝るとも劣らないような他の黒澤映画教えてください。
J・シェリダン、ハリウッド版「生きる」の監督に決定 2004/09/10
巨匠黒澤明監督の傑作ヒューマン・ドラマ「生きる」をリメイクするドリームワークスでは、
監督として「父の祈りを」「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のジム・シェリダンの起用を決めた模様。
現在、「ハスラー2」「身代金」のリチャード・プライスが脚本化に当たっており、
主演候補にはトム・ハンクスが挙がっている。撮影はニューヨークで行なわれる予定。
「父の祈りを」や最新作の「イン・アメリカ」も面白いから期待しても大丈夫・・・か?
689 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 00:06:18 ID:ecnrTrRV
所詮リメイク物だしな・・・
690 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 00:16:39 ID:7jRIDBiS
昔、カシュナーが撮るって話あったような・・・
そういや「天国と地獄」をリメイクするという話もありましたな。
>>691 スコセッシがプロデュースすると言っていた「天国と地獄」のリメイクはどう
なったのだろう? もっとも、ロン・ハワードの「身代金」が、事実上のリ
メイクになっているとは思うが。「身代金」の脚本家が「生きる」を書くのだね。
「身代金」自体が同タイトルの映画のリメークだったんだけどね
「天国と地獄」のリメークは、マクベインの再映画化ではなく
あくまでも黒澤映画のリメークとして企画されていて
スティーヴン・フリアーズが監督することも決定していたはずだったけれど
その後、話を聞かなくなりましたね
確かに、ストーリーや設定をなぞったり移し変えたりしただけでは
普通の誘拐ものにしかならないわけで、もともと難しい企画だったのでしょう
694 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 08:36:26 ID:hGXSHF5z
「醜聞」で
主人公.の画家が描く雲取山の絵が具体的に画面に現れないのは演出上のミスと思う
695 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:03:52 ID:1NN4JLfk
ちょっと参考にしていので黒澤映画で君たちが個人的に好きなベスト3をあげてくれる?
僕の場合は
1:どですかでん
2:まぁだだよ
3:羅生門
696 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:20:30 ID:Nh+0Udu4
697 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:23:26 ID:mY6D3+Ro
神 七人の侍 蜘蛛巣城 椿三十郎
傑作 虎の尾を踏む男達 用心棒 赤ひげ
698 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:26:44 ID:mY6D3+Ro
優 生きる どん底 どですかでん 隠し砦の三悪人 天国と地獄
良 酔いどれ天使 野良犬 羅生門 生きものの記録 悪い奴ほどよく眠る
デルス・ウザーラ
699 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:31:27 ID:mY6D3+Ro
微妙 静かなる決闘 醜聞 白痴 影武者 乱 夢
八月の狂詩曲(ラプソディー)
退屈 姿三四郎 一番美しく 続姿三四郎 素晴らしき日曜日 まあだだよ
カス わが青春に悔なし
700 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:39:32 ID:hGXSHF5z
論外 明日を創る人々
701 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:40:53 ID:mY6D3+Ro
黒澤の作品の質の高さはやはりとびぬけていて
微妙クラスの作品でも
カンヌ映画祭パルムドールを受賞してもおかしくないくらい良い出来。
702 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:41:13 ID:wwmxEJ3G
703 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/11 09:46:23 ID:kNazQZiu
カンヌ映画祭パルムドール自体がけっこう微妙
1:影武者
2:七人の侍
3:生きものの記録
普通:創るということはすばらしい
トム・ハンクス主演で「生きる」か
ブランコのシーンはあるんだろうか
707 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 14:39:05 ID:L5yfWo4U
トム・ハンクスじゃなくてジムシェリ作品の常連、ダニエル・デイ・ルイスでええやん。
それはそうと、タイトルは「Living」なのか「To Live」なのか気になる。
ゴンドラの唄はどーすんだろ
710 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 15:35:55 ID:REd5uUoJ
711 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 16:27:23 ID:8DOD6zjp
>>710 全部そろえちゃうだろな
東野英治郎も作ってくれたらジオラマにする
712 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 17:16:14 ID:9L0LGbQ9
>710
いいね、これ!
どですかでん篇ならコンプしたい
あと、生きるの左朴全フィギュアもほすい
くだらん。
歳食ってもフィギュアとかに熱中するタイプは糞だと相場は決まっておる。
717 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 19:22:50 ID:nOpS5UnY
>>687 俺的には、「赤ひげ」かなあ。「用心棒」その他凄いの沢山あるけど、飛び抜けてる。
718 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 19:35:41 ID:8DOD6zjp
>>715 盆栽とか根付とかと同じ日本特有の文化ですが・・・
719 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 21:15:04 ID:S2cmpvB+
720 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/12 23:13:33 ID:/zdRZoUD
影武者の冒頭シーンを再現して欲しいね。
722 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/13 00:35:20 ID:X/rtU2jJ
「アメン!」
隆信長を立体食玩で再現!!
これで信長論争に決着だ。
海洋堂フィギュア、西日本は11月発売だ・・・
ヤフオクには既にたくさん出ているけれど、どうしても競りあがってしまう・・・
それに、やはり欲しいのは彩色のみ。
どうやら、自分とは全く無縁のはずだったフィギュアショップに
足を踏み入れることになりそうだ。
しかし、第一弾が「七人の侍」ではなかったことが意外といえば意外。
騎乗フィギュアも作ってほしいぞ
724 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/13 07:01:06 ID:feFowJbY
椿三十朗のボーイスカウト侍は全部欲しいな
黒藤の屋敷のジオラマ付
流れに椿を流して遊ぶんだ
用心棒の東野栄治郎、
椿三十郎の馬顔も欲しいね。
雪姫フィギュアが出れば買うかも…
>>129 > まあ、どういう経緯かしらないけど三船プロを作ったのが、三船の人生の最大の
> ミステイクだな
メジャーが駄目になっていくので、
独立プロで映画界を建て直そうとした。石原プロと連携して。
三船にしては珍しく多くの発言が残っている。
大変残念な結果に終わりました。
明日はいよいよ『明日を創る人々』の上映日。
がんばって見に行ってきます。
どれぐらい前に並んだら良いんでしょうね?
芸能人が作ったなんとかプロって
大概借金かかえて倒産してるような気がするな。
石原プロってよく頑張ってるよね。
731 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/14 09:25:10 ID:oDcf5fcs
京橋フィルムセンター
>>677 大槻ケンヂはツマンないことを取り上げるのが商売なんだが…
>>729 日本はキー局と東宝・松竹・東映だけが笑い、よほどきっちりやらないと、実際の現
場を請けるプロダクションが儲かる仕組みにはなっていない。
さらにスターは予算管理も甘いことが多い。三船プロに限れば、スタジオを建てたり、
スタッフを抱えたり、撮影所的陣容がかえってコストを押し上げたのではないか?
石原プロはどうしているのか、よほどスポンサーから巻き上げているのか、裕次郎の版権(歌など)
でカネが入ってくるのか? パチンコ西部警察を見ると、苦しい商売してんなあ、と思う・・・。
今京橋なんだが、銀座1丁目あたり
まで行列が出来てる。
こりゃ見れそうにないな・・・
736 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/14 15:40:00 ID:dfhhLb9O
>>735 2時の段階でかよ。やっぱ徹夜組とかいたんだろうね。
そりゃ全国から来るわな。
宅間と竹内が重なって見えるのは俺だけ?
「天国と地獄」の犯人像はすごいなあ。
738 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/14 20:52:10 ID:XHOlw13g
多分君だけだと思う。
739 :
728:04/09/14 22:06:37 ID:9SfTxUyu
見てきました『明日を創る人々』。
黒澤監督がフィルモグラフィーに入れるのを
躊躇したのも納得な珍作でした。
列が出来たのはpm5:30頃で、結果ほぼ満員でしたが、
5分前でも余裕で入場可能でした。
4:00頃に行ったのに_| ̄|○
3人での共同監督だったのですが、黒澤監督が撮ったのは
おそらくロケのシーン(クライマックスでの撮影所と電鉄会社の
アジテーション以外)だと思いました。編集もここだけ本人の様な
気がします。
一番の見所は…志村さんの、胡散臭い大阪弁ですね。
次回(最後)の上映は10/2 am11:00からです。
もう一回行こうかな。
珍作どころか駄作だった。
組合どうのこうのはともかく脚本が酷すぎ。見せ場が全くない。
あれじゃ演技、演出する人が可哀想。
俺も屋外シーンは黒澤っぽく感じた。
特に森雅之が歩いているところなんか。
鉄道ストの応援に踊り子が駆けつけて文化発表会みたいなのをするところが
歌もええわ民謡みたいで。
映画全部がコマーシャルなわけだけどいい小品だと思う。
パンチラがきにいらないんだろうな
想像したより悪くはなかった。少なくとも亀井文夫の劇映画よりは
面白い。3人の監督がどういう分担でやったのかはわからんけど、
なんとなく一番美しくと野良犬と生きるを思い出させるような場面
はあったな。しかし一番意表をつかれたのはペーパームーンの曲が
流れたことかな(W
今日行こうと思ったんだけど、気がついたら1時間前で、今から行っても入れないと
いやだからやめちゃった。
満員だけど、全員はいれたのか。土曜日はどうだろうか。一応午前上映開始だから
少し前に並べば、入れそうかな?
最低30分前。
ただしコンプリートコレクタ以外観る価値なし。
746 :
:04/09/15 10:16:39 ID:U7ylpsw9
やっべぇ〜っ!!! 海洋堂フィギュアはまってしまった!!!!
出来が良いだけに全部揃えてぇ〜!!!!
しかし白黒版と彩色版があるだけに始末が悪りぃやね。
>>746 わたしも買いました。コンビニにあった10個を俗にいう大人買い
7種全部そろいましたが白黒、彩色いりまじり;
どれも良く似てるし三十朗と室戸半兵衛を組み合わせると
ラストシーンになるあたりがうれしい。
748 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/15 17:22:33 ID:76Pn86aI
749 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/15 17:53:26 ID:haK5LNHq
>>747 マルチですみません。
コンビニでも売ってるんですか?
751 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/16 16:06:43 ID:jlCJenxO
752 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/18 17:50:46 ID:bEyVh1ey
753 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/18 19:15:24 ID:o168e1t3
田中誠がブニュエルやゴダール?
もったいないな。
ホークスやヒッチコックももったいない。
こいつに似合う監督はエドだなエド。
756 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/18 23:12:49 ID:H96xmmdD
「明日を・・・」の野外シーンに「野良犬」の匂いがあるのなら
それは黒澤ではなく本多では
野外シーンじゃなくてレビュー劇場の楽屋だろ
馬鹿田誠は才能がないんだから
同じく才能がない青山真治の映画でも観てればいいんだよ。
間違っても清や武の映画は観るなよw
あまりにもの才能の違いに自殺しちまうからなw
食玩フィギュア、七人の侍も出して欲しいな
761 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 14:12:23 ID:31T0VqJa
映画一般、映画作品・人板を探したけど黒澤スレがなかったからどうしたんだろう?って思ったけど、こっちの板に移転してたんだね。
なんか寂しいなあ。
762 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 15:53:06 ID:ycOfzJFZ
七人の侍の撮影をまあまあよかった
という田中誠氏はすごいぞ!
763 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 17:04:52 ID:fE9qECS5
カメラの存在を気づかせるか気づかせないか、ということについての続考。
それとよく言われる「カメラは人の心理の中に入っていける」ということ。
最近の映画の演出では劇的な感情の変化を表すためによくその人物へ
ググーっとカメラがアップに寄ることがありますが、
僕にはそれがとても意識的にわかってしまう。
あ、カメラが寄ったよぉ、と。
あと、別れのシーンでカメラがググーッとクレーンで上がっていき
残された恋人と、去っていく男を映す、みたいな。
これも僕にはすごくわざとらしく感じてしまう。
普通の人なら、あ、ヒロインが悲しそう、って思うところを、
僕は、あ、カメラがトラックで寄った、と感じてしまうのです。
カメラの動きが気になってストーリーに入っていけないのです。
eigahatugen40
http://macoto.system.to/movies/mvcmt40.html#anchor1362224 黒澤みたいなこといってるぞ
全くその通りだ
ハイ、ここ感動シーンですよー、皆さん泣いてくださいねー、って言いたいのが見え見えで白けるだけ
ヘボな演出の典型といえる
なんかこいつ伊丹十三みたいだ。
映画撮れば才能がないってことが分かるから
撮ってみれば?
766 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:26:45 ID:EEMupRtU
僕の最近撮ったドラマでは、主人公夫婦が夫の失業で貧乏のどん底に
落ちるのですが、前半はそれをユーモラスに描いておいて、
後半突然それを悲劇にしました。
まさにルノアールのゲームの規則なんですが。
で、その悲劇は夫の妻に対する裏切りからはじまるのですが
その演出のために僕は主観を使いました。
妻が仕事が見つからないでふてくされている夫を見つめるという
ショットを二回使って。
1回目は彼女のアップショットの後に畳に寝転がっている彼を
二回目は同じアップショットの後に彼が姿を消したからっぽの部屋を
写したのです。
そのとき妻はガス代の支払いのために取っておいたわずかのお金が
無くなっていることに気づいていますから、彼女の視線の先に
夫がいないということは、
彼女にとって相当なショックとなるわけです。
しかもそれ以外では僕はほとんどこうした主観を使っていませんから
このシーンは観客にこの先今までと違った展開を予想させるはずなのです。
ワンショットによる一撃があったはずなのです。
eigahatugen40
http://macoto.system.to/movies/mvcmt40.html
767 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:36:01 ID:z2+BBJXL
768 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:44:33 ID:/BOLeucM
>>767 そんなあなたに「宇治拾遺物語」を薦めてみる。一風変わった古典。現代語訳でなりと。
769 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:50:53 ID:y0bIvrGx
田中誠って誰? なに屋? 批評家? 一般のうん蓄屋?
770 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:54:18 ID:cPCwA5u4
ノーベル賞取った人だろ
771 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 20:54:21 ID:wv7s6b5h
豪雨の中での激闘シーンを撮る時に著者が落馬による死亡事故の惧れを
「仕方ない。死ぬと決まったものではないんだから」と取り合わなかった。
堀川弘通は言う。「この時ほど、クロさんを憎らしいと思ったことはない。
監督というものは自分の作品となったら鬼のようになるのか
作品のためなら死人がでてもいいのか。」
「乱」の九州ロケを見学していた南こうせつの話。
森に中に次のシーンで登場する軍勢が隠れている。
「隠れているのが見えるからもっと後ろへ下がらせろ」
南「ええ、見えないけど・・・」
帰ってきた助監督が報告。
「後ろが沢になっていて危険ですから、あれ以上は下げられません。」
「見えるから後ろへ下がらせろと言っただろ。
おまえは黙って後ろへ下がらせてくればいいんだ」
黒澤はそう言うと腕組みをしてディレクターズチェアに座ったまま
天を向いたまま。
「影武者」で音楽を担当した池辺晋一郎の話。
映画のラストのクレジットタイトルの文字を
時間に余裕がなかったため、有名な書家に無理を
言って徹夜で書いてもらったものを監督のところに
持ってきた助監督に
「ダメ」とだけ言ってつき返した。
池辺晋一郎「あの時の助監督の顔面蒼白になった表情は一生忘れられませんね。」
772 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/19 21:00:30 ID:Kl9H+okT
,.--'" ``¬ー--、
/ _,.- ''_二ゝヽ
j _,-'_´-''_ニ -一ーヽ、_
r''´ /_,r',.-''" _,. 一'ヾ'"ヽ
! /// _,-'" ヾミミ、ノ
/;; ,-' /// ,.r';ミシ''" _,,,!..._
|V / l// _,-ミシ" __..... -、ニ7 ''" 'l, 'l, 映画のためなら
>>771など死んでも構わん
ヽ |_V___,.='_,,,,===イ ''"'" d ヽー ' V
ヽr'i-ヽ`: : : |  ̄ ノ ヾー"l _
',ヾ:: , i `ー‐'ヘ-ヽ..-ヽ. | __,..--一''" ̄`''ノ
--、_ハヽ__ヽ / __ _. | __,..ィ" - '_,, -'" ̄
ヽ、 Y `\ l '"  ̄ノ / _.... -‐''" `-、
\ ヽ `'、 ヽ,,  ̄ ̄ ノ`ヽ,,,,_,.. -''"/ _ ヽ.
-- = \,.....--ヽ、 __ ,.ヽ_ _,. /_,;-'"/ | `ヽ ,)
シ_ _ ヽ___ \____r-、  ̄_,vノ'"/ :| l `ー、_ノ ̄
/ `ヽ--'' /l  ̄ ̄ ,. -' _ | ヽ、 ,r'''''ー一'''''''ー--’
〈_ - / // / l| / | _,.-'" = ヽ _,..-"
真実を知りもしない香具師が悪いところだけ面白おかしく言っている事は嘆かわしいことだ
真実だし
羅生門
776 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/20 15:26:57 ID:PDBfFKsD
じつは白痴
777 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/20 16:06:10 ID:em7/3JqT
違う。真剣ならお主は倒れておる。
777だけ奪い去る拙者の勝ちじゃ。
口だけなら何とでも言える
ならば「暴走機関車」再映画化の話題で勝負じゃ
779 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/20 17:56:29 ID:8ZG6kT0K
疱瘡機関車ヤダー
フォックスが「暴走機関車」をリメークする話は
キネ旬の最新号に載っていましたな
きっと、CGIを駆使出来るようになったがゆえのリメークだと思うけれど
黒澤脚本により忠実なものになって欲しい
781 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/23 10:27:16 ID:RVmrIZ6t
妄想機関車ヤダー
782 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/24 01:23:24 ID:c7KMIJ9O
ジョージルーカスが隠し砦をパクったことを認めました!
>>782 おそらく釣りだろうが、
彼がスターウォーズ1作目を作った頃から、そう言っていますが。
(スターウォーズ系のネタは、Ep1の頃から世代交代が進んできたので、ネタかマジか
わからなくなってきているw)
手塚治虫 「ルーカスさんは黒澤監督の映画がお好きなようですが、ぜひ彼の
の映画をそちらで映画化してほしいですね。まだ映画化されていない
脚本も何本かありますし」
ルーカス 「OK!」
○ぜひ彼の脚本をそちらで映画化してほしいですね。
へえ、暴走機関車がねえ
過去の映画は機関車が雪原をゆくシーンのみ、かっこよかったな
787 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/26 04:29:32 ID:N+VObVCL
>>783 三船にオファーがきたのは最初はベイダーではなくオビ・ワンだったらしいが・・・
確かに三船ほどの強烈な個性を顔を隠して出すのはもったいないと思う。
>>787 ベイダーの中の人として三船にオファーするわけないでしょ・・・
「ジェダイの復讐」(帰還と書かなきゃいけないのかな?)で
ベイダーがマスクを取った時の姿を三船にオファーしたんだよ
あの顔が武将みたいなのは、その名残と言われてます
ベイダーの中から三船敏郎が出てきたとして
マーク・ハミルと親子役で通じるのか?
でも三船敏郎は生前、自分はダースベイダー役でのオファーがあったと言ってたらしいね
オファーがあったのは確からしいけどベイダー役なのは勘違いなのかな?
あと、そのあとに
ルーカスからのスターウォーズ出演を断って「しまった」と思った三船が
スピルバーグからの「1941」へのオファーを受けたのは事実なので
スターウォーズ出演のオファーがあったのも時期的にジェダイの復讐ではなく
最初のスターウォーズ1作目だったのも間違いない、と思う。
オビワン・ケノービ役じゃなかった?
最初の頃はオビワン打診の噂だけだったが、
後に三船がダースベイダーを打診されたことを話した。
三船の勘違いなのか、両方打診があったのか、
最初の噂が間違いなのか、確実なことは良く分からない。
ただ、三船の資質としては、オビワンじゃなくてダースじゃないだろうか。
シャイで武骨なオビワン、かなり役どころが変ってしまう。
三船がオビワンをオファーされていたとしたら、日本人として、黒澤ファンとして
実に誇らしいけれど、実際問題として、英語を流暢に操れない者が、
オビワンのような重要な役にキャスティングされるとは思えないわけで・・・・
「スターウォーズ」が黒澤から多くのものを得ていることは誰の目にも明らかだけど
オビワンは「指輪物語」のガンダルフが原型になっていることも明らか。
ルーカスとしては当初からイギリスの俳優を使いたかったに違いないと
推測する方が自然ではないだろうか
>>794 ルーカスが指輪の影響を受けてるのは確からしいが、
賢者に導かれる主人公ってなモチーフは別に指輪がオリジナルって訳でもあるまい。
それに初期段階のオビ=ワンはキチガイという設定だったらしいし。
つか、いい加減スレ違いだな、スマソ
スレ違いでも、このところ ここは沈静化していたから、気にせずに行きましょう
文句を言いたい奴は、もっと魅力的なネタを振ればいいことですし・・・
で、私が不思議でならないのは、ルーカスが自分なりの「指輪物語」を作ろうとした形跡が露骨な
「ウィロー」の時も、「指輪物語」が3部作の超大作として映画化され世界的に大ヒットした後ですら
日本では、ルーカスの「指輪物語」に対する憧れが余り口にされないこと・・・
オピワンとガンダルフの共通点
■共に若い主人公を導く白ヒゲの老賢者
■共にその主人公の目の前で死ぬ(ように見える)
■共に第二部から別の姿をとって再登場、たが主人公の前にその姿を現すのはずっと後のこと
その老賢者の代わりに主人公を導くのは小さな異形の者
第二部から主要人物たちの行動が3つに分かれる・・・
で、こんなことを言っておいて何だけど・・・・
三船を自作に起用するとして、最も三船に敬意を示したであろう存在はルーカスだったろうと
私も思うのだ・・・・ これで私の言いたいことを分かって欲しい・・・
797 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/26 20:43:04 ID:N+VObVCL
>>788 636 :この子の名無しのお祝いに :04/06/02 20:13 ID:s1c/bQmc
634に続いて真説オビ・ワンorベイダーについて
近年、「スター・ウォーズ」の1作目で三船がオファーを受けた役は実はダース・ベイダーだった、
という説が罷り通ってるが、これも誤まり。
「スター・ウォーズ」の1作目でオファーを受けた役は最初の説の通り、オビ・ワン・ケノービ役。
酒場のシーンや港町に入るときの敵の検問の交わし方を見れば一目瞭然。
片やベイダーには三船に演じさせたい、演じてもらいたいと感じさせるシークエンスは皆無である。
では何処から、三船=ベイダー説が出てきたか?
それは3作目の「ジェダイの復讐」のアナキン役のオファーを受けたことに起因している。
功成り名を遂げたG・ルーカスが今度こそ三船を出演させようと思い、
創造したルークの父親役のオファーを受けたことはあまり知られていないようで、
この話と前出の話が綯い交ぜになってSW1作目、三船=ベイダー役という説に転じてしまったものだと思う。
三船本人はまったく口にしていないし、誰が言ったのかは定かではないが、
この話から見ても三船はSW出演拒否を悔しがるどころか、全く意に介していないのである。
もし、出演拒否を悔しがるのであれば、何故3作目に出演しなかったのか説明ができないからである。
百歩譲って、後悔したとしても三船本人は決してそういうことを口にはしない人物だ。
三船が出演できなくて悔しがった作品は当方の知る限り、「デルス・ウザーラ」と「乱」ぐらいじゃないかな。
このこと?
でも「レッド・サン」の時みたいにアフレコでできなかったかな?オビワン役。
ルーカスがスターウォーズの下敷きにしたのは「隠し砦の三悪人」
レスの内容を読んでいると、この作品を見ていない人が多いんじゃないか?
冒頭、のっぽの千秋実とちびの藤原鎌足がトボトボ歩いて来るシーンは、
タトーウィンのC3POとR2D2だし、フィナーレの「ご褒美(三悪人)」と「表彰式(SW)」
だし・・・。
シナリオの構成は、共通点は「お姫様を連れての的中突破」以外少ないよね。
キャラクターの共通点は、C3PO+R2D2以外は、ほとんど無し。
もし三悪人を見てない人がいるのなら、劇場で見てくれ。
30インチ以下の画面で、この映画の面白さは、ほとんど伝わらないと思う。
>>794 >実際問題として、英語を流暢に操れない者が、
>オビワンのような重要な役にキャスティングされるとは思えないわけで・・・・
フランケンハイマーの「グランプリ」のF1オーナー,ヤムラ役の三船の例もありますが(w
>>784 ヲイ、手塚治虫が60歳で亡くなった時、黒澤はまだ映画撮ってましたが。
・・・って、釣られましたか、俺?
>>798 >>ルーカスがスターウォーズの下敷きにしたのは「隠し砦の三悪人」
あまりにも分かりきったことだから、皆 今さら言わないだけ
>>798 いや、手塚治虫はルーカスと対談した時にそう言ってたよ。
>>795 > 賢者に導かれる主人公ってなモチーフは別に指輪がオリジナルって訳でもあるまい。
源は「指輪〜」の源の"アーサー王伝説"だわな。
ピューリタン的な冒険譚には欠かせない。
802 :
:04/09/27 01:18:15 ID:UyFTdkYq
クライテリオンDVD『HIDDEN FORTRESS』でルーカスがこの作品と黒澤について語っているインタビューを
誰か全訳してくんないかな?マジで。
三船=ベイダー説は、たけしが司会のテレビで今年2004年の春ごろ?に
番組内で関係者が出て、オファーがあった種類も見せて
「三船はオブワン役のオファーがあったという説があったけど実は
三船へのオファーはベイダーの役だった」と放送されてた所から来ている。
804 :
803:04/09/27 02:54:16 ID:nhtlwNy8
訂正 オブワン× オビワン○
805 :
803:04/09/27 02:55:14 ID:nhtlwNy8
さらに訂正スンマソ 種類× 書類○
>>803 その番組見たけど、テレ朝だろ。
テレ朝の映画関係の番組っていったら、
裏付けもとらずに書き流す作家
外国語をでたらめに訳しても気付かないプロデューサー
漢字もろくに読めないアナウンサー
が集まってるとこだからなあ
807 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/27 08:59:07 ID:gzUbufD/
>>798 オビワンはハンソロやレイア姫に並ぶ準主人公級の役なので、三船が
やったとしても吹き替えだったと思うが。
身長が実寸170弱といわれてる三船が2mのベイダーと闘うのを
創造するととどうもかみ合わないw
キャラのオマージュといえばベイダー=田所兵衛(役どころや顔の傷等そっくり)
三船が藤田進と闘うシーンとオビワンとベイダーが闘うシーンは時間帯が殆ど一緒なんだねw
歴史にタラレバはないけど、もし三船がオビワンをやってたら
若オビワンをユアン・マクレガーがやることもなかったんだよな
そうだな
日系の俳優になったわけか
SWファンの間では、もし三船がオビワンをやっていたら
ジェット・リーにオファーが行っていただろう、となどと言われてます
大いにありそうなことだ。
アキラやハシモトといった固有名詞を堂々と引用したのは「宇宙の七人」だったかな?
811 :
:04/09/27 14:39:32 ID:NPLCkTT+
全員日本人という案もあったらしいよ。
812 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/27 16:14:01 ID:8+Syuct3
>身長が実寸170弱といわれてる三船が2mのベイダーと闘うのを
>創造するととどうもかみ合わないw
アレック・ギネスも英では小柄で有名。170有る無しだ。
他作品観るとよく解る。
白人俳優皆デカイと思い込むの止めようね。
スレに関係ないけど東映の「怪竜大決戦」もSWに似てる。
理力=忍術
モフ・ターキン=天津敏(近江の国霞城を謀反にて乗っ取り)
ベイダー卿=大友柳太朗(天津の懐刀、黒づくめ凄腕忍術使い)
オビワン=金子信雄(大友に忍術を教えた師匠だが大友に殺される。大友を倒す為、松方に忍術を教える)
ルーク・レイア=松方弘樹・小川知子(近江の国霞城再興の希望。大友の子供)
まあ、時代劇にありがちな設定なんだけど。。。
あ、モフ・ターキンじゃなかった銀河皇帝だ。
815 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/27 22:40:57 ID:ORNKNrUK
「スターウォーズ」をオンタイムで見ているヤシにとっては
三船がオビワンを断わったことなんてのは当たり前以前の話
当時のことを知らない若い連中が多くなったな
断ったのは何故?
巨額の出演料あるのに。
テレビ時代劇のスケジュール調整が出来なかったのかな?
いわゆる特撮SF物なんて、今更興味が湧かなかったんじゃないかな。
まあ蓋を開けてみたら、思惑違って凄い映画だったので、次にオファーがあった
「1941」には出演してみたと。815さんが言うようにリアルタイムで観た世代には
三船氏がオビワン役を断った事は、衆知の事実だったよね。
SW以前はSF映画っていうと、2、3の例外を除いてB級映画の扱いだったから、
三船氏がオファーを蹴ったのは至極当然の様な気がする。
あ、でも「8時だよ」にゲストで出たり、割と色んな仕事してるから
それほど頓着がある訳ではないのかな? どうなんだろ?
818 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/27 23:39:24 ID:8+Syuct3
「8時だよ」は
映画のプロモで出たんだよ
819 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/27 23:42:22 ID:gzUbufD/
ってか剣(この場合ライトセーバーだけど)を持った三船がベイダーに負ける姿がイメージできない。
三船はそれほど「強い男」の象徴的存在だった。
三船プロの関係者が出て
三船はオビワン役へのオファーだといわれてきていたが
実はベイダー役のオファーだったと明かしても、それは間違いなのかな?
「三船へのオファー」=「当然オビワン役しかないだろう」という噂が独り歩きしていたってことはないのかな?
どうだろう?
三船に1941のオファーなんか来てないだろ?
オーディションに自分から応募したんじゃなかったっけ。
822 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/28 08:50:13 ID:WUcFfmGW
1999/9/10 伊藤大輔『女と海賊』+稲垣浩『日本誕生』@NFC
『海と海賊』のあと、京マチ子が二人の男にまみえるのは嫌だからあの男を殺してくれ、
と言うところが『羅生門』にそっくりなので、黒澤明が伊藤大輔大先生をパクったので
はと千花さんが推理(『女と海賊』はリメイクなので、オリジナルは黒澤より先)。
農民を助ける七人の侍の設定も伊藤大輔の斬人斬馬剣のパクリといわれている。
巨匠もパクるのか...
823 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/28 09:01:08 ID:gYNkRKn1
>>822 『斬人斬馬剣』はそんな似てないよ。
影響受けてることは間違いないけどな。
人集めはともかく、テイストは『椿三十郎』の方が似てるな。
>>821 オファーがあったから、オーディションに行ったんだよ。
「乱」を見てるけどやっぱ黒澤映画いいや・・・ほんと涙出てくる程凄いシーン
の連続だ。
「乱」好きな人はいないの?影武者も好きだけど。
827 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/28 20:28:21 ID:a20/WLC1
>>826 同志よ。
「あーの山から♪こーの山から♪」のシーンで
みんなが微妙にタイミングをずらして山の方を振り返るシーンなんて
鳥肌ものだね。
黒澤は神だよ。そう、思わないか?
日本人では少数派なんだな。
米amazonより
「乱」は、今まで映画化された最も美しい戦闘シーケンスのうちの
いくつかを持っています。
人は、多数の人間が残酷に虐殺されることを見ることが美しく
なりえないと考えるでしょう。
しかし、それを信じるためにこの映画を見なければなりません。
ひとつの城の戦いと大虐殺のシーンは驚くほどです。
それは私がダンテの地獄が見えるだろうと想像するものです。
また、燃えている城から去る年を取った君主のイメージは本当に忘れがたい。
彼(仲代)は、恐らく「乱」で最も素晴らしい演技をしめします。
さらに、原田美枝子が演じる楓の方を
見るためだけでもにこの映画を見る価値があります。
「乱」の映画の記憶は何日も私に出没しました。
私は、心の中で何度もシーンを再現し、怒り、心配、悲嘆を
そのたびごとに経験しました。
>>827 > しかし、それを信じるためにこの映画を見なければなりません。
イタリア版のポスターで十分じゃないか?
ロードオブザリングなんかのCG合戦シーンをもし黒澤監督が見たらどう思うだろうね
830 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/29 02:56:51 ID:kCt4McTu
これからは黒澤監督のことを映画神と呼ぼう。
黒沢の脚本の伏線の張り方とか
省略法とかを世界の映画人が学んで欲しい。
そうすれば映画はもっと面白くなるのに。
乱の話題ですが、ちょうどさっき乱見終わったところです。
あんまり映画をよく観る人ではないんですが、乱は震えてくるぐらい感動しました。
影武者はあんまりピンとこなかったんだけどなぁ。
二郎が山崎邦正に見えた。
今から、17〜8年前だったか・・・・
松任谷由実がラジオ番組で、「乱」をビデオで見た感想を述べていた。
何でも、劇場公開時は自分の周りでは不評ばかりだったとのこと
「冗談じゃない、これが傑作でなくて何なんだ」
と彼女が声に力をこめて言った一言がくっきりと印象に残っています
乱はいい。ああいうものがイイと言える素直な心がほしい。
海外のIMDbなんか見るとKaedeとKuroganeが人気ですね。
836 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 03:08:05 ID:ms/cDaD+
蓮見って何でこんな偉そうなんだろう?
ポストモダン的処理ってどういう意味?
わかる人教えて?
「KUROSAWAの殺陣は、殺陣を人間の動きとしてでなく、物の動きに
還元している点で駄目である。例えば、『椿三十郎』における
仲代達矢の殺陣など、ポストモダン的処理と言うべきものでしかない。
ことによると『ベラクルス』(1954)あたりの模倣かもしれないが
知らなかったとすれば、それは映画史に対する冒涜である。
一般的に言って、時代劇において殺陣は重要だと考えるが
それは、(映画における)人間の運動の抽象性に関わるからだ
その点で、例えば伊藤大輔はバスビー・バークレーの先を
行っていたと言えるのではないか」
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/feature/1225/ins02.html
蓮実のワンパターン芸。
昔から黒沢を扱き下ろして他を褒める。最初は新鮮ではまって読むんだけど
読み続けていくとお前何様か?っ思って鼻持ちならなくなるw
実作者になれなかった劣等感が強すぎるんじゃないかな。
蓮実はまだこの手でやってんの?
いまどき蓮實の本読んで興奮する奴っているの?
いたとしても馬鹿な盲目ジジイだけでしょ。
ハスミンの「黒澤余計な説明し杉」という評論以外は読むところなし。
840 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 13:51:56 ID:iN/SElwn
このシンポジウムで蓮見の発言の前に
エドワード・ヤンが
「孫にも伝えたい」と絶賛したり
欧米の映画に影響を与えた例外的な時代劇が
KUROSAWAのそれだったことを
ボードウェルと加藤幹郎が強調したのが
蓮見の気に触ったんだろうな。
「知らなかったとすれば、それは映画史に
対する冒涜である。」
なんて明らかに他の三人を馬鹿にした発言。
841 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 15:31:25 ID:MLZPThPu
古い話で恐縮ですが
黒澤LDが発売されたとき、みなさんの特典優先順位はいかがでしたか?
漏れは
予告篇LD→復刻パンフ→製作の現場→(あと一つなんだっけ?)ですた
842 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 20:46:55 ID:+cJl/VFl
(
[email protected])
New York City
私は、この映画はいつかベートベンの交響曲9番と同じ価値を
映画の世界で持つと思います。
両者は偉大な巨匠によって作られた晩年の作品でした。
この交響曲は、批評家(彼らは失敗作と見なした)によってよく
評価されませんでした。
ベートベンは、それが「将来の世代」のためにあると答えました。
確かに、それは、最も素晴らしい交響曲のうちの1つとして現在見られています。
それが公開された時、「夢」はよく評価されませんでした。
誰も81歳のKurasowaがいまだに野心的で創造力に富んでいたことを
否定できませんでした。
しかし、ほとんどの批評家は、作品が散漫で自己満足的と見なしました。
私は、この映画はKurasowaの最優秀作品のうちの一つであり
また今まで作られた映画の中の最優秀作品のうちの1つであると思います。
私はこの評価は私一人だけではないことを知っています。
これを見た多くの人(私の父親を含む)が傑作であると
理解します。
フィルム・スクールに行った時、私とこの見解を共有する多くの若いシネアストと
出会いました。
それをベートベンの第9と恐らく比較することは少しに無理が
あるかもしれません。
しかし、私はいずれこの映画が傑作と認められると思います。
843 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 21:08:52 ID:+cJl/VFl
Prion
Washington DC, USA
「DREAMS」(Yume)は私にとって特別な映画です。
最初見たときは、やや奇妙に思いましたが
二回目には、その空想と美に魅了され
三回目には、私の目は涙で一杯になりました。
00hero
Anchorage, Alaska
映画の終わりに、私は「作りたいという衝動」に圧倒されました、
私は自分に言いました
「私はいいフィルムメーカーになりたい。」
映画を作りたい人と思っている人は誰でもこれを見るべきです。
>>841 > (あと一つなんだっけ?)
復刻版ポスターでした。
最初から全部買う予定だったので、優先順位はなかったなぁ。
ただし貧乏になったけど(笑)
845 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 21:13:21 ID:+cJl/VFl
Stig Karr
Stockholm, Sweden
私は、自ら進んでウェブ・ページに自分の意見を記入しません。
実際、私はウェブ上に自分の言葉を書き込むことを強いられたと
初めて感じました。
しかしながら、「Yume」が「時間の浪費」で「あまりにも個人的」なので
楽しむことができないと他のユーザが書いてるのを
読んで非常に失望したので、私は遠慮なく言うべき時が来たと思いました。
私はこれが皆のための映画ではないことに合意します。
悲しい事ですが、いい映画である必要十分条件が多くの
特殊効果を持つことであると、大多数の人々が思うこの世界では。
「Yume」はほとんどの人に見落とされる運命に直面します。
この映画を見ることを考慮してもよいのは
その十分な巨大さを評価する機会を持つわずかの人々です。
846 :
この子の名無しのお祝いに:04/09/30 22:41:49 ID:VJ0svL39
う〜む、「夢」以降はフツーに失敗作だと思ってたけど、
そう言われてみると、見直したくなってきたな。
847 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/01 00:26:57 ID:XopTkqOv
今日コンビニ行ったら用心棒/椿三十郎フィギュア売ってたよ。
2個買った所、白黒三十郎と彩色室戸半兵衛が出た。
付いてくる飴もなかなか美味しかった!
シークレットは桶屋か!?
あれにはシークレットはないんじゃないかな?
飴の大豆あんましうまくない
私は・・・爪に火を灯して(チト大袈裟だが)東宝DVD全部購入したのに
封入葉書を梱包材やらビニールやらと一緒に捨てちまって、特典写真集もらい損なったバカです。
すいません教えて下さい。
用心棒の最初の方で
三十郎「八周まわりの手下が茶を飲んでやがる」
おやじ「それがどうした」
三十郎「まぁ見なよ」
三十郎「○○だ」
○○の所が何て言ってるのかがわかりません。おちゃけだ?
どういうギャグか気になってます。誰か教えて下さい。
>>852 仕事中なのに「お茶」飲む振りして「お酒」を飲んでるんで、
「おさけ」+「おちゃ」=おちゃけ
とちゃかしてるんだと思いますよ。
面白くはないですが(笑)
854 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/04 23:57:57 ID:srpl9zZD
では、ついでに
「sanpin」
とは、どういう字で、何の意味なのでせう。
855 :
広辞苑より:04/10/05 00:34:54 ID:tuuEpVyd
さんぴん‐ざむらい【三一侍】‥ザムラヒ
(一年に三両一分の扶持を受けたから) 身分の軽い侍・若党を卑しめていう語。
さんぴん奴。
856 :
広辞苑より:04/10/05 00:35:33 ID:tuuEpVyd
用例: 「この どサンピン が!」
町人が武士を侮蔑する時に使う言葉です。
時代劇でのけんかのシーンでよく使ってます(ました?)
辞書的には
給与が年間三両一人扶持だったところから、身分の低い侍を卑しめて呼ぶ語。
だそうです。
漢字は「三一」です。
859 :
857:04/10/05 00:44:24 ID:MAdYwmg/
ごめんなさい。ダブってしまいました。
855さん申し訳ない。
860 :
852:04/10/05 01:12:24 ID:EUtncxgI
>>853 なるほど!!
そういう事か!!
ようやくわかりまいた。
ありがとうございました。
861 :
854:04/10/05 03:07:13 ID:0RouAb2X
多謝
862 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/05 09:18:52 ID:QcsGI9/0
三両一分?
三両一人扶持?
三両一分と三両一人扶持ではかなり違うような・・・
864 :
広辞苑より:04/10/05 09:49:21 ID:tuuEpVyd
広辞苑の方が間違っています。
865 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/05 21:13:49 ID:2O1oiBk7
七人の侍で志村喬演じる老侍と木村功演じる若侍とは
衆道の関係だったのでしょうか?
また志村の古女房とか言ってた加東大介の侍も
昔はそうだったのでしょうか?
「どん底」って背景が描かれてないから良く解らないんだけど、あの大家可哀相だったな。
家庭内の事情に勝手に介入されて家の中土足で踏み込まれ荒らされるわ、
結局突き飛ばされて死んじゃうし。良い事無しだ。
「おめえ、お遍路さんのなりはしてるが、ただの鼠じゃねえと踏んだがどうだい。」
結局あの老人はなんだったのか良く解らなかった。ただ罪を犯して逃げてるのか?
中盤で大家と捨吉が並んでこっち向いて立ってるシーン可笑しかった。
>>865 それでもおかしくはないんだろうけど
とりあえずそんなことはないように思う
>>846 いや、失敗作だけど、「黒澤」の失敗作だからな・・・
イメージは良いんだよね。話が薄くても、それだけで画面を持たせられるくらいに。
>>866 原作でも客人の正体は不明だったと思う。
>話が薄くても
別に面白いストーリーを見せようとしてるわけでもないし
「夢」だからあまり脈絡のないイメージの連続を
見せようとしているわけで・・・
監督の意図通りなんだから失敗作とはいえないな。
嫌いっていうならわかるけど。
それを楽しめる人にとっては傑作だよ。
「蜘蛛巣城」の霧の中で迷うシーンを無駄に長くて
つまらないと感じる人には、「夢」はつまらないだろう。
>原作でも客人の正体は不明だったと思う
なるほど、正体は明かしてなかったのか。
古い言葉遣いだから、実は古い比喩の表現で喋ったのかと思ってたよ。
「尻に帆をかけ、じゃねえのかい?」
の大家のセリフのところで左卜全が急に真顔になるから、
結構突っ込んだ会話してるのかと思ってた。
>>869 ごちゃごちゃ言っているけど、
失敗と思う人が多い作品は失敗作でいいんじゃないですか?
872 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/07 10:26:29 ID:+tRsMUfC
「夢」は黒澤の実験作といえる。
何の実験か? 自身の夢の映像化。
実験には成功していると思えるので、失敗作とは言えないだろう。
まあ、従前の作品とかなり毛色が違うので、嫌いな人、評価しない人が多いのは不思議ではないと思うけどね。
873 :
TT:04/10/07 12:20:42 ID:mwV1umcY
前スレに、本多監督との関係が取り上げられてますけど、黒澤明、「ラドン」の脚本に参加してるって話聴いた子とあります。
それだけじゃなくって、トンネルシーン演出しちゃってるとかしてないとか・・
874 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/07 12:39:19 ID:PDsIzg+0
ラドンの脚本読んで感想のべたとか簡単なアドバイスをしたという程度
ちなみに「羅生門」の題名決定に大きく関わったのは本多猪四郎
>>869 「蜘蛛巣城」は傑作だけど「夢」はフツウに駄作でしょう。
あまりの酷さに思わず苦笑してしまったよ。
>>875 オマエ、「夢」を映画館で見たのか?
いや、別に「駄作」という言葉をフツウに使える2チャンのアホウの意見など
どうでもいいのだか・・・
「生きものの記録」面白くなかった。
あと「どん底」も。
「夢」って1本の映画とは言いがたい乖離を内包してるからなぁ。
擁護派の頭には桃畑とか水車村やトンネルの映像美がある一方で、
駄作と断じる方は赤富士や鬼哭なんかの破綻ぶりを思い浮かべてたり。
そういう食い違いもあるんではないか、と。
こんな糞掲示板でのレス自体どうでもいいのだ。
880 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/07 22:07:35 ID:h2lRGXfn
「夢」=映像センスのない人間には駄作に見える映画。
00hero
Anchorage, Alaska
映画の終わりに、私は「作りたいという衝動」に圧倒されました、
私は自分に言いました
「私はいいフィルムメーカーになりたい。」
映画を作りたい人と思っている人は誰でもこれを見るべきです。
「夢」は封切初日に渋谷の東急でみたけど、ガラガラだった。
映写もなぜか妙に暗くて、雪女で寝ちまった。
この日、ああクロサワも終わったなぁと感じて、ちと悲しくなったよ。
>>880 いや、「夢」なんぞを傑作と思う人間がセンスないのよ。w
駄作が嫌のなら愚作。
あ、駄作というよりも愚作というほうがしっくりくるね。
883 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/07 23:18:15 ID:KXZPfAqF
雪女は客席の彼方此方から苦痛の溜息が漏れた。
演出意図は理解出来たが、
もう客には伝わらんのだ、と実感した。
>>882 アンゲロプロスや淀長もセンスが無いってことか。
雪女の所の白と黒のコントラストはすごいよ。
886 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 02:08:16 ID:YQWvzDcX
Stig Karr
Stockholm, Sweden
私は、自ら進んでウェブ・ページに自分の意見を記入しません。
実際、私はウェブ上に自分の言葉を書き込むことを強いられたと
初めて感じました。
しかしながら、「Yume」が「時間の浪費」で「あまりにも個人的」なので
楽しむことができないと他のユーザが書いてるのを
読んで非常に失望したので、私は遠慮なく言うべき時が来たと思いました。
私はこれが皆のための映画ではないことに合意します。
悲しい事ですが、いい映画である必要十分条件が多くの
特殊効果を持つことであると、大多数の人々が思うこの世界では。
「Yume」はほとんどの人に見落とされる運命に直面します。
この映画を見ることを考慮してもよいのは
その十分な巨大さを評価する機会を持つわずかの人々です。
887 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 15:55:25 ID:Qc1M8hNU
「好き」「嫌い」と「よい」「悪い」の区別がつかない馬鹿が
このスレにはまだ居るんですね
888 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 16:52:33 ID:GThktwO0
おいおいおいーー
>「好き」「嫌い」と「よい」「悪い」の区別
って、どうやってするんだ? とっくりと教えて貰いたいよ。いいねえ、単純な人は。
「夢」の最終話には思わず苦笑しちゃった。。。
駄目もここまでくると笑えるんだなぁ〜って。
「幻の湖」や「恐怖奇形人間」と同じような感じ。
890 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 17:30:26 ID:ytqBDU7j
クソみたいな映画を好きになってもいいと思うし
出来のいい映画でも自分の肌に合わないってこともあるのに
「自分が好きなモノ」=「よいもの」
「自分が嫌いなモノ」=「わるいもの」
と信じて疑わないバカがいるってことだろ
891 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 18:07:19 ID:GThktwO0
「夢」の最終話、俺は激しく感動してしまったぜ。
確か初見時は中学生だったと思うが、親父が観ているのをはたから観て、
各八話の多彩さに圧倒された覚えがある。印象に残ったのは、一、二、最終話
だったなあ。特にあの祭囃子は、理屈抜きに心を浮き立たせてくれるものがある。
つまり、俺は好きなんだが、この好きというのは、出来の良い映画だから好きなのか、
出来が悪いけれど好きだから好きなのか、疑問の余地のない明晰な理論によって、
どっちだか判別出来るのかどうかってことなんだな、俺が引っかかるのは(俺は888なんだが)。
出来ると思うかい?
892 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 20:52:23 ID:cwcEmZIb
「日照雨」ラストの花畑と空にかかる虹で魔法にかけられ
「桃畑」の雛人形の舞と花吹雪に圧倒され
「雪女」の妖しさに魅せられ
「トンネル」の犬と赤いランプと、
足音に恐怖し、遠くで光る一軒家の明かりに涙し
「鴉」の現実世界に出現したゴッホの絵の世界に、驚き
「水車のある村」の美しさに耽溺するのが
想像力のある人間ならあたりまえのことだと思う
と「百關謳カ」風に語ってみた。
「赤富士」の色つき放射能と「鬼哭」の巨大タンポポもお忘れなく。
893 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 21:06:49 ID:ZiLLtIeo
こんな夢をみた・・・
じじいの夢の話を聞かされてもなぁ
894 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 21:14:51 ID:/q6mzrPQ
黒澤明が考案した映画技法
世界で初めて斬殺音を入れた「用心棒」
世界で初めて太陽を撮った「羅生門」
世界で初めて戦闘シーンをマルチカメラで撮った「七人の侍」
世界で初めて血しぶきを噴出させた「椿三十郎」
黒澤明を師と仰ぐ監督たち
スティーブン・スピルバーグ ジョージ・ルーカス フランシス・F・コッポラ
マーティン・スコセッシ ジョン・ミリアス ポール・バーホーベン
ジョン・ウー チャン・イーモウ アレックス・コックス サム・ペキンパー
アンドレイ・タルコフスキー ウイリアム・フリードキン
黒澤明が海外映画祭で受賞した賞
「羅生門」ベネチア国際映画祭グランプリ
「七人の侍」ベネチア国際映画祭銀獅子賞
「生きる」ベルリン映画祭銀熊賞
「隠し砦の三悪人」ベルリン映画祭銀熊賞
「影武者」カンヌ国際映画祭グランプリ
黒澤明伝説
助監督時代に仕事から帰ると一睡もせず自分の脚本を書きまくった
自分のイメージに合う天気になるまで絶対撮影を開始しなかった
三船や志村に本物の弓矢を飛ばした
歩くだけで50回も俳優にNGを出した
895 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 22:17:22 ID:JNPdC2HQ
面白い、つまらない、好き、嫌いetc 通常湧いてくる感情ではなく
なにか無意識に引っかかってくる、というか・・・
観てる最中も観た後も、どこか他の映画と違った「場所」を刺戟してくる、というか・・・
コワい、ブキミだ、美しい、上手い・・などと一律に形容し難い、ある種の「感じ」。
「夢」はそういった瞬間の含有率が高いように思うし、
事実、黒澤も意識してこれを狙っている(失敗成功は別にして)と思う。
実際 雛壇の踊りや雪女の出てくる前など、観ている時には長ったらしくてどうしようもないんだが
>>892 などを読んで<あのシーン>などと思い浮かべると、またまたその「感じ」が蘇ってくる。
・・・要するに自分でも時折観る、「なんだかやたら憶えてる夢」に近いということなんだろうか。
896 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 22:25:06 ID:49oxu0B0
>夢の話
おまえ、一体何見てたんだ?
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄( ゚Д゚) ̄ ̄| < 寝言は寝てから言え!
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ \
| \ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\ |________|
898 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/08 22:30:17 ID:/q6mzrPQ
スピルバーグは「夢」をどう評価していたの?
ちなみにスピルバーグは「夢」と同じくらい質の高い作品は
まだつくれてないね。
900 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 01:48:30 ID:XowEB8W2
今「生きものの記録」を見終わった
面白かったが、今の時点で見ると、核実験云々とか
中島老人の恐怖感よりも、彼の精力絶倫ぶりの方ばかりが
印象に残ってしまう
「おまえ一体何人子ども作ってるんだよ!」って感じだ。
>>900 家父長制の権化みたいなオヤジが、核戦争の恐怖、などという漠然とした不安から
気が狂う、という映画じゃない? これ、テーマだけなら今でも作れるよ。
原発事故でもテロでも北朝鮮侵攻でも、いくらでもネタがあるし。役者がいない
から支えきれないだろうけど。「東京原発」は未見。
美術の村木氏の本などを見ると、「ロケかな? 借り物かな?」と思っていたかな
りの部分がセットですね。黒澤に限らず、昔の映画を観るとそういう箇所にばかり目がいく。
ロケ先に手を入れて何とかするのは、今でも可能な限りやってるみたいですが。
902 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 09:44:43 ID:1pFqJXRo
>>890 そこで「醜聞」ですよ
映画としての出来は明らかに「酔いどれ天使」のほうが断然上だけど
「好き嫌い」で言ったら漏れは断然「醜聞」をとる。
>>900 いまから半世紀も前ってのは7〜8人兄弟とかはごくごく普通にいて当たり前なんだが
中島ちゃんって子供何人いるんだっけ?
903 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 09:47:21 ID:zOPsdVXr
>>901 まあ、ただ、原発やテロや北朝鮮だと、スケールがちょっと小さくなるので
「地球上ではブラジル以外安全な場所は無い」とか
「地球のどこも安全とはいえないから他の惑星にいくしかない」とか
いうところが生きてこないけど・・・w
あの作品、大詰めで、工場の従業員が「俺たちはどうなるんで?」と
詰め寄ったり、娘婿が「ブラジルのあの人を身代わりにするってことじゃ
ないんですか?」と問い詰めるところで、中島老人の行動原理が破綻する
ところが脚本的に好きなんだよね。
>>902 正妻との間に長男、次男、長女、次女
死んだ妾との間に学生の息子
飲み屋のおかみとの間に娘
えらく若い女(根岸明美)との間に赤ん坊
(まだ抜けてるのがいるかも知れないが)
子どもの数よりも、うませた女の数に感動するな
>>900 女の腹と養育費の方が問題なければ、
男の方は何百人でもOKだろ?
906 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 14:40:20 ID:znXOFmHt
>中島老人の行動原理が破綻する
ところが脚本的に好きなんだよね。
「羅生門」のお前も女の持ってた小刀ネコババしただろ
というのと同じだね。
908 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 16:17:37 ID:PmApyEF3
「黒澤明クロニクル」と「製作の現場」(LD特典)
貴重というか必携なのはどちらだと思いますか?
古本屋で悩んでいるのですが、両方買うお金はない・・・・・
>>890 同感!「夢」を好きなのはその人の勝手だけど、
駄作であることを認めないのはちょっと困るよね!
910 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 18:01:38 ID:XkeZ5HRp
>>909 君も「夢」を嫌いなのはその人の勝手だけど、
駄作と決めつけるのもちょっと困るよね!
911 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 18:14:43 ID:geIZmiTK
910一本取ったり!!
912 :
現実勝利者:04/10/09 18:24:11 ID:ixpUcEuw
913 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 19:36:02 ID:geIZmiTK
>>912 どーーも意味が分からなかったんだが、
「夢」なんて観ている時点で既に負け犬
って、そういう意味かな? 答え合わせ求む。
914 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/09 22:23:43 ID:PmApyEF3
>>908 両方ともヤフオクに出てるんだよな
金額は妥当だと思うかい?>ALL
>>894 >世界で初めて戦闘シーンをマルチカメラで撮った「七人の侍」
エイゼンシュタインが既にやってなかった?
「黒澤明クロニクル」は定価30,000円だから、
(コンディションによりますが)15,000円なら妥当
じゃないかな。
「製作の現場」はどうだろう? 元の特典を手に入れる
ためには、LDを複数枚買わなければならなかったので、
かなりの金額がかかったはずだけど、単体でみれば
10,000円以上はちょっと高い気もします。
917 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 09:44:21 ID:d/6PLNkx
>>914 「黒澤明クロニクル」は、確かに豪華な本なんだが、
ひたすら写真(とキャプション)のみなんだよね。
いや、そういうコンセプトの本なんだから別にいいんだけど、
あの値段からすると内容は正直「こんなもんかぁ」と思った。
そういう意味ではどちらかと言えば「製作の現場」のほうが、
手に入れたときの高揚感があったな。
珍しい写真も多かったし、デザイン画も大判でたくさん入っていた。
上原美佐のゴルフフォーム萌え。
「生きものの記録」が黒沢の最高峰なんだと思う。
演出がダイナミックすぎるし、作家性が一番現れた映画であった。
なまもののきろく
920 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 15:08:34 ID:HXOz/3bK
東野英治郎が怪しすぎないか?
漏れは詐欺師かと思ったよ。
921 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 15:14:59 ID:wtd5KVw5
小麦色の天使達って
誰か知ってる??
も一回見たいんだけど
知ってる人すらいないんだよね
松田洋二主役でもう一人
があおびょうたんってアダナの役だった
922 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 15:31:32 ID:kQKvMdNX
>>918 頼む。「生きものの記録」のおもしろさを教えてくれ!
何をもって最高峰と思うのか。
別に煽りではない。
見方はいろいろあるだろうから、参考までに具体的に解説求む!
923 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 15:58:42 ID:LBe2UgD9
>>922 おもしろい点といえば
・中島老人=三船の見え見えで不自然な老けメイク、キャラ年齢に不釣合いな若々しくて
強い声
・しかし終盤では(話の設定上も更に老けるんだが)なぜか本当に老けてるように
自然になってる不思議さ
・上にもあるように中島老人が女を作りまくりのすごさ
・末っ子娘(「すえ」という名前)だけが中島老人を全面支持するという不思議さ
・わざとらしく挿入されるジェット機の音
などなど
924 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 19:10:05 ID:kTjBkRIw
>見え見えで不自然な老けメイク
そうか?
>中島老人を全面支持するという
別に全面支持してるわけじゃない。
ブラジルに行きたがってるように
描かれてか?
925 :
918:04/10/10 20:25:05 ID:k6D/Dv+H
>>922 はっきりいって面白くはない。しかし黒沢の最高傑作。
1、パワフルすぎる演出力
2、原水爆に対して、あまりにもストレートすぎる恐怖。
そこから出来上がった脚本。
がすべての黒沢作品を圧する。これほどマジな映画はなかなかない。
マジすぎて破綻しているとは思うが。
926 :
918:04/10/10 22:09:24 ID:k6D/Dv+H
今、「英雄」見ているけど、なかなか面白い。
CGをバシバシつかった黒沢映画もいいかも。
あと5年長生きしていればできた。おしい。
927 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 22:57:18 ID:LkivLLdC
>>926 CGに慣れすぎたリアル工房の私には
「七人の侍」を観たときの衝撃はものすごいものがありました。
冷戦初期の一触即発、米ソとも「まかり間違ったら」という時代の不安。
キューバ危機の時、まだ消防低学年だったんだが、
親父が一睡もしないでTV観てたのをやけに鮮明に覚えています。
(子供は周囲の大人の表情に敏感ですから)
今や「生きものの記録」観ても、当時をうっすらとしか思い出せないくらい
こっちの記憶も風化してしまった。
「それなら逃げよう、家族を守ろう」という極く当たり前な決意をした人間が
(中島氏の場合、金銭的には可能ですよね)
その家族から逆にどんどん狂人に仕立て上げられ、やがて・・・
私的にはその不条理をストレートに描き、「本当に狂ってるのはどっち?」って
メッセージを込めた映画「だった」と思っています。
いまや映画の立脚点そのものが風化してますから、心底愉しむのはどうしても難しいでしょうね。
929 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/10 23:35:41 ID:ZJ7DtW/G
>>928 >私的にはその不条理をストレートに描き、「本当に狂ってるのはどっち?」って
>メッセージを込めた映画「だった」と思っています。
というか、その点は誰一人として異論はないと思います。
多様な解釈が分かれるような作品ではないから。
930 :
922:04/10/10 23:54:27 ID:kQKvMdNX
>>918 解説ありがとう。
なるほど。作品熱意は伝わるが、三島の言う、黒澤の思考の単純性と
いう弱点が結果として最も全面に出てしまった例だと思う。
「七侍」後、最高傑作というより、実験作での興行的失敗を拭うのに自らが
最も描きたかったテーマで注力したのは「赤ひげ」ではないのだろうか。
「英雄」ね。張藝謀は「紅いコーリャン」からずーと好きだったが、
変にアメ流ワールドマーケット意識しだしてからちょっと一歩引いてた。
最近じゃ北京五輪のプロモまで作ってたよね。どんどん自分の作風脱皮
して意欲的なんだろうな。
CG使えばいいってもんじゃないが、あえて使って世界的に作品の質で評価
得てる日本監督は押井守くらでは。スレ違いスマン。
931 :
918:04/10/10 23:57:06 ID:k6D/Dv+H
>>928 確かに賞味期限が切れてしまった題材だとは思う。
しかし、冷戦末期の頃小学生だった俺は「はだしのゲン」と
ジャンプ連載の「飛ぶ教室」をほぼ同時に見て、
中島老人と同様のトラウマに陥った。
大江健三郎に代表されるように、日本人とは核兵器を深く恐れる国民。
中島老人みたいになった人も多かろうと思う。
932 :
918:04/10/11 00:15:55 ID:sQyAk+I6
>>930 まあ同意。
「英雄」には「乱」の三の城炎上みたいなシーンがあったね。
言うまでもないがストーリーは「羅生門」。
始皇帝の城の室内の撮影と、武侠映画の簡潔で含みのある表現がいいと思った。
レスしすぎたので、これで止める。スマソ
「乱」の頃までは特撮、CGを毛嫌していたんでしょ。
「夢」「八月〜」では使っているけどねえ。
もっと本格的に使うようになったら、面白かったかも知れないけど、
湯水のようにお金使っただろうねえ。
934 :
922:04/10/11 00:36:39 ID:rQG8hfml
生きてたら小泉堯史が今やってる路線を延長して作っていたと思う。
それにしても今の若いもんはCGないと観れんのかな。哀しい時代だな。
キャシャーン、デビルマンみたいなお子様映画しか撮れんのかのう。
スレ違い多発にてもう降りる。
935 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 02:18:07 ID:vs+mugDO
936 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 07:23:46 ID:w4dr5Ymb
>「乱」の頃までは特撮、CGを毛嫌していたんでしょ。
そんなことはない、新しい技術には肯定的な人だと思う。
毛嫌いじゃなく使えるか使えないかだ。
CGが一般的になったのは「ジュラシック・パーク」(1993)以降じゃないか?
937 :
922:04/10/11 08:31:58 ID:rQG8hfml
その前にグリーナウェーが日本のスタッフと組んで「プロスぺローの本」(1991)
作ってたな。
これが映画でCGおもいっきし使ったほんとの初期のへんかと。
画面に詰め込みすぎて情報量過多で観た後すっごく疲れたw
おっとまたやっちまった。どうもいかんな。
>>936 「乱」の時に幾つかの合成の提案を試すことなく拒否しました。
939 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 12:46:09 ID:gUv3+dtC
>>938 そのくせ、落城時の一の城の、窓からちらちら見えるセコイ炎の合成は許可したのか…
>「乱」の時に幾つかの合成の提案を試すことなく拒否しました。
「乱」ではかなり光学合成使ってる。
秀虎が、狂阿弥を手打ちにしようとした太郎の家臣を弓矢で射殺した
シーンの地面に広がる流血。
三の城で天守閣の秀虎の眼前と背後を飛ぶ矢。
馬上の丹後と狂阿弥が見る炎上する三の城からあがる煙。
楓の方が次郎をレイプするシーンで彼女が蹴飛ばした兜の光の反射。
次郎に追放された秀虎の背後の山にいた登山者2人の姿が現像処理で
消されている。500万かかったそうな。
他にどこで使う提案があったのかな?
三の城の天守閣以外を合成で処理とかいうのなら
拒否は当然だろ。
941 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 15:38:50 ID:4wp8b4Rj
942 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 18:54:45 ID:OgqVRNs7
943 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 20:30:58 ID:LtVUBthe
>>940 メクラには合成なんて見破れないんだから
ほっとけばいいのに。
「じつはこの中にひとつだけウソがあります。さてどれでしょう」とか言ったって
どーせわかりゃしないんだから。
944 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 20:34:28 ID:75d3qgxP
もうすぐBSフジで「乱」始まるね
945 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 21:23:13 ID:rQG8hfml
>>941 否定はしないが説得力がない。画が力強いことは単なる一要素。
映画全体のおもしろさ(=完成度)になるわけではない。
しいてあげたら、程度か。
946 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 22:23:04 ID:ANeWmW8f
新品ピカピカの鎧に衣装
建築物のヨゴシ処理がかなりいいから
目だってしまうね
乱はだめでしょ
947 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/11 22:49:32 ID:zG2LVXEv
>>916 >>917 お返事ありがとうございます。参考にして検討してみます。
しかし、「黒澤明クロニクル」や「製作の現場」って
持ってる人って少ないんでしょうか・・・・・ひょっとして、それほど貴重?
みなさんの黒澤関連必携本ってほかにどんなのがありますか?
太郎が天守閣から見る窓の外。
鶴丸が笛を吹く小屋の窓の外。
末の方の死体のハイライト処理。
そういえば、「スターログ」に「乱」の合成処理の
特集記事があった。
「英雄」の弓矢シーンは「乱」の三の城攻防から影響うけてると思った。
チャン・イーモウは「黒澤映画から学んだ」とよく発言しているから当然か。
950 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 02:03:57 ID:RLTSAH/G
イーモウは黒澤から全く何も学べていないと思う。
ケレンを超え、もはやデフオルメとハッタリだけのCG。
迫り来る矢の恐怖感など「蜘蛛之巣城」の100分の1にも及ばない。
緊張感の無いエキストラ共の顔の表情と動き。
10年後には笑われるだけだ。
951 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 02:28:06 ID:1cTr7XqD
モノクロ&画像の粗さがいい意味で味。
今観ても古くささを感じさせない。
何でもCGに頼ろうとする昨今の風潮はいかがなものか。
(「アポロ13」の発射台のシーンはすごくよかったと思うが)
イーモウは昔の作風のほうが断然よかった。
変にアメ流マーケット意識して、多くのいい監督がその質を下げた。
>>951 CGを使うのはいいけど、951が言う通り
なんでもかんでもCGに頼るってのが問題なんだよな〜
蜘蛛巣城の矢は素晴らしい
953 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 13:59:41 ID:bCRgt3wD
>(「アポロ13」の発射台のシーンはすごくよかったと思うが)
ミニチュア使ってるよ。
あれはミニチュアとCGを使ってるわけでしょ
955 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 15:07:20 ID:1cTr7XqD
>>953 発射シーンで崩れ落ちてくる氷結はすべてCGじゃ ボケ
まぁまぁ
みんな分かってると思うよ
957 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 21:41:15 ID:x7xzEwuZ
>何でもCGに頼ろうとする昨今の風潮はいかがなものか。
(「アポロ13」の発射台のシーンはすごくよかったと思うが)
CGだとロケットの重量感が出ないから
ミニチュア使ったわけですよ。
現に同じ映画の中の宇宙飛行中のアポロの
CGなんか、重量感のかけらもないペラペラ。
CGで何でも表現できるなんて嘘八百。
958 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 22:16:29 ID:i8kPo+P3
>>957 うまく仕上がってる部分ではCGと実写の区別もつかないくせに。
959 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 23:30:43 ID:RLTSAH/G
「スターシップ・トルーパーズ」みたいな大胆CGは
作品の質はさておき、痛快だった。
イーモーの「英雄」CGは横着なだけ。
衣装が良かっただけに、余計に不快だった。
960 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/13 23:37:08 ID:tMmZZ1pm
黒澤のDVDは「姿三四郎」なんかは随分CGで
画像修復されているんでしょ。
要は使い方だね。
DVDの「姿三四郎」ってロシアから帰ってきた完全版なんだっけ?
962 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 00:28:28 ID:7HXfcl0r
>「スターシップ・トルーパーズ」
バグにぐっちゃんぐっちゃん 脳みそチューチュー
これは映画というよりお笑い
それから山田君、960に座布団一枚やってくれ
他のイタでもあったが、露が火事場泥棒でもっていった日本映画を
1本1億で日本に売却ってホントか?
ほんとに露助とチャンコロは
一つとしていいことしやがらねえな!
>>920 あ、自分も。
ブラジルに行くなんて大嘘こいた詐欺師かと最後まで思ってた。
>>932 衣装デザインが娘というのは寄寓な話と思った。
弓矢や格闘に関しては明らかにわざとだと思う。
ファンタジー調のデフォルメで、恐怖を感じさせる意図は存在しないかと。
965 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 12:19:27 ID:7HXfcl0r
たけしの「座頭市」でも、切られる時必ず血しぶきCGってたな
らしいけど、なんかやりすぎとちゃうんか 説明的すぎ
966 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 13:58:34 ID:cl7MiwT6
>>964 >ファンタジー調のデフォルメで
・残念、全くファンタジー感じないわ。
>衣装デザインが娘というのは寄寓な話と思った。
・勘違いしてない?
967 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 15:02:58 ID:S34SGYAk
人が思った感想にまで文句つけるバカに人気あるんだよな。
968 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 21:42:48 ID:8xOuTtbq
黒澤の予告篇ではみんなはどれが好きですか?
影武者スレで予告の話が出ていたもんで。
969 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/14 22:11:22 ID:3YQxgeHB
みんなイイけど、小生は「赤ひげ」。
佐藤勝の指揮、「用意,3,2,1・・ハイ」でテーマスタート。
俺は「用心棒」
仲代と三船の決闘シーンは予告編のほうが好き。
うーん、俺もあえていうんなら「赤ひげ」だが、
アレにしてもラストカットに4チャンネルの録音機が
なんの説明もなく出てくるのが唐突だし…。
ぶっちゃけいうと、黒澤の予告編は説明的すぎて良くないね。
内容を説明しよう説明しようとしすぎている。
予告などは見せ場をつないで見たい気持ちを煽ってくれればいいのに…。
予告といえば、他の組は本編で使われなかったNGカットや
予告編用に撮ったカットで作っているのに、黒澤組は予算があるので
編集用ポジを予告編用にもう一本焼いて本編から予告を作っていたとか。
他の組の助監からはそうとう妬まれていたらしい。
>>971 >4チャンネルの
3チャンネルじゃなかったっけ?
予告編といえば、「天国と地獄」の予告編は少なくとも2種あって
一方が信じられないほどダラダラしていて出来がが悪く退屈。
昔、黒澤の連続上映に行く度にその予告編を見せられたのだが、
あの映画から どうしてこんなにダルイ予告が作れるのか不思議でしょうがない代物だった。
黒澤が作った予告であるはずが無いので、おそらくは助監督によるものだと思うが
ボツにしなかったことが不思議でならない。
975 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/15 21:47:45 ID:CgryyB3Q
>ボツにしなかったことが不思議でならない。
「ホンとはNGだけど小泉のために
OKにしとく。」
NGにして撮り直せば、すぐ忘れる。
このシーン見たら、俺に言われたこと思い出すだろ。
「まあだだよ」のあるシーンの撮影でこんなことを言ったそうな。
976 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/15 21:49:03 ID:xALvJ1Ti
予告編といえば加藤泰が撮った「羅生門」の予告編。
黒澤天皇はかなり不満だったらしい。
カレラコソサムライダ!!
(・∀・)イイ
>>966 > ・勘違いしてない?
ありゃ、黒澤映画の衣装デザインした人と聞いたので、てっきり。
980 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/17 15:34:27 ID:0kQIhX+v
>黒澤映画の衣装デザインした人
監督のインタビューの発言でしょ?
黒澤監督の娘ならはっきりそういうでしょ。
「黒澤監督の娘にやってもらったって」
ちなみに、正解はワダエミね。
981 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/17 18:18:55 ID:OM73UZA8
少年接吻事件はどうなったの?
ホモ野郎、ウザイ
983 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/18 14:09:25 ID:oAWjLxYn
「影武者」の海外輸出用(カンヌ出品用?)短縮版や
「七人の侍」(ベネチア出品用)「隠し砦の三悪人」などの短縮版って
見る手段あります? 輸入DVDなんかはどうなってるんでしょうか
984 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/18 14:34:51 ID:EPwi4lbx
黒澤非公認の短縮版ていろいろありそうだな。
「七人の侍」と「影武者」は監督公認だけど。
京都の博物館にあるシネマテークに所蔵されてる
「悪い奴ほど良く眠る」は短縮版。
ただし、同館で上映される時に配られるパンフに書かれてるのは
完全版の上映時間で、短縮されてる事実にも全く触れられていないので
同館の関係者は全く気づいてないみたい。
東宝が意図的に京都府を騙してインチキフィルム売りつけたのか
どうか知らないが、誰も気が付かないのはどういうことよ。
ちなみに、西の父親が自殺する前に彼のところに
郵便貯金通帳送りつけてきたとかいう、かなり重要なエピソードが削られてたりする。
誰か、黒澤プロに通報してやれ。
985 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/18 22:20:27 ID:XiPOEaWQ
黒澤の短縮版について語るヤシも少ないが、
東宝のLDやDVDがオリジナルネガから焼いていないことに対しても
誰も文句言わないのは何故だ?
「七人の侍」ももしオリジナルネガだったら第一作「ゴジラ」とかと
同じ東宝マークの筈なのに、昭和50年リバイバルのときに作った
ネガから焼いてるから、そのころの東宝マークがついてるとか、
「用心棒」「椿三十郎」なんかも本当は東宝スコープマークの筈なのに、
やはりリバイバルのときに作ったネガから焼いてるから、
スコープじゃない東宝マークが付いてるとかさ。
デュープネガじゃなくてオリジナルネガから焼けば、もう1ランク
良い画質になるかも知れないのに。
『影武者』はフジTVで放送したのが短縮版だったはずです。
米盤LDも短縮版でした。
上杉謙信ほか直接本筋に関係のないエピソードがカットされています。
志村さんのシーンがカットなのはさびしいけど、オリジナル版より
見やすいと個人的には思います。
『七人の侍』は16ミリフィルムが短縮版でした。
同じくフジTVで放送したのも短縮版だったような…
海外版VHS/LDは完全版。逆に昔は国内では
完全版がなかなか見れなかったと記憶してます。
・木賃宿で勘兵衛がしんみりと勝四郎を諭すシーン
・最後の戦いの前の「おまえももう大人だ」のシーン
・戦闘シーンの途中
ほか、何カ所か切られていたはずですよ。
DVDは『七人の侍』は完全版、『影武者』は不明(まだ出てない?)
987 :
この子の名無しのお祝いに:04/10/18 23:45:58 ID:R/L8X0VC
サントラCD作成時の関係者のコメントがあったが
管理のいい加減さにはあきれたな。
「赤ひげ」のデジタルリマスターテープは紛失するは
オリジナルマスターテープは劣化して使えなくなるような
環境に放置しておくわ。
第一、注文したユーザーへウィルスメールバラマクし
BCCじゃなくて、CCにあて先書いて個人情報漏洩させるは
こんな奴が担当者ってのが信じられんわ。
>>985 ほとんどの作品でオリジナルネガが残ってないんじゃ
ないでしょうか。
『七人の侍』は海外短縮版作るときにオリジナルネガを
切り刻んだという噂だったかな。