1 :
愛蔵版名無しさん:
3 :
北坂昭二:03/05/29 01:24 ID:???
直腸指診
4 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 01:53 ID:Sg57jjQa
今日の漫画夜話にけっこう萩尾さんの話がでてきましたね
ですね。
「萩尾さんはここまでやらなかった」といわれてたのは
やっぱり「トーマの心臓」を指してたのでしょうかね。
6 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:24 ID:siSwuusc
ワスレテタ
>1さん、乙です。(ペコリ
7 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:24 ID:Sg57jjQa
うーん、具体的に個別の作品を指しての発言じゃなかったような・・・
8 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:26 ID:Sg57jjQa
あ、遅れましたが1さんお疲れ
9 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:27 ID:d6dPNjpO
24年組全般の話が出てきて、その中に萩尾さんが
入っているという感じでしたね
10 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:29 ID:Sg57jjQa
番組で萩尾さんと竹宮さんと派閥があるみたいな言い方されてなんか心外?
11 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:32 ID:KvWeanoa
夜話、なんだか濃い〜時代の空気に触れたようで面白かったです。
竹宮さんは受け入れ口が広い、というようなことも言ってましたが
確かにエーリクやユーリには、ジルベールやパット程には
感情移入せずに読みました。
どちらかというと萩尾さんのは、ああ綺麗な世界だな〜と眺める感じで。
ツイデニ、1デスガドウイタシマシテ(ホロリ シカラレナクテヨカッタ・・・
12 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:37 ID:d6dPNjpO
マターリいきましょう。
本スレが落ち着いたら、向こうに戻ればいいし。
13 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:42 ID:KBSnDecu
14 :
愛蔵版名無しさん:03/05/29 02:45 ID:Sg57jjQa
しばらくは、この遠足スレに長居しそうな予感
荒らし粘着っぽいし
>10
あれはファン同士の話でしたよね?>確執
24年組ってひとくくりにされてるけど
中でも読者として合う・合わないってあるもんですよねぇ?
私は別に「萩尾派」なんていうつもりはないですが
竹宮さんのは数えれるくらいしか読んでない・・・
けど番組をみてたら「あの時代」の空気を感じられてワクワクしました。
萩尾さんは「スターレッド」の時だった、というので意外。
(既にかなりSF時代だったのですね)
実況スレのほうでは作者同士に確執があったとかまことしやかに囁かれてましたが。
セルジュやジミーの明るさっていうか、少年らしい若々しさっていうのは
萩尾キャラにはあんまり出てこないかなって思いました。
おまけにジルベールみたいなキャラクターもやっぱり萩尾さんのキャラ
ではないという気がする。
萩尾さんの描く少年って、「少年」ではなくて少女の代弁者って感じ。
>セルジュやジミーの明るさっていうか、少年らしい若々しさっていうのは
エーリクなんか少年らしいキャラだと思うんだけど、
竹宮さんはどっちかというと動的なエンターティメントが得意だから
作風の差なのかな?
ジルベールに近いキャラっていうと、メッシュはかなりやおいっぽい
ちょっと男娼みたいなのが入ってるキャラのような気がするけど。
萩尾さんがやおいシーン描いてもあまりエロチックじゃないけどね。
自分が厨房の頃(ちょうとスターレッドが連載中)竹宮恵子の熱狂的な
ファンがいて萩尾を凄く敵視してた。SFも、竹宮のマネだとか言ってて
(これ出すと荒れるかな?)他の竹宮ファンの子も聞いてて
「何いってんの?」って感じだったから、その子がちょっとイタタ…
だったと思うけど、あの時代偏ったファンって結構いたのかな。
SF、少年愛っていう似たような題材の漫画描いてたからどうしても
比較されてしまいがちなんだろうけど。
>>15 まあ、岡田は2ちゃん見てるようなので・・・
>>16 少女の代弁者って的を射てるなぁ。
よく動くキャラでも汗臭い感じがしないし。
少年の汗臭い感じも含めて好きな人は竹宮(リアル少年)寄り、
やっぱキラキラした繊細さが好きなら萩尾(夢想少年)寄り…?
夜話では教養小説だって話も出てましたね。
あの辺の人読んでたおかげか、ヘッセとかも違和感なく入れました。
ハンプティー ダンプティー
使わなかった 肉じゅばん
しりあがり寿の萩尾パロディもの好きでつ。
「夜明ケ」っつのに入ってる短編以外にもあるん?
>19
「白いガクラン」あたりかなー。
萩尾の他に、大島弓子とか、「少女漫画全般」のパロディって感じだけど。
こまわり阿修羅、これ最強。
しりあがり原作(原案?)、奥さん作画の「11月のラジウム温泉」ってのがあったような。
ここでこういうのもなんですが、竹宮さんの男の子のほうが女性っぽいと
思います。はだけた服の前を顔を赤らめて閉じるとか、
恥じらいのしぐさが一昔前(w)の女性的に見えて、言ってしまえば乳首も女の物
みたいだ。感じ方もリアルな分、女?って感じだし
でもこれは竹宮さん否定で言ってるわけではないです。
逆に「残神」の初体験のシーンとかはリアルに描かないのは801が目的でないから
反応するシーンとか省いたと思うし、また酷い事された時もその心の傷の深さ
を描くのに必要で描いていたと思います。
男の子って追い詰められると語らなくなる、マージョリーが対照的に描かれていて
計算してるみたいに思いました。
ちょっと眠いのでまとまってないかも、でも思ったこと書いてみました。
24 :
16:03/05/30 21:21 ID:???
>17
エーリクはその通りだと思います。
が…その下のメッシュについては私はちょっと違う意見です。
男娼…という言葉は違和感がある気がします。メッシュは自分から
キスすることはあっても、作中で男性と自ら関係を持つことはないですし。
個人的には、メッシュはTVなんじゃないのかな?と思います。
女性の名前を持ったゆえの混乱もあるのでしょうけど、両性的というか。
性的な嗜好はホモでもバイでもなくヘテロだと思うのです。
参考までに
http://www.hms-cs.jp/heal/yougo.html >18
私は竹宮=女性からみた少年像
萩尾(初期だけですが)=少年というより少女
だと思ってます。リアル少年といわれると吉田秋生とかいくえみ綾のイメージ。
夢想少年っていう単語すごいわかります。
竹宮さんも凄い作品を描いたなー(過去形)と思うけど
センスは断然萩尾さん派です…
ドイツの少年達が江戸言葉で喋るのは平気だけど
おフレンチどもがカレースープを飲むのはどうかと思っちゃうよー
あと萩尾さんは直接的に少年愛というテーマを中心に据えることが
ほとんどないのも竹宮さんとは違うのかなー
竹宮さんは「少年というものを描きたい」って感じ。ストレートでど真ん中。
>25
スレの主旨とは違うんだけど、ちょびっとツッコミ。
インドのスパイスをふんだんに使った料理の総称が「カレー」の原型だけど、
それをもとにしてスパイスをミックスして、いわゆる「カレー粉」というものを
作ったのはイギリス。
で、それがフランスにも渡って、かなり長い間「カレー風味」の料理には
フランス料理、というイメージがあったそうで。
日本でカレー料理が紹介された大正時代にも、「仏料理のカリなるもの」と
いう引用文があったとか(当時の具はシーフードとカエル…)。
なので、「フランス人がカレー風味の料理を食する」というのは、わりと普通の
ことだったりします。
…出典がわからないので、マヌケなことを書いてたんだったらゴメソ。
27 :
愛蔵版名無しさん:03/05/31 02:31 ID:pF56g4HL
どこが江戸言葉なんだ?
俺はてっきり福岡なまりなんだと思ってたぜっ
28 :
25:03/05/31 14:20 ID:???
>26
ア、アタイ知らなかったん…燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや!
>27
あーごめんフィーリングで物事言った。なんとなくねー
うちの母ちゃんが学生時代「ポーの一族」のエドガーを見たとき
「なんかオカマみたい・・・。」と思ったと言ってた。エドガーっておかまっぽい?
あと「トーマの心臓」の事を聞いたら「ああ、あのちょっと変わった漫画ね。」
という返事が。
>>30 「小鳥の巣」でダンスの授業の時エドガーが女役だったっけ?
よく妖しい魅力があるようにいわれてたしなぁ。
あ、エディスの服着て化けてたか。
普通に少女っぽいといえばアランだと思うけど。
>31
>普通に少女っぽいといえばアランだと思うけど。
そ、そうかぁ?アランはいかにも少年っぽい。
33 :
愛蔵版名無しさん:03/05/31 19:26 ID:+Zs07bqN
高級な言い方 「両性具有的魅力がある」
下世話な言い方 「おかまっぽい」
34 :
直リン:03/05/31 19:27 ID:OhUWZzng
最近「トーマの心臓」読んだんだけど、
(今でも違和感なく読めるのが、オドロキ)
あれって、ハッピーエンドなんですか???
作者、ハッピーエンドのつもりらしいが????
ユーリはいいキャラだけど、イマイチ
結末が腑に落ちん。
放課後の夕日差し込む教室で読まなきゃ意味わかんないのかね。
36 :
愛蔵版名無しさん:03/06/01 01:13 ID:kfo2gkep
先生には何人ぐらい、子供がいるのでしょうか? みな漫画家ですか?
37 :
愛蔵版名無しさん:03/06/01 01:18 ID:wN4328kx
プライバシーに触れるので答えられません。
>>35 結論がでなくてああするしかなかった、
というか作者本人も正直逃げてしまった
みたいなこと書いてなかった?
その結論を残神で出すのかと思ったんだけど・・・
>>38 あ、そうなんですか。
作者に結論がでなかったんなら、読者にわかるわけないなあ。
せめて、ユーリのサイフリート的側面(があるんだよね??)
をもうちょい、掘り下げてくれたらって感じ。
私も最近気になっていた、トーマのラスト。
結局、エーリクに告白したユーリは、そのときエーリクをトーマとして
見做していたんじゃないかなって思ってしまって。
それに、家のなかの子どもになれなかったオスカーの姿が重なってしまう。
しかもこれからユーリは、苛まされながら生きていくんだよね。
うーん。上手くいえなくてスマソ。
え??
ユーリ、エーリクに告白したっけ??
ユーリの抱えているトラウマって、
1:父親がギリシャ人で祖母に嫌われている。
2:トーマの件
3:サイフリートの件
があり、これらは相互に関係ない。
普通の成長物語だと、かくもトラウマに満ち溢れたユーリが、
エーリクや仲間たちと出会って、解放されるとかいうふうになるんだと
思うけど、そうならないのが、萩尾流??
>41
告白っていうのは、愛の告白じゃなくて、サイフリートとのことを、
エーリクに告白したってことです。目的語が無かったね。分かりにくくてスマソ。
それと、1も2も3も相互に関係ないってあるけど、そんなことは無いんじゃ?
1によって、ユーリは品行方正に生きるという呪いを受け、
だからこそ3の標的になり、3を苦しみ、それが2に繋がったんだから。
>>41 41さんは基本的に読み違えてる部分がすごく多いような気がする。
そもそも「成長物語」じゃないし・・・
でも、41の言うようにラストが気になる。
>>38にあるように結論がでなかったというならむしろその結論が
でなかったという事実(別の物語)の方がおもしろい。
「残神」いたるまで「トーマ」の命題をひきずってきた萩尾望都。
たしかにあのラスト、ユーリは愛を受け入れるけど神学校にいってしまうんだよね
―それも「ルネッサンスとニューマニズム」を持って。>41の言うように
あのまま、友人を通じて解放される、愛はサイコーという分かりやすい物語なら
ユーリは神のもとにいってしまわなかっただろう。
「ルネッサンスとニューマニズム」
>>44 >
>>38にあるように結論がでなかったというならむしろその結論が
>でなかったという事実(別の物語)の方がおもしろい。
たぶんあの時代は
「それでも結論のようなモノを出さなければならなかった」バックボーンがあったんじゃないかと思う。
連載自体がかなり無理を言ってはじめたものだったらしいし
それで結論がでないからといって
そのまま作品を読者に投げるわけにはいかなかったんじゃないかな?
47 :
愛蔵版名無しさん:03/06/03 03:51 ID:hF2khxIN
>>44 そっかなー。
愛を理解したからこそ神の下に行ったのだと思うなー
ユーリが「人は一人では生きていけない」と気づいたのは分かった。
しかし故に神父になるは、やはり説得力が足りなかったと思っちゃう。
学園で一番神を信じていたのは、実はサイフリートだという説がありました。
反面教師ゆえに、お互いに強く惹かれ(性的にも)たっていうの。
サイフリートがもし神父になっていたら・・・怖いけど魅力的だろうね。
ユーリって元々神父目指してなかったっけ?
目指してはいないでしょう。
将来の職業を語ってはいないけど「祖母に負ってもらった父の負債を返済
するために必ず成功する」と自宅でエーリクに話している部分で、社会的、
世俗的な職業と想像できる。少なくとも神父が儲かるとは思えないし。
トーマの最後に震えるほど感動した。
結論といっても作者が答えを提示するような結論は白けるし
あの終わり方以外考えられない。
読者に想像させる余地のあるラストが好きだ。
私は、なんか悲しくなったな。結局エーリクはトーマの代わりみたいな
感じだったし、オスカーは、「気付いて」もらえたけど、それだけで…
追っても無駄だろう エーリク トーマは彼をつかまえた
ここらへんが悲しくて悲しくて…行かないでよユーリって思った。
でもユーリはユーリでこれから目をそむけ続けたトーマの死に向かい
あって苛むんだろうから、またまた悲しくなった。
>>47 そう、愛を受け入れられたから神学校へいったんだよ。
ただそれは、純然と人の間ので、愛(人間への信頼)に充たされたわけじゃなかった
ということを意味するとおもうのです。もし、ユーリが完全に愛に充たされていれば
なぜ神学校に行こう、既に違和感なく愛を獲得しているのに。
ある意味では神さまにたよらざるをえなかった、人間になれなかったのではないかしら。
すべての人間が自分を愛している。否定しつづけたものを受け入れたから、
一人で行くユーリは何も淋しくないんだな、とむりやり思ったよ当時。
橋本治が「訪問者」について書いた文書なんだけど、
『トーマの心臓』はヘンだ。なにかが違っている。完結した後でも、
どこからか不幸せが湧き上がって来る。それを“美しい”ですませて
しまえるのなら何も問題はない。でも不幸が湧き上って来るのなら、
それは完結したことにはならないのだ。
この不幸感が、登場人物への哀憐を永遠に呼ぶのかもしれん。
56 :
愛蔵版名無しさん:03/06/03 22:59 ID:VZYOuhrn
成人になってから初めて読みましたが「トーマの心臓」は愛の支配、隷属の神話だと思いました。
トーマは愛の殉教者として神格化され、ユーリはトーマの愛の支配を受け入れるために神父になるし。
サイフリートとユーリの関係もユーリ、トーマの関係の裏返しともとれるのでちょっと悲しい。
残神は愛の支配関係からの脱却がメインテーマなので、これまでの自作にケリをつけようとしているんだなと思いました。
リアルで読んでた時はただ、ただ、キャラ萌えしてたな。
>53
個人的な解釈だけど、ユーリが気付いた愛はアガペーだったんじゃないかな。
オスカーやエーリク、トーマとしてみれば、ユーリを愛する気持ちはフェリア
(もしくはエロス)だと思うんだけど、ユーリはずーっとその愛に満たされて
いたし、そのことを知っていて撥ね退けていたでしょう(=ぼくはきみなんて知らない)。
で、ユーリが神様なんて信じていないっていうのは自分の為の誤魔化しで
本当は信じたい!って気持ちがある。けれどサイフリートとの一件によって
それは抑制されている。つまりユーリはアガペーを受けられずにいる。
エーリクによってトーマの自殺の真意に気付いたユーリは、トーマを天使と見做し、
エーリクをトーマと見做した。そしてとどめに、オスカーをキリストと見做した。
(=きみもまた ぼくの舞台をだまって見ていた)
アガペーに気付いたユーリは「ぼくは幸せではなかったか?」と自問する。
そして「もう一度神の御前で語りたい」と思う。
しかし、フェリアを持ち合わせたオスカーにとってはそれはユーリがトーマに
捕まえられたようにしか見えなかった。なぜなら、トーマ、エーリク、オスカーの
中で、本当にアガペーを与えた天使はトーマだけであったから。
長レススマソ。(しかし自分で書いてて結構気に入った。)
ちなみに今トーマ貸し出し中の為、台詞は違ってるかも。
59 :
KMJ:03/06/04 00:50 ID:???
>57
オスカー!きゃーきゃー!だいすきー
その後一条センセの砂の城でまんまトーマやってましたが。
>52
>でもユーリはユーリでこれから目をそむけ続けたトーマの死に向かいあって苛むんだろうから、またまた悲しくなった。
「もう一度主の御前で心から語りたいと思い・・・」の時のユーリはトーマのことを昇華していたと思うよ。
トーマは一生ユーリといるだろうけどもうユーリを苦しめたり悩ませたりする存在ではないはず・・・
でも「ユーリいかないで」って悲しかったな。
「追っても無駄だろう エーリク トーマは彼をつかまえた」オスカーのセリフには泣けた。
なんか根底が凄く「西洋思想」なんだなーと>58を読んで思った。
ユーリ行かないで!などとあわせて鑑みるに、アガペーはやはり、「至上」なのでしょうねぇ・・・
それをフェリアやエロスがわ(読者もここに含まれるよね?)から見ると切なく、不幸を感じるのでしょうか・・
58にそって考えるととても理屈が通ってますね。
アガペーだのエロスだのの言葉持ち出して長々空虚なウンチクたれる奴が個人的に
だいっきらい
>62
別に58はスレ違いなわけでもないだろう。
空虚なのはどっち、とかなるからスルースルー。
半神がいい
たとえ至上の愛だろうが、自殺されるのはやだろ〜。
『イグアナの娘』のラストに納得したという知人に
萩尾は本当に母を理解できたんだろうか、許せたんだろうか、と聞いてみた。
すると「萩尾本人は知らないが、作品では浄化されている」と言われた。
長年、母殺しの作品を書いてきた萩尾に自身が納得できる作品を描けたのだろうか。
なんだか無理に娘の気持ちを浄化させて描いている気がするのだけれど。
そして、残神に引き継がれていく。でも残神とイグアナは繋がってないのかな。
フェミニズムにやたら拘る知人が萩尾作品の場合もそういう読みをしている。
親子関の愛とか憎しみとか、そういうのをメインに読んできたんだけど、
フェミニズムって萩尾作品ではそんなに重要なのかな。
↑あ、「フェミニズムって萩尾作品ではそんなに重要なのかな」の、
萩尾作品とは「イグアナの娘」を指します。
>>67 残神のラストを見る限り、まだまだ闇の中って気がする。
ただ「イグアナの娘」のラストも嘘ではないと思う。
萩尾さん自身そう思って救われた気持ちになれた時もあったんじゃないかな。
ただ人の気持ちって何のきっかけで一気に救われるものじゃないから
(嘘みたいに劇的に救われたりする漫画も世の中には多いけどね)
うまく表現できないけど
そういう振幅があってだんだん時間とともに変化していくんだと思う。
漏れは
>>58のような西洋哲学思想からのアプローチは、全然ありだと思うが
そこまで割り切っちゃうと、個人的にはちょとつまらない様な、味気ない様な気になってしまうな。
トーマを読んだあとの、嬉しいような悲しいような、なんかもやもやした感情が好きかも…
71 :
58:03/06/04 14:04 ID:???
>70
一応、自分でも自分の分析癖は自覚してます…。
世の中には分析したくない人も分析する必要がない人もいるのに
なんか押し付けがましい厨臭い文章ですね>58
62さんはじめ、不快な思いをさせてしまった方ごめんなさい。
今度からうんちく垂れる時は、ひとこと述べておきます。
↓うんちく
>61
さらにそのアガペーが「抑圧され」ているっていうところがポイントなのかな、
と思います。ユーリが友人いなくてひとりぼっちだったら、また友愛の
価値もかわってくるんじゃないのかな、と。
>>56 なあるほど。
死んだトーマの愛を受け入れたために、神父に!!
そう考えれば、一応、まとまってるし、
「トーマがかれを捕まえた」(だっけ)というのも、
そう理解するしかなさそうですね。
そうすると、
俗世間的恋愛から、超俗的愛へ、ということで、
理解できるな。ちょっと、すっきりしましたね。
まあ、不鮮明にみえるのは、われわれに、超俗的愛が
理解できないせいかな。
実は、読んだとき、神学校に行くのが、単なる逃避にしかみえなかったので。
ユーリはいいキャラでしたね。
73 :
愛蔵版名無しさん:03/06/04 16:33 ID:NWCQuse9
>>72 >まあ、不鮮明にみえるのは、われわれに、超俗的愛が
>理解できないせいかな。
われわれ、じゃなくてあなただけだと思うのは自分だけ?
76 :
愛蔵版名無しさん:03/06/04 19:07 ID:8wC7r/pN
>74
まぁもちつけ。
超俗っていうのはアガペーかな?
だとしたら東洋人には解りづらい概念だし。
>72は前の十数レスの焼直し。
ギスギスする事でもないかと。
77 :
愛蔵版名無しさん:03/06/04 19:09 ID:Ci6oZr8F
>>58 ふむふむ。
じつは私は
>>53なのですが・・・。
ユーリは「フィリア」(友愛)には満たされていたが、「アガペー」は抑圧されていた
しかし、やがてエーリクやオスカーにより、トーマの「アガペー」を獲得する。そして
>アガペーに気付いたユーリは「ぼくは幸せではなかったか?」と自問する。
>そして「もう一度神の御前で語りたい」と思う。
ということでつね。
せっかくレスをいただいたのでワクワクしながら読んだのですが。
なぜユーリが神のみまえにいこうと決意したのかわからないぽ・・・。
79 :
58:03/06/04 21:30 ID:???
↓↓うんちく注意↓↓
>78さん
本題説明不足でごめんなさい。
あくまで個人的な解釈ですが、ユーリは神様をめちゃめちゃに信じてる
っていうのが私の中に大前提であるんです。
父のような立派な人間になりたいっていう目標が、サイフリートの一件で
本来の道から逸れてしまった。自分が彼に惹かれていたこと、足にキス
して烙印を負ったことの辻褄合わせで「神様を信じない」振りをしていた。
それでも神様は、トーマという天使やエーリク・オスカーを通して
ずーっと自分を愛してくれていた。それに気付いたときの、ユーリなりの
償いなのかなって思いました。自分に嘘をついていた自分にけりをつけるというか。
うまく説明できなくてごめんなさい。
「トーマの心臓」を読み終わった時、ヨーロッパ人(キリスト教徒)って
宗教が人生の大部分をしめるんだーと思って納得しちゃったんですが、
それじゃ単純すぎかな・・・
>80
全然いいと思う。感じ方は人それぞれだし。
ものすごーい的外れな答えでない限り。
人は一人では生きて行けない
私にとってのトーマの心臓のテーマはそれだけでいいや
結局トーマは「アガペーサイコー!」ってことでつか?
アガペーとか西洋思想とりあげるのはいいけど、話が全然わからないし、
面白くない。アガペーって何ですか?
>84
おいおい、素直に分からないというのはいいが
まずググれ!
キリスト教的な愛の考え方(種類)
1 エロス 性愛 恋愛
2 アガペー 友愛 人類愛
3 神に対する愛 信仰
>>76 >超俗っていうのはアガペーかな?
>だとしたら東洋人には解りづらい概念だし。
ていうか萩尾望都を読むなら避けられない命題だと思うので
理解できてないと本質を読み違えると思う。
残神でも同じテーマが繰り返し語られるし。
>84
神様
↓ ↑
アガペー エロス
↓ ↑
人間→フェリア←人間
こ、こんな感じかな??神様からの愛がアガペー、神へと昇華する愛が
エロス、人間同士の愛がフェリア。
結局、トーマは、宗教的テーマだったんですか。
個人的には、ちょっと、つまらないなあ…
神学校にいったユーリが、「車輪の下」的展開になるのを希望したいところ
トーマを読んでみて、ぐいぐい引き込まれた割には
どうもつかみきれずに、もう1度一気に読んでみた。
ここにきて、みんなのレスを読んで、やっともやもやが晴れた気分。
なんていうか、「こうなって、ああなって、それからこうなって、最後に
こうなった!!」みたいなわかりやすい内容じゃない、精神世界的な
宗教的な内容で、難しかったよ。
毎日をのほほんと深く考えずにお気楽に暮らしてる私には、
なおのこと「???」だった・・・ちょっとなさけない・・・
88はどこで聞いた話かな・・・?
何かの漫画?
自分はプロテスタントのクリスチャンですが、(っつても結構不熱心な)
時々、神の前に立たねばならない、というよりは、神の前に立ちたい、
神と対話をしたい、という気持ちにかられることがあります。
そして、どんなに神から逃げ回っていても、神は常に自分を見つめ、
裁くかわりに許してくれている、という何ともいえない気持ちになります。
ユーリが神学校へ行った気持ち、なんとなくわかる気がします。
自分対神という一対一の関係だけではなく、神は、
人間対人間という横の関係の中にも宿っている。
ユーリは、トーマをはじめ、登場人物との関係の中で、
地獄も罪も、愛も、悪魔も、そして神様も見たんだと思う。
私には、ユーリの進路は、現実逃避や、悲しい結末ではなく、
自然な選択に思います。こう、世を捨てる出家という感じではなく、
神と人間の世界を真実の目で見つめるための、ユーリが自分らしく
真実に生きてゆくために必要な選択というか。
ラストでオスカーが、もっと勉強しなけりゃだめだよ、といってたけど、
それはユーリも含めて、みな人間は神の世界の学校(この世)で勉強してゆくことが
イコール人生を生きることなんじゃないかな。
その勉強というのは、愛を学ぶ、ということなのだと思う。
私も論理的なことはあまりわからないけど、これがトーマのラストに
対する素直な感想かな。長くてスマソ。w
>>92のような感覚が理解できるかどうかで、
トーマの読み方、まったく違ってくるなあ。(私は不理解な方…)
知識としてアガペーとかなんとかいっても、
実感できないからねえ…
私も信仰をもってないけど、92のような考え方はなんとなく理解できる。
・・・というか、ここにきて、レスを読んでみて、なんとなくもやもやと
わかったようなわからないような感覚だったのが、理解できるように
なったんだけど・・・
ユーリは全てを受け入れて、自分自身をも許すことが出来て
ある意味救われて、神学校に行ったんだと思うな。
だから、私としては、一応、この話はハッピーエンドかな。
私も92と同じ感覚で読んでいたな。
トーマは頭で考えて分析して理解しようとしたらダメ。
感じるものかな。
愛って論じるものじゃないでしょ。
トーマって難しい話のようだけとっても単純な話だよ。
萩尾望都ってクリスチャンですか?
ユーリは神の一番大きな愛「赦し」がわからなかった。
実感できなかった。
彼は時計を盗ったレドヴィに「すべて告白すれば神様は許してくださるよ」と言っていながら
自分で自分を許していない。
あまりにもストイックて清すぎるために彼は苦しむ。
「校長先生を許していた?」と問うユーリに「ぼくは待っていたそれだけ」と答えるオスカー。
ユーリは愛と赦しを実感し新たな旅立ちをする。
彼は、心を閉ざしていた今までも愛に護られ幸福だったとわかる。
神の御前で心から語ると言うのはユーリにとって多分至福。
「彼を生かすためにぼくはぼくのからだが打ち崩れるのなんか何とも思わない」というのは
究極のアガペー愛。
>知識としてアガペーとかなんとかいっても、
>実感できないからねえ…
アガペーが実感できないなら母性愛を考えてみたらどう?
それもアガペーだよ。
子供の為に親なら命を投げ出すでしょ。
無私の愛だよ。
アムール―君たちはあのアムールのことを聞いたことがないだろうか。雪の降る日の陸橋
遺書をだしてたえず「私はユーリを愛している!私はユーリを愛している!」と叫んだアムール
のことを。ユーリにはまさに神を信じられずにいたので彼は冷笑のまとになった。
「君などに支配されやしない」あるいは「愛されれば愛し返さなければならない?」そんなふうに
ユーリは口にした。アムールは彼のど真ん中にどびこみ彼をとらえた。「ぼくは君を愛している
おまえをわたしが!わたしはアムールなのだ!」
それまだユーリの耳に達していなかった。雷鳴と稲妻も時間がかかるし、星の光も時間を必要とする
行為とても、それがなされたあとでさえ、見られ聞かれるためには、やはり時間を必要とするのだ。
この行為はユーリにとって、もっとも遠くにある星よりもまだ遠い―にもかかわらず、かれはこの
行為を行ってしまったのだ!―さらにひとの話では、アムールは同日さまざまな教会に侵入しては
彼の「ガブリエルのラッパ」を吹いたとのことだ。釈明を求められると、彼は同じ様にただこう
答えただけだという、「教会はもしユーリの行き先のメルクマールでなければ、いったい何だと言うのか」
>>89 >結局、トーマは、宗教的テーマだったんですか。
トーマの心臓では宗教的テーマを借りてはいるけど本質は違う。
結局は萩尾の作品には「利己的な愛」と「絶対的な愛」の対立
「利己的な愛」によって支配される生贄とその苦しみ
これが繰り返し描かれている。
>100
うん、ドウイ。
私は基本的にトーマにあるのは宗教的な意匠でしかないとおもいます。
「キリスト教」「アガペー」「エロス」こういったことばはサブカルの域をでてはいけない
と思うのです。ただ、トーマとエーリク=オスカーの愛を区別するのには意義が
あると思います。
しかし、ユーリの選択は気になります。あれをある種の愛の至上性の物語として
みていいのか・・・ところでユーリがもっていった本、タイトルが「ルネッサンスとヒューマニズム」
だとうことはスルーされるんでつね・・・
初めての萩尾作品でトーマを読み終えました。
次に何を読むのがオススメですか?
>>102 代表作ならポーの一族なんかどうでしょう?
読みきり形式で時代があちこち飛ぶので
最初は頭こんがらがるかもしれませんが、理解しようとして何度も読み返すとまたいろいろ楽しめる作品でつ。
これはほんとに名作です。
小学生の時はじめてコミックス買ってもらったのがポーで
理由は「立ち読みだけじゃ理解できなかったから」(笑)という私・・・
>98
ただその母性愛を萩尾望都は嫌悪しつづけているけどね。
母性愛とアガペー混同は、萩尾論に於いてはこんがらがりそう。
>101
萩尾的愛の対立を書くのに、トーマで萩尾がキリスト教の形式を
借りたように、トーマの説明に西洋哲学を借りるのもありだと思います。
トーマはアガペーを書いた作品だ!っていうんじゃなくて、トーマを
アガペーで説明するとこうですよ、って感じかな?
>91
何か間違ってるの?
>>104 >ただその母性愛を萩尾望都は嫌悪しつづけているけどね。
>母性愛とアガペー混同は、萩尾論に於いてはこんがらがりそう。
こう書くとさらに萩尾さんのバックボーンを知らない人に誤解されそうだから補足ね。
一般的に言われる母性愛は自己犠牲の愛であり、アガペーそのものだけれども
萩尾さんがご両親から受けた「愛」は
支配する愛であり、
非常に自己中心的な愛で決してアガペーではなかった。
それゆえ萩尾さんは一生を掛けてそれから脱却する苦しみのトラウマを抱えることになり、
同時に「母性愛」への不振と嫌悪が生まれる。
全作品を通じて「愛」への不信感が描かれるのはそのせいだと思う。
萩尾さんもユーリがどこまで救われたか責任もてないようなことを
インタビューで言ってますよね。突き詰めたのが「残酷」なんだと
思うけど、ユーリは宗教に上手く逃げたように思われる。
>>106 エーリクやオスカーや読者は
トーマの全てを赦し包み込むアガペーの愛を理解したユーリが
自分たちの所へ「戻ってくる」ことを望んでいたんだろうし
個人的にはトーマでさえも「戻って行って」欲しかったに違いないと思ってる。
それなのにユーリはトーマの愛を抱えてひとりで行ってしまった。
それが読者には逃げに映るんだと思う。
たぶん、全てを受け入れて、また人の中に戻っていくことができたとき
ユーリがほんとうに救われたと言えるんじゃないかな・・
>105・106
なんだか、そういわれると愛に満たされなかった子どもが
自分に子どもに愛を与える番になって、愛しかたがわからず逡巡しているかのようだね。
愛を描こうにもかけないというか。
>>108 それはある意味正しい解釈だと思う。
残神でも「子どもは親のトラウマに捧げられる生贄だ」みたいなこと
ジェルミが語ってるし・・・
>>102 日頃どんなもの読んでますか?
SF好きなら「11人いる!」とかもお奨め。
トーマつながりで「11月のギムナジウム」や「訪問者」を
読んでみるのもいいかも。
「11月の」はトーマの前身みたいな作品でキャラもかぶってます
「訪問者」はオスカーの外伝。
111 :
92:03/06/05 23:05 ID:???
>106,107 なるほど。何回も書き込みに出ているように、逃げという風に
とれるのかもしれないね。
私はクリスチャンの自分の感覚を通してしか見れないので、その感覚で見ると、
神学校に行こうと、みんなの前にとどまろうと、ユーリが対面せねばならない
ものは、やっぱり神であり、すなわち自分自身の内面であると思う。
神の前で語りたいと思った瞬間に、トラウマや絶望が解消されるのではなく、
はじめてそれらの逃げたいような事柄と、「共に」生きてゆく、向かい合って
生きてゆきたいと思えるようになったというか。
罪、愛、友人、悪、性的な愛、そして神、そのすべてを自分は内包していて、
それを隠したり、否定して忌み嫌ったりするんではなくて、自分とは
そういう存在なのだということを、「認めたい」(決して認めて悟った
わけではなく)「自分をしっかり見つめたい」という気持ちに、なれたというか。
人の中にはいるよりまずユーリは、静かに自分自身と向き合う時間、
神と対話をする時間が必要だったんだと思う。
それは、一生孤立して神との関係のみに生きるためではなく、
人間として復活して生きてゆくためにも必要な時間というか。
112 :
92:03/06/05 23:07 ID:???
すんません、長い上に「というか」の連発・・・
いんじゃなーい。
私はなんであれが「逃げ」になるのかサパーリなほうなので
92さんのは共感できるところもありで面白いですょ
作者がどこまで救われたか?というのを深く突き詰めず、
「ユーリは宗教にお任せします」と言ってるような。
創作って読み手に想像させるというかアソビ、ゆとりの部分がないとつまらないと思う。
何でも作者が解決、答えを提示じゃ「な〜んだ」ってことになりかねない。
トーマはあの書き方以外には考えられない。
創作って下手に欲張ると破綻するしね。
萩尾望都は「逃げた」というより「突っこまれてかわした」だけでは・・?
それで未完のテーマを別作品で追求するのはよくある事だし。
>>103>>110 レス、ありがとうございます。
ポーの一族は、はるか昔からタイトルだけはよく知っていました。
なぜか当時は、絶対私には縁の無いタイプの漫画だと思い込んでました。
私が好きな作品をひとつあげるなら「日出処の天子」です。
「11月の・・・」はキャラは「トーマ・・・」と重なってるようですが、
まったく別のお話なんですよね。
オススメを頭に入れつつ、ブクオフであったものから読んでみます。
>>111 >人の中にはいるよりまずユーリは、静かに自分自身と向き合う時間、
>神と対話をする時間が必要だったんだと思う。
自分もそう思った。
だからこそ「ユーリはまだ救われてないんだな」とも感じたし
トーマのラストでやっとユーリの再生がはじまったばかりなんだなとも思った。
>>111>>119 いいね。 なんか分かる。
>>84 >アガペー
無心論者の人にはピンと来ないかもしれないけれど、
神が人間に対して与える、無差別で平等な愛を基本とするキリスト教的愛。
性愛とは関係のない愛のことだよ。 精神的な、神聖なる愛。
具体的には「神が人に対してもつ愛」「人の神に対する愛」
「人間の間の(犠牲的)兄弟愛」「他者を生かそうとする他者中心の愛」など。
エロースの方は、何ものかを所有せんとする欲望、愛。
普通には性的愛、つまりエロティックな愛。
プラトン哲学に於いては、知識を求める衝動、知に恋焦がれるような
精神的な愛のことも指す。
ということで、トーマのユーリへの愛は、「他者を生かす為の愛」であったので
アガペーだったのかな。
ユーリのトーマへの愛はどのようなものだったのかな?
ユーリがトーマ個人に特別な感情をもっていたというより、
トーマの行為によって、アガペーに向かったのでは。
122 :
愛蔵版名無しさん:03/06/07 23:21 ID:dmZXlzIj
「トーマの心臓」という題名がまずスゴイと思う。
最初聞いたとき、「羊たちの沈黙」と同じ傾向の漫画かとオモタよ。
「トーマ」の真髄は、少年たちのかけあいの絶妙さだと思うんだけど。
いかにもそこにいるかのような、自然でリアルな少年たち。
中学・高校時代のときって、「今この瞬間」が物凄くいとおしくなるときがあったけど、
(文化祭とか音楽会の練習のときとか)
それを切り抜いて漫画にしてしまったような感じ。
なんかうまく言えないや。
つらいこと悲しいことも一杯あるけれど、
「今ここにいること」、それ自体が素晴らしいことなんだから
自分も人も大事にせえやっていうメッセージを感じたんだけどな。
アガペーだとか何だとかは難しくてよく分からないや。
123 :
KMJ:03/06/07 23:39 ID:???
ずんずらずんずらずらずらずん
翼、いらんずら。
殿馬の心臓
>122
そうそう、トーマのコマの一つ一つに「この瞬間」が凝縮されている。
教室の中でトーマ読んだからリアルと重なったよ。
そしてスレが止まった。
126 :
愛蔵版名無しさん:03/06/08 19:29 ID:u5SPGT3G
>「トーマ」の真髄は、少年たちのかけあいの絶妙さだと思うんだけど。
サンセー。「トーマの心臓読んだけどさっぱりわからなかった」という人、
全体はわからなくても個々のやりとりの面白さも感じなかったかな、といつも
疑問。
トーマの心臓、なんかよくわかんなかったけど切なかった。
明け方に読んでたから切なさ倍増で中々寝れなかった…。
私はわりと初期の短編が好きです。
「秋の旅」とか「塔のある家」とか…
まるで洋画を見ているような独特の雰囲気が
ありましたね。
トーマはやっぱり美少年が売りだろ〜…。
ユーリの襟をたださなきゃ、理想のドイツ人にならなければっていうの萌えるなぁ〜
ピシッとした服装に、ドイツ語の発音。。なんかムチャクチャ色気ある。
「その中に僕の父はいなかった」というユーリの理想のドイツ人になる決意は
泣かせる。
132 :
愛蔵版名無しさん:03/06/12 02:30 ID:spLV/sGg
>100
亀レスですが、物凄く本質をとらえていますね。
猫飼い漫画家ってよくコマのはしにでも
なんとなく猫を登場させたりするけど
萩尾さんってあまりそういうことしないですよね。
記憶にないんですが。
コマのはしじゃないところでは猫見たことある。
プ史キャットとか、ユーリのバーサンに抱かれてたり。
♪しっぽでてんてん アシストネーコー
ひろって育てたこの恩を 今こそ アダで返すときっっ♪
…萩尾さん御自らお歌いになった「アシスト・ネコ」という歌が…。
ゴマアジが大好きだったネコってこの子のことだったのかな。
そういや割と少ないね>猫
「この娘売ります!」のナニィの猫(オランジュ、ペーシュ、フレーズ)
ぐらいかな、ぱっと思いつくのは。
コミックスの柱にはけっこう出てたかも。
毛糸だまにじゃれないで だっけ?
138 :
愛蔵版名無しさん:03/06/17 16:13 ID:dfCGv1RT
作品集は表紙が赤いやつのほかにも数種類ありますよね?
どれを買えばいいんでしょう?
マージナルでカンパニーの猫が出てたっけ。
あと、丘の上のあぶない家にも出てきてた。
あぶない丘の家
あぶない家の丘
「白ケムシ」っていうのは、マネージャーの城さんの猫だっけ?
むかしのサービスカットにちょこちょこ出てましたね。
なつかすぃ〜。
いまごろよんだんですがージナルすごいいい。よかった。
話の展開がくるくるまわって。ああいうの好き。
トーマ:俗的で申し訳ないが訪問者を見たとき、最後ちらとでるユーリの不細工さに
ちょっとガッカリした・・・
あの頃かなりプクってましたからね…(w。
続編です。
バルバラ、出ましたか?
26日じゃなかったっけ?
そうなんだ!アリガトウ
探しに行こうっと。
(゚Д゚)は!オシエテチャンに教えちゃった・・・・・よ
いいじゃん別に。
コミックス出るの待ってる人多いからね。
教えてもらったオシエテチャンはみんなにオシエレ!!
154 :
149:03/06/25 00:06 ID:???
それで いいす
みんなって、誰?
バルバラ買った、読んだ。うむ、面白い
しかし、萩尾先生はこの話を最後までちゃんとまとめられるのかなあ。
がんばって 応援しましょう!
ところでネタバレ解禁は1週間くらい?
バルバラ買った2。
これはフラワーズもかっちゃうわ。
次回買えば、一話分しかあいてないから、連載派になるチャンスよ!
買った3
くくく〜買った4
雑誌のほうは、あと2日後ですね。
話の流れを遮ってしまうようなので申し訳ないのですが…
つい最近萩尾先生の作品を読み始めた者です。
ヅカファンでもあるので、宝塚で『アメリカン・パイ』を上演すると聞き、
原作を文庫で読んだのがきっかけです。
表題作はもちろんですが、同時収録の短編を読んで一気に萩尾先生の
作品に興味を持ちました。何というか、語彙が貧困なのでうまく説明
できませんが、今まで自分が読んだことのない独特の世界観や、
不思議な読後感に驚きました。
続いて『トーマの心臓』と『ポーの一族』を買って読んだのですが、
読み始めからグイグイ引き込まれ、夢中で読破してしまいました。
どれも結末が完全な悲劇ともハッピーエンドともとれないところが
刹那的というか深いというか…、とにかくはまりました。
次は何を読もうかと考えているところです。
新参者が長文スマソです。
昔『田村由美「バサラ」は萩尾望都「マージナル」のパクリ』
ってトピありませんでしたっけ?
パクリではないと思うけど、影響を受けたのかな?と思わせるところがなんとなく
あったのでちょっと気になって。
そのトピ読んだ事なかったんですが、読んだ事ある方いませんか?
「マージナル」よりは「ファラオの墓」だと思うけど…
田村が「ファラオ」をべた褒めした話を聞いたことがある
166 :
愛蔵版名無しさん:03/06/28 20:43 ID:JFv85pxb
恐るべき子供達を読み終わった時、暫く絶句してしまったなぁ。
確か16歳の冬頃、今はその倍の年齢か。
恐るべき子供達は最後のシーンの衝撃が 映画>>>>>>漫画
萩尾さんの作品のなかには最初「どこが面白いんだ?」と思った作品が
あったんだけど、時間をあけたり何度も読んでるうちにジワジワと良さが
わかってきて結局夢中になって読んでしまうことがある。
(最初からハマった作品の方が多いけど。)
萩尾作品って何故か何度読んでも飽きない。読めば読むほどハマってしまう。
169 :
愛蔵版名無しさん:03/06/29 16:34 ID:8iqo2YZ8
>167
映画も見たけど、どの辺が映画>>>漫画なのかちょっと分らない。
ちなみに服飾といい配役といい、萩尾先生はあの映画を見た上で
漫画書いてるよね。
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
最後のシーンの衝撃が
おら、小説しか読んだことないぽ。
漫画読んだけど忘れちゃったー
>>163 まあ何にしても「トビ」言うのは止めてつかあさい。
>173
?
よくわかりません。
「トビ」ってなんですか?
何か機嫌をそこねてしまったのならすみませんでした。
どうでもいいけど、渡会さんツボ。
萩尾作品ではじめてのツボ。かっこいい…
177 :
クサレ:03/06/30 19:59 ID:???
百田×渡会
バルバラ、すごく良かった!残酷〜が重い話だったので(バルバラも
結構ヘビィになりそうな予感はするけど)久しぶりのSFで、
わくわくしながら読めました。
しかし、、あの装丁(とロゴ文字)のセンスはちょっとヒドイ、、、、、
179 :
愛蔵版名無しさん:03/07/01 07:35 ID:op+5QQCe
タイトル忘れたが何かの短編で「みんな戦争が大好きなんだ・・・一人一人の
欲望の火が集まって大きな炎になって全てを焼き尽くすんだ」みたいなセリフあったよね?
ちょうどそれ読んでる時にWTCに飛行機突っ込んだのが衝撃的でした。
バルバラ何巻まで続くんだろうね。全3巻か5巻くらいかな。4巻は半端だし。
萩尾作品って単行本は全3巻が多いのかな。あぶない・アリア・スターレッド・トーマ…。
全5巻はマージナル・ポーの一族くらいかな。メッシュの長さも単行本なら5巻くらい?
8巻まではいかないんじゃないかな〜と思う。
バルバラ中表紙の作者名、「望」の字だけ色が違ってて、
それがホンワカした絵とあってって良かった。
今日一気に残神を読んだ。浸って夢中で読んでしまった。
読み終えた後、九年かけた作品を一日もかけずに
読み終えてしまったことに対して少し寂しく思った。
漫画は恐ろしく面白かった。
はっきり言って同じ人間が描いたものとは思えなかった。
やっぱり萩尾望都は凄い
>179
あ〜、『エッグスタンド』!
これあんまり突っ込んで話されてない気がするけど。
この作品についてちょっと考えてみたいとおもってたんだよね。
ちょっと考えてみよ。
183 :
花と名無しさん:03/07/02 00:28 ID:eR2GiQ5A
よりによって「ルネッサンスとヒューマニズム」の間に
トーマの手紙がはさまれていたことは見逃せない。
ユーリにとっては恐ろしい記憶のある本だけど、そこに彼のために
命を捨てた友の愛がおさめられていたのは象徴的だ。
ユーリは悪魔の誘惑にまけて絶望しかけていたけど、トーマの愛
(キリスト教なら、
『友のために命を捨てる、これ以上に大きな愛はない』
=全人類の救いのために十字架上で死んだキリストの愛)
によって、神の愛からは逃げられないということに気づいて
神学校に行くことをめざした。
神父になるのは、神の愛が存在することを人々に告げ知らせるためだと
思う。ユーリはもともとユーモアのある、友達から好かれるいい奴だから
こもって神秘主義するタチではないだろう。
牧師にしなかったのは、神父は告解をきいて赦しを与えられるからでは
ないか。悪魔の誘惑に一度はまけた彼だからこその選択だと思う。
この本の中から手紙を見つけたユーリは、自分のえらんだ道(神学校へゆき
神父になること)が正しいことを確信しただろう。
また人間は悪魔の誘惑も神の愛もどちらでも選べる自由がある、と
いう意味にもとれるし、この本とこの手紙のセットをもって『人間
そのもの』ともみえる。
「ルネッサンスとヒューマニズム」。考えさせる題だ。
私はトーマ=天使 サイフリート=悪魔
トーマとサイフリートはともに神の道具としてユーリに差しだされたもので、
ユーリ=人間と思った。(なんだ、ファウストじゃないか)
184 :
花と名無しさん:03/07/02 00:34 ID:eR2GiQ5A
183>101 あまりにも古いスレに対し書いて、
いま見てビックリ。
ふ〜ん。なるほどぉ・・・・・・いや〜私は
>>101です。
>183レドヴィについてどう思うかきいてみたいなー
後で私の見解も書きます(大丈夫かな・・・)。
追記
あ、そうだ。今の流れだと今回のトーマの話はみなさん脳内あぼーんしてくださいな。
最初のひとますを開けるルールはイソターネットにはないと聞いたことがある。
188 :
愛蔵版名無しさん:03/07/03 02:01 ID:AvQ2qFbk
183です。俺が流れとめたのがめだつので、事態を収拾しに参りました。
185さんフォローありがとうございます。削除してクダサイとは、
思ったけど、まじめなように書きながらすぐ「今のは間違いでした」では、
101以前のトーマ論争をちゃかしたみたいにとられはしないかと
思ったので書けませんでした。
187さん、知りませんでした。ありがとうございます。
>182
ポールがめざわりです。
ルイーズは生きるために一生懸命だったし
ラウルは守ってやりたいひとをみつけて
ハムの塊を持ってきたりリストを焼かせたり、
自分に彼女を守る力があることを発見して人間に目覚めつつあったのに、
レジ男はただ本を書いてただけ・・・
ルイーズにもただ惚れてただけ。
ただ権力からはぶかれる対象に上がってなかったから生き残った。
そんな彼にラウルを抹殺する権利があるのだろうか。
きにすんな。好きに書き込め。
ここはどうせ臨時政府なんだから自由にやんなよ。
191 :
愛蔵版名無しさん:03/07/04 04:17 ID:v4kuggcI
バルバラ買いました。そして宝塚のアメリカン・パイも見てきました。
なんか今週は萩尾望都を同時代に体験したって感じで嬉しいな。
宝塚のは原作を大切にした脚本と演技はよかったけど、演出がちと凡庸でしたが
でもまあ、なかなかのものでしたよ。
私も宝塚のアメリカン・パイみたいです。作品にさほど思い入れがないので
気楽に見られそう。
アメリカンパイって、私の印象に残ってるのは
死の恐怖の描写で
つるつるの壁に爪を立てようと必死で…とかいうの。だけである。
暗い印象なんだけど(悪い意味でなく)。悲しい話というか。
あれがどんな宝塚になるのかふしーぎ。
何処が見せ場?
どうして宝塚が魅力を感じたのだー
オサーンと少女の話しだよねぇ?
学校と講義名がばれそうなんだけど、ちょっとここの皆さんの意見を聞かせてください。
期末のレポートが「『半神』の読解」で、
テーマの一つが「自己犠牲についてどう考えるか」なんです。
でも、私は作品中に自己犠牲的な考え方があるようには読めないんです……(汗
確かにユージィは自分を犠牲にしてユーシィを生かしていたし、
ユーシィが犠牲になることでユージィは生きることができたのですが、
自己犠牲とはまた違うような気がするというか。
皆さんはどう思われます?
ちなみに、この意見を萩尾作品をごく最近、
課題になってから初めて読んだ友人に話してみたら
ものすごい侮蔑を含んだ視線で「あるじゃん」と言われてしまいました……。
私も自己犠牲といわれると???だな。
そもそもユージー=ユーシーだよ。この作品。
以前も書いたけど、これ、ユーシーの視線からも、ユージーの視線からも
書かれていないし、一人称はユージーでも、絵というか、コマの構図?は
二人を正面から描いた客観的な視線(神の視線)だし。双子マンガのふたごって
ようするにもう一人の自分のことじゃん。こういうコトバをつかってよければ
ユーシーは鏡像だよ。
どっちが死んだの?本当に死んだのは自分?生き残ったのはキレイで愛されたユーシーの方?
ってかんじで。
ユーシーは物語のゼロ記号だとしても
脳髄によって人間を同定するなら。ユージーとユーシーは他人同士になるね
ユージーは他人の犠牲になったのかな。それとも自分独りだけの宿阿?
>>194 テーマ変えちゃダメなの?私も自己犠牲とは違うと思うんだけど。
でも「半神」がレポート課題というのは羨ましい。好きに書いたら?
198 :
愛蔵版名無しさん:03/07/06 21:09 ID:JcdgD1m+
199 :
194:03/07/06 23:16 ID:???
あわわ、レスありがとうございますー!
よかった、ここで自己犠牲だといわれたらどうしようかと(汗
萩尾ファンの母も私と同じ意見だったので。
テーマは変えれないんです。
「印象に残った場面」と「自己犠牲について」なので……
とりあえず自分の意見を通して書いてみようと思います。
皆さんの意見も参考になりました。ありがとうございましたー。
実は授業では「半神」だけじゃなく「トーマの心臓」もやりました(^^
>>199=
>>194 半神って、犠牲にすべき「自己」が溶解していく話だから、
※いったい「誰が」犠牲になったのか?
という観点で、読み解いてみると面白いかも。
いずれにしても、楽しそうな課題だなぁ。
講義に出てヤジとばしてやりたいなり。
ほんと。自己犠牲というなら、エーリク、メッシュ、ジェルミの
エディプス三兄弟こそふさわしい。
あー私が代わりに先生に講義してあげたいくらいだ。
その教授の解釈も聞いてみたし。
194よろしく〜
ユージーは自己犠牲っていうよりただの被害者って感じがするのだが。
しかし、パパが言ってる 頭が弱い=世の中のけがれを知らぬ天使って
のは、すげーDQNな台詞だよな。
子供は天使ってのと同じようなもんか。
>204
DQNというより、萩尾さんらしいなーって感じ。
バルバラでもでてたよね。大奥の姉だっけ?
永遠の少女。
自己犠牲を強いるつーのもな。ただの圧制やんね。
しかし、生き残ったのがユージーでよか(中略)読んでたオレも救われた。
ユージーはひとりになりたかったけど、ユーシーが死ぬことまでは望んでなかった
から、可哀想だなあと思った。
ユーシーは死ぬことでユージーを生かしたけど、自分から進んでじゃなくて
なんにもしらずに犠牲になることは、自己犠牲とはいえない。それに望みの
あるほうを残すということだから、ユージーのほうに望みがなかったのなら
彼女のほうが切り捨てられた訳だから、これは犠牲というより医学的判断の結果
でしょう。これで『自己犠牲』のでてくる隙ってあるのかな。親父殿の
『被害者に自己犠牲を強いることの残酷さ』でも挙げるしかないがな。
トーマでやったこともぜひ教えてください!
そういえば今朝イランか何処かの姉妹の分離手術のニュースがあった。
上手くいくといいな。
209 :
愛蔵版名無しさん:03/07/08 19:02 ID:WymoP3Oo
単に「自己犠牲について」というテーマのレポートなら、
「半神」には自己犠牲はない、
っていう立場で論を書いてはいかがでしょう?
「自己犠牲が描かれているから、それを指摘しなさい」っていう
課題ではないんだよね?
いずれにしても、おもしろそうな講義だね!
>>209 あんがいそれをわかっている教授の意図があったりして・・・
ほんと!聞きたい。社会人対象の公開講座ないかね
上に書いたことのくりかえしにもなるけど。ユージーとユーシーの
自己同一性ってやつはどうなんのかね。
そういや立花隆が学生のとき○○についてでレポートをだすとき
○○がわからなかったらどうしようもないのでそういうときは
○○はおいといて××について論じると・・・というレポートでも
内容がよければ「良」がもらえたとかなんとかいってたな。そういうの
が通るところだったんだね。
どうでもいい独り言のようなことをいって申し訳ない。
212 :
愛蔵版名無しさん:03/07/08 23:38 ID:YRsVNamc
書いてるうちにこんなにレスが……
明日締め切りでテンパってるので、教授の解釈などは明日の夜にでも。
教授というか、漫画家先生なのです。講師になるのかな?
>>209 どうしようもないんで、とりあえずそんな感じで書いてます。
さすがに捏造して書くのは嫌なので……(汗
>213
漫画家先生=K子たんかw!?
>>211 その路線でいくと本来のテーマのほうへ行きそうですね
>>213 明日がチョッチ楽しみなんですけどぉ。ぼちぼちでいーから
かならず聞かせてネ!
映画雑誌を立ち読みしてたら、ソラリスの出演者が
「カトリックの学校で、ユダはイエスの親友だったって論文を出したら、停学になった」
と言ってた。
サイフリート?と思った。
カトリックの学校で「黒ミサ」について質問をしたら
停学になったというのもきいたことがある。
うちの大学(カトリック)ではシスターが頭にかぶってるやつを悪戯で取った人が
退学になったよ。
流石だなカトリック。地味に見えてやることが派手だな。
∧_∧
∧__∧ (´<_`;) 「シスター服萌え〜」なんて言った日にゃ磔にされそうだ。
( ´_ゝ`)/ ⌒i 俺達絶対カトリック系には行けないな兄者
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/i |_
\/___/ ヽ⊃
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
半神は妹を「殺す」話だと思うがなあ。
徹頭徹尾ユージーの立場から描かれてるし。
>>221 うん、私もそう思う。
半神は、自己のアイデンテティ得るために妹を殺す話で
その結果、妹と自分が反転して、アイデンテティは
より曖昧になってしまった、ってことだと思うんだけど。
なんか、巧く書けないや。
学生さんはどうなったかいな。
224 :
愛蔵版名無しさん:03/07/23 09:33 ID:KJqZ83Bk
age
本家が復活して人が減ったな
本家も人少ないぽ
>>100>>111 亀ですが禿同!私も同じ感覚で読んでました。
精神世界を比喩で表現したというか。
ところでポーも人気ですが、私はトーマより難しかったです。最初はただ
耽美なだけの話かと思いましたが、「孤独とは何か」がテーマなのだと
何度か読み返してわかりました。
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☆☆なぜか売れたうれちゃったブス芸能人☆☆
藤原野理科 ただデカイだけのブスブタ
MEGUMI オマエは山田花子やヤワラよりもブスだつーことに気づいてるよなー
小池栄子 はぁー肥満者のケツみたいなデカ乳きも 顔が変だぞブス女
上戸彩 口がゆがんでる。きもいー口裂けブス 人相悪いね
はなちゃん 一言オマエはブスぶす なのにおまえの髪型ー何じゃありゃ
見ててウザイんだよ 万年ブス。ああいった髪型は顔が
美しい人がするもんなの。オマエみたいなブスが顔面さらしてどうするよ?
井川遥 ブスだねーこんな汚物ぶすに癒されねぇーよ!!テレビに顔だすなブス
毎晩漬物石を顔に乗せて寝てるつぶれた顔のブスぶす
整形化粧お化け→→浜崎あゆみのパナソニックのCMが気持ち悪くてたまらない・・・。
視聴者を殺すきかぁ?
森永も食品売るのに整形化け物浜崎あゆみをつかうなよー
はくぞー化粧お化け浜崎あゆみが宣伝するものは一切買いたくない。
231 :
愛蔵版名無しさん:03/07/25 03:57 ID:JIozsu/E
残酷な神が支配するって、どうなの・・・
何で最後ジェミとイアンがホモになってるの!
ジェルミが女の子だったら名作になってたけど、
あれじゃあ気持ち悪いホモ漫画だよ・・
と思うんだけど、皆はどうですか?
>231
ジェルミが女の子だったら…
グレッグから逃げられない理由(恋人親子関係だったサンドラが人質)がないから
サンドラを捨ててとっとと逃げてたんじゃないかなあ。
>>232 そうそう、ジェルミが女だと成立しない話だったんだよね
もし 養父に犯される少女の話ならとシュミレーションしてみた事ある
たまによそのホモ話もやるけど ただホモ話描きたかっただけみたいな
話もあるんだよね
描きたければ何描いてもいいからさ、あんなに年数かけて
巻数使って描かないでほしいよ。
素直にBLの世界に殴りこみかけて天下とればよかったのに。
235 :
愛蔵版名無しさん:03/07/26 17:05 ID:qtYP2LVI
萩尾さんとBL漫画の世界か。
234さん、いわゆるBL漫画は買ったことないのですが、萩尾さんが
殴り込みかけれるような世界ですか?
一度読んでみようかしら、萩尾さんが好きならすんなり入っていけますか。
BLってなに?
ぶらざーラブ?
ぼういずらぶ?
そう、ボーイズラブ
ジュネとかそういうやつ
萩尾さんがBLに殴り込みかけても、勝てないと思うよ
基本的にBLってホモの少女漫画だから
BL好きな人でもただエロエロ度が高ければいいんじゃなく
ちゃんとしたストーリー読みたい人はたくさんいるから
そういう人には受けると思うよ。
ホモエロ度でいっても今市子が描いたBLもので残酷に勝ってる
ものなんかない。萩尾ファンでBL読んでみたいんなら今市子作品
あたりから入るのがお薦め。
じゃー残神って、まじにエロなんですね?!
でもジェルみがなぁ・・・
というかあのぐりぐり目がなぁ・・・
>233さんが言いたかったのは
BLの中には同性カップルの片方を女に変えても成立する話がある
=必然性がない。同性愛を描きたかっただけ?
残神はジェルミを少女に変えてしまうと成立しない
=必然性がある。同性愛を描きたかっただけではない。
…だと思ったのですが。BLってよくわからないけど、
残神はグレッグもジェルミもイアンも根っからの同性愛者ではないってところが肝じゃないでしょうか。
242 :
233:03/07/26 22:39 ID:???
>>241さん
解説ありがとう、そういうことだったのですが
性描写もかなり突っ込んで描いたことで 残酷性というか
ジェルミが追い詰められる過程がリアルになったと思うのです。
あと、グレッグがジェルミにその気があると勘違いしたであろう
その辺の事ももイアンとのことで 匂わせたりして
深かったです。
どっかの講演会だかで、萩尾さんが
「『残神』は最初女の子を主人公にしようと思ったけど、女の子だと余りにも
内容がエグくなってしまうので男の子に変えた」
と言ってた、という話を読んだような気がするのですが、気のせいかな…?
うーん、思い出せない。このままじゃ単なるネタだ(^^;
トーマを最初は女の子で考えてみたけど・・・
みたいな話はきいたような気がする。
残神で女の子が主人公だったらもはや萩尾漫画ではないな。
>243
>「女の子だと余りにも内容がエグくなってしまう」
これはわかる気がする。
むしろ性描写よりも『母の嫉妬』のほうがエグくなるんじゃないかと。
そこで描かれなかった『母娘の葛藤』を担当したのが、ナディア&マージョリーとクレアなのかな。
246 :
233:03/07/27 21:42 ID:???
かきこの意味が知りたくて
ザンシンよみたくなるう〜
>245
クレアとナディアは萩尾さんが次回作に先送りしちゃった問題だと思う。
クレアが幼児期の体験を告白するところで終わりにしても良かったのに
また不仲にして、結局母親が到底理解できないような男とドイツに住まわせる、
残神は女の人で恵まれた人はあんまりいないけど、ナディアは一番不幸かも。
萩尾さんの母性否定にも利用され、おまけに母親を否定する娘としても
利用されたところが。
249 :
245:03/07/28 22:56 ID:???
>248
そうかな?
ナディアとクレアの不仲は、離れて暮らすのが一番の解決法だと思うから
(一緒にいるとちょっとしたことで衝突してしまう関係)あれで良かったのでしょう。
子育てについて細かく口を出すクレア…という図を思い浮かべたヨルクがむりやり
ドイツに連れて行ったのかもしれないし。
次回作に先送り、といえばバルバラの青羽とマージョリーは重なっていると思う。
(姿も似ているけど)幼児期の恐ろしい体験からおとぎの国へ逃げてしまったところとか。
>>249 離れて暮らすのが一番の解決法、それが私には解決になってないように
見えたんです。ナディアはジェルミに惚れられて、おまけにイアンともいい感じ
だったのに、結局振られて、おまけにイアンはジェルミを「産む」母親の役割り
まで仰せつかったというのは、結局萩尾さんの母性否定、女性否定に
つながるんじゃないかなーと思ったんです。そのくせナディアはナディアで
お母さんと上手くいかなかったという二重の罠について全然解決がなされない。
今作にまわされた、というより、今後に回された、というか。
連載中のインタビュー(プータオ)で、萩尾さん自身が
「”すべての問題が綺麗に解決した”というラストにはならない」と
いっていたので、最初からそのつもりだったんでしょう。
わかりあえないまま、お互いどこかごまかしながら
折り合いをつけて過ごしていくっていう方が
よりリアルというか、現実に近いような気がします。
物語としては、スッキリ解決した方が読んでて
気持ちいいですけどね
確かにスッキリとい行かなかったけど
余韻というか 登場人物たちの 今後の人生も続く という感じが
残って思い返すと「いまごろジェルミたちは」なんて考えてしまします。
>>248さんのレスから読ませてもらって
>>250さんの言うように
母子関係が解決していないといえば「イグアナの娘」もそうかなと、
主人公が母を理解したから解決ともいえるけど
母はたぶん理解しないで死んでしまったわけだから
物語的にいう「大団円」ではなかったわけだし
私も二人は距離をおくのが大切だと思った。たぶん冷静にお互いを
見つめなおすため これで良かったのじゃないかな
で 蛇足なんですがナディアと同じ様な登場場面のキャラが
別のものに居たんです・・・・・
「銀河英雄伝説」のジェシカって知ってます?
士官学校でオルガン弾いていて、主人公と出会い・・・
こういう設定は過去にも多いんだろうか・・・
ゴメン!萩尾ファン
残神は読んでないが(ここ読んでても怖い〜)
銀英伝はしってる・・・
でもジェシカは記憶にあまりないのだた・・・
254 :
252:03/07/29 16:45 ID:???
>>253 スレ違いになるので簡単に、外伝の話かもしれません
結局ヤン・ウェンリーの親友とくっついて、戦死されて、
戦争マンセーの政府批判して忙殺された人
萩尾、竹宮ファンの男性作家って多いですよね
かぶるものがあります。
「銀英伝」のジェシカ登場が萩尾先生の影響かはわからないけど
でも銀英伝ってかなり古いでしょ?
残神のが先ですか?
ジェシカとヤンの出会いまで覚えてるとは凄い。
256 :
252:03/07/29 20:18 ID:???
ケーブルで繰り返しやるんだもん
それより この前「銀の三角」読んだら昔より
理解してる自分がいて嬉しかった。
そうか。人間は成長するんだもんな。1回であきらめちゃいけないんだ。
258 :
250:03/07/30 01:12 ID:tbUgr2rO
説明不足か話が上手く通じてないみたい…。
私が言ったのは「二重の罠」の解決の話で、母娘間の単純な仲違いの解決の話ではないんです。
母子間の相互不理解ならイグアナだけじゃなくて、千の矢でもシュールな愛の…でも
午後の日差しでも置き去りにされてる。
ただ片方が納得してる上記に比べて、ナディアとクレアは行き違ったままですよね。
おまけにナディアは、ヨダカ、エルグやキラによってなされたような、
非女性による再生の物語の果てであろうイアンの「産む」行為、これを際立たせるための
否定された女性として使われてるのが気になって。
そういう二重の設定を上手く生かしきれてない感があったところに、
バルバラの二世代主人公がきたもので、次回作に後回しにしたのかなと思いました。
だから、完全な解決じゃなくても云々は私的にはチョット見当違いなお答えです…。
生意気言ってスミマセン。以上ヒトリゴトでした。
>これを際立たせるための 否定された女性として使われてる
てたっけ?本誌で読んでただけで、単行本で読んでないから
読み込み足りないのか? >自分
261 :
258:03/07/30 11:21 ID:Id6DfLRV
あくまで自分の解釈です。
そうかと思うって程度で。
ただ、イアンの「産む」行為は、自分の中ではヨダカとかキラの延長線上に
あると思ってます。ナディアはイアンとのシーンで、イアンを包み込むような
母的なカットが多かったし、私はナディアをマージナルの「マザ」(否定された母性)
のリアルな形だと考えている、それだけです。
個人的な解釈なので、押しつけるつもり等はありませんので誤解なきよう…
>>261 でも その個人的解釈と思ったものに同調者がいると
使い古された比喩ですが
砂漠で人に出会えたように嬉しくなりません?
>>263 哀しいかな、現代日本ではそういう母も珍しくなくなってしまった罠。
内田○菊は実体験者だったよね・・・
残神〜読んだとき、やはり即座に内田春菊の‘小説’「ファザーファッカー」
を思わずにはいられなかった。
ジェルミの母親がどう描かれるかに興味あったけど、最後まで無力な人物でしかなかった。
私の気のせいか女性作家はこういう「きれいで可愛いいけど実はカワイソウな人、ダメな」母親像を描くことが多いように思える。
最悪な連環の輪を切り抜けるような毅然とした強い母親、じゃ、話にならないのかな。
多くの読者であろう少女たちに、もし今ひどい環境立場にあるときどうすればいいか、その道しるべを示したのではだめなのかな。
↑上の方に誰かが書いてたけど「まず、その場を離れる。その人から離れる」という実際的なことさえ、渦中にある人たちは思いつかないのだから。
残神〜からいたずらに無力感や絶望的な気分ばかり受け取らなければいいけど、、と、これは老婆心とわかってて書いてるのだけど。
ジェルミに感情移入するだけでなく、「もし、自分が母親だったら?義父だったら?イアンだったら?−−−どうすればよかったのか?」
と考えてもいいような気がする。自分を「母親の娘」とだけ定義せず、母親になることを忘れずに。
>265
>最悪な連環の輪を切り抜けるような毅然とした強い母親、じゃ、話にならないのかな。
それだとこのお話で言いたいテーマと外れてしまうのでは。
この作品って母子の共依存からくる悲劇ですよね。
死してなお母に支配される息子。
しかしどんな絶望的な状況でも自分が「気付く」ことが大事なんだと言いたいのだと
思いました。
ラストの墓地でのキスシーンはジェルミが直感的に「赦されていた」と確信するシーンで
重要な場面だと思う。
実際のところ確証は何もない。
でもサンドラに支配されていたジェルミは赦されていたと実感する。
>多くの読者であろう少女たちに、もし今ひどい環境立場にあるときどうすればいいか、その道しるべを示したのではだめなのかな。
バルバラでのキリヤやナナミも彼らを気にかけてくれる人たちがいたとしても世の中に絶望
している。彼らが「気付く」ことがドラマのキーになるような気がします。
「ぼくは待っていた。それだけ。」のオスカーに「気付く」ユーリのように。
長文スマソ
>>266 上の残神の部分には同意。
>>265の言うような、「虐待されたら児童相談所へ」みたいなことを言いたかったわけじゃ
ないと思う。ジェルミという人間がどういう生を生きるか、という話で。
ジェルミ自らが住む環境を変えたり、周囲に連れられてりしていったけど、
それがなければ物語は進まなかったんだろうか。
ジェルミの暮らす環境がどんどん変化していったという意味で。
結構アクテブだよね、ジェルミ。
彼自身が気づき、向き合い、傷と共に生きていく・・って流れだよね(大雑把)。
ああ書きたいことがまとまらないデス。
(^^)
先日トーマの心臓を読んだんですが、深い話ですね・・すごく。
なんか哲学的というか・・
皆さんのレスを読んだのですが、難しくて私の頭脳では処理できません・・
結局、オスカー萌えしただけなのかも・・むなしい。
>270
今わからなくても何年かしてふと理解できる場合もあります。
私がトーマを読んだのは小5の時でした。
11人いる!で萩尾さんを知ってトーマ、ポーと読んだのですが
とにかく頭をガーンとやられた感じでした。
当時はよくわからなかったけどその後何度も読み返して
ますますはまっていった。
母子の共依存みたいのはエーリクとマリエにも近いものがありますね。
あきらめるな!
何十回でも何百回でもわかったような気になるまで読むんだ。
それだけの価値がある作品だぞ。
むなしくなんかないぞー>270!
変に分かった気になってそこで終わるより、わからん。って思ったほうが
これからの進歩があるんじゃないかなーねぇ。
270じゃあ無いんだけど
>>273に感涙・・・感謝!
トーマは読めば読むほどするめのような味わいがある。
この作品は最初読んでわかった気になる人はまずいないと思う。
知恵熱出す人ならいそうだが。
276 :
270:03/08/07 23:13 ID:???
皆さん、有難うございます・・!
目からウロコです・・本当に。
噛めば噛むほど満腹感を得られる作品なのですね。
何度も繰り返し読んでいきたいと思います。
すみません 安易となじらないで!
「戦いの赤い星が近づいて・・・」
初期SF タイトルわかる方いますか?
どうしても 思い出せない!
>277
「ユニコーンの夢」
古い方の小学館文庫に入ってたのは覚えてるけど、今はどのコミックス
探せばいいのかな…全集あたりか。
タイトルわかれば探しようあると思うので、がんがれ。
>>278 この頃の絵は優美で好きだったな。
このお話もキーワードは夢と火星ですね。
ユニコーンの夢は75年の作品かな。ユーリに似た少年のやつだよね。
281 :
277:03/08/10 07:37 ID:???
ありがとう!
アレだけの説明で判ってくれて・・・
がんばって探します。
>「ユニコーンの夢」
私が持っている古い小学館文庫の「11人いる!」に入ってました。
新版も同じかな?
『ユニコーンの夢』、出たばかりの文庫「A=A’」に収録されてました。
文庫「A=A’」の解説は浦澤直樹
>283
私も立ち読みしました。しかし単行本未収録を1本だけ入れた文庫ってのは購入を迷うなあ。
もともと漫画を文庫というサイズにするのは縮小しすぎだと思ってるので複雑です。
全集第3期みたいにして出してくれないかな。カラーページ再現希望!
「アロイス」を読んだ時、映画の「悪を呼ぶ少年」を思い出したのは
自分だけかな。
あと市松模様の部屋とかチェスのイメージはキューブリックの
イメージもある。
浦沢直樹なんだ・・・。萩尾さんとはあんまり似てるところがない気がするので
逆に読みたいな。プロットの正確さは似ているが。
アロイス大好き。読後いろいろ想像をふくらませた。
「悪を呼ぶ少年」見てみたい。
>>288 「悪を呼ぶ少年」面白いですよ。
原作も復刊されてるようなのでこちらもおすすめ。
ところでアロイスって名前、ヒットラーの父親の名前と同じなんですね。
当時読んだ時、変わった語感だと思ったのだけど向こうではポピュラーな
名前なのかな。
「A=A’」の解説は浦沢直樹と聞いて欲しくなったよー。
>>285 文庫サイズの漫画ってやっぱ迫力に欠けると思う。
文庫で読んでたガラカメを月刊ガラカメで読んだ時すごくそう思った。
全集第3期出して欲しいな…。
でも残神が長すぎるしな…。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
私も「A=A'」の解説、読みたくなりました。
浦沢直樹の小学館漫画賞受賞に際しての萩尾望都のコメントは
たしか構成力についてのものだったと思いますが、
二人とも骨太の構成力(の確かさ)とディテールの細やかさ、心理まで表現できる画力、
す ご い です!
しかし、双子ネタって(西洋社会の)何から来てるんだろ?
「悪を呼ぶ少年」にしろ、、。 ちと多すぎ、、(ボソッ。。)
>>292 >しかし、双子ネタって(西洋社会の)何から来てるんだろ?
>「悪を呼ぶ少年」にしろ、、。 ちと多すぎ、、(ボソッ。。)
萩尾さんの作品に双子ネタが多いのは初期からのことだし
モチーフとしてお好きなんでしょうね。
昔は結構他の作家さんも双子ネタ多かったような。
美女姫シリーズとか。
双子については、「思い出を切り抜くとき」のあとがきにかいてありました。
萩尾さんは自分と他人の区別がうまくつけられず、姉に対してよく怒っていたのも
「姉ならばわかって欲しい」という思いからだったそうな。
私が双子に憧れるのは、双子ならお互いを分かり合えるもう一人の自分がいる
ような感じではないかと思うから、みたいなことが書いてあった気がします。
正確な文がいま手元にないので示せずスマソ。
>>294 姉ならわかってほしいというのは裏を返せば、
母はわかってくれないからってことかな?
「もうひとつの恋」思いだした!
好きだったなアレも
双子について書いてくださってどうもありがとうございます。
>>293さんの「美女姫シリーズ」はどなたの作品でしょうか。よろしかったら教えてください。
>>294さん 「思い出を切り抜くとき」にそのようなことが書いてありましたかー!
すごく興味深いですね。手元にある(はず)なのに全然記憶にありませんでした。。
さっそく読んでみます。そっか自他ってことか〜
>>297 「美女姫シリーズ」は名香智子さんの作品です。
美女丸と姫丸という日仏クォーターの双子の登場するコメディで
シャルトルシリーズに出てきたアンリの若かりし姿も拝めます。
双子もので言えば森脇真末味さんの「Blue Moon」シリーズも外せない。
少女マンガにおける双子ものって確かに自他を分かつのに
主人公が気付くドラマとして格好のモチーフかもね。
>>298さん 教えてくださってありがとうございます!今度ぜひ読んでみますね。
森脇真末味さんのは読んでましたけど、その時は何に対しても特別「双子」にあまり注意してませんでした。
今、「思い出を切り抜くとき」を最初から読み直してます。萩尾望都さん、デザインの専門学校、とか、ご家族とのこととか、
全部書いてあることなのですね。。。
自分すっかり忘れてて、このスレに「お父様」とのことを書くところでした。(作品と、作家個人のこと、を関連づけて語れるほど自分はちゃんと把握してない。と躊躇したのがよかった〜〜ヘンなこと書くところでした。。汗汗)
300 :
愛蔵版名無しさん:03/08/23 12:40 ID:nj/zk1An
age
火星接近中。
「スター・レッド」読みたくなってきますた。
火星は肉眼で見えるんだっけ?
303 :
愛蔵版名無しさん:03/08/25 23:38 ID:7n5ZFMkK
見えるよ。東京でも今夜も見えました。
ホントに赤い星だ。
赤い星が近づくと戦が… って「ユニコーンの夢」だっけ?
305 :
愛蔵版名無しさん:03/08/26 00:31 ID:nya7yV6Y
萩尾さん好きな人で浦沢も好きな人って多いの??
心情表現なんて萩尾さんと比較なんてできないレベルだし。
破たんした構成のモンスター読んでかなりがっかりした口なので。。。
浦沢さん好きです。比べるつもりはないしそれぞれ楽しんで読んでますよん。
307 :
305:03/08/26 02:07 ID:nya7yV6Y
そっすか。
人の好きずきはいいんだけど、比較されちゃうとちょっと、、、と思ったので。
287ですが、
>>305さん、私もあまり好きではないですけど、
解説を書くのは意外な感じがしたので読みたい、と思いました。
萩尾さんは自分の中で別格なので、他の作家さんと比べてどうこうはないなぁ。
309 :
愛蔵版名無しさん:03/08/26 13:26 ID:m73MfWeb
>>305さん、 292ですが、
えっと「比較」はしてないと思うのですが、、。
ただ両方の作家を称えてますね。萩尾望都さんを浦沢直樹さんと
同じ俎板(レス)の上で褒めるのはどーかと思う、というご意見でしたら、
あ、そう感じる方もいらっしゃるんだな、と思うばかりです。
すみません、ここはsage進行でしたね。
東大法学部出て今は裁判官やってる野郎に薦められて
昔トーマの心臓読んだよ。
これめちゃめちゃ深いじゃん、て思った記憶がある。
興味湧いたのでその後他の萩尾作品もいくつか読んでみたけど…
トーマの時だけ何か降りてきてたのかな?
自分はトーマ派だがトーマのときに何か降りてきてたのなら
ポーの時にも降りてきてたと思う。
ポーにあんまり感動しない人は詩のような感性的なものより
散文のような理の勝ったものが好きなのかもしれない。
「トーマの心臓」読んだのですが(2回目)、どうもわからないところがあって。
エーリクがトーマの家に招かれた帰り道、トーマのお父さんの回想があります。
トーマは父に「どうして神は人間をさみしいものに作ったのか?」といった
質問をしますよね。それに対するトーマのお父さんの答え、何を指しているのか
イマイチよくわからないんです。さみしいからこそ、他者を愛する、愛=神って
ことなんでしょうか。自分の中でそこだけ飛びぬけてぼんやりしているもので。
皆さんの感想をお聞かせいただけるとうれしいです。
わたしはこのお話の中で、盗癖のあるあの地味な少年のことが印象に残って
います。彼はいつも部外者でした。友人達からも、そして神の愛からも。
部外者であったからこそ、全てのことをよく見ることができたのだろうと
思います。ラストで盗癖のあるこの少年が、あの本をユーリに渡すようにと持って
きます。中にはトーマの書いた詩がはさまっている。冒頭に出てくるあの詩
なんですが、ユーリはラストシーンではじめてこの詩を目にします。わたしは
このときこそ、トーマの愛(神の愛)がユーリに届いた瞬間だと思います。
そして盗癖のある少年も、この詩を読むたび癒されていたんじゃないでしょうか。
罪人にも神の愛はあるのだ、と。
>>313 人間は永遠だから一人では生きていけない。
でも永遠でさびしい人間を神は愛してくれる。
だからわたしたち人間も神の愛に気づき、神を愛して、
「いつかはあの高みへと飛ぶだろう」ってことかなぁ。そのまんまだけど。
神の愛=人間愛でいいかなぁ。的外れなこと言ってたらごめんね。
315 :
313:03/08/28 20:13 ID:???
>>314さん
レスありがとうでした。
いつかあの高みへ・・・いつか天国へってことなのかな。
トーマの父の回想の部分は、「トーマの心臓」のタイトルバックに使われて
いるんで、このお話の中で大きな意味があるシーンなのかなと思いまして。
レスを参考にもう一度読んでみたいと思います。
既出だと思うが「寄宿舎-悲しみの天使」という映画を見て
萩尾さんは「トーマの心臓」を描いたらしい。
映画見たことある方います?
萩尾「トーマの心臓」について今つくづく思うのは、20代でなければ描けない作品だった
と言うことですね。
先ほどヘッセの話をしましたが、彼の小説のモチーフである思春期の彷徨や悩みといった
ことに、当時共感を抱いていた。そんな時「寄宿舎」というフランスの映画を見たんです。
学園内の恋愛ものの結末として、ある少年が告白したあと自殺しちゃうんですね。残され
た年上の少年が「好きだ」と言えばよかったと悲しむ姿を見て「この子はこれからどうやっ
て生きていくんだろう」と思った。そして「続き描かなきゃ!」と(笑)。
そこから「なぜ彼はこたえられないのか」というユーリのバックボーンができて、最後の
彼の秘密が明かされるシーンまで行き着いたんです。まさに若さの勢いで描きました。
318 :
愛蔵版名無しさん:03/09/02 19:37 ID:cONTSYgB
おもしろい!!!なに?対談?
ネットのどっかで読んだ覚えがあるなあ。
二十歳云々・・・ってところ?
倉田 それにしてもこの作品は古びないというか、人間にとって普遍的なテーマがいくつ
も隠されていると実感するんです。
私はエーリクがトーマのお父さんと会うシーンがすごく好きなんですね。トーマのお父さ
んがエーリクに話す言葉や、その後エーリクが変わっていく様子が。
「人は絶対に一人では生きてはいけない」という言葉の意味を考えると、だからこそ「許し」
ということがありえるのかなと思います。
萩尾 描いていた当時は、救いや奉仕や犠牲みたいな世界を信じたいという気持がすごく
ありました。今だったら「遺書を残して死ぬなんてひどい」と思うけど。(笑)
その点も20代だからこそ描けたと思う理由ですね。
倉田 「人間って何だろう」「大人になるってどういうこと?」と自問自答しながら、読める作
品という気もします。
萩尾 私自身、自問自答しながら描いたんですが「トーマはなぜあんなことをしちゃったん
だろう」という謎を残したところが、逆によかったのかもしれないですね。その分、みんな
が足りない部分をいろいろ補足しながら考えてくれるから。足りない部分に自分の問題を入
り込ませやすいのかもしれませんね。
「トーマの心臓」(今年2月公演)のパンフレットに載った、脚本家との対談。
貴重な記事を書いてくれてありがとー
パンフなんて一生見ることもなかっただろうし・・・感謝!!
面白いねぇ。興味深い。
萩尾さんの中では、「何故トーマは・・・・?」の答えは明確なのかなぁ。
>>320 サンクス!
「トーマの心臓」ってタイトルって今でもすごくインパクトあるよね。
普通、臓器の名称をタイトルにつけないもんなあ。
作品中ではトーマは亡霊化しているがタイトルが唯一実態感を感じさせる
存在になっているように思う。
「悪魔のはらわた」みたいな内臓系のタイトルだもんなあ。
324 :
愛蔵版名無しさん:03/09/05 20:55 ID:4HKhekCv
「ポーの一族」を初めて呼んだとき、巻末に「トーマの心臓」
の紹介が載ってたなぁ。
きっとロマンホラーに違いないと思った厨煮の秋でした。
「ポーの一族」は「アッシャー家の崩壊」の漫画版なのかと
思ってました。
>325
私も「ポーの一族」は、エドガー・アラン・ポー作品の漫画化なのかと思ってた。
おまけに作者を男だとしばらく勘違い。リアルタイムで読んでいたくせにな。
小学1年のときにたまたま手に入れたなかよしの別冊付録
「ケーキ・ケーキ・ケーキ」前後編。
なんだか捨てられず未だに持ってまつ(;^_^A
人生で一番最初に感動したマンガだったんでしょうねえ
15年ほど前に、童夢の初版本と交換を持ちかけられたけど
断っちった(w
スレ流れと禿違でスマソsage
>>327 それ、かなりのプレミアついてるから大事に保管したほうがいいよ。
329 :
327:03/09/08 00:42 ID:???
>>328 あら、そうなんですか。今後もだいじにします(w
感情の機微を表す術もないような小1のコドモにも
手放せないと思わせる作者の力量がすごいな、と改めて思います。
330 :
愛蔵版名無しさん:03/09/08 03:32 ID:+wyGMPr4
トーマの心臓 あまりに感動しすぎて、一ヶ月は何も手につきませんでした・・・
私が子供のころ姉が前編だけ持ってて、ずっと続きが気になってた本です。
今では全集版で持ってますが。
紛失していた作品集のCD−ROMが見つかりました。
うれしくって 書き込んじゃいました。
おお、良かったね!
いいないいなぁ〜>332
335 :
327:03/09/09 00:16 ID:???
>>331 うわ、それはさぞかし気になったでしょうね(;^_^A
でも子供の頃に読んでもしっかりと記憶に残ってるってすごいですよね。
次号付録の予告が、確かミニスカートを初めて発表したデザイナーの物語だったり
するところが時代を感じます。
ホットケーキが自分の知ってるものとはまるっきり別物のように
思えてなりませんでした(w
こちらのスレを見てたら「トーマの心臓」を無性に読み返したくなりました。
今回読み返してみて、「ユーリの傷」の意味するものを自分今までまったく勘違いしてた
ことに気づきました。「ぼくはーーぼくがトーマに…火をおしつける夢さえ見たんだ」
今までは残酷な暴力に屈してしまう人間のもろさ、弱い存在である人間、
それは仕方ないことなのに自責の念にかられてるユーリ。
あるいは残酷な悪なるものによって傷を負った、純粋に犠牲者・被害者であるユーリ。
としか読めてませんでした。。
ところで、「イエスは私たち人間の罪を負って十字架にかかった」
「罪というものの何も無いイエスが私たち人間の罪をひきうけて十字架にかかった」
「これをもって『愛』を示した」といわれてることを大人になって知ってから「トーマの心臓」を読んだら
「なぜトーマが死ななければならなかったか」、がちょっとわかったような気になりました。
「残された罪人(ツミビト)=人間 はいかに生きればよいのか(愛に気づけ→高みに至る道)」ということがテーマになってるのかな、とも。
その「愛」は神の愛でも、人の愛でもいいようにクリスチャンでない私には受け取れますが。
でも、何も知らなかった中学生の自分の心をとらえたのは「愛」の話でなく、純粋に、詩情というか
なにやらきらきらした美しい世界、生き生きした登場人物たちだったように思えます。
終わり二行にハゲドー
やっぱりオスカーが好きだな。
オスカーは好きだけど、本当に可哀想でみていられなくなる。
あんなキャラクター、他の萩尾作品にもいないよ。
オスカーは、すごく父性的なキャラだと自分は思ってるんだけど、
彼は誰かに救われたことはあるのかな?
「トーマ」と「訪問者」では、いつも誰かを救おうとばかりして、
自分のことを後回しにしているようで切ないです。
オスカーと映画「スタンド・バイ・ミー」のクリスが妙にかぶる・・
『トーマ』では「…許していた…?」「うんユーリ ぼくは待っていた それだけ」
とか言うシーンのオスカーが好きですねー。
「湖畔にて―エーリク 十四と半分の年の夏」でのオスカーは
ちょっと背が伸びてる気がします。成長期なのでしょうね(気のせいかも)。
何かの本(『トーキング・ロフト3世 vol.1』かな?)で萩尾先生が99年頃に書いた
オスカーの絵の写真を見たんですが、雰囲気が違ってましたね。目つきが凄い。
今の絵柄でユーリやエドガーを書いたらどうなるんでしょうね。見たいな。
トーマでのオスカーは周りが年下ばかりなので大人っぽくならざるを
得なかったけど、実際大人なんだよな。
見守る役回りなので主役にはなれないのがせつない。
訪問者でのユーリを思いっきり「脇役!」として描いていたのが
すごく好感もった。
>>341 アノーアノーその、「湖畔にて」って
何処で読めますでしょうか!!?
>>343 新書館刊行の「ストロベリー・フィールズ」に載ってますが
作品集に載ってるかどうかは不明です。
>>344 詳しくどうもありがとうです!>341を読んで凄く興味持ちました。
「ストロベリーフィールズ」はオークションやEASY SEEKで簡単に手に入りますよ。
この作品はマンガじゃなくて詩画集です。作品集などには載ってません。
そうだったんですか!
なんか、その後のお話が読めるのかと思ってしまいました。(無知ですね)
でも成長した彼らの姿から、読み取れる物語があるかもしれませんね。
また彼らにあえるというだけで興味深いです。
皆さんのオスカーに対するお気持ちに深く共感。
それにしても、オスカーの実父に巣くった「ジェラシー」という名の怪物
…アタマでわかっても私には本当には理解できない。(母を亡くし、母を殺した殺人犯を父にもつことになる)オスカーのことを爪の先ほども考えなかったのだろうか?
というか本人の意志などではどうにもならない「病気」の状態だったのだろうか?
殺人に至る病。この病に罹ったとき、「男の場合は不貞の妻を殺め、女の場合は夫の愛人を殺める」
というが本当だろうか?またその理由は?
ともあれ、登場する大人が、親や祖母である以前にいち人間としてのみ発言したり行動するから
子供はタイヘンだなぁ。
ライザー氏はオスカーを実の子だと思いつつも葛藤してて
決定的な発言をヘラに言われて切れてしまったんだよね。
ヘラがその言葉を言わず一生だましとおしてくれていたら
起こらなかった悲劇。
かたやオスカーはユーリの秘密を知っていながら決して自分からは
語ることなくポーカーフェイスを貫いた。
どちらも愛のなせるワザなんだよな。
>>341 そのシーンが「トーマ」の中でベストですね〜。
何度読んでも泣ける。
オスカーは私の理想でした。
16歳になったとき、「ああ、遂に追い越してしまった」と
哀しくなったもんでした。遠い昔のことですが(笑)。
351 :
339:03/09/10 23:18 ID:???
>341
人の感性はそれぞれだけど、私はそのシーンが一番駄目だ。
「嫉妬」というものは破壊の方向に向かった情熱で、
自分でもコントロールできなくて苦しい。理解できない人はしあわせ。
初めて書き込みします。
ポーの一族でガーンときて、そのあと読んだトーマの心臓も凄くおもろかった。
そんな私は次にどの萩尾作品を読むべきでしょうか。
ちなみに、マージナルと、11人いる!!は読んだのですがそれほど…でした。
>>353 SFはあまりお得意ではないのかな?
個人的には「銀の三角」をおすすめしたいのですがこれはSFだしなー。
トーマの番外編というかオスカー視点の「訪問者」、
ハードなところで「残酷な神が支配する」あたりはいかがでしょう。
>>353 私も訪問者をお勧めしますね。トーマのイメージが変わりますよ。
マージナルは、何作品か読んで、萩尾さんの抱える業を知ると面白いけど
終わり方がパヤオみたいですよね。
残神は人を選ぶ作品です。私はイマイチでした。
それと、「半神」をお勧めしておきます。
トーマ、ポーが好きな人には、短編だけど「マリーン」「温室」
「アロイス」をおすすめする。
SF自体が嫌いでないなら、A-A"などの一角獣シリーズは
心理劇の色が濃くてとっつきやすいのではないかな。
357 :
355:03/09/12 00:50 ID:???
あ、そうだ、「メッシュ」を忘れていた。
「酔夢」がすごく好きなんです・・・暗いんですけど。
話だけ見てるとぜんぜん救いがないのに
いつかきっと!と思わせるところがあるようで。
「金曜の夜の集会」も好きです。
セイラが着替えて出てくる瞬間のシーン、泣けてしまう。
萩尾さんは初期〜中期〜現在とどんどん絵が変わっていくので
ポー、トーマではまったならそのあたりの時代の作品から
攻めてって時系列で読んでみるのもいいかも。
絵も作品内容もずいぶん変化するので。
「トーマの心臓」久しぶりに再読しました。
ユーリがエーリクに、サイフリートとの事件を告白した時
「もういいよ!もうやめて!」と泣きながら止めるエーリクに涙を誘われました。
なんて優しい子なんだろうと。
マリエはエーリクを溺愛していたように描かれていたけど、ちゃんとした愛情と教育も与えてたんだね。
361 :
353:03/09/12 07:31 ID:???
レスありがとうございます。
教えてもらったのを順に読んでいきます。
>>356さんの仰っている短編は文庫に入ってるのですか?
ポー、トーマはわりと初期?ですよね、その頃の絵が好きみたいなので
その辺の作品も探してみます。
>>361 「ウは宇宙船のウ」も叙情的でいいですよ。
ブラッドベリの原作ですが完全に萩尾ワールドになってる。
363 :
愛蔵版名無しさん:03/09/12 14:25 ID:DoptzPBb
どの作品もスキだけど、やっぱポーやトーマのころの絵が好きだし、
あの頃が一番スキだったな〜
>361
「アメリカン・パイ」もいいよ。
コメディだが「赤ッ毛のいとこ」も好きだ。
「温室」は文庫の「半神」に入ってますよ。
「マリーン」は文庫の「ゴールデン・ライラック」に。
「アロイス」は今買えるのは作品集17の「アメリカン・パイ」
だけかな?
みんな70年代の作品ですよね。
366 :
353:03/09/13 08:51 ID:???
どうもありがとう!
みなさん親切で嬉しいです。
何となく、24年組の中では萩尾さんの作品がとっつきにくかったんですが
これからはまりそうです。
「トーマの心臓」を読み返してみてやはり「訪問者」を
読み返さずにはいられませんでした、、、 号泣!
「トーマの心臓」の方が好きだが泣かない。「訪問者」は泣く。
作品集の「訪問者」の「偽王」が好きだな。
私も。あれが読めてよかった。
私はむしろはじめ読んだとき「偽王」はあまり好きではなかった。
「偽王」を描いたペンタッチにも違和感あったし。
しかし、「残酷な神が支配する」を読んだ今改めて読むと、
通底するものを感じるし、絵柄も気にならなくなっている(ゲンキンすぎ)。
初めは確かに嫌だった。歳をとるごとに好きになってった作品。
同じ作品集の「城」も好き。
他に何収録されてたっけ。
作品では「花と光の中」。
こちらの絵柄の方が今となっては「遠い」感じ(ほんとゲンキン)。
どの時代の絵もそれぞれ素晴らしいけど。
他に作品ではないけど「デビッド・ボウイinブドーカン」「25人のジュリー」というのも載ってます。<作品集8
まったく個人的なことだけど、デビッド・ボウイ、(自分が)歳をとってからの方が好きになりました。
ボウイに限らずあのころの外タレは少女漫画界に多大なる影響をもたらしていたりします。
「ツェッペリン並みの音量!」というせりふが誰かの漫画にありました。
まあそれはおいといて、個人的には絵柄は74〜75年のころが好き。
それ以前は目がだめで、それ以降はほっぺたの線がだめ。
メッシュのころは好き。だけどマージナル以降は目が大きすぎて
ちょっと苦手。
というくらい少女漫画の線は繊細なのであった(笑)。
歳とった今じゃどの時代もそれなりに楽しめますが…。
>>373 「花と光の中」!忘れてましたありがとうございます。
明るいんだか暗いんだかよくわからない印象だったなぁ。
デビッド・ボウイ、私も今のボウイが好きです。小学生低学年くらいのとき、
映画「ラビリンス」で知ったけれどかっこよかったなぁ。今、57、8歳くらいでしたっけ。
昔もかっこいいと思ってたけど今のほうが素敵♪(;´Д`)ハァハァ
いまはバルバラの渡会さんが好きです。もっとカラーページに
渡会さんをだしてほしい…。
376 :
愛蔵版名無しさん:03/09/14 05:18 ID:a/C1zaSm
私は5年程前から文庫を買い漁って読んでいますが、エッグスタンドが一番好きです。
何回読み返してもすげえ切ない。
あの少年にとって戦争は母親からの抑圧に対する解放者であったんですね。
殺されるシーンが、美しく、優しい。それに、潔い。それがよけいにせつないです。
(´-`).。oO(嫌いだった人はきっと80年代からのボウイしか知らないんだろうな…)
>>376 私もエッグスタンドが一番好き。そういう人に会った事なかったから、ちょっとうれしいです。
どうでもいいですが、久々に「イグアナの娘」を読んだのですが、
ラストでお母さん52歳なんですよね。
主人公が大学卒業してすぐ結婚して、子供が生まれたとして23歳くらいって考えると
お母さんが結婚したのは18歳くらい?
早婚の家系なのかなあと思うと共に、若いお母さんであの状況だと本当に
精神的につらかったかもなあと思ったりしました。
イグアナは18歳でも行き遅れです。
>>375 「花と光の中」はブラッドベリの「みずうみ」に似てる
萩尾さんは意識的に絵を変えていった気がしますね。
おそらく描きたい内容にあわせてシャープな線に変えていったのかも。
最近はロットリングで描いていると聞いたのですが本当かな。
最近の、でかくて、やや寄りすぎてる目は私も苦手です。
あてくしも。
偽王は好きだった。
年代順に理解していないんだが
ローマへの道とか苦手だった気がする。
本人が絵の批判について「どうしてもずっと描いてる内に
変わっていっちゃうから、「あの頃の絵が好きだから戻して!」
って言われても出来ない」っておっしゃってました。
そうなんだろうねー
批判する気なんて毛頭ないけど・・・
真似して描こうとしても到底及ばない
萩尾さんにしかかけないけど、萩尾さんにももう描けない
そう思うと一層刹那的で切ない・・・(駄洒落ではないぞ)
あの繊細な透明感ー遠いなぁ・・・
当時のペンタッチの美麗さは確かにうっとりものでした。
でも当時の絵のまま変わらなかったらそれはそれで
今頃はあれこれ言われてたんじゃないかなあ。
誰とは言わないが某古代エジプトマンガの作家さんみたいに…
なんか、萩尾キャラ(作品)ってポーカーフェイスのイメージあって
好きな偽王や銀△やオスカーやエドガーやレヴィや
なんとなく夢の世界というか
ちょっと掴み所のなさが堪らない魅力だった
描かれていないところにまだ、
秘密がありそうな感じが。
常に感情剥き出しーじゃないのがいい。
(それが噴出する瞬間もまた、いいんだが!)
夜話で、萩尾さんの描く目は、黒目が大きくて
それは、内面を見つめているからなんだ!とか
そんなことを言われていて
心に残りました。
作品が好きだとその時の絵柄にも慣れる、というのもあるよ。
「ローマへの道」なんてあんまり話題にのぼらない作品だけど
一度じっくり読んでみたらはまって、最近の絵も好きになった。
>386
誰かのコラムに書いてあったのを思い出したんだけど
「昔の少女漫画表現では、主人公が失恋しようものなら
白眼に斜がかかり雷が鳴り地面が割れて、もうこの世の終わり!
という感じの激しい心理描写だった(笑)」
「でもそんな激しい恋を夢見てた少女も実際に恋して
やがて恋人と別れても別にこの世の終わりなんか来ないし、
むしろ大して傷付いてない自分を現実に知ってしまった。
それから恋愛漫画の表現もどんどん変わって行った」
という様な事を書いてて、なるほど〜と思いますた。
正に「夢見る少女じゃいられない」て事か(^^;
逆に少年漫画の方は昔から大して恋愛描写は変わってないかも…。
>387
「ローマへの道」はクライマックスのカタルシスが格別ですよね…
番外編?の「感謝知らずの男」も好きだ〜
感謝知らず泣けるなぁ…。何度も読んでると良さが分かってくる。
「進化するイグアナになる」「狼は所詮狼」など、考えさせられる。
レヴィの話はあれが一番好きだ。
でも自分の中ではやはり「銀の三角」。
「ラグトーリンの唄をお聴き」
…このフレーズにまず痺れますたw
>>391 いいねえ…。
消防のころ、ラグトーリンに憧れて
ラグト-リンの絵を描いていたが似ても似つかぬ変な顔しか描けなかった。
394 :
392:03/09/20 14:05 ID:???
>>393 元々家には赤い表紙の第一期作品集があって、
第二期作品集を集めたのが90年。小学校4年ですた。
このあいだ、トメイ行ったんです。トメイ。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、エロキュス、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、エロキュス如きで普段来てないトメイに来てんじゃねーよ、ボケが。
エロキュスだよ、エロキュス。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でトメイか。おめでてーな。
よーしパパケスキーモ叫んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、チケット代やるからその席空けろと。
トメイってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
王宮前広場の向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、カデル・マー!とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、カデル・マーなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、カデル・マーだ。
お前は本当にクーデターを起こしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、カデル・マー!って言いたいだけちゃうんかと。
トメイ通の俺から言わせてもらえば今、トメイ通の間での最新流行はやっぱり、
小船で川下り、これだね。
エロキュス誘拐して川下り。これが通の楽しみ方。
川下りってのは小船で川を下ること。宙港とは逆方向。これ。
で、それにエロキュス誘拐。これ最強。
しかしこれをやると次からラグトーリンにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前ら素人は、海賊版カセットでも聞いてなさいってこった。
(銀の三角読み返してたら、2話の冒頭シーン見てつい…)
すごーーーい!こんな時間まで起きててよかった!
萩尾作品でこのコピへ改変ができると思わなかった!すごいすごい!
いい出来じゃんw
エロキュスを誘拐すると、ラグトーリンの他に
ジェイフにもマークされる、まさに諸刃の剣(w
400 :
Dominique:03/09/24 19:16 ID:CNy58X+K
「この娘あげます!」は大のお気に入りでした。夢見る少女時代は
PARISに住みたかった、で、なぜか今住んでいるのはオーストラリアで
おされな生活とは180度かけ離れていまつ〜w
フランス男ゲトすればよかった〜(泣)
401 :
Dominique:03/09/24 19:19 ID:CNy58X+K
あ・・・「売ります!」だったでしょうか?
うります
404 :
Dominique:03/09/24 20:21 ID:CNy58X+K
「この娘うります!」のプランタンが「エディス」にヘタレ女刑事で出てますな。
>>405 先にポー読んで、何だこの人?って思ってたら
この娘…にも出てて驚いた。すげーかっこいいじゃん。
知らなかった。「この娘うります!」読みかけでほっぽってあったよ。
サンスベールとクラビーの絶妙なやりとりが大好き
アロー、サンドスベッタ?
萩尾作品には長身で細目キャラってのがたくさん出てくるけどモデルがいるのかな?
ツワブキくん、ミロン、アマゾン…
ツワブキくんはチャコ・カカに似てる
411 :
愛蔵版名無しさん:03/09/25 23:46 ID:A6rCVyS8
>>409 萩尾センセの昔の担当さんで、プチフラワーの編集長がモデル。
フラワーズでもまだ編集長かな?名前は忘れた。
CD-ROMの二枚目のインタビューにでてる人だよ。
>411
サンクス!
CD-ROMってでっかい画集についてるやつですっけ?
買ったはいいけど開けてない奴が実家にあるから今度帰ったら開けてみます。
413 :
愛蔵版名無しさん:03/10/06 19:04 ID:YIqgfCdh
cd-romほしい
ざっと目を通したけど「霧笛」好きな人はいないかな…
この話無性に好き。
これまでにあった どんな時間
どんな霧にも 似合った声をつくってやろう
たとえば夜ふけてある
きみのそばのからっぽのベッド
訪うて 人の誰もいない家
また 葉のちってしまった
晩秋の木ぎに 似合った…
そんな音をつくってやろう…
このページ見るとすごく切なくなるんだよなあ。
恐竜ぶさいくだけど。
訪問者や半神はもう皆さんと同じくバイブルです。
短編「びっくり箱」は、マージョリーとクレアだなと思いますがどうでしょう。
あとちょっと前に双子の話がありましたけど、未読なら吉田秋生のYASHAを漫画喫茶なんかで探してみる事をお勧めします。色々双子に関する引用が読めます。双子がキャラクターとして魅力的な題材って事もよくわかります。
初カキコでぐだぐだ書いてすいませんでした。
415 :
愛蔵版名無しさん:03/10/14 04:04 ID:nvFjmNOs
なんかよくわかんないけど、私は
ポーの一族>>>>>風邪とキの歌
竹宮さんの作品はラストで一気にしょぼくなる。
あれ?これで終りかよー?って思う。
あんまし他の作家さんと比べない方がいいんじゃないかなーと思う。
そういうことすると荒れやすいから。
あの年齢であれだけ深みのある話を描けたのは
率直に言って凄いと思う
ポーやトーマを描いた頃はたしか23歳くらいだもんね。
そう思うとホントにすごいですね。
23歳か・・・・
同い年か!
…凄い。
いま同い年であんな作品かける人がいたら
素直に評価できるだろうか…。
同い年なのか!
…凄いw
若いねぇ!
自分は萩尾作品に始めて触れたのはもう20年ぐらい前です。
消防当時、上に住んでた若奥さんがなぜか全集をどかっと
貸してくれて・・・一気にはまった。
少年サンデーとか読んでたもんで、あれがなかったら
萩尾作品に触れる機会もまずなかった。いまでも感謝してます。
423 :
420:03/10/16 01:38 ID:???
私の生まれる前から
母と祖母が手塚&萩尾漫画などを集めていたので(どちらも大体全集で)
小学校上がる頃にはどちらも読み始めました。15,6年前ですね。
赤い表紙の第一期全集を読み漁り、小学校4年くらいに
第2期全集の存在を知り、集め、
改めてその凄さにはまっていきました。
連載を最初から読むのはバルバラが初めてです。
萩尾先生、あと10年くらいは描くと、
どこかで仰っていたような覚えがあるんですが、
それまでに連載物に出会えてよかった。
いいものを読んでこれてよかった。母と祖母に感謝。
母はわかるが祖母はすごいな。
自分が萩尾さんにはまったのはかれこれ30年前だよ。
消防の時11人をリアルで読んだのがきっかけでその時の別コミを貸してくれた
友人が萩尾ファンだった。その友人とは今でも親友。
消防の頃、こういう漫画を読んでる男ってなんとなくかっこいかった
俺は読んでなかったが
感性が大人だなと感じた
なんて贅沢な子供時代だったんだ! と今は思うよ
私も出会いには「あの人に感謝!」型です。十数年前、
母の知り合いが、漫画を整理するといったので
漫画好きであった母がダンボール二箱くらいを貰い受けてきました。
今から思えば宝箱、萩尾望都や大島弓子、吉田秋生など
出るわ出るわ・・・赤表紙もありました。
でもポーだけは、譲れない、とのことで、借りて読みました。
ポー、何気なくすわって本を開いたその場所から(階段だったのに)
一歩も動けなくなって、読みふけったなぁ・・・
再読はまだですが、ラストの場面はしっかりと目に焼きついてます。
子供心に衝撃だったんだろうなぁ。
私は絶対、整理なんてしないぞー!
429 :
愛蔵版名無しさん:03/10/19 01:32 ID:ToC8+HTq
漏れの場合は、、、
1社会人になってから某小説家兼国家公務員の評判を聞いて試しに読んでみる。
2衝撃を受ける。
3文庫版で入手できるものは入手し、あとは古本屋を巡って殆どの作品を読みあさる。
4社会人になって自分が何を失ったかを痛切に感じる。
とても綺麗で、真直ぐで、無くしてはいけないものがこの世にはあるんですね。
萩尾望都の漫画がが無くなってしまった・・・
閉まった場所をよく思い出してくれおかん・・・
皆さんさまざまな出会いがあるもんですね。
私は男性ですが、歳の離れた姉の影響で読み始めまた口です。
ケーキケーキケーキの前半だけしか無くって、ずっと続きが気になってたり。
チャンピオンに連載されてた百億を途中から読んで、最初は旅行記の話?と
大きく勘違いしてました。その後コミックでその壮大なスケールに圧倒されましたが。
もちろん妖精狩りやこの娘売りますなんかのコメディーも大好きです。
軽やかなリズム感も良いし。
若い世代にもファンがつくってのはやっぱり永遠のマスターピースなのでしょうね
最近になってやっとメッシュの前半を読んだ。
結構作品に対するイメージ変わったです。
あのラストは「メッシュこれからどうすんの!?」と
思わずにはいられない・・・
バルバラまだ読んでなひ(ノД`、)
「残酷な神が支配する」は重いけどやっぱ良い作品だ。
好きなシーンはボートで光りと供にイアンが「菩提樹」を歌うところ。
後にまた歌ってくれると少しの希望を伴って約束する。
(手許にないから確認できないけどこのシーンも「光り」が使われてましたっけ?)
「菩提樹」は個人的に好きな曲だから嬉しい。
実際人が救われる事って全部解決して心スッキリ!
なんてのはありえないわけで、こういう僅かな希望から
「救い」は少しずつ育まれるのかもしれない。
というのが大人になってから最近解りかけてきた。
435 :
愛蔵版名無しさん:03/11/06 01:28 ID:QD7flfYX
age
どうでもいいけど、最初に出てきた菩提樹の歌詞が間違っているんだよね。
川のほとりの菩提樹よ〜だっけ?川のじゃなくて泉とか井戸っていう意味なんだよ。確か。
日本ではずっと誤訳されていたので萩尾さんが間違えても仕方ないけど。
それで13巻?かなんかの、そこを思い出すシーンは、指摘されたのか
「…のほとりの菩提樹よ」になっているのが個人的にツボだった。
>437
うpサンクス。
「感情の中で愛と悲しみだけが唯一の孤独をかかえているというのが私の考えなのです。」
やっぱこの人スゲ?っすね。最近久々にハッとさせられました。
>439
……いわゆる「パラレル」っちゅーやつですか。
ストーリーそのまんまでキャラだけ挿げ替えるのって、
なにが楽しくてやってるのかわからんなあ。
挿げ替えじたいがすごいギャグになるとかのパターンなら
まだしも。
>>439 こういうのが面白いというセンスがわからん。
オチだって分かってるのに…
なんかズレてるな。作者だけが楽しんでるって感じ。
442 :
愛蔵版名無しさん:03/11/18 00:19 ID:6KP0wj58
「スターレッド」に登場する黒羽、すごく好きね。
戦士でありながらグラマー美女。
「メッシュ」のミロンの母グレーテも好きね。
脇キャラに光るものがある、萩尾作品の醍醐味ね。
>>440-441 ダブルパロという同人遊びですわ。
こういうのが楽しいという層がひっそりと存在するのですわ。
萩尾作品でやるのは珍しいかも、FSSとか観葉少女辺りは
どのジャンルでも一度は見るが
私も「メッシュ」を最近イッキ読みしました。すごい。
ミロンもカティも好き。おじいさんも牧師さんも画商の人も…
脇キャラ、きりないほどみんないいです。
ミロンが故郷に帰る話など、ひとつの独立した物語ができるような
構成もいい。
ただエーメを不妊症という設定にしなくてはだめだったのかなあ、、。
(血のつながり、「たったひとりの息子」、ということに重きがいってしまうような、、)
メッシュのラスト、あれはあれですごくいいとは思うけど
実際にメッシュがどんな未来を歩んで行ったのか知りたい気持ちがすごくある
ミロンいいですよね。メッシュが服をつかんだだけで「しんどいのか?」
あんな風に人を自然に思いやれるようになれたらいいなぁと思いました
ミロンとグランパは顔も存在感も似てる
447 :
愛蔵版名無しさん:03/11/19 01:02 ID:V/UzAcKD
>442
ほんと黒羽っていいナオンっすね。星はエルグと、黒羽はサンシャインとお似合いだあねー。
サンシャインとの酒盛り(って勝手に星の家の焼酎くすねてたね)のシーン、
凄く良かったなあ。
「銀の三角」のラグトーリンと住んでたタカオ(若いとき)もかっこよいね。
リザリゾ王(若いとき)も何気にいい男。
何故マーリーはどれもイマイチ冴えないんでしょ〜ね。
若いリザリゾ(・∀・)イイ!!
年食っても結構(・∀・)イイ!!
254 :愛蔵版名無しさん :03/11/19 23:59 ID:V/UzAcKD
浪人生は北一平でわ・・・
芦川先生、いいナオンっすね。
駄目男が好きで酒飲みで自称ワル。
三島さん、関、元気、北さん、PTA会長の息子には惚れられ、
山谷及び丸山ジムの皆さんや寿司屋の親父らにも美人ともてはやされ、
元気の下宿の大家の息子とその彼女も水着姿に呆然。
小学校のガキどもにまで飛びつかれていてまさに女の仲の女。
なのになぜ水着アイドルのチラリズムにKOされた色ボケの火山は
見向きもしないどころか暴言を吐いたのだろう。
450 :
愛蔵版名無しさん:03/11/20 11:55 ID:j7zn4IlR
>449
なぜ俺がこれ(447)書いたの解った!
俺のほかにも萩尾板と元気板さまよってる香具師がいたなんてビクーリ。
で、思い出したんだがスターレッド黒羽タンて銀の三角ジェイフと
11人いる!のアマゾンに似てるね。
451 :
愛蔵版名無しさん:03/12/09 21:07 ID:3oVCav90
age
最近のSONYハンディカムのCM、森で踊る少女だけど、
なんかビアンカっぽいと思った。
あのCMからは一見ノーブルそうで強烈な電波を感じる。
こんな所にそんな手ぶら軽装で来ますか?
しかも切り株があってその上でバレエですか?
親父がなぜかカメラ持ってて映し出しますか?
あのまま行き倒れて森から出れねーだろうな。
>>453 怖いなアンチソニーは…
燃焼系アミノ式やDAKARAやアイフルのCMにも文句つけんのかな。
455 :
愛蔵版名無しさん:03/12/16 01:14 ID:E/qs8lGb
誰か半神の画像持ってる方いませんか?
私も課題で半神のレポートをやってこいといわれますた(ノд`。)
>>455 画像?画像とは?
本屋で売ってるのを買えばよいのではないですかね?
それとも野田阪神…じゃなかった野田の半神のこと?
457 :
愛蔵版名無しさん:03/12/16 23:59 ID:eSqeqY05
「かわいそうなママ」
一番かわいそうなのはハリー・ボストン氏だったと思う・・・
いや、どう考えてもあの子供でしょ。
「かわいそうなママ」と発言している子供が実は一番可哀想、という逆説的な話だと思ったけど。
ボストン氏は「かわいそう」ではないと思う。「哀れ」が近いかな。
そーいや前、萩尾望都がテーマで論文がどうとか・・・・
っていう学生さんいたよね。
その後のレポ、結局なかったようだね。
>>459 もっとがんばりましょう…とかいうハンコつきで返ってきたのかも。
新年初保守age
462 :
愛蔵版名無しさん:04/01/04 02:54 ID:0UKWBpVC
かわいそうなママ
かわいそう度
ハリー・ボストン氏>>ティモシー>>>ママ>>>>>シーフレーク氏
>>462 この作品を母の日特集で掲載してくれた編集さんはすごいね。
464 :
愛蔵版名無しさん:04/01/19 01:59 ID:ZOvIzxdg
マッチ一本 家事のもと
ポーの一族 萩尾望都〜 @江口寿史
>>464 最新刊のバルバラであのマーちゃんもあんな顔するんだ・・・
と泣いたカラスがもう笑った
すみません、最新刊じゃなくて最新号でした
2巻は3月26日頃発売だって。
ヤッタ!
ヤター
実家で兄夫婦と同居してる♀です。
嫁さんといろんなマンガをふたりで回し読み
してますが萩尾さんのマンガだけは読んでくれません。
「ポー」の表紙が怖いっていうんです・・・。それが
怖くてずっと萩尾さんのマンガは読んでこなかったんだって。
ずっと前に貸した「感謝知らず」「とってもモトちゃん」も放置。
まぁいいや。無理にわかってくれなくとも。
どうでもいいが・・・
残神、『イアンとジェルミ、ロンドンで同居編』で
出てくる朝食、夕食がやけに美味そうだった。
イアン、料理上手いんだね。
473 :
愛蔵版名無しさん:04/02/11 11:31 ID:R0iIwM8v
いかん!人間なら1週間かかるキズだ
先生がそういった 傷口をおさえておけ!
と怒鳴ったときのギャグタッチ顔のポーツネル男爵、プリチイー
>>473 体育会系のノリだな、男爵。気合で脈打てー!根性で
鏡に映れー!十字架は精神力で乗り越えろー!
…みたいな。
結構熱い男の魂の物語だったのか…
馬車の下敷きでは得意の「こんじょだこんじょ!」も効かなかったのですね
そらそらメリーベル、気合がたりないのよ。
カスミンたんのションベンで暖まろう
私自身は大分昔に萩尾作品に限らず漫画自体読まなくなってしまいましたが
「バルバラ異界」久々に読んでみようと思います。
子供達は萩尾作品は嫌いだし、子供に見せられる今時の人気漫画の
絵や作品の稚拙さが何とも悲しいです。そんな折このスレを見つけて
嬉しくなりました。
「ポー」や「トーマ」は一部に熱狂的なファンがいましたけれど
同時代の「ベルバラ」や「エース」の広範な人気と比べたら
萩尾先生はまだ異端の人というイメージでした。
あの当時の「トーマ」はこのスレの議論のように掘り下げるより
ヨーロッパのギムナジウムの雰囲気や人物に萌える程度の
読み方しかしていませんでした。
周りで萩尾作品を読む人はほどんど、いませんでしたね。
竹宮恵子さんは既に大先生でしたが。
萩尾さんはすでに大御所だけどいまだに異端児っぽい。
職人気質だしクオリティは下がらないしもっと評価されても
いいと思うんだがな。
トーマに感動して11月のキムナジウムを読んだけどショックだ
オスカーいやなやつだった…トーマも…
でも「11月」が無ければ「トーマ」も存在しなかったので。
生徒が全員入院患者な「11月のサナトリウム」
そこ、自習室でセキはやめて!
周りに萩尾さんを読む人がいなかった、ってのよく目にするけど
(あ、自分もそうか)
したら誰が読んでるんだー!どうして大御所なんだー!
という不思議。
私は最近友達に借りて、興味なかったけど読んだら凄くはまりましたよ
トーマの心臓は気にいったので文庫本で買いました
11月自分もショックW
よくあそこからユーリが主役になったなあ。
487 :
愛蔵版名無しさん:04/03/04 19:34 ID:EPLfGqwW
萩尾望都は小学校の頃大嫌いだった。中学2年ぐらいに
人に勧められてはまった・・
ある程度の年齢がないと読まれないマンガのような
気がします。
大嫌いだった理由の方に興味があるな。
なんで?
萩尾望都は大好きでした。ポーの一族はまったヨ。
11人いるもよかったし。
「百億の昼と千億の夜」はよくこんな難しい原作かけたな
さすがと思いました。トーマの心臓や11月のギムナジウムついている
イラスト集投げなきゃよかった。(泣)
こっちにも貼っておく
●BSこだわり館 少女漫画の黄金時代/ NHK
>名作誕生の秘話を作者自身が語るとともに、その背景を再現ドラマや証言などを交えて立体的に紹介してゆく。
第1夜 4月26日(月) 23:00〜 「ベルサイユのばら」 作: 池田理代子
第2夜 4月27日(火) 23:00〜 「ポーの一族」 作: 萩尾望都
第3夜 4月28日(水) 23:00〜 「デザイナー」 作: 一条ゆかり
ttp://www.nhk.or.jp/manga/c_koremade.html 婦人公論2004年3月22日号(3月6日発売)
定価550円(本体価格524円)
〈座談会・宝塚月組トップ ラストステージの舞台裏〉
萩尾望都×小池修一郎×紫吹 淳
ヴァンパイアに魅せられて
ttp://www.chuko.co.jp/fujin/
491 :
愛蔵版名無しさん:04/03/08 22:03 ID:HPrByZyE
はじめまして。お邪魔します。
『ポーの一族』くらいしかよんだことがないのですが
『11月のギムナジウム』ってどんな作品ですか?
できればあらすじが知りたいのですけれど
教えていただけないでしょうか?
宜しくお願いします。
ぐぐったらあらすじ出てくると思うが…
中身はトーマの心臓の初期設定バージョンパラレル…といっていいのかな?
学校(ギムナジウム)のアイドル的少年が自殺とも思える死をとげる。
少年は、優等生の委員長に思いを寄せていた(しかし表向きはゲーム)。
そこへ、少年そっくりの転校生が学校へやってくる。
少年の死に罪悪感とも苛立ちともいえる感情を抱いていた、
委員長は、転校生と衝突する…
であってますかね?トーマの心臓とごっちゃになってるかも…
>494
混ざってる混ざってる。
「ギムナジウム」では、トーマは生きて登場しますよー。
トーマとエーリクの関係も違ってるし(ネタバレにつきメール欄)
トーマとエーリク、フォロー的な立場のオスカーが登場するけど、
話もテーマもほとんど別物と考えていいかと(ユーリは出てこないし)。
>>494,
>>495 ありがとうございます。
『トーマ』とセットで読んでみたほうがよさそうですね。
>>495 見事に混ざってたかw
フォローありがとう。
また読み返してみるよ。
オスカーの性格が全然違うのが面白いよな。
オスカーどうなってるの?
>>499 まあ読んでみなさい。
ここでネタバレしたら面白さ半減だと思うが。
そろそろ30歳になろうかという私ですが、
先日初めて「トーマの心臓」を読みました。
タイトルだけはずーっと知っていて、名作なんだよね、とは思っていたのですが
こんなすごい作品を今まで読まずにいたことを後悔。
ショックを受けました。
でも、十代とかで読んでいたらこの良さはわからなかったかな?
>501
自分は11歳で読んで感動しましたよ。
40歳になっても感動できるのですよ。
トーマは個人的にはオスカーとユーリが校長がヤバイ時に語り合うシーンが
クライマックス。
あのあとちょっと半端感を感じてて、未だ未消化。ラストにイマイチ納得がいってない。
八角眼鏡をもう少し掘り下げて欲しかったかなあ。
ユーリが八角に惹かれた理由は分かる。でも八角がユーリをリンチした想像は出来るけど、
なぜあそこまで残酷にユーリを責められたのかとか、空想は出来ても補えなかった。
「神」を汚すという理由だけでは、ユーリ個人を墜落させる執着に近い行動に結びつかないし(理由
としては十分だが)、
頭のいい八角がそれで自分の立場がどうなるってことを想像出来なかったとも思わない。
ユーリ個人に対する感情がさほど描かれていないから、
ユーリ・八角・トーマの関係が多少記号化されてるようで、全体の中で最大の鍵のはずなのに
なんとなく説明くさいというか…。
ユーリとトーマの心の関係、ユーリから八角への心が描かれてるだけに、八角の説明不足が
物足りなさを覚える。
今トーマを描くとしたら違うアプローチになったと思う。
503の言うように未消化な部分は無いでもないが、ほぼ30年前の
あの正統派少女マンガ全盛時代にこの作品が打ち切りもされずに
完結できただけでも奇跡なわけで。
>>503 「執着に近い行動」とは思わないなー。あのリンチがメガネにとっては
ただのお遊びだったからこそユーリの受けた傷が深いわけでさ。
最終的にユーリはトーマに救われたけど、オスカーの側からもメガネの側からも
ユーリを「生き返らせる」ことはできたんだと思う。
506 :
501:04/03/15 13:08 ID:???
>502
11歳のときですか。すごいなあ。
私がその年齢のときに読んでいたら、どういう感想を持ったかわからないです。
まだ子どもだったので、理解できなかったんじゃないかなあと思ったり。
「トーマの心臓」っていうタイトルから、
ずううっと「心臓の悪いトーマっていう少年が主役なんだな」と思ってました。
読んでみたら全然違って驚いた。
>503の指摘部分は、私も多少感じたのですが、
なんかもう勢いでがーっと読んで、ほおっとため息でした。
二回目以降読むときはちょっと気にかかるかな?
>506
重箱の隅ほじる人はどこにでもいるので先入観持たずに読んでください。
まあ気になる部分があるから逆にいまだにはまれるのかなと思う。
自分なりの考えで補完しながら読めるから。
こっちのスレはトーマに好意的だね。
少女板だと何度出ても賛否両論だけどな。
確かに503のは何度も読むと感じるが、自分はそれより最後、ユーリが外に出て神父に
なるってのがシックリ来なかったよ。
分かるんだが、日本人なせいかなんかシックリこない。
神を選ぶなら外部に神を持つのではなく、自己の内面に神を持ってほしかった。勿論持ったのだけど。
御前に立つのではなく、ユーリ自身の中にエーリクのようにもって欲しかった。
どこか違う場所に神を探しに行くのではなく、自分の立っている場所に神をみつけて欲しかった。
まあ読者のただの1希望なんだけど…。
あまりにキリスト教的というか。上手く言えない。
でもエーリクに、「君はもっと勉強しなくちゃ」って終わるのは感動した。
八角とかメガネとかワラタ。
自分も八角眼鏡と呼んでるが。
奴の名前は 八角←苗字
めがね←名前 です。
名前なんだっけ>八角眼鏡
サイフリート
皆様お初です。別コミに掲載されたモードリンを読んだのがきっかけで
『ポーの一族』にはまりました。数十年たった今でも、読み返すたび感動が
蘇ります。立ち寄り記念にかきこしておきます。 age 40代の♂でした。
自分は散々評価されてる「ポーの一族」がいまいち好きになれない。
むしろ「エッグスタンド」「トーマの心臓」「城」が好きだ。
その時代、その年齢で読むといいってものもあるね。
私は「ポー」を読むと、当時の自分の考えや思いいれが
甦って…その思い出ごと好きなのかもしれない。
ああいう世界って当時無かったのよ 他には。
516 :
愛蔵版名無しさん:04/03/17 20:19 ID:BD/HHr1W
214歳。
200年前まで人間だったけど、キングポーのエナジーで
まる三日でバンパネラになった。一度やってみなよ。
初回のみだけど、人間の血と薔薇を摂取すれば、半永久的に生きられる。
血をもらうだけもらって杭を打たれずに長生きすることもできるし、首筋に噛み付いて一族を
思い切って増やしてしまえば何パーセントかで数倍になる。
餌がなきゃ上級生をからかえばいいだけ。暇つぶしになる。
ランプトンとかロザリー姫とか色々あるのでマジでお勧め。
1〜2行目、マジで笑った。
>何パーセントかで数倍
これが意味分かりません。教えて、バンパネラ!
エドガーの血からだとみんな弱くなっちゃうからね
自分は「酔夢」と「金曜の夜の集会」が好き。
とりかえしのつかない過ちに決してあきらめず、
静かにたゆまず挑戦しつづける姿にじんとくる。
>503,504
遅レスですが、トーマは打ち切りになりかけたのがポーのコミックスが
バカ売れしたおかげで延命できた作品です。
でも、3年位かけて描くはずが、半年になったので未消化は仕方ないかと
昔、グレープフルーツというマニア向け少女誌でご本人が書いてました。
>>503 単純にサイフリートはユーリが好きなんだと思ってたよ。
オスカーやエーリクのような好きではなくても(もっとわかりやすく言うと
トーマのような愛とは違っても)性的な好意にしろ、優等生を落とすのに
遊び的な魅力を感じてただけにしろ。
でなきゃギーゼンでユーリに会ってあんな気まずい顔するわけないじゃん。
オスカーやエーリクのように人を好きになる人にはピンとこないかも知れないけど
SM的な要素があるからトーマって大人になっても読める自分は。
>>520 3年分描き込んだトーマか。激しく見てみたい…
が、今の絵だったらそのままで良いな。
>521
だから503はそこの描写が欲しかったって言ってるんじゃないのかな。
確かにあの漫画のテーマっていろんな形の無償の愛みたいな所あるから、
サイフリートの愛の形も、もっと見てみたかったとは思うな。
トーマみたいな漫画が当時も正統に評価されてたのなら、
女の漫画読みの方が男よりレベルが高いと感じるな
>524
理屈がよくわからんのだが…。
当時評価されてなかったら女の漫画読みが低いのか?なんかぴんと来ない。
今評価されてるのとかはどうなるんだ?…??
トーマって週間連載だったんだっけ?
別に少年マンガでも青年マンガでも
ジャンル問わず優れた漫画はあったんじゃないか。
ちょっと視野狭いぞ
評判いいが「訪問者」、もう主役はオスカーじゃないものとして見ている。
大人っぽい金髪をかきあげて大人びた口調でやってきたはずのオスカーなのに、
ユーリと出合い頭に泣いて慰められている。
あれから一年であんな少年になるとはとても思えない。
なるんです。
>525
トーマは週刊連載
当時も支持してる人はちゃんとしてた。
ただ、アンケートださなかっただけ、つか、そ−いうシステムに
思い至らなかったんだよね、ガキだから。
「風と木の詩」の時、竹宮恵子がファンクラブ総動員してアンケだしてたってきいた。
その後ファンが普通に付いてきてその必要なくなったそうだから。
どっちも2〜3回読んだ位で、上原きみこが1番人気の雑誌の読者が
すぐ喰いつく話じゃないからねぇ。
>>527 しかしそれまでまったく泣くこともなく父をかばってきたんだぞ。
張り詰めたものが溢れたんだろう。
>>527 「訪問者」ではオスカーよりも、”白い鳥のようなヘラ”の変貌ぶりが
ショックでした…
>531
母ちゃんもずいぶん人間くさく描かれてたね。
でもあれで奇麗事に流されずグスターフがぶちきれる理由付けになってるなーと。
私はトーマの連載時の繊細な絵(人物)とかけ離れた
たくましい絵にショックを受けた・・・
作品自体はとっても好きなんだけど。
トーマの時代とは違うからねえ。
別作品として見るのが吉。
おしゃまなニーナがかわいそうだ。。。
シュミットがかわいそうだ。。。
分かる、ヘライメージ全然違ったw
マリエのようなイメージだったのに、カチカチの眼鏡かけてて怖かった
人間くさいんだけど、もっと夢見がちな人だと思ってたよ。
538 :
愛蔵版名無しさん:04/03/28 07:33 ID:GUpXrrjY
トーマの肝臓
トーマの腎臓
540 :
愛蔵版名無しさん:04/03/28 23:13 ID:SRlwUSgR
トンマの脾臓
トーマのランゲルハンス島
トーマの真相
543 :
ズーズーCヤツ:04/03/29 18:13 ID:1mcuXtks
「ポーの一族」を読んだ事がなくて、これから買い揃えたい。
で、できれば最初の単行本で読んでみたいのだが
そこらのブックオフでも置いてる?
それともそれなりの専門店じゃないと揃わない?
値段は高い?
教えて偉いシト!
あと背表紙の画像、見せて。探す時のためにどんな背表紙が知っておきたい。
>543
ブクオフやほんだらけで手に入るよー。
100円〜300円ぐらいじゃないかな。初版がどうかは知らないけど。
自分も最初で一度揃えたけど、やはりなんとなく綺麗じゃないので、買いそろえ直したけどね。
546 :
543:04/03/31 23:07 ID:???
ありがd、偉い人たち!
esayseekを見てみたら、背表紙の画像までのせて出品してる人がいました。
うーむ、こんな感じの背表紙ってあんまり見慣れないなぁ。
ブックオフで探してみたけどどうも見つからん。
休みの日の小山市のほんだらけ(ローカルだなー)にでも探しに行ってみるかな。
>546
ヤフオクという手もあるぞ
アマゾンにも出てるし
ほしゅ
メッシュのラストが大分前の方に出てるけど、自分あのラスト大好き。
どっちの列車にも乗れず、一人おいていかれ、高くターン、と列車が去る音が響いて、立ち尽くすメッシュ。
いいシーンだと思う。
どこかで見たけど、ある人が萩尾さんに、「あれはメッシュのスタート地点なんですか?」と
聞いたら、萩尾さんが、「メッシュは、ミロンという保護者の下でひな鳥のように過ごす時期を
書いた。あれは、そろそろ一人で考えてみてもいいんじゃないの?というのを表現した」
みたいな風に言った後、
「でもね、安心して下さい。列車はいつでも出ています」って言ってたのが印象的だった…
>>549 そうなんだ・・・
あのシーン、光があふれているかのようなのは、
そんな暗示があるからなのでしょうね
決して楽な道じゃなさそうですけれど・・・
メッシュが皿洗いの練習するとこ、好き。
只今NHKBS2で出演中〜!
懐かしかった・・・別コミの表紙とか。
巻末に載ってた萩尾さんの漫画の前ページは岸裕子さんの「金色の星」かな。
当時は大島さんが「罪と罰」を描いたり、そうかと思えば上原きみこさんが
王道の少女まんがで巻頭を飾ったりオモロイ雑誌だった。
あんまり萩尾さんと関係ない話でごめん。
BSの特集見ました。
夢枕さんの会う度言う「続き書いてくれ」攻撃。
先生も吝かではなさそうだったので
その調子でどんどん洗脳してって欲スィ(w
554 :
愛蔵版名無しさん:04/05/01 00:07 ID:jK6+AxRz
ええハーバードを愛しているわ。
私あの人がお金持ちなので愛しているわ。
あの人が大人なので愛しているわ。
パパ ぼく 南米の色切手をはった絵葉書がほしいな
>553
タイトル「ポーの一族 リターン」
「ポーの一族2」「帰ってきたポーの一族」
続きはいらないなあ。
映画小説も続編は駄作、と相場が決まっている
「ポーの一族・望郷編」
「バンパネラはつらいよ・エドガー村に帰る」
ワロタ
フーテンのエドガーはまったくかわいげがなさそう
女を食い物にしてそうだ
残神のナターシャや感謝知らずの男の看護婦のドーラ、
薔薇の花瓶に出てくるお姉さんなど恰幅の良い女性キャラが
好きです。
>>558 女は食い物にしないが、人間は食い物にする、とマジレス。
メッシュに出てくる、太ってるけど「美人だなぁ・・・」ってメッシュに
いわれる女性も恰幅がよろしいですよね
その3人とはちょとキャラが違うけど
重さで下がってしまったわけでは、ない、けど、
下がりすぎなので上げます。
減量に失敗。↑
再上げ。
564 :
愛蔵版名無しさん:04/06/30 13:31 ID:CwF+yo9a
ageついでに
3月うさぎが集団でとかマーマレードちゃんとか、
危ない丘の上の家(うろおぼえ
とかそうゆうコメディなのも一方でだいすきです
ポーもトーマも、あの繊細で壊れてしまいそうな危ういバランスで
成り立つ世界観が好きです。定期的に何度も読み返します。
一番最初に読んだ萩尾作品は昔の集英社文庫「ウは宇宙船のウ」。
小学校にあがる前でした。「みずうみ」と「びっくり箱」が好きでした。ヤな子供。
もちろんこの娘うります!とかジェニファの恋のお相手はとかミーア
みたいな初期のコミカルな短編も大好きです。
ところでトーマをモチーフにした「1999年の夏休み」はどうなのでしょか?
「11人いる!」と「トーマの心臓」「11月のギムナジウム」を
読んだのですが、次はやっぱり「ポーの一族」がいいですか?
雰囲気が似ているものを教えていただきたいです。
ポーの一族を読んだときの衝撃は強かったなー。今の漫画家で
これだけのものを描けるのはいないんじゃないかと。
11人いる、メッシュ、マージナルなんかは今でも十分楽しめる。
残酷なーは途中で苦痛になって放棄したが。
>566
つーかポーしかないw
この板にはポーだけの単独スレもあります
>>565 当時観たけど、個人的には( ゚Д゚)ポカーン…でした。
雰囲気は悪くないけど、別物と思ったほうがいい。
登場人物が全員男装した女の子なので、百合趣味の人は観てもおもしろいかも。
深津絵理のデビュー作だっけ?
深津だけ妙に色気があったw
マージナルとトーマだけ、他の作品より頭1つ抜けて面白かった
質問です。
文庫版「11月のギムナジウム」の表紙の人々は誰が誰なの?
それとも本編とは関係ないイメージイラストですか?(半神の表紙みたいに)
イメージじゃない…よね?
11月の登場人物たちじゃなかった?文庫持ってないけど
エーリク、トーマ、オスカーは確かいたんじゃなかったか
age
残神以降の絵ってちょっと苦手。
ストーリーも流し読みだけじゃわからないような内容になってて、
そのせいもあって最近のは読んでません。
メッシュくらいまでの感じの絵は好みだった。
ポーあたりの絵のが一番好きだけど。
マージナルは、最初男だけで男娼みたいのがいたりしてとまどったけど
4巻〜5巻までの怒涛の展開には打ちのめされた気分になった
ほんとに、素晴らしい作品だと思います。どのキャラクターも存在感抜群だし。
自分はネズが好きでした。よろよろくらくらしながらきっちり仕事するあたりが。
ナースタースも素敵だったなー。
『百億の昼と千億の夜』っておもしろいですか?
タイトルがなんとなく格好良くて気になっているのですが…
百億の昼と千億の夜を読んでから(勿論、この場合萩尾さんの方ね)
仏陀やキリストにも興味が出てきた。(宗教的には興味ないんだけど)
ヘルマン・ヘッセのシッタールダを読んだのは萩尾作品を読んだつながりだったなー。
やっぱ、ポーのエドガーは爺だったんでしょうねえ
何度も何度も近しい人を失って最後は..
てのはもう老人の思想だもんね
ポーに出てくるカスター老の名前はカスターリエン(ガラス玉演技)
から来てるんだろうかと思ったりする
>578
シッダールタ超名作だよな…
土俵が全然違うけど、正直寄宿舎物もブッダ物も、ヘッセのが遥かに神
581 :
576:04/07/21 22:30 ID:???
>>577さん
>>578さん ありがとうございます。
登場人物の顔ぶれがすごいですね〜。興味わいてきたので読んでみます。
百億の昼〜を読むと、キリストなんて案外こんな男だったのかも!?
(キリスト教徒の人、ごめんなさい)
なんて思ってしまいますw
高校生の頃、宇宙規模で宗教を真剣に考えた夜があったのだった・・w
これにイスラム教もからんでたら、どんな展開になっていたかなーと思うこの頃
584 :
愛蔵版名無しさん:04/07/22 11:11 ID:9eU9NfE4
良スレageしときます
イスラムは絡めづらいだろうな。つーか怖い
というか、よくあそこまでイエスを悪役にしたよねw
ユダカッコイイしw
>>586 でも確かユダは、原作では60台のじじいだった気がする…
「百億の昼と千億」チャンピオンで読んでたよ
さっぱりわからんかったけど
ひたすらシッタルダに萌えていたあの頃
あとで単行本を読んでやっと意味がわかった
私も百億のためにだけチャンピオンを毎週買いました。
漫画化するというので、兄が持っていた原作を同時に読みワケワカメ、
漫画になってもやっぱりよくわからなかった(´・ω・`)
阿修羅王が好きでした。
特にエレベーターで不安になって思わず阿修羅王を呼んでしまうシッダルタを
からかうとこ。
先生がチャンピオンの連載を始めるよりも前に、渋谷西部で開かれていた
私の個性店展で、阿修羅王の大きなポスターが販売されてました。
買ったけどキャラがわからず、のちに阿修羅王だ!と驚きました。
西武、です。ハズカシ…
591 :
愛蔵版名無しさん:04/08/02 16:43 ID:eiNqLqpA
話変えてごめんね。
トーマの心臓で思ったんだけどオスカーって
友達いなかったのかなぁ
友達は沢山いただろうさ。一緒にバカやって笑いあうようなクラスメートはね。
でも、心から何でも話せる友達はつくらなかったような希ガス・・
オスカーは友達いっぱいいたと思うよ
バッカスは心から話せる友達でしょ
普通の友達も信頼できる友達もいるけど
ユーリだけは特別なのさ
オスカーは友達いないように見える描写ないけどな…
アウトサイダーというか、傍観者・保護者・兄貴分的ではあっただろうけど
むしろユーリとかなら、馬鹿騒ぎはしなくなったって描いてあるけど
文庫ってコマが小さくて読みにくいので、
普通のまんがで萩尾作品を集めたいのですが、
近くのブックオフには、文庫しかありません。
萩尾作品の普通の大きさの漫画ってあまりないものなんですか?
ちなみに欲しいのは、マージナルとか半身です。
>>595 単行本より大きく、少し幅があるタイプがあると思うな。
背表紙とか赤いやつだった。
もしくは、もっと大きい豪華本とかで探してみては?
>595
あるよ、レディコミ系に
萩尾シリーズ出てるはず
自分マージナルはそれで持ってるし(緑かな?)
銀三角は超デカイ辞書みたいのも出てるし
マージナルはアシジンもよかったが、最終的にメイヤードに萌え。
惚れてんのに自分の遺伝病のために最後まで女をつっぱねる・・・男らしい!
最後のセリフ「・・・ナ・・・スタ・・・ス・・・」には泣。
愛のほかは全部くれると言った!
……どれだけ愛してたんだろうなぁ(;_;)
age
そういえばあたしは萩尾望都は前期の頃(ポーとかトーマの辺)の絵柄の方が後期
より好きなんだけどみんなはどうなの?
あなたと同じ。
最近の絵柄も別に嫌われてはいないがね
604 :
愛蔵版名無しさん:04/09/08 12:28 ID:erf+C3Cx
雪の子や精霊シリーズの頃も好きだけど
自分的には3月ウサギの頃の甘い絵柄が好きだった。
その後の変化に、違和感を感じながらも読んでたけど
死臭が漂うような「偽王」あたりでギブアップ。
ところが久しぶりに読んだ「あぶない丘の家(未来少年)」では
読みやすい軽さと美しさが戻ってた。
・・・どこまで変貌し続けるのだろう、この人は。
マージナルは脇役がすごくいいよね。ナースタース好きだった
ナースタースの衣装はどれもよかったなー
実際に着るもんじゃないって感じだけど。
でも、一番気に入っている登場人物は・・・ネズw
序盤の情けなさと後半の活躍ぶりのギャップが素敵すぎ。
イグアナに入ってる短編はどれも結構好き。
弟の幻覚が見えるお兄ちゃんの話とか。
普通の日本を舞台にした話みたいで
トーマの心臓は実話ではないですよね?
家に昔のぱふがあってそんな内容があったんだけど・・・
「普通の市井の人」の愚かさとそれゆえの勇気、誠実さ、が本当にうまいよね。
マージナルだったら私もやっぱりマルグレーヴやナースタース大好きだけど、
アシジンの、実際に見たこともない「子供を産むウーマン」や、体の半分が機械化し
胸の膨らんだマルグレーヴ、世界を終わらせると言ったマルグレーヴに接して、
愚直に「キラは俺の子供を生むだろう」「お前は計画の終わりを見届けるんだろう!?」
というアシジンがとてもいとおしい。
萩尾作品に頻出する、人生が終わろうと世界が終わろうとただひたすら日常を
続けようとする人達が大好き。
今唐突にスターレッドの「百黒老!その子を殺したらこのコノワタを全部殺す!
さあ返して!私はその子を娘にするんだ!」って震えながら叫ぶおばさんを思い出した。
そして百黒老は、酒の肴がなくなるのが困るからしぶしぶ許可…と。
…ってアレ、シロワタだったよな。何で誤植しちゃったんだろう。それとも
修羅場続きでストレス溜まってて「あー、一杯やりてー!」と思っててつ
いコノワタって書いちゃったのかな?
ほんとだ!そこだけ誤植してる!!
(手元のは小学館プチコミックス・萩尾望都作品集4「スター・レッド(2)」・1986年2月20日初版第2刷)
…つい通しで読み直しちゃったよ。
すごいなあ、これが1978〜79年の作品なんだなあ…!
えええーーーーえ!
わたしゃなんの疑いもなく十何年もコノワタだと信じていたよ。
>>609 ナイスなつっこみに禿ワラ。
>>611 俺は初めから?と思ったぜ。は?コノワタ?コノワタって何だよ!シロワタの
略称がワタで、このワタって書こうとして間違えたか?…って当時は思った。
で、後になってコノワタという珍味が存在する事を知り、そのコマ見るたびに
笑うようになった。
神聖なコノワタの中に現れ、珍味にまみれ異臭をはなつピアン…
613 :
愛蔵版名無しさん:04/09/25 06:33:01 ID:ZgHkoiX7
誤植知らなかった。文庫ではシロワタに直されてるから。
話をぶった切るのですが、初めてトーマの心臓読みました。感動したので長いですが、書かせてください。
何と言うか、宗教倫理が分からない私にとって、罪を責められない人間の葛藤という印象を受けました。
誰かに咎められて、ごめんなさいって言えれば単純に楽になれるけど、誰も咎めない=罪だとは思っていない現実を死や友情を通して受け入れたんかなぁと思いました。
オスカーがやっていたように、共鳴はしあうけど、平行線である他人との距離を旨くつかんで、他人に理想やら言葉やらを求めるんじゃなくて、自らの中に見出だしたんかなぁと。
でも神学校に行くのは、?な面もあるので、日本的に出家に置き換えて俗世との関係を裁って静かに暮らしたかったんかなと思ってます(笑)
>>614 誰かにいわずにいられないその気持ち、すごく共感できます
はるか昔、読み終わるのが惜しくて惜しくて、でも我慢できずにラストページ
を開いてしまった自分を思い出しました・・(受験勉強の最中でちょうど明け方だった)
ちなみにこの作品のラストシーンは「サクラ大戦3」ってゲームでも再利用されてます(苦笑)
616 :
愛蔵版名無しさん:04/10/14 00:50:25 ID:6vybvdRl
既出かもしれませんが、ポーの一族のポーは
POEですか?それともPOHですか?
ずっとPOEだと思っていたのですが、
小学館叢書ポーの一族(カバーイラスト東逸子)に
Poh no Ichizokuとあるんですよね。
また、「ポーの一族」は英語ではどう表現するのでしょうか?
ご存知の方いらしたら、教えてください。
ああ・・・「画像検索」じゃなくて「検索」です。
大元のネタになった「エドガー・アラン・ポー」の綴りが
「Edgar Allan Poe 」だから、「Poe」でいいんじゃないかと。
>>616の「Poh」は全部ローマ字表記だからじゃないかな。
620 :
愛蔵版名無しさん:04/10/14 23:59:41 ID:6vybvdRl
>>617さん 早速のお返事ありがとうございました。
長い間の疑問が解けてよかったです。
お勧めギャラリーはイタリア語で内容はわかりませんでしたが、
「一族」にfamigliaを使っているので
やはり英語では、the Poe familyになるんでしょうね。
(familyはチョットいやなんですけど・・・)
621 :
194:04/10/28 00:24:15 ID:???
622 :
長文乱文失礼します:04/10/28 02:39:14 ID:VyfoiMKp
今日はじめて残酷の文庫が本屋にあるのを見ました。
思えばこれに初めて出会ったのはエロ妄想好き、しかもBLでも何でも可っていう
ダメ真っ盛りの中2でした。
そんな私が図書館にあった残酷を不謹慎にもBL?と思って読んだのが運命。
当たり前だけれどなんかもうエロ要素を楽しむなんて皆無でした。
ベッドシーンは心切り裂く拷問そのものというか・・・。
徐々に壊れてくジェルミの感情がすごくリアルで、
その痛みに同調させられたぶん私自身が壊れていくんじゃないかと思ったくらいでした。
恐るべし中2の感性(笑)
グレッグのおぞましさ、世界の残虐さにすさまじい悪寒と
内臓から何かが這い上がってくるような感じを常に覚えてましたね。
なのにひたすら目が離せない衝撃作でした。
これは中2っていう自己形成期に読んだこともあって、
私の深いところまで影響している漫画です。
この一回死んだような廃人になったような感覚は
自分の経験として一生残り続けるものだと思います。
結構ダークモードに入ったりして大変なんですけどね;;;
しかし、人間の人格を根本から変えかねない作品を創れる萩尾さんにはひたすら脱帽です。
え!?もう出たんだ!>文庫
まだ数ヶ月先のことかと思ってた
読むならイッキ読みしないとつらくて投げ出してしまいそうだな<残酷
625 :
愛蔵版名無しさん:04/11/18 01:02:33 ID:D6mLGFXl
萩尾望都←この人の名前の読み方おしえてください
ぐぐれ
いっそ、読まないで字のイメージで記憶しておけばいい
630 :
愛蔵版名無しさん:04/11/19 14:29:51 ID:V97tpwl5
ハギ オモト
萩 尾望都
どちらも園芸植物だな。
どこで拾ったのか覚えてないがこんなのもあった。
--------------------
37 :水先案名無い人 :04/08/24 01:50 ID:nzg8eGvF
いいか、みんな
(゚д゚ )
(| y |)
萩も万年青も単なる植物だが
萩 ( ゚д゚) 万年青
\/| y |\/
二つ合わさればハギオモトだ
( ゚д゚) 萩尾望都
(\/\/
わかりにくくて スマン
(゚д゚ )
(| y |)
ああ、植物から名前とってたのか・・・。
知らんかった。
いや本名だろ?
小学生の時に描いた絵が何かの賞をもらって、記念品が贈られてきたんだけど
名前が「望都」だったので、男の子と間違われ、品物が男児用だったと
エッセイか何かで読んだ気がします。
以来、必ず「望都子」で出したとか。
ついでに、○○子おばちゃんと普段呼んでいた母親の妹?も
本名が○○だけだったと後に知って、一族の家系かと思ったなんて話も。
(うろ覚えなので間違ってたらスマソ)
別のエッセイでは、親が「もとこ」と呼んでたから、ずっと
自分は「もとこ」だと思っていたけど、戸籍を見たら「望都」だった、
って話を読んだな。
確か姉が「子」がつく名前で、二人を一緒に呼ぶときは
「○○子」、「××子」と並べた方が楽だったとかなんとか…。
これもウロ覚えなんで不正確かも。
萩尾先生に「ブラック・ジャックALIVE」描いてほしいな。チャンピオンとも
多少の縁があるし、イイと思うけど・・・
637 :
634:04/11/24 11:34:53 ID:???
>>635 あ、思い出しました。母親はもとこと呼び、父親はもとと呼んで
いたのではなかった?
その理由を母に聞いたら、母親はもとこと名付けたかったけど
父上はもとと名づけたかった。
姉妹並べて呼びやすいというのはあるでしょうね(w
>620
「ザ・ポー・ファミリー」って
なんだか海外ホームドラマのタイトルみたいだね・・・
厳格で時代錯誤のお父さん
若くておしゃれなお母さん
ハンサムだけどちょっとチャラいお兄ちゃん
美人でしっかり者の妹・・・・なんてところでしょうか・・・
639 :
愛蔵版名無しさん:04/11/30 00:53:21 ID:aNSps07J
>>読めない人
「とっても大好き モトちゃん」を知らないのかっ。
望都 は確か、萩尾さんのお父さんが、音楽に関わっていたか
好きか、だとかで、 モーツァルト から、取ったとか、
どっかで聞いた気が。
お姉さんは 小夜 がついてて、セレナーデ なんだよね。
>>638 なんかドラマの最中に客の笑い声とか入っていそうだ。
クラン・オブ・ポー
の方が雰囲気はあるような気もする。
ファミリーつぅとなんだかマフィアのようで…
でもマフィアみたいなもんなのか、ポーファミリーは。
子供の頃、ダーナ・ドンブンブンドゥーに惚れてた俺が来ましたよ。
>>643 「よびこなんか吹いちゃダメ やぼな人」
バルバラ新刊買って萩尾スレ探して辿り着いた
懐漫板じゃ珍しくないんだろうけどこのスレの日付の飛び方は凄いな…
トーマの話題が多かったみたいなんで自分も一言
わずか14歳の子供が人間や神様の愛を知って大切な友人たちを置いて神学校へ進む
これ絶対ハッピーエンドじゃないよな
でもトーマから萩尾ワールドに入った自分には記念碑的作品。
それぞれの旅立ちって感じでそれもありかな、と。
自分的には、とーにかくオスカーに恋しちゃったなぁ。
ともあれ、背景など独特のタッチも詩的だと思った。
萩尾望都の作品からは強くヨーロッパの空気感が漂ってて
それが子供ごころにも良かったな。
>645
ポー専用スレもこの板あるよ
トーマいいけど、恋愛物として読むか、それとも少年愛という形をとった愛の物語として読むかで
違うやね
前者ならば、トーマがユーリを永遠に手に入れた究極の恋愛とも見れるが、
後者ならば、愛を知ったユーリが「他人」をより愛せるようになるか否か(解放されるかどうか)と
いう点が気になる
自分は恋愛としては読んではいないから、神様と愛にがんじがらめになって世から離れるんじゃなく、
大勢の他者の中で愛したり愛されたりしながら天真らんまんにユーリが育っていってもよかったんじゃ
ないかと思う
普通に恋愛ものとして読んでましたが…
素直になれないユーリにもえてましたが…
トーマの心臓のタイトルを知らない人がさ、タイトルを付けよ、と言われたら、
どうニアピンしても「トーマの翼」辺りだと思うんだけど、あえてえぐそうな
「心臓」をつけた萩尾先生に勲章を!!
私も最初ホラーかと思って手を出せなかったけど、
素晴らしいと思う!<心臓
発表当時こんな題、少女漫画じゃ見られない時代だった。
週コミの新連載予告編を見たときの、インパクトの強さ。
どんな話かなあと、すっごい期待して、そのとおりだった。
でもよく編集がこの題でOKしたね。
モト様そのあたり妥協しないから。
誰かが「トーマの心の臓」と書いたのを見て、すっごい笑ったことがある。
”の”が入るだけで何と時代劇チックな・・・。
関係ないけど、竹宮さんの「ファラオの墓」って、一度編集部にダメ出されたらしいよね。
少女漫画で”墓”はちょっと、って。
吹いたw>トーマの心の臓
ちょっと上に、残酷の話題が出てたけど、
イアンに虐待の話を聞き出されてる(だったかな?)ジェルミが、
砂が崩れるように自分を見失い、
イアンの声で正気に戻るイメージを表現されていて、
上手いなーと思いました。
萩尾さんは、これに限ったことじゃないけど、
「心理的イメージを絵に表す」のが秀逸ですね。
今こんな作家さんいるかなぁ
「アメリ」は水になって崩れ落ちたねw
版によるセリフの変更・・・とは違うんだけど、
私が気になったのは、作品集の『トーマの心臓』でマリエが亡くなった時、
「かわいそうに つらいなんてもんじゃないだろう…どうする」と言うオスカーに、
「あした…ぼくからクラスのみんなに話します」とユーリが返すところ。
フラワーコミックスでは「話すよ」になっていて、単なる誤植だと思うけど、
オスカーに敬語を使うユーリってすごい違和感あったな〜。
>>657 私もそれ気になってた!
フラワーコミックスでは「話すよ」なのですか。
そうだよね、オスカーに敬語はないよね。
なんかすっきりしたよ。ありがとう657さん。
↑でコノワタ(シロワタ)の話が出てるけど、
たしか『東の地平 西の永遠』にも似たような動物が出てきますよね。
(「こわがることはないエ」ってセリフが頭に浮かんだ)
あれは白毛っていったかな、うろ覚えなんですけども……。
今日、久しぶりに『ポーの一族』読み返して懐かしさにひたっていました。
『ホームズの帽子』のケイシイ・クレイバスが降霊術の最中に
消えてしまったのはなぜ? ご存じの人、教えて下さい。
そのことについては、少女漫画板の方で何度か話題になってたな〜。
一見インチキくさいクレイバスだがその力はホンモノで、
(でもメリーベルの力のがより強く?)無≠ノ引き込まれた、
霊界≠ノ引き込まれた、異次元≠ノ引き込まれた・・・。
もっと真面目に書かれていたと思うので、良かったら探してみてください。
近所の古本屋で、フラワーコミックスの「ポー」が5冊で600円、
「トーマ」が3冊で400円で売られてました。何か・・・ビックリ・・・。
662 :
660:05/02/02 21:24:43 ID:???
>>661 ありがとう! 少女漫画板に行ってみます。
さっき思い出したんですけど・・・サイフリートの名字って、
某ファミリーレストランと同じだ。
これから行くたんびに、あの八角メガネを思い出してしまいそう・・・。
耳元で「素敵な夜だったね」とか囁かれたらヤだな(TvT)
厨房時代、先輩(女性)で実際に八角メガネを着用している人がいた
人生後にも先にも八角メガネをこの目で見たのはその時きり
じ、実在するのか、八角メガネ・・・! 煤i ̄◆ ̄;
(や、↑この言い方だと、サイフリートが実在するみたいだ)
666さんの先輩のメガネ、市販品なんでしょうか。気になります。
そうだな〜、私は萩尾作品グッズだったら、レッド・星の三日月のペンダントか、
オリハルコンあたりが欲しいかも。
バラのつぼみで作ったエッセンスがほしい。
紅茶に入れてシナモンぶっちゃけたような味をみる。
モトちゃんの砂糖菓子が欲しいな。
全身 おさとう。
>>668 いや、紅茶にシナモンぶっちゃけて、バラのエッセンスの味をシミュレートするのだ!
供の頃、<Eve>という香料のきっつ〜〜〜〜〜いガムを噛みながら紅茶を飲んでは
「あの2人が飲んでいたお茶はこんな感じかしらん?」と自己満足していた。
EVE、今でもあるんじゃなかったっけ?
食玩で、ミュシャのイラストを立体フィギュアにしたやつが
あるんだけど、あれに入ってるオマケのガムが、EVEそっくりの
味と香りですぜ。
乾燥したバラの花びらが入ってるローズティじゃ、香りが弱いかな。
パンを踏んだ娘の話って、題名はなんというか、
収録されてる本はなにか、教えていただけませんか。
バラのジャムを見つけちゃ買ってみたり、聖書や仏典の文句を覚えてみたり、
マザーグースを聞いてみたり、「アランに撃たれたごっこ」をやってみたり。
こーいう乙女な楽しみ(?)って、分かち合える友達がいるとすごく嬉しい。
「シナモンティーに薔薇の形の角砂糖ふたつ」という歌詞が出てきたので、
さだまさしの「パンプキンパイとシナモンティー」をよく聞きましたが、
初めて本物のシナモンティーを飲んだ時は、それこそ「うえっぷ」と思いました。
私はニッキが苦手だったもので・・・。
でもきっとシナモンティーと「シナモンぶっちゃけたみたいな味」は違うのだと、
むりやり自分を納得させていました。
EVEって、金色の箱のやつですよね? 懐かしいような・・・(笑)。
>>675 どうもありがとうございました。
探してみます!
「白い鳥〜」は、グリムだったかアンデルセンだったか
元ネタは昔話だよね。発表当時、上手く料理してあって、
さすがだなって感心した。
アンデルセンの「海つばめ」だったかと思います。
最後のコマのインゲの顔に、何とも言えない気分になったものです。
哀しいけれど美しい顔してますね。最後のコマのインゲの顔。
前半の高慢ちきな顔とは全然違う。
鳥といえば、シロイツキ、シロイホシ。
昔、妹と「白い鳥になった少女」を音読してカセットテープに録音したのを思い出した。
妹が「おや いい子を見つけたね 酒づくりの 沼女」のところを、
「沼づくりの 酒女」と読んで笑いが止まらなかったです。
「百億…」や「リデル…」もやったな〜。ちょっとニガ懐かしい…。
流れ豚切スマソ。
突然思い出したんですが今から20年くらいまえ、
洋菓子メーカーのユ/ー/ハ/イ/ムが店頭で配っていた
「エリーゼ」というカラー小冊子に
(新商品紹介、お菓子の質問やお菓子にまつわるマメ知識が載ってた)
萩尾先生のカラー絵に詩がついて大きく載っていました。
イラスト自体はLaLaに載ったものの使いまわしだったりしたんですが
思いがけないところで先生のイラストを見てビクーリした覚えが。
それから毎月のようにその小冊子目当てで店に(w
いつのまにかやめてしまったみたいですが、あれまだ実家の押入れにあるかなあ。
お〜、そんなものがあるのですか、いいな。
そのイラストは何かに収録されてるのかしら…。
萩尾さんとお菓子といえば、「ケーキケーキケーキ」や「ルルとミミ」のほかに、
私はあれを思い出します。
アマチュアの投稿漫画集で、選者が寺山修司さん、カバー絵が萩尾さん。
鳥図明児さんなんかも不思議な作品を投稿してたな。
何冊かあるんだけど、タイトルがお菓子の名前のシリーズになっていて、
「アニス・ビスケット タイム」とか、「カトルカール タイム」とか…。
見知らぬ西洋菓子っぽ〜い洒落た名前に、乙女心をそそられたもんです。
「エドガー大変だよ。薔薇のエッセンスの瓶割れちゃったよ。」
「仕方ないな。日本にいる間はこれを齧ろう。」
渋い日本茶を啜りながら薔薇羊羹を齧る二人…絵になんねぃ。
「桜茶」があるんだから薔薇茶もとぐぐったら、中国茶なのねん。
中華街でパンダにまたがるアラン、にんにく臭いのは平気だった?
そういえば、アランは湿気にこそ弱いけど、
「それに含まれる信仰が怖いの」って感覚はなさそうですね。
にんにくを怖がるアラン・・・ちとヤだな。
にんにく大好きなアランはもっとヤだけど(←あり得ない)。
>>686 それに含まれる水分が怖いの
…ってとこでしょう。
青いバラの研究は進んでいるようですが、銀のバラは研究されてないのでしょうか。
昨日の深夜、偶然見たTVアニメが「11人いる!」を髣髴とさせました。
(半)閉鎖空間でチームを組んでの受験、ロケットのパイロットになりたい、
棄権の為のスクランブルボタン、スクランブルによって過去を思い出す・・・。
あ、模倣だ何だという気はないです。途中からちらっと見ただけだし、
当然「11人いる!」にはない設定もしっかりあるし。
ただ、上のような状況下での人の心理って、ドラマになりやすいんだろうかな〜、
と思ったのでした。
そんなこんなで何故か「東の地平 西の永遠」(んー、素敵なタイトルだ)を
読み返していたら、王様がバパ大臣に自害用の白い水を渡す場面に泣けてしまいました。
昔はもう少しさらっと読んだような気がするんだけど・・・。
>688
ふたつのスピカ?
うーん、タイトルまったく不明。何曜日にやってたのかも覚えていないという…。
深夜だったのは確かなんですが(^^;
>688
プラネテス?
681を読んで思い出したことがあります。
中学の時、クラスメイトが小さなマスコット飾りを持っていて、
萩尾さんの絵が描かれてました。
白いドレスを着た少女の絵で、「萩尾望都の世界」ってイラスト主体の本に、
『女の子には 白いリボンや レースや 夢や あこがれを 食べて生きる
いっときがあるのです』(うろ覚え)の詩とともに載ってた絵です。
「うわー、それ萩尾さんだね〜。いいな〜」とそのコに言ったら、
「シャンプーのおまけについてたんだよ。で、誰それ?」と返されました。
くれっっっ!!!!! と、どんなに声を大にして言いたかったことか……。
だってその後、いくら探しても見つからなかったんですもん(TvT)
>>692 それカネボウのシャンプーだったと思います。
萩尾先生のイラストのついたスタンド型カレンダープレゼントのキャンペーンを
やっていて、応募専用ハガキを出したような覚えが…
もちろん当たりませんでした(´・ω・`)
森永か何かのお菓子のシャンティ?とかいうものも、グッズの当たる宣伝で
イラストが使われたような気が…
考えてみるとすごい使われ率でしたね。
業務提携とかあったのかもね。
昔の週刊少女誌(フレンドとかコミックとか)って、
巻末あたりに明治だの森永だのの、お菓子の
広告が載ってたような気がする。
>>693 シャンプーが買えただけまだマシだ!うちの近所のスーパーは…うちの近所のスーパー
は…………
応募券付のは売ってなかったんだぁぁぁぁぁーーーーーー!
しかもさ、まだ使いかけのシャンプーもあったしストックもあったから、他所で見つけて買う
なんて親には言えなかったよ。
696 :
692:05/03/05 00:35:10 ID:???
うわー、そういう仕組みだったんですか〜。話題にしてみるもんだ・・・。
萩尾さんのイラストが入ったグッズって、色々あるみたいですよね。
もう、全然知らないものばっかりで、愕然としたことがあります(^^;
693さんの「お菓子」は、グリコ(多分)のシャンテ・オレかな?
箱にも萩尾さんの絵がついてて、応募券を集めて送ると抽選でハンカチが当たるの。
私が唯一当てたものといえば、「マダム鶴子の優雅な正月」のポスターに、
萩尾さんのサインが入ったやつ・・・。や、嬉しいけど。
(会場で買ったんですが、サイン入りのとそうでないのがありました)
>>696 シャンテ・オレ、そんな名前のお菓子だったかどうか忘れたけど、
私ハンカチプレゼントに当たりました。
とても薄い生地で、先生のイラストが四隅と中央に描かれてました。
印刷はわりとまともだった気が(w
というのも、その前にLALAでもハンカチプレゼントをやっていて
その絵柄が何故かトーマ…(出版社を超えてる)
そして印刷が、やたら描線が太くて、なんかもらってガッカリでした。
シャンテ・オ・レのハンカチのイラストは四隅だけで、
4つのうちの1つだけが萩尾さんで、ほかは里中さんとかだったらしいです。
だから別のプレゼントかな? いずれにせよ、羨ましい・・・。
きっと使わずに取っておかれたのでしょうね。
(私はむか〜し、上原きみ子さんの青春白書Tシャツが当たったことがあるけど、
着心地が良かったのでさんざん着てしまいました。(_ _; )
出版社事情は詳しくないのですが、小学館から集英社、白泉社って派生したんじゃ
なかったかな。どなたか詳しい方いらっしゃいますか?
下がりすぎなのであげます。
ジョジョの奇妙な冒険で、ディオがジョナサンの時計を盗むのは
ポーの一族のパロディですよね。
吸血鬼つながりで。
お遊びの多い作者さんだから、そうかもしれないですね。
そのシーンは残念ながら知らないけど、
懐中時計で、裏蓋に少女の絵が描いてあったら完璧(?)。
>700
ポースレにもあったけど、
まあそうなんだと思う
世代を越えて繋がっていくとか、雨の日に転がり落ちる馬車とか、
これはパロなのかなどうなのかな〜?というのも多くて面白い
でもアラッキーがポー読んで取り入れようと思うほど好きなんだと思うと、なんか嬉しい
jojoネタはそのくらいで。
連中はフィギアに群がるオタのように
その手の話題には鼻が利くから
フラワーコミックス収録分は順次ヤフーで配信されだしてますね。まだ四冊でしたが。
久しぶりに友人に手紙を出そうと切手を探していたら、
机の抽斗の奥から「フラワーコミックシール」なるものが・・・。
星とかジルベールとかほかにも懐かしいキャラがいっぱい。
何枚か使っちゃってたのが惜しかったです。
ヤフー、見てみよっと。<配信
楽天フリマで検索したらビミョ〜で笑えるのがあった。
「トーマスの心臓」「半袖」「海のマリア」
・・・気持ちはわかる。が、・・・・残念!!
わっははは、ナンだそりゃ〜!(≧▼≦)ノシ_ バンバン
「半袖」はないだろ、「半袖」は。
数年前に「あぶない壇ノ浦」を、つい最近竹宮氏の「吾妻鏡」を読みました。
竹宮氏のも歴史マンガとしては水準いってるけど、あの短いページ数で
義経・頼朝の心象風景+印象的な名場面を鮮やかに書き切った萩尾氏はスゴイ!
案の定、また後出しジャンケン(+長編化)したのは竹宮氏だったけど、
萩尾氏の十数ページは凡庸な漫画家の数百ページを越えると。
トーマスの心臓、半袖、ポーの一族、11人いる!!、
残酷な子供たち、海のマリア、残酷中身が支配する、を読みました。
次に読むならどれがいいでしょうか?
スターレッドか訪問者?どっちがおすすめですか??
「11年いる!」とか(w
ありがとう。
文庫でよんでるから、11人いるいる!は読んだ。フリルがかわいかった。
マーゾナルは一刊を読んで、あんまり好きそうじゃないなぁ、と思って
やめちゃった。今日はレッドスターと('A')を読みました。A'の方が
好きでした。明日は、バラバラ胃潰にしようと思います!!
マーゾナルは、エイヤードの心が切ないから、泣きたくなるくらい切ないから、
頑張って最後まで読んでー。
バラバラ胃潰のポイントは、胃じゃなくてハツだよ!
話が愉快にすすんでいるところを切ってゴメン。
萩尾さんは男子校もののが有名だけど、私は女子校の話も結構好きです。
って、漫画だと「オー! マイ ケ セィラ セラ」「この娘うります!」
「ミーア」くらいかな? それと星もネオ・ロマンティックな女学校。
「月夜のバイオリン」に寮生活をしている4人の少女のイラストが何枚かあって、
ピクニックしたり、ハシゴで山登りごっこをしたり・・・。
それが生き生きとしてて微笑ましくて、少女〜な感じでとても好きです。
古本屋で見つけた乱歩原作の「陰獣・人でなしの恋」(画・古賀新一)を
読んでいたら、八角メガネを掛けた女性が出てきました。
この作品舞台は'69年頃(初出は'84年、ちなみに原作初出は'28年)で、
「トーマの心臓」とはちょっとズレているんですが、ひょっとして八角に限らず、
変な形のメガネ・ファッションが70年代あたりに流行っていたのでしょうか?
私はその頃は小学生でしたが、どうもパンタロンの上にジャンパースカートとか、
オモシロイ格好をしていたような記憶があるので・・・。
>719
私はその頃生まれてなかったけど、当事のマンガやドラマ、映画大好きです。
変な…と言い切らないほうがイイと思。ファッションはリバイバルするしね。
70年代はじめはデカレンズ流行ってたよ。「トンボ眼鏡」てやつ。
あと、当時(ヤンキー文化大流行の前)はアップリケとか斜めがけポシェットとか、
幼稚園児みたいなファッションが流行った筈。ぶりぶりロリータじゃなく。
男物の革靴にレースの靴下、パンタロン、サロペットパンツ、かわいいカーディガン、
とっくりセーター、フリルブラウス…
水森亜土(イラストレーター)の作品が、どんぴしゃそんな70年代初頭の雰囲気を切り取ってた気がする。
サイケだったりグラムだったり。そして時代はパンクに移るのです。
すみません、自分が生きてた懐かしの時代なので、ついね(^^;<変
田村セツコさんもドンぴしゃですよね、そばかすロコたんとか。
グラムかぁ・・・。萩尾さんのエッセイにはボウイの名も出てきたと思うけど、
キャラとしてボウイ的な人がいたら面白いな、誰かいたかな。
(Belneさんの漫画とか、カッコイイですもんね。好き嫌いありそうだけど)
青池さんと大島さんは多かった>ボウイ的な人
ガラスの仮面の新刊の42巻で出てきた
桜小路の従姉が八角メガネだった。
フレーム無しみたいだけど…。
木原さんもね<ボウイ的な人
>>722 それこそ、八角メガネの人がボウイ的だけど、
ビジュアル的に嫌だっていう人もいそうだねw
昨日残酷な神が支配するの半分まで読んだ。すげえ。
リアル連載のとき「男同士でおもしろない」って思ってたんだよ。
読んだら、とんだサスペンスじゃん。
ジェレミがかわいそう。救われてほしい。
あとはマージナルが好きだ。女性は子供を生む道具じゃないって
思ったが、これみると考え変わるんだな。
キラって受胎できるってことは生理があったってこと?
ヨダカもセイリないのに妊娠したからなぁ・・・って、これは別か。
キラは「キラが目覚めた」ときだけハイランするんじゃない?
女は子供を産む道具じゃなくて、子供を産む性なんだよなーと素直に感動したよ>マージナル
キラは猫みたいっていわれてたから、猫みたいに月経なしだったのかな。
しかしふつう真性半陰陽って性腺の片方が精巣でもう片方が卵巣なのに
なんでキラ2号には卵巣二つあったんだろう。
性腺が3つくらいあったのかな。謎が多すぎる。
ん?
卵巣と精巣はもともとがウォルフ管とミュラー管で別物なので
卵巣が二つあってもいいんでないの?
あれ?そうなのか。
キラの本当の父親はメイヤードなんだよね?
ということはキラのY染色体はメイヤードのをそのまま受け継いでんのか。
それとも父親二人いるのかな。でもキラはイワンのことパパと呼んでないし。
>732
メイヤードの遺伝子に絡んでる「エゼキェラ因子」を、イワンとその妻の
受精卵の遺伝子操作に使ってるんだよ。キラはイワンの子。
あと、萩尾作品では親を名前で呼んでる子供が結構いるよ。
今までそうだと思ってたんだけど「イワンがアーリンとエゼキェラでキラを作った」
っていうのよく考えたら作ったのがイワンで材料はアーリンとエゼキェラって
ことになると・・。
>>733に同意
メイヤードの精子なんか誰も採取してないでしょ?
いや、血液があればそのなかの染色体をとりだせるでしょ。
キラが妊娠したのはグリンジャの子供だよね?
アシジンは自分の子供だと思い込んでいただけ?
アシジンとの時は女性に変化していないですよね?
「ちっとも良くなかった」と言われていたし・・・。
あの裸で妊婦といわれてもピンとこない。
でもキラは腹の胎芽のみる夢と同じ夢をみて地球をすくったマザだよな。
ホラーコミック集にこの人の作品があり初めて見たのですが、クラシカルで洋風な絵が素敵ですね。
別のコミックに「エドガー少年が沈丁花に絡まった少女の髪をほどいてやるという、
ポーの一族という漫画の有名なシーン」という挿入があり”ポーの一族”という名前だけ知っていました。
母がむかし読んでいたコミック絵柄にこの人のようなタイプが多かったというので、
何だか私まで懐かしくて嬉しくなりました。とは言っても母は50代前半ですけどね。
なんかわかったよ。
たぶんキラは猫みたいにセックスしたときだけ排卵するんだ。
排卵後100-200時間ってのも計算にあうし。
でも猫と違うのは、猫は交尾するたびに排卵するけど
キラは好きな男でないと排卵しないのか。
でそれが「キラが目覚めた」なのか。
解説すると生々しくなるんだなこの作品。
741 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/15(金) 01:46:57 ID:s4A2rE+o
『残酷な神が支配する』最終巻はよんでないけど、
これ『風と木の詩』ににてるな。24年組だから似るのかな。
残神でジェルミがいった「僕のとこまで堕ちてこられないだろ」のように
風木も、セルジュリンチ事件のときジルベールに
「力で押さえつけられる屈辱を体験すればいかに自分が何もわかってないかわかるさ。
お人よしのセルジュ。」とか言わせれば“ジルベールわけわからん”とか
“ホモ漫画”とか言われずにすんだのかなあ。
風木は心理描写少ないから誤解して読むひと多いな。
それにしても残神は名作だ。いいもん読んだ。
最後まで読んでから能書き垂れな、坊や
↑気にしないように。
でも最後まで読んでねー(笑)。
ま、ジルはそれは言わんよね、あのプライドの持ちようじゃ。
個人的には、養父による性的虐待とそれを救おうとする人、
という枠は似てるけど、印象的には似てると思わなかったかな。
なんつーか、世界が違う感じ。
>>743 いや、モノローグでいわせればいいんだよ。
でも竹宮恵子って30歳?であれ描いたんだからすごい。
印象は似てるけど、細かいところ(性格設定など)が違うと思ったな。
虐待のせいで感覚が以前とかわってしまってるってとこ、マゾ的なものを求めるってとこ似てる。
いや、実際虐待されるとそうなるのだろうが。
これらの作者二人仲いいんでしょ。作風も元はSFだし、どっちも心理学勉強してるようにみえるし。
745 :
744:2005/04/15(金) 15:18:51 ID:???
あ、印象つうか、雰囲気はちがうんだけど
本の中に意識が入って読んでるうちに「あれ?なんかにてる」ってかんじたんだよ。
萩尾作品はなんかあったかい。周りが妙に優しいような。
竹宮作品はなぜか登場人物が理解がよくて、冷たい。そこが違うかな。
「あぶない丘の家」は3巻で終わり?
アズ兄ちゃんの正体は結局わからずなのかな?
>>745 萩尾さんはキャラクターを理解できる、ジェルミの負の部分や、グレッグにすらも
愛情を持てるぐらい、こなれてから描いているような希ガス。
バルバラはセリフも絵も全部を決定してしまってから
描き始めた感じがする(←漫画の描き方を知らないから滅茶苦茶なこと言ってるだろう)。
音楽以外は、映画を作る前準備ぐらいに綿密な前段階があったと想像してる。
(映画の作り方も知らない)
電波?
漫画はいきあたりばったりで描いて成功する場合もあるし
最初から大まかな話と結末を決めて描く場合もあるよ。
萩尾望都は大まかにきめて描いてそうにみえる。
けっこう伏線いれてるから。
何の文庫の解説だったかに
萩尾氏が非常にきっちりとページの使い方を決めてから描いている、
と書いてあった。
バルバラや銀の三角は、連載開始前に最初から最後までプロット作って
それぞれの描写に何ページ使うかまで決めてそうな印象を受けた
プロはそれ、当たり前だと思ってたが。
>>753 ジャンプなどの打ち切りシステムな雑誌だとそりゃ無理だろう。
他にも、萩尾ワナビーな清水玲子はおそらく何にも考えてない…
>>753 んなわけない。w
池田理代子なんてベルばらのオスカルとアンドレくっつけるの
あとで決めたそうだし、ラストも決めてなかったし
でもそれで成功したからすごいよ。
>ラストも
でなくてオスカルの死因のことデス。
>>754 表現が似てるとおもったら清水玲子はやっぱり萩尾望都の影響うけてるのか。
>>756 いやだから今の少女漫画描きで萩尾さんの影響受けてないって人は
おそらくおらんだろうて。直接、間接の差こそあれ。
岡田あーみんも影響うけてる?
私は、『クールキャット』が大好きでつ。
あんな面白いネコ描けるのは、萩尾さんしかいないとオモ。
ああ、あの猫たち! 全部名前を覚えたな〜。
ハムエッグとバタカップが美味しそうでお気に入り(^^)
「六月の声」にはピッツァって猫も出てきましたよね。
>>760 そりは、『プシキャット プシキャット』。
あのネコたちの名前、全部覚えたんですか。すごい!
かわいいラブストーリーかと思いきや、ラストで一転「ギョッ!」でしたね^^。
『クールキャット』は、萩尾さんの初期作品でつ。デビュー3作目くらいかな。
「人間たあ勝手なもんだね。地球が青いのまでオレたちのせいだぜ。」
「少し教育する必要があるな。」なんてネコが言ってんのです。
萩尾先生は、白ケムシちゃんを見ながら描いたのかな?
萩尾先生の作品では、ネコは重要な脇役だったりする。
762 :
760:2005/04/23(土) 11:10:07 ID:???
うわわわ、何てありがちな勘違いを・・・(^^;
「クールキャット!」 「しっ!」 てやつですよね。
音楽家のセンセとの3ショットが楽しかったです。
(その後の音楽家の壊れっぷりも w)
763 :
759:2005/04/23(土) 12:03:20 ID:???
>「クールキャット!」 「しっ!」 てやつですよね。
そうですそうです^^。
音楽家のセンセの壊れっぷりには激ワラでしたが、
その後、お手伝いさんがデニスたちにお茶持ってきて
「人間てのは大なり小なり狂ってるもんです。」って言う
シーンにもドキッとしました。
萩尾先生の作品って、シリアスな長編ももちろんステキだけど、
短編にもキラリと光るセンスがあって、そんなとこが大好きでつ^^。
>>751 スターレッドはやっつけ仕事だったらしい。週刊誌の連載の話が来たとき
「週刊誌は…」と渋っていたら、担当さんが「SF描いていいよ」って言った
のでOKしたって。
スターレッドの世界にはいりこめない。あまり良作と思えない。
セイの人物像が初期とあとで違うし(暴走族経験はいったい・・・)
いきなりでてきた激脇役ヨダカが締めでセイを妊娠。
萩尾せんせいは最初から決めてたほうがうまくできるのか。
確かにスターレッドは迷走気味な感があったね。
海底の人工島のあたりは特に。
勢いで描いてたのかな。
でもその割に最後まとめてるのはやっぱり実力か。
でも人工島のエピソード好き。
考えごとしながらバスケやってるとこが、印象に残ってます。
星とアンジュの対話を研究するシーンもすごかったな。ものの見方がまるで違うってとこ。
とにかくあの大爆発によって、火星人が予想以上に凄い力を持ってるってことで、
ペーブマンに脅威を与えちゃったんですよね・・・。
「ナホトカだよ。何だい、あんたら?」
>>768 「どうしたらいいんだろう?」って、テレパシーバスケの
ルールについて考えてるのかと思ったら、全然違う
ことだったという。
「スター・レッド」は、本スジがドシリアスだったぶん、
小ネタに笑える物が多かったなー。
火星で、エルグが泣いてるセイを慰めるところで、
「さりげないポーズ」とかわざわざ口にしたり。
「女性からアクションを起こすのか」とか
「その顔で口説いたワケ…?」とか。
酔った黒羽とサンシャインの酒盛りシーンがイイ。
771 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/29(金) 21:29:44 ID:8OBLHmBR
個人的は「銀の三角」が好きかな。でも作品より、萩尾望都本人の方が、興味深いし
魅力的。以前、大塚寧々と一緒にテレビに出ていたのを見たことがある。
ずっとおもってたことなんだが
マージナルででてくる遺伝子XXYは
クラインフェルター症候群であって、インターセックスの男性にはなるが
両性具有と関係ない気がするんだが。
773 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/30(土) 11:13:38 ID:DzsrC3ua
>770
禿同!おまえも地球人にしちゃ話わかるじゃーん!
初期作品とポーが一番好きで、最近?の作品では海のアリアやあぶ丘も
好きですが、マージナルとメッシュと残神はどうしても自分と合わない
気がしてまだ読んでません。萩尾氏の全作品で上記の3つを欠くのは、
実は大きな損失でしょうか?
>774
アリアが好きならマージナルもツボだと思うんだけど、人にそんな保証できないね…w
メッシュは淡々と過ぎる日常と、その中の暗い傷や軋轢や成長を描いてる。
エッグ・スタンドとかゴールデンライラックが好きだったらなかなか良いと思う。
残神は読む人を選ぶ。
読めたら偉いとかいう意味でなく、あのあたりで変わった絵柄や採用されてる表現方法に
嫌悪感があったり、
同性愛、性虐待、終わりの見えない精神的外傷ループ、というテーマがダメだったりするから
純粋に「読める人と読めない人がいる」感じ。
個人的には女性キャラ達がイヤな奴からいい人、痛ましい人、リアルすぎる人まで
全部イイ(・∀・)!!ので、テーマと別次元で大好きな作品でもある。
>>774 私も残神はダメな口だったけど、(嫌いという意味じゃないです。読むのが辛くて
「萩尾先生、早くジェルミを救ってあげて!」と思ってばかりだったので…)
『メッシュ』は面白かったよ。これも実の父親との不和の話なんだけど、
ミロンやエーメという、メッシュを温かく見守る人たちがいるので救われる。
連作形式で、それぞれの話が独立してるから読みやすいし。
>ジェルミを救ってあげて
私もずっと思いました。でもビシバシと不快を感じるのが快感になりまして、
というのはジェルミが深い世界にいて危なっかしい思考をしてるのが
自分の意識にシンクロして、イアンの思考もわかるし、よかったのです。
でも最終巻、急に明るい方向にむかったので私は少しついてけなかった。(ラストつめすぎたのか?)
しかし、ジェルミが過去のトラウマを一歩乗り越えて、前に向かって歩き出したので
救われました!
しかし、ジェルミの友達って優しい子ばっかり。売春仲間は麻薬注射はやめとけっていうし、
イアンの友達はジェルミが乱交パーティに来たのをイアンに連絡したし
ウィリアムはジェルミを助けたし、普通ここまで優しくしてくれるひとっていないと思う。
そっかなぁ…
むしろあれが普通の人間の反応だと思ったけどな
悪意たっぷりの脇役たちが満載の「風木」を読んだあとだったから
なおさら残神にはリアリティを感じたよ
風木は、冷たすぎだった。
かんじんなとこで「こいつは味方じゃない」とおもわざるを得なくなる
展開だった。
残神は逆で、優しかった。麻薬仲間が注射はやめとけってのも、普通は
自分がやってたら道連れにしたがるもんだし、パーティも自分がやってたら
友達の弟がきたとこで「だからなに?」だろうし、
どちらも現実だとこうはなりにくいと思った。
風木だが、親というものは自分の理想を子供に押し付けるものだがオーギュもそうだった。
汚い社会への反発のためにジルベールをルールに縛られない子供に育てたかった。
だからサドだとはいえジルベールは自分を理解できるオーギュの元に帰ったほうがよかったかも。
でもジルベールはセルジュと離れたくない。でもセルジュはジルベールの思考を理解できない。
だから不幸になった。
(パスカルとくっついてればハッピーエンドになったかも、と竹宮先生がおっしゃてる)
残神は、風木を読んだあとだと、暖かいきもちになる。
味方が多いってのは幸せだな。。
>>780 同感です
私は何気に残神は風木の大人版のハッピーエンドの
物語だと思って風木の切なさを消しました^^;
風木も大人だったら救われたのに・・と思う今日この頃。
風邪木なんかどうでもいい
乳首が点々ぶつぶつだから
783 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/09(月) 13:40:12 ID:2uO0axUU
ポーの一族・・・
彼らのように旅を続ける生活に、憧れた。
兄と妹が4歳違いに、憧れた。
憧れ続けたけれど、
シーラの年齢をアクセル全開で飛び越えた今の私は、
唯一、子供達の性別と年齢が実現した。
顔の美しさは全く似ない。
旅を続ける生活も似ない。
彼らはそのままなのだ
私だけが年を取るのだ
だから彼らは私を捨てたのだ ←記憶あいまい・・
↑
この年になり、しみじみ理解できる
いつかお子さんが「ポーの一族」を手に取る日が来るかもしれませんね(^^)
親御さんとしては、どんな心境ですか・・・?
783氏ではない別の親御さんとしましては
「11人いる!」を読んだ11才娘の「おもしろいっ!!!」
とゆ〜一吠えに希望を託しておりますです(^^;;
私は子供いないけど、姪っ子が今小4です。結構まんが好き(と思う)。
今は○ゃおを読んでいるけど、目につくところに萩尾漫画が置いてあったら、
きっと手に取るはず。
さりげなさを装って(と、ここでポーズ)、いつか工作してみよっかな〜。
・・・さて、そのくらいの年齢で、現代っ子が取っかかりやすいのって何でしょう?
心優しいお姉さま方、お嬢さま方、アドバイスお願いします☆
萩尾先生、そしてエドガー、お誕生日おめでとうございます(・∀・)
。 ◇◎。o.:O☆οo.
。:゜ ◎::O☆∧_∧☆。∂:o゜
/。○。 ∂(*゚ー゚)O◇。☆
/ ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄|:◎:
/ ☆。|..Happy Birth Day!!.|☆
▼ 。○..io.。◇.☆____| 。.:
∠▲―――――☆ :∂io☆ ゜◎∂:.
そうそう、エドガーと萩尾先生のお誕生日って同じ5月12日なんだよね。
やっぱり思い入れのあるキャラの誕生日って、自分と同じにしたくなるのかな。
アッシュと吉田秋生先生の誕生日も一緒だし。
おうし座だ
エドガーとアッシュは私の二大ヒーローなのに、
両方とも誕生日を知らなかった(つか、アッシュっていつ!?)
・・・相当ショック
>>790 秋生先生とアッシュの誕生日は8月12日ですのじゃ。
おめでとー
エドガーおめでとう。
大好きだぞー
おめでと☆ ケーキのろうそくは10歳で1本・・・でも多すぎるか ^^;
(ところで、エドガーとドミ以外にも誕生日の決まってる人っていましたっけ?)
『トーマの心臓』のエーリクが1月1日。
エドガーは1740年生まれだから265才。
ジェルミが12月24日
イアンが3月3日
うわ、エーリクが1月1日、知らなかった・・・悔しい(^^;
それは本編には出なかったと思いますが、インタビュー記事か何かで?
『トーマの心臓』、連載時少女コミックの読者の広場に、
「先生に質問」みたいなコーナーがあって、「エーリク、ユーリ、オスカーの
誕生日を教えて下さい。」って質問が来てたんです。
エーリクは1月1日なんでよく覚えてるんですが、
ユーリとオスカーは忘れてしまった… (^^;;;;;
ユーリは12月生まれだったと思うんですがあやふや。
どなたか覚えておられる方、いらっしゃいませんか?
エーリクは「14歳と半分の夏」という言葉から冬生まれとは思っていたけど、
オスカーも何かで計算して、冬近辺だと(勝手に)思っています。
・・・が、ユーリ、七月生まれじゃなかったのか〜 ^^;
↑覚えていらっしゃる方、私も知りたいのでよろしくお願いします。
誕生日なんだ〜 オメです
つ花
>>786 モトちゃんとかどうでっしゃろ
>>786 初期作品集がお勧めですね〜。『ルルとミミ』とか『秋の旅』とか
『ビアンカ』とか『白き森 白き少年の笛』とか。
作品集第一期シリーズがいいんじゃないでしょうか。
なければ『ケーキ ケーキ ケーキ』(文庫版で出てるので)が
いいと思います^^。
オスカー2月14日ヴァレンタインだ!と
思ってたりするアタシ。
786です、ありがとうございます。
そうですね、やはりその辺からせめてみますか。
姪っ子が「ほかのはないの?」と聞いてきたら、しめたものです。
オスカー2月14日案、良いかも〜♪
805 :
802:2005/05/14(土) 01:07:17 ID:???
>>804 『ポーの一族』と『トーマの心臓』を勧めたいのは山々なんだけど、
ポーは時系列がバラバラだし、トーマは少々難解なんで、
拒否反応を起こされたら困るし。(´・ω・`)
『11人いる!』も、いいかもしれませんね。
解りやすいし面白いし。
小夜の縫うゆかた、塔のある家、赤っ毛のいとこ、
ドアの中の私のむすこ(精霊狩りシリーズ)あたりを勧めてみる。
このへんみんな、小学生の時に家にあるのを読んでどっすーんとハマった…!
804です、ありがとございマス。
まあ、オトナがあれこれ画策するのもな、と思いつつ、
やっぱり萩尾さんを好きになって欲しいという下心は抑えきれず・・・。
だって後世に伝えていきたいですもんねぇ、萩尾さん。
「11人いる!」はもう少したったら必ずすすめてみます。
その前哨戦(?)として「精霊狩り」いってみようかな、初期短編と並行しつつ。
うわー、ちょっと楽しみになってきた〜♪(気に入ってくれるといいな^^;)
808 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/15(日) 11:24:19 ID:FKUb1FYr
「偽王」
809 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/15(日) 12:39:21 ID:cOk17Vhh
高2ですが
まわりに萩尾望都を知ってる人がいないのが悲しい
>>808 ・・・「偽王」 もう2度と読みたくない望都作品のトップに君臨してたりする orz
>>809 それはサミシいですね
マンガ好きを家に招待して何気に見せたりしてみたらどうでしょう
>>786 漫画好きの小四なら、「ポー」もいけると思うんだけど。
(雰囲気だけなら「トーマ」でも)
と、いうのも自分もその頃どっぷり、この2作品にハマっていたから。
今になってみれば内容の深いところを完全に理解できていなくても、オマセな少女には
素敵な世界を垣間見た気がして、ときめいたモンです。
30年前だったから、かな?w
>>809 美術部のなかに読んでる人いるとおもうな
一般人はキラキラ目みただけで「うわwww古」っていって見ないしな。
>>813 萩尾キャラって、キラキラ目かな?
むしろ、瞳に☆を描かない第一世代という認識があったんだけど、
そういう意味じゃないの?
>814
だと思う
ずいぶん昔の評論文で、ヒロインが常に花を背負ってない、というのも見た覚えがあるw
少女マンガ絵の記号って独特なものがあるもんね。
そういえば、
「残酷な神が支配する」で、主人公の母親(永遠の少女風味)が、事故による焼死後、
主人公の夢に何度も何度も出てくるのだけど、彼はどうしても彼女に向き合えなかった。
でも、とうとう「あなたは(虐待を)知ってたの?」と主人公が問うた瞬間に、
腕いっぱいに抱えてた花をバラバラ取り落とすようにして(着ていた服も花柄だった…)
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさいジェルミ
と言いながら燃え上がった、というビジュアル効果に唸った覚えがある。
少女と花のモチーフが秀逸だった。
>>815 そこのシーン、好きだ・・・
この間、ちょっち気分悪くてゴロゴロしてるときに「残酷な神が支配する」を読んでしまった
その後、完膚無きまでに「寝込んだ」www オレってヴァカ・・・
>816
それはいけませんでしたなぁ。
あれは相当体力を消耗する作品ですからね。
体力というか、精神的にかなり消耗する… (_ _;)
パゾリーニが撮った「偽王」って、観てみたいかもしれない。
821 :
819:2005/05/19(木) 19:30:17 ID:???
もう、ゴッツイ後味の悪さが想像ついちゃうね。
「偽王」、凄くパゾリーニ的だと思う。
救いがあるやら無いやら、「業」を突きつけられる作品だよ。
パゾリーニ版、11人いる!
スープにフォーク混入シーンで王様が「飲み込めない…」としくしく泣きます。
昔の「ぱふ」の萩尾特集(桜吹雪の表紙絵)に、「萩尾望都の世界 Part1」とあるのですが、
Part2が茶色い表紙のなんでしょうか。「2」とは書いてありませんけども。
いや、しかしホント手作り感あふれてます。
マンガもコメントも、投稿者はばっちり住所が載ってるし。
現プロの森雅之さんと思われる人が佳作に入ったりしてます。
特集本って、ああ、これ好きだった♪ こんなのもあったなぁ・・・って、
子供の頃の宝箱でも眺める気分で、懐かしみつつハシャげていいです。
そして、あれもこれも読み返したくなってしまう。
ところで今は当たり前になってますけど、昔のマンガって、
シリアスとギャグははっきり住み分けしてましたよね?
ひとつの作品に両方を持ちこんだのって、萩尾さんが最初くらいじゃないか・・・、
と思うのですが、どんなものでしょう。「11人いる!」みたいに。
「トーマ」でも、時々出てくるギャグ顔なんか結構好きです。
オスカーがおたま持って目玉だけ上の方向いちゃってるやつとか、
「見捨てないで、ボーサン!」とか。
>ひとつの作品に両方を持ちこんだのって
多分最初は手塚さん、シリアスになればなる程、耐え切れずにギャグを入れていたそうな。
まあ、シリアスと言っても記号絵ですが・・・。そういえば少女マンガではそういうのは無かったかな、
「トーマ」や「11人」とかの頃だと、そういうのは普通にあったような……。
凄く新しくて、びっくりした。という記憶は無いなぁ。
萩尾さんのデビューの頃だと流石に覚えが無いんだけど。
少年漫画だと、普通にあったよね。萩尾さん達が台頭してくる前は
殆ど少年漫画読みだったから、あまり少女漫画に詳しくない……。
週フレ大和さん、別フレ里中さん、週マ忠津さん、別マ西谷さん、
あたりやってたんじゃないかなぁ。
手元に本がないので確認出来ないけど山岸さんなんか初期のアラベスクの
時代からそういうの取り入れてたような・・・
一条御大が驚異の新人だった頃とか。
もりた宮本夫人とか。
頭身がかわる、というのは珍しかったかも。
私もよくは知らないですけど・・。
829 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/05(日) 20:50:51 ID:pVVU7DYz
今日トーマの心臓を読んだのですが解らないことがあったので教えて下さい。
ユーリはトーマが好きで,でも一方でサイフリートにも惹かれていたからサイフリートの部屋に行ったんですよね?では[サイフリートの招待に応じた時から自分で捨てていた]ってどういう事なんですか??
それと,そのリンチで暴力に服従したことから,主を裏切ったから,ユーリは人を愛する資格なんてないと思ったんでしょうか?つまり,ユーリの罪とは暴力に服従したことなのですか?
あと,友達にきいたらユーリはサイフリートにレイプされて,それが罪なんだと言ってたのですが,自分にはそれは読み取れませんでしたがどうなんでしょう?
質問を書きましたが,大事な部分の話がきちんと解っていないような気がするので,どなたか大事な部分の話を解説していただけると嬉しいです。
あと,後ろの大原まり子さんのエッセイの[トーマは,ユーリに,無償の贈り物をした。その贈り物はエロティックな回路を開いた。]ってどういう意味なんでしょうか?
解らないのも魅力のうちなのだとは思いますが,どうしても気になってそのことばかり考えてしまいます…どなたか教えて下さい!
長文すいません。
831 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/06(月) 01:18:47 ID:HXbf861d
エロティックな回路 私も意味知りたいです
>>829 なんか一杯質問書いてるけど、もう少し判りやすくしてくれるとありがたいな。
箇条書きにするとか、番号を付けるとか。
とりあえず、「ユーリはサイフリートにレイプされたか?」なんだけど、
私の場合、初めて『トーマの心臓』を読んだのが14歳の時。
当時は、鞭でひどく引っぱたかれたあげく、煙草の火を胸に押しつけられたと
思っていた。
大人になってから、輪姦されたのかもしれないなあとも考えたけど、
「レイプがあった」「なかった」と、どっちにとらえてもいいと思う。
肝心なのは、ユーリがサイフリートの暴力に屈して
「神さまよりもあなたの方が上です。僕は神さまよりもあなたを
愛しています。」と言ってしまった事の方だから。
ユーリの罪とは、神さまを否定してしまった事だと思うよ。
833 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/06(月) 01:50:34 ID:HXbf861d
829ではないですが,私も似たような疑問は持っているのでかかせてもらうことにします。
832 なるほどです。確かにそうですよね。
ちなみに私の疑問は
@[サイフリートの招待に応じた時から自分を捨てていた]の意味は?
Aユーリがトーマの愛に答えなかったのは,罪の意識から人を愛する資格なんてないと思ったからなのか?
B[トーマは,ユーリに,無償の贈り物をした。その贈り物はエロティックな回路を開いた。]の意味は?
かな?
無償かつ無限の(それこそ命をなげうつような)愛=神の愛=アガペー
人として人を愛する、生産的愛=エロース
人として何か対象(ものでも)を愛する精神的愛、友愛=フィリア
なので、
「エロティックな回路」というのはトーマのアガペーによってユーリのかたくなに枯れた心が開かれた、
「人を愛する心」と受け取ってもいいのではないでしょうか。
835 :
832:2005/06/06(月) 02:23:31 ID:???
1.[サイフリートの招待に応じた時から自分を捨てていた]の意味は?
ユーリは、サイフリートがどんな生徒か知っていた。
素行が悪い不良学生だという事を。
でも、彼に惹かれていたから部屋へ行ってしまった。
彼の部屋に行けば、罪に堕ちるんじゃないかという
予感もあったのに、招待に応じてしまった。
だから天使の翼は、サイフリートに引きちぎられたと言うより
自分で捨てていたも同然という意味だと思う。
3は私も?なんだけど、
>>834の意見を読んで「なるほど」とオモタ。
>>834 横レスだけど、なるほどねぇ。
そこでユーリはトーマから与えられたものを、より多くの他者に
伝えようと聖職者の道を選んだ訳だ。
そしてユーリ自身は、命をかけて想いを投げてきたトーマに応えるために
生涯の愛を彼に捧げたんだね。
そう考えるとタイトルの「トーマの心臓」のまさに「心臓」部分(トーマの命)が
>人として人を愛する、生産的愛=エロース
に当たるわけで、そういうものを描いた作品だったんだね、つまり。
友愛とわざわざ分かれているということは、生産的愛とは男女間の愛を指すのでは?
(エロースは男女間にのみ発生するものじゃないけど、とりあえず、「一般的に」と言っておきます)
精神的愛とも別個なら、エロースは肉欲を伴う愛になります・・・よね?
もしそうなら、カソリックの神父さんがエロースというのは、自分はいまいちピンと来ないかな・・・。
<大原説
ただ、人に心を開いたことで、ひょ〜っとしたらユーリが特定の女性に惹かれることも、
この先あるかも、ないかも、あるかも、うーん。
えっと、ユーリが捨てていたのは「自分」ではなく、「翼」(=心の中の良いタネ?)です。
自分を捨てていた、だと意味が通じにくいと思うけど、翼だったらしっくり来るのではないでしょうか。
833です。皆さんありがとうございます。なんとなく納得できました!
エロティックな回路と言うのは,先入観を除けば[すべての,他者を愛するという心]ってことでしょうか。
そして皆さんの意見をきいて考えたのですが,
トーマはユーリが誰の愛も受け入れようとしないのを知り,命をかけて愛を伝えた。そしてユーリは,罪があっても愛し,許してくれるトーマと神を重ねて,トーマの愛を受け入れて一緒共に生きていくため,そして[無償の愛]の存在をみんなに広めるため,神父になった…ってかんじでしょうか??
一つ不思議なのは,トーマのユーリに対する愛が恋愛感情(肉欲を伴う)なのかということ。
恋愛感情(肉欲を伴う)ではあったけれどそれは幼いトーマにとっては無償の愛に近いもので,自己犠牲を払ってでも伝えたかったのは自分の愛の押し付けではなくて,無償の愛をユーリに信じて欲しかったから…ですかね???う〜ん…??
私は自分がトーマの死の理由がちゃんと解ってない気がします…。トーマの死の理由は天使の羽をユーリにあげるってこと,つまり,ユーリに,罪があったとしても無償の愛は注いでいるんだって事を伝えたかったって事のかな???
だから読みづらいって・・・
読む人の立場にたって文章で表現する力がないのって
書いた人の本質を理解する力がないのとイコールなのかね
携帯なんでしょ。本スレにも湧いておったし。
文章はアレだが言いたい事はわかるよ。
>トーマのユーリに対する愛が恋愛感情(肉欲を伴う)なのかということ。
これは多分ノーだと思う。でもユーリ→トーマならイエスだと思う。
煙草を押しつける夢、のあたりがそんな感じだよね。
そりゃ遠ざけたくもなる罠
>>836 わかりやすくてイイ!(・∀・)
自分の中では「ユーリの青い春」だったので、
タイトルの深みがようやく理解できた。
842 :
832:2005/06/06(月) 21:11:03 ID:???
誰がどう見ても同一人物ですやん(´・ω・`)
>>389 スルーすればヨシ。読みにくい文章を見ると、私はいつもそうしている。
能力のない相手に何も要求する気はない。
結果、スレが荒れないですむ。
388の言いたい事はだいたい解りました。
つまり
・トーマはユーリを愛したが,トーマはユーリが誰の愛も受け入れようとしないのを知った。
・その理由は解らなかったが,無償の愛を命をかけて伝えた。
・そしてユーリは,罪を負っている自分でさえも,愛し許してくれたトーマと,
神の無償の愛を重ねた。
・そしてトーマの愛を受け入れて一生共に生きていくことにし,
無償の愛をみんなに伝えるため神父になった。
ってことでしょうかね。
[トーマのユーリに対する愛が恋愛感情(肉欲を伴う)なのかということ]については,
[ユーリの愛はエロースで,トーマの愛はアガペー]というのは,
私はなんとなくしっくりこない気もするような…?
ってかんじですかね。
トーマのユーリに対する愛は無償の愛だということはなんとなくわかるのですが,
だったらなぜ[どうしても彼が僕を愛さなくちゃいけない]のでしょう?
愛し返すことが愛を受け入れるということなのでしょうか??
[トーマの死の理由は天使の羽をユーリにあげるってことだったのかな???]とありますが,
私も実は死の意味は雰囲気でしか読み取れませんでした…
誰か教えてくださいな
読解力なくてわからないことだらけ…
長文スマソ
漫画って教えてもらって読むものなの?
わかんないならそこまでよ。面白くないじゃん。
面白くないものわかんないものを、読むか?
あ、面白いって、この場合「没頭する」っていう意味ね。
まあ読み方なんて、人それぞれなんだけどさ。
あんまり、理詰めでこねくり回さないほうが
すうっと頭に入ってくるんじゃないだろか。
847 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/07(火) 01:28:25 ID:LoKw/ks3
今自分わからないものを理解したら
もっと面白いものが見えてくるんじゃないかと思ってしまうのよ…
ガキだから ごめんね
そういう大人な読み方ができるようになれればなぁ…
時間をかけて自分でわかった方が、ほんとに納得できるんじゃないかな〜と思いますよ。
自分なりに考えていって、自分なりの結論を出すのも楽しいですし。
(というか、ある程度出てらっしゃるようですが)
まあ、いろんな人の意見を聞いてみたい、同意が欲しい、本気でさっぱりワケワカメ、
と様々なケースがあるし、質問することじたいを否定するわけじゃないですポン。
849 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/07(火) 02:05:44 ID:LoKw/ks3
そうですね。解ります。
私は,自分の結論を出す上で他の見方も知っておきたいと思い,質問させていただきました。
まぁ,さっぱりまでではなくても,かなり訳が分からないところもあるのですが…;
一番大切な「トーマの死の意味」がなんとなくしかわからない私は
この作品を本当にはたのしめてはいないのでは……;
ちなみに私は845でつ
>>849 まず言いたいのは、貴方は「トーマの心臓」という作品を
今、まさにこの瞬間、たのしんでるんだよ。
「トーマ〜」という作品は、何度も何度も生涯に亘って、
あーだろーか、こーだろーかと考察し続けてく作品だと思うから、
そりゃ、ココで皆に聞いても一晩や二晩で答えなんか出ないよ。
しかも、「正解」なんか、きっと「無い」んだからねw
851 :
850:2005/06/07(火) 03:53:05 ID:???
そして「トーマ〜」発表以来30年程、くどくど考えてる自分が
ここ2、3時間(笑)ほど囚われてる疑問が、
「トーマはユーリのドコ(ナニ)にそんなに惚れたのか」
と、いう事だったりする。
852 :
トーマ:2005/06/07(火) 08:37:30 ID:???
なんかビビビッときました
「トーマの心臓」をリアルタイムで読んでた頃、一度きりの暴力の被害者な
ユーリの苦しみ方は、大げさすぎで理解に苦しむ感じがあったけど、「残神」を読んで
「トーマ」では描けなかった部分がすっきり埋まった感じがした。
サイフリートの存在は、ユーリにとってジェルミのグレッグでありながら
悪魔主義を標榜する彼に惹かれていた自分は、彼の共犯者でもあるという
自覚があるだけ、良い子になろうと必死に仮面を被り続けていた
ユーリの屈折は深かったのだと。
855 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/07(火) 20:57:07 ID:LoKw/ks3
850 そうですよね。
しかしあれを若いうちにかかれた萩尾望都さんは本当にすごい…
オスカーはイアンになれなかったんだねえ…
俺はトーマの心臓大学生になってから読んだからまだ良かったんだけど、
これ中学生とかに読んでたら人生踏み外してた気がする。
お前らみたいに。
うふふ、幸せな漫画人生でございましてよ ^^
>>858に激しく同意!
14の時に読んで良かったと思ってる。
>858・859
同じく全くその通りだわ。
14になるかなり前にポーを読んで、何事もなく15歳の誕生日を
迎えてしまったとき、扉を閉めたリデルの気持ちが実感できた。
862 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/07(火) 23:25:24 ID:LoKw/ks3
私 今Oですが 読んでよかったデスww(トーマよみました)
また大人になって読み直すのも楽しみw
只今,銀の三角と訪問者と11月のギクナシウムを予約中ww
>>861 同衣。12歳でポーに出会い、リアルで連載を追い、そののち
エドガーの年齢を超えた時、
もう一族にはなれないな〜みたいな感慨があった。
それまでは、いつかキングポーが迎えに来てくれるかも、なんて考えたりしてた。
もーさまに出会って幸せな十代でした^^
実際キングポーが私の実家に迎えにきてたら
泣きながら逃げ回っただろうな…
キングポーかよ!w
同じジーサマでも、オリオナエは可愛いのにね (^^;
「エルカシア〜〜〜♪」
↑間違えた、それはプラトン時代(?)でした。
でも阿修羅と一緒に闘ってるオリオナエも、大老ポーほどの凄味は・・・。
迎えに来たキングポーの十六文キックで仕留められそう…
a ポー ?
>>869 ジャイアント馬場の「アッ、ポー」か。(w
実生活で萩尾ファンて会ったことないんだけど
あなたたち絶滅危惧種でつか
どこに生息してるのですか。オレは神奈川県
大學のサークルの自己紹介文で好きな漫画家に書いたら、
「私もなんです〜〜〜〜!」と後輩が大喜びした。
銀のばらのイアリングをした可愛い娘じゃった。
>>872 有明やインテックス大阪にいますよ。
つい最近はまって「トーマ好きなんだ」と言ったら
全員知ってた。
普段の生活では全然会わない。やっぱヲタは違うね!
875 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/12(日) 16:17:12 ID:oI+0Engg
私,今高2なんですが,周りには萩尾望都を知ってる人さえいないし,薦めても[絵が昔っぽくて嫌]と言われる始末…orz
そんな私は萩尾望都を始め,田村由美や清水玲子などなどが大好きな昔マンガ好き少女なので全然みんなとマンガの話は合いません…(まぁ三人とも今も連載されてますが,昔から活躍されてるって意味で)
今の,彼氏がどーとか別れる別れないのマンガよりずっといいと思うのですが。
友達に「11人いる!」と「銀の三角」を貸そうとしたら、「絵が嫌!!」とつっぱねられ
「銀の三角」だけ貸しました。返ってきたので感想を聞いてみたら、「面白いけど顔が馬面
でイヤ。ストーリー?一回読めばわかったよ」と言われたorz
その友達の貸してくれた楠本まきの漫画は何が良いのかさっっっぱりわからんかった…orz
>>875 >今の,彼氏がどーとか別れる別れないのマンガよりずっといいと思うのですが。
今や立派なおばちゃんになった私の少女時代のマンガもそうだったのだよ。
とにかく恋が一番のテーマ。
ただ、少女たちが今よりも純情だったから、容姿にコンプレックスを持つ女の子が、
明るさと素直さでかっこいい男の子のハートをつかむというのが王道だった。
そんな中で登場した萩尾望都さんは、まさに衝撃だった。
今まで読み慣れてた恋愛至上主義のマンガとは、全然違っていたからね。
それでいて、萩尾さんの描くラブコメがまたなかなかの傑作揃い。
「ミーア」も「マーマレードちゃん」も「3月ウサギが集団で」も好きさ〜
「金曜の夜の集会」の、背の高い女の子に恋してるチビな男の子とかも切なかったなあ
恋愛に対するイマジネーションがブラッドベリぽいと個人的に思ってます。
SFに限らず、背伸びした子供の恋、過ぎた恋、不毛だけど居心地の良い恋、とか。
もちろん、まぎれもなく萩尾作品であり、萩尾作品以外ではあり得ないんだけどね…
成人過ぎてずいぶん経つまで、トーマの心臓という話が何について語っているのかわからなかったよ。
今でこそタイトルバックできちんとテーマが示されていることが読めるのだけれど。
子供のときからこんなの読んでたら女の方が精神年齢上がるわと思った。
>880 女の方が精神年齢上がるわ
それ言っちゃオシマイ
私は小説でも映画でも漫画でも、ラブストーリーというものにあまり興味がないのですが、
萩尾さんのラブコメは大好きなんですよね。
878さんが挙げたののほかにも、「ジェニファの恋のお相手は」とか、「毛糸玉にじゃれないで」とか、
「10月の少女たち」の真知子編、「この娘うります!」も、「花嫁をひろった男」も、
あと「爆発会社」もラブコメに入れていいかな? 「ごめんあそばせ!」はどうかな・・・とにかく、
特にSF仕立てであるとかじゃなくても面白い(や、SF好きなもんで)。
「赤っ毛のいとこ」なんて、しつこくアタックしてくる男の子が気になり始めたり、
彼の周辺に年上の美女が現れてやきもち焼いたり、いとこの恋愛にやきもきしてみたりして、
わりとシンプルな恋愛ものだと思うんですが、何かすごーーーくイイですよねぇ・・・。
ちょっとひつもん。
おれ男ですが竹宮さんの「風と木の詩」は読むべきですか?
好みとしては
萩尾もとさん → もろストライクゾーン
大島弓子さん → 苦手。女の人はこういう考えか足するんだなぁ、と。「雨の音が聞こえる」は好き。
竹宮さん → 「地球へ」だけ読みました。好き。
>883
性別なんかどうでもいいけど、読んでみたかったら読んでいいんじゃないでしょうか。
男性同士の恋愛描写・性描写てんこ盛りなので嫌悪感を抱く人も多かろうと思いますが。
読むべきかどうかは判らないけど、読んで損はしないとオモ。
私も、『風と木の詩』は、先入観があってなかなか手が出なかった。
でも、図書館に置いてあったので試しに読んでみたら、
感動的なマンガだったよ。
Hシーンは多いけど、テーマは精神的な結びつきなんだなとオモタ。
886 :
883:2005/06/14(火) 13:06:21 ID:???
>884−885
ども。田舎なんで通販で買うしかないんですが
家に同性愛漫画がたくさんあるのもどうかなぁ、、と思って買うの躊躇してました
買っちゃおうかな。すれ違いの質問すまんでした
風と木の詩がトーマの心臓の同人作品に見えるのは変ですか。
あと、俺男なんだけど、高校のときほとんど喋らなかった部活の女子が
いきなりセットで貸してくれたんだけど何か意味があったんだろうか。
竹宮さんの作品なら、同性愛テイストのものより
断然SFテイストものがお勧めだな。
単純に素敵な作品が多いし、どんな人にも受け入れられやすいと思う、同性愛ものよりはね。
>>887 もしかしてホ○と思われたとか(失礼)
嫌いな人には貸さないだろうか、嫌われてはなかったんだろうね
竹宮さんなら、ファラオの墓がいいと思うな。
絵も綺麗だ。
竹宮恵子の同性愛ものなら変奏曲がいちばん好きだなあ。
ただ、萩尾さんの昔の漫画は今読んでも色褪せないというか、違和感なく読めるけど
竹宮さんの昔の作品はいかにも時代を感じさせる赤面モノの表現が多いので、若い人にはどうだろう
おー変奏曲!
私も竹宮さんの中で一番好きな作品です!
あの分野なら萩尾さんより竹宮さんの方が、うまく描けそう。
お二方とも、それぞれ違う魅力のある作家さんですよね。
24年組万歳!
萩尾さんと竹宮さんは、練馬区の大泉で共同生活を送っていた頃、
『寄宿舎 (哀しみの天使)』という映画を一緒に観に行った。
その映画から影響を受けて、萩尾さんは『トーマの心臓』を描き、
竹宮さんは『風と木の詩』を描いた。
ナイストリビア
竹宮さんは萩尾さんの漫画を読んで
「この人と結婚したい!」と思ったのは有名な話
初耳ですた。
「オレ様化する子供たち」っていう本を読んで
先生に鞭で打たれそうになって逆襲しようとしたエーリクを思い出した。
家庭教師にしか習ったことのなかった彼にとって、学習行為は社会性とは無縁な
知識と教師への謝礼の「等価交換」。金払ってるのに気に食わない服従は絶対
納得いかないわけで。今、中学生の家庭教師してるけど、確かにエーリクみたいな
「オレ様」がいっぱい。課題は絶対やらないくせに、楽して点取るために
サービス授業とか、サービス教材のプリントとかへの要求が、強欲。
教師をアゴで使って、気に入らなきゃ直ぐにポイ捨て。
本質的にオレ様なのを躾で社会適合させるのだと思ってた。
今の子供は天動説だからな。
自分にとって便利かどうか、好きかどうか、ラクかどうか、ばっか。
自由をはきちがえている。
私もカテキョしてるけど逆だな
「頑張ります」が口癖の子ばっかり
一見普通の明るい子たちでも影の努力がすさまじかったりする
どっちにしろ若い子ってノンストップなんだよね きっと
900 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/21(火) 21:39:02 ID:Sc+iiHWx
私は萩尾作品では一番メッシュが好きです。舞台化されるみたいでちょっと複雑
言羊しくおながい
トーマや月の子(清水玲子)等を舞台化してる―何だっけ―がメッシュを舞台化するみたい。詳しくは今月号のFCを立ち読みしる!
>902
スタジオライフ?
ポーの一族はじめて読んで鳥肌立った。
次何読めばいい?
11人いる!
11人いる!?
907 :
nan:2005/06/29(水) 23:29:22 ID:xRhnp1ZN
はじめまして。
私、最近11人いる! を読みました。
よかったです〜。お勧めですね。
SFなんですけど、まあ あまり話しちゃうとつまらないと思うので‥
スタジオライフ(´・ω・) オソロシス
「11人がいる!」おもしろかった。
次は「トーマの心臓」読めばいい?
スターレッドがオススメ
ちょっと思い出話
小学生の時に古紙回収に出されていた川原泉の「笑うミカエル」を拾い読みした。
たしか1巻で女の子の髪にジンチョウゲが絡まるシーンがあって、
そこで「ポーの一族」のタイトルが出ていたのだけど、
当時の私は「プーの一族」のほうが印象強くてずっと頭に残ってました。
高校生の時に偶然、古本屋で見つけて読んで衝撃を受けました。
きっかけを作ってくれた川原泉先生にはホント感謝してます。
うぉおおお。「トーマの心臓」も面白かった。
ヤヴェ、どれ読んでも面白いし、感心してしまう。
>>910 次、それを必ず読みます。どもども
>913
初期の短編集も長編とは一味違って面白いですよ。是非!
915 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/04(月) 09:18:26 ID:ZkUxc/sL
ホモスキーは嫌だ。
スターレッド読んだ。
凄い想像力だなと感心するんだけど、なんか腑に落ちないものが。
全然関係ないけど、スターレッド呼んでAKIRAを、んでメッシュを読んで
BANANA FISHを思い出した。
なんか底辺に流れているものが似ているなぁ・・・と
>>914 ども。今読み進めてます。
エッグスタンドとか痺れましたw
エッグスタンドはMONSTERの着想に影響を与えたんじゃないかと
ちょっと思ったんですけどね。
エーリクのプライドの高さと天真爛漫な性格は
フロルと気が合いそうなきがする。
というかフロルとエーリクのDNAはほとんど同じですよ。
アランもそう。
ユーリxエーリクのキャラ造形がタダxフロルに似て見えるので、
トーマ→11人の順に読むと救われた気になる。
こんど映画1999年の夏休みを借りてこようと思うんですが
面白いですか?
うーむ、どう答えたらいいか?という作品。
フロルみたいなキャラクターって初期の作品だけですか?
「精霊狩り」のダーナとか、「赤っ毛のいとこ」の野辺家のえるとかが、その系統かな?
もっと古くは「ジェニファの恋のお相手は」のジェニファとか、「爆発会社」の女の子とか。
以上、天真爛漫系。中性的な、という意味だとまた別ですが・・・(この中だと、のえる?)。
一生懸命だけどちょっとずれてて天然で、美形。頭はいいけど秀才型じゃない感じ。
→バルバラだとライカの系統ではないかと…
ライカって美形の範疇だよね?w
926 :
924:2005/07/07(木) 20:04:38 ID:???
あ、初期の作品あげてどうする。ごめんなさい^^;
か〜わい〜い! 元気い〜い! なキャラかぁ。そういやとっさに思いつかない・・・。
927 :
923:2005/07/08(金) 01:09:50 ID:???
いやいや。初期のものもあげてくれると有り難いですw
|) (⌒) ダレモイナイ…
|ソζ乂ソ コトリノス スルナラ イマノウチ
|・◇・ )
と )
|ヽ ノ
(⌒)γ (⌒)
ζソζ乂ゾ ♪ダーレガ
(・◇・ )
(つ⊂ )
| | |
(_(_)
♪コロシタ
(⌒)γ⌒)
⊂⌒ χ⌒つ
 ̄丶( /
し
(⌒)γ (⌒)
ζソζ乂ゾ ♪クック
(・◇・ )
(つ⊂ )
| | |
(_(_)
♪ロ-ビン
(⌒)γ⌒)
⊂⌒ χ⌒つ
 ̄丶( /
し
やっとストロベリーフィールド手に入れた・・・
と言っても、まだ手元には来ていないんだけど。
買ったら、すぐに復刊しそうな感じもしないでもないが
入手おめ。
あれは復刊しなさそうですよ。復刊ドットコムで得票いったんだけど、著者が復刊を拒んだとか、
萩尾スレのどこかで読んだ記憶があります。
そうなんですかぁ。すると今も持ってると多少の価値は出るのかな。
3刷目だからあんまり意味無さそうだけどw
これ絵本なんですね。届くまでにいろいろ妄想しちゃって、本を開いてみたら
絵本でこけた・・・
近所の古本屋の片隅に昭和49年の少女コミックがあって、背表紙のモトちゃんに惹かれて手に取ったら、
表紙はオスカーとエーリクのツーショットでした。
元値120円が700円だったんだけど、知らないカットもあって得したな〜。
上原先生の「ロリィの青春」はじめ、小室、灘、すなこ、細川、市川、おだ辰夫(!)、牧野先生等、
懐かしい面々の中、やっぱり「トーマ」(載ってたのは、コミクス1巻の最後の方の話)は異色な感じでしたね。
モトちゃんの漫画と、エーリクとユーリの顔の描き方なんかもありました。
あ〜なんか記憶あるんですが、それ半袖のベストを着て笛を持ってる
エーリクと、後ろにちょっとハスに構えてるオスカーじゃないですか?
あの表紙はえかった…(・∀・)
もう何十年も見ていないけど…
うぷしてください(土下座)
932です。933さんのい・う・と・お・り♪ の絵です。
デジカメもカメラつき携帯も持たず、アップの仕方も分かりませんが・・・・・・努力してみます。
なのでかなり気長にお待ちいただければ・・・すみません、934さん(^^;
トーマが連載中人気なくて打ち切り寸前まで追い込まれたってホント?
ポーはストロベリーフィールズの対談の中で連載中は苦情の手紙ばっかだったと
出てたが
>936
トーマ・ホーントー。
>>936 本当の話です。当時は読者アンケートの結果がすべて、巻頭カラーも
表紙を取れるかどうかも、その結果次第だったらしいです。
それでトーマはアンケートで最下位を取ったとか。
トーマは、人気の出やすい毎回毎回ドキドキハラハラタイプの
先を追いかけるようなタイプのマンガでない気がします。
単行本でまとめてじっくり読んで、静かに胸にしみこんでいくような。
表紙原画プレゼントに応募してきたファンに、先生自らハガキを書いて
「連載を続けるためにアンケートでトーマに点を入れてくれ」と頼んでいました。
トーマが気に入った人は「訪問者」も読むように
トーマ、私にとっては一番楽しみな連載だった。
一週間があれほど長く感じた時はなかったなぁ… (遠い目)
自分は文庫本で訪問者読んでからトーマ読んだから
オスカーがいい男に成長してたのに感動した(発表順は逆だけど)
冒頭で朝っぱらからガウンで煙草はちょっとびびったけど
>>937-938 そうなんですかぁ。いやはや、こんな名作が。
アンケートでトーマに点を入れてくれって・・・(苦笑
読者のアンケートって意外と当てにならないんですね
>>942 >>938が書いてある通り、トーマの扉原画は、「毎号」
読者プレゼントされていた。って、今じゃ想像できないでそ?
すげ、今持ってる人は値打ちモンだ。以前、鑑定団に一人出たね。
>>942 アンケートに答えると抽選?でカワイイ小物とかアクセサリーとかが
当たるシステムになっていて、
萩尾ファンは当初アンケートに答える気持ちが動かなかったんじゃないかな…
当時は上/原/き/み/こさんとかが人気でしたね。
だんだんアンケートでも上位を取れるようになったと、のちにエッセイで
言っています(「思い出を切り抜くとき」に書いてあった気が)
私も先生からの依頼ハガキを3枚持っていますが、トーマキャラの
イラスト(印刷)に直筆のサインが入っていたり、
最後にもらったハガキには「応援ありがとう」とメッセージが直筆で
書いてあったり、あとから考えると先生も必死だったみたいです(w
>>943 鑑定団見ました!なんてうらやましいと思いました。
>944
そんなあなたもうらやましい。直筆ハガキもらっているなんて。
ああ、あんときアンケートやファンレター出しときゃよかった。
不覚〜。
>>944 その葉書まんだらけのカタログで見たことある
3000円ついてた…
なんてバチ当たりな香具師ってオモタ
流れとぶった切って申し訳ありませんが、
マイヤーズの『カヴァティーナ』『ポートレート』というギター曲が、
とても萩尾さんの漫画にすごくぴったりだと思うんです、わたし的に。
トーマとかポーとか読むときは、必ず聴いてしまいます。
初めてこの曲聴いたときに、トーマのシーンが浮かんできました。
がいしゅつだったらごめんなさい
トーマとポーの文庫版の表紙って、
文庫化のときの書き下ろしですか???
『トーマの心臓』の方は書き下ろしだとオモ。
『ポーの一族』は、連載時の表紙やイラスト集に載っていたもの。
11年前に12歳で初めてトーマを読んだとき、
なんて古臭い絵なんだろうと思ったのですが、
トーマとポーを読み終えたとき、
こんなに繊細で綺麗な絵はないんじゃないかと思いました。
なんで古臭く見えたのか、今では不思議なくらいです。
まあ小さかったし。
>>949 そうなんだ。どっちも書き下ろしかと思ってた。
エーリクの髪がなんか違うんだよな。もっとあんな細かな巻き毛じゃなくて・・・
ポーの3巻のは引き伸ばして額縁に入れて飾っておきたいなぁ
『アメリカンパイ』『アロイス』『温室』
『ポーの一族』『トーマの心臓』
と、それ以外の外国を舞台にした少年少女の物語はかなり絵が違いますが、
書かれた年代が違うのでしょうか?
なんだか瞳が丸くて前髪も丸くて輪郭も丸くてはっきりした感じ。
近年のはまた全然違って、力強い感じだし。
私としては、『温室』などの絵が好きなんだけど、この手の絵の作品は少ないですね?
映画「攻殻機動隊」の草薙素子の目が
近年の萩尾キャラの目に似ている。
キャラデザしたのかと思った。
952さんがあげられた作品は、74年初夏頃のトーマから、76年初頭のアメリカン・パイまでの2年弱の間に、
たしかにかたまっています(ポーは72〜76年)。
その間の作品には、「この娘うります!」 「ヴィオリータ」 「11人いる!」 「赤ッ毛のいとこ」などがありますね。
この頃って、萩尾さんの絵の第一次完成期(日本語変)というか、洗練期みたいな感じじゃないかな?
この後しばらくこんな感じで、GライラックやSFがたくさん出てきたあたりで変わっていったのかな。
私は長らくメッシュの前までが好きって線引きだったけど、今はメッシュも美しくて好きです。
当時は何だか大人っぽい絵になっちゃったな〜と思って、私にはとっつきにくかったんだな、きっと。
>>954 あの絵は74〜76年の間なんですか。あ、『ヴィオリータ』もそうですね、見たことある。
文庫本しか持っていないのですが、なんだかいろんな絵が混ざっていて、
他の話はちょっと絵本ちっくな絵だなぁと思ってたんです。
『ビアンカ』とか別々に育てられた双子の話とか。
名作『11人いる!』はまだ読んだことないです。見なくちゃ。
リアルでポーを読んでいた世代です。
単行本のフラワーコミックスでポーが出た時に、初版が3日で完売して
小学館が萩尾望都の価値に気づいたみたいで、その時点での過去の短編集を
たくさん少コミや増刊号で再録してくれました。
あれはうれしかったなー大きなサイズで読めて。
>>952 時期は違うけど「銀の三角」の絵は、その頃の雰囲気があると
思うよ。
>>956 >小学館が萩尾望都の価値に気づいたみたいで、その時点での過去の短編集を
>たくさん少コミや増刊号で再録してくれました。
あったね〜^^。
『ベルとマイクのお話』や『ジェニファの恋のお相手は』や『ビアンカ』や
『モードリン』や『花嫁を拾った男』や『小夜の縫うゆかた』などなど。
発売されるたびに買って読んだよ。
デビュー作の『ルルとミミ』が読めたのが、個人的に嬉しかったな。
あぶない兄ちゃんが出てくる話は、結局兄ちゃんの正体不明のまま終わったのかな?
>>958 レスdクス
「花嫁を拾った男」がカラーの表紙を描きおろして再録されていた記憶が。
私もむさぼるように買って読みました。初期の短編どれもイイですよね(・∀・)
たしかその表紙の裏に、萩尾望都作品リストが載っていたんです。
デビューからの作品を一つずつ、毎週少コミに再録する企画が進行してると
先生のコメントがついていました。
再録で読めたものに印をつけていくのが楽しかった。最後まで残ったのが
原稿が紛失したという「あそび玉」
作品集では、雑誌に載った物から起こし直したそうで(w
961 :
958:2005/07/25(月) 23:39:49 ID:???
>>960 >たしかその表紙の裏に、萩尾望都作品リストが載っていたんです。
あったねあったね^^!
>再録で読めたものに印をつけていくのが楽しかった。
はははは! 実は私も黄色のラインマーカーで印をつけてました。(´▽`)
当時の少コミから萩尾作品だけを切り取った物、
段ボール箱にいっぱいたまったけど、未だに捨てられません。
『あそび玉』は、ベタとホワイト修正が大変だったと
萩尾先生がどこかに書いておられましたね。
959さんのレス見て、「あぶない…」3巻を読み返し。ラストで、泣いちゃいました^^;
遊羽くんは、見た目エドガーに似てますねぇ・・・。
>>961 懐かしいな。なかなか再録されなかった「あそび玉」
当時、ぱふなどの誌上でコアなファンが「これ読んでないヤツはモグリ(漏れは勝ち組)」とかやってたなー。
今も昔も困ったマニアの言うことは同じなのかもね。
<困ったマニア
萩尾センセも仰ってましたね、一部のマニアには困ったって。
マニアと付き合ってどっと疲れたていうエッセイ書いてるね。
「銀の三角」読んだ。SFものでは「11人がいる」についで好きかも。
あれはちょっと展開が分かりづらいところがあるけどもね。
確かに面白い。
11人いるの続編〜東の大地西の地平〜の悪役がちょい役で出てたのがよかった。
>>967 細かいツッコミだけど、「東の地平西の永遠(とわ)」な。
「銀三」の世界はラグトーリンがいろいろ手出しして
変わっちゃってるから、例のヒトが同一人物かどうかっちゅー
保証はない、とか言ったりなんかして。
作風のせいもあるけど、性格全然違っちゃってるからね…。
次スレは立つのでしょうか?
流れの遅いスレなのに今立てても・・・
980を踏んだ人に立ててもらっては?
安心してくれ。ワシが必ず立てちゃる。
↑ たのもしい!
972さんありがとう、よろしく頼みます。
ケーキケーキケーキのような作品を萩尾望都さん描けるだろうか。
恥ずかしくて描けないだろうな
何が言いたいのかが分からないな。
そろそろ次スレ立てようかと思うけど。
少女漫画板の過去ログ必要ある?
それと関連スレ等に意見がありましたらどーぞ。