● たいがいの本の読了後の感想は ●

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1折口 学


結局、作者の言いたいことは、

ほんの 数行 で要約されてしまうよね。

まるで カルメ焼き だよなっ !

まったくぅ〜    

2折口 学:05/02/14 23:34:27

2 げと

ふふっ
3折口 学:05/02/14 23:35:41

と、いうか 綿菓子 みたいな もんかなっ
4折口 学:05/02/14 23:39:53

けれど、現代のような 飽食の時代には

ダイエット食品のような書物に 需要があるのかなっ

って、意味は わかるよねっ !

5Tar ◆SQIDAUQYpc :05/02/14 23:48:12
本はあまり読まないので分かりません。
6折口 学:05/02/14 23:50:17

古代のギリシャ や ローマの貴族のように、

喉元を通るだけの快感のためだけに

贅沢な食事を繰り返しては、吐き戻し、また食す。

てな読書をしている現代人には

真の教養なんて ぜったい身につかないよ  ほんとにっ !

警告 !  ピーポー  ピーポー 
7折口 学:05/02/15 00:10:08

ほんとうの 教養はね、  仕事で疲れていても、

また あなたが今、困難な状況にあっていても

それでも、毎晩、机にむかって淡々と 勉強を し続ける

あなたの その行動と精神が やがて 長い年月を経て 

あなたが 想像していた以上の満足を導いてくれるのです。

真摯な努力には 必ず その報酬が訪れるものなんです。

けっして、あきらめては いけません。

このメッセージが あなたの心に 深く届くことを

希望いたします。
8折口 学:05/02/15 00:18:50

あのー 以前、たてたスレッドにも説明しましたが、

この私のコテハンの 「 折口 学 」というのは

たて に書くと 「 哲 学 」と 読めるのです。

つまり、わたくしは、この哲学板での 幻想の人物なのです。

けっして 実在の人物ではありません。

あなたたちが つくりあげた 想像上の 知識人なのですぅ。
9考える名無しさん:05/02/15 00:43:37
ぬるいぜ
俺は貴様の基地外じみた妄想、いな哲学がみてぇ
さあ余すところなく心の迷宮を開陳せよ!
そうして俺を楽しませろや
10考える名無しさん:05/02/15 00:45:34
言っとくが、無内容な人生論だけはカンベンな
聞くほうとしては苦痛でしかねぇんだ
11折口 学:05/02/15 20:50:28

書店で立ち読みをしているときは、むつかしい本でも

なんだか わかるような気がして もっと読んでみたいとおもい

高い専門書なんか買ってしまって、家に帰ってくると

全然 読みたい気がしなくなったりする。

きっと、書店の空調に 秘密があるのではないか。
12折口 学:05/02/15 20:54:09

と、このまえまで そのように思っていましたが、

立ったまま読むほうが 集中できて 頭がよくはたらく

からなのではないか

と、最近 思えてきました。
13考える名無しさん:05/03/20 21:46:18
すぅ
14考える名無しさん:05/03/21 00:13:19

ああ、こんな素晴らしいスレッドがあったとは、
哲学板もまだ救われる余地があるみたいだな。






は、末期状態であるこの板の救世主に違いない。

彼を崇めよ、そして従うが良い。
15折口 学:05/03/21 00:21:39

ただいま、弟子を 募集しています。

定員は 12 人です。

先着順ですので、お早めに ふるってご応募して下さい。

結果は、あなたが見る夢のなかで発表いたしますぅ。
16考える名無しさん:05/03/21 01:14:29
>>1
>結局、作者の言いたいことは、
>ほんの 数行 で要約されてしまうよね。

それは、要約に数行で表現しようのない理解をこめられちゃうからであって
作者の無能のゆえではありませんよ。

むしろ、そのように要約してしまうときに失われる輪郭に鈍感な読者のせいかもしれませんよ。
17考える名無しさん:05/03/21 01:41:11
>>16 きみのような者は、ダボハゼと言うのです。
   目の前に動いているものをすべて餌と勘違いして
   すぐに食らいつく魚と同じ行動をとっています。

>>1 の彼が本当に言いたいことは、そんなことではなく
  出版物とは、結局なんなのか、読者に購買させるための
  出版社の策略と著者の原稿料を鑑みての素直な意見
  なのです。

 縁日での出店で売られている カルメ焼き なんて
ふっくらとしていて、食べ応えがあるように見えますが
かぶりつくと、中はスカスカですよね。

綿菓子も、一見して大きなビニール袋に詰められていますけど
実際の容量は・・・

てな ことなのです。 みんな そのことを知っていて、それらを
楽しんでいるわけでありまして、真剣にそれらのことについて
憤慨はしないですよね。

ただ、書物に関しては、読了するのに多大な時間が必要であり、

( 長くなるので このへんで 略 )。
18考える名無しさん:2005/03/21(月) 15:59:41
>>17
そのダボバゼ理論は常に正しくなるから常に間違ってるよ。
19Tar ◆SQIDAUQYpc :2005/03/21(月) 16:03:59
ちゃんと読んだら感想文なんて書くのいやだな。
20考える名無しさん:2005/03/21(月) 16:04:04
あと、16の言っていることって何にも間違ってないよね。
16がダボハゼだと、何か変わるんですか。
1の言っていることのおかしさを正確に突いてるじゃないですか。

なんで「1が書いたこと」ではなくて「1が本当に言いたいこと」なる
ものに、左右されなければならないんでしょう。

頭おかしいですよ、折口哲=17さん。
21考える名無しさん:2005/03/21(月) 16:18:24
>ほんの 数行 で要約されてしまうよね。

そこに至るまでの前提というか、軌跡は決して無駄では
ないと思う・・・
22考える名無しさん:2005/03/21(月) 16:41:13
ある書物の結論が数行で要約されたとしても、その書物が実際に数行で要約された形で出版されていたならば
その書物は説得力をほとんど持ち得ないだろう。
23考える名無しさん:2005/03/21(月) 16:54:28
そうですね、
要約や結論だけでは真の理解者を得ることはできないと思います。
一番重要なことを知るためには、そうでないことをも含めた上で
読み進めていくことが必要です。
24考える名無しさん:2005/03/21(月) 16:54:53
君達はスタンダールやフローベルの小説を数行で要約するのかね?
25考える名無しさん:2005/03/21(月) 17:11:46
枝葉末節の部分にもかなり美味しいものが、含まれていると思います。
どこが美味しいと思うのかは、それぞれの読み手の主観と感受性に
関わってくるでしょう。
26考える名無しさん:2005/03/21(月) 19:39:42
>>24
君達とか言うな。そんな馬鹿は1=17=折口学とかいう馬鹿だけ。

ていうか、お前折口学だろ・・・
27考える名無しさん:2005/03/21(月) 22:17:15
>>26
春休みなんだから、うんと本を読みなさい。
高校一年生の春休みが一番いいよね。
きみは体育クラブに所属していないようだから
早朝にジョギングでもして身体を動かすほうがいいですよ。
28ローカルルール審議中:2005/04/23(土) 14:45:43
>結局、作者の言いたいことは、
>ほんの 数行 で要約されてしまうよね。

たとえば「この世は何があろうとも生きるに値する」
これを作者が一番言いたかったこととします。
どうでしょう?

ただ、この一行のみを読んであなたは納得するでしょうか?
この言葉がどのようにして導き出されたのか、ここに至るまでの物語を必要とするのです。
29考える名無しさん:2005/04/27(水) 21:15:35
推理小説の犯人を最初からわかっているとしたら
おもしろいか ?
30考える名無しさん:2005/05/13(金) 09:32:28
折口学さん

ここ、哲学書や文学書などの読書感想のスレにしてもいいですか?
せっかくスレ立っているのに、空いていてもったいないですので・・・

読書感想の交換の場として有効に使われるほうが、望ましいと思うのですが。。。
31シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/09(木) 12:28:48
折口学さん

>>30でお尋ねしたものです。ひと月経ちましたがご返事がいただけないようで残念です。。。
スレタイが「本の読了後の感想は」となっているようですので、ここを各自の本のおススメや、
感想、本に関する対話の場として使わせていただきたく思います。
どうか、ご了承ください。
32soundonly:2005/06/09(木) 15:26:36
>シリウス
きたよ。おまいほんとていねいな香具師だな(笑
あんな一言気にせんでもいーのに。ま、性格なんだろな。
33シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/09(木) 16:03:47
soundonlyさん
ようこそ、さっそくいらしていただきありがとうです。

>ゴーダがおれだって気付いてたか?
おおっっ! あのゴーダさんがあなたでしたか! うれしい驚きですねぇ。。。
哲学に対する真摯な姿勢や情熱が、レスにあふれていましたよ。憧れの人でした。
わたし自身、哲板の他スレで長文カキコしていたとき、別の男性コテとよく間違われました。
ですから誰かに似ているなあ、と思っても実際のことはわからないのですね。。。

《糠に釘の人》は、はた迷惑なダミ声の選挙演説者、と同じ。誰も聞いてないのにひとりで
滔々とまくしたてる。昼下がりの午睡を楽しんでいる人や、ゆったりとレスをつけている住人たち
にとっては迷惑この上ない。つまり、鈍感なのですよ。永久放置するしかないのでしょうね。。。
(あの人の自画自賛て笑えますよね。誰からも賞賛されない事実を自ら告白してるのですね)

>ブランショ「白日の狂気」「待つことわすれること」
>(期待忘却とは訳が違う、おれはこっちの方がムードが好き)
>ロール(>205)
>デュラス「死の病」「アガタ」「ヒロシマ」とか

図書館のパソコンで検索かけたのですが、ひとつもひっかからない……。
ロールって「バタイユの黒い天使」のことですよね? ファム・ファタル…
みんな、絶版みたいです。。。


(つづきます)
34シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/09(木) 16:05:03
>他にあったら教えてくれ。

<1>「文学板からきますた。文学やらないか?」
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1104147021/l50
(わたしのカキコは52、113、116、118、131、133、136、137、139)

<2>「【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1043789856/l50
(わたしのカキコは557、563、566、570、572、574、581、610、612)

<3>「銀河鉄道の夜について語るスレ」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1085053062/l50
(わたしのコテ名は【白鳥座】です、初レスは128から)

<4>「一週間七行小説」 
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1095518020/l50
(わたしのコテ名は【あすか】です。ちょっとパスティーシュで遊んでみましたよ♪)

1から3までは継続的にカキコしています。4は単発カキコです。
「秋の夜長に」は週末に長〜いレス、5レスほどupしますですよん♪


「サウンドの 流るる朝(あした) 風薫る」
35シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/11(土) 21:19:41
soundonlyさん

わたし、どうすればいいのかなあ…?
……「秋の夜長」のスレで「少しは遠慮しろ」と罵倒されてしまいました。。。
わたしとしては、週一回くらいのカキコでそんなに頻繁にレスつけてるつもりは
なかったのですが…、(でも、長文カキコなのです)

わたしと対話相手の方がカキコすると、必ず「age」になるのです。
おそらく、スレ主さんが気を使って好意で上げてくれているのだと思います…。
でも、「age」るたびにおかしな煽りがつけられます。
そのたびに、わたしは悲しくて、画面を見るだけで目が涙で曇ってしまう…
心臓を汚い素手でぎゅっと掴まれた気持ちになるのです。

書くのが怖くなります。掲示板というところは、誰のものでもないし、
書いたものにどんな批判がなされても仕方ないのはわかってはいるのですが・・・

書くのがとても、怖い……。この先もあのスレで書き続けていけるのかどうか、、、
今、これをあなたに宛てて書いていることで何とか精神を安定させています。
ここであなたと対話することができて、救われています。

あのスレ主さんには、カキコする際にちゃんと許可をいただいたのに。
あのスレを維持していく力も自信も、揺らぎはじめています。
ごめんなさい、こんな内容になってしまって。。。

このスレがあって、本当によかった、
今、こころからそう思えます。

夕方、虹を見ましたよ! くっきりと半円の弧を描いていて本当に綺麗でした。



36シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/11(土) 21:43:01
(つづき)

何だか、約束の地を求めて放浪するユダヤの民みたいだなあ……
スレ違い、だったり、独占するな、って言われたり…

感想文のやりとりって、そんなにいけないものなのかなあ…?
哲板では、割と長文カキコの方が多いし許されていますね。
同じように言葉を扱っていながら文板のほうが、厳しく思えます。

せめて、あのスレ主さんが「sage」進行にしてくれるといいのですが、、、
ひっそりと目立たずに下のほうでの対話を望んでいるのですが、
それは、あくまでもわたしの一個人の思いであり、開かれた掲示板では
許されるはずはありませんよね。。。

わたし、やっぱりおバカなんだなあ……って思いますよ。
掲示板のルール知らないし、スレ違いになってしまうし、、、

怖いのです、とてもとても、怖い…
他の人たちのようにスルーしたい、あんな罵倒は見なかったことにしたい
soundonlyさんはこのようなとき、どうされているのですか?

ついさっき『至高者』の感想書き上げて、ワードに保存しました。
でも、次回upできるのかなあ? …勇気がほしいです、今、とても
37シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/11(土) 22:18:29
今夜はここで、もう少し書かせてくださいね…

以下、わたしの好きな八木重吉の詩を書き写します


「ゆるし」
神のごとくゆるしたい
ひとが投ぐるにくしみを むねにあたため
花のようになったらば 神のまえにささげたい


「明日」 (抜粋)
ほんとうに 自分の心に
いつも大きな花をもっていたいものだ
その花は 他人を憎まなければ蝕まれはしない
他人を憎めば 自ずとそこだけが腐れてゆく
この花を抱いて 皆ねむりにつこう


……ここまで書いたら、少しだけ涙がとまりました。
やはり「書く」とわたしは、楽になるのだなあ、と思います。。。
確か、高村光太郎もそんなこと、言ってました。
「…苦しい、と書くと、苦しくなくなる」と。

わたしは書くことが好きです。そして、同時に書くことが怖いのです。
38soundonly:2005/06/13(月) 18:52:56
とりあえずざっと眼を通した。
おれが読んでないものの感想はとばしたけどな。
「夜長」はあれは罵倒の内に入らん(笑
2chだからな。

読んでみて、バタイユ・ブランショの解釈上何点か
思うところもあったが、それよりもおまいの参加の仕方、
2chとの関わり方の方が当面の問題だろう。

いまのところ文学王のおかげでおまいは長文をゆるされている、
といえる。「性格のおだやかな女コテ」だしな。
しかしおまいは弱すぎる。すべてまぢれすだし。
2chは単なる掲示板では無い。陰謀渦巻く殺伐とした
バトルフィールドだ。まあ学問板はさほどでもないが(笑
その部分はおまいには見えていないだけなんだ。

このまま続ければ、もっと叩かれるようになるぞ。
叩かれ続けると人間ゆがむ。哲板や文板にもゆがんじまったコテは
いくらでもいるだろ?ちょっとここらで考えといた方がいいぞ。

ばりばり自分が強くなる方向を目指すか、おだやかな
馴れ合いの場を見つけるか?だな。
39シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/14(火) 17:19:36

soundonlyさん

親身なレス、ありがとうです。
感想文、読んでくださって嬉しいです。(読むの、大変だったと思います…)
まぢれす、とは真面目なレスのことをいうのでしょうか? 
わたしのレスは確かに、そのとおりですね…
正直に言えば、わたしは、叩かれることでゆがみたくないです。
コテは継続的な対話相手の方が現れたときのみ便宜上、つけています。

あなたが言われるように、おだやかな馴れ合いの場、を見つけるほうがわたしには
いいのかもしれませんね。議論、反論、揶揄に耐えられる力……、
わたしはこれらの能力を持ち合わせていないから。。。
それでも、学問板はまだましなほうなのですね?
「秋の夜長」スレでは文学王さんのフォローのおかげで、わたしは「許されて」カキコ
できるのです。あの方にはとても感謝しています。言葉に尽くせないほど……。

先ほど、「ほのぼの」「夢・独り言」の馴れ合い板をざっと見てきました。
ほとんどが雑談系で、ちょっとした息抜きにはいい場所かと思われますが。。。
『わたしについてこなかった男』、やっと今日借りられます! 『望みのときに』は途中まで
なのですが、中断して『わたしについてこなかった男』を優先して読もうかと思います。
読書はいいですね、物語の世界に没頭できるしあわせなひとときです。
40soundonly:2005/06/14(火) 19:34:48
「望みのときに」は何度も買いかけてるんだが
どーもいまいち訳が気に入らなくて未読。
「わたしについてこなかった男」は近々読もうと思ってる。
いまの洋書が終わったら、次は「死の棘」を予定してるからな。

ま、あんま入れ込まなければ、傷もつかん。
気楽にやっとけ。
41シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/15(水) 18:03:27
soundonlyさん

はい、気楽にやろうと思っています。
敵が煽ってきたら、ひたすら「沈黙」し、「逃げ」の一手で保身します。

「死の棘」は島尾敏雄の作品ですね。わたしも未読ですので読みたいです。
ブランショの次は未読のクロソウスキーかベケットを予定していたのですが、
またの機会にします。(本はいつまでも待っていてくれます!)
フランス文学を続けて読んだあとは、むしろ日本の小説がなつかしく新鮮に
感じるかもしれませんね。

【中間報告ですよん♪ 〜その1〜】
『わたしについてこなかった男』は50ページまで読みました。
同伴者の男との関係性の不明、最低限の言葉のなかの噛み合わない会話…、
今回もわたしは目隠しされたまま、濃霧のなかを道先案内人に手を引かれて
彷徨します。

――自分の語りうることを超えて、それ以上のことをすでに私は語ってしまったという
印象――(p12)
……さすが、ブランショ! わたしは書いていて「それ以上のことを語った」という実感は
一度も持ったことがありません。むしろ逆です。
あれだけ書いていて「それ以下のこと」しか語れてないなあ…、と。
42シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/15(水) 18:04:30

(追記)

「秋の夜長」スレは、当分の間「降りる」ことにしました…。
連投の一行ageが続く限り、煽りも続くでしょうから。。。
再開がいつになるのか、「降りた」ままになるのか、自分でもまったくわからないです…。
わたしの今の精神状態を鑑みると、あのスレに書き続けることは無理かと…。

文学王さんは、わたしにとっては、まるで「アミナダブ」のような方でした。
――巨大な正門で、かれらがアミナダブと呼んでいる男によって守られていることに
なっています――(『アミナダブ』より抜粋)
引用のとおり、あのスレでわたしはあの方に守られていたのです。
あの方のおかげでこころゆくまでカキコできたことを、本当にありがたいと思っています。

本来ならば『わたしについてこなかった男』の感想は「秋の夜長」スレにカキコすべきなの
ですが、無理そうなので…。soundonlyさんも近々この作品を読まれるということであれば、
差し支えなければ読了したあとこちらで断片的にカキコしたいです。。。
43考える名無しさん:2005/06/15(水) 19:25:08
ちょいと失礼いたします。
一レスの読了後の感想じみてしまいますけれど、33の《糠に釘の人》の部分、全部当
て嵌まると言える者です。>誰からも賞賛されない事実を自ら告白してるのですね
極めてショックな状態と言えます。私の自画自賛が笑えるだと?うーん、悲しいので怒
りを覚えます。鈍感ゆえに今日までそういう周囲の示唆に気づかなかったわけだ。哀れ
なことであり、陰鬱な羞恥まで起こる。永久放置するしかないとは、見放された心地よ
さもあるが自ら孤立したかのようで鬱蒼としてしまう。誰も聞いてないのにひとりで滔
々とまくしたてるのは孤立への思いからかコミュニケーション中毒か正直わからない。
困ったものだ。私のことではないのかもしれないが殆ど当て嵌まる以上気になるのは自
然なことだ。けれど誰彼、私と特定されるのもかなわない。ならば判断するために反応
しだいで個人的に決定することを表させて頂く。これも自画自賛か。永久放置を意思な
されるならそれで結構。しかし、ここまで書いてどうも私の書き込み動機に疑念が沸い
てきた。偶々のようにざっと眺めたレス群に糠に釘の人の部分のみが私を駆り立てたそ
れは何だろうか。私の危機感かもしれないし貴女の表現の魅力かもしれない。そしてこ
のレスはスレチガイだろう。振り向かないことを誓って書き込むこととする。では去らば。
44soundonly:2005/06/15(水) 20:18:52
いや君は必ず振り向くだろう。だからレスしといてやる。
糠に釘は君のことではない。文学板のコテのことであることは
明らかなはずだ。にもかかわらず君はレスをした。
何故か。相手が明らかに女性だからだ。糠に釘は君のことではないが
すべての糠に釘はまったく同一だ。あふれかえる自意識に
翻弄されている人間がどうしてこうも同一の精神構造を持ち、
同一の刺激に対して同一の反応をするのか?

そうではないおれにはかいもくけんとうもつきませんわ(笑

失せろう゛ぉけ。
45考える名無しさん:2005/06/15(水) 20:34:37
おっしゃる通り振り返る予定の書き込みだ。正し振り向くとはこれ以上のレスはしな
いとの個人的な誓いであったがそれも今破ることとなったアレアレ。文学板のコテの
ことであることは明らかなはずだったようですが私には今明らかになったところだ。
しかし納得のゆく見解として私が女性との絡みを希望していたのだというところは感
謝である。これでその私の欲求は変容し始める。

失せろう゛ぉけ。とは文脈的になのか温もりのあるアクションですね。失せないこと
を誓うと共にスレチガイレスを綴ることをお許し下さい。では去らば。
46soundonly:2005/06/15(水) 20:43:56
糠に釘はスルーできない(笑
常に「後」に書こうとする(笑

もういっかいくるか?コテ出してみ(笑
47超伝導幽霊:2005/06/15(水) 20:49:07
スルーできないねぇ。ドキドキするぜぇ。誘いに乗りたくなるよリニアモーターカー級だと。
後先考える暇も御座いませんな。と後ずさる。い座っちゃおうかな。
48soundonly:2005/06/15(水) 20:52:12
おもしれえ。

だけどまた明日ね、童貞さん(はぁと
49超伝導幽霊:2005/06/15(水) 20:55:55
あらふられたわ。お邪魔しましたぁー。美女と駆け引き欲発現の予感。
その頃にでもお邪魔いたします。では去らば。
50soundonly:2005/06/16(木) 20:20:43
あはは、シリウスほんとびびりだな。
ちょっとあばれると来なくなる。
51シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/16(木) 22:15:45

soundonlyさん

…いろいろと、ご配慮ありがとうです。

「中間報告 〜その2〜」

『わたしについてこなかった男』、166ページまで読みました。
「男」=「同伴者」=「私自身」であるとブランショは述べていますが、
わたしは「男」が誰であるか、正体がおぼろげながら掴みかけてきました。
と言いましても、あくまでもわたしの推測の域を出ませんが…。
また、わたしの憶測が物語のラストで外れる可能性も大いにあります。。。

soundonlyさんが未読とのことですので、どこまで語っていいものか…
わたしが、「同伴者」の正体がわかりかけた決定的な箇所を引用しますね。
――これから何が起こるか、私は知っています。(略) あなたにこれから描写して
あげることにします――(p75)
52シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/16(木) 22:16:22

同伴者よりもつねに「私」のほうが時間的には一歩先にあること、つまり、同伴者は
いつも「私」より遅れてくる後ろ手に回る存在なのです。
ここで、だいたいの見当がつきました。さらに読み進むうち、
同伴者はわたしを助けることができない存在であり、「私」は彼に対してはいつも
主であること、書かれたものによってふたりが結び合わされていること、ここで納得しました。

な〜んて、偉そうなこと書いてしまいましたが、果たしてわたしの掴んだ男の正体が
ラストで覆されるのかどうか、、、む・む・む…
soundonlyさんが差し支えなければ、次回にでも男のわたしなりの解釈をカキコしたいと
思うのですが。でも、未読の方に水を差すことになるのかなあ…?
それにしてもブランショってば、ミステリーといいますか神秘&意味深といいますか、
ちょっぴり、意地悪さんのような……??
53soundonly:2005/06/17(金) 17:36:27
そーだねー…
おれは未読だから何とも言えないし、
ブランショ読んでるやつはここまで来ないだろ。
文学板ブランショスレがもっとも適切だが、
あそこは強者ぞろいだからな(笑

だけど2chに書くってことはそーいうことさ。
スレの流れを読み、自分の意見を晒し、叩かれ、対話し…
54シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/17(金) 18:18:15
soundonlyさん

>文学板ブランショスレがもっとも適切だが、
…わたしも最初はそう思ったのですが、あそこはわたしにとってかなり
敷居が高いスレです。識者の方ばかりですから。
長文、連投など先ず許されるはずはありませぬ。。。

今のところ、わたしの稚拙な駄文を読んでくださるのは
文学王さんとあなただけなのですよ…
はい、とても感謝しています、こころから。。。

読書に疲れたとき、下記のサイトを聴いています。

♪「春の日の花と輝く」♪ 
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/harunohinohanato.html
55soundonly:2005/06/20(月) 13:48:03
夜長に文学王戻ったぞ。相手してもらえ。
おれもその内顔出すかもしれん。
56シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/06/21(火) 17:47:58
…そうですね。。。
あまり頻度が高いと顰蹙を買いますので、一週間か10日置きくらいの間隔で…

「至高者」の感想のupの予定でしたが、「わたしについてこなかった男」のほうを先に
upしようと思います。文学王さんが先月読了されたばかりと言われてましたので。。。
今、少しずつまとめているところです。
57考える名無しさん:2005/06/29(水) 18:59:51
たまにレス                   しません
58シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/07/01(金) 21:05:43
soundonlyさん

あちらの新スレにさっそくおいでいただき、ありがとうです。
お勧めの「竜安寺」(ジョン・ケージ)のCD、さっそく購入しました。
感想はあちらのスレにカキコしました♪ 現代音楽は未知の世界でしたね〜。

昨日、『星の地図館』を購入しました。オール・カラーの大型本でとても美しい本です。
林 完次(天体写真家・天文作家)・渡部 潤一(国立天文台助)/著・【小学館】
http://www.shogakukan.co.jp/staratlas/

『宙(そら)の名前』(林 完次)もすでに持ってま〜す。

〜☆☆シリウスとは☆☆〜
「輝き」を意味する。おおいぬ座の1等星(光度-1.5)恒星のなかで一番明るい星。
オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、
この3つの明るい星(ベテルギウス・シリウス・プロキオン)が形作る三角形を
《冬の大三角》と呼びます。
59シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/07/01(金) 21:06:36
まもなく七夕ですね。短冊のかわりにここに願い事を記します。。。

               。*  +  ☆ 。。*   。*
      。*  +    【ベガ】★ 。  * ☆    。 ☆ *
   +  ☆  *☆       ,       ,  * ☆     ☆
  。  ,   ☆  +   *☆     +  。   * 。。    ミ☆
  ☆   *   ,  。  * ,   +   *  ☆   + ☆   ,
   * 。【デネブ】★ 。  *    ☆  * 。  * 。       。ミ☆  +
   *      * +      *   。      ★【アルタイル】 +   ミ☆
   ミ☆ +    ☆   *  +   。  *  ☆ 。  *  ☆ 。  *  ☆
   +  ☆      ☆   ,  *     ,  * 。  *  ☆  。  *  
  。  , *  ☆  +  ☆  * ミ☆    *  。  + * ミ☆。 ,

      〜わたしの願い事〜

       ∧∧   あのスレがひっそりと、ゆっくりでいいから、
       /⌒ヽ)   息の長い良スレに育ちますように……
     ○(___)
+*。+*。+*。+*。+*。+*。+*。+*。+*。+*。

〜夏の大三角〜
こと座のベガ、白鳥座のデネブ、わし座のアルタイルをいいます
60考える名無しさん:2005/07/05(火) 18:41:28

ときどきレスを                   しません
61考える名無しさん:2005/07/20(水) 17:48:52
あげ〜
62考える名無しさん:2005/07/20(水) 18:07:55
>>1
で、すぐ忘れる志名
63折口 学:2005/07/21(木) 23:34:22
>>30
前略

遠慮なく どうぞ ご自由に このスレをお使いください。

草々
64シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/07/22(金) 17:39:56
>>63  折口学さん

ありがとうございます。
哲板にこのようなスレがあることは、わたしにとりましては
大変うれしいことでした。

頻繁に書き込みはできませんが、これからも寄らせていただきます。
65シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/08/17(水) 11:17:18
なぜわたしたちは本を読むのでしょう。
未知の世界に触れたいから、
小説をとおして自分も異次元の旅に出たいから。。。
自分以外の人の生き方や恋愛や思考に、小説の人物をとおして
触れてみたいから。悲哀や苦悩に共感したいから。

わたしは小説で何かを学ぼうとは思いません。
結果として、学ぶことはあってもそれは最初から意図しての
ことではありません。
一冊の本を前にしたとき、ここから何かを得よう、とか
学ばなければならない、という強迫観念は読み手のこころの
未知なものを前にしたしときの新鮮な好奇心や高揚感、
伸びやかさを奪うからです。
まっさらな気持ちで一遍の小説を読みたい、いつもそう思います。
66シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/08/18(木) 23:49:13

鎮魂歌です。。。
とうとう今日「荒らし」スレがスレストされてしまいました……。

あのスレの一で初めて出逢った人たち
あなたたちに、ありがとう
ほろ苦い涙の味と甘酸っぱい想い出がたくさんつまっていたスレよ
哲学素人であり、哲板住人ではないわたしに、対話することの楽しさを
おしえてくれたスレよ

あのスレを訪れると、いつもなつかしい匂いがした
芽生えたばかりの丘を駈けてゆく、かろやかな春風のように
夏草が翻って、いっせいに銀色に輝くように
秋の洛陽が、こころを染めていくように
凛とした冬の星が、勇気を与えるように
あのスレを訪れるとき、わたしのこころはいつも高揚していた
真新しい制服を着たばかりの新入生のように、頬を輝かせていた

いつか、またどこかで逢えることを信じて
ありがとう、やさしかった人たち
67考える名無しさん:2005/08/19(金) 01:01:04
>>66
>「荒らし」スレがスレスト

単にdat落ちしただけでは?
68シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/08/21(日) 18:24:26
>>67

スレストとdat落ちをごっちゃにしていました。。。
スレストは悲しいけれど、dat落ちは仕方ないのですね、、、
69シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/04(日) 20:29:41

本を読むときの最適な天候は、わたしにとっては雨の日です。
特に休日の、朝から雨降りの日は最高です。
ゆっくり起きて、雨音を聴きながら横になったまま本を読んでいると、
とてもしあわせな気分なります。

昼下がりの雨もなかなかですね。
午睡をする前に、あるいはたっぷりと午睡を楽しんだあとの読書も
快適です。

そして、夜。
眠りに就く前のひととき、雨音はさながら子守唄のようです。
雨音のリズムにあわせて本を読みながら、まどろみに落ちていく……
70soundonly:2005/09/05(月) 12:20:12
だけどなシリウス、おれんちのマンション昨夜夜中
水あふれて、1階のホール水びたしで住民協力して
バケツで水かきだしたりしてえらい騒ぎだったよ(笑
TV局とかも来てたから、必死なおれらの映像ニュースで
流れたかも(笑
ここまで来ると読書どころじゃねーな(笑

ひさしぶりだ。いま読んでるのは現代詩文庫「吉増剛造詩集」。
ナンシーが引用してて興味を持った。
71シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/05(月) 18:06:59
soundonlyさん

しばらくですね!
台風の影響で大変だったのですね。。。水のかきだし、お疲れさまでした。
昨夜は熟睡できなかったでしょうね、、、大丈夫でしょうか?
確かに、浸水状態では読書どころではありませんね。
やっぱり雨は、雨音が心地よく響く程度に降るくらいがいいかなあ…

わたし、昔から雨が大好きなんですよ。
霧雨の中、傘もささずに色んなことを考えながら、ひとりで歩くのが好きです。
雨の匂いも大好きです。
風の中にかすかな雨の匂いが混じっていると、うれしさで胸がしめつけられる
ような気持ちになります。

>いま読んでるのは現代詩文庫「吉増剛造詩集」。
図書館のパソコンで検索したら、河出書房新社から5巻も出ているのですね!
とりあえずわたしがリクエストしたのは、1999年10月に角川春樹事務所から
出ている全1巻のもの。
詩は小説とは違って、前後の繋がりを考えず短時間で読めるのがいいですね!
例のスレにも来てくださって、感謝です。
72シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/08(木) 22:13:05

「吉増剛造詩集」(1999.ハルキ文庫)を今読んでいます。
創作過程ともいえる「航海日誌」も所収されています。
以下、感想は韻文にて失礼します。

疾風怒涛の如く、駆け抜ける言葉の群れ
野生動物の鋭い牙を思わせる言葉たち
炸裂し空を斬る言葉の矢たち、その切っ先の何と鋭いことでしょう
泣き笑いしながら踊る言葉たちの、何と哀れなまでの狂い咲きでしょう

詩を読むわたしは傍観者
通常わたしが使うことのない言葉たちの氾濫
彼の放つ言葉から遠く隔たった安穏な地点にいる
それなのに……
なぜこんなにもわたしを巻き込もうとするのでしょう
わたしは渦中に飛び込みたくはないのです
それなのに、もう、こころが千々に乱れはじめている…
彼の発する熱に感染しはじめている

すべての詩人は孤独であるというのなら、
彼には孤独を遥かに凌駕する情熱がある
芸術が爆発であるのなら(岡本太郎)、
彼の場合は美しき乱心とでもいうべきか?

ひと振りごとに野を灼く百花繚乱な言葉の群れは、
さながら万華鏡を覗いているかのよう…
叫べよ、咆えろよ、言葉たち、天を目指して飛翔するがいい
そして、いつの日かふたたび舞い降りて、草原を輝く緑で埋め尽くせ
73シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/08(木) 22:14:23

――人々は野菊のように私を見てくれることはない
もはや 言葉にたのむのはやめよう
帰ろうよ
獅子やメダカが生身をよせあってささやきあう
遠い天空へ
帰ろうよ――「帰ろうよ」より抜粋

上の一篇は中原中也の「帰郷」を想起させて大変興味深い一篇でした。

――これが私の古里だ さやかに風も吹いてゐる
あゝ おまえはなにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云ふ――「帰郷」

けれども、吉増剛造氏にとって帰郷とは中也のように生まれた地に
帰ることではなく、「遠い天空」、すなわち永遠回帰なのですね。
少しの感傷も許さない、飢えた獣の咆哮のような筆致。
…怖い! わたしの感情の裏に隠されてあるもの。
本心、――それは、
彼の放つ言葉に捕えられたいと思っている秘密の匂いのする甘やかな感情。。。
74シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/08(木) 22:15:45

〜「HOME STAR」で星を見ながら〜

゚ ,   , 。 .   +  ゚   。  。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚  。 . 。
。 .  .。    o   .. 。 ゚  ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . . ミ☆
  o *   ミ☆ 。   .   。  . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. .  .
 。 .  . .   .   .  。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。  , .。
    ゚  。   ゚  .  +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚.   . . .  .
 。 o * .   . 。 。゚. 。* 。, ´。.  ミ☆。。. ゚。+ 。 .。 ミ☆ .  。   .  
  .   。  ゚ ゚。 。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 .    。  o *  .  
 ゚ .゚ ゚  。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . .   ,    ,   .   
゚。゚+゚`,   o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚. ° 。 .   ,  ☆  ゚    ゚  
  ミ☆ 。,   .゚。 +☆。,゚. o。 。+ 。゚.,  . ゚   ,   。    ミ☆ 。   .   .
 ゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。  ゚   ミ☆      o *          
` .゚ .゚. ゚. . ゚ o * .  ゚  .   ,  .     .  .   。      ゚ .   
 .  o *.     . ,  o *  。       . 

       ∧∧    幾億年の彼方の星たちの声がささやく…
       /⌒ヽ)   悲シミヲ祈リニシテ、捧ゲヨ……
     ○(___)
+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。+*o。

念願の「HOME STAR」(家庭用プラネタリウム)を購入しました。(天の川も見られます)
http://www.segatoys.co.jp/homestar/about.html
http://homepage.mac.com/eijiiio/shop10the/01pra.html

BGMは「ガラスが奏でるクリスタルサウンド」(オルゴ―ルの音色)が最高です♪
75シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/08(木) 22:50:23

あ、たった今気づきました!

「ガラスが奏でるクリスタルサウンド」のCDって曲のみなんですね。
つまりsoundonly、なんですよ♪
満天の星空の下、オルゴールの奏でる美しく澄んだ音色は夢心地へと
わたしを誘います……
76soundonly:2005/09/09(金) 13:26:23
お、吉増読んでんだ。おれもまだ読み終わってないけど、
なんかすごいよな、この人。おまいの感想はよくわかるよ。
この、絶えず徹底的に突き詰めていこうとする姿勢は、
哲学的とも言えるような気がする。
ナンシーの「共同−体(コルプス」には
「オシリス、石の神」の一部がなんともとうとつに
引用されている。

家庭用プラネタリウムって、面白い物持ってるな(笑
おれんちは完全防音だぜ。夜中でも爆音で音楽聴ける。
77シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/10(土) 19:38:18
soundonly さん

ナンシーの「共同−体(コルプス」はわたしとしては珍しく購入しました。(四月購入)
dat落ちした「荒らし」スレで読了されたと語っていらしたので、読んでみたいと
思いました。図書館で借りると返却期間内に読まなければならず、小説なら
それなりに読了できますが哲学書の場合、わたしの読解力では無理なので……。
こんなに薄いのに未だ全部を読めてはおりません・・・

>「オシリス、石の神」の一部がなんともとうとつに
>引用されている。
79ページの「別の引用」のところですね。
――秋雨激しい(台風の前兆でしょう)日の暮方、(以下、略)
これは吉増剛造の詩集に収められている「織姫」からの引用ですね。

――存在しない山のかたちを想像しながら歩いて行くとき、私は存在しない山の
かたちになって行った―(p79 「共同−体(コルプス」、原典は吉増剛造の「織姫」)
――あらゆる思考が一つの身体である――(p79 「共同−体(コルプス」)
私の思考したものは、私の存在そのものになっていった、ということでしょうか。
思考=身体(存在)なのですね。これは「我思うゆえに我あり」のデカルトを踏まえて
いるのかな、思いました。
78シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/10(土) 19:39:33

>おれんちは完全防音だぜ。夜中でも爆音で音楽聴ける。

おおっっ、それはすごいですね…! 
せっかく好きな音楽を聴くのであれば、ヘッドホンではなく思い切り大音響で
ダイレクトに、誰にも遠慮せずに聴きたいですよね。
外の雑音も室内には入ってこないのでしょうか。
読書するには最高ですね。静寂な空間、うらやましいです…。
わたし、読書するときは音楽はかけないんですよ。軽めのBGMもだめなんです。
音にこころがとらわれてしまうんです。だけど、電車内でなら読めるのです。(不思議)

今回プラネタリウムを購入する際に、部屋のカーテンを1級遮光カーテンに
替えました。完全な暗室とはいえないけれども、ほぼ近い状態に満足です。
プラネタリウムを綺麗に投影するには、室内をいかに暗闇に近づけるかが大切な
条件なのです。自室の天井に一万個の星が投影されるんですよ〜♪
部屋にプラネタリウムがあればいいなあ、とずっと念願でした。
さて、今夜も読書して、それから星座鑑賞して静かな眠りにつくとしましょう。

soundonly さんの上にも星が降りますように……
79soundonly:2005/09/14(水) 13:06:35
「共同−体(コルプス)」を「完全に読了しました」
とは言いにくいよな(笑。おれも2度通読したが、
まだ読了感にはほど遠い。哲学書はそんなもんだろ。
メルロ・ポンティの遺作なんか翻訳自体25年とかかかってるし。
しかし個人的に「コルプス」は存在論のクリーンヒットだな。
到達点。旗が立ってる感じ(笑。

「1級遮光カーテン」てすごいじゃん(笑。暗室かよ。
自分の空間ちゃんと作って維持するって大事だよな。
だけどいくら居心地いいからって暗い部屋で本ばっか
読んでんじゃねーぞ。
80シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/14(水) 20:53:14

もう2度も読まれたのですか? すごい…
わたしの場合、手元にある安心感からか、なかなか先に進まない。。。
(たんに怠惰なだけですが…)

プラネタリウム投影の旨をお店の人に話したら、1級遮光カーテンを勧められた
のです。綺麗なパステル・カラーのものが何色も並んでいましたよ。

>だけどいくら居心地いいからって暗い部屋で本ばっか
>読んでんじゃねーぞ。
「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) でしょうか。
う〜ん、わたしは風に吹かれるのが好きなので、
町よりも野原や草原のほうがいいなあ、、、
81シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/14(水) 20:55:58

人のこころはしばしば小宇宙に喩えられてきました

わたしが一番「宇宙」を感じるのは、表現されたものを読むとき
すべての表現者のなかには小さな宇宙がある
そこにはたくさんの星が瞬いている

赤い星は、情熱の星、怒りの星
青い星は、静謐な星、悲しみの星、
金色の星は、喜びの星、恋をしている星
銀色の星は、死の星、永遠の眠りの星

十代の頃、そんなふうに勝手に星を名づけていた
あれは、いつだったろう……?
星同士がすれ違うとき、軋んだ悲鳴が聴こえた
悲痛な凍りつくような声だった
あまりにも互いの距離が近くなりすぎて、摩擦を起こしたのだ

わたしは星々の悲鳴を聴いて、悲しくなった
そして憑かれたようにノートに文字を記した
そうすると、軋んだ音が少しずつ鎮まっていった

――吉増剛造氏
あなたのなかの宇宙にはどのような星があるのですか?
活火山の星、凍りついた星、両性具有の星、時空制限のない星
ニーチェも藤村も天照大神もギリシャ神話も同一線上で語られるのですね

あなたの詩を読んで感銘を受け、自らの著作に引用した哲学者がいます
その人の名前は、ジャン=リュック・ナンシー

※ (1999年、フランスCirce社から『オシリス、石ノ神』の仏訳が刊行された)
82soundonly:2005/09/15(木) 15:15:07
>「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) でしょうか。
>う〜ん、わたしは風に吹かれるのが好きなので、
>町よりも野原や草原のほうがいいなあ、、、

寺山は本で読んだこと無いけど、映画や舞台録音のCDは好きだな。
おれも自然の方が好きだな。でかい木のある公園とか、
古い庭園とかな。いいよな。

あと日本の現代詩人で好きなのは白石かずこ。
六本木で朗読のライブ1回見たことある。もうばーさんだが
放つバイブスは強力。ジャズの人間と録音したCDも
何枚か出てる。
83シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/16(金) 12:26:04

>寺山は本で読んだこと無いけど、映画や舞台録音のCDは好きだな
実はわたしは彼の詩で知っているのはひとつだけです……。

――花に嵐の喩へもあるぞ「さよなら」だけが人生だ――
井伏鱒二の名訳で知られる、九世紀中国の詩人・于武陵(うぶりょう)の「勧酒」。
これに対して、寺山修司はこう詠み返しました。

さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなる地の果てに咲いている 野の百合何だろう
さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば 建てた我が家なんだろう
さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
さよならだけが人生ならば 人生なんかいりません

――『幸福が遠すぎたら』より

最後の一行が強烈ですね。わたしもこんなふうに言い切ってみたいなあ……。
84シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/16(金) 12:26:41

>おれも自然の方が好きだな。でかい木のある公園とか、
>古い庭園とかな。いいよな。
わたしも同じですね〜♪
草や水の匂いが風に乗って流れてくると、こころが伸び伸びしますよね。
胸の奥につうんと甘酸っぱいものが走ります。
わたしが持っている『雨の名前』、『風の名前』(ともに小学館)にはたくさんの
美しい名前が載っています。

〜雨の名前〜
育花雨、甘雨、青時雨、菜種雨、涙雨、御精霊雨、桜雨、慈雨……

〜風の名前〜
光風、御祭風、雲雀東風、海軟風、風炎、時津風、青嵐、少女風、玉風……

>あと日本の現代詩人で好きなのは白石かずこ。
図書館で、詩集『浮遊する母、都市』(白石かずこ)をリクエストしました。
85soundonly:2005/09/16(金) 17:32:22
>草や水の匂いが風に乗って流れてくると、
>こころが伸び伸びしますよね。
まったくだ。連休は天気よかったら、
外で詩でも読みたいな。かっこつけすぎ?(笑。

雨の名前、風の名前、うーん、日本語って美しい。

んじゃまた来週。
86シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/19(月) 22:18:23
>まったくだ。連休は天気よかったら、
>外で詩でも読みたいな。かっこつけすぎ?(笑。

いいですね〜♪ 大賛成!
気候の良い日に戸外で読むのなら、やはり詩が最適ですよね。
小説ですとストーリーに没頭してしまい、せっかく気持ちのよい風や緑のなかに
身を置いているのに、周囲の心地よさがおざなりになってしまうのですね。

その点、詩ですと短いから一篇読むたびにひと呼吸できるのです。
一篇読了するたびに、風に身を委ね、草の匂いに包まれていることの
解放感と幸福とが味わえるのですね。
87シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/19(月) 22:19:31

「草に すわる」  八木重吉

――わたしのまちがいだった
  わたしの まちがいだった
  こうして 草にすわれば それがわかる――


何かに憤っていたりすると、自分を省みることをしなくなります。
けれども、動けずもの言えぬ草の上にすわれば、己の傲慢さを
いやというほど突きつけられるのですね……。
88soundonly:2005/09/20(火) 14:00:56
いい詩じゃねーか。
人間であること自体傲慢なことなのかも知れんな。
「自意識」という病を持ついきもの。
自然の美しさに言葉を失う瞬間こそ、草や木と同じく、
ただそこに生きているというレベルに立ち返ることができる。

公園には行けんかったな。赤坂に日本の古いホラームービーを
見に行き、部屋で友だちと音楽を聴き、書道の展覧会に行き…
だけど持ち歩いていた吉増1冊やっと読み終わり、
連続して現代詩文庫「続・吉増剛造詩集」に突入。
若き吉増の叫びは続いている。
89シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/20(火) 22:01:07

>いい詩じゃねーか。
ですよね〜。
八木重吉は短詩が多く、大半がひらがなで平易な表現が好きです。

連休をフル活用されてますねえ。
日本の古いホラームービーって上田秋成の「雨月物語」みたいなものですか?
あの作品は読者の想像力にじわじわと訴えてくる本物のホラーがありますよね。
わたしが出かけたのは1日だけ…。「ドレスデン展」を観てきました。
天気は良かったのですが、残暑が厳しくて木陰の読書はあきらめましたよ。。。

「ドレスデン展」はなかなかよかったです。
鷲の姿をしたゼウスに我が子をさらわれてしまう、レンブラントの大作
『ガニュメデスの誘拐』は迫力ありました!
大鷲にくわえられたままの子供が握っている毒々しいまでの赤い木の実、
恐怖のあまりの失禁、戦慄が走りました……。
大鷲の背後の空の暗さと、さらわれた子供の浮き出たような異様な照らされ方、、、
この絵では光は善ではなく、むしろ邪悪な闇の引立て役のように思えました。。。
90シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/20(火) 22:02:22

今日図書館で『浮遊する母、都市』(白石かずこ)を借りてきました。
物語形式の長い詩が特徴ですね。

狐、タヌキ、猫、豚、猿など擬人化された動物たち
一見メルヘン調、おっと、騙されてはいけません
かなり風刺が効いています、バターに芥子がたっぷり塗ってあります

――豚たちは正装しこれから結婚式にいくという
つながれている という意識はなく――
白石かずこ氏は吉増氏のようにストレートには、吠えない
読み過ごしてしまいそうな婉曲な風刺や皮肉、
メルヘンを匂わせながらも芯には毒がある。
それも単刀直入なもの言いはしない、じわりじわりとおびき寄せる

危ない危ない、気がついたら、深淵に立っているという状況に
くれぐれも、お気をつけあそばせ
彼女の舌はあなたを断崖に誘う蜜の味のする罠かもしれなくてよ
さて、しばし浮遊する言葉たちに誘われ翻弄されてみましょうか
折りしもあつらえたような秋の夜、こんな晩もいいでしょう
91soundonly:2005/09/21(水) 14:16:49
日本の古いホラームービーって、これ。
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/fsp-4.html
書道展は石川九陽って人で、変わった書き方する人だよ。
ネットだと作品あまり見あたらないな。「オシリス、石ノ神」
を書いたりする(読めないけどね笑)

『ガニュメデスの誘拐』はすごそうだな。レンブラントにしては
明るい部分が多く、動きがある。フェルメールもいいな。

白石いいだろ。吉増と読み比べると
ジェンダーみたいな物を考える。

さて、あっちに書くこと考えよっと。
92シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/21(水) 21:40:12

>日本の古いホラームービーって、これ。
おおっっ! 「四谷怪談」と他は小泉八雲の正統派ホラーの作品群ですね。
ヒュー、ドロドロドロ〜、のあの不気味な効果音は何度聴いても怖い…。
わたし、怖い映画を観たり刺激の強い小説を読むと、その夜、必ず夢にでてくる
のですよ。。。感化されやすいのかな…。

>書道展は石川九陽って人で
「日本の小説は縦書きでなければならない、ワープロで横書き表記で書く作家は
嘆かわしい云々」というような趣旨のことを確か文芸誌で語っていたような、、、

ドレスデン展ではレンブラントの影響を受けた画家たちの作品がかなり多く
展示されていました。レンブラントが光と闇をダイナミックに描くのに対し、
フェルメールは光彩の使い方がこまやかですね。
『ガニュメデスの誘拐』(レンブラント)、『窓辺で手紙を読む若い女』(フェルメール)
両方とも絵葉書、買いました♪
93シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/21(水) 21:41:10

>白石いいだろ。吉増と読み比べると
>ジェンダーみたいな物を考える。
そうですね。吉増氏は言葉に何の装飾もつけずに切り込む手法です。
言葉に衒いがない、勢いがあり、ためらわない。
白石氏は暗喩を使い、擬人化された動物やモノの寓話が得意です。
真意は幾重にもオブラートに包まれていて、なかなか掴めない…。
それは恥じらいなのか、ためらいなのか……。

白石氏の詩を彼女自身の言葉で表現するならば
――右の眼でウィンクし 左の眼で憎悪する――「ういういしい惑星たち」より

ウィンクする対象は、ジャン・コクトー、ランボー、ヴィスコンティ…、
憎悪するものは、戦争、茶の間でお手玉のように交わされる「なんみん」という言葉、
動物や家畜より高尚だと思っている人たち…、
94シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/21(水) 21:42:18

>さて、あっちに書くこと考えよっと。

わたしも楽しみにしています。
どうぞ、ゆっくりと書いてくださいね。
あのスレは各駅停車の旅です。ひとつの駅で何日停車してもいいのです。

soundonlyさんと文学王さんの哲学的な対話、いいですね♪
哲学をされていて、かつ文学にも造詣の深い方たちの対話は読んでいて
ドキドキします。

今宵は秋の星月夜、深い思索に耽るのは格別なものでしょうね。
95soundonly:2005/09/22(木) 14:33:36
>わたし、怖い映画を観たり刺激の強い小説を読むと、
>その夜、必ず夢にでてくる のですよ。。。
>感化されやすいのかな…。

ワロス。んじゃラブクラフトとかどーよ?

>「日本の小説は縦書きでなければならない、
>ワープロで横書き表記で書く作家は 嘆かわしい云々」
>というような趣旨のことを確か文芸誌で語っていたような、、、

そう、その人。だからネットで探せないんだよ(笑
掲示板とかもってのほかだろな。

>soundonlyさんと文学王さんの哲学的な対話、いいですね♪
>哲学をされていて、かつ文学にも造詣の深い方たちの対話は
>読んでいて ドキドキします。

おまいだって「哲学されている」だろ(笑。
おれだって独学だよ。
96シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/23(金) 13:47:55

>んじゃラブクラフトとかどーよ?
未読です。読んでみたいと思いましたので、図書館で検索かけました。
「ラヴクラフト全集1〜7」がありました。1巻をリクエストする予定です。
(図書館が月に一度の整理に入っているため、借りられるのは来週くらい)

怪奇幻想のジャンルでは、「何かが道をやってくる」(レイ・ブラッドベリ)や、
怪奇ものではポーの「黒猫」、ディケンズの「信号手」、あと辛口のビアス、
サキ短編集などが好きでした。

>そう、その人。だからネットで探せないんだよ(笑
>掲示板とかもってのほかだろな。
なるほど。わたしが読んだのは「文学界」でしたが、ちょうど年二回の新人賞の結果
発表があった号だったと記憶しています。
「縦書き」表記への並々ならぬ強いこだわりが感じられましたね。
(わたしのこだわり――手紙を書くときは万年筆使用、すべて手書き、縦書きです)
97シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/23(金) 13:48:56

>おまいだって「哲学されている」だろ(笑。
ありがとうです。とてもうれしいです。
哲学素人であり、入門書から一歩も外へ出ていないのです。
哲学のエッセンス(NHK出版)のシリーズでは、「ヘーゲル」、「ドゥルーズ」、「カント」
「ニーチェ」、「ハイデガー」、が手元にはあります。ゆくゆくは解説書を卒業して主著を
読みたいと思ってはいるのですが……。

「差異と反復」(ドゥルーズ)、「千のプラトー」(ドゥルーズ&ガタリ)は買ったものの
積んどくのままになっています……。
えっ? いつ読み終えるのかって?
ライフ・ワークとして少しずつ読んでいければいいかなあ、と。(モゴモゴ…)

>おれだって独学だよ
そうでしたか。それにしては随分と幅広くかつ深く読んでおいでですよね。
独学でそれだけの量を読みこなされるとは、すごい!
98soundonly:2005/09/26(月) 20:59:08
ラブクラフトは一時はまってほとんど全部読んでるな。
純然たる怪奇小説だからお口にあうかな(笑
ポーも一時はまってほとんど全部読んでるな。
「盗まれた手紙」という短編をめぐるラカンとクリスティバの
論争を批判するデリダの論文はおもしろかったな。
(現代思想かなんかのデリダ特集だったかな?)
ブラッドベリも一時はまってほとんど全部読んでるな(笑笑

>哲学素人であり、入門書から一歩も外へ出ていないのです。

おれはヘーゲルもカントも読んでないよ(笑
ニーチェだって「ツァラトゥストラ」しか読んでない。
確か高校生の時だ(笑。バタイユの眼球譚も高校の時(笑笑
なんかの拍子に現象学に興味もってフッサールとメルロ・ポンティ
を読み始めたのが哲学書読むようになった始めかな。
だからそれ以前の哲学はすべてそれ以降の哲学者の解釈・参照を
通じてしか知らない。だいたいタイトルが強烈じゃないと
読む気しないし(笑「基底材を猛り狂わせる」とかね。
飽くまで読みたいものを読んでるだけ。
99soundonly:2005/09/26(月) 20:59:56
>「差異と反復」(ドゥルーズ)、「千のプラトー」
>(ドゥルーズ&ガタリ)は買ったものの
>積んどくのままになっています……。

「差異と反復」は読んでいないが、「差異について」は読んだ。
3〜4回読んだがとてもおもしろい。わかりやすい方だと思う。
「千のプラトー」は読んでいないが「アンチ・オイディプス」は
5分の1くらい読んだ。こっちの方が先じゃないか?

だけどライフワークだよ、ほんと。それでいいと思う。
部分的に論が理解できた瞬間て「すげえな」とか思うじゃん、
だけどよく理解できない部分もあって…。だけども一度読むと
前よりもわかる。部分が繋がっていく。おれはそんな感じ。
100シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/27(火) 21:57:10 ID:0

>ラブクラフトは一時はまってほとんど全部読んでるな。
>純然たる怪奇小説だからお口にあうかな(笑
まだ借りてこれないのです。というのも重いものを持ったせいで腰痛になり
毎日直帰して整骨院通いをしてるから。。。図書館は途中下車して少し歩くのです。

>「盗まれた手紙」という短編をめぐるラカンとクリスティバの
>論争を批判するデリダの論文はおもしろかったな。
「盗まれた手紙」はコピーされたものを読んだことがあります。
さる高貴な奥方が見つかってはならない秘密の手紙を腹黒い大臣に盗まれて
しまい、取り戻すまでの経緯が盲点を突いた奇知で描かれていましたね。

>ブラッドベリも一時はまってほとんど全部読んでるな(笑笑
おおっっ! 全部とはすごいですね!
ブラッドベリはSFも好きですが短編の幻想小説のほうに惹かれますね。
SFといえば、ロバート・A・ハインライン「夏への扉」やアーサー・C・クラーク
「2001年宇宙の旅」も好きでした。大御所のアシモフは未読です。
101シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/27(火) 21:58:07 ID:0

>確か高校生の時だ(笑。バタイユの眼球譚も高校の時(笑笑
「ツァラトゥストラ」と「眼球譚」をすでに高校のときに読まれていたのですか?
思索することが好きな、大人びた眼をした高校生でいらしたのでしょうね。
(ニーチェを読む男子生徒は、当時わたしのクラスではひとりもいませんでした…)
実はわたしも人のことはいえない身で、中学の頃は芥川や太宰に熱を上げていた
くせに高校生になったとたん、モンゴメリやジョルジュ・サンドの少女小説に心変わり
してしまいましたよ。。。
えっ? 順序が逆ですって? そうなんですよ、いつもなぜか逆になってしまう……。

童話や児童文学の類のものも小学校、中学の頃もそれなりに好きでしたが
大人になってからのほうがもっと好きになりました。
新美南吉の『ごんぎつね』のラストは何度読んでも泣いてしまいます……。
わたしが今持っているのは黒井健さんの繊細でやさしい絵のつけられたものです。
102シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/27(火) 21:59:41 ID:0

>「差異と反復」は読んでいないが、「差異について」は読んだ。
>「千のプラトー」は読んでいないが「アンチ・オイディプス」は
>5分の1くらい読んだ。こっちの方が先じゃないか?
やはり読まれていましたか。わたしってばここでも読む順序が逆ですねえ。
両方ともかなり分厚い書です。。。最初は読み応えがありそうでわくわくしたのですが
段々と眩暈がしてきましたよ、、、

>だけどライフワークだよ、ほんと。それでいいと思う。
ああ、よかった。ありがとうです。安心安心。
確かに小説と違って哲学書は一気に読めるものではありませんよね。
今回腰を痛めたので安静の状態で「共同体―コルプス」をゆっくりと読み進めて
いきました。(腰を痛めなければ読まなかったかも……)

>部分的に論が理解できた瞬間て「すげえな」とか思うじゃん、
>だけどよく理解できない部分もあって…。だけども一度読むと
>前よりもわかる。部分が繋がっていく。おれはそんな感じ。
そうですね、わたしの場合は道がほとんどついてない山道を草をかき分けながら
ひたすら登っていったら、突然視界が開けて展望が一気によくなったみたいな。
誰の言葉だったか忘れましたが
――この坂道を登れば海が見える――、まさにそんな感じ。
103soundonly携帯:2005/09/29(木) 15:59:13
アク禁でPCで書き込めないよ。携帯だと書きにくくてかなわん(笑。
104シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/09/30(金) 21:23:59
そんなに急がなくても大丈夫ですよ。

例のスレ同様、ここも各駅停車の旅のように
のんびり、ゆっくりと行きましょう。

一週間経ってようやく腰の痛みが和らいできました。
あまりの痛みで眠れない夜、携帯から(パソコンを見るため起き上がると
激痛が走るので…)soundonlyさんと文学王さんのカキコを読んでこころが
慰められました。

ありがとうです。
おふたりは、わたしにとりましてとてもこころ強い存在なのです。
105シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/01(土) 11:01:44
106シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/01(土) 11:14:46
あれっっ!
部分表示されない…?(何しろレスの番号を貼り付けるのは初めてなもので…)
再度挑戦。

http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1080291783/119
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1080291783/120
107soundonly:2005/10/03(月) 13:02:42
やっとアク禁あけたぜ。
腰だいじょぶかよ。大事にしろよ、
クセになるらしいからな。

>SFといえば、ロバート・A・ハインライン「夏への扉」や
>アーサー・C・クラーク 「2001年宇宙の旅」も好きでした。
>大御所のアシモフは未読です。

おれはSF大好きだったからね。ディックが1番好きかな。
「ヴァリス」とか「暗闇のスキャナー」とかちょっとダークな
ムードだがおもしろい。ウィリアム・ギブソンも好きだったな。
原文が、削り込んだハードボイルドな文体で、
原文読める、数少ない作家の1人だ。

SF好きなんで、だからやっぱ「攻殻機動隊」とか
好きなわけ。
108シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/04(火) 19:16:28

>腰だいじょぶかよ。大事にしろよ、
>クセになるらしいからな。
ありがとうです。急性のぎっくり腰といわれました。まだ当分はコルセットを
つけたままです。筋力を戻すには目的を持って歩くのが一番いいと言われました。
図書館は駅から13分ほど歩きますので、ちょうどいいかも。

>おれはSF大好きだったからね。ディックが1番好きかな
フィリップ・K・ディックは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 」が有名ですが
未読です。(少女漫画家でSF好きな人たちはたいていこの作品を挙げています)

>ウィリアム・ギブソンも好きだったな。
初めて聞く作家です。
検索しましたら映画「ブレードランナー」「トータル・リコール」「JM」などの
原作者なのですね?この映画はすべてレンタルビデオで観ましたよ。
「ブレードランナー」のラスト・シーンは今でも鮮明に覚えています。
鳩が舞う廃墟の屋上、レプリカントの哀しいまなざし、ゆっくりと墜ちていく……。
胸に突き刺さるものがあり、観終わったあとしばらく立てませんでした。
109シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/04(火) 19:17:44

SF映画といえばデューンの「砂の惑星」(デビット・リンチ監督)も好きでした。
(この作品もレンタルで観ました。また原作も読みました。原作はかなり長いです)

今「ラヴクラフト全集1」の「インスマウスの影」を読んでいます。
見知らぬ旅人がバスに乗り、いよいよインスマウスへと向かいます。
さあ、何が起るのでしょう?? どきどき、わくわく、はらはら。。。
異邦人、謎の町の奇妙な噂、古典的ですが一番物語りに入りやすい手法ですね。

>SF好きなんで、だからやっぱ「攻殻機動隊」とか
>好きなわけ。
「攻殻機動隊」は大人向けのアニメですね。
人物もそうですが、扱うテーマが深遠な印象を受けました。
110シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/04(火) 19:18:38

soundonlyさんにとっては聖域ともいえる<【いのち】それは【イノセンス】>のスレを
わたしのおマヌケなカキコで汚してしまいました…… 。・゚・(。ノД`⊂)・゚・。
……ごめんなさい。
(レス番号99はあなたですよね…? フォローと丁寧な解説をありがとうです)

(追 記)
文板の例のスレにもカキコしてくださったのですね! うれしいな。
ありがとうです。ゆっくりと読ませていただきます。

天文板で初質問しました! HOME STARが突然作動しなくなり、泣きベソをかき
ながら質問したら、即レスで指示が! おかげで直りましたよ。
眠る前に室内でプラネタリウムで星空鑑賞しながら、携帯からおふたりのレスを
読んでいると腰痛も何だかとても贅沢なものに思えてきましたよ。。。
111soundonly:2005/10/05(水) 13:23:18
コルセットか、大変だな。ま、涼しくなってきたのが
せめてもの救いだな。大事にしろよ。

「ブレードランナー」「トータル・リコール」の原作は
ディック、「JM」の原作がギブソンな。
「ブレードランナー」のレプリカントの最後のセリフは
今でも憶えてるぜ(何回も見たからな)

...but all those memories...will be lost...in time...
like tears...in rain.

「デューン」はおれも読んだな。懐かしい。

「インスマウスの影」ラヴクラフトといえばそれだな。
それがつまらなかったら、やめたほうがいい。
もってまわった古臭い言い回し、絶えず先延ばしにされる
決定的な場面。彼の作りだした神話体系は現代では
トレーディングカードにさえなっているようだ(笑。
112soundonly:2005/10/05(水) 13:43:00
>soundonlyさんにとっては聖域ともいえる
>【いのち】それは【イノセンス】のスレを

いやいや、聖域とかじゃないから(笑
気にするなよ。
バトー、少佐、荒巻の信頼関係は、
「正義」に対する価値観の共有の上に
成り立っているんじゃないかな。
彼らの過去に関しては「攻殻」の物語圏ではほとんど
語られることはないが、バトーと少佐は物語以前の
「大戦」時に戦友だったことが断片的に語られている。
バトーは懐古趣味があり、少佐への愛情も、
意識的に男女間のクラシックな感情として
「とらえたがっている」ように見えるが、
彼らの置かれている世界、時代がそれを
許すはずもないことは自覚しているはずだ。
身体ばかりか脳さえ機械化されている時代に
どんな人間関係、信頼、愛情が生まれうるのか、
というのは「攻殻」のテーマのひとつだな。
113シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/06(木) 22:21:57

>コルセットか、大変だな。ま、涼しくなってきたのが
>せめてもの救いだな。大事にしろよ。
はい。ありがとうございます。
真夏だったら蒸れてサウナ状態になっていたかも。。。

朝起きるとき、壁や襖に手をつかなくても「自力」で起き上がれるようになりましたよ!
今までは身体の重みを支えてくれるものにつかまらないと起きられなかったのです。
ふと、「2001年宇宙の旅」の映画の冒頭、人類のあけぼの、を思いました。
(これもレンタルで観ました)
四足歩行の類人猿が謎の石板=モノリスに触れた瞬間、二本足で立ち上がった
のです! 我らが祖先の輝かしき誕生の瞬間です。

……ああ、わたしもようやく二本足で「自力」で立ち上がれるようになったのです、
今こそ輝かしき新人類=超人の誕生の瞬間だ、そう、わたしは第一号よ♪
えっっ? 大いなる勘違い? (笑ってごまかす・・・)
114シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/06(木) 22:23:05

>「ブレードランナー」「トータル・リコール」の原作は
>ディック、「JM」の原作がギブソンな。
おおっっ! そうでしたか、訂正ありがとうです。

>ブレードランナー」のレプリカントの最後のセリフは
>今でも憶えてるぜ(何回も見たからな)
すごいっっ! セリフまできっちり覚えているなんて、本格的なファンですね!
改めてこうして読み直してみると、こころに深く沁み入るセリフですね……。

>「デューン」はおれも読んだな。懐かしい。
あえて奇をてらっていないオーソドックスなところが好きでした。

>「インスマウスの影」ラヴクラフトといえばそれだな。
>それがつまらなかったら、やめたほうがいい。
まだ途中までなので何ともいえませんが、なかなか中枢に辿りつけません。
115シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/06(木) 22:23:40

>バトーと少佐は物語以前の「大戦」時に戦友だったことが断片的に語られている。
>バトーは懐古趣味があり、少佐への愛情も、意識的に男女間のクラシックな感情
>として「とらえたがっている」ように見えるが、彼らの置かれている世界、時代が
>それを許すはずもないことは自覚しているはずだ。
…そうだったのですか。わたしは「イノセンス」しか見ていないのですが、バトーの
少佐への最後の言葉が「素子」という彼女の名前でしたね。
役職名ではなく、彼女の「名前」です。何度も夢のなかで繰り返し呼びかけたであろう
名前、実際には、おそらくは一度も発話されたことがなかったであろう名前……。
今際の極みにあって、ようやく呼ぶことができた愛しい人の名前。。。
たった一度きりの、最初で最後の絞り出すように呼びかけた名前。
あの一瞬は、バトーにとって、また、堕ちていく少佐にとって永遠の一瞬です。
少佐は「素子」とバトーに呼びかけられ、幸福なまま向こうの世界に行ったのだと
信じたいです。。。
116シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/06(木) 22:24:58

なぜ、少佐はバトーのこころを知りながらも彼に何も告げずに一人で遠くへ
行ってしまったのでしょう?
時代への絶望、義体であることの悲しみ、それとは別にして彼女のこころは……?

――それは、今の時代の人々が男と女の間に期待する愛の姿とは全く違って
いるのです。愛を失いたくなかったからこそ、永遠に離れて行こうとしたのです。
得るために、捨てたのです。我々は時として、遠くに住む必要があります。
それは、さまざまな理由のためですが…近くにいると人間はほんとうに想うという
ことが、もしかしたら不可能なのです。

愛ほど変質しやすいものはない。愛はその辺に転がしておけば、すぐ腐る。
愛もまた状況の温暖なところでは、腐敗が一段と早く進むのだと思う。
愛を保つには、冷蔵庫の中のように凍結した厳しさがいるように自分は
思っていた――「この悲しみの世に」 曽野綾子

こんな小説の一節がふと、こころに浮かびました。。。
117シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/07(金) 08:59:44
アクセス規制中により携帯からです
今夜フジテレビでドラマ「白線流し」の最終章が放映されます
星を観るのが大好きなわたしにとっては必見のドラマです
118soundonly:2005/10/07(金) 20:28:03
おれもまたアク禁で、いま復活。
くわしい返事は来週な。
119soundonly:2005/10/11(火) 15:43:52
>……ああ、わたしもようやく二本足で「自力」で
>立ち上がれるようになったのです、
>今こそ輝かしき新人類=超人の誕生の瞬間だ、
>そう、わたしは第一号よ♪
>えっっ? 大いなる勘違い? (笑ってごまかす・・・)

あはは、おまいがギャグとは珍しい。
油断せず養生しろよ。

>愛ほど変質しやすいものはない。愛はその辺に転がしておけば、すぐ腐る。
>愛もまた状況の温暖なところでは、腐敗が一段と早く進むのだと思う。
>愛を保つには、冷蔵庫の中のように凍結した厳しさがいるように自分は
>思っていた――「この悲しみの世に」 曽野綾子

うーむ、これはまったくその通りだと思うな。
こういう風にはっきり言えること自体すごいな。

おれは「イノセンス」では、むしろバトーの方が、
それを自覚しているように思える。何故なら劇場版前作
「攻殻機動隊(ghost in the shell)」で、素子は身体を捨て、
ネット上でしか存在しない生命形態(?)となったからだ。
(イノセンススレ、99、100参照)
現実に生身の身体を持たない女性を、それでも愛しつづける
バトー。わかってはいても叫んでしまうのが、彼のキャラクターの
人間くさいところだな(笑。

週末は高円寺に友だちのライブを見に行ったついでに古本屋で
永井荷風「すみだ川」初版復刻を500円で購入。
古い作品は古い活字で読むのがけっこうはまる。
いま読んでる続吉増の次はこれを読もうと思ってる。
120シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/12(水) 22:11:30

「インスマウスの影」読了しました。
魚人族との混血の祖先の血が実は自分に流れていることを最後に知った
主人公。。。う〜ん、これはこわいかも、、、
しかし、考えようによっては不死で水陸両棲なのですから、まさに「超人」かも。
満月の夜に魚人族たちがぺたぺた歩きで行進するさまは、幻想的ですね。
白い腹と背鰭を持ち瞼が開いたままの魚人ですか。。。

その夜は夢に出てこなかったけど、翌日夢にペンギンが出てきましたよ。
はて? なぜにペンギンが?
魚人族の特徴であるぺたぺた歩きと白い腹がどうやらわたしの脳内でペンギンを
想起させたようです。怪奇と恐怖の象徴であるはずの魚人族が、いきなり愛らしい
ペンギンに変換されてしまってはラヴクラフトも苦笑していることでしょう……。
「インスマウスの影」の挿絵は幻想的な作風を得意とした画家、アンリ・ルソーに
描いてほしいですね。題名はもちろん≪月下の一群≫もしくは≪月夜の行進≫。

「壁のなかの鼠」もラストで実は一番怖いのは主人公でしたね……。
引き続きラヴクラフトを読んでいます。結構はまりますよね♪
121シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/12(水) 22:12:57

>あはは、おまいがギャグとは珍しい。
ともだちと一緒のときはいつもこんな感じです。
なかなか受けなくて「さむ〜い」と言われています。とほほ……。

>油断せず養生しろよ。
ありがとうです。だいぶ楽になりましたよ。

>うーむ、これはまったくその通りだと思うな。
>こういう風にはっきり言えること自体すごいな。
そうですね。曽野さんは大変知的な作家だと思います。小説の内容そのものよりも
随所に散りばめられているアフォリズムのような曽野さん独自の人生哲学がわたしを
惹きつけるのですね。
122シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/12(水) 22:14:04

>おれは「イノセンス」では、むしろバトーの方が、それを自覚しているように思える。
>素子は身体を捨て、ネット上でしか存在しない生命形態(?)となったからだ。
>現実に生身の身体を持たない女性を、それでも愛しつづけるバトー。
>わかってはいても叫んでしまうのが、彼のキャラクターの人間くさいところだな(笑。
脳も身体も機械化された時代にあって、バトーは確かに生身の人間を感じさせる
キャラクターですね。

「愛」の本質を考えるとき、やはり機械には理解不能なものがあると思うのですね。
例えばパソコンならば充電された時間しか動きませんし、また、機械も給油された
分量のみしか作動しません。
つまり、与えられた燃料の分量=作動する時間、分量なのですね。
では、「愛」はどうでしょう? 愛されないからといって愛することを止められる
のでしょうか? 人間は愛する分量と愛される分量が等号で結ばれなくても、
自らの意志で相手を愛し続けることが可能なのです。
機械ならば燃料を与えられなくなった時点で直ちに止まるでしょう。

生身の身体を持たない少佐を愛し続けるバトーは、当世風の流行に合わなくとも、
それゆえにわたしのこころを惹きつけてやまないのです。
123シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/12(水) 22:15:51

――彼女は最初から思いきって、死んだあとも美しい自分の姿が残るように、
あらゆるものの中に自分をまきちらしておいたのだろう。
彼女はどのような存在の中へも自分を押し広げ、浸透していた。
彼女に起った事柄は、もはや自然の中の永遠のもののように見えた。
そのような広漠なものの中に彼女の姿が浮べられるのだ。

僕は彼女を感じることができる。この大地はまだどこかにおまえのぬくもりを
伝えているに違いない。いや、世界そのものがおまえのものかもしれぬ。
おまえの愛はすべてを包括しなければやまなかったのだ。
このような愛はいまさら答えなどを求めていないのだ。すでに答えは自分のうちに
秘めているのだ――

『マルテの手記』 リルケ(p250〜252抜粋) 新潮文庫・大山定一訳
124シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/12(水) 22:17:13

>永井荷風「すみだ川」初版復刻を500円で購入。
>古い作品は古い活字で読むのがけっこうはまる。
永井荷風は未読の作家です。
図書館で検索したらかなりの蔵書がありました。
もちろん「すみだ川」もありましたよ。
近日中は無理ですが、今予定している本を読了したら読んでみたいですね。

(追記)
キンモクセイの香りが窓から運ばれてきます。
こんな美しい秋の夜を、バトーと少佐はかつてどのような想いで過ごして
いたのでしょう……? ただ、黙って見つめあっていただけなのかなあ?
そこにはきっと言葉などいらなかったのでしょう。
沈黙こそがふたりの愛の永遠の証し。。。
125soundonly:2005/10/13(木) 20:27:15
お、ラヴクラフトあんま怖くなさげだな。
ペンギンの夢とか見られたら、邪神ダゴンも
かたなしだぜ(笑。

>ともだちと一緒のときはいつもこんな感じです。
>なかなか受けなくて「さむ〜い」と言われています。とほほ……。

ははは、それ友だちの気持ちわかるような気もするぞ(笑
ま、それはそれでおもしろいから、いんじゃね(笑笑。

>>123,124
あ、おまい、秋でなんかろまんちっくになってるだろ。
恋愛してるか?恋愛しろ、恋愛!
だけどあれだな、とりあえずコルセットとれないとなあ…

愛に関する本というと、おれだとやっぱマルグリット・デュラスかなあ。
前話した絶版の「死の病」「アガタ」、「愛」「ヒロシマ・モン・アムール」
「船舶ナイト号」などなど、思えばデュラスは男女関係についてしか
書いていないと言ってもいいかも知れないな。

「ヒロシマ」はデュラス脚本アラン・レネ監督で映画化されていて、
モノクロの広島の風景が美しい。邦題が「二十四時間の情事」
笑える邦題だろ。
126シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/14(金) 16:58:48

>あ、おまい、秋でなんかろまんちっくになってるだろ。
……だって、バトーがなかなか夢に現れてくれないのですもの、、、
(少々拗ね気味ですのよ…)
「思ひつつ 寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
――小野小町 『新古今和歌集』

>恋愛してるか?恋愛しろ、恋愛!
「恋すてふ(ちょう) わが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか」
――壬生忠見 『拾遺集』

soundonlyさんがされてるような、洗練された大人の恋愛とはほど遠いです……。
127シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/14(金) 16:59:30

>愛に関する本というと、おれだとやっぱマルグリット・デュラスかなあ。
「ラ・マン」しか読んだことはないのですが、十五歳の少女の乾いた透徹したまなざし
に驚きました。貧しい生活から抜け出すために、金持ちの男に身体を投げ出す。。。
サガンの描く少女もかなり早熟であり、その分スノッブさが鼻につきますが、
デュラスの少女は退廃というより痛ましい印象を受けますね。
(両者は少女時代の境遇からして経済的にかなり隔たりがあります……)

「ラ・マン」はデュラスの自伝的告白小説とのことですが、十五歳ですでに
男と女の何たるかを知ってしまったのですね。。。
わたしのなかでは、十五歳というと初恋のイメージがあるのですね。
初恋の日々の――甘酸っぱさや、せつなさや、胸の奥に走る甘い痛みや、
ときめきと高揚感や、世界が一変して輝いて見えた瞬間の驚き――
デュラスの少女は、そんな夢見る少女じゃいられない。。。

>邦題が「二十四時間の情事」笑える邦題だろ。
これって、あまりにも……。
そういえば、わたしも一時オードリーに憧れてビデオレンタルしたことがあるのですが
「昼下がりの情事」という邦題に思わずのけぞりましたよ。。。
128soundonly:2005/10/17(月) 18:14:27
あはははは、なんだよその洗練された大人の恋愛っての?
どーいうのイメージしてんだよ、まったく(笑

まぢれすすれば、恋愛は常に洗練とは逆の方向へ進むはずだ。

確かデュラスはサガン糞味噌に言ってなかったかなあ、
そんな酷くは言ってなかったかな。だいぶ前女性誌のインタビューを
読んだ気がする。おれにとっては仏文は男はブランショ、
女はデュラス、くらいの硬派の位置づけだな。
ふたりは五月革命の時、一緒に活動していたんじゃなかったっけ?
「ラ・マン」は、あの装丁いやでいやで、つい最近だよ、読んだの。
文庫で買って、即カバー取って(笑。
だいたい「ラ・マン」がヒットしたのは
「15歳のフランス人少女とアジア人男性との性行為描写」
という情報がひとり歩きした結果と見るのが妥当だろう。
この予想外のヒットでデュラスはゴンクール賞をとっている。
ゴンクール賞が新人ではない作家に与えられたのは
この時がはじめてだったそうだ。

アラン・レネ監督には「去年マリエンバードで」
という不思議な作品もあるな。詩的、文学的だ。
129シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/19(水) 12:30:23

>なんだよその洗練された大人の恋愛っての?
>どーいうのイメージしてんだよ、まったく(笑
>まぢれすすれば、恋愛は常に洗練とは逆の方向へ進むはずだ。
……あうあぅぁぅぁぅぅぅぅ。。。
……「語りえぬことについては沈黙」しますです、、、

>確かデュラスはサガン糞味噌に言ってなかったかなあ、
初めて知りました。確かに両者の作風はかなり異なります。
デュラスの切実さ、真摯さに比してサガンは小手先でさらさらっと書き上げた印象が
あります。(偏見かもしれませんが…)
正直にいえば、わたしはサガンの描く少女が好きではありませんでした。
少女特有の驕慢さ、残酷さ、冷酷さ、辛辣さに悪寒が走りました。
そうしたものがコケットリーとして小悪魔的な魅力につながらないのです。
十六歳当時のわたしの読む目が未熟で稚すぎたせいかもしれませんが……。

>ふたりは五月革命の時、一緒に活動していたんじゃなかったっけ?
沈黙のブランショと情熱のデュラスは仏文学の双璧なのですね。

コレットの『青い麦』は好きでした。(中学一年のときに読みました。『シェリ』は未読)
130シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/19(水) 12:31:05

>アラン・レネ監督には「去年マリエンバードで」
確か、直木賞を受賞される前の宮部みゆきさんの初期の短編に出てきました。
読んでみたいなあ、と思いながらもそのままになっていました。。。

検索しましたら、アラン・レネ監督には『夜と霧』という作品もあるのですね。
ヴィクトール・フランクルの原作『夜と霧』は、わたしの本棚の片隅に今もひっそりと
息づいています。これから先も、生涯手離すことはないでしょう。
人間の、剥き出しの邪悪さの極致と、それを超えた善なるものとのあまりの隔たりに
身体が震えて止まりませんでした……。
人間は凄惨極まる状況下においてさえも、このように愛や生きる希望を抱き続ける
ことができるのですね。。。
131soundonly:2005/10/20(木) 13:47:27
>……あうあぅぁぅぁぅぅぅぅ。。。
>……「語りえぬことについては沈黙」しますです、、、

あうあうじゃねーよ(笑、おもしろいじゃねーか(笑笑。
ヴィトゲンシュタインなんか持ち出しやがって(笑

語りえぬことについて徹底的に語ろうとする作家の話を
いつもしてんじゃねーか(笑

「夜と霧」か。みすず書房だよな。
何回も手にとったことあるけど、あまりに重苦しそうなんで
読んでいない。だけどすごそうだな。今度読んでみるわ。

ヴィトゲンシュタインで思い出したが、
デレク・ジャーマンの「ヴィトゲンシュタイン」ていう
映画は絵がきれいだし、おもしろい。
ヴィトゲンシュタインの半生を風刺的に描いたストーリーで
その思想の変遷もわかりやすい。
最近映画の話多いな。読書あんまり進んでないもんで(笑
132シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/21(金) 12:21:21

>あうあうじゃねーよ(笑、おもしろいじゃねーか(笑笑。
そ、そうですか……? (う〜ん、うぅむ、む・む・む…)

>語りえぬことについて徹底的に語ろうとする作家の話を
>いつもしてんじゃねーか(笑
作家についてなら好き勝手なことを語れるのですね。
突拍子もないことであろうと、思い切り外した私見であっても。
なぜなら、文学はそうしたことが許される自由な領域だから。。。

秋の使者、香りのいい花キンモクセイが秋雨に散ってしまいましたね…。
曽野さんの以下の一文を読んで以来、わたしにとってキンモクセイは
「馥郁とした恋する花」になりましたよ。

――その夜、私は「恋」というものは、香りのいい花のようだ、と思った記憶が
あります。香りのいい花をつける木があったからといって、別にどういう得がある、
というものでもありません。人から羨ましいと言われるものでもありませんが、
しかしその木の近くにいるだけで、人は胸がふくらみ、満たされるのを感じるのです
――『この悲しみの世に』 曽野綾子
133シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/21(金) 12:22:04

>何回も手にとったことあるけど、あまりに重苦しそうなんで
はい、かなり重いです。体調が万全の時を選んだほうがいいかもしれません…。

>最近映画の話多いな。読書あんまり進んでないもんで(笑
そんなに映画を観ているほうではないのですが、『シベールの日曜日』は
忘れられない作品です。(友だちがテレビ放映されたものを録画したビデオを
貸してくれました)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sasuraib/sub5_zatsu/eiga/cybele.htm

恋する人たちにとって「名前」はとても大切なものなのですね。。。
(映画のラスト、シベールの悲痛な叫びが焼きついて離れません…)
バトーも少佐があちらの世界へ行ってしまう、まさにその瞬間に「素子」と
ありったけの想いを込めて呼びかけました。
あれは照れ屋のバトーの唯一の愛の告白の言葉であると思いました。

ではまた、来週♪♪
134バトー:2005/10/21(金) 17:35:24
シリウスーーーーー!!!!
135soundonly:2005/10/21(金) 17:36:00
あはは、来週な。
136シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/21(金) 18:17:33

わあ〜い♪♪

バトーーーーーっっっっっっっっ!

 ∧∧ ∩
(*´∀`)彡 胸きゅん!胸きゅん!
  ⊂彡

soundonlyさん、ありがとう♪

>読書あんまり進んでないもんで(笑
同じです。
ベケットを予定していたのですが、あいにく『モロイ』は貸し出し中でした。
そんな折、他館から取り寄せてもらった『最後の人・期待・忘却』が入った知らせが。
貴重な他館からの取り寄せということもあり、予定を変更してこちらを先に読むことに
しました。けれども、ブランショの作品はそんなにすらすらと読める内容では
ありませんし、ワンセンテンス読むたびに立ち止まり考える、という感じです。
通常よりも速度はかなり落ちますね。。。

ではではまた、来週♪♪
137soundonly:2005/10/24(月) 18:43:50
「シベールの日曜日」おもしろそうだな。
今度見てみる。フランス映画を発掘するのは楽しい作業だ。

「最後の人・期待・忘却」読み始めたんだ?
まず「最後の人」がつらいからなあ(笑
おれは「続吉増」やっと終わって「すみだ川」突入。
吉増の感想はあっちに書いてもいいかも知れんが、
荷風はなあ(笑とか思いつつな。

週末は4年半にわたる修復を終えた尾形光琳作「燕子花図」
(五千円札裏面参照)を見に根津美術館に。庭園を散歩。
新藤兼人監督「裸の島」をビデオで見た。
1960年作。モスクワ国際映画祭でグランプリをとっている。
セリフがひとつも無い。
138シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/25(火) 17:14:47

>まず「最後の人」がつらいからなあ(笑
そうですね。まあそれでもブランショの作品も数冊目ともなると、最初の頃よりは
戸惑いがなく読めるようになりましたよ。

>週末は4年半にわたる修復を終えた尾形光琳作「燕子花図」
「かきつばたず」と読むのですね。(国宝なのですね? 検索しました)
金箔地にかきつばたの青紫色が映えて、さぞかし美しいでしょうね。

かきつばたといえば、在原業平が詠んだ折句の歌が有名ですね。
――「か」らころも 「き」つつなれにし 「つ」ましあれば
「は」るばるきぬる 「た」びをしぞおもふ――

根津美術館の名前で思い出したのが、まだ一度も行ったことがないのですが、
最寄り駅が千代田線の「根津駅」の「弥生美術館」と「竹久夢二美術館」。
竹久夢二は昔から大好きです! 同じ系統の中原淳一も好きで復刻版の
画集を買いました。瞳の大きな気品のある美少女たちに魅せられました。

>新藤兼人監督「裸の島」をビデオで見た。
レンタル化されているのであれば、観てみたいです。
139シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/25(火) 17:15:53

週末に「レイバー1」と「レイバー2」の劇場版のビデオをレンタルしました。
(例のスレはツワモノ揃いで、怖くて書けないのでこちらにカキコします……)

旧約聖書、新約聖書がモチーフになってはいますが、(ノアの方舟や、聖書からの
引用句など)、聖書のいわんとしていることとはまったく正反対のとらえかたですね。
「レイバー1」においては旧約では救出の象徴であるはずの実直なノアの方舟は、
邪悪な要塞に置き換えられ、方舟から放たれる平和の使者であるはずの鳩は、
人間をあざ笑い、神を騙る飼い主の黒い鳥の手先です。
「レイバー2」で引用された新約のイエスの警鐘の言葉は、平和ボケしている人たち
への宣戦布告にすりかえられています。イエスは自分に従う者は周囲の人間との
衝突を免れないだろうとは言いましたが、強制的な諍いは勧めてはいません。。。

押井守監督は安易な人間賛歌を謳わないのはともかく、何だか皮肉な冷笑を
感じてしまうのはわたしだけでしょうか……?
140シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/25(火) 17:17:27

(追 記)
ブランショを読んでいるせいか、一昨日の夢に浴衣姿で墓参りをしている
わたしが出てきました。(ブランショが墓所を好むという連想からでしょうか……)
お墓参りはたいていお盆にしますから、浴衣については違和感はありません。
ところが、よくよく見ると肩には大きなショルダー・バッグを掛け、足元はローヒールの
靴を履いているのですよ。。。

はあぁぁぁ?? ミス・マッチとはいえ、これってあまりにも、、、
<夢の自己分析>
大型のバッグならば中にはノートが入れられます。
ノート→書き記すためのもの→ブランショは書くことに徹底的に拘った作家
ローヒールの靴→すぐに走り出せる→怖がり屋のわたしは幽霊を見たら即、逃げる
なんたって場所が墓地、幽霊が出てもおかしくはない……
141シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/25(火) 17:35:23

「シベールの日曜日」再放送(10月26日、9時50分より)

203ch スター・チャンネル クラシック 番組表
http://tv.starcat.co.jp/channel/weekly/0993/

詳細
http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0993200510260950.html

でも、これって203ch スター・チャンネルに加入していないとだめなのですね…
142soundonly:2005/10/26(水) 14:51:31
>まあそれでもブランショの作品も数冊目ともなると、
>最初の頃よりは 戸惑いがなく読めるようになりましたよ。

おれがはじめて読んだのは「明かしえぬ」だったなあ。
びっくりしたなあ。なんつか「頭良杉!」とか「するど杉!」
とか感じたなあ。構造主義以降の文体なんだけど、哲学論文と
違って「充分な予防線」を敷いたりしてない。
「わかりきったことは踏まえてて当たり前」って感じで
ガンガン切り込んでいく感じはかっこよかった。

「燕子花図」は修復前も見たかったなあ。
どの程度の修復か知らないけど、ちょっときれいに直しすぎ
みたいに感じたりもしたw
143soundonly:2005/10/26(水) 15:06:20
レイバー見たんだw、あのスレはもうおれもわかんねww
確かに1の旧約の使い方とかは、ま、雰囲気出すためだけだよな。
2の方はイエスの言葉だったのか。こっちの方が使い方としては
うまいな。不思議なのは日本のアニメでキリスト教関連の
こういう使い方ってけっこうあるような気がするけど
(エヴァもそうだし)、なんか恐怖感を出すためとか
ネガティブに使われることがほとんどだな。
単に聖書の文語訳文のトーンとかを利用してる感じ。

押井は冷笑というより、もうけっこう現実には
絶望してる部分はあると思う。レイバー1の犯人も2の犯人も、
まず、その犯人の考え方っていうのが押井の中にあって、
そこから事件=物語を作っていってるんじゃないかな。
144soundonly:2005/10/26(水) 15:16:09
>>140
ははは、おまい幽霊怖いのかよw

おれ高校の頃フロイトの精神分析入門の第2部までと
ユングを1冊(なにかわすれた)読んで、枕元にノート置いて
夢をメモって分析してたことあったなw
その内いやになって夢を忘れるように心がけて
最近だと全然夢を見ない(憶えていない)。

145シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/27(木) 18:05:44

>おれがはじめて読んだのは「明かしえぬ」だったなあ。
ブランショ入門があの難解な「明かしえぬ共同体」とはすごいですね!
確かデュラスの小説も引用されていましたよね。
(恋人たちの共同体、という項目だったかな…?) 

>「わかりきったことは踏まえてて当たり前」って感じで
>ガンガン切り込んでいく感じはかっこよかった。
そう、わかっていない人や踏まえていない人は、置いていく、放っておく、
一貫した態度は小説でも徹底していますね。
ついてこれる読者のみを選んでいる気がします……。
だから、たいていの人は彼についてこなかった読み手、(「私についてこなかった男」)
として切り捨てられていく。。。
読者に媚びない、サービスしない、非情な眼を持った作家です。
そうした彼独自の透徹した美意識を愛する人のみが、選ばれた読み手として
ついていくのですね。(わたしの場合はちょっと違うけど…)
「最後の人」はなかなか進まないです、、、
146シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/27(木) 18:07:07

>「燕子花図」は修復前も見たかったなあ。
>どの程度の修復か知らないけど、ちょっときれいに直しすぎ
あまりきれいに修復しすぎると元の色彩や筆遣いが損なわれてしまうことも
あるのかもしれませんね。古びていてもそれはそれで良さが引き立つ作品も
ありますから。
今日、五千円札の裏面をしみじみと眺めましたよ。

>不思議なのは日本のアニメでキリスト教関連の
>こういう使い方ってけっこうあるような気がするけど
はい、かなり歪曲されています。
聖書のなかの物語や言葉は、わたしたちにはなじみが薄いですので、
やはり異質であり、奇異に映るのだと思います。
デフォルメされて使われる部分がかなりあります。
では日本古来の神話がなじんでいるかというと、そうともいえませんね。

「エデンの東」や「薔薇の名前」、娯楽作品の「レイダース・失われた聖櫃」などは
聖書をうまく把握していると思いました。

>押井は冷笑というより、もうけっこう現実には
>絶望してる部分はあると思う。
そうですね。人は裏切るものである、という人間不信が前提となっているような
気がします。
147シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/27(木) 18:08:05

>おれ高校の頃フロイトの精神分析入門の第2部までと
>ユングを1冊(なにかわすれた)読んで
ずい分早くからフロイトを読んでいらしたのですね。
フロイトの「夢判断」を初めて読んだとき、すべて「性」に結びつけられていて、
初めは新鮮でしたがしまいには何だかこじつけのような感じがして、
食傷気味になりました。。。

>最近だと全然夢を見ない(憶えていない)。
えーーーーっっっ!
わたしなんか毎晩見ますよ。それも必ず全編オール・カラーです。
青い空の色とか炎の赤とか、鮮明な色合いです。多分ひと晩に複数の夢を
見ていると思いますが、覚えているのはたいていひとつだけです。

>その内いやになって夢を忘れるように心がけて
う〜ん、そんなふうにできるのですねえ。。。
わたしなど思い込みが激しいから、ものすごく鮮明に覚えています。
148soundonly:2005/10/28(金) 12:07:11
>「最後の人」はなかなか進まないです、、、

あれはほんとつらいんだよなあwなんでかなあw
それ乗り越えたら「期待・忘却」
秋にふさわしい(?)微妙な男女の二者関係に関する
レシだ。ずっと読みやすい。がんばれw

>フロイトの「夢判断」を初めて読んだとき、
>すべて「性」に結びつけられていて、
>初めは新鮮でしたがしまいには何だかこじつけのような感じがして、
>食傷気味になりました。。。

フロイト以降西洋思想界に影響を与え続けた
「オイディプスコンプレックス」を中心とする、
反駁不可能な意味参照のリング。それに対する
構造主義的批判の集大成が「アンチ・オイディプス」の
役割のひとつ、だな。

>わたしなんか毎晩見ますよ。それも必ず全編オール・カラーです。

あはは、すごいねそれw
夢は訓練で憶えていられるようにもなるし、
忘れることもできる、となんかで読んだんだ。

週末は神田古本まつりだぞ!行くのか?
行くんだったらどっかですれ違うかもしれないなw。
あらためて不思議だよな、
そばにいたとしても絶対わからないってw

では来週。
149シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/30(日) 19:49:58

soundonlyさんは土日は美術館や書道展など、芸術鑑賞に精力的に
出かけられてますよね。読んでいて刺激を受けていますよ。
わたしは休日はよほどの用事がない限りほとんど家で本を読んだり、
音楽を聴いたりして過ごします。。。インドア・タイプですね……。

というわけで久々に日曜日の午後、神田の古本祭りへ行ってきました。
好天というわけではありませんでしたが、時々薄日が差して気持ちのいい
午後でした。学生の頃はたいてい土曜日の午後は古書街へ行ってたのですが、
最近はずっとごぶさたでした。
あの町は変わらないですね。。。なつかしい本の匂いがします。
もしかして、soundonlyさんともどこかですれ違っていたかもしれませんね。。。
以下、わたしが購入した図書です。

「永井荷風集」〜新潮日本文学5・昭和48年発行→300円で購入
「すみだ川」も、もちろん所収されていますよ♪

「福永武彦全集20巻」のうち小説集のみ合わせて11巻→8,400円で購入

「森有正全集1 バビロンの流れのほとりにて・流れのほとりにて」→1,000円で購入
「森有正全集2 城門のかたわらにて・砂漠に向かって」→1,000円で購入
「森有正全集5 木々は光を浴びて」→1,000円で購入
無料の宅配便サービスを利用しました。(重くて持ち帰れない…)
150シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/10/30(日) 19:51:25

>あれはほんとつらいんだよなあwなんでかなあw
>それ乗り越えたら「期待・忘却」
>秋にふさわしい(?)微妙な男女の二者関係に関する
>レシだ。ずっと読みやすい。がんばれw

おおっっ! エール、ありがとうです。
あなたに励まされて、「最後の人」、ようやく土曜日の深夜に読了しましたよ。
後半のUはブランショ自身、書いていてかなりつらかったろうな、と思いますね。。。
物語が進んでいくわけでもなく、ほとんど自分の思考のみを述べているのですら、、、
なるほど、ブランショの作品数が少ないわけがわかりましたよ。
こうした作風の人は一作書き上げるのに、かなりの時間を必要とするでしょう。
彼の作品はまさに「思考の軌跡」ですね。思考小説、とでもいうのかな…?
今、少しずつ感想をまとめているところです。(作品が例のブランショ節ですので、
なかなかまとまらず、断片的なものになるかもしれません……)

次は「期待・忘却」に期待♪
151soundonly:2005/11/01(火) 13:04:39
お、日曜の午後か、きっとすれ違ってるなw
すげえ買い込んだな。福永武彦も森有正も未読だ。

けっこう人出てたよな。おれは全然買わなかった。
ジャリ「超男性」500円
シュルレアリスムの古典。
セシュエー「分裂病少女の手記」500円
この方面では古典だな。
これだけw

「最後の人」読了乙。感想書くのもつらいだろなw
おまいえらいよ、まぢで。おれには書けんw
「待つこと・忘れること」は3〜4回読んだな。
「期待・忘却」は1回。こっちの話しだったら
むこうで絡めるかもな。ま、とりあえずおまいの
読了&感想うp後だなw(なまけもの)
152シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/02(水) 12:42:38

福永武彦の小説全集はもうずっと以前から欲しかったので、安価で買えて
本当に嬉しかったですね〜♪ 小説全集のみの全11巻なんてラッキーでした。
彼は美術評論や音楽評論も書いていて、それらをあわせると全部で20巻
になります。定価では六万円。
森有正も全集は個別に売っており、欲しいもののみ購入しました。
福永武彦も森有正も全部函入りで、わりと綺麗な状態ですよ。

>ジャリ「超男性」500円 シュルレアリスムの古典。
初めて聞く作家です! 題名にそそられますね。

>セシュエー「分裂病少女の手記」500円 この方面では古典だな。
精神病者の手記といえば、かつて「うわさのベーコン」(猫田道子著・一応小説…?)
を高橋源一郎氏が文芸誌でとりあげていて「本年度読んだ中で激烈な狂人日記」
と評しており、図書館で借りて読みました。文脈、文法まったく無視の、誤字脱字、、、
絶句しましたよ。。。

>おまいえらいよ、まぢで。おれには書けんw
ありがとうです♪ うれしいです。いえいえ、そんなにえらくはないんですよ〜。
わたしにとって書くことと読むことは同じくらい好きであり、「書く」ことにしても
読まなければ書けないのですね。先ず読むことが先決ですね。
おぼろげでとりとめのない感想でも書くことによって少しずつ輪郭が見えてくる、
いつもそんな感じですね。だいたい読了直後は、ぼんやりしていますもので、、、
153シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/02(水) 12:43:22

週末に「アヴァロン」と「裸の島」を借りてきました。

「アヴァロン」は実写にする必要がはたしてあったのかな? という疑問を
抱きました。仮想現実を持ち出すのであれば、むしろアニメのほうが
よりリアルに表現できたのではないでしょうか?
今回は「アーサー王を助けた九人の女神の伝説」がモチーフ。謎の司教の登場。
ノアの方舟もそうでしたが、こうした伝説が好奇心を誘うのはわかりますが、
今回もうまく生かされていない印象を受けました。たんなるお飾りにすぎない。
(「クラスリアル」でいきなりのオール・カラーの撮影には拍子抜けしました…)
「ようこそアヴァロンへ」で唐突に終わるラスト。あえてアヴァロンがどんな地であるか
描写せず、うやむやにしたままですね。次回へつなげる策なのか、あるいは、
デビット・リンチ監督のテレビ版「ツインピークス」のラスト同様わざと煙に巻いた
だけなのか。クライマックスの壮麗なオペラも重厚さは希薄で上滑りの感のみが…。
一人暮らしのアッシュの飼い犬がバトーと同じ。生活もほぼ同じ。
この辺は遊びごころというかサービス精神が感じられましたね。
154シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/02(水) 12:44:04

「裸の島」は過酷な自然環境の離島で生きる家族の物語。
夫婦は農作物に一日に何十往復もして小舟を漕ぎ、本島の用水から水を汲む毎日
を繰り返しています。いくら水を与えても荒地に近い砂地はすぐに乾いてしまい、
二人の労力は報われることがない……。四季折々の行事や自然描写が淡々と
映されていきます。そして、子供の死。
自然の厳しさと残酷さ、人間の非力さと弱さ、それでも離島を離れずに黙々と働く
ふたりの姿にただ、ただ、頭を垂れるのみです。。。
何があってもあの島にしがみついて、泥水をすすりながらも生きていかなければ
ならない、、、
生きることの悲哀と苛酷さを、写実的に描いた作品でした。
「慟哭」という言葉がもっとも似つかわしい作品ですね。
155soundonly:2005/11/04(金) 13:32:58
>>153
お、見たんだ。確かに実写よりもアニメだよな、アヴァロン。
確かあの犬は押井も飼ってるんだよ。
育てるの手間かかるって話しだ。
156soundonly:2005/11/04(金) 13:33:31
おれは「裸の島」見て、最初すごい笑えるんだよ。
「なんでこいつらこんなこと続けてんだよw」てね。
「くだらねえ現代美術のパフォーマンスみてえだなw」
とかね。だいたい男の家が代々この島継いできたとしても、
こんなとこに嫁にくんなよ!おい!みたいなね。
だって昔と言っても60年代近辺、街はちゃんとあるんだよ。
なんかもっと楽な生活選べる時代なんだよね。
だけどこの夫婦一生懸命なんだよな。信頼しあって、自給自足。
自分たちで作ったものでなんとか食いつないで、
でかい魚なんかとれたらボーナスなんだよなw
そうやって、街、都市、経済、文化との接点を最小限にして、
毎日毎日それこそ文字通り黙々と働き続ける。
それで見てる内に「この生活、ハードコアで、美しい!」て
なってきたわけだよ。なんか男がこの生活をあえて続ける理由、
女がついていく理由がわかってくる。子供が死んで、仕事放りだして
泣き叫ぶ女を「そのままそっとしておいて」仕事を続ける男。
「かっこえー!」となるわけだw
だからこの映画はおれ的には写実的でありながら、非常に抽象化、
理念化された物語、「レシ」である。と言えるんだなw
157シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/06(日) 20:32:07

>だって昔と言っても60年代近辺、街はちゃんとあるんだよ。
>なんかもっと楽な生活選べる時代なんだよね。
そうなんですよね。本島ではかなり文化的な生活していますね。
なぜ、ここを離れないんだろう?ってわたしも、ものすごい疑問でしたよ。

>だけどこの夫婦一生懸命なんだよな。信頼しあって、自給自足。
>自分たちで作ったものでなんとか食いつないで、
>でかい魚なんかとれたらボーナスなんだよなw
釣った魚を本島まで売りにいって、ようやく売れたお金でカレーを食べて
子供のシャツを買って、、、食べているときの家族の嬉しそうな顔。
街の人にとってはささやかなことが、この家族にとってはものすごく大きな幸福なの
ですね。あのシーンは好きだったなあ……。じ〜ん、となりましたね。。。

>だからこの映画はおれ的には写実的でありながら、非常に抽象化、
>理念化された物語、「レシ」である。と言えるんだなw
鋭い分析ですね! さすがです。
そうか、「レシ」といえばそうですね。監督が表現したいことだけを徹底して撮る、
描写の大半が、夫婦が小舟を漕いで本島の用水から水を汲み、離島の作物に
水を与えることに費やされていますものね。
158シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/06(日) 20:33:15

「ゴースト・イン・ザ・シェル」〜攻殻機動隊・スタンダード版〜の
ビデオを借りてきました。専門的なことは述べられませんが、バトーに
関することのみカキコします。(えこひいき、すみません……)

「イノセンス」の前段階の話がここでようやくつながりました。
人形つかいと少佐が融合するシーンや、待機中に潜水する少佐と
バトーとの会話も多くて嬉しかったです。
あの古びた船上でふたりが夕陽のなかで交わす会話は、重くて、
ほんの少しせつない……。
潜水から上がってきた少佐に「死にたいのか?」と自分の上着を脱いで
着せかけながら問うバトー。(わたしもかけてほしいなあ…)
バトーのぬくもりの残る上着に包まれて「その時は助けてくれる?」と返す少佐。

あと、人形つかいとの融合が終ったまさに瞬間に上空から爆撃されたときも
バトーは咄嗟に身を呈して少佐を庇っていましたね。

レンタルビデオ店には他にテレビ放映されたシリーズがずらりと並んでいました。
全部で10巻以上になるのかな…? 少しずつ見てみたいな、と思いました。
何だか病みつきになってしまいそうな予感が。。。
159soundonly:2005/11/07(月) 18:35:27
「ゴースト・イン・ザ・シェル」のバトーは
髪が短くてちょい若めだよなw
船上のシーンは美しい。

おれはあの映画の素子の眼が好きだな。
からっぽのようで、同時に
すべてを見抜いているかに見える眼。

TV版は2シーズン各11?12?巻あるぞw
舞台は「人形つかい事件」がおきなかった世界。
少佐は現役で活躍中だ。
ちょっと映画版よりセクシーすぎるがなw

無論バトーも大活躍wおもしろいぞ、脚本いいし。
おれは全部みてるwゴーダは第2シーズン。
160soundonly:2005/11/07(月) 18:48:04
週末は意を決して「北斎展」へ。
やっぱめちゃ混みw全部見るのに
3時間以上かかったんじゃないかなw
だけど面白かった。北斎すげえ!
中国や西洋の絵画を貪欲に取り入れ、
変わった描き方見ると自分でやってみなくちゃ
気がすまねえって感じだ。
神経質で気が短い江戸っ子w
その奔放な探求心、徹底的な技術の追求、
既成の方にはまらない描き方、生き方は
現代日本の漫画家すべての始祖とも言えるんじゃないかなw
ラフなタッチの女性画はまったく瑞々しさを失っていない。
感動し、笑え、驚く。みごとな展覧会だった。
161シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/08(火) 18:01:34

>おれはあの映画の素子の眼が好きだな。
わたしも同じですね。透徹した理知の瞳が好きです。
バトーは義眼ですが情の人ですね。だから少佐に惹かれるのかな…?
そういえば「アヴァロン」のアッシュって髪型といい、顔かたちといい、
相手を見抜いているような眼といい、アニメの少佐がそのまま実写におきかえられた
感があります。性を超越していて、クール・ビューティとでもいうのかな。

>TV版は2シーズン各11?12?巻あるぞw
昨日テレビシリーズの「攻殻機動隊・スタンド・アローン・コンプレックス」の
1巻を借りてきました。帰宅時間が早いときは一日1巻の割合で見たいな。
テレビ版の少佐は表情が豊かでよくしゃべりますよね。
バトーとのコンビもなかなかいい感じ♪

>ちょっと映画版よりセクシーすぎるがなw
確かに、あの衣装はちょっと……。(原作は男性向けの漫画ゆえ?)

>無論バトーも大活躍wおもしろいぞ、脚本いいし。
>おれは全部みてるwゴーダは第2シーズン。
全部ですか! それはすごい!
「冬のソ○タ」を友だちに勧められて見た時は、ちっとも夢中になれなかったのに、
「攻殻機動隊」には魅かれるわたし。。。
162シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/08(火) 18:02:06

「北斎展」にいらしたのですね。

東京国立博物館・平成館
会期 =2005年10月25日(火)〜12月 4日(日)

北斎の絵は美術雑誌などで目にする機会はありましたが、実物を見たことは
一度もありません。
まだ期間があります。行ってみようかな。。。
せっかくの「芸術の秋」ですものね。
やっぱり実物を前にすると本物の持つ気迫や、熱が伝わってくるのでしょうね。
例のスレ、近日中に感想をupする予定です。

「バタイユの黒い天使−ロール遺稿集」
ロール/著 佐藤悦子/共訳 小林まり/共訳
東京 リブロポート1983.1
リクエストし他館から取り寄せてもらった図書が今日入りました。
これから帰りに借りに行く予定です♪
163soundonly:2005/11/10(木) 12:46:14
お、ロール見つけたねw
美人だし、あの頃のアセファル周辺では
光ってたんだろうなあ。むこうのスレで
バタイユが確信犯的にトランスを誘導するプログラムとして
作品を書いてたんじゃないかって書いたけど。
それはロールを読んだ上で思ったことなんだ。

バタイユはいわゆる過激な作家として見られがちだけど、
ロールのへたな文章(笑)の奥に見える深い天然というか
美しい狂気というか(笑)、それに比べると、全然理性的で、
まとも。さすが図書館員wと思ったわけさ。
164soundonly:2005/11/10(木) 12:51:58
TV攻殻見始めたって?wすっかりアニメづいてるな。
けっこう脚本密だろ?くしゃみしたらわかんなくなるぞw
あと最初な。主題歌終わってぼんやりしてると
もうなんかいきなり濃ゆい状況になってるんだよw
何回巻き戻したことかw
165シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/11(金) 15:36:42

ロール読み始めています。
まだ最初のほうだけなのですが、裕福で厳格なカトリックの家庭に育ち、
夢想することが好きだった少女時代のロールが伺えます。
宗教に対する反抗心はまだ芽生えていなくて、神の眼差しを畏れる描写が
随所に見られますね。

扉を開いてすぐ次のページに顔写真、次が寝顔が。
夢見るような遠くを見つめている目、形の良い薄い唇、聡明な広い額。

>さすが図書館員wと思ったわけさ。
バタイユって図書館員だったのですか…。初めて知りましたよ。
毎日たくさんの蔵書に囲まれながら杓子定規な仕事をしていて、
そんなとき、ロールに出逢ったのですね。彼女はバタイユの思想に多大な
影響を与えたのですね?

ユングにおけるザビーナ・シュピールライン、ハイデガーにおけるハンナ・アレント。
(ちなみにこのふたりの女性はユダヤ人家庭に生まれました)
偉大なる思想家たちには、思想を鼓舞させた妻ではない別の女性の存在があったの
ですね。。。

ザビーナ・シュピールラインについては以下をご参考。(「秘密のシンメトリー」は読了)
http://www.shobunsha.co.jp/h-old/rakan/
166シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/11(金) 15:37:42

>けっこう脚本密だろ?くしゃみしたらわかんなくなるぞw
そういえば、テレビは脚本、映画は監督、ということを聞いたことがあります。
テレビ版「攻殻」は展開も早いですし起承転結の「起」の部分が省略されていて、
いきなり「承」から始まる感じですね。
「笑い男」の謎は提示されたばかりで、ちっとも解決に向かいません。

ちなみに今日現在8巻まで見終えましたよ。
(1日2本ずつ見ました。かなりハード…)
バトーには「レンジャー」に所属していた過去があったのですね……。
少佐は彼の過去が明るみにされても、今までと同じように接します。
バトーの飄々としたところ、いいなあ。。。
新巻は統括、少佐は参謀・頭脳の人、トグサは生身の人間としての思考が特徴、
イシカワは分析、サイトーは射撃、というようにそれぞれの持ち味があります。
バトーは射撃や格闘の腕前もさることながら、何よりもあのちょっととぼけたところが
九課の緊迫した空気を和ませていると思います。
大きな大きな翼を持っている人です。
バトーの広い肩と哀愁を帯びた後ろ姿、絵になりますねえ……(ため息)。

文学板の例のスレにカキコしてくださったのですね。
ありがとうです。珠玉のレスですね。
167soundonly:2005/11/14(月) 13:29:49
プロクシ規制にひっかかった。
解除に4〜5日かかる模様。
168シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/15(火) 12:13:24
了解しましたです。大変そうですね……

週末に「攻殻」のファーストのテレビ版全26話、すべて見終えましたよ!
中でも25話の「硝煙弾雨」は鮮烈な印象が、、、
未だに微熱状態、夢心地です。
電車のなかで思い出すたびに、ひとりでに頬が緩んでしまいます♪

のちほど、詳しく書いてみようと思います。
引きつづきテレビ版シリーズのセカンドを見ています。

ではでは、待機。(←一応、少佐ふう…)

169soundonly:2005/11/17(木) 16:09:41
意外と速く解除されたな。

おまいなんかすごいいきおいで見てるな攻殻w
感想楽しみにしてるよ。
そういえば「ユリイカ」がTV攻殻の特集してたな。

映画に出てこないキャラだとおれはタチコマが
好きだな。もっとも「哲学的」なキャラかも知れんw

25話25話…思いだせん、また見てみるかなw

>珠玉のレスですね。

いえいえとんでもございませんわw
文体文体wおまいのレスの方が実直で内容がある。
170シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/17(木) 22:53:47

解除、おめでとうございます♪

公安九課の「共同体」のあり方に興味があります。
己の正義の信念に基づく共同体ではありますが、馴れ合わない、群れない、
かといって孤立するのでもない、複数で行動はしてもそこでは独自の規律が
尊重され最優先される個別の自由な共同体。
(本当は「明かしえぬ共同体」のなかの一文を引用してみたかったのですが、
わたしの読解力では無理ですので、何とか自力で書いてみましたよ……)

少数精鋭の彼らはそれぞれの持ち味を生かして次々に起きる社会的な事件に
立ち向かっていきます。
なかには実に後味の悪い事後もありました……。
身体を義体化していても、生身の頃の「人間くさい」自分のゴーストとの葛藤。
少佐の言葉、「わたしのゴーストが、そうささやくのよ」。

ゴースト、それは――生身であった頃の自分の記憶、
人間が持っている善なるもの、
自身を守るために生来備わっている本能、真理を見抜く目、
人間が真に人間であるための核となる絶対的なもの、、、
171シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/17(木) 22:54:49

メンバーにはそれぞれ触れられたくない「過去」があり、そうした記憶が彼らを
ときに迷わせ、ときに判断を狂わせます。
義体ではありながらも、こころの「痛み」をゴーストは抱えており、逃れられない。。。
その「痛み」こそが彼らを人間たらしめているのかもしれません。

>映画に出てこないキャラだとおれはタチコマが
>好きだな。もっとも「哲学的」なキャラかも知れんw

一方タチコマは機械でありながらも、個性を持ち始め、本来人間にしか見られない
「自己犠牲」の精神を宿しました。
無機質であるはずのものが、人としての精神を保有する、これはとても興味深い
テーマですね。
「自己犠牲」のほかに、バトーへの「片想い」という感情。
バトーを守るために敵に体当たりして爆破した瞬間の最期の「涙」。
このシーン、タチコマがいじらしくて愛しくて泣いてしまいました……。
豚のように生きている人間よりはるかにタチコマのほうが人間的です。
それにしても、機械のほうがより人間的であるとは、何という世の中、、、
172シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/17(木) 23:02:26

♪♪「25話 硝煙弾雨」についての個人的な思い入れ♪♪

さてさて、お待たせしました。
一番書いてみたかったのは何といってもこの回です。
公安九課は解散を命じられ、メンバーは個別に行動します。
バトーと少佐以外は皆捕らえられてしまいます。
ふたりは追っ手を逃れてセーフハウスでともに一夜を明かします。

負傷したバトーと少佐が窓際で見つめあうシーンは何だかものすごくシリアス。
偵察中の軍のヘリが窓すれすれに旋回した瞬間、咄嗟に少佐を庇うバトー。
息がかかるほど近接したふたりの顔と顔。
少佐を見つめるバトーの熱を帯びた真剣なまなざし。
いつもは凛とした目で相手を真っ向から見据える少佐なのに、見つめられて
身動きもできず、ふっと目を伏せてしまう、、、
何て女らしい表情であることでしょう……。
翌朝、待合室で無言のまま互いにそっと見つめあうふたり。
そして、飛行機に乗り込もうとした瞬間の狙撃。
「素子!」と絶叫するバトーの悲痛な叫び……。

少佐は朦朧と薄れつつある意識のなかで確実に目にし耳にした、
バトーの自分への深い愛情の込められた呼びかけと涙は生涯忘れることは
ないでしょう。
振り向けばいつもそこにバトーがいてくれたこと、バトーのまなざしが自分を
守っていてくれたこと、真実のかけらは小さければ小さいほどいい。
いつでもどこでもそっと取り出せるから。。。
173シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/17(木) 23:03:57

一応「攻殻」のセカンドも今夜で全部見終えました。。。
毎日2巻ずつ見ましたよ。こんなに夢中になるとは自分でも驚いてます。

先週は平日も週末も「攻殻」のビデオ三昧で「バタイユの黒い天使」は
中断されてしまいました。
今週末は気合を入れて読み進めたいと思います。

>文体文体wおまいのレスの方が実直で内容がある。
ありがとうです! とてもうれしいです!
あなたのレスがあったからこそ、覚束ない足取りながらも何とか書けたのですよ♪

ではまた来週♪♪
174シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/20(日) 21:39:34

日曜日の午後、北斎展に行ってきました。
ものすごい人数で驚きました! 待ち時間三十分。。。

初期の頃の画風はおとなしい感じでまだ北斎特有の筆致は出ていませんが、
(絵も大作ではなく小さいものが主流)、中期、後期あたりになるとダイナミックに
なり、構図にも躍動感がありますね。

たくさん展示されている花鳥図は、写実と創意がひとつの絵のなかで融合して
います。
例えば「牡丹と雀」「桜と鷹」など花と鳥の組み合わせは、花は優美なまま写実、
鳥は完全な創意です。獲物を見つけて舞い降りる寸前の猛々しい翼の張り方、
そして何よりも鋭い眼光。
北斎は鳥(雀、ツバメ、鷹、鶏)や動物(馬、虎)を多く描いてますが、虎や馬の目が
比較的穏やかであるのに対し、鳥の目は際立って鋭い眼光を放っています。
鳥だけがなぜあんなに眼光が鋭く描かれているのでしょう?
175シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/20(日) 21:40:38

北斎が鳥に対してどのような思い入れがあったのかはわかりませんが、
北斎自身の芸術家として持っている観察者としての冷厳な眼、を鳥の目に
託しているように思えました。。。
鋭い嘴と眼光を持つ鳥たち。彼らは北斎の分身なのでしょうか。

「月を見る虎」などは、姿は獰猛な虎を描きつつも、魂を抜かれたように月を仰ぐ
虎の細めたまなざしが何ともいえずやさしいのですね。
また、怪談「百物語」の「お岩さん」や「ろくろ首」などは笑えるくらいユーモラスに
描かれています。

風景画、美人画は肉感的なものから清雅なものまで筆致は実に幅広い!
晩年の作品の「深山の鹿」が好きです。
静かな山間に佇む二頭の優美な鹿の立ち姿。解説には「宗教的な境地」と
ありましたが、若い頃の冒険を経て、いろいろな横道に逸れ、晩年は迷いを捨て、
清濁合わせ呑んだ上で行き着く先はやはり清流の地。。。
これはひとつの「人生哲学」なのかなあ……?
176シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/20(日) 21:41:35

「バタイユの黒い天使」、土曜日に読了しました。
今、少しずつ感想をまとめているところです。
近日中にあちらのスレにupする予定です。

それと、クロード・シモンの「歴史」「路面電車」の感想もずい分前に感想は
書きあがっており、Wordに保存してあります。
SXYさんもお忙しそうですし、特に返レスを求めるものではありませんが、
upしようかどうか迷っています。。。
わたしとしては箸休めとして読み放しにしていただければいいかなあ、と……。
177soundonly:2005/11/21(月) 22:12:49
「攻殻」の感想いいね。おまいらしいし、
楽しんでいるのがすごくよく伝わる。
おれもファーストシーズンまた見たくなったよw
おれも少しここに書くかな。ちょっと待ってくれ。

北斎良かったろ?30分待ちかあ、ごくろーさんw
あの鷹はぜったい自分だね。
飼われ、脚に綱をつけられながらも「野生を忘れちゃいないぜ」
とでも言いたげだ。当時の浮世絵流行で、世間になんのかんのと
言われながらもひたすら絵のことを考え続けた彼が
空を駆け回る鳥たちにあこがれ、自己投影をしていたのは
うなづける。邦画で「北斎漫画」と「写楽」を見た。
当時の版元と絵師の関係とかが少しわかって面白かったぞ。

シモンの感想読ませてくれ。本は読んでないけどなw
最近いろいろ入手した本が、どれも「いま」読む気に
なれず、「続続吉増剛造詩集」を読み始めた。
「石の神」が入っている。
178シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/22(火) 16:19:55

>「攻殻」の感想いいね。おまいらしいし、
>楽しんでいるのがすごくよく伝わる。
わ〜い! ありがとうです。うれしいですよん♪

>おれも少しここに書くかな。ちょっと待ってくれ。
どうぞゆっくりと書いてくださいね。
「あなたには時間がたっぷりとあります」(by「私についてこなかった男」より)
そうそう、「攻殻」のセカンドGIGの感想もすでに書きあがっていますです。
(主に合田、クゼのふたりについてのカキコですが…)

>北斎良かったろ?
はい、とてもよかったです。どの作品にも北斎の世界に引き込む熱があるんですね。
あなたが紹介してくださったおかげで、北斎を堪能できましたよ。感謝感謝。

>あの鷹はぜったい自分だね。
わたしもそう思います。世間からは流行絵師ゆえに時として軽く見られることも
あったでしょう。けれども北斎はたんになる流行絵師では終わらない、画家として
彼なりの新たな境地をつねに開拓しているのだという自負があったでしょう。
鳥の鋭い眼光は、彼の矜持ですね。
179シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/22(火) 16:20:36

>シモンの感想読ませてくれ。
了解しましたです。ロールについての感想を先にupしますね。
次にシモンの二作品の感想を日を追って順次upしようかと思います。

>「続続吉増剛造詩集」を読み始めた。
ジャン・リュック・ナンシーが取り上げていた「織姫」はもう読まれましたか?

>最近いろいろ入手した本が、どれも「いま」読む気になれず
…そうですね、わたしも同じような感じかなあ。。。
購入して手元にあった永井荷風の「すみだ川」はようやく昨晩、読了しましたよ。
この感想も「箸休め」としてそのうちupしようかと考えています…。
「箸休め」は特に返レスを求めるものではなく、読み放しにしていただければ、と
思います。
今日は帰りに図書館に寄ってロールを返却してきます。その際に下記の図書を
他館から取り寄せていただくようリクエストしてきます。(検索の結果他館に有り)

「死の病い・アガタ(ポストモダン叢書 2)」
マルグリット・デュラス著 小林康夫訳 吉田加南子訳 朝日出版社1984
180あぼーん:あぼーん
あぼーん
181soundonly:2005/11/24(木) 17:51:31
むこうのロールの感想読んだよ。おもしろい。
あの感想は「死の病」とも関係がありそうな気がする。
ロールについてはおれも少し書くよ、むこうに。
来週になるかもしれないけどw

ゴーダとクゼについては読みたい!
182シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/25(金) 13:21:16

>むこうのロールの感想読んだよ。おもしろい。
ありがとうです! うれしいなあ♪

>ロールについてはおれも少し書くよ、むこうに。
>来週になるかもしれないけどw
楽しみにしていますよ♪
お時間のあるときに、ゆったりと書いてくださいね。

>ゴーダとクゼについては読みたい!
「攻殻」テレビ版、セカンド・シリーズを見終えました。
センカドでカギとなる人物はやはり、合田一人とクゼでしょうね。
以下、感想です。
183シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/25(金) 13:23:36

合田一人は異性とまともに向き合うことができないという深い劣等感を持つ、
捻じ曲がった人物です。
先ず彼の容貌。
事故で火傷したとはいえ、この時代いくらでも新しい顔をつくることができたはず
です。けれども、彼はあえてグロテスクな容貌のままにしておきました。
ここに彼の露悪的な異常な性格が現れています。
事故前の彼の顔は凡庸ながらも、決して醜いものではありませんでした。
目立ちたい、何とか自分の手でこの世界にひと泡吹かせたい、どす黒い野望は
事故に遭う事で一層拍車がかけられたでしょう。
自らの手を一切汚すことをせず、陰で糸を引く。彼が顔を変えなかったのは、
自分の歪んだ性格と傷跡の残る容貌が似合っていたから。
この容貌ゆえに異性からは愛されなかった、と意図的にこじつけることができたから。
彼にとって世の中はゲームのひとコマのように自在に操れるものだったでしょう。
悪意そのものの狡猾な頭脳によって。
彼には善悪の境界を「ささやくゴースト」がない。
184シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/25(金) 13:24:25

合田は共演者も観客もいない舞台で独りきりで哄笑する男です。
自分だけにあてられたスポット・ライトは彼のひきつれた顔をより一層グロテスクに
浮かびあがらせることでしょう。

そこにあるのは何でしょう?
自分を埋もれたままにしておいた世の中への復讐?
誰ひとりとして自分を愛してくれなかった異性への呪詛?
自分を取り巻くあらゆるものに対しての憎悪?
わたしは彼は究極の歪んだナルシストであると思いました。
わざと修復もせず、醜悪な容貌をさらすことで見る者の嫌悪感を誘い、
その嫌悪感をひそかに楽しみ、醜悪さにふさわしい奸計を企む腹黒い演出に長けた
自分に酔いしれる、悪寒のする歪んだナルシストです。

役者は役に呑まれてはならないのです。
彼は自らのなかに芽生えた悪にいつしか飼いならされてしまいました。
ゴーストが人であるための最後の砦であるならば、こころが痛むということ、
すなわち良心の呵責を感じない彼はすでに人間を放棄していることになります。
そこにいるのは何の感情も持たずに醒めた目で哄笑しつづける壊れた機械人形。。。
185シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/25(金) 13:25:43

革命家のクゼ。

彼にとって最終的な革命とは「ネットとの融合」でした。
クゼは「人形つかい」の前身もしくは、そのものですね。
いくつもの顔を変えた結果、こころと身体が密接な関係にあることに気づきます。
けれども、クゼがいくら熱く革命の必要性を語っても、わたしには彼の言葉は
上滑りしているとしか思えませんでした。
革命家とは孤高であり、群れない、煽動しない、それが真の革命です。
ネットとの融合を目指す彼は、結局はその広大な世界であちこちの人々の電脳に
入り込み、操作していくのでしょう。
それは革命ではなく洗脳です。
真の革命家は個別の人々の意思、思考を何よりも尊重します。
洗脳とは、個別の意思や思考を棄てさせ、独裁者の思考を植えつけること。
それはもはや革命とは呼べないのではないでしょうか?

少佐がクゼとふたりきりで話す場面がありましたね。
「僕といっしょに行かないか?」と誘うクゼに首を横に振る少佐。
あのときは、まだ少佐のこころは「こちら」側の世界にあったのですね……。
186シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/25(金) 13:26:38

セカンドのほうがファーストより、より政治色が濃く、また内容も重く、緻密になって
いますね。これはアニメというより劇画と呼ぶほうがふさわしい気がしました。
今回もタチコマが潜水艦から発射された核爆弾を自己犠牲をもって防ぎました。
前回の「さよなら、バトーさん……」のかわりに今回は「僕らはみんな生きている」
という歌が涙を誘いますね……。
隙のないほど整ったマスクと一見クールに見える激情家の革命家クゼに対しては
わたしはなぜかこころが動かない……。

バトーと少佐のふたりきりのシーンはあまりなかったけれども、状況として
「許されない」戦況に居るのですから、仕方ないのかなあ、、、

バトー、少佐、タチコマ、永遠なれ!

「写楽」レンタルして観ましたよ。(「北斎漫画」はレンタル中でした…)
感想は来週にでもupしますね♪

ではまた来週。
187soundonly:2005/11/25(金) 15:12:49
あはは、調度おれもむこうにロールについてアップしたぜw

ゴーダは屈折してるよなあ。その通りだよ。
11巻かな?バトーと差しで話しをするシーンは圧巻だ。
「かく言うわたしも童貞だが」
あのセリフはしびれたねw

>クゼは「人形つかい」の前身もしくは、そのものですね。

これは鋭いねwセカンドシーズンのラストシーン、みんなで
花見してるとこね、もともとの原作漫画はあのシーンから始まるんだよ。
つまりそこから「人形つかい」事件がはじまるって意味かも
知れないね。

タチコマには泣かされる。ついにゴーストの存在を自覚した瞬間、
自らの死を選ぶ。愛すること、愛する者達のために命をかけること。
それが「ゴースト」の存在証明なんだ!ってとこだね。

んじゃまた来週。
188シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/28(月) 12:15:48

ほぼ同じ時に書いていたのですね! こういう偶然て、何だかうれしい♪

>あのセリフはしびれたねw
……多少のことでは動じないバトーも、さすがに凍りついてましたよね、、、
つくづく合田って、芯からの露悪趣味かつ自虐タイプですね。。。

>花見してるとこね、もともとの原作漫画はあのシーンから始まるんだよ。
えっ! そうだったのですか。初めて知りましたよ。ありがとうです。

タチコマは本当に可愛いんですよね。
人間なら少女漫画のヒロインそのもののキャラクターだと思いますよ。
大好きなバトーは少佐しか見ていないのに、バトーを助けるために
敵に体当たりして砕け散ってしまう最期は、海の泡となって消えてしまう
アンデルセンの「人魚姫」をほうふつとさせます……。せつないんですよねえ、、、
(バトーへの片恋に、いつしかタチコマに自分を重ねて見ているわたしがいました…)
ところで「攻殻」は世界名作児童文学「フランダースの犬」「ハイジ」(好きな作品で
何回かレンタルしました)の真横に並べられて配置されていたのですが、ここの店主
はどのような感覚の持ち主なのかなあ? と思いました。確かにアニメであることに
は変わりないのですが、アニメの棚は他にもいくつかありましたので。。。
189シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/28(月) 12:16:41

「写楽」のビデオ借りてきました。
「北斎漫画」はレンタル中でしたので、返却待ちです。。。「北斎展」の影響?

謎の人物「写楽」の半生はなかなか面白かったです。
若き日の北斎、鐵蔵(てつぞう)も出ていましたね。版元蔦屋との兼ね合い、
売れる絵と描きたい絵との葛藤。。。
写楽は芝居役者の大仰な芝居がかった表情を巧みにとらえ、デフォルメして
描きました。当然役者たちは気に入りません。すました自慢の顔が一番お気に入り
なのですからね。いつの世も役者は自惚れている…?
当時、浮世絵の人物の顔に表情をつけたのは写楽がおそらく最初の人だったのでは
ないでしょうか?
それまでは静止したままの無表情、もしくは絵師の脳内で勝手に優美に変換された
ものばかり。(歌麿がまさしくそれに該当。彼には写楽のような絵は描けない…)
写楽が実際に絵師として活躍したのはわずか1年あまりと知って驚きました!

北斎が動物の表情をあんなにも豊かに描いたのは、写楽に影響されたからでは
ないでしょうか? 美人画や若衆の絵は注文を受けて描いた手前、勝手に表情を
つけることはできませんが、鳥や虎や馬ならおそらく可能だったのでしょう……。
本心では人物にも表情をつけてみたかったのだと思います。。。
190soundonly:2005/11/29(火) 14:12:51
>ところで「攻殻」は世界名作児童文学「フランダースの犬」「ハイジ」(好きな作品で
>何回かレンタルしました)の真横に並べられて配置されていたのですが、ここの店主
>はどのような感覚の持ち主なのかなあ? と思いました。

すごい店だなw

「写楽」にしても「北斎漫画」にしてもどこまで事実に即しているかは
わからないが、我々がもう見慣れちゃってる、たとえば写楽の役者絵とかが
当時としてはいかに画期的だったか、とかがわかって面白いよな。

日曜は多摩川上流の御岳あたりまで紅葉を見にいった。
驚くほど水の澄んだ渓流にそって歩く。
気持ちよかったぞ。
191シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/30(水) 12:57:12

山歩きをされたのですね!
多摩川ですか! 渓流の澄んだ水の匂い、いいですね♪
もう紅葉しているのですね? 歩くのは気持ちいいですよね♪
「北斎展」を観にいったとき、上野の森はまだ色づいてなくて、黄落というのかな、
銀杏のみが午後の日差しのなかで金色に照り映えていました。
風は静かに凪いでいて、とてものどかな午後でした。

森や川や草原や湖がある風景が大好きです。
「ハイジ」や「サウンド・オヴ・ミュージック」のスイスの美しい山々が好きです。
…ハイジはクララの話し相手に選ばれたのはいいけど、アルムの山が恋しくて
病気になってしまうんですよね。。。可哀想だったなあ、、、
そういえば、「サウンド・オヴ・ミュージック」でトラップ大佐がギター片手にソロで
歌う「エーデルワイス」に胸がきゅんとなったなりましたねえ…。
192シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/11/30(水) 12:57:56

>すごい店だなw
そうなんですよ。。。「イノセンス」の横は「母をたずねて三千里」でしたし、
また、「アヴァロン」はアニメ的な実写ということもあり、両隣は「秘密の花園」「小公女」
(これも好きでレンタル済み)でしたよ、、、

ウケを狙って並べているのか、あるいは何も考えていないか。。。
多分、後者でしょうねえ……。

し、しかーし、実は人のことは言えないことに今回気づいてしまいました。
よくよく自分の本棚を見たら、太宰治の「人間失格」の隣りに「あしながおじさん」が、
芥川龍之介の「或る阿呆の一生」の横に「若草物語」が「マルテの手記」の横には
新美南吉の「ごんぎつね」があったのですよ。。。。
特に借りているものや新しく買ったものがないときは、その時々で思いつくままに
好きな文庫を抜き出して夜眠る前に読むのですが、戻すとき何も考えず空いている
ところに入れているんです……。

図書館でリクエストした本がなかなか入らない。。。。。・゚・(。ノД`⊂)・゚・。
193soundonly:2005/12/02(金) 13:44:13
いやいや、おまいらしい、いい本棚じゃないかw
おれは漫画も読むからほんとめちゃめちゃだよw
最近だと五十嵐大介の「魔女」がよかったな。

リクエストって「死の病」か?
あれについてはおれも少し、むこうで書けるな。
おまいの後がいいなw

「すみだ川」についても、ちょっぴり書けるかなw
アップしてみてよ。

また来週。
194シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/05(月) 13:02:32

「北斎漫画」ようやく借りることができました。

映画というよりも、まるで舞台を観ているような気分でした。
作りこんだ場面、大仰な芝居がかったセリフ、結構楽しめましたよ♪
若き日の北斎が、絵を描く情熱を掻き立てさせるもの、つまり
インスピレーションのことを「夕立ちが来ないんだよ」とぼやく場面が好きです。
謎めいた女、お直や富士山の景観、海辺で海女たちから得た閃き。。。
こころの奥に突然「夕立ち」として「降ってくる」のですね。
まさに神は舞い降りるのです。

バタイユにとってのロール、真偽はともかく北斎にとってのお直、やはり彼らには
創作を促すミューズが存在したのですね。(ミューズは女性性を持っている…?)
195シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/05(月) 13:05:38

ミューズは善なる顔と悪の顔の両方を等しく持ち合わせています。
芸術作品を完成させるための情熱を引き出し、同時に滅びへの道をも示す。。。
晩年の北斎は「人間なら誰もが持っている魔性を描きたい」と熱望しました。
何てエロティックかつスリリングな姿勢!

「北斎」の「月を見る虎の図」で、月に魅入られて目を細めている虎は、
毒気を抜かれ、魂を抜かれ、牙を抜かれ、まさに「魔性」に魅入られたゆえに
本来の野生を失っています。
月は人間を、女性を擬人化したものでしょうか?
北斎も、北斎の養父もお直の魔性に魅入られ狂わされました。
同時に創作意欲をも掻き立てられました。
数々の枕絵、春画誕生の陰には魔性の女あり。。。
196シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/05(月) 13:06:07

>いやいや、おまいらしい、いい本棚じゃないかw
ありがとうです。多分そう言ってくれるのはsoundonlyさんだけだと思います。
本好きの人たちから見たら、わたしなどは邪道であるとお叱りを受けそう…。

>おれは漫画も読むからほんとめちゃめちゃだよw
わ〜い! お仲間発見。安心安心♪
過ぎ去りし某月某日、少女漫画が大量に増えすぎて思い切って処分しました…。
本棚やカラーボックスにも収まらなくなったのです。あのときは泣いたなあ。。。

>リクエストって「死の病」か?
はい。昨日図書館に問い合わせしたら8日に入りますとのこと。ふうううっっ。。。

>最近だと五十嵐大介の「魔女」がよかったな。
今日の帰りに買いに行きま〜す♪ 電話で取り置きしていただきましたよ♪
楽しみ楽しみ!
197soundonly:2005/12/07(水) 12:46:01
>(ミューズは女性性を持っている…?)

おれは、ひとをトランスに導くことができれば、
それでそれが、本当の意味で深い「癒し」になれば、
(癒しって言葉は使いにくくなったなあ、なんかw)
印象派絵画だろうがクラブミュージックだろうが全部「芸術」
だと思ってる。だから最近の日本の、若い世代の現代美術には批判的w
だって自意識ばっか過剰で見る方をちゃんと「はめて」くれないんだものw

脱線ぎみだけどwそれでそれにはやっぱり「女性の天然性」とか
「右脳に語りかけてくる声」とか、あるいは「夕立」とかw
そういう論理性、言語による思考を超えたものが
絶対必要なんだろうね。
198soundonly:2005/12/07(水) 13:00:54
漫画好きだったんだwすごい食いつきじゃんw
行動いきなり速くなってるしwwアニメ見てないようだったから
意外だw少女漫画はほとんど読まないけど、
「不思議な少年」も好きだな。ちょっと「魔女」と
系統近いかもな。あとは女向けじゃないけど
「烏丸響子の事件簿」アクションシーンの絵のキレがいい。
199シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/08(木) 13:24:20

>おれは、ひとをトランスに導くことができれば、(略)
>全部「芸術」だと思ってる。
深く、激しく同意です!
例えば一枚の絵画を観た瞬間、一篇の詩や小説を読み終えた瞬間に
わたしのこころに「ふるえ」が走り、その作品の前で思わず跪きたくなる
ことがあります。
何の前触れもなく、野原でいきなり雷に打たれたような感じです。
瀬戸内寂聴さんはその感情を、「恋」と呼びました…
(北斎の「月を見る虎の図」の虎は、月に魅入られ放心状態です。
月に恋をしているのですね。。。)

>漫画好きだったんだwすごい食いつきじゃんw
テレビのアニメはあんまり見ていなくて、「ちびまるこちゃん」くらいです。。。
少女漫画は絵柄とキャラクター、そして「ふきだし」と呼ばれるセリフが魅力を
決定づけるカギとなりますね。
吉田秋生、くらもちふさこ、吉野朔実、萩尾望都さんなどが好きでした。

吉野朔実さんが尾崎翠について語っています。↓
http://www.yomiuri.co.jp/book/column/pickup/20050111bk12.htm
200シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/08(木) 13:25:18

五十嵐大介さんの「魔女」読みました。
ひとコマひとコマが絵画を観ているような印象を受けました。
写実的な風景画あり、幻想的なシュール・レアリスムあり、素朴な人物画あり、
ピカソのような抽象画あり、、、
絵のジャンルがひとつに定まらない、すごいですね!
とりわけ郡を抜いて鮮烈な印象を与えたのは「SPINDLE」です。

哲学的なセリフが随所に見られますね。
特に「言葉」への言及が実に鋭い。

――言葉で考えるあなたは 言葉を超えることは考えられない
あなたより大きなものを あなたは受け入れることができない
あなたはあなたの世界を 拡げることはできても
あなたの外に出ることはできない
わたしたちの手が届くのは、わたしたちの世界の中だけ――(p111)
201シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/08(木) 13:25:53
「ペトラ・ゲニタリクス」はせつない読後感です。。

この作者にとって自然とはたんなる鑑賞の対象ではなく、直に触れるものであり、
熱を感じるものであり、蠢くものであるのですね。
森の精霊たち、風のささやき、水の歌声、大地の鼓動、原始の海の胎動、
ざわめき、叫び、呑み込み、そしていつしか天に還る。。。
ブランショのお気に入りの言葉を借りるなら「円環」です。

>そういう論理性、言語による思考を超えたものが
>絶対必要なんだろうね。

木々の言葉、風の言葉、そうしたものと「交感」できるものたちは「異端」であり、
「魔女」と呼ばれる。
なぜなら、人は自らがつくりだした言葉に制約されており、それを超えるものは
理解不能であり神秘だから。それらは「示される」だけだから。
人の言葉は自身の言葉によって世界が限定されてしまいます。
魔女たちは言葉に留まらない。言葉の世界を軽々と飛び越え、
言葉にできないものを「感じ」「交感」(対話ではなく)する。
人間にとって彼女たちの存在は脅威であり、畏怖すべき未知のものです。
202シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/08(木) 13:26:33

「思考」とは「言葉」でなされるもの。では「感受」は?
言葉に先立つもの、言葉を超えたもの、言葉に置き換えられないもの。
いくら語彙力を高めても言及できない世界。
彼女たちはその世界で自由に飛翔する。

――わたしが子供の頃から感じていたことの断片的な想念
野原に寝転がっているとき、青葉の香りや落ち葉の匂いに包まれ、
自分と草木が溶け合っていつしかひとつになったような陶酔感。
月や星を眺めているときの、逆にこちらが見つめられているような高揚感。
雲の切れ間から覗いている陽光が、わたしの内奥にまで入り込み、
わたしも光の粒子のひとつとなり、わたし自身が光源となったような恍惚感。
わたしは自然界の風景に溶け込み、風景のひとつになる。
あの瞬間の至福をどう表現したらいいのだろう……。

わたしが草や木と融合しても、わたしの思考は確実に存在する。
融合したわたしの「思考」は「言葉」でしかなされないのだろうか?
いいえ、その世界で第一義となるのは「感じとること」がすべてなのかもしれない。
バタイユやブランショが「言葉で思考する」人なら、ロールは「感じとる」人だったように

あちらのスレにも大変熱のこもったレスをカキコしてくださって、ありがとうです。
とてもうれしいです♪
203シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/08(木) 16:58:32

「死の病い・アガタ(ポストモダン叢書 2)」 は本日、最寄の図書館に
入る予定だったのに連絡がないので問い合わせたら
「本日の便には入っておりません。来週の木曜日あたりです」との回答が。。。
(他地区からの便は毎週木曜日、週に一度しか来ないのですよ…)
うううっっっっ……(泪)

その代わりに前からリクエストしていた
「ユリイカ 2005年10月1日・512号−攻殻機動隊」が入りましたよ。
機嫌を直して帰りに借りにいきます♪
204soundonly:2005/12/09(金) 13:40:05
お、「死の病」ひっぱるねえw
ま、なかなか読めないと気持ち盛り上がるし、いんじゃねw

「魔女」気に入ったみたいだねwよかったよかったw
2巻とも読んだんだwすごいねwおれは「クアルプ」が好き。
アマゾンの話しね。植物の精霊の名前として「アヤワスカ」って
出てくるけど、あれは幻覚剤なんだよね。太古から伝わる調合による
幻覚剤を巧みに使う呪術師。かっこえーなーw

吉田秋生は吉祥天女を少し読んだかな、あとホラーっぽい
短編をいくつか。くらもちふさこは「おしゃべり階段」。
吉野朔実は読んでないな。
萩尾望都は「スターレッド」より前ならほとんど全部読んでるな、
前に作品集をまとめて読んだ記憶がある。「ポーの一族」が
一番好きだったなw一時期少女漫画に興味持っていろいろ
読んでみたことあるんだww

んじゃ来週。
205シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/12(月) 12:40:31

>「魔女」気に入ったみたいだねwよかったよかったw
はい。とても気に入りましたよ♪
「魔女」はなかなか奥の深い漫画ですよね。思索に満ち満ちている…

>植物の精霊の名前として「アヤワスカ」って出てくるけど、あれは幻覚剤なんだよね
えっっ! そうだったのですか!
そうとは知らずに幻想的なお話だなあ、と摩訶不思議な気分で読みました。。。
だっていきなり昆虫が猿に「クワレル」とつぶやいた次の瞬間、いきなり場面が
トリップして人間が「食われる」んですよね。

精霊たちの棲む聖地、神々が舞い降りる地。
アマゾンの秘境、まるで人外魔境の地ですねえ、、、
206シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/12(月) 12:41:15

吉田秋生さんの「吉祥天女」読まれたのですね!
わたしもあの作品は大好きです。
あと「ジュリエットの海」「櫻の園」も好きでした。
萩尾望都さんといえばやはり何と言っても「ポーの一族」ですよね〜♪
エドガーとメリーベルの近親相姦的なプラトニックな関係もぞくぞくしました。
「トーマの心臓」などはヘッセを思わせます。これもお気に入りでした♪

くらもちふさこさんは、特別な世界を描くのではなく、その辺にいる身近な
女の子の気持ちを描かせたら右に出るものはいないでしょうね。
少女たちの圧倒的な共感を呼ぶ漫画家です。
207シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/12(月) 12:41:46

>一時期少女漫画に興味持っていろいろ読んでみたことあるんだww
そうでしたか。
わたしの好きな少女漫画を読んでいらして、とってもうれしいです〜♪♪

あと好きなのはね、もうかなり昔からつづいている作品で(毎年1冊刊行)
みつはしちかこさんの叙情漫画「小さな恋のものがたり」。
チッチとサリーのかわゆい恋ものがたりです♪
永遠の片想い、というフレーズがぴったりです。
「チッチを描くときは、片想いをしていた17歳の頃のように、
祈るような想いでペンを執ります」
みつはしさんがあとがきで書いていらっしゃいました…

わたしも書くときは毎回「祈るような想い」を忘れてはならないと思いました。。。
208soundonly:2005/12/13(火) 12:50:43
チッチとサリーってまだ続いてんの?すげww

土曜日は友人に誘われイタリア文化会館「日欧現代詩フェスティバル」へ。
白石かずこのリーディングが目当て。昼頃行って、まあいろいろ見たりしてて、
何回かタバコ吸いに外に出たりしてたんだけど、夕方、会場にもどる
エレベータで、やってきた白石かずこと一緒になったw
「白石かずこさんですか?ファンです」
「ファンだったらちょっとこのバッグ持ってよ、
 本とかいっぱい入ってて重くてしょうがないのよ」
「はい!」控え室まで鞄持ちww
レセプションでは吉増剛造を発見!調度持ってた「続々吉増剛造」
にサインをしてもらう。
「○○○○さんのご本に。剛ゾ」まで書いてウを書き間違い、
「ごめんごめんwよっぱらっちゃったよww」と言って
ふにゃふにゃと線を描き、何故か最後に点を加える。
「酔っぱらった吉増剛造のサインなんて、むしろ宝物」
と心の中で思い、「ありがとうございます!」
209soundonly:2005/12/13(火) 12:54:26
さまざまな討論、リーディングがあったが、やはり白石かずこがダントツ。
(吉増は前日になんかやったみたいで、この日はいただけ)

おそるべきパワーであった!!
210シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/13(火) 17:26:19

明日の午後は外出しなければならず、帰りもかなり遅くなるので
今日のうちにカキコしますよん♪

>チッチとサリーってまだ続いてんの?すげww
そうなんですよ!
みつはしさんは、確か、もうお孫さんがいらっしゃると思いますよ。
ロングランですよねえ。。。
1ページ全部がひとコマで、詩が添えられている箇所が時々あるんですね。
「涙のとなりにほほえみがある だまって揺れる空がある」とか。

わたしはクールでモテモテなサリーよりもチッチの素朴さやピュアさに共感し、
遠くからそっと見守っている岸本さんのほうが好きですねえ……。
211シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/13(火) 17:26:57

おおっっっっっっ!
「日欧現代詩フェスティバル」にいらして白石かずこさんと吉増剛造さんに
お逢いしたのですね!
おふたりの詩集にそれぞれサインをいただいたのですね♪
会話、読んでいるだけで臨場感が伝わってきますよ、わたしも何だか
ドキドキしてしまいました♪

わたしは堀江敏幸さんのサイン会で三冊ほど、サインいただいたことがあります♪
他の方たちは芥川賞受賞作の「熊の敷石」のみでしたが、わたしは受賞される
以前から堀江さんのファンでしたので受賞前の二作もお願いしました。
「あのう、三冊あるのですけど、よろしいでしょうか……?」
「ハイ! がんばりますっ!」とニッコリ笑って下さいました。
その直後に勇気を出して、手書きのファンレターをその場で手渡したのです!
(……返事はこなかったけど。もしかしてアブナイファンだと思われた…?)
212シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/13(火) 17:27:29

>おそるべきパワーであった!!

そうなんですよね。創作する人たちの放つオーラってものすごいんですよ。
大人なんだけど絵本が大好きなともだちとメールでやりとりしているのですが、
やはり興味のある分野「自分の根っこ」となるところに身を置くことって
ものすごく大切なのですね。
ともだちならばその場所がクレヨン・ハウスであったり、絵本作家さんの展示会
だったりします。
わたしの場合は、書店や図書館、古本屋街、あるいはカルチャー・センター
などで行われる作家の対談などかなあ、、、
213soundonly:2005/12/15(木) 13:02:55
>わたしはクールでモテモテなサリーよりもチッチの素朴さやピュアさに共感し、
>遠くからそっと見守っている岸本さんのほうが好きですねえ……。

ちょっと見てみたいけど、本屋で手に取ることさえ
おれのキャラが許さないかもwwwww

あと漫画だとね、フランスのメビウス。翻訳は無いかも知れないけど
(おれは英訳をいくつか読んだ)日本語のページが見あたらないな。
http://moebius.exblog.jp/88998/
この人詳しいな。

アメリカのダニエル・クロウズ、エイドリアン・トミネ
とかも面白い。ダニエル・クロウズの「ゴーストワールド」は
ヒットして映画にもなり、翻訳もあるみたい。
214soundonly:2005/12/15(木) 13:10:52
堀江敏幸?知らないなあ。
三島由紀夫賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞って
すごいなこのひとwww
また読んでみたい本が増えちまったwww
215soundonly:2005/12/15(木) 13:17:49
むこうのすれ見た?名無しに短レスで褒められると
すげうれしいね。
216soundonly:2005/12/15(木) 23:47:19
と思ったら別の奴があげて、
あっというまにあの有様ww

ま、落ちそうだったから良かったけどなw
少し下がるまで反応しない方がいいぞ。
217シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/17(土) 00:00:37

soundonlyさん

昨夜、あちらのスレを見ました。。。
うれしいと思った次の瞬間、とても悲しい気持ちになりました…。
それからふと思いついてこちらのスレを見てみました。
素早い対応の言葉とわたしへのお気遣い、本当にとてもうれしいです。
ありがとうと何回も言いますね。あなたの思いやりに涙があふれました。
このスレがあって本当によかったとこころから思います。
自由に書かせて下さるスレ主さんこと、折口学さんのおかげでこうして
あなたと楽しい対話ができることを感謝しています。

数日前にこのスレにもAAが貼られましたが、今は削除されましたね。
削除申請してくださった方、そして削除人の方、
お礼が遅くなりましたが、ありがとうございます。
わたしはこのスレにおいて、哲学板住人の方の良心を見ることができました。
218シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/17(土) 00:01:14

あちらのスレでは今までも一行ageの人がいましたが、上げられても
おかしな煽りは一度もつきませんでした。
わたしは文学板住人の方の良識に毎回感謝していました。

あのスレはあちこち追い出された挙句、やっとの思いで立てたスレでした。
soundonlyさんやSXYさんが真摯な質の良いレスをつけてくださったおかげで、
本当に良いスレに育ちました。ありがとうございます。
良スレとは良レスをつけてくださる方々によって作られるのだと、こころから
感謝の気持ちでいっぱいです。

けれども、学問板でも過疎板のそれもかなり目立たないスレとはいえ、
考えてみれば今まで荒らされなかったのが奇蹟だったのかもしれません。
2ちゃんねるの掲示板は、誰が何を書こうが自由なのですから。。。

ましてこの夏には「7月革命」なるものが雑談スレで勃発し、コテに対して
風当たりがかなり強くなりました。今でもその風潮はつづいています。
219シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/17(土) 00:01:56

正直に言えば、あのスレが荒らされなかったことでわたしが安穏として
いたのは事実であり、こころのどこかで慢心していたと思います。
あのスレだけは大丈夫、と…。

4月頃、学問板ではない雑談系の板を覗いたことがありました。
学問板しか知らないわたしは驚きの連続でした、、、
でたらめな言葉遣い、文脈の無視、煽り、中傷、誹謗、に満ち満ちていました。
そのときこころに浮かんだ「水清ければ魚棲まず」という諺を一度だけ単レスで
書き込みました。
そしたら、5分も経たないうちに返レスがつきました。今でも覚えています。
「白河の清き流れに耐へかねて もとの田沼の水ぞ恋しき」
ちょっと感動しました。。。
綺麗なだけでは息苦しくて魚も棲息できませんし、やはり少し濁った水の
ほうが棲みやすいということですね。腐敗した水藻や微生物の死骸が混入して
いてこそ、初めて生物は生きる。。。
わたしの好きな美しい名の「マリン・スノウ」は微生物の死骸ですから、、、
220シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/17(土) 00:03:48

(追記)

昨日ようやく「アガタ 死の病い」を借りることができました。
週末にゆっくりと読もうと思います。
この感想はあちらのスレの様子を見ながらにしますね。
下がってもまたカキコすれば上げられるかもしれませんし。。。
それまでは、当分の間こちらのスレのみにカキコします。

本当にいろいろとご配慮、ありがとうです。
――たくさんの感謝をこめて
              シリウス

soundonlyさんへ
221soundonly:2005/12/19(月) 13:57:53
まあそんな気にすんなw
いまちょっと書いてきたから1日くらいようす見てみよう。
荒らし、あるいは荒らしが付いて回ってるコテを全スルーすれば
そんなたいしたことにはならんだろ。もう200超えてるし。
222シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/20(火) 12:37:19

あちらのスレにこころのこもった丁寧なカキコをしていただき、ありがとうです。
とてもうれしく読ませていただきました……(涙)。
荒らされたあとに書くのは大変な勇気が要ったと思います。。。

そうですね、少し様子を見たほうがよさそうですね。。。
あそこに書かれているレス番号299と、あなたが同意してくださった301は
わたしが前に書いた文章のコピペですね、、、
(わたしのカキコ6=コピペ299、わたしのカキコ291=コピペ301)
幾多のレスのなかでなぜわたしのカキコだけがコピペされたのでしょう…?
おそらく、あちらの板でキャリアの長い300に記されている某コテさんと
間違われたのではないかと思いました。。。(同じように長文ですし…)
223シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/20(火) 12:38:07

「死の病」、読了しました。
ブランショっぽい作風ですね。
ブランショはこの作品を「明かしえぬ共同体」で引用していますし、、、

日曜日の夜に感想文の初稿、書き上げました。
勢いで一気に書き上げたので、思いつくままの断片的なものです。
これから、少しずつ整理していく予定です。
……書いているときは(特に自分が乗ってるな、と感じられたとき)、身体中が
熱くなるのです。つい先ほどまでぼうっとしていた頭のなかが冴え冴えとなり、
言葉が、文字が湧き出てくる感じがします。
あの瞬間の恍惚感が大好きです。

p.s
スレの順位が最下位に下がってもレスがついている限りdat落ちは
しないそうです。
一昨日初心者板で質問し、回答いただきました。
224シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/20(火) 12:38:49

前回、せっかく楽しいレスをつけていただいたのにそのままになって
いましたので、以下カキコします。

>>213

>ちょっと見てみたいけど、本屋で手に取ることさえ
>おれのキャラが許さないかもwwwww
……確かに、大人の男性が手に取るのは照れますし、
ものすごく恥ずかしいかも。

>あと漫画だとね、フランスのメビウス
サイトさっそく見ました。「風の谷のナウシカ」の原画ってメビウスだったのですね!
宮崎アニメのなかで、わたしが一番好きなのは「ラピュタ」かなあ。。。
「ナウシカ」「もののけ姫」は環境破壊への怒りがテーマですが、あまりに「気負い」が
入りすぎて、説教臭さのほうが上回っている印象でした。
225シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/20(火) 12:39:27

メビウスはリュック・ベッソン監督の映画『フィフス・エレメント』の
超高層未来都市のデザインをされたのですね?
この作品はビデオで観ましたよ。

ちなみにリュック・ベッソン監督作品で一番好きなのは「レオン」♪
映画のラスト、不器用なレオンの最初で最後の愛の告白と、彼の死後
マチルダがレオンの大切に育てていた観葉植物を学校の庭に植えるシーンが
胸に迫りました……。
エリック・セラの哀切な曲と相まって涙がとまりませんでした。。。

この作品を観てジャン・レノのファンになりました♪
226シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/20(火) 12:40:19

>アメリカのダニエル・クロウズ、エイドリアン・トミネとかも面白い。
たくさんご存知なのですね!
わたしは海外の漫画家はまったく知らないのです。。。

ダニエル・クロウズの「ゴーストワールド」、レンタルで借りられたら
観てみたいです。
検索したら、不安を感じ始めた思春期の女の子をクールに切なく描いた作品、
とありました。「青春映画」ですか、う〜ん、甘酸っぱい響き……。
いいなあ。。。
227soundonly:2005/12/20(火) 13:34:16
>>222
おまい忘れてるようだけど、おれ元コテ叩きだからねw
あーいう場合の処理は割と面白く考えられる。
解釈はいろいろできるが、299はおまいに対する煽り、
300は299とセットでブラフ、
301は299と同じ手法を使ったスレ全体に対する擁護、
302は素朴な擁護レスという解釈に基づいたレスをした。
もっと勘ぐればいくらでも勘ぐれるが、スレの汚れを最小限に
食い止めるにはあんな感じかなと考えた。

おまいは全スルーでいんじゃないか?
302にレスするんだったら注意しろ。あれも実はちょっと臭うからなw
荒れたことに関するコメントもこぴぺに対するコメントも不要。
おまいの感情的なレスが奴らのエサになるからな。

「死の病」楽しみだなw
漫画については明日レスする。
228soundonly:2005/12/21(水) 13:10:25
>>224
メビウスはナウシカのポスターを1枚描いただけだね。
ナウシカオタクらしいからねww
おれも宮崎駿については微妙で「カリオストロ」が
1番好きかな。

>>225
「フィフス・エレメント」や「ブレードランナー」みたいな
世界観はもともとメビウスがマンガで描いたのが最初じゃないかな。
「エイリアン」の脚本のダン・オバノンや、
「エルトポ」の監督ホロドフスキーの原作でいろいろ描いてる。

>>226
「ゴーストワールド」は青春映画とは言えないかもよww
甘酸っぱくはないなw原作よりは苦くないけど。
229シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/21(水) 14:15:22

荒らし対処へのアドバイス、ありがとうです。

>302にレスするんだったら注意しろ。あれも実はちょっと臭うからなw
お礼のレスしようかと思ったけど、即、やめることにしました。
全部スルーしますね。危ない橋は渡らないほうがよさそうですので。。。

>おまい忘れてるようだけど、おれ元コテ叩きだからねw
ん? そうでしたっけ?
わたしはあなたに叩かれたことは一度もありませんよ〜♪
むしろ「荒らし」スレ当時からかなり友好的な態度で接していただいていましたから。
あなたとはきちんとした「対話」ができましたからね。うれしかったですよ。
ネットの基本である「対話」が継続的にできる人はありがたい存在です。
230シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/21(水) 14:16:05

>301は299と同じ手法を使ったスレ全体に対する擁護、
なるほど! スレに対する好意的なコピペなのですね。
あちらのスレにsoundonlyさんがいらっしゃるだけでこころ強いです♪
煽りについては、わたしはほとんど無知であり、無防備ですから。。。

あなたの解釈に基づいて下記のように変換してみましたよ。
(自分のカキコをこんなふうに本歌取りするのは、おこがましいのですが…)

2ちゃんねらーはお祭り騒ぎが大好きです。ただ騒々しく囃し立てるのではなく、
書かれた言葉に対して沈黙のうちに酔うことや、レス内容をしみじみと味わうことを
知っています。 それが「通」なのです


p.s.
>>228については、明日レスしますね。
231シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/22(木) 12:28:55

>おれも宮崎駿については微妙で
そう、微妙なんですよねえ…、
正直言ってあまり好きなほうではありませぬ。。。(ごめんなさいです…)

>「フィフス・エレメント」や「ブレードランナー」みたいな
>世界観はもともとメビウスがマンガで描いたのが最初じゃないかな。
林立するハイテクの高層ビルなど、近未来を舞台にした作品が
得意なのですね?

「攻殻」は近未来を舞台としながらも、失われたなつかしい風景、
下町の河川敷や夕陽に染まる土手などがふいに出現しますよね。
あれは「ゴースト」同様、人がなくしてはならないもの、
拠り所となるものの象徴なのでしょうかね。。。
背中を照らすあたたかな夕陽の色や、釣り舟が川面をゆったりと流れていく
シーンが好きでした。
232シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/22(木) 12:29:32

>「ゴーストワールド」は青春映画とは言えないかもよww

「ゴーストワールド」、昨夜レンタルして観ました。
やるせなさのみが残りました……。
辛辣で身勝手で残酷で、周囲の人すべてを傷つける少女イーニドに翻弄される
中年男シーモアが哀れでたまりませんでした。

この後味の悪さはかつて読んだ「ガラスの動物園」の読了後の気分に似ています。
引っ込み思案で傷つきやすく、外の世界に自分の居場所を見つけることができずに、
ガラスの動物を集めるのが趣味の気の弱いローラは、古いブルースのレコードを
収集するのが唯一の楽しみのシーモアにそのまま重なります。
臆病で人間関係が下手で異性との交流を持てないところもよく似ていますね。

人間関係を築くのが下手なのはイーニドも同じで、彼女は棘を刺すことでしか
人との関係を持てない。(ハリネズミの法則ですね…)
233シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/22(木) 12:30:05

シーモアもようやく恋人ができ、唯一の友だちも就職し、また、保護者である
父親も再婚し、それぞれの道を歩み始めます。
働きもせず進学もしない、イーニドだけが取り残されたまま、、、
美術学校の入学も奨学金も取り消された彼女は寂しさのあまりシーモアに
恋人がいることを承知の上で迫ります。
正直なシーモアはやっとできた恋人に別れを告げ、後は知らんぷりのイーニド。
イーニドに怒りすら覚えました。。。

ラスト、彼女はひとりで町を出ていきます。
彼女の行く手にあるのは何かはわかりませんが、一人の人間を深く傷つけた
という罪の意識は生涯つきまとうでしょう。
その痛みを決して忘れないこと、それが彼女に課された贖罪なのです。
234シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/22(木) 12:30:35

あちらのスレにSXYさんがカキコしてくださいました! うれしいなあ♪
あのスレはおふたりに守られているのですね。感謝です。

いよいよ今年最後の三連休ですね〜。
どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしくださいね♪
ではではまた、来週♪
(来週は28日くらいまでかな…?)

p.s.
「死の病」の感想はあちらのスレの様子を見ながら、予定としては
日曜日の夜あたりにupしようかと思っています。
235soundonly:2005/12/22(木) 13:24:53
ゴーストワールド見たんだw
原作はもっとニヒリスティックでくら〜い感じw

SXYもいいやつだよなw
歴も長いようだし、気使ってくれてる。
なんか即レスで質問がひとつ出てたな。
おれももう少し書いといてみた。

様子見て、無理しないで、自分のペースでいけよ。

とりあえず、メリークリスマス!
236soundonly:2005/12/23(金) 00:15:18
わかった!あの即レスSXYの自演だ!
なんていいやつ!
237シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/26(月) 12:34:03

>様子見て、無理しないで、自分のペースでいけよ。
はい。ありがとうです。
万が一、荒らされたときはしばらく書き込まないのが良策ですね。
何かあったときは、即このスレに書くことにしますね。
(これが本来の掲示板の役目、緊急連絡網ですね!)

>わかった!あの即レスSXYの自演だ!
>なんていいやつ!
そうだったのですか!
…なるほど、三人だけでカキコしているとまた外野がちょっかい出して
きそうだから、あえて名無しレスを入れることで牽制したのですね?
真面目なレスであれば、ちゃんと質問にお答えしますよ、と。
う〜ん、すごいなあ。。。そこまで考えておいでとは、、、

あなたとSXYさんによってあのスレは支えられてきました。
とても良い書き手の方たちに恵まれました。
ほんとうにありがとうです!
238シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/26(月) 12:34:39

p.s.

「アガタ」読了しました。感想文の初稿書き上げました。
様子を見ながらupします。(多分、お正月休み中になりそう…)

クリスマスに絵本の好きなともだちから「フランダースの犬」の絵皿(非売品♪)
をプレゼントしてもらいました♪
あらいぐまラスカルの絵皿もあったのですが、やっぱりネロ、パトラッシュの
いじらしさがわたしを惹きつけましたね〜。
239soundonly:2005/12/27(火) 14:44:08
>(これが本来の掲示板の役目、緊急連絡網ですね!)
wwwおまいのそういうとこ、つぼなんだよなあwww

>あえて名無しレスを入れることで牽制したのですね?
あとレス数をかせぐ意味もあるな。
最近多いケータイ荒らしには効果あるんじゃないか?

>「アガタ」読了しました。感想文の初稿書き上げました。
初稿っておまいwww、最近かなり推敲してるだろ、
文章が緻密になってきたよな気がするなあ。
んなことばっかしてないで、運動しろよ、運動!
wwww

「死の病い」の感想良かったよ。力強い。迫力がある。
おれも後であげとくよ。あっちはこれで今年最後だな。
240シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/28(水) 15:46:26

あちらのスレにカキコしていただき、ありがとうです♪
わたしの放ったボールを鮮やかなホームランで打ち返してくださっていますね!
それも、確実な方向に。
無駄のない簡潔な文章、わたしにはあのような文章はとても書けません、、、
すごいなあ……(ため息)。

>んなことばっかしてないで、運動しろよ、運動!
…そうですね。
実はわたしは運動神経が鈍いのですが、長時間歩くことは得意です。
今の季節は寒風が身に沁みて歩くのはかなり億劫ですが、春になったら
新芽が萌え出たばかりの川辺りをゆっくりと歩いてみたいなあ、と思います。
絵本の好きなともだちは、夏の夕暮れに川辺りでスケッチしたそうです。
いつまでも暮れない空の色と、水の音と、夏草に囲まれてとても気分が
よかったといってました。(でも瞼の上を蚊に食われて翌日お岩さん状態に。。。)

>「死の病い」の感想良かったよ。力強い。迫力がある。
ありがとうです♪ とてもとてもうれしいです!
書き手が女性作家ですと、やはり熱が入りますね。
241シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2005/12/28(水) 15:48:47

今年はこのスレに書くのは今日が最後かな…?
でも、何かあったときは必ずここにカキコしますね。
あちらのスレは年内にあと一回ほど、あなたのカキコについての感想のレスを
つける予定でいます。
年明けに頃合いを見て『アガタ』の感想をupしようと思います。
この作品はあなたのアドバイスを受け入れて、たまには初稿のままupして
みようかな…。
勢いのまま書いたものですので、あちこち破綻してるところもありますが、、、

『狂人日記』(色川武大)、今日借りてきました。
お正月休みに読む予定です。楽しみ♪

今年はほんとうにお世話になりました。
2ちゃんねるに不慣れなわたしは、つまずくことや泣くことが多かったけれども、
あなたのおかげでネットの対話の楽しさを知り、世界が広がりました。
たくさんの本のご紹介も感謝です。

それでは、よいお年を。来年もよろしくです。
242soundonly:2005/12/31(土) 19:31:27
あくきんだーーー!
また来年!!!
243シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/01(日) 00:53:03
あけましておめでとうございます♪
今年もよろしくです。

アク禁ですか、、、
新年早々、大変そうですね。。。

いつも、カキコ楽しみにしています♪
悲しいことや、いやなことがあったとき、このスレと
あちらのスレのことを思います。
そうするとね、こころの奥にぽっと明かりが灯るのですね。
泣いてしまうこともあるけれども、わたしは哲学板と文学板が大好きです♪
2ちゃんねるが大好きです。
244シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/02(月) 19:23:57

soundonlyさんがしばらくアク禁ということですので、Wordに保存してあった
文書を徒然草に倣って、わたしもひとつupしてみませう。

徒然なるままにお読みくださいませ♪
245シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/02(月) 19:24:51

現代作家では、堀江敏幸さんのほかに、星野智幸さんからも三冊ほど
サインいただいたことがあります。
星野さんの小説の装丁を一般公募していて、そのとき装丁画を出しました。
油性のカラーペンで描きました。(美術の時間以来です……)
応募作品はすべて銀座の画廊で展示されており、ひとりひとりの作品に
星野さんが丁寧なコメントをつけてくださいました。
わたしが装丁に選んだ作品は「目覚めよと人魚は歌う」。
シュールレアリスムっぽい感じに仕上げました。(正確な写実は苦手だから、、、)

画廊には他にあまり人がいなかったので、星野さんと先客の美大生の
女性の方とわたしの三人でゆっくりお話することができました。
私「編集者の方って初稿はめちゃめちゃけなすって本当ですか?」
(あっっ、わたしってば、なんて失礼なことを…、)
星野さん「そうですね。最初の頃は結構言われましたが、最近は僕も言い返す
ようになりましたね」
私「偏った批評家たちの意見て、アタマに来ません?」
(ま、またもや、失礼なことを…、誰かとめてっっっ〜〜!)
星野さん「(苦笑しながら)…まあ、それもひとつの読み方なのでしょね」
わたしの矢継ぎ早の質問攻めにどこまでも温和な星野さんなのでした。
ちなみに、星野さんの作品で一番好きなのは「砂の惑星」(芥川賞候補作品)です。
246シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/02(月) 19:25:39

「ユリイカ 2005年10月1日・512号−攻殻機動隊」を読みました。

哲学者の東浩紀氏はじめ社会学者たちがそれぞれの専門分野から
熱く語っています。
わたしが押井監督作品に漠然と感じていたことを、アニメ評論家の
藤津亮太さんがこのように語っていました。
――押井監督は、引用も含めて過剰なまでに言葉を重ねることで
「意味」と「無意味」の境目を曖昧にしてしまう。そこには真実もウソもなく、
ただ「意味ありげ」という黄昏が広がっているのだ――(p207)

そうなんですよね。
特に多いのが聖書からの引用句。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」、「パトレイバー2」が然り。。。
「思わせぶり」なセリフの割には、その言葉の背景がはっきりと見えない、
吐かれた言葉はそのまま宙ぶらりんな状態のまま、、、
ほのめかしのみが狙いなら、成功しているといえるでしょう…。
247シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/02(月) 19:26:38

以下、「ゴースト・イン・ザ・シェル」の聖書の引用句です。

潜水を終えた少佐がバトーと船上で話すシーンで、ふいに聞こえた
幻聴のような人形つかいの言葉。
「今、われらが鏡にて見る如く見るところおぼろなり」(*A)

ラスト、人形つかいと融合した少佐がセーフハウスでバトーに語るセリフ。
「いつか聞いたあの言葉の前には、こんなくだりがあるの。
童のときは語るときも童の如く、思うことも童の如く、論ずることも童の如く
なりしが、人となりては童のことを捨てたり」(*B)

これは、聖パウロの「第一コリント書、13章11-12」からの抜粋です。
「われわれは、幼い子どもであったとき、幼い子どものように語り、
幼い子どものように考え、幼い子どものように思いを巡らした。
だが、一人前の者になったとき、幼い子どものことはやめにした」(*B)
「われわれが今、見ているのは、ぼんやりと鏡に映ってのもの」(*A)

押井監督はいったいどのような想いで聖書をひもといたのでしょうね。
う〜ん、果てしなく想像のみがひろがるばかり……。
248soundonly:2006/01/05(木) 12:55:11
あけましておめでと!
去年はありがと。おまいのおかげで面白かった。
今年もよろしくな!

正月休み中にブランショの赤い本「小説選」読み終わり、
今は吉増剛造「死の舟」を読んでる。
あのスレの最初の方のブランショ関連部分も読み返してみたよ。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」の、人形つかいの聖書引用については、
船上で二人が話していた内容に対して人形つかいは、
「おまえたちが今いろいろ考えて、悩んでいること自体、
 ぼんやりと鏡に映っているような、現実という(不完全な)世界の出来事にすぎない」
という意味かな。人形つかいと融合した少佐が、その前段をバトーに語るのは
「ネットを自由に行き来できる存在となった今では、融合以前のことはすべて
 わらべの時のことのようだ」というのをバトーに伝えたかったんだろうな。

まんがで最近面白かったのは「不思議な少年」と「きょうの猫村さん」だな。
249soundonly:2006/01/05(木) 12:59:41
>>245
こうゆう体験談て、その作家知らなくても
面白いもんだなww

あっちの「アガタ」の感想はとてもいいな。
特につけ加えることも見あたらないが、何か
別の視点でちょっと考えてみるよ。来週だな。
250シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/06(金) 19:24:55

>「おまえたちが今いろいろ考えて、悩んでいること自体、
>ぼんやりと鏡に映っているような、現実という(不完全な)世界の出来事に
>すぎない」という意味かな。

おおっっ! さすがに鋭いですね。
そうですね。わたしたちが捉えている現実世界は不完全、不確定なもの
なのでしょうね。
あの作品のなかで、ニセの記憶を植えつけられた男がいましたが、
(妻も娘も実在しない…)その記憶は真実のものではなく「ぼんやりと鏡に映っている」
ようなあやふやなものなのですね。何だかブランショふうになってきましたよ♪

>人形つかいと融合した少佐が、その前段をバトーに語るのは
>「ネットを自由に行き来できる存在となった今では、融合以前のことはすべて
>わらべの時のことのようだ」というのをバトーに伝えたかったんだろうな。
わたしもそう思いますね。
融合してしまった少佐はもう以前の少佐ではない、と。
融合後の自分は、融合前の自分であることをやめたのですね。。。
それは卒業なのか、変身なのか、成長の結果の進化なのか、わかりませんが…。
251シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/06(金) 19:25:40

>正月休み中にブランショの赤い本「小説選」読み終わり、
わたしも読みたいですので、しばしお待ちを♪
昨日帰りに「狂人日記」返却してきまました。その際に下記の図書を他地区図書館
経由でリクエストしてきました。

ヒロシマ私の恋人(ちくま文庫)/マルグリット・デュラス著 清岡卓行訳/
筑摩書房/1990

白日の狂気 (ポストモダン叢書)/モーリス・ブランショ/著
朝日出版社/1985

>あっちの「アガタ」の感想はとてもいいな。
ありがとうです♪ うれしいです♪♪ 初稿のままですよん。

星野智幸さんのサイトです。「言ってしまえばよかったのに日記」が好きです。
http://www.hoshinot.jp/
252シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/06(金) 19:26:56

「狂人日記」の感想書きあがっています。また、頃合いをみてupする予定。
(SXYさんはお忙しいと思いますのでとくに返レスを求めるものではなく、
読み放しにしていただければ、と思います)

それと「エヴァンゲリオン」全話、見ました。ふうぅぅぅっっっっ。
これも感想は書きあがっています。これはこちらにupする予定。
5レスほどになります……。

>まんがで最近面白かったのは「不思議な少年」と「きょうの猫村さん」だな。
昨日「不思議な少年」4巻購入しました。
まだ1巻しか読んでませんが、冒頭でまたもや旧約のカインとアベルの兄弟殺し
が引用されていますね。
日本人にとって聖書はどのような意味合いを持つのでしょうか…。
日本における哲学的な映画やアニメ、漫画、小説などにはなぜか必ずといって
いいほど聖書の語句が引用されています。それもかなり意味ありげに、、、
理解し難いがゆえに魅力的に映るのでしょうかね。。。

ではまた来週♪
253soundonly:2006/01/11(水) 18:29:14
「エヴァンゲリオン」全部見たって?!!!!
これでおまいもすっかりアニオタだwww
しかしおれは先日「モンスター」全25巻見終わったところだ。
はっはっはっは!

エヴァこそ聖書濫用の最たるものだろ?だいたいタイトルが
エヴァンジェリスト(伝道師)からの造語じゃなかったっけ?

「狂人日記」は色川武大のだっけ?SXYの感想も読みたいなあ。
おれも読む予定してるが、「怪しい来客簿」を先に読みたいから
まだだな。おまいSXYに感想読みたいって言ってみろよw
そしたらおれも読みたいって言うからww

254シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:51:10

>これでおまいもすっかりアニオタだwww
おおっっ! 名誉会長(?)より直々の免許皆伝ですね♪
このたびは栄えある会員に任命していただき厚く御礼申し上げまする。

>だいたいタイトルが エヴァンジェリスト(伝道師)からの造語じゃなかったっけ?
ええっっ、そのような由来があったのですか? 
たんなる「エヴァ(イヴ)」のことだと思っていましたよ。

>エヴァこそ聖書濫用の最たるものだろ?
…確かに、、、
謳い文句が「新世紀の福音」って、福音を述べるのは「救世主」なのですが、
誰も(シンジすらも)福音なんかひとことも述べてないんですよね〜。
「使徒」→本来はイエスの弟子で福音を広めるものがここでは人類を滅ぼす側。
「アダム」→本来は楽園を石もて追われた身なのに、ここではレイによって
すべてを融和する役割を担う。
「エヴァ(イヴ)」→本来はアダムの誘惑者なのに、ここでは人類を守る人型ロボット。
255シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:51:45

う〜ん、これ見よがしの旧約聖書からの濫用に次ぐ濫用。。。
ここまで著しく誤用されていると、むしろ笑えるかも……。
「もっとやってーーーー」って。(苦笑)
聖書は無視して、物語の面白さにのみ酔うのが一番でしょうね。

>おまいSXYに感想読みたいって言ってみろよw
>そしたらおれも読みたいって言うからww
…そうですね。
お忙しそうですので、お時間のあいたときにでも、とお願いしてみますね。

あちらのスレのカキコ、ありがとうです♪
作品が書かれた背景がよくわかりました。サイトのご紹介にも感謝。
256シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:52:25

「新世紀エヴァンゲリオン」テレビシリーズ、全話見ました。

碇司令は正直に言わせてもらえば、狂った科学者、です。
亡き妻ユイそっくりに造らせた人工生命体の綾波レイ、アダムの遺伝子を
甦らせて「さあ、わたしをユイのところへつれていっておくれ」とレイに懇願
するも拒否されるラスト。
「わたしはあなたの人形じゃない」というセリフの本心は、
「あなたの奥さんの身代わりではないのよ、顔をいくら同じに造っても
わたしはわたし。同じ人間など造ることができないの。それは神に対する
冒涜なのだから」というレイの碇司令への怒り、全能の神になりたかった
碇司令への人造人間レイからの非難。

レイは喩えるならば聖母のような赦しの象徴ですね。
エヴァシリーズも使徒もシンジもアスカも碇司令も、彼女はすべてをひとつに
融合し、新しい命に生まれ変わらせる役割です。
そこにあるのは、哀しいほどの自己犠牲。
人工生命体として生まれながら、少しずつ人間のこころを会得していくレイに
愛おしさを感じました。。。(この辺、タチコマと被ります…)
257シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:53:00

碇司令がセカンド・インパクトの一日前に南極を去り難を逃れた過去、
カメラが捉えた巨人(使徒)の影。意図的に起こされたという惨劇の噂。。。
こうした謎はとうとう最後まで明かされません。
赤木母娘の碇への哀しい愛憎、裏切りや自殺、男女関係の相克が
実に生々しく、見ていて息苦しくなるほどでした。。。(毒気にあてられました…)

事の発端はすべて碇司令の功名心と亡きユイへの狂った愛から始まりました。
ユイの論文に興味を抱き、意図的に近づき、表向きは人類を守る目的でエヴァ
を創り上げましたが、その根底にあるのは功名心。
人類補完計画(人は一人では未完ゆえに私と他者を融合した完璧な新人間を
造りだすという神をも畏れぬ計画)の根底にあるのは碇司令の人間関係の
下手さ、生きることの不器用さからくるコンプレックスであったでしょう。
ユイがエヴァ試運転中の事故で亡くなると、彼女の魂をエヴァに込め零号機を
創り、そしてシンジを初号機へと送り込む、、、

赤木母娘の碇司令への愛は、ただ彼に利用されただけ。。。
それも哀しいことに母も娘も自分のほうから彼を愛したこと。
いったい、碇司令の何がユイや赤木母娘、果てはレイまでも惹きつけるの
でしょう?
258シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:54:05

女たちは、ひとりの男の何かに賭ける理解し難い情熱に惹かれ、
その毒気にも似た熱気に巻き込まれてしまうのではないでしょうか。
たとえそれが狂った情熱であっても、、、
あるいは、普段は冷徹な男がほんのときたま自分にだけ見せる弱さや
やさしさに惹かれてしまうのでしょうか。。。

このアニメは父と息子、父と娘、母と娘、つまり親と子の葛藤が軸になって
います。
レイに嫉妬するシンジ、ファザーコンプレックスを抱えたミサトの梶への想い、
自殺した母を持つアスカ、そして赤木母娘。。。
アニメっぽい絵柄とは対照的に、大人の男女のドロドロした愛憎がリアルに
描かれています。
(赤木りつ子の母親が女として碇司令を誘惑するシーンは粘っこいものが
ありました…)

「碇司令が言ってるのよ。ばあさんはしつこいって」
残忍な笑いを浮べて言う幼女のレイは、一人の男を獲り合う成人した
女そのものです。首を絞められながらニヤリと笑うレイの、幼女と
は思えないふてぶてしい表情がとても不気味で戦慄が走りました……。
259シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:54:38

ラスト、地球上にふたりだけ生き残ったシンジとアスカは新しいアダムとイヴの
誕生です。レイの役割はふたりをヒトの姿のままでこの地上に残すことでした。
人工生命体のレイはイヴにはなれません。

それにしても、エヴァが使徒と闘うシーンは迫力ありますね!
はじめはエヴァとのシンクロ率とか意味不明だった現象が、回を追うごとに
少しずつ理解できるようになりましたよ。人型ロボットなのに血を流したり、
身体を負傷したり、とか、、、
シンジの乗っている初号機が使徒を倒し食い千切って食べるシーンが強烈
でした。それを見ながら「彼女、目覚めたのね…」という赤木りつ子のつぶやき。
「彼女」とはユイですね? 人間の魂が込められた戦闘機用ロボット。
悪寒が走りました。。。何と恐ろしいものを人間は創り出したことでしょう…。
260シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/12(木) 12:55:47

そうそう、音声通信のみのとき、「soundonly」の表示が出ましたよ!
前スレでお話ししていた、あなたのハンドルの由来ですね。
おおっっっ! こんなところでsoundonlyさんのお名前が!
ちょっと感動しました♪ アニメなのに知っている人に出会えたような
気分でしたよ。

シンジの疎開先ってなつかしい風景が出てきますね。
畑や田んぼ、夕陽に染まる金色の土手、川べり、、、
攻殻にも似たような風景がときおり登場しましたね。
近未来ハイテク都市と、昭和の頃の失われた風景という対比。
そういえば、シンジはなつかしい時代の少年のイメージがあります。

謎が多くて消化不良な作品でしたが、一気にラストまで引っ張っていく
壮大なストーリーはやはり見事です。
261音声通信:2006/01/13(金) 12:57:17
アニメ・マンガにおける「基督教」イコンの濫用には
日本の歴史的な背景を背負った無意識的なコンプレックス(結節点)
が存在するな。詳しく調べる気はあまりしないのだがww
これ調べていくと
「何故コスプレの分野でゴスロリがひとつのスタイルとして定着したのか」
とかまでわかっちゃいそうだなww
あいまいなヨーロッパ的仮想歴史の歴史みたいなww

262音声通信:2006/01/13(金) 13:13:14
おれ的には「エヴァンゲリオン」て
オタクの、自覚的な脳内マップ、みたいな話しだと思うな。
内省的な、弱い自分。母への依存。父への近親憎悪。
なんとか「お手軽に」強く、かっこよくなるための「巨大ロボ」。
そこまでは他の男の子向けアニメと大差無いのだが、それ以降の
掘り下げ方がおもしろいところだな。実はロボじゃない、とか、
敵はまったく何者かわからない、とか、
「対人関係」の象徴のようなATフィールとか。
最後のアスカのセリフ「きもちわるい」は、
そういった内省的なメンタルのあれやこれやは、どうしたって
「キモイ」と他者に言い渡される可能性を保留している、という
意味に聞こえた。
263音声通信:2006/01/13(金) 13:20:03
>それにしても、エヴァが使徒と闘うシーンは迫力ありますね!

戦闘シーンはほんとうまいよな。たまにその巻とかだけ借りて見たりww
監督の庵野はナウシカの「巨神兵」担当だからな。
ああいうのがほんとに好きなんだと思うw
264音声通信じゃない:2006/01/13(金) 13:25:05
ATフィールド、な。タイプミスw

  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|/                    : : : : : : :ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ
  V!;;;;;;;;;;;;;;;/ |                l      ' : : : : :|: l;;;;;;;;;;;;;;:;| 
  丿;;;;;;;;;;;;;.i / ,,...ー--:..,, __   l     / _ _ ,, .. .. ,, _ へ::>ミ;;;;;;;;;;;;;| 
 ´i;;;;;;;;;;;;;;;;;!´<ア ´ ¨     ` rソ   /, /       `丶_ |;;;;;;;;;;;;!、.
  |/i;;;;;;;;;;;;;| r==(          )/⌒ヽ(          )彳 |;;;;;;;;;;;i 
   |,;;;;;;;;;;;| !i  丶. _    _ . / |   |: :丶_    _ . /   !i !;;;;;;;;;l  
    |;;;;;;;V/      '' ''   ,. ´, . . .;' 、: : : '' '' : : : : : : : ::ii/;;;;;;/v 
    ヾ;;;;;;;ヽ          /(  : : : : : : ::)、: : : : . : : : : : : : :/;;;;;;;/   
     ヾ;;;;;ヘヽ       /::' ゝ´`: :´:  ´ '\: : : : : : : : : : ∧;;;;;/    .
    /ー《;i \     /: : .'  _ _ _: : : : :ヽ: : : : : : : : //;;=ヘ   今日は金曜か。
     i /::::''ヘ;i  ヽ    : ::  /_,. -ー- .,_\: : : : : : : : : :://;;r'  | また来週! 
    ! ::' ;:::ヘi      ::' /^~      ~^\: : : : : : : : /;;/)ヽ |  
    ヽ  :::: ヽi       ' |  _    _  |: :: : : : : : /;;/:: :::: : :|   
     ヽ   i;;;;i    ! |/´   `ー ´   `ヽ!: | : : : :/;;/::~::: :/        
       ''ー y;;;i    ゝヽ-ー ´ ̄`ー- ソ;;ノ : : : /;;/_/         
265シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/16(月) 12:20:17

音声通信さん

ハンドルを日本語バージョンに変えられたのですね!
何だか宇宙ステーションで会話しているような気分♪
(「ハロー、こちらヒューストン」と一度でいいから言ってみたかった)
ハロー、こちらおおいぬ座のシリウス、そちらの星はいかが?
こちらの外気は摂氏三百度、外出はすべて地下通路のみ使用ですのよ。

>アニメ・マンガにおける「基督教」イコンの濫用には
>日本の歴史的な背景を背負った無意識的なコンプレックス(結節点)
>が存在するな。
そうですね、「白い人」「黄色い人」(遠藤周作)を読むとその辺の
コンプレックスが実によく描かれています。遠藤氏がフランスに留学したとき
同じようにキリスト信仰者でありながらも、西欧人の日本人に対する偏見や
また、彼らに媚びる中国人留学生が卑屈なまでに描かれています。
266シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/16(月) 12:20:51

>オタクの、自覚的な脳内マップ、みたいな話しだと思うな。
>「対人関係」の象徴のようなATフィールとか。
なるほど! やっぱり読みが深いですね!
エヴァはつまりは「なりたい強い自分」なのですね? エヴァにシンクロしている
限りはみんなには嫌われないし、羨望の的で対人関係はスムーズにいく、と。

>最後のアスカのセリフ「きもちわるい」は、(略)
>「キモイ」と他者に言い渡される可能性を保留している、という
>意味に聞こえた。
あのセリフ、ほんとうに意味深というか意味不明でした……。
地球上にたった二人だけが生き残り、本来なら二人で力を合わせてこれから
生きていかなければならないのに、そのたったひとりの他者からさえも拒否
されてしまうということですね。
生きることが先決で、好きも嫌いも二人しかいないのですから選択肢など
ないにも拘わらず人は嫌いなものに対しては容赦ない、ということでしょうか。
人間のエゴの前では、レイの自己犠牲は意味をなさず報われないのですね。
何だか救いがない結末です。
267シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/16(月) 12:21:27

>監督の庵野はナウシカの「巨神兵」担当だからな。

そうだったのですか!
ナウシカの「巨神兵」、本当に不気味でした。
初めて画面に現れたとき、ぞーーーっとしましたよ。
鎧をつけたような不自然な体型、
のっぺらぼうに近い顔立ち、異様に広い肩幅と長すぎる手足。
不気味に光る目、ものすごく怖かった……。
268シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/16(月) 12:22:25

>>264
あっっ、碇司令だ〜!


                      ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_
       ハ,_,ハ    m       )  (タチコマふうに…)      (
  ☆   ,:' ´∀';   ノ    r 、  ) バトーさん、バトーさん!!  (
    l^ヽ'"'"~/^i'ツ'∧_∧ /    ) 碇司令の顔がこわいよ〜っっ (
  ヾ        'ミ,    )   __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
  ミ  ´ ∀ `  と,   ヽ ==--- ̄ ̄
  ッ       _   "ミ__)○====----
 (´彡,.     (,,_,ノ  _ヽ_)_)
     "'"'゙''""''''゙""´
269シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/16(月) 12:23:34

そういえばこの人っていつも無表情というか、苦虫を噛み潰したような顔しか
みたことないんですね〜♪
たまにはお茶目な顔も見てみたかったですね。
例えば、濃いヒゲの先っぽに赤い水玉のリボンを蝶々にして結わえながら
にんまりしている顔とか、
例えば、ほっぺたにクリームをいっぱいくっつけながら夢中でケーキを頬張って
いる顔とか、
わたくしことシリウスを想い、窓辺でひとり星を観ながら愛の詩を口ずさみつつ
涙している顔とか♪

えっ? イメージが壊れる? (特に最後の一行は妄想炸裂…?)
結構、イケテルと思うんだけどなあ・・・・

今週後半に「狂人日記」の感想をあちらにupする予定です。
270音声通信:2006/01/18(水) 13:03:04
遠藤周作は確か「海と毒薬」と「イエスの生涯」読んでるな。
「海と毒薬」は映画もいいよ、モノクロで暗いけど。

>>267
おれは巨神兵好きでさw
巨神兵見るためにナウシカたまに借りるねw
1発光線みたいなやつ吐いて、ドロドロに溶けてしまう。
「だめだ、腐ってやがる」
あれも機械じゃなくて生き物っぽいところはエヴァと
似てるよな。庵野は何かああいうものが好きなんだろな。


おれもナンシー中断して「狂人日記」読み始めたよ。
割とすいすい読めそうだ。
感想楽しみにしてる。(読み終えるまで読まないけど)
271シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/19(木) 12:51:58

>遠藤周作は確か「海と毒薬」と「イエスの生涯」読んでるな。

わたしは「海と毒薬」は未読ですが、「イエスの生涯」は読みました。
遠藤氏はイエスを神格化することもなく、必要以上の礼賛もせず、
同じ人間としてわたしたちと同じように「弱さ」をもったイエスを描きましたね。
十字架上での最期も聖書にある記述のように天地がまっぷたつに裂けることも
なく、「何も起らなかった」と淡々と記しています。
氏の描く「人間イエス」は哀しんでいる人を見てこころを痛め、泪を流す
「憐れむ」イエスです。
奇蹟を起こすでもなく、手を取りそばにいてじっと話しを聞いてあげるイエスです。
遠藤氏にとってイエスは「人生の同伴者」でありました。
272シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/19(木) 12:55:57

>おれは巨神兵好きでさw
男の人はやっぱりすごいなあ……。
わたし、足がすくんじゃうんですよ。
アニメには色んな魔物や怪物が出てきますが、わたしは二足歩行の
ロボット(レイバー?)が一番怖い。。。

>あれも機械じゃなくて生き物っぽいところはエヴァと似てるよな。
そうですね。記憶がおぼろなのですが、半ナマっぽい感じがありました。
機械ならば無機質ですから壊れてもただの部品ですが、巨人兵やエヴァは
マグマのような内臓のあのぶよぶよ、ぐにゃぐにゃと蠢く肉塊が夢に出てきて
うなされそうで……。アスカの残骸は無残というよりも、生きものを惨殺した
というむごい印象のほうが強いです、、、(眼球と内臓が飛び出ていた…)
273シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/19(木) 12:57:33

>おれもナンシー中断して「狂人日記」読み始めたよ
>感想楽しみにしてる。(読み終えるまで読まないけど)
どうぞ、ゆっくりと自分のペースでお読みくださいね♪
わたしの感想は近日中にあちらにupするつもりです。
SXYさんがカキコしてくださってますよ!

「ヒロシマ、私の恋人」読了しました。感想、書き上がっています。
(これは、ちょっと苦労しましたね…)
「白日の狂気」の次は「怪しい来客簿」(色川武大)をリクエストする予定です。
その次は、「死の棘」(島尾敏雄)を読んでみたいです。
島尾敏雄の作品は一冊も読んだことがないのです、、、

「不思議な少年」4巻(山下和美)、読了です。
感想書き上がっていますので、来週あたりにこちらにupするつもりです。
274soundonly:2006/01/20(金) 13:31:26
>>271
おれのキリスト教に対する考え方は「イエスの生涯」に
寄るところ大だな。非キリスト者にとって最大の疑問は
奇蹟と復活だ。これ読むとそれ抜きにしても
なんかすごい人だったのかなあと思える。
また、逆に言うと奇蹟と復活がなかったとしたら、
現代までその言動がこれほど注目され続ける人間てすごすぎるw

パゾリーニの「奇跡の丘」は見たことあるかい?
原題は「マタイ福音書」で、確かにそれに沿っているんだが、
そこで描写されるイエスも非常に人間臭い。
圧政に苦しむ民衆に日々の暮らしの生き甲斐を与えようと必死に
語り続け、偽善にみちた祭司や律法学者を圧倒的な論法でやりこめる
天才的な論者、イエス。
ほんとうのところはこんな感じだったんだろうなと、
個人的には思ってる。
275soundonly:2006/01/20(金) 13:39:09
がんがん読んでるなw
「ヒロシマ」もある種「狂気」を描いているな。
おれいま手元に本持ってないから感想書けないかも。
ビデオを見直してビデオの感想として書こうかな。
ちょっと考えるわ。
最近「狂気」づくしじゃないかw

「不思議な少年」読んだんだw
おれあの少年すごく共感するんだよねw
あのニヤニヤしながら見守っているスタンスww

まーたーらーいーしゅー
276シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:12:32

>パゾリーニの「奇跡の丘」は見たことあるかい?
はい、かなり前にビデオで観ました。モノクロ映画で福音書に忠実に描かれて
いますね。イエスのセリフのほとんどは「マタイ福音書」そのものですし。
ドラマティックでもなく、わざとらしさもなく、ひとつの史実として淡々と描かれて
いるところに好感が持てました。

>また、逆に言うと奇蹟と復活がなかったとしたら、
そうですね。最大の奇蹟ともいうべき復活を、イエスは自身でこう語っています。
「あなたがたは見て信じた。だが、見ないで信じる人は幸いである」。
復活や奇蹟を見て信じるのは、実にたやすいのですね。実体験は強い。
ところが、後世の人たちは実際にはイエスの復活を目の当たりにしてはいません。
それなのに、信じた。なぜでしょう?
わたしはそこに、イエスの「言葉のちから」を見るのです。
「初めにみ言葉があった。み言葉は神とともにあった」と記されているように
言葉にはちからがあるのですね。
復活や奇蹟はもちろん秘蹟でありますが、そうした大仰なものよりもイエスが
説いた言葉こそ人々のこころに最大の奇蹟を起こしたのではないでしょうか。
277シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:13:32

パゾリーニの名前が登場しましたので、では、フェリーニも。
フェリーニの「道」にでてくるジェルソミーナというひとりの女性がいます。
旅芸人の荒くれ男にひどい仕打ちをされながらも、泣きながらついていくのです。
遠藤周作氏はジェルソミーナのなかに復活したイエスを見ていたようです。
こんなどうしようもない自分と、ともに歩いてくれる「人生の同伴者」の姿を。
ジェルソミーナは、イエス同様、最後まで男を棄てない。
それはまさしく「わたしは世の終わりまで、あなたがたとともにいる」と説いた
イエスに重なります。
復活したイエスは、弟子たちに最初は旅人の姿で現れました。
イエスは人々のなかに、出逢う人ひとりひとりのなかに生きているのですね。
それが復活の真の意味なのかもしれません。
278シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:14:55

「不思議な少年」の感想です。

「不思議な少年」とは誰であるのか? 彼の正体は何者なのか?
おそらく、この作品を読んだ人たちは少年の正体を明かそうと躍起になる
のかもしれません。
彼は不老不死、永遠の命を持ち、両性具有、自由に時空を行き来できる、、、
天使であり、使徒であり、神であり、悪魔でもあり、ときに人間でもあり、
幾つもの顔を持つ変幻自在な存在。

変幻自在ということは、何にでも化身できること、つまり彼には立証できる
「自分」がない。自分というものを持たないものは、言い換えるなら何者でも
ないということです。
何者にもなれるということは、すなわち何者でもない。
彼の正体を追求するよりも、わたしたちは描かれた世界にただ浸ればいい
のですね。彼はたんなるストーリー・テラーにすぎないのですから。
主役は彼でなく、あくまで脇役なのです。
279シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:15:42

人間、この不思議なもの。
彼は人間に興味を持ちながらも冷ややかな目をした「観察者」にすぎない。
冒頭での旧約聖書の兄弟殺し。人類史上初めての人殺し。
彼はどんなに善良に見える人間でも、ひとたび事が起きれば瞬時に殺人者に
なることを暴いてみせます。
けれども、それは目新しいことではなく、今更彼がしたり顔で説くほどのものでは
ないのですね。
人がこの世で生きていくことは、生物としての闘争本能がすでに備わっている
のであり、平静わたしたちが人を殺さないでいられるのは、たまたま殺さないで
いい状況下にあるからです。

物語が進むにつれて、少年は人間に絶望すると同時に愛を抱き始めています。
それは人間の善なる一面を見たからではなく、相変わらず愚かで罪深くて
どうしようもない存在ではあるけれども、そうした救いようのなさに愛おしさを
覚えたのでしょう。
280シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:16:28

わたしたちは気高いものや、美しく清らかなものに対しては仰ぎ見るような
思いで愛を抱きます。
そして、愚かで蔑みの目で見られるものにたいてしは、憐憫を覚えます。
憐憫、それはイエスが罪人を憐れんで見たときの深い悲しみに満ちたまなざし
でした。

「可哀想だとは惚れたと云う事よ」――夏目漱石「三四郎」より
憐憫は愛のかたちのひとつなのですね。
慈愛や博愛は超越者でないと抱けませんが、憐憫は凡人でも抱ける感情です。
そこには愛の可能性が開かれているのではないでしょうか?
何回も逃亡を試みながらも、醜悪な夫ドミトリと最後まで添い遂げたタマラ。
タマラのこころにあったのは夫への憐れみでした。(「タマラとドミトリ)

神に愛された声の持ち主の鉄男は、痩せこけた貧相な犬だけのために
歌うことが一番の幸福であると気づいた瞬間死んでいきます。(「鉄男」)
少年は鉄男に憐憫ではなく怒りを覚えます。
少年は鉄男の声を誰よりも愛していたからです。無関心なものに対しては
怒りも憐憫も抱きません。怒りは関心のある証拠、怒りもまた愛の可能性を
ひらく扉でしょう。
281シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:17:25

人間の何たるかを知らない少年、愛の何たるかを知らない少年、
知らないからこそ、彼は知るために今日も時空を超えてさまざまな国へ、
さまざまな人のところへと旅するのですね。

少年は、もしかしたらピノキオのようにいつしか「人間」になることを
ひそかに願望しているのかもしれません。。。
いつの日か願望が叶うときがくるのでしょうか。
もしそのときが来たら、永遠の命、不死の生命などは何の意味ももたないことを
知っているでしょう。永遠の命など惜しげもなく手離すでしょう。
死とはまさしく、命あるものに等しく与えられた神からの贈りもの、恩寵に他ならない
のですから。。。

この作品は、哲学、宗教、さまざまな分野からアプローチできるでしょう。
わたしの感想は、そうした学問的な探求ではなく、濃厚な学問色に染まらない、
ひとつのヒューマン・ドラマであると思いました。(愛、復讐、赦し、憐憫、、、)
もし仮に哲学にこだわるのであれば、学問としての哲学ではなく、作者の人生哲学
を描いた作品ではないでしょうか。
282シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/23(月) 12:18:40

第4巻目の最後の長編の物語、女になりひとたび愛することを知った彼は
もはや一介の「傍観者」ではいられない。
未来を見ることもできるのに、あえてその力を自ら封じています。
理由ですか?
愛する人の死を、彼の最期を見るのが怖いから。
彼の死を見ることで、少年は懊悩し嘆き悲しむことがすでに予見されているから。
愛は、愛することを知った当事者にしか訪れないのですから。。。

(追 記)
あちらのスレにカキコしてくださったのですね♪
ありがとうです。
「狂気」の症例ですか、すごい、何だか専門的ですね。

>しかしおれは先日「モンスター」全25巻見終わったところだ。(>>253)
TUTAYAに問い合わせたら「あります」とのこと。でも三連休〜四連休くらい
ないと全部は見られない。。。カレンダー見たら五月まで大型連休なしですね、、、
「きょうの猫村さん」はただ今、図書館に予約リクエスト中。
借りる人がかなりいるらしく、まだ連絡が入りません。。。
283soundonly:2006/01/24(火) 13:31:04
「狂人日記」読了。今週末くらいにはなんか書けるかな。

「不思議な少年」の感想はおまいらしいな。いんじゃないか。
おれは書いたように少年サイドに立って読んじゃうからw
「不思議な少年」にとっては人間のほうがよっぽど「不思議」
なわけで(>>279)それはやっぱり死ぬからなんだろうな。
自分の死、限られた時間を意識するが故に産まれるさまざまな
カルマ。それにもみくちゃにされながらも、それ故に輝く瞬間を
手にすることにもなる。
4巻最後で「愛」を知ってしまった少年はどうなるんだろうな?
おれ的にはしばらくすればまたケロッとなって、ニヤニヤ
人間観察に戻ってしまうと思う。それが「死なない」って
ことじゃないのかななどとぼんやりと考える。

お、おまい「モンスター」を一度に見ようなんて無謀すぎるw
だけどおまい好きかもしれないなあれ。はっきりとした
善と悪の戦いがていねいなストーリーで続いていく。
中にいくつか「絵本」が出てくるんだが、これがまた
良くできている。
284シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/25(水) 11:51:35

>「狂人日記」読了。今週末くらいにはなんか書けるかな。
読むの、早いですね〜。楽しみにしています♪

>「不思議な少年」の感想はおまいらしいな。いんじゃないか。
ありがとうです。うれしいです♪

>それはやっぱり死ぬからなんだろうな。
>それ故に輝く瞬間を手にすることにもなる。
そうですね。人間には「死」が定められているから、「愛」が生まれるのですね。
わたしたちには限られた時間しかないから、他者を刹那的に求めます。
おそらく、「死」がなかったら「愛」もないのですね。
285シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/25(水) 11:52:50

『100万回生きたねこ』(佐野洋子)という絵本があります。
『ごんぎつね』同様わたしの愛蔵書の一冊です。
ストーリーを紹介するのは野暮ですが、承知の上であえて蛮行に及びます。

100万回生きて100万回死んだねこがいました。ねこはそのたびに生き返り、
いろいろな人たちに飼われて愛されました。でもねこは誰も彼もが「大嫌い」でした。
ある日、ねこは白い美しいめすねこに出逢い恋をします。二匹の間には子猫も
産まれ、いつしか子猫たちは巣立っていきます。白いめすねこはやがて年をとり、
ある朝静かに死んでいきます。
ねこは悲しくて泣いて泣いて、もう二度と生き返ることはありませんでした……。

初めて愛することを知ったねこは、永遠不死の命など愛の前では何の価値もない
ことを思い知らされるのです。
不思議な少年はわたしにとって『100万回生きたねこ』にそのまま重なるのですね。
永遠不死の命を持ち、出逢う人間の誰にも肩入れせず、つねに傍観者であること。
けれども、ひとたび特定の誰かを愛することを知った少年は……?
286シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/25(水) 11:53:32

>おれ的にはしばらくすればまたケロッとなって
確かにあの少年はひと筋縄ではいかないですよねえ。(苦笑)
単純さからはほど遠いですし、いつも口元に冷笑を浮かべている、、、
彼にとって愛することは、人間の感情を体験する上でのひとつの「お勉強」に
すぎないのかもしれません。。。

>お、おまい「モンスター」を一度に見ようなんて無謀すぎるw
ん? やはり無謀すぎますか。。。週末に3〜4巻ほどの割合で少しずつ見た
ほうがいいのかなあ……?

>中にいくつか「絵本」が出てくるんだが
どんな絵本なのでしょうね。今から見るのが楽しみ楽しみ♪

「白日の狂気」読了です。感想文(というより今回は作品レポートといったほうが
いいかも…)書きあがっています。
あんなに短い内容なのに、なかなか核心に触れることができない、、、
ブランショの作品て、まるで蜃気楼のようです……。あうぁぅぁぅぅぅぅ。。。。。。
287シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/25(水) 15:32:10

今しがた、あちらのスレにカキコしました。

今日帰りに「怪しい来客簿」借りてきます。
288soundonly:2006/01/27(金) 12:16:23
>>285
タイトル聞いたことあるけど、そーいう話しだったのか。
確かに不思議な少年に重なるね。

「白日の狂気」の感想って、よく書けるなw
おれはとても書く気にならないが、
まあ、おまいが書くんだったら、なんか書こうかなww
おまいえらいよw
ある意味おれも、SXYも、そんなおまいに引っ張られてる
とも言えるなwww
SXYがも言ってた、おまいの「呼びかけ」のパワーだなww
289soundonly:2006/01/27(金) 12:28:43
おれは「声の分割」に戻った。
短い論文だから1回目の読了まで
そんなに時間はかからないだろう。
ここはひとつ、おまいを見習って
なんか感想を書いてみようかなと考えているww

あとおまいが「死の棘」読んだら、また3人で
感想並べられそうだな。

んじゃまた来週!
290シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/30(月) 11:47:17

「白日の狂気」には正直参りましたね。。。
あの作品はレシでもあり、ロマンでもあり、いくら文学は好きなことを語れる
ジャンルとはいえ、ほとんどブランショの妄想(!)の世界ですからね。
同じように狂気を扱いながらも「狂人日記」のようにきちんと創作された
世界ではないですし、、、
ブランショは人間嫌いなのかなあ、とふと思ったりもします。

>おまいえらいよw
いえいえ、そんなにえらくはないんですよ〜。
あなたやSXYさんが応えてくださるからわたしは書きつづけることが
できるのです。
わたしの場合は、感想を書くことではじめて「読んだ」ことになるみたいです。
291シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/30(月) 11:48:10

「モンスター」15話まで見ました。
最初の「ヨハネの黙示録」、双子の兄と妹、善なる医師天馬。
善と悪がこれほどくっきりと明確に描かれていると、確かに入りやすい
ですね。善を代表する天馬はさわやかな好青年に描かれていますし、
ニナも明るく思いやりのある美少女という設定。
ヨハンは人のこころを弄ぶ美しい悪魔。。。
彼が唯一こころを許したのは妹だけ。この辺は「ポーの一族」のエドガーの
メリーベルに対する近親相姦的な愛と重なり、ぞくぞくしますね。

人のこころの善なるものと悪なるもの。たいていの人は両方をバランスを
とりながら逸脱しないように日々、生きています。
そのバランスが崩れるのはほんのわずかな「ささやきかけ」です。
曰く「〜さんがあなたのこと、こんなふうに言ってたわよ」云々。
ほんのひとことがそれまで眠っていた悪意を起こしてしまうのですね。
まさに「悪魔のささやき」です。。。。
週末に続きを見るのが楽しみです♪
292シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/01/30(月) 11:49:31
風邪を引いてしまいました。。。
週末はずっと安静にしていたのですが、今日もまだのどが痛い、、、

今日はこれから早退して、大事をとります。
293soundonly:2006/01/31(火) 13:36:40
インフルエンザじゃないのか?
様子見て、病院いけよ。

>>291
速いなw
「モンスター」は堅実なストーリーテリングに引っ張られる。
天馬は徹底的な善であるゆえに、ヨハンを追い、対決しようと
しているが、果たして彼はヨハンを「殺す」ことができるのだろうか?
ヨハンを殺すことを「善」の行動としてやり遂げることが
できるのだろうか?
ヨハンは純粋な悪として描かれているが、
彼は何をしようとしているのか?なんらかの個人的な利得・欲望によって
動かされているようには見えない。むしろ何かを達観し、絶望している
ようにも見える。それでは「善」とは?「悪」とは?
といったところだなww
294soundonly:2006/01/31(火) 13:52:22
>>290
「白日の狂気」は確かにブランショの妄想(!)と言えるかもなw
抽象化された、彼にとって起こったこと=自伝とも言える。
他の作品でも見られるが、社会的な概念や体制を戯画・擬人化
していると思われる部分がある。これらの部分は
ひょっとすると同時代のフランス人知識階級にとっては
自明なことなのかも知れないがおれ的には、わからない。
ただの「抽象的なシンボル」としても読めるからだ。

まあ、とにかく、難しいよwwww
295soundonly:2006/01/31(火) 13:53:33
ゆっくり休めよ。
「書く」と熱あがるぞwww
296soundonly:2006/01/31(火) 15:45:08
そだ、「ヒロシマ」手元に戻って、
いまざっと読み返してる。感想書けそうだな。
「声の分割」は1回目読了。感想は無理ww
もっかい読むわww
297シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/01(水) 19:48:05

寝たまま携帯からカキコします
お気遣いありがとうです
昨日午後病院に行き薬をもらい、今日は休みました
薬が効いてかなり楽になりました
ひたすら眠り、朦朧とした意識のなかで聞く雨音もなかなかいいなあ…などと思いつつ
あちらのスレ、カキコしていただきうれしく携帯から読ませていただきました
ほんとうにありがとうです
まだ少し熱っぽくてだるいですが、あなたのレスに励まされています
取り急ぎ、ご報告まで
298シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/03(金) 12:24:01

かなり回復しつつあります。
のどの腫れも大分引いて、痛みが消えました。
食欲もようやくでてきて、今日は普通の食事ができましたよ。

今しがた、あちらのスレにカキコしてきました。

では、また来週♪♪
299soundonly:2006/02/03(金) 15:16:19
お、だいじょぶか?あんま無理すんなよw
なおりがけに油断すると長引くぞw

また来週な。むこう、読んどくわ。
300シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/06(月) 12:22:50

週末はゆっくりと眠りましたので、体調は戻りつつあります。
「モンスター」16話〜36話まで見ました。
ようやくヨハンが姿を見せましたよ。
大富豪の秘書、養護施設の子供たちへのボランティア、絵本を読んで失神、、、
いくつもの顔を持つヨハン。
本当の悪魔は醜悪でもなく、禍々しくも仰々しくもなく、冷静で冷ややかな
穏やかさを身に纏い、静かに高みから冷笑している……。

ヨハンを失神させたチェコの作家による絵本、どんな内容なのか、
展開が楽しみです。
301シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/06(月) 12:24:07

「死の棘」読み始めています。
妻の狂うこと、狂うこと、、、不謹慎を承知で言うならば、痛ましさを通り越して、
悲惨ななかにも時折滑稽さすら漂います。。。
狂奔する妻に負けじと作者も暴れる暴れる、、、
火宅とはまさしくこのような家庭をいうのでしょうか…?

そうそう、あちらのスレ、最下位に限りなく近づきつつあります。
レスがついているから落ちないとは思いますが、名無しで「age」たほうが
いいのかなあ…?
302soundonly:2006/02/07(火) 13:10:54
お、「死の棘」か。おれ小説読む前に映画見たから、
おれの中では旦那は岸部一徳で奥さんは松坂慶子なんだなww
あれこそ妄想。典型的な「嫉妬妄想」ってやつだな。
あれじゃ子供もたまったもんじゃないww
確か島尾の子供もそれについてなにかエッセイ書いてた
はずだな。

あっちのスレ、おれが保守ageしとくよ。
レスついてても上位が荒れたり、スレ乱立すると
あっさり落ちちゃうこともあるようだ。

あとdat落ちって1001あるいは500kbじゃなかったっけ?
重いAAスレとか、700レスくらいで用量オーバーで即落ちとか
するんじゃなかったっけっかな?
あのスレ400レス前でもう380kbあるから(ありえねええ)
1000行く前に落ちるかもなww
そんだけ長文てことだww
303soundonly:2006/02/07(火) 13:25:46
「ヒロシマ」についてはいま考えてる。
おれは書く前に頭の中でかなり考えて、
サッと書いて、すこし置いて、ちょこっと直す感じだな。
いろいろ考えるんだけど、書くのはその中で1つか2つの
ポイントだけだな。最近はおまいが書いたの読んでから、
ダブらないポイントとか、周辺情報のふくらみとか
考えて書くようにしてるよ。最終的にはおまいとSXYが
読んで面白がれるようにねらってるなww

2、3日中にはアプできると思う。
304シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/08(水) 12:33:35

さっそく保守ageしていただき、本当にありがとうです♪
わたし、びくびくしてしまって……。(ヘタレ、というのですかね…?)
あのスレにあなたがいてくださるだけで、とてもこころ強くて頼もしいです。
SXYさんも、いつもやさしく気を遣っていただいて感謝いっぱいです。

>あれこそ妄想。典型的な「嫉妬妄想」ってやつだな。
そのとおりですねっ! ミホさんにばれるような浮気をしたのはいけない行為
ですが、毎回ああやって納得するまで詰問責めとなると、家の空気が
重苦しく、親の事情に巻き込まれた子供たちが不憫ですね……。
日記をつきつけて「このひとは誰? どんなところに行ったの? 何を買って
あげたの? 楽しかった? そのときどんな気持ちだったの?」
延々とつづく地獄のような質問。身から出た錆とはいえまるで拷問ですね。。。

ビデオのほうも観てみたいです。
305シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/08(水) 12:34:25

知ることで懊悩し錯乱するくらいなら、「見ぬもの清し」「知らぬが仏」のほうが
断然いいなあ、、、
世の中には知らないほうが幸せなことって、いっぱいあるような気がします。

そういえば、遠藤周作氏も子供の頃、両親が不仲で(小学生のとき親は離婚し
遠藤氏は母親に引き取られました)、毎夜ふたりの諍いが襖越しに聞こえると
耳のなかに指を突っ込み、耳の中は真っ赤に腫れるほどだったそうです。

ケストナーだったかな「子供には子供なりの哀しみがあり、大人の哀しみより
重いこともある」と。
306シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/08(水) 12:35:05

>あのスレ400レス前でもう380kbあるから
kbというのはパソコン用語で、容量の単位をいうようですね。
スレ毎のkbは調べることができるのですか?
パソコンやネットのこと、よくわからなくてすみません……。

>1000行く前に落ちるかもなww
…そうしたら、もうおふたりと読書感想のやりとりや、お話しができなくなって
しまうのかなあ…?
悲しいです、、、
その場合再び新スレを立てるか、あるいは別のサイト探したほうが
いいのかな。。。
ネットってわたしは2ちゃんねるくらいしか知らないのですが、
他にもいろいろあるようですね。
307シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/08(水) 12:35:48

>最終的にはおまいとSXYが読んで面白がれるようにねらってるなww
さり気ないお気遣い、うれしいです♪
毎回楽しく読ませていただいてますよ。

「ヒロシマ」の感想は、どうぞゆっくりとカキコしてくださいませ。
わたしも「死の棘」と併用して「死の棘日記」をゆっくりと読み進めますので。
308soundonly:2006/02/10(金) 17:55:07
>わたし、びくびくしてしまって……。
あはは、だと思ってさw

>知ることで懊悩し錯乱するくらいなら、
>「見ぬもの清し」「知らぬが仏」のほうが 断然いいなあ、、、
>世の中には知らないほうが幸せなことって、いっぱいあるような気がします。

まったくだ。ここだってそうだろ?よけいなことを気にせず、
平等に対話できる。シンプルな掲示板だからこそ、だな。

>…そうしたら、もうおふたりと読書感想のやりとりや、
>お話しができなくなって しまうのかなあ…?

なに言ってんだw無論次スレだろ?スレ主w
名スレだからな。できるだけ続けていこーぜww

いまは何故か「五輪書」を読んでいる。
また来週。
309シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/13(月) 12:34:00

>あはは、だと思ってさw
おおっっ! よくわたしの性格がわかりましたね♪
(小心者です、はい…)

>まったくだ。ここだってそうだろ?よけいなことを気にせず、
>平等に対話できる。シンプルな掲示板だからこそ、だな。
本当にそうですね! 普段ならお話しできないような方と自由に平等に
話せるのが掲示板のすばらしさだと思いますね。

>なに言ってんだw無論次スレだろ?スレ主w
>名スレだからな。できるだけ続けていこーぜww
ここを読んだとき、うれしくてふいに涙ぐんでしまいました…。
帰りの地下鉄のホームで携帯から読んでいました。
うれしくて電車のなかでも頬がゆるみ放しで、あわててマスクを取り出しました。
「今泣いたカラスが、もう笑った」という言葉がぴったり♪
(そういえば「小さな恋のものがたり」でチッチがサリーのあまりの冷たさに
泣いていると、岸本さんが野の花を摘んであげるんです。にっこり笑うチッチに
岸本さんがこのせりふを言うんです。……この場面、とても好きでした)
310シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/13(月) 12:34:46

>いまは何故か「五輪書」を読んでいる。
宮本武蔵の著書ですね。
(検索して初めて知りました…。五輪、という言葉からオリンピックを
連想してしまい、そちら関係の本かと思いましたよ)
ライバル、佐々木小次郎との心理的なやりとりも書いてあるのでしょうか?
面白そうですね。
それにしても、毎回読まれる本のジャンルが本当に広いですね!
すごいなあ……。
311シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/13(月) 12:35:37

モンスターのオープニング・テーマ曲の20秒、グレゴリオ聖歌の「キリエ」を
ほうふつとさせますね。(「キリエ」について↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%A8

「モンスター」平日1本ずつ見て、週末は数本まとめて見て、60話まで
見終えましたよ。
今現在TUTAYAにあるのは60話までです。
モンスターは74話で完了なのですね? 長いですね!
(以下の「ストーリー」をクリックして参照。)
http://www.ntv.co.jp/monster/

61話から最終話まではいつ頃出るのか、楽しみに待っています。
ようやく紅いバラの屋敷に辿り着くも、またもやヨハンが火を放つ。
「名前のない怪物」の絵本、怖いです。。。
ばきばき、むしゃむしゃ、出逢う人すべてを食べて食べて食べ尽くしてしまう怪物。
そして、誰もいなくなりもう誰も怪物の名前を呼んでくれる人もいなくなる…。
「名前」それは、自分が自分であることの存在証明。
他者から呼ばれることで初めて自分の名前は意味を持つ。
312シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/13(月) 12:37:00

あちらのスレにカキコしてくださったのですね!
ありがとうです。精巧に組み立てられた文章、冴えがありますね。
SXYさんも週末にレスつけてくださいましたよ♪♪
うれしいなあ〜♪

「死の棘」あと少しで読了です。
たびたびの引越し、入院、奄美への移住の決心、、、
希望すら見えない展開、重苦しさのなかにも、開き直った潔さのようなものが
ときおり感じられます。
それは椎名麟三にも通じる捨て身ゆえの強さなのでしょうか?
「死の棘」ビデオ、借りて観ました。
感想は後日にでも。
313シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/14(火) 09:02:37

♪♪バレンタイン・メッセージです♪♪

いつも書き込みをありがとうです
ほろりとさせられたり、笑ったり、力づけられたり、、、
光の角度が変わるたびに美しい異なった模様を見せてくれる
珠玉のステンド・グラスのようです
素敵な一日をお過ごしくださいね
314シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/14(火) 09:04:33

☆☆「冬銀河」☆☆

 . .   ゚  .  。。. ゚。+ 。            ☆ * 

 + ★【SXY星】 . +                    ★【OTO星】
   . .   ゚  .  。。. ゚。+ 。            ☆ * 
                        。。. ゚。+ 。 .。  .  。   .
  ゚  o   .  。   l^,;          .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
 ゚ ,   , 。 . +*  |  '゙'"'"'"`y-,-,  。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
。 .  .。    o    ミ ´ ∀ `  ,,;"    . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚  。
        。      ミ ,:       ミ  o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
 。 .  . .   .    ミ ミ,.,)  (,.,.,: ;':   . 。 .. ☆ . +. .  
 。  .   . 。 。゚. 。;:         ミ  ゚ ,。 . 。  , .。
  .   。  ゚ ゚。 。,("  ,,;    ( ,:;'  .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 .    。
 ゚ .゚ ゚  。゚ + 。. + "''"゙'''~"^~'''`"   。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . .   ,   
 。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚.,  . ゚   ,   。     。   .   .
 ゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。  ★【Cuc星】 ゚ 。  ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚  .  ゚  .   ,  .     .  .   。      ゚ .
 . .   ゚  .  。。. ゚。+ 。            ☆ * 

            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   
     ヽ        ゙':
      ミ        ミ
     ;゙,         'ミ  ハ,_,ハ
      ,,,,,,       ;: ,:'    ';
     ミ  ミ     彡 :: o  ;;
      `ー-~"゙''´~" ""  "゙'' "''"
 `'~`'''`'`'`~'~~`~'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
    ♪〜新世紀・冬の大三角、読書に疲れたら星を観るのが好き〜♪
315シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/14(火) 09:05:22

☆☆「春 風」☆☆


ヽ,.ゞ:, ,ヾゞヾ;ゞゞ\ヾゞ:  。.゚*。 ヾヾ゛ヾ;ゞ ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞヾ;ゞ:
,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ  ゛ゞ.ヾ 。.゚*。    ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;ゞ 
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:  .゚*。 ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ .゚*。`
,,ゞ.ヾ\\ 。.゚*。ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ  .ゞ。.゚*。;ゞヾ;ゞゞ;ゞ 
ゞヾ 。.゚*。,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,;  ゞヾゞ___// ;ゞ   ゞヾゞ;ゞ  .゚*。
ゞヾ 。.゚*。  ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/  。.゚*。ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
  ゞヾゞ;ゞ   iiiiii;;;;::::: :|;:/    ヾ;ゞゞ;ゞ   ヾゞ  ,      。.゚*。 
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ 。.゚*。       `
  ヾ    |iiiii;;;;;::::: ::|       `   `          
  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `     .゚*。 `   。.゚*。     `    ` ,
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| `    `    `     `     .゚*。 ` `   `
     `  |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| `     /^l    , 。.゚*。
      ,|iiii;iiii;;;;;:;:; _,―-y'"'~"゙´  |  `        `        `,
 `    |iiiiiii;;;;;;((,,, ヽ   ´ ∀ ` ゙':    ` ,
  `   |iiiiiiii;;ii;;;;;;~ :ミ  .,/)    、/)            ハ,_,ハ      。.゚*。
,       |iiiiii;iii;;;;i;;:: ::゙,   "' `    ´''ミ   `       ,:´∀` ';      
   `  |iii;;iiiii;::;:;;;;::: ミ,,   ,    , ミ          ミ,;:.   ,ッ
,,.,.v. ,..Mv|M|iMiiii;;vii:i;;:ミvii;;.,vつiii:..v ,iつ.,iv.v.i ,i....i iii,,,v.,.. ,゙.".'.",゙. ,...`,Y,⌒.ヽ,.. ,
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v.

      ♪〜うらうらと緑の風に吹かれて読書するのが好きです〜♪
316シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/14(火) 09:42:04

昨夕、TUTAYAにモンスターのDVDを返却に行き
「61話以降はいつ出ますか?」
と聞いたら「出ていますよ」と別の棚に案内されました。

よかった! これでようやく最後まで見られますよ♪
317soundonly:2006/02/14(火) 18:14:26
>>313,314,315
お、さんきゅww
そっちこそいいバレンタインをな!

>ここを読んだとき、うれしくてふいに涙ぐんでしまいました…。
泣くなよw
だってあれは最近めずらしい良スレだと思うよw
平和だし、馴れ合いも嘘臭くない。
それはおまいのキャラのおかげだと思うな。
あそこに参加してると、なんか掲示板の基本に立ち戻った感じがある。
これからもよろしく、だwありがと。

>>316
だろ?変だと思ったんだw
「なまえのないかいぶつ」もすごいが
「眼の大きな人と口が大きな人」(もう出てきたかな?)もすごい絵本だと思う。
ほんと「モンスター」はあんな長くて、話広がるのに、飽きさせない。
ストーリーテリングの妙だな。
318シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/15(水) 12:11:48

            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   対話するのは楽しいな〜♪
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)          ♪
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';   わくわくするよね〜♪
      ';      彡  :: っ ,っ       ♪
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u
 ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪     ♪

               l^丶        
                |  '゙''"'''゙ y-―,     
               ミ ´ ∀ `  ,:'    こころはずんで、身は踊る♪ 
             (丶    (丶 ミ             ♪
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';,  ラン、ララン〜♪
              `:;       ,:'  c  c.ミ  ♪
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J    


 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ○○     ●●     ○○     ●●     ○○
319シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/15(水) 12:12:23

たくさんのうれしい言葉、ほんとうにありがとうです!
またまた帰りのホームでひとりで満面ニコニコしてしまいましたよ♪
だって、笑みがあとからあとからあふれてとまらなかったのですもの。
知らない人がみたらアブナイ人間と思われたかも…。
えっ? もう充分にアブナイ人と認定されてる?
確かに、ひとり笑いしている姿って……。

あちらのスレのカキコも、とてもうれしく読ませていただきましたよ♪♪
こちらこそ、今後ともどうぞよろしくです。
320シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/15(水) 12:13:25

>「眼の大きな人と口が大きな人」(もう出てきたかな?)もすごい絵本だと思う。

悪意と冷笑が充満している絵本ですよね。。。
悪魔に魂を売った《口が大きな人》は忙しくなりモノはいっぱい入って
きたけど、気がついたら大切にしていた庭の花が全部枯れていて
「悪魔と取引なんかしなきゃよかった」と泣きます。
悪魔に魂を売らなかった《眼の大きな人》はますます貧乏になり、
ひもじくて泣きながら「悪魔と取引すればよかった」と泣きます。
どちらを選んでも、人はこの世では幸福にならない。
絶望に満ちた絵本です……。
321シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/15(水) 12:13:58

「幸福の神さま」は、毎日毎日せっせと人々にしあわせな水を分け
与えて大忙し。鏡をみる暇もないほど。ところがある日、鏡をみたら
そこに映っていたのは悪魔。。。
幸福の水を与えていたのは善意の神さまではなく、実は悪魔だった
というどんでん返し。
だから幸福になりたい人々が拝むのは神ではなく悪魔なのだという、暗示。
人間の欲望をとらえた恐ろしい絵本です。

自分が幸福の神であると思うことの高慢と偽善を暴いているようにも
読めます。
322シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/15(水) 12:14:40

「怪しい来客簿」(色川武大)の感想、簡単ではありますが書き上がって
います。これはレスの間隔が開いたときにでもupしますね。
(「白日の狂気」も同様)

「死の棘」の感想のほうを先にupする予定です。
今週末にはupできると思います。
323soundonly:2006/02/17(金) 17:34:48
>>318
お、うかれてるなw

むこうのSXY読んだか?ちょっと本気出したなw
さすがだ。おれらもがんばんないとなw

>>320
「とりひきだ、とりひきをしよう」悪魔が言いました。
で始まり、終わる構成も秀逸。
「とりひき」一般と「悪魔」という概念の関係性まで
考えさせられた。

「死の棘」かあ、感想書くのもつらいなあww
なんか考えるよ。んじゃまた来週。
324シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/20(月) 12:38:48

>むこうのSXY読んだか?ちょっと本気出したなw

本当に熱のこもったすばらしい書き込みですよね。感謝です。
ブランショばかり重点的に読んでいましたので、わたしも
バタイユの未読の小説読んでみようかな……。
「マダム・エドワルダ」、「エロティシズム」「エロスの涙」「呪われた部分」、、、
(小説は「マダム・エドワルダ」だけでしょうか? あとは論文のようなエッセイ?)
325シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/20(月) 12:39:24

「モンスター」最終話まで見終えました。
ラスト、またしても天馬によって救われたヨハンは病院から
抜け出しますね。
安易な終わり方はしないだろうと踏んでいましたが、やはり。。。
逃亡先はおそらく彼の母親のところでしょう。
彼は母親を殺すのか、あるいは和解するのか?
結果は神のみぞ知る……。

「母さんはあのとき僕と妹を間違えたんだ。
要らないのはどっちだったの?
母さんは僕を捨てたの? それとも守ろうとしたの?」
夢か現か、天馬は病室でヨハンから問いかけられます。
答えは母親のみぞ知る……。
326シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/20(月) 12:40:02

母親はヨハンと間違えてニナのほうを渡してしまいました。
そう、母親はまぎれもなくヨハンのほうを差し出したのです。
ふたりの子供を分け隔てなく愛しながらもニナを手元に置きたかったのは
彼女が「女の子」だったから。
女の子のほうがちからが弱いから、より多く自分の庇護が必要であると
踏んだのでしょう。
ヨハンは「男の子」であるという理由だけで、母親は手離すことを
一瞬のうちに選びました。。。
母親はヨハンは男の子だからきっと大丈夫、うまく切り抜けてくれるに
ちがいないという一縷の望みをかけたのでしょう。
要は母親は彼を捨てたのではない、ということ。
優秀な遺伝子を残す実験の結果、選ばれて生まれた男の子のヨハンに
生き延びることを賭けたのでしょう。
327シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/20(月) 12:40:59

ヨハンはラスト、ニナからそして天馬からも「赦され」ました。
愛されたことがない人は、愛することができないように
赦されたことがない人も、赦すことはできません。
けれども、ひとたび愛され赦されたならば、その体験はほんの僅かでは
あっても、今後の彼の生き方を変えるのではないでしょうか…?

誰の言葉だったかな、「敵を愛すること、それこそが最高の復讐だ」。
実に深い含蓄に満ちた言葉です。。。
328シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/20(月) 12:41:49

人間がひとたびパンドラの函を開けてしまった以上、
ヨハンがたとえこの世からいなくなっても、第二、第三のヨハンが
この世に生まれてくるのを誰も防げないのです。
けれども、パンドラの函から最後に出てきたもの、それは「希望」で
あることを忘れてはならないのですね。

聖パウロはコリント書で「いつまでも残るのは、信仰、希望、愛」と
言っています。
悪意や憎悪は有限であり、永続性を持たないということでしょうか。
329soundonly:2006/02/20(月) 18:32:19
>小説は「マダム・エドワルダ」だけでしょうか?
>あとは論文のようなエッセイ?

そだね。「ランスの大聖堂」も小論文集だろ?
未読。小説はほとんど読んだと思うな。

モンスター見終わったか。乙。
おれ的にはラストはちょっと欲求不満だが、
しかたないな、という感じ。ヨハンが滅びても
つまんないし、勝利して欲しくもないしw
だなww

昨日は池袋西武の古本市に行って
吉増剛造「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」1998
を購入。これが「死の舟」の次かな。
先日「花火の家の入口で」2001も購入済みで、
「年代順計画」続行中。

「死の棘」感想は今週後半かな。
今回はおれの読みが1番浅いはずだ。
周辺よんでないからなwフォロー頼むぞww


330シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/21(火) 12:18:04

池袋西武の古本市ですか、いいですね。
わたし、デパートの古本市ってまだ一度も行ったことがないのですよ。
神田の古書店とはまた違った面白さがあるのかなあ?
探していた本や掘り出しものが見つかったときのうれしさは天にも昇る
心地ですよね〜♪
(「更級日記」の作者は少女の頃ずっとほしかった「源氏物語」が手に入った
ときの喜びを「妃の位も何にかはせむ」と綴っていますね)

そういえば堀江敏幸さんも新宿の某デパートの古本市で掘り出し物の
本を見つけたときの望外の喜びをエッセイで語っていました。

吉増剛造の詩の「年代順計画」、順調のようですね。
確かに順に年代を追って読んでいくと作者のこころの軌跡といいますか、
変遷が伺うことができるでしょうね。
331シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/21(火) 12:19:20

>「死の棘」感想は今週後半かな。
どうぞ、負担にならない程度にゆったりとカキコしてくださいね。
もしよろしければあちらに「死の棘」の映画の感想を書いていただけないで
しょうか? (わたしもビデオは観ましたので…)
「ヒロシマ」始め、あなたの映画の感想は毎回とても的確で読むのが楽しみ
ですし、参考になりますので。

>周辺よんでないからなwフォロー頼むぞww
あちらに書いた感想は例によってわたしの激しい思い込み(!!!!)によるもの
であり、(バタイユも椎名麟三も島尾敏雄も然り…)
告白するとわたしは島尾敏雄は「死の棘」と「死の棘日記」の二冊しか
まだ読んでないのですよ…。
ですから、「周辺」についても実はあまり詳しくはなくて、これから短編集を
読んでいきたいなあ、と。

「如月の黄昏せまる地下ホーム 携帯読めば頬はゆるまむ」
332soundonly:2006/02/22(水) 17:12:42
>確かに順に年代を追って読んでいくと作者のこころの軌跡といいますか、
>変遷が伺うことができるでしょうね。

そうそう、吉増に関して言えば「コルプス」での引用を読んだときに
「この人どこをどうやってここに辿り着いたんだろ?」
と思ったんだよ。年代順に読んでくとなるほどと思うところもある。

>もしよろしければあちらに「死の棘」の映画の感想を
>書いていただけないで しょうか?

お、リクエストかww
おっけー。昨日ビデオ借りてきてもう一度見返そうとしてる。

>島尾敏雄は「死の棘」と「死の棘日記」の二冊しか
>まだ読んでないのですよ…。

おれはwだって「死の棘」だけだものw
SXYが1番詳しそうだな。


着更着を一重減らして待つ弥生
333シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/23(木) 15:09:55

>そうそう、吉増に関して言えば「コルプス」での引用を読んだときに
>「この人どこをどうやってここに辿り着いたんだろ?」
仏訳された吉増剛造の「オシリス、石の神」はナンシーが「存在論」を語る上で
インスピレーションを掻き立て、非常に重要な鍵となったようですね。

――存在しない山のかたちを想像しながら歩いて行くとき、私は存在しない山の
かたちになって行った――(p79「共同−体(コルプス」、原典は吉増剛造の「織姫」)
これなどは非常に斬新ですよね。
例えば、草原に寝て自分が草と融合して草の一部となっていくような一体感とは
まったくべつのものですし。
思考したものがわたし自身になっていくという、、、
これは以下のことと同じ趣旨なのでしょうか…。

「人間はね、何にだってなれるんだよ」
「モンスター」で絵本作家のフランツ・ボナパルタがニナを薔薇の館から逃がして
あげるとき、こう言いましたね。

吉増剛造氏はどのような経緯を経て思考イコール存在に達したのでしょうね。
334シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/23(木) 15:11:23

>おっけー。昨日ビデオ借りてきてもう一度見返そうとしてる。
ありがとうございます。
楽しみにしています♪

昨日、「島尾敏雄全集2」を借りてきました。
初期の短編、孤島夢、石像歩き出す、摩天楼、単独旅行者、格子の眼、
などが所収されています。
週末にゆっくり読もうと思います♪

他地区から「マダム・エドワルダ」の取り寄せも頼んできましたよ。
335シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/23(木) 15:12:26

着更着か、うまいですねえ!

確かに二月までは冬の季節だから、着ぶくれしていますよね〜。
三月は早春、冬の重いコートを脱いで軽やかな春のコートを纏います。
上着も一枚減らして本格的な春を待つのですね。
春が待ち遠しいです♪♪
336soundonly:2006/02/24(金) 19:36:30
いや調度ちょい前に如月の語源調べたんだw

むこうに今日書いといたぞ。映画結局最後まで見返せなかったけどなw
だってよく見たら229分とかあるんだぞこれww

>吉増剛造氏はどのような経緯を経て思考イコール存在に達したのでしょうね。

ある程度読んだら感想書こうと思ってたんだよ、
その歩みを踏まえてさ。だけどなんか、書けないねw
難しい。

>他地区から「マダム・エドワルダ」の取り寄せも頼んできましたよ。

むこうに書いてた「C神父」途中でやめたって話はなんかおまいらしくて笑った。
どこら辺で頭にきたか聞きたいなw
まあ「エドワルダ」は短いからだいじょぶだろ。

ではまた来週
337シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/27(月) 13:04:26

あちらのスレにすばらしい感想をありがとうです。
じっくり読ませていただきました。
大いに発奮させられましたよ♪♪

>だってよく見たら229分とかあるんだぞこれww
えっっ! そんなに長かったのですか?
指摘されるまで気づきませんでしたよ。。。
ごめんなさいです、、、
そういえば、午後の割と早い時間帯にビデオを見始めたのですが、
見終わったのは確か夕方になっていたような記憶が……。
(休日は時間感覚があまりないもので…。
いえ、もしかしてわたしがたんにボケているだけなのかなあ……?
自覚がない。。。とほほ)
338シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/27(月) 13:05:17

>いや調度ちょい前に如月の語源調べたんだw
そうでしたか。日本語は美しいですねえ…(ため息)
如月といえばやはりこの歌ですね。
「願わくば花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月のころ」
――西行法師

>どこら辺で頭にきたか聞きたいなw
そうですね、SXYさんもその件について触れておいでですので、
近日中にあちらのスレにカキコしますね。

SXYさんのカキコ、視野の広さと深い知識に基づいた安定感が
感じられますよね!
339シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/27(月) 13:06:59

日曜日は「島尾敏雄全集2」を読み、少し息抜きにと絲山秋子さんの
「沖で待つ」を読みました。(今年度上半期芥川賞受賞作)

不覚にも最後のページで泣いてしまいました。この作品は決して
泣かせるような作品ではないのに、、、
恋愛でもなく友情でもない同期愛は同士愛に似ています。
楽しいのに不思議と恋愛には発展しない関係。
年月を経ても逢うといつでも学校出たてのテンションになってしまう関係。
確実に時は流れているのに、「何も変わらない」ふたりの関係。。。
おそらく、互いの恋人も配偶者も入り込めない永遠の関係。
細いけれども刃金のような強さで結びついている関係。
340シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/27(月) 13:08:41

恋愛小説ではないのに、せつなくてほろりとさせられました。
絲山さんの作品は「文學界新人賞」受賞作品と、それ以降の作品を二、三ほど
読んだことがあります。
この作品の読後感、ひたひたと迫る静かな余韻を忘れたくないと強く思いました。。。

デュラスの「幸福」とはニュアンスは異なるけれど、少し近いような気もします。
「死の棘」の夫婦の関係もこれに近づけたらよかったのに……。
恋は終わるけれども、同士愛は終わらないから。。。

それにしても「沖で待つ」とは何といい題名でしょう!
信頼と力強さがみなぎっている、やっぱり題は作品を現すのですね。
各文学賞の選考委員の評者のなかには、題名をみただけでその作品が
読むに値するか否かがわかる、という選者もいるらしいですね。。。
何だか深く納得してしまいました。
341シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/27(月) 14:57:03


☆☆仲好しさんたちの対話の風景☆☆

           /^l
     ,―-ァ-―-'  |     /^i,,、,、/^i 
     ヽ.  ´ ∀ ` ヽ   /      ヽ' 
     ,'        i  ミ ´ ∀ `  彡
      |   つ    つ  ハ,_,ハ     ミ,
      |   ,-、     | , n´∀`n と   ミ
    @ヽ、  ノ    _⌒)ミ;,u,u,,ミ、_、、,,,_;,彡@
        ̄ ̄ ̄ ̄ 
      【SXY】さん    【Cuc】 【OTO】さん

 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @ 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
 ~~   ~~   ~~   ~~  ~~  ~~  ~~   ~~  ~~   ~~ 

342soundonly携帯:2006/02/28(火) 14:04:23
またプロクシ規制だ。2〜3日かかるだろな。
343シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/02/28(火) 14:18:16
了解しました!
大変そうですね。。。

その間、ゆっくりと読書に励んでくださいませね♪♪
344シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 12:38:34

あちらのスレに名無しさんのレスが三通ほどつけられていますね。
好意的なレス番号450の名無しさんと、
その後で煽りを入れた451番の人、
またその後でレスをつけてくれた452番のファンの方。
(おそらく、450=452さんだと思います…)

前回の煽りのときとまったく同じパターン。
ROMしている名無しさんのひとりが好意的なレスをすると、
必ずアンチ煽りが茶々を入れる、、、

あのスレを読んでいるのはわたしたち三人だけだと、ずっと思って
いました。(ひっそりとしたスレですし…)
実際には他にROMしている名無しさんがいること、改めて実感しました。
勿論、好意的なひとばかりではありませんが。。。
345シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 12:39:26

――たとえば君がいるだけで 心が強くなれること
何より大切なものを 気づかせてくれたね
ありがちな罠につい引き込まれ 思いもよらないくやし涙よ
めぐり逢ったときのように いつまでも変わらずにいられたら
たとえば君がいるだけで 心が強くなれること
何より大切なものを 気づかせてくれたね――

 ――「君がいるだけで」 米米クラブ――


先週の日曜日にFM東京のラジオから流れてきました。
このスレにあなたがいてくださること、
あちらのスレにおふたりがいてくださること、
わたしはそれだけで励まされ、とてもうれしいですし、
ありがたいのです。
煽りが入るたびにこころからそう思います。

「マダム・エドワルダ」昨日借りてきました♪
346シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 12:40:17

☆☆春の雨☆☆


   。.゚* i    |    。.゚* ! |      i ! 。.゚* i |     i 。.゚*
      |  !     , -‐'^ー- 、   |     。.゚*i   | ! 。.゚*
 |   i !    /´      `\  。.゚* |l 。.゚* i |
  | i     /              丶   !        。.゚* i |
     !| i   ノ^Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y^ヽ     。.゚* |i  | 。.゚* i |
          r‐-、     ||,-‐┐    。.゚*|    i ! 。.゚* i |
        ヽ  `ー―'||  ノ         |i 。.゚*
          ノ  ´ ∀ `|| ヽ   i |  , -┴-、     。.゚* i |
    ! |i  i     (^ヽ  i    ノ,、,、,、,、,、ヽ  |i 。.゚*
     i|    |  ∪    J  |    ∧_|∧       !| 。.゚*
      i    |            |    (´∀`| ) 。.゚* i |。
         ヽ       ,ノ   ι'  ¢  )○       。.゚* i |。
          ∪ ̄ ̄ ̄U       し―u'     。.゚* i |。

。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚* !! 。.゚*


「弥生雨 語らひ尽きぬ 友ありて」

347soundonly:2006/03/03(金) 13:43:37
復活。あっち見たよ。
もう130番台だし、だいじょぶだろ。

>あのスレを読んでいるのはわたしたち三人だけだと、ずっと思って
>いました。(ひっそりとしたスレですし…)
>実際には他にROMしている名無しさんがいること、改めて実感しました。

2chはどんな下層でも読んでるやつは必ずいるとおれは
思ってるよ。書き込む人間なんかほんのわずかだろうし、
どんどん減っていってるような気がする。
あのスレは書き込みにくいだろうがw読んでるやつは、いる。
それにほとんど荒らされない。だから良スレだと言ったんだw

おまいは短レスでも煽りはいるとドキドキするだろうが
おれ的にはたまに荒れないと2chいる気がしねえww
ま、気にすんなw
SXYみたいな古参もいるし、元凶悪コテ叩きのおれもいるww
そこいらの煽りなどものの数ではないからなwww

ま、2〜3日様子見て、おれが先にレスしとくか?


ハンバーガー囓り気が付くひな祭り
348シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 17:49:14
復活、おめでとうございます。
早速のレス、ありがとうです!

>あのスレは書き込みにくいだろうがw
確かに、言えてますよねえ〜(笑い)
だって三人とも長文ですし、勿論、飛び入りで真面目なレスを
してくださる方は歓迎しますが、他のスレと違ってその方のカキコを
時間をかけて読んでレスをお返ししますから、途中から入る人は
結構びびるかも……。

>それにほとんど荒らされない。だから良スレだと言ったんだw
そうですね。
450のレスがあるなかで、煽りが入ったのは今回で2回目!
もしかして、これって2ちゃんねるでは稀有なことなのでしょうか…?
349シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 17:49:48

2ちゃんねるのこともよく知らないわたしがあの板でスレを立てたのは、
無知さゆえの蛮勇かも…。わたしにぴったりな諺がありますね。
「盲へびに怖じず」
調べたら英語ではみっつの言い方があるようですね。

1 (何も知らない者は何も恐れない、They that know nothing fear nothing)
2 (目が見えない人ほど勇敢はものはない、Nothing is so bold as a blind man)
3 (バカは天使が歩くのを怖がる所にも飛び込む、Fools rush in where angels
fear to tread)

う〜ん、わたしはどう見たって3番に該当ですねえ、、、
人一倍怖がりのくせに、そこが怖いところかどうかも調べずに、
無知ゆえに飛び込んでしまう。。。
まあ、そのおかげであなたに再会できましたし、SXYさんとも対話して
いただけるのですから、あながち無知も悪いことばかりではないような、、、
350シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/03(金) 17:50:23

>おまいは短レスでも煽りはいるとドキドキするだろうが
はい、大当たりです。
「びびりのシリウス」とお呼びください。

>そこいらの煽りなどものの数ではないからなwww
男の人はすごいなあ。やっぱりあなたはすごいですね!
頼もしいです♪
元レンジャー部隊のバトーのように幾多の戦火をくぐり抜けてきたので
しょうかね。いろいろな武勇伝もおありでしょう。

>ま、2〜3日様子見て、おれが先にレスしとくか?
ありがとうです! ぜひぜひおねがいします!!

レスの間隔が開いたときのために、「白日の狂気」「怪しい来客簿」の
感想文がWordに保存してありますので、頃合をみてupしようと思います。
今週もいろいろとありがとうです♪
ではまた来週♪
351soundonly:2006/03/06(月) 18:24:40
SXYもレスしてくれたし、あと1日くらい様子見て
何もなかったら、おまいも完全スルーで進めていんじゃないか?
452に簡単にお礼のあいさつくらいならしてもいいだろし。

「白日の狂気」については、おれはすぐには書けないなあw
まあ、おまいの感想によるなw「怪しい来客簿」は読んでいない。
だけどSXYがなんか書いてくれるだろなw
352シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/07(火) 09:12:46

☆☆☆☆速 報!☆☆☆☆

「NHK教育」
放送日時: 3月7日(火) 22:25-22:50
Gコード: 7296194

《知るを楽しむ・私のこだわり人物伝》
[出演] 吉増剛造 〜「神隠しの里を行く」〜

[詳細]
詩人の吉増剛造氏が、日本民俗学の創設者である柳田国男の足跡をたどり
ながら、その精神を読み解いていく4回シリーズ。
1回目は柳田の敏感な感性の原点を探る「感受性のアンテナ」を送る。
柳田の言葉の感覚のルーツは「日本一貧しい家」と自ら呼んだ兵庫県辻川の
出自にあった。極貧の農家に生まれた柳田は、里子として他人の中で成長。
勉学に励み農務官僚となるが違和感は消えずに退職し、日本人の原像を求めて
日本全国を漂流した。
吉増氏は、そんな柳田の感性の根底にあるものを「詩人の魂」と語る。
(詳細はこちらを参照↓)
http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0442200603072225.html
353シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/07(火) 12:31:32

あちらのスレにお気遣いあふれるカキコ、ありがとうです♪
今回も本当にありがとうです。またもやうれしくて目が潤みました…。
ふたつめのレス、いいですね〜♪
名無しさんで好意的にROMしてくださる方への感謝とageに対する牽制。
ああ、やっぱり上手ですね〜!

SXYさんも気を遣ってカキコしてくださっていますね。
ほんとうにありがたいです。

先週半ばに「島尾敏雄全集2」を読了。感想、書き上がっています。
週末に「マダム・エドワルダ」を読了。こちらも感想、書き上がっています。
予定として、近日中にあなたとSXYさん、そして好意的な名無しさんに
返レスをつけようと思います。
週末に「島尾敏雄全集2」の感想をupしようかな、と。
スレの流れからして島尾敏雄のほうに話題が向いていますので。

「マダム・エドワルダ」はその次くらい。「白日の狂気」「怪しい来客簿」は
三人とも読書に励んでいてレスが滞ったときにでもupしますね。
「白日〜」と「怪しい〜」のほうは特に返レスを求めるものではありませんので、
up した際はどうぞお気楽にお読みくださいませね。
354シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/08(水) 10:57:10

昨夜、「私のこだわり人物伝」 〜詩人の魂〜柳田国男の
第1回 「感受性のアンテナ」を見ました!

吉増剛造さんの口調は何てゆっくりで丁寧でやさしいことでしょう!
吉岡さんの表情や口調に柳田国男への愛おしさがあふれ出て
いました。

柳田国男少年が世界に対してこころが開かれていく瞬間を
吉増さんは「ものの始まり」=「詩人の魂」と呼びます。
豊かな感受性と伸びやかな想像力、国男少年の内奥の世界の始まりは
素朴な自然や風物、民話、狐などの小動物によって少しずつ開かれてゆきます。
国男少年のこころの目が芽生えていく過程を、吉増さんはあこがれを込めて
目を細めながら語るのでした。

再放送もされるのですね。さすが天下のNHK!
355シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/08(水) 10:57:47

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200603/tuesday.html

「私のこだわり人物伝」 〜詩人の魂〜柳田国男 全4回〜出演〜吉増剛造

第1回 「感受性のアンテナ」
(本放送) 3月7日 午後10時25分〜10時50分
(再放送) 3月14日 午前5時05分〜5時30分

第2回 「小さな庭からの旅立ち」
(本放送) 3月14日 午後10時25分〜10時50分
(再放送) 3月21日 午前5時05分〜5時30分

第3回 「美しき村、女の咲顔(えがお)」
(本放送) 3月21日 午後10時25分〜10時50分
(再放送) 3月28日 午前5時05分〜5時30分

第4回 「心の織物」
(本放送) 3月28日 午後10時25分〜10時50分
(再放送) 4月4日 午前5時05分〜5時30分
356シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/08(水) 10:59:07

以下、NHK番組案内紹介のコピペです。


第1回 「感受性のアンテナ」

「溢れるほどの瑞々しい感性と類い稀な想像力が柳田国男の民俗学の魅力」
と語る吉増さん。
その秘密は生まれ故郷にあるのではないか、と国男誕生の地、兵庫県辻川を訪れ、
最晩年に著わした“思い出の宝石箱”ともいえる「故郷七十年」を手がかりに歩き
ます。柳田国男自身が「日本一小さい家」と呼んだ生家。
明治初期という時代に翻弄され、家族にもたらされる悲劇。
そんな中でも幼い国男少年は、辻川の村の中で、わくわくするような不思議な世界
との交流を楽しんでいました。
晩年まで決して忘れることのなかった生まれ故郷の風景を訪ねます。


第2回 「小さな庭からの旅立ち」

病気と貧しさのため、国男少年は数え年13の時、生まれ故郷辻川からただ一人、
長兄を頼って利根川沿いの茨城県・布川に移り住みました。
自然環境や生活文化の全く異なる新たな土地で、柳田国男は孤独と書物の世界に
浸り、独特の感受性を研ぎ澄ませていきます。
古い祠での神秘的な体験や動物との交流。布川での体験はやがて文学と民俗学の
道に、柳田国男を導いていきます。
10代前半という多感な時期を国男少年がどのように過ごしたのか、布川の地に佇む
吉増さんがひも解きます。
357シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/08(水) 10:59:51

第3回 「美しき村、女の咲顔(えがお)」

農商務省の高級官僚となった柳田国男でしたが、九州の椎葉村の山人の暮らしに
触れ、民俗学への第一歩を踏み出します。
歴史に名を残さない、声なき人々への鋭い感受性と豊かな想像力が彼の心を突き
動かしていました。中でも注目したのが、女たちの“笑顔”。
欧米の日本研究者たちが「不可解なもの」とした日本の女性たちの微笑の背後に、
柳田国男は深い歴史と繊細なこころを読みとります。
遠野に移築された柳田の書斎で、吉増さんが語ります。


第4回 「心の織物」

柳田国男の著作で最も有名な「遠野物語」。
もののけや土地の神、前近代的な習俗に彩られた民間伝承の中に、柳田国男は
日本人が古くから持ち続けた共通の心性を見出していました。
いまもその文章をじっくりと味わってみると、透き通った美しさと神秘的な世界に
通じる感受性が読者の胸に伝わってきます。
雪深い遠野の里を訪れた吉増さんが、「遠野物語」の世界を紹介し、柳田国男の
思いに迫ります。
358シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/08(水) 17:21:49
(連絡)

あちらのスレに早ければ今夜あたりにでも、返レスをつけたいと思います。
359soundonly:2006/03/08(水) 20:15:28
詳しい情報ありがと!
昨日は仕事で見れんかった(shit!
再放送録画とかすっか。
だけど予約録画なんてしたことないしww
だいたいビデオのクロック自体合わせてないしww
誰か友だちにやってもらおうwww
こういうのこそ一度に見たいなあ。

>週末に「島尾敏雄全集2」の感想をupしようかな、と。
>スレの流れからして島尾敏雄のほうに話題が向いていますので。
>「マダム・エドワルダ」はその次くらい。

島尾はROMだな。少しさぼれるなwwww

>吉増剛造さんの口調は何てゆっくりで丁寧でやさしいことでしょう!

この前実物見た時は、そんな背高くなくて、すごいやさしい、
やわらかい感じだった。若い頃の詩はけっこう叫んでる感じだったけど、
年代を追ってやわらかく、深くなってく感じかな。
360soundonly:2006/03/08(水) 20:18:46
>>358
よけいなお世話だが、ファンへのお礼は
できるだけあっさりすませた方がいいぞ。

なんて言うと緊張するかww
361シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/09(木) 12:28:09

>こういうのこそ一度に見たいなあ。
そうですね。全4回分を一気に見たほうが感動も深いと思いますね。
NHKのことだから後でまとめて一気再放送してくれるかもしれません。
…いつになるかはわかりませんが。。。

>年代を追ってやわらかく、深くなってく感じかな。
詩人、というと言葉に鋭敏で、全身に感度のいいアンテナを張り巡らせて
いる印象を受けますが、実際は意外と人なつこい方が多いような気がします。
谷川俊太郎さんの対談を聞いたことがありますが、実に陽気で楽しい方でしたよ。
(ちなみに対談相手は直木賞作家・山本文緒さんでした)
362シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/09(木) 12:28:55

やっぱりね、表現された言葉がどんなに鋭くても、そのおおもとになっているのは
豊かな感受性なのですね。
ですから、感受性がやわらかければやわらかいほど、本来のその人の性質も
やわらかいのではないでしょうかね。

ただ、敏感すぎて外界から傷つけられることが多いゆえ、若い頃ほど攻撃的かも
しれませんね……。
363シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/09(木) 12:31:34

>よけいなお世話だが、ファンへのお礼は
>できるだけあっさりすませた方がいいぞ。

おおっっ! ぎりぎりセーフでしたよ!
あちらに返レスをつける直前にこちらのスレを開きました。
ええ、そうです。濃ゆいレス内容だったのですよ〜♪
初稿では感謝文のほかに数行ほど「わたしが感銘を受けた作家の言葉」が
つけ加えられていました。
up寸前に即削除しました(笑い)。ありがとうです。

それにしても、わたしが用意していたレスが濃ゆい系であること、
よくわかりましたね! すごいなあ……。
何でだろう? 何でだろう? 何でだ、何でだろう〜♪
(「なんでだろう」 by テツandトモ/2003年)
364シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/09(木) 12:32:18

ファンの方への削除されたカキコはこれです。

――人間が人間に及ぼす影響のなかで、もっとも深い部分を揺り動かすものは
何だろうと考えてみるとき、友情や信頼、無償無私の行為といった、人間の美質が
もたらす抗いがたい力を、思わないではいられません。
作品の上で実現することの困難さ、未熟な者が希うことの無謀さを思い知る一方で、
そこから目を離しては書く意味も無くなる、と遠い声がします――

――高樹のぶ子『その細き道』あとがきより――
365soundonly携帯:2006/03/10(金) 19:16:01
またしてもアク禁(プンスカ!
366シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/12(日) 21:36:33
了解しました。

今しがたあちらのスレに「島尾敏雄全集2」の感想をupしました。
アク禁の間、読んでくださいね。
そして、ゆっくりと読書のつづきをされますように。

あちらのスレもこちらも、急がずにゆっくりペースでいきませう♪♪
ではでは♪
367シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/12(日) 21:50:43
追 記

「C神父」読了です。
今回は最後まで完読しました。やはり再読してよかったです!
…ラスト、娼婦に託してバタイユの神への心境が吐露されていますね。
感想文、書きあがったところです。
「マダム・エドワルダ」の次くらいにupの予定です。

先ほどパソコンから「島尾敏雄全集3」を図書館にリクエストしました。
その次は「幼年期」を他地区図書館から取り寄せてもらおうと思います。
368考える名無しさん:2006/03/14(火) 13:27:56
また復活ww
むこうにちょっと書いてきた。
369soundonly:2006/03/14(火) 13:28:32
名前入れ忘れたww
370シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/15(水) 12:24:07

あちらのスレにカキコしてくださったのですね♪
ありがとうです。

闘牛見物ですか、、、
う〜ん、わたしは想像するだけでも心拍数が上がり、
冷や汗が流れまする。。。
うっかり見学などしようものなら、最低でもひと月以上は
毎晩夢に出てきそうな気配が……。
闘牛士にとどめを刺された牛の怒りと悲鳴、飛び散る血しぶき、苦悶、、、
観念してあきらめ、死を受け容れた牛の最期の悲しそうな眼………
ゆっくりと眼を閉じる、永遠に、、、、
うわあぁぁぁぁぁんーーーーーっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

子供の頃、「ドナドナ」を聴いて涙ぐんだ記憶が一瞬にして蘇るのです。。。
371シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/15(水) 12:25:47

「ドナドナ」
安井かずみ訳詞/ショロム・セクンダ作曲

ある晴れた昼さがり 市場へつづく道
荷馬車がゴトゴト 子牛を乗せてゆく
何も知らない子牛さえ
売られてゆくのが わかるのだろうか
ドナ ドナ ドナ ドナ
悲しみをたたえ
ドナ ドナ ドナ ドナ
はかない命

青い空そよぐ風 明るくとびかう
つばめよそれをみて おまえは何思う
もしも翼があったならば 楽しい牧場に帰れるものを
ドナ ドナ ドナ ドナ
悲しみをたたえ
ドナ ドナ ドナ ドナ
はかない命
372シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/15(水) 12:26:34

自由に空を飛び交い、この世の生を謳歌するつばめと
今まさに死へと連れていかれる子牛の鮮やかな対比
生と死、翼あるものとないもの

両者にひとしく青い空が広がり、風がそよいでいても
つばめと子牛の感じ取り方はまるで違うのです

つばめにとっては、空の青さはほほ笑みであり、
風のそよぎは希望の音色
子牛にとっては、空の青みは悲しみの色であり、
風のそよぎは絶望のため息

同じ空の下で営まれる生と死
……神は黙したまま、ただ下界を見ている
373考える名無しさん:2006/03/15(水) 22:29:58
1は最近スレを立てないのでけしからんと多くの人が言っておりますが
私もまったく同感です。
374考える名無しさん:2006/03/15(水) 22:34:49
僕もそう思います
375考える名無しさん:2006/03/15(水) 22:36:01
わたくしもですわおほほほー
376soundonly:2006/03/16(木) 13:29:36
>>370,371
闘牛見物は無理っぽいなww
「ドナドナ」あたりが原体験なのかもな。

だいたい「午後の死」の原書読もうと思ったのは、
ヘミングウェイの短編で「挫けぬ男」っていう
盛りをすぎた闘牛士と牛との戦いを描いたのがあって
これがすごく面白かったからなんだ。「老人と海」の
闘牛版てとこだな。
いつかスペイン行って、闘牛見たいと思ってるw

「C神父」はちょっとすぐには読めないな。
「マダム・エドワルダ」はちょっと書けそかな。

「五輪書」読了。吉増を読んでいる。「ドルチェ」は
まだ見つけていない。
377シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/17(金) 12:12:14

あちらのスレに返レスをつけましたよ。

後ほどあちらのスレに詳しい感想をupする予定ですが、
「マダム・エドワルダ」はバタイユ調といいますか、例によって
娼婦、神、沈黙、死がキイ・ワードとしてふんだんに
散りばめられていますね。
蓮っ葉な娼婦のなかに秘められている「沈黙と死」。
男がそれを嗅ぎつけた瞬間から、豚のような娼婦は神へと転倒します。
毎度のことですがバタイユの、この飛躍はすごい・・・

「島尾敏雄全集3」を借りてきました。
少年時代を描いた作品がいくつか所収されています。
小説というよりは回想に近いような気もしますが……。

ではまた来週♪
378soundonly:2006/03/17(金) 13:36:47
おう、読んだよ。なんか記憶違いあったようだなw
おれは「C神父」読んでないからわからんけど。
気をつけれよ、おれらだけじゃない、ROMってるやつらも
いるんだからなw

お、「マダム・エドワルダ」先に来るか。
SXYの島尾レスを待ちたい気もするが、時間かかりそうだしなあ。
ちょっと読み返そうと思って
一応バタイユ著作集の「聖なる神」をひっぱりだして
すたんばってるが(まだ箱から出してもいないww)

あったかいなあ。この前上野に梅見にいったと思ったら、
なんか来週には桜が咲くとか予報が出てるようだ。

また来週!
379シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/20(月) 12:40:15

お気遣い、ありがとうです。
そうですね、記憶違いとはいえ、ROMしている方たちもいるのですよね。。。
気をつけねば・・・

>お、「マダム・エドワルダ」先に来るか。
あちらにupしましたよ♪
どうぞ、ゆっくりお読みくださいね。レスは特に急ぎませんので。

>SXYの島尾レスを待ちたい気もするが、時間かかりそうだしなあ。
SXYさんがカキコしてくださってますよ♪
いつもながら冷静で安定感のある重厚な内容のカキコですよね!

>あったかいなあ。この前上野に梅見にいったと思ったら、
>なんか来週には桜が咲くとか予報が出てるようだ。
ああ、もう梅の季節ですねえ…。と思っているうちに、もう桜!
380シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/20(月) 12:40:48

そういえば、東京都美術館で「プラド美術館展」(3月25日〜6月30日)が
催されますね。上野公園も美術館もお花見客でにぎわうことでしょう。
わたしは桜よりも葉桜のほうが断然好きなのです!
あの瑞々しく、やわらかなうすみどりの葉のつややかなこと!
葉桜の下を歩いている時の、木漏れ日がちらちらと頭上に遊ぶさまは絶景です。

葉桜の下で春風に吹かれながら読書するのは最高♪
シートを敷いて足を伸ばし、眠くなったらお昼寝してもいいように毛布を持参して。
ものすごく贅沢なひとときだと思いますね。

明日は素敵な休日をお過ごしくださいね♪
381シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/20(月) 12:41:22

そろ〜り・・・・

      |ハ,_,ハ
      |´∀`';/^l
      |u'''^u;'  |   もう春だね♪♪
      |∀ `  ミ  
      |⌒|⊂  :,   そろそろ外に出て読書しようかなあ〜♪
      |⌒    ミ
      |    彡 
      |''~''''∪    

 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @ 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
 ~~   ~~   ~~   ~~  ~~  ~~  ~~   ~~  ~~   ~~ 


                             *。 ` `.゚*  *。 ` `.゚*
     /`i  /~ヽ     .゚*。 ` ` .゚*。 ` `.゚*。 ` `
   ,,/  "''"'` "`;,   /⌒/⌒/     .
  (ヽ;" ´ ∀ ` * ,;/) ⌒ ⌒   「外は気持ちがいいなあ〜♪」
  `ミ         "ミ        
  ミ          ミ     ハ、_,ハ、    .゚*。 ` `゚*。 ` `.゚*。 ` 
   彡        ミ    n;'´∀`* ';n [|]     
   (⌒";',,,.,(⌒";'彡     ミ ,   ;彡     「ホントだねえ〜♪」`
    `'"'   `"''        c'''''''c'''   .   
            ヽ     /     ヽ       .゚*。 ` `.゚*。 ` `
              ヽ  /        ヽ γ⌒ヽ   `
               Y             .゚*。 ` `.゚*。 ` `
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v.

382シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/20(月) 15:23:53

♪〜葉桜の下で春風に吹かれて読書するのはし・あ・わ・せ〜♪

,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ  ゛ゞ.ヾ 。.゚*。    ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;ゞ 
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:  .゚*。 ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ .゚*。`
,,ゞ.ヾ\\ 。.゚*。ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ  .ゞ。.゚*。;ゞヾ;ゞゞ;ゞ 
ゞヾ 。.゚*。,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,;  ゞヾゞ___// ;ゞ   ゞヾゞ;ゞ  .゚*。
ゞヾ 。.゚*。  ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/  。.゚*。ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
  ゞヾゞ;ゞ   iiiiii;;;;::::: :|;:/    ヾ;ゞゞ;ゞ   ヾゞ  ,      。.゚* ,..。 
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ 。.゚*    。.゚*。ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
  ヾ    |iiiii;;;;;::::: ::|  。.゚*。ゞヾ;  ゞ。.゚*。ゞヾゞ;ゞヾゞ    .゚*。 `
  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `。.゚*。ゞヾゞゞ;ゞ。.゚*。ゞヾゞ;ゞ   .゚*。 `
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| ` 。.゚*。ゞヾゞ;ゞヾ  。. .゚*。 ``       .゚*。 `
        ,ハ,_,ハ   
        ,; ´∀`';/^l     .゚*。 `   。.゚*。  .゚*。 `   。.゚*。 
     ,―-y"'u"゙u"  |
     ヽ   ´ ∀ ` ゙':'。    .゚*。 `   。.゚*。  .゚*。 `   。.゚*。
     ミ         ミ., 
     ':;  /).|⌒|⌒|,(ヽミ         .゚*。 `   。.゚*。     ` 
     ミ   ⌒ ⌒  :;    .゚*。 `             。.゚*。  
    ミ゙゛';:, ~つ   :,, ~つ         .゚*。 `   。.゚*。     
     `゙ "`'''~^"~'''゙"''"                .゚*。 `   。.゚*。 
 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @ 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,
 
383soundonly:2006/03/20(月) 19:07:45
おれんちの近くの中学校の庭に道路に覆い被さるような
でかいしだれ桜があるんだが、もう咲き始めているな。

むこう読んだよ。いいじゃないか!
とてもおもしろい!最近の読書遍歴があればこそ
書ける内容だな。
おれも今週中になんか書くよ。

昨日は友だちが招待券を持ってたので出光美術館
「風俗画にみる日本の暮らし」展を見てきた。
まあほとんど作者不詳の江戸時代のものだったが
好きな仙崖が5枚ほどあって面白かった。あと出光は
ムンクとルオーの所蔵が数多いらしく、ロビーにいつも
数枚出ているのだが、行くたびに変わっている。
精神状態が不安定な時のムンクは、色が鮮やかで
美しい。

明日休みかww
そっちこそ楽しく過ごせよ。
384考える名無しさん:2006/03/21(火) 23:36:43



  _/ ̄ ̄ ̄ ̄\    アヒャ
 煤Q    ∪  ゚∀゚)  アヒャ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
385考える名無しさん:2006/03/21(火) 23:37:28
/                                 \
|   アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ  |
\                                 /
   ̄V ̄ ̄V ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄V ̄ ̄
  ∧ ∧            ∧_∧        ∧,,∧
  (,,゚∀゚)       '' ̄ヽ  (  ゚∀゚ )       ミ゚∀゚ ミ
  ./  | ( ゚∀゚ ) .| ゚∀゚ .|  /つ⌒l'~O  ∧_∧  ミ  ミ
 (___ノ (∩ ∩) └ ー ┘ (l、__(_)___)( ゚∀゚  )  ミ,,,,,,,,,ミ
/                       ~~~~~~~      \
386シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/22(水) 12:34:28
>>383
soundonlyさん

わたしが毎朝駅まで歩く道にもしだれ桜が咲いている家があります。
塀越しに桜の枝が道路に向けて垂れ下がっていて、通る人たちが皆
愛でていきます。
それと塀の表に出してある、プランターに植えられた濃淡の桜草。
ああ、春なんだなあ、と思いますね。

>むこう読んだよ。いいじゃないか!
>とてもおもしろい!最近の読書遍歴があればこそ

ありがとうです♪ とてもうれしいです!
デュラスの「死の病い」も「ヒロシマ」もこちらのスレであなたから紹介された
作品でしたね。
お薦めの作品を読んでいたからこそ、書けた内容でした。
改めて感謝です!
これが読書の醍醐味とでもいうのでしょうかね。一篇の小説を読んでいるとき、
ああ、これはあの作品とつながるなあ、とふいに脳裏をよぎる鮮やかな断片的な
記憶。デジャヴーとでもいうのでしょうか。
その瞬間、今読んでいる作品はある種のなつかしさをもって迫ってくるのですね。
387シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/22(水) 12:35:02

バタイユとデュラスはあまり接点がないように思っていたのですが、
意外なところで共鳴しているのだなあ、と今回わたしも新発見でしたよ。
けれども、考えてみればブランショとバタイユは美しい「友愛」でつながって
いたのですし、また、ブランショとデュラスは「五月革命」で同志だったのですから、
ブランショを媒介にして、バタイユとデュラスの接点があっても不思議では
ありませんよね。

出光美術館ですか。
わたしはまだ一度も訪れてないです。行ってみたいですね。

>ムンクとルオーの所蔵が数多いらしく
ムンクというと、例のあの不気味な「叫び」の顔が真っ先に浮かびますが
それだけではなく、他にもいろいろな作品があるのですね?
ルオーは遠藤周作さんがこよなく愛した画家です。。。
人生の悲哀や受難を悉く背負ったイエスの顔や後ろ姿(特に背中)に強く惹かれて
いたようですね。
388soundonly:2006/03/22(水) 17:30:15
>ブランショを媒介にして、バタイユとデュラスの接点があっても
>不思議では ありませんよね。

実際どうだったんだろうね?リアルで接点なかったのかな?
二人とも酒好きだったようだしww

昨日は池袋西武のぽえむ・ぱろうるで
「ドルチェ-優しく」発見即購入。
映画見てからの方がいいのかも知れないなあ。
DVD出てるからレンタル探してみよう。

島尾ミホの短編が3つ程入ってる。楽しみだなあ。

「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」読了だから
次はこれだな。
389シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/23(木) 12:52:26

>昨日は池袋西武のぽえむ・ぱろうるで
>「ドルチェ-優しく」発見即購入。
他地区図書館で検索かけましたよ。これですか?

「ドルチェ−優しく 映像と言語、新たな出会い」
著者/アレクサンドル・ソクーロフ/島尾ミホ/吉増剛造
岩波書店 /2001.05

おおっっ! ここにも吉増剛造の名前が。
「島尾敏雄全集3」を読了し、昨日「幼年期」を借りてきました。
次は「ドルチェ-優しく」をリクエストする予定です。

>「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」読了だから
とうとう年代順、吉増剛造読書計画が完遂されたのですね!
おめでとうございます。
わたしは「幼年期」の後で読む予定ですので、あなたよりひと足遅れますね。
DVDがレンタルで出ているのであれば、わたしも観てみたいです。
390soundonly:2006/03/24(金) 14:29:24
うぃーっす。むこう書いたぞ。
ほとんど周辺情報整理だがなw
実をいうと「マダム・エドワルダ」はそれほど好きではなかったのだが。
というか、やっぱクリスチャンにとって衝撃的な作品だろな、あれは。
おれはやっぱ「眼球譚」。最初に読んだせいもあるな。
だけど今回ざっと読み返してみて、うん、美しいな。と思った。

>とうとう年代順、吉増剛造読書計画が完遂されたのですね!

まだです。まだいっぱいあるんですww
この前新刊も出たみたいなんですww
全部でかくて値段も高いんですwww

「雪の島」あたりでは吉増的紙面みたいなものが確立したようで、
でかい字がばらばらに走る間に小さい字の傍注が絡んでいて、
判型がでかいのも意味あるみたいなんだけどね。

最近吉増についてはいくつか気づいたことがあるから、
こんどあっちに書くよ。

んじゃまた来週。よい週末を!
391通行人:2006/03/25(土) 05:41:23
2chには珍しくおつとりしてますね。心がなごみます
392シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/27(月) 12:18:51

>>391さん

ありがとうございます。
そのように言っていただけて、とてもうれしいです。

――春の海 ひねもすのたりのたりかな――与謝蕪村

この句のように、これからものどかなタッチで綴っていきたいと思います。
393シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/27(月) 12:19:40

>>390 soundonlyさん

あちらのスレのカキコ、ありがとうです♪
SXYさんも昨夜、カキコしてくださってますよ。
う〜ん、すばらしい内容です!
おふたりが書かれると、一気にスレがグレード・アップしますね!

>ほとんど周辺情報整理だがなw
いえいえ、それ以上の緻密で濃い充実した内容です!
「マダム・エドワルダ」のキャラクターについての考察は、読んでいて
大変興深いものがありました。
今まであまりキャラクターそのものについては、あまり考えたことは
ありませんでしたので。。。

>まだです。まだいっぱいあるんですww
ええっっっーーー!!
吉増剛造は意欲的に新作をどんどん発表しているのですね。。。
すごい・・・・
読み手の楽しみを削ぐことなく、それどころかより一層熱狂させ得る
創作熱と創作手腕はやはり凄さを感じますね。。。
394シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/27(月) 12:20:43

日曜日は、出光美術館にいってきました。

ムンクとルオーの作品がロビーに展示されていましたね。
ムンクの人物画、男と女とでは色使いが異なるのですね。
対象が男性である場合、鋭い眼光と毒々しいほどの紅い唇が描かれ、
女性の場合は、うつろなまなざしと青みを帯びた血の気のない寒々しい唇……。
ムンクは、男女問わず人との信頼関係を築くのがあまり得意ではなかったのかな、
ふと、そんなことを思いました。。。

ルオーの「秋の風景」は力強い作品ですね。
黄昏のなかに佇む小さな家々、その家のなかには一日の労働を終えて
つつましい食事をする家族の生活があるのでしょう。。。
収穫を終えた喜びを神に感謝し、今日一日を終えて安らかな眠りにつくのでしょう。
すこやかな境地が感じられる会心の作品です。
395シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/27(月) 12:21:27

仙崖、初めての鑑賞です!
老、病、死など人が避けては通れない辛苦の境地を、達観した眼で見つめ、
独特のユーモアでもって墨絵に込め、アフォリズムのような短文をつけていますね。
「さじかげん」「百老」が好きです。
北斎同様、仙崖にも深い「マイ哲学」「人生哲学」を感じました。。。

鑑賞後、ロビーでお茶の無料サービスをいただきました。
三種類のお茶の給湯器があり、熱いほうじ茶をいただきましたよ。
このようなサービスはうれしいですね。
何杯かお代わりしている方もいらっしゃいましたよ♪

帰りに、ルオーと仙崖の絵葉書を数枚ずつ買いました。
行ってよかったです♪ 感謝です♪
396シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/27(月) 12:23:31

そのあと、上野公園に行き三分咲きの桜を見てきました。
結構、お花見客がでていましたよ。
プラド美術館展は、葉桜の頃のお楽しみにとってありますので、
今回はお花見だけ♪

中央の広い通りはお花見客のシートが敷かれてにぎわっていましたが、
公園の奥まったところは人影もまばらで、空いてるベンチがいくつかありました。
そこに腰掛けて、持参した文庫本「梔子(くちなし)」――野溝七生子、
読むこと一時間半。
ベンチのすぐそばには花をつけた桜の木と常緑樹。
読書の合間に頭上を仰ぐと、澄み渡った空を背景に春風に揺れる
一面の桜の花と常緑樹の葉。
ああ、なんてのどかで平和なひととき!

晴れた日とはいえ吹く風はまだ三月の風で、足元が少し冷えました。。。
携帯用のフリースのひざ掛けとカイロ、持って行けばよかったなあ、、、

あちらには、今週の半ばくらいにおふたりに返レスをつける予定です。
「島尾敏雄全集3」読了です。感想、書きあがりました。
「C神父」の次にup予定です。
397soundonly:2006/03/28(火) 13:16:56
お、出光いったんだ。仙崖いいだろw
あのひとは全部あんな調子で、見ると気が楽になるというかw
それでああいう画調で、すいすい描けそうに周りの目には映ったらしく、
「1枚お願いします」てのが生前多かったらしく、辟易した仙崖の歌。
「うらめしや、わが隠れ家は雪隠(便所)か、来る人ごとに紙おいていく」
ギャグセンスいいよなww

>ふたりが書かれると、一気にスレがグレード・アップしますね!

ぐれーどあっぷかよwww
要は書き方、文体、語彙、そういった表面的な部分じゃないのか?ww
おまいの「読み方」は内容的にグレード・アップしてるような気がするがなw
それにしてもSXYに褒められるとうれしいなあ。だろ?ww
398soundonly:2006/03/28(火) 13:36:17
桜の下で読書か、平和だなあ。
おれは土曜日はこれ行った↓
http://www.uplink.co.jp/x/log/001082.php

久しぶりに週末の渋谷に出たが、つかれたわww
リュック・フェラーリは以前から大好きで、六本木のライブに
行ってCDにサインしてもらったこととかあるが、
ちょい前に死んじゃったんだよね。合掌。

399シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/29(水) 12:16:36

>仙崖いいだろw
はい。お気楽に生きることは、決して軽佻浮薄に生きるということではなく
深刻な状況もウィットひとつで肩の荷がおろせる・・・
人生の達人ですね。

>それにしてもSXYに褒められるとうれしいなあ。だろ?
はいっっ!! とてもとてもうれしいですね〜♪♪♪
400シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/29(水) 12:17:34

   ハ,_,ハ
  ,:' ´∀`';____    PCを読んでいるCuc
_:: っ /     /
   \/___/  ̄ ̄

                     *゚*。` `*゚*。` `
             ハ,_,ハ *゚*。` `
            n'´∀`n';   う・れ・し・い・なあぁぁぁぁぁ〜〜♪♪
            ミ:.    ;ミ *゚*。` `
             ''u'''u''゙ *゚*。`*゚*。```

   ハ,_,ハ
  ,:' ´∀`';    ♪ ソソラ ソラ ソラ うさぎのダンス
  :: っ ,っ     タッラタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタラ〜 ♪
  ι''"゙''u

                ハ,_,ハ
               ,;:´∀`';,, ♪ 足で けりけり ピョッコピョッコ 踊る
               ミ,c , cミ 耳に はちまき ラッタラッタ ラッタラ〜 ♪
                `u"ヽ)

☆☆うさぎのダンス☆☆ ↓
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/usagi_d.html

ハイ! みなさんも、ご一緒に♪
401シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/29(水) 12:18:34

>久しぶりに週末の渋谷に出たが、つかれたわww
おつかれさまでした。
わたしも、人波の多いところに出かけると帰ってからどっと疲れがでます・・・
上野公園のように、メイン通りだけがにぎわっていても、奥まったところは
ひっそりしていて、土や緑や水の匂いが流れているところならば、
人が多少繰り出していてもあまり疲れを感じないですね。

>リュック・フェラーリは以前から大好きで
ドキュメンタリー・フィルムをご覧になられたのですね?
生前の貴重な映像ですね。
ジョン・ケージの影響を受け、ケージとはよき友人であったらしいですね。
そして、友人ではあっても音楽的なことでは時に対立もしている。
(以上は検索の結果の情報ですが・・・)

好きな作家や作曲家から著作物に本人から直筆のサインを
もらえるのって、うれしいですよね♪
その瞬間から「世界にひとつしかない自分だけの本、CD」になります。
402シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/29(水) 12:19:05

(連 絡)

今夜あたり、あちらのスレにおふたりに返レスをつける予定です。
「C神父」の感想は週末にup予定。


☆☆☆「Cucの次スレ準備大作戦会議」☆☆☆

あちらのスレが「495KB」になりましたら、「次スレを立てる予定」です。
その際、誘導先リンクを貼ってお知らせします。

1) スレのタイトルは、現行と同じタイトル名に「〜〜2冊目」を加えます。
2) テンプレは今と同じで、一応前スレのURLを貼ります。
3) 次スレも現行スレ同様「名無し」で立てます。
4) 少し時間を置いて、上位から「30位以下に下がった時点」で
名前欄にわたしのトリップをつけて「1です」と対話開始をお知らせします。
(新スレは上位にあるため荒らされやすいので、荒らしを防ぐためです)
5) スレの様子と流れを見て、おふたりに返レス、もしくは、読了した本の感想を
順次upしてゆきす。

以上ですが、何かお気づきの点がありましたら、アドバイスいただけると
ありがたいです。
403soundonly:2006/03/30(木) 15:11:09
う、うさぎのダンスかよwww

>友人ではあっても音楽的なことでは時に対立もしている。

そこら辺はおれも詳しく知らないが、おそらく
「偶然性を作品に取り入れていく際の姿勢」だろうな。
そこは二人は対照的かも知れない。フェラーリは後期は
ほとんど、まずフィールドレコーディングして、それをカットアップして、
フィルターをかけて、って作ってるからな。

>>402
いんじゃね。つか細かいなww
緊張してるだろww

にしても500レスで478.4kb!
すごいスレだよあれww
404シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/31(金) 12:47:09

>そこら辺はおれも詳しく知らないが
わたしが読んだのは、こちらのサイトでした。

http://www.netlaputa.ne.jp/~kouchi/0310c.html

それにしても、文学、哲学、音楽、芸術、と実に幅広いですね!

>にしても500レスで478.4kb!
>すごいスレだよあれww
はい、確かに。。。
1レス毎の文章の長さも半端ではありませんが、もっとすごいのは
5〜6の煽りや応援レスの「名無し」以外は、「全部がコテ」で
埋まっていることです!
いくら2ちゃんに疎いわたしでも、すごい・・・、と思いますね。
405シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/31(金) 12:47:50

>いんじゃね。つか細かいなww
……小心者なので、つい。。。

>緊張してるだろww
はい、少し……。
では、495KBに達したら、>>402のように次スレを立てますね。

あたたかくなったと思いきや、またまた寒風が吹いて
桜は風に散ってしまいますね。。。
毎朝、駅までの道に咲いているしだれ桜も、もう葉がでてきています。
ユキヤナギが真っ白な花をつけて、朝の風に揺れ、
風が吹くといっせいに花びらがこぼれます。
道は白い小さな花びらで敷きつめられ、まるで花の絨毯!
図書館の帰り道、夕暮れの光のなかでレンギョウが金色に
輝いていましたよ♪

ユキヤナギの美しいサイト発見♪
http://members.stvnet.home.ne.jp/kubookada-k/yukiyanagi.html
レンギョウ
http://www.iz2.or.jp/hana2/main2_sub583.htm
406シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/03/31(金) 12:49:27

☆☆春日和☆☆


  * ゚*。` ` 。 * ゚*。` ` 。 *゚*。` ` 。 * * ゚*。` ` 。*
゚*。` ゚*。`      * ゚*。` ` 。   * ゚*。* ゚*。` ` 。` ` 。
   *      . .,、.;.,,,、  *     *        . .,、.;.,,,、 *  ゚*。* ゚*。` `
    i     ,;;;''    ゙;.  i       i       ,;;;''    ゙;. i      * ゚*。` `
     * ;;,;       .;;:         *   ;;,;       .;;:   ゚*。   ゚*。` `
  *  i  '';,.    :,'  *   *  i    '';,.    :,'  * ゚*。* ゚*。` ` *
   i       "'ii'''"   i     i         "'ii'''"   i 
           /Y      * ゚*。` ` 。    * ゚*。` ` 。
     γ'`^'"'~^´  i              * ゚*。` ` 。 
      レ       ゙':        * ゚*。` `  * ゚*。` ` 。。
     ミ  . ´ ∀ `. .ミ            * ゚*。` ` 。      * ゚*。` ` 。
     ゙, "ヽ)ハ、,,_ハ(ミ      * ゚*。` ` * ゚*。` ` 。 。
    .,,ミ   :' ´∀`:;:'                 * ゚*。` ` 。
   ;'  ';  (⌒) ~ ~、⌒)         * ゚*。` ` 。* ゚*。` `  * ゚*。` ` 
   ~"゙''´~"'  ̄'`"' ̄
 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @ 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v.

よい週末をお過ごしくださいね。では、また来週♪

407シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/03(月) 17:29:27

あちらのスレの1(旧スレ)にカキコ、ありがとうです。
「C神父」の感想についてのさっそくのコメント、うれしいです♪
512KBになるまで(あちらのスレ1が落ちるまで)、
わたしも当分(?)あちらにカキコしますね。
それまで、こちらのスレはしばしお休みしませう♪

わたしもスレが落ちるところ、見たことありませんので……
わくわくわく♪♪、どきどきどき♪♪
408soundonly:2006/04/04(火) 16:00:33
了解。新スレに「1乙」とか入れようと
思ったんだが、なんかそんなの入れるのも
汚れるような気がして入れれんかったww
スレ立て乙。
409シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/06(木) 13:13:04

>スレ立て乙。
ありがとうです♪
新スレもよろしくおねがいしますね!
つい先ほど、あちらのスレが502KBになりました。
いよいよ、落ちるのも秒読み? 
推理小説も真っ青! わくわくわく、目が離せません!

どのくらいまで書けるのでしょうかね…?
落ちる前に、皆さんに感謝の言葉を綴りました。
410soundonly:2006/04/07(金) 17:29:43
>つい先ほど、あちらのスレが502KBになりました。
>いよいよ、落ちるのも秒読み? 
>推理小説も真っ青! わくわくわく、目が離せません!

なんか「黒ひげ危機一髪」みたいな感じだなww
次書いたら落ちるんじゃないかとかww
2スレ目にも書いたけど、あのまま沈めた方がかっこいいかもなww
411シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/10(月) 12:24:58

先週末は、早速駆けつけていただきありがとうです♪
久々にリアル・タイムでお話しできて、とってもしあわせでした〜
いくら書き溜めた感想文があるとはいえ、連投も限度がありますし。。。
(1回の連投は5レスが限度ですので回線を切って再起動して何とかレス数を
かせぎましたが、内心冷や冷やものでしたよ。。。)

そんな時、あなたが颯爽と現れてくださり、さながらバトーのように、まるで、
救世主のように思われました! 本当にこころ強かったですし、助かりました♪
ほら、わたしって「小心者のびびり」だから・・・
改めて、感謝感謝です。
思いがけず多くの方に新スレを祝っていただき、感激ひとしおでした。
それにすぐSXYさんも登場してくださったし。
三人でリアル・タイムでちょっとした雑談するのもいいのもですね!

春の宵はおだやかに過ぎゆく・・・、黄金のひとときよ、永遠なれ・・・
412シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/10(月) 12:25:44

>なんか「黒ひげ危機一髪」みたいな感じだなww
このゲーム、検索して初めて知りました・・・
短剣を入れて「黒ひげ」を飛び出させるゲームなのですね?
スリリングでわくわくどきどき、面白そうですっっ!
そういえば、わたし「ウノ」もやったことないので知らないのですよ・・・

週末に「ドルチェー優しく」を2/3ほど読みました。
まだ全部を読み終えたわけではありませんが、ソクーロフ監督は
文学にもかなり造詣が深い方ですね。
ミホさんの控えめな丁寧な話し方や、品のいい佇まい、
映像もぜひ観てみたいですねえ。
413シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/10(月) 12:26:47

駆けつけていただいたお礼として、ささやかですがみつはしちかこさんの
かわゆ〜いポエムを紹介します♪
前に、みつはしさんの「小さな恋のものがたり」を書店で購入するのは
恥ずかしい、といわれてましたので、わたしの手元にあるチッチとサリーの
詩画集(主に詩と絵のみ)から幾つか詩を抜粋して書き写してみますね♪
それもうんと乙女ワールドのものを…。
チッチといえば、さくらんぼです♪ いつもさくらんぼの季節に新刊が出ます。

 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ●●     ●●     ●●     ●●     ●●
414シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/10(月) 12:27:39

「よろこびのうしろに――」    みつはしちかこ

よろこびのうしろに 悲しみがいる
涙のとなりに ほほえみがいる
神さまのつくった ちいさな人たち
だまって青い空がある
だまってゆれる花がある


 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ○○     ●●     ○○     ●●     ○○


「名なしの花――」     みつはしちかこ

あなたの歩く道ばたの
わたしは小さな花になりたい
まいにち あなたの足音をたのしみに
いっしょうけんめい 咲いていたい
いつの日か あなたがわたしに気づいて
たちどまって摘みあげてくれる その日まで
わたしは小さな名もない花でいたい


 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ●●     ●●     ●●     ●●     ●●
415シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/10(月) 12:28:21

「いっぽんのろうそく――」      みつはしちかこ

わたしはいっぽんのろうそくになりたい
もしいつか あなたの心がまっくらになったとき
あなたの片隅で オレンジ色のあかりをかかげて
たっていたい……
わたしのいのちを溶かしながら
いつでも いつまでも
わたしはわなたのことを想っています


 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ○○     ●●     ○○     ●●     ○○


いかがでしたか〜♪
恋するチッチのかわゆい乙女ごころの詩。
吉増剛造の詩のあとでは、多少気恥ずかしいかもしれませぬが
たまにはこんな女の子っぽい詩もいいでせう?
えっ? あまりの乙女チックさに読んでるそばからジンマシンですって?
あらあら、困りましたわねえ・・・
やっぱり男の人って、サリーのようにクールなのかしらん。
永遠の謎ですわね。。。


 ノ)      ノ)      ノ)      ノ)      ノ)       ノ) 
●●     ●●     ●●     ●●     ●●     ●●

416soundonly:2006/04/11(火) 18:34:00
ううっ昨夜からどうもからだがかゆいんだがww
なんてなwさんきゅ。
レセプションは楽しかったなあww
おまいもなんかスレ主ぽくて、よかったぞwww

読んでくれてる人も来てくれたしw
やっぱあーいうスレだと読んでる人も
なんかおとなしくていい人っぽかったなww
品のいいパーティであったww
おれはどうも雑談になると口調が荒くなるからなあww
失礼失礼。

週末はこれ行った↓
http://www1.ocn.ne.jp/~ncc/pina06/content.html

ピナ・バウシュを見るのはは3回目。
「現存するもっとも誠実な芸術家」とも言われることがあるが、
おれもそれ同意かも知れない。
「カフェ・ミラー」は彼女自身の人生をモチーフにした
見事な「レシ」だ。「春の祭典」では舞台一面にやわらかな土が
敷き詰められ、ダンサーは裸足。有名なクラシックの曲だが
この舞台を見てしまうと、このダンスより先に曲が存在したことが
信じられなくなる。素晴らしい舞台だった。
417シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/12(水) 12:32:07

あちらのスレにカキコ、ありがとうです!
狂気について、実にたくさんの本を読まれていますね。

>ううっ昨夜からどうもからだがかゆいんだがww
>なんてなwさんきゅ。
いいえ、どういたしまして♪
書き写していて、みつはしさんのポエムはかわゆいな〜、と改めて実感。

>レセプションは楽しかったなあww
ホントに楽しかったですね〜♪♪

>おまいもなんかスレ主ぽくて、よかったぞwww
ありがとうです♪
一応スレ主として、いらしてくださった方々へのご挨拶とお礼の言葉を
かけましたよ。おふたりにエスコートしていただけて、スレ主冥利に尽きます♪
418シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/12(水) 12:33:22

>おれはどうも雑談になると口調が荒くなるからなあww
いえいえ、そんなあ〜。
いつものあなたの口調ゆえに、わたしも楽しく軽口を叩けましたし、
皆さんもリラックスできたと思いますよ。緩和剤ですわね♪

「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」を観にいかれたのですね。
バレエはもうずっと観ていないなあ、、、
数年前に、ロシアのバレエ団(名前は忘れました…) 公演の「白鳥の湖」を
観たきりです。

>舞台一面にやわらかな土が敷き詰められ、ダンサーは裸足。
すごいですね…! バレエってトゥシューズを履いて踊るものだと思ってました。

>有名なクラシックの曲だが
「春」で真っ先に思い浮かぶのはヴィヴァルディの「四季」の「春」くらいかなあ。。。
やっぱり「四季」のなかでは「春」が一番好きですね。軽やかで、こころ踊るようで。
419シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/12(水) 12:34:05

(連 絡)

今夜あたりに、あちらのスレにあなたへの返レスをつける予定です♪
420シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/13(木) 14:05:44
☆☆速報!☆☆

今しがた、あちらのスレ1が落ちました。
最後の書き込みの4月6日から、今日でちょうど1週間後に
502KBで落ちました!

哲学板やAA板の過去ログを調べてみたのですが、1000レスに達しない場合でも、
だいたい501KB〜502KBでどのスレも落ちています。
ですから、512KBまでいかなくても、落ちるみたいですね。

満容量KBを満たして、見事に過去ログへ!
感無量です!

421soundonly:2006/04/14(金) 13:21:58
むこうにSXYもいい感じのレス入れてくれてたな。
仲良し3人組だな、おれらww
馴れ合いに嘘がない感じがいいww

「ドルチェ」は台本とあとがき以外読んだ。
残りは映画見てからにしたいな、と思ってな。
週末にDVD探そうと思ってる。
そしたらまた、おまいが本の感想、んでおれが映画中心の
感想といった感じでいけるな。それでいいか?

おれは未だに本も音楽も「店に行って買う」方が好きでね。
いろいろ並んでるのを眺めないと選ぶ気がしない。
ネットで探してもせいぜい「関連商品」とか
「コレを買った人はコレも買っている」とかしか
辿れないだろ。音楽も、ダウンロードで聴いてる友だちの方が
もう多いけど、そうしてるやつに限ってタイトルとかアーティストの
名前すら憶えていない。CD買ってジャケ眺めたりライナー読みながら
聴く方がおもしろいと思うんだがなあ。
あとネットだとジャケ買いがしにくいww

それではまた来週!
422soundonly:2006/04/14(金) 21:26:23
>>420
いま調べてきた。過去ログ倉庫に入ってるようだな。
レス数が少ないからちょっと心配だったんだがww
珍しいスレだと思うぞアレwww
ま、2スレ目も、似たようなことになるだろうな
wwww
んじゃな。
423シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/17(月) 12:28:22

>むこうにSXYもいい感じのレス入れてくれてたな。
>仲良し3人組だな、おれらww
>馴れ合いに嘘がない感じがいいww
ホントにそうですよね〜♪
あのスレは3人でとてもいい感じに回っていますね。
もちろん、飛び入りさんも新参入さんも歓迎しますが、
3人の常駐コテに囲まれるとなると、やはりちょっとびびるのかな・・・

博識で洞察力が深く、いつも冷静で均衡のとれた中立的なSXYさん、
さまざまな分野・領域に造詣が深く、鋭い論理展開を得意とするOTOさん、
思い込みが激しく、感化されやすい上に走り過ぎる激情家のわたし。

この3人に囲まれるのですからねえ・・・
424シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/17(月) 12:28:57

>「ドルチェ」は台本とあとがき以外読んだ。
>残りは映画見てからにしたいな、と思ってな。
わたしは昨夜読了しました。感想、書き上がったところです。
そうですね、台本を先に読んじゃうとセリフや展開が記憶に残ってしまい、
先入観になり映画を観るとき邪魔になることがありますね。
さすがですね〜♪

>そしたらまた、おまいが本の感想、んでおれが映画中心の
>感想といった感じでいけるな。それでいいか?
はい! ぜひぜひ、お願いします!
台本はミホさんのモノログのみで成り立っていて、当然セリフだけですから、
ミホさんの表情や声、背景の映像はわからないのですね。
ソクーロフ監督は奄美の風景をどのようにとらえ、画面に挿入し、
ミホさんと組み合わせたのか。
425シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/17(月) 12:29:33

>おれは未だに本も音楽も「店に行って買う」方が好きでね。
わたしも、原則として本は書店で、CDは専門店に行って買います。
絶版の本や入手しにくい本は、ほとんど図書館を利用していますが。。。

>音楽も、ダウンロードで聴いてる友だちの方がもう多いけど、
ダウンロード、したことないんです。
やり方が書いてあるけれどよくわからない、、、
ジョン・ケージの輸入CDも専門店に行って買いましたし。
実はわたし、未だネットで何かを購入したことって一度もないのですよ…
怖いんですよ。。。ほら、びびりだから、、、

お店でいろいろ並んでいるのを眺めるのは楽しいですよね♪
予定したもの以外につい衝動買いもしてしまうけれども、
「こころが動く」瞬間が好きですね。
426シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/17(月) 12:30:08

>CD買ってジャケ眺めたりライナー読みながら
CDにはたいていライナーノーツが書いてありますよね。
なかに入っているものもあれば、CDジャケットに書いてあるものもありますし。
数年前に買った「グレゴリアン・チャント/シロス修道院合唱団」のライナーには
始原の音楽とあり、深い感慨に耽りましたね。。。
読んで即行買いしました。グレゴリア聖歌は無伴奏で単一の旋律に
祈りの言葉を載せて歌う素朴な楽曲です。
ヒーリングというよりも、もっと深いもの、魂の音楽に近い…

>いま調べてきた。過去ログ倉庫に入ってるようだな。
>珍しいスレだと思うぞアレwww
さっそく、わたしも文学板の過去ログ倉庫、調べてみましたよ♪
ちゃんと無事に収められたようですね〜
たいていのスレは1000レスで過去ログ入りですよね?
もしくは、永い間レスがつかずに放置されてdat落ちするか・・・
確かにすごいスレですよね。。。
これも、おふたりのおかげです♪ 感謝感謝です♪
427シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/17(月) 12:30:43

(追記)

「幼年期」、「海辺の生と死」の感想、書き上がっています。
あちらの様子を見ながら、順次upしていきますね。
それと、スレ立てしてから一定期間内の即死判定については、
文学板は割とゆるめみたいですよ。
たまたま見つけた「瀬戸内晴美・寂聴」スレは立ってから1週間で
6レスしかついてませんが、未だ健在です!
こんなとき、過疎板ゆえにありがたいな、と思いますね〜

今週半ばくらいに、あちらに「幼年期」の感想をupする予定です。
これはSXYさんもまだ読了されていらっしゃらないようですので、
特に返レスを求めるものではなく、読み放しにしていただければ
いいかなあ、と。
428soundonly:2006/04/18(火) 01:41:41
>>423
そうだなwよっぽど覚悟を決めないとwwまざれないよなww
最近はなんか偶然も味方してなんか流れが出来てきたし。
関連性のある本読んでないと無理だよあれは。
それに長文書けないとwwww

>>424
ドルチェ買って、見たよ。
たまげたねwww
63分しかないんだけどさ、
こんなヘヴィな63分ないねwww
感想どうすんだよ!って俺か、書くの?www
あの映画はやう゛ぁいよ。あんま軽々しく
人に薦められないほど、やう゛ぁい。

本も全部読んだ。
台本に載っていない部分で重要なのは「マヤ」だ。
マヤはしゃべらない。子供の服を着てる。いま幾つなんだろう?

ソクーロフの映像は徹底的だ。ビデオカメラとは思えない。

まったくなんて監督だ。
429soundonly:2006/04/18(火) 02:47:03
>>425
>予定したもの以外につい衝動買いもしてしまうけれども、
>「こころが動く」瞬間が好きですね。

そうそう、そういうのがないと
広がっていかないんじゃないかと思うよ。

>>426
グレゴリアン・チャントはひょっとして教会で録音かな?
古い教会とかの残響音は美しい。

>確かにすごいスレですよね。。。
>これも、おふたりのおかげです♪ 感謝感謝です♪

いや、この件に関しては、やはりおまいの「長文」が
すごいんだwwwww
430シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/18(火) 12:59:57

>そうだなwよっぽど覚悟を決めないとwwまざれないよなww
>関連性のある本読んでないと無理だよあれは。
確かにねえ〜
強い個性を持つ3人のコテにぐるりと包囲されるのですから。
3人ともシモンさながら話題があちこち飛ぶから、そこで自分も対話相手も
読んでいる本が試されるんですよね。
それは別に難解な専門書である必要はなく、漫画でも映画でもいいわけですが、
話題に「関連」づけて語れないと、対話は成立しえないのですよね。

>それに長文書けないとwwww
わたしがあのスレを立てたのは、長文ゆえにあちこちを追い出されたからでした・・・
それゆえ、スレ主として長文歓迎、長文推奨を銘打ったのですよん♪
これで思いっきり書けるっっっっーーーー!! 誰にも遠慮はいらないっっ! 

(以下、水戸黄門ふうにちょっと強気にハッタリかますのがよろしおすえ♪)
ええいっ、ものども、ひかえっっ、ひかえいっっっ!
このスレタイ、テンプレが目に入らぬか〜〜っっっ!!!!
431シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/18(火) 13:00:50

(ほんまに水戸黄門は、わかりやすくてよろしおすなあ〜♪)

無論、短文や単発レスも歓迎しますが、先ずは対話が継続しない人は参加は
難しいかも……
一般書籍板には、感想文主流のいいスレがいくつかありますね。
けれども、それは一方的な報告、レポートになりがちで、一冊の本を読んで
互いに感想を話し合うという空気からは遠い感じがしました…。
やっぱりわたしは、何より「対話」がしたいのですね。

>こんなヘヴィな63分ないねwww
>台本に載っていない部分で重要なのは「マヤ」だ。
なんか、すごそうな内容ですね・・・
マヤさんは台本では1回だけ登場しますが、「しゃべらない」。
ミホさんのモノログでは、十歳のときに病気をし、話すことをやめた、
成長をやめた、とありますが……
火宅の「死の棘」時代にこころに大きな傷を負ったせい…?
432シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/18(火) 13:02:14

>グレゴリアン・チャントはひょっとして教会で録音かな?
おそらくそうだと思います。
修道士たちは明けても暮れても祈りと労働に勤しみます。
労働しながら、祈りの言葉を唱え、口ずさみます。
敬虔で素朴な始原の音楽ですね。

>いや、この件に関しては、やはりおまいの「長文」がすごいんだwwwww
ありがとうです♪ うれしいですっ。
おふたりの長文も切れがあってすばらしいですよ!

あ、ちなみに「幼年期」は巻末の研究論文は未読のまま返却しました。
他地区から取り寄せた本は返却期限は延長できないのですよ。。。
今日帰りに「島尾敏雄全集4」を借りる予定です♪
433シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/18(火) 14:02:18

追 記

>マヤはしゃべらない。子供の服を着てる。いま幾つなんだろう?
検索して調べてみました。

■島尾マヤ(故島尾敏雄の長女) ■
1950年生まれ
1999年 「ドルチェ−優しく」に出演、49歳
2002年8月3日、腹膜炎のため死去、52歳

映画を撮って3年後に逝去されたのですね・・・
ご冥福をお祈りします。
434soundonly:2006/04/19(水) 13:55:44
昨夜>>433を見てまたショックを受けたよ。
49だったんだ…
調べてくれてありがとう。

>火宅の「死の棘」時代にこころに大きな傷を負ったせい…?

まだ詳しく調べてないけど、身体的にも障害があったようだから
小児麻痺とかホルモン異常のような病気だったかも知れない。

鹿児島の短大の図書館で働いていたことがあるようで
訃報に寄せるコラムがこの図書館便りの7pに載っている。
http://www.k-junshin.ac.jp/juntan/libhome/letter/pdf/30.pdf

ざっとぐぐっただけでも彼女に会った人間は「聡明」
「こころが美しい」といったことを言っているね。

ふーーやっとドルチェショックから立ち直りかけている。
wwwほんと、すごかったよ。
435soundonly:2006/04/19(水) 14:02:39
> (以下、水戸黄門ふうにちょっと強気にハッタリかますのがよろしおすえ♪)
>ええいっ、ものども、ひかえっっ、ひかえいっっっ!
>このスレタイ、テンプレが目に入らぬか〜〜っっっ!!!!

>(ほんまに水戸黄門は、わかりやすくてよろしおすなあ〜♪)

wwwwだからこれをなんとかSXYにも見せてやりたいよwww
だけどあのスレで、これやったら確実にファンを無くすよなwwww
436シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/20(木) 13:25:57

>まだ詳しく調べてないけど、身体的にも障害があったようだから
そうだったのですか・・・
「死の棘」に出てきた当時4歳のマヤさんは「にゃんこたん、あそぼー」と
近所の子に誘われてよく遊んでいたようですね。。。

「ドルチェ−優しく」のなかで島尾敏雄とミホさんがマヤさんについて語った
セリフが今でも強く印象に残っています。(本は昨日返却しました)
「たとえ家族が滅んでもマヤだけは何があっても生き延びるね。
草の根をほってでも最後まで生き残るだろう。マヤは本当に強い」
障害という重い十字架を背負いながらも、やさしく、きっちりと生きたであろう
生前のマヤさんを思うと、熱いものがこみ上げてきます……。
437シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/20(木) 13:26:34

>鹿児島の短大の図書館で働いていたことがあるようで
サイトの貼りつけ、ありがとうです。コラム読みました。
手作業でカードを一枚一枚ていねいに整理していらしたのですね。
やっぱり、本が好きだっのかなあ、、、

>ざっとぐぐっただけでも彼女に会った人間は「聡明」
>「こころが美しい」といったことを言っているね。
こころも身体も子供のままで大人になられたのですね。
生まれたままで、そのままで。

>ふーーやっとドルチェショックから立ち直りかけている。
何だか聞けば聞くほどすごそうな作品のようですね、、、
感化されやすいわたしなど観たらいったいどうなることやら・・・
438シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/20(木) 13:27:07

>だけどあのスレで、これやったら確実にファンを無くすよなwwww

そうどすなあ〜〜♪ あんたはんは、なかなか親切なお人どすなあ〜♪
アドバイスが的を射てますえ〜♪
イメージちゅうものは大切にせなあかん言いますよってなあ。

(ちなみに、この京都弁、大阪弁については正確ではありませぬ。
すべて聞きかじりです…)

昨夜、あちらのスレに「幼年期」の感想、upしましたよ♪
439soundonly:2006/04/20(木) 19:19:13
>障害という重い十字架を背負いながらも、
>やさしく、きっちりと生きたであろう
>生前のマヤさんを思うと、熱いものがこみ上げてきます……。

>こころも身体も子供のままで大人になられたのですね。
>生まれたままで、そのままで。

まったく同感だ。

>感化されやすいわたしなど観たらいったいどうなることやら・・・

なんていうのかな、確かにきつい。心を揺さぶられるな。
マヤを中心に映画の感想書いたよ。本については吉増の序詩について
ちょっとだけ。
むこうはかなりおまい続いてるから、SXYが出てこないようなら、
たまにおれからいくか?
本の他の部分についてはおまいにまかせる感じにして。
どっちでもいいぞ。
440soundonly:2006/04/20(木) 19:21:41
>>438
そやから、何で京都弁やねん?www
どないやねん、それwwww
おこるでしかしwwwww
441シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/21(金) 12:21:01

>マヤを中心に映画の感想書いたよ。本については吉増の序詩について
>ちょっとだけ。
ありがとうです。楽しみにしております♪

>SXYが出てこないようなら、たまにおれからいくか?
昨夜、SXYさんが「幼年期」についての返レス、カキコしてくださってますね〜♪

>本の他の部分についてはおまいにまかせる感じにして。
そうですね。
わたしの感想はあくまで本のを感想を主流としたものですので、
あなたからは映画の感想をメインとして聞きたいですね。
442シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/21(金) 12:21:40

>そやから、何で京都弁やねん?www
ご飯を食べながらテレビを見ていたら、サントリーの「伊衛右門・(いえもん)」の
CMが流れてきたのですよ。
楚々とした着物姿の宮沢りえさんが、はんなりした京都弁で話しているのを見て
いいなあ〜、わたしも話してみたいなあ〜、と思ったのですよん♪ (いと単純…)

>おこるでしかしwwwww
あ〜れ〜〜♪
えろう、すんまへんなあ〜、堪忍しておくれやす♪ これが最後どすえ〜♪
(↑ まだ、言ってるぅ〜・・・)
443シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/21(金) 12:22:28

「島尾敏雄全集4」なかなか読み進まない・・・
夜眠る前に読むのですが、気がつくと灯りをつけたまま眠っていることしばしば。
途中で目が覚めて時計を見ると、朝方の5時だったりして…。
横になって読むと眠気に誘惑されやすいなあ、、、
春眠暁を覚えず。。。

毎朝見るしだれ桜は散ってしまい、すっかり葉桜に衣更えとなりました。
いよいよ、若葉萌える季節の到来です。

あちらのスレには、週末に「ドルチェ-優しく」の感想をupする予定です。
ではまた来週。よい週末をお過ごしくださいね♪
444soundonly:2006/04/21(金) 18:19:58
オーケー、ドルチェはおまいの読んでからにするよ。
空前の島尾ブームだなwww

いろいろぐぐっててミホが編集、マヤの文章が載っているという
これ↓見つけたが、読んだ?
http://www.bk1.co.jp/product/1779904
おれはマヤの文章読みたいから買うよ。おれ的には
島尾本人よりミホやマヤの方に興味出てきたな。特にマヤなw

>>442
京都といえば「SAYURI」の原作が面白かったって
友だち言ってたな。英語の原著を完璧な京都弁に翻訳してあるってw
不思議な作業だな、と思った。
邦画の「おはん」吉永小百合主演は、京都の不思議な精神構造が
面白かったな。

週末は日本のノイズの人のライブに行く予定。
週明けは耳が変になってる予定ww
んじゃな。
445シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/24(月) 12:35:44

「島尾敏雄事典」が出ているのですね?
すごいですね・・・!

>おれはマヤの文章読みたいから買うよ。
わたしも読んでみたいです!
わたしの場合は、図書館で借りることになるかなあ、、、
(※ 他地区図書検索したら、ありました…)

>邦画の「おはん」吉永小百合主演は、京都の不思議な精神構造が
>面白かったな。
宇野千代さんのエッセイが好きで読んでいた時期がありました。
「生きていく私」とか。その流れで「おはん」も読みました。
元・妻のおはんと愛人のおかよとの間を行ったり来たりの元・夫…
おはんはおかよと比べて欲がなく、握力が弱いですよね。
奪われても奪い返すことはしない、できない。。。
それなのにおはんは、「わたしはしあわせでした」と言う、、、
446シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/24(月) 12:36:26

薄幸なおはんに「源氏物語」の夕顔を重ねてしまいました。
夕顔は源氏の君と頭の中将というふたりの貴公子に愛されながらも
何も望まず本妻からどやされると姿を消し、あえなく死んでいきます。
可憐でなよやかな夕顔が、わたしは大好きなのです。
(「更級日記」の作者も少女の頃あこがれたのは、夕顔だと綴っています)
かつては、若紫こと紫の上が好きだったのですが。。。

>週末は日本のノイズの人のライブに行く予定。
>週明けは耳が変になってる予定ww
週末はいつも活動的に出かけていらっしゃいますよね。
ライブはいかがでしたか?
耳は大丈夫でしょうか?
わたしの声は聴こえますか〜♪ (なんてね…)
447シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/24(月) 12:37:03

あちらに、昨夜「ドルチェ-優しく」の感想をupしましたよ♪
それと、近日中に「白日の狂気」の感想をup予定です。

週末に「島尾敏雄全集4」読了です。
昨夜、感想書きあがったばかりです。
次は「全集5」をリクエスト予定ですよん♪
448soundonly:2006/04/24(月) 22:35:44
ドルチェの感想いいね。
おまいらしい落ち着いたリズムの美しい文章だ。
とってもいいと思う。

おれは明日くらいかな。

>ライブはいかがでしたか?
>耳は大丈夫でしょうか?
>わたしの声は聴こえますか〜♪ (なんてね…)

え?なに?なんて言った?ww
ライブ面白かったよ。
何バンドか出るライブで、ノイズは大音量でも
耳はだいじょぶなんだが、ハードコアのバンドもいくつか出てて
これがバランス的に耳に悪い。そん時は耳栓してたからねww
おれ以外にも耳栓してたやつが3人はいたなww
耳栓してても爆音だけどね。

「白日の狂気」かあ。むずかしいなあww
SXYも書くだろな。まあ二人の読んでから考えるよww

449シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/25(火) 13:23:50

ライブ、お疲れさまでした。

>そん時は耳栓してたからねww
耳栓持参のライブってなんだかすごい世界ですね・・・
よくわからないけど、バランスを欠いた悪音階なのでしょうかね?

>ドルチェの感想いいね。とってもいいと思う。
ありがとうです♪ うれしいです♪♪
映像は観ていませんので、シナリオと三人の対話を読んだ感想です。

>「白日の狂気」かあ。むずかしいなあww
確かに・・・
読むのも大変だったし、感想を書くのも青息吐息でしたねえ。。。
なぜそんなにまでしてブランショを読むのかと問われると困惑するのですが、
闇夜の美しさや、冥府の入り口のような白日の光や、墓所の沈黙の深さを
描いたら右に出るものはいないと思います。
450シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/25(火) 13:24:19

ドルチェ・ショックのあとでブランショはかなりきついと思います。
今回はROMに徹するのも一考かと思いますよ。
書くことがつらくなったり、義務になってしまうと、気持ちも重くなって
しまいますし。。。

どうぞ、あまり無理をなさいませんように・・・

新緑の季節にふさわしいサイト発見しましたよ♪
読書に疲れたらどうぞ♪

「若葉」
http://www.interq.or.jp/aries/jeldie/kotoba/bonkei/hamarikyu10.htm
「木立」
http://www.interq.or.jp/aries/jeldie/kotoba/bonkei/picture3.htm
「水路」
http://www.interq.or.jp/aries/jeldie/kotoba/bonkei/picture2.htm
451シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/25(火) 13:29:57

ビージーズの「若葉のころ」(FIRST OF MAY)が好きです♪

☆☆若葉のころ☆☆

,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ* ゚*。`  ゛ゞ.ヾ  * ゚*。`   ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;ゞ
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:  ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` * ゚*。` ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ * ゚*。` .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ; * ゚*。
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, . * ゚*。`,;  ゞヾゞ___// ;ゞ* ゚*。`ゞヾゞ;ゞ
ゞヾ   ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/      ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ *
  ゞヾゞ;ゞ   iiiiii;;;;::::: :|;:/    ヾ;ゞゞ;ゞ   ヾゞ  * ゚*。`,  
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ        `        * ゚*。`
  ヾ    |iiiii;;;;;::::: ::|     * ゚*。`  `   `             ` 
  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `      `         * ゚*。`   `    ` ,
       |ii,iiiiiii;;;;;; :: :: |  ∧_∧ .∧ ∧
       |ii,iiiiiii;;;;;;:::    (*゚ー゚)(  ´∀)
       |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::|   /  ,,,,⊃   つ┓
       |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| 〜(,,  ゝ (,,,    ) 冊冊
       |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| ,' ̄U' γ__/;;||ノ ノ γヽ⌒ヽ
       |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| (--(ニ二__(_) (--〇--)
    i!wwl|ii,iiiiiii;;;;;;::: ::|  ゝ/__ヽノ    ̄  ゝ/__ヽノ    ;wwvvi
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ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v.

452soundonly:2006/04/25(火) 18:48:26
ドルチェ書いたぞーーー!ww
なんかちょっとすっきりしたなww
ドルチェショックから解放された感じww
マヤをどう受け止めるか、というのが
おれの中ではかなり大問題だったわけだ。

もう「白日の狂気」でも何でもどんとこーーーいだww
なんつてなww
「白日の狂気」については2、3気になる点があるから、
ピンポイントでちょっとだけ書けるかな。

おれにとってはブランショは哲学者かな。
言葉で表現できるギリギリをねらってるという点で。
哲学の歴史を参照したり、論理的な予防線を張ったりしないから、
「いわゆる哲学者」じゃないけどな。

>書くことがつらくなったり、義務になってしまうと、
>気持ちも重くなって しまいますし。。。
>どうぞ、あまり無理をなさいませんように・・・

さんきゅ。最近は他板もなんかいろいろ気持ち悪くなって、
書くのはこことあっちだけだから、だいじょぶだよ。

それでは吉増剛造「花火の家の入り口で」に戻ります。

絵のサイトとかもさんきゅな。
453シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/26(水) 12:40:20

「ドルチェ」の感想、読ませていただきました!
すばらしいです! 火傷しそうな熱気あふれる濃い文章!
簡潔な映像描写、すごいですね・・・
ミホさんもさることながら、あなたのマヤさんへのまなざし、深みが感じられて
とてもいいですね。
映像を言葉で表現することは大変な労力を要したと思います。
改めて感謝です。

>おれにとってはブランショは哲学者かな。
ブランショの小説には哲学的な要素がふんだんにありますよね。
実はわたし「私についてこなかった男」は図書館で借りたので
帯に何が書いてあるのか、まったく知らずに読んだのです。
(図書館の蔵書は帯はすべて取られています・・・)
あとでネット検索して「哲学小説」と銘打ってあるのを知り、衝撃が走りました。
ひえ〜〜っっっ! て、哲学小説〜? そんなにすごい小説だったのか、、、
そんなことも知らずに、正体不明の〈私である彼〉とはいったい誰なのか、
絶対に突き止めてやるうぅぅっっっーーーー、と推理小説気分で読んで
いたのですよ〜。嗚呼、無知とは、げに恐ろしい。。。
454シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/26(水) 12:41:04

ブランショを読んでレシとロマンというふたつのジャンルがあること、
初めて知りましたよ。

>最近は他板もなんかいろいろ気持ち悪くなって、
実は「女性板」を少しだけ覗いてみたのですよ。
いったいどんなことが書いてあるのか、好奇心に駆られたのです。
絶句!!! 何かすごいですね、あの板・・・
本当に書いている人たちは女の人たちなのかなあ…?

それでも「雨が好き」というスレは荒れていなくて、雨の好きな人たちが
雨つながりの思い出や詩や出来事などがアンソロジーのように
語られていて、とても好きなスレだったのですが、あまりに書き込む人が
いなくて、しばらくぶりに覗いたら落ちていました、、、
唯一好きなスレだったのですが・・・

>絵のサイトとかもさんきゅな
いいえ、どういたしまして♪
わたしが一番好きなのはやはり風景画ですね〜。
特に、森や湖、小川、草原、などの景色にはいたく惹かれますね。

今夜、あちらのスレにあなたへの返レスをつける予定です。
明日の夜には「白日の狂気」の感想をupする予定♪
455シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/26(水) 12:44:01

☆☆薫風に誘われて・・・☆☆

* ゚*。` ` 。    * ゚*。` ` 。 *゚*。` ` 。 * * ゚*。` ` 。*
゚*。` ゚*。`      * ゚*。` ` 。   * ゚*。* ゚*。` ` 。` ` 。

                                       /^l
                                ,―-y'"'~"゙´  |  〜♪♪
                                ヽ;    ´ ∀`ミ
             ハ,_,ハ  マッテヨー            ミ  ヾ q   ミ;.,
       -=≡ ,:' ´∀`;                 ミ ゙ .,_,)⊆口⊇ソ
    スイ〜  -= ,;  っ┯っ               i ミ ;,.,   ; |\ ヽ、
       -=≡  ゙''uu''|'′            C c ┌\ヽ.,_,,.) \ \_i
         -= (◎) ̄◎))               ◎┘  ̄ ̄ ̄ ̄◎
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v. v.v
 .., , ::.; ,; : ,,。,  , ::.;  ::;;;⌒::.;;.⌒⌒/   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /⌒::⌒::. ⌒::; ;⌒:.:⌒
 .., , ::.; ,; : ::;. ,,。,  , ::.; .  , ::.;  /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., , ; .:   .(゚∀゚) ::
 :  .., , ::.; ,; .;  ::: ,,。,  , ::;: ::., /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /,, ;   , ::.;  : ヽ|〃 ;;:
. ,: .  . ,, 。,  , :., , :: .; , ; ::.;  ::; /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; : , ::.; ,,,  ::;;,
. ,:  .., , :  :.; ,; ;  ::;.; ,: ,,。,, ::./   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /. ., ,  :  ,, , ::.;,  ::;;,
 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @   ()   @   () 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ 
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v. v.v v.

456soundonly:2006/04/27(木) 13:30:40
>明日の夜には「白日の狂気」の感想をupする予定♪

うわちょっと待ってくれww
おれこれからもう一度読み直すからw
最近ちょっと速くなってるな。おれもSXYもだけどw

そいえば「白日の狂気」は何版で読んだの?
おれはポストモダン叢書でレヴィナスの
「白日の狂気についての試論」も入ってたけど。

あ、だけど連休あるのか。
おれは来週月火中に書けるかなあ、連休明けになっちゃうかなあ。
そのぐらいのペースだな。
457soundonly:2006/04/27(木) 13:50:10
>実は「女性板」を少しだけ覗いてみたのですよ。
>いったいどんなことが書いてあるのか、好奇心に駆られたのです。
>絶句!!! 何かすごいですね、あの板・・・
>本当に書いている人たちは女の人たちなのかなあ…?

最近はどの板も書くやつは減ってるんじゃないかな。
ケータイでROM専のやつが多いだろな。
その分プロとか古参とか運営とか(よく知らん)が
キャラを作り分けていろんな板で書いてるように見える。
いろいろな利権がらみとかも感じるし、
ネット右翼やニューエイジ系のプチ宗教もキモイ。
全体的にねらいのよくわからないでかい釣りが、
かなり多く感じるな。

すべての場面で釣りの可能性を踏まえてないと。
うかつに書いて傷つく人もいっぱいいるだろな。
458シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/27(木) 17:34:30

>うわちょっと待ってくれww
>おれこれからもう一度読み直すからw
>おれは来週月火中に書けるかなあ、連休明けになっちゃうかなあ。
了解しました♪
どうぞ、ゆっくりとお読みくださいね。ブランショは普通のスピードでは
とても読めないですから・・・

>そいえば「白日の狂気」は何版で読んだの?
>おれはポストモダン叢書でレヴィナスの
>「白日の狂気についての試論」も入ってたけど。
わたしも同じ出版社のものですよ。

「白日の狂気」(ポストモダン叢書)/モーリス・ブランショ/著
朝日出版社/1985

レヴィナスの試論は一応は読みましたが、わたしにとってかなり難易度が高く
正直いって読解できなかったです。。。
(レヴィナスの著作は一冊も読んだことがありません・・・)
ですから、わたしの感想はあくまでも一素人の素朴な感想文として書きました。
(>>286参照)
459シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/27(木) 17:35:35

>キャラを作り分けていろんな板で書いてるように見える。
>いろいろな利権がらみとかも感じるし、
そうだったのですか。。。
わたしもあぶない板やあやしげなスレには、極力近づかないようにしますね。

>すべての場面で釣りの可能性を踏まえてないと。
>うかつに書いて傷つく人もいっぱいいるだろな。
そうですね。嘘を嘘と見抜けない人は・・・が2ちゃんねるの鉄則ですね。
わたしが好きだった「雨が好き」のスレはゆったりしたペースで、
書く人も素朴な感じのロマンティストな人が多かったですね。
つぶやきがそのまま詩になっているような・・・

週末に先日カキコしていただいたSXYさんに返レスをつける予定です♪
しばらくは「対話」中心でいこうかと。
「白日の狂気」はもっと日を置いてからupしますね♪
soundonlyさんのペースでゆっくりと読み進めてくださいませ。
あのスレは「各駅停車」の旅ですから。
460シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/27(木) 17:46:41

☆☆五月の森の音楽会☆☆


ヽ,.ゞ: * ゚*。`,ヾゞヾ;ゞゞ\ヾゞ: * ゚*。`   ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ* ゚*。`:,,ヾゞヾ;ゞゞ:
,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ* ゚*。`  ゛ゞ.ヾ  * ゚*。` ゚*。ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゚*。ゞ;ゞ
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ* ゚*。',;:ゞヾゞ;ゞヾ* ゚*。:ヾゞ* ゚*。ヾ.ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ; * ゚*。` ``
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ* ゚*。:ヾ ゞ:.y.  ゞヾゞ ;ゞヽ,. * ゚*。ゞヾゞヾ; * ゚*。`;ゞゞヾ`
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, . * ゚*。゚*。`,;ゞヾゞ___// * ゚*。`ゞヾゞ;ゞ ゞゞ;ゞ
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|lii:: i| :::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;ゞlii: i|;;;;Wiw""    |i: :ii|  |i: l川| ゚*。iiiiw::::: * ゚*。:,y'ww
|lii:: i| ミ;;;;,,ゝ;;;レ/;;;::::k |lii: i!WリリWii-''"` .|i: :ii|  |i: l川|^'w|川k'w^ii/'"゚*。゚*。W
|lii:: i|  `w:!iiii!wWk'ゝ |lii: i| .|i:::|  ↑  |i: :ii|  |i: l川|  |川 |l:i|   |i:|  ,,iiゞ~
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 ♪〜
     l^丶
○   |  '゙''"'''゙ y-―,
 \  ミ ´∀ `    ,:'  のんびり、のびのび歩いてゆこうねえ〜♪
  (丶       ミ
   ミ     (/  ;':
 _;: ___ /__ミ ____   o
/_/_/_/_/_,○_/_/_/_/_/_/_/l    \  ハ,_,ハ
|____コン♪ ____|/|    _(`';´∀` ';,   あせらず、ゆっくり行こうねえ〜♪
|| | :| | :| | :| | :| | :| | :| | :| || ||   /_/_/_/_/lc.ミ
|| | :| | :| | :|    .| :| | :| || ||   l___l/lヽ)
||_| :|_______,,,| :|_||    ||l ll il ll||
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v. v.v

461soundonly:2006/04/28(金) 14:04:53
むこうにちょっと返レスいれといた。

>レヴィナスの試論は一応は読みましたが、わたしにとってかなり難易度が高く
>正直いって読解できなかったです。。。

ある意味ブランショよりもわかりやすいんだがなww
確かに読みづらいかもな。
「白日の狂気」は連休明けならだいじょぶだよ。
ただ、おまいが書いてから4〜5日欲しいな。


連休はどっか行かんの?
おれはちょっと奈良に行く予定。
462シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/28(金) 17:45:41

>むこうにちょっと返レスいれといた。
ありがとうです♪ さっそく読みましたよ。
わたしの連投に気を遣って使っていただいて、ほんとうに多謝多謝!
うれしいです♪

>ある意味ブランショよりもわかりやすいんだがなww
う〜ん・・・
ブランショは「哲学小説」、つまり哲学的ではあっても「小説」であるから
好き勝手な解釈が許されますし、感想も自由に書けるのですね。
確かデリダも「文学は自由に語れる」と言ってました。。。
ですから、文学の立場からならブランショをわたし流に語ることも
許されると思うのですね。
レヴィナスの場合は当然ながら非常に思索的であり、言葉に曖昧さを
許さない精緻な哲学の立場から語っているように思えましたね。
……レヴィナスの試論について語ってほしいなあ、、、
463シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/28(金) 17:47:58

>「白日の狂気」は連休明けならだいじょぶだよ。
どうぞ、ゆっくり読んでくださいね。

>ただ、おまいが書いてから4〜5日欲しいな。
了解しました♪

>連休はどっか行かんの?
特に大きな予定はないですねえ。。。
プラド美術館展、電車でふた駅の公園に行って読書、ともだちと食事
くらいかなあ、、、

>おれはちょっと奈良に行く予定。
新緑の奈良ですか、いいですねえ!
奈良は京都に行ったときにちょっと寄ったくらいです。
それも1日観光バスに乗っただけ・・・

素敵な旅を満喫して来られますように♪
ではではまた連休明けに。
よい旅を!
464シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/04/28(金) 17:48:32

〜〜♪♪素敵な旅でありますように♪♪〜〜


;::::;::::: ::::: ::: ::                          * ゚*。`:      * ゚*。`:
::::: ::: ::                     ,r'"゛''"ヽ、 ,'        * ゚*。`:   * ゚*。`:
,,、,,r''"゛''y'`ヽ               _,r''" : : : : : : : `、                       _,,r
: : : : : : : : : :゛''w'^~^ヽ、      ,,r''" : : : : : : : : : : : : :゛''"'' - ,,_,,r''"~^ヽ、         _,,r''": : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :゛` 、,_,r''" : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゛、     _,,r''" : : : : : :
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,;,;,;,;,;,;,,;,,;,,;,,;,,ヽ、::::::::::::::::::::: -'";;;;;;;;;ヽ、;;;::;:::::::::::::::::::::::::::::;:::;;::;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー-、::::::::::

            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   旅はいいねえ〜〜♪
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';  こころが軽くなるよね〜♪
      ';      彡  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v. v.v v.v ,,,v,v,,
465soundonly:2006/05/01(月) 14:22:37
>……レヴィナスの試論について語ってほしいなあ、、、

いいね。その線でいこう。
「白日の狂気」は重層的な作品だ。隅々まで
「幾つかの読み方」が存在するような気がするな。
おまいの読み、楽しみにしてる。

お、プラド見に行くんだ。きっとめちゃ混みだぞ連休はwww
目玉はゴヤか。ベラスケス、エル・グレコ、ルーベンス…
楽しめそうだな、感想教えてくれ。

んじゃ。
466シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:02:05

連休が明けましたね〜。
奈良の旅はいかがでしたか?
わたしは五月四日に念願のプラド美術館展に行ってきました。
予想はしてたけどやはり混んでましたね。
入場規制が行われていて「20分待ち」でしたよ。。。
そういえば「北斎展」のときも、、、

圧巻のひとことに尽きます!
やはりプラドは粒ぞろいな作品が多いですね。
人が多くて一枚の絵画を観るにもかなり時間がかかりましたが、
とにかく圧倒されましたね。
はたらきかける力(オーラ?)とでもいうのでしょうか、握力が強いのです。
こちらもしっかり腰を据えていないと、エネルギーを吸い取られそうな
強い磁力を放つ作品が多かったですね。
全体的に強い生命力に満ちています。
繊細、癒しとは違った生き生きした活力が感じられました。
鑑賞者の血を騒がせることについてはお手のもの、さすが闘牛の国スペインです!

以下、幾つかの作品の感想です。
467シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:04:07

「十字架を抱くキリスト」――エル・グレコ
苦悩するキリストというよりも「美しい」キリスト。
特に注目したいのは優美な「手」。女のように白い、細くて長い指を持つ手。
かすり傷ひとつない美しい手。そして瞳に描かれた光。
グレコの描くキリストは人間臭さを超越し、昇華した美しさをまといます。

「寓話」――エル・グレコ
男と女。女のそばにはささやきかけているような狡猾な表情の猿が一匹。
この男女は相愛なのでしょう。
猿は解説によれば罪の象徴とのことですが、女の側にいることに注目したい。
そう、旧約でイヴをそそのかしたのは蛇であるように、ここでも女をそそのかす
のは猿。女は罪をもたらし堕落へ誘うものとしての象徴なのでしょうか?
ここでも猿は女にささやくのでしょう。
「さあ、罪の女よ、誘惑しろ!」と。。。
468シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:04:37

「貝殻の子供たち」――ムリーリョ
ふたりの子供は幼児イエスと洗礼者ヨハネ。
幼児イエスが洗礼者ヨハネに貝殻の水で洗礼を授けています。
ふたりの関係は本来「師弟」なのですが、わたしはこの絵のなかにおいては
師弟関係を超えた「友愛」を見るのです。つまり上下関係は払拭されています。
ヨハネを気遣うように、そっと差し伸べられたイエスのやわらかな腕の曲線。
金色のふわふわした巻き毛がふたりを包む淡い陽光に照り映えています。
美しい崇高な一瞬をとらえた作品。

「聖パウロの改宗」――ムリーリョ
キリスト教徒を迫害するパウロに現れたイエスの姿に恐れおののくパウロ。
イエスのまとっている光はほの明るい東雲(しののめ)の光。
ムリーリョはレンブラントのように光と闇のコントラストをことさら強調しません。
明け方の薄ぼんやりしたやさしい陽光のほうを愛したように思えます。
469シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:05:06

「ヒッポダメイアの略奪」――ルーベンス
花嫁が式の最中に略奪されようとしています。
花嫁を渡すまいと必死で抱き寄せる花婿。
このふたりの視線は絡み合っていません。。。
愛するふたりが引き裂かれるという悲劇性が漂っていないのです。
花嫁の表情、特に目に注目。
恐怖の表情はありません。あらぬ方向を見ているようなうつろな目。
それは運命を受諾した悟りの目?
あるいは、淡々とした表情とは、自分を奪い合う男たちをこころの
どこかで楽しんでいることを隠すためのポーカー・フェイスなのでしょうか…?

「フォルトゥーナ(運命)」――ルーベンス
気まぐれな海の妖精の足元で転がされている水球――運命。
彼女は何と蠱惑的で驕慢な美しさを湛えていることでしょう!
船乗りたちの運命は、彼女の気分ひとつでころころ暗転する。
ルーベンスは魅惑的な妖女を描くと一層筆が冴えますね。
男たちは妖女の美しさや媚態に惑わされて運命が一転する・・・
……それもまた運命!
470シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:05:49

「果実を採る子供たち」――ゴヤ
一本の果樹と四人の子供たち。子供たちは思い思いの格好をしています。
クローズ・アップのみ。遠景は描かれてはいません。
子供たちはまるでサーカスに出てくるような色彩ゆたかな服を各々着ている。
その色鮮やかなせいなのか実在感が薄く、重量感に欠けています。
あたかも童話の挿絵を思わせるのです。
何だかあまりにも人工的すぎて、テレビ版「ツイン・ピークス」の摩訶不思議な
一場面を見ているような気分でした・・・

「魔女の飛翔」――ゴヤ
闇に浮かぶ魔女たち。思い思いの姿態で宙に舞います。
生贄となっているのは人間の男・・・
その真下では魔女たちを見ないように一人は全身をマントで覆い、
またもう一人は地面にうつ伏せになっています。
……人は翼をもがれて以来、翼あるものたちにあこがれました。
背中に翼を持つ天使は人間たちに崇められ、一方では翼なくして飛翔する魔女は
異端のものとして忌み嫌われました。
人のこころには天使と悪魔が同居しているのに、天使だけが崇められることへの
不条理に復讐するかのように今日も魔女たちは高く天空を飛翔するのです。
人間たちをあざ笑いながら・・・
471シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:06:29

美術展の後は上野の森で葉桜の青葉の下で持参のオニギリを食べて
それから、忘れないうちにと今回のメモを取りました。
皐月晴れの空は青く澄み、若葉の匂いに包まれて穏やかで平和な午後の
ひとときでした。つやつやとした葉桜の真下を散歩するのは最高です♪
初夏の風もとても気持ちよかっです♪
そうそう、噴水の水が噴出すたびに帯状の小さな虹ができていましたよ。
虹の素(?)というか、虹のふるさとってあんな感じなのですねえ・・・
こんな美しい午後にはギターの名曲「禁じられた遊び」がふさわしいかなあ、、、
このサイトでギター演奏が聴けます↓
http://www.guitarsound.net/elixir/htm/romance.htm

昨夜、あちらのスレにSXYさんが「白日の狂気」についてカキコしてくださいましたよ♪
深い読みですねえ! 
テーマについての考察はやっぱり、すごいなあ・・・と、唸りましたよ!
わたしの感想はSXYさんへの返レスとともに、今夜あたりにupします。
あなたの感想はゆっくりでいいですよ♪

旅は満喫できましたでしょうか。お疲れ様でした。
何だか、昨日から五月雨ですね〜。でも、雨は好きだからうれしいなあ〜♪
472シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 13:10:42

☆☆五月雨☆☆


     |i 。 ゚   !i   |i l  。 ゚  |!   !    | 。 ゚ l
          !i |  。 ゚ i !         。 ゚ i |    !l l  。 ゚  |!  l  !|
        。 ゚    |!l  。 ゚ |!   。 ゚  !|  !l 。 ゚    。 ゚
  !|  。 ゚ !    |        。 ゚     !l l  。 ゚  |! 。 ゚ l  !| 。 ゚
ヽ,.ゞ: * ゚*。`,ヾゞヾ;ゞゞ\ヾゞ: * ゚*。`  ヾヾ゛ ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ* ゚*。`:,,ヾゞヾ;ゞゞ:
,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ* ゚*。`  ゛ゞ.ヾ  * ゚*。`   ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;ゞ
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:  ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` * ゚*。` ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ * ゚*。` .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ * ゚*。``
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ; * ゚*。`;ゞゞヾ`
ゞヾゞ;ゞゞ iiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, . * ゚*。`,;  ゞヾゞ___// ;ゞ* ゚*。`ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞ;ゞ
  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :|
  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :|  
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :|   
           /^            /^l        
     ,―-y -―-'  |      ,―-y'"'~"゙´  |    
     ヽ  ´ ∀ ` ヽ     ヽ  ´ ∀ `  ゙':    
     ,|        ,ゝ   .γ       ..ヽ、    
    ⊂        |几ハ,_,..ハグ,   "'   ´ミr'     
     |        l',:' ´∀`'; ミ       ;:'  
     ヽ       ノ ミ   ミ ';      彡  
      (/ ̄ ̄ ̄U  ι''"゙''u  (/~"゙''´~"U  
''''"~"”~"~"~”~”''"~"''''"~""~"~"~"~"''"~"''''"~""~"~"~"~"''"~"''''"~""~"''"~"'''

「五月雨や 三人集ひて 雨やどり」
473soundonly:2006/05/08(月) 15:35:02
プラド良かったみたいだな。
ゴヤは好きだな。グレコも共通する部分はあるが
青と黒がいい。「魔女の飛翔」はちょっと見てみたいな。
グレコの宗教画は人間的な感情が前面に出てる感じが
やっぱスペインなのかなw

奈良は面白かったよw午前中の鹿は飢えていて、
せんべいやってたらシャツの裾まで囓られてよだれでベトベトww
鹿せんべい屋のおやじにそういうときの対処法を教わった。
両手をひろげて鹿に見せるんだってww
もう持ってないと鹿がわかるのか、それともその形が
鹿の角の形に似てるからなのかわからんが、
それで鹿はぴたっと止まる。不思議だ。他の所でも
やってみたけど、やっぱりぴたっと止まるwww

寺とかいろいろ見たけど建築は京都よりもダイナミックな感じがしたな。

あと金魚の養殖地に行ってみたが、もうそこら中金魚の養殖プールだらけで
それもけっこう死んでるやつが多く、すごかったなwwww

ものすごくいなかで、夜が早く、8時9時であたりがしーんとなるので
びっくりだけど、のんびりできた。暑かったな。
474soundonly:2006/05/08(月) 15:53:49
奈良にはうまいものが無いとよくいわれるようだが
まあ名物が奈良漬けと茶粥だからしょうがないなw
古代米の茶粥を喰ったがうまかった。
何を喰ってもかなりの薄味で漬物だけが味が濃いというわけだw
奈良町の料理屋で喰ったはものしゃぶしゃぶはうまかったな。

あと墨の生産が有名で、ある墨屋で「にぎり墨」の体験つうのを
やった。まだやわらかい墨を握って、その形のまま乾かすもので
持って帰って乾くのに何ヶ月だかかかる。



SXYのは読んだよ。あの調子で全パラグラフいってほしい
ところだが、きりがないよなwww面白かった。
おまいのが今夜あたりなら、おれは今週後半だな。


この時期の雨はいいな。緑が生き生きと見える。
475シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 22:51:04

お帰りなさい♪
楽しい旅だったようですね。
鹿せんべいのやりとりには笑ってしまいました♪
そうか、両手を広げて「もうないよ〜」のポーズをとればいいのですね。
鹿さんもなかなかカシコイですねっ。

>ものすごくいなかで、夜が早く、8時9時であたりがしーんとなるので
東京は24時間眠らない街だから、8時9時なんかまだ宵の口なんですよね。
本当は東京が異常なのだけれども、住みなれてしまうとそれがあたりまえに
思えてしまう、、、
いなかでは太陽が沈んだら夕飯を食べて寝るだけ。
一日の時間の流れ方がゆるやかで、一日がとても長く感じられます。
のんびりするには、いなかがいいですね。本もたっぷり読めるし。
今の時季なら夕方、カエルの鳴き声を聴きながら寝転がっての読書かな。
476シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 22:51:58

>「魔女の飛翔」はちょっと見てみたいな。
思っていたより小さい作品でした。
けれども、闇に浮かび飛翔する魔女たちの不気味さは伝わってきます。。。
一番最後に展示されていました。やはり、最後のトリにふさわしくゴヤは
印象に強く残りました。

>何を喰ってもかなりの薄味で漬物だけが味が濃いというわけだw
わたしが奈良で一番美味しいと思ったのは「うどんのつゆ」でした。
1日観光バスのコースでは、お昼はコースのなかにつけてもつけなくても
自由なんです。それであえてつけずに、お昼は適当な食堂に入りました。
山菜うどんを頼んだのですが、つゆの色を見てびっくりしました!
なにこれ? 色がついてないよーーーーーーー!!!!!
真っ黒なおつゆに慣れているわたしはコンソメスープのようなつゆの色に
ぎょっとしました。ところが、いざ口にするとめちゃめちゃ美味しいんですよ。
塩味が効いていて、だしもちゃんととってあり、あまりの美味しさに
全部飲み干したほど。
カルチャー・ショックでしたねえ。。。
477シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/08(月) 22:53:49

>おまいのが今夜あたりなら、おれは今週後半だな。
どうぞどうぞ、ゆっくりカキコしてくださいね。
旅の疲れも出てくると思いますから、、、

>この時期の雨はいいな。緑が生き生きと見える。
本当に雨に早緑が映え美しいですよね。
連休中にふた駅隣にある大きな公園に行きました。
お弁当を食べて、草に寝転んで買ったばかりの「ランスの大聖堂」を読みました。
(…感想は正直言って書けそうにないです。唯一「星を食べる人」の章くらいかなあ、、、)
頭上を渡っていく青葉風の心地よいこと!
眠くなったので少しまどろんだのですが、結構風が強く、また眠ると体温が
下がるのでとても寒くなりました。歩いているときは汗ばむくらいだったのに……。
次回策として、今日帰りにアルミ製の「防災シート」\980を買ってきましたよ♪
雨や風を防ぎ、保温に優れているらしいとのこと。
五月は一番気候もよく、好きな季節なので休日はできるだけ戸外で過ごしたいです。
このシートがあれば安心! 

(明日のお昼はカキコできないので、今晩中にレスつけましたよ)
478soundonly:2006/05/09(火) 21:51:08
>本当は東京が異常なのだけれども、
>住みなれてしまうとそれがあたりまえに 思えてしまう、、、

ほんとだな。こっち夜帰ってきて煌々と明るいビル群や電車の
やかましい音を聞くとほっとする反面、やっぱ病んでるよな、と
思った。

うどんはおれは大阪の立ち食いでびっくりしたことある。
関西人の「つゆ」にかける執念ははんぱじゃないなww

>次回策として、今日帰りにアルミ製の「防災シート」\980を買ってきましたよ♪
>雨や風を防ぎ、保温に優れているらしいとのこと。
>五月は一番気候もよく、好きな季節なので休日はできるだけ戸外で過ごしたいです。
>このシートがあれば安心!

あの銀色のやつだなww外出るのはいいことだ。えらいぞ!

今日は「白日」の感想を少し書いた。
レヴィナスの畳みかけるような文体は引用しにくくて困るww
479シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/10(水) 12:56:26

>うどんはおれは大阪の立ち食いでびっくりしたことある。
>関西人の「つゆ」にかける執念ははんぱじゃないなww
大阪にも行かれたことがあるのですね?
わたしは、まだ一度もないのですよ〜。
着倒れの京都、食い倒れの大阪というくらいですから、やはり食べ物に関する
情熱、「安い、多い、うまい、早い」は並々ならぬものがあるのでしょうねえ。

>外出るのはいいことだ。えらいぞ!
わ〜い! ほめられてうれしいなあ〜〜♪♪
この季節の逝くのが惜しくて、一日一日がもっとゆっくり過ぎればいいのに、と
毎年思います・・・
五月は待ち焦がれた季節であり、過ぎ去ってほしくない月なのです
480シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/10(水) 12:57:23

>あの銀色のやつだなww
おおっっ! よくご存知ですねっ! もしかして愛用者?
そうですそうです♪ 寒いときには携帯毛布にもなるそうですよ。
公園の芝生の上で葉桜の木に寄りかかってお昼を食べ、それから読書したのです。
少しうとうとしたのですが、途中で寒くなって目が覚めました。。。
何か身体に掛けるものがあればいいなあ、と周りを見たら、少し離れたところに
古新聞が捨ててありました。
でも、さすがに新聞を掛けてお昼寝する勇気はなくて・・・
ううむ、戸外の段ボール生活者とまちがわれそう、、、
それで帰ってからネットで「携帯毛布」と検索かけたら「防災シート」が出てきたのですよ。
メーカーによっては「ベリー暖ケット」という名称で出ているようですね。
折りたためば専用ポーチに入るし、薄いからかさばらないのがウレシイ♪

ついでにね、保温携帯ポット(350ml)と、中型のリュック(地震用のものは
持っているけどすでに中に防災用品が詰めてあるので、それとは別のもの♪)、
あと100円ショップでデニムの布地の帽子を安かったからふたつ(ブルーとワイン色)を
買いました♪   これで万全♪♪
481シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/10(水) 12:58:17

>今日は「白日」の感想を少し書いた。
そんなに急がなくても大丈夫ですよ〜♪
スレは待っていてくれますよ。
あなたのカキコ、楽しみにしております♪

昨日「島尾敏雄事典」借りてきました。ものすごく分厚くて重くてびっくり!
全作品のあらすじ、評価が載っていてこれ1冊で島尾敏雄のすべてがわかる。
ダイジェスト版としてはかなりのすぐれものですね〜♪
だけどいくらリュックを買ったとはいえ、あまりにも重過ぎるから、
この本を背負って公園には行けない。。。家で読もうっと。
文庫本がベストですが、今読んでいる島尾敏雄全集の各巻くらいなら
入れていってもいいなあ、、、

マヤさんの少女時代の写真も満載ですね。美少女ですね〜。
482soundonly:2006/05/11(木) 14:21:24
>>480
wwww
これでおまいも「アウトドア派」だwww

さっきむこうに書いてきたぞ。なんとか切り抜けた感じだなwww


ちょとまて、「島尾敏雄事典」そんなでかいのか?????
って調べ直したら9,975円もするじゃないか!!!
全作品のあらすじってww
おれはマヤの書いたとこだけ読みたいんだが、これじゃ買えないなあ。
とりあえず本屋で見てみるよ。

それでは今度こそほんとうに吉増剛造「花火の家の入り口で」に戻りますww
483シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 13:18:58

>さっきむこうに書いてきたぞ。なんとか切り抜けた感じだなwww
綿密に思考された緻密なレス、ありがとうです!
レヴィナスの試論についてもとてもよく読みこなされていらっしゃいますよね!
すごいなあ〜〜、哲学的な香り高い内容に驚きの連続です。
その上、昨晩SXYさんもすばらしい熱のこもった重厚なレスをつけて
くださいましたよ!
う〜ん、おふたりのカキコはトレビアン♪♪ のひとことに尽きますね!

>ちょとまて、「島尾敏雄事典」そんなでかいのか?????
はい、サイズは通常班のハードカバーと同じ大きさですが、何しろ分厚いこと!
図書館から借り、手提げバッグに入れて歩く駅までの道のりの長かったこと・・・
重い重い、、、
484シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 13:23:30

☆☆OTOさんに哲学を教えてもらっているCuc☆☆

´ヘ=癶ニ左≧ji|!;iii|' ヽ ゙}ii;{〃-^i/// .:.:.:::::.: -'"´ .:.:.:.:. .:. :.:.: ;; ;:;.;.;;. ;.;
'ヘX '  ヾj ,7ヘ\ii!j;;I!ゝ r''''l;ii/ .:.:/_シ´_ ;.:; ='''ゞ´* ゚*。` ` 。    *
 , kll! ,rヘ ,;二ヾjjiii!:| ヽ r|:ii_,.;;-''´ .:.:. .>_ , -'".:.:.:;;;.:.:.:. :: :::.:.:. :.:.:.;.:;:.;.:;.:;..;.
wl!;;kkww;;:;;ii} ',;;::ヾiiii;} ./Y; ii/´}} .;::..:/ィ- 、 ..:.:.:    ,..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;/
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;; ;:;::X竺Yl| ,; l,wY ,yl: :::lli!彡rゝY/, /, .:.:.:.:   .:.:.:::::::;:;;:;:;:;;;;;;;;;:;:;::::::::::;;;;;:;:;:;:;

           /Y      * ゚*。` ` 。    * ゚*。` ` 。
     γ'`^'"'~^´  i             
      レ       ゙':         * ゚*。` ` 。 
     ミ  . ´ ∀ `. .ミ            
     ゙, "/)ハ、,,_ハ(ヽ   ()   @   ()   @  ()   @  
    .,,ミ   :' ´∀`:;:'   ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/   
   ;'  '; (⌒)|⌒|⌒|、⌒)  ,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... 
   ~"゙''´~"' ̄'⌒⌒´~"´~
485シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 13:24:11

>おれはマヤの書いたとこだけ読みたいんだが、
マヤさん自身で書いたものはありませんでした。。。
あいうえお順の「島尾マヤ」の項目で、島尾敏雄と親しかった埴谷雄高の筆による
マヤさんの印象が書かれています。
「マヤさんは言葉を話せないが、人と人との間にある壁を瞬時に取り払ってしまう
そのこころの美しさに打たれた」というような内容でした。(マヤさんの項目はp86)

>これでおまいも「アウトドア派」だwww
はい♪ これからの季節は戸外が気持ちいいですね〜♪
でも、週末のお天気は土日とも雨とか・・・・
そ、そんなあ〜、、、まあ、五月雨は好きですから、雨音を聴きながら室内で
読書するのもいいかも。
まだまだ青葉の季節はつづきますものね〜。
486シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 13:25:16

戸外での寒さ対策は、防災シートに落ち着く前はいくつかの候補がありましたよ。
1 厚手のカーテン(たまたま一枚あまってる・・・)
2 冬用のボアシーツ
3 ポンチョ
4 大判のひざ描け
以上の4つをともだちに言ったら「・・・・・!!!」でした。
ううむ・・・

>それでは今度こそほんとうに吉増剛造「花火の家の入り口で」に戻りますww
ほんとうにありがとうです♪
感謝感謝♪
吉増剛造の旅はまだまだ果てしなくつづくのですね?
旅には終わりがないですものね。

ではまた来週! よい週末を!
487シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 14:15:08

☆☆ピクニック☆☆



  \ー'^、ヘ,ィ、              r-i^v-、ィニ ;*:''ァ .  ー'^`'ィニ ;*:''ァヘ,ィ、 > *: </
    \ >:*:ヘ,ヘ, ク、         > *: < ノ {_ハ_ン     ,ヘ, {_ハ_ン>:*:ヘ ー'^`'
ヽ_}^v Z `^ " >:* く       ー'^`'       _}^v Z=>:* く (ヽ_,-、ー'/ (ヽ_,
 > *: <       `v'ー'                  > *: < `v'ー' ィ`:*: <'y-、ィ`:*: <
 ~.r-i^v-、  ,-、     (ノ            ~レ'ヽ' -、._ //^レ'^ー' *:< レ'^ー'
   > *: <   ̄                        > *: < } }、ヘ,ィ、 ー'^`' _}^v Z
   ー'^`'                            ー'^`'. //>:*:ヘ r''y-,. > *: <
                                    (ヽi!,.`^ " ィニ ;*:''ァ~レ'ヽ'
                                ィ`:*: <    {_ハ_ン
                                ^レ'^ー'

          /^l                        
(  ,―-y'"'~"゙´  |  外で食べるお弁当はおいしいなあ〜♪
 ) ヽ   ´ ∀ ` ゙':                    
(   ミ   ,,       ミ                       
 )  ゙,    ゙つ○○(,.,ミ ))           ハ,_,ハ    ほんとうだねえ〜♪
(   ミ       ;:'   ____ .}{ __';´∀`';,__     ()   @   ()   @  ()   @  
 )   ';      彡  / (‰‰) {_}  . c  c.ミ        ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
(     (/~"゙''´~"U /(8888) /二/  u''゙"J      ,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v...
 `〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜M|M|iMiiii;;ii:;iii;;|,,.. ,,.,.. ,.... ,.,..,.. ,,.,.. ,.. ,..,.. ,,.,.. ,.

488soundonly:2006/05/12(金) 19:41:26
SXY確かに熱入ってるなw
パラグラフごとの読解続けてみようかなとか言ってるけど、
>>474
>あの調子で全パラグラフいってほしい ところだが、
って、聞こえたのかなwwww

>う〜ん、おふたりのカキコはトレビアン♪♪ のひとことに尽きますね!

と、とれびあんかよorz
wwwwww

>マヤさん自身で書いたものはありませんでした。。。
あれ?入ってるはずだぞ。「父島尾敏雄と母ミホ」
http://www.bk1.co.jp/product/1779904 書評参照

>>486
その3番のポンチョて……………………………………
まあ、あれだ。がんばれ。wwwww

んじゃまた来週な!
489シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 22:15:32

>SXY確かに熱入ってるなw
はい、本当にすばらしい熱の入れようですね!

>と、とれびあんかよorz
……ごめんなさいです。見栄を張って普段使い慣れない外国語を使ったばかりに、
気持ちをうまく伝えることができませんでした、、、  ・゚・(。ノД`⊂)・゚・。

本当はこう言いたかったのです。
「おふたりの書かれたものをいつでもどこでも読めるようにプリントアウトして
肌身はなさずに持ち歩いていたい。
夜眠るときはお守りとして枕元においておきたい。大切な宝ものだから」
やっぱり、日本語で語ったほうがいいですね。反省・・・
490シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 22:16:27

>あれ?入ってるはずだぞ。「父島尾敏雄と母ミホ」
あ、ありましたっっっ! p122〜p125にちゃんと掲載されていましたよ。
あまりに分厚くて見落とすところでしたよ。。。
両親の出会い、死の棘時代の回想、それ以降のふたりの固い結びつきを
深い感動を込めて語っています。

>その3番のポンチョて……………………………………
そう、フードのついたマントですよ〜♪
子供の頃、雨が降ると頭からすっぽりとかぶりましたね〜。
し、しかし、真昼の公園でポンチョや厚手のカーテン、冬用のボアシーツを身体に
巻きつけて読書したりお昼寝している光景って、人から見たら「白日の狂気」?
に映るかもしれない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
491シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/12(金) 22:17:49

☆☆「銀河哲道の夜」・名場面☆☆


                。       。  *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
  ゚  o   .  。   .  .   ,  . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
 ゚ ,   , 。 .   +  ゚   。  。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚  。 . 。
。 .  .。    o   .. 。 ゚  ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
        。   .   。  . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. .  .
 。 .  . .   .   .  。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。  , .。
    ゚  。   ゚  .  +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚.   . . .  .
 。  .   . 。 。゚. 。* 。    , ´     。  .  ☆。。. ゚。+ 。 .。.
                 ∧_∧ .∧ ∧    .o 。 * .゚ + 。゚。。
                 (*゚ー゚)(  ´∀)     .。 * .゚ + 。☆ ゚。。
                 /  ,,,,⊃   つ┓     * .゚ +    ゚。。
               〜(,,  ゝ (,,,    ) 冊冊    .o 。   * .゚ + 。☆ ゚
               ,' ̄U' γ__/;;||ノ ノ γヽ⌒ヽ   .o 。 * .゚      + 。 
               (--(ニ二__(_) (--〇--)    .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。
    + 。☆       ゝ/__ヽノ    ̄  ゝ/__ヽノ  
  . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。.  . .o 。 * .゚     + 。☆ ゚。   * .゚ + 。
  *。, + 。. o ゚, 。*, o 。. .o 。 * .゚ +       ☆ ゚。    * .゚ + 。゚
  . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。 .o 。 * .゚ + 。       ☆ ゚。
 . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚  。 . 。 .o 。 * .゚ +     。☆ ゚。

「カムパネルラ、僕たち、どこまでもどこまでもいっしょに行こうねえ」
「ああ、どこまでも一緒に行くよ」


では、また月曜日にカキコしますね♪♪
492soundonly:2006/05/15(月) 14:09:25
>>489
あはは気にすんなww
>>490
そっか、そんなでかい本なのにマヤは4ページかww
それじゃおれも図書館で探してコピーでも取ってくるよw

>真昼の公園でポンチョや厚手のカーテン、冬用のボアシーツを身体に
>巻きつけて読書したりお昼寝している光景って、人から見たら「白日の狂気」?
>に映るかもしれない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

www「これはすべて実際にあったことだ、そこに注意していただきたい。」
ってなww


吉増剛造「花火の家の入り口で」はかなりぶっとんでるなあ。
この時期のかれの活動内容詳しく調べたらもっとすんなりわかる感じするかなあ。
だけどなんかもう、わかるとかわからないとか、どうでもいい感じに
なりつつあるなあwwww
493シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/15(月) 15:22:02

>それじゃおれも図書館で探してコピーでも取ってくるよw

そうですね、マヤさんのところだけなら簡単にとれますし。
何しろ「事典」と銘打っているだけあって、全作品、全著作の概要が
掲載されています。
ですから、題名はわかるのだけれど内容がちょっと思い出せない作品に
ついてならば、とても便利に活用できると思います。

>www「これはすべて実際にあったことだ、そこに注意していただきたい。」
>ってなww

そうそう(笑い)
それでもってある日、2ちゃんねるのどこかの板のスレに、
「目撃!! 日曜日ごとに公園に出没するオカシナ人、すべて実話ですっっっ!」
とかいうカキコをつけられたりして、、、
494シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/15(月) 15:23:17

>だけどなんかもう、わかるとかわからないとか、どうでもいい感じに
>なりつつあるなあwwww

う〜ん・・・・
わたしは詩はよくはわからないのですが、詩が書かれた背景を理解できれば
おそらくそれなりに、その詩の世界に濃く入り込めるのでしょうが、
たとえ「わからなくても」、ああ、この詩いいなあ、なんか好きだなあ、と
深く感じ入ることができれば、それだけでうれしいですし、感動した一瞬を永遠に
胸の中にとどめておきたい気持ちになれただけでも、もうけものだと思うのですね。。。

昨夜、あちらのスレにあなたとSXYさんへの返レスをつけましたよ♪
495シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/15(月) 15:23:59

週末は土曜日は雨でしたが、日曜日は晴れとはいかないまでも、
雨が上がって曇りでしたので、またまた公園にお弁当を持っていきました♪
この前は芝生の上でしたが、今回は水辺りのベンチの上に座ることが
できました。
やはり前日が雨だったせいもあって、人の出も連休中ほどでは
ありませんでした。
だから、いつもはベンチが満杯なのに、昨日は空いていたのですね。
水辺のベンチは川風が冷たくてちょっと肌寒かったですね・・・
ポットに入れて持っていった熱いほうじ茶がとてもおいしかった。

オニギリを食べていたら、ハトがやってきました。
少しあげたら、腕に止まり食べかけのオニギリを直接啄ばみ始めました。
ものすごい勢いで啄ばむから嘴にご飯粒がくっついているんですよ〜♪
496シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/15(月) 15:24:43

食べ終わってもまだ欲しそうに小首をかしげるので、
ビスケットを砕いてあげたらまたもやすごい勢いで啄ばんでました。
もう、あげるものがなくなっても
まだ、離れないんですよ・・・・
鹿せんべいのことを思い出し「もう、ないよ〜」と両手を広げてみせたのですが
全然わからないみたい・・・とほほほ、、、、

「島尾敏雄全集7」を持っていったのですが、読めたのは短編3つくらい。。。
寒くなったのでアルミシートを掛けたのですが、眠ると風邪をひきそうだから、
身体を動かすため、しばらく公園を散策しました。
497シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/15(月) 15:25:41

シロツメクサやアカツメクサ、ハルジョオンなど野の花が満開で青い草の匂いに
包まれてこころが溶けていくようでうっとりとなりました。
シロツメクサの草むらで四つ葉を見つけようと思って必死に探したのですが、
とうとう見つかりませんでした。。。
中学の頃、校庭をぐるりと囲む桜の樹の下に生えていたシロツメクサの上に座って
美術の時間に屋外写生をしたのですが、四つ葉を見つけて何本か摘み、
押し花にしたことがあります。

「シロツメクサ」
http://www.hana300.com/sirotu.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Clover.html

「アカツメクサ」
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/akatumekusa.html
498soundonly:2006/05/16(火) 14:27:30
「アカツメクサ」 ってシロツメクサの色が違うだけじゃないんだ!へえ!

>>494
同意だね。「白日」の感想を交わしてて思ったんだが、
詩に限らず、自分が何を受け取ったかが重要なきがす。
ま、本は深く、我々がすくい取れるのはほんのわずかかも知れないが。

>>496
うーん、ハトには通じなかったかwww

ハトで思い出した話がある。昔ひとりでロンドンに行った時のこと。
昼間ピカデリーサーカスでハンバーガーを喰ってたんだが、ポテトが落ちて
それにハトたちがすごい勢いで群がってきて、喰うんだよ。
おもしろいからもっとポテトやったら、いくらでも喰うんだよね、
すごい数群がってさw
となりに座ってた若い男も「いじきたねえやつらだ」とか言って笑ってる。
そこで友だちに頼まれた「おみやげ」を思い出した。
おれに100円ライター渡して「これを何かと交換してきてくれ、おみやげはそれでいいよw」

となりの男がマッチでタバコに火を点けてたので、おれは「これと交換してくれ」
と100円ライターを渡して、つかいかけのマッチ箱をゲット。
「それじゃ損するだろ」とか言うので「思い出思い出」と言った。
「あとはおまい、餌付けしとけやww」と言い残し、そいつにポテトの残りも
渡してその場を去った。日本に戻って友だちにマッチ箱渡して、この話したら、
笑ってた。
499シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/17(水) 12:54:36

>ま、本は深く、我々がすくい取れるのはほんのわずかかも知れないが。
そうですね。
わたしなど読むときは、ほとんど自分の思い込みで読んでいますから、
作者の意図していることとはかなりかけ離れているだろうなあ、と思いますね。

ロンドンに行かれたのですか?
そういえば、soundonlyさんは英語が堪能で英語で書かれた小説の原書や、
向こうの漫画を読むと言われてましたね。
わたしはアメリカよりもイギリスが好きなのですが、現代アメリカ文学や
カントリー・ミュージックに少しだけですが触れて、大雑把で大味のイメージの
アメリカがちょっとだけ好きになった時期がありました。
(でも、わたしの海外旅行の経験は乏しくて、香港とグアムの格安ツアーだけ・・・)

友だちに頼まれた「おみやげ」のお話しはとてもいいなあ、と思いました。
100円ライターと使いかけのマッチ箱を交換する、というのが
いいですよね〜
お土産やさんで売っているものは画一的ですが、「使いかけのマッチ箱」というのは
その人がその時間・場所で使っていた温もりを感じますし、唯一のオリジナルですよね。
500シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/17(水) 12:55:20

ハトは餌付けすると人間によくなつきますね。
上野公園には西洋美術館や東京都美術館があり、ときどき美術館展に行くのですが、
前は鑑賞後にハトにポップコーンをあげることを楽しみにしていたのに、
今年から「ハトにえさを与えないでください。ふえすぎの原因となっています」と
えさ禁止条例が出されてしまいました。それで泣く泣くあきらめたのですが、
毎週行っている公園ではハトは少なくて禁止条例も出されていないようです。
そこの公園のハトはポップコーンはあまり喜ばないのですよ。
バターや塩味がついているからかなあ……?
ご飯がかなりお気に入りのようです。
でも、ハトの分までご飯を炊くのは大変なので、昨日帰りにハト用に「押し麦」を
買ってきました。
50gのスティック袋が12個入っています。
押し麦はお米に混ぜて炊いて食べれば身体にもいいらしいですね。

昨夜、あちらのスレにSXYさんがパラグラフのつづきをカキコしてくださって
ますよ♪
あふれるような熱意がすぱらしいですね!!
501シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/17(水) 12:56:08

☆☆春の草花の咲く野原で寝転がって読書☆☆


  * ゚*。` ` 。 * ゚*。` ` 。 *゚*。` ` 。 * * ゚*。` ` 。*
゚*。` ゚*。`      * ゚*。` ` 。   * ゚*。* ゚*。` ` 。` ` 。
   *      . .,、.;.,,,、  *     *        . .,、.;.,,,、 *  ゚*。* ゚*。` `
    i     ,;;;''    ゙;.  i       i       ,;;;''    ゙;. i      * ゚*。` `
     * ;;,;       .;;:         *   ;;,;       .;;:   ゚*。   ゚*。` `
  *  i  '';,.    :,'  *   *  i    '';,.    :,'  * ゚*。* ゚*。` ` *
   i       "'ii'''"   i     i         "'ii'''"   i    

             ハ,_,ハ     * ゚*。` ` 。* (○) (○) ゚*。*゚*。*
          l^゙;;'.´∀`';,/ヽ     〃        ヽ|〃 ヽ|〃 * ゚*。` `
          |  '゙u'''u゙ y'ミ,:'"゙"~゙';,;'"~';,      (○) (○) (○) * ゚*。` `
          ミ ´ ∀ `   ,:'     '; ,;      ヽ|〃 ヽ|〃 ヽ|〃
   (○)    ッ     _        "~'''"゙;:    (○) (○) (○) (○)
   ヽ|〃   (´彡|⌒|⌒|(,,,_,ノ,,_,,,,,,_,,,,_,,',,_,,、_,;'    ヽ|〃 ヽ|〃 ヽ|〃 ヽ|〃
            ⌒ ⌒
 ()   @   ()   @  ()   @  ()   @  ()   @ 
ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ ヽ|/  ヽ|/ 
,.,.. ,v.vv..v. v,,,v.. ,,,v,.,.. ,..v.vv. ,,,.. vv,,,,.,.. ,.v... ,v,v,..vv ,,,v,v.,.v. v,...v. v,,,.v.v ,,,v,v.
502soundonly:2006/05/17(水) 18:43:56
ロンドンは2回、1週間とか10日くらいだけどな。
2回とも1人で。いいぞ、のんびりできる。
なんつか悠長な空気ながれてるっつーかww
はじめての時、朝早く公園を横断してたら、初老の紳士が
(つってもふつーの服ね)話しかけてきた。
「すみませんが、若いお方、もし小銭をお持ちなら
 わけていただけないだろうか?そうすれば私は朝の紅茶がのめるのだが」
つまり物乞いなんだけど、すごく普通の態度で、ていねいな言葉使いww
「ああ申し訳ない、丁度小銭をきらしてしまって」と答えた。
(ほんとに持ってなかったんだが、持ってたらやってたかもww)

とかね。
グアムは行ったことないなあ、香港は飛行機の乗り換えで6時間くらい時間開いて、
九龍だっけ?ブラブラ歩いたくらいだな。表通りから1本入ると景色が変わって、
入れ墨屋とか、何かわかんない店とかあって面白かったな。

ポップコーンで思い出したけど、この前何の映画だったかなあ、
(ぜんぜん思い出せないww)女の子がじぶんちでポップコーン作って、
(たしかアメリカ映画だ)それにタバスコふりかけて喰ってた。
辛いのだいじょぶならうまいかも。やってみようと思ってまだやってないけど。

むこう読んだよ。あれだな「白日の狂気」ってやっぱすごいよなwwww
503シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/18(木) 12:43:10

>2回とも1人で。いいぞ、のんびりできる。
ああ、いいですね〜。
わたしも原則としては、ひとりで行動するほうが好きですね。
美術館、買い物、本屋、古書店、公園の散策、などなど。
映画やコンサートはともだちも同じものを観たかったり聴きたい場合は、
一緒に行きますが、嗜好が合わないときはひとりで行きます。
そのほうが遠慮も気兼ねもなくのびのびとできますね。
ひとりでする趣味の最たるものが、読書であり書くことですね〜。

初老の紳士の紅茶代は、いかにもロンドンぽいなあ、と思いました。
さすが、ジェントルマンの国! 生活に貧していても紅茶は絶対に欠かさない国!

乗り換え時間で九龍にいらしたのですね。
わたしが行ったのはお決まりの観光コースですが、ガイドさんが日本人はブランド好き
と思っていて、セントラルのブランド・ショップへ案内されても買えるものがなくて
とほほほ、でした。もともとブランドには疎いし・・・何が何だかよくわからないし、、、
女人街のほうが好きですね。ごちゃごちゃした小さな怪しげなお店がいっぱいあって、
ニセモノ、マガイモノが多いけれどもとにかく活気がありますね〜。
あと名所といえばやはり「慕情」の舞台となったヴィクトリア・ピ−クですかね。
504シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/18(木) 12:44:27

グアムは遠浅になっていて、海岸の砂が全部珊瑚礁のかけらでできていて、
真っ白なんですよ。そのうえ海水が透明で足元まではっきり見える。
足元に色鮮やかな熱帯魚がゆらゆら泳いでいて、きれいでしたね。
だけど、遠浅の海底にナマコがうじゃうじゃいて、それも半端な数じゃない。。。
なまじ水も透明で砂も真っ白だからマナコが鮮明に見える。
最初、ナマコだとは知らなかったから
「ぎゃあああああっっっっ!ウ、ウミヘビだっっっーーーー!!」と青ざめて
ともだちもわたしも早々に海から上がりましたよ。。。
だって、あの黒々とくねった塊、ものすご〜く不気味な形で海底に貼りついて
いるんですよ。ぞ〜っとしました・・・ナマコさん、ごめんね。。。

タバスコをふりかけたポップコーンとは、これまた珍味?な新種ですね。
辛いものが好きな人ならやみつきになるかも。
あ、だけどタバスコポップコーンをハトにあげたりしたら、それこそ、
ハトが豆鉄砲を喰ったみたいになって大騒ぎしそう・・・
505シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/18(木) 12:46:50

>むこう読んだよ。あれだな「白日の狂気」ってやっぱすごいよなwwww
昨日、カキコしてくださって感謝です♪
わたしの場合、ヒントといいますか、鍵となるものを提示されると、それを想像の
拠点としてぐんぐん広げていける感じがしますね。
それにしても、確かに「白日の狂気」の威力? はすごいものがありますね。。。

「島尾敏雄全集7」を日曜日から読み始めたのですが、公園では短編3つ、
あと、昨日眠る前にようやくひとつ読み終えた程度。。。
公園では読書だけでなく散策もするので、読む量は室内にいるときより
少なくなるのは仕方ないかなあ、、、スピードもゆっくりですし。。。
今までなら、土日は室内で集中して読了できたけど、戸外に出ると移動もあるし
なかなか思うようには読めないですね。
まあでも、せっかく緑が美しい季節なのですから、やはりどんどん戸外に出よう。

そういえば、去年ここのスレ主さんがやはり同じ哲学板に「新緑の下で考える」
というスレを立てられて、わたしはいくつかカキコしたのですが、いつの間にか
落ちていました。。。昨年中にどうやら削除依頼が出されたようです。
どうしてなのかなあ、、、結構好きなスレだったのに・・・
506soundonly:2006/05/18(木) 21:50:09
>「ぎゃあああああっっっっ!ウ、ウミヘビだっっっーーーー!!」
大爆笑wwww超ウケwwww
SXYにも見せてやりたいもんだwwww

>わたしの場合、ヒントといいますか、鍵となるものを提示されると、
>それを想像の 拠点としてぐんぐん広げていける感じがしますね。

うんうん、おまいのそういうとこはすごいと思う。

そだ、むこうのブランショスレ見てみ、148はおれ(内緒なw)
「死の宣告」で気になるとこがあって、詳しそうなやついたから、
少し話ししてみたww


>まあでも、せっかく緑が美しい季節なのですから、やはりどんどん戸外に出よう。

そうそう、梅雨前線が近づいてきてるからな。
507シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/19(金) 17:00:15

>大爆笑wwww超ウケwwww
おおっっ! 珍しく受けましたか。
ウミヘビはねえ、確か小学生の頃水族館で見ているはずなので、
ナマコと形状はまったく違うことは一目瞭然なのに、なぜか瞬間的に
ウミヘビに変換されてしまったのですよねえ。。。
一緒に行ったともだちはウミヘビなんて全然知らなかったのですよ。
だから、底に沈んでいるのは何か得体の知れない黒い塊くらいにしか思って
いなかったのに、わたしがいきなり絶叫したものだから真っ青になって
海から上ったというわけなのです、、、
ヘビっていうから、ハブとかマムシとかの毒蛇を連想したそうです……。
そういえば、海に入っているのは日本人だけで、外国人観光客は日光浴のみ、
彼らが泳ぐのはもっぱらホテルのプールでした。
508シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/19(金) 17:01:06

>うんうん、おまいのそういうとこはすごいと思う。
わ〜い、ありがとうです♪
わたしの読み方は研究者や評論家たちのするような「分析的」な読み方ではなく、
自分の圏内、自分の世界に「強引に」書かれた物語を持ってきて引きずり込む(!)、
という荒技といいますか、何ともおそろしげな読み方をしているのであります。。。
喩えてみれば、パスタの味をうどんに置き換えて感想を書いているようなものです。
まあ、何でも言えるのが文学ですから。。。

>そだ、むこうのブランショスレ見てみ、148はおれ(内緒なw)
読みました! かなり面白かったです。
すごい詳しい方がいらっしゃるようですね。
「死の宣告」はちょうど1年前に読了した作品です。
記憶がかなり不鮮明・・・
女の名前は記されておらず「J」でしたっけ?
う〜ん、石膏の人型あるいは人形ですか。なんかすごい世界ですね。。。
猟奇的というか、フェティシズムというか・・・
確かにブランショの世界って生きているか死んでいるのかわからない人物ばかり
ですから、実はその正体はからくり人形です、といっても不思議じゃないような・・・
509シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/19(金) 17:01:52

>そうそう、梅雨前線が近づいてきてるからな。

土曜日は雨のようですね。
日曜日は晴れのようですので、できたら日曜日に公園に
出かけようと思います♪

梅雨に入っても小雨の日ならば、公園に行きたいなあ。
寝転がって本は読めないけど雨のなかを散策するだけでもいいかなあ、と。
六月ならアジサイ、ショウブやアヤメが見ごろですね♪

ではまた来週。
よい週末を!
510soundonly:2006/05/19(金) 19:59:10
>>507
おれ前に社員旅行でサイパン行った時は
ホテルのプールのスライダーにはまって、同僚と
えんえんやってたことあるな。水中めがねつけて、うつぶせでww
うつぶせは最初びびるよww

>自分の世界に「強引に」書かれた物語を持ってきて引きずり込む(!)、
>という荒技といいますか、何ともおそろしげな読み方をしているのであります。。。
>喩えてみれば、パスタの味をうどんに置き換えて感想を書いているようなものです。

わろすわろすwwそんなことないないww真摯な感じいつも伝わるよww

>読みました! かなり面白かったです。

「死の宣告」にはそれこそ「隠蔽された」やばいポイントが
いくつかあるような気がするな。

今週は他にもいくつか上位のスレを覗いてみたが、やっぱ上の方は
ぎすぎすしたのが多かったな(タメイキ

そっちこそ良い週末を!
511シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/22(月) 14:14:42

ホテルのプールのスライダーにはまって、
…スライダーの意味がわからないので検索したら、「滑ること」とか「変化球」
と出ました。。。
察するに、プールの底に水中めがねをつけてうつぶせになりながら、潜ったまま
カニのように横歩きすることでしょうか?
むむむ・・・何だかすごい、、、

>真摯な感じいつも伝わるよww
ありがとうです♪ うれしいですっっっ♪♪
昨夜、あちらのスレにまたまたSXYさんがすばらしく熱のこもったカキコを
してくださってますよ!
「白日の狂気」から呼び起こされる熱気はすごいですねえ・・・

>今週は他にもいくつか上位のスレを覗いてみたが、やっぱ上の方は
>ぎすぎすしたのが多かったな(タメイキ
どうしても上位のスレは荒らされやすいですね。。。
途中で煽りや荒らしが入ると真面目にレスつけている人たちは去ってしまい
ますから、ますます荒らしの温床に・・・
512シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/22(月) 14:15:31

昨日は五月晴れ、夏日のような気温でしたね。
またまた公園に出かけましたよ♪
せっかくハトのために押し麦を持っていったのに先客がいて、ハトの餌付けを
していました。それも大袋入りのパンくずを一回に数粒ずつしかあげないから、
やたら時間がかかって。。。
見たところ、半日がかりでやっているようでした。はああぁぁぁぁっっっっ〜〜〜
途中でしびれを切らしてあきらめ、帰るときにようやくハトに押し麦をあげることが
できましたよ。

歩いていると半袖でも汗ばむほどなのに、ひとたび草の上にシートを敷いて
寝転ぶと前回同様段々と肌寒くなってきました。。。
ポロシャツの上にデニムの長袖の上着を羽織ってもまだ寒い。
初め心地よかった風がしまいにはうすら寒くなって、うらめしく感じました。
小さく折りたたんだウインド・ブレーカーをリュックに入れていったのが役に立ちました♪
し、しかし、外気の気温は27度なのに3枚も重ね着しているわたしって・・・・・・・
だって、周りの人たちは半袖もしくは長袖1枚の軽装なのですよ。。。
513シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/22(月) 14:16:00

わたしは、低血圧なのですよ。
ですから、普通の人より体温が低く、とても寒がりです。。。
昨日の夏日に3枚も着ていたら、普通の人は蒸し風呂といいますか、
サウナ状態ですよね、、、

ふたたび歩き始めると、身体中があたたかくなり、少し汗が吹き出ました。
昨日は買ったばかりのウォーキング・シューズを履いていったので、
歩くのはかなり楽でした♪
ちなみにウォーキング・シューズはヒモなしで履けるタイプ♪

そうそう、昨日は先週とは違うコースを散策しましたのであずま屋みたいなものを
見つけましたよ。
梅雨時になったら、外で寝転べなくても外の景色を見ながら、雨音を聴きつつ
ここで読書すればいい♪
花壇に植えられたマーガレットが満開でとても綺麗でしたよ♪
それと、シートのそばに「ヘビイチコ」(毒イチゴなので食べられません)の赤い実が
生っていました。
「ヘビイチコ」
http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/56hebiitigo.htm

公園で読むため「島尾敏雄全集7」はなかなか読了せず・・・
514soundonly:2006/05/22(月) 18:54:49
>察するに、プールの底に水中めがねをつけてうつぶせになりながら、潜ったまま
>カニのように横歩きすることでしょうか?

そうそうなかなか息が苦しくって大変……って、んなわけねーだろ!
(これが典型的なノリツッコミの例)
ウォータースライダーなwwww

>昨夜、あちらのスレにまたまたSXYさんがすばらしく熱のこもったカキコを
>してくださってますよ!

あいつ今回はまぢだねwすごいよ。

>どうしても上位のスレは荒らされやすいですね

あと、なんか「作られてる」感じがあるね、最近。
利権をねらった情報誘導というかな。
515soundonly:2006/05/22(月) 19:05:14
昨日はほんと天気よかったな。
おれは電車ではるばる八王子の友だちの家に遊び行って、
そこんちの犬と遊んでたりした。
動物はいいよな、純粋で。

>わたしは、低血圧なのですよ。

それはなんかわかる、カキコで。
(低血っぽいカキコ???)

おれは電車の中で「花火の家の入り口で」読了。
ちょっとうまくはまれないままに読んでいて、いきなり
「石狩シーツ」という詩でやられた。これすごい。
帯に

異界からの囁きを無限に折りたたむ驚くべき長篇詩「石狩シーツ」を収録。

って書いてあるんだけど、うん、これはすごい。
516シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/23(火) 12:55:55

>ウォータースライダーなwwww
おおっっ! そうでしたか・・・ さっそく調べましたよ
ファンタジー漂うワンダー・ワールド、「水の絶叫マシン」と言われて
いるらしいですね!
ボディーで滑るタイプ、オープンタイプやチューブタイプ、トンネルのあるタイプ、
などなどいろいろなタイプがあるのですね。
滑り落ちていく感覚はスリル満点とありますね・・・
うわああぁぁっっっっーーーーー、
わたし、ジェットコースター乗れないんですよ〜。。。
高いところから一瞬にして墜落する恐怖は「びびり」ゆえに
スリルどころじゃない、、、
くすん。。。
あ、でも観覧車は好き♪ 高いところまで登るけどゆっくりですし、
見事な景観ですよね♪
517シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/23(火) 12:56:27

>あと、なんか「作られてる」感じがあるね、最近。
ああ、確かに。。。
演じること、釣ることに必死になりすぎて、その人が本来何を書きたいのか、
本人もとうに忘れてしまったような印象があります。

>そこんちの犬と遊んでたりした。動物はいいよな、純粋で。
ほんとうに動物はいいですね♪
人間のような感情の探りあいや、社交辞令など不要でまっすぐです。
毎週行く公園にも犬を散歩させている人たちが結構いますよ。
コリー、チワワ、柴犬、ハスキー、ポメラニアン、とその種類の多いこと!
残念ながらネコはいないんですよね〜……

>それはなんかわかる、カキコで。(低血っぽいカキコ???)
ちょっと笑ってしまいました♪
確かにわたしのカキコは血の気が多いとは言えない、どちらかといえば少ないかなあ…
顔色は決して青白くはないのですが、瞼の裏は真っ白・・・
518シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/23(火) 13:00:23

週末は土日とも雨模様みたいですね、、、
そうそう、ともだちにウォーキング・シューズを買ったことや、ウィンド・ブレーカーを
持参したことを話したら、
「……行き先が公園なのにすごい重装備だね。てっきり山登りに行くのかと思ったよ」
と言われましたよ。とほほ、、、
確かにねえ、公園の入り口には軽食堂もあるし、外に出れば近くに喫茶店もあるし、
バス通りもあり、天候が崩れても山中のようにさほどあわてる必要はないのですよね。

>異界からの囁きを無限に折りたたむ驚くべき長篇詩「石狩シーツ」を収録。
何だかものすごく強烈なインパクトを与えそうな詩のようですね。。。
吉増剛造の言葉はナイフであり、炎であり、ときにオーロラのように空を舞い、
水中散策であり、あらゆる空間、次元が入り乱れ飛び交う世界ですから・・・
519シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/23(火) 13:02:13

詩板から記念もさもさのコピペ


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |    ぼくの毛はもふもふしていて歓迎されるけど
     ヽ        ゙':    気持ちのいいことばかりじゃないんだ
     ミ        ミ     たまには しょげることもあるんだ
     ゙,        'ミ  
      ,,,,,,       ;:  
    ミ  ミ     彡 :
     `ー-~"゙''´~" "" "

                     でも自分をまってるひとがいて
                      昨夜の涙を 忘れたりして
        ハ,_,ハ  ミ  ☆☆☆
        ,:' ´∀`;  ☆☆☆☆☆
       ;  っっ──┫☆☆☆☆
       ゙''uu'''^l.   ☆/   /^l   
    ,―-y'"'~"゙' |  ,―-y'"'~"゙´  |     だからこうして生きてます
    ヽ  ´ ∀ `゙':  ヽ  ´ ∀ `  ゙':    もふっともさっとがんばります 
    ミ  つ  つ  ミ        ゙':   
    ゙,      ''ミ ゙, ∪    ∪''ミ     明日の明日も 生きていきます 
     ミ      彡 ミ.       ;:'   
     '、,,,,,,,つ,,,,,,つ  ';  .     彡    
              ∪~"""""∪     
520soundonly:2006/05/24(水) 13:32:39
きのうむこうにちょっと入れといたぞ。
しかしすげえな「白日」一冊でwwおれらww

>>516
おれはジェットコースターも好きだな。
「死ぬかも」ぐらいのやつww

>演じること、釣ることに必死になりすぎて、その人が本来何を書きたいのか、
>本人もとうに忘れてしまったような印象があります。

そうだよなあ。もっと単純に使えばけっこう楽しいと思うがなあ。

>瞼の裏は真っ白・・・

おい、やめろ、瞼めくって見せなくていいからww

>「……行き先が公園なのにすごい重装備だね。てっきり山登りに行くのかと思ったよ」

おまいらしい話しだなwww

今は読みかけだった現代詩文庫「寺山修司詩集」を読んでます。
521soundonly:2006/05/24(水) 13:34:05
>>519
おまい詩板なんか行ってんのか。あれもうポップス歌詞板だろww
どっかおもしろいスレあるのか?あったら教えてくれ。
522シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/25(木) 14:37:28

>きのうむこうにちょっと入れといたぞ。
>しかしすげえな「白日」一冊でwwおれらww
読みましたよ♪ カキコ、ありがとうです。ほんとうに「白日」はすごい・・・

>おれはジェットコースターも好きだな。
>「死ぬかも」ぐらいのやつww
ええっっっっーーーー!! やっぱり男の人はすごいなあ・・・
わたしなんか、足がすくんでしまいますよ。。。

>そうだよなあ。もっと単純に使えばけっこう楽しいと思うがなあ。
そうですよね。掲示板の機能をもっと楽しく活用すればいいのにねぇ。
自分を主張することに精一杯で、対話しないのはもったいない、、、

>今は読みかけだった現代詩文庫「寺山修司詩集」を読んでます。
寺山修司は、昔ほんの少しかじった程度です。
「幸せが遠すぎたら」が強烈でした・・・
523シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/25(木) 14:37:59
「幸せが遠すぎたら」  寺山修司
さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう
さよならだけが人生ならば めぐりあう日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛はなんだろう
さよならだけが人生ならば 建てたわが家は何だろう
さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
さよならだけが人生ならば 人生なんかいりません
524シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/25(木) 14:38:37

>おまい詩板なんか行ってんのか。あれもうポップス歌詞板だろww
ちょうど1年と少し前ほどになるのかな、昨年の2月から3月にかけて
行ったことがありました。
哲学板の某コテさんが「詩をつくるには哲学が必要だ」という趣旨のスレを
詩板に立て、そのリンク先が哲学板の雑談スレに貼られていたのです。
興味があって覗いたのですが、詩板は初めてでした。
創作詩がほとんどで、それも「つぶやき」「ひとりごと」っぽいのが多かったですね。
その板では住人がスレ主さんに自作の詩を批評してもらっていました。

わたしは詩はつくらなかったけれど、想像と妄想の差異について
スレ主さんと数回対話しました。
創作する際の「想像」、あるいは小説や詩などの感想を綴るときの「想像」と、
「妄想」はどう違うのか。
想像は本人の自覚があるが、妄想は本人の自覚がない、というのがわたしの見解
だったのですが、両者はどうも差異はないということでした。。。
(林真理子さんは、口の悪い女ともだちに「あなたの小説って妄想がそのまま
小説になるのね」といわれたそうですよ・・・)
525シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/25(木) 15:29:54

今の詩板では文芸詩については語れない雰囲気ですね。。。
やはり、文学板のほうがふさわしいような・・・

あちらのスレに、今夜あたりにSXYさんに返レスをつける予定です。
週末ならば一気に書けるのですが、平日は少しずつ書くのでまとまりを
欠いています、、、
526soundonly:2006/05/26(金) 13:12:16
むこう読んだぞ。すごくいいじゃないか。
なんかまとまったとおもうぞww
それにしても濃ゆかった。「白日の狂気」についてあんな話し合うなんてww
それも2chでwwwww
だけどそれができちゃうのが2chなんだけどなwww
みんなもっと普通に使おうぜって感じだよなwww

さて次はどーする?wwwwwwwwwww

527soundonly:2006/05/26(金) 13:25:06
寺山はねえ、最近ラジオドラマのCDシリーズが出てて、
http://www.moon-light.ne.jp/weblog/archives/2005/12/cd_1.html

面白くてさ、あと1枚で全部揃うなww
「恐山」とか「山姥」とかすごかった。「大人狩り」は笑ったな。
1枚ずつ購入して聴いていったのだが、どれもいい。


あと文学板で見つけたんだが
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060524-OHT1T00032.htm

これはやう゛ぁいね。ソクーロフだからね。
絶対見るぞww
528soundonly:2006/05/26(金) 13:36:46
詩板はやっぱだめかorz
おまいとか詩書きそうだけど、書かんのか?
短歌や俳句の方が気分かな。
ぎりぎり短く、字数制限、季語とか、がちがちの規則の中での
表現てのは日本ならではだし、面白いけどなww

ちょうど今、季語選びにくいなww

なんか今日も雨が降りそうな空だ。週末も悪天候なのかな、
晴れてくれればいいな。また来週。
529シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 11:57:33

>むこう読んだぞ。すごくいいじゃないか。
ありがとうです♪ 
毎日ほんの数行ずつ書いたもので、ほとんど推敲も
しておらず、初稿のままupしました。

>だけどそれができちゃうのが2chなんだけどなwww
>みんなもっと普通に使おうぜって感じだよなwww
ほんとうにねえ。。。
2ちゃんねるというとそれだけでみんな上ずってしまうのかなあ、、、
普通にあたりまえに書くと煽られるんじゃないかとか、
それなら初めから攻撃的に出ようとか、余計なことを考えないでシンプルに
使えばいいのにと思いますね。
530シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:02:09

>さて次はどーする?wwwwwwwwwww
そうですね、昨日の朝、SXYさんが島尾ミホさんの「海辺の生と死」について
ふれておいででしたので、昨夜感想をupしました。
流れに任せようと思います。
もし、SXYさんがふたたび島尾敏雄に戻られるのであれば、そうしてもいいですし、
また、あなたのほうで語り合いたい本を薦めていただければ、
それを新たに読んでもいいです。(あ、但し、わたしでも読めそうなもの…)

バタイユとブランショを絡めて語ってみたいと思っていたのですが、
それもなかなかまとまらない状態です。。。
バタイユに関しては、わたしは小説しか読んでおらず、論文は無理そうですし、
また、ブランショに関してもそれは同じで、彼の評論は難解すぎて手も足も
出ませんでしたよ・・・
531シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:03:36

>寺山はねえ、最近ラジオドラマのCDシリーズが出てて
寺山ブーム、ふたたぴ到来! の兆し?

――俳優のイッセー尾形(54)が昭和天皇を演じ、公開が危ぶまれていた
ロシア映画「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)が8月5日から
東京・銀座シネパトスで公開されることになった――
すごいっっ! ソクーロフ監督の作品を観るのは初めてですよ。
わたしも絶対に観ますっっっ♪

>おまいとか詩書きそうだけど、書かんのか?
>短歌や俳句の方が気分かな。
詩は、かつていくつか書いたことがあります。
感傷的なものばかりですが・・・
俳句はね、一年前の春から夏にかけて一気につくったものが、
Wordにいくつか保存してあります。
532シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:04:16

わたしは、どうも韻文より散文のほうが書きやすいですね。
詩は自由形式ですし、短くて済むとはいえ、
やはり書けないときはまるで書けないです。
あ、これは散文も同じかなあ。。。

昨日の午後、公園に行ったら木立ちのなかをたんぽぽの綿毛が
一面にふわふわと舞っていて、
ああ、まるで海に降る雪・マリンスノウみたいだなあ、
としばし見とれました。
森の中を海とするならば、草木は海草であり、枝は珊瑚、飛び交う鳥は魚
ですかね。。。
森の中が一瞬にして深い海の底になる、う〜ん、これぞ「白日の狂気」?

昨日は公園の草叢でお昼寝しても風がなかったせいもあり、
ちっとも寒くなかったですよ。
一応ウールのカーディガンを持参したのですが、着なくても平気でした。

以下、昨日つくったばかりの詩のupです…
533シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:11:36

「五月の森」

五月の森は 若い水夫たちの息吹であふれ返る
勢いよく萌え出たうすみどりの若木は
風が吹くたび 一斉に銀の海原になり
青々とした木々は そよ風を送る
木漏れ日は 水面に 人の背に 戯れて踊る

若い水夫は まだ海の本当の怖さを知らない
青葉の丈が 夏へ向かってぐんと伸び
やわらかい葉先は 鋭く硬い凶器へと変わり
林野を潤す雨が 一瞬にして雷雨に豹変し
牙を剥くことを まだ知らない

老いた水夫が いくら海の恐ろしさを語ろうとも
若い水夫の目には 凪いだ海の無邪気さしか映らない

五月の森の木立ちには たんぽぽの綿毛が舞い
若い水夫を未来へと誘う
けれども老いた水夫は たんぽぽの綿毛は
深い海に降るマリンスノウであることを知っている
それがたくさんの微生物たちの死骸であることを・・・
534シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:12:22

(つづき)


たんぽぽの綿毛は 森を抜けあちこち旅をして種子を撒く
若い水夫は 種が舞い降りた地は
逞しい生命力あふれるたんぽぽで
一面に埋め尽くされることを夢見る

老いた水夫が見ているものは
マリンスノウが降る 遥か光の届かない海の底の墓地
静かで深い 永遠の眠りの地
マリンスノウは近い将来 自分を弔うために降ることを
老いた水夫は知っている

五月の森は 生者の息吹と死者の匂いが交錯する森
535シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/29(月) 12:55:50

☆☆五月の森に降る雪は・・・☆☆

,,ゞ.ヾ* ゚*。ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ * ゚*。` .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ* ゚*。:ヾ ゞ:.y.ノ.ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞ ;ゞヽ,. * ゚*。ゞヾゞヾ;
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, . * ゚*。゚*。`,;ゞヾゞ___// ;ゞ* ゚*。`ゞヾゞ;ゞ
|lii:: i| ::::::....  ..:::k   |lii: i|;;;;:::::::;'::::::::::::';,iiiiiiWwili: l :iレW    * ゚*。WW
|lii:: i| ::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;ゝ |lii: i|;;;;Wiwc,,::::::::o:;,i: :iiレ' .|i: l川|'`~;;;;: * ゚*。 ::
|lii:: i| :::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;ゞlii: i|;;;;Wiw""    |i: :ii|  |i: l川| ゚*。iiiiw::::: * ゚
|lii:: i| ミ;;;;,,ゝ;;;レ/;;;::::k |lii: i!WリリWii-''"` .|i: :ii|  |i: l川|^'w|川k'w^ii/'"゚*。゚*。W
○ 。    ゜      o ○ 。    ゜ ○ 。    ゜      o ○ 。  
   *      . .,、.;.,,,、  *     *        . .,、.;.,,,、 *  ゚*。*
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  *  i  '';,.    :,'  *   *  i    '';,.    :,'  * ゚*。* ゚*。
   i       "'ii'''"   i     i         "'ii'''"   i 
            /^l       ○ 。    ゜      o ○ 。     
     ,―-y'"'~"゙´  |   
     ヽ        ゙':         ○ 。    ゜      o ○ 。   
      ミ        ミ
     ;゙,         'ミ  ハ,_,ハ        ○ 。    ゜   o ○ 。   
      ,,,,,,       ;: ,:'    ';
     ミ  ミ     彡 :: o  ;;       ○ 。    ゜      o ○ 。  
      `ー-~"゙''´~" ""  "゙'' "''"
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536soundonly:2006/05/30(火) 13:48:30
>>530
>そうですね、昨日の朝、SXYさんが島尾ミホさんの「海辺の生と死」について
>ふれておいででしたので、昨夜感想をupしました。
>流れに任せようと思います。

そうだな。「海辺の生と死」は読んでないから見物してるよ。
SXYが返レスするだろう。彼が島尾ミホ作品がおまいに「ふさわしい」
というのは少しわかる気がするな。おれは「ドルチェ」に入ってたのしか
読んでないが、あの素直でていねいなな口調は確かにおまいになじむ感じだ。

>また、あなたのほうで語り合いたい本を薦めていただければ、

そうだなあ。やっぱSXYも読んでるやつがいいな。
そいえばあいつ今年ベケット読むって言ってなかったっけ?
後期ベケットならつきあえるなあ。
だけどあれもめちゃめちゃ難しいかもwww
537soundonly:2006/05/30(火) 13:59:08
>>531
イッセー尾形が昭和天皇ってふつうギャグだがwww
ソクーロフだからね。「必ず」予想は裏切られ、
我々は驚愕することだろうwwww

>>533,534
いいじゃないか。水のイメージを導入することによって
森の空間が違ったものに見える。
「感傷」に転ぶの押さえただろ。ww
森=海のイメージを定着させるのにはもっと長い方がいいかも知れないが、
だけど充分伝わる。おもしろい。
538soundonly:2006/05/30(火) 14:05:39
寺山詩集は読了間近で、週末に
吉増剛造「The Other Voice」2002購入。
先日高円寺の古本屋で安く買った
平凡社刊「聊斎志異」と並行して読んでく感じかな。
539シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/31(水) 13:18:50

>あの素直でていねいな口調は確かにおまいになじむ感じだ。
ありがとうです♪ ミホさんの文章はとてもきれいですよね〜

>そいえばあいつ今年ベケット読むって言ってなかったっけ?
>後期ベケットならつきあえるなあ。
ベケットですね。そういえばかなり前に話題が出ていましたね。
「島尾敏雄全集7」ようやく日曜日に公園で読了しましたよ。
ふううぅぅぅっっっっ・・・・・
公園で読書すると、散歩したり、お昼寝したりするからなかなか
進まないのです……
この辺でちょっと息抜きに牧野信一の幻想小説を読んでみたいなあ、と。
ベケットはその次くらいかな。。。

>だけどあれもめちゃめちゃ難しいかもwww
えっっっ!! 
むむむ・・・、ブランショに匹敵するくらいですか?
まあでも、わたしの持論は「文学作品の感想は何を言ってもいい」ことに
なっているから・・・・・・・
540シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/31(水) 13:19:31

>ソクーロフだからね。「必ず」予想は裏切られ、
>我々は驚愕することだろうwwww
おそらくいい意味で裏切られるのでしょうね・・・
その予想もしなかった驚愕が、ソクーロフにとってはうれしいのかも。。。
芸術が爆発ならば、人はその爆発を見て驚くものですから

>いいじゃないか。水のイメージを導入することによって
>森の空間が違ったものに見える。
ありがとうです♪♪ とてもうれしいです♪

>「感傷」に転ぶの押さえただろ。ww
あ、よくわかりましたねっっ! はい、そのとおりです。
五月の森は花咲く乙女の森…云々と、ハイネやヴェルレーヌ調で詠むことも
できたのですが、あえて押さえました。
森閑とした木立ちのなかを浮遊するたんぽぽの綿毛はとても
幻想的でした。
あとからあとから音もなく静かに海底に降り積もるマリンスノウって、
こんな感じなのかなあ…、と。
541シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/31(水) 13:20:06

>もっと長い方がいいかも知れないが、だけど充分伝わる。おもしろい。
感想、ありがとうです。好意的に読んでいただけてうれしいです♪
詩は本当は短いほうがいいのかな、と思う一方で長い散文詩を読むと
やはり長いほうが説得力があるなあ、などと思ったりもします。

吉増剛造年代順読書計画は着々と進んでおいでのようですね。
ものすごい数の詩集を出版されているのですね。。。
旺盛な創作力!

>平凡社刊「聊斎志異」と並行して読んでく感じかな。
検索しましたよ。
「聊齋志異(りょうさいしい)は、中国の清代の短編小説集。
内容は神仙、幽霊、狐狸の怪異譚」
おおっっ! 小泉八雲が編纂した「怪談」、もしくは柳田国男編集の「遠野物語」
みたいなものでしょうか? 面白そうですね。
検索したら図書館にありましたよ。平凡社刊のものは上下巻で出ているのですね。
わたしも読んでみたいな。牧野信一と並行して読んでみてもいいなあ。
それにしても、毎回読まれている本のジャンルが実に広いですよね!
すごいなあ・・・・・
542シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/31(水) 13:20:45

☆☆まもなく公園内で苗売りが催されますよ☆☆


`     .゚*。 `   。.゚*。  +  ゜ ゚* `.゚*。 `
`   +  ゜ ゚*   .゚*。 `   。.゚*。   ` +  ゜ ゚* `
`   .゚*。 `   。.゚*。     `    +  ゜ ゚*`
                            /^l
                     ,―-y'"'~"゙´  |    「しあわせの実」の生る苗はいかが〜♪
                      ヽ ;´ ∀ `  ゙':
               ハ,_,ハ    ミ         ミ
      ヽ|/ヽ|/ヽ|/  ';´∀`';  .  ゙,,   O┬O   ミ   毎日こころきよらかだよ〜♪
       | ̄ ̄ ̄|―| u ̄ u |―□ミ    |   ;:'   
    〜〜  ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   .◎--ヽJ┴◎   +  ゜ ゚*+  ゜ ゚*+  ゜ ゚*
ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/
543シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/05/31(水) 13:22:25

☆☆晴れた日はおせんたく日和☆☆


+  ゜ ゚*+  ゜ ゚*+  ゜ ゚*   +  ゜            ゚*+  ゜ ゚*+  ゜ ゚*
+  ゜ ゚*+         ゜ ゚*+  ゜ ゚*
                                    \ │/ +  ゜ ゚*
                                    ─ ○─   +  ゜ ゚*
                                    / | \

                    ハ,_,ハ  キヨラカー
                   ;;゙´∀`';,      ___  __
               ̄Y ̄ ;u  u;ミ ̄ ̄ ̄L  o」 ̄[_ | ̄ ̄Y ̄
                ||   ゙u''゙"u"     |__|   [_|   ||
                ||   ゚            °°      ||
                ||      。   ゚             .||
                ||   ゚             ゚       ||
          /^l   "゛゛'゛'゛"゛゛'゛'"゛゛'゛'"゛゛'゛'゛゛゛'゛'゛"゛゛'゛゛'゛'゛"゛゛'゛'"゛゛'゛'"゛
   ,―-y'"'~"゙´  |
   ヽ   ´ ∀ ` ゙':             +  ゜ ゚*
   ミ  .,     ;;'    さっぱりしたね〜
   ゙,  u"'   u'ミ
   ミ        ;'     +  ゜ ゚*
    ';       彡        +  ゜ ゚*
    ゙U~"゙''´~U"
ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/|/ヽ|/ヽ|/
544soundonly:2006/06/01(木) 17:38:50
>>539
島尾続きもつかれるだろうなww
牧野信一は読んだことないな。

>むむむ・・・、ブランショに匹敵するくらいですか?

おれ的には軽く匹敵しちゃうよww
充分余裕持って読まないとw

>>541
吉増最近また1冊でてるからな。なかなか追いつかないよw

「聊斎志異」は小学生の時親戚にもらった
「少年少女中国文学全集」とかなんとかいうやつで読んで、
知ったんだよねw(変な全集だよなw)
すごい荒唐無稽な話しが平然と語られていくんだ。
少し前にバベルの図書館版(ほんの1部なんだけど)
http://item.rakuten.co.jp/book/1469656/
(もう絶版になってるな)
を読んで、全部読みたくなったんだよね。
545soundonly:2006/06/01(木) 17:49:12
>>543
あ、おれ観葉植物1個育ててるよ、外でだけど。
なんて名前かも知らないw
去年の春だったかな、隣の部屋が引っ越して、
庭に置きっぱでへた〜ってなってるのを、勝手に持ってきて
水をやったら生き返った。(1階で専用庭が続いてるんだよね)
なんかおっきくなったから鉢を変えてやったりね。
今年になって新しい葉が3本出た。
546シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 16:21:04

>島尾続きもつかれるだろうなww
そうですね、一応は全集7を読了しましたが、
この辺で少し息抜きのために牧野信一を読みたいなあ、と。
島尾敏雄の幻想小説とは違った雰囲気の幻想小説なのですかねえ。。。

>おれ的には軽く匹敵しちゃうよww
>充分余裕持って読まないとw
ひええぇぇぇっっっっーーーーーーーーー!
そうなのですか・・・・
ブランショと互角の猛者はベケットですか、、、
では、読むときはこころして読みませう。そうしませう。

>吉増最近また1冊でてるからな。なかなか追いつかないよw
谷川俊太郎も創作力が旺盛ですが、吉増もまたすごいですね・・・
現代詩人のなかで、この二人の位置づけはどんな感じなのでしょうかね。
547シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 16:22:20

>「聊斎志異」は小学生の時親戚にもらった
いいな、いいな。
本を贈ってくれる親戚なんて最高ですね〜♪
たいていは、ぬいぐるみ、人形、洋服ですから。。。
学級文庫や学校の図書館も好きでしたが、当時は自分の読みたいものが
まだよくわかっていませんでしたね。
そういえば、休み時間に「ファーブル昆虫記」を夢中になって読んでいた
男の子がいたけど、わたしは植物図鑑のほうが好きでしたね。
(当時は星に関してはまだ興味なくて、天体図鑑などは遠い存在でした)

>「少年少女中国文学全集」とかなんとかいうやつで読んで、
児童文学全集っていいですよね。
持ってなかったから、わたしのあこがれでした。。。
山田詠美さんはポプラ社から出ている児童文学全集を繰り返し読んだそうですよ。
親にひと揃い買ってもらったのだそうです。
やっぱりね、創作するには先ず読むことありき、なのですよね。
物語の運び方や、人物の配置、セリフ、読むことで培われていくのだと思います。
548シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 16:23:16

>あ、おれ観葉植物1個育ててるよ、外でだけど。
>庭に置きっぱでへた〜ってなってるのを、勝手に持ってきて
>水をやったら生き返った。(1階で専用庭が続いてるんだよね)
>なんかおっきくなったから鉢を変えてやったりね。
おおっっ! あなたに愛情込めて育てられた観葉植物はしあわせですね〜♪
鉢を変えてやるなんて、実に丁寧に育てておいでなのですね!
数年前に人からもらったシンビジウム(蘭の一種)の鉢植えがあり、
わたしも外に置いてあります。
2年目までは花をつけたのですが、それ以降花は咲かなくなりました。。。
でも葉っぱは青々としていて丈夫ですので、今は葉っぱだけの観葉植物になりました。
でも葉がどんどん伸びて根が張り、鉢のなかで絡まっているまま放置しておいたら
さすがに見かねたのか隣の部屋の花屋に勤めている人が親切に大鉢に移し変えて
くれましたよ。それも前はプラスチックの鉢だったのに、立派な陶器の鉢です!
わたしってば、植物を育てる能力がないなあ、、、とほほほほ・・・・
ほとんど放置状態なのに、青々と葉をつけているシンビジウムの生命力には
恐れ入りますよ。。。
549シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 16:23:52

>今年になって新しい葉が3本出た。
ああ、なんかすごくいいですね〜♪
映画「黄泉がえり」のラストシーンで、今まで花をつけなかった植物が花をつけるんです。
失意に打ちひしがれている青年がその花を見てほほ笑む、それは「希望」の象徴なの
ですが、小さな白い清楚な花は映画のラストにとてもふさわしいものでした。

今日は曇天ですが、週末は何とかお天気は持ちそうですね。
晴れたらまたまた公園に繰り出しますよ♪
人工ですが川が流れていて釣りをしている人たちも結構います。
「聊斎志異・上下巻」(平凡社)は今日帰りに図書館で借りる予定。
し、しかし上巻のページ数が549ページ。またまた重い本だ〜
リュックに入れていくとはいえ、肩にずっしりと食い込みそう。。。
牧野信一全集は貸し出し中・・・

ではまた、来週♪ よい週末を♪♪
550シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 17:36:40

☆☆六月は四季のなかで一番夕暮れ時が永い月だそうですよ☆☆


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,,、,,r''"゛''y'`ヽ               _,r''" : : : : : : : `、 ::::: * ゚ 
: : : : : : : : : :゛''w'^~^ヽ、      ,,r''" : : : : : : : : : : : : :゛''"'' - ,,_,,r''"~^ヽ、_
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :゛` 、,_,r''" : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゛、 
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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     ,―-y'"'~"゙´  |  
     ヽ        ゙':
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     ;゙,         'ミ  ハ,_,ハ
      ,,,,,,       ;: ,:'    ';
     ミ  ミ     彡 :: o  ;;
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551シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/02(金) 17:39:27

――「夕ぐれの時はよい時」 堀口大學


夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。

それは季節にかかはらぬ、
冬なれば暖炉のかたはら、
夏なれば大樹の木かげ、

それはいつも神秘に満ち、
それはいつも人の心を誘ふ、
それは人の心が、
ときに、しばしば、
静寂を愛することを、
知つてゐるもののやうに、
小声にささやき、小声にかたる……

夕ぐれの時はよい時、
かぎりなくやさしいひと時。
552soundonly:2006/06/05(月) 18:11:12
>>546
>谷川俊太郎も創作力が旺盛ですが、吉増もまたすごいですね・・・
>現代詩人のなかで、この二人の位置づけはどんな感じなのでしょうかね。

おれも詩はぜんぜん詳しくないんだが、昔は谷川俊太郎結構すきだった。
ただ「詩のボクシング」にちょこちょこ出るようになってから
おれの中では少しイメージダウンだな。軽く感じるようになった。
TVというのはどーも微妙。

それで思い出したが、「私のこだわり人物伝」のムックが出てて、
吉増が載ってるのと、三輪明宏が語る寺山修司の載ってるやつを購入。未読。
553soundonly:2006/06/05(月) 18:24:04
>>547
ポプラ社と言えばおれは子供向けの江戸川乱歩だなww
小遣いで毎月1冊ずつ買ってた頃があった。
きれいな装丁で挿絵も多く、わくわくしたなあww
懐かしい。おれの子供時代でも充分古臭いムードが
漂ってるんだけど、いま振り返るとそれがまさに江戸川乱歩っぽかったのかもww

「少年少女中国文学全集」くれた叔父は同じく小学校のころ
星新一の大人向けのショートショート集も1冊くれたんだが、
親的には「ちょっと早すぎる」話しがあったようで
(性的なやつだったかなあ?)どっかに隠されちまった。
おれはすぐに探し当てて(洋服ダンスの1番上w)全部読んだけどねww

叔父はSFも好きで、クラークとかフレドリック・ブラウンの短編とか
おれに薦めてくれたなあ。
554soundonly:2006/06/05(月) 18:30:16
おまいは本に初めてはまったのってどーいう感じ?


>>548
植物はいいよな。見つめている時に言葉が無い。
なんか静かな気持ちになる。

>>549
「聊斎志異」借りたんか?ww
あれはちょっとやそっとじゃ全部読めないだろww
おれは何か読んでて一休みとかで、1篇2篇読むくらいの感じだぞ。
555シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:34:47

>>552

>昔は谷川俊太郎結構すきだった。
谷川俊太郎はいいですね。全部を読んでいるわけではないのですが
わたしも結構好きでした。
最近は、あんまり読まなくなりました・・・

>ただ「詩のボクシング」にちょこちょこ出るようになってから
>おれの中では少しイメージダウンだな。軽く感じるようになった。
「詩のボクシング」、島田雅彦さんも出ていますね。
村上春樹、島田雅彦、現代作家の両氏、どうも苦手だなあ・・・
少しは齧ってみたのですが、何だかわたしの体質には合わない、、、

>それで思い出したが、「私のこだわり人物伝」のムックが出てて、
>吉増が載ってるのと、三輪明宏が語る寺山修司の載ってるやつを購入。
NHK出版はいいですよね。番組が終了した後、ちゃんと小冊子にして
刊行してくれますから。
556シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:41:42

>>553

>ポプラ社と言えばおれは子供向けの江戸川乱歩だなww
>星新一の大人向けのショートショート集も1冊くれたんだが、
>親的には「ちょっと早すぎる」話しがあったようで
う〜ん、江戸川乱歩のほうが星新一よりも隠微でかなり「性的」ですよねえ。
まあ、でも子供向けですから、その辺は書いてないでしょうが。。。

>叔父はSFも好きで、クラークとかフレドリック・ブラウンの短編とか
>おれに薦めてくれたなあ。
ああ、だからあなたもSF好きなのですね!
叔父さんはあなたに「楽しめる」本を薦めてくださったのですね。
うん、やっぱりね、本は読んでいて楽しいのが一番うれしいですね。
わくわく、どきどき、ハラハラ、こころ踊るような読書体験は
本好きになる第一歩だと思いますね。
叔父さんとは読書感想について語り合う機会はなかったのですか?
もし、あったならばさぞかし話が弾み楽しかったでしょうねえ。。。
557シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:42:16

>>554

>おまいは本に初めてはまったのってどーいう感じ?
小学校の頃はアンデルセンや新美南吉の作品が好きでした。
アンデルセンの「人魚姫」はそれまで知っていたお話しのように
「めでたしめでたし」ではなく、とても悲しい結末でびっくりしましたね。
犠牲を払っても想いは届かないのだなあ……、と。
新美南吉の「ごんぎつね」も同様。ごんの友情は裏目にしか出ず、
とうとう撃ち殺されてしまうラストは、何度読んでも泣いてしまいます・・・
「ごん、おまいだったのか……」忘れられないセリフです。
この二作品は世の中はきれいごとばかりではなく、努力しても裏目に出たり、
報われないこともあるのだ、ということを教えてくれたような気がしますね・・・・
どうしてみんながみんなしあわせになれないのだろう?
感傷癖の強かった当時のわたしの素朴な疑問です。。。
558シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:42:57

高校生になってから読んだ「ジェーン・エア」は熱に浮かされたように貪るように
読み耽りました。ジェーンの数奇な運命に、いつしか自分がジェーンになった
ような気がして、胸がどきどきしましたね。
「ジェーン・エア」には本文とはあまり関係のないような(?)、聖書の語句が
時折出てくるのですよ。なにこれ? なんでいきなりここにでてくるの?
という感じで。初めて「聖書」に興味を持ったきっかけは「ジェーン・エア」でした。
ブロンテ姉妹は牧師の娘ですから、聖書の引用は得意中の得意でしょうね。

>植物はいいよな。見つめている時に言葉が無い。
そうですね。過剰な言葉は一切不要です。
そうそう、日曜日に出かけるときにシンビジウムの鉢の向きを変えようとしたとき、
な、なんと青々と茂った葉っぱの陰につぼみがついているではありませんか!
す、すごいっっっっっ♪♪ ちなみに色はワイン色。
もう花は咲かないだろうと思っていたのに!
季節的にはとっくに花が終わっている時期なのに、今年は春が遅かったから
今頃になってつぼみをつけるなんて。でも、うれしいなあっっ♪♪
559シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:44:24

>「聊斎志異」借りたんか?ww
>あれはちょっとやそっとじゃ全部読めないだろww
上巻だけ借りてきましたよ。。。
土曜日はともだちと会い、日曜日は「聊斎志異・上巻」を持って公園に行きましたよ。
ものすごく分厚いのですね。。。
掌編がぎっしり編纂されていて、どこから読んでもいいのがうれしいですね、。
物の怪、妖怪、狐、竜、あらゆるものが人間に化身してときにはかどわかし、
ときには恩に報いたりします。
定番として登場するのが妖艶な美女に化けた狐。
大変エロティックで、たびたび男をたぶらかし身代をつぶします。狐は悪の化身。
柳田国男が子供の頃、狐に親愛の情を抱き終生その想いを大切にしたのとは
対照的ですね・・・
560シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:45:15

☆☆soundonlyさん、観葉植物を育てるの巻☆☆


               l^丶            
               |  '゙''"'''゙ y-―,     
               ミ ´ ∀ `  ,:'    水をあげたら生き返ったよ〜
             (丶    (丶 ミ     
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';,   すごいね〜〜
              `:;       ,:'  c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J
 i ! * 。゚ i ! * 。゚ i ! * 。゚ i ! * 。゚ i ! * 。゚ i ! * 。゚

^i^     ^i^     ^i^.:::^i^     ^i^     ^i^.:::



               l^丶
                |  '゙''"'''゙ y-―,
               ミ ´ ∀ `  ,:'    新しい葉っぱがでてきたよ〜
              ミ ,:       ミ
              ミ ミ,.,)  (,.,.,: ;':     ハ,_,ハ
              ;:         ミ     ';´∀`';:   わくわくわく〜
             ("  ,,;    ( ,:;'    ミu,..u ミ
              "''"゙'''~"^~'''`"     'u''-u'゛
   ヽ|/    ヽ|/    ヽ|/ ヽ|/    ヽ|/    ヽ|/
   ~~     ~~     ~~   ~~     ~~     ~~
561シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 12:53:12

☆☆シンビジウムがつぼみをつけましたよ☆☆


* 。* 。
* 。
   >┴<   ⊂⊃            * 。* 
 -( ゚∀゚.)-         ⊂⊃ * 。
   >┬<                

* 。     * 。



            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   つぼみをつけたよ〜♪
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';   楽しみだね〜♪
      ';      彡  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u
 ()     ()     ()    ()     ()     ()
ヽ|/   ヽ|/    ヽ|/   ヽ|/   ヽ|/    ヽ|/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
562シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/06(火) 16:34:57

☆ブランショの顔写真☆☆
哲学板のブランショのスレでみつけましたよ。


http://www.shoshi-shinsui.com/blanchot-tete.jpg

http://www.ne.jp/asahi/artist/nakamura/enkei/photo22.jpg

http://www.mauriceblanchot.net/blog/images/blanchotbest.jpg
(右にいるのはレヴィナス)
563soundonly:2006/06/07(水) 17:01:16
>>562
おう、見た見た。あのスレで「ティム・ロス?」って書いたのおれww

>>559
>掌編がぎっしり編纂されていて、どこから読んでもいいのがうれしいですね

そうそう。目次邦題ついてるだろ?あれぱらぱら見て、
面白そうなのを読むって感じな。だけどあの中でも昔から
人気ある話しとかやっぱあるようで、「少年少女中国文学全集」とか
バベルの図書館版はそういう話しを抜粋してるようだ。
首のすげ替えとか陸判官とか雷公の話し。
(ちょっと手元にないのでうろおぼえ)
564soundonly:2006/06/07(水) 17:18:25
>>555
前に白石かずこが出るっていうんで六本木のクラブの
ポエトリーリーディングのイベント行ったことあるんだけど、
島田雅彦もいてさ、おれもだめ、あいつwww
実物が話してるの見て、ますますだめになったww
村上春樹は「ノルウェー」と短編少ししか読んだことないな。
最近はほとんど興味がない。

>>556
>叔父さんとは読書感想について語り合う機会はなかったのですか?

そいえばなかったなあ。住んでるところが離れるからな。
最近は全然疎遠だし。

>うん、やっぱりね、本は読んでいて楽しいのが一番うれしいですね。

そうか。そうだなw最近はハードなものばっか選んで読んでる部分あるからな。
読んでてつらい反面、すごいなあという感動はあるけどな。
おれの場合マンガかな、最近読んでて純粋に楽しく感じるのは。
昨日は「今日の猫村さん」の2を読んだ。
565soundonly:2006/06/07(水) 17:30:33
>>557,558
なるほどなあ。子供の頃読んで感動したり衝撃をうけた本て
後々まで影響するもんだよなあ。「ジェーン・エア」は未読。

おれは高1くらいだったかなあ、
「海外文学を理解するには聖書とシェークスピアを読まなくては」
と思い立ったことがあって、それで新約は全部よんだな。
シェークスピアもだいぶ読んだがすごい読みとばしたんで
ほとんど憶えてないwww


>な、なんと青々と茂った葉っぱの陰につぼみがついているではありませんか!

そーいうのほんとうれしいよなwwよかったなww
566soundonly:2006/06/07(水) 17:48:47
そーだ!この前またソクーロフ1本見たんだ。
http://www.imageforum.co.jp/sokurov/1pg.html

これはとてもわかりやすかったwww
というか「罪と罰」なんだよね。「罪と罰」読んでたら必ず
面白がれる。おまい読んでる?
むこうちょっと落ち着いてるから、箸休めにこれの感想書いていいかな?
567シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:50:56

>>563

>おう、見た見た。あのスレで「ティム・ロス?」って書いたのおれww
おおっっっ! あの質問はあなたでしたか。
やはり哲学板のブランショ・スレにもカキコしていらしたのですね〜
ちなみに、文学板のブランショ・スレに「ブランショの顔写真です」と
URLを三つ貼ったのはわたしです♪

>目次邦題ついてるだろ?あれぱらぱら見て、
>面白そうなのを読むって感じな。
おんなじですね〜♪ わたしも最初は律儀に(?)はじめから順に読んで
いったのですが、あまりの多さに途中からは目次を見てそこから拾って
読みましたよ。日曜日は好天気で草の上にシートを敷いて横になって
読んでいたのですが、本を持つ手がしんどくなってきました・・・
そういえば月曜日の朝はずいぶんと肩が凝ってるなあと思いました。

妖艶な美女に化けた狐はかなりエロティックで、むせ返るような草いきれの
なかで読むとどきどきしますね。
幻惑されそうです・・・
568シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:51:37

>>564

>島田雅彦もいてさ、おれもだめ、あいつwww
>実物が話してるの見て、ますますだめになったww
ああ、同じですね〜(苦笑) 「彗星の住人」とか「美しい魂」を読んだ直後の頃、
某カルチャー・センターでの対談(文芸評論家の富岡幸一郎さんと島田雅彦さん)
を聞きにいったことがあります。
若い人から年配の方まで9割が女性で驚きました!
ものすごいナルシスト、自分の美貌に不遜なまでの自信を持っている方ですね。
いえ、それだけなら別にかまわないのですが、なんかね「言葉」に対して畏敬の念
を抱いていない、真摯な情熱が感じられない人だなあ、という印象でした、、、

>村上春樹は「ノルウェー」と短編少ししか読んだことないな。
>最近はほとんど興味がない。
「ノルウェーの森」はわたしも読みました。ビートルズやロック好きな人はなつかしい
曲がいっぱいで感慨深いものがあるのでしょうね。。。
わたしはなんといっても、あの「翻訳口調の文体」がだめ・・・
味もそっけもなくて無味乾燥というのかなあ…、洗練された流麗な文体だけが
いいなどとは全然思っていませんが、たとえば堀江敏幸さんの滋味ゆたかで丁寧な
文章を読んだあとは、「ああ、同じ日本語圏に生まれてよかった、清流を思わせる
ようなこんな美しい文章を読めてしあわせだなあ〜!」と手放しでうれしくなります。
569シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:52:11

>そいえばなかったなあ。住んでるところが離れるからな。
そうでしたか。
わたしも本の感想を話し合うことってあまりなかったような気がしますね。
というのは、本好きの人がいてもそれぞれ嗜好が異なりますし。
同じ本を読んでじっくり話し合うなんて、2ちゃんねるくらいですねえ。

>そうだなw最近はハードなものばっか選んで読んでる部分あるからな。
>読んでてつらい反面、すごいなあという感動はあるけどな。
本に興味を持つ第一歩は楽しい本だとは思いますが、段々とそれだけじゃ
物足りなくなってくるのですよね。
乳歯の頃は甘くてやわらかいバニラ味のお菓子が好きでも、永久歯になる頃は
固いおせんべいとかスルメ(?)などにも嗜好が広がっていくように、本もやはり楽しい
だけじゃだめなんですよね。現実の生活が楽しいだけではないことを少しずつ
知っていくとね、悲しいものを読んでカタルシスに浸ったり、思考を鍛えたくて難解な
ものに挑戦したくなるのですね。
570シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:53:44

>おれの場合マンガかな、最近読んでて純粋に楽しく感じるのは。
>昨日は「今日の猫村さん」の2を読んだ。
「今日の猫村さん」1は今年の1月6日に図書館に予約したのに、
まだ貸し出し中・・・。それだけ読む人が多いのですね。

てやんでえっっっっ!
こうなりゃ、なかば意地でも、借りられる日を待つわいっっっーーーーーー!
きいぃぃぃぃっっっっっっーーーーーー!!!!!!!
571シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:54:37

>>565

>なるほどなあ。子供の頃読んで感動したり衝撃をうけた本て
>後々まで影響するもんだよなあ。
まあ、わたしの場合は人一倍思い込みが激しいせいもありまして・・・
なかでも動物ものが特に好きでしたねえ。
「フランダースの犬」のネロ少年とパトラッシュ、「幸福の王子」の銅像の王子と
ツバメ、人間と動物が友情で結ばれたお話は結末が悲しいものが多かった
記憶がありますが、それでも大好きでした。

>「海外文学を理解するには聖書とシェークスピアを読まなくては」
>と思い立ったことがあって、それで新約は全部よんだな。
そうなんですよね。海外文学には必ずといっていいくらい「聖書」の言葉や
喩え話、旧約の物語が登場します。
ある程度「聖書」を読んでいないとついていけない、わからないんですよね。

>シェークスピアもだいぶ読んだがすごい読みとばしたんで
わたしは「ロミオとジュリエット」「リア王」「オセロ」「ハムレット」くらいしか読んで
ないです・・・
572シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/08(木) 11:55:14

>>566

>というか「罪と罰」なんだよね。「罪と罰」読んでたら必ず
>面白がれる。おまい読んでる?
「静かなる一頁」という映画を撮ったのですね。
本当だ! ストーリーはもろ「罪と罰」そのものですね!
「罪と罰」は高校のとき読みましたよ。
高利貸しの老婆を殺し、罪の意識に懊悩するラスコリニコフにソーニャが
言った言葉は今でも覚えています。
「大地に接吻しなさい。あなたが汚した大地に今すぐ接吻しなさい」
ソーニャのモデルは新約聖書のマグダラのマリアかな? などと当時空想して
ました。(ふたりとも娼婦ですし、マグダラのマリアはイエスの恋人のような…?)
ドストエフスキーの作品は「罪と罰」「白痴」「カラマーゾフの兄弟」くらいかな。
一番好きなヒロインは泥中に咲く蓮の花、ソーニャです。

>むこうちょっと落ち着いてるから、箸休めにこれの感想書いていいかな?
ぜひぜひぜひお願いします!
わたしもあなたの感想、読んでみたいです。
よろしくです。
573soundonly:2006/06/09(金) 12:39:55
>>567
あと「聊斎志異」には幻術を使う道士(?)道教系のすごいやつ(?w)も
けっこう出てくるな。とんでもない術と、それになすすべもなくはまっていく人
っていうのは、子供の頃読んだときにも独特の「不思議感」があったな。
あれはやっぱ中国独特の感覚なのかなあ。
すごいでかい、とかすごい小さい、とかすごい量のなにか、とか。
例えば日本の昔話でも狐に化かされる話しとかあるけど、もっと
微妙だよな、なんかちょっと現実と違う、みたいな。
「聊斎志異」の「途方もない感じ」ってやっぱ大陸だなあ、とかねw
574soundonly:2006/06/09(金) 12:50:01
>>568
>いえ、それだけなら別にかまわないのですが、なんかね「言葉」に対して畏敬の念
>を抱いていない、真摯な情熱が感じられない人だなあ、という印象でした、、、

wwwまあなんか、人気作家けなすのもなんだけどさ、同意だわww

>わたしはなんといっても、あの「翻訳口調の文体」がだめ・・・

なるほど。あれだな、文体的には野坂昭如が対極、かなwww
おれはそうだなあ、川端康成の文体好きだな。
現代だと誰かなあ…

お、ちょっと仕事だ。後で続き書く。
575soundonly携帯:2006/06/09(金) 23:37:34
ごめん仕事おそくなったから続き来週な。
576シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/10(土) 20:08:07

☆☆雨の日はお部屋で読書☆☆


| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|  !|  i ! * 。゚., ,+  i |   !|  i ! * 。゚., ,+  |
|   ::::::::::::::::::::     ::::::::::::::::::::::::         |
|    !|  i ! * 。゚., ,+  i |   !|  i ! * 。゚., ,| 
|   ::::::::::::::::::::     ::::::::::::::::::::::::         |
||    !|  i ! * 。゚., ,+  i |   !|  i ! * 。゚., ,| 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ハ,_,ハ     
          l^゙;;'.´∀`';,/ヽ     〃        
          |  '゙u'''u゙ y'ミ,:'"゙"~゙';,;'"~';,      
          ミ ´ ∀ `   ,:'     '; ,;      
          ッ     _        "~'''"゙;:    
         (´彡|⌒|⌒|(,,,_,ノ,,_,,,,,,_,,,,_,,',,_,,、_,;'    ヽ
            ⌒ ⌒

>ごめん仕事おそくなったから続き来週な。
大丈夫ですよ〜♪ 
週末はお仕事の疲れを癒してくださいね
577シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/10(土) 20:08:47

☆☆アジサイの雨☆☆


! * 。゚    !i |,+  i | i   i ! * 。゚    !i |,+  i |
    i ! * 。゚    !i |,+  i | i   i ! * 。゚    !i |,+  i |

‖===================‖  ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
‖              /^l            ‖ ゞヾゞ   ゞゞ;ゞ
‖      , ―-y'"'~"゙´   |           ‖  ゞヾゞ;  ゞヾ;ゞゞ;ゞ
‖        ヽ  ´ ∀ `  ゙; ハ,_,ハ       ‖ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
‖         ミ  .,   、  ミ ,:'´∀`';      ‖ ゞヾゞ;ゞヾ  ;ゞゞ;ゞ
┬┬┬┬┬┬‐゙"'u''┬┬゙u"┬"u''゙u"┬┬┬┬┬゚  ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
       _,,-<">">-、-,     i ! * 。゚    !i |,+  i |
     ,-<,レ< x > +>"`ヽ/ヽ,-,,
     トーi- >。ノく。:>< >'~-- /,-,   i ! * 。  !i |,+  i |
     / >:::o:/":。/< +>o:<_-,,i, ヽ
     ~"'-""`-,< ::。:< :::。:>o:: >--'    i ! * 。  !i |,+  i |
   ,,-''"/< :::o:: >/⌒`^>ヽ"''--">>
  / .: ""'-,,,/ヽ_::o:: >::゚: /--',,,i i ! * 。゚    !i |,+  i |
  < .:      /ーヽ___/:'::.: ̄  ヽ  
 /.    _,,,/   /i :::  :.     \   i ! * 。゚    !i |,+  i |
 '~~ '´~ ̄     i.l  ヽ_,   .    \ 
           |.l    "--- ,,,,__,,,:,__ゝ.ヽ    i ! * 。゚    !i |,+  i |
           i.|
    i ! * 。゚    !i |,+  i | i   i ! * 。゚    !i |,+  i |
ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ|/ヽ
578soundonly:2006/06/12(月) 12:31:43
ごめんごめんwどこまでいったっけw
そう、川端康成の文体は、どこか不安定で神経質すぎる感じがするけど、
とても美しいと思うんだ。ああいう計算を超えたところでできちゃってる
「文体」はすごいなと思う。島尾ミホもいいな。素の口調というか、
こころのかなり深い部分が出てきている感じだね。

>>569
>同じ本を読んでじっくり話し合うなんて、2ちゃんねるくらいですねえ。

まあ「じっくり」話し合えてる人は少ないようだがなww
だけど書くことで話し合ってるから、リアルで話すより話しが反れたりしないし、
ゆっくり考えられたりするから、いいよね。

>現実の生活が楽しいだけではないことを少しずつ 知っていくとね、
>悲しいものを読んでカタルシスに浸ったり、
>思考を鍛えたくて難解な ものに挑戦したくなるのですね。

これはおれの場合、音楽も同じで、よりエクストリームなものを聴いてみたい、
みたいなところがあるねww現代音楽や民族音楽、ノイズとかね。
579soundonly:2006/06/12(月) 12:44:08
>>570
>てやんでえっっっっ!
>こうなりゃ、なかば意地でも、借りられる日を待つわいっっっーーーーーー!
>きいぃぃぃぃっっっっっっーーーーーー!!!!!!!

ワロスワロスwwすごいなあ、ずっと貸し出し中かよww
人気あるなあww「猫村さん」はきっとおまい気に入ると思うよw
じっくり待てww

>>571
>なかでも動物ものが特に好きでしたねえ。

だものバタイユの闘牛描写とか引くよなww

>わたしは「ロミオとジュリエット」「リア王」「オセロ」「ハムレット」くらいしか読んで
.>>ないです・・・

おれも現代語訳で読んだのはそのくらいだよ。あとは高一くらいなのに図書館にあった
坪内逍遙訳のシェークスピア全集を頭から読んでいったんだけど(バカだよねw)
10冊くらいでギブアップ。もう何読んだかも憶えてないwww
580soundonly:2006/06/12(月) 12:52:44
むこう読んだよ。ソクーロフ感想は週中くらいな。

きのうもう1本見たよ。「マリア」
http://www.imageforum.co.jp/sokurov/mra.html
これもよかった。ロシア農民のたくましき母の姿。
581シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/13(火) 12:00:12

>>573
>「聊斎志異」の「途方もない感じ」ってやっぱ大陸だなあ、とかねw
ああ、そういわれてみると確かにそうですね。
日本の昔話でも狐は化かす、騙すといったあまりいい動物ではないですが、
どこかユーモラスで、かつ神聖視されていて、狐は身代まではつぶさないですね。
けれども「聊斎志異」では血族すべてを絶やしてしまうという何ともすさまじいものが
ありますね・・・

>>574
>wwwまあなんか、人気作家けなすのもなんだけどさ、同意だわww
ああ、同じ感覚の人がいてよかったあ〜。
島田雅彦さんてあんなに女性に人気あるとはまったく知りませんでしたよ・・・
あの対談でひとつの教訓(?)を得ました。
それは、くれぐれも女性の前では島田雅彦さんをけなすのは控えた方が
いいということでした。どこに隠れファンがいるかわからない・・・あな恐ろしや!

そういえば、ある集まりで、わたしは「花村萬月さん大好きです」と言ったら、
そこにいた本好きの女性たちに引かれましたよ・・・
その少し前に「アルプスの少女ハイジ」が好きといったギャップからかなあ?
文芸誌「文学界」に飛び飛びで掲載されている花村萬月さんの「王国記」や
短編集「守宮薄緑」好きなんだけどな・・・

>なるほど。あれだな、文体的には野坂昭如が対極、かなwww
野坂昭如は未読です。今度読んでみたいな。
582シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/13(火) 12:01:00

>>574, >>578

>おれはそうだなあ、川端康成の文体好きだな。
>そう、川端康成の文体は、どこか不安定で神経質すぎる感じがするけど、
>とても美しいと思うんだ。ああいう計算を超えたところでできちゃってる
>「文体」はすごいなと思う。

川端康成は、「伊豆の踊り子」、「千羽鶴」、「みずうみ」、「雪国」、「古都」、
あと短編集をいくつか読みました。
やっぱり今でも印象に強く残っているのは「伊豆の踊り子」ですね。
道はつづら折になって…で始まる冒頭。
このつづら折に曲がった道は一高生の「私」の屈折した性格そのものなのですよね。
孤独癖があり、厭世観の強い「私」は踊り子の無邪気さ、純粋さ、素直さという
自分にないものに惹かれます。
これは島尾敏雄がミホさんと出逢った頃に抱いた感情と同じではないでしょうか?

うろ覚えなのですが、宿に泊まった「私」が「踊り子の今夜が汚れるのであろうか」
と悲しむ次の場面で湯殿にいったら素裸で湯船から飛び出して「私」に無邪気に
手を振ります。
――「子供なんだ。私のこころはことことと音を立てて笑った」
確かこんな一文があったと記憶しています。
ことことと音をたてて笑う、ああ、いいなあ、この文章とても好きだなあ、と思いました。
初期の頃は、こんな素直で衒いのない詩のような文章を書いていたのですね。。。
583シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/13(火) 12:01:47

>>578
>まあ「じっくり」話し合えてる人は少ないようだがなww
>だけど書くことで話し合ってるから、リアルで話すより話しが反れたりしないし、
>ゆっくり考えられたりするから、いいよね。
そうですね、みなさん「自分が、自分が」と主張することに精一杯で
なかなか腰を据えて話そうとはしませんねえ。。。
「書くこと」は「話すこと」より、より能動的な行為です。
思考し、言葉を選び、推敲し、思索を練り上げていく作業です。
話したことは録音しない限り、聞きかじったまま終わりますが、
記されたものは残りますから、何回も読み返すことが可能です。
だから、話しが反れないのですよね。

>これはおれの場合、音楽も同じで、よりエクストリームなものを聴いてみたい、
わたしの場合、より一層くら〜くなるためには「中島みゆき」ですねえ・・・

>人気あるなあww「猫村さん」はきっとおまい気に入ると思うよw
>じっくり待てww
……はい。果報は寝て待て、ですね♪
そういえば今朝の読売新聞朝刊に「猫村さん2」が出たと、広告にありましたよ。
584シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/13(火) 12:02:35

>>579
>10冊くらいでギブアップ。もう何読んだかも憶えてないwww
シェイクスピアはほとんど戯曲ですから、読みづらいんですよねえ・・・
地の文があまりなく、ト書きと呼ばれるものがその代わりになってますね。
セリフはこころにくいまで人間の真理を突いたものがありますが、
小説に慣れた者にとっては、やはり入りづらい・・・

>>580
>むこう読んだよ。ソクーロフ感想は週中くらいな。
楽しみにしてます♪♪

>きのうもう1本見たよ。「マリア」
ソクーロフ監督の処女作ですね!
大地の母マリアですか…、何かロシアの作品はドストエフスキーのソーニャ
といい、このマリアといい、母性豊かで、大地の象徴のような女性が
登場しますね。
スケールが大きいというのかな、慈愛に満ちている。。。
それでいて、ちっとも威圧的ではない。
585シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/13(火) 12:03:14

『日本幻想文学集成・牧野信一』おおむね読了です。
前半の三篇は幻想的な作風でかなり引き込まれましたよ。。。
昨夜、感想を半分ほど書きました。
でも、ワールドカップを見ながら書いたので意識がかなり飛んでいる・・・

ネットで「ごんぎつね」を見つけましたよ♪

「ごんぎつね」 かすや昌宏 絵
http://www2.saga-ed.jp/school/edq12804/hirano-el/gongitune.html

「ごん狐」新美南吉 (青空文庫に入ってましたよ♪)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html
586soundonly:2006/06/14(水) 17:32:09
読んだぞ「ごんぎつね」ww素朴でいい話しだ。
いろいろ考えさせられるしな。おまい前からごんぎつねごんぎつねって
言ってたからちょっと読んでみたかったんだ。ありがと。

>>581
>そういえば、ある集まりで、わたしは「花村萬月さん大好きです」と言ったら、
>そこにいた本好きの女性たちに引かれましたよ・・・
>その少し前に「アルプスの少女ハイジ」が好きといったギャップからかなあ?

wwwそれはあれですww普通引きますww
わけわからないやつと思われてるぞwww
花村萬月は2冊くらい読んだことがあると思ったんだが、
「笑う山崎」と「鬱」だったかなあ。
587soundonly:2006/06/14(水) 18:19:09
>>582
おれにとっては川端康成は「美しさと哀しみと」とか
「片腕」「眠れる美女」、「朝雲」「たんぽぽ」(未完)あたりかな。
あれ?おれ「雪国」読んでないかもwww
読んだかなあ?wwww

>>583
>わたしの場合、より一層くら〜くなるためには「中島みゆき」ですねえ・・・

wwまあ、あれだ、山崎ハコよりは明るいんじゃないかww
おれちょい前に日本の古いフォークをいろいろ聴いてみた時期があって、
けっこうおもしろかったな。最近結構再発されてるしな。
三上寛 や友川かずきを見つけることができた。
588soundonly:2006/06/14(水) 18:26:44
むこう書いといたぞ。ちょっと軽めだなww

>>585
>でも、ワールドカップを見ながら書いたので意識がかなり飛んでいる・・・

お、おまいサッカー見るのか、全然見なさそうだけどなwww
おれ全然見ないんだよwwつか最近TV自体ほんと見ないww
朝ニュースちょっと見るくらいだ。
589シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:40:00

おおっっ! 「ごんぎつね」読んでくださったのですね♪
ありがとうです。

>いろいろ考えさせられるしな。
そうですね、想いが届かないことの悲しみや、誤解、、、
わたしはこの哲学板で初めてラカンを知ったのですが、
ラカンに詳しい方が斉藤環さんのサイトを紹介していらっしゃいました。
(今はもう閉鎖されてしまいました…)
斉藤環さんは文学にも造詣が深い方で、宮沢賢治の作品を紹介されていました。
賢治作品を解説する上で、ラカンの「手紙は必ず届く」を引用されていました。
「貝の火」はホモイの驕慢ゆえに最後に失明してしまうお話しですが、
「大丈夫だ。きっと目はよくなるさ。直してやるよ」と泣いているホモイに
父親が声をかけるところで終わっています。
「宮沢賢治はきっとラカンを読んでいたに違いありませんね」と斉藤さん。
つまり、どんなにつらいことでも希望を持っていれば、
――「手紙(想い)は必ず届く」というラカンの理論です。
590シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:40:45

これに反してデリダは「手紙は届くとは限らない」と言いました。
わたしはラカン関連の本は数冊読みましたが、デリダに関しては本人の著書ではなく
解説書しか読んでおりません。。。
最初この言葉を知ったとき、なんてデリダはシニカルで悲観主義、厭世観の強い人
なのだろうと憤慨したのですが、「ごんぎつね」はまさにそうなのですよね。
また、アンデルセンの「人魚姫」、ワイルドの「幸福の王子」も然り。。。
「手紙(想い)は届くとは限らない」のです・・・

けれども、です。
ラカン説とデリダ説とは、実は両方が真実であることに気づいたのです。
人はひとたびこの世に生を受けたからには、何か希望を持たずには生きていけない
存在です。そして、希望を持つこととはつまりラカンの「手紙(想い)は必ず届く」です。
また一方ではその希望は叶えられず、希望が人を裏切ることもままあるのです。
つまり、デリダの「手紙(想い)は届くとは限らない」です。
591シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:41:27

ここで注目したいのはデリダの「届くとは限らない」は全面否定ではないということ
です。「手紙は“絶対に”届かない」とまでは言ってないのですね。
デリダはやはりどこかで可能性を信じている。
ラカンの「手紙は“必ず”届く」、という強い全面肯定に少しだけ疑問を唱えたのでは
ないでしょうか。。。
といいますのは、期待が大きすぎてもいざ叶えられなかったときの失望、絶望を
先取り学習する必要があるからです。
叶えられなくても死ぬほどのことではない、次の目標をまた見つけましょう、と。
そうした意味では、デリダのほうがより繊細です。
こころをガードする術を前もって学んでおく必要性を知っているからです。

以上、「ごんぎつね」は「哲学板」をかなり意識して書いてみましたよ。
592シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:42:00

♪おまけ♪

――ごんは、おねんぶつがすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。
兵十と加助は、また一しょにかえっていきます。
ごんは、二人の話をきこうと思ってついていきました。
兵十の影法師をふみふみいきました。――「ごんぎつね」より

この「兵十の影法師をふみふみいきました」はごんの兵十へのいじらしくも
せつない気持ちがよく現れていますね。とても好きな描写です。
加助の影法師ではなく兵十の影法師をあえて踏みながら歩いて
いったのですね。。。
どうか見つかりませんように、いや見つけてほしい、、、
そして、気づいてほしい、栗を届けたのは自分なのだと……

もし、これが雪道だったなら、わたしならこう書きます。
「昨夜から積もった雪のせいで道はついていませんでした。
兵十は真っ白な新雪のなかを足をふみしめてゆっくりと歩きました。
ごんは雪道につけられた兵十の足跡に自分の足をそうっと重ね、
一歩ずつたどるようにあとをついていくのでした。
ただそれだけのことですが、ごんはなぜかとてもうれしかったのです…」
593シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:42:33

>wwwそれはあれですww普通引きますww
>わけわからないやつと思われてるぞwww
えっ! そうだったのですか・・・・・・・・・・・・とほほほほほ
何のてらいもなく好きなものは好きと宣言してしまうわたしって、、、
そういえば、本をあまり読まないともだちと書店に行って萬月さんの「守宮薄緑」を
買ったのですが、本の背表紙に著者近影があったのです。
それを見て「この人、好きなの?」と問われたので「うん、大ファン♪♪」と即答したら
ともだちは「・・・・・・・・・・・・・」でしたよ。。。
ちなみに著者近影の萬月さんはスキンヘッドですぅ。ちょっとコワモテふう、、、
あれで顔に傷でもあったら間違いなく「ヤ○ザ」と思われそうな・・・

>花村萬月は2冊くらい読んだことがあると思ったんだが、
>「笑う山崎」と「鬱」だったかなあ。
両方とも読みましたよ♪ 暴力シーンと性描写がハードで濃厚・・・
二冊ともエンターティメント系ですね。
萬月さんは「王国記」などの純文学も書く一方で性風俗を扱ったエンターティメント系
も得意です。ずい分と幅広い。。。
594シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:43:13

>>587

>おれにとっては川端康成は「美しさと哀しみと」とか
そうですね、哀しみは美へと通じるものがありますから、その静かな感情を
文章にするとあのような静謐で美しい作品になるのでしょうね。

>あれ?おれ「雪国」読んでないかもwww
この作品、印象が薄いです。
雪の中で舞う駒子の哀切きわまる美しさは、あまりにもはかなくて、
文字どおり雪に溶けていってしまうような、脆い美しさです。。。

>おれちょい前に日本の古いフォークをいろいろ聴いてみた時期があって、
>けっこうおもしろかったな。最近結構再発されてるしな。
さすが、音楽に関しては幅広いですねえ!
洋楽、邦楽、現代音楽のジョン・ケージ、、、
595シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:44:32

>>588

>むこう書いといたぞ。ちょっと軽めだなww
読ませていただきました! ありがとうです。
あなたが書かれた、微かな蒸気の漂う「幻想されたロシア」の映像描写は
実にみごとですね! やっぱり上手いな・・・
とても想像力を掻き立てられますし、観ていなくても映像がこころに浮かんで
きますよ。白夜のつづく広大な大地、そこで繰り広げられる悲劇と懊悩・・・
微かな蒸気とは、ラスコーリニコフの重い吐息そのものなのでしょうか。。。

>お、おまいサッカー見るのか、全然見なさそうだけどなwww
大正解ですよ♪ よくわかりましたね〜。すごいなあ・・・
運動音痴のわたしはいっさいのスポーツに興味がないのです。。。
オリンピックもテレビを前にしてリアル・タイムで見たことは皆無。
翌朝のテレビで結果とダイジェスト映像をちょこっと見るだけ。
今回のサッカーはね、たまたま同じフロアの女性に
「さあ、今日はみんな家に帰ってテレビでサッカー観戦しましょっっっーーー!!!!!!!!!!!!!!!」と
ものすごい勢いで半ば強制的に啓蒙(?)され、初めて観た次第です。
……ものすごく疲れた。何であんなに激しく動くんだろ? 目がチカチカしました。
第一、選手の顔と名前がまったくわからない。はあぁぁぁぁ〜〜
596シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 12:45:13

>おれ全然見ないんだよwwつか最近TV自体ほんと見ないww
ああ、わたしもおんなじです。
基本的にテレビはほとんど見ませんね。
新聞の番組案内を見て興味のありそうなドラマとか、レンタルされていない
映画放映のときだけ。
あと、朝の時間帯くらいかな。(ニュースと正確な時刻を知るため・・・)
597シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:45:08

@ いきなり、雨が……


   |  i

   |                /^l       ! 
        ,-‐-y'゙''"'''゙゙"´  | 
        ヽ、,;'   ´ Д ` ミ 
      !       ミ        ミ          !!      | !
           ミ   ヽ)  (ノ ;;      ハ,_,ハ          l
          ';,        ミ  Σ ,;゙∀`* ゙;;
      !     ;;,,      ,;;゙      c   っ;;
            ∪"゙'''"゙∪      ゙00''''"´
598シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:45:57

A どうしよう、カサもってない……


                |||     
                    川        
                       /^l  |||
               ,-‐-y'"゙"''゙゙"´  |       
               ヽ、,;' |||´ Д ` ミ    
            |||    ミ   つ と  ミ  |||
                 ミ        ゙;;     ハ,_,ハ   
                 ';,        ミ    ,; ´Д`' ;|||
           |||     `:;        ,:'    d゙  c ミ   
                  U"゙'''~"゙''∪      u''゙"J
599シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:46:48

B 本降りになってきたよーーっっっ!


     |i     !i   |i l      |!   !    |  l
          !i |   i !            i |      !l l    |!  l  !|
            |!l   |!     !|  !l
  !|   !    |                      
       l^ヽ     /^l  | !    !   |   !|
 i| !   |i  |  ''゙''"'''゙゙` ,!          !|     l| !   !ll   | ! l  !|
   c (^ミ ´ Д ` ;ノ^)ミ           |   !ll  |! l
   ι  ミ        ミ                        i !
       ゙;,         ';;             ハ,_,ハ  っ     !|   !l  |
       ";,       ,;;  = 3     ;;゙д`;nミ っ          |! !   | !
 !|   !l  |  ゙;      ,;'゙      | i   c,,     ;;゙   =-    |!
        (ノ゙'''"`''"゙ヽ)    i !     ι"''゙ヽ)        i!

600シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:47:30

C ほらね、だいじょうぶ♪♪


     |i  * 。゚.,  !i |,+ i l      i ! * 。゚., !i | ,+  i | |!  !  |  l
          !i |   i ! * 。゚., ,+  i |   * 。゚., ,+
     i          |!l   |!  * 。 !i |゚., ,+   !|  !l
  !|   !    |            i    i ! * 。゚., ,+  i |
   ノゝ .,_ _       _,.  ̄ `ヽ、        i ! * 。   !i |  ,+  i |
  〈、    `‐ 、` `´- 、 ,        ゙ゝ   i   i ! * 。゚    !i |,+  i |
   `丶 , ,/,.ゝヽ、.,    ` ヽ   、!, 'ゝ 、      i ! * 。 !i |゚., ,+  i |
      `//´     ヽ_,  、!,  ` ヽ    丶       i|  
     //        ヽ、.,_     ヽ 、   ゝ      i ! * 。゚,+  i | 
     //             `  '`、_   ヽ   ゙|   i ! * 。  i |
    /ノ l^丶              ~""''' ‐- ,,__}     i ! * !i | 。゚., ,+  i |
    | | |  '゙''"'''゙ y-―,             !|  i ! * 。゚., ,+  i |   | ! l  !|
     |,|. ミ  ´ ∀ `  ,:'
    | |(丶        ミ         * 。゚., !i | ,+      l| !   !ll
    |,| ミ    (,.,.:  ;':  ハ,_,ハ           i ! * 。 !i |゚., ,+  i |
    (( ;:        ミ  ;'´∀`';,                i ! * 。゚., ,+  i |
      `:;       ,:'  ;:っ c.ミ     i ! * 。゚., ,+ !i |  i |
  、!,    ミ、,,,ミ"゙'''ミ、,,,ミ    u''゙"J        、!,   、!,
 `'~`'''`'`'`~'~~`~'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
601シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:48:46

D 雨が上がったよ〜♪


                      \ │/
                      ─ ○─
                      / | \
                  *     *
              +      +         +
                       /^l   *
               ,-‐-y'"゙"''゙゙"´  |         +
               ヽ、,;' * ´ ∀ ` * ミ      *      *
           +    ミ   つ と  ミ  *      +
                 ミ        ゙;;     ハ,_,ハ    +
                 ';,        ミ    ,; ´∀`';
                 `:;        ,:'    d゙  c ミ   *
                  U"゙'''~"゙''∪      u''゙"J
602シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:49:25

E 毎日、いろいろなことがあるけれど・・・


               l^丶            
                |  '゙''"'''゙ y-―,     
               ミ ´ ∀ `  ,:'     雨の日も〜♪
             (丶    (丶 ミ     
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';,   晴れの日も〜♪
              `:;       ,:'  c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J

603シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/15(木) 15:49:59

F「大丈夫! マイ・フレンド」


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':      ♪ともだちがいれば、
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';    ♪だいじょうぶ!
      ';      彡  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u

604soundonly:2006/06/16(金) 15:04:16
>>589,590
おれはラカンは1冊しか読んでない。
「二人であることの病い」(おなじみ)ポストモダン叢書。
それより記憶に残るのは現代思想臨時増刊の「デリダ読本」で読んだ、
デリダの短い論文で、ポーの「盗まれた手紙」に関するラカンとクリスティヴァ
(フロイトの弟子)の論争を取り上げたもので、とても面白かった。

「ごんぎつね」は、そうだなあ、善行を行った「自分」をアピールしてしまったが
ゆえの事故。あるいは擬人化されたきつね、というキャラクター自体が死を招いた。
とも言えるかなww

>>593
おれ花村萬月って暴力男だと思ってたんだがww
そうじゃない作品もあるんだww
現代日本文学はうといww
605soundonly:2006/06/16(金) 15:18:26
>>595
>観ていなくても映像がこころに浮かんで きますよ。

さんきゅ。だけど実際映像見ると、きっと想像と全然違うぞww
ソクーロフの映像の作り方は異常ww
詳しくは知らないがフィルム特性のぎりぎり限界を極める人らしい。
(自分で言っててよーわからんww)

>今回のサッカーはね、たまたま同じフロアの女性に
>「さあ、今日はみんな家に帰ってテレビでサッカー観戦しましょっっっーーー!!!!!!!!!!!!!!!」と
>ものすごい勢いで半ば強制的に啓蒙(?)され、初めて観た次第です。
>……ものすごく疲れた。何であんなに激しく動くんだろ? 目がチカチカしました。
>第一、選手の顔と名前がまったくわからない。はあぁぁぁぁ〜〜

wwwそれもすごい話だなwww
そう言われて観るおまいもおまいだwww
606soundonly:2006/06/16(金) 15:36:43
>>596
最近はニュースも変な事件ばっかだし、
TV見てもあまり楽しく感じないからな。
TVやう゛ぁいよ。


とうとう梅雨だな。週末はどうすっかな。
そだ、まだまだだけどおすすめ展覧会。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=3119
若冲はすごいぞ。
http://www.dali2006.jp/
これもすごい楽しみ。

んじゃまた来週!
607シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/19(月) 11:53:50

>それより記憶に残るのは現代思想臨時増刊の「デリダ読本」で読んだ、
これですか?
「デリダ読本 手紙・家族・署名(現代思想臨時増刊)」青土社1982年
図書館検索をかけましたよ。取り寄せて読んでみたいです。

>「ごんぎつね」は、そうだなあ、善行を行った「自分」をアピールしてしまったが
>ゆえの事故。
そうですね、無償の愛ではないのですよね・・・
気づいてほしい、という自己顕示欲が感じられますね。
無償無私の行為はなかなか難しい、、、報われないし・・・
「幸福の王子」はあれだけ貧しい人たちに分け与えたのに、最後はみすぼらしい
銅像には誰も見向きもせず、邪魔だから取り壊されてしまうのですからね。。。
608シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/19(月) 11:54:43

>おれ花村萬月って暴力男だと思ってたんだがww
>そうじゃない作品もあるんだww
暴力と性は花村萬月さんには欠かせないテーマですね。
それだけですと、エンターティメント系に留まるのですが、
そこに「宗教」が介入すると俄然、純文学色が濃厚になります。

萬月さんはずっとエンターティメント系を書いていたのですが、
あるとき、「宗教を生涯のテーマとして書いていこう」と決意されたそうです。
カトリックの教護院で幼少の頃を過ごした彼はそこでキリスト教の欺瞞に憤り、
司祭たちの偽善を垣間見てきたでしょう。
「自分だけの倫理をつくりたい」ある雑誌でそう発言されていました。
そして、その「倫理」とは文学業界に波紋を投げかけました。
「王国記」の朧(ろう)という美青年はたとえ人を一人殺しても、自分が関係した女に
子供が一人生まれればそれで辻褄が合うのだ、という思想の持ち主です。
非常に危険な思想、です。。。。
彼はイエスがつくろうとしてつくれなかった王国をつくろうと目論見ます・・・
609シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/19(月) 11:55:27

>wwwそれもすごい話だなwww
……だって、鬼気迫る勢いでしたもの、、、

>そう言われて観るおまいもおまいだwww
そうなんですよね〜
この件をともだちに話したら「翌朝のテレビのニュースや朝刊に必ず載るから
結果はそれでわかるし、適当に口裏あわせていればいいのに…」とのこと。
ううっっっっっーーーー

>最近はニュースも変な事件ばっかだし、
>TV見てもあまり楽しく感じないからな。
確かにねえ・・・なかなか楽しみが感じられない。
わたしはテレビがなくても全然平気なのです♪
610シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/19(月) 11:56:06

>とうとう梅雨だな。週末はどうすっかな。
幸いにも土曜日は晴れとまではいかなくても曇りだったので
公園に行きました。
先月から始まった隣の家の新築工事、土曜日の朝八時からトンカントンカン
うるさくて寝ていられないんですよ〜
建築工事は月曜から金曜までではなく、土曜日もやるのですね。。。
これから先雨の週末がつづいたら、部屋のなかでもうるさくて読書も
お昼寝もできない・・・・・・・・

公園を少し散策し、野良ネコにネコ用のビスケットをあげて、それから
牧野信一の「バラルダ物語」「鬼涙村」再読しました。
やっぱり緑のなかで読むと空想はより一層ふくらみますね。。。
読書に疲れて本から目を離すと、一面の緑、緑、緑、、、
そして真上に迫る梅雨晴れの青空。
冷蔵庫で冷やした夏みかんが、蒸し暑かったからとても美味しかった。
もう夏みかんの季節も終わりなので、次からはオレンジを冷凍しておいて
持っていくつもり。歩いているうちに自然解凍して食べる頃にはちょうどよく
なっていると思いますので♪
611シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/19(月) 11:57:03

>そだ、まだまだだけどおすすめ展覧会。
おおっっ♪ ありがとうです♪
ふたつともまだ開催されてませんが楽しみですね〜。
よ〜し、絶対いくぞっっっっ♪ ちなみに若冲もダリも初めてです。

☆☆プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展☆☆
東京国立博物館 平成館
2006年7月4日(火)〜8月27日(日)

☆☆ダリ回顧展☆☆
東京・上野の森美術館
2006年9月23日(土)〜2007年1月4日(木)
612soundonly:2006/06/20(火) 13:10:14
>>607
それだよ、デリダ読本。その論文しか憶えてないけどな。
それがおもしろかったからポーの「盗まれた手紙」を読み返したのを
憶えてる。

>「幸福の王子」はあれだけ貧しい人たちに分け与えたのに、最後はみすぼらしい
>銅像には誰も見向きもせず、邪魔だから取り壊されてしまうのですからね。。。

だけどキリスト教の「神」はそういうのちゃんと見ててくれる存在なんだろ?
ごんぎつねにとってそれは、おれたち「読者」なのかな?
613soundonly:2006/06/20(火) 13:16:44
>>608
へえ!そりゃ知らんかった。「王国記」おもしろそうじゃん。

>>609
たまに変な時間にTVつけて妙にノリノリなバラエティとか映ると
すごく「遠く」感じることがあるな。つまらないとかくだらないとか
以前に、ただ呆然としてしまうというかww
614soundonly:2006/06/20(火) 13:30:30
>>610
日曜は雨の中民藝館に行った。よかったぞ。
http://www.mingeikan.or.jp/home.html
その後駒場公園内にある旧前田侯爵邸の和館、洋館
行ってみたんだが。まあ洋館の方はただ見物するだけだが、
和館はよかったぞ。だだっぴろい畳間が開け放ってあって
広い庭園がある。雨だからだれもいなくて、庭園も霧雨に遠景が少しぼけて
美しかった。あれは人いなかったら、本読めるな。
庭園は立ち入り禁止だったが。
615シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:40:52

>だけどキリスト教の「神」はそういうのちゃんと見ててくれる存在なんだろ?
そうですね。キリスト教は現世利益ではないのですね。
神さまはあなたの善行をちゃんと知っています、見ていますよ、と。
神の裁きはこの世で行われるのではなく、天の、み国で行われるのですね。
ツバメだけが唯一、王子の善行を知っていたわけですが、
そのツバメも王子の銅像が取り壊された日に、雪の冷たさに耐えられず
静かに死んでいきます・・・

>ごんぎつねにとってそれは、おれたち「読者」なのかな?
なかなか鋭いご意見ですね!
そう、読者はごんの隠れた行いを知っています。
けれども、ごんの想いも読者の声も兵十にはなかなか届かない。。。
ごんが撃たれて初めてごんの想いは兵十に届くのですよね。
今まさに命を終えようとしているその間際に。
おそらくこの瞬間、ふたりの友情は永遠になるのでしょう。
なぜなら、死こそがすべてのものを永遠にする力を持っているのですから。
616シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:42:41

>へえ!そりゃ知らんかった。「王国記」おもしろそうじゃん。
花村萬月さんの作品に出てくる女性は、概ねものすごい美人という
設定が多いですよん♪ (「紫苑」、「聖殺人者イグナシオ」「永遠の島」)
この「王国記」でも元・修道女の教子さんは少年たちに「マドンナ1号」と
呼ばれる美貌の持ち主です。美女のオンパレードですっっ!
うふふふ♪♪ ね、食指が動くでしょう?
実は花村萬月さんに出版社気付けで手書きのファンレター、出したこと
あります…。(返事はこなかった・・・)

>たまに変な時間にTVつけて妙にノリノリなバラエティとか映ると
>すごく「遠く」感じることがあるな。
あの、妙に高いこてこてな不自然なテンションは何なんでしょうね?
とてもじゃないけどついていけない・・・
何かね、テレビつけるとエネルギーが吸い取られ、消耗しそうな気が
しますよ、、、
617シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:43:46

>日曜は雨の中民藝館に行った。よかったぞ。
「絵画」「陶磁」「染織」など、実にたくさんの工芸品が陳列されて
いるのですね!
サイトの宣伝文には
――民藝館の使命は美の基準の提示にある。
その価値基準は「健康の美」「正常の美」にある――とありますね。
「美は乱調にあり」ではないのですね。美は調和にこそ宿る?
ううむ・・・

>雨だからだれもいなくて、庭園も霧雨に遠景が少しぼけて
>美しかった。あれは人いなかったら、本読めるな。
雨の日は人がいないからけっこう狙い目かもしれませんね。
雨に濡れた静かな庭園はなかなか風情がありますね・・・
こころが落ち着きます。
618シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:44:39

やっぱりね、そういう俗世を離れた美の空間に浸ることは大切です。
生活していくことは、ある程度妥協つつ俗世を受け入れなければ
ならないし、かといって染まりたくもない。
そんなとき、美しいものにふれるとこころが浄化されるのですね。
人はきれいなものにだけ囲まれて生涯を送ることはできませんが、
こころが沈んだときは、美しいものにふれることで癒されるのですね。

それは人がつくったものでもいいし、また、もとからあった自然界の
ものでもかまいません。
雨上がりの空の色、水滴、虹、星、夕陽、風にそよぐ青葉、流れゆく雲、、、
そうしたものがないと、少なくともわたしは窒息してしまう・・・

昨夜、あちらのスレに牧野信一の感想をupしましたよ♪
「ゼローン」は今日帰りに借ります。
619シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:45:14

☆☆もうすぐ七夕☆☆ ↓みんなで歌いましょう♪♪
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html


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ミ  ミ /☆彡             ::::: * ,゚.。゚..゚ + 。☆ ゚。
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620シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:46:12

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      。   彡ヽ 彡[] 彡      きんぎん砂子〜♪ 
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621シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:47:01

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 ゚ .゚ ゚  。゚   ,.゙´∀`;';    .  OTOサン、タスケテ〜
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゚` .゚ .゚. ゚. .  彡[]\   彡 §    . 五色のたんざく〜♪.
 .  .     .ミヽ彡☆. / ミ/ 彡   。       .           .  ,    .
      。   彡ヽ 彡[] 彡        わたしが書いた〜♪
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     。       ミ\Uミ彡[]  。
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622シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 12:48:09

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        ,; ´∀`';/^l    イツモ、アリガトウ♪
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     ヽ   ´ ∀ ` ゙':'   ホラ、モウダイジョウブダヨ!
     ミ ∩   ∩ ミ.  。   .   .
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 .  . ミヽ彡☆. /  ミ/ 彡   。       .           .  ,    .
     彡ヽ 彡[]   彡[]            ゚   .           。
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     。ミ\U ミ彡 []   。
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623シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/21(水) 16:53:06

(URLの訂正)

☆☆もうすぐ七夕☆☆ ↓みんなで歌いましょう♪♪
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/tanabata.html


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624soundonly:2006/06/22(木) 13:08:30
>>616
>この「王国記」でも元・修道女の教子さんは少年たちに「マドンナ1号」と
>呼ばれる美貌の持ち主です。美女のオンパレードですっっ!
>うふふふ♪♪ ね、食指が動くでしょう?

うんうんwwこんど読んでみるよww

>何かね、テレビつけるとエネルギーが吸い取られ、消耗しそうな気が しますよ、、、

言えるww
625soundonly:2006/06/22(木) 13:22:15
>>617
>その価値基準は「健康の美」「正常の美」にある――とありますね。
>「美は乱調にあり」ではないのですね。美は調和にこそ宿る?

そこはけっこう微妙な部分だと思うよ。「民藝」の最初のコンセプトは
民間で日常使用している工芸品等の「美しさ」の再発見、ていうことで、
余分な付随情報を廃してものそのものの「美しさ」を見つめよう、ってことだったはずで、
これは階級構造化した「芸術」の現象学的還元みたいなものだったと思う。
それが論を押し進めていくと「健康」「正常」みたいな部分に辿り着くのも
フッサールが「真正の」とか「正常性」という部分をなかなか還元できなかったのと
近い思考の流れかも知れない。

まあ、深く考えなくても見て面白いし、きれいな建物だ。
626soundonly:2006/06/22(木) 13:33:01
牧野信一の感想はざっと目を通した。
すごくしっかりした文章で、論の進め方も確実だ。
なんか書くのうまくなった?wwwwww
この作品群自体が把握しやすかった、というのも
あるだろうが、それにしても、とてもいいんじゃないか?



七夕かあ。もう今年もとっくに半分過ぎてんだよなww
読みたい本は多く、時の流れは速すぎる。
627シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 11:54:48

>>624

>うんうんwwこんど読んでみるよww
萬月さんの描く美女は半端な美貌ではなく、「ものすごい」という
形容詞がぴったりの美貌の女性ですよん♪

>>625

>「民藝」の最初のコンセプトは民間で日常使用している工芸品等の「美しさ」の
>再発見、ていうことで、余分な付随情報を廃してものそのものの「美しさ」を
>見つめよう、ってことだったはずで、
ああ、なるほど。
例えば青磁や白磁などの高価な陶磁は資産家階級の人たちのみが
入手できましたが、それはあくまでも「観賞用」であって、日常使用のため
ではありませんものね。
「民間で日常使用している工芸品」とは、シンプルで余計な装飾を廃した
使いやすいものであるのでしょう。
(真っ先に想起したのが弥生式土器。縄文式土器の華美な装飾を削ぎ落とし
使い勝手のいいごくシンプルなデザインになっていますね)
628シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 11:59:41

>それが論を押し進めていくと「健康」「正常」みたいな部分に辿り着くのも
>フッサールが「真正の」とか「正常性」という部分をなかなか還元できなかったのと
>近い思考の流れかも知れない。
哲学板にふさわしい内容ですね!
わたしも、もう少し哲学書が読めるといいのだけど・・・・
華美な装飾をどんどん削ぎ落としていくことで、素に近い美に近づくのかな?
そして、その美は素朴ではあっても決して粗野ではない。
使い心地がよくて機能的で、馴染んだ美しさがある。

(ちょっとニュアンスは違うけれど、高村光太郎の「智恵子抄」の
「あなたはだんだんきれいになる」をふと想起しましたよ・・・)
629シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 12:01:13

「あなたはだんだんきれいになる」

をんなが附属品をだんだん棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか。
年で洗はれたあなたのからだは
無辺際を飛ぶ天の金属。
見えも外聞もてんで歯のたたない
中身ばかりの清冽な生きものが
生きて動いてさつさつと意欲する。
をんながをんなを取りもどすのは 
かうした世紀の修行によるのか
あなたが黙つて立つてゐると 
まことに神の造りしものだ。
時々内心おどろくほど 
あなたはだんだんきれいになる。
630シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 12:02:34

>>626

>すごくしっかりした文章で、論の進め方も確実だ。
>なんか書くのうまくなった?wwwwww
ありがとうですっっっ♪♪ ものすごくうれしいですっっっーーーー!!
他のスレで長文で10レスも使ったら殴られそう。。。
(ちなみに、文学板の連投は5レスまで、6レス目が書けるのは30分後。
哲学板の連投は8レスまで、9レス目が書けるのは3時間後)

>この作品群自体が把握しやすかった、というのも
>あるだろうが、それにしても、とてもいいんじゃないか?
ギリシャ・マキノと空中楼閣・マキノは、上半身は獣、下半身は人間という
まさにギリシャの神々にふさわしく対照的な二面を持ち合わせた作家ですね。
それゆえに、読んでいるこちらはその都度アタマを切り替えて読むという
のではなく、半分ずつの意識で読むのですね。
夢のなかを歩いていたかと思いきや、突然眼前に赤鬼や天狗がいきなり
登場し、鬼や天狗は無論擬人化された人間なのですが妙にリアルなのです。
牧野信一の文体がうつりそうだな・・・、感想を書きながらふと思いました。。。

また、来週♪ よい週末を!
何だか週末は雨模様のようですね・・・
631シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 17:42:57


☆☆soundonlyさん、タバスコ入りのポプコーンをつくるの巻き☆☆


  iーiーiーiーiーiーiiliiーiーiーiーiーiーi 
  |;;::;|;;::;|;;:;|;;::;|;;:;|;;::;||||;;::;|;;::;|;;:;|;;::;|;;:;|;;::;| 
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  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   

            /^l  
     ,―-y'"'~"゙´  |    今日は雨か、ポプコーンでもつくるかな
     ヽ        ゙':   
      ミ        ミ
     ;゙,         'ミ  ハ,_,ハ
      ,,,,,,       ;: ,:'    ';
     ミ  ミ     彡 :: o  ;;
      `ー-~"゙''´~" ""  "゙'' "''"

632シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 17:43:32


            /^l    〜♪♪
     ,―-y'"'~"゙´  |
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':     。・゚・⌒)
     ミ  .,つ   、つ ━ヽニニフ))
     ゙,   "'   ´''ミ                          ハ,_ハ│コソーリ
  ((  ミ       ;:'                         ';´∀`│ 
      ';      彡                          ::::っ │
      (/~"゙''´~"U                             


            /^l         。・゚・
     ,―-y'"'~"゙´  |       。・゚・。・゚・
     ヽ川´ д `  ゙':       //    
     ミ  .,つ   、つ ━ヽニニフ))
     ゙,   "'   ´''ミ    彡                    ハ,_ハ│あっっ・・・
     ミ       ;:'                         ';´д`│  
      ';      彡                         ::::っ │
      (/~"゙''´~"U   

633シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 17:44:09



                  ,:´゙  ヾ  くるりん
               ((  ミ,;:.  ッ  ))   /
                   ゙"'''" \   / 今、いくよっっ!
                        \/


            /^l           。・゚・
     ,―-y'"'~"゙´  |          。・゚・。・゚・
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':    
     ミ  .,つ   、つ ━ヽニニフ
     ゙,   "'   ´''ミ                 ハ,_,ハ         
      ミ       ;:'                ';´∀`';,      
      ';      彡               cヽ__/c.ミ// スタッ!
      (/~"゙''´~"U                   u''゙"J             

634シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/23(金) 17:44:50



            /^l   よかった〜♪
     ,―-y'"'~"゙´  |
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':                  .。・゚・。
     ミ  .,つ   、つ ━ヽニニフ         。・゚・。。・゚・。
     ゙,   "'   ´''ミ               \___/   成功♪
      ミ       ;:'                n';´∀`';,n
      ';      彡                  ミ   ミ
      (/~"゙''´~"U                   u''゙"u


635soundonly:2006/06/26(月) 13:23:40
>>628
>華美な装飾をどんどん削ぎ落としていくことで、素に近い美に近づくのかな?
>そして、その美は素朴ではあっても決して粗野ではない。
>使い心地がよくて機能的で、馴染んだ美しさがある。

そうなると価値基準として「健康の美」「正常の美」という言葉が
出てくるのは頷けるのだが、そこで疑問が出てくる。
それは美しいかも知れないが、心を揺さぶる「強さ」はあるか?
人をトランスに誘う力は?
人を非日常的トランスに連れ去る「術」としての芸術、という視点から
見ると、それは芸術では無いのではないかってね。
636soundonly:2006/06/26(月) 13:34:54
土曜日は新宿のギャラリーで
友川かずきのライブを見、
昨日は友だちとお台場の「大江戸温泉物語」に行った。
この手の施設はあまり好きじゃないんだがww
↓これをどうしてもやってみたくてなwww
http://www.dr-fish.jp/top.html
おもしろかったぞww足に小さなさかなが群がってくるんだww
それで、くすぐったいんだww
637シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 11:56:59

>>636
>昨日は友だちとお台場の「大江戸温泉物語」に行った。
ライブにドクター・フィッシュ体験と、週末は充実して過ごされたようですね。
皮膚の角質を取る魚、ってなんかすごいですね〜。
余分なものだけを食べてくれるなんて、ほんとうに善魚♪

土曜日にともだちと会う用事があり、帰りは渋谷駅経由でしたので
用事が済んだあと、井の頭線に乗り「民藝館」に行ってきました。
東大駒場前駅って駅の真ん前が東京大学教養学部なのですね!
学生街の雰囲気でなかなかいい感じの街ですね。
民藝館では入り口で各自の靴に名前を書いた紙を入れておくのですね。
何だかなつかしい・・・
今年が創立70周年記念にあたるのですね。
土曜日の午後は晴れていましたので、それなりに人が出ていましたよ。
木造の建物がなんともいえず郷愁を誘います・・・
二階から順番に観ていきました。

木彫、屏風絵、陶器、染織、どれもこれも見応えがあるものばかり。
日本のものだけでなく、中国の陶器もいくつか展示されていました。
以下、いくつか印象に残ったものの感想です。
638シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 11:58:07

「女神像」 木彫 室町時代

慈悲深く笑んでいるような木彫りの女神像。
顔の表面がところどころ磨り減っており、おそらく所有者は慈しみ、大切に
しながらも、願をかけたいときや、くるしいときつらいときに、何度もそっと
掌で女神の顔にふれたのでしょう。
一家の守り神として大切にされ、その家が時代の憂き目にあって家が
傾きかけ家財を手放さなければならなくなったときも、この像だけは最後まで
主によって守り抜かれたものなのでしょう。
女神像の穏やかな表情は、主を慰め、世の悲哀から諦観の境地にまで
導いたものなのでしょうか。。。
639シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 11:59:30

「大皿」 陶器 明

中国からの伝来品。
白地に青絵の具で漁師が魚を獲っているところが描かれています。
花鳥風月ではなく、魚を獲る漁師という生活者の描写。
漁師たちは貧しいながらも生き生きとしています。
この大皿で食べた領主は、漁師たちに感謝したのでしょうか?
彼らの働きがあってこそ、今の自分たちの暮らしが築かれているということに
どれだけ気づいていたでしょう?
豪華な料理に満腹したあとに現れる素朴な漁師の絵の真の意味に気づく人は
どれだけいるのでしょう…?
640シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 12:00:03

「蓮の花」 木彫 江戸初期

あの世の極楽浄土の象徴である、蓮の花。
ごつごつとした彫りは洗練からは遠いものですが、「女神像」同様、
苦界であるこの世から救ってほしい、極楽浄土を欲する人の涙や苦しみが
この木彫にすべて込められています。
これも、持ち主が苦しみや悲しみに遭遇するたびに、祈願をかけながら
何度も何度も手でふれたのでしょう。
そうすることで、少しでもこころの重荷を降ろしたかったのでしょう。。。
蓮の花は、苦界という泥のなかにおいてこそあのような清廉な花を咲かすのです。
ですから、苦界の行き着く先は蓮の花咲く極楽浄土であると、信じていたのですね。
641シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 12:00:38

>>635

>それは美しいかも知れないが、心を揺さぶる「強さ」はあるか?
>人をトランスに誘う力は?
>人を非日常的トランスに連れ去る「術」としての芸術、という視点から
>見ると、それは芸術では無いのではないかってね。

「民藝館」に陳列されている品々を観賞して、初代館長の柳宗悦氏のいうところの
「正しい美」が少しだけわかったような気がしました。
それは、人が生まれて初めて美しいものにふれたときに抱く感動するこころの声。
例えば、真っ青な空を仰ぎ見たときによぎる感情、祈りを込めて描かれた蓮の絵を
見て安らぐ想い、白い陶器にすっきりと引かれた一本の線の清冽な躍動感、、、
こうした誰もが感ずる原初の「美」。おそらくそれが「正しい美」なのではないかと。
高邁で退廃的な美しさを理解するのは、もっとずっとずっとあとでいい。。。
642シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 12:01:23

柳宗悦氏の「正しい美」は、万人にわかりやすいものであり、
美とは一部の芸術家だけのものではなく、広く遍く(あまねく)万民に
行き渡るものであってほしい、そんな願いが込められているのですね。
そして、「美」は一部の芸術家だけが量産して造りだすものではなく、
無名の人たちが生涯でたったひとつしか作品を残せなかったとしても、
よみ人知らずたちの真摯な願いを込められた作品は高名な芸術家の作品に
匹敵するものである、と。

ふと、「万葉集」や「古今和歌集」を想起しました。。。これらの歌集には
有名な歌人は無論、そうでない名無しの人たちの歌も収められており、
無名であってもこころを打つ歌の何と多いことでしょう!
ある意味「民藝館」とは「万葉集」に近いものがあるのではないでしょうか?
643シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/27(火) 12:02:32

そのあと、駒場公園のなかにある「旧前田公爵邸」に足を運びましたよ♪
あなたと同じコースをたどりました。
洋館は真紅の絨毯が敷き詰めてあり、いかにもな貴族趣味ですね。
ちょっとゴージャスな気分に浸れましたよ。
そのあとで、別館の和館にもいってみました。
畳の部屋が開け放してあり、和風造りの庭園が見られるようになっていますね。
先客が何人かいらして、縁先にじっと座ったままかなり時間をかけて庭園を観賞
していました。人がいなければ何時間でも本が読めそうですね。
(但し、「寝転がらないでください」との注意書きが・・・)

スクール・ゾーンというのかな、学校街独特のなつかしい匂いが漂っている
町ですね。公園、グラウンド、学校、いくつもの小さな坂道、、、

おかげさまで「民藝館」も「旧前田公爵邸」も庭園も充分堪能できました♪
ありがとうです♪♪
644soundonly:2006/06/28(水) 17:48:42
お、民藝館行ったんだねww
気に入ったみたいじゃないか、よかったww
おれは素朴な大津絵が記憶に残っているな、赤鬼が行水する絵の
絵はがきを買って、「聊斎志異」のしおりにしているww

>ある意味「民藝館」とは「万葉集」に近いものがあるのではないでしょうか?

おお、そうだな!その通りだ。
柳宗悦の考え方は興味深いだろ?だけど大量生産品で溢れかえる現代で
その考えを受け継いでいくのはけっこうつらいことかも知れないな。
「民藝館」を維持運営してる人達はえらい。
それにしてもあの建物いいなあ、住みたいと思ったよww


「旧前田公爵邸」もなんかやたらすごいだろww
どんなやつだったんだろなwwあの、公園の木々越しに見る洋館の
ビジュアル的な迫力ww
前田公爵はほとんど洋館の方で暮らしてて、和館はほとんど
使ってなかったらしいな。おれは和館の方が好きだ。
あそこも「住みたい」と思ったwwww
あそこで「寝転がって」本読んでそのまま昼寝して、みたいな生活ww
645soundonly:2006/06/28(水) 17:56:28
>>637
>皮膚の角質を取る魚、ってなんかすごいですね〜。
>余分なものだけを食べてくれるなんて、ほんとうに善魚♪

原産のトルコだと保険がきくらしいww
話聞いたら何回かやるとアトピーもほとんど治るという
不思議な魚だ。日本じゃ絶対保険認定ありえないなwww
646シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/29(木) 14:18:14

>>644

>おれは素朴な大津絵が記憶に残っているな、赤鬼が行水する絵の
>絵はがきを買って、「聊斎志異」のしおりにしているww
「鬼の行水」ですね、あの絵はなかなかユーモラスでいいですね〜♪
観る者の笑いを誘います。
赤鬼が盥(たらい)に片足を突っ込んでいるのですが、その表情が何とも楽しげで
ひょうきんですよね♪
「さあて、今日の仕事は終わりだよん♪ これから行水してさっぱりするもんね〜♪」
鼻歌をふんふんと歌いながら、いかにもこの瞬間を待ちわびていたかのよう。
鬼の真上に魑魅(すだま?)がひゅぅっと舞っているのも、何だか笑えますね。
「はいはい、鬼さん、お疲れさん♪」なんて声かけていそう。

大津絵は他にも弁慶がありましたね。
あの弁慶は迫力には欠けるけどとても人情味があふれ、漫画ちっくで
いいですね〜。
647シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/29(木) 14:19:04

>おお、そうだな!その通りだ。
ですよねえ〜♪
「万葉集」や「古今和歌集」には、よみ人知らずのいい歌がたくさんありますね。

「皐月待つ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」
――詠み人知らず・古今和歌集
とても好きな歌で、わたしが一番最初に覚えた詠み人知らずの歌です♪

「春は萌え夏は緑に 紅(くれない)のまだらに見ゆる秋の山かも」
――詠み人知らず・万葉集
四季折々の自然を詠んだ歌で大変色彩ゆたかな歌ですね。

「恋ふれども逢ふ夜のなきは忘れ草  夢路にさへや生ひ茂るらむ」
――詠み人知らず・古今和歌集
高校生の頃、あこがれていた教育実習生の方からこの歌を教わり
胸がせつなくなりました……。
648シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/06/29(木) 14:19:33

「旧前田公爵邸」の洋館、和館はほんとうにすばらしいですね!
そうですね、わたしならば食事や睡眠は洋館で、読書や書きもの、
思索をするなら和館で過ごしたいなあ。

駒場公園は木々が鬱蒼と生い茂っていて、森閑としていました。
森の中の海ってこんな感じなのかな、ひんやりと静まりかえっていて、
尾崎翠じゃないけれども、原初太古の苔になったような気持ちに
なりました……。

>>645
>話聞いたら何回かやるとアトピーもほとんど治るという不思議な魚だ。
すごい魚ですね〜。
手足のアトピーはいいとしても、顔のアトピーはどうするのかな?
酸素ボンベをつけて水槽のなかに潜るのかな…?
そのとたんに顔中に群がりいっせいにつつくドクター・フィッシュ!
外から見たら何だかすごい光景、、、

牧野信一「ゼーロン」の感想は週末にあちらにup予定です♪
649soundonly:2006/06/30(金) 17:13:08
>>646
それそれw弁慶もよかったwwあと五重の塔とかも
無かったっけ?ものすごいてきとーに描いてんのww
なごむよなあ、あーいうのww

>>647
>高校生の頃、あこがれていた教育実習生の方からこの歌を教わり
>胸がせつなくなりました……。

いいねえwwおれ教育大(先生になるための大学ね)だったんだけどww
(1年行っただけでやめちゃったけどね)3年4年が実習行くんだけど、
実習が終わると毎年1人くらい退学になるんだって。(生徒と○○○○)ww
おれがいた時も1人退学になってた。その告示見てた先輩が、
「うーん、こいつ小学校行ったはずなんだが……」wwww
650soundonly:2006/06/30(金) 17:18:18
>>648
>駒場公園は木々が鬱蒼と生い茂っていて、森閑としていました。
>森の中の海ってこんな感じなのかな、ひんやりと静まりかえっていて、

おれ雨だったからあんま歩かなかったけど、あそこほんと静かなムードだよな。
また行ってみたい。

「ゼーロン」てこれ?↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/947_22532.html
読んでみたよ。おもしろかったww
651シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/03(月) 11:37:32

>>649

>ものすごいてきとーに描いてんのww
>なごむよなあ、あーいうのww
そうですね、肩の力を抜いてものすごく気軽に楽しく描いている感じ。
だから観る方もゆったりとした気持ちで向き合うことができるのですよね。

>おれ教育大(先生になるための大学ね)だったんだけどww
>(1年行っただけでやめちゃったけどね)
おおっっ! そうでしたか。
現在教職を本職としていなくても、わたしにとってあなたは充分「師」ですよ♪
哲学、文学、映画・音楽・美術などの芸術方面など、実に幅広い分野に
造詣が深く、わたしは教わることが本当に多いです。感謝です♪
652シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/03(月) 11:38:11

>実習が終わると毎年1人くらい退学になるんだって。(生徒と○○○○)ww
えっっっ! 生徒とれ・ん・あ・い、ですか?
何か野島伸司さん脚本のテレビドラマ「高校教師」みたいですね♪
先生と恋愛か、、、あこがれることはあっても、実際にはつきあうまでは
いかない人が大半なんじゃないのかなあ……。
その点、教育実習生は本職の教師と違ってまだ学生の身分だし、年齢的にも
近いから生徒たちは親近感から好意を抱くのですね。
それに、同じクラスの男子よりははるかに大人に見える。
何しろあの年頃の男の子たちってエロネタで女子をからかうことしか
できないのですからね。。。
例の教生に対しては、わたしの場合は見ているだけでしたが……。
教育実習生が来るのはたいてい、6月か10月でしたね。
両方とも衣更えの季節なんですよねえ。夏服と冬服。
653シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/03(月) 11:39:08

あ、だけどわたしが中学のときの担任の男の先生(当時30歳・独身)は、
わたしたちが卒業する年の春に元・教え子(21歳)の女性と結婚しました。
そして、高校2年のときの担任の男の先生も教え子と結婚していた人でした。
女子生徒から抜群に人気のあった物理の先生もやはり教え子と結婚して
いましたね。
う〜ん、、、やはり学校という限られた狭い空間のなかでは異性対異性として
意識されるのですね。

>「うーん、こいつ小学校行ったはずなんだが……」wwww
むむむ・・・・ええっとですねえ、それは、あの、多分、相手の児童がすでに
大人の女性の色香をまとっていたのではないかと。。。
でなければ、ロ○コン趣味のような……?
654シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/03(月) 11:40:01

>>650

>「ゼーロン」てこれ?
そうですそうです♪
今は青空文庫があるから便利ですよね〜。
感想、あちらにupしましたよ♪

日曜日はまたまた公園に行きました。
途中で通り雨が降ってきて、仕方ないから帰ろうとあきらめていたら、
何と歩いているうちに陽があたってきました。
天気雨だったのですね〜。
幸いにも草はあまり濡れてなかったから、シートを敷いて「ゼーロン」再読。
そのうちうとうととなり、しばしお昼寝タイム♪
牧野信一もこんな風にまどろみながら遥かギリシャの地に想いを馳せていた
のでしょうね。。。
ありふれた公園は一瞬のうちにアルカディアに変わり、わたしはアフロディテ
(美の女神・ビーナス)やアルテミス(月の女神・ダイアナ)に姿を変え男たちを
跪かせる、、、
「跪いて足をお嘗めっっ!」おーほっほっほっほほほ(←山田詠美ふうに妄想…)
655soundonly:2006/07/04(火) 13:24:41
>>651
>現在教職を本職としていなくても、わたしにとってあなたは充分「師」ですよ♪

wwwいま思えばちゃんと大学出て、女子高の美術の講師とかになって
不祥事起こしまくりで果てしない転勤生活……の方が
楽しかったかも知れんなwww

>>652
まあ詳しいことはわからんけどなww仲良くなって遊んでる内に
父兄の気に障るような、ちょっとしたなんかがあるんだろうな。

おれは別に先生になりたかったわけでもなくて、費用のかからない
国公立で美術を勉強となると、そこしかなかっただけだww

653
>あ、だけどわたしが中学のときの担任の男の先生(当時30歳・独身)は、
>わたしたちが卒業する年の春に元・教え子(21歳)の女性と結婚しました。
>そして、高校2年のときの担任の男の先生も教え子と結婚していた人でした。
>女子生徒から抜群に人気のあった物理の先生もやはり教え子と結婚して
>いましたね。

けっこう多いなww教師ってのは微妙だよ。仕事だとしても
生徒との人間関係だからな。
656soundonly:2006/07/04(火) 13:37:36
>>654
>「跪いて足をお嘗めっっ!」おーほっほっほっほほほ(←山田詠美ふうに妄想…)
orz..............

「ゼーロン」の感想いいね。深い。
おれも読んだからちょっと書くよ。軽く素朴なやつww
雑感程度かな。

またソクーロフ見た。
http://www.imageforum.co.jp/sokurov/scdc.html
657soundonly:2006/07/04(火) 16:15:07
あっち694とかだったから保守ageしたぞ。
荒らしこなけりゃいいな。
658シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:14:59

>>655

>女子高の美術の講師とかになって不祥事起こしまくりで
>果てしない転勤生活……の方が楽しかったかも知れんなwww
うんうん、なんか楽しそう♪ さすらいの旅人もいい♪
美術の教師って他の教科の先生とはちょっとちがうんですよね〜
いわゆる丸暗記やつめこみ式の学習ではないですね。
写実という基礎中の基礎であるデッサンの正確さを重視する一方で、
当人の自由なもののとらえかた、創造力をも尊重します。
省略したりデフォルメしたり、そうしたオリジナリティというのかな、
それはひとりひとり異なっていて当然なのですね。

わたしは屋外写生の時間が好きでした。
ものすごく速く絵が描けたんです♪ (人によっては雑に映るようですが…)
木や川岸を描くときそのまま正確に描写せず、架空の木をもってきたり、
曇天なのに木漏れ日を散らしたり、川面は静かなのにわざと白い水しぶきを
立てさせてみたり……。
つまり、完全な架空の風景画となってしまっているのでした、、、
でも、美術の先生は結構大目に見てくれてラッキーでしたね〜
659シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:15:40

>おれは別に先生になりたかったわけでもなくて、費用のかからない
>国公立で美術を勉強となると、そこしかなかっただけだww
そうだったのですか。
そういえば、わたしの中学の美術の先生も美大とか芸大ではなく、
地元の国立の教育学部出身でした。
お金をかけずに美術をやりたかったのでしょうね。
この先生の授業、絵画などの感想を「言葉」で述べさせることにかなり比重を
おいていましたね。
「シンメトリーはどちらからどちらに流れているか?」とか
「明暗は深いか軽いか」とか。
生徒たちは端から順番に素早く指名されていき、毎回「言葉」で感想を述べなければ
ならず、緊張することこの上ない授業なのでした。。。
一時間の授業でクラス全員の指名が終わり、それでもまだ時間が余る、、、
芸術作品の鑑賞は先ず感動ありきなのですが、その言葉にしにくい領域(感動)を
あえて「言葉」におきかえることに多大なる情熱を注いでいる教師でした。
今思うと「語りえぬものに対しては沈黙しなければならない」の対極にあるような…。
660シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:16:16

>>656

>「ゼーロン」の感想いいね。深い。
わ〜い、ありがとうです♪ とてもうれしいですっっっ♪♪
牧野信一はわたしと同様ものすごく「思い込みの激しい」人だったんじゃ
ないのかなあ…?
本気で夢見る人だったのではないかしら。。。
そこではもはや空想は空想ではなく、空想の世界こそが本物であり、
現実の世界は逆に「あちら側」の世界になってしまう・・・
つまり、世界の転倒ですね。

でもね、思い出してほしい。
子供の頃ってみんなそうだったでしょ? 華々しく活躍するアニメのヒーローや
SF小説の冒険者たちにいつしか自分を重ねていたはず。
将来の夢は? と聞かれて○○のようなヒーローになること、って答えた
日々が誰にもあったはずなのですね。
牧野信一は子供のまま身体だけが大人になったのではないでしょうかね。。。
661シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:18:17

>おれも読んだからちょっと書くよ。軽く素朴なやつww 雑感程度かな。
たのしみにしています♪

>またソクーロフ見た。
「セカンド・サークル」ですか。
誰もが一度は体験する近親者の「死」。父の死に遭遇した際に、機械的に扱う
傲慢な葬儀屋、、、
共産主義の崩壊と収容所所長だった父の死はリンクするのですね。
ハリウッド映画は「娯楽」に徹し「商業主義」に毒されていますが、
ソクーロフは真っ向から異を唱えます。映画は「芸術」なのだ、と。
――芸術の役割は人々が人生の困難に立ち向かうための勇気を与えることだ――
バタイユの「ランスの大聖堂」を想起しました。
「あの美しい聖堂はたとえ戦禍で焼け落ちても、わたしたちはこころのなかで
幾度でも再建することができるのだ」というような主旨を述べていましたね。
662シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:20:43
>>657

>あっち694とかだったから保守ageしたぞ。
ありがとうです!
そろそろ最下位に落ちてきたので、わたしも気になっていましたよ。

>荒らしこなけりゃいいな。
今のところ無事のようですね♪
?マークがちょっと続いただけで、おかしな煽りはこないようなのでひと安心♪
663シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:33:58

☆☆読書の合間にはスイーツがよろし♪☆☆

              
             /^l   
      ,―-y'"'~"゙´  |   
      ヽ.   ´o-o` ゙'    どれどれ、ここらで一服するかな・・・
      ミ    〜   ミ.,   
      ':;  ミ;,,.,.,)|⌒|⌒|,.,) 
      ミ     ⌒ ⌒   :;     
     ミ゙゛';:, ~)   :,,  ~)    
 ̄ ̄ ̄`゙ "`'''~^"~'''゙"''" ̄ ̄ ̄ ̄  


             /^l
      ,―-y'"'~"゙´  |   ふうっっ、読書で満喫したあとのタバコはうまいな〜
      ヽ.  ´o-o`  ゙'   
      ミ   ∀    ミ.,    ∬
      ':;  ミ;,,.,.,)     ,.,)━■
      ミ        :;
     ミ゙゛';:, ~)   :,,  ~)
 ̄ ̄ ̄`゙ "`'''~^"~'''゙"''" ̄

664シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:35:47

             /^l
      ,―-y'"'~"゙´  |  う〜ん、なんかちょっと甘いものがほしいな・・・
      ヽ.  ´o-o`  ゙' 
      ミ   ⌒    ミ.,    ∬
      ':;  ミ;,,.,.,)     ,.,)━■
      ミ        :;
     ミ゙゛';:, ~)   :,,  ~)
 ̄ ̄ ̄`゙ "`'''~^"~'''゙"''" ̄


|
|ハ,_,ハ
|´∀`';   おつかれさま〜♪
|o@o;'
|"゙'u'     ロールケーキドゾー(生クリームがまろやか♪)


          ,ハ,._ハ.   お茶とドーナツもあるよ〜♪ (チョコレートとシナモン味)
          ,;゙ ´∀`     ∬
           :;  ゙っ◎◎◎ 旦
.        ι'"゙''u"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

665シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/05(水) 12:37:34


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':    甘いもの、サイコー♪
     ミ.,∩@◎◎∩ミ  
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  :' ´∀`';,
      ';      彡  ::っ@cミ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u

666soundonly:2006/07/06(木) 13:10:21
>>658
>美術の教師って他の教科の先生とはちょっとちがうんですよね〜

大学の美術の教授も変わった人達だったなあww
油彩のおじいちゃんはパイプくわえてメルロ・ポンティとか読んでるし、
金工(金属工芸=オブジェ)の教授は田中泯(この字でよかったかな?)
の舞踏のライブにつれてってくれた。あれはびびったなあww

>木や川岸を描くときそのまま正確に描写せず、架空の木をもってきたり、
>曇天なのに木漏れ日を散らしたり、川面は静かなのにわざと白い水しぶきを
>立てさせてみたり……。

いいねえ、そーいうのww絵なんかどう描いたっていいんだから、
それでいい、というかそーいう方がいいんだよww
667soundonly:2006/07/06(木) 13:24:28
>>659
>この先生の授業、絵画などの感想を「言葉」で述べさせることにかなり比重を
>おいていましたね。

おもしろい先生だなww
だけど美術って描くよりもまず「ものの見方」だからな。
美しく感じるのは何故?みたいな部分をつきつめた上で、
自分の見た美しさを絵として再現できるか?それがその絵を見た
他者に伝わるか?とかそこら辺を考えた結果の教え方だなそれは。
だけどそれ中学生にはきついよなあwww

>>660
>本気で夢見る人だったのではないかしら。。。

おれは「ゼーロン」だけだからなんとも言えんが、むこうの二人の感想読んでても
そんな感じだな。きっと現実よりも夢想の方を愛してたのかも知れないね。
668soundonly:2006/07/06(木) 13:31:35
>>661
「セカンド・サークル」では「死」が煩瑣な手続きの堆積に化してしまうという
ソビエトの末期を糾弾している。しかしどんな社会でも、多かれ少なかれ
そういう部分は、ある、と考えさせられたな。
乱暴な葬儀屋のおばさんは笑えるけどなww

SXY書いてくれたな。あんま荒れなくてよかったな。
もうだいじょぶだろww
おれも今日明日中にちょびっと書くよ。
669シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:24:26

>>666

>油彩のおじいちゃんはパイプくわえてメルロ・ポンティとか読んでるし、
わたしの想像では、創作用のガウン(スモックというのかな?)を羽織り、
ベレー帽をかぶり、パイプをくわえているのかな…
なんかいかにも画家という感じ♪

絵を描くにはやはり哲学が必要だと思いますね。
それは美術に限らず、詩歌、小説、作曲、つまり、文学や音楽にも
哲学は必要ですね。
そして、その哲学とは学問としての哲学であったり、マイ哲学であったり
するのではないでしょうか。
哲学は、あらゆる学問、あらゆる芸術の根幹を成しているのですね。
670シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:25:13

>いいねえ、そーいうのww絵なんかどう描いたっていいんだから、
>それでいい、というかそーいう方がいいんだよww
ありがとうです♪
わたしは風景画が好きなので、屋外写生してもしなくても風景は自分の
「お気に入り」のものしか描かないので室内で描いてもおんなじなんですよ〜♪
ちなみに青空を描くとき、わたしは必ず白雲を入れます。
ふわふわした綿菓子のような真っ白な雲です。
道はたとえ実物がまっすぐでも1カーブもしくは2カーブで描きます。
わたしのこだわりなのです♪

動物とくにネコが好きなのですが、絵に描くと顔は正面を向いているのに、
体はいつも横向き。実はこのフォームでしか描けない・・・
さすがにこの絵は先生に直されました。。。
671シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:25:56

>>667

>美しく感じるのは何故?みたいな部分をつきつめた上で、
>自分の見た美しさを絵として再現できるか?それがその絵を見た
>他者に伝わるか?とかそこら辺を考えた結果の教え方だなそれは。
そうですね。あの美術の先生はわたしたちを決して子供扱い
しませんでした。
芸術鑑賞には大人も子供もなく、美しいと感じる感性に優劣は
ないのだと。
十代というもっとも感受性が鋭く、.こころのやわらかな時期に
感受性を鍛えることや、その感受性を言葉で表現することを
教えてもらったような気がしますね。
まあ言ってみれば表現(美と言葉)の追及というのかな。
672シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:26:25

>だけどそれ中学生にはきついよなあwww
今思うとなつかしい気持ちになりますね。
当時は発言を求められるのがものすごくいやでした。
というのは、あなたはもうすでにお気づきでしょうが、わたしの感想、発言は
皆とどこかずれているのです・・・
それは意識して狙ってそうしているのではなく、気がつくとそうなってしまって
いるのです。。。
ですから、レポート提出という形で読むのが教師だけならいいのですが、
クラス全員の前で発言すると浮いてしまい、奇異なまなざしといいますか、
異様な発言者として、何だか異端者扱いされそうで、、、
(それはたんなるわたしの思い過ごしなのかもしれませんが・・・)
673シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:29:11

>おれは「ゼーロン」だけだからなんとも言えんが、むこうの二人の感想読んでても
>そんな感じだな。きっと現実よりも夢想の方を愛してたのかも知れないね。
あちらにカキコしてくださってますね♪ ありがとうですっっ!
生き生きとしたリズミカルな文体、いいですね♪
何かね、いきなり飛んだり跳ねたりする「ゼーロン」という駄馬にふたりして
乗って、楽しくおしゃべりしている感覚で読みましたよ。
「馬上のふたり」みたい♪♪

そう、牧野信一は根っからの「夢想の人」なんですよね〜
夢を見つづけることは楽しいけれども、実はものすごいエネルギーを
必要とするのですね。
674シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:31:29

>「セカンド・サークル」では「死」が煩瑣な手続きの堆積に化してしまうという
>ソビエトの末期を糾弾している。しかしどんな社会でも、多かれ少なかれ
>そういう部分は、ある、と考えさせられたな。
未見なので、あまりえらそうなことは言えないのですが、「死」は親族以外の
人たちにとってはたんなる出来事としか映らないのですね。
葬儀屋や霊園業者にとっては「死」はおいしい「商売」でありますし、
役所勤務の人たちにとっては、書類作成、事務手続きのひとつにしか過ぎません。
親族はそうした周囲の対応に怒りを覚えのですが、現実とはそういうものなのだと
思います。悲しみに暮れている遺族たちは、なぜこの悲しみを誰もわかって
くれないのだろう? と嘆きます。

忘れてならないことは、今この瞬間にも自分と同じように泣いている人が
いるということ。
自分だけが世界中で一番悲しいのではないということ。。。
675シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:33:40

このスレもそろそろ500KB近くなり、まもなく落ちようとしていますね・・・

     ハ,_,ハ   
    ,:',/)(ヽ.,';   イナイイナイ
    ';, ' ` ゙ ;, 
     'u''"゙''u' 


何とか書けそうなスレを見つけたので、ひと足先に足跡を残してきましたよ。
どうぞ、よろしくです。今度は別スレにて、ではまた来週♪
「砂漠と水」↓
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1145023625/l50

     ハ,_,ハ  
    ,:'´∀` ';   バァッ♪
    c     っ 
     'u''"゙''u'  
676シリウス ◆qS5Y1mPhJ2 :2006/07/07(金) 16:36:17

☆☆今日は七夕☆☆


    ゚  。   ゚  .  +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚.   . . .  .
 。  .   . 。 。゚. 。* 。, ´。.  ☆。。. ゚。+ 。 .。  .  。   .
  .   。  ゚ ゚。  。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 .    。    .
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゚。゚+゚`, o。  , .。o ☆ + ,゚。        ° 。 .   ,      ゚    
 。, .゚。 +      彡  彡 . ゚   ,   。     。   .   .
 ゚. o * 。゚  ミヽ/彡 § ☆
゚` .゚ .゚. ゚. .  彡[]\   彡 §    文学板のスレがこの先もすこやかに
 .  .     .ミヽ彡☆. / ミ/ 彡    つづきますように
      。   彡ヽ 彡[] 彡     
 , .      ミ☆  彡./ 彡    哲学板の別のスレでまた対話できますように
     。       ミ\Uミ彡   。
             U
.   .          U
             U
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     ヽ        ゙':        
      ミ        ミ
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     ミ  ミ     彡 :: o  ;;        
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677シリウス ◆qS5Y1mPhJ2

ここも満容量を達してまもなく落ちるでしょうね。
このスレで書くのも最後です。

先ず、スレを提供してくださった折口学さん、ありがとうございました。
このスレに書くことを気持ちよく了承していただき、おかげでとても快適な対話を
することができました。お礼を申し上げます。
また、名無しでエールを送ってくださった方、そしてROMされている皆さま、
見守ってくださり、ほんとうにありがとうございました。

soundonlyさん、一日おきの対話、ありがとうございました!
文学、哲学、芸術などの多岐にわたる知識と本の紹介を惜しげもなく披露して
いただき、毎回感嘆の想いでした。
未見の映画や美術展、未読の本たち、あなたの足跡を辿ることはこの上なく
楽しく、ふたたび学生の頃に戻ったかのようです。
やっぱりあなたは「師」にふさわしい。わたしは学ぶことが大好きです。
2ちゃんねるという掲示板で対話できたこと、感謝の気持ちいっぱいです。
また、別のスレでお逢いしましょう。

ここ、一応哲学板のですので、わたしからひとこと。
「先達の哲人の沈黙という屍を乗り越えて、語りえぬものについても大いに語るべし」
芸術鑑賞、読書感想などの感動を語ることは人間が言葉を与えられた以上、どんどん
語っていいのだと思います。人はすべからく表現者なのですから。

―――シリウス