574 :
%:2007/01/01(月) 16:44:36
新年おめでとう。今年も二人にとってよい年でありますように。
あけましておめでとう!今年もよろしく!
>>564 それは今賛否両論の「おすすめ機能」だな。
詳しい仕組みは知らないが閲覧者の履歴によってリンクが表示されるようだ。
まだエクスプローラと一部のビュワーにしか対応していないようだが。
問題は他板・他スレでの行動がバレバレになるんじゃないか、という点らしい。
おれらが他スレで名前変えて荒らしとかやってるとそのスレもリンクされるとかww
だけどこの機能自体2chの広告媒体機能の向上みたいな意味合いも感じるし、
最終的に「人」の判断が入っているような気もする。2chの運営は馬鹿じゃないから、
変なことにはならんだろうw
>>565 おれはたまに気が合いそうなやつ見つけても、荒らしっぽい奴とかいるとなかなか
話せなかったりすることはあるな。まあその刹那の出会い、一期一会も
2chのおもしろいとこだがな。おれらはラッキーなんだな。
>>566 もうなんか正月ってどうすればいいんだっけ?みたいな感じなんだが、
昨日は原宿の太田美術館でまた北斎を見てきた。
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/dis070102.html おれ的には百物語の「笑い般若」が面白かったな。
歌麿の大首絵も何枚かあって、とてもよかった。
目玉の虎と龍は「九十老人卍」の落款、応為も手伝ったかも知れないな。
帰りに併設の日本手拭い屋で、骸骨柄の手拭いを購入w
和風なことをすれば、とりあえず正月っぽい気分かなww
>>567 「さらば青春の光」見たのか、あの映画制作の頃、スティングはパンクだったはずだから、
ナショナルフロント(当時のイギリスの若年右翼)とケンカしたりしてたのかも知れないな。
モッズvsロッカーズの構図と似たものがパンクvsナショナルフロントにもあったようだ。
あの暴動のシーンとか見てると荒っぽいよなww
モッズがルードボーイ(レゲエ・スカ好きの黒人)と仲がいいというのも、
パンクがレゲエをリスペクトしてたのと似てる感じかな。
578 :
%:2007/01/06(土) 23:39:05
正月の北斎とはまた乙な。
>>548 >どうぞ、気をつけていってらしてください。
>>550 >今度はタイか、気をつけてな!
二人ともどうもありがとう。実は結構際どかったみたいで、
バンコクを離れて香港に向かった直後の年末年始には、
バンコクで同時爆弾テロが数ヶ所であったのを後で知った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070102-00000111-yom-int タイはまだまだ不安定な政治的状況にあることを確認。
とはいえ、こちらは暢気なもので、バンコクやアユタヤなど、
結構いろんな場所を、歩いて、見て、食べての日々。
物価が安いので、庶民的なところでは1食100円でOK。
パクチーなどの香草や辛味が苦手じゃなければの話だけれど。
ドリアンやマンゴスチンやマンゴーも八百屋で買えば安いし、
タクシーも安い(メーターを動かさない奴は結構いるけど)。
観光名所での土産物は値段をふっかけてくるけど
それも交渉すればすぐ半額以下になっちゃう。
(ごく簡単な英語しか通じないのが何とも。。。)
今は乾季なので天気もよくて、日中は30度をこえるほど。
真冬の日本に帰ってくると、あの暑さが恋しいなぁ。
携帯からです
自宅のパソコンはぷららです
規制されてて感想文スレが書けません…
会社のパソコンはOCNです
これも規制されているみたい…
明日のお昼は解除されてるといいのですが…
ぷらら解除されました
今夜あちらとこちらにカキコします
soundonlyさん
お正月休みが明けましたね〜。
わたしは「のだめカンタービレ」16巻、読み通しましたよ♪
テレビの続編ともいうべき、パリ編はなかなかよかったデス♪
のだめはお城で初のリサイタルを開き、ますます絶好調、驀進あれ!
「応為担担録」読了です。感想はこの次にでもupしますね。
>>575 >最終的に「人」の判断が入っているような気もする。2chの運営は馬鹿じゃないから、
>変なことにはならんだろうw
最初みたときびっくりしましたよ。なんでいきなりあちらのスレが? って。
一番心配したのはリンクが貼られることで荒らされること。良心的にROMして
くれる人は大歓迎ですが、そうでない人の場合は……。
今のところ無事のようで、文学板と哲学板の住人さんたちには感謝しています。
>まあその刹那の出会い、一期一会も
>2chのおもしろいとこだがな。おれらはラッキーなんだな。
そうですね。続けて対話したいとこちらが望んでも、相手がそう望まなければ
一回きりで終わってしまいますし…。中には馴れ合いをきらう人もいるでしょうからね。
哲学板、文学板の両方であなたに逢えたのは奇蹟のような気がしますね。
だって2ちゃんねるはあまりにも広大ですから。
>>576 >昨日は原宿の太田美術館でまた北斎を見てきた。
いつも感心しているのですが、いろいろな美術展の催しにいらしてますよね!
わたしも行ってきましたよ♪ 感想は後ほど。
>モッズvsロッカーズの構図と似たものがパンクvsナショナルフロントにも
>あったようだ。
すごいなあ、やっぱり洋楽にかけてはあなたは群を抜いていますよね!
かくいうわたしは、パンクとレゲエもよく知らない。。。とほほ・・・・・
あ、だけど、ナショナルフロントって初めて聞く言葉ですが、勉強になります。
>>577 >詩がいいみたいだから歌を聴きながら詩の内容がすんなり
>入ってこないと面白くないなあと思いつつ。
本当は28日に原詩と訳詞も用意してあったのですが、すでに8レスを
越えていたためupできませんでした。その上、哲学板の連投解除は前は
確か3時間後だったのに、最近では3時間経過しても書けない状況に……。
わたしとしては1回の連投は最低でも10レスはほしいなあ、、、
そうそう、「さらば青春の光」の中で雨の月に必ず流れるわたしの好きなカスケーズ
の<Rhythm of the Rain>、邦題<悲しき雨音>が流れていましたね〜♪
http://www.youtube.com/watch?v=BGiaEKkrOaA それと思い出したのですが、「アリー my Love」で<Both Sides Now>が
流れていたシーンが確かありましたよ。
以下、Joni Mitchellの<Both Sides Now>の原詩と訳詞です♪
<Both Sides Now> Joni Mitchell
Rows and flows of angel hair
And ice cream castles in the air
And feather canyons everywhere
I've looked at clouds that way
But now they only block the sun
They rain and they snow on everyone
So many things I would have done
But clouds got in my way
I've looked at clouds from both sides now
From up and down, and still somehow
It's cloud illusions I recall
I really don't know clouds at all
Moons and Junes and Ferris wheels
The dizzy dancing way that you feel
As every fairy tale comes real
I've looked at love that way
But now it's just another show
And you leave 'em laughing when you go
And if you care, don't let them know
Don't give yourself away
I've looked at love from both sides now
From give and take, and still somehow
It's love's illusions I recall
I really don't know love
Really don't know love at all
Tears and fears and feeling proud
To say "I love you" right out loud
Dreams and schemes and circus crowds
I've looked at life that way
Oh but now old friends they're acting strange
And they shake their heads
And they tell me(said) that I've changed
Well something's lost but something's gained
In living every day
I've looked at life from both sides now
From win and lose and still somehow
It's life's illusions I recall
I really don't know life at all
It's life's illusions I recall
I really don't know life
I really don't know life at all
【訳詞】 「青春の光と影」 ジョニ・ミッチェル
天使の巻き毛につけるリボン 空に浮かんだアイスクリームのお城
今までは雲をそんな風に見てた でも今、雲は太陽を遮り雨や雪を降らせる
やりたい事がいっぱいあったのに 雲が邪魔をしてしまった・・・
月や6月 フィリスの観覧車 踊りだしたい浮かれた気持ち
今まで恋はおとぎ話だった でも、今は恋はありふれたショー、
幕が下りても観客は笑い続ける
涙や恐れや得意な気持ち 「愛してるわ」と大声で叫びたい気持ち
計画や夢やサーカスの人ごみ 今まで人生をそんな風に見ていた
でも、今、人は頭を振って「私が変わった」と言う
そう、失う物もあれば得る物もあるの 日々の暮らしの中では・・・
雲も恋も人生も今まで私がみてたのは「幻想」
でも今は公平な条件の下で全てを 「両側から」見る事ができるわ
私が見ていたのは幻だったのだもの・・・
だけど本当は・・・雲の事も恋の事も人生の事も・・・
本当は私は何も判らないの・・・
※訳詞については、以下のサイトを参照↓
http://www.eigo21.com/03/pops/bothsides.htm http://www5a.biglobe.ne.jp/~radio4/radio44/038604736328125.html
>>578 % さん
お帰りなさい♪
ご無事に帰国されて何よりです。
バンコクで同時爆弾テロが数ヶ所であったこと、知りませんでした・・・・
お正月はほとんどテレビ見なかったもので、、、
>物価が安いので、庶民的なところでは1食100円でOK。
>ドリアンやマンゴスチンやマンゴーも八百屋で買えば安いし、
それはいいですね♪ 食べ物が安い国はほんとうにありがたい。
わたしは、連日おせち料理とお雑煮を食べましたよ。
ちなみに我が家のお雑煮は、山菜(主にぜんまい)、油揚げ、カマボコ、
チクワを細かく切り、焼いた切り餅を入れて醤油で煮込んだもの。
>今は乾季なので天気もよくて、日中は30度をこえるほど。
日本と反対なのですね。こちらはまさに真冬の季節。
ブッツァーティ「ある愛」読了。感想、2日に書きあがりました。
帰国されたばかりで慌ただしいと思いますので、ゆっくりとお読みくださいね。
% さんが読了されたら、「汝の隣人」の後にあちらにupする予定です。
☆☆帰国されたばかりでしたら、もふもふ製のお餅をどうぞ☆☆
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│. ご自由におつきください │
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ミ ミ
゙, 'ミ ハ,_,ハ
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ミ ミ 彡: ::o ,ミ
`ーン~"゙''´~" U" 'u''"゙''u
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,--y'"'~"゙´ヽ __ ペッタン
ヽ ´ ∀`゙': | .|
ミ ⊃ .∋―┤ .|
゙., ´''ミ | .|,、 ,,ハ,ハ
ミ ;:' (~ ̄ ):;∀` ';,
'; ,彡 ) ̄ ̄ ̄(;: c .ミ
(/'"゙''"゙''u~" (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)u''゙J"
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ヽ ´ ∀`/\/)
ミ /)//)ミ ( ( コネコネ モフモフ
゙., ´''ミ )) ,,ハ,ハ
ミ ;:' ( ⌒ヽ q;∀` ';,
'; ,彡 ) ̄ ̄ ̄(;: c .ミ
(/'"゙''"゙''u~" (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)u''゙J"
,..,,
,:´゙ "';
ミ,,,..,,.,ッ
ハ,_,ハ
n´∀`n つきたてのもふもふ餅だよ〜♪
;; ,ミ
u''"゙''u/^l
,―-y'"'~"゙´ |
ヽ ´ ∀ ` ゙;
(丶 、/)
゙,"' ´''ミ /\
ミ ;:' / /
'; 彡 ) ̄ ̄ ̄(\/\
(/~"゙''´~"U (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;) \
無印良品・もふもふ製のお餅です♪ 好きなだけお召し上がりくださいませ♪
>>578 お帰り。バンコクのテロは内戦みたいなもんか?やばいよなあ。無事で何よりだww
おれはタイ料理好きだよ、ナンプラーに香草。いいねえ。
ドリアンだけは喰ったことないな。はまると臭いが気にならなくなるというがww
http://www.minipara.com/movies2001-4th/durian/index.shtml (この映画おもしろいよ)
30度だって!温度少し分けてくれって感じだなwww
>>581 のだめ読了かww音のないマンガという媒体で音楽ネタって、
あらためて考えると不思議だな。だけど結構あるよな、音楽ネタ。
特に少女マンガ系で。
>一番心配したのはリンクが貼られることで荒らされること。
ここもあっちも荒らしたって面白くならんww
ここいらの住人はあたまいいんだよww
>哲学板、文学板の両方であなたに逢えたのは奇蹟のような気がしますね。
おれ的にはおまいの文体は見わけやすかったからなww
「これ絶対あいつだよww」みたいな感じでww
>>582 太田美術館行ったのか。結構よかったろ。あそこは応為の「吉原夜景図」を持ってるから、
企画展より収蔵展を待っているのだがww手拭い屋見たか?あれついつい何か欲しくなるんだがww
>>583,584
さんきゅ。いい詩だなww
だけど「今は両側から」がどうして「青春の光と影」になるんだww
そいえばおまいあっちでボブ・ディランも引っぱってたよな。
ディランも同時代だが詩がいいよな。フォークにロックが入ってきた時代だな。
自立や、自分なりの経験に基づいた価値観が堂々と歌われた時代のようだ。
月曜はやっと初詣に行って来た。柴又帝釈天。まだ混んでたな。
人混みに、かなり酔っぱらったおじいちゃんがひとりまざってて、
見知らぬおばあちゃんに抱きついたり、ひっくり返って何かわめいてたりしてたw
玉こんにゃくがうまかった。
「砂漠と水」のスレがあなたのカキコの数時間後にいきなり過去ログ入り
されて、びっくりしました・・・
通常は500KBに達してから1週間後に落ちるのに、、、
いったいどうして……?
悲しみとショックのあまりパニックになり、あちらのスレに新しい誘導先を
貼りつけたのですが、数時間後に哲学板が復活している!
ええっっ! なに、これ???
わけがわからなかったので、初心者板で質問したら、どうやら運営側で
板の移転があったようですね。
文学板も数時間後に移転がありましたが、とりあえず復帰したようでひと安心。
お正月早々に、OCNとぷららが規制されたり、何かいろいろありますね・・・
>>589 >おれ的にはおまいの文体は見わけやすかったからなww
>「これ絶対あいつだよww」みたいな感じでww
おおっっ! そうでしたか。
自分の文体ってあまり意識したことなくて、自分では特徴がよくわからない。。。
そうですねえ、わたしの文章の特徴は長文であることですかねえ。
哲学板の他のスレで名無しのまま、あなたと対話していたかもしれませんね。
>>590 >太田美術館行ったのか。結構よかったろ。
北斎、春信、歌麿、写楽と浮世絵の大御所ばかりの絵を所蔵していますね。
>あそこは応為の「吉原夜景図」を持ってるから、
応為の「吉原夜景図」か、わたしもぜひ観てみたいです。
陰影に富んだ行燈と見返り美人の花魁、できれば桜の咲く頃に観たいな。
>手拭い屋見たか?あれついつい何か欲しくなるんだがww
はい。ものすごい種類がありましたよ。
菜の花、菖蒲、桃の花、豆絞り、兎、そして骸骨柄も(笑い)
>さんきゅ。いい詩だなww
>だけど「今は両側から」がどうして「青春の光と影」になるんだww
う〜ん、わたしの解釈では、思春期の夢見がちな少女が恋を知り、
恋は甘いだけのものではなく苦くもあると知ったのでしょう。
夢見少女から大人の女性に成長した彼女は、恋や人生を喜びと懊悩の両側から
語れるようになった。つまり、光と影の両方から、ということではないでしょうかね・・・
>そいえばおまいあっちでボブ・ディランも引っぱってたよな。
最近youtubeにはまってます♪ いろいろ発掘できて楽しいですよ♪
少し前にカスケーズの「悲しき雨音」を検索していたとき、こんなスレが
ヒットしましたよ。読んでるといい曲がたくさんありそうですね♪
↓
http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/natsumeloe/1087744987/l50 柴又帝釈天にいらしたのですか♪
草団子が名物ですよね♪ まだまだ混雑しているのですねえ。
「応為担担録」の感想を先にupします。太田美術館についてはこの次にでも。
「応為担担録」読了です。
かくやあらんというお栄の気性が全般によく書き込まれていますね。
「お栄は生まれつき、ああだこうだと強制拘束されることにほとんど感謝の念を
示さない人間であった。他の絵師が絵のことをあれこれ相談しているのを傍らで
聞くだけでなんだかくたびれてしまうのである」
この辺り、「自由に楽しくピアノを弾いて何が悪いんですかっ!」
と抗議するのだめに似ているような……。
ふたりに共通していることはとにかく命令され、束縛されるのが大キライで
あること。いついかなる時も自分流を通し、つねに自由な新鮮な空気に
触れていないと窒息してしまうこと。風のように気ままに流れるままに。
お栄の絵の原動力のひとつは、確固として譲らない「自分流」。
もうひとつは、「あれこれ考えないこと」。
「あれこれと考えていると決まって頭の中が混乱してきて、雨雲がかぶさった
ような重ッ苦しいいやな気分になる。だから荷物のガラクタを捨てるみたいに
頭を無闇に振る。そうするともとのごとく空ッぽになって涼しい風が吹きぬける。
お栄にとって考えるとか物思いにふけるとかいうのはなべてこの調子なので、
いってみれば無駄と無益以外のなにものでもないのである」
「あたしにはホントは頭はいらない。勘と手と足がありゃあい生きていける」
ここ、一応哲学板ですので、お栄のマイ哲学とは、「考えないこと」こそがお栄の
生きる上での哲学なのですね。
とはいえ決して思考を放棄したわけではないのです。
「絵を描く以外には心を動かさず術を知らないかのように、毎日毎日背を丸めて、
筆を握っている時だけ、魂の入った人並の顔つきになるのであった」
いわゆる悩み事とか心配事という類のものは、今起きてもいないことをわざわざ
自分の頭でこしらえて、結果、自分を苦しめているわけですよね。
お栄はそうした煩わしいことを放棄したわけです。
お栄が絵筆を握っている時、彼女の思考=魂であり、お栄は自身が考えている
ことすら気づかないまま、思考はそのまま魂に直結しひたすら筆は動きつづけます。
無心、という言葉がお栄にはぴったりです。
「あの時、行ったその日に喧嘩したのは運がよかった。行った明くる日に喧嘩して
出て来たら、もしかしたら腹ボテになってたかも知れないもん。ふふふふ」
離縁を恥とも全く思わず、万事がこの調子。人生はいつだってお栄の味方。
なぜなら、お栄は減算方式ではなくあらゆることを加算方式でとらえるから。
お天道様はいつだって、そんなお栄にほほ笑む。
お栄は頼まれれば春画も描くけれども、絵師としての矜持からか、
エロはいいけどグロはキライという潔癖な面もあったようですね。
女と女が絡まった絵を依頼されて、
「あたしがすきなのは着るものをちゃんと着てるおんなか、そうじゃなくたッて
見てきれいなおんなだけだよ。ぐちゃぐちゃ絡まり合ってるとこなんか誰が
喜んで描くもんか」と突っぱねる。
まあ、最後には折れてしぶしぶ引き受けるのですが……。
お栄は家事をまったくせず、父・北斎とあちこちの長屋を渡り歩き、
住む場所が決まると、三度のご飯の宅配と来客にお茶だしをしてくれるところを
先ず見つけたといいます。
北斎の死後とんと行方がわからなくなり、消息を絶ったらしいですね。
家事ができないお栄は賄い婦や縫い物で生計を立てていくことは不可能だった
でしょう。
解説にもあるように、おそらくは野垂れ死にが一番濃厚な線ではないかと。
お栄ほど「人並」という言葉を毛嫌いした女性は他にはいないのではないで
しょうか?
女ゆえにしなければならない家事、お洒落、結婚、育児、夫や舅姑への滅私奉公、
こうした世間の枠からするりと抜け、絵だけを描いて好き放題に生きた女絵師。
男にあまり縁のなかったお栄は絵師として無論きれいな女は好きでしょうが、
老醜を晒した老婆なのに未だ若き日の美貌を誇り、自分に言い寄ってきた
男たちの自慢話をする卒塔婆小町を見てどう思っただろう。
例の調子で笑い飛ばしただろうか。
「色狂い婆、てめえの自慢話なんて誰も聞きたくないんだよッ!
昔、自分に惚れてくれた男のことをぺらぺらしゃべるなんざ、粋じゃねえっ。
野暮っていうんだよッ!」
《卒塔婆小町》 ↓
http://www.f3.dion.ne.jp/~koginkai/tenjisitu/kaisetu/k_sotowa.html
「いずれは野たれ死にしたにちがいないのである。
それを思えばそぞろあわれを催さぬものではなく、ここに作品の哀愁が
集約されていると見れば見えぬでもない」
川村二郎のこの解説を、老境に達したお栄が読んだら目を剥いて啖呵を
切るだろう。
「このお栄さまの晩年があわれを催すだと? おとといきやがれ。
勘違いもたいがいにしろ、このトウヘンボク!
あたしは世間様や人並から遠く離れた女なんだよッ!
だから仙人にあこがれたのさ。今やっと仙人の境地に達したのさ。
おしえてやろか?
仙人たあ、色や欲、あらゆる執着から解き放たれた人ってことさ。
よおく覚えときなッ!」
「枯れ野来て 応為の魂 風に舞ふ」
599 :
%:2007/01/12(金) 01:20:12
To シリウス
>連日おせち料理とお雑煮を食べましたよ。
豪勢なお雑煮だねー。山菜いいナ。
もふもふ製お餅はマシュマロっぽいね(微笑
>ブッツァーティ「ある愛」読了
はっ、はやいっっ(汗
>「のだめカンタービレ」16巻、読み通しましたよ♪
こんぐらちゅれーしょん!
フランスが舞台だとTVドラマ化は難しいかもね。
>日本と反対なのですね。
一応タイも一年の中では今が寒いんだけど
それでも30度。本当の夏は40度近くいくみたい。
それに雨季だと半端じゃないスコールがあるんだって。
タイに行くときは乾季の冬がいいデス。
文学板も哲学板もURLが変わったんだね。
600 :
%:2007/01/12(金) 01:21:34
To soundonly
>おれはタイ料理好きだよ、
だったらタイでは生活費がうんと安く上がるね。
チャイナタウンの中華もかなり安かった(フカヒレ堪能)。
>ドリアンだけは喰ったことないな。
初ドリアンだったけど匂いはそれほどじゃなかった。
匂う頃合というのがあるのかもしれない。
結構マッタリとした濃厚な甘い果肉。ヤクルトを少し煮詰めて、
カルピス原液をちと混ぜたような感じながら、意外にマイルド。
ってそれじゃ余計わかりにくいか。。。(苦笑
>柴又帝釈天。まだ混んでたな。
柴又に親戚がいて、あのあたりは結構詳しいよ。
漱石も食したとかいう川魚料理の老舗「川甚」が有名だね。
帝釈天から寅さん記念館を通って江戸川に抜けると矢切の渡し。
川べりのグランドで正月に凧揚げをやったっけ。
>>591 サーバの引っ越しあったからな。
むこうの書き込み見てもパニック感は伝わったよww
それにしても途中から借り受けてるこのスレさえ最早480k、
これでは1000いかないよなwwどんだけ長文なんだよ、おれら(特におまい)
wwwwwww
>>592 >自分の文体ってあまり意識したことなくて、自分では特徴がよくわからない。。。
自分のってわからないんだよな、特徴というよりも口調とかリズムとかかなあ、
おれはIDのない哲板で叩きとして育ったからww文章構成で個人を特定するのは
得意な方かも知れないwwwだけどおまいの文体はわかるよ、なんだろうなあ?
%だってシリウスが名無しで書いててもわかるだろ?
>応為の「吉原夜景図」か、わたしもぜひ観てみたいです。
>陰影に富んだ行燈と見返り美人の花魁、できれば桜の咲く頃に観たいな。
そうだな。担担録じゃないが、女は北斎よりも応為の方がうまいかも知れんなww
>>596 >お栄は頼まれれば春画も描くけれども、絵師としての矜持からか、
>エロはいいけどグロはキライという潔癖な面もあったようですね。
北斎はエロが好きじゃなくて春画の注文はお栄に廻しちゃうんだよなww
一方北斎の方は結構グロ好きだったかも知れないな。
百物語しかり、有名な「蛸と海女」もエロというよりエログロだよなw
>>598 まあ野垂れ死にって言っちゃえばそうなんだろうが、
やっぱ仙人だよなwww
豆に絵描いて売ったりしてた女がそうやすやすとはくたばるまいww
どっかで名も無くしぶとく生き抜いたと思うな。
>>600 >結構マッタリとした濃厚な甘い果肉。ヤクルトを少し煮詰めて、
>カルピス原液をちと混ぜたような感じながら、意外にマイルド。
>ってそれじゃ余計わかりにくいか。。。(苦笑
なんかちょっとわかるような気がするwwww
アジア映画で旨そうに喰ってるシーンとかあるんだよね。
こんど喰ってみようかなww
帝釈天の後「山本亭」で庭を見ながら一服、
さすがに寅さん記念館は素通りして江戸川まで行き、
矢切の渡しを肉眼で確認w寒くて乗らなかったがww
川辺で凧揚げしてる子供連れも何組かいたよ。
あそこはなんか気持ちいいね。
んじゃ二人とも良い週末を。
604 :
%:2007/01/13(土) 22:31:16
やっとまとまった時間ができたので、
ブッツァーティ『ある愛』をようやく読書開始。
一気に読むぞ、と掛け声だけは勇ましく。。。
そのあとの予定は「毛馬内」読んで、
ベケット『また終わるために』再読して、
ブランショ『私についてこなかった男』もさっと再読、
これで1月はめいっぱいかな。
% さん
>>604 >ブッツァーティ『ある愛』をようやく読書開始。
>一気に読むぞ、と掛け声だけは勇ましく。。。
ゆっくりとお読みくださいね。内容がかなり壮絶ですので、
どうか息切れしませんように。。。
>ベケット『また終わるために』再読して、
OTOさんもあちらのスレで読了された旨を書かれていましたね。
調べたら123ページくらいの内容ということですので、先ずはこの
『また終わるために』を読む予定です。
>>601 soundonlyさん
>むこうの書き込み見てもパニック感は伝わったよww
何だかびっくりして頭の中が真っ白になりましたよ。。。
>これでは1000いかないよなwwどんだけ長文なんだよ、おれら(特におまい)
>wwwwwww
えへっ。わたしは書き出すと止まらなくなるようなのデス。
書いているときって微熱状態になっているので、実は自分でも制御不能・・・
何かに憑かれているような…? こ、こわいよぉっっっっっーーーー!
>だけどおまいの文体はわかるよ、なんだろうなあ?
光栄ですねえ♪ 某作家(名前は忘れた…)が著名なしでも、この作者は○○だ、
と言い当てられるようになったら一人前だ、みたいなことを述べていましたよ。
>>602 >百物語しかり、有名な「蛸と海女」もエロというよりエログロだよなw
「蛸と海女」は非常にインパクトがありますね〜。
海女の全身に吸いついて離れない巨大な蛸の吸盤群、捕らえた獲物は絶対に
離さないらんらんと輝く執拗な蛸の目。
海女は一見受け身のように見えつつ、あえぐような口元といい恍惚のまなざしと
いい、実は官能の極致に達している。。。
バタイユの聖なるものを侵犯するエロスもそれなりにエロティックですが、
キリスト教国でしか通用しないものがあります。
けれども、「蛸と海女」はグロテスクな動物に犯される嫌悪が終いには歓喜に
変わるという官能の極みの表現としてはわかりやすいと思います。
>豆に絵描いて売ったりしてた女がそうやすやすとはくたばるまいww
>どっかで名も無くしぶとく生き抜いたと思うな。
そうですね。お栄は自分の名を売るために絵を描いていたわけじゃないから、
欲から遠い人だったと思いますね。
庶民から折り紙や、茶碗、障子など頼まれれば何でも絵をつけて生き抜いた
でしょうね。
>>603 「ドリアン ドリアン」TUTAYAを2軒あたったのですがありませんでした・・・
週末は晴れていて、帝釈天行きたかったのですが、連日のお正月休みが
祟ったのかお腹を壊してしまいダウン。。。
部屋で横になっておとなしくしていましたよ。
もう少し暖かくなったら、できれば芽吹きの頃に行ってみたいと思います。
太田美術館展に行って来ました。
帰りに西陣織の眼鏡ケースを買ってきました。
今使ってるのはぼろほろなので。。。
骸骨柄の手拭いは一番下の棚にありましたよ〜♪
ううむ・・・それにしてもされこうべとは、粋というべきか。
だって、もし銭湯とかに行って使ったらみんなが注目しますよね。
数え切れないほどたくさんの柄が並んでいてびっくり。
外国人のお客様も結構いましたよ♪
以下、感想です。
北斎は無論、わたしは写楽の絵が観られたのがうれしかったですね〜♪
それにしても、やっぱり北斎は迫力がありますね。
「龍図」の龍の刺々しい鱗の生々しさといい、「虎図」の虎のふさふさした
つややかな毛並みといい、今にも絵のなかから飛び出して襲いかかってきそうな
勢いです。
北斎の「猿回し図」は猿回しと子供が描かれていますが、これは応為の手が
確実に入っていますね。
「応為担担録」で俳句をつくる老人に頼まれて応為は絵を描くのですが、
何人かの子供が白い犬と遊んでいる光景を描きました。
その絵を観て老人はもったいなくて句を入れられずに飾ってあるといいます。
自身が童女のようであり、童心のある応為は子供に対するまなざしが
あたたかかったのでしょうね。
「猿回し図」は他に比べたら大作ではありませんが、とても好きな作品です。
ほのぼのとしていて、観るものの笑みを誘います。
鈴木春信「風流四季歌仙 竹間鶯」も春らしくていいですね。
初春にふさわしい展示品です。
ふたりの女が両手を広げ、それぞれの手に摘み取った若菜を指にはさんでいます。
若菜を摘んだしなやかな指先と小指をぴんと立てたポーズは、日舞やバレエの
人のものですね。若い娘たちは若菜を摘みながらも科(しな)をつくることを決して
忘れない。観客の視線をつねに意識しています。
若菜のように初々しいほのかな色香を漂わせています。
歌うようなポーズに、春の訪れの喜びを窺わせるのどかで清新な一作。
こんな和歌を想起しました。
「君がため 春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ」
――光孝天皇
「春の野にすみれ摘みにと来しわれそ 野をなつかしみ一夜寝にける」
――山部赤人
ちなみに、すみれは菜の花に次いで好きな春の花です♪
歌麿の大首絵は顔は細面なのに顎が二十顎に描かれていました。
最初観たとき「えっ! なんでわざわざ美人の顎を二重にするの?」と
絵の前でしばしフリーズ状態に。。。
東京江戸博物館で観た応為の描く三人の合奏をする女たちは、みな顎も
口元もきりりと締まっていました。
口喧嘩したらぽんぽんと啖呵を切りそうな意志を持った唇。
反して、歌麿の美女は細面でも顎や首はふっくらなのですね。
たおやかでおっとりとしていて。
桜の花びらを押しあてたような輪郭のはっきりしない唇。
なるほど、歌麿にとって女は自分の言葉を話してはならぬものだったのですね。。。
北斎の百物語の「笑い般若」「お岩さん」はユーモラスで笑えました。
般若って怖い形相の女面なのですが、北斎の手にかかると能面の冷ややかさは
消え、髪を振り乱し、顔中に皺を描き込まれ剥いた歯はどことなく馬のよう。
般若というよりも、山姥といったほうがふさわしいような・・・・・
同じく北斎の「首乳母か絵とき」は海女たちが生き生きと描かれています。
大波をものともせず、波をかき分け諸手を漕いで泳いでいます。
海女たちの腕のたくましさを見よ! 圧倒されます。。。
亭主たちは海女のぶっとい手を見るにつけ、敵に回したら首をへし折られる!
と観念し、「ごめんなさい。悪いことはもうしません…」とひたすら謝ったんじゃ
ないのかなあ、などとしばし妄想にふけったのでありました。
北尾重政「野葡萄を食べる兎」は小品ながらも印象に残りました。
無心に野葡萄を貪るように食べている兎。愛らしい躯と対照的な鋭い目。
あの鋭い目は、小動物の警戒心の強さを現わしているのかな、と思いました。
613 :
%:2007/01/16(火) 02:11:52
To シリウス
>先ずはこの『また終わるために』を読む予定です。
また3人で同じ作品について語り合えるかな!?
実は「ベケットについて語りつくすスレ」には
かなり前に書き込んだことがあって、「300」は当方。
日付を見たら03/12/29だから、3年前だね。
時は早い。。。 〆
>>606 >書いているときって微熱状態になっているので、実は自分でも制御不能・・・
>何かに憑かれているような…? こ、こわいよぉっっっっっーーーー!
それはあれだ、霊現象だなwwww
だけどはまって書いてる文章は読む方もはまることが多い。
これはトランス発動の法則だwww
>>607 >そうですね。お栄は自分の名を売るために絵を描いていたわけじゃないから、
>欲から遠い人だったと思いますね。
>庶民から折り紙や、茶碗、障子など頼まれれば何でも絵をつけて生き抜いた
>でしょうね。
ふむ。だけど記録がぜんぜんないっていうのはおかしいよな。
版元に内緒で行方をくらましたってことかな。
やっぱ鉄蔵がいなくなってショックだったのかな?
なんだかんだ言って北斎の1番のファンはお栄だったということか?
>>608 西陣織の眼鏡ケースか、かっこいいねww
>>609 >北斎の「猿回し図」は猿回しと子供が描かれていますが、これは応為の手が
>確実に入っていますね。
直観的な見方だが言われてみると可能性はあるな。あの絵は「可愛い」し
すごく庶民的な生活を見ているからな。応為の視点だ。
>>611 歌麿はモデルの女よりもむしろ自分の描いている絵そのもの、
自分の技術自体にはまって描いてる感じがしたな。
確かに技術はすごい。顔のバランス、細かな髪の描写。
>>612 だいたい般若が笑った顔を想像して描いてみようなんて普通考えないよなww
できあがりを前にして腹を抱えて笑っている北斎親子の姿が眼に浮かぶよww
こういう突拍子もないアイデアが北斎のすごいところだな。
「龍図」の龍の鱗の質感も、まるで「見てきたような」質感だよなww
空想の動物にあんな「肌触り」を感じさせるような描写、
北斎は常に見る者を「ちょっと驚かしてやろう」みたいなところがあるよなww
>>613 いいねえ。「白日の狂気」以来かな。
ブッツァーティとかすごく面白そうなんだけど手が出なかった。
それにしても「また終わるために」か、むずかしいなあwww
おれもちょっと読み返すわwww
最近はブランショスレに結構顔出してるよね。
617 :
%:2007/01/17(水) 00:31:39
To soundonly
>「また終わるために」か、むずかしいなあwww
シリウスも読むんだったら『ゴドー』のほうが良かったかも。
『また終わるために』から入る人はいないかもしれないね。。。
>最近はブランショスレに結構顔出してるよね。
実はブランショスレUを立てたのは当方で、
定期的には一応覗いてるんだよね。
それほど頻繁には書き込みはしてないんだけれど、
と思って1〜100までチェックしてみたら、
1、16、30、56、60、100が当方の書き込みの模様。
KEMANAIもうすぐ入手予定!(売れ行きどう?) 〆
>>613,
>>617 % さん
>また3人で同じ作品について語り合えるかな!?
そうですね。ただ、ベケットは一筋縄ではいかない作家ですので、
途中でヒステリー(!)を起こしそうになったらその都度カキコしますので、
その節はどうかどうかフォローをしていただきたいデス。
↑読む前からすでに、情緒不安定気味・・・・・・
>かなり前に書き込んだことがあって、「300」は当方。
ブランショやデリダにも言及されていて、アカデミックなレスですね!
濃密ですごいなあ。。。論文みたい。
>実はブランショスレUを立てたのは当方で、
そうでしたか! 文学板の中でもかなり高度なスレですね。
スレ主としてはやはり進行状況が気になりますよね。
>シリウスも読むんだったら『ゴドー』のほうが良かったかも。
ではアドバイスに従いベケット初心者として『ゴドー』を先に読もうかな。
ベケットはわたしにとって、かなり難易度が高い作家です。
途中で乱気流気味になりましたら、即こちらの板にカキコしますので
よろしくデス♪
>>614 soundonlyさん
>それはあれだ、霊現象だなwwww
ぎゃぼんっっっっーーーーーーー!!!
い、いやだよぅ、こわいよぅ、霊さん、あっちへ行ってちょ。
>だけどはまって書いてる文章は読む方もはまることが多い。
「ケマナイ」を読みながら、皮手袋の襞やメカの精密な描写、
戦闘シーンを描いているときのあなたの熱さが伝わってきましたよ。
>これはトランス発動の法則だwww
そうなんですよね。「坦坦録」にもありましたが、お栄は普段は呆けているよう
なのに絵を描くときだけ魂が入り、しゃんとなったのですね。
きちんとした生活が送れないのだめもそう。ピアノを弾くときだけまともになる。
創作する人は多かれ少なかれこのトランス発動を体験しているはずです。
>ふむ。だけど記録がぜんぜんないっていうのはおかしいよな。
>版元に内緒で行方をくらましたってことかな。
そうですねえ・・・・・
お栄は都を遠く離れ鄙びた田舎で晩年を過ごしたのではないのかなあ。
版元の存在すら知らない人々の住む農村だったり、漁村だったり。。。
そこの草深い村で村人たちに頼まれれば茶碗や皿などの日用品や
子供のお手玉などに絵をつけたり祭り絵を描いたりして食べ物と交換した
のではないかと。
村人たちはお栄が北斎の娘だとは知る由もなく、絵柄をつけてもらった
陶器類は普通に日常で使い、割れたものもあるでしょうし、紛失したもののほうが
多いのではないでしょうかね。高名な絵師だと知っていれば、蔵の奥に
丁重にしまわれたでしょうが、お栄の性格からして名乗ることはなかったで
しょうから。。。
誰にも知られることなくひっそりと過ごし、好きなように絵を描いて晩年を
迎えたのではないかと。
北斎の娘応為としてではなく、絵を描くのが好きな無名の女絵師として。
実入りは少なかったでしょうが、版元からあれこれうるさい注文をつけられる
こともなく、思う存分好きなように伸び伸びと描いたでしょう。
>やっぱ鉄蔵がいなくなってショックだったのかな?
>なんだかんだ言って北斎の1番のファンはお栄だったということか?
一心同体ってあのような父娘のことですよね。
巨星が消えてしまって抜け殻のようになったのかもしれませんね。
>>615 >西陣織の眼鏡ケースか、かっこいいねww
ありがとうです♪ ちょっとお洒落な感じですよん♪
江戸東京博物館にも置いてあり、ほしかったのですが高価でした。
それが、今回は約半額で置いてあるではありませんか!
即買いましたヨ♪ 朱色の生地に金銀のお手玉が散ってます。
>歌麿はモデルの女よりもむしろ自分の描いている絵そのもの、
>自分の技術自体にはまって描いてる感じがしたな。
なるほど。写実云々ではなく、自分の表現したい絵を技術を使って描く
のですね。確かに自信のほどが伺えます。ブレや揺らぎがない。
>こういう突拍子もないアイデアが北斎のすごいところだな。
>北斎は常に見る者を「ちょっと驚かしてやろう」みたいなところがあるよなww
ホント、北斎という絵師は型にはまらないスケールの大きさを感じさせます。
先ず何といっても好奇心が人の何十倍も強い!
また、「見せる」=「魅せる」ことに関しては天才的な閃きがありますね。
人を面白がらせたり、驚かせたり、笑わせたりといったエンタテイメント系の
サービス精神が旺盛な人だったのでしょう。
ただ絵が上手いだけのそこいらの絵師とは格がちがうのですね。
>>616 >それにしても「また終わるために」か、むずかしいなあwww
>おれもちょっと読み返すわwww
ベケット作品としてはページ数の少ないものを選んだつもりですが、
わたしにとっても未知の未読の作品であり、読む前からドキドキ。。。
あ、でもその前に「ヘリオガバルス」読了しないと。
うぅっっっ、、、なんか遅々として進まない。。。。。
アルトーってブランショやベケット同様、かなりの曲者のような・・・
(彼の破天荒な私生活や破綻した人生を抜きにしたとしても、かなりアクが強い)
ο
次スレだよ /⌒ヽ
/ \
ハ,_,ハ / γ ⌒ヽ `‐-、
,:' ´∀`';/^l / i i ヽ.
,―-y'u'''^u'' | /⌒ヽ ヽ ___,ノ /
ヽ ´ ∀ ` ゙': / \ /
ミ 〆 `‐-、 /
゙,. つ/´''ミ ヽ/
(( ミ / ;:'
'; 彡
(/~"゙''´~"U
次スレはここです。 ↓
http://academy5.2ch.net/test/read.cgi/philo/1102188602/l50 スレ主様
途中からスレをお借りして早くも半年経ちました。
おかげで、とても楽しく対話することができました。
ありがとうございました。
楽しく雑談できるスレを許容している哲学板の度量の深さに毎回感謝
しています。
soundonlyさん、%さん、盛りだくさんの対話をありがとうです♪