スピノザ

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1考える名無しさん
2考える名無しさん:03/10/15 01:05
デスピサロ
3考える名無しさん:03/10/15 01:40
関連リンク

スピノザ協会
www1.odn.ne.jp/gakuju/kyokai/spinoza.html
シュヴェーグラーの『西洋哲学史』から、スピノザ哲学の簡潔な解説を引用
www.ne.jp/asahi/village/good/spinoza.htm
スピノザの生涯・思想・参考文献
www.furugosho.com/precurseurs/spinoza.htm
Baruch de Spinoza●著作●参考資料
www.nakayama.org/polylogos/philosophers/spinoza.htm
ETHICA (Latin Text)
perso.club-internet.fr/glouise/
4考える名無しさん:03/10/16 01:45
スペルマと同じでつか?
5考える名無しさん:03/10/16 01:47
自称中学生のおじさんにはその程度のレスしかつけられないみたいですね。
6考える名無しさん:03/10/16 01:48
自称東大生の引きこもり60歳にはその程度のつられ方しかできないみたいでつね。
7考える名無しさん:03/10/16 01:49
すれを横断しての嵐と煽りのコラボレーションはたのしいでつ。
8考える名無しさん:03/10/16 01:51
内容的には何の関係もなく、音だけからスピノール代数とピザを連想してしまう。
9考える名無しさん:03/10/16 01:51
嵐とのコラボレーションCD
10考える名無しさん:03/10/16 01:54
スピノザはいい哲学者でつね。
11考える名無しさん:03/10/16 01:56
御尊顔
www.shah.it/define.htm
www.gustavus.edu/oncampus/academics/philosophy/spinoza2.html
www.rwi.unizh.ch/spinoza/Hauptseite.htm
12考える名無しさん:03/10/16 01:56
スピノザは代用的哲学者でつ。
13考える名無しさん:03/10/16 01:56
またがえた、代表的哲学者でつ。
14考える名無しさん:03/10/16 01:59
>>12の方がおもろい
15考える名無しさん:03/10/16 01:59
>>14 どういう意味にとれば面白いのでつか?
16考える名無しさん:03/10/16 02:00
ドラクエのキャラっぽい。
17考える名無しさん:03/10/16 02:00
18考える名無しさん:03/10/16 02:03
スピノザは高等教育を受けていまてん。(検索で知った)
19考える名無しさん:03/10/16 02:04
中卒か?
20考える名無しさん:03/10/16 02:05
>>19 東大か?
21考える名無しさん:03/10/16 02:11
>>20
高卒ですが、何か?
22考える名無しさん:03/10/16 02:14
へー自称東大生はこうそつでつか?
23考える名無しさん:03/10/16 02:17
自称60の東大生はまだでつか?
24考える名無しさん:03/10/16 03:19
はやくでてきてくだたい。>彷徨える勝利宣言
25考える名無しさん:03/10/21 01:06
でつ夫君がはりきり過ぎてスレが伸びないね
26考える名無しさん:03/10/25 06:29
スピノザ
ですよね
レンズ磨く姿が、いつも浮かんで なぜか あたたかい気分です。
27考える名無しさん:03/10/25 15:09
>>26
すげーなお前見たのかよ
28考える名無しさん:03/10/25 19:11
感情の模倣とか言ってたのこの人?
29ふたりめ? さんにんめ?:03/10/25 23:15
あのね。スピノザがレンズを磨いたというのは、よごれを取るためにそっとふく
のではないの。焦点があうように削ることなの。あたいも誤解してたが。
30考える名無しさん:03/10/25 23:20
>29
あほ?
31考える名無しさん:03/10/26 01:01
おお。じぶんをたなにあげてよくおっしゃる。
もうこないので、すてぜりふでした。
とかいいながら朝までいる私?
32考える名無しさん:03/10/30 20:42
スピノザって面白いな。
33考える名無しさん:03/10/31 22:33
スパゲティ + ピザ =  スピノザ
34考える名無しさん:03/11/02 02:06

前田英樹チェンチェイも、スピノザを認めていらっしゃる。これは
ある意味当たり前すぎるけれども、でもやっぱ認めている訳で。
スピノザがすごいことはこれからもわかる。
35考える名無しさん:03/11/02 02:17
>>33
炭水化物ばかりどすな
36考える名無しさん:03/11/03 08:57
エチカ読み始めたけど2ページ目で挫折したよ!!
37考える名無しさん:03/11/03 09:00
幾何学的方法に基づく挫折
38考える名無しさん:03/11/03 10:31
>>36
第三部から読んで戻れ
39考える名無しさん:03/11/12 21:42
知性改善論復刊あげ

つか、先に復刊するものがあろだろ!!!
40投錨通信。:03/11/13 00:09
↑ほんとですかぁ?
それは書簡集? いやいやトラクターテス?

それはさておき、スピノザと仏教に関するよい文献があったら教えてください。
如来蔵ということをおっしゃった人がここにいらしったと思うのですが、
誰でももともとほとけということと、すべては神ということは同じですか???
そうそう、mimesisさんでした。たしか。いまいづこにかおはします!おなつかしい、
っていいことばですね。
41考える名無しさん:03/11/13 00:14
「神学・政治論」あと9票で復刊交渉に入ります。ご協力お願いしますm(_ _)m

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2459
42考える名無しさん:03/11/13 01:04
岩波HPにでてる。
43考える名無しさん:03/11/14 11:53
age
44考える名無しさん:03/11/29 19:43
「エチカ」読んでます。第二部の途中です。明日までに読了する予定。
第一部の神についてはなんとなく分かった気がするのですが第二部からは
ちょっときつくなってきました。
45考える名無しさん:03/11/29 23:12
第二部読了。さっぱり分からなかったに近い。観念とか意思とかいう語法にも
なじみがないし・・・。第三部がもっと難しかったらどうしよう。
46考える名無しさん:03/11/30 00:26
↑ 第三部はいちばん常識的なので、むろん大丈夫。やっば二部と五部が
きびしくもあり、中心でもある。それらが一部の帰結なら、一部こそきびしい
わけだが。それにしてもいろんな人が来るべきところなのに、いやここの
ことさ、ずいふんさびしいねえ。
47考える名無しさん:03/11/30 00:51
エチカの最初の部分でいきなり挫折する人とかおおいんじゃないのかな・・・
48考える名無しさん:03/11/30 03:42
第三部読了。たしかに比較的読みやすかったです。
愛とか憎しみとかいった感情について常識的に考えられることを
証明形式つうか定理で書いてあるのが面白いと言えば面白いかも。
明日早起きしてまたがんばろーっと。
49考える名無しさん:03/11/30 13:21
第四部読了。やっと倫理学になった(w
う〜む、深い。
50考える名無しさん:03/12/02 20:36
復刊ドットコムをご利用いただきありがとうございます。

おめでとうございます。
下記のリクエストが規定投票数(100票)に到達しました。

登録No.2459 登録日時 2003/11/29
--------------------------------------------------------------------
 ジャンル   : 宗教・哲学
 書名     : 神学・政治論
 著者名    : スピノザ(畠中尚志訳)
 出版社    : 岩波書店
--------------------------------------------------------------------
51考える名無しさん:03/12/02 21:51
エチカ読み終えました。第五部は短かった分、内容が凝縮されてて
おもしろかったです。↑の神学・政治論も読みたいな〜畠中さんの注は親切でした。
52考える名無しさん:03/12/06 01:08
祝・知性改善論復刊! 岩波にちと感謝。
これを私がするとは思わなんだ。
53考える名無しさん:03/12/06 01:45
知性改善論は間違いなくデカルトの方法序説のパクリ
54考える名無しさん:03/12/06 02:55
『方法序説』というより『精神指導の規則』でしょ。
55考える名無しさん:03/12/06 03:07
>>50
おめでとう。
祝・「神学・政治論」復刊。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/2/336151+.html
56考える名無しさん:03/12/06 03:10
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
57考える名無しさん:03/12/06 10:32
いきなり購入できるわけね。。。
58考える名無しさん:03/12/13 08:43
岩波は意外と良心的な出版社だな。読者の要望に応えるのがこんなに早いとわ
59TS:03/12/13 09:22
岩波文庫にライプニッチュが少な過ぎると思うな。読者の要望としては。
60考える名無しさん:03/12/23 02:50
読んだ(でる)人、ちょっとまとめてみてくださいよ。
お願いします。
61考える名無しさん:03/12/23 13:37
神学・政治論売ってないよう
62考える名無しさん:03/12/23 15:18
売ってないね。
重版中なままずっと放置されたりして・・・
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
63考える名無しさん:03/12/23 15:55
デカルトの哲学原理・附 形而上学的思想
www.fukkan.com/vote.php3?no=5310
神・人間及び人間の幸福に関する短論文
www.fukkan.com/vote.php3?no=2485
国家論
www.fukkan.com/vote.php3?no=12492
スピノザ往復書簡集
www.fukkan.com/vote.php3?no=2484

↓これはOK
神学・政治論
www.fukkan.com/vote.php3?no=2459
64考える名無しさん:03/12/26 21:39
神学・政治論復刊は2月だそうです。
英訳で読んでるので個人的には助かった。
65考える名無しさん:04/01/01 18:28
荒らしやキチガイがいないのにこんなに低レベルなスレというのもめずらしい
のではないか。
66考える名無しさん:04/01/05 20:06
スピノザは最近再評価されてるらしいので、age
67考える名無しさん:04/01/05 20:18
全宇宙を絶対的秩序の一つのシステムであるとし、それが神であるとした。
彼の神は人格神ではなく、もちろん自由意志もない。
それは汎神論(pantheism)と呼ばれ、現在の殆どの科学者の思想的基盤となっている。
当世、彼は異端として糾弾されたが、彼の思想がその後の歴史にもたらした恩恵は大きい。
68考える名無しさん:04/01/05 21:42
そろそろ、この人の出番ですか?
69考える名無しさん:04/01/06 20:00
現代思想のスピノザ特集が欲しいのだが手に入らん。
70 :04/01/06 20:37
おれ二冊とも持ってる。
71考える名無しさん:04/01/06 21:31
スピノザ体験ってどんなんですか?
72考える名無しさん:04/01/06 21:47
スピノチスムは徹底したリアリズム
  
 −上野修氏に聞く−

ttp://www1.odn.ne.jp/gakuju/osirase/ueno.htm
73考える名無しさん:04/01/07 00:29
イスパノイザと何が違うの?
74考える名無しさん:04/01/08 21:44
春のリクエスト復刊 2月24日

青帯
福住正兄筆記/佐々井信太郎校訂 『二宮翁夜話』
広瀬豊編 『吉田松陰書簡集』
松浪信三郎訳 『パスカル 科学論文集』
スピノサ/畠中尚志訳 『神学政治論 ―聖書の批判と言論の自由―』全2冊
フッセル/池上鎌三訳 『純粋現象学及現象学的哲学考案』
カーライル/石田憲次訳 『衣服哲学』
75考える名無しさん:04/01/08 23:58
上野修さんはスピノザ研究者としては世界レベルにいるんじゃないか
本人もいい人でした
76考える名無しさん:04/01/20 16:12
age
77考える名無しさん:04/01/24 16:10
>>65
同意。
哲学板住人がいかにスピノザを読んでいないかだね。
いや、おれもだけどさ。
色々教えてよー。スピノザの著作はどの本から入るべき?
概説書として最適なのは?
78☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/24 16:15
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!

物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、

そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/

僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)

孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、

☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
79考える名無しさん:04/02/02 15:08
大江健三郎が老後はスピノザ読んで暮らしたいと言ってたが、読んでるかな?
80考える名無しさん:04/02/02 23:59
>>77
とりあえずエチカ読めばよいと思うよ。
俺も分からんところは読み飛ばしながら読んでる。
81考える名無しさん:04/02/04 01:32
>>79
初耳です。なんで「老後」に「スピノザ」なんだろうか。
ちゃんと読むには、時間が必要ということなんだろうか。

それから、大江って実存主義的な作家だったっけ?
スピノザって本質が存在に先立つとは言わないまでも、神に於いては
本質と存在が同じことだ、って言ってるよね。
スピノザの何が、大江をひきつけたんだろうか。
82考える名無しさん:04/02/04 01:38
81だけどぐぐってみた。
ttp://www.ops.dti.ne.jp/~kunio-i/personal/oe/cyugaeri.html
小説をやめたらキリスト教に入ると思い、それへの最後の抵抗としてスピノザを読んだ。
この思いも、どこかで引きずっていた。

どうもスピノザを読んだ上で、神なしに「魂のことをする(人間のあり方を総合的にとらえて
自分を磨いていくこと)」の可能性を認め、「宙返り」を書いたようですね。
個人的にはちょっと納得。
83考える名無しさん:04/02/06 20:15
大江が柄谷との対談で言ってたな。
アメリカ人の書いたスピノザの研究書がいままで一番難しかった本だっだって。
84考える名無しさん:04/02/07 18:06
来週の「お厚いのがお好き」は『エチカ』ですね!
録画しなきゃ!
85考える名無しさん:04/02/08 02:51
>>84
見てみたい……んだが俺の住んでるとこでは放送してない。残念。
>>83
誰の研究書だろう。
86考える名無しさん:04/02/08 10:32
>>85
確かErrol E. Harrisという人。
柄谷が大江にYovelですか?とか訊いたのに
大江がそう答えていた。
87考える名無しさん:04/02/23 19:08
明日 神学政治論 復刊あげ

これで「神・人間および人間の幸福に関する短論文」以外すべて揃う。
88考える名無しさん:04/02/28 15:55
□ 『スピノザ 国家論』 畠中 尚史 訳
重版中〔予定本体価格 600円〕 2004年5月18日 重版再開(1940年12月14日発行)
http://www.iwanami.co.jp/shinkan/repub/2004/05.html
89考える名無しさん:04/03/02 19:27
どんどん復刊されるんだね。
それだけいま注目されているということなのかな?
90考える名無しさん:04/03/07 02:24
神学・政治論がまた重版中になってるね。
本屋でも下巻だけ品切れだし。
さっさと買っとけばよかった・・・
91考える名無しさん:04/03/07 07:45
岩波は「買い取り(っていうんだっけ?)」だから、
まだ置いてる本屋もあると思うよ。
92考える名無しさん:04/03/08 19:43
すごく興味があるけど、エチカが難しくて、手が出ない。
みんな、スピノザをどういう風に読んでる?
寝ながら、とか書くなよ、こら。
93考える名無しさん:04/03/13 03:57
>>92
知性改善論から入ってエチカへ…実は10年かけて読んだ(´-ω-`)定理とか
一個一個確認しながら少〜しずつ。けど頭のいいシトはササッと読むんだろ
うね。漏れの知性もいちおう改善された…かもしれない

イマジンとか聴く方が手っ取り早いかも
94考える名無しさん:04/03/15 01:30
>>93
>イマジンとか聴く方が手っ取り早いかも

ん? どういうこと?
煽りじゃありません。
教えてくらはい。
95考える名無しさん:04/03/15 14:11
>>94
レノンは創価だったという噂もあるんですがw…立場としては汎神論的だし、イマ
ジンやゴッドの歌詞はスピノザに通じるところ大と思うわけでつ。ま、そうい
う思想のエッセンスとして聴いてみてもいいかなと…まさか「自己原因とは…
」なんて歌の文句にはなりませんし
96考える名無しさん:04/03/19 01:51
哲学厨房でつ。「エチカ」読もうと思ったんだけど・・・
『神』が頻繁に出てくるよね。
これってユダヤ教とかキリスト様とかそういうこと?
学校で西洋の歴史はキリスト教が作ったみたいなこと教わったけど
オレは宗教には興味ないんだけど・・・
スピノティストってかっこいいイメージがあるんだけど
(それで読もうと思ったんだけど)その人達の心の中心には
『神』がいるの?
97考える名無しさん:04/03/19 01:55
>>96
ユダヤ=キリスト教の神がどういうものかをちゃんと学んでから
「エチカ」を読めば、スピノザの異様さが少しは分かってくるよ。

何も知らない状態でいきなり「エチカ」は無茶だと思う。
98考える名無しさん:04/03/19 01:57
スピノザの異様さ?
かなり合理的で現代的にはそれほど違和感はないだろ。
99考える名無しさん:04/03/19 02:00
まあ、スピノザは構造主義の母みたいなもんだかだからな
100考える名無しさん:04/03/19 02:03
なぜハイデッガーがスピノザのことを無視し続けたのか、
教えてくださいませ、偉い人!!
101考える名無しさん:04/03/19 02:04
>>98
合理的かどうかは合理性そのものについてのスピノザの考えを
読み取っていかなければならないのだが・・・

君は「エチカ」の数々の定理や証明過程に違和感なく取り組めるの?
異常=古臭い・劣っている・新奇という意味ではないよ。

102考える名無しさん:04/03/19 02:09
>14 名前:考える名無しさん :04/03/19 01:31
>ウヨク的な言説を2ちゃんねるで撒き散らすことで神経症が
>癒されるということはあるのだよ。
>幻想としての国家は空想ではなく宗教的なリアルポリティッ
>クスなんだよ。

こういう幻想と熱っぽいリアルポリティックスの力動を神経症
の産物とする視点がスピノザの最大の成果である。
これはマルクス、アルチュセール、ラカンへと受け継がれた。
103考える名無しさん:04/03/19 02:12
>>102は合理的=科学的
104考える名無しさん :04/03/19 02:16
レノンはしらないが、ボーイ・ジョージやティナ・ターナーは層化だった
はずだ。同僚の信者がキキとしてしゃべってたことがある。
105考える名無しさん:04/03/19 02:44
>>102
ニーチェ、フロイトにも受け継がれてますが。
106考える名無しさん:04/03/19 04:44

 ス ピ ノ ザ は

 ス ペ ル マ に

 似 て る ん だ ろ w


 ス ピ ノ ザ は

 ス ペ ル マ を

 煮 た も ん だ ろ w


108☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆IDiumpIPqw :04/03/19 08:40

へー そうなんや
109考える名無しさん:04/03/27 09:03
「「スピノザの排除が私には意義深いものに思える」、コギトの形而上学
ならざる「合理主義的実体主義」、とスピノザの哲学を形容しつつ、デリダ
がハイデガーについて語った言葉」合田
110考える名無しさん:04/03/27 09:10
哲学が大学で教えられるようになる時代が、
ちょうど国民国家の時代だったので。
ハイデガーはスピノザのようなタイプの哲学が苦手だろう。
「世界像の時代」で叩いたつもりになれただろうし。
111☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆IDiumpIPqw :04/03/27 10:17


なんなんだ、、、
112考える名無しさん:04/03/27 10:57
>>102のスピノザによれば、ハイデガーの哲学は神経症になってしまうからな。
正確に言えば、ハイデガーは神経症を癒すためにナチによる国民国家を信仰したが
それは新たな病気だったということだろうな。
113考える名無しさん:04/03/27 11:00
114考える名無しさん:04/03/30 06:13

車でJラップ流してるドキュンは皆殺しにしてよい。


115考える名無しさん:04/03/30 06:25
でも、スピノザはスペルマににてるんだろ?
116考える名無しさん:04/03/30 06:28

車でJラップ流してるドキュンは皆殺しにしてよい。


117考える名無しさん:04/03/30 06:54
いきなりエチカは読めないな・・・

ユダヤ教、キリスト教、の基礎知識、
スピノザの生きた時代背景、哲学的潮流あたりは必須か・・・

スピノザのよい入門書ってありますかね?
118考える名無しさん:04/03/30 15:12
いきなりエチカ読んでください。
119考える名無しさん:04/03/30 23:24
エチカを第三部から読んであとで戻って下さい
あるいは一部二部を適当に斜め読みしてから二度読む
120考える名無しさん:04/03/31 13:54
デカルト
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1080705411/

新しく立ちました。こちらもよろしく。
121考える名無しさん:04/04/02 12:38
>>100
そりゃユダヤだからだろ。
122考える名無しさん:04/04/02 12:48
スピノザ主義の最先端はネグリかな?
123考える名無しさん:04/04/02 13:15
>>121
ハイデッガーもフッサールのことは無視しなかったようですが。
124考える名無しさん:04/04/02 13:15
ネグリが最先端・・・スピノザより退化してるような
125考える名無しさん:04/04/02 13:16
>>122
浅田彰の受け売り
126考える名無しさん:04/04/02 13:23
>>100 の問題は哲学研究では伝統的に何度も提起されてきた
大問題で、2ちゃんごときの書き込みでは分かるはずもないよ。
>>121みたいなアホな答えが出てくるのが関の山。
127考える名無しさん:04/04/02 13:24
ちゃんと教えろエライヒト
128考える名無しさん:04/04/02 13:35
ハイデッガーって、スピノザ以外の哲学史の有名人についてはかならず
言及してるのに、スピノザについてだけは触れなかった、ということ?
129考える名無しさん:04/04/02 13:42
>>128
そういうことなんだと思いますが、単に扱われていなかった
だけではなくて >>109 の引用なんかを見るに、
ある種の積極的な回避が読み取れる
ということなんじゃないでしょうか。
130考える名無しさん:04/04/02 14:14
ハイデッガーはスピノザの合理主義に流れるのを警戒したんだよ。
131考える名無しさん:04/04/02 14:20
ハイデガーの『世界像の時代』仮説のウイークポイントである上に、
スピノザの真理論「真理は真理自身および虚偽の印である」を崩すのが難しいからでしょう。
スピノザの真理論は「知性と事物の一致」であるよりは、
ハイデガー自身の「非-隠蔽性」という定義に近いように思います。
132考える名無しさん:04/04/02 14:27
フランスのハイデガー受容の特徴は、ハイデガーの左翼的な側面
に集中してるけど、それはフランスのスピノザ受容と関連ありそうだ。
133考える名無しさん:04/04/02 14:30
結局フランスではハイデガーが支配的になる状況はなかったわけだ。
134考える名無しさん:04/04/02 14:35
フランスではハイデガーが支配的になる状況はなかったわけだけど、
それなりの影響はあった。
しかしその影響はバタイユとかデリダとかドゥルーズとか、半身を
文学畑においている連中だろ。
135考える名無しさん:04/04/02 14:50
>>132
それ、面白さうな論点だ。いち押し。
論文書いて発表しる!
136考える名無しさん:04/04/02 14:50
別に文学畑でもいいんじゃないの?
ハイデガーの受容ならば、むしろ正統的とすら言える。
ここはスピノザスレだよ。
137考える名無しさん:04/04/02 14:55
>>133
そうなの? デリダはいまや最大の大物哲学者でしょ?そのデリダが
自分へのハイデガーの影響を再三、公言してるじゃない?
あと、レヴィナス、ブランショ、リクール、などハイデガーの影響の
大きさは計り知れないでしょう?
138考える名無しさん:04/04/02 15:01
>>134
でいいんじゃない?
半身を
文学畑においている連中だろ。
139考える名無しさん:04/04/02 15:08
なんか、それがいかんことみたいなニュアンスで言うのね。
漏れは、先にあげた人たちがフランス哲学の中心だと思ってるから
ね。
140考える名無しさん:04/04/02 16:05
文学を馬鹿にするな
141考える名無しさん:04/04/02 16:13
『神学・政治論』を文学理論として読む香具師きぼんぬ
復刊記念あげ
142考える名無しさん:04/04/02 16:18
ふむふむ。
143考える名無しさん:04/04/02 17:03
ハイデガーの脱構築が脱構築されちゃったわけ。
それでいいんじゃない。
144考える名無しさん:04/04/02 17:06

145考える名無しさん:04/04/02 17:10
>>123
でも葬式には出なかったよね。
恩師の。
146考える名無しさん:04/04/02 17:12
デリダだよね
あと楽裸バルト
147考える名無しさん:04/04/02 17:15
つかみんなハイデガーを批判的に利用するだけ利用した。
実に見事な利用ぶりだった。
148考える香具師:04/04/02 17:26
>>145
恩師だからといって、葬式なんか出なくていい。
その恩師だって、自分の葬式には来ていないんだから。
149考える名無しさん:04/04/02 19:31
だけどユダヤ人の愛人をもつのは平気なんだよね。
150考える名無しさん:04/04/04 00:19
スピノザの『エチカ』は、 もう一人の私を作る触媒として有用です。
151考える名無しさん:04/04/04 02:22
>>145
葬式に出る出ないどころじゃないだろ、
ハイデガーとフッサールの関係は。

ハイデガーの「存在と時間」を読んで憤慨したフッサールは
ハイデガーを破門しているし、ハイデガーはハイデガーで
ナチスが台頭したとき、フッサールをアカデミズムから追放してるんだから。
この二人の確執は普通の師弟関係を遥かに超えてるよ。


でも、ここはスピノザスレだから、
ハイデガーのことは終わりにしよう。
152考える名無しさん:04/04/04 02:27
「存在と時間」読んで憤慨するのも無理はない。
153考える名無しさん:04/04/24 10:45
休みだしスピノザ読んでみるかな。
154考える名無しさん:04/04/26 13:04
このまえ畠中訳と工藤訳よみ比べたんだけど、
圧倒的に工藤訳のほうが読みやすかった。
これから読むなら工藤訳(中公)をお勧め。
155考える名無しさん:04/05/16 16:47
hoshu
156七誌:04/05/19 19:56
「デカルトの哲学原理」が重版されるみたいだぞ。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/X/3361580.html
157考える名無しさん:04/05/19 20:43
>>156 サンクス
158考える名無しさん:04/05/19 23:47
「知性改善論」2003年10月復刊
「神学・政治論」2004年2月復刊
「国家論」2004年5月復刊
「デカルトの哲学原理」2004年?月復刊

なんかすごいペースだな。なんで?
残りも早い時期に復刊しそうな感じだな・・・・
159考える名無しさん:04/05/20 08:24
>>158
http://www.fukkan.com/group/?no=84

復刊ドットコムでスピノザの著作の投票が多いからじゃない?
160考える名無しさん:04/05/31 23:05
>>158
残りってなんじゃらほい?
エチカは今でも売ってるよね?

釈迦に説法かもしれないけど、
エチカの原典読むのに、おフランス語できる人だったら
Spinoza, Ethique,
presente, traduit et commente par Bernard Pautrat
Seuil, Point, 1988
まじでお薦め。ラテン語と対訳になっててめっちゃ役に立つ。
161考える名無しさん:04/06/02 10:48
凄く興味あるんですが、 デカルトしか読んだことのないようなド素人にも読めますか? また、どの著作から入るのがベストでしょうか。
162考える名無しさん:04/06/02 10:53
>>161
わかりやすい簡単な文だから安心して読みナ晴れ
163161:04/06/07 10:37
そうですか。 ちなみにやっぱり聖書は必読ですよね。 聖書読んだら読み始めよう。
164考える名無しさん:04/06/07 16:17
「エチカ」っていいね。脳内証明になっている所が、乙。
165考える名無しさん:04/06/10 21:14
「神学・政治論」読み始めたけど何か痛快だね
ニーチェの批判書を読んでるみたいな痛快さ
古風な訳に抵抗がなければこれが一番入り易いかも
166考える名無しさん:04/06/12 04:40
w
167考える名無しさん:04/06/14 10:10
>>165 そうなのか。「エチカ」で挫折しそうなんでそっち読んでみようかな。
168考える名無しさん:04/06/15 02:14
169考える名無しさん:04/06/15 11:11
>>96

スピノザの言う神っていうのは、世界として表現された実体のこと。
世界を超越した神ではない。スピノザの汎神論はある意味では無神論
でもある。

スピノザは深いぞお。面白いぞお。




170考える名無しさん:04/06/15 12:51
Gドウルーズ「スピノザ−実践の哲学」(平凡社ライブラリー)

読んでみようかと思ってるけど、どうかな。
171考える名無しさん:04/06/15 15:19
>>170
ドゥルーズ流に書かれた最高の入門書
172考える名無しさん:04/06/15 15:45
『神学政治論』は上野修氏の『精神の眼は論証そのもの』と一緒に読むと
蒙が啓かれますよ。マジでオススメです
173考える名無しさん:04/06/15 17:13
>>171
>ドゥルーズ流に書かれた

いや、そこが問題なんだけどな…
174考える名無しさん:04/06/15 17:17
けどニーチェとの共通点に注目する人間が増えたのは良いことだった
175考える名無しさん:04/06/15 18:23
フォイエルバッハはスピノザを「近代の自由思想家と唯物論者たちのモーゼ」
と呼び、賛美して以来、汎神論的永遠の相の下で愛をむさぼりまどろむスピノ
ザ像は廃棄され、スピノザは左翼のモーゼであり続けている。
176考える名無しさん:04/06/15 19:03
>>175
ハート&ネグリの『帝国』なんてもろスピノザだな。
177考える名無しさん:04/06/15 20:18
>>176
合衆国という存在様式がスピノザ的だからね。

>>175
そういえば、ドゥルーズはスピノザを哲学者のキリストだとふざけたことを
言っていたけど、フォイエルバッハのパクリだったのか。
納得。
178考える名無しさん:04/06/15 20:56
スピノザは役に立つ!
179考える名無しさん:04/06/15 21:30
>>172
> 『神学政治論』は上野修氏の『精神の眼は論証そのもの』と一緒に読むと
> 蒙が啓かれますよ。マジでオススメです

上野氏の本はロックやホッブズを読んでいた者がスピノザに初めて取りくむ
ためのとっかかり・入門書になりますでしょうか? 

180考える名無しさん:04/06/15 21:31
>>178
スピノザ哲学は起源とか根源という発想を無効にするから実践的なんだよ。
181考える名無しさん:04/06/16 06:16
スピノザは、面白い。役に立つ。実践的だ。
つまり、この3拍子が揃ってるわけだな?
182スピノザ研究の最前線!:04/06/17 12:29
スピノザーナ
スピノザ協会年報 5(2004)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?bibid=02442249
183考える名無しさん:04/06/17 13:55
役立つと実践的ってほぼ同じこといってませんか?
184考える名無しさん:04/06/17 13:57
スピノザ哲学的には同義だな
けどプラクティスとユーティリティはふつう別物だろ
185考える名無しさん:04/06/17 14:05
パリ大学の哲学科の教授が
100年に一人しかあのような
哲学者といえる人は生まれない。
この教室に来ている者は誰一人
哲学者になれない。俺も含めて
と、言っていたな〜。で、俺は
哲学を止めて、フーテンになった。
スピノザを実践するためにW
186考える名無しさん:04/06/17 14:21
>>185
そういえば、
同じように考えて作家になった
サミュエル・ベケットという男もいたな。
187考える名無しさん:04/06/17 16:53
スペルマに煮てるんだろ?
188考える名無しさん:04/06/17 20:28
時間がない、集中力がないという時は定理を拾い読み。
じっくり読めるときは証明、備考などを熟読する。

ってことで「エチカ」は便利。

189考える名無しさん:04/06/18 01:04
スピノザ訳してる畠中尚志って、

「フランダースの犬」の訳者でもあるのだな?
190考える名無しさん:04/06/18 01:24
在野気味の人だったからね
河野与一とか篠田秀雄とかみんなそう
かつての岩波文庫のあり方がわかるよ
191考える名無しさん:04/06/18 06:02
『エチカ』は公理・定理・証明(QED)と、数学的な
 叙述スタイルとっているけど、論理的な客観性ってどこまであるの?
192考える名無しさん:04/06/18 12:23
それにしても翻訳のあたらしい全集って出ないのかね。
畠中の訳は古すぎるよ。
193考える名無しさん:04/06/18 12:28
企画はあったけど工藤喜作が引退しちまったから
当分無理かもね
194考える名無しさん:04/06/18 12:54
>>193
残念。工藤喜作は引退しちゃったのか。
彼もそんな年なんだ...
195考える名無しさん:04/06/18 14:12
晢書房が出すつもりだったようです。
しかしフィヒテ全集も内輪もめで潰れるし、
出版事情の厳しさだけではない障害が多すぎるような気がします。
196マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/18 14:18
世界の名著は別人の訳だ
けど畠中でいいよ
まったく問題ない
197マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/18 14:20
つーか世界の名著のエチカは工藤喜作が訳してるじゃん。
おれは畠中のほうしか読まないけど
198考える名無しさん:04/06/18 14:23
良く嫁
工藤を中心にして全集を出す企画があったんだよ
199考える名無しさん:04/06/18 14:24
>マンコーマン ◆TmeaYmcWyM 
オマエ本当はまったく読んだことねえんだろうw
検索だけで法螺吹いて恥ずかしくないのか?ww
200考える名無しさん:04/06/18 14:25
    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  | -=・=-∴-=・=- .::| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| + 世界に広めよう!軍手通貨の輪っ
   \  `ニニ´  .:::::/     +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

201マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/18 14:29
>>199
馬鹿俺は19のときから7年間読んでんだ。
俺が哲学板やYAHOO、さまざまな掲示板でことあるごとにエチカを宣伝してきた功績も知らない厨房が。
202考える名無しさん:04/06/18 14:31
ほ〜っw
それじゃあマンコにスピノザのレクチャーをここで披露してもらおう
203マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/18 14:48
>>202
自己満足は素晴らしいとスピノザは書いているが、
一方で、
未来の観念と現在の観念は現在の観念の方が影響力が強いと書いてもある。
あとは自分で考えろアホ。
204考える名無しさん:04/06/18 15:03
それしかなのか(w
205考える名無しさん:04/06/18 15:03
やっぱりなage
206考える名無しさん:04/06/18 15:21
>>190
畠中尚志さんは「在野気味」てよりはカンペキ在野の人だったんじゃないの?
東北帝大の河野与一とはちょち違うっしょ。
(別にどっちがイイとか悪いってことじゃないよ。)
でも、篠田秀雄もそうだけど、この頃の岩波訳者陣はなんか謎めいた
人が多いな。
207マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/18 15:22
>>204
"あとは"とは>>203の三行目までの内容を言ってるんだ馬鹿。
三行目までの俺の言わんとしたいことをめんどくさいから適当に書いたってことなんだよアホ。
208考える名無しさん:04/06/18 15:28
勝手にしろw
おまえの能力なんかどうせ誰も認めていない
2CHで下痢でも流して一生終えてろww
209罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 15:31
>>204
こいつマジ馬鹿だぜwアヒャヒャヒャヒャ
おれが>>203でレクチャーしてると思ってんだぜw
書いてる内容そのまま書き写したとしか思えない低能くん(笑)
おれはエチカに突っ込みを入れたんだよ馬鹿。
エチカ読んでりゃ気づくものだろうになあ。読んでないのか、読んでも理解できなかったアホなのか(藁
210考える名無しさん:04/06/18 15:34
クソスレ
211考える名無しさん:04/06/18 15:39
>罧原堤 ◆5edT8.HnQQ
なんかまた変なのが現れたなw
どうせいつもの自演だろう
こんなキモイことをやらかすやつはアイツしかいない(藁
212考える名無しさん:04/06/18 15:40
>こんなキモイことをやらかすやつはアイツしかいない(藁

だれすか?それは??
213考える名無しさん:04/06/18 15:41
少なくともこんな馬鹿げた卑劣な事が書ける奴は
スピノザのテキストとは全くの無縁です(w
214罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 15:42
>>210
しょうがねえからレクチャーしてやるよ。あんまりお前が馬鹿なんで可哀相になってきたw
未来の観念を思い浮かべて生活していろとスピノザは主張しているのか現在の観念に囚われていてもいいと主張しているのか、
まずそこからレクチャーをしていかなければならんな。いやはや。
あとは自分で考えろ。
215考える名無しさん:04/06/18 15:44
すごーくクソスレ
216考える名無しさん:04/06/18 15:46
211 名前:考える名無しさん :04/06/18 15:39
>罧原堤 ◆5edT8.HnQQ
なんかまた変なのが現れたなw
どうせいつもの自演だろう
こんなキモイことをやらかすやつはアイツしかいない(藁
217考える名無しさん:04/06/18 15:47
オマエの話なんか別に聞きたくもないんだよ。キモイからw
ただどうせ読んでないサイコパスのあれだというのがわかるから
この板の健全化のために自警団みたいな意識でもって
だったら証明してみろよといってるまでだよw
218考える名無しさん:04/06/18 15:48
真須美が判決で久々にテレビに出てるぞ
219罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 15:48
>>213
時にはうんこな気晴らしをして楽しむのが賢者の生き方だとお前の大好きなスピノザも書いているじゃないかw
220故スピノザ:04/06/18 15:49

    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  | -=・=-∴-=・=- .::| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
   \  `ニニ´  .:::::/     +
    /l :ヽ`ー' 〃`ト、
  ../  .! : :`ー〃' : :| ',
  {.  | : : : 〃: : : : l  }
  冫〜''ァ〃: : : : : : :lノ
  /ゝ'/ /: : : : : : : : : :!
  {, ~´.ノ: : : : : : : : : : : }
   ̄ ヽ-‐‐-;r--‐r‐'''′
     |` ̄l | ̄´l
     /''⌒''!ト''⌒ヽ.
221罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 15:53
>>217
なんで俺がエチカを十数回読み返したのがそんなに不思議なんだよ。
エチカ程度の哲学書なんかうんこしながらでも読めるじゃないかw
まあお前には難しいんだろうなw
222考える名無しさん:04/06/18 15:55
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ の妄言は聞き流していいです
といっても誰も聞いちゃいるわけないがw
223考える名無しさん:04/06/18 15:56
>エチカ程度の哲学書なんかうんこしながらでも読めるじゃないかw

スピノザ読んだことないヤシだけがそういう事言えるね
224罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 16:04
>>223
証明してやるよ。怒りの画像うpを食らえ。
http://mootoko2chface.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upload/src/up0942.jpg
岩波は読みすぎてぼろぼろになったから買いなおしたんだ。中公もある。
俺がお前にスピノザの事で云々される覚えはねえよw
225考える名無しさん:04/06/18 16:08
なんだやっぱり読んでねえんじゃねえか(ゲラゲラ
226考える名無しさん:04/06/18 16:09
    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  | -=・=-∴-=・=- .::| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| + 世界に広めよう!軍手通貨の輪っ
   \  `ニニ´  .:::::/     +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

227罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 16:19
>>225
馬鹿。左の二冊がそのボロボロになったエチカ上巻下巻だ。
写真に鮮明に写らないほどだ。俺がいかに読みふけったかわかるだろう。
もう一回うpしてやる。
http://mootoko2chface.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upload/src/up0943.jpg
228考える名無しさん:04/06/18 16:33

公理 スピノザ厨は馬鹿丸出しである
証明 必要無
229スピノザスピ子:04/06/18 16:33

    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  | -=・=-∴-=・=- .::| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| + あなたは軍手でメシが食えますか?
   \  `ニニ´  .:::::/     +
    /l :ヽ`ー' 〃`ト、
  ../  .! : :`ー〃' : :| ',
  {.  | : : : 〃: : : : l  }
  冫〜''ァ〃: : : : : : :lノ
  /ゝ'/ /: : : : : : : : : :!
  {, ~´.ノ: : : : : : : : : : : }
   ̄ ヽ-‐‐-;r--‐r‐'''′
     |` ̄l | ̄´l
     /''⌒''!ト''⌒ヽ.
230罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/18 16:47
>>228
ほんとスピノザ厨とショーペンハウアー厨は馬鹿丸出しだよなw
天才はキルケゴールしか読まないもんだよ。
231考える名無しさん:04/06/18 18:59
ドゥルーズの「スピノザと表現の問題」
たまんねえよ!ビンビン感じる。
232考える名無しさん:04/06/18 20:27
『破門の哲学―スピノザの生涯と思想』(清水禮子著 みすず書房刊 1978)
はどうでつか?
233考える名無しさん:04/06/18 21:59
ここはなんか凄いバカがいるなあ
写真うpして「証明」してるしw

はぁースピノザはつらいよ
234考える名無しさん:04/06/18 22:25
誰か私とともに共通概念を形成し、新しい個体となって、
喜びの世界に突入しませんか?
235考える名無しさん:04/06/18 22:28
>>229
軍手製造業者は軍手で飯を食っていますが、何か?
236考える名無しさん:04/06/19 05:00
スピノザの新しい邦訳全集もうすぐ出るって話だよ。多分ここ一年で。
237罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/19 05:35
>>233

お前のレベルに合わせただけだよ
俺の講義についてこれなかった落ちこぼれが
238考える名無しさん:04/06/19 06:42
皆さん、スピノザの徒と自らいうのを
止めるべき。そんなにスピノザを貶め
たいのか、と思うよ。
239考える名無しさん:04/06/19 06:43

   ∩___∩
   | ノ''''''  ''''''ヽ  ∩
  / (●), 、(●)、| ノ |  そうかな?
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, ミ /
 彡、  `-=ニ=- '  /
/ __ `ニニ´  /
(___)──────


240考える名無しさん:04/06/19 06:47
2ちゃんねる用スピノザってのは
ないから、そうだといいたいね。
241240:04/06/19 06:50
>>233,237のことをいってるんだが。
242240:04/06/19 06:52
2ちゃんが善でもないし。
243240:04/06/19 06:53
だから、どうでもいいんだがね。
244罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/19 06:54
デカルト+エピクテトス=スピノザ

スピノザはパクリ野郎
または四流数学者
245罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/19 07:07
>>238
まったくそうだな。
自分の頭で考えた意見はマンコーマンの203だけじゃん。
あとは解説書から引用したようなのが2、3あるばかり。うんこだなあ。
246罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/19 07:28
第四部の序言でスピノザは感情に支配される人間のことをいってるが、
同じ部で、偶然的なものに対するより可能的として表象されるものに対する感情のほうが強いと言ってる。
また偶然的、可能的なものより必然的として表象する物に対する感情の方が強いと言っている。
こいつは前の部で偶然なものはないすべて必然だ。だが人間が馬鹿なんで偶然と思うんだと書いていたが、
これらを総合して判断すると、
247考える名無しさん:04/06/19 10:02
私が哲学史の規範に従って最も真剣に取り組んだのはスピノザだった。
しかし読むたびに背中を突かれる一陣の風のような感じ、魔女の箒に
乗せられているかのような感じを私に与えてくれたのもほかならぬス
ピノザだ。われわれはズピノザを理解し始めてさえいない。そして私
だって他の人以上にスピノザを理解しているわけではない。

                       ジル・ドゥルーズ
248考える名無しさん:04/06/19 22:00
情況 ドゥルーズ「スピノザ」特集

249考える名無しさん:04/06/19 22:01
誰かが誰かをりかいすることなんてそもそもできないのだよちみ。
250考える名無しさん:04/06/19 23:52
さあ、第三種の認識へ!
251考える名無しさん:04/06/20 08:04
古本を本棚に並べて悦に入る香具師っているよな。
和訳しかないというのも痛いところだ。
252考える名無しさん:04/06/20 10:47
岩波文庫で出てるスピノザの著作って、

『知性改善論』
『エチカ』(上・下巻)
『国家論』
『神学・政治論』(上・下巻)
『デカルトの哲学原理』
『スピノザ往復書簡集』
『神・人間及び人間の幸福に関する短論文』

で全部?
253考える名無しさん:04/06/21 21:08
全部
254考える名無しさん:04/06/22 01:28
ヘブライ語綱要が読みたい
255考える名無しさん:04/06/22 02:20
おれも読みたい
つか仏訳はあったっけ
256考える名無しさん:04/06/22 12:08
仏訳はあるね
あと虹の理論と確率論だっけ?
その英訳は持っている
257考える名無しさん:04/06/26 18:54
コナトスというつづりが大切
258考える名無しさん:04/06/28 05:08
そう神はまさに風なのです
259考える名無しさん:04/06/30 22:21
十全を無限様態で考える
260考える名無しさん:04/07/01 10:54
ここにも復刊ドッドコムの「往復書簡集」に投票した人いると思うんだけど、最近アンケートメール来なかった?
閲覧しようと思ったら、パスワード入力ミスして該当ページを見れなくなってしまったんだが、なんか重要なものだったんだろうか。
261考える名無しさん:04/07/03 08:22
トゥールズも引用してる「往復書簡集」
262考える名無しさん:04/07/04 21:08
無限知性を信じれば神
263考える名無しさん:04/07/05 22:09
非十全な観念は、いわば前提の無い結論のようなものである。
264考える名無しさん:04/07/06 17:44
厨房のために典拠を書くべし。
例えば、>>263 とか。
265考える名無しさん:04/07/07 23:02
自作なら根拠を述べよ。
266考える名無しさん:04/07/07 23:32
厨房の観念は、いわば前提の無い結論のようなものである。
267考える名無しさん:04/07/08 01:35
>>266
オナニーか?
268考える名無しさん:04/07/08 13:00
>>236
作品社全然予告出さないけど大丈夫か?
269考える名無しさん:04/07/09 20:51
危ないんじゃない
270名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 18:50
共通概念があるのです
271考える名無しさん:04/07/12 20:14
数の区別は、どうよ

272考える名無しさん:04/07/13 06:38
今「エティカ」読んでるけど難しいわ。
訳が糞なのか原文自体が難しく書かれてるのか知らんが。
273考える名無しさん:04/07/13 21:21
>>272
まずは藻前様の頭の方を疑ってみるべし
274考える名無しさん:04/07/14 07:57
>>273
まともな文を書けない人間から言われたくない。
275考える名無しさん:04/07/14 12:41
>>272-274
ぶはっ!ぶわははは
ぎゃはははは!お前ら、馬鹿じゃねえの?ぎゃーははは
おい!何か言い返してみろよ!それとも無視か?ハラワタ煮え繰り返ってるくせに
冷静に何か書き込むのかよ?おい!バーカ!!ゲラゲラ!俺をムカつかせてみろよ!

お前らにできるもんならな!できねーんだろ馬鹿!
276考える名無しさん:04/07/14 12:46
>>275
ぶはっ!ぶわははは
ぎゃはははは!お前、馬鹿じゃねえの?ぎゃーははは
おい!何か言い返してみろよ!それとも無視か?ハラワタ煮え繰り返ってるくせに
冷静に何か書き込むのかよ?おい!バーカ!!ゲラゲラ!俺をムカつかせてみろよ!

お前にできるもんならな!できねーんだろ馬鹿!
277考える名無しさん:04/07/14 15:45
スピノザを読む。もう一度読む。
再々度、繰り返し読む。
278考える名無しさん:04/07/15 14:40
われら恋するものひとしく望み、ひとしく恐れよう
他人の捨てしものを愛する者ぞ、うたてし
279考える名無しさん:04/07/15 15:01
情況読んだ?面白いよ。
280考える名無しさん:04/07/16 11:55
コナトゥスの変容を導くのである
281考える名無しさん:04/07/17 08:53
スピノザでは、人間の自由への道はむしろ茨の道であり、
哲学とはまさにあくなき自由への追求にあると考えられる。
282考える名無しさん:04/07/18 23:15
自由とは共通概念から独立していないのです
283考える名無しさん:04/07/21 11:17
スピノザは一定の時間および場所との関係において考察されるかぎりでの人々にかかわっている。
284考える名無しさん:04/07/22 15:34
歴史上の人物って訳か?
285考える名無しさん:04/07/24 20:38
神の観念と知性について
286考える名無しさん:04/07/26 18:33
幾何学的存在は特殊な問題を提起する !
287考える名無しさん:04/07/27 12:59
デカルトの哲学原理買ってきた
288考える名無しさん:04/07/28 04:27
ヘーゲルのスピノザ哲学評には、東方からの影響あり、とあります
この場合の東方というのはどこを指すんでしょうか?
ずばり仏教のことを指すのか疑問です
西洋哲学の東洋思想の受容という点では、ニーチェ、ショーペンハウアーが、
代表的かつ、先駆的だと思っていたんですが、
スピノザ哲学ではすでに東洋思想の影響があったんでしょうか?
スピノザのいうところの神即自然において、自然が指すものは、字義どうり
の自然と考えていいんでしょうか?
神=自然というのとは少し違うように思うんですが、
自分で考えたり調べるのが面倒なんで知恵貸してください
289考える名無しさん:04/07/28 04:29
>自分で考えたり調べるのが面倒なんで知恵貸してください
これさえなけりゃ...
290考える名無しさん:04/07/28 04:49
失礼しました
しかし
哲学でもなんでもそうかもしれませんが
ある部分から先は調べだすときりがなくなってきますね
僕の頭脳じゃ追いつかないんで
ほんと知恵貸してほしいです
291考える名無しさん:04/07/29 21:06
十全を信じるものは終わりが無い
292考える名無しさん:04/08/01 05:54
不完全は刹那的な悲しみをもたらす
293考える名無しさん:04/08/03 10:08
三位一体となった道徳の精神
294考える名無しさん:04/08/03 10:17
三位一体となった道徳の精神
295考える名無しさん:04/08/07 09:21
ものの持続はそのものの本質からは決定されえないからである。
296考える名無しさん:04/08/12 08:30
風に吹かれてみたい
297考える名無しさん:04/08/30 16:03
わるしゅ
298考える名無しさん:04/09/20 06:13:45
>>288
 ヘーゲルの東洋というのはイメージです。その場合、東洋には、
近代ヨーロッパ以前が全部入ってしまいます。ヘーゲルはスピノザ=東洋
だと言うことによって、スピノザを片付けているわけですが、逆に言えば、
ヘーゲル自身の限界の外だと言っていると考えてもかまいません。
 神=自然については、スピノザ自身が、神も自然も自分は一般に考え
られているのとは違うことを考えていると言っています。
299考える名無しさん:04/09/20 06:20:32
 スピノザの入門書ということで言えば、ハンプシャーの『スピノザ』が
一番ノーマルだと想います。
 ドゥルーズの『スピノザ 実践の哲学』は、専門家にとってはいろいろ
と問題があると思いますが、おもしろいと思います。
 少々専門的なもので、日本語で読めるもっとも水準の高いものは、
河井徳治『スピノザ哲学論攷』でしょう。
300ぴかぁ〜:04/09/20 13:26:54
               \\  ぃゃっほーぅ!300ゲットーー!!  //

        '´ ⌒⌒ヽ                                    0 ⌒⌒ 0 、
       ,'  ノノノ))))    ., '´⌒⌒ ヽ               ∞⌒⌒ ∞、   ,´((ハリリ) )`ヽ
       I ゝ`Д´ノ     i (( ノノリ)))          ヘへ  (((リリリヽヽハf  (((´∀` lノ `ヽ)
       丿 ノ    \    ヽヽ ´∀`ノ      .,´⌒⌒ ヽ   |(`Д`*|ヽリ||   /    \ ノ
       / Y     |   /    \     .(((ハ((( } ).  /    \| |  / Y     |    
   8∩  | / |  ∩8. |   / Y     |      ||´∀` ||/|  / Y      | ∩ | /|  ∩8 |
    \\ | |  | | 8∩ | / |.  ∩8|     /    \∩ | |  ∩8.| | | |/ ./ │ |  / |
      \ノ  |   |__ノ \\ | |.  | | |     | Y     | \| /.  | | ./ \ノ  |   |__ノ
         |    |   \ノ |   |__ノ   8∩ / | ∩8 / \ノ |  |__ノ |       |    |
        /  _ \      |    |.   \ノ  | \__ノ    |     |      / _  \
301考える名無しさん:04/09/20 13:34:01
300ゲットは困難にして稀である
302ばかぁ〜:04/09/20 16:23:01
300ゲットに十全をつくして何の意味があるの
303考える名無しさん:04/09/20 17:34:01
スピノザスレが何で今頃延びてるのか・・・

>>298

>ヘーゲルの東洋というのはイメージです。その場合、東洋には、
>近代ヨーロッパ以前が全部入ってしまいます。

これは判るのですがひとつ質問させてください。

>>288

>西洋哲学の東洋思想の受容という点では、ニーチェ、ショーペンハウアーが、
>代表的かつ、先駆的だと思っていたんですが、

ここの点について。
イメージの問題が大きいのかもしれませんが、ニーチェ・ショーペンハウアーだと
現代に近すぎるような気がします。
分野違いですけど、シュレーゲルはインドの哲学と言語についての書籍をものして
いますよね。そのシュレーゲルがインドに興味を持ったきっかけがわかりません・・・
というか、哲学でいう「ドイツ観念論」の時代以前に、東洋からの影響は見られるの
でしょうか?(すいませんが神秘主義除いて)
2ヵ月後でもいいので、良ければレス下さいな。
304考える名無しさん:04/09/20 17:40:18
>>290
> 哲学でもなんでもそうかもしれませんが
> ある部分から先は調べだすときりがなくなってきますね

現代は知らないけど、調べだして埒があかなくなって自分の頭で考えた結果、
哲学史に並ぶような人たちが出てきたんじゃないの?と言ってみるテスト。

質問するのにも頭使いますよね。かといって、一人で何もかも調べられたら
2chでも何でもいいけど、コミュニケーションの場が多分意味を持たなくなるでしょう。
下手に「自分が調べた限りじゃ判りませんでした」だったら「調べ方が悪い」という
水掛け論を呼びそうですし。

そういう意味で私はロックに賛成ですと言ってみるテ(ry
つーか、まったくの門外漢がこんなカキコしていいのだろうか・・・
305考える名無しさん:04/09/20 18:06:01
ライプニッツと中国つったら
定番のネタやろ
306考える名無しさん:04/09/20 18:17:06
>>303

> 分野違いですけど、シュレーゲルはインドの哲学と言語についての書籍をものして
> いますよね。そのシュレーゲルがインドに興味を持ったきっかけがわかりません・・・
> というか、哲学でいう「ドイツ観念論」の時代以前に、東洋からの影響は見られるの
> でしょうか?(すいませんが神秘主義除いて)

 
 シュレーゲルについてはよく知りませんが、確かフランスで研究を進めていたと思います。
当時は、フランスの方が研究が進んでいたようですね。
 一般的に言って、「東洋」についてヨーロッパ人が興味を持つようになるのが、だいたい
18世紀からではないですか。それ以前ということなら、まだヨーロッパがなかったころには
もちろん東洋からの影響があったというか、東洋からの影響しかありませんし(笑)。
 というのは、キリスト教そのものが「東洋」というか、「東方」というかからのものだし、中世
のスコラ哲学はイスラム哲学の影響なしには考えられないし、ということですが。
 で、元の質問者の人の質問ともあわせると、ヘーゲルですが、ヘーゲルはキリスト教は西洋
のものと考えたいのですが、それと近いようで違うっていいたいのがユダヤ教です。これがヘー
ゲルの言う「東方」の内容の一つで、スピノザ=東洋という場合にはずばりユダヤ思想のこと
じゃないですか。
 具体的に、今「東洋」というイメージで考えている東アジアについてです。インドがヨーロッパに
とって大事になったのは、サンスクリットがヨーロッパの言語にとても近いという発見があって以降の
ことでしょうね。
 中国に関して言えば、18世紀のおフランスやドイチュではやりました。宣教師の報告とかが中国から
どんどん来るし。よく知られているところでは、ライプニッツとかは中国にすごく興味を持ってましたね。
そのお陰で、ライプニッツは非難されるわけですが。
307考える名無しさん:04/09/20 18:26:03
シュレーゲルとか青年文法学派とか、その辺との関わりはよく知らないけど、
ヘーゲルの言う「東洋」つうのは、やっぱ元ネタからパクってる部分も
大きいんじゃないの?
ヘーゲルの『哲学史講義』のネタばらしみたいな研究って
一時期流行ってたと思うけど。
308考える名無しさん:04/09/21 04:41:04
 「スピノザ=東方」説っていうのは、カントにもあるし、ひとつの類型に
すぎない、とかってマシュレ『ヘーゲルかスピノザか』で言っていた気が
する。
 元ネタ云々っていうより、ヘーゲルにしろ、カントにしろ、研究者にしろ
スピノザっていうのは西洋近代の基準でうまく測れない、だから、東洋だか
ユダヤだか、古代(パルメニデス-スピノザのラインとか)って言いたがる
わけでね。
 前に、18世紀の後半からヘーゲル以前の哲学史を調べてみたことがあった
けど、それもパターンはだいたい一緒だったね。で、それ以前はっていうと、
スピノザは「哲学者」じゃなくて「無神論者」なので、歴史には登場しない、
ってわけだ。
309考える名無しさん:04/09/21 08:46:51
>>299
入門書なら、アランの『スピノザに倣いて』(原題『スピノザ』)というのもある。
もっとも邦訳版は現在新刊で手に入らないらしいから、図書館で探すしかないけど。
310考える名無しさん:04/09/21 12:13:29
文庫、新書で良い概説書はないですか?
「人と思想」のやつは読みました。
すごく簡潔にまとまっていると思いましたが(素人目で)。
もう直接『エチカ』などを読む気だったんですが、無理ですか?
311考える名無しさん:04/09/21 15:13:57
途中で挫折しても別に恥ずかしいことじゃないから
とにかく嫁よ
312考える名無しさん:04/09/21 16:26:31
そうさ、オレなんか何回も読み始めてるんだぜ。
313考える名無しさん:04/09/21 17:37:52
>>299
>ハンプシャーの『スピノザ』

すいません。このハンプシャーというの著者の名前ですか?
アマゾンで検索しても出ないですけど、
絶版でしょうか? それとも洋書ですか?
誓って、釣りじゃありません。よろしくご教授ねがいます。
314考える名無しさん:04/09/21 19:04:01
Stuart Hampshire (1951). Spinoza. Harmondsworth, Middlesex: Penguin Books.
スチュアート・ハンプシャー 中尾隆司 (訳) (1979). スピノザ. 京都: 行路社.
315考える名無しさん:04/09/21 22:22:41
>>314
サンクスです。
316考える名無しさん:04/09/22 01:17:58
 前から気になっているんですが、岩波文庫の『エチカ』のカバーに書いて
あった「神に酔える無神論者」っていうノヴァーリスの言葉の出典を、どな
たかご存知ですか?
317考える名無しさん:04/09/22 01:36:18
>>310

「人と思想」のスピノザはいまいちだったと思う。図式化しすぎ。
清水禮子とか、ヨベルの研究みたいなのに興味があるなら、入門書として使えるかもしれないけど。
ヨベルは読書として面白かったけど、スピノザの「人」の部分にそんな意味があるのかと思ってしまう。

「エチカ」いきなり読んでみるのが一番じゃないでしょうかね?
知り合いでは中学の頃に読んでたヤツがいたw
内容が五部にわかれてるから、興味があるところから読み始めるのもありなんじゃないかな。

定理だの公理だの出てくるけど、そこらへんは気にせずに読むのが良さそう。
言い回しがまどろっこしいところも多いけど、実例思い浮かべたりするのが案外簡単と思うね。
私は哲学専攻じゃないけど、結構読みやすいと今でも感じます。正直、入門書の類の方がややこしいw
318考える名無しさん:04/09/22 01:38:13
>>316

> 「神に酔える無神論者」っていうノヴァーリスの言葉の出典

ないw
「スピノザは神に酔える人間である」というのは、断章の未邦訳部分に出てきたはず。

この言葉、いつから言われるようになったか、ご存知の方いらっしゃいませんか?
319考える名無しさん:04/09/22 02:12:06
スピノザって言えば、ドゥルーズの『スピノザ−実践の哲学』の
冒頭に引用されてたマラマッドの『修理屋』を読んでみたいんだけど、
これがなかなか入手困難で。
早川書房さん再刊してくれないかな。
320初心者:04/09/22 02:13:57
>>317
なるほど。
いきなり、「エチカ」ですか?
今日、「知性改善論」を買ってきたんですが、
明日にでも、買おうかな。岩波文庫の訳で大丈夫ですよね?
321考える名無しさん:04/09/22 04:09:01
岩波訳は正確ですよ。羅和対訳版の「スピノザ倫理学」と照らし合わせたけど
全然オッケーです。むしろくだけた日本語にしてる中公版の方が、
実は不正確っていうか曖昧です。
322考える名無しさん:04/09/22 04:50:32
>>317
ばーか
323考える名無しさん:04/09/22 09:58:34
クモを戦わせるのが唯一の趣味だったスピノザには『スパイダーマン2』をぜひ見せてあげたかった。
324初心者:04/09/22 10:11:00
>>321
サンクスです。
325考える名無しさん:04/09/22 10:49:57
>>323
スパイダーマンを見たら、
ビッチなヒロインとオタなヒーローの関係を見て、
むしろエチカの「嫉妬」の定義が正しいのを知って楽しむんじゃない?
326考える名無しさん:04/09/23 09:13:29
・・・
327考える名無しさん:04/09/23 09:29:41
>>254
 『ヘブライ文法要綱』は、細かいところでは気になるところはあるけれども、
全体としては、それほど面白くない。当時、ヨーロッパにはヘブライ語ブーム
があって、文法書もたくさん書かれたらしく、スピノザのものもその文脈の中
で見れば重要らしいが、素人にはその辺のところがよく分からない。
328考える名無しさん:04/09/23 09:38:38
it is foolish to shrink from fear of death
329考える名無しさん:04/09/23 13:19:38
330考える名無しさん:04/09/23 14:59:08
いや、別に茶々を入れる気はないんですが、
アランの『スピノザに倣いて』はいい本だけど、
属性の解釈が甘いんだよ。ドゥルーズはそこはよく読めてるよ。
331考える名無しさん:04/09/24 00:15:51
>>330
 
 属性の解釈っていうのは、どういう点ですか。よければ教えてください。
 ちなみに、僕はアランは、どっかっていうと、『デカルト』の方が好きか
なあ。
332考える名無しさん:04/09/24 00:37:50
>331
実体は無限に属性を持つでしょ。
しかし、人間に認識できる属性は思惟と延長の二つだけだよね。
そして思惟と延長は様態において同じひとつの個体としてセットに
なってるっていうか、同じものの二つの側面だよね。
アランはここで止まっちゃってる。
ところで、スピノザの主張では、思惟と延長以外の属性における個体もやはり
属性Aと思惟のセットになってる訳。ドゥルーズはここで神の思惟する力能を
この思惟の属性の優越性に、そして神の存在する力能を属性Aとそれとセット
になってる思惟の属性の存在の根拠として明記してる。属性B,C.Dと以下同様。
今手元に本が無いので、記憶で書いたけど、だいたいそんな感じの事です。


333考える名無しさん:04/09/24 00:43:52
ぜんぜん分かってないじゃん
334考える名無しさん:04/09/24 01:05:30
「したがって並行論に与えられる最終的な規定はこうなる。
ひとつの同じ様態的変様が、各属性によってそれぞれひとつの様態によって
表現されるが、それら各個の様態は、それを思惟属性において表象する
観念とともにひとつの個体をかたちづくるのであると」
(ドゥルーズ『スピノザ−実践の哲学』平凡社ライブラリー;p139)
332の言ってることはポイントは合ってるよ。引用は同書の第4章;エチカ主要概念集の
*精神と身体(心身並行論)の項(p132〜)からだけど、この項目全体を読めば、
もっと分かるよ。333も嫁よ(何も読んじゃいないんだろーけどさ)
335考える名無しさん:04/09/24 01:07:40
ドゥルーズが? それとも>>332が?
3361 ◆TboUiayawE :04/09/24 01:12:22
kanto
337考える名無しさん:04/09/24 01:17:13
はー、「嫁よ」とか言われちゃってるよ>オレ
まあいいけど
338考える名無しさん:04/09/24 01:18:43
*一 行 レ ス に レ ス を 返 し て は い け ま せ ん。時 間 の ム ダ で す*

*スピノザに興味がある人はまず自分で本を読みましょう*
339考える名無しさん:04/09/24 01:23:02
337さんは自分の方が分かってるいうのなら、さっと説明して下さいよ。
出来ないなら黙って勉強してて下さいね。
340考える名無しさん:04/09/24 01:24:06
*一 行 レ ス に レ ス を 返 し て は い け ま せ ん*
341考える名無しさん:04/09/24 01:36:56
kanto
って何?
342考える名無しさん:04/09/24 01:38:59
わざわざ2行にする意味あるのか?
343考える名無しさん:04/09/24 09:23:00
このスレにいる人は独学でスピノザ読んだの?
とても気になる哲学者なんだが、
なんか、大学とかで勉強しないととても歯が立たないような気が
して躊躇してます。
こんなおれを言葉責めして下さい。
344考える名無しさん:04/09/25 01:46:28
何か面白そうな感じになってきたのであげ
345考える名無しさん:04/09/25 01:49:27
スピノザはいい人なんだろうな・・・
346考える名無しさん:04/09/25 01:50:50
>>343

独学っつーか、読書の楽しみを味わえると思うよ。
下手に大学で勉強しちゃったりすると、なんか字面にだまされて、エチカでも何でもいいけど
読めなくなるような気がします。解説書読むと難しそうに見えるしね。
ただ、国家論に関しては興味がなければさっぱりかもしれない(私が途中で放り出しただけかも)。

あんま哲学の知識なくても読めそうに思えるのが、『エチカ』『神学・政治論』、あと書簡集?

それと・・・アランの『スピノザに倣いて』ですけど、あれって入門書?
スピノザ礼賛の書に思えます。
347考える名無しさん:04/09/25 01:58:04
とりあえず、上野修「 精神の眼は論証そのもの デカルト、ホッブズ、スピノザ 」
学樹書院 1999/03 と
批評空間 第二期20号 での小泉、上野の熱き対談がすすめられる。
概略をいえば、スピノザ哲学の肝をデカルト的機械論の全面展開、法的世界の
決定論とフィジックなもの(とられきれぬ身体的なもの)との二重規範から
世界を見る視線とする。「エチカ」における法的なものの決定(人間の不自由論)
と最近流行している「政治論」からの自由解放論の解釈との弁別
(したがってネグリ的人間観、社会観には上野は否定的)。
ただ、その上で、小泉はスピノザになんらかの政治革命路線を見出したいとして
独自の見解を上野にぶつけては次々に質問を投げるという偉大な敗北を
成し遂げている。他方、上野はスピノザはやはり社会統治を問題にし続けたと
している。その上で、やはりフィジックなものというものは認めてはいる。
(たんに法的なものの支配にとどまらず)。しかし、マルチチュード(群集)と
いうものにはネグリらの見出すような質はないと断じている。
348考える名無しさん:04/09/25 01:59:59
 >>343
 学生の頃、たまり場で遊んでたら、映画ばっかり撮ってて全然授業にも出
ない、哲学なんて何も知らないヤツが入ってきて、その辺にあった誰かの『エ
チカ』をとって読み始めて、ゲラゲラ笑ってたんで、「面白い?」って聞い
たら、「むちゃむちゃおもしろい」って言ってたことがあった。
 なんだかマラマッドの『修理屋』みたいな話だけど、スピノザってそういう
ところがあると思うね。
 哲学なんていうのが専門家のものになるのは、哲学者が大学の先生とイコール
になり始めるカント(正確には、ヴォルフ)以来のことで、哲学に素人も玄人
もない、と俺は思うがね。ただし、素人にも玄人にも馬鹿はいるし、素人だから
許される、ってことはないね。もちろん、玄人で馬鹿は許されないはずだが。
349考える名無しさん:04/09/25 02:03:24
>>347

もうちょっと砕いた解説をお願いします。
しかし、このスレの加速は何?スピノザ萌えだからいいけどね( ´∀`)

スパイダーマンネタ、ひっそりと賛成。
350考える名無しさん:04/09/25 02:05:00
>>348
おまえふざけんなよ
マラマッド舐めてんのか?
351考える名無しさん:04/09/25 02:08:40
>>348

「哲学の素人」と「哲学の玄人」って、スピノザの時代と現代では多分違いますよね?
その線引きはどこにあって、誰がするんだろう。現代ではたぶん、大学で哲学専攻したり
して、って条件が出てくると思いますが。

・・・「哲学の研究者」と「哲学者」の違いも微妙な気がする。
『デカルトの哲学原理』で止まってたら、スピノザは研究者だったんだろうかとか、ふと
思いました。ヴォルフはよく知らないけど、教科書書いてた人ですよね?哲学者というより、
教育者・研究者のノリな感じがします。

スピノザに関しては、「孤独にレンズを磨いている」のが「哲学者=仙人」みたいなイメージ
として機能しちゃってる部分が多すぎるようにも思いますが。
なんか、ゆるい話題ばかり書いてしまって申し訳ないです。
352考える名無しさん:04/09/25 02:09:36
>>349
リクエストに感謝しますが、
あいにく当方、解説、噛み砕くのが
うまくなく、これにて失礼。
ただ、あげた書籍はもう本当に薦めることができる。
353考える名無しさん:04/09/25 02:13:34
別に頼んでもいないのに
色々薦める人がいるなあ。
御苦労なことであるよ。
354考える名無しさん:04/09/25 02:14:24
スピノザって哲学で食ってないだろ。レンズ磨きなんだから。
万物の商品化の時代とは大違いだ。
355考える名無しさん:04/09/25 02:15:44
あの時アイスクリームを買ってきたのはそういうことじゃなくて…
356考える名無しさん:04/09/25 02:18:51
>>347 訂正
(したがってネグリ的人間観、社会観には上野は否定的)。
を、
(したがってネグリらのスピノザ哲学に見出す
人間観、社会観は、上野は見出せないとしている)。
それと、法的世界 や 法的なものの決定とは、いいかたが
説明上間違っていたかもしれない。もっとふさわしいカタカナ語が
あり、最もふさわしい言い方があるはず。
いいたかったのは、スピノザ哲学の中に、人間の社会的統治に関する方法論法理論
しかないとする説(こちらは「エチカ」が参照元)と
人間の自由解放論に関する新たな所見がマルチチュード(群集;多種多様なる開かれた野生)
として見受けられる説(こちらは「政治論」が参照元とされ、
「エチカ」も「神学政治論」もまた「政治論」と等しく解放論として読まれるという)
との対立がある(とはいえ、上野によるとみんな後者に傾きがちなのはなぜ?となる)。
上野はスピノザは安置ヒューマニズムを述べることで逆説的にヒューマニズムなのだとする。
他方は、スピノザはたんなる、あるいはそれ以上のヒューマニズムなのだとする。
357考える名無しさん:04/09/25 02:19:22
>>352

即レスども。上野氏の本は手元にありますので、読んでみようと思います。
えーと、ネグリ=ハートの「帝国」論がここ数年流行ってますけど、スピノザとの結びつき
も語られてきてますよね。上野氏は、ネグリ=ハート流の解釈を否定してる、っていう
理解でよろしいのでしょうか。
358考える名無しさん:04/09/25 02:22:20
>>357
>上野氏は、ネグリ=ハート流の解釈を否定してる、っていう
理解でよろしいのでしょうか。

ハートについてはともかく、ネグリ流のロマン主義的解釈は
小泉との対談のなかで否定的でしたね。
359考える名無しさん:04/09/25 02:22:26
すみません、リロードしてから書き込めばよかった。
ヒューマニズムか・・・

スピノザの弱点は、多彩な解釈を許しすぎるところかと思ったりしますが、
本人の責任じゃないですよね。
360考える名無しさん:04/09/25 02:28:58
安置ヒューマニズムてのは難しいね。というのは、通常考えるレベルよりも
深い次元での生き物やモノや自然などに人間との(多分、生命的)同一性を認めるかどうかということと
それと全く逆方向の非生命的な方向があるのだと思う。
361考える名無しさん:04/09/25 03:02:02
 とにかく、単におもしろいものってあるよね。
 上野氏の本は、みんな「おもしろい」って言うんだけど、誰も「信用できる」
とかって言わないのがおもしろいよね。ドゥルーズの本もそうだね。
 でも、それでも、正しいとか正しくないかだけじゃなくて、解釈っていう
のは変わっていくしね、要はそこから自分が何を読み取るかっていうことで、
研究者なら別かもしれないけど、「俺の方が分かってる」とかって、つまらな
いと思うね。っていうか、そういう考え自体、スピノザからオレが(勝手に?)
学んだことなんだけど。
362考える名無しさん:04/09/25 03:41:55
単なるバカだったのか。。。
363考える名無しさん:04/09/25 04:42:16
>>358
 ネグリってロマン主義的解釈なんですか?よければ、どの辺がそうなのか
教えてください。
 『帝国』はまだ読んでないけど、「ロマン主義的」というのは意外で、面白い
表現だと思ったので。
 ハートの『ドルーズの哲学』は読んだけど、あまり面白くなかった。どこが、
というよりも全体が。スピノザとドウルーズとの関係にもあまり焦点をあてて
なかった気がする。
364考える名無しさん:04/09/25 07:20:31
馬鹿ばっかり
365考える名無しさん:04/09/25 08:45:42
>>363
>「ロマン主義的」というのは意外で、面白い 表現だと思ったので。


別に特別な表現でもないと思うが。
要は、机上の空論だっていいたいだけでしょ?
366考える名無しさん:04/09/25 10:22:55
ロマンはいかんな、ロマンは
367考える名無しさん:04/09/25 10:54:32
学者なら、正確な規定なしに蔑称としての「ロマン主義」を使うのは避けるべき
上野もその程度の香具師か。
368考える名無しさん:04/09/25 11:24:10
上野修もネグリも読んでないがエチカに
社会的統治の方法論しか読まないというのもまた極端だな。
真逆の意見はそれはそれで参考になるから読んでみたいが。
369考える名無しさん:04/09/25 18:48:11
>>368

>エチカに社会的統治の方法論しか読まないというのもまた極端だな。

同意。読む分には面白そうですけれど、当てはまらない箇所については
一体どうなってるんでしょうかね。

スピノザって都合のいいところばかり切り取られて使われてることが多い。
それだけ使いやすいんでしょうけど、神への知的愛とかはどこに行くのかと
小一時間(ry 部分的な解釈だけなら、それこそスピノザを使う必然性がない
と思うのですが。ネームバリュー?流行?
370考える名無しさん:04/09/25 18:57:10
読んでみないとわからないけれど、学者で「ロマン主義」って使うなら、一応の規定は
してるんじゃないの? ロマン主義=机上の空論=夢見がち という意味だけで使ってる
なら、多分逆効果だと思う。あと、否定的な意味だけをこめてロマン主義語るのは
危ないと思う。

そもそも、ドイツ・ロマン主義だけをロマン主義と捉えるのもどうよ。ついでに言えば
スピノザ自身も(ロマン主義という概念が出来てからしばらくして)ロマン主義者呼ばわり
されてることがあるけど、その解釈はどうなんでしょ。哲学専門の方に聞きたいです。

エチカが読みにくいと言ってる方がおられましたが、「愛を語る詩人」ハイネはエチカについて
「殻は硬いがなかみはうまい」と評してますね。言いえて妙かと。

===
哲学板ってトリップorコテ発言少ないんですか?このスレで何人か、発言辿ってみたい方が
おられるのですけど(同一人物だったりして)・・・ID出ないのは、一貫性を読み解けという
メッセージ?w
371考える名無しさん:04/09/25 19:10:35
>>370
ハイネについてだけ、
「愛を語る詩人」はハイネのほんの一面でしかない。
マルクスと親交がある社会主義者であった。
372370:04/09/25 19:23:21
>>371
だからカッコで括ったのでした。
373考える名無しさん:04/09/25 20:43:29
カッシーラの論文集『シンボルとスキエンティア』(ありな書房)
に収録されている「一般的精神史におけるスピノザの位置」は
好論文だと思います。
昨今論じられているスピノザ像は好まないという方にはおすすめかもしれません。
374考える名無しさん:04/09/26 00:48:34
>>370
日本人の場合、教養のバランスが悪いから、
上野修のような、社会思想志向を持った人は、
ロマン主義=文学好きと思われるのに過剰に反発する傾向がある。
残念ながら。
かといって文学部でロマン主義やっている人間で、
哲学との緊張関係を維持している香具師も少ない。
375考える名無しさん:04/09/26 01:59:49
「ロマン主義」の一人歩きですか笑い
もとの典拠での使われ方やニュアンスの確認なしに
議論してる笑い

原点に戻れない悲しさ笑い
376考える名無しさん:04/09/26 02:11:03
ネグリに「革命のロマン」はあるかもな
けどそれは「ロマン主義」じゃないよな
こういう区別に甘いとヤバイ。
377考える名無しさん:04/09/26 02:54:06
>>374
>かといって文学部でロマン主義やっている人間で、
>哲学との緊張関係を維持している香具師も少ない。

確かに。知的な人は少ないね。
特にドイツロマン派の研究者をなんとかしてくれ。
378考える名無しさん:04/09/26 03:10:40
>>377
ペーター・ソンディのまともな訳すら出さないからな。
それとド・マンの問いかけもスルーだ。
どうかしている。
今読むと不満も多いが、手塚富雄はちゃんとしていた。
以後落ちぶれる一方のような。

特に日本人研究者でひどいのはクライスト関係だ。
まともな単行本を一冊も見いだせない。
そういう現状と、社会科学界隈のロマン主義理解の駄目さは相補的だな。

けど、麻生健の『解釈学』という本は、
通史だけど、
スピノザもロマン主義も扱っていてまあまあ面白かった。
379考える名無しさん:04/09/26 03:41:36
>>346
 スピノザの『国家論』は、『エチカ』の入門に最良だと思う(『知性改善論』
を『エチカ』の序文として考えるってのはどうよ)。と言っても、別に、政治論
がスピノザの本領だと言いたいわけじゃなくて、『国家論』の第1章、第2章に
ある『エチカ』のまとめを読めば、『エチカ』の、少なくとも意図とか狙いが
よく分かるだろう、ってことだけどね。
 もっとも、それも『エチカ』を一度通読した上でのことかもしれない。
380考える名無しさん:04/09/26 10:26:17
>>378
ドイツ文学スレで語るべきかもしれんが、
手塚富雄はりっぱだよ。かれの限界は時代的なもので、
研究者としてはきちんと仕事してる。

俺は、ドイツ文学関連のロマン主義研究は
全般的に大不満。問題はクライストだけに限らない。
ロマン主義が好きな研究者って、
対象と距離がとれない人があまりに多い。
結局、文学を「聖域」にしてるんだよ。
381考える名無しさん:04/09/26 12:44:36
おい、おまいら、ロマン主義はドイツに限ったものではありませんよ

ロマン主義という言葉が出てすぐにドイツロマン主義の
話になるあたり、哲学専門の現状を反映してるぞ。
文学研究者については同意するけどさ
382考える名無しさん:04/09/26 12:53:12
哲学と全面的にリンクしたのはドイツでしょう。
それと、私は「ド・マン」の問いについてふれています。
彼は英独仏すべてのロマン主義について考えていますよ。
383考える名無しさん:04/09/26 14:39:33
>>382 基地外
384考える名無しさん:04/09/26 18:06:22
 建設的なことを書くぜ(笑)。
 みんなもっとスピノザについて書けよ(笑)
 スピノザのここがチャーミングだとかさ、ここに感動したとかさ(笑)。
 いや、まじで。
 それと、子供じゃないんだから、説明してよね。自分なりでいいわけだから。
 別に上野とかネグリとかドゥルーズとかどうでもいいじゃん。出してもいいけど
それならなおさら説明してくれよ。
 382さんとかもそうだけど。「ド・マンの問い」が何だか、みんなが知って
なくちゃいけないわけか?こういう風に書かれると、「ド・マンの問い」って
いうのは、「なぜ私はナチにコミットしたか?」ってことですか、とか書き
たくなるぜ。あるいは、ド・マンは保田についてどう考えていたんですか、とか
さ(ド・マンなら考えていたかもしれんが)。
385考える名無しさん:04/09/27 20:58:10
まあ、スピノザの日本での第一人者が國分君になるのは時間の問題
386考える名無しさん:04/09/28 02:18:26
 >>385
 あのね、みんなが『スピノザーナ』とか読んでるわけじゃないんだよ。
 だから、その「國分君」が誰で、どういう点で「第一人者」になるのかを
説明してくれ、って言ってるわけだよ。じゃないと、「まあ、スピノザの日
本での第一人者が國分君になるのは時間の問題」っていうのは、「ばーか」
っていう書き込みと同じ水準のものなのか?ってことになるよ(笑)。だと
すれば、それに反応して書き込みしてるオレもバカに加担してスレを荒らして
るってことになるのかもしれないけどさ(笑)。
 
387考える名無しさん:04/09/28 02:38:01
たしかに新潮10月号に掲載された
国分の最初の自然主義者は哲学者だった は
なかなかおもしろかったかも。
388考える名無しさん:04/09/28 03:14:24
389考える名無しさん:04/09/28 04:31:20
デリダのマルクス論を訳してた人?
390考える名無しさん:04/09/28 10:44:53
>>388
こういうの日本にポストモダンが輸入された時代に
多かったタイプだね。語るに足らん。
391考える名無しさん:04/09/28 13:19:02
ばーか
392考える名無しさん:04/09/28 14:15:43
まだまだ判断するには仕事が少な過ぎる。これからに期待ですよ。
393考える名無しさん:04/09/28 18:20:17
>>390
確かに。
最初読んだ時、浅田明が書いたのかと思ったよ。
394考える名無しさん:04/09/29 11:11:25
 なんだ、『スピノザーナ』の論文のことじゃないのか。しかし、そういう
輸入業と「スピノザの第一人者」とがどうつながるんだい?
395考える名無しさん:04/09/29 12:07:39
>>393
明じゃなくて彰ね。
どうでもいいが。

>>394
だな。

レベルの低い脱線したから、スピの話に戻ろうや。
396考える名無しさん:04/09/29 17:56:04
國分が駒場世代の最後の人となるのだろう。。。
397考える名無しさん:04/09/29 18:11:41
最近國分信者が出ているのか
駒場はまだ平気だろう
398考える名無しさん:04/09/29 18:41:25
 『情況』でドゥルーズとライプニッツの関係を力説した論文を書いてたが、
まったくスピノザとライプニッツの本質的な区別がついてなかったな。

 國分君、まぁ頑張ってくれ。しかしドゥルーズだのデリダだのはフランスでは
もう古くなっている。ドゥルーズも、学際性が評価されているだけ。

 デリダはもう完全終焉だね。
399考える名無しさん:04/09/29 18:56:19
じゃあ、フランスで新しいのは何なの?w>>398
古い、新しいって・・・


400考える名無しさん:04/09/29 19:01:44
>>399
移入しか考えてないとそうなるんですって。
401考える名無しさん:04/09/29 19:08:19
>>398
スピノザーナ関係者ですか?
402考える名無しさん:04/09/29 20:37:56
2日振りに見たらレス数400越してますね( ´∀`)
記念age ついでに・・・・

>>384
> みんなもっとスピノザについて書けよ(笑)
> スピノザのここがチャーミングだとかさ、ここに感動したとかさ(笑)。

私も、今スピノザを読んでる方について、読み始めたきっかけ(もしくは、学部とかで研究対象に
選んだのかetc.)聞いてみたいです。

私の場合は親の本棚にあったからですorz 『デカルトの哲学原理』と『エチカ』がありました。
子供の頃だったので前者はパス、『エチカ』については抽象的な書き方が、実生活のいろんな場面
に当てはまりそうだと思いながら読みました(子供だったので突っ込みは勘弁)。
まあ、物体論のところなどは大学に入るまで読み飛ばしていたので・・・今でも第三部・第四部が
理解しやすいです。人間関係で悩んだら第三部読むのマジお勧め、と本気で思ってました。
でも、哲学を専門にするという頭はなかったです。
403398:04/09/29 20:46:11
 Dosseあたりがあれこれ紹介してるよね。
404考える名無しさん:04/09/29 20:48:09
>>398
> まったくスピノザとライプニッツの本質的な区別がついてなかったな。

 それなら、致命的なんじゃ・・・?

 海外の思想を輸入する人は必要だと思います。最初から外国語が読めるわけないし。
 でも、「なぜ」輸入する必要があるのかが見えないこともあります。それと、ある程度
 知名度を得た哲学者や思想家については(ドゥルーズとかデリダとか)、自分の研究対象
 ならばともかく、しつこく輸入を続けるのは何故なんでしょうか。特にデリダみたいな書き
 方をする人なら、フランス語勉強して自分で読んだ方がいいのでは?(アドルノとかも)

 新しい解釈を紹介することには、意味あるのかな。
 フェミニズムの文脈や、政治論の文脈で、「現代にスピノザが通用するのか」という議論が
 結構見られますが、否定的なものも多かったです。でもデカルトとか、ライプニッツとかはOK
 だったりして。マルチチュードの概念以外で、スピノザが再評価されている文脈はあるの
 か、識者の方にお聞きしたく思います。
405考える名無しさん:04/09/29 20:49:50
>>403

 『ギリシャ人の非理性』(タイトルに確証なし)書いたドッズのことですか?
406398:04/09/29 21:17:11
 フランソワ・ドッスです
407考える名無しさん:04/09/29 21:29:25
398は判断力および知性が低いな
ドッスの煽り本はソーカルとかブーヴレスと一緒で、
フランス特有の世代間闘争に基づくただの反動本だよ
408考える名無しさん:04/09/29 21:31:40
古典哲学の研究書を読み進めるセンスと、
現代哲学を見極める判断力は若干異なるから、
両方を兼ね備えるのは難しい。
國分は前者がイマイチだとしても、後者はわかっているだろうよ。
なにせバリバールの弟子なんだから。
409398:04/09/29 22:31:05
反動とは、何に対する反動だというのかな(w?
デリダの革命的理論に対して(w?

 脱構築主義なんていうのは袋小路。次世代が継承発展させている形跡が
亡いんだから、廃れていくだけだよな。

 ドッスが追っているのはあらゆる認知科学やら、社会学、自然科学にわたっての
動向。哲学界に大天才が一人現れて、ひっくり返せる状況じゃないってこった。
しかも彼は「構造主義の歴史」ではちゃんとそれ以前のフランス思潮も綿密に
紹介しているのだよ。

 まぁ、デリダももうすぐ死ぬことだし、先はないな。
410考える名無しさん:04/09/29 22:39:46
>>408
>バリバールの弟子

ハァ・・・・・・・・。
バリバールなんて、デリダ、ドゥルーズ以上に終わってるじゃんか。
本当に興味ないので、どうしても語りたかったら、
國分スレでも立ててやってくれ。


頼むから、スピノザの話ししようぜ。
411考える名無しさん:04/09/29 22:41:43
反動というのはあらゆる世代に対して使える言葉。
デリダもサルトル世代に対する反動だ。

フランスでは特に、
過剰に前の世代を葬ろうとする傾向があるのを知るべき。
ドッスは『68年の思想』を書いたフェリーらと同じ潮流にある。

フランス国内における「脱構築主義」が厳密に当てはまるのは、
70年代後半のフランスにおける雑誌digraphやcahiers confrontationの一派のみ。
東の用語を使うなら「中期デリダ」の時期の産物。

アメリカとフランスのそれぞれでのデリダ受容の違いぐらいは押さえて欲しいね。
スピノザとライプニッツの差異ほどは違わないから難しいかもしれんが。
412考える名無しさん:04/09/29 22:43:08
俺は國分信者でもなんでもないが、
398は通俗的な「反ポモ」特有の粗雑さが目立つんだよ。
ドゥルーズ野郎ばかりで苛ついているんだろうけど。
413398:04/09/29 22:46:18
 ちなみに俺もソーカルやブーブレスはつまらんと思うけど、ポスト構造主義を
英米哲学や自然科学の立場から批判する連中というのは「認識論的切断」
とか、その種の価値相対論が気に入らない、科学を貶めていると思って
反発しているわけだろ。

 ドッスが紹介している連中は、学科横断的な相対性はあるけど、全然
相対性の意味が違っている。それにドッスは元来歴史家なので、別に世代闘争
なんかする必要もないんだよな。

 まぁ、どっちにせよ狭い専門だけで、他のすべての学問を語るのは無理な時代になったってこった。
414考える名無しさん:04/09/29 22:50:25
検索しましたが、たぶんこのドッスというひとのことでしょう。>>405
>>フランソワ・ドッスという人の『意味の支配』という本を読みました。
>>昨年邦訳が出たのですが、ポスト構造主義以降のフランスの学問界の最
>>新の趨勢を紹介した本です
415398:04/09/29 22:57:42
>過剰に前の世代を葬ろうとする傾向があるのを知るべき。

 そんなのは百も承知。でもレヴィ=ストロースやラカンは、批判されても
ある程度それぞれの分野で影響を残すだろうな。
 しかしデリダはないだろう。

 それにセールやリクールは逆に影響力を増しているとして評価してる。
ドッスが今のフランスの学問界の動向はさまざまだが、収斂してきている、
というのは、かなり説得力がある。反論するなら、「脱構築絶好調!」
とかそんな資料をあれくらいの分量で提示してくれ(w
416考える名無しさん:04/09/29 23:11:13
話がコンガラがってきてるぞ ドゥルーズがなんで脱構築なんだ???
417考える名無しさん:04/09/29 23:13:55
>>415
>しかしデリダはないだろう。

なぜそういいきれる?
ラカンの方がやばいだろ?
418ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/09/29 23:18:33
ラカンはある意味最強だろう。
419考える名無しさん:04/09/29 23:19:34
リクール、ドゥルーズ、レヴィ=ストロースは残ると思うけど、ラカンも思想史的には
残るだろうし、デリダも同じかしらねえ。
420考える名無しさん:04/09/29 23:21:19
はははははは。
ラカンは生き残るだろうねえ、アカデミズムの中だけで。
保守的な心性をもった教授連に受けがいいからねえ。
421考える名無しさん:04/09/29 23:21:19
>>417
パリ大学に「精神分析学部」があるのは知ってる?
日本や英米とは哲学事情がだいぶ違うのですよ
422考える名無しさん:04/09/29 23:22:29
すごい延びだな。
でも、開いてがっかりした。
ここスピノザスレだよね?
423考える名無しさん:04/09/29 23:25:44
じゃあフランスネタに絡めて聞くけど、
エチカの仏訳やっているポートラって、
若い頃(27歳ぐらいの時)ニーチェ論書いているんだけど、今は何やってんの?
424考える名無しさん:04/09/29 23:28:39
エチカの原文地獄だよ。このスレのなかで何人があのラテン語読んだんだろう?
425考える名無しさん:04/09/29 23:31:37
>>423
レンズ磨いてるらしいよ。
426考える名無しさん:04/09/29 23:47:57
あほか
はっきり言ってスピノザのラテン語は
デカルトに比べても格段に易しいよ
427考える名無しさん:04/09/30 01:26:13
>>426
また話が横道にそれてスマンがラテン語って
どの本で勉強するのがいいの?
428402 404:04/09/30 02:57:22
スレ延びてるけど・・・質問ゆるすぎだったみたいでごめんなさい。門外漢だけどスピノザはなんだか
妙に取っ付きが良くて読みやすく、専門の論文とかもわりと読みやすい気がして一人で読んでます。
たまーに質問させていただくと思いますが、専門はまったく違うので常識的なことも知りません。
原文以外に読んどけってものはありますか?『スピノザーナ』って専門雑誌なんですね。一般でも
手に入るのでしょうか(手に入れても歯が立たなかったり?)。

>>427

ラテン語で拾い読みしてたことあります。私の場合は、あちこちで名前を見ると思いますが
『新ラテン文法』(東洋出版)だけでのんびりと勉強してました。英語や仏語、独語にもかなり役に立ち
ました。英語や仏語ができる人は、アマゾンなどで探せば外国語で書かれたラテン語入門は
山ほどあるので、もっと良い参考書があるかもしれないです。羅和はとんでもなく高いので、辞書は
オックスフォードの羅英を使っています。
429考える名無しさん:04/09/30 06:52:12
「スピノザーナ」は日本スピノザ協会(学会)の年間誌です。
一般の方でも申し込めば入会できます。
また、学会に入らなくても大型書店やネット書店では取り扱っている所もあります。
ご興味がおありでしたら、共にネットで検索してみて下さい。
430考える名無しさん:04/09/30 07:56:16
あまり「学」としてのスピノザを読むと
毒抜きされたスピノザしか提示できなくなるよ。
だから、学会なんてものにはなるべく近づかないほうがいい。

学会員の人、ごめんね。
431考える名無しさん:04/09/30 11:00:21
430の言うとおりでしょう。
昔は俺も学一辺倒だったが、今なら言える。
やはりアランやドゥルーズ「実践の哲学」を先に読むのがいいのだと。
432考える名無しさん:04/09/30 11:38:47
>>430
>>431

同意。
433考える名無しさん:04/09/30 11:40:29
別にどっちだっていいよ
434考える名無しさん:04/09/30 12:12:03
そんなことない
哲学書を楽しく読めないと学問する意味も生まれない
いきなり学だと本末転倒になりやすい
435考える名無しさん:04/09/30 12:19:15
くだらんレスの連投やめてくれ。
なんか言いたいなら
毒抜きされてないスピノザ像を示してみろよ。
436考える名無しさん:04/09/30 12:21:34
435って事あるごとに毒いているよな
お前こそ無責任な外野なんじゃないのか?
437考える名無しさん:04/09/30 12:22:42
毒抜きされてないから
438考える名無しさん:04/09/30 12:58:47
ワラタ
439考える名無しさん:04/09/30 13:00:46
毒抜きされていないスピノザと
毒抜きされていない235なら
どっち取るよ?


440考える名無しさん:04/09/30 13:03:05
スピノザも腐女子に対しては毒吐きまくりだもんなあ
441考える名無しさん:04/09/30 13:10:51
スピノザは寝取られ属性の香具師のツボをついている
嫉妬の定義最高
442考える名無しさん:04/09/30 14:24:36
毒毒モンスター最高
443考える名無しさん:04/09/30 14:26:12
スピノザは万物に神がいるって言ってたね。
444考える名無しさん:04/09/30 18:02:50
バカは毒抜きされたスレへ池
445考える名無しさん:04/09/30 22:17:53
 >>428
逸身喜一郎の『ラテン語のはなし : 通読できるラテン語文法』大修館書店、
2500円はタイトル通りの本で通読できる。
地道にやりたければ、泰流社から出ていた『ケンブリッジ ラテン語講座』
がある。ケンブリッジで使っていた教科書の翻訳。けど、これは多分品切れ
じゃないかなと思う。それに高い(1万円くらい)だったと思う。これは英語
版の方が安い。
古くて、これも品切れじゃないかと思うが、泉井久之助『ラテン広文典』は
よく出来た本だった。古本屋で見つけたら買いかと思う。
他にもいい文法書はあるけど、特徴のあるのはこんなところだと思う。
因に、『新ラテン文法』は南雲堂じゃなかったかな。これは標準的な教科書
だと思う。他、やらなければどれでも同じ。
 スピノザのラテン語はやさしい方だと思う。ただ、下手なだけ。  
446考える名無しさん:04/09/30 22:27:28
 >>431
こういうこと言っているから、日本じゃ国分程度のしか出てこなくて、アラン
もドゥルーズも出ないんじゃないのかね。
ま、フランスでもアランやドルーズは傑出してるけどね。
加藤茶って、ドラムの腕も一流だって知ってる?(笑)
 
447考える名無しさん:04/09/30 22:28:20
最後の一行は余計だな
448考える名無しさん:04/09/30 22:35:19
永遠の相の下に。
449考える名無しさん:04/09/30 22:58:45
白痴といえば増田達哉。うららららら。
450考える名無しさん:04/09/30 23:01:58
ラテン語についてレスしてくださった方々ありがとうございました。
451考える名無しさん:04/10/01 23:11:21
何だかいろいろと親切に荒らしていった人々はもう去ったであろか。
スピノザは言っているね。
「無智者の間に生きる自由な人間は、できる限り彼らの親切を避けようと
努める」『エチカ』第4部定理70
Homo liber qui inter ignaros vivit, eorum, quantum potest,
beneficia declinare studet.
452考える名無しさん:04/10/02 01:01:08
>>451
あんたがスレ主なのですか?
453考える名無しさん:04/10/02 11:34:42
ヴィトゲンの論考の文体って
エチカにヒントを得てるんですか?
454考える名無しさん:04/10/02 11:36:20
純粋理性批判に論考はヒントを得ているんでしょ。
455考える名無しさん:04/10/03 01:21:19
>>453
別に論考の文体と『エチカ』の文体は関係ないと思う。タイトルがスピノザの
『神学政治論』と同じ形だってことだけでしょう。それも、論考のタイトルを
提案したのはムーアであって、ヴィトゲンシュタイン自身ではない。最終的に
決定したのは本人だけど。
456本日のエチカ:04/10/04 02:00:49
「各人は、自分の利益を求めること、すなわち自分の存在を維持することにより
努力すればするだけ、より多く徳を備えている。また反対に、各人が自己の
利益、すなわち自分の存在を維持することを怠る限りは、無力である。」第四部
定理二〇
Quo magis unusquisque suum utile quaerere, hoc est, suum esse
conservare conatur et potest, eo magis virtute praeditus est;
et contra, quatenus unusquisque suum utile, hoc est, suum esse
conservare negligit, eatenus est impotens.
457考える名無しさん:04/10/06 00:13:01
>>455
いや、彼はスピノザもよく読んでて結構評価していた。
影響はうけてたはず。
458考える名無しさん:04/10/06 01:03:29
テケトーなこと語るな〜
459考える名無しさん:04/10/06 13:56:50
 >>457
 ヴィトゲンシュタインについてはよく知らないけど、全集見ると、スピノザ
の名前はないね。だから読んでない、ってことにはならないけど。実際、邦訳
全集に入っていないノートなんかではスピノザにも触れているしね。
 でも、ま、目立つような言及はないんではないの?
 「永遠の相の下に」っていうのは、ヴィトゲンシュタインも使うけど、これは
スピノザを知らなくても使えるしね。
 ただ、研究者にはスピノザとの関係を指摘する人もいるね。こうなると、要は
どう解釈するかとか、評価するかの問題ではないだろか。
460本日のエチカ:04/10/07 00:26:15
PROPOSITIO LI. Diversi homines ab uno eodemque obiecto diversimode
affici possunt, et unus idemque homo ab uno eodemque obiecto potest
diversis temporibus diversimode affici.
違った人間が一つの同じ対象から違った仕方で触発されることはあり得るし、
また、同じ人間が一つの同じ対象から違った時に違った仕方で触発される
こともあり得る。
461幾何学的なHか:04/10/07 01:37:34
462幾何学的なHか:04/10/08 00:43:52
>>461 翁曰く「スピノザを読むべし」だっけね。ふ〜ん、そうかねぇ?
    あなた様は汎神ファンじゃないしねぇ

463考える名無しさん:04/10/08 02:46:10
巨人ファンだからスピノザは読まないけど
スピノザの神の定義はおもしろいけどな
次いきます
464本日のエチカ:04/10/09 04:09:55
自分の愛する者が破壊されるのを思い浮かべる人は、悲しませられるだろう。
反対にもし自分の愛する者が守られるのを思い浮かべる人は、喜ばせられる
だろう。
PROPOSITIO XIX. Qui id quod amat destrui imaginatur, contristabitur;
si contra autem conservari, laetabitur.
465考える名無しさん:04/10/10 15:22:17
 デリダ死んだねぇ
466考える名無しさん:04/10/10 15:33:55
そうだねぇ・・・なんか寂しいねぇ。
467考える名無しさん:04/10/11 23:15:59
今の時代はスピノザの本がいいかもね。
468考える名無しさん:04/10/12 20:36:07
>>467

スピノザが悪い時代を教えてください。
469考える名無しさん:04/10/12 20:36:38
デリダとスピノザって接点あるの?
時代が違うとかいうのはなしね
470考える名無しさん:04/10/13 00:50:38
デリダはハイデガー同様、スピノザを回避した。このことはデリダ最大の汚点だ。

ユダヤ教からの破門解除に反対したレヴィナスとの違いを見せることができなかった。ゆえに後々デリダはますますユダヤ教との関連で読まれるようになるだろう。
そして『神学・政治論』の射程が、脱構築とは異なるものであることが、改めて確認されるべき。
471考える名無しさん:04/10/13 00:54:14
>>470
汚点どころかデリダの一貫性でしょ。
ドイツ系の超越論哲学とわたり合うデリダの哲学が、
スピノザのような内在性の哲学と相容れないのは当然に思われる。
472考える名無しさん:04/10/14 22:24:03
>>471

> ドイツ系の超越論哲学とわたり合うデリダの哲学が、
> スピノザのような内在性の哲学と相容れない

ごめんなさい、繋がりがわからない。申し訳ないけれど
解説していただけますか?
473考える名無しさん:04/10/14 23:33:51
>>471
スピノザがドイツ観念論に与えた影響を分かっているのだろうか?
超越と内在って、字面だけに誤魔化されてない?
474470:04/10/15 00:50:50
周知のように、カントの超越論哲学は、それ以前の超越/内在問題を刷新した。
だがスピノザを内在の哲学とみなす際に、多くの者はアナクロニズムの愚に陥るように思う。「前批判的」というレッテルに典型的な。

シェリングを重んじたハイデガーの哲学史構想における盲点が、スピノザであることはよく知られている。
シェリング本人がかなりスピノザを意識したにもかかわらず。
「世界像の時代」においても、カルテジアンの真理観を単純化するばかりで、スピノザがデカルトを批判して打ち出した「真理自体と虚偽の標識」をまともに検討していない。
こうした軽視は、スピノザがナショナルな哲学を代表しえない点とも関連するかもしれないが。

他方デリダは真理論にさほど興味を示していないため、同じことはあてはまらないが、彼の哲学史が基本的にハイデガー→レヴィナス路線を踏襲していることが、スピノザ軽視になっていることは事実だ。
やはりデリダは、言われている以上にユダヤ教にシンパシーが強いのだろう。
475考える名無しさん:04/10/15 11:36:55
>>473に近い認識だね。
あきらかに超越論哲学を標榜してるのは勿論カントと
もう一人あげるならフッサールでしょ。
シェリング-ヘーゲルやハイデガーは
超越性と内在性を折衷させようとした。
ヘーゲルにおけるスピノザほどじゃないが
ハイデガーの学位論文はスコトゥスだしね。

メルロ-ポンティはハイデガーより内在性の側にいる。
より徹底的に内在性の側にいるのはドゥルーズや(後期)フーコー。
476考える名無しさん:04/10/15 11:38:15
>>474だった。
デリダはヘーゲルやハイデガーより徹底性があるので
より超越性の側にいるような気がする。
477考える名無しさん:04/10/16 13:34:49
>>476
デリダは晩年になってやっと初期のヘーゲルに近づいたと
最近、言われてるのは知ってる?
478考える名無しさん:04/10/16 13:36:34
>>477
んなこと言われてないし。
479考える名無しさん:04/10/16 14:42:17
フィヒテ-シェリング-ヘーゲルの流れはスピノザ受容史ともとれる。
ところがヘーゲルにおいてスピノザがあまりに静的に理解されたために
弁証法による精神の発展史が構想された。
デリダはスピノザとは正反対だけどヘーゲル的に読まれるよりは
潔く手を付けないデリダのほうが好感持てる。
480考える名無しさん:04/10/16 17:42:08
アリストテレスの実体とスピノザのそれは大体同じ意味ですか?
481考える名無しさん:04/10/16 17:56:08
>>480

ういのう。
482考える名無しさん:04/10/16 21:40:54
まず、「大体」を定義してくれ、話はそれからだ(w
483考える名無しさん:04/10/17 22:04:01
>>477

たしかにそうだと思います。
484考える名無しさん:04/10/17 22:47:44
>>483
なぜ?
485考える名無しさん:04/10/18 06:48:22
スピノザとデリダを比べるならデリダのスレでやってよ。
後の人の話題を先の人のスレでやる必要もないだろ。
486考える名無しさん:04/10/18 16:14:31
★クソスレ化★
487考える名無しさん:04/10/19 03:43:45
別名、デリダ化。
488考える名無しさん:04/10/19 11:08:40
アンチデリダがいるな 
489考える名無しさん:04/10/21 16:58:49
アンチデリダにも色々な水準があるだろう。
490考える名無しさん:04/10/21 17:07:02
目上のもんに逆らって生きてけんような人間なら辞めちまえ
491考える名無しさん:04/10/21 17:10:09
>>490
誰の事?
492490:04/10/21 17:15:20
俺のこと、いくら相手が誰であろうがあかんもんはあかんといってやりたい
ついでに言えば社会の流れにあわせて生きるなんて死人と一緒や
どんな急な流れでも一生懸命逆らって生きていきたいと思うようになった
493考える名無しさん:04/10/22 01:24:39
ここは人生相談なインターネットですね
494考える名無しさん:04/10/22 01:25:39
つーかエチカにそんな節があるのか?
495考える名無しさん:04/10/22 02:20:09
ない。
496考える名無しさん:04/10/23 16:48:16
スピノザとデカルトとライプニッツの3人で
2ちゃんをやって欲しかった。
大喧嘩になったりしてな。
497考える名無しさん:04/10/23 16:56:48
デカルトって結構いい奴そうだけど実際はどうなんだろう
スピノザはヒッキーだし、ライプニッツは友達いなかったらしいし・・・
498考える名無しさん:04/10/23 21:06:25
>>497
デカルトは自己チュウだろ(笑)
スピノザは友達とか弟子が多いね。お陰でわしらも『エチカ』読めるわけだが。
ライプニッツは情報網は持ってるけど(メル友か?)、確かに友達は少なそうだな。
499考える名無しさん:04/10/23 21:07:48
マルチチュード
500考える名無しさん:04/10/23 21:59:30
500ゲトは困難にして稀である
501考える名無しさん:04/10/23 22:00:13
ラッセルに言わせると、スピノザは人はいいが頭が悪く、ライプニッツは
頭がいいが人が悪いそうだ。
そう言うラッセル自身はスピノチストだけどな。
502考える名無しさん:04/10/23 22:07:51
ラッセルはラッセリアンだ
あほ
503考える名無しさん:04/10/24 03:23:45
デカルト=山崎渉
スピノザ=ヒッキー
ライプニッツはなんだろ?
504考える名無しさん:04/10/24 04:36:54
ライプニッツ=かたぶつ
505考える名無しさん:04/10/24 04:46:08
質問なんですけど、スピノザで卒論書くとしたら、
ラテン語以外に何語が必要なんですか?
原典読まなきゃいけないんですが。
まだ1年なんで的外れレスだったらすいません
506考える名無しさん:04/10/24 04:57:34
>>505
「短論文」読むのにオランダ語。
それから、研究書読むための言語。
多くは仏語、独語、英語。

しかし、学部の卒論でそこまで要求されるかな?
507考える名無しさん:04/10/24 05:04:03
語学だけが取柄の糞大学でして、原典で読むことがmustになってます。
だからみんな第二外国語以内ですむ原典を漁ることになってるんですが、
スピノザに目をつけてしまったんでどうなんだろうかと。
ラテン語修得するのは念頭にありましたが、やっぱオランダ語ですか・・・。
使えねぇ、ですよね。。
508考える名無しさん:04/10/24 05:06:20
>>507
オランダは美術とデザインの国。
モンドリアンとかいろいろいるからそれ関連の本も読めば?
509考える名無しさん:04/10/24 05:09:50
スピノザ研究してる人オランダ語できるんですかね?
オランダ語やるのだったら独仏に時間まわしたいです
510考える名無しさん:04/10/24 05:15:31
じゃあ原書でやるテーマに選ぶのやめろよ
511考える名無しさん:04/10/24 05:20:50
やめます。ライプニッツにしますw
512考える名無しさん:04/10/24 05:26:32
>>509
>オランダ語やるのだったら独仏に時間まわしたいです

それが正解でしょう。「短論文」を中心に据えたスピノザ研究はなくはないが、
どうしても傍流だし。 「短論文」だけは日本語もしくは他の外国語でしか読んでなくても
ちゃんと論文書けるよ。
513考える名無しさん:04/10/24 05:30:05
その外国語が何か知りたいんですが、ちゃんとやれば
英仏独ラテンいるのはわかるんですが、主には仏、ラテンですかね?
514考える名無しさん:04/10/24 05:38:24
>>513
英独仏の著名な研究書、そしてラテン語原典全部を読みこなして卒論かける学部生がいたら、
俺は尊敬するけど。
具体的な相談は研究科の教授のところにいったほうがいい。
なんにせよ、オランダ語よりも独仏が先。 こればっかりは間違いない。

515考える名無しさん:04/10/24 10:47:09
スピノザ哲学というのは、超越神をシステム的な知に還元した。
つまり、神がこのリンゴを食べるなと言えば、それは禁止命令ではなく、
因果関係の理性的な洞察を補助することばとして受け止めなければならない
わけだ。
しかし因果関係の理性的な洞察のフィルターを通過したものに対する無制限
の欲望の繁殖をもたらす。
リンゴの例で言えば、食べてはいけない要因を取り除けば、自由に食べても良い。
それはまさに資本主義の姿に他ならない。
他人のものは盗んではならない、しかし、金を出せは相手は自分からものを
差し出してくれるから金を欲望すると。
盗んではいけないが、金でさしだされたものでは大いに享楽せよ、と。
問題はスピノザ哲学を支配する内在的な合理主義が現代社会とピッタリと
一致している情況で、そこにいかにひび割れを入れることができるか、という
ことである。
そういう意味ではスピノザのエチカは資本主義のバイブルといえるかもしれない。
スピノザの理性はまるごと資本主義の精神であろう。
516考える名無しさん:04/10/24 12:23:09
>>515
お前のレスは、
自分で勝手に解した「超越」の立場(どうせレヴィナスだろ?)からの
手前勝手な曲解に基づいている。

スピノザは実証主義だから精神の深みを知らないとか、
そういうくだらない批判がかつてあったが(クローチェ)
それと異工同曲
517考える名無しさん:04/10/25 01:05:50
何で原典っていうのにこだわるのか判らないけどね。
>>512
の意見に賛成するね。
考えてみれば判るだろうけど、スピノザのテキストをぜんぶ読むのに「必要」
なのは、ラテン語、オランダ語ばかりじゃなくて、ヘブライ語も入ってくる
けど、ヘブライ語ができるスピノザの研究者は多くはないだろう。逆に、ヘブ
ライ語のできる人でスピノザに興味を持つ人も、なくはないが少ない。
それから、テキストを読むのに必要になってくるのが、ドイツ語とイタリア
語だろうけど(逆に、これらが出来ないのだったら、ラテン語の原文を読み
ましたっていってもあまり意味はないし)、今の卒論ってそこまで要求する
のか。できるのならそれはいいわけだけど。
因にフランスやアメリカの連中なんか、原文なんか読まないよ(笑)。だいたい
何がなんでも原典、っていうのはいかにも後進国的な発想だね。
で、スピノザで何が読みたいのか、ってことだ。ふつうに考えれば、余計なこと
を考えずに、まずはラテン語をやった方がいいと思うがね。
518考える名無しさん:04/10/25 22:08:34
いや、515は、ジジェクメインで、その他色々のごちゃまぜ。
まずは、『神学政治論』くらい読んで下さいね、としか
言い様が無いなあ。
519考える名無しさん:04/10/26 00:03:46
『神学・政治論』を読めと安易に言えるのが怪しい。
あれはまず聖書に通じてないと全然無理。
520考える名無しさん:04/10/26 00:07:01
どうでもいいよ。
515は素人目で見ても下らないし。
521考える名無しさん:04/10/26 04:13:00
>>519
そりゃ、おめえが読めないだけだろ。ふつうに読めるよ。そういう予備知識が
ないと読めない、っていうんなら、300年以上前の、オランダに住んだ破門ユダヤ
人の書いたもんなんか何も読めるもんか。ゲルソニデスとか、イブン・マイムーン
とか、そんなの知らなきゃ読めないんだったら、いったい誰がスピノザを読める
っていうんだ。
それに、そもそも、「聖書に通じてる」って何のこったい。おめえが無知なだけ
だろ。
522考える名無しさん:04/10/26 04:40:22
>>521
読めた気になってる誰かが超バカだよん。
スピノザがいちいち引いている聖書からの引用を理解しないで、何を読めるわけ?
私大文系で岩波文庫で哲学書を読んでわかった気になっても意味ないし。
まあ私大文系の勘違い君たちには、スピノザがユダヤ人だとかマラーノだとか関係ないんだろうけどねぇ。

523考える名無しさん:04/10/26 04:44:57
例えば最近ジョン・ロック『人間知性論』が岩波から再版されてるが、ロックが言っていることなど
キリスト教の知識がないと全然わからないんだがね。ってかヨーロッパの哲学を聖書の理解なしで読めると
思うぐらいのバカは哲学書なんて読まないほうが身のためだね。
ちなみに岩波はロックの『市民政府論』も前半のキリスト教を論じる部分をカットしてやがる。左翼岩波は
宗教の議論を勝手にカットしてしまったわけだね。
524考える名無しさん:04/10/26 04:52:44
半可通の上にわざわざウヨぶりまで示してくれて、
これで釣りだったらフルコース
525考える名無しさん:04/10/26 05:06:36
>>522-523
近世の哲学・思想を研究するには、聖書や神学論争に通じていることが必要という主張はよく分かるが、
ちょっと煽りすぎ。
それから、ロックの「統治二論」の前半、フィルマー批判を通じての宗教論がカットされている点について言えば、
それは岩波が左翼だからという理由はおかしい。
ホッブズ「リヴァイアサン」の後半はしっかり翻訳されているわけだし。 
宗教論に詳しいロック学者が引き受けて翻訳する労をとろうとしてないというのが正しい。
(他の出版社からの全訳はあるわけだが)
526考える名無しさん:04/10/26 05:09:37
522-523がスピノザ研究者だとしたら嫌だ。
エチカをまともに読んだ香具師とは思えないほどに厨。
527考える名無しさん:04/10/26 06:35:55
522は国立大で原書でスピノザを研究しています。
528考える名無しさん:04/10/26 07:34:24
>>522
>私大文系で岩波文庫で哲学書を読んでわかった気になっても意味ないし。

まったく意味ないの?w
529考える名無しさん:04/10/26 09:31:17
ごめんなさい。学部生ですが古典的なものはほとんど岩波文庫で済ませちゃってます。
それで間に合わないものは世界の名著や単行本のいずれにしろ日本語訳で…w。
語学力つけて原書で読めるようになりたい。
530考える名無しさん:04/10/26 10:35:26
まあ世の中には「語学バカ」というのも存在する訳だが。
それに「哲学研究者/哲学史家」と「哲学者」の間にも
曖昧であると同時にはっきりした線がある。
カッシシーラなんかは、『エチカ』は歴史的文脈から離れてそれ自体で
読むことが出来るとまで言ってる訳で、極論かも知れないけれど、
一理ある。それに、例えばイデアールに想定された三角形の内角の和が
ニ直角であることを「理解」する為に学校の卒業証書は要らないでしょう。
531考える名無しさん:04/10/26 10:40:00
訂正。カッシーラでした。
「座敷にに鶏が飛び込んだ」の類だな。すまそ。
532考える名無しさん:04/10/26 10:41:16
>宗教論に詳しいロック学者が引き受けて翻訳する労をとろうとしてないというのが正しい。

微妙に違うだろ
533考える名無しさん:04/10/26 10:42:26
哲学研究者と哲学史家の間にも向こうじゃ相当線引きあるっしょ。
史学やらされるんでしょ?
534考える名無しさん:04/10/26 10:56:36
ゲルーの『スピノザT、U』すら翻訳されていない日本の現状は
どうかと思うなあ。
専門家の方々、紀要に論文書くことも大事でしょうが、そうした
啓蒙活動にも力を入れて頂きたいですね。
例えば福居純さんは優れた研究者だと思うけど、ゲルーの邦訳があれば、
『スピノザ『エチカ』の研究』(知泉書房)は殆ど出す意味が無いでしょう。
一応通読しましたが。。。
535スピノザ:04/10/26 12:53:30
無職で同じ境遇だと知りスピノザに興味を持ちました。
スピノザの生き様に深い感銘を受けました。
スピノザ哲学は自分のためにあるという予感がします。
536考える名無しさん:04/10/26 13:07:33
>>535
スピノザは一流大学の教授ポストを提示されたくらい
優秀かつ著名だった人物なわけだが…
537考える名無しさん:04/10/26 13:08:24
でも実際は左翼アクティヴィストみたいなものだろ
538考える名無しさん:04/10/26 13:09:08
むしろ国際的ブロガー
539スピノザ:04/10/26 13:23:08
とりあえずこれからどうやって生活するかです。
レンズ磨きに代わる内職を見つけねばなりません。
皆さんはどうやって収入を得ているのですか?
540考える名無しさん:04/10/26 13:29:47
レンズ磨きで何とか生計をたてながら思考した市井の哲学者みたいなイメージがあるが
本当はレンズ磨きは趣味で、パトロンに援助されて生活には困ってないでしょう
541考える名無しさん:04/10/26 13:31:25
>>539
東大文Tで親父は高級官僚だよ。
俺は官僚なんかにはなりたくないけどね。
542考える名無しさん:04/10/26 13:36:16
>>540
相当な蔵書があったらしいしね
当時の本はバカ高いのに
543スピノザ:04/10/26 13:38:27
スピノザは学校にも行かず共同体から破門もされました。
ますますスピノザが好きになりました。
544スピノザ :04/10/26 13:41:20
皆さんはスピノザ協会に入っているんでしょうか?
545スピノザ:04/10/26 13:44:08
今から「エチカ」を買ってきます。
いろいろ教えてください。
546考える名無しさん:04/10/26 13:55:21
>>543
スピノザは学校では優等生だし、塾にも通ってラテン語も先端思想も学びました。
破門されましたが自活できる経済力もありました。
あなたとは大違いです。
547考える名無しさん:04/10/26 14:21:02
ちなみにスピノザは釣りの達人でもあったそうです。
(まあこの話の元ネタの「レンブラントの生涯」は偽書の可能性があると
思うのだけど。原本が公開されてないからね)
548スピノザ :04/10/26 17:59:18
「エチカ」を買ってきました。
最初の定義1の自己原因でさっそく体中に電気が走るような衝撃を覚えました。
世界が全く変わったように思えます。
自己原因という概念は革命的です。
549考える名無しさん:04/10/26 18:58:45
>>548
「「神に酔える哲学者」という通り名に慣れてはじめてこの哲学者の主著『エティカ』に接した人は、
 おそらく意外な印象をうけたことであろう。定義・公理・証明という数学的構成をもった
 「幾何学的秩序によって証明された倫理学」に接して冷たく硬い重厚な大伽藍に入った感じをうけたであろう。
 そこには暖かく柔らかく人を慰めるような甘美な趣はまったくない。この全巻を通読することは
 はじめての読者には難業であろう。しかし、最後までこれにたえたとき、こんどは逆に、
 いつまでもとらえてはなさない深く強い感動を経験するであろう。まことに『エティカ』は哲学書の典型である。
 安易に近づく読者をこばむ。強靭で真摯な思索を決意した者のみこの門にはいれ ― の趣がある。
 そしてこの試練を通した人々にのみ限りなき歓喜を約束する。これは真の哲学書のみの与えるよろこびである。」
(下村寅太郎『世界の名著 スピノザ・ライプニッツ』(中央公論社)の解説より)


断片的な言葉を曲解して勝手に感動してるんじゃないよボケ。
そういうのは哲学書を読む態度からは程遠い。

スピノザの哲学ほど体系を目指した哲学はなかなかないんだから
まず全部読んでからものを考えろ。
550考える名無しさん:04/10/26 19:09:44
ついでにスピノザのレンズ磨きの件について。

「 ついでに、スピノザがレンズ磨きをして乏しい生活をささえたという「伝説」について一言する。
 スピノザは生涯を通じて窮乏の境遇にあったことはない。レンズ磨きをしたのは光学研究のためであって、
 この時代の科学者たちはみずからこれを行ったのである。当代の大物理学者クリスティアン・ホイヘンスも
 大生物学者アントン・ファン・レーウェンフックも、それぞれ「自分の」(注:この部分傍点)望遠鏡や顕微鏡によって研究している。
 スピノザのレンズがはなはだ優秀であったことには確証がある。
  孤独も貧困もロマンティックな「伝説」である。彼は孤独を愛したが孤独ではなかったことは、
 訪客をさけるために閑静を求めて居を移していることが示している。貧困については、
 破門直後は教授によって生計をたてていたが、信奉者からの年金や遺贈があって500グルデンの収入をもっていた。
 この額は当時のライデン大学の哲学教授(ゲーリンクス ― 1665年以後)と同額である。
 蔵書は貴重本に富み、友人に金を ― 200グルテン程度 ― を貸し与えてさえいる。
 ただ、簡素の生活で満足していたのである。」

(下村寅太郎『世界の名著 スピノザ・ライプニッツ』(中央公論社)の解説より)
551スピノザ:04/10/26 20:19:43
第一部の半分ほどまで読みました。
難解ですが、読めば読むほど自己原因が冒頭に置かれたわけがわかる気がし
てきます。
自己原因がものすごい可能性をもっていると最初に気づいたのは、「じこげ
んいん」って「事故原因」とはちがうのかみたいなことを考えたときです。
どういうときに「事故原因」という言葉を使うのか考えてきたときスピノザ
の言う「自己原因」が稲妻のように私を貫いたのです。
存在を含んだ原因とは、結果という「存在」から類推された原因ではない。
自己原因は決定的な世界観の転換をせまるものではないでしょうか?
552考える名無しさん:04/10/26 20:32:32
>>551
妄言をほざいてる暇があったら、まず最後まで読め。話はそれからだ。
553スピノザ:04/10/26 20:34:22
定理十六系一の「物の起成原因」とか定理十七自由原因とか言うだけでは
「自己原因」がわかるわけないのではないでしょうか?
冒頭の「存在を含む」でなければ、事故原因と言うときの文法から離れる
ことはできないと思います。
554スピノザ:04/10/26 20:41:38
一見不毛に見えるエチカの幾何学的構成も、日常生活のある切断面
から見るとき、エチカのこの上もなく豊かな宇宙は、中卒で無職の
私をすら拒まないことがなんかわかりました。
555考える名無しさん:04/10/26 21:35:06
  _, ._
( ゚ Д゚) <マジっすか
556考える名無しさん:04/10/26 21:57:51
スピノザは数学できないと読めないよ
557考える名無しさん:04/10/26 21:58:05
一般に哲学はちょっとアレな人を刺激しやすいものだとは言え、
スピノザはあんまり電波が粘着するタイプの哲学者じゃないと
思っていたのだが。
ドゥルーズやネグリ&ハート、ジジェクの近著などで、
クローズアップされ過ぎたのかな?
558考える名無しさん:04/10/26 22:03:04
>>557
多様な価値観の世界にスピノザの手法が適切のなのでしょう、どうよ?

559557:04/10/26 22:14:47
ちょっと558の質問の意図が判らんのだが。
「価値観が多様化した世界においてはスピノザの方法が適切なのでしょう」
という意味でしょうか。
申し訳ないが、「何故そう感じるのか」という点を書いてもらわないと
答えようがないのですが。
560考える名無しさん:04/10/26 22:39:19
つったって、大した数学じゃああんめぇ。群論や集合論が出てくる訳じゃあるまいし。
561考える名無しさん:04/10/26 23:12:01
>560
まあそうだよな。ユークリッドの『原論』くらい持ってりゃ十分だと思う。
でもドゥルーズが「イヴォンヌ・トロは、スピノザにインスピレーションを
与えた幾何学がデカルトのそれではなく、あるいはホッブスのそれですら
なく、デザルク流の射影幾何学で」あることを決定的な事柄として論証した、
とか言って、その二つの原理の「一方はホモロジーのそれ(アスペクト/原理)
であり、射影に関わり」、「他方は「双対性」と名づけられるものであり、
線と点との、点と平面との対応の関わるものである」なんて『批評と臨床』の
「スピノザと三つの『エチカ』」の註で述べたりするもんだから、
「デザルク流の射影幾何学」?とかってまた調べたりしちゃうんだよ。
『スピノザと表現の問題』で、「様態の本質は全体の部分ではなくて、
強度(内包量)的な部分である」って言ってたのには感心したけど。
でもちょっとスピノザ哲学を補強しすぎって思うのは俺だけかな。
562考える名無しさん:04/10/26 23:30:33
スピノザは原論と合わせて読まないと理解できないよ
563考える名無しさん:04/10/26 23:46:13
例えば、『エチカ』第二部定理八備考に図形とともに出てくる
「円の中でたがいに交わるすべての線分から成る矩形が相互に
等しいような本性を有する」という例なんかは、
けっこう説明が簡略化されているから、『原論』があった方が
理解するのに便利だった(少なくとも俺の場合)
564考える名無しさん:04/10/26 23:47:03
「スピノザ」をNGワードに指定したいが、このスレではできない。
甚だ鬱だ。
565考える名無しさん:04/10/26 23:50:40
17世紀は学問の区分があんまり細分化されてないから、
天才と凡才の違いが一目両全だったんじゃないの?
カントのような分業推進派が18世紀に主流になって
ただのオタクみたいなやつが学者としてのさばり始めた。
566考える名無しさん:04/10/26 23:50:53
>>561
>『スピノザと表現の問題』で、「様態の本質は全体の部分ではなくて、
>強度(内包量)的な部分である」って言ってたのには感心したけど。
>でもちょっとスピノザ哲学を補強しすぎって思うのは俺だけかな。
ベルグソン経由なんだろうが、スピノザと照らし合わせても説得力あるのでよし。
567考える名無しさん:04/10/27 00:55:41
スピノザとデザルグの幾何学には何の関係もないし、まして強度がベルクソン経由なんてこともあり得ないなあ。
ドゥルーズ自体が他の人の論文の受け売り編集だから信用できんぜよ。
何でそんなにドゥルーズに期待しちゃうの、皆さん?
568考える名無しさん:04/10/27 01:03:04
>>567
過剰にドゥルーズに眉唾つけるのも、
余裕ある研究者とは言えないですぜ?
ズバリ博士〜非常勤クラスに多い反応だな。
569考える名無しさん:04/10/27 01:31:48
>>567=568
ばれないとでも思ってんのか?
570考える名無しさん:04/10/27 01:37:40
>>569
何が?
安手の釣りですね
571考える名無しさん:04/10/27 01:46:15
まあドゥルーズの『スピノザと表現の問題』は、日本におけるスピノザ研究の
第一人者、工藤喜作先生のお墨付きですからね。
ちなみにスピノザを専門としている研究者の間では、ドゥルーズまでは
OK、ネグリ(『野生の異例性』)はバツって雰囲気です。
572考える名無しさん:04/10/27 01:58:32
>>571
浅田彰は隠れネグリアン。
なにしろ気になってどうしようもないらしい。
573考える名無しさん:04/10/27 02:04:48
>>572
でも最近マルチチュードを「有象無象」と訳して
『帝国』の駄目さをからかってたよ。
574考える名無しさん:04/10/27 02:06:55
それが隠れということさ。
彰はシャイなんだよ。
575考える名無しさん:04/10/27 02:09:00
どうせ浅田は雑誌「マルチチュード」を定期購読している
576考える名無しさん:04/10/27 02:09:45
>>567=568
「強度的」の原語言ってみ

浅田の話なら浅田スレでやれ
577考える名無しさん:04/10/27 02:11:01
>>576
勝手にグル判定かよヴォケ
お前の悪い癖だ
578考える名無しさん:04/10/27 02:14:00
浅田はスピノザに無頓着な広松に対して、スピノザにのめり込むアルチュセールを取った。
スピノザをご都合主義で解釈したというネグリ批判があれば、いや、ネグリは正確にスピ
ノザを引き継いでると言う。
こういう場合、浅田がネグリ批判をいくらしようとネグリに惚れているわけ。
惚れてるからからこそ、ネグリに惚れてる自分にときどき抗わなくてはと妙に倫理的にな
るんだよ。
579考える名無しさん:04/10/27 02:17:15
天皇崩御のとき日本人を土人呼ばわりした浅田は密かに日本の
ネグリになろうとしていたのかもしれない。
580考える名無しさん:04/10/27 02:24:22
それではピノザの「専門家」のあいだでドゥルーズの「実在的区別」を「形相的区別」と同一視する議論の
評判はどうなってるのかな? これ、スピノザから見てもスコラから見ても受け入れ難いのでは?
581考える名無しさん:04/10/27 02:25:09
intensif という原語すら書き込めない馬鹿が、ドゥルーズが受け売り編集屋だのとほざき
そうの馬鹿に対して「ズバリ博士〜非常勤クラスに多い反応」などど失笑ものの書き込み。
さらに延々と浅田のゴシップ話。

いい加減、このスレに粘着すんじゃねーよ 低脳
582考える名無しさん:04/10/27 02:25:39
スをひとつ消してた
583考える名無しさん:04/10/27 02:31:15
>>581
泣くなよ、自称博士君
584考える名無しさん:04/10/27 02:33:53
やはりアルチュセールの衝撃が強かった。
昔ながらのマルクス主義者が固まっていたのが痛快だった。
585考える名無しさん:04/10/27 02:38:25
アルチュセールの文献学的読解に対する徴候的読解が決定的でしょ。
586考える名無しさん:04/10/27 02:43:56
>>581 なんなら580に冷静に答えてみ。
587考える名無しさん:04/10/27 02:47:51
>>586
スピノザの言う「実在的区別」と「形相的区別」とは何か、
そして、ドゥルーズの言う「実在的区別」と「形相的区別」はそれと同じか。
また、ドゥルーズが「実在的区別」と「形相的区別」を同一視しているのはいかなる理由か。

言いだしっぺから語ってもらおうか。
588考える名無しさん:04/10/27 02:50:39
580は「権威による論証」でドゥルーズを叩いている。
つまりopinioに基づいている。
それは第一種認識ですね。
589考える名無しさん:04/10/27 02:51:18
>>587 やっぱり答えられないよねえ。
590考える名無しさん:04/10/27 02:53:18
>>588 いやいや、そこが『スピノザと表現の問題』の急所なんですよ。まともに読んだというなら、そこに引っかからないはずはない。
591考える名無しさん:04/10/27 02:54:42
ま、一種の釣りみたいなもんですね。どれくらいちゃんとしたやつが2chに残ってるかという。
592考える名無しさん:04/10/27 02:57:23
ずいぶん洗練されたなじりあいだな。
593考える名無しさん:04/10/27 02:58:39
>>589
「スピノザと表現の問題」の第3章にその議論がでてくるが、
まずは、言いだしっぺから説明よろしく。

594考える名無しさん:04/10/27 02:59:37
>>590
急所なら、「表現」について問うべき。
595考える名無しさん:04/10/27 02:59:56
>>592
まあプロ2ちゃんねらの心意気つーの?
596考える名無しさん:04/10/27 03:01:37
みんなプライド高いよな。
中身が伴えばもっといいだが。
597考える名無しさん:04/10/27 06:32:21
つーか、レスが伸びすぎだろ。
びっくりさせるな。
598考える名無しさん:04/10/27 07:51:51
『エチカ』だけどさ、上段に本文、下段に引用定理等の
ニ段組にして、書き込み用の余白を多めにとった形態で
出版すれば結構売れるんじゃないかな。
昔自分で作ったけど、個人的には便利だよ。
もちろん厳密にはハイパーテキスト化がベストかも知れないし、
今ではネット上にあるけど、紙媒体なりの利便性もあると思う。
599考える名無しさん:04/10/27 08:57:06
スピノザを3〜4スレで、理解するには・・・・・・
600考える名無しさん:04/10/27 09:01:00
>>599
 ・解りやすく、
 ・簡単、
 ・単純、
 ・シンプル、
 ・壊れにくく、
 ・省エネ設計で、
 ・高速作動の、
高性能なレスを期待。
601考える名無しさん:04/10/27 09:08:24
何でこんなに伸びてんのかと思えば...
602考える名無しさん:04/10/28 23:46:07
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2485

復刊交渉まであともう一息
603考える名無しさん:04/10/29 01:05:46
「人間精神の無能力をより雄弁にあるいはより先鋭に非難することを
心得ている人は神のように思われている」
>まるで宮台先生のことを言ってるかのようだ

「今私は(・・・)人間の感情および行動を理解するよりはむしろ呪詛し・
嘲笑しようとする人々へ立ち向かおうと思う」
>今の日本のメディア知識人の方々の中にはこういう人はまるで見当たらない
604考える名無しさん:04/10/30 02:44:22
そうですね・・・・・。

 テレ朝は、天皇陛下の日の丸発言を、わざと大きく、
大きく、大問題にしているし・・・・・。
 
 リストカット・メディア ?    
    
報道ステーショ○・・・・・・・リストカット・放送局 ?  手首? 
605考える名無しさん:04/10/30 02:56:18
東京は、03。
横浜は、045。

東京都国立市は、〒186。
東京都港区は、〒107。
   
引いてしまった、おみくじは 大凶・中共・中吉・大吉、 すきなの選べない。
    
国旗は日の丸。
    
国語は、多種日本語。
  
日本語反対・・・・・・・・・・・何国人?
〒反対・・・・・・・・・・・・・・ALL宅配便?
NTT反対・・・・・・・・・・・・・・他の電話会社にする?
  
日本語で笑うの反対?
606考える名無しさん:04/10/31 23:50:39
 
607考える名無しさん:04/11/04 09:32:03
我々には、生得的に真の観念が与えられており、
この観念は真理の規範をそれ自身の内に含んでいるのであって、
もしその真なることを証明しなければならぬとすれば、
さらにその証明の真なることを証明しなければならず、
かくて無限に進み、我々は結局何の真理も得ることができない。
むしろ我々は認識のためにはこの与えられた真の観念から出発
しなければならぬ。
            『エチカ』について 畠中尚志
608考える名無しさん:04/11/04 17:18:11
うーん、スピノザの実体はイメージ掴むのが難しい。
609考える名無しさん:04/11/06 00:45:10
現代思想ブックガイドのスピノザ担当の
上野の文章教育的でムチャクチャいいね。
610考える名無しさん:04/11/06 10:29:12
浅田彰のスピノザ理解でいいと思う。(『「歴史の終わり」を越えて』より抜粋)

@「スピノザは超越的な視点を象徴的なものとして否定する」
A「しかし、それは内在的なシステムが全てだということではない」
B「われわれはシステムの中にありながら、超越論的反省によってシステムの
外に立てる」

特に、ビンラディンがフセインが、そして今やザルカウィがブッシュを正当化している
最終的なスピノザ的状況にあって、それは最終的ではないとして、スピノザの別の可
能性を提示したBの柄谷=浅田は重要。
611考える名無しさん:04/11/06 10:34:31
>>610
なるほど。でもそれってわざわざスピノザ引いてまで言うことか?
612考える名無しさん:04/11/06 10:55:13
ジジェクは、内部のファンダメンタリズムに対する外部の日和見的悪、という
古典的なスピノザ的世界観が反転するところに可能性を見出している。
つまり、外部のファンダメンタリズムがビンラディン→フセイン→ザルカウィと
と代わるごとに内部の善が日和見ることで、倫理は外部のものになる、と。
ジジェクはこのパラドクスでスピノザ主義を揺るがそうとする。
浅田はそういうスピノザ主義を超える視点をスピノザ哲学に中に見出そうとする。
613考える名無しさん:04/11/06 14:28:23
だからお前らそれは「内在」の誤解だって
糞議論やめとけ
614考える名無しさん:04/11/06 14:35:00
まず自分の目で実際にスピノザのテクストを読み、考えろ。話はそれからだ。
615考える名無しさん:04/11/06 14:46:00
「内在だから悪に対して毅然と批判できないんじゃね?」
程度の内在理解が多すぎる。

二十世紀だとレヴィナスが一番そういう誤解を振りまいているな。
しかし奴はスピノザが「宗教的理由で」許せないだけ。
616考える名無しさん:04/11/06 16:20:04
浅田の言うのは内在というより内部だな
617考える名無しさん:04/11/06 16:23:53
Bはカントですね。
618考える名無しさん:04/11/06 16:37:29
(火)に見えるから機種依存文字やめれ
619考える名無しさん:04/11/06 16:41:05
>>612
お前にはスピノザを語る資格が最初からない。
お前のせいでこのスレが穢れるからみんなに嫌われてるんだよ。
相手にしてもらいたかったらスピノザの本を読んでからにしろよな。
620考える名無しさん:04/11/06 16:46:08
>>619
スレが穢れるなどという言い方はスピノザが嫌うたぐいのデマゴーグだけどな
621考える名無しさん:04/11/06 16:52:28
>>612
現代思想厨はクソスレで戯れてたら?
お呼びでないよ、ごくろうさまw
622考える名無しさん:04/11/06 16:54:14
>>619
>>621

現代思想系の議論だって別にかまわんだろ
まともに話していれば。
あんたも基本的に煽りが多すぎるんだよ
623考える名無しさん:04/11/06 17:03:58
>>612なんかスピノザを読んだことなく調子だけで書いているのが見え見え。
こんな軽薄な奴が偉そうなこと言ってるこのスレももう終わりだな。
624考える名無しさん:04/11/06 17:04:58
>>623
それは自明だが、煽りをくり返すお前も糞だぞ
625考える名無しさん:04/11/06 17:32:17
>>623の言うとおり。
>>612を見ていると恥ずかしくなる。
626考える名無しさん:04/11/06 17:33:37
本質と本性とはどう違うんでしょうか?
627考える名無しさん:04/11/06 17:34:43
619=621=623=625
自演ウザ過ぎ
628考える名無しさん:04/11/06 17:35:30
>>626
essentiaとnaturaの違いに対応する
日本語だとかえってわかりにくいよ
629考える名無しさん:04/11/06 17:37:25
で?
630考える名無しさん:04/11/06 17:38:08
>>628
ああ、なるほど。なんとなく分かりそうな。
やっぱり英訳も合わせて読んだ方がいいでしょうかね。

神の本質、自己の本性。
神の本性、自己の本質とは言わないところから
なんかイメージできないかなーと考えてました。
631考える名無しさん:04/11/06 17:40:00
>>630
「本性」がやっかいでしょう。
human natureという語の屈折を考えるとイメージがつかめます。
632考える名無しさん:04/11/06 17:40:44
>>630
>神の本性、自己の本質とは言わないところから

ばーか、神の本性はばっちりあるよw
633考える名無しさん:04/11/06 17:41:05
國分さんが『思想』で書いていたスピノザ論はいかがですか?
634考える名無しさん:04/11/06 17:41:49
>>632
定理でいうとどのあたりですか?
635スピノザ:04/11/06 17:48:42
>>632
このまえ『エチカ』を全部読みました。
私も神の本性は記憶にあります。
最後の方で印象深い定理があってそれで覚えてます。
ちょっと調べてみます。
636考える名無しさん:04/11/06 17:49:32
張り付いている煽り名無しが消えないとだめだな、ここも。
637スピノザ:04/11/06 17:52:23
みつかりました。
やはり感動してアンダーラインを引っ張っている定理でした。
5部の定理29ですね。
それの備考。
私が知っているのはその部分だけです。
2度目の通読に入っていますので、チェックポイントに入れておきます。
638考える名無しさん:04/11/06 17:57:24
1部 定理16
神の本性の必然性から無限に多くのものが無限に多くの仕方で
(言い換えれば無限の知性によって把握されうるすべてのものが)
生じなければならない。

これ、有名な定理みたいですね。
639考える名無しさん:04/11/06 17:58:27
そうだよ、
natura naturans(能産的自然)についての端的な規定です。
640考える名無しさん:04/11/06 18:13:59
で?
641スピノザ :04/11/06 18:21:39
>>640
当面は、本質と本性の違いより、本質・本性と特質の違いが気になります。
642考える名無しさん:04/11/06 18:23:13
>>641
特質は偶有的です。
643考える名無しさん:04/11/06 18:23:26
定理24
神から産出された物の本質は存在を含まない。

証明
定義1から明白。なぜならその本性(それ自身で考察された)が
存在を含むような物は自己原因であって、単に自己の本性の
必然性のみによって存在するから。


このあたりがヒントにならないかなーと思ってるけど
どうもスパっと概念を頭に作ることができないのよね。
644スピノザ:04/11/06 18:34:59
>>642
とするならば、一切が神の中にあるとされているときの「偶有」性とはなんでしょうか?
645スピノザ:04/11/06 18:35:26
>>642
とするならば、一切が神の中にあるとされているときの「偶有」性とはなんでしょうか?
646スピノザ:04/11/06 18:36:29
>>645を削除してください
647スピノザ:04/11/06 18:44:08
今出ている定理16が大きな大きなヒントのように思えます。
証明を見てください。
ものの定義が与えられると、知性は多数の特質を結論するということで、
定義の演繹にかかわることのようです。
何かスピノザ哲学の秘密の一部に少し触れたような気がします。

あらためて定理16を指摘してくれた>>638さんに感謝します。
648考える名無しさん:04/11/06 18:47:01
定理16の証明

およそ物の定義が与えられると、そこから知性は多数の特質を
――実際にその定義(言い換えれば物の本質そのもの)から必然的に生ずる
もろもろの特質を――結論すること、そして物の定義がより多くの
実在性を表現するにつれて、言い換えれば定義された物の本質が
より多くの実在性を含むにつれて、それだけ多くの特質を結論すること、これである。

物の定義=スピノザの神、として見てみると、
必然的に生じる特質とは、なににあたるんでしょうかね
649考える名無しさん:04/11/06 19:16:50
定理7
実体の本性には存在することが属する
証明
実体は他のものから産出されることができない(定理6の系により)。
ゆえにそれは自己原因である。すなわち(定義1により)その本質は
必然的に存在を含む。あるいはその本性には存在することが属する。

本質は存在を含む
本性には存在することが属する

うーん・・・
650考える名無しさん:04/11/06 19:30:41
http://mentai.2ch.net/philo/kako/1000/10002/1000212326.html
ところでこのスレなかなかいいです。
何がいいのかって、911の直後に何事もなかったかのように
スレ進行してるところが凄いw

一応、本質・本性の違いについても触れられていたです
651考える名無しさん:04/11/07 09:24:08
英訳はこれでOKですか?
http://www.mtsu.edu/~rbombard/RB/Spinoza/ethica-front.html
というか英語だとなんかかなりシンプルな文章になる気がするのは気のせいですか?
652考える名無しさん:04/11/07 09:50:08
気のせいではないだろう。デカルトも英訳の方が和訳よりもすっきりしている。
653考える名無しさん:04/11/07 20:56:52
実体が一つだったり無限個だったり、この当たりを統一的に
イメージするのに、よいヒントみたいなものはありますかね。
まあ今日丸一日、ずっと一部を読んでたけど難しいですわ。
654考える名無しさん:04/11/11 17:59:01
スピノザは道程ですか?
655考える名無しさん:04/11/12 13:30:39
スピノザ往復書簡集、はやく復刊(重版)してくれんかのぅ。
復刊ドットコムによればもう復刊依頼の連絡は行ってるはずなんだが…
古本市場じゃバカみたいな高値がつけられててたまらん。

以前、神保町で売ってるところを見かけたんだが、買い逃してしまった_| ̄|○
656考える名無しさん:04/11/20 22:04:26
ん?
657考える名無しさん:04/11/20 23:25:50
でもスピノザはスペルマに似ているんだろ?
658考える名無しさん:04/11/22 17:33:10
哲学初心者だけどエチカ読んでるよ
ニーチェよりかはわかりやすい。
659考える名無しさん:04/11/22 22:19:01
スピノザ初心者として伺います。
スピノザを研究している方々のあいだで
いま一番ホットな問題とは何ですか?
660考える名無しさん:04/11/23 01:57:33
スピノザのいい加減な論証より当時の社会文明のレベルを推し量るカルスタ的研究だよw
661Ar=As-Ab/As ◆ncKvmqq0Bs :04/11/23 02:17:28
例えば、日本の蘭学者はスピノザをどう読んだのだろうか?
その辺の所が知りたい。多分、開国の原動すら与える力能を有したと思うが故。
662考える名無しさん:04/11/23 02:21:16
ま、それもホットなテーマではあるんだけど、
そのばあい、スピノザのようないい加減な論証を日本の蘭学者がどのように
受け取ったかということを当して当時の日本の社会文明を推し量る
研究というテーマになるねw
663考える名無しさん:04/11/23 02:25:16
蘭学は哲学や文学などには手を出してねえ。
日本史、つーか一般常識からやりなおせや。
二人とも
664考える名無しさん:04/11/23 02:26:31
w付ける奴は詩ね
665Ar=As-Ab/As ◆ncKvmqq0Bs :04/11/23 02:28:58
>>663
百も承知です、貴方は九十九迄。
666考える名無しさん:04/11/23 02:30:23
>>665
お前電波なのかまともなのかはっきりしろ
667処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/11/23 02:31:02
キリ番ゲッツ! ・・・そろそろアメ公叩きに戻るか・・・。
668処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/11/23 02:31:59
あれ、・・・、ま、続けるけどw
669Ar=As-Ab/As ◆ncKvmqq0Bs :04/11/23 02:32:20
>>665
素面か赤面かで分類して下さい。
今は飲んで(呑まれて)いません。
670666:04/11/23 02:32:24
>>667
キリ番は俺がもらった
アメ公は俺も嫌いだから安心汁
671考える名無しさん:04/11/23 02:33:28
だからサー今スピノザは最も暑い研究材料なんだよ。
あんないい加減な論証を当時社会がどのように受け入れたかってことで
その社会の文明程度がわかるわけ、つまり、地理学とかにおける炭素原子の役割を担ってるんだよ。
イや実際の話なんだけどサーw
672考える名無しさん:04/11/23 02:35:55
>>671
馬鹿はしねよ
具体的に誰だ?
まさかヨベル亜流じゃないだろうな
673考える名無しさん:04/11/23 02:36:23
基地外放置推奨
674考える名無しさん:04/11/23 02:41:16
ホットなテーマって…
相当やばそうなジジイだな
675考える名無しさん:04/11/23 02:41:28
スピノザの論証は明らかに現代のレベルで論証といわれるものではない。
そこを逆手にとって、そのスピノザの論証を各コミュニティーが如何に受け取ってきた
かということで、そのコミュニティーの文明程度をはかろうとする
カルチャルスタディー的な研究が今ホットなのです。
676考える名無しさん:04/11/23 08:49:43
『差異と反復』の訳注62だけど、「スベテノ規定ハ否定デアル」の
典拠をスピノザ(『エチカ』第一部定理八注解、書簡50)としている
のは明らかに誤りだな。あれはヘーゲルの『哲学史講義』からの引用だよ。
677考える名無しさん:04/11/23 12:09:29
ドキュンはなぜ最先端が好きなのか、っていうスレが物理板にあったな
678考える名無しさん:04/11/23 12:28:19
反対に、
いかにも最先端っぽい物に反対するだけで偉ぶる、
というのが厨院生に横行している。
このスレだとドゥルーズを躍起になって叩くのがそれだ。
679考える名無しさん:04/11/23 12:31:04
ドゥルーズを叩いてるわけじゃなくて、
ドゥルーズを読んだだけでスピノザについて知ったつもりになってるエピゴーネンを叩いてるんだと思うが。
680考える名無しさん:04/11/23 12:40:27
厨院生の定義には、
エピゴーネンを叩く事に使命感を燃やすというのも含まれる。
681考える名無しさん:04/11/23 12:48:57
別に院生でなくても、そういうエピゴーネンは叩いて当然だと思う。
682考える名無しさん:04/11/23 12:50:38
っていうか、ドゥルーズ以外も読めよ。

さらに言えば、その前に自分の目でスピノザのテクストを読めよ。
683考える名無しさん:04/11/23 12:52:28
ドキュンの血は絶えることがない
684考える名無しさん:04/11/23 17:51:54
671、675の言ってるスピノザの論証がどうのって話はラッセルの
『西洋哲学史』なんかで既に言われてることで、ゲルー以後の
現在のスピノザ研究から見れば、むしろ時代遅れの感がある。
カルスタ云々は「スピノザを専門としてる研究者たち」の間では、
そういう話題は出てこないけどなあ。『神学政治論』や『国家論』
の読み直しの方がホットと言えばホット。

676の指摘なんかは、スピノザとヘーゲルの原典を読んだうえでないと
出てこないんじゃないか。
わりかし重要な箇所だから、翻訳者の註の誤りを指摘してるのは、
邦訳(中心)で「差異と反復」読む人には役に立つんじゃないかと思われ。
685考える名無しさん:04/11/23 18:03:53
ヘーゲルがスピノザに依拠してんだよ
686考える名無しさん:04/11/23 18:23:05
「全ての」が入ってるかどうかがミソだよね>685
687考える名無しさん:04/11/23 18:32:45
柄谷風にいえば、スピノザはドキュンのためにこそ一連の著作を書いたのだが、
ドキュンが誤解してさらにドキュンになるくらいなら、
むしろ読んで欲しくないと考えていたというストーリーになるのだが。。。
688考える名無しさん:04/11/23 20:33:47
暗号としてのスピノザか…
689考える名無しさん:04/11/23 21:24:41
omnis kusosuretatio est bakatio
690考える名無しさん:04/11/24 00:21:26
691考える名無しさん:04/11/24 22:36:11
Omnis determinatio est feratio.
692考える名無しさん:04/11/25 01:56:52
ひでえな
693考える名無しさん:04/11/30 07:54:27
短論文と書簡集、来年2月に
クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

694考える名無しさん:04/11/30 10:41:41
>>693
マジか!
キタ━(゚∀゚)━!
695考える名無しさん:04/11/30 17:50:26
まじか!
コピーして持っている俺は馬鹿!神学政治論も全コピした。。
それで読んだので、いまさら文庫で読めない。。
696考える名無しさん:04/12/01 08:55:11
>>695
ハァ?
持ってりゃいいじゃん。
697考える名無しさん:04/12/01 08:59:32
>>695
線なら引き直せよ
二度読み三度読みはあたりまえだ
698考える名無しさん:04/12/01 17:38:14
「ヘーゲルかスピノザか」
ってやっぱり読んでおくべきかな。ヘーゲルの哲学は
その内容の正しさはなんとなく分るんだけど、スピノザを
読んだ後だと、どうしてもよそよそしいものに感じてしまう。
そもそもスピノザ読んだ後に、さらに思弁的な哲学やろうと
すること自体、狂ってるとしか思えない。ドイツ観念論の
必然性みたいなものが読み取れれば、買ってもいいかな、と。
699考える名無しさん:04/12/03 17:18:13
>◆ 『スピ ノザ 神・人間及び人間の幸福に関する短論文』 畠中 尚志 訳
>定価 693円(本体 660円 + 税5%)(2005年2月22日ごろ重版でき)〔予定定価 693円(本体 660円 + 税5%)〕
>2005年2月22日 復刊(1955年1月5日発行)

> ◆ 『スピノザ往復書簡集』 畠中 尚志 訳
>定価 945円(本体 900円 + 税5%)(2005年2月22日ごろ重版でき)〔予定定価 945円(本体 900円 + 税5%)〕
>2005年2月22日 復刊(1958年12月5日発行)

http://www.iwanami.co.jp/shinkan/repub/2005/02.html
700考える名無しさん:04/12/03 17:57:04
>>699
∩(・ω・)∩ばんじゃーい
701哲学板住人:04/12/03 17:58:55
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702考える名無しさん:04/12/03 20:43:03
祝『短論文』&『書簡集』復刊!
長い道のりだった……
703考える名無しさん:04/12/04 02:08:17
スピノザ偉大やん
704考える名無しさん:04/12/11 11:20:11
最近だいぶ変わってきたとは言え、
スピノザは日本のアカデミアや読書人の間では、
あまり読まれていない印象がある。
705考える名無しさん:04/12/11 11:30:27
「「神に酔える哲学者」という通り名に慣れてはじめてこの哲学者の主著『エティカ』に接した人は、
 おそらく意外な印象をうけたことであろう。定義・公理・証明という数学的構成をもった
 「幾何学的秩序によって証明された倫理学」に接して冷たく硬い重厚な大伽藍に入った感じをうけたであろう。
 そこには暖かく柔らかく人を慰めるような甘美な趣はまったくない。この全巻を通読することは
 はじめての読者には難業であろう。しかし、最後までこれにたえたとき、こんどは逆に、
 いつまでもとらえてはなさない深く強い感動を経験するであろう。まことに『エティカ』は哲学書の典型である。
 安易に近づく読者をこばむ。強靭で真摯な思索を決意した者のみこの門にはいれ ― の趣がある。
 そしてこの試練を通した人々にのみ限りなき歓喜を約束する。これは真の哲学書のみの与えるよろこびである。」

(下村寅太郎『世界の名著 スピノザ・ライプニッツ』(中央公論社)の解説より)
706考える名無しさん:04/12/20 18:39:17
スピノザの言う自由と能動、自由原因と妥当な原因の違いが分からない。
第2部定理48で、精神は他の原因によって決定されるので自由原因ではない
とあるのと、第3部定義2はどう整合させればいいの。
707考える名無しさん:04/12/22 21:08:58
ん?
708考える名無しさん:04/12/22 22:01:04
「第三部定義二」
我々自らがその妥当な原因となっているようなある事が我々の内あるいは
我々の外に起こる時、言いかえれば(前定義により)我々の本性のみによって
明瞭判然と理解されうるようなある事が我々の本性から我々の内あるいは
外に起こる時、私は我々が働きをなす〔能動〕と言う。これに反して、
我々が単にその部分的原因であるにすぎないようなある事が我々の内に起こり
あるいは我々の本性から起こる時、私は我々が働きを受ける〔受動〕と言う。
709考える名無しさん:05/01/06 00:06:52
増田達哉は賤しい。
710考える名無しさん:05/01/12 14:55:28
711考える名無しさん:05/01/20 15:48:45
s
712考える名無しさん:05/01/30 13:19:51
ライプニッツも同日に復刊。
713考える名無しさん:05/02/11 01:44:24
「短論文」は「エチカ」の先駆をなす重要な著作。
読まざるべからず。祝復刊!
714考える名無しさん:05/02/11 01:45:58
たしか「短論文」はラテン語ではなく、オランダ語で書かれた
はず。岩波のこの翻訳者は出所不明の学者として有名?だが、
原典にあたったのだろうか。
715考える名無しさん:05/02/11 02:07:48
「短論文」は初めラテン語で書かれたものと見られるが、現在残っているのは17世紀の
やや古形のオランダ語で書かれたものだけである。本書はこのオランダ語から直接訳出
された。底本としてはゲプハルト版(ハイデルベルヒ版)「スピノザ全集」第1巻中の同書を
用いた。                               
                                        訳者による「はしがき」より

詳しくは同書冒頭解説を参照せよ

716714:05/02/11 02:10:04
>>715
サンクス!
717考える名無しさん:05/02/12 00:03:27
スピノザなのさ!
718上ってるのでネタ投下:05/02/12 00:13:03
http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card34332.html
http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card35063.html
を読んでヤコービの哲学に興味を持ったのですが、
モーゼス・メンデルスゾーン等とによるスピノザをめぐる汎神論論争の経緯
を知るために有用な日本語文献を教えて下さい。

少し調べてみたのですが、ヤコービは邦訳がないようです。これは困った・・・
といっていきなり原文をあたるのは、語学力の乏しい私めには敷居が高い。
どこから手をつけたらよいか分かりません。

どうか宜しくお願いしますm(_ _)m

719考える名無しさん:05/02/12 00:21:57
この板の人には答えられないでしょうねスマソ
720考える名無しさん:05/02/12 00:26:52
スピノザとアヴィケンナの関係の研究でめぼしい研究者って、
日本ならだれでしょうか?
721考える名無しさん:05/02/12 00:44:04
知らないな
722考える名無しさん:05/02/12 01:29:24
>>718
講座ドイツ観念論を読むとよい。玉石混淆だが。
723考える名無しさん:05/02/12 10:17:33
関連スレ:

【復刊】神・人間及び人間の幸福に関する短論文:スピノザ著[2/22]
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1108169715/

【復刊】スピノザ往復書簡集:畠中尚志訳[2/22]
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1108169803/
724考える名無しさん:05/02/17 16:51:33
>>718
まだここ見てるかどうかわかんないけど、久しぶりに来たらネタ投下されてたので
答えてみる。

工藤喜作『近代哲学研究序説』(八千代出版)が、汎神論論争について詳しいよ。
タイトルはこんなんだけど、中身はスピノザ主義の歴史?みたいなものになっている。
ライプニッツからヤコービ、メンデルスゾーンその他主なトピックは扱ってあるので
図書館などで探してみると良いかも(現在品切れのはず)。

>>720
そんなのあるの?
725考える名無しさん:05/02/22 04:16:05
復刊日保守。
726考える名無しさん:05/02/22 16:48:07
スピノザって哲学者なの?
727考える名無しさん:05/02/22 18:33:50
>>726
漏れの知ってるスピノザは、ブラジルの農園で働いてた。
728考える名無しさん:05/02/22 22:07:17
ちなみに俺の知っているライプニッツは、おいしいビスケットだ。
729考える名無しさん:05/02/23 22:26:43
>>728
うまいね。甘いもの欲しくなるとたまに買う。

それで、短論文と書簡集は無事に出たのか?
730考える名無しさん:05/02/24 11:56:06
そもそもこのアフォ厨房なんにも読んでないし、なんにも読んでも理解もできないし
もうどうしようもないというのはみえみえ。
しかも十日以上たってからいきなり現れて、意味不明な非難してるって・・
もーだれかなんとかしてよwこーいう馬鹿にはw


731考える名無しさん:05/02/26 00:12:29
スピノザおもろいですか?スピノザの代表作は?
732考える名無しさん:05/02/26 00:15:22
ググれ 厨房
733考える名無しさん:05/02/26 22:55:12
著作少ないんだし、テンプレがあってもいいか。
間違いあったら直してください。

◆スピノザ 著作一覧(だいたいの年代順)

・『神・人間及び人間の幸福に関する短論文』※
・『デカルトの哲学原理』
・『知性改善論』☆
・『神学・政治論』(上・下巻)
・『エチカ』(上・下巻)
・『国家論』☆
・『スピノザ往復書簡集』※

※は現時点で岩波文庫復刊中。他も岩波文庫所収
☆は原著じたいが未完

他に「虹の計算」「ヘブライ文法要綱」など
スピノザのものではないかと言われている出版物もあるが、未確定。

原書の著作集:普通はGebhardt版が使われる(全四巻)
734考える名無しさん:05/02/26 23:52:56
ブルース・リーが読んだらしいから読みたい!
735考える名無しさん:05/02/27 01:57:24
736考える名無しさん:05/02/27 22:33:00
スピノザの研究者は『短論文』読むためだけに
オランダ語勉強するんでしょ。大変だ。
オランダ語のスピノザの文献て沢山あるのかな。

哲学はスピノザだけでもういいや。あとはもう興味が沸かない。
ドゥルーズもスピノザと比較すると少しおちるな。
737考える名無しさん:05/02/27 22:53:25
>>736
>哲学はスピノザだけでもういいや。あとはもう興味が沸かない。

禿同。
ドイツ観念論はスピノザ以後にどうやって哲学を展開したらいいのか、
もがき苦しんで作られたものって思って読むと、なんとなく面白く読めそうな
気はするんだよねえ。実際は読まないけどw
738考える名無しさん:05/02/27 23:26:12
シェリングが一番うまくもがいたという印象。
739考える名無しさん:05/02/28 01:42:26
>>736
>哲学はスピノザだけでもういいや。あとはもう興味が沸かない。

カントぐらい嫁
んなこと言ってるから日本のスピノザヲタはレベル低いんだよ
740考える名無しさん:05/02/28 01:44:38
カントがスピノザを理解できなかったのは事実。
カントオタもカントが存在論に弱い事を認識すべし。
741考える名無しさん:05/02/28 02:18:07
>>736
オランダ語のスピノザ文献、吐くほどあります。もっとも、オランダでは
英語教育が徹底しているから、みんな英語でも書けるらしい。
ちなみに、『短論文』のオランダ語は古いので、現代オランダ語そのままでは
通用しないところも多いですね。だから、正確に言うとスピノザの短論文を
読むためだけに17世紀のオランダ語をやることになるのですw

面白いので>>736のことを知り合いでスピノザやってる香具師に知らせて
みる。
742考える名無しさん:05/02/28 18:32:32
日本で有名なスピノザ研究者っていうと誰になるんだろうね
743考える名無しさん:05/02/28 18:56:41
>>742
工藤喜作
744考える名無しさん:05/02/28 19:16:46
福居純 畠中尚志 
745考える名無しさん:05/03/01 15:51:15
しょぼいのばっかだな
746考える名無しさん:05/03/07 09:45:02
変状と様態の違いについて教えてください
747考える名無しさん:05/03/07 20:07:19
ん?
748考える名無しさん:05/03/07 20:14:23
>>746
変状affectio
様態modus
全然違う
ラテン語に遡ると理解が早い。
749考える名無しさん:05/03/07 21:19:52
>>748
説明になっとらん
750考える名無しさん:05/03/08 11:42:35
変状
様態
全然違う
日本語に訳すと理解が早い。
751考える名無しさん:05/03/08 11:50:30
第一部定義5
様態とは、実体の変状、すなわち
他のもののうちに在りかつ他のものによって考えられるもの
と、解する。

つまり実体が変状して(されて)様態となるということですか。
ところで、様態の具体例とは例えばどんなものがありますか?
752考える名無しさん:05/03/09 02:29:00
>様態の具体例
例えば君という人間。
(てかまじで訊いてるのか?)
753考える名無しさん:05/03/09 09:31:11
>>752
マジです。一部と二部を何度も読んでるんですが、
いろんな概念が一挙に出てきて混乱します。

ところで変状という言葉はラテン語のaffectioということは分りましたが、
これは「変化」という言葉とはどう違うんでしょうか?
754752:05/03/09 11:07:09
>>753
そっか、失礼しました。真面目に「エチカ」読んでいるんですね。
性格にもよるけど、取り合えず最初は判らない所は飛ばして、
ざっくり通読してみるのがいいと思います。
後の方を読んで、最初の方が判るってこともあると思うし。
細部にこだわって読むのは、それからでもいいんじゃないでしょうか。
755752:05/03/09 11:21:37
>>753
で、一連の質問への個人的な回答としては、
1.全ての「様態」は神的実体もしくはその属性の「変状」に以外の何物でも
ないので、このレベル(実体/属性−様態)で考える限り、「変状」と「様態」は
殆ど同じ意味。(実体の「変状」とは「様態」そのもの)
「変状」がなじみのない言葉であれば「変化状態」位の意味で捉えておいて
特に差し支えないと思います。
756752:05/03/09 11:39:12
2.次に、第二部に入ると、「人間身体の変状」という表現が出てくるけど
(例えばU−定理18備考)、この場合は、外部の様態の影響の結果による
受動的な変化状態の意味だと考えていいと思います。
能動的な(特定の様態の本質を原因とする)「変状」については、第三部以降で
主に論述されている筈です。
757考える名無しさん:05/03/09 13:36:24
>>752
一部二部と何度も読んでなお、様態の具体例は?と聞く人間を
まともに相手しても仕方ないでしょ。
(1部定理15まで読んで分からないなら白痴)
こいつは「教えて荒らし」だよ。
758753:05/03/09 22:36:41
>>757
白痴か荒らしかと言われれば当然白痴です。
なんかねえ、何度呼んでも概念が頭に出来上がらんのですよ。
いい加減に読んでるのがいけないんでしょうね。今までみたいに
パラパラめくっては目に止まったところを適当に読んでるんではダメで、
数学の証明のように頭から一行一文きっちり追っていかないといけないようです。
752さんの書き込みを見てそう思いました。エチカをなめてました。

>>755,>>756
丁寧な解説ありがとうございます。今はまだいただいたレスを
あいまいな形でしか読むことができないので、後でまた読み返させて頂きます。
759考える名無しさん:05/03/10 16:34:14
エチカは哲学書の部類でも最難の部類じゃないかね。
読んだといっても、アフォリズム的に読んで味わった気になる人がほとんどだろうな。
760考える名無しさん:05/03/10 18:26:02
証明が証明なのかが難しい
761752:05/03/11 00:39:39
スピノザのいわゆる「心身並行論」なんかも結構とんでもないこと言ってるんだよな。
現代脳科学なんかの曖昧な並行論よか全然ラディカル。
灰皿でもライターでも「精神」(思惟の様態としての観念)を持ってるって事なんだから。
で、それはアニミズムとは全く違う。人間身体(含脳)と、物質としてのライターとが、
その構成の複雑さや可塑性において異なっているのと全く同じ程度に、
それらが「持つ」精神も異なっているって訳だから。まあやっぱスピノザは面白いよ。
762考える名無しさん:05/03/11 01:55:40
岩波文庫……。
復刊すんのはいいけど、
いい加減、翻訳を新しくしてくれ。
763考える名無しさん:05/03/11 20:26:16
>>762
それだと、「復刊」とは言わない・・・
764考える名無しさん:05/03/11 21:17:10
お前が原稿持って行くしかない
765考える名無しさん:05/03/14 18:56:56

766考える名無しさん:05/03/14 22:52:40
>>762
新訳出したってひどくなるだけだよ。
畠中訳はいいじゃん。
因みに新訳でスピノザが全集が出る予定ですが、
畠中のような日本語が書ける人がスピノザ研究者
のなかにいるはずもないので、期待できません。
767考える名無しさん:05/03/15 01:02:54
訳に文句つけ厨とだったら原書嫁厨ってのが2ちゃんにはたくさんいるんだよなあ
768考える名無しさん:05/03/15 02:06:53
なら仏訳とかで読めばいい。
769考える名無しさん:05/03/15 02:54:10
>>766
いったい幾らぐらいで出す気なんだろうか
価格も日本語も売る気がゼロに違いないw
770 :05/03/15 13:19:31
1500円くらいしてもいいから、岩波エチカ一冊にまとめてくんないかなぁ。
771考える名無しさん:05/03/17 07:20:28
>>766
>新訳でスピノザが全集が出る予定ですが

詳細キボンヌ
772考える名無しさん:05/03/17 10:47:26
十五年ぐらい前に晢書房が出すという話があった。
でも実現していない。
773考える名無しさん:05/03/17 22:22:00
>>771
新訳スピノザ全集は、たしか作品社か学樹書房あたりの予定だった
気がする。『虹に関する論文』『偶然の計算』『ヘブライ語文法要綱』
なんかも収録されるって話だったような。
(違ってたらすまん。記憶あやふや)
まあ、この手の企画はいつになるやらなので、気長に待つしかないね。
俺は岩波文庫の畠中訳は良いと思ってるので、『エチカ』を読む分には、
岩波版と原書(気になったところを辞書で引くだけ)でとりあえず
十分だけどね。でも全集出たら買っちゃうな、きっとw
774考える名無しさん:05/03/19 15:17:41
畠中先生ってまだご存命でいらっしゃる?
775考える名無しさん:2005/03/22(火) 19:35:03
▼現代新書
書  名 著者名 定価(税込) 発売日
自民党の50年 星浩 700 4/20
試行錯誤のすすめ(仮) 芳沢光雄 700 4/20
新しい金融工学 真壁昭夫 720 4/20
スピノザの哲学 上野修 720 4/20
先頭に戻る


776考える名無しさん:2005/03/22(火) 20:43:19
スピノザの新書か
777考える名無しさん:2005/03/22(火) 21:34:59
ふとした疑問なのですが、第一部の定義2において、
同じ本性の他のものによって限定されうるものは自己の類において有限である
というところで、ある思想は他の思想によって限定されるというときの
「思想」というのはエチカ自身も一応含めてスピノザは考えていたのでしょうか?
778考える名無しさん:2005/03/22(火) 22:16:20
スピノザの汎神論には、萎える
779考える名無しさん:2005/03/22(火) 22:35:10
現代新書って、講談社だっけ?
上野さんが書くんだ。楽しみだな
780考える名無しさん:2005/03/31(木) 18:02:19
スピノザの世界 ―神あるいは自然 上野修 756 4/20

題名が変わった
781考える名無しさん:2005/03/31(木) 19:28:48
小野範治訳『スピノザ哲学体系(エチカ)』を買ってしまった。
大正七年(1918)に出版。初の日本語エチカだろう。
序の波多野精一の推薦文はさわやかだ。
全510ページでスピノザの思想・生涯の解説に130ページほど割かれている。
当時の日本のスピノザ受容が興味深い。ドゥルーズ以後の今のような
神格化がほとんどないのがおもしろい。
はじめの定義のところだけ引用してみよう。
782考える名無しさん:2005/03/31(木) 19:29:16
一、それ自身の原因とは、その本質が存在を包含するもの、或は、その性質が存在するとして
のみ考へられるものであると解する。
ニ、同じ性質の他のものに由て制限される物を、その種類において有限であるといふ。例えば、
或る物体は、吾々が常に他の一層大なるものを考へる故に、有限であるといふ。同様に、或る
思想は他の思想に由て制限される。これに反して、或る物体が或る思想に由て、又或る思想が
或る物体に由て制限されることはない。
三、本体とは、自身の中に在り且自身に由て理解されるもの、即ち、その概念を形成する為に
他の概念を要せぬものであると解する。
四、属性とは、悟性が本体に即て、その本質を構成するやうに知覚するものであると解する。
五、様態とは、本体の状態、或は、他のものの中に在りて、これに由ても亦理解されるもので
あると解する。
六、神とは、絶対に無限なる実在、即ち、各永遠無限の本質を表示せる無限に多くの属性より
成れる本体であると解する。
説明。予は「その種類において」と言はずして、「絶対に」無限と言ふ。何となれば、その種
類においてのみ無限なるものに就ては、吾々は無限に多くの属性を否定する事が出事る。然る
に、絶対に無限なるものの本質には、本質を表示して否定を包含しない総てのものが属するか
らである。
七、その性質の必然に由てのみ存在し、且単にそれ自身に由て決定されて営為するものを自由
と言ひ、これに反して、或る一定の仕方において存在し且営為するやうに他から決定される物
を必然である、或は寧ろ、強制されると言ふ。
八、永遠とは、存在が永遠なる物の定義から必然に起ると考へられる限り、存在それ自身であ
ると解する。
説明。何となれば、かかる存在は物の本質と同様に永遠の真理として考へられ、又それ故に、
持続を「始無し、終無く」と解しても、永続或は時間に由て説明される事が出来無いからである。
783考える名無しさん:2005/03/31(木) 21:38:50
スペルマ、あ、違ったw
784ローカルルール審議中:2005/04/09(土) 01:01:08
入門にはやはり『神・人間及び人間の幸福に関する短論文』」がいいですか?
785ローカルルール審議中:2005/04/09(土) 16:07:54
>784
おれも聞きたいな。それ。
見開きに、そんなこと書いていたけど。
786ローカルルール審議中:2005/04/09(土) 22:22:06
入門なら『知性改善論』でしょう。
過渡期的な著作ですが。
787BOSTON:2005/04/09(土) 22:29:34
突然だが哲学に哲学の思い以外をまぜるな。
そんなものならそこらの糞スレで語られる舌足らずな哲学の方がまだマシだからな。
お前らに限定して言ってるわけではない、だが。
真理を見つけられるやつがここに一人でも居るならそいつには解って欲しかった。
788ローカルルール審議中:2005/04/09(土) 22:39:14
>>787
酔っ払いか?
789ローカルルール審議中:2005/04/09(土) 22:43:11
というよりアホでしょう
790ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 13:54:04
実体(宇宙)は非人格的存在なの?それなら機械的唯物論と変わらないじゃん。
無神論じゃん。実体は大日如来みたいなものと思ってたんだけどなあ。
仏教でも宇宙が無願か有願かは大問題だ。
791ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 15:57:23
スピノザには一般的に言われるような人格は存在しないように思う。
また機械論的唯物論と違うところは、人に知覚できる神の属性として
思惟と延長の2属性を認めるところ。
と、まだ勉強中ですがそう思いました。唯物論といっても、その言葉を
頭の中に思い浮かべるときは、それは結局観念ですから。
この解釈と哲学的妥当性はおいておくとしても、スピノザの思想と
機械論的な一元論は同じじゃないと思います。
792ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 16:01:41
>スピノザには一般的に言われるような人格は存在しないように思う。

ちょっとワロス
793ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 16:20:53
>>792
間違ってますか?

第二部定理32
すべての観念は神に関係する限り真である。

神に人格を認めるような観念は偽なる観念かと思ってました。
794ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 16:31:28
>>793
違う違う。「バルーフ・スピノザ」に人格が存在しないとも読める書き込みだったから
795ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 16:41:09
>>794
あ、それは失礼しました。
ちなみにエチカには偽なる観念はなくて、真なる観念と非妥当で混乱した観念しかないのかな。
神を人格のあるものと見なす観念は、第一種の認識に基づいた混乱した観念であると。
この辺り慣れてないとイメージするのが難しい。なにしろ通常言われるような
「間違った観念」というものが存在しないことになるんだから。
しかもそれらが

第二部定理36
非妥当で混乱した観念は、妥当なあるいは明瞭判然たる観念と同一の必然性をもって生ずる。

人間精神に関わる限りで非妥当ということになって、そういう観念も別に人間など存在しなくても
神の中にある。普通、間違った観念というのは、未熟な人間が間違って認識する限り存在する
とみなされがちだけど、そういうものは人間が存在しなくても神の中にあることになる。
固定観念をひとつひとつ解きほぐさないと読めないですね。哲学書全般についてそうなのかも
しれませんが。
796ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:06:16
真なる観念という科学主義は所詮近代主義者
797ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:10:58
>>796
スピノザのいう真なる観念は科学で言うところのそれとは違いますよね。
スピノザのいう真なる観念とは、神の中にある観念。つまり観念なんてものは
すべて神の中において生ずる以上、必然的に真なものということになります。
798ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:13:58
神=自然。
神=自然の真なる観念は科学。
799ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:16:53
>>798
それはスピノザからみれば、精神において判別されるところの
妥当な観念と非妥当な観念ということになるでしょう。
スピノザのいう真なる観念とはそういうものではありません。
800ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:20:31
スピノザの世界には自然しかなく、超自然は存在しない。
実にわかりやすのでスピノザは好きだ。
801ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:36:51
>>800
そんな単純なものじゃないだろ。
たとえはスピノザがいう不死は、自分の身体の中に三角形の観念の
永遠性のようなものを見出すことにある。
それは容易ではない。
解剖学的観念の永遠性は入り口に過ぎない。
802☆kiki+ki ゜Д゜♪(2代目) ◆x/cQLuG.4c :2005/04/10(日) 17:39:15

良い響き(^Д^)
803ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 17:50:56
手っ取り早く、生殖において不死を感じればよいのでは?
804ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 18:09:09
エチカは簡単じゃないですね。エチカとは勉強して到達することが可能な
目標のようなものじゃなくて、不断の努力を要するようなしんどい道だと思います。
そういう決意がなければ、第二種第三種の認識に基づいて神の観念を感じることも
不可能な希ガス。まだ勉強中だけど適当な感想。
805ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 18:49:40
>>804
エチカは哲学史の中では難易度的には中レベルだよ。
変に神秘化させるなよ。
806ローカルルール審議中:2005/04/10(日) 18:54:33
>>805
難易度のことを言ってるわけじゃないですよ。それにエチカは神秘的でもないし。
頭で分っていても、心がついてこないっていうことがよくあるけど、
そういう心のレベルで理解に達するのが大変といったまでです。
難易度とはなんのことですか?
807ローカルルール審議中:2005/04/12(火) 00:52:33
すいません。スピノザの哲学が、キリスト教の密教の思想を元にしてるという
文章を昔大学の図書館で読んだ覚えがあるのですが

ここスレで「聖書」というのは、その密教の方の聖書の事ですか??
詳細キボンヌ
808ローカルルール審議中:2005/04/14(木) 17:54:09
神秘主義に絡め取られそうになる場所でどう身を処するか
みたいな所が哲学の醍醐味だと思うのでつが、そういう視点から
スピノザに興味をもつのは実りありそうでしょうか?
809冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/15(金) 18:43:48
スピノザ往復書簡集読んでるけど、ボイルにうんこのように扱われているな。
科学者にえらそうに意見したらだめだよ。
810ローカルルール審議中:2005/04/15(金) 19:21:13
存在論的郵便的論理的合理的理知的体系的抽象的文化的芸術的貴族主義的理念的
客観的本質的普遍的論旨明快頭脳明晰理路整然流暢高尚卓越理論的散文的分析的
審美的批判的構造的知性技巧婉曲的平衡感覚聡明教授風言論絶妙正確精密的確
要領規則厳守常識的社交的用意周到平穏冷静沈着上品自由闊達象徴的美辞麗句
支配的技巧的優雅華麗余裕超然的洗練適応能力自己制御調和的民主的上流志向
形式的実質的緻密定型的絢爛清潔専門的独創的天才的欧米外資系国際的異国風
都会的西欧的北欧的仏蘭西的巴里的英国的倫敦的古代希臘風学術的哲学的科学的
数理的幾何学的確率統計的微積分的物理的古典的音楽的詩的美的絵画的文学的
法律的精神医学的金融工学的脱構築的財務主計的外交的最高裁判事的貿易商人風
批評空間的表象文化論的西園寺公望的三浦雅士的浅田彰敵柄谷行人的岩井克人的
小林康夫的蓮実重彦的東浩紀的宮台真司的小室直樹的丸山真男的通説的芦部憲法的
我妻民法的団藤刑法的塩野行政法的新堂民訴法的前田商法的旧制一校日比谷的
筑駒的灘開成麻布的本郷的官僚的和蘭的倫理的
811冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/16(土) 11:08:16
ブレイエンベルフの言ってることのほうがまともだな。穀物仲買人にスピノザは言い負けて逃げ出しやがった。
神学・政治論もエチカも論駁されててかっこ悪いな。
812ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 11:10:34
お前って馬鹿だな。
たしかに往復書簡はある意味エンタメだが、そういう視点でしか読まないのかよ
813冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/16(土) 11:38:31
>その上それでは全世界は永遠の絶えざる混乱に置かれることになり、我々人間は動物と同じことになるでしょう。一体そうした意見がどんな利益を世の中にもたらすか一つ考えてごらんなさい。

>さらにまた一方において、我々は貴下のお説により自分から何を失うことになるかを考えてごらんなさい。我々は神の完全性の規範と神から印刻された秩序とに従って自己完成のためにやっているあらゆる経験で真剣な心づかいを失うことになります。
我々にしばしば非常な慰めをもたらしてくれた祈りと神への歎願とを失うことになります。我々は全宗教を、また祈りと宗教から期待するあらゆる希望あらゆる平安を失うことになります。

まさにそのとおりだな。スピノザは人間から能動性や自主性を奪おうとしているようにしか思えない。こんなものは堕落への哲学だよ。考えてごらんなさいって言われてるんだから改心すればよかったのにな。
814ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 11:40:18
>>813
馬鹿か。
815冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/16(土) 11:40:44
>>813
>あらゆる経験

あらゆる敬虔
816ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 11:47:38
馬鹿に決まってんだろw
817冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/16(土) 12:04:33
>>814
三角形の本性からその三つの角の和が二直角に等しいことが生ずると同じ必然性を以ってお前のほうが馬鹿
818冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/16(土) 12:57:29
エチカの第四部でスピノザは、感情に支配される人間は自己の権利のもとにはなくて運命の権利のもとにあり、
自ら善きものを見ながらより悪しきに従うようにしばしば強制されるほど運命の力に左右される。
と、書いてる。よくわからん。
理性に従う奴は他人に好意をしめす。そして、理性ある他人からの好意も受けるって、パラっとめくったら書いてあったが、
そんなもんなのか。全人口63億人が理性に従っていても、食糧問題とかあるだろ。
第四部の定義1で、善とはそれが我々にとって有益であることを我々が確知するもの、と解する。とある。かなりエゴイスティックだな。
感情に従うのが悪いということだが、良い感情とかはあるだろ。善意の心というか。電車でおばあさんが立っていたら、席を譲ろうという思いとか。
それは相手のみになってみるということだろ。同情だ。スピノザは同情は良くないものだとしてあるよな。
これは小さな問題だけど、食糧問題とかはどうなんだろう。だれかを犠牲にしなければならないとき、ブレイエンブルフの言うように、
>なぜ私は私の欲望の誘う行為をしてはならないのでしょうか。なぜ自分の邪魔になるような人間をひそかに殺してならないでしょうか。
なぜ私はいとうべき手段によって富を求めてはならないでしょうか。なぜ私は自分のしたいことを手当たりしだい肉のいざなうままになしてはならないでしょうか。

こういうことも感情に従ってではなく理性に従ってやるのならばいいのか。生存競争という面も生き物にはあるだろうから。
結局スピノザの言ってることは有能な奴は偉いんだ、というだけの馬鹿でも言えることなんじゃないか。
819ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 13:32:37
ぎゃはは
820ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 15:17:39
「善意の心」やらに従うよりも
感情を廃棄して/感情を物のように分析/考察する
スピノザ的態度に依る方が「食糧問題」か何か知らんが
そういった現実的問題に対してよっぽど有効なんじゃないか?
821ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 17:20:06
スピノザ的な一元論っていう言い方は具体的にどういったことなんでしょう?

身体 ってこと?
822ローカルルール審議中:2005/04/16(土) 18:14:43
>>818
その「良い感情」って言っているのは「理性」でしょ。
良いことを良いとわかってヤレって言ってるのでは。
物事の善し悪しをわかろうとしないで脊髄反射で
やるのが感情による行動だってこと。
823ローカルルール審議中:2005/04/17(日) 09:02:15
10歳年下の下宿人とはどういう関係だったの?
824冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/17(日) 10:43:36
>>822
理性が言っていようが何が言っていようが、感情は感情じゃないか。感情を実感してるかどうかの問題じゃないかな。
理性が言っていようがどうだろうが関係ないんじゃないか。
825冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/17(日) 11:16:53
>いっさいが運命に帰せられまたいっさいが不可避的必然性によって発する

スピノザの哲学とは簡単に言えばこうだよ、とフェルトホイゼンが言ってるんだが、僕もそう思ってた。
でもスピノザに言わせれば違うらしいが、スピノザの言うことはよく分からなかった。

スピノザがボクセルに必然の対立概念は偶然だと言ったんだが、ボクセルは反論して、必然の対立概念は自由であって偶然ではないという。

人間的観点から見たらやっぱ必然の対立概念は自由だと僕も思うんだが、スピノザは幾何学的方法にこだわってるから必然の反対は偶然といってるのか。
でも僕もあれは偶然だったとか回想することもあるし、よくわかららん。

>或る者に意志を帰するとは、その者が自己の意志に従って行動することもしないことも出来るということを意味しているのですが、

と、ボクセルが言う。ボクセルはこのことを自由と呼び、スピノザは偶然だと言った。
いや違うや。スピノザは神に人間的な意志とかは帰さないで、世界は神的本性の必然的結果であり決して偶然によって成立したのでないと書いてある。神に意志決定能力があったなら、
神が世界の創造をやらずにおくことも出来たんで、世界は偶然によって成立したと言ってるようなもんだ、とスピノザは書いてるな。
だからやっぱり、>と、ボクセルが言う。ボクセルはこのことを自由と呼び、スピノザは偶然だと言った。
これでいいわけだ。

スピノザ哲学にもショーペンハウアー哲学にも人間の自由がないんだよ。ショーペンハウアーは動機同士のせめぎあいが人間にあってそれを自由だと感じるとか書いてたな。でも、
最初から棒が倒れてある方向を示すようにその葛藤の結果も決まってるって書いてたからな。
キルケゴールのあれかこれかという決断もそれに似ているかもしれない。と思ったけど、やっぱキルケゴール哲学には人間の主体性みたいなものを感じるんだよ。
826冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/17(日) 11:17:27

>或る者に意志を帰するとは、その者が自己の意志に従って行動することもしないことも出来るということを意味しているのですが、
反対にもしその者に必然性を帰するなら、その者は必然的に行動しなければなりません。
>最後に貴下は神的本性を人間本性と混同しないために、神になんらの人間的な属性を認めないと申しておられます。これはその限りにおいて私も同感です。
我々は神がいかなる仕方で行動するか、いかなる仕方で意志し、認識し、考慮し、見、聞き等々するかを知らないからです。
しかしながら、貴下がこれらの行動ならびに我々における最高の観想を神について全然否定しそれらのものが優越的に且つ形而上学的に神の中に存することを否認されるのでしたら、
私は貴下の神を、即ち貴下がこの神なる語によって何を解しておいでなのかを諒解するのに苦しむ者です。

と、ボクセルが言ってるけど、そのとおりだな。別に神とか言う単語ださんでいいやん。
827ローカルルール審議中:2005/04/17(日) 11:26:08
圧倒的なキリスト教とユダヤ教の影響下で、
「自由人」を実践したスピノザの肝がわからないと駄目かもしれんね。
ボクセルのような疑問は、
ヨーロッパのキリスト教的社会秩序に馴染んだ者が発する典型的な疑問だ。
828冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/17(日) 11:55:54
すべてを必然だったと思うのが人間にとっての最大の慰めだってショーペンハウアーが言ってたな。違う人だったかもしれないけど。
人間にはすべての事象の原因と結果のデータは与えられてないんだから、出来事を偶然としか思えない。
原因と結果を知らないから自分を自由だと感じているだけだとショーペンハウアーが確か言ってたが、
もうそれでいいやと思う。決定論は嫌いだ。努力する気がうせるだけだから。
スピノザにしてみたら『必然』=『自由』じゃないかって思ってたけど、
スピノザも、
>我々がこの世において多くのことを推測にもつづいてやっているというのは事実です。〜日常生活においては蓋然的なことに従わねばなりません〜
食物と飲料が人間に有益であることが完全に証明されないうちは食べたり飲んだりしようとしないなら、人間は渇と餓で死んでしまうでしょう。

って言ってるし。日常生活でのことの方が大事なんで、高尚な哲学とかどうでもいい。
829冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/17(日) 12:25:44
人間には強制的必然しかないということらしい。
自分の本性のあるがままにふるまえるほどより自由がある。より完全。

こんなこと知ったって何にもならないな。
830ローカルルール審議中:2005/04/17(日) 23:47:57
831冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/18(月) 12:17:44
書簡74 オルデンブルクからスピノザへ

>貴下はあらゆる事象とあらゆる行動の運命的必然性を信じておられるように見えます。
しかし人々の考えでは、もしこのことが容認され肯定されるとしたら、すべての律法、すべての徳、すべての宗教の中枢は断ち切られ、
すべての報酬と刑罰は意味がなくなるのです。およそ強制力を持つもの、必然性を包蔵するものに対しては、人は責任がなく、
従って、貴下のような御見解の下では、どんな人間も神の前に言い分が立つと彼らは考えるのです。もし我々が運命によって駆られ、
またいっさいが或る厳格な手にあやつられて定まった不可避の道を行くとするなら、罪や罰に対するどんな余地があるか彼らは解し得ないのです。
>我々は人間なのでありまして、人間的なすべてのことが我々にふさわしいと思わねばならぬでしょう。

そのとおりだよな。いっさいを必然だったと思うのは心の平静(アタラクシア)にとってはいいかもしれないけど、
ずっとそんなことしてたらいつかむなしくなってくると思う。生きる気力というかパワーが失われていくんじゃないかな。
キルケゴールが言ってたけど現代は責任を他人に押し付けようとしているとか。
アルベルト・ブルフのように熱狂的にキリスト教を信奉するほうが幸せなんじゃないかと思った。
832冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/18(月) 12:31:20
書簡七十七 オルデンブルクからスピノザへ

>万物の運命的必然性という思想は宗教的本務の行使を妨げ、報酬と刑罰の効力を失わせるから、
私はそうした思想が公表されるのを好まないのですが、

そうだよな。オルデンブルクのほうがまともだよ。スピノザ哲学は人々がますます無気力になってしまうだけだ。

>もし我々人間が精神および肉体上のすべての行動において、ちょうど粘土が陶器師の手中にあるように神の力の中にあるのだとしましたら、
我々がどのように行動しようと、それはそれ以外に行動することがぜんぜん不可能であったのですから、どうして我々の誰も咎められることができましょう。
我々はことごとく神に対してこう言い返しうるではないでしょうか、「あなたの不変不動の運命とあなたの不可抗力的な力とが我々をこのように行動すべく強いたのであって、
我々はそれ以外に行動することができなかったのです。だから何の理由で、また何の権利で、あなたは我々を最も厳しい刑罰にゆだねるのですか。
我々は決してそれを避けることができなかったではありませんか。あなたは最高の必然性を以って、あなたの意のまま、あなたの欲するがままに、すべてを行いすべてを導いているのですから」と。
もし貴下が「人間が神の前に言い分が立たないのは、人間は神の力の中にあるからにほかならぬ」と言われるなら、私はこの議論を正に裏返しにして、いっそう大なる権利を以って、
こう言えると思います「人間は神の力の中に在るからこそ完全に許されうるのだ」と。
実際、何人も容易にこう駁することが出来るでしょう、「神よ、あなたの力には抗うことが出来ないのです。ですから私がそれ以外に行動しなかったと言うことは当然許されなくてはなりません」と。

人間に自由意志があるかないかという議論があるけど、自由意志がないと信じ込んでしまえばもはや無気力に生きるほかはなくなるから、
あると信じて生きていくしかないんじゃないか。
833ローカルルール審議中:2005/04/18(月) 12:38:00
最近は小学生もスピノザ読むのか。。。
まあ結構なことだ。
834冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/18(月) 12:50:39
書簡七十八

スピノザからオルデンブルクへ

>いっさいは神の決定に従って証することをまったく容認します。だがそうした人々がその故にすべて幸福でなければならぬということは私の認めえぬところです。
実際、どんな人々も許されうるのではありますが、それにもかかわらずそうした人々は福祉を欠き、多くの仕方で苦しみを受けねばなりません。
>最後に、自己の欲望を支配し得ずあるいは律法への恐れによってもこれを抑制し得ない人間は、なるほどその弱さのゆえに許されるべきではありますが、
しかしのその人間は精神の満足即ち神への認識と愛を享受することが出来ず、必然的に滅びます。

やっとスピノザが本性を現したな。こいつは劣性遺伝子をもった奴や貧乏人は滅びてしまえと言ってるだけの貴族主義者に過ぎない。
ブルフに悪魔だと見破られていたしな。進学・政治論が禁書になったときに投獄されて焚刑されてればよかったんだよ。
835冒険ヤロー罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/04/18(月) 13:10:13
書簡七十九

オルデンブルクからスピノザへ

>貴下は付言されます。人間は許されることは出来る、しかし多くの仕方で苦しみを受けねばならぬ、と。これはちょっと考えると無慈悲のように思われます。

無慈悲極まりないよな。スピノザは神をデカルトの第一原因みたいなまったく意味の無いもんに仕立て上げてるんだから、はじめから神が許すもくそも無いだろ。
ただたんに許すといっただけに過ぎない。
スピノザは書簡七十八の冒頭で、
>何人も、神から弱い本性や無力な精神を与えられたからと手神を非難することは出来ない、胆石に苦しむ小児が神から健全な身体を与えられなかったことを嘆いたりすることが出来ぬように、
無力な精神を持つ人間も、神が自分に心の強さや神への真の認識と愛を拒んだことを歎いたり、神が自分に諸々の欲望を抑制し制御し得ないほど弱い本性を与えたことを歎いたりすることは出来ないのです。

と書いてるが、スピノザの言う神とは言葉だけのまったく意味の無いもんだから、スピノザが言ってることは、
身体障害者に生まれたものは、必然性を持って苦しめ、とだけ言ってるに過ぎない。水俣病になった奴は毎日いたい思いをして滅びるということだけを言っているに過ぎない。
そんな状態になった人が苦しいのは当たり前だからそんなもんをいちいち言うなと言いたい。
836ローカルルール審議中:2005/04/18(月) 15:48:26
必然性や決定論に文句があるんなら、スピノザスレで独白を続ける
よりもこちらに書き込んだらどうでしょう?

http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1113579558
837ローカルルール審議中:2005/04/18(月) 20:44:51
上野先生のスピノザ入門買った。
よさげ。
838ローカルルール審議中:2005/04/19(火) 18:29:37
上野先生のスピノザ入門良い。とても良い。
おれは、スピノザについて何も知らなかったということ。
スピノザは古くない。
839ローカルルール審議中:2005/04/20(水) 19:31:46
「われわれはスピノザを理解し始めてさえいない。」        ジル・ドゥルーズ
840ローカルルール審議中:2005/04/20(水) 20:04:45
柴田健志(鹿児島大)「真理と生−−スピノザの知識論再考」
ドゥルーズのスピノザ解釈批判。

反論する前に述べておくべきであると思うが、じつは私は以上で概観した
ドゥルーズの解釈に始めから反対していたわけではない。むしろ、これま
で私はドゥルーズの解釈にしたがって『エチカ』を読んできた。私には
ドゥルーズの解釈があまりにも魅力的であったので、ドゥルーズの解釈と
『エチカ』の諸定理との齟齬を怠惰にも不問に付してきたのである。した
がって、ドゥルーズへの反論を試みることで、私は要するにこれまでの自
分自身のスピノザ解釈を否定したいのである
841ローカルルール審議中:2005/04/20(水) 20:07:04
それどこで読めるの?紀要?
842ローカルルール審議中:2005/04/20(水) 20:20:56
まあ研究者だったら、先人の解釈と対決してそれを乗り越えていこうとするのは当然の姿勢だわな。
843ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 17:30:44
上野のスピノザ入門書ねぇ・・・・。よいのか?あれがスピノザ研究の
紹介か?彼の上野修「 精神の眼は論証そのもの デカルト、ホッブズ、スピノザ 」
だってドゥルーズの安っぽい解釈でお茶を濁してるだけで、それもシミュラクル
なんて言ってる。しかも、間違った解釈さえもしている。屑本の一つだろ。
844ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 18:40:06
どこが安っぽい解釈で、どこが間違ってるのか
もうちょっと詳しく書かないと批判にもならないよ
845ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 20:55:45
>>844

そんなの自分で読んで考えな。ま、843が言うのは、もっともだとオイラ
も思うがね。上野のスピノザの世界は、切り口は面白いけど、やすっぽ
すいね。他の著者のスピノザの暗号っていうのも評価されてるみたいだ
けど。まったく内輪受けの域をでてないね。
846ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 20:57:26
第6号 (2005) ISBN4-906502-95-4 本体定価1,600円 近日発売
--------------------------------------------------------------------------------

【巻頭言】 . . . . . . 工藤喜作

【論文】

必然、永遠、そして現実性― スピノザの必然主義 . . . . . . 上野 修
スピノザにおける意識の批判. . . . . . 平尾 昌宏
一度も使われない公理は何を意味するか? ― 『エチカ』第一部公理2についての考察. . . . . . 朝倉 友海
【エッセイ】

スピノザの「反実在論」. . . . . . 田島 正樹
【書評】

江川隆男著『存在と差異― ドゥルーズの超越論的経験論』 . . . . . . 鈴木 泉
Antonio Damasio 著 Looking for Spinoza: Joy, Sorrow, and the Feeling Brain . . . . . . 木島泰三
847ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 21:00:22
845だけど。あとひとつ。ドゥルーズのスピノザと表現の問題には
致命的な翻訳の間違いがあるよ。数カ所ある。
848ローカルルール審議中:2005/04/21(木) 23:53:06
>>847
そういうのは具体的に書けよ
キモイな
849ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 00:07:43
>>848

2ちゃんなんかで、簡単に知ろうなんて甘い。自分で調べな。
850ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 00:25:39
>>849
俺は日本語訳持ってないからどうでもいい。
そんな糞みたいな自慢を書き込む貴様の底意地の悪さがキモイ
851ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 10:41:57
>>850

二ちゃんで簡単に教えてもらおうなんて、甘い。日本語訳もって
ないんだったら良かったね。じゃ、わかるよね。あはは。

教えてもらえなかったのはかわいそうだけどね。
852ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 10:49:29
アホクサー
853ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 10:51:13
>>851
つうか幼稚だな
俺はそもそも「教えてもらう」必要を全く感じていない。

けど馬鹿じゃねーの?
てめえの書き込みは中途半端な自慢でしかない。
糞ドクター崩れにありがちなちんけなプライド振りかざしの典型だ。
上野修の方がなんぼかマシ。
854ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 10:54:03
おまいらどっちも高卒じゃんか
855ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 11:15:27
高卒でも、原書はお金をだせば買えるしね。そんなことしてスピノザ読んで
面白いか?新書くらいで解説してもらってわかった気になってたとこに
ちゃかされて怒ってるんだ。
856ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 11:18:47
オレが教えてやろうか?し・・り・・た・・い?
857ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 12:48:42
>>847のほうが間違ってるってことはないのか?

さらに、両方間違っていたり、
両方間違いではないということはないのか?
858ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 12:51:19
847は、現代思想っぽい哲学解釈を叩けばよしとするような院生。
けっこう哲学科には溢れている。
イニシエーションみたいなものだ。
柄谷とか竹田とかを過剰に罵倒するのが特徴。
たいていの場合、自分の過去を罵倒していることになる。
859ローカルルール審議中:2005/04/22(金) 13:40:36
>>845
内輪というのがどの範囲を指すのかが不明瞭だけど、
『スピノザ《という?》暗号』は
比較的広い範囲で読まれている気がする。

文字通りの『スピノザの暗号』って本についてのことだったら
俺の勘違いだ。ごめんね。
860ローカルルール審議中:2005/04/23(土) 01:15:27
今手元に本が無いから具体的に書けなくてスマンのだが、
『スピノザと表現の問題』の原書自体、開巻早々「註」の部分に
誤植があった記憶があるな。
>>847
同書の邦訳は、工藤喜作さんの監修だから、中公版『エティカ』の訳語を
ベースにしていて、岩波版に慣れてる俺には元々ちょっと読みにくかった。
「致命的な誤訳」の件だけど、むろん誤訳は直すのがいいに決まってるにしても、
引っ掛かるところがあれば原書に照らして自分で書き込んで直せばいいんだから、
俺はそんなに気にならなかったけど。

それよりも、ゲルーやマトゥロン、マシュレなんかが翻訳されてないことの方が
問題だと思うな。例えば、福居純さんの『スピノザ「エチカ」の研究』なんかは、
ゲルーの『スピノザT、U』翻訳があれば、殆んど意味がないと思う。
第三部以降はただの『エチカ』の祖述だからね。
861ローカルルール審議中:2005/04/23(土) 08:24:49
ついでに言えば、「致命的な(っていうかやばい)誤訳」や誤植があって、
気になる場合は、版元なり訳者なりにその旨きちんと論拠を書いて送ればいい。
返事が来る場合もこない場合もあるし、増刷時に直ってる場合もそうでない
場合もあるけどね。
862ローカルルール審議中:2005/04/23(土) 13:18:17
>>861
礼状とともに記念品が貰えたりすることもあるよ。
哲学書じゃないけど、誤植を指摘したリストを送ったら
そういうの来たことがある。
863ローカルルール審議中:2005/04/25(月) 20:36:12
>>860
あれは下ルーというより、ドゥルーズのスピノザ論に完全に依存している。
独創的な点など全然ないのでペケ。
それくらいなら河合徳治のほうがまだユニークだと思う。
864ローカルルール審議中:2005/04/26(火) 13:48:10
>>863
河井ね。
865考える名無しさん:2005/04/30(土) 16:22:01
上野さんの本いいね
866考える名無しさん:2005/04/30(土) 17:09:12
>>858
もってまわっているが実はこれこそ院生崩れに多い態度。
まさに自分の過去を叩いていると言えよう。
867考える名無しさん:2005/05/07(土) 13:43:31
>865 高段者現代新書ね。悪くない。ただ133ページの自由意志に関するところ、納得
できなかった。太陽はもともと(二百フィートより)遠いところに見えていて、
そう感じられるのは間違いではないけれども、自由意志でしていると見えること
は実際にはそうではないのだから、両者は「同じ」ではないではないでしょ?
オサム士の顔、批評空間の時のと、フインキが違う。

河井の論考は最近買った。ドゥルーズに否定的に減給しているね。こちらは
D信者ではないけれども、あれ、無理してないかい?
868考える名無しさん:2005/05/09(月) 10:10:31
>>858
哲学科の学生のなかには現代思想を経由せずに入ってきた
非常に正統的な人たちもいることを忘れずに。
869考える名無しさん:2005/05/09(月) 10:42:12
現代思想を経由すると正統性がなくなるというのも短絡でしょう。
870考える名無しさん:2005/05/09(月) 10:49:31
マルクス経由は政党的?
871考える名無しさん:2005/05/09(月) 10:59:23
868みたいな香具師は、
大学の授業でだけ哲学を学ぶ香具師を真面目と考え、
それ以外の経路で「余計な知識」を取り入れると本道から逸脱すると考えているのだろう。
872考える名無しさん:2005/05/10(火) 01:11:46
どっちにしろ哲学科なら「キモッ」ってカテゴリーに入れられてるから心配するな。
873考える名無しさん:2005/05/10(火) 20:39:03
>>871
違うだろ。直接に古典に当たって来たということじゃないのか。
現代思想なんか読まなくてもスピノザの翻訳なんてどこでも手に入る
わけだしさ。
現代思想経由でしかスピノザの価値に気付かないようなやつばかりで
はないだろうよ。
874考える名無しさん:2005/05/11(水) 11:49:02
上野の本は、まったく駄目でしょ。がっかりした。
875考える名無しさん:2005/05/11(水) 12:14:26
>>868

最近は、哲学なんかと無関係な人が哲学書を買ってくれるような
ありがたい時代なんすよ。スピノザなんかが復刊されたりして、
そうした人たちのおかけで翻訳なんかも成り立ってるからねぇ。
それに、かなり原書や高価な専門書までそうした人たちは買ってくれ
てるみたいだし。どうせよまないし、何にも関係ないんだから買うだけありがたいよ。
876考える名無しさん:2005/05/11(水) 13:30:56
現代思想系の読者を受け入れる度量が欲しいところですね。
877考える名無しさん:2005/05/11(水) 14:10:59
>875
いえてる
878考える名無しさん:2005/05/11(水) 16:29:58
>874
いえてる

>>875

ドゥルーズだって売れるから出版翻訳されてるしね。そういう知りたい
人たちに買ってもらってなかなかでない翻訳モノを出版してほしいっすよね。

現代思想系の人は流行とかトレンドが好きだから相手にする必要もないけど
、おそらくなんか知りたくてしょうがないんでしょうね。
879考える名無しさん:2005/05/11(水) 21:23:23
>>872
いえてる
880考える名無しさん:2005/05/14(土) 04:34:01
正統だとか異端だとかどうでもいいけど、
ドゥルーズのスピノザ論は読んでいて非常に元気づけられた。
魅了される人が多いのもよく分かる。
881考える名無しさん:2005/05/18(水) 16:16:07
>>846
面白そうな記事が載ってるじゃん。
この手の学術雑誌にしては出色の出来じゃないかな。
まだ出てないのかな?
882考える名無しさん:2005/05/18(水) 16:32:41
哲学科でだけ学んで、それだけが厳密で、現代思想系のものを読んでいる
やつが不純だと思っている院生って、ようするに院まで行ったはいいものの
自分が哲学科の学生に教えたことがないやつらだと思うな。

 教えると、学生は何でも分かった気になるし、ものすごい速さで吸収する。
少々納得がいかなくても、一年も習えば「そういう考えもあるかな」くらいにはなる。

 つまり哲学科で習うということは、そういうハンデをふんだんにつけてもらっているという
ことなんだ。自分で柄谷だけ読んでいる奴よりも、厳密にわかって当然。しかし
そうだからといって、自分で何かを考えたり、専門から少しずれたことを独習する
能力があるかどうかは疑問。
883考える名無しさん:2005/05/18(水) 16:41:30
自然/世界=神、って当たり前じゃん?
884考える名無しさん:2005/05/18(水) 17:21:27
先生を持てるということが大きいと思う。先生は専門分野をもっているから、
専門分野を雛形にして、勉強の取り掛かりにできるということが財産だろう。
これは他所では手に入りずらい、せいぜい、古典のなかで挙げられている
著名人を当るのがせいぜいだろ。
885考える名無しさん:2005/05/19(木) 18:04:04
>>882
最低限踏まえとかなければならない解釈のレベルを維持するという作業は
やはり学問的には意味があることだよ。それだけに汲々としているのが
現在の哲学科の状況だけれど、それは文句いっても仕方がない。

問題は、そういうディシプリンを完全に無視して偉そうに批判したり
する現代思想系の人の安易さだろう。最低でも学問的なレベルをクリア
しておいて欲しいと思うんだな。西洋ではそうするわけだしさ。
ドゥルーズだって、ちゃんと過去の解釈のレベルを維持した上で、その上で
いろいろ新たなことも言っているわけで、別に個人的な「天才」として
一人で全部考え出したわけでもないんだけど、日本ではそういう面は無視
する人が多い… だから浮ついて無意味なものになっちゃう。

スピノザにしても、過去の解釈をいろいろ踏まえないと、独力でちゃんと
したレベルに達した解釈をするなんて不可能だよ。だから、専門の哲学史
の研究というのは、やはりそれなりの意味があるわけで… 

スケールが小さい話かもしれないけれど、最低限の学問的なレベルにさえ
達していないんだったら、解釈としては意味がないことは確かだ。
886考える名無しさん:2005/05/23(月) 09:33:40
>>867
河井はドゥルーズ信者だろ。

上野の入門書は、講談社現代新書の他の哲学入門書と比べれば出色の
出来だと思う。てか、他のがひどすぎる(小泉、桧垣…いいかげんにしろ!)
887考える名無しさん:2005/05/23(月) 11:07:40
>小泉、桧垣…いいかげんにしろ!

 これは本当にそう。でも学会とかだとなんか偉そうにしてるよw。
888Old Creature(°∀°) ◆TLTiVWbvF. :2005/05/23(月) 12:02:54
(゜∀゜)むにょ〜ん
話は変わるけど、スピノザ=マイコー。よって破門。
哲学の授業で清水先生が破門の理由語らないわけだw。
889考える名無しさん:2005/05/23(月) 12:04:48
スピノザもやっぱりホモだったのか・・・
890Old Creature(°∀°) ◆TLTiVWbvF. :2005/05/23(月) 13:19:32
(゜∀゜)むにょ〜ん
ホモじゃない哲学者の方が珍しい。
三島さんもホモだし。哲学者じゃないけど。
青学で哲学教えてる清水禮子先生に質問したらホモでユダヤ破門だってw。
891考える名無しさん:2005/05/23(月) 17:13:40
>>886
おいおい、最近の日本での研究ということなら、
 
個と無限―スピノザ雑考 佐藤一郎

を忘れちゃあいけませんぜ。
892wwww:2005/05/23(月) 23:08:38
『スピノザ哲学考究』がおすすめ
893考える名無しさん:2005/05/24(火) 07:54:52
>>886
>河井はドゥルーズ信者だろ。

ちがいますよ。読んだことあるの?
894匿名:2005/05/24(火) 11:58:27
で書くのイク(・A・)ナイ!
895考える名無しさん:2005/05/29(日) 05:02:09
キリスト教徒だったの?
896考える名無しさん:2005/05/29(日) 10:50:55
>>288
「すなわち、すべての幸福あるいは不幸はただ我々の愛着する対象の性質にのみ
依存するという事実から生ずるように思われた。
…実にこれらのすべてのことは、…滅ぶべき事物を愛するときに起こるのである。」
『知性改善論』

まんま仏教のパクリですな
897考える名無しさん:2005/05/29(日) 13:30:49
出たよ仏教脳
898考える名無しさん:2005/05/30(月) 15:07:19
>>888-890
ホモの哲学者って見たことないなぁ… 
899考える名無しさん:2005/05/31(火) 00:44:50
>>898
ポモの哲学者なら別に珍しくはないけどな。
900考える名無しさん:2005/06/02(木) 23:43:25
フーコーとかウィトゲンシュタインとかいるじゃん<ホモの哲学者
901考える名無しさん:2005/06/03(金) 11:05:25
フーコーやウィトゲンシュタインなんて「哲学者」じゃないだろw

もっとまともなところでいくと、ソクラテス、アリストテレス、
デカルト、スピノザ、ライプニッツ、カント、ヘーゲル、
フッサール、ハイデガー、ドゥルーズ、みなへテロだぞ。

ただ、プラトンはどうなのかしらんが。
902考える名無しさん:2005/06/03(金) 16:27:09
プラトンはガチ
903考える名無しさん:2005/06/04(土) 02:39:34
プラトンが哲人による政治って言ってるとき、
ホモが人民を統治するっていう意味なんでしょ?
904考える名無しさん:2005/06/06(月) 18:38:37
哲人は子供を共有するから、乱交しまくりです。
905考える名無しさん:2005/06/06(月) 22:00:22
「スピノザーナ」発行されたね。
906考える名無しさん:2005/06/14(火) 19:19:48
>>905
新しいピザのデリバリー?
907考える名無しさん:2005/06/23(木) 00:37:24
908考える名無しさん:2005/06/23(木) 09:37:55
>>907
荒し?
909考える名無しさん:2005/06/23(木) 12:20:25
荒らしもまた実体の内部での変容ですね。
910考える名無しさん:2005/06/23(木) 23:26:31
こいつはすごい
911考える名無しさん:2005/06/25(土) 13:47:07
アリストテレスはしらんけど、ソクラテス、スピノザはホモだよ。

 スピノザが破門された本当の理由はホモだったから。
912考える名無しさん:2005/06/26(日) 12:35:15
>>911
ソースは?
913考える名無しさん:2005/06/26(日) 12:41:22
その時代にホモという概念自体ない。やりたきゃ好きにしろって感じだったんだろよ。
914考える名無しさん:2005/06/26(日) 14:15:50
路上で普通にハッテンしまくりだったのかな。さすが毛唐。
915考える名無しさん:2005/06/28(火) 00:13:14
916考える名無しさん:2005/06/29(水) 08:36:58
ソクラテスは、アルキビアデスら美少年たちにさかんにモーションを
かけたが、実際の行為にはたぶんおよんでいない。こういうのもホモ
にいれるべきなのか、どうか。
917考える名無しさん:2005/06/29(水) 08:38:08
当時は恋愛といえば、美少年愛のことだったからな。
918考える名無しさん:2005/06/29(水) 10:21:37
ん?
919考える名無しさん:2005/06/30(木) 16:10:21
今週の土日は山梨大でスピノザ祭りをやるらしいな。

おまいらちゃんと参加しろよ
920考える名無しさん:2005/06/30(木) 16:18:38
>912 上野さんの、スピノザの世界、に書いてあったと思うよ。
921考える名無しさん:2005/06/30(木) 17:19:35
>920
うそつけ!
922考える名無しさん:2005/07/06(水) 19:52:24
あげるよ〜
一年ぶりなのかぁ〜
でも、今オレはスピノザ読んでるから・・・
めちゃくちゃいいよ、スピノザ。
マジ、かなりイイ。
923考える名無しさん:2005/07/06(水) 19:54:26
やべ、西暦一年読み間違えた。。。
924考える名無しさん:2005/07/25(月) 09:37:59
h
925考える名無しさん:2005/07/27(水) 17:48:24
第二部定理11の系は何を言ってるのかさっぱりワカラン・・・
926考える名無しさん:2005/07/27(水) 18:19:54
>>925
今、手元に本が無いからあれだけど。
二部って感情の規定でしょ。
五部から読んでいくと繋がるかも。。。
スピノザ風に言うなら連結かな?
927考える名無しさん:2005/07/28(木) 00:48:11
人間精神がこのあるいはかのことを知覚する

神が人間精神の本性によって"説明"される限りにおいて、
神が人間精神の本質を"構成"する限りにおいて、
神がこのあるいはかの観念を持つ


神が人間精神の本性を"構成"する限りにおいてのみでなく、
神が人間精神と同時に他の物の観念をも有する限りにおいて、
神がこのあるいはかの観念を持つ

人間精神が物を部分的にあるいは非妥当に知覚する


全然イメージ湧かないです。構成とか説明とかなんのことやら・・・
928考える名無しさん:2005/07/28(木) 05:37:01
スピノザは無神論者け?それとも反宗教者け?
929考える名無しさん:2005/07/28(木) 13:51:39
汎神論者、が模範解答
930考える名無しさん:2005/07/28(木) 19:09:46
>>927
スピノザの神が一般にイメージする神と別物なのが原因だと思う。
あと、二部って認識の規定だったかな? ちょっと間違えたかも。。。
また手元に本が無い。
931927:2005/07/29(金) 00:01:51
無限の属性を持つ実体と、二属性に限定された人間の関係が微妙なんだろうけど、
その辺りの微妙な関係がむずいっすね。人間精神が観念的に神を構成できなくちゃ
ならないから、その辺りうまく辻褄合わせてるんだろうけど。人間精神は人間身体にも
制限されてるわけで。
一日一定理ぐらいのペースでじっくり読まないとだめぽ。しばらく離れると以前は
分ってたつもりになってた定理も分らなくなるし・・・
932927:2005/07/30(土) 23:10:50
思惟の様態と観念の関係について、誰か説明してください。お願いします・・・
933考える名無しさん:2005/07/31(日) 22:16:48
>>927
>じっくり読み込まないと
っての分かる。で、実際に読み込んだりするとプラトンとかと一緒で納得しちゃう。
説明することとかで虚栄心を満足させるとかいうのから一番遠いところでレス読んじゃう。
これは言っちゃあいけないことだと思うけど、スピノザの話題って絶対に盛り上がらない
と思う。
てか、そういう感情から一番遠いところに存在するのがスピノザ ← これが俺の理解

運営の方ごめんなさい
934考える名無しさん:2005/08/06(土) 11:01:56
しかし誰もいない。もっとスピノザについて語り合おう。
大学でエチカ輪読してるような人だっているんでしょ?
レベル低すぎるからってあんまり放置しないでよ!w
935考える名無しさん:2005/08/06(土) 11:08:30
あなたが語り始めればいいのに
結局「識者を待つ」スタンスなんだろ?
936考える名無しさん:2005/08/06(土) 11:17:12
ばれてました?w
937考える名無しさん:2005/08/11(木) 19:18:09
とりあえず、上野を批判するスレにしようぜ。
938考える名無しさん:2005/08/11(木) 19:22:27
運営さんの優しさに泣けてきた・・・



愛しちゃっていいですか?
939考える名無しさん:2005/08/11(木) 19:27:25
>>938
I am AIDS
940考える名無しさん:2005/08/11(木) 19:28:23
>>939
me too
941考える名無しさん:2005/08/11(木) 19:32:53
運営って何?
942考える名無しさん:2005/08/11(木) 22:59:53
>最近、暑くなってきたので、健康には気をつけましょう
943考える名無しさん:2005/08/12(金) 02:13:57
>>925
スピノザ研究者が友達にいる俺が来ましたよ。
そこはめちゃくちゃ難しいところだそうだ。何を言っているのかわからないんだって。
944考える名無しさん:2005/08/12(金) 02:16:12
>>926
二部は認識論。
感情論は三部。エチカくらい家に置いといても損はない。
(外からの書き込みならすまん)
945考える名無しさん:2005/08/12(金) 02:29:23
>>932(927)
観念とは思惟の様態のこと。第二部をがんがって読むんだ。
聞きたいのはそういうことではなさそうなのでちょっと書いてみる。

>>927に書いてある
> 人間精神が観念的に神を構成できなくちゃ
> ならないから、その辺りうまく辻褄合わせてるんだろうけど。

この「人間精神」はスピノザという人間だと理解していいのだろうか。スピノザも
人間なんだから、神について書くときに苦労したというニュアンスにも読める。

そうじゃなくて、一般的な人間の精神が、(カント的な意味で)神を構成できるという
意味なら、スピノザ理解としては誤読だと思う。言い換えると、デカルト的な「主体」
としての人間からスタートするという発想はスピノザにない(第一部でいきなり神から
スタートする理由を考えてくれ)。そこがスピノザの特殊なところ。なぜスピノザが
汎神論者なのか、にも繋がる部分。
人間精神が、神を構成するものの一部だという意味なら、大筋でOK。
946考える名無しさん:2005/08/12(金) 14:50:30
学部生で卒論準備します。

エチカを原書で読みたいのだけど、
どれを買えばよいか分かりません。

それと参考にするなら、英訳、仏訳、独訳どれがいいでつか?
947考える名無しさん:2005/08/12(金) 17:48:55
ニーチェの「アンチクリスト」の「超訳」である、「キリスト教は邪教です!」
(講談社+α新書)が出版されて、評判になっている。

「エチカ」にも、このような「超訳」が出ることを望む。「自然は『神』である」
というようなタイトルで。スピノザは、一部の哲学徒だけに独占されるべき本では
なく、万人の書である。

上野修氏の「スピノザの世界」(講談社現代新書)は、力作であり、名著の香りが
するが、やはりまだ難しく、一般向きとは言えない。

「エチカ」は、数学苦手人間にとっては、実に付き合いずらい本。スピノザも、もっと
親切な本を書いて欲しかったという感じがする。
948考える名無しさん:2005/08/12(金) 18:36:56
>>947
スピノザスレにまで来てここを荒らす気か?

>「エチカ」は、数学苦手人間にとっては、実に付き合いずらい本。
おまえ、「エチカ」読んだことないだろw
949考える名無しさん:2005/08/12(金) 19:28:36
みんな結構読んでるのね
950考える名無しさん:2005/08/13(土) 00:38:04
>>947
気持ちはほんの少しわかる。もっと読んで貰えればいいなとも思う。
でも、全然哲学専門外の人間だが・・・ニーチェの超訳みたいなのは嫌だ。

↓ニーチェの超訳の目次
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4062723123/contents/ref=cm_toc_more/250-2166454-4849033

「そんなのあったね」と来年くらいに言われそうな流行語一時的に目を引いたとしても、
スピノザ理解や、スピノザへの本質的な興味が引き起こされるとは考えにくい。むしろ、
安易な文脈にスピノザを埋もれさせることになる。「自然は『神』である」というのは
たとえばの話だろうが、そうであっても、こういうタイトルなら全然別の文脈に接続
される恐れもある。単なる自然崇拝とかね。また、スピノザの場合は形式も重要じゃないのか?

私は哲学徒ではないし、哲学徒になる気もないが、スピノザが一部の哲学徒に独占されて
いるとは思わない。今の学生は本読まなさ杉。『エチカ』くらい読破してやろうって学生
もいるだろうが、安直に解説本の類に走る人が大杉。その金と時間を、原著の読解に
当てろと言ってみたくなることもあるw
951考える名無しさん:2005/08/13(土) 00:58:47
>>946
> どれを買えばよいか分かりません。

買うのは高いよー。学部生ならまずレクラム、これ絶対お勧め。
持ち運びやすいし、独訳との対訳になってるのが便利です。
どうしても批判版をというならゲープハルト版を図書館で借りれ。
好きなサイズにコピーしちゃえば、メモなども書き込めるしね。
つーか、スピノザって定本探すのそんな難しい・・・?

> 参考にするなら、英訳、仏訳、独訳どれがいいでつか?

上記のレクラムでドイツ語見て、図書館で英仏見てみたらどうだろう。
このスレの上の方で仏羅対訳が紹介されてるし(pointの)、原典話も
出てる。あれ、もしかして>>505=>>507さんが>>946さん?
952946:2005/08/13(土) 01:17:26
>>951
おぉ、親切なレスどうもです。俺は>>505>>507ではありません。
(過去ログでも同じような話題が出てたんですね。)

レクラム文庫が対訳になっているのですね。
仏訳もそうなのですか。恥ずかしながら、
対訳で出ていることすら知りませんでした。
批判版というのは一般に高そうですし、学部生では手がでません。
レクラム文庫なら安いですし持ち運びにも良いですよね。
ありがとうございました、です。

953考える名無しさん:2005/08/13(土) 06:38:36
>>945
のろのろと第1,2部を読んでいるので、間違ってることを覚悟の上で適当に感想を書かせてもらいます。

思惟の様態と観念の関係についてなんですが、万物における心身二元論のもとで、延長の属性の様態が変化することの裏側(本当は裏も表もないんでしょうけど)で、思惟の様態が生成されて、それが
全宇宙=神 の中に観念(idea)として堆積していく。そんなイメージでいいんですかね。
ところでプラトンのイデアとは歴史を越えた存在で、例えば円の観念は実体との関係は何も持たない
ものだと勝手に思い込んでるんですけど、スピノザの観念は、上のようなイメージでいくと、どんな観念も
どこかに起源を持つ物ってことになりますよね。
ここは、心身のことを問題にしつつ、思惟と延長、二属性の様態の関係を扱ってる第二部をもっと
読まないと、かなり外してる可能性大ですけど・・・

   第2部定理11
   The first element, which constitutes the actual being of the human mind, is the idea
   of some particular thing actually existing.
   人間精神の現実的有を構成する最初のものは、現実に存在するある個物の観念に他ならない。

ここで言うfirstっていうのは生成の順序としてのfirstなのか、それとも概念的な順序のことなのか
それともまた別の順序なのかよく分らなかったりします。単に語学力の問題なのかなこれはw


> この「人間精神」はスピノザという人間だと理解していいのだろうか。スピノザも
> 人間なんだから、神について書くときに苦労したというニュアンスにも読める。

そうですね。デカルトやカントの問題設定は知らないので「主体」のことは分らないですけど・・・
肝心なところは「唯一つしかありえない神の観念」というものが、スピノザという一人の人間精神に
知覚可能なところ。この辺りの辻褄合わせは注意深く読まないとだめみたいですね。主体が
どうのとかの、議論のための議論みたいな、あんまり倫理と関係ない問題に陥らないための
テクニックが含まれてるはずでしょうから。
954考える名無しさん:2005/08/13(土) 15:17:54
ところでみなさんに質問なのですが、「無限な神」という観念を想像するときに、
みなさんはパっとイメージが湧きますか?今までの人生において頭に起こった
全ての概念を脳内にぎゅっと掻き集めても全然足りません。これが第三種の
認識で、第二種の認識から導くしかないものだとしても、それじゃ第二種の認識を
習得する段階で、どのように無限をイメージしたらいいのか?というのが率直な
疑問です。数学のような、無限に多様な概念を操作する学問などの経験のない人には
かなり難しいのではないですかね。
955考える名無しさん:2005/08/13(土) 15:23:30
神学や形而上学に慣れ親しんでいれば十分では?
956考える名無しさん:2005/08/14(日) 17:30:01
>>954
>みなさんはパっとイメージが湧きますか?

「イメージ」という言葉が「像」を意味しているなら、そんなイメージはとうてい
「無限の神」ではない。 神を「像」的に認識することへの批判がエチカ第1部の
大きなテーマでしょ。
「無限の神」とは、理性あるいは直感でのみ把握できる「理念」のようなものだよ。
957考える名無しさん:2005/08/24(水) 13:17:45
割り込んですいません。「知性改善論」を読んだことある方、感想聞かせて下さい!
958考える名無しさん:2005/08/24(水) 20:35:53
高@なんですが、現代社会のの宿題が
「哲学の本を読んで感想文書け」なんですね。
それで父に買ってもらったのが上野修さんのスピノザの世界なんですけど、
まだ63ページまでしか読めてないんです。難しい言葉ばっかりで理解しようにも
時間がかかってなかなか進まないんですね。だからスピノザが一体どういう人
なのかも理解しにくい状況で。誰かこの本を読んだ方、また読んでなくても
よく知っている方、分かりやすくスピノザの事を説明して頂けないでしょうか?
阿呆なんで本当に分からないんです。此処でこんな事書くの本当に失礼だと
思いますが。鵜かったらスルーして下さい。
959考える名無しさん:2005/08/24(水) 23:32:54
960考える名無しさん:2005/08/25(木) 00:51:31
>>958
図書館に行って百科事典で「スピノザ」の項を読みなさい。
自分で調べる癖をつけないと、この板にたむろしてる引きこもりと同じになりますよ。
961考える名無しさん:2005/08/25(木) 00:56:20
>>959
さりげなく分析哲学に誘導かよ
疑問があるやり方だ

スピノザ高校生で読めると思うけどね

宿題質問はここだと原則煽られるが、
どこがわからないのかをちゃんと書き込めば、
答えが返ってくると思う。
文章の練習にもなるし。
962考える名無しさん:2005/08/25(木) 01:04:59
>>961
特に分析に偏らせて紹介しようという気はなかったんじゃないかな?
流行の入門本ってそこら辺なんでしょ?

俺なら廣松の「哲学入門一歩前」か、カントの入門本をどれか薦めるが。
近世の哲学は認識論的傾向に漬かりきってない分、慣れないと難しいよ。
963考える名無しさん:2005/08/25(木) 01:20:54
>>962
「流れとよどみ」が入っているから露骨でしょう。
964考える名無しさん:2005/08/25(木) 02:22:58
>>958
例えば遅刻常習犯の連れとすげえ大事な用で待ち合わせしてて、
すっぽかされて連絡なしだと、ムカつくだろ。
んで、後でそんとき連れが事故ってて、入院してたって判ったら、
今度は心配するよな。
つまり「認識」と「感情」は言ってみれば「同じひとつのもの」なわけ。
言い換えれば、前提が変われば、結論もそこから同時に生まれる感情も変わる。

数学がいい例だけど、同一の諸前提を共有してれば、諸個人の結論も同じになるよな。
ところで「この世界そのもの=神=実体」の正確な認識以上に大きな前提ってものは
あり得ないから、まずもって実体の定義=認識を得ることが最優先になる。
実体の定義を共有すれば、そこから帰結される諸結論も一致するはずだしね。

あんまり参考にならないかも知れないけど、スピノザの発想の大枠として、
上記の事柄が納得出来れば、『エチカ』もその他の注釈書や入門書も理解しやすく
なるかも知れないと思うんで、とりあえず。
宿題がんばってください。
965考える名無しさん:2005/08/25(木) 02:39:22
>>964
だが、この高校生は、p.63まで読んでさっぱり分からないということなので、
『エチカ』の紹介に入る前、『知性改善論』を基にしたスピノザの真理観の
紹介で躓いてるわけだから、そのアドヴァイスはあまり役に立たない。
966964:2005/08/25(木) 03:37:23
>>965
そっか。
『スピノザの世界』はわりとよく出来た入門書だと思うんだけど、
964は上野さんのこの本を参照しないで書いたので、指摘されてみれば
その通りかも知れないと思う。
スピノザに入るには色々な切り口があると思うんだけど、やっぱ
何らかの問題をめぐって諸個人の意見が異なる(百人いれば百通りの意見)のは、
各個人が持っている「認識=諸前提」が異なっているからだってこととか、
「認識=感情」っていう側面があること等が腑に落ちないと、スピノザの
哲学の内実を理解するのは厳しいと思うな。
この辺に抵抗があると、スピノザの真理観はもとより、実体−属性の議論や
心身並行論なんかも、たぶん理解しにくいと思う。

スピノザに限らず哲学書は慣れないとなかなか感想文なんて書けるものじゃないからね。
内田樹の『先生はえらい』あたりが「高校生の感想文向き」の本だと思うんで、
宿題の主旨と合うかどうかは分からないけど、>>958クンにはおすすめしたいね。
一応ラカンとかレヴィ=ストロースとか入ってるし。何かと感想は書きやすいつくりだしね。
『ソフィーの世界』もありかな。野矢さんや永井さんや池田晶子なんかは意外と難しいしね。
967考える名無しさん:2005/08/25(木) 12:50:37
>>958
哲学が近代以降の認識の枠組みにどう影響を与えてきたのかを
比較的身近に感じたいないなら、中村雄二郎の新書あたりも
いいかもしれません。ちょっと背伸びしたら読めるんじゃないかな。
>>966さんのいうように内田樹もいいと思う。
968考える名無しさん:2005/08/25(木) 13:05:20
いくらなんでも中村雄二郎はないよ
969考える名無しさん:2005/08/25(木) 22:13:22
>>958
高校一年生なら、哲学などやる前に、まず現実の人間や社会を自分の目でじっくり
と観察し、考えることから始めるべきではないか。勿論、自分自身の毎日の生活も
精一杯生きなければならない。現実は、哲学などより数百倍複雑で、学ぶところが
多いはずだ。

スピノザの思想は、ごく簡単には、「神」とは、キリスト教を初めとする宗教が教
えるような外在の存在ではなく、あるがままの人間と自然そのものが「神」であり、
人間の意思も含めてすべてが必然である。それを信じることにより、大きな安らぎ
が得られるということ。人間と自然が「神」なのだから、架空の神の名を唱えての
宗教紛争など起こり得ない。

スピノザの思想そのものは、当たり前のことを言ってるに過ぎないから、常識人には
むしろ極めて判り易い。

それにしても、哲学の入門書として、上に推薦されたクズみたいな本ではなく、ス
ピノザをすすめてくれたあなたのお父さんは、大変に見識のある方ですよ。
970考える名無しさん:2005/08/25(木) 23:21:22
汎神教の信者が宗教論争を惹き起こそうとしてますね。
971考える名無しさん:2005/08/26(金) 00:05:57
>>969に顕著なように、スピノザを読みもしないで、彼についてのキャッチフレーズだけで
理解した気になり、さらにそれを人に吹聴してまわる馬鹿が多すぎる。
972考える名無しさん:2005/08/26(金) 00:09:39
だいたい、高一の現社の宿題で、哲学本の感想文というのがありえない。
その本をお父様に買ってもらうという状況がありえない。

興味半分で読んでみたがよく分からなかった大学一年生だと思われる。
973考える名無しさん:2005/08/26(金) 00:10:48
壮大な釣りでつか?www
974考える名無しさん:2005/08/26(金) 03:40:47
>>972
>だいたい、高一の現社の宿題で、哲学本の感想文というのがありえない。

そんなことはないと思うんだが。
なぜなら、俺が高校の頃のNHKラジオの高校講座『現代社会』で、
川本隆史氏が講師を担当していたから。
たしかソクラテスやニーチェにも言及していた気がする。
975考える名無しさん:2005/08/26(金) 13:00:07
スピノザの哲学には安らぎはないなあ。原因なんて知ろうとせずに済むならそっちの方がいいよ。
976考える名無しさん:2005/08/26(金) 15:13:39
>>975
スピノザの哲学には、原因も意図も結果もない。ただ、あるがままだよ。
977考える名無しさん:2005/08/26(金) 21:02:02
原因ハあるでしょ
978考える名無しさん:2005/08/27(土) 00:53:46
>>974
倫理専門の教師が現社を担当して、その中で哲学者に言及するという事態は
あり得るが、宿題として「何でもいいから哲学の本を読んで感想文を書け」という
課題を出すはずがない。
他のスレから流れてきた釣りだよ。
979考える名無しさん
Test