ドゥルーズについて語るスレ…ってあった?

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1ズールドゥ
誰かある。ドゥルーズについて語ってたもれ。余は、逃走の線とはロックンロールのことではないか、と思うのだが。
2考える名無しさん:02/07/20 02:52
20年後にはドルーズなんて誰も覚えていないよ。
あれはもう終わった思想。
3Kurihara:02/07/20 03:27
ドゥルーズは馬鹿ですね。
それはもうはっきりしていることですよ。
4考える名無しさん:02/07/20 04:16
むしろ、あと20年くらい経たないと、本格的なドゥルーズ哲学の研究は
確立されないのでは。彼の思考の営みを同時代の思想として受け取らずに
済んだ世代が、ある程度醒めた距離からドゥルーズ哲学を眺め直したとき、
現在の受容とはまったく違った角度から、見えてくるものは多いと思う。
5ドゥルーズ研究者:02/07/20 04:24
なんでも聞いて。ちなみに、逃走とはロックではなく、グノーシス的否定を孕んだポップなんです。
6考える名無しさん:02/07/20 04:35
ドゥルーズって何でつか?
7穴空:02/07/20 23:15
ジル・ドゥルーズを称えたい
http://mentai.2ch.net/philo/kako/981/981383854.html
ドゥルーズは逝ってよし?
http://mentai.2ch.net/philo/kako/988/988832347.html
ドゥルーズ「ニーチェ」読書会ver1.01
http://mentai.2ch.net/philo/kako/989/989727006.html
アンチ・オイディプスを一文づつ読むスレ
http://mentai.2ch.net/philo/kako/987/987995645.html
ドゥルーズ再考
http://mentai.2ch.net/philo/kako/997/997211367.html
ドゥルーズ君のチャット
http://mentai.2ch.net/philo/kako/971/971631573.html
:::『差異と反復』読解講座:::
http://mentai.2ch.net/philo/kako/1008/10087/1008757899.html
ドゥルーズのヒューム論ってどうすごい?
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/philo/1018885308/

こんなとこかな。これ以外にもあるかな?
8ズールドゥ:02/07/21 03:03
>5
ロックではなくて、ロックンロールなんですが。
広義のロックとは挫折したロックンロールに過ぎません。
ロックには拡張子、'n rollが徹底的に欠けています。
これは感情と衝動の問題につながってきます。
たとえば、次の様な文章があります。
ロックン・ロールと“いわゆる”ロックの間には明らかな距離がある。
先にも言ったがこのような分類は無意味ではない。
“衝動”として生まれたロックン・ロール(ジャンピン・ジャック・フラッシュの歌詞を見よ)が、その振幅の中で
ある種の死と共鳴し“感情”へと変質していく時
それはロール(振動、痙攣)を喪失し、単にロックと呼ばれるようになる。
衝動と感情は相反するものであり、ロックン・ロールでは前者が、
ロックでは後者が勝る。ロックとは挫折したロックン・ロールである(感情とは挫折した衝動である)。
もう少し説明が必要かもしれない。つまり、我々の雑多な衝動は
ほとんどの場合充足されない。
あの女とヤリてーとか、野郎ブッ殺す!とか思っても
現社会では即実行に移すわけにはいかない。
そこで挫折した衝動のエネルギーは行き場をなくし、充足の代償として
感情へと劣化、変質するのである。
例えば俺のあのコに対する気持ちはもっと純粋なんだ、とか
汝の敵を愛せ、てな具合に巧妙に他者を回避し閉じた世界の中で
自己弁護的な物語を紡ぎ出す。
つまり感情とは、だからそれがどれほど晴れ晴れとしたものであっても、
どこかに“負性”を抱えているのである。
僕が思うに、実は世の中の大半の音楽がこの必要悪的な感情を補強、
ドラマ化するためのアイテムとして在る。
そしてロックン・ロールだけがそれを破壊しうるのだ。
ロックン・ロールとは感情を“殺す”ための音楽であり
(感情を抑えるのではなく、息の根を止めるのだ)、
それは激しい権力の上昇感覚と共に発露する。
9考える名無しさん:02/07/21 08:28
あなたの言う「ロックン・ロール」が感じられるミュージシャンもしくはグループは?
レコードで聴けるのなら、どの曲?
10考える名無しさん:02/07/21 09:09
古本屋で『アンチ・オイディプス』を購入したのだが・・・
まったく読めない、意味不明・・・。誰か読破した人います?読み方
のヒント下さい。
11考える名無しさん:02/07/21 10:08
ロックではないと思います。
それならミニマルの方が近い。
12ズールドゥ:02/07/21 11:55
>10
本に接続し、適当に好きなところだけを読み飛ばせ。
と、ドゥルーズがおっしゃるので、
僕は安心して厚さ5cm程もある「千のプラトー」購入し、
そのおおせに従ったところ、
全体の5分の1程しか読まなくてもよかったよ。
ジャンジャン。
13ズールドゥ:02/07/21 12:19
>11
えっ?何がロックではないんですか?逃走の線が、でしょうか。
>9
もちろんセックス・ピストルズです。
僕の立場から言えば、世界中のロックンロールと呼ばれるものは、
ビートルズにまでさかのぼって、ピストルズのヒナガタなのです。
ピストルズだけが、それは音楽ではなくてもけっこう、と言った。
そして、まさに、そのような音楽を展開した。
いや、音楽ではない。“疑似音楽”というべきでしょう。
ではなぜ、それは疑似“音楽”だったのでしょうか。
ショーペンハウエルは音楽に特権を、
他の諸芸術と比して音楽のみが、精神に直接に訴えることができる
といった特権的解釈を与えましたが、まさに、その通り、
ピストルズによって顕現された、何か新しいもの、は
最低限音楽の形式を纏うことが必要だったのです。
そしてそれは、まさに“最低限”だったからこそ、
隠されたものが“最大限”に発揮された、といえます。
14考える名無しさん:02/07/21 12:22
>>13
お前は歴史的倒錯を冒しているぞ
ドゥルーズはバロウズ的ジャンキーだろ
15リガタ:02/07/21 12:26
生命を生命たらしめているもの、それはロックンロールの諸機械である。
それは常に発動し、変異し、消沈する。
が、その消沈さえもが大いなる躍動(ダイナミズム)の中にある。
ロックンロールの消沈とは、
例えばジャニス・ジョプリンの「サマータイム」の演奏のごときものだ。
それは鬱勃とした熱をたっぷりと染み込ませた輝ける夏の臓腑である。僕は原理(立ち止まり)を話しているのではない。
つねに迷走し、回転しながら、“こちらに向かってくる”逃走の線について話しているのだ。


ビッグバンにもイントロがあったことだろう。
それはチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」の
小さくて鋭い 螺旋のようなギターの軋みであり、
ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」の何ら変哲はないが、
あらゆる力が集約された2つのスネアとバスドラムの炸裂音であったかもしれない。
ロックンロールの諸機械は我々の衝動をほとんど絶え間なく紡ぎ出す。それは情動ではなく、感情でもない。
それらはたいてい混同して使われている。
『現代思想』あげ
17考える名無しさん:02/08/02 18:45
てめえらドゥルーズについて語れ
18考える名無しさん:02/08/02 18:47
蓮實に影響を与えたのは確かだな。
19考える名無しさん:02/08/02 21:40
『現代思想』のドゥルーズ特集もう読んだ奴いる?
何か面白いのあったか?
国内研究者の論文ばっかで、ドゥルーズの翻訳一本もないのが
寂しいが、あれだけ訳されてる上、未訳のものも版権がんじがらめだと
もうどうしようもないか。
20考える名無しさん:02/08/02 23:02
『シネマ』の邦訳ってどうなったの?
21考える名無しさん:02/08/02 23:05
宇波だぜ?出ても困る
22考える名無しさん:02/08/02 23:07
檜垣さんあたりにやって欲しいよ…
23考える名無しさん:02/08/02 23:34
哲学者と映画研究者が組めば最強
24考える名無しさん:02/08/04 19:41
強度を簡単に説明してください。
25考える名無しさん:02/08/04 19:44
エロ画像見てビンビンの強度
26考える名無しさん:02/08/04 20:03
>>24
25でも半分正解
27考える名無しさん:02/08/05 02:32
>>26
あと半分な何なの?
28考える名無しさん:02/08/05 02:33
>>27
lire
difference et repetition
29考える名無しさん:02/08/05 02:35
>>27
論理的側面じゃないすか
30考える名無しさん:02/08/09 22:14
無人島age
31考える名無しさん:02/08/11 03:09
>>20
現段階では、財津理さんが1巻、宇野邦一さんが2巻、で進行中だけど、
まだ最低3年は無理だと思うな。一応、訳語の統一などは行うらしいよ。
32考える名無しさん:02/08/11 17:43
>>31
シネマの一巻は宇波氏が長いこと抱え込んでいたはずだが。
何時の間に訳者が財津氏に交代したのだろう?
あの二人、実は仲がいいという噂を聞いたりもするので、面倒になった宇波氏が
禅譲したのかもしれないが。
33考える名無しさん:02/08/11 17:53
もともとDESIRって、欲望とちがってもっぱらネガティヴな
意味しかないわけではないんだよね。このズレはけっこう問題。
34考える名無しさん:02/08/16 01:47

あげときます。ドゥルーズ。
35考える名無しさん:02/08/16 02:03
>>33
Wunsch
36禿堂:02/08/16 02:04
>>33
だからdesirとpulsion(欲動)の2概念を区別したのさ
37考える名無しさん:02/08/16 16:22
宇野との対談よかったよ
宇野はあいかわらずわかい。。。
38考える名無しさん:02/08/16 16:44
田崎英明は髪を切ったようだ。
39考える名無しさん:02/08/17 20:36
批評と臨床の訳も出るらしいね。平凡社ライブラリ。


40考える名無しさん:02/08/17 20:48
なにっつーことは文庫ででるの?
即レスもとむ
41考える名無しさん:02/08/17 20:58
今月ドゥルーズのスピノザが平凡社ライブラリーで出るね
増補決定版だって
42考える名無しさん:02/08/17 21:11
>40
こないだ出た平凡社ライブラリ版のスピノザの後書きにこの本に前後して
批評と臨床が出版されるって書いてあったよ。
だけど批評と臨床の版元である河出書房新社のHPを検索したら未刊で出
てきて近刊のところには載ってたかった。出るのは早くて秋くらいか?
ちなみに値段は3500円だって。
4340:02/08/17 21:14
>42
即レス深謝 感謝します
たのしみだ
44考える名無しさん:02/08/17 21:27
>>36
アホ
45考える名無しさん:02/08/17 22:44
ドゥルーズ終わってる

という人がいたら聞きたいんだけど、なんで?
46考える名無しさん:02/08/17 23:03
もうこの世に生存していないから。
けど奴の哲学的にはヴァーチャルに生きてたりするのか?
47考える名無しさん:02/08/17 23:05
おらんのはおまえ
48考える名無しさん:02/08/17 23:29
>>47
お前モナー 言ってるおれも お前モナー
49考える名無しさん:02/08/17 23:32
そうだね
50考える名無しさん:02/08/19 00:47
郡司ペギオー幸夫処女単行本をみんなで読もう。
51考える名無しさん:02/08/19 19:40
郡司ペギオー幸夫処女単行本でたのかい?
おせーて
5233:02/08/19 23:12
36は私にも意味不明。ま、それはいいとして、樫なんとかという人がいらっしゃって
ドゥルーズのどこがダメとか(あれ、反語だったのか?)、スピノザは貧者の
精神主義(貧者で何が悪いと彼は言いたいのか?)などとおっしゃる。おもしろいねえ
今度の現代思想のものでは、澤なんとかさんがLUPINVが何だのとおっしゃる。
受ける文筆家たらんとするにかあらん。
ライブラリの「スピノザ 実践の哲学」は、もうでてるよ。
53考える名無しさん:02/08/20 21:37
>>52
そうなの、おばかちゃんなのね、ヨチヨチ
54考える名無しさん:02/08/21 14:33
ドゥルーズで英語か仏語の入門書
についてくわしいかた、なにかお勧めしてくれませんか?
55考える名無しさん:02/08/21 15:23
日本語訳があるやつを原書で読めば?
語学訓練ならね
新情報がほしいなら入門書なんかいらんよ
5654:02/08/21 15:32
普通の厨房が読む入門書を英語か仏語でないですか
57考える名無しさん:02/08/21 15:46
マイケルハートのでいいじゃん
5854:02/08/21 15:51
あっそうか サンクス 
59考える名無しさん:02/08/21 16:09
http://www.gassan.co.jp/s.es.tasiro/
田舎の寂れた田代小学校のHPを、100万アクセスの
超人気サイトにしてあげる、夏休み特別企画です。

(現在ここがターゲットです)

どんどんコピペして他の板にまいてください
60考える名無しさん:02/09/03 01:25
力の累乗って何?
61考える名無しさん:02/09/03 01:29
>>60
puissance
の苦し紛れの訳語
英語で
power
がヤパーリ「累乗」という意味だよ
62考える名無しさん:02/09/03 01:45
財津訳ではpuissanceは「力=累乗の関系=比」ちゅうことになっておる。
そうか比だよなあ。
sousou
63考える名無しさん:02/09/03 01:48
>>62
それ読み間違い。
関係=比は
rapport
6462:02/09/03 01:55
ratioだね。
知ってるよ。
65考える名無しさん:02/09/03 01:59
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とりあえず定員1名  誰にでも出来る簡単な仕事ではありません。
男女不問です。
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女性大歓迎、格闘技ができる方等も大歓迎です。

仕事内容

果実を上空1000メートルの台に
放り投げて乗せる仕事です。
 (以前は自転車による宇宙破壊等
もやっていましたが失敗しました)

待ってます


6662:02/09/03 02:12
puissanceというのは力の複数性を表すのでは。
そこには総合がある。
それがそのこころは「力=累乗の関系=比」といえる。
6762:02/09/03 02:15
変な日本語失礼
68うるさい:02/09/03 02:15
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69考える名無しさん:02/09/03 02:26
「力」っていうのがそもそも分からないということが分かりました。
腕相撲なんかの時に出すのが「力」でー、
その時は相手がいるから「複数の力」でー、
その力と力がぶつかってー、腕相撲が綜合?
70操られるなら一人でもいい:02/09/03 02:31
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71考える名無しさん:02/09/03 02:35
 
  ========== 
  一度ならそこそこ面白いネタも、
  繰り返すと、うざいだけでつまらない
  ==========
 
  って最近は小学校で習わないのか?
72考える名無しさん:02/09/03 02:37
「ニーチェと哲学」によると、
カントの批判を徹底化すると「力」の問題に至るらしいね
73 数こそ最強、と言う説もあります:02/09/03 02:38
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74考える名無しさん:02/09/03 02:41
カントの批判を徹底させると「力」?
んー。ムツカシイ。
75考える名無しさん:02/09/03 02:42
>>74
文庫の「ニーチェ」を読むといいんじゃない
安いし
76考える名無しさん:02/09/03 02:44
力というのは別の力に対して力だ、
というのは何となく分からないこともないけど、
それが累乗とどう関係あんのかZEEEEEEEEENZEN分からないんです。
77考える名無しさん:02/09/03 02:45
読んでみますう。安いからね。
78考える名無しさん:02/09/03 02:47
では力は無視して下さい。
で、どう脅してるんですか?
79考える名無しさん:02/09/03 02:48
そんなことがしたいんじゃない。
80考える名無しさん:02/09/03 02:53
ベルグソンの、現在は過去の縮約みたいな話も
関係してるんじゃないっすか。
81考える名無しさん:02/09/03 03:05
現在が過去の縮約?
えーと『差異と反復』ちらと見たような見てないような。
82p:02/09/03 03:11
83考える名無しさん:02/09/03 03:33
>>82
どうもですー(´ー`*)
84考える名無しさん:02/09/03 04:13
累乗(べき乗)の意味でpuissanceという用語を導入したのはデカルトらしいです。
http://chronomath.irem.univ-mrs.fr/chronomath/notations.html
http://chronomath.irem.univ-mrs.fr/chronomath/Descartes.html
フランス語がわからんのであとは識者の方に任せます。

日本語訳に関しては
http://hosoi05.is.noda.sut.ac.jp/~hosoi/kanzi/html/10.htm

85p:02/09/03 06:05
http://hosoi05.is.noda.sut.ac.jp/~hosoi/kanzi/html/10.htm より:
例えば、冪指数⇒累乗指数(指数*→128.数、exponent)、冪根⇒累乗根*(→90.根、power root)。しかし、
大学程度の数学では、‘power series’をベキ級数といったりして一部にベキという語は残っている。

降は、累乗の指数が、階段を一歩一歩降りるように小さくなっていくことを示し、この語は
‘降巾の順*(126)(descending order of powers)’という句の中で用いられる。

昇は、累乗の指数が、階段を一歩一歩あがるようにだんだん大きくなっていくことを示し、
この語は‘昇巾の順*(126)(ascending order of powers)’という句の中で用いられる。
ーーーーーーーーーーーーー
なるほどね、とおもった。つまり、累乗の指数は
垂直にらせん状に伸びるパワーフィールドシステムとでも言うべき代物で、ルートはパワールート、
つまり最初の階梯で、累乗根とはそういういみだったのか、と。
86考える名無しさん:02/09/03 08:47
ふと思ったけどアズマンがデリダ論でほんとよかったよ
やつがドゥルーズ論書いてたら一知半解の奴らがうろうろでてくるもんね。
逆にデリダがかわいそうだけど
87考える名無しさん:02/09/03 10:04
デリダは既にアメリカで成仏してるよ。
88考える名無しさん :02/09/03 12:09
>>86

浅田ブームの頃は、偽ドゥルージアンが跋扈したわけだが。
89考える名無しさん:02/09/03 15:41
dunamis => puissance/power
は直訳であるらしい。
http://www.anotherscene.com/meaning/flexlex3.html
すでに、プラトンやアリストテレスが累乗の意味で使用している。これが初出かどうかわからない。すでに広く使われていたのかもしれない。
ので、ギリシャの秘密を解くことが主題になっているのだろうね。
ギリシャに詳しい方の意見を聞きたい。
90考える名無しさん:02/09/03 15:42
ちなみにデカルトがやったのは
a ^ n
という記法の導入のみだ。
91考える名無しさん:02/09/03 15:54

パワーフィールドシステムとでも言うべき代物か、、グスン゚・(ノД`)・゚・。

愚愚ってみたけど出ませんでした。
(0^〜^0)ワカンネー
92考える名無しさん:02/09/03 16:04
ヴァリス?
93考える名無しさん :02/09/03 16:09
力が累乗というのは、他の力との差異というよりも、自己自身との差異と
いうことの方が大きいのでは。
94考える名無しさん:02/09/03 16:21
>>93
古代ギリシャで、そのように dunamis が使われていたと?
95考える名無しさん:02/09/03 16:24
100キロのパンチと80キロのパンチの「差異」は20キロ
ってこんな感じでいいの?
でー、自己自身との差異というと、100キロパンチなんだけど、
0キロから100キロへと連続的に差異化することがすなわち100キロパンチの
100キロパンチたる由縁。
とか? 自己プッ
96考える名無しさん :02/09/03 17:22
>>94

いや、ドゥルーズの見方では。『ニーチェと哲学』でそんな感じの
事を言ってたと思うんだけど。
あと、どこかで5倍冷たいということは、同時に5倍暑いことでもある
みたいなことをいってたし。
97考える名無しさん:02/09/03 17:36
問題は
1)力・累乗という2重の意味で dunamisという語が語られたギリシャの伝統がある
2)dunamisは、後にpuissance/power に直訳されて理解された
3)ドゥルーズは、これを使って論を立てている

で、1)に立ち戻って、実際どういう2重性があったのか文献上確認できるものは、あるか?
それをふまえて、ドゥルーズの論をどう理解できるか?
ということになると思うが・・・
普通の理解だと、語の2重の意味は単に自然言語の不完全性に基づくということになると思う(よって、dunamisを直訳していることに問題があり、ドゥルーズの論は荒唐無稽)。
しかし、ギリシャの真性な語の意味において、2重性がときうるのであれば、めでたいことだと思う。
この方向で、考えているふしがあるのは、スピノザやライプニッツがいると思われ。
ギリシャに詳しい人の意見を請う。
98p:02/09/03 17:44
かつて浅田彰が森毅をどぅルー事案といったことがあるが、
それと関係あるかもしれないので紹介する。
その森には対数指数の話という本がある、そこでは対数と指数が
彼のイメージ的な説明とともに現代的な思考とされている。
単利ではなく、むしろ複利的に考えることのほうが現代では重要だ、と。
http://www.reviewers.jp/sakuhinn/3sa/sisuutsisuu.htm
、「自然は指数的なのだが、(人間は)それを加法感覚で錯覚しながら暮らして」いて、
このギャップを埋めることはとても重要だし、とても楽しいということだった。
99考える名無しさん:02/09/03 18:13
いいかげんなヨイショをするもんだねぇ(藁
指数(exponent)という用語は、シュティーフェルによる(1533)。指数が、対数とともに、0や負、分数について算法としてはっきりした形になったのは、ネピアあたり(17C)。
実数にまで拡張して今日の形になったのが、19C半ばらしい。

なので、y=a^xの形の関数が実数について連続な関数として確立したのはかなり最近のことだ。

「自然は指数的なのだが、(人間は)それを加法感覚で錯覚しながら暮らして」というのも、マルサスかなんかが言ってる人口増と食糧生産の増加量の対比とさして変わらないので、マルサスもどぅルー事案だったということになってしまう。
100p:02/09/03 18:17
ただ、森の著作を読むと人口増加などのマクロな事案だけでなく
かなり個人的なミクロな事案さえも指数的に計量しつつ
差異化を論じている節があるので、マルサスといっしょ
にするのはどうかと思います。マルサスに似ついては知らないので、
といませんが。
101考える名無しさん:02/09/03 18:42
どんな関数でも差異を論じることができると思うんだけどな。
またマッハなどでも、知覚の指数性について論じている。
なので、森の論が目新しいものでもなんでもない(彰君は当然知ってる)し、むしろそれをドゥルーズに引き寄せてヨイショするのはどうかと思うぞ(出版界ではそれでいいとしても)。

とりあえず、古代ギリシャでは指数(exponent)や関数という概念はなかった、というのは事実。
で、dunamisの意味は?という問いがのこる。

100超えましたね。
おめでとう
102考える名無しさん:02/09/04 00:43
5倍冷たいと5倍熱い?
0度の氷と50度の熱湯のことを考えればいいのかにゃ。
103p:02/09/04 03:01
でも、私の提案は、森の指数対数の理解をとおして
ドルーズの論じる力=累乗をあらためてかんがえてみてはどうだろうか、
あるいは、ドルーズを理解する参考になるかもしれないということなので、
あなたのいう「よいしょ」はとくにねらっていないのです。意図していないものをあたかも
意図したかのように言うあなたにはすこしいいすぎだろうといいたいです、
内容はあなたの提出している問題点はわかるのでそこはいいとおもいます。
104ドゥルーズ派:02/09/05 07:45
杉村昌昭 財津理 湯浅博雄 花村誠一 宇野邦一
篠原資明 前田英樹 長原豊 小沢秋広 田中敏彦 
石田英敬 河本英夫 丹生谷貴志 小泉義之 松浦寿夫
松葉祥一 山内志朗 合田正人 市田良彦 宮林寛
樫村晴香 江川隆男 澤野雅樹 田崎英明 守中高明
浅野俊哉 廣瀬浩司 桧垣達哉 廣瀬純 高桑和巳
大塚直子 國分功一郎 鈴木泉 大崎晴美
郡司ペギオ−幸夫 松浦寿輝 兼子正勝

105考える名無しさん:02/09/09 05:00
>>103
「いいかげんなヨイショ」の主語は浅田彰です。
あなたが、「ヨイショ」しているとは思っていません。
せいぜい引用することによって、間接的に「ヨイショ」を認めたことになっているかもしれませんが、特にそれを云々しようとは思っていません。
問題提起のほうですが、具体的にどの点に関して、参考になるとお考えですか?森の該当個所とそれに対応するドゥルーズの個所を教えてください。
森の本は持っていないので、図書館で見つけたら読んでみたいと思います(が、数学読み物に過ぎないと予想しています)
106考える名無しさん:02/09/09 05:10
dunamisの件ですが、一応報告します。
結局プラトン、アリストテレス以前の出所が見つかりませんでした。
ピタゴラスはピタゴラスの定理でもわかるとおり、当然累乗に関する操作は知っていたはずですが、dunamisと呼んでいたかどうか、検証できていません。
ピタゴラスの言ったことは、断片しか残っていないんでしたっけ?
もしかするとアラビア数学の受容の過程でそう呼ぶようになっていたのかもしれません。
ということで、手詰まりの状態です。
ところで、力=累乗という意味でpuissanceを使っている個所は「差異と反復」では、何ヶ所くらいありますか?私がざっと見たところでは、そう多くないようでしたが・・・
107考える名無しさん:02/09/10 00:17
ちょっとスレの流れと関係あるようなないような。。。
例えば、ドゥルーズの「差異と反復」をきちんと読もうと思う日本の哲学の人は、
どの程度、数学をきちんと勉強するものなのですか?

「差異と反復」で邦訳のp85下段の文章をきちんと把握しようと考えただけでも、
「正則点と特異点、特異点の配置が正則点の積分値の値を決定付けている」
といった複素関数論の学部初等程度の知識は思い切り仮定してると思われるのですが。

理系で育った者として日本の(フランスやイギリスの哲学の人は数学強いですから)
哲学の人の数学の取り込みについて尋ねた次第です。
108考える名無しさん:02/09/19 07:48
哲学板の設定を変更してもらって、フランス語のアクサンやドイツ語のウムラウト、
数学の記号などを使えるようにしてもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか? 
より正確な文献表、引用、議論の展開が可能になると思います。   
                        
賛同いただける方、意見のある方は、以下のスレッドにお書き込みください。  
                                   
哲学板にウムラウトやアクサン、数学記号を!         
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/philo/1032388691/l50    
109考える名無しさん:02/09/25 15:08
宇波はドゥルーズ訳すんじゃねーよ!
110考える名無しさん:02/09/25 17:19
>>107
>例えば、ドゥルーズの「差異と反復」をきちんと読もうと思う日本の哲学の人は、
>どの程度、数学をきちんと勉強するものなのですか?
人によるとしかいいようがない。
当たり前だが、哲学科では数学は教えていないから、レベルは高校数学どまりだ。
ただ哲学科には理系出身も少なからずいるから、数学得意な奴も珍しくない。

>フランスやイギリスの哲学の人は数学強いですから
そんなことない。
111考える名無しさん:02/09/25 17:24
アガンベンスレにあったが、『現代思想』8月号にアガンベンのドゥルーズ論「絶対的内在」
が掲載されていたらしい。ドゥルージアンからの評価はどうなの?
112度ゥ流羽辞餡:02/09/25 18:18
>>105
浅田彰が森毅をドゥルー事案って呼んだのは、多分、
数学的な事に関してではなくって、人生をどう生きるか、
という部分に関して言ってるのだと思います。
つまみ食い的な人生。
エエかげんな人生。
世渡り上手の罰当たりな人生。
113暮らす取る:02/09/26 21:51
age
114河出書房新社HPより:02/09/30 03:46
ジル・ドゥルーズ『批評と臨床』
守中高明/谷昌親訳
ISBN4-309-24263-4
判型4-6 /304頁 / 発行 2002.10.29
本体/在庫3,500円

内容紹介
作家とは、言語の内部にひとつの新しい言語を、
ひとつの外国語を発明する――キャロル、ベケット、
ニーチェ、ホイットマン、マゾッホ、ロレンス……
最晩年のドゥルーズが、極限を生きた<作家>たちを
論じた特異な文学=思想論。
115考える名無しさん:02/10/11 00:36
期待AGE
当該企業の者ではない。
116考える名無しさん:02/10/11 02:26
原書が本棚に置かれたまま眠ってるから、翻訳が発売されたら
合わせて読んでみようかな。文学論は個人的に関心外だけど、
最後に収録されたスピノザに関する論文は非常におもしろそう。
117考える名無しさん:02/10/14 13:15
『アンチオイディプス』では精神分析の批判をしたそうですが、
『千のプラトー』の方も同じように精神分析批判をしているのですか?
それとも別の論点ですか?
118考える名無しさん:02/10/14 14:45
スキゾ・アナラシスの実践ではないかと思います。
119考える名無しさん:02/10/14 17:20
>>118
ということは、『千のプラトー』では精神分析批判というよりも
ドゥルーズ独自の概念の実践篇といったところなんでしょうか?
120118:02/10/14 20:18
>>119
元々、この企画は、2冊本として企画されていて2冊目の
予定題名は『分裂者分析』だったのです。

アンチ・オイディプスは、欠損(抑圧)を梃子にすべてをネガティブに
解釈する精神分析を批判して、「器官なき身体」(というか「統合なき群体」)と
機械の概念を軸に、資本論を書き換えるという、ほとんどガタリのラカンへの
宣戦布告のような書物ですよね。それを強引にドゥルーズがまとめあげている。

ミル・プラトーは、統合なき群体の概念が、成立平面(プラン・ドゥ・コンシステンス)の
概念にまで広げられて(平滑と条理)、もはや書物として纏め上げるのではなく
いくつかの「症例」をプラトーとして提示することに力を注いでいると思います。
で、もはや対抗概念としての精神分析は背景に退いて、分裂者分析を実践している
という書物と言えます。

そういう意味では、「ミル・プラトー」と「カフカ」と「プルーストとシーニュの最終章(蜘蛛の戦略)」
は、私は、同じ方向を向いた書物だと感じてます。
121考える名無しさん:02/10/14 23:55
「プルーストとシーニュの最終章(蜘蛛の戦略)」
は分裂分析としては少し時期が早いような気も。
122118:02/10/15 02:32
>>121
指摘を受けたので調べてみました。

「プルーストとシーニュ」
 初版   1964年
 第2版 1970年 … 第8章 アンチロゴスまたは文学機械 の追加
 第3版 1976年 … 最終章 狂気の現存と機能−蜘蛛− の追加
「カフカ−マイナー文学のために−」
 初版   1975年
「アンチ・オイディプス」
 初版   1972年
「千のプラトー」
 初版   1980年

「プルーストとシーニュ」は、確かにドゥルーズ単独の著作ですが、
その最終章は「カフカ」の後ですし、「アンチ・オイディプス」と「千のプラトー」の
中間の年に発表されていることを考えると、分裂者分析の影響を考えてもおかしくないかな
と思っておりました。で、もう一度紐解いてみますと、邦訳書のp220の最終部分に、

 「・・・この身体=巣=クモである。語り手の奇妙な可塑性。スパイ、警官、嫉妬する者、解釈する者、
  そして要求する者−狂人−普遍的な分裂病患者である語り手のこの身体=クモが、そこから自分
  自身の錯乱の操り人形、器官のないおのれの身体の強度の力、おのれの狂気のプロファイルを作
  るために、偏執病患者であるシャルリュスに一本の糸をのばそうとし、色情狂であるアルベルチーヌ
  にもう一本の糸をのばそうとする。」

とありますから、「千のプラトー」の概念装置までは使われていないにしても、
方向としてはスキゾ・アナラシスの方向で読み解かれていると思っておりました。
123考える名無しさん:02/10/15 02:37
>>122
蜘蛛云々の元テクストは、
もう少し前に発表されているんじゃないの?
たしか73年。
124批評と臨床:02/10/22 11:52
文学とは健康である・・・
125考える名無しさん:02/10/23 04:15
>>120

統合なき群体って、解りやすい訳語っすね。
126考える名無しさん:02/10/24 21:02
檜垣立哉『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』発売AGE
127考える名無しさん:02/10/24 23:13
>>126
詳細おしえてください
128考える名無しさん:02/10/25 00:00
ドゥルーズ 解けない問いを生きる
(シリーズ・哲学のエッセンス)

著者: 檜垣 立哉著

本体価格: \1,000
出版:日本放送出版協会
サイズ:B6判 / 126p
ISBN:4-14-009301-3
発行年月:2002.10
■内容説明
「私」ではない「個体」が生きること−。いま必要な哲学とは何か。「問いが解
けない」という事態をどうとらえるか。生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲
学の核心をクリアに描く。

129考える名無しさん:02/10/25 00:02
詳細って、まだこれから読むところだから内容には触れられないけど。
檜垣立哉『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』(NHK出版、1000円)
全16冊が刊行予定の「シリーズ・哲学のエッセンス」の中の1冊みたい。
帯にはこうある。【〈私〉ではない〈個体〉が生きること。いま必要な
哲学とは何か。「問いが解けない」という事態をどうとらえるか。生命
科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く】
基本的には、ベルクソン−ドゥルーズというラインからのアプローチを
取っているみたい。ドゥルーズの生涯や個々の著作をあれこれまとめる
形式ではなく、完全に「潜在性・理念・内在・出来事・個体」などの
テーマ論述形式だね。ドゥルーズの著作の直接の引用などはほとんど
見られないよ。ちなみに、わずか126ページの本だ。
130129:02/10/25 00:03
ひとつ先を越された(笑)
131考える名無しさん:02/10/25 00:06
ドゥルーズの入門書は的を絞った内容のほうがよさげだね
個々の著作にいちいち目を配るとそれぞれの記述の内容にページを
避けないから。檜垣みたいに「潜在性・理念・内在・出来事・個体」
で一点突破したほうが初心者にはありがたいかも
132考える名無しさん:02/10/25 07:26
その人が何に興味を持ってるのかによって全然内容が異なってくる>ドゥルーズ本
133考える名無しさん:02/10/26 07:45
おれには檜垣の本わかりやすい
134考える名無しさん:02/10/26 17:58
この本、簡潔なようで、ドゥルーズを読むにあたってポイントとなる
要所要所をきちんとおさえてる感じするよね。けっこういいかも。
135考える名無しさん:02/10/26 22:22
評判いいみたいですね、買おうかな。
136考える名無しさん:02/10/27 02:22
批評と臨床はかなりよい。はじめてドゥルーズの世界との接点が
持てたような感じで。
137考える名無しさん:02/10/27 02:48
檜垣氏のドゥルーズ本はこっちでもチョコッと話題になってますた。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1029643836/l50
138考える名無しさん:02/10/27 23:09
檜垣ドゥルーズ読了しますた。よいと思います。
檜垣ベルクソンも買ってみようかな
139考える名無しさん:02/10/28 13:19
「L’ile desert〜」はもう出版社が決まっているのでしょうか?
その際「構造主義はなぜそう呼ばれるのか」は誰が訳すか知りたいです。
シャトレ編哲学史では中村雄二郎氏が翻訳にあたっていますが、あの翻訳は
どうなのでしょうか。中村訳を「L’ile desert〜」の翻訳に採録するのでしょうか?
以前、中村訳を一生懸命読んだのですがわかりませんでした(わたしがバカなだけの可能性大)。
知っている方教示していただければ大変うれしいです。
140考える名無しさん:02/10/28 15:01
無人島は1冊きちんとしたかたちで翻訳出るのかな?
構造主義…もそうだけど、ベルクソンに関する論考など、
他にもいくつか既訳の文章が収録されてるよね。出るならば
でも、新訳で読みたいな。財津氏が関わっているらしい、
という話を小耳に挟んだけど。シネマがますます遅れる…。
141なめくじら:02/10/28 15:39
にーにー三
142考える名無しさん:02/10/28 15:42
法政がシネマ翻訳中らしいな
143考える名無しさん:02/10/28 17:15
>>139
ドゥルーズにしろフーコーにしろ中村訳はすべてDQS訳だからな。
ドゥルーズ論文集もたぶんまた河出から出ると思うけど、
既訳の寄せ集めのようなことをせず、ちゃんと訳し直してほしい。
ガンガレ財津!
144ななしさん:02/10/28 17:35
でも、正直言ってあれよんでわかんないってのは
馬鹿だと自分を責めて頑張って読みつづけてください。
こういう道をみんな歩んでいるんだから。いや本当に、
いい翻訳をまっているのはわかるけど、それだっていい薬になるかどうか
わからないわけで、こういうものだと覚悟してよむしかないです。
自分が馬鹿だと思うなりなんな利してでも。
実際、後で「何でこれがわからなかったんだろう」と思うようになるはずだから。
怒られるだろうけどあえてまじれす。まあまじめな道ってのは困難きわまるよどの分野も
145  :02/10/28 19:00
『批評と臨床』が出るマンセーあげ
146考える名無しさん:02/10/28 20:32
h
147考える名無しさん:02/10/29 00:37
>>144
その通りだと思いました。
がんばります。
ありがとうございます。
148ななしさん:02/10/29 05:27
でもまあ、不親切だったことはあるんで、補足します。
サブテクストは用意してください。
「構造主義はなせそう呼ばれるのか」でいえばはじめのtころでいえば、
ラカン「えくり」の「盗まれた手紙」セミナーは読んでおくと楽でしょうし、
そもそも「盗まれた手紙」を読んでおくことが大切です。
もし大学生ならば近くに自主ゼミしているところをみつけてくるか
学生に「盗まれた手紙」を読んだことある人を見つけて概要を聞くだけでも
読書が楽になり、意味を取りやすくなります。
翻訳が悪いものしかない場合、そのテキストが参照している文献から
手をつけると楽になることが多いようです。人的リソースを大切に
してください。あのテキストでは、二つのこと、
構造に関する定式化とそれから構造にすでに生成が(!。笑)含意されていること
に注意を払って読んでください。ドゥルーズの特徴をとらえられるはずです。
サブテキストに浅田「構造と力」を読んでおきたい所ですよ。
149考える名無しさん:02/11/06 20:40
150118:02/11/10 17:22
>>137-138
私も読みました。1000円で、この内容は、いいですね。
次も出たら買いたいと思いました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140093013/
151考える名無しさん:02/11/11 22:04
松浦寿輝による『批評と臨床』短評
とにかくドゥルーズ・マンセーの紹介文です
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20021110ii10.htm
152考える名無しさん:02/11/12 08:36
『批評と臨床』、ちょっと読んで、もう誤訳一個みっけた。しかもだいじなところ。
153考える名無しさん:02/11/12 09:54
どこ? 教えて!
154考える名無しさん:02/11/12 10:10
「カントの…四表現」なんだけど、いま手許に本ないんで、あとでね。それともご自分で探してみるのもいかが。
155考える名無しさん:02/11/12 10:18
「カントの…四表現」て何度が訳されてるよね
156154:02/11/12 10:21
ヴァージョンちがうけどね。
157154:02/11/12 21:23
「フロイトが示したのは、義務がこの意味において興味や好みの断念を前提とするとすれば、法はいっそう強くかつ厳格に行使されるので、われわれの断念がそれだけ深いものとなるということである。
したがって、法がいっそう仮借なきものとなるので、われわれは正確にそれを遵守することになる。」

ここでござんす。誤訳だよね。あきらかに。こんなことドゥルーズが言うかってーの。頭のいい人なら、日本語読んだだけでおかしいって気づいたんじゃないか?
ちなみに原文。

Freud a montre que, si le devoir suppose en ce sens un renoncement aux interets et inclinations,
la loi s'exercera d'autant plus fort et rigoureusement que notre renoncement sera profond. Elle se fait donc d'autant plus severe que nous l'observons avec exactitude.
p.46

ちなみにわたくしは仏語ろくにできません。
158154:02/11/12 21:24
ごめん。邦訳の頁ぬけてた。69頁だよ。
159アントンくん:02/11/12 21:31
はじめまして!
ボクのお友達のキャロルくん は、フッサールなどの現象学を勉強していま
すが、 「現象学って難しいですね!」 「還元に関することが・・・・・
特に超越論的還元の意味が難しいです。」 「生活や自然的実証性から純粋な
超越論的主観性の意味がわかる人はいますか?」
「わかっている人がいたらぼくに教えて下さいね!」
といっています。 だれかわかる人がいたらキャロルくんのスレに書いてあげてね!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034769192/l50
あと、たまにはボクのスレにも遊びにきてねん!
http://music.2ch.net/test/read.cgi/classical/1034769515/l50
あと、最近わたしが敬愛する ・・・・先生のサイトもここに紹介します!
ここも、見てくださいね!

http://www16.brinkster.com/aliceandwebern/a.htm
160考える名無しさん:02/11/12 22:07
>>154
訳は正確だよ。ドゥルーズの言っていることも至当だ。
誤訳に感じたのは、君が「法を遵守する」とはどういうことか
理解していないからだと思われる。
161考える名無しさん:02/11/12 22:57
ろくに出来ないにしても訳があれば157の仏文ぐらい読めるだろ
162154:02/11/12 23:04
>>160
よく読んでね。
まず内容云々と言うより、フランス語のもんだいなんよ。
d'autant plus A que B
のところ。

これは「BなだけにいっそうAだ」って構文。
だから「断念が厳しいだけにいっそう法が厳格になる」みたいになるわけよ。
最初の文も、二番目の文もこれを取り違えちゃってる。
「われわれは正確にそれを遵守すればするほど、法がいっそう仮借なきものとなる」とでもなるでしょ。

素直な、辞書にものってる構文なんだよ。君も内容云々する前に辞書引いたら。

そんで内容。
「法が厳しい」よって「われわれの断念が深くなる」って、これ常識的な「法」でしょ。
ドゥルーズがフロイトから読みとってるのは、「法」のパラドックス。
つまり、法にしたがえばしたがうほど、よけいに法が厳しくなるってことよ。
ドゥルーズはちゃんと精神分析をわかってるわけ。文法的に間違って、この訳はドゥルーズが言いたいことが伝わってないわけ。

あ、それから「ドゥルーズの言っていることも至当だ。」だけど…。

ドゥルーズの言ってること間違ってるなんてわたしは言ってませんが。

訳が間違ってるっていうだけです。

もちろん、ドゥルーズの言ってることは至当だと思います。原文から読んだ限りではね。
163ときめきロワイアル:02/11/12 23:20
exactitudeが正確に、だろうということくらいしかフラ語の勘がないんだけど、
でも意見してみると、、、

d'autant plus A que Bが「BなだけにいっそうAだ」って構文であるのなら、
162の意見は正しいだろうね。
164考える名無しさん:02/11/12 23:24
因果関係がおかしいんだよね 翻訳の

なぜかな。わざと上から訳したのかと思ったけど 違うよね
165考える名無しさん:02/11/12 23:27
この訳は誰が担当してるの
初給文法だよね これ
不思議なんだけど
166154:02/11/12 23:32
守中氏でしょ。彼の名誉のために言っておけば、わたくし、個人的にはこの人、正確でよい訳文作る人だと思ってます。
でもこんな大事なとこ、まちがわんといてね、っていうだけです。カフカも引っぱってきてんだしさー。
3500円もするんだしさあーって、びんぼー人は言いたくなっちゃうのです。
167考える名無しさん:02/11/12 23:36
ぼくも守中信用してんだけどね
うーん なんでかね スラッと訳しちゃったのかなあ
ある意味この手の構文は初給者のが丹念に読みそうだね
なんとかフォローしたいんだけど、ムずい
168ときめきロワイアル:02/11/12 23:39
実はフランス語の特殊用法がある、とか、そゆことはないの?
169167:02/11/12 23:43
いま3つほど辞書調べたんだけど ないね
あとは朝倉季雄の文法辞典でも誰かみてくれないかな

でも154が妥当だと思う。それほど複雑な構文じゃないし。
上から訳すにしても、論理関係が154が言ってる事が妥当だしね
170ときめきロワイアル:02/11/12 23:56
河出書房新社は信用できない版元だからね。
やっぱ翻訳ミスを校正でスルゥさせちゃった線が濃厚だね。

河出は、ほんとバカな出版社だよ。
「文藝」のバックナンバーについて質問したときなんだけどね。
オレが、金井美恵子のコレコレこういう内容の文が載ってる号っていつのでしょうかね?
って電話で質問したら、20代半ばくらいの女が、笙野さんがそういった発言したものは
「文藝」ではないですねぇ、とか言いやがるんだよ。
勝手に金井→笙野に置き換えてやんの。
これ、ちょっと言い間違えたって感じじゃなかったんだよ。
もう、やんなっちゃうよ。
もっとマシな人材雇えよなぁ。
人文系の学部出た奴なんて、優秀な奴でも正社員として就職できてなかったりするんだから、
探せば安い給料でちゃんと働いてくれる奴なんて簡単に見つかるだろうに。
どういう基準で採用してるんだ?
171考える名無しさん:02/11/13 00:36
笙野知ってるだけでマシじゃねーの。
つーか、んなもの自分で調べねーフツー?
172ななしさん:02/11/13 03:28
>>160の言い分は理解可能ですね。
154の転載部分よりも前のところでは
法がその形式的なものであることが強調されている、つまり
法はそれと認識されないこと、純粋な命法であることが強調されていて
法にはその認識上の徴となる中身がないことが強調されている。
したがって、法に従うとはいうものの、ここではそれと知らずに法に従うこと=
「義務によっておこなうこと」となる。
いいかな、法に従うとはいえないのですね。
だから、訳としては文法上は154のていあんでいいかもしれないが、
名訳としては160のいいぶんはわるくない。
妥当な線で言えば、訳は154にしておいて、訳注で160の線をかいておくってことだった
かもわからん。
173考える名無しさん:02/11/13 03:45
『批評と臨床』じゃないけど、千プラも変な訳けっこうありますよね?
とくにリトルネロの章。漏れは素人なんでなんともいえないですけど、
「リズムの人物」ってなに? とか
「『レイン・フォレスト』では最大多数の「模倣」する鳥を聞くことができる」
って熱帯雨林のこととちゃうん? などなど。
仏語は皆目わからないので英訳借りてきて参照しながら読んだ…
174考える名無しさん:02/11/13 05:43
訳文の上手い人ほど、前から訳し下そうと努力するわけで、
d'autant plus A que B を前から訳すと 157 で引用されているような訳文に
なってしまうことは理解できる。
実際、こういう訳し方で通用する場合もあると思う。
d'autant plus A que B はそれ自体は「因果関係」というより
A-B間の「程度の呼応関係」を指すので、問題は、ドゥルーズの
原文の内容に強い意味での因果関係を読むべきか否か、ということ
になる。最終的には文脈で決定するしかないね。
私はドゥルーズのこの本をいま手元にもっていないので、
本格的な議論に加われず申し訳ないが。
175ななしさん:02/11/13 06:05
批評空間第一期三号 1991 ベネッセ に
*詳細な訳注つきで*掲載された
「カント四表現」田中敏彦訳 では次のように書かれている。
「訳者付記」において田中は「訳出した小論は、まず「カントの批判哲学」
の英訳1984の序文として英訳が発表され、仏語原文は二年後に「哲学」第九
号に掲載されたものであり、(<philosophie>no9,1986,ed.Minuit)
翻訳に当たって両者を参考にした。」
ところで、誤訳が疑われている個所だが、この号において、該当個所がない。
翻訳はされていないのであった。
176154:02/11/13 07:50
>>175

>>翻訳はされていないのであった

ヴァージョンが違うんですよ。
<philosophie>no9,1986,ed.Minuit の原稿にドゥルーズ先生はおおいに加筆修正して
『批評と臨床』ヴァージョンを発表してます。

それにしてもかっこいいテキストだなあ、ホント
177 :02/11/14 17:38
けっきょく誤訳だって騒いでたやつらは、なっとくしたの?
178考える名無しさん:02/11/22 22:49
誤訳指摘厨は逃走しますた
179考える名無しさん:02/11/24 01:11
批評と臨床の感想ウプされないね
180考える名無しさん:02/11/28 02:42
『襞』を理解できるぐらいの頭脳が欲しい
181考える名無しさん:02/12/03 02:26
質問〜
講談社現代新書ドゥルーズの哲学p200
もし戦争が起こるとしても、戦争が起こらないことは可能である。
すなわち、もし本当に戦争でも、非戦争は可能だ。
ってどういう意味?
テスト期間にこんなの読むんじゃなかった。。。
182考える名無しさん:02/12/03 06:02
ああ、そこはね。ドゥルーズの肝だよ。
戦争についてはアンチオイディプスと千のプラトーを
参照してほしい。まあいいや。
近代戦争は国家間戦争という風に一般に定義される。
だから、たとえばブッシュがイラクに対してやろうとしているのは
近代戦争。もちろん、いまやアメリカは世界の警察たらんとしているわけで
国連を巻き込んでの戦争だが、結局は世界の警察という面目をつかっての
アメリカ国家による戦争、近代戦争です。
一方が他方を占領すること、武力を放棄させることなどが目的となる。
そうした近代戦争がおこるところでなお、逆にドゥルーズとがたりは
別の流れ別の動きが可能であり、別の戦争ただしこちらは彼らの用語での戦争が
可能だといいます。それは基本的にはどの国家にも資本主義にも専制君主にも
荷担しない、ある戦いのことです。それは、一見、どこかの国家や資本や君主に
荷担するかに見えてその実べつの方角を志向する流れなのだというわけです。
これは、確かに見えにくい流れだけれども、歴史そして地理を重視してきた彼らの
歴史的認識でもあります。よくみると、ミクロなところで見えているものとは別の動きが
みえるというわけです。
ドゥルーズについては基本的に、偶然と生成の肯定、一つのものの内なる多様性の肯定と
こちらが重要ですが、多様性が一において(存在の一義性)
肯定されること、存在は生成だというばかりでなく、生成の存在が肯定される
この点を理解してください。ようするに、生成とはいえ、多様性とはいえ
可能なものとは異なり潜在的なものであり大変に見えにくいし予見すらできないといってよいようなものであるが、
なおそれを待つことが重要だといえるとおもいます。すなわち、待つものの
いったい何を待っているのかというとちょっとわからない、そんな「待つこと」が
彼らの言う意味で多様性と偶然性と生成の来るべき条件だといえるとおもいます。
183考える名無しさん:02/12/03 08:17
ルーズードゥ
184考える名無しさん:02/12/03 12:19
英語でててるclaire coolbrookつう人のドゥルーズ入門書てどうですか
二冊ほどで照ると思うけど
185考える名無しさん:02/12/03 12:56
>>182
馬鹿
186考える名無しさん:02/12/03 18:55
>>182
181の本読んだけど、そういう意味じゃないっぽいよ。
俺もあまり理解してないが
187考える名無しさん:02/12/03 19:06
>>182
>>181の本読んだんですか?
文脈上折れも違うと思う
188考える名無しさん:02/12/03 21:27
馬鹿が自演してるなあ
189考える名無しさん:02/12/03 21:42
>>184
Colebrook も悪くないけど、漏れは
John Rajchman の The Deleuze Connections
をオススメしたい
190考える名無しさん:02/12/04 00:39
>>188
188=182ならカコイイのだが
191考える名無しさん:02/12/04 01:23
檜垣氏のインタビュー読めるよ

http://www.nhk-book.co.jp/magazine/column/book/
192考える名無しさん:02/12/04 01:32
いくらドゥルーズが資本主義を
否定してもマルクス主義の暴力革命を肯定
しない限り、ドゥルーズの思想は
資本主義の一層の拡大に利用されるだけだ
193181:02/12/04 01:35
>>182
さっそくのレスどうもありがとう。
182さんが言ってるのはドゥルーズの戦争論(?)ですよね?
僕が聞きたいのは181で書いた文脈上の意味です。
そのページでは
1 もし戦争が起こるならば、戦争がおこらないことは可能ではない。
  すなわち、もし本当に戦争なら非戦争は不可能だ。
2 もし戦争が起こるとしても、戦争が起こらないことは可能である。
  すなわち、もし本当に戦争でも、非戦争は可能だ。
これら2つはどちらも正しいが、もし明日戦争が起こるとすると
1か2のどちらかを選ばねばならない、以下云々ってかんじに議論が進みます。
そのあとの議論はとてもよく分かるんですが、どうしてもこの2の意味が分かりません。
この本が手元にある方、どうかお助けあれ
194考える名無しさん:02/12/04 01:36
読んだ。漏れのなかでは、好感度up。
哲学ほど実践的なものはないと断言していたのがイイ
195194:02/12/05 03:08
読んだのは>>191のインタヴューのことね、いちおう
196考える名無しさん:02/12/06 17:23
>>190
ばれちゃったのねage
197考える名無しさん:02/12/11 13:59
「千のプラトー」を読んでみようとしたのですが、わけわかめでした。
でも、6千円以上出して買った本なので、なんとか理解したいのです。
何か、「千のプラトー」をぐいぐい読めるようになるための、副読本の
ようなものは無いでしょうか。そもそも私は哲学について全く素人なので、
用語の一つ一つが分からないのです。よろしくお願いします。
198考える名無しさん:02/12/11 15:08
>>197
『構造と力』でしょ。
これより解りやすくて問題の所在が鳥瞰できる入門書はないでしょ。
199197:02/12/11 17:16
>>198
早速のお答え、ありがとうございます。すぐにクロネコヤマトの
ブックサービスに注文します。
200考える名無しさん:02/12/11 20:05
>>198
あれはどちらかというと、反エディプスの第三章の
副読本じゃないっすか。
前近代の二つの社会について
の話がメインで、それもどちらかというと
D-Gの文脈よりも、レヴィストやラカン・バタイユ的な
文脈で語っているので、前提知識の整理として便利。

D-Gの思想の全体像を見るのなら、
逃走論の今村との対談部分の方が、むしろ分かり易いかと。

どちらにせよ、先に反エディプス読んでおいた方が、
良いんじゃないっすかねえ。
201考える名無しさん:02/12/11 20:30
分子について、蚊柱みたいなものと喩えたのは、
浅田のどの本でしたっけ。
あれは分かり易いと思いましたが。
202考える名無しさん:02/12/12 01:25
>>197
少なくとも、「平滑と条理」を本気で読むならば、
 ※複素関数論
    ⇒ 積分は特異点の配置でのみ決まる
     (と聞いて、なるほどとわかる)
程度の大学学部初等の数学の教養は必要でしょう。
203197:02/12/12 16:57
>>202
うーん、数学か……センター試験程度の知識しかないな。
ともかく、アドバイスありがとうございました。
204考える名無しさん:02/12/16 18:05
age
205考える名無しさん:02/12/16 18:09
>少なくとも、「平滑と条理」を本気で読むならば、
 ※複素関数論
    ⇒ 積分は特異点の配置でのみ決まる
     (と聞いて、なるほどとわかる)
程度の大学学部初等の数学の教養は必要でしょう。


あなた本気でそんなこといってるならなんの数学の知識もないね。
彼らの数学のでたらめぶりはさんざん暴露されてるのに。
197さんは岩波から出てる「知の欺瞞」という書物を読んだ方がいい
206考える名無しさん:02/12/16 18:13
三・・・・流・・・・・・・・学ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・ない・・・屁。。
207考える名無しさん:02/12/16 18:17
はっきり言って、自分の足元が掬われてしまった。転んだ後、どう起き上がればい
いのか? 重く考えさせられたのがこの本。
本書は、ポストモダン思想にみられる「科学」の濫用について、鋭く批判を浴びせ
ている。ジャック・ラカンによる、主体(患者)理解のための、「トーラス」(浮
き輪のような曲面)と「虚数」の援用、ジュリア・クリステヴァの詩的言語の理論
化に使われた「無限集合」、ボードリヤールの「非ユークリッド空間」、ドゥルー
ズとガタリにいたっては余りにも多すぎる数学用語の濫用。「なるほど!」の連続
が、“目からウロコ”を促し、はては過去に読んだこれらの本を再び読み直したく
なる。これまでの自分の理解もおぼつかなくなってしまった。
もちろん、科学の濫用の批判であって、ポストモダンすべてに対するアンチテーゼ
ではない。とはいえ、「知」の欺瞞を暴く名著である。
208考える名無しさん:02/12/16 18:18
必死だね・・・・。はぁ。
がんばってね。
209考える名無しさん:02/12/16 18:19
八〇年代後半から、「知」の大きな潮流になったポストモダン哲学。これに
真っ向から挑戦する一つの事件があった。物理学博士である著者の一人が、
米国で人気のポストモダン系学術誌に「近年急増してきたタイプの論文」に
似せた「パロディー」を投稿し、見事(!)受理されて出版された後、いた
ずらを公表したのだ。物理学や数学を無意味に濫用(らんよう)したこの論
文は「科学的」というアプローチに根本的な疑問を投げかけた。
こうした経緯から、本書は後に「サイエンス・ウォーズ」の名で繰り広げら
れる科学論争の火種になった。著者らはラカン、クリステヴァといった思想
家たちの論文を取りあげ、「さも関係ありそうに科学の言葉を羅列するとい
う一種の詐欺」を過激に指摘していく。
210考える名無しさん:02/12/16 18:22
ソーカルは科学主義バカ。
211考える名無しさん:02/12/16 19:45
ドゥルーズの現代数学に対する知識はともかく、
微積に対する知識は信頼できるんじゃないの?
仮にもライプニッツ研究家なわけだし。
数学畑出身の小泉義之も、微積の方向
からドゥルーズを解説してたよね。
212考える名無しさん:02/12/16 19:49
まあ、千プラに関しては、「我々はリゾームのように書いた」
っていうぐらいだから、そもそも正確な理解を目指す方が間
違っているので、別に微積の知識は必要ないんじゃ?
と思うけど。
美術や文学の引用だって、おそらく「間違い」だらけでしょ。
「我々は器官なき身体という言葉を全く正反対の意味で
お互いが使っていたことを知って大笑いしたことがある」
みたいな事言ってたし。
213考える名無しさん:02/12/16 19:49
ほんとに必死だ。三流もはるか先を逝く(w
214202:02/12/17 02:22
>>205
本気で言っているのでしょうか?

差異と反復 や 千のプラトー の(翻訳の問題はおいておいて)
微分や解析(含む複素解析)の前提は、学部初等程度には
緻密な論理を展開されていると思います。

80年代の、日本での解説は、哲学的な、あるいは、数学的な
緻密な論理展開をあまりに無視しすぎていると思いますし、
例えば、イギリス哲学の伝統が数学と切り離せないのに対して、
日本はあまりも文学に偏りすぎている気がします。

私は数学屋で、ひょうなことからドゥルーズを読むようになったので
哲学的な素養は、ほとんどないのではありますけど。

まぁ、釣られたというなら、これ自体、無用なレスだということになるのですが。
215考える名無しさん:02/12/17 13:52
>>214
だよねえ。
カオス理論とかに関しては、本人も
認めたとおり、デタラメらしいけど、
ライプニッツの研究家が、微分を
デタラメに理解していることは、
あり得ないわけで。
216考える名無しさん:03/01/03 07:50
age
217考える名無しさん:03/01/03 09:46
文芸批評家が哲学語るから悪いんだよ。
218これってどうよ!!:03/01/08 05:05
17 名前: mimesis 投稿日: 01/12/22 03:12
「差異は、本性上、反復と、たとえばどれほど極限的な類似であろうと、
その類似との間にある。」(19頁)
 ここの翻訳はあまりよくない感じ。
「極限的な類似」?(゜Д゜)ハァ?って感じ。
かなり誤訳ぽい。
 原文は、
 "La difference est de nature entre la repetition et
la resemblance, meme extreme. " (p7)。

 私なりの訳を試みると、
「反復と類似との差異は本性上のものであり、……」。(*)

「本性上の差異(difference de nature)」は『ベルグソニスム』の
序章、しいてはベルクソンの『試論』に沿って理解すべきものだと思う
のですが、如何でしょうか?
 『ベルクソニスム』の「規則2」
「見せかけに抗して、本性上の差異いいかえれば実在の分節を
見つけだすこと。」

(*)すいません。meme extremeの部分がよく分からない。
どなたかお願いします。財津氏もそれが分からなくて変な訳に
なったという可能性もある。
ぼくがアホで語学力不足なだけかな?
219考える名無しさん:03/01/08 11:23
「ベルクソンの哲学」を読むスレ
で聞いた方が良いんでない?
220山崎渉:03/01/08 19:17
(^^)
221考える名無しさん:03/01/15 17:49
差異と反復あげ
222考える名無しさん:03/01/15 17:57
理系の知識は皆無です。
三角形の一辺を最大化させたら線になることぐらいしか知らん。
223山崎渉
(^^)