:::『差異と反復』読解講座:::

このエントリーをはてなブックマークに追加
1考える名無しさん
はじまりはじまり〜。
2考える名無しさん:01/12/19 19:39
むずかしすぎるYO!
3考える名無しさん:01/12/19 19:47
以前読みました。少し考えてみましょう。
4#:01/12/19 19:57
ここはおれさまの出番だろうか。
5巨匠 ◆5/jtEIXw :01/12/19 19:59
あれ? 失敗してした。かっこわる。
6考える名無しさん:01/12/20 08:18
age
7考える名無しさん:01/12/21 17:53
ほとんど西洋哲学史の集大成だから、
よく読むと面白いんだけどさ。
やっぱり難しすぎたみたい。
8考える名無しさん :01/12/21 23:29
これ難しいですよね。
『アンチ・オイディプス』や、『千のプラトー』は、『ニーチェと哲学』など彼の今までの哲学研究を具体的な領域
に応用した感じだけど、抽象的な方向に突き詰めた感じで。
こっちの方が、遥に難しく感じました。
9考える名無しさん:01/12/21 23:36
とにかくやってみない?一文づつ読むやつ。
しかも注解つけながら。

かの偉大な柄谷大先生は、
千プラなんてくそだ、『差異と反復』がいい、
と80年代から言ってたらしい。
10考える名無しさん :01/12/21 23:44
>>9
意外。80年代ということは一応原語で読んでるってことか。
11考える名無しさん:01/12/22 00:26
訳が最悪というのは本当なの?
128:01/12/22 01:31
>>11

最悪って事はないです。
訳そのものは『千のプラトー』はともかく、後半荒れ荒れの『アンチ・オイディプス』よりは、ずっと良いと思いま
す(もっとも、AOの第四章の分かりづらさは、ガタリが正面に出てきたことが理由かもしれませんが(笑))。
訳注も、かなり充実していますしね。

訳が最悪という噂は、座談会で柄谷が財津を糞味噌に貶したことから来る、噂でしょう。
浅田も相対的にいい訳だみたいなこと言ってましたし。

注釈つけながらの読書会は、ちょっと恐いですね。
自分の馬鹿さ加減を晒しそうで(汗
13考える名無しさん:01/12/22 02:13
>>9
>>12
わたしは今忙しいのでレギュラー参加はきませんが、やりたいですね。
『差異と反復』の地道な解説本がない現状では価値ある試みだと思い
ます。
試行錯誤でいいから、とりあえず各自が自分自身の読解のドキュメン
トを綴れば、ささやかであっても一人では不可能な達成をみることが
できるかもしれません。

ためしにちょっとやってみましょうか。

序論 差異と反復
1.反復と一般性─行動の視点からする第一の区別(p19)

p20上段
「個別的なものに関する一般性と、特異なものに関する普遍性として
の反復とを対立したものとみなす」

これは柄谷が『差異と反復』で読み込んだことの全てだ。
確かにこの一文は圧倒的だ。
思うに、ドゥルーズの全ての努力はこの一文の「反復」にあったので
はないか?

柄谷はともかく、好きなことを書けばいいと思います。
1節に3〜7日ペースでマッタリやってはどうでしょう。
14考える名無しさん:01/12/22 02:41
近所に売ってないよ。
158:01/12/22 02:51
とりあえず、わかんないところを。

p35下段
外延=1と、[その概念の]外延=∞の分裂
結果として、「離散的外延」が、概念に対しては絶対的に同一でありながら、現実存在においては
特異性そのものの性格を帯びているような諸個体の繁殖が見いだされるだろう

というところが、さっぱりです。
1613:01/12/22 03:01
>>15
わたしもまったく同じ箇所で悩んでます。
ちょっとビックリ。
やはり読書会やるべきだと思います。
17mimesis:01/12/22 03:12
「差異は、本性上、反復と、たとえばどれほど極限的な類似であろうと、
その類似との間にある。」(19頁)
 ここの翻訳はあまりよくない感じ。
「極限的な類似」?(゜Д゜)ハァ?って感じ。
かなり誤訳ぽい。
 原文は、
 "La difference est de nature entre la repetition et
la resemblance, meme extreme. " (p7)。

 私なりの訳を試みると、
「反復と類似との差異は本性上のものであり、……」。(*)

「本性上の差異(difference de nature)」は『ベルグソニスム』の
序章、しいてはベルクソンの『試論』に沿って理解すべきものだと思う
のですが、如何でしょうか?
 『ベルクソニスム』の「規則2」
「見せかけに抗して、本性上の差異いいかえれば実在の分節を
見つけだすこと。」

(*)すいません。meme extremeの部分がよく分からない。
どなたかお願いします。財津氏もそれが分からなくて変な訳に
なったという可能性もある。
ぼくがアホで語学力不足なだけかな?
1813:01/12/22 03:15
>>15
恐らく、この箇所は『スピノザと表現の問題』からくるものだと思
います。
『差異と反復』p68の最期の4行からp71が参考になると思います。
1913:01/12/22 03:43
さすがmimesisさん
ベルクソン─ニーチェ─スピノザの黄金のトライアングルが見えて
きそうです。

なるほど、meme extremeでmemeの身分がわかりにくくなりますね
20考える名無しさん:01/12/22 06:32
私たちは、すでに差異を知っているわけです。
つまり、あれとこれとの違い、たんなるみわけの違いを超えた
種別、対立を超えた地平を一瞬垣間見せる突出を。

ただ、じゃあ、その垣間見た差異をどう説明し、どう定義すれば
人は納得するだろうか?
そもそも、人がそれと納得の行く説明に用いられる言葉など、
事象を凡庸化し、一般化するものであって、
説明という性質がそうした一般性を要求しこそスレ、
突出した事象にとってはそれは言葉の問題であって、己の問題ではない。
つまり、言葉は、記述説明は、差異をかたることができずにいた。
概念は、流通し、意思疎通に便宜をあたえこそすれ、差異そのものをあたえない。
差異の概念、差異のイメージはあたえこそすれ、差異の衝撃はあたえない。
21巨匠 ◆5/jtEIXw :01/12/22 07:36
おれさまも読んだ。
外延=1は文字どおり解釈すれば単独性(このもの性)のことだろう。
一般性に回収されない、単独性が形づくる差異を強調し、
同一性に回収されない、それぞれに異なるもののキルケゴール的な反復から
ニーチェ的な永遠回帰にいたると。極端な意見だとは思うが、わからんことはない。
しかし個人的にはそのあとの第4章、第5章がわけわからん。
それまで読書会が続いていることを祈ろう。あーめん。
2213:01/12/22 11:01
>>21
マッタリやればと呼びかけておいて、自分では大風呂敷を広げてしま
いました。
失礼しました。

『差異と反復』全体をパラパラと見ただけで気が遠くなりそうですが、
例えば、カント論に入ればそこが得意な人が書き込みの中心になれば
いいわけで、そんな調子で進行すればいいのですが。
とにかく、読書会がスタートすることを祈ろう。
23巨匠 ◆5/jtEIXw :01/12/22 19:02
厳密な理解とか正確な解釈とか目指さなくてもいい。
そもそも、そんなこと期待できるテクストじゃないし。
そんなこと期待できる場所じゃないし。なんちゃって読書会。
わずか4日で読破した、おれさまについてきたまえ、ぶぶぶぶぶ。
248:01/12/22 23:57
>>21

をを、分かり易い説明をありがとう御座います。

結局、p20上段で言っていることを言い直しているわけですね。
25考える名無しさん:01/12/24 00:28
これまでは三章を応用する奴が多かった気がする。
はすみとか。
けど四章五章が一番重要だろう。
両者の「綜合」の違いを考えるべきかと。。
26考える名無しさん:01/12/24 00:43
>>25
やっぱりカント読まなきゃならんの?
27考える名無しさん:01/12/24 01:07
>>21
あんたは阿呆。外延=1と、その概念の外延=無限の分裂というのは
おそらく、或る"もの"の単一性と複数性です。人がものを判別する時、
必ず概念を必要とします。ここで、外延と内包は非対称的です。はんぴれい。
単一性に強いられた複数性に概念の内包をみる、これは強度=差異の哲学において
欠かせない。その筋でいければ、「離散的概念」と、「特異性」という単語は、
概念の中での「単独性」=「内包的差異」をいっているとみなせる。
28無理だ!:01/12/24 01:14
サイの反復横跳び
29巨匠 ◆5/jtEIXw :01/12/24 08:36
>>27

アホはお前だろ。
伝統的な論理学は集合論に置き換えられるから、
外延=1ってことは要素がひとつしかない集合、すなわち単独性のことであり、
逆に外延が無限大ってことは、すなわち無限集合のこと。
概念的把握というのは、この場合、後者の方だろう。
一方、ドゥルーズが強調しているのは概念の内部での差異ではなく、
概念を媒介しないそれ自身における差異。
これを内包的差異というなら、
ドゥルーズはそこに独自のニュアンスを読みこんでいることになる。
よって、ここでおまえが内包と外延が反比例するという、
まさに通常の用法を参照すること自体が、
ドゥルーズ独自のニュアンスを無視するナンセンス。
おまえの論旨は最初から破綻している。
人のレスよく読んでからものいえや、ボケ。
30巨匠 ◆5/jtEIXw :01/12/24 08:38
訂正:
この場合、後者の方だろう。×
この場合、内包的に定義された後者の方だろう。 ○
31考える名無しさん:01/12/24 09:30
>27,29

巨匠さんに1票。論旨においても明白。
27さんは、人をアホと言う前にまず汝を疑うべし。

まともな議論なら大歓迎。
32考える名無しさん:01/12/24 12:13
>>29
なるほど。そういうことか。さすが巨匠!
33考える名無しさん:01/12/25 21:18
age
34考える名無しさん:01/12/26 20:55
age
35考える名無しさん:01/12/27 20:20
age
36考える名無しさん:01/12/27 21:59
ひょっとしたら、27番ってスピノザのスレ
をたててるヤツじゃないっすか?
37考える名無しさん:01/12/28 11:27
論旨においても明白。
38巨匠 ◆5/jtEIXw :02/01/03 10:19
あげ。
39考える名無しさん:02/01/03 12:09
サイト反復、本棚で寝てるから(w ちょっとずつ読むなら
参加します。
40考える名無しさん:02/01/03 19:48
期待あげ。
41考える名無しさん:02/01/04 15:09
あげ。
42考える名無しさん:02/01/07 00:11
定期あげ。
43びたみん ◆BWLMxAG. :02/01/07 00:12
哲学とは概念の創造である、とはどういう意味すか?
新たなツールの開発?
44考える名無しさん
あげ