<<狂牛病関連情報蓄積スレ その4>>

このエントリーをはてなブックマークに追加
432朝日新聞・社説:01/11/22 16:01 ID:7yOAxYuo
■朝日新聞・社説 狂牛病――長期戦が始まった http://www.asahi.com/paper/editorial.
html
 北海道で出荷された乳牛が精密検査の結果、狂牛病とわかった。国内で2頭目の判定になる。
 9月に千葉県の牛で最初の狂牛病が見つかったあと厚生労働省は、10月18日から食肉処
理される牛の全頭検査を続けてきた。9万頭近くを調べての確認である。
 感染が1頭で終わらなかったことは、日本にもすでにある程度の汚染が広がっていることを
示唆している。事態は深刻に受け止めなくてはなるまい。
 今回、感染がわかったのは生後67カ月の老牛である。全頭検査が導入されてからは、病原
体の異常プリオンが蓄積されにくい若牛が主に出荷されてきた。今後、古い牛の出荷が多くな
れば、感染牛の発見が増える可能性がある。
 数年間の潜伏期間も考えれば、狂牛病との長期戦がいま始まったととらえるべきだろう。こ
れからの対策はそれにふさわしいものでなければならない。
 今回の牛は足がふらつくなどの外見的な症状はなかった。全頭検査が安全のカギを握る重要
なものだ、と痛感する。
 この検査は2段階に分かれ、1次の簡易検査は全国の食肉処理場に隣接する検査所が担って
いる。検査の負担が過重になれば、ミスも出やすい。無理のない態勢と人員配置が必要だ。
 食肉処理の方法にも、改善の余地はないか。背骨の中央を切る現行の解体法では、異常プリ
オンが蓄積しやすいせき髄が肉に付着する、と指摘されている。作業現場で発案されているせ
き髄吸入機の導入も含め、技術的な工夫を急ぐべきだろう。
 同時に求められるのは感染経路の究明である。これが分からなければ不安はぬぐえない。汚
染源と見られる欧州からの輸入肉骨粉が原因なのか、日本でできた肉骨粉による感染なのかを
突き止める必要がある。
 千葉県で見つかった1頭目も、「肉骨粉を与えていない」という説明にとどまり、経路の割
り出しは進んでいない。
 ここに至って消費者も、「日本に狂牛病は存在する」という認識を、改めて肝に銘ずべきだ
ろう。腰を据えてこの現状と向き合う心構えが求められる。
 とはいえ冷静さを欠いた過剰な反応は禁物である。
 異常プリオンが集まる危険部位は脳、せき髄、目、回腸など特定の臓器だ。それらはすべて
焼却されているし、現在の検査がきちんと実施される限り、問題のある牛の肉などが出回るこ
とはない。
 消費者が牛肉を避けるのは、これまで後手後手に回ってきた行政への不信や、「ひょっとし
たら」という不安からだろう。
 不安を取り除くには、肉牛の出生地や生育方法などの情報を店頭で表示するのもひとつの方
法である。それは業者の利益にもなるはずだ。生産者、流通業者が力を合わせて取り組むべき
課題ではないか。
433毎日新聞・社説:01/11/22 16:08 ID:7yOAxYuo
毎日新聞・社説 狂牛病2頭目 今度こそ感染源の解明を http://www.mainichi.co.jp/eye
/shasetsu/200111/22-1.html

 北海道で、2頭目の狂牛病(牛海綿状脳症)の牛が見つかった。
 驚きや不安はある。同時に「やはり、発見されたか」の印象も強い。9月、千葉県内で1頭
目が確認されたとき、「これで終わらないだろう」と見られていたからだ。
 問題の牛の肉、内臓は市場に出荷されていない。先月18日から始まった全頭検査の成果と
言っていい。厚生労働省と農水省は、この時、安全宣言もした。しかし、消費者の不安は依然、
消えていない。
 大きな要因の一つは、1頭目の感染源が今もって、不明のままであることだろう。安全宣言
についても「肝心のことが分からない状況で、どれほどの意味があるのだ」との批判が出てい
た。
 今度こそ、両省は感染源を解明してほしい。消費者はもちろん、畜産農家、流通関係者も、
それを強く求めている。
 感染源を突き止めることがなぜ困難なのか。安全性に疑いのある牛肉が出現したとき、流通
から生産者までさかのぼって調べる「トレーサビリティー(追跡可能)システム」が、わが国
にないからだ。
 これも、欧州連合(EU)から「日本も狂牛病に汚染されている疑いがある」との警告を受
けながら、農水省が無視したつけだろう。EUは97年から、各国に義務づけている。
 農水省は先月末、ようやく牛の両耳に番号を印刷したプラスチック製の札をつけ、異動デー
タをコンピューターで管理する「総背番号制」を導入することを決めた。今年度中に全登録を
すませる方針だが、急がねばならない。
 全頭検査が開始されてから全国の食肉処理場で、これまでに9万頭近い牛が調べられている。
両省は「これで、事前チェックは万全」と強調してきた。
 本当に、そうだろうか。
 今月16日の衆院の委員会で、病死した牛のほとんどが検査の対象になっていないことが指
摘された。フランスの調査で、死亡牛の方が感染牛の発見率が約30倍高いことが判明してい
る。「日本式の全頭検査」では、汚染の実態がつかめない。
 農水省は死亡牛もすべて調べることを約束した。死亡牛調査も、追跡可能システムも後手に
回った。消費者の不安が消えないのは、こうした行政の姿勢に対する不信感も影響しているこ
とを、両省は改めて痛感してほしい。
 全頭検査は簡易な1次と、より精密な2次が行われている。1次で陽性反応が出た時、「消
費者を混乱させる」との理由で、発表は2次検査の結果が出るまで待つよう、厚労省が指示し
ている。
 しかし、1次検査で公表した自治体もあった。が、混乱は起きていない。「同時進行型」の
情報公開こそが、消費者の信頼回復につながる。
 私たちは感染源の解明にこだわり続けてきた。
 なぜなら、分からなければ、どんな予防策を立てようとも、「大きな穴」が開いている可能
性があるからだ。
(毎日新聞 11-22-01:13)
434東奥日報:01/11/22 16:11 ID:7yOAxYuo
東奥日報・コラム「天地人」
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2001/ten20011122.html

 国内二頭目の狂牛病の牛が、北海道で見つかった。これをどう受け止めるべきか。二つの反
応の仕方があるようだ。
 一つは、「やっぱり出てきたんですか。こんな状態じゃ、この先もずっと牛肉は食べられま
せんね」。もう一つは、「きちんと検査が行われているということ。危険な牛は市場に出回ら
ないのだから、むしろ安心だ」。食肉用のすべての牛は、一カ月ほど前から検査が始まってい
る。で、その時点から見れば後者の言い方もできる。
 けれど「やっぱり」と思った人も多いのではないか。最初の牛が見つかった後の政府のドタ
バタ、高をくくっていた上陸前の対策を、消費者は見せつけられた。こうなると疑心暗鬼にも
なる。「以前食べた肉は大丈夫だったのか」「水面下で汚染は広がっていたのではないか」な
どと。
 立ち直りに必死な生産農家には、また頭痛のタネが増えた。忘年会や年末商戦を控え、商売
の人たちもやりきれない気分だろう。鎮まりつつあったかの不安と不信が再び頭をもたげれば
、混乱の終息は遠のくばかり。それもこれも行き着く先は、国の危機管理の甘さになる。感染
経路の調査は一向に進まない。「安全宣言」は、はて何だったのか。
 軍事にかかわる安保政策は、米国でのテロを契機にずんずん進んで行った。けれど国民の暮
らしを守る食の安保は、まことに足元がおぼつかない。国際化の波に洗われているのは、政治
や軍事ばかりではない。食もまた、国際化の真っただ中にある。
435沖縄タイムス:01/11/22 16:14 ID:7yOAxYuo
沖縄タイムス 2頭目の狂牛病 感染経路の徹底解明を
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20011122.html#no_1

 国内二頭目の狂牛病(牛海綿状脳症)の牛が北海道で見つかった。狂牛病の全頭検査が始ま
ってから約一カ月が経過したところである。
 県内では、牛肉消費やセリ価格が回復の兆しを見せ始めていた。消費者はもちろん、年末の
需要期を控えていただけに、関係業者や生産農家の衝撃は大きい。
 不安をかきたてるようなことは、厳に謹まなければならない。冷静に対処することが肝要だ。
病気の牛が市場や飼料に回る道は封じられている。安全を確保する一応のルールは敷かれて
いる。
 問題は、国内一頭目の感染ルートがまだ判明しないうちに、二頭目が発見されたことにある。
狂牛病汚染が広範囲に及ぶ可能性をあらためて示した形だからだ。
 十分な対策を怠ってきた農林水産省と厚生労働省は、事態を深刻に受け止めるべきである。
 今回見つかった牛は、生後六十七カ月の雌のホルスタイン。酪農家から食肉センターに持ち
込まれた。狂牛病の感染源とされる肉骨粉を与えていたとの報告はないというが、肉骨粉が疑
われる。
 汚染された輸入肉骨粉を食べた牛が感染するケースだけでなく、汚染された輸入肉骨粉を与
えられた国産牛が食肉処理され、残さが肉骨粉の材料として使われていた場合、それを食べた
ほかの牛に感染する可能性もあり得る。
 狂牛病の潜伏期間は二―八年だという。それだけに、輸入、国産を含めて大量に流通した肉
骨粉の追跡調査は困難を極める。
 かといって、二つの牛の感染ルートの究明に努力を惜しんではならない。感染ルートの解明
なくして抜本的な対策を講ずることはできない。不明なままでは、消費者の不安を解消するこ
とはできない。
 同時に、政府の安全宣言の基礎となった全頭検査態勢も、本当に万全なのか、さらに点検す
ることが大事だ。
 感染牛を見逃す恐れはないか、解体方法に問題はないかなど、当初から指摘されていた課題
である。
 感染牛が見つかることを、全頭検査が有効に機能している証拠にするような姿勢では、消費
者の信頼を得ることは難しいだろう。生産者や関係業者が受けている打撃を和らげることにも
ならない。
 狂牛病が人に感染して起きるとされる、新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の発生の
可能性にも備える必要がある。農水省の対策が甘く、狂牛病の発生を水際で防げなかったから
だ。
436神戸新聞・社説:01/11/22 16:17 ID:7yOAxYuo
神戸新聞・社説 狂牛病二頭目/感染ルート解明へ全力を
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/011122ja9150.html

 狂牛病(牛海綿状脳症)の全頭検査が始まって約一カ月。九月に千葉県で見つかった牛に続
いて、国内二頭目の狂牛病の牛が二十一日、北海道で発見された。予想していたとはいえ、や
はり衝撃は大きい。
 今回の牛は、牧場で狂牛病特有の神経症状などは示しておらず、検査体制がとられる以前だ
と、見過ごされ、流通していたことになる。さらに、二頭目の出現は、日本の狂牛病汚染が広
範囲に及んでいる可能性を示すものだ。
 農水省が欧州に広がっていた狂牛病を水際で完全に食い止められなかったことの責任は、あ
らためて大きいと言わねばならない。
 厚生労働省などの関係者は「陽性の牛が見つかった不安感より、検査を行うことによって陽
性の牛が事前に発見され、市場に出回ることがないという安心感を持ってほしい」としている
が、国民の不安は、そんな説明で沈静化するものでない。
 一つは、感染ルートが、いまだ解明されていないことである。感染原因は汚染された肉骨粉
とされるが、一頭目の感染ルートは結局、突き止められないまま手がかりをなくしてしまった。
 厚労省や農水省は二頭目が見つかった酪農家の牛(乳牛)約七十頭を中心に再度、追跡調査
することになるが、今度こそは万全の態勢で成果を上げてもらいたい。感染ルートの解明なく
して、狂牛病対策にピリオドはないというべきだ。
 もう一つの問題は、解体時の汚染防止策である。全頭検査開始後、食肉処理場ではHACC
P(ハサップ=総合衛生管理製造過程)にのっとり、一頭解体するたびに、のこぎりを消毒す
るなどの工程を守っている。しかし、これでも十分でないという指摘がある。
 狂牛病が流行したフランスなどでは、解体時の汚染防止策に「せき髄吸引装置」の導入を義
務付けたり、神経破壊のために電気ショックを採用したりしている。
 解体方法の改善は新たな設備投資や技術研修を伴うが、消費者の不安を静めるために早急に
取り組むべき課題だ。
 狂牛病が今後、どれくらい広がるかは予断を許さない。そんな中で確率は低いというものの、
狂牛病が人に感染して起きるとされる新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の発生も考慮
に入れておかねばなるまい。
 英国などの例では、人の新変異型ヤコブ病の発生は潜伏期間が長い。長期的視野に立った対
策が望まれる。
437産経新聞・社説:01/11/22 16:28 ID:7yOAxYuo
産経新聞・社説 主張 今度こそ感染源の究明を【狂牛病2頭目】
http://www.sankei.co.jp/paper/today/editoria/editoria.htm

 また狂牛病の牛が発見された。台所の不安が広がり、関係者の痛手は大きいが、積極的に全
頭検査して、危険を未然に防いだのだから、冷静に受け止めるべきだろう。感染源の究明が急
務である。
 全頭検査スタート後一カ月で八万八千頭を検査したが、いずれも感染していなかった。しか
し、同じような状況のドイツで一年足らずの間に百頭以上発見されたことから、二頭目は時間
の問題とみられていた。
 今回の牛は、北海道の酪農家が飼育していた生後五年七カ月の乳牛で、見かけは普通だった
という。全頭検査前なら見過ごしていたケースで、狂牛病が広がっている可能性もある。
 もっとも、感染した牛でも、脳、目、脊髄など特定の危険部位を食べなければ、感染する恐
れは限りなくゼロに近い。逆に、全頭検査したからこそ、感染した牛を見逃さず、きちんとチ
ェックできたといえよう。今後もいっそう厳しい検査が必要だ。
 問題の牛は一頭目と同じホルスタインで同じ平成八年に生まれたが、当時は乳牛のタンパク
源としてコストの安い肉骨粉を与えていた。この年に英国で狂牛病と人間の新変異型クロイツ
フェルト・ヤコブ病との関係が指摘され、農林水産省が英国からの肉骨粉輸入を禁止し、肉骨
粉を牛の飼料に使わないよう行政指導を始めている。
 英国から輸入された肉骨粉が感染源として疑われているが、関係者は一頭目も二頭目も肉骨
粉を飼料に使っていないという。当時の輸入記録がずさんだったことも感染ルートの解明を妨
げている。消費者の不信を増幅した農水省は、草の根をわけても原因を究明しなければならな
い。
 市況の暴落に苦しむ畜産農家、売り上げが激減した小売店、客足が遠のいた焼き肉店などの
被害はいっそう拡大するだろう。肉骨粉の焼却は大幅に遅れ山積みになっている。全頭検査前
の在庫肉も処理が難しい。政府は補正予算に対策費を計上したが、安全対策の徹底と手厚い救
済が不可欠である。
 厚生労働省と農水省は、共同で学者や消費者代表らによる調査検討会を設置した。問題の所
在を厳しく検証し、今後の対策に生かしてほしい。信頼を回復するには、英国の失敗に学び、
情報をすべて公開することだ。
438米国ダウナー牛追加情報:01/11/22 16:48 ID:TBxHp0xZ


173 :名無しさん@お腹いっぱい :01/10/08 00:43
Downer Cow については、まだアメリカ国内でしか問題になっていない
ようです。アメリカでしか見られない現象ですし、アメリカ政府は、
「狂牛病」をなるべくイギリスのローカルな風土病に仕立てあげたいら
しく、この問題に積極的に取り組む姿勢を見せておりません。したがって
Pierluigi Gambetti のような一握りの良心的学者が、基礎的な調査を
ほとんど孤軍奮闘状態で、追求しているのが現状です。
それに関する記事は、↓。
http://www.farmsanctuary.org/newsletter/mad_cow.htm


174 :↑ 補足 :01/10/08 01:42
WHO のBSE調査委員会の会長だった Clarence Gibbsや、
プリオンの発見でノーベル賞を取ったStanley Prusinerも
ダウナー牛が狂牛病のアメリカ版であることを支持していた
ようだ。詳細は以下にある。
http://www.purefood.org/madcow/cows7101.cfm
439過去ログ倉庫番:01/11/22 16:51 ID:iHsH1vfo

▽過去ログ倉庫にスレッド4本を追加!
http://bse.omosiro.com/

朗報(・∀・)ホ ル モ ンも安全宣言!!(121)
徳島で刃物男、4人殺傷か!!(396)
■狂牛2頭目!あなたはそれでも牛を食べますか?(105)
【信念】俺は牛肉を食べようとおもふ【空腹】(89)
440名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/22 17:32 ID:nQcj9Ivo
熊沢事務次官は元畜産局長
ニクコップンらしき「顔」になってきた。
441読売新聞・岩手支局:01/11/22 17:53 ID:1LfeqRqO
▽狂牛病2頭目 猿払村産牛が県内に7頭 (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news001.htm

生産者、風評被害を懸念

 国内二頭目の狂牛病と確認された牛が飼育されていた北海道猿払(さるふつ)村から、県内
に牛七頭が導入されていることが分かった。県の二十一日の調査で判明したもので、県家畜保
健衛生所が受け入れ先の農家に立ち入り、現在飼育されている頭数や異常がないかなどを調べ
ている。新たな感染牛が見つかったことで、県内の畜産団体や生産者は、消費の一層の冷え込
みを憂慮し、増田知事は出回っている肉の安全を強調した。
 県畜産課によると、七頭は一九九六年四月以降に導入されたもので、いずれも乳牛(ホルス
タイン)。
 国内初の狂牛病の牛が九月に見つかった際、県が行った全農家立ち入り検査では、県内で飼
育されている十七万四千頭の牛すべてに異常は認められなかった。猿払村産の牛が現在も飼育
されていれば、この時の検査を受けていることになる。
 この事態を受け増田知事は、「(狂牛病の牛は)ほかにもいると思う人は多いだろうから、
マイナスの影響が働くのは間違いない。ただ、危ないものは出ない検査体制が確立されている
ことは信頼してほしい」と述べた。
 また、佐藤勝・県農林水産部長は「消費への影響はおそらく出るだろう。生産農家が苦しい
状況になることも考えられるので、その対応も検討していきたい」とした。
 一方、県農協中央会(瀬川理右エ門会長)、農協五連、岩手畜産流通センター、県畜産会な
ど農業・畜産九団体で構成するJA岩手県牛海綿状脳症対策本部はこの日、狂牛病対策を県に
要請した。
 在庫牛肉の処分や特定危険部位の焼却処分にかかる費用の負担、融資対策など五項目を盛り
込んだ要請書を提出した同中央会の小笠原一行副会長は、「商品もいくらか増え、価格も上が
ってきたかなと思っていた時に残念。生産者は『風評被害はしばらく続く』と心配している」
と話した。
 前沢牛の生産者で構成する「県前沢肉牛生産協同組合」の小形久組合長は、「検査体制が整
ったので、前のような混乱は心配していない。問題は、風評被害がどれだけ出るかということ
」と厳しい表情を見せた。
442読売新聞・山形支局:01/11/22 17:55 ID:1LfeqRqO
▽国内2頭目の狂牛病発見で、生産者から不安の声相次ぐ(読売新聞・山形支局)
県は冷静対応呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news001.htm

 北海道で二頭目の狂牛病の乳牛が見つかったことを受け、県内の畜産農家からは、「さらに
牛肉の買い控えが進むのではないか」など、不安の声が相次いだ。県はこの牛が見つかった北
海道の酪農家から県内に乳牛が運び込まれていないかどうか調査に乗り出す一方、「検査体制
は万全で狂牛病の牛肉は市場には出回らない。消費者は過剰反応せずに、冷静に判断してほし
い」と呼びかけている。
 尾花沢市の肉牛生産農家西塚和雄さん(50)は「消費者の不安が増大し、さらに牛肉の買
い控えが起こるのではないか。さらなる市場価格の低下が心配だ」と不安を隠さない。また、
同市長根山肥育牛団地の大類一男組合長(71)は、「今度こそ感染ルートなどを特定し、正
確な情報で我々や消費者を安心させて欲しい」と話していた。
 米沢牛の生産農家矢久保静夫さん(47)(長井市中道)は「どこかで二頭目が出るだろう
とは思っていた。今回も乳牛だが、肉牛の売値にまた影響が出るのではないかと思うと不安だ
」と話していた。

 狂牛病の感染源とされ、国が一般廃棄物として焼却処分するよう求めている肉骨粉の焼却試
験が二十一日、酒田地区クリーン組合のごみ焼却場(酒田市)で行われた。炉内の燃焼データ
に異状はなく、県と同組合では残った灰の量などを詳しく分析したうえで、焼却に不都合がな
いかどうかを判断する。
 実験は一般ごみとの混合割合を5%にして実施。紙袋に十キロずつ小分けされた肉骨粉を職
員が焼却炉の投入口に十五分間隔で、四十―五十キロずつ投げ入れ、炉内の温度変化などをチ
ェックした。その結果、炉内の最高温度は、平常通りの八百五十―九百五十度間で推移し、目
立った異状はなかった。
 同組合によると、本格的に受け入れる場合、手作業で投入しなければならないため職員の負
担が増えるという。
443読売新聞・新潟支局:01/11/22 17:57 ID:1LfeqRqO
▽狂牛病2頭目 県内に不安再び(読売新聞・新潟支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news001.htm

県、一月以降も陰性証明書

 二頭目の狂牛病感染牛が北海道で見つかった二十一日、県内の畜産関係者の間にも「買い控
えが再び起こるのでは」などの不安が広がった。県は「陰性証明書」と安全シール発行の継続
を検討するなど「二頭目」の影響を防ごうと必死だ。
 「検査する牛の数がようやく増えてきたのに。(二頭目の)影響がなければいいが……」。
県の畜産課、生活衛生課、食品流通課の課長たちは口をそろえた。
 この日、県に二頭目発見の情報が入ったのは午前十時過ぎ。畜産課は、感染牛が見つかった
牧場から乳牛が県内へ出荷されていないかどうかを北海道庁へ問い合わせるなど、対応に追わ
れた。
 今月に入ってからの県内主要販売店の牛肉販売量は前年比40―50%で、30%以下に落
ち込んでいた一時期に比べると、回復の兆しをみせていた。このため県は、検査で「陰性」(
感染なし)となった食肉に独自に発行している陰性証明書と安全シールを今年いっぱいで打ち
切る予定だった。
 しかし、今後の消費者の不安に配慮して、来年一月以降も当面発行することになる見込みだ。
 平山知事はこの日の定例会見で「安全シール発行など、県としてやるべき対応は取っている。
原因が究明されない限り、これ以上の踏み込んだ策は難しい」などと語った。
 一方、相川町高千の繁殖農家池野雪路さん(55)は「感染検査で一頭も判明していなかっ
たのでほっとしていた。子牛の価格も心配したほど下がっておらず、持ち直そうかという状態
だったのに、また消費者に不安が広がってしまう」と肩を落とした。
 新潟市内のデパートの食品売り場で買い物をしていた主婦(50)は、一頭目が見つかって
以来、牛肉を買い控えているといい、「(二頭目は)やっぱりという感じ。我が家ではこれか
らも魚中心のメニューになると思う」と話していた。

 県教委は、きょう二十二日に開かれる、学校給食に携わる栄養士を対象にした「県学校栄養
職員研修会」で、北陸農政局の職員が牛肉の安全性を説明し、給食での使用再開を求めること
にしており、二頭目の発見にかかわらず、方針は変えないという。県教委保健体育課によると、
十五日現在の県内の小中学校(八百三十九校)の学校給食への牛肉使用状況は二十校だけだった。
444読売新聞・山口支局:01/11/22 17:59 ID:1LfeqRqO
▽県が狂牛病シンポ開催 安全、不安の思い交錯 (読売新聞・山口支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news001.htm

消費者や生産者の代表らが意見を交わしたシンポ

 牛肉の消費回復に向け、消費者に狂牛病の正しい知識を持ってもらおうと県が企画したシ
ンポジウムが二十一日午後、山口市の県総合保健会館で開かれた。この日、国内二頭目の狂牛
病感染が報告された直後だけに、参加した約四百人は講演やパネルディスカッションの内容を
メモしながら熱心に耳を傾けていた。
 シンポでは、吉田守男・県環境審議監が「二頭目の発見は、検査体制確立の成果とも言える。
この牛の肉は流通することはないので安心してほしい」と訴えた。続いて、前原信敏・北里大
獣医畜産学部教授が基調講演し、狂牛病の発生プロセスなどを解説。「日本の検査体制を考え
れば、人に感染する確率は天文学的に低い数字と言える。私は安心して牛肉を食べている」と
呼びかけた。
 パネルディスカッションでは、消費者や生産者、小売業者の代表ら七人がパネリストとして
登壇。消費者団体側は「行政の後手後手の対応が不安を増幅させた」「消費者に正しい情報を
提供すべき」と厳しく指摘。生産・小売業者側からは、狂牛病騒動後の消費落ち込みによる窮
状や牛肉の安全性を訴え、「不安払しょくには感染経路の究明が不可欠」「学校給食での牛肉
使用をさらに、進めてほしい」などの声が上がった。
 会場からは「特定危険部位の焼却灰は安全なのか」「現在流通している加工食品は大丈夫か」
などの質問があり、県の担当者が国の調査結果など示して安全性を強調した。
445読売新聞・鹿児島支局:01/11/22 18:00 ID:1LfeqRqO
▽新たな狂牛病 「タイミング悪い…」 県内関係者ショック(読売新聞・鹿児島支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news001.htm

買い控えなどはなかった食肉コーナー(鹿児島市のコープ荒田店で)

 「消費が上向いてきた矢先に……」。北海道で国内二頭目となる狂牛病の乳牛が見つかっ
たことで、県内牛の信頼回復を図っている農協や産地の関係者の間にショックが広がっている。
ただ、全頭検査で狂牛病の感染が分かったのを受け、県は「安全な肉しか市場に流通していな
いことを消費者には理解してほしい」と訴えている。
 この日、成牛のせり市が開かれた曽於郡中央家畜市場(大隅町)では、雌牛百十五頭のうち
七十八頭が売却された。JAそお鹿児島の小原松男参事は「価格はやや安かったが、競りへの
影響はなかったのでは」としたうえで、「合格した牛しか食卓には届かない。消費者も動揺し
ないでほしい」と語った。
 安全宣言をしている末吉町の平田尚昭・畜産課長は「これから学校給食などで消費拡大を図
っていくときだけに困ったこと」と心配気。一方、二十二日からの市農業祭で牛肉の安全宣言
と試食会を計画している鹿屋市の東郷睦男畜産課長は「残念だ。タイミングは悪いが、安全な
肉しか市場には出回っていない。予定通り試食会もする」と話していた。
 生活協同組合コープかごしまのコープ荒田店(鹿児島市)では、前回の騒ぎで、一時は売り
上げが二―三割落ち込んだという。三原卓哉副店長(37)は「なべ物シーズンを迎えている
だけに、マイナス要因だ。しかし、消費者は全頭検査で陰性になったものだけが店頭に並んで
いることを十分知っている。前回ほどの影響はないのでは」としている。
 串木野市下名の主婦土谷弘子さん(58)は「一頭目の時は、騒ぎすぎと思って気にせずに
牛肉を食べていたが、二頭目の発症となると現実味を帯びて不安になる。感染した牛は市場に
出回らないとのことなので信じたい」と話していた。
446読売新聞・神戸総局:01/11/22 18:03 ID:1LfeqRqO
▽狂牛病2頭目 畜産関係者がっかり(読売新聞・神戸総局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news004.htm

酪農農協「買い入れ再検討」

 北海道で狂牛病に感染した二頭目の牛が確認された問題で、畜産業が盛んな島内では二十一
日、関係者から「せっかく牛肉の消費が戻りつつあったのに、またか」といった落胆の声や「
北海道からの買い入れを再検討する」と危機感を募らせる意見が聞かれた。また、学校給食の
牛肉使用の再開を決めた緑町や津名郡では「状況を見てから判断したい」としながらも、予定
通り再開の意向を示した。
 北海道から年に約百頭の乳牛を買い入れている三原郡酪農農協の鳥井章司組合長は「買い入
れを再検討したい。今でも感染牛が出た町のものは避けているが、不安が残る。消費者には乳
製品は問題ないと引き続きアピールしていきたい」と話していた。
 また、来年一月から学校給食に牛肉の使用再開を決めている津名郡六町の教育長の代表を務
める坂野長一・淡路町教育長は「献立の変更は十二月半ばまで可能で、しばらく状況を見守り
たい」とし、二十二日に開かれる淡路教育事務協議会の中で他町の教育長と話し合いたいとし
た。
 一方、十二月から再開を予定している緑町の不動伸教育長は「感染牛が見つかったことは検
査体制が整ったからと理解している。感染した牛肉が外に出回ることはなく、予定通り再開す
る」と話した。
447名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/22 18:57 ID:1LfeqRqO
▽不安の市場 2―3割下落も(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyougyu/ky20011122_06.htm

 北海道猿払(さるふつ)村で国内2頭目となる狂牛病の乳牛が確認され、一夜明けた22
日朝、各地の食肉市場では不安な中で牛肉の競りが行われた。一部の市場では相場が2―3割
下落するなど、影響が出始めている。
 大阪市食肉市場では午前10時半から207頭の牛が競りにかけられたが、1回目の競りで
半分以上が売れ残り、取引価格も2割から3割下がった。市場の職員は「検査体制がきちんと
機能していたからこそ見つかった2頭目。1頭目の時とは状況が違うのでは」と期待していた
だけに、「やはり影響が出てしまった」と肩を落とした。

 全国の相場の目安となる国内最大の東京都中央卸売市場食肉市場では、午前8時半から競り
が始まった。競りに出されたのは、同市場の処理場で前日に解体された290頭を含め、全国
の産地から集まった641頭。市場関係者は「やはり値は若干下がっているようだ」と、心配
そうに競りを見守っていた。

 同市場では狂牛病騒動以降、一般向けの「和牛去勢B3」で1キロ900円を割ったことも
あったが、今月は1100―1200円台まで回復していた。それでも昨年の同時期に比べ3
00円前後安いという。

 猿払村に隣接する豊富町のホクレン豊富地域家畜市場でも、昼前から乳牛の競りが始まった。
今年最後の競りということもあってか、通常よりも多い約400頭が出荷された。

 天塩町の酪農家、稲場留男さん(67)は「落ち着いてきた矢先に、またこんなことになっ
てしまった。おそらく値は下がるんじゃないか」とため息をついた。

 初めて同市場に買いに来た妹背牛(もせうし)町の酪農家、久保賢一さん(55)は「原因
が分からない以上、猿払の牛は買えない」と話していた。

(2001年11月22日)
448過去ログ倉庫番:01/11/22 21:24 ID:0kI/BTSk

▽過去ログ倉庫にpart64を追加!
http://bse.omosiro.com/
http://omosiro.com/~bse/ <今日は何故か、こちらの方が繋がりやすいです。

【狂牛】ニクコップンで狂牛病!脳衰省氏ね!part64(1001)
449名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/22 21:28 ID:zTkR/a1B
牛の脳などを食べてヤコブ病を発症する確率は1億7000万人に1人?
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/agri/1000126881/34

日本人が新変異型ヤコブ病にかかるのは9000億分の一の確率!?
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/agri/986587665/196

実は1兆8000億分の1以下!?
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/agri/1000126881/30

国際獣疫事務局(OIE)小澤義博顧問のコメント
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/agri/1000126881/31

金子清俊博士が出てる雑誌記事
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/news2/1003504283/341-345n

WHOの報告書
http://www.who.int/emc/diseases/bse/tse_9703.html

英の患者予測“下方修正” 50万人が数千人に
http://www.yomiuri.co.jp/kyougyu/ky20011026_02.htm

狂牛病「人へ感染しにくい」・潜伏期間長く食生活と関連
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt15/20011005dnni013505.html

病原体はプリオン・食肉には存在せず?
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt15/20010926eimi186626.html
WHOの報告書
http://www.who.int/emc/diseases/bse/tse_9703.html
より、部分訳

2.1.3 材料が集められる条件について

潜在的な危険性がある、
危険性のある組織が取り除かれる状況によって、潜在的な危険性が影響することが、認識される。
例えば、:脳に打ち込んでシメたり(penetrative brain stunning)、脳や脊髄をノコギリで引いたりすれば、
いくつかの組織は汚染される。
体液は、組織に対してダメージを最小にして集められるべきであり、
細胞の成分は、取り除かれるべきである。

例として、頭骨、及び、脊椎 (テールは除外) からの骨材料は、
他の骨と比べると更に大きな危険にさらされていると考えられるべきである。
なぜなら、脳、及び、せき髄が完全に除去されることは、ありそうもないからだ。
頭骨や脊椎に付着した、中枢神経組織からの危険は、これらの骨を除外することによって減少し得る。
451過去ログ倉庫番:01/11/22 22:03 ID:0kI/BTSk

▽過去ログ倉庫にスレッド4本を追加!
http://bse.omosiro.com/
http://omosiro.com/~bse/ <今日は何故か、こちらの方が繋がりやすいです。

牛肉食っとけ@食べ物板(2)
安くなった牛肉♪@食べ物板(28)
牛肉食べようよ。みんなー。ねっ。@食べ物板(11)
1番最初に狂牛病で氏ぬ芸能人予想スレ!@食べ物板(6)
452過去ログ倉庫番:01/11/23 00:01 ID:12u062lE

▽過去ログ倉庫のミラーサイトを作りました。

http://bse.omosiro.com/ <過去ログ倉庫
http://members.fortunecity.com/nikukoppun/ <過去ログ倉庫《ミラー》

アクセスの集中などでomosiro.comの方が重いときや
繋がりにくい時はFortunecityのミラーの方へどうぞ。
453農林水産省プレスリリース:01/11/23 00:07 ID:YxfQ1siG

BSEに係わる牛の確定診断の結果について (13.11.21)
http://www.maff.go.jp/work/press011122-05.pdf

問い合わせ 生産局畜産部衛生課
 担当 杉浦、大石
 電話 03−3591−6584 (直通)
454共同通信:01/11/23 00:09 ID:YxfQ1siG
▽焼き肉チェーンが苦戦 安楽亭が創業来初の赤字 (共同通信)
http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/ushi/news/20011122-422.html

 狂牛病の影響で各地の焼き肉チェーンが苦戦している。郊外型の最大手、安楽亭(さいたま
市)が二十二日発表した今年九月中間連結決算は、新規店舗の増加で売上高こそ前年同期比1
1・6%増の百九十六億円だが、当期純損益は五千八百万円の赤字となった。赤字転落は一九
七八年の創業以来、初めて。利用客の中心だった家族連れが来店を控えていることが響いた、
という。同社は「当分、消費者の牛肉離れが続く」と慎重で、来年三月期は十八億円の赤字を
見込んでいる。

 東海地方を中心に展開する「焼肉屋さかい」(岐阜県各務原市)も来年四月期の業績を下方
修正し、当初約二億八千万円の黒字を見込んでいた最終損益は三億四千万円の赤字になるとの
見通しを発表した。狂牛病の牛が見つかった九月には売り上げが前年同月比9・6%減、十月
は31・7%減と急落した。
(了) 11/22
455日本農業新聞:01/11/23 00:12 ID:YxfQ1siG
▽牛海綿状脳症(BSE)国内2頭目 専門家会議で確定(日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews02011122.html

 厚生労働省は二十一日、北海道で牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛一頭が見つかった、
と発表した。猿払村の牧場から出荷した六十七カ月齢のホルスタインの雌。九月に見つかった
千葉の感染牛に次ぎ、国内二例目となる。感染牛は、一次検査(ふるい分け)の時点で保管さ
れており、今後、すべて焼却される。また、農水省は、「流通している牛肉と牛乳・乳製品の
安全性には問題はない」として、冷静な対応を呼びかけている。

 この牛は、十九日に留萌保健所天塩支所ウブシ駐在所で行った一次検査で疑陽性となった。
帯広畜産大学で確認検査(二次検査)を行い、二十一日、陽性反応を示した。同日開いた同省
のBSE専門家会議でBSE感染を確定した。
 同省によると、当該牛は一九九六年四月生まれの自家産で、九八年から三年連続して出産し
た経験がある。と畜場への搬入時には、BSE特有の神経症状やほかの病状も見られなかった。
また、一次検査した施設では十九日に五十一頭を調べたが、この牛をと畜した以降の三十頭は、
北海道庁の判断で保管している。この中には、感染牛と同じ牧場から一緒に出荷された牛一頭
も含まれている。

 確定診断を下した専門家会議の品川森一座長(帯広畜産大学獣医学科獣医公衆衛生学教授)
は「(確認検査の一つである)ウエスタンブロット法の結果は、英国におけるBSEと同じパ
ターンを示した。断定はできないが、英国からのプリオンが原因とするのが一番考えやすい」
と話した。

 農水省は、七十七頭の同居牛がいる当該牧場に対して出荷の自粛を要請した。同省は「同居
牛の追跡調査、移動制限の実施、当該牛の飼料の実態調査に入った」と発表、対応に乗り出し
た。

 今回見つかった牛は、千葉県白井市と同様、乳用廃牛だった。えさの種類や飼料工場が判明
すれば、一例目の牛との共通項が出てくる可能性はある。

 農水省は「給与飼料や補助飼料などで共通性があれば(原因の)判断材料になる」として、
これを糸口に原因究明に全力をあげる方針だ。
456日本農業新聞:01/11/23 00:14 ID:YxfQ1siG
▽ 万全な検査態勢 「陽性」は焼却処分に (日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash01112202.html

 国内二頭目の牛海綿状脳症(BSE)感染が二十一日見つかったが、発症しない段階での発
見は、厚生労働省のBSE全頭検査態勢の徹底を証明した。専門家も「世界最高水準の検査態
勢の実証だ」と、高く評価している。感染牛の牛肉が市場に出回ることは一切なく、消費者に
は冷静な行動が求められている。
 全頭検査はBSE感染牛の市場への流出を断ち切るため、二重、三重の網をかけている。

 と畜場に出荷された牛は、まずBSE原因となる異常プリオンが蓄積する脳や目など特定四
部位は完全に取り除く。その際に、異常プリオンに最も汚染されやすいえん随を取り出し、検
査に使う。一次検査のエライザ法は、異常プリオンを酵素反応によって発色させる。正常なた
んぱく質にも過敏に反応することもあるが、異常プリオンは決して見逃さない検査法だ。この
検査で「疑陽性」となれば、二次検査に回される。

 二次検査は精度の高いウエスタンブロット法と免役組織化学検査の二種類で行う。必ず異常
プリオンは検出できるもので、どちらかで陽性反応が出れば、専門家が確定診断する。しかも
検査中の食肉は、と畜場からの持ち出しを禁じている。「陽性」が確定し次第、そのまま焼却
処分される。安全のお墨付きを得た牛肉だけが、消費者に届けられる。このため、世界一厳し
い検査態勢といわれている。
457沖縄タイムス:01/11/23 00:15 ID:YxfQ1siG
▽今晩の話題:牛肉の嘆き (沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/col/20011122e.html

 「2パック千円」。二日前、輸入食料品を豊富にそろえるスーパーで、値札の安さにつられ
てステーキ用牛肉を購入。その夜は、ささやかながら牛肉が食卓を飾った。
 牛ステーキを味わうのは久しぶりだったが、決して狂牛病問題で牛肉を敬遠していたわけで
はない。元来シシジョーグー(肉好き)の筆者も年のせいか、最近食べ物のし好が変わってき
たことが大きい。

 だが先日、食肉類の品ぞろえで評判のスーパーでは戸惑ってしまった。数カ月前まで、多彩
な商品でひしめき合っていた牛肉類が、コーナーさえどこにあるのか分からなくなっていたか
らだ。さすがにこうも陳列棚がさびしいと、残った商品に手がいかないのも消費者心理として
は当然のことで、これほどまで風評が及んでいるのか、と考えさせられる。

 ステーキという言葉には、おそらく四十代以上の世代にとっては独特の薫りを感じるのでは
ないだろうか。戦後のぜいたくなアメリカの食文化の薫りとして。

 “飽食の時代”の現在でも食肉の中では別格の存在で、ましてや国産和牛ともなると、お互
いにとっては手の届きにくい羨望(せんぼう)の的であることには変わりはないのではないか。

 今や「外国産」のシールを張り、陳列棚の片隅で精いっぱい安全性を訴えているかのように
見える牛肉製品。必死の「安全宣言」でやっと消費者が戻りつつある矢先の二十一日、北海道
で国内二頭目の狂牛病が確認。牛肉の嘆きが聞こえるようだ。(比嘉弘)
458四国新聞:01/11/23 00:17 ID:YxfQ1siG
▽コラム:一日一言 (四国新聞)
http://www.shikoku-np.co.jp/news/column/200111/20011122000041.htm

 国民は首をすくめて「やっぱりか」とつぶやき、食肉関係者はため息の中で沈黙し、厚生省
は「これぐらいの頻度の発生は驚きではない」と言った。狂牛病の二頭目が確認された。

 正しくは牛海綿状脳症(BSE)にかかった最初の牛が九月に発見されてから二カ月あまり。
学校給食にミンチコロッケが復活し、焼肉店にもそれなりに客が戻り始めていただけに、少な
からぬショックが広がっている。

 厚生省は、全頭検査を実施してBSE発症の牛は出荷されないから、感染の心配はない。安
心して―と強調するが、消費者の不安は消えない。感染経路が特定されてないことだけが理由
ではない。

 消費者がばく然とした不安を抱き続ける最大の理由は、これまでの厚生省ほか官僚のいかに
も官僚らしい対応、たとえば消費者より生産者優先の対応だ。だから「これぐらい」と聞いて
役所アレルギーを再発する人が出る。

 厚生省の発言に根拠はある。欧州の研究を参考にすれば確かに驚く頻度ではない。それなら
厚生省は日本に何頭の感染牛がいると推定しているのか。それを明らかにせず、安全だけ強調
し「これぐらい」では疑われる。

 BSE問題ではなぜか実績のある研究者がマスコミに登場せず、大臣や官僚ばかりが安全を
強調する。大臣が焼き肉パーティーを開いてどれほどの人が安心したか、世論調査をしてみれ
ばその信用と効果が分かるだろう。

 本当に安心させたいのなら、感染経路の解明、肉骨粉輸入の責任追及、国内牛の全頭検査を
公開で行うことだ。ちなみに研究者の推計では日本で人がBSEにかかる可能性は全国民で一
―二人だという。
459TBS News:01/11/23 00:21 ID:YxfQ1siG
▽農水省、肉骨粉食べた牛を焼却処分へ TBS Newsi 2001 11/22 23:45:45
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=51995&genre=society

 農林水産省は、肉骨粉を与えられていたことが分かっている牛5129頭についても、
順次、焼却処分にする考えを明らかにしました。
 武部大臣は、改めて牛肉の安全性を強調しました。その上で、農水省としては、
既に各都道府県の監視下に置かれている肉骨粉を与えられていた牛およそ5129頭に
ついては、今後、年齢の高い牛から順に検査を行った後、陽性、陰性にかかわらず、
すべて焼却する方針を明らかにしました。費用は実質的に国が負担する予定です。

(22日 11:11 )
460TBS News:01/11/23 00:22 ID:YxfQ1siG
▽2頭目の狂牛病、市場の反応は? TBS Newsi 2001 11/22 23:45:45
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=52002&genre=society

 一夜明けた東京の食肉市場では、不安が募る中 セリが行なわれました。
 東京・港区の東京都食肉市場では、22日も午前8時半から セリが行なわれました。
国内で2頭目の 狂牛病の牛の確認は、ある程度 予想されていたためか、これまでの所、
相場は 前日と同じ水準で 推移しています。

 ただ、今年9月に1頭目の狂牛病の牛が発見されて以来、市場では牛肉の値段が
2割から3割 落ち込んでいて、市場関係者は 不安は続きそうです。(22日 11:25 )
461TBS News:01/11/23 00:24 ID:YxfQ1siG
▽9日違いで生まれた2頭の点と線 TBS Newsi 2001 11/23 00:15:15
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=52011&genre=society

 北海道と千葉県で見つかった狂牛病の牛2頭に3つの共通点が浮かび上がっています。果た
して、感染ルート解明の手がかりになるのでしょうか。2頭の「点と線」です。
 国内2頭目の狂牛病の牛が見つかったことを受けて、農水省は、感染源として疑われる家畜
のエサ、肉骨粉などを与えられていた牛およそ5100頭を全て、検査したうえで、焼却処分
することを明らかにしました。

 狂牛病の感染源とされる肉骨粉。しかし、今回の感染牛を飼っていた猿払村の農場で、牛に
肉骨粉を与えていたという報告はないとされます。こうした中、北海道で見つかった2頭目感
染牛と千葉で飼われていた1頭目に共通点に注目が集まっています。

 感染第1号の牛は、猿払村からオホーツク海に沿って、およそ200キロの佐呂間町で生ま
れていました。2頭ともオホーツク海沿いの酪農地帯の生まれだったのです。しかも、2頭の
牛は、いずれも5年前の96年春にわずか9日違いで生まれていたのです。

 3つ目の共通点は、2頭の病原体の特徴が一致していて、共にイギリスと同じタイプだった
ことです。このため、専門家はあらためて、イギリス産肉骨粉の国内での流通ルートを調べる
必要性を強調しています。

 農水省や北海道でも、これらの共通点に注目し、2頭の牛が共通するエサを与えられていな
かったかどうかなどについて、追跡調査を始めました。

 ところで、北海道の感染牛は、先月18日からはじまった全ての食用牛を対象とした狂牛病
検査の網にかかって見つかりました。新たな検査体制のもとで、これまでに検査対象となった
のは、およそ8万8000頭に及びます。

 この8万8000分の1の確率でのクロ判定について、専門家は「出る可能性はあったが、
予想より早かった」と話しました。また、別の専門家は、国内にはおよそ453万頭の牛がい
るため、単純計算すると、あと50〜60頭の感染牛がいると考えられると指摘しています。

 しかも、今年になっていきなり数十頭の感染牛が出現したとは考えにくいため、実際には数
年前から国内に狂牛病が上陸していた可能性があるというのです。

  日本は狂牛病にどれほど汚染されているのか、その答えを見いだす第一歩として、2頭の
牛の感染ルートの解明が急務となっています。(22日 17:46)
462TBS News:01/11/23 00:25 ID:YxfQ1siG
▽狂牛病の余波、地元は風評被害を懸念 TBS Newsi 2001 11/23 00:15:15
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=52023&genre=society

 問題の牛が生産された北海道北部の猿払村では、農協や役場が合同で対策会議を開き、狂牛
病が牛が出た酪農家をどう支えていくのか今後の対応を話し合いました。

 「生産者がともすれば犯人扱いされてしまうというのを非常に危惧している。これは何とか
避けて頂きたいと思っています」(北海道東宗谷農協猿払支所・阿部富夫参事)

 農協や家畜保健衛生所は、地元の酪農家が使った餌を過去7年間までさかのぼって調べ始め
ました。また同じ餌を食べて育った血の繋がった牛の追跡調査も始めています。

 「原因を追求してもらいたいというのが本音ですね。対策のとりようがないというか」「猿
払から出たということで猿払がなんか敵対されるというか、あそこの牛は危ないというおかし
な風潮を出されるのが一番不安なんですよ」(地元の酪農家)

 生産地の目下の悩みは風評被害です。猿払村の牛はほとんどが乳牛ですが、地元の牛が狂牛
病と確認されたことで、牛乳など狂牛病とは関係の無い農産物にまで風評被害が広がることも
懸念されています。(22日 19:05)
463TBS News:01/11/23 00:27 ID:YxfQ1siG
▽2頭目の狂牛病、生産者の証言 TBS Newsi 2001 11/23 00:15:15
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=52022&genre=society

 国内で2頭目の狂牛病の牛が見つかった問題で、牛を生産した北海道の酪農家が取材に応じ
ました。この酪農家は「狂牛病の原因とされる肉骨粉は使っていない」と証言しました。

 「今でも信じられない。信じたくない・・・」(牛を生産した酪農家)

 狂牛病は、牛の肉や骨を粉末にした肉骨粉を餌にすることで感染すると指摘されています。
しかし、問題の牛を生産した酪農家は肉骨粉は使っていないし感染源もわからないと話してい
ます。

 「肉骨粉が、どこで売っているかしらない。現物も見たことない」(牛を生産した酪農家)
 Q.感染源はどこだと思いますか?「それは全然判らない」(牛を生産した酪農家)
 「肉骨粉の可能性が強いなら我々では判らないのだから」
 「なぜ、国は(肉骨粉を)外国から持ち込んだのか」(酪農家の父親)(22日 17:14)
464TBS News:01/11/23 00:35 ID:YxfQ1siG
465朝日新聞:01/11/23 00:47 ID:YxfQ1siG
▽2頭目狂牛病 知事「流通牛肉は安全」 (朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=2125

 酪農・畜産王国を誇る北海道から2頭目の狂牛病感染牛が出たことは、道や農業関係者だけ
でなく、売り上げ低迷にあえぐ小売業者にも衝撃をもって受け止められた。ホクレンなどの農
業団体は、消費回復などのキャンペーンを続けていくことを確認。東京に出張中だった堀達也
知事は急きょ札幌に戻り、対応策検討の陣頭に立つなど、道庁は一日中揺れた。

 狂牛病に感染した2頭目の牛が道内で確認されたとの連絡が道に入ったのは21日午前9時
半ごろ。東京に滞在中だった堀達也知事が急きょ札幌に戻るなど、夜まで対応に追われた。

 堀知事は22日までの予定だった北海道開発関係予算などの陳情を切り上げ、道庁内で幹部
に今後の対応を指示した。報道陣には「安全な牛肉を流通させる体制が整い、消費の回復を期
待していただけに、極めて残念だ」と話した。また「検査は厳格に実施され、安全な牛肉しか
流通しない」と道民に冷静に対応するよう求めた。

 道は21日午後、庁内に狂牛病の防疫対策本部を設置。感染牛を出荷した酪農家から、飼育
や出荷状況について聞き取り調査を始めた。今後、周辺の酪農家から聞き取りもする。道農政
部幹部は「地域全体の酪農に対する取り組みや意識を把握して、原因究明につなげたい」と話
す。

 同日夕、厚生労働省の専門家会議で狂牛病の確定診断が出た後、道の狂牛病の対策本部会議
が開かれ、今後の対策を協議した。

 すべての牛を対象にした検査によって、道産牛の安全性は確保されているとしながらも、「
原因が解明されないと消費者の不安は消えない」との声が出席者から相次いだ。対策を強化す
るため、帯広畜産大や獣医師会の専門家らを集めた研究者会議を設けることを決めた。

 会議のあと、磯田憲一副知事は「国と協力するとともに、道独自でも狂牛病の感染メカニズ
ムの解明に積極的に取り組みたい」と話した。
466北緯45度、日本最北の村 猿払村:01/11/23 01:02 ID:YxfQ1siG
▼ 猿払村公式ホームページ
http://www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp/

◆特産品
http://www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp/product.html

ホタテ(乾燥・玉冷)
ソフト貝柱
ホタテバター
ほたてみみくん(珍味)
毛ガニ
タラバガニ
ズワイガニ
スジコ
イクラ
スモークサーモン
鮭(メジカ)
さるふつビーフ <今回、問題になった特産品
さるふつ牛乳
バター
アイスクリーム
ミルク
うどん
コケモモワイン
天北の長寿焼

◆お問い合わせemail
[email protected]
467中日新聞・社説:01/11/23 01:09 ID:YxfQ1siG
▽中日新聞・社説 :不安を取り除くには
http://www.chunichi.co.jp/sha/index.shtml

 北海道でも狂牛病の感染牛が見つかったことは、この病気が全国に広がっていることを示し
ている。検査体制を一層強化するとともに、一連の対策が遅れた原因を徹底的に検証すべきだ。
 狂牛病に感染した牛の確認は、九月の千葉県に次ぎ二頭目である。
 先月十八日から全国百十七カ所の食肉衛生検査所で食肉用に出荷される牛すべてに対して、
感染の有無を調べる検査が始まった。
 今回の感染は、こうした検査で分かったもので、一頭目のような偶然の発見とは事情が異な
る。検査体制が有効に機能したといえる。
 感染牛は焼却処分されるため、市場に出回ることはない。この点は消費者も安心していい。
牛肉離れで経営が悪化している畜産農家を守るためにも、政府は、検査後に市場に出回る食肉
の安全性について、しっかりと広報すべきである。
 だが、二頭目が確認されたことは、狂牛病汚染が全国に拡大していることをうかがわせる。
今後、検査体制の一層の充実が必要だ。
 食肉用だけではなく、酪農場で病死する牛についての検査体制も早急に整えなければならな
い。
 一頭目の感染源として、牛を解体処理した後のクズ肉や骨などを乾燥・粉末にした肉骨粉が
疑われたが、いまだに突き止められていない。今回も肉骨粉の可能性がある。感染ルートを究
明するためにも、検査対象を多くすべきである。
 同時に、なぜ日本で狂牛病対策が遅れたのか、その究明も徹底的に行うことが必要だ。
 先週には、狂牛病に関する農水・厚生労働両省合同の調査検討委員会がスタートした。
 その席で、ある研究者が十年前に講演で、狂牛病の日本上陸の可能性について触れたところ、
農水省から「今後、話題にするな」と圧力をかけられた事実が明らかにされた。
 農水省が欧州からの警告を無視し、「日本で発生する可能性は低い」と言い切り、欧州が肉
骨粉の使用を禁止したのに、国内で平然と使用を認めていたのも、こうした流れの中にある。
 それは、単なる政策判断のミスというより、農水省全体の危機意識のなさ、事なかれ主義に
起因する。根が深い問題である。
 両省は、事実関係の確認にとどまらず、畜産・食品衛生行政のあり方まで含めて見直し、改
善策を示す必要がある。それが「食の安全」に責任を持つ行政の責任であり、消費者の不安を
取り除く最も確実な方法であることを忘れてはならない。
468新潟日報・社説:01/11/23 01:13 ID:YxfQ1siG
▽新潟日報・社説 :2頭目の狂牛病 感染経路の解明こそが大切だ
http://www.niigata-nippo.co.jp/column/index.asp

 国内で二頭目の狂牛病の牛が見つかった。厚生労働省が狂牛病の全頭検査を始めてから一カ月余り、不安がとうとう現実になった。
 この牛は北海道猿払村の農場で生産された生後六十七カ月の雌のホルスタインで、一次検査で「擬陽性」となった後、帯広畜産大での確認検査で「陽性」の結果が出た。
 「安全」と確認されたもの以外は流通させないための全頭検査である。当然のことながら、この牛は肉や内臓などすべてが焼却処分となり、市場に出荷されることはない。
 しかし、二頭目の狂牛病発生で消費者の不安と不信の解消がさらに遠のいたことも確かだ。厚労省や農水省は事態を重く受け止めねばならない。
 九月に国内で初めて狂牛病と確認された千葉県の乳牛は、いまだに感染経路が特定されていない。それが消費者の不安を取り除けない原因の一つにもなっている。
 感染源が問題の肉骨粉とすれば、これからさらに汚染が拡大していく恐れが強い。急ぐべきは、まず一頭目、二頭目の感染経路を突き止め、原因を明らかすることだ。
 感染経路の解明が思うに任せない背景の一つに、牛の生い立ちを追跡できる仕組みづくりが立ち遅れていることがある。
 農水省では、狂牛病の発生を受けてすべての牛に識別番号を付け、生存中の移動歴などを二〇〇一年度中にデータベース化するとしている。
 もちろん、これはこれで進めねばならない。ただ、欧州連合(EU)では既に食卓から牧場まで追跡可能な「トレーサビリティ」と呼ばれる新たなシステムを牛肉に導入することを加盟各国に義務づけている。
 消費者が店頭で買った牛肉の識別番号から、どこで加工され、どんな飼料で育てられたかを探索できるシステムといわれ、食品への信頼感を高める武器として期待されている。
 農水省もこうしたシステムの開発に乗り出す考えのようだ。消費者が安心できる「食のシステム」をつくり上げることが、結局は生産者の利益につながってもいく。
 気がかりなのは、二頭目の牛に起立障害などの神経症状が出ていなかったという点である。これが事実なら、検査態勢が整う以前はこうした牛が見過ごされていたことになる。市場に出回った可能性も否定はできない。
 今日の事態は、国の行政の怠慢から始まったといっていい。狂牛病の発生の危険性を指摘されながら「日本の安全性は高い」と主張し、打つべき手が後手、後手に回ったことが、これだけの混乱をもたらした。
 狂牛病の汚染が広がりを見せ始めたことで、消費者の信頼を取り戻す道のりは一段と険しくなった。ただ、食肉として処理されるすべての牛のチェックに加えて、飼料への肉骨粉使用も禁止されている。
 遅きに失したとはいえ、全体としては狂牛病の感染が深刻なEUに比べて厳しい対策になっている。牛肉をいたずらに危険視することなく、冷静に対処していくことも必要だ。
 国には、引き続き厳格な検査を求めたい。徹底した検査の積み重ねなしには、消費者の信頼を取り戻すことはできないからだ。その意味で病死した牛の検査も全頭で行うべきだ。
 また、飼料に肉骨粉が混入していないかどうか、抜き打ち検査をやることも検討されていい。やれることはすべてやる。こうした姿勢こそが問われているといいたい。
 全頭検査の開始に合わせて「安全宣言」を出した坂口力厚労相と武部勤農相の責任を問う声も消費者から出始めている。それほどに狂牛病の対応を見つめる目は厳しい。
 このまま大臣も官僚も責任の所在を明らかにすることなく事態を乗り切れるのか。人心を一新して出直すことも一つの選択肢である。

[新潟日報11月22日(木)]
469第1回BSE問題に関する調査検討委員会の:01/11/23 01:17 ID:YxfQ1siG
第1回BSE問題に関する調査検討委員会の概要について<暫定版>(平成13年11月19日)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/s1119-1.html

1.委員の出欠

 委員10名中7名が出席された。
 ※欠席者・・・小野寺委員、日和佐委員、藤田委員

2.農林水産大臣あいさつ

3.委員紹介、委員長選出、委員長あいさつ、委員長代理指名

 高橋委員が委員長として選出された。また、山内委員が委員長代理に指名された。

4.議事の公開

・ 会議は公開。傍聴は、別室の傍聴室において、テレビモニターにより傍聴。
 ただし、公にすることにより、個人の権利利益を害するおそれがあると委員長が判断した場合には、委員会の了解を得た上で、非公開とし、非公開の間の議事の概要については、会議終了後、事務局が記者会見で説明。
・ 会議資料は、ホームページ等により公表。
 ただし、個人の権利利益を害することがないよう、役職名は公開とするが、個人の氏名については非公開。
・ 会議の議事録は、発言者の氏名を入れたものをホームページ等により公開。
・ 議事の概要は、発言者の名前を伏したものを会議の数日後にホームページ等により公開。

(続く)
470第1回BSE問題に関する調査検討委員会の:01/11/23 01:18 ID:YxfQ1siG
第1回BSE問題に関する調査検討委員会の概要について<暫定版>(平成13年11月19日)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/s1119-1.html

(続き)

5.資料説明と質疑

説明資料一覧

・ BSE問題に関する調査検討委員会開催要領
・ BSE問題に関する調査検討委員会検討事項(案)
・ 参考資料
・ 参考配布
・ 通知、プレスリリース等資料(農林水産省)
・ 通知、プレスリリース等資料(厚生労働省)

(続く)
471第1回BSE問題に関する調査検討委員会の:01/11/23 01:20 ID:YxfQ1siG
第1回BSE問題に関する調査検討委員会の概要について<暫定版>(平成13年11月19日)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/s1119-1.html

(続き)

 関係資料について事務局からの説明後、質疑等が行われた。その中では,次のような御意見・御質問があった。

・ 我が国におけるBSE問題については、BSE発生前は英国の教訓が生かされて来なかったが、発生後はEUの轍に乗り換えてそれなりに対応できたのではないかと評価している。
 このため、行政対応の検証に当たっては、BSE発生後よりも、むしろ発生前の対応の検証が重要である。
・ 農林水産省と厚生労働省の連携については、資料を見ると、両省の役割分担がきれいに分かれているが、あまりにもキチンと分かれすぎていて、相互に内政不干渉になりすぎていたのではないか。
・ 諸外国の対応の例として、英国、EUのほかに、独自にBSEに係る対策を講じているスイス、アメリカ、オーストラリア等の個々の国が、1986年以降どのように対応してきたかが参考になるのではないか。
・ 8月6日以降、厚生労働省の食肉衛生検査所と農林水産省の家畜保健衛生所との間で、どのような報告がなされたのかについてもっと詳細な形で出して欲しい。また、動物衛生研究所の検査内容についても詳しい資料を出して欲しい。
・ 1987年には英国では肉骨粉が原因ではないかと疑われていたが、我が国におけるそのような情報の収集ルートは、大使館なのか、農林水産省衛生課独自なのか、それともOIE(国際獣疫事務局)を通じてなのか。
 情報収集のルートがキチンと確立されていないと再び同じような結果が生じるおそれがあるが、農林水産省はどのようなシステムで情報を収集しているのか。
・ 1996年以前は、BSEについて人の感染症という認識は全くなかったということでよいか。
・ 人の感染の問題が取り上げられたのは、BSE感染牛が非常に多くなった1990年で、その時から議論は続いていた。1996年3月に、状況証拠からみて、変異型CJDについてBSEからの感染しかありえないということになった。
 現在では両方の病気は、同じ病原体ということが明らかになっている。
・ この委員会で、何年まで遡って議論を行うのかということに関して言えば、人の感染症だから大きな問題であるのであるが、この資料ではそれは1996年以降の議論ということになる。
 1986年まで遡るのであれば、その頃はBSEは牛の感染症としての問題であって、人間の感染症との認識はなかったことになるが、どこまで遡るのか。
・ この委員会では、人に感染するからだけでなく、牛に感染すること自体も重要な課題であるので、1986年まで遡る必要があると思われるが、それ以前もスクレイピーの話があるので、必要に応じてもっと遡ってもよいのではないかと考えている。
・ 1986年の段階で、人に一切関係なかったかと言えば、人への感染の可能性もあったかもしれないので、牛だけの問題ということではなく、人への感染との観点からも、当然ながら1986年まで遡る必要がある。
・ EUをひとくくりとするのではなく、各国の情報を出すべきである。デンマーク、スペイン、ドイツ、イタリア、オランダなどにおけるBSE対策とその成果に関する資料を見たことがあるが、そういった資料を出して欲しい。
・ 我が国では、「体育」があるのに、「食育」がないのは問題。大衆、行政の食に関する関心は高いのに、我が国の新聞では、食の安全、健康に関するコラムが確立されていないなど、諸外国と比べ、食に関する情報提供が不十分であり、専門のアナリストも育っていない。
(続く)
472第1回BSE問題に関する調査検討委員会の:01/11/23 01:21 ID:YxfQ1siG
第1回BSE問題に関する調査検討委員会の概要について<暫定版>(平成13年11月19日)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/s1119-1.html

(続き)

 関係資料について事務局からの説明後、質疑等が行われた。その中では,次のような御意見・御質問があった。

・ 牛肉について、どこで誰がどのように検査しているのか、検査場所がどこに何カ所あって、検査官が何人いるのかといった、大衆が求めている情報をわかりやすく提供する必要があるのではないか。
・ 英国でのBSEの確認やBSEの原因が肉骨粉であるといった情報はいつ、どのようなプロセスを経て、誰のところに入ってくるのか。
 例えば、農林水産省や厚生労働省の研究機関や大学などのルートを通じて入ってくる情報は行政にどのように反映されているのか。
 行政は情報を入手した時に、危機管理の意識はあったのか。また、対応マニュアルを作成したのか。そういった資料を次回に提出して欲しい。
・ 研究者の情報がどのように行政に反映されるかということについて言えば、1991年6月に、日本畜産副産物協会主催の研究会で、ある研究者がBSEに関する講演をしたところ、
 翌日横浜動物検疫所所長から、BSE問題については今後触れないで欲しいとの連絡があったそうである。
 このような情報には触れないで欲しいというような対応ではなく、むしろそれを生かして、官民一体で危機管理に当たる必要があるのではないか。
・ 1998年にEUがBSEステータス評価を始めたが、その内容を明らかにし、あの時点で諸外国の専門家が日本の現状をどのように評価し、それに対して日本がどのように対応したかを示して欲しい。
・ 参考配布の資料の中で、BSEの感染経路は経口感染と考えられるとあるが、母子感染の可能性はどうか。
・ 一般傍聴者が混乱しないよう、家畜の感染症としての議論と人の感染症の議論をしっかり分けて欲しい。
・ BSEの感染は、牛、やぎ、羊など反すう動物に限られるのか。ダチョウ、豚、猫なども感染するとの話があるがどうなのか。
・ 我が国のBSE感染牛は、8月6日に敗血症と診断された牛を、たまたまサーベイランスの対象としたことにより、偶然確認されたものではないか。どのようなきっかけでサーベイランスの対象になったのか。
・ 食肉処理場でと殺された牛が、家畜保健衛生所でサーベイランスにまわされたことによりBSEが確認されたわけであるが、食肉衛生検査所と家畜保健衛生所の間でどのような役割分担があり、どのようないきさつでこのような結果となったのか。
 敗血症であればサーベイランスの対象にならないのではないか。この点について、次回資料を出して欲しい。
・ 死亡牛の大半がBSE検査の対象外となっており、その危険部位が肉骨粉になっているのではないかという情報がある。この点が不安の種である。
・ 今回のBSE発生の原因究明についての調査状況はどうか。
・ ドイツやスペインでは、昨年初めて自国産の牛にBSEが確認され、その1年後の今年は急激に増加している。日本では今のところ1頭しか確認されていないが、これは、対応がうまくいっているのか、それとも、今後増えることになるのか。
・ 原因究明については、肉骨粉の流通経路を調べてみても、感染源はおそらく分からないのではないか。原因究明に当たり、科学的には株のタイピングという方法があるが、今後どのような研究調査を行うのか教えて欲しい。
・ 今まで農林水産省技術会議事務局に所属しており、今回独立行政法人化した動物衛生研究所と、家畜衛生行政を管轄している畜産局衛生課との間は、必ずしもうまくいっていたとは限らないと思う。この点について、今後どうなっていくのか聞かせて欲しい。
・ この委員会は、消費者に安全な牛肉をおいしく食べていただくために、どのような情報を提供すればよいかについても議論していただき、大衆が食の安心・安全・栄養・健康に目覚めるような意義深い貢献ができるような形になればよいのではないか。
・ 「AERA」誌で、14年前に、牛におけるスクレイピー様疾患について獣医学会で報告されたという記事があるが、その点について資料があれば出して欲しい。
473スポーツ報知:01/11/23 02:40 ID:YxfQ1siG
▽狂牛病「安全宣言」は大ウソ  国内で2頭目(スポーツ報知)
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20011121_190.htm

 「安全宣言」は大ウソだった。厚生労働省は21日、狂牛病(牛海綿状脳症)の全頭検査で
国内2頭目の狂牛病の牛が北海道で見つかったと発表した。忘年会シーズンや年末商戦を控え、
焼き肉店などに再び大きな打撃を与えることになることは必至で「安全宣言」を出した坂口力
厚労相と、武部勤農水相の責任問題にも発展しそうだ。

北海道猿払村 肉などは流通せず

厚労省は21日午後5時から省内で研究者らによる専門家会議(座長・品川森一帯広畜産大
教授)を開き、最終的に狂牛病と確定診断した。厚労省は2頭目の内臓や肉などはすべて
出荷されていないことを確認しており、速やかに焼却する。

 全頭検査が始まって約1か月。感染の広がりが懸念され、消費者の不安が一層高まるのは必
至。欧州で狂牛病が大きな社会問題となる中「日本は安全性が高い」と主張し十分な対策を怠
ってきた農水、厚労両省に対する責任追及の動きもさらに強まりそうだ。

 確定診断を受け、農水省は、同じ農場で飼育されていた乳牛の出荷停止を指示、既に出荷さ
れた牛の追跡調査を始めた。

 一方、北海道は独自に感染原因を究明する研究者会議を設置する。

 農水省は1頭目と2頭目の牛が生まれたのがいずれも1996年春で、場所も約180キロ
しか離れていないことから、飼料や飼育状況などに共通点が出てくれば感染源の特定につなが
る可能性もあるとみている。


 専門家会議では、帯広畜産大が実施した確認検査のうち、ウエスタンブロット法と免疫組織
化学検査の2種類の結果を分析した結果、狂牛病と断定した。

 会見した品川教授は「あと数か月で発症していたと思われる」と話した。

 また、ウエスタンブロット法の検査結果のパターンは千葉県で見つかった感染1頭目の牛と
同様、英国など欧州の狂牛病のパターンと一致しており、品川教授は「英国など欧州の感染牛
からつくられた肉骨粉が感染原因の可能性が高い」との見方を示した。

 2頭目の牛は雌のホルスタインで、生後5歳7か月。北海道猿払村の農場で生産され19日
、天塩町の道北食肉センターに持ち込まれ解体された。北海道の1次検査では限界値を上回る
強い陽性反応を示したが、神経症状は出ていなかったという。厚労省は農場での飼育時の様子
に変わった点がなかったか調査する。

 出荷した酪農家は約70頭の乳牛を飼育。狂牛病の感染源とされる肉骨粉を与えていたとの
報告はないという。
474スポーツ報知:01/11/23 02:41 ID:YxfQ1siG
▽狂牛病「安全宣言」は大ウソ  国内で2頭目(スポーツ報知)
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20011121_190.htm

◆人間へ感染の可能性ある

 厚生労働省と農水省は先月18日、感染ルートが解明されないまま「安全宣言」を出した。
しかしその後、国内2頭目の狂牛病感染牛が見つかった。感染拡大の懸念が現実となる中、両
省の責任が厳しく問われそうだ。

 厚労省は5月から、神経症状がある牛の精密検査を始めたが、検査場所として指定されたの
は北海道の帯広畜産大たった1か所。狂牛病の疑いが発覚した直後の9月11日の時点で、厚
労省の安全確認はわずか70頭だった。

 また、厚労省は96年に狂牛病の典型的症状を示す牛の報告を義務付けたが、これまで「報
告は1件もない」と安全性を強調するばかり。起立障害など狂牛病が少しでも疑われる牛にま
で対象を広げて発見しようとする姿勢はなかった。

 ところが昨年、フランスで狂牛病の牛が一昨年の5倍以上に当たる約160頭見つかり、欧
州で狂牛病問題が再燃。「それまでは『対岸の火事』だった」と厚労省の担当者も認識の甘さ
を認めている。

 農業ジャーナリストの土門剛氏は「両省が出した安全宣言は、食卓に上がる牛肉が安全だと
いっただけ。役人は狂牛病の感染原因の汚染肉骨粉の侵入を防げなかったし、ほとんどの畜産
家は配合飼料の中身を吟味せずに使用している。今後数百頭から1000頭のオーダーで感染
牛が出る可能性は十分ある」と両省の対応のまずさを指摘した。

 日本では人への感染例はまだないが、厚労省幹部も「潜伏期間が長く今後も発症がないとは
言い切れない」と人への感染の可能性を完全には否定していない。日本子孫基金の小若順一事
務局長は「農水省は対策を怠った。もっと早く手を打つべきだった。感染牛は市場には出なく
ても、これで消費者の不安はさらに強まった。安全宣言を出した2人の大臣は辞めるべきだ」
と話している。

 一方、北海道は独自に感染原因を究明する研究者会議を設置する。

 農水省は1頭目と2頭目の牛が生まれたのがいずれも1996年春で、場所も約180キロ
しか離れていないことから、飼料や飼育状況などに共通点が出てくれば感染源の特定につなが
る可能性もあるとみている。


 専門家会議では、帯広畜産大が実施した確認検査のうち、ウエスタンブロット法と免疫組織
化学検査の2種類の結果を分析した結果、狂牛病と断定した。

 会見した品川教授は「あと数か月で発症していたと思われる」と話した。

 また、ウエスタンブロット法の検査結果のパターンは千葉県で見つかった感染1頭目の牛と
同様、英国など欧州の狂牛病のパターンと一致しており、品川教授は「英国など欧州の感染牛
からつくられた肉骨粉が感染原因の可能性が高い」との見方を示した。

 2頭目の牛は雌のホルスタインで、生後5歳7か月。北海道猿払村の農場で生産され19日
、天塩町の道北食肉センターに持ち込まれ解体された。北海道の1次検査では限界値を上回る
強い陽性反応を示したが、神経症状は出ていなかったという。厚労省は農場での飼育時の様子
に変わった点がなかったか調査する。

 出荷した酪農家は約70頭の乳牛を飼育。狂牛病の感染源とされる肉骨粉を与えていたとの
報告はないという。
475名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/23 02:54 ID:YxfQ1siG
狂牛病に関連して、EUのトレーサビリティモデル (フーズデザイン.01/10/13)
http://www.foodesign.net/tuiseki.htm

HACCPにおける追跡

この原稿は、「月刊HACCP」2001年11月号に発表の一部です。本来は雑誌発表後しばらくして
からこのウエブサイトに登録するのですが、今回の場合は緊急なので、一部だけ発表させても
らいます。01.10.13.

狂牛病で、肉骨粉飼料が入っているのかどうか、どういったルートで入っていたのか、それを
与えた牛はどこに行ったのか、と畜場に入ってきた牛がどこから来たのか、その履歴は、とい
った、畜産農家の生産と飼料からと畜までのルートを調べるのに大変な時間と労力がかかって
しまった。その上に、脳や脊髄などを使った食品も問題になるので、食品メーカーはそれをた
どるのに膨大な時間と手間コストをかけることになった。流通業やフードサービスなど、消費
者に直接つながるリテイルサイドでも、販売している製品の履歴追跡に徹夜の作業である。関
係者は二度とこんなことになりたくないと考えているはずである、しかし、過去にも同じよう
なことがあった、所沢のダイオキシン、東海村の放射能、青森のメーカーから出荷されたサル
モネラに汚染されたイカ加工品原料、といったものである。このときにも食品メーカーやリテ
イルサイドは走り回っていた。これらの事件事故の反省からの対処手法は出来上がっていなか
ったようだ。

HACCPシステムの構築の中で「製品説明書」があり、この中に「原材料」を詳しく記述、リス
ト化する項目がある。厚生労働省の総合衛生管理製造過程では1番目、HACCP構築の12ステッ
プでは2番目に入っているものである。この「原材料リスト」は、単純な製品ならば「製品説
明書」の中の表に1項目としていれればそれで良い、例えば製氷工場ならば「地下水」「水道
水」といった記述で良い。しかし、複雑だったり種類が多かったりする場合、あるいは生産地
の変化や事故などで危害になることが想定される場合、この原材料リストを別にしないと対応
できない。例えばハンバーグの場合、牛肉、豚肉、ソテーオニオン、調味料の中で危害の原因
になりそうなもの(今回の場合はビーフエキスが新たに加わることになる)、といったものが
対象になる。それぞれの記述内容は以下のようなものになる。

図表 http://www.foodesign.net/eutre.gif

狂牛病に関連して、EUのトレーサビリティモデル(「食肉通信」01.10.9.記事などを参考に作成)
476名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/23 02:56 ID:YxfQ1siG
狂牛病についての消費者アンケート結果 マイボイスコム(株) 01.10.13.
http://www.myvoice.co.jp/voice/enquete/3901/index.html

・85%が「狂牛病に不安を感じている」と回答
・焼き肉専門店等外食店の利用:「利用しなくなった」13%、「利用をためらうようになった」44%
・牛関連の食品購入:「買わなくなった」15%、「買うのをためらうようになった」48%
・購入をためらう食品は「内臓部分」67%、「牛肉」52%、「牛ひき肉」50%

【調査対象】 インターネットコミュニティ「MyVoice」の登録メンバー
【調査方法】 ウェブ形式のアンケート調査
【調査時期】 2001年10月1日〜10月7日
【回答者数】 9,629名

※出所は、マイボイスコム(株)であることを明記のうえ、自由にご利用ください。

マイボイスコム株式会社  http://www.myvoice.co.jp/
東京都江東区南砂2−7−5
TEL :03-5634-5300 / Mail :[email protected]
担当:高井、岡島、五十嵐
477名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/23 02:59 ID:YxfQ1siG
BSE化粧品リコール情報
http://www.bekkoame.ne.jp/~ktosh/bse/cosmetics.html

緊急BSE関連リコール情報(医薬品)
http://www.bekkoame.ne.jp/~ktosh/special/bse.html

牛由来使用原料の安全性についてのコメント発表企業(狂牛病関連)
http://www.shokusan.or.jp/center_osirase/BSEcommentcomp.htm
478読売新聞:01/11/23 03:13 ID:YxfQ1siG
▽狂牛病の2頭が食べていた飼料、同じ工場製 (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/00/20011123i401.htm

 国内2頭目の狂牛病と確認された北海道猿払村の乳牛が、北海道佐呂間町で生まれた1頭目
の乳牛と同じ道内の大手飼料会社の工場で製造された配合飼料を食べていたことが22日、関
係者の話でわかった。この飼料に狂牛病の感染源とされる肉骨粉は使用されていないが、工場
では牛向け飼料と同じ製造ラインで、肉骨粉の入った鶏・豚向け飼料を製造しており、混入し
た可能性は否定できない。道も2頭の新たな共通点として着目している。

 猿払村の酪農家は、地元の農協を通じてこの飼料を購入、1996年4月に生まれた感染牛
にも食べさせていたという。また、96年3月に佐呂間町で生まれた1頭目は、生後3か月以
内の離乳期にやはり同じ工場製の飼料を食べていたことが判明している。

 この工場では、2頭が道内にいた96―98年、鶏・豚向け飼料の原料に、道内の3社から
仕入れた肉骨粉を使用していた。今年になって3社からは「肉骨粉はすべて国産」との説明を
受けたが、当時の契約では国産品を指定していなかったという。工場側では「鶏・豚向けから
牛向けに調合を切り替える際には、生産ラインをトウモロコシや魚の粉で洗浄しており、肉骨
粉が混入する心配はない」と説明する。しかし、農水省関連の肥飼料検査所札幌事務所では「
一般的に飼料の切り替えは1日何10回も繰り返され、毎回洗浄するわけではない」としてお
り、道農政部でも「感染源究明のきっかけになる可能性もある」としている。

(11月23日03:02)
479肥飼料検査:01/11/23 03:26 ID:YxfQ1siG

肥飼料検査所の業務概要 平成12年10月
(農林水産省 肥飼料検査所)

http://www.ffis.go.jp/sub3/obj/jigyou_11.pdf
480MBM(肉骨粉):01/11/23 03:32 ID:YxfQ1siG
481移動です
サイズが512KBを超えるとブラウザで表示できなくなるので、
次のスレッドに移動してください。

<<狂牛病関連情報蓄積スレ その5>>
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news2&key=1006455270

========== 終 了 ==========