◆本編より考えられるカップリング なのは×フェイト なのは×ヴィヴィオ なのは×ヴィータ なのは×はやて なのは×アリサ なのは×リインフォースII なのは×ティアナ なのは×スバル なのは×キャロ なのは×レイジングハート シグナム×なのは シャマル×なのは フェイト×ヴィヴィオ フェイト×シグナム フェイト×はやて フェイト×ギンガ フェイト×キャロ フェイト×アルフ フェイト×ティアナ アリサ×すずか はやて×ヴィータ はやて×シグナム はやて×シャマル はやて×リィンフォース はやて×リィンフォースII はやて×すずか はやて×シャーリー はやて×カリム ヴィータ×リィンフォースII リィンフォースII×アギト シグナム×アギト シグナム×シャッハ シャマル×シグナム スバル×ティアナ スバル×ギンガ キャロ×ルーテシア アギト×ルーテシア リンディ×フェイト リニス×フェイト ◆ナンバーズでカップリング トーレ×セッテ クアットロ×ディエチ チンク×ノーヴェ セイン×ウェンディ オットー×ディード ウェンディ×ノーヴェ
>>1 乙です!
>>988 埋め作業にしておくにはもったいないGJ!
では唐突になのフェ長すぎシリアスSSの続き投下します。
新スレ早々暗いのでスマソ……
* * * 「え?今度あの提督と話し合うん……?」 「まあね……」 「あの人なぁ……私の話なんて全く聞いてくれへんかったのに大丈夫なん?」 「クロノくんも来てくれるから多分大丈夫だよ」 地上本部のロビーではやてと遇ったなのはは、丁度人のいない時間帯だとばかりに 食堂で近頃の仕事の近況やフェイトのことなど、コーヒーを片手に話していた。 「せやけどあの人、若造が気に食わんのか知らへんけど あのときクロノくんがちょっと言うたくらいでは休暇の許可くれんかったんよ?」 「みたいだね……」 「それにあれや、リンディ総括官にしてもクロノ提督にしても、 身内が口出しするのは規則違反的なところもあるし、その艦の管轄のことは その艦内で処理するべきやっていう考えの人が多いからな」 はやては天井を仰ぎ見て言った。 それに対してなのはは、解ってる、というようにゆっくりコーヒーを啜る。 それからカップをテーブルに置いてから一呼吸置いてはやてに言う。 「フェイトちゃんも連れて行くよ」 すぐにはやては視線を戻してなのはを見た。 「え、どこに……本局に?」 「うん」 「提督に直接会ってもらうん?」 「そのつもり」 なのはの考え通り、確かに今のフェイトの様子を見れば 流石に頑固な提督も納得するだろうとはやては思った。 「でも本当は連れて行きたくないんだけどね……」 「……まぁ出来れば記憶が戻るまでは控えたいよな」 フェイトにとっての危険分子、つまりP.T.事件関連のことだが、 本局に行けばその情報にフェイトが出逢うこともありうる、それは避けたい、 そうなのはが考えているのははやても解っている。 そんな話をしていると、偶然スバルが食堂に入って来るのが見えた。 スバルの方もなのはとはやてに気づき、手にしたトレーに昼食を乗せる前に すぐさま二人のところまでやって来た。
「なのはさん!部隊長!」 「おお、スバルやんか〜」 「暫くぶりだね」 スバルは席に着かず立ったままだった。 はやてが、座らへんの?と尋ね、さらになのはが椅子を引こうと手を伸ばすが、 その前にスバルが姿勢を正して言った。 「あの!この間はすみませんでした、勝手なことして!」 この間、とはフェイトに会ったときのことだとなのははすぐに解った。 「……いいよ、もう」 「だけどキャロもエリオも本当に辛そうで、どうにかしてあげたくて!」 「うん……私があの子たちのこと解ってなかっただけだったね」 「えっ……」 スバルはてっきり怒られるとでも思っていたようで、 なのはの困ったような様子に対して驚いていた。 「フェイトちゃん喜んでたよ。ありがとう、スバル」 「あ、ほ、ほんとですか」 「うん、何もマズいことは起きてないし、本当なら私がエリオたちのこと気にして あげなくちゃいけなかったんだよね。だからスバルのしたこと、助かったよ」 そしてスバルはそう言われて漸く緊張が解けたように いつものフニャフニャとした笑顔になった。 「はぁ〜よかった……」 「ティアナにもお礼言っておいてくれるかな」 「あ、はい!それはもちろん……あの二人をフェイトさんに会わせてあげたいっていうのは ティアが言い出したことですから」 今度はなのはが少し驚く。 てっきりスバルがやったものだと思い込んでいた。 ティアナならもっと冷静な判断を下したのではないかと考えていたから。 「そうなの?」 「はい、ティアが何度かエリオとキャロに会いに行っててくれたみたいで。 いつもフェイトさんに助けてもらっていたから、少しでも恩返したい、だからフェイトさんのためにも エリオとキャロのこと気にかけてあげなきゃって言ってました」 なのははティアナがそんなふうに思っていてくれたことを知らなかった。 「執務官補佐になってから、いつもフェイトさんの役に立ちたいって言ってましたから」 そしてまた自分の不甲斐無さを感じた。 「それやったらキャロも安心やね、なのはちゃん」 「……うん……」 「エリオたちのことはティアと私が必ず支えますから!」 「……そっか、うん……すごく助かる」 「それに私でよければ早朝訓練と夜間訓練の代行とか引き受けますよ!? なのはさんが早くフェイトさんのところに帰れるように!」
後輩に自分のことで心配をかけて本当に申し訳ないとなのはは思った。 けれどそれ以上にスバルの心強く温かい言葉は嬉しかった。 「その気持ちはなのはちゃんも嬉しいやろうけど、 なのはちゃんの代行はちょっと許可取るんが難しいと思うで……」 「え〜?そうなんですかぁ?……え〜……」 残念がるスバルになのはが言う。 「ありがとうスバル、その言葉だけで充分元気でたよ」 「ホントですか!?」 「うん。ティアナにも本当にありがとう、感謝してもしきれないって伝えてほしい」 「はい!」 それからスバルはやっと椅子に腰を下ろし、ご一緒してもいいですか、と訪ねた。 「いいけどスバル、トレーにまだ何も乗ってないみたいだけど?」 スバルは慌てて残り少ないパスタを取りに走った。 なのはとはやてはその後ろ姿を見て笑った。 「前はスバルがなのはちゃんにベッタリで、ティアナは『なのはさんなのはさん言って バカじゃない』とか言うてたクセに、今ではティアナも似たようなもんやねんな」 「うん?」 「エリオは小さい言うても流石に男の子や。私が会いに行ったとき、しっかりキャロを 慰めてやってたんやで?二人とも……エリオは特にフェイトちゃんによう似てるよな」 「フェイトちゃんに?……そうなのかな?……はやてちゃん、どうして笑ってるの?」 「ん?いや、六課ってええ子らに恵まれてたなぁと思ってな、嬉しくなってん」 「……うん、そうだね。あの子たちが後輩で本当によかった……」 ――皆フェイトちゃんを想ってくれてるよ ――皆フェイトちゃんを待ってるよ ――だけど私が一番想ってるんだよ……?
* * * ポストに入った郵便物をリビングのローテーブルに置くと、 その中にあった一枚の絵葉書がフェイトの目に留まった。 深い緑の森に囲まれた広大な平原と、遠くに広がる険しい山々の風景だった。 差し出し元の住所はミッドチルダ南部のアルトセイムで、 なのはの知人からの『お元気ですか』『以前局でお世話になりました』という 内容らしかったが、フェイトには文章などどうでもよく、 ただその風景が母の映像を呼び起こすのだった。 一時間はその場に座り込んでそれを見ていた。 寂しくなった。 孤独だと感じた。 それはやはり母がもういないと再確認してしまうからだろうか? きっと母がフェイトを想ってくれていた証拠だ。 こうして母を思い浮かべると、ほら―― 『アリシア』 ――ほら、……あれ? 『こっちへいらっしゃいアリシア』 ――母さん……? 『私のかわいいアリシア――』 ――母さん……私の名前は 「フェイトちゃん?」
振り向くとなのはが制服のボタンを外しながらフェイトの方へ歩いて来る。 仕事から今戻ったばかりだ。 「なのは……」 なのははフェイトの側にある程度近づいたところで、瞬間ピタリと足が止まった。 フェイトが手にしている絵葉書の風景が見えたからだ。 フェイトが今にも泣きそうな顔なのはそれが原因だからに他ならない。 そして再び動く足は即座にフェイトに向い、 腕は持っていた荷物をその場に置いてフェイトを抱きしめた。 「……なのは……」 「うん……」 涙は出ていなくてもフェイトの声は既に泣いているようなものだった。 この頃なのはは、フェイトが自分を好意的に思ってくれてきている、 今現時点では一番信頼されているのではないだろうか、とそんなふうに感じていた。 実際フェイトは随分なのはに懐いていた。 なのはに毎日笑顔を見せてくれるようになっていたし、 寝るときは自分から側に寄って来てくれる日も増えた。 なのはのような教導官になりたいだなんて言ってくれた。 しかし…… フェイトの中で大切なのはやはり母親なのだと、 こんなふうに悲しまれると痛いほどそれを解ってしまう。 まだ悲しみが癒されるには時間が経っていないことは解っている。 こればかりは誰しも仕方のないことだ。 だからこうしてフェイトの痛みを自分も感じてやることしか出来ない。 「辛いよね……今は寂しいんだよね……」 「……うん……ごめん……またなのはを困らせて」 「そんなことないよ、辛いの解ってるから……」 そう納得していたはずなのだが…… なんだろうか、この遣る瀬なさは? なのははあまりに母を想うフェイトのその気持ちに憤りを感じていた。 どういうワケか、感じてはいけないと思うほどその想いは強くなっていく。 「……母さんとね、よく花を摘みに行ったんだ」 「……うん?」 「奇麗な所なんだよ」 「うん、そっか…」 「それでね、膝の上に乗せてもらったり、そのまま寝ちゃうまで子守唄歌ってくれたり」 「うん……」 「すごく優しかったんだよ」 「……そう……」 「すごく優しかった…」
自分は我が侭だ、となのはは思う。 愛情を注ぐだけのつもりが、それを受け取ってもらえないと感じれば 考えてはいけないことまで考えてしまう。 ――フェイトちゃん……プレシアさんのこと、そんなに大事にしなくていいよ…… ――その人はフェイトちゃんに大事にされる資格ない ――だってプレシアさんは本当は…… 「母さんのためなら何でもしてあげたいって思ってた」 なのはの中である言葉が思い出される。 『誰でも……最愛の人のためなら何でもしたいと思うよ』 ………そう…… ………そんなにも……… そんなにも母親を想っているんだよね…… ――私ではなく 自分を好きだと言ったはずの、想ってくれていたはずのフェイト。 しかし今フェイトが見ているのはなのはのいない場所。 フェイトがその瞳に映しているのは自分ではない人。 フェイトの心は今、なのはではない人のものだ…… ――もしも……このままずっと思い出してくれなければ…… フェイトちゃんはもう私に気持ちを向けてはくれないの……? アルフが怖れていたことを、なのははずっと前から怖れていた。 そしてなるべく考えないようにしていた。 認めたくないから。 だが日が経つにつれ、それを考えずにはいられなくなった。 少し前までフェイトの心を支配していたのは自分だったはずなのに、 そうではなくなった事実が垣間見える度に、なのはの心は酷く掻き乱される。 長い間ずっと片思い同士でやっと報われた関係が、もうこの世にいない、それもフェイトを 愛してもいなかった人のために壊されるなんてなのはにはどうしても許せない。 ――このまま記憶が戻らないままだったら…… フェイトを傷つけまいと作った嘘のせいでフェイトは母に捨てられたことを知らない。 だからフェイトが母を想う気持ちは揺るがない。 だとすればフェイトがなのはの手を取ることは…… もうないのだろうか?
――そんなの……嫌…… ――私を選んでくれないなんて……嫌…! ――どうすれば……!? そうだ…… プレシアが言い放った血も涙もないあの言葉を再びフェイトに言えば、 そうすれば前と同じようになのはに目を向けてくれるようになるだろうか……? 「私、母さんのことが大好きだったんだよ」 肩越しにフェイトがそう呟いた。 「私の全てだったのに」 なのはは抱きしめていた腕を解き、ゆっくりとフェイトと向き合った。 潤んだ紅い瞳は悲しく優しく、そして限りなく純粋だ。 何の疑いも持たずなのはの前で無防備にしている。 なのはに心を開き、もうなのはを信頼しているからこそ語られるフェイトの素直な気持ち。 そのフェイトに…… 『フェイトちゃんのお母さんね、フェイトちゃんのこと大嫌いって言ってたよ』 そう、言ったなら…… フェイトは泣くだろう。 嘘だと言うだろう。 二度となのはに心を開かなくなるだろう…… どん底に突き落とされるのは自分だ―― そして知る。 そんなことしてしまったら全てが終わりだと。 なのはは本当のことを言いたい気持ちをぐっと堪え、下唇を噛み締める。 ――自分であのことは言わないって決めたのに、 それなのに自分でこの子を傷つけようとしてどうするの、なのは! それから一度深呼吸をしてフェイトに言った。 「フェイトちゃん、私フェイトちゃんが大好きだよ」
「……なのは……」 「すごく好き」 「……そう……なの……?」 「うん、だからフェイトちゃんが悲しくなったらいつでもこうやって慰めてあげるよ。 このくらいしか出来ないけど」 『好き』の中に友情以上のものを込めて。 こうやってフェイトが気づかないように気持ちを伝えることしか出来ない。 ――きっといつか元に戻るんだから、それまでの我慢なんだから…… なのはがフェイトの両側の頬を手で包み微笑むと、 少ししてフェイトの方もなのはに微笑んだ。 「……ありがとう……」 結局は今のままなのだ。 何も動かない。 何も変化がないままでいる。 だから余計に不安になる。 かつて自分を想ってくれた人は本当にいたのか? 本当に想っていてくれたのか? 何か証拠をくれたか? 自分を必要としてくれていたのか? ……そんなことまで心の何処かで思ってしまう――
誰か今居る? あと4レスくらいなんだけど、どのくらい連続投下したらアウトなのかイマイチ解らないから 一応支援してくれるとありがたい……
支援
* * * こうして優しくなのはに抱きしめられていると、 フェイトは自分の胸の辺りが温かくなっていく気がした。 体温のせいではない何かがそうさせる。 そしてまた脳裏にある光景が―― 青々とした葉の間から見える1人の少女の姿。 純白のジャケットとあのデバイス――レイジングハート。 別の光景では少女が自分に何かを訴えようと話しているが、フェイトには何も聞こえない。 何処かの橋の上から海面を見ている自分。 波の音を聞きながら誰かを待ってる。 そして足下の地面が崩れていく様子。 崩壊する岩の中で誰かに手を伸ばす自分。 誰に?誰に伸ばした手? 母さんに? そして自分に伸ばされた手は誰の手……? ――これって……何なんだろう ――私、何かを思い出そうとしているの……? ――ううん……違うな…… ――何かを……感じようとしている……? ――解んない…… 「好きなの」 解らないままだったが、再びなのはに抱きしめられてそうやって耳元で囁かれると フェイトはそれを考えるのを止めた。 今はただなのはの温もりに身を預けたかった。 「フェイトちゃんのこと大好きなんだよ?」 そうして腕に強く力を込められると、孤独な気持ちが少しは癒えて行く気がした。 それからこう思う。 なのはに抱きしめられるとなんだか……心地いい…… なのはにこうされるの、好きだ……
支援
* * * 四度目に会いに行った時、ヴィヴィオはなのはが迎えに来たのだと思い 急いで駆け寄って来ると嬉しそうに笑顔を浮かべていた。 前も、その前もそうだったように。 フェイトママは治ったかと尋ねられ、もちろんなのははまだだと答えるしかない。 だからまだお家へは帰れないんだよ、そう伝えるしかない。 ――だってフェイトちゃんが戻らないから……会わせられない ――でもそれだけじゃないの ――私が無理なの ――フェイトちゃんが私の気持ちを受け入れてくれないから、 だから私の心はぐちゃぐちゃで、私は私でいられない…… ――ヴィヴィオのママでいられない…… 「運動会行けないのヴィヴィオ我慢したよ」 「ごめん、だけどプールの授業が始まるまでにはきっと、ね?」 「……今日もヴィヴィオ置いて行っちゃうの……?」 「ごめんね」 「今度いつ来るの?フェイトママと一緒にいつ迎えに来てくれるの?」 「……そのうちだよ」 なのはがいい顔をしないことでヴィヴィオの中にも不安が芽生えた。 このまま置いて行かれるんだということがよく解った。 そして二度と家には帰れないのではないかという恐ろしい不安。 「なのはママ、ヴィヴィオのこといらないの……? だからヴィヴィオのこと置いていくの……?ヴィヴィオ悪い子なの?」 「ヴィヴィオ……違うよ、そんなことないよ」 色違いの左右の目からは大粒の涙がボロボロと落ちた。 なのはのスカートの裾を握りしめたまま離さずに。 「フェイトママはもうヴィヴィオのこと嫌いになっちゃったの……? だからヴィヴィオに会ってくれないの……?ヴィヴィオの作ったケーキ忘れたこと怒ったから?」 そこまで言うと、大泣きし始めてそれ以上は言葉になっていなかった。 「フェイトちゃんはヴィヴィオのこと嫌いになったりしてないよ!?」 なのはは自分も泣いていることに気づかないまま必死で訴えた。 いつものママとしての姿ではないだろうが、そんなことはどうでもいい。 「嫌いになんてなるはずない!」 守るべき存在をこんなにもおざなりにしているんだという事実、 今放った言葉が現状では真実とは言えないこと、それがなのはの胸に抉るような痛みを与える。
「ヴィヴィオは悪い子なんかじゃない!本当に……とってもいい子だよ……」 それからしゃがんでヴィヴィオの小さな肩を両手でしっかり包むと、 そのままヴィヴィオの呼吸が少し整うまで、そして自分がまた冷静になるまで待った。 「フェイトちゃんはヴィヴィオに会いに来れないけど、 でもそれはヴィヴィオがフェイトちゃんに怒ったせいじゃないよ」 「……ほんと……?」 「本当だよ。フェイトママだって早くヴィヴィオに会いたいに決まってる」 ――本当にそうならいい…… そう思いながらなのははヴィヴィオに言って聞かせた。 「よく聞いてヴィヴィオ。フェイトちゃんの病気はね、いつ治るか誰も解らないの。 だからいつヴィヴィオに会えるのかも解らないし、いつ迎えに来てあげられるか解らない」 「……」 「ヴィヴィオを置き去りにはしないよ」 「……」 「なのはママがヴィヴィオのこといらないなんて思うワケないよ。ヴィヴィオは なのはママの一番大事な宝物なんだから。いつだってそう思ってる」 「……うん……」 「その気持ち、ヴィヴィオには伝わってなかったのかな……?」 「……つたわってる……」 「よかった……」 善くも悪くもこの一年と暫くの間、ヴィヴィオと本当に血が繋がっていないという事実から、 何か事ある度に『自分にとってヴィヴィオがどんな存在か、またヴィヴィオにとって 自分はどんな存在か』ということを考えさされてきた。 そしてその答えと気持ちを、言葉でも行動でもヴィヴィオには素直に表現していたつもりだった。 だからきっと幼心にもなのはの愛情を感じ取ってくれているのだろう。 「今はヴィヴィオじゃなくて、別の大切な人のところに行くけど…… なのはママは……私がそんなふうにヴィヴィオを一番大事に思っていられるためには、 その人が側にいてくれないと駄目だから」 「どうして……?」 「……どうしてかな……多分もう……その人は私の人生の一部だから…… 私の人生を作っているほとんど全てがその人だからだよ」 ヴィヴィオはなのはの言っていることが上手く理解出来なかった。 なのは自身も、それがヴィヴィオに向けたのか他の誰に向けた言葉なのか謎だった。 幼いヴィヴィオだけではなく、長く生きた者でさえ知らずに一生を終えることが多いこの気持ち。 それは紛れもない真実。 真実の愛を見つけた者だけが知る鎖。 「ママ、ヴィヴィオわかんない……」 「そうだよね、ごめんね……?どう言えばいいかな」 「……でもなのはママが辛いのイヤ」 お互い泣き顔の母娘はどちらが慰め役なのか端から見てももう解らないだろう。 なのはにも解らないから。
「なのはママがヴィヴィオのママでいてくれるなら、ヴィヴィオもうワガママ言わないから……」 「……ヴィヴィオ……待っててくれるの?」 「うん、だから泣かないでママ」 「……うん……」 余計に溢れそうになった涙を指で拭っていると、ヴィヴィオが小指を立てた拳を伸ばしてきた。 「やくそく」 いつかなのはがヴィヴィオにした指切り。 「ヴィヴィオいい子でいるからきっと迎えにきて、ママ」 まだヴィヴィオも目の縁にたくさん涙が溜まっていたが、その眼差しは凛としていた。 「ヴィヴィオ……うん……」 なのはは何処か自信を持てないままにその指に自分の小指を差し出した。 それから弱々しくもヴィヴィオにこう言った。 「必ずまた三人で一緒に暮らせるから」 ヴィヴィオは、ぜったいだよ、と言い、なのははそれに頷いた。 ――今は出来ないけれど……絶対そうなるよね ――そうじゃないと……私、幸せになれない…… ――フェイトちゃん……ねぇお願いだから……娘を置き去りにする私でいさせないで やがて日が落ち、それがなのはの帰る時間を告げる。 ヴィヴィオは桃子に肩を抱かれ、去って行くなのはの後ろ姿にずっと手を振っている。 遠くから「いってらっしゃい」となのはに向って叫ぶ声が聞こえた。 なのはは振り向かない。 振り向くとまた泣いてしまうから。 ヴィヴィオは心の何処かで思ったのかもしれない。 大好きな母親を困らせたくないと。 エリオやキャロがそうしたように。 だから自分から指切りをした。 また果たされないかもしれない指切りの約束を。 『ちゃんと帰ってくるから』 そう、前と同じ 約束が果たされないのは、なのはママのせいじゃない―― なのはが自らの故郷で待つヴィヴィオに会いに行ったのはこのときが最後となった。
ここで区切ります。 支援してくれた人ありがとう! >これからの展開を考えると…… その展開までカウントダウン始まりました……
乙。 最後の一文が不吉だ・・・。 次の話にも期待してます。
>>23 新スレ早々GJ!
引きがまたアレで・・・今夜は不安で眠れなさそうだぜ。
>>23 GJです
ハッピーエンドで終わるのかどうかわからない展開ですね。
特に最後の1行はとても気になります・・・。
続き期待して待ってます
27 :
K :2008/07/10(木) 02:16:49 ID:hCc8v9GK
GJです。 次第に記憶を取り戻しつつあるフェイトに、次どうなるんだろうってどきどきします。 続きも楽しみにしてますのでがんばってください
リインU「はやてちゃん、今日はなのはさんとフェイトさんは休みみたいですよ。 お二人とも風邪を引かれたみたいです」 はやて「まあ、夏やからね」 リインU「夏だから……ですか?」 はやて「ほら、夏風邪は馬鹿しか引かないって良く言うやろ?」 リインU「ひ、酷いですはやてちゃん! 隊長二人に馬鹿って……」 はやて「だって、バカップルやん」 ………… リインU「ですね〜」 はやて「そやろ〜」
>>28 なんだこれ、和むw w w
二人揃って風邪引いたのは裸のまま寝てしまったからですね
わかります
>>23 前回のは胸焼けしそうな甘い話で今回はリアルに胃が痛くなりそうな話でと
あなたのSSは内臓にきますね(もちろん褒め言葉)GJ!
>>28 少し癒されたw
なのは「くしゅんっ」 フェイト「なのは、大丈夫……?」 なのは「にゃはは、誰か私の噂してるのかも」 フェイト「なのはの風邪が酷くなったら大変だよ、もっと私にくっついて!」 なのは「くすぐったいよ〜、フェイトちゃん」 フェイト「あは、なのはの柔らかい体……なのはぁはぁ」 なのは「フェイトちゃん、顔真っ赤だよっ、大丈夫!?」 フェイト「あはあは、なのはなのはなのはあはあはあ」
>>23 続きが気になるところで終わらせよってからに…
シリアスなの読むと中和しようと妄想するのは悪い癖
「フェイトちゃんのバカ! もう嫌い!」
「!?」
「やめてって言ったじゃない! 嫌い嫌い、大っ嫌い!」
「な、なのは! ごめん、忘れてたんだよ!」
「忘れてた? もう何回目だと思ってるの!?」
「どうしたんですか? 八神部隊長」
「なに…いつもの痴話喧嘩や」
「なのはのせいでもあるんだよ!?」
「なんでわたしが悪いの!?」
「なかなか起きないし、可愛すぎるんだよ!」
「意味分かんないよ! 理由になってない!」
「なのはちゃんの首元見てみるとわかるんちゃうかな?」
「なのはさんの……あぁ…」
「見えるとこはやめてって言ったよね!?」
「なのはが可愛いからいけないんだ!」
「フェイトさん……なに言ってるんでしょうね」
「フェイトちゃんは時々頭おかしいから仕方ないんよ」
「一応あたしの上司なので同意はできな…
「じゃあいいよ! なのはも私につければいいでしょ! ほら!」
「…同意はできへん?」
「………」
「まぁまだ若いからな。分からないことはこれから勉強や」
「わかった……覚悟してね」
「あそこで受け入れるってのは予測してましたか?」
「私もまだまだ未熟者、って今思ってるとこや…」
「フェイトちゃん……」
「なのは……」
「あー! ストップストップ! それ以上は部屋でやってな!」
お前らwwwwwいいぞもっとやれwwwwwww
34 :
名無しさん@秘密の花園 :2008/07/10(木) 12:19:01 ID:oDgVDsJi
アメリカより年上
誤爆しました すみません
つまり・・・ 「なのはちゃんを逮捕せなあかんな」 「どうして?なのはは悪い事なんかしてないよ?」 「いや。なのはちゃんはトンでもないモノをフェイトちゃんから盗んで行っとる」 「トンでもないモノ?」 「フェイトちゃんの心や」 ということだな。 話し変わるけど、シグナムって夜々ちゃんポジションだよな。
「どうしたの?なのは」 「二人きりだから、ちょっと甘えたくなって・・・ダメかな?」 「そんな、ダメなわけない。なのはが甘えてくれて嬉しいよ・・・」 「フェイトちゃんあったかい・・・フェイトちゃんにぎゅってしてもらうと凄く安心するの」 「そっか・・・」 「・・・・・・・・・」 「・・・なのは」 「なぁに?フェイトちゃん」 「ううん、ただ・・・名前を呼びたくなったんだ」 「ふふ、そっか。・・・・・・フェイトちゃん」 「うん?」 「私も呼びたくなったの」 「一緒だね、なのは」 「うん、フェイトちゃん」 「なのは」 「フェイトちゃん」 以下エンドレス。 ラブラブ甘々な流れに便乗してみた! 資料か何かを届けに来たティアナとかが、 ドアの前で「(は、入れない・・・!)」って立ち尽くしてると良いと思う。
何か色々来てる! シリアスなのも和むのも皆まとめてGJ!!
とりあえず、皆にはGJを与えておくとして。
いちゃいちゃからお馬鹿なのまで全員GJww
たまに思うんだが実際なのはとフェイトってどんな関係なんだろうな
公式的に真面目に考えると生涯最高の大親友ってとこだろう
一番の親友だろうな 恋愛的な意味じゃないけどもしかしたら家族枠にも片足突っ込んでるかも
公式的にも百合っぽさはあるけどね とりあえず大切な存在でパートナーって感じかな 二人が巡り会えて本当によかった
親友であり、ほとんど家族のようなものだと思う。
そんな事気にする事じゃない。 どんな関係であろうとも、あの二人は互いを想い合っているんだ。 それは変わらないし、それが一番大切な事だと思う。 上手くは言えないが、フェイトさんはなのはさんが大切だから、なのはさんのパンツに顔を埋めるし、なのはさんはフェイトさんが大切だから夜な夜なヴィヴィオには言えない事をしているんだ。
>>42-45 愛すべき馬鹿達で溢れかえっているこのスレにしては
えらくまともな回答で吹いたwww
まあスタッフ(?)もあくまで女の友情って言ってるしな、
(でもなのはとフェイトだけは百合狙ってるとしか思えない)
最近はフェイティアがマイブーム 天然なフェイトさんに振り回される真面目なティアナ
なのはがドン引きするくらいに攻めるフェイトさんが好きだわ 後々なのはさんに思いっきり攻められて喘ぐんですけど
>>48 チーム・ハラオウンのTeana's Reportが好きだったんだが…
作者さんはもうネタ切れだって言ってたけどまた書いてくれんかな?
最近某所のなのヴィの新婚物見てからなのヴィにどっぷりだ あのデレデレ亭主関白感がいい
なのは無印4話〜なのはStS12話 これがフェイトそんの黄金期だった気がする(百合的な意味で)w 残念ながらヴィヴィオ登場によってフェイトそんの黄金期は終わりを告げた感があった。 なのフェイ信者の俺にとっては フェイトそんじゃないけど、なのはさんがヴィヴィオにべったりなのが寂しいです。 だから俺は・・・なのヴィヴィに転向するんだ\(^o^)/
何を言ってるのか分からないな
つまりなのはとヴィータの二人はらぶらぶでおkだな。
IDが全く同じってあるんだな・・・・
>>55 珍しい事ではないけど
最近は妙に多いらしい
まとめると、将の大きな胸にはフェイトさんへの愛が一杯詰まってると。
フェイト→なのは→ヴィヴィ→フェイトなSS読みたいんだが・・・ないかw
なのは→フェイト←ヴィヴィオなら結構あるがそれは見たことないなw そういうレアなものは自家発電するしかないのか
フェイトさんがなのはさんを思って自家発電ですね わかります
>>58 フェイト「なのは、あ〜ん」
なのは「あ、あ〜ん、ん。おいしいよ」
フェイト「本当? 嬉しいな」
なのは「じゃあヴィヴィオも……」
ヴィヴィオ「フェイトママ! あ〜ん!」
フェイト「ふぇ? 私?」
ヴィヴィオ「あ〜ん」
フェイト「えっと、それはなのはに……」
ヴィヴィオ「……ヴィヴィオの、あ〜んしない?(上目使いに涙ぐんで)」
フェイト「そ、そんなことないよ! あ〜ん……」
ヴィヴィオ「あ〜ん!」
なのは「…………」
フェイト(違うよなのは! ヴィヴィオが言ってきたんだよ!?)
なのは(私には言ってくれなかったよ?)
フェイト(それはそうだけど……)
なのは(フェイトちゃん、今夜はSLB覚悟してね)
フェイト(なのはぁ…!)
ヴィヴィオ「フェイトママ、もう一回!」
フェイト「あ、あぁ、うん……(でもSLBもいいかな?)」
こうですか? わかりません><
>>50 書いてるみたいだよ。なのはPartyの新刊用に。
>>62 GJ
なのはさん子にやきもち焼く姿がかわいいよ
フェイヴィヴィの話してる最中凄くKYなんだが、 なのはさんの日用に書いたなの+ヴィヴィ投下してもいいかな・・・?
投下していけないというサインは無い ゴーサインと支援のみだ
義母!義母!義母! 養女!養女!養女!
レスくれた人ありがとうです。 なの+ヴィヴィオで4レス消化です。
後、3分くらいかな・・・ ソワソワと落ち着き無く視線が時計とノートを往復する。 窓から沈んでいく夕日を眺め、宿題の手を止めて早足で玄関へと向かう。 わたしはいつもここで大好きな人の帰りを待つ。 ピンポーン。 チャイムの音が響き、すばやく鍵を開ける。 ガチャ。 ドアを開けるとそこには買い物袋を携え、いつものように笑顔を浮かべママが立っていた。 「ママ、おかえりなさい!!」 「ただいま、ヴィヴィオ。宿題はちゃんと終わらせた?」 「うーまだ、終わってない。ママお買い物いったの?」 「うん。今日はヴィヴィオの大好きなオムライスにしようと思って。卵切れてたし」 ママの姿を見ていると、ズキリと胸に鋭い痛みが走る。 最近、いつも感じること。 知ってしまったから。 最近ママがあまり睡眠をとっていないことを。 「あっ、ピーマンは入れないから安心してね。・・・ヴィヴィオ?」 「ママ・・・あのね」 「ヴィヴィオ・・・?」 「わたし・・・その一人でも大丈夫だよ」 何が大丈夫なんだろう・・・? 自分でも良く分からない、本当は傍にいて欲しい。 でも、そんな我侭なんて言えない。 言えるはずがない。
毎晩ママはわたしと一緒に夜ご飯を食べるため、わざわざ家に戻ってくる。 晩御飯を作って、一緒に食事を済ませて、片付けて、仕事をしに再び管理局へ戻る。 そして、朝目が覚めたらいつの間にかわたしの隣にいて 朝ごはんを作り、一緒に食べて、一緒に家を出る。 時々顔を歪め、腕をさすっている姿を目にする。 難しいことは良く分からないけど、体の調子はあんまり良くないみたいで 心配になって、注意を促すとふんわりと笑顔を浮かべ出てくる言葉は 『大丈夫だよ』 フェイトママはなのはママの大丈夫ほど当てにならない言葉はないって言ってた。 「でも、なのはから空は奪えないから」 悲しそう笑ってそう言っていたことをはっきりと覚えている。 空の似合う人。 わたしのせいで、きっと大きな負担をかけてしまっている。 体を大切にして欲しい。 自分を・・・大切にして欲しい。 「ヴィヴィオ?」 「ママ、ヴィヴィオのために無理してるでしょ・・・だから」 ママは突然しゃがみこんでわたしと目線を合わせる。 わたしを覗き込むその表情はとても穏やかで 「ヴィヴィオ・・・あのね、ママ小さい時、ずっと一人だった時があってね」 「えっ・・・なんで?」 なのはママの家に遊びに行ったとき、とても仲が良くて少し焼きもちを妬いた。 すぐ、みんなと仲良くなれたけど。 仲が悪いようにはとても見えなかった。
「理由は話せば長くなっちゃうんだけど・・・お家の事情でね」 困ったように、眉を下げて苦笑した。 そして、ぽつりぽつりと話始める。 「迷惑かけちゃいけないって、せめて足手まといにならないようにって」 「でもね、ママは・・・お母さんに甘えたかった」 「本当は寂しかった、一人はいやだった」 「ヴィヴィオに同じ思いをして欲しくないんだ」 「ご飯食べて、お話して、お風呂入って、一緒にいろんなことしたい」 「ママがヴィヴィオと一緒にいたいんだ・・・ダメかな?」 蒼い眼差しが柔らかい光をたたえ、ゆっくりとわたしを見据える。 「・・・わたしもママと一緒にいたい・・・でも、迷惑かけたくなくて」 溢れる熱いものを止めることができなくて、誤魔化すようにぎゅっとママにしがみ付いた。 「ママはヴィヴィオから一杯元気を貰ってるんだよ」 ゆっくりと、背中に腕が回され、優しい温もりに包まれる。 「ほんと?」 「うん。ヴィヴィオがいるから沢山頑張れるんだ」 その言葉に、優しい笑顔にまた涙が生まれてきて、必死に涙を堪えていると
グッー マヌケな音が一面に響き渡る。 「///・・・うぅー」 雰囲気が台無しだ。 とっても、気まずい。 「ヴィヴィオ。ご飯にしようか?」 そんなわたしを気にすることなく、視線を合わせてにっこり。 「・・・ハイ///ママ・・・そのっ」 「ん?」 「その・・・お手伝いしたいです!」 「本当?じゃあ、オムライス一緒に作ろうか?」 「うん!!」 フェイトママのように上手になのはママを助けられないかもしれないけど でも、きっとわたしにもできることはあるはずだから。 「ねぇ、ママ。わたし夢があるんだ」 「ん?どんな?ママにも聞かせてくれるかな〜?」 ママを支えたいと、いつまでもそばにいたいと。 その思いの強さならきっと誰にも負けない。 「うん。あのね私―――」
以上です。 フェイトさん出せなかったorz この親子は日々互いに気を使いすぎてないか心配です なのはさん遅れてすいませんでした・・・
GJ! 過去の事も入れて語ると深くなるね・・・ いい親子愛だ
GJ!よい親子だ ヴィヴィオかわいいよ
「なのはちゃんにはヴィヴィオ、フェイトちゃんにはエリオとキャロがおる」 「どうしたですか?はやてちゃん」 「私にはリインもヴィータもシグナムもシャマルもザフィーラもいてくれるけど」 「はいです、私はいつでもはやてちゃんと一緒です」 「なあリイン・・・」 「どうしたですか?」 「私もしたいんよ・・・子育て」 「それなら大丈夫です。はやてちゃんも子供を作ればいいです」 「ちょ、リイン何言って・・・」 「この前読んだ『子供の作り方』に書いてあったです」 「リ、リインっ!ど、どこ触っとるんっ!」 「ここに挿入するって書いてあったですー」 「ちょ、やめ・・・ああっ・・・リイン・・・」 なのはとヴィヴィオの美しい親子愛の後に馬鹿なもん書いちまってごめん
>>76 本当に馬鹿野郎だな…
こんな時間に眠れなくするようなもん書きやがって('A`)
>>73 GJ!実に優しい気持ちになった
>>76 台無しwwwところで挿入ってソコにはリインが入るのか?
そこんとこkwsk
なのは「模擬戦やるよ〜」 フェイト「なのは、何で私縛られてるの!」 なのは「今日はそういう状況を想定しての訓練です」 フェイト「で、でも、生徒が一人も居ないよ!」 なのは「だってこんなフェイトちゃんの姿、他の誰にも見せたくないんだもん」 フェイト「じゃあこんな訓練やめ……ん……」 なのは「うるさいフェイトちゃんのお口にはチュ〜なの〜♪」 ………… はやて「お茶が美味いね〜」 リインU「ですね〜」 はやて「あ、リイン、お茶おかわりな」 リインU「はいです♪」 フェイト「ん……なの……」 なのは「フェイトちゃん、チュ……」 はやて「今日も平和やね〜」 リインU「そうですね〜」
職権濫用w
フェイトちゃんは根が照れ屋のくせに時々すっごく迫ってきます。 だからなんか……困ります。 「……フェイトちゃ、 ……やめ、…………んっ」 間髪入れずに、という言い方があるけど、フェイトちゃんの中ではそれはひとつ の意味しか持っていない。……少なくとも、私相手では。 息をつかせる余裕も与えてくれないくらい迫ってくるのは初めてじゃない。 初めてじゃないけど、……ちょっとこまる。 「……なのは」 たまに見せるその切なそうな目。 ……それ、ダメ。反則。 ……よ、よくぼぅ……を、満たす為だけじゃないのはわかってる。でも、壁に押 し付けられて手首を掴まれているこの状況は、……ちょっと。 喋る隙がないのは、甘噛みを繰り返されて声が出せないでいるから。 「……なの、は」 大切なものを見る目で、優しいのに少し伏目がちなその表情。 ……フェイトちゃんが望むままに、全部受け入れたくなってきてしまう。 「フェイト、……ちゃん」 吐息が重なるのが無性にはずかしくて視線を逸す。 「好き、だよ、…………なのは」 「……っひぅ、フェイト、……ちゃ? 待……っ」 侵入してくる知った体温に身体が震える。 その先にあるものが否応なく呼び起こされて、予感がもたらす涙が浮かんだ。 「……なのは、……可愛い」 「ん……っ、 フェイトちゃ……っ、や、だ……!」 下着を外す為だろう、背中に入り込む指を拒否出来なくて懇願するようにフェイ トちゃんを見た。 「……ごめんね、……なのは……。 …………ちょっと……、限界…………」 ぷち、とホックが外れる音がしt
ゆーの「という話を考えたよなのは!」 なのはさん「少しドタマ……冷やそうか……」 ふぇいと(ワッフルワッフル……!!) なのはさん「ふぇいとちゃん鼻血出てるよ」 オッワーレ↓ 毎度下らない小ネタで申し訳ない 変態ユーノに目覚めたので書いてみました
ユーノなに考えてるんだwww フェイトさんも続き期待してないでリアルで襲っちゃってください
ユーノ百合萌え男かよw
あのフェレットはどこで間違えたんだろう…。 こんな奴だったら嫌いにならないですんだのに…。
ユーノくんは生まれ変わってひだまり荘にいます。
SS04きいてたらほんとにカリムが嬉しそうになのはさんに挨拶してるように聞こえる もうだめだおれ・・・
>>81-82 シグナムの姐さんとサークル組んで百合同人出してるユーノ
……なんてのを幻視したw
ホントこんな奴なら愉快な良キャラだったんだが…………。
テスタロッサは私のだっていっただろおおおおおお いいやッおれのもんだっていってんでしょおおおお ママ、私時空管理局ななって魔法少女さがしてくる あと聖王にもなる
ヘルシングのカバー下かよw リンディママン×桃子さんとか誰か書かんかねぇ
>>82 このスレではユーノは天敵のようなものだったが味方にするとは・・・
無限書庫はなのフェイ同人だらけだよ? その内ユーノの自作が3割。 無限書庫の簿書貸与の時に間違えてなのフェイ同人を間に挟んでしまい、うっかり信者を増やしてしまうユーノだったら俺大歓迎www
無限書庫所員「執務官権限で無制限に借りてかないで下さい!」
>>87 うろたえるな、自分も同意だ!
でも、この巻の最大の聴き所はなんといっても
「シャマル先生痛いです・・・」
だと思うんだ!
勢いでなのシャマ書こうと思っちまったぜw
ぜひ勢いのまま書くんだ! シャマル先生絡むと無駄にエロそう
みんなに遅れる事一ヶ月ちょい ようやくフィグマのなのはさんを手に入れた はやく執務官どの出ないかな… 発売いつだっけ?
僕の名前はユーノ・スクライア。 まあ僕という一人称から分かってもらえると思うけど僕は男で、つまりはこの板の天敵性別。 稀に男でも叩かれないキャラもいるけど残念ながら僕はその例外には含まれていないらしい。 ……と、まあそんなことはどうでも良くて。 皆さんご存知の通り僕はなのはとは幼い頃から一緒の時間を過ごしてきた特別な間柄で……と言いたいところではあるけど皆さんに期待されたままの関係だ。 つまりは、「いいお友達」。 仲はいいし久し振りに会ってもすぐに打ち解けられる。それ以上は望まないし、叶うとか叶わないとかの問題じゃない。僕はあくまでなのはの戦友だ。 幾度もの死線を潜り抜けたもの同志だけが共有できる気持ちを互いに持っている。それだけで僕は十分だから。 そんな僕の仕事は文字通り無限に広がる書物の管理者……、無限書庫の司書だ。 ここにはありとあらゆる知識が詰め込まれていて、探せば何でも見つかるとさえ言われた場所。だけどそのあまりに膨れ上がった蔵書量の為に僕みたいな特殊な能力を持った者しか管理ができない欠点もあるけど、それを有する僕には天職と言える仕事だ。 無限の知識を抱えた静かな空間。 そこで僕はいつも考える。 今までの事件、なのはとの出会い、様々な敵達。 その全てもまた、この無限書庫に収められていく情報たちだ。 だから僕は記録する。 何故なら僕は…… 百合萌えフェレットだからね。
「あー、ユーノ君!」 「なのは!久し振り!」 アースラ内食堂。 いつもの様に遅めの昼食を取ろうと足を向けた時、聞きなれた声が僕を止めた。 「これからお昼?」 「うん、切りのいいところまでやってたら遅くなっちゃって」 「ユーノ君は真面目だからねー、昔から。頑張りすぎちゃだめだよ」 「なのはだって真面目だろ?」 「えぇ?そうかな?」 「僕が言うんだからそうだよ」 「あはは、じゃあそうなのかも」 そんな雑談を交わしながら、僕はひとつの名前を思い浮かべていた。 ――フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。 「フェイトは?一緒じゃないの?」 印刷所の早割を使いたいからネタになる事件を掴みたいが為に誘導尋問をする。 個人的にスバルとティアもなかなかだけどやっぱり僕はなのはとフェイトがキャッキャウフフしているのが一番な人間なのでこればかりは譲れない。 後、ヴィヴィオは将来恐ろしく空気の読める大人になるだろうな、というのが僕の見解だ。 「フェイトちゃんは今お休み中。仮眠室にいるよ」 仮眠室……? 今からそこに向かうのかそれとも事後なのかそれをはっきりさせたいけど本当にはっきり聞いたら変態のレッテルを貼られてしまう。 KOOLになれ、KOOLになるんだ……!
「どうしたのかな、フェイト。疲れてるのかな」 グフフ、昨夜はお楽しみだったんですか? うおお、聞きてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!! 「うーん、最近仕事量増えたみたいだから。夜あんまり寝てないのかも」 寝かせなかったのは、なのは……君じゃないのかい? 「ヴィヴィオのお世話も楽しんでるみたいだけど私としては休んでほしい気持ちがあるなあ。フェイトちゃん疲れとか顔に出さないし」 ヴィヴィオばっかり構ってないで私も構って、と言えないなのは……か。アリかも。 僕としては小さい子供に内心張り合うなのはもイケると思う。 …………お?これ良くね? 子供に向かって子供みたいな拗ね見せるいい大人…… おーおーおーおー、いける、いけるよなのはさん!むしろ新刊これでいくか?! 『なのは?どうしたの?』 『……なんでもない』 『なんでもないようには見えないよ、なのは?何かあったなら言っ……』 『…………………………。 フェイトちゃんが……ヴィヴィオばっかり……構うから……』
うおーーーーーーーーーー!!!これいい!!普段あんまりこんな事言わないもんね、なのは! 勿論この後はエロフラグ!! で、ラストでヴィヴィオが『ママー?』とか言って一コマくらい出てきて二人が焦るシーンで締めればコメディ要素も入れられるし完璧!完璧な計画!! ん?でもこれ、逆の方がいいかな……。 実際ヴィヴィオ可愛がってる割合多いのはなのはだもんね……。 逆で行く……、ってことはフェイトのヘタレ攻め……?なのはのツンデレ攻めは次回に回すことにしよう…… 「顔に出さないとあんまり労ってあげられないから少し困るよね」 「あは、う〜ん、付き合い長いからそれでも何となくわかるよ」 そうだよね、なのはにだけは甘えるんだろうしねウッヘへ 「それじゃ私行くね!ユーノ君のお昼の邪魔しちゃ悪いし」 「ああ、僕こそ長話しちゃってゴメン」 それじゃまたね、と言って手を振るなのはの向かう先が仮眠室だったのを確認して、僕は一人構成を練り直すのだった。 オッワーレ↓
ユーノ真面目に好きな人ごめんね><
盛大に噴いたw GJ過ぎるvっか文章うまいですね!! しかし、ユーノが俺達過ぎるwwwww つられてSS聞いてたら なのシャマ書きたくなったんでそのうち投下するかも その時はどうかお手柔らかに!
ぶっちゃけ淫獣は好きでも嫌いでもなかった。ただお邪魔虫ならぬお邪魔イタチなだけで。
だが、この平行世界の同一存在――筆頭の女子大生漫画家――とシンクロしてるっぽい書記長はみょーに輝いて見えるっスよ…………!
>>102 ばっちこーい!
>>101 ユーノ、夏コミにヘタレ攻め本で冬にツンデレ本で頼むww
>>94 あの場面最初に聞いたときはてっきり如何わしいことしてでた喘ぎ声だと思っt(ry
なのシャマwktkしながら待ってるぜ
僕の名前はユーノ・スクライア。無限書庫の司書をやっている。 そんな僕の趣味は百合同人を書くことだ。 ……と言ったらもう誰も僕と目を合わせてくれないと思うので言い方を変えることにする。 『僕は僕の夢を追う。 そこには何の裏切りも、痛みも、哀しさも生まれないから。 僕は自分の感じたありのままを文字に換え、現実との共存を図る為にこの行為に及んでいる。 夢を追い、夢を守り、夢を創る。 さながら神の如き所業だ……』 知られたら死にたいから、という本音はさておき今日も僕の楽しい一日が始まる。
「フェイトちゃん、ケチャップ付いてる」 「あ……ごめん、ありがとう」 フェイトの口の端に付いたケチャップを指で拭い、どういたしまして、なんて言っているなのはに僕は言いたい。 ……なんでそこまでやっておいてその指を自らの口に運ばない?! 詰めが甘い、甘いよなのは!! その点は僕の新刊でカバーするにしても現実のなのはとフェイトはどうも歯痒くて仕方ない。 本当に仲が良いのは確かなんだけど実際僕が期待している間柄ではないのが悔しくて仕方ない。あれだけフラグを立てておきながら陰でこっそり接吻のひとつも交わしていないとはどうしたもんだろう? 僕の目の届かないところで事に及んでいたらそれはそれでグッジョブ極まりないけど、僕の百合勘が囁く。 それは無い、と。 でもまあこれはこれで……。 完全にくっ付かれたら僕としては狂喜乱舞なんだけどその分他のカップリングが組みにくくなるしね。 そういう意味でクロノ、僕は君が嫌いだよ……。そんなはっきりとされちゃカプ要素もくそもないじゃないか。 「昨日の夜寝苦しかったね」 「そうだね……、あんな格好で寝たら風邪引きそうだけどクーラーってあんまり良くないしどっちもどっちかも」 とかなんとか言ってたら何ですかこの下着で二人とも寝ましたよ的発言は? これだから僕はなのはとフェイトからジャンル替えが出来ないんだ。喜んでいいのかなんなのか最近わからないよ……。僕の人生これでいいのかな…… 「フェイトちゃん寝惚けてたよ?昨日」 「え、……ごめん……」 はいはいはいストップストップー。 何?寝惚けてたって何? 僕としては寝惚けて夜中襲っちゃった的展開を希望してるんだけどどう?
『フェイトちゃ……っ、ヴィヴィオ起きちゃう……から……っ』 『うん、だから静かにしてないといけないよね、なのは?』 『ん……っ、や、フェイトちゃん……!』 たまにはこういうのもいいかもしれない。 フェイトはヘタレ攻めがしっくり来るけど鬼畜っぽいのも割といけるな、案外雑食みたいだ、僕。 それで実際何がどうなったって? 「トイレ行こうとしてたらしいよ、フェイトちゃん。なんか壁に頭ぶつけてなんだかんだやりつつ結果たどり着いてた」 「……それなら起こしてほしいかも」 「あはは、ごめんね、なんか観察しちゃった」 ………………微妙だ……。 萌えがないわけではないけど期待にはまるで応えていないよフェイト…… でもそんな顔を見せるくらい信頼してるって部分はいいね。 実は襲おうとしたんだけどヘタレで出来なくてトイレ行くフリしたっていうのは在り来たりすぎるかな……。うーん……萌えに限らずだけど人の心を動かすのは本当に難しいね……、一時でも人気を得てもそれがマンネリ化すればそんなものは小波のように消えていく…… 何か新しい萌えはないもんですかね。でもまあこの世に内在する萌えなんてほとんど先人達によって踏み固められたコースでしかないし、この先生まれるものはそれの焼き直しにしかならない。 しっかしアレだよね、生産側である僕ら書き手は趣味でやってるアマチュアなのにそれに文句付けてくる奴ってなんなんだろうね?じゃあ自分で書いてみろゴルァ!なーんて言ったら叩かれるだけだしやめておこう……。そんなことちっとも思ってないですよっ、と……。 それはさておきネタという意味では実在する者を対象に二次創作するのはやりやすいジャンルと言えるね、予想GUYの萌えが拾えることもあるし。 だけどコレ本人が目にした場合がやばいんだよなあ…… このスリルがたまらない……とは言わないけどちょっとした背徳感は結構気に入ってたりするけど。
「そういえばね」 「うん」 「最近ユーノ君がやたらとフェイトちゃんのこと聞いてくるの。もしかしたらフェイトちゃんのこと好きなのかな?」 「それは……ないんじゃないかな……、ユーノ君はなのはだと思ってた」 「えー?ユーノ君と私は友達だもん、それはないよ」 「男は狼なのーよー♪気を付けなさーいー♪」 「え……、あ、うん。フェイトちゃん懐メロ好きなんだね」 「割と」 う……、流石に聞きすぎたか……。メールでも聞いたのはまずかった、あ、でも上辺はフェイトとのフラグを立てるのもいいかもしれない。 まあともかく暫く直接捜査は控えよう……。 「あ、なのは……、さっきから気になってたんだけど……いい?」 お?! 行くか?!行くか?! 『なのは……可愛すぎるよ?……責任。取って』 『フェイトちゃん……、誰か来たらどうするの……』 『どうしようね』 『もぉ……』 さあ行けフェイト!!ヘタレ返上しろ!するんだ! 「この部屋、盗聴器あるよね」 「あるね。ユーノ君がこれ秋葉原の裏道でチャイナの人から買ってたの見たから多分ユーノ君だよ」 「犯罪だね」 「そうだね」 オッワーレ
ユーノがどんどん自分の分身になってきた 1日に何度も投下申し訳ない 皆さん、良い週末を。
「なのはママ、このお話面白くなかったね」 「にゃはは、なのはママがちっちゃかった時はここの映画は面白かったんだけど」 「だいたい原作無視して、構成・カットが正面、斜め上、引きしかなくて2時間やろうとしたのが云々」 「ヴィ、ヴィヴィオ」 「やおが影響を受けて漫画版ナウシカにもその色が強く見れるのに云々」 「ヴィヴィオっ、もう遅いから寝ようか、ねっ」 「え〜、折角夜更かし出来たのに詰まらないお話見たから眠くないよ。そうだ!なのはママなにかお話して」 「う〜ん、聞いたら寝るんだよ。じゃあ高町家に古くから伝わる魔法のおまじない。これは大事な人に言うとその人ともっと仲良くなれるおまじないなの。それはね」 名前を呼んで
舌っ足らずのヴィヴィオが「こーころおなにー」と歌っているのを聞いて慌てるなのは それを見て密かに笑みを浮かべるヴィヴィオ
黒いww
ジブリネタ便乗 ヴィヴィオ「なのはママ眠れないからお話して」 なのは「じゃあなのはママの呪文のお話ね」 ヴィヴィオ「どんなの」 なのは「レイジング・ハートをもってこう唱えるの バルス・ウル・チョッ・トダケイ・タイノガ・マンデキ・ル」 ヴィヴィオ「ど、どうゆういみなの」 なのは「全力で潰す、ならば救われんという意味なの」 初めて聞いたとき怖くて眠れなかった
ワロタwww しかしその呪文は愛も示す
>>111 ヴィヴィオ、もしくはヴィータがポニョの歌を歌ったら、
ママと主はメロメロだろうなw。
ちなみに一度、『耳を済ませば』のなのフェイバージョンが見てみたいです。
>>116 つまりフェイトさんが歌ってる時になのはさんが殺人予告されてたな
「やなやつ、やなやつ、やなやつ」や
私フェイトちゃんに会いたくてジュエルシード集めてたんだよ、一回は正面で奪いあってたんだよ
嘘っ!や
ヴィータちゃんの時フェイトちゃーんって心の中で思ったら、本当にフェイトちゃんが表れれてさ
などですね
坂道でフェイトカーを後ろから押すなのは
「なのは、好きだ!結婚してくれ!」 普段と変わらんな
>>119 でも口調で考えたらフェイトよりはヴィータっぽい気がする。
>>120 フェイトそんはまず行動の狼、ヴィータは肝心なところで噛んじゃう
明らかに姐さんじゃないか
ジブリ映画は耳を澄ませばと千と千尋しか見たことないな
>>119 確かに姐さんっぽいww
「テスタロッサ、好きだ!結婚してくれ!」 になるのか
>>122 『ごめん、シグナム。私にはなのはが…』とフェイトに言われ
傷心のシグナムを優しく抱擁するはやてとシャマル
まで見えた
『疾風と菜の花』 金色の雷神に守られた、我が愛しの白き魔法少女。 その微笑みは枯れ木を蘇らせ、その愛は野獣をも恭順させる。 我もまたその美しさに心を奪われ、その優しさに愛を誓った。 たとえこの願い叶わずとも、我は狸として生き狸として駆け抜ける。 「なあ、リイン・・・これは何なん?」 「詩ですー」 「そ、そうなんや・・・」 「はやてちゃんの想いを歌ったです」 「わ、私は別にこ、こんな・・・」 「嘘はだめですー。私ははやてちゃんの心を一番よくわかってるです」 「そ、そう言われても・・・」 「私ははやてちゃんの深層心理までアクセスできるです。普段何を考えてるかもお見通しです」 「ほ、ほんまかいな!?」 「はやてちゃんがなのはさんを見ながら毎日考えてることも全部映像で見てきたです」 「えっ・・・」 「ねえ、はやてちゃん、どうしてはやてちゃんはなのはさんの股に指入れてるですか?」 「うあああああああああああああ」 「どうしたの?はやてちゃん、大きな声だして」 「あ、なのはさん、はやてちゃんが・・・」 「もういややあああああああああ」
狸吹いたwww
最初のリインの書いた詩がちょっとカッコイイとおもったww
狸と小さな妖精さんネタと連投になってすいません。 なのは×カリム、極一部にしか需要がないのはわかっていますが細々と続けております。 サウンドステージSS04の二人の会話だけが原動力です。 それでは4レスです。
前回までのあらすじ。 ついに愛する魔法少女と結ばれた聖王教会教会騎士団騎士。 そんな彼らの前に金髪の雷女が立ちはだかる。 しかし二人の愛の力は雷女を凌駕するのだった。 「カリム、何を書いているんですか?」 「ああ、これは今度の新刊よ」 「新刊?」 「コミケ当選したの」 「コミケ?」 「コミックマーケットよ、毎年2回海鳴であるじゃない」 「海鳴ってどこですかそれは……というかコミックマーケットって何ですか……」 「やぁねぇ、海鳴は第97管理外世界じゃない」 「第97管理外世界って、カリムとどういう関係が?」 「なのはさんよ、なのはさん」 「あー、なるほど。なのはさんの出身世界ですか」 「そうよー、聖王の出身地より大切なことなんだから覚えておいてよ」 「聖王教会教会騎士団騎士ともあろう方がそのような発言はお控えください……」 「それで、コミックマーケットとは何なんですか」 「自分で描いた漫画を売るのよ」 「漫画……ですか?」 「ほら、これが今度のコミケに出す私たちの新刊よ」 カリムから薄っぺらい冊子を渡され、それを開いてみるシャッハ。 「なっ……」 シャッハは絶句した。 本の中では、どう見てもなのはにしか見えない少女がとんでもない表情でとんでもないことをされていた。 そして、とんでもない事をしてる方の少女というか女性は……どう見ても隣でニコニコしてる人に他ならなかった。 シャッハは思った。 自分が仕えている騎士はこんなにも欲求不満だったのかと。 そして、このままでは本当にこの冊子の様な犯罪行為に走るのではないかと。
「カ、カリム……こんなものをまさか本気で衆人観衆にさらすつもりではないですよね」 「あら、この素晴らしいカップルを世の方々に知ってもらわないといけないでしょ?」 こいつに何言っても無駄だとシャッハは理解した。 と、ここで先ほどのカリムの「私たちの新刊よ」という言葉を思い出す。 「そういえばカリム、先ほど私たちの新刊とおっしゃいましたけど」 「ええ、私とシャッハの新刊」 「はっ?」 「私たち、サークル作ったじゃない。『性王教会』」 「カリム……そのうち教会評議会に消されますよ……」 「あら、どうして?」 「……とにかく、そんなサークルいつ作ったんですか!というか何で私まで入ってるんですか!」 「やだぁ、私とシャッハはどんな時だって一緒じゃない」 真直ぐにシャッハを見てそう言い放つカリム。 「カ、カリム……」 思わず黙ってしまうシャッハ。 「それでね、もう少し鬼畜な方がいいと思うの」 「は、はぁ……鬼畜……ですか?」 これ以上どう鬼畜にするんだよとシャッハは心の中で突っ込んだ。 「やっぱりア●ル責めも追加した方がいいかしら」 主の口から出た衝撃的な言葉に、口に含んでいた紅茶を噴出すシャッハ。 「ごほっ、ごほっ、カリム……今何と……」 「え、やっぱりア●ル責めも追加した方がいいかしらって」 シャッハは心の中で叫んだ、私の……私の美しく気品溢れるカリムがあああああと。
「カリム……そのような言葉を使ってはなりません」 「あら、そのような言葉って?」 「……その……ァ……ナル責めとか……」 「あら、いけない言葉だったかしら?」 何言ってんだこいつ……と、シャッハは半ば諦めモードに入る。 「とにかく!言葉だけではありません!このような破廉恥な出版物、許す事は出来ません!」 「私が一生懸命作った本……破廉恥なのかな……」 さっきまでニコニコしていたカリムの表情は一転して悲壮なものになった。 「シャッハには……シャッハにだけは上手くできたって言って欲しかった……」 カリムの頬を一筋の涙が伝う。 いやお前、上手くできたとかそういう問題じゃないだろと、シャッハは泣きたい気持ちを堪えて突っ込む。 「……カリム、言い過ぎました。申し訳ありません」 「いいのよシャッハ……私の本なんてどうせ……」 「そんなことありません、よく描けてるじゃないですか」 「ほんと?」 「はい、とてもカリムらしい個性が出てると思います」 「よかった」 ぱーっとカリムの表情が元の晴れやかなものに戻る。
「じゃあはい、シャッハよろしくね」 突然カメラを手渡されるシャッハ。 「あの……これは?」 「原稿書くための取材をお願い」 「取材って……」 「決まってるじゃない、なのはさんよなのはさん」 「はぁ……なのはさんを取材するんですか?」 「自然な写真をお願いね。特にお風呂に入ってる所とか、寝てる所とかそういう自然な表情が欲しいの」 「カリム」 「なぁに?」 「それ、盗撮です」 「あら、とうさつって何?」 「本人に内緒で隠し撮りをすることですよ……」 「あら、取材ってそういうものじゃないの?」 「全然違います」 「でも見てよシャッハ」 カリムは引き出しを開けてアルバムを取り出しシャッハに渡す。 「これは……?」 「私の大切な写真を入れてあるアルバムよ」 アルバムを開いたシャッハは本日二度目の絶句をする。 明らかに赤外線カメラで撮影されたとおぼしき写真がびっちりと整列していた。 中にはなのはがトイレに入っている写真まであった。 「カリム……」 「なぁに?シャッハ」 「貴方はやはりその性根の根本から叩きなおさないとだめなようですね……」 「ちょ、ちょっとシャッハ……何だか目が怖いわよ……」 「烈風……一陣!」 「いやあぁぁぁ」 今日も元気に窓ガラスをぶち破って庭に飛んでいくカリムであった。 カリムの執務室の隣にあるシスターシャッハの秘書室。 自分の椅子に深く腰掛け、窓の外を一瞥し辺りをキョロキョロと見回すシャッハ。 人の気配がしないことを確認すると鍵のついた自分の机の引き出しを開ける。 中からピンク色のアルバムが出てくる。 その表紙には金で『☆カリム☆』と刺繍が施されている。 開くと中には、カリムがシャワーを浴びているところや、トイレに入っている写真が所狭しと並んでいた。 普段とは打って変わって締まりのない表情でこれらを食い入るように眺めるシャッハ。 毎日馬鹿な主に振り回されているシャッハの唯一心休まる時であったという。
結局似た者主従かい!!w
半角二次元板の百合スレがまた削除されました。
著作物のアップロードを日常的にしているスレは百合スレだけではないのですから、
こう何度も百合スレが停止や削除をされるのはおかしいと思います。
少し長くなりますが、百合スレ住人達の声をご一読ください。
10 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 12:29:56 ID:j+X8Lyvx
なんで毎度スレストされんの?
11 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 12:32:39 ID:lgwBW63+
粘着されてるから
13 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:02:39 ID:A+CUblbu
そこで疑問なのがなんでこのスレだけなの?って話
他にも同じ様な事やってるスレはあるのにね
だから著作権がどうのこうの言ってるけど実際はスレを潰したいだけなんだろって事
14 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:06:22 ID:RTi5I2Sg
移転考えた方がいいかもな
真性キチガイと張り合っても仕方ない
15 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:07:32 ID:j+X8Lyvx
著作権口実にして依頼してるのか
17 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:28:26 ID:mIWVR1ws
まあスレストされたところで新スレたてればいいだけの話
別に問題はなかろう
18 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:29:50 ID:t0/CcI5N
考えて見たんだけど”見せしめ”って事なのかなー?
まぁ、削除依頼の件は考えてみるよ
もし、通らなかったらこのスレの是非はひとまず置いて置くとして
削除人にも問題ありって事だしね
20 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:39:09 ID:srU5iS8d
どっちが先にやめるかとかこういう持久戦が好きな俺は異端
まあ毎回ここの削除依頼出してる奴、ここ消えた後も全スレ依頼出して消せよな?
それくらいのやる気ねーとスレなんてまた簡単に立つだろ
何が言いたいかというと
>>1 乙
22 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:46:28 ID:MtQIw8eq
>>20 だなw全部のスレが依頼されて消されないといけないよな。
23 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:46:52 ID:t0/CcI5N
>>21 同じ様な事をしているのに片方は削除されないって事は
明確な基準も無く、ただ削除人の気分次第で決めているのではないのか?って事
24 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:56:03 ID:srU5iS8d
>>23 いいか、俺たちは百合が好きだ
だが管理人は・・・?
つまりそういうことだ、俺はこれ以上わかりやすく説明できん
海鳴ってカリム古いな
>>133-134 同じ百合好きのよしみだ、みんなで協力させてもらう
とりあえずどうしたら虹板の百合スレが削除されなくなるか相談しよう
ひとつ考えてみたんだが、アップしてるのも削除依頼出してるのも同じ荒らしであり、
百合スレは被害者なんですと削除人に信じ込ませるというのはどうだろう?
自演にしろ荒らしにしろもっとうまくやれよw
カリムといい、アオイシロの綾代といい、時代はエロ上品なのかw。
>>136 ありがとうございます。
百合スレが二度と削除されないように頑張りましょう。
はやての初恋は初代リィンだと思ってる
シグナム×はやて行くぜー 需要あるといいな……
「シグナムってあれやんなあ、フェイトちゃんのこと好きなんやな」 「…………は」 手に持っていた紅茶のティーカップが滑り落ちそうになったのをぎりぎりで受け止め、落下を防ぐ。 「は、ってなんやー、は、って」 「……申し訳ありません、ご無礼を」 「そやなくてー」 主はやての意が汲めなくて顔を凝視してしまう。 そうではない、とはどういう意味を持ってのことなのだろう。 「そんな意外そうな顔するゆうことはあれやろ?自覚ないっちゅーことや」 「自覚とは……何の事でしょう」 「ふぇ……、ほんとに無自覚なん?」 主は考え込むように少し目元を吊り、それから言った。 しかし、その言葉はあまりに不本意なものであったので私は鸚鵡返しをする羽目になった。 「……主はやて、それは……というか……その発言は明らかに理解の範疇を超えています」 「なんでー?簡単やんか、シグナムはフェイトちゃんのこと好きなんやろ?ってゆうただけやのに」 「いえ、ですからそれが理解出来ません。何故私がテスタロッサを……」 「見ればわかるて。シグナムあれやもん、フェイトちゃんのこと見る目がお花畑みたいになるからすぐわかるわ」 「なりません!」 「むー、意地っ張りさんは嫌いやでー?えい」 額を小突かれ微笑まれては肯定せざるを得ないではないか。しかも頷かなければ主はやては私を嫌悪の対象に置くらしい。 「…………テスタロッサが好きデェース」 「あはは、よーやっと認めたなあ!うん、ほんなら私が全力全開で応援したるからな、安心しとき?」 「………………アリガトデェース」
**** なんだか知らないが私はテスタロッサに愛情を持っていることになってしまったらしい。 実際私は奴を嫌ってはいないが決して間違っても方向性を違えてはいない。こればかりは我が主が『主はやて』であることと同じ位に断言できることだ。 しかし思念を持った個体というものは極めて複雑だ。もしかすると気が付いていないだけで私はテスタロッサにその感情を抱いているのかもしれない。 「ザフィーラ、少しいいか」 「……なんだ」 「ひとつ聞きたいことがある」 「なんだ」 「私はテスタロッサが好きなのか?」 「…………主語述語以前にお前に助言する為の基本情報が多々抜け落ちている気がするのだが」 「例えば何が抜けている?」 「……話を理解する上での重要項目がまるで足りていない」 ザフィーラは新種の生命体を見るような目で私を見つめた。相変わらず毛深くて暑苦しい奴だが今はそれには触れておくまい。 「主はやてにそう告げられたのだ。テスタロッサとの仲を進展させる為だろうな、成り行きで応援される羽目になってしまった」 簡単に先日のやりとりを交えそう伝える。 守護獣はふむ、とひとつ洩らしてから口を開いた。 「大人しく応援されておけば良いではないか、危害や損害を被る訳ではなかろう? 主はやてはまだ幼い。そのようなものに興味が強い年頃なのだろう」 それは理解できなくもないが、あの強引さではこの先どんな『応援』をされるのかわかったものではない。 「後、目が花畑になるとも」 「眼科に行けという暗黙の命か……?」 「私は視力なら抜群に良い。それはない筈だ」 「我らには想像もつかん事を考えているのかもしれんな……、すまんが俺では力になれそうもない、シャマルかヴィータを当たってくれ」 「そうか、……邪魔したな、ザフィーラ」 「なに、構わん」 ザフィーラが小林○うの写真集に再度目を落としたのを視野に入れつつ、私は二人のいるリビングへと足を向けた。
支援
「ヴィータ、シャマル、話がある」 「あ?なんだよシグナム」 「どうかしたの?」 「最初に言っておくが私は正気だ」 真剣な顔つきで二人を見据えると、それは伝染するようにヴィータとシャマルを包んだ。何も言っていないのに膝を正し私を見ている。 「シグナム……?はやてになんかあったのか……?」 ヴィータが不安そうにシャマルの手を掴みながら言った。 まあ、一応『はやてになんかあった』ことにはなるのだろう。 「ヴィータ、お前が心配するような事は何も無い。 ただ、個人的に聞きたい事があるだけだ」 「ひょんなことのひょんって何?とか……?」 「確かにそれは気になるが少し違う。 ……ヴィータ、シャマル」 順に二人の顔を見てからザフィーラに問いかけたものと同じ言葉を吐く。 「……え……シグナムってそっちの奴だったのか……?」 「ヴィータ、『そっちの奴』って?」 「良く知んねーけどさ、少し前深夜にテレビで見たんだ、女が女好きになるっての。なんとかパニックって番組だったぞ」 シャマルの顔が一瞬凍ったように見えたのは気のせいだろうか。 「シグナム……ええと……愛の形は……それぞれだと思うから……想いのままに突き進めばいいんじゃないかしら……」 若干距離を離されたのが微妙に心痛いのだが誤解なのだし気に病むことではない。そう思い直しシャマルに言葉を向けた。 「断じて言うが私にそのような趣味は無い。 剣の騎士シグナムは主はやての為に生き、この身を血に染めることも厭わず、剣技の全てを主に捧ぐ。その為に私は今此処に居るのだ。 テスタロッサにかまける暇は愚か、感情を向けることなど在りはしない」 「……それはわかってっけどさ……」 「なんだ」 「要するにシグナムははやてがすきってことだろぉー?」 「……ヴィータ……それ地雷……」 「だってシャマルだって思うだろ?はやてはやてはやてって一日何回はやてって言うんだよ」 「それはヴィータも同じでしょう、一日中はやてちゃんにくっついてるんだから」 「あたしははやて好きだって認めてるからいいんだよ」 なんだその理由は。 いや、主はやては、文字通り主なのだから…… ……………………主だから、大切にするのは当たり前だろう。 何を言っているんだ、ヴィータは。
**** 「なー、なのはちゃん」 「うん?」 「昨日な、シグナムにフェイトちゃんのこと好きやろ?って言うてみた」 「えー、それでシグナムさんなんだって?」 「違いますー言うてたんやけどな、結局最後は認めてたで」 「ほんとに?! シグナムさんフェイトちゃん好きなんだぁ……」 軽い驚きの混じった声を聞き、はやては複雑な表情を浮かべた。 それに気付いたなのはが言葉を続ける。 「えっと……?どうしたの、はやてちゃん?」 「……シグナムはフェイトちゃんを好敵手とは見とるけど、そんなんちゃうよ?」 「え?」 話が上手く飲み込めずにいたなのはだが、ラブ臭センサーを最大観測値にまで上昇させ、事の次第を掴もうと意識を勘繰らせた。 「………………もしかして?」 「なんや、わかってもーた?」 「もし私の勘が正しいなら、はやてちゃん……結構な誘い受けだね……」 はやてはふぅ、と溜息を零してから少し笑った。 大正解、と顔が言っている。 「大分態度で現しとるんになー、あのあほすけ気がつかへんねん。 せやから今回ちょこっと小細工させといたっちゅうわけや。シグナムのことやから守護騎士の皆にまず相談するやろ?で、シャマルとヴィータはシグナムのほんまの気持ち知っとるから上手いこと気が付かせてくれるって算段なんやけど」 「ほんまの、きもち?」 意味を掴みかけたものの断言までは行き着きかねてそう返す。
「シグナムが好きなんは私や。 そんなん皆知っとるんに本人だけ気が付いてへん。こんなあほなことあるかっちゅうの」 はやてがさも不満だ、と言いたげに口を尖らせる。 「ああ……、なるほど……」 「これでも気ぃつかんのやったら腹いせにフェイトちゃんに口裏合わせてもろてほんまに嫌がらせしたろかー思うわ……」 言われてみれば、と言うか、シグナムのはやてへの過保護を通り越した態度は行き過ぎなのでは、と日頃思う機会の多かったなのはなので事情がすっかり氷解した。 守護騎士という名目があるからこそ気が付きにくい気持ちなのかもしれない。忠誠心の塊のような存在であるシグナムは自分の気持ちを主へのそれだと思い込んでしまっている、という事だ。 確かに少し厄介な相手である。 ――それにしても。 はやてちゃんが自分から言えばいいだけじゃないのかな。 ……とは意地っ張りなはやてに言えるはずもなく。 それなら、ひどく遠回りな両想いを目下続行中の二人をそっと応援することにしよう、となのはは内心思ったのだった。 オッワーレ↓
GJ! 王道そうで意外にないカップリングだよな・・・ しかし、このシグナムを完全にその気にさせるのは難しそうだ 頑張れ、はやて
GJ!! シグナムは鈍感なんですね、わかります。 主従関係から恋人に変わる日は来るのかな… というかザフィーラが気になって仕方ないw
シグはやGJ!
ちょっとした書類手続きのミスから、住む部屋が無くなってしまったなのは。 先の事はさておき、とりあえず今日眠る部屋くらいはどうにかしなければならない、とホテルに電話を掛ける。 しかしどこも満室で今からでは部屋を取る事は出来ず、なのはは完全に困り果てる。 そんななのはへと、ゆっくりと近づいていく一つの影。 影はなのはを自らの部屋へと誘う。 「本当に、あなたの部屋に行ってもいいの?」 魔法少女ホームレス教導官、始まりません。
馬鹿野郎! 何やってるんだ始まれよ!!
さすがになのはさんも親しい仲の相手じゃなければ泊まりにいかないだろうから・・・ 誰だろう…
なのはとヴィヴィオとフェイトなら仲良く公園生活しそうだけどな 寒空の公園なはずなのに熱々オーラ全開で公園の温度を上げてそうだ 同じく公園生活してるニートの将がホームレスの先輩として食べ物とか持ってきそう
貧乏ネタはやめようぜ。俺ちょっとトラウマが…。
逆に考えるんだ 百合展開にすればトラウマが克服できると
ダブルブッキングネタを読んでみたい 一度書こうとしたんだが長編になりそうで挫折したんだ
貧乏ネタならお嬢様×貧乏人がセオリーだな アリサ×なのはぐらいしか思いつかんが 雰囲気だけならフェイト×なのはでもいけそう
すずかさんのことも、たまには思い出してあげてください
食費が嵩んでまさかのナカジマ家解散、スバルはティアナのとこに転がり込むとして ギン姉は一体どこへいけば…、マリエルのとこかナンバーズの更正施設か? マリエルの研究所へ行けば夜な夜なエロい改造手術やエロい実験の検体にされる毎日… 更正施設へ行けば今まで先生面してたのに一転して邪魔な居候化した元教師を可愛がる毎日… 両方捨てがたいな…ゴクリ
そこで、フェイトさんですよ
姉妹百合で
築40年・風呂無し1Kのボロアパートで二人暮らしですね、分かります。
ここで意表をついてガジェット
独り暮らしだけどいい家に住んでるティアナの元に転がり込むナカジマ姉妹。 最初はツンツンしてたティアナも、家族の温かみに気づき、いつしかデレデレに。 そして、二人の狭間で揺れる恋心。 奇妙な共同三角関係の行方はいかに? ラブコメあんま好きじゃないけどこんな話なら正座して読むぜ。
貧乏ネタだと、こんな感じとか(違) シグフェで1レス。 『蜘蛛と花咲ガニの素敵な関係、もしくはイチゴ味の着色料』 機動六課の食堂で、ライトニング分隊の隊長と副隊長が楽しく談笑を続けながら、 威風堂々傲岸不遜、3杯目のカレーをおかわりしていた。 「リニス…ああ、前にも話したと思いますが、私の教育係ですね、母さんの使い魔の 彼女が居なくなってから なのはに出会うまで、結構食べるものに困りましたから」 持込のカレースプーン(次元航行部隊備品)を咥えながら、 遠い目をした金色の執務官が、思い出話に花を咲かせる。 「河原に食べられそうな虫を探しにいったのも、今となっては良い思い出です」 「ふむ、私の方も7代ほど前の主のために、船旅をしなくてはならない事があってな」 烈火の将もカレー用ソイソース(首都航空隊支給品)を傾けながら、 歴戦の記憶の奥底から、近似の体験談を発掘する。 「平パンに湧いた虫だが、頭の黒いやつを噛んだ時はかなり参ったものだ」 「ああ、あれって苦いんですよね」 他愛の無い返答に、空気が変わった。 相対する二名は朗らかな笑顔で、しかしその目は微塵も笑っていない。 近くに座って耳を塞いでいた隊員たちが、我先にと食堂の外へと逃げ出して行く。 そのような沈没船さながらの光景の中、渦中の二人はカレーを順調に片付けながら、 腐った魚、緑色の水など、危険極まりない単語を織り交ぜて会話を繋げていった。 「さてテスタロッサ、お前は猫を喰った事があるか?」 「アクが強くて困りますよね、そういえばサバイバル訓練で蜥蜴が居たんですが」 「見た目はともかく味は良いよな、調理に少し手間がかかっただろう」 「あ、マイクロ波出せますから、食べ方に困った事はありません」 「便利だな、私は焼く事しかできん」 ろくでもない会話を繰り広げながら、最後までの正道喰い。 やがて、伽藍堂と化した食堂に、馳走への感謝の言葉が軽く響いた。 ライトニング分隊が暫く、食堂への出入り禁止となった事は言うまでもない。 (終)
>>131 カリムはもうどうしようもないところまで来てるwww
>>151 久しぶりに姐さん来たー!
本当にありそうな感じだと思った
そして自分はギンフェイが好きだと言ってみる
そういえばあの運動会の話のおまけはまだ来ないのかな。 けっこう楽しみに待ってるんだが
>>174 スマン&d
たまたまそこだけ拾ったんだ、詳細を聞きたいぐらいの勢いだw
177 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:22:27 ID:jQhm+ZCd
「せやからーっ、シグナムは誰が好きなん?!」 何故主はやてが怒るのかわからずに、私はただ呆然としていた……わけはなく、実際はこの状況を穏やかなものに変化させる為の具体案を検討していた。 まず一考すべきは、主が何に怒りを向けているのかを正確に把握することだ。 それがわかれば話は簡単なのだが、一向に糸口さえ見つけられぬまま膠着状態へと移行する兆しを見せている。 一体主は何が気に入らなかったのだ? 先日主が言った事……、私がテスタロッサを好きだという発言を受けて肯定したはいいが、気持ちにぴたりと来るものはなかった為にやはり違うようだと告げたらこうなった。 どうして主は私がテスタロッサを好きでいなければならないと思っているのだろう。 「誰が好きか……と問われても直ぐには答えが出そうもありません」 「ゆっくりやったら答えられるん?」 「いえ……、そういう類の問題ではないかと」 「じゃあどんな問題なん!」 だん、と机を主の小さな拳が叩いた。 「主はやて、……正直に申し上げます。 ……私は主が何を考えてそのような事を仰るのか見当が付きません。 それから……、御自愛を」 握られたままの拳を手のひらで包むと、主は俯いてから何か呟いた。 「………………? 今、何と」 「…………ほ」 「……主?」 「……こんの………………、 度あほぅ!!!!!!!」 そう叫んで、呆気に取られた私を置くと主はやては部屋を飛び出していった。
178 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:22:55 ID:jQhm+ZCd
「なのは、携帯」 「え?あ、ほんとだ、ありがと」 「うん」 ちかちか光りながら着信音を歌う携帯を開くと、画面には『はやてちゃん』の文字が躍っていた。 なんだろう、と思いつつ通話を押す。 「はやてちゃん?どうした……、え?あ、ちょ、はやてちゃん?!お、落ち着いて…… あ、はやてちゃ…………!」 携帯の液晶画面を見つめたままのなのはを妙に思い、フェイトが話しかける。 「はやて、どうしたの?」 「なんか……、よくわかんないんだけど……これからこっちくるみたい」 「今から?」 「うん……。なんか怒ってるかんじだったんだけどどうしたのかな……」 「新品の靴で出かけた時にガムでも踏んだのかも……」 「それはないでしょ……」 30分程して、インターホンが鳴った。 画面ではやてであることを確認すると、ドアを開ける。 「あ、はやてちゃん、いらっしゃ……」 「あかん!もーーーーーー、あかん!!!!!!」 出会い頭にそんなこと言われても、となのはが笑顔に汗を垂らす。 とりあえず入って、とだけ言いながら、シグナムの顔を思い浮かべた。 シグナムさん……、いい感じに勘違いしたまんまなのかな……。こっちに火の粉が掛かるから主馬鹿も程々にしてほしいのですよ、みぃ……。
179 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:23:27 ID:jQhm+ZCd
「はやて……、どうしたの?」 やかんのように蒸気を上げるはやてにフェイトが当然の流れな質問を掛ける。 「……どーしたもこーしたもあらへんわ……。あのあほ、予想の斜め上どころやない……」 「あの、あほ?」 「あ、フェイトちゃんは知らなかったよね」 人数分のお茶を盆に乗せて運びながらなのはが苦笑した。 簡潔に説明すると、フェイトは自分の名が出てきたことに随分驚いた様子だったが、事情を飲み込む頃には落ち着きを取り戻していた。 「シグナムらしいと言えばシグナムらしいね……」 「まあ、……そうゆうトコ含めてシグナムなんやけどな。 ……けど度が過ぎたらただのあほや、度度度度度あほうや」 「……あはは、うーん……、相手が相手だから一筋縄じゃいかなそうだね……」 「…………両想いやっちゅーねん、あのあほぅ」 自棄酒を煽るサラリーマンのように、はやてが出されたお茶を一気飲みする。 普段おっとりした空気のはやてがここまで荒れるとはシグナム恐るべし。なのはとフェイトは顔を見合わせた。 「それで今日はな、二人にお願いがあって来たんや」 かたん、とはやての持っていたグラスがテーブルで硬い音を立てた。 「何かな、はやてちゃん。私で良ければ力になるよ」 「……私も」
180 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:23:49 ID:jQhm+ZCd
「……ありがとな、二人とも。……あんな、シグナム……、私の守護騎士やろ?せやから私んこと守るんは当然と言えば当然やんか。 シグナムはもし私が死にそうな危機に遭ったりしたらそれこそ身体張る。それはヴィータ、ザフィーラ、シャマルも同じやけど、せやけど……、シグナムは……それ以上の気持ちで私のこと守ってきてくれた。今までずっと一緒におった私やからわかる。 自惚れって言われるかもしれん、自意識過剰って言われるかもしれん、せやけどもう分かりすぎるくらいに分かるんよ、……シグナム、私んこと好きなんや、って。 目ぇが言うてんねん、ものすごぉ優しい目で私のこと見る。好きやって、目だけでなら何万回言われたかわからへんで……」 「…………はやてちゃん……」 どんな言葉を言うべきか、行動を起こすべきか。それはここに二人を頼ってきたはやてが決めることだ。 小3から同じ時を過してきた仲間の幸せを願う気持ちなら売る程ある。なのはとフェイトは、はやてが頼みごとを口にするのをただ、待った。 自分から言えばいいだけじゃね?という突っ込みは深く胸の奥に終いながら……。 「……強硬手段で行こか思うんよ」 「凶行手段?」 「字ぃちゃうわ! ……あんな?」 はやての語るその計画に二人は耳を傾けた…………。
181 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:24:22 ID:jQhm+ZCd
「少しいいか、ザフィーラ」 「……シグナムか。どうした」 「……私は何故テスタロッサを好きにならなくてはならんのだ?」 デジャヴを感じつつもザフィーラは口を開く。 「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンと政略結婚でもするのか、お前は」 「そんなわけがあるか」 「ならばその問いには俺は答えを持ち合わせていない。 だが、話を聞くことなら出来る。上手い手を思いつくかどうかは知らんがそれでも良ければ何時間でも付き合うぞ」 ザフィーラが獣化フォルムを解き、人型へ変わる。目線を合わせる目的での彼なりの配慮なのだろう、シグナムは薄く笑った。 「……いい男だな、お前は」 「百も承知だ」 にやりと笑い返し、ザフィーラはソファーに座り込んだ。シグナムもまたそれに倣い腰を落とす。 「主はやてのことか」 「……ああ」 「飛び出していったところを見た。ヴィータがひどく気にしていたぞ」 「……そうか、後で詫びねばな……。 何をしてしまったのか皆目見当が付かないのだが、私が逆鱗に触れてしまったようなんだ」 「順を追って説明してみろ。必ず糸口は在る」 それを受け、シグナムは出来る限り詳細に顛末を話す。 ザフィーラは腕を組みながら脳裏で情報を組み分け、客観的考察を加える為に眉間に力を込めた。 「……これで全部、だな」 その一言を合図としたようにザフィーラは閉じていた瞳を開けた。
182 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:24:49 ID:jQhm+ZCd
「……そうか」 「何か理解るか」 「……ああ、おぼろげながら全体像は掴めたな。 では整理しよう。シグナム、お前が最大の疑問としているのは何故主はやてが怒っているのかという一点と、テスタロッサに好意を向けないことに主が不満を感じているその理由……で間違いないな?」 「……ああ、そうだ。幾ら考えても何も結び付かない」 お手上げだ、と言わんばかりにシグナムは肩を竦めた。 「お前はある重要な事柄が全く見えていない。それが分からねば一生主の真意には辿り着けんとだけ言っておこうか」 「……?」 「あまりに単純だ。お前は難しく考えすぎている。事は非常に明快かつ安直なのだぞ」 「自分で答えを求めろ、ということか」 「ああ。他人の種明かしを手に主の怒りが納められると思うのか、シグナム?」 そうか、と一言残してシグナムが立ち上がる。 「人に頼ってばかりではヴォルケンリッターの名が泣くな。 すまない、邪魔をした」 「気にする仲でもないだろう、俺で構わんのなら幾らでも時間を割く」 「……いい男だな、お前は」 「承知だ」 信頼の笑みを交わしたのち、清水○里の写真集へと視線を落としたザフィーラを目の端に映しながらシグナムははやてを探しに外へと向かったのだった……。
183 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:25:19 ID:jQhm+ZCd
同時刻、ヴィータ、シャマル。 「なー、シャマル」 「……わかってるわ、はやてちゃんのことね」 「……うん。 あのさー、シグナムって馬鹿なのか?」 ホットミルクのカップの温度を手のひらに移すかのように、いつまで経ってもそれを口に運ばないヴィータにシャマルがその頭をそっと撫でた。 「馬鹿じゃないことは私たちが一番よく知ってるわ。少し不器用なだけなのよ、二人とも」 「けどさー……」 不満げに一口飲み込み、黙り込む。 「何?」 「ほんとに気付いてないのかな?はやてがシグナムのこと好きなんだろうなってことくらい、あたしにもわかるぞ」 「……そうよねえ……。でもそのまさかを地で行くのが、我らが将、剣の騎士シグナムよ」 「バトルマニア、だからな」 かちゃりとドアを開け、ザフィーラがリビングに足を踏み入れる。 「あれ?ザフィーラ珍しいな、人型になってるなんて」 「少し必要に駆られたのだ」 そう言うと、ザフィーラは普段の姿へと変わった。 「必要、って?」 「シグナムと話をしていた」 「何の話?」 「主の事だ。今シグナムは外に居る。恐らく主はやてを探しに行ったのだろう」 「シグナム、何か言ってた?今ヴィータとその話をしてたんだけど」 「……事態は芳しくない……というか何と言うか……だな。主にも伝えるべきなのかもしれん、小細工はかえって逆効果だ。将に欠けるモノで攻撃しては、シグナムはそれをそのまま解釈することになる」 「はやてちゃん、案外照れ屋さんだものね……。何とかしてシグナムから言わせようって気持ちはわかるけど、本当、逆効果ね。ストレートに言う以外道はなさそう」
184 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:25:44 ID:jQhm+ZCd
3人はやや呆れの混じった溜息を吐いた。 はやてが意地を張っている限り、シグナムは言われたそのままで状況を理解しようとする。当然、答えにはたどり着くまい。膠着状態を打破するにはどちらかが精神的成長を見せる必要があるのは最早明白だ。 「どーすりゃいいのかっつったらさ、はやてが言うかシグナムが気付くかのどっちかしかねーってことだよな」 「端的に言えばな。だがそのどちらも可能性は薄いとならば第三の解決法を考案するべきだ」 「ザフィーラ……、何かいい考え、ある?」 「あまり実用的とは言えないが、ないこともない。 主もシグナムもこのままでは平行線だ。だが、道を交わらせる事が出来れば自ずと解決法が見出せる。我らはその礎を築けば良い。 要は、如何に気が付かせられる状況を作り出せるかにある訳だ」 シャマルが思いついたようにぽん、と手を合わせた。 「なのはさんとフェイトさんに協力してもらうっていうのはどうかしら?現にフェイトさんは話に名前が出ているし」 「……でもよー、あんまり大事にはしないほうがいいと思うんだけどなー」 「ヴィータ、事は一刻を争うわ。今のままじゃシグナムとはやてちゃんは口をきけないかもしれないでしょう?気まずい空気を緩和させる役目を負いたいならそれでもいいわよ?」 「……う」 元々吊り眼のヴィータだが、この時ばかりは目尻が下がった。 「それ以前に、俺は主の作る食事にありつきたい。現状ではそれが危ぶまれているのが事実だ。出来る限りの最善を尽くすべき場面だろう。 だが事を荒立てないように処理すべき、という意見には俺も同意する。両名に尽力を願うのは見送ろう」 「……そう、ね……。じゃあ私たちは何をするべきかしら……」 「我らヴォルケンリッターは主の望みを叶える為に在る。そして主の願いは我らの知る所となった。 ならば話は簡単だ」 「どーすんだよ?」 ザフィーラは不敵な笑みを浮かべ、言った。 「強制転移、だ」
185 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:26:31 ID:jQhm+ZCd
全く、何がどうなると私はテスタロッサを好きにならねばならなくなるのだ。 奴に好意を示して何か得るものがあるのなら理解も容易いが、特に思い当たる節もない。 時空管理局とはもう何の確執もない……と言えばやや語弊があるが、テスタロッサと親密になることから得られる利益はこの他にない気もする。あちら側の者と交流を深めれば――実際そんな簡単な話ではないが――いざこざを回避しやすくなるのは事実だからだ。 それ位しか浮かばない。 私がテスタロッサにその感情を抱き、成就した場合の利益。 しかもその利益は今やほとんど意味のないものだ。私は時空管理局の者なのだし、因縁は最早存在しない。 考えれば考える程主はやての激昂が理解に苦しむものになる。 ザフィーラの言った、そういうものに興味がある年頃なのだ、という発言は一応分かる話だ。色恋沙汰に最も興味を示す歳になっているのだから。 だが、その興味が高じて私とテスタロッサとの仲を取り持ちたいのだとしても何故あれほどに怒りをぶつけてきたのか。 …………わからない。 通信も拒絶されているようだし、探しようがないので虱潰しに心当たりをあちらこちら回っているが主の姿を視認することは出来ず、私は溜息をついた。 「……ん」 「あ、アルェー?し、シグナムすゎ〜ん?」 「……なんだ、その気色悪い声は」 「き、奇遇ですねえ?!なんだか天気もいいし、えーと、あの、お散歩日和ですよねえ!!!世間じゃギャグ○画日和っていうものが流行ってるらしいですし日和は世界的流行なのかもですね!」 高町なのは。 何故こいつがここに居るんだ。いや、別に居ても構わないんだが…… それにしても明らかに腹に一物抱えた顔が気に食わない。……何を考えているのかわからないのは主だけで十分だ。
186 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 10:27:19 ID:jQhm+ZCd
「何か、私に用がありそうな顔だな」
「そそーんなことはない……と思いますーヨ?」
「声がひっくり返っている相手では説得力は雀の涙の分量にも劣るな。
なんだ?はっきり言え」
「え、あ、いや……あの……」
大袈裟な身振りが勘に触る。主の事で少々悶々としていたところなので若干いらついた。
「……合図や!フェイトちゃん、頼むで!」
「う、うん……!」
「シグナムの位置を補足した。強制転移発動、行くぞ」
「うん、だいじょ…………、え?!
ちょま……!!ザフィーラっ!!!」
>>151 の続きを勢いで書いてしまいました><
がんばれ貧乳と巨乳!
いやいやw むしろここから先を書かないとダメだろうwww
シャマルさんはなのフェヴィをちゃん付けで呼んでたよーな……他二人と違い、フェイトはミドルネームにちゃん付けだったっけ? さておき、鈍感さんと意地っ張りちゃんの間柄にどうけりがつくのか楽しみにしてます。 あとザッフィー、いい男なのにその趣味はどうなんだw
189 :
名無しさん@秘密の花園 :2008/07/13(日) 12:22:54 ID:TfZyJPYx
GJ >信頼の笑みを交わしたのち、清水○里の写真集へと視線を落としたザフィーラを目の端に映しながらシグナムははやてを探しに外へと向かったのだった……。 >清水○里 アウトーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回の人も微妙に違う意味でアウトだったけど完璧にアウトーーーーー ザフィーラ…
シャマル→なのは「なのはちゃん」 シャマル→フェイト「フェイトちゃん」 シャマル→ヴィヴィオ「ヴィヴィオ」 ヴィヴィオだけは全キャラから呼び捨てで呼ばれてたと思う。
ついでに呼び方がStS本編でほとんど出てこないで紛らわしいもの シグナム→なのは「高町隊長」※直接呼びかけるシーンはない。 シャッハ→はやて「騎士はやて」 ナカジマ三佐→なのは「高町嬢ちゃん」、はやて「お嬢」 なのは、フェイト→シャマル「シャマル先生」
4期で呼び方が変更になったもの なのは→フェイト「ダーリン」 フェイト→なのは「愛しのマイスウィートハニー」 ヴィヴィオ→フェイト「フェイトパパ」
ダーリンって見てどっかの押しかけ女房を思い出した・・・ まぁ、あっちは雷だからフェイトさんかもしれないがw
「ダーリン浮気はだめだっちゃ!!」 「わ、わ、フェイトちゃん部屋の中でサンダーレイジやめてってばぁ!!」 でもなのはなら充分応戦orハニーの格好に夢中で浮気どころではないw
>>191 シグナムはどっかで「なのは」って呼び捨てで呼んでなかったか?
某所で確認したら、「なのは、高町教導官、高町隊長」の三つ
いつもの呼び方を崩すとどうなるか気になるな なのはさんとフェイトさん場合 「フェイトちゃん」→「フェイト」 とかどうなんでしょう?
それだ!
>>199 のテスト
なのはが「フェイトちゃん」→「フェイト」、フェイトが「なのは」→「なのは様」にチェンジでなのフェイ。1レス。
-------------------
〜あらすじ〜
ここは喫茶翠屋。
今はお母さん達に頼んでフェイトと二人きり。
美味しそうにケーキを頬張るフェイト、だけど私はそれ以上にフェイトの口元が気になって……
「フェイト……」
「なのは……様……?」
「口元に生クリームが付いているよ、フェイト」
「え?
あ、ありがとう、なのは様……」
「ん……。
生クリームも甘くて美味しいけど、きっとフェイトの唇はもっと甘いんだろうな……」
「あ……やめて……なのは様ぁ……」
チュッ…ペロ…
「にゃはは、やっぱり美味しい♪」
「んもう、なのは様のイジワルっ!」
「ごめんごめん、フェイトがあまりにも可愛かったから、つい……」
「……」
「……フェイト?」
「……なのは様。
どうしよう私、また生クリームが付いちゃったみたいだよ」
「フェイト……」
「ねえ、舐めとってくれないかな?
その……なのは様の舌で……」
「……全く。
そんな上目遣い、一体どこで覚えたの?」
「え、私は別に何も覚えてなんかいなくて、その……」
「その可愛さ、反則だよ。
抑えが効かないんだけど、責任とってくれるかな」
「う、うん……優しくして下さい、なのは様……」
終わり書き忘れたorz
ついでに
>>200 を
「あ・な・た♪」
「何だい、お・ま・え♪」
「呼びたかっただけだよ、あ・な・た♪」
「ふふ、可愛いね、お・ま・え♪」
「なあリイン、二人ほど解雇して辺境世界に飛ばしてもええかな?」
「奇遇ですねはやてちゃん。
いま私もそう思ったところです……」
「うふふふふふふ♪」
「あはははははは♪」
……終わっとく。
ここはフェイトの自演が酷いスレですねww
205 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:35:19 ID:jQhm+ZCd
何がどうなって私はこんな場所に居るんだ。 私は主はやてを探しに外へ行き、如何わしい目付きをした魔砲少女が話しかけてきたと思ったら足元に魔方陣が出現し、防ぐ間も無く何処とも知れない異次元空間に放り込まれている……という馬鹿げた状況。 ついでに言えば如何わしい考えを持って近づいてきた奴も一緒である。 …………何がどうなっているんだ。 「……………………にゃはは……、あは、あははは……」 渇いた笑いを貼り付けながら顔面蒼白な諸悪の根源に視線を刺す。 「どういうことだ、これは?」
206 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:35:50 ID:jQhm+ZCd
計画発動より数時間前、高町家にて―― 「強硬手段、って?」 「うん、あんまりいい案やないんやけど、これしか思いつかんっちゅうかなんというか……。 まず、なのはちゃん」 「私?」 「うん。なのはちゃんはまずシグナムに接触し、それから私の意志で発動するよう設置した魔方陣の上にシグナムを移動させてほしいんや」 「うん、それで……?」 「次に、フェイトちゃん」 「う、うん」 「移動が完了したらなのはちゃんが何らかの合図を送るから……ええと、腕をぶんぶん振る、とかでええかな。それを見たらシグナムを気絶寸前の寸止めアタック仕掛ける」 あまり穏やかでないその計画に二人が目を丸くする。 「えっと、気絶寸前って……あのシグナムを……?」 「そうやな、フェイトちゃんが不安に思うんも無理はない。いくら最近平和で身体鈍ってるかもしれへんゆうても相手はあのシグナムや。せやから『わざわざ移動させること』が重要になるねん」 「もしかして……一時的に動きを縛る効果のある魔法?」 フェイトが声を潜めながら言うと、はやては満面の笑みを返した。 ……なんだかはやてを見る目が少し変わりそうだ、とフェイトは思ったが黙っておく。 「動きを止めて確実に一撃を加える。ほんでシグナムが気絶したら転送ポートを展開して私んちに輸送!」 「それから?」 「後はまあ、私の色仕掛けやな」
207 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:36:12 ID:jQhm+ZCd
なのはの動きが止まり、表情が凍った。 貧乳の代名詞が何を言い出すんだと言うべき場面では勿論ないが、なのははその衝動を抑えるのにかなりの時間を要した。それはフェイトも同じだったようで、突っ込み待ちなのかそれともガチなのかを判断すべく、はやてを凝視する。 「………………そっか。……………………………………うん、上手く行くんじゃない…………、……かな! うん、大丈夫だね!」 かなり不自然ななのはの肯定の意にフェイトは冷や汗を垂らした……。 「それじゃ……シグナムの位置特定……急ごうか」 「せやな!う〜、緊張するなあ、私こうゆうんやるの初めてやから」 私らも大いに初だよこんちくしょう、と二人の背中が物語る中、フェイトとなのはは不憫な目に遭うだろうシグナムの捜索に着手した。
208 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:37:22 ID:jQhm+ZCd
同じく計画発動前、八神家にて―― 「ザフィーラ、強制転移って……何をするつもり?」 不敵なザフィーラとは反対に顔中に不安の色を載せたシャマルが言った。 「なに、簡単な心理作戦だ。 お前たち、吊り橋効果という言葉を知っているか」 「知らねえ。何それ?」 「何となくなら知っているけど……それをどう使うの?」 「シャマル、それなんだ?その、なんとか効果、って」 ヴィータが不思議そうな顔でそう質問した。 シャマルは少し考えてから、ヴィータにもわかりやすい言葉を選びつつ説明する。 「ええと、つまりね?ぐらぐらした吊り橋の上に居たらヴィータ、怖いでしょ?」 「うん、怖い」 「簡単に言うとね、恋愛のどきどき感と怖いなーって思うどきどき感は似ているの。 だから仮にヴィータがぐらぐら揺れる吊り橋を渡らなくちゃいけなくなったとするわね。何メートルもある橋を渡りながらヴィータは怖いな、って思うの。 その歩くたびに揺れる橋の真ん中辺りにザフィーラがいたとすると、その時ヴィータの目にはザフィーラがすごくかっこよく見えるのよ」 「……なにそれ」 「うーん……こう話すと胡散臭いけどね、要は危険な場所で誰かに会うと、怖くてどきどきしているだけなのにその人が素敵だからどきどきしているんだと脳が思い込んでしまうの。 だからこの仮定の中では理論上、ヴィータの目にはザフィーラがすっごくかっこよく見えるというからくりね。 これが吊り橋効果と呼ばれるもの。 だから誰かと親密になりたければお化け屋敷とか絶叫マシンとか一緒に乗ると効果があるわ(かってに改蔵より)」 「へぇー……。ありえねえけど理屈はわかった、かな。ザフィーラ、それでこれをどう使おうってんだ?」 ぽきぽきと指を鳴らしながらシャマルの心理学講座終了を待っていたザフィーラがふう、と一息ついた。
209 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:37:51 ID:jQhm+ZCd
「強制転移の届く範囲かつ安全と言える異次元空間にまずシグナムを放り込む。その直後主はやても同じ場所に」 「ちょっと待って、異次元でも安全な場所じゃ吊り橋効果は期待できないんじゃ……」 「ああ、勿論だ。シグナムがいるとはいえ主を危険に晒すわけにはいかないからな、俺の目の届く場所に、俺が作り出す。これで安全なことが前提での危機が演出出来る。 頃合を見て主とシグナムを回収するわけだが、その頃には十分に我らの期待する結果が出ている筈だ。理想的な吊り橋効果がな」 「ん……?でもさ、ザフィーラ」 「なんだ」 「はやては意地っ張りだぞ?それでシグナムがかっこよく見えてもはやてからは何も言わなそうだけどなー。それにシグナムは超度級の鈍感だからやっぱり変わんない気がする。ちょっとは進展するかもだけどシグナムもはやても大分手ごわいぞ?」 「……確かに……」 苦笑するシャマルと、計画の穴を指摘したヴィータを交互に見やり、ザフィーラは笑った。 「ヴィータ、お前はまだ主はやても、守護騎士シグナムのことも理解が浅いようだな。 いいか、お前が指摘したその穴こそが俺の推奨した計画の肝となる箇所だ」 「う?」 「わからんか?主は自らシグナムに伝えようとはしない。シグナムはそれ以前に自分の感情に気が付いていない。 その状態で俺が先の空間に閉じ込めたとしたらどうなるか予想位は付くだろう?」 「え、だから……、何の変化もなさそうだって言ったじゃんか」 ザフィーラは牙を見せながら、くく、と笑いを噛み殺した。それを見てヴィータが不機嫌な抗議を上げる。
210 :
シグはや続き :2008/07/13(日) 21:38:23 ID:jQhm+ZCd
「なんだよザフィーラぁ!もう教えてくれてもいいだろ?!」 「くく……。シャマル、お前は俺の意が汲めるか」 「え……、そう、ね……。いや、でも……。ひとつ聞いていい?」 シャマルは何かを掴みかけたようで、蒼の守護獣に向き合った。 「予想……だけど、その状況にプラスアルファを投じるつもりなんじゃない?」 「プラス、アルファ?」 ヴィータが怪訝な顔を向けた。 「ご名答だ、シャマル。 ヴィータ、確かにお前の言う意見はひどく真っ当かつ的確だ。だがそれはある意味良い機会であると言える。何故なら解決すべき事項が分かっているのなら対策を講じることが出来るのだからな。 この場合の問題点は正にお前が言った通りの二点そのものだ。我らはこの難関を越える為に何を細工するか、が重要となる。つまりはどちらかが折れれば良い。しかし両者とも頑固……というか、偏屈だからな、容易ではない。 しかしそれは今我らが立つこのありふれた世界なればこそ。もしその場が奇怪な空間であったとすれば話は変わる」 「……あ……、もしかして……」 「わかったか?」 ヴィータの表情が見た目は子供、頭脳は大人な眼鏡少年のそれに変わっていく。 「はやてが素直になる環境、シグナムの鈍感が治る環境、それさえ準備できれば……ってことか!」 「ああ。それも、一時的で構わんのだ。どちらかが認めればそれで終わるのだからな。 では計画を、順を追い説明する。 まずシグナムの位置を特定。その後所定の箇所に放りそして主もそこへ。 俺の設定した安全な危機で吊り橋効果を発生させ、そして、プラスアルファ、……だ。その空間においてこの世界との相違点はただひとつ。 『嘘がつけなくなる』。これで主はやては思いの丈を伝えざるを得ず、告げられたシグナムは受け容れざるを得ない」 「なんか……すげえなザフィーラ!どっかの魔法先生ばりのラブコメ展開じゃんか!」 「なんとでも言え、これが主はやての望む世界になるのだからな」 「……ちょっぴり強引だけどね、いいと思うわ」 そして数時間後、各々の計画はそれぞれの思惑で実行に移される……。
なのは新規参入者なので呼び方とか教えてくれるのはすげーありがたいです ありがとう、気をつけるね 次回で多分終わります
GJ ザフィーラは5月21日に密林で「Pure」を買ったのですねw
GJ! 何かザフィがいい味出してるよな、このシリーズw
はやシグ!はやシグ! フィギュアも出るらしいし、ついに時代が姐さんに追い付いたかな。 ちなみに、ヴィータがはやてに甘えるなら、 姐さんが、フェイトさんかシャマル先生に甘えるのもありだと思うんだ。
遂にかつて「なのは百合二大勢力」と言われた八神家に復活の兆しが……!
シグナムとシャマルってあんまり百合って感じがしないんだよな・・・ 家事できないお母さん(シャマル)と働かない無口のお父さん(シグナム) 代わりに家事をする娘(はやて)と父の代わりに働く妹(ヴィータ) 癒しの妖精たん(リイン)と影ながら家を支えるわんちゃん(ザフィーラ) これがなのは家だと 娘に危害を加えるやつはちょっとお散歩なの(なのは) なのはに手を出すやつは×××して△△△してやる(フェイト) そんななのはママとフェイトパパが大好き(ヴィヴィオ) 暴走するフェイトさんを僕が止めなくちゃ(エリオ) エリオ君を助けてフェイトさんをがんばって止めます(キャロ)
>>お母さん(シャマル)とお父さん(シグナム) この時点で女同士で結婚してる(=百合)じゃないか むしろなのは家が百合に見えない 娘に危害を加えようとする奴をぶっとばすのはごく当たり前の行動だと思うし
両方百合に見える俺は異常 ってか家事できないお母さんと働かないお父さんってところだけ見たら すごい荒んで見えるから困るww
あれだ、シャマルはシグナムの古女房だな はやてが主になった時は「新しい主かわいいよ(*´Д`)ハァハァ」 フェイトと出会って「こいつ健気でかわいいよ(*´Д`)ハァハァ」 10年たっても「ふたりともおっきくなってもかわいいよ(*´Д`)ハァハァ」 エリオをみて「テスタロッサの息子(*´Д`)ハァハァ」 アギトを手に入れて「わたし専用の融合機かわいいよ(*´Д`)ハァハァ」 とあっちこっちで(*´Д`)ハァハァしてるけど最後に戻ってくるのはシャマルのもとだと信じたい
↑お前いい事言ったなー 俺の求める理想のシグシャマ像がそこにある…ぜ よーしパパ今度それで漫画描いてみる
>>219 だめだこのニート早くなんとかしないと……w
だがそれが(ry
>>219 シグ姐さん遊び人だわ正業に就かんわでなんか江戸っ子臭いとか思っちまった……まさに素浪人。
シャマルさんは健気だねぇ。
シグナムの日記 49月76日 晴れ 今日はシャマルと公園にいった。 今日こそは手を繋ごうとこの2週間ずっと訓練してきたが、 結局シャマルの手を握れず家に帰ってきてしまった。 無念だ、だが次は必ず。 家に戻ると居間でザフィーラが破廉恥なビデオを見ていた。 ザフィーラを戒めるより先に、ビデオの映像に釘付けになってしまった自分が許せない。 深夜、目を覚まして居間に行くと、ザフィーラがまた破廉恥なビデオを見ていた。 ビデオに出てくる女性がシャマルにそっくりで思わず見とれてしまった。 己を律するため、アギトに火をつけてもらった。 死ぬかと思った。
それって中の人じゃ(ry
中の人だったらはやてはもう別の嫁に
こうやって、見てみるとシグナムさんは、愛すべき不器用人だなw。 よくあるラブコメの主人公ぐらい不器用みたいで応援したくなる。 何かブルーハーツの歌に出てきそうだぜ。 弱いもの(シグナム)達が夕暮れ♪ 更に弱いもの(ティアナ)を叩く♪
叩いちゃダメだろw
フェイトさんだけに甘えるなのはさんは可愛すぎるな
なのフェイから始まって色んなカプに寄り道してきたけど 結局帰ってきたのはなのフェイでした
ザフィーラが好きでたまらないがなのフェイが好きだぜ
フェイトソン ↓ なのフェイが好きです。でも、はやて→なのは×シグナムはもっと大好きです! ↑ ヴィヴィオ
ハーレムはあんまり・・・ なのフェイオンリーの二人の世界が好きです!!
236 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:21:34 ID:tUejol41
「……はやて……これ……」 魔方陣もろとも消え去ったシグナムとなのはの行方。 転送ポートを展開してもいないのに消えたということは、一体……?フェイトはたらりと油汗が額を流れるのを感じた。 「……あかん……多分ザフィーラがなんか知らんけど気ぃ利かせたんや……」 草陰から出てきたはやてがそう呟く。 「どういうこと……?」 「あの術式、見覚えあんねん……。これ、ザフィーラが時々自分で作って閉じこもってた空間の魔方陣やねん……。うち頭数結構あるからな、プライベートな空間ってあんまないんや。 せやからザフィーラなんかはたまに一人になりたい時とか使ってた」 「それに、シグナムとなのはが……」 「どういうつもりか知らんけど、……相談役に徹するやろ思たから何も言わんかったのがまずかった……!ザフィーラ、何のつもりでこれやったんやろ……?」 「で、でも一応なのは達は安全、ってことだよね?」 「……多分。とにかく一時中断や、解除させな!」 はやてはリインを呼び出し、その意を伝えた。 「了解ですー!今すぐ伝えますですっ」 はやての焦りように動揺が伝染したのか、リインがフレッツ光の速さで飛んでいく。 それを目で追ってから、はやては「やっちゃった」と表情で言った。 「だ、大丈夫……かな、二人とも……」 シグナムとなのはを心配する顔をしながらフェイトが考えていたのは、その閉鎖空間でシグナムが間違った気でも起こしたらどうしてくれよう、というただ一点だった……。 「……バルディッシュ」 相棒が明滅で応えると、フェイトははやてに聴こえないくらい小さな声で呟いた。 「ここ一帯、 …………焼け野原になるかもしれないね」
237 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:22:02 ID:tUejol41
「シャマル……、今、何が……?」 「…………ザフィーラの魔方陣が発動する前に、誰かが魔方陣を展開、それにシグナムが気を取られたと思ったら数秒遅れでザフィーラのそれが発動。 なんだかわからないけどそこになのはちゃんとシグナムが放り込まれた……としか言いようがない……」 出てくることを予想していなかった名前にザフィーラが面食らう。しかしヴォルケンリッター陰の長とも言うべき男、すぐに冷静沈着な普段の表情に切り替わる。 「何があったかはわからんが、30分もすれば出てこられる。その時事情を説明すればいいことだ。今や我らと時空管理局側は敵対していない、血を見ることもないだろう。 仮にそうなったとしたら、俺が何とか出向いて話を付ける。……その説明が面倒になりそうだが」 「30分、嘘がつけない空間にいるって結構厳しいよな……」 ヴィータがリビングに浮かび上がる異次元空間映像に目を落としながら言った。 「でも、ものすごい隠し事とかしてるわけじゃないし、せいぜい小さい頃のはずかしい話がばれちゃう程度よ、きっと」 「嘘がつけないってさ、要は黙ってりゃいいんだろ?」 「……さあ、私はよくわからない」 ヴィータは回答を知る唯一に目線をずらした。 「そうだな、そういうことになる。 だが疑問系で話しかけられた場合、勝手に口が動き真実を語りだす」 「うげ……。あたしぜってー行きたくねえ」 「一人で行く分にはいいのだがな、複数で行けばなかなかの修羅場に出会える場所だ」 「なんで一人ならいいんだ?誰かに質問されることないからか?」 「確かにその点は大きい。 しかしこの空間は俺が個人的目的でかつて作った場所だ。つまり俺が必要と感じたから作った。 利用目的は自己との対話」 「あ、……なるほど」 その言葉にシャマルが感嘆の声を上げる。ヴィータはやはり分からなかったようで、シャマルを見上げ自分にも説明しろと服の袖を引っ張った。
238 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:22:39 ID:tUejol41
「嘘がつけない場所だから、自分が本当に思っていること、……それが聞けるのね」 「ああ。例えば自分の嗜好が分からぬ者がいたとする。その者が入り、『俺の好きなものはなんだ』と言えばその答えを自分が語るという訳だ」 「ほぇ〜……、考えようによっちゃ便利なもんだな。ザフィーラは自分の何が知りたくて入ったんだ?」 「俺史上最大の謎を解きに行った」 「なに、それ?」 「意外な答えだった。浅野○澄だとは思わなかっ……」 ザフィーラがそう言いかけた途端、空間映像にノイズが混じりだし、あっという間に砂嵐となり画面が消失した。 「な……ッ?!どういうことだ……っ?!」 画面の再展開を試みるも、映像は全く回復しない。18型程の画面枠はひたすら砂嵐を映すのみだ。ザー、ザーという音だけがリビングに流れ続けている。 「……あちら側で、映像送信を拒否している……のか?」 映像回復の兆しが全く見えない様子に流石のザフィーラも動揺を隠せない。なにせ自分の手のひらのような感覚でいる空間で今何が起こっているのかわからないのだから。 「え、ど、どうゆうこと……?」 元々おどおどしたところのあるシャマルだが、今はそれがより顕著になっている。一向に映像の回復する気配のない画面とザフィーラとを交互に見比べた。 「……何らかの不測の事態が起こっていると見て間違いない。止むを得ん、俺が行く。 安全であることには太鼓判を捺せる上、二人とも一般人ではない。危険はなかろうが、……事情がわからんとなると何をしでかすか予想が付かない。 直ぐに戻る、お前たちは此処で俺の報告を待て」 「私も行くわ!」 「お、あ、あたしも!」
239 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:23:03 ID:tUejol41
転送ポートと同じ役割を持つのであろう魔法陣をザフィーラが展開すると、シャマルとヴィータがそう叫んだ。 ザフィーラは獣化を解くと二人の肩に片手をそれぞれ置き、笑った。 「俺の失態でお前たちに何かあれば合わす顔がないだろう。なに、簡単な映像障害が起こっているだけだ、恐らくな。 着いたら映像回復と両名の帰還援助に徹するが、無理でもシャマル、お前に通信を」 「……うん」 「心配は要らん、俺の作り出した空間……言わば俺の一部だ。起こったとしてもお前が言ったように幼い頃の話を暴露することになる程度だ」 ぽう、と魔方陣の放つ光が術者を包み、数秒後にはザフィーラの姿は消えていた。 一人欠けたリビングで、ヴィータを抱き寄せシャマルが呟く。 「……ザフィーラ、色々聞かれないといいわね……」 「ちょっときもいよな、あいつ……。最近やたらと石丸電器行くしさ……」 「いい人、なんだけどね……」 シャマルは優しい嘘で作った笑顔で微笑んだ。
240 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:23:30 ID:tUejol41
彎曲した、見慣れぬ空間。見覚えなどある筈もなく、辺りを見回すこともしない。 私が視界に映しているのはただひとつ、 ――高町なのは。 「どういうことだ、これは?」 「はやてちゃんに頼まれてシグナムさんをはやてちゃんちに転送する計画だったんですけど何故かこんな場所に送り込まれてて正直私も困惑中です」 「……主はやてが?」 主は高町教導官の元に居たのか。道理で街をうろついても見つからなかったわけだ……という感想はひとまず保留だ。 「そうなんです。シグナムさんがあまりにも鈍感だからってはやてちゃんが意味不明なプラン立てて……」 こんなによく喋るタイプだっただろうか。 いつになく饒舌な様子に少し驚いていると、相手も同じ顔をしたので妙な気分になった。 「え、……え?!ちょ……なんで勝手に……?!」 「勝手に?」 「いえ、今の発言はシグナムさんに向けたものではなく私自身への問いかけです。 ……ちょ、えええ?!」 「………………大丈夫か?」 そう話しかけずには居られないほど普通ではない様子なので思わず言ってしまった。大丈夫です大丈夫、とやけに元気良く答えられてはそうか、と応答する以外に言葉はない。 今は様子のおかしい相手は放置することにして、この空間を脱出する道を探した方が遥かに建設的だ。 一体ここは、……何処だ? あちらこちらに大型の本が空中を浮遊している以外は何もない白い空間。響く音はなく、静か過ぎる為に逆にいらつきが募りそうだ。 「何なのだろうな、此処は」 「……わかりません。本当に……見当も付かない」
241 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:24:03 ID:tUejol41
先程とはうって変わって、見慣れた口調に戻っているのを見て私は一息つく気になった。 「お前がそう言うのなら……本当なんだろうな」 「信じて、くれますか」 「……悪意は感じない」 ひとまず座りこみ、互いの持つ情報を提示しあう。が、この空間のデータは全くの皆無だった。 好きか嫌いかには分類し辛い相手なので、何故か今自分を占める懸案事項を口にする気になった。 「主はやてがな」 「え」 「先日のことだ。私がテスタロッサに好意を持っているだろうと言ってきた。無論、そんなものはないがその場は肯定したんだが後日否定したのだ、『その可能性は無い』と。そうしたら何故か突然不機嫌になられ家を飛び出された。 ……我が主はそちらに邪魔していたようだな」 「まあ、そうですね。相談を受けて」 「……相談」 自分も訳のわからぬ心境を同志に打ち明けたことを思い返す。 ………………そうだ、通信。 シャマルか誰かに伝われば何かわかるだろうか? その時、空間に……、監視されているような、不快な違和感。それを覚え瞬時にレヴァンティンを起動、元凶と思しき物体を破壊する。 砕けたそれを見に行くと、 「……映像変換機?」 どこかで見たことのあるような外見のそれはビリビリと光を走らせ、完全に壊れたことを極めて明確に体現していた。 「……あの、シグナムさん。ひとつ聞きたいことがあります」 持っていても仕方がないので近くに置いておくと、名を呼ばれたので顔を向ける。 見ると、ひどく真剣な顔をした高町教導官がそこに居た。 「…………フェイトちゃんのこと、どう思っています?」 「私はフェイト・テスタロッサ・ハラオウンを非常に良い好敵手だと捉えている。決着は未だ付いていないのが残念といえば残念だ。だがいずれ雌雄は決する。 ………………?!」
242 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:24:38 ID:tUejol41
「……不思議……というか、妙ですよね。私もさっきから思ってました。なんだか、……口が勝手に開いて喋るんです」 「そんな事が……」 「現に今、シグナムさんも体験したでしょう。……たぶん、質問されるとそれに嘘偽り無く、明鏡止水の如く答えてしまうみたいなんです。実際、私はシグナムさんが聞いてきた内容は黙っているつもりでした。それなのに、……勝手に。 だから、お互い質問することは控えましょう、あまりいい気分ではないと思いますから。それに……時空管理局の中枢機密を狙う第三者の仕業……とも考えられる」 その時、視界の端で蒼い光が映り、レヴァンティンを構える。 しかしそこに出現した魔方陣から浮かんだのは…… 「…………ザフィーラ?!」 「いかにも。 我は主はやての願いを叶える為に在る守護獣、ザフィーラ」 「いや、知ってるぞ」 何を今更? と聞きそうになったところで理由は知らないがとりあえず『質問してはならない』という文句を思い出し、喉を飛び出しそうなそれらを飲み下す。 「……もう理解しているようだな、察しの通りだ。ここでは質問されればそれに偽証を加えることは不可能。 余計な世話を焼いてしまったが為の事態だ、先に詫びる」 ザフィーラはそう言うと背を向け、シグナムが破壊した機器へと足を運んだ。 「派手に壊してくれたな、これでは映像が届かないのも納得だ…… どうして部外者がここに居るのかわからんが、とりあえず脱出が先だな。計画が崩れている、何かあると後々面倒だ。行くぞ」 守護獣は片膝を立てると先程現れた魔法陣を展開した。 状況が理解できないものの、出られるならば話はその先でゆっくり聞けばいい。そうアイコンタクトを交わし、なのはとシグナムはザフィーラに従う。 「雑念は払え。直ぐに出られる。……転送先は主の元にするか。どちらにせよ説明が必要と見える」 「……そうですね」 もう意地など張っている場合ではない。何なのか未だ掴めないが、自分が軽く背中を押せばはやてはきっと伝えられるだろう。 そう考えたなのはとザフィーラの思考はほぼ一致したようだった。 「……シャマルか。俺だ。問題は解決……というか、なんでもない、ただの機器破損だった。 これより主はやての元に転移を開始する。いつまでも意地を張られては適わんからな。穏便にけりをつけて戴こう」
243 :
シグはや続き :2008/07/14(月) 23:25:02 ID:tUejol41
苦笑の中に柔らかい笑みを浮かべながらザフィーラはシャマルへと報告した。 ……さて、これからが面倒だが、はっきりとした事実を照らし合わせながら話せばシグナムも自分の本心に気が付くことだろう。 そもそも、こんな強引なやり方はやはり褒められたものではないからな……。 ザフィーラがそう思いながらはやての位置を確認し、転移を開始しようとしたその時。 「ふぇあっ?!」 どさん、という落下音と共に何かが降って来た。 ――悪い予感が蒼の獣を包む。 壊れた首振り人形のような緩慢な動きで音の先に目をやると…… 「…………主、はやて……」 「ふぇ……、ザフィーラ……、なんでここにおる……、 し、シグナム?!」 かなり『面倒なこと』が起こるのは予感だけで済んでほしい。 ザフィーラのその願いは数分後、敢え無く散ることになるのだった…………。
終わりませんでした。 シグ姐さん、予想以上に手強いです…… シグはや恐るべし!
>>244 GJ!
続きまってるぜ!
>>234 それ見たいなw
誰か書いてくれないものか
最近なのアリが読みたくて堪らないんだけど、供給が少なすぎて泣いた……
フレッツ光の速さで飛ぶリィンを目で追えることができるはやて とにかくGJ 続き期待してます
GJ!とりあえずザフィーラの趣味www
何気にフェイトさんがやばいこと言ってるw
「ザフィーラ……なんでここにおる……んむっ?」 「……ご無礼をお許し下さい、今は一刻も早くここを脱出すべき状況。色々と耳にしたい事ばかりだとは思いますが、今だけは私の言う通りにして戴きたいのです。説明ならば後で幾らでも出来ますから」 ザフィーラの手がはやての口元を覆っていたのはほんの数秒だった。少し眉を下げ、申し訳なさそうな顔を浮かべると、ザフィーラはここに立つ数人を見回し、額を押さえた。 ……人数が多い。俺の力では一度に一人しか運べんからな……。しかし、主はやてが何故此処に……? 質問すれば知りたい答えそのものが返ってくるが、ここでの長話は避けたいところだ。なにせ当初の計画ではシグナムとはやてのみが入る筈の場所だったのに今や部外者は自分を含めれば二人も存在するのだ。 一人の虚偽無き発言を受け、そのありのまま過ぎる感情を聞けば無数に会話の種が起きて益々やっかいになりそうだ。 その上、原因は不明だが見知った空間である筈の異次元に妙なものを感じる。……自分以外の者の放った魔力だ。 恐らく、この魔力の発信源ははやてだろう、とザフィーラは推測した。ザフィーラの魔方陣が起動する前に何者かのそれが一寸の差で先に展開されたのだ。 先程のシグナムとなのはとの会話を端ではあるが聞いたザフィーラは、はやてがなのはの元に居たことを知った。 ならばフェイトも同行していた可能性は高い。そして、厄介ごとを引き起こしそうな人物をなのは・フェイト・はやてから推理していけば自ずと主の名が残る。 どんな効力を持った魔法を使ったせいなのかわからないが、今この空間は時折篭るそれとは異質だった。 「質問をしないという前提で少し聞いて欲しい。まず言っておくべきなのはここが私の作り出した個人的空間だということ。何もない場所だが、ただひとつ特殊な力を持っている。 それは先にここに訪れた両名は既に承知のようだが、偽証が不可能と言うことだ。誰かに何かを問われれば一点の曇りない回答を自らの意思に関わらず喋りだす。 そして、重要な事実が判明しているのだが……、ここは私の一部のようなものなのだが、現在少し話が違う。私では無い者の魔力が空間に歪みを与えたようなのだ。 ……説明が非常に面倒かつ厄介だが、此処に居ることは危険を孕んでいる。 脱出は容易だ、私の展開した魔方陣に乗りさえすればいい。しかし一度に運べる定員は一人。ここには私を除けば3人居る。全ての人員を脱出させる為には人数と同じだけの回数が必要という訳だ。 とにかく質問はあちらで幾らでも聞く、今は脱出することが先決だ。 ……高町教導官、あなたから運び出す」 「え、あ……、はい!」 「全ての質問は後にして欲しい。一刻を争う」 ザフィーラが魔方陣を展開し、そこになのはが乗る。 蒼い光は二人を包み、あっという間に異次元空間から消滅した。 「ふぁ……、なんか……わけわからんな……。とりあえずここがザフィーラの秘密基地みたいなもんで、危ないからはよ出なあかんっちゅうのはわかったけど」 「……教育上良いとは言い難いもので溢れていますね」 シグナムが足元に落ちてきた本を拾いながら言う。「まだまだ☆やまと○でしこ〜ゆいたんとゆかりたん〜」と書かれた薄い本は明らかに成人向けである。 「……たまに気持ち悪いなあ思うとったけど、あかんやろコレは……」
ただの白い空間に写真集が浮遊している程度だった場所は、混入してしまったはやての魔力により皹が入っていた。 その皹から生じた歪みの奥からころりとひとつ本が落ちてきたのを呼び水とするように物の雪崩が発生した。空間の歪みからごろごろと転がり出たそれらをどん引きしながら見る二人の目はきっと氷よりも冷たいだろう。 エロゲキャラの添い寝シーツに始まり、卑猥な塗装済みガレージキット、○林ゆうの出演情報が書き込まれた手書きのノート、多種多様なカップリングの声優同人誌――100冊は優にあるだろう――が所狭しと現れだした頃にははやての表情は凍結を3段階程超えていた。 「どんな顔してこれから会えばええねん……なんか薄ら寒いで」 「……知らない振りをしてあげましょう」 「そやな……」 ごく普通の会話。 偶然にもそこに禁じられた『疑問系で終わる言葉』は発せられなかった。二人とも意識していたわけではないのだが、ただそうなっただけだ。 しかし、質問をしてはいけない、というここでの禁忌をこの会話の流れに乗って無意識にシグナムは……。 「主はやて、何故お怒りだったのですか」 ……数秒の、間があった。 「なんでって、私はシグナムのことが好きやからそう言ってもらいたいんにシグナムのあほぅは全然それに気が付いてくれへんからちょっとイジワルしたんや!」 「………………は」 「フェイトちゃんのこと好きなんやろ、言うたら幾らなんでも自分の気持ち気付くやろ思ってたけど全っ然!気付かん上にわけわからん理屈こねだすし! だって、だって…………、 シグナムは私んこと好きやんか!ずっと………………前から! なのに主、主ばっかゆうて私の…… …………気持ちも知らんと……そないなことばっか言うて……………………、この……あほぅ………………」 本当の意思。 不本意ながらも口を抜けていくその本音に、百戦の勇も戸惑いを隠せない。 「あ、あ、ある、あるじ、はや……て……?」 「そうや、私の名前は八神はやて。リインフォースを相方に時空管理局務めの機動六課部隊長。 守護騎士シグナムを、 たぶん……、……………………。 やなくて、すごく………………好き」
俯きながらもはっきりと伝えられた言葉達。 なのはのように勝手に飛び出していった言葉に慌てる様子がなかったのは、きっと自分でも『やっと言えた』と……誰よりも感じていたからに違いない。 ……そして、シグナムは。 「わ、わた……!」 その時、蒼い光が現れザフィーラが手招きした。どちらでも良いから早く来い、という意味だろう。 はやての肩をそっと押し、シグナムは振り向いたはやてにそっと笑いかけた……。 「では参ります、主はやて。遅くなり申し訳ありません」 「あ、……う、ん」 上の空なはやてを見て、ザフィーラは目を細め微笑んだ。 少し手荒だったが、上手くいったに違いない。そう内心呟き、魔方陣を展開する。 ぽう、と一瞬で消えた主の跡をシグナムはぼんやり見つめた。 「私は…………主を……………… 好き、なのか…………………………?」 ぽつりとこぼれた自問に答えたのは、紛れもない事実から来る言葉。 「私は……。 主はやてが『主だから』守ってきたのではない。『守りたいから』、守ってきた。 好きだから、共に在りたいから、 …………守るのだ」 とうに知っていたはずの気持ち。 随分と遠回りしてようやくたどり着いた声に、シグナムは耳を傾けた…………。
「おかえり、なのは……、大丈夫だった……?」 「う、うん。ちょっとまだよくわかんないんだけどね。 フェイトちゃん……なんでバリアジャケット?」 「血が流れるかもしれないと思ったから……」 怪訝な顔を向けたなのはの肩にぽん、と額を預けるとフェイトは「良かった」と言って少し笑った。 その笑みの意味はきっと、フェイト本人しか知ることはないだろう。 「ちょっと話聞いてくるね。質問したいこと、いっぱいあるんだ」 「うん」 繋いでいた手をほどき、「あとでね」と囁いてからなのははザフィーラの元に駆け寄り、事の顛末を聞きだした。 嘘がつけないことのもたらす危険性、はやての恋路を応援しようとしたが為の空回り。それら全ての事実が氷解する頃には、今回の一騒動の面々が顔を揃えていた。 「もぉ……。一時はどうなるかと思ったわ」 シャマルがお茶を載せた盆を運びながらぼやく。 「まー、いいじゃねーか、丸く収まったみてーだしぃー」 にやにやしながらヴィータははやてとシグナムの方を見た。 二人の表情はどこか照れた空気に染められてはいたものの、あたたかさがあったからだ。
はやての転送が完了して数分、ザフィーラが空間に現れシグナムを魔方陣へと誘導し全員が脱出してからのこと。 「……主、はやて」 「……うん」 「やっと、憤りの理由がわかりました」 シグナムの手のひらがはやての髪に触れる。 さらさらとした感触の中で、続けた。 「騎士シグナム、守護の意味を……新たに見出しました。 いや……、きっと最初から……私は知っていたのでしょうね」 「ほんなら、…………私かて」 「知らない振りはつらいものですね」 「……そう、やな」 はやてはシグナムの空いた左手にそっと、指で触れた。 握り返してきた体温に、不覚にも少し泣きそうになってしまったこと。 こればかりは何があっても黙っておこう。 はやてはそう思いながらシグナムのあたたかさをかみしめた…………。 後日―― ザフィーラの更正計画がシグナムとはやてを中心としたメンバーで企画されることになり、あの時感じた『面倒なこと』が現実となったことに守護獣は軽い目眩を覚えたのだった……。 おわり
全てを通してザフィーラな展開でしたがお付き合いくださりありがとうございました。 次はシャマシグで行こうかな、などと思っています ザフィーラ好きな方にはこの場を借りてお詫びいたします……
>>254 >ザフィーラ好きな方にはこの場を借りてお詫びいたします……
安心しな
このスレにはそんな奴いないぜ!!
>>255 死んでくれないか?
カプとして組み合わせるのとは別に、ザフィーラのこと好きなやつもいるとおもうぜ。
ザフィーラが好きでも嫌いでもないが別に
>>254 のもいいと思う俺としては
百合関係ないもので言い争うのは勘弁してくれ、いや百合関係あっても穏便に行きたいが
>>254 つか、あんたもザフィーラ好きそうだとオモタw
久々にテスタロッサハアハア変態ニトナムじゃないシグナムを見たぜ
GJですた
>>254 最後までGJ!
久しぶりに騎士らしいニトナムを見たわ・・・
個人的にはあんまり性的な知識の無いヴィータがかわいかった…
>>254 GJです!
シグはや大好きなので凄く嬉しかったですv姐さんカッコヨス!
>>254 惜しみなくGJ!
ザフィーラと趣味が若干違えど似たような惨状の我が部屋の主としては
『面倒なこと』が現実となった気持ちが痛いほどわかるから困るww
乙でした、はやてかわいいよはやて。姐さんニブいよ姐さん。 所々仕込まれた小ネタにイチイチ反応しちまって困る…………声オタなザッフィーとフレッツ光なリインUがクリーンヒットしやがりましたww 自重しろ、もといもっとやれw
ザフィーラの妙な気遣いが引き起こしたちょっとした騒動から1週間。 この1週間の間で変わったことと言えば、はやてとシグナムの関係性を筆頭に、ザフィーラのキモオタ趣味撤廃運動や、フェイトのやや病的なまでのなのはへの愛情の露呈など様々だが、やはり一番はシグナムの変化だろう。 今までシグナムは自分の感情を正しく掴むことなく主に仕えてきたのだが、先の事件を契機にそれがどこから来る感情なのかを理解した。同じように思えるふたつの感情は、比べてみれば紙一重のようなものだが、はやてと守護騎士にとっては丸きり別のものだ。 「なあ、シグナム」 「はい、主はやて」 「……むー。その主はやて、ってゆうんやめてやー」 「いえ、主はやては主はやてです」 不満げにぶーぶー言うはやてを微笑ましくシャマルが眺めながらの平穏な時間。ヴィータも二人がくっついたことが嬉しいようで、不機嫌と誤解されがちな表情も大分柔らかい。 「仲良しだよな、はやてとシグナム」 「そうね、仲良しみたい」 内緒話のトーンで、キッチンから二人を見ながら囁きあう。 少し前までのどこかぴりぴりした空気はかけらもなく、八神家全体にあたたかなものが流れる。 「骨が折れたが結果良ければ全て良し、……か」 「予想外のことばかりだったものね」 のっそりとリビングに現れたザフィーラに先週の記憶がまざまざと甦る。常に冷静な彼だが、はやての方でも具体的行動を取るとは思わなかったらしく、大分動揺していた。 それが少しばかり守護獣のプライドを刺しているようだが、シャマルがフォローした甲斐もあり今は調子を取り戻している。 「ザフィーラ頭いいけど変態だからなー」 「……聞き捨てならんな」 「はやてが言ってたぞー、子供が見ちゃいけないものたくさん持ってるって。そういう奴のこと変態って言うんだぞ」 「変態と言う名の紳士だ」 「ザフィーラ……認めるのね……」 「人は皆変態だとタモリが言っていたが実に的を射ている」 「正当化に使うべき部分じゃない気がするわ……」
もし題を付けるのなら、穏やかな休日……と言ったところだろうか。実際は休日ではないのだが、そう言いたくなる空気だ。 少し前とは違う、しかし暖かな時間。当たり前に続いていく時の流れの中にこそ、平穏がある。 時にソレが少々波打ったとしても、すぐに戻ることが出来る。そうわざわざ確認ぜずとも胸の内でそう分かる。これを信頼と呼ぶのだ、と5人は誰が言うでもなく理解していた。 「なー、シャマルー」 「うん?」 「シャマルも思うやろ?私んこと名前で呼んだほうがええって」 「シグナムが?」 「うん。このままじゃずーっと私『主はやて』呼ばわりや」 ソファーで新聞を開いていたシグナムがそれをぱたりと畳み、隣のはやてに話しかける。 「私は守護騎士、あなたに仕えるべき存在。いくら関係性に変化が出てもそれは変わりません」 「せやけどぉー」 「いーじゃんかシグナム、あたしだって守護騎士だけどはやてって呼んでんだぞ」 「お前は幼い、それ故だ」 「子ども扱いすんなーっ!」 リーチの短いパンチをことごとくシグナムに沈められるヴィータの頭を撫でると、攻撃はシャマルにも伸びてきた。 「シャマルも子ども扱いかよー!!」 騒がしくもなんだかんだと仲の良い八神家だった……。
「ヴィヴィオー、フェイトママ起こしてきてくれるかな?」 「あーい!」 素直なその返事に、なのはの頬に笑顔が浮かぶ。 少し寝坊癖のあるフェイトを起こすのは最早ヴィヴィオの日課と化している。しかしそれをヴィヴィオ自身は楽しんでいる感もあり、それがなのはには余計微笑ましく映るのだった。 「おー、きぃー、てー?」 少し乱暴に、シーツに埋まるフェイトの肩を揺するのも朝の光景のひとつとして馴染んだものだ。これで一発起床となった試しのないフェイトだが、今日は珍しく寝惚け眼が少し開いた。 「ぅあ……。あ、さ……?かあ……」 寝起き特有の少し掠れた声にヴィヴィオが満面の笑みで応える。むくりと起き上がるフェイトの金髪には所々寝癖が発生していた。 「フェイトちゃん、おはよ」 「……おは……よぅ」 「あはは、ヴィヴィオ、フェイトママまだほとんど眠ってるね」 くすくすとフェイトの寝起きの悪さを笑いながらテレビを付ける。 「えー、今日午後から雨なんだあ……」 「……そうなの?」 目をこすりながらフェイトがテレビに視線をやる。天気予報は確かにこの地域に午後雨が降ることを傘マークで報せていた。 「今日野外訓練想定してたのになあ。屋外だとどうしてもセーブしながらになっちゃうんだよね」 「あ、今日新プラン試すとか言ってたもんね」
ようやく目が覚めてきたらしいフェイトが寝癖頭を撫で付ける。 「雨を想定してやる訓練に変更……でもいいけどそれじゃまだハードルが高いし……。 うーん、先送りかあ。皆楽しみにしてたから残念」 なのはの脳裏にスバルやティアナの顔が浮かんでは消える。 「雨、降らないと困るけど降ると困るからね」 「私が雨を降らせる神様だったらちょっと頭きちゃうかも」 「雷神様、とか?」 「よくわからないけど、お天気の神様。雨降らないと本当に困るのにね、こんなこと言っちゃだめだよね」 そう言って笑うなのはがなんだか無性に可愛く見えて手が伸びかけたフェイトだが、ヴィヴィオが居るので寸手で止める。 「……そうだね。頭来る、かもしれないね」 その時、フェイトの携帯が笑点のテーマを奏でた。窓の外の灰色の雲を眺めていたフェイトだが、耳がその着信音を捉えると意識は景色から切り離される。 電話だ。誰だろう、と思いながら画面を見ると、そこには意外な名前が映し出されていた。 「……シャマル先生……?」 「だれー?」 「ええとね、フェイトママがね、昔お世話になった方……かな。電話出るから、ごめんね」 通話を押すと、音の流出先から慌てふためいた声が飛び出てフェイトを驚かせた。まるで目の前で火事を目撃した人が110番にかけてきたかのような、そんな空気を感じさせる話しぶりに一体何事かとフェイトの表情が引き締まる。 「どうしました、シャマルせんせ……、ちょっと落ち着いて……、 ……え? あ、はい……。はい、……は、はぁ……。はい、……はい」 段々と抜けた声に変わっていく様子に、ヴィヴィオがきょとんとした目を向ける。 数分間、ほとんど相槌ばかり打っていたフェイトだが、最後に「わかりました」とだけ言うと通話を終了した。 「どうしたの、先生?」 「えっと……、……はやてが……」 「はやてちゃん?」 「………………大暴れしてるらしくて」
間があいてしまって忘れられてそうですが どうにか現実世界のハードスケジュールから帰還しましたので続き投下します。 あ、シリアス長編のやつです。
ザフィーラは今この状況を冷静に観察している。 だが、『冷静に観察』している場合ではない状況なのは見れば一目で知れるのだが、敢えて彼は行動を沈黙で固めていた。 理由としては、…………どうすればいいかわからなかったからである。 主が暴れている。それだけだったならザフィーラは直ぐにでもその屈強な体で止めに入るだろう。 しかし……、原因が自分にあるとなると、話はまた変わってくる。 「は、はやてちゃん……!ちょ、ちょっと落ち着いて、ね?!」 「これあかんてーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 リィンがおろおろしながらはやての周りを飛び交う。「どうしたですかー」とか「落ち着くですー!」とかなんやかんやと言っているが勿論はやての耳には届いていない。 正直なところ、この現状を正しく理解しているのは元凶とも言えるザフィーラただ一人のみだ。 自分に原因があるのならどんな手を使おうと止めるべきではあるのだが、原因が原因なだけに動けずにいる。流石にヴィータに『それ』を見られるのは非常にまずい。まずいというか、俺の命に関わる。……とまで考えるほどの事態だ。 あの穏やかな空気が一転、こんな惨状になるのだから事実は小説より奇なり、とはよく言ったものだ。 そもそもの発端は、ザフィーラの変態趣味を治そう、というはやての立案だった。 ザフィーラの引きこもり先で出現した数々のキモオタグッズの中には性犯罪者予備軍を育成しそうなものも多大に含まれており、時空管理局務めと一応なっている者としてどうなんだ、という一言が決め手となり言わば家宅捜索が行われた。 ちなみにこの時には空間の歪みも修復が完了し、偽証不可能のオプションもアンインストールされ、ただの異次元空間となっていた。 そこに終われていた段ボール16箱分の18禁同人誌、120体程の胸丸出しやら下半身無下着やらのフィギュア、タ○姉グッズ。 その他諸々の健全な青年に不必要であるとはやてが判断したものは全て八神家に運び込まれヤフオクや中古ショップに品出しされるのを待っていたのだが……。
時間は少し遡る――。 「なーザフィーラ、なんでザフィーラは変態なん?」 はやてがぱらぱらと同人誌をめくりながら聞いた。その内容はヴィータが居ることを考慮し一応全年齢向けだが、絵柄的にロリコンMAXである。 「気が付いたらなっていたのです。主がシグナムに好意を抱く過程と似ているかと。好きになろうと思って好きになったわけではないでしょう?」 「そやなあ。気が付いたらなんか、胸の中にいつの間にか居た、みたいな感じや」 えへへ、と照れ笑いを浮かべながらはやては傍らのシグナムに少し体を寄せた。 「ザフィーラ、私とお前の変態趣味が混同するような発言は止せ」 ついさっきまで読んでいた新聞を再度めくりながらシグナムが釘を刺す。その新聞の内容に茶々を入れるはやては特に気にしていないようだが、本人はひどく気に障ったらしい。 「まあザフィーラはもんすごく気持ち悪いけど男前やからな、すぐ3次元好きになれると思うで?あ、でもこの声優さんゆうんは現実におるから3次元か」 「声優は2・5次元です、主はやて」 「あ、そうなん?」 そう言ってから、別の同人誌に手を伸ばしたはやてを見てザフィーラの犬耳がぴん、と張った。 「主はやて…………ッ!!それは……………………!!!!」 「ふぇ?」 「おー?なんだ?」
寄ってきたヴィータに見えないようにはやてが本を隠したのと、ザフィーラが腕をはやてに伸ばしたのとはほぼ同時だった。 「……ぐ……、 ……………………う、ぉ……」 勢いで前につんのめったザフィーラが顔を上げた時に見たもの。 それは、今まで見たことも無いほどの闇を瞳に湛えた主の姿だった…………。 「…………………………ザフィーラ? これ…………………………なんなん?」 文字にすることさえ憚られる内容のそれをヴィータに見られないようにしながらはやてが問う。 その内容はよくあるエロ同人だった。しかし、それはあの空間に所蔵されていたものを見たはやてにとって大したことではない。 問題は、『本に挟まれていたあるモノ』だった。 ――問おう。 あなたはどうして私とヴィータのパンツ(使用済み)を持っているのか。 聖杯戦争ならぬ変態戦争の幕は、今静かに切って落とされたのだった……。
ザフィーラが大好きなので愛情の裏返し。 今回はなのフェイプッシュで進行します
>>271 ごめんonz
割り込んだ……
投下また今度に控えますので許して……
>>271 すげー、書くの速いねGJ
ザフィ自重wwwシグはやなのフェ喰ってるぞwwwww
>>272 ドンマイ、wktkしながら待ってます
>>271 ( ゚∀゚)o彡°なのフェイ!なのフェイ!
ザフィーラには共感してしまうから困ったものだ
続き期待してます
ザフィーラ!ここはヴィヴィオのパンツだと嘘をつくんだ はやてからの攻撃は止まる
なのフェイまってるぜええ
>>271 ザフィどんまいwww
そしてなのフェイ期待してます(*´Д`)
>>272 忘れるわけがない!
続きをずっと楽しみに待ってたんだぜ!
>>275 そんなこといったらザフィーラが塵一つ残らないよ
>>272 待ってました!ぜひ投下お願いします!!
>>271 百合板でこんなにザフィーラを見るとは思わなかったw
っていうか変態の次元を更に越えているようn(ry
>>272 むしろ投下してくれた方が嬉しいのだが・・・orz
なのははきっと間違った地球の知識をフェイトに教えていたに違いない。 バレンタインは好きな人に好きって百回言わなきゃ駄目とか、そんな感じで。 恥ずかりながらも素直に言う事を聞くフェイトを見て楽しんでたんだ。
チョコレートを裸体に塗って告白するんだよと教えればいい
「はい、なのは。チョコレート」 「ふふっ。フェイトちゃん、それは子供のバレンタインだよ」 「え?」 「大人のバレンタインはね、もっとこう…
「フェイトちゃん、どうだった?」 「凄かった……///」 「また食べたい?」 「うん……///」 「そっか♪」 「(どうしよう、もう普通のチョコレートなんて食べられないよ……///)」
一体なのはさんなに食べさせたんだwww
これがホントの"白い恋人"かw
>>271 主もナムさんもザフィーラもGJすぐるwww
続き超楽しみにしてる
>>272 転げ回る準備して待ってるよ
いつでも(屮゚Д゚)屮カモーンだぜ
こんなしょーもないネタで自演すんなw
>>290 自演ちゃう
白い恋人がうまい と そのネタ上手いね^^;
の2つの意味もかけて言っただけorz
それにしても最近はすごく暑いけど高町家は大丈夫だろうか
毎日あんなにラブラブだと熱すぎて熱中症も心配だなぁ
ミッドチルダはそんなに暑くないのかな?
「フェイトさん、今日のお昼はどうしますか?」 「あ、もうそんな時間?」 「何か希望があればあたしが買ってきますけど」 「うーん…今日は暑いからなぁ…」 「冷たいパスタでも食べますか?」 「じゃあ、冷やしなのはが食べたいな」 「はい? 冷やし……なんですか?」 「今日は暑いから冷やしなのはが食べたいな」 「………」
管理局の制服に夏服がないから、季節ないのかもね。 でも、色んな世界に行く執務官だったら夏服があっても良いような気がするが…。
本命なのフェイだが、最近フェイティアにはまってる 誰か奔放なフェイトさんに振り回されるティアナの話を書いてくだ
>>294 時給自足の掟という物があってだな…
そんな俺はなのスバを開墾中です
つまりフェイティアとなのスバ どっちのCPが先にくっつくか勝負ですね
なのフェイ(フェイなの)信者の俺は自足自給の必要が無くて助かる
俺はあんだけ供給あってももっと欲しがっちゃうから困る
百合以外は全く受け付けない重症患者としては、ここに居るだけで癒されるんだ。 一番好きなのはスバティアだけど。
ティア×ウェンなどという斜め上に浮気中 ティアが旦那になれる、と言うのが利点ですはい
じゃあノーヴェ×ティアを推しておく
>>300 スバティアだってティアが旦那じゃねーですか
あの頭冷やす回でティアを起こして着替えを用意して、なスバルは完璧に嫁
>>300 ウェンってのが誰の事か最初わかんなくて「なのは ウェン」でググったら
料理研究家:ウー・ウェンとか出てきて焦った……
>>298 正直なのフェイスレなら100スレあっても飽きる気がしない
俺はフェイトさんが攻めるほうが好きなんだけどなぁ
同人とかはなのはさん攻めが多い希ガス
機人は意外と〜ってのがマイブームでして ええ、ウェンディに将来の夢とか書かせて御覧なさい お嫁さんと
>>292 の続きを妄想した
「……私は」
「え?」
「私は……冷やしスバルが食べたいです」
「じゃあ、仕事を早く切り上げて食べに行こうか?」
「はいっ!」
「なのはさん……私なんだか寒気が……」
「偶然だねスバル、私もだよ……」
そんなに返り討ちにされたいか、色ボケ師弟めw さておき機人たちか……ウェンディよりは、クア姉辺りがやらかした方がインパクトあるな……>将来の夢:お嫁さん
>>307 出だし考えたんですが「いちはちきん」になりそうなので自重します(笑)
いいえ、クアットロは更に上を 恥ずかしくて白紙提出です
>>309 ここはBBSPINCだぜ?
あとは……分かるな?
>>311 ここはBBSPINKだぜ?
お前も…解るな?
上にあるはやシグSSのザフィを見て思い付いたんだが・・・ 何らかの魔法により本音しか言えなくなる一同。 おかげで、職場にも関わらずなのはとフェイトも 「なのはは今日も可愛いね」 「それは私の台詞なの。フェイトちゃん今日もとっても可愛い」 「ううん、なのはの方が可愛いよ。太陽よりも、なのはの笑顔の方が眩しいよ」 「にゃはは・・・フェイトちゃんったら、そんな可愛い事言ってるとちゅーしちゃうよ?」 ・・・・・・あれ?おかしいないつもと変わらな(ry
>>313 フェイトさんが本気だしたら言葉にモザイクかかるレベルになるぞ
そして歩くセクハラとしてなのはさんに避けられるように・・・
そして何かのプレイと勘違いするんですね、わかります。
>>314-316 イメージ一致し過ぎだあんたらw
そんなにフェイトさんをHENTAIにしたいかww
>>317 HENTAIじゃない
フェイトさんはSLB症候群となのは中毒の両方にかかっているだけだ
HENTAIじゃないぞ
フェイトさんはなのはさんの前でだけ変態 なのはさんがいればどこでも変態
エロパロなのフェイやってないかな〜 ちょとユーなのだったけど今はもうなのフェイしか見られなくなった
なのフェイものを考えてはいるんだが、「いちはちきん」な上に「両○具○」ものになってしまった このスレ的には微妙か…
好きな人は好きだけどな、それ。 百合かどうかは微妙だし避けた方がいいのでは
ふたなりは注意書きあればおkって話が前に出てたけど 内容・作風によってはエロパロに落とした方が無難かもな
「ゲヘヘ、今日も可愛いね。そ〜れおしりタッチ〜」 「やっ、ちょっ、やめて。仕事が」 「なぁ、なのはちゃんへのセクハラやめさせないでええんか?」 「ハアハア、しょうがね〜だろ、あいつは私らの上官なんだし」 「ジュルリ、主はやて。主はやても私ら守護騎士に似たようなことをやってるではないですか」 「ええんかな〜」 「ちょっとそんなにもみし抱かないでよ、フェイトちゃ〜ん」
>>309 だけど、思ったより書けないから、
>>324 見て思ったネタを一つ。
『将来の夢(フェイなの)』
「皆さん、宿題の将来の夢についての作文は書けましたか?」
『は〜い♪』
「それじゃ、誰かに発表してもらいましょう。
誰か発表したい子はいる?」
「はいっ!」
「あら? 元気の良い返事ね?
じゃあ、フェイトさん」
「なのはちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃんの発表やで」
「聞いてるよ、はやてちゃん」
「やっぱりフェイトちゃんの事だから、なのはちゃんの嫁になりたい!だったりしてな」
「も、もうっ、はやてちゃん?!」
「あはは、まあ聞いときや」
「私、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの将来の夢は……」
「(フェイトちゃん……)」
「なのはの……」
「(!?!?!?)」
『なのはのブ ラ ジ ャ ーになることです!』
………………はい?
「布きれなんかには任せておけません!
彼女の……なのはのおっぱいは絶対、私の手にぴったり吸い付くような素晴らしいおっぱいになると思います!
今でも既に揉み心地も良いなのはのおっぱいをより良く成長させるには私の付き添いが必要不可欠で――
……終わっておく(^^;)
ちょっと長いんですが、なのフェイ投下してもよろしいでしょうか?
なのフェイかもんさぁさぁ
>>324 ,325
フェイトおやじくせえwww
>>326 ktkr!かもーん
長過ぎて規制引っかかるようだったら
何回かに分けて投稿 or
>>1 の避難所使った方がいいかもです
>>328 分けて投稿することにしました。ありがとうございます!
ちょっと前に妄想したのをそのまま書きおこしたものですので
荒いところが多々ありますがご容赦ください。
それでは投下します!
ここは本局にあるフェイトの執務室。昨日長期任務をから帰ってきたフェイトの仕事が、今日は午前中で終わると知り 一緒にお昼を食べようと、教導を終えたなのはがはやてとフェイトを訪ねたのだが・・・ 「フェイトさん!ここ教え頂けませんか?」 「あの!フェイト執務官、この事例についてお伺いしたいのですが」 「えっと、ここはね・・・」 なのはとはやてが着いた時、フェイトの執務室は執務官候補生でいっぱいになっていた 候補生一人ひとりに丁寧に説明をほどこすフェイト、それを遠くから笑顔で見つめるなのは だが顔は笑っていても目は全然笑っていなかった なのはの左手に握られたレイジングハートが悲鳴をあげているのは気のせいではないだろう 「な、なのはちゃん?なんや随分と機嫌が悪いみたいなんやけど・・・」 「ん、そう?私は全然なんでもないよ?」 「ひっ!な、ならええんやけど」 「(あかん・・・フェイトちゃんは気づいてへんみたいやけどこれはちょおまずいで)」 なのはから徐々ににじみ出てくる殺気に一歩引いてしまうはやて 「(候補生のみんなは気づいとるんやろな・・・なんや最近の子は逞しいなぁ)」 なのはのあからさまな殺気をものともせずフェイトを囲む候補生たち。 執務官試験を2週間後に控えた彼女らにはフェイトに近づく理由は十分にあった。 難関と言われる執務官試験、これに合格するには並大抵の努力では足りない事をフェイトは身をもって知っている だからこそ、これからそんな試験に挑む後輩達の役に立ちたい、力になりたい、フェイトはそんな気持ちから いつも以上に丁寧に彼女達の質問に答えていた 「行こ、はやてちゃん」 「フェイトちゃん待たなくてええんか?」 なのははうん、と小さく頷くとフェイトの執務室を出てはやてと食堂に向かった 「フェイトちゃんったらあんなにデレデレしちゃって!!」 「フェイトちゃんはあの子らにちょっと教えてただけじゃ」 「デレデレしてたよ!!」 「そ、そうやね」 キッと鋭い眼光を向けられはやては思わず頷いてしまう。はやてはフォークにパスタを絡めながらはぁ、と小さくため息をついた さっきからなのはの愚痴を聞かされ続け、いい加減胃が痛くなってきた
「せやけどフェイトちゃん優しいし、先輩執務官なんやしあんくらい普通だと思うよ?」 「それそうだけど、でも・・・」 「フェイトちゃん人気あるしなぁ」 フェイトは局内でもかなり人気がある。容姿の良さはもちろん、優秀で性格も温厚、そして誰にでも親切で優しかった 人質の救出シーンがメディアで取り上げられてから、その格好良さに惹かれる女性ファンがあとを絶たないとか それでもやはり納得はいかない様子のなのは 好きな人を独占したい、という気持ちは消せないようだった 「それならはっきりフェイトちゃんに告白したらどうなん?」 「・・・・・・」 なのはは沈黙を保っている。何か考え事をしているようだ フェイトは誰にでも優しい。その優しさがなのは一人に向けられるものではない、それはわかっている だがそれでも・・・と思ってしまう自分がそこに存在していた 「(いつも以上に真剣やね。てか好きなら好きって伝えてまえばええのに、どうせ両想いなんやし)」 そう思いながらはやてはパスタを口に運んだ そしてしばらくの沈黙の後、なのはが切り出した 「はやてちゃん、ちょっとお願いしたいことがあるんだけど・・・」 「ええよ、うちにできる事があんならいくらでも協力するで!」 親友としてはやては協力を惜しまない様子 「フェイトちゃん大変や!!」 昼をまわった頃、未だ候補生の質問に答えていたフェイトにはやてから通信が入った 「はやて?どうかしたの?」 「落ち着いて聞いてな?なのはちゃんが事故に巻き込まれたんよ!!」 「なのはが!?」 はやてが言うにはなのはが訓練室での訓練中、部屋に異常が発生し爆発に巻き込まれた その際なのは同室の訓練生を庇い、現在意識不明でシャマルの医務室で検査中との事だった 「みんなごめん!!」 フェイトは教えていた候補生たちに謝ると急いで医務室に向かった
「なのはっ!!」 「フェイトちゃん落ち着き、ここは医務室やよ」 「あ、ごめんはやて・・・それでなのはの様子は?」 「怪我は大したことはないんよ、ただ・・・」 はやてがそう言いかけた時、なのはがシャマルと一緒に奥の部屋から出てきた 「なのはっ!大丈夫!?怪我はない!?」 「えっと・・・お姉さん誰?」 「えっ?なの、は?」 自分を覚えていない様子のなのはにフェイトは困惑する 「どうやら記憶の一部が失われているみたいなんよ」 「失ったのは魔法と出会ってから今までの記憶だと推測されます」 「じゃ、じゃあ今のなのはは・・・」 「ええ、おそらくなのはちゃんは記憶の影響で自分を9歳だと思い込んでいます」 「シャマル先生!なのはは、なのはは治るんですか!?」 シャマルはなのはのレントゲンの画像、精密検査のデータを表示した 「精密検査をしましたけど外傷、脳に損傷はほとんどありません。おそらく爆発で脳に強いショックを受けた事が原因だと思います ですから今は一時的に失っているとだけしか言えませんね・・・」 「なぁシャマル、一時的ってどれくらいなん?」 「ほんの数分かもしれませんし、永遠かもしれません・・・」 「そ、そんな・・・」 なのはの現状を知らされ声も出ないフェイトは、その場に立ち尽くすしかなかった クイクイ・・・ 「??」 誰かがフェイトの服を引っ張る。なのはだ 「どうかしたの?」 「・・・お姉さん優しそう・・・ねぇ、お名前聞かせて?」 体は大きなままなのに中身だけ子供というのはかなりおかしい 「私はフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。フェイトでいいよ」 「フェイトお姉さん?」
なのはがフェイトの事をお姉さんと呼ぶのはなんだかくすぐったかった だが記憶が9歳までしかないならそれも仕方ないか、とフェイトは自分に言い聞かせる 「私、高町なのは!なのはだよ!」 「うん、よろしくね。なのは」 どこか不安そうな様子のなのはを安心させるため、フェイトは優しく微笑みかけた なのはがフェイトを見つめる。ただ見つめるだけではない、少し顔を赤くしている 「どうしたの?なのは?私にできる事があったら何でも言ってね」 「・・・・・・」 周りにはやて達がいるにも関わらずなのははフェイトに抱きつく。抱きつくと胸に顔を埋め、静かに目を閉じた 「・・・なのは?」 「あったかい、それに何だか落ち着く・・・」 フェイトのぬくもりを感じる、胸に耳を当てるとフェイトの鼓動が聞こえた 急に自分の知らない所へ放り出され不安なのだろう、いきなり離れるのも可愛そうと思ったので そっと頭を撫で、なのはの好きなようにさせることにした 「なんやフェイトちゃん随分なつかれてもうたな」 「なっ!?からかわないでよ!はやて!」 フェイトは顔を赤くしている。なのはの表情はフェイトの胸に隠れている為よく分からなかった 「そうですよ、はやてちゃん」 「冗談やて、んじゃあうちはユーノ君とこ行って記憶を戻すいい方法でも探してもろて来るわ」 「それじゃあ私は検査のデータをさらに分析してきますね」 そう言い2人は医務室から出て行こうとした 「ち、ちょっと2人とも!なのははどうするの!?」 「フェイトちゃんと一緒がええんやて。な、なのはちゃん」 フェイトから離れようとしないなのはを見て、はやてはからかうように言った。なのはもそれに頷いているが 動揺し続けているフェイトがそれに気付くことはなかった 結局、フェイトはその日中なのはと行動を共にした。街に連れて行くのはどうかと思ったが はやてから外の方が緊張しなくて良いだろうと通信があり、なのはの希望でアクセサリーショップやおいしいケーキ屋に行った 夕食はなのはの負担にならないように、レストラン等を避け寮のフェイトの部屋で食べた ついになのはの記憶は戻らなかったが、帰ってきてからのなのはは終始上機嫌だった
「どう?記憶を戻すいい方法みつかった?」 「ん〜もう少し時間かかりそうや・・・まあそう落ち込まんでも、大丈夫やろ!」 「うん・・・ありがとう。はやて」 「なのはちゃん1人きりにできへんからフェイトちゃんの部屋に泊めてあげてな」 「わかってるよ」 「明日の朝迎えに行くから、それじゃあおやすみな」 はやてはそう言うと通信を切った。 「お姉さんお話終わった?」 なのはは用意されたコップを両手で持ち、少しづつ飲みながらフェイトを待っていたが フェイトの通信が終わるとコップから口を離し、上目遣いで伺うように訪ねてきた 「うん、終わったよ。なのは」 「じゃあ今度はなのはとお話しよ?」 なのはの可愛い仕草にフェイトは内心かなりドキドキしながらも優しい笑みを返した 「・・・ねぇ、フェイトお姉さんは好きな人、いる?」 他愛もない会話も一区切りした頃、なのはが唐突にフェイトに聞いた 付き合ってる人はいる?彼氏は?など子供はよくこんな質問をしてくる フェイトも覚悟はしていたが、いざなのはの姿でこんな事を聞かれると戸惑ってしまう 「えっと・・・うん、いるよ。君は?」 「わたしはお姉さんが好き」 少し顔を赤くしながら微笑むなのはにフェイトは固まった 「フェイトお姉さんはわたしのこと・・・きらい?」 「そ、そんなことないよ。私もなのはのこと好きだよ」 手を左右に振りながら慌てて否定する 「ホント?」 「うん、本当だよ」 「ホントにホント?」 「本当に本当だよ、信じてくれないのかな?」 「・・・信じる、なのはのお願い聞いてくれたら」 「なにかな?何でも聞いてあげるよ?」
フェイトはなのはの願いを叶える為ならなんでもできる、そう思った 記憶を失ってしまったなのはが望む事はなんだって叶えてあげたい 「わたし、フェイトお姉さんのお嫁さんになるから、わたしをもらって?」 フェイトが笑顔のまま固まっている。というよりフェイトの中で時間が停止してると言った方が良いかもしれない 「(え?なのはが・・・私の・・・お嫁さん、に?)」 「フェイトお姉さん?」 「え?あ、うん、なのは・・・君を幸せにするよ。それが、私に出来ることなら・・・」 「フェイトちゃん・・・嬉しい!!」 なのはがフェイトに抱きつく。フェイトも顔を赤くしながらなのはの背中に腕を回し、優しく抱きしめ返した 「・・・ん?『フェイトちゃん』?」 フェイトはさっきなのはがフェイトの事を『フェイトちゃん』と呼んだ事に気が付いた。『お姉さん』ではなく・・・ そっと腕の中にいるなのはを覗き込むと、フェイトの視線に気付いたなのはが気まずそうにフェイトから視線をそらした 「ねぇ、なのは」 「な、なあに?フェイトお姉さん?」 「記憶・・・戻ってたりする?」 「にゃはは・・・えっ・・・ま、まぁ」 「え?いつから?」 「えっと、その・・・最初から・・・かな」 「最初って・・・てことは、なのは・・・さっきまでのは全部演技だったり・・・する?」 「・・・・・・」 なのはの無言の肯定に、フェイトの頭の中が真っ白になった フェイトの脳裏には今日の医務室から現在に至るまでの記憶が走馬灯のように流れ 最後に頭の中に浮かんできたのはなのはに言った「幸せにするよ」と言うシーン 「なのはあああぁぁ!!!!」 「きゃっ!」 部屋中にフェイトの大声が響いた
はやても絡んでいたことを知ったフェイトは通信で彼女を呼び出し、なのはと共に詳しい事情を聞いていた 「なんでこんなことしたの?本気で心配したんだよ、私は」 「ごめんなさい・・・」 フェイトはとりあえずベッドに座り、しゅんとなっているなのはに少々きつく言う 「それではやても全部知ってて協力した、ということ?」 「ま、そういうことやね」 そう、すべては演技だった。訓練室の事故、シャマルの嘘の診断、なのはの演技 すべて知っている2人の協力があればこそのものだった 「まぁフェイトちゃん!これもなのはちゃんがフェイトちゃんを想うあまりでた愛の・・・」 「はやては黙ってて」 「はい・・・」 フェイトははやてを黙らせるとごめんね、と謝り通信を切った 「理由、まだ聞いてないよ?」 「え?」 「なのはがこんなことした理由」 「その、フェイトちゃんと一緒に居たかったから・・・」 「・・・・・・」 「フェイトちゃんのことが好きなの!だから、ずっと一緒に居たかったから」 泣きそうな声で言葉を紡ぐなのはをフェイトは優しく抱きしめた 「ねぇなのは、さっき私のお嫁さんになりたいってお願いしたよね?」 「うん・・・」 「あの言葉って本当?」 「・・・うん、本当だよ、私フェイトちゃんのお嫁さんになりたい」 今更隠しても仕方ないので、なのはは自分の気持ちを正直にフェイトに伝えた 「嬉しいよ、なのはがそんなに私を想っててくれて」 フェイトはそう言うとそっとなのはを押し倒した 「フェ、フェイトちゃん!?」 「私もなのはが好きだよ」 「本・・・当?」 「証明、してあげようか?」 フェイトはなのはの顔の横に手をつき、耳元でそう囁くとそっと唇を重ねた
「ねえ、フェイトちゃん、怒ってない?」 「ん、なにがかな?」 「私、フェイトちゃんのこと騙してたわけだし・・・」 愛ゆえの暴走というべきか、だが想い人を騙していたことを考えるとやはりなのはの心は痛んだ 「別に怒ってはいないよ。なのはが私の事をそんなに好きでいてくれたことがわかって、むしろ嬉しいかな。 それと、今日はこのまま2人で寝るわけなんだけど・・・その、いいかな?正直そろそろ限界なんだけど・・・」 「え!?わ、私は・・・フェイトちゃんとなら・・・」 フェイトの言ってる意味がわかり、なのはは顔をさらに真っ赤にしながらも否定はしない 「フェイトちゃんのことが好きだか・・・んっ・・・」 フェイトはなのはの唇に自分のそれを重ねると、お互いに離れることのないようにきつく抱きしめ合った おわり
細かいつっこみは無しでお願いします! 目をお汚ししてすみませんでした!
ARIA?
>>338 ああ……なんて、王道。御馳走様でした!
HENTAIなフェイトも見てて面白いからいいけど、やはりこう淳良なのが素敵です。
>>338 GJ!
なのフェイは素晴らしい
>>321 注意書きさえあればここでもエロパロでもおk
とにかく投下を止めることだけはしないで欲しいんだぜ
昨日は割り込みしてごめんなさい。 よーし今度こそ!シリアスSSの続き投下します。
* * * 海でフェイトが記憶を失ってから二ヶ月が過ぎた。 相変わらずフェイトが元に戻る気配はなく、変化といえば箸がほぼ使えるようになったことと ライオットザンバーの全ての形状を自在に操れるようになったことくらいだ。 はやての好意で再び訪れたシグナム曰く「これ以上腕を磨かれても相手に困る」とのこと。 それからなのはとは相変わらずで、着実に『仲良く』はなっていたが、 時々母を思い出すのか酷く落ち込み塞ぎ込むことがあるのも相変わらずだった。 そして今日は問題の提督と本局で会う約束の日。 なのははクローゼットから黒い制服を取り出してフェイトにそれを着せた。 それからフェイトと一緒に鏡の前に立ってその姿を映させた。 艦内で発作を起こしたときにはティアナや医師によってこの上着は脱がされていたから、 実質フェイトがこの制服を見るのは初めてだ。 「これ執務官のだよ」 「そうなんだ。これ着て行くの?」 「うん、ネクタイ窮屈かもしれないけど今日だけだからね」 ――この制服もフェイトちゃんにとっては最初で最後かぁ…… 「かっこいいでしょ」 以前好きだったその姿を見ながらなのはは言った。 フェイトは、どうだろう、と返事しながら襟元を触っている。 「なのはも色違い着てるよ?」 「ふふ、そうだけどね、違うの」 そうして雑談しているうちに二人を迎えに来たクロノから「表に車を止めて待ってる」と通信が入った。 なのはとフェイトは大急ぎで残りの支度を済ませて家を出た。 「やあフェイト。話は聞いてると思うが、俺は君の義兄でクロノっていうんだ。よろしくな」 非常に簡単な挨拶だった。
クロノは自分を忘れてしまった妹にどう接すればいいか不安に思わなかったのだろうか? いや、そんなことはない。 フェイトとあまり目を合わせないクロノの姿を見て、なのははそう思った。 きっとクロノだって悩んだはずだ。 その結果、不器用な彼が選んだのがこれなのだ。 無関心を装って周りに心配をかけさせないようにするのが誰よりも上手なつもりだから仕方ない。 「あの、こちらこそ、よろしくお願いします、クロノ……お兄ちゃん?」 「お、お兄ちゃんはよせ!」 気を使って言ったつもりのフェイトだったが、クロノには逆効果だったようだ。 「ご、ごめんなさい」 「あ、いや、まぁ別にいいんだが……いきなり兄だと認めるのは君が難しいと思ってな……」 フェイトがクロノのことをどんな人物か解らなくて気をもんでいるというのに、 兄がこんなことで照れてどうする、となのはは思った。 しかし今はそんなことを観察している時間はないので「とりあえず急ごう」と兄妹の間に割って入り、 二人を車に押し入れた。 運転中、助手席に座ったフェイトは時々クロノの方を見ている。 後ろでなのはは、フェイトが自分よりもハラオウンの家族に懐いてしまったら、と複雑な思いだった。 「義母さんにはまだ会った事ないだろ?」 「はい」 「不安がらなくていいからな。今はちょっと都合が合わなくてフェイトに会ってやれないが、 義母さんはそのうちフェイトに会えること楽しみにしてるから」 兎も角クロノはフェイトのことをなのはに任すことを許してくれているのだ。 『リンディさんはちょっと都合が合わない』ことにしてくれるのだから。 何も文句は言うまい。 本局に到着し、普段は来る事のない棟の長い廊下を歩く。 ある区間まで来ると警告の文字が壁のモニターに大きく表示された。 『この先は重要機密区間です』 『一定クラス以上の身分証が必要です』 それから突き当たりの扉の前で機械音声が流れる。 『身分証明カードをセンサーに通して下さい』 クロノとなのはが順番に扉に付いた機械にカードを読み込ませ、フェイトはそれを真似て同じように行動した。 『無限書庫、右折』 『機密資料室01〜05、左折』 『管理外世界研究室、直進後右折』 『古代遺物仮保管室01〜10、直進後左折』 等々、扉の中の廊下には様々な表示が目の前を流れて行く。
なのはたち三人は直進して右の廊下へ進む。 提督は今日、この先訪れる予定の管理外世界への準備でここに来ている。 その研究室の向いに設置された小会議室へ三人が入ると、既に提督は席について待ち構えていた。 ボールペンの先を机にカツカツと打ち付けて、いら立っている様子だった。 「今日は用があってここに来ているだけで、早く艦に戻らねばならん」 さっさと本題に入りたまえ、とクロノと同じ制服姿のその男が言った。 三人は彼の前に横一列に並び、立ったまま用件を述べることにした。 「今日は前に話した通り、ハラオウン執務官の離職を認めてもらいたく――」 「やあハラオウン執務官。久しぶりだな」 「えっ……」 提督はなのはの話を中断させてフェイトに声をかけた。 「君が兄の力を頼るほど落ちぶれるとは」 「……」 突然そう言われ、フェイトは何も返せずに黙っていた。 なのはとクロノの二人もいきなりのキツい言葉に対応出来ないでいた。 「提督、フェイトは自ら離職を望んでいます。ですから――」 なんとかクロノが言い出そうとするが、再び男の声がそれを阻止した。 「そうか、フェイト・テスタロッサ執務官、と言わねば今は反応出来ないのかね」 フェイトは何を言われているのか理解し、戸惑いながらも答えた。 「ハラオウンで構いません……だけど私、執務官の仕事は出来ません……」 「そうだな。どうやら今の君では何も出来ないようだ」 「……」 「だから君が戻るまでもう少し待つと言っているだろう。それともその戦闘力だけでも使わせてもらうのはどうだ?」 「……えっ?」 「管理外世界は常に正体の解らぬ者がウヨウヨしている。 その世界での任務に対して魔導師ランクの高い執務官の数は常に不足している状態だ。 症状がよくなるまで君には犯罪者どもをねじ伏せるための前線潜入任務だけでも与えられるぞ?」 なのははすぐに猛反対の声をあげようとした。 これまで懸命に働いたフェイトを簡単に歩兵扱いするなど許せない。 「そんなの出来ません」 しかしなのはが言うまでもなく、先に返事をしたのはフェイトだった。 「……理由もなく命を懸け合って戦うなんて、出来ません……」 「……理由ならある。犯罪者は悪だからだ」 「だけど私には……そんな理由関係ありません。私は誰かのためでなければ……誰かを傷つけることは出来ないです」 そして今はその誰かは存在しないのだ。
「君のそういうところは前から好かん!犯罪者に同情するな!」 「そ、そういう訳では……」 「妹は何もそんな」 「提督、ハラオウン執務官は今はそんなこと考える状況では」 なのはたちがモタモタと訴えていると、提督はさらに強く言った。 「犯罪者は抹消しなければならん!そうでなければ我々の仕事は結局片付かんのだからな!!」 それから一言付け加えた。 余計な一言を。 「……元犯罪者でも我々の仕事に貢献してくれる者は別だがね」 冷ややかな声で口にされた『元犯罪者』とは。 幸いフェイトは自分のことだと気づいていないし、提督もそれを解っていてワザと言ったのだ。 クロノは肝を冷やし、なのはは歯をギリリと噛み締めた。 しかしフェイトはただ同じことをもう一度言っただけだった。 「……執務官の仕事、出来ません」 提督はペンの動きを止め、フェイトを凝視している。 そして居心地悪そうにしているフェイトにクロノがそっと声をかけた。 「フェイト、もう行っていいぞ。部屋の外で待っててくれ」 「え、うん……」 クロノは次に提督に言った。 「彼女の意思は今本人が言った通りです。後は我々が話します」 提督はクロノを睨みつけたが、そうだな、と一言漏らし、フェイトが出て行くことを認めた。 なのはとしても一刻も早くフェイトをこの場から逃がしたかった。 こままだとこの意地の悪い男がフェイトを傷つけるにちがいないと思ったからだ。 「フェイトちゃん、すぐ終わるから心配しないで」 フェイトはクロノの顔を、そしてなのはの顔を不安そうに見てから部屋を後にした。 「……本当にもう使えないようだな」 扉が閉まってからすぐに提督が言った。 「え……?」 「残念だがあの様子では彼女は私の期待にはもう答えられないようだ」 ――別に……フェイトちゃんはあなたの期待に答える理由ない ――フェイトちゃんはそんなもののために働いていた訳じゃない 「そして高町教導官、六課で共に任務に励んだ君もさぞや失望したことだろうね」 「は……い?」 「あの優秀だったハラオウン執務官がこうなっては、君も顔が立たないだろう」 かつて二人が揃えば勝てぬ相手はないと名を馳せた、 その片割れがこんなことになっては、と提督は言った。 「……」 ――何なの、この人は一体……何故こんな人がクロノくんと同じ提督なんかに…… 何故フェイトちゃんの上司なの!?
腹の中に沸々と込み上げる怒りのせいで、こめかみの辺りがピクリと動いた。 握りしめた拳の中で爪が身に食い込むのを止められない。 「そういう訳です。兎に角これで妹の――執務官の辞職届は受け取っていただけますね」 なのはの様子をチラリと見ていたクロノが一歩前に出てそう言った。 そして同時になのはに念話を送る。 ―なのは、落ち着け。この男が私利私欲しかないことは解っていたことじゃないか― ―そういう奴だからこそ上手く優秀な部下の上にありつけただけだ、そんな奴相手にするんじゃない― 確かにクロノの言う通り、今なのはが提督に何を言ったところで事態は変わらない。 冷静にそう思ったところでなのはは自分が普段よりも心に余裕がないんだと気づいた。 このモヤモヤとした気持ちを怒りに任せてぶつけて、それで楽になるならどんなにいいか。 それからなのはは握りしめていた拳を緩め、クロノがフェイトの辞任届を提督に渡すのをじっと見ていた。 その頃廊下で一人佇むフェイト。 小会議室の扉にもたれていたフェイトは弱々しい溜め息を1つつき、深く俯いた。 提督の声はここまで届いていたのだ…… 『君もさぞや失望したことだろうね』 フェイトは思った。 そうか……やっぱり私はなのはの足を引っ張ってたんだよね なのはも今の私より優秀な執務官がいいと思ってたに決まってる そう思われて当然だけど…… なのはにがっかりされるとこんなに辛いんだ……知らなかった…… ……だから辞めてよかったんだよね これ以上足手まといのままいるよりはずっといい それに…… どうして私がこんな仕事をしていたかなんて知らないもの 犯罪者のことなんて私には関係ないよ 私には……関係ない…… ……今の私、誰もいらないのかな―― 「フェイト執務官、来ていらしたんですか」 ふと声をかけられ、顔をあげるとこちらに歩いてくる人物がいた。 フェイトはもちろんその人物を知らなかったが、局の制服を着ている上に自分を執務官だと言うのだから、 以前は知人だったことに違いない。 「休暇明けられたんですか」 「あぁ、うん……いや……」 「おや?休日に出勤ということですか?」 「え、と……まぁ」
自分でも自分のことがよく解らないのに一々事情を説明するのはどうだろうと思い、 曖昧な返答をしているとその局員は、それは兎も角、と別の話を切り出した。 「以前フェイト執務官から単独で依頼を受けていた件ですけど、まとまりましたよ」 「え、私……?」 「ええ、嫌だなぁ執務官!暫く休んでいる間に忘れたとか言わないで下さいよ? 11年も前の事件の資料を一から洗い出してのデータ整理と更新、時間かかったんですよ?」 「……そう、ですか……」 「まぁ……以前からフェイト執務官がこの事件をご自身のことだから きちんと調べたいっておっしゃていたのは覚えてますし、 僕のような者があなたの役に立てるなら光栄ですから。また何か必要あれば言って下さいね」 「はい……」 「それで追加したものも含めて整理したデータは資料室のコンピューターに登録済みです。 まとめた文書類は同じ部屋のストッカーの、以前と同じ位置にあります」 局員がそこまで言ったところで小会議室の扉がスッと開き、なのはとクロノが出て来た。 「待たせたな、フェイト」 「あ、クロノ、なのは……終わったの?」 「うん、まぁね。ちゃんと届け受け取ってもらったから」 「そっか」 それからなのはがフェイトの隣にいる局員に目をやると、その局員はなのはとクロノに一礼をして、 では僕はこれで、とフェイトに言った。 そして去り際に思い出したようにもう一度フェイトに声をかけた。 「また今度改めてお教えしますが、プレシア事件のファイルはパスワード55678312、 アルバザード関連のみをまとめた方は8899598です」 今度こそ去って行く局員の背中を見送る三人は時が止まってしまったかのように動けなくなっていた。 沈黙。 当然なのはとクロノの思う事は1つ――しまった――だ。 そしてフェイトは二人の心配通り…… ――プレシア事件?―― 「なのは、今あの人『プレシア事件』て言った」 フェイトが理由を求めてなのはの顔を見る。 クロノが、そうだったか?と如何にも聞こえなかったように言う。 「そうだよ。母さんの名前だ」 「……同じ名前の別人かも?」 「ううん、そんなことないと思う。さっきの人が調べていたこと、フェイト執務官自身のことだって言われたもの」
いよいよ言い逃れに苦しくなったが、それでもなんとか切り抜けようとなのはとクロノは必死だった。 「事件ってどういうこと?母さん何したの??」 「何も……してないよ。事故だもん、プレシアさんのことは」 「あの局員は慌てていたんだろう。『事件』と『事故』を履き違えたんじゃないのか」 「そうなのかな……」 「そうだよ!それより私お腹空いちゃって」 「フェイトはここの食堂言ったことないだろ?味はなかなかいいんだ。今から」 「アルハザードって何か知ってる??」 アルハザード…… 何の目的でプレシアがそこへ行こうとしたか、それさえ言わなければ差し支えはないのかもしれないが…… なのははどう言うべきか悩んでいた。 「おとぎ話だ」 クロノがそう言ったのでなのはも慌ててそれに賛同する。 「うん、ただの架空の世界のことだよ」 「……どんな所なの?」 「えっと……確か……どんなことでも可能にしてしまうほど高度な技術があったとかなんとか……」 「あくまで伝説だ。そんな理想郷は存在しないんだが、信じている者がまだ研究しているだけさ」 「それが母さんと何の関係があるんだろう??」 「……さぁ……それは……プレシアさんも信じていたのかもしれないね」 「……」 信じていた理由は誰も知らないことにしよう。 なのははそう考えていたが、フェイトが何も言わなくなったので自らは口にしなかった。 「さぁそろそろ行こう。俺はもう空腹で限界だ」 クロノが仕切り直した言葉に、フェイトは何処かしっくりこないといった様子のまま頷いた。 「おとぎ話はまた今度ゆっくり教えてやるから」 「……うん……」 これでもう二度とフェイトがあの提督には会うことはない。 そう思うとなのはは少し気が晴れた。 機密区間を出てから、まだ人のいない午前中の食堂にて三人だけのささやかなフェイトの送別会を行った。 もちろん送別会といってもフェイト自身はここで働いたこともないのでそういう意識はなく、 ただなのはとクロノの二人が心の中で以前の彼女に「お疲れ様」と呟いたに過ぎなかった。 フェイトは二人の思いも知らず、折角のクロノの推薦料理に手もつけないで何か思いに耽っていた。 フェイトはただ頭の中で数字を忘れないように暗記していた。 ――55678312、8899598、55678312、8899598、55678312、8899598……
ここで区切ります。
待っててくれた人ありがとうございます。
>>294 気が合いすぎて困る。
自給自足で作ってみたけど、自分で読んでも満たされるものではないと痛感したw
シグナムは思っていた。 ザフィーラが変態なのは大分前から何となく勘付いていたし、実際の所どうでもいい事象に分類してもいいものなので興味はない。 迷惑さえ掛けなければ卑猥な漫画を読もうが買おうが構わないし、趣味なのだから放っておけばいいとも考える。 シグナムが気にかけていることと言えば、つい先日判明した……というか、やっとたどり着いた自分自身の気持ちの行方。 それは迷いなく主に帰結するもので、かけらの躊躇も戸惑いも存在しない。 ……だから、数日前から思っていたのだ。 主はやてとふたりきりの時間が持てれば、と。 しかし八神家はアットホームな空気を漂わす家であり、実際互いに仲もいい。そんな家だから、隔離されたような空間に滞在する……というのは難しい為に割と無関心を装っていた。 それを不満に思うことはないし、アットホーム故の干渉もうざったいと感じたことはない。 だが、無邪気に触れてくるはやてに心のどこかが外れてしまうような、……そんな気がして。 「……ザフィーラ」 暴れるはやてを羽交い絞めにでもするつもりなのかシャマルがばたばたと手を振りながら背後を取ろうと戦う様を見ながら言う。 「主はやてはお前のした何かにご立腹なのだろう。話を付ける、この間の空間に連れて行け」 「……それは構わんが……」 ザフィーラとしては年少者であるヴィータのパンツを洗濯籠から抜き取ったと知られるわけに はいかない。それに、姉のように慕うはやてが狂乱状態ではヴィータもその原因を取り除こうと何か行動を起しかねない。 ならばシグナムに話をしてもらい、荒れる波を鎮めてもらえれば言う事はない。……この趣味からは逃げられないのだから。
「……1時間ほどか」 「ああ、それで十分だ」 その答えを聞いたシグナムはゆっくり立ち上がりはやてをひょい、と抱きかかえた。随分身長差のある二人なので楽そうに見えるのもあながち間違いではないのだろう。 「し、しぎゅなむ?!」 はやての戸惑いに答えることはぜず、蒼く光る円形の中に納まる。 「え、し、シグナム?」 シャマルのそれにもやはり答えることはなく、あっさりと消えた3人を目に、ヴィータはぽかんとした表情を崩せずにいた。 「……なんではやて怒ってたんだ?」 「………………なんでかしらね。え、ええと……、多分そのお話をしに行ったのね、3人」 シャマルの推測にヴィータは半分納得したような顔を向けた。 「ザフィーラが気持ち悪いから怒りに行ったのかも」 「……それは、……どうかしらね」 本に挟まった、自分でも見覚えのあるヴィータとはやてのパンツ映像が目に焼きついたまま離れないシャマルだった。 確か、あれは…………。
「さて」 「……………………」 「お前は何をしたんだ、ザフィーラ?」 ただ白いばかりの空間で一人正座させられた守護獣の前にはやてとシグナムが連なり立つ。 シグナムがヴィータを気遣い目の届かない場所に連れてきた、と説明すると、いきなり抱きかかえられ顔面高潮していたはやても落ち着きを取り戻した。 だがその落ち着きはザフィーラにとって非常に厄介なものに違いなかった。 「なんで私とヴィータのパンツ持ってたん?何に使っ……、……あぁやっぱええわ答えんで」 額を押さえながら首を振るはやてと、普段より5割り増しの厳しい目付きを突き刺すシグナムを相手にザフィーラは冷や汗を流していた。 ……一体何と言い訳すればいいのか。 あのパンツを手に入れたのは偶然だと力説してもきっと信じてはくれないだろう。だが、あれは事故だったんだ。仕方のない、事故だったんだ……。 惨劇なんてなかった。あったのは、喜劇と、……悲劇。 それは数ヶ月前のこと。 いつものように週末大宮に出掛け鷺宮神社を参拝し、ARIAの作者の出身校を眺めてから買って来たものをここに運びこもうとしたときだった。 リビングに入るとちょうど、出迎えの合図かと思うタイミングでやかんが鳴った。 誰かが湯を沸かしていたようだが、放っておけば危ない。ガスを止め辺りを見回すと、シャマルが洗濯籠を持って部屋に入ってくるところに鉢合わせた。 「あ、おかえりザフィーラ」 「やかんが鳴っていた、止めたぞ。茶でも淹れるところだったか」 「あ、ありがとう。うん、はやてちゃんとヴィータ、シグナムに紅茶を」 「そうか」
シャマルは洗濯籠を洗濯機まで運び、そのまま戻ると用意していたティーカップにお湯を注いだ。部屋にアールグレイの香りが漂い、どこかリラックスした空気が全体を包む。 「ザフィーラも飲む?この紅茶、なのはちゃんのおうちから戴いたんだけどすごくおいしいの」 「ああ、悪いな」 「いいえ。牛乳入れる?」 「ああ」 この時シャマルがザフィーラの返答に疑問を感じていれば……悲劇は回避できたのかもしれない。いや、しかしザフィーラはその存在を認知してしまったのだから少しの違いを生むのみで結局は同じ未来が訪れたことだろう。 ――ザフィーラの意識は、今や洗濯籠に終結していた。 「はやてちゃん達呼んで来るわ。上で一緒に遊んでるみたい。ふふ、シグナムにとってみたら子守同然だけど」 「そうだな……。何か茶菓子の買い置きはあったか?あれば出しておこう」 「ええとね、クッキーが一缶あるからお願いできる?赤い色したこれくらいの大きさでそこにしまってあるから」 「……ここか。わかった、出しておく」 シャマルが階段を上がっていく音を確認し――耳がいいことをこんなにあり難く思ったのは初めてかもしれない――人型へと変わり素早く指定されたクッキーを引っ張り出す。 獣化したままではモノが上手く掴めないからだ。 そして……。 「………………」 洗面台の横に置かれた洗濯機。シャマルが家中から回収してきた衣類はまるでザフィーラの為に用意されたようだった。 その手前に無造作に置かれた洗濯待ちのそれに意識を集中させる。 眼を閉じ、精神統一を図り、はやてとヴィータの基本情報を脳裏に書き上げ、ザフィーラはある判断材料を取り出した。 カッと眼を見開き、生き馬の目を抜く勢いで迷うことなく二枚のパンツを抜き取る。 揃えたかのように二枚とも白いそれをひとまずポケットに入れておき、何食わぬ顔でその後顔を揃えた面々と午後のお茶を楽しむ。 そして解散後、例の空間に閉じこもりしっかりと保管体勢を整え今日に至ったのだ……。
(だからこれは事故だ) そうザフィーラは自分に言い聞かせる。 (ある切掛けが原因で手を伸ばしてしまったに過ぎない。もしシャマルが洗濯籠を持っていなかったなら俺はこの先もずっとパンツなど……!) (……これは、事故なんだ) と、言えるはずもなくザフィーラはぽたぽたと際限なく流れる汗を拭くこともせず、真っ白になっていく脳内に歯止めを掛けようと奮闘していた。 その頃にはシグナムもパンツ盗難を知り、明らかにザフィーラを蔑視していた。 「……理解できんな。何が愉しくて下着を……」 聞いてはいけない質問だった。 どうもシグナムはやたらと地雷を踏むらしい。名前に引っ掛けてマグナムとでも呼ぶべきか……などとザフィーラが思ったかどうかは別として。 「……何が愉しくて、……だと?」 「ん?」 膝を正していたザフィーラがゆらりと立ちあがる。顔を下に向けたままなので表情が読めないのが不気味に映る。 「いいかよく聞け!! 男には生まれながらに常に傍にある相棒がある!!主はやてのリインフォースと同義であると言ってもいい。 そしてこの良き相棒が心地よい時間を過ごせるように、親である俺は四六時中気を張っているだけなのだ!! そしてこの相棒……、いや、息子だ!!俺の息子だ!! 俺は独り身だがまあ俺に限らず男は皆息子と共に生きている訳だが……、こいつは少々わがままというかなんというか、繁殖行為の前段階……練習だな、ああ、それに非常に積極的だ。 なんせギャルゲのような環境で随分暮らしているものだから舌が肥えてしまっている。普通の市販本ではこの大いなる力を解放するには心許ない。 俺はそれに使用される道具を息子可愛さのあまり回収しているだけだ。 愉しくてやっているんじゃない、 全ては俺の息子の為だ!!!!!」 場が凍り、はやては止まった。眼が灰色になり、思考が凍結命令を出されている。 シグナムは少し意味を理解しかねているようで、表情を変えずに言った。 「いつの間に結婚してしかも離婚していたんだ、ザフィーラ?子供まで設けていたとは知らなかった」 この時、ザフィーラは気付いた。幾らなんでも言えるはずのない言葉が滝のように流れていった事実で、確信した。 ……この異次元空間の修復が100%完了していなかったことに。 先日の偽証不可能な環境の亜種として生まれてしまったらしい、それは……………… ――本音そのものを吐露する機能。 そして、この機能の恐ろしい箇所は、『発動する条件下』にあることだった……。
それは、小さな願いでした。 幼い主と共に過してきた年月の中で静かに積もってきた、ひとつの想い。 忠誠心とすることで無意識に押さえ込んできたある感情。けれど抑圧されたそれは間も無く形を変えることとなる。 成長した主と在る時間。 その月日が生んだ、純粋なる眼差し。 ヴォルケンリッター剣の騎士、シグナム。……暴走します。
こんなものを書いてはいますがザフィーラが大好きです。 なんだかんだでザフィーラ人気が上がったらうれしいです。 後、ザフィーラ好きな方本当に申し訳ありません
>>338 フェイなのたまらん( ゚Д゚)ウヒョー
きっとはやてはフェイトからも談を受けていて内心呆れてるという妄想まではした。
>>351 遂にフェイトさんが知ってしまうのだろうか。
今後の展開が楽しみです、期待して待ってます。
>>358 マグナムで吹いたww
ザフィーラの熱弁は素晴らしい。なのフェイも期待してます
>>338 なのはさんが乙女なのもかわいいな!
>>351 待ってました、続きキター!!!
いよいよ胃の痛い展開にさしかかってきてドキドキしてきたぜ
どうなるのか心配しつつも楽しみです
>>358 ザフィwww
シグナムもいよいよ……続き気になるぜ
みんなまとめてGJ!です
諸君 私はおっぱいが好きや 諸君 私はおっぱいが好きや 諸君 私はおっぱいが大好きや お椀型が好きや 釣り鐘型が好きや ふくらみかけが好きや ロケットが好きや ぺったんこが好きや 絶壁が好きや 普通が好きや たれ気味が好きや ベットで 道で 屋内で 闇の書の中で アルカンシェルで 翠屋で 学校で トイレで 風呂で 夢で この時空世界で行われる ありとあらゆるおっぱい行動が大好きや 乳をならべた 巨乳の揺れ具合が 貧乳の成長過程という希望と共に自信を 吹き飛ばすのが好きや 空中高く飛んだなのはちゃんが 無防備にに揺らした時など 心がおどる フェイトちゃんの操る バリアジャケットのソニックフォームが 段々エロくなるのが好きや 悲鳴を上げて よがる寝室がの中から 飛び出してきたヴィータを バインドで押し倒した時など 胸がすくような気持ちやった 乳首を揃えた シグナムの寝顔が 夢の中までおっぱいを 蹂躙するのが好きだ 豊胸体操の経験者たちが 既に希望の無い貧乳を 何度も何度もメジャーで確認している様など 感動すら覚える 巨乳主義の マザコン達をシャマルのポスターで 吊るし上げていく様などはもうたまらない 泣き叫ぶ隊員達が 私の部隊長命令の腕の動きとともに 羞恥の声を上げないように ゆっくりとストリップしていく様などは最高や 哀れなノーマル(ティアナ)が スバルの朝のお目覚めで しっかりと感じまいとしてたのを スバルの申告により自分の性癖が 彼女の属性ごと木端微塵に粉砕した時など 絶頂すら覚える 聖王状態のヴィヴィオに 滅茶苦茶にされるのが好きや 絶対に揉むはずだったおっぱいが蹂躙され 雪の日に旅立たれていく様は とてもとても悲しいものや 幼なじみの物量に押し上げられて 劣等感を覚えるのが好きや 仕事に追いまわされ 30分もおっぱいにさわれないのは 屈辱の極みや
諸君 私はおっぱいを 地獄の様なおっぱいを望んでいる 諸君 私に付き従う機動は6課諸君 君達は一体 何を望んでいるんや? 更なるサイズを望むか? 情け容赦のない 糞の様な魔乳を望むか? 鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の鴉を殺す 嵐の様なおっぱいを望むか? パイオツ!! パイオツ!! パイオツ!! よろしい ならばおっぱいや 我々は満身の力をこめて 今まさに揉みしだかんとする手のひらや だが この暗いブラの底で 19年もの間 堪え続けて来た我々に ただのおっぱいではもはや足りない!! おっぱいを!! 一心不乱の大おっぱい天国を!! 我らはわずかに一つの課 百に満たぬおっぱいに過ぎない だが諸君は 一騎当千の品乳だと 私は信仰している ならば我らは諸君と私で 総勢十万と2つのおっぱいとなる 我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている女性を叩き起こそう 服を剥いてショーツを 引きずり下ろし 眼を開けさせ 感じさせよう 連中におっぱいの気持ちよさを 思い出させてやる 連中に我々の おっぱいの擬音の音を思い出させてやる 天と地とのはざまには 奴らの哲学では思いもよらぬサイズがある事を思い出させてやる 十万のおっぱいので 世界を萌やし尽くしてやる 地球だ!! 時空管理外世界だ!! そうだ私は約束通り連れて来たぞ あの懐かしのおっぱい星へ あの懐かしのおっぱい星へ 戦艦アルカンシェル始動 離床!! 全型展開 全色展開 確認 「機動6課 八神部隊長より 全おっぱいへ」 目標 各女性 及びおっぱい!! 第二次ゆりんゆりん作戦 状況を開始や 征くぞ 諸君
はやてファンの皆様ごめんなさい
>仕事に追いまわされ 30分もおっぱいにさわれないのは 屈辱の極みや ティアナのおっぱいを揉みながら仕事をすればいいじゃないとオモタ
なのはさんが許しません
この部隊長はもうだめだwww
この部隊長ならフェイトさんはHENTAIレベルではなく普通のレベルだということだな
368 :
K :2008/07/17(木) 21:19:38 ID:HjiZ6i0b
GJ シリアス、待ってました。 これから、なんか大変なことになりそうで 展開がどきどきです。 続き、がんばってください。
パシッ!! 乾いた音が短く響く。 一呼吸置いて、痛み出す頬。 「なのはのバカ!」 「フェイトちゃん・・・」 大きく開いた瞼から零れ出す透明な雫。 「バカ!バカバカバカッ!!」 「・・・・・」 震えて掠れた言葉にどう答えていいのか。 何か正解なのか。 よく分からない。 「ひっ、く・・・バ、カ・・・バカァ」 彼女の涙を止めることも出来ない。 それどころか、慰める事も出来ない。 自分は何て無力なんだろう。 「・・・ごめん」 空虚な言葉しか出てこなくて、思わず彼女を抱き寄せる。 子供のように細くて小さな肩が腕の中で震えている。 「やだぁ、離してよぉ・・・」 「ごめん・・・ごめんね」 振りほどこうとする彼女を精一杯包み込む。 離れないように強く。 壊れないように優しく。 「うぅ・・・ひっ・・・ズルいよぉ・・・いっつも、なのははズルいよぉ・・・」 ポカポカと私を叩くと、彼女は顔を埋めて、赤ん坊のように泣きじゃくる。 「うん・・・でもね、フェイトちゃん。私はフェイトちゃんの事、好きだから。フェイトちゃんの事、愛してるから。これだけは信じて。お願い・・・」 不器用で・・・無力で。 あなたに何もしてあげられない私だけど。 それでも、あなたの事が好きだから。 あなたの事を愛してるから。 この気持ちは本物だから。 だから、信じて欲しい。 「大好きだよ。フェイトちゃん」 彼女の額に口づけをして。 それからもう一度、小さな身体を抱き締める。 思いが伝わるように全力で。 信じて貰えるように力一杯。 それが、今の私が彼女に出来る唯一の事だから・・・。
終電待ちの暇潰しに何か書いてしまった・・・。 最近、号泣するフェイトさんorティアナさんを 不器用に慰めるなのはさんorスバルさんがマイブームなんだ。
さぁ俺をニヤニヤさせた罰としてその話の前後を書くんだ! いや書いてください。お願いします。
俺からも要求する 勉強が手につかないじゃないか
>>769 このあと性的な意味で慰めるんですね、わかります。
374 :
373 :2008/07/18(金) 14:59:44 ID:QcO27iJ6
もう
>>769 に神が来る事が決まってるのか
このスレは安泰だな
SLB撃たれ放題ですね
>>351 遅まきながらGJ
そろそろ開始点ですね
自給自足品の公開も待ってま〜す
「彼女はいったい…」 「ご存知ないのですか!? 彼女こそ一躍エースの座に上り詰めた超時空シンデレラ、なのはさんです!」 という電波を受信した。
「隣の金髪の女性は…?」 「夫です」
フェイトそんよりなのはさんの方が王子っぽいと思う自分は異端だなw
>>381 よう俺
隣の幼女は姫の不倫相手
王子様は躍起もっき
リリカル王国VSヴォルケン帝国
なのはは王子ってより漢って感じだわ
なのはさんが女々しいフェイトさんを犯す(?)のを想像した
なんとなく、なのはさんには鬼畜攻めが似合うような気がする
俺は断然フェイトさん責め派だぜ フェイトさん無しじゃ生きていけないような依存しまくりのなのはさんが大好きです
なのはさんと聖王版のヴィヴィオは鬼畜攻めが似合う気がする 二人に攻められるフェイトさんが見てみたいぜ でもヴィヴィオはなのはさんスキーって感じがするんだよな・・・ どっちを取るべきか・・・
なのは<ヴィヴィオ>フェイト | | −−−−>−−−− これでよし
>>385 よう、俺
俺の中ではフェイトさんは総受けだ。押しに弱そうだし
フェイトはなのはに対してドMなイメージがある。 なのはになら恥ずかしい事や ちょっと痛いような事されても凄く感じちゃってそう。
>>391 同士よ、俺もフェイトさんは総受け派だ。
鬼畜攻めななのはさんとドMなフェイトさんも好きだけどな
このスレは時期によってなのフェイ派ばっかりだったりフェイなの派ばっかりだったりするなw 俺はなのはさん受けのが好きだぜ ピチピチさんのSSとか理想系
フェイトさんが攻めるも攻め切れず反撃を受けて陥落するのがいい ヘタレ王子様は伊達じゃない
>>388 今度一緒に飲もうw
外では厳しくも優しい教導官
家では優秀な執務官様に甘えまくりな女の子
「なのは、ちょっといいかな」
「なーに?」
「今お仕事してるからさ、ちょっと離れてもらっていい?」
「え…?」
「あ、あのね? 一緒に居たいのは私も一緒なんだよ?」
「じゃあいいよね?」
「さ、さすがに膝の上に座られるとやりづらいかな…なんて」
ごめんなさい、sageをsagaと誤爆してしまいましたorz
サガとかどこのストリートファイターの敵だよ 夏休みシーズンになったからフェイトさんとなのはさんはヴィヴィオを連れて海とか出かけたりするのかな… ヴィヴィオがはやてやヴィータ、リィン達八神家メンバーと遊んでいる最中に、 海の人気の無い岩のところでフェイトさんがなのはさんの(下の)水着に手を突っ込んで攻めるところまで妄想した。
>>399 その文を読んでナンパされるなのフェを思い浮かべた。
みんなへの飲み物を買った帰りで困り顔のなのはさん、
その横で(なのはさんからは陰になるように顔をそむけて)TV版頭冷やそうかな顔を男達に向けるフェイトさん。
で、その腹いせに
>>399 の最後につながるとかw
最近、フェイなの増えてるなーって印象はあるな 二人が好きだからリバでも全然おKなわけだがw
「あ」 「どうしたの、なのは?」 「フェイトちゃん、私あのソフトクリームが食べたいな」 「あれだね? わかった、買ってくるよ」 「さすがフェイトちゃん、頼りになるな……。 惚れ直しちゃうかも、なんて。 にゃはは……」 「ようよう、姉ちゃんよぉ?」 「……何ですか」 「そんな冷たい目で見ないでくれよ。 俺と一緒に遊ばねえか?」 「お断りします。 私にはもう心に決めた大切な人がいるので」 「ちょっとだけだって! いいから俺と行こうぜ?」 「……! いやっ! 放して下さい!」 「その手を放せ……」 「あ゛〜? 何だ金髪の姉ちゃん、いまこっちはお取り込み中で……ふおっ?!」 「その人は私のものだ。 手を出すなら容赦はしない……!」 「わ、わかった! わかたから腕を捻らないで……痛ぇ!」 「……行け。 そして二度と私達の前にその汚い顔を見せるな」 「は、はひっ! はいっ!」 「ごめんなのは、ちょっと溶けちゃったけど……はい」 「……」 「……なのは?」 「フェイトちゃん、王子様みたい……格好いい……!」 「そ、そんなに格好良くは……」 「格好いいよ! 私フェイトちゃんのこと惚れ直しちゃったよ……」 「なのは……」 「それにフェイトちゃんが私の事を自分のものだって言った時、嬉しかった」 「あ、あれは、その場の勢いと言うか、その……」 「にゃは、それでも嬉しかったよ」 「そ、そうかな……」 「あ、フェイトちゃん。 指にソフトクリーム付いてるよ?」 「溶けたのが指に垂れちゃったからね。 これくらい舐めておけば……なのは?!」 「(ペロ…)ん、美味し……」 「な、なのは……別に私の指なんて舐めなくても……んっ!」 「いいの。 助けて貰ったお礼がしたいから、これくらいさせて欲しいな」 「(わ、私の心臓が保たないよ……)」
>>403 の言うとおり続き書いたらフェイなの18禁風味になった。
「はぁ…はぁ…」
「フェイトちゃん、息が荒いけど大丈夫?」
「なのは……指……」
「あ、私もソフトクリームが垂れ……ひゃっ!」
「なのはの指……おいし……(ペロペロ)」
「ちょ、フェイ…ん……フェイトちゃん!」
「ごめん、なのは。 私、抑えが効かなくなっちゃったみたいだ。
さっきのなのはの指舐めで……我慢出来なくて……」
「あぁ……んっ!」
「指が敏感になってるんだ……体も、なのはが欲しい、って……」
「はぁあ……フェイトちゃんは王子様じゃなくて狼さんでしたか……」
「うん、だからなのはを食べたくて仕方ないんだ」
「……なら、あっちの岩陰に行こ?」
「なのは?」
「ソフトクリーム、食べに行かない?」
「ここなら人に気付かれないかな?」
「なのは、ソフトクリームって……」
「そう慌てないで、フェイトちゃん」
「……なのは! 胸……」
「にゃはは、人がいないってわかってても上を脱ぐのは恥ずかしいな……」
「じゃあ隠した方が……」
「フェイトちゃんの目が釘付けなのに?
隠しちゃっていいの?」
「う……」
「フェイトちゃん、見て……」
「ソフトクリーム……」
「ん……冷た……」
「あ……」
「フェイトちゃん、なのはのおっぱいに付いたクリーム、舐めたい?」
「なの…は……」
「フェイトちゃんの好きにしていいんだよ?」
「なのはっ!」
「フェイトちゃん……大好き」
寸止め終。
>>403 の続き読みてぇ!!
知らない絵師なんで誰かヒント教えてくれorz
そして
>>404 の続きも読みてぇ!!
頼むから書いてくれ!
>>404 GJ!
嘗て高町なのはスレのスレ名案に
『ねぇ彼女』『子持ちです』ってのがあってだなwww
ヴィヴィオが登場した事によってなのはさんのナンパ対応力が上がってフェイトさん一安心w
けど王子様になれなくて少し残念そうなフェイトさんが大好きですw
フェイトスレに画像貼ったら反応多くてワロタ
こっちと画像は共有してるもんだな
>>406 なのフェイ分取るならアンソロ買っておいても損は無い。
アンソロの作者
長谷川光司/みかげ貴志/あきづき弥/ちーこ/ねことうふ/ノシ/藤枝雅/北野秀/風川なぎ
夜桜恭華&睦月烏/山田石人/白凪マサ/あらいみやこ/シノ/タマゴルビー/美月さん/原田まさふみ
この中のを全部ググれば幸せになる。
>>404 これが生殺しか…。
ここんとこ過疎ってただけにこの流れは嬉しい
藤枝さんの漫画この前全部買ったw
やっぱなのはとフェイトっていいな この二人が絡んでるのが1番幸せ度数が高いよ
百合的に、藤枝さんはちょっと頑張りすぎて定期購読入ってる。 あの人の本についてくるドラマCDの声優は豪華すぎて困る。
藤枝さんにOVAお願いしようか
藤枝さんときゅう太さんが組んだら凄いことになってしまうな・・・。 魔法バトル2割・百合8割くらいになるんじゃなかろうか。
百合10割でお願いします
お話中失礼 フェイティアの小ネタ書いたけど、投下してもいい?
是非!
それじゃ遠慮なく 格好いいフェイトさん好きはスルーしてください フェイティア、3レスほど
とある休日の午後のこと。 あたしは頼まれた所用を終え、建物の外へ出た所で大きく伸びをした。幻術の残滓を振るい落とし、集中しすぎて疲労した目元を揉み解す。 「大丈夫、ティアナ?」 横合いから覗き込んでくる顔をジト目で見やった。誰のせいですかという抗議を込めて。 「そんな睨まなくても・・・ほっほら、みんな喜んでたし」 「こんな人数だなんて聞いてませんよ、フェイトさん」 頼まれ事とは施設での幻術使用。雪景色を眺めてみたいという子供達の願いを叶える大掛かりなもの。 その数10名余り、全員一度に雪山へ御招待はさすがに骨が折れた。 「ごめんごめん。今度何か御礼するよ」 「・・・・・・別にそんなのいりませんから」 肩を並べて、てくてく歩く。 この施設は駐車場まで距離があるのが難点だ。しかし遊び場や運動場のスペースを重視した設計になっているので仕方ない。 「それじゃ私の気も済まないし、ね?」 ここは上司の顔を立ててと促され、強引に頷かされる。 部下に対してそんな気を遣う必要はないと思うが、この人にとってはこれが普通なのだ。あたしやシャーリーさんに接する態度は同僚というよりもっと家族的なものだった。 「しかしまあ、広い敷地なことで。これだけあったら何だってできますね。缶けりでも鬼ごっこでも」 「うん。緑もたくさんあるし環境も良くて・・・あっそうだ、ティアナ、次はあの子達と外で遊ぼうよ」 「さりげなく数に入れないでください」 間髪入れず釘をさす。油断も隙もない。 フェイトさんの施設巡りに同行するようになってから、なんだか四六時中一緒にいる錯覚に囚われる。あながち気のせいでもないはず。 「実は試してみたい魔法があるんだ。上手くいけば野球もできるよ」 「あたしの話、全く聞いてませんね・・・」 都合の悪い部分は聞こえない耳らしい。どのみち断っても無駄、いつも結局なあなあになり御供させられる。 「やってみるから感想聞かせて。いくよっ!」 「は? ちょっとこんな所でそんなっ」 止める暇もあらばこそ。仰け反るあたしの目の前で、上司は言うが早いか魔力の波動を放つ。 みよぉ〜ん そんな擬音をつけたくなる動きで―――フェイトさんは二人に分裂した。 「「どうかなっ?」」 「・・・・・・」 「「ティアナ?」」 「・・・すごく―――気持ち悪いです」 期待の眼差しに向かってきっぱり。 残酷な真実を突きつけられ、ミニサイズのフェイトさん達は変な顔で固まった。 「「・・・・・・駄目、なの?」」 「はい。ぶっちゃけトラウマ」 こんなのを子供が目にしようなら夢に出てくるはず。出来得るならあたしも忘れたい。 「何をしたかったのかは大体わかりましたけど・・・どこまで増やせるんですか、それ」 「「っえ? さあ、どうかなぁ。マルチタスクを維持できる範囲まで大丈夫なはずだけど」」 個々のマルチタスクを独立させ仮初めの形を与える、どうやらそれがこの魔法のカラクリのようだった。つまり精神領域の広い魔導師ほど分身の数を増やせるという寸法。 みよぉ〜ん みよぉ〜ん 二人が四人、四人が八人――― 見守るあたしの前で、スライム的な分裂が繰り返される。 あたしの精神はもう限界、崩壊をおこす前に泣きを入れた。
「もっ、もう結構ですから止めてください。頭がどうにかなりそう」 「「「え〜〜〜そんなぁ〜〜〜〜〜」」」 甲高い声で不満を訴えるフェイトさんズ。その大きさは今やリイン曹長クラス。 「とりあえず元に戻ってください。お願いですから」 「「「・・・・・・・・・・・・」」」 「フェイトさん?」 顔を見合わせる小人達に嫌な予感がひしひし。まさか元に戻れないなんて言うんじゃなかろうか。 「あのねー」「魔力がもう空なの」「疲れちゃった」「眠ぅ〜ぃ」「今日は無理だよぉ」「そうそう」「ごめんねぇ」etc... 口々に告げられる内容に脱力。なんてお約束な展開なのか。 しかも分裂回数を重ねるにつれ言動が怪しく、いや確実に精神年齢が低くなっている。 「・・・仕方ありません。取りあえずオフィスまで戻りましょう」 どうにか自己を叱咤し顔を上げた。 つぶらな瞳の無垢さにイラっときたがギリギリで回避する。もしあたしの手に負えないなら上層部にちくればいい、そう何度も自分に言い聞かせて。 「ちゃんと付いてきてください。はぐれても知りませんからね」 「「「はぁ〜〜〜いっ」」」 気の抜ける声を受け、あたしは投げやりに先頭を切って進む。 ちらりと後ろを振り返れば縦一列に連なった小人達。その必死な顔を見て歩く速度を落とした。少し、いや随分大人気なかったと反省しながら。 「はい、集合整列っ! 番号っ!」 「1!」「2!」「3!」・・・・・・ 黒塗りの高級車の前で横一列。あたしの号令を受け、端から順に声を上げていくちんまい影。 フェイトさんがこんなだから、帰りはあたしが運転するしかない。念のため取った普通自動車運転免許がこのような形で役に立つとは。 ・・・・・・「13!」「14!」「15!」 「はいはい全員いますねって、15ォっ?!」 なんで奇数?! そんなわけない、2倍数で分裂するはず。 結論、一人はぐれた――― 蒼くなりダッと元来た道を駆け戻る。あたしの注意が足りなかったせいだと自分自身を責める。 異様な気配を感じて首を捻じ曲げると、真後ろを追いかけてくるチビッコ達。あたしはギョッとして急停止。あっ、一番後ろが転んだ。 「ちょ、ちょっとどうして付いてくるんです?! ここで大人しく待っててください!」 「えー」「だってちゃんと付いてきてって」「ティアナの嘘つきー」「おいていかないで」「寂しいのはやだもん」「痛い・・・っひぐ」etc... 「すぐ戻ってきますよ。ほら、隣同士で手を繋いで。これなら寂しくないし、はぐれないでしょう?」 カルガモの親子じゃあるまいし、この集団を引き連れて大移動など非効率極まる。 14人に手を繋がせて丸い輪を作らせた。顔から転んだ15番は服の土を払って抱き上げる。あちこち擦り剥いて泣きそうだったからしょうがない。 くれぐれも勝手に動かないように言い含めて、あたしはその場を離れた。 片腕に抱えたフェイトさんを宥めながらあちこちを見て回る。ざっと探してみたが見当たらず心臓は早鐘、次第に色をなくす頬に小さな手が添えられた。 「・・・泣かないで」 「泣いてるのは、あなたでしょう」 転んでベソをかいてたくせに、と。 必要以上に刺々しくなった声にも気圧されず、彼女はふわりとした笑いを浮かべる。その瞳の優しい色はいつもと同じ。 「きっと大丈夫だから」 「もうっ! じっとしててください。落ちますよっ?!」 あたしの肩によじ登って頭を撫でてくる困った人。 どうにも勝てず文句だけ垂れていると、近くから微かな声が聞こえた。その発生源と思われる砂場に近づき注意深く周囲を探る。 「――――――いたっ!!」 子供が掘ったのだろう穴ぼこの中でメソメソしている16番。両手で救い上げると、余程心細かったのかわんわん泣き出してしまった。 ごめんなさいの気持ちを込めて、胸にギュッと抱きしめ背を叩く。心底安堵して大きく息を吐いたら、「ほらね」と耳元で得意げな声がした。
両腕に一人ずつ抱え急ぎ足。残してきた集団はあたしの言いつけどおり輪になったまま動かずにいた。 ひいふうみい〜と歩きながら数えれば確かに14人、感心感心。歓声を上げるフェイトさんズの輪の中に抱えた二人を下ろし、あたしはやれやれと腰に手を当てる。 「さっ、それじゃ今度こそオフィスへ帰りますよ。余所見せず前の人の背中にぴったり付いていくこと。何かあったら大声出してください」 「「「はぁ〜〜〜いっ」」」 良い返事を耳にし、あたしはくるりと踵を返す。後ろの歩幅に合わせてゆっくり歩き出した。目指す車はすぐそこ、焦る必要などないのだから。 カアアァァーーーっ! カアアァァーーーっ! 「ひゃぁーーーっ?!」 「あ〜カラスだぁ」「ティアナ、大変大変っ」「8番が連れてかれちゃったよぉ」「やだやだ、食べられちゃう」etc... 「ぬをっ?! カラスぅ? 8番〜??」 泡を食って皆が指差す方角を見やると、豆粒ほどになった黒い影。足にぶら下げているものを確認してザアァーーっと頭から血の気が引く。こうなったらクロスミラージュで撃ち落としてと覚悟を決めた時、草むらから飛び出してきた何かが視界の端をかすめた。 ミギャァァーーーっ! 「あぁーーーっ?!」 「わ〜大っきな猫ぉ」「ティアナ、大変大変っ」「今度は2番がいないよぉ」「やだやだ、食べられちゃう」etc... 「ぬぁっ?! 猫ぉ〜? 2番〜??」 狙撃姿勢だったから反応が遅れる。あたしの目が捉えたのは藪に消える寸前の猫らしき影。その口元には何かが銜えられていた。 あまりな状況にあたしの目は点、足元では残されたフェイトさんズが大騒ぎ。いや呆けている暇はない、すぐに後を追わないと。 「あんた達、ここを動くんじゃないわよっ! さっきみたいに手ぇ繋いでなさい!! 破ったらメッだからねっ!!」 立て続けに襲いくる外敵に大わらわ。これ以上何かあったら対処できない。 上司という事実はすぽんと忘れ、ばらけようとする小っちゃいのを血走った目で脅しつけると、あたしは全速力で駆け出した。 死闘、また死闘――― あたしは満身創痍、生傷だらけ。 カラスの雛に混じって口を開けていた8番、子猫と一緒に母猫に抱かれていた2番を順次救出。成りすましという自衛手段のおかげで、あたしは子を守ろうとする母と骨肉の争いを繰り広げる事と相成った。 「ハァハァ・・・っも・・・・・・いい加減にして、ください」 「「「ティアナぁ〜、大丈夫ぅ?」」」 四つん這いで息も絶え絶えに訴えるあたしを取り囲み、口々に励ましの言葉をかけてくる。それがまた何とも腹立たしい。何もかも全てあなたのせいなんですが。 「次、何かあったら・・・ダンボール箱に入れて高町家の玄関先に置きますからね」 !!!!!! 戦慄が走る。 一斉パニック、集団ヒステリー。 「やめてやめて!」「いい子にしてるからぁ」「叱られちゃう」「お話されちゃう」「頭冷やされちゃう」etc... 縋りついてくるもの、ガクブル震えるもの、顔を覆って泣き出すもの。 しまった失敗したと思った時には後の祭り。もうどうしようもない。 わらわらと四方八方から群がってくる小っちゃいのに最後の気力を奪われ、あたしはパッタリ地面に倒れた。
おしまい。 酒呑んで書いたんで頭おかしいです。 それではー。
GJ ! どこにいても苦労性なティアカワイソスw しかしちっちゃいフェイトさんズは萌えかわいいな
あまりにカワイイフェイトさんズに萌え転がってあらあらうふふwww GJ過ぎてオイラも頭おかしくなってあらあら(ry
規制解除来たかチェックしつつ
>>421 執務官のちっちゃいってことは不便だねっ素敵です(笑)
幼児化フェイトさんいいなぁ
あとタイトルに反応したのは自分だけでいい
あ、ついに解除されてた、苦節1週間…… じゃなくて 改めてぐっじょぶです、ぐっじょぶだと思います それと、そのタイトルということは当然次はエクスタシーで18禁版ですよね?(笑)
ティアはおいしいポジだなw なのはとの絡みも十分にあるし、何気に部隊長ともマンツーマンで会話してるし フェイトの補佐官だし、スバルとはいちゃいちゃだし いつの日かティアハーレムをを
同人誌で酷い外れを引いてしまった俺が通りますよと・・・
やっぱりここのスレはイイね、心が洗われるようだよ
>>429 どうしてもみんなに攻められまくってハーレムの主の威厳が全くないティアしか思い浮かばないww
>>429 ウェンディとノーヴェとギン姉も忘れないでくだしあ
しかしこうやって並べてみるとティアもなかなかにモテモテだな
まぁ肝心のティアはスバルしか目にないわけだが
本編のヴァイスフラグを悉く粉砕していくさまは見事であったw
>>424 もっと飲んで、もっと書くんだ!!
ちなみにシグナムに殴られたのは、フラグだと信じて止まないシグティアスキーです。
シグナムパンチか・・・ あれは衝撃的だったw
>>432 今日は俺が奢るよ…
将の直球アプローチか、ティアの熱烈御奉仕型ツンデレか
Dotch!!?
フェ「2人ともごめんね、私にはなのはがいるから…」
ここまでの話を総合していくと 機動六課は盛大な百合乱交の場という認識でよろしいか?
乱交というよりは 元祖:高町・T・ハラオウン家 本家:八神家 新興:ナカジマ・ランスター家 とその他独り身のみなさんの集合体なイメージ
>>405-406 書店在庫は切れてるけどコミケで再販される可能性もある。
作者の人は
>>408 のアンソロに参加してるからそっから探してみ。
「フェイトママはねこさんなの」 「あぁ、確かに猫っぽいかも知れん。じゃあなのはちゃんは?」 「なのはママはワンちゃんだよ」 「犬? 犬っぽいかなぁ…?」 「だってお部屋でお洋服きないで首にわっかつけてるもん!」 「…詳しく聞いてもええかな?」 「えっとねー、フェイトママが「まて」って言ったらなのはママはうごけないの」 「そ、それで?」 「ずっとまってるとフェイトママがいい子いい子ってなでなでしてあげるの」 「……」 「なのはママがフェイトママのことペロペロなめたりしてるんだよ♪」 「……二人とも事情聴取や…」 「どうしたの?」 「なんでもあらへんよ。あ、わたしはなんの動物なんや?」 「たぬき!」 「……え?」 「なのはママとフェイトママが言ってたもん。「はやてちゃんは狸だから」って」 「これは付き合い考えなあかんかも知れんなぁ……」 やはり フェイトさんはドS なのはさんは依存症 これが今のお気に入り
駄目だこの馬鹿婦妻早く何とかしないと…………娘までそっちのシュミに走っちまったらどーすんだw しっかし、リリなのの娘達ってほとんどがイヌ科っぽいよなぁ……アリサとティアナはネコっぽいけど。 素がネコ科な使い魔連中はさておき。
猫科ももっと上の単位(哺乳類まではいかない)では犬と同じなんとか目だか綱じゃなかったっけ? 狸も
>>439 なのははウサギだと思う俺ガイル。
「フェイトちゃん、なのはウサギは寂しいと死んじゃうんだよ?」
とか言ってフェイトさんに目一杯甘えるのが高町家の日課だと良いと思う。
依存症なのはさんとドSフェイトさんは大賛成なのでもっとやって下さいwww
むしろ、肉食的な黒うさry
>>441-442 イヌネコどっちも食肉目(ネコ目)だね、確か。
タヌキとイヌはイヌ亜目、
ネコはネコ亜目だそうで。
上でイヌ科っぽい娘が多いって書いたけど、
高町家は3人ともウサギっぽいと言われてもしっくりくるかな…………年中発jy……じゃなくて寂しがり屋ってとこがw
>フェイトさんに目一杯甘えるのが高町家の日課
なのはさんだけじゃなくてヴィヴィオもか?
とか妄想しちまったいw
そういえば八神さん家やナカジマさん家、スカリエッティさん家の娘たちはどうだろ?
オオカミ犬とかキツネっぽい娘が多いイメージがある。
黒うさぎって中のひt(ry 俺はなのはさんは雑誌のコスプレで犬ってイメージになったな そして同時にはやてさんのイメージが完全に固まった・・・
フェイトそんの猫ルックは可愛かったな〜 でも性格的には犬のイメージが強い。 なのはといる時は尻尾をちぎれんばかりに振ってそうな感じ。
これだけは言える、クア姉は間違いなく狐
生水|・)ノおじゃましまー.
前
>>692 ,
>>394 様:
こんなんじゃダメですかね?
という事で3レス程お借りします.
以下注意点:
・なまこにバンドが付いたものが登場しますがご容赦を.
・チンクさんとヴィヴィオさんが何やら致しそうになりつつ過去を思い出す結局フェイなのじゃね?な話.
『ちっこいからエロいのはあかんので(19−Sts時のヴィヴィオの年齢)年後のお話などといいつつ結局フェイな のじゃね?という話. 1. 子供の頃からそれが当たり前だとして育ったのならば,大人になってもそれが当たり前だと思うのは至極当然 のことであろう. ゆえに,「ちょ,ちょっと待てヴィヴィオ」とベッドの上でシーツに隠れるようにしつつ焦る,出会った頃か らまったく成長していない少女体躯なチンクちゃんの態度に私は疑問符を浮かべる. 「何か…おかしかった?」 何処もおかしくない.いつもの私である.しいていえば,今の私達の状況を傍から見れば,私が小さい子を襲 っているように見えるという事であろうか.とはいえ,チンクちゃんも良い年齢であるので,小さい子などと言 えば失礼な話である. そんな風に状況把握してみるものの,一体何がおかしいのか私には皆目検討がつかない.それともこういう事 をするのはまだ早かったというのだろうか? いや,でも,ちょっと前まではチンクちゃんも可愛らしく喘いでいてくれたのに. 普段毅然としたチンクちゃんの姿からすれば想像は付かず,けれど,それを私の前だけで見せてくれる事に喜び を感じながら,行為を続けていたのに,何故今になってそういう反応になるのだろうか. と,思っていれば,シーツから手を出し,私の方を指差しながら「そ,それはなんだというのだ」という変わ らずの焦った声. はて? それ,と言われれば…今しがた装着したコレの事であろうか.と思い,視線を下げてみれば,なんだかんだと 成長した乳房に遮られ,見えない.ので,手でソレに触れる.ふーら,ふーら. 「えっと,女の人用おちん……」「言わなくて良い!」 自分から聞いてきたのに酷い,とちょっと泣き真似をしつつ,ベッドに横たわるチンクちゃんに向かう.「わ ,私達は女同士なのだからそれは不要だろ…う?」と涙目になりながら,ずり,ずりと近寄る私から逃げようと 躰を動かすも,白いシーツで躰を隠しながらなのだからそんなに逃げられるわけもない. なんだかんだと言いながらも結局本気で逃げるそぶりを見せてない辺りが可愛いよね,なんて思いながら…シー ツを剥ぐ. 「ご開帳〜」 「ま,まてヴィヴィオ…お前とこういう事をするのは吝かではないのだが,それはまだ早いんじゃないか?」 「え,でもこういう事をする時って必ずしないとダメなんでしょ?」 「な,なんだその間違った知識は!?」 「え,だってママはいつもされていたよ?」 「高町なのはーっ!!!」 どういった教育をしているんだーっ!と叫びながらもやはり逃げないチンクちゃんに,期待しているんだよね ?と,思いながら私は昔を思い出す. コレが当たり前だと思い始めた頃の事を…… 2. パパとママの子供になってから何年経った頃だろうか.チンクちゃんがお勤め(という表現を彼女はしていた のだ)を終えて1,2年ぐらいだろうか.つまり,チンクちゃんと私が出会って1年ぐらいの事. その頃私は,体躯の関係で私と同じ学校の同じ学年に編入させられた彼女と仲良くなったのだった.きっかけは あまり覚えてはいないが,迷惑な事にいつものようにママが私の授業態度を覗きに来ていた際に,ママとチンク ちゃんが話をしていたのを発見した所為だろう.確かママに対して,思った以上に刑期が短かったので逆に困惑 する,とぼやいていた.現在になっても,チンクちゃんが何をして逮捕されていたのかは詳しくは知らない.が ,大変な事をしたのだとチンクちゃんは言う.そして,お前にも迷惑をかけたな,と言われたが…その分現在人 々のために色々とがんばっているチンクちゃんの姿を見れば,私からは何もいう必要はないと思う. さておき,親友というか後に恋人となるチンクちゃんとの出会いはこの頃だった.そして,同時にこの頃から私 はパパとも一緒に住むようになっていた. まぁ,パパといっても女の人なので,パパというのはどうかと思うのだが,パパはパパと呼ばれると嬉しいらし いので,現在に至ってもそう呼んでいる.あぁまぁ,さすがに家の中だけだけれど.一度外でパパと呼びかけて しまった時の周囲の痛い視線は今でも覚えている.あぁ,恥ずかしい. そんなパパ―――フェイト・T・ハラオウンと一緒に住み始めてからというもの,私は一人部屋となり,パパと ママが一緒の部屋で寝る事になったのである.普通の同年代からすると遅い気もするが,私の出自もあったのだ
ろうか、夜はママが一緒にいないと寝れないという事が多々ありその頃になるまでママと一緒に寝ていたのだっ た。…あぁ、これも思い出すと恥ずかしい。 だから、それを目撃してしまったのも、その所為である。一人の夜が怖く、ついついママの下へ行こうとした時 の事だった。パパとママの部屋から何やら声が聞こえてきたのだ。 『ヴィヴィオがおきちゃう〜』というママの声だとか『大丈夫だよ、だからもっと感じて』とかいうパパの声と かである。 大人になった今であれば、相変わらずおさかんですねと、しら〜っとした視線を送ってあげるのだが、その当時 の私にとっては分かるはずもなく、元々ママの所へいこうとしており、何事だろう?と声に釣られて二人の部屋 の前にととと、と歩いていってしまったのである。 ママの故郷風の和室を部屋にしていた二人の部屋は、ミッドには珍しい扉は襖である。もっといえば、障子戸だ ろうか?正確な名前は分からないが、部屋の明かりはついており、まだ二人が起きている事を示していた。 子供ながらに気付いていたのかは今となっても分からないが、いきなり部屋の戸を開ける事なく、部屋の前で次 の声が聞こえるまでぼ〜っと待つ私に、再び二人の声と、そしてくちゅ、くちゅ、と水音が聞こえてくる…。 『っぁ……は、激しいよフェイトちゃん』 『なのはがそんな可愛い声を出すのが悪いんだよ……』 『ぁ…ぁっ、あぁぁ』 甲高いママの声に、怯えるようにびくっとなりながら、パパとママは私に秘密で何を楽しい事をしているのだ ろう?と、少ししょんぼりしながら、けれど二人の邪魔をしてはまずいのかな?と思いながら、我慢して一人で 寝ようとその場を去ろうとしたのだが……しかし気になるもので、躰は逆に扉をそーっと開けようと動いていた 。 そっと戸をずらせば、中からの明かりに僅かまぶしい。そして、同時にぴちゃ、ぴちゃ、と鳴る水音がいっそ う大きく私の耳に響く。 何の音なのだろうと私はその発生源を見つけようと視線を動かして…止まった。 「なのは、後ろ向いて……」 「だ、だめだよ……そっちからだと感じすぎちゃうの」 「だから…だよ。もっと私を感じて」 和室には布団という事で私の部屋と違いベッドではなく布団なのだが、その上でパパとママは裸で抱き合って いたのだ。 当然、その当時の私にとってそれが何を意味するのかは分からないし、だからこそパニックにもならず、けれ ど声を掛けるのも躊躇われ、一人小首をかしげ、隙間から二人の様子を見続けるのだった。 やいのやいのとやりながら、四つんばいになり私に御尻を見せるママとそして、膝立ちでやはり御尻を見せつ けるパパには何やらベルトが付いている不思議。 そのベルトの先には、何やら黒光りした不思議な棒状の…なまこ?っぽい何かがついていた。そしてそれが… …なのはママに吸い込まれて行く事に驚く。一体何処に消えたのだろうか?と考えていれば、御尻なのだろうか ?と当時の私は思い、入るところなの!?と驚いたのを良く覚えている。いやまぁ実際は違うのだけれど……多 分ね。 「あ、く、くるぅ…フェイトちゃんが、フェイトちゃんが入ってくるのぉ」 四つんばいのまま、背中を逸らすように耐えているなのはママにフェイトパパが覆いかぶさるように……なの はママを後ろから抱きしめれば、なのはママは応えるように顔だけをフェイトパパに向けて…唇を合わせる。 「わっ……」 漸く声が出たとばかりに大きな驚きの声があがりそうになったのを手で抑えながら私は二人にばれてない事を 確かめていれば…ふいに、指先が唇をなぞっていた。さすがに二人が何をしているのかは分からなかったが、け れど、それは知っていた。 大好きな人と唇を合わせる行為。キスである。 あぁ、つまり……二人は今大好きな人と一緒に大好きだと伝えるためにそれをしているのか、と私の拙い思考 が結論付ける。 なるほど。大好きな人同士だと裸になってそういう事をしないとダメなのかぁ…と考えていれば脳裏に浮かび 上がるチンクちゃんの姿。あぁ、してみたい。チンクちゃんとパパとママがしているような事をしてみたい…… まぁ、それが叶うのは十数年後なわけであるが、さておいて。その時の私は、そのための糧としようと二人の様 相に注視し続けたのだった。
いつの間にか唇を離し、なのはママは耐えられないとばかりに手を枕に当て、顔を低くこれまた枕の上にし、 先ほどより尚、御尻だけをフェイトパパに向かって高くあげていた。そしてフェイトパパは手でなのはママの白 く柔らかそうな腰を掴み、ゆっくりと腰を前後へと揺らしていた。 …くちゅ、くちゅ、と甘い音が緩やかに部屋に響き、同時になのはママの口からは甲高い、けれど甘えるような 、甘い…甘い声が零れる。 「はぁ…ぁぁっ…」 どきり、と心が震える。驚き?いいや。恐怖?いいや。どきどきと高鳴る心臓の音に私は、私自身とても驚い た。だが、それは決して不快な感覚などではなかった。どきどき、どきどき…高鳴る胸を抑えるように、手で胸 を押さえ…私は二人の方に集中する。 「なのはの中、凄いぬるぬるしてるよ……」 「やぁんっ。言わないでぇ〜ぁんっ」 二人の会話の意味などまったく分からないが、その態度からはママが嫌がりながらも、けれど甘えているよう に見えた。というのも、なのはママはフェイトパパの腰に合わせて、喘ぎ、身悶え、そして…いつしか自分の方 から腰をゆさゆさ、と揺らしていたのだ。 その姿だけ見るとフェイトパパの腰の動きにあわせて鳴る楽器のようで非常に滑稽なのだけれど、でも枕に隠れ て殆ど見えないが…そこから僅か見えるなのはママの紅潮した表情は…とても、とても綺麗だった。そしてフェ イトパパもまた、なのはママの声を聞くたびに嬉しそうに顔を緩め、それをもっと聞きたいと腰の動きを早くし ていた。 「なのははとってもいやらしいね」 「ゃぁ…ちがうの……」 ふるふると枕に当てたまま顔を振り、否定の意思を伝えるが、どうやら反対の意味となってフェイトパパに伝 わったようで……フェイトパパは一瞬前の嬉しそうな表情から見たこともない意地悪な表情になり、腰の動きを 止める。 それと同時に、「あっ」というため息に似た喘ぎがなのはママから漏れ……暫くの間二人の会話も、動きも止 まった。そして……十数秒程度だろうか?それくらい経過した頃、なのはママがもぞもぞと動きはじめる。しか もそれは、先ほどのような緩やかな動きではなく、ただただ強く追い求めるように、高く上げられた御尻をふり ふりと揺らす。 その姿を写真にとっておけば、管理局ではなく、聖王教会に所属する事になりママから色々言われた時に黙ら せられたな、などと後年思ったものの、さておいて、その時の私にはママのその動きはなのはママがフェイトパ パに甘えながらおねだりしているのだ、という風に感じられた。そして、それはフェイトパパも同じであり…… けれど、フェイトパパは意地悪だったらしく……『なのはの腰の動き凄いよ』だとか、『そんなに自分から動い て…いやらしい』だとか、『そんなに気持ち良いのかなぁ?』なんて声を掛けていた。そしてそのたびになのは ママが『いやっ』だとか『ぁぁん』だとか声をあげる。弱々しいなのはママって新鮮だなぁ…と多分その時思っ ていた事だろう。そして、しばらくすればふるふると頭を振りながらなのはママが、 「意地悪しないでぇフェイトちゃぁん。はやくぅ、はやくうごいてぇっ」 と顔だけを振り向き、良く見えなかったが多分涙目になりながら、フェイトパパに嘆願する。それはもう弱々 しいを通り越して私から見ても凄く可愛い小動物のようだった。でも…御尻は相変わらず前後やら左右にふりふ り動いているのだから様にはならない。 そうして、暫くの問答の後に、なのはママが今までで一番大きく、甲高い声をあげて…くてっと布団に倒れ… フェイトママがそれに覆いかぶさるようにして同じく横になったのだった。 それで、終わりなのかな?などと思っていれば、今度はフェイトパパが下で、なのはママがフェイトママの腰 に跨るようにして……なまこっぽいアレが再びなのはママの体に吸い込まれていくのであった。 そんな光景を一生懸命見ていた所為だったのだろう、その時になれば私は眠くなり、とはいえ二人の邪魔をす るのは悪い…と、部屋へと戻ったのだった。戻る前に『おやすみなさい。なのはママ、フェイトママ』とぼそり、 と小声で口にしたのだが、それが聞こえたかは分からないが……一瞬二人の声が止まったのもまた良く覚えて いる。 その二人の行為が結局いつまで続いたのか私には分からないけれど、朝私が起きた時には二人とも起きていた。 …ちなみになのはママは元気はつらつ、今日もがんばります!という表情をしていたが、逆にフェイトパパは もの凄い疲れたような表情をしていたのであった。
3。 というような過去の記憶を呼び起こしながら、愛し合う人とはこういう行為をするし、そしてそれにはなまこ っぽいアレが必要なのだという知識が私に身に付いたとしてもおかしくなかろう。ちなみにその行為を見たのは 一度ではないのは言うべきもない事であり、まぁ今でもおさかんですよね、二人とも。そのお陰か妙に二人とも 若いままである。いやはや、愛し合う行為は大事だね。 閑話休題。 「というわけで、必要だと思う」 「まて、待つんだヴィヴィオ。その知識は非常にかなりとても間違っている」 と、言われても今更収まりが付くわけがないじゃないチンクちゃん。と口にしながら私はその姿になのはママ を思い出していた。フェイトパパの気持ち今ならわかるなぁ…と。 愛しい人が嫌がりながらも逃げもせず私を待っている姿を見れば…襲いたくもなる。 ので、逃げようとするチンクちゃんを抑えて……… 「いただきます」 「だ、だからやめろとっ!?」 ぱっくんちょ。 おわり。
いじょー. かなりのお目汚し失礼致しました. それではー. 座布団|(ω・`ミэ)ピチピチ
>>453 ピチピチさんのをまさかリアルタイムで見ることになるとは…GJ
フェイなの好きには正直たまりません(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
やっぱりミッドチルダ式のなまこは感度もあるんでしょうね。
腰を自ら動かしてフェイトさんにお願いするなのはさんとか最高じゃないですか…。
そしてやっぱりヴィヴィオは攻めですかwチンク姉可愛いぞww
もし続きがあったら期待して待ってます!
GJでした。なのはさんエロいよなのはさん、フェイトさんいぢわるだよフェイトさん。 そしてチンク姉に合掌(-人-)
>>453 GJ!!GJ過ぎるよ生ものタン!
和室の布団でおさかんとかエロ過ぎるww
ヴィヴィオもママたちと一緒だと間違った知識だらけになってそうですねw
チンク姉の今後が心配です!
ついになまこが本領発揮したわけだが、
1人用のなまこも活躍する時がくるといいな〜
GJ!ちょっとなまこ買ってくる! つうか、今度からなまこ見たら条件反射で いかがわしい妄想をしてしまいそうでww ピチピチさんのSSは副作用がキツくて困るw
GJなSSで盛り上がってるところ盛り下げてしまいそうですが 暗いの行きます…… 以下シリアスSS続きです。
* * * 『あと二十分で家に到着』 『帰宅ラッシュの時間帯過ぎてるからもう少し早く着くよ』 『あと十五分で着くころかな』 『なのは寝ててもいいよ?』 『到着まであと十分。休憩しなくても運転大丈夫?』 『うん、あと少しだし』 『到着まで……あと五分……信号青ばっかりだね』 『うん』 『あと三分……』 『……どうしたの?そんなに時間気にして』 『……別に……』 『急ぎの用があったなら有料道路使ったのに』 『違う』 『そう……でも何だか機嫌損ねちゃったみたいだから……』 『……たいしたことじゃないけど…ただ………もう帰っちゃうんだな、と思って……』 『へ?帰っちゃマズいことでも……?』 『そうじゃなくて』 『うん?』 『折角今日一緒に帰れて、こうやって二人でいられるのにフェイトちゃんは寄り道する気も、 ちょっとくらいゆっくり帰るつもりもないんだぁーって思ったの!』 『え、あ……そ、そんなこと思ってたんだ』 『フェイトちゃんはそういうこと思わないんだ……』 『……だけど……ヴィヴィオがなのはのこと待ってるし……』 『今日ははやてちゃんの家にいるんだけど……?』 『……でも……もう家着くよ』 『……』 『なのは……?』 『……フェイトちゃん』 『ん?』 『こっち向いて』
『運転中なんだけどな……』 『二秒でいいから』 『………うん……それでどうし――』 『』 『……………っ!?』 『……』 『え……あ……』 『……』 『……え、なのは……あの、今……ちょ、ちょっと』 『……』 『ごめん、ちょっと、そ、そこに車止める』 * 『……あと五百メートルで着くのに……まだ車出さないの……?』 『い、今運転したら事故起こしそうだから』 『もう三十分経ったんだけど』 『だってなのはが急に……その……キ…………………スすると思わなくて……』 『……だって……』 『え?』 『だって!!私のこと好きって言ったくせに半年経ってもフェイトちゃん何もしてこないんだもん!!』 『……へ!?』 『私だって出来れば自分からじゃない方がよかったよ!?』 『な、なのは』 『私のこと恋人だって思ってる!?』 『なのは、あの』 『恋人ならこういうことするでしょ?それともイヤだった……??』 『イヤじゃない、イヤじゃないよ……』 『……絶対?』 『うん……』 『……なら……いいけど……』 『も、もう車出すね、ごめんね』 『あ……うん……』 二人が結ばれたのはそれからさらに数ヶ月後だった。
局からの帰り道、車内には一定のエンジン音だけが聞こえる。 なのはは車の助手席で、運転席には以前なのはの隣にいた人ではなくその兄。 行きとは逆に後部座席に座ったフェイトをバックミラーで覗くと窓の外をボンヤリ見ている。 ――あぁ……なんで今あのときの車でのこと思い出しちゃうかなぁ…… ――フェイトちゃんは私が思ってるより私のこと好きじゃなかったのかな…… そんなことない、と考えようとしてその証拠が余計見つからないことに気づく。 『……うん』 初めてのときフェイトが言ったのはそれだけ。 別に無理強いした訳でもないし、なのはが何か言って誘ったという訳でもない。 二人きりでベッドに腰掛けていたらただ自然にそういう雰囲気になっただけなのだが、 兎に角フェイトはその一言の返答しかしなかった。 なのははフェイトに全てを捧げ、フェイトから全てを捧げてもらった、と、そんなふうに思っていた。 けれど今となってはどうだったのか解らない。 フェイトが第107管理外世界へ14日間の勤務が決まったのはその翌日のことだった。 別れの日まで、なのはとフェイトは何度か肌を重ね合った。 ほんの数日の間、二人きりになれた夜にたった数回だけ。 不慣れなその行為はいつもフェイトからすることはなかったが…… それ以降二人が抱き合うことはなかった。 なのはが幸せだと思っていた日々はもう戻らないのかもしれない。 そう思い始めた今、改めて以前のことを考え直してしまう。 フェイトはどんな気持ちであの14日間を過ごしていただろうか、と。 深い関係を持ったばかりの恋人とすぐに逢えなくなって何を思っていたんだろうか。 たった二週間?二週間もの長い間? なのはを抱きしめたい? ヴィヴィオの笑い声を聞きたい? 早く帰りたいと思ってくれていた? ……それとも、もうあのときには既になのはと抱き合ったことなどフェイトの記憶から消え去っていたのだろうか。 いずれにしろ今はもう……消えてしまった。 バックミラーに映るフェイトは相変わらず一度もこちらを見ない。 ――こっち……見てよ…… ――その瞳に私を映す気はないの? 考えれば考えるほどなのはには色んなことが解らなくなっていく。
* * * クロノにお礼を言って家に入ると、急に疲れを感じた。 フェイトとクロノの初対面を考えての心配、心ない上司との会話で緊張したり怒ったり。 それに廊下での冷や汗ものの出来事を思えば疲れても無理はない。 その後もはやてのところに挨拶に行ったりティアナとシャーリーに引き継ぎのお願いをしたりと忙しかった。 フェイトがあの局員と何を話したのか今はまだ聞いていないが、あのときのフェイトの会話からすると どうやら以前フェイトは自分の身に起きた記憶障害について自力で調べようとしたようだった。 プロジェクトFに関しては現在と同様に管理局が日夜研究を重ねているが P.T.事件単体としては『解決済み』と登録されて長らく詳しい再調査は行われていなかった。 フェイトはせめてその点だけでももう一度調べ上げようと思ったに違いない。 後にフェイトの思った通り記憶障害の原因はやはりその出生にあったと判明するのだが…… フェイト本人がそれを知ることはなかった訳だ。 そしてなのはもまたフェイトが以前何を思っていたのか知らないままに こうして考えこむしかなかった。 フェイトは誰にも相談しなかったから。 『大丈夫』 『側に居てくれたらそれでいいから』 『もう平気だよ』 『きっとすぐ治るから』 『心配しないで』 『ごめんね』 『迷惑かけて本当にごめん』 『ごめん』 『なのは、もし……』 ある晩脂汗を浮かべながら一度何か言いかけたことがあったが、 またいつもの如く『ごめん、やっぱり何でもないや』とはぐらかされてしまった。 告白してくれるときでさえそんなふうだったのだから なのはは、またか、とそう思っただけでそのときそれ以上聞かなかった。 何か重要なことを言おうとしていたのかもしれないというのに。 ――どうしてあんなに頑に一人で耐えていたんだろう ――頼ってくれればよかったのに ――私には頼りたくなかったのかもなんて思ってしまう ――ねぇどうして??
荷物をひとまず床に置き、フェイトの様子を見るとなのは同様疲れているのかずっと何も言わない。 なのはが執務官の制服をハンガーにかけてクローゼットにしまっていると、 その間にフェイトはソファーに横になって丸まってしまった。 「フェイトちゃん、寝るならベッドに……」 とりあえず声をかけたが思った通り返事はなさそうだ。 もう夕飯の時間だったがせめて十分でも休もうと思い、上着だけ脱ぐと独り掛けのソファーに腰を下ろした。 そこに再びクロノからの通信。 『さっき局から連絡があった』 「うん、何て?」 『二日後に正式にフェイトの離職が成立するそうだ。後の手続きは局が勝手にしてくれる』 「そっか……ティアナとシャーリー上手くやっていけるかな。私に手伝えることがあればいいんだけど」 『無理しなくていい。俺が明日からティアナたちのためになるべく出来のいい執務官を探すよ』 「クロノくんも無理しないで」 『ああ、それじゃあ』 フェイトの離職に関する手続きでなのはが成すことは終わった。 通信を終えてソファーの背もたれに身を預けると、感傷的な思いに耽った。 ――これでフェイトちゃんはもう執務官じゃなくなったんだね…… ――こんなふうに局からあなたがいなくなるなんて思わなかった ――あなたが局を離れるのは……何故かな、きっと私より後だと思ってた…… ――私もいつかこの仕事を辞めるときが来るんだろうけど…… ――それは今なのかな…… ――仕事の時間をなくせばヴィヴィオにも会いに行けるのに ――フェイトちゃんがお母さんのこと考えないように、全部私とだけの時間に出来るのに…… ――でも…… 今私がこうやってどうにかいられるのは、 魔導師として教導官として自分に誇りを持てているからなのかもしれない――
* * * 雨音が聞こえた。 シトシトと静かに降り注ぐ心地よい音は、間もなく騒音と呼べる激しいものに変わった。 雨はリビングの大きなガラス戸を容赦なく叩きつける。 なのははその急激な音の変化にビクリとして我に返った。 というより、暫し眠ってしまっていたようだ。 時計を見れば既に八時。 たっぷり一時間以上はこうしていた訳だ。 「ごめんね!すぐ夕飯――」 慌ててカウチソファーに目をやると、そこにフェイトの姿はなかった。 「フェイトちゃん、今から何か作るけど」 言いながらリビングを出て寝室に向う。 しかしそこにもフェイトの姿は見当たらない。 ……いつもならこんな時間に出掛けたりしない。 昼間でもフェイトが出掛けることは稀だった。 なのはにとってありがたいことに、フェイトはあまり人と接触をしたがらず、 たまに昼間一人で外へ行くときは大抵なのはの代わりに夕飯の材料を買いに行くときだったり 人がいない時に眺めのよい公園を短時間散歩するくらいだった。 そのフェイトが夜になって、それもこの天気の中なのはに何も言わず何処かへ消えた。 最初になのはが考えついたのはアルトセイムだ。 やはりどうしても帰りたかったのだろうか。 もしそうなら、ここへはもう戻ってこないつもりなのだろうか? そうなれば探しても簡単には見つからないだろう。 見つかっても、そこから帰りたくないと言われたらどうすればいいのか。
支援
だがなのははこうも思った。 アルトセイムへ帰ることを決心したとして、なのはに一言も言わず去る理由はない。 つまりどういうことだろうか。 なのはは浴槽を、それからトイレの戸をノックして再びリビングに戻って考えた。 窓の外は豪雨。 兎に角家の外も見てみなければと思い、なのははソファーにかけた自分の制服の上着を手にした。 そこでハッとした。 ……制服…… さっき寝室を見たとき、クローゼットが開いていたのはどうしてだろう……? なのはは再び急いで寝室へ駆け出した。 クローゼットの中を確認すると、さっきハンガーにかけたはずの執務官服がない。 ……何故? もう袖を通すことはないと思ったばかりのあの制服を身に着ける理由は何? 制服を着るのは管理局へ行くとき。 フェイトは管理局へ? 何故またあそこへ? …… そして思い当たる。 『プレシア事件のファイルはパスワードXXXXXX、アルハザード関連のみまとめた方はXXXXXXです』 ――……資料室…………フェイトちゃんが向ったのは…………! どうにか切り抜けたと思っていたのに。 フェイトは疲れて横になっていたんじゃない。 あの局員と話したことをずっと考えていただけだ。 ――フェイトちゃん、駄目……!! なのはは上着のボタンも止めず、傘も持たずに家を出た。
支援
* * * ある雨の日、洗濯物を入れ忘れたことがあった。 慌てて取り込みに行き、すっかり体が濡れてしまった。 そこへ丁度帰ってきたフェイトもまた傘を持っていなかった。 『急だね』 『ホント参るね』 二人はすぐに着替えようと寝室に向った。 まだ夕方だったが雨雲のせいで窓の外は暗かったのを憶えている。 せっかくヴィータと外へ遊びに行ったヴィヴィオは今頃どうしているだろうと思い、 クローゼットを開く前にはやてに通信を入れた。 案の定雨の中を駆け回っていたらしく、これから入浴させるところだとはやては言った。 はやての後ろでヴィヴィオが、お泊まりしたい、と騒ぎ立てる。 『明日休みなんだし、はやてが大丈夫ならいいんじゃないかな』 フェイトがそう言ったのでなのはも頷いた。 飛び跳ねて喜ぶヴィヴィオの姿に少々寂しさを感じつつも通信を切ると、 なのはの後ろでフェイトが着替えもせずにベッドに座っていた。 入浴すべきか迷ってる、とフェイトは言った。 今日は私が夕飯作るよと言った手前、今入浴していたら作るのが遅くなると気にしているようだった。 別に遅くなってもいいのにと思いながらなのはもフェイトの隣に腰を下ろした。 それより濡れたまま布団に座ったりして駄目なんじゃない、と冗談混じりでフェイトの肩に自分の肩をぶつけた。 『ヴィヴィオに見られたら示しがつかないもの』 するとフェイトは笑いながら答えた。 『今は二人きりだよ』 そういえば今日は久しぶりにフェイトと二人きりで寝るんだなと思い出した。 そうだよね、と同じように笑いながらフェイトの方を見ると、雨の滴がしたたる姿がさまになっていて奇麗だなと思った。 『髪、気になる』 そしてフェイトの首に濡れて張り付いた金の髪に触れた。 『なのはのそれも気になる』 言われて自分の胸元を見ると、思ったより下着が透けて見えていると気づいた。 二人きり そう思うとなんだか急に落ち着かなくなった。 フェイトがなのはを好きだと言った約一年後。 車で口づけを交わしたその半年後。 今現在からは三ヶ月前。 フェイトが今の状態になる僅か一ヶ月と十五日前の雨の日。 雨はずっと止まなかった。 せっかく干した洗濯物が台無しになっても、ヴィヴィオが帰って来てくれなくても、 なのはには素敵な雨だった。 ……だけど今は違った―― 雨は冷たかった。
真っ黒な空は不気味だった。 轟く雷鳴は恐ろしかった。 それはまるでフェイトの心境を予感させた。 * * * 『警告します この先は防衛レベルE 関係者以外の立ち入りは禁じます』 分厚い壁の無機質な廊下は今朝訪れたときのクリーンな感じとは違い、今は薄気味悪く思えた。 なのははの髪からポタポタと滴り落ちる水滴が廊下に落ちる。 『左折先は機密資料室01〜05』 ただ機械音声がなのはの行く手を告げる。 『機密資料室No.05 センサーが身分証を認証しました 入室許可します』 厳重な二度目の身分証明を終えて、シュという機械音とともにやっとその扉は開いた。 なのはが足を踏み入れると、室内の止まった空気がほんの少し動く。 数秒後再び音を立ててなのはの背後で扉は閉まった。 「……フェイトちゃん?」 フェイトはそこに居た。 照明のスイッチも入れていない薄暗い部屋で、フェイトの後ろ姿を照らしているのは 多数のモニターから漏れている明かりだけだった。 「フェイトちゃん、ここで……何してるの……」 「……」 本当は聞かなくてもそんなことは解っている。 状況を解る事を頭が拒否しようとしているだけだ。 部屋の至る所に投げつけられたストッカーのファイルボックスの残骸。 破かれて足下に散らかった書類の『当事件とプロジェクトFとの関わり』という文字。 フェイトの目の前にある巨大モニターの画面にはこう。 『Case Of P.Testarossa――Do you see again this file?』 フェイトが何をしていたか。 この画面がその答えだ。
ここで区切ります。
区切ろうと思った箇所で支援してくれた人がいたんで2レスほど続けてみた。
ということで次から一度投下した部分に入ると思いますが、そこのところはご了承下さい。
でも一旦ストップしてるあの先を投下してからよりは、その前に冒頭から読んでもらえることになったのは正解かもです。
>>453 >元気はつらつ、今日もがんばります!
なのはwwww
>>359 >>360 >>368 待っててくれましたか、ありがとです。
>>377 たいしたもんじゃないけどそれでよければ……
あと
>>385 のイメージ通りの漢っぽさと違うかもしれないけど、
ちょっとそれっぽいパラレルSS書いたのあるから、いつか気が向いたら投下したいと思っていたり。
とりあえず書く気ゼロだったこのSSを先に終わらせないと…
>>424 なにこの可愛い生き物は(*´д`*)GJ!
GJ! うわ〜、気になるところで…… 続き待ってますよ!
GJ!! 続きも頑張ってくれ!
>>470 GJです
遂に…という場面ですね。
今後の展開どうなることやら…続き待ってます。
うわぁ… ついにきてしまったか… 続き期待してます
>>470 時々入る回想が切なくてたまらん。
普通に読んでたらニヤニヤなのにな・・・ゆっくり愛を育んでた矢先の悲劇って・・・!
ここからは未知の領域ということで、全力待機!!
最近SS投下多くてGJ過ぎwww
ところで、
>>423 のネタを見ていたら16分割フェイトを取り押さえる為に自らも16分割するティアナがよぎって行った。
それかなのはさん16分割して16組のバカップルを作り上げるとか。
イメージとしては、
「なのは〜♪」「フェイトちゃ〜ん♪」×16
こんな感じwww
各家庭に1組ずつ派遣する
「ギンガさん。フェイトさん知りませんか?」 「ごめんなさい。ちょっとわからないかも」 「はぁ…小さいフェイトさんの抱き心地はどうでした?」 「柔らかくて温かくて可愛すぎ!……はっ!?」 「返してください」
「シグナムさん。この辺で」 「ふっ、知らんな。小さいテスタロッサなど」 「・・・・・・」 「!! しまった、誘導尋問かっ?!」 「・・・出してください」
>>477 ちびなのフェイ行きます。1レス。
「ふ〜ん、フェイトちゃんがそんな魔法をね…」
「そうなんです…。 それで仕事が辛くなってくると分裂して『つかれた〜』『ねむ〜い』『ティアナかわって〜』『Zzzz...』って具合に…」
「…少し頭冷やす必要があるみたいだね…」
「ひっ! ごめんなさい!」
「ああ、ティアナじゃないよ。 フェイトちゃんを、ちょっとね…」
「(目がマジだ! ごめんなさいフェイトさん…) で、でも16分割するフェイトさんをどうやって捕まえるつもりですか? 正直探すだけでも相当根気のいる作業ですよ」
「それについては良い案があるよ」
「はあ…」
「まあ、高町教導官に任せなさい♪」
「…アレです」
「ひま〜」「だる〜い」「ぷえ〜」「うに〜」「もう、もたれかからないでよ〜」
わいわいわいわい…
「うわ、本当にかわい…じゃなくて、小さいね」
「で、なのはさん。 アレをどうやって?」
「こうするんだよ」
うにょん♪
「うわ、トラウマ再び!?」
「トラウマ?」
「い、いえ、こっちの話で…。 それにしても、その魔法は…」
「うん、フェイトちゃんが使った魔法って、きっとこんな感じだよね」
「はい…」
「だから私も分裂して分かれたフェイトちゃんを押さえる! 数対数で勝負だよ!」
「はあ…(とてつもなく嫌な予感が…)」
うにょん♪うにょん♪うにょん♪
「「「「「ぶんれつかんりょ〜なの」」」」」
「…じゃあ、よろしくお願いします」
「「「「「ふぇ、なにを?」」」」」
「……はい?」
「なんでわかれたんだっけ」「なのはわすれたの〜」「ふぇいとちゃんとなにかするんじゃなかったっけ?」「なのは、ふぇいとちゃんにだきつきた〜い」
「な、なのは…さん?(まさか…)」
「「「「「なのは!?」」」」」
「「「「「ふぇいとちゃ〜ん♪」」」」」
「なのは、なんで?」「なんでもいいの〜」
「そうだね、なんでもいいね〜」「ふぇいとちゃん、すりすり〜」
「ふふ、くすぐったぁい♪」「ぺたぺた〜」
「あ〜、なのはなのはなのは…」「ふぇいとちゃん、くすぐったいの〜」
「あ〜、悪夢だわ…」
>>481 GJ!萌えたww
フェイトちゃんズの中に大きいなのはさん放り込んで、
笑顔で「フェイトちゃんおいで♪」とか言わせれば、
一気に捕獲できるんじゃね?
それで体の至る所にフェイトちゃんがくっついて動くから
なのはさんが感じてきて……
あれ?ピンクのひかr(ry
>>482 のネタを再現したらBAD END風味になった。
なのちびフェイ、エロで1レス(
>>481 の途中から分岐)
「で、なのはさん。 アレをどうやって?」
「こうするんだよ」
「フェイトちゃん、おいで♪」
「なのは〜」「なのはなのは〜」「なのはだ〜、わ〜い♪」
「ふふふ、可愛いねフェイトちゃ……んっ」
「「「「「なのは?」」」」」
「な、なんでもないの……」
「わかった〜」「なのは、ここよわいもんね〜」「さわさわ〜」「うりうり〜」
「だ、ダメッ! フェイトちゃん、そんなとこ触らない…ひゃっ! ブラとかパンツの中に入らな…あぁんっ!」
「それそれ〜」「かわいいよ、なのは〜」「うわ〜、ここいやらしいよ?」「なのは、ぬれてる〜」
「ら、らめ…イっひゃ…あああぁぁぁぁぁっ!」
ビクンッビクンッ
「かわいかった〜」「なのは、ごちそうさま」「またやっちゃおうかな〜」「いいね、やろやろ〜」
「ひっ! た、助け…ひゃあぁぁ…!」
「(な…なのはさん…!)」
「らめ…、だけど、きもちいいよぉ…!」
「なのは〜」「だいすきだよ〜」「ちゅっちゅっ」「しあわせにするよ、なのは…」
>>483 追加
「フェイトさん、止めて下さい!」
「え〜」「けち〜」「ぶ〜」
「なのはさん、大丈夫ですか?」
「ハァ…ハァ…なん………るの?」
「はい?」
「なんで止めるの、ティアナ」
「え…?」
「もっと…しよ、フェイトちゃん…」
「なのは…さん…」
以上BAD ENDでした。
お目汚しスマソ。
凄い被っててスマソ 「フェイトちゃんー」 大きな声でそう張り上る。すると、どこからともなく 「なにょはっ!?」「なのは!?」「なにょはが呼んでるっ!!」 わらわらとちびフェイトさんが集まってきた。 さすが、なのはさん。掛け声だけでフェイトさんを誘い出すなんて フェイトさんキラーの異名を持つだけのことはある。 そこで、なのはさんの一言。 「おいでv」 笑顔を浮かべ両手を前大きくのばした。 なのあさん目掛けてこの凄い勢いで迫る複数の物体。 「なにょは!!」「なのはv」「なのは!!!」「なのはー♪」 「もう、仕方ないなーv」 なんて笑顔で言っていられるのも最初のうちだけ 次々と襲い掛かってくる、ちびフェイトさん。 いくら小さいとはいえ十数体のフェイトさんに体重を支えられなくなり しまいには床に尻餅を付いてしまった。 そんななのはさんに容赦なく襲い掛かるちびフェイトさん。 その光景はまるで餌に群がるハイエナ状態に・・・ 「今日はいじめちゃうよっv」「いただきますー♪」「ちゅっちゅしちゃうよv」 「だめっ・・・いやぁ!!!やあっ……っんん。だめっだよぉー///」 服はほぼ抜かされ、いいようにされるなのはさん。 ///あわわ・・・なんだか、大変なことに・・・これは逃げるが勝ちだ。 「あの・・・私、帰りますんで。なのはさん、その・・・頑張ってくださいね」 「ティアナ!?ちょっと、やぁん!!そこはダメッ・・・んっ!ふぇいと・・・ちゃ・・・ん」 後日ティアナは頭を冷やされた。
ちょwwwお前らwwww なんだこのGJの嵐はwww いいぞ、もっとやれ!
16組の幼女なのフェがいるってことは 16組の幼女なのフェがそこらかしこでキャッキャウフフでくんずほぐれつなのか? 天国だな
まったくだな…………妄想を抱いて溺死しろ。 俺も付き合うから。つーかむしろお相伴させてくださいお願いします。 ちびなのフェイ×16ハァハァ……(*´Д`)
っと書き忘れた
>>488 愛いw
そういえばその絵の作者さんはシグ姐さんも縮めてたな…………。
お前らGJすぎるwww 妄想が止まらんw
あらあら? どうしたのかな? テスタロッサちゃん。 お腹が空いたんでちゅか? それとも、お寝むでちゅか? ん? ・・・遊んで欲しいんでちゅか? はいはい〜。シグナムお姉ちゃんが遊んであげまちゅよぉ。 いきますよぉ。いないいないばぁ・・・。 多分、ミニフェイトが手に入ったら、将はデレデレになっちゃうと思うんだ。
>>485 同じネタを書くなんてさすがは同志www
ハイエナちびフェイトに骨も残さず…というか骨抜きにされるなのはさんですねわかります。
ところでなのフェイ好きでありスバティア好きな自分としては、
「すばる〜」「べ、べつにあんたなんて…」「でも…すきよ…」「しゅ〜ばる♪」
「ティア、ダメだよぅ…感じ過ぎちゃうよぅ…」
とか書いてみたり。
犯罪者予備軍と呼ばれざるをえない(ぉ)
あと、さっき書いたハイエナフェイトというフレーズで、
「あ、あの…本当に食べていいんですか…?」
というへたれハイエナフェイトが脳内に(ry
……すまないが、誰か医者を紹介してくれ。
妄想が止まらんwww
そっちがなのフェイで来るなら俺はギンフェイで妄想するからな! おまえらが何人束になっても引く気はないからな! やっぱりまずは戦闘機人の力を使って高い高いからだな…
>>494 ありのままのあなたが好きです、そのまま変わらないでいてください。
>>495 違う、まずは戦闘機人の腕力で抱き締めて頬擦りしてからだ!高い他界はそれからだ……。
>>496 さんありがとうございます。
そのまま犯罪者としてナンバーズ達と同じ房に入りウハウハしてきますね。(まさに犯罪者www)
ちなみに高い他界とは、対象物を宇宙高くまで飛ばした後、アルカンシエルで撃ち抜く荒技ですね。
(最近では闇の書相手に使われました(A's12話))
何言ってるんだ ギンガ姉は腕が伸びるじゃないか、それで高い高いすれば…。 片手とかそういうのは関係ない、感じるんだ
やっぱなのフェイはいいのうv 自分のなのフェイフォルダーがそろそろ1Gを超えるぜw ドラマCD楽しみだ!
m-floのコメagainを聴いてたら なのはさんへの想いを紛らわそうと夜な夜なはやてとクラブに繰り出すフェイトさんが俺の脳内を
>>501 ドラマCDといえばスバティアも楽しみだ、久しく燃料ゼロだし
一応時系列はStSのエピローグ後になるのか?
久しぶりのからみになるわけだろうし思いっきりイチャコラしてほしい
>503 エピローグがピロトークに見えた…頭沸いてるなorz
いろいろつらい世の中でドラマCDだけが希望だw スタッフさんなのフェイ分も頼むぜ・・・
俺はA`sくらいのなのフェイが好き フェイトが初めての友達を恋愛感情として見てしまうような妄想ができる。 もちろん今のなのフェイトも好きです
>>502 さんの発言から妄想したらすげぇ嫌な感じの話書いちまったorz
なのフェイ好きにケンカ売ってるような・・・
浮気フラグかー!
>>509 浮気な上BADEND
勢いで書いたからいろいろ酷い・・・
>>507 気になるw
そういうの読みたい人いるんじゃないでしょうか?
自分なんて別人のように踊り狂うコメディーすぎるフェイトを思い浮かべてしまったw
それではヘロagain続き投下します。
今まで隠し通してきたのに。 こんなことあってはいけなかった。 今すぐここを離れなければ―― さもなくば闇と同化した黒い制服がそのままフェイトを飲み込んでいく気がした。 この不気味な暗闇の色はまるで……フェイトの母のよう…… 「フェイトちゃん……帰ろう?」 「………」 沈黙するフェイト。 その手にはバルディッシュが握られている。 「家に帰ろう、ね?」 やがてフェイトはゆっくりと振り返った。 青白いモニターの前に立つ影。 その影の中に浮かび上がった白い顔は恐ろしいほど無表情だ。 「これって嘘だよね……?私ってこうやって生まれたの……?」 今度はなのはが沈黙する番。 「母さんがこんなことするはずない……」 バルディッシュが壊れるのではないかというほど固く握られたフェイトの拳は僅かに震えている。 無表情だったはずのフェイトの顔つきが見る見るうちに怒りに染まっていく。 「ごめん!フェイトちゃん、ごめんね!」 そう言う他なかった。 「どうしても言えなかったの、でも――」 「母さんがこんなことするはずないんだよ!私の母さんが!!!」 なのはの言葉を遮ってフェイトは叫ぶ。 そして同時に自身の隣に配置されていたストッカーを力任せに押し倒した。 大きな音が部屋に響き渡り、なのはは思わず耳を塞いだ。 倒れたストッカーから転がり出たファイルボックスがコンピューターのキーボードの上に落ち、 部屋中のモニターの映像がフェイトの後ろで作動した。 『Random Select――OK』 再生されたのは11年前の映像。 なのはとフェイトが海の上で激しい攻防を繰り広げているものだった。 当時緊急で管理局が撮影していた戦闘の記録。
「フェイトちゃん、お願い落ち着いて!本当のこと受け入れたくないのは解るよ、だけど本当なの……」 「何が!?本当って何!?」 「だから、それは…」 もう嘘はつけない。 しかしどうやって説明すればいいのだろうか。 ――確かに私たちは何度も戦った。だけど私はあなたと戦いたかった訳じゃなくて…… ――あなたはお母さんの言いなりで――いや、お母さんのために…… 言葉を、言い訳を探すが、即座にまとまらない。 コンピューターと書類に記録されているのは事件の原因と起こった事実、そして戦闘の様子だけ。 なのはの気持ちやプレシアがフェイトに向けた言葉はそこに存在しない。 『友だちになりたいと思っていた』とは一字も記されていないし 『フェイト、あなたのことが大嫌いだった』というあの台詞はもう何処にも残っていない。 そのような具体的な言葉が記載される必要は局側にはないのだから。 ――残念だけどあなたのお母さんは罪を犯して…… ――あなたは他の人と同じようには生まれなかった、でもちゃんと人間で、それで…… そんなことを言ったところでフェイトが混乱してしまうのではないだろうか。 現実に目で見て耳で聞いたことのない、それも受け入れがたい悲劇的な事実を、誰だって簡単に納得するとは思えない。 「……時々頭に浮かぶアレの意味がやっと解った」 何か言葉を絞り出そうと必死のなのはを後目に、フェイトがボソリと呟いた。 「え?」 「君が私と戦っている記憶だよ」 ――フェイトちゃん……? それって…… 「この画面の映像が正しいなら、その私の記憶も正しいってことだね」 ――まさかあの頃のこと、思い出していたの?? ――だとしたら……それは……! 「つまりそれは」 「……フェイトちゃん、それは――」 説明しなくては。 そう思った時には、フェイトはもう結論を出していた。 「君が私の敵だってことだ」 なのはは言葉を失った。 ただ目の前でフェイトがバリアジャケットに包まれて行く様を見るしか出来なかった。 ――どうしてなの……何故こんなことになるの
支援
激しいノイズがモニターの映像を揺らし、そこに映るフェイトの姿が歪む。 画面の正面で白いマントが重力に落ち着いたころ、フェイトがなのはにかざした手には斧がその形を現した。 「私は………私はフェイトちゃんの敵なんかじゃない!!」 「ならそこを退いてくれる?」 「何なの?どうしてそんな格好になる必要があるの……?」 そんな格好で何処に何をしに行くつもりなのか、それは間違いなくなのはの望まないことに決まっている。 「退いて」 「嫌だよ。逃げないで訳を聞いて」 「逃げるんじゃないよ……行かなきゃいけない所があるんだ!!」 「私はフェイトちゃんを苦しめたくなかっただけなの」 徐々に逆上していくフェイトの様子に危機感を覚えながらも、なのはは引き下がらない。 しかし一向にフェイトは聞く耳を持たない。 「ならどうして私の邪魔をするの!?そこを通してよ!!」 フェイトは我を失ったかのように叫び、普段見せないような荒々しい手つきで『退け』となのはに合図する。 なのはの背後にはこの部屋唯一の出入り口。 「一体何処へ行こうっていうの?」 なのはの問いに答えたのはバルディッシュの低く冷酷な声だった。 『Haken Form』 ――こうするしか……ないの……? ――もうあなたと戦うことは二度とないと思っていたのに…… そして輝く黄金の刃が自分に向けられたことを確認し、なのはは即座にバリアジャケットをまとった。 同時にフェイトが一気になのは目掛けて飛びかかる。 「来るよ、レイジングハート……!」 金具がぶつかり合うような音とともに、なのはの魔法陣がフェイトの刃を受け止めた。 フェイトは素早く切替してバルディッシュを振り下ろすが、再度魔法陣に拒まれる。 「こんなこと止めて!」 「なら邪魔しないで!」 一旦後方へ飛び、大きく引き下がったフェイトは素早く体制を整えると 幾つかの光の球を作りだした。 『Photon Lancer』 「ファイア!」 『Flash Move』 高速の射撃はそれを避けたなのはの背後に次々と爆発を起こして散っていく。 管理局一の防衛力を誇る頑丈なそれはびくともしない。 なのはが移動した先には既にフェイトがバルディッシュを振りかざしている。 『Round Shield』
刃は火花を散らしてまたもやレイジングハートの盾に跳ね返される。 「もう一度総射撃仕掛けるよ」 『Plasma Lancer』 「全て撃ち落としてレイジングハート!」 『Divine Shooter』 光の槍は何度も折り返しては突き刺すようになのはに向って行くが ディバインシューターの追撃によって一本、また一本と破壊されていく。 その間フェイトは何度もなのはに切りかかる。 なのはは防戦一方になるものの、繰り返されるフェイトの攻撃を確実に防ぎ続けた。 フェイトはそれに対していら立ちを隠せない。 二分も経てばプラズマランサーの槍は全て砕け散ってしまった。 「バルディッシュ!どうしたの、もっと出来るはずだよ!?」 声を荒げてバルディッシュに問い掛けるフェイト。 『Sir, It's not an intention of Device. I not disobey you absolutely』 デバイスが主に逆らうことはない、とバルディッシュは答えた。 『This is your intention』 「ならもっと上手く戦えるはず」 フェイトの言うように、これでは訓練のときの方がよっぽマシな戦い方だった。 なのは側にしてもフェイトの攻撃を容易に躱せるとは予想外だった。 こんな接近戦ではフェイトが有利であるはずなのに、ただがむしゃらに単純な攻撃を繰り返すばかり。 「どうしたっていうの、フェイトちゃん……?」 フェイトが決定的な攻撃を仕掛けない理由が解らないのは、なのはの方だけではないようだ。 「こんなことしてる暇ないんだよ、バルディッシュ!早く行かなきゃ!!」 『I think that I solve it early if you used New Sonic Form. Riot Zamber Stinger is effective to this distance』 (ソニックフォームを使用するのがいいでしょう。この射程距離ならライオットザンバーが有効です) バルディッシュは主の望み通りになるように戦況を分析してそう告げる。 確かにいくらなのはでもこの場でそこまでされれば防御し続けることは不可能だろう。 「……」 『Sir――』 「……それは……ダメ……」 しかし主は忠実なデバイスに逆らった。 「それは使わなくていい……」 『Why』 「そんなもの使わなくてもどうにか出来るはずだ!!」 そうでしょバルディッシュ、とフェイト。 『Of course, Sir. Because that girl doesn't attack us』 (その通りです。何故なら相手は攻撃してこないのですから) 「……」 なのははフェイトにまだ何も反撃していない。 既に解っていたはずの状況をバルディッシュから説明され、フェイトは何故か自分が躊躇っているのだと気づいた。 「……そう、だね……」 しかし今なのはに行手を阻まれてモタモタしている訳にはいかないのだ。 躊躇う理由をのんびり分析している時間はないのだ。 こんな場所で激しい戦いが繰り広げられれば恐らく警報が作動し、邪魔者が駆けつけることだろう。 そうすれば目的を果たすのが難しくなる。 「だけど……私は行かなきゃ」 目指すはここから更にずっと奥の部屋。 フェイトはなのはから一定の距離を保ったままバルディッシュを構え直した。 もちろん攻撃を仕掛けるために。
支援
……そして戦闘が長引くことはなかった。 「頼むからそこを退いて」 「……何処に行くつもりなの?」 「ジュエルシードの保管室だよ」 「……そんなもの今更どうするの?」 「アルハザードへ行くんだ」 ――え ――……何処に行くって?? なのはは愕然とした。 ――アルハザード? ――プレシアさんが娘と消えたあの奈落のこと? ――私が……いない場所……? 部屋中のモニターに映し出されたプレシアの顔がなのはに不適な笑みを浮かべている。 ――ダメ ――それだけは…… ――認めない……! 例えフェイトの気持ちを無視してでもそんなことは許さない。 常になのはの中に小さく灯されていたその欲望。 それは一瞬にして灼熱の炎となった。 ――恨まれたって離さない! ――プレシアさんには渡さない!! ――誰にも渡さない! ――愛しているのは私!フェイトちゃんを誰よりも愛しているのは私なの!! ――どうしてそれを受け入れてくれないの!? 「うっ!あっ!?」 突如としてフェイトの手足は強力な魔力の輪によって自由を奪われた。 「く……しまった…!」 これまで自分に攻撃する素振りを見せなかったなのはに対してフェイトは油断していた。 それからなのはの前に巨大な魔法陣が現れ、とてつもなく強い力が集中していくのを感じる。 フェイトを押さえつける枷と同じ色の光が、次々になのはの周囲に集まっていく。 「あれは……」
百年分の流れ星を一度に見たようなその印象的な情景は、ほんの数分前にモニターの映像でフェイトが見たものだ。 その映像の中で海に落ちる自分の姿がフェイトの脳裏を過る。 フェイトはバインドを解こうと必死にもがく。 その間にもレイジングハートの先端に大きな光の塊が形成されていく。 フェイトはさらにもがく。 しかしどんなに足掻いても焦るばかりで自分の力を集中できない。 目の前の淡く美しいその光はもう放たれるのを待つのみとなった。 そして映像のそれと同じくフェイトが枷を外すことは出来なかった…… 『Starlight Breaker』 至近距離から光の塊が向って来る―― フェイトは思わず目を閉じて歯を食いしばった…… 激しい爆発音が全てを飲み込む。 また負けた ジュエルシードは手に入らなかった もうこの身に自由はないだろう 犯罪者だから 母と同じ もう何もない 全て終わった フェイトはそう思った。 しかし次の瞬間、フェイトが全身に感じたのは激しい爆風だけだった…… 当然驚いてフェイトがその目を開くと、辺りには崩れ落ちた部屋の壁が散らばっている。 砲撃はフェイトの横を通り過ぎ、保管データ専用のマザーコンピューターが埋め込まれていた鋼鉄の壁を破壊していた。 フェイトの弾丸などひび割れ1つ与えられなかったその壁を。 フェイトは驚異的なその力に怖れを感じ、思わず後ずさった。 すると漸く既に手足のバインドが解かれていると気づく。 「……どうして……?」 部屋中のモニターの映像が次々にダウンしていく。 映っていたプレシアの姿は一人残らず消え去った。 そしてなのははしっかりとフェイトを見据えた。
支援
「フェイトちゃんの望む通りこんなの嘘でいい!!フェイトちゃんを傷つけるものはいらない!」 例えこれが犯罪だろうと構いはしない。 誰が困ることになろうとどうだっていい。 フェイトが過去に母親のために罪を犯したのと同じことだ。 当時は理解出来なかったなのはにも今ならフェイトの気持ちが手に取るように解る。 もうこんなに好きになってしまった今だから。 失うことなんて考えられない。 こんなに大切だから、例えそれが間違っていても自分が間違いを犯してでも味方でいたい。 これでフェイトが側に居てくれるというなら、誰を敵に回そうとも些細なことだ。 「フェイトちゃんを苦しませる過去なんてなかったんだよ」 それからなのはは立ち尽くすフェイトにただ本心から望むことを伝えた。 「だから……私の側に居て」 なのははフェイトから視線を外さない。 その代わりに自らを守るデバイスから手を離す。 レイジングハートはカランと音を立てて床に転げた。 「私の側に居て」 なのはは開いた掌をフェイトに伸ばした。 廊下ではけたたましい警報が鳴り響き、機械音声の放送が木霊する。 『緊急事態』 『A棟西機密区間資料室No.05で爆破発生』 『メインコンピューターのダウン 監視カメラの破損により室内の映像再生不可』 『センサーが認証している入室者は社員コードXXXXX、社員コードXXXXXの二名』 『テロ行為の可能性 即座に武装警備隊の出動を要します』 なのはの耳にそんな警告は聞こえない。 今はフェイトの声しか求めていない。 そしてフェイトもまた、なのはの眼差しに捕らえられた今、外のことなど何も聞こえはしなかった。 フェイトは差し伸べられたなのはの手を怖れるように震える声で言った。 「……どうして君は私に優しくしたの……どうしてこんなことするの……」 明らかに戸惑うフェイトの表情から、なのはは自分に向けられた不安や怒りを感じた。 「君が私のことを抱きしめるから……いつも私に微笑んだりするから、だからこんなに頭が混乱するんだ!」 酷く怯え、敵意を表したフェイトのその瞳はとてつもなく悲しい色だった。 なんて寂しそうな目をしているんだろうか―― 初めて出会ったときよりもずっと悲しみに染まってしまったのではないか―― 「……私のことなんて放っておけばよかったのに……」 深紅のそれがなのはの胸を締めつける。
支援
支援一閃
「君が始めから私の面倒なんて看なければよかったのに!!」 「私は私が一番フェイトちゃんに居てほしいの、お願い」 「……私は君じゃなくて母さんの願いを叶えなくちゃ……君じゃ――」 「もうやめてよ!!!今フェイトちゃんを愛してるのはお母さんじゃなくて私なのに!! どうして手をとってくれないの?どうしてさっきからなのはって呼ばないの!?」 フェイトがなのはを知らない他人に仕立て上げようとしている。 なのはのことを考えるのを怖れている。 必死のあまり涙こそ流れなかったがなのはの心は泣き叫んでいた。 「なのはだよ!フェイトちゃん、なのはって言わないのどうして!?」 「……」 「また……名前を呼んでよ……」 その時フェイトの中の何処かで声がした。 『私高町なのは。なのはだよ』 微かに聞こえたその言葉に何かを感じる。 心の中に入り込んでくる何かを。 フェイトは本能的に思った。 ――誰かが……私に聞かそうとしてる…… 「お願い、こっちへ来て?」 なのははそう繰り返した。 だがフェイトがなのはの手をとることはなかった。 フェイトの両手は自らの耳を塞ぐことに使われたから。 そしてレイジングハートと同じように、バルディッシュもまた床に転がった。 それほどまでに自分の言葉を聞きたくないのか、最初なのははそう思ったが 耳を押さえるフェイトの様子が流石におかしいと気づいた。 「……っ!…う…頭が……痛い……」 フェイトは両膝を床に付いて苦痛に表情を歪めた。
「出てこないで……誰……」 「え……フェイトちゃん?」 「う……く……」 フェイトは崩れるようにその場に倒れ込んだ。 「フェイトちゃんっ!?」 なのはは即座にフェイトの元へ駆け寄ってその体を抱え、名前を呼ぶが返事はない。 フェイトは意識を失っていた。 口元に自分の耳を寄せて呼吸を確認すると、辛うじて息はしている。 「しっかりして、フェイトちゃん!フェイトちゃん!」 なのはの掌がフェイトの頬に触れた次の瞬間、未だ濛々と煙の漂う室内に数十名の武装警備部隊が突入してきた。 「そこを動くな」 人数分のデバイスがなのはを取り囲む。 「……」 なのははそれでも部隊員たちの方には向かなかった。 黙ってフェイトを腕の中に抱いたまま動かなかった。 すぐに数人の隊員がなのはの腕を掴み、フェイトを病院へ送る手配を始める。 「身柄を確保させてもらう」 「教導官ですね?事情があるなら後で報告を」 担架に乗せられたフェイトが運ばれていくのを見届けると、なのはは静かに隊員の言葉に従った。
支援
ここで区切ります。
重複する部分突入ですが読んでくれた人ありがとう。
支援の人ありがとう。
>>471 >>472 >>473 >>474 今後もハイペース投下は無理ですが、がんばりますよー
>>475 書いといてなんですが、酷い悲劇ですよね…
しかしちびなのフェイかわいいなぁ
>>527 GJ。
重複してても描写やらが違ってて楽しいですよ。
てか、フェイトのためだけにマザールームにSLB直撃させるなのはさんがステキすぎるw
>>527 あああ続きが、続きが気になりすぎて・・・
正座で待機してます
GJ!続きにマジで期待。 一体どうなるんだろう・・・
GJすぎる 今回ほど続きを待ち望むことも無いかもしれない 続き期待してます…
GJ 遂に繋がったね。 いつも次が待ち遠しくて、 終わって欲しくない。
小ネタのつもりで書いてたら、結構長くなったの投下。6レス。
今日はみんなで集まって飲み会。 うちが店に行くと、もうみんなは席についていた。(子ども組はおうちでお留守番や) 「おそいよはやて〜」 「早く始めようよ」 「遅れてごめんな、みんな」 うちの席は上座だった。みんな、そんな気を遣わんでもええのに。リィンはうちの隣な。 なのはとフェイトは向かい合って座っていて、隣でもスバルとティアナが向かい合っている。 反対側の隣では、ヴィータとシグナムがちゃっかりと陣取っていた。 そしてその隣がシャマルとザフィーラ。ヴィータとシグナムの暴走を止めるんはあんたらや。頼むで。 「それじゃ、かんぱーい!!」 くぅー、たまらん! この瞬間が一番幸せや。生最高や。 …あれ、シグナム。一杯目からもう酔うてへん?大丈夫か? 「だいじょーぶです、あるじはやて」 嘘やん。顔とろーんなってるで。目も据わっとるし。 て、ちょ…止めや!フェイトにセクハラしたらあかんて! 全く…ザフィーラが止めてくれんかったら大変なことになっとったわ。(頭冷やそうか的な)
「ビールおかわり」 ヴィータ凄いな…もう三杯目や。顔色ひとつ変えてへんし。ザルやな。 なのはは……巨峰サワー? …なんや、フェイトが居るから『ビールなんて苦くて飲めなーい』て可愛さアピールのつもりか? 家に止まりにきた時なんか、風呂上がり腰に手あてて、おっさんみたいにプッハーてビール飲みよるくせに。 ティアナ……ワインて。空気読んでや。居酒屋やでここ。 フェイトとスバルは焼酎か。なんや似合うなぁ。 リィン。あんたの胃袋はどうなっとるんや。 明らかに自分の体積以上のものが入っていってるやん。 でもやっぱり、みんな楽しそうやな。安心したわ。
ここでひとつ提案してみる。 「みんな、王様ゲームやらへん?」 「いいねー!やろう!」 「面白そうだね」 「ビールおかわり」 割り箸を使ってクジをつくった。 さあ、最初に王様なるんは誰や!? 「王様だーれ!」 「あ、うちや」 早速なってもうた。どないしよ。 …よっしゃ、ここはひとつ盛り上げるために 「…じゃあ、三番の人!五番の人の乳を揉みぃや!」 「あ、私だ…」 三番はティアナやった。 五番は…? 「わ、わたし…」 ふ、フェイト…。 なのは、これは不可抗力や。 「だいじょうぶだよ、ゲームだし」て。目が笑ろてないんやけど…。 「じ、じゃあ失礼します」 「ん、あ…」 なんて色っぽい声出すんやろ。なのはは毎晩これを聞いとるっちゅう訳か。 ちょ…シグナム、涎よだれ。 あぁもう。うちも揉みたい……うそうそ、冗談。睨まんといてなのは。
「それじゃ、気をとりなおしてもう一回!」 「王様だーれ!」 「あ、またうちや」 二回連続王様になってしもた。次こそうまくやらな。 なのは→フェイト、もしくはスバル→ティアナの乳を揉むようにすれば、万事解決や!(乳を揉むのは大前提や。これは譲れん) 「じゃあ七番の人!六番の人の乳を揉みぃや!」 「また私だ…」 またティアナか。何や嫌な予感がするわ… 「わ、わたし六番です…」 なんたることや。またあんたらか。 なのは「だいじょうぶだよ、ゲームだし」…て、レイジングハートしまってや。危ないわ。ティアナもビクビクしてるやん。人のトラウマ抉らんであげて。 スバル。そのグラス、片手で割ったんか?戦闘機人はやっぱすごいなぁ。 「いいぞ、もっとやれ」て、リィン、酔っとるんか?煽らんといて。頼むから。 「そ、それじゃ、また失礼します…」 「んぁ…あ」 やっぱり色っぽい…。 にしても、ティアナ。泣きながら乳揉むて…あんた何やねん。ヒロシか。 そんでフェイト。あんたはどんだけクジ運悪いねん。
「こ、今度こそ…もう一回!」 「王様だーれ!」 「て、またうちかいっ!」 思わず自らつっこみいれてもうた。どんだけ運強いねん。 こうなったら、なにが何でもなのはにフェイトの乳揉ませたる!!(繰り返すが、乳を揉むのは大前提や。大前提なんや…二回言ったことに意味はない) 「じゃあ九番の人!二番の人の乳、揉みしだいたりぃや!」 「ま、また私…九番」 「わたしも…二番」 うぉぉぉおい!なんでやねん! またかい! もう誰かが裏で工作してるとしか思えん…。 「あはは、ゲームだもんね」て…ちょ、なのは白目なっとる……やめて、怖い怖い。 スバル、頭から煙出とるんやけど…。いや、比喩とかじゃなく。 「wktk」てリィン、煽んなや。家に帰ったらお仕置きや。覚悟しい。 「ビールおかわり」 ヴィータ、あんたさっきから何杯飲むねん。それしか言ってへんよな?
「…もう、いや……」 ティアナ、青くなってガクガク震えとる…。可哀想に。無理もないわ。 「いや、だと?ではわたしが…」 シグナムなんでやねん。なんで代わりにあんたやねん。 状況悪化させてどうすんねん。 「ふふ、てすたろっさのおっぱい…」 「あ…いやぁ…」 「いいぞもっとやれ」 「もう、止めやぁ!無茶苦茶やん!」 「なのはぁー、あたしにも乳揉ませてー!」 「あ…ちょ、んんっ…」 ヴィータ、あんたも酔ったふりしてなのは襲うの止めや。 シャマル、ヴィータを頼むで……て、何で笑ろてるの?こいつ、笑い上戸やったんやね。いや、笑えんわ。 ザフィーラ!シグナムを……て、あんたは何や?「stsでは一度も人間の姿になれなかった…くぅ!」 泣き上戸かい。 リィン!あんたどんだけゲロ吐くねん!その量体のどこに入っとったん!お前は宇宙か。 駄目や、もう収集つかなくなってきた。 最悪や。 誰も言うこと聞いてくれへんし。 もう怒ったで。 …うちかて、みんなの為に我慢しとったけど、もう限界や……! 「……あんたらの乳、うちがぜんぶ揉んだる!!!」 その後、うちがみんなから頭冷やされたのは言うまでもない。
おわり。 平日の朝っぱらから何書いてんだ俺はorz
「うち」「リィン」 もうお腹いっぱいです
確かに呼び方違いすぎて読む気無くす感はあるな。 私→うち なのは→なのはちゃん フェイト→フェイトちゃん
一期終わったあとくらいに見たなのフェイ同人誌のなのはちゃん思い出したw 呼び方のまとめサイト見たいのもあった気がするから次から直せばいいんじゃないかな。
エロパロみたいに各キャラ呼称一覧をテンプレに入れておくかね?
>>540 はやての呼び方はよく間違えるからしかたがない、次も期待してます。
確かにテンプレはあったほうが作りやすいかも、まぁ自分は全部脳内変換でできたから問題ないけどw
いやたぶんちゃんをつけなくなる程親密になった世界なんだよ リィンさんは時空管理局の新人さんじゃない
まぁ、はやての「うち」とリィンは許せる。 だが「ちゃん」はつけないと
フェイト「なのはを呼び捨てにしていいのは私だけだよ!」 なのは「フェイトちゃん、密着されると暑いの…」 フェイト「今度は分裂じゃなくて融合に(ry」 なのは「止め(ry」
フュージョンして『ふぇいと・高町』になるんですねわかります。 てか、なのはさんの砲撃と防御、フェイトそんのスピードと近接技能が合わさったら無敵じゃね? 近づけばライオットでバッサリ、離れればブラスタービットで飽和攻撃・・・。 ……無敵要塞?
>>549 ヒョードル並みに穴がないなw。
正に60億分の1・・・いや2か。
合体なんかしなくてもいつも二人でいればおK
フュージョン!なのイト!
「そうだ!わたしがなのはを背負えばいいんだ!」 「フェイトちゃん、少し頭冷やそうか」
そういやちょっとスレチだけど ポタラってあれは例えばベジータとゴクウが合体して ベジットになるけどあれは二人の意識を共有してるのか? それとも2人の記憶と性格を基にした別の人格ができあがるのか?
>>556 「がったーい!」
「いやー!? どこに頭突っ込んでるのフェイトちゃん!」
「白……(´∀`)」
>>556 フェイトさん、お姫様抱っこならきっと頭冷やされずにすみますよ!
なのはさんのスカートに頭突っ込んで合体するに決まってるじゃないですか
レイジング・ハートがさだまらないの しか思いつかないな(パンツに合体)
>>559 「なのは、合体だよ!」
「うん♪」
〜お姫様抱っこ〜
『合体完了!』
「どう、なのは? 力が漲ってくる?」
「うん、フェイトちゃんの愛で、なのははいくらでも強くなれるんだよ」
「私もなのはがいてくれるから、どんな苦しい状況でも乗り越えられるんだよ」
「フェイトちゃん…」
「なのは…」
「フェイトちゃん!」
「なのはっ!」
「なー、はやてー」
「なんや、ヴィータ」
「さっきからあそこの二人が見つめ合って動かねーんだけど…」
「戦力ダウンやなぁ…」
スバティアの合体はマリオとヨッシーみたいに見える
自分の呼び方が名前のなのはを見るたびに歯の間に何か引っかかってるような違和感に襲われる俺は心が狭いんだろうか?
なのはさんは時々自分のことをなのは って言っちゃうのが凄く可愛いと思いますv中学生くらいな設定で!
たまにはツンデレなのはさんもいいんじゃないでしょうか
なのはが自分をなのはというので可愛いのは電話掛かってきたときだな。 1期の13話のやつ。
どちらかというと普段デレデレしてるがたまに砲撃なデレツン
Hello againを読んでたらウ゛ォルケンリッターが今までの記憶無くして、A’s初期の状態になって、はやてと対立するけど、百合パワーで全てが解決する話を受信した。……まんまHello againだけどさ。 文章にできる力が欲しい。
>>570 知ってるかい?
文章って、書けば書くほど上達するだぜ。
なのフェイもそうだけど、敵同士だったのが、ラブラブになるっていいよなぁ。
傷付けあう為じゃなく♪
僕らは出会ったて言い切れるかなぁ♪
StSのサウンドステージ01で、皆の自己紹介のシーン。美由希が妹(なのは)をよろしく、と言った時。 「お姉ちゃん! なのはにも上官としての威厳とかそういうものがありましてですね・・・」的な発言。 なのはは昔も今もテンパったり感極まったりすると、自分の呼称が「私」から「なのは」に変わるんだよ。
つまり告白タイムではなのはと付き合ってください!って言っちゃうのか
ああ砂糖吐くほど甘々なフェイなのが見たい
さっき1期の最終話見てたんだけど砂糖吐くほど甘々ななのフェイだよな 何度見ても素晴らしい
リリカルなのはにはヤンデレ属性が少ないんだ
リンディ茶飲んだかと思うくらいのなのフェイ見たいよなぁ・・・
>>576 メイドかたぎというか献身的な人、
天然というか天真爛漫な人がヤンデレになり易いというが…………。
自分の欲望(愛欲?)に正直なタイプがなり易いみたい。
フェイトさんとスバルの顔が思い浮かんだorz
フェイトさんは色々とトラウマ抱えているから、ヤンデレに堕ち易いかもしれない。 ティアナも兄のことや、自身の才能に対する劣等感から、ヤン化する可能性があるな。
ティアナは鉈持って、語尾を繰り返すようになるんですね。わかります
そしてなぜかモップ持ったなのはさんと勝負するんですね
なのはさんを争ってフェイトとティアナ修羅場とか大好き
フェイトさんを取り合いなのはさんとティアナってのもなかなか・・・ 家にいないことが多い仕事で職場一緒のティアナと10年の付き合いがあるなのはさん、どっちが勝つか!
しょっちゅうティアナになのはの幻影出して変態プレイを要求するフェイトさん そのうちにティアナはフェイトが好きになってしまうんだけど、スバル(現彼女)となのはさん(冷やされる的な意味で)の事が頭を過ってしまって素直になれない 仕方なく「なのは」として一転攻勢,フェイトさんを食べてしまうのでした
>>580-581 その流れでよく考えたらフェイトが
アサルトフォーム・ザンバーフォーム・ハーケンフォーム・魔力変換資質
↓
斧・鉄塊鉈(ひデブの武器)・鎌(ひデブ・ドラマCDのジャケット)・改造スタンガン
と素敵にL5武器(鎌は違うけど黒モード時)を大量所持と言う事実が判明したんだが
めでたしめでたし、ですね
587 :
586 :2008/07/23(水) 16:10:03 ID:CGat3kaU
>>584 ティアナに幻影出してもらうフェイトさんってシチュ好きだけど
もしもばれたらもう頭冷やされるとかお仕置きってレベルじゃなくて愛想つかされそうな気がするw
>>585 一期の頃は、斧・鎌・槍・マント・空戦特化と完全にゲッター1だったよな
なのはの砲撃がまんまゲッタービームだったり、デバイスが物理法則無視した変形したり、何気にゲッターのパロディーが多いんだよな
2期以降は他のロボットアニメからのパロが多くなったけど
>>590 「ち、違うんだ!」
「何が違うの?」
「ティアナが好きになったとかじゃなくて、その…あの…」
「……嘘だ」
「嘘なんかじゃ…」
「ならなんであんなに楽しそうにしてたの? 私には自分からキスだってしないのに!」
「え?」
「私には自分から誘いもしないくせになんであんなに楽しそうに攻めてたの!?」
「そ、それは…」
「私ばっかり一生懸命でバカみたい! 誘うのだっていつも私ばっかり! キスしてって言うのも私から!」
「なのは……」
「フェイトちゃんは本当は私のこと好きじゃな
「違うっ!」
なのはさんを大切にしすぎてしまっていたフェイトさん
しかし本当は臆病なだけ
なのはさんの本音を知り、勇気を振り絞ってなのはさんを体でも愛することを決意した
こんな展開になって欲しい
美味しんぼの47巻読んでて思ったんだが、 なのフェイやスバティアの結婚式ってどんなんだろうな? どんな様式なのか? 仲人は誰なのか? 司会は? 祝辞は? 余興は? 引き出物は? 結婚前夜は何してるのか? 考え出すとキリがないんだ。
ミッドチルダのことはよくわからんが 結婚前夜はそりゃ…
ハネムーンはアルハザードへ二週間
もしフェイトがプレシア母に会って 隣のなのはの肩を引き寄せてを「嫁です」と紹介したらどうなるだろうか。
なのは・フェイト・プレシアの三人で嫁姑ドラマがはじまる・・・
正気を取り戻したプレシアさんなら「ふん、あなたにも別の依存対象ができたようね。せいせいするわね」的なことを言って フェイトそんたちが帰った後に陰で泣く
ティアみたいに親族いない奴は血痕式どうすんのかね?
>>592 を見てなのフェイの破局の妄想をしてしまった・・・
きっかけは偶然だったんだと思う。
管理局の廊下で口付けを交し合う二人の姿を見てしまって
でも、胸の内には裏切られたという絶望よりも、諦めと虚しさで一杯だった。
一瞬にして心の温度が奪われていくのが分かった。
―――あぁ、やっぱり
彼女の相手がせめて自分の知らない人ならよかったのにと神様を呪った。
心のどこかでは気づいていた。
ただ、気づかないふりをしていただけ。
ある時期を境に、繰り返される機会的なやり取り。
「また、長期任務が入っちゃって」
「・・・そっか、うん。体に気をつけてね」
またか・・・これで3ヶ月間彼女と直接顔をあわせていない。
頭に過る嫌な妄想をかき消し作り笑顔を向ける。
この時から全て分かっていたのに。
私達の気持ちは通じあってなんかいないんだ・・・
自分は諦めが良すぎるんだと昔から思う。
彼女の行動の理由を考える、そして納得してしまった。
私じゃ彼女を幸せにできない。
だから、彼女は別の人を選ぼうとしている。
実に単純明快だ。
ならば、私にできることは素直に身を引くぐらいだと。
一度引いてしまった熱はもう二度元に戻らない。
自分の中で何かが終わってしまった、そんな気がした。
いつもと違う雰囲気を纏う彼女に大事な話があると言われ、呼び出された。 大切な話と聞いて、今回ばかりは逃げられないと腹をくくり会う事にした。 「フェイトちゃんごめんね…」 彼女から最初に零れたのは謝罪の言葉。 「なのは・・・?」 「今までありがとう」 「…よく意味が分からないんだけど?」 突然のことに思考がフリーズする。 「本当に大切な人のところへ行ってあげて」 「えっ?」 「ごめんね…私見ちゃったんだ、フェイトちゃんと―――」 「!?なのはあれは!!…あれはっ」 私が一番好きなのは・・・一番愛しているのは なら、私がとった行動は? 矛盾に言葉を詰まらせる。 「いいんだよ…。だから、何も言わないで行ってくれる?お願い」 「なのは私は…!!君のことを」 一番愛してる。そう発することができなかった。 「お願い!!・・・何も言わないで行って…そうすれば、憎まなくて済む、だから!」 「なのは!!」 「あのね、フェイトちゃん。・・・もうダメなんだ」 "ダメなんだ"その言葉になにかが壊れる音がした。 「もう遅いんだ。ごめんね・・・もうダメなの。もう手遅れなんだ・・・」 なにも言うことができなかった。 なのはの瞳にはなにも宿ってなかったから。
ごめんなさいorz なのはさんは浮気されたら絶対戻ってこない気がするんだ・・・妄想中で
>597 そこにアリシアを加えてですね…
>>602 たまには甘い展開以外も見てみたいとは思うけどやっぱり浮気展開を見ると
砂糖口に含むくらいの甘ったるいのラブラブが見たくなる。
やっぱりなのはさんは浮気を許さないタイプなのかな・・・
まぁフェイトさんが浮気することがまず想像しにくいのだが
フェイトさんは一途だからな そう思いつつギンフェイとか好きなんです
フェイトさんなら・・・フェイトさんならギンガを一途に愛してくれる! その結果なのはが変な方向にデレはじめた場合は自分のモテっぷりを呪ってください
>>599 フェイトさんかシャーリーさんかヴァイスさんが身元引き受け人みたいのになるかね?
そして、スバルが「妹さん(?)を私に下さい」と。
>>605-606 これまた下らない疑問なんだが、ギンガさんとフェイトさんが結婚して、
スバルがなのはさんと結婚したら、なのはさんはギンガさんとフェイトさんの事を「お義姉さん(ちゃん)」と呼ぶのかな。
>>607 「お、お義姉ちゃんは止めて」
と義妹萌えフェイトさん。
女たらしフェイトうぜえ
甘いなのフェイがほしい
俺はなのはさんがヤンデレ化してるなのフェイが欲しいぜ
B'zのCalling、この番組にめちゃめちゃ合ってね?
うわ…誤爆すんません。なのは好きだけど。
一見フェイトがなのはにベタ惚れだけど、 なのはは皆の前で表に出さないだけだと思うんだ。 でも、お酒の席で酔って気が緩んじゃうと、 後輩や同僚達の前にも関わらずフェイトについて熱く語る! 「でね、そしたらフェイトちゃんが泣きそうになっちゃってね、あー!可愛いよフェイトちゃん!なんでこんなに可愛いのか全世界に問いたいの!!」 「な、なのはっ・・・嬉しいけど恥ずかしいよ・・・」 「またなのはさんのフェイトさん自慢が始まった・・・」
エイみゆ的な意味でクロエイに結婚してほしくなかったぜ…
Asまでなら結婚してないよっ
>>611 フェイトそんがヤンデレ化してるのは最近よく見かけるんだけどねー
やっぱり最初に手を伸ばされたのって大きいよな
例えると、某マリア様の主人公姉妹みたいな感じ
甘々ななのフェイか・・・。 「・・・フェイトちゃん・・・キスして?」 瞳を潤ませながら、彼女はそう言った。 ミルクをねだる仔犬のように。 温もりをねだる仔猫のように。 「ねぇ、お願い・・・キスしてよ・・・」 「なのは・・・」 包み込む様に抱き寄せると彼女は僅かに震えていた。 小さくて、細くて、今にも壊れてしまいそうな白い身体。 「キスして欲しいの?」 問い掛けるとコクりと頷いて、上目遣いに私を見つめる。 ふわふわのまつ毛。 つぶらな瞳。 そして、柔らかそうな口唇。 「うん。わかった」 私が答えると、彼女は静かに瞳を閉じた。
瞼の端から一欠片の雫が零れ落ちていく。 私はその雫の流れた痕にそっと口付けを落として、すぐに顔を離す。 「!?」 彼女が瞳を開けると驚きと寂しさが浮かんでいた。 どうして?・・・なんで? 彼女のそんな心の声が聞こえてくる。 「ん? どうしたの? ちゃんとキスしたでしょ?」 「・・・酷いよ・・・酷いよ、フェイトちゃん」 悲しそうな彼女の顔がグシャグシャになって歪んでいく。 ダムが決壊したみたいに、頬を伝って涙がポツポツと床に落ちた。 「ひっく、苛めないでよ・・・ちゃんと、キスしてよ・・・」 「ふふ。もぅ、なのはったら」 赤ん坊の様な彼女が愛しくて、私の胸が一杯になっていく。 「ほらほら、もう泣かないで。ね?」 私は彼女の涙を優しく拭ってから、そっとベッドに寝かせる。 瞳を覗き込むと、彼女はすぐに大人しくなった。 「フェイトちゃん・・・」 「明日は確か休みだったよね?」 僅かに開いた口唇に指で触れると背筋がゾクリと震える。 「だから、心配しないで。今夜は沢山、可愛がってあげるから。なのはが嫌だって言っても止めてあげないんだから・・・」 そう彼女に言い聞かせて、今度は桜色の口唇にキスを落とす。 仄かに漂うシャンプーの香りと香水の香りと。 そして、柔らかくて甘い口唇の感触に私の意識はすぐに吸い込まれていった・・・。
GJ!甘い!甘いんだけど…… 続きを書いてくれ!行き場を失ったリビドーが暴走してアルカンシェルな事態にw
>>619 全裸待機しているので是非続きを書いてください
ところで結構前に某、動画サイトの神無月の巫女なのフェイVerのzip落としたんだけどパスワードなんて設定されてたっけ?
久しぶりに見ようと思ったらパスワード入れろと言われて見れないんだが……
どっかにメモしたんだけどそれも無くしてしまって……
誰かパスワード知ってる人がいたら教えてくださいorz
続きは書きたいんだが、PCの方が規制中で書き込み出来ないんだ・・・。
ケータイからだとあれが一杯一杯。
>>621 神無月の『巫女』。
>>621 そういう話題を出すってことはあれだよな?
もちろんそのzip上げてくれるんだよな?
というか上げてくださいお願いします
ちょっと波に乗り遅れたけど、
>>602 のフェイトさんはヤンデレになりそうな予感。
手加減なしのバインドでなのはさんがもがいているところを、バルディッシュを使って服だけ切り裂き、キスマークを全身に付けていくフェイトさんが容易に想像できる。
んでヤンデレ共鳴(?)してグダグダズブズブと共依存のスパイラルに陥ってくれれば重畳。 イヤね、やはりなのフェイには繋がっててもらいたいんスよ。何がどうなろうとも。誰がどう変わり果てようとも。
オープン変態のフェイトそんと、むっつり変態の狸さんをコラボさせました。 また続き書きたいけど書けない展開にしてしまいました。 4レス。
「フェイトちゃん、私の日記知らない?」 「よ、読んでないよ」 「…ふーん」 …… 「フェイトちゃん、私の日記…」 「し、知らないよ」 「フェイトちゃんの鞄から出てきたよ」 「あっ」 「何で官能小説風に加筆したのかな?」 「えっと、そんなこともあるかな〜と思って」 ヤンデレってこんな感じでいいのか? 日本語よく分からない
「はやてちゃーん」 「リイン、そんなに慌ててどうしたん?」 「大変なんです。フェイトさんが……」 「フェイトちゃんがどないしたん!?」 「とにかく医務室に来てくださいー」 「わ、わかった、すぐいく……」 医務室の扉を開けるとシャマルが神妙な面持ちではやてたちを見る。 「一体何があったん!?」 「それが……」 ベットに横たわるフェイトを心配そうに見つめながらシャマルは口を開く。
本局が開発した次世代医療検査装置、今日から機動六課でも正式採用された。 この装置は脳波や筋肉の動きから人の思考を読み取りそれをモニターにイメージ化することができる。 「まずはこれ見て欲しいの」 シャマルは画面のスイッチを入れる。 「なっ、なんやこれは……」 画面を埋め尽くすかのように一面なのはだらけだった。 しかもどのなのはも例外なく生まれたままの姿であった。 「つまりこれは……フェイトちゃんの頭の中ってことやね……」 「そうなの、これはフェイトちゃんが今考えてる事よ。はやてちゃんよくわかったわね」 「ま、まあ……予想の範囲内やけど……」 「あ、あの!画面のなのはさんが……」 画面の中のなのはに突然金髪の少女が覆いかぶさる。 ここでシャマルが画面のスイッチを切った。 「あかんわ……これは見たらあかんわ……」 「思考の内容の話しは置いておいて……検査の後フェイトちゃんが全然起きないの」 目を閉じたままのフェイトはぴくりとも動いていない。 「シャマル、フェイトちゃんは寝てる状態ってことなん?」 「正確には意識がない状態、つまり無意識状態になってるって言った方がいいかな」 「まさか意識が戻らんなんてことないよね……」 「本局で何度も試験が繰り返されて、今までこんなことはなかったの」 「どうすればいいん……?」 「起きてくださーいってフェイトさんの体をゆするのはだめですか?」 「肉体的な刺激を与えるのはかえって危険な状態になるかもしれないわね」 「それじゃどうすれば……」 「でもリインちゃんが言うように呼びかけるのが一番いい方法だと思う」 「とにかくみんなでやってみようか」 「フェイトさーん、起きてくださいー」 「フェイトちゃん、聞こえる?私よ、シャマルよ」 「フェイトちゃん、起きてー、フェイトちゃん」 こうして何度も呼びかける3人だったが一向にフェイトの意識は戻ることがない。 「だめやね……かすかにも反応がないわ……」 「こういう状態であまり刺激が強い方法をとるのは怖いけど……やっぱり頼むしかないかな」 「頼むって?」 「なのはちゃんならフェイトちゃんにとってこれ以上ない刺激になるんじゃないかしら……」 「確かにそうやね……」
こうして医務室に呼ばれたなのは。 目を閉じて横たわるフェイトに駆け寄り抱きしめるなのは。 「フェイトちゃん、どうしたの……目を覚まして!」 なのはがただ一言そう言った瞬間、フェイトの口元が緩む。 「……あは……あはあは……なの……なのなのは……」 顔の筋肉全体が緩み、小さな声でなのはの名を呼ぶフェイト。 「恐ろしい効果や……」 「私たちがあんなに呼びかけても全く反応がなかったのに……」 シャマルはふーと一息ついて壁に寄りかかる。 寄りかかった先にあった先ほどのモニターのスイッチが入る。 大画面になのはのとても放送できないような姿が映し出される。 「何……これ……」 なのはは大きく目を見開き驚愕の表情で画面を見つめる。 「こ、これは……フェイトちゃんの思考だから、別になのはちゃんは何も気にしなくてええんよっ!」 「レイジングハート……モードリリース」 「All , right.」 ピンク色の光の中に飲み込まれていくフェイトの顔はとても穏やかで満ち足りた表情をしていたという。
「とりあえずよかったよかった」 はやては目の前に倒れてるフェイトをなるべく見ないようにして言う。 「じゃあ次はなのはちゃんから診察の続きをしましょうか」 「なあシャマル……もしかしてその機械やっぱり使うん?」 「この装置じゃないと深いところにある魔力の異常とかは発見できないの」 「そやけど……なのはちゃんに何かあったら……」 「にゃはは、大丈夫だよはやてちゃん。シャマル先生がついてるんだし」 「ま、まあ、なのはちゃんがそう言うなら……」 「それじゃ始めるわね」 ベットに横になったなのはの上を装置が回る。 薄っすらとシャマルの隣にあるモニターに映像が映る。 モニターに映っているのは機動六課のメンバー全員、いやなのはが関わった人全てだった。 みんな笑顔でなのはの周りで笑っている。 なのはがいつも守ろうとしているもの、まさにそのものだった。 「うっ……ううっ……さすがなのはちゃんや……」 ハンカチで涙をおさえるはやてとリイン。 「なのはさんはどんな時でもみんなのことを……」 リインはわんわん泣き出す。 モニターのスイッチを静に押すシャマル。 「診察するどころか私たちがなのはちゃんに元気をもらっちゃったわね」 窓の外に目をやりながら話すシャマルの目から大粒の涙が落ちる。 「それじゃあ、次ははやてちゃんの番ね」 「ちょっ、私はいいよ……」 「ほら、そこに横になって」 シャマルに半ば無理やりにベットの上に押さえつけられるはやて。 「ほ、ほんとにいいってば」 「はい、スイッチオン」 機械が動き始める。 そしてまた先ほどのモニターに映像が浮かび上がる。 「は、はやてちゃん……」 モニターの映像を見たシャマルとリインはしばし言葉を失う。
「待ってー、なのはちゃーん」 「つかまえてごらんよー、はやてちゃん」 「あははははは、待て待てー」 なのはに追いつき後から抱きしめるはやて。 「にゃはは、つかまっちゃった」 「もー、今日は寝かさへんでー」 ピンク色の背景、ピンクのハイライト。 そこにはただ、なのはとはやての世界が広がっていた。 「はやてちゃん……いつも頭の中でこんなことを考えてたですか」 「フェイトちゃんが気絶してる時でよかったわ」 「どうしてですか?」 「はやてちゃんがこんなこと考えてるなんて知ったら……」 シャマルの真後ろにいた金髪の少女がくすりと笑う。。 赤い闘気と金の雷が医務室全体を包み込む。 「フェ、フェイトちゃん……起きてたの……」 「オーバードライブ!ファイナルソニックフォームジェノサイド!」 その日、機動六課はミッドチルダから消滅した。
…………ダメだこの色ボケども、早く何とかしないと………… しかし六課の娘達が件の装置にかけられたらどんな映像が映し出されるんだろ? …………いかん、類友以外考えられん。
むしろナンバーズに使った時のほうがどうなるか気になりますが
>>629-633 なのはさんの『みんな笑顔でなのはさんの周りで笑って〜』の辺りを読んで、それを侵食する小さなフェイトさんの群れを想像した俺は少し頭を冷やした方がいいんだろうか?
あと、ファイナルソニックフォームジェノサイドがどれだけ際どいかも気になる。
………紐だけ?(笑)
>>636 >それを侵食する小さなフェイトさんの群れ
小フェ@「なのはかわいいよなのは」
小フェA「( ゚∀゚)o彡゜なのは!なのは!」
小フェB「な、なのはの……なのはのパンツ……クンクン……」
小フェC「んっ……ぁっ……ぁっなのはぁぁあぁぁぁあぁぁぁ」
こうですか!?わかりません!
1期はどう考えてもなのはさんがフェイトに一目惚れしたとしか思えない
>>639 は?むしろ逆だろ
四話の倒れてるなのはさんを見詰めてたのは、フェイトが心のどこかで見惚れてたんだ
フェイトに必死で呼びかける姿からなのはがフェイトに一目惚れしたものかと思う。
だが
>>640 のを見るとフェイトもかなり気になってはいたかな。
まぁ結局両思い(y
いかん
>>598 が頭から離れない
神無月こないだ再うpされたんだがやっぱり作者は良い意味でも悪い意味でも病気だった。
作者には悪いが、後半部分はカットして保存した>神無月
>>644 フェイト「お母さん、アリシア、リニス。私幸せになります」
>>644 なのはさんのおっぱいパワーアップしていてたね。
あれついついクリックしたくなるのは俺だけかw
俺の脳内ではあれはフェイトさんがクリックしまくってます。
>>639 一期は俺もなのはさんの一目ぼれっぽく感じるなw
そして時間がたつにつれどんどんフェイトさんの愛が強くなってって
三期はフェイト→なのはに見えてくる・・・
三期はかわいそうなくらいフェイト→なのはに見えた 二期が一番相思相愛に見える
650 :
621 :2008/07/25(金) 00:46:55 ID:vczBs+ZQ
>>623 教えてくれてありがとう!
無事に見る事が出来た!
>>649 ドラマCDの三巻とかはそんな感じがするなー
置いていかないで・・・みたいな
ま、18話あるからそこまで一方的だとは思わないけど
最後、prayでフェイトそんならフェイトそんなら
を期待した自分にはきつかったかもorz
24話でフェイト株はおちたな なんだ、なのはじゃなくてもたちなおれるんじゃないかと。
「空と君の間に」の1番がHello,againのなの→フェイぽいな 2番になるとちょっと違うけど
>>652 あそこまでなのはがいないと立ち直れないとなるとそれはそれで駄目じゃないか?百合的にはおいしいけど・・・
一期 なのは→→→←フェイト
二期 なのは→→←←フェイト
三期 なのは→←←←フェイト
3期はお互いにそれぞれの子供がいることで百合っぽくなくなっちゃったね 特にフェイト「だけ」の子供であるエリキャロの存在がでかい あの二人が出てくるとどうしてもなのは家とフェイト家が別れてしまう とくにサウンドステージはそんな感じだったなぁ まあそんなの関係ねえで、変わらないなのフェイを妄想するけどw
三期で子供できたのを見てなのフェイはガチっぽいなって思ったw ってか両方のことをママって呼んでるけどお互いが違う女性とくっ付いたりしてもママって呼び続けるんだろうか。 まぁ、俺の中では二人は結婚してるから大丈夫なんだが
何か1期や2期は百合とか抜きにしてもなのはとフェイトの綺麗なダブルヒロインものだったけど、 3期はなのは一人を主人公にしよう的な作ってる側の変な気負いがあったように感じた。 半ば捨て鉢で戦い続けるなのはを周り皆が心配してて、フェイトもそのうちの一人、みたいな。 そんな無理矢理なのは中心にしなくても、1期や2期のなのはも十分キャラ立ってたんだけどなあ……
「フェイトちゃんはなのはが好き」
stsは確かに分かれてる感じはあったけど18話とか見直せば問題ない。
まあスタッフも空気読んで、なのはとフェイトをダブルベットで寝させてるあたり 二人の仲の良さは変わってないんですよってことなんだろうしね まあ女性同士なら友達でも一緒のベットで寝るのかもしれないけど あれはやはりスタッフ公認の百合カップルとしか思えん
>>655 まぁ、その割りには本人の中で
ヴィヴィオ>>>>エリキャロっぽいけどなw
後継人っておまっwwwwwって思ったし
なんか、中途半端に書ききれなかった感が拭えない
大事なとこ全部ドラマCDに詰め込んじゃってるし・・・
金髪、瞳の色。なのはさんとフェイトさんの娘です
四期ではスバルとティアナにも子供が出来るに違いない。
いや、スバティアに子供はまだ早いだろう ふたりとも若いんだしイロイロ楽しんでおいた方が…(もちろん性的な意味で) とりあえず休暇になると普通にナカジマ家に帰って来て ゲンヤとギン姉を「お義父さん」「お義姉さん」と呼ぶような間柄にはなってほしい
ティアナは素直変態クールになのはさんに迫るのが1番だな
そしてなのはさんはデレデレ状態でフェイトさんに迫ってほしい
フェイトちゃんをどう押し倒そうか悩むなのはさん それを見て心配したフェイトが近づき悩みを聞こうとする。 だめだ、続きが浮かんでこない
お客様の中にSS職人様はいらっしゃいませんか〜?
なのは×カリム最終回です。 マイナーカップリングだけど空気を読まずに今日まで細々と続けてきました。 カリムを知らない人が少しでも興味を持ってくれたら幸いです。 よかったら是非、サウンドステージStS04とか聞いてみてください。 今回は最終回なので長めの10レスです。
幼き日より私はカリムに仕えてきた。 聖王教会教会騎士団騎士たるカリムを守護するのが私の使命であり全てだった。 人はカリムをうつけだと言う。 だけど私は、いや、私だけは知っている。 カリムの気高さを、優しさを。 彼女の真直ぐで純真な愛は私を何度だって奮い立たせる。 私はカリムを守り続ける。 たとえこの身が朽ち果て魂だけになろうとも永遠に。 「カリム、お時間です」 「あっ、行きましょうか」 聖王教会教会騎士団騎士、それが彼女の正式な肩書き。 私たち聖王教会は聖王を崇めロストロギアを平和裏に管理することを目的とする組織だ。 そのための実行部隊とも言えるのが教会騎士団と呼ばれる執行機関。 目的と行動が似ていることから時空管理局とは密接な関係にあり、 聖王教会に所属しながら時空管理局に籍を置いている者も多い。 古代ベルカ式魔法を受け継ぐカリムもその一人で、管理局内では少将扱いになっている。 そんなカリムは危険な目に遭うことが多く、私は常に彼女を守り続けてきた。 それでも、馬鹿だから……もとい、何事にも動じないカリムのおおらかさゆえ彼女はいつも堂々としていた。 「これからお会いするアナベル三佐は歴戦の戦士で『ミッドチルダの悪夢』と呼ばれた方です」 「あのスターダスト作戦の?」 「はい、そして何より非科学的な予言などのたぐいをとても嫌悪してる方です」 「あら、そうなの」 「だからカリム、気をつけてください」 「大丈夫よ、占いのお話をしなければいいんでしょ?」 「それだけではありません。三佐がどんな行動に出るかわからないですからご用心を」 「シャッハはいつも心配しすぎよ、いくら予言が嫌いだからっていじわるされたりしないわよ」 「いじわる程度ならよいのですが……」
アナベル三佐が待つ時空管理局地上本部の特殊部隊ソロモンデビルの応接間に通される。 「ようこそお越しくださいました、騎士カリム、シスターシャッハ」 大柄で精悍な顔つきの男性が笑顔で私たちを出迎える。 歴戦の勇者と言われるからどんな無骨な人物かと思っていたけどそうではなかった。 「我らデラーズ・フリートは連邦の惰弱なやり方を快く思っていません」 三佐は地上本部(陸)をデラーズ・フリート、本局(海)を連邦と少し変わった呼び方で呼ぶ。 「まあ、それでは仲がお悪いんですね」 にこにこと笑顔で問題発言をするカリム。 私は三佐の表情を恐る恐る観察し続けなければならない。 「これは失礼を、こんな醜い内輪の話、騎士カリムにお話するような話題ではありませんでしたな」 豪快にそれでいて上品に笑う三佐。 「いえいえ、とても面白いですわ」 能天気に笑うカリムを見て私は冷や汗をかく。 「そういえば騎士カリムは連邦の犬、高町なのは一等空尉とも交流があるとお聞きしましたが」 連邦の犬と表現するあたり、明らかになのはさんに敵意を抱いているだがカリムは気付いていない。 「そうなんです!私、なのはさんとはとっても仲がいいんですよ」 拳を力強く握って鼻息荒くなのはさんとの仲を強調するカリム。 「エース・オブ・エース、ひよっこがいかにもいい気になりそうな呼称ですな」 「はい、なのはさんはエース・オブ・エース、それはもうほんとに強いんですからっ!」 会話の温度は全然合っていないが、そこはさすがカリム、話自体は噛み合っている。 「我らソロモンデビルに比べれば連邦の航空戦技教導隊など物の数ではありませんがな」 「まあっ、航空戦技教導隊は連邦の最強部隊、負けるわけがありませんわ」 話がヒートアップし始めた上、カリムまで本局を連邦と言い始める。
「連邦もあのような小娘をエース・オブ・エースなどと呼んで持てはやすほど腑抜けに成り下がったということです」 「なのはさんはJS事件解決の最高の功労者なんですよっ!絶対負けないんだからっ」 「これは片腹痛い、あのような小物相手にあれほど手こずって功労者ですか」 「な、何よあなたっ!なのはさんのことを何も知らないのに失礼なことをっ」 この部屋の状況はどんどん悪化している。 「ふん、少将扱いだからと下手に出ていれば小娘風情が付け上がりおって」 「私は34歳なのよっ!あなたよりお姉さんなんだからっ」 カリムの予想外の発言にさすがの三佐も少し面食らったようだ。 「歳など関係ない、貴様ごときひよっこが騎士だと?恥を知れ!」 5、6、7……いや10。 この部屋はどうやら囲まれたらしい。 先ほどまで全く気配のなかったこの部屋の周りに殺気に満ちた闘気が感じられる。 馬鹿な……すごい魔力。 Sランク級の魔導師が10人? 「ほう、そちらのシスターは気付いたようですな」 「えっ、何が?」 「カリム……私たちは囲まれたようです」 「囲まれた?」 こんな状況にあってもきょとんとしているカリムの表情が唯一の救いか。
「何を考えてるのかわかりませんが、これはどういうことですか三佐」 「君はそっちの騎士とは違って頭も切れそうだ、どういうことかわかっているんじゃないのか」 腕を組んだまま不敵な笑みを浮かべるアナベル三佐。 「正気ですか、こんな地上本部ど真ん中で私たちに何かあれば言い逃れはできませんよ」 「言い逃れ?一体何のことだねシスター」 「私たちへの無礼については忘れます。だから今すぐ外の人たちを退かせてください」 「はっはっはっはっ!」 「何がおかしいんですか……」 「私は前からあの小娘どもがままごとをしている機動六課が鬱陶しくてね。 それを支援しているお前たちや連邦のクロノはずっと叩き潰したいと思っていたのだよ」 「何ですって……」 「ねえシャッハ、それってどういうこと?」 この場の空気と三佐の発言を聞いてもなお状況が理解できていないカリム。 「つまり、私たちを消したいと言いたいようです」 「ミッドチルダよ、私は帰ってきた!」 三佐のその言葉と共に一斉に部屋の中に外にいた気配が飛び込んできた。 やはり10人、私とカリムは完全に囲まれる。 見た所どの魔導師も陸戦型で魔力からはSランク級と推定される。 1対1でも苦戦しそうな相手が10人。 カリムもやっと状況が飲み込めたのか不安そうに私の後ろに下がる。 「大丈夫です、カリムは私がお守りします」 「シャ、シャッハ、でも……」 「この者たちは連邦の不抜けどもとは訳けが違う、最前線で戦い続けてきた精鋭たちだ」 三佐の言う通り、武装局員などとは次元が違う闘気を放っている。 デバイスは全員短剣型、おそらく非殺傷設定などついていないだろう。 そのことはこの射抜くように鋭い殺気が物語っていた。
「お前らごときひよっこ相手にこれだけの精鋭を集めてやったのだ、誇りに思いながら逝くがいい」 「(カリム、ヴィンデルシャフトで一瞬だけ隙を作ります。 その隙にカリムは全速力でこの部屋から離脱してください)」 「(シャッハ、無理よこんな人数相手に逃げ切れない……)」 「(大丈夫です、1回だけならカリムへの追撃を私が迎撃できますからとにかく離脱してください)」 「(あなたはっ!あなたはどうするの)」 「(その後ちゃんと離脱しますから)」 「(あなたを置いて逃げるなんてできるわけないでしょ……)」 「(私はカリムがいたら満足に戦えないし離脱することもできません。 貴方が残った所で足手まといでしかありませんから邪魔です。さっさと離脱してください)」 「(シャッハ……絶対来てよ……)」 「(私は今まで貴方の頼みは必ず聞いてきました、これからもずっとです)」 私はカリムの目を一瞬だけ力強く見つめ、アナベル三佐の方に向き直った。 「覚悟はできたな。カリム=グラシア、シャッハ=ヌエラ、塵に帰るがいい!」 「逆巻け!ヴィンデルシャフト!!」 ヴィンデルシャフトの閃光が一瞬だけその場の視界を奪う。 カリムが全力で走っていくのを確かめて魔導師に突撃する。 魔導師たちはすぐにカリムの方に飛ぶが、初めから初撃でカリムを狙うことは予測済み。 私は彼らの軌道を読み高速の一撃を10人に喰らわす。 魔導師たちは飛び退き何とかカリム追撃を防ぐ事は出来た。 しかし、クリーンヒットを入れたはずの私の攻撃は全てかすり傷にもなっていなかった。
「いずれもオーバーS級の戦士、シスター、君に勝ち目などない」 「そのようですね。もちろん最初から勝てるなどとは思っていません」 「カリム=グラシアを逃がすための捨て駒になるということか」 「私はカリムを守護する者、何があろうとカリムには指一本触れさせません」 「見上げた忠誠心。君のような勇猛な戦士が敵なのは本当に残念だよ」 「忠誠心などではありません……私にとって、カリムは全て!この身が砕け散ろうとも守る全てだ!」 「お前たち、この戦士に勇者らしい最期を与えてやれ」 一斉に魔導師たちが私を目掛けて向かってくる。 「たとえ魂だけになっても私はカリムをお守りする!この想い、砕けるものなら砕いてみろ!」 攻撃を受け流すだけで精一杯。 いや、受け流す事すら完全にはできていない。 瞬く間にヴィンデルシャフトは破損していく。 右腕の感覚はなくなり、左足の骨も折れて立っているのがやっとの状態になっていく。 血は全身から流れ落ち私の体を凍えるような寒さが襲う。 視界ももはや定まらず、左手がヴィンデルシャフトを握っているのかすらわからなかった。 10人のうち半分にはある程度のダメージを与えたものの、これが限界らしい。 「聖王教会修道女シャッハ=ヌエラ、君の名は私の記憶に刻んでおこう」 赤くぼやける視界の中央でアナベル三佐が私の方に手をかざす。 それを合図に魔導師たちが私に向かって一斉に飛び込んできた。 「カリム……どうかご無事で……」
私は静かに目を閉じ、暗闇の中で最後の瞬間を待つ。 しかし、いつまで経ってもその瞬間が訪れることは無かった。 私は血でこびりついたまぶたを少しずつ再び開く。 先ほど私に飛び掛ってきたはずの魔導師たちは全員アナベル三佐の傍に立ったままだった。 その三佐は苦い顔をして私ではない方を見ている。 私は何の感覚もなくなった体をゆっくりとその方向に向ける。 「アナベル三佐、基地内武装行為ならびに民間人への武力行使で貴方たちを拘束します」 血で赤く染まった私の目でもそのバリアジャケットは白く輝いているのが見えた。 「なのは……さん……」 「シスター、申し訳ありません。来るのが遅れてしまいました」 「連邦のエース・オブ・エース、高町なのは一等空尉か……小娘、まさかたった一人で来たのか」 「すぐに武装を解除してくださいアナベル三佐」 「とんだひよっこだな、武功を焦るあまり己の力を過信か。勇者気取りの馬鹿者め」 「武装を解除していただけない場合、武力を行使して貴方たちを拘束します」 「自分と同等クラスの魔導師10人を相手にそこのシスターのように一人で戦うつもりか?」 「10人……?5人の間違いじゃありませんか、アナベル三佐」 「なに……?」 まるでこの時を待っていたかのように、10人の魔導師のうちの5人のデバイスが粉々に砕ける。 そしてその5人は地面に膝をついて倒れた。 「なんだと……」 「シスターシャッハと戦ってただで済むと思ったんですか、アナベル三佐」 「10人が5人になって勝ったつもりか?お前もそこのシスターのようになれ!連邦の犬が!」 限界はとうに過ぎていた。 なのはさんの姿を見ることが出来ただけでも奇跡だった。 私の視界は再び闇に包まれる。 今度はずっと深い闇に。
病院に搬送されたシャッハにはすぐに緊急手術が施された。 出血多量、全身を骨折、各臓器を破損。 これは全てシャッハが私を守るために負ったもの。 私はシャッハに守ってもらうだけ、私は何一つシャッハにしてあげられない。 今も同じ、手術を受けるシャッハのことを考えて神に祈るしか私にはできない。 ただシャッハの無事を祈り泣く事だけしかできない。 手術室の前の廊下で、永遠に近い時間が流れていく。 1時間を1分を1秒を、これほど長いと思ったことはなかった。 私はもう何もいらないし何も望まない、だから、だからシャッハだけは助けて欲しい。 シャッハが手術室に入ってから10時間が過ぎたとき、手術室の扉が開く。 中から医師が出て来た。 「先生っ!」 私は駆け寄り医師の手術着の裾を掴む。 「……残念ですが」 目の前が真っ白になる。 医師の服を掴んでいた私の手はだらりと落ちて、私の口は震えて開いたままになる。 その後の医師の言葉は何も聞こえない。 自分の周りの音も景色も、何もかもが消えていく。 まるで何もなかったったかのように、私という存在も初めからなかったかのように。 「……なんで……なんで、なんでぇ…………なんでなのよぉ……いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
何も記憶がない。 次に気づいた時に、私は聖王教会の裏にある小さな丘の上にいた。 子供だった頃よくシャッハと一緒に来た場所。 私より全然年下なのに、木に登る私にシャッハが危ないからってよくお説教してた。 いつもシャッハは私にお小言を言っていた。 どんな時も私の隣で、ずっと一緒に。 私たちはいつも一緒にいたし、離れててもシャッハはすぐに駆けつけて来てくれた。 どんな時でもシャッハが絶対に助けてくれた。 一緒にいるのが当たり前だった。 私たちが離れる事なんて有り得ないかった、有り得ないと思ってた。 「いらない……」 私は着ていた法衣を脱いで草の中に投げる。 「何も……いらない……」 腕についていた装飾を乱暴に取ると同じように投げ捨てる。 「だから……返して……」 髪を結わいていたリボンをほどく。 私の髪はだらしなく風になびく。 「シャッハを……返して……」 気付いたら丘の一番高い所で聖王教会を見下ろしていた。 私の部屋の窓が見える。 そしてその隣の部屋の窓は開いて風に揺られていた。 まるで部屋の主がもう帰ってこないことを悟っているかのように、悲しくきしんでいた。 もう二度とシャッハに会えないのなら、私が生きる意味なんてあるんだろうか。 ここから飛んだらシャッハにまた会えるかもしれない。
支援?
10だけないだと・・・ 続きが気になる
何も怖くはなかった。 シャッハに会えるなら私は何でもできた。 私が足を踏み出そうとした時、一陣の風が吹いた。 そんなこと、してはいけません。 風が確かにそう言った気がした。 まるでシャッハが言うように。 だってシャッハは私を守る烈風一陣、私の大切な、そして最愛の風。 「そんな格好で……風邪をひいてしまいますよ」 幻でも何でもそんなことはどうでもよかった。 涙で視界が見えなくなってしまう前に、私は駆け出していた。 全身に包帯を巻いた私の騎士は、抱きつく私をしっかりと受け止める。 「まったく……やっと永遠の安息が訪れると思ったんですけどね。貴方が心配で眠ってなんていられませんでした」 「シャッハ……シャッハ……シャッハぁぁぁぁ」 「痛いですよ、カリム」 そう言うとシャッハは手にぐるぐる巻きついてる包帯で私の涙をぬぐった。 「またヴィンデルシャフトを手に取れるようになるかはわかりませんけど、カリムのことは何があっても私がお守りします」 「大丈夫だよ……貴方が手に取れるようになるまで私が貴方の手になるから」 包帯と固定具でしっかり固定されているシャッハの手に私は触れて口付けをする。 「カリム……」 「私たちはずっと一緒よ、今までもこれからも、生まれ変わってからだって一緒なんだからっ!」 丘の上をまた風が駆け抜ける。 暖かくて優しい、私たちを祝福する一陣の風。
長い投稿したことなかったので知らなかったけど 連続で10以上レスすると規制されるんですね・・・解除されないから焦りました。 というわけで最終話はいつもとは違う感じでまとめてみました。
ちょwwまさかのシャッハエンドww いや、まさかでもないか…GJ
全体を通していろんな意味でカリムさんが可愛かったですv なのはさんはついに年上にまでwGJでした!!
なんでガトーさんがw
あえてガトーさんを使ったのは次回作(まさかの続編?)で 『私は帰ってきた!』をやるための布石ですね?わかります。 なにはともあれGJ&お疲れ様でした! また気がむいたら次回作も書いて下さいね。
セイン戦で出した壁抜け使って逃gゲフンゴフン GJ&乙でした!
>>682 GJ!
最終的には大逆転シャッハエンド
まぁシャッハからすると恋が実ったわけですね。ハッピーエンドで良かったw
次回も「私は帰ってきた」とこの話のエピローグが来るのを待ってます
>>687 逃げたらカリムに何人か行っちゃうからじゃない
Sランクならなのはさんみたくみつけた、くらい出来そうだし
アナベル三佐との地上本部での出来事から早いもので3週間が経ちました。 あれからずっとカリムが私の枕元で世話を焼いてくれています。 カリムの気持ちはうれしいのですが、リンゴを剥こうとして御自分の手を切ったり、 掃除をしようとしてほうきで窓ガラスを叩き割ったり、見ていると心労が絶えません。 医師の話では、もう私の両手は元通りには回復しないだろうということでした。 魔力の出力も今までの25%程度までしか回復する見込みはないようです。 まあ最高クラスの魔導師10人を相手にしてこの程度で済んだ事が奇跡なのでしょうけど。 それでも手を満足に動かす事すらできない私のためにカリムは賢明に私の手になろうとしてくださいます。 その気持ちに応えるためにも弱音を吐くわけにはいきません。 かならず体を元通りにしてまたヴィンデルシャフトと共にカリムをお守りします。 「ねえ、シャッハ」 「何ですか、カリム」 「私が買って来た本、面白い?」 ベットの上からほとんど動けない私にのためにカリムがよく本を買ってきてくれます。 昨日も『陵辱のシスター』という本を買ってきてくれました。 「そうですね……面白いというか、悪寒がするというか」 「よかった、シャッハが喜びそうな本を選ぶのもなかなか大変なのよ」 こんなつっこみ所満載の会話も、ずっとカリムと過ごしてきた私にはごく普通になってしまいました。 「見て見て、シャッハ」 そう言って写真をベットの上にカリムはうれしそうに並べていきます。
例によって隠し撮りでしたが、被写体は全て私でした。 「カリム、これは隠し撮り……犯罪行為ですよ」 「だって、こういう写真撮るとシャッハ怒るんだもん」 何がだってなのか私は問いたくてたまりませんでしたがやめました。 「だから、今ならシャッハは動けないし撮り溜めしておこうかなぁって」 カリムにしては珍しく頭が冴えてますね。 「じゃあシャッハ、包帯取り替えて体を拭きましょうか」 「いっ、いいです!じっ、自分でできますから」 「まだ手だってちゃんと動かないじゃない、それに私がシャッハの手になるって言ったでしょ?」 私はカリムにされるがままに包帯を取り替えてもらう。 包帯の下からはまだ癒えていない生々しい傷口が顔を出す。 できればこんなに傷だらけの体をカリムには見て欲しくなかった。 そんな私の傷をじっと見つめるカリム。 「カリム……あまり見ないでください、こんな傷だらけの体……」 「シャッハの体の傷は全部私のためについた傷」 傷口にカリムの指が優しく触れる。 「この傷もこの傷も、シャッハの傷は全部私の誇り」 「……って、何を撮ってるんですか」 「シャッハの裸を撮ってるの」 「そういうことじゃなくて……」 「あら、じゃあどういうこと?」 「いや、そういうことなんですけど……とにかく!そんな写真撮らないでください!」 「あら、どうして?」 「どうしてもですっ!」 「あ、そうだわ。こんな機会にしか撮れない写真を撮りましょう」 何かを思いついたらしいカリムは走って部屋を出て行った。
カリムが何かを思いついたときは決まってろくでもないことです。 「やっぱり動けない時はこれよね」 笑顔で戻ってきたカリムがその手にもっていたのは尿器でした。 病院などで体を起こせない人が用を足す時に使うあれです。 「シャッハ今日は全然行ってないよね」 「いや……それはそうですけど……な、何ですかその期待に満ちた目はっ!」 「綺麗に撮るから安心してしてね」 普通なら変態としか言いようがないですが、カリムの場合は天然の馬鹿ですから始末におえません。 大体、安心してしてねって……カメラを構えられてる前でできるわけないでしょ。 「あらシャッハ、どうしたの?」 「どうしたもこうしたもありませんっ!できるわけないじゃないですか」 「ごめんなさい……私ったら……」 いけない、強く言い過ぎましたか。 「い、いえ、私もこんなことでつい強く言い過ぎました」 「シャッハは手がまだ全然動かないもんね、私がさせてあげなくちゃっ」 何ということでしょう。 カリムが馬鹿だという事をすっかり忘れていました。 「カ、カリムっ、やめてください。自分でできますー」 「私はシャッハの手なんだから、任せてっ」 「まあっ、シャッハ、下着はしばらくはつけない方がいいわよ。 まだ動けないうちはするときに下着があると大変だもんね」 「や、やめてくださいー。だ、誰か……た、助けて……」 たまたま私のお見舞いに来てくださった教会評議会の幹部にこの時の光景を見られてしまい、 カリムはまた査問会にかけられて、両手足を拘束された状態で1週間自室に軟禁されていたようです。 その1週間は私にとってはとても心休まるひと時でした。 今日もカリムが煎れてくれたあまり美味しくない紅茶を飲みながら、カリムの戯言を聞きます。 ただそれだけのことが私にとっては何よりの幸せ。 こんな時間が永遠になればいいと、カリムが朗読してくれる『絶頂のシスター』を聞きながら今日も眠りにつく。
ちょwww待て待てwwww そんなの朗読されても眠れるのか?www
駄目だこいつ…早くなんとかしないと… カリムが以前よHENTAI化してますね。これが恋の力ですか
これって・・・なのカリムなのか?
>>695 届かない想い、報われない愛
そういうのもありだと思うのですよ
なのはの発展途上のおっぱいにぱふぱふされたいっっっ!!!!
フェイトさん乙
ふらーり、ちょっと賑やかしで投下させてくださいな ギン→なのフェ なのか ギン→フェ←なの なのか、 なんとも判別のつかないネタ4レス分です
病室の寝床から皆様今晩は、ギンガ・ナカジマです。 事の経緯を説明すると長くなるので省かせて頂きますが、左手がドリルになりました。 回ってます、もうギュインギュイン回っています、ヤバイ臭いがギュンギュンします。 ■■■■科学者に改造された私を治療してくれた、■■■■精密技術官のマリーさん曰く、 有線制御による射出、帰還シークエンスも可能になったとかで…… いや、何で治療過程でナチュラルに魔改造されてますか私!? 「そ、そんなギミックでフェイトちゃんの気を魅こうだなんて、間違ってるの!」 魅けるんですか、ではなくて、本気で悔しそうな表情をしないでください高町教導官。 あと妹、てかスバル、トランペットを見つめる黒人少年のような眼差しはやめて。
『或る捜査官の弾丸』 捻りが入って飛来する質量を、手近な防壁で防ぐ。 「えりおみさいる」 「しゃまるばりあ」 さわやかな二人のお話し合いが、血と硝煙の薫り漂う病室にこだまする。 夢の舞台に集う乙女が二人、今日も天使のような無慈悲な笑顔で、 背の高い執務官を取り合っている。 「はやてちゃん、私たちの友情を見せ付ける時が来たの!」 「いやあのな、なのはちゃん、一応私は部隊長さんでえええええぇぇ!」 「私たちの姉妹の絆も甘く見られたものね、スバル!」 「ギ、ギン姉、綺麗な言い方をしてもやってる事はもるすぁああああ!」 返り血に汚れる心身を包むのは、微妙なデザインの管理局制服。 スカートのプリーツは乱すように、 白いバリアジャケットには近づかないように、 駆け足で生きるのがここでのたしなみ。 もちろん、全力全壊で葬り去るなどといった、 はしたない教導官の存在は忘れようはずもない。 古代遺物管理部機動六課 スターズ小隊隊長 高町なのは教導官。 キャリア10年に及ぶ歴戦の魔導師のこの人は、今まさに私の目の前で、 小さい子が見たらトラウマになりそうな角度から、金色の魔力刃に切り伏せられていた。
どうもエリオ君を質量兵器として使用した事が、あの人の逆鱗に触れたらしい。 ゆらりと、まるで重さなど無いかのように容易く持ち上げられた魔力刃の先端には、 痙攣して――百舌の速贄の如く――痙攣して――――白い―― 見なかった事にしよう、見なかった事にしよう見なかった事にしよう。 フェイト・T・ハラオウン執務官が、笑っていた。 女なら股を濡らし、男なら勃起する―― そんな、惚れ惚れするような笑顔だった―― ぞわり。 立ちすくむ、幾人かの見舞い客たちの背骨に、何かこわいものが這い上がってくる。 這い上がり、脳天を突き上げて、這い上がり、這い上がる、まだ足りない。 い、いや、投げませんよ、キャロを小脇に抱えているのは、決して弾丸確保とか、 手ごろな大きさだからとか言う理由ではなくて、ああ、いややめてフェイトさ 午後の病室に、いつの間にか金木犀の香りが混ざっていた――
(余談) 時計の音が聞こえる。 自らの穏やかな呼吸、肌に響く鼓動。 寝巻きの衣擦れすらも重く響く。 ああ、まだ病室に居るのかと、夢と現の狭間に思った。 ベッドの上の方からむぅむぅと、まるで、猿轡を噛まされ簀巻きにされた状態で、 天井から逆さに吊り下げられている高町隊長の呻き声のような、怪しい音が聞こえる。 頑張って聞かなかった事にしていると、どこからか聞きなれた声色。 「それで、フェイトさんはドリルとか蛇腹関節とかが好きなんですか?」 ティアナ、さりげなく蛇腹関節とか混ぜない。 「んー、とかが好きって言われても……無限軌道の方がいいかな」 履帯ですか。 「千鳥転輪とかの、発想が現実を置いてけぼりにしてる感は最高だよね」 「ええ、今まさに私が置いてけぼりです」 「いやあんたら、3号機でも作る気かいな」 何だろう、即刻に目を覚まさなければ恐ろしい事態を迎える悪寒が。 瞼を開けば視界の隅にマリーさん、マリエル・アテンザ精密技術官の眼鏡が光っている。 有線式ロケット左手は、とても便利だと思った。 (終)
あとがきー ヴァイス:アルト! お前にバースデープレゼントの配達だ!! フェイト:だれかー くーうきょのりんかーくをー ヴァイス・グランセニックは思った。 プレゼントというかこれは、自分へのご褒美(笑)ではなかろうか、声的に。 アルト:誰ですか、あのトンチキは はやて:なんや知らんのか、彼女こそ(中略)超時空執務官、フェイトちゃんや そういえばヴィヴィオ×ヴィータだと、ヴィヴィヴィになりますね などと何の関係も無いどうでもよい後書き
も、もしかしてこの独特の文章と句読点の区切りは「或る執務官の〜」シリーズの お方ですか? 一瞬スレ間違えたかと思ったw この後ギンガはマリーさんの返り討ちにあってさらなる魔改造を受けるわけですね。 GJ!
おおっ!お久しぶりです!こっちに引越しされたんですね。 最近投下がなかったのでてっきりもう引退なさったのかと… あなたの作品のファンなので嬉しいです。 またチョコチョコ投下して下さいね、GJでした!
>>653 なるほどー
読んでる人がSSにどんな歌詞や曲の印象を持つのかすごい興味あるなぁ
それでは Hello, Again 続き投下します。
* * * ――誰? ――出てこないで ――私を苦しめないでよ ――何故頭の中にアレを見せようとするの ――何故私になのはの声を聞かせようとするの ――そんなことしたって私は何も思い出せないのに ――そんなことして何をしたいの ――誰かに……伝えたいの……? ――私、今何処にいるの? ――ねぇ早く出て行って ――じゃないと私…… ――独りぼっちだ…… ――こんなところ嫌だよ ――私、何処に行けばいいの? ――私、このまま消えちゃうの……? ――私どうなるの?
――怖いよ ――母さん ――寂しい ――母さん ――すごく寂しい ――こんなところに置いて行かないで ――私のこと捨てないで ――寂しい ――寂しいよ…… ――なのは………… フェイトの意識はさらに遠く遠くへと落ちて行った。
* * * 高町なのは戦技教導官 ・本局内防御レベルE資料室No.05での大規模破壊行為 ・自己防衛のため砲撃 ・疑問点はあるが六課での功績や人柄から、やむを得ず行ったものと判断 ・破壊されたデータはF.T.ハラオウン執務官(当時)が本件より80日前に バックアップしたものを責任者に申請し局員Aに渡していたため無被害 ・しかし当人の行為によって建物の修復作業及び新規コンピューターの導入による高額の損害 ・記憶障害者に対して監視力不足だった可能性有り ・ただし管理局側はF.T.ハラオウン元執務官の症状を軽視したため 即座に執務官資格を剥奪もしくは辞任届けの受諾をしなかったという落度が有り、 本件を事前に防げなかった管理局側の責任に当たるところが大きい ・よって当人の処分は三十日間の謹慎と同期間の教導官資格剥奪に留める フェイト・テスタロッサ・ハラオウン(元執務官) ・本件時の身分証は有効だったため不法侵入ではない ・その他データの無断持ち出しや違法行為はみられない ・数点の資料を破くなど多少の破壊行為 ・しかし当人はプロジェクトFの被害により心神喪失状態にあった ・よって犯罪性はなく、処分もなし ・本日正式に辞職成立のため、身柄の保護及び後責任は只今をもって親族等のものとする ・なお次元航行艦XXXの艦長兼提督であるXXXには責任者として厳重な処分を下すこととする ・F.T.ハラオウン元執務官に対しては、これまでの功績やプロジェクトFの被害を考慮し、 治療に対する援助は管理局は惜しまない 三日後、本局内臨時会議室。 古代遺物管理部責任者、防衛長官、そして例の提督などお偉方に囲まれて数時間。 いくら自己防衛とはいえ教導官としてもう少し責任ある判断を持て云々。 終始なのはに対する非難の嵐だったが結局出された結論としては重いものではなかった。 それというのもあの局員とフェイトがデータのバックアップをしていたことが最大の理由だが、 それにしてもこの処分はなのはにとって都合のいいものだ。 兎も角審問会議は終わり、なのははやっと解放された。 室内に友人と二人きりになったことを確認すると、大きな溜め息をついて壁にもたれかかった。 「はぁ〜疲れた……」 「はい、ご苦労さん」 「はやてちゃんもわざわざ来てもらってごめんね」 「ええよ。私も無関係やおられへんもん。ま、暫く休暇ってところやね」 「一ヶ月かぁ……」 「あんなことしておいてこれ以上軽い処分ないやんかー 文句言わんといて」 「ん、や、そうじゃなくてね?むしろその逆かな」 「逆って?」 「一ヶ月と言わずにこのまま仕事辞めた方がいいかもしれないなと思って……」
それはフェイトが海で倒れて以来悩んでいたことだったが、なのはは決断にずっと迷っていた。 昔病室で同じようなことを悩んだことがあった。 もう空を飛べないかもしれないと言われて。 しかしそのとき諦めたりしなかった。 たくさんの人に励まされ、たくさんのことを考えて、 この仕事が自分の天職であり希望を与えてくれるものだと思うようになったからだ。 だが今はどうか。 あのときは自分のことだけだった。 今はそうではない。 今は自分を形成しているのは自分一人でないと知っている。 「……フェイトちゃんまだ眠ったままやもんな……」 「うん……」 資料室の一件から三日目の今日、フェイトの意識は未だ戻らないままだった。 なのはは主治医の許可を得てフェイトを自室のベッドで寝かせ、 局から審問会議の呼び出しがあるまで付きっきりで看ていた。 「気を失ったのは記憶のせいと言うよりも一時的なショック状態からの可能性が高いから、 そのうち意識は戻るだろうって先生には言われたんだけどね……」 「……心配やね……」 「うん……明日目覚めるかもしれないし、もしかしたら……数年後かもしれないって……」 「……そう、か……」 「それでも一緒に居たいの。目覚めたとき側に居たい。もう嫌われちゃったままかもしれないけどね……」 『君が始めから私の面倒なんて看なければよかったのに!!』 フェイトに言われた自分に対する拒否の言葉がなのはの胸に痛みを甦らさせる。 なのはの姿はやてから見て酷く弱気に思えた。 そんなに討ち拉がれているけれど、それでもフェイトの面倒を自分で看たいというなのは。 一日に一度、担当医が訪れて点滴やその他諸々のケアをする時間以外はずっと他人を家に入れないで 1人で看病するつもりだと言う。 その頑と言える意思にも、はやてはどうしても否定的になれない。 はやてとは小学校から幼なじみの親友であるなのはとフェイト。 過去に幾度もはやてを助けてくれた二人。 同性同士であることや養子のこと、色々な壁を覚悟でやっと一緒になった二人の末路が こんなふうになるなんてあんまりだ。 だからせめてなのはのしたいようにしてほしい、そしてそれがフェイトにとって救いになると信じたかった。 はやてはヴィヴィオのことをなのはに何も聞かなかった。 なのははきっとそのことで苦しんでいるはずだから。 いつも輝いて見えたなのはがこんなにも痛々しい。 「……そしたら今日も早よフェイトちゃんのところ戻らなあかんね」 「うん……今はリンディさんが居てくれてるけどね……」 「なら大丈夫やね」 「……うん」
はやてはリンディが側についていると聞き安心した。 だが…… なのはは違った。 はやてと同じように安心はしていなかった。 その逆で、不安。 そしてあまり自分でも気づきたくない感情がぐるぐるとなのはの中に巡っていた―― ――私がフェイトちゃんと居たいのに ――なのにリンディさんはきっと…… 「お、クロノくんから通信や」 思考に走っていたなのはがはやての声にはっとしてモニターを見ると 事の成り行きを聞いて心配したクロノの姿が映し出されていた。 『なのは、はやても一緒か』 「ごめんねクロノくん、心配かけて」 「今会議終わったとこやで」 『ああ……処分は大丈夫だったか?』 「うん、三十日間の謹慎だけ」 『思ったより軽いな?』 「そうだね」 「そ、そやね」 クロノの一言に何故かはやてが落ち着きをなくした。 クロノはそれを見逃さなかった。 『……はやて……?』 「……なんやの」 「……はやてちゃん……??」 「知らん。いや、何もしてないっ」 慌ててそっぽを向く辺り、確実に今回の会議で出た結果に携わっているに違いなかった。
『後で君自身が処分を受けるようなことしてないだろうな?』 「そうなの、はやてちゃん!?」 「そんなことせえへん!私はただ防衛長官と飲み友だちやっただけや!……あ」 『……まさかそんなコネをいつも使ったりは……いや、色々言いたいところだが今回は何も問わないことにする。 フェイトとなのはのためにやったことだからな……』 「ありがとう……!はやてちゃん」 「お礼言われても私が何かやった証拠ないで?せやから金輪際このことは言わんこと!」 不貞腐れたように手をひらひら振ってなのはの礼を一蹴りするはやて。 なのははそれでもありがとうと言うのを止めなかった。 「うん……でも……ありがとう」 「わかったから言うなっちゅうのに」 『はやて、今度飲みに行くときはくれぐれもよろしくな。それじゃあそろそろ任務に――』 「あの、クロノくん……どう思う?」 通信を切ろうとしたクロノだったが、なのはがそれを一旦止める。 『ん?』 「フェイトちゃん目が覚めたら……記憶、いつ戻るのかな……いつか戻るかな……」 『……そうだな……』 クロノは淡々と答え始めた。 『どうだろうな。記憶が完全に過去のものになってこの二ヶ月は フェイトの中の時の流れが現在で安定していたからな。今の状態は一般な記憶喪失の状態だと言えると思う。 その場合は発端となった出来事や場所をもう一度体験させると記憶を取り戻すこともあるらしいんだが……』 「うん、それで?」 『だがフェイトはある出来事がきっかけでこうなったわけではないからな。 もちろん時が経てば徐々に記憶が戻っていく可能性もあるとは思うが……』 「うん……」 『記憶が戻らない可能性も低くないということだ』 「……」 『今のところ記憶刷り込みによるフラッシュバックのメカニズムもよく解っていないのが現状だ。 つまりうちの研究班が言うには……』 「……なんなの?」 「……いつ同じような症状が出るか解らへんてこと……?」 『ああ、酷なことだが……この先またフェイトの記憶がP.T.事件以前のものだけになってしまうことも有り得る』 「……そんな……!」 クロノの言葉はなのはにこの世の終わりを告げるようなショックを与えた。 「嘘でしょ……!?クロノくん!」
記憶が戻らないどころか、またこんなことが繰り返されるというのか。 そんなことが本当であってはならない。 そんな悲劇があるだろうか。 しかしクロノは、それは嘘ではない、とハッキリと口にした。 その場凌ぎの慰めなどせずただ事実を述べた。 「なのは、辛いのは君だけじゃない」 そう言われ、なのははどうしようもないいら立ちを覚えた。 ――私だけが辛いんじゃないことくらい解ってる……! ――だけどこんなことになって今一番辛いのは私だよ!? 『なのは、君だけの手を煩わせたりしない。僕らフェイトの家族だっているんだ。いくらでも頼ってくれ』 ――嫌、そんなの 『フェイトのことは皆ちゃんと想ってるから。1人で抱え込むなよ』 ――私にはどうすることも出来ないっていうの!? 「なのはちゃん……」 はやてがなのはの肩に手を置く。 「そんなのってないよ……!」 なのははその場に崩れるように座り込んだ。 「フェイトちゃんは元に戻るって言ってよ……!!」 悲願するようにモニターに向って叫ぶなのはに対し、クロノはいつものように冷静だった。 『すまん、呼び出しが掛かった。任務に戻る』 はやてに支えられたなのはを後目に、簡単に自分を押し殺して仕事に戻るクロノ。 それから通信を切る直前にこう言った。 『今はまずフェイトが目を覚ますことを考えよう。フェイトはいつか僕らの気持ちを解ってくれるさ』 なのはにはクロノのその見え隠れする妹への想いといつもの冷静さとが、 『いかにもフェイトのことをよく解っている』のだと思わされて嫌だった。
クロノとの通信が切れた後もなのはは暫く座り込んだままだった。 掛ける声も見つけられずはやてが途方に暮れていると、ノックが聞こえた。 「はい?」 はやてがそれに返事をすると、失礼します、と断って赤毛の少年が部屋に入って来た。 「エリオ?こんなところ来てどしたん?」 「……今なのはさんがここに居るって知ったので……」 なのははまだ俯いたままエリオの方を見なかった。 その様子を確認してはやてが代わりにエリオに問い掛けた。 「なのはちゃんに何か用があったん?」 「はい、あの……今朝ティアさんがキャロと僕のところに会いに来てくれて……それで聞いたんです」 「聞いたって何を?」 「……フェイトさん、今、意識不明だって……」 やっとそこでなのはがエリオを見れば、青い顔をして今にも泣き出しそうな様子だった。 「……うん……せやな……心配やろうけど命に別状はないから、な?」 「ええ……」 エリオはなのはに向って言った。 「僕、フェイトさんに会いたい」 なのははビクリとした。 なのはの様子には気づかなかったようにエリオは話を続ける。 「こんなときくらい僕もキャロもフェイトさんの側に居てあげたい。 フェイトさんと話せなくても……ただ近くにいれればそれで構いません」 「……」 「だから僕たちをフェイトさんのところに連れて行ってくれませんか?」 はやてが『フェイトに似ている』と言ったその誠実な優しさと真剣な眼差しに、 しかしなのはは首を横に振った。 「…………駄目」 エリオにとってそれは思いも寄らぬ返事だった。 「えっ……」 「なのはちゃん……?」 それははやてにしても同じで、まさかこの後なのはがエリオ相手に我が侭を言い張るとは思っていなかった。 「駄目!ごめんね、会わせられない」
「……ちょ……なのはちゃん、会わせてあげるくらい何でもないやんか、どないしたん」 「え?……ど……どうしてですか?なのはさん?」 「フェイトちゃんは私が看るから、大丈夫だから」 なのはは立ち上がり、テーブルに置いていた自分の書類をまとめ始めた。 「なのはさん、僕、会うだけです。なのにどうして」 「私もう帰らなくちゃ」 エリオの当然の問いに、束ねた書類をバッグに詰め込みながらなのはは言った。 それからそのまま部屋を出ようとエリオの前を通り過ぎたところで、なのははエリオに腕を掴まれた。 「なのはさん……!」 「……」 なのははエリオの目を見ることが出来なかった。 「……私エリオとキャロには謝ることしか出来ない」 「何故……ですか?」 「……あなたたちからフェイトちゃんを奪っているから」 「……」 確かになのはのしていることは、なのはが言った通りのことかもしれない。 エリオはそう思った。 しかしエリオはなのはに対して怒ったりはしなかった。 「僕は…………フェイトさんがそれでいいなら……」 エリオはフェイトとなのはが資料室でどんな会話を交わし、どんなに酷い関係に陥っているのか知らない。 「フェイトさんがいつも信じていたように、僕もなのはさんのこと信じます」 エリオはただ純粋にフェイトのことを考えているに違いない。 それが言葉の端々から感じられ、なのはは心苦しい他なかった。 「エリオ……」 「……だから……なのはさんが駄目だと言うなら、フェイトさんには会いません…… 理由も聞きません……あの……我が侭言ってすいませんでした」 エリオは悲しそうに微笑むと、なのはとはやてに軽く頭を下げて部屋を出て行った。 なのはがどんなに自分勝手な感情を抱いているのか疑いもせずに。 そしてなのはは思った。 確かに悲しいくらい『似ている』と。 そしてあの人に似た心優しい少年の気持ちに自分は背いているのだと。 フェイトを想う気持ちのせいで、フェイトが大事にしていたものまで押し退けていく自分を なのははどうにも出来ない。
支援いる?
>>717 ありがとうっ
で、ここで区切ります。
また「区切ります」の前に規制された(´Д`;)
今回も重複する部分でしたが読んでくれた方ありがとう。
当初と大筋は変わらないのですが、微妙に変更した事項があるので少しづつ直してます。
面倒くさかったです…
終わってほしくないと思ってくれている方ありがとう、嬉しいです……
……けどこっちとしては終わらせようとがんばっていますw
もう物語も佳境です(最初に佳境部分を投下してしまったという訳ですけど_| ̄|○)
あと残りがどのくらいあるのかというと……エピソードを増やすかもしれないし削るかもしれないので
ちゃんと言えません……
>>718 GJ
処分軽めで一安心^^;
独占欲?強めななのはさんが何となく新鮮だなぁ
ラストまで頑張って下さい!
初支援で緊張したw
>>704 エロパロの方でしょうか?
こちらで読めるとは思わずビックリですよGJ !
えりおみさいるってw
>>718 な、なのはさん頑張れ超頑張れ。
胸が痛いですがGJです!
クロノやエリオの想いがちゃんと書かれてて、
その上でなのはさんが苦悩するのがいいですね。
「あのー……」 「♪」 「なんで私縛られてるのかな、なのは?」 「それはね……。 最近毎晩フェイトちゃんが止めてって言ってもずーっと寝かせてくれなかったから!」 「う゛……(反論出来ない…)」 「その罰なの♪(ニコリ)」 「ううう……(涙)」 「という訳で、今日はこれを朗読したいと思いまーす♪」 「『濡れる執務官、執務室での秘め事』? なのは、それ……」 「そ、官能小説。 作者は……Etayah? 変な名前」 「私も、何か聞いた事があるような……」 「まあいいや♪ では……」 『リクライニングの効いた椅子が二人の重みを受けてキィキィと軋む。 ナノファは椅子に腰掛けたヘイトと向かい合って座っていた。 ナノファの股の間にヘイトを挟んでいるので、ナノファの恥部はヘイトに自然と晒されてしまい、閉じる事も出来ない状況だった。 「ナノファ。 ナノファの恥ずかしい部分が丸見えだよ?」 ナノファはいやいやとするように首をぶるぶると振るう。 ただ、体は正直なのか下の唇からは、ヘイトの指が欲しいと言わんばかりに涎のような愛液が溢れて来ており、ヘイトのタイトスカートをしとどに濡らしていた……』 「はぁ……なのはぁ……」 『「ヘイトちゃん」 その時久しぶりにナノファがヘイトの名を呼んだ。 潤んだ瞳……熱の籠もったその眼は、今にもヘイトの事が欲しいと言っているかのようだった。 「ナノファ、欲しいの?」 答えはわかっていた。 だけどここにいる愛しい人の声で、その言葉を聞きたかったのだ。 「ヘイトちゃん……ヘイトちゃんのその綺麗な指を、ナノファのいやらしいアソコにちょうだい。 ナノファ、体がもう熱くてたまらないの……!」』 「うおおおおおおお! バルディッシュ!」 「な、何!?」 『rupan form』 スポーン 「な、の、はあぁぁぁっ!」 「ふぇ!? 服を犠牲に縄抜け!?」 「官能小説なんて超えてやるぅぅぅっ!」 「ふぇぇぇぇ…………」 「や〜、なのは最高(ツヤツヤ)」 「腰が痛くて……起き上がれないの……」 「私が運んであげるよ」 「ふぇ?」 ヒョイ 「お、お姫様抱っこ……」 「嫌だった?」 「フェイトちゃんは天然で変態さんなの……」 「はは、酷い言われようだね」 「……でも、格好いいなのはの王子様なの……」 「……ありがとう」
>『rupan form』 吹いたじゃないかwwwww バルディッシュも大変だな
はやては親友たちをネタに何てものを書いてるんだw
Etayahという作者がいると思ってググってしまった…。
きっと次のコミケでデビューするんだよ
というかアナグラムですらない名前で元ネタが友人のエロ小説書くって。 チャレンジャーすぎやしませんか部隊長w
「なのは〜」 「フェイトちゃん!」 「……なのは」 「フェイトちゃん…?」 「なのはっ!」 「っ!フェイトちゃん!?」 「なの…はっ……」 「フェイ…ト…ちゃ…んっ……」 「フェイトちゃん……」 「な…なのは!?」 「フェイトちゃん!!」 「!…なっ、なのはっーーー!!!」 スマン暑さで頭が沸騰してるわorz
>>727 君はおかしくない、今からそれを8レスで証明する
729 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:32:09 ID:U94cujyT
「なのはー」 カチッ。 「なのはっ!」 カチッ。 「なのは、なのは」 カチッ。 「なのはなのはなのは」 カチッ。 「はやてちゃん、さっきからずっと何をしてるですか?」 物陰でコソコソ何かしているはやてにリインは不思議そうな顔をする。 「ああ、これ?回数を数えてるんよ」 「何の回数ですか?」 「1日何回呼ぶか」 「呼ぶ?」 「フェイトちゃんが、なのはちゃんのことを」 そう言ってはやては小型のカウンターをリインに見せる。 「二人の部屋とかプライベートな部分はカウントしてへんけど、午前8時から9時の時点で600回や」 「1時間に600回、つまり平均すると1分間に10回くらいは呼んでるわけやね」 「すごいですー」 「けど、これくらいで驚いてたらフェイトちゃんにはついていけへんで」 はやてはびしっと食堂に備え付けられている監視カメラを指差す。 「カメラがどうかしたですか?」 「あのカメラは高性能ハイスピードカメラなんやけど、 昨日の夜19時〜19時30分の3人の食事中に何回なのはちゃんのことを見たかも数えてみたんよ」 「それで、どうなったですかっ」 「フェイトちゃんが1回、ヴィヴィオが21回や」 「えー、意外です。フェイトさんがなのはさんを1回しか見ないなんて」 「ふふ、リイン、甘いよ。30分間フェイトちゃんはなのはちゃんのことを一瞬も目を離さず凝視しとったん」 「さすがですー」 「そうやろ、そうやろ」
730 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:32:39 ID:U94cujyT
「だけどはやてちゃん、どうしてそんなに熱心にフェイトさんを観察してるですか?」 「それはな……リインも最近管理局内で起きてる職員たちの失踪事件は知ってるやろ?」 「はいです。今月に入ってからだけでももう3人って聞きましたです」 「実はな、失踪してるのは全員男性職員なんや」 「男の人ばっかりなんですか」 「それだけやなくて、全員失踪前になのはちゃんと接点があるんや」 「なのはさんとですか?」 「それでうちは管理局内にある監視カメラを片っ端から調べてみてある事実が浮かび上がったんよ」 「どんなことですか……?」 「全員何らかの形でなのはちゃんの体に触れとるん」 「なのはさんの体に?」 「うん、変な意味やなくて、訓練中の接触とか、廊下歩いててたまたまよろけてとかやけどね」 「しかもな、どの職員もその後の1時間以内に行方がわからなくなっとるん」 「不思議ですー」 「しかもな、ついさっきやけど、なのはちゃんが『がんばってね、ヴァイス君』って肩に触れたヴァイス君も……」 「ヴァイス陸曹もですか……」 「それでうちは思い出したんや。フェイトちゃんが前から言ってた言葉を」 「フェイトさんがですか」 「『なのはに近づく汚物は消毒だよ』って言葉を」 「そのまんまですー」 「そういうわけで昨日からずっと私はフェイトちゃんを見とるんや」
731 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:32:54 ID:U94cujyT
「でも変ですよ、はやてちゃん。それならいつもなのはさんに触れてる私たちはどうして何ともないですか?」 「それは私たちが女だからだよ」 はやてはびしっと自分の薄い胸を指差す。 「フェイトちゃんは相手が女の子なら大丈夫だろうって思うとるんよ」 「そうなんですかー」 「もし女でも男でも関係なくやったら、よくなのはちゃんの肩に乗っとるリインは真っ先やで」 「こ、怖いこと言わないでくださいー」 「そういえばフェイトちゃんが、リインみたいになりたいって言うとったなぁ」 「私にですか?」 「リインの大きさならなのはちゃんの服の中に入れるのにとか何とか」 「……」 「フェイトちゃんがリインの大きさやったら大変なことになるわ。ああ……考えただけでも恐ろしい……」 「だけどはやてちゃん、いくら何でも体が触れたくらいでフェイトさんもそんなことしないですよ」 「甘いよリイン……あれは忘れもしない小学生の頃の出来事やった……」
732 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:33:12 ID:U94cujyT
小学6年生だったある日。 なのはちゃん、フェイトちゃん、すずかちゃん、アリサちゃん、私の5人で学校の帰りに喫茶店に行く事にしたん。 喫茶店っていうのはもちろんなのはちゃん家の翠屋ね。 せやけどその日はなのはちゃんだけ掃除当番で、私ら4人は先に翠屋に行っとったんよ。 それでなのはちゃんを待っとったんやけど、30分してもなのはちゃんが来なくて。 私たちは心配して、フェイトちゃんとアリサちゃんが学校を見に行ったん。 そしたらそれから20分くらいしてフェイトちゃんとアリサちゃんがなのはちゃん連れて戻って来たん。 けどな……帰ってきたアリサちゃんはなぜか青い顔で振るえとるん。 すずかちゃんが心配してアリサちゃんに、 「アリサちゃん、顔が青いけど大丈夫?」 って聞いても、アリサちゃんは震えたまま何も答えようとしないん。 「すずか、かわいそうにアリサは怖かったんだよ」 「怖かったって……何かあったん?」 「うん、私たちが学校に戻る途中で高校生の男の子たちに囲まれてるなのはを見つけたんだ」 「こ、高校生の男の子たち……?」 「うん、それでなのはに話しかけたら、その男の子たちに私たちも囲まれちゃって」 「だ、大丈夫だったん!?」 「うん、なのはに近づく汚物は消毒だよ」 「お、汚物……?」 次の日の朝のニュースで男子高校生5人が素っ裸で海鳴タワーのてっぺんに縛り付けられてるのが発見されたって流れててね。 男子高校生たちは極度の精神的ショックを受けていて言葉をしゃべれなくなった子もいたみたいや。 中学に入ってから聞いたんやけどな、アリサちゃんがあの時青い顔をしてたのは高校生に絡まれたからやなかったんや。 フェイトちゃんが高校生たちにしたことを目の前で見てしもうて、一時的なショック状態になってしまったらしい。 あのアリサちゃんが震えて涙を流しながら怖かった……って言うねん。 相当な、いや壮絶なことがあったに違いないわ。
733 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:33:31 ID:U94cujyT
「私……女でよかったです……」 「せやね……」 「わっ、フェイトさんがなのはさんの胸に触ってるですっ」 「ああ……ええなぁ……私もなのはちゃんの胸に触ってみたいわ……」 「あれ、はやてちゃんでも触ったことがない胸があったですかっ」 「ちょっとリイン……人を変態みたいに言わんといてよ……」 「だってはやてちゃんは管理局の全女性職員の胸を触ってると思ってたです」 「私だって命は惜しいからなぁ」 「あっ、フェイトさんがいなくなったです」 「えっ、しもうた。見失ったわ」 先ほどまでなのはの隣にいたフェイトがどこにもいなくなっていた。 ここで、はやてとリインはポンと肩を叩かれる。 「はやて、リイン、こんなところで何……してるの」 恐る恐る二人が振り向くと、金髪で赤い目をした執務官がにこっと笑っていた。 「フェ、フェイトちゃんっ!こ、こんなところで、どうしたん!?」 「はやてこそ……こんなところでさっきから私たちを見て何をしたのかな」 「な、なのはちゃんとフェイトちゃんは本当に仲がいいなぁってリインと見てたんよぉ、なっ、なっ、リイン!?」 「そ、そうですっ!仲がいいですっ!」 「そっかぁ、私となのはの仲の良さを見てたわけなんだね……この1週間くらいずっと」 どうやらフェイトにははやての行動がばれていたらしい。 「あはは、そうなんよー。ほんま仲がええから理想的な友達関係として色々参考にしようかと……」 「そうなんだ、それで最近監視カメラの映像とかを熱心に調べてたんだね」 もはや何もかもばれているらしい。 「あは、あははは、そうなんよ」 「そうなんだ」
734 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:34:17 ID:U94cujyT
「今月になってもう5人か」 「はい、そしてとうとう女性職員がなってしまいましたね」 「うむ、しかも1度に2人同時に行方不明になろうとはな」 「それで、捜査官に任命したギンガ=ナカジマ陸曹からの連絡は?」 「はっ、2日前から連絡が途絶えております」 「由々しき事態だな。ではハラオウン執務官に捜査に関する全権を与え捜査に当たらせよう」 「はっ、すぐにハラオウン執務官に通達いたします」 「頼んだぞ」 「フェ、フェイトちゃん……ちょっと、くすぐったいよ」 「あは、あはあは……なのはぁはぁ」 ここは航空戦技教導隊訓練室。 フェイトにどうしても新しい技の訓練に付き合って欲しいと言われ1対1のプライベート訓練室に来た2人。 強度のAMFでバリアジャケットを装着できない状況下における接近戦ということで訓練は始まった。 この想定では、なのはに比べて体も大きく常人より身体能力に優れたフェイトの力に対抗できるはずもなく、 なのははフェイトに力づくで押さえつけられていた。 体をよじるなのはの制服の中に容赦なく手を入れるフェイト。 「フェイトちゃんっ、変なところに手が……」 「なのは……これは訓練だよっ!」 「あっ、あぁ……」 フェイトがなのはの体をまさぐる手の動きが次第に激しくなっていく。 「なのは……なのは……」 「や、やめてぇ……」
735 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:34:39 ID:U94cujyT
なのはが頬を赤くしながら必死に抵抗する姿がフェイトを更なる高みに到達させる。 潤んだなのはの目はフェイトの体を潤ませる。 「なの、なのは……なのはぁはぁなのああなのは……」 フェイトの顔はすでにモザイクをかけないと放送コードに引っかかるものになっていた。 「バルディッシュ……」 「Drive ignition.」 その瞬間フェイトの股間から金色の光が発散し四方を照らす。 「なのはあぁぁぁ」 フェイトは股間を輝かしながら雄たけびをあげる。 「フェイトちゃん……」 いきなりなのはを壁に押し付けると、その制服を引き千切るフェイト。 「きゃあっ!」 なのははあまりのことにはだけた胸元を両手で隠ししゃがみこむ。 「なのは……もらうよ……なのはの大切な……もの……」 フェイトはしゃがみこんだなのはに組みついて地面に押し倒す。 「い、いやぁ……」 もがくなのはだったがフェイトに馬乗りにされて両手両足を押さえつけられてしまう。 「うふふ……なのは、一つになろう……」
736 :
執務官 :2008/07/27(日) 17:34:57 ID:U94cujyT
なのはの胸元に残っていたわずかな布をフェイトは乱暴にむしりとった。 その時だった。 なのは目の奥底に炎が宿り、フェイトの右腕をなのはの左腕ががっちりと掴む。 「な、なのは……」 次の瞬間、なのはに腕を掴まれたフェイトが宙を舞う。 「小太刀二刀御神流奥義……変態浄化掌」 落ちてくるフェイトの股間になのはの高速拳が炸裂する。 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 フェイトは声にならない叫びをあげてばたりと倒れた。 同時になのはの目の奥底に燃え上がっていた炎が消える。 「あれ……フェイトちゃんそんなところでどうしたの?」 正気に戻ったなのはは倒れてるフェイトに駆け寄り抱き起こす。 「なの……なのは……」 「あっ、そういえば私たち訓練してたんだよね。それで……」 ろれつがまわってないフェイトをおんぶしてなのは訓練室を出る。 「にゃはは、フェイトちゃんは本当に訓練熱心だよね。実戦さながらって感じでびっくりしちゃった」 なのはの背に揺られるフェイトは無意識のうちにずっとなのはの胸を触っていた。 フェイトのDNA塩基配列は通常の人間とは違う。 アデニン、グアニン、シトシン、チミンではなく、ナノニン、ナアニン、ナトシン、ナミン。 そう、彼女はDNAレベルでなのはと合体したいのだ。 いつの日か彼女の想いがかなってなのはと合体できる日が訪れることを我々は願いたい。 負けるなフェイト、なのはの貞操は君のものだ!
皆暑い中でも正常じゃないか。
>>736 GJワラタ
それにしても最近、個人のSSサイトが腐臭くてたまらん。
フェイトがヘタレ王子ならまだしも完全無欠の王子なんかになってると寒気が。
公式設定とか無視してパラレルやるならオリジナルでやればいい。
「なのは」 「……フェイトちゃん、頼むから仕事の時くらい自重してや」 「なのはなのは」 「……」 「なのはなのはなのは」 「だ〜っ、もう! 出て行ってしまえ、この世界から!」 「なのはっ!?」 「まだ言うか!」 「……あの〜、はやてちゃん」 「なんやリイン!」 「フェイトさん、ロストロギアの影響でなのはさんの名前しか言えなくなってるですから、許してあげて欲しいです」 「なのはなのは!」 「わかっとる! わかっとるんやけど……!」 「あ、むしろこの状況を楽しんでみるのはどうですか?」 「楽しむ?」 「はいです♪ 例えば……フェイトさん、好きな人は?」 「なのは!」 「食べちゃいたいくらい可愛い人は?」 「なのは!」 「三度の飯より?」 「なのはなのはなのは!」 「……ね?」 「成る程、これは楽しいなあ……」 「なのは?」
「世界で一番嫌いな人は?」 「なのは?!」 「今もっとも近付きたくない人は?」 「なの…は……」 「もう顔も見たくない人は?」 「な……の……は……」 「ふふ〜ん♪ これはなかなか楽しいわ〜♪」 「はやてちゃん、あんまり意地悪するとフェイトさん泣いてるですよ?」 「なのはぁ……」 「ええんやって、たまにはこういう事があっても」 「はやてちゃん、意地悪さんです……」 「さて、仕上げやね。 この世でもっとも残虐な性格をしていて、通った後はペンペン草の一本も生やさない管理局の白い悪魔と言えば?」 「なのはっ!?!?!?」 「ん♪ 良い返事や〜♪ 良い返事過ぎて怖いくらい……」 「はやてちゃん」 「なんやリイ……ン……やないな……今の声……」 「はやてちゃん♪」 「な、なのはちゃ〜ん♪」 「は〜い♪ この世でもっとも残虐ななのはさんですよ〜♪」 「そうやね〜」 「ペンペン草の一本も生やさないなのはさんですよ〜♪」 「そ、そうやね〜♪」 『スターライト!』 「ちょ、ちょお待っ…!」 『ブレイカー!』 「なのは!」 「フェイトちゃん! もう戻していいよ?」 「うん、流石に疲れたよ……」 「ところでフェイトちゃん」 「なに、なの……は……」 「世界で一番嫌いな人は?」 「そ、それはなのは以g」 『ブレイカー!』 ―了―
>>736 フェイトさんお馬鹿すぎるw
だがそこがいいな〜
>>740 こっちもお馬鹿すぎるぞw
みんな暑い中でも正常だな〜
おまいら俺のフェイトママで遊ぶなw
>>742 エリオ乙、おっかさんのお守りは心配すんな
>>740 『なのは』の三文字だけでフェイトの感情が全て読み取れてるのが不思議ww
以下シリアスSS続き投下します。
* * * 『……痛かった……?』 『へ、平気……』 『……気持ち……よかった……?』 『…え…と……なのはは……?』 『私は…………………………痛かった……』 『!……ごめん!!』 『え、ううん!最初だけだよ!大丈夫だからっ』 『ごめんね……もうしないから』 『謝られることされた憶えない………それに…………フェイトちゃんものすごく優しかったよ?』 『……う、うん……』 『……ねぇフェイトちゃん』 『うん?』 『こういうときってさ………もう少しこう……くっついたり……腕枕とかしないの……?』 『え?あ、ど、どうなのかな。私は知らない』 『そ…っか…………なんちゃって!ちょっと言ってみただけ!あの、別にそんなルールないから気にしないで?』 『……うん……』 『えっと……雨、まだ止まないね、フェイトちゃん』 『そういえば……うん、髪まだ湿ってる感じがする』 『ホント?寒くない?フェイトちゃん、 もっとくっつけば温か――』 『なのは、風邪ひいたらいけないから何か着よう?』 『………そうだね……解った……』 突然の雨に見舞われた思い出の日。 なのはにとって素敵な、そして今思えば僅かに引っ掛かりを覚えた思い出。
――あのとき…… ――私たち本当に愛し合った……? ――あれは何だったの……? ――もうしないから、って……何なのそれ ――あぁ 別に私に触りたいなんて思ってなかったんだ ――車の中でもそうだったもんね ――私……あんまり愛されてなかったみたいだね ――両思いになって、一緒に暮らすようになって、あなたはきっと私のことそんなに好きじゃなくなってたんだ ――あなたは優しいから、私のすること断れなかったんだよね ――でも私は……そうじゃない ――あなたがこんなふうになってしまった今でも好きなの ――以前よりもずっと、自分がどのくらいあなたを好きになっていたのか気づいてしまったの ――このまま目覚めないままなら、体だけでも私のものでいてくれる? ――だけど…… 声が聞きたい その瞳が見たい ――だからこのまま話せないなんて、目を開かないなんてイヤだよ…… ――苦しいよ……
ここで区切ります。
また規制されたら困るんで短めに……
>>719 個人的な考えですが、独占欲はなのはは意外と強いと思っています。
公式でもなのははちょっと?強引なところがあるし、割と自分の願望に真っすぐな人だから……
で、このSSの設定ではフェイトのことを恋人として好きなわけで、どんな人でも
自分と両思いだったはずの人が他人に懐く状況になれば心穏やかではいられないと思うのです。
そしてなのはは善くも悪くも理想に辿り着きたいという希望を捨てないタイプかと。
なのでこのSS内では、なのはは『このままじゃダメだ』とか『どうすれば理想に辿り着けるのか』とか
『どうして上手くいかないの!』という思い方にしてます。
ちなみにフェイトがなのはと似たような状況になったら根本的解決を目指すより
『このまま苦しいままでいいから私を見捨てないでください』ってなる気がします。危険ですね。
どちらもあくまで個人的解釈なんでイメージと違ったらすいません。
>>720 なのはとフェイト以外の人たちのことも少しは入れたいと思っていたので、そのせいでここまでの展開が長引いてしまいました。
あとここまで長かった理由の一番は、なのはの苦悩を少しずつ変化させていくために費やしたからです。
後ほどなのはについて説明不足なところが気になってるので補足解説したいなと思っています。
>>747 GJ!
切ねぇなぁ!切ねぇなぁ!
規制に関しては10レス規制のはずだから本編9レスで後書き1レスなら規制されないはず
違う…違うんだよフェイトさん… なのはさんが求めてるのはそういうことじゃないんだよ……って感じだなぁ… 続き期待してます
あああぁぁ切ない・・・・・・ 続きが待ち遠しい!!!
エロパロにキャロ→フェイトがきてた ものすごくヤンデレな上にBADENDだったけど
なのはさんとフェイトさん、ラブラブでもやっぱ些細な事で喧嘩したりするのかな。 味噌汁に使う味噌の種類とか、目玉焼きはソースか醤油かとか。 あとは、TVのチャンネル取り合ったりとかも。 なのはさん(の中の人)が西日本の方の人なのに、 探偵ナイトスクープをあまり知らないとラジオで言ってて、 カルチャーショック受けてたらそんな疑問が沸いてきた。
「フェイトちゃんには何をかけて食べた方がいいと思う?」 「なのはちゃん、少し頭冷やそうや……」
あなたのいろんな口からでるものをかけてください
「なんや、まだ悩んでるん?」 「う、うん…まぁね…」 「焦れったいなぁ。そんなんパパッと言ってまえばええやん」 「だ、だって!…女の子に好きって言われたらなのはだって困っちゃうかも知れないし…」 「……」 「それになのはが嫌な気持ちになるかも知れないし…」 「……優しいんやな、フェイトちゃんは」 「はやて…?」 「…優しすぎてムカつくわ」 「…え?」 「どんだけ自分に優しいのかって言ってるんや!!」 「じ、自分に…?」 「なんやねんさっきからなのはがなのはがって! 結局嫌われたくないだけやろ!?」 「そ、それは… 「否定なんかさせへん! 好きすぎて顔も見れへん。でも嫌われたくない。いい加減にしてや!」 「はやて…」 「どう見たってなのはちゃんはフェイトちゃんが好きやろ!?」 「絶対勝てる勝負に何を怖がってるんや! 絶対勝てない勝負でも諦めきれない人間もおんねん!」 「はやて……もしかして…」 こんな妄想が頭を駆け巡った 悲しいのは好きじゃないはずなんだけどな… 「はやて……あんたバカよね」 「ん? なにがや?」 「わざわざフェイトの背中押すなんてバカって言ったの」 「ん〜、だって勝ち目あらへんしな。しゃあないやん」 「…割りとバレバレだったわよ」 「へ?」 「…好きだったんでしょ? フェイトのこと」 「!?……気付いてたんや…」 「…まぁね」 「さ、さすがやなぁ。アリサちゃん。あはは」 「…バカはやて。いつも笑ってる必要なんてないのよ!」 「え? あ、あれ? なんで?」 「あんた本当にバカだわ…」 ギュッ 「ど、どうしよ……止まらへん……アリサちゃん、助けて…」 「あたしで良ければいつまでだって側にいるわよ…」 そしてアリはやへ……
5人組みだと一人余るという罠。 すずか・・・・・・・・・うっ(;ω)>
はやても我慢しちゃうタイプだからなぁ… 誰かが支えてあげないと。 アリはやは考えたことなかったけど結構いけるかも すずかも混じって3P…い、いや、なんでもないです。はい。
5人だと なのは×フェイト アリサ×すずか はやてが余るがヴィータ、リィン、シグナムがいるので問題ない。
いっそ全員片思いのままでいい
※⇒なのは⇒アリサ⇒すずか⇒はやて⇒フェイト⇒※ 報われねぇ…
アリなのが大好きだけど、供給が少なくてやっていけねぇ……
5人でならここではやフェイをプッシュしてみる 5人組で二人CP同士にするとやっぱり一人余っちゃうんだよねorz
そう、無理にカップルにするからシャマ……余るなんて現象が起きる。 つまりハチクロみたいになれば甘酸っぱいみんなが見れると思うんだ。
劇場版だってさ どうなることやら
これはフラゲ組かな? 劇場版も気になるが先にとじ込み付録のSSの内容が気になるかも。
ええええ・・・・・
黒歴史にならなきゃいいけど ぶっちゃけ、無印のラストとか変に弄ってほしくない
チンク・ノーヴェ・ディエチ・ウェンディが管理局 セイン・オットー・ディードが教会入りか そしてティアナは副官連れてるってことは執務官に?飛べるのか、この子は
ドラマCDは1期からA'sのキャラクターは登場しないらしいね
エリオとキャロ成長したな・・・ というか3年でティアナ執務官とな。 凡人とか言ってたけどかなり結局10代でなれちゃったのか
ヴィヴィオが高町なのはの一人娘ってなってるから、なのフェイの仲は特に進展してないのか・・・ あとこのスレで言うことでもないが、エリオはまだ半ズボンなんだなw
劇場でinnocent starter聴きたいけど主題歌は変わっちゃうかねやっぱり。
むしろ新しい歌が聴けるかもしれないと考えるんだ
映画化かよw。 総集編みたいになりそうな気もするけど、百合分が強化されてればいいや。 どまらCDはスバティア多目でお願いします。 副官の人にスバルが嫉妬してヤンデレになっちゃうくらいで。
>>773 ……マジ?
なのはさんやフェイトそんは出ないのかよ……
ってか劇場版となると四期やOVAはおあずけかorz
>>779 画像を目を凝らしてインタ見るとその部分は読み取れたけどマジだったorz
悪い言い方をすれば、反応次第ではこれでStS組はお役御免、かもしれぬ>ドラマCD その威力偵察みたいな感じじゃないかと邪推するが
最後に出す気のドラマCDでなのは、フェイト、はやてを出さないわけないんだから安心するんだ。 今回出なかったということはまだドラマCDがあるかそれとも4期がくるか。 劇場版やドラマCDの売れ行きで4期は決まるかもしれないがな 少しでもなのフェイ分があればいいけれど
というか闇の書事件→(空白)→中学生→(空白)→教導官の二つの空白はどうするのさ…
とりあえずティアナ達の口から、なのはさんorフェイトさんが聞ければ満足だ 名前だけは出てくれ
フラゲ組がSSに触れてないのが怖いんだけど
どちらにしろ会場に行けない俺には関係ない話さ…とさびしくこの裏でなのフェイが動いちゃいちゃしているかを考えていようと思う
個人的に1期のリメイクはして欲しくなかった。
アレは創作してるとたまにある「勢いでやった事がイイ方にイイ方に転がる」った結果だと思うから。
>>786 もちつけ、CDはあくまで先行販売だ。
コミケ後に通販可能(な筈)
映画1、2作目は3作目の結婚式に使われる二人の馴れ初め話なんだよ
第5作目でなのフェイ夫婦生活を描いた2時間を劇場でお届けするわけですね
6作目は劇場で放映できないのでOVAですね、わかります
よし1作目で全部盛り込め
『帰ってきたフェイトちゃん』 『なのはの結婚前夜』 『なのはママの思い出』 『がんばれ!はやてちゃん!』 『ヴィヴィオの生まれた日』 感動の劇場版を期待していいんですかね?
はいはいなのフェイなのフェイ
なのフェイよりなのはそん←フェイトソンが好きです
一作目はなのフェイ豊富そうで楽しみだなw 作画は映画なら平気だよな?
遥か昔、ガンドレスというものがあってな…
ドントレズ? 何か百合百合んな名前だな。 ……ごめん
劇場版から考えられるの百合分はなのフェイだと思うがアリすず忘れちゃいかんざき
Sts組はドラマCDでおさらば感が出てるからなぁ… アリすずは激しく期待。なのフェイアリすずは正義
むしろドラマCDからリリカルなのはシリーズじゃない別シリーズに繋げる可能性も・・・ まだ自分で見たわけじゃないから本当かは知らないがフェイト側のことを詳しくやるって言ってる人いたから なのはサイドの二人はあまりでなさそうで怖いぜ・・・
スバティアやナンバーズ関係大好きな俺からすりゃ公式に大感謝だな TVアニメでSts組主役でやろうなんていっても絶対無理だろうし ドラマCDや長谷川氏作画の漫画(ついでにOAVも…)で細々続けてくれれば大満足 続編来てもSts組は見捨てられるかも…って思ってたからこれはうれしい誤算 なんと言われようが今から楽しみだ
>>784 俺はヴィヴィオがママ直伝のSLBとかザンバーとか使ってくれると信じてる
なのはさんの夢だった高速移動砲台ですね
パラレルとか正史とか言ってるのがちょっと不安だ・・・、変な風に変わってたらショックだなぁ ってことで深く考えると深みに嵌りそうだからなのフェイの妄想に逃げるか
左手で大剣。右手で大砲……これなんてオメガモン?
パラレルだから百合的な描写を排除して 普通の魔法少女的な友情物語になる可能性は無きにしもあらずだね まあ映画は一般も少しは対象にしてるだろうし百合が減りそうで少し心配 前売り券で見に行きたいけど、券を映画館で提示するの抵抗あるなwww
貴様の愛はその程度か……?。 テスタロッサに巨大スクリーンで会えるというのに、その程度で躊躇するのか?。
劇場版だから一般向けというけど一般人が見に来ると思うか? まぁ百合展開は時間的にも少なくなるかもしれないけどラストシーンくらいは同じ展開がいいな。
>>810 ラストはきっと素手で殴りあいになるんだよ
締めはクロスカウンター
そういやフェイトさんって一度もなのはさんに身長負けたことないって言ってたけど、 同じになったこともないんだろうか? 身長抜かれそうになって背伸ばそうと頑張るフェイトさん 最近ふぇいとさんが早寝すぎて相手にしてもらえなくて悲しいなのはさん
設定とかよくわからないけど大体9歳のときが同じくらいか? そっから身長伸ばそうといろいろ頑張るフェイトさん
>>810 こういう作品の劇場版は、ヲタの中のさらにコアな人たちしか行かない(行けない)っしょ
自分も「百合度上がりまくってた!」って評価でも聞かない限り、まず行かないしなーw
普通に行く気満々の俺はヲタの中のさらにコアな人かよ・・・orz 一期でなのフェイ的な意味で百合百合しいのは 最後の名前呼ぶとこだけだから TV版以上に百合度上がることは無いだろう むしろ仲良くなって以降のA'sの方がそういうシーン増やす余地がある 尺的に無理だろうけどね
百合がないにしろあるにしろ1人で堂々と行く予定ですが何かw 百合の前になのはという作品が好きなんだぜ? 1期の最終話のあのシーンをいじられたらいくらパラレルだとしてもいい気はしないなー
俺も一人で行く気満々ですが何か?w ついでに、どこのスクリーンが1番大きいか探そうとも思ってる。 百合度が少なくなっていても、獣とくっつくことはないと思うからなぁ…お願いします都築さん…。
>>814 偏見もいいところだ
大してコアじゃなくても普通に見に行く奴は多い
いや、君らは十分にコアだと思うわ… すっげぇ
夏休みなだからか変なのわいてるなぁ
真夜中にプレシアさんの事を思い出して涙を流すフェイトさん。 そんなフェイトさんの泣き声で目が覚めるなのはさん。 何とかフェイトさんを慰めようとなのはさんはフェイトさんを抱き締めたり、 頭を撫でたりするけど、一向に泣き止まないフェイトさん。 「ごめんね、フェイトちゃん。私はフェイトちゃんのお母さんにはなれない・・・だけどね」 一生懸命、フェイトさんをあやしながら言葉を続けるなのはさん。 「だけど、フェイトちゃんのお嫁さんにはなれると思うの。フェイトちゃんと結婚して、ずっと一緒に居れると思うの」 私じゃダメかな? と泣きそうに訊ねるなのはさん。 感激して、もっと涙が止まらなくなったフェイトさん。 そしてもっともっと困り果てるなのはさん。 暑さで寝不足の頭に、こんな妄想ばかり浮かぶ俺は末期なのフェイ病に違いない・・・。
本スレより 375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 17:38:52 ID:xB7stCNK ドラマCDから ヴィヴィオはなのはの娘となったことでフェイトに対してはママという感覚は薄くなってきている。 フェイトとヴィヴィオ互いに距離感を置き、今は親戚のお姉さんといった感じ。 うおおマジですか…… 構想練り直しだぜHAHAHA
俺は4期でここから本当の家族になっていく展開を期待するぜ。 なのはさんがユーノくんかほかの誰かとくっついたりしない限り、希望は捨てない・・・
俺の中ではなのフェイは永遠の9歳なので全く問題ない ヴィヴィオ?だれそれ
まだ嘘バレって可能性も・・・ まぁ、順当にいったらそうなるよなw
むしろヴィヴィオがユーノパパって呼んでないでホッとしたぜ フェイトに対してママ感覚薄れる →他人なら構わないだろう…ヴィヴィフェイへ
なのはのシングルマザー路線だけは止めてほしかったのになぁ 男が入る隙ができてしまう… 一体StSで描いてきた語は何だったのよ?ほんと都築ってダメだな
↑語じゃねぇや。話だ
, -‐;z..__ _丿 / ゙̄ヽ′ ニ‐- 、\ \ ところがどっこい Z´// ,ヘ.∧ ヽ \ヽ ゝ ヽ ‥‥‥‥ /, / ,リ vヘ lヽ\ヽヽ.| ノ 相手はいないと明言されてない以上 /イル_-、ij~ ハにヽ,,\`| < 百合もノマカプ好きも両方ずっと搾取されています‥‥‥‥! . N⌒ヽヽ // ̄リ:| l l | `) ト、_e.〉u ' e_ ノノ |.l l | ∠. 現実です‥‥‥! |、< 、 ij _,¨、イ||ト、| ヽ . |ドエエエ「-┴''´|.|L八 ノ -、 これがなのはファンの現実‥! l.ヒ_ー-r-ー'スソ | l トゝ、.__ | ,. - 、 _,,. -‐ ''"トヽエエエエ!ゝ'´.イ i l;;;;:::::::::::`::ー/ ハ:::::::::::::::::::::| l\ー一_v~'´ j ,1;;;;;;::::::::::::::::::: . /:::;l::::::::::::::::::::;W1;;;下、 /lル' !;;;;;;;;;:::::::::::::::: /:::::;;;l:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;|: :X: : : : : |;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: /:::::;;;;;;|:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|/: : >、: : :|;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::
別にダメとまでは思わないが、確かにStSでやったのはなんだったんだとは思う。 中途半端に期待もたせる様なことはしないでほしかったよ。 話の流れ的には、フェイトがエリキャロ他のときの経験を活かしてなのはの手助けをするってのはともかく、 わざわざ「ママ」にまでなる必要はなかったからなあ・・・
SS4の時も嘘バレあったね 結婚するなら
>>827 まぁ結局都築も商売でやってるから仕方ない
結婚するなら〜〜とみたいな発言があったとか
百合好きもノマカプ層も取り入れられるし、商業的には一番なんだろうけどな>シングルマザー それでも引っ掛かるんだ
別に公式にガチ百合を描けとは言わんけど、もうちょっと上手くやれんのかなぁ 素材が良いだけにつくづく勿体無い figmaフェイトソン到着前なのにテンション下がってもうた
ママは一人だからなぁ・・・。 ヴィヴィオの呼び名が変わっただけでおまえら落胆しすぎだ。 なのはとフェイトの仲が変わったわけではなかろう
フェイトはママというよりお姉さん これはヴィヴィオがフェイトに手を出すフラグですな
>>837 多分SS04のときの嘘バレ
なのはが結婚について語って結婚するなら○○って言うやつだったはず
嘘バレの話か〜。今回のSSMでそんなこと言ったのかと思った
今回のSSMは百合的はあんまりよくなさそうだな・・・ 一日置いて劇場版にwktkしてきた矢先にこれとはorz
しかしここまで変わるとSS書きさんの設定の再構築とか大変そうだな てっきりずっとフェイトママでいくと思っていたのだが
>>840 さすがにいきなり男とくっつくことはないよ
いきなりくっついても不自然にならないだけのフラグが立ってるのはなのフェくらいだし
いや期待したのはフェイトさんが、「結婚するならなのは(みたいな人)がいい」って言ったと思ったから
というか明らかに嘘バレでしょ。
そうじゃなかったら
>>830 と同じ理由でStSを駄作だと思わざるを得なくなるよ。
こういうことされると、ますますノマカプ厨を嫌いになってしまう……。
いや、嘘か本当か知らんが過剰反応し過ぎだろ・・・ なのはとフェイトが仲良しなら個人的には何でもいい あとSSMって毎回百合的には地雷気味だし
嘘であることを祈るよ ささやかな妄想を壊さないでほしいわ
SSMの百合の地雷っぷりは半端ないからな・・・ 俺はヴィヴィオとフェイトに関してはある程度覚悟できてたからそうでもないな。
849 :
名無しさん@秘密の花園 :2008/07/29(火) 19:01:00 ID:SMkzPFPL
フェイト!フェイト!フェイト!フェイト!フェイトぅぅううううわぁぁああああああああああああああああん!!! ごめんよフェイト・テスタロッサ!クンカクンカのバルディッシュが消えちゃってクンカクンカできなかったんだよぉん! 忙しくって!悲しくって!少し気が移って!!僕のせいじゃないんだよ!僕は悪い闇の書じゃないよっ!!! では…クンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん ふぁああ!!!モフモフしたいお!フェイトたんのブロンドツインテの髪をクンカクンカじゃなくてモフモフしたいお! モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ!!あっ!ふわふわしちゃうよ!ふわっふわっふわっ!! よかった…僕にはまだ…モフモフできる場所があるんだっ!えっ?フェ、フェイトちゃん!そんな目で僕を見ないで… い、いやぁああああああああああ!!にゃあああああああああああん!!現実いやだぁああああああああ!!! ああああっ…くっ…いい加減に!いい加減に目を覚ませ俺!!フェイトなんて現実にはいない!海鳴市もっ! 俺はどうすればいい…そうだ!バルディッシュザンバーで叩いてもらって目を覚ませばいい!フェイトにバルディッシュザンバーで叩いてもらえばいい!! ビシバシ!アンアン!ビシバシ!アンアン!ドピュドピュ!いやっほぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!! 目が覚めたぞ!フェイトは存在する!俺は今海鳴市にいる!待ってろフェイト!今迎えに行くぞぉおお!!! な、なのはん!その…すまない…君はどうあがいても1番目にはなれない…あぁっ!やめろ!や、やだぁ!! あっあんああシグナム様ぁああ!!ヴィ、ヴィヴィオ!!シャマル!シャマル!シャマル!はやて…はやてぁあああああああ!!! 俺の想いよ海鳴市へ届け!フェイトへ届け!俺はオマエだけだフェイト!!!届けなのは!!ヴィータ!!!
ここの住民の早いゲットを待ってるわ。俺買えるの来月だし
いままでのSSMってそんなに地雷か? 無難な内容ばかりだったような
ヴィヴィオの呼び名が変わっただけだ。 ママの言葉の意味が分かったからなのはさんだけをママと呼んでるのであって 内心フェイトさんのこともママと思ってるかもしれないじゃないか。 そんな落ち込むなって・・・。
「フェイトお姉さん」良く考えれば良い響きじゃないか…
呼び方が変わったなんて情報はどこにも出てなくないか?
親戚のお姉さんの方がにゃんにゃん的に近くなったと思えるのは俺だけか
ま、たとえヴィヴィオの呼び方が変わろうと、StS以降俺の中の公式作品はなのフェイ百合同人ですけどね
まだ後見人続けてるなら関係自体はそんなに変わってないのかもね でも距離を置いているとかいわれると寂しいな
ヴィヴィオに「フェイトお姉さん!」と呼ばれて 落ち込むフェイトさんとか可愛いかも もちろん、なのはさんが慰める
ヴィヴィなのの色が濃くなって嬉しいのはどうやら俺だけのようだ
距離を置いてるのが実際はどんな感じかは知らないけどヴィヴィオと会う頻度は 単身赴任の父親並みって言われてたしこんなもんじゃね? ちゃんとした母親ができた以上やっぱり二人ともママでいるのはどっちつかずの本編じゃあ難しいな
まぁでもこうやって予想してるうちが一番楽しいんだがな 久しぶりに帰ってきてもヴィヴィオはそれなりの反応だけど 「なのはママ、ヴィヴィオといるより嬉しそう…」 逆風はッ!推進力に他ならないッ!
とりあえず自分の耳で聞くまでは… 明日までこんな悶々とした気持ちで過ごさなければいけないのか……
呼び方変わってないとおもうよ。 エリキャロの進路のところで「フェイトママ」ってちゃんと読んでるし トラック3の後半でフェイトが距離感合わせる云々のくだりはあるけど。
てことは本スレでバレした人の書き方が悪かったのかな? やっぱ自分の耳で聞いてみないとなんとも言えんなあ・・・ 地方は発売遅いからつらいぜ。
距離感は「親戚のお姉さん」 よび方は「フェイトママ」ってことで良いと思う。 ヴィヴィオが司会もどき?をやっているので 多少言葉がよそよそしいってのも そういうイメージを持たせるのに影響してると思った。
SSM聴いてないけど なのはさんの養子になったわけだしヴィヴィオの今後のことを考えて、 母親=なのはっていう認識をしっかりともたせるために、 なのはさんよりもちょっとだけ距離をおいてるだけなんじゃないかな と考えてる俺はおかしいかな
肝心のフェイなの分はどうなんだろう
前のSSMみたいに変な地雷仕掛けられてないかだけ聞きたい
毎回恒例のユーノの話題は出てきたのだろうか
前のSSMだって地雷というほどのこともない フェイトさんはユーノを推しているようでいて内心は全く違うと解釈してるぜ なのはさんは完全にユーノのこと友達として見てるし
872 :
866 :2008/07/29(火) 20:06:26 ID:ZOrXndnh
>>867 それで合ってるんじゃないかなぁ
「距離感〜」の後に
やっぱなのはとちゃんと親子になったから
?
っていうはやての発言もあるし
>>870 ユーノ「君」と呼んでたり、検索魔法教えてもらったってのはあるよ?
あとヴィヴィオの将来の候補として無限書庫の司書も…って話とか
苦しくも懐かしいな。 この胸の中の言いようもない吐き気を二年前にも感じたさ。 あのフェレットさえいなければこんな苦しい思いをしないでいいのだが……。
まぁSSの話は置いておいてなのフェイの甘々生活でも妄想しようか
>>872 ちょっと寂しい気もするけど
今のなのはさんとフェイトさんとヴィヴィオにとってこれが一番いいんだよな〜
まあそのうちフェイトさんは高町姓になるんだし、寂しいのも少しの間だけか……
「親戚のお姉さん」→「愛するフェイトパパ」になるまではしょうがない
一言好きだって言えれば即なれるのに三年も時間かけてるあたり二人らしい
だがそれが(ry
なのはさん何の夢見てんだwww
>>882 ちょwwおまwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
朝起きてプレゼントのフェイトをいただくわけですね、わかります
ティアナ執務官かぁ……楽しみだー…ってどうせ随分経つまで聞けないけどorz SSMの設定をおそらくぶった切ってHello,Againの続きを投下してもかまわないだろうか… まぁ元々このSS、公式とは別の未来というかパラレルな感じなんで 読んでくれる方も切り離して考えてくれてると思いますけど。
むしろこの不の流れを一旦切って欲しい 支援
* * * 夕方になりやっと帰宅したなのはが寝室の扉をノックすると中からリンディの声がした。 「おかえり、なのはさん」 「すいません遅くなって」 ベッドの横の椅子に座るリンディの傍らで フェイトは穏やかとも苦しそうとも言えない、感情のない抜け殻のように眠っていた。 そんなフェイトの顔を見ながらリンディは言った。 「いえ、いいのよ。フェイトの顔を見続けるのはちっとも苦じゃないもの」 リンディはとても疲れた様子だった。 「それにさっきまでアルフも居てくれたのよ」 それは体力的なものではなく精神的な疲労のようだった。 「そっか……アルフさんが……」 それからなのはは審問会議のことをリンディに話した。 話している間なのはは床の上に置かれた大きな鞄が目につき、嫌な予感がしてならなかった。 ――この鞄は…… ――荷物をまとめるためのもの、だよね…… 「そう……解りました」 リンディはなのはの話が一通り終わると椅子から立ち上がった。 「……あの、リンディさん……それと……」 「はい?」 「私がついていながらフェイトちゃんをこんな目に遭わせて本当にごめんなさい!」 なのははリンディに向って低く頭を下げた。 リンディは一瞬驚いた様子だったがなのはが顔を上げた頃にはいつもの笑顔だった。 「いいのよ、なのはさんは何も悪くないもの」 「いえ、まだ謝ることが……」 「……なにかしら?」 鞄を手にしたリンディに、なのははそれを制止させるように言う。 それは謝るような態度ではなく、強い意志を主張するものだった。 「……もしリンディさんがこれからフェイトちゃんを連れて帰るって言っても、それは断るつもりです」 「……」 「連れて行かせません」 「……」 「ごめんなさい」
リンディは暫く黙っていた。 そしてゆっくり口を開く。 「……そうね。フェイトにはきっとあなたが必要だわ」 「リンディさん……」 「だって私を知っているフェイトは、私の知っているフェイトは、いつでもあなたの側に居たがっていたんだから。 私はこの子を今だって大切なその娘だと思っているから、その願いを叶えてあげたい」 「はい……」 リンディはフェイトの頭をそっと撫でるとその閉じられた瞼を数秒間見つめ、漸くなのはの立つ扉の方へ向った。 そしてなのはの正面で立ち止まる。 「ただしあなたの謹慎処分が終わったらフェイトのことは私が看ます」 「え……」 なのはを見据えるリンディは厳しい口調だった。 「考えたくはありませんが、一ヶ月しても意識が戻らなかったらどうするつもりです」 どうやって今の状態を続けるつもりです、なのはさん? そのリンディの言葉は、まるでなのはに対して『目を覚まさない我が子を母親が介抱し続けることは出来るが、 目を覚まさない恋人を他人が、それも一方的に想っているだけなのかもしれない人物が介抱し続けることなど出来ない』 と言っているように思えた。 心は実母に、体は義母にとられてしまう そんなふうにさえ思えた。 現実にはプレシアはフェイトの心なんて欲しがらなかった。 これまでリンディがなのはをフェイトから遠ざけようとしたこともなければ 恋人になったことを反対されたことなどなかった。 それは解っている。 解らないのはこんなことを思ってしまう自分自身だ。 ――嫌 ――嫌!! ――リンディさんにだって奪わせない!! ――私から奪わないでよ!!! ――所詮私の気持ちは無意味だっていうの!? ――どうして私はフェイトちゃんの側にいることが出来ないの!!! 「私からフェイトちゃんを盗らないで……!」
「なのはさん……? 誰もあなたから盗ろうなんて――」 「フェイトちゃんは渡しません。絶対渡しません」 「……そう、だけどね、ずっとこのままなんてとてもじゃないけど無理だわ」 ――このままじゃ…… ――今のままじゃ無理……? ――そうだよね、それなら…… 「……なら……仕事を辞めます」 仕事を辞めてずっと面倒見ると実証すれば、 そうすれば自分がフェイトを一番想っていてもいいと言うのなら。 ただし自分にとっての誇りを失うことになるだろうけれど。 「いけません」 苦肉の決断を強いられたなのはに対して、リンディの言葉。 「……何故ですか?」 全てを投げ打って愛する人のもとへ向うことがそんなに許されないことだというのか? 何故――? 今度こそなのはは感情を抑えることが出来なかった。 自分とフェイトを引き離すものに対する怒りを。 「私がフェイトちゃんの側に居ることをどうして認めてくれないんですか!? 仕事を辞めてまでフェイトちゃんのことを想ってちゃ悪いですか!?」 「そうじゃないのよ、なのはさん」 「何がそうじゃないって言うんですか!私の夢と希望を捨てるその覚悟を解ってくれないんですか!?」 「あなたが夢や希望を捨てることなんて誰も望まないからよ!!」 「けど……!!」
「フェイトの好きなあなたは何処にいったの……?」 「……私が……?」 ――何処かへ行ってしまったのはフェイトちゃんで ――私は何処へも…… ――私は…… 「あなたがあなたでなくなったらフェイトも誰も救われないわ」 「……私はフェイトちゃんがいてくれなければ今までのようにはいられないんです……」 「だけどフェイトが好きだったのは、空に夢を描いてヴィヴィオと笑っているあなただわ」 「……」 「私はあなたからフェイトを取り上げたりしない。フェイトだってそんなこと望んでないと思っているわ。 ただ私は……娘が大切にしていたものを失わないでほしいだけ。それがフェイトの母親としてあなたに要求することよ」 「……リンディさん」 「だってそうでしょう?あの子が好きだったものがなくなってしまったら、私は何処にあの子を見出せば良いの……?」 リンディの言葉はなのはに以前のフェイトのことを思い出させた。 なのはと同じ空を飛べることを喜び、なのはがヴィヴィオを抱き上げるのを見て微笑むフェイト。 「私たちを忘れて、目を開けず動くこともないあの子に……いつでも戻って来れる場所を残して」 そして…… 『なのはは凄いね。あんなに素敵な人たちを育てたなんて』 『教導官の仕事って凄いんだね』 ベッドに肘をついて、憧れの眼差しでなのはを見つめるフェイト――
「大丈夫よ、フェイトの意識が戻ったらそのときは仕事を放棄してでもすぐに来てもらうから。 きっとあなただけが頼りだろうから」 なのはが早くいつもの生活に戻って早くヴィヴィオと一緒にいられるように、 謹慎明けからはフェイトをハラオウン宅若しくはミッドチルダの病室で看る。 そうした方がきっといいだろう、とリンディは言う。 『やくそく』 『ヴィヴィオいい子でいるからきっと迎えにきて、ママ』 そしてなのはに小さな小指を差し出すヴィヴィオ―― 「なのはさん……?」 何も言わなくなったなのはにリンディが呼びかける。 すると漸くなのはは躊躇いながらもリンディに同意した。 「……解りました……」 リンディは胸を撫で下ろし、なのはの腕に優しく手を添えた。 「間違ってない。きっと間違ってないわ」 「……ええ……」 それからリンディはなのはに見送られて廊下を歩く。 空の鞄を重そうにして、後ろ髪を引かれるようにして。 「思い出すわ、フェイトが小学校の四年生のときのこと」 「え?」 玄関までの短い道のりの間、リンディは目を細めて語り始めた。
「あの子が初めて友だちとクリスマス会をしたときのことよ。月村さんのお宅でだったかしら? フェイトがプレゼント交換であなたにオモチャの指輪貰ったときのことよ」 ようやく落ち着きを取り戻したなのはは急にふられた話題にすぐには反応できなかったが、 確か昔すずかの家でクリスマスに集まったことがあった。 アリサとすずか、はやてとなのは、そしてフェイトの五人それぞれがプレゼントを用意して。 「あぁ、そういえばそんなこと……私が用意したあの指輪、有名なブランドのレプリカだったんです。 すごく奇麗だったから気に入ってしまって、自分にも買ったんです」 そして誰に当たるとも知れないそのプレゼントはフェイトが手にすることになった。 「あの子凄く喜んでたわ。どうしたのそれって訊いたら『これ、なのはとお揃いなんです』って頬を赤くしちゃって。 学校も制服も携帯電話も全部、あなたと一緒のものには何だって嬉しがってたわね……単純だけどかわいいでしょ?」 確かにフェイトは制服を手渡されたときも携帯電話を買うときも、嬉しそうだった。 それはリンディが言うように『なのはと一緒だったから』なのかは解らないが、もしそうなら もっと早く気づきたかったと思った。 「ええ……そんなことで喜ばれてたなんて、なんか恥ずかしいです」 「でもフェイト、その後自分の指輪をなくしたの」 「どこかで落としたんでしたっけ」 「ええ、アルフが指輪で遊んでいて落としたらしくてね、あの子ったらその夜隠れて泣いてたのよ……」 「そ、そうだったんですか?知らなかった……」 「それほどあの子はあなたと一緒がいいの」 今はもうフェイトが忘れてしまった過去。 けれどリンディとなのはの心に生きるフェイトの姿はけして色あせることはない。 「……嬉しい」 「フェイトはあなたと一緒が一番いいのよ」 リンディは玄関の扉のノブを握ってから少し振り向いて、さらに話を続けた。 「ふふふ、そういえばね、こんなことなのはさんにバラしちゃったらフェイトに怒られるかもしれないけど、 あの子半年前に海鳴市に戻ったとき、あなたに指輪を買おうとしてたの」 「えっ!?」 「昔のこと覚えてたらしくて、クリスマスに貰ったものとよく似たデザインのものばかり見てたわよ」 「ほ、本当ですか!?」 「ええ……でもあの子そういうところは奥手だから、結局買ったのかどうかは知らないけど……」 「そうなんだ……」
フェイトがそんな行動をしていたなんて知らなかった。 こんな状況になる前に、こんなにも嫉妬や不安やフェイトのなのはに対する気持ちへの 疑いでいっぱいになってしまう前に、もしフェイトからその指輪を貰えていたら―― それがなのはの求める『愛の証拠』になっただろうか? もちろんリンディが思うような意味でフェイトがその指輪を買うつもりだったのかはもう解らないまま。 それもリンディの思い出の中とはほど遠い関係になってしまった…… もうその指輪は貰えることもないだろうし、そんな状況ではない。 そう思うと悲しくてたまらない。 それからリンディは扉を開いて外へ出る。 「それじゃあ何かあったらすぐに呼んでちょうだいね」 なのはが見送りのため外へ出ようとするが、リンディは首を振ってそれを止めた。 そして先ほどの懐かしむような優しい表情からは一転し、思い詰めたようになのはに言った。 「あの子……フェイトがもう苦しまないように助けてあげて」 「リンディさん……」 「あの子を助けて下さい」 寝室にいたときとは反対に、今度はリンディがなのはに対して深々と頭を下げた。 「え!リンディさ――」 「お願いします」 そう言ってリンディは扉を閉めた。 「……」 なのはは瞬間その場に立ち尽くしていたが、 やがて胸を締めつける自らの思いが冷静に脳に伝わってきた。 リンディに頭を下げられる資格なんて自分にはないんだ 寝室での自分の身勝手な発言をリンディに謝ろうと思い ノブに手を掛けたその時、扉の向こうでリンディが泣いていると気づいた。 小さくすすり泣く声と扉に感じるリンディの背中の弱々しい重み。
支援
なのはは扉を開けることが出来なかった。 11年間もフェイトの母親として愛情を与え続けてきたリンディ。 娘を奪った人間に頭を下げ、お願いしますと言った義母。 フェイトのことを想って大切な娘を自分に預けた母親。 プレシアなんかではない。 フェイトの本物の母親はこの人だと強く思った。 そして自分がちっぽけに思えた。 『フェイトの好きなあなたは何処にいったの?』 『そっとしておいてあげるのが一番ではないでしょうか』 『君もさぞや失望したことだろうね』 『まだヴィヴィオは小さいんだぞ』 『なのは、辛いのは君だけじゃない』 『それでよかったん?』 『フェイトママはもうヴィヴィオのこと嫌いになっちゃったの?』 『ごめんね、僕はフェイトを救ってあげられそうにない』 私にはあの人を想う資格はないのだろうか? 私の気持ちは一体何なんだろうか? 私の愛は自分勝手で浅はかで、間違っているのだろうか。 なのははその答えを恐ろしくて聞けない。
* * * なのはがベッドに横たわるフェイトの顔を見つめ続けて数時間が経った。 夕食時はとっくに過ぎ、いつもなら入浴も済ませている時間。 しかし空腹も何も今はどうでもよかった。 ただ呼吸だけをするフェイトから離れたくなかった。 なのはは眠るフェイトに向って囁いた。 「フェイトちゃん……お母さんのこと嘘ついててごめんね……」 今更どうしようもないと解っている。 それでも謝らずにはいられない。 なのははベッドに上がるとフェイトの隣に横になり、フェイトの髪を撫でた。 相変わらずフェイトの表情から感情は読み取れない。 「フェイトちゃん、今何を考えてるの?今、何処に居るの……?」 もうなのはのいない場所に居るだろうか―― それから暫くしてフェイトの肩を抱き寄せると、頬に自分の唇が僅かに当たる距離まで顔を寄せた。 「きれいだね……」 こんなにも近くで見る恋人の顔は相変わらずとても奇麗だ。 いつかこの美しい人はなのはのものだった そんなこともあった きっと恋人だった そう思いたい
支援
「私たち……恋人だったんだよね?」 なのはは囁く。 「フェイトちゃんが私のこと好きだって言ってくれたんだよ」 自ら口にした大切なが思い出が心を巡り始める。 「凄くうれしくてお互い泣いちゃったんだよね」 自分の言ったことが嘘でなければ、あれは確か本部の施設の屋上で――夜空がとても奇麗だった。 「言わなかったけど私はもっと前から好きだったんだから」 恋人たちの思い出を自分自身が忘れないように語り続ける。 それが本当にあったことだということを、もう忘れてしまいそうだから。 「初めてキスしたのはフェイトちゃんの車の中で……」 ――あなたは驚いてたよね ――急だったし、無理矢理だったのかな 「初めて愛し合ったのはこの部屋のこのベッドだったね……」 ――あの雨の日、あなたと一緒に選んだこのベッドで抱き合った 「あの時は顔から火が出るくらい恥ずかしかったな」 ――でも嬉しかった…… ――もうこれであなたの全部が私のもので、私の全部があなたのものになったんだって思った ――あなたはどう思っていたのかな…… なのははその身が触れているベッドの柔らかさとフェイトの体の感触を何度も確認し、 自らに思い出さそうとするが、記憶はもう朧(おぼろ)げに、夢のようになのはの中を漂うだけ。 「それでね、私たちには一緒に暮らしてる女の子がいるんだよ」 「左目はあなたと同じ瞳の色……同じ色だよ……」 ――私いつも文句言ってたけど本当はあなたがヴィヴィオを甘やかして 可愛がっているときの笑顔を見るのが好きだった
「三人で居ると本当の夫婦と娘みたいだって思って幸せだった」 ――こんな幸せな日がずっと続くんだって思ってた ――本当はあなたがどう思っていたのか、今はもうよく解らないけれど…… ――あの幸せな日は夢だったのかな ――私はそれでも……それが夢でも幸せだったの ――あなたが居て、ヴィヴィオが居て……笑ってくれていたから…… 「本当に……もの凄く幸せだったんだよ、私……」 ――逢いたいよ ――神様 ――もう一度あの人に逢わせて 言葉を発する度に触れていた唇をその頬から離し、 そっとフェイトの頭にキスを落とすと、なのはは瞼を閉じた。 このまま何処かに消えてしまいたかった。
* * * 静かな夜だった。 目を閉じて耳を澄ましていると、庭の木々の中から夏の虫の鳴き声が聞こえる。 カーテンを開けたままの窓の外から瞼を通して月明かりを感じる。 きっと美しい満月なんだろう、となのはは想像する。 ――あの人のように美しく優しい満月の光 ――私の空に浮かぶ金色の宝石 柔らかいその光を感じて、なのはは漸く心が落ち着いていくのを感じた。 とても神秘的な夜だった。
フェイトさん!目を覚まして!! 指輪渡すんだ!
* * * 「――」 「ん……」 ふと腕の中で温もりが微かに動いた気がして、目が覚めた。 やはり外では丸い月がくっきりと浮かんでいた。 時計を見ると時刻はまだ夜中の二時。 もう一度眠ろうとフェイトを抱きしめた。 「う……ん」 するとなのはの腕の中で、小さくだが確かにフェイトの声が聞こえた。 「え……?」 なのはは腕を緩めると近すぎた顔から少し距離をとってフェイトを見た。 するとフェイトの瞼がゆっくりと開いていく。 潤んだ赤い眼が見えてくる…… 「えっ?フェイトちゃん……!?」 「ん……うん……」 フェイトが声を発し、フェイトが瞬きをしている―― ――…………った…… ――よかった……! ――……フェイトちゃん…………やっと…… 「……起きたんだね……」 「うん……なのは……」
903 :
名無しさん@秘密の花園 :2008/07/30(水) 00:25:23 ID:OheBBpjP
支援
「フェイトちゃん……」 数日前に名前も呼んでくれなかった時のような嫌な雰囲気は一切ない。 それどころか寧ろ…… 「私、なのはに抱きしめられてるね」 フェイトの声は酷く優しく落ち着いたものだった。 「なのは……?」 「……フェイトちゃん……?」 ……なんだかフェイトの様子が違う…… 「うん、なぁに……なのは……」 フェイトの様子はまるで…… 「え?」 ゆっくりとフェイトの手が伸びて来て、はなのはの頬を優しく撫でた。 なのは驚く。そして鼓動が早まる。 それからフェイトはなのはの唇を親指の先でなどり、柔らかく微笑んだ。 その様子はまるでなのはの恋人そのもの…… 「……フェイト……ちゃん……なの?」 ………まさか…… 「うん、私だよ」 記憶が…… 「急にどうしたの、なのは?」 「フェイトちゃん……」 「ん?」 「……私の……フェイトちゃん?」 戻った……の……? 「そうだよ……なのはの……」
905 :
名無しさん@秘密の花園 :2008/07/30(水) 00:29:36 ID:OheBBpjP
続きを!!!
それからフェイトの顔が近づいてくる。 ゆっくり瞳を閉じて…… なのはの唇にフェイトの唇がそっと触れる。 心臓が、頭の中が、体中が、焼けて溶けてしまうほど熱くなった。 涙が出そうだった。 ――私の恋人だ…… フェイトはゆっくりその唇を離し、再びなのはの唇を愛しそうに指でなどり始めた。 月色の髪で隠した頬はどことなく紅色の染まっているだろうか。 だとすればそれは想い人に触れたせいだ…… ――私を好きだと言った人…… どんなにこの時を待ったことだろうか。 どんなにこの時が来ることを信じていても、心の何処かでずっともう二度と逢えないのではないかと思っていた。 それが今こうして腕の中に戻ってきた。 「なの、んっ……」 なのははこれ以上フェイトに何もしゃべらせなかった。 今まで1度もしたことのない深く長く口づけで。 柔らかいはずの唇もこんなにも強く押し付け求められれば痛いはずだ。 フェイトは驚き、思わず掌をなのはの肩に当てるが、 それも数秒すれば逆になのはを離さないように押さえつけるものに変わった。 激しくなったのはフェイトの方だった。 なのはの唇を噛むように、それから唇だけでなく頬まで吸い取りたいというように求められ、 苦しくなって息をしようと口を開けばフェイトの舌がそれを防ぐ。
要らないと思うけど支援!
苦々続き後の激甘展開 堪らん
909 :
sage :2008/07/30(水) 00:37:52 ID:OheBBpjP
支援
フェイトが今までこんなふうにしたことはなかった。 たった数度の行為の中で、フェイトはいつも億劫で なのはに対して腫れ物を触るかのように優しく触れることしかなかった。 初めてのときなのはが『痛かった』と言えば、それから絶対に自ら体を求めてはこなかった。 なのはが嫌がることや痛いことは絶対しなかった。 それなのに今はどうだろう。 呼吸が出来ないほど強く唇を合わせられ、痛みを感じるほど強く手首を握られて。 だけどこれはなのはが望んでいたことでもあった。 「っ……はっ」 「はぁはぁ…」 やがて唇が離れると、赤くなってしまったその口の周りも気に留めず、 額同士をくっつけたまま瞳だけを見つめ合った。 それはもう誰も入る余地も何もない、恋人同士だけが知るあの熱を帯びた視線で。 「なのは……」 フェイトは枕から頭を上げるとなのはの手首を握ったままなのはの体を仰向けに倒した。 体制が変わっても、熱い吐息が混ざり合うには充分すぎる距離に二人の唇はある。 二人はまだ見つめ合っている。 なのはが欲しいもの フェイトがしたいこと 何も言わなくてもそれはお互いの炎のように揺らめく瞳の中を見れば明白。 そしてなのははフェイトの髪に触れようと手を伸ばすが、それよりも先にフェイトが なのはの首筋に顔を埋めて噛み付くようにキスをした。 激しくも優しく、とても優しく…… フェイトの舌が、歯が、息が、首を伝う感触。 それは狂いそうなほどの快感だった。 だが何よりもなのはに快感を感じさせたのは、フェイトが自分の体に夢中になっている姿だった。 それは体に与えられるどんな刺激にも勝るものだった。 フェイトはなのはのことしか考えていない―― フェイトは欲望のままになのはの体を求めている―― なのはの全てを自分のものにしようとしている―― なのはせいでこんなに淫らな姿になる――
きたあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
制服のボタンを片手だけで流れるように外す手つきが、 この人は『こういうこと』をもう知っている大人なんだ、自分を抱いた人なんだと思わせた。 そして長く美しい指が体中を這っていく。 シャツの中で直接肌に触れるその手は、なのはの呼吸を乱していく。 やがて指はスカートの中の内股を伝い…… もはや体を伝うフェイトの手が何処をどうやって触れようとも、なのはには快感しか与えない。 喜びしか与えない。 何も考えられなくなった頭でなのはは必死にフェイトの頭を自分の胸に押さえつけた。 自分の体からフェイトが数ミリでも離れないように。 なのはは触れたかった体中に触れ、触れられたかった体中に触れられて 目の前の欲望の対象に何もかも忘れた。 二人は何も話さなかった。 部屋には乱れた息遣いと漏れる喘ぎ声だけが響く。 口にしたのはお互いの名前とそして…… 「なのは」 「なのは……」 「私のフェイト……」 「愛してる……なのは……」 「フェイト……」 「なのはを愛してる……」 やがて果てるとなのははフェイトの腕の中に抱き寄せられる。 夜が明けるまでフェイトはなのはの髪を撫で、頭にキスを落とし続けた。 まるでなのはが眠るフェイトにしていたように――
支援支援!! 夢オチとかじゃないよね!!
* * * 窓の外が僅かに明るくなった頃。 まだ二人はベッドで身を寄せ合い、何も語ることなく お互いの温もりと鼓動だけを感じていた。 そして甘く気怠い微睡みの中でやっとフェイトがなのはに囁く。 「今日は二人きりなんだね」 「ん……? うん……」 「ねぇなのは」 「……うん?」 なのははフェイトの顔を見た。 フェイトは天井を見つめたままなのはの髪を撫でている。 「もし……私がこのまま……」 「……?」 「……あのね、記憶が途切れたりするあの症状のことだけど」 ……全てが元に戻ったと思っていた。 もしかすると昨日までのことは全部嘘だったのかもしれないとさえ思った。 しかしフェイトの口から出た言葉はなのはを一気に現実に引き戻した。 「うん……」 フェイトとはまだ会話という会話をしていなかった。 肌で愛を感じている間、会話などそこに必要なかったから。 そして解ったのは目の前のフェイトの記憶は二ヶ月前のままだということ。 「独断で調査はしてるんだけどよく解らないんだ」 「あ……」 執務官の仕事を辞職したことも資料室のことも、何も知らないでいるのだろう。 なのはは何を説明すればよいのか迷った。 今が何月何日であるということか? プロジェクトFのことか? ヴィヴィオのことも言わなくては。 話す順序を考えているとフェイトがなのはの方を向いた。 「ごめんね、迷惑かけて」 いきなり記憶が飛んだりうなされたり、皆を困らせてるね、とフェイト。 「フェイトちゃん、そんな――」 フェイトはまだ言い終わっていないという様に、だけどね、と続けた。
「夜中に目を覚ますと君が手を握ってくれている時があって」 ――え……? 「嬉しかった」 ――フェイトちゃん……もしかして………… 「どうしてそんな状況になったのかを思い出せないけど、君がそうやってくれてるって解るとホッとした」 ――そう……だったんだ……まだ…… ――消えたりしてなかった ――居なくなったりしてなかったんだ ――だからフェ時々本当の過去の光景が見えたりしたのかな ――そしてついに戻って来てくれたんだ なのはは込み上げる喜びを静かに噛み締め、その笑顔をフェイトに見せた。 ……しかしフェイトがなのはに見せたのは笑顔ではなかった。 「だけどこれから先、ずっと君や私の子どもたちの足を引っ張るかもしれない」 考えたくない。 しかしこの先どうなるのか誰にも解らない事実。 ――そんなこと言わないで ――今こうやって元に戻ったじゃない ――今そんなこと考えさせないで 「フェイトちゃん、そんなこと」 「なのは」 「……」 フェイトの深刻な表情はなのはを黙らせた。 「なのはとヴィヴィオの迷惑になるなら、その時は……」 「その時は……?」 ――その時は、何……? 「私のこと捨てていいよ」 ――何を……言ってるの……?
「だから幸せになって」 「いつかまた生まれ変わったら……」 「今度はきっとマトモな人間に生まれて来るから」 「私はなのはと出会うのを待ってるから」 「だからそれまでは――」 「なのはのこと忘れる私なんて捨てていいから」 ――何を…… ……バカなこと言ってるの、この人は……!! 腹が立って涙が出そうだ。 ――そんなバカなことを言うあなたが……好きなのに 「捨てない!!」 ――絶対 ――私はそんなことしなかった 「私の前から居なくなることは許さない」 「なのは…」 ――他のものを捨ててもあなたを離さないでいたよ 「私、いろんな人の気持ちを押し退けてまでフェイトちゃんを手放さなかった」 「……なのは?」 間違ってないと自分に言い聞かせ、誰からもフェイトを遠ざけた。 リンディやアルフにも、エリオとキャロにも、そしてプレシアにも、誰もフェイトの一番にしたくなかった。 自分勝手すぎる。 だけどそうまでしてでもフェイトが一番想ってほしい相手は自分でなければ嫌だった。 なのはでなければ駄目で、なのはの愛が欲しいんだと証明して欲しかった。 何故ならなのはが一番想ってほしい相手はフェイトで、 フェイトでなければ駄目で、フェイトの愛が欲しいと伝えたかったから。
支援。
恐ろしくて聞けなかったその自分勝手な行動と想いに答えが欲しい。 「私はフェイトちゃんが嫌がっても離れられないよ……」 ――こんな私の気持ちを受け入れてくれる? ――答えを言って フェイトは目に薄らと涙を溜めていた。 それからやっと綻びを見せる。 「……ホントはね、不安なんだ」 フェイトはなのはにギュッとしがみついてそう言った。 「なのはの居ない世界でいた頃の自分を思うと不安なんだ」 「うん……」 「なのはのこと忘れちゃうかもしれないなんて思って自分が嫌なんだ」 「……フェイトちゃん……」 「エリオとキャロたちが……ヴィヴィオやリンディ母さんや、大切な思い出が…… 消えてしまうような気がして怖いんだ……」 「……」 なのはは何も言えなかった。 実際にそんなふうになってしまった少女の姿が、瞳が、目の前のフェイトと重なって。 「なんで忘れるんだろうって思ってすごく泣いた。腹が立って、悲しくて。 でも忘れるんだよ……どんなに言い聞かせても、何かに書いても、 寝てる君やヴィヴィオの手を握っても……忘れるんだ……怖いんだ……」 ――布団の中で隠れて泣いていたのはあなただったのかもしれない ――あなたがあの子で、あの子はあなたなんだもの 「だけどなのはを困らせたり嫌がられるのが怖くて、誰にも言えなかった」 ベッドにポツンと腰掛けたあの子。 『もう泣いたりしてませんから』 なのはを困らせないように、涙の痕を残したままそう言った愛しい子。 ――あの子も今まだ泣いてるの?
今なのはの目の前に、なのはが望んだ人がいる。 ずっとこうして戻ってきてくれることを望んでいた。 だけど今、なのはが想うのは記憶のない小さな少女。 ――そんな不安の中で放っておけるワケない…… ――放っておいたりするもんか……! 「心配しないでいいよ、フェイトちゃん」 なのははベッドから上半身を起こした。 「うん……?」 そしてフェイトも同じように上半身を起こすとなのはの顔を覗いた。 なのははフェイトの頬を両手で優しく包み、自分の顔とフェイトの顔をぐっと近づけた。 そして言った。 「消えてしまったら、また私が思い出を作ってあげる」 ――また、始めようよ ――私たちの全て 「来世までなんて待てない。フェイトちゃんが私とまた出会うのは現世だよ」 フェイトはじっと赤い瞳になのはを、なのはだけを映して、動かない。 ただなのはの言葉を胸の中に深く深く刻み込んでいる。 一番大切な、一番真ん中の深くに。 例えこの会話も、刻んだ場所も忘れても、けして消えはしない。 フェイトの何処かで永遠に生き続けるように。 「だから何も心配しないで」 「なのは……」
支援 やべぇ泣けてきた……
フェイトはゆっくりと自分の掌を自分の頬に添えられたなのはの手に重ねた。 暫く見つめ合い、微笑み合う。 なのはは永遠にこんなふうにしていたい、と思った。 それから唐突にフェイトは照れたように、躊躇いがちにこう言った。 「……今更言うのも可笑しいけど……初めてキスしたとき、ごめんね」 「え?」 「私、なのはが思うよりずっと君のことが好きだから、いつまで経っても隣に君が居るだけで もの凄くドキドキしてた。車で二人きりだと心臓が保たないから、早く帰りたかったんだ」 心も、体も、何もかもがフェイトと通じ合えた気がした。 なのはは心の全てが満たされていくのを感じた。 「……フェイトちゃん……私もこんなこと今言うのも変だけど……」 「うん?」 「あのチョコレート、美味しかった」 「え……?」 「私のために選んでくれた、私の好きな味だった」 「……なのは…………食べてくれたんだ」 フェイトのはにかんだ顔は、それは可愛らしかった。 照れ屋で奥手で鈍感で、どこまでも愛しいと思った。 二人は永遠に繋がったと思えた―― だが 時は無情にもやって来た 恋人たちの運命の別れ それはすぐそこに押し迫っていた……
フェイトさんの中の人の曲、 「残光のガイア」がよぎった またはじめようって。
「っ……」 「……フェイトちゃん!?」 突然フェイトが顔を歪めた。 「頭が……」 「え!?」 「頭が痛く……」 いつかと同じ発作のようなものがフェイトを襲う。 「すぐ誰か呼――」 なのははフェイトの頬から手を離そうとするがフェイトはそれを拒み、重ねた手のに力を込めた。 「待って、なのは。聞いて……」 フェイトは苦しみながらも平静になのはの目を見ている。 「また……記憶が飛びそうなんだ……」 「えっ!?嘘でしょ、そんな――」 「大丈夫だよ、また暫くすれば直るはず」 「けど……!」 「いいから……お願い、今話したいんだ」 なのはは直ぐにでも医者を呼びたかったが、フェイトのそんな様子を見ると何故か躊躇われた。 急に胸がザワザワとする。
「……解った……言って?」 「うん、あのね、なのは……」 「うん?」 「もし――もしこのまま私の記憶がなくなったら――」 「……うん?」 「なのはのこと知らない私に出会ったら――」 「……うん……」 「その子のこと、また愛してくれる?」 ――必ず 「愛するよ」 ――何度でも なのはの言葉はフェイトに、そしてもう出逢ってしまった運命の人に向けられていた―― 「そっか……よかった……」 フェイトは苦しみから解放されたように軟らかな微笑みを浮かべた。 それはもう本当に安心しきったように。
フェイトの意識はどんどん遠のいていく。 もう苦痛は感じていないようだった。 一気に力が抜け揺らめいた体をなのはに支えられ、ゆっくりと枕に頭を付けた。 そして瞼は重くなっていく。 「フェイトちゃん……!フェイトちゃん……?」 なのはは何度もフェイトの名を呼んだ。 「フェイトちゃん!!フェイトちゃんっ……!!お願い、まだ行かないで――」 フェイトの視界は既に真っ白で何も見えはしないけれど、 ゆっくりと閉じられていく瞳の中に確かになのはの姿を映していた。 もう何年も長い間そうして映してきたように。 「フェイトちゃん……」 やがて完全に瞳は閉じられた。 不安もなにもない、ただ愛する人の腕の中で幸せそうな表情だった。 「その子、きっとまたなのはのこと好きになるよ」 それが最後の言葉だった。 11年前、波音が響く晴れ空の下で名前を呼んでくれた、 手を取り合って友だちになったあの子は もう眠った 安らかに 静かに 永遠に
これじゃ全然濡れない 誰か翻訳お願い
支援 今489KB、次スレ立てれる人いる?
* * * * * 「おかえり、フェイトちゃん」 「おかえりなさい!フェイトママ!」 ただいま、なのは、ヴィヴィオ 「ねぇ見てフェイトママ!これヴィヴィオが作ったの!」 うわぁ凄い、美味しそうだ 「ホントにそれ美味しんだよ、フェイトちゃん」 「なのはママったらねぇ、いっぱい味見したんだよ」 「えーそんなことないよ」 そっか、楽しみだな 「それじゃ早くあっち行こうよ!三人で食べるんだよ!」 あ、ヴィヴィオ、せっかく作ってくれたのに走ったら落としちゃうよ
だいたい話の展開が遅すぎるし
濡れないじゃなく 寝れないだろ!泣
「早くー!こっちだよー!」 「もうヴィヴィオったら」 「……それで、フェイトちゃん、『ただいま』のハグは……?」 それは、もちろん 「はい、おかえりなさいフェイトちゃん」 なのは……ただいま 「ママたちまだぁー?」 「ふふ、それじゃあ私たちも行こっか、フェイトちゃん」 うん、なのは――― * * * * * ― Hello, Again ― 前編 END
他人の話聞かないし 職人にありがちな自己満足のための投下 読者不在
934 :
K :2008/07/30(水) 01:39:19 ID:DDsTqhW+
GJ 最初のフェイトは永遠に眠って 新しい人格のフェイトが生まれて 何度出会ってもどんなフェイトでも好きなる それが二人の運命みたいな感じですごく良かったです。 で、これがまだ前編ということは、また後編も読めるってことですね。 これからも楽しみにしてます。 がんばってください。
自演で絶賛カキコ 終わってる
ID変えて次々「GJ」の自演が続く
>>933 作品投下なんてみんな自己満足みたいなものだ
子供はもう寝ような
長い連投お疲れ様です。そしてGJ!! エロスあり涙ありの怒涛の展開に半泣き状態だったんですが、ラストにびっくりしました。 これ 前 編 だったんですね…! 後編もwktkして待ってます。 変なのがわいてますけどお気になさらず。
アホはスルーと 涙腺ブレイカーでした!!本当によかった 後半も楽しみにしてます!
ついに開き直り ババアこそ早く永眠しろ
ぜ、前編だったのか…!!w 超泣いたぜ、GJ!! 続きもwktkして待ってる!
なのはこれからは迷いなく進めるのかな。 終わって欲しくないと書いたのは自分です、だから前半終了てことで続き楽しみにしてます。 とりあえずお疲れさま。
問題点 ・話の展開が遅い ・行間の取り方が下手 ・短文が多すぎる ・つながっていない会話が多い
>>931 おおGJ!
でもフェイトさんがぁ!フェイトさんがぁ!
後篇にもwktkしています!
問題がないと思う方は感情論ではなく具体的な反論を
えがっだ…やっと、やっと胃の痛みから解放され… >前編 (´・ω・`) GJでごわす
ID:eEEM4chU 夏休みだねぇ NG推奨
>>947 反論できないようですね
夏休みの宿題にしましょうか?
1000まで持つかな?このスレで次投下あったら埋まるから早めに 次スレ候補出したほうがいいかも
なんか人多いなw 皆リアルタイムで読んでたのか
不自然に人が多い 不思議不思議
風呂入ってる間に完結したー!って思って一気に読んだら前篇ってw GJすぎるぜ! 続きはどんなかwktkしながら待ってます!
>>947 途中支援の人がageちゃったからね
夏休みというより板荒らしの標的になってるだけ
>>931 SSMの話題で荒んでいた心が洗われるような良いなのフェイでした。
後編も楽しみにしてます。
スレタイ、年齢ネタじゃないなら時間とかどうだろう。
21時の待ち合わせとか、ディナーの予約は21時とか。
続きはワシが書くから文句言わずに読め 忘れずにちゃんとマンズリもしろ
うおぉ、なのはさん・・・フェイトさん・・・ と思ったら前編って、ちよっ・・・どんだけ〜。 とにかくGJだった。 後編マッテル!(´・ω・`)
だから後編はワシが書くといってるだろ 老眼鏡かけてちゃんと読め豚ババア
ここで俺は 「21回目のプロポーズ」を推してみる
次スレもワシが立てる
きゅうたもガッカリしてるなぁ… 都築のアホめ
と天才ババアがカキコ
「21枚目のラブレター」
中身は職人のワシ自身がきめることだ 外野がガタガタ言うな
GJ、超GJ クオリティ高い作品だから終わるとなると寂しいな……って続くのか 後編にもwktk
GJすぎる・・・しかしここが前半だったとは。 後半はどういう展開になるんでしょうか。続き期待してます
後半はワシの猿股の話が出てくるぞ パンツをずりおろして待っておれ
後半は謹慎期間中全力全開でフェイトちゃんをかわいがるなのはだな。
読むのが苦しい……苦しすぎる。いっそこのまま終わってくれればいいのに。 だが続きも気になる。頑張って下さい。
このラストのひき、滅茶苦茶上手いなぁ てっきり元フェイトが戻ってくるとばっかり思ってたんで でもジーンとくるけど悲しくはない不思議 1stは幸せな夢に溶けて、思いは2ndへ受け継がれると
973 :
ume :
2008/07/30(水) 09:14:31 ID:Ec5vy/w3 ,. ´ / ,. -‐ / , -/ _/ / / l _,. - /// ,. ´/ // / l / / l l/:::::::::::::: / / / / / │/ l l` ト 、l l l:::::::::::::::: l // l / l/ {l l| 、_l lヽl l::::::::::::::: l / l/ |l l ,l l 欣ヽl l l:::::::::::::: l/-‐ l‐‐/ {l,. -「 ̄ 迅ン l i〉 l l:::::::::::::: ,. ´_ -─./ / l _ ..::ヽlヽ│ ト、:::::::::: /,. ´ / // /l ヽ ll ..:ll::::: / ヽl l ヽ:::::: // // / / l ..ll::::``>' /ヽ} l lヽ:: / / / / /ハ_...:::_ヽ/ /ニニl ll l l l l l 〃 _,. - /_,.. イl:::::::::::: l| l l l l / ! l| / l´ /'´ r''i ll l::::::::: /: l l l { // l ll l 〉┴l l:::::::::::::: l l l . // / ヽl l l _, ! -┴┴_ ニ/::ヽヽ // / l l l_, ‐l r '´ ̄::::::::: /::::::::::ヽ\ // / l r '´ ,.-l l ::::::::::::::::: /::::::::::::::::ヽ // / l l /.:: l l :..:::::::::::::: l :::::::::::::::::::::ヽ l l /l l l/.:.:.:.: l l .:.:.:.:.:::::::: l ::::::::::::::::::::::::: l l l l ! / ...:.:.:.:. l l .:.:.:.:.:.:.:::: l :::::::::::::::::::.. ..: l l| l l l / .:.:.:.:.:.: l l .:.:.:.:.:.:.:.:.: l :::::::::::::: ...:.: l l | l l { 〈 :.:.:.:.:.:.: l l .:.:.:.:.:.:.:.:.:. l ::::::::: .....:.:.:.:.:. リ イ ン Tが なかまになりたそうな めで やがみけを みている!