おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ　Ｐ３

1 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:13 ID:iLjIuZLS

激闘

前スレ：おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ　ＰＡＲＴ２
　　　　http://society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1033394480/l50

3 ：１ですが：03/11/30 15:24 ID:iLjIuZLS

激闘編開始　前スレ…と書こうとして失敗してしまいました

２さん　ありがとうございます

Λ＿Λ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　（　・∀・）＜　算数の邪魔だから静かにしてくれる？
　　　　　　　＿φ＿__⊂)__ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　／旦／三／／|
　　　　　　　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　　　|愛媛みかん|／

http://web.thn.jp/welcome/sokagakkai_ch_hp/sokagakkai_ch_index.html
　　　　アンチはお断り！「創価学会バカちゃんねる」

5 ：何でずれちゃうの？：03/11/30 15:36 ID:???

6 ：だめだこりゃ：03/11/30 15:39 ID:???

7 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:40 ID:???

>>4　>>5
ありがとよ宣伝してくれてサンキュウな（藁

8 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:40 ID:???

>>5
おまいがまっとうな法華修行者を悩乱してるから頭破作七分なんだよ
まさしく現証歴然（爆藁

9 ：氏ね氏ね団：03/11/30 15:43 ID:???

>>4-6
へたくそ～

10 ：ヅラではありません：03/11/30 15:45 ID:???

Λ＿Λ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　（　・∀・）＜　算数の邪魔だから静かにしてくれる？
　　　　　　　＿φ＿__⊂)__ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　／旦／三／／|
　　　　　　　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　　　|ハキリみかん|／

http://web.thn.jp/welcome/sokagakkai_ch_hp/sokagakkai_ch_index.html
　　　　アンチはお断り！「創価学会バカちゃんねる」

11 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:45 ID:???

＞＞4-6　公に開かれた掲示板の方が安全だと思うがな
学会のは、取り囲まれ勧誘されそうだし、盗聴平気でするし
アクセスするだけで情報抜かれそうだし、盗聴平気でするし

12 ：氏ね氏ね団：03/11/30 15:47 ID:???

同じ失敗繰り返してるよ
猿以下か…

13 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:52 ID:???

14 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:53 ID:???

>>10
禿ーハゲはハゲしな

15 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 15:54 ID:???

/ Λ＿Λ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　（　・∀・）＜　算数の邪魔だから静かにしてくれる？
　　　　　　　＿φ＿__⊂)__ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　／旦／三／／|
　　　　　　　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　　　|ハキリみかん|／

http://web.thn.jp/welcome/sokagakkai_ch_hp/sokagakkai_ch_index.html
　　　　アンチはお断り！「創価学会バカちゃんねる」

16 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 19:48 ID:???

ガキばっかだな
アフォに釣られなさんな｡

17 ：黒澤敏晃：03/11/30 22:33 ID:S1BF+LQ0

前スレと互換性を持たせなたら、主人公やストーリーを一新し、新たな小説を作り上げるというのはいかがでしょう？

18 ：１ですが：03/11/30 22:45 ID:iLjIuZLS

いいアイディアです

19 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 22:49 ID:???

小説書いている暇があったら創価学会がテロリストであるという決定的な証拠でも探して警察にだしてこい！アホが！

20 ：ＣＩＡに逆らえない池田大作先生：03/11/30 22:50 ID:???

パナマの麻薬将軍ノリエガは、パパブッシュ（現大統領の父親）のＣＩＡ長官時代の秘密と言うカードで
自分を優位に持って行こうと策略したが、パパブッシュが大統領就任後まもなくフロリダに拉致され、
そのまま戦犯として監獄に閉じこめられた。
（以下、第三書館「カルトとしての創価学会＝池田大作」より抜粋）

ノリエガ将軍が吐かされたものの中に、池田大作が創価学会の金をパナマで運用し、
ノリエガ将軍の麻薬取引の資金繰りにも使わせていたことと、この上がりから、
池田市は小沢氏へ相当な額を常時渡していたというものがあった。
ブッシュ氏は、この自白の証拠書類もがっちりと手に入れて、金丸、小沢両氏を操作するムチとして使用。

このネタは金丸、小沢だけではなく、池田大作を操作するムチとしても当然、有効であり、
こうした麻薬取引に関わる資金繰りの情報は当然、国際金融資本にも入っているわけだから、

　　池田大作はアメリカに既に金玉を握られてしまっていると言うことになる。

21 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 22:58 ID:???

>>20( ﾟ,_ゝﾟ)ﾊﾞｶｼﾞｬﾈｰﾉ
アホかお前！こんな創作小説みたいなのが証拠になる訳ないだロ！
証拠として十分ならお前が警察に出せ！出直してこいアホが！

22 ：まあまあ落ち着いて！：03/11/30 22:58 ID:???

Λ＿Λ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　
＜　ズレテルヨ　　　☆　　☆　
　　　　　　　　　　　　
（　・∀・）＜　算数の邪魔だから静かにしてくれる？
　　　　　　　＿φ＿__⊂)__ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　／旦／三／／|
　　　　　　　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　　　|ハキリみかん|／

23 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/11/30 23:04 ID:S1BF+LQ0

【新シリーズ】

俺は五十嵐隼一。

24 ：（・∀・）：03/11/30 23:06 ID:S1BF+LQ0

熱心な創価の学会員だ。

25 ：創価はアメリカのポチ犬の使い捨て道具：03/11/30 23:18 ID:???

国民新聞が勝共連合だという理由をのーべる平和賞。

①．国民新聞のＨＰへ飛んで索引から「勝共」を探す。⇒⇒⇒記事なし
②．同じく「統一」で調べる。⇒⇒⇒３件。
③．「創価」では⇒⇒⇒５０件ほど記事あり。

②での３件の記事内容はたいした内容のものはない。
創価の記事に比べると貧弱すぎる。
その中で
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H10/1012/101211uc.html
「過去においては勝共活動で一定の評価を受けたことがあるが、
　現在の北朝鮮にすりよる姿勢は、オウム真理教に対すると同様
　の警戒が必要ではないか。今後益々、統一教会は宗教的にも
　政治的にも、その力を失い水増しされた会員だけが増えていく
　だろう。」

統一教会の金で成り立つ政治結社である「勝共連合」を肯定し、
あたかも過去だけの出来事のようにカモフラージュまでしている。

故にこの得体の知れぬ新聞の陰には勝共連合がついていると。
まあ、内容自体「世界日報」とさほど変わらないと思うが。

26 ：キロンさんのとこの常連：03/11/30 23:40 ID:???

盛り上がってます。

http://www.yuyubbc.com/mkgu4/hiroshi.html

27 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 21:03 ID:1sSmSY8j

俺は五十嵐隼一。

熱心な創価の学会員だ。
「南妙法蓮華経～」
今日も、出勤前に題目をご本尊に唱えている…

28 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 21:12 ID:1sSmSY8j

仕事場は、自宅のワンルームマンションから京阪の踏切をはさんでチャリで
十五分の場所にあるから、やろうと思えば朝の勤行も出来ないわけではない
だが…
「おはようございます」

29 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 21:16 ID:1sSmSY8j

「おそいＤＥＡＴＨ　五十嵐チーチャー」
鬼の表情のシュワルツ徳田学年主任が言った。
「さあ、朝のゴンギョウデース　ばっくれは、許しませーン」
俺の職場は関西ＳＧＩ外語スクールなのだ！！！

「疾風の創価学園　激闘編」

30 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 21:22 ID:1sSmSY8j

毎朝の二年所属の全教職員が参加する勤行は、同時に職員朝礼も兼ねる
三年と一年の学年では、これが免除されるしきたりになっていた。
なぜなら、三年はその性質上教員の負担が大きすぎて毎日三座五座のお勤めは
できにくいし、一年生の先生方は毎朝誰か生徒の家庭を訪問して一緒に朝のお勤めをするという
ハードな勤務をしているからだ。

31 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 21:41 ID:1sSmSY8j

関西ＳＧＩ外語では、方針として教育の芯は創価の精神で法華経中心、人間中心という点では一貫しているが、各学年ごとに行われる教育はまったく別の学校かと言うぐらい徹底して
異なるものだった。
一年では、徹底した宗教教育が、二年では普通の学校以上のきめ細かい外国語と情報や理数、国文、芸術などのコース別教育が、三年では各個人の個性に合ったカリキュラムを消化しつつ、
普通の公立高校では逆立ちしても真似の出来ない進路指導特に創価大を中心とした特化した大学進学指導が行われる。
極端に言うならば、一人たりとも落ちこぼれさせない究極の指導が行われるのである。

そして…

32 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/01 22:01 ID:1sSmSY8j

「五十嵐先生、明日、転校生が来るらしいですよ」
朝礼終了後、仲のよい光田信吾教諭が話し掛けてきた。
「転校生？　関西創価からですか」
「一般かららしいです」
「一般？公立高校から？　」
「そうらしいですね」

普通この高校に転入してくるのは海外からの帰国子女か、関西創価でなんらかのトラブルを起こした生徒だった。
だが、普通はそうした生徒は学年か学期の切れ目で転入する事が通常だった。
「この時期に？　」
「ああ、なんか訳アリらしいですよ」

33 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/02 06:54 ID:njMPZ4/I

「二年二組に編入です」
「はあ、そうなると僕にも絡んできますね　男子ですか女子ですか？　」
「女子だそうです、名前は…」

34 ：キロンさんのとこの常連：03/12/02 08:36 ID:brEk6++e

「谷志佳奈（やし・かな）という子です。」

35 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/02 08:40 ID:???

創価の学校にも日教組の教師っているのかね？

36 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/02 20:04 ID:njMPZ4/I

俺は教務主任、山本６５教諭がすこし手が開くのを待って話し掛けた
「転入生がいると伺ったのですが」
「早耳ですなぁ」
山本は能面のような無表情な顔で言った。

彼は中国で戦時中、日本軍が残置した神経ガスを処理するボランティアで、神経をやられていた。
表情は、病院での治療では戻らなかった。

俺はかって、この先生のことをロボットとあだ名を呼んだ生徒をマジで涙を流して叱った事が有る
その時から、この先生とは本当の友達になった

「ああ、ちょっと訳ありの生徒でしてね」

37 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/02 20:50 ID:njMPZ4/I

「大阪のとある高校に在籍していたんですが、担任が共産で、いろいろあったみたいですよ」
「ほう、しかし、なぜうちに？」
「保護者の意向ですよ、あっちではやっていけないとね」
あっちとは関西創価高校である。

俺は編入願いと成績個票を受け取った。
成績個票とは通知簿の原簿である。学校によっては呼び名が異なるだろう…

38 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/02 20:56 ID:njMPZ4/I

「ご両親が、バリカツ…もとい、熱心な活動家なのですか」
「そうです、そこでこの騒動、方面でも話題になるぐらいでして…あっちでは編入を渋った、何かあったらと…でうちで引き取った。」
「そうですか、そんな事情があるなら、喜んで受け入れますよ」

無表情の主任は、「微笑」と書いたカードをかざした。

39 ：━━━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━━：03/12/02 20:59 ID:TYN9VSfG

「この意味が、分かるかな？」

40 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/02 21:02 ID:njMPZ4/I

関西創価がいつしかエリート学会員の子弟を受け入れるエリートの学校になり
関西ＳＧＩ外語スクールが創価学会でも最低の輩を受け入れる高校になったのは何時だったのか、はっきりと知る者はいない

「よろしくお願いしますよ、五十嵐先生」
「はい…」

41 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/03 07:34 ID:5WJZ1x2A

翌日、俺は早起きして学校に向かった。

42 ：ＭＯＭＯ大嫌い：03/12/03 08:08 ID:mp2f3jsL

家をでて、しばらくすると後ろから誰かが話しかけてきた。

43 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 07:30 ID:T8acDvf8

「オハヨウゴザイマス」
振り返るとハングルの講師、尹英姫だった。若いがしっかりした教育観を持っている娘で
もともとはソウルの名門女子大で講師をしていたそうだ。
もっとも、俺との間の意思疎通はもっぱら英語で行っている状態だった。ハングルはまったく分からないからだ
「ハイ、おはようございます　」
ユンはにっこり笑った。日本語の挨拶ができるようになったのが嬉しいらしい

44 ：魔界倶楽部総裁　星野勘太郎 ◆WTATc4qRHI ：03/12/04 07:35 ID:???

意地悪してスワヒリ語で返事をしてみた。

すると・・・

45 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/04 09:51 ID:jMaZooir

「おやっ？お二人さん。こんなところで何をしているんですか？」

五十嵐の親友である久村友恒だ。

46 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 18:54 ID:T8acDvf8

「い、いや、はい先生はやっぱり右手斜め４５度のナチの敬礼だと…」
しどろもどろに俺が答えると、ユンはくすくす笑った。
「ところで、聞いたか、転入生が来るらしいな」
「ああ、昨日聞いた」
「可愛いかな」
「おまえ何を考えてるんだ」
「おまいと同じことをだよ」

47 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 19:27 ID:T8acDvf8

「おれはおまえと違って、うお、可愛い女子高生だ、ハァハァなんて考えた事もないからな」
「え、そうなの？　」久村は驚愕の表情で言った
「やっぱし、二人はそういう仲だったんだ、それで若い女子高生の肉体には目もくれないようになってしまったんだな」
「え、いや」
「五十嵐、俺は情けないよ、ロリ愛好家としてのおまえはどこに魂を落してしまったんだ」
「誰がロリーか！　おまえと一緒にすんな」
「ＷＡＴＳ　ＲＯＲＩ　ロリとはなんですか」ユンが言った。

48 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 19:33 ID:T8acDvf8

「いえ、あの…ロリＩＳ…」
大汗をかきながらユンをごまかしているうちに校門にきた。そこで二人と分かれた俺は
二年の職員室へと入っていく
「五十嵐先生、ちょうどいいところへ…二組のショートへいってもらえますか」
山本先生が言った。教員の間でショートと言えば風俗のちょんのまではなく
ショートーホームルームをさす
「え、斎藤先生はどうかされたんですか」

49 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 19:39 ID:T8acDvf8

「ああ、例の編入生徒ですが、学校へ行くのを嫌がっているみたいでして
斎藤先生は迎えに行ってます。今日は保健室登校でプリント学習にしようということです」
「は、はあ」
「それでですね、これから数日間はこのパターンで行けますかね　二組は先生もご存知のように
ちょっと癖のあるところだが、彼らはあなたを信用してるみたいだし」

50 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 19:46 ID:T8acDvf8

ちょっと癖の有る　これが古参の先生の口から発せられたら要注意だ

「いいですよ」俺は言った。
山本先生はちょっと頷いた。「徳田先生、五十嵐先生が引き受けてくださるそうです

「おう、ご苦労様です、何かあったらすぐに私か山本先生に言ってください　あなた一人に苦労はさせません」
シュワルツ徳田学年主任は言った。

51 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 19:51 ID:T8acDvf8

「ひつお湯なら、武器を持っていってください」

俺はチラッと職員室の壁を見た。そこには竹刀からマシンガンまで、一通りの
武器が揃っていた。もっとも、マシンガンを教室に持っていった教師はまだいないが
「いえ、今日は丸腰で…」
「おう、あのクラスへ丸腰で…斎藤先生以外にはあなたしかいないと、思っていました」

52 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/04 20:57 ID:T8acDvf8

思うなよ　俺は出席簿を手にとった

53 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/05 06:57 ID:wfsLjZKh

二組の教室に入ると、まずタバコとシンナーの匂いがした。シンナーを吸っているのは教壇の上で鳥のように
羽ばたきながら奇声を上げている前林に違いなかった。
他の二組の連中はまず、挨拶代わりに火がついたタバコを次々と俺に投げつけてきた
後ろのほうで固まって歌を歌っている女子は、俺のほうは完全無視だ。

これはまだまだマシなほうだ

54 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/05 09:12 ID:???

五十嵐は常に片手に池田先生の『人間革命』を持ち歩いていた。

55 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/05 18:31 ID:wfsLjZKh

「だせえ、こいつごしょ持ってるぜ」
クラス内の誰かが叫んだ
「だせえのはおまえだ、これは人間革命だぞ」
俺の意外な反撃に、クラス中がどっと笑った。雰囲気が変わった…
「座れ、ほら、前林」
全員が着席すると、俺は話し始めた。
「斎藤先生はぁ、今日新しくみんなの仲間になる子を迎えに行っています。彼女は、前の学校で、共産党に痛めつけられて
学校と言うものに恐怖心を抱いているのです」
こいつらと一緒なんだ、俺は心の中で思った。

56 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/05 18:36 ID:wfsLjZKh

前林は、自分が空を飛べるという妄想に苦しんでいた
後ろで車座になって歌を歌っていた福原という女子は、もう何年も両親と満足な会話がない。同居しているのにだ…
箱田という男子生徒は、スキンヘッドの頭を一日三回はそり上げないとならない。
全員がなんらかの問題を抱えているのだ。

57 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/05 18:46 ID:wfsLjZKh

おれが二年の職員室に戻ると、光田教諭がやって来た
「二組の担任代理だって？　昇進おめでとう」
「本気か？　」
「おれは本気だよ　あんな問題が多いクラスがおまえには信用を示すんだからな」
「そんなもんかな」
「そうだよ、どうやってるんだ」
「俺は普通にやってるだけだがな、火のついたタバコを投げられても平然としてるぐらいかな　こつは…」

58 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/05 18:52 ID:wfsLjZKh

しばらくすると斎藤先生が職員室に戻って来た。
「五十嵐先生がＳＨＲに行ってくださったんですか　ありがとうございます」
「いえ、別にたいしたことはありませんでした」

59 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 07:04 ID:gnoX9cL/

「ところで、谷志はどうですか」
「うむ、そこだが、やはり学校へは行きたくないの一点張りでね　今日は無理に連れてくるのはあきらめました」
「そうですか」
今時の高校では不登校は珍しくない話だ。ましてや前の学校で担任が共産党では、楽しい学園生活を送ったとは考えられない
「冷却期間を置こうかと思いますが、毎日朝ご機嫌伺いを続けて、隙を見てまず保健室登校で…」

60 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 07:14 ID:gnoX9cL/

「保健室登校はいいが、出てきてもあれではまた不登校になりますよ」
「まあね、でもやるだけはやってみないと…」
斎藤教諭はあきらめていないようだった。

61 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 09:27 ID:gnoX9cL/

三日間がすぎた…
佳奈は保健室にはでてこれるまでにはなったが、授業中に廊下からクラスを見学させると
ちょうど前林が窓から飛び出そうとするのを全員で止めているところだったため、保健室に逆戻りだった

「ううう…困りましたね」山本先生が相変わらず無表情に言う

62 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 09:34 ID:gnoX9cL/

斎藤先生もうなっていた　最もこっちは家庭科の調理実習でふぐをやらせたのが失敗して
うなっていたのだが…
「毒消し草はまだか」
学校の裏山には、よく利く毒消し草が生えているのだが、毎年恒例のふぐ調理＆失敗で
とり易いところは全部採ってしまっていた。

63 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 13:10 ID:???

裏山には昔寺がありその跡地に日蓮草と日蓮正草という二種類の毒消し草が
生えていたのだが、日蓮草は毒が強いと言われ、ずっと日蓮正草をつかっていたが今はどちらも採られてしまっていた。
そこで考えついたのがどこにでも生えている友人草が毒消しとして使えないか？ということだった

64 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 13:13 ID:???

しかし副作用が強く、おまけに３人に与えると採った本人も逝ってしまうという
新潮でも書かないようなデマが飛び出す始末だった

65 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 14:08 ID:nJqm3ynz

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00001018-mai-soci

神戸市長田区って、関西で一番学会員と在日が集中している地域なのは事実。
上記の犯人って、学会員だろうか？

66 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 14:12 ID:gnoX9cL/

「毒消し草なら購買部で売ってましたよ」光田教諭が言う
俺は地下二階にある購買部へと走った。
購買部のカネコばあさんは、「いらっしゃーい」と似てない三枝のまねをした
「毒消し草を下さい」

「おお！　わたしのともだち！
　お待ちしておりました。
　売っているものを　見ますか」

「え？　毒消し…」

「おお！　お目が高い！
　一億六千万円ですが
　お買いになりますよね？　」

67 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 14:17 ID:gnoX9cL/

「いいえ」

「おお　お客さん
　とても　買いもの上手。
　わたし　まいってしまいます。」
「…」
「では　８千万に
　いたしましょう。
　これなら　いいでしょう？　」
「いいえ」
「おお　これいじょう　まけると
　わたし　おおぞんします！
　でも　あなた　ともだち」

68 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 14:22 ID:gnoX9cL/

「では４千万に
　いたしましょう。
　これなら　いいですか？　」
「いいえ」
「おお　あなた　ひどいひと！
　わたしに　首つれと　いいますか？
　わかりました。」
「…」
カネコは首吊り縄を用意してからおもむろに尋ねてきた
「では２千万に
　いたしましょう。
　これなら　いいでしょう？　」
「さっきから何の話だてめえ　ヌッコロスぞ」
「そうですか。　ざんねんです。
また　きっと　来てくださいね。」

69 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 14:40 ID:gnoX9cL/

「毒消し草でぴんと来るべきだった…」俺は職員室に戻った。斎藤先生は顔色が土気色で酸素を吸入していた。
「保健室へ運べ」シュワルツ徳田学年主任が言った。
「まって下さい　保健室には谷志がいます」

俺は、「十分に空きベットはあるはずですが？　」と言った。
「谷志にはこの状態を見せたくない。彼女はこのありさまを見たらますます怯えて学校には来なくなってしまうでしょう」
「自らの命よりも生徒の通学を大事に！　おお、これぞ教員の鑑」
俺は登山部の部室へ行った。
「ザイルの入ったアタックバックを出せ　」
「先生、どうしたんですか急に？　」登山部員の一人が言う。どうやら飯盒で飯を炊いていたようだった。
「裏山に登る　」
「ええ、それは…あの山は魔の山と呼ばれて恐れられているのに」

70 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/06 14:49 ID:5Mcd6loH

「ええ、それは…あの山は魔の山と呼ばれて恐れられているのに」

その魔の山とは、上条地区にあるあの猿山で、以前は創価猿も登山していた
山である。創価猿が登山しなくなりその魔の山も金が入らなくなり陰惨とした
雰囲気が漂う。

「あの魔の山の正本堂の地下には世界中から飛来したといわれる不思議な石があり
その近くに毒消し草が生えているのだ」
「え？あの猿山は今ぺんぺん草しか生えていないのでは？？烏が飛んでくるぐらいと聞いています。」
「いや、実はあるのだ。相承箱の中にその毒草は隠されているニケーソが隠し持っているのだ。」

71 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 14:53 ID:???

「でもあの謎のレリーフの付いた扉が開かず、何人もの探検者が
行方不明になったそうじゃないですか」

72 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 19:21 ID:gnoX9cL/

「いや、探検とか出じゃなくてだな…」
「せんせい、おれ、行きます…」振り返ると、前林が立っていた
「おれ、空飛べるから、一ッ飛びしてとってくるっす」
「ああ、ありがとう前林、でもなあ…」
「あ、あの先生…おれ、僧侶に化けるの得意ッす」箱田がスキンヘッドの頭を光らせながら言う
「寺に潜入して、毒消し草のありかを探るのは俺がやります」
「え、いやしかし…」
「まって、寺に潜入するのはわたしがやる！　」福原が言った。
「いや、おまいの体育の成績は先生も知ってる。少林寺拳法の達人だってことも知ってるが…」
「いえ、先生はもう一つ、どうなったって泣く身内がいないってことをご存知ないんです」
福原はきっぱりといった。

73 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 19:26 ID:gnoX9cL/

俺は静かに三人に言った。
「まだ授業中だ。すぐに教室に戻れ斎藤先生の事は心配するな　俺がなんとかする」

三人が帰っていくのを見届けてから、俺はアタックザックを背に正門から表へ出た。もちろん、
もちろん出張と職員室のホワイトボードに書いて名札を裏返してからだが…
「タクシー！　」
キキッ！
「はあぃ」

74 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 19:29 ID:qKP1qNJk

それは、人間革命にも出てきた木炭ハイブリッドタクシーだった

75 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 19:31 ID:gnoX9cL/

「ブラジャーの中に、両方バイブを…」若い女運転手はレズの体験談を
語ってくれたが、俺にはそれを聞いて興奮する心のゆとりがなかった
「つきましたよ、山門前です」
「ああ、領収書をくれ」
目の前にいかにも妖しげな寺が存在していた。

76 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 19:36 ID:gnoX9cL/

「うむ、ひらがなででかでかと　おおいしでらと書いてあるな」

77 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/06 20:14 ID:5Mcd6loH

タクシーから降りた、前林はそそくさと三門をくぐると痢狂坊の前まできてハタと足を止めた。
痢狂坊の指導教師は大川といい、おおいしでらのイデオローグがいて、狂信的教義の中心的役割
を果たしていた。そしてここは餌妙の隠れ編集室がある所でもあった。

餌妙はおおいしでら公認のミニカルト創価学会、宗教やくざと別名を持つ、冥棺講の機関紙である。
ここの連中は創価崩れの退転者の巣窟で、見るからに異様なオーラを発していた。前林は一瞥すると
唾をペッと吐き参道をあがっていった。

宗無隠の前を通過して”開かずの門”の前に立った前林は一呼吸置くと、
｢この門もセンセイが広布の暁に開けるハズだったのにな～。｣と思った。

しかし実態は魔の山、猿山のアトラクションの一つで、他山には勅使門はどこにでもあり、
他山では、おりあるごとに勅使門は開いていたのである。

御朱印一つ無い、上条猿山の勅使門は７００年間開いたことが無く、ひつのまにか猿信者の
伝説となり”開かずの門”となったのだ。

｢猿信徒はずっと騙されていたのだ。こんな門はどこにでもある。開かずの門なんてトンデモだ」
と前林は考えた。

78 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/06 20:19 ID:5Mcd6loH

｢猿信徒はずっと騙されていたのだ。こんな門はどこにでもある。開かずの門なんてトンデモだ」
と前林は考えた。

地面にあるとがった小石をひとつ手に取り上げると前林は何を思ったか、その開かずの門にイタズラ書きを
始めた。

「　　オ　　メ　　コ　　」　　「　　ニ　　ケ　　ー　　ソ　　逝　　っ　　て　　ヨ　　シ　　」
「夜　　露　　死　　苦　」　　「　　相　　州　　連　　合　　参　　上　　」

ほとんど滅茶苦茶だった。大坊の所化小僧に見つかるとヤバイので、そそくさと前林は、
「スーパー銭湯奉安の湯」の看板をくぐった。

79 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 20:26 ID:gnoX9cL/

相　　州　　連　　合　　参　　上?
大坊の所化小僧は疑問を抱いたまま、シンナーでふき取った

80 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/06 20:50 ID:gnoX9cL/

まったくわけの分からない人のためへの注

日蓮正宗の本山　大石寺（たいせきじ）には通称「開かずの門」と呼称される門があり、そこは全国民が日蓮の教えに教化された暁に
天皇を迎えるための門とされている　したがってそれまでは、誰が来ようと閉めたままにしておかなければならないのだ

狂った教義は時としてとんでもな物を生み出す。政教一致＠大阪はそんなものをいろいろ見たり聞いたりしてきたものだが…

81 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/06 20:57 ID:???

ハゲリついに逝っちゃったか？
正宗憎しで下らん書きこみを・・・。
まぁ、ソッカーの工作員だとしたら仕方ないね。
指令でも下ったのかしらん？
工作員だとしたらの話しだが。

82 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/06 22:26 ID:5Mcd6loH

＞＞80
事情通でないとわからない話でしたのでご解説ありがとう。

>>81
馬鹿かこいつは。日蓮宗は学会以前より、大石寺の勅使門が嘘デッチアゲと主張してるのだ。
学会はまだこのことを批判をしていないが末端信者では言い始めている。
内容は全て”日蓮宗のコピペ”である。

オマエは完全な馬鹿なのだ。学会員が今、大石寺批判をしている大半の内容は日蓮宗が出している
研究書物が底本になっている。連中は俺達の口真似をしているだけなのだ。

83 ：政教一致＠大阪：03/12/07 15:04 ID:KZWuecf2

その頃、保健室で「斉藤先生・！」

84 ：一般人Ⅴ号＆クリスチャン見習い＆元学会員 ◆1Ei9U7ZWy2 ：03/12/07 15:40 ID:OorJdTRR

「斉藤先生」は、呼ばれた声に振り向いた。

そこに居たのは、大石寺から逃げ出してきたという、坊主であった。
「私は、大石寺に帰ることもできませんし、また学会へ行く事もできません。
どうしたらよいのでしょうか？」と、泣きながら語り始めた。

85 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/07 20:41 ID:CkUijNg/

「あなたは、なにをやっても中途半端という問題を抱えておられるようです。しかしあなたは創価学会といい大石寺といい極端な組織に身を寄せているという
根本問題もあるように察せられます。まずはボーイスカウトや赤十字のような慈善的かつ思想的に過激ではない団体の活動に参加して、
精神を鍛えてはどうでしょうか」
斎藤先生は自身がふぐの毒で苦しいにもかかわらず、そう答えた。

86 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/07 20:43 ID:CkUijNg/

「また、日本にはカルトからの脱会を支援するＮＰＯも少数ではありますが存在します、まずはググッてみましょう」

87 ：一般人Ⅴ号＆クリスチャン見習い＆元学会員 ◆1Ei9U7ZWy2 ：03/12/07 20:49 ID:OorJdTRR

「斉藤先生」の言葉を聞いた、坊主は早速、インターネットカフェへと急いだ。

坊主は思い出した・・そうだ、斉藤先生は「国際基督教大学」出身の心理学者だったんだ。
斉藤先生は、保健室に身を寄せているとは言え、「国際医療センター」から「非常勤」で派遣されてきていたんだ。
坊主は・・インターネットで調べた。

88 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/07 21:34 ID:CkUijNg/

「創価ＳＧＩ外語スクールで、非常勤とはどう言うことＤＥＡＴＨか～？」
「おお、校長、学校に疎い一般ピープルには常勤とか非常勤とか教諭（正規職員）とか講師とかは
理解不能デース」
校長と学年主任は二人とも外人だが母語が違うので日本語でやり取りするしかなかった。

89 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/07 21:38 ID:CkUijNg/

ちなみに、設定では斎藤先生は二年二組の担任と言うことなので
非常勤で派遣されてきたというのはめちゃくちゃ無理があると思われ

マジレスすまんかった

90 ：一般人Ⅴ号＆クリスチャン見習い＆元学会員 ◆1Ei9U7ZWy2 ：03/12/07 21:54 ID:OorJdTRR

>>89
次のスレを作るときには、１で基本設定表を作ろう。
キャラクター、場所等のね。

91 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/08 07:44 ID:kQXz6OJI

↑遅ればせながら、今日の夜、作ります　申し訳ありません

92 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/08 19:55 ID:???

ゴンザレス恩田　　　校長、口癖はdeath　愛用の武器はルガーP０８砲兵用モデル、愛車はPAO
シュワルツ徳田　　　学年主任（２年）
山本６５　　　　　　教務主任　表情がない男　五十嵐とは友達
五十嵐隼一　　　　　俺　創価学会員で関西SGI外語スクールの情報科の教諭
光田信吾　　　　　　同教諭　五十嵐の友人
久村友恒　　　　　　同教諭　五十嵐の友人、ロリータマニアというか女子高生マニア
尹（ユン）英姫　　　同教諭　外語（ハングル）担当　日本語はほとんど喋れない
斎藤　　　　　　　　同教諭　二組の担任で家庭科の教諭　根っからの教師魂を持っている
カネコ　　　　　　　関西SGI外語スクール購買部の主幹　ドラクエマニア

二組の生徒たち
谷志佳奈（やし・かな）転校生
前林　シンナー中毒で自分が飛べるという妄想に苦しんでる（男子）
福原　もう何年も両親と満足な会話がない、少林寺拳法の達人（女子）
箱田　スキンヘッドで、日に三回頭を剃る異常行動（男子）

参考　旧作でお亡くなりになった人たち

池田大作
政教一致＠大阪

参考二　関西SGI外語の偏差値　２５．５

93 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/08 20:16 ID:kQXz6OJI

佳奈は驚いた表情でベットの上の斎藤先生を見た。
「心配するな、キミがお題目を上げてくれたらすぐに…」
「喋っちゃいけません　」保健室の養護教諭が酸素マスクを当てた。彼女は南香織と言う高齢の女子教師だが腕はそこらの
医師より確かだった。
「くそう、毒消し草さえあれば」光田が言った。
「今、五十嵐チーチャーが取りに裏山に行っていマース」シュワルツ徳田は言った。
「あの魔の山へ…」佳奈はほんの少し考えると、そっと保健室を抜け出した。

94 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/08 20:24 ID:kQXz6OJI

佳奈がおおいしでらの前に来たのは、夕暮れ前の逢魔が時だった。
門は完全に閉ざされている。裏に回るとネオンの輝く裏門があった。

95 ：一般人Ⅴ号＆クリスチャン見習い＆元学会員 ◆1Ei9U7ZWy2 ：03/12/08 20:33 ID:qeD3X6sv

>>92
政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M さん。
お手数を掛けました。
スレを読ませて頂きましたが、ハードボイルド小説がお好きみたいですね。
もしも、流れで参加できるところがありましたら、参加させていただきます。

正直、読ませて頂いて・・文才の有る方とお見受けしました。

96 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 07:36 ID:32JMAeHc

>>93
目指しているものは谷甲州なのですが、出来たものはいしいひさいちです

>>91より

「ラブステーションおおいし？」
佳奈は驚いた
「あ、きみ…この前からいる転校生？　」後ろから声をかけられて佳奈が振り返ると
前林、福原、箱田の三人が立っていた。
「ちょうど良かった…」
「え？　」

97 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 18:53 ID:???

訂正
>>95
目指しているものは谷甲州なのですが、出来たものはいしいひさいちです

>>94より

「ラブステーションおおいし？」
佳奈は驚いた
「あ、きみ…この前からいる転校生？　」後ろから声をかけられて佳奈が振り返ると
前林、福原、箱田の三人が立っていた。
「ちょうど良かった…」
「え？　」

98 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 19:01 ID:32JMAeHc

「ちょうどよかったって？　」佳奈は驚いていった。
「ああ、この中に毒消し草があるんだけど、中に入れないんだ。表側はあのとおり門が完全に閉まっているし、こっち側はサイドビジネスでやってるラブホテルの入り口になってるし…」箱田が言った。
「しかし、通用門とかは」
「あるけど、そこも閉まってるのよ。本来参拝者がたくさんいる寺じゃないから」と福原
「急がないと間に合わない、五十嵐先生はどっかへ行っていないし」
「そ、それで…」
「ああ、カップルに化けて入るしかないと思うんだけど。三人で３Ｐはだめだとぬかすんだ。」

99 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 19:01 ID:32JMAeHc

そのころ、俺（五十嵐）はくしゃみをこらえていた。
おおいしでらにザイルを使って潜入することそのものは大変簡単だった。誤算だったのは内部はやっぱりお寺の常で僧侶などがいっぱいだということだった。外側からは無人のように見え（聞こえ）ても寺の中では基本的に大声を出さない生活上のルールになっている。
俺はやむなく、床下に飛び込んだ。

100 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 19:28 ID:32JMAeHc

作者の一人より、お断りとお詫び

一切の誤解がないようにお断りしておきますが、作者の一人としての
政教一致＠大阪は関西創価学園を揶揄する意図はまったくありません
関西ＳＧＩ外語スクールは完全な創作上の産物で実在する関西創価学園とは
関係ありません。
また、登場人物も完全に架空の人物であり関西創価学園の生徒をモデルに
したというような事はありません。
もし万一、関西創価学園において喫煙ないしシンナー吸引の事実がありましても
それは偶然の一致であり、
事実を公表して実在する生徒の人権や名誉を傷つけるものではありません

101 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 19:42 ID:32JMAeHc

前林とか福原とかいう苗字はある程度どこにでもあるもので、作者の一人としても
最初にこうしたコメントを入れるべきでした、お詫び申し上げます

102 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/09 20:48 ID:32JMAeHc

床下を這い進むうちに、どうやら寺の中心までやってきた。
頭上で声がする「ぬふふ…関西ＳＧＩ外語の奴ら…」

103 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 07:29 ID:qz7f34DS

「右手斜め４５度で「はい先生！」ができるのも今夜かぎりじゃ　ぬはは…」
「和尚様、日蓮諸宗連合部隊三百、駒揃いましてございます」
「うむ…」
「それから共産党からの武器がつくのは深夜すぎと連絡がございました」

104 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 18:42 ID:qz7f34DS

「うむ、明日じゃ、全員によく休養を取って置くように伝えよ」
「ははっ」

足音が遠ざかった。俺は床板に隠し持っていたのこぎりで切れ目を入れて座敷に上がった。

105 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 18:54 ID:qz7f34DS

座敷は真っ暗だった。手探りであたりを探っていると…

「おい、誰かいるのか！　」庭に面した障子が開き、完全武装の僧兵が姿をあらわした！！！

106 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 18:59 ID:qz7f34DS

「むう、誰もいないな、ねずみか」僧兵が言った。

俺はとっさにねずみのまねをした
「ちゅーちゅー」
「あれ、でもここには常にネコのタマがいるはずなんだが」
「にゃーおん」
「あれ、でもさっきここへぽちが入っていったからタマは逃げたはずだがな」
「ウーワンワン」
「あれっ…庭にぽちが、じゃ今の声は一体…」
俺は窮地に陥った。

107 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 19:00 ID:qz7f34DS

「ウェー、ハッハッハ…」
「なんだ、チョソか…」僧兵は去っていった。

108 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 19:06 ID:qz7f34DS

「ふう、こんな事をしている場合じゃない、早く毒消し草を…」
俺は月明かりの中で探しながらふと「俺は誰に向かって喋ってるんだ」と当然の疑問をもらした。

そのころ、生徒４人は…
「急げよ」
「おお…」
「ちょっと…これ」
「おお、わが校の見取り図じゃないか…いったいなぜこんなとこに」
「わからないが、急ごう、先生が死んだら」
「縁起でもない事言わないでよ」
「すまん…」
俺に続いて潜入成功していた

109 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/10 20:00 ID:qz7f34DS

がさごそ…
「む、これはっ！　」

110 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/11 20:51 ID:piUoOuxp

「毒消し草だ　」
俺は素早くふところに草の入った袋を忍ばせた。
「これさえあれば長居は無用　どろんするか」

111 ：仮面ライダーＺＸ：03/12/12 17:26 ID:RrEDs22D

(゜∀゜)ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ

112 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/12 19:05 ID:rIlNOolv

「敵だ、侵入者だぞ」
「捕らえろ」
大声がしたので俺は見つかったのかと凍りついた。
だが、声はぜんぜん別の方向だった。
「前林、箱田、福原！」
生徒たちを捨ててはおけず、俺は庭に走り出ると、空に向かってトカレフを撃った。
「おお、ここにも敵がいるぞ」
「とらえろ」

俺は走った。

113 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/12 20:15 ID:rIlNOolv

僧侶たちを引き離して走りついたところは、寺の一角だった。
「あ、おまえら！　」
「五十嵐先生」

「捕らえろ」

114 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/13 13:28 ID:???

その時　「こっちだ」と声がした。「富士美へ　あそこなら隠れられる」
そういうと、茂みの中のけもの道を指さした。
今やこの男を信じるしかなく　けもの道を走る。「富士美術館」が見えた

男は五重塔の方へ走り、わざと音を立てて、追っ手を引き寄せる

115 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 20:00 ID:7PcLiCzt

「ああ、あっちだぞ」
「それ、創価の犬め」
僧侶たちは武器を手に走り回る。

「ふう、なんとかまけたようだな」
男はごく自然に、美術館へと戻ってゆく…

116 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 20:11 ID:hBUXhIu6

突然尿意をもよおしたので、富士美脇にあるトイレに駆け込んだ。
しかしそこのトイレは全て閉鎖されていた・・・。

富士美の南側、ギリギリ境内地にあるトイレに戻るしかない。そこは遺骨問題で
モメた場所の近くのトイレでもあった。冥寒の夜警も時々そこを巡回している。

覚悟を決めて、富士美のコンクリ階段を駆け下っって行った・・・。

117 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 20:22 ID:hBUXhIu6

階段を駆け下りながら、右側の谷になっているような閏井川を見ていた。星空が綺麗で
水はしとやかに流れていたが、アトラクション正本堂建設の時のことをふと思い出した。

｢一級河川を無許可でせき止めて川の流れを勝手に変えたんだっけな｣

猿山アトラクションの目玉だった、正本堂建設で富士宮の百条問題が発生し、このアトラクション
の場所が農地転用の許可を受けずにかってに建設してしまい暴力団まで介入したきたことを
回顧していた。

｢一級河川は勝手にせき止めるし、農地転用も受けずに鶴の家アトラクション広場を建設してしまった・・・。｣

そうこうするうちに庭園風の中にぼんやりと明かりが見え、しゃれたトイレはすぐ目の前に迫っていた。

118 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 20:36 ID:7PcLiCzt

ところが、良くある事だが走ったのと緊張が緩んだのと、尿意をこらえるために下腹部に力をこめているのとで
大きい方までこらえきれなくなっていった。
「うおーこれはやばい　」
男は走りながらうめいた。だが、こんな場所でしゃがみこんでいたら危ない…

119 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 20:42 ID:hBUXhIu6

チラッと下に目をやるとコーヒーカップや米袋が落ちている。その周りを
鬼火が飛び交っていた・・・。

120 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 20:53 ID:hBUXhIu6

よく見ると暗闇のかなたに六角形の建物が見える・・・。

鬼火はそこから恨めしそうに飛んできたのであった。８０万の粗末にされた
遺骨の霊が亡霊となりその周辺を飛び交っていたのであった。

121 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/13 21:09 ID:???

その亡霊の怨念で禿げになったのだろう

122 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 21:20 ID:7PcLiCzt

またしても良く分からない人への注釈

創価学会は、日蓮正宗との宗派別れをしたさいに墓を移すということで遺骨の返還を
寺に申し出た　その際に遺骨がマグカップに入っていたなどとして慰謝料を請求する
訴訟を起こす戦術を取った。
波木井坊竜尊氏のレスはありがたいが、創価初心者には分かりにくく、なおかつそれを
政教一致＠大阪に抗議されても、二人の間には相互の連絡も打ち合わせも何もないのだが…

「お、ここだな、うわートイレットペーパーがないっ！　」

123 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/13 21:23 ID:???

また静岡県警には禿の呪いのせいか、月に何度の何度も禿の訪問や通報があり
その業務に支障を来たしているのであった

124 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 21:25 ID:7PcLiCzt

だが、そのとき、幸運の女神が男に微笑んだ

「おお、摸刻本尊が…」おそらく、ご本尊を下付されたが脱会を決意した創価学会員が、寺に投げ入れた本尊の紙切れが風に流されて
トイレに紛れ込んだのだろう
一瞬、これは罰当たりの行為なのではないだろうかとの思いが男の脳裏をよぎった
だが…

125 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 21:27 ID:7PcLiCzt

「しかし、所詮は紙切れ…本来の用途に使うのが当然だ」

126 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 21:29 ID:7PcLiCzt

男は富士美の内部に戻った。
「おい、大丈夫か」
「ああ、おかげで助かったよ、生徒たちも無事だったし感謝の言葉もない」
五十嵐は男に礼を言った。

127 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/13 22:06 ID:7PcLiCzt

「ところで、あんたは何者なのかね」
「ああ、話せば長いが…日蓮正宗とて一枚板ではない、そのなかの一人だと思ってくれ
仮の名は山田とでもしておこうか」
「そうか、山田さん…こうしてはいられないんだ。実は…」

128 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 23:31 ID:hBUXhIu6

「そうか、山田さん…こうしてはいられないんだ。実は…」

「昔ここ富士美で”敦煌展”というのがあっただろ？そこに法華経の石版が展示して
あったはずだ。」

「ああ、覚えているよ」
男の目は光った
「その石版が実はここに隠されている。展示されている間に贋作を作りそれを中国に送り返したのだ。
その石版には創価の秘密が隠されている。」

129 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 23:46 ID:hBUXhIu6

そのとき厚い壁を通して冥棺の夜警の声がした。
「お～～いこっちに逃げ込んだようだぞ！」
「ダメだそっちは創価の敷地だ。それ以上踏み込むと赤外線レーザーで足を焼き切られるぞ」
牙城隊の一個連隊が窓から外を伺うと冥棺の夜警が悔しそうにしながら富士美を覗いていた。

富士美はおおいし寺の境内にありながら、創価が出資した独立財団法人方式を取っているので、
おおいし寺の人間は踏むこめない。冥棺の夜警は地団太を踏んで悔しがった。
富士美周辺の防備は鉄壁で、赤外線レーザーのほかに外延を囲む堀があり、そこには
ピラニアが飼育されている。建物に入る道はその堀をまたぐ格好に作られており、不審者が
進入しないように夜間は電流が流されている。

昼間は普段通りの富士美術館で、入り口の受付には綺麗な女性がチケットを販売しているが、
三色旗をそれとなく示すと１割引になるのが暗に認められている。

130 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/13 23:54 ID:hBUXhIu6

そうこうしているうちに遠くにぼんやりみえている六角形の形の建物から、
またたくさんの鬼火が立ち上がったのが見えた。

そのたくさんの何万何千という鬼火が冥棺の夜警達に襲い掛かった！！
「うわ～～～～～～～～！！助けてくれ～～～～！！南無妙法蓮華経！！」
「ぎゃ～～！御法主猊下様～～～！助けてください～～～！！！！！！！」
数分すると富士美の外は、いつも通りに静寂に包まれた。半月の月がこうこうと
五重塔を照らしているのが見えた。閏井川の流れの音がサラサラと聞こえるのみ。
翌朝、冥棺夜警の無残な死体が閏井川下で発見されることになる。

「鬼火に食い殺されたようだな・・・。」前林はポツリと言った。

131 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/13 23:59 ID:???

そして、その背後からは溝口浩が狂ったように
「ｻｲﾊﾞｰﾝ、ｻｲﾊﾞｰﾝ、ｻｲﾊﾞｰﾝ」と喚いている。
ウーロン茶販売も当然の如く失敗し、金策に明け暮れる毎日のようである。

人間、溝口浩みたい人生だけは送りたくないものだ。

132 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 00:07 ID:4tAk1tdG

そんな時、波木井坊竜尊は、おおいし寺の元、塔中坊でおおいし寺から日蓮宗に
帰属した東光寺の本堂で和尚とお茶と饅頭を食っていた。

東光寺はおおいし寺の三門から西へおよそ３００ｍほどの距離である。和尚は
不在で波木井坊竜尊は、草むしりしたのちそのまま本堂で寝入ってしまったのだった。

「あ～～あ日興上人のご両親の墓所守りも疲れるなァ～。和尚は北山に行ったきり
帰ってこないし。つまらんなァ。どれご本尊様でもお掃除するか！」

波木井坊竜尊は、本堂の板曼荼羅を外して磨き始めた。
「あれ？板の裏になんか書いてある・・・何々？弘安二年十月・・・？日＊模写？？」
なんっじゃこれは。ようわからん・・・。」

東光寺はホウボーなおおいし寺から、日郷師が”正御影様”と”千年救護ご本尊”を千葉の
保田にもっていく途中、一時的にここに預けた寺でもあった。

133 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 00:10 ID:???

そのお茶と饅頭には毛生え薬が入っていたのだが
禿李の頭はもう手遅れなので何の効果も無かった

134 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 00:14 ID:4tAk1tdG

饅頭をボグボクしながら食っていた波木井坊竜尊は、遠くで悲鳴を聞いた。

「また隣にあるおおいし寺の無任所長屋で坊主が奥方相手にヒイヒイ言わせて
おるのかな。なんというホウボーな寺の所化たちなんだ。」

しかしなんだな。無任所長屋のボウズ達はいつも生傷が絶えんの。おれは奥方に
引っかかれたものではないぞ。なんでも御法主猊下が殴る蹴るを所化ボウズに振るうらしい。
なんともかわいそうな。北山の猊下は人を殴るなんてことしないのにな～～。
佐渡始顕曼荼羅を拝んじゃうのが玉に傷なんだけど。大酒飲みだし。」

しかし無任所長屋の連中は今夜は不在だった。おおいし寺の異変で皆叩き起こされて、
おおいし寺の大坊で整列していたのだった。

135 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 00:16 ID:???

バレバレのズラを被りながら
「ウーロン茶いかがっすか？～～～」
と売り子をする姿は滑稽であり、惨めでさえある。

底辺を極めてしまった男、溝口浩の過酷な人生は始まったばかりだ。

136 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 00:20 ID:4tAk1tdG

大坊の片隅で一人の遊宗護法のボウズが、最近おおいし寺でも使える様に
なったＦＯＭＡのiモードのメールで逐一、僧兵の数や配置、猊下の命令などを
送信していたのである。場合によっては１００万画素のビデオムービーで
送っていたりしているのだ。前林は逐一入る大坊の僧兵の勢力を見ながら

「これはしたり。北林派の隠密の情報収集能力はたいしたものだな。」

大坊の隅にある埃の数まで、富士美には筒抜けだったのである。

137 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 00:25 ID:???

禿のパソの電源が落ちるとそこにはバレバレズラのズレた
借金まみれの無職壮年ぶ男の姿が映るのだった

「こんな俺でもママとダッチワイフだけは可愛いと言ってくれるのさ」
毎日就寝前にはそう呟く禿げ李であった

138 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 00:27 ID:???

野良犬の糞ならまだしも、溝口浩というウンコを踏んでしまったら最期。
不幸はその時点から始まり、死ぬまで気が触れたかのように粘着されてしまう。

ズラに気を取られ足元が不注意にならぬよう気をつけたいものである。

139 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 13:06 ID:4tAk1tdG

そこにドタドタと山友が入ってきた。民蒼の武器輸送部隊を引き連れて大坊の中へ。
山友開口一番、｢ライフル・自動小銃・無反動砲まであいますぜ猊下！｣
猊下はうなづきながら｢どこに隠してあったんだ？まさか潰れたシーホースではあるまい？｣
山友は卑屈な笑いを浮かべながら、「ホラ猊下覚えておいでで？地元の県会議員が経営していて最近
潰れたホテルがあったでしょ？」「あァ。目原弘元議員の？しかしあそこは新地になった・・・。」
「あの地下に埋めてあったんですよ。３０年前に工明党市会議員の土端議員と工作して埋めておいたんだ。」

「あ、作戦会議をよく開いたっけなァ。あのホテルの地面の下に？？」

山友はふてきな笑みを浮かべながら、黙って僧兵達に銃を渡していった。

140 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 13:23 ID:4tAk1tdG

富士美の会館内で刻々と送られてくるＦＯＭＡの画像を見ながら、強力な火力をそろえるおおいし寺の
僧兵の姿に舌打ちした五十嵐であった。

「あの裏切り者めが！！」ＳＧＩ関西の元顧問弁護士の山友はまだ生きていた。

山友は京大出の秀才でＳＧＩ関西顧問弁護士の役職にあったがＳＧＩを利用してシーホースという
会社を設立し詐欺まがいの商法で会社を潰したのだ。そのときＳＧＩ関西からどう金を巻き上げようと
策略を練ったかは、地元の目原弘元県会議員という両人が画策したことであった。目原議員は、造園業や
緑化事業、土地・不動産、ホテル経営などをしていた。このホテルの一室でＳＧＩ関西の乗っ取りを企てたり
おおいし寺アトラクション広場に建設された”鶴の家”建設で発生した農転法違反や河川法違反など百条問題
となった対策の作戦会議に使用していたのだ。

「斎藤さん。山友はいつ、おおいし寺に復活したんですか？」
「つい最近じゃよ。時局グループの連中が奴をまたおおいし寺に引っ張り込んだのだ。高橋やその兄弟などがな。」

五十嵐はこの忌々しい山友を携帯の画面から睨み付けた。

141 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 13:35 ID:4tAk1tdG

「時局グループ・・・・。」五十嵐は絶句した。

おおいし寺の時局グループとは、元々前の猊下であった目達師の弟子であり、亡くなった池目氏とは仲が
良かった。正信覚醒運動と称して、実はおおいし猿寺の異端を排除しＳＧＩ関西に反対する坊主を追い出したり
していた。昭和５０年代半ばにＳＧＩ関西の模刻本尊事件が発覚した時、反発して抑えられたグループでもある。
それが今、僧兵を養育し、またその弟子たちが大坊で武器を持ちＳＧＩ関西に歯向かっているのである。

この時局グループボウズの一人が最近までインターネットで恫喝まがいのＨＰを立てていた。
”久遠信男”というＨＮ名で、”うそか学会”というホームページを主催し、他宗にも攻撃を仕掛けたりしていた。
そのグループの別の師匠・弟子脈で異端の影響を受けた男が北海道の痴呆太郎というＨＮで暴れている奴だ。
五十嵐はこの男と法論をネット上で挑んだことがあるが、”キンマンコ”とか”強姦作”とか意味不明の発言を
繰り返してただただ遁走するばかり。どうしょうもない端にも棒にもかからない連中であった。

142 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 14:31 ID:???

それにしても禿げの文章力の無さは酷すぎる
小学校、中学校の担当教員は何をやっていたんだか

どっかに校名が実名で晒されていたから苦情を出した方がいいな

143 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 14:47 ID:MX8fnxoB

144 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 16:15 ID:gF8xaz4V

そのころ…
五十嵐は、とりあえず携帯で教頭に現状を説明した。
「ヘイ、五十嵐チーチャー、そこからとりあえず脱出しなさい」
「は、はあ…」
脱出できるぐらいならとっくにしている、ここはまさしく魔の山だなどと説明してもわかってはもらえないだろう

145 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆IByKs72gR2 ：03/12/14 16:50 ID:1sRWyr/v

実は教頭には策略があった。万野風穴近くにあるＳＧＩ関西文化会館分校から、
黒ずくめの一台の車が、おおいし寺方面に向かって今まさに発車しようとしていた。

146 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 18:22 ID:???

すると一台、白いバンが目の前に現れ道をふさぐように停車した。

バンから出てきたのはズラを被ったチビでデブの男だった。

「た、た、頼む、仕事をくれ」

147 ：生田目：03/12/14 18:28 ID:???

それを横目で見ながら１０年ものの軽バンを運転する四つ家は破産宣告の手続きで弁護士の
所に急ぐところであった。

148 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 18:42 ID:???

ズラを被ったチビでデブの男はなおも食い下がる。

「じゃ、じゃ、じゃあウーロン茶を買っておくれ」

ズラと頭皮の間からは汗が不自然に流れ落ちている。
目は泳ぎ、何かにおびえているようだ。

149 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 18:53 ID:???

一般人Ⅱ（世界がもし百人の村だったら）
池田犬作 ◆LIR.La.YRI
華元 ◆9ccBFQYMG2
お邪魔します ◆nH2G.RjIE2
暗黒大元帥閣下 ◆6QYjEf3d0E

150 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 20:01 ID:gF8xaz4V

>>149　意味不明

「ウーロン茶、あ、温かいのもあるよ」

151 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 21:00 ID:???

教頭は自分の不運を呪った。
目の前にいるズラ男は真性の奇知害としてつとに有名であり、
関わりを持つ事は厳禁とされているのだ。
かといって、ここで断ろうものなら狂ったように粘着してくる。
ウンコの販売するウーロン茶なんて飲めたものではないだろうし・・・

ん！？
たしか・・・

教頭はポケットからあるものを取り出し、ズラ男も前にそれを放り投げた。

「何かよく分かりませんが、
ここにヅラ置いときますね。」

　　　　　,,(::（:ヾヾ//ﾉ;;ﾉ;;;::ヽ,,
　　　　 l;/　　｀｀` ´´　　ヾヾ､
　　　　l;l　　　　　　　　　　 |;;;i
　　　　`, 　　　　　　　　　　 |/

ズラ男はそれに飛びつき、うれしそうに
「ｍ(＿＿)ノ彡☆バンバン、ｍ(＿＿)ノ彡☆バンバン、ｍ(＿＿)ノ彡☆バンバン、」
と奇声を上げ、その場を去って逝った。

152 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:28 ID:gF8xaz4V

一方、俺（五十嵐、関西ＳＧＩ外語教師）は、富士美から出て脱出する事を決意した。
「行くぞ、斎藤先生を、救え」

153 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:36 ID:gF8xaz4V

「おい、箱田、そこらに倒れている夜警の服をつけておけ。谷志、毒消し草はおまえが持て」
俺は生徒たちを引率して、高い塀のところまで走った。
おおいし寺の塀は３メートルほどあった。
「ようしみんな、マスゲームの要領を思い出せ。人間ピラミッドの肩車バージョンだ」
「は、はいっ」
「まず最初は、前林、おまえがいけっ！」
前林は奇声を上げながら塀の向こうに消えた。
「次、谷志、いけ。前林は谷志を受け止めるんだぞ」

154 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/14 21:37 ID:???

その一方で新しいズラを手に入れた溝口は喜び飛び跳ねている。

155 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:39 ID:gF8xaz4V

「先生！　こ、こわい」
「行くんだ。早く！　おい、福原、谷志を送ってやれ」
がつんと言う音がした。前林の「重いよ～重いよ～」という情けない声がした。
「福原、行け」
「了解、でも先生たちが…」
「大丈夫だ、さ、早く」
福原はひらりと塀から飛び降りた。

156 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:45 ID:gF8xaz4V

「ど、どうするんですか僕たちは？　」
「大丈夫だ、後はおまえが脱出できればいいんだ。簡単な事だ」
「は、はあ、でも先生はどうするんです」
「こうするんだよ　銃を貸せ」
言われるままに箱田は拳銃を俺に渡した。俺はそれを上に向かって乱射した。
空になった拳銃を箱田に返すと、俺は命じた。
「もうじきここに武装した僧侶が来るから、そいつらに向かってこう言え『侵入者を捕まえました』」
「先生！　」
「いいか、今後口が裂けてもこの寺から出るまで先生とは言うな」

157 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:50 ID:gF8xaz4V

僧兵の大軍が来たとき、箱田は引きつった顔で俺に空の銃を突きつけていた
それはある意味、きわめてリアルな演技だとも言えた。僧兵たちは「報告してきます、そいつを頼みます」と叫んで走り去っていく
スキンヘッドで夜警の制服姿の箱田を仲間と信じ込んで呼び止めもしなかった。

「やっと捕らえたぞ。関西ＳＧＩ外語のイヌめが」おおいし寺住職が苦々しげに言った。

「五十嵐先生と言え」俺は住職に言った。
「覚悟は出来ているんだろうな」

158 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/14 21:58 ID:gF8xaz4V

「貴様を出陣前の生贄にぬっころす　」
「日蓮正宗には出陣前の生贄なんて風習が、あるのか」
「たった今出来たんだ　おい」

教頭の黒づくめの車に、前林、谷志、福原、箱田のカルテットが拾われたのはその頃だったらしい。教頭は素早く車を校舎に戻した。
「斎藤先生、毒消しが…」
苦しみに真っ青な顔の斎藤は、「ありがとう、平常点を十点加算します」と冷静に言った。

159 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/15 13:45 ID:KHaCseeQ

斉藤は、毒消し草を口に含む　生徒や五十嵐の命がけの冒険の味だ

160 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 18:44 ID:JRhaZrgH

斎藤先生は、次にクラス委員の才谷を枕元に呼んだ。
「今、使える装甲ユンボは何台ありますか？　」
「五台です。しかし、輸送手段が二台つめるロントラと、２トントラックですので実質三台」
「格納庫には連絡しておきます。暖気運転を」
「わかりました」
「斎藤先生、その体では無理は禁物です」
南が言う。
「無理はしませんよ、ただ単にユンボを転がすだけですから」

161 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 18:55 ID:JRhaZrgH

「二年二組の生徒はグラウンドに集合してください」
山本先生は全校放送で命令した。その声に応じて完全武装の生徒たちが結集した。
「二年二組、出陣」
命を吹き返した斎藤先生が命じた。

ユンボにソ連軍の戦車跨乗歩兵よろしく群がった生徒たちが、おおいし寺の前にやってきたとき、内部では五十嵐を処刑する準備がすっかり整っていた。

162 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 19:02 ID:JRhaZrgH

前林は、谷志のさらさらした髪が、風を切って走るユンボの上でさらりと広がるのを美しいと感じていた。

才谷は、力いっぱいユンボのアクセルを踏んだ。

箱田は、一番最初に突入して自分が見捨てた五十嵐を救い出す覚悟を固めていた。

福原は、自分が死んだら親はなんと言うだろうかと考えたが、その答えはユンボが
開かずの門に突入するまでには出なかった。

163 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 19:33 ID:JRhaZrgH

「準備はええか」
「ははっ」
処刑の準備が整った事に満足し、和尚は笑みをうかべて五十嵐を振り返った。
「創価の穢れた血で、出陣の…」
ガーンという巨大な音が、開かずの門からした。

巨大な手でノックされたように、門がたわんだ。
「うお、なんだっ？？？」

164 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 19:43 ID:JRhaZrgH

バキバキと言う異音とともに、太い閂がマッチ棒のようにへし折れた。
その一瞬後、ガガガガ、ルルルルという不気味な音とともに暁闇の中から巨大な鋼鉄の怪物が現れた。
一台、二台、三台…「な、なんだ、こいつは！」
「撃て、撃て！　」
おおいし寺の僧侶たちは小銃や機関銃をバリバリとあびせかけた。
だが、銃弾はカーンカーンと跳ね返されてしまった。
ロケット弾が、遅ればせながら発射された。
「やったか」
「い、いや駄目だ…なんて化け物だ」
怪物の鋼の装甲に確かに命中はしたのだが、角度が悪いとなんの威力もないのだった

165 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 19:50 ID:JRhaZrgH

「住職は、あそこにいるぞ」
「捕らえろ」
ユンボの巨大なアームが、じたばたしている和尚を捉えた。

「ひいい…」

「われわれの副担任を返してもらいますよ」
斎藤先生は静かに言った。
「あわ、あわわわ…」
「それから明日、学園に来るならば、来なさい　公開授業を見学していただきます　常勝関西の精鋭一万名との武装マスゲームをね」
「そ、そんなつもりは」
「おや、変ですね　おおいし寺さんはご存じないようだ」

166 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 20:24 ID:JRhaZrgH

「え？　」
「アナタタチハ、生贄デース　本山の大石寺は、あなたたち関西ＳＧＩ外語に突入して返り討ちにあい全滅　
その事を口実に全国で反創価の戦いおきる　作戦デザインね　グットアイディアでーす　なぜなら　
大石寺一人の犠牲もない　大義名分ばっちり」
随行してきたシュワルツ徳田学年主任が言う
「え」
「あんたたちはだまされていたんだよ　」
「そ、そんな…」
「これにこりたら、もうこんな作戦は止めることだな」

二年二組は颯爽と学校へと帰り着いた。

167 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 21:43 ID:JRhaZrgH

ただし…
「前林、箱田、福原の三名は、授業放棄で罰プリント　谷志は停学二日　理由は保健室登校を
エスケープ」
処罰は厳しかった…

168 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 21:48 ID:JRhaZrgH

数日後　俺が朝のＳＨＲに行くと谷志は前林の横にちょこんと座っていた
「出席を、取ります」
斎藤先生は、廊下で微笑んでいる…

「疾風の創価学園編　ひとまず完結」

169 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/15 21:59 ID:JRhaZrgH

予告「乱風の創価学園編　執筆快調」

170 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/16 19:47 ID:???

作者の一名による途中解説

やっぱり　いつものパターンです　

私は創価学会に対して、書きたいこと、思っている事を掲示板小説として書いているので
ある程度のパターンは仕方がないのかもしれません

保健室登校とか荒れる学園とか不登校からの立ち直り（？）とかはほんのちょっと出せたので
今はそれでもいいかな　と思っております

171 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/18 19:58 ID:yMIQx++D

　乱風の創価学園編幻のブルマー王国

夢を見ていた。夢だと言うことが分かりながら夢を見つづけていた。
　どこかのトンネル…いや、洞窟のような場所で潮の匂いをかいでいる。
　光はどこかから指していて周囲の様子は見える。背後でぐちゃッという音がした。
　恐ろしいほどの悪臭、いやな雰囲気
　「ギッヒエヘ～」

172 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/18 19:59 ID:yMIQx++D

　地の底から響いてくるような不気味な声
　野火　女鐚（のび　にょびた）は勇気を振起して振り返った。
　「だ、誰だ」
　「ドザエモン…グヘヘ～！」
　不吉な笑い声とともに腐乱死体が海面から現れる。そいつはもう顔なんて全く、ぐちゃぐちゃの腐敗しきった
　腐肉の玉のようになっているのにはっきりと笑った。
　「女鐚君も一緒に腐ろうよ、グヘヘ～」
　夢だと分かっても、女鐚にとってその恐怖は耐えがたいものだった。

173 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/18 20:05 ID:yMIQx++D

　夢から覚めた後も、女鐚は体が震え続けた。流石におもらしはないものの悪夢の怖さは（夢だと分かっていてさえ）本物だった。
　だが、震えていられたのもほんの一瞬だった。
　「やべぇもうこんな時間！　」
　顔を洗って歯を磨いて背広に着替えてチャリで学校へ。教師が遅刻したのでは示しがつかないし、二年の教員は全員参加の朝の勤行の前には自分の机にいないと（生活指導の先生以外は、だが）即座に教頭からねちねち説教される羽目になる。
　そう…野火女鐚は教師、それも関西ＳＧＩ外語の臨時教諭なのだ。

174 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/18 20:08 ID:yMIQx++D

　チャリを飛ばした甲斐があって、今日も女鐚は遅刻を免れた。
　「あら、今日はまたお早いお着きです事」
　隣に座っている先輩の臨時教諭、今日月静香が笑いながら言った。
　野火という苗字も珍しいが、今日月（きょうづき）も珍しい苗字だ。彼女の歳は女鐚よりも二、三才上のはずだが、実際には十は年上に見えた。地味なファッションと古風な髪型や眼鏡のせいだ。
　「からかわないでくださいよ。悪夢にうなされて、はねおきたらもう遅刻すれすれタイムだったんですから。」

175 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/18 20:13 ID:yMIQx++D

　「悪夢？　」
　静香は眼鏡の奥に微かに興味の光を浮かべた。女鐚は彼女がＳＧＩの新人研修会でこともあろうにタロット占いをした話を思い出した。
　彼女はオカルト話が好きなのだろうか。しばらくためらったけれど女鐚は正直に言った。
　「ドザエモンが出てくる夢ですよ」
　「ドラえもんじゃなくて？　」
　「残念ながら、そんな良いもんじゃありませんでしたよ。」
　「でも、あなたのご両親はドラえもんにちなんで女鐚（ニョビタ）って名前を付けたんでしょう」
　「殺してやりたいですよ。この名前のおかげでどんだけいじめられたか…でも、両親はもう死んでるからそれは不可能なんですがね」
　「あなた、面白いわ…」
　「は？　」
　どうやら、それは静香なりの誉め言葉だったようだ。なまえどおりしずかに微笑みながら彼女は言った。
　「私の分析では、あなたにとってはノビタと言う名前は…」
　「正式にはニョビタです」
　「失礼、でもこの名前はドラえもんのキャラを意識させるはず。だから、素直に考えればドラえもんが出てくるはずなのにドザエモンが出てきた。不思議だと思わない？　」
　「…はあ」

176 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/19 16:15 ID:912L4ZZh

あげ

177 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/22 19:26 ID:1he/vK2g

そしてやはり、この日の職員室の話題は例の宇治小学校の事件だった。

178 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/22 19:29 ID:1he/vK2g

山本教務主任は、学校の治安維持は学校自体の手には負えないという意見で
五十嵐教諭と意見を交わしていた

179 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/22 20:24 ID:1he/vK2g

「塀を高くして、門を閉ざして、監視カメラ。それじゃ刑務所だ、でもね、塀の中に」

180 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/22 20:27 ID:DCOYmLCH

そうか刑務所は出城か

181 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/23 13:36 ID:3LaBzREy

「囲い込んでいれば安全かというとそうでもないのが学校というものの
奇妙なところでな」
その時、どこかで女子高生がタイミングを計ったように悲鳴を上げた。
生活指導部の先生たちがどやどやと職員室を出て行く…
いつもの関西ＳＧＩ外語の風景だった。

182 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/23 19:57 ID:3LaBzREy

「そうですよね、通学途中に襲われたりしたらですね…」気まずい雰囲気を破るように
五十嵐が言う
「うむ、サカキバラの事件も…」
そんなことを話していると、生活指導の先生たちが帰ってきた。

183 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/23 20:02 ID:3LaBzREy

「また坂沢真でした　堀の内利奈に抱きついたらしいです」
「５組の坂沢か、朝からさかってるのか」
「そうらしいです。反省室に放り込んでおきました」

184 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/23 20:20 ID:3LaBzREy

「坂沢は普通の学校ならとっくに…」
「ああ、だが某先生の隠しだねと言う事ではなあ」
「遺伝子というものは、偉大だ」

185 ：松井 ◆...VBh.www ：03/12/23 20:20 ID:C83VJ7jw

突然ですが皆さん
創価学会についてどう思いますか？
興味ありましたらあなたの意見をお聞かせください
YAHOOチャットの政治カテゴリのユーザールームに
創価学会YAHOO支部という部屋があります
ただ今そちらで熱い議論を繰り広げております
マイクを使ってボイスで討論もしています
YAHOOにログイン後ご入室ください
心よりお待ち申し上げております
以上、宣伝でした

186 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/23 20:23 ID:3LaBzREy

長男も三男も、レイプ魔と言ううわさを聞かないが…

187 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/23 20:31 ID:???

創価学会YAHOO支部
集団で囲まれて勧誘されそうでやだ

188 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/24 19:11 ID:mKkW6iGD

「しかし、あの坂沢にもＹＡＨＯＯ支部で折伏鬼となるという良いところがあるじゃありませんか」
担任の四谷先生が擁護するように言った。彼は坂沢とはうまくいっていたからこそ担任を引き受けたのだ

189 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/24 19:26 ID:mKkW6iGD

創価学会においては折伏は重要だ、だが…
「でも、堀の内は泣いていましたよ」
「なんとかしないとなりませんね」
「ああ、ここは曲がりなりにも学校だからな」

190 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/24 19:34 ID:mKkW6iGD

「停学に？　」
「いや、いい考えがあります。３年はぐれ組に預けて精神を鍛えなおしてもらってはどうですか」
「おお、それは…」
外道と言う二つ名を持つ学園内でも恐れられる三年はぐれ組とは…

191 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講@名前だけ佛所 ◆IByKs72gR2 ：03/12/24 22:27 ID:OaFBaPa+

朝井教諭が受け持つ軍隊調の学級だったのだ。

剣道や柔道、空手などで生徒を鍛え、朝井教諭には”伏拝”を強要していたおそろしい
学級である。

生徒には”朝井の言うことを聞かないもの帰依しないものは滅ぶぞ”と生徒を脅かすような
内容だったが、崩れた生徒の更正にはもってこいの学級ではある。

192 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講@名前だけ佛所 ◆IByKs72gR2 ：03/12/24 22:31 ID:OaFBaPa+

「あと三年特殊学級という手もあったな・・・。」
「え？あそこはいかんです。大臭先生のやり方は教師全員の不評を買っています。
補助教員の大川先生のやり方にも反発がありますよ。」
「壁新聞絵冥を読んだことがありますか？」
「え？あの子供の便所の落書きみたいない新聞のことですか？」

193 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/24 23:03 ID:???

「自分は今日、甲南劇場に行きますので」
溝口浩はそういうと、ズラを被り直しその場を立ち去った

194 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/24 23:13 ID:???

加えて「ガソリンはオヤジの所で入れろよ」とも言い捨てたのだった

195 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 12:08 ID:irfxI3CS

彼は愛車のサーブ900ターボに乗り
颯爽と校舎から国道に飛び出した｡

196 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 18:36 ID:???

颯爽と飛び出したは良かったが、信号待ちをしていると「ガ～ン」と
ものすごい衝撃が・・・
彼はオカマを掘られたのであった。

197 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 18:51 ID:3YfsHLyb

そこに前スレの主人公・黒澤敏晃が一匹のネコを連れて現れた！

198 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/25 18:54 ID:Zkg+zPiP

「うわーオカマホラレチマタ　ウワー」

199 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/25 19:01 ID:Zkg+zPiP

謎の中国人のような言葉を吐きながら彼は振り返った。

200 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 20:00 ID:???

878 ：波木井坊竜尊＠日蓮宗葵講 ◆O3Y3j8s2 ：02/04/03 15:16
おれは西富士バイパスでかなり前に１９０Ｋｍの速度でガードレールに張り付いて
３回転スピンして車を全損してから飛ばさない。
一代目のサーブ９００i turbo16バルブのクーペをぶっ壊しちまった。
まあ俺自身はなんでもなかったが。

201 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 21:23 ID:???

振り返ると、顔を見るとほぼ同時に殴られた。
そして気を失った。

202 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/25 23:29 ID:???

あれからどれ程時間がたったのだろう？
気が付くと、両手、両足がロープで縛られていた。
そして全裸だった。

203 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/26 16:23 ID:RtQoFGf4

　続き期待あげ

204 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/26 21:50 ID:fqS8qW41

「だ、だれか…助けてくれ！　」
溝口浩は情けない声でうめいた。

205 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/26 21:53 ID:fqS8qW41

その時、部屋の中にそっと潜入してきた人影が…
「声を立てるな　今、助けてやるぞ」
「ええ？　あんたは一体」
「静かに」
声の主は黒澤だった。
「ほら、ロープは切ったぞ　立てるか　いや、そうじゃなくて立ち上がれるか」

206 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/26 22:00 ID:fqS8qW41

「よし、ここはあんたたち関西SGI外語を狙っている組織の
秘密アジトだ、早く逃げ出すんだ」
「え？　そうなの？　」
「ああ、この服を着て脱出しろ　心配すんな、甲南劇場へ行くんだろ　そこなら
絶対に安心だ　隣に座った奴がモーホーでない限りは」
「ありがとう…」
彼は与えられた服をつけるとさっと逃げ出した。

207 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/26 22:04 ID:fqS8qW41

「ふう…ざっとこんなもんかな」
黒澤がドアを開けて廊下に出ると、そこには山田がいた。

「うまくいったな　」
「ああ、だが油断は禁物だぜ　関西SGI外語は甘い組織じゃない」
「わかってるさ、だが…」
「ああ、あんたの心意気も十分わかってるさ」
新旧二つのストーリーの主人公（？）の意図とは一体…

208 ：魄鸚：03/12/27 03:26 ID:30A5ON4Y

寝ている母親が、急に寝言を呟き出した。
その声は、いつもの声と違い、まだ若い男のような声にも聞こえる。
「どうしょう。どうしよう。このままじゃ。」
数何前から、周りの人間が自分を誹謗中傷するようになっていた。
見ず知らずの子供から年寄りまで・・・
最近、ネットで「電磁波被害者の会」を見つけ自分もその犠牲者の
一人だと思っていた。
しかし、現実はそれよりももっと奇怪である。

209 ：魄鸚：03/12/27 03:42 ID:30A5ON4Y

街中を、気晴らしにあてもなく歩いてはみるものの
いつものように何処からともなく自分名対する非難の声は
聞こえてくる。
電磁波の影響で自分だけに聞こえているのだろう。
そう言い聞かせ、気にしないようにショーウィンドウを眺めて
いた。
子供が後ろを通りすがりに、笑いながら大きな声で私を名指しで
罵倒する。
私はガラスに写りこんだ後ろの様子に目を向けた。
すると近くにいるチラシ配りの男性は一瞬、びくっとした反応を見せ
顔をこわばらせてその子供を見送った。
その時確信した。聞こえているのは私だけではない
そして、私の目線に気がついたのか、その男性はバツが悪そうに
俯きチラシを配っている。
振り向いた私はその男のそばに行った
チラシを手渡す男は何かにおびえたように私とは決して目を合わせる事はなかった。

210 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/27 23:38 ID:M4T/YSnH

そして…

211 ：魄鸚：03/12/28 00:05 ID:NBVlyPZU

その事があってから、私への誹謗中傷を発言する人達の観察を
するようになった。
人々を観察すればするほど、ある一つの共通点に気が付く。
私に対していってくる人間は、友達、会社の同僚、どんな人と話していても
話をしている相手と目が会っていないと言う事だった。
そして、話をしている人全てが、一転のどこか遠くを見つめているか、
上目使いに中を見つめているのである。
まるで、誰かに操られているように、今、話をしているその相手ではなく
別の誰かの話を聞いている。
そのように私にはとれた。
電車に乗った際、立っている私の前に二人の女性が座って世間話をしている時だった。
「あの人、人殺しなのよ」
「えっ？」
もう一人の女性が聞き返した。
「あの人、引っ越したのよ。」
聞き返した女性は、その言葉に納得して話を続ける。
私には人を殺したと言う経歴はないが、日増しにひどくなる中傷は
そうした言葉まで私に対して向けられるようになっていた。
いつもは名指しで言われている「人殺し」という言葉は、名指しでは
なくとも自分に向けられたような威圧的な言葉に感じ取れる。
この女性は、私を標的として言っているのか、それとも無意識で言っている事なのか
勇気を振り絞り声をかけ聞いてみる。
「さっき人殺しとかって言ってませんでした？」
「言ってないわよ、そんな事。」
「でも引越しの話をしている時に、連れの方も聞き返しましたよね？」
二人とも首を傾げ、こちらを訝しげに見て電車を降りていった。

212 ：魄鸚：03/12/28 00:35 ID:NBVlyPZU

電車が出発しホームを歩く二人の女性を見送っていると
「人殺し。」と言った方の女性が振り向きこちらを見て
勝ち誇ったように厭らしい目でにやりと笑い、もう一人の女性と
去っていった。
その時、見ず知らずの大多数の人間が私に対し意図的に策略を
張り巡らしている事に恐怖を感じた。
多分、あのチラシを配っていた男性もこうした策略を知っていて
怯えていたのだろう。
本当の、犯罪者は世の中五万と存在し、交番に張り出されて尚も捕まらない
人間がいるにもかかわらず、私がこうした事に巻き込まれなくてはいけないのか
何の為に世間一般の人間が私を攻撃するのか謎は深まるばかりであった。

213 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/29 02:32 ID:cEKNh8fe

世間一般に私が恐怖心を抱き始め、いつしか…

214 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/29 19:03 ID:???

私は創価学会の会員となっていた。

仏壇に向かい一心不乱に題目を唱えると心が落ち着くのだった。

215 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/29 19:43 ID:cEKNh8fe

そんなこんなで>>207から
山田は黒澤に言った。「先生は仕返しなんか望んではいないだろうよ」
「それは分かってるさ、最後の瞬間も、拳銃を二丁所持していたがそれは
残して素手でトラックを降りてる。」（旧作　おい～Ｐ２参照）
黒澤の答えに山田は「だったらなぜだよ　」と声を荒げた。
「我慢できないんだ」
「？　」　

216 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/29 19:53 ID:cEKNh8fe

「あの関西ＳＧＩ外語の教頭は無手の相手を殺して校長に昇格したらしいじゃないか」
「ああ、そうらしいな」
「それを黙って見ていていいのか　もっと言うならばだ　仕返しをしないと言うなら
その罪はどうなるんだ　先生は殺され損か」

217 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/29 20:02 ID:cEKNh8fe

「だがな…」山田は言った。
「黒澤、おまえには彼女ができて東京で新しい生活をはじめるんじゃなかったのか」
「それとこれは違うさ、けじめの問題だ　」
「けじめ？　」
「ああ、俺はゴンザレス恩田を、一対一の決闘で倒す、生徒の目の前でな　できれば
エモノは先生の遺品のブローニングがいい　もしやろうと思えばこれまでにもいくらもチャンスがあったが
毒とか爆薬、遠くからの狙撃でやったんじゃ決闘ではないからな」

そのころ　当の本人、ゴンザレスは…

218 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/29 20:41 ID:cEKNh8fe

「ぬわにぃ　一年八組は今日も三人しか登校してないＤＥＡＴＨか～」
「ははっ　やはり不登校の生徒を集めて一学級を編成するというのは
根本が間違っていたかと…」　山本教務主任は無表情に言った。

「ファッキュウ　早急に対策を…」

219 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 13:55 ID:Di9KynYN

「対策ですか…」
不登校への対策　それがあるなら苦労はしないのだがと山本は思った。
「おう、いいことを思いつきました　あの問題クラス　２年２組の副担　たしか」
「五十嵐先生ですね　」
「彼に３年はぐれ組から勢いのいい兵隊４・５人をつけて家庭訪問に回ってもらうＤＥＡＴＨ」

220 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 14:03 ID:Di9KynYN

「し、しかしそれはかえって逆効果では？　無理につれてくれば登校できるタイプの
不登校もないとは言えないのですが…」
「では、どうしますか　」
「うーむ、そうですね　」
その時だった、山本は…

221 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 19:35 ID:Di9KynYN

野火臨時教師を思い出し、彼が大学時代にカウンセリングのゼミに所属していたことを
身上話にしていたことを思い出した。
「校長先生、一人そういった仕事をやらせてみようかと思っている者がいるのですが」
「ヘイ、それはよかった　で、だれですか」
「ノビです」

222 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 19:52 ID:Di9KynYN

「彼は少し押しが弱いのでは」校長が言った。
「そこです　五十嵐はいい教師ですが熱血過ぎて不登校の生徒に多分、発破をかけます
生徒には学校が追いかけてきたように感じられてますます不登校になりかねない」
「うむう、教育現場を見てきたようなレスですが、かれで大丈夫ですか」
「それは様子をみて、無理だと感じたら校長先生の作戦にスイッチすればよろしいのでは」

223 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 20:42 ID:Di9KynYN

その日の夕方、山本教務主任は野火を一杯飲み屋に誘った。
「という訳でして、不登校生徒を頼みますよ」
「は、はあ…」

224 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：03/12/30 20:46 ID:???

その頃、不登校の学生は、ヤフーチャットに耽っていたのだった。
「おい、正月のカキコはどうしよう？」
「私はまたかわいいＡＡにしようかすらｗ」

225 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：03/12/30 20:58 ID:Di9KynYN

それを知ってか知らずか、山本は
「今は不登校の生徒同士がチャットや携帯メールで連絡しあうという世代なんで
困ってしまいますよ」
と、言った。
「それはいまどき普通のことでしょう」
「いやいや、その中身が問題だ　生徒同士が励ましあうとかならいいが、何日までなら休んでも
セーフとか、そっち系の話をしおる。もちろん悪い話ばかりではないだろうけども」

226 ：魄鸚：03/12/31 02:13 ID:q9o3B8lZ

>>212
そうした事があるにも関わらず、仕事場の同僚に相談しても
家族に相談しても
「気にする事はない。」「そんな話は聞いた事はない。」
の一点張りで自分の納得する返事は返くる事は無かった。
そんなおり、同僚が気晴らしにとGLAY（有名なのでとりあえず）
のコンサートに誘ってくれたのだった。
最初は興味のなかった私であったが、他の友人達とは折り合いがつかないと
言う事で結局私とその同僚の2人で行く事になったのだが、
この事が後に奇怪な出来事の正体を浮き立たせる事になるとは想像もつくはずも
なかった。

227 ：魄鸚：03/12/31 02:47 ID:q9o3B8lZ

とりあえず、同僚からチケットを渡され、チケットを確認してみる、
一月半ばの東京ドームチケットで、座席の位置はドームに言った事の無い
私が番号を見てもどの場所になるのか検討がつかなかった。
カラオケなどで、GLAYの曲は歌ったりするがわざわざCDを買ったり、コンサート
に行くというまで興味を持っていない私は、気が進まずその同僚を知っている
他の同僚にも話を持ちかけた。
「コンサートには興味が無いから変わりに行かないか？」
GLEYと言えば、高額で取引されるチケットである。
にもかかわらず、声を掛けた全ての人間が不自然に断るのある。
この時、何かあるとは感じながらも、チケットを手にしたまま、
コンサート当日になってしまった。

228 ：魄鸚：03/12/31 03:11 ID:q9o3B8lZ

コンサート当日、同僚に指示された場所で待ち合わせ、
マクドナルドで飲み物等を買い、1時間前ぐらいにドームに
入った。
ドームの中は人であふれ、騒音に混じって、メンバーのメッセージの
声が流れていた。
その、メンバーの声も、私に対しての誹謗中傷に聞こえる。
業界人との知り合いは誰一人としていない私である。
それなのに、何故、メンバーの方は私と言う存在を知っているのか？
この誹謗中傷は、そんな所まで流れている事に疑問がはしる。
どうやら、私は、招かれざる客だったらしい。
しかし、誘ってくれた同僚の手前、帰る事も出来ずに腹立だしさを抑え
とりあえずコンサートが終わるまでいる事にした。

229 ：魄鸚：04/01/01 03:02 ID:w1dqjMQL

席の場所は会場の2階でステージ正面より、やや左側で下から数えて10段目
ぐらいのところであろうか。
私の席は通路側で、係りの人が度々横を通り過ぎる。
開演の時間が近づくと、ドームの中の照明は落とされ薄暗くなっていった。
私の横を通りすぎようとする係り員の姿をふと見ると、
私の横で意味深に懐中電灯の明かりを床に当て通り過ぎていく。
まるで、自分の場所を示すように何度か通りすぎては同じ事を行っていた。
幾らなんでも、底まではしないだろう。
自分の自意識過剰であろうと言い聞かせコンサートの始まりを待っていた。
やや、遅れて、コンサートが始まり、デジタル映像で出来た人の顔が
中央の風船に映し出される。
風船が割れてメンバーが奥から出てくると、会場は一気に盛り上がりを
見せた。
全員が席を立っている中で一人だけが席に座っていると言うのも
不自然なので、とりあえず席を立ってコンサートを眺めていた。
不思議と、先ほどのメッセージに入っていたような、誹謗中傷は
流れる事が無く、そのままコンサートは順調に進んでいっていた。
しかし、メッセージで自分に誹謗中傷の言葉を思い出し。
腹立だしさで、心の中を嫌な気分が流れ出る。
「あの照明が落ちて死ねばいいのに・・・」
スク-リーンにボーカールがステージ中央のドラムの前を後ろを向いて前かがみに
なっている姿が映っている。
何をやっているのかまでは見えなかったが、その後なにやら、はっとした顔で
後ろを振り返った。
何かあったのだろうか？少し疑問に思う。
この事が、これまで私に対し、何事も無かったコンサートが急変する事になった。

230 ：魄鸚：04/01/01 03:39 ID:w1dqjMQL

ボーカルがその表情の見せてから、何曲か続けざまに歌っている
さなか、私はトイレに席を立った。
席に戻ると、同僚は遠くを見て一人つぶやいている。
「GLAYにあった方がいい。」
私の目を見て言っている訳でもなく、ステージに向かって
立ち、直視しながら言うその言葉に、
私が席を立った間に何があったのだろうか？
そうした、煮え切らない思いが込み上げてくる。
しかし、たぶん、その事を聞いたとしても、この前の電車での
事と同じになるだろう。
そう思い、あえてその事に対してその場では触れる事はしなかった。
その後の、コンサートの歌は、何故だか、自分がGLAYに入れと言うような
歌詞のものになっていた。
いや、本人達が歌っているのではなく、超音波でそう聞こえるのだろうか？
スクリーンのメンバーの口の動きを気にして見てみる。
クチパクではなさそうな、口の動きに本人達が発している言葉で
あると感じたが合った事のない人間からの誘いに疑心暗鬼の目を
向けていた。

231 ：魄鸚：04/01/01 04:02 ID:w1dqjMQL

コンサートが終わった後、その場にいた人々が、自分に対する
誹謗と中傷と共に口々に言い出し始める。
GLAYがメンバーに入れてくれるんだってさ。
ただの茶化しだろう。
そう思い、気にしないようにしていた。
あの、メンバーも何処からか噂を嗅ぎ付けて、冷やかしで言った事で
明日になれば、そんな話は無くなってしまうだろう。
しかし、その考えは甘かった。
次の日、TVをつけ、身支度を整えながら遠巻きに
声を聞いていた。
ニュース番組のアナウンスの女性の声に耳をうたがう。
「GLAYが裏切りました。」
GLAYが裏切った？
この時、私に対しての誹謗中傷がTV業界にも広く広がり、
誰もが知って知るのだと痛感した。
その放送があった、翌日、自分の家の近所と、渋谷、そして仕事先であった
新宿の３箇所から爆弾が見つかったのである。
そのうち、ただ、一箇所、繁華街からかけ離れ、脈絡の無い場所に設置された
爆弾の意味を、私に対する脅迫なのだろうかと背筋が寒くなった

232 ：魄鸚：04/01/04 00:41 ID:CwAPBTLL

その日から、今までの中傷に加え、「爆弾」「消火器液」「GLAYも潰す」
等の声が飛び交うようになった。
駅で電車を待っている時に、囁くような誹謗中傷と共に駅員流す駅構内放送が
そのようにハッキリと聞こえる。
これだけ、ハッキリと聞こえるのであればビデオやラジカセでも取れるだろうか
そうした考えからビデオやラジオテープに取ろうと持ち歩くようになった。
しかし、これらの機器を持ち歩いている時や、テープが回っている間は
ハッキリとした声が何故だか聞こえなくなり、機械では拾い切れないような声だけが
木霊する。
何故、私がこうした機器を持っている時に誹謗中傷の発言が止むのか
その疑問を抱きながら月日は過ぎていった。
ある日、バスに乗っていると、一人の老人が携帯電話をいじっていた。
「今日もこの機械を持っていても証拠は取れないだろう。」
そう思った瞬間、携帯電話から
「証拠は取れないだろう。」
心で思った瞬間、女性の声の電子音がバスに響き渡った。
この時、一瞬耳を疑ったが、一種の確信が生まれた。
心を読む機械があるのだろうか・・・。
そうすれば、自分の行動を全て把握しているような周りの人々の動きに
辻褄が合うのである。
疑う余地は無かった。

233 ：魄鸚：04/01/04 02:12 ID:CwAPBTLL

私の使っていたのは携帯ではなくPHSだったが、登録した人間を人工衛星を使い
所在が解るシステムがあるのは知っていた。
私はPSHにそうした機能が搭載されているのであれば携帯、PHSどちらにも
心を読む機械も備わっているのではないかと考えた。
私は出かける時、試しに自分の使うPHSを家に置いていくことにした。
家を出てバスに乗ろうとした瞬間、普段聞きなれているバスのアナウンスが
変わる。
「そんな事をやっても無駄。」
と
バスを乗り込んだ後も、そのバスのアナウンスは自分の心の中を
放送していく。
それを聞いてPHSや、携帯電話の中に心を読む機械が備わっている
のではないかという考えが無残にもこの時点で崩れ去ったのである。

234 ：魄鸚：04/01/04 02:40 ID:CwAPBTLL

帰り際カラオケ屋の前を通ると、店先で流れている歌が
耳につく。
「盗聴されているから訴えろ。」
オリジナルの曲が、私の個人情報や誹謗中傷の内容に入れ替わり
まったく違う歌詞になって流れていた。
今流れている有線の歌は本人達が何かを伝える為に生で歌って流しているのか、
それとも超音波や電磁波の技術を持っている人間が
面白がって流して私の様子を見る為に流しているのか
私には到底真実など見えない事であった。
しかし、本当に言える事は盗聴ではないと言う事実と、この現象を
証拠に収めて訴える事は出来ないと言う現実それだけだった。

235 ：魄鸚：04/01/04 02:43 ID:CwAPBTLL

>>234
>それとも超音波や電磁波の技術を持っている人間が
>面白がって流して私の様子を見る為に流しているのか

訂正
それとも超音波や電磁波の技術を持っている人間が
私の様子を見て面白がる為に流しているのか

236 ：魄鸚：04/01/04 23:51 ID:CwAPBTLL

心が読まれていると思うと落ち着かない毎日を暮らしていた。
自分の心の声は周辺だけかそれとも、広範囲にわたるのか？
とりあえず、コンサートに行った後から、自分の周りでGLAY
の名前をよく耳にするようになっていた。
何かの情報が得れると思って今まで聞いた事がなかったGLAYが日曜日に
やっているラジオ番組を聞いてみる。
流れている曲や、コーナーの合間に私の名前と潰す等の声が小声で
入っている。
そして、話に何の脈絡もなくメンバーの一人が突然訝しげに
「聞いてたの？」
という事を言い出した。
この言葉を聞いて自分の家から、ラジオ局まで自分の心の中が
解るのだと悟った。

237 ：魄鸚：04/01/05 00:13 ID:pXZK/bcW

しかし、そんな状態であっても仕事場の同僚や周りの
人間の反応は以前と変わらぬままである。
皆はこの事を知っているのだろうか？
聞いても、何も知らないというばかりで、私もこれ以上は
何も追求する事はなかった。
まあ私自身が、幻聴を煩っているとして精神病院に行く事に
抵抗があった為であるが。
TVを見ても聞こえるのは自分に対する誹謗中傷ばかり、
CD等を聞くようになった。
何気なく聞いていたCDであったが、歌声でなく、バックコーラス
に耳を向けた時、そのバックコーラスの歌声が、TVの時とまったく同じ
声で私に対しての攻撃的発言になっていったのである。
今まで、歌詞通りに歌っていた歌声も、一度その声が耳につくようになったら、
私に対しての誹謗中傷に所々聞こえるようになっていった。

238 ：”管理”者：04/01/05 00:18 ID:???

ナルちゃんですなぁ～

239 ：魄鸚：04/01/05 00:26 ID:pXZK/bcW

誰もが私だけの勘違いと言うだろう。
解りきった事であった。
しかし、誹謗中傷という耳で聞こえる形だけでなく
行動としても周りの人々は嫌がらせをしてきていた。
街を歩いていると見ず知らずの人が私の目の前で親指を下に下げたり
中指を立てたりしてくるのである。
「死ね。」と言う意味や、私に対し喧嘩を吹っかけている
ジェスチャーである。
こうした事を目の前でやられて、私だけの幻聴ではないと確信をしていた。
そして、こうした行動は自分と付き合っている人や家族も
同じ行動をするのである。

240 ：魄鸚：04/01/05 02:21 ID:pXZK/bcW

そして、そうした行動を起こす時は必ず１テンポ間があき
目の中の瞳は上を見つめ、何かに指図されるように動き出す。
その後、そうした行動の全て忘れているようで、
何事もなかったかのように、いつもと変わらない行動をとり始めるのである。
私に聞こえている言葉は常に自分に向けられる誹謗中傷であるが
家族を含めた私以外の人間には違う言葉が聞こえている
そのように見えた。
試しに私は、街の中で自分に対し誹謗中傷を言い放つ人間に
その人間が言った事と同じ事を言い返した。
すると、言い返された人間は、一瞬びくっと身を震えさせ
私の方に振り向き、驚いた表情で顔を見るのだった。
しかし、そうした反応はつかの間でどの人も上に目線を飛ばし、
何事も無かったかのように、又それを言い出し始める。
街の人を観察するようになって、私の心で思った事も、機械で解るのではなく
他の人間が私が心で思った事を同時に話している事に気がつく。
その切っ掛けは、何気なく私の前を通ったカップルの言葉にあった。
女性の方が独り言のように呟いている言葉それが私の心で思った言葉で
あったからである。
「何？」
と聞き返す隣の男性
しかし女性は「なんでもない。」
と呟き、それを聞いた男性は少し首を傾げ、
二人は私の前を立ち去っていった。
彼女の口に出した言葉は、その男性にも確実に聞こえていた。
私の幻聴などではなく私の心の中で思った事は彼女の声として
発せられたのだった。
そして、その事を聞いていた男性は、私の心の言葉という事を
認識していなかったのだろう。
男性の首を傾げるという行動はその言葉を理解していない事の
現れのように見えた。

241 ：魄鸚：04/01/05 02:54 ID:pXZK/bcW

心の言葉が人に直接伝わる事を知り、誹謗中傷を発言
してきた人に対して恨みを持っていた私は、
心の中で、人間同士で殺しあいをするように念じるようになった。
「馬鹿は殺せ。」
「クラスで嫌な奴も。」
しかし、不思議と社会に対して非道徳的な事を思うと、
それらの言葉が違う言葉となって伝わって行く。
「馬鹿は殺さない。」
「クラスに嫌な奴はいない。」
心の中で思った事は、都合の悪い個所は全てこの
技術を持っている人間達の手によって変えられていく。
子供から年寄りまで笑いながら、
「そんな事をやっても無駄。」
そう言ってニヤニヤと私を見つめている。
この時、ふと思った。
今まで、私に対して向けられた誹謗中傷全てが見えないこの技術で
言っているのではないかと。
私の心の中の言葉が他人に同時に発する事が出来るのならば
私に敵意を持っている人間の心を読ませ、他人の口をかりて
発言できるのではないかと。
しかし、それだけではなかったのである。

242 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/05 21:52 ID:AckexMYD

魄鸚さん
続きを期待しております　

243 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/01/05 22:16 ID:???

（おおげさだが、いい線を突いている
（心理的に追い込むには　１０人単位で動くのが適当かな
（やるつもりはないが、やるんなら現在の仲間の人数では足りん
（そのうち顔を覚えられてしまう
（大組織が必要な所以だ

244 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/06 19:51 ID:wQb7n3di

え？　まさか・・・>>241でストーリー完結したの？　

245 ：魄鸚：04/01/06 23:34 ID:a87tvIvo

すいませんが
>>241はまだ話の中で早いなと思ったので、
>241からではなく
>240からの続きとしてで書きます。

この時の私は人間の心が読める事が出来る何かがあると思いながらも
一方で回りの人間が私の行動を見張り、あたかも心を
読んでいると思わせているだけではないのかと言う疑問とが交錯していた。
しかし現実にその現象はひどくなっていった。
電車の中で飴をなめようと、口に入れた時だった。
それと同時に車内放送で次の停車駅を車掌がアナウンスする。
「次はあめ・・・失礼しました・・・」
周りで、何も知らない人が聞いても、ただの間違いとしてしか
聞こえない事だろう。
実際に乗っていた人間の殆んどがまったく反応する事もなかった。
しかし、私にとっては、そのアナウンスは今の瞬間に何をしたのか、そうした事が車掌に
まで、伝わってるという事にしか受け取れなかった。
飴を口に入れた時、座っていた私の周りに人があふれ、こちらから
車掌室も運転席も見えない状態の中である。
その事はあちらにも絶対に見れない位置であると言う事が誰もが私の心を読
む事が出来ると言う現実がますます真実味を帯びていったのである。

246 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 19:43 ID:3Zw2FswP

>>225より
今回の登場人物（>>92以降、ここまでに出た人物のみ）
坂沢真　　　　２年５組生徒　池田大作の遺児　
堀の内利奈　　同生徒
野火女鐚　　　臨時教師　悪夢に苦しむ　カウンセリングの技能あり
今日月静香　　臨時教師　女鐚より二歳年上　オカルトマニア

ここまでのあらすじ
創価学会の運営する関西ＳＧＩ外語スクールの校長、ゴンザレス恩田は前作の作家、政教一致＠大阪を射殺した功績で、校長に就任した、
それに遺恨を持つ前作の主人公（？）黒澤は生徒の前で一対一の決闘を挑むと覚悟を決めていた。一方、臨時教師の野火女鐚（のび・にょびた）は山本教務主任から不登校生徒の家庭訪問という困難な任務を託される。
自身も悪夢に悩む野火はしぶしぶひきうけるが、それはさらなる悪夢の入り口だった。

247 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 19:49 ID:3Zw2FswP

山本が女鐚に無理な仕事を頼んでいたころ、同じように学校近所の居酒屋で五十嵐は久村と一杯やっていた。
「いったい、何だって校長に怒られたんだ」
「手帳を落としたんだ」
「先生手帳をか」
新年に配られる学園の手帳は、先生手帳と俗称されているが、出入りの業者にまで配っているもの、生徒手帳の
紛失のように怒られるような性質のものではない。

248 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 19:53 ID:3Zw2FswP

「ああ、それを職員室で拾ったのが校長だったのが不運の始まりだ」
「はあ？　もしかして池田大作氏ねとか書いてあったのか」
「それは３章までいってる人気スレッドじゃねーか」
「む、気になるな、ちょっと手帳見せてみろよ」
「これさ」

249 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 19:57 ID:3Zw2FswP

「なんだと、あと２時間で地球が爆発するとしたらレイプする女百人リストだと」
「五十嵐、大声で叫んだらおまえが書いたのかと思われるぞ。まあ、おまいはユン先生だけが
リストにあがっているだけだろうが」
「それはそうと、筆頭が堀の内か？」
「ああ、彼女の胸は結構でかいぞ」
「ルックスはかなりいい線行ってるのは認めるけどな」

250 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 20:01 ID:3Zw2FswP

「おれはてっきり森沢明美が一番だと思ってたが」
「彼女は美人だが性格はよくない」
「そうかな　？」
「おまいの先生手帳にはどんなことが書いてあるんだ」
「これだよ」
「？　やけに分厚いな」
久村はずっしりと重く分厚い五十嵐の手帳を開けた。
「なんじゃこりゃ」

251 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 21:29 ID:3Zw2FswP

「２年２組の生徒の調査書が、縮小コピーで張ってあるじゃないか」
「時々いるんでな」
「こんな細かい文字、読めんぞ」
「じゃーん、百均ルーペ」

252 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 21:38 ID:3Zw2FswP

調査書とは、生徒の身上調書のようなものだが成績や過去の担任の所見などが記載されているので担任以外には
絶対秘密の超機密文書だった。（永久保存、絶対部外秘）
「しかし、斎藤先生もよく許可したな」
「アノ先生は生徒のためになると判断したらなんでもやる人だ」
「こいつを俺みたいに落としたら即首だぞ」
「学級を背負うというのは、そう言うものさ　」さらりと五十嵐は言った。

253 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 21:51 ID:3Zw2FswP

「そういえば、２年２組はちょっと落ち着いてきたな、前林はシンナー止めたらしいじゃないか」
「ああ、彼女がシンナーくさいとキスを拒むんでな　相談に来たから彼女とシンナー、どっちを取るかと
たずねたら彼女だとさ　それでだよ」

254 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/08 22:17 ID:3Zw2FswP

「箱田も最近、奇妙なターバン巻いて学校に出てきてるな」
「ああ、彼にも彼女がいて、毎朝学校であのお手製のターバンを巻いてくれる。開けるのは家に帰ってから、それで毎日
一回頭をそるだけで済むようになりました　めでたし、めでたし」

255 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/09 19:20 ID:W+DpxhFf

五十嵐はコップ酒をあおってから続けた。
「まあ、およそ高校生が奇癖を繰り返すときには、何らかの原因がある」
「ほう、例えば？」
「前林は、父親が飛び降り自殺をしたのを目の前で目撃したことだし、箱田は小学生時代に
癖毛をからかわれて、頭をそってからのことらしいな　ひげの生えかけの時に触るとくすぐったいだろ」
「ああ」
「それと同じで頭髪が少しでも出てくるたびに剃り上げたのが、いつのまにか１日三回だったようだぜ」

256 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/09 19:37 ID:W+DpxhFf

翌日
女鐚は憂鬱を押し殺して出勤した。
「どう？」
静香が低い声でたずねた。
「実は・・・」

257 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 12:08 ID:n6+fidwJ

「不登校児の家庭訪問？　それって普通、担任がするものじゃないの」
「普通じゃないのがここ　関西SGI外語ですよ」

258 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/01/10 18:06 ID:ZtH0RIpY

続きが気になる

259 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 18:57 ID:n6+fidwJ

>>257より
「担任をさしおいてというのは問題ないのかしら」
「目先を変えようという魂胆では」
「ふーん」
「今から装備を受領しに行くところですよ」

地下にある兵器庫では兵器主任の通称「Ｑ」がペットの子豚、ピッピの尻をなでまわしていた
「肉だ　肉だ　もうすぐおまえは肉になるんだ　今のうちにせいぜい太っておくことだな　ヒッヒッヒ・・・」

260 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 19:03 ID:n6+fidwJ

「ブヒー」ピッピが悲痛な叫び声を上げた。
ガチャッとドアを開けた女鐚はその光景を見て凍りついたが、
「あのう　旧作はん　武器を受け取りに来ましたんやけど　おじゃまやったやろか」
「ふう、えらいところを見られちまったな　で　なにがいるんだ」旧作はカチャカチャと
ズボンを元に戻した。
「できれば小型のオートが」

261 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 19:11 ID:n6+fidwJ

「それならちょうどいいのがある　リリプットだ」
「小さすぎまんがな」
「もうちとでかい奴か　デザートイーグル行くか　５０口径の新作が入ったんだが」
「いや　そんな極端な…」
「うーん　お客さんなかなかマニアックな拳銃マニアでんな」

262 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 19:22 ID:n6+fidwJ

結局、これもめちゃくちゃマニアックな２６年式回転拳銃空挺部隊仕様をつかまされた
女鐚は、銃を点検した。
「こいつはな、大阪で２～３百丁だけ生産された幻のリボルバーだ」
「は、はあ？」
「狙いをつけるための照準機能がないという特色がある。照星も照門もないんでな。銃身も約３センチ短い」
「これのどこが空挺部隊仕様なんですか、話を聞いてた限りでは不良品にしか思えませんが」
「どこにも引っかからずすばやく取り出して撃てると言うことに限りなくこだわったらこうなったらしい」

263 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 19:26 ID:n6+fidwJ

とんでもない拳銃を腰に、女鐚はスクーターで出発した。
「まずは・・・不動くんか」
さいわい、不動は家にいた。

264 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/10 20:28 ID:n6+fidwJ

「先生この子はもう三日も部屋から出てこないんです」
「食事はどうしてるんですか」
「時々、私たちが見ていないときには外出しているみたいなんです」
母親はいたってのんきだった。

265 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 10:35 ID:0J9tD4uX

女鐚が「入るぞ」といってドアを開けると、きついアルコールの匂いがした。
不動は、どんよりとした目を女鐚に向けたが、表情はだらしないままだ。
「おまえ、昼間から酒盛りか」
「へ、へへ…ちょっと」
どうやら、酔いも会話はできる程度らしい。

266 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 10:50 ID:0J9tD4uX

「今度、保健室で診察受けろよ、若いうちから肝臓いってる（壊してる）と
怖いぞ」
「俺、もうだめなんです」
「そうか？　まあ、体をいたわれよ　俺が言いたいのはそれだけだ」
不動は不思議そうに女鐚を見たが、何も言わなかった。

「先生、どうでしたか」
「今日話をした感じではそれほど深刻ではないようです」
これが深刻でないとしたら一体何が深刻なのかと思う気持ちと教師としての
義務が女鐚の心の中で交差した。保護者を脅すような言動は厳禁だからだ。
「とにかく、あんまり無理に飲まないようにしていただけるとありがたいのですが」
「そ、それはもう…」

267 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 10:56 ID:0J9tD4uX

「これまで、どういった対応をおうちのほうではなさっているんですか」
母親は、「私も毎朝一時間はお唱題して、あの子が学校へ行くようにと…」と
創価学会的な解決方法を取っていることを説明した。
「部屋の前でですか」
「もちろんです」
「毎朝学校へ出る時間帯にですよね」
「当然です」
「おかあさん、それは即刻やめてください」
母親はきょとんとしていた。

268 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 11:03 ID:0J9tD4uX

翌日、不動はしらふで保健室に登校してきた。
そして南養護教諭に、「おれアル中じゃないですよね」と何度も確かめた。
「どうして？　」
「あのおかんが、題目唱えてないんで不安になって…」

269 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 19:55 ID:0J9tD4uX

その日の放課後、野火女鐚はまたスクーターで出発した。
「今日は、長井美香さんか」
女鐚には彼女の印象がなかった。数回授業に出たきり、不登校だったからだ。

270 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/11 20:56 ID:0J9tD4uX

美香の家は「地区」のど真ん中にあった。
ただ、ある程度の大きさのある一戸建てだ。家は貧乏というほどではないようだった。

271 ：魄鸚：04/01/12 01:40 ID:oD4/T+dH

やっぱり>>241からの続きで
母親と一緒に買い物に出掛けた時だった。
狭い店のなか人に押されながら商品を見て歩いていると
子供連れの3人組の家族が前を通った。
そして、その中の父親が「裁判をやろうぜ！」
徐に大きな声をあげる。
周りに人がいたが、私達とすれ違う瞬間に言われた言葉に
私に対して向けられた言葉なのか、隣にいて一緒に聞いていただろう
母親に、その事を話として出してみる。
「さっきの男性、「裁判をやろうぜ！」てさ。」
その言葉に母親から素早く答えが帰ってくる。
「何言っているの？「さあ帰ろうぜ！」と言ったんでしょ。」
その、返答にまだ直ぐ傍で商品を物色している、その家族を見ると
子供もその両親も私の母親を睨み付けて、声には出していないが
何かを言い残して店を出て行った。
その時の口の動きは
「そんな事、言っていない。」
そんな口の動きのように見えた。
私は、周りの人間から持ち上げられ、到底裁判なんていうのはやるつもりは
なかった。
やったとしても、証拠も、証人もいない状態の中、
ともすれば、弁護費用だけがかかり精神的にも疑わしい目で見られる事は
十分承知をしていた。
私の聞き間違いなのか？母親も何かに操られているのか
そして、それを言った家族はどう思っているのか？
私にとって、自分以外は全て信用できないものになっていった。

272 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 18:33 ID:fJM/iRKu

>>270より
美香は留守だった。だが、女鐚は隣の家に「ガンジーキング池田展　キンマンコの男たち」
のポスターが張ってあるのを見て、チャイムを押した。
関西SGI外語の名刺を見て、隣のおばちゃんは驚いていた。
「あの子が学校へ行ってたなんて、ちっとも知りませんでした」
「そうですか、今どこに行っているかわかりませんか」

273 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 18:38 ID:fJM/iRKu

「多分、保育園だと思います」
不覚にも女鐚は保育園のスモックを着た１５歳の女の子を想像して異様な興奮を覚えた
「あのこが、育てているようなもんですよ、まだみんなちっちゃいのに…」

近所の人の話を総合すると、よくある話が浮かび上がってきた。

274 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 18:47 ID:fJM/iRKu

長井の両親は、父親がリストラされてからパチンコで生活を支えていた。
美香には二人の妹がいて、それぞれ２歳と保育園の年長組さん、まだまだほっては置けない
長井家の朝は、遅めの勤行で始まる。そして今日もパチンコで勝てますようにと必死のお題目を上げる
それから両親は「出勤」、美香は保育園に上の妹を連れて行き、下の妹の面倒を見ながら家事を全部やる…
夜も遅くにならないと両親は帰ってこない…

275 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 19:21 ID:fJM/iRKu

「でもね、これって誰も悪気があるわけじゃないのよ　」
「は、はあ。」
「ご両親は、それこそ必死で家計を支えるためにやってるわけで。」
「ええ」
「美香ちゃんも、学校へ行きたくないわけじゃないと思うのよ」
「そうですね」
「小さな子供たちに罪はないのやしね」
「……」

276 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 19:31 ID:fJM/iRKu

それじゃ、わたしは集会があるからと、おばちゃんは去っていった。
それと入れ替わりにママチャリに乗った美香が帰ってきた、前に一人後ろに一人の
ママさん乗りで妹二人を連れている。ほっそりした彼女のどこにそんなパワーがあるのだろうか？
「長井」
「あ、先生」
女鐚は、細面の美香の笑顔がつらかった。

277 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 19:46 ID:fJM/iRKu

「担任の先生も、みんな心配してるぞ」
「はい、すみません」
「じつはな、おまえの一学期の出席日数な…正直に言うぞ。もう十日休んだら
アウトなんや。それで来たんやけど。」
「はい、あの…」
「一回明日にでも、学校へ出てこられへんか。本来はな親と相談するべき話やけど
今隣のおばちゃんから事情は聞いた。そんな事情やったらどんだけ言うても無駄やろうし」
「それは、今日帰ってきたら言うて見ますけど」
「もしどうしても家で妹が目離せない言うんやったら、俺の携帯の番号渡しとくから明日の昼にでもかけてきてくれ
おまえに不利にならない方法を考えるしかないと思うんや」
「はい　すみません」
「でな、長井自身の考えはどうやの、それによって学校としても取るべき方法がまた違ってくるやろ」
彼女は、学校へは通いたいといった。それはそうだろう…

278 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 20:01 ID:fJM/iRKu

翌日、その話を聞いた山本教務主任は深いため息をついた。

教員なら誰でも一回は経験する「家庭の事情の闇」を、女鐚の話は照らし上げていたからだった。
同時に、五十嵐ではなく野火（女鐚）を起用したのは正解だったと思った。
普通経験の浅い教員は不登校の児童を学校へ来させることに重点をおく。それは教師としての本能だといってもいい。
女鐚の判断は、完全に生徒の立場にたっている。

279 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/12 21:28 ID:fJM/iRKu

昼前に、美香は下の妹を連れて登校してきた。
「はあはあ、ようじょ！　」
坂沢はその姿を見てズボンの上からオナニーをはじめた。
「こらー、坂沢、黒板を見ろ」
久村が怒鳴りつけた。

280 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/13 21:33 ID:rVN33L9C

美香は妹をかねこばあさんの購買部に一時預けた。一時間３００円の有料保育は特別サービスだと念を押されたが
それで採算が取れるわけない。
美香は授業を受け、放課後に妹を引き取って帰っていく。

その後姿を見送る女鐚の顔には表現しがたい微笑が広がっていた。

281 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/13 22:05 ID:rVN33L9C

女鐚が職員室の自分の席に戻ると、職員室の長老、鴻池善次郎先生がご自慢の全自動車椅子でやってきた。
「すまんが野火君、じつはわしとこのひ孫がな、その不登校で…」
「ちょっと待ってください。ひ孫さんはまだ小学１年だったはずでは」
「うむ、そうなんじゃが、わしでは会話にならんでな」
会話以前の問題ではないだろうかと女鐚は思った。

282 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/13 23:21 ID:rVN33L9C

「それで、どういう状況なのですか」
「実は」

実際には単純な話のようだった。

283 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/14 18:52 ID:GYA/tw1d

ある朝登校すると「この学会員が」と心無い罵声が浴びせられた。
教室に置いておいたものはすべて盗まれてトイレにぶち込まれていた。
絶え間ない殴るけるの暴行、教師は見てみぬ振りだったようだ。
そしてある日、階段から突き落とされて肩を脱臼、しばらく入院した。
退院してからも、少女は学校へは通えなかった。通わないのではない、通えないのだ。
無理に連れて行ったら気絶したらしい。

284 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/14 20:04 ID:GYA/tw1d

「転校しかないんじゃないですか」
「そんな法を曲げるような事ができるか」
「しかし、このままでは」

285 ：池田大僧正 ◆p47eUI1kBk ：04/01/14 20:07 ID:???

「安心するがよい法を曲げずとも彼奴目に仏罰がくだるわ」

286 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/14 20:15 ID:GYA/tw1d

「ひ孫娘さんは不登校児童の捨て場所。定時制高校へと行ってしまいます」

＊作者まじ注　定時制高校は不登校児童の捨て場所ではありません
不登校に陥った児童生徒が自分自身を取り戻していく貴重な場所です
公明の支持のもと太田知事はこの最後の避難場所を削減しました。

287 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/14 20:23 ID:GYA/tw1d

＊作者まじ注２　ぜったい大阪府民の２ちゃんねらーは太田に投票しないでください

288 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/15 20:05 ID:zCv9fZLz

「小、小学校１年生の女子児童、はぁはぁ…」
「こらー坂上、職員室でオナニーするな！　」

289 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/15 20:16 ID:zCv9fZLz

「先生、おれ小学生と公園で遊んだり銭湯で幼女の裸を盗み見るのが大好きなんです」
「そんな君はttp://page.freett.com/ribbon0723/index.htmへでもいってなさい」
坂上が去ると今日は鴻池先生も運ぶために五十嵐が運転するワゴンで女鐚は小学校へと出発した。

290 ：魄鸚：04/01/15 23:38 ID:Laq2vGpN

こうした事を知っている人間がどれぐらい居るのだろうか
丁度その頃、阪神が28年ぶりの優勝をかけて
日本シリーズは大いに盛り上がりを見せていた。
それを利用して私は大阪に行き、人間の反応を確かめる実験を
行って見る事にした。
高速バスに乗りつぎ最初の決戦地の福岡に行く。
昼の福岡行きの高速バスでは、運転席の左後ろが私の席だったが
そのバスの中ふと奇妙な音に気がついた。
バスの振動で、運転席にあるミラーがカタカタと揺れているのだが
その音と呼応するかのように、煎餅かスナック菓子を食べているような
ぱりぱりという音がするのである。
私は最初、運転手が何かを食べているのだろう。
そう思って気にしてはいなかったが、余りに長い時間続くその音が
気になり、運転席を覗き込んで見た。
運転手はただ運転しているだけで何かを食べている気配がない。
周りの人間だろうか？
そう思い、席を立ち、辺りを見渡して見るがそうした気配の人間は
居なかった。
私の行動を見ていた隣の席の人も、徐に運転席を覗き込み首を傾げる。
聞こえているのは私だけではないようだ。
私以外の誰かも自分の周りの音が聞かれているのだろうか？
そうした疑問の中高速バスは福岡に向けて走っている。

291 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/17 01:35 ID:zDp5o9lq

魄鸚さん
続きを期待しております　

292 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/01/17 22:19 ID:???

（こうしたことを知っている人間・・・・
（けっこう居るのよ、実際のところ
（間違った香具師は　Ｓくらいのもの
（たいていは悪さしない
（組織化されていないし、大体戒律に背くからやんない

293 ：魄鸚：04/01/18 04:08 ID:SgYrNbhW

>271と>290の間で
私は、この声の攻撃で、人間に恨みを抱くようになっていった。
復讐の為に人間を殺す。
そうした考えが日々膨らむ一方だった。
体力に自身がない私は何か武器になるようなものはないかと考えた。
人を殺す為に一番殺傷能力のある物、それは拳銃だった。
私はライフル銃の資格をとる為に店を周っていた。
丁度その頃、酒鬼薔薇が秋口に出所する事が報じられていた。
前々から酒鬼薔薇もこうした攻撃の犠牲者ではないかそう思っていた
私は銃専門店を周るついでに、新宿から府中に行く事にした。
新宿で電車を待っているときだった。
相変わらず、私に対しての罵倒の声が聞こえるが、この時は
少し違っていた。
自分と同じような名前だが明らかに少し違う
「水島を潰す。」
自分ではない自分に似たような名前
これを放送する人間がわざと間違えて放送しているのだろうか？
少し気になりながらも府中行きの電車に乗り込んだ。

294 ：魄鸚：04/01/18 04:43 ID:SgYrNbhW

府中に着き府中市内を歩いて回る。
酒鬼薔薇に私の心の声が聞こえているだろうか？
「お前をこんなにしたのは、この技術のせいなのではないか？」
心の中で繰り返す。
私には聞こえてるかどうか到底知る事出来ないが
今度は復讐かそれとも違う人生を送るか問い掛けていた。
その、答えを出すのは本人だか、今後、この人がどうした行動を
とるかは、今流されているこの声がどう変化するかによってだろう。
私自身、本心を言ってしまえば、この人物が言っていた
「神の声」が今、自分の耳に聞こえる得体の知れない声であったのかどうかそんな
真実はどうでもよい事であった、私の興味を持つ所は、出来る事なら、この人間を使って
世の中に復讐出来れば幸いだとこの時強く思っていた。

295 ：魄鸚：04/01/18 05:15 ID:SgYrNbhW

そして、この数日後新宿で聞いた名前の主が猟銃事件を起こしたのである。
私にとってこの事件をニュースで見た瞬間いい迷惑に思った。
まあ、結局の所、日本のお国柄ライフルの資格をとるには、
学生時代にそうした活動をしていなくては資格をとる事が
難しいという事が後で解り、この事件がおきても起きなくても
とる事は出来なかったわけだが、
自分がやろうとしている事が別の人間の手で起こされていく。
一瞬、邪魔をされている。
と、思ったが別の人間が先例を起こす事は私にとってよい参考と
なっていくものであった。
しかし、この水島と言う人は私の声が聞こえてやったのだろうか？
私がライフルの資格をとろうとしていた事も承知で起こしたのだろうか？
少し、疑問に思ったがこの頃になるとそうした疑問も考えても到底
解らない事でしょうがない事だと思っていた。
ただ一つ、この水島と言う人間が住んでいた所が、5階建て都営住宅の5階という
私の住んでいる所との共通点があることが妙に気になった事である。

296 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/18 19:49 ID:C85Wem3I

魄鸚さんへ
小説を書くとき、時制の混乱はできうる限り避けなければなりません
単一のストーリーが水が高いところから低いところへ流れていくように進むのが
理想形です。

すでにこのスレは関西ＳＧＩ外語の話と二つに割れていますが、それをさらに分裂させるのはどうかと思います

>271と>290の間で　は撤回し、どちらかの後を次ぐ形で話を進めるほうが無難かと愚考いたします

私は明日のこの時間まで、カキコしないことにいたします。以上

297 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/01/19 18:17 ID:???

（他心通を持つ人たちが　何ゆえ　Ｓ　の悪さを見逃しているのか
（第一　彼らＳの悪業は彼ら自身に返ると考えている
（第二　狂った修行者に接するのは大変に危険
（第三　戒律に反する
（第四　言いたくないが　被害者にも自身のカルマのために被害を受けて
　　　　いるという見方があり　これを看過してしまう
（第五　行動には移さないが「彼ら間違った修行者の悪業が一日も早く
　　　　滅しますように　仏（神）の御慈悲が彼らにあらんことを」と祈っている
（こういうわけなので勘弁してください

298 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/19 20:45 ID:YYZWbMru

鴻池先生、五十嵐、女鐚は問題の藤井寺第三小学校にたどり着いた

299 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/19 21:09 ID:YYZWbMru

小学校の門は開いており、曽祖父とはいえ保護者を運んでいるので車はすんなり構内に入った
だが、軽トラから車椅子を下ろすのがまた一苦労だった
「オーライ、オーライ」
そろそろと重量のある車椅子を下ろしていく

300 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/20 19:06 ID:XRwe0y6d

だが、ふとした瞬間女鐚は遠くでか細い悲鳴を聞いたような気がした。
五十嵐や鴻池に確認したが、そんな声は聞いていないという反応だった。だが、鴻池は
「いけ、確認して来い」と命じた。
女鐚は例の２６年式を確認するとすばやく走り出した。

301 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/21 20:19 ID:wabg1ieO

「ハードロリエロ、それは人類に残された最後の開拓地である」
「いや、やめてっ！」
「おれは金星から来た」
男は狂っていた、確かに小学校６年生の少女たちにはそのように見えた。

302 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/21 20:28 ID:wabg1ieO

「ここは幻のブルマー王国だ、ふはは…」
男の足元には少女たちの担任の血まみれの死体が転がっていた。
少女たちの何人かは濃紺のブルマーを濡らしていた。

303 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/21 20:36 ID:wabg1ieO

教室の扉を開いて女鐚が飛び込んだのは、男が血と先走った汚液で汚れたスラックスとパンツを脱ぎ捨てたまさにその一瞬だった
「やめろ」拳銃を手に、臨時教師は叫んだ。
「ぐへへ～」
男は手に待った出刃包丁を構えた。目が完全にいってる

乾いた銃声がした。
「大丈夫か」
五十嵐が駆け込んだときには男は事切れていた
「手を狙ったんですが…」女鐚は蒼白な顔で２６年式を教卓においた。
遠くでパトカーの電子サイレン音が聞こえた。

304 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/21 20:41 ID:wabg1ieO

数日後
駆けつけた警察に身柄を拘束されていた女鐚は、無事釈放された。
「久しぶりの娑婆や」お約束のギャグを飛ばすと静香はくすりと笑った。
「学校で、みんな待ってるわ」

305 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/21 22:05 ID:wabg1ieO

「例の男は？　」
「ああ、被疑者死亡でかたが着いたわ。聞いた？　あいつの身内があなたを訴えるって
言い出して、一時は騒ぎになったけど…」
「え、どうして？　」
「ああ、あなたが問答無用で射殺したと、訴えるつもりだった見たい」
「はああ？」

306 ：魄鸚：04/01/22 01:00 ID:DI5sfycm

こうした事を知っている人間が日本にどれぐらい居るのだろうか
そんな事を考えて何ヶ月か過ぎた。
丁度その時、阪神が28年ぶりの優勝をかけて
日本シリーズは大いに盛り上がりを見せていた。
それを利用して私は大阪に行き、人間の反応を確かめる実験を
行って見る事にした。
高速バスに乗りつぎ最初の決戦地の福岡に行く。
昼の福岡行きの高速バスでは、運転席の左後ろが私の席だったが
そのバスの中ふと奇妙な音に気がついた。
バスの振動で、運転席にあるミラーがカタカタと揺れているのだが
その音と呼応するかのように、煎餅かスナック菓子を食べているような
ぱりぱりという音がするのである。
私は最初、運転手が何かを食べているのだろう。
そう思って気にしてはいなかったが、余りに長い時間続くその音が
気になり、運転席を覗き込んで見た。
運転手はただ運転しているだけで何かを食べている気配がない。
周りの人間だろうか？
そう思い、席を立ち、辺りを見渡して見るがそうした気配の人間は
居なかった。
私の行動を見ていた隣の席の人も、徐に運転席を覗き込み首を傾げる。
聞こえているのは私だけではないようだ。
私以外の誰かも自分の周りの音が聞かれているのだろうか？
そうしている内に高速バスは美祢インターチェンジで15分の休憩を取り
何事もないように福岡に向けて走っていた。

307 ：魄鸚：04/01/22 01:22 ID:DI5sfycm

しかし、人の反応を確かめるといっても、まさか
「心を読む技術がある。」とか
「集団で私の悪口を言っている。」
なんていった所でそんな事は、誰も信じない事であって
いった所でこの事実を知っている人間がますます面白がるに違いないと
思っていた。
別に私には、下手な地位や名誉がない、経済的にも全然である。
社会的に非難された所でここまでされているのだから関係ない事であった。
そして、福岡駅でも私に対して誹謗中傷を発言する人がいる事を目の当たりにした時
ここまで、広く知れ渡っているのならば、そうした事を逆手にとって
とことんまで反社会的な態度をとって見せようと考えた。
福岡駅にコインロッカーに荷物をいれバスに乗って福岡ドームに向かう
ついた時には、もう試合が始まった後だったが、それでも
子供を連れてやってくる人がいる。
そうした、人を標的に私は罵声を浴びせ掛ける。
「嫌な奴は殺してもいいんだぞ。」
「死んででいい人間はいるだろ？」
今まで、私を悪者として言ってきた挙句「殺せ」とまで言っていたのである。
例え、この人達が言っていないといった所で、そうした事を他で聞けば
それが大多数の世論のいう正当な言葉になるだろう。
言われた親子は試合の事で頭が一杯なのか文句ありげに私の事を睨みながらも
通り過ぎていった。

308 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/22 19:50 ID:4+tYdP5R

>>305より
「もっとも、それはないから安心して」
関西ＳＧＩ外語では、山本と五十嵐が待っていた
「心配しましたよ」山本が言う
「気を落とすなよ」五十嵐も気の毒そうに言った。
「は？　」

309 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/22 19:53 ID:4+tYdP5R

「なんだ、警察で聞いていなかったのか」
「ええ、なんにも」
「あの男な、自分が金星ガニだという妄想に取り付けれていたらしいが学会員なんだ」
「え”　」

310 ：魄鸚：04/01/22 23:51 ID:DI5sfycm

もう一つ私が気になっていた事は、私に対して誹謗中傷や嫌がらせ
をしている人間が自分の言った事を覚えているかどうかという事もあった。
私自身も、こうした事を切っ掛けに昔を振り返った時に、気になることを
思い出した事も、自らが直接に人に言い出した切っ掛けでもあった。
私が、今住んでいる地域は20年前に埋立地に造られた団地群であるが
其処が出来たときから住んでいる。
引っ越してきて半年ぐらいだろうか
向かいの棟で男性が飛び降り自殺をしたという事である。
小学生の頃の私はその噂を面白がっていたが、今考えてみれば出来たばかりの
都営住宅に引っ越し、バブル最盛期の頃である。
自殺をする要因は一つもなかったはずなのに不思議な事だった。
そして、中学の頃、友人と話をしていた時、私は
「この棟に嫌な奴が住んでいるんだって。」
と何気に話をした事があった。
それから、暫くしてその棟で夜中飛び降り自殺をした人間が出た。
試験勉強の為に夜中まで起きていてパトカーや救急車のサイレンの音
ベランダから見える赤い光を今でも覚えている。
1998年代に朝木代議士の事件でも、私は、この人の事を悪く言っていた
かすかな記憶がよみがえる。
その時付き合っていた相手は真如苑の信者でこの代議士をかばっていたが・・・
どうも、私自身も今、他の人間が言っているように、ある宗教団体に都合の
悪い人間の悪口を言っていたらしい。
そして、私の周りには必ずその宗教団体の名前を自ら言ってくる人間が
多かったのも事実である。
私は、この宗教団体に個人的に何かをしたわけではないが、同級生や仕事場に
いた、この団体に入っている人間に個人として何かの標的にされ広がったのだろうか
まあ、私が標的にされた理由なんて、実際された後ではどうでもいい事だが、
自分のかすかな記憶に、自分も標的となった人間の誹謗中傷を言っていた
のではないかと思い返す。

311 ：魄鸚：04/01/23 00:23 ID:QW28PktB

そして、Dutyという浜崎あゆみの歌を聴いて、この曲はメッセージソング
ではないかと考えていた。
余り歌を聞かない私が、この歌を知ったのは、GLAYのコンサートに行って
状況がさらに悪くなった頃であったが、それより一年前にこの曲は作られ
歌われていた事で、人間が何かに取り付かれた様になっていく事を
私が気づく以前に知っていた人間がいたのではないかと感じた。
人間は、自分が相手に対して言った事は忘れがちである。
しかし、そうした人間の持っている身体的な働きだけではなく、
この歌の歌詞は、誰かか意図的に人間の記憶を操作しているような
そんなふうに受け止められる歌詞だった。
仮に、本当にそうだとして、そんな事を気付いたからといって
どうする事も出来ない事であった。
ただ、私に出来る事は、反社会的な発言をする事で、その人間の
記憶の中に私というものを記憶させて置くことだけだった。
ただ、記憶を並べて繋げただけなのか、こんな発言をした所で
ただの笑い話で、それこそ忘れられてしまう事である。
ところが、人間は、自分が反感を持ち憎しみを持つような事に
対しては非常によく覚えるものである。
だから、私は、人から殴られてもいい覚悟で、人に
「嫌な奴は殺せ！」
と言わなくてはいけなかったのである。
大人が騒ぎ、私に向かってきたり、警察を呼んで騒いだほうが、
子供の記憶に留めておくには逆に好都合なのである。
そして、この福岡ドームでこうした事が2日目になってやっと起きた。

312 ：魄鸚：04/01/24 02:43 ID:SqMSs7gV

福岡ドームでの帰りに流れ出てくる客は、この実験の良い標的
だった。
実験と言っても、自己満足のパフォーマンスだが
私の周りで起こっている事をどれだけの人間が知っていて
どんな反応をするのか、興味は尽きない。
特に標的にしたのは子供である。
大人相手でも良いのだが、大人以上に感受性に長け、人を観察をする目を持ち
頭が柔らかいという点で当然のことながら子供の方が標的として絶好のものだと考えた。
ドームを出ると大きな階段を降りると、主な交通機関とアクセス出来る。
人が大勢集まるのもこの辺りだ。
とりあえず、階段下のバス停には大勢の人が並び行き交っている場所で
罵声を浴びせてみる事にした。
ただ、今までの事で、私の周りの声が他の声とかぶって聞こえたり
違うように聞こえた事が気になっていた。
自分の言った言葉を変えられてしまってはつまらない事である。
其処で、遠くからでなく、わざわざ子供の近くに言って耳元で
言う事にした。

313 ：魄鸚：04/01/24 02:43 ID:SqMSs7gV

子供相手に罵声を浴びせ掛けて2時間ぐらいだろうか、
もういい加減人が減って来た頃、やっとドームの係員が何人かで声をかけてくる。
「貴方さっきから何をやっているんです。」
大体、この後に続く言葉は予想がついている事で、相手してもしょうがない。
標的は特に子供だったが、こうした事実を知らない人間がいるのならば
大人に対しても、記憶に残してもらった方が、Dutyの歌が本当かどうか
後々面白い事である。
相手にしていないと、警察官を呼ばれたが、私としては子供が大勢並んでいた時に来てほしかった。
こうした場所で、警察官ともめている姿を見るのは大人でも嫌悪感があるものである。
さらに、子供なら、そうした記憶は特に残りやすいはずである。
とりあえず、今、バスを待って並んでいる人間に対しては、起こった事柄を記憶していて
もらわなくては困る。
とりあえず、普段声の低い私だが、高音の方が耳につくだろう
かなきり声で警察官と問答をしてみる。
それを見て、さらに面白がって煽り立てる年輩の人たちがいたが
さすがに人が少なくなって聞かす相手がいなくなるとつまらないものである。
この場はとりあえず、身を引いて退散する事にした。

314 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 12:43 ID:YwvAZKLx

>>309　訂正

　誤　妄想に取り付けれて

　正　妄想にとりつかれて

「オウ、なにをなにに取り付けるＤＥＡＴＨか～」
「いえ、校長これはその」

315 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 12:50 ID:YwvAZKLx

「大体、金星ガニなんて時代錯誤ＤＥＡＴＨ　いまどきロジャー・コーマンの「金星人地球を征服」なんて誰も知りません」
「あ、いえそういう話では」女鐚は理不尽な叱責に耐えるのだった。

316 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 19:44 ID:YwvAZKLx

　山本教務主任は、女鐚を当面授業からはずすことを告げた。
　「もちろん、われわれ職員一同、あなたが無罪であるということは理解しています。ただ、警察の捜査が一応終了し、常勝関西法務部の査問が終了するまでの一時的な処遇です。
警察にせよ査問にせよ結論は一つしかありえないのですが、規則は規則ですから」
　「それまでの間は、なにをしておきましょう…不登校対策ですか」
女鐚のこの質問には意外な答えが返ってきた。

317 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 20:22 ID:YwvAZKLx

山本はまったく無表情に言った。
　「実は、家庭訪問の続きで不登校者以外にも、やっかいな問題を抱えてるところへいって様子をうかがってほしいのですが」
　「厄介な問題？　」
　古参の教員からこの言葉が発せられたとき、それは事実上解決できない問題であることがほとんどだ。
　「ええ、丸井絵美のところへ行ってください。」
　「ああ、あの名前どおりに丸くて可愛い子ですね…あの子のどこが問題なんですか」
　「授業料滞納です」

318 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 21:24 ID:YwvAZKLx

　「そんなばかな」女鐚は唖然とした。
　「なぜですか」山本はクールに応じた。いや、そういう風に女鐚には見えた。
　「彼女の家は確か…大きなパチンコ屋ではなかったんですか」
　「そうです、年収は多分億をくだらないでしょう。しかし滞納を続けている。怠慢なのか、なにかほかに理由があるのか、探ってほしい」
　「生徒本人にはこのことは？」
　「伝えてあります。しかし、授業料はあくまでも保護者が納めるべきものです。その原則は絶対に踏み外さないでください。
彼女が自分の所持品を売ったり質屋に入れたりすることで金を造ることは真の解決ではない」

319 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/24 22:30 ID:YwvAZKLx

「もちろん、彼女の耳元でそんなことを口走らないように」
「はい」

320 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:02 ID:khWcCUWF

　訪れてみると丸井絵美の家はそれほど豪邸ではなかった。門の上のリモコン式の警備カメラが出迎えるように女鐚の動きを追った。
　「関西ＳＧＩ外語の野火というものですが」
　インタホンで身分を告げると、父親、丸井浩太郎らしい声が
　「帰れ帰れ！　」と叫ぶ。

321 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:03 ID:khWcCUWF

　活字にすると普通の言葉だが、実際に聞くとその声には殺意さえ感じられた。
　女鐚はきびすを返した。近くに停めてあったスクーターにまたがろうとした時だった。背後から軽い足音がした。
　とっさに父親が追ってきたのかと女鐚は腰に手をやった。手は空気を掴んだ。
　「し、しまった！　」
　２６年式は警察に押収されていたのだ。

322 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:06 ID:khWcCUWF

　だが、足音の主は絵美だった。
　「先生！」
　まんまる、それが女鐚が抱いた絵美の印象だった。顔も丸顔だし、ぽっちゃりした体格だ。
　それでも、デブという印象を与えないのはくびれがあるからなのだ。女鐚は少女の足首を見ながらそう思った。
　「丸井？　裸足じゃないか」
　「あ、え、ほんとだ」

323 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:21 ID:khWcCUWF

「痛ぁい…先生、歩けない　おんぶしてください」
「んもーしょうがないな」
彼女の性格は何から何まで「天然」なのだと、女鐚ははじめは思った。
背中にずっしりと少女の重みを背負いながら、彼は尋ねた。
「学校、面白いか？　」
「まあまあです」
「まあまあってなあ」
「家にいてもつまんないし…美香がうらやましい」

324 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:24 ID:khWcCUWF

「あいつはあいつで、たいへんなんだぞ」
「それは知ってますけど…先生、うちにもきてくれたんですね」
「え？　」
「みんな噂してます　不登校クラスのみんなが…」
「なんて？　」
「野火先生が来ると幸せが訪れるって」

325 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/25 21:29 ID:khWcCUWF

「？？？」
「不動君も、美香も言ってます、鴻池先生のひ孫さんも創価小学校に転校できたし
例の小学校でも先生がやってきたから誰もひどい目にあわなかったって…」

326 ：魄鸚：04/01/26 18:40 ID:+fI2NOUo

バス停に停車していた天神方面へ向かうバスに乗りこみ
24時間営業の漫画喫茶にとまる。
もともと、人が寝泊りする場所ではないので、なかなか寝付けない。
周りは、誰も話をしていなかったが、店内に流れている音楽に
呼応して聞こえる耳障りな声も、その原因の一つだろう。
もう、12時を過ぎていたが、その声が下に住む秋山の声や、地域自治会長の声に聞こえる。
こうした、近所の人間や、同級生に似た声の罵声と誹謗中傷は、前々から聞こえて
いた。
そして、その聞き覚えのある主は、何故か全員が創価学会に入っている。
裏で手を組み自分に対して何か仕掛けてきているのだろう。
そんな事を思いながら中々寝付けず、本を読んでいると、もう2時を過ぎている。
にも関わらず同じ声と同じ内容の話が聞こえていた。
本当に本人達であるなら、もう休んでいてもいい時間である。
次の日に休みでも取ってやっているのだろう。
続く声の攻撃に毎日同じような事を聞かされ、言っている方も
よく飽きないものだと思いながらその日は、1、2時間、仮眠をとって朝を迎えた。
出来るだけ、旅行費用はかけたくなかった。
漫画喫茶では数時間で幾らと言う料金システムがある。
追加料金を取られる前に店を出ると、まだ日が昇っていない。
まだ朝早く辺りを見回すと誰もいない
とりあえず、駅の近くの植え込みに座り、一服していた。
相変わらず、昨日と同じ声が私の周りで聞こえていた。
前日も同じように漫画喫茶に泊まり睡眠時間も余り取っていなかったが
今まで、私が寝ている間はこの声の攻撃は止んでいると思っていたが
どうやら24時間、人間を変えてこうした攻撃はしているようだ。
私の寝ている間にどんな情報が行き交っているのだろうか？
疑問は残るが他の人間も知らない事という以上調べるすべはなかった。

327 ：魄鸚：04/01/26 19:14 ID:+fI2NOUo

日本シリーズ三回戦大阪である前日のバスは席が取れなかったので
その日の昼の高速に乗って大阪に行く、試合が雨で流れた為、
大阪の街をぶらついてみる。
街の中を散策していても私のやる事は変わらない。
暴言を吐いて人を観察する。
特に、大阪人は言われると人に言い返してくる人間が多いと
聞いていたから、なおの事興味があった。
しかし、予想とは裏腹に、私が何かを言っても反応してくる人間が
少ない。
皆、その言葉を聞くと、反論するどころかうつむいて、足早にその場を
離れる人や、顔をそむけ聞かなかったような振りをする。
為に反応する人間がいると思えば酔っ払いの親父が
「姉ちゃん、そんな嫌な奴は殺せだとか言っちゃ駄目だよ。」
とからかいがてら言ってくる程度だった。期待していた反応も無く
その日はそれで終わった。
次の日も、早くから街を散策し様子を見る。
大阪にいても、他の騒音と呼応している声は何人にも重なって聞こえる。
それぞれが、私の心を言っている者や、誹謗中傷を言う者
そして、私に謝罪を求めたりと、言っている事は様々である。
アメリカで、学生何十人かで囚人の役と看守の役に分けての心理学の実験が
行われたと言う話を思い出す。
この実験が最終的にどうなったのか
相手が、本当の囚人ではなく学生という事は、看守役の人間は解っていた
はずである。
にもかかわらず、看守役の人間は囚人役の人間を痛めつけ、その光景を見て危険を感じた
責任者は、この実験を予定の期間より早く終わらせたと言う事だ。
この実験から、人間というのは、その場の状態で本物ではないのに、本物らしくなっていく
そんな事が解ったと言う話である。
私も、この声の攻撃で毎日自分が悪者のように言っているのを聞いていたら、本当に自分が
悪いように感じ、自分を見失いそうな、そんな状態を感じていた。
もし、この声が、他の人間にも聞こえていたら、その人間は、私を最初から悪い人間と
して決め付けて見るだろう。

328 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/26 21:16 ID:CVTFG2a5

女鐚の脳裏に、血みどろで倒れていた藤井寺第三小学校の教師の姿がよみがえった。それから、自分自身があの２６年式で射殺した学会員の男を思い出し、吐き気をこらえた。
学会員同士で学校で殺しあう…それが幸せ？
「ねぇ、先生」絵美が背中で言う。
「なんだ？　」

329 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/26 21:17 ID:CVTFG2a5

「わたし、幸せになれるかな」
「なれるさ、お父さんは大金持ちなんだろう？　先生はうらやましいよ」
女鐚は、絵美が意外と巨乳系なのを背中で感じながら言った。
「そうかなぁ　ねえ先生…」
「うん」
「わたしを幸せにして　」
「！」

330 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/27 19:20 ID:2m8HuV6d

「しあわせがどんなモノなのか、絵美わからないけれど、先生がしあわせの使者なら私をしあわせにして」
ぎゅっと、女子高生の手に力がこもった。女鐚は優しく言った。

331 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/27 19:48 ID:2m8HuV6d

「先生を魔女の宅配便みたいに言うな」
もうじき、丸井家の門だった。

玄関では、丸井浩太郎が鬼の顔で仁王立ちしていた。
「絵美っ！　」
「ただいま、先生に送ってもらったわ」
「あ、あのう」

332 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/27 19:51 ID:2m8HuV6d

「ねえ、おとうさん…この先生があの伝説ティーチャーよ」
「ぬ、あの訪問先がかならず幸せになるという都市伝説みたいな先生か」
「それに、生徒に危害を加えようとした男をたった一発で射殺して小学生を救ったのよ…」
浩太郎の目に複雑なものがほんの一瞬、走った。

333 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/29 19:17 ID:a3wN3DtL

「うちになんの用だ　」
「実は、まことに恐縮なのですが維持費を、まあこれは普通の高校ならば学費・授業料に
あたるものなのですが、払っていただきたく」
「払ってる」
「は？　」
「金なら入学時の寄付金でたくさん払った」
「いえ、そうではなくてですね」
「うそだと思ってるんだな、領収書もあるんだ」

334 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/29 19:20 ID:a3wN3DtL

「しかしですね、維持費というものはそれとは別物でして…」
「何が違うんだ　金は金だろうが　他の親よりたくさん学校に金を納めているんだ」

335 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/29 19:33 ID:a3wN3DtL

どうやら、話し合いの余地はなさそうだった。
翌日、女鐚は山本教務主任に報告すると、山本は
「あの人は百万円寄付してくれましたが…」
と言った。

336 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/01/30 21:04 ID:YATzZTov

http://page.freett.com/ribbon0723/index.htm

337 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/30 23:32 ID:mk1nlaBA

「しかし、担任や事務が訪問しても話にならなかったのに、どんな手を使ったんですか」
「いえ、それは…」
「とにかく、これは困りましたね」
「彼女は退学ですか」
「退学というより除籍ですが、うーん」

338 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/30 23:35 ID:mk1nlaBA

結局、話は学園理事会に上がることになった。
翌日、女鐚は「Ｑ」のところへ出向いた。２６年式に変わる武器をもらうためにだ。

339 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 13:09 ID:FQ23+siV

「旧作はん、すまんこっちゃけど、また武器を支給して欲しいんやけど」
「そうそう、あんたはんは例のもの没収されたんやったな…んーこれなんぞ威力があるで　」
「おや、信号拳銃みたいやけど、これはなんですの？　」
「ナチス・ドイツの対戦車ピストルや、ソ連軍の軽戦車なんかいちころよ」
「いやいや、戦車をやるんじゃのうて…それにこれ、単発やん」

340 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 13:09 ID:FQ23+siV

「そうか、じゃこれを持ってくか、百発百中まちがいなし」
「おお、こ、これは」
「そう、ル　マットパーカッションリボルバー」
「やったー、これなら南北戦争でも無敵やーって、なにが悲しゅうて１８００年代のリボルバーを持ちあるかなならんのですか」
「あかんか、それやったらもうちょっと新しいところでコルト．３２ポケットで行くか」
「あるんやったら最初から出してくださいよ」
　コルト．３２ポケットも最初に生産されたのは１９０３年なのだが…

341 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 13:14 ID:FQ23+siV

「しかし、あんたも災難だな、幸せの使者とは」
「まったくですよ」
「カバヤン王国の秘宝を探しに逝くんだろ、コルト一丁で」
「そりはひょっとして「アラーの使者」＊ちゃいまっか？　」
「うむ、気をつけろよ。」
「ええ」
作者注　１９６０年東映作品　ＮＥＴ系で放映

342 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 18:47 ID:FQ23+siV

そんなこんなで職員室に戻ると、久村がやってきた。
「よ、今日は家庭訪問しないのか」
「そんなに毎日、不登校者のところに言っても仕方がないんで…」
「そうか、学園中で今日は誰のろころに行くかですごい噂になってるぞ」
「えー、幸せの使者という？」
「おお、学園の伝説だ」
ふと、女鐚の脳裏に絵美の可愛い笑顔がよみがえった。

343 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 18:49 ID:FQ23+siV

そして女鐚は、山本のところへ行った。
「山本先生、実は今日もどこかへ家庭訪問を行いたいと思うのですが」

344 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 18:59 ID:FQ23+siV

「だれの＜ろころ＞へ行くんですか」
山本は先生らしく、早速今の入力ミスを指摘した。

345 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 19:04 ID:FQ23+siV

「先生もご存知のように、自分の家庭訪問が幸せを呼ぶという噂が流れています」
「そういう生徒もいますね」
「ですから、自分はできうる限り、貧しい家庭、病んでいる家庭、困っている家庭を
回って話をしていたいと思います。」
「キリスト教のようですね」

346 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/01/31 19:10 ID:FQ23+siV

「なぜチャカすのですか、創価学会はもともとは貧しい家庭、病んでいる家庭、困っている家庭
を救済することが使命だったはず」女鐚は言った。
山本はまったく無表情だった。だが、彼は「野火先生、あなたは私の見込みを超えたいい先生だ」
と答えた。

347 ：魄鸚：04/02/01 02:26 ID:M0c+RtNM

そんな事であるなら、これから先、自分の将来も良くはならないだろう。
そうした自暴自棄の状態で、次の日甲子園に向かった。
しかし、そうやって構えている時は自分の考えとは違うものである。
試合が終わり、駅に流れ込んでくる人達を見計らって、
甲子園の駅に向かって左手にコンビニがあり公衆トイレがあった。
その向い側にチラシを置く棚と公衆電話があった。
人の流れに飲まれないようにその隙間に立って様子を見ると
改札口の機械から流れるアナウンスが変わる。
私のこの行動を止めたいらしく、私を罵倒する内容に加えて、私を
持ち上げるような発言さまざまに変わっていく。
その声を聞いてか、通る人間は同じような事を言って私の前を通り抜ける。
仕返しとばかりに福岡の時と同じように叫んでみる。
「嫌なやつは殺せよ。皆言っているだろう。」
客は訝しげに私を睨んで通り過ぎていく。

348 ：魄鸚：04/02/01 02:34 ID:M0c+RtNM

まれに私に文句を言ってくる人もいたが、人に押されて改札口へと
流れていった。
私を睨んで前を通った人の何人かが、改札口に入るなり、睨んだ表情とは
また違う、驚きの表情で振り返り遠巻きから私を見る。
その人達が、この現実を知っているか知らないのかそんな事は
どうでも良かった。
ただ、この事がきっかけになって現実に起こっていることを解ってくれれば幸いだと思っていた。
徐々にすいてくる改札口の機械からは相変わらず変わったアナウンスが流れる。
駅員も人が好き始めはっきり聞こえるようになったアナウンスは人を脅すような
言葉も入っていた。
その言葉を聞いて、駅員の反応がにわかに変わる。
改札口横の受け付けの中に入りなにやらレバーをおろしていた。
下ろすと同時に機械から流れるアナウンスが止んだ。
私は、甲子園の駅にも三菱とJR東海が開発した機械が設置されているのだろうと
思っていたが、もし、それを知っているのなら、わざわざ止めてみなくても
いい事なのではないかと感じた。
駅員が又受付の中に入りレバーを上げるとさっきと同じように放送が流れる。
駅員も何か試したかったのだろうか？
しかし、そうした事を聞いても答えが返ってくる筈はないだろうと考え
甲子園を後にした。

349 ：魄鸚：04/02/01 02:43 ID:M0c+RtNM

次の日も甲子園で張って同じ事を試みてみる。
試合が終わるまで待ち、試合が終わって帰る人を見計らって昨日と同じ所で
同じように罵声を浴びせていた。
試合が終わって流れてくる人もまばらである。
昨日の事が誰かがインターネットか何かで流した人でもいるのだろうか？
とりあえず、しばらく待っていると駅員の目にとまり、
敷地内だからと追い出されてしまった。
駅まで続く大通りは改札口より幅が広い、ここで標的を見つけて罵声を浴びせるのは
中々大変である。
人の波に逆らって標的を見つけては行ったり来たりをしていた。
ある一組の家族を見つけて、子供に罵声を浴びせかけると、父親が睨んで私にけしかけて来た。
母親の方も一緒になって私をまくし立てる。
子供にこうした事を記憶させるにはいい獲物だと感じた。
父親の方は喧嘩っ早く私を押し倒したりしたが、私の方は、そこまでしてくれた方が
周りで見ている人間も覚えるだろう。
広い通りで、人家族ずつやるよりも効率的だと考えていた。
さすがに、髪まで掴まれての乱闘騒ぎに二人警察の方も見かねてやってきた。
とりあえず、一人の警察官はその家族を先に返す為に駅の方へ誘導していった。
私の方は、もう一人の警察官に車の方に誘導され、その家族がいなくなる間
30分ぐらい待たされた。

350 ：魄鸚：04/02/01 03:05 ID:M0c+RtNM

訂正
広い通りで、人家族ずつやるよりも効率的だと考えていた

＞＞一家族づつ

351 ：魄鸚：04/02/01 03:06 ID:M0c+RtNM

警察官から年を聞かれ答えると、私より年下だ。
しかも兵庫県警から、日本シリーズの盛り上がりでわざわざ借り出されて来たと言う事だった。
自分より年上の人間に如何し様もない事をしているとこの警察官は思っていただろう。
しかし、私の方は、死活問題であって、他に犠牲者が出るのかどうか、出た時にメッセージとして
残しておく為に、大切な実験である。
警察官から、きつく、お灸を据えられ、心配されたが私は聞く耳を持たなかった。
とりあえず、その場を開放されたが、その警察官が私の後をついてくる。
それでも、標的を見つけては、変わらぬ行為をしていた。
その行動に、警察官は止めに入ったが、警察官の静止を振り切って、広場の高台に
上り大騒ぎしている集団の所に近づいていった。
しかし私は心を読まれていて、いつもだったら、すぐに取り押さえられるのに
今回は警察官が簡単に振り切れる。
この警察官は、かすかに流れている私の心を読むコツを知らないのではないか？
と感じた。
誰もが、自分の心を読み取り、超音波か電磁波か得体の知れないもので
流れる声を知っている人間ばかりだと思っていたが知らない人間がいる事に
ますます、罵声にも力が入る。

352 ：魄鸚：04/02/01 03:40 ID:M0c+RtNM

警察官に取り押さえられた私を見て、高台によじ登って大騒ぎをしていた阪神のファン達は
一斉にこっちの騒ぎに便乗してきた。
「いけ、いけ」
とはやし立てる人や携帯のカメラで写真をとるそんな野次馬でごった返す。
警察官が無線で応援を呼び、二人の警察官が駆けつけた。
三人の警察官に連れられ、先ほど連れて行かれた場所に連れて行かれる。
色々と話を聞かれたが兵庫県警の警察官で管轄が違った為だろうか
それ以上の事はなく、とりあえず二人の警察官に駅まで送られ、
切符売り場で梅田までの切符を買ったが、その後、後ろについて来ていた
警察官の表情が変わったことが気になった。

353 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/01 20:38 ID:ABW37+un

魄鸚さんの病状を詳細に聞かせていただきたい。

354 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/01 21:08 ID:???

参照　もし作者の内面を忠実に描いているとするなら
tp://page.freett.com/ribbon0723/index.htm

355 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/01 22:35 ID:KrzjQy59

停滞は避けたいので　魄鸚さんには申し訳ないけど続けます
>>346より
　山本教務主任は言った
　「実は、また困った事がありまして、先生の力をお借りしたいのですが」
　「それは喜んで」
　「保護者訪問に行って欲しいのですが」
　「家庭訪問ですね」
　「いえ、保護者訪問です」
　「は？　」

356 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/01 22:36 ID:KrzjQy59

　「３年６組に菊地明尭というちょっとヤンキーっぽい生徒がいますが、もう三日も学校に出てきません。家も留守電で、担任が家庭訪問しても自宅にも戻った様子がありません。というより自宅に誰もいません」
　「自宅に誰もいないというのは確かですか」
　「踏み込んではいないのですから絶対とは言えませんが電気のメーターがほとんど動いていないそうです　それに新聞が受け口からあふれている状態だそうです」

357 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/01 22:37 ID:KrzjQy59

　新聞とは聖教新聞と公明新聞だろう
　女鐚が廊下に出ると、「先生！」と背後から呼びかけてくる生徒がいた。
　振り返ると長井美香だった。

358 ：魄鸚：04/02/02 00:47 ID:eiNWK8+P

その後電車に乗って梅田で降りたが、時警察の厄介となったきっかけの
家族とばったり会った。
警察官が駅に誘導して、もう帰ったのだろうと思っていた。
ふと、駅に向かって左側にあるコンビニの階段のところで
母親が知り合いを見つけ
「こっちは被害者で、帰ることまで指図される言われはない。」
と言うような内容で警察官をまくし立てて、その場に残ったのだろう。
多分、私と警察官のやり取りと野次馬であふれ返ったのも
四六時中見ていたと、そういう思いがよぎった。
それでも母親の方は私を見るなり大阪弁で、まくし立ててきた
人の多いホームの中
「あー！！！」
と声を張り上げ私に
「アッチへ行け。」
と大騒ぎをする。
そうやって大騒ぎをしてもらう事が私の狙いだったのでこっちもそれに反撃をした。
しかし、余りにも大げさすぎるリアクションと、それだけ騒いでいるにも関わらず感情がこもっていない
目を見て、この人もわざと言っているだけなのだろうと感じた。
それでも、二日、大阪にいて色んな人間に同じ事をしたが、この人が今までで一番大阪人らしい反応と感じた。
しかし、子供にけしかけても、父親は、甲子園での喧嘩っ早い様子とは打って変り、冗談で返してくるように
なっていた。
梅田ホームの改札口を出ると上り階段があるが、その下で、
父親は私の頭に指を指し
「こいつ変体でっせ。」
と大声で回りにはやし立てた。
大阪人は、そうした行動や言動に周りの人間も、助長し面白がるのかと思っていた。
しかし、周りの人間はそうした事をまるで聞いていない、感じていないように
その場を通り過ぎていった。

359 ：魄鸚：04/02/02 00:47 ID:eiNWK8+P

関わりたくないからという事ではないらしい、ふと見ると連れと笑顔を見せて話をしながら横を通り過ぎる
人もいたのだから。
福岡人の方がもっと人間味のある反応をした。
私の周りで一緒に歩いている大阪の人々が空気に触れるような、そんな感触があった。
それに加え、頭の上を指で指してきたその父親になんとなく、腹立たしさが残っていた。
私の方は、もう少しこのパフォーマンスを続けたい気分だったし相手もそうだろうと考え
階段を上って少し落ち着いた所に出たら、この家族と第二回戦が始まるかと思っていた。
ところが、階段を途中まで上って真後ろを振り返ると
直ぐ後ろについて来ていると思っていたその家族は
まだ、階段の下にいた。
私に対して敵意を持っていたと思われた父親は、私の方ではなく、横を向き他の人を怪訝そうに見ている。
この人は何を思っているのだろうか？
私の聞こえている。誹謗や中傷が聞こえたのか
それともこの人の知っている大阪人の様子がいつもと違うのをこの人なりに感じ取ったのか？
甲子園の広場で警察官が来ても、敵意をむき出しにして私に突っかかって来た時とは
大きく違う、その人をの様子を見て、少し戸惑いながらその場を後にした。

360 ：魄鸚：04/02/02 00:58 ID:eiNWK8+P

病状ですか？
まあ、ただの幻聴という事になるでしょう。
幻聴者を入れる施設はいくらでもありますし。
ここで出ているような電磁波の攻撃があるかどうか
それが事実がどうかは私は何も知らないことです。
周りがそんな事は無いと言えば無いんですから。
幻聴でしょう。
たとえ本当だとしても民衆が自分が被害に遭うのが嫌で
手をこまねいていたら事実は変えられますし、
貴方はこの話を読んで、本当だと思いますか？
私も知らないんですよ真実なんて。

361 ：魄鸚：04/02/02 02:07 ID:eiNWK8+P

次の日も同じように甲子園に向かう。
今まで試合が始まる直前まで梅田あたりを、うろつき同じ事を言って人の反応を
確かめてみるが、昨日の人のように顕著に反応が返ってくる事はなかった。
梅田を止め人の多いであろう甲子園に早めに行く。
三時ごろついたのだろうか、子供ずれはまばらだったが標的を見つけると
「悪いやつは殺せよ。」
と同じように罵声を浴びせる。
しばらく待っていると、関係者入り口で人が集まっている。
どうやら芸能関係者を狙っての事のようだ。
私は、芸能関係者には関心が無かったが、関心はその群れの中に2，3才の子が混じっていた事だった。
2，3、才のまだ片言の言葉しか知らない子供が、見ず知らずの私の名前を言いながら
いつも聞きなれている
「人殺し。」や
「オウム。」
という言葉を言い出す。
芸能関係者にも、子供がそうした行動をするのをまじかに体験してもらいたかった。
しかし、数人の人が、それを聞いて驚いて通り過ぎはするものの、ほとんどの人が
そんな事はまったく気にとめない様子でお互いの会話に熱中している。
それを見て、到底芸能関係者がそんな事は気にも止めないという事は感じてはいたが
少しでもこうした光景を見てもらえれば幸いだと思っていた。
私もその野次馬に混じって待っていると、
しばらくして、かけふともう一人、誰かは解らなかったが車から降りて走ってやって来た。
それを追いかけて、写真をとろうと追いかける人がいたがあっという間の事で
直ぐに何も無かったかのように落ち着きを見せた。
これじゃあ、子供がどうのといっている場合ではない。
それでも、その関係者席の入り口から、その席までそう遠は無いだろう。
私の、心の声がどこまで聞こえるのか、席まで声が聞こえてくれれば
幸いである。
試合が始まってもその当たりで暇をつぶしていた。

362 ：魄鸚：04/02/02 02:08 ID:eiNWK8+P

363 ：魄鸚：04/02/02 02:53 ID:eiNWK8+P

試合が終わり、前の日と同じように、帰りの人を見計らって
罵声を浴びせ掛ける。
まれに、その声に反応して私に文句を言ってくる人はいたが、
昨日の人のように警察沙汰にする人間はいなかった。
子供を腕で庇いながら立ち去る人が殆どだった。
これだけやって、どれだけの人が私の事を覚えていてくれるだろうか？
Dutyの歌を又思い出す。
恋愛や、人の生業を歌として表現するのが、殆どなのに、この歌だけが
そうした事とかけ離れているように感じた。
他の人はこの歌を皆理解して聞いているのだろうか？
歌を聞く人は歌詞の内容を突き詰めて考えないで、メロディや歌唱力で聞いている
だけだろうか疑問が残る。
私がもし、今とは違う普通の生活を送っていて、この歌の聞いたら
まるで意味が解らないと感じただろう。
私に、こんな事がなければ、之ほどまでにこの曲に固執する事はなかったし
考えなかっただろう。

364 ：魄鸚：04/02/02 02:54 ID:eiNWK8+P

この歌の歌詞で私が特に気になったのは二番だった。
はじめ
「そうだね、もう少し噛み砕いてみて」
と、人に問い掛けるような言葉で始まり
「伝えたならそれは記憶をただ繋げて並べただけって事になるよね。
　だとしたなら誰もが皆　知らない内に手にしているだろうから気付いてほしいよ。」
と続くのだが、浜崎あゆみの出しているビデオで何かに洗脳されているような
そんな一コマがあったのを思い出す。
その様子から見ると、そうしたオウムにあてつけで作ったともみれた。
今でもサリンの事件以来オウムの洗脳やマインドコントロールの事は言われ続けているし
私自身もそうした事実がないのに噂を立てられているのを見ると
現代社会の中の芸能界でもオウムの事件は根強く残るものだったのだろう。
けれどこの曲は違っていた。
もしこの歌がオウムにあてがったり、そうした事を言っているのならば、
「誰もが皆　知らない内に手にしているだろうから気付いてほしい」
と大衆一般に向けるような事を書くのだろうか？
そんな疑問をもっていた。
まだ歌は続く、
「確かに１つの時代が終わるのを僕はこの目で見たよ　
そして次が自分の番だって事　知っている本当は」
と何かの物事の区切りを示す言葉と、自分の前に別の人がその事に
何か関わりを持っているような歌詞に続いていた。
そして最後に
「君なら気付いてくれるだろう　君なら気付いてくれると信じて賭けてみるよ」
とまるで自分が消え、それを誰かに託すような歌で終わっている。
何かの推理物の話の中に
「わらべ歌は時代に消された事実を伝えている事がある。」
と言うセリフかあった。
この歌も現代社会において消された事実を語っているのではないか
そう思っていた。

365 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/02 19:31 ID:LkNSQ+8C

>>357より
「長井！　妹は？　」
「カネコおばあさんのところです　それより先生」
「ん？　」
「すみません」

366 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/02 19:41 ID:LkNSQ+8C

「なんだい、いきなり」
「先生のこと、しあわせの使者だなんていいふらしたのはあたしなんです」
「うえぇ？　」
「先生が来てから、あたし…学校にも出れるようになったし、うちもあたりを引けるようになったし嬉しかったから、それに先生
臨時教員だからこんな話になれば正規教員に採用されるかもって、クラスのみんなも賛成してくれたし、絵美だって」
「長井、ありがとう　先生は嬉しいよ、でもな、幸せが来たのは先生のせいじゃない」

367 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/02 19:50 ID:LkNSQ+8C

「え？　」
今度は美香が戸惑う番だった。
「信心している人には幸せが来るんだよ　先生はそれを告げて回るだけの仕事なのさ
さあ、家に帰って勤行してくれないか　それと題目をちょっとだけでも上げて欲しい　今日も、先生は
どこかへ行ってる　幸せの使者としてね」
「先生！　」
美香はスヌーピーのハンカチで涙をぬぐった。

368 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/02 20:13 ID:LkNSQ+8C

女鐚はスクーターで走り出した。女鐚のほほにも涙が走ったが、それをぬぐう
ハンカチはなかった。
魄鸚さんの話へ続く

369 ：魄鸚：04/02/03 01:47 ID:kVXm6U9o

消された事実は何なんなのか
現実を見た時、歌と今私の周囲で起こっている事をどうしても
重ねてしまう。
私にとって、この歌は、声の攻撃で悪く言われ、私以外に攻撃を受けている人間は
いないと言われ続けた自分にとって、他にも犠牲者がいたという
安心感だけだった。
一人じゃない、他にも水面下で犠牲者はいるのではないだろうか？
それは、私にとって励みになった。
しかし、その反面、この歌の通りならば、私のしている行動も忘れられて
しまうのではないか？
そうした不安があった。
そして、甲子園最後のこの日は何も起こることなく終わってしまった。
次の日は移動日で試合はない。
もう一度福岡へ行く資金もなかったので、試合の運びで道頓堀に集まる人間を標的に
しようと思っていた。
大阪の街の中を行く当てもなく移動する。
もちろん標的は子供である為だが、とりあえず、人の集まりそうな
吉本会館あたりを見込んで、行ってみる。
人の流れに乗り、標的を見つけながら、商店街の中を進むと、難波駅の前に
出てきた。
駅には高島屋あり、その入り口で、カメラとマイクを持った人間がいた。
その向いで、中学生ぐらいの子達がボランティア活動をしている。
それを撮影しに来たのだろう。
その子達にも罵声をあびせ、その場を立ち去る。
そのまま、道路沿いを歩くと和風な建物が見える。
新歌舞伎座というらしい。

370 ：魄鸚：04/02/03 02:28 ID:kVXm6U9o

公演の為に並んでいる人がいるが、年配の人達ばかりで標的ではなかったが
数人の年配女性のグループが私の通り縋りに
「死ね早く。」
等といってくる。
腹正しいと言うより、そうした事を言いたいのなら社会的に認めてしまえばいいのだ。
その人達の直ぐ後ろについて大声で言う。
「人をいたぶり殺すって楽しいですよね。社会的に認めましょうよ。
冥土の土産に忘れないでくださいね」
あれだけ、大声で叫んだのに
その人達は、振り返る事もせず、何の反応もなく行ってしまった。
一度、同じように、年配の人に同じ事を言ったら
「そんな事を言わないで若いんだから」
と哀れんだ目で人を見、どんな話をするのかと思えば、どこにでもある在り来たりな
人生論と奇麗事を腕をもたれ30分近くも言われた事がある。
今の私にはまったく必要のない、くだらない話だった。
仮に年配のグループが私の事に反応しても、その人と同じような事を言うに違いないと
思っていた。
例え自分達が人に誹謗中傷を発言してたとしても
どんな顔をして言い返してくるのか楽しみだったが、時間を取られるのもめんどくさい。
とりあえず、引き返し、先ほどのボランティアのいる所に出て見ると、さっき通った時は
いなかったのに、西川きよしが立っていた。
ボランティアの応援に駆けつけたと言う事だった。

371 ：魄鸚：04/02/03 02:29 ID:kVXm6U9o

マイクを持ち話す言葉が周辺に響く。
「この技術知っていますよね。」
前を通りながら、いってみるが、マイクの声にかき消されてしまった。
睨みつけながら通る私の目と一瞬眼が合ったが、大した事もなく通り過ぎた。
高島屋の、従業員口がその先にあり、そこで一服しながら放送内容を聞いてみる。
マイクの反響音に混じって私に対しての何人もの罵声の声と私の心の中が色んな人の声に
入れ替わって入り混じり、流れている。
ここでも、同じ現象が起こっていたが、政治家としてどんな反応をするだろうか
この人は実は、この技術の全てを知っているのではないか
そうした気持ちと、2，3才の子供が、大人にしか言えないような難しい
言葉を話したりする奇妙な所を実際に体験してもらいたかった。
もう一度、戻り、今度は、ボランティアの活動している後ろで立ってみた。
いつもだったら、2，3才の子供の様子が変わるのに、私のこうした企みが
読まれているのか、変わった行動を起こさない。
それは、期待はずれに終わっていしまった。
別に、ボランティアの内容に全く興味なくただ、突っ立って様子をみているのも
暇だった。
心の中で、
「超音波か何か解らないが、そうした物で嫌がらせをしてくるのならば
相当な技術を持っているんだろう、そうした人間に助けてもらえよ。」
そう思っていた。
そう思いながら、タバコを吸っているとだいぶ離れた所に立っていたのに
後ろの方でタバコを吸われる事が気になったのか、その先生はこっちを少し振り返った。
それが理由じゃないが、この先生がこうした事を知っている様に私には
見えたが、私は真実が知りたいのではなく、ただ単純に私と言う存在をとりあえず
インプットさせればよかった。

372 ：熱心な創価学会員：04/02/04 09:08 ID:???

エロ漫画小説板で２ちゃんねるのみなさんとロリ小説を書いています。
よろしければご協力お願い申し上げます。

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1059751297/l50

373 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/04 19:22 ID:7Xbongrv

>>368より
「ねえ、どうしても、やるの？」
松谷さやかは、体を起こしながら黒澤に尋ねた。
「ああ、やることに決めたんだ」
「意味があるのかしら　相手にも家族がいるのよ　報復の報復なんて、いやだわ」

374 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/04 19:27 ID:7Xbongrv

「報復の報復の報復はないって事？　」
「馬鹿、ふざけないでよ」

＊作者注　報復　政教一致＠大阪の仇を、黒澤が討つこと
　　　　　報復の報復　黒澤を、ゴンザレス恩田の関係者が討つこと
　　　　　報復の報復の報復　その仇を、松谷さやかが討つこと

375 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/04 20:26 ID:7Xbongrv

だが、黒澤は動じなかった。
「殺し合いは、これで最後にする。チベットに戻ろうと…」
「えっ」

376 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/05 18:51 ID:eW6OHOTO

チベット　という固有名詞に、さやかは目の前が暗くなった。

377 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/05 19:04 ID:LEOSGUOa

さやかの衷心を読み取ったかの様に黒沢は言った
「おいおい、チベットと言ってもダライ・ラマとかのチベットじゃないぞ」
唖然とするさやか。
「じゃあ、なんなのよ？そのチベットというのは」

378 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/05 19:33 ID:eW6OHOTO

「千葉、戸倉仏教伝習所、だ」
「はあ？　」
「ああ、付き合いだしてから一度も言ってなかったか、実は俺は千葉出身なんだ」
「はあぁ？」
「で、そこの略称がチベット」

379 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/06 07:39 ID:3qqFZ6ie

そんな馬鹿なとさやかは思ったが、黒澤はいたってまじめだった。

380 ：MOMO：04/02/06 08:37 ID:Rva5MpH4

そんな黒澤だったが、実は強力な必殺技を身につけていたのだ！

381 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/06 20:30 ID:3qqFZ6ie

「昇竜拳！　」
「ほわたぁぁ」
反射的に拳を振り上げた黒澤だったが
「まだまだ甘いニャ」
「ネコッ」

382 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/06 20:36 ID:3qqFZ6ie

久しぶりに出てきたネコだったが…
「彼と話があるのよ、あっちへいってて」
くいっと首根っこをさやかにつかまれ、そのままラブホの廊下へと一瞬で退場させられた。
松谷さやか、彼女こそ「おい、おまいら　みんなで小説を作るぞシリーズ」
最強キャラなのだ

383 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/06 21:19 ID:3qqFZ6ie

「で、どうするの」
「ああ、まず…」
黒澤は作戦を話した。
関西ＳＧＩ外語はいまや関西方面における中央直轄武装部隊としての性格を帯びつつある
しかし、関西の創価学会の副会長クラスの中には、そのことを快くは思っていないものも多い
彼らの子弟は、関西創価学園に入っているのだが、ここは実質上関西圏の創価学会の学校である
したがって、関西創価学園と関西ＳＧＩ外語を巧妙に争わせることができ共倒れにさせれば
事実上、関西圏の創価学会は立ち直れない大打撃をこうむる

384 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/06 22:00 ID:3qqFZ6ie

「でも、そんなことできるのかしら」
「ああ、それは一筋縄では行かないさ」
「なにか、作戦があるのね」
「ああ、ただ、こいつは一人でできる作戦じゃないし、終わった後には
関西にいないほうがいいだろうと思う」

385 ：魄鸚：04/02/07 01:11 ID:REIzg031

吉本会館あたりを散策しながら時間をつぶし
試合が始まる頃に、トラファンが賑わう戎橋へ行ってみる。
戎橋周辺は、確かに人が多かったが、普通に歩けてしまう程度の人数だった
TVの放送などで人で溢れ返り、通り抜けれなくなる光景を見て
それだけの人だかりを創造していただけに、少し拍子抜けしてしまった。
とりあえず、戎橋を、人の様子を見ながら渡る。
大阪のどこにいても、私に対する誹謗中傷は聞こえてくる。
騒音に、呼応して聞こえる声と、実際に人が言って来る時もある。
まあ、人の顔を観察し、実際に言っているようなら、もちろん言い返すが
大体の人が知らん顔をして通り過ぎる。
確かに、今のご時世である。
「人をいたぶり殺すのは楽しいよな」
等と言われれば、関わり合いたくないと思うのが普通だろうが、
こっちとしても、例え相手が本当に言っていたにしても、言っていないと
言い返すだろうし、無意識に言っているなら、dutyの歌の様に忘れてしまっている
なんて事もある。
どっちにせよ、可笑しいと思われるのは、こちらであるが、もし、前者のように
知らないか顔をしているだけなら、騒ぎを起こしてでも記憶に留めさせなくてはいけなかった。
橋の両脇には、警備の為に1メートル間隔ずつ警察官が並んでいた。
そんな事を言いながら歩いていても、ここに並んでいる警察官に聞こえているのか
いないのか、文句を言ってくる気配がないのでそんな調子で橋を渡っていた。
そんな事をやりながら、橋の中ほどまで来た時、ふと、見覚えのある顔の警察官
3日前に甲子園で大騒ぎを起こし、私を保護した兵庫県警から応援で来た警察官だった。
あれだけ、大騒ぎをしたのだから、こっちの顔を覚えているだろう。
その警察官の右側に立ち、大きな声で話し掛ける。
「この間はどうも」
所が、一点を見つめた状態のまま、その声に反応しない。
私を覚えていなくても、そんな事を言われたら、普通の人なら何かしら反応するはずである。

386 ：魄鸚：04/02/07 01:11 ID:REIzg031

私は、その反応から、甲子園の時、声の攻撃から、心を読む技術がある事も、
私の周りの人が人格が変わったように一瞬だけ豹変する、まるで、「ドリームキャッチャー」
の主人公の行動を思わせる事が起こっている事を知らなかったのだと確信した。
そうした事を知って、私に係わり合いを持つ事に恐怖感を感じたのだろう。
意地悪く、しばらく、そばにいて話し掛ける。
「面白いですよねこの技術、どうですか？」
そんな、話し声も聞こえないように、こちらに振り向きもせず、前だけを一点に
見ている警察官。
まだ、24,5の警察官を其処まで、からかってもかわいそうだし、余りの反応のなさに
つまらない事であった。
とりあえず、その警察官を後にして、橋を渡りきった。
渡りきると、キリンプラザ大阪の前に出た。
その前に女性の彫刻があったが、今回の騒ぎで壊されないように、薄いスポンジ状の
物を巻かれ、有刺鉄線が這ってあった。
さすがに、店の出入り口である。
その当たりに座り込んだり出来ない。
その、キリンプラザの向いにも、足場が、一段か二段低くなって大きく開けたところがあった。
ビルがあるが、入り口が橋の方を向いていない為、其処にいても障害となる事はない。
そんな事から、そのビルの下には沢山の報道陣が荷物を置き
橋の周辺のスクープ映像を狙っていた。
私も、落ち着きたかったので邪魔にならない、報道陣達のいる場所に立っていた。

387 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/07 01:18 ID:o2eSDwaz

【大学】入学試験中「ピッチャーデニー!!」と叫び受験生が教室から飛び出す
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/news7/1070570654/l50
　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　／￣＼　l　　　　　＼,, ,,／　　　　　|　
　　,┤　　　ト | 　　（●）　　（●）　　　|　
　|　＼＿／　ヽ　　＼＿＿_／　　　　| 　ピッチャーデニー!!
　|　　　＿_（￣　｜　　　　＼／　　　　　ノ　　
　|　　　＿_）＿ノ
　ヽ＿＿＿）ノ

388 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/07 19:43 ID:WW7+76Vu

>>384より
「そう、でも気をつけてね」
さやかは優しく言った。

一方、女鐚は府営住宅の５階にある菊地家にたどり着いた。
「おう、ここだな」
話の通りに郵便受けから新聞がはみ出している。

389 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/07 19:51 ID:WW7+76Vu

回れ右してここに来る途中で見た聖教新聞の販売店（？）に向かい、事情を説明すると
一番近い文化会館を説明してくれた。
「菊地さんは一番熱心なＢ担だから、今日もなんか会合に出席してるんやと思いますわ」
「それで息子さんの姿は見かけませんでしたか」
「いや、家には帰ってないように思いますよ。私らが行くのは１日一回やけど気配が全然ないもん」
「お母さんはどうしてはるんですか」
「あれ、学校へは言うてないんかな。お母さんは入院してはるのよ。」
「ほな、病院かも知れまへんな」

390 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/07 19:56 ID:WW7+76Vu

「それがな、菊地さんはそのこと伏せてまんのや」
「ははあ、わかりますわかります」
「せやからどこの病院かわかりまへんねん」
「そら、もっともな話や　すんまへんお手数かけました」

罰論　これこそ学会が投げ捨てなければならない呪縛だ。
女鐚は文化会館に走った。

391 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/07 20:14 ID:WW7+76Vu

菊地（父）は会館にいて名簿整理をしていた。
「関西ＳＧＩ外語の野火です、息子さんのことでお伺いしました」
「え？　」
「じつは、もう三日も学校に出てきていないのですが」
「そんなばかな」

392 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 12:04 ID:FuZWidLd

「最後に会話したのはいつですか」
「え、あ、三日前だったかな。五日前かな…」

典型的だと女鐚は思った。創価学会の家庭崩壊の典型的パターンだ。

親　学会活動で忙しい－＞　子供放置
子　放置され荒れる。　
親　慌てて相談しようにも、学科内では相談できず、学会外に知り合いなし

393 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 16:11 ID:FuZWidLd

「それで、どこに行ったのかがわからないんですが…心当たりはありませんか」
「え、いや…その…」菊地（父）は明らかにうろたえていた。女鐚が見ていて気の毒なほどだが、生徒の安否がかかっているから
「手がかりだけでもいいですから」とせかした。

394 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 16:14 ID:FuZWidLd

ほんとうは病院はどこかと尋ねるのが一番早いが、それはまずい（付近で聞き込みしたのが分かって
保護者が身構えるから）
「さあ、まったく見当がつきません」

395 ：MOMO：04/02/08 16:24 ID:TxNlJO7E

どこからか幻聴が聞こえてきた。

396 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 16:33 ID:FuZWidLd

＜おまいの息子は宗谷岬におんぞ＞菊地（父）は幻聴をそのまま口に出した。
「おお、そうや。」
「は、宗谷？　」
「宗谷岬かもしれません」
「はあ？　」
こいつ、ひょとして魄鸚氏の同類かと言う目で、女鐚は菊地（父）を見た。

397 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 16:37 ID:FuZWidLd

「大丈夫ですか、おとうさん　どこか知ってる病院はありますか」
「え、いや連れ合いの入っとる病院なら知ってますが」
「今すぐそこに行きましょう。さあ早く」
有無を言わさずタクシーを拾う女鐚に、菊池（父）は拉致同然の状態で病院に連行された。

398 ：ターミネーター：04/02/08 16:46 ID:yGHxkI8c

この小説のタイトルは、
「プライジング･イン・ザ・サン」。

399 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/08 16:54 ID:TxNlJO7E

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1059751297/l50

400 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 19:01 ID:FuZWidLd

岸和田海岸市民病院は海の見える丘の上だった。
鉛色の海に黄金のような夕日が反射するのが、見えた。
「領収書を」
「はあい」
このシリーズの影の主役が、いそいそと用紙を差し出す。

401 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 19:27 ID:FuZWidLd

だが、そんなことには構っていられなかった。
すばやく受付に氏名を告げると、病室が告げられた。

402 ：ターミネーター：04/02/08 19:39 ID:Lcg319fU

この物語はスーパーメカサンダーバードで、世界中の人々を
救う国際救助隊の物語である。

403 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 20:33 ID:FuZWidLd

病院の中は海底のように静かだった。ただ、耳を澄ますと微かな波の音が聞こえた。
だが、そっと病室のドアを開けると、人工呼吸器の音が耳を打った。
「珠江」
菊地（父）がそっと呟く。

404 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 20:37 ID:FuZWidLd

「おまえ、誰だ」
菊地明尭が低い声で言った。横には二年三組の女子生徒の姿があった。
「菊地！」女鐚は一歩前に出た。

405 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 20:39 ID:FuZWidLd

「いや、先生、ここはうちの問題ですから」
菊地（父）の意向で、彼は二年三組の女子生徒と表に出された。
「事情を説明してくれるか」
「あの…」

406 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 20:45 ID:FuZWidLd

二年三組の女子生徒、大川麻里亜はすべてを語ってくれた。
菊地珠江が少し前から異常を訴えていたこと
菊地（父）はそれを無視していたこと
看病と苦難の日々、麻里亜が題目を上げた時間と、彼氏を家に上げて面倒を
見てくれた優しい両親のこと

407 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 20:53 ID:FuZWidLd

菊地（父）が散々息子をぶん殴って、廊下に出てきたとき、女鐚は廊下に静かに立っていた。
「お騒がせしましたが、息子には明日から学校に行くように言い聞かせましたので」
「そうですか」
「ですのでその、学会関係にはなにぶんにも内密に…」
「当然ですとも、ご安心ください」
菊地はほっとした表情だった。
「ですが、私にも伝えたい事柄がありまして」
明尭と麻里亜は、手をつないで廊下に立ち、人が人を殴る小さい音をさざなみの音をバックに、聞いた。

408 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/08 21:05 ID:FuZWidLd

「先生！」美しい少女は言った。
「明日は、二人とも学校に出てこいよ　先生は待っているから」
「先生、こんな最低のヤシと心中することなんかないです。」菊地明尭は叫んだ。
「ありがとう、だけど先生にも人間の感情はあるからな。おまいの代わりに…」
「先生！　」
「ああ、菊地、だけど明日、会おうな、ほら、波の音が聞こえるだろう、明日あれの話をしようか」
さざなみの音が、しかし壮大な音楽のように明尭と麻里亜の耳を打った。
「先生！」

409 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/09 19:24 ID:yu3Rl7rY

翌日、学校では生徒たちの間でその話が伝わっていったが、その様子は津波のようだった。

410 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/09 19:48 ID:yu3Rl7rY

山本教務主任は「激怒」と書いたカードを机の上に置いたまま、女鐚を叱責した
「保護者を殴れと誰が命じましたか」
「いえ、申し訳ありません」
「先生の業務には私情をはさんではいけないとあれほど注意したのに」
「すみません、ついかっとなって」

411 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/09 20:06 ID:yu3Rl7rY

「とにかく、これは預かっておきます」
女鐚が書いた辞表を、山本は机の引出しの中にしまった。

女鐚が廊下に出ると、菊地が駆け寄ってきた。
「先生」
「おお、どうだ？　お母さんの容態は？　」
「は、はい　あれから持ち直して、今朝は数分ですが意識が戻りました。こんなこと信じられないって
お医者さんも言ってました」
「良かったなぁ」
女鐚の万感を込めた言葉に、はっとした様子の菊池は
「先生？　」と言った。

412 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/09 20:23 ID:yu3Rl7rY

「先生。学校辞めないでください」
「それは無理だよ」
「先生が辞めたら、誰が生徒を幸せにするんですか」
「この学校には俺よりもいい先生がたくさんいる」

413 ：黒澤敏晃：04/02/10 17:26 ID:L33EIH+S

「ﾌﾌﾌ･･･それは漏れのことかな？」どこかで聞いたことのある声が聞こえてきた。

「お、おまいは・・・！？」

そこにあらわれたのは何と！！

このあとすぐ、驚愕の事実が明らかに！

その前にＣＭ

414 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/10 19:10 ID:DK0Li8ZR

ＣＭ
政教一致＠大阪先生の小説が読めるのは、２ちゃんねる創価・公明板だけです
「いやー、毎日カキコするのは楽しい反面つらい部分もありますね」
ＣＭ終わり

415 ：魄鸚：04/02/11 00:35 ID:kqEaGfmL

暫らくすると、頭に何か砂のようなものがかかったような気がして上を向いてみると
黄土色というか、灰色と言うかそうした粉の塊が、南の方へ少し流されるような感じで
落ちてくる。
暫らくすると、鼻がむずむずし出し、咳き込み、辺りには何処かで嗅いだ事のある臭いが立ち込める。
臭いの感じから胡椒のようだった。
むき出しに置かれていた機材の上に、その粉が直撃した。
橋の上にいた警察官の殆どが、その騒ぎで、粉の撒かれた一帯を囲み、報道陣は、慌てて自分達の機材を手に持ち
その場から離れる。
ある人は、バイオノートを空けたまま置いてあった為に、中まで粉が入り機械を心配そうに見ながら
別の所に腰を落ち着け、データーを確認していた
何気に、後ろから覗いてみると画面が移っていたようだから大丈夫だったのだろう。
其処にいたカメラマンの殆どが、レンズを開いたカバンの口の中にそのまま入れていたため、中身を全て出して粉をふるい落としていた。
粉を払い落とす事で精一杯の報道記者たちは、せっかくの面白い記事を逃して
残念だったろう
暫らくすると、どこのTV局か知らないが、バタバタとやって来て女性レポーターが、その現場を中継している。
報道する側がされる側になろうとは思いもよらなかったろう。こっけいだった。
後で、知ったのだが、11階建ての屋上から巻いたと言う事だった。
私が見上げた時、3階か4階の窓が開いていたような気がしたので其処から巻いたのかと
思っていた。
実際に、其の階は、オフィスと、居酒屋のような飲食店が入っていたので、その飲食店の
客が、窓から巻いたんじゃないかと見ていたが勘違いだったらしい。
しかし、犯人は、ただ日本シリーズで面白がってやったと言うが、どうにも引っかかった。
私がいたからやったのではないだろうか？
そんな被害妄想的な事も頭に浮かぶ。

416 ：魄鸚：04/02/11 00:50 ID:kqEaGfmL

しかし、二年前自分がアルバイトをしていた所で火事が合った事を思い出す。
NEW CLBU LAIN、と言うキャバクラである。
歌舞伎町の劇場通りを通って、コマ劇場に近い所に立っている
ビルの地下にあった。
他の店とは違う、その店の利点は、系列店が多く、一度お店に入れば、
ビラを配りに外に出る必要性はなかったことである。
まあ、たまに他のお店の人手が足りない時に助っ人として行くことがあったが
寒い中ビラを撒いているよりはよっぽどいい。
しかし、客から常にオウムだの人殺しだの言われていたので、証拠をとる為にラジカセを
ポーチの中に入れて店に出ていた。

417 ：魄鸚：04/02/11 00:52 ID:kqEaGfmL

その日もボーイに言われるように客に付いて、普通に過していたが。
帰り際、メガネをかけたスーツ姿の男の人から
「オウム死ね。」
と耳元で言われたりする。
此れじゃあ、ポーチに隠したラジカセで音が取れるわけもなく
証拠にならない。毎度の事だと諦めていた。
出来たばかりの綺麗なお店だったが、客足が悪かった。
店の人間はそうした事を表に出してはまったく言わなかったが客足の悪い事が
自分に対して向けられているような気がしていたが、証拠を取る為と止めずに続けていた。
まあ、今から思えば、馬鹿らしく、証拠があった所でまったく意味のない事だったと
痛感しているが、この時は、法的にどうにか成らないものかと試行錯誤してやっていた。
暫らくすると、ぱったりと客が来なくなり、私と、もう一人の女性が、客に付くことなく
待機場で、寛んでいた。
待機場と言っても、ホールの邪魔にならなそうな場所に勝手に座っていると言うだけだけのもので
そんな、暇な時間を、２人で、眠そうにしていると、急にボーイが入ってきて家事だと叫び出した。
あの、４４人が亡くなった火事である。
最初は、普段のストレスからハシャイでいた私だが、ふと思うと、私に殺すと言っていた人間は
沢山いた。
爆弾事件もあいまって、もしかしたら、この事も関係あるのだろうかと、同僚と別れて、一人になった時
急に背筋に冷たいものがこみ上げてきた。
今回の、胡椒騒ぎも、丁度、あの時間あの場所に立っていなかったらどうなっていただろう？
記者の行動を観察しながら一服していたほんの短い時間である。
報道されてないが他に何か別の思惑があったのではないか
そんな、人から見れば些細な事でも勘ぐるようになっていた。

418 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 13:58 ID:x3XBMIaO

>>413より
「光田先生！　」
「そうだ」
初期に出てきたきり登場の機会がなかった教諭はしかし、笑顔で言った。
「君の授業をもらうことになったよ」
「え、は、はいよろしくお願いします」
「だけど、不登校クラスが君に最後の授業をして欲しいと願い出ているんだ」
「え？　」

419 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 14:08 ID:x3XBMIaO

「不登校クラスは受け持ちではありません」
「それはわかっているさ…君には彼らの気持ちがわからないのかね。」
「…」
「あいつらにとっては、学校と自分を結ぶただ一本の細い糸は、家庭訪問なんだ。君自身がよーく分かってるはずじゃないか」
「…」
「それが切れると言う事がどんなに切ないものかがわからないのか　彼らの多くは、学校に行けない自分を責めている。学校に戻りたいという希望をもってる。その象徴がしあわせの使者という学校伝説なんだよ」

420 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 14:22 ID:x3XBMIaO

女鐚は、できるだけ生徒と顔を合わせないように顔を伏せ足早で不登校クラスに行った。
驚いたことには、クラスの前には大勢の他クラスの生徒たちが集結していた。
教室に入った女鐚が、さらに驚いたのは全員が着席している事だった。

別によその学級では不思議ではないことだろうがここは不登校クラスなのだ。

421 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 14:26 ID:x3XBMIaO

「よーし、全員そろってるな、今日は出席をとりません。今日話をするのは、先生が
君たちのおうちを訪問して思ったことです」
水を打ったように静まり返った教室。女鐚はこんなに真剣な授業をしたことはなかった。

422 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 14:43 ID:x3XBMIaO

いつか、いつの日にかできればいいと感じていた授業を最後にできるとは、教師冥利に尽きるとはこのことかもしれないなと
女鐚先生は思った。
「皆さんは、ご本尊の前で手を合わせたことが最低でも一回はありますね　ご本尊に…」
彼は、慎重に言葉を選びながら法華経がいかにすばらしい経文であるかを説明した。
そして希望を決して捨ててはならないことを語った。
「先生は、あなたたちが幸せになる事を毎日強く強く願っていました、そしてあなたちはこうして学校に出てくることができました。」

423 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 15:00 ID:x3XBMIaO

「学校に登校できることがどれだけすごいことか、説明しなくても君たちには
わかるよね。今日を最後に家庭訪問を中止できることが先生にはとても嬉しいです」
すすり泣きが聞こえた。
「これからは、毎日、学校へ出て勉強してください　」
「せんせい、学校を辞めないでください」
一人の生徒が叫んだ。
「それはできません。私は先生として失格だと思います。親に手を上げてしまったのですからね」
「先生」
「いつでも冷静に話ができないようでは、先生としては失格です、この学校にはとてもいい先生がそろっています
みんな、一生懸命勉強して遅れを取り戻すんですよ。先生はどこへ行くのか分かりませんが、きっと全員そろって卒業できることを
遠くで願っていますよ。」

424 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 15:52 ID:x3XBMIaO

不登校クラスの生徒たちは泣いた。女鐚のほほにも涙が流れた。

425 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 20:27 ID:x3XBMIaO

職員室に戻ると、校長が待っていた。免職辞令が彼の手に握られていた。

426 ：魄鸚：04/02/11 20:48 ID:kqEaGfmL

囁き攻撃をやっている人全てが自分の言っている言葉を
本当に覚えているか疑問。
例えば、
子供が父親に「馬鹿ー」と言っているのは、本人はまったく自覚なしに
いっている。
その状況から多分本当は「パパー」と言っているんだろうな
と思う。
幻聴かな？と思い勝ちだが、話を聞いている相手が
「えっ」とか「ん？」と言い返すのをきけば自分だけが聞こえていた
わけではないでしょう。
アナウンスでも
「エスカレーターにお乗りのさいは」が「エスカレーターにごめんなさいは」
「左右のベルトにおつかまりください」が「最後の人におつかまりください」
「品川」が「死ね側」
「新宿方面」が「人身公明」
「どうぞご利用ください」「とうとうごめんなさい」
馬鹿げているが、そのように聞こえる。
本人にとっては、こうしたただのいい間違いが自分に向けて言われて
いるように感じるが、周りの人間は、ただの言い間違いか聞き間違いと
感じ、そんな些細な事は覚えていない。
人によっては、アナウンスなんてぜんぜん聞いていない人がいるし、
これらの事を何かしら問いただしてもまったく意味がないのである。
もちろん、故意に、これらの事をやっている人間もいるが
2、3､才の子供も言うようならよっぽど裏で何かあるのでしょう。

427 ：魄鸚：04/02/11 22:00 ID:kqEaGfmL

>>426
間違って立ててしまいました。
話とは、まったく関係ないのであしからず。

428 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/11 23:22 ID:x3XBMIaO

>>425より
「まだ、これをあなたに渡すわけには行きません」
校長は低い声で言った。
「あなたは、無抵抗の人を殴った。謝罪してきなさい」
「は、いえ、しかし」
「先生として生徒に範をたれなさい。」

429 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/11 23:27 ID:???

「いや。その代わりにンコたれます。」
「ンコとは何ですか？ウンコですか、チンコですか、マンコですか？」
「校長・・・。あなた、辞職なさったほうが良いですよ・・・。」

430 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 20:41 ID:wlHCarU7

「な、なにぃ、キンマンコたれます？　あなた自殺なさったほうがいいですよ？」
「そんなこと一言も言うてへんがな　魄鸚氏のお友達になったんですか」
「キル・キル！」
校長はスチャっとルガーＰ－０８砲兵モデルを抜いた。

431 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 20:45 ID:wlHCarU7

「そのトリガーを引いた瞬間が、あんたの死ぬときやで　あんたの腕ではこの距離でもまずあたらない
そして、ねぇ校長、俺は射撃の腕は特Ｓなんですよ」
女鐚は低い声で言った。

432 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 20:47 ID:wlHCarU7

「心臓が良いか、脳天が良いか、ご希望はどこですか」

433 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 20:54 ID:wlHCarU7

背後に気配と、銃の機関部を操作する微かな音を聞いた女鐚はしかし振り返りはしなかった。
校長の親衛部隊、３年はぐれ組に違いなかったからだ。
「おや、校長先生、こんなところで何やってるんですか」
「ファック、久村ティーチャー邪魔はイケマセーン」
「信濃町から電話ですよ。この臨時教員に始末をつけるなら私がやっておきましょう」
「シット！　後で必ず決着はつけますからね」
校長は、立ち去っていった。

434 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 20:59 ID:wlHCarU7

「やばいところだったな」久村は言った。
「助かりましたよ」
背後を振り返ると、二年二組の生徒たちがＡＫＭのセーフティを戻すところだった。
「見てたか、校長のハジキは安全装置がオンのままだったぜ」
「ええ、でも後ろは３年はぐれ組だと思ってました」
「はぐれ組は五十嵐が抑えてる。おまいはすぐに学校を出ろ、そしてこの街も出るんだ」

435 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/12 21:41 ID:9xHT5aoS

「しかし・・・この街を出ろと言われても・・・」
「いいか、よく聞け。『チベット』に行くんだ」
「ち・・・チベットって・・・。」
彼のとまどいの表情を察知した久村は柔和な表情を浮かべて言った
「千葉、戸倉仏教伝習所。通称チベットだ！」

436 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 21:52 ID:wlHCarU7

「ああ、あの、小乗仏教（上部座仏教）の経典を研究する学術組織ですね」
「知ってるんなら話が早い、あそこは日本中の仏教を信仰する教団宗派が立ち上げた無宗派の仏教ＮＧＯだ。学会といえどもうかつには手出しできない。あの中国でさえ、法輪功対策で一部の運用資金を
寄付しているぐらいだ。」
「でも、どうして？　」
「ぐずぐずしてるひまはないぞ」

437 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/12 21:55 ID:wlHCarU7

「それはそうですが」
「ああ、幸せの使者が幸せになれないでどうするんだ。早くいけ」
「了解」

スクーターに駆け寄る女鐚だった。

438 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/13 19:32 ID:seHw0ech

スクーターのところには静香がいた。
「行ってしまうのね」
「仕方がありません。そう、昔の物語で王子とツバメというのがあったでしょう。」
ええ、と静香は言った。
「あれと同じです」

439 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/13 19:38 ID:seHw0ech

「人を幸せにすればするほど、王子様はどんどん、汚く惨めになっていくのでした」
「あなたは、まだ幸せにしていない子が一人いるじゃないの」
「丸井ですね、あの子は幸せですよ。家は大金持ちだ…父親はちょっと変わってるけど」
後ろから長井美香が走ってくるのが、スクーターのバックミラーに映った。
「もう行かなくては、チベットは遠いんでね」

440 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/13 19:41 ID:seHw0ech

軽い音を上げて、スクーターは走り去った。
静香の瞳の中でその後姿はぼやけていった。

441 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/13 22:12 ID:seHw0ech

だが

442 ：魄鸚：04/02/13 23:30 ID:XNtfPajb

＞＞416
ラジカセでなくレコーダーでした。
>>417からの続きで
リンプラザ前の女性のオブジェの前で、こんな事を考えながら
警察官に囲まれたその場所を見ていた。
心斎橋の商店街からインフォネーションの声が木霊する。
耳を傾けると私がやっている行動を放送しているようだ。
試しに、右肩をもんで見ると
「右肩をもんでいる。」左肩をもむち「左肩をもんでる。」
と流れる。
どうやら、私今している行動を流す事で、私が、人殺しだとか
オウムだと言う事を信じさせたいようだ。
そんな事をやっている内に、帰りのバスに乗る為に道頓堀から電車に乗る時間を
決めていた。
もう行かなくては間に合わない。
そしてその場から立ち去ろうとした瞬間、野球の試合が終わった。
皆一斉に騒ぎ出した。
勝ってもいないのに胴上げをしている人間もいる。
そんな騒ぎを後にして大阪駅から、高速バスに乗り込んだ。
まだ朝早い時間新宿駅に着いた。
ついでに、歌舞伎町が今どうなっているのかついでに見に行く。
火事のあった現場はその時のまま残っている。
一回りして、近くのマクドナルドに入って、人の様子を
眺めていると
その前後、アルバイトをしていた、系列店エルエルの人が入ってきた。
私に気がついたのか気がつかなかったのか一度目は合ったが
直ぐに買うものだけかって出て行ってしまった。
何も反応がなかった事に逆につまらなさを感じた。

443 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/14 20:00 ID:NU3c9589

そこに久村友恒が現れた

444 ：魄鸚：04/02/15 02:32 ID:Lban3IF6

彼女が知っているかどうか、それは解らないが
とりあえず、今回大阪に行き、兵庫県警の警察官の急変振りを見て
知らない人間がいたと言う事は自分にとって、良い成果だった。
しかし、TVからも此れだけ誹謗中傷が流れているのに知らない人間がいたと言う事は
自分の周りだけに聞こえているのだろうか
それとも、この警察官が余りテレビを見ない人でそうした事に
疎かっただけなのか
TVに出演している芸能人も口をそろえて、私に対し誹謗中傷を言っているように
聞こえる事を芸能人が知っているかどうか確かめてみようと試みる事にした。
とは思っても、そんな業界に詳しい知り合いはいないので、試しに生で芸能人を
見る事の出来るスペイン坂ラジオに言ってみる事にした。
丁度11月最初の土曜日に丁度アルフィーが出演する予定があった。
アルフィーなら芸能界に知り合いは多いだろうし、こうした噂は
直ぐに流れるだろうと考え、とりあえず、其の日、行ってみたが
さすがに有名なだけあって行列が出来ている。
15分置き位で、人が入れ替わっていて、後部に並んだ私は、番組の最後に
一番前のこちらから向いて一番左端に陣をとる事が出来た。
本当のファンには悪いがとりあえず実験の為、
アーティストにも、オウム、人殺し、死ね、おまえが悪い事をしたからいけないんだろう。
そんな事を言われていた私は、此れだけ人に言っているのだから
奇麗事を並べた歌を歌わずに、悪い奴は殺せぐらいの歌を作れよ
と芸能人に言いたかった。
この事を知っているのなら、なおの事である。

445 ：魄鸚：04/02/15 02:50 ID:Lban3IF6

私は一番前で、自分に興味のない話を聞き流しながら、
やな奴は皆殺せだろ？首が急所だろそうした歌を作れ
と小声で言いながら、首を人差し指で切るようなジェスチャーをしていた。
目の前に、向かって左から桜井と言う人と坂崎と言う人がいて
横向きに高見沢と言う人が席についていた。
目の前にいる二人は、私の様子に気付いたようである。
それでも、そんな事はお構いなしと言った風に話が進み
ラジオが終わってしまった
ラジオの収録が終わって席を立つメンバーだったが
1人だけ坂崎と言う人が私に気がついて近くまでやって来て
私に対し何か言っている
口の動きから
「おまえ何？」とか「何だよ？」と言っているようであるが
が声が聞こえない。
声が聞こえないのでは意味がないと思いつつも
「やな奴は殺せと言う歌を作ってよ。」
と首を切るジェスチャーをやって見せたが、伝わらなかったらしく
暫らくして、スタジオを後にしてしまった。

446 ：魄鸚：04/02/15 02:52 ID:Lban3IF6

どうやら、坂崎と言う人はこれらの事を知らなかったらしい。
しかし、この人は鶴瓶という人と一緒に出ている番組もあるし
鶴瓶という人は「笑っていいとも」に出ていて相した噂を耳にするのも
早いだろうから、知っているものと思っていた。
この反応から、どうも芸能界の中にも、そうした事を知らない人間がいるのだと
感じた。
しかし、覚えておいて貰えただろうか、とりあえず白い服の人間を
このことから、これらの奇怪な現象も興味を示してもらえれば幸いだった。
ついでに、「死んでいい奴はいる」と言う歌も作ってもらいたかったが
最近出たアルバムを聞くと、まったく逆の歌が流れている。
私に対し、死ねと言っていた人間も、
「君は君しかなれない」
だとか
「生きているという価値　生きるというその意味」
なんて聞いていると思うと胸糞が悪い思いがした。

447 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/15 21:56 ID:OvFDrnRS

>>443より
「残念だな、今日月先生」
久村は言った。
「え？　」
「好きだったんだろ、いまさら隠すこたぁない」
ええ、と静香は答えながらハンカチで涙をぬぐった。
「ノビタ君もヒーローだな」
「彼はノビタ君ではありません　野火女鐚、立派な先生ですわ」

448 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/15 22:02 ID:OvFDrnRS

「ああ、分かってる。俺もあの最後の授業は廊下で聞いていたが、すばらしかった」
「生徒が…」
静香は名前のように静かに言った。
「生徒が一番分かってます、誰がいい先生か。不登校クラスの生徒が全員出てきていた」
「そうだね、あんな先生はもう出てこないだろう」

それは甘かった。

449 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/15 22:12 ID:OvFDrnRS

女鐚はアパートでせっせと荷造りをしていた。

450 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/15 22:31 ID:OvFDrnRS

すると、携帯がなった。
「はい、もしもし…」
「あの、先生、長井美香です、いま、いけますか」
「おお、でも、もう先生じゃないんだ」
「そんなことよりも、絵美が大変なんです」
「は？　」

451 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 18:55 ID:duIKpr09

「学校、首になるって」
「はあ？　」
「それで、絵美は…」

452 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 19:47 ID:duIKpr09

「首つって死ぬって泣いてます」
「ええ！　それはいかん！　」
女鐚は慌てていった
「すぐに行く」

453 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 20:39 ID:duIKpr09

「今、絵美は家にいると思います。」
「うん、除籍になったら授業は受けられないからな」
「いや、そういうことじゃなくて…」
「それに、いまどき中卒ではコンビニのバイトもできないし」
「いえ、バイトとかじゃなくて…でも、絵美がコンビニでバイトしてること、何故知ってたんです」
「え、そうなのか？　」

454 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 21:07 ID:duIKpr09

「だってあの子、お小遣いももらってないんですよ」
女鐚の心の中に不吉な予感がよぎった。
「もう切るよ、早く行かなくちゃ」
女鐚はどさくさにまぎれて返納しなかったコルトポケットを出した。

455 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 21:20 ID:duIKpr09

そして、もう一度、今度は山本教務主任に電話をかけた。
「なんですか、いまさら復職したいと泣きを入れても遅いですよ」
「いや、そんなことではありません」
「一体全体なんですか」
「丸井絵美のことです」
「ああ、あの子は気の毒でした。朝に父親同伴で出席させて申し渡しを、彼女は泣いていました」
「除籍は、明日付けですね」
「そうです、学籍に関する事項は必ず事前通達です」
「もう一つ、彼女の母親は」
「生徒のプライバシーに関する事項には答えられませんが、あなたもご存知のようにお亡くなりになっていますよ」
「いえ、そうではありません」

456 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 21:26 ID:duIKpr09

「？」
「彼女が入学した直後に、母親が死亡した、そうでしたね」
「ええ、われわれも最初は母親が死亡したことによる家庭内の混乱が学費未納の原因だと思っていました」
「私事になりますが、現時点で私は先生ですか」
「どういうことですか」
「あなたの机の中には、私の書いた辞表が眠っていますね」
「そうですが、破ってくださいといっても断りますよ」
「そうではありません、ぜったいどんなことがあっても破ったりしないで、そして聞いてください」
「どうしたんですか」

457 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 21:36 ID:duIKpr09

「そこに辞表があり、校長が辞令、この場合は免職にする辞令を発行しました」
「ええ、そこに何の違いがあるのですか」
「大きな違いですよ、自主退職が認められるか否かを人事評定会議において論議する必要がある」
「あなたはさっきから何の話をしているんですか、そんなに首になるのがいやなんですか」
「いいえ、でも今は困ります。実は丸井絵美は虐待、ないしは性的虐待にさらされている可能性があります」
「まさか？　いや、そう言えば父親と生徒の間の雰囲気は奇妙でしたが」
「これから、最後の家庭訪問を行おうと思います。もうなにをしても学校で先生やクラスメートに話をする可能性がないと分かれば」
「父親が何をするか分からない？　」
「そうです、おそらく入学時の寄付金は母親が父親に隠れてやったものです。学費が払えない事態を予感してのことでしょう」

458 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 21:47 ID:duIKpr09

「あなたの臨時教員としての身分は、おっしゃる通りに次に人事評定会議を開くまでは有効です　しかしなにもそこまでしなくても」
「ええ、ですが先生と生徒という関係がなければ、私には丸井絵美を助けようにも助ける権利はない」
「あいてが素直に言うことを聞くとは思えません、家に行くのはやめなさい」
「実は…」
「自重してください。こちらから直ちにだれか先生を出します。あるいは先に着くかも」
「それはありません。最近メットに携帯のレシーバーを装着できるタイプのもありますんで、ハンズフリー携帯って奴ですが」
「ええ？　」
「もう家の前に来てます」

459 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 22:56 ID:duIKpr09

もっと早くに気が付くべきだったと女鐚は思った。

＊　家庭に問題を抱えている生徒は時として教師の家庭訪問を非常に喜ぶことがある。

＊　虐待にさらされている生徒は、岸和田事件のケースとは逆に、普通の生徒以上に皆勤だったりする場合がある
　　そのため、問題が逆に発覚しないこともあり注意を要する。

＊　小遣いを与えないというのも、虐待の一つのサインである場合がある。

460 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/16 23:02 ID:duIKpr09

＊　靴を隠すというのも、虐待のとても重要な証拠だ。勝手に家から外出させないという状態を示唆するからだ

461 ：魄鸚：04/02/16 23:03 ID:wbUhRdvU

次の週、ウルフルズとスガシガオが出ると言うので又
スペイン坂に行って様子を見る事にした。
前回は、何回かに分けて観賞していたのが、今回は
人数が少なかったせいもあって、並んでいる人全員がいっぺんに
見れるようにしていた。
人が少ないとはいえ、さすがにガラスの周りに、人が溢れ、
中の様子を窺い知る事は出来きず、何の事もなく、暫らくして
その場を離れてしまった。
私の周りでは、自分に対する誹謗中傷と共に心の声も聞こえるが
これらの人は聞こえているのか
（私に対し、誹謗中傷を此れだけ向けて死ねとも言っているのだから
悪い奴は殺せと言う歌でも作ればいいだろ。）
スタジオの近くで一服しながら、そのような事を思っていた。
この声が何処まで届いているのか、気がついていないのか
もう一度、様子を見る為に、スタジオを覗きに行くが、もうスガシガオ
姿はなかった。
私自身は、芸能業界関係者の中に、電磁波のような何かを使い人を
貶める技術を知っている人がいると思っていた。
一般人を標的を標的にしていたが、そうした業界関係者も
標的に入たら、どんな反応を起こすのか、興味を抱いた。

462 ：魄鸚：04/02/16 23:07 ID:wbUhRdvU

標的が、多く集まり、なおかつ業界関係者が関わっている所というと
場所が限られてくる、フジTVなら人が多く集まり、業界人もいる。
もちろんテレ朝や日本TVもあるが、テレ朝は人が多く集まるが年齢層がたかく
日本TVでは、思った以上に人が少ない、それでは私が、実験をかねてパフォーマンス
をするにはつまらない。
そして何より、お台場は自分の家から近いと言う理由もあってうってつけの場所となった。
もう直ぐクリスマスでフジTVの周りは綺麗に着飾っていた。
そんな事も目もくれずに
「やな奴は殺せよ。」「虐められる方が悪いんだよな」
そんな事を子供に言い聞かせながら歩いていた。
さすがに、私に対し、文句を言っている人間はいたが、文句を言いながら
「葵の癖にとつぶやいてきた。」
私にとっては、葵と言う名前は、クラブでアルバイトをしていた時の現時名である。
「葵って誰なんです？」
と聞くと、
「そんな事言っていないだろう？おまえ、何もしていないのにやってきたんだろ？」
「子供に悪い影響与えるんだよ。」
確かに、葵といったはずなのに、知らないと言い張り人が入り込まないように
まくし立てる。
其の時はそんなもので終わってしまったが、後ろを振り向くと、先ほどの親子の
子供が笑いながらこっちを見ている。
まあ、自分の子供に何か言われたら文句を言われるのはあたりまえだが。
薄笑いを浮かべてこっちに目線を送る子供をの姿を見て、この親子は、
集団ストーカーやこの声の攻撃を知っていて、子供をだしに行ってきたように感じた。
親が、子供にそう言う風にしろと教えているんだろうか？

463 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/17 17:31 ID:zJ7VNgo2

魄鸚さんのこのスレに対する情熱が伝わってきます。

ところで魄鸚さんはお薬は服用されてらっしゃるんですか？

464 ：魄鸚：04/02/17 19:08 ID:MBBKJXp2

ええ、おかげさまで

465 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/17 19:42 ID:YIMfvjCS

>>460より
　丸井家は、女鐚の前に飢えた獣のように蹲っていた。今は監視カメラも動いてはいないが、逆にそのほうが危険を感じさせた。
　たった一丁のピストルと勇気だけを持って、女鐚は頑丈そうなドアを開けた。意外にもそれはカギがかかっていなかった。

466 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/17 19:43 ID:YIMfvjCS

　玄関には、彼女の制靴と鞄が、男物の高価な靴と散らばっていた。女鐚はすぐに、制靴の片一方がないことに気が付いた。
　そのかわりに、彼女のセーラー服の上が、「ここで毟り取りました」とばかりに廊下に落ちていた。
　「丸井…」

467 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/17 19:53 ID:YIMfvjCS

家に帰った瞬間、絵美は狂気の父親に捕縛された。
「許して」
何度も哀願した。父親の目に浮かぶ熱気を見れば、それは無駄だと思ったが可憐な少女は哀願せずにはいられなかった。
だが…

468 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/17 19:59 ID:YIMfvjCS

「この家の中ではおまえは奴隷だ。俺の奴隷だ。許すも許さないもあるもんか」
実の父親は息遣い荒く叫んでいた。だがそれは完全防音の部屋の中での事だった。
恐怖に抵抗すら忘れた絵美の制服は無造作に剥ぎ取られた。
少女は、一瞬家庭訪問に来た教師の姿を頭に浮かべた。

469 ：魄鸚：04/02/17 21:46 ID:MBBKJXp2

標的は、別に其の親子だけではない。
他にも沢山いる。
出来るだけ多くの人に私という存在をインプットさせる必要性があった。
それは、私に対しての誹謗中傷が本当にあるのか、集団ストーカーが本当にあるのか、
そして何よりも心を読む事ができて音声として流す事が出来る機械があるのかないのか、
私だけでは、答えが出せない。
気が付かなければ終わる事実を、こうした事を気が付いてもらうには
そんな事をあれこれ言って説明するよりも、、この方法が一番手っ取り早く子供に
今の現実を教える事が出来ると考えていた。
恥も外聞もない、出来るなら、私の、第2、第3の犠牲者を出したかった。
その為に、これらの技術の見せしめと言うのならば、見せしめとして
知らしめるいい方法だと感じていた。
1つの家族に時間をかけていては時間がもったいない。
これから先も、こうした記憶を残す為にわざと声色で言ってみる。
さすがに、こうした事が、うっとうしく感じた人が、フジTVの警備員を読んだらしい。
とりあえず、注意をされ、フジTVを後にして、アクアシティーに向かうと
その警備員も後から付いてくる。
フジTVの暇な警備員だ。
平和ボケをしている日本で、こんな事はめったにないから、正義感を丸出して
かっこつけて、なにやら、無線で連絡をとりながらついて来る。
その様子に警察官を呼んだように感じた私は、もう一度、フジTVの方に戻る事にした。
警備員が、後ろについてくるというのは、余りない異様な光景である。
見たくなくてもつい見てしまうのだろう。
子供がこっちに目線を送る。
丁度良いアピールになった。

470 ：魄鸚：04/02/17 22:36 ID:MBBKJXp2

フジTVの前まで行くと、警察がきている様子はない。
しょうがないから又、フジTVの上にある、エフアイランドへと向かう。
警備員が、本格的に私を留めに入ってきた。
暫らく、警備員と人悶着していると、フジTVの年配の関係者が出てくる。
「何でこんな事をしているのか。」
と聞いてくる。
説明をいちいちしても、信じてもらえないのは当たり前だと思っていた。
「貴方が知っているんじゃないですか？」
わざと意味深に言ってはぐらかして、様子を見る。
顔の表情から、この人は知らないのだろうか。
「とりあえず、こっちへ来なよ」
と言われたが、私を囲む警備員と、関係者の様子に、子供がこちらを
気にしているのを見て、ただ相手の言うように動くのはもったいなかった。
一服する事を口実に、渋って静止を振り切って子供をまくし立てる。
周りを囲まれ、子供に接する事が出来なくなってきたので、とりあえず、
係員の言う事に従い、後をついて行くと、、フジTV一階の広い空間に
通された。
椅子に座らせられ、係員が色々と訳を聴いてくる。
暫らくいると、案の定、警察官がやって来た。

471 ：魄鸚：04/02/17 22:46 ID:MBBKJXp2

ここの管轄は水上警察だが、私が住んでいる地域も管轄している。
3年前に、誹謗中傷が流されているという事で川崎と言う人に相談を持ちかけていた。
警察官と係員に、色々聞かれるが、
「川崎と言う人に聞けば解りますよ。」
と言って、本音の所はぐらかしていた。
すると、
「何か宗教やっているの？」
こうした行動をとる人間は宗教関係者になるようだ。
こんな話が出たついでにこっちからも質問してみる。
「創価学会多いようですけど、入っている人どれだけいるんです？」
自分の前にいた警察官と、そのフジの係員は、きっぱりと
自分は入っていないと言い切ったが、さっき後をつけて来た警備員が
そうじゃないと言いながらも、目が泳いでいるのが気になった。
暫らく、そんな話が続いて、とりあえず、署の方に連れて行くという話に
なり、立ち上がると、その警備員が、うるさく私に文句を言ってくる。
そして、人に偉そうに指を指すと声を荒げて
「おまえが強いからいけないんだ。」
と怒鳴ってきた。
周りで聞いていた人はこの言葉をどう受け止めたが知らないが、
私より、弱い人間は誰なのか？話の脈絡にない事を何故言ってくるのか
私より以前に同じようにされた人がいたんだろうと感じた。
この警備員は創価学会員で私に対してしている事を知っていて
フジTVが管轄にもかかわらず、わざとアクアシティまでついてきたのだと
思った。
警察官に、連れられて、そのフロアを出ると、やれやれと言わんばかりに
係員はその場からいなくなってしまった。

472 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/18 18:49 ID:FB0kn5B8

総合失調症ってご存知ですか？

473 ：魄鸚：04/02/18 18:51 ID:HN3oEQpT

知らないので詳しく説明してください。

474 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 20:19 ID:SX7ut0io

　大まかには「脳（神経系）の働きに不調をきたす慢性の病気」といえます。
患者さんは発症の初期や再発した際に、「神経が過敏になり周りが不気味に変化したように感じられる、リラックスできない、頭の中が騒がしく思考が止められず疲れる、眠れない」といったような体験をするようです。
　昔は、精神分裂病と呼ばれていましたが、実際には「精神」が「分裂」することはないし、誤解を招きやすいために病名が変わりました。
　といっても、初期に通院治療を受けると経過が良いことは間違いがない病気です。
ちなみに４７２さんは私ではありません。

475 ：魄鸚：04/02/18 20:24 ID:HN3oEQpT

後、犯罪を起こす危険性も含んでいますよね。

476 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 20:28 ID:SX7ut0io

　また、保健所でも無料の相談窓口があります。

　「どうしようもなくいらいらする、幻聴や被害妄想がある、電波に操られているといった
させられ体験、考えがあちこちに飛ぶなどの急性期症状と、無気力や倦怠感で「底に沈んだような状態」
が発生するといった症状がでます。

477 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 20:31 ID:SX7ut0io

　犯罪という点では、しばしば誤解されますが総合失調症と犯罪はあまり関係ありません

478 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 20:36 ID:SX7ut0io

これは本筋の小説とはまったく関係のない話で、魄鸚さんの書いておられる話が
あまりにも迫真のフィクションなので、ついつい余計な解説を他の皆さんの前でして見たくなっただけでして
お許しください

479 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 20:39 ID:SX7ut0io

参考までに、総合失調症に関するＨＰ
ttp://www.min-iren.gr.jp/search/06press/genki/140/genki140_3.html

480 ：魄鸚：04/02/18 21:05 ID:HN3oEQpT

ttp://human.kdn.ne.jp/
では、放火犯や今までの殺人事件の関係性を示唆していますが？

481 ：魄鸚：04/02/18 21:12 ID:HN3oEQpT

まあ、つまりは、私の書いているような事は、
事実ないということですね。
集団ストーカーも電波攻撃もね。
これらの症状で悩んでいる人は、さっさと精神病院に入って、
出てくるなと言う事でしょう。
電磁波被害者の会があっても、まったく用なし
社会のゴミといった所でしょう。

482 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/18 21:33 ID:???

472 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/18 18:49 ID:FB0kn5B8
総合失調症ってご存知ですか？

473 ：魄鸚：04/02/18 18:51 ID:HN3oEQpT
知らないので詳しく説明してください。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
反応するのに「３分」！

この方がなんか不自然なんですけど・・・

483 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/18 21:35 ID:???

http://society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1076560809/218

なんですか？　これは

484 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 21:35 ID:SX7ut0io

>>480
被害妄想が極端だと、そういったこともあるでしょうが

>>481
それは、小説スレを超える質問です。
ですが、まずは病院や保健所で相談して見ることをお勧めします

485 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 21:45 ID:SX7ut0io

第三者の視点で自分が遭遇している問題を評価してもらうことも
大事ですよ

486 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/18 21:53 ID:SX7ut0io

カウンセリングとは事情がどうでも常にそれです

487 ：魄鸚：04/02/18 21:56 ID:HN3oEQpT

>>482
ただの偶然でしょう。丁度、話の続きを書き込もうとしたら
質問があったので、書き込んだまでですけれど？
しかし、
>>483
集団ストーカーやるって本当ですかか？その16
04/01/04 00:19
「創作にしとかないと、こんな現実は誰も信用しません。
現実かどうかは、皆さんの体験次第。」

と言う私の発言を見つけて
「何ですか？これは？」
とは警察の取調べじゃないんだからと感じてしまいますね。
そこまで、調べ上げて、どうするつもりです？

488 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/18 22:01 ID:???

>>487
実は質問したのは別人なのですが
創作にしとかないと　からはあなたが体験していることのようにも取れます。

何パーセントくらいの体験があるのかと思いまして、つい聞いてしまいました。

答えなさる必要は、もちろんありませんけども

489 ：魄鸚：04/02/18 22:15 ID:HN3oEQpT

90パーセント以上でしょう。
そして、
超音波・電磁波・低周波攻撃をされている人達
http://society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1055511240/

ストーカー被害（集団ストーカー被害とサイバーストーカー）　　
http://abff268r.infoseek.livedoor.com/stalker.htm

嘘か本当か解らない事を書いてあることが多いですが、
こうした被害あっている人間は、私以外にいるとも思っています。
しかし、、小説スレを超える質問です。
ですが、

>>484
のように
「まずは病院や保健所で相談して見ることをお勧めします。」

といわれる事は十分承知していたので、創作として書いているわけです。
もうどうでもいいですけど、

490 ：魄鸚：04/02/18 22:23 ID:HN3oEQpT

>>489
訂正
こうした被害あっている人間は、私以外にいるとも思っています。
しかし、、小説スレを超える質問です。
ですが、

90パーセント以上ですね。
超音波・電磁波・低周波攻撃をされている人達
ストーカー被害（集団ストーカー被害とサイバーストーカー）　　
のような被害にあっている人間は、私も含めて他にいるとも思っています。
しかし、
>>484のように
まずは病院や保健所で相談して見ることをお勧めします。

といわれる事は十分承知していたので、創作として書いているわけです。
もうどっちでもいいですけど、とりあえず書き始めた事なので
書いているまでです。

491 ：488：04/02/18 22:25 ID:???

済みませんでしたね。あまり怒らないで下さい。
>>243(でよかったかな）
以下の括弧文は私です。
現実に私もある程度経験しています。
さっさと逃げましたので酷い被害ではありませんがわかる部分はあります。
病院や保健所は役にたちませんね。
他の信頼できる宗教家を探すこと…これも今名前を挙げられんから

検討を

492 ：488：04/02/18 22:42 ID:???

なぜ板全体が止まる？　これしきのことでいまさら（笑わにゃおれんわ

493 ：魄鸚：04/02/18 22:42 ID:HN3oEQpT

別に怒っていませんが
この被害本当にあるかなんて、私は、もうどっちでも
良いんですよ。
その被害で困っている人間がどうなろうともこれから先どうなろうともね。
とりあえず書き始めた事なので続きを書いているだけです。
ただ1つ言える事は、
>>484
の言っている事の方が今の社会では、正論で真実だと言う事だけと言う事です。

494 ：魄鸚：04/02/18 22:49 ID:HN3oEQpT

水上警察署につれてこられ、一階のソファがある所に座らされた。
理由を尋ねてくる警察官のう内の私服で年配の警官が
「本籍とかわからないのか？免許証とかないのか？」
と身元確認の為に聞いてくる。
免許証は以前持っていたが、事故を起こして、今はもうない。
その事を伝えるとそれでは解らないという警察官は言う
「電話番号などから解るんじゃないんですか？」
「解るわけないだろう。」
そんな警察官の反応に疑問をもつ。
そんな訳はないのだ。
何故なら、その前の週に神宮で行われた「イチョウ祭り」の時だった。
同じように、子供に言いながら歩いていると、やはり、警察官を
呼ばれ、四谷警察署に厄介になっていた。
免許の有無を聞かれ、過去に免許を持っていた事を伝えると
5分もしない内に、その免許の内容を調べ聞いてきたのに
水上警察だけそんな事が出来ない訳はないと思った。
私が、その事に聞き返すと、私の質問には答えず、知らぬ顔をして、
その場から立ち上がった。
他の、警察官も、なにやら部が悪そうに、静まり
明らかにさっきとは違う空気が漂う
裏で、何かあるような気がしながらも、どうせ、その事について聞けば
こっちの自意識過剰といわれるのがおちだと、それ以上は突っ込んで言わなかった。
そんな事から、その場にいた警察官はこの技術の事を知っているように感じた。

495 ：488：04/02/18 22:52 ID:???

>>493
彼らの目的の一つが
まずは病院や保健所で相談して見ること
ではなかったのですか？

そう追い込まれている人にそうなさいと勧める

ふ～む、わからんことをおっしゃるようになりましたね

今の社会で、それをやっちゃいかんのですよ

496 ：488：04/02/18 22:53 ID:???

いや小説始めるんならやめましょ

497 ：魄鸚：04/02/18 23:07 ID:HN3oEQpT

私は中間の地点の人間ですので、どっちでも良いんです。
社会が、この被害を言うのだったら、あるのでしょうし
社会が、この被害を、認めないないなら、ないんでしょうし
ただ、私の見解は、「ある」と思っている方ですが
総合失調症、別名、分裂症と言われるのなら
手のうちようがまったく無く、この被害の人間は負け組みという
事実を認めているだけです。
ただ、情報として、電磁波攻撃や集団ストーカーの事を
残しとこうか、と思っているだけです。

後ついでに訂正
免許証は以前持っていたが、事故を起こして、

免許証は以前持っていたが、スク－ターで軽く事故を起こしてしまい。

498 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 07:39 ID:N7fc7FZf

AGE

499 ：なかぢ：04/02/19 17:38 ID:???

『魄鸚』ってなんて読むんですか？

また、そのハンドルネームの由来や意味を教えていただけますか？

500 ：魄鸚：04/02/19 18:14 ID:hePewAsF

以前は
クラブでアルバイトをしていた時の現時名を使い
「葵」
という名を使っていましたが、その名前は世間一般でも
よく使われているので変えました。
読み方は
「ハクオウ」
オウムと言う噂が流されたので、鸚鵡の鸚をとり
こんな噂を流されるのだったらオウムに入っていけば
良かったという意味合いから魂魄の魄の字とあわせて
ハクオウとつけました。
以後お見知りおきを

501 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 19:18 ID:N7fc7FZf

魄鸚さんへ
わたしの見方は変わりませんが説いても無駄でしょう。

あなたの症状は書き込みをすればするほど悪化する可能性が高いと判断できます
総合失調症の典型的なパターンです。もうじきあなたは急性症状が治まって逆に
不快な倦怠感や鬱の症状を感じることになり、そうなるとまず病院に行って診察を受けるということさえできなくなるのですが
それを今から指摘しても、やはり無駄だろうと判断されます。

あなたにとって最善の行動は病院に行き（精神科）診察を受け治療をはじめることなのですが…

502 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 19:21 ID:N7fc7FZf

初期に診察を受ければ受けるほど、社会復帰が早まるはずなんですが

503 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 19:23 ID:N7fc7FZf

残念なことです。

504 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/19 19:24 ID:???

むしろ、完全に精神病になったほうが生活保護受けられてよいのでは？

なんて思う漏れはダメ人間？

505 ：魄鸚：04/02/19 19:48 ID:hePewAsF

なんとでも言うのは勝手ですが
何故、2ちゃんねるでこれらの様な同じようなスレ
いくつも立てているんです？
実際にあるから書かれるのではないんでしょうか？

電磁波被害者、攻撃、集団ストーカーは
私以外の人間がかきはじめたことですよ。

精神病院に行けと言うのなら、これらの事を
書いている人も同じじゃないですか？
それに、電磁波被害者の会は実在しますが
そんな事を言っている人間にも同じように言えばいいのです。
「貴方の幻聴」だとね、「総合失調症」の集まりと言えばよいじゃないですか？

506 ：魄鸚：04/02/19 19:51 ID:hePewAsF

ここのスレではとりあえず、
声の攻撃も集団ストーカーも電磁は攻撃も実際にありえない話で、
自意識過剰とから来る幻聴と総合失調症という事で決着はついた
と言う事でよろしいでしょうか？
書き始めた事なので続きは書きますが？

507 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 20:14 ID:N7fc7FZf

じゃまはしません

508 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 20:17 ID:N7fc7FZf

当分の間、休載いたします。

509 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/19 20:21 ID:8WY3UokO

魄鸚氏の詳細な個人情報を教えてください。

510 ：無許可宣伝マン：04/02/19 20:52 ID:8WY3UokO

女子小学生のパンチラ、好き？

http://page.freett.com/ribbon0723/

511 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/19 21:03 ID:???

>>506
それはいいんですが、２ｃｈの基本は「面白いことを書こう」なのです
特にこのスレは、他者に参加出来る隙間のない書込の羅列では意味がないですね
「勲章を同時に３個はめこまないと爆発する～」というような
しょうもないネタで笑いたい人の方が多いはずなのですよ

512 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/19 21:24 ID:N7fc7FZf

>>511さんへ
光栄ですが（笑
そっとしておきましょう　煽ると症状が悪化することは間違いありません

508の「当分の間」は、「一週間」と訂正させていただきます。

513 ：511：04/02/19 21:28 ID:???

>>512
了解しました。では　その頃に・・

514 ：法律ヲタ ◆8PR9uxYCzw ：04/02/19 21:31 ID:???

>>509
個人の特定が可能となる情報を開示しなければならない必要性は、少なくとも
現時点ではないように思いますが…。

515 ：魄鸚：04/02/19 22:11 ID:hePewAsF

だから、こういったことで
精神病に行けという人の殆どが
2ちゃんねるという事で面白がって書いているに過ぎないのでしょう。
所詮は、匿名サイトでしか書けない事ですから。
それは、もちろん私も含めてですが、

516 ：488：04/02/19 22:17 ID:???

>>515
私は言ってないけどな。
いやいや、どうやら誤解してた部分が沢山あったようです。
そこは謝る。
正直、すまんかったです。

どうしろとは言わないけど、よく考えて決めてね。

517 ：魄鸚：04/02/19 22:21 ID:hePewAsF

>>511
しかし、私は、他の人が書いた物に何も言った事は無いのに
そちらが聞いてきたから、答えているだけですよ。
確かに、私の文は長いですが、それが邪魔ならそう言えば
言いだけの話。

笑いたいネタしか駄目と言っているように感じますが
それなら、私の所を飛ばして読めばいいじゃないですか

でも、そんなに邪魔なら別に書かなくてもいいので
ただの暇つぶしだったし書きませんね。

518 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/19 22:22 ID:cTs00kND

緊急出版！自民党・創価学会・公明党―国民不在の連立政権・秘史―
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/２/　公明党の結党と創価学会の転機
政界進出と池田大作―第一の転機／言論出版妨害問題―第二の転機／日蓮正宗との対立／破門―第三の転機
/３/　創価学会の組織の実態
創価学会からは脱会できない？／組織の実勢と広告詐術／会員収奪の財政／各界への浸透　
/４/　公明党の育成と政界での役割
君臨する「池田先生」／反共だけが唯一の存在理由／反共・反民主主義謀略活動の新段階―第四の転機
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519 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/22 00:14 ID:???

>>468より
父親がブラウスを引き裂いた。
弾け飛ぶボタンがスローモーションのように転がる。
既に抵抗する気力のない絵美は、ただ呆然とへたり込んでいた。
だが次の瞬間、父親は戸惑いの表情を浮かべた。
「ん？何だこれは！？」
その日、絵美はヌーブラを着けていたのであった。

520 ：あらら：04/02/22 00:33 ID:tNemODQv

「まさか信者から訴えられるとはな。。。Ａ原Ｓコウは俺の真似して
むしろ感謝されてるのに」とつぶやく某教祖様。。。。（かなり前の
週刊誌ネタ。一部実話らしい。。。）

521 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/22 16:25 ID:u7Rq0PQU

「政教一致＠大阪」と「魄鸚」とのくだらない論争の方があんたらの小説よりも面白い。

522 ：魄鸚：04/02/22 20:14 ID:DcDKFqI+

こちらでは、もう書き込まないつもりでしたが
最後に一言
私に指を指して、
「おまえが強いからいけないんだ。」
と言ってきた、創価っぽいフジTV警備員の「中川」によろしく。

523 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/22 21:47 ID:qWhMuBZe

こっちも来週まで書き込まないつもりでしたが
「そんなこと言われてもなあ」と書き込んでおきます

524 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 00:07 ID:NBVR4FY8

魄鸚さんはアレフに入らないんですか？

525 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 00:10 ID:???

>>510　は神！

526 ：神の使者：04/02/23 05:43 ID:???

魄鸚氏、続投きぼんぬ！

527 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 06:58 ID:???

>>519より
「こんなのをつけていたのか、絵美　かわいらしい下着であの先公を誘惑してたんだな」
「そんな、やめて父さん、いつもの父さんに戻って！」
「いつもいつも俺はおまえのことを…絵美」
「いやっ」

528 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 06:59 ID:???

「咥えろ！　ていねいにしゃぶるんだぞ」
「ぐうぅ…」

529 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 14:57 ID:???

魄鸚氏、こっちで書きゃいいじゃんよ。
ここなら文句いわれねえぞ。

【実況】大作氏の一日【実況】
http://society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1033051138/l50

530 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/23 22:49 ID:???

喉チンコまで皮の被った男根を押し込む父親。
あまりの臭さに涙目になる絵美。
それでもなんとか口で皮を剥いてやると、父親は思わずこう言った。
「OK牧場！」

531 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/24 07:06 ID:???

だが、余裕もそこまでだった。異常な興奮にギンギンに勃起していた男根は
皮を剥かれた事もあって…
「はうっ、で、でるっ！」

532 ：預言者：04/02/24 17:35 ID:mqE2TiJa

魄鸚よ、書け。書くのだ・・・。これは私が言っているのではない。神のお告げである。。。

533 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/24 19:06 ID:???

「ドピュッ」
白く濁った液体が絵美の顔面にかかった。
その液体を必死でなめる絵美。
あれほど嫌がっていた絵美のこの態度の豹変は一体なんだ？
その時、父親が絵美に言葉をかけた。
「グフフ・・・絵美、これでお前も立派な学会員だ。」
「それはどういうこと？お父さん」
「いいか絵美、これは2世、3世の学会員はみんなやっている儀式だ。
近親相姦してこそ真の学会員だ。」

534 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/24 20:10 ID:???

「そう、あの池田先生でさえ、息子の女房とファックしているのだからな」
フォフォフォと笑う父親

535 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/24 20:45 ID:???

「ああん、どうにかなっちゃいそう、う、んん・・」
「そうだ絵美、もっと感じるんだ」
いつしか正常位で交わり始める二人だった。
「近親相姦万歳」

536 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/24 20:53 ID:???

「ああ、でもやっぱり、あん、だめだめぇ～」
「ぬおー」浩太郎は二度目の絶頂で吼えた。

「はぁはぁ」絵美は・・・

537 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/25 22:42 ID:unCtxFnt

あげ

538 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/25 23:25 ID:???

あげ

539 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 09:50 ID:???

絵美は再び浩太郎のものを口に含んだ。
「う、え、絵美？　」
濡れ音が絵美の返事だった。
「あ、あう、いいぞ、もっと・・・」

540 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 17:15 ID:9Ji/4arr

そこに魄鸚があらわれた！

541 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 17:20 ID:9Ji/4arr

そして、「いやなやつは殺せ」などとわめき始めた。あっけにとられる浩太郎と絵美であった。
かれのポケットではICレコーダーが回っているのだが入録されるのは自分の声だけである

542 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 17:25 ID:9Ji/4arr

あわれな害基地だと周囲に思われた時、魄鸚はこうやってストレスを発散させていたのだ

543 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 17:44 ID:9Ji/4arr

ＴＶで自分の悪口が流れているという妄想はどんどんひどくなった。
幻聴も激しさをますばかりだ。
ついにはガイキチ仲間の政教一致＠大阪にまであなたの症状は書き込みをすればするほど悪化する可能性が高いと判断できます
などと言われだす始末

544 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 17:47 ID:9Ji/4arr

「でも、そんなに邪魔なら別に書かなくてもいいので
ただの暇つぶしだったし書きませんね。」魄鸚はそう言って、捨て台詞に
「中川という警備員によろしく」と言った。

545 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 18:32 ID:???

（スーパーの警備員に変な奴が多いのは確かだ。
（男が買い物篭を下げて買い物するのがめづらしいか？
（つきまとわれて、パンの展示棚の周りをぐるぐると何回も回ったあげく
（じっとこちらを睨むのを見て当方切れた。
（「店長を呼べ！」と言って買い物籠をその男に投げつけた。
（女性店員が店長を呼んできて、店長は平謝りに謝ったが、その男は
（へらへら笑っていた。
（「そいつが謝るまで許さん！｣と叫んだがこたえる様子もない。
（結局、警察を呼んでもらい、警官の仲裁で和解した次第だが、
（とうとうその男から謝罪されることはなかった。

（こういうのとストーカーとが違うのは言うまでもない

546 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/26 20:08 ID:3aGV/F1k

魄鸚が去ると、浩太郎は再び絵美を抱きしめた。
「絵美、おれの大切な宝物」
「ああ、こんな事やめて、父さん」

547 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/26 20:19 ID:WxnNuskA

「おれの大切な宝物は、磨かなければいけないんだよ。もう一つの宝物
でキュッキュ　キュー　キュッキュ　キューってな。ウヘヘヘ」

548 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/26 20:31 ID:3aGV/F1k

「おまえを離さない、これからはずっと一緒だ」
父の目には狂気の炎が点っていた。
「一歩も家から出さない、ここから…学校へもどこへも」
絵美は全裸のままじりじりとあとずさった。
「ねえ、どうしちゃったのよ父さん、正気に戻って」
「おれは正常だ。絵美、おまえまさかあの先生が助けにくると思ってるのか」

549 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/26 20:34 ID:3aGV/F1k

「そんな…」
「ふふ、まあいい、一階には警備ロボを放ってある。」
「え？」

そのころ、女鐚は…

550 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/26 20:40 ID:3aGV/F1k

「ここは応接間か…」
その時、女鐚の前に！

「とう、汎用猫型決戦兵器（直立形式）！」
「わわっ」
「ニョビタクン、ここからは僕と勝負だ」

551 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/26 20:46 ID:3aGV/F1k

「しょ、しょうぶってあの初夏に咲く花？」
「それは菖蒲」
「え、まさか体売ってるの」
「それは娼婦」
「男の愛人？」
「それは情夫ってゴルア、なめとんか」

552 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 01:09 ID:svsBmxKA

「隙あり！」
女鐚は、コルトをロボットの口に突っ込んだ
「！！！」
二発撃ち込むと、ロボットの目から光が消えた。

「む、下で銃声が？　」
浩太郎はすばやくパソコンに駆け寄った。
彼は全裸のままホームセキュリティにアクセスした。

553 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 01:11 ID:svsBmxKA

「くっ、やられたか」
浩太郎は娘のほうを振り返った。
「とんだ邪魔が入った、だがおまえを渡しはしない」

554 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 18:40 ID:svsBmxKA

「きっと先生が助けてくれるわ」きっときつい視線を浴びせる絵美だった。
「ふはは」

「こ、これは…」
女鐚は意外なものを応接室で発見した。

555 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 18:48 ID:svsBmxKA

「おまえの気性は、おまえの母親と似ているな」

おまえの母親という言い方に不審を覚えた絵美は、浩太郎に疑問のこもった視線で先を促す。
「おれは、男の子が欲しかった」
「それは、でも…」
「ああ、わかってる。生まれてきたおまえは女の子だった。そこで俺は考えた。」
「？」
「この子を池田先生に捧げれば、生まれてきた子供が（創価学会の）会長になるかもと」
「そんな…」

556 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/27 18:50 ID:LcFo6wPE

ヤフー事件　逮捕された創価学会員の凄腕の裏
http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=6708
　ヤフーＢＢから流出した４６０万件の個人情報をネタにソフトバンクを脅して逮捕された
創価学会幹部の竹岡誠治（５５）、同会員の湯浅輝昭（６１）。２人が社長と副社長をしていた
会社はヤフーＢＢの第１次代理店で、１０００店を超える２次・３次代理店を抱えていたというから驚きだ。

＜１０００件もの代理店を集める際には、創価学会教団幹部の地位がフルに活用された模様＞

557 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 18:53 ID:svsBmxKA

「だが、それも遠い夢となった。そこで俺はまた考えた。おまえと俺の間に子供を作って、その子供が
男の子なら、その子供を会長の座につけようと」
「ええっ」
「おまえはおれの遺伝子を半分受け継いでいる。その子供なら４／３が俺だ」
「おとうさん…狂ってるわ」
「こんな世の中じゃあなぁ」

558 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 19:09 ID:svsBmxKA

「すでに、信濃町の副会長クラスには、おれのシンパも多い。今後の進展次第では
まんざら夢物語とはいえまい」
「そんなことをしてなんになるのよ」
「池田先生の偉大さを理解できないおまえにはわかるまい」
「理解なんかしたくないわ」

559 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 19:19 ID:svsBmxKA

じゃきーん、浩太郎はモスバーグ戦闘用ショットガンを取り上げた。
階段をかすかな気配が上がってくる。
階段の方に向かって絵美は叫んだ。
「先生、こないで」
バン！　バン！
銃声とともにドアが木っ端になって吹っ飛ぶ。

560 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/02/27 19:30 ID:svsBmxKA

だが、そこから転がり出たのは青い直立型ネコロボットだった。
「し、しまった」
「丸井浩太郎！」
浩太郎はすばやく第二撃を放った。
ドムッ
「その子を放せ」
「むう、貴様」
「もう、あきらめろ。」
「なにい、貴様　人の家に勝手に上がりこんでおいて説教するつもりか」
「丸井絵美はまだおれの生徒だ。たとえおまえが保護者だと言い募っても
『保護』してないのは明白だ。おれには絵美を助ける義務がある」
「先生！」

561 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/28 20:51 ID:0vxhyo34

そのころ、黒澤はある『闇の旅団』に捕らえられていた。

「フフフ、ボス。こいつ、退転者ですぜ！？」小者らしいのがボスと呼ばれた男に問いかける。

「そうか・・・洗脳して再び池田先生の名にひざまずかせるのだ」ボスはしたたかに語る。

「せ、洗脳!?お、おまいらは一体・・・」黒澤はおびえていた。

「我らが理想とする国、「神聖池田帝國」を建国するために我々は日々計画を進めている。おまいは我々の強力な『武器』になるのだ。」

562 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/02/28 20:53 ID:???

あぁ、お願い中だけはヤメテ！危険日なの！

563 ：政教一致＠大阪：04/03/01 21:32 ID:101RS3fn

プロ串規制のためパソコンから書きこめない状態です

564 ：政教一致＠大阪：04/03/01 21:36 ID:101RS3fn

携帯使うの難しいです。きれそうです！

565 ：政教一致＠大阪：04/03/01 22:52 ID:101RS3fn

「［武器］だと、お前たちの発想はいつもそれだな」「なにぃ」
「戦いとか勝利とか」

566 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/01 23:38 ID:srDADbqy

本日発売の週刊ポストは、竹岡容疑者・湯浅容疑者を「現役」幹部と報道

「選挙目的」にデータを入手した可能性を指摘

竹岡の娘の結婚相手も、創価幹部の子供

竹岡の娘の結婚式には公明党議員も出席

http://ahiru.zive.net/joyful/img/914.jpg
（記事の一部のスキャン）

週刊ポストを激励せよ！！
http://www.weeklypost.com/jp/
週刊ポスト：ご意見フォーム
http://210.238.184.179/~kizu/post/formj.html

週刊ポストを激励せよ！

567 ：政教一致＠大阪：04/03/02 22:16 ID:6rWpAnoJ

「何とでもいえ、次に目が覚める時には、おまえもそうかとおもうようになっている。」「それで、創価学会ってか」

568 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講@名前だけ仏所 ◆IByKs72gR2 ：04/03/02 22:24 ID:4ellc0Wu

寒い・・・。

569 ：も～ほ～：04/03/02 22:28 ID:hOuyjTb/

だったらこっちへこいよ暖めてやるよ

570 ：政教一致＠大阪：04/03/03 20:38 ID:zU5Q3No0

「それ、この糞アンチを洗脳室へほうり込め」
「ラジャー」
黒澤はそのまま、運び出された。

571 ：政教一致＠大阪：04/03/03 20:48 ID:zU5Q3No0

そのころ、丸井孝太郎は、絵美を盾にそろそろと階段を降りようとしていた。
なぜ、そろそろなのかと言うと、女ビタのコルトが二階から狙っていたからだ。

572 ：政教一致＠大阪：04/03/03 20:52 ID:zU5Q3No0

「絵美を放せ！」「馬鹿な、おまいに宝をわたすものか」

573 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/05 19:38 ID:wfToIhmZ

「宝だって？　あんたにとっての宝はこれでは？　」
女鐚は懐から先ほど発見したものを取り出した。
「うっ、そ、それは」

574 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/05 19:48 ID:wfToIhmZ

彼が取り出したのは、貸し金庫のカードと鍵の束だった。ご丁寧にも銀行ごとにパウチで分けてあるそれは、先ほど応接間で女鐚が拾ったものだった。
「貴様！」
「俺は、こんなものどうでもいい、お宝はあんたに返す、しかし彼女は自由にしてやれ。」
「くそう！　貴様！」
「まだわからんのか、お前がどんなに脅そうと、彼女の心はお前にはどうしようもないんだ。無理にでもというなら彼女を殺すしかない、
だけどそれじゃお前には何の意味もない」
「ぬ、ぬうう」
「もうすぐ、学校からほかの先生方も駆けつけてくるころだ。実の娘への性的虐待で児童相談所に身柄を引き渡されたら、会長もなにも吹っ飛ぶと思うがね」

575 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/05 20:01 ID:wfToIhmZ

「畜生め、この腐れ教師が」
浩太郎には理解できないことだったろうが、女鐚の体からは冷や汗が流れていた。彼の腕を持ってすれば浩太郎を射殺するのはあまりにもたやすいことだった。
しかし、絵美の前で実の父親を射殺することは彼にはできなかった。例の金星から来たという男が目の前にちらついた。
「今ならまだ間に合うかも知れん。娘を放してこいつを手にどこか遠くへ行けば、後でどうにか言いつくろえるかも知れん。あんたのしたこと、いったことを証言できるのは俺だけだから」
ちらっと浩太郎の表情に動きがあったのを女鐚は見逃さなかった。
「さあ、早く決めてくれ、なんだか俺も疲れたよ。こいつがあれば一生遊んで暮らせるわけだし」
「え？」
「さあ、早く決めろよ。おれがこの宝を持ち逃げしたいという誘惑に負ける前に」

576 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/05 20:16 ID:wfToIhmZ

「わ、わかった。そのパウチを置いて後ろに下がれ。娘はあんたにやる」
女鐚はいわれたとおりにずっしりと重い貸し金庫の鍵などを置いた。
浩太郎は二階まで絵美を引きずるようにつれて上がるとそのまま突き放した。
「先生！」
「絵美」

577 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 12:31 ID:qaUa0as3

女鐚は、やっぱりずっしり重い絵美の体を抱きしめた。
「後ろへ下がるんだ　廊下の真ん中ぐらいまで…」
モスバーグ戦闘用ショットガンを再び構えて、浩太郎はわめいた。
しかたなく、女鐚はいわれたとおりにした。

578 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 15:52 ID:qaUa0as3

絵美は女鐚の腕の中で泣きじゃくった。女鐚はそれをなだめながら二階廊下をゆっくりと後退した。
浩太郎は注意深く貸し金庫のカードと鍵を拾い上げると、数をチェックした。
「よし、ぜんぶそろってんな」
「当たりまえだ。ガメたりはしてないよ」
「ようし、うんうん…じゃあ、さよならだ」
次の瞬間、女鐚がたっている廊下の床がびっくり箱のように下に開いた。

「ウワー」

579 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 16:01 ID:qaUa0as3

ザブンという鈍い水音がした。どうやら下は水牢だったようだ！

「ふはは、落とし穴だ、切り札は最後まで取っておくものさ。」
「き、汚いぞ」女鐚は立ち泳ぎしながら叫んだ。
「そんなことはないとおもうがな、保健所の水質検査ではクリアーしたけれど? 」
「いやいや、水が汚いんやのうて…」
「じゃ、これまでだ。さようなら、絵美」
「お父さん」「まて、ここから出せ」
「もうじき来る同僚に助けてもらいたまえ」

580 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 16:46 ID:qaUa0as3

「おれはこれから、信濃町に行く。今の創価学会を救うことができるのは俺だけだ。先生（池田大作）も元は高利貸しだ。
パチンコ業者が会長として君臨しても文句を言うものはいないだろうしそれだけの貢献はしてきたつもりだ。」
「おいおい、それは『つもり』だろう。学会の信心とはいくら財務したかで決まるものなのか？」
「なんとでもいえ、娘をよろしくな」

581 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 18:25 ID:qaUa0as3

そう言い捨てると階段を降りようとした丸井浩太郎だったが…
「ニョビタクーン」
ネコ型ロボットがあらわれた！
「ウワっ！　」

ドガーン！　爆発は水牢で必死に泳いでいる二人の師弟にはさしたる被害は与えなかった。
「先生、寒いわ」
「大丈夫、きっと、う、こ、これは？」
「なんですか」
「水質検査用のパイプだよ、さっき水質検査がなんとかって言ってたよね」
「ええ、これで水の検査を？」
「ようしこいつを伝って…さあ、行こうか」
「はい、先生」

二人がなんとか地上に這い上がると、丸井家は壊滅状態だった。　

582 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/06 18:38 ID:qaUa0as3

「うわーひどいなあ」
遠くからサイレンの音がした。これだけ派手な爆発があったのだから当然だが…女鐚は、絵美のほうを見ずに言った。
「丸井、もうお別れだ。もうじきここへ関西SGI外語の先生方と警察がやってくる。」
「それがどうかしたんですか先生」
「お父さんのことは気の毒だったが、これからも強く生きていくんだよ」
「ええっ」
「先生は、もう行かなくては。丸井を救い出せたんだから、もうこの町には先生の仕事はなくなってしまったんでね」

583 ：預言者：04/03/07 01:56 ID:RuItH2Xd

オナラ一族が現れた！

584 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/07 05:56 ID:AxuVp3On

「おならが爆発したような状況だな、デジカメで現場写真を撮れ」
「ラジャー」
オナラ一族は去っていった。

「ううう…」
浩太郎は廃墟の中から立ち上がった。
「エミ～」
「うわわっ」
「キャー」

585 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/07 06:06 ID:AxuVp3On

バゴッ　鈍い音がした、おそるおそる女鐚が目を開くと…
「今日月先生！」
「もう、肝心なところでは名前のとおりノビタ君なんだから！」
静香は浩太郎を殴るのに使った角材を放り投げた。
関西SGI外語の教師たちがその後ろに並んでいる。
「先生方、すみませんでした。これで心置きなく、離任することができます。」

586 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/07 06:21 ID:AxuVp3On

「待って、野火先生。絵美、先生についていきます」
「どこに行くか、わかってるのか」
「どこでもいい、先生の行くところなら」
風が、夜明けの風が少し強く吹いてきた。今日もいい天気になりそうだった。
「服を、どこかから掘り出そうか。裸じゃチベットは受け入れてくれないかも知れないよ」
「先生！」

「って、なんでトランク三つも服とかアクセサリーとか発見するかなぁ！」
「えーでもっ、このスヌーピーのハンカチは美香とおそろいだし…」
「しかたない…でもね…」
「はい」
「もうここには戻れない、いいのか」
絵美はちらっと廃墟になった自分の家と救急車で運ばれる父親を見て、名前のとおりに美しい笑顔で言った。
「私を、幸せにしてくれるなら」

　　　　　　乱風の創価学園編幻のブルマー王国　完結

587 ：政教一致＠大阪：04/03/07 08:14 ID:2eRzRenG

川柳なんか投稿してませんよ　何かの間違いでは？

588 ：たま ◆TamaV/gGOo ：04/03/07 11:12 ID:???

政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M タソ
御疲れさまでした。
最後はハッピーエンドでよかったにゃ～

悪者の親父がどうなるのか。。。（チョコット知りたい）

589 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/07 18:28 ID:2hu961Gw

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http://groups.msn.com/in4ipor6v0loag9tsem1ask8n7/page50.msnw?action=ShowPhoto&PhotoID=490

出ました！　名誉博士号！！大体、２日に一回ペースで、聖教新聞の表紙を飾る！一体、いくら「お金」を出したのでしょうかね？？

日本を守る反創価運動へのカンパなど
http://groups.msn.com/in4ipor6v0loag9tsem1ask8n7/page44.msnw
東京三菱銀行　阿佐ヶ谷支店　普通口座　　１３７５５６５　口座名義　　政治結社向陽社
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590 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/07 19:54 ID:AxuVp3On

魄鸚さんへ

書くなら今です

591 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/08 23:25 ID:RYlffN3v

魄鸚って男性？

592 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/09 10:16 ID:???

魄鸚なんて必要ないだろ。

593 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/09 19:13 ID:gQk06920

ハクオウの研究　政教一致＠大阪

03/10/1　唐突に書き込み始める　前後の話とはまったくつながりがない話で、主人公の名は佐上、リストラにあい無職で妻、千恵子と６歳の娘と３歳の長男がいるという設定

11/8　妻の名が何の前触れもなく秋子にかわる　このころは数日置きに書き込み

12/27　ハクオウにHN変わる　このころから佐上という人物の三人称から「私」という一人称に変化

１/15　福岡行きの夜行バスに乗った（本人の実体験か？）

1/18　明らかにストーリーに破綻をきたす（症状が福岡に旅行して逆に悪化したのか）府中でライフルを購入しようとしたという明らかに現行の銃刀法からはおかしい書き込み

1/22　また唐突に福岡行きの話に戻る

594 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/09 19:23 ID:gQk06920

1/26　この日の書き込みでは女だということになっている

どうやら、この間の書き込みなどから実は女性で、以前はクラブでバイトしていたこと、その時の源氏名が葵であることをほのめかす
どう考えてもクラブでバイトしていた女性が中年ではありえないから、若い女ということになるが、書き込みの内容とは微妙な違和感があるように感じられた
政教一致＠大阪には、中年でリストラされた男、佐上が本人格で、若い女の葵が虚像のような気がする

2/17　薬を服用していることを自ら認める

2/18　もめ始める　病院にいくように政教一致＠大阪に進められる

2/19　出て行く

2/22　警備員の中川によろしくと捨て台詞　以降書き込みはない

595 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/09 19:30 ID:gQk06920

病気が悪化して、入院したのか？

後になればなるほど、症状が悪化しているような気配はあった。

以上

596 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/10 08:07 ID:6evGRixQ

薬を服用されているのですからすでに病院に通院されているのでは！？

597 ：いただきマンモス：04/03/10 09:12 ID:???

政教一致さんは魄鸚の人権を侵害したのでは？

598 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/10 20:23 ID:6ZIp3tie

とにかく、本人が適切な治療を受けられればそれが最大限に「良い」ことだと判断しています。

599 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/13 09:41 ID:AqXDDZtd

この小説の設定

ゴンザレス恩田　　　校長、口癖はdeath　愛用の武器はルガーP０８砲兵用モデル、愛車はPAO
シュワルツ徳田　　　学年主任（２年）
山本６５　　　　　　教務主任　表情がない男　五十嵐とは友達
鴻池善次郎　　　　　職員室の長老、全自動車椅子装備、ひ孫娘が不登校
五十嵐隼一　　　　　俺　創価学会員で関西SGI外語スクールの情報科の教諭
光田信吾　　　　　　同教諭　五十嵐の友人、野火の授業を引き継ぐ
久村友恒　　　　　　同教諭　五十嵐の友人、ロリータマニアというか女子高生マニア
尹（ユン）英姫　　　同教諭　外語（ハングル）担当　日本語はほとんど喋れない
斎藤　　　　　　　　同教諭　二組の担任で家庭科の教諭　根っからの教師魂を持っている
カネコ　　　　　　　関西SGI外語スクール購買部の主幹　ドラクエマニア
野火女鐚　　　　　　同臨時教師　悪夢に苦しむ　カウンセリングの技能あり、不登校生徒担当
今日月静香　　　　　同臨時教師　女鐚より二歳年上　オカルトマニア
旧作　　　　　　　　兵器主任　通称「Ｑ」　ペットの子豚が好き

600 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/13 09:42 ID:AqXDDZtd

三年六組の生徒
菊地明尭　母は入院中、父は熱心な学会員という不幸を絵に描いたような生徒
二年二組の生徒たち
谷志佳奈（やし・かな）転校生
前林　シンナー中毒で自分が飛べるという妄想に苦しんでる（男子）
福原奈々枝　もう何年も両親と満足な会話がない、少林寺拳法の達人
箱田　スキンヘッドで、日に三回頭を剃る異常行動（男子）
才谷　クラス委員、どういうわけだか学園所有の車両の状況を把握している

二年三組の生徒
大川麻里亜　　菊池の彼女
二年五組の生徒たち
坂沢真　　　　２年５組生徒　池田大作の遺児　
堀の内利奈　　同生徒、美人（らしい）

不登校クラスの生徒たち
不動　　　不登校の生徒　アル中（男子）
長井美香　不登校の生徒　親がパチプロ
丸井絵美　父親が大金持ちなのに学費滞納、巨乳系で天然ボケの性格だが芯には強いものを持っている。
　　　　　心ひそかに野火のことが好き（らしい）

601 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/13 09:43 ID:AqXDDZtd

ここまでのあらすじ

第一話　疾風の創価学園　激闘編
問題児クラス　二年二組に転校生がやってくる。だが、担任の斎藤先生はふぐ調理失敗で倒れる。
五十嵐と転校生、谷志やクラスの生徒前林、福原、箱田たちは魔の山にある「おおいしでら」へ潜入し、毒けし草を取ってくるが、五十嵐はつかまってしまう。
二組の生徒たちは斎藤先生と装甲ユンボで出撃し五十嵐を救出するのだった。

602 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/13 09:43 ID:AqXDDZtd

第二話　乱風の創価学園編幻のブルマー王国

臨時教師の野火女鐚（のび・にょびた）は山本教務主任から不登校生徒の家庭訪問という困難な任務を託される。
野火はしぶしぶひきうけるが、いつしか「しあわせの使者」と呼ばれるまでになっていく野火、だがあまりにもひどい保護者に手を上げてしまい、野火は辞表を出す。
不登校の生徒たちは全員出席して野火の最後の授業を受け涙を流した。
しかしそのあとで生徒の一人、丸井絵美が性的虐待を受けていることを知った野火は最後の家庭訪問に出かけていくのだった。死闘の末絵美を救助した女鐚は町を出るが、絵美は彼についていくと決心する。
「私を、幸せにしてくれるなら」

603 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 17:13 ID:Y6Eyw+si

　風が吹いていた…
　関西SGI外語の立っている小高い丘は、裏手にある魔の山から吹き降ろす風が時として強く吹きすさぶ場所だ。
　五十嵐は学校の食堂で生徒を見張っていた。この食堂当番は他の当番より楽だ。特に今日のように風のきつい時には楽だ。
　「今日みたいに風のきついときにグラウンド番やってると、時々スカートが風でめくれてパンもろが拝めるよな」
　久村が食堂の窓からグラウンドを見ながら、朋友の五十嵐に言う。
　「おまいはそればっかだな　」
　「ほかの楽しみがないからしょうがねえだろ」
　「そんなことだからストーカー久村とのあだ名をくらうんだぞ。」
　「かわいい教え子と結婚するのが俺の夢だ　ほっておいてくれ」
　「回線切って首つって氏ね」

604 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 17:24 ID:Y6Eyw+si

　そんな会話を交わしていると、ユンがニコニコ笑いながらやってきた。
　「あんにょんはせよ」五十嵐は挨拶した。
　「はい、こんにちわ」ユンが応じる。
　二人は楽しそうに笑った。

605 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 17:24 ID:Y6Eyw+si

　前林はもうずいぶん来ていなかった屋上にやってきていた。風が強い。前はここから、飛び降りようかどうしようかと迷ったものだったが、飛び降りなくて正解だった。
　彼の前に暖かい壁ができた。前林はやさしい微笑を浮かべた。佳奈が前林の背中に手をまわす。
　「ねえ、何考えてるの」
　「うん、なんにも…」
　「だめ、私の事考えてないとだめ」

606 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 17:59 ID:Y6Eyw+si

　福原奈々枝は、偶然だが前林の真下、４階の図書館にいた。
　風が弱まってきたようだった。グラウンドでサッカーしている一群の男子生徒たちを、正確に言うとその中の一人、志水忠夫を、奈々枝は目で追った。
　彼女に告白する勇気がほしいと題目を毎日上げているその少年は、鋭いシュートを放った。奈々枝は暖かい瞳でボールの行方を追った。
　そのとき、また風が強く吹いた…　

　校長室の窓ががたがたと震えた。ごうっというような強い風の音がしたのだ。
　校長、ゴンザレス恩田はびくっと顔を上げたがすぐに脅迫状に目を落とした。

607 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 18:00 ID:Y6Eyw+si

関西ＳＧＩ外語　シリーズ最終話

　風　雲　の　少　女　あるいは　非　暴　力　の　高　い　砦

608 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/14 21:42 ID:Y6Eyw+si

「失礼します」
斉藤先生が、校長室に入っていくと、そこには朝井先生もいた。
「大変なことになりましたよ、斉藤先生」
「なにがですか、この学校ではいつだってそうじゃないですか」

関西ＳＧＩ外語　またの名を外道学園…信じられないような底辺高校だ。毎日騒がしい学校では
教員はみな武装している。

「たった今、これがＦＡＸで届きました」
「脅迫？」
「おお、そのトオリです。」
「しかし、だれからの？」

609 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 00:19 ID:4z9wmvB3

「それがわかれば、苦労はしませんよ」ゴンザレス校長が苦い顔で言った。
「一番最近に首になったのは野火ですが、彼ではないでしょうか」朝井は言った。
「考えにくいですね、首ではあっても彼は学校を恨んでいるはずがない…第一彼は今、千葉にいるという所在をこちらに掴まれているのですから」
斉藤は少し考えて、やはりいたずらでは、と言った。
「野火という線は考えられない、大体彼は一人ではなく丸井絵美と一緒で、まだ法定年齢に達していないので内縁の妻というのか事実婚という状態ですが…
なんとか地元の高校へ転学するという転学関係の書類手続きをしている最中ですし…そうだ、丸井浩太郎では？」
「先生、私も真っ先にそれは思いつきましたが、病院に付近の牙城会をパシラせて確認したところ、
彼は大分状態が良くないので隔離病棟へ入ってリハビリ中でして」朝井は言った。
「所詮、ここのファックスは秘密でもなんでもない。いたずらでしょう」
「実話…いや実は」朝井はいいにくそうに言った。

610 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 07:17 ID:4z9wmvB3

「実はこれまでにも何回か脅迫状が送られてきていまして、今日のこれは図書館のファックスに送られてきました。」
「それはしかし…」
「図書館の職員が内容を読まずにその場にいた２年２組の生徒、福原に渡してしまって、彼女がここへ持ってきました。」
「ええっ」

611 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 19:37 ID:4z9wmvB3

「生徒にもこの事が広がったら、動揺が起こるでしょう」
ゴンザレスは言った。
「口止めをお願いします。」朝井先生が言った
「わかりました」
福原奈々枝は秘密にすることを担任に誓ったが、すでにかなりの数の生徒たちは図書館からの謎のファックスについてのうわさを聞いていた。

「ファック、どうしてこうなるDEATHか」
「校長先生、生徒の間でのうわさはバイオハザードと一緒です」山本教務主任はいつものようにまったく無表情で言った。

「おい、聴いたか、あのファックスのうわさ」
「おお、オカマバーからの請求書だったんだって」
「いやちがう、おれおれファックスだったとか」
「なんだよ、おれおれファックスって」
「いや、あれはな…」

612 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 19:48 ID:4z9wmvB3

「政教一致＠大阪からのファックスだったらしい」

「なんだって、だってあのおっさんは俺たちの目の前で校長に射殺されたんだぜ」
「ああ、だが止めはささなかった、だれも」
「当たり前だろうが、いつ何時関空から共産党の武装部隊が襲撃してくるかもわからないのに。大和川を渡り終わっても全速力で帰ってきたんだぞ」
「最後尾のバスに乗ってたやつの話では、見慣れない三輪タクシーを飛ばしてきた、若い娘があのおっさんをどこかに連れて行ったらしい。多分病院へな」
「もう死んでるんだから病院に運んでも無駄だろ」
「そこだ」
「え、どこどこ？」
「いやいや、そうじゃなくて俺たちの全員が、彼の死を確認してない。至近距離からあのルガーで打ち込んでるから死んだだろうと誰もが思った」
「ああ、で？」

613 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 19:58 ID:4z9wmvB3

「俺たちはやつと共産党にいっぱい食わされた。あのコンテナは空だった。」
「おお、それで？」
「防弾チョッキとかでルガーの弾を防いだかもしれないだろう。」
「まさか」

校長室では、ゴンザレスがルガーの弾倉に９ミリパラベラム弾を詰めていた。

614 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/15 20:45 ID:4z9wmvB3

日本に上陸したとき、このルガーがここまで血を吸うとは彼にも予想はできなかった。

「ガイジン」と罵声を浴びせかけられ、生徒には馬鹿にされながら、彼は着実に出世の階段を上り詰めてきたのだ。
その過程で射殺した人間の数は軽く二桁だった。もちろん、その中には生徒の命を救うため、自分の命を守るためのものもあったが…
「キル」

五十嵐は、二年二組の生徒たちに発破をかけていた。
「そこ、もっと早く走らんか、福原を見習え！」

615 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 18:47 ID:cg1hWidM

今、彼らがしているのは今はやりの総合学習の一環、「マラソンで信濃町に行こう」だった。全員でグラウンドを走ってその距離を測り、東海道を走ったものと見立てて
バーチャル的に信濃町まで走るというものだ。
本当に走る訳には（交通安全その他の理由で）行かないのでやっていることだが、生徒からすると「マラソンとどこが違うのか」という疑問に答えが出ない苦行だった。

616 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 18:53 ID:cg1hWidM

福原は見事な走りを見せていた。女子ではダントツのトップだ。

「ぐへへ～ぶ、ブルマー」
「こらー坂上、それは前の部で終わった」久村が言う
「先生、俺、前の部のタイトルは、ニョビタの幸せの使者がいいと思うんすけど」
「それは政教一致＠大阪先生に言え」

617 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 18:59 ID:cg1hWidM

「ちらっとだが、ブルマー王国出てきただろ」
>>302参照
「はい」

618 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 20:44 ID:cg1hWidM

タイトルを決めるのは難しい。ただ一人の作家が書き上げる商業作品なら、そんなこともないのだろうが…

「風雲、という言葉には、どのような意味がありますか」
光田は穏やかに二年三組の教室で言った。本当ならば野火が受け持っていた「宗教Ⅰ」の授業だ。
心の美しい少女、大川麻里亜が手を上げた。

「世の中が大きく動こうとしている、時代の流れというような意味です」

619 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 20:51 ID:cg1hWidM

ごうっと風が鳴った。そっと光田は言った。
「そうです、大川さん」

黒澤は旧ソ連のスナイパーライフル、ドラグノフに弾丸を込めた。彼にとっては狙撃距離４００は楽勝の楽勝だった。
引き金に静かに力を込める黒澤

「本気で千葉・戸倉仏教伝習所へ転出するつもりなんですか」
シュワルツ恩田学年主任は今日月静香に言った。

620 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/16 21:00 ID:cg1hWidM

「ええ、私は…」
「野火が本校に提出してきた文書を見ましたか」
「わかっています…彼は丸井絵美と一緒にいることは」
「それだけではありません、彼は丸井には夫であり恋人であると同時に先生であり続けている。転入学関係の学籍手続きをしてきました」
「それはそうでしょう、あの男は学校を離れてもどこまでも教師であり続ける男です、それは先生が一番ご存知のはず」

621 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/17 21:19 ID:gBhNRW5a

乾いた銃声が響いた。ドラグノフの銃口は正確にゴンザレスの額を向いていた。

同じように着弾音が校長室に響き渡ったのはおおよそ０．４秒後だった。

622 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/17 21:53 ID:gBhNRW5a

驚愕の表情を浮かべながら、校長は反射的にルガーの銃口を窓のほうへ向けた。
校長室の窓の防弾ガラスに小さな穴が開いていたがそこまでは彼の肉眼では見えない。７．６２ミリ銃弾は同じく床のペルシャ絨毯の上できなくさいにおいを放っていた。
バシバシっという音とともに超合金製の防弾シャッターが閉まった。

623 ：魄鸚：04/03/19 03:16 ID:jXQgXvlo

>>593
>>594
葵の名で書いていた話まで繋げてよく書きましたね。
佐上の話は、丁度、前のスレットが終わった段階で
勝手ながら終わらせて貰いました。
このスレットが新しく立っていたので新しい名前と共に
集団ストーカー、電磁波攻撃実話もかねて
書き込みさせていただきました。
又、違う段取りで違う場所で新たに書きなおそうと思っているの
であしからず。

624 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/19 03:37 ID:jI2HbQvl

YahooBBに関する民主党の質問を
公明党が削除要求！
http://ahiru.zive.net/joyful/img/953.jpg

公明党にとっては、よっぽどまずい質問だったのかな？

菅直人事務所　03-3239-7476　
（公人電話番号なので削除対象外です）

創価ＢＢ問題を追及する民主党を応援しよう。

625 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講@名前だけ仏所 ◆IByKs72gR2 ：04/03/19 03:53 ID:pXpD4vIE

まぁやるだけやってみたら。

ばっくれられるだろうが。

626 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/19 03:59 ID:???

>>624
まず、公明党に抗議するのが先と思われ。

公明党へのご意見・ご要望につきましては、すべて、党運営の参考にさせて頂いております。
お電話の場合は、03-3353-0111（大代表）におかけください。
受付時間は午前9時から午後5時までとなっております。

627 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/19 16:15 ID:UJfQRuJg

魄鸚さんはなぜオウムにはいっておけばよかったと思うのですか？

それとオウム真理教の「オウム」は鳥の「鸚鵡」とは関係ありませんよ。

628 ：無許可王：04/03/19 16:26 ID:???

ハクオウさんの小説好きです。ぜひ続きを書いていただけませんか？

629 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/19 19:17 ID:DxqblxvK

>>623
佐上の話もやめたと言う断りは発見できませんでした。ハンドルも変更した旨の書き込みが発見できません。
書くのならばそれを阻止することはできませんが読者に対し一応の説明はするべきでしょう。

それが掲示板小説というものです。

630 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/19 19:28 ID:DxqblxvK

作品だけしかあなたを評論する材料がありませんが、どの程度あなたの作品はフィクションなのでしょうか？　実話をかねているというくだりからは
自分の作品（小説）と自分の自我とが融着しているような危険な印象があります。どこかよそで同じように小説を書くつもりならけじめとしてその程度は
明らかにするべきではないでしょうか？

ちなみに、>>100参照のこと

631 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/19 19:37 ID:DxqblxvK

また、100以降の小説上の展開および登場人物に関しても、関西創価学園ないしその他の実在する児童生徒とは一切関係はありません。
政教一致＠大阪は関西創価学園ないし他の一切の学校学園の教員ではなく業務上知りえた事実であると否とを知らず一切の生徒児童の
人権、人格権を侵す書き込みはしておらず、登場人物のすべてが架空の存在であることは断言させていただきます。

632 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/19 19:54 ID:DxqblxvK

しかし、遠く離れた場所にある日本共産党のアジトで、山田は松谷さやかに言った

「しかし、俺たちは架空の存在で実在はしないが、不登校クラスの生徒たちは実在する」
「え…」
「若年アル中の生徒、親がパチンコ中毒でろくに高校に通えずに泣いている生徒、母親が病気で父が狂信的な創価学会で泣いている生徒、親が金持ちなのに授業料を払ってもらえない生徒
そんな子供がいっぱい実在しているのがこの大阪なんだよ」
「……」
「そして、そんな児童生徒を強く思っている政教一致＠大阪が実在するのもまた動かしがたい事実なんだ」
「それは」
『「先生は、あなたたちが幸せになる事を毎日強く強く願っていました、そしてあなたちはこうして学校に出てくることができました。」』もし、本当にそう思っていないなら
こんなカキコはできんよ。少なくとも自然な話の流れの中ではでき得ない」
「…そうかもしれませんね」
さやかは黒澤を思った。

633 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/19 20:01 ID:DxqblxvK

黒澤は満足そうな笑みを浮かべていたがもちろんさやかのことは思っていなかった。

ドラグノフの銃弾は、程度はどうあれ正確に４００メートルの距離で相手にまともに銃口を向けた状態では相手には届かないことは彼にもわかっていた。
その「程度」は重力と水平線に対する射角と銃口初速と弾丸重量と空気抵抗と途中の風に左右される。

「風が、強くなった」
その言葉に対応するように急に風がやんだが、彼はゆっくりと立ち去ることを選んだ。

634 ：魄鸚：04/03/19 22:05 ID:jXQgXvlo

>>629
過去ログに入った物は手続きとらないと見れないので
そんな面倒な事までして殆どの人は見ないだろう
と思ったので書くのやめました。
>>630
ちなみに佐上の話は40%
以前にも書きましたがハクオウに変えてからの話は
90パーセントがた本当の話です。
>>627
ただ単純に当て字です。
このスレでもう書かないと言ったのに書き込んでしまっては
バツが悪いのでこのへんで

635 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 13:33 ID:pKsgWake

久村は２年５組の生徒たちを率いて配置につきながら、今年卒業した女子のことを思い出していた。

普通、男性教諭が女子の卒業生を思い出すといえば男女の匂いがするものだったが…

この場合は匂いそのものだった！

636 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 13:41 ID:pKsgWake

久村は、若いとは言っても教員としてもそこそこの実績もあり、女子生徒にも免疫がついてきたと自負していた。
問題の生徒も、取り立てて魅力的ではない生徒だった。が、なぜかその生徒のそばに行くと条件反射のように勃起するのだった、それもはげしく…
しばらくの間、久村は誰にも相談できず思い悩んだ。

相手がすごく美人であるとか、本気で好きであるというならまだ分かるのだった。だがその少女は背は高いが浅黒い肌をした、どちらかというとだらしなさの
オーラが漂うお世辞にも美人とはいえない子供だった。ただ、彼女は言葉の矢じりで穴が開くほど指摘された挙句に、なんとか自分の欠点を克服しようと思い悩んでいた。

637 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 13:54 ID:pKsgWake

散々悩んだ挙句、久村はあることに気がついた。それは彼女の匂いだった。
普段から、彼は大勢の生徒に囲まれて生活しており相手の体臭等意識しないようになっていた。
だが、その女子生徒は明らかに風呂に入っていなかったので、（生活指導の一環として）風呂に入るように指導したことがあった。
その後も無意識のうちに、彼女のそばへ行くと匂いを確認するようになっていたらしい。

原因が分かれば対策は簡単なことだった。彼女の回りに行かない、いっても息を止めるようにする。もっと根源的に彼女の授業の前にはヌイておく

ようやく卒業して行った彼女を、今でも久村は時々思った。犬のようにサカリながら真剣に思い悩んだ自分のこっけいな姿を同時に思い浮かべながら…

「小銃小組展開完了、射撃準備よし」
「軽機班準備よし」
「RPG班よし」

「射撃待て。誰か、敵を確認したか」
彼らはお互いに顔を見やった。
「いいえ」
「いいえ、見ておりません」
「未確認」

638 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 14:02 ID:pKsgWake

「待機、できるだけ頭を挙げるな」

「ヌワニィ、敵を見失ったDEATHとー！」
「仕方ありません、配置を解きます。どちらにせよ、こちら側の武器は軽機関銃以外相手に届かないと思われます」
「ファック」

おまえがファックするのはロシア人娼婦とだろうがと言いかけて、久村は危うく思いとどまった。それはルガーで射殺されるのが怖かったからではなく…
「深夜のリトルソウルをうろついてたのがばれたらやばいからな」

639 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/20 14:17 ID:???

「そうだ、どこかの法主みたいに有らぬ疑いを掛けられてはたまらん
料金はケチらぬのが吉だ」
などと思い起こし、苦笑いした。

640 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 16:27 ID:pKsgWake

「それに、芸者写真が出てきたらどうするんだ　」
「なにをブツブツ言ってるんですか」
坂沢が不思議そうにたずねた。
「なんでもない、配置解除、みんな教室へ戻れ」
初めて坂沢は普通の言葉をしゃべったのだがその事に久村が気がついたのはしばらくしてからだった。

「こりゃ、ロシアの７・６２ミリですな。おそらくはドラグノフ…」武器主任のQは手のひらの上で弾丸を転がしながら言った。
「シャッターは貫通できません。このまま下げておきましょう」
「しかし…どうしますか」山本が「心配」というカードを示しながら言った。

641 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/20 16:36 ID:pKsgWake

「屋上に重機関銃をすえましょう。M２がありましたよね」朝井先生が言った。
「１２・７ミリなら１５丁あります。」Qは応じたがどこか不服そうだった。
「なにかあるのDEATHか～」ゴンザレス校長は不審げに言った。
「いえ、無制限に反撃の発射ができません。民家に弾丸が飛び込んだら…」Qは言葉を濁した。彼自身はM２を使ってみたいのだろう。
「むう…」
「ただでさえ、外道の二つ名がついているのに機関銃をぶっ放したとあっては一大事です」Qは残念そうに言った。

642 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/20 16:48 ID:???

朝井が続けた「グレネード弾はないのか？あれなら飛距離が短いし
着弾点周辺の連中だけ倒せる、顕正会だけ倒して本山への影響は少な・・
ち・ちがった、近くの敵だけ倒し、遠方の民家への影響は少ないと思う」

Ｑは吹き出しそうになるのをこらえて答えた「ああ、Ｍ新聞の記者が
空港でドカンとやったときにこれじゃないかと２ｃｈで騒がれたやつですね」

643 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 18:32 ID:x3FInpps

「そう、現地通訳とキャッチボールして遊んだとか言うあれだ。例の記者は結果的に爆発物で二人殺して無罪釈放だから強運の持ち主だとしか言いようがないな」
「あれはないのですが３７ミリガンランチャーならあります。射程８００です。しかしこれの教練を今から始めるんですか」
「いつか、必要になってからでは遅いのでは」

644 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 18:55 ID:x3FInpps

「それよりも、私に名案があります」Ｑが言った。
「ほう、どんな名案ＤＩＥ」ゴンザレスは言った。
「それは、こういうことです。こちら側がいくら強力な武器を持っていても、たとえ大砲やミサイルを持っていたとしたってむやみに発射できない。
敵はできないことを知っての上でしかけてくるのだし、それに対し力で反撃することは向こうの思う壺にはまることになる」
「ふむ、なるほど」
「ですがここで問題なのは距離です。近距離で打ち合いになれば仮にも千人からの生徒がいる学校だ、そうそう負けはしない」Ｑは自信たっぷりに言った。
「ふむ、たしかに訓練されたスナイパーと渡り合える生徒は少ないが近距離なら引けはとらないでしょうね」山本も同調する。
「そこで、ヘリか何かを用意すればどうでしょう　敵が仕掛けてきたと同時に武装生徒を乗せて発進し敵を直撃するんです。」
「な、なんＤＥＡＴＨと」
「もちろんたった一機では逆に出動した生徒が逆襲を受けるから複数整備しなければならないでしょうが、空中機動歩兵はベトナムでも有効性を立証されています」

645 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 19:17 ID:x3FInpps

一方、その血なまぐさい会話とは反対の世界にいる男がいた。

野火女鐚だった。
千葉の仏教伝習所は、平たく言えば大学で仏教関係の講義ができる教授レベルの人材を養成するところだった。
先生から一足飛びに生徒になったと言う事もなんのその、女鐚は徐々に伝習所の暮らしになれ、これまでにない生きがいを感じていた。
ここのルールは、徹底的な非暴力に徹していた。そのかわり、ディベートや議論によって決着をつけることが求められた。
それも彼には新鮮だった。
もともと、銃の腕はぴか一だった彼も、銃をペンに持ち替えて見るとしみじみと実感できるものがあったのだった。
「しあわせ」である。

「ねえ、先生」
「なんだい」
「幸せ？」
「そうかな～絵美はどう」
「うん、えへへ…」

646 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 19:25 ID:x3FInpps

「先生はな、砂糖菓子みたいなお弁当と料理にもなれたよ」
「そ、そう？　砂糖多いかな」
「味噌汁に砂糖を入れるのだけはやめて欲しいけど」
激甘の絵美の料理も、慣れればそれほどではなかった。

647 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 19:37 ID:x3FInpps

二年二組は丁度調理実習だった。
「このおむすびは完璧だっ…さいたまさいたま！」
「こらー池場、また　さいたまさいたま　かっ」
斉藤が池場という生徒を叱っていると五十嵐が来た。斉藤先生はちらっと五十嵐の表情を見てただならないことが起こったことを感じ取った。
「なにかありましたか」

648 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 20:02 ID:x3FInpps

「来週の件ですが、その…」
谷志はその会話を聞くともなく聞いていた。
「池田博正ＳＧＩ会長代行の関西視察ルートから本校が外されたそうです」
「狙撃事件のせいですか」
「それもあります、ですが…の、…がこういったと…で、あまりにも…」
「それで関西圏の総意としてはどうなんですか」
「打ち出しはまだありませんが、総結集でお迎えし…」
谷志は池場に、
「メールできるポケットボード貸して、緊急にメールしなきゃならない用事ができたの」と言った。
「ぐへへ…この貸しは高くつくぜ」
そんなことを言いながらも彼は素早くキティのメールボードを貸した。

649 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/21 20:22 ID:x3FInpps

「緊急事態、Ｈは本校には立ち寄らない模様」

谷志鉄太郎は娘からのメールを見て、満面の笑みを浮かべた。

650 ：いただきマンモス：04/03/21 20:35 ID:YFcWxOoX

そこにハクオウが現れた！

651 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/22 11:17 ID:rADl8cBJ

そして、「いやなやつは殺せ！」とわめきだした

652 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 00:04 ID:IqWW0kND

はくおうさん、ここじゃありません。南養護教諭が彼（彼女）を連れ去っていった。

653 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 00:09 ID:IqWW0kND

谷志鉄太郎は仲間に言った。
「もう一度、最初から練り直しだ」

654 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/03/23 00:23 ID:???

　それはまるで双六ゲームでもやっているかのように、
簡単に言い放ったのである。

655 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/23 00:57 ID:1TI+Fc6Y

■★■池田大作をたたえる唄：MP3
http://music3.2ch.net/test/read.cgi/techno/1079970951/

テクノ板

656 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/23 11:21 ID:9nW2h3ks

ハクオウの詳細キボン

657 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 20:52 ID:iqRILNkc

>>654より
彼らの目の前にあったのは、人生ゲームか何かのような簡単な模型の町だった。もっと詳細に言うなら図上演習の盤だ。
ニッサンプレジデントのミニカー三台が置いてあった。

「陳水扁においても襲撃さる、いわんや池田博正においてや」
「大阪に来ること自体が取りやめになるのでは」
「いや、それはないだろう」鉄太郎は言ったが確信はもてなかった。
「まあ、池田博正がそれほど臆病ではないと信じよう。それにゲリラにとって空振りは失敗ではない。襲撃自体が失敗することを恐れればいいのだ」
バリバリの創価学会員であるはずの鉄太郎の真意は？

658 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 20:58 ID:iqRILNkc

教室では、完璧な球形のおにぎりを頬張って池場が「神キター！」と叫んでいた。
「こらー池場、ここは仮にも関西SGI外語だぞ、神キターとは何だ！」斉藤先生も切れて怒鳴った！
「仏キター！」
「あほが！　生徒指導会議にかけんぞ」五十嵐が叫ぶ。
「妹キター！」
「来るか！　ボケ」
「じゃ、池田博正キター！」
「いや、SGI会長代行は来ません」
「え？」
池場は貧相な馬面に涎をたらしながら驚いた表情を見せた。

659 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 21:07 ID:iqRILNkc

「みんなも知ってのとおり、池田博正SGI会長代行が本校を訪問する予定は、諸般の事情でキャンセルとなりました。しかし、そのことはみんなの信心が足りないとか言うことではなく
学会本部関係のスケジュールの都合でそうなったというだけです」斉藤が言う。

池場はチラッと谷志を見た。帰ってきたメーラーには当然のように履歴は消去されていたが、流し目で見た入力画面の内容を、彼は覚えていた。
本来、彼氏は同級生だから緊急にメールを打つこと自体不自然なのだ。

660 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 21:20 ID:iqRILNkc

池場は、授業が終わるとずいぶんためらった挙句に斉藤先生に報告した。
「実話、いや実は…」
「ふむ…なに、池田SGI会長代行の動静を聞いたとたんに？」
「はい…」
池場は、報告すること自体とてもいやだったが、SGI会長代行の安全にに関することを隠すことは罪だと考えたのだ。
「ふむ、いけませんね。谷志さんは良かれと思ったのでしょうが」
「は、はい…」
「まあ、穏便にすませますし、あなたのことは伏せておきます。」

661 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/23 21:35 ID:iqRILNkc

そんなことを知らない谷志鉄太郎は、図上演習に心血を注いでいた。
「関西創価学園に通じるルートをすべて洗い出せ。やつらがどれほど鉄壁のガードを誇っても空を飛んでくるわけじゃない。必ず襲撃ポイントはある」

翌日の土曜日の朝、池田博正SGI会長代行は翌週の日程に承認のサインをしたためていた。
父、池田大作の死去をようやく現実のものとして感じ始めた彼にとって、関西行きは大きな一歩だった。

662 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/23 21:36 ID:???

氏ねボケ

663 ：をの：04/03/23 23:29 ID:9nW2h3ks

このスレの歴史を簡単にまとめて解説希望

664 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 07:01 ID:yaZtzix6

結局、カタコー近くのパチンコ屋、「ラッキーセブン」の前が彼らの選んだ襲撃ポイントだった。
「駐車場に攻撃用車両を止めておけるし、たむろしてても不審に思われない。絶好の待機ポイントですな。」
「もっと関西創価学園に近い場所のほうが良いのでは？」
「正門の前で待つわけには行かんでしょう。それに巻き添えは少ないほうがいい。パチンコ屋の前でも多少はやむをえない犠牲が出るでしょうが」

鉄太郎は決断した。「よし、ラッキーセブンに決定だ。準備にかかってくれ」

「なに？　常勝関西独立同盟？　」
秋谷はふふんと鼻を鳴らした。
「はい、関西で覇気のある副会長クラスが…」
信濃町で防諜部隊、金城会の指揮を執る岡崎茂は恐る恐る言った。
「先生亡き後の指導は生ぬるいと」

665 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 07:28 ID:yaZtzix6

「まるで週刊文春の記事のようだな」
「しかし、一面では彼らの妄言は関西地区の創価学会員の歓心をかっています」岡崎は続けた。
「先生存命のころは折に触れ関西地区の健闘をたたえることによってある程度の「褒美」が与えられていたのが、現在では…」

666 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 07:37 ID:yaZtzix6

>>663
>>599-602　設定とあらすじ
>>593-595　ハクオウ氏の研究
前スレ、前々スレは過去ログです。このスレは前スレとは独立した状態で読めます。

667 ：ハクオウさんを想う会代表：04/03/24 17:54 ID:03qUI/1z

ハクオウさんは自殺は考えたことはありますか？

668 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 19:23 ID:yaZtzix6

>>665より
「しかし、そうは言っても貢献しているという点では北は北海道から南は沖縄まで、みな同じだ。みんなが創価家族だ」
「それはそうですが、しかし…」
「過激な主張は、時として悲劇を生むのだ」
「は？　」
「そういうことだ」
「！　わかりました」

岡崎は、下がるとすぐに警備体制の大幅な見直しを命じた。
「いいか、関西に大兵力で繰り込んでみろ、やっぱり信濃町は大阪を信用していないとなる。逆に最低限の警護体制で入ればああ、SGI会長代行は大阪を信用しているのだと思うものも多いだろう」
「し、しかし…」
「心配はいらん。少数精鋭の警備でも守りきるだけの力がなければ、どうやって今後の警備ができるだろうか」
「は、はあ」
「もちろん、現地のスタッフは総結集だぞ。警備は大阪の現場に任せることによって、信頼を向こうに示すことができる」
「おお、なるほど」

669 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/24 19:25 ID:???

オマエはageんなって言ってるだろ　邪魔元なんだよ！

670 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 19:33 ID:yaZtzix6

翌週の月曜日…
「ん、なんだ？　ラッキーセブンの隣はフィーバーセブンでそのまた隣はパチスロセブン？」
谷志鉄太郎は愕然とした。
「大阪では良くあることです」
「なんだかなあ」
「いいじゃないですか、大当たりを狙うわけじゃないし」
「いや、俺たちは大当たりを狙ってるぞ」谷志鉄太郎は言った
「は？」
「池田博正の、首だ」
「おお！」

671 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 20:08 ID:yaZtzix6

乏しい武器が配られた、トカレフとマカロフと、手製のショットガンだった。

「Ａチームはパチンコ屋の駐車場から公道へ出た際に事故ったふうを装って前路封鎖、Ｂチームは大型車両で後路封鎖。」
「了解」
「襲撃メインのＣチームはショットガンと火炎瓶で博正座乗のリムジンのみを攻撃。Ｄ、Ｅチームは拳銃で両側の歩道から支援けん制しつつ、ターゲットが逃走に移った場合は
これを即座に射殺する。優先目標はリムジンだが、前後の警備要員の車も制圧しなければならない。」
「できるかな？」
「やるしかない　行くぞみんな」
「おお！　」

池田博正は、防弾仕様のベンツで関西創価学園に向かうことになった。
事前に大阪に回送しておいた自慢のトヨタセンチュリーが、あろうことかパンクで立ち往生したからだ。
「あなた、このベンツのほうが乗り心地がいいわ」
「ああ、そうだな」
「高校生には、ベンツのほうが受けがいいわ」
「まあ、そうだよな　高校生といえば何年ぶりかな」
「ふふふ、そうね」

672 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 20:11 ID:yaZtzix6

「ああ、先生だったころが懐かしい…俺は時々思うことがあるんだが」
「はい…」
「教師をやってたときが、もしかしたら一番輝いていたかも」
「まあ、そんなことはないわ。」
リムジンの前方で衝撃音がした！

673 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 20:29 ID:yaZtzix6

「事故かっ！　」
運転手は舌打ちしてＵターンを切ろうとした。
「池田博正、覚悟！」
パチンコ屋、ラッキーセブンから数人の襲撃チームが走り出てきた。
ダム！　ダム！　銃声がとどろく…
たちまちベンツの車窓は白く濁った。
「わわっ！　」
池田ＳＧＩ会長代行はとっさに妻をかばって車の床に腹ばいになった。

674 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/24 22:40 ID:???

「こんなの久しぶりね」と妻は博正を潤んだ目で見つめた。
心なしか、頬が上気し息遣いも荒くなっている。
「ああ、親父がお前を犯した後激しく俺を求めて以来だな」と博正
博正の手がスカートの中に滑り込む。
二人の鼻息が狭い社内に満ちてくる。
「ああ、あなた・・・・」

675 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 22:42 ID:yaZtzix6

「行け、行け！　」
ダン！　ダン！　ショットガンの銃声が響く。警備の金城会は不意を突かれ有効な反撃を全くできなかった。
もともと、この関西行きの警備計画は地元の協力がなければ全くの裸の状態というものだった。
特攻要員は火炎瓶を振りかざした。
「池田博正、お命頂戴！」

銃声が響き渡った。
「突撃！　ＳＧＩ会長をお守りしろ！」
号令をかけたのは五十嵐だった。三年はぐれ組の精鋭がまるで錐のようにその声に応じて突進してくる。
「応戦しろ、博正を獲れ」
鉄太郎も大声で命令した。彼の配下も素早く五十嵐に対応して銃火を浴びせかける。
「あいつがリーダーか！」
五十嵐はトカレフで谷志鉄太郎を狙った。だがその引き金を引く前に…
「かかれ！　」

676 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講@名前だけ仏所 ◆IByKs72gR2 ：04/03/24 22:43 ID:aAhpQkDr

>>673
実はベンツの車窓は白く濁ったのはカモフラージュで室内にカネヨンクレンザー
を撒いたのだった。厚い防弾ガラスはカラシニコフの銃弾も遮蔽する強化ガラスであった。

677 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/24 22:54 ID:yaZtzix6

二年五組を率いた久村が、後方から疾風のように突進してきた。彼らはＡＫ７４で完全武装していた。
谷志には、彼らは百人にも思われた。実際には３５人編成の学級をそのまま投入しただけだが、戦場ではそうした錯誤はつき物だった。
そして現実にもバリバリと浴びせかける銃火に、襲撃チームは応戦したが火力が違いすぎた。
「撤収、撤収しろ！」
「追え、全員捕らえろ」
号令と銃火が交錯する中、二つの武装集団は激しく渡り合った。

「ちっ、逃したか」久村は苦い顔で吐き捨てるように言った。
「負傷者三名、死者なし」
堀之内が言った。

678 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/24 23:01 ID:???

五十嵐はそんな堀之内を尻目に鉄棒で難易の高い業を繰り出していた。
周りの連中もそれに見とれている。

久村は五十嵐に言った。
「それはトカレフぢゃなくて　トカチェフ。。。。」

679 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 06:59 ID:tzkFUI8g

「しまった！　敵は？　」
「とっくに逃げたよ。」久村は言った。
「ベンツが揺れてるのは？」堀之内が隣の坂沢に言った。
「中でやってるからだろ」

680 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/25 07:09 ID:???

「ああっ！　センセーセンセーマンセー！」妻は白目をむいてよだれをたらし果てた。
途中から親父と間違えられた博正は萎えてしまったが、なんとか愛人を思い出しながら最後まで続けた。

運転手が「御済ですか？」と声を掛けると博正は
「口直しが必要だ、本部に戻ってくれ」とベルトを腰を浮かせて締めながら命じる。

681 ：湯原直彦：04/03/25 11:34 ID:hM1hBIXx

オナラ一族が現れた！
『黒澤よ…』

682 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 19:23 ID:tzkFUI8g

「またおまいは洗脳されたのか」

683 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 19:40 ID:tzkFUI8g

「即戦即撤（そくせんそくてつ）とは、ゲリラの鏡のようなやつらだな」
「しかし、金城会の護衛は全滅だ。」
「敵がどこへ逃げたか、誰か見ていたか」
「はい、スロットセブンの隣にあるレンタルビデオ屋、サイドセブンを通って裏へ逃げました。」坂沢がいう。
「なぜ追わなかった？　」
「いや、追いましたけどやつら裏のスーパー、ワイルドセブンに逃走用の車を止めてて、それで立ち去ったんです。」
「どうせアダルトビデオのコーナーで立ち止まったんでしょ」堀之内がにらんだ。
「そ、そんな…」
「とか言いながら、おまえちゃっかり『女子高生嬲る』と『淫乱痴漢電車、発射オーケー』借りてるじゃないか、停学三日だ」久村が言う。
内心で「やった、エロビデオたっぷり見れる」と坂沢は思ったが…
「その間ビデオは預かるからな」「そんな」

684 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 19:57 ID:tzkFUI8g

そのころには池田博正を乗せたベンツは常勝関西総本部に走りこんだ。
また襲撃されるかもしれないと金城会が周囲を固めている。

超豪華な応接室、通称池田部屋で岡崎は西成の乞食でもそんなことはしないだろうというぐらいの土下座と拝礼を繰り返していた。
「いや～まったく岡崎君の部下は、私のような凡夫に命をささげてくれたよ、ありがたいことだ、感謝する気持ちでいっぱいだよ。で、その間君は何をしていたのかね」
「は、はい」
「よもやとは思うが、これは君の差し金かね」
「いえ、滅相もございません」

685 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 20:02 ID:tzkFUI8g

「じゃ、誰のだろうな。岡崎って書いてあるぞ」
「え？　」
みると博正の手には差し金が握られていた。

がちゃっとドアが開いた。家具屋らしい作業服の男が入ってきた。
「すみませんここに差し金が落ちていませんでしたか、おお！　それですそれです。イヤーすみませんでした」
「気をつけてくれ、道具はちゃんと管理しないとだめだろう」あっけにとられながら池田博正は言った。
「あいすみません、以後気をつけます」
男の胸の名札には確かに岡崎と書いてあった。

686 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/25 20:06 ID:tzkFUI8g

家具屋の岡崎は会館を出ると、金城会め、部屋の中まで護衛をつけてやがったと心の中で悪態をついた。
谷志鉄太郎の二段構えの暗殺計画は暗殺役の家具屋の早とちりで泡と消えた。

687 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/26 00:50 ID:???

その夜、博正は陰部のかゆみで目を覚ました。
午前2時。
隣でがぁがぁいびきをかいている妻も陰部をぼりぼりとかきながら寝ている。
博正はぼうっとしながらも「家内のセフレの毛じらみがうつったらいい」ことを悟るのであった。
まったく、銃弾はともかく毛じらみに当たるとは・・・・

688 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/26 01:26 ID:bb9+AsRe

政教一致@大阪さんの熱意がひしひしと伝わってきます

689 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/26 20:27 ID:kkfe1cBy

谷志佳奈が「タイーホ」されるまえに、前林はリンスの香りのする彼女の体を抱きしめていた。
五十嵐は目頭が熱くなるのを覚えながらも、彼女に手錠を打った。

「主犯の娘を逮捕しただと？　」博正は言った。
「は、ですが、娘はあくまでも無実のようでして、その…」ゴンザレスは汗をぬぐった。彼も自校の生徒、佳奈が殺されることまでは望んでいなかった。
「だが、人質としては使えるだろうが、ただし、殺すのは主犯格の出頭がなかった場合のみとする」
「ははっ」
「あくまでも、これは内々のことだぞ」
「もちろんですとも」
「もちろん、主犯が出てきても正当な審理にかけることだけは約束する。だが、金城会の護衛は全員死んでいるという事実まではいかに池田先生の長男である
この俺にも曲げられん。彼らはわれわれ池田ファミリーのため、命をささげたのだから」

谷志佳奈か、鉄太郎の死…命の代価は命でしかありえないのか…ゴンザレスは暗然とした気持ちで池田部屋を後にした。

690 ：KURI：04/03/27 00:58 ID:???

ゴンザレスはポケットの中のロザリオを握った。
「マリア様、死んだ者たちがマトモなところに行けますように」

ゴンザレスの本尊には　「耶蘇基督」とコソーリ書いてあったのだった。

691 ：仮面ライダーＺＸ：04/03/27 01:22 ID:ANz2Gqdo

age

692 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/27 18:29 ID:K1vdApqi

「それで、谷志の身柄はどうされるおつもりですか」山本教務主任が尋ねた。
「松原市の霊園公園、通称池田パークへ。あそこに高い塔があるのをご存知ですか」
「ええ、ものみの塔と揶揄されているあれですな」
「そこへ監禁ＤＥＡＴＨ」

「女子高生監禁、はぁはぁ…」
「こらー坂沢！　監視部隊の仕事中にオナニーすんな」

693 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/27 20:44 ID:K1vdApqi

鉄壁の警備体制を、ゴンザレスは指示していた。

二年五組と三年はぐれ組を主力とする部隊と、付近の創価班とが水も漏らない警戒に当たっている。

「だめだな、アリ一匹這い出る隙間もない」谷志鉄太郎は中央環状線にとめた車の中で舌打ちした。そこからは手に取るように塔が見えた。
今は、塔の頂上には人影は見えないが娘は時々ガラスの窓から外を眺めていることを鉄太郎は知っていた。
だが空港の管制塔をモチーフにしたと言われる塔は、オブジェとしてはともかく攻撃目標としては至難のターゲットだった。
Ｍ２重機関銃と３７ミリガンランチャーで警備部隊は重装備だった。

「どうだ、どこかに入れる場所は」近くの府営住宅の屋上で才谷が言う。
「ないな、前林には気の毒だが、俺たちがどうこうできるターゲットじゃない。はぐれ組の餌食になるだけだ」箱田が冷静に答えた。
彼らの前には旧ドイツ軍の砲兵用カニ眼鏡がでんとすえてある。
「校長室からこれをがめるだけでも半日仕事だったんだからな」彼らは手元にある霊園の見取り図を眺め、実物の警備も眺めた。

694 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/27 21:10 ID:K1vdApqi

ただ単に攻撃するだけなら、逆に言えば簡単なターゲットだ。砲撃するのならば突っ立っているタワーなどが真っ先に吹っ飛ぶことは誰にでもわかった。

「五十嵐先生が俺たちについてくれりゃ、何とかなったんだがな」箱田は言った。
「どうにもならないさ、所詮先生は先生だ、学校で上から命令されれば仕方ない」
「誰か味方になってくれる人がいれば」

「へくしょん。」
「先生、カゼ？　」
「ああ、絵美　誰かが幸せの使者伝説してるんじゃないか」
「んふふ…そうかも　ね　来週もいっかい花やしきへ行かない？　」
「あー上野の動物園は？」
「その後でいい」

695 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 07:40 ID:In8u7MxV

「絵美は欲張りだな、先生として教育的指導！」
「ふふふ、やだ」
甘甘の新婚カップルの野火の携帯が鳴った。
「？　」
「？　」
二人は顔を見合わせた。この携帯の番号を知っているのはＳＧＩ外語の関係者だけのはずだった。
「はい、もしもし…長井！　おおっそう？　丸井にかわるね」
野火は「長井からだよ」と言って絵美に携帯を渡した。
「もしもし…え、でも、二年の人でしょ　でも、それは…」
携帯をきった後で、絵美は言いにくそうに言った。
「あのね、二年二組の谷志さん…」
「あーあの、転校生、確かもとシンナー中毒の前林と付き合ってた娘」
「その、殺されるかもって」
「はあ？」

696 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 07:49 ID:In8u7MxV

「それが、これこれこういう事情で松原の霊園に監禁されていて、二年二組は救出に先生の力を借りたいけど、それにはその…」
「ん？　」
「あたしの許可が要るって」
「んーそうだな」
野火の脳裏に長井美香の顔が浮かんだ。彼女は絵美の親友だ。彼女にしても言いにくかったに違いなかった。
「千葉からリモートでいい、知恵を貸して欲しいって…」
「む…」
しばらく、沈黙が続いた。

697 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 08:06 ID:In8u7MxV

「大阪に戻らなきゃ」ぼそっと野火は言った。
「で、でも…」
「戦争と情報の技術は日々進化している。戦場の情報を遠隔地で得ることは容易だが、的確な指揮は現場でしかとれない　政教一致＠大阪　２００３」
野火は政教一致＠大阪の匿名で発表した論文を引用した。
「絵美、先生は政教一致＠大阪を単なる軍事オタクだと思っていたけど、そうじゃなかったんだよ。遠くからの命令で兵を動かすことはきわめて難しいんだ」
「で、でも…」
「関西の創価学会が独立するらしいという噂はチベットでも評判なんだが、そのせいで生徒一人が殺されるとなったら座視できはしない。花やしきには、一人でいっておいで」
「だめよ、行ったら危険だわ」
「谷志の身が危ないんだから、しかたない」
「谷志さんとあたしと。どっちが大事なの」
「絵美だよ、決まってるじゃないか」
「だったら行かないで」

698 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 08:15 ID:In8u7MxV

「そうはいかないよ」
野火は穏やかに言った。
「彼女が殺されてしまったら、もう二度と生き返らせることはできないんだから　
先生は一回、池田小学校に視察に行ったことがあるんだ　ガイキチが乱入してきて尊い命が失われた場所にね」
「それは」　
「目の前で生徒が殺されていくのを黙ってみていることは、許されない罪なんだよ」
「目の前じゃないじゃない」
「千葉に電話をかけてきたのは、二組の生徒がよっぽど切羽詰っている証拠だ。それを無視するのはやっぱし罪さ」

699 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 08:42 ID:In8u7MxV

光田は教室の窓からちらりと外を見た。ヒューヒューと吹きすさぶ風が、雲をちぎっている。

谷志佳奈の死刑の日程が決まった。三学期の終業式の日に…五十嵐や斉藤は裏から手を回しているようだったがはかばかしくない。

「では、池場君」

700 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 16:58 ID:seyR9ubx

池場は「池田経典」を読み始めたが心ここにあらずだった。
「そして先生は、罰が出てからでは遅いと…」
「よろしい、つぎ、才谷君」
「や、休みです」
「おや、じゃ箱田君」
「あの、彼も…」

Ｑは、関西国際空港に来ていた。
イリューシンから下ろされる航空コンテナを受け取りにだ。
学会が裏で手を回しているので、通関はスムーズだった。
「ついに我がＳＧＩ外語も、航空戦力を手にするわけですな」朝井先生が言う。
「まだまだこれからですよ、ミルの試作品のミニコプター４機でしかない」
「それもこれも、池田ファミリーのお命をお守りしたからだ。信心はしておくものだ…」
朝井は、酔うといまだに池田大作が座談会に来たときの話を繰り返す。

701 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/28 17:28 ID:Cftkx5+/

http://ahiru.zive.net/joyful/img/984.mpg
野上じゅん子（公明）議員
（約14MB）ＵＲＬを右クリックして、対象にファイルを保存で、ダウンロード保存できます

http://www5b.biglobe.ne.jp/~j-nogami/
野上じゅん子ＨＰ

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/giinmeibo16/k10a077.htm
創価学会員野上じゅん子議員が「公開」している「電話番号」など

同調して笑っているのは、中村明彦議員（民主党）
http://park12.wakwak.com/~nakamura-akihiko/purofiru.htm

都議会民主党は、創価の犬ですか？
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/kao/1079809679/222-

702 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 17:36 ID:seyR9ubx

こいつ、今の危険な状況がわかっているのか　Ｑは不審を抱いた。

創価学会において関西地区を指す言葉、常勝関西には特別な意義がある。４０年ほど前に、「関西は『常勝関西』として生涯、永遠に輝く勝利の歴史を」
と池田会長が発言したことがきっかけといわれている。
地区に勝手に名前をつけるなど天皇気取りといわれても仕方がない話だが、池田会長は度々関西を訪問し、また折に触れて和歌や詩を送ったり衛星同時中継で
持ち上げるような発言をするなど「勢いのある」関西にナーバスともとれる気配りを絶やさなかった。

703 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 17:44 ID:seyR9ubx

しかし、それは上に立つものとしてある意味当然の気配りとも言いえた。関西だけが９０年代に入ってからも会員数の増加が持続したという「実績」もある。
また、関西の学会員から見ると財務や選挙活動という形で信濃町に「ご奉仕」し続けていることは事実だった。
なんらかの代償は必要だ。それが関西創価学園であったり、超豪華な池田記念会館であったりするのだが…

704 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 21:30 ID:seyR9ubx

翌日、千葉・戸倉仏教伝習所
女鐚はチベット仏教界の重鎮、ハマリ師にしばらく講習を休むことを申し出た。
「ほほう、関西へ行きなさるか」
「はっ、「妻」は残していきますので心配ですが」
「ほっほっほっ、関西行きのことを話したら、あの若い奥さんはなんと言った」
「結局二発、殴られました」
「ほほー、だがしかし関西では風向きが違うようだの」
「は、先日も天王寺の関西総本部に潜伏している共産党のスパイから注進が」
「なんと？　」
「常勝関西に具体的な独立の動きありと」

705 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 21:43 ID:seyR9ubx

「そうかね、もうそこまで話が具体化しておるか」
「具体的な内容は、常勝関西が独立した宗教法人格を取得し信濃町から独立、会館や墓地などの一切の施設や収益事業を没収し、宗門との単独講和
政教分離を宣言し、財務も中止すると言うものでして…」
「なかなか画期的じゃのう」
「関西ではみな喜ぶでしょう。ですがそうなれば本部直轄の地位にある関西ＳＧＩ外語は敵地に孤立した状態に…前林や美香は気がついていませんが」
かすかに塩のにおいがするそよ風がした。
「わたくしめは平凡な元一教師に過ぎませんが、児童生徒の危険を見逃してはならないと思います　行ってまいります」

706 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/28 22:56 ID:seyR9ubx

光田は、宗教Ⅰの授業で「キリスト教の汚いところ」のプリントを配った。

「目には目を、歯に歯を」と言われていたことはあなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。」

707 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 20:58 ID:OlGF/IwV

「みなさん、キリスト教はこんなできもしない奇麗事を並べ立てる、うそつきの宗教です。日蓮仏法は目には目を、刃には刃を、法論ですべての仏敵を倒す正義の宗教なのです」
「先生」
「なんですか、大川さん」

708 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 21:35 ID:OlGF/IwV

「創価学会の信心では暴力には復讐してもいいのですか」
「そうです、しかし…」
「目をつぶされたらあいての目をつぶしなさい、歯を折られたら相手の歯を折りなさい。」
「！」
「では、サリンを撒かれたと感じたらサリンを撒いてもいいのですね」
風がやんだ。

709 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 21:49 ID:OlGF/IwV

完全な沈黙、いや、どこかからかすかに…
リーン、リーン　かすかなかすかな鈴の音が聞こえてきた。いや、正確には金属の音と評するべきだろう。こんな澄んだ音のする鈴など、この世にはないはずなのだ
その音に怯えるように大川麻里亜は体を固まらせた。

「予言」
「予言だっ！」
「予言だ、大川の霊現象が始まったぞ」
「静かにしろ」

＜幸せの使者が帰ってくる　すべての不幸な生徒のために…＞

「おおっ？　」
「だめだ、ＩＣレコーダーでも録音できない」

＜とらわれの姫が吹雪の海に降り立ったとき、誓いは達せられて人々は蘇りと再会、死と別れを見るだろう＞

「何のことを…」光田は激しくあえいだ。

＜その日は鉄と炎と鮮血の日々の始まりとなる…始まり…はじま＞

「マリア様！」
「おおっ！　目から血の涙がっ！　」

麻里亜は倒れた。

710 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/03/29 21:54 ID:???

たーのーしーそーだーねー

711 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 22:43 ID:OlGF/IwV

「まやかしＤＥＡＴＨ　そんなインチキ話、今時誰も信じまセーン」
「し、しかし」
光田は目の前で見た超常現象を相手に伝えることの絶望的困難さを感じた。

712 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 23:16 ID:OlGF/IwV

「校長先生、大川は前にも霊現象を起こしていますが、別にこれといってたいした予言は」久村が言う。
「ハルウララが負けることと、翌日の日経株価の終値を予言したぐらいで」
「後者はともかく、前者は予言とはいえないのでは」
斉藤先生が指摘した。

713 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 23:37 ID:OlGF/IwV

「それよりも谷志一味の動静が気がかりだ」
「朝井先生、その事ですが例のミニコプター、あいつは校内に置いておくのは危険かもしれません」
「Ｑ、それはドウイウコトデスカ」
「あの二年二組が谷志佳奈奪回を図るかも」
「そんな…」斉藤先生は言ったが、気になる要素はあったので強くは主張しないままだ。
「第二に、霊園に貼り付けている部隊にエアカバーがなければなりません。」
彼らは校長室の砂盤の前に移動した。そこにはまあまあのイケダパークの模型が作り上げられている。
谷志一味とはえらい違いだ。

714 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/29 23:45 ID:OlGF/IwV

「攻撃された場合の反撃条件が、我が校のケースとまったく変わらないのでして、民家が多い分、そして霊園が近隣住民から苦情の的になっている分だけここのほうが
反撃にはシビアな条件が備わっています。これでまた新たな訴訟が起こったら」
「ふむ…」

創価学会の作った霊園が近隣住民に歓迎されたためしはないのだが、それは学会がどうこうと言う問題とは無関係ではあろう。
人間誰しも、自分の住んでる場所の隣が広大な墓地になるのを歓迎するものではないのだから…

715 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/30 00:28 ID:YBfNawuC

「まあ、これだけ殺風景な墓地も珍しいことは事実です」斉藤先生は小さく言った。
「殺風景な米軍基地ならよかったというのＤＥＡＴＨか」
「いえ、それはちがいます」
「自衛隊基地なら、信太山の殺伐とした荒野にありまつ」
「池場、校長室に乱入してくるな」五十嵐が怒鳴りつける。池場はとりあえず「さいたまさいたま」でごまかした。

池場は追い出されて廊下に出ると、「潜入成功」のメールを因縁のキティボードで送った。あて先は無論、前林だ。

716 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/30 19:11 ID:eBekryq2

前林は血走った目で携帯を見た。
彼の視線には高校生らしからぬ殺気が走るようになっていたが、諌めるものはいなかった。
彼がターミネーターのように松原に殴りこまなかったのは、救出は、全員の手でとクラスメートに説得されたからだった。
特に才谷からは「最悪の場合、殴りこみはクラス全員でやる。だから絶対に早まるな」と念を押されていた。
二年のここまで、皆勤だった才谷が自ら授業をサボって単身イケダパークの弱点を探っているだけに彼も特攻を断念していた。

717 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/03/30 19:22 ID:eBekryq2

「あ、あの…前林さん」
前林が振り返ると、そこには長井美香が立っていた。背中には下の妹が背負われてぐっすり眠っている。
「ああ、なにか」
「絵美…『野火』絵美から伝言で、先生が大阪に向かったと」
「え…？　そ、それは本当かい」
「はい…で、その…絵美は先生には絶対無傷で千葉に帰ってもらいたいみたいで」
「まあ、そりゃあそうだろうな」
「無茶はさせないでって」
「わかった。そう伝えて…危ないことは全部、二年二組がやると伝えてくれ」

718 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/01 19:46 ID:rN51ihzl

「そう、あかの他人に任す訳にはいかない」
「それでも彼女は助けたいんでしょ」

719 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/01 20:01 ID:rN51ihzl

「もちろんさ。」美香はくすりと笑った。
「愛があれば、空も飛べるね！　うらやましいわ　谷志さんが！」

720 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/01 22:01 ID:izWCM5RI

そのころ、女鐚は関空へ向かうジェットの中の人だった。
絵美の激甘弁当は、トランクの中にしまっておいた。今は大阪の薄いダシ味のうどんが食べられるのだけが楽しみな女鐚だった。
「まったく、関東人の好む納豆や（汁が）黒いうどんは食えない。」

721 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/01 22:29 ID:izWCM5RI

「うどんは美々卯か汐屋だ」

722 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/02 00:41 ID:+vLPdDo6

そこに謎の黒人があらわれた。

723 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/02 06:47 ID:CxqnzBpM

「オマエラ、学会シッテルカ？」

724 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/02 20:08 ID:CxqnzBpM

「エフ取り」
「新聞拡張」
「奴隷労働の男子部」
「財務」
「墓に参る事、厳禁」

725 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 11:49 ID:wi/vo43Z

関空についた。
女鐚は謎の黒人と別れ、ラピートに乗った。
ここでの戦い（作者注　おい、おまいら　みんなで小説を作るぞＰＡＲＴ２）には、彼は参加していなかった。
難波の駅の売店で、ダイスポを買って初めて女鐚は大阪へ帰ってきたことを実感した。

726 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/03 12:48 ID:???

ラピートのゆったりした座席に座り
おもむろにダイスポ（Ｃ版）を開いた女鐚は驚いた
既にダイサクスポーツに代わっていたのだった
創価の各スポーツ選手の活躍だけが紙面に踊っていた・・
しかも競輪にいたるまで「功徳で優勝」の文字がでかでかと・・

727 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 13:23 ID:wi/vo43Z

「勝利」とか「栄光」とかお決まりの言葉がちりばめられた記事を読んでいると気になる部分を見つけた。
「関西ＳＧＩ外語に航空研究会発足？　使用機材はロシア製ミニコプター」
昔、アフガン戦争中にソ連が開発した歩兵用のミニコプターだろう。
結局はハインドが採用されたのできわめて少数が偵察などに使われただけに終わったそれは、４人乗りの戦闘用だ。
パイロット以外の三名は機関銃の射手だが、機関銃以外に小型爆弾を投下することもある。

728 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/03 13:36 ID:???

初期のものは、ヘルメット状のもので、いわゆるタケコプター
そのものだった。しかもオウムではないが脳波検知用のヘッドギアで
自分の意志で操作できる優れモノではあったが、邪念が沸くと回転が止まって
しまう欠陥があり、飛んでいる間、休み無く題目を唱えている必要があった
題目か死か？という恐ろしいものだった

729 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 13:52 ID:wi/vo43Z

おまけに、マルクスレーニン主義を信奉するものがかぶると性能が良くなることが確認されたので
（もともとがソ連製なのだから当然だが）これは没となったのだ。二代目は自転車の前後の車輪の変わりに下向きローターがついている
画期的な製品だったが、これも絶え間なく「イケダダイサクマンセー」を叫び続けないといけないという欠点があった。

730 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 15:06 ID:wi/vo43Z

さすがに関西ＳＧＩ外語に直接はいけないから、イケダパークのほうに女鐚は向かった。春とはいえまだかなり寒い。

イケダパークは物々しく警備されているのが遠くからでもわかった。牙城班交通警備隊が路上で検問をしている。
「まるで、信濃町のようだな」

731 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/03 15:10 ID:???

当時はこの旧タイプが共産党の手に渡ってはたいへんだと警戒していたのだが
実際にかぶせて見ると、ろくにレーニンの著書も読んでいない香具師ばかり
だったので次々と堕ち、その心配が無いことが確認されてしまったのだった

732 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/03 17:35 ID:yM4Wnlky

今は、ソ連もなく、池田も死んだがヘリは残ったのだ。

733 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 23:10 ID:wi/vo43Z

偶然だが丁度その日は、ヘリの運搬日だった。解体されたヘリが学校から三年四組の警護の元、慎重に運ばれてくる。
名目は、谷志一味の残党にヘリが奪われないようにすることだったが実際は二年二組の生徒に用心してのことだ。

「幕末に例えると俺たちは新撰組で、才谷や前林が西郷隆盛や坂本竜馬なのか」坂沢は堀之内に尋ねた。
「坂沢、もっと正確に例えるなら、将軍に校長が相当するとして直轄部隊だから二年五組は幕府歩兵隊に相当するだろうな、幕府の主戦力だ」
久村は堀之内に代わって言った。
「新撰組は三年はぐれ組さ」
幕府の洋式軍隊についてはあまり一般に知られていないが、ある意味新撰組より重要な存在なのだった。
「鞍馬天狗が出るかも」

734 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 23:30 ID:wi/vo43Z

「歴史の授業では確かに幕府が大政奉還して官軍が戊辰戦争とか、最後は北海道でとかの表面の歴史を教える」
「……」
「しかし、良く考えてみると当時の東アジアにおいて日本と中国やお隣の国、朝鮮、そういった国々との間にはものすごい違いはなかったはずなんだ」
「じゃ、いったいどこが違ったんですか」
「一言で言うとヒューマンファクターだな。人間だ。もっとも誤解が無いように言っておくが日本人が人種的に優秀だったとかじゃないぞ」

735 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/03 23:34 ID:wi/vo43Z

「国内が混乱する、内戦が起こるというプロセスの中で身分や出身に関係なく優秀な人材が活躍できる余地が出現した。
幕末に活躍した偉人の出自を見るとそのことが仄見えるだろう」

736 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/04 00:44 ID:FF8DXXrl

「おい、黒澤。巨人は開幕二連敗だな」

737 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/04 06:59 ID:???

「ほうじゃのう、ほうじゃのう」なぜか、黒澤は広島弁で言った。

738 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/04 10:14 ID:Z8CNY93C

「よっしゃ、かちこむで～」
黒澤は北朝鮮製のＰＰＳｈ－４１（四九式）に特徴のある７１連発ドラムマガジンを装着した。
「常勝関西独立同盟のドン、平沢賢哉に死の鉄槌を！　」
金城会の特攻部隊は豊中中央文化会館に素早く走りこんだ。
「キャー」
「うわー！」
「殴り込みだ！　応戦せよ」
肩口に三色旗のアップリケをつけたブレザーの牙城班がチャカを出したが、マシンガンで完全武装の上不意を突いたという
利点のある特攻隊が圧倒的に有利だった。

739 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/04 19:29 ID:fJSj/29t

「敵は何もんや！」
平沢は護衛隊長に叫んだ。
「わかりません、早く、こっちへ…」
平沢はクローゼットへ放り込まれた。

黒澤が池田部屋に血路を切り開いてたどり着いたとき、護衛隊長はマホガニーのデスクを盾に拳銃を乱射してきた。
黒澤はごく簡単に鉄パイプ爆弾を三本、部屋に投げ込んでドアを閉めた。

740 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/04 19:33 ID:fJSj/29t

数秒後、驚いたことにドアが爆風で吹っ飛んだ。窓ガラスが防弾だったのでドアにもすさまじい爆圧がかかったからだろう。
黒澤はあたりがシーンと静まり返っているので不思議に思ったが、それは爆風で耳がおかしくなっているせいだ。
黒澤は、ちらっと部屋をのぞきこんだがすぐに手まねで「撤退」を指示した。

741 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/05 18:52 ID:SdMYSL7Q

「取ったど～！　平沢のタマ取ったった！　先生にたてつく奴はこの通りじゃ！　」

742 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/05 20:18 ID:SdMYSL7Q

先生は死に、この大阪にも新しい風が吹こうとしているのに、彼らには、なにもかもが古い秩序の元でしか、理解出来ないでいるようだ。

743 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/05 21:21 ID:EfIK2DJK

女鐚は、きらりと光っているヘリを見送ると、きびすを返して天王寺へ向かった。
二年二組はカラオケＢＯＸで女鐚を待っていた。だだっぴろいＢＯＸは一学級の生徒で埋まっていた。

「起立！　」
才谷がいうと私服の生徒たちは教室でも見せたことない俊敏さで立ち上がった。

744 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/05 21:24 ID:EfIK2DJK

「礼！　」
生徒たちは、自分が本当に尊敬している先生に深く頭を下げた。
「着席」

「先生、太ったんじゃないですか」
箱田がいった。
「それを言うな。」
女鐚は応じた。
「丸井絵美は甘党でな」
「ふふふ、やっぱり、甘い新婚生活なんだ」

745 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/05 22:15 ID:EfIK2DJK

「甘いの意味が違うぞ」
「ほほほ…」

746 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/06 21:04 ID:jnsB6ETC

「彼女の弁当があるから、うそだと思ったら試食してみろ」

そうは言ったものの、実際に試食した生徒が次々と吐くのを見て、女鐚はやるせない気持ちになった。
同時に、自分自身の味覚にも疑問を抱いたが、それはいわないことにした。

747 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/06 22:45 ID:jnsB6ETC

「それはそうと、今回の作戦は、基本的に非暴力主義で行く」
女鐚の宣言に二年二組の生徒は驚いた。
「そんなことができるんですか」才谷は全員を代表して言った。
「しなけりゃならない」
「しかし、そんなことが」できるでしょうか、という言葉を彼は飲み込んだ。

「いいか、相手が絶対何が何でも渡さないと覚悟を決めているものを奪う。そこにはどうしてもある程度力の行使は必要になるかもしれない」
「そうでしょう」
「でも、血を流すのはいけない。３年はぐれ組は先輩だし、２年の他のクラスは一緒に卒業する朋友だ。」

大川麻里亜は菊池に言った。
「血の、匂いがする　風に…」
「何も匂わない、幻匂では？　精神に異常をきたすとありえない匂いを感知することがある」

748 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/06 22:52 ID:jnsB6ETC

「ねえ、あんたも私が狂っていると思ってるの」
「いいや」
　菊池の返事はいたって簡単だった。
「狂っているのは世界だ。昨日の友は今日の敵とばかりに学会内部でも抗争が起こってる」

749 ：ショッカー：04/04/06 22:52 ID:kBt4LtmM

もうあらそいはやめようよ。

750 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/06 22:54 ID:jnsB6ETC

「みんなそう思ってるのに、続くのは血で血を洗う抗争、なんのために？　」
「そうね」
「イケダダイサクは、まだましだった。」

751 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/07 07:14 ID:XjqoOVNd

そのころ、巨人はようやく連敗を脱していた

752 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/07 19:11 ID:2LnJQgDb

「二年目はあるか？」

753 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/07 20:35 ID:xxCE9OoO

「イケダダイサクは、まだ学会員同士で殺しあえとは言わなかった」

魔の山から吹き降ろしてくる風が、三色旗を掲揚している旗ざおの回りで
むせび泣くような音を立てた。
「抱いて…」
菊池はそっと麻里亜を抱きしめた。
「『幸せの使者が帰ってくる　すべての不幸な生徒のために…』」
「どうしたの？　なにかあったの？　」

754 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/07 20:51 ID:xxCE9OoO

「お袋が、また集中治療室に入った。今度はもうだめだろうって…」
「そんな…」

菊池は、暖かさが制服の上から伝わってくるのを感じていた。それは、単純な体温だけではないようにも思ったが
それは気のせいではなかった。
「可愛そう…どうしてあんただけが」

755 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/07 21:02 ID:xxCE9OoO

その瞬間、麻里亜の心の中を何か稲妻のようなものが貫いた。

すべての不幸な生徒のために

不幸なのは、谷志佳奈だけではなかった。

756 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/07 21:06 ID:xxCE9OoO

佳奈を奪い取られた前林も、他の二年二組の生徒も…

殺す側に回る二年五組も、三年はぐれ組も

みんなが不幸なのだ。

「わかったわ、今はじめて自分自身の予言がわかったわ」
「麻里亜」

757 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/08 20:49 ID:1QfGWHh3

「先生は帰ってきた。だから、第二の予言も…」
「ああ、しかし＜とらわれの姫が吹雪の海に降り立ったとき、誓いは達せられて人々は蘇りと再会、死と別れを見るだろう＞
とは？　とらわれの姫が谷志佳奈を示すとしたら吹雪の海というのはどこだ。もっと北のほうの、日本海？」
「わからないわ」
「海に降り立つというのも変だな、飛び込むなら不思議でもないけれども」

758 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/08 21:03 ID:1QfGWHh3

「わからないけど、吹雪の海に不時着して飛び込むのならそう言った筈、なにかがあるのよ。」

女鐚は念願の汐屋のきつねうどんを食べて大満足で阪急ホテルに泊まった。もちろんもうれっきとした連れ合いがいるから
悪い遊びはできないのだが…

759 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/08 22:56 ID:1QfGWHh3

「大阪こそ我が故郷」
女鐚は政教一致＠大阪の著作を引用して、寝た。

夢の中で、絵美に会った。絵美は特大のウエディングケーキの中にいた。これを全部食べないと彼女と結婚できない。
特甘の砂糖でできたケーキを食べ続けると、絵美は佳奈になり、大川麻里亜になった。

760 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/09 23:43 ID:HMDBHJTP

長井美香が出てきていう「この子達の父親になってください」

美香はいつのまにか静香に変わっていた。「ぐへへ～ニョビタクーン」

ネコ型ロボットに背後から犯される悪夢を見ながら、彼はパンツを汚して行った。

761 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/10 11:17 ID:nIehzBQ6

翌日…

女鐚はもう一度、松原に行った。

厳重な警戒にも必ず弱点はある。まったく隙間のない警備など事実上不可能である。
アメリカ合衆国大統領でも暗殺され、ペンタゴンでも攻撃を受けるのだから間違いはない。

「弱点が…うーん、ないな」

762 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/10 19:20 ID:tPn7VdkE

タワーは装甲を取り付け、バトルキャノンと対人レーザーで守られていた。

763 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/10 21:22 ID:nIehzBQ6

「うむ、バトルキャノンって何だ？　」

764 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/10 21:36 ID:nIehzBQ6

よく見ると、ボフォースの機関砲が死角の無いように地上に据え付けてあった。
５基１０門…

対人レーザーは、コンピューター制御で対人レーダーと連動しているようだ。

765 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 12:38 ID:93RiJ6uL

女鐚のいる付近の路上からは「ものみの塔」の天辺は見えないが、そこにヘリポートがあるはずだった。

だが、現在の航空法ではこのような市街地からのヘリコプターの発着は認められていない。

「いかにも創価学会的な建物だな」

766 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 12:43 ID:93RiJ6uL

警備も厳重だった。対人レーダーはイケダパーク全域の動いているものをすべてキャッチできる構造になっており、
対人レーザーも死角はない設計になっている。それに加えて、警備要員も三年四組が警護に加わったこともあって
大幅に戦力がアップしていた。たとえ捨て身の攻撃を加えたとしても突破は難しいだろう。

767 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 12:56 ID:93RiJ6uL

もっとも、ここを攻撃する訳ではない。目的はあくまでも一人の少女の救出だった。

女鐚はふと、カラスが群れを成して墓地の上を舞っているのを見た。
「不吉だ…」

偶然だが、佳奈もそのカラスの群れを見ていた。思いは違っていたのだが。
「鳥に、なりたい」

768 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/11 12:59 ID:???

ゲゲゲのｷﾀ（ﾟ∀ﾟ）朗みたくカラスで空飛ぶのぅ。

769 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 13:11 ID:93RiJ6uL

「でも、それだったら「鬼太郎になりたい」が正解じゃないかしら」
佳奈は思ったが、すぐに
「私は誰につっこみ入れているのかしら」とかわいいしぐさで首をかしげた。

「うおー、プライベート盗撮モエー」
「坂沢クン、ちょっとやめてよ。」堀之内はたしなめると、モニターを切り替えた。
「本幹同中でも、みてなさい」
「うおー、萎え萎え～、兄貴（注、池田博正）ぃ！　もっとスピーチの腕磨け」

770 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 13:21 ID:93RiJ6uL

彼らが詰めているのはモニター室だ。
ちなみにこのモニター室は建物ができたときから存在する。
すべてのものを監視しないと気がすまない、創価学会というものの本質を語るような施設だ。

「ねえ、二年二組は来るかしら」
坂沢は少し考えた。
「前林が自分の彼女を見殺しにするとは思えないな。しかし、これだけの警備体制だ。ブルってる可能性はあるかも」
「私、怖いわ」

771 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 13:33 ID:93RiJ6uL

坂沢は言った。
「大丈夫」

堀之内利奈は驚愕の表情で坂沢の顔を見た。
「大丈夫だ」
「うん」
利奈はかすかに笑った。

「俺、親父と違ってレイプはしない主義なんだ。モニター室に二人きりでも紳士で通すよ」

利奈は複雑な表情で一言、「そう」と言った。それ以外に言いようがなかった。

772 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/11 13:41 ID:+em/tMIN

「女鐚く～ん」

773 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 17:37 ID:93RiJ6uL

女鐚が振り返ると、ジャイ子そくっりの女がいた。
「わわっ！　」
「ぬふふ～もう逃しやしないわ。」

彼女の名前は山田蛇胃子。女鐚の元フィアンセだ。
親同士の約束で結婚させられそうになったものの、危ういところで逃げて貞操を守ったという苦い過去がある。

774 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 17:45 ID:93RiJ6uL

「わたしは、女ストーカーよ」
「いきなり自分からストーカーだと名乗らないでください」
「ぬふふ、ところで、今もあなた独身なのでせう？　」
「へ？　」
「それにいまだに童貞なのでせう」
「はあ？　もしもし　」
「ぐふふ、それも今すぐ解決よ」

彼女の本職は中学校の国語の教師なのだ。
しかし、彼女は素早く、華麗なステップで襲い掛かってきた。

775 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 17:52 ID:93RiJ6uL

「スタンガン！　」
「ギャー」

意識が戻ったとき、彼は素裸に剥かれてベットに寝かされていた。

全裸の蛇胃子は不吉な笑みを浮かべて言った。
「ぬふふ…今日はここから大長編ポルノ小説が始まるのよ」

776 ：池田の使者：04/04/11 19:08 ID:OxO6rTjE

その頃、黒澤はあるホームページにハッキングしようとしていた。

http://page.freett.com/ribbon0723/

というサイトだった。

777 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 20:54 ID:93RiJ6uL

「ぽぽぽ、ポルノって？　」
必死にもがきながら女鐚はたずねた。
「たっぷり二次元ドリームの世界で往生してもらうわよ。ほら、あたしのここは…」
「ひぃっ…」
「もう、こんなに…むふふ、見て」
気味の悪い濡れ音がした。食虫植物を見るハエのような気持ちで、女鐚はおぞましいものをまじまじと見てしまった。

もっとも女鐚も、食虫植物を見たハエがどんな気持ちになるのかは知らなかったのだが…

778 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/11 21:09 ID:???

ババババババッ　突然AH-６４アパッチが接近してきた。
「こ、これはアメリカ第一騎兵師団の攻撃ヘリじゃないか！」

779 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/11 21:15 ID:???

「日本のカルト団体に中東支配のシナリオを台無しにされてはかなわん」
「今週の水曜日にはホワイトハウスでガザ撤退についてシャロンと会談するからな」

Gブッチュは弱小カルトにさえ敏感になっていた。

780 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/11 21:51 ID:93RiJ6uL

ジャイ子の心の中には女鐚への愛憎が分かちがたいものとしてあった。
よく、可愛さあまって憎さ百倍というが（ほぼ死語）まさにそれだ。
醜いといわれ続けながら、ひたすら「この人と結婚する」ということを信じて生きてきた女が、その男から捨てられたとき

「ぬふふ、私の父さん、副会長職なの～この部屋は会館の地下室で、いつまでも自由に使ってもいいの…」
「ええっ」
「いつまででも…わかるでしょう。あ　な　た　（はあと）食事でも運動でも何でも、
この地下室から一歩も出ずに済ますことができるわ。もちろん、セックスも」
「うえっ」
「永久に飼い殺しにしてあげる」
憎悪はあまりにも深いものがあったのだ。

781 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/12 00:28 ID:???

そのころ・・・競馬学園では密かに奪還作戦が計画されていた。

782 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/12 18:07 ID:pI9pCuGr

「さあ、奪還作戦を始めよう」
「競馬！　」「競馬！」

783 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/12 21:05 ID:59GRb0EM

「３－６　３－６」
「２－４」
「１－３　１－３」
「丁ないか、丁」
「４－６」
「丁半駒そろいました」
「ようござんすね　勝負」
「４－６の丁」

784 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/12 21:10 ID:59GRb0EM

「くそーこの悔しさを池田記念会館にぶつけるぞ」
「おー！　」
「馬引けい！　」

数分後、騎馬集団が池田記念会館の秘密地下ＳＭルームを目指して出発した。
道行く人々が目を点にして見ているのを尻目に、彼らは馬ごと会館に突入した。

「なな、なにい　インディアンの襲撃を受けているだと」
金城会の岡崎は電話に向かって叫んだ。

785 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/12 22:39 ID:59GRb0EM

「あの、今の公式的な呼称はネイティブアメリカンですが」
「そんなことはどうでもいい、一体どういうことなんだ」
「勝負服を着た男女が馬に乗って…」

報告はのど仏に突き立った矢によって断ち切られた。
「ＡＷＡＷＡＷＡＷＡ～！　」

786 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/13 15:37 ID:+1YPGdYI

池田大作氏をたたえるマスゲーム動画

http://ahiru.zive.net/joyful/img/1022.lzh

Windowds Media Player ９で再生してください。
１３MB程度

787 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/13 15:41 ID:riaVp1Gp

その時だった。遠くの空で閃光が光った。

788 ：北条時輔 ◆ACiNmI6Dxs ：04/04/13 17:59 ID:lF4FVuL2

「政教一致＠大阪」ってのは、よっぽどヒマなんだな。
しかも書いてる事もくだらない事ばかり。
あきれるよ。

789 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/13 18:52 ID:TExIAmaW

あんたの書き込みの方がよっぽどくだらないよ

790 ：北条時輔 ◆ACiNmI6Dxs ：04/04/13 20:07 ID:lF4FVuL2

>>789
お前、誰よ？　お前の一行レスのほうが
はるかにくだらない。逝ってよし。

791 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/13 20:36 ID:???

　めくそ　はなくそ　２ちゃんねる（爆藁

792 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/13 21:28 ID:jukQNhmz

>>787より

「あ、あれは…」
「米軍の武装ヘリだ！」

蛇胃子は、爆音に耳も貸さなかった。
「ほうら、見てなさい　あなたと私が一つになるところを」
「ひひーぃ　た、助けて」
「それそれ、あなたのたくましい　＜ぴっぽくん＞　で、わたしを女にして！　」

793 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/13 21:30 ID:jukQNhmz

「くだらないことなんかみんな忘れて、セクースの極楽へ」
「わ、そんな、ちょっと、わわっ」

その時、秘密のＳＭ部屋のドアが突然開かれた。

794 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/13 22:37 ID:jukQNhmz

「おい、あんたたち、早く避難しろ」
「ふざけないで　いまいいとこなのよ」
「いえ、そんなことないす」
「いいから逃げろ、もうじきこの会館は破壊されてしまう」
「は？　」
「謎の騎兵集団と武装ヘリの攻撃で、地上の牙城グループはほぼ全滅だ。俺は残ったものを避難させろと副会長じきじきの命令を…そこの色男は
俺がなんとかするからあんたは早く！　」
蛇胃子は、しぶしぶ薄いネグリジェを身にまとうと走り去った。

795 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/13 22:56 ID:???

「女鐚くんは大丈夫かしら？」

796 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/14 23:13 ID:tbqTw03W

ドアを開いた男は、女鐚の手足のロープを切った。

「あんた？　黒澤って人？　」
「他人の空似だ」
黒澤はそういってごまかそうとした。

797 ：Ｍ：04/04/15 17:39 ID:zdJHY+XG

「俺、黒田さんから付き合わないかって」

黒澤は我が耳を疑ったが聞かなかったフリをした。

親類に自殺者がいるという彼の言葉を反芻しながら、
時が過ぎるのを待った。

798 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/15 18:58 ID:ZJyzKiV7

他人のはずはないが、今はそれより脱出が大事だ。
二人は大急ぎで地上に抜け出した。

799 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/15 19:10 ID:ZJyzKiV7

「それじゃな」
「おい、あんた・・・」

800 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/15 19:57 ID:W5CNbrXC

「くどいぞ。俺は黒澤じゃない」
「そうじゃなくて、あんたの目的は何だ？　まさか」
「？　」
「実は俺のアヌスを狙っているとか」
「そこまで単純じゃないさ」
「じゃ、松谷さやかと蛇胃子と俺たちでスワッピングを？　」
「なんで唐突にそんな複雑さになるのかな　
ちがうよ　あんたにはがんばってもらわなきゃならん」
「？　」

801 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/15 20:11 ID:W5CNbrXC

「谷志一味、創価学会関西独立派の急進派だ。武器を持って池田一族を襲撃するガッツもある。谷志佳奈はそのリーダーの娘だ」
「だが、その娘を助けることがあんたと何の関係がある」
その問いに黒澤は無表情のまま答えた。
「このままでは、関西独立の動きは潰れる。だが、そうなっては困る。がんばってくれないと…」
「ふざけるな　」
びくっと黒澤は顔を引きつらせた。

「俺は、いや俺たちはそんなことのために谷志を助けようとしてるんじゃない
俺たちは普通に生きている人間なんだ。　学会内部の抗争なんかに興味はない」
「きょ、興味がないって？　あんただって、元学会員だし生徒は今も学会員なんだろう」

802 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 16:15 ID:iCYd45qw

「ふひょひょ」

803 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/17 19:38 ID:P6QnG8aB

女鐚はハマリ老師のまねをして笑った。
「もう、黒澤君はしょうがないなあ」
「こら、おまいはノビタのパロディキャラだろ」
「いや、そうはいってもなあ」

804 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/17 19:42 ID:P6QnG8aB

「なんだ、なにが言いたいんだ」
「断る」
「なにい」
「あんたがたの狙いが何なのか、大体見当はつく。おそらくは創価学会に
恨みか反感を持つどこかの組織の手足　違うか」
「うっ」
黒澤はまたも急所を蹴られたような顔になった。

805 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/17 19:48 ID:P6QnG8aB

「谷志の父親が誰であっても、谷志佳奈は谷志佳奈だ。あんまり俺たちを甘く見ないでほしいな」
「なんだとう」
「あんたは確かに謀略のプロだ。赤いナイフ使いの二つ名は遠く千葉まで轟いてる」
「だったら、俺たちの助力を受けたほうが利口だとは思わんか」
「ただ単純に佳奈を救出するだけのミッションならそうだろう。だが、俺たちは無血で彼女を救出する」
「ば、ばかな」
「だから、血に汚れたあんたがた暴力のプロの手助けは要らない」

806 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/17 19:59 ID:P6QnG8aB

「貴様、どういうつもりだ。今だっておまえを殺そうと思うなら一瞬でできるんだぞ」
「ふひょひょ、できると言うならやってみるがいいさ　」
女鐚はそこらに倒れている死体からズボンとシャツとブレザーを調達した。
「佳奈の救出に力を貸す、ただそれだけで済むことはないだろ、ナイフ使い？　」
「…」
「警備の生徒から死者が出れば、それから二年二組の生徒が学校に戻るのは不可能だ」
「……」
「そうなったら、彼ら二組の生徒を組織の走り兵として使う。谷志佳奈の身柄は
谷志一派との交渉材料にはもってこいだ。誘拐したのではなく救出したという背景があれば
身柄を押さえている言い訳になる。交渉も持ち掛けやすいだろ」
「……」

807 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/17 20:04 ID:P6QnG8aB

「いざとなれば、自分で手を下すまでもない。どこかの文化会館の前に放り出せば
血走った目の男子部が勝手にやってくれる」
「ヤッタ後でな」
「わかってるじゃないか、ナイフ使い」
「あんただってそこまでわかってるんなら…」
「今まで、谷志がなぜ捕らえられたままなのかが、分かっていなかった。俺にも前林たち生徒の
みんなにもね。今の会話ですべてわかった」

808 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 20:27 ID:???

政教一致＠大阪さんがんがってください。
毎日楽しく読ませていただいております。

809 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 20:28 ID:iCYd45qw

ハクオウはいづこ・・・！？

810 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 21:15 ID:TDSs0k8b

AGE

811 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 21:20 ID:TDSs0k8b

ハクオウさんの書き込みに期待しています。なにも小説を書くのを
やめることもないでしょう　政教一致＠大阪氏の嫌がる気持ちも
わかるが、彼も邪魔はしないと公言しているしやめる必要はないでしょう

812 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/17 21:32 ID:TDSs0k8b

もちろん、政教氏の小説も楽しく読んでいます。また、前のように
二つの小説が並存してもいいじゃないですか

813 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/18 19:47 ID:L+O99ZhO

ハクオウの小説マジで読みたい。
このスレは政教一致のスレではないので我々の意見も聞いとくれ

814 ：（・∀・）：04/04/18 19:56 ID:???

政教一致＠大阪氏とハクオウ氏が協力して新たなる小説を作り上げるのは不可能でしょうか？
ハクオウ氏、降臨ｷﾎﾞﾝﾇ!!

815 ：ロリオタ：04/04/18 20:03 ID:???

するとそこにはなんと死んだはずの黒澤の友人・湯原直彦（ＰＡＲＴ１スレを参照）がたたずんでいた。

（こ、これは夢か幻影か・・・）

816 ：政教一致＠大阪：04/04/18 20:52 ID:OdrIJnCt

「しかし、このスレを個人で独占してはいかん。政教氏がいかに守り立てたといってもな、それはある範囲まで」

817 ：政教一致＠大阪：04/04/18 21:01 ID:OdrIJnCt

「やりすぎは、創価と変わらない」黒澤が小走りにやってきた。
「説得は失敗だ」「ちぃ」
湯原のこの台詞は近くで眠っていたパソコンを目覚めさせた。

818 ：政教一致＠大阪：04/04/18 21:09 ID:OdrIJnCt

「ニョビタクーン！」
「うわーまだいたのか」

「おや、後ろで爆発が？」女ヒタは一瞬振り返ったがすぐに立ち去った。

819 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/19 14:47 ID:???

「結局この世で一番( ﾟДﾟ) ｳﾏｰｲ飲み物は？」

820 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/19 22:35 ID:???

http://society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1081847142/

仮面ライダーＺＸが書き込みしてるＹＯ

821 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/20 17:55 ID:J2/JpM74

勝利の美酒か、と女ビタは考えた。
だが、それは容易ではない。

822 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/20 20:26 ID:RZf0ujDQ

そこにオナラ一族が現れた

823 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/20 21:19 ID:Yf93IxgC

「お困りのようですね」
「わわわっ」
「一つだけ、ヒントをあげましょう。さあ、クエスチョンタイム」

824 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/20 21:26 ID:Yf93IxgC

「え、えー？　」

825 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/20 22:32 ID:Yf93IxgC

なにを聞けばいいのか、女鐚は戸惑ったが…

「あの塔から…」

826 ：政教一致＠大阪：04/04/22 21:27 ID:VeCunjWX

「女の子を助け出したい。出来るでしょうか。」

827 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/22 21:41 ID:VeCunjWX

「あなたは、出来ないと断言されてもやるはず、恐れずにいきなさればいい」
「そうですか？」「それがあなたの宿命。それに向かっていくあなたの姿に人は心を動かされる。丸井絵美も・・・」

828 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 21:45 ID:7UMeukBe

「絵美？　」
「彼女に聞いてみなさい。」

オナラ一族は去っていった。

829 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 22:02 ID:7UMeukBe

大阪に来てから、絵美とは一度も連絡をしていなかったので、女鐚は
千葉・戸倉仏教伝習所の家族寮に電話した。
「はい、丸井です、じゃなかった、野火です」
「絵美」
「あ、先生」

830 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 22:04 ID:7UMeukBe

「かわりはないか」
「あの、少し太ったみたい」
「いやいや、そういう意味じゃなくて…」

831 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 22:10 ID:7UMeukBe

「っていうか、まだ三日とたってないのに、太った？　」
「あのね先生、先生は辛党だから絵美、すっごく砂糖とか蜂蜜とか
コンデンスミルクとか控えてたの」
「あ、あれでもか？　」
「うん、でも先生は大阪へ行っちゃって寂しかったから…」
「も、もしかして俺が食べてたあれより甘い物を？」
「んーそうかもしれません」

832 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 22:15 ID:7UMeukBe

「絵美、ある意味おまえはすごい花嫁だ」
「えへっ！　」
「そして、先生は最近、絵美の夫になることが宿命だったのかと思うようになりました」
「え、そうなの」
「だってあの劇甘料理を食べることはどうも先生以外の誰にもできないようだぞ」
「うーん」

833 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/23 22:18 ID:7UMeukBe

「それはそうと、まったく困ったよ」女鐚は
蛇胃子のことは避けながらこれまで起こったことを絵美に語った。

834 ：政教一致＠大阪：04/04/24 20:15 ID:XIODc9aV

「そう、そいつは難題ね」
「そうだろう？」「ガンバよ！」
「そうだなーもうすこしこっちにいるからそのあいだに、ダイエットと料理をしっかり・・・」

835 ：政教一致＠大阪：04/04/24 20:25 ID:XIODc9aV

「待ってる！　ねえ、あれ歌って！」
「♪ガンバ、ガンバ、ガンバと仲間たち♪（中略）あほうどりの羽の上　焚き火を炊いてガンバ、焚き火をたいて・・」

836 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/24 20:30 ID:XIODc9aV

「（どきどき）」「♪ （台詞）アツぅ！　羽の上で何をさらすねん！　のせてやってるのに」

837 ：政教一致＠大阪：04/04/24 22:37 ID:XIODc9aV

「♪夕日はお前と仲間の髑髏を映すー！」
女ビタは替え歌で幼妻の機嫌を取ると言う管理手法を開発していた。

838 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:02 ID:XZN32Vdx

清しこの夜の替え歌、「きよし、西川清」を聞いた絵美は涙を流すほど笑ったものだったが
女鐚は絵美が笑い終わるのを待って一応言ってみた。
「このガンバと仲間たち、アホウドリの激怒編はＣＤにできないものかな」
「無理よ」
いざという場所では絵美はめちゃくちゃ現実的だった。
「でも、鳥の背中に乗って塔の天辺までいけたらいいのにね」
「ああ、それじゃ、行ってくるよ」

839 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:15 ID:XZN32Vdx

ホテルに帰ってから、女鐚はしみじみ思った。
「塔の天辺まで、か…」
関西ＳＧＩ外語の教師たちはミニコプターを学校から搬出したらしいが
それはある意味まったく無意味だったといえよう。爆音高くヘリが塔の
屋上ヘリポートに着陸した瞬間に人質を射殺してしまえば話は終わりだからだ。

840 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:19 ID:XZN32Vdx

絵美のケースでは人質にとっているとはいえその二人が父親と実の娘だという
制限があった、だから女鐚もある程度「問答無用で射殺はないだろう」との
希望的観測も持ちえた。だから、コルトを使えばいつでも射殺できたがあえて
丸井浩太郎と話し合いで解決（？）できた

今回はそうではない。
久村か、あるいはほかのものに手を出させるならと斎藤が、
谷志佳奈を殺すだろう。

841 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:24 ID:XZN32Vdx

「うーむ、しかし羽の上に乗って行くとなると怪鳥ロプロスが必要だな」

「フライングヒューマノイドの友達でもいればなあ」
ふと、女鐚の頭の中に鳥人間コンテストのことが浮かんだ。

842 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:31 ID:XZN32Vdx

まてよ、何も無理やり鳥の羽に乗らんでも、ええやん…

「もしもし、才谷？　例の塔の図面が至急ほしいんだが、なんとかなるか」
「学園の中央コンピューターに侵入できればすぐなんですが」
「あれは学園の施設じゃないけど、なんで学園のコンピューターに？」
「創価学会の裏ネットに入れないとどうにもならないんですが、ドメインが違うんでなんとも」
「うーん」
「中央コンピューターはファイヤーウオールの向こう側なんで、そこからは
裏ネットに入れますが」
「名前の欄にフシアナサンと入力すればいいとか」

843 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/25 16:33 ID:XZN32Vdx

「まさか」
半信半疑で、才谷は入力してみた。

「おお、裏ネットへすんなり！　すごい裏技ですね」

844 ：名無しさん＠創価いっぱい。：04/04/25 16:53 ID:0zcQmnm0

「怪鳥ロプロス」
三十台後半か？

845 ：名無しさん＠創価いっぱい。：04/04/25 17:04 ID:0zcQmnm0

>>844
飛ばしてくれ

パスワードに適当な四文字熟語を入れて見た。
「池　田　大　作」

ＰＣ「ログインが完了しました」
････マジ!?

846 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/26 22:26 ID:2lxcZ/YV

池場は感極まったように叫んだ
「オーバーザファイヤウオール！　ファイヤウオールの向こうには
自由なネットの世界が待っている。そこを越えさえすれば…」
「うるさいぞ、黙れ！　」才谷はまじきれで怒鳴った。
実際、創価学会の裏ネットはそんな自由など欠片もなかった。

847 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/26 22:29 ID:2lxcZ/YV

「おお、これは、パナマ国営銀行への資金の流れをエクセルで
わかり易く表示したデータ」
「いや、そんなものあってもしょうがないのよ」

848 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/26 22:40 ID:2lxcZ/YV

福原の声に、我に返った池場はすばやく情報を検索した。
「警備、警備計画。を！　これかぃ　いかんな、見取り図がない」
「それが大事だ」女鐚は言った。
「警備計画は変更可能だが、建物の構造は変えられない、すぐには…」

849 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/26 22:52 ID:2lxcZ/YV

「ああ、霊園事業のパンフが…こんな安っぽい墓がこの値段？」
池場はいつも汗臭い体から搾り出すように脂ぎった汗を出した。
「ああ、創価学会の事業の一環として池田大作がじきじきに命令して
はじめさせた「創価墓」だよ。お墓には値段の相場なんてあってないようなものだが
こいつだけは突出してボッタクリだ」吐き捨てるように才谷が言う。
「私も、死んだらここへ葬られるのかな」
二組の女子でただ一人、池場の友達の赤原優実が言った。
「親愛なる優実ちゃんへ、死んだら僕の家の墓へ」
ガシッと言う打撃音を、才谷以下の仲間は聞いていて聞かない振りをした。

850 ：草加次郎：04/04/26 22:56 ID:???

ふん！創価よりも草加で殺された奴がいるんじゃ！
このドアホ！俺の名前を知らんかな！この勉強不足！

851 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/27 01:53 ID:mGsHmtTk

政教一致＠大阪はロリオタ

852 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/28 12:24 ID:Ra9fdaze

「これでよしと、３Ｄ動画で例の塔が見えます」池場は言った。
才谷は叫んだ
「な、なに！　パンフの写真からどうやってそんなものつくれるんだ」
「２ちゃんねるで、捏造は得意中の超得意技になったんでね」

853 ：政教一致＠大阪：04/04/28 20:23 ID:adVoXINz

「それはいいが、捏造じゃなんにもならんぞ」
「ああーしまった！」

854 ：政教一致＠大阪：04/04/28 20:42 ID:adVoXINz

「少しは考えろよ！」前林もあきれた顔で言った。
「くそー見てろ、意地でも見取り図をハッキングしてやる」池場はオタクパワーのオーラを放った。
「根性出してね」優美が励ました。

855 ：政教一致＠大阪：04/04/28 20:49 ID:adVoXINz

彼の執念は、サーバーを貫いた。
「こんなん出ましたけど」
「おおーすごい」「流石だな池場」

856 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/28 20:55 ID:r6Qx2sJb

イオン倉敷ショッピングセンターに池場は姿を突然現した。

857 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/29 17:49 ID:YpITFn4y

「お客様、本当にこれでよろしゅうございますか」
初老の店員が静かに尋ねた。
「ああ、これでいい　」
「飾りも何もございませんが」
「いえ、飾りはいりません」
彼がはるばる倉敷まできて買おうとしているものは…

858 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/29 19:58 ID:O9MhDlu1

池場はスターバックスコーヒーの椅子とテーブルを購入し，
その足で県都・岡山市に向かった。

岡山市方向には暗雲が・・・。

859 ：政教一致＠大阪：04/04/29 21:28 ID:a1EYGq6f

池場は暗雲にひるむような根性なしではなかった。
市内のとあるショッピングセンターで彼はいった。
　「例の物は？」　「ああ、あなたが千葉から来た回収担当の方ですかこいつを引き取って下さる？」

860 ：政教一致＠大阪：04/04/29 21:36 ID:a1EYGq6f

彼の目の前に持ち出されたのは古いアドバルーンだった。
二つあるそれは大昔、敦煌の秘仏展で「チベット」が使ったものだ。

861 ：政教一致＠大阪：04/04/29 21:49 ID:a1EYGq6f

謎の機関、チベットは仏教　特に少乗仏教の教育・研究を重大な使命ととらえていた。アドバルーンがどれだけ役に立ったかは神が、いや仏だけが知っていることだが・

862 ：政教一致＠大阪：04/04/29 21:55 ID:a1EYGq6f

「こいつらが本当に役に立つのはこれからだ・・・」　「何です？　」　「い、いや何でも・・」池場はごまかした。

863 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/29 22:05 ID:CfYSyES9

池場は天満屋ハピータウンの帰りにある物を発見した。

864 ：政教一致＠大阪：04/04/30 19:06 ID:xT6Cr77F

「こ、これは！　」

865 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/30 19:15 ID:LwB8wdE8

目から怪光線を発している浜四津敏子だった！

866 ：政教一致＠大阪：04/04/30 19:27 ID:xT6Cr77F

「危ない、あの光線を浴びると久本雅美に勃起する超変態になってしまう。」

867 ：政教一致＠大阪：04/04/30 19:31 ID:xT6Cr77F

そんなことになったら人生は終わりだ。
　「くわばら、くわばら」池場は必死で逃げた。

868 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/30 20:00 ID:r/bKdk3O

　さいわい、怪光線を発している間は浜四津の目は見えないのだ。
　「こんなカキコしてるからくだらないとかいわれるんだろうな」
　などと思いながら…

869 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/30 20:15 ID:r/bKdk3O

　「おうぅ、ここだな」
　彼の目の前に「水兵リーベ僕の船」というこれまた怪しげな店が現れた
　「これは妖しい…『あらゆる気体の店』？　」
　池場が勇気を振り起こして中に入っていくと…
　「いらっしゃい…」
　中にいたのはインド風の薄衣を着た二十歳ほどの美しい娘だった。

870 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/30 20:22 ID:r/bKdk3O

　「ふっふっふっ、この店までたどり着いた冒険者は久しぶりだわ」
　「そうか、で、表の看板、あれは本当だろうな」
　「ほんとうよ、何だってあるのよ」
　「サリンは」
　「ええ、もちろん。でも毒ガスをご希望ならＶＸのほうがお安く…」
　「そうなの、だが俺がほしいのはヘリウムだ。サリンガスは今度でいい」

871 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/04/30 20:23 ID:r/bKdk3O

「冷やかしはいけませんわ」
「すまなかったね、それで値段は」

872 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/30 20:53 ID:JvEqtGX1

「2万ウォンよ」

873 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/30 20:55 ID:JvEqtGX1

果たして晴れの国岡山の県都・岡山市にこのような怪しい店があるかどうかが大変疑わしい。

と学会の誰かが思ったに違いない。

874 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/04/30 20:56 ID:JvEqtGX1

「結構高いじゃないか。負けたまえ。」
「それは流石の私でも出来ませんわ。」

875 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/01 13:59 ID:BodJcGY2

「二万ウオンか、仕方がない」
泣く泣く池場は支払った。
「この金だって学級全員で集めた軍資金だからな」

一方、才谷と前林は…

876 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/01 15:18 ID:BodJcGY2

航空部の部室でシュミレータ訓練に励んでいた。

この訓練装置はミニコプターが搬出されたので、
その代わりにと設置されたものだが…
「くそ、もう一度だ」
「どうしても着陸できんな」
「ああ、ソ連陸軍が採用を渋ったわけがわかったぜ」

「なに、着陸性に難点があるだと」
「ええ、ランディングギアがおもちゃみたいで」
福原からの報告で、女鐚は頭を抱えた。

877 ：政教一致＠大阪：04/05/01 16:38 ID:MHpSe4H7

「着陸できないわけじゃないんですが、そろそろとしんちょうにおりないと横転してしまう」
「しかし、着陸に手間取ったんじゃなんにもならんだろう」
「それはそうですが」

878 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/01 16:46 ID:???

「旧タイプなら、赤旗を立てておけば、そこに自動着地するんですが・・」
「旗が目立つんで、敵軍に待ち伏せ攻撃されてしまうんでねえ・・」

879 ：政教一致＠大阪：04/05/01 19:56 ID:MHpSe4H7

　「しかし、贅沢は言えないからな。訓練で感覚を掴んでくれ」
　「了解！」
　女ビタは次に静香に電話した。
　「あのー

880 ：政教一致＠大阪：04/05/01 20:15 ID:MHpSe4H7

「なにかしら、夫婦喧嘩の仲裁でもお願いされるのかしら？　」
　「いえ、そうではありません」

881 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/01 20:18 ID:8gcARrO3

「それで何なの？」
「お願いです！先生との合コンをセッティングして下さい！！」

882 ：政教一致＠大阪：04/05/02 12:26 ID:98W4Ecgv

　「もう倦怠期なの」
　「そうでもありません、実は谷志のことです」
　「あなたが彼女に惚れていたとは知らなかったわ」

883 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/02 12:32 ID:98W4Ecgv

　「合コンで新しい妻でもさがすのかしら」
　「いえ、そんな」

884 ：政教一致＠大阪：04/05/03 11:55 ID:VpmpOBlh

　「死刑の日付が決まったそうですね」
　「終業式の日に・・・」
　「その前に助けないと、これまで何をしてきたのかわかりません」

885 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/03 18:45 ID:cHfuczJe

（´Д｀）ﾉ　そろそろ次スレだな！

886 ：政教一致＠大阪：04/05/03 20:30 ID:VpmpOBlh

「しかし、あなたがどうしようと、彼女が殺されるのはしかたがないんでは」
　「そんな事は有り得ないですよ」

887 ：政教一致＠大阪：04/05/03 20:45 ID:VpmpOBlh

　女教師がビクッと体を震わせた。　それほど、女ビタの語調は厳しかった。
　「生徒を見捨てるなど、ありえないことです！　それが例え犯罪者の娘でも・・」

888 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/04 00:20 ID:oVB7Q9Ci

『宗教は麻薬である』と池田大作が言った…しかし、『人生生きるのに信仰心がなければ救われないと』毛沢東は言ったそこで二人に金正日が『おいらマンセー！！俺サイコー（・∀・）ｲｲ―』と呟いた

889 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 17:12 ID:GbX+9AWj

　「「はい」と叫んで右手を斜めに掲げ、ナチス式の敬礼を池田大作にしたことがある人は
北朝鮮でも優遇されるとか」女鐚はいった。
　「ええ、なんでもマスゲーム関係では北朝鮮担当者を指導したのは創価学会の関係者であると
いうのは事実のようね、まだキム・イルソン現役の主席だったころに」
　「そこまで谷志を逃がせば、なんとかなります」

890 ：↑死刑判決受けろ名無し!：04/05/04 17:18 ID:???

広島の原爆の歌を変えてみました!w

嗚呼♪許すーまじ名無しを♪w
再ーび許すまじ名無しを♪w
われーらのくーにー(国)に♪ww
w

891 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 17:18 ID:GbX+9AWj

　「まだ彼女にはマスゲームの指導なんてできはしないのよ」
　「そこは日本語指導でも何でも、出来る事からコツコツやっていくしかないでしょう」
　「どうやってそんなことを」
　「実は、丸井絵美の知り合いで昔は何回も海上越境（脱北）の手助けをしたことのある
漁師がいまして、彼女のことを心配してくれていたんですが、ウチにも何回か電話をくれていまして」
　「……」
　「その人が手配を…だからお願いします」
　「まずは、どこから始めたらいいのかしら」
　「実はですね」

892 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 17:32 ID:GbX+9AWj

「ミニヘリコプターですが、あれの保管状況を教えてください」
「一筋縄じゃいかないわ、あれは地下格納庫、元の名称は霊安室４にしまわれてるの。
そこの鍵は警備システムのセキュリティカードがないと開かないの」
「あの、燃料とかは？　」
「それは満タンのはずよ、軍隊式のバッテリーをはずすとかの処置もしていないの」
「すぐに起動することができるんですね」

893 ：政教一致＠大阪：04/05/04 18:06 ID:dWRTnys2

「それが、起動には特別なアイテムが必要なの・・」
　「は、はあ？」

894 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 19:29 ID:xLQKjdV5

「世界桂冠詩人のメダルを取り付けないと、エンジンがかからないようになっているのよ」
「は？　」
女鐚はあほうのように口を大きくあけたまま言葉を捜した。
「それと、屋上ヘリポートに通じるエレベーターは屋上側でしか操作できないように
してあるのよ、万が一地下に突入されてヘリを奪われてもいいように」

895 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 19:37 ID:xLQKjdV5

「そのう、世界桂冠詩人のメダルって？　」
「学会が記念に作ってばらまいたメダルよ」
そういえばそんなものもあったかも？　と女鐚は思った。

「で、谷志の現状ですが」

896 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 19:42 ID:xLQKjdV5

「体的には、拷問も受けていないしレイプもされてはいないわ。食事も
きちんと与えられていて、お風呂も二日おきに地下の遺体洗浄用の部屋で
シャワーを浴びているわ。ただ、本人はかなり精神的に参っているみたい」
「それは後で彼氏に任せるということで」

897 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/04 19:49 ID:xLQKjdV5

「部屋の警備状況のことね。例のハングルの講師」
「ユン先生ですね、五十嵐先生と仲の良かった」
「彼女が三年四組の女子と一緒に２４時間監視をしているから自力での
脱出は無理よ。ただ、ユン先生は万一を思いやって自分も三年の女子にも
武器を持たせていないけど、逆にいえば武器を持っていない女性を、あなた
撃てる？　」
「難しいですね」

898 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/04 20:18 ID:???

８９０は誤爆か？

899 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/05 10:34 ID:CaMaRgl2

「それから、屋上ヘリポートへ上がるには階段を上がっていかなければならないけど
それにはおそろしい仕掛けが…」
「な、なんです」

900 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/05 10:42 ID:???

「階段には十の段階が用意されていて最悪の場合、会員階でてしまい１００マソ罰金なんだよ」

「そ、それじゃー最上階は・・・」

901 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/05 10:57 ID:CaMaRgl2

「もちろん、池田大作よ」
「ひぃーあんな糖尿デブの脳梗塞で死にかけじじいになるのだけは勘弁」

902 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/05 11:06 ID:CaMaRgl2

「と、いうかこの作品世界では池田大作は死去したことになってるんだけれど」
「冷静に突っ込まないでください」

女鐚は電話を切った後で自分が池田大作になっている光景を想像して身震いした。
「たしかに、現代日本宗教の中でひときわ輝かしい功績を上げた人物というのは
確かだろう。この小説中で何回かは触れられたが、池田大作が最初から
ただの勲章コレクターで熟女レイプ魔だったら創価学会がここまで巨大な
宗教団体となるには後百年はかかった事だろう」
女鐚はしみじみと思った。
「宗門（日蓮正宗）との抗争がなければ公明党が自民にとってかわって
日本は大ピンチだったかもしれない」

903 ：政教一致＠大阪：04/05/05 17:49 ID:b58r/+c0

　「だが、難題だな」女ビタは思いを谷志カナの上に馳せた。

904 ：女鐚：04/05/05 17:53 ID:???

　　　　　　　　　　　　__,,,,＿
　　　　　　　　／´　　　￣｀ヽ,　-┼-　　/　　-┼-　　/　　　フ＿Ｌ　|　　￣了　　　,-v-、　　　　　　　　　　
　　　　　　 / 〃　　　　　　　ヽ　.￣)　∧＿,　　￣)　∧＿,　○　丿　|　　　　|　　　./ _ﾉ_ﾉ:^)
　　　　　　　　/　　　　　ﾘ　i　　　 }　￣　　　　　　￣　　　　　　　　　　　ヽｰ´　ヽ　　/ _ﾉ_ﾉ_ノ／）　　
　　　　　　　,ｉ　　　_,-=‐'`―'=ｰ､;!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　ﾉﾉノ／／
　　　　　　　i 　　リ　ｰｰ'　､ｰ‐'i |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.____　　/　 ______　ノ
　　　　　 |　　　ﾘ゜　´　 (. .〉　 } !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_.. r（"　`ｰ"　、　　ﾉ
　　　　　　　| ii!　　|　　ｰ＝-'　! |　　　　　　　　　　　　　　　_. -‐ '"　l　l　-､　　ﾞ　　ノ
　　　　　　 |　　　　ヽ､_　￣,／　j　　　__　　　　　　.　　 ‐ ' "´　　　　　　 l　ヽ`ー''"ｰ'"
　　　　　| i ii !!　 ._ノ￣￣|_,_,,ノ-‐ ' "´／｀ﾞｰｧ' "´　　‐'"´　　　　　　　　　ヽ､`ｰ／ノ
　　　　　_.. -‐''ﾌ|フヽr-‐ ''''フ.￣｢´ 　　　/　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 __.. -'-'"
　　. ‐ '7 　　く/|〉-rへ. ／　　　l　　　　　l　　　/　　　　　　　　

905 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/05 17:59 ID:Uitn2fBW

　ところで、”祈れば何でも叶う”と信じて疑わない強信者達は
池田の死を仮のものと考え、必ず復活すると力説していた。

　それを受け、屋上には冷凍保存された池田の仮死体があったのだ。

906 ：政教一致＠大阪：04/05/06 20:44 ID:2jwxAJLg

「死者の書　蘇りの章」
「今日月先生！　なにを読んでるんですか」光田が言う。
「ちっ！　魔界転生失敗！」
「飲んでるんですか」

907 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/06 20:52 ID:2jwxAJLg

「さっき不動君からとりあげたの　サントリー」
「もしかして、女ビタとなにかあったんですね。奴は今どこに？」

908 ：政教一致＠大阪：04/05/06 21:19 ID:2jwxAJLg

「知らないわよ　千葉で生徒といちゃついてるのよ、多分！」
「うそです。やつは帰ってきている。予言どおりに」「それがどうかしたの？　ああ、あのどらえもん娘」
「丸井絵美ですね彼女も大阪に？」
「大事な嫁は危ないからおうちに残して　」

909 ：政教一致＠大阪：04/05/06 21:23 ID:2jwxAJLg

「やっぱりきてるんじゃないですか？　まさか予言の蘇りとは？」

910 ：政教一致＠大阪：04/05/06 21:31 ID:2jwxAJLg

　坂沢は堀の内と「父」の前に立った。
　「おやじ」
　「ちょっと、早く行きましょう、なんだか気持ちが悪いわ」

911 ：政教一致＠大阪：04/05/06 22:05 ID:2jwxAJLg

　「怖がらなくてもいいよ。絶対生き返ったりしないよ」
　「そういう現実的な話じゃなくて」

912 ：聖教分離＠江戸っ子：04/05/06 22:20 ID:bpuyTxlk

と、その時なにやら聞きなれた声が聞こえた。

「やっぱモームスなら田中れいなダヨねー」

しばしの沈黙が流れる。

「お、おまいは！？」

913 ：政教一致＠大阪：04/05/07 07:43 ID:BfCGsLLR

「お、おまいは？」
「だ、だれなの？」

914 ：政教一致＠大阪：04/05/07 07:48 ID:BfCGsLLR

「誰だっけ？　このシリーズは登場人物が多くて・・」

915 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/07 18:32 ID:???

そこに現れたのは何と仮面ライダーＺＸだった！

916 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/07 21:04 ID:tQjYtCYx

「唐突な流れを断ち切るようなカキコで、内容がモー娘とくれば」

917 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/07 21:19 ID:tQjYtCYx

仮面ライダーＺＸ
だが、彼にはまったく別の動機があったから書き込みをしていたのだった

918 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/07 21:41 ID:hy6UKk/8

「モー娘なら加護ちゃん、高橋愛、ミキティが良いな。
この３人にあややが加わったグループをすっごく見てみたい。
石川梨花ファンの気が知れん。」

919 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/07 21:54 ID:???

「加護ちゃんよりもののたん！ののたん！絶対ののたん！！」

仮面ライダーＺＸは暴れ始めた。

920 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/07 22:01 ID:hy6UKk/8

「しかしダブルユーのデビュー曲がザ・ピーナッツのカヴァーとは。
俺ですらリアルで知らんぞ。それに手抜きではないのか？　つんくは疲れているのか？
ま、とにかく、ふたりが並ぶと加護ちゃんの白さが際立つな。」

921 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/07 22:03 ID:???

「加護は太ってる！アイドル失格！！」

仮面ライダーＺＸはなおも興奮が冷めない。

そこに横槍が入るかのように黒澤敏晃が現れた。

「最近のモー娘。って曲のレベルがひどいよねー。つんくが悪いのであって娘。たちが悪いわけじゃないよ。」

922 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/07 22:07 ID:hy6UKk/8

「とにかく明るく楽しそうに踊る子がいいな。歌と踊りのレベルも必要だけど。
ぽっちゃるは色白なら許せるじゃん。」

923 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/07 22:12 ID:???

「小川真琴は太ってます！マジきもいです！！あぼーんしましょう！」

そういうと仮面ライダーＺＸは片手にナイフを握り一人走り去っていった。

彼のその後の行方を知る者は誰もいなかった。。。

924 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/07 22:29 ID:tQjYtCYx

「と、いうことだったのさ」
坂沢は利奈に言った。
「でも、小川真琴が襲われたという話は聞かないから。」
利奈は坂沢に言った。

925 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/08 00:20 ID:???

そのころ小川真琴は・・・

926 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/08 00:30 ID:WT5n31J+

「その期以降って高橋愛以外は区別がつかないというか
名前も知らないんだよなぁ」というオヤジ衆からの認知率を
上げべく、キャラをどう出そうか考え中であったのだった。

927 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/08 13:29 ID:???

「高橋愛は可愛いな。でも一番は亀井絵里ちゃんだよ！」

928 ：黒澤敏晃：04/05/08 13:34 ID:rKLWbwMQ

「こんばんワイン♪」

「お、おまいは！？」

929 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/08 15:18 ID:ExFKn2ou

坂沢は傍らの利奈を振り返って、今日はこの屋上にたくさんの訪問者がいるなと
小声で言った。
堀の内利奈も小声で、今日は創価学会お得意の、正宗の墓にお参りする代わりに
先祖供養をする日よ、と応じた。

黒澤はそんな二人の目の前で「池田大作の死体」に熱心に題目を唱えた。
二人の生徒からは見えないが、彼のポケットには先刻斎藤と久村とが念入りに改めた
信濃町発行の「先生復活祈念許可通行証」が入っている

もちろん、彼はそんな事を祈念しにきたのではなかった。

930 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/08 15:23 ID:ExFKn2ou

彼は長い間の血なまぐさい活動暦から（Ｐ１～Ｐ２参照）目測で襲撃目標を
測ることには一家言を持つようになっていた。

「しかし、女鐚のやつ、無血でここを襲って谷志の娘をさらうつもりか」
見た限りでは兵隊の数にして２～３百、火器も自衛隊が攻撃してきても
持ちこたえるだけの重装備だ。

931 ：政教一致＠大阪：04/05/09 10:25 ID:rw5BJ9xy

　その疑問は守る側の斉藤や久村たちも抱いていた。
　「ヘリか？」
　「そうだろうと思いますが確証がありません。第一・・・」　

932 ：女鐚：04/05/09 15:05 ID:???

　　　　（σ)
　　　　／　人＼
　　　／　／　＼＼　　／￣￣￣￣￣
　　（　（　・∀・））　＜源氏名は『ぷすぃ子』です
　　　＼　＼　／／　　　＼＿＿＿＿＿
　　　　ヽ　Ｙ　（
　　　　（＿人＿）

933 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/09 17:07 ID:SBm3rORL

「どうやってヘリを？　」
「ふむ、そうですね」
「やはり、私はあいつらがヘリの訓練をしていることはカモフラージュだと思います」
「久村先生、根拠は？　」
「あいつらだって馬鹿じゃありませんよ。むしろこうした事態に関しては
慣れているといっていい。それは斎藤先生が一番ご存知じゃないですか」
「ま、まあね…」
「ヘリだと、空からだと思わせておいて実は地面からくるんですよ」

934 ：黒澤敏晃：04/05/10 21:18 ID:Atp2/LPK

ハクオウまだー？

935 ：魄鸚：04/05/10 21:29 ID:1aF/yoUq

創作文芸の方に
「創作ではない、集団ストーカー」
という項目があったのでそちらに書き込みをしていたら
消されてしまった。
Googieで検索すると、スレがあった形跡はあるのに表示されない
以前は表示されたのに
何か都合の悪い事でも書いたのかしら

936 ：黒澤敏晃：04/05/10 21:49 ID:Atp2/LPK

>>935

ハクオウさんお久しぶりです。

ぜひまたこのスレでハクオウさんの小説が読みたいです。

政教一致＠大阪氏との共存は無理でしょうから、独立した形でストーリーを展開させてみてはいかがでしょう？

937 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/10 22:51 ID:2JaPheDr

あなたがどんな書き込みをしたか、わからないのでなんともいえませんが、多分技術的トラブルでしょう

938 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/11 12:53 ID:???

>>935
それはただ短に、２ｃｈブラウザーのログ詰まりだろ。

939 ：政教一致＠大阪：04/05/11 20:57 ID:hLmemhN3

あげておきます

940 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/12 21:31 ID:AHFimOEc

　あげ

941 ：魄鸚：04/05/13 00:09 ID:/BRjWJP1

以前はGoogieからいけたんだけどね
それも出来ないのです。
そっちで書いていたんだけど

942 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/13 15:20 ID:tJP+W+6H

ハクオウがんがれ！オーウェンしてるぞ！

943 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/13 15:30 ID:???

漏れもオーフェンしてるぜ！

944 ：アナルＭＡＯ ◆PutAnalmao ：04/05/13 15:35 ID:yub5KGeu

スーツゥ　ワ　アオヤァマ　ナンバーワン　byオーウェン

945 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 21:36 ID:iYTW7d5O

>>933より
斎藤は渋い顔で言った。
「本部が警備状況を確認したいといってきている」
久村は驚いてたずね返した。
「本部？　信濃町がですか」
「ああ、今日きた例の男、やつもその一部だろうな」
斎藤は口をゆがめはき捨てるように言った
「谷志を、殺すのをわれわれがためらうだろうというやさしい心遣いのようだ」

946 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 21:45 ID:iYTW7d5O

例の男こと黒澤は、ミニコプターの格納庫を検査した。
五十嵐が案内役だった。彼は立場上熱心な案内を心していた。
「すると、ヘリを奪取されることはありえないと」
「ええ、ですがなぜそこまで本部は佳奈にこだわっているのです？」
五十嵐の問いに、黒澤はさやかから横流しされた情報を語った。
「実は…」

947 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 21:55 ID:iYTW7d5O

「年金問題とか、今政界を揺り動かしている動きが加速すれば、公明党は
絶対のピンチに陥るだろうと、最悪の場合、自民党は公明を切って民主党と
『最大の政治連合』を組む可能性がある。そしてそうなれば公明党が逆立ちをしても
かなうものではない。そういう事です」
「しかしそれが」
「まあ、話は最後まで聞いてください。そうなってしまえば自民党は公明党と創価学会に徹底的な
弾圧を加えるでしょう。そうなった場合、創価学会は確実に破滅する。
これまでだって、つまり政権与党の側に立ってでさえ危ない橋を渡ってきたのだから
特にマスコミは容赦のないキャンペーンを張るでしょう。
ではそうならないために学会はどうすればいいのか。一枚岩の団結で乗り切るしかないでしょう」
「は、はあ」

948 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 22:00 ID:iYTW7d5O

「だから、関西独立の動きは確実につぶさなければならないのです。
谷志佳奈はその象徴的存在と本部では見ている」
「しかし、そうならなぜ今」
殺さないのかという問いかけを五十嵐は危うく口の中で押し殺した。
「彼女の父親を生きたまま捉えたい。いいですか、生きたままです」

949 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 22:07 ID:iYTW7d5O

そんな会話も知らず、谷志佳奈は塔の中から広い墓地を眺めていた。
「はぐれぐみに、守られた　墓場の塔に住んでいる
殺人者の娘　谷志佳奈
自分の命を救うため、三つのしもべに命令だ　」
彼女は低い声で歌った。

「誰がしもべやねん」女鐚は一人、囁いた。

池場が校長室に仕掛けた盗聴マイクが、同じく佳奈の部屋の盗聴マイクから
拾ってきた歌声を、聞かせてくれたからだ。

950 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/13 22:18 ID:iYTW7d5O

それは、女鐚が若い新妻をあやすために替え歌にこっていることを
長井美香から伝え聞いた佳奈の、ＳＯＳだったのだが…

「くそー人の苦労も知らないで」
女鐚にはまったく伝わっていなかった

951 ：女鐚：04/05/13 22:46 ID:???

952 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/14 00:08 ID:???

よろしく

953 ：東京リトアニア：04/05/14 03:25 ID:???

政教一致＠大阪さん、ハクオウ氏について何か一言お願いします。

954 ：政教一致＠大阪：04/05/14 07:41 ID:q7Oxwxbe

すでに書き込んだように、病気との関連性からはハクオウ氏は板に小説を書けば書くほど

955 ：政教一致＠大阪：04/05/14 07:46 ID:q7Oxwxbe

症状が悪化していきます。しかし、それを阻止することはできません。
私の目の前にいれば病院に連れていくでしょうが・・・

956 ：政教一致＠大阪：04/05/14 07:54 ID:q7Oxwxbe

実際には、かなり危険な状況にいるのかもと危惧しています。
とにかく、そう、ＺＸにたいするのとは違う意味で困っていますが　

957 ：政教一致＠大阪：04/05/14 07:56 ID:q7Oxwxbe

小説を書くこと自体の邪魔はしません

958 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/14 08:00 ID:q7Oxwxbe

一言ではすまなくなりましたが、これが私の公式見解です。

959 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/14 09:33 ID:???

↑ひょっとしてケータイからの書き込み？

960 ：政教一致＠大阪：04/05/14 19:41 ID:q7Oxwxbe

あたりです
携帯は書き込みし辛いです。

961 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/14 19:54 ID:Rs4Y73Rb

アタシは女鐚。

962 ：魄鸚：04/05/14 23:43 ID:lo8wA+Nu

>>941
で書いた事は本当なんだけどな
嘘だと思うなら
Googieで
「創作ではない、集団ストーカー」
と入力して検索してみればいい
あった痕跡は残っていても
内容消されているから

963 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 10:02 ID:Ey8h8iql

小説の続き
>>950より
「まあ、中でいる限り、籠の中の鳥だ。外にいるわれわれの気持ちを
分かれと言うのは無理だろうな」
女鐚は少し寂しいような気持ちをこらえた。
すでに例の池場がゲットした図面には
作戦計画が寸分の隙間もなく書き込まれているのだった。

964 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 11:50 ID:Ey8h8iql

塔の内部では、黒澤が最後に谷志佳奈に面会していた。
「いよいよ、明日が終業式です。今晩は特別にご馳走を用意しておきました」
佳奈は平静を装って、黒澤に一礼した。
「それと、明日はいつもと同じ時間に、『儀式』の前に校長先生から
最後の指導があります」
「明日…」

965 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 11:54 ID:Ey8h8iql

黒澤は「なにか、必要なものは？　」とたずねた
「最後に一つお願いがあります」佳奈は言った。
「なんですか、できる範囲でなら何かしらの便宜を図ってもいいですよ」

966 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 12:38 ID:Ey8h8iql

「お別れの挨拶を、クラスの前林という子にしたいんです。会話を横で聞いていても
いいですから、どうか…」
「それは、最後だから挨拶だけならいいでしょう。」
携帯を渡すと、黒澤は少し離れたところで背を向けた。

967 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 12:48 ID:Ey8h8iql

「え、もしもし…」
携帯からの電話を取った前林は驚愕した表情で女鐚を見た。
「？　」
手まねで前林は状況を伝えた。

「なにぃ、隣に住んでるインド人から大麻を預かってくれと頼まれてるだと」
女鐚はびっくりして叫んだ。

968 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 13:16 ID:Ey8h8iql

「いや、そんなこと、一つも手まねしてへんし」
「じゃなんでその、大麻樹脂を揉んで懐に入れる手つきを？」
「それは彼女　から　電話　の手つきです」
「頼まれている　インド　隣　のてつきを？」
「それは、早く録音　いやそんな会話してる場合じゃない　もしもし」

狐につままれたような表情で、佳奈は無機質な携帯に耳を押し付けた。

969 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/15 13:20 ID:???

このストーリーはＰ３スレで完結するのかな？

次スレから新しいストーリーがはじまったりして。ワクワク。

970 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 13:45 ID:Ey8h8iql

「今、おまいを助けようとクラスのみんなががんばってる。その部屋の会話は
盗聴マイクの盗聴でここへ筒抜けになってるから…」
「ええ。元気よ、でも会えなくて寂しい…」
「もうじき、救出に行くからそれまでがんばってごまかすんだ」
「そうね」

971 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 14:07 ID:Ey8h8iql

前林は救出の方法を彼女に伝えた。

「おや、こんなことを言うのもなんだが、早かったね」黒澤は携帯を返してもらいながら
穏やかに言った。
「いざとなると、なんて言ったらいいのか…」
佳奈はそう返したが心の中にはクラスのみんなへの感謝の気持ちでいっぱいだった。

「いそげ、今夜を逃したらもうチャンスはないぞ」
「おおっ」
２年２組は松原に結集した。深夜だ。河内松原の駅前には走族しか残っていなかった。

972 ：政教一致＠大阪 ◆hprO1jFx.M ：04/05/15 14:13 ID:Ey8h8iql

「急がないと後２８しか残ってないから次スレへ持ち越しになる」
「それは作者の政教一致＠大阪へ言わんかい」
「用意したな　池場」
「ええ、スターバックのイスとヘリウムとアドバルーン」
「おお、才谷　そっちは」
「３７ミリガンランチャー　３丁と一番太いテグスのリール　ＯＫです」
「よし、それじゃやってもらえますか」
女鐚の声にあかはた新聞のマイクロバスは出発した。

973 ：魄鸚のしもべ：04/05/16 12:38 ID:???

age

974 ：政教一致＠大阪：04/05/16 18:21 ID:AivsLt5I

共産党との繋ぎは山田がとってくれたが彼も大阪に入って作戦の後方支援を行っていた。
「全く、先生をやった学校の生徒を救うために一肌脱ぐなんて・・」

975 ：政教一致＠大阪：04/05/16 18:39 ID:AivsLt5I

「それが、先生の希望だから・・」松谷さやかはそういって微かに笑った。
学会は、ただの学会員の命など意にも止めないだろう。だが・・・

976 ：魄鸚のしもべ：04/05/17 20:36 ID:???

「そろそろ次スレですな！」

977 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/17 20:52 ID:???

そう。ただの学会員の命など、会の秘密を守る為に
「飛んでくれ」と言われて簡単に無くなる物なのだ。

978 ：政教一致＠大阪：04/05/17 21:32 ID:P1F2ikR5

今、生徒たちがやろうとしていることも「飛ぶ」だったが、意味が違った。
彼らは万代の駐車場で最後の点検をした。
空を飛んで塔の天辺にたどりつく。
作戦の基本は極めて単純だった。

979 ：魄鸚：04/05/18 00:27 ID:fjoCXbLV

文化
創作文芸

「創作ではない、集団ストーカー」
誰かもとに戻して

980 ：魄鸚のしもべ：04/05/18 01:53 ID:???

政教一致＠大阪さん、責任を持って話をもどしてあげてください。

981 ：漏れも：04/05/18 02:48 ID:???

文化
創作文芸

「創作ではない、集団ストーカー」
誰かもとに戻して

982 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：04/05/18 14:30 ID:???

「創作ではない、集団ストーカー」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1061126070/l100

983 ：政教一致＠大阪：04/05/18 21:25 ID:pJ0SV+Xw

「ヘリウムは？　」
女ビタの問いに池場は、背後を示した。
そこには！

984 ：魄鸚：04/05/18 23:36 ID:fjoCXbLV

>>982
ありがとう

985 ：ギャグ係 ◆WMhl/ZkObw ：04/05/18 23:45 ID:kez5tI+J

　本来は太陽の働きであるヘリウムを生み出すという仕事を、太陽から奪い取ろうと目論む、
人類史上最大にして最高の指導者である名誉会長池田超大先生の姿があったのだったのだ！！

986 ：小林孝世：04/05/19 13:54 ID:???

魄鸚がんばれ。小説をまた書いておくれ。

987 ：政教一致＠大阪：04/05/19 20:23 ID:SEtUOzcA

「バルンガのようだな！　池田先生、おねがいします」
「んもー！」
池田大先生は東の空に飛び立っていった。
「池場？　」
「あのぅ」池場は背後をもう一度示した。
「はあィ」
「おお、いつも出てくるレズの運転手！」
「実は・・・」

988 ：政教一致＠大阪：04/05/19 20:29 ID:SEtUOzcA

「おなら一族の本業、ガス屋　水兵～でも働いてて」「そうか、太陽から池田先生が戻って来るまで待てない　やってくれるな」

989 ：（・∀・）：04/05/19 22:11 ID:???

そこに小林孝世が現れた。

彼は創価大学を卒業したばかりの新鋭だ！

「ふひょひょ♪」

990 ：政教一致＠大阪：04/05/20 21:25 ID:0tiFE2Dw

「次作の構想を・・・政教一致＠大阪はもう考え始めたそうですぜ」

991 ：政教一致＠大阪：04/05/20 21:27 ID:0tiFE2Dw

「その前にこの話をどうおわらすかだろう？」

992 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 00:08 ID:???

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993 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 00:09 ID:???

994 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 00:09 ID:???

995 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 00:09 ID:???

996 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 02:19 ID:???

997 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 02:20 ID:???

998 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 02:21 ID:???

999 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 02:21 ID:???

1000 ：女鐚 ◆EwHSmxZTPo ：04/05/21 03:08 ID:???

1001 ：１００１：Over 1000 Thread

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