ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
4 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:09:25 ID:jYv6UlJn0
●未解決分 ≪part53の423までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3 ・アガレスト戦記 ・INFAMOUS 〜悪名高き男〜
・機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081 ・クロスエッジ ・GENJI -神威奏乱-
・白騎士物語 -古の鼓動- ・スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ INTERNATIONAL ・ソウルキャリバーIV
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地− ・Dead Space(既出部分の続き)
・トリニティ・ユニバース ・バトルファンタジア(出来ればキャラ別で) ・FolksSoul -失われた伝承-
・BLAZBLUE(出来ればキャラ別で) ・HEAVY RAIN -心の軋むとき- ・ぼくのなつやすみ3 ‐北国篇‐ 小さなボクの大草原
・ミスト オブ カオス ・龍が如く 見参! ・RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜 ・RESISTANCE 2
■PS2 ・アーバンカオス ・ARMORED CORE 3 ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
・ウィル・オ・ウィスプ(二作目に続くルートのストーリーを) ・ウィル・オ・ウィスプ 〜イースターの奇跡〜
・宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲 ・宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜
・EXTERMINATION ・S.L.A.I -STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL- ・X−FIRE ・over the monochrome rainbow
・カウボーイビバップ 追憶の夜曲(セレナーデ) ・カオス ウォーズ ・仮面ライダー正義の系譜 ・ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
・ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・ガンバード1&2 ・機動新撰組 萌えよ剣 ・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン
・ギルティギア イグゼクス ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍-
・グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・ゲームになったよ!ドクロちゃん
・喧嘩番長 ・喧嘩番長2 〜フルスロットル〜 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー
・五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく) ・COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
・SILENT HILL -SHATTERED MEMORIES- ・THE お姉チャンプルゥ 〜THE姉チャン特別編〜(彩編・咲編を) ・THE 鑑識官
・ザ・フィアー ・サムライウエスタン ・サモンナイト4(既出部分の続きを)
・THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜
・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版(中島ヒカル(眼鏡の委員長)、塩見慶一郎(髪の長い男子生徒)、
月山美咲(髪をくくっている女生徒)のストーリーを) ・シークレットゲーム -KILLER QUEEN-(既出のもの以外のルート)
・シード・ジェネレーションオブカオス3 ・死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・四八(仮)
・シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・灼眼のシャナ ・白中探検部
・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に) ・新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編> ・新世紀勇者大戦
・スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・スカーレッドライダーゼクス ・ステラデウス ・SPY FICTION
・スペクトラルフォースクロニクル・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・セイクリッドブレイズ
・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ ・第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ(セレーナ編)
・超時空要塞マクロス ・ディジタルホームズ ・ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse-
・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく) ・Dog of Bay
・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・ナノブレイカー ・ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き)
・ハードラック ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 ・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO ・バルダーズゲートダークアライアンス2
・ヴァンパイアナイト ・彼岸花 ・ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も)
・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望 ・フェイズパラドックス
・Fate/unlimited codes(フェイト/アンリミテッドコード) ・プリンス・オブ・ペルシャ 〜時間の砂〜
・PROJECT ARMS ・炎の宅配便 ・ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き)
・マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜 ・遊星からの物体X episodeII ・ライゼリート
・ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
5 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:11:11 ID:jYv6UlJn0
■PS ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アインハンダー(エンディングまで) ・アローン・イン・ザ・ダーク 2
・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜 ・EVE ZERO ・雨月奇譚 ・エクサフォーム ・オウバードフォース
・逢魔が時 ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!! ・GUNばれ!ゲーム天国 ・クリックまんが クリックのひ
・CRITICAL BLOW ・クロス探偵物語(6話と7話を) ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦
・幻影闘技 SHADOW STRUGGLE ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・最終電車 ・サイレントボマー
・GERMS 狙われた街 ・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・黄昏のオード
・TILK-青い海から来た少女- ・デザーテッドアイランド ・天使同盟 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
・トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X
・2999年のゲーム・キッズ(既出部分の続きを) ・人魚の烙印 ・ネオリュード ・ネオリュード2 ・ネオリュード 刻まれた紋章
・眠ル繭 ・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・ひみつ戦隊メタモルV
・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を) ・パロウォーズ ・フォックスジャンクション ・ブシドーブレード
・ブシドーブレード弐 ・BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません)
・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・ボルフォス ・マーメノイド ・マネーアイドル・エクスチェンジャー
・ミザーナフォールズ ・ミスティックドラグーン ・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム ・夜想曲(Wikiで抜けている1話〜3話を)
・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承 ・ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU ・ロストチルドレン
■PSP ・EYE OF JUDGMENT(アイ・オブ・ジャッジメント) 神託のウィザード ・おおかみかくし
・グローランサー(別ルートとそれぞれのキャラクターのEDを) ・喧嘩番長3〜全国制覇〜 ・喧嘩番長4 〜一年戦争
・コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー ・GOD EATER(ゴッドイーター)
・JEANNE D'ARC(ジャンヌ・ダルク) ・新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜
・新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
・戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校(既出部分の続き) ・注文しようぜ!俺たちの世界(スライギーイベントのラストを)
・テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー ・デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜
・初音ミク -Project DIVA- 追加楽曲集デラックスパック1 ミクうた、おかわり(「*ハロー、プラネット。」のストーリーを)
・VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・PHANTASY STAR PORTABLE・ブレイドダンサー 千年の約束
・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル
・ペルソナ3ポータブル(女主人公版新規コミュキャラの、コミュMAX時ED前会話を)
・ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR AC!D
・METAL GEAR SOLID PEACE WALKER ・RESISTANCE 〜報復の刻(とき)〜・煉獄 The Tower of Purgatory
・煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.
6 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:12:00 ID:jYv6UlJn0
■Wii ・アークライズファンタジア ・オプーナ ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・グーの惑星
・CALLING(コーリング) 〜黒き着信〜 ・斬撃のREGINLEIV(既出部分の続き) ・スーパーロボット大戦NEO
・ソウルキャリバー レジェンズ ・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく) ・ネクロネシア
・ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還- ・レッドスティール ・ロックマン10 宇宙からの脅威!!
・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
■GC ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション ・P.N.03
・PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国
■64 ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜
・シャドウゲイト64・爆裂無敵バンガイオー
■SFC ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2 ・アレサ(スーパーファミコン版)
・アレサU 〜アリエルの不思議な旅〜 ・リジョイス 〜アレサ王国の彼方〜 ・イーハトーヴォ物語
・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王― ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印
・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン
・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア ・神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z
・ソウルアンドソード ・ファイナルファイトタフ ・ブレインロード ・弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り
・魔天伝説 戦慄のオーパーツ ・46億年物語 −はるかなるエデンへ−
■FC&ディスクシステム ・悪魔城ドラキュラ ・SDガンダム ガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー
・エスパードリーム2 新たなる戦い ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・シャドウブレイン ・新・里見八犬伝
・道(TAO) ・東方見文録 ・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔法のプリンセスミンキーモモ ・未来神話ジャーバス
・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII ・ラディア戦記
7 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:12:45 ID:jYv6UlJn0
■DS ・赤川次郎ミステリー 月の光 ―沈める鐘の殺人―(あとがきエピローグを) ・Another Time Another Leaf 〜鏡の中の探偵〜
・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を) ・犬神家の一族 ・Wizardry 〜生命の楔〜
・ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫 ・L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)-
・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩 ・極限脱出 9時間9人9の扉 ・きらりん☆レボリューション〜なーさんといっしょ〜
・きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン ・きらりん☆レボリューション つくってみせちゃお!キメ☆きらステージ
・きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ!クルキラ★コーデ ・クイズマジックアカデミーDS
・くりきん ナノアイランドストーリー ・激闘!カスタムロボ ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
・サクラノート〜いまにつながるみらい〜 ・THE 装甲機兵ガングラウンド
・THE 廃屋病棟 〜呪われた病院からの脱出〜(一周目二周目両EDを) ・サバイバルキッズLost in Blue
・THE 爆弾処理班(既出部分の続きを) ・スターフォックス コマンド ・世界樹の迷宮V 星海の来訪者 ・セブンスドラゴン
・タンクビート ・超操縦メカMG ・ツキビト
・DS電撃文庫 『バッカーノ!』(原作者による書き下ろし分だけでも) ・ディープラビリンス ・DEATH NOTE Lを継ぐ者
・DEATH NOTE キラゲーム(既出部分の続きを) ・teresia -テレジア- Dear Emile ・どきどき魔女神判2
・ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー ・ナナシ ノ ゲエム 目 ・パワプロクンポケット8(正史ルートを)
・パワプロクンポケット9(サクセスモードの神田奈津姫の話) ・パワプロクンポケット12(裏サクセスを)
・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング ・BLEACH The 3rd Phantom ・ブレイザードライブ ・フロム・ジ・アビス
・ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
・マジカルバケーション 5つの星がならぶとき ・無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ(既出部分の続き)
・メタルサーガ鋼の季節 ・流星のロックマン3 ・LUX-PAIN[ルクス・ペイン] ・ルナ -ジェネシス- ・ルミナスアーク3アイズ
■GBA ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・カエルBバック ・幻想水滸伝カードストーリーズ
・サムライエボリューション 桜国ガイスト ・真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ ・沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜
・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花 ・Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ
・ボクらの太陽(既出部分の続き) ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー
■GBC ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・スペースネット ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3
・メダロット5
■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
・ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・女神転生外伝・ラストバイブル ・女神転生外伝・ラストバイブルII
・メダロット1〜2 ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
8 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:13:44 ID:jYv6UlJn0
■XBOX360 ・インフィニット アンディスカバリー ・Operation Darkness ・コンデムド サイコクライム
・Condemned 2: Bloodshot(日本未発売) ・スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ ・ストラングルホールド ・ゼーガペイン XOR
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・天誅 千乱 ・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA BLADE ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
・プロジェクト シルフィード(既出部分の続き) ・まもるクンは呪われてしまった!
■XBOX ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
・DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・Fable
■DC ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・ゴーレムのまいご ・ジェット セット ラジオ
・SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ ・デ・ラ・ジェット セット ラジオ
・トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
・ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章(既出部分の続きを) ・L.O.L.(LACK OF LOVE) ・REVIVE・・・ 〜蘇生〜
■SS ・エイナス ファンタジー ストーリーズ THE FIRST VOLUME ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも)
・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール ・シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を)
・ソニック3Dフリッキーアイランド ・ダークシード ・ダークセイバー ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
・テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・NOёL3 ・バーニングレンジャー ・バッケンローダー ・バトルバ
・ファイナルファイトリベンジ ・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦
・ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜 ・RAMPO ・リンクル・リバー・ストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜
・ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜 ・ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー
・RONDE -輪舞曲-
■32X ・カオティクス
■MCD ・シャドウラン ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に)
・夢見館の物語 ・らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント
・バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン ・時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV
・ランドストーカー 皇帝の財宝 ・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
■PC-FX ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■3DO ・ドクターハウザー
■PCE SUPER CD-ROM2 ・GS美神 ・聖夜物語(出来れば4通りすべて) ・ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ
・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2 ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■X68000 ・38万キロの虚空
■WS&WSC ・仙界伝 弐 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・TERRORS ・TERRORS 2 ・ヴァイツブレイド ・ラストスタンド
■ネオジオ系 ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
9 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:14:44 ID:jYv6UlJn0
■PCゲー ・アークトゥルス ・暁のアマネカと蒼い巨神 ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark(1作目)
・Alone in the Dark 3 ・アローン イン ザ ダーク〜新たなる悪夢〜 ・アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)
・アンタリア創世紀 ・ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き)
・怨霊戦記(もしくはPCエンジンの真・怨霊戦記) ・CHAOS;HEAD(詳しめに) ・ガラージュ
・機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを) ・クライブ・バーカーズ アンダイイング ・CLANNAD
・コマンド&コンカー ・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・The Witcher ・ザ・スクリーマー
・ジェネシス(スクウェア) ・System Shock ・System Shock 2 ・Sherlock Holmes - The Awakened
・ストーカー 〜コール オブ プリピャチ〜 ・ストロングホールド ・セツの火
・そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
・ツァイ‐メタ女‐ ・ディガンの魔石
・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
・デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II ・どろろ―地獄絵巻の章― ・KNIGHT ONLINE Xross
・ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
・Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
・ファイナルファンタジーXIのウィンダス編
・ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「石の見る夢 ヴァナ・ディール最終頌 魂の返歌」
・ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「シャントット帝国の陰謀 ヴァナ・ディール史上最凶の作戦」 ・Fallout ・Fallout 2
・ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS) ・BloodRayne 2 ・Prototype ・女神転生IMAGINE
・メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・46億年物語THE進化論
・ラグナロクオンライン(特に期間限定で今は見られなくなったクエストの流れを) ・忘れえぬ炎
■アーケード ・ESPGALUDA[エスプガルーダ] ・カラス ・がんばれギンくん(詳しく、できれば全コース)
・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル ・サムライスピリッツ閃 ・ザ・ロストワールド(SEGA)
・ストリートファイターZEROシリーズ ・すっごい!アルカナハート2 〜転校生あかねとなずな〜(ストーリーモードの神衣の会話を)
・「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・ドルアーガオンライン
・ドルフィンブルー ・幕末浪漫 月華の剣士 ・幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜
・beatmania IIDX 17 SIRIUS(PARTYモードのストーリーを)・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・ロード オブ ヴァーミリオン
10 :
未解決リスト:2010/09/19(日) 14:15:33 ID:jYv6UlJn0
■携帯電話アプリ ・RPGデスメンディナー ・風ノ名前 ・キングダム ハーツ コーデッド ・恋のいろは〜さくら咲く春〜
・恋のいろは〜ひまわり輝く夏〜 ・恋のいろは〜もみじ色づく秋〜 ・恋のいろは〜さざんか散る冬〜
・自分狩り(あらすじはわかるので詳細を) ・シルバー事件25区 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜
・新世紀エヴァンゲリオン外伝2 〜人形達の宴〜 ・人類は一本の塔に想いを込めた…。 ・Small.
・絶滅記念日2〜After the impact〜 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト ・テイルズオブブレイカー
・DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版 ・デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder
・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- ・ふしぎの海のナディア
・フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・メタルサーガモバイル ・ルート16ターボ
・ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク ・ロックマンDASH 5つの島の大冒険!
・ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Cold Rain」「Bloody Tears」「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」
「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
■同人ゲーム ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle
・アパシー 学校であった怖い話〜Visual Novel Version〜 ・犬神 ・Elona ・かたわ少女(静音エンドを) ・Gu-L
・さくっとパンダ ・The noose ・スグリ ・SACRED BLUE ・7th Memory ・Seraphic Blue(既出部分の続き)
・送電塔のミメイ ・退魔心経 ・タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) ・ダリヤ 〜 Lasciatemi morire 〜
・DEMONOPHOBIA(詳しく) ・天使の微笑 ・東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷
・東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View. ・東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.
・TWilight INSanity ・ひぐらしのなく頃に解(各編の詳しいストーリーを) ・分裂ガール ・HellSinker.
・Persona - The Rapture ・Holy Knights〜忘れられた手紙〜 Director's Cut ・メイドさんを右に
・Rosenkreuzstilette(ローゼンクロイツ スティレッテ)
●途中
・夜想曲[9月] ・ゴースト トリック[9月] ・大神[9月] ・キングダム ハーツ バース バイ スリープ[8月]
・ルーンファクトリー フロンティア[8月] ・新・ボクらの太陽 〜逆襲のサバタ〜[8月] ・デビルメイクライ4[8月]
・東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚[7月] ・The Path[7月] ・ギルティギア ゼクス プラス[7月]
●執筆予告がある物
・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜[9月] ・世界樹の迷宮V 星海の来訪者[8月]
スレテンプレ貼り付けを終了しました。
テンプレ内容の以下の点を変更しました。Wiki内の「スレ天麩羅」のページも編集しました。
・要約スレはかなり前に落ちてその後復活していないようなので、1レス目にあった要約スレ関連の内容を削除
・関連リンクのうち、2chのサーバーの変更によりスレッドのURLが変わっていたものがあったため、現在のURLへ修正
いいからしゃぶれ
そうかなあ
16 :
夜想曲:2010/09/23(木) 00:20:43 ID:pV5StsOC0
遅くなって申し訳ありません。
続きを投稿します。
今日も主人公は本の整理に追われていた。
傍らではパートナーと田所が主人公の仕事に茶々を入れてくる。
まるで手伝う気のない2人を無視して主人公は黙々と作業を続ける。
ここに来て3週間……
いろいろな事件に巻き込まれて遅れ気味だった本の整理は努力の甲斐あって大体3分の2くらい終えていた。
このまま行けばなんとか夏休み中には終わりそうだ。
しかし、幽霊の物音や肖像画の女性が出てくる夢は相変わらず続いている。
田所に聞いても、あの肖像画の女性については心当たりがないらしい。
そろそろ休憩しようかと思った矢先に玄関から声が聞こえてきた。
玄関に行くと見知らぬ少女が立っていた。
18歳くらいで、色白で何となく影が薄い感じの子だ。
少女は沢田知江と名乗り、持ってきた本を預かってほしいと言った。
怪しげな女性がある日突然図書館にやって来る……
木谷ハナエの事が脳裏によぎった主人公は知江が幽霊じゃないかと思い始めた。
当たり前だが知江は幽霊ではなかった。
本の預かりは自分の一存では決められないので、談話室で田所と引き合わせる。
知江は事情を話し始める。
知江の実家は小さな本屋を営んでおり、この本は先日、畑山知治という人に売った本だった。
畑山知治は最近亡くなった日本でも指折りの資産家である。
畑山からの注文で本を届けに屋敷に赴いたのだが、その時畑山は臨終間際で、知江は畑山の臨終に立ち会ってしまった。
秘書の案内で畑山の部屋まで通されると、そこには親戚の人間や医者、そして畑山の3人の子供――といっても中年だが――がいた。
畑山の子供達は、なぜか知江を恐い顔で睨んでいたという。
帰りたい思いをこらえながら、亡くなるまでの短い時間に本を見せたり話をした。
そして畑山が亡くなった後、この本が知江の元に届いた。
畑山が遺言で「本を知江に残す」と言ったそうだ。
知江の母は詳しい理由を説明せず、本を持ってなさいと言った。
なぜ自分に本を残したのか思い当たる節はなく、徐々に気味の悪さを感じるようになった知江はこうした本を専門で扱う野々宮図書館の噂を聞いて、やって来たというわけだった。
本を改めて見てみると、かなり分厚く大きな本で外国語の辞書のようだった。
袋丁は最近では珍しい革張で、金文字が刻まれている。
売ったばかりの本にしては随分古そうだが…。
本を預かってほしいと頼む知江だが、田所は「死に関わったといっても殺人や犯罪に絡んだものじゃないから難しいかもしれないし、財団の理事会とも相談しなければならない」と渋る。
知江に同情した主人公とパートナーは田所を必死に説得する。
結局、理事会の承認が降りるまで預かるという形で譲歩してくれた。
知江は感謝し、深々と頭を下げた。
主人公はバス停まで知江を送る事になり、2人で会話しながら林道を歩いていた。
知江とその母親の本屋は、知江の代で4代目である。
父親は生まれる前に亡くなったと母親から聞かされた。
知江と話すうちにその人柄に好意を持った主人公は知江を励ますために何としても本を引き取ってもらえる様にすると決意をあらわした。
その言葉を聞き知江は笑顔を浮かべた。
そうして主人公と親しくなった知江は今度一緒に映画にいこうかと誘ってきた。
日にちを打ち合わせようとしたその時、突然主人公は後頭部に衝撃を感じ地面に倒れこんだ。
続いて知江の悲鳴が響き渡る。
何事かと思ってよろよろと起き上がってみると……そこには覆面をかぶった3人組の男が知江を連れ去ろうとしていた!
主人公は知江を救出しようと近づくと、そのうちの1人がナイフを構える。
状況が全くつかめないが、今は知江を救う事が先決だ!
主人公は知江を連れて行こうとしている男に体当たりした。
男は主人公の行動を予想していなかったのか、あっさりと突き飛ばされた。
残りの2人がとっさに反応できずにいる隙をついて、知江の手を取り図書館へと走り出そうとした。
だが、混乱から立ち直った2人が行く手に立ちふさがる。
そして主人公は男に殴られ気を失ってしまった。
主人公は図書館の談話室で目を覚ました。
帰りが遅いから様子を見に行ったパートナーと田所が倒れている主人公を発見し、図書館に運んで手当てをしてくれたのだった。
幸いケガは軽く打撲くらいで済んだが、包帯でグルグル巻きの有様だった。
主人公は林道であった事をパートナーと田所に話す。
知江が何者かに誘拐された。
小さな本屋の娘なので身代金目的とは考えなれないし、誰かに恨みを買うような人間とも思えない。
とにかく警察に連絡する事にした。
知江が誘拐された事に責任を感じた主人公は、自分達も調べようとした。
だが田所は「今回はおとなしくしてほしい」と反対する。
主人公はどうしても調べると引き下がらない。
パートナーが図書館の留守番を引き受け田所を説得すると、結局田所の方が折れる事になった。
まず主人公と田所は知江の家に向かうことにした。
図書館を出て数時間後……主人公と田所は知江の家である『沢田書店』にやって来た。
知江から聞いた通り、本屋は本当に小さな店で間口は2間ほどしかなく、店に表には古い雑誌立てが置かれている。
事前に連絡を入れており、店の中に入ると知江の母・沢田和子が出迎え、主人公達を奥の居間へと招き入れた。
和子は知江の安否を心配している。
田所は知江誘拐の手がかりをつかむため和子に質問し始めた。
畑山との関係を問うと和子はお客様としか答えなかったが、田所は和子が何かを隠している事を見破り問い詰める。
観念した和子は話し始めた。
知江は畑山の子供である事を!
畑山がまだ貧しかった頃、どうしても欲しかったが買えなかった本があった。
畑山はいつか必ずその本を買うために沢田書店で注文し、取り置かせるよう頼んだ。
その取り置きを受けもったのが和子の母であった。
そして20年ほど前……畑山は店に現れ、注文した本を買いに来た。
その頃には和子の母はすでに亡くなっていたが、和子は母から「本を買いに来る客は必ず現れるので返品せずに取って置くように」と言われていた。
それをはじめに何度か会っていくうちに和子と畑山は付き合い始め、やがて知江を妊娠した。
しかし畑山にはすでに奥さんがいたため、和子は知江を身ごもると同時に畑山から身を引いた。
畑山に責任を負わせるのが嫌だった和子は、知江に父親は死んだと偽った。
だが畑山は知江の事を誰かに調べさせ、自分の子供だと知ったようだ。
本の注文を秘書から受けた際、畑山は「必ず知江に本を届けさせて欲しい」と言ったという。
そして、畑山は臨終間際にようやくその本を手に入れたというわけだった。
本を知江に届けさせた理由は、おそらく死ぬ間際に一目だけでも会いたかったのかもしれない。
ひょっとしたら、せめてもの罪滅ぼしに遺産を残そうともしたのかも?
知江が誘拐された原因が何となく見えてきた。
その時、宅配便の制服を着た男が部屋に入ってきた。
男は制服を脱ぎ捨てると、特捜班の草薙と名乗る。
宅配便を装って来たのは、犯人が家を見張っている可能性があったからだった。
警察が到着し、捜査のための機材が次々と居間の中に運び込まれていく。
その直後、電話が鳴り始めた。
草薙警部の合図で和子は受話器を取る。
電話の主は誘拐犯からだった。
話が終わると、和子は受話器を置く。
逆探知によると、公衆電話からかけてきたようだ。
犯人からの要求は「畑山が残した本を今夜12時に港の第3倉庫まで持って来い」との事だった。
犯人はなぜ金ではなく本を要求してきたのだろう?
田所に本の値打ちを見てもらうが、古い本で作りも立派なのでそれなりの値打ちはあるものの、その気になれば主人公でも買える程度の値段でしかないらしい。
草薙警部は本を見せてもらうように頼むが、主人公は「本は野々宮図書館に寄贈されたので所有権はこちらにある。渡して欲しかったら自分達も取引現場に連れて行って欲しい」と訴えた。
草薙警部は反対するが、知江の事を必死で心配している主人公に感激した和子は連れて行ってあげて下さいと草薙警部に頼んだ。
和子の要望は通り、主人公は取引現場に行く事を許可され、時間がきたら草薙警部が図書館まで迎えに来るということになった。
約束の時間までまだ十分に時間があるので、主人公は田所と別れ畑山家に行ってみる事にした。
閑静な高級住宅地の一角に畑山家の屋敷は存在していた。
主人公はその風格に気圧されし、畑山家の前で呆然と立ち尽くした。
気合を入れ直して呼び鈴を鳴らすと、執事の中尾正義が現れた。
事情を話すと、中尾はすぐに主人公を屋敷の中へと招き入れた。
庭園の中を歩いていると、家の中から中年の男女が現れた。
男の方は畑山の長男・畑山正治、女の方は長女・西谷桂子。
2人とも金持ちらしく、偉そうな態度で中尾を睨み付ける。
中尾が2人に知江が誘拐された事を伝えるが、2人から心配している様子は全く見られず、むしろせいぜいしているようだった。
その時、畑山の次男・畑山範夫が慌ててやって来た。
範夫は特捜班の刑事・肥後刑事から知江が誘拐された事をたった今聞いたと言う。
主人公はしばらくの間、肥後刑事の事情聴取に耳を傾けていたが目新しい情報はなく、これ以上ここにいても仕方ないと判断し、野々宮図書館に引き上げる事にした。
帰る事を伝えるが、中尾が軽く頭を下げただけで、あとの3人は気にも止めていなかった。
その夜。
主人公とパートナーは図書館で取引の時間が来るのを談話室で待っていた。
テーブルの上には、犯人が要求した本が置かれている。
なぜ犯人がこの本を欲しがるのだろうか?
逆さにしたり叩いたりして本を調べてみるが、変わったところはない。
その時、玄関から声が聞こえてきた。
草薙警部との約束にはまだ早いし、声からして鬼村でもなさそうだ。
玄関まで行くと、扉の向こうに誰かが立っていた。
ドア越しに尋ねると、畑山範夫だと答える。
あんまりいい印象のない男だが無下に追い返すわけにもいかないので、とりあえずドアを開けた。
用件を聞くと、知江がここに来たことを聞いてやって来たと言う。
話を一方的にまくし立てたり、感じの悪いところは正治や桂子にそっくりで、不快に感じた主人公が追い出そうとすると、範夫は「俺は知江を助けに来た」と言った。
談話室に範夫を案内すると、範夫は知江が誘拐された理由を知っていると言い出す。
畑山が亡くなり遺産を整理していると、ある土地を処分して入ったはずの金がどこにもなかった。
金額にして、ざっと3億円。
桂子は、その金は畑山が知江に残したと思っているようだ。
しかし、畑山が知江に渡したものはあの本しかない。
範夫は本にそれ相応の値打ちがあるんじゃないかと思っていたが、本にはさっき調べた限りでは変わったところはないので田所が言った通りの値打ちしかないはずである。
そして範夫は正治と桂子がその本を狙っていると言う。
その態度に主人公はわざとらしさを感じ、「あなただって金が欲しいんじゃないのか?」と聞く。
すると範夫は「確かに遺産は欲しいが知江のことだって心配だ。正治と桂子は歳が10歳も離れているので全然相手にしてくれず、ずっとさびしい思いをしていた。だから妹である知江には同じ思いをさせたくない」と答える。
範夫は警察から主人公が取引現場に行く事を聞いており、自分もそこへ連れて行って欲しいと懇願した。
いまいち信用できないが、必死で頼み込んでくる範夫を見て、連れて行ってもいいかなと考える。
主人公は範夫の同行を了承した。
港の第3倉庫……
主人公達、和子、草薙警部率いる警官隊、そして範夫は第3倉庫付近の物陰に隠れていた。
犯人が指定した時間が迫っている。
港は大量のコンテナが無造作に積まれ辺りは薄暗く、第3倉庫の前だけが外灯で明るく照らされている。
第3倉庫の前には隠れるところはなく明るい方からは暗い方は見えにくいし、コンテナの位置によっては死角もできる。
犯人とって都合のいい場所だと田所は指摘する。
警官隊の配置を終えた草薙警部が主人公達の前にやって来た。
主人公達だけでも気に入らないのに、範夫まで連れてきたことは相当不服のようで愚痴を漏らしていた。
その時、あたりに汽笛が鳴り響いた。
約束の時間の5分前…
主人公は和子に本を渡した。
和子は震えながら、本を持って第3倉庫前の外灯の下に立った。
そして約束の12時になった時、ヘッドライトの強い光とともに1台の車が現れ、一直線に和子の方へ走ってきた。
和子の前で止まると、中にいた人間が素早く和子から本を奪い車で逃走し始めた。
しかし知江の姿はなく、解放されなかったようだ。
車は激しく蛇行しながら主人公達の方へ向かって走ってきた。
その時、範夫が飛び出し車の前に立ち塞がる。
犯人の車は突然の範夫の出現に驚いたのか、慌てて急ハンドルを切り範夫のすぐ横を走りぬけ、バランスを崩しスリップしながらコンテナに激突した。
車の中から2つの影が飛び出し、暗い方へと逃げて行く。
田所と範夫と草薙警部は人影を追い、主人公とパートナーと和子は知江を探した。
犯人が乗ってきた車の車内を調べるが、知江の姿はない。
その時、トランクの中から鈍い音が聞こえてきた。
急いでトランクを開けると……中に手足を縛られた知江がいた。
和子が知江をトランクの中から抱き起こし縄を解く。
その時、人影が逃げていった方向から銃声が聞こえてきた。
主人公とパートナーは銃声が響いた方へと急いだ。
銃声がしたのはコンテナが積み上げられた一角だった。
その隅の方で範夫達が立ち尽くしていた。
そして範夫達が向く方に……頭を撃ち抜かれた桂子の血まみれの死体があった!
範夫の話によると、ここに駆けつけた時、正治と桂子が言い争っており、そして正治が銃を抜いて桂子を射殺し、そのまま逃走。
いきなりの事で止める暇もなかったと言う。
なぜ正治が桂子を殺したのだろう? 仲間割れ?
数日後……
あれから主人公達は警察の事情聴取という事で警察に連れて行かれた。
本は奪われたものの知江が無事救出された事は不幸中の幸いだった。
警察は正治が行方不明という事実と範夫の証言から、正治と桂子が犯人であると断定し、正治を知江誘拐と桂子殺害の容疑の重要参考人として全国に指名手配した。
事件も落ち着いたので主人公とパートナーは気分転換に遊びに出かけたが、誘拐事件の詳細がはっきりしなかった事が気になってあまり盛り上がらず早々に引き上げる事にした。
正治と桂子はなぜ本を求めたのか?
そもそもあの本はなんだったのか?
図書館にたどり着いたのは、日がちょうど沈んだ時だった。
玄関前に立つと、主人公が鍵を取り出す前にパートナーはドアのノブに手をかける。
するとドアが開いた。
鍵をかけて出かけたはずなのに、なぜドアが開いたのだろう?
以前忍び込んだ三田村文江の事が脳裏によぎる。
ドアを開けて中に入ると、ホールは見るも無残に荒らされていた。
パートナーが談話室を覗き込むと、そこも荒らされた。
嫌な予感がした主人公は地下書庫へと飛んでいった。
その予感は的中し、書庫の中も滅茶苦茶に荒らされていた。
数時間後……
今までの苦労が水の泡となった精神的ダメージは大きく、主人公は魂が抜かれたかのように呆然としていた。
連絡を受けた田所が警察官を連れてきてくれて、現場検証と手続きをすませていった。
ようやく落ち着きを取り戻した主人公は奇妙な点に気付く。
書庫はひどく荒らされていたのに、なくなった本が1つもなかった。
しかも書庫が一番荒らされていたような気がする。
一体何が目的でこんな事を?
物好きな人間の犯行?
しかしこんな死に関わる本を盗んでまで欲しがるような人間なんているのだろうか。
本が1冊もなくなっていなかった点もおかしい。
ということは、何か特定の本を狙っていた?
まさか、あの知江の本!
という事は誘拐事件と図書館荒らしは関係がある。
しかし誘拐事件の犯人はとっくに本を手に入れてるはず。
だとすると、遺産と本の関係がわからなかったのかもしれない。
犯人は本に遺産が隠されていると思った。
だが主人公達があの本を調べても特に変わったところは見つからなかったし、おそらく犯人が調べた時もそうだったのだろう。
そして犯人は偽物をつかまされたと思い込み、本物がここに隠されているのではないかと考えて探しに来たのだ。
知江を誘拐した場所はこの付近だから、図書館の事も知っていたはずである。
という事は、図書館を荒らしたのは正治?
その時、書庫を整理していたパートナーが談話室に入ってきた。
主人公は今の考えをパートナーに話す。
それを聞いたパートナーは、本を発見できなかった正治は再び知江を狙うかもしれないと言い出した。
本物がありそうなのはここか知江の場所と考えるのが自然だし、ここになかった以上知江が持っていると思うはずである。
主人公はパートナーを知江の家に向かわせた。
パートナーを知江の家に向かわせてもう随分時間が経過した。
連絡がない事に徐々に焦りの色が見え始める。
その時、玄関から物音がした。
田所かと思って玄関に行くと、そこには範夫が立っていた。
範夫は警察に正治が図書館を荒らしたと聞かされ、ここに行くように言われたからやって来たと言う。
範夫を図書館の中に招き入れて1時間後…
相変わらずパートナーと田所から連絡がない。
範夫は図々しく図書館に居座りながら、正治の事を話したり本の価値を聞いたりしてくる。
なんだか正治の事よりも本の方が気になっているような気がする。
その時、電話が鳴り出した。
電話に出ると、田所からだった。
田所は警察におり、未だ図書館荒らしの証拠品採取に立ちあっている。
図書館の本からは犯人の指紋が一切出なかったらしい。
田所は主人公に気を付けるように言うと電話を切った。
受話器を置いた主人公は田所の言葉の意味を考えた。
指紋が出なかったという事は、犯人が身元を知られないために故意に消したという事になる。
しかしこれが正治の仕業だとしたら、すでに指名手配されている身なので今更そんな事に気を使う必要はないはず。
ということは、図書館荒らしの犯人は正治ではない?
だとしたら、他に犯人の可能性のある人物は……
主人公は突然範夫に「書庫に隠し金庫があり、田所が自分達にも知らせずそこに本物の本を隠して、偽物の本を渡したのかもしれない」と言った。
それを聞いた範夫はすぐに探してみようと言う。
主人公は金庫の鍵を取りに行くから先に行くように言った。
範夫は承諾し、談話室から出て行った。
主人公は……鍵を探さず、こっそりと範夫の後をつけた。
そして範夫が地下書庫に入ったのを見届けると主人公は確信する。
犯人は畑山範夫だ!
隠し金庫の話はデタラメである。
範夫には“地下書庫”の場所はもちろん、その存在を教えた事はない。
それなのに範夫は一切迷う事なく階段のそばにあるドアを開けた。
あそこが書庫の入り口だとわかっていた理由……つまり範夫が図書館荒らしだという事だ!
主人公は範夫を閉じ込めるべく書庫の扉に向かって走り出した。
ちょうど扉の前に立ったとき、範夫がドアから出ようとしていた。
主人公はドアに飛びついて力一杯おさえつけ、範夫を地下書庫に閉じ込める。
はめられた事を悟った範夫は、怒りのままにドアに思い切り体当たりした。
主人公は必死にドアを押さえ、開けまいとしながら犯行の動機を聞いた。
範夫の目的は畑山の遺産だった。
正治や桂子よりも取り分が少ない事に不満を持っていたところで、いきなり現れた知江に3億円も持っていかれることに腹を立てた範夫は計画を立てた。
知江を誘拐し、その罪を正治や桂子にその罪をなすりつければ遺産は全て自分のものになる。
しかしいざ仲間を使って知江を誘拐したのはいいが、知江は本を持っていなかった。
そこで予定を変更し、誘拐事件にして本を要求したのだった。
急に範夫の体当たりが止む。
あきらめたのかと思ったその時、主人公の顔のすぐ横を銃弾がかすめた。
範夫が拳銃を取り出し、中から発砲したのだ。
次々と拳銃から弾丸が放たれ、ドアが壊れていく。
そして、ドアが蹴破られ範夫が中から姿を現した。
主人公はその勢いで吹き飛ばされた。
範夫は銃口を主人公に向ける。
これまでかと思い、目を閉じると同時に銃声が響いた。
だが痛みはない。
恐る恐る目を開いてみると、目の前で範夫が手から血を流しうめき声を上げながら膝をついていた。
そして主人公の後ろには、銃を構えた鬼村が立っていた。
鬼村が主人公を助けるために範夫に発砲したようだ。
翌日……
主人公は電車に揺られながら、今までの事を思い返していた。
範夫は鬼村に逮捕され、図書館から連行されていった。
パートナーは警察と一緒に沢田書店で待ち構えていると範夫に雇われた男がやって来た。
男はその場で逮捕されたが、その口から範夫が犯人である事と、範夫が図書館に向かった事を聞かされた。
パートナーはすぐに鬼村に連絡した。
連絡を受けた鬼村が図書館に様子を見に行くと、そこで範夫が主人公に襲い掛かっているところを目撃し、慌てて拳銃を発砲したというわけだった。
その後、夜中にもかかわらずパートナーは図書館へと駆けつけてくれた。
無事だと分かった時にはあたりかまわず抱きついてきたので、主人公は少し照れてしまった。
警察の取調べで範夫は犯行を自供した。
やはり畑山の遺産を手に入れるために共犯者を使って知江を誘拐したのだ。
残念な事に正治はすでに殺されてしまったらしい。
最終的に逃げられないと判断した正治が自殺する……そんなシナリオに沿って殺された。
範夫の供述を元に警察は山奥へ死体を探しに行くらしい。
正治は気に入らない人間ではあったけど、殺されるほど悪い人でもなかった……。
何はともあれ事件は解決した。
今、主人公は最後の謎である本の事を聞くために畑山家に向かっていた。
そもそも本はずっと知江の本屋にあった。
もし本に何らかの細工があるというのなら、それができたのは知江が本を畑山家に届けた後ということになる。
畑山の死後、それを実行できたのはただ1人――執事の中尾だけだ。
畑山家に辿り着いた主人公を中尾が玄関まで出迎えてくれた。
畑山家の人間は1人もいなくなってしまったが、それでも中尾は主無きこの家を守っている。
中尾は全ての事情を話し始めた。
主人公の考えていた通り、中尾は畑山の指示で本に細工をした。
知江にその事を話さなかったのは畑山の遺言で、もしすぐに知らせれば金目当ての者達によって知江が不幸な目に遭うだろうから、書店を継ぐまでは秘密にしておくようにとの事だった。
結局、畑山の不安は的中してしまった。
そして肝心の遺産は……本の検印紙(昔の本に張られてある切手のようなもの)の裏にある切手だった。
主人公は畑山家を後にし、中尾から聞いた事を伝えるためにその足で知江の家に向かう。
せっかくあと少しまで片付いた書庫は、範夫の図書館荒らしのおかげで滅茶苦茶になってしまった。
そして田所から笑顔でやり直しを宣告された。
どうやら自分の夏はまだまだ続きそうだ……。
5巻 「隠されていた想い」 続
27 :
夜想曲:2010/09/23(木) 01:08:19 ID:pV5StsOC0
一旦ここまでにします。
ミサトからキモだめしの話をふられるシンジ。
さして興味は無いのだが、あらかじめマニュアルまで作っていたミサトにやれと命令される。
――学校
乗り気でないシンジ。持っていたマニュアルに興味を示したトウジとケンスケが寄ってきて何かを問われる。
◆キモだめしの話をする
◆こいつらには話さない
どっちにしろ大差なくキモだめしに関する話をすることになる。
さらにヒカリとアスカも加わりマニュアルを読み上げることになる。
内容は、夏に、夜中、男女ペアで、ネルフ特製ゼッケンをつけておこうなうというものだった。
シンジを置いて肝試し実行に意欲を燃やしてしまうトウジ、ケンスケ、アスカ。
――ネルフ基地
リツコとミサトは被献体を実験に参加させることが成功したと確信した。
ゼッケンに仕込んだセンサーであらゆるデータを記録し、恐怖や衝撃などの外的ストレスに対する耐性を調べることで
パイロット候補生たちの適正を密かに調査することが目的であり、立案はリツコだった。
自分の計画の有用性に酔うリツコだったが、ミサトはやや気が引けていた。
彼らの青春を利用していることにやや罪悪感がある模様。といっても職務であるからには仕方がないのかもしれない。
――学校
ネルフの手回しでキモだめしの許可はあっさり下りていた。
夜中に男女ペアということに下卑た笑みが絶えないトウジとケンスケ。それをこき下ろすアスカ。
許可が下りたのはいいが、欠席者がいたのが問題である。
そのうちレイにはシンジが通知を届けることになった。
下心があるのではないかとからかうアスカ。
アスカに対する不平から始まり自分達の境遇について述懐するシンジ。
第三新東京、エヴァ、チルドレン、レイとの出会いなど。
レイのいるマンションにつくが反応がない。レイは留守のようだ。
◆通知だけ置いていこう
置いていけばレイが見てくれるだろうと思いそうする。
◆もう少し待ってみよう。
鍵は開いていた。入って声をかけてみるとレイが出てくる。
学校を休んだのは検査の為に病院に行っていたからとのこと。
用件を伝える。
とりあえずキモだめしというイベントの概略くらいは知っていたようだ。
しかし怖いという感情が理解できない彼女は得る者は無いだろうと自らの参加には否定的だ。
-◆嫌なら参加しなくてもいんんじゃない
学校の行事なのだから、無理には参加しなくてもよいだろう。
そう言うと逆にシンジはどうしたいのかを問われる。
最初はミサトに言われたから始まったイベントだ。
命令だから?確かに最初はそうだったが、
皆とのイベントをこなすことで何か得られるかもしれないとも思えるようになっていた。
協調性という言葉が近いのかもしれない。
レイはリツコから最近シンクロ率が低い為
感情の振幅を大きくして人の心を理解できるようにするよう言われていた。
参加すれば何かあるだろうか?
何が得られるかはわからないが、一歩踏み出すことには意味があるはずだ。
諭されたレイは参加を決める。
-◆みんなと一緒にやろうよ。
皆と親交が深められるというシンジに対し、その意味すら理解できないというレイ。
何故シンジが参加するのか意義を問われてしまう。
根源的な問いに流されているだけのシンジでは上手い答えがみつからず、
言い訳はミサトによる参加命令であることに及ぶ。
するとレイはミサトの命令ということで参加を決めた。
――マンション
盛り上がるアスカだったが加持が参加できないことで悲劇モードを発動する。
その後、シンジをからかおうと彼女はドイツの怪談を話そうとする。
◆そんなの聞きたくないよ
断るとそれをからかうように怪談を話し始めるアスカ。
シンジは早々に寝ることにした。代わりにミサトが聞き手になったらしいが。
◆よし、聞かせてもらおうじゃないか
ドイツ。夏の夜に全寮制の学校で長い髪の女性が現れるという噂が立ち学生が確認しに行くというものだった。
実はアスカによる適当な創作。
翌日の夜。
――学校
皆が集まっていた。レイはやりとりに関わらず結局は参加している。
くじ引きでのパートナー選考が始まる。
<<レイのルート>>
◆青いクジを引く
パートナーはレイだった。
挨拶をかわす二人。
トウジはヒカリと。やはり応酬があるが、くじだから仕方がない。
ケンスケは相手がいなかった。
男子の方が人数が多く、運悪く相方のいない番号を引いてしまったからだ。
多少の緊張を見せるシンジだが、レイは相変わらず。
玄関に入ると何かの音が聞こえる。
動揺するシンジだがレイは興味を示さない。
気になるのなら調べてはどうかと言われる。
-◆調べてみよう
見てみると、開いていたゲタ箱のトビラが風で揺れているだけだった。
幽霊の正体見たり〜と言うと、幽霊だと思ったのかとツッコまれる。
-◆いや、別にいいよ。
風か何かだろうと片付けて進もうとする。
そこで走ってきたケンスケとぶつかってしまう。
ペアの相手がいないので参加できないはずだ。何をしているのか問うが教える気はないらしい。
ケンスケが話を変える。外で何人かが髪の長い女の影が校舎の中に入っていくのを見たらしい。
ケンスケはせいぜい気をつけるようにと言い捨てて走り去っていった。
校舎に入ると廊下の奥で光が動いているのが見えた。
少し驚いていると光は教室の一室に入っていった。
超常的な何かかと驚くシンジだが、レイに先に行ったペアの可能性が高いと諭される。
納得するが、そうでない可能性もゼロではないとも言われてしまう。
教室に入っていく光。気になるなら正体を確かめるかと言われる。
--◆教室に入ろう
レイの忠告に従い、明かりを消して入る。しばらくすると誰かの気配を感じる。
そこで明かりを点けると悲鳴を上げてトウジに抱きつくヒカリの姿があった。
後ろから光が追ってくるので教室に入って様子を見ようとしていたらしい。
互いの明かりを怪しんでいただけのことだった。
安堵するシンジ達だったが、ヒカリはトウジにしがみついたままだった。
びっくりしすぎて動けなくなったのだという。
トウジがヒカリを連れて行くことに。
トウジもまんざらではないのではないかと顔をほころばせるシンジ。
--◆気にせず先を急ごう
余計なことに首をつっこむこともないだろうと先に進む。
次のチェックポイントである音楽室を前にしてレイが誰もいないのにひとりでに鳴るピアノの話をする。
出発前に女子が話していたのを聞いていたらしい。
室内では淡々とチェックシートに記入をするレイ。
---◆ピアノを鳴らしてみよう
鳴らそうとするが音がしない。
レイが鍵盤の機構が壊れていることを指摘する。
そもそも壊れているピアノが鳴るはずもないと言われる。
だからこそ怖いのだろうと言うが、それが鳴るのだとしたら何か理由があるはずだと片付けられる。
---◆何もせず音楽室を出よう
ピアノをへたにいじらずに進もうとすると、ひとりでに鳴り始める。
逃げようと言うシンジだが、レイはピアノを開いて原因を突き止めようとする。
実は中に入ったある生き物が弦を鳴らしていたのだった。
それにこのピアノは鍵盤の機構が壊れていて弾くことはできない。
レイの冷静さを褒めるシンジだが、レイはただ怖いという感情が理解できないだけだと返す。
そして逆に怖いとはどんなものか?人であるために必要なことであるのか問われてしまう。
心臓がバクバクというか、胸がドキドキするというか、怖いというものを上手く伝えられないシンジ。
するとレイがシンジの手をとって自分の胸に押し当て、自分の胸がドキドキしているか聞いてくる。
レイの胸は静かだが逆にドキドキするシンジ。
そのままに色々やりとりがあるが、レイに伝えることはひとまずあきらめ先に進むことに。
次のチェックポイントは歩く人体模型の怪談がある理科室だ。
さすがに薄気味悪いと思うシンジだが、レイはチェックシートを見つけるだけだった。
チェックシートに記入しようとすると何かの衝撃音。次いで足音がする。
人体模型が歩いていたのだ。
----◆すぐに逃げる
何の脅威も感じていないレイを急かして逃げる。
----◆とどまって正体を確かめる
逃げちゃだめだを頭の中で繰り返すシンジ。
レイはあっさりとその正体を見破り何をしているのかを問う。
彼は自作の着ぐるみで皆を驚かしていたらしい。
肝だめしを盛り上げる一役を買うためでありつつ腹立ち紛れの行動でもあったそうな。
まだ後続を驚かすつもりの彼を置いて二人は戻ることにする。
ようやく終わりかと一息ついたシンジだが、レイが何かの物音を聞き取り耳をすます。
廊下の向うから高い足音が聞こえ始める。
足音はハイヒールのもの。女性だろうというレイ。やがて浮かび上がる長い髪の女の影。
◇レイノーマルエンド
逃げようと言うシンジだが、レイはその理由がわからなかった。
正体がわからなくて怖いのなら確かめればいいと女に正体を問うレイ。
髪の長い女は皆が怖がるので少し調子にのって参加してしまったらしい。
何か得たものはあるかと問われるが、シンジもレイも特に何もないと答える。
――ネルフ本部
実験結果はまずまず。とりあえずパイロット候補生たちの反応データはとれていたからだ。
リツコに言わせるとシンジの数値は変動が激しく安定度が低いとのこと。
少しはレイを見習ってほしいというミサトだが、必ずしも安定度の高さが必要なわけではないらしい。
エヴァを動かすのは人の心である為、大きく動くことによってより強い力を発揮することもあるからだ。
より人間らしく。それがレイにとっての今後の課題かもしれない。
◇レイトゥルーエンド
女の影に強張るシンジ。
レイはもしかしてこれは怖いという状況なのだろうかと問いかけられそうだと答えるシンジ。
逃げるべきなのかと問われるとそうするべきだと叫び彼女を連れて逃げ出す。
しかし逃げた先は屋上だった。
降りられそうな所がないか、非常階段くらいはないのかと調べ始めるが、
手すりをつかんだ瞬間、ボロボロになった手すりが折れてしまう。
落下するシンジだったが、レイが咄嗟にシンジの腕を掴んで助け出す。
礼を言うシンジ。
長い髪の女は追ってきてはいないらしい。とりあえず安堵する。
不思議だった。
キモだめしではあれだけドキドキしていたのに、
屋上から落ちそうになった時は全然動揺していなかった。
本当に怖い時は、怖がっているヒマなどないのかもしれない。
シンジはそう言うが、逆にレイは自分はドキドキしていると言いまたシンジの手を自分の胸に当てる。
シンジが死んでしまうのかと思ったレイは胸がドキドキし始めたとかということで
彼女の感情に関してのやり取りが色々あり、
なんやかやでシンジはただ彼女を見つめることしかできずに話は終了。
――ネルフ本部
今回の実験は大成功だったという。
レイの感情の振幅が大きくなりシンジとのシンクロ率も上がっているのだ。
レイが人間らしくなったということなのか、そう問うミサトだが、
何が人間的で何がそうでないか決めることはできないと返ってくる。
この変化が持続するのかはわからない。
ミサト達にはただその変化をみつめることしかできないのだろう。
――ミサトのマンション
登校前、アスカに急かされているシンジ。そこにレイがやってくる。
よく晴れていたから少し遠回りをしてみたらここの近くにきたので寄ってみたとのこと。
それを茶化したアスカは先に部屋を出て行く。
レイはシンジに問う。楽しいとはこういうことかと。その問いにシンジはそうだと答える。
<<アスカのルート>>
◆赤いクジを引く
パートナーはアスカだった。不平たらたらのアスカ。
まずは玄関から。実際に始まってみると二人とも気後れが見え始める。
暗いので懐中電灯を点けようとしたが、落としてしまった。
拾おうとしていた際に"何かやわらかいもの"に触れたシンジは当然それでアスカを怒らせてしまう。
そこで変な音が聞こえた。アスカに見てこいと言われる。
-◆よし調べてくるぞ
実際に行こうとすると、アスカが置いていくのかと文句を言うので一緒に行くことに。
単にゲタ箱のトビラが開いていて風で揺れていただけだった。
-◆いやだよ、先に行こう
からかうアスカを無視して進もうとする。
<レイのルートと同様にケンスケ登場>
アスカの怪談とも符合するが偶然なのか気にする二人。
<同様に教室に入っていく光を見かける>
アスカに確認してきたらどうかと言われる。
--◆教室に入ろう
<同様に明かりを消して入ったら結局トウジたちだった>
アスカのすすめでトウジがヒカリをおぶって落ち着けるところまで連れて行くことに。
アスカに礼を言うヒカリ。見送ったシンジは純粋に心配するが、アスカにボクネンジンと罵倒される。
--◆気にせず先を急ごう
アスカに少しからかわれる。
次のチェックポイントである音楽室を前にしてアスカが誰もいないのにひとりでに鳴るピアノの話をする。
中ではアスカにピアノを鳴らしてみるよう言われる。皆を驚かせたいらしい。
---◆ピアノを鳴らしてみよう
意を決して鳴らそうとするが音がしない。アスカが代わるも音はしない。
だが、そうすると何故怪談が出来たのだろうか。だからこそ怪談なのか?
深く追求するのをやめて先を進むことにする。
---◆何もせず音楽室を出よう
自分でやれと言い返すがその意思はないらしい。
音楽室を出ようとすると勝手に音が鳴り始めたので大慌てで逃げ出す二人。
次の理科室には歩く人体模型の怪談があった。
入ってみるがその人体模型は見当たらなかった。
まさか本当に歩いてどこかに行ったわけではないだろうとのやりとり。
<同様に動く人体模型がいた>
----◆すぐに逃げる
大慌てで逃げ出す二人。
さすがに本物の人体模型が勝手に歩き出すことはないだろうが、戻って確かめる気にもなれなかった。
----◆とどまって正体を確かめる
机の下に隠れる。人体模型は近づいてきたがそのまま通り過ぎてしまった。
気づくとアスカはシンジに身を寄せ母親に助けを求めていた。それをなだめるシンジ。
アスカの息遣いを感じられる距離で色々想うところ感じるところがあるという描写。
なんやかやで結局シンジとアスカは手を握ることになる。
しばらくしてやり過ごしたのを確認してアスカを呼ぶと正気に戻った彼女に罵倒される。
ようやく終わりかと二人が一息ついた頃、廊下の向うから高い足音が聞こえ始める。
足音が止まると廊下には長い髪の女のシルエットが浮かび上がる。
作り話が現実になるわけはない。ではいったい何が起きたのか。
◇アスカノーマルエンド
ストレスが爆発したアスカは大声を上げ長い髪の女に一撃を加える。
――ネルフ本部
アスカのドロップキックを受けてのびてしまった髪の長い女は調子にのって脅かそうとしていただけだったのだが、
その代償として鈍い痛みをかかえることに。
調査の結果はどうだったか。シンジもアスカも意外と精神的プレッシャーには弱いらしいことが判明する。
シンクロ率にも変化はなかったとのこと。
ミサトの定番台詞を盗るリツコとそれをツッコむミサトでED。
◇アスカトゥルーエンド
逃げ出す二人だが、逃げ出した先は屋上だった。
物陰に隠れてしばらく待ってみると、下の方からサプライズをしかけた髪の長い女が二人を呼ぶ声が聞こえる。
ひとしきり笑いあった二人。つまらない小競り合いの後、また笑い出す。
それが落ち着くとアスカは手すりに寄りかかり話し出した。こういうのもいいと。
そして色々と普段は決して口にしないような彼女の素直な心情が漏れる描写となる。
その一瞬だけは今まで見せたことのない優しい表情をしているように見えた〜で終了。
翌朝からはいままでどおりの彼女だったが。
そう、いつも通りシンジを怒鳴りつける彼女の姿がそばにあった。
これも彼女の幸せのひとつなのかもしれない。
――ネルフ本部
表立って変わったところは見えないが、わずかだがシンジとアスカのシンクロ率が上がって来ているとのこと。
それを聞いたミサトはあの日の屋上のことを問い詰めようといやらしい笑みを浮かべるのだった。
以上で 新世紀エヴァンゲリオン外伝 真夏の夜の夢 終了です。
キャラもののアプリではありますが、そう原作の雰囲気を壊してはいません。
それでいて本編ではあまり色恋沙汰を見せない2人のヒロインが見せるなんやかやのシーンがあるので
この2人が気に入っているのなら見てみる価値はあると思います。
この心の交流のシーンではレイが純粋さと大胆さを、アスカが心を開いて素直さを見せますが、
どちらも繊細に描写されています。
シンジの手を胸に当てて上目遣いっぽい目で見てくるレイの一枚絵、
アスカと抱き合うようにして寄り添う一枚絵なども珍しいです。また、作中ではいい感じで使われています。
このアプリも105円相当と安めですし、本サイトでは無料コンテンツがあったりしますので
興味が湧いたら自分で色々と確認をどうぞ。
いいからしゃぶれ
age
ちょw
>>12って書いてあるんだから夜想曲もエヴァも前スレから使えば良いのに
二つとも長かったし、残り容量を考慮したんだろう多分
あっちはあと8KBか…短く終われるの何かあったかなあ
>>40 ほぼ
>>41氏の書いた通りで、
前スレ容量がぎりぎり
→txtの内容と合わせると500Kbを超えそう
→前スレに書き込みきれなかった場合、新スレに他の投稿の後に書き込むことになるが、
テンプレの後からならともかくレスが進んだ後から途中を投下したのではすっきりしない
→こちらも新スレに書き込んだ
という事情です。
スレ違い
45 :
夜想曲:2010/09/30(木) 23:14:44 ID:2cxZTuiR0
>>40 >>41さんや
>>42さんと同じで前スレの残り容量を考えて新スレの方に投稿しました。
これでラスト、第3話の残りを投稿します。
(一度でもエンディングを見るとこのルートに行ける。<誘拐編>の第3倉庫前にて、犯人が本を奪って車で逃走しようとしているところの選択肢で「車を止めよう!」を選ぶ)
車は激しく蛇行しながら主人公達の方へ向かって走ってきた。
主人公は思わず車の前に立ち塞がる。
車は構わず主人公の方へとスピードを上げた。
田所が主人公の腕をつかみ地面に引きずり倒すと、犯人の車は慌てて急ハンドルを切り主人公のすぐ横を走りぬけ、バランスを崩しスリップしながらコンテナに激突した。
車の中から2つの影が飛び出し暗いほうへと逃げて行く。
範夫と草薙警部がその後を追っていった。
主人公は田所に叱責され、反省した後、すぐに範夫達を追ってコンテナの方へと向かった。
犯人が逃げたところは大きなコンテナが山積みにされ、迷路を形成していた。
パートナーと田所は別の方から入る事にし、主人公はそのままコンテナ郡の中へと入っていく。
奥に進もうとすると草薙警部が姿を現した。
主人公は犯人の心当たりを聞くと、草薙警部は正治と桂子が犯人ではないかと答えた。
犯人が第三者で畑山家の遺産が狙いだとすると、知江に渡った遺産は畑山家からすればはした金なので、知江よりも正治や桂子や範夫の方を狙うはずである。
動機は断定できないが、おそらく少しでもお金を渡るのが許せなかったのではないかと草薙警部は述べた。
ともかく、今は犯人を追うことが先決として、主人公は草薙警部と行動を共にする事にした。
その時、辺りに銃声が響き渡った。
主人公と草薙警部は外側から回りこんで銃声が鳴った方へと急いだ。
銃声がしたのはコンテナが積み上げられた一角だった。
その隅の方で範夫達が立ち尽くしていた。
そして範夫達が向く方に……頭を撃ち抜かれた桂子の血まみれの死体があった!
範夫の話によると、ここに駆けつけた時、正治と桂子が言い争っており、そして正治が銃を抜いて桂子を射殺し、そのまま逃走。
いきなりの事で止める暇もなかったと言う。
そこへ和子が知江に肩を貸して歩いてきた。
草薙警部は「犯人が分かった訳だから後は警察が捜査する」と現場を着々と取り仕切っていく。
主人公はどこか気に入らなかった。
それに1つ気になる事がある。
あの林道で知江が誘拐された時、犯人は3人いた。
ここで殺された桂子、桂子を殺して逃げたという正治……1人足りない!
つまり共犯がいる!
それに、あの正治と桂子は性格は悪いけど犯罪に関しては素人にしか見えないので、プロを雇ったとしても主導権を奪われるのは目に見えている。
もしかしたら正治と桂子は利用されていただけで、主犯は別にいる可能性がある!
しかし草薙警部は、「もし自分が犯人だとしたら知江をトランクに押し込んでまで取引現場に来ない。面倒な事にならないよう殺しておく」と反論する。
互いの持論をぶつけ合う主人公と草薙警部。
その時、突然和子が口を挟んだ。
「どうしてあなたがその事を知っているの? 逃げた人をすぐに追いかけていったあなたが、どうして知江がトランクに閉じ込められていた事を知ってるんですか?」
!! まさか!!
草薙警部は大きく目を見開いて立ち尽くしていた。
数日後…
あれから主人公達は警察の事情聴取という事で警察に連れて行かれ、一晩中取調べを受けた。
解放された時には、もう午後も遅くなっていた。
草薙警部はあの後、駆けつけた警官達に逮捕された。
事件の真相はまだはっきりしていない。
おぼろげながらわかっている事は、自分達が知らない共犯者がいた。
遺産はともかく、畑山が知江に本を残したのを知っていたのは畑山に近い人間だったはず。
それを知っているという事は、その中に犯行グループに情報を与えた人間がいたのかもしれない。
草薙警部はその情報を元に裏で糸を引いていたらしい。
どうりで知江の家での逆探知が失敗したり、警察に見張られた港に犯人の車が入って来たりする訳だ。
なぜ草薙警部がこんな事をしたのかは謎だ。
主人公は電車に揺られながら知江の家に向かっていた。
今日は知江と映画を見に行くのだ。
ウキウキする主人公を乗せて、電車は快調に走り続けていた…。
1巻 「意外な人」 続
(5巻を見るとこのルートに行ける。林道にて、知江が覆面の3人組に連れ去られようとしているところの選択肢で「一番近くの男を何とかしようと思った」を選ぶ)
主人公は勇気を出してナイフを構えている男に飛び掛って攻撃した。
主人公の攻撃は男を捉え、男はうめき声を上げてよろめいた。
続けて攻撃しようとするが、別の男に殴られ気を失ってしまう。
(知江の家に連絡するまで<誘拐編>と展開は同じなので省略)
知江が何者かに誘拐されてしまった……。
この事を知江の家に連絡して、訪問の約束を取り付けた。
早速知江の家に向かおうとするが、パートナーと田所に怪我を理由に留守番を頼まれる。
納得がいかない主人公だが、結局パートナーと田所が出て行くのを見送るしかなかった。
2人が出かけて数時間後…
そろそろ昼になりそうな時間になったところで電話がかかってきた。
パートナー達からと思い電話に出ると、受話器の向こうから聞き覚えのない男の声がした。
男は「お前にやられた傷がうずくよう」と言い出す。
主人公はその言葉と声を聞いて思い出した。
林道で知江を誘拐した男だ!
男は興奮して声がうわずっているので、下手に刺激するのは得策ではないと判断し冷静に問いかけた。
男は林道でやられた借りを返すと言い、要求を述べてきた。
「主人公1人で知江が持ってきた本を持って2時間以内に反橋駅の公衆トイレに行け。遅れたり警察に通報したりしたら知江を殺す」
反橋駅はここから2時間以上もかかり、うまくいったとしてもギリギリの距離だ。
しかし男は主人公の言い訳を全く聞かない。
その前に本当に知江をさらった男なのかと聞くと、受話器の向こうから知江の声が聞こえてきた。
男からの電話はここで切れた。
知江をさらった犯人は想像以上に危険な男らしい。
しかし、迷っている時間はない。
主人公は犯人の言う通りにすることし、すぐに本を持って図書館を飛び出し反橋駅に向かった。
2分前になんとか反橋駅の公衆トイレに辿り着くことができた。
辺りを伺いながらトイレに入ろうとすると、清掃員の梅原寅吉に掃除中だと止められる。
その時、あたりに電話の音が鳴り響いた。
慌てて辺りを見回すと、手洗い場の下に紙袋があり、その中から電話の音が聞こえてくる。
紙袋を取ろうとする梅原を、それは自分のものだと制止して紙袋を開ける。
中には携帯電話が入っていた。
携帯電話に出ると、あの男の声がした。
男は「紙袋の中に赤い液体が入ったビンがある。それを頭からかぶれ」と要求した。
紙袋を調べると確かに男の言った液体が入ったビンがあった。
蓋を開けると、吐き気のする生臭いが漂う。
吐き気を堪えながら、主人公は液体を頭からかぶった。
主人公の体はたちまち血で染まったようになる。
続いて男は「紙袋の中に紙で包まれた固まりを取って中に入っているものを出せ」と言った。
言われるがまま紙袋にあった物体取り出し、包み紙を取り去ると……なんとそれは拳銃だった!
銃身の短い回転式のリボルバーで、にぎりの所に紐がついている。
その紐は途中でちぎられて中途半端に短くなっていた。
男は「その電話をつないだままにして、拳銃を持って第一ビルの地下駐車場に10分以内に来い」と言った。
男に第一ビルの場所を聞くが、男は答えず残り時間をカウントし始める。
その時、赤い液体で血まみれのようになり拳銃を持っている主人公を見て梅原が悲鳴を上げる。
梅原に第一ビルの場所を聞くと、梅原は怯えながら場所を教える。
駅前を東の方に15分くらい歩いたとこにあるらしい。
15分! 今すぐ出発しないと間に合わない!!
主人公は街中を必死に走った。
主人公の姿を見た道行く人々が悲鳴を上げて逃げ回る。
このままでは警察に通報されてしまう。
もし捕まってしまえば一貫の終わりだ。
主人公は必死に走り続けた。
何とか2分前に第一ビルの地下駐車場に辿り着くことができた。
男は次に「南部川警察署に10分以内に行け」と言う。
こんな格好で警察署なんかに行ったら即逮捕だ。
しかし男は全く聞く耳持たない。
すぐに出発しようとするが、警察署の場所を知らなかった。
その時、グッドタイミングで買い物帰りの女性・中川美奈子が歩いてきた。
美奈子に警察署の場所を聞こうとすると、主人公の姿を見た美奈子は悲鳴を上げる。
怯える美奈子から何とか警察署の場所を聞き出し、主人公は慌ててその場から駆け出した。
再び街中を通り抜け、警察署へと向かう。
道行く人々が主人公の姿を見て騒ぎ始める。
主人公は人々を押しのけて警察署へと向かった。
そして10秒前に警察署にたどり着いた。
だが次の瞬間、主人公は警官達に囲まれてしまう。
警官達は、主人公を警官殺しの犯人と決め付け投降を促してきた。
警官殺し? 一体どういうことなのだろうか!?
警官達の後ろにパートナーと田所がおり、主人公を説得する。
ニュースを見て飛んできたらしい。
事情を説明しようとする主人公だが、男が携帯電話から「事情を話すと知江を殺す」と脅してきた。
続いて男は「その拳銃には1発だけ弾が入っている。そいつで10秒以内にその場にいる誰かを撃て」と言った。
無茶な指示だが、男は構わず残り時間をカウントする。
残り5秒!
しかしやはり人を撃つことはできない。
からかいながら残り時間をカウントする男の声がする。
追いつめられた主人公は、いきなりある事をひらめいた。
そして拳銃を構えて……自分の左手を撃ち抜いた!
激痛に襲われ左手が見る見るうちに血で染まっていく。
警官達は主人公の突然の行動に呆気に取られていた。
撃つには撃ったが男は不服そうだった。
主人公は「もう十分復讐したんだし、後は本を渡して終わりにしよう」と説得した。
男はそれに承諾し、「近くのハナマル公園まで本を持って来い。警官を1人でも連れてきたらアウトだ」と言った。
ハナマル公園はすぐ近くだ。
その前に包囲している警官達を振り切る必要がある。
主人公は自分に銃を突きつけ、「近づいたら自殺する」と脅した。
オロオロする警官達からゆっくりと遠ざかり、一気に走り出した。
警官達が後を追い始める。
とりあえず警官達を振り切ってハナマル公園にたどり着いた。
男は最後の指令として「本を下水溝に落とせ」と言った。
足元には金網で覆われた一角があり、そこから地下の下水溝へと通じているようだ。
だがそこへパトカーのサイレンの音が飛び込んできて、程なく再び警官達に包囲されてしまう。
主人公は男の要求を拒み、本を落とさなかった。
男の急かす声が響くが、それでも本を落とさなかった。
その前に知江の声を聞く事が先決だ。
しかし男はしきりに本を要求する。
知江の声を聞かせる方が脅迫としては有効のはずなのに、なぜ声を聞かせられないのか?
すると男は痺れを切らし、「今から知江を殺す」と言い残して携帯電話を切った。
主人公は焦りながら知江がいる場所を必死で考えた。
その時、男はこれまで何度も知江を殺すと脅していた事を思い出した。
つまり男は知江と一緒におり、知江は男のいた下水溝にいる可能性が高い。
そうしている間にも警官達がじりじりと主人公に迫ってくる。
主人公は携帯電話を使って助けを求める事にした。
どこにかければいいのか?
辺りを見渡すと、公園管理事務所の電話番号が書かれている看板が見えた。
主人公は公園管理事務所に電話をかけ、下水溝に人が落ちたと偽って助けを求めた。
すると地下にある下水溝を管理する機械室で火災が発生したという警報が鳴っていると言う。
知江がそこにいる事を確信した主人公は携帯電話を切った。
知江のいる場所は分かったが、そこに行くには警官達を振り切る必要がある。
主人公はいきなり叫び、警官達がひるんだ隙に一気に建物の中に飛び込んだ。
建物の中は真っ暗だった。
内鍵をかけ、しばらく追ってこれないようにしてから奥へと足を進める。
その時、火災報知器の警報音が聞こえてきた。
警報音が鳴る方に行くと、機械室への扉を発見する。
だが、扉の前に張られてある『危険! 火災時に二酸化炭素消火装置が作動します。中に入らない事』の注意書きが目に入り、身の毛がよだつのを感じた。
急いで救出しないと二酸化炭素中毒で知江が死んでしまう!
扉に駆け寄ろうとしたその時、1人の男が主人公の前に立ち塞がった。
主人公が林道で殴った男・鮫島元次だ!
鮫島は主人公の復讐するべく襲い掛かってきた。
成す術なく主人公は鮫島の攻撃を受ける。
ここで諦めたら知江が死んでしまう。
その一心で、主人公は武器になるものを必死で探すも、それらしきものは見つからない。
そんな必死な様子の主人公を鮫島は余裕の態度で見下ろしている。
主人子は一か八かの捨て身の体当たりを仕掛けるが、あっさりとかわされ足払いをかけられる。
足と取られて倒れる寸前に、咄嗟に体を支えようと腕を突き出した。
そして転ぶまいとして突き出した手が、鮫島の目に突き刺さった。
鮫島は悲鳴をあげ、目を押さえて転がり回り、やがてショックで気を失った。
主人公はふらつく足で機械室の扉を開けた。
4日後……
病院を退院した主人公は図書館に戻る事ができた。
あの後、警察からたっぷりとしぼられるはめになった。
警察に連絡せず走り回っていたから当然の事だ。
無事釈放されたのは田所の計らいがあったからだ。
鮫島は警察に逮捕され、知江は無事救出する事ができた。
機械室に入った時、かなり危険な状態で発見されたが、今は順調に回復しているという。
主人公はパートナーと田所と一連の事件を話し合う。
鮫島は知江の誘拐が本来の目的だったが、林道で主人公にやられた事に腹を立て、復讐心であんな事をしたのだ。
鮫島以外の残りの2人ははっきりとは不明だが、未確認の情報によると畑山家につながった警官がそのうちの1人ではないかと言われており、その警官は仲間割れの末に殺されたという。
南部警察官で聞いた警官殺しとはこれの事だった。
何はともあれ鮫島が逮捕された事で事件の真相は徐々に明らかになっていくだろう。
そうなれば知江が狙われる事もなくなる。
いつの間にか、日がかなり傾いている。
夏の終わりは少しずつ近づいていた……。
13巻 「安堵」 続
<野々宮図書館の噂>
奥音里の中華料理店『満腹軒』の店長・珍満足から聞ける。
内容は
・終戦から4、5年ほど経った頃、野々宮図書館で火事があった。
・満足の父・満腹は火事のあった日、怪しげな男を駅で見かけた。
・その男は1冊の古ぼけた本を大事そうに抱えて、図書館のある山の方に歩いていった。
・その男がどうなったのかはわからない。
なお珍満腹は外伝や『月の光』にも登場する。
<原作>
原作の第5話(最終話)に当たる話。
その後、ストーリーは<完結編><外伝>へと続きます。
あと<質問編><あとがき><○○○編>もありますが、どれもストーリーとは関係ないので割愛します。
53 :
夜想曲:2010/09/30(木) 23:49:50 ID:2cxZTuiR0
これで『夜想曲』の補完を終わります。
長々と付き合っていただき、ありがとうございました。
何かwikiが見れなくなってる…自分だけ?
昨日までは普通に見れたんだけど
>>54 今も見れますが。一時的なものでは?
トップページにある
>■ 只今管理作業を引き継いでくれる方を募集しております、メールどうぞ。
もしWikiを閉めることがあるならその前にデータバックアップを公開してほしいですやね。
そうすれば各々自由に後継サイトを作るかもしれないし。
携帯アプリの 新世紀エヴァンゲリオン外伝2 〜人形達の宴〜 を予約します
<<世界観>>
地球上に突如ミミズほどの大きさの単細胞生物が発見された
それが一ヵ月後には化け物の形になるまでに急速に進化し、コンクリートも鉄骨も
撃退用に人間が用意したミサイルや戦車までも食い尽くした
そして同時に人間もその歯牙にかけ、日に10万人の命が消えるようになり人口も激減。都市も壊滅した。
通常の兵器がきかないこの化け物は「荒神(アラガミ)」とよばれるようになり
フェンリル製薬を主とした研究所の研究結果、アラガミとは「オラクル細胞」とよばれる特殊な単細胞が集合したもので
・捕食したモノの特色を取り込むこと
・オラクル細胞に対抗するにはオラクル細胞しか通用しないこと
・細胞ごとに捕食しづらい物質が存在するという性質を持っていること
が判明
オラクル細胞を武器に実装し、かつ武器自身に食べられないように
操作する人間に「偏食因子」を人に埋め込めればアラガミに対抗できることが明確となった。
しかし偏食因子の人間への転写は難しく、マウスを使った実験で「母体に投与すれば、胎内の子供に転写が成功する」程度の安全性しか得られていない。
研究者のヨハネスとアイーシャは、人口減少と未来を憂い、アイーシャ胎内にいる自分たちの子供への投与へと踏み切った。
結果、「生まれながらにして偏食因子を持つ人間」が生まれたがアイーシャ自身がオラクル暴走に耐えられずアラガミ化してしまう
そしてヨハネスと実子以外の人間を暴食したことによりこの計画自体も凍結された。
その頃、同じ研究者でありヨハネスとアイーシャの投与実験時に反対して独自研究を進めたペイラー榊が
アイーシャの子供に埋め込んだものよりはるかに低リスクの偏食因子を発見
その偏食因子とオラクル細胞の研究をもって「神機」という生体武器の開発に成功。
フェンリル製薬は、滅亡した国連にかわり「フェンリル」という名の組織に改め各地を統轄
偏食因子に適合し、神機を操ることの出来る人間「ゴッドイーター」の登用を開始した
<<ゲーム本編>>
2071年。
可変機能を実装した新型神機を操れることが判明(=適合)した主人公はフェンリル極東支部・第一部隊へと配属される。
極東支部では、海上にアラガミ防護壁を施した一般人収容ドーム「エイジス」を建設しており注目されている支部。
支部長はかつてアラガミ研究をしていたヨハネスで、主人公に期待していると声をかけられる。
・第一部隊隊長で気さくで酒好きな雨宮リンドウ
・衛生兵の冷静で頼れるお姉さん橘サクヤ
・同時期配属で家族思いのムードメーカー藤木コウタ
・ゴッドイーターの中でも一段と身体能力が高いが、それゆえ自分を「化物」と言うソーマ
彼らと数々のミッションをこなしていくも
「デート」と称して単独でリンドウがどこかへと出かける度にサクヤとソーマに不穏な空気が流れたりもした。
そしてロシア支部から主人公と同じ新型神機使いで、高飛車な物言いのアリサ・アミエーラが配属され
リンドウが彼女の指導係に。
精神科医による定期的なメンタルケアが組まれるほどにメンタル面が不安定な彼女
主人公は同じ新型だから支えになってほしいとリンドウから頼まれ、
アリサやリンドウを交えたミッションもいくつかこなしていくことに。
アリサとリンドウが別の任務に出かけている際、主人公達に大型アラガミの討伐依頼が入る。
それを倒すものの、何故か同じミッションエリアで別任務のはずのアリサとリンドウに遭遇。
「同じエリアに同時にミッションが入るなんてありえない」と疑問を浮かべるサクヤ。
リンドウは主人公達に支援を頼むと自分とアリサのミッション進行のため建物の中に。
そこに現れたのはプリティヴィ・マータという大型アラガミ。
応戦するリンドウに対し、大型アラガミでフラッシュバックを引き起こしたアリサは動けない
専属の精神科医に言われたとおりに「つよくなれる呪文」を唱えて武器を構えるも、脳裏には憎いアラガミではなく何故かリンドウの顔が浮かぶ
錯乱したアリサの狙撃で天井崩落。瓦礫によってリンドウのみがプリティヴィ・マータのいる建物内に閉じ込められてしまう
異変に気付いた主人公達が集結し、リンドウを助けようとするも
「隊長命令だ!アリサをつれて逃げろ!」と一喝され、閉じ込められたリンドウとプリティヴィ・マータを置いて退避することに
(体験版に収録されているのはここまで)
<<本編2>>
リンドウ(とその神機)捜索班が出動するも生存率は絶望的。信じて待つコウタとふさぎこむサクヤ
一方以前から「死神」と渾名のあったソーマは陰口を叩かれ、アリサは病室で精神科医オオグルマによる治療を受け眠り続ける日々
主人公は「アリサを支えてやれ」という言葉を思い出し、積極的にアリサに会おうとするも
オオグルマから「今はちょっと」「眠っている」等と遠まわしに会うなと言われる
それでも病室に出向き眠るアリサの手をとった瞬間、新型同士の感応でアリサの過去と、先日の事件でのアリサの胸中を見てしまう
ふさぎこむと同時にあの事件に裏があると勘繰るサクヤにそれをつたえ、サクヤと共にアリサに話を聞きに行くと
アラガミが幼い彼女の目の前で両親を食らい尽くした過去を聞かされ
アラガミを撃とうとしたのに、頭の中で何故かアラガミの顔がリンドウにすり替わってしまった。自分でもどうしてなのかわからない。と彼女は泣きくずれた
その後アリサは無事現場に復帰し、素直になった彼女と絆を深めていく中
・リンドウ捜索が打ち切られること
・主人公がリンドウの代わりに第一部隊隊長になる予定があること
を告げられ、サクヤの疑問が積み重なっていく
主人公が隊長に就任したらパーティでもしようぜ!とムードメーカー全開のコウタに対し「お前らで勝手にやってろ」と協調性皆無のソーマ
隊長就任決定後、支部長ヨハネスから呼び出され挨拶に出向く
そのときすれちがった技術顧問のペイラー(かつてヨハネスと研究していた彼です)が、
「君は好奇心は旺盛なほうかな?」とデータディスクを意図的に落としていく
それをやっぱり拾った主人公はディスクを再生。
その中には、アイーシャが存命していたころの映像
そして見慣れた支部長ルックのヨハネスがペイラーにあてたであろうビデオレターが入っていた。
その中で、自身を化物と形容するソーマがヨハネスとアイーシャの実子=生まれながらにして偏食因子を持つ人間 であることが明らかに
一方、疑問が積み重なっていくサクヤは自室でふさぎこんでいた。
酒でも飲んで気を紛らわそうと冷蔵庫から配給品のビールを取り出すと、一枚のデータディスクが転がり落ちる
普段からサクヤの配給ビール目当てで部屋に通っていたリンドウを思い出し、彼が残したものだと悟りデータを開くもロックがかかっている
ロックを開くにはリンドウの右腕の腕輪が必要
同じエリアで鉢合わせたこと・早すぎる捜索打ち切り等以前からの疑問を払拭するため、サクヤは独自でリンドウの探索と謎の解明を開始する
一方のペイラーも動くことを決意したのか、嘘をついてヨハネスを欧州に飛ばすことに成功。
互いに捕食しあいどんどん強くなるアラガミを討伐していく日々
ある任務を終えて事後処理に動こうとした時、ソーマにつれられてペイラーがひょっこりと現場に姿を現した
とりあえず事後処理(※アラガミの死体の捕食)をやめて隠れて!といわれて隠れて待機していると、
ひとりの少女が現れ「おなかすいたよ」といいながらアラガミの死体を食おうとしている
そこに飛び出して少女も捕獲。
極東支部に連れ帰ると、ペイラーから「その女の子はアラガミだよ」とあっさり言われる
アラガミは食べたものの特色をとりこんで姿かたちを変える。
進化の過程で人間に似たモノの姿となってしまったとのこと。脳のように作動する部分もちゃんとある。
しかも彼女の食欲は人間には向けられていないので、匿っても彼女に捕食されることはないという
「彼女を研究したい!」という名目で匿うことが決定し、主人公達はしばらく彼女の話し相手としてミッションの合間に彼女の部屋に通うことに。
<<本編3>>
彼女の飲み込みは早く、動作や喋り方自体はまだ幼いながらもどんどん人間のようになっていく
ペイラーは彼女に名前を付けたいと提案。主人公達が集まるもいい案は出ず悩んでいたら
彼女が自ら「シオ!」と言葉を発す
サクヤが優しく「それ、貴方の名前?」ときくと、得意げに肯定するので名前はシオで決定。
シオの食糧が枯渇しているとペイラーに呼び出された主人公は、彼女をコッソリとミッションにつれていって、死にたてホヤホヤのごはんを食べさせることに。
シオは無事ごはんにありつけるものの、「ソーマもたべよう!ソーマのなかのアラガミもたべたいっていってるよ!」と地雷を踏んでしまう。
喧嘩別れしてしまったが、後にシオが衣服を着るのを嫌がって壁をぶちやぶって逃走した際ソーマも探索にあたり、会話するうちに仲直り。
その後もシオをはさんで他メンバーとの間も縮まり交流するようになっていく。
一方騙されたことを悟ったのかヨハネスの帰還と、リンドウの腕輪信号をキャッチしたことが主人公達に告げられる
ヨハネスにはシオのことは内緒だよ、とペイラーに念を押される
帰還したヨハネスに呼び出されたとおもったら、第一部隊とは別に特別任務を引き受けてほしいという話をされる。
かつてリンドウが「デート」と称して行動していたのと同じ任務。
それは「特異点」とよばれる特殊なアラガミの核の探索だった
食べた物の特性を覚えていくアラガミもどんどん強くなっていき、一般居住区が襲われるという事態も頻繁に起きるようになる。
母と妹を一般居住区に残しているコウタは気が気ではなく「母さんと妹を守るためならなんだってしてやる」と意を決する。
そして、リンドウの腕輪から発せられる信号を極東支部が受信。
冷静にな、と教官から釘をさされながら因縁のアラガミと戦うことになる。
そしてそのアラガミの体内からリンドウの腕輪と神機を発見。
生存は絶望的とみなされ、これによりリンドウはKIA認定。その神機も倉庫にて次の適合者を待つことになった。
リンドウの腕輪の発見によりサクヤの持っていたデータディスクのロック解除に成功。
ヨハネスの進める「エイジス計画」の裏で何かが動いていること・なんらかのリスト・リンドウが「裏で動く何か」を本部からの命令で探っていることが明らかとなった。
自分がリンドウの事件の引き金となった責任を感じるアリサは、これを追おうとサクヤに提案するも、サクヤは忘れましょうとケロッとしてみせる
その頃シオにも異変が生じはじめた。
身体に紋様を浮かび上がらせ、エイジス島を見るなり「オイシソウ」と言い出したり苦しんだり
精神的に安定しなくなるように。
ソーマは、シオこそがヨハネスの探す特異点だと確信。主人公にもそれを伝える。
<<本編4>>
「シオを頼むわね」と言い残してサクヤが失踪。単身エイジス島に乗り込むもののアリサもついてきてしまう。
二人がエイジス島内で見たのは居住区ではなく超ド級のアラガミ。
そこに現れたヨハネスが、エイジス計画の裏でひそかに進めていた「アーク計画」について説明を始める
アラガミ同士が食い合い、最終的に超ド級のアラガミが出来上がった時
なんでも食うアラガミはきっと地球まで食ってしまう!という
「終末捕食」という説がこの世界には蔓延っていたのだが
ヨハネスは逆にソレを利用し、アラガミによってボロボロにされた地球環境を一旦リセットしようと考えたのだ
そのために、巨大なアラガミ「ノヴァ」を「終末捕食の引き金」にするためエイジス島で育成。
強制的に終末捕食を発動させ、ゴッドイーターや技術者等選ばれた人間のみを一旦宇宙に避難させ地球がリセットされるのを待つ。
それが「アーク計画」だった
そのために邪魔だったリンドウを、オオグルマによりマインドコントロール済のアリサで暗殺したとサクヤに告げる
だがノヴァには、起動するために必要な特異点が足りないのだ。
追い詰められつつもサクヤとアリサはエイジス島を脱出。
極東支部からは追われる身となった彼女達は主人公達に連絡をいれ、リンドウの死の真実・「アーク計画」を話す。
リンドウのデータディスクの中にあったリストは、アーク計画の「搭乗者リスト」だと。
その中にはコウタと、彼の守りたい家族の名前もあった。
ソーマは一貫して「親父をぶちのめす」という姿勢。
サクヤとアリサも同様、大多数の民間人を見捨てるこの計画を阻止すると意思表明。
しかしコウタのみは、家族がこれでもう安全に暮らせるのなら、と主人公達のもとを去ってしまう。
コウタも去り、サクヤとアリサは追われる身
極東支部の他の隊員たちにもアーク計画の話が公表されたのか、疑心暗鬼におちいりギスギスした極東支部の中
主人公とソーマと一部隊員のみがアラガミ討伐を続ける毎日に
だがシオの居所がついにヨハネスにばれ、シオが誘拐されてしまう。
一方のコウタも家族の下に帰ったものの母と妹から諭され、安全な居場所をほしがるのではなく自分自身が安全な居場所を作るために動くことを決意。
シオが誘拐されたと連絡を受けたこともあり、母と妹に笑顔で別れを告げ主人公達の元へと帰ってくる。
コウタが主人公達のところに戻ってきたころ、アリサとサクヤも合流。
コウタが以前こっそりと見つけていた裏道から無事エイジス島へ潜入でき、ノヴァを従えたヨハネスと対峙する
だが既にシオはノヴァへと取り込まれており、彼女の抜け殻だけが地面へと放り投げられた。
ヨハネス自身も、アイーシャによく似た姿をしたアラガミに自ら取り込まれラスボスとして主人公達に立ちふさがる。
勝利するも、すでに終末捕食は開始されており、地球はノヴァの伸ばす触手に覆われ始めていた。成すすべなく立ち尽くす主人公達。
そこにノヴァにとりこまれたはずのシオの声が。
シオは地球上に触手を伸ばし捕食しかけているノヴァを強制的に引き剥がし、地球から遠ざけるために月に向かうと主人公達に告げる。
そのためには彼女の抜け殻にとどめをささなければならない。それをソーマに頼むと、ソーマも涙声ながらも引き受け
シオは「ありがとう みんな」と声を残し、月へと旅立っていった。
こうして地球は助かったものの、アラガミの脅威は残ったまま。
ヨハネスは「エイジス島建設中に不慮の事故死」と処理され、アーク計画で既に飛び立った人たちも戻ってきた。
人類が滅ぶことを恐れ、一部の人間だけでも避難させ、地球をリセットすることを選んだヨハネス
同じように人類が滅ぶことを恐れたものの、シオのようにアラガミと自分達は共存できるという希望を見出しシオを匿ったペイラー
どちらが正しいかはわからないまま、主人公達はまた今日もアラガミの討伐へと出向く
<<終>>
これでGOD EATERおわりです
10月末に発売するGOD EATER BURSTは、このエンディングから数ヶ月後の話となります
うまく伝わればいいですが・・・。乱文失礼しました
>>62 乙
確かバーストが三ヶ月後で今連載中のWEBコミックが半年後の話なんだっけか
64 :
ゲーム好き名無しさん:2010/10/06(水) 21:58:52 ID:o7tFcCfo0
>>62 乙
今さらだけど、サイコドリームの人乙
ゲームに使われてた曲がドラマのガリレオで使われてて、懐かしかった
ちょw
66 :
ゲーム好き名無しさん:2010/10/07(木) 16:57:46 ID:pdJTB0M+0
グローランサーIV 〜Wayfarer of the time〜
このゲームに追記してもいいですか?
クレヴァニ―ルがいなくなった後のレムスのセリフ
フレーネが何かを忘れていると言った後
クレヴァニ―ルのことを兄のように慕っていたにもかかわらず言ったセリフがこれです。
「どうでもいいことだったので忘れたんですよ^^」
これは衝撃的だったので追記して下さい。
CALLING 〜黒き着信〜のストーリーが知りたいです!
どなたかよろしくおねがいします
>>67 依頼するなら、ちゃんと1読もうね。
ハード名をちゃんと書かないとダメだよ?
>>68 見てから投稿していたつもりだったんだが
書き込む時に忘れてしまっていて申し訳ない;;
Wiiのソフト
CALLING 〜黒き着信〜
お願いします><
ちょw
前スレの>445、このスレの
>>70までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
1ヶ月以上経ったので「世界樹の迷宮V 星海の来訪者」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。
XBOXの超有名看板タイトルである、XBOX360の新作FPS HALO:REACHのストーリーのリクエストをしてもよろしいでしょうか
シリーズ最終作にしてHALO1の約1ヶ月前〜1のOP直前までのストーリーが気になります
名前欄にタイトル書くのは書き手だぞ。
ではヘイローリーチ、予約しようかな。ちょうどやっているし
トリップを付けるのは俺だよな
>>74 なんかすまん、リクのやりかたミスってしまって。wikiのhalo1や3の説明が壮大すぎて感動した
超有名看板タイトルなの?
聞いたことないが・・・
>>75 Wikipediaのだろうか。あれ書きすぎだよなぁ。面白いけど
このスレのだったら謝るのは俺の方だ。俺が書いたのはHALO2だけだから
>>76 アメリカだと大体「任天堂のスーパーマリオ」ぐらいの知名度は有るらしいぞ
まあここは日本だしな
そりゃ日本人が毛嫌いするFPSのゲームだから日本だけ有名ではないからな
『Halo: Reach』の全世界での初週販売本数は404万9971本だそうです。
内訳は北米が305万6170本、ヨーロッパが95万2085本、日本が4万1716本です。
ちょっと今見てきたが、明確だなwスレチなのでここまでにしよう
ヘイローか。そういえばwarsのストーリーの方もないんだったか? FPSでなくリアルタイム戦略ゲームだからあまり買ってなさそうだなw
HALO3:ODSTも無いな
まあ買った人は聞かないし、買わなかった人は興味持たない分野だしな
ちょw
しばらく前から文脈も何も関係なしに「ちょw」とだけ書き込む奴がいるみたいだな
なんか気色悪っ
PSP
ラストランカー
をお願いします
>82
botだべどう考えても
ちょw
ちょw
>>76 いくらなんでもゲーム系の板に書き込むほどのゲーム好きなのに
HALO知らないのは疎すぎだろう
そんなにゲーマーじゃない俺ですら昔HALOのCMをテレビで見たぜ
そんなにたくさん続編が出てたのは知らなかったけどな
2作目くらいで終わってるのかと勝手に思ってた
ゲーム系板に数年来いるが、そんなタイトルのゲームはエロゲしか聞いたことがないな。
気づいてないかもしれないが、此処、ゲームタイトルを知っているかどうか話し合うところじゃないんで
ちょw
ゲーム系板黎明期からいるが、そんなHaloなんてゲームは見たことも聞いたことない。
PS2のペルソナ3・ペルソナ3フェスの、各コミュニティの内容を教えてください!
0 愚者 特別課外活動部
(ゲーム本編と連動)
I 魔術師 クラスメイト 友近健二
年上が好きだと公言してはばからない健二。
健二は主人公に、叶エミリという女教師が好きだと打ち明けられる。
健二はついにエミリに告白、付き合うことになったが、
実はエミリには婚約者がいたことが発覚。健二とは遊びだったらしい…。
いつかエミリのような女性につり合うような男になると誓う健二だった。
II 女教皇 山岸風花
風花から差し出された弁当は食すのにとても勇気が要るモノだった。
意を決してそれを口に入れた主人公。見た目に違わぬすさまじい味だった。
それから風花は料理修行をすることに。それを主人公は手伝った。
ついに風花は普通の味のおにぎりを作ることに成功。主人公は風花を褒めた。
そして風花は主人公に好きだと告白、恋人同士に。
III 女帝 桐条美鶴
美鶴は図書室で主人公に身の上話をする。
今、桐条グループは後継者問題で揉めているという。
美鶴の父が死んだので、一人娘の美鶴が跡を継がなくてはならないらしい。
実は美鶴には、二周りも年上の婚約者がいて、学園を卒業したらそいつと結婚するのだという。
ある日の放課後、楽しくデートしている美鶴と主人公の前に、その婚約者の男が現れる。
美鶴の意思もお構いなしに、美鶴を強引に連れて行こうとする男。
美鶴はそれを拒絶し、自分は主人公と一緒にいたいと言った。
婚約は破談になり、主人公と美鶴は恋人同士になった。
IV 皇帝 生徒会 小田桐秀利
美鶴に頼まれて生徒会の手伝いをすることになった主人公は小田桐に出会う。
生徒会副会長にして風紀委員の小田桐は、次期生徒会長の座を狙っていた。
権力志向の小田桐は、校内で喫煙した犯人を見つけるべく奔走する。
強引なやり方で犯人を挙げようとする小田桐は生徒たちに嫌われていった。
だが主人公と話し合ううちに、自分のやり方が間違っていると気付いた小田桐は、
態度を軟化させ、だんだんと生徒たちに好かれるようになっていった。
V 法王 古本屋の老夫婦 文吉爺さん・光子婆さん
古本屋の老夫婦と仲良くなった主人公。
2人には学園で教師を務めていた息子がいたが、死んでしまったとのこと。
そして、学園の中庭に植わっている柿の木には、息子の思い出が詰まっているらしい。
ある日、新校舎を建てるため、柿の木を切り倒すという話が持ち上がる。
老夫婦は悩んだ末、柿の木を切って欲しいとの手紙を学園に送った。
新校舎が出来れば、新しい思い出が生まれるだろう。それなら、柿の木を切ってもよい、と。
柿の木がなくなっても、息子の思い出は消えはしないのだ。
VI 恋人 岳羽ゆかり
幼い頃に父親を亡くしたゆかり。
ゆかりの母親は、父親の死後、男をとっかえひっかえしていた。
そんな男に依存した母親の生き方にゆかりは否定的。ゆかりと母親の間には深い溝が出来ていた。
主人公とのデートのとき、ゆかりは自分は男に頼らずに生きていくと突っ張った態度を取る。
だが主人公と付き合ううちに、ゆかりの心境は変化していく。
主人公と恋人同士になった後、ゆかりは母親と和解した。
VII 戦車 運動部 宮本一志
運動部(陸上or水泳or剣道)に入部した主人公は、宮本にライバルとして認められるようになる。
ある日、主人公は、宮本が膝を壊していることを知るが、
宮本から皆に言わないようにと口止めされる。
宮本は、病弱の甥を元気付けるため、無理をして練習するのだった。
だがついに限界が来た。甥の励ましもあり、宮本は膝を治すためリハビリに通うことになった。
VIII 剛毅 女子マネージャー 西脇結子
運動部で活動するうちに、結子と仲良くなった主人公。
ある日、下校途中で結子の知り合いの子供たちに出会う。
子供たちは、今度徒競走で勝負するので、コーチになってほしいと結子に依頼する。
コーチを引き受けた結子は、子供たちを特訓し、勝利に導いた。
将来はトレーナーなるという夢を持った結子だった。
IX 隠者 インターネット Y子
順平がくれたネットゲームのソフトを、休日に主人公は起動し、アクセスしてみる。
と、Y子というハンドルの女性が気さくに話しかけてくる。
ハンドルの無い主人公に、勝手に「N島」というハンドルをつけるY子。
(初代(旧約)女神転生の主人公&ヒロイン、中島&弓子にちなんでいる)
顔が見えないからか、Y子は自分のことをどんどん主人公に話してしまう。
Y子はどうやら学園の教師で、しかも主人公が気になるらしい。
時は過ぎ、過疎っていたそのネトゲはついにサービス停止になってしまう。
最後の日、Y子は「すき」という絵文字を残して去って行った。
(後日談にて、Y子の正体は主人公の担任教師、鳥海いさ子だと判明。
また、N島の正体が主人公だと知った鳥海は大いに焦るのだった)
X 運命 文化部 平賀慶介
文化部(写真or吹奏楽or美術)に入部した主人公を歓迎する平賀。
ある日、主人公は進路のことで悩んでいる平賀の相談に乗ることに。
平賀の家は代々医者の家系で、平賀の親は跡を継ぐことを望んでいるらしい。
だが、平賀は芸術の道に進みたいと思っていた。
平賀は自分の作品をコンクールに応募し、優勝は逃したが、審査員特別賞を受賞する。
精一杯やって満足した平賀は部活を辞めて医者になることを決意した。
XI 正義 生徒会会計 伏見千尋
主人公は生徒会の手伝いをすることになり、千尋と出会う。
1年生の千尋は薄幸である。
夢見がちな文学少女だが、母子家庭のため欲しい本もろくに買えないらしい。
そんなある日、千尋は教材費横領の疑いをかけられてしまう。
だが、主人公や美鶴の助けもあり、千尋の疑いは晴れた。
XII 刑死者 神社の女の子 舞子
神社で1人寂しく遊んでいた小学生の女の子、舞子と出会った主人公。
舞子は離婚するという両親のことについて悩んでいた。
ろくでもない父親について行き転校を免れるか、
それとも、転校してでも母親について行くべきか。
散々悩んだ挙句、舞子は母親について行くことに決め、引っ越していった。
XIII 死神 謎の少年 ファルロス(ゲーム本編と連動)
6月の影時間、主人公の部屋に突然現れるファルロス。
友達になって欲しいと言うファルロスに、主人公はうなずく。
ファルロスはまた来ると言って去っていった。
それから度々ファルロスは主人公の元を訪れ、謎めいたことを言っては去っていく。
ついに最後の夜。11月、さよならと言ってファルロスは消えた。
そして、主人公のクラスに望月綾時が転校してくる――。
XIV 節制 同好会の留学生 ベベ
フランスからの留学生で、大の日本好きなベベ。
主人公はベベが会長を務めるファッション同好会に参加することになる。
ある日のこと。ベベの叔父がらフランスに帰れとの厳命が下ったという話を聞く。
だが、自分はまだ日本にいたいとベベは嘆く。
ベベは、叔父に日本の良さをわかってもらおうと、着物を作ることになった。
主人公も協力し、着物が完成。ベベは着物を持ってフランスに帰った。
XV 悪魔 テレビ通販社長 たなか
休日にやっている、人気のテレビショッピング番組「時価ネットたなか」でおなじみのたなか社長。
彼は何故かアーケード街or駅前に出没し、主人公に自慢話をしては去って行く。
ある日のこと、たなか社長は募金の勧誘をされたことを主人公に話す。
そして数日後。結局彼は、身寄りの無い子供たちのために募金をすることに決めたらしい。
若い頃に苦労した人は、自分のように大成するだろうから、先行投資のつもりで募金するのだという。
こんな考えに至ったのも、主人公に出会ったからだ、と彼は言う。
XVI 塔 型破りな僧侶 無達
主人公はクラブで夜遊びをしている無達と知り合う。飲んだくれた無達は主人公に説法をする。
ある日、泥酔した無達は主人公を息子だと勘違いし、叱ってしまう。
実は無達には妻と息子がいたが、家を出て行ったらしい。
1人で寂しいのでクラブに通っているという。
それは逃げではないのかと指摘する主人公。無達は現実と向き合う決意をする。
無達は妻子を探し、会いに行くことになった。
XVII 星 他校のエース 早瀬護
主人公が参加した運動部の夏の大会でぶっちぎりで優勝した早瀬。
そして秋、駅前でランニングをしている早瀬と知り合いになった主人公。
早瀬は主人公をラーメン屋へと誘う。実は、駅前商店街では、早瀬の飲み食いはタダなのだという。
それだけ多くの人々から、早瀬の将来は期待されているのだ。
だが、早瀬は父親を亡くし、母親も病気で、競技を辞めて働かなければならないという。
そんな自分の運命を呪う早瀬だったが、主人公と話すうちに恨みは消え、前向きになった。
XVIII 月 グルメキング 末光望美
アーケード街に出没するデブの学園生徒、末光。彼は人々からグルメキングと呼ばれている。
主人公はどこぞで入手した珍しい食べ物を末光に献上し、彼にグルメフレンドと認められた。
ある日、主人公は末光には死に別れた双子の弟がいたことを知る。
弟はスリムでカッコ良く、両親は弟の方をより可愛がっていたという。
末光は弟にコンプレックスを持っていて、そのストレスで食べ過ぎてしまうらしい。
主人公に説得され、末光は変わった。
どんなに努力しても自分は弟にはなれない。だから自分なりに得意分野で頑張ろう、と。
末光は、将来はフードライターになることを決意した。
(後日談にて、フードライターとして成功していることがわかる)
XIX 太陽 余命いくばくも無い青年 神木秋成
神木が落とした万年筆を拾って届けたのがきっかけで、主人公は神木と話をするようになる。
神木は高度に詩的な(悪く言えば電波な)ことを言う青年だった。
病気でもうすぐ死んでしまうという神木は、自分が生きた意味を探しているらしい。
主人公と話すうちに、神木はそれを見つける。生きた意味とは、死んだ後に明かされる、ということを。
ある日、神木は、主人公にお祝いして欲しいと嬉しそうに言う。
形見のノートを主人公に渡すと、突然神木の姿は消えた。
(このとき既に死んでいたらしいことが後日談で語られる)
XX 審判 ニュクス討伐隊
(ゲーム本編と連動。1月〜ラスボス攻略直前まで)
XX 永劫 アイギス (フェスのみ)
1月以降、人間味の増したアイギスと主人公は一緒に下校するようになる。
ある日、飼い猫がいなくなって困っているお婆ちゃんと出会う。
主人公とアイギスは猫を探してお婆ちゃんの元へ連れて行った。
一人ぼっちのお婆ちゃんは、猫がいない間寂しかったと言う。
それを聞いたアイギスは、生きる喜びとは誰かと触れ合えることだと悟った。
だが、機械の身体である自分は人間にはなれない。触れ合いなど許されない。
それでもいいと割り切ったアイギスは、主人公に好きだと告白し、主人公はそれを受け入れた。
XXI 世界(ユニバース)
(コミュではないがアルカナの一つとして入れておく。ラスボスを倒す直前にイベントで入手する)
97 :
92:2010/10/16(土) 22:03:12 ID:+q4A5Dyp0
ありがとうございました!
前スレでリクあがっていたので、DSの「ゼルダの伝説 大地の汽笛」予約します。
その言葉の意味はすぐにわかった。襲いかかってきた謎の少女を倒すと、全く同じ姿形の少女が更に四人現れたのだ。
闇のカインが集めていたクリスタルを奪い、この星の役目は終わったと言い捨て消え去る少女たち。
段々近づいている二つめの月を何とかするため、クリスタルを取り戻すため、彼らは魔導船に乗って二つめの月へと向かう。
謎の少女に操られていたセシルはその反動で抜け殻となっていた。時々呻く以外に何の反応も見せない。
そんなセシルを心配しつつ、仲間たちは月の地下渓谷を進んでいく。※2
すると、かつてセシルたちが戦い倒した魔物たちが次々と現れる。
死んだはずのゴルベーザ四天王までもが復活していた。
魔物たちの復活を疑問に思いつつ、それらを倒し地下へと進むと、なんとかつての暗黒騎士セシルと瓜二つの者が現れた。
よくも自分を捨てたなとセシルらしからぬ恨みつらみをゴルベーザに叫びつつ、彼に襲いかかる。※3
仲間であるゴルベーザを庇うローザやセオドアたちに、驚き悲しみ怒りを顕にする暗黒騎士のセシル。
その力に押されたセオドアの危機に、抜け殻となっていた方のセシルが光を取り戻して、彼はしょうきにもどった。
暗黒騎士のセシルを倒し、さらに地下へと進んでいく。道中FF1~6のボスが出現するが、それらも倒しさらに進む。
敵の強さが次第に増し、最深部に近いと思われるフロアーでは、一面に無数のポッドが林立していた。
その中には謎の少女が入っており、全てのポッドに同じ少女が眠っていた。そのうちの一つに、他の少女たちより少し幼い子供が入っているポッドがあった。
一行が調べてみると、扉が開き中から幼女が出てきた。しかし彼女は襲ってくることもなく、こちらに指示を求めるばかりだった。
戸惑いながらもリディアがここで待っているようにと告げると、幼女は大人しく従った。
その下の階には奪われたクリスタルがすべて揃っていて、回収することが出来た。
さらに先に進むと機械に繋がれたイソギンチャクのようなものが眠っていた。
その中から青白く光る人物が現れた。それは自らをクリスタルの所有者と称し、自分がクリスタルを作ったのだと語った。
クリスタルは青き星だけでなく、他の星にも存在した。全ては、人類の進化の過程や結果を記録させ、生命の進化を実験するのが目的だったのだ。
そしてそのデータを回収するため、謎の少女・マイナデスに命じて青き星のクリスタルを回収させていたのだ。マイナデスも彼が創りだした実験体に過ぎなかった。
これまでに遭遇した過去に倒したはずの敵も、クリスタルに記憶されていたデータから生み出されていたのだった。
彼は人類を進化に失敗した劣等種と判断し、新たに出現した二つめの月・真月をぶつけてすべてを滅ぼそうとしていたのだ。
クリスタルで得た知識で進化した人類も所詮は自分の創造物に過ぎない、と自らを創造主・クリエイターと称する彼を止めるため、一行は戦いを挑む。
三度姿を変えるクリエイターを倒し、崩れつつある真月から急いで脱出する一行。途中、指示通り待っていた幼女マイナデスを連れ、かろうじで脱出に成功した。
蒼き星に戻った一行は日常に戻った。幼女マイナデスはクオレと名付けられ、ミストの村でリディアに育てられている。
ゴルベーザは試練の山で父の墓参りを済ませセシル達に今生の別れを告げると元居た月へと帰った。
赤き翼は武装解除され、各国の復興支援に一役買っている。赤き翼の部隊長に任命されたカインはセオドアを伴い、飛空艇で飛び立つ。
その上空に浮かぶ月は一つ、綺麗な姿をたたえていた。
FF4ジ・アフターイヤーズ―月の帰還― THE END
※1 この時点で、本編と、サブストーリーであるリディア編・ヤン編・パロム編・ポロム編・エッジ編・ギルバート編・月の民編のメンバーが合流します
※2 ここからパーティ編成が全てのキャラの中から自由に行なえます
※3 このバトルのメンバーによっては、ゴルベーザが死亡し、以降登場しません
ミスって前スレの方のURLでレス代行依頼してしまったので
二スレに跨がってしまいました
すみません
同人ゲームのelonaとPSPの喧嘩番長3を予約します。
>>102 乙!
お久しぶりです。
もたもたしてたらリコーデットも発売されてしまった……。
チュートリアルとテラ編旅立ちの地いきます。
チュートリアル
――旅立ちの地・夜――
眠れない夜。ヴェントゥス(以下ヴェンと表記)がふと窓から空を見上げると、流星群が降り注いでいた。
部屋から飛び出すヴェン。
途中寄り道をしながら高台に登り、寝転がって星空を眺めていた。
「こんな星空、前にも――」
そう思いながら、いつの間にかうたた寝してしまったヴェン。
大きく欠伸を一つすると、もう一度横になる。
と、アクアの顔が視界に広がった。
驚いて起き上がる。
(このあたりのやりとりは一作目のソラとカイリのやりとりほぼそのまま)
ヴェンはアクアに、ここではないどこかで今日のような星空を見たと話すが、アクアは私達はずっと一緒だったと優しく頭を撫で、相手にしない。
二人は高台の淵に座り、星とは、光とは何かを話す。
そこへテラがやってくる。
テラは星のひとつひとつが世界であり、光はその世界の心の輝きで俺達を照らしてくれていると話した。
しばし他愛のない話しをし、笑いあう三人。
そして三人で空を眺めた。
しばらくして、アクアが明日に控えたテラ、アクアのマスター承認試験に向けてお守りを作ってきたと言い、二人に『つながりのお守り』を渡す。
「世界のどこかに星型の実をつける木があって――その実はつながりの契りになるんだって。そして、その実を貝殻で模したお守りを持っていると――たとえ離れ離れになったとしても必ず再会できるらしいの。」
いつか本で読んだ、知らない世界のお守り。本物の材料は当然手に入らなかったため、ステンドグラスのかけらを集めて銀で溶接し、星型のお守りにしたのだった。
そういうところは女の子なんだな、とからかうテラに、本物じゃないと効果がないの?と心配するヴェン。
そんな二人に、アクアはこのお守りには魔法をかけたと言う。
“つながり”という魔法を。
その後、明日の試験に向けて軽く手合わせをして帰る三人。
重なる三人の声。
俺(私)達が同じ星空を見たのは――これが最後になった
チュートリアル・END
一方その頃。
不思議な塔で修行に励むミッキー。
イェン・シッドが重々しく口を開く。
「ミッキーよ、何やら良からぬ事が起きるやもしれぬ――」
テラ編・旅立ちの地
翌朝。
旅立ちの地の広間では、マスター承認試験が予定通り行われていた。
今回は遠方よりマスター・ゼアノートもかけつけ、試験に立ち会う事になった。
最初の試験は、エラクゥスが魔法で出現させた光の球を消す事。
だが、誰にも悟られずにこっそりとゼアノートが魔法をかけ、光の球は暴走してしまう。
光の球は試験に立ち会うだけだったはずのヴェンにも襲いかかってきた。
三人でそれらを倒す。
エラクゥスは不測の事態に対しての対処を計る機会として、あえて止めなかったのだった。
次の試験内容は候補者二人による模擬戦。
勝敗は問わない。能力が拮抗する相手と戦う事で浮き彫りになる心の在り方をみるのだ。
アクアに追い詰められ、テラは一瞬闇の力を使いそうになる。
それが理由でテラは試験に落ち、アクアだけが新たなキーブレードマスターとなった。
テラは二人に、一人にしてほしいと伝える。
退席するゼアノート。
彼は広間からややはずれた場所に待機していた仮面の少年に語りかける。
「どうだヴェントゥスは?」
「まだ全然だ。俺が鍛えてやらないとな。」
「ここでは止めておけ。奴に感づかれると面倒だ。」
「わかってる。あいつにも旅をさせてやろうと思ってるんだ。」
一人になり、自分の心の闇について考えるテラ。
自分には心の闇に負けない強さがあると考える。
そこへゼアノートが現れ、テラの心を見透かしたかのように闇を恐れる必要はないと言う。
ゼアノートは更に続ける。
闇を認めないエラクゥスのもとで修業をしていてもマスターになれるかどうか――と。
テラは教えを乞う。自分は何を学べば良いのかと。
ゼアノートは答える。そのままでいい、心の闇を消すのではなく、力で制するのだと。
マスターの教えに感謝するテラ。
その時、旅立ちの地に三人を呼ぶ鐘の音が鳴り響く。
広間へ引きかえすテラの背後で、ゼアノートは異空の回廊を開き旅立ちの地を後にするのだった。
テラが広間に駆けつけると、エラクゥスからマスターの心得を聞いていたアクアは既におり、ヴェンだけがまだ来ていなかった。
エラクゥスは誰かと話しをしているようだ。
「では、私の弟子たちを調査に向かわせましょう。うむ、承知致した。失礼する。」
それで通話は終わった。
エラクゥスは二人に、通話の相手がイェン・シッドであること、彼からの報告で光のプリンセスに脅威が迫りつつあること、その脅威は負の感情にあふれ出す存在――アンヴァーすであること、ゼアノートとの連絡が途絶えたことを伝えた。
そして、エラクゥスは二人に事態の収拾を命じる。
アンヴァースの討伐とゼアノートの捜索である。
エラクゥスは二人のために本来行き来が出来ない世界を繋ぐ異空の回廊を開いた。
多用すれば心を闇にとらわれるが、鎧がそれを守ってくれる。
また、他の世界の事は決して他言してはならないと二人にきつく言いつけた。
早速任務に就こうとするテラを、エラクゥスは呼びとめる。
今回の任務の働き次第では、マスター承認を再考したい、と。
エラクゥスはテラを本当の息子のように思っていて、今すぐにでもマスターの称号を与えたいが、テラは力にこだわり過ぎるのだと言った。
敗北を恐れてはならない。恐れが力に執着させ、執着が闇を呼び込むのだ。
テラはその気持ちに必ず応えてみせると言い、広間を後にした。
テラが旅立とうとすると、ヴェンが駆けてきた。
ヴェンは何か言いたげだったが、テラは大丈夫だと言ってヴェンの頭を優しく撫でるだけだった。
そしてテラが左肩の鎧を軽く叩くと、光に包まれ次の瞬間には全身を赤を基調とした鎧を身にまとっていた。
さらにキーブレードで異空の扉を開き、キーブレードをバイク状に変化させて飛び乗り、旅立ちの地を後にした。
旅立ちの地・END
今回は以上です。
次回はワールド三つくらい書けたらいいなと思います。
フロンティアの方もなるべく早くまた投稿したいです。
スレ違い
お前がな
お前等どっちもだ。無論俺もだ
言い訳するだけお前が一番野暮だな
前スレの>454、このスレの
>>114までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
116 :
elona:2010/10/19(火) 22:51:40 ID:9qze8lXy0
とりあえず現在実装されている第一部についてはまとめ終わったので、
投下始めます。
117 :
elona:2010/10/19(火) 22:53:49 ID:9qze8lXy0
舞台となるのはイルヴァという名の世界。
文明の興亡の末に訪れた11番目の時代、最も多くを破壊し、最も多くを生み出したと語られる時代、
シエラ・テールと呼ばれる時代。
一ヶ月の間降り注いだ雨が止んだ後、東の大陸では人の住めない異形の森が急速にその範囲を拡大するという現象が起きていた。
東の大陸から、ノースティリスと呼ばれる大陸へと難民が続々と流れ着く中、西の大陸のとある国の王子は、
この異変は10番目の文明、レム・イドを滅ぼした災厄によるものだと主張し、異形の森とそこに住む民を根絶するべきだと言う。
異形の森は正式名称をヴィンデールの森といい、そこに住まう民はエレアと呼ばれていたが、
エレアが人の住む土地から離れても対立の溝は埋まらず、
人類によるヴィンデール掃討は目前へと迫っている。
そんななか、商船に密航していた主人公。
しかし、エーテルの嵐に巻き込まれて船は沈没、主人公は海へと投げ出されて意識を失った。
※エーテル
異形の森から発生する光る気体状の物質。
人間に有害であり、これに触れすぎるとエーテル病(背中に羽が生えたり、足が蹄になったり、顔がただれたり、殺戮衝動が発生したり、目が増えたりする)を発症してしまう。
三ヶ月に一度、「エーテルの風」という形で激しく吹き荒れるが、それ以外の時でも常に微量が大気中に存在しているらしく、
エーテルの風をシェルターで回避し続けてもいずれはエーテル病に罹患することになる。
主人公は見知らぬ男女に助けられて、洞窟の中で目を覚ます。
二人は自分たちが異形の森の民、エレアであることを明かし、男の方がロミアス、女の方がラーネイレと名乗った。
そこで、ロミアスからノースティリスでの生活の知恵を教えようかと持ちかけられる(ぶっちゃけると、チュートリアルです)。
人肉を喰わされたり、呪われた武器を装備させられたり、偽物の金塊をつかまされたりしながらチュートリアルを終えると、
ロミアスから、洞窟の南にヴェルニースという街があることを教えられる。
※これ以降はどう行動しようと全くの自由ですが、メインクエスト進行にはヴェルニースへ行くことが必須条件なので、
ここではおとなしくヴェルニースへ行ったことにします。
118 :
Elona:2010/10/19(火) 22:57:43 ID:9qze8lXy0
ヴェルニースへ辿り着いた主人公は、街の入り口でザナンの兵士に呼び止められ、
ザナンの皇子が遊説に来ていることを告げられる。
とりあえず広場へ行ってみるとアルビノであるザナンの皇子サイモアが演説を行なっていた。
その要点は
・異形の森とエレアが「メシェーラ」という災いを呼び起こそうとしている
・今までは大国同士で戦争してたけど、ここは手を組んで一緒に異形の森とエレアを一掃し、災いを退けるべき
・二大国のどちらにも属していないパルミアが支持してくれることが大事
※ザナン
西の大陸に存在する国家の一つ。
※パルミア
物語の舞台となる国家の名前であり、ヴェルニースもその一部。
首都は国名と同じパルミアという名の都市で、国王が存在するが、既に実権のない象徴的存在である。
※メシェーラ
シエラ・テールの一つ前の文明である「レム・イド」を滅ぼしたと伝えられる災い。またの名を「星を食らう巨人」
詳細は不明だが、サイモアは現在発生している異形の森の拡大及びエーテルの風の発生がメシェーラであると主張している。
主人公がヴェルニースを出たのと同じ頃、ヴェルニースの酒場で酒を飲んでいたザナン軍士官のロイターは、
部下の兵達が絡んでいるやさぐれた男が、かつてザナンの白い鷹と呼ばれ自分のライバルであった男、ヴェセルである事に気が付く。
ロイターと話すより牢屋に入った方がマシだというヴェセルに対し、望み通りにしてやると言ってロイターはその身柄を拘束した。
※ザナン軍がパルミア国内にいた理由
ザナンの皇子であるサイモアの護衛として、ロイター達の部隊がヴェルニースに滞在していた。
とりあえず、ヴェルニースの近くにあるレシマスというネフィアに潜ることにした主人公。
一方その頃、ヴェルニースではサイモアへロイターからヴェセル捕縛の一報が届いていた。
伝令の兵士に対して、ヴェセルに手を出してはならないという命令を伝えさせたサイモアは、ずっと探していたヴェセルが今になって見つかったのは皮肉だとつぶやく。
それに対して、側近であるヴァリウスという名の男から、今更ヴェセルに何を期待しているのか質問されたサイモアは、
「何も期待などしていないが、自分の物語を完結させるためにもこれから起きる喜劇を生きて見届けてくれればよい」と答えた。
レシマスの地下3階まで辿り着いた主人公は、瀕死の重傷を負った男を見つける。
その男は自らを王命でレシマスに潜っていたパルミアの斥候であると告げ、
二大国の衝突回避とシエラ・テールの危機を防ぐために、自分が書いた手紙をパルミア国王であるジャビに届けて欲しいと言い残して息絶えた。
どうせその先の扉には鍵がかかっていて先に進めないので、とりあえず首都パルミアへ向かう主人公だった。
※ネフィア
要するにダンジョンのこと。レシマスはメインクエストに絡む固定のネフィアだが、それ以外にランダム生成されるネフィアも存在する。
119 :
Elona:2010/10/19(火) 23:00:12 ID:9qze8lXy0
主人公がパルミアに辿り着いた頃、王の間ではパルミア王ジャビとラーネイレの会見が行なわれていた。
エレアに助力して欲しいと要請するラーネイレに対して、ジャビは
・そもそもパルミアが二大国の衝突を防ぐ歯止めとして存在している
・サイモアの論に賛同する国が多く存在する状況でパルミアが異を唱えれば、ザナンだけでなく、二大国すら敵となってパルミアを滅ぼす
・その後に待つのはパルミアという歯止めを失った二大国の直接対決であり、世界を再び戦渦に巻き込むわけにはいかない
という理由で協力は出来ないと告げる。
それに対してラーネイレは罪なき民の犠牲で脆い平和を作るのかと反論するが、
そこにいたヴァリウスから、
エレアは自らを罪なき民と自称したが、異形の森から発生したエーテルの風でどれだけ被害が出ているか知っているのかと再反論される。
それに対してラーネイレは、これまで共存できてきた異形の森が最近になっていきなり異変を起こし始めた原因の方を調査するべきだと反論し、
森の異変もエーテルの風も「メシェーラ」ではない別の現象であると主張する。
しかし、ジャビ王はその発言を遮り、続きは明日聞くと言ってラーネイレをその場から退席させてしまった。
サイモアはジャビ王に対して持論(大地を蝕み、根を広げる異形の森こそ星を食らう巨人=メシェーラ)であると述べ、
仮に違ってるとしても、異形の森の拡大が人類の土地を奪ってるのは事実だと強調して、
ラーネイレの身柄を自分へ渡すように要求する。
ラーネイレの身柄を要求する理由を「ラーネイレが真実を握っているから」ではないかとサイモアに問うジャビ王だが、
サイモアはラーネイレに関心を寄せるのは別の理由だと答え、ザナンあってのパルミアだと圧力を掛けて引き渡させようとする。
それでもジャビ王は、ラーネイレは大切な客人だからとその要求を突っぱね、パルミアは異形の森へは不干渉とすると告げてその場を立ち去った。
残されたサイモアはラーネイレが「あの女」にそっくりだとつぶやき、ヴァリウスも白き鷹(ヴェセル)に続いてラーネイレが現れたことで
運命の歯車が回り出したのだと答える。
サイモアは運命など信じないが舞台が予想以上に賑やかになったことは歓迎すると告げて、ヴァリウスに対してあの二人には相応の役柄を用意するように命ずるのだった。
120 :
Elona:2010/10/19(火) 23:02:50 ID:9qze8lXy0
ジャビ王に手紙を手渡した主人公は、パルミアのために働く意思があるなら図書室の司書に話しかけろと王に言われ、
図書室の司書にしてレシマス調査隊副長であるエリステアから、レシマスに関する情報を得ることが出来るようになる。
※レシマスについて
パルミアの三代目の王であるザシム王とその従弟のゼームが調査隊を派遣し、最深部の秘宝が眠る部屋へとへとその二人が赴いたが
帰ってきたのはザシム王だけだった。
ザシム王は家来に対して、この秘宝は常闇の中で永遠に眠っているべきものなので、直ちに部屋を封印するべきであること、ゼームがもはや帰ってこないことを告げた。
そして、最深部は封印され、封印の鍵となる三つの魔石はその価値を秘されたまま3体の強大かつ邪悪な存在へと配られた。
エリステアからの最初の任務は、主人公と同じくレシマスの調査を請け負った冒険者カラムの捜索だった。
カラムからの報告が既に数週間途切れているのだという。
最後に報告があったのがレシマスの地下16階であることを告げられ、捜索任務に赴く主人公だった。
主人公がパルミアを立ち去った頃、パルミアの酒場ではロミアス達がリアナという女性を捜していた。
ジャビ王の使いからの指示で、金次第でどんな任務でも引き受けるというリアナに護衛の依頼をする二人。
リアナに連れて行かれた先にいたのは、ヴェセルだった。
どう見ても立派なジャンキーであるヴェセルの様子にその場を立ち去ろうとするロミアス。
一方ヴェセルはラーネイレをみて「エリシュ」という名を口にし、依頼を受ける気になっていた。
薬漬けなんて護衛に雇えるわけがないというロミアスに対して、ヴェセルは既に家が取り囲まれていることを告げ、ロミアス達を連れて家を脱出した。
もらった鍵でレシマス地下3階の鍵を開け、主人公がさらなる深層へと足を踏み入れていた頃、パルミア国内に位置する犯罪者達の街ダルフィでは、
街の主であるセビリスがラーネイレと面会していた。
ロミアスは、有事の際にはセビリスを頼れとジャビ王に忠告されていたことを告げ、自分たちのを狙う者の素性をさぐって欲しいと頼む。
それに対して,セビリスは調査するまでもなく
ラーネイレの顔とヴェセルの姿を見れば、黒幕がザナンであることは明らかだと告げる。
ヴェセルに対して知人であるかのように話しかけるセビリスだが、ヴェセルの側には会った覚えがない。
それを変わったのはお互い様だと軽く流したセビリスだが、彼は既にザナンの側近であるヴァリウスと通じており、一行を捕らえてしまう。
パルミアを裏切るのかというラーネイレに対して、サイモアがラーネイレとその仲間達に危害を加えることはあり得ないと断言するセビリス。
一行がその場から引き立てられた後、ヴァリウスに対して約束の履行を求めるセビリス。
実は部下を人質に取られていたのである。
ヴァリウスは人質を解放することを告げた後、セビリスに対して、「貴方が生きていたことはあの方には秘密にしておく」と告げるのだった。
121 :
Elona:2010/10/19(火) 23:04:38 ID:9qze8lXy0
主人公がレシマスの中を進んでいた頃、サイモアの宿舎ではラーネイレとサイモアが面会していた。
ただ自分のことを知ってもらう話し相手が欲しかっただけだと告げるサイモア。
証拠もなく異形の森とエレアを悪役に仕立てているサイモアと、理解し合えるはずがないと冷たく拒絶するラーネイレに対して、
サイモアは自分の説が虚偽であることをあっさりと認める。
すなわち、異形の森はメシェーラの復活を感じ取って活性化し、メシェーラに対する抗体であるエーテルを代謝しているのだと。
そして、異形の森の真実を教える前に自分の物語を聞いてもらうことをラーネイレに要求するのだった。
・サイモアの思い出話
昔、ザナンには二人の皇子がいた。
次男であり、脆弱で醜いアルビノであるサイモアと、彼とは光と影のように対照的であった美しく生気に満ちた兄、クレイン。
戦いを好んだ兄とは異なり、サイモアは芸術や平和を愛し、戦災孤児や恵まれない者達への援助に奔走していた。
そんな中で、彼は迫害されていた異形の森とその民であるエレアに興味を抱き、研究するようになっていた。
それは、不完全な存在である自分と異形の森のイメージを重ねていたからであり、
異形の森への偏見をぬぐい去り、共存の道を探ることで世界を変えられると信じていたからである。
しかし、研究は遅々として進まず、年月だけがただ過ぎていった。
それでもサイモアは強き者が支配する世界のあり方を受け入れることが出来ず、
アルビノとして生まれたことを呪い、力に満ちた兄の生を恨み、世界を憎んでいた。
そんな中、彼は一人の女性と出会い、一目で惹きつけられた。
その女性は彼と同じくらいの年齢のエレアであり、エレアにとって生きにくいはずのザナンで懸命に生きている姿に彼は自身を重ねていたのである。
しかし、結果としてサイモアの心に傷を残してその女性は去っていった。
ここまで告げると、サイモアは時間は腐るほどあるから、続きは次の機会に、と言って話を打ち切った。
なんかいろいろ起きているがそんなことは全く知らず黙々とレシマスを進んでいく主人公。
一方その頃、ダルフィの酒場ではロミアスがセビリスと面会していた
セビリス曰く、ラーネイレの連行はザナンではなくサイモアの個人的な行動であり、ラーネイレ解放の打診があったのだという。
その条件は、近くパルミアで行なわれる各国首脳の会談にエレア代表として出席すること。
ぶっちゃけ自分達にとって好都合な要求をされたことに戸惑うロミアスだが、セビリスは、サイモアのことだから趣味の悪い余興でも考えているのだろうと告げるのだった。
122 :
Elona:2010/10/19(火) 23:08:18 ID:9qze8lXy0
世界の動きなど関係なく主人公が黙々とレシマスを進んでいる中、
サイモアの宿舎ではラーネイレを観客としたサイモアの思い出話パート2が話されていた。
・サイモアの昔話の続き。
クレインは死んだが、その原因は世間一般で言われている遠乗りの際に崖から転落したというものではなく、サイモアが突き落としたためだった。
しかし、兄を殺して権力をつかんだ瞬間、サイモアは兄とともに自分の中の何かも死んでいたことを自覚する。
すなわち、これまで彼が掲げてきた戦争反対の博愛も、貧者を救う優しさも、弱者への慈愛も、
全ては兄の価値観を否定し、反転させたいという欲望、言い換えればこれまで自分が最も軽蔑していたはずの力への欲求、そこから生まれた道具に過ぎなかったのである。
ザナンの後継者となったサイモアだが、脆弱であった頃の苦痛と葛藤が心をよぎって権力を行使することも出来ず、前に進むことが出来なくなっていた。
そんなサイモアに対して、ラーネイレはサイモアは信じるものが何もないと言うが、その精神の内にこそ可能性を見いだすことが出来ると告げる。
そんなラーネイレの言葉に、エレアの女性が再び自分へ希望を与えようとしたことに驚き、もし世界に善意があれば自分にも違った未来が会っただろうと告げ、
ラーネイレに礼を言うサイモアだが、同時に今となってはもう遅いとも告げていた。
そして、サイモアはラーネイレへ異形の森の真実を告げた。
※異形の森の真実
・レム・イドを滅ぼしたメシェーラとは目に見えない細菌であり、全ての生命を食らい尽くす存在である。
・シエラ・テールではメシェーラは全ての生物と環境の中に潜伏している。
・その状況で生物が生きていけるのは異形の森が存在しているからであり、異形の森が消滅すれば、いずれ大地から全ての生命は消え失せる。
そして、異形の森が人類の手で滅ぼされるのは時間の問題であり、自分の信じていたものが崩れ、何もかもが手遅れだと分かったときに世界がどう変わるのかが楽しみだと告げるサイモア。
それに対して、サイモア一人の自我の問題と世界の存亡を秤に掛けるなど馬鹿げていると言い切るラーネイレ。
しかし、サイモアは馬鹿げているから楽しめるのだと言い、理念を聞きたければ自分とは違う立場で動いているらしいヴァリウスに聞けばいいこと、明日はラーネイレに面白いシナリオを用意していることを告げるのだった。
操作してるキャラが主人公なんだか単なるレシマス探査装置なんだか分からなくなってきた頃、
パルミア城の一室ではロミアス、セビリス、ヴェセルが諸侯との謁見の時間を待っていた。
そこにラーネイレが焦った様子で駆け込んでくる。
悪い予感がするから早くここを出た方がいいと言うラーネイレだが、既に手遅れであった。
ジャビ王が暗殺され、ラーネイレ一行は暗殺犯という濡れ衣を着せられていたのである。
おそらくそれもサイモアの計算通りであることを分かっていながら、他に手段もなく強行突破を図ったラーネイレ達は脱出に成功した。
123 :
Elona:2010/10/19(火) 23:11:42 ID:9qze8lXy0
いい加減ストーリーに絡みたいと思えてきた頃、地下17階に到達した主人公はカラムを発見するが、こいつも瀕死の重傷を負っていた。
死の間際の彼からエリステアへの伝言を頼まれる主人公だが、その内容は驚くべきものだった。
すなわち、秘宝の守護者は、大昔にレシマス最深部へザシム王とともに赴き、そして帰ってこなかった王の従弟、ゼームその人なのだという。
加えて、カラムはサイモアが秘宝を狙っていた理由の一端に触れていた。
レシマスの最深部に眠る秘宝の名は「常闇の眼」と言い、世界の真実を写すのだという。
既に自説に莫大な支持を集めているサイモアが、わざわざ常闇の眼を求める理由、それは彼の説が偽りであるからではないか。
そして、もし偽りであれば、サイモアの本当の目的は何か。
悪い予感を抱きながら、自分が地上まで保たないことを自覚していたカラムは一刻も早くその情報をパルミアへ伝えるように頼み、自ら命を絶つのだった。
※もっとも、プレイヤー視点ではサイモアとラーネイレの会話でサイモアの真意関連はある程度知ってる情報なわけだが。
主人公がパルミアへ辿り着いた頃、ヴェルニース郊外にはラーネイレ一行の姿があった。
ヴェルニースの様子を探ってきたロミアスによれば、援助を断ったジャビ王を異形の森の魔女が邪悪な術で殺したなどといった噂が町中に広まっているという。
セビリスは、世界の反感を買ったラーネイレ一行を異形の森へと追い詰めることで戦争の口実にすることだ、とサイモアの目的を推測する。
それに対し、争いを避けるために森に籠ってもその事実すら不信の対象となるようでは、エレアの居場所が世界のどこにあるのかというロミアス。
サイモアの狙いが何であれ、仲間に警告するために森へ戻らなければならないと主張するラーネイレだが、
その前にサイモアから告げられた言葉に従い、森の秘密を知るために彼の研究所を探すべきだと言う。
サイモアが言うように、異形の森がメシェーラを抑止しているならば、その証拠をつかみさえすればまだ希望はあるからである。
それに、サイモアが彼女たちの出す答えを待っているような気がするとも告げる。
結局、サイモアの研究所を求めてザナンへと赴くことにした一行であった。
パルミアに辿り着いた主人公はエリステアの元に赴き、その伝言を伝える。
エリステア曰く、常闇の眼とはイルヴァの大地に築かれた全ての歴史の真相を網羅すると伝えられるものであり、
サイモアが自分の説の誤りを葬るために秘宝を求めているならば、それを阻止しなければならない。
カラムとジャビ王の意思を継ぐためにも喪に服す時間はないというエリステアは、レシマス最深部への扉を開くための三つの魔石の回収を依頼してくる。
そして、主人公は魔石を所有する邪悪な存在達と対峙することになる。
※順序は自由で三ヶ所のダンジョンを巡り、そこのボスを倒して魔石を回収する。
3つ揃えないと先に進めない
一方その頃、ザナンへ向かう船上では、セビリスとラーネイレが会話していた。
ラーネイレが巻き込んでしまった謝罪と船を用意してくれた礼を述べると、
セビリスは自分にもヴェセルにも自分なりの理由があって旅に参加しているのだと答える。
ラーネイレはヴェセルについていい人ではあるが、その笑顔が心を隠す仮面のように思えるときがあると言い、
セビリスはこの世には不器用な人間もいると答えた。
124 :
Elona:2010/10/19(火) 23:14:40 ID:9qze8lXy0
最初に主人公が挑戦したのは灼熱の塔。
文字通りの灼熱地獄に、火炎耐性が十分でなければたちまち体力を奪われていくその塔の最深部で、主人公が対峙するのは
魔石の所有者である赤き義眼のクルイツゥアとその伴侶たる鋼鉄竜コルゴン
死闘の末にクルイツゥア打倒に成功した主人公は、魔石の一つ、賢者の魔石を回収することに成功した。
一方その頃、ラーネイレ達はザナンへの旅を続けていた。ある日、野営中にラーネイレとヴェセルが会話を交わす。
考え事をしていたというラーネイレに対して、ヴェセルはラーネイレの横顔はエリシュを思い出させると告げた。
以前にもその名前を聞いたというラーネイレに応えてヴェセルは思い出話を始める。
未だ二大国の戦火があちこちに飛び火していた頃、失意を抱えていた幼き日のヴェセルは流れ着いたザナンの港町アルティハイトでエリシュに出会った。
エリシュはラーネイレと同じエレアであり、ヴェセルが出会ったときも船内で流行った病の原因がエリシュだというくだらない当てつけで孤児院への引き取りを拒まれ、蔑視と誹謗に囲まれていた。
それでも毅然として耐えていたエリシュの手を、ヴェセルは気が付いたら取っていたのだという。
港の倉庫に寝床を設け、ヴェセルとエリシュは家族のように互いを慕い、力を合わせて暮らしていた。
そんな中、礼拝の日の朝が来る度に誰かから金貨や食料、衣服などが送られてくるようになった。
持ってくる者に聞いても「アルティハイトの妖精に頼まれた」と答えをはぐらかされるばかりではあったが、
それは単に金や食料というだけでなく、暖かい希望の灯そのものだったのだと、ヴェセルは思い返していた。
次に主人公が挑むのは死者の洞窟。
その最深部で待ち構えるは、闇の奇形イスシジル。
各種魔法を使いこなす強敵との戦いの末に、主人公は魔石の一つ、愚者の魔石を回収することに成功した。
一方その頃、ヴェセルの思い出話が続いていた。
ヴェセルの思い出話パート2
アルティハイトに来る前のヴェセルは、士官学校の生徒として周囲の人間を蹴落とし、踏み台にする冷酷な男だった。
しかし、病に倒れ、士官学校を中退して2ヶ月間弟の介護を受けた彼が街に出たとき、彼にとっての世界は一変していた。
周囲の人間から向けられる視線が悪意と軽蔑に満ちているように思えたのである。
しかし、それはヴェセル自身の価値観が他人の目を鏡にして彼自身を責めているのに他ならなかった。
それから彼は変わろうと努力したが、心の中に染みついた士官学校時代の自分がそれを嘲笑し、士官学校に戻るように唆し続ける。
そんな矛盾した心の戦いに疲れ切ったヴェセルは、喪失感と自分を消したいという願望のみが残り、故郷を去ったのである。
エリシュはラーネイレほど美しくはなかったが、その瞳はラーネイレと同じく全てを許し、受け止めてくれる純粋なものだったと語るヴェセル。
ヴェセルにとって、エリシュはあらゆる意味で彼自身が生きる理由に他ならなかった。
エリシュを守ることを大義名分として、彼は士官学校時代の自分を受け入れ、再び他人を蹴落とす道へと進んでいた。
そして、アルティハイトに来て7年後、ヴェセルはザナン将校の末端にまで上り詰めていた。
125 :
Elona:2010/10/19(火) 23:16:17 ID:9qze8lXy0
いい加減ストーリーに絡んでみたいと思いつつ、最後に残った古城へと挑む主人公。
ぶっちゃけ本人より使ってる武器の方が強力な気がする古城の主ワイナンを打倒し、
最後の魔石である覇者の魔石を回収することに成功する。
ヴェセルの思い出話パート3
とある秋の日、エリシュと二人で芝居を見に行った帰りに貴族の屋敷の火事に遭遇した。
エリシュは屋敷の中に誰か残っていないか声をかけ続けていたが、突然出口にあった木の支柱がエリシュの上に落下、彼女はした時期になってしまう。
その木をどかそうとしたヴェセルだが、一人では持ち上げることが出来ない。
そんな彼が周囲を見渡すと、そこにあったのはエレアという存在に怯えながら助けようともせずに傍観し続ける冷酷な人々の群れだった。
しかし、ヴェセルは彼らを責めることが出来ないという。仮に助けを求めてきた相手が自分の競争相手であれば、自分も同じ行動を取っていたかもしれないからだ。
そして、燃え広がった火災によってエリシュは焼け死んでしまった。
そして焼け焦げたエリシュの骨を瓦礫の下から見つけた瞬間、流した涙とともにヴェセルの時間は止まってしまったのだった。
パルミアに戻り、エリステアへと魔石回収の完了を報告すると、最後の任務が下される。
それは、レシマス最深部から常闇の眼を回収し、ザナンの陰謀を阻止するというもの。
これまでの報酬だと結構強力な指輪を受け取り、主人公はついにレシマスの最深部へと向かうことになった。
主人公が最深部へとレシマスを進んでいた頃、ラーネイレ一行はザナン国内にあるサイモアの研究所へと辿り着いていた。
そこで待ち受けていたヴァリウスから、ここにはラーネイレ達が求めている証拠はないと告げられる。
どのみち証拠があってもここまで来れば誰もエレアの言葉になど耳を傾けないだろうというヴァリウスは、一行へと真実を教えるという。
裏切り者(ヴァリウスはラーネイレ達と同じ異形の森の民、エレアである)の言葉など信用できないと言うロミアスに対して、
信じるかどうかは自由だが、自分は無駄な画策のために時間を無駄に使ったりはしないし、同じエレアとしてラーネイレ達の境遇に同情すらしていると言い、ヴァリウスは彼が言うところの「真実」を語り始めた。
126 :
Elona:2010/10/19(火) 23:19:18 ID:9qze8lXy0
※ヴァリウスの語った真実
・先文明レム・イドでは様々な共同体が存在し、友愛の精神で理想的な社会を築いていた。
・その中でも共同体に属することが出来ない異端者、ユタスと呼ばれる者達が存在していた。
・エーテルとはレム・イド末期に発見され、樹木から採取され環境に無害である上、
様々な薬品に化学変化をもたらす貴重な物質だった。
・ユタスの商人は各地に広大な土地を持っていたので、「星の収穫」(エーテルを採取すること。当時は神聖化されていた)を活発に行ない、
それによって社会に居場所を見いだすことが出来た。
・メシェーラはどこから来たか不明。エーテルがメシェーラに対する抗体としての機能を持っていたのに、
星の収穫でエーテルを採取しすぎて森が弱ってしまい、結果として森はメシェーラに浸食され始めた。
・ユタスはその前兆を察知していたが、自分たちの立場を失うことを恐れてそれを隠蔽し、結果として全てが手遅れになってしまった。
・メシェーラは森を喰うと、世界中に根を張り巡らせ、イルヴァの生物が生きていけない環境を生み出していった。
(メシェーラに浸食された森が生み出す空気の中では、イルヴァに元々住んでいた生物は生きていけなかった。)
・世界に東に位置し原生林に覆われた大地のみがメシェーラの浸食を免れていた。
・その森を当時の人々は「希望」を意味する「ヴィンデール」と呼ぶようになった。
・人々が衰退する中、ヴィンデールの森からエーテルが急激に発生し、エーテルの風として大陸に吹き荒れるという奇跡が起こった。
・結果として、イルヴァの環境はエーテルを産むヴィンデールの森と、それによってメシェーラの力を弱められた外の森という異なった自然を持つに至った。
・それによってレム・イドの時代は終わりを告げ、現在の時代、シエラ・テールが始まったが、
その後長い年月の中で、森の中から外部へ適応した人類や外部にしか住めない人類が生まれるようになっていった。
・ヴィンデールの森が消滅すれば、力を弱められていない本来のメシェーラが生み出す環境が世界を覆い、いずれイルヴァの生命は滅びることになる。
そこまで聞いたところで、ロミアスが疑問を呈する。
森の真実は良く分かったが、イルヴァの環境を変えようとするヴァリウスの動機が理解できなくなった、と。
ヴィンデールをさげすんだ者達への復讐としても、全てが死に絶えれば復讐に意味などないのだから。
それに対して、ヴァリウスは復讐ではなく戒めであり、「きっかけ」であると答える。
そして、救いは既に手の内に秘めてあるので生物が滅びることもない、と。
ヴァリウス曰くレム・イドのような文明が理想的だが、友愛という弱い理念を根幹にした社会ではユタスのような異端の発生を最小限に抑えることが出来ない。
ユタスを克服した社会を構築するにはより強く明確な文明の意思が必要であり、その計画にはヴィンデールという犠牲が必要である。
そして、それをいつかはラーネイレ達も理解できるはずだという。
127 :
Elona:2010/10/19(火) 23:20:52 ID:9qze8lXy0
研究所を去り、ヴィンデールの森を目指すラーネイレ一行。
そんな中、ヴェセルはセビリスに対してずっと疑問に思っていたことを質問する。
すなわち、なぜセビリスは自分のことを知っているのかと。
それに対してセビリスは、自分はサイモアが殺したザナンの第一皇子クラインだと答える。
ヴェセルはそれはそれで興味深いが、だからといって自分を知っている理由にはならないと再度質問する。
それに対してセビリスは昔の話をし始める。
一人の少女が全ての「きっかけ」だった。
アルティハイトでエレアの少女を囲む人々の冷たい視線と、ためらうことなく少女をかばった金髪の青年。
その瞬間からサイモアにとってエリシュは希望であり、白き鷹ヴェセルは憧れだったのだ。
ヴェセルとエリシュが幸せに暮らすことこそサイモアの望みであり、救いでもあった。
当時のザナンでエレアの娘という足かせを引いた者が宮廷に仕官するなど夢物語と言っていいほど困難だったのに、
ヴェセルはそれを成し遂げたのだから。
それを聞いてヴェセルは「アルティハイトの妖精」がサイモアであったことを悟るのだった。
ヴィンデールの森まであと3日程の距離までやってきたラーネイレ一行。
しかし、森に帰ったところで森への侵攻を止めるどころか送らせることすら困難だと指摘するセビリス。
それに対してロミアスはとりあえず同胞達に危険を知らせるが、その後のことは分からないという。
彼にとっても故郷を失うのはつらいことだが、ある部分では好きにさせればいいとすら思っているらしい。
なぜなら、森を失わせた者達や傍観者達は、いずれ己の行為によって絶望と後悔の念に襲われるのだから。
しかし、ラーネイレはそうは思ってないはずだと言うロミアス。
ラーネイレはロミアスの気持ちも分かると言いながら、それでも希望の芽を残すために、最後の瞬間まで自分の意思で森を守るために行動したいと告げた。
一方ザナンの王宮では、サイモアがヴァリウスに自分の故郷を滅ぼすのはどんな気持ちかと質問していた。
それに対して、この戦は皆が共謀者になることに意味があるのに、二大国の一方が参加しなかったのは誤算だと言いながら、
エレアは全く武装をしていないので、侵攻自体については全く問題がないと答えるヴァリウス。
サイモアは森が消えた後のことは全てヴァリウスに任せるという。
森を消した後は姿を消すつもりだが、アルビノという特徴がある以上長くは逃げ切れないことが分かっているサイモア。
それでも、イルヴァに傷跡を残せさえすれば、彼は満足なのだという。
128 :
Elona:2010/10/19(火) 23:21:50 ID:9qze8lXy0
ラーネイレ一行が森に辿り着いたとき、既に森からは火の手が上がっていた。
ロミアスに避難誘導を任せ、ラーネイレはムダかもしれないが少しでも時間を稼ぐためにサイモアと交渉しに行くという。
森が生きている限りはどうせ人間は森に入れないのだからと、セビリスやヴェセルもラーネイレに同行するのだった。
サイモアを探すラーネイレの前に現れたのはヴァリウスだった。
サイモアの居場所を問うラーネイレに対して、ヴァリウスは
・サイモアはもうここにはいないしどこに行ったかは誰も知らない
・作戦の指揮は自分が取っている
・自分はいかなる交渉に応じるつもりもない
ことを告げる。
それに対してラーネイレは、火を止められないのは仕方ないが、森の外に出たエレアは武器すら持っていないので、攻撃をやめて欲しいと懇願する。
ヴァリウスは交渉はしないと言ったはずだと切り捨てながら、自分はサイモアと違って邪魔さえしなければ無駄な血を流すつもりはないという。
そこに、森の中で煙に巻かれて道に迷った部隊から救援信号が届いたという伝令の兵士がやってくる。
そいつらを見捨て、森はまだ生きているから先走らないように各部隊へ伝令を送れと命令するヴァリウスだが、
ラーネイレは自分が助けに向かうと告げる。
ヴァリウスに嘲笑され、ヴェセルに制止されながらも、こんな状況だからこそ、
互いに理解できない者同士でも憎しみや不信の壁を越える可能性を示すために行かなければならないと言い張るラーネイレ。
それに対してヴェセルは、ラーネイレが森に入ってしまってはもう守ることが出来ない、
再び自分の胸にエリシュを失ったときのような苦しみを刻むのかと懇願する。
ラーネイレはここでその兵士達を見捨てれば自分が自分でなくなってしまうと言い、
ヴェセルの愛したエリシュがここにいても同じだったはずだと主張する。
そして、ヴェセルに対して、今は傷つき苦しんでいても、いつかは再び白き鷹が飛べる日が来るのを祈っていると言い、
ヴェセルに別れを告げて森へと向かっていった。
129 :
Elona:2010/10/20(水) 00:21:44 ID:/dqxD63E0
そんな世界の流れとは関係なく、黙々とレシマスの中を進んでいた主人公は、
三つの魔石で封印された扉を開き、ついに最深部に辿り着いた。そこで待ち受けていたゼームと対峙する主人公
激しい戦いの末、ゼームを打ち倒すことに成功した主人公だが、
そこに常闇の眼の台座から何者かの声が響いてきたかと思うと、端麗な青年の姿をした何者かが目前に出現した。
その者は、主人公が遅かれ早かれここに辿り着くことは決まっていたことであり、
彼らからすればそれは複雑性の一面に過ぎないが、人間はそれを運命と呼ぶのだと告げる。
形だけは端麗な青年だが、その気配は明らかに人を超越し、底知れない力と闇を感じさせるその存在、混沌の寵児オルフェ。
その言葉は続く。
「ネフィアの永遠の盟約」に基づき、ゼームが守っていたものは今このときから主人公のものになるのだと。
その視線の先にあるのは絢爛な装飾を施された一冊の書物。
それこそが常闇の眼だった。オルフェは常闇の眼へと語りかける。
お前の新しい主人はお前の真価を知らないが、ゼームがしていたような、
たまに本を開いては下界で伝えられている虚飾に満ちた歴史を嘲笑して自己満足にふける以外の、別の使い方をきっと見つけてくれるだろう、と。
そして主人公に向き直ったオルフェは常闇の眼に書かれているのが全て真実の歴史に他ならないこと、
台座から本を離した瞬間全ての魔力は失われ、それ以上新たに記述が刻まれることもない単なる本となること、
本の所有者は偽りの歴史を動かす勢力から命を狙われるであろうこと
自分たちを楽しませるような使い方を期待しているが、本をレシマスから持ち出すのも全ては主人公次第であることを告げて姿を消した。
そして、不安を振り払うと主人公は常闇の眼へと手を伸ばした。
130 :
Elona:2010/10/20(水) 00:24:51 ID:/dqxD63E0
エピローグ
ヴィンデールの森は失われ、人々はサイモアを称えていたが、徐々に世界は変貌していった。
原因不明の病が広まり、作物は枯れ、乾いた風が吹き荒れる。
人々が異変に気付いた頃、ヴァリウスは戦火を生き延びた一人のエレアの女性を証言台へと立たせた。
そして女は真実を語る。
ヴィンデールの森がメシェーラをおさえ、イルヴァの自然の均衡を保っていたこと、
森が失われた今、世界は徐々に人の住めない環境へと変貌しつつあることを。
イルヴァの人々はその証言に困惑し、ある者は悲嘆に暮れ、ある者は過ちを悔い、他の多くの者はいつものように傍観者の態度を取った。
暗い時代の訪れたシエラ・テールだが、ヴァリウスはまだ希望が残っている事を皆に告げた。
すなわち、サイモアが研究のために造り出した第二の異形の森が存在しているのだという。
ヴィンデールへの攻撃を主導したザナンは分裂し、ヴァリウスが主導する共同体、ロスリアが誕生した。
それは森を育み、国家を超え、星への従事と平和を謳う共同体であり、森へ巡行した者達は病から解放された。
約束の地ロスリアはイルヴァの理想郷となるはずであった。
3年後
3年という時の経過は街に賑わいを取り戻し、人々は不安を忘れ、又は忘れたように振る舞っていた。
救いを手にし、多くの人と富を招いたロスリアは腐敗し、諸国の利権に翻弄されるようになっていた。
死に行く世界にあってすら、人々はロスリアの理想の元に結集せず、諸国の陰謀と思惑、新たなる紛争の気配が大地を覆う。
そんな中、ノースティリスを離れて諸国を渡り歩いていた主人公が、再び商船の貨物へ紛れ込んでノースティリスへと向かっていた。
それはイルヴァの混迷の影で始まろうとする孤独な旅。
主人公は常闇の眼の解読に多くの時間を費やした結果、物質主義の時代であるエイス・テールとレム・イドの狭間に、
誰にも知られていない謎の時代、ナーク・ドマーラが存在していたことを発見していた。
それは世界に混沌と魔法の力がもたらされた時代であり、ネフィアに隠された謎の鍵を握る時代でもあった。
港町に辿り着いた主人公は懐かしいティリスの風を頬に受けながら歩き出す。
その前途にはネフィアの永遠の盟約を巡る大いなる試練と冒険が待ち受けていた。
第一部完
※「ネフィアの永遠の盟約」
英語に直すとEternal League of Nefia
頭文字と最後のaを取り出すと
ELoNaとなり、すなわちこのゲームのタイトルであるElonaとなる。
131 :
Elona:2010/10/20(水) 00:33:47 ID:/dqxD63E0
以上です。
ちょっと補足すると、本来エーテルは無害な物質なんですが、
この時点でイルヴァに住んでいる人間はメシェーラにある程度順応してしまった存在なので、
メシェーラへの抗体であるエーテルによってダメージを受けてしまいます。
異形の森に人が住めないってのも、ここで言う「人」がメシェーラに適応した人類であり、
適応した結果、今度は逆にメシェーラなしでは生きていけない存在になってしまったからだと思われます。
エーテルの発生源である異形の森の中にメシェーラはおそらくいないはずなので。
文中で主人公が〜してる頃って表現は、ラーネイレやサイモアと言った連中が絡むストーリー部分は
主人公がレシマスの特定階層へ侵入するなどのマップ切り替え時に、
「一方その頃」的に場面転換される形になっていることを表現したつもりです。
すなわち、プレイヤーはともかく、操作しているキャラクター視点で見ると
ロミアス達に助けられる→サイモアの演説をみる→レシマスに潜る
→パルミアへ手紙を届ける→レシマスに潜る→伝言を伝える
→魔石を集める→レシマスに潜る→ゼームを倒す→EDへ
となり、ロミアスやラーネイレとストーリー上絡むのはオープニングだけとなっています。
ぶっちゃけ、物語自体に主人公は殆ど絡んでおらず、ただ黙々とダンジョンに潜っているだけだったというオチで。
混沌の人の台詞などからすると、第二部になれば変わるのかもしれませんが、まだ第二部は実装されておりません。
未解決を眺めてたら自分がやったことのあるフリゲがあったので書いてみました。もはや誰得?かも。
ジャンルはホラー、N-Scripterで書かれています。所要時間は約一時間程度。
真相もかなりエグイですが、恐怖をあおる文章・演出が巧いと思います。
ぜひ夜中の2時に電気を消してどうぞ!
主人公は現在一人暮らし。昔は弟と住んでいたが、ある日家を出て行ったきり行方不明になってしまった。
戻ってきたのは肉の破片がついた血塗れの帽子のみ。(金属バットのようなもので撲殺の疑い)
帰ってこない弟の日記帳を開くと棒人間が首をつっている絵と次の文が添えてあった。
「姉さんが僕を殺し、妹が僕を吊るし、(僕が姉さんを殺した)」
主人公の家族は弟と自分の二人だけだったのに。
夜ベッドで寝ていると、廊下がきしむ音がして自分以外の誰かが家の中にいることに気づく。
部屋を出ると何故か弟の部屋のドアが開いていた。
更に躓いた弟の日記帳には、首吊りの絵の他に
「泣いている女の子の絵」と「喜んでいる女の子の絵」が追加されていた。
そこへきしむ音が金属音とともに近づいてくる。
間一髪ドアに鍵をかけられたが激しいノックの音。
「お゛ね゛え゛ちゃん?」「こ゛こ゛をあ゛け゛て」
弟の声ではない、舌足らずな男の声。暫くすると諦めたのか気配が離れていく。
気配が消えた後、主人公は居間の電話を目指すが既に電話線が切られた後だった。
急いで玄関から逃げようとすると、猫背で金属バットを持った先程の男に遭遇してしまう。
「お゛ね゛え゛ちゃあああああああああああああああああああああああああああんんん」
バットで足を一本潰されるが二階へと這って逃げ込む。
弟には「二階へ入ってはいけない」と言われていたのだが....
続く
>>131乙です。
ぶっちゃけると、ナウシカ見たいな世界設定て事ですよね?
>>131 素晴らしい。
ロミアスとこじきがどうのこうのとか、
エーテル抗体クレクレ母娘とかも書いて頂けると嬉しいですね。
136 :
Elona:2010/10/21(木) 10:00:42 ID:Ch8WREPP0
>>135 では、リクエストにお答えして
・ロミアスと乞食の云々
とあるアイテムを引き継いで新規プレイを始めた場合のみ、見る事が出来るイベントです。
タイミングで言うと、主人公がラーネイレ達に助けられ、目覚める直前のシーン。
主人公を助けたラーネイレ達はは雨をしのぎ、主人公を休ませるための場所を求め、ふと見つけた洞窟に足を踏み入れた。
そこで、何らかの危険がないかロミアスが洞窟の奥へ一人先行することに。
すると、奥の方から何者かの断末魔らしき声が聞こえてくる。
その声を聞きつけてロミアスを心配するラーネイレだが、ロミアスは平気な顔をして帰ってきた。
そして、この洞窟には以前誰かが住んでいたが、現在は使われていないようだと告げる。
ロミアスが何かを持っていることに気がつくラーネイレだが、その正体を知った途端に悲鳴を上げる。
ロミアスが手に持っていたのはプチ(一番弱いモンスター。外見は比較的愛くるしい部類に入る)であった。
そんなラーネイレに対し、ロミアスはこのプチが以前人間にペットとして飼われていたものであり、自分になついているから心配は要らないと告げる。
そんなことを話している間に、けが人=主人公が目を覚まそうとしていた。
といって、チュートリアルに続きます。
ちなみに、この後チュートリアルで食事の説明のために、ロミアスが持っていた肉を主人公に食べさせようとするのですが、
それが実は人肉(乞食の肉)であり、ロミアスは洞窟に住んでいた乞食を殺して、その肉を主人公に食べさせたと推測できます。
実際、このイベントを起こした状態で洞窟の奥のほうに行くと、「乞食のペンダント」という固定アーティファクトが堕ちています。
ロミアスは他にも、壁を掘るという行動を主人公に教える際、主人公がぬか喜びするように偽の金塊を壁の中に埋め込んでおいたり、
この時点では開けられないようなカギのかかった宝箱を主人公に渡したりするので、攻略wikiの用語集において
>恐らくティリス一の捻くれ者にして、最悪の性格の持ち主。得意料理は乞食の生肉。
と書かれてしまっています。
メインシナリオでも文句を言うだけで特に役に立ってませんし。
137 :
Elona:2010/10/21(木) 10:22:54 ID:Ch8WREPP0
・エーテル抗体クレクレ母娘
イベント前に予備知識の説明を。
メインシナリオのところでも説明しましたが、この世界ではエーテル病という病が存在します。
これはエーテルに侵食されることによって生じる心身の異変です。
発病してしまった場合にはエーテル抗体という薬を飲むことで症状をある程度緩和することが出来るのですが、
これはとても貴重品であり、高価である以前に店にはめったに並ばない代物であったりします。
冒険の途中、雪に覆われた街、ノイエルにたどり着いた主人公。
彼はそこで、母一人子一人で暮らす少女、パエルに出会った。
彼女の母親リリィはエーテル病のせいで体調を崩しており、治療のためにエーテル抗体が必要なのだという。
そして、主人公はエーテル抗体を定期的にリリィへと渡すことにする。
それから、一進一退を繰り返すリリィの体調。
それでも徐々に改善の兆しが見えてきていたのだが、あるとき容態が急変してしまう。
それでも母の回復を信じるパエルの心に打たれたのか、エーテル抗体を届けていく主人公。
しかし、リリィはバケモノの様な顔をした異形の姿へと変じてしまうのだった。
そこへ尋ねてきた主人公に対し、リリィは自分がいるせいでパエルが周囲の人たちから避けられ、独りぼっちになっていることを嘆き、
主人公に対して自分を殺してくれるように懇願するのだった。
この時点でサブクエストとしては完了扱いですが、ここで主人公の行動によって結末が分岐します。
・息の根を止める。
→リリィは死亡して二度と登場せず、殺害直後にパエルが主人公に襲い掛かってくる。
・まだ希望はあると励ます。
→特に変化なし。話しかければ再び選択肢が出る。
・エーテル抗体を渡す。
→カルマ(主人公の行動で上下するパラメータ。一定値を下回ると犯罪者となり店で買い物が出来ず、町ではガードに追われることになる)が大幅に上昇する。
ただし、リリィの顔は治癒せず、話しかけるとまた選択肢が出る(逆に言うと、エーテル抗体がある限りカルマを容易に回復できる)
・ノイエルの町に住む見世物屋の男に話しかけることで、リリィを見世物として売却することが出来る。
この場合、リリィは自宅から見世物屋の男の隣へ配置場所が変わり、代金をもらえるがカルマは大幅に減少する。そして、上記の選択肢は二度と出なくなる。
138 :
Elona:2010/10/21(木) 10:41:37 ID:Ch8WREPP0
>>134 まあ似てると言えないこともないですね。
半端に汚染に適応してしまった結果、世界を浄化するシステムが人類にとって毒でしかなかったり、
浄化システムを汚染と誤認して焼き払った結果、世界の現状が大幅に悪化したりするあたりが。
もっとも、ナウシカポジのキャラクターがラーネイレで、
第一部での主人公は世界の動きに全く関らない、怪我してたのをナウシカに助けて貰ったモブ兵士程度の扱いですが。
>>137 乙です。
チュートリアルでプチと戦わされたなあ…
本当にロミアスは酷い奴だ。
このスレの
>>139までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
Wiki連絡掲示板の差し替え・追加スレッドに書き込まれた
「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」
「時空の覇者 Sa・Ga3」
をWikiに収録しました。
XBOX360「ゼーガペインXOR」「ゼーガペインNOT」をリクエストします。
もう何と言えば
つまりどういうことです?
このスレの
>>3のようにテンプレで紹介されていた関連スレの
>BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 2【面倒】
が次のスレになったのでリンクの変更などに対応してほしいということでしょう。
名前間違えるところだった。
じゃあ開始します
新世紀エヴァンゲリオン外伝2 -人形達の宴-
シンジの述懐から始まる。
第三新東京市の成り立ち。チルドレンの存在。エヴァでの戦い。
それが人類を守るためのものであること。
だから負けられないこと…。
そこでどこからともなくベルが鳴る。
誰かが呼ぶような声も聞こえる気がする。
目覚ましだ。ネルフの夢を見ていたところで慌しく起こされる。
ミサトもアスカもシンジも揃って寝過ごしたため大急ぎで朝食をかき込むはめになった。
大急ぎで飛び出すとミサトから特別プログラムに入るので放課後はネルフに出頭するよう言われる。
通学路を息を切らせて走るとレイと合流することができた。
彼女がいるということはもう走らなくても遅刻はしないということだろう。
と思いきや予鈴が鳴る。
なんとレイも目覚ましが止まっていたため家を出るのが遅れていたのだ。
のんびりしたレイを急かして走ることに。
遅い到着だが先生はまだ来ていない。転校生が来るのでその対応で遅れているらしい。
そしてやってきた転校生の名前は松風ネネ。
それなりに美人だが、何故か彼女はその手にぬいぐるみを抱いていた。
彼女の席はシンジの隣になった。丁寧な言葉でシンジと挨拶が交わされる。
シンジの僥倖をやっかむトウジとケンスケ。じと目のアスカ。何を考えているのか不明なレイ。
彼女と席を寄せて教科書を見せるシンジに三人の内心はさらに苛立っているようだ。
そこでネネに仲良くしてほしいと言われる。
◆もちろん喜んで
承諾するシンジ。今までほとんど友達がいなかったというネネにシンジは自分が友達になると答える。
◆そのぬいぐるみは何なの?
彼女の友達だという。今まであまり友達がいなかったことも影響しているようだ。
シンジは自分が友達になると彼女に言った。喜ぶネネ。
放課後--
ネネへの質問タイムが始まる。
彼女は今まで保護施設にいたとのこと。
アスカが彼女が常時ぬいぐるみを手にしていることの意味について触れる。
皆が今まであえてスルーしてきていた質問なのだが。
彼女が言うにはこのぬいぐるみは『サンディさん』という妖精でお話をしてくるとのこと。
どういう意味か。戸惑う皆。彼女が言うにはさみしい時になぐさめてくれるそうだ。
冗談かとも思いきや、彼女は本気だった。
これでは今まで友達が少なかったというのも本当だったのかもしれない。
喧嘩腰のアスカが話させてみろと挑発するも、照れ屋だからすぐには話しかけてくれないとのこと。
キレるアスカ。どう対応していいか困る皆。
そこでネネがシンジに信じるかどうか問う。
◆もしかしたらそうなのかもね
広い世界にはそんあこともあるかもしれない……と日和ったところでアスカにしかられる。
シンジの返答に気をよくするネネ。
シンジと距離が縮まる姿を見てか、ケンスケとトウジも話をあわせ始める。
下心みえみえの姿にツッコミをいれるアスカ。
◆まさか、そんなことは……
さすがに信じられない。そう言うとネネは今までの境遇を嘆く。
誰も信じてくれず、笑っていた。それで友達もいなかったと。
シンジとの関係が絶望的であるかと問う彼女にシンジはフォローを入れた。皆も友達になれるだろうとも。
話をふられたトウジとケンスケもそれに続く。
そこでネネが早く帰らなくてはいけないと思い出す。
シンジ達も用事があるのでここでお開きになる。
ネルフ基地--
リツコがモニターしたところ、3人のシンクロ率が低いことがわかる。
訓練前の検査では障害となる肉体的要因がなかった。
トラブルでもあったのかと勘繰るリツコにミサトはそういえば転校生に関してもめていたようだと述べる。
リツコは転校生について何も知らされておらず、そのことについてミサトが驚く。
少々おかしい。情報部を動かすことを決める二人。
事を荒立てない程度にミサトからシンジ達に話を聞いてみる必要もありそうだ。
リツコは後ほどゲンドウに話を聞いてみることにする。
夕暮れの町並--。ネネがサンディさんに話しかけている。
この街でなら楽しく暮らせそうだとこれからの学校生活に期待を寄せていることがわかる。
彼女の言葉にサンディさんは何も返さなかった。
乙です
>>144は最近よくあるスクリプトと思われ
何か意味があるスクリプトなんだろうか…。
はっこれは暗号!?
ほしゅほしゅ
wikiを見たらパワプロクンポケットシリーズで、パワプロクンポケット9のみ記事が無かったので、書き込もうと思うのですが、初心者ですけど大丈夫でしょうか?
The noose後半です。間が空いてすみません。
気がつくと屋根裏部屋に倒れていた。
2本とも足を潰されたが、辛うじて逃げ込んで鍵をかけたのだ。
そしてこの部屋に入ったことが引き金となって、主人公は全てを思い出した。
昔主人公には妹と、もう一人大嫌いな弟がいた。
小さい頃、主人公は不在がちな両親の代わりに家事や妹・弟の世話を任されていた。
そのため1人でずっと家にいることを強制され、そのことからだんだんと歪みがたまっていった。
ある日の夕食時、「弟をいじめたら反抗された」ことをきっかけに、
"お仕置き"と称して遊びで弟をひもで吊るしあげた。(足場があったのでまだ死なない状態)
しかしたまたま運悪く、怖くなった妹が止めようとして体当たりして首吊が完成してしまい、
弟が死んでしまう。
それを受け入れられなかった妹はショックで発病した二重人格によって「弟」になり、
姉(主人公)は妹の「僕が弟」「死んでなんかいないよ?」の発言により記憶を抹消してしまう。
それからときたま不安定な妹に戻ってしまう「弟」とともに二人で暮らしていたが、
いつからか妹は「死者と会える方法がある」と言い始め、
ついにあの日「弟に会ってくる」と言い残して失踪した。
だからきっと、襲いかかってきた男はまぎれもなく昔殺した本物の弟であり、
自分に復讐しに来たのだと主人公は悟る。
悪いのは自分なのだから、弟に罰せられるべきなのか。
(ここで、弟をドアを開けるか開けないかの選択肢が出ます)
(ドアを開けなかった場合)
ドアの鍵もついに破られ、昔弟にしたのと同じ方法で主人公が吊るされる。
(ドアを開けた場合)
弟は命を奪わなかった。主人公は両足を失うも生還する。
しかし、弟・妹が一緒にいると感じる心神喪失状態に。
本人は幸福らしいが…。
分かりにくくなってしまったので三行でまとめると、
姉が遊びで弟を吊るし、妹が下手に止めようとして弟死亡。
妹はショックで弟「役」の人格に変わり、姉は記憶・心神喪失状態に。
妹が何らかの方法で弟を蘇らせ、弟は妹を殺した後、姉に復讐に来る。
となります。スレ汚しすみませんでした。
え、これで終わり?
いくらなんでも救われないなぁ…
ホラーってこんなもんでしょ
>>151 やあ、初心者かい。
勇気を出して書いてみないか?
きっと書く君も、読む俺たちも一緒に楽しめると思うよ。
あと、携帯電話からの書き込みのようだな、いくつかアドバイスを贈らせてくれないか?
まず、もしパソコンでも書き込める状況にあるのなら、なるべくパソコンで書いたほうがいい。
その方が誤植も少ないし推敲もしやすいからな。
「もしパソコンからではプロバイダ規制で書き込めないから」という理由で書き込めないのなら、
>>132にある掲示板に書き込み、携帯電話でこちらに報告するといい。
もし携帯電話しか書き込める手段がないのなら、書く作業はこのスレの書き込みフォームに直接書いていくのではなく、
「メール作成」や「メモ帳」機能で書いたほうがいい。
そして書いている途中や書き上げた後には、必ず保存を忘れないこと。
それというのも、以前俺も、携帯電話を使ってストーリーを直接スレに書き込もうとしたことがあってね。
一時間ほどかけて書き上げて、「書き込み」ボタンを押した瞬間さ。
「文章が長すぎます」と表示されて書き込みエラー、書いていた文章は全部パーだ。
そんな悲しい結果はごめんだろう?気をつけるといい。
それと、携帯電話からの書き込みだとどこで改行するべきかわかりにくくてね。
ずっと改行しないで書いてしまうこともある。
すると、パソコンから見たときには横に長く伸びて読みにくい形になってしまうんだ。
そうだな、長くても、全角で50文字〜70文字くらい行ったら、
キリのいいところで改行したほうがいいんじゃないかな?これは好みもあるだろうが。
色々言ってすまないね、でもこれは「こうしたほうが書きやすいんじゃないかな?」という提案みたいなものだ。
このとおりにする必要なんて無い、君が書きやすいように書いて欲しい。
158 :
151:2010/10/30(土) 20:27:09 ID:uv/jaQh90
>>157 アドバイスありがとうございます。
パソコンからの書き込みをしようと思っていますが、1つ1つ確認していこうと思います。
それでは、書き込んでいこうと思います。
登場人物紹介でかなり長くなってしまいそうです。
【あらすじ】
最近、近所に進出してきた「ジャジメントスーパー」の影響により、遠前町の「ブギウギ商店街」は客足も少なくなっていった。
そんな中、各地を旅しているときに遠前町にやってきた主人公は、
商店街の野球チームブギウギビクトリーズに助っ人としてチームに加入する。
主人公らをはじめとする助っ人により、ビクトリーズは徐々に地元でも話題にでるようになった。
そしてビクトリーズを使って遠前町は町興しを図ろうとするが・・・
【登場人物・チームメイト1】
・主人公(デフォルト名で変更可)
各地を旅で放浪し、過去に野球をやっていたこと以外は謎の男。
遠前町の河川敷でテントを建て、ホームレス紛いの生活をしている。
ケンカが強く、歴代パワポケ主人公で2番目に戦闘能力が高い。
「パワプロ」・「パワポケ」の主人公で彼だけ微妙に無精髭がある。
普段は茶色のテンガロンハットとマントを着用している。
・権田正男(ごんだ まさお)
ビクトリーズのキャプテンであり、25歳、独身。両親と魚屋を営んでいる。
乱暴で一本気な性格だがチームメイトからの信頼は厚い。
徐々に増えていく助っ人が商店街メンバーのスタメンを外していくのを不満に思っている。
ポジションは捕手で一塁手と三塁手もできる。助っ人に劣らない実力の持ち主。
・木川則夫(きかわ のりお)
やせ顔のビクトリーズの投手で自称エース。
以前は親の脛をかじって暮らしていたが、現在は一人で古本屋を経営している。
商店街の人にはお世話になっているため、商店街に対する想いは強い。
・青島三郎(あおしま さぶろう)
商店街の一角で開業医をしており、お金が無い人でも無料で治療や薬を与えたりしている。
若いときに勉強ばかりしていたため運動は得意では無いが、
野球が好きで練習してプレーできるようになった。
ポジションは一塁手で二塁手、外野手もできる。
並木潤一郎(なみき じゅんいちろう)
ビクトリーズの選手で遠前町の在住交番。
気弱で周囲に流されやすいが、親切で職務に忠実であり、商店街の人々に親しまれている。
非番の際に練習しているが、ちょっとお疲れ気味。
ポジションは三塁手で一塁手と外野手もできる。
【登場人物・チームメイト2】
以下は助っ人達の紹介ですが、寺門以外はランダムイベントやうろつきで仲間になります。
基本的に定期イベントでは寺門以外は登場しません。
・寺門男(じもん だん)
赤ん坊の頃、「少森寺」に拾われ、そこで拳法を習っていた。
20年以上、少森寺から出たことがなく、寺を飛び出して各地を放浪していた。
ビクトリーズの練習を見て練習させてもらったが、全くできず修行させてくれとビクトリーズに加入。
ポジションは外野手で捕手もでき、能力も高い。
定期イベントで仲間になるため登場も多く、変人揃いの助っ人の中でも常識人。
・ピエロ(ぴえろ)
隣町のサーカスで脱走してきた野ピエロ。
主人公に「魔界からやって来た」といわれるほど、強烈な顔をしているが、
本人はカワイイ顔だと思っている。デフォルメキャラで唯一の鼻がある。
主人公から凄いプレーをすれば観客も喜ぶの一声で皆を笑顔になってもらうべく、チームに加入。
ポジションは遊撃手と二塁手。能力のバランスがよく、特に走力が高い。
・ムシャ(むしゃ)
鎧武者ともいうべき格好をしているビクトリーズの助っ人。
正体は過去の罪により成仏できない武士であり、主人公ら困っている人達を助け成仏するためにチームに加入。
思念を他人に植え付けることで鎧武者である違和感を無くしている。
ポジションは一塁手。武士らしく真っ当な性格である。
・水間美偉人(すいま びいと)
過去に高校野球で甲子園まで行った事もある豪腕投手。
しかし今はとある事情で水泳帽にゴーグルの格好で「陸を泳ぐ」変人である。
川で溺れているところを主人公に助けられ、野球について話すとチームに加入する。
ポジションは投手で150キロを超える速球とスローカーブが武器だがコントロールは悪い。
【登場人物・チームメイト3】
助っ人の続きです。
・電子炎斬(でんし えんざん)
パソコンオタクであり、ノートPCの電源が切れると自分も停止する体質をもっている。
ネット世界ではほぼ神扱いであり、口癖は「キィィィボォォォドォォォ!!!!!」
主人公と出会い、自作した野球プログラムを馬鹿にされたため、その理論を証明するためにチームに加入。
ポジションは投手であり、アンダースロー投法でコントロールも高い。
・城田鉄幹(しろた てっかん)
遠前町にあるレストラン・ブランネージュの親会社代表人である人。
料理の腕は超一流であり、主人公の食べ残しから「肉」を作りだすほどである。
主人公と出会ってから野球が気になるようになり、主人公に誘われチームに加入。
ポジションは外野手。歳をとっているが、それを感じないパワーの持ち主。
・カニ怪人(かに かいじん)
怪人量産マシーンなるものからカニと融合して人間からカニ怪人になった。
秘密基地をつくるために遠前町に下見に来ていたところを主人公に誘われチームに加入。
人に迷惑をかけるだけの悪の組織に嫌気がさし、悪の組織をやめようかと思っている。
ポジションは三塁手と一塁手。過去に高校野球の経験があり、パワーと肩力は高い。
・白徳人(はく のりと)
青い学生帽とマントを羽織った知識人然とした格好。年齢は20代。
身に付けた知識で問題に突っ込み、引っかき回して去っていくらしい。
主人公とは知り合いで、主人公に誘われチームに加入する。
ポジションは二塁手で遊撃手と捕手もでき、守備が高いが打撃重視の助っ人の中ではいまいち地味。
【登場人物・商店街の人々】
・神田カンタ(かんだ かんた)
今作の眼鏡君。9歳。ちなみに矢部一族とは何の関係もない。
主人公に助けてもらったことにより、最初に仲良くなる。主人公をおじちゃんと呼ぶ。
母親と二人で暮らしている。ずる賢いところもあるが無邪気な少年。
ちなみに「〜でやんす」を付けて喋るときと付けずに喋るときがある。(他人から教えてもらったものである)
ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。
・大村鉄治(おおむら てつはる)
ブギウギ商店街の復興委員会の委員長。代々伝わる金物屋を経営している。
あまり商売っ気は無く、出世欲も無く、日々暮らしていくだけの収入があればいいと思っている。
野球が大好きで練習もしていたが、腰を悪くしてからは見に行くだけになってしまった。
ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは捕手と外野手。
・神田奈津姫(かんだ なつき)
カンタ君のお母さん。年齢は20代後半。カレー屋を経営しており、彼女候補でもある。
未亡人で5年前に夫が先立たれてから女手一つでカンタを育ててきた。夫は当時ビクトリーズのキャプテンだった。
ソフトボールの経験者であり、当時はサードを守っていた。バントなど小技が得意な選手であった模様。
ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは三塁手で遊撃手と二塁手もできる。
・広川武美(ひろかわ たけみ)
商店街で漢方屋を経営している。奈津姫の親友であり、彼女候補である。
ロマンチストであり、たびたび「ロマン」という言葉を使う。子供っぽい性格で話を乱すのが得意。
彼女を攻略すると武美の正体と過去を知ることができる。
ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。
・向井幸(むかい さち)
ブギウギ商店街に住む、イカしたファッションのおばさん。
その場の正しい意見に賛成するので、意見がころころ変わる。妙な存在感がある。
ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手で三塁手と一塁手もでき、威圧感をもっている。
【登場人物・その他重要人物】
・大田洋将(おおた ひろまさ)
ジャジメントスーパー遠前町の支店長。いまいち部下から信頼されていない。
ブギウギ商店街の土地を奪うべく、様々な方法で商店街を潰そうとする。
調子に乗りやすい性格であり、その性格が返って仇になってしまう。
・椿(つばき)
青いテンガロンハットとマントを着用した金で動く、トラブル解決屋。
かつて主人公と「正義のヒーローの真似事をしていた」と語り現在はライバル関係である。
支店長の大田に雇われ商店街を潰すべく、たびたび野球の試合で勝負する。
ポジションは外野手で、元プロの投手から100連続でホームランを打つなど非常に能力がバランス良く高い。
・スーパーの店員(すーぱーのてんいん)
支店長・大田とセットで登場。商店街と交渉役など結構出番がある。
無能な上司にめげずに今日もローン返済のため頑張っているらしい。
・番長、ソルジャー、ロボ
椿の仕事仲間。主人公の邪魔をするべく3人掛りで戦う。
ポジションは番長が一塁手、ソルジャーが外野手、ロボが捕手。3人とも能力が高い。
なお登場人物については定期イベントで登場する人物+チームメイトの記載とさせていただきました。
164 :
ゲーム好き名無しさん:2010/10/31(日) 08:14:51 ID:+hhwaMiG0
リクエスト
英雄伝説 零の軌跡御願いします。
いや
PSPのJanne D'Arcを予約します
RESISTANCEお願いします
【ジョニー】
孤独なものを救ってまわることを己が使命とするジョニーは
例の無害なギアの噂を聞き、彼女を迎えに行こうとする。
ただし突飛な話なのでクルーには賞金目当てだと伝えてある。
★OP
男は孤独に心を蝕まれたことがある。
愛のない世界の冷たさを知っている。
そこで男は悟った。
愛は与えられるものではない。
まず与えるものである。
この世には、愛が必要なのだ。
孤独な魂にさしのべられる手。
それが男の生き様だった。
「人を傷つけぬギア」
男はそこに、孤独な魂を見た。
●1戦目・vs紗夢
ジョニーはギアの元へ向かう道中も女性を口説くのを忘れない。
「まるで太陽のようなレイディ。君の溢れる光輝をこの腕につかみたい」
「下手につかむと火傷するアルよ!」
「なぁに、火遊びはお手の物さ」
●2戦目・vsソル
「やっぱりきていたな。すまんがここは俺に任せてくれないか?」
ソルが来る事を予感していたかのようなジョニー。とにかく彼を止めようとするが、ソルも退かない。
「大概にしとけよ」
「そうだ、剣技の勝負でどうだ?負けた方が身を引くってことで」
「御託はいい、さっさとはじめろ」
●3戦目・vsミリア
相変わらずの女好きジョニー。今度はミリアを月に例えて褒め称える。
「玲瓏な月のごとき美貌のご婦人。お茶など一杯いかがかな?」
「月……か。確かに私は闇でしか生きられない」
「ノンノン。月は太陽を受けて輝くんだぜ。よかったらうちへこないか?」
「群れるのは好きじゃないの。そこをどいて」
●4戦目・vsカイ
ジョニーは同じくギアの元へ向かう途中のカイと出くわす。
「国際警察機構のお出ましたぁ無粋だね」
「今の私はただの賞金稼ぎです」
公務ではない、それを聞いてジョニーはカイの真意を汲み取った。
「……そうか。なら遠慮はいらねぇな」
「望むところです」
「あんた、あいつを迎えるには男の磨き方が足りねぇよ。
ここはパーフェクトなジョニー様に任せておきな」
●5戦目・vsメイ
「やっほー、ジョニー!」
「メイ!どうしてこんなところにいる!」
なぜか船に残していったはずのメイがやってきていた。
どうも団員のエイプリルから、ジョニーの今度のターゲットは女性だと聞いて
妙な邪推をしてしまったらしい。
「その人はボクが迎えに行くよ!」
「……ここは危ない。船へ戻っていろ」
「帰らないもん!ジョニー、何か隠してるね!」
→メイ戦で勝利した場合
●6-A・vsテスタメント
森の入り口でテスタメントと相対するジョニー。
「軽装に見えるがかなりの達人だな。だが所詮は人の身、我が召喚術の敵ではない」
「一つだけ言っておく。この俺から女を遠ざける存在を認めねぇ」
●7-A・vsディズィー
ジョニーはディズィーの元へたどり着き、まず紳士的に自己紹介をしようとする。
しかし彼女は度重なる襲撃に耐えかねてかかなりの興奮状態だった。
「来ないでっ!」
「こいつぁ重症だな……」
★ED1
何とか力ずくでディズィーを落ち着かせたジョニー。
「悪かったな、手荒な事をして。俺はアンタを迎えに来たもんだ」
「やめたほうがいいです。この力は人を不幸にします」
ディズィーはジョニーがギアの力を利用しようとする人間だと思い込んでいるらしかった。
「俺が欲しいのはアンタの力じゃないぜ」
「え?」
「アンタの笑顔さ。そのうちで良い。とびっきりのヤツを見せてくれ」
ジョニーはまた一人、孤独に震える少女に愛の手を差し伸べたのだった。
→メイ戦で敗北した場合
●6-B・vsポチョムキン
ポチョムキンが周囲に潜んでいることに気付いたジョニーは
あえてメイに敗北し、ディズィーの事は彼女に任せることにした。
「さて、悪いがツェップには手を引いてもらう」
「これは個人の問題ではない。国家間の問題なのだぞ」
「だから、よ。ツェップが預かるより大種が消えた方がスッキリするだろ」
しかし当然ながら国への忠義厚いポチョムキンは空賊などを信用しない。
「すまぬが納得は出来ぬな」
「いいって事よ。痛い目にあうのはお前だからな」
★ED2
事を終え、ジョニーはメイシップに帰還する。
「ハッピーバースデージョニー!」
戻ってくると突然クルー達が派手に出迎えてきた。
「なんだ、なんだ?」
「お誕生日会だよ!」
「おめでとうございます」
そこにはディズィーの姿もあった。どうやらメイは上手くやってくれたようだ。
「そうか、今日は……俺としたことが……」
一連の事態に気を取られ、すっかり自分の誕生日を忘れてしまっていたジョニー。
「あとディズィーちゃんの歓迎会もね!さぁ、始めるよ!」
用意されていたバースデーケーキには『LOVE』の文字と、
クルー達が新しい団員と共に満面の笑顔でジョニーを囲んでいる様子が描かれていた。
【ヴェノム】
ヴェノムは前大会後に行方不明となったザトーの身を案じ続けていた。
ザトーの残した組織を守りながら調査を進めるうちに
ついに有力な目撃情報を入手し、彼を探しに飛び出していく。
★OP
渇く者への水の一滴。
凍えた者への小さな炎。
そして……愛なき者への、小さな愛。
暗殺組織という闇の中でヴェノムの心は優しすぎた。
心を氷に閉ざすこともできず、
憎しみと狂気の炎さえも持てず、
ただ闇の中で震えていた。
さしのべられた小さな炎。
直属の上司ザトーの見せた思いやり。
その時、彼は生涯の忠誠を誓った。
ザトー自らが昏い闇に喰われた時、ヴェノムは旅に出た。
自らの内に炎は燃えているかと問いながら。
●1戦目・vsチップ
ザトーを追うヴェノムはチップに発見され、師匠の敵討ちだと刃を向けられる。
「体は鍛えたようだな。だが思いつきで襲い掛かるようではまだ甘い」
「何だと?」
「なぜ準備もなく襲う?機が訪れるまで待てん?次は忍耐力を学んでくる事だな」
●2戦目・vsアクセル
アクセルの得物に興味を持ち、彼を組織にスカウトしようとするヴェノム。
しかし殺生嫌いのアクセルは誘いを断って逃げようとする。
「悪いね、そういうのは嫌いなんだ。じゃね!……って訳にはいかない?」
「いかんなぁ。さぁ構えてくれ」
●3戦目・vsカイ
ヴェノムは警察機構の人間であるカイに見つかってしまう。
出会った以上見逃さないと言うカイに、ヴェノムは嫌味たらしく言い返す。
「お言葉ですが逮捕に足る証拠でもあるのですか?それとも警察機構は令状も無しに逮捕するのかね」
「これは公務ではありません。今の私は一介の賞金稼ぎでね」
ヴェノムの態度から先ほどまでの余裕が消えた。
「……過ぎた義侠心は身を滅ぼすぞ」
●4戦目・vsメイ
世界の空を飛び回るジェリーフィッシュ快賊団の噂はヴェノムの耳にも聞き及んでいた。
その団員であるメイに対し、組織と手を組まないかと持ちかける。
「我々が手を組めば、より豊かな未来が開けると思いますが……」
「人殺しの麻薬売りと一緒にしないでよね!もう怒ったぞ!」
「……腕はあれどまだ未熟、か」
●5戦目・vsジョニー
メイを倒すと今度は団長のジョニーがやってくる。
「これはこれは、お申し出をお考えになって…」
「黙れ。そのふざけた顔に今から恐怖ってもんを刻み込んでやる」
クルーに手を出されたジョニーは怒り心頭に発していた。
「長たるものが一人で現れる。それが無謀でなく絶対の自信とは、聞きしに勝る男だな」
●6戦目・vsミリア
ヴェノムは元上司だったミリアと再会。開口一番に彼女に問いかける。
「なぜ、あの方を裏切った?」
彼女もまたザトーに目をかけられ、信頼されていたはずであった。にもかかわらず、彼女はザトーを捨てたのだ。
「冗談を言ってるの?あいつは私を便利な駒として使ってただけ。私もそうしたってだけよ」
「駒だと?それ以上の思いやりを感じなかったのか」
「……悲しいわね。あの男の薄っぺらな感傷さえあなたには崇高な愛に見える」
その言葉はヴェノムの琴線に触れた。
「女。それ以上の侮辱は許さん!」
●7戦目・vsザトー
ついにザトーを見つけ出すヴェノム。しかし様子がおかしいことに気づく。
「貴様、まがい物か?……違う、その体はザトー様のもの」
「イカニモ。居心地ノヨイ体ダ」
ザトーは影に乗っ取られていい様に操られていたのだった。
「……ザトー様を冒涜するな」
→ザトー戦でKO勝利した場合
★ED1
何かの実験室のような場所にいるヴェノムとザトー。
「ザトー様。お食事が出来ました。今日はいい風が吹いております。後ほど散歩しましょう」
椅子の上で怪しげな機器を繋がれたザトーにそう語りかけるヴェノム。
しかしザトーは一切の反応を示さない。
「ええご安心ください、いつもお側におります。いずれお体も元通りになりますとも」
ヴェノムはまるでザトーが返事をしたかのように会話を続ける。
対するザトーはやはり無言のまま。
「……はい。では参りましょう」
ヴェノムはザトーの隣でいつまでも独り言を繰り返し続けた。
→ザトー戦でタイムアップ勝利した場合
★ED2
戦いに時間をかけた結果、ザトーの体は影の拠り代としては使い物にならなくなり
ヴェノムもまた力を使い果たして倒れてしまった。
「ヨクモヤッテクレタナ。貴様ノ体ハ私ガ貰イ受ケヨウ」
影がヴェノムに乗り移った、その瞬間。
「……かかったな」
「コイツ!マダ意識ヲ残シテ!」
ヴェノムは気を失ったフリをして影が自分に移るのを待っていたのだ。
ザトーの体を傷つけずに影だけを追い出すための苦肉の策であった。
「……今回ハ貴様ノ勝チダ。ダガイツマデ持ツカナ?」
今はまだヴェノムが影を支配し行使できる状態ではあるが
もし一瞬でも気を抜けばザトーと同様、たちまち影に意識を乗っ取られてしまう。
「馬鹿め。貴様をこの身ごと焼き滅ぼす事など訳はないのだぞ」
「……!ヤメロ!ヤメルノダ!」
影の抗議を余所に、ヴェノムは気を失っているザトーに向かって語りかける。
「ザトー様。お側にいられないのは残念ですが……
しばらく旅に出なければならないようです。どうかお体にお気をつけて……」
【テスタメント】
ジャスティスの死により元来の人格を取り戻すも、己の業の深さに絶望し各地をふらふらとさまよう。
そうして行き着いた土地でディズィーと出会い、自らの心の拠り所として
彼女を外敵から護る為に鎌を振るう。
(※ストーリーモードでは出会いの様子から始まる)
★OP
かつて、心優しい少年がいた。
国を、人を守るため、騎士となった。
だが、無垢な願いは裏切られた。
ギア被験体として改造された少年は、ジャスティスに操られ人類に牙をむいた。
解放された男に残されたのは、耐え難い空虚……。
●1戦目・vsディズィー
当てもなく各地を点々とするうちに魔の森へとたどり着いたテスタメント。
そこでどこからか逃げてきた様子のディズィーと偶然巡り会う。
「何者!」
「私を追わないでください!」
彼女はテスタメントを追っ手と勘違いして襲ってきた。
●2戦目・vs梅喧
「そうか、人間どもに村を追われたか……」
ギア同士、親近感を覚える二人。
「あの……あなたは?」
「テスタメントと名乗っている。お前と同じ化け物だ」
「あなたは……化け物なんかじゃありません」
「……これを見てもそういえるかな?」
そのとき、二人の前に梅喧が現れた。
「化け物がいるってのはここか?」
●3戦目・vsメイ
テスタメントは梅喧を返り討ちにして追い返す。
この戦いで自分の凶悪さを証明したつもりでいたが、ディズィーの反応は意外なものだった。
「あなたは優しい人ですね。私を護ってくれたし……あの人を殺さないように必死でした」
「いい加減な事をいうな!」
「私もそうだからわかるんです」
戦いになると自分の意思に関係なく、大きな声が殺せと語りかけてくるのだと彼女は言う。
「ギアは兵器だ。人殺しは我らの性だ」
「でも……それでも私たちは生きています」
「……そうだったな。そんなことも忘れていたよ。
これでも騎士の端くれだったものだ。私の剣をあなたに捧げよう」
「それって一緒にいてくれるって事ですよね?嬉しい!」
と、その時、賞金首を追ってきたメイが登場。
「いた!賞金首が二人も!」
「待っていてくれ、すぐに戻る」
「お気をつけて……」
●4戦目・vsポチョムキン
それからテスタメントは魔の森の入り口で侵入者を討つようになった。
「守護者がついたとは聞いたが……貴様か」
前大会の黒幕であったテスタメントを見て少し驚いた様子のポチョムキン。
「彼女から手を引け。列強の手には渡さん。たとえ軍隊だろうと相手にしてみせる!」
「死山血河を辞せずか。お前ならできるだろうが……本当にそれが望みなのか?」
「黙れ!この偽善者共がぁっ!」
●5戦目・vsカイ
カイが聖騎士団の制服姿でテスタメントの前に現れた。
騎士の心得を忘れぬ為に当時の制服を着ているのだという。
「その聖騎士団が罪もない女を攫うのか?」
「……せめて、その人に会わせてはいただけませんか?」
カイはあくまで穏和な姿勢だったが、テスタメントはそれを受け入れなかった。
「修羅が今さら天使を気取るな。殺し合いこそ我らにふさわしい」
「……しかたありませんね」
「そう……それでいい。手を血に染めるのは私だけでいい……」
→ここまでにコンテニューしている場合
●6-A・vsソル
次に現れたのはソルだった。彼も他の賞金稼ぎたちと同じくギアを求めて狩っている。
「……なぜ貴様がギアを襲う?我らの願いは平和に暮らすだけだ!貴様まで薄汚れた人間のエゴに加担するのか!」
「ギアは斬る。それだけだ」
「貴様とて……貴様とてギアだろうが!」
「だから、さ」
★ED1
テスタメントが森の侵入者を片っ端から追い払ったおかげで
人々は完全に「悪魔の棲む地」を恐れ、近づくものはもはやいなくなっていた。
それでもディズィーはいつか互いに分かり合える日が来る事を信じる。
「人が我らを兵器以外として見る時が来るのだろうか?」
「みんな聖戦の記憶があるからギアを嫌ってるんです。あと千年もすればギアなんて忘れちゃうかも」
そのときは話くらいできるかもしれない、と嬉しそうに語るディズィー。
「……ふふ、確かにな。お前といると私ですら希望が持てる」
テスタメントは己の罪滅ぼしの意味も含め、その日が来るまで彼女を護り続ける事を胸中で誓うのだった。
→ここまでノーコンテニューの場合
●6-B・vsクリフ
カイとの戦いのあと、テスタメントは元聖騎士団団長であった義父クリフを思いだす。
「義父上が……今の私を見たらなんと言うだろうか?」
そうつぶやいた矢先、死んだはずのクリフが目の前に現れた。
「我が息子よ。何を悩んでおる?」
「……義父上?私は幻を見ているのか?」
「どうした?貴様の迷いをわしにぶつけてみよ!」
●7-B・vsディズィー
テスタメントはクリフの幻に自分のしている事は正しいのかと問う。
「息子よ、既にわかっているはずだ。騎士とは守り。騎士とは壁。そして騎士とは……」
「……あの、テスタメントさん?」
ふと気がつくとディズィーがテスタメントに何か話しかけていた。
「……言いにくいんですけど、私、この森を出ようと思います」
ディズィーはこの森で平和に過ごしているだけではいけないのだと、漠然ながら思い立ったのだという。
「……そうか。ならば……この私を乗り越えてゆけ!」
テスタメントの思わぬ反応にディズィーは驚いた。
★ED2
なぜ襲い掛かったのか理解できない様子のディズィーに、テスタメントは説明する。
「義父上が言った。騎士とは壁、騎士とは守り、そして騎士とは……支えだと」
ディズィーは戦いから逃れるための安息の場所を必要とし、テスタメントも彼女を護る事で自分の居場所を見出していた。
しかしそれは支えではなく、相手にすがりつきその場へ縛り付けているに過ぎなかったのだ。
「あなたのおかげで森を出る勇気が出ました」
「ならば去るがいい。私の役目はもう終わった」
「それは違いますっ!守るとか守られるとかじゃなくて、一緒にいちゃいけないんですか?」
「……!」
ディズィーはただ、かけがえのない友人としてテスタメントと共にいることを望んでいた。
「ギアが2人など目立ってしょうがない。つらい旅になるぞ?」
「そんなにつらくありませんよ。だって……」
「友がいるなら、か……」
【ディズィー】
追っ手を逃れ悪魔の棲む地へと逃げてきたが、やがてそこも人間に発見され篭城を余儀なくされてしまう。
来る日もやってくる人間達の撃退に限界を感じ、
また外の世界への憧れもあって、ついにディズィーは森を出る決心をする。
★OP
忌まわしき落とし子。
魔と人の末裔。
有り得ぬ者。
彼女はディズィー。
地上最強の心あるギア。
地を裂き天を焼き人を滅す力。
幾多の列強が求める力を持ちながら彼女が求めるのは……ほんのわずかのふれあいだった。
●1戦目・vsテスタメント
外の世界に出ようとするディズィーをテスタメントは引き止める。
「この先にあるのはお前を捨てた世界、血と憎しみにまみれた世界だ。愚者どもに会って傷つくのはお前だ」
「……ごめんなさい。それでも行きたいんです」
「ならばその覚悟を見せてみろ!」
●2戦目・vsポチョムキン
とうとう森を出て、外の世界へ飛び出したディズィー。
「こんにちは。軍人さんですか?」
ディズィーは出会ったポチョムキンに気楽に挨拶をするが、彼は祖国の命として彼女を連行しようとする。
「すまぬ。悪いようにはせぬ」
「……危ないですよ」
●3戦目・vsカイ
次にであったカイもまた、ディズィーが野放しなのを認めない人間の一人だった。
「私に……自由はないんですか?」
「勝ち取らない者に自由はありません。今のあなたは存在自体が驚異なのです」
「こんな力……欲しくなかったのに!」
●4戦目・vsザトー
「ミ、ミツケタゾ寄生種ヨ」
同胞を捜し求める影に声をかけられるディズィー。彼もディズィーと同様、心ある戦闘機械なのだという。
「可哀想……私と同じ。ずっと孤独に耐えてきたのね」
ディズィーが彼に同情心を見せた途端、影の態度が豹変した。
「ワカッテクレルノカ!デハソノ体ヲヨコセ!オ前ノ心ガ見タイ!」
「きゃあっ!」
●5戦目・vsファウスト
テスタメントの警告どおり会う人会う人に襲われ、絶望に陥るディズィー。
「もう……いや!みんな、みんな私を倒そうとする。そして……私が傷つけてしまう!」
そこにファウストが現れ、ディズィーに優しく声をかける。
「顔を上げなさい、お嬢さん」
しかし既に彼女は人を信じる心を忘れてしまっていた。
「あなたも……私を奪いに来たのね!」
「なんという心でしょう。無垢故に怯えと悲しみに閉ざされている。僭越ながら治療して差し上げましょう」
→ファウスト戦に勝利した場合
★ED1
ショックのままに力を振るったディズィーはとうとう相手に致命傷を与えてしまう。
「わ、私!なんてことを!」
「なぁに、医道に殉ずるのはこの身には過ぎた運命。どうか気になさらず」
「お医者様……死なないでください!」
「いいですか。人は愚かですが、絶望してはなりません。いつか、良き日が来ます」
瀕死のファウストはディズィーを一切責めることなく、それどころか
絶命するその瞬間まで彼女に救いの言葉を贈ったのだった。
「お医者様……」
何もかもが敵に見えた世界。それでも、その片隅に希望は確かに存在していた。
「この世界に私の生きる場所はない。けれど……もう絶望はしない。
いつか私を受け入れる人が現れるまで、私は眠ります。
たとえどれだけ時が過ぎても……あなたのことは忘れません」
人知れぬ場所で、ディズィーは人と触れ合える日を夢見て眠り続ける…。
→ファウスト戦に敗北した場合
●6戦目・vsメイ
ファウストはなんとかディズィーの暴走を抑える事に成功する。
「迷っていたのでしょう?生きる場所を探して」
「私がいるだけで……生きているだけで、困る人がいるみたいなんです」
生きている限り自分に安息はないのか。不安になるディズィー。
「案ずる事はありません。あなたが不羅の心を持つ限り道は開けます」
そして三日後。
ディズィーはある人物との待ち合わせの場所へ向かう。するとそこへ突然、空から女の子が降ってきた。
「わああああああ!そこ、危ない、どいて!」
「えっ、えっ?」
驚いた二人はなぜか戦闘になる。
●7戦目・vsジョニー
「君がディズィーさんだよね。ジョニーが待ってるよ」
そうして案内されたのは空賊の船、メイシップだった。
ジェリーフィッシュ快賊団団長のジョニーがディズィーを出迎える。
なにやら色々あってディズィーは彼ら快賊団に入団させてもらえることになったらしい。
「よう、早速メイが世話になったみたいだな。歓迎するぜ」
「あ、あの……私を置いてもらえるんですか?」
「このジョニー様、美しいレイデェにNOはないぜ……といいたいところだが」
そこでジョニーは彼女に不意に近づいていく。
「危ない!それ以上近づかないでください!」
「戦いの中でアンタが我を忘れなければ合格だ。俺を殺さずに勝ってみるんだな!」
→勝利時のタイムがぞろ目の場合…★ED3へ
→それ以外の条件で勝利した場合…★ED2へ
★ED2
ディズィーは上手く力を制御しながらジョニーに勝利した。
「危なかった……本気で向かってくるんだもの」
「なぁにこのジョニー、レイディのためなら命もかけるさ。
君は優しい人だ。いままではちょっとばかし男運が悪かっただけだな。
じゃあ改めて!ジェリーフィッシュ快賊団へようこそ!」
「は、はい。よろしくお願いします」
こうしてディズィーは無事に自分を受け入れてくれる場所を見つけることが出来たのだった。
★ED3
時は経ち、100年後の世界。
ジェリーフィッシュ快賊団はその規模を拡大し、ディズィーはその団長として団員を率いていた。
「ジョニーさん。私が今ここにいるのはあなたのおかげです。
あなたは陽気で、おちゃらけてて……そのくせいつも大切な何かを守ろうとしていた。
私にも守るものが出来ました。どうか、今日、私達を見守っていてください」
その日は快賊団が大きな戦いに赴く日であった。
「全軍、配備完了!第三次聖騎士団、展開中。ツェップ飛行師団第一〜第五到着」
「よし!」
上空6000mにて凛と指揮を取るディズィー。その胸の中では密かに“誰か”の到来を期待していた。
(あの人は……来ないのかな?)
そのとき、団員から未確認高エネルギー体が接近中との報告があり、通信が入る。
『馬鹿が。頭数そろえてどうって戦じゃねぇだろうがフレデリック』
「高エネルギー体は味方よ。道を開けて!」
「了解!高エネルギー体に識別コードを付与」
「識別コードは、太陽」
最後にもう一度、ジョニーに見ていてくれと願うディズィー。
「全軍突撃!目標、敵軍団中枢!」
182 :
GGX+:2010/11/01(月) 03:10:55 ID:BzSz7RGw0
※補足・ロボカイについて
とある科学者がカイのデータを元に作り上げた戦闘ロボット。
高度な人工知能を備えているためある意味人間以上に感情豊かで、
任務に忠実な振りして裏では主人の悪口やワガママばかりという困った奴。
この性格もオリジナルカイの影響なのかどうかは不明。
実戦テストも兼ねて今回のギア騒ぎに参加するよう命じられたのだが、任務をよそに寄り道ばかりしていた。
とりあえずGGX+は以上です。思ったより長くなってしまった…
GGX+乙でした。一つ補足するとディズィーED3の台詞が少し違う。
あれは正体を聞かれた高エネルギー体が「フレデリック(人間時代のソル)」と名乗っているのなので
言葉の順番変えると意味が通じなくなる
184 :
GGX+:2010/11/01(月) 09:36:44 ID:BzSz7RGw0
>>183 その辺のセリフをそのまま抜き出すと
「左舷より未確認高エネルギー体接近中。通信入ります」
『バカが。頭数揃えてどうって戦じゃねぇだろうがフレデリック』
「高エネルギー体は味方よ。道を開けて!」
となってるんで、順番を入れ変えたつもりはないのですが…それとも別の部分ですか?
【OP】
※主人公の名前は「パワポケ」で統一します。
川原で一人の少年とガラの悪い男達が何やら口論をしていた。
「お前なんだろっ!俺達の車にラクガキしやがった奴ぁ!」
「オイラ知らないでやんす!」
「お前なぁ!子供だと思ってナメてたら、イタイ目をみるぞ!」
「へん!お前達の悪だくみを、オイラ知ってるでやんす!」
「な、なんだと・・・・・」
「お前らは早く、この町から出て行くでやんす!」
「こ、このガキャあ・・・・!」
男達が今にも少年に殴りかかろうとしたとき、
「おいおい・・・大の大人がよってたかって子供をいじめるなんてあんま格好のいいもんじゃないな」
茶色いテンガロンハットにマント、黄色いマフラーをした、いかにも風来坊姿の男が口論に入ってきた。
「な、なんだお前!」
「なぁに・・・ただの通りすがりのおせっかい野郎さ」
「ちっ!てめえ!やっちまえ!」
男達が風来坊に殴りかかったが、難なく男達を投げ飛ばした。
「ち、ちくしょう・・・・・。」
「もう、子供をイジメる様なマネはするんじゃないぞ」
「わーい!おじちゃん、すごいでやんす!」
風来坊は子供に向き合い頭を撫でながら、
「ぼうやも、危ない事に首をつっこむんじゃないぞ。」
「うん!でもオイラはぼうやじゃなくてカンタでやんす!」
「そうか、カンタ君か。・・・ところでカンタ君。おじさんはとてもお腹が空いてるんだ」
「なら、オイラの家に来るでやんす。オイラの家はカレー屋でやんす!」
「・・・カレーか。カレーは大好物だよ。」
「じゃあ、ついて来るでやんす!」
カンタ君と風来坊はカレー屋に向かって歩き始めた。
【4月8日、日曜日】
カンタと風来坊はカンタの家である、カレー屋「カシミール」に到着した。
「母ちゃん、母ちゃん!」
「どうしたのカンタ。誰かとケンカしたの?」
カンタの母親である神田奈津姫が店から出てきた。
「いや、違うんでやんす!今日は友達を連れてきたんだよ」
「へえ・・・あら?」
「どうも、初めまして」
「あ・・・どうも、こんにちは」
「このおじちゃんに、助けてもらったんでやんす」
「カンタ、その「やんす」と言うのはいい加減にやめなさい」
「もう、今そんなことはどうでもいいはないかよぉ〜」
風来坊は困った顔で、
「えーと・・・じゃ、おじさんはこの辺で」
「あ、ダメだよ、帰っちゃ!ウチのカレーを食べていってよ。おいしいんだからさぁ!」
カンタにすがられるままに店に入っていく。
「・・・ごちそう様でした」
「うちの息子を助けてくださったそうですね」
「たまたま通りがかったら、大の大人が3人がかりでしたからね。さすがに見逃せないでしょう」
「・・・・・・・・・お恥ずかしい話ですが、どうやら悪いのはカンタの方みたいです」
「えっ?」
「この商店街の野球チームがスーパーのチームに負けたんです。あの子ったら、その腹いせにそのスーパーの車に落書きをしたらしいんですよ」
「だって、あいつら汚いんでやんすよ!元プロの連中とか連れてきて。あんなの草野球じゃないでやんす!」
「草野球の試合に元プロ?・・・どうやら、何か事情があるみたいですね」
「・・・・・・・。この店に来るまでに、商店街を見てなにか気づいたことはありませんか?」
「そういえば、休日のお昼過ぎなのにシャッターの閉まってるお店が多かったですね」
「2年前に、郊外の幹線道路近くに総合スーパーができたんですよ。ほら、有名なジャジメントグループの」
「さっき話に出てきた野球チームのスーパーですか?」
「はい。あのスーパーが出来てからこの商店街へ来るお客さんもずいぶんと減ってしまって。でも、本当はあのスーパーこの県の条例違反なんですよ」
「大型店の出店規制の条例ですか。確かに、あっちに人が行ってしまうとこの商店街に人は来ませんね」
「で、役所を動かそうと商店街は頑張ってるんですけどね。なかなかうまくいかなくて」
「大変ですね。でも、それがどうして野球に結びつくんです?」
「この商店街の野球チーム、ちょっと前まで強かったんですよ」
「それで、それを自慢にしているところがあったんですけどね。でも・・・連敗中なんですよ。」
「つまり、スーパーのチームに負け続けているってことですか?」
「まあ、よそから見れば子供っぽいケンカですよね。・・・でも、やっぱり野球のチームが負けるとがっかりします」
「やっぱり、強いところに抵抗してもかなわないんじゃないかって商店街の空気も変わってきましたし」
「・・・・・・・・・。おいしいカレー、ありがとうございました。俺はこれで失礼します」
「いえ、こちらこそ!ありがとうございました」
風来坊がカシミールから立ち去ろうしたとき、カンタから
「おじちゃん、帰っちゃうの?」
「・・・少し、この街に用事ができた」
「やったでやんす!オイラにも、何か手伝えることがあるでやんすか?」
「そうだな・・・じゃあ、とりあえずこの商店街の会長さんってどこにいるか教えてくれないか?」
「まかせて、おじちゃん!」
カンタが走りさった後にポツリと
「確かに、おせっかい野郎だな」
「野球チームに助っ人だって?」
疑問を持って来たのは野球チームのキャプテン、権田正男。
「ああ、そうなんだ。こちらの方なんだがね」
パワポケを紹介したのは商店街復興委員長である、大村鉄治。
「どうも、パワポケです」
「おいおい、会長さんよぉ〜俺達ビクトリーズは商店街のメンバーだけで戦うって言ってなかったっけ?」
「いや、しかしだね・・・」
「ああ・・・まあ、いいか。それで、アンタ野球の経験は?」
「・・・ルールは、知っている」
「あははっ、そりゃいいや!アンタがいれば心強いね。俺は権田だ。権田正男。よろしくな!」
「ああ、よろしく」
「そうだ、ちょっと打ってみな。バットの振り方ぐらいわかるよな?おおい、のりお!ちょっとこいつに投げてくれ」
「おっけー。あ、そらよ!」
ボールを投げたのはビクトリーズの投手、木川則夫。
(ぴしゅ!)
(カキーん!)
「・・・こいつは・・・飛ばしたな」
「・・・役に立ちそうかね?」
「ああ、そりゃもちろん」
「よし、じゃあ決まりだ!権田君、彼にいろいろと教えてくれたまえ」
「権田さん、よろしく頼む」
「よしてくれ、権田でいいよ。とりあえず、練習で怪我をしないように走りこんで、体力を上げておけよ」
「よし、まかせろ」(タッタッタ・・・)
勢いよく走り込んでいくパワポケ。
「おーい、ユニフォームを貸すから、せめて着替えてからにしろ!・・・やれやれ、それにしてもいきのいい奴が来たもんだ」
こうして風来坊パワポケの野球チームの助っ人としての日々が始まった・・・。
>>188までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
1ヶ月以上経ったので「東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」「The Path」を
●途中 の欄から消しました。
リクエスト
英雄伝説 零の軌跡御願いします。
テンプレに沿ってのリクエストをお願いします。
スレ違い
ビクトリーズに加入した主人公は練習後、再び川原にて権田とカンタに会っていた。
「・・・・・よし、そのままロープを持っててくれよ。・・・・・よし、できた」
「テントの完成でやんすね」
「おいおい、本当にここにテント張ってんのかよ。さっき練習で聞いたときは冗談だと思ってたぜ」
「しばらく滞在することになりそうなんでね」
「だけど草野球のためってわけじゃないんだろう。目的は何なんだ?」
「野球がやりたくなったから、じゃあダメか?」
「よせやい。ここに留まる理由になんないぜ」
「本当は、単なる気まぐれだ。一休みしたくなったんだ」
「やれやれ、どこまで本気かわからねえ奴だな。・・・ま、いいや。お前のユニフォームを持ってきた。
いつまでも、俺の着替えで練習するわけにはいかんだろ」
「ありがとう」
「この背番号は、この前チームをやめた奴のもんだ。・・・いい選手だったんだがな。
この商店街じゃ食っていけないって引っ越していったんだ」
「・・・・・・ジャジメントスーパーに勝てばそういう状況も変わるかな?」
「ま、そいつは無理だろうね。・・・だが、ジャジメントのやつらは気にいらねえ。せいぜい試合で一泡吹かせてやるさ」
「オイラも応援するでやんす!」
【4月9日月曜日】
風来坊が遠前町に来て翌日、神田家にて。
「母ちゃん、いってきます!」
「寄り道しないで帰るんだよ」
「あ、今日はおじさんの所に寄っていきたいんだけど」
「おじさん?」
「昨日ここに来た人だよ!今、川原のテントに住んでるんだ」
「ええ?」
場所は移動して川原
「・・・・・・本当だわ」
「あれ、なっちゃん。今日は、お店は休みにするの?」
奈津姫のところに来たのは彼女の親友、広川武美。
「お店なら、ちゃんと開けます。そんなことより、あれ見てよ」
「ああ、釣りをしている人?なるほど、あれが野球浪人か」
「・・・野球浪人?しかも、もう噂になってるの?」
「うん。ていうか、なっちゃんも噂を聞いて来たんじゃないの?」
「昨日カンタがいじめられているところを助けてくれたらしいけど、まさか居着くとはねぇ。ねぇ、ちょっと気味が悪くない?」
「そお?私は好きだけどなぁ、そういうの。ん〜〜〜、何て言うの?
そう、ロマンよロマン!ロマンを感じるなぁ。ロマンって、いい響きだよね?」
「あのね、もうちょっと真面目に・・・えっ、ちょっとどこ行くの?」
「よっ、兄さん。何か釣れてる?」
「ああ、たった今、一人釣れた。」
「あはは、それって私のこと?あ、私は広川武美。商店街で漢方薬売ってるんだ。で、あっちが奈津姫。」
「奈津姫?」
「・・・昨日はどうも」
「ああ、カンタ君のお母さん。おはようございます」
「おはようございます。・・・まさか滞在なさるんですか」
「まあ、もともと気楽な旅ガラスでしたからね」
(旅ガラス〜!?これって、笑うところなのかしら)
「あ!そろそろお店の準備しないといけないんじゃない?」
「あ、そ、そうね。それじゃ失礼します!」
「じゃあね、旅ガラスさん」(スタスタ・・・)
二人が立ち去った後、
「・・・不審の目で見られるのは仕方が無い。だが旅ガラスはやめておけばよかったな」
その後、パワポケのもとに警察官がやって来た。
「おい、アンタ!」
「はい、何でしょう?」
「こんなところで、キャンプなんてしちゃダメだよ。早く家に帰りなさい」
「あ、まずいですか。ここはキャンプ禁止とか」
「いや、そうじゃない。どういう事情か知らないけど、つらいことから逃げてちゃダメだよ。
家に帰りづらい事情があるなら本官が相談に乗ってあげるから」
「あ・・・家はないんですよ」
「・・・家が無い?じゃあ家族とか親戚は?」
「それもないんですよ。ただいるべきところを探して、ずっと旅をしています」
「・・・・・・・・・・・・」
「並木巡査!何をしてらっしゃるんですか?」
どこからか現れた、白衣姿のおじさん、青島三郎。
「やや、これは青島先生。この不審人物を事情聴取していたのです」
「ああ、先日わがビクトリーズに加わったパワポケさんですね」
「なんと!では、新戦力でありますか」
「ええ、商店街の会長さんの紹介ですよ。・・・そういえば並木巡査。最近、練習で見かけませんな」
「そ、それはその・・・いや、面目ないであります。ではパトロールに戻るであります!」
(タタタタタッ・・・・・)
「どうも、ありがとうございます」
「あんたは、ウチのチームの貴重な新戦力だからね。
並木巡査は、会長さんの名前だしたからもう何も言ってこないと思うけど、こんな所に住んでだら病気になるよ?」
「その時は、先生の病院にお世話になります」
「ハハハ、言っとくけどウチはつけが効かないからね。治療代は現金払いで頼むよ」
【4月12日】
ビクトリーズに加入して数日後、神田家にて。
「ねえ、川原に住みついている人のことだけど」
「パワポケさんのことでやんすか?」
「あんまり会いにいっちゃだめよ」
「どうしてでやんすか?オイラの友達でやんす!」
「あの人、普通の人じゃないでしょ?」
「普通の人って?」
「ええと、定職をもっててちゃんとした所に住んでる人、かな」
「よくわからないでやんす」
「一緒にいたら、カンタまで変な目で見られることになるのよ」
「変な目で見られてもオイラは平気でやんす」
「いい加減にしなさい、カンタ!」
「学校に行ってきますでやんす」
(タタタタタッ・・・・・)
「・・・やっぱり、はっきりしとかないとダメかしらね」
場所は移動して川原。
「もしもし、いらっしゃいますか?」
「あ、カンタ君のお母さん」
「今日こそは、はっきりと聞かせていただきます」
「何をです?」
「あなたの目的です」
「ええと・・・商店街の野球チームが強くなれば、商店街にも少しは活気が戻るかと・・・」
「そうじゃなくて、どうしてここの商店街を気にかけてくださるのか、ということです」
「ああ、それは見過ごせないからです。強いものが弱いものを押しつぶす、そういうのが許せない性質なんです」
「そんなこと、世の中にいくらでもあるでしょうに。いちいち気にしていたら、ちっとも前に進めませんよ」
「・・・だから、ここに留まってしまったんですよ」
「・・・とにかくカンタにはあまり近寄らないでください。悪い影響がありますから」
「ご迷惑、ですかね」
「ええ、とっても迷惑です。将来、あの子が川原でテント生活するようになったら大変ですもの」
「カンタ君は俺みたいにはならないと思いますよ」
「当然です!・・・そうだ。あなたが、もっとまともな生活をすればいいんだわ」
「・・・え?」
「景気がいいととは言えないけれど、あちこち探してみればどうかしら。きっといい仕事が見つかると思うの」
※うろつきコマンドが実行可能に。
ちなみに主人公は仕事を勧められても仕事をしたりはしません。
ほう、今回の主人公は
Not in Employment, Education or Training(シゴトシテナイ ベンキョウチュウデモナイ)な人、略してNEETか
ニートが主人公ってどうなんだろうな
翌日の学校--
教室前に皆が集まっていた。トウジとケンスケが言うにはネネが妙なことを始めたという。
壁にはこんな張り紙があった。
『妖精さんのお茶会』
-サンディさんを囲んで-
本日放課後 於家庭科室
大人しそうな彼女にしては意外な行動力だ。
一体どんなイベントなのか。想像するとあまりにも少女趣味だ。
気が乗らない三人とは逆にヒカリは乗り気だった。ヒカリは準備を手伝うといって行ってしまう。
トウジとケンスケが言うには女子が中心に結構な参加者がおり、それなりに男子もいるらしい。
多少どうかと思う部分もあるが友達造りにはなるだろう。
彼女のためになるのだからこれはこれでいいのかもしれないと少し安心する。
放課後--
アスカはお茶会を開くことそのものに腹を立てていた。
あまりにも奇抜なイベントの開催であるし、友達作りにしても姑息過ぎると。
少々ネネに厳しいのではないかとも思うが、逆にシンジが甘いと怒鳴られる。
レイにフォローを求めると、たいした情報もないのだからどうこう言っても意味がない、
先入観は判断を誤らせると返ってきた。
それはそうだ。それで一呼吸ついて落ち着くとネルフに向かうことにする。
もうそろそろお茶会の時間だ。ネネに友達ができるといいのだが。
ミサトのマンション(夜)--
出迎えたミサトが言うにはアスカは早々に寝てしまったとの事。まだ機嫌が悪いのか。
本日の特訓ではアスカやレイと上手く合わせられなかった。
そのことについて何かあったかと問われるが、別になんでもないと返す。
そこで転校生の話題を振られる。
シンクロ率の問題は男と女の機微の問題ではないのかなどとからかわれるが、関係ないと怒って部屋に入った。
翌朝--
アスカはシンジを置いて先に学校に向かっていた。
登校すると難しい顔をしたケンスケがいた。
一部生徒の様子がおかしいのだ。彼女らはみな夢見るような目つきをしている。
ケンスケが密かにチェックしていたのだが、この異変がおきたのは昨日のお茶会に参加した生徒達だった。
そして今日になってみたら心ここにあらずの話し方、しかも話題が妖精さんのことだという。
そしてヒカリもおかしな目つきをしていた。ネネが探していたと言ってシンジと引き合わせる。
お茶会に来てくれなかったことを残念がるネネ。昨日のお茶会がとても楽しかったというヒカリ。
今日もお茶会を開くので来てほしいと言われる。
訓練があるので無理だろうと答えると避けられているのではと心配される。
それを受けたヒカリが参加を勧める。お茶もお菓子も美味しい、そして何よりサンディさんは話し上手だと。
そこにトウジがやってくる。
助け舟になるかとも期待するが、逆にトウジがヒカリの執拗な誘いを断れずに参加させられるはめになる。
シンジはネネに再度誘われるが、訓練をサボるわけにはいかないのでまたの機会にと断った。
ネルフ基地--
ミサトの前でリツコが情報部からの報告を読み上げる。
ネネは14才まで児童養護施設にいた。検査により適正を確認した…そこまで読み上げて、何かに気づいた。
どうも一波乱ありそうだ。
裏があるということかと問うミサトに、その可能性があると返す。前の例もあることだし、と。
引き続き情報部を動かし、いざとなったら――と確認をとる二人。
放課後--
アスカに急かされる。彼女はお茶会のことで機嫌が悪かった。とてもトウジも参加するなどとは言い出せない。
レイに友達はそんなに大事なものなのかと問われる。それは人によって違うだろう。
だが、シンジは信頼できる友達のいない時のさびしさについてわかっているつもりだった。
トウジは大丈夫だろうか。校舎を見上げる。
校舎内--
ヒカリに連れられるトウジ。そしてついた教室では怪しい目つきの生徒達が待ち構えていた。
トウジの悲鳴が響き渡る。
--後編に向けてミサトの次回予告が入る。といっても同じアプリ内なので演出でしかないが--
ネルフ--
訓練終了。顔をあわせる三人。
お茶会は怪しい。皆心ここにあらずという状態だった。だが、決定的な何かがあるわけでもない。
完全に疑ってかかるアスカ、煮え切らないシンジ、冷静なレイ。
シンジはどう思うのか?
◆松風さんがそんなこと……
そんなことをする子には見えなかった。だが、アスカはスパイだと思っていた。
◆お茶会が怪しいと思う
やはりネネは怪しい。お茶に何かを入れたとかだろうか。だが何故そんなことを。
アスカはスパイだと考えていた。
ネルフの周辺情報をほしがる連中は多い。戦自や産業スパイなど。
情報部に報告すべきかというレイにアスカは肯定する。
しかしシンジはそれを止めた。事を荒立てる前に一度彼女と向き合ってそれとなく調べてみるべきだと。
シンジの報告待ちでとりあえずの保留になる。
夕暮れの帰り道--
とはいえどうしたものか。途方に暮れているとネネと会ってしまう。
お茶会は楽しかったという彼女だが、その割に元気がないように見える。
途中まで一緒の帰り道。しばらく無言の道中。ふいにネネがシンジに問う。友達とは何か。
彼女は友達をほしいと望んでいた。この町に来たらできるのではないかと思っていた。
お茶会に来てくれたのだから友達はできたのではないかと返す。
だが、お茶を飲んで笑いかけてくれて、それだけで友達と言えるのだろうか。
それは本当の友達なのだろうか。彼女はそう悩んでいた。
それが何かはシンジにはわからなかった。
だが、お茶会に来てくれたのなら友達になる意思はあるということではないだろうか。
こんな気弱な彼女が本当に悪巧みをしているのだろうか。そうは思えなかったが、ちゃんと聞かねばならない。
意を決して聞く。お茶会で変なことはあったのかと。
皆が心ここにあらずとでも言うべき状態になっていた。催眠術にでもかけられたように。
ネネはそれを悲観して否定し走り去ろうとする。
が、そこにトラックが走ってくる。間一髪引っ張り込んで事なきをえた。
安心するが、サンディさんが道路の外の急斜面に転がり込んでしまっていた。
かなり危険なところだ。
◆ボクが取りに行くよ
足場が悪いが何とかたどりつく。ぬいぐるみはやけに重かった。まるで中に何か入っているかのようだ。たしかに怪しい。
◆あきらめるしかないんじゃ……
無理だと言うシンジだが、ネネは余程大事ならしく自ら取りに行く。
足場が悪く危険な目にあいつつもシンジのフォローもあってなんとか無事に戻ってこれた。
サンディさんを取り戻せたことを喜ぶネネ。それを見てお茶会について聞けなくなってしまった。
ネネはシンジに改まって礼を言う。本当の友達になれそうだとも。
彼女と携帯電話番号を交換して別れる。
翌朝--
アスカとレイに成果について聞かれるが、まだ何もない。
ネネに対して何らかの感情を持っているのかとも聞かれるが、彼女へは友達としての感情しかないと答える。
が、その時点で既に予断が入っているので感情を切り捨てろと言われる。
学校--
教室の異様さが増していた。声をかけてきたトウジも目つきがすっかり変わっている。
さらにやってきたヒカリと一緒に今日もあるお茶会に誘われる。
ネネがやってきた。サンディさんが楽しみにしているので三人にも参加してほしいと言われる。
アスカはそのサンディさんがただのぬいぐるみだろうと言うが、
ヒカリはとてもユーモアのある紳士だと言い、トウジもそれに同意する。
しかしレイが三人とも訓練があると断る。
さらに、ただの人形にしか見えないサンディさんだが、何故みんなそれが話をすると思っているのかと訊ねる。
ヒカリはサンディさんは話してくれる、ネネは恥ずかしがりやなのでお茶会でしか話してくれない、
それに信じる人にしか聞こえないと言う。
今すぐ話して見せろと怒鳴るアスカ。
◆まあまあ、落ち着こうよ
けんか腰になっても仕方がないとなだめようとするが、何故そうも事なかれ主義であるのかとしかられる。
さらにこの事態を異常だと思わないのかと言われ、レイもアスカに同調する。
だからといってネネを傷つけていいということにはならない、
もっとちゃんと調べてからにするべきだと主張するとアスカとレイは不満ながらも引き下がってくれる。
ただし何かあったら責任をとれとも言われるが、シンジは責任を持つと約束した。
ネネは残念そうに訓練期間が過ぎたらお茶会に参加してくれるようお願いしてきた。
◆ボクも聞いてみたいな
しかしネネはサンディさんはお茶会でしか話をしないと声を荒らげる。
いずれにせよ聞けるとしたらずっと後になるだろうとアスカ。
ネネは三人の参加をあきらめまたの機会にと引き下がる。
◆そう言えば、サンディさんは重かったような……
そういえばサンディさんは重かった。まるで中に何かが入っているかのように。
発声器か何かがしかけられているということだろうか。
疑いを確かめる為にサンディさんを取りにいったのかと嘆くネネ。
ぬいぐるみを開いて中を見せろというアスカ。
サンディさんを殺すつもりかと拒否するネネ。トウジとヒカリもネネを庇ったためとりあえず引き下がる。
ネネは三人の参加をあきらめまたの機会にと引き下がる。
ネネはいつものみなだけで楽しもうと言い、ヒカリとトウジは新しい客を誘うことにする。
放課後--
異変がおきたのはヒカリやトウジだけではない。クラスの半分にまで及んでいる。
不安げなケンスケに気をつけるように言って別れる。
校舎の外--
もはや何らかの陰謀が進行しているとしか思えない。
アスカは自分で究明に乗り出すつもりだ。
◆報告だけにしよう
ミサトに任せるべきではないかと思うがアスカは聞く耳を持たない。
仕方がないのでシンジもついていくことにしレイには報告を頼む。
◆探ってみよう
アスカの言う通りかもしれない。クラスのかなりの人間の様子が変わってきているわけであるし。
レイには先に基地に行ってミサトに知らせてもらうことにする。
ネルフ--
リツコの報告をうけたゲンドウは徹底的に小細工を叩き潰せと命じた。
冬月に計画に中学生の少女が関わっているがよいのかと聞かれるが、
そうだとしても任務遂行の為なら手段は選ぶべきではないと返す。
学校内--
家庭科室に向かうシンジとアスカ。
うまく覗き込めないが、誰かと話しかけるネネの声、そしてもう1人の声が聞こえる。
時間前で他にはまだ誰もきていないはずだが。
お茶会に来てくれなくてもシンジは気にかけてくれているというネネに、
もう1人の誰かは本当の友達はお茶会にきてくれるものだと返し、
さらに、口先だけの友達は簡単に裏切ると知っているはずだ、
私に出会うまでの長い孤独を忘れたわけではないだろう、とネネを追い詰めるようなことを言う。
そして、みんなお茶会にきてくれる、シンジ達も招かなければいけないと誘導するかのように語る。
ネネは肯定した。相手をサンディさんと呼んで。
たしかにサンディさんと言っている。どういうことだろう。
◆もっとよく聞いてみよう
シンジとの友情をより確実にするためにお茶会に来てもらおう、友達はお茶会に来てくれるものだ、
そして彼らを呼ぶ方法を教える、というサンディさん。
ここからの声が途切れ途切れとなるが、
クラスのみんな、スプーンいっぱいのフレーバー、一人残らず、などという言葉が聞こえてくる。
よく聞こえないとシンジを押しのけて身を寄せようとするアスカ。そこで物音をたててしまいネネに気づかれる。
正体がばれる前に走って逃げ出す。
◆中に入ってみよう
しかしネネの他には誰もいなかった。
誰かと一緒ではなかったのかと問いかけるが、ネネは自分ひとりだったと否定する。
怪しい。問い詰めようとアスカは強気なのだが、日和ったシンジがあてにならず話が進まない。
そこに集まってくるヒカリやトウジ。お茶会に参加させられそうになるが訓練があると言って逃げ出す。
校舎外--
あのぬいぐるみは本当にしゃべるのか。何か仕掛けがあるとも思うが。
それが何かはわからないがネネが何かを隠しているのは間違いないだろう。
そかしそれには理由があるのかもしれない。
甘い考えのシンジを怒鳴るアスカだが、シンジはそうだとしてもネネを見捨てる気にはなれないのだ。
友達という言葉にすがりつく彼女を。
甘すぎると指摘されるが、シンジからするとアスカこそつらく当たりすぎているように見える。
ぬいぐるみを抱いて自分の世界を守ろうとしているその姿が昔の自分のようでイライラしているのかもしれない。アスカはそうこぼす。
どちらにせよ放っておけばネネの立場は悪くなるだけだ。助けたいなら事件を解明するしかない。
ネルフ--
ミサトに報告した後。
明日は特務部隊が動くので学校は休むことになるだろうとのこと。
ネネはどうなるのか。現段階では何ともいえないが、おそらく公にできない陰惨な流れになるだろう。
訓練も中止だとして解散させ二人を帰そうとする。
翌朝--
ネネがどうなるのか心配するシンジ。
そこにケンスケから電話が入る。家のまわりを取り囲まれているので助けてほしいと。
ケンスケが襲われた。ネネは一体何をするつもりなのか。
このままじゃ駄目だ。自分が行かなくては。ネルフでは駄目なのだ。自分に言い聞かせて家を出る。
-◇(レイルート)
道中、レイがいた。シンジについてくるつもりらしい。シンジの『心』がそう決めたのなら、それを見定めると。
-◇(アスカルート)
エレベーターの前にはアスカがいた。シンジについてくるつもりらしい。毒を食らわば皿まで。
それにシンジと同じく自分自身の問題として向き合ってみたいのだという。
ケンスケはもう連れ去られた後だろう。それなら学校だ。またお茶会が開かれているだろう。
※※※●●●順番が入れ替わってしまいました。
>>202と
>>203の間がこれです●●●※※※
司令室--
工作員に肩入れしすぎたことを不始末だとなじるゲンドウ。ネネについて聞かせろと言う。
◆弁護する
シンジは友達を裏切るようなマネはできないと言うが、ネルフや街を危険にさらす友情など捨ててしまえと返ってきた。
再度報告しろと言われるが、シンジが答えようとしないでいるとあっさりと見切りをつけて下がらせる。
◆拒否する
ゲンドウはシンジに見切りをつけ下がらせる。
ネルフ--
レイが待っていた。ネルフを危険にさらしてまでネネを庇う理由が知りたいのだという。
それは『心』があるからかと問われる。
◆ボクにもわからないよ
シンジにもわからなかった。何が心かなんて誰にもわからないのだ。
時々わからなくなる。
こんなに迷ったり悩んだりするのなら心など持たない方がいいのではないか、幸せになるのではないか、と。
◆そうだよ、心だよ
心があるから苦しいのだと答える。
ならば心もシンジの苦しみもわからないレイにはシンジを助けることはできないと言われる。
何故ネネを守ろうとするのか。皆は危険だという。しかしシンジにはそれがわからない。
友達のいない寂しさはよく知っている、だから必要以上に肩入れをしてしまうのかもしれない。
お茶会に参加した結果心を操られたようなものを友達とは呼べない。
意思を持たない人形のようなものが友達であるはずがない。
そしてネネもそのことに気づいているはずだ。ゲンドウ達はネルフに対する危険としか見ていない。
しかしシンジはネネ自信の問題だと考えてあげたいのだ。このままでは彼女がかわいそうだ。
それがシンジの『心』なのかとレイが問う。
きっとそうなのだろう。これは間違っているのだろうか。
やはり彼女にはよくわからないらしい。
シンジはありがとうといった。待っていてくれてありがとうと。
マンション--
シンジの携帯に着信が入る。ネネからだ。
彼女の悲痛な声が聞こえる。自分のしていることがわからない、このままでは何をするのかわからないと。
明日は学校に行かず家でじっとしていてほしいというシンジだが、ネネはサンディさんが悲しむから出来ないと言った。
お茶会よりもネネ自身が大事だ。ネネはありがとうと返すも、行かなくてはと言い、
最後にごめんなさいと残して電話が切れた。
どうしたのかとミサトに問われるが何でもないと返す。
ネルフに任せて必ず家にいろといわれるとそれに従うシンジ。おやすみを言って別れる。
『鳴らない電話』に着信……意味深なことをつぶやいた後、ミサトは早まらないでほしいと願いをこぼしたのだった。
学校は静かだった。ネルフのセキュリティはどこかに潜んでいるのだろうか。
とりあえず裏から入ってみる。教室には誰もいない。
しかしそこに虚ろな目のケンスケが現れる。遅かったようだ。
一緒にお茶会に参加するよう言われるが、拒否しネネを探そうとする。
が、さらにトウジやヒカリを含む大勢のクラスメートに囲まれてしまう。
◆このまま、みんなにしたがおう
最早逃げようがないだろう。それに家庭科室に行けばネネに会えるはずだ。
◆逃げよう!
スキをついて逃げ出す。
-◇(レイ・アスカルート)
一階の出口付近まで逃げ込むが、追っ手が来たのでげた箱の陰に隠れてやりすごす。
--◇(レイルート)
レイに何故危険な目にあってまでネネを助けようとするのか理由を問われる。
ネネの気持ちがわかると言っていたが、それは好きだという事なのか。
そういう意味ではない。
大切だと思えない人のために何かをしてあげるなど理解できないというレイだが、シンジはネネを大切に思っていた。
友達でいてあげたいと思う。それは友達として彼女が好きだから。だからできる限りのことをしてあげたいのだ。
巻き込んでしまったことを謝る。
レイもシンジのことを理解したいと思っており、今は一緒にネネにできる限りのことをしてみると言ってくれた。
ありがとうと答える。
そこでケンスケに見つかってしまう。覚悟を決めるしかない。どのみちネネは家庭科室にいるのだ。
--◇(アスカルート)
アスカに何故ネネがこのようなことをしたと思うのか聞かれる。
サンディさんとやらに操られているのか。ネルフに対してこんなことをしてただですむわけはないだろうに。
よくはわからない。ただ、ネネの意思もどこかにあったのだろう。友達が欲しいという気持ちだけは彼女のものだ。
ひとりで寂しい時は誰かに頼りたくなるものであり、ネネの場合はそれがサンディさんだった。
アスカにとっては笑えるようなことかもしれないが。
だが、アスカにもそれがわかるのだった。
子どもの頃は人形を持っていた。みすぼらしい人形に話しかけ、ままごとをし、友達だと思っていた。そう信じていた。
だが、いつかの日に子どもではいられなくなる。誰も助けてくれない現実を知った瞬間、夢はさめるのだ。
ネネを見て腹が立ったのもそのせいだ。ネネの目をさまさなくてはならない。
誰かを助けようとするなら痛みを伴うだろう。
その覚悟があるのかと問われるが、シンジにはその覚悟があるつもりだった。
そこでケンスケに見つかってしまう。覚悟を決めるしかない。どのみちネネは家庭科室にいるのだ。
-◇(ネネルート)
階段を上がろうとしてトウジに捕まってしまう。
仕方がない。どのみちネネは家庭科室にいるはずだ。
お茶会を始めようとするネネ。しかしシンジはその前にネネと話がしたいと言った。
お茶を飲みながらではなくその前に。そうでなければお茶を飲むわけにはいかないと。
-◇(レイルート)
お茶を飲まずに話をするなんてありえないというネネだが、
本当の友達ならお茶に頼らなくても話ができるのではとレイに言われてしまい動揺する。
-◇(アスカルート)
お茶を飲まずに話をするなんてありえないというネネだが、
こんな風に無理やりお茶を飲ませても本当の友達は作れないとアスカに言われてしまい動揺する。
この中の誰もお茶を飲むのを嫌がったりはしないと返したネネは
世界中の人間を忠実なお友達にしていくつもりかとまで言われてしまう。
まずはこちらの話を聞いて、そしてネネの話を聞かせてほしいと頼み込む。
頑なに拒否するネネ。彼女の名前を大きく呼ぶと、ネネはサンディさんが許すはずがないと悲痛に叫ぶ。
サンディさんじゃなくネネ自身の話が聞きたい。彼女は拒否する。
さらに問答が続くも、彼女はその形勢からか冷静さを取り戻すと大勢のクラスメートを動かし優位さを示す。
-◇(レイルート)
そしてヒカリにお茶を淹れさせ、まずはレイにお茶を飲ませようとする。
こんなことは友達にしていいことではない。しかしネネはレイにお茶をすすめる。
止めようとするがトウジに押さえられる。
しかしレイは大丈夫と言った。彼女はそのお茶を全て飲んでも平気だった。何の変化もないことに驚くネネ。
紅茶に何を入れたのか。そう問われると友達なのにひどいと嘆く。
それなら友達として話そう。みんなをここから出して脅迫みたいなマネはやめて。
友達としてお願いすると彼女はしばし悩んだ後承諾した。
-◇(アスカルート)
そしてヒカリにお茶を淹れさせ、まずはアスカにお茶を飲ませようとする。
止めようとするがトウジに押さえられる。
抵抗するアスカにお茶を飲ませようとするのを見たシンジは自分が飲むと言い出す。
嫌がる人間に無理やり飲ませようとするなど友達のすることではない。ネネにはそんなマネはしてほしくなかった。
その変わりとして三人だけで話がしたいと言った。
友達として腹を割って話そう、そうすればネネの淹れてくれたお茶を飲むと約束する。
友達としてのお願いだった。ネネはしばし悩んだ後承諾した。
友達としてネネのことが知りたい。そう言うと彼女は語りだした。
彼女はセカンドインパクトのせいで家族を失い遠くの施設にいた。この世代では珍しくないことだ。
拾われたときは小さなウサギのぬいぐるみを持っていたそうだ。
いつもそのぬいぐるみに話しかけていた。友達が作れない彼女はそのうさぎだけが友達だった。
しかしある日、そのうさぎを施設のいじわるな男の子に捨てられてしまった。
ずっと泣いている彼女にある日院長がサンディさんをくれた。
その時院長は、サンディさんはちゃんと心を持っていてネネの悲しみをわかってくれる、
ずっと話しかけていればいつかは答えてくれるようになると言っていた。
最初の数年は何も話してくれなかったが、
ずっと嬉しいこと、悲しいことを話し続けていると6才の時にとうとう話しかけてくれたのだ。
今までずっと話しかけてくれてありがとう、と。彼女は嬉しくて夢中で話し続けた。
周りに誰かがいる時は話してくれないサンディさんは、彼女に友達の作り方を教えてくれた。お茶会という手段を。
サンディさんの言うとおりにしたところ意地悪な子達が仲良くなってくれた。幸せになった彼女。
そして3ヶ月前、院長先生からテストを受けるように言われた。
知らない人間がたくさん来て脳波や血圧をはかり色んな質問をした。ネルフの適性検査だ。
そしてテストの後にすぐにこの街に来るように言われた。
施設の友達と別れるのは悲しかったが、サンディさんはすぐに友達ができると言ってくれた。
そしてそれは正しかった。今のように多くの友達ができたのだから。
-◇(レイルート)
だからシンジとレイにも友達になってほしいと言うネネ。
-◇(アスカルート)
だからシンジとアスカにも友達になってほしいと言うネネ。
しかしシンジにはそれが本当の友達には思えなかった。お茶を飲んだだけで操り人形のようになってしまうなんて。
そのお茶には何が入っているのか。
変なものは入れていないと否定するネネ。
-◇(レイルート)
では変じゃないものは入れているのかとレイ。
-◇(アスカルート)
では変じゃないものは入れているのかとシンジ。
動揺するネネを詰問する。
院長先生が送ってくれた…そう言いかけたところでサンディさんがまったをかけた。
お茶も飲まないうちからおしゃべりなのはよくない、まだ「友達の証」を立てていないのだからと。
どうしてもシンジに友達になってほしかったというネネに、
それは簡単だ、お茶を飲んでもらえばいいというサンディさん。
-◇(レイルート)
「そんなこと、絶対にさせないわ。私が、守るもの……」と言うレイ。
しかしサンディさんがシンジにテーブルにつきお茶を飲むのだというと体が言うことをきかなくなる。
これは……。それに抗うシンジ。
-◇(アスカルート)
絶対に飲まないと言うアスカ。
しかしサンディさんが二人にテーブルにつきお茶を飲むのだというと体が言うことをきかなくなる。
これは……。それに抗うシンジとアスカ。
これだけではだめだとわかるとサンディさんはネネに皆を呼ばせて加勢させる。
◆サンディさんを奪う
サンディさんを奪いそれを引き裂く。その結果……。
◆松風さんを説得する
友達とはこんなものじゃないはずだ。そう説得するも彼女は大人しく従ってほしいと請うばかりだ。
-◇(レイルート)
レイがぬいぐるみを奪う。引き裂かれたサンディさん……。
-◇(アスカルート)
気力を振り絞って催眠に抗ったアスカがぬいぐるみを奪う。引き裂かれたサンディさん……。
みんながおかしくなったのは何故か。それを悟る。
これでサンディさんがネネの友達ではないことがはっきりした。
だが、それをつきつけられた彼女はイヤを連呼するだけだった。
非常ベルが鳴り響く。ネルフの諜報部員が突入してきて皆を取り押さえる。
ネネに逃げるよう言うも、彼女はサンディさんの側から離れようとしない。
サンディさんなどどこにもいなかったと諭そうとするも聞き入れようとはしなかった。
ミサトが銃をつきつけて事の終わりをつげ抵抗しないよう説得する。
彼女を見逃してあげてほしいと懇願するも、任務についたミサトは非情に振舞おうとする。
ネルフに、父に渡したらどうなことになるのか。
すでにここにいるだけで充分な命令違反ではあるが、それでもネネを助けたかった。
-◇(レイルート)
レイが口を挟む。ネネはもうどこにも逃げないだろうと。
信じるものをなくしてしまった者はどこにも行くことはできない。シンジにもそう同意を求める。
さらに続ける。今逃がしても何にもならない。ネネを守るなら正規に証言してあげるしかないと。
-◇(アスカルート)
アスカが口を挟む。
こんな騒ぎなどまっぴらだった、だがクラスメートが撃たれるのを目の前で見ているだけなどもっと嫌だった、
ネネはもうどこにも逃げないだろうと。
信じていたものがみんな失われた者はどこにも行くことはできない。シンジにもミサトにもわかるはずだ。
羽をもがれて無力な自分に気づかされてしまったのだと。
それはあの日のアスカと同じなのだ。
さらに続ける。今逃がしても何にもならない。ネネを守るなら精一杯に証言してあげるしかないと。
ミサトはそれに同意しシンジ自身でケリをつけろと言った。ミサトから少しだけ時間をもらう。
逃がすことも守ることもできなかった、そして友達を奪ってしまったことを謝る。
でも、シンジにはずっと考えていたことがあった。友達とは何だろうか。
ネネはサンディさんの手を借りて多くの友達を作ったかもしれない。
でも友達はとははじめから友達ではないと思う。欲しいからといって簡単にそのまま手に入るものでもない。
サンディさんがネネに与えられるものでもない。きっと自分との相手との間で作り上げていく関係なのだ。
本当はネネが相手に歩み寄っていくことから始まる関係だったのだ。
間違っていたのだろうかとネネ。多分……少しだけ。
でもネネはシンジに友達になってほしいと言っていた。ちゃんと歩み寄ることはできていたのだ。
まだ間に合う。今からでも間に合う。本当の友達になろう。
最後にひとつだけお願いをする。ネネの淹れてくれたお茶を飲みたい。ちゃんとした、友達の淹れてくれたお茶を。
-◇(レイルート)
レイにも一緒に飲んでもらう。
最後にネネはシンジとレイにありがとうを言った。
-◇(アスカルート)
アスカにも一緒に飲んでもらう。
最後にネネはシンジとアスカにありがとうを言った。
◇◇◇ノーマルエンド
ネルフ--
どうやら事なきを得たようだ。学校の子供達もすっかり元通りだ。
シンジ達の心に傷ができなければいいのだが。
世界の残酷さを知っていく年頃として受け止めていってもらうしかないだろう。
ネネはどうなったのか。シンジ達が親身になって弁護はしたが、ネルフの基盤を脅かした相手だ。
そうそう寛大な処置というわけにはいかなかった。
しかるべき収容施設に送られるだろう。そしてその先はミサト達にもわからない世界だ。
シンジ達にはまた転校したとでも言うしかないだろう。
しかしメルヘンな陰謀劇もあったものだ。もっともメルヘンなのは見てくれだけだが。
孤児だった娘を引き取ってぬいぐるみで洗脳教育。そお茶を飲ませる。さらにあのぬいぐるみのような……。
少し遅れていたら手遅れだったかもしれない。
ネネのいた孤児院はもぬけのカラだった。少なくとも手がかりを残すような間抜けな連中ではなかったということだ。
年端もいかない子ども達にこのようなマネをさせているという点ではこちら側も褒められたものではないだろう。
数日後--
ネネとのお別れをするシンジ達。
ネネが言うには特別のはからいで別の街の学校に行くらしい。
連絡先は教えてはもらえないが。
もう友達のことは大丈夫だろう。
向うでは普通の友達を作るように頑張ると約束してくれた。少しは向き合う自信ができたようだ。
笑顔で別れを言い彼女は去っていった
ネネに対しての下心がっあたのではないかとからかうアスカ。否定するシンジ。さよならを呟くレイ。
こうしてネネは去っていった。もう二度と会うことはないだろう。
それでも元気で生きているのなら、そう思うだけで少しだけ元気が出る気がした。
これがネネとの物語の全てだ。
書きすぎ規制にひっかかってしまいました。
なので最後は
>>132のリンク先の掲示板に書いてあります。
この規制いつか解けるのかな…。
乙です
ヒロインが実は組織の・・・ってところが、「鋼鉄のガールフレンド」に似てる気がする
と言っても、鋼鉄のガールフレンドは10年以上前にやったからよく覚えてないけど
意外に、このスレのWikiにもないんだな、鋼鉄のガールフレンド。
エヴァのゲームの中じゃ有名だからもう書かれてるのかとおもってた
DSの、東京トワイライトバスターズのストーリーを教えてください。
移植前のPC98版でもいいです。
よろしくお願いします。
213 :
ゲーム好き名無しさん:2010/11/05(金) 11:29:38 ID:oftc4blw0
PS3・XBOXのエルシャダイのストーリーを教えてください
神は言った。発売は来年の春だと
215 :
ゲーム好き名無しさん:2010/11/05(金) 19:27:42 ID:oftc4blw0
あぁそうなんですか
てっきりもう発売されたのかと思っていました
流行を追うのはいいが、基本的な情報ぐらいは調べような。てかsageれ
ところでテンプレに関連情報が無いが、「発売されてない作品のリクエスト」はやっぱり受け付けないのか?
受け付けない方が類別しやすいと思うけれども
受け付けるも何も誰がどうやってストーリー書くんだ
未解決部分にあるものは、全て書くことが可能でなければならない、というなら無理だろうな
発売中止とかにならなければ、発売後に書かれる可能性は有るが
ストーリーを知りたい作品がたくさんあるので、
ライトノベル板と特撮板に「ストーリーを教えてもらうスレ」を立てようかと思うんですが、
俺の他にも需要ってありますかね?
需要無かったらアニメサロンのスレみたいにあっさり落ちると思うから迷ってる。
正直それをここで聞かれても困る
まぁ試しに立ててみれば?
機種:
wii
作品名:
鋼の錬金術師 暁の王子/黄昏の少女
(暁と黄昏は別々にソフトが発売されているが、前後編扱い)
よろしくお願いします
>>197 もともとパワポケ9はニート編として制作してたみたいですから、その名残みたいですね。
【4月21日・土曜日】
主人公がビクトリーズに加入してしばらくし、大村会長から試合の話が入ってきた。
「みんな、狂犬ドッグス」との試合が来週の土曜日に決まったぞ」
「狂犬ドッグス?」
「ああ、名前は危ねえけど、まったく普通の野球チームだ。ウチの連敗ストップにはちょうどいい相手だな」
「連敗ストップ?」
「なんだよ、知らなかったの?ここんとこ、ウチは負け続けなんだよ。いい選手は引越しちゃうし、とんだ弱小チームに成り下が・・・」
「のりお、そこまでにしろ!これまでどうだろうと、今回は勝つ。お前という助っ人もいることだしな!」
「ああ、任せろ」
「おお、心強いね。よーし、それじゃ来週の試合に向けて練習だ!」
【4月28日・土曜日】
ついに主人公が加入して初めての試合の日がやってきた。
「ガルルルルル・・・」
「どうも、よろしく頼みます!」
「あれ、ひょっとして今日の相手?」
「そうだよ。ユニフォーム着てるだろ?」
「ガルルルルル・・・」
「おい、相手は普通のチームだって言ってなかったか?」
「普通のチームじゃねえか」
「ガルルルルル・・・」
「あはは、他人を見かけで判断しちゃいけないよね」
(ガブッ!)
「うわっ、噛んだ!噛んだー!」
「おい、のりお!遊んでないで、とっとと試合前の練習を始めるぞ!」
ビクトリーズVS狂犬ドッグス
主人公の操作は野手は打撃のみ、投手はランナーが出たときのみ。試合展開はランダムに決まるため、必ず勝つということは無い。
狂犬ドッグスは足の速い選手が多いが他の能力は並程度。
「よし、勝ったな!次も勝つぜ!」
試合終了後、試合を見に来たカンタがやって来た。
「お疲れ様でやんす!パワポケさん頑張ったね」
「ありがとう。あれ、お母さんは?」
「母ちゃんは、その・・・野球があまり好きじゃないから」
(タタタタタッ・・・)
「え?おーい・・・」
「何だよ、知らなかったのか?」
「何を?」
「奈津姫の4年前に亡くなったご主人は野球が大好きでこのチームのキャプテンだったんだぞ」
「それでどうして・・・」
「ご主人のいない今のチームを見るのが辛いんだろ。なあに、またチームが強くなればそのうち、昔みたいに応援に来てくれるさ」
「・・・・・・・」
【4月29日・日曜日】
遠前町に一人の胡散臭い男がふらりと現れた。
「まったく、しらけた町だな。おーい、そこの少年!」
「オイラでやんすか?」
「他にいねえだろ。それより、最近このあたりで何か変わったことはないか?」
「変わったことでやんすか?」
場所は変わり、主人公の住む川原。
「・・・・・・。今日は、さっぱり釣れないな。・・・!」
「なんだ川原に住み着いた野郎ってのはやっぱりお前かよ」
「お前は椿!」
「おじちゃん、この人と知り合い?」
「・・・まあな」
「俺達は昔は一緒に組んでたんだ。いいコンビだったよな」
「だが、お前はいつからか金で雇われて何でもするようになった」
「おいおい、今でも正義の味方気取りか?いい加減そういうのには卒業しろよな」
「悪党が、正義の味方よりはマシとは思えないんでね」
「悪党?俺のことか?ドライになったって言って欲しいね。金を貰って人助けをしてるんだ。いわば才能の有効活用ってやつよ」
「・・・そうか」
(スタスタ・・・)
「おやおや、相変わらずスカした野郎だぜ。さて、この町で何が起こっているのかね。へへ、面白くなってきやがった。あばよ坊主、また会おう!」
(タタタタタッ・・・)
「・・・波乱の予感でやんす」
ちなみに椿はパワポケ7で登場したブルー、主人公は同じくパワポケ7で登場したレッドの可能性がある。
【5月2日】
遠前町に今度は赤毛の青年がやってきた。
「さて、この町ではどんな出会いがあるのかな」
「わんわん!」
「あっ、こら!ボールを返せ!それは売り物だぞ!」
(パッ!)
「わん?(咥えてたボールが取られた?)わんわんわん!(くそっ、ここは退却だ!)」
(タタタタタッ・・・)
「野球のボールか・・・」
「ああ、ありがとう!あ、でも歯型がついちゃったな。あーあ、こりゃ売り物にならないよ」
「じゃあ、貰っていいかな?野球にちょっと思い出があるんだ」
「へえ、そうなのかい?じゃあ山の上のグランドへ行ってみたらどうだい?」
「?」
場所はグランド、ビクトリーズが練習中。
「なるほど、商店街の草野球チームが練習してるのか。・・・思い出すなぁ、少森寺でキャッチボールしたんだよな」
(カキーン!)
「あ、そこの人危ない!」
(パシッ!)
「・・・ナイスキャッチ」
「おい、野球やってんのなら俺も仲間に入れてくれよ」
「はぁ?」
「何だって?」
「飛び入り参加か。野球の経験はあるのか?」
「キャッチボールならやったことあるぜ」
「キャッチボール!?あはははは!」
「・・・何がおかしいんだよ。いいか、俺は少森寺で最強の拳法を身につけた男だぞ。
プロの野球だって、ちゃんと何回か見たことがあるんだ」
「わかった!わかったから!とりあえずノックでもやってみる?」
「ふん!任せろ!」
(そして・・・)
「あ、あれ?・・・捕れない・・・」
「まあ、ちょっと難しすぎたかな?」
「うおお!俺は野球をナメていた!こんなに難しい流派だったなんて!」
「・・・いや、だがグラブには何級か当てているな。パワポケ、どう思う?」
「凄い反射神経だ。ちゃんと練習すればいい選手になるんじゃないか」
「なあ!あんた達!俺を入門させてくれ!野球を修行したいんだ」
「修行って・・・そもそもお前は何者なんだ」
「よくぞ聞いてくれた!俺の名は寺門男!家を持たない流れ者さ」
「えっ、流れ者?」
「旅から旅への旅ガラスだ!なんなら風来坊って呼んでくれていいぜ。まあ、俺みたいな奴は珍しいらしいがな!」
「・・・とりあえず、風来坊なら目の前にもう一人いるぞ」
「え?」
(寺門が仲間になった!)
寺門 ミートF パワーB 走力B 肩力B 守備E エラー回避G 外野・捕手
特殊能力 固め打ち 走塁○ 守備職人 体当たり
未解決より、フリゲの
「タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ)」予約します
丁寧なのは良いと思うが、書いて溜まってから投下してくれると嬉しいかも>パワポケの人
もう何と言えば
会話だけ抽出するならツールにもできるんだがなぁ
パワポケ乙
>>229 長いこと待たされると書きやめたんじゃないかと不安になるから、このくらい頻繁な書き込みの方が嬉しい
233 :
ゲーム好き名無しさん:2010/11/10(水) 20:09:38 ID:Dp3EtQ7h0
いつになったら魔神転生2は完成するのかなぁ
いつもパワポケ9を書き込んでいるもんです。
とりあえず、今書き込んでるパワポケ9は今までどうりに書いていこうと思っています。
私の都合でなかなか書き込めませんが、それでも最後までは終わらせるつもりです。
PS3・XBOX360の『プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂』お願いします
あぼーん
>>236までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
乙
ちょっと笑っちまった
239 :
ゲーム好き名無しさん:2010/11/11(木) 23:08:47 ID:2Ty8qGCR0
スクエアの携帯アプリ『MONOTONE』をリクエストします。
それぞれの街のボスのエピソードと最終エピソードをお願いしたいです。
HALO:REACH、いきます。後半上手くかけなかったので前半部だけですが
トリップ失敗してたらもう一回テストだな
カーター-259
ノーブルワン。集中力、対応力、カリスマ性、ストレス耐性を兼ね備える生まれながらのリーダー。
キャット-320
ノーブルツー。卓越した情報収集・解析能力を持つが、任務を超えて機密資料を入手したがる傾向がある。
ジュン-256
ノーブルスリー。口数の多いスナイパー。
エミール-239
ノーブルフォー。規律に厳しい戦闘員。
ジョージ-052
ノーブルファイブ。チーム唯一のSPARTAN-U。30年以上戦場に在るベテラン中のベテラン。
S-312 主人公
ノーブルシックス。『一匹狼の殺し屋』。性別は選択できる。
アンティードット
AI。ノーブルチームのサポートを行う。
ホランド
陸軍大佐。ノーブルチームの指揮官。
ノーブルチーム
SPARTANだけで構成されるスパルタンチームの一つ。定数は6人。
SPARTAN計画
ORION=SPARTAN-T、SPARTAN-U、SPARTAN-Vの三つが存在する、UNSC(国連宇宙軍)の超兵士計画。
ORION計画は現存する特殊部隊からの志願兵を対象に遺伝子強化手術を行ったが、強化手術との適性の低さなどが問題となり基本的に失敗。
SPARTAN-Uはハルゼイ教授主導の下、非人道的な方法で徴兵した子供達を、過酷な訓練と強化手術を施す形で育て上げた。
SPARTAN-Vはアンダーソン大佐の下、戦災孤児を中心に集め、薬物投与による強化で安価かつ大量、即ち"使い捨て出来る"様に揃えられた。
SPARTAN-Uは33名、SPARTAN-Vは900名以上居たが既に各地で損耗しており、惑星リーチでほぼ全滅する。
リーチ
地球に次ぐ最重要拠点にして、地球の最終防衛ラインを構成する惑星。
地球の位置を秘匿する事を目的とする「コール議定書」の関係で、UNSCの総司令部等の重要拠点も此処に存在する。
また、SPARTAN達の訓練施設やONI(海軍情報局)の主要施設も此処に有り、UNSCの中枢部があるといって過言ではない。
本作で壊滅する。
コヴナント
政治的・宗教的指導者としてプロフェット族、軍の主力としてエリート族を中核にする、エイリアン達の宗教連合。
人類と30年以上戦争状態にあり、人類に対してほぼ常に優位に立っている。
人類を「不浄な存在」として対応している。
2552年 7月24日 07:28 ビジェグラード
欠員を出していたノーブルチームの元に、一人のスパルタンが編入された。
ノーブルシックス。彼(または彼女)を加え定数を満たしたノーブルチームは、通信中継施設の偵察に派遣される。
この数日、ノジェグラードの中継施設の調子がおかしく星系外との通信が途絶、さらに調査部隊が行方不明だという。
ONIはただの反政府軍による妨害工作だち判断していたが、ホランド大佐は貴重なスパルタンチームを投入を行おうとしていたのだ。
そしてその判断は正しかった。破壊された車両と血痕。戦闘の後を見つけたノーブルチームは中継ステーションの手前で降下する。
そこで遭遇したものは、反乱軍ではなくコヴナント。第二の地球ともいうべきリーチに、コヴナントが襲来していたというのだ。
電波妨害が厳しいため、有線通信を行おうと中継ステーションへと向かうノーブル。だがそこも既にコヴナントによって占領されていた。
奪還するも直後に再攻撃を受けるステーション。だが敵を倒すよりも迎撃する事に主眼を置いたノーブルチームは迅速に勝利した。
基地内の遺体が持っていたデータモジュールを回収しつつ、キャットは通信機の調整を行い始めた。
キャットの見立てでは、通信機の修復には最短でも二週間。先行きは暗い物となった。
2552年 7月26日 11:26 ONI・ソード基地
リーチに対して攻撃を開始したコヴナント。ノーブルチームはコヴナントの攻撃を受けているソード基地の防衛に派遣された。
最終的にコヴナントのコルベットシップから降下部隊は全滅。
コルベット自体もロングソード戦闘機の迎撃と軌道上の防衛ステーションからの攻撃によって撃沈された。損害は大きいが、ソード基地は守られた。
海に沈み行くコルベットを眺めていたジョージとノーブルシックスの元に、カーターからの連絡が入る。ソードに滞在しているハルゼイ博士が呼んでいる、と。
降下部隊を殲滅し、制空権もUNSCの元に取り返され、コルベットは撃墜された。
それを見るジョージとシックスの元に、ソード基地に滞在しているハルゼイ教授からの指示を受けろと命令が下る。
「言われなくたって。今までずっとそうしてきたんだ」
ジョージにとってはそれは当たり前の事であった。幼少時代に訓練が開始されたSPARTAN-Uにとって、ハルゼイ教授は親も同然であるのだ。
キャサリン・ハルゼイ教授はノジェグラードの事を聞いてきた。あそこで何があったのか、と。
ノジェグラードはただの通信中継施設とは言えない物であった。そこは先時代文明の遺跡の、発掘現場でもあったのだ。
ONIとハルゼイ教授は、コヴナントがここを攻撃した理由は宗教上重要な遺物の調査、発掘データだったと判断していた。
事実この地点へ攻撃を仕掛けていたエリートは、その殆どが精鋭部隊だったという。
そしてノーブルチームはそのエリートを追わずに放置していた、中継施設の確保を優先していたのだ。
その事について叱責するハルゼイ教授。カーターは反論し、場は険悪になっていく。
ハルゼイは最後にキャットが"盗んで"いったデータモジュールの提出を命じた。
「それは第一級の極秘データよ。私は貴女を軍刑務所に送ることも出来る」
「貴女も罪に問われます」
「なんですって?」
「我々は現在、ウィンター非常事態宣言の元にいます。スパルタンの任務に民間人が干渉する事への罰則はご存知ですね」
「貴方、私を脅しているの?」
「忠告しているだけです……皆、行くぞ」
そして空気は変わらないまま、話し合いは終了した。寂しげなジョージを残して。
2552年 8月12日 08:00 スルドック・リッジ
前日深夜に行われたノーブルチームの偵察により判明したコヴナントの降下地点に、UNSCが総攻撃を仕掛けた。
UNSCフリゲート・グラフトンとサラトガの高空支援を受けつつUNSC地上軍は優勢を保ちつつ戦線を押し上げていく。
そしてとうとうノーブルシックスはコヴナントのEMPタワー、スパイアの電磁シールドを停止させる事に成功する。
防衛システムの停止したスパイアに艦首を向けるグラフトン。
本来は宇宙空間での艦隊戦において用いる主砲のMACガンで、スパイアを攻撃するというのだ。
敵の気は引けるだろう、カーターはそう言ってMACガンの衝撃に身構えた。そしてその直後、グラフトンは確かに注目された。
MACガンを受けて吹き飛ぶスパイア。だがそれを成したグラフトンも、火を吹いて墜落する。
空を見上げ、撤退を始めるUNSC。グラフトンは撃墜されたのだ、さっきまで何もなかったはずの上空から攻撃されて。
突如現れた、空一面を覆いつくすような巨大なコヴナントシップに攻撃されて。
とりあえず今日は此処まで…レスのバランス悪いな
PS3の「Another Century's Episode R」をお願いします。
【5月12日・土曜日】
再び練習試合の申し込みがやってきた。
「おーい、みんな。来週の土曜日、マックスパワーズと試合することになったぞ〜」
「へえ、マックスパワーズね」
「強そうな名前だけど、どんなチームなんだ?」
「ああ、期待しちゃだめだよ。草野球のチームなんて、みんな強そうな名前をつけるからさ。ま、きわめて普通のチームだな」
「・・・そんなものなのか」
「うちなんて、めったに勝てないのにビクトリーズだもんね〜」
(ポカッ!)
「これから連戦連勝なんだよ!おら、練習だ、練習!」
【5月19日・土曜日】
マックスパワーズとの試合当日、グラウンドにて。
「・・・・・・」
「今日の試合はよろしく頼みますよ!」
「あれが今日の対戦相手か?」
「そうだよ。ユニフォームを着てるだろ」
「・・・・・・」
「・・・相手は普通のチームだって言ってなかったか?」
「普通のチームじゃねえか」
「・・・・・・」
「あはは、人を見かけで判断しちゃいけないよね。ほら、試合前の握手〜♪」
(ボキ ベキ メキキ!)
「おお、すごい怪力でやんす!木川さんの右手が一瞬でアルミホイルみたいにつぶれたでやんす!」
「おいおい・・・」
試合展開は前回と同じ。マックスパワーズはパワーが全員B以上あるチームだが他の能力は並以下。
「よし、連勝だな!この勢いでジャジメントの奴らもぶっ飛ばすぞ!」
【6月2日・土曜日】
試合に勝利したビクトリーズにジャジメントから試合の申し込みが。
「おおい、みんな注目!来週、ついにニコニココアラーズと試合することになったぞ!」
「ニコニココアラーズ?」
「ああ、ジャジメントのチームだよ。くそー、あいつらには負けたくねー!」
その頃、ジャジメントスーパー遠前支店では、店長の大田と店員が話合いをしていた・・・。
「そうか、次の試合の日が決まったか。ふふふ、これで我がチームの連勝記録がまた一つ伸びるな」
「ところで、大田店長。商店街のチームに勝っちゃっていいんですかね。商店街の連中を怒らせるより機嫌をとった方が・・・」
「フン、あいつらは最初からこっちと交渉する気がないんだよ。だから、こうやってあいつらの誇りを潰していくんだよ。
ひとつひとつ、プチプチッと確実にな。守るべきものがなくなってしまえば、最後はこっちに泣きついてくるさ」
(そんなにうまくいくかな?)
「むうっ、誰だっ!?」
「よお、邪魔してるぜ」
「・・・ええと・・・あの、あんた本当に誰?」
「あれ、店長のお知り合いじゃなかったんですか?私はまたてっきり・・・」
「するとキミがここに通したのか。こんな男は知らん!」
「俺のことは椿と呼びな。パワポケの野郎がいるからには、あんたらの計算通りにコトは運ばないんじゃないかなぁ」
(グビグビ)
「あああ、私のコーヒーを勝手に!?とっとと、この男をつまみだせー!!」
(そして・・・)
「二度と来るなー!!」
「はいはい、後でまた来ますよ。・・・あんたらが困ってからね」
【6月9日・土曜日】
コアラーズとの試合当日、グラウンドにて。
「よし、いよいよ宿敵コアラーズとの試合だな!今日勝って三連勝だ!」
「オオー!!」
「さて、商店街の連中の悔しがる姿でも見せてもらうかな。何しろこっちには元プロの・・・あれ?」
「店長、どうしました?」
「商店街の連中に変なのが混じっているぞ」
「そうですね。ひょっとしたら、向こうも外部の人間を呼んだのかも」
「何ぃ!?なんてずるいやつらだ!」
「・・・・・・・・・・・」
「おじちゃん、がんばるでやんす!」
「・・・・・・・・・・・」
「あれ、母ちゃん?お店はどうしたでやんす?」
「試合のことが気になって、いてもたってもいられなくなってね。お店はお休みにしたんだ。一緒に応援しようか」
「うん!」
試合展開は前回と同じ。コアラーズは、ややバランスのとれたチーム。エース大北が威圧感もちなので、割と苦労するかも。
「やったー、勝ったぞー!!」
「きっ、きみぃ!!いったいこれは、どういうことなんだね!」
「い、いや・・・私に聞かれても・・・」
「おじちゃん、やったね!」
「カンタ君も応援ありがとう」
「パワポケさんなら、絶対にやってくれると信じていたでやんす」
「みなさん、ご苦労様です」
「あ、奈津姫!・・・久ぶりだな」
「はい?いつも商店街で顔を合わせてるじゃない。権田さん、ちょっと変よ」
「そ、そうかな。ハハハハハ」
「今日はうちでお祝いでやんす!パワポケさんも来るのでやんす」
「えっ?俺も」
「ええ。カンタのヒーローですもの。我が家で歓迎しますよ」
「・・・・・・・・・」
ちなみに大北はパワポケ5でモグラーズにいたモブキャラの投手。クビにされたが、後にパワポケ11でプロに復活する。
【6月10日・日曜日】
再びジャジメントスーパーに現れた椿。
(ここは監視カメラの死角だな。)・・・♪
「あら、なにこれ?卵がほとんど割れてるじゃない!」
(そして・・・)
「店長。これを見てください。客からのクレームと警備会社からのコメントです」
「食品に衣類?店の商品が傷付けられているのか」
「後、空調や照明などの設備にも不具合が出ています」
「まさか、商店街の連中の嫌がらせか?・・・そういえば、この前の野球の試合で変な奴らが出てきてたな。さては奴らの仕業だな!」
「こうなったら、警察に通報して取り締まってもらいましょう!」
「・・・それはできんのだ。この騒ぎが大きくなって、このスーパーの条例違反の話が、
大きく報道されたらどうする。一転してこっちは悪者だ」
「あ・・・」
「そういえば、以前ここに妙な奴が来ていたな。確か名前は椿・・・」
「おう、呼んだかい?」
(グビッ)
「ああ、いつのまに!?」
「・・・商店街の連中、潰せるか?」
「まかせな。そいつは俺の得意分野だ」
【6月11日・月曜日】
ある物を持って再び店長に合いに来た椿。
「商店街潰し、これを使えば一発だぜ」
「なんだ、その怪しげなビンは。白い粉が入っているようだが」
「神のマナ、200グラムさ。名前ぐらい聞いたことあるだろ」
「いや、初めて聞く名前だな」
「そうかい?こいつは南米で開発された迷惑兵器でね。これを食った虫はホルモンバランスを崩し猛烈に食って巨大化するんだ。
これだけの量があれば商店街を巨大なゴキブリの大群に襲わせることができる」
「・・・・・・。」
「どうだい?すぐにやってみようか?」
「バッ、馬鹿者!遠前町を虫まみれにしてイメージダウンをさせるような作戦が採用できるか!ウチの売り上げまで下がってしまう」
「・・・おやおや、それは残念。俺は商店街を潰せ、としか聞いてなかったんでね」
「他の計画はないのか?」
「まあ、今のところはないな。この薬やるよ」
(ポイ)
「わっ、あぶない!」
「おっと、気をつけろよ。その薬をぶちまけたら、スーパーが虫まみれになるぜ?わはははは!」
「スタスタ・・・」
「くそ・・・あの男め。その気になれば、こっちを潰すのも簡単だと、脅しているんだ」
「しかし、その薬は本当にそんな効果があるんでしょうか?」
「なら、試してみるか?わざわざこの薬を置いていったのも疑うなら、試してみろってことだろう・・・まったく恐ろしい男だ」
「試すって・・・どこでです?」
「そうだな・・・最近、商店街にウチが買い取った酒屋が一軒あったな」
「で、でも、まずいんじゃ・・・」
「まあ、少しの量なら大丈夫だろう」
昔のギャルゲー「rune princess(ルーンプリンセス)」をお願いします
同じような名前のギャルゲーも結構ありそうなのですが
みさくら氏が原画をやってることと、キャラが12人もいるということが特徴です
ギャルゲー板で聞いたほうが早いんじゃない?
と思ったけど、久しぶりに行ってみたら落ちてるな。
過疎ってたしなあ。ギャルゲーだけ扱うスレじゃ維持できないってことだな
いいからしゃぶれ
というか、ジャンルの前にハードを言わんと
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー(コープスパーティーBR)の
の投下をしたいと思います。
本編は5章に分かれているのですが、ます第1章(CHAPTER1)を投下します。
登場人物紹介(初代コープスパーティーより大幅に増えているのでまずは主人公周辺の人物のみ記述します)
・持田 哲志(もちだ さとし)
高校二年生。本編の主人公。怪談話を怖がって悲鳴を上げたりする小心者だが、妹思い。直美のことが好きだが、自分自身でもまだ自覚していない。
・持田 由香(もちだ ゆか)
中学二年生で哲志の妹。移植前のPC版(初代コープスパーティーのリメイク版)の立ち絵だとどう見ても園児にしか見えないすごいロリだが、
PSP移植に当たってちょっとは成長した外見になった。哲志のことが異性として好き。
・中嶋 直美(なかしま なおみ)
哲志のクラスメイトで幼馴染。気の強いしっかり者だが、実は精神的に脆い一面がある。哲志が好きだが素直になれずにいる。
・岸沼 良樹(きしぬま よしき)
哲志のクラスメイト。PC版・PSP版の外見が初代とはあまりにかけ離れたイケメンなのであちこちで「YOSHIKI」と呼ばれている。
口が悪く皮肉屋で煙草も吸う不良だが、本当は優しく自分に正直な性格。退学を考えていたところをあゆみに叱咤されて以来彼女に惚れ込んでいるが、
見向きもされないどころか毛嫌いされてすらいる不憫な男。
・篠崎 あゆみ(しのざき あゆみ)
哲志達のクラスの委員長。校内でも有名な怪談マニアだが、実は本人は怖がり。密かに哲志に想いを寄せていて、
良樹の心をえぐるような言葉をズバズバ口にしてしまうKY娘。
・篠原 世以子(しのはら せいこ)
哲志達のクラスメイトで直美の親友。数年前母親が失踪してしまったため、母親代わりとして弟や妹達の世話をしている苦労人。
とにかく直美が大好きで、ところ構わず直美にセクハラするが、憎めない性格なので許されている。
・鈴本 繭(すずもと まゆ)
哲志達のクラスメイト。「すずめちゃん」という愛称で呼ばれている。演劇部所属で、部活が同じ森繁のことを「シゲ兄ぃ」と呼んで慕っている。
家庭の事情で突如転校することになってしまい落ち込んでいる。
・森繁 朔太郎(もりしげ さくたろう)
哲志達のクラスメイト。繭と部活が同じで兄妹のように仲がいい。常に冷静だが、それが行き過ぎて何事も冷めた目線で見てしまう一面があるので、
繭以外のクラスメイトとはあまり交流を持とうとしない。
・宍戸 結衣(ししど ゆい)
如月学園高等部二年九組の副担任。担当科目は英語。如月学園の卒業生で、新卒で母校の採用試験を受けて赴任してきたばかり。
少し教え下手だが明るい性格と天然ボケの一面で生徒には好かれている。飼い猫のモネを溺愛中。
ストーリー・CHAPTER1
哲史達の通う学校、中高一貫校の如月学園では、その日生憎の雨の中で文化祭が行われていた。
文化祭が終わったあと、哲史達クラスの仲間7人は、出し物の片付けを放り出してあゆみの怪談話を聞いていた。
この学校が建てられる前にこの場所にあった「天神小学校」では、女教師が階段から転落死するという事故があった、そして――。
怪談がクライマックスに差し掛かり、雷に哲史が悲鳴をあげたのを笑っていたところに、哲史の妹の由香が
副担任の結衣先生に付き添われて傘を届けにやってくる。
もう遅いから帰ろうと促す結衣先生に、あゆみは「転校が決まっていて今日が最後の登校だった繭のために、
『みんながずっと一緒にいられる』おまじないをしたい」と提案する。
哲史たちもそれに賛同し、9人はあゆみが見つけたというおまじない、
「人型の型紙をみんなで持って、『サチコさんお願いします』を参加している人数分唱えたあと全員で引きちぎる」
という「幸せのサチコさん」のおまじないを行う。
ところがその直後、急に大きな地震が起こり、9人は突如床に開いた不気味な穴から下へと落ちてしまった。
直美が意識を取り戻すと、そこは小学校の校舎と思われるボロボロの教室だった。
同じ教室に倒れていた世以子を起こし、とにかく教室から出ようとすると、世以子が壁の張り紙に気付く。
その紙は、「天神小学校」の校内連絡用の張り紙だった。
ここは、廃校になって既に取り壊されたはずの天神小学校なのか?
廊下には、4人の子供が誘拐され、天神小の生徒だった3人が殺害されたという事件を伝える新聞記事も落ちていた。
恐怖を感じつつ、外へ出ようと玄関に向かう直美達だが、玄関扉はまるで固定されてしまったかのように開かない。
他の出口を探して校舎内を探索する直美達は、由香の泣き声のような声を耳にするが、この校舎へ飛ばされてきた際に
足を捻ってしまっていた直美を心配した世以子は、直美を道中にあった保健室で休ませ、一人で由香を探しに出てしまった。
仕方なく保健室で待っていた直美だが、彼女を突如出現した黒い影が襲う。
必死に抵抗し、なんとかその場を逃げ出した直美だが、恐怖のあまり、戻ってきた世以子に対して暴言を吐いてしまう。
直美を元気付けようと努めて明るく振舞っていた世以子もこれには我慢できず、二人は離れ離れになってしまう。
一人で校舎内を歩いていた直美は、一人ぼっちの不安から自分の暴言を反省し、世以子を探し始める。
しかし、ようやく見つけた世以子は、女子トイレの個室で首を吊っていた。
信じられない光景に愕然とする直美だが、世以子がまだ息があることに気付き、慌てて首のロープを解くための足場を探す。
トイレの入口脇にあった蛆虫塗れのバケツを構わず手にし、世以子の元へ戻る直美だったが、
一歩遅く、既に世以子は息絶えていた。
自らの過ちによって親友を失った直美の慟哭が、校舎に響いた。
バッドエンディング(WRONG END)・CHAPTER1
その1:保健室で黒い影からの逃亡に失敗すると、取り込まれ窒息死する。
その2:世以子と喧嘩別れする前にあるイベントを発生させておかないと、世以子死亡後に「3人の舌のない子供の霊」が現れ、
操られるままに鋏で自分の舌を切ってしまい死ぬ。
CHAPTER1はここまでです。以降も早い内に投下したいと思っています。
すいません、名前欄のミスが酷いですね……orz
ちなみに補足しますと、既にwikiにある「コープスパーティー(初代コープス)」のリメイク版が
コープスパーティーブラッドカバー(コープスBC)、そのPSP移植版がこの「コープスBR」です。
初代コープスとコープスBCではストーリーが大幅に変わっていて、登場人物もかなり大幅に増えています。
なのでほとんど別物と言っても差し支えないかと。
ストーリーが5つのCHAPTERに分かれていてCHAPTERごとに複数のバッドエンドが用意されているのも
BCからの要素です。
>>261までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
一応wikiになかったので
クラナドお願いします
は?
PSPの『ドラグナーズアリア 竜が眠るまで』をお願いします
テンプレのGBにあるドラゴンクエスト〜テリーのワンダーランド〜って
ストーリー書かれてるね
テンプレのほうが間違いなのかな
ドラゴンクエストモンスターズ〜ルカの旅立ち・イルの冒険〜はwikiにはなかったけど・・・
テンプレ
>>7 ■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
・ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・女神転生外伝・ラストバイブル ・女神転生外伝・ラストバイブルII
・メダロット1〜2 ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
wiki
ドラゴンクエストモンスターズ〜テリーのワンダーランド〜
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/814.html どっちが間違いなんだろう???
【6月12日・月曜日】
店長が撒いた神のマナの影響が早速現れてきた。
「虫退治、ですか?」
「そうなんだよ。地下の貯蔵庫に大量に発生していてね。礼金は出すから頼まれてくれないか?」
「ええ、いいですよ。じゃ、殺虫剤を使えばいいんですか?」
「それが、かなり凶暴な奴でね。まあ、とりあえず来てくれたまえ」
(そして・・・)
「・・・・・・・・・。あの、あれって本当に虫なんですか?」
「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?大きさは猫ぐらいあるけど・・・。外国から来た新種かもしれん」
「これは保健所・・・いや、むしろ自衛隊に連絡したほうがいいんじゃないんですかね?」
「だめだ、だめだ!商店街のイメージがダウンしてしまう」
「とりあえず、一番強力な殺虫剤を用意しておいてください。この地下室から虫を追い出してみます」
「わかったよ。じゃあ、そちらの準備が出来たら集会所に来てくれたまえ」
【上記のイベント後うろつきで集会所に行く(必須イベントではないためスルーしても大丈夫】
「やあ、虫退治に来てくれたか。さっそく現場に行こう」
(そして・・・)
「・・・増えてますね」
「殺虫剤を何度か撒いてみたんだが、どうやら、外に巣があって壁の穴から入ってくるようだ」
「じゃあ、壁の穴を塞ぎましょう。ちょうどそれに使えそうな荷物をありますし。
壁を塞いだら、あとは地下室の外に殺虫剤を噴射しましょう。それで解決です!
・・・おや?あのケーキは何です?」
「ああ、あの虫の好物みたいなんだ。何度か退治を試みたときに利用したんだが・・・」
「確かに、虫を集めておくのに使えそうですね。そうだ、殺虫剤をまぜましょう!食べた虫はイチコロですよ。よし、虫退治だ!」
ミニゲーム「穴蟲」
主人公を操作し、岩を使って穴を塞ぐミニゲーム。襲ってくる虫は攻撃しよう。
「ふう、やれやれ」
「お疲れ様!さあ、報酬はこれだよ」
各種装備アイテムか消費アイテムを一つランダムで貰える。稀に何も無いときがある。
【6月15日・金曜日】
商店街では町興しのため準備が行われていた。
(がやがや)
「これは、一体なんの騒ぎですか?」
「明日からのイベントの準備だよ。商店街の立て直しのためにはまず、たくさん人がやって来るようにしないといけないからね」
「その飾り付けをしてるんでか。それでイベントの名前は・・・ダチョウ祭り?」
「ああ、そこの旗を見たんだね。そう、ダチョウがテーマなんだ。やっぱり人を呼ぶにはインパクトが必要だからね。
ダチョウ牧場と契約してイベント用に何羽か借りたんだよ。ダチョウに触れて、乗れるんだ」
「さすが、会長さん。ナイスアイデアですわ!」
「しかし、大丈夫かね?」
「先生〜何か心配事?」
「ダチョウはキック強力だからね。万が一、お客さんが怪我をしたら商店街のイメージが悪くなるじゃないか」
「おお〜、なるほど〜。あたしは全然思いつかなかったなぁ」
「た、大変だぁ!」
「どうしたんだね」
「ダチョウがいなくなってるんです」
「何だって?まさか、逃げたのか!?」
「あ〜、良かった。これでお客さんは怪我しないね♪」
「ば、馬鹿!それじゃ、イベントはどうなる!
しかも、逃げたダチョウがどこかで事件でも起こしたら・・・ああ、想像するだけでも大変なことに!」
「・・・あたしのこと馬鹿って言った」
「とにかく、ダチョウを探そう」
(タタタタタッ・・・)
「・・・む〜」
(そして・・・)
「よし、一匹捕まえた!」
「・・・?」
「こいつはおとなしい奴だな。他の十匹はどこに行ったんだろう」
「まだそんなにいるのか?」
「よお、パワポケ!今日はダチョウの世話か?」
「椿!さては、お前の仕業か」
「さあて、どうだかね?それよりとっととダチョウを捕まえた方がいいんじゃないか?」
「ああ、道路の先に固まって走ってるでやんす!」
「まずい!このまま隣町へ入られたら大騒ぎになってしまう!」
「じゃあ、早く止めないと・・・。誰か車だ、車持って来い!」
「車・・・?そんな暇はないな。おい、お前の背中に乗せてもらうぞ!」
「・・・!?クェーーー!」
「え、ダチョウ!?ダチョウに乗ってダチョウでダチョウを追いかけて
ダチョウでダチョウを捕まえるの?」
「ええい、ややこしい。とにかく頼んだぞ!」
ミニゲーム「ダチョウでだだだダンダンダン!」
ゴールに着くまでにダチョウを十匹以上捕まえろ!椿が爆弾やウン○で妨害してくるため注意。
「よし、全部のダチョウを捕まえたぞ!」
「クワー!」
「やるな、パワポケ。それでこそ俺の価値も上がるってもんだ」
(スタスタ・・・)
(そして・・・)
「ああああああ・・・ダチョウの脱走事件で警察に怒られてしまって、イベントは中止になっちゃったよ。
牧場への支払いに、ビラやチラシまで準備したことが無駄になってしまうなんて・・・」
「だからアタクシはやめた方がいいと言ったんですよ」
「とにかく、明日からのイベントはどうするんです?中止とは知らないお客さんが来てしまいますよ」
「うーん、中止は無理だな。イベントを何か別のもので最かえるしかなだろうね」
「ダチョウが駄目だったんなら・・・この際、ゾウかキリンでどうかな?」
「・・・武美。今は、暫く黙ってろ」
「・・・野球はどうでしょう」
「野球〜!?」
「い、いや、悪くないかもしれん。というか、この際、他に手がない!野球の練習に使っている道具でイベントをでっち上げるぞ!」
「・・・マジかよ」
【6月16日・土曜日】
ダチョウに差し替え、野球での町興しが始まった。
「あら、ダチョウは中止なの?」
「その代わり、野球イベントとなっております」
「そんなこと言われてもねえ。・・・あら、これは何?」
「ああ、ブギウギ商店街の誇る野球チーム、ビクトリーズが練習に使用しているバッティングマシンです」
「へえ、こんなもので練習しているのね」
「いかがです?3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしまう」
「あら、それなら挑戦してみようかしら」
「はい、はい!人が投げる球がいい人はこちら!ビクトリーズの投手、木川則夫の球を打てば豪華商品!」
「これは、ボールをパネルに当てるのか。テレビで見たことがあるな」
「どうです?一回500円ですが、得点によっていろんな景品が貰えますよ」
「ふうん、普段は役に立たない連中もたまには役に立つのねぇ」
「いくらなんでも、それは言いすぎではありませんか?」
「あら、どうして?今は役に立っているでしょ」
「・・・・・・」
「ところでダチョウを逃がした犯人なんだが・・・」
「ああ、それならわかっています。椿という男です」
「いや、そうじゃない。ダチョウの鍵があった場所に商店街の人間は近づいてないんだ」
「何ですって?」
「みんな顔見知りだからね。外部の人間がいればすぐにわかるよ」
「・・・・・・。いづれにしよ、今犯人探しをするのは良くありませんね」
「ああ、私もそう思う」
そうかなあ
漫画の「鋼の錬金術師」からの派生作品なので、まずは前提となる鋼の錬金術師の設定などを書きます。
主人公のエドワード・エルリック(通称エド)は右腕と左足に、機械鎧(オートメイル)と呼ばれる義肢をつけている少年。
弟のアルフォンス(通称アル)は、生身の肉体を持たず、空洞の鎧に魂を宿す少年。兄は15歳、弟は14歳。
この世界には「錬金術」と呼ばれる、物質を分解・再構築して新たなものをつくる魔法のような科学技術があり、
兄弟は幼少期に錬金術を用いて死んだ母親を造ろうと「人体錬成」を行い、失敗して手足や全身を失ってそのような体になった。
失われた体は「真理」と呼ばれる、人間には未知の空間に今も腐らず朽ちもせずに残っている。
真理は人知を超えた存在で、物体ではなく「魂」にまつわるものを練成しようとすると「扉」が開き、術者の体を奪うものらしい。
二人は元の体を取り戻すために旅を続けている。
以降は暁の王子/黄昏の少女のあらすじになります。
舞台となる国家・アメストリスは軍事政権が築かれており、軍のトップが国のトップでもあり、トップは大総統と呼ばれる。
小国ながら際立った軍事力を持つアメストリスは、周囲の大国と小競り合いを繰り返していた。
南方に隣接するアエルゴという国は、王制を敷いており、王が国のトップに立っている。
長きに渡る争いに終止符を打つためにと、アエルゴは和平の使者として王子をアメストリスへと送った。
秘密主義を貫き、顔も年齢さえも今まで秘密裏にされていたその王子、
クラウディオ・リコ・アエルゴは若い青年で、彼の訪れによって平和も訪れるのだと人々はわきたった。
新しい時代の夜明けを運ぶクラウディオの事を、皆は「暁の王子」と呼んだ。
大総統と王子によって行われる平和のための式典は、アメストリスの中央都市・セントラルで行われる。
アエルゴへの反発を抱く武装テロリストや、それを警戒する軍人なども集まり殺伐とした雰囲気もあったが、
平和を喜んで各地から集まった人々により、基本的にはなごやかなお祭り騒ぎになっていた。
エルリック兄弟もまたセントラルを訪れていた。
国家錬金術師の称号を持ち、特殊な公務員のような立場のエドは催し物に狩り出されていった。
一人で町を歩いていたアルフォンスは、異国風の装いの少女と出会う。
彼女の名はエレナ・フィオーリで、式典を見るためにアエルゴからはるばるやってきたのだという。
クラウディオの熱心なファンなのか、しきりにクラウディオの事を知りたがっていた。
アルがエドの事を話すと、同じように兄がいるというエレナは兄弟仲の良さをうらやましがった。その顔はどこかさみしそうだった。
不慣れなエレナをアルはセントラルのあちこちに案内して回り仲良くなるが、
とある事件に巻き込まれる中で、アルの鎧の頭部が外れてしまい、鎧が空洞である事がばれてしまった。
一度はエレナは恐怖心を抱きアルを拒絶したものの、後に謝って仲直りをし、一緒に式典へと向かった。
式典に乗じてセントラルでは博覧会のようなものが開かれていた。
各国の技術の展示などが行われており、「未来を映せる写真機」などというインチキくさいものまであった。
機械技術の粋である機械鎧をつけたエドは、
その性能を見せるためにと機械コンテストのようなものに出場させられる。
コンテストではエドは巨大なロボットと戦わされる事になる。
そのロボットは、アエルゴの科学者である、ペドロ・ヒルデブロンドが発明したもの。
彼は錬金術もかじっているらしく、錬金術も応用されたロボットは脅威ではあったが、エドが勝利を収めた。
ペドロは「魂のないものは所詮この程度」とつぶやき、特に悔しがるでもなかった。
アメストリスには、ホムンクルスと呼ばれる人造人間が密かに存在し、暗躍していた。
彼らはある目的から、アメストリスの各地で争いによって犠牲を生み出させ「血の紋」を築いていた。
血の紋を描くには戦争は打ってつけのものであり、彼らにとって平和の使者であるクラウディオは邪魔な存在だった。
大総統のキング・ブラッドレイは実はホムンクルスの一人であり、
彼は自分の部下であり、普通の人間であるリザ・ホークアイにクラウディオを暗殺するように命令する。
リザはホムンクルスに与するものではなく普通の軍人だが、他の仲間の保身のために仕方なく応じた。
クラウディオを暗殺した後にはリザ自身も始末される運びとなっていた。
その暗殺計画を知ったエドは、阻止するためにと式典の中に飛び込んだ。
間一髪、飛びかかってクラウディオ共々倒れこみ、エドもクラウディオも銃弾を避ける事が出来た。
一般客席から式典を見ていたアルは、突然のその事態に驚き、「兄さん!」と叫んだ。
その時、エレナもまた式典の壇上に向かい「兄さん!」と叫んでいた。
アルはその言葉を疑問に思いながらも、次々と事件が起こる中で触れる機会がなかった。
度重なる事件のショックで倒れたエレナを介抱する中で、
アルは彼女の胸元に不思議な印が描かれているのを目撃した。
それは錬成陣と呼ばれる、錬金術を発動する際に使われるものだった。
何故エレナの体にそれが描かれているのか、誰が描き、どのような効果を発動するものなのかアルは疑問に思う。
錬金術はアメストリスで発達した技術で、他国ではあまり使われない。
エレナ自身、アルが錬金術を使うのを見た際に、自分は錬金術のことをよく知らないと言っていた。
だが、兄は錬金術に興味を持っているとも言っていた。錬成陣は兄によって描かれたものなのかとアルは推測する。
式典の壇上の上にいたのは大総統とエドとクラウディオだけだった。
大総統はホムンクルスであるため血縁者はいない。エレナが「兄さん」と呼んだ相手はクラウディオのようだった。
ならば、エレナはアエルゴの王女なのか。あるいはクラウディオが身分を偽っているのかとアルは怪しんだ。
次々と起こるテロ、その一端を指揮するのは実はクラウディオであった。
彼は和平の使者どころか、本当はアメストリスを滅ぼすためにやってきた者だった。
エドたちによってその事を暴かれたクラウディオは殺害されたが、検分したところその死体は偽物だった。クラウディオは行方をくらませた。
偽者は、錬金術を応用して顔面を再構築してクラウディオに似せたようだったが、一見して気づかないほど似せるというのは高等技術だった。
偽者の遺体の胸元には、エレナの体にあるのと同じ錬成陣が描かれていた。
その錬成陣は、錬成陣が描かれた者の魂を削るものだった。
魂を削り出して錬金術を使うためのエネルギーにする事によって、通常よりも効果的に錬金術を使うためのものだった。
偽者は影武者とするために顔面を錬成する必要があり、顔面再構築のために魂をも削られていたのだった。
調査を進めたところ、クラウディオ一派によって監禁されていた人物たちが発見された。
その中には老人がいた。彼こそが、本当のアエルゴの王子、クラウディオ・リコ・アエルゴその人だった。
本当に和平のために向かっていた王子は、現れたクラウディオに脅され監禁され、立場を成り変わられたのだった。
暁の王子と呼ばれ皆の前に立っていた青年の本当の名は、クラウディオ・オルファノ・フィオーリ。
アエルゴでは悪名高きマフィア・フィオーリ一家のボスであった。
王子と同じ名を持つ彼は、王家の秘密主義を逆手に取り大胆な演技を続けていたのだった。
エレナは、自分はマフィアの一家の娘であり、クラウディオの妹であるとアルたちに明かした。
かつて、アメストリス南東部では内乱が起きていた。
国軍に逆らう人々に手を貸し、武器の密輸を行っていたのがフィオーリ一家だった。
幼いエレナは、親たちが金のために悲劇を生みだし続ける悪人だと知っていたが、
兄に守られ、家業には関わらずに平和に暮らしていた。
セントラルの祭をアルと一緒にまわっていた時、幼い頃にクラウディオと祭を見た時の事を思いだしていたという。
仲良く暮らしていた兄妹だったが、やがてアメストリス国軍によって両親やその部下が殺された事で状況は一変する。
親たちの死は自業自得であったが、兄妹は嘆き悲しんだ。そして兄は墓前で復讐を決意し、優しさをなくしていった。
ボスであった両親の死によってマフィアファミリー・フィオーリは一度は解体しかけたが、
クラウディオが後を継ぎ、アメストリスを潰すことだけを夢見て再び勢力を増させて行った。
悲しむエレナをよそに、怪しげな科学者を呼び出しては、アメストリスを滅ぼすための兵器について話し合っていた。
その過程でクラウディオは錬金術についても学んでいき、魂を削り出す例の錬成陣を考えついた。
クラウディオに従う者たちはみんなその錬成陣を刻まれている。
アメストリスを滅ぼすためにならいつでも命を消費できるようにと。
エレナの印もまた兄によってつけられたものだった。
だがエレナはアメストリスを消すという考えには賛同してはいなかった。
クラウディオを止めようとしたが、彼は聞く耳を持たず、エレナを置いて行ってしまった。
アメストリスを滅ぼすためにクラウディオは自らの命も投げ出そうとしていた。それを止めるためにエレナはアメストリスに来たのだという。
エレナはクラウディオとの対話を望んでいた。
アルはエレナと共にクラウディオのもとへと向かっていたが、エレナに騙され、まかれてしまった。
エレナは、アルが元の体に戻るところを見たかったがそれは叶わないだろうな、と心の中でつぶやいた。
クラウディオは、巨大な兵器のそばにいた。その兵器は以前にエドと戦ったペドロが発明したものだった。
以前のロボットよりもなお巨大なそれは、人の魂を得る事で強大な力を発する。
エレナが訪れた時には、既にその兵器はクラウディオの同胞たちの魂を取りこみ稼働を始めていた。
最後の仕上げに、核となる人間を丸々取りこむ必要があった。
クラウディオはその最後の仕上げになるつもりだったが、エレナはそれを泣いて止めた。
「お前に泣かれたらいつも兄妹喧嘩は私の負けだ」
そう言ってクラウディオは優しい表情を見せたが、聞く耳を持たないエレナを代わりに核とした。
エルリック兄弟たちは、進撃を始める兵器に立ち向かったり、周辺の人々を批難させたり、負傷者の治癒を行ったりと、
それぞれ分担して現場で活動する。エドは、兵器の上に立っているクラウディオのもとへ向かい、彼と一騎討ちをする。
アメストリスの全てを壊したいと言うクラウディオは、剣を交えながら、こんな血ぬられた国家を何故守ろうとするのかと問う。
錬金術師は守るためにいるのではなく新たな物を造り出すためにいる、エドはそう言いながらクラウディオに一撃を与え勝利した。
他の協力者たちのおかげもあり、兵器は解体され、取りこまれていたエレナは解放された。
稼働によりエネルギーを消耗した彼女は今まさに死にいこうとしていた。
満身創痍のクラウディオはエレナのもとへと近づく。
錬金術に通じているクラウディオは、エレナの魂の最後の力まで絞り尽くそうとしているのではと危惧したのか、
エルリック兄弟はそれを止めようとするが、間に合わず、クラウディオは錬金術を発動し、兄妹はその場から姿を消した。
錬金術の原則は「等価交換」で、一のものから十のものは造ることはできない。
魂と等価交換できる物質はなく、ないものねだりで魂にまつわる錬成を行うと、
術者自身を代価にするように「真理」が開かれる。
(魂にまつわることはできないが、死者の蘇生など、存在しない魂を造り出すというのは何をどうやっても不可能)
ふと意識を取り戻したエレナは、真理へと通じる「真理の扉」のある、扉以外なにもない、果てしなく続く真っ白な空間にいた。
同じ空間にはクラウディオがいた。
エレナは彼へと近づくが、扉が開き、伸びてきた真っ黒な触手にクラウディオはしばりつけられ、
そのまま扉の向こうへと消えていった。
真理にはすべてがあるという、ならば自分は正しかったのかを見に行こうと彼は言い残した。
エレナが目覚めると、そこは白い空間ではなく現実世界で、アルの腕の中にいた。
クラウディオは自らの魂と肉体を代価とし、扉の向こうへ行く事で、死にかけていたエレナを救ったのだった。
その事を知らされたアルは、自分はいつかきっと体を取り戻すし、クラウディオもいつかは……とエレナを励ました。
白い空間へとクラウディオが消えていく瞬間、彼がエレナを見つめているのをアルは見た。
暖かくもさびしげな、まるで黄昏を見るような目だった。
祝福されながら訪れた暁の王子は破壊だけをもたらし、後には黄昏の少女だけを残していった。
結果としては、兵器に魂を捧げたクラウディオの仲間たち以外は、皆の活動の甲斐もあってそれほど死者はでなかったが、爪跡は残った。
エレナはクラウディオを止める事は結局できなかったが、クラウディオを止める事を目的としてやってきたので、
全てが終わった今、アエルゴへ帰る事になった。マフィアの娘としてではなく、普通の少女として生きていくという。
アメストリスで世話になった人々にあいさつ回りをした後、エレナはアルにも別れを告げた。
クラウディオの行いは許されない事だが、アメストリスを憎む気持ちは自分も持っていたという。
アルたちと出会ってその思いは消えたというエレナは、アルに抱きついて「これで終わりじゃないよね」と聞く。
アルは抱き返し、再会を誓った。帰りの列車の中でエレナは、遠ざかるアメストリスの景色を惜しんだ。
最後に一枚の写真が提示される。未来が映るという例のインチキ写真機で撮ったものだった。
そこには、元の体に戻ったエドとアル、そしてアメストリスで微笑むエレナの姿が映っていた。
終わり
>>261 乙。そっちの方が気になってたので嬉しい。
スレ違い
予約の有無を確認したので、GOD EATER BURSTの予約を行います
発売から半年経過していないので、新作鳥を入れて進行します
短くまとめようと思ったのですが、結構長くなってしまったので
小分けでの投降になります…
2、3日中には終わらせる予定ですのでご容赦ください
※前作のストーリーは、wikiの「GOD EATER」の項目からご確認ください
- GOD EATER BURST -
フェンリル極東支部長、ヨハネス・フォン・シックザールによる”アーク計画”は
主人公達の手により阻止された
アーク計画の隠れ蓑として利用された”エイジス計画”も
「エイジス島」の崩壊を持って凍結、支部長も「崩壊に巻き込まれ死亡した」とされ
アーク計画と共に歴史の闇に葬り去られた
こうして約束された楽園を失った人類は、突如緑化を始めた月に驚く暇もなく
今日も人類の天敵「アラガミ」と何時終わるかも知れぬ戦いを繰り広げていた
そんな、GOD EATERから数ヶ月後の物語 GOD EATER BURST
それは極東支部に届いた「新型のアラガミ」の発見報告から始まる
【主要キャラクター】
主人公:
我等が第一部隊隊長
前作ではソーマとシオに存在を捕食され空気と化していたが
今作では戦闘中以外にもストーリームービーの最中に喋ったり
派手な活躍シーンが挿入されたりと大活躍、もう空気と呼ばせない
レン:
ある日主人公と出会う謎の神機使い
彼の言動は何処か違和感を感じるものが多く、さらに彼の存在は
極東支部内で主人公しか認識出来ていない
コウタ、サクヤ、ソーマ、アリサ:
おなじみ第一部隊のメンバー
アーク計画後、各々人間として少しずつ成長している
雨宮リンドウ:
前作GOD EATERで行方不明となっていた”元第一部隊隊長”
今作の最重要キーキャラクター
第二、第三部隊の面々:
前作では、キャラクタークリエイトによって作成されたキャラクターが使用されていたが
今作では専用のキャラグラフィックとボイスが用意され、ついに個性を獲得した
ストーリー面で僅かながら絡んでくる
アーク計画から数ヶ月後のフェンリル極東支部
あの日から何故か極東周辺のアラガミの活動が沈静化し
極東支部はつかの間の平和な時を過ごしていた
しかし、ある日極東支部に「新型のアラガミ」の発見報告が届く
”ハンニバル”と命名されたこのアラガミを、第一部隊は辛くも討伐に成功
コアの摘出を完了し、各々帰投準備へと入っていった
しかし、帰投準備中の彼らの後ろで”誰もが予想し得なかった事態”が
今まさに第一部隊に襲い掛かろうとしていた
なんと、”コアを摘出したアラガミ”が突如として再起動したのである
この突然の事態に反応が遅れたコウタは、ハンニバルに襲撃されそうになるが
間一髪主人公が割って入り、ハンニバルの一撃を防いだ
しかし、ハンニバルの攻撃によって”主人公”と”神機”は共に損傷、意識を失ってしまう
第一部隊のメンバーは主人公を庇いながら何とか極東支部へ帰投を果たしたのだった
「通常、コアを摘出した時点でアラガミは活動を停止する」
…はずだった、しかし、この新型のアラガミ”ハンニバル”は
コアを摘出されてなお活動を続けていた
どうやらハンニバルはコアを失うと、急速に「代替コア」を作成し
活動を再開するらしい
この報告は、極東支部のみならず全フェンリル支部の神機使い達を震撼させた
それは、今までのアラガミ討伐の常識を根底から覆す”非常事態”であった
極東支部へ帰還した第一部隊は、とりあえず主人公を病室のベッドへ放り投げ
第二、第三部隊、及び極東支部内の全神機使いと合流し、ハンニバル対策のために
総動員で「ハンニバル捕食作戦」を開始した
そんな訳で置いてけぼりを食らった主人公
神機は現在修理中であり、出撃する事ができないので仕方なし
「せっかくの機会なんだから今は身体を休めておけ」と各方面から諭され
止む無く極東支部内をぶらぶらして一時の休息を堪能していたのだが…
その平和な時間は、突如極東支部に鳴り響いた警報によって打ち砕かれた
「第二訓練場に、アラガミが侵入!」
極東支部にアラガミが侵入した
通常、極東支部には常に神機使いが常駐しているため
アラガミに侵入されても早期に撃退されるはずなのだが…
運悪く、今は常駐しているはずの神機使いも含め、極東支部の全神機使いは
ハンニバル捕食作戦に駆り出されてしまっていた
受付嬢でおなじみの”ヒバリ”は、急いでまだ付近にいた第二部隊に
帰投するよう連絡を入れるが、それでも間に合う気配はない
恐らくそれなりの被害が発生するだろう、誰もがそう覚悟した瞬間…
主人公は何かを閃き、ヒバリの制止を振り切って
神機格納庫へ向かって走り出した
神機使いが誰もいなくなった極東支部において唯一神機を扱える存在
そう、いたのだ、ここに
神機格納庫に到着した主人公
そこには、神機の開発、メンテナンスを担当する”リッカ”が
これから来るであろうアラガミのために、既存の神機を
格納庫から退避させていた
「君の神機はまだ修理中で使用できない
私も神機の退避が終わったら脱出するから一緒に行こう」
諭され、止むを得ずリッカと共に神機格納庫から退避する主人公
しかし”先回りしていた”最悪の事態が、主人公達の前に立ちはだかった
アラガミが、神機格納庫に侵入してしまったのだ
神機使いとなり、不幸な出来事があったとはいえ僅か数ヶ月で
第一部隊の隊長に任命され、さらにはアーク計画という未曾有の事態を退けた
今や英雄とも称される主人公も、神機無くしてアラガミの前ではただの”人”だった
倒れ伏し、今まさにアラガミの牙に掛からんとするリッカを前に
主人公は遂に「犯してはならない禁忌」を犯してしまう
主人公の左側には、まだ退避が完了していない
”かつて誰かが使用していた神機”があった
それを躊躇なく掴む主人公、しかしその瞬間、主人公の左手は
神機によって急速に”侵食”が開始された
「適合していない他人の神機を持つこと」
神機使いなら誰もが知っている禁忌
だが主人公にとって、その行動の先に訪れる悲劇よりも
今は目の前の仲間の命の方が大切だった…
侵食により、左手を襲う激痛に苛まれながらも
アラガミに向かって剣を振るう主人公
だが上手くバランスが取れず、逆にアラガミの前に屈してしまう
最早これまで…そう悟った主人公だが、彼の運命は
ある一人の神機使いによって救われた
「今です!」
謎の神機使いによる援護により状況を立て直した主人公
手にした剣を突き立て、何とかアラガミを撃退する事に成功した
しかし、主人公の左腕は既に神機により侵食され
ほぼアラガミ化していた…
倒れ伏す主人公、リッカの叫び声が格納庫に響く中
意識は何かに吸い込まれるように途切れていった
─── 続く
本日は以上になります
続きは明日投下します
所々名前間違えて申し訳ありません…
明日はもっと注意します…
みなさん乙です
同人ゲーム「CardWirth」の公式シナリオ
(交易都市リューン、ゴブリンの洞窟、家宝の鎧、奇塊、鳥の歌が聞こえない、
墓守の苦悩、機械仕掛けの番犬、見えざる者の願い、教会の妖姫、賢者の選択、
旧き沼の大蛇、遺跡に咲く花)
をお願いします。
未解決減らしにPSPのファンタシースターポータブルを予約。
はいいんだけどこれユニバースのep1と2の間だからそっちも書いたほうがいいんじゃろうか
age
プレイした人じゃないとその辺判らないと思うから、
その辺は書く人の判断でいいんじゃまいか
またそういうことを
おk
じゃあとりあえず書いてから判断しよう。
300 :
sage:2010/11/24(水) 21:55:24 ID:Jexp+agUQ
DSのワールド・デストラクション〜導かれし意志〜をリクエストします
sage間違えスマン
遅れて申し訳ありません
GOD EATER BURSTの続きを投下します
※訂正
文中で、主人公が他人の神機を持ったのが左手と書きましたが
本当は右手の間違いでした、申し訳ありません
病室で目を覚ました主人公
彼の両脇には、リッカと、謎の神機使いが座っていた
リッカから「他人の神機を触る事がどういう事態を引き起こすのか」を
優しく叱られると、主人公が目覚めたことを皆に知らせてくると言って
足早に病室から出ていった
次に主人公は、隣に座っている神機使いの方に目を向けた
彼は「レン」と名乗り、医療班、主に「アラガミ化した神機使いの治療」を
専門として極東支部に配属されたらしい
軽く挨拶を済ませた主人公は、まだ体調は万全ではないが
とりあえず体は動かせそうだったので、病室を出て再び
極東支部の日常へ戻っていった
なお、主人公が禁忌を犯した事は各方面へしっかりと伝達されていて
復帰後部隊メンバー及び各関係者からこっぴどく叱られたのは言うまでもない
神機も修理が完了し、再び依頼をこなす毎日を送る主人公
しかしその右腕には、あの時禁忌を犯した際の残滓が未だに残っていた
そんなある日、極東支部に配属された”2名”の新型神機使いの新人が紹介された
アネット・ケーニッヒ、フェデリコ・カルーゾ……そして”レン”
自己紹介を程々に済ませると、主人公は神機格納庫に赴き、そこにいたレンと
他愛の無い世間話を始めた
なんと、レンはかつて雨宮リンドウと共に戦ったことがあるらしい
周りを散々振り回した挙句、突然いなくなってしまったリンドウを非難するレン
と、レンはすぐそばに配置されていた、あの時主人公が手にした”誰かの神機
── かつて雨宮リンドウが手にしていた神機”に向かって突然手を伸ばし始めた!
あの時それを行った自分がどうなったか…主人公は咄嗟に手を伸ばし
レンの手を寸での所で取り押さえる
そしてそれは突然に起こった
手を掴んだレンから流れ込んでくる謎の記憶
それはかつて、主人公がアリサの手を握った時に発生した、新型同士による”感応現象”
そこに写し出された記憶に、主人公は驚愕するのであった
”感応現象”によって垣間見たレンの記憶、それは”あの日”の出来事
極東支部長によって仕組まれた「雨宮リンドウ暗殺計画」
主人公は、この事件の結末をレンとの”感応現象”によって遂に知る事になった
--------------------------------------------------------
アリサによって教会の出入り口が塞がれ、取り残されたリンドウは
内部で大型のアラガミと死闘を繰り広げていた
一体の大型アラガミを仕留めたリンドウは、続け様にやってきた
もう一匹の大型アラガミと戦闘中、右腕のオラクル細胞を制御する「腕輪」と
自らの神機を、アラガミに飲み込まれてしまう
腕輪の制御を失ったことで、神機使いの体内に埋め込まれたオラクル細胞が暴走する
右腕が次第に黒ずんでいき、神機も失った事で最早リンドウの戦闘力は存在しなかった
リンドウに止めを刺さんばかりに睨み付けるアラガミ、しかしそこに謎の少女が現れ…
謎の少女がアラガミに近づく
するとアラガミは何故かリンドウに目もくれず、その場から立ち去っていった
こうして謎の少女により一命を食い止めたリンドウ、場所は雪に埋もれた廃寺に移り
そこでリンドウは謎の少女と僅かだが交流していた
しかし、リンドウの右腕はオラクル細胞によって着々と侵食され
もはや人の形を失っていた…
--------------------------------------------------------
現実世界に戻ってきた主人公
”感応現象”によって繰り広げられた光景に驚愕しつつ
”リンドウが生きていた”という事実を伝えに、レンをその場に置いて
支部長室に向かって一目散に走り出した
支部長室で事の顛末を説明すると、現極東支部長ペイラー榊博士は
一先ず光景の中にあった廃寺周辺を調査、リンドウの痕跡を捜索することを提案
主人公も承諾し、廃寺周辺でのリンドウの痕跡探しを”極秘”に開始するのであった
捜索はあくまで”極秘”に
それは、リンドウ生存の報告がまだ確定していないが故
最悪のケースが発生した場合に神機使い達が混乱する事を防ぐため
雨宮リンドウの実姉、雨宮ツバキが下した判断だった
─── 続く
本日は以上になります
それと、本日から来週月曜まで山形に出張することになってしまったので
続きは帰ってきてからになります、申し訳ありません
乙〜
お土産に雪割納豆とわらわらままけは買ってきて〜
少し遅くなってしまいましたが、コープスパーティーBRのつづきを投下します。
ストーリー・CHAPTER2
おまじないのあと直美達とはぐれ、天神小学校の教室で目覚めた良樹とあゆみ、そして結衣。
突然の出来事に過呼吸を起こしてしまったあゆみを宥めていた結衣は、教室の外の様子を
見てくるべきか迷うが、あゆみは自分が傍にいるから心配しないくてもいい、と言う良樹に
あゆみを任せ廊下へ出る。
崩れた廊下を迂回するために教室に足を踏み入れた結衣は、刃物が詰め込まれた
不気味な棚の脇を抜け教室から出ようとするが、その行く手を遮るように
高校生らしい男子生徒の幽霊が現れる。嘲るように笑う男子生徒の霊は、
この場所が怨霊によって作られた異次元空間であり、怨霊によりこの場所に連れてこられ
「監禁」された多くの人間が自分を含めことごとく死んでいったこと、
そしてこの場所は少しずつずれた空間が重なりあった多重空間であるため、
たとえ同じ校舎にいても存在する時空が違えば会うことはできないことを告げる。
「声が聞こえたとしても、それが同じ時空の校舎で発せられたものかも分からない。
もしかしたら過去や未来に発せられた声なのかもしれない。行っても無駄だ」
と言う彼に対し、結衣は「それでも放っておくことはできない」と毅然と言い返すが、
生前教師から手酷い裏切りを受けたらしい男子生徒の霊は激昂し、結衣の言葉を偽善だと
撥ね付け、刃物の詰まった棚を結衣目掛けて倒す。
棚の下敷きになり、その重みと背中に突き刺さった刃物の痛みに呻く結衣に対し、霊は
「ここで死ねばそのときの苦しみは永遠に続く、嫌なら素直に生徒じゃなく『自分を』
助けてくれと頼め」と笑うが、結衣はそれでも「あの子たちには酷いことをしないで」と
訴える。しかし、倒れた棚によって背中と腕に負った傷は深く、結衣は
痛みと失血で意識を失ってしまった。
<続く>
>>309までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
同人ゲームのCardWirthを予約します
いいからしゃぶれ
【CardWirth(カードワース)についての基礎知識】
CardWirthは、groupAskにより制作され1998年に公開された、Windows用のフリーウェアです。
基本的には、剣と魔法の世界を舞台にした西洋ファンタジー風のRPGであり、
プレイヤーはキャラクターを作成して「冒険者の宿」に登録します。
それらプレイヤーキャラクター(PC)達でパーティーを組んで
「冒険者の宿」に集まってくる「依頼や厄介ごと」を解決し、
経験・報酬金・アイテムなどを得て成長していく、と言う流れになります。
この「依頼や厄介ごと」ですが、この部分は「シナリオ」として
インターネット上のファイルをダウンロードし、追加していくことができます。
CardWirthの作成者であるgroupAskが制作した公式シナリオもありますが、
ユーザーが作成して配布している「シナリオ」も大量にネット上で見つけることができます。
そう、CardWirthの大きな特色は、ユーザーもこの「シナリオ」を作成できると言う点にあります。
しかもその作成が比較的簡単なので、多くのユーザーによりシナリオが作成されて公開されています。
そのため、プレイヤーは様々な冒険を楽しむことができるというわけです。
以下では、groupAskによる公式シナリオのストーリーを書いていきます。
公式シナリオには「どのくらいの力量の冒険者に適したシナリオなのか」を示す
「対象レベル」と言うものが定まっており、
その対象レベルが低いものから書いていきたいと思います。
【交易都市リューン】
これは「依頼や厄介ごと」ではなく、リューンという交易都市で買い物をするためのシナリオ。
よって特にストーリーは無く、戦闘もない。
リューンは交通の要所であり有数の大都市である、という設定であり
闘技場、聖北教会、魔術師学連の支部、盗賊ギルド、アイテムショップなど様々な施設が揃っている。
冒険者達はそこで、剣技・魔法・シーフスキルなど能力にあった多様なスキルを身につけたり、
回復アイテム・攻撃アイテムなどを購入して冒険の下準備を整えることができる。
【ゴブリンの洞窟】 対象レベル1〜3
町外れの農家からの依頼。町外れの洞窟にゴブリンらしき妖魔が住み着いたらしく、
夜中に抜け出して暴れたりと被害が出ているので退治して欲しいとのこと。
報酬は銀貨600sp(1sp=100円くらい)。
冒険者の宿の主人は「ありがちな仕事で報酬も安いが、半日で片付くだろうから悪くない仕事」と言う。
ゴブリン程度ならば駆け出しの冒険者である今の自分達でもなんとかなるだろう。
冒険者達は腕試しも兼ねて依頼を引き受けることにした。
問題の洞窟の前に到着すると、一匹のゴブリンが入り口で見張り番をしていた。
まだこちらには気が付いていないようだが、居眠りをしているわけでもない。
君達は、騒がれる前に倒せることを期待して全員で見張りゴブリンに突撃しても良いし、
物音を立てておびき寄せてみてもよい。
パーティーの中の敏捷な者がこっそりと後ろから近づいて首筋を狙っても良いだろうし、
何か使えそうな魔法やスキルなどがあるならば試みてもよい。
どうする?
(どう行動するかや、リューンで購入できるスキルを使うかどうかによって様々に分岐する。
シーフスキル「暗殺の一撃」を使えば密かに近づいて不意打ち、
魔法「眠りの雲」を使えば眠らせたところを一撃、
遠距離攻撃魔法「魔法の矢」「炎の玉」で一撃、など、
適したスキルを使うと他のゴブリンに気づかれることなくこのゴブリンを排除できる。
一方、突撃したり、スキルを使わずにこっそり近づこうとして失敗したりすると見張りが騒ぎ、
中から増援のゴブリンが飛び出して来る上に、これ以後のランダムエンカウント率も上がる。)
冒険者達はなんとか洞窟の中に忍び込むことができた。
洞窟の中ではやはりゴブリンやコボルトといった下級の妖魔がうろついている。
それら下級妖魔より少し手ごわい妖魔「ホブゴブリン」も1匹だけ居たが、
ちょうど居眠りしているところだったため、止めを刺して永遠に眠ってもらう。
(見張りゴブリンに見つかっていたらこのホブゴブリンは起きてしまっており戦闘になる。)
洞窟の片隅では、なにやら金属製の箱が置いてあった。
何かの罠かもしれないと、慎重を期してシーフスキル「盗賊の眼」や魔法「賢者の瞳」で鑑定すると、
鍵はかかっているが罠は無いようだ。
シーフスキル「盗賊の手」で開けると、中から銀貨200spと、ちょっとしたマジックアイテム
「賢者の杖(使用すると所持者の集中力が高まる)」を見つけた。思わぬ副収入だ。
洞窟の最深部では、ゴブリンの群れが待ち構えていた。
その中心には通常のゴブリンより頭が大きく、ローブをまとって杖を持った奇妙なゴブリンが居る。
あれは、ゴブリンの群れに稀に生まれるという知能が優れた上位種、「ゴブリンシャーマン」だ!
このゴブリンシャーマンがこの洞窟に住み着いた妖魔の群れのボスのなのだろう。
ゴブリンシャーマンの駆使する、「眠りの雲」「魔法の矢」「精神破壊」などの多彩な呪文に加え
相手の数の多さにもやや苦労させられたが、なんとか全滅させることができた。
ボス集団を倒したことで残っていた少数のゴブリンも逃げ出し、この洞窟からは
妖魔どもを一掃できたようだ。
宿に戻って主人に報告し、ねぎらいの言葉とともに成功報酬の600spを受け取った。
【ゴブリンの洞窟】 終了
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「対象レベル1〜3」なので駆け出し冒険者むけのシナリオ。
それだけに、交易都市リューンで購入したスキルを効果的に使用して進めれば
レベル1パーティーでもなんとかなる。
しかし、ごり押ししたり使用するスキルの判断を間違ったりすると
「ゴブリンに大量にエンカウントしてじわじわと削られたあげく、
ボス戦では居眠りから起きてきたホブゴブリンまでが参戦してしまった」
という踏んだりけったりの状況になり、全滅の憂き目にあいかねない。
【見えざる者の願い】 対象レベル1〜3
旅の途中で、「魔術都市カルバチア」に立ち寄り宿泊した冒険者達。
そこへ、従者を引き連れた肥満体の男が宿を訪れ、こちらを冒険者と見るや話しかけてくる。
彼はガストン・オリバートン男爵と名乗り、ある館の中を調査してきて欲しいと言う。
報酬もちゃんと出すとのことであったので冒険者が引き受けると、
彼は依頼内容の詳細を語り始めた。
カルバチア近郊にある「コフィンの森」に一軒の館が建っており、今は廃屋になっている。
その内部調査をして来て欲しいと言うことだ。
当然、もし内部に妙な動物や怪物が住み着いていたら退治することも求めるが、
内部で見つけたものは冒険者達が好きに持って言っていいという条件で。
わざわざ廃屋を調査する理由について問うと、男爵は一瞬言いよどんでから、
誰も手をつけていない廃屋だし、自分の別荘にするつもりなのだと答える。
そして、調査が終わったら自分の屋敷まで報告に来るように伝えると、
男爵はさっさと立ち去ってしまった。
冒険者達が早速目的の館に向かって出発すると、
「待って、そこの冒険者さん!」
と女の声で呼びかけられた。しかし周りを見渡しても人影はない。
「あぁ、ごめんなさい。今こっちの姿は見えないんだった。
ちょっとまっててね……ブツブツ……」
そう聞こえると同時に、目の前に一人の娘の姿が突然出現した。
彼女はルティアと言う名前で、カルバチアの魔導学院の学生らしい。
彼女の専門とする研究分野は『遮蔽魔法』、つまり姿を隠す事に関する魔法だ。
実はさっきの宿での依頼交渉の際から姿を隠して立ち聞きしていたとのこと。
ルティアの話によると件の館には昔、遮蔽魔法のエキスパートである老人が住んでいた。
遮蔽魔法に関する何かが今でも残っているかもしれないのでルティアも行きたいが、
一人で廃屋を探索するのは怖いので、冒険者達に同行したいと言う。
特に断る理由もないため、この少し臆病な女学生ルティアとも同行することになった。
(以後、NPCとしてルティアも戦闘に参加してくれる。あまり強くないが。)
森の中、問題の館に到着した一行。
館の玄関には鍵がかかっていなかったために中には問題なく進入できた。
早速調査を開始すると、さすがに妖魔が根城にしているようなことはなかったが、
大型のネズミやコウモリといった少し凶暴な動物が数箇所に棲みついている。
また、宝物庫や隠し部屋などでは、ここに住んでいた魔術師が使役していたものか
スケルトンや木製のゴーレムなども襲い掛かってきた。
だが幸い、そこまで戦闘重視の魔術師ではなかったのか、スケルトンやゴーレムは
さほど好戦的ではなく強度も弱かったため、未熟な冒険者たちでも
なんとか対処することができた。もちろん動物程度にやられるわけもない。
宝物庫の宝箱には毒の罠が仕掛けられているものもあったが、
シーフスキルで見破り無事に解除し、中からは宝石や魔法薬品、
火晶石(火の精霊を封じてあり、敵に投げると大爆発する)などを見つけることができた。
そうこうしているうちに、2階の書斎にたどり着いた。
そのとき、老人のゴーストが現れ、冒険者達に誰何の声をかける。
一瞬驚愕したが、そのゴーストは襲ってくる気配がないので話を聞いてみることにする。
ゴーストも、自分を見ることができ、しかも逃げ出すことをしない冒険者達を認めた様子だ。
老人のゴーストは「この館の主にして魔術師、グリシャム・ブロイ」と名乗った。
まさかの館の所有者の出現に恐縮するルティア。
しかし、グリシャムは読心術でルティアが遮蔽魔術師であることを知り、
彼女の正直さを気に入ったこともあって、研究成果を持っていくことを許す。
冒険者達にも館の中の物を持って行くことを許すが、その代わりひとつ頼み事をする。
それは、この館を諦めること。妻との思い出が詰まった屋敷であり、
他人に住んで欲しくないとのことだ。見つからないよう館に封印もして欲しいと言う。
男爵からの元々の依頼に背くことになるため困惑する冒険者だが、
研究成果を譲渡されて感激したルティアが勝手に返事をし、
「いいじゃない、元々お爺さんの家なんだから」と強引に引き受けてしまった。
グリシャムは感謝しつつ、館の「封印」について詳しく説明する。
封印と大げさに言っても、館を見えなくすればそれでいい。つまり遮蔽魔術を使うのだ。
この館の中庭に建つ別館の物置に保管してある、遮蔽魔術装置を持ってきてくれれば
後はグリシャムが起動させるという。そうすれば、この館は通常の時空間からずれ、
この時空に住む物には知覚できなくなるそうだ。
冒険者達は2階の別の部屋にあった鍵を使って中庭に立つ別館に入り、
グリシャムに言われたように別館の物置を探索する。
グリシャム自身は本館に縛られたゴーストであるため、ここまで辿り着けなかったらしい。
件の装置はすぐに見つかったが、そこに邪悪な笑い声が響き、多数のインプが襲い掛かってきた。
使役していたグリシャムが死亡したために、本性としての邪悪さを取り戻しているのだろうか。
だが、インプらの使う「精神破壊」の魔法は少し厄介だったが、所詮肉体的には脆弱な彼らは
冒険者達の敵ではなかった。無事インプたちを全滅させ、遮蔽魔術装置を本館へ持ち帰る。
本館のホールで待っていたグリシャムは冒険者たちに礼を言い、
冒険者達が館を出た後に装置を発動させた。
すると、冒険者達の見る前で館の姿はたちまちのうちに薄れて消えてしまい、
後には森が広がるばかりだった。
ガストン・オリバートン男爵の邸に報告をしに行く一行。
こうなってしまった以上、「聞いていた場所には館などなかった。」と報告するしかない。
その報告を聞いて、「確かにあの場所にあると聞いていたのに」と非常に落胆している男爵。
一応のねぎらいの言葉をかけてくれた後、失敗なのでこれぐらいでいいだろう、と
報酬として1000spをこちらに支払った。
こちらの報告からすると「森に行って何もない場所を見てきただけ」なのだから
少なめの額になるのは致し方ないだろう。
ルティアにも、礼を言われつつ別れを告げ、冒険者達は帰路に着いた。
【見えざる者の願い】 終了
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こちらも駆け出し冒険者向けシナリオ。
遭遇する可能性のある敵キャラクターはネズミやコウモリ、ヘビのような動物と、
生前のグリシャムが使役していたと思われるスケルトン・ゴーレム・インプなど。
どれもそう強くないが、一度に多くの数が出現することもあるので
レベル1だと思わぬ苦戦を強いられるかもしれない。
ただし、動物やスケルトンやゴーレムはあまり好戦的でないのか、
インプ以外は確実に戦闘から逃げることができ、追ってもこない。
なおかつ廃屋内のベッドで休むことで何度でも全回復できるので、
慎重に進めればレベル1でもまず全滅せずクリア可能。
【教会の妖姫】 対象レベル1〜3
<プロローグ>
8年前の晩秋、深夜。
激しい雨が降る、宗教都市ラーデックの人気のない裏通り。
美しい女性の顔をした妖魔の死体の横で、力なく立ち尽くす一人の神官が居た。
妖魔を仕留めた武器であろう、血に濡れたメイスを取り落とし、
神官は苦悩の叫び声をあげた。
「神よ……お助けください……!」
<本編開始>
冒険者の宿。
プレイヤーキャラ達は、冒険者への依頼が記される壁の掲示板に
この宿の主人自身からの依頼、と言う珍しい内容の貼り紙があることに気づいた。
宿の主人に詳しく話を聞くと、宿の主人が祖父から受け継いだ上質で値打ちもののパイプを、
無類の煙草好きである友人宛てに運送してもらいたいのだそうだ。
その友人は北方にある宗教都市ラーデックで「猫の額亭」という宿を経営しているらしい。
旅費は全て宿の主人が負担、その友人からも報酬が貰えるはずだと言う。
冒険者達はその依頼を引き受けることにした。
数日かけて、ラーデックに到着した一行。
早速猫の額亭を訪れ、猫の額亭の主人にパイプを渡して事情を説明した。
すると彼はパイプの質に満足し、報酬として500spを渡してくれた。
すんなりと依頼を完了した冒険者達は店を出ようとするが、
そのとき十六、七歳ほどの青年二人が大急ぎといった様子で扉を開けて店に入ってきた。
話を聞くと何でも、ラーデックでは冒険者が珍しいのか、
冒険者達が歩いているのを見た人の間で
「冒険者らしい身なりをした者がこのラーデックにやってきた」と噂が出回っているそうだ。
それを聞きつけた彼ら青年二人は、何かを依頼するために
その噂の冒険者達を探し回っていたらしい。
二人のうち、上流階級の出らしい美男子はアルフレートと言い、この街の領主の息子だ。
もう一人の下町育ちの悪ガキといった感じの剣を背負った青年はアルフレートの友人で、
トービアスと言うそうだ。
冒険者達は、猫の額亭の奥の席で彼らの話を聞く。
アルフレートは、数年程前からリアーネと言う少女と交際していたそうだ。
リアーネは教会内の庭園に住んでおり、二人は毎日のようにそこで密かに会っていた。
密かにと言うのは、自分のことを誰にも話さないようにと、
リアーネがアルフレートに頼んでいたからだ。
リアーネはその庭園から出るのを禁じられているという話だったが、
その理由なども詳しくは教えてくれなかった。
だが、つい二日前から庭園に行ってもリアーネと会えなくなり、
心配したアルフレートはとうとう教会の関係者達にリアーネの事を聞いてみた。
しかし、奇妙なことに、誰も何も知らなかった。
リアーネがその庭園に住んでいたことを知るものすら誰も居なかったのだ。
困惑したアルフレートは昨日、トービアスにも秘密を打ち明けて相談し、
一緒に探し回ってもらったが、素人ができることには限界があった。
そのため、冒険者に依頼することを思いついたのだ。
必死になって頭を下げるアルフレートの熱意に打たれ、冒険者は依頼を受ける。
(断ってとっととラーデックから帰ってしまうことも可能です。)
まずは現場に足を運んでみることにし、リアーネが居たと言う教会裏の庭園まで行ってみる。
基本的には正規の入り口から、ごくわずかな者のみしか入れないらしいのだが、
庭園の壁に、木々で隠されているが50cm四方程度の崩れたところがあり、
そこからアルフレートは出入りしていたらしい。
その崩れた穴から、まずトービアスが中に入ろうとするが……。
いきなり、木陰から現れた神官服の大男が、トービアスをひどく打ちのめした。
当然、食って掛かるトービアスだが、続いてもう一発食らわせられて、ダウンしてしまった。
「そこから先は聖園と呼ばれる区域、庶民のお前達が入っていい場所ではない」
と言って鼻で笑うその大男に、アルフレートが抗議すると
「異端審問官の私に逆らうとは罰当たりな……」とアルフレートまで害しようとした。
見ていられず冒険者達たちが間に入ると、
「さっさと失せろ、次に見たら容赦はしない」と大男はひとまず立ち去っていった。
打撲のひどいトービアスを介抱するために、猫の額亭に戻る一行。
1時間ほどして、トービアスは調子を取り戻したが、
「畜生、あの大男め!」と憤懣やるかたない様子だ。
「大男……?」と心当たりがあるかのように聴きかえす猫の額亭の主人に
あの男のことを説明すると、「そいつはバルドゥアだ」と言う。
バルドゥアは去年の秋ごろからこのラーデックの教会に居ついた異端審問官で、
聖職者とは思えない乱暴な男らしい。
悪事を行い別の教会から追い出されてここに来たと言う噂まであるそうだ。
この街の教会の司教は住人皆から尊敬されているのだが、
司教様もあのような男をいつまでも居させるなんて、と、
バルドゥアに関する点にだけは不満をもたれているとのこと。
もう一度庭園への入り口に向かったが、入り口には見張りが立っていた。
おそらくバルドゥアの差し金だろう。
気に入らないが、しばらく庭園に入ることはできないようだ。
次は、聞き込み調査によって情報を集めてみることにする。
アルフレート本人から得られる情報はわずかで
・リアーネとは7,8年前に出会った
・リアーネには祖父が居る、
・リアーネの瞳は赤い
といった断片的なことしかわからない。リアーネは自分のことをあまり話さず、
祖父についても名前は教えてくれなかったそうだ。
まずはリアーネと近いところから聞くべきということで、
アルフレートが一度試したそうだが、念のためにもう一度
リアーネが住んでいた庭園のある、教会の人々に話を聞いてみることにする。
アルフレートも、さすがにこの教会のトップである司教様には
まだ話を聞いていないということであったため、司教エルンストの執務室にお邪魔する。
司教エルンストはこのラーデックの教会組織を統べる最高責任者でありながら
ラーデックの誰からも慕われる気さくで優しい老人であり、
またアルフレートやトービアスとも昔からの顔見知りである。
そのため、突然訪ねても、トービアスが軽口をたたいてもにこにこと応対してくれる。
しかし、司教もリアーネという女の子は知らないと言う。
それどころか、リアーネが居たと言う教会裏の庭園は「聖園」であり、
神がいつでも地上に降りて来ることができるように
人が入らないように保ってあり、毎日司教だけが見回りをしている。
その司教もそんな女の子は見たことがないのだ、と言う。
それでもなおアルフレートが聖園でリアーネという女の子と会っていたことを訴えても、
司教は
「もしそうなら、それはきっと神様の使いで、もう天に帰ったのだ」
と優しくアルフレートを諭した。また、冒険者たちには、
自分の友人である領主の息子、アルフレートのことをよろしくと頼み込む。
それ以上は司教は何も話してくれないため、執務室の外に出る一行。
執務室の外、礼拝堂には司教の部下でありアルフレートとも顔見知りの、ライン司祭が居た。
彼にもリアーネのことを聞いてみるが、やはり彼女のことは知らないようだ。
エルンスト司教の話をしてみると、優しく徳の高い方であると絶賛しつつ、
それなのに数年前に息子家族を事故や病気で次々に亡くしている不幸な方でもある、
と、神が司教に与えた酷な試練について、聖職者の彼でさえ密かに嘆いているようだ。
バルドゥアの話を振ると打って変わって表情を曇らせた。
バルドゥアが以前居た町の教会にライン司祭の知り合いが居り、
その筋から聞いた話をしてくれる。
その人によれば、バルドゥアは無辜の市民を魔物扱いして私刑にかけて殺したりと
異端審問官の権威を笠に着てやりたい放題をした挙句、さすがに眼に余ったのか
神前裁判にかけられて追放されたらしい。
それでも本来ならば死罪のはずだったのに、コネを使って難を逃れたとのこと。
同じ聖職者として恥ずかしい、と吐き捨てるライン司祭。
教会では情報がつかめなかったので、街でしばらく聞き込みを続けると……
一人のおばさんが、リアーネという名前に聞き覚えがあるとのことだった。
確か、エルンスト司祭の孫娘がそんな名前だったと言う。
赤い瞳をした可愛い女の子だったが、7,8年前に母親と同じ病気で亡くなったのだそうだ。
生きていればアルフレートと同い年くらいだろうと言う。
その話を聞いて、アルフレートは何かに気づいたようだ。
もう一度、教会の司教執務室に戻ってきた一行。
アルフレートは、エルンスト司祭を問い詰める。
数年前に病で亡くなったと言う司祭の孫娘のリアーネ、
実は死んではおらず、アルフレートと会っていたのはその子ではないのかと。
問い詰められた司教はため息をつくと、君のためにも、ほかならぬあの娘のためにも、
君にだけは話しておくべきだったようだ、と言い、真実をこちらに伝えることを決める。
しかしその時、バルドゥアが「例の件で話があります」と司教を訪ねてきた。
司教は、バルドゥルとの話合いに行かなくてはならないため席を外して欲しい、
と言って、礼拝堂の鍵をアルフレートに渡す。
今日の夜11時にこの鍵を使って礼拝堂に来てくれれば、そこで真相を話す。
そう約束し司教は一旦、一行を帰らせた。
夜までの時間を猫の額亭でつぶした一行は、夜11時に約束どおり礼拝堂を訪れた。
礼拝堂内は暗く、司教はまだ来ていないのかと思われたが、中に誰かが居た。
しかし、それは司教ではなくバルドゥアだった。
そして彼もこちらに気づくと、脅えたようにうろたえた。
「ち……違う!俺じゃない!俺がやったんじゃない!」
そう弁明する彼の後ろに横たわる血まみれの老人は……エルンスト司教。
騒ぎを聞きつけてライン司祭や神官戦士達が礼拝堂に駆けつけたが、
司教の体を見て息を呑む。ライン司祭は司教の体に触れ……そして沈痛な表情になった。
バルドゥアは冒険者達を指差して「こいつらが殺したんだ!」と罪を押し付けようとしたが、
バルドゥアの足元には彼の武器である槌矛が血まみれで落ちており、
誰もそんな言葉を信じるものは居なかった。
「そ……そうだエルンストが悪いんだ、あいつが私を殺そうと……」
と、証言をころころと変えて逃げようとする往生際の悪いバルドゥアだが、
すぐに神官戦士たちにひっとらえられた。
念のため、冒険者達やアルフレート、トービアスも同行を求められ、
事情聴取を受けることになった。
二日後、長かった事情聴取もおわり、冒険者達と青年二人の一行はやっと帰宅を許された。
協力に感謝する旨を告げるライン司教は、心労のためにやつれている。
よほどエルンスト司教のことを敬愛していたのだろう。
バルドゥアのことを聞いてみると、法王庁の許可が下り、バルドゥアは
本日の神前裁判にかけられることになったらしい。おそらく死罪は確定だろうとのことだ。
一旦切ります。続きは近いうちに。
Wii「NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE」を予約します。
前作の「NO MORE HEROS」の続編になります。
主要人物
トラヴィス・タッチダウン:主人公。かつてUAAランキング戦の第1位に登りつめた殺し屋。日本アニメを愛するオタク。三十路。
シルヴィア・クリステル :UAA所属の美人エージェント。トラヴィスを再びランキング戦に誘う。
シノブ・ジェイコブス :前回ランキング戦の第8位の少女。トラヴィスをマスターと慕う。シノブは自称で本名はスカーレット。
ヘンリー・クールダウン :トラヴィスの双子の兄でシルヴィアの夫。前回のラストでトラヴィスと死闘を繰り広げていたが…
ビショップ・シダックス :トラヴィスの親友でビデオ店「ビーフヘッド」の店長。今回のトラヴィスを動かすある役割を担う。
ナース服姿の女 :電話越しで語りかける謎の女。窓越しでの蠱惑的な仕草をしつつ、本編の合間で回想めいた話を挟む。
どこかの宿屋らしき建物。
彼はカウンターで料金を支払い、一瞬、チラッと見かけた女が入室した部屋の隣部屋へと入った。
部屋の壁には一面の窓のようなものが貼られ、隣にいるナース服のような風体をした女の姿が丸見えであった。
椅子に座った女は、電話越しで彼に語りかける。
胸元が大胆に開かれた豊かな胸のふくらみと黒のブラジャー。
パンティーの方も隠しようもなく見える。
女は、どこか懐かしむような口調で語り始めた。
「あの夜、サンタデストロイには120年振りの雪が舞った」
「予兆だったのよ。あの死闘が始まる予感がしていた」
「雪に覆われたサンタデストロイは、悲劇の戯曲のように美しかった」
「血が流れた。大量の…」
「彼は、狂ったの」
【第51位戦】
夜のサンタデストロイのビル屋上。
トラヴィスはスケルター・ヘルターという殺し屋と相対した。
三年前のランキング戦でトラヴィスに殺された第11位のヘルター・スケルターの弟で、兄の仇討ちの為に殺し屋になったと語るが、
トラヴィスの「弱い奴は忘れた」の言葉に憤慨し、挑みかかる。
しかし、完璧に強くなりすぎたと自信満々のトラヴィスへの復讐を遂げられぬまま、スケルターは首を斬り飛ばされてしまう。
そこへ一機のヘリが屋上に降り立ち、三年前に行方をくらましたシルヴィアが現れる。
前回のラストの経緯を問い詰めるトラヴィスをはぐらかし、今の戦いについての説明をする。
先ほど倒した相手はランキング第51位、つまりトラヴィスはUAAランキング第51位に認定された。
そこでシルヴィアは、「もう一度第1位になりたい?」と誘いかけてくる。
三年前のあの詐欺に辟易していたトラヴィスはもう騙されないと背を向くが、
「一位になったらご褒美あげる(はぁと)」というシルヴィアの色仕掛けに乗せられ、
結局、再びランキング戦に挑戦することになる。
すると、首を斬られていたはずのスケルターが突然、口を開いた。
「トラヴィス、お前の負けだ。勝ったのは俺たちだ!」
「兄の仇って言ったろ? オマエの兄弟は誰だ?」
「背負え…人の死に様を、本気で背負ってみろ。この俺のように…」
「……その眼に刻め、これは復讐だ!!!」
と高らかに叫びながら、首を持ち上げた。
雪が散り舞う夜空に鮮血の飛沫が彩られ、スケルターの頭が地面に落ちて、転がり込む。
トラヴィスは、絶命した彼の壮絶な死に様を食い入るように見つめるだけだった。
【スケルター・ヘルター 死亡】
同じ頃、ビデオショップ「ビーフヘッド」に怪しげな男達が来店してきた。
PC画面の前で○○ニーをしていたビショップに、「オマエの命を探していた」と一斉に銃口を突きつけてくる。
「トラヴィス……」
鳴り響く銃声。
男達は店から立ち去る。
店内の窓にかかった大量の血。
そこには、文字のようなものが描かれていた。
「DESPERATE STRUGGLE (死に物狂いで足掻け)」
翌日、モーテル「NO MORE HEROES」。
いつものように身だしなみを整えていたトラヴィスの元に、一つの紙袋が投げ込まれてきた。
おそるおそる開けてみると、そこには見覚えのある人物の頭が……
「ビ…ビショッーープ!!!」
シルヴィアからランキング戦の準備完了の電話が掛かってくる。
いつもと様子が違うトラヴィスの電話越しの声を察してか、シルヴィアはバーガースープレックスに来いと呼びつける。
シルヴィアの話によると、ビショップを殺した人物は、サンタデストロイでの都市開発を推し進めている大企業ピザバットのCEOで、
UAAランキング第1位に君臨するジャスパー・バット・ジュニアの仕業であるとのこと。
そいつと戦うにはランキング戦で勝ち上がっていくしかない。
だが、他のランカーがバット・ジュニアを倒すことがあり得る。残された時間はない。
シルヴィアへの下心とビショップの仇討ちの為に、トラヴィスはランキング戦への決意を改める。
それからトラヴィスは、修理に出していたビーム・カタナとファッション費用稼ぎのバイトミッションに励み、
何とも怪しげなトレーナーの元でのトレーニングで汗を流し、ビショップを殺した実行犯達への復讐で血を浴びせつつ、
様変わりしたサンタデストロイを駆け回る。
そして、ランキング戦を順調に勝ち進んでいく。
第50位ネイサン・コープランド
ラップ宗教の教祖。幾多の殺し屋をねじ伏せてきたトラヴィスと戦いたい為にランキング戦に参加。
胴体を斬り裂かれ、死亡。
第49〜25位チャーリー・マクドナルド
スーパースターでプレイボーイのイケメンアメフト選手。多くのチアガールを従う。
巨大ロボ「サンタデスパレード」に搭乗するが、トラヴィス搭乗の「純白巨人グラストンベリ−」のバスターで、宇宙の塵となる。
挑戦者キミー・ハウエル
トラヴィスを「トラ様」と慕う少女。「トラ様を殺れば自分だけの物」という危険な恋心を抱く。
三角締めで最後まで足掻くも、逆にボムを掛けられK.O(気絶)。
第24位マット・ヘルムズ
レトロアニメキャラ風マスクを被った巨体の殺し屋。
ビーム・カタナ最大出力で頭を爆破され、死亡。
第23位クロエ・ウォルシュ
無人の監獄島の最下層に収容されている女囚人。
トラヴィスに斬り刻まれて、死亡。
【第10位戦】
ある日、トラヴィスはシルヴィアから今回のランキング戦についての話があるからと、彼女のオフィスへ赴く。
ランキングに大きな変動がないかぎり、下位ランカー達と殺し合うバトルロイヤルを開催するとのこと。
今回の殺し合いに勝利すれば、順位が一気に第10位へとジャンプアップ。
願ってもないチャンスに、トラヴィスは開催地のデストロイスタジアムへと向かう。
フィールドに足を踏み入れると、他のランカー達が次々と巨大ビームで一掃されていた。
かつて、トラヴィスと戦わずにしてヘンリーに倒されていたはずの元第5位ドクターレッツシェイクによるものだった。
トラヴィスとの決着を望むレッツシェイクだが、トラヴィスはお前を倒したのはヘンリーだ、筋違いと言う。
しかしレッツシェイクは、既にあの男への復讐は済ませたと、カーボナイト冷凍されたヘンリーの無様な姿を見せつけた。
別にヘンリーの為に戦うじゃない、邪魔な奴を速攻で倒すだけだとトラヴィスはビーム・カタナを抜く。
以前よりも発生速度を増した地震とビーム光線に翻弄されながらも、どうにかレッツシェイクを倒す。
とそこにシルヴィアと、何故かシノブの姿が見えた。
シルヴィアからトラヴィスの危機と知らされ、サンタデストロイに戻ってきたのだが、
「これは俺の戦いだから邪魔をするな」とトラヴィスはシノブに釘を刺す。
だが、シノブはもう手伝ってしまったと申し訳なさげに呟いた。
話すとマジで長くなるとのことで、トラヴィスは一旦トイレに行くことにした。
【ドクターレッツシェイク 死亡】
時は遡り、シルヴィアのオフィス。
「トラヴィスの為にランキング2戦やってくれない?」と言うシルヴィアの話をシノブは承諾する。
彼女との何らかの約束を交わしたらしく、騙したら殺すとシノブは念を押し、オフィスを去っていった。
第9位ミリオンガンマン
サンタデストロイ銀行の頭取。黄金色のモーゼルによる早撃ちを得意とする。
頭を斬り刻まれ、死亡。
第8位ニューデストロイマン
前回トラヴィスに真っ二つにされた元第7位ランカー。裂かれたお互いの半身を機械で補うことで復活した。
爆死。
とそんなことがあったと語るシノブ。
デストロイマンはウザいからなぁとぼやくトラヴィスだが、いまいち納得していない。
シノブは「マスターの為ならもっと殺ってもかまわない」と、トラヴィスにキスを迫る。
寝込んでいたヘンリーの寝言で一旦は流されるが、彼の方に意識を向いていたトラヴィスに
すかさず、もう一度キスを仕掛けるが、押しのけられてしまう。
そこへシルヴィアからのランキング戦の電話が入り、シノブはフラれたかのように黙ってモーテルから出ていった。
居間に新たなビーム・カタナ入りのケースを置いてったまま。
第7位リュウジ(龍司)
一昔前の暴走族の身なりをした男。薙刀型ビーム・カタナを振るい、巨大な龍を呼び出す。
トラヴィスとの鍔迫り合いに敗北し、とどめを刺さないトラヴィスに代わってシルヴィアに射殺される。
【ミミー戦】
レッツシェイクから解放されてもなお、眼を覚まさないヘンリー。
謎の悪夢にうなされながらもどうにか起き上がると、視界に飛び込んだのは三途の川のような風景だった。
そこへ物騒な装備をしたスク水少女ミミーがヘンリーに近寄る。
どうやらこれは悪夢ではなく、ヘンリーの意識が彼女の中に入り込んでいたようだ。
「彷徨っていることを望んでいた」
「誰のことだ?」
「アナタよ、戻ることを躊躇っていた。だから、私の意識に触れた」
「違う! 俺はまだ終わってない!」
「ずっとここにいればいいのに」
「無理だ」
「一緒に暮らそう」
「俺は、戻る」
「向こう側に行くのなら、殺すしかないよ」
「キミも戻ればいい、そうすれば…」
「もう騙されない」
そんなやり取りの後、ミミーを倒したヘンリー。
ミミーの身体が膨れあがり爆散し、眩い光が世界を包み込んだ。
【ミミー 散】
やっとヘンリーの意識が現実世界に戻ってきた。
突然、起き上がった彼に驚いたトラヴィスは慌ててズボンを穿き直していた。どうやらオ○○ーをしていたらしい。
「貴様に世話になったのか」
「世話? するわけねぇだろ。元に戻ったらすぐに出て行け……それまでは、ゆっくりしろよ」
「……そのつもりだ」
トラヴィスがトイレから戻ると、ヘンリーはすでに出ていった模様。
そんな彼からの電話メッセージが残されていた。
弟に助けられては兄としての面子が立たないとして、勝手ながら三名の上位ランカーを始末したと語る。
「いずれ、俺とオマエは決着つける宿命…それまでは死ぬな。生きて、再び俺と戦うまでは生きろ」
最後に、その時の戦いで撮影した写真があるからとヘンリーは言い残し、メッセージを終わらせた。
これでランキング第5位になったが、トラヴィスは彼の身勝手な行動に呆れ果てるのであった。
第4位マーガレット・ムーンライト
凄腕スナイパーのゴスロリ少女。二挺の改造大型ライフルを扱う。とある人物の妹。
腹を斬り裂かれ、贓物を撒き散らされて死亡。
第3位キャプテンウラジミール
ソビエトの老齢宇宙飛行士。長い間放浪していたのか、地球に降り立っていることを認識していない。
戦いの中で待ち焦がれた故郷への帰還を理解し、満足の表情でそのまま宙へ浮び去っていった。
【第2位戦】
夕暮れの団地群の屋上。
一人の女が思い出の品らしきものを焼き捨てながら、トラヴィスを待ち構えていた。
「トラヴィス・タッチダウンだね?」
「ああ、俺がノーモアヒーローズだ」
「運が悪いね…頂点目前にあなたが相手とは。1位になってアンタと戦いたかったよ」
「残念だが俺が勝つ。アンタを倒して、やらなきゃならないことがある」
女は憂いを帯びた双眸でアルバムを焼き捨て、トラヴィスにある疑問を訊ねる。
競技化されたランキング戦で、同じ殺し屋同士が殺し合う理由。
そんな事は考えたこともないと吐き捨てるトラヴィス。
だが女は、日陰で生きている者が光に当たる場所で生きるチャンスを求め、多くの殺し屋がトラヴィスに挑んだと語る。
日の当たる場所を探したのはアンタだよ、と。
「相手してくれよ、ノーモアヒーロー! 血管が熱くなる戦いを! 血流が逆流する戦いを! 私の血を熱くさせてみなさい!」
「OK…かかってこいや!!!!」
女は、装着式の蜘蛛型特殊ビーム・カタナを展開してきた。
ランキング第2位の座に恥じぬその猛攻を潜り抜け、トラヴィスは女を撃破する。
「トラヴィス…アンタは最高だよ、私の希望だ」
「名前を聞かせてくれ」
「忘れないでくれよ。アリスっていう殺し屋がいたことを」
女は屋上からゆっくりと、トラヴィスの元へ落ちてくる。
「忘れねぇぜ、アリス」
トラヴィスはビーム・カタナを強く握りしめ、彼女――アリスを縦一文字に斬り裂いた。
吹き上がる彼女の生温かな血を浴び、トラヴィスは哀しみを嘆くように吠えた。
【アリス・トワイライト 死亡】
そしてトラヴィスは背後にいたシルヴィアに、内に溜まった激情を吐き出すように怒声を放った。
「これが…これが戦いだッ!!! この血を見ろ、人間は生きているんだ! たとえ殺し屋でもだ!」
「ゲームも映画もドラマもアニメも漫画も関係ねぇ、オレらは生きているんだ!! だから、人からは血が流れて死ぬ!」
「誤魔化すなよ! 都合よく死を使うんじゃねぇ!!」
「これがアリスの血だ! 彼女はさっきまで生きていたことを忘れたのか!」
「次の試合でUAAは終わりだ!」
いつの間にか、ビーム・カタナの光刃がシルヴィアの左手を焼き焦がしていた。
自慢の美貌を傷つけられたことを気にもせず、彼女はトラヴィスを宥める。
「UAAはアナタには潰せないわよ。殺し合いは終わらない……アナタが1位になっても、また次のヒーローが生まれる」
「だったらオレは、オレの基準のヒーローになる。それだけだ」
「眼を覚ましなさい、トラヴィス」
「……そろそろ眼を覚ませ、シルヴィア」
と、トラヴィスは黙って屋上を去っていった。
翌日。
トラヴィスのモーテルにシルヴィアがやってくる。
「シルヴィア、キミは奇妙だ」
「嫌い?」
「そうじゃない、分からないことが多い。それにだ、矛盾で適当で嘘つきで…」
「嫌いなの?」
「性格が最悪だ」
「嫌いになった?」
「でも、最高だ」
「具体的に言ってよ」
そう言ってシルヴィアはトラヴィスへ脚を絡ませてくる。
「わかんねぇよ」
二人は静かに唇を重ねた。
そのままモーテルの中へと消え……
※しばらくお待ちください(はぁと)
大きな揺れが収まり、全裸のトラヴィスが玄関から飛び出す。
寝室のベッドには、やはり同じく全裸のシルヴィアが眠っていた。
まるでやりきったかのような顔でトラヴィスは高らかに吠えた。
「よっしゃぁあ!!!」
今回はこれで以上、次の第1位戦とエンディングで最後になります。
あと、2位戦でのトラヴィスの「ノーモアヒーローズ」の台詞、正しくは「ノーモアヒーロー」でした。
いいからしゃぶれ
PS2、「仮面ライダー 正義の系譜」を予約します。
正義の系譜は序章→1章(アギト編)→2章(BLACK編)→3章(V3編)→4章(1号編)→5章(集結編)→6章(決戦編)の流れになってます。
まず序章から。
1972年11月、採石場。悪事を働く(何故か)ショッカー戦闘員。そこに現れる本郷猛。仮面ライダー1号である。
彼はショッカー戦闘員を薙ぎ払い、悪事を阻止する。しかし、そこに現れたのはかつて倒したはずの怪人ドクガンダーだった。
驚く1号に、揺らぎのような謎の感覚が襲う。
「自分はもはやショッカーの一員ではない。闇の世界の創造者だ」と言って(ベルトのショッカーマークに触れてはいけない)飛び去るドクガンダー。
「ショッカーではない、邪悪な力……」
1号は新たな敵が姿を現したことを知る……。
(2週目以降「桜島1号」を選択した場合、日付が1972年1月に変化)
長めなので分けます。読みにくかったらすいません。
一章「発電所に潜む謎を探れ!」
アンノウン(アギトでの敵)との戦いも終わった2004年12月。怪しい空気が漂う発電所に来た、仮面ライダーアギト=津上翔一。
漂う気配は、アンノウンとは違っている。最初に襲った揺らぎのような感覚もあり、疑問に思って探索を開始すると、黒ずくめの男たち(ショッカー戦闘員)が立ち塞がった。
アギトに変身して彼らを倒しつつ、発電所内を調べ始める。そんな中、謎の数字を出す装置を発見した。
「2004」「1988」「1974」「1972」。これらが年号だと気付いた翔一の後ろに、ショッカー怪人であるセミミンガが。新しいアンノウンかと思い、変身する翔一。
アギトの姿を見たセミミンガは「この時代にも仮面ライダーがいるのか!?」と驚く。「仮面ライダー」を知らないアギトに、セミミンガはご丁寧に計画の説明をする。
「4つの時代で同時に計画を実行し、歴史を改変させる」
(ホントご丁寧にどうもありがとうございます)
何とかセミミンガを撃退したアギトは、彼が言った「歴史の改変」を止めるため発電所の内部を走り回る。
様々な装置を動かし(ここでとある装置を動かすか否かで集結編のボスが変化)、襲ってくる戦闘員や怪人カミキリキッドを倒していくアギト。
発電所の奥は、謎の組織のアジトに繋がっていた。やはり首をかしげつつ、その内部を進む。
司令室で、過去の時代にも繋がる通信機を発見するアギト。セミミンガの「この時代にも仮面ライダーが」の言葉を思い出し、通信機を動かした……。
「過去にもアギトの力を持つ人がいたとしたら、きっとこの場所に来るはずだ!」
2章「廃墟に蠢く悪の正体を暴け!」
1988年8月。仮面ライダーBLACK=南光太郎は、シャドームーンをはじめとしたゴルゴムと戦い続けていた。
そんな中、怪しい空気が漂う地熱発電所(廃墟)を訪れる。(「ゴルゴムの仕業か」のお約束、お疲れ様です)
1号やアギトと同じく、揺らぎのような感覚に襲われるBLACK。ここには何かあると察知し、進むことにした。
見慣れないスーツの戦闘員(ゲルショッカー戦闘員)を撃退しつつ、地熱発電所を進むBLACK。
だが、途中出現した怪人サソリトカゲスが重要なケーブルを切ってしまう。ゴルゴム怪人かと問うBLACKだが、彼はゴルゴムとは全く関係がなかった。
BLACKは何とか奴を倒すと発電所内を走り回り、代わりのケーブルを接続して道を作る。(ある部屋で隠しリフトを使うか否かで、集結編のボスが変化)
進んだ先にあったアジトの毒ガス室で、黒い軍服をまとった男と出会った。男の誰何に名前を名乗るBLACK。その名前を聞くと、男は笑い出した。
「奇遇だな。吾輩の名前も、ブラック」
ゲルショッカー幹部の一人であるブラック将軍は、同じ名前のライダーが来た事に少し驚くが、「この世でブラックは一人で充分」とすぐに配下のイソギンジャガーを送り出す。
BLACKがイソギンジャガーを撃退すると、ブラック将軍はシャッターを閉めて改造人間用の毒ガスを部屋内に充満させる。急ぎ脱出するBLACK。
ブラック将軍を追い、アジトへと突入するBLACK。一番奥の司令室で通信機を見つける……。
3章「悪の陰謀を暴き阻止せよ!」
1974年1月。ヨロイ元帥が指揮するデストロンと激闘を繰り広げる、仮面ライダーV3=風見志郎。そんな彼も、怪しい空気が漂う地熱発電所へとやって来た。
他のライダーたちと同じく、揺らぎのような感覚に襲われるV3。その彼の前に、ザンジオーが姿を現す。
「蘇った我々は組織の一員などではない。やがて来る闇の世界の住人なのだ」
そう言うザンジオー。と、同時に起きる地震。ザンジオーの「大地の叫びと共に終わりを告げる」の言葉通りなら、どうやらこれが彼らの目論見らしい。
地熱発電所は既に怪人たちに占拠されており、内部を進むV3の前にギルガラス、ナマズギラーが立ち塞がる。ちなみに彼ら、ショッカー怪人です。
発電所を訪れていたのはV3だけではなかった。所長室でライダーマン=結城丈二と出会うV3だが、彼は「自分にかまうな」と言い一人その場を去る。
所長室に飾られていた写真、点在する手紙などから、どうも結城丈二は田所博士なる人物と関係があるようだ。
さらに内部を探索する(ある部屋で隠しリフトを使うか否かで、集結編のボスが変化)と、途中でV3は地震に合う。
拾った資料などからコバルト爆弾による大地震が敵の計画だと知ったV3は、発電所から出て行ったトラックをハリケーンで追う事に。
ここから灯台までバイクステージ。初めてだから、かーなーり簡単。灯台ではコバルト爆弾を守るカメストーンが現れるが、これを撃退。発電所にとんぼ返りである。
発電所に戻るものの、まだ地震は収まらない。不審に思いつつ進むと、最初に対峙したザンジオーが待ち構えていた。彼はコバルト爆弾だけが計画ではないと語る。
ザンジオーを撃破し、V3もアジト内へと突入。一番奥の司令室で彼もまた通信機を見つけるものの、操作が解らずその場を去ろうとする。すると……。
4章「作業員を操る黒幕を倒せ!」
1972年11月。ドクガンダーを追って、仮面ライダー1号=本郷猛もまた地熱発電所へと来ていた。
人の気配がない事を不思議がる1号の前に、何者かに操られた作業員が現れる。変身を解除して軽く殴ると、作業員は正気に戻った。
「そうだ、思い出した! あの女……」
「女?」
作業員が言うには、突然現れた女が次々に自分たちを操ったらしい。作業員から仲間たちの救助を頼まれる本郷。
(作業員は普通の人間なので、ライダーで殴ると×。本郷で殴ると意識を取り戻す)
1号は次々と現れる操られた作業員を救出し、彼らから鍵などを受け取って先に進む。そんな中でも、エイキングを始めとしたショッカーは襲い掛かってくる。
途中、操られた作業員を率いる女を見つける1号。彼女の後を追い、1号も発電所の奥から繋がるアジトへと急ぐ。1度罠にはめられるものの、その足は止まる事はない。
アジト司令室。そこで待っていたのは作業員を操っていた張本人、蜂女だった。彼女は「この計画は未来でも進行している」と語り、1号に戦いを挑んでくる。
蜂女の攻撃をかいくぐり、撃破する1号。その彼の目に飛び込んできたのは、やはりあの通信機だった。
「…こち…20…年…聞こえ…か」
近寄る1号に飛び込んできた、謎の通信。未来からの通信だと察した1号は、その問いかけに応じる……。
「こちらは2004年。誰か聞こえますか?」
「こちらは1972年。聞こえるぞ!」
5章「各時代で協力し全ての悪の計画を阻止せよ!」
1号、V3、BLACK、アギト。それぞれ別の時代で戦う仮面ライダーが、通信と言う形ではあるが集結した。1号は、後輩の風見がライダーになっていたのに驚く。
それぞれの時代で計画があり、どれか一つでも成功すれば歴史が変わる。だがどの時代にも異変はない。ただ一つ、孤立した変異空間となった地熱発電所を除いて。
そして、ライダーたちの目の前に現れる敵の親玉「邪眼」。何故か邪眼は、BLACKを狙うような発言をするが、BLACKには意味が解らない。
「空間は完成した。しもべたちが完全なる闇を築く。我が帝国……完成は近い」
邪眼の宣戦布告を受けたライダーたちは、まずは邪眼のしもべたちが進行している計画を潰す事にする。
しかし全時代にいる敵に対し、自分たちライダーは各時代に一人ずつ。つまり一人でも失敗すると、その先はないという事だ。そしてライダーたちは互いに協力できない。
だが1号は、変異空間である事を利用する手を思いつく。1つの時代で何かが起きれば、連動して他の時代でもそれが起きる。自分たちもそれを利用すればいいのだ。
協力できる方法を見つけ出したライダーたちに、戦闘員たちが迫る。
「どうやら戦闘開始のようです」
「そのようだ……。皆、死ぬんじゃないぞ!」
ライダーたちは互いに無事と計画阻止を誓い合い、それぞれの戦いへと赴く……!
ここから4人を動かして、各時代の幹部を倒す展開になります。
基本、開いてない扉を別時代のライダーが頑張って開けると言う展開で、進め方を間違えるとうろうろする羽目になります。
一応各ライダー編前半後半に分かれてますが、次から全部まとめて解説。
と言うわけで、一旦ここまで。
再開します。
5章
アギト編
地熱発電所を駆け回るアギトは、作戦計画室で「地獄大使」なる人物が基地建設を目論んでいることを知る。
これを阻止するために急ぎ海底基地へと行くが、当然その先にはイモリゲス、ミミズ男(またはギリザメス)、シオマネキングが立ちはだかった。
それらを撃破し、半ば完成していた海底基地の機能を停止させるアギト。地獄大使はそれに怒り、基地を自爆させた。
基地からは何とか脱出に成功するものの、爆発の影響で基地につながる洞窟も崩壊し始めた。あわや土に埋もれるかと思った瞬間、アギトの耳に声が届く。
「こっちだ!」
声のおかげで間一髪助かるアギト。いったい誰が? そう思うが、今はまず計画阻止を伝えるのが先と、司令室に戻る事に。
だが道中、基地を破壊された地獄大使と彼が引き連れたシードラゴン3体と遭遇してしまう。3体の怪人に囲まれるアギト。しかし、そのうち3世が何者かに倒された。
「葦原さん!」
「おい、何者なんだこいつらは!」
アギトを助けたのは仮面ライダーギルス=葦原涼だった。崩壊寸前の洞窟で声をかけたのも彼で、そのままアギトの後を追ってきたのだ。
地獄大使は二人の仮面ライダーに驚き、シードラゴンに後は任せて撤退。アギトはそれを追おうとするものの、シードラゴンに阻止されてしまう。やむを得ず戦うアギト。
シードラゴンは撃破するものの、ギルスはそのまま行方が解らなくなる。だが、無事だと信じて先に進むことに。
作戦計画室で、地獄大使を見つけるアギト。基地を破壊された恨みをぶつけるべく、地獄大使はガラガランダに変身した。アギトも応戦、死闘の末に倒す事に成功する。
「……わしの、わしの夢ぇ……」
基地の模型に縋り付くようにして爆発した地獄大使の後に、邪眼が出現する。邪眼が目覚めた理由、それはアギトの戦いの原因とも言える「闇の力」だった。
「だが、我が世界に忌まわしき力を宿す人類は…必要ない……」
怪人の世界の創造。それが邪眼の真の目的だった……。
BLACK編
一度対峙したブラック将軍。彼は人類を抹殺するガスを配布する計画を立てていた。
阻止せんと地熱発電所内を走り回るBLACKの前に、ワシカマギリ(またはガニコウモル)、ハエトリバチ、ウツボガメスらが立ち塞がるが、BLACKは全て倒していく。
ブラック将軍を追うBLACK。そんな彼を見つめる、銀色の影……。
ガス室から繋がっているパイプを追い、毒ガス工場へとたどり着くBLACK。そこには当然、ブラック将軍=ヒルカメレオンが待ち受けていた。
毒ガス散布を止めるため、BLACKはヒルカメレオンを倒す。毒ガス工場も爆破され、計画は無事に阻止された。安堵するBLACKの前に、姿を現す邪眼。
計画は阻止したと言うBLACKだが、邪眼はどこ吹く風と言う感じである。
「しもべどもの計画など、我が復活すれば造作なきこと……。…そのためにも、お前のその「力」…間もなく貰い受ける……」
邪眼は何故BLACKを執拗に付け狙うのか。謎を抱えつつ、司令室に戻ろうとするBLACK。
だが、邪眼がそれを見逃すわけがなかった。かつてBLACKが倒したイソギンジャガーを復活・強化させ、キングストーンを狙って襲ってきたのだ。
邪眼がキングストーンの事を知っていることを不思議がりつつも、からくも撃退するBLACK。
作戦計画室で、また邪眼に追いつかれた。BLACKが何故キングストーンを狙うのかを問うと、邪眼はそれを我が力の源と答える。
「!! お前は……やはりゴルゴム!?」
邪眼の狙いは2つのキングストーン、創世王の座だった。自分こそがキングストーンを持つべき者と言い、復活・強化したサソリトカゲスを差し向ける。
強化されたサソリトカゲスの攻撃に苦しみつつも、撃破するBLACK。まさか邪眼がかつての世紀王だったとは……。
V3編
アジト強化実験室で、改造されている人間を見つけるV3。資料によると、どうもこれも死神博士による計画の一つらしい。
発電所やアジトを回るV3の前に、再び現れるライダーマン。田所博士との関係を問うと、彼はデストロンに入る前は科学者として博士の元にいたと話す。
田所博士は「遺伝子の合成による究極の人口生命体の生成」の研究に心血を注いでいたらしいが、今の博士は博士ではないとも語る。
「来るのが、遅かった……」
まだ何か隠している様子のライダーマンを問い詰めるV3だが、彼は「俺は博士を助けるためにここに来た」と言い放ち立ち去った。
ライダーマンや死神博士を追い、探索を続けるV3。当然、彼の前にもナメクジラ(またはヒルゲリラ)などショッカーが襲い掛かる。
発電所の抗弁でゴースターを撃退すると、とうとうV3の目の前に死神博士が現れた。
「やはり、不完全だったか……」
私の作品を見せようと言って死神博士が繰り出してきたのは、強化された戦闘員。死神博士の計画とは、怪人や戦闘員を強化する事だった。
強化された怪人や戦闘員が増えたら、さすがの仮面ライダーでも苦戦は必至である。それを阻止するために、V3は最初に強化中の怪人を見た強化実験室へと急ぐ。
たどり着いた強化実験室では、死神博士が待っていた。
「たった今、私の最高傑作が完成したところだ」
死神博士の最高傑作とは、ザンジオー強化体だった。かつてのザンジオーをはるかに上回る力で押してくるが、V3も負けずに応戦。激闘の末、これを撃破する。
戦いの間に逃げていた死神博士は、司令室にいた。V3がザンジオー強化体を倒したことに驚く死神博士。自身がイカデビルとなって、V3に襲い掛かってきた。
隕石落としを操り、V3を追い詰めるイカデビル。無論、V3も負けていない。隕石をかいくぐり、イカデビルに攻撃を加えていき……やがてとどめを刺す事に成功した。
イカデビルは爆発し、その影響で床が崩れてしまう。落ちた先でV3が見たのは、オブジェと化した人間らしきモノ。それに近づいた瞬間、邪眼が姿を現した。
邪眼はここを「復活の祭壇」と呼び、つかの間の命を好きにするといいと言い残して姿を消す。その言葉で、V3はその人物が田所博士だと気付く……。
1号編
アジト素体ドームにて、ゾル大佐と対峙する1号。ゾル大佐は生体改造を受けるもの……頭脳、体力ともに優れた完全な資質を持った肉体を作ると語る。
捕えた作業員は、生体改造ビールス(ウィルスに非ず)の実験のために使い、成功すれば自らが作った完全な肉体にそれを注入すると言う。それが彼の計画なのだ。
1号はそれを阻止しようとするが、罠にはめられてアンドロガスを食らい、変身を解除させられてしまう。絶体絶命かと思ったその時。
「ゾル! 何度蘇ろうと、お前の望みは何一つ叶わない!」
1号の後を追って来た仮面ライダー2号=一文字隼人が現れた。アンドロガスを食らってぼろぼろの1号に代わり、2号が作業員を助けに行く事に。
発電所を駆け抜け(2号の通るルートによってボスが変化)、邪魔をするサラセニアンをなぎ倒し、2号はアジトガス室へ急ぐ。
ビールスはまだ散布されていなかった。止めようとするアルマジロング(または蜘蛛男)を撃破し、2号は間一髪のところで作業員たちを助けることに成功する。
だがビールスはまだあるはず。何とか回復した1号はサイクロンを狩って、ドクガンダーに会った採石場に行く。
(ここのバイクステージはまさに地獄である。戦闘員を薙ぎ払うステージは、バイク降りて戦えとか言っちゃいけない)
1号の予想した通り、採石場はビールスの保管場所だった。ガスの影響もあって徐々に追い詰められる1号だが、2号が駆けつけダブルライダーキック!
サボテグロンを撃破した二人の前に現れるドクガンダー。ドクガンダーたちを蘇らせた邪眼について問う1号。
「遥かなる時を超え蘇った、闇の支配者……」
ドクガンダーは、採石場が間もなく「我々の世界」から切り離される事を告げる。ビールスもまた、全て潰してはいなかった事も。
2号は1号を先に行かせ、ドクガンダーと対峙する。激戦の末敗北したドクガンダーは逃走を図るが、2号は見逃さない。サイクロンアタックで完全にとどめを刺す。
先に戻った1号が見たものは、ゾル大佐が生み出した「狼男実験体」だった。ビールスの実験は成功していたのだ。
今はわずかだが、ビールスが散布されれば、いずれはかなりの数の狼男実験体が誕生してしまう。1号は急ぎゾル大佐の後を追う。
素体ドームにてとうとうゾル大佐を追い詰めた。追い詰められたゾル大佐は狼男となり、1号に戦いを挑む。1号は、狼男の素早いスピードを冷静に対処し、応戦する。
やがて1号の技が狼男を捉え、奴にとどめを刺した。残るは大量の怪人の素体。1号はアンドロガスを送り込むことで、全て殲滅した。
素体の崩壊を確認する1号の後ろに、邪眼が現れる。時空を超えてまで望むものは何だと問う1号。
「……完全なる……復活……存在……」
邪眼と一緒に現れた培養装置。あれのために時空を超えたとするなら……。
かつて、ショッカーは謎の生物を発掘。この生物を調べれば組織の生体改造技術も一段と飛躍すると判断した大首領は、これの研究を田所博士たちのチームに命じた。
田所博士はこの命令を受け入れ、さっそくこの生物の研究を開始する。だが、興味深い結果をいくつか示すものの、なかなか望むような結果は出てこない。
やがてショッカーやゲルショッカーが壊滅し、結城をはじめとしたスタッフが何人か去る事になったが、田所博士はこの研究をやめず独自に続けることにした。
ありとあらゆるコンタクトを試しても、望む結果を出さない生物。とうとう田所博士は、最後の手段として直接この生物と接続することを決める。
接続した博士は、生物――邪眼から様々な知識を得ることに成功するものの……。
以上のバックグラウンドストーリーを理解の上、決戦編です。
6章「邪眼の復活を阻止し悪を殲滅せよ!」
各時代で展開されていた計画や変異空間も、全て邪眼が自らの復活のための時間稼ぎにすぎなかった。30年と言う長い時を超え、とうとう蘇生を始める邪眼。
ライダーたちはお互いの情報を交換しあう事で、邪眼の正体はかつての世紀王であり、その目的は新たな創世王となり怪人世界の創造だと突き止める。
復活に必要なのはまず実体。不気味な生物の入ったカプセルこそ、邪眼の実体となるものだろう。この時空の中で成長させているなら、そこが隙となるはず。
完全復活を阻止するため、1972年から直接奴のカプセルを破壊する事に。全員でカプセルへの道を開き、1号がライダーキックでそのカプセルを破壊した。
1号、V3、BLACKの時代で生物ごと消えるカプセル。だがアギトの時代では、カプセルの中に邪眼はいなかった。間に合わなかったのだ。
そしてBLACKに、邪眼の魔の手が迫る。BLACKは司令室から落とされ、身動きが出来なくなってしまった。そこに邪眼の命令を受けたヒルカメレオン転生体が迫る。
だがヒルカメレオンは、キングストーンを奪う事なく絶命する。サタンサーベル……シャドームーンが奴を倒したからだ。
BLACKを見ていた影はシャドームーンだった。彼は独自に邪眼の正体を突き止め、その野望を追っていたのだ。
だがBLACKは戒めから脱出するものの、今度はシャドームーンが捕らわれてしまう。完全復活した邪眼は、シャドームーンがもう一人の世紀王だと知る。
シャドームーンはサタンサーベルを使って何とか脱出するが……。
一方、ライダーたちはアギトの報告とBLACKの音信不通を聞いて不安になっていた。1988年に、何かがあったという事だ。
邪眼が肉体を手に入れたとすれば、次の狙いは二つのキングストーンを手に入れて創世王になる事。となると、今の世紀王であるBLACKが危ない。
おそらく邪眼は司令室の下の装置を使い、全時代の田所博士の脳波を繋いで時空を操っている。ゆえに奴は時空を飛ぶことができるのだろう。
だがライダーたちには時空を飛ぶ方法はない。八方ふさがりの状態の中、1号はたった一つの希望……田所博士とのコンタクトを思いつく。
しかし、あの状態の田所博士とどうやって話をするのか。V3のその疑問に答えたのは、ライダーマンだった……。
邪眼の中に田所博士の意識はある。ならば、自分に解る何かは残してくれているはず。ライダーマン……結城丈二はそう言った。
かつて結城丈二にとって、田所博士は恩師であり、父のような存在だった。孤児である結城に、田所博士は惜しみない愛情を注いでくれたのだ。
結城は田所博士の元を去ってデストロンに入った後も、常に連絡だけは取り続けていた。彼も悪の組織と手を切ってほしい、そう願って。
「……その声は……丈二……。結城丈二か」
田所博士の意思が目覚めた。何故こんな事を、と問う結城に、田所博士は「夢を実現したかった」と語る。そのためには悪魔に魂を売り渡しても構わない、とも。
だが、その悪魔の正体に気付くのが遅すぎた。邪眼は肉体を手に入れ、既に時空を超えてしまったのだ。
悔やむV3の声を聞きつけ、「仮面ライダー」がいることに気付く田所博士。奴を止められなければ歴史が変わる、と訴えるV3に、田所博士は唯一の方法を教えた。
装置は邪眼の変異空間と同調しているため、装置の存在する時代の間なら物質を転送できる。つまり、生身ではない体を持つ者……人間以外に限られるのだ。
(アギトは改造されてない生身の人間なんだけど、そこは突っ込んじゃいけない)
邪眼が消滅すれば、転送した物質は元の時代へと戻される。また、空間の消滅によって、どんな影響が出るかも解らない。
ここでの記憶が全て消えるかも知れないが、V3にためらいはない。邪眼を止められるのなら、ここでの記憶など惜しくはなかった。
その決意を聞いた田所博士は、発電所全ての電力を使って装置を起動させる事を決める。この方法で動かせるのはたった一回。後は装置が保つか、邪眼が消滅するかだ。
装置が使えるのはたった1回。それは田所博士が死ぬ事も指していた。焦る結城だが、田所博士に迷いはなかった。
装置を通して自分の未来と犯した過ちの全てを見てしまい、もう人間にも戻れない。だから彼は、この死を受け入れるつもりなのだ。
「……もう一度……、お前の顔が見たかったよ……」
父としての言葉を受け、結城は装置を起動させた。装置を起動させる間、田所博士は「自分のした事全てが間違っているとは思わない」と語る。
自分の研究……「人口生命体との融合」は人類の進化を願っての事だった。だが急ぎ過ぎた故に、科学者としての歪みが生まれたのだと。
そして彼は最後に告げる。自分の歪みが人類の未来を閉ざしてしまうのなら、自分の為にもこの空間を消してくれと。お前は同じ過ちを犯すな、と。
「後は……頼…む……丈二……」
邪眼と対峙するBLACKだが、その力に圧倒されてしまう。出来そこないの人類ごときに負けるわけがないと、勝ち誇る邪眼。
だが、その時不思議な事が起こった!
「その人類は」
「お前の恐れる光の力を秘めている!」
「これが、光……」
「闇を打ち砕く、正義の力だ!」
田所博士の最後の力で起動した装置により、仮面ライダーたちが今ここに集結した。
力を一つに集め、邪眼を倒すのだと叫ぶ1号。邪眼も一匹ずつひねり潰してくれると己の力を発し、ライダーたちを弾き飛ばす。
(ここでライダー選択。ここで選んだライダーによってEDに変化)
邪眼とタイマン状態になったライダー。残りのライダーは、その彼に全ての力を託す……。
(1周目と2週目以降でラスボス変化。以降2週目)
肉体を手に入れた邪眼は、今まで戦ったどの敵よりも強かった。それでも全力を振り絞り奴にダメージを与えるが、邪眼は倒れない。それどころか、進化すらしようとしている。
かつて光の力をも我が物にしようとした邪眼だが、侮り過ぎた故に古の戦いに敗れたのだった。だが今はその力も、人間に宿る物。邪眼は全て手に入れてくれると叫ぶ。
「お前達が大げさに叫ぶ変身など……、我が闇の力にとって…遊びにしか過ぎぬ。……来い!」
進化した邪眼の究極体は、仮面ライダーと酷似していた……。
共通EDです。
ライダーの渾身の一撃により、大きく揺らぐ邪眼。肉体がぼろぼろになっているので、精神エネルギーとして逃げようとしているのだ。
これが最後にして最大のチャンス。仮面ライダーたちは大きく飛び、
「「「「 ラ イ ダ ー ! キ ィ ィ ー ッ ク ! 」」」」
全力のライダーキックを放つ! 彼らの一斉のキックを受け、邪眼はとうとう倒れた。これで闇がなくなると思うな、と言う邪眼に対し、仮面ライダーたちは答える。
「闇が人類を覆う時……」
「光もまた輝く……」
「この世に悪のある限り……」
「正義の系譜に、終わりは無いんだ!」
邪眼の消滅により、発電所は変異空間から解放された。喜ぶ仮面ライダーたちは、お互い手を合わせようとするが……触れられずにすり抜けてしまう。
別れの時が来たのだ。
「戻る時が来たようだ」
「会えて、良かったです」
「例え、ほんの少しでも……」
「いや。いつかまた、必ず会えるさ」
こうして全ての仮面ライダーが、元の時代に戻って行った。
だが、この世に悪のある限り、正義の系譜に終わりはないのだ……。
アギト個別ED
元の時代に帰ったアギト。その彼に、ギルスが声をかける。敵が全て煙のように消えたので、ギルスも全てが終わった事が解ったらしい。アギトも全て終わったと答えた。
そのまま立ち去ろうとするギルスに、アギトは「過去にもアギトの力を持って運命と戦った人がいた」と言う。
無論仮面ライダー1号達の事だが、改造人間を知らないアギトはあくまで「仮面ライダー=アギトの力」と思ったままのようだ。
だが、知らないままでも受け取ったものはあった。それは「自分の役目、運命は、この力を未来に伝えることではないか」と言う意思だった。
ギルスは言う。お前はかつて運命は変えられると教えてくれた。だから自分は新しい運命を探す事にしたと。もしアギトの話が本当なら、自分にも見つかるかも知れない。
アギトもはっきりと「絶対に見つかる」と断言するのだった……。
BLACK個別ED
皆を見送ったBLACKの後ろには、シャドームーンが立っていた。彼は何も言わず、BLACKに背を向ける。
かつての世紀王との戦いは終わり、次はシャドームーン……今の世紀王との戦いとなる。決着を楽しみにしている、と告げその場を去ろうとするシャドームーン。
だがBLACKは、シャドームーン=信彦と戦うという事を受け入れたくはない。そんな彼に、シャドームーンは「運命を信じるか?」と問う。
二人が戦う運命は、どちらか一方が受け入れている限り決して覆すことは出来ない。しかしBLACKは、それでも運命を変えると言い放つ。
だがシャドームーンは何一つ答えず、その場を去るのだった……。
V3個別ED
元の時代に帰ったV3。その後ろには、いつしかライダーマンが立っていた。邪眼の消滅に合わせ、田所博士も消滅した事を知るV3。
その場を黙って立ち去ろうとするライダーマンに、V3は声をかけようとするが、そのライダーマンに「闇に心を捕らわれた人間は悪なのか」と問われてしまう。
人の心には光と闇、どちらもある。しかしそれが人間だ、と答えるV3。そしてその心に付け込み利用する悪と戦うと断言する。
V3の答えを聞いたライダーマンは、ただ一言「もっと力があれば…」と嘆くが、V3は必要なのは力ではなく心の強さだと諭す。
言葉を受けて立ち去るライダーマン。V3は今度こそ引き留めず、ただ「待っているぞ」とだけ呟くのだった……。
1号個別ED
元の時代に帰った1号。その彼に、2号が声をかけた。全ては終わった。なら早く戻って、おやっさんを安心させないといけない。
帰る場所がある事を改めて実感し、固く握手しあう1号と2号。帰ろう、自分たちは自分たちの戦いに。
人知れず、人類の未来を陰で支える戦い。誰からも賞賛を…光を浴びる事のない戦い。だが、それでもいいのだ。
影……闇から生まれた者だからこそ、自分らは光を目指す。本郷猛の歩みに、正義と言う道に、終わりはない。
何故なら彼は、仮面ライダーなのだから……。
乙
乙でした、噂には聞いていたけれどストーリーは本当にいいなあ
翔一の「仮面ライダー=アギト」という認識や光太郎のゴルゴムの仕業とか、各キャラがしっかり絡んでる
ドンレミ村に住む少女ジャンヌは不思議な腕輪を手に入れたことで、
神の声が聞こえたり、聖なる力で鎧姿へ変身できるようになった。
故郷を滅ぼしたイギリス軍に復讐するため、
幼なじみのリアンや記憶喪失で村に行き倒れていたロジェを守るためにジャンヌは腕輪の力で戦うことを誓う。
はじめは軍に志願しようにも相手にされなかったジャンヌだが、
イギリス軍に襲われているフランス各地の村を救いながら、
次第に仲間を増やしていく。
腕輪の力や、天の声を聞こえることが評判となり、
ジャンヌの意思とは裏腹に聖女として祀り上げられてしまう。
しかしそれゆえに膨大な戦力を保持するフランス王太子軍と合流でき、
イギリスに占領されていたオルレアンの開放に成功した。
この勢いで各地の元フランス領地を解放せんとするジャンヌだったが、
王太子の戴冠式のため聖教会へと向かう最中、
敵の攻撃を受け崖下へと転落しそうになる。
かろうじながら腕一本でしがみついたジャンヌを助けようと伸ばしたリアンの腕に、
ジャンヌの腕輪が巻きつく。
驚いた拍子にリアンの手が緩み、ジャンヌはそのまま川に転落してしまった。
悲しみに包まれる一同。
聖女が亡くなったことを知れば全軍士気が低下すると懸念されたため、
腕輪を継承した上に年恰好の似たリアンがジャンヌの代理を務めることに。
内気なリアンは始めはジャンヌの代理を務めることに重圧を覚えていたが、
腕輪の力や仲間たちの力を借りて快進撃を続け、
ついには王太子の即位式を迎えることができた。
しかし天の声が聞こえない自分はジャンヌの代わりでしか無いと痛感しているリアンは
更なる戦果をと焦るあまり戦線を拡大させていく。
いくら聖なる腕輪があるといえど、その効果は絶対ではなく、
ついにリアンは敗北・イギリス軍の手に落ちてしまった。
一方ジャンヌは生きていた。
泉で目を覚ました彼女は木から人の上半身が生えている者に声をかけられた。
その者の声こそ、ジャンヌが天の声として聞いていたものだった。
彼の名はルーサー。
かつて腕輪の英雄と呼ばれ、魔王の侵略から地上を守った一員だ。
彼の持つ腕輪を通して、ジャンヌに語りかけていたのだった。
彼によると、イギリス王は復活した魔王に操られている。
魔王さえ倒せばこの戦いは終わるらしい。
ジャンヌはルーサーから新たな腕輪を受け取ると、仲間たちの元へと急ぐのだった。
仲間たちと合流したジャンヌは、ルーアンで処刑されようとしているリアンを助けるために奔走する。
が、たどり着いたときには既にリアンの体は火に包まれて物言わぬ骸となっていた。
そのショックで、ロジェは驚くべき怪物へと変貌を遂げた。
ロジェはイギリス軍の非人道的な実験により、死神と融合させられていたのだ。
実験から逃げ延びたものの記憶を失い、ドンレミ村へとたどり着いていたのだった。
リアンの死は間に合わなかったジャンヌのせいだと責め立てたロジェはそのまま姿をくらましてしまった。
一方、魔王の力を得て力を強めたイギリス軍はついにパリを占拠した。
パリの王城に居座るイギリス王ヘンリー6世こと魔王は、かつて腕輪の英雄たちに滅ぼされたことから、腕輪を持つ者を警戒していた。
ジャンヌを倒そうと躍起になり軍を繰り出す魔王。
イギリス軍は殆どが魔物で構成され、その中にはロジェの姿もあった。
ロジェと戦う度に彼の説得を試みるジャンヌ。
はじめは融合した死神の影響もありジャンヌに憎しみをぶつけていたロジェだったが、
ついには死神の力を制御することに成功し、ジャンヌに謝罪して仲間に加わるのだった。
ジャンヌは魔王との決戦のため、パリ王城へと侵入する。
魔王との戦いは熾烈を極めたが、腕輪の力により魔王を倒すことに成功する。
正気に戻ったヘンリー6世はすぐに戦争を止めることを誓ってロンドンへと帰っていった。
ジャンヌは仲間と別れ、ロジェと二人で故郷のドンレミ村へと戻る。
実はイギリス軍の襲撃から逃げ延びていた村人たちが戻っていた村で二人は歓迎されるのだった。
おわり
ほしゅほしゅ
355 :
ゲーム好き名無しさん:2010/11/30(火) 01:07:51 ID:I9+iTjY60
乙です。
イギリス人がこのゲームやったらむかつくだろうなーw
GEBのストーリーを書いていた者です
出張から帰ってきましたが、回線がDION軍なのでPCの方が規制されてしまいました
規制解除が何時になるか分かりませんが、もうしばらくお待ちください……
"Forest"のストーリーを教えて下さい!
"Liar"作品の"Forest"(こちらはプレイ済みです)ではなく、
"サークル‐斬‐"作品の"Forest"のストーリーが気になります。
フリゲでおかずを漁っていて
"斬"の出している"月穿つ狂想"という作品が意外に美味しかったので
ついでに、次作の"Forest"の体験版もやってみたのですが…
サークルは既に解散しているらしく、本編がDLできません。
丁度物語が盛り上がる当たりまで読み進んだ所ですので、
この先のストーリーが非常に気になります…。
もし、どなたか続きをご存じでしたら
是非是非教えて下さい、お願いします!
18禁ゲームはここでは受け付けてないよ
>>358 あれ、マジで?
それは失敬…。
最初も一つの板でカキコしたんですけど
マイナーらしいゲームなんで知ってる人いるかなーと思って
こっちにも書かせてもらいました
誰か知ってる人いないかねぇ…
エロ同人板という相応しい板があるではないか
で、需要がありそうなので
お前がエロ同人板に教えてもらうスレを作る、ってのはどうよ?
最近ラノベ板にも出来たし
んで他力本願じゃなくて自分で2、3本ぐらい書いてみるくらいの勢いで
葱板は?って思ったらあっち同人はダメなのか
X000以下しか売れてないエロゲーやらコンシューマーやらでさえ手一杯なのに
X00しか売れてないものも含まれる可能性がある同人まで手は出ないですばい
>>228です。予約してたタオルケットをもう一度2書かせていただきます。
なるべく詳しく書きますが、ストーリーに関係ないミニイベントなどはカットで。
キャラ名が変なのばっかりですが仕様です。
では次レスよりスタート。
第一章:牛とぱりぱりうめ
【登場人物】
主人公・・・牧場の息子。母親とたくさんの牛たちに囲まれ暮らしている。
ぱりぱりうめ・・・主人公の幼馴染。明るく気が強くしっかりした少女。
牛・・・主人公に懐いている牛。主人公からも可愛がられている。メス。
朝、牛に起こされて目を覚ました主人公。
幼馴染のぱりぱりうめが家まで迎えに来て、母に見送られながら学校へ向かいます。
途中牛がついてきてしまったので、一緒に連れていくことに。
とはいえ校舎の中にまで連れてはいけないので、授業が終わるまで牛には外で待機しててもらいましょう。
授業が終わるまで、おとなしく学校の前で待っていた牛。
すると突如上空からUFOが現れ、オレンジの実をひとつ落としました。
オレンジにはプロペラがついており、どう見ても怪しいですが、好物につられて食べてしまう牛。
すると案の定電撃が走り、牛はUFOに連れ去られてしまいました。
その瞬間を、たまたま教室の窓から目撃した主人公。思わず席を立ち窓に駆けよりますが、
担任の先生に怒られ仕方なく席に戻ります。
そして放課後。何かあったのと訊ねるぱりぱりうめに、牛がUFOに連れ去られたと話す主人公。
そして(偶然)通路をふさぐ形で立っていたぱりぱりうめを無理やり押しのけ、外に飛び出していってしまいます。
私より牛が大事なのねと機嫌を損ねるぱりぱりうめ。
「今日だけ一緒に帰ってあげない!」
一人で帰宅したぱりぱりうめ。母親に主人公とケンカしたことを一発で見抜かれ、また機嫌が悪くなる。
さてその夜。母が部屋に来て、主人公が自宅に帰っていないらしいと告げます。
探すのを手伝ってくるから家で待っててと母は言いますが、そうもいかず家を出るぱりぱりうめ。
主人公は嫌なことがあると、学校の裏にある森に行く癖があるらしく、ぱりぱりうめもそこに向かうことに。
雨も降ってきたので急いで行ってみると、果たして主人公は、大きな木の下で一人立ちつくしていました。
とうとう牛は見つけられなかったようですが、ぱりぱりうめに連れられ家に帰る主人公。
次の日の朝。また主人公を迎えに家まで行ったぱりぱりうめですが、
どうやら主人公は昨晩ずっと雨の中外にいたせいで、風邪をひいてしまったようです。
だから学校はお休みさせてもらうわね、という主人公母に、先生に伝えておくと言って一人学校に向かうぱりぱりうめ。
ですが、実は主人公は仮病でした。牛がいなくなったショックはまだ癒えていないようです。
学校が終わったころの時間、ぱりぱりうめが主人公の家に来ました。
学校で作ったの、とたずね牛のチラシを見せるぱりぱりうめ。二人で町の人々に配って歩きます。
配り終えて家に戻ると、主人公母からぱりぱりうめにこんなお願いが。
「今夜うちに泊まってくれないかしら。あの子ぱりぱりうめちゃんのこと好きだから、喜ぶと思うわ」(要約)
というわけで、主人公宅に泊まることになったぱりぱりうめ。
そろそろ寝ようかということで床に入った二人でしたが、(ちなみに寝室は別々)
夜中に牛の鳴き声で目を覚ました主人公。外に出てみると、またもや牛がUFOに連れ去られようとしているところでした。
あわてて牛に抱きつき連れ戻そうとしますが、その瞬間強い電撃が体を走り、主人公は意識を失ってしまいました。
第一章・完
第二章:光恵アナの出勤
【登場人物】
光恵・・・人気女子アナ。美人だがその分性格に難がある。22歳。
宇宙人・・・正式名称は「愛の唇星人」。可愛らしい見た目だがやることはものすごくえげつない。
いつものようにテレビ局に出勤した女子アナの光恵。局長が呼んでいると言われ向かってみると、
「昨日の事件について、君に突撃レポートをしてもらいたい」とのこと。
田舎で人が失踪したらしいです。おそらく一章ラストでUFOに連れ去られた主人公のことでしょう。
私女子アナなのに…と心の中で呟きつつ、分かりましたと答える光恵。
同行のカメラマンといっしょに、電車で向かいます。
町に着き、主人公の家を訪ねる光恵。ですがどうも留守らしく、仕方がないので町の人々に聞き込みをすることに。
(どうやら居留守の様子。主人公母はショックのあまり引きこもってしまってるらしいです)
ぱりぱりうめの家に行ってみると、ぱりぱり母子はちょうど警察から事情聴取?を受けているところでした。
ひととおり話を聞く光恵ですが、牛を追って失踪した男なんてアホらしくてニュースにならんと吐き捨てます(一応ぱりぱりの見てない所で
どうせ都会に誘拐でもされたんでしょ、そんな話いくらでもあるわとさっさと帰ろうとする光恵。
そのとき、ちょうど上記の部分を聞いてしまったぱりぱりうめ。「都会に…行っちゃったの?」
そして家に置手紙をし、一人都会へと旅立つ覚悟を決めたようです。
「あの人を見つけて、必ず帰ってきます」
電車に乗り込むぱりぱりうめ。
ここで場面が変わり、UFOの内部へ。主人公が目を覚まします。
その辺にいた宇宙人に声をかけてみると、「起動したようだな」と言われ戦闘に。
他の宇宙人たちも皆似たような反応で、「正常に作動しているな」とか言ってきます。プラス「感情機能が働いていないようだな」とも。
ちなみに主人公は「B-5」。B-2は失敗したらしく、他にもUFO内のいろいろなところで主人公と同じ容姿の人物を見ることが出来ます。
ついでに潰れた何かの死骸と切断された牛の死骸もいろいろなところに…
ある部屋に入ると、何人かの宇宙人がいました。
「ここまで来れたか」「精度が上がって来ているな」…そして、本当に唐突に、宇宙人に撃ち殺される主人公。
行動パターンを記録しておけ、と事も無げに言い放つ宇宙人。
ここでまた場面転換、都会に着いたぱりぱりうめ視点に。
右も左も分からない都会を彷徨ううち、裏通りに入り込んでしまいます。
(ここで少しだけUFO内部に場面転換、また「起動」したようです
と、黒ずくめの怪しげな男にぶつかってしまうぱりぱりうめ。その拍子に男の腕時計を落として壊してしまい、
「弁償してもらわないとな…」と言われ無理やり店に連れ込まれます。怯えるぱりぱりうめに男は近づき…
またここでUFO内部に場面転換。「起動」した主人公。宇宙人には「誤作動か」と言われます。
(便宜上「主人公」と言ってますが、先ほど射殺されたのも含めオリジナルとは別人です
そしてまたある部屋で唐突に射殺。同時にその部屋にいた別の主人公と牛(改造済み・人語喋れる)が起動。
「異種生物交配のテストをする」…場面が暗転。
その頃、ぱりぱりうめはベッドの上で呆然としていました。「あぁ…汚れた」
小さく主人公の名を呼ぶぱりぱりうめ。
第二章・完
第三章:唐揚げタンポポ
あれから数年後。ぱりぱりうめは髪を金髪に染め(られ)、パブで歌手として活動していました。
光恵は年齢を理由に番組を降ろされてしまい、落ち込んでいる様子。
またUFO内部で目覚めた主人公(何度も言うがnotオリジナル)、そばには牛。
そして…三匹の子牛。どうやら異種生物交配は成功してしまったようです。
ここから逃げるという主人公に、ついてきてくれるらしい牛。「あの宇宙人は危険、なんとかしないと」
その様子をモニターで監視している宇宙人。不穏な会話。
窓からパラシュートで脱出することにした主人公と牛。
ですが手違いで主人公はパラシュートが使えず、地面に激突。再起動の結果、記憶を全部なくしてしまった主人公。
そして、すぐそばには何故か光恵が倒れていました。周りには錠剤が散らばり、遺書らしきものまで落ちているところを見ると…
ともあれ、声をかけると目を覚ましてくれました。
さて、その日の仕事を終え部屋に戻ったぱりぱりうめ。と、突然激しい揺れが。
外に出てみると、黒焦げになった人間と牛の遺体、そして例の宇宙人たちとUFOの姿がありました。
野次馬に来ていた人々を撃ち殺していく宇宙人。
その頃主人公と牛は、光恵に今までの経緯を説明しました。
女子アナの光恵がいるので、テレビ局から大々的に宇宙人の侵攻を報道できるかもしれないということで、
光恵にテレビ局まで案内してもらうことに。
途中主人公の暮らしていた町に立ち寄れますが、主人公母は失踪したか亡くなってしまったようです。
電車に乗って都会へ向かう三人(二人と一匹)。と、突然激しい揺れが起き、電車が止まってしまいます。
外に出てみると、例の宇宙人がいました。ただし頭部に脳みそがくっついており、今までの奴らより上位種?の様子。
そして、どうやらこちらの行動は完全に読まれていたようです。
「不安定要素は取り除かなくては。A-11、B-12の処分を開始する」
倒すと、「良かったなAタイプ・Bタイプ。少し活動時間が長くなる」と言い残して去ってしまう宇宙人。
(牛型がAタイプ、人型がBタイプ
「もう駄目、逃げましょう!」「逃げるってどこに」「分からないけど、とにかく逃げるの!」
第三章・完
ちょっと補足。主人公(仮)はクローン技術とサイボーグ技術を融合して作られたようです。
第四章:PPU
【登場人物】
ケツあご博士・・・山の上の研究所にいる博士。こんな名前だが美人。自作のロボットたちと暮らしている。
孤島の博士・・・ケツあご博士の知人。ドット絵からも口調からも分かりにくいがたぶん男性。
場面は主人公の暮らしていた町。二人の女性が宇宙人に襲われています。
二人は姉妹らしく、妹を庇って逃がそうとする姉。姉は宇宙人の手に掛かって撃ち殺されてしまいます(妹の目の前で
そこに牛が現れ、宇宙人を倒して妹を救出。
(ちなみにこの頃には町は宇宙人がのさばり、建物は半壊、毒沼で木も枯れてしまってます。
主人公の家に行くと何かの死体が発見できますが、おそらく主人公母のものと思われ。
更にぱりぱりうめの家にはぱりぱり母の遺体もあります。こちらはまだ視覚的にはっきり確認できる分キツイです
妹を連れて、学校の中にある隠し部屋に逃げ込んだ牛。主人公と光恵もいます。
都会から逃げてきたと話す妹ですが、突然様子がおかしくなり…どうやら、とっくに寄生されていたようです。仕方なく倒します。
と、部屋にあった通信機から声が聞こえてきました。
「誰か生存者はいませんか…山の上の研究所まで…誰か…」
じゃあ山の上まで行ってみよう、ということで学校の裏を通って山へ向かいます。
途中ロボット(正方形)に会いますが、こちらに気付くなり逃げていってしまいました。研究所の鍵を落として行ったので失敬。
さらに進むと、確かに研究所らしき建物がありました。先ほどの鍵で中に入ると、たくさんのロボットが。
ここの「博士」が先ほど通信をしてきた人物らしいです。カードキーを貰い、博士の部屋へ。
事情を話し、ついでに主人公の記憶がなんとか戻らないかと聞いてみますが「この研究所では無理だな」と。
それでもとりあえず、ここが宇宙人に見つかるまではここに居ていいと言ってくれます。
通信機の前で困っているロボがいたので声をかけてみます。通信機に反応があるのに、向こうが全く喋らないらしいです。
博士に報告すると、相手は博士の知人だったことが判明。
更になんと、宇宙人の一人を捕まえたのでこっちに来いと言われます。というわけで、博士について一緒に行くことに。
相手の研究所は孤島にあるので、博士が造った「究極の生物」うみぶた君に運んでもらおうと思ったのですが…
うみぶた君はアホだったようで、一行を置いて勝手に行ってしまいます。仕方がないので、徒歩で行ける所まで行くことに。
途中立ち寄った町には、宇宙人専用の娯楽施設がありました。そして一瞬だけ見えた、宇宙人に連れていかれた女性は紛れもなくぱりぱりうめ。
施設に入り込みたいところですが、見張りが立っているため迂闊には近づけません。
制服が入手できれば、スタッフのふりをして入れるかも?ということで、洋服の仕立て屋を営む牛の元へ。
ですが仕立て屋は体調を崩しており、とても仕事ができる状態ではなさそうです…。
町の南にある研究所では、体を小さくする研究がおこなわれていました。
そこで体を小さくし、仕立て屋の体内に入り込んで直接病原菌を叩くことを考えつく一行。
病原菌を倒して戻ってくると、仕立て屋はお礼にタダで制服を作ってくれました。
とはいえ施設は女性スタッフしか入れないので、博士と光恵だけで行くことに。
スタッフの休憩室へ向かうと、ぱりぱりうめがいました。
牛のことは覚えていないようですが、主人公の名前を出すと途端に反応するぱりぱりうめ。
トランシーバーで主人公を呼び、裏口から中に入れて…感動の再会!
…と言いたいところですが、クローンの上一度再起動してる主人公にはぱりぱりうめの記憶はありません。
孤島の研究所に行けば記憶も戻るかも。「一緒に行くか?」「ええ、この人となら」
夜も更けたので、廃線になった駅で休むことに。お話がしたいと主人公を誘うぱりぱりうめ。
「私のことわかる?」
私はいつだって忘れなかったのに、ずるいよ。そう言って主人公に抱きつくぱりぱりうめ。
「もう少し…このままでいさせて」
夜が明けてみると、何故か構内には主人公とぱりぱりうめ以外誰もいません。
駅を抜けて辿り着いた町は、すべての住人が主人公と牛(のクローンたち)です。
普通の人間はみんな、女は例の娯楽施設で働かされ、男は「処理場」に連れていかれたそう。
処理場はすぐそこなので潜入してみると…待っていたのは途轍もなく陰惨な光景でした。
顔も分からないほど損壊した人間の遺体が、いたるところに積み上げられています。
(ついでに、オリジナルの主人公の姿も見ることが出来ます。もっとも損壊が激しくケースの中で「ただ生かされてる」状態ですが
ある部屋では博士と再会できます。ちゃんと生きてます。が、よほどのショックのせいかキャラが完全に変わってます。
(今までは学者っぽい男性的な口調でつんけんした感じだったのが、女の子口調+デレ
牛とも無事再会し、鍵を手に入れて光恵の元へ。
ですが…光恵はすでに手遅れでした。仕方なく倒します(ここ非常にあっさり、何のコメントもなく光恵死亡します
ついでにコンピュータを調べると、
宇宙人はもともと牛だけを攫って改造するつもりだったのが、最初に攫った牛が主人公大好きすぎて
クローン含め主人公がいないとみんな自殺しちゃうってことで、主人公も攫われた…ということが分かります
宇宙人は交尾をしない生き物なので、その辺の事情分かってなかったみたいです。
待っていてくれたうみぶた君とともに、処理場(もとい町)を脱出する一行。一部始終宇宙人にはバレていました。
「逃がしてもいいのか?」「構わん、Aタイプは改造済みだ。Bタイプもそろそろ活動限界だろう」
そして、うみぶた君には知らぬ間に通信機が取り付けられていました。
孤島に辿りついた一行。孤島の博士は歓迎してくれ、個室を用意したから自由に使ってくれと言ってくれます。
そこで、浜辺に残りたいと言い出す主人公。
うみぶた君は力尽きてしまったこともあり、取り付けられた通信機には結局誰も気がつきませんでした。
第四章・完
最終章:丘の上で。
浜辺に佇む主人公。活動時間の限界が近づいているようです。
さて夜。ぱりぱりうめが主人公の部屋にやって来て、皆が寝静まったあと私の部屋に来てほしい、と告げます。
部屋を出たぱりぱりうめに声をかける孤島の博士。
「例の彼、記憶がないんだってね。そのことで話がある、ついてきてくれ」
地下の研究室に連れてこられるぱりぱりうめ。中に入ると真っ暗です。
不意に灯りがともされ…目の前にいたのは、宇宙人に寄生されほとんど原形をとどめていない人間でした。
「私の…娘だ。捕まえた時は気がつかなかった」
「色々手は尽くしたが…今のままでは、娘を維持することしかできないんだ」
そして、ぱりぱりうめを銃で撃つ孤島の博士。
「肉がね、必要なんだ。大丈夫…他のみんなも…」
そんな事とは露知らず、言われた通りぱりぱりうめの部屋にやってきた主人公。もちろんぱりぱりうめはいません。
そして、とうとう孤島の研究所にも宇宙人の攻撃が。
博士にそれを伝える牛と、とにかく逃げるわよ、と博士。
ですがその瞬間、牛に仕込まれていた「プログラム4」が起動。完全に自我を失った牛は、博士を殺害。
(三匹の子牛もここで死亡
博士(の遺体)が持っていた鍵を拝借し、巨大研究所に侵入する主人公。
前述の地下研究室に向かい、真っ暗な中寄生された娘を倒します
(本当に真っ黒な画面の中バトルになるので確証は持てないんですが、この時の相手がぱりぱりうめっていう可能性も有
灯りがつくと、血溜りの中倒れ伏すぱりぱりうめの姿。
そして…場面は主人公の「心の中」へ。
血塗れの扉をくぐると、そこは懐かしい我が家でした。おはよう、と声をかけてくる(金髪じゃない)ぱりぱりうめ。
階下へ降りた彼女を追うと…血と傷だらけのリビングに横たわる得体のしれない生き物。
(リビングからさらに出ると、なんとも形容しがたいマップにつながってます。
ゆめにっきのマップに悪意を足したような感じ。これはぱりぱりうめの心の中だそうです
ちなみに心の中では牛にかなり暴言吐いてます
生き物に触れると、主人公の頭に流れ込む記憶。ぱりぱりうめと初めて話した日。
二人で学校をサボった日。牛を探した日。
そして…ついに主人公はすべてを思い出します。ぱりぱりうめ、大好きな女の子。
「思い出してくれた?」
「長かった…今まで」
「あなたの…あなただけの、ぱりぱりうめです」
「もう…どこにも消えたりしないでね」
キスを交わす二人。けれど、それは所詮「心の中」の話。
現実の地下研究所で、血まみれで抱きあう息絶えたぱりぱりうめと活動時間を終え停止した主人公が映し出され…
最終章、もといタオルケットをもう一度2 唐揚げタンポポ 完
【ちょっと補足】
・地球は結局宇宙人の手に落ちたと思われる
・タイトルの「タオルケット」の意味だが、ラスト間際「初めてはあの人が良かったな…」と呟くぱりぱりうめのそばに
さりげなくタオルケットが置いてある。つまり「初めてをもう一度」って意味だと解釈できる
・心の中で買えるとあるアイテムをもったままストーリーを進めると、EDが変化。
主人公が「いや自分クローンなんで、記憶とかないし、ごめんねぱりぱりうめwwwww」とか言い出す。
以上です。
鬱やグロもですが、性描写もあるので書き方にけっこう困りました。一応あんまり深入りせずに書いたつもりです。
とりあえずタオルケット2はこれで終了ですが、何か質問等ありましたらお気兼ねなくどうぞ。補足させていただきます。
すげえ嫌な話だな
タオルケット乙。ググッたら鬱ゲーの文字が踊ってて凄い納得した
宇宙人用の娯楽施設ってなんの施設なんだ?売春系なのかと思ったが、宇宙人は交尾しないって言うし
373 :
タオル2の人:2010/12/01(水) 23:12:58 ID:TThOv53u0
実際のゲーム画面は全部ドット絵なんですが、それがまたエグさを引き立ててます。
それから
>>372 娯楽施設は、耳かきとかマッサージとかしてもらえます。
それからお酒の席での接待も。性交的なことはやっぱり無いようです、こういう施設なんて言うんでしょう?
ついでに、処理場ではいらない人間の遺体はぜんぶまとめて下水道に押し込んでるみたいです。
処理場行くまでに下水道の中通るんですが、流れてる水が赤いです。
スレ違い
リクエストよろしいでしょうか?
古いゲームなのですが、ファミリーコンピュータ ワルキューレの冒険 時の鍵伝説のストーリーを教えていただけないでしょうか?
スレ違い
リクエスト
携帯アプリの「7th Blood Vampire」をお願いします。
お、歪みの国のアリス作ったとこがリリース予定にしてたあれ?
やっと出たのか。
ちょっと評判見て、よさそうだったらプレイしてみよう
教えてくれてありがとう
>>377 文才ないから、プレイしてもたぶんここにストーリー書き込みはしないけど・・・
>>333からの続きです
「もうこれ以上、何も覚えていないわ。全部忘れちゃった」
「この店は今日が最後…オーナーが里に帰るから閉店するの。勝手なオーナーでしょ?」
「最後だからって期待してるでしょ? 何の期待? まあいいわ、そんなこと…」
「お客さん。毎日ここに来て、毎日わたしの無駄話を聞いてくれた。なんか、嬉しかったよ」
「堕ちた果てに失う怖さも無くって、希望のない日々をずっと目を閉じて過ごしていたようだったけど…」
「少しだけ目を開くことが出来た気がする………」
「…最後に、最後だから、声が聞きたい」
「アナタがどんな声なのか、聞きたい。最後に…」
【第1位戦】
トラヴィスはピザバット本社に殴り込み、最上階の社長室を目指す。
扉を蹴り破り、ついにジャスパー・バット・ジュニアと対面した。
バット・ジュニアは、三年前トラヴィスが受けたバイトミッション「ピザバットCEOの殺害」のターゲット達の身内であった。
怨敵を目前にトラヴィスは激しい怒声を上げる。
「ずっとオマエの事を考えていた。どんな顔でどんな体型でどんな服装でどんな死に顔か、ずっと考えていた」
「憎いか、トラヴィス!」
「なんで殺した!!!」
「聞くのか殺し屋が!! 殺した相手から復讐されることも考えないで人の命を殺っているのか?」
「じゃあ俺を狙え!」
「オマエに父親を殺され…兄二人も殺された。だからオマエの大事な友を奪った。いいかトラヴィス、これが復讐なんだよ」
「テメエらのような薄汚れた人間とビショップを一緒にするんじゃねぇ!」
覚悟が足りないなと嘲弄するバット・ジュニアは、三つの皿を運んだ部下達を呼ぶ。
部下はトラヴィスの前に、一斉にボウルを開ける。
シルヴィア、ヘンリー、シノブの生首であった。
「これは死闘だ。テーマのない戦いではないんだ。全人格をかけて戦う死合だ」
「怒れ、怒りに震えてカタナを抜け。オマエを殺すこの時間を充実した瞬間に決めてくれ。ただただ死に背中を持って」
「……許さねぇ!!!!!!!」
「死合の開始だ!!!」
トラヴィスは空中に浮かぶ車に乗るバット・ジュニアに激しい攻撃を繰り出すが、途中から一向にダメージを与えられない。
鍔迫り合いに押し負けてしまい、バット・ジュニアの車両の巨大アームに捕らわれてしまう。
そこへ最上階の窓から、死んでいたはずのヘンリーが乱入し、アームを斬り捨てる。
こんな子供騙しに騙されるなと、ヘンリーは自分の生首をトラヴィスに見せつける。
先ほどの生首は全部、超精巧に作られたレプリカであった。
ヘンリーに助けられたトラヴィスは、バット・ジュニアの車両を破壊する。
「まだまだまだ……祭りはここからだ」
バット・ジュニアは肉体強化の薬剤を取り出すと、自分の身体に注射した。
子供だった体型はみるみるうちに大きくなり、アメコミ風ヒーローの風体に変貌を遂げる。
さっきよりも大幅に向上した戦闘能力を披露するがトラヴィスに倒され、ドロップキックで窓から叩き落とされてしまう。
「終わった…」
「いや…まだだ……」
バット・ジュニアはしぶとく生き残り、今度はマスコットキャラのバルーンのような巨体でトラヴィスに挑み掛かってくる。
ビルの最上階を薙ぎ払い、部屋の天井が剥ぎだしにされる。
あとはオマエの仕事だとヘンリーは去ろうとする。
ついでに戦っておけよとトラヴィスは引き留めようとするが、あんな悪趣味には付き合えないとヘンリーは社長室から出ていった。
なら納得するまで復讐してやるとトラヴィスはバット・ジュニアに顔を向ける。
「なあ、社長! オマエの憎しみを俺にぶつけろ! 全部、受け止め殺してやろうじゃねぇか!!!」
大巨体から繰り出すパンチ攻撃、口から発射される光弾、ブレス攻撃に圧倒されながらも、
トラヴィスはバット・ジュニアの巨体に乗り移り、一刀両断に斬り裂いた。
真っ二つにされたバット・ジュニアの身体は爆散し、爆音をサンタデストロイの町中に轟かせた。
【ジャスパー・バット・ジュニア 死亡】
ビルから堕ちてくるトラヴィス。
地面に叩きつぶされてしまうところを彼の愛車を運転するシルヴィアに助けられる。
レトロ映画風味のスタッフロール後、トラヴィスはモーテルの入口に投げ捨てられ、シルヴィアはそのまま姿を消していった。
ナース服姿の女の場面に切り替わる。
お客さんへの感謝の言葉を述べ泣き崩れた女を、お客さん――トラヴィスは電話越しから声をかける。
「…やっと見つけた、シルヴィア。探したぜ」
聞き覚えのある声に、女――シルヴィアは顔を上げ、トラヴィスの呼びかけに応じた。
「目を…目を開いていいの?」
「ああ…帰ろう、俺たちのサンタデストロイへ」
シルヴィアは涙を流し、手を窓越しのトラヴィスの手と合わせた。
「トラヴィス…私の、ノーモア・ヒーロー」
END
以上になります
最後のシーンは個々の解釈でおk、みたいな感じ?
383 :
ゲーム好き名無しさん:2010/12/05(日) 21:02:19 ID:dZhY4cJ8O
TOH教えて下さい
テンプレくらい守れ
PS2の「シャドウタワー アビス」をリクエストします
PSPの「METALGEAR AC!D 2」を、したらばの追加スレッドに投下しました。お暇なときに収録お願いします。
あと、未解決リストにAC!D1が入ってますが、すでにWIKIに収録済みですのでリストからの削除をお願いします。
それとPSP「METALGEARSOLID PEACEWALKER」の執筆を予約します。
アルトネリコ3が知りたい
>>377 お母さんと思ってた悪者に作られた人間が自分だと発覚して更に自分は超重要な吸血鬼になるという何ともアレな…
正直あんまり面白くなったよ
周りの親しい人間が全員死んで悲しくなるよ
>>388 え?あの美形使用人はともかく
母親まで黒なの!?
>>388 どっかできいた事あるタイトルだな…とおもったら、歪みの国のアリスのところの新作か!
ずーーーーっともうすぐ出るとかHPにあったけど、やっとでたのか。
>>391までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
3ヶ月以上経ったので「ルーンファクトリー フロンティア」
「新・ボクらの太陽 〜逆襲のサバタ〜」を ●途中 の欄から消しました。
1ヶ月以上経ったので「喧嘩番長3〜全国制覇〜」「ゼルダの伝説 大地の汽笛」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。
【6月17日・日曜日】
集会所で商店街のイベントの話が行われていた
大村「いやあ、野球テーマにイベントを差し替えて大成功だったな。世間の反応も上々だよ!」
奈津姫「確かにお客さんの反応は良いみたいですけど・・・今日までのイベントだったのに、もう反響があったんですか?」
大村「そうなんだよ。実は商店街のホームページにかなり書き込みがあってね〜」
武美「・・・・・・え」
大村「そこで!私はウギブギ商店街を立て直すには野球しかないと確信した。ビクトリーズで商店街をアピールだ!」
権田「おいおい・・・」
大村「いいかね、ビクトリーズはこれから先、連戦連勝で頼む。商店街も全力でバックアップするからな!」
権田「しかし、会長。草野球がいくら強くたって宣伝効果なんてたかが知れてるぞ」
大村「そこで、相乗効果だよ。今後、商店街のチラシにビクトリーズの活動状況を載せる。
試合のある日を宣伝し、試合結果に応じて割引セールする!」
他の人「ふむ。商店街からもビクトリーズを盛り上げていくわけですか」
大村「そうだろう?これはうまくいくぞ!」
(そして・・・)
青島「なんだか、会長さんだけ妙に盛り上がってましたな」
主人公「でも、うまくいくかもしれませんよ。ところで武美。さっき、何に驚いてたんだ?」
武美「ああ、ホームページの件?会長さんは気づいてなかったみたいだけど、
木川ちゃんが何度も書き込んでるから集計は信じない方がいいんだよね〜。
イベントが面白かったからまたやってくださいって、書き込み。
別の人間のふりをしてるけど文章の書き込みからわかっちゃうんだよね〜。」
権田「そういえば、則夫の奴あのイベントの時イキイキしてたな。気持ちはわかるんでもないが、全く余計なことを・・・」
奈津姫「でもまあ、これでビクトリーズと商店街は一心同体ですね。権田さん練習頑張ってよ」
権田「そ、そりゃあ、もちろん!もちろん・・・頑張るよ。」
(・・・あー、びっくりした。いきなり話しかけられたぐらいで動揺しちまうとはなぁ」
主人公「・・・確かに、もっと練習して強くならないとな」
カンタ「商店街のためにも頑張るでやんす」
【6月20日・水曜日】
その頃、ジャジメントスーパーでは・・・
大田「椿、椿はいるか!」
椿 「はいはい、聞こえてますよ」
大田「商店街を潰すと言っていたくせにどうなっている!」
椿 「・・・何かあったのかい?」
大田「奴らめ商店街を「野球の街」としてアピールするつもりだぞ!全く元気そのものじゃないか!」
椿 「ああ、なるほどね。野球ね・・・いいんじゃないか?」
大田「いい加減にしろ!土地の買収計画が遅れる・・・」
椿 「買収計画?ははあ、なるほどね。あんたらの狙いは商店街の土地か」
大田「いや・・・その、駅前の土地を再開発しようと思っているだけだよ?」
椿 「ふーん。じゃ、そこに何かあるわけか」
大田「ないないない、絶対に何もない!お前は商店街を再起不能にすればいいんだ!」
椿 「簡単じゃねえか、今すぐビクトリーズに試合を申し込むんだな。試合で敗北させて大恥をかかせればいい」
大田「な、なるほど・・・しかし、この前の試合でコアラーズは負けているんだぞ」
椿 「その時は俺はいなかったからな。野球は俺の得意分野でね」
(そして・・・)
主人公「コアラーズから試合の申し込み?」
大村 「そうなんだ。ずっと先の7月15日なんだけどね。観客も集めてイベントにしようと言ってきている」
主人公「おそらくこっちが野球で商店街をアピールすると聞いて、試合で叩き潰すって腹ですね」
権田 「へっ、ちょうどいいや。商店街の景気付けに完全勝利をあげてやるぜ!」
(おおっー!!)
(その頃・・・)
店員「な、何なんですか、この人は!?」
大田「椿の実力がこれほどとは・・・元プロの大北の本気の投球を100球連続で柵越えアーチするなんて!」
椿 「おう、このくらいで勘弁してやるよ。元プロのプライド・・・潰しちまったら悪いからな」
大田(そんなもの、とっくに粉々だ!)
椿 外野手
能力 弾道2 ミートC パワーB 走力A 肩力B 守備A 耐エラーC
特殊能力 アベレージヒッター 体当たり 走塁○ 慎重打法 積極盗塁
椿はパワポケ7で登場したブルーと人気者が無い以外は全く同じ能力です。
主人公との因縁からブルーではないかとも言われています。
【6月23日・土曜日】
コアラーズとの試合に向けて練習しているビクトリーズに新しい監督が。
大村 「おーい、みんな注目!今日は重大発表がある。これまでワシが監督をやってきた。
しかし、野球と商店街を両立させるのは無理だ。そこで監督を雇うことにした」
(ざわざわざわ・・・)
「紹介しよう、佐和田さんだ」
佐和田「よろしく。佐和田さんは、長年学校で監督をやってきて、甲子園優勝の実績がある方なんだ」
権田 「おお、それはすげえや!・・・ん、どうした?」
主人公「・・・っ、いや、何でもない」
佐和田「それじゃ、早速全員の実力を見せてもらおうか」
(そして・・・)
佐和田「よし、だいたいの実力はわかった。練習メニューは次回までに組んでくるとして・・・
おい、パワポケ!」
主人公「はい。」
佐和田「お前がキャプテンをやれ」
木川 「でも、これまでは権田さんが中心となって・・・」
佐和田「ああ、そうなのか?じゃあ権田。パワポケを補助してやってくれ。じゃあ今日は解散!」
木川 「ちょ、ちょっと。何なんですかあの監督は」
権田 「・・・・・・。まあ、監督の言うとうりにしよう」(スタスタスタ・・・)
木川 「いいんですか!?ちょっと、権田さん!」
【6月30日・土曜日】
商店街メンバーと助っ人達に少しづつ亀裂が・・・
寺門 「さあて、ガンガン打つぞぉ〜♪」
木川 「おい、ちょっと待てよ。打撃マシンを使うのは僕が先だろ。何順番を飛ばしてるんだよ」
寺門 「はあ?お前、ピッチャーじゃないか。主戦力である俺が練習する方がチームのためだろ。
試合までの時間は限られてるんだぜ」
木川 「何だと、この野郎。よそ者のくせに、でかい顔するな!」
寺門 「お、何だ?やるってのか?言っておくが、殴り合いなら俺は誰にも負けない自信があるぞ。こいよ、このヘタクソ!」
佐和田「お前ら、そのへんでやめとけ。・・・寺門が正しい。木川は投げ込んで来い」
木川 「・・・・・・」(スタスタスタ・・・)
寺門 「何だよ、あの態度。全く、お前らが不甲斐無いから俺達が助けてやってるのに。少しぐらい感謝の気持ち・・・」
佐和田「オイ、黙れ!!・・・余計な事は言わんでいい。さっさと打って来い」
寺門 「へいへい」(スタスタスタ・・・)
佐和田(あー、こりゃまずいな・・・)
【7月4日・水曜日】
今日は商店街の夏祭り。
カンタ「今日から夏祭りでやんす!パワポケさんも行くでやんす!」
主人公「そうか、夏祭りに行くのか。俺も後から行くよ」
カンタ「わかったでやんす!」(タタタタタッ・・・)
椿 「ははは、子供ってのは無邪気でいいな」
主人公「・・・椿。何のようだ?」
椿 「決まってんだろ?商店街の一大イベント夏祭り。そいつをぶち壊してやるのさ」
主人公「そんなことはさせない」
椿 「・・・そうだな。お互いスマートに行こうぜ。俺はお前が邪魔だし、お前も俺が邪魔だろう。
だから勝負して負けたほうがこの商店街から手を引くてのはどうだい?」
主人公「・・・いいだろう。それでここで勝負するのか?」
椿 「おっと、勘違いするな。スマートだスマートに行こうぜ。勝負は野球できめようじゃないか。
今度コアラーズと試合があるじゃねぇか。互いに助っ人らしくチームの勝敗で決めるんだよ」
主人公「野球の勝負か・・・いいだろう。その勝負、乗ったぞ」
椿 「忘れるなよ、試合で負けたほうは商店街から手を引くんだぞ!」(スタスタスタ・・・)
(そして・・・)
カンタ「あ、パワポケさんも来たでやんすね!」
主人公「へえ、結構楽しそうだね。・・・あれ?」
寺門 「さあ、運試ししていかないか!一回たったの500円!」
主人公「寺門、何してるんだ」
寺門 「何って、おみくじだよ。おみくじコリントゲーム。ちゃんと商品も出るからやっていってくれよ〜」
主人公「そうだな、やってみるか」
ミニゲーム・おみくじコリントゲーム
ピンボールで人形を当てて、大吉、吉、凶、大凶を決める。比較的簡単に狙えるので難易度は低め。
主人公「よし、それじゃあ帰るか」
カンタ「まだ、花火があるでやんす!」
主人公「え、花火?商店街にしては豪華だな」
(そして・・・)
(ぱちぱちぱち・・・)
主人公「・・・自主的な花火大会ね」
奈津姫「こういうのが一番綺麗なんですよ。・・・手の届く幸せが一番です」
カンタ「次は打ち上げ20連発でやんす!」
武美 「祭りは、派手にやらなきゃ!」
【7月7日・土曜日】
大村会長と権田がチーム状況を話し合っていた。
大村「次の試合はどうだい?勝てそうかね?」
権田「はい・・・まあ勝てる可能性は高いですね」
大村「おいおい、何だよ。それなら、もっと嬉しそうにすればいいじゃないか」
権田「・・・ねえ、会長さん。これでいいんですかね。商店街に全然関係ない連中が(※)人も入ってきて、
昔からいる人間がレギュラーを外されている。今のビクトリーズは俺達のチームじゃないんですよ」
大村「え、いや、しかし・・・助けてくれるってのに、断るっていうのも・・・ねぇ」
権田「わかっていますよ。まずは勝利、ですよね」
大村「・・・・・・。」
※助っ人の加入人数で変化。主人公を含め、最大9人。
ただし、仲間評価が高い、3人以上の助っ人がいないとこのイベントは発生しない。
【7月15日・日曜日】
ついにコアラーズとの試合の日がやってきた
寺門 「うわっ!?観客がいっぱい来てる!?見てる人がいっぱいいるよ!」
木川 「こんなにお客さんがいると僕、緊張しちゃうなぁ〜」
大村 「まだたいして宣伝していないのにどういうことなんだ、これは?」
大田 「くくくく・・・見たか、ジャジメントスーパーの力を。
この試合の各イニングで貰えるスタンプを集めると、商品が最大40%割引になるのだ!」
店員 「でも、大丈夫ですか?この割引率・・・大赤字ですよ。」
大田 「ははははは!・・・きみが気にすることではない」
店員 「あ、申し訳ありません!」
佐和田「お前ら、何をボケっとしてるんだ。さっさと試合前練習を始めるぞ」
権田 「でも、観客が・・・」
佐和田「はぁ?高校野球の甲子園に比べれば無人みたいなもんだ!そら、とっとと行け!」
(タタタタタッ・・・)
佐和田「おい、パワポケ!」
主人公「はい」
佐和田「よーじ、お前はしゃんとしているな。いいか、お前は試合全体を見ろ。キャプテンなんだからな」
椿 「・・・うん、いい日だ。貧乏臭い野郎と貧乏臭い商店街に引導を渡すにしちゃ、上出来だ」
カンタ「おじちゃん、がんばってー!!」
主人公「よーし、みんな!この試合が商店街の正念場だ。絶対に勝つぞ!」
(おおー!)
ビクトリーズVSコアラーズ 4-4 8回裏コアラーズの攻撃 1アウト2塁 バッター3番
この試合から攻守交替以外は自分で操作することになる。8回裏のピンチからなので逆転を許すと苦しい展開になってしまう。
相手ピッチャーは前回と同じ大北。威圧感があるためこちらの打撃能力が下がってしまう。
なお、主人公はどんな能力でも必ず試合に出場している。
主人公「やったー、勝ったぞ!」
大村 「よかった、よかった・・・もう、負けたらどうしようかと」
大田「あああああ!?サービス券まで配って宣伝したのに!」
店員「商店街の宣伝になっちゃいましたね」
(ポカ!)
大田「椿めぇ〜!!散々大きなこと言ってなんてザマだ!」
主人公「俺の勝ちだな、椿!」
椿 「・・・・・・。フン!」(スタスタスタ・・・)
カンタ「パワポケさん、やったね!」
主人公「ああ、何とか勝てたよ」
カンタ「そんなことないでやんす!ビクトリーズの完全勝利でやんす!」
奈津姫「カンタ。パワポケさんは謙遜してるのよ」
カンタ「何だ、そうだったでやんすか!」
主人公「あ、いや・・・そうい言い方をされると・・・」
奈津姫「ふふふ、冗談ですよ。ちょっと、カンタのヒーローを困らせようと思って」
主人公「・・・ははは、人が悪い」
権田「・・・・・・・・・・。」
(そして・・・)
並木「対コアラーズ戦勝利に乾杯!・・・・・・・・・あれ?どうしたんです、みなさん?」
木川「ちっともうれしくなんかないよ。なんだかおかしいですよ、今のビクトリーズは」
権田「まあ、監督も主力選手も外部から来た連中だからな」
青島「それはそうだが、彼らなしでは試合に勝てなかったんじゃないのかね」
木川「あいつら、いい気になってますよね。この前だって・・・」
権田「何があったんだ?」
木川「あの連中の練習した後の、後片付けをやらされたんですよ。自分の後始末ぐらい自分でやりゃいいのに」
権田「・・・・・・・・・。」
木川「ねえ、これでいいんですか権田さん。昔、河川敷の石を拾って練習場所を作ったじゃないですか。
仕事もろくにしないでって、白い目でみられながら練習してたじゃにですか。
あの苦労は、あんなよそ者の連中が活躍するための準備だったんですか!?」
権田「・・・まあ、手はあるさ。ようするに、助っ人がいなくてもジャジメントに勝てるようになれればいい」
木川「な、なるほど!じゃ、あいつらに気づかれないようにこっそり練習するんですね?」
並木「ええっ?しかし、本官は時間が・・・それに今の練習でも、へとへとで」
権田「このままだと、俺達はあの連中の引き立て役で終わっちまうんだぞ」
木川「・・・僕はやるよ。あんな野球をなめた連中に負けてたまるか。商店街のヒーローはこの僕だ!」
青島「・・・・・・・・・」
ここまでが「さすらいのナイスガイ編」の前半です。後半は3ヵ月後10月になってから・・・
【10月1日・月曜日】
コアラーズの試合以降、ビクトリーズは連戦連勝。敵なしの大活躍で地方紙やローカル番組でも取り上げられるようになった。
それと同時に、ウギブギ商店街は野球テーマの商店街として知名度を上げていった・・・
コールドマン「それではウギブギ商店街の土地はまだ集まっておらんのだな」
大田 「はい・・・」
コールドマン「もっと良い報告を聞きたいものだな。オオタマネージャー」
大田 「は、はい、申し訳ありません。ただ、何分資金が足りませんので」
コールドマン「必要なら、日本支社に協力させよう。今年中にメドをつけるのだ」
(プツン)
椿 「で、あの土地には何があるんだ?」
大田「うわっ、椿!?待てよ・・・なぜここにいる。お前は逃げ出したんじゃなかったのか?」
椿 「ははは、逃げてたんじゃねぇよ。勝つために数を揃えてきたんだ。紹介するぜ、ザ・トリオだ!」
「・・・ソルジャーと呼べ」
「・・・番長だ」
「・・・ロボ」
大田「なんだ、こいつらは?」
椿 「ちょいと昔の知り合いでね。今度こそパワポケの野郎は潰す!それで・・・さっきの話だが」
大田「ん?何のことかな?」
椿 「商店街の土地には何があるんだ?」
大田「フ、フン!なぜお前達に話す必要がある?」
椿 「ああ、そうかい?おい、お前ら。ちょっと下の売り場で暴れて・・・」
大田「ま、待て!私も会長から何も知らされてないんだ!」
椿 「・・・本当か」
大田「あそこに何かが埋まっている。私はそれしか知らん。とにかく、他言無用だぞ!
商店街に関しては、すでに作戦がある。お前達にも協力してもらうぞ」
そのころビクトリーズは・・・
カンタ「パワポケさん、練習を見に来たでやんす!」
主人公「ああ、カンタ君。応援に来てくれるのは嬉しいけど勉強は大丈夫かい?」
カンタ「痛いところをつかれたでやんす」
権田 「キャプテン、そろそろノックを始めようと思うんだが」
主人公「ああ、そうだな。先に準備しておいてくれ」
権田 「・・・・・・・・・」
カンタ「権田さんと喧嘩してるでやんすか?」
主人公「いいや。どうしてそう思う?」
カンタ「なんだか、怒ってるみたいでやんす」
主人公(俺がキャプテンになってからなんだかぎくしゃくしてるんだよな。きちんと話し合ったほうがいいかな?)
405 :
ゲーム好き名無しさん:2010/12/12(日) 11:11:27 ID:xVVY4nF7O
>>390 ていうかむしろ使用人にはそんなに黒い印象は受けなかったなー…母親が悪すぎてwww
>>391 そうそう、ナイトメアプロジェクトだよ
期待してたけど微妙すぎたwww
スレチ。ここは感想を言うスレじゃない
wiki見てると、自分の感想とか書いてるのがあって困る
wikiに入っちゃうような、あらすじと交えて書かれる感想は困るが、
そうでないのなら別におk
感想は別に構わないんだけど、それだけでは…
要約ではなくもっと詳しいストーリーが知りたい
携帯アプリ「7thBloodVanpire」のもっと詳しい話をリクエストします
PS2の 「SIMOUN - シムーン - 異薔薇戦争〜封印のリ・マージョン〜」 をお願いします
またそういうことを
つまりどういうことです?
PS2の 「SIMOUN - シムーン - 異薔薇戦争〜封印のリ・マージョン〜」 をお願いします、ということです
は?
リクエスト
携帯電話ゲームの「GODEATER MOBILE」をお願いします
ちょっと前にも出たが、リクエスト側がトリップつける必要は無いよ。あくまでも書く時に隔すものだから
PSP「探偵オペラ ミルキィホームズ」をお願いします。
age
テイルズオブグレイセスエフが発売されたから、未来への系譜編も含めて出来るだけ詳細版を書こうと思ってます
コープスBRのつづきを投下します。
結衣が男子生徒の霊に追い詰められていたその頃、二階の西側にある最初の教室で
結衣の帰りを待っていた良樹とあゆみだが、嫌な予感を感じたあゆみは
「先生を探しに行こう」と良樹に訴える。
入れ違いになるかもしれないから待とうと諭す良樹だが、あゆみのあまりの必死さに折れ、
ペンで教卓に、もしこれを見たらここで待っていてほしい、と結衣宛のメッセージを残し、
教室を出ることにする。
二階の廊下を進む二人だが、その先は二人が廊下に出た直後に起こった地震によって
更に大きく崩れ、脇にある教室(結衣が入った教室)は完全に出口のない状態になっていた。
仕方なく引き返し一階へ向かった二人は、そこで数人の人骨を発見する。
本物の人骨や、その骨からかすかに聞こえてきた「キ…ザ…ミ…!」という声に怯えつつも
先に進んだ二人は、細長い奇妙な形をした教室に辿り付く。
そしてその教室の奥、床に設置された不気味な滑車装置の脇には、少年の霊が座り込んでいた。
怯えた様子で目を合わせてはいけないと訴えるあゆみの言葉を聞いた良樹はすぐに
教室を出ようとするが、机の上に置かれた釘抜きを見て、自分達が最初にいた教室に
釘で閉ざされた扉があったことを思い出し、少年の霊と目を合わせないようそれを手に取る。
急いで教室から脱出し、そのまま最初の教室に戻ろうとした二人だが、先ほどの白骨の前を
通り過ぎた途端、あゆみの様子がおかしくなる。
意味不明な言葉を叫び走っていってしまったあゆみを追い駆けた良樹は、なんとか玄関で
あゆみに追いつく。相変わらず意味不明な言葉を呟き続けていたあゆみは良樹の声に
我に返るが、おかしくなっていた間の記憶はないようだ。
あゆみを不安がらせないようとりあえずその場をごまかした良樹は玄関扉を調べてみるが、
扉は固定されてしまったかのように動かない。
二人は仕方なく他の出口を探そうと玄関を出るが、その前に先ほどの少年の霊が現れた。
「触られたらいけない」というあゆみの忠告に従い、良樹はあゆみを連れて急いで
少年の横を通り抜け、最初の教室へ向かう。
釘で閉ざされた扉を開けて中に入ってみると、そこは釘抜きのあった教室と同じような
歪な形状で、同じ滑車の装置も設置されていた。
試しに装置のレバーを引いてみると、滑車が作動しピアノ線を巻き取っていくが、
どうやら装置は一階に繋がっているらしく、ここの装置だけを作動させても意味がないようだ。
それを見た良樹は再び釘抜きのあった教室へ向かい、同じように滑車を作動させる。
すると、装置によって渡された板が一階の廊下にあった亀裂を塞ぎ、先へ進めるように
なった。
その廊下の先へ進み、二階の東側に到着した二人は、保健室の中から楽しげな声が
聞こえてくることに気付き、様子を覗いてみる。
すると、そこには三人の子供の霊と笑いながら話している同級生・繭の姿があった。
<続く>
age
リクエストの『月の光』の「エピローグ」「あとがき」のついでに「七不思議」「完結編」「七不思議外伝」を補完しようと思ってるのですが問題点が2つ。
・リクエストはDS版なのですが、投稿するのはPS2版。
・「あとがき」は『夜想曲』『夜想曲2』と同じくプロデューサーの挨拶なので本編とは何の関係もない。
DS版は未プレイなんですけど、ストーリーに大きな違いはないと聞いたので気にせず投稿してもいいんでしょうか?
未解決のSILENT HILL -SHATTERED MEMORIES-を投下します
SILENT HILL -SHATTERED MEMORIES-
登場人物
ハリー・メイスン:主人公。シェリルを溺愛し、捜索に執念を燃やす。しかし、その正体は……
シェリル・(ヘザー)メイスン:今年で七歳になるハリーの娘。彼女を見つけ出すことが本作の目的。
シビル・ベネット:サイレントヒル市警の婦人警官。サイレントヒルの街、住人に関して熟知している。
ドクターK(カウフマン):常に落ち着いた態度を崩さない精神分析医。プレイヤーは彼からの心理テストを受けていく。
ミッシェル・バルデズ:ミッドウィッチ高校のOG。ジョンと結婚する資金を稼ごうとバーで働いている。
ダリア:正体不明の女性。ハリーと深い関係にあることを匂わせる謎の女性。
リサ:アルケミラ病院で働く看護士の女性。
ジョン:ミッシェルの恋人。弁護士の仕事をしており、ミッシェルとは疎遠になりつつある。
・OPムービー
ハリーとシェリルの姿が撮影されたVHS。映像にはかなりノイズが目立つ。
彼らは幸せそうに車で出発し、遊園地ではシェリルが「パパ大好き!」と歓声を上げている。
映像は二度、三度と巻き戻され、同じ部分が何度も再生される……
場面はドクターKの部屋に切り替わる。ドクターKは助手から「新しい患者が到着した」と報告を受けた。
「準備は出来ている」と答え、部屋の照明を点けるドクターK。
また場面が切り替わり、雪が降りしきる無人の道路。
ハリーの車が激しいスリップを起こし、フェンスに激突した。シートベルトを外して外に出るが、力尽きて意識を失うハリー。
***
再び場面はドクターKの部屋に移る。FPSのような主観視点でKと相対するプレイヤー。
(以下、ドクターKの部屋で展開される物語をカウンセリングパートと呼称する)
K「来てくれたという事は、君が協力的だということだろう。良い傾向だ。
他のセラピストとは上手く行かなかったようだが、私はメモは取らないし、薬は処方しないし、
決まりも作らない。最初に戻って、何が起きたかを理解しよう」
ドクターKはプレイヤーに対人関係に関する幾つかの質問を与え、
(友達は多いか?酒飲みか?浮気性か?など)その回答を見ると、カウンセリングの開始を告げる。
***
ハリーが目を覚ますと、後部座席にはシェリルの姿は無かった。辺りには人影はなく、足跡などの痕跡も見当たらない。
ハリーはシェリルの名を呼びながら、暗い夜道を先へ先へと進んでいく。
バーに入ると、婦人警官シビル・ベネットがいた。
彼女に「娘が居なくなった」と言い、免許証(とそれに挟んだシェリルの写真)を見せる。
(なお、カウンセリングパートの回答次第でシビルの態度は変わるが、大まかな流れは変わらない)
シビルは、シェリルは先に家に帰ってしまったのではないかと推測。
それを裏付けるかのように、ハリーの携帯電話に家からの電話が。
シビルの無線にも警察からの応援要請がかかった為、二人は再会を約束して別れる。
家の住所は、バーから路地を幾つか越えた所にあるレビン通りだった。
家に帰ろうとするハリーだが、その途中でブランコに乗った少女の影らしきものを見つける。
携帯電話で撮影すると、その姿はシェリルに酷似している事が判明するが、影はすぐに逃げ去ってしまう。
更に先へ進んでいくとシェリルから電話が。シェリルは「パパ逃げて!戦うのは無理よ!逃げて!!」と叫んでいた。
電話が切れると同時に怪奇現象が発生。周りの建造物や車などが瞬時に凍結していき、
道を塞ぐかのように巨大な氷柱が出現する。これが本作の『悪夢の世界』である。
ここでは、青白く目を刳り貫かれた子供のような姿の怪物が大量に出現してハリーに襲い掛かる。
シェリルの警告通り、この怪物達に対抗する手段は『逃げる』のみ。携帯GPSの地図を頼りに家の住所→レビン通り目掛けて走り続けるしかない。
(しかし、怪物たちは抱きつくだけで、力尽きたハリーに対しても危害を与えようとはしない……)
激しい逃走劇の末、ハリーは異常な『悪夢』の世界を抜け出す事に成功する。彼の目の前には、一軒の家があった……
***
カウンセリングパート開始。
K「車の事故について聞けたのは良かった。以前だったらその話も出来なかっただろうし。
その件は後で話すとして、今は家族の話をしようか?これは君にとって重要なんだ。
君にとって家族は形を持った愛情であり、自分の感情を理解してくれる存在だ」
Kはプレイヤーに家族との関係に関する質問を幾つか与えた後、一枚の塗り絵を与える。
そこには一軒の家と、一台の車、そして家族と思われる二人の人物が描かれている。
「君の中の子供を解放して絵に色を塗るんだ。絵の題名は『幸せな家族』だ。」
プレイヤーは色鉛筆を駆使して絵に色を塗り、Kに渡す。
K「幸せそうな家族だな。君の家もこんな感じかい?」
***
ハリーは自分の家に辿り着いたかに見えたが、家にはシェリルはおらず、
代わりにハリーとは面識の無い老夫妻が住んでいた。(なお、家は塗り絵で塗った通りの色になっている)
ハリーは声を荒げて「ここは自分の家だ」と主張するが、老夫妻は困惑しながら、彼を追い出す。
通報されたらしく、シビルが駆け付ける。ハリーは「シェリルは奴らに誘拐された」と主張するが、
シビルは、善良な事で知られる彼らが誘拐などするわけがないと言い、ハリーをパトカーに乗せ、署に連れて行く事に。
シビルは二十年間警察に務めており、町の全住人を熟知しているのだが、ハリーの姿を見たことが無いと語る。
また、事故のショックでハリーの脳がダメージを受けている可能性を指摘し、病院へ行くよう薦める。
雪による視界不良の為、シビルは一時車を降りて前方を確認しに行く。
しかし、何時まで待っても彼女が帰ることは無く、道路は雪で塞がっているので、ハリーは森の中へ進んでいく。
途中でエコーメッセージ(残留思念を文章や画像、音声などの添付ファイルとして受け取る)や、
『保管された記憶』(直接攻略に関係ないアイテム。何者かの思い出の物品)を入手しながら進んでいくと、シビルから電話が。
彼女はハリーが勝手に脱出した事に怒って早く戻るよう警告する。
しかし、ハリーは「逮捕されたわけではない」として、娘の捜索を続行する。
すると、再びシェリルの形をした影のようなものに遭遇。
同時に再び世界は凍りつき、『悪夢の世界』に移行。ハリーは森から脱出する。
異常な森を出ると既に夜が明けており、ミッドウィッチ高校の敷地に着く。
シビルから「高校の体育館には災害対策用のシェルターがある。シェリルはそこにいるかも知れないから待て」
と言われるハリーだが、「シェリルが居なかったら待たない」と言い捨て、高校へと侵入していく。
***
カウンセリングパート開始
K「さて、楽しかった高校の日々に辿り着いたね。しかし、高校は人格形成に悪影響を与えてしまう場所でもある」
Kはプレイヤーに高校時代の自分のイメージについて聞き始める。
(スポーツ万能だったか?酒飲みだったか?ヴァージンだったか?など)
そして次に『理想の時間割』を製作させる(数学、体育、文学、性教育、など)
K「さぁ、学校で起きた悪いことについてもう少し話をしよう」
***
体育館に辿り着いたハリーが見たものは同窓会の会場だった。豪雪の為か参加者はミッシェル一人きり。
彼女にシェリルの居場所を聞くハリーだが、ミッシェルは自分の高校時代の先輩である、シェリル・メイスンの話をし始める。
七歳の女の子であるシェリルと、この高校を既に卒業した大人であるシェリルに関連性などあるのか、調査を始めるハリー。
ハリーらは校長室のパソコンをハッキングして、シェリル・メイスンに関する情報を収集する。
調査の末、彼女の住所と電話番号を入手したハリー。シェリルはシモンズ通り(あまり良い地域ではないらしい)に住んでいた。
免許証は古くなっている事、住所が変わっていることから、「記憶を失っているのではないか」と感じ始めるハリー。
例の番号に電話をかけてみるが、応対した女性はシェリルと同居しているらしい女性、ダリア。
ダリアはハリーの名を聞くと、「何のつもり!?もうかけてこないで!」と絶叫し電話を切ってしまう。
同時に世界は悪夢の世界へと移行。(この段階で既に、ハリーの中では子供シェリル=大人シェリルという認識になっている)
この裏世界では、指定された場所でゴシップ写真を撮影しなければならない。被写体は大人の姿になったシェリル。
彼女は中年の高校教師と性的な関係を持ち、品行方正とは言い難い高校生活を送っていたようだ。
悪夢の世界を脱すると、ミッシェルと共に彼女の勤めるバーへ向かっていた。
ミッシェルは恋人のジョンとの結婚資金を貯める為に働いていると幸せそうに語る。
バーで彼女の車に乗せてもらい、シェリルの住所であるシモンズ通りまで送ってもらう予定だったが、
トイレから出るとミッシェルがいなくなり、代わりにダリアと名乗る若い女性が現れる。
困惑しながらもダリアの車に載せてもらうハリー。
ダリアは服装も台詞も扇情的で、ハリーとは性的な関係にあると語る(彼女の乳首にニックネームをつけるほどらしい)。
しかし、一方のハリーはダリアの事を全く知らなかった。ダリアはハリーの言動が本気とは信じず、イラつき始める。
すると突然、悪夢の世界化が始まり、渡っていた橋が崩壊、二人の乗る車は深い川の底へと没してしまう。
ダリアは氷付けになって動かなくなり、車内にも浸水が始まる。「抵抗するな」という不気味なメッセージが表示される中、
ハリーは車を脱して岸へと這い上がり、力尽きる。(脱出しなくても、いつのまにか脱出したことになっている)
***
カウンセリングパート開始
K「残念だがしょうがない。誰もがいずれは死ぬ。知らん振りをしていても結果は同じだ」
Kは七枚の眠っている(あるいは死んでいる)男女が描かれた絵が並べ、『どの絵の人物が死んでいるか当てろ』と言う。
K「実際のところ正解なんて無い。彼らは全員死んでいるんだ。じゃあ話を続けようか?」
***
目を覚ますと、シビルに車椅子に乗せられているところだった。
ダリアの安否について尋ねるが、どうやら事故自体が起こっていないようだ。
シビルはハリー・メイスンの記録について調査した結果、分かった事があると語るが、詳細が語られる直前に世界は悪夢の世界化。
この辺りになってくると怪物たちの姿は、かつての子供型から成熟した女性のような姿へと変貌を遂げている。
悪夢の世界と化したアルケミラ病院を脱すると、救急車が受付に激突して炎上しているところに出くわすハリー。
車を運転していた看護師の女性、リサは負傷していたが、病院で治療するほどでは無いといって自宅へ向かう。
彼女を送っていくハリー。(炎上した救急車を放置していいのかと思うが、特にフォローはない)
彼女は自宅で応急処置をし、鎮痛剤らしき薬を飲んで眠った。
***
カウンセリングパート開始
K「君は全てに罪悪感を感じている。君は過去の自分を責めている。自分を責めずに、この世界を責めるべきだ」
Kは、ある王女と王子が政略結婚によって生まれた悲劇の寓話を語り、登場人物の内、もっとも『罪が重い者』は誰か?と問う。
K「罪悪感から逃れる一番の方法は、まず捕まらないことだね。では続けようか?」
***
ハリーはリサの家を出て再びシモンズ通りを目指すが、リサからの電話を受けて引き返す。
戻ってみると、リサは頭から血を流して絶命してしまった(死因は不明、事故のダメージが予想以上だったのか薬のせいなのか)。
尾行してきたのかシビルもその場に現れ、ハリーがリサを殺害したと勘違いして銃口を向けてくる。弁解するハリーだが、
シビルは「もう騙されない。あなたはハリー・メイスンではない!」と断言する。その途端、世界は悪夢の世界と化してしまう。
悪夢の世界を抜けてショッピングモールへと入ったハリーは、ある警備員が残したエコーメッセージを入手する。
彼は万引き常習犯であるシェリルを心配して彼女を更生させようとしたが、錯乱したシェリルに刺されてしまったようだ。
ショッピングモールを抜け、遂にシモンズ通りのシェリルが住むというアパートに辿り着いたハリー。
そこに住んでいた壮年の女性ダリア(若いダリアを老けさせたような容姿)は、シェリルは『灯台』にいると言う。
彼女はハリーの手(結婚指輪)を撫でながら、「あなたと私は運命の鎖で縛られている。富めるときも病める時も……」と呟く。
ハリーが「お前が私の妻?」と呟くと同時に、悪夢の世界化が始まる。
今回の悪夢の世界は今までよりも更に異常さを増している。同じ部屋が何度も何度も繰り返され、異様に長い階段を降りていく事になる。
更には、底が霞んで見えない程の奈落に飛び降り、数百メートルほど落下して底に激突するも、ハリーは傷一つ負わない。
終わりの見えぬ迷宮を抜け、元のアパートのシェリルの部屋に辿り着いたハリーは「シェリル、ここがお前の部屋だ。だがお前はいない」と呟くと、
傍らにあった写真立てを放り投げてベッドに倒れる。幸せそうなシェリルとハリーの姿がひび割れた。
***
カウンセリングパート開始
K「私たちは皆、結婚に縛られている。悲観的と思うかもしれないが、離婚とはそういうものだよ」
Kはプレイヤーの結婚観について尋ね、次に六人の男女の写真から三組の夫婦を作るよう言う。
K「何か分かって来たぞ。少しずつだが前進しているようだ」
***
ハリーはいつの間にか部屋に入っていたミッシェルに起こされる。シェリルを見つけ出すべく『灯台』へ向かうというハリー。
二人は、ミッシェルの恋人であるジョンの運転する車で灯台に向かうが、ジョンは途中でミッシェルに別れ話を切り出し、
口論の末に二人は車を降りて何処かへ行ってしまう。 取り残されたハリーは下水道を抜けて灯台を目指す。
湖畔のバーに入るとミッシェルがいた。やはり二人の関係は破綻してしまったようだ。
ミッシェルはハリーに、船着場の船で灯台に向かうよう教える。
***
カウンセリングパート開始
K「核心に近づきつつあるが、まだ性の部分に触れていない。君は性に関して過剰な嫌悪感を持っている。」
Kはロールシャッハテストの如き幾何学的な絵を示し、そのうちのどれが『性的に感じるか』を尋ねてくる。
K「君は自分の性を拒絶している。そして死すらも。性とはつまり死だ。性の否定は即ち死の否定なんだ」
「健康な人間には分析は必要ない。君は明らかに満たされていないんだ。では最後まで見てみようか」
***
遊園地を抜けて船着場を目指すハリー。遊園地ではまたシェリルの影が現われ、ある一家の日帰り旅行の状況を見せる。
離婚しそうな夫婦が仲直りしかけるが、子供の気遣いがかえって悪い結果を生んでしまったようだ。
この一連の物語はハリーに関係があるのか?
船着場に停泊していたボートに乗ると、船室にはダリアがいた。彼女は船を灯台に向かうよう操舵すると、
ハリーに酒を飲ませてベットへと誘う、二人は抱き合い、服を脱いで絡み合った……
ハリーが目を覚ますと既に船室内は悪夢の世界化し、氷漬けになっている。
(半裸だった為)その場にあったTシャツを身に纏い、灯台らしき灯りを目指して、凍結した湖を走るハリー。
携帯にはシビルから「これがあなたの七歳の娘?」というメッセージと共に、シェリル(大人)の逮捕写真が送られてくる
湖上では、どこからともなく大量の怪物たちが現われる上に、逃げ場所も無いために、やがて追い詰められてしまうが、
何故か怪物たちは氷漬けになり、湖が割れてハリーは水の中に落ちてしまう。必死に灯台の灯りを目指して泳ぐハリー。
水中には水没した車と人間の屍が見える。ハリーは岸辺を目前にして力尽きるが、そこに現われたシビルによって救い出される。
シビルはハリーを止めに来たわけではないようだ。
彼女は『18年前にハリー・メイソンが交通事故で死んでいる』事を突き止めたが、それでもハリーを信じ、『灯台』へと迎えと諭す。
そしてシビルは「私は明日辞表を出す。”この町で”警官を続けるのは無理だと思う」と言い、去っていく。
(今までの選択肢次第では「私は警官の仕事に誇りを持っている。これからは自分の思うように生きていく」と言う事も)
目の前にあったのは『灯台』ではなく、ドクターK(カウフマン)の診療所だった。
(灯台は英語でLight houseだが、障害者の更正施設もLight houseと呼ばれる)
その奥へと踏み込んでいくハリー……
***
K「これでは埒が明かないな。私が何を説明しても君は聞いていない」
「18年間も拒否し続けている!全ては君の小さな脳みその中の幻想の世界なんだ!」
Kは今までの態度が嘘だったかの如く、感情的な態度を取り始める。
K「君は繰り返し再生されるホームムービーを見て、目を剥いている青白い化け物だ。複雑性悲嘆と言う奴だ」
「両親の関係がうまくいってないことから少女は自分を責めた。そして父親が死んだ」
「少女は父親の死を認めず、過去の父親の姿も拒絶した。七歳の子供には両親の本当の姿など分からないのに」
「そして彼女は想像上の父親に取り付かれていき、その世界をガラクタで作り上げていった」
「ありもしない幸せな毎日のかけら、存在すらしない父親のかけらでだ……目を覚ますんだ!!」
「君の父親は輝く鎧を纏った騎士なんかじゃない。ただの人間だ。君は父親の真の姿を知らないし、知ることも無い」
そこに、扉を開けてハリーが現われる。
K「君の頭の中を歩き回る父親は幽霊ですらないんだ。最初から存在しない。フランケンシュタインの怪物のような子供の想像だ」
「だが、君は生きている。母親も生きている。彼女は君の作り上げたモンスターなんかじゃない。自分の人生を生きるんだよ」
ハリーは、いままでずっとカウンセリングを受けていたプレイヤー=シェリルを呼ぶ。
シェリル「ずっと一緒にいてくれたわ」
ハリー「これからも一緒だ」
黙って首を振るシェリル。ハリーの姿は凍りつき、消えた。
(今までの選択肢次第でハリーから自発的に消えるルートもあるようです)
そして、これまで何度も繰り返された映像の”続き”がEDムービーとして再生される
・EDムービー
***
離婚ED(平均的な選択肢を選んでいた場合)
離婚の日、シェリルとダリアに別れを告げるハリー。
ハリーは「私たちが別れるのはお前のせいじゃない」とシェリルに言い残し、車で家を去った。
喧嘩ED(禁欲的な選択肢を選んでいた場合)
作家としての収入が生活を支えられなくなったらしく、ダリアに殴られ、なじられるハリー。
どんなに口汚い言葉を浴びせかけられても、彼に反論する言葉は無かった……
不倫ED(性的な選択肢を選んでいた場合)
ミッシェル、リサとベットの中で絡み合うハリー。これからの行為を撮影するつもりらしい……
泥酔ED(飲酒に関する選択肢を選んでいた場合)
酒に酔い、泥酔しながら帰宅するハリー。その姿には父親としての威厳など全く無かった。
***
EDムービーの後、今後もカウフマンの元に通うことになったシェリルは『保管された記憶』を箱の中へと片付けた。
・UFOエンド
ハリーが診療所の奥へと入ると、突然、カウンセリングパートがCGから漫画調のイラストになってしまう。
***
K「これで終わりか?今まで会話を重ねてきて、君は本気で父親がエイリアンにさらわれたと思っているのか?」
「カルト集団や悪魔の話のほうがよっぽどつじつまがあっていたよ!!」
シェリル(こっちの絵のほうが可愛い)は「町全体が巨大な宇宙船なのよ」などと言って話を聞く様子が無い。
そして、扉を開けて入ってきたのは……ハリーではなくジェイムス(サイレントヒル2主人公)だった。
彼とメアリーもKの元で治療を受けているようだ。(しかも、奥さんを最近見かけていないって事は……)
気を取り直して治療を再開するK。「私の母親はビッチ(雌犬)だった……」と呟くシェリルの姿は何故か柴犬の姿になり、
Kの姿はいつものグレイ型エイリアンの姿になっていた……おあとがよろしいようで。
シャッタードメモリーズ、写真を死んだ人間と寝てる人間に分けた時のドクターの台詞は「みんな寝てる」だったなぁ。
写真の分け方で台詞違ったりするんだろうか、他のカウンセリングの台詞は知ってるのと変わらないんだけど
>>429 写真の分け方で変わるみたいです。
他にも非常に細かい分岐がある為、カバーしきれてない部分があると思います。
本作が”初代サイレントヒルのリ・イマジネーション作品”として宣伝されていた為か、
既存シリーズ(サイレントヒル2以降の作品)に続くと勘違いしている人もいますが、
もしそうだとすれば設定が根底から崩壊するため、(UFOエンド以外)他のシリーズとは関係しないと考えるべきでしょう。
以上です
おつです。ちろりと動画見た感じ、ED分岐は今までのシリーズのよりも大分あいまいだよね。
だから、細かい分岐をフォローしきれないのはしょうがないさ。
パレット思い出した
>>424 PS2版であることを明記しとけば大丈夫
まぁ好きに書け
あとがきについてはストーリーに関係ないので割愛でも構わない(夜想曲がそうなってる)
何だったらWikiにある既出部分を書き直しても構わないぞ
職人さんをねぎらわないコピペの奴といい偉そうだな
オマエモナー
442 :
ゲーム好き名無しさん:2010/12/23(木) 23:36:18 ID:jgyYwBiB0
DS「SDガンダムGジェネレーションDS」のライバルルートをお願いします
みんなおつです
うわ、すごく久しぶりに書き込めた。
という訳で前に気まぐれで書いておいた勇者30の続き「騎士30」いきます。
基本事項はwikiにある「勇者30」及びその中の「魔王30」「王女30」を
参照してください。
「騎士30」は上記の3ゲームをクリアすることで解禁されるもので
3つの時代の後の話となります。
死にまくりACT「騎士30」
世界を幾度と無く襲った危機は勇者、魔王、王女といった英雄たちの手によって退けられた。
その影で砕かれたルビーを集め終えた時の女神は気の緩みからノワールの魔の手に落ちてしまうことになる。
時の女神も英雄もいない世界では瞬く間にモンスターに蹂躙されていくことだろう。
超魔王の目覚めは確実に近づいていた。
もう世界に希望は残っていない。
奇跡が起こらない限りは……。
これは女神暦500年から始まる物語。
たった一人の騎士が命を懸けてたった一人を守り、
奇跡を起こす、騎士の物語。
(OPより)
登場人物
・騎士(デフォルト名:ナイト)
ひた向きさと従順さが武器の半人前騎士。ちょっと(かなり)アホの子。
死したところを賢者に生き返らせてもらい、忠誠を誓う。
・賢者
全滅呪文を唱えることの出来る謎の人物。蘇生呪文も使えるが戦闘能力は皆無。
その正体は……?
・ロージア
少女の姿をした魔人。妖術が得意で美形好き。
・ブルウッド
ガチムチ怪力女魔人。ロージア大好き。
・グリアード
ロージアに操られている鳥人。助けた後は手助けしてくれる。
・時の女神
いなくなりました。世界滅びます。
・超魔王
もうすぐ復活します。
・ノワール
うっはうはだぜ!
・ミレニア
魔王30参照。魔王の恋人。出番はちょっとだけ。
「時の女神のルビー」
wiki参照。女神の力の源で、かつての戦いの際に砕かれていた。
ようやくルビーが修復できたと思った矢先、事件が起きる。
ある日、時の女神様はサルでも捕まらなさそうな仕掛けの下に落ちていたお金を嬉々として拾ったことで、ノワールの手に落ちてしまいました。
こうして世界からは女神がいなくなってしまい、魔物たちが跋扈する暗黒の時代へと変貌してしまったのです。
そして、女神暦500年。
人間の最後の希望ともいえる騎士団も、あっけなく崩壊してしまいました。
・
・
・
そうして滅ぼされてしまった城には、周りが逃げ散っていく中たった一人だけ最後の最後まで戦い抜いて力尽きた年若い騎士が横たわっていた。
その姿を見つけた賢者はあっさりと騎士を生き返らせると、静かに命じた。
「守るものを失ったお前に、私を守るという使命を与えよう」
「守りますっ。守らせてください!!
賢者様から頂いたこの命で賢者さまをお守りします」一も二も無く素直に従う騎士。
「うむ、よく言った。早速だがモンスターに囲まれている」
賢者はモンスターを全滅させる呪文を唱えることが出来るが、それには30秒かかる。
その間無防備になる賢者を迫り来るモンスターから守りきることが騎士の使命である。
騎士は死んでしまっても賢者さえ生きていれば生き返らせてもらうことができる。
文字通り命がけで(というか死にながら)賢者を守り抜くのである。
(体力削って夜なべすることで敵を足止めするトラップも作れる。結構重要)
生き返りたてで武器もない騎士は体当たりで敵に突っ込んだり、賢者様を担いで安全な場所に運んだりすることでなんとか守りきることに成功する。賢者の呪文によって城からモンスターたちは一掃された。
しかし超魔王を倒すために集められた騎士たちは全滅し、もはやどうしようもない。
途方に暮れる騎士に向かって、賢者は言い放った。
「超魔王を倒すぞ」
かつて世界に現れた英雄―勇者、魔王、王女の力を集めることで、超魔王に対抗する。
超魔王が復活するまでもう時間が無い。
そうして賢者と騎士は世界をまわる旅へと出発するのだった。
だが、その姿を怪しく笑いながら見送る影があった。
魔人ロージア。あどけない幼女の姿をしながらも幻影を操る妖術を得意とし、美形を奴隷にするのが大好き。
彼女は次なるターゲットを賢者に定め、ガチムチ女な魔人ブルウッドと妖術で操る鳥人グリアードと共に賢者を拉致ろうと付けねらい始めるのであった。
・余談
強力な呪文が使えるも、モンスターの攻撃を食らったらあっさり死んでしまう賢者。
騎「もし賢者さまの体力がなくなっても賢者様に生き返らせてもらえばいいのでは?」
賢「うむ、では次からお前が死んでしまったらお前に生き返らせてもらうといい」
騎「無理でした!」
賢「気付いてくれて助かる」
○王女の大陸
200年前、困っている人がいればどこへでも駆けつける偉大な王女がいた。
彼女が使っていたというボウガンを探してかつての城へと向かう。
旅の途中、ロージアに操られている鳥人グリアードが現れる。
賢者をさらおうと執拗に追いかけてくるグリアードを度々退けながら王女の城へ。
王女の城での決戦でグリアードを正気に戻すことに成功する。
共にロージアを倒そうと呼びかける騎士にグリアードは
「人間風情に従う筋合いは無いわ。しかし、この借りはいつか返させてもらおう」
とだけ言い残して去っていった。
さて王女のボウガンを探そう……と思ったら騎士の足元にありました。
うっかりふんずけて壊しちゃった!?
……それ以前より既に壊れていたようだった。
ちょっと安心するやらがっかりするやらな騎士。
もうボウガンは使えない、ということで次なる力を探して別の大陸へと向かうことに。
・余談その2
騎「それにしても大きなボウガンです。
きっと王女はブルウッドのような人だったのですね」
騎士やばい。
○魔王の大陸
300年前、悪い人間たちを懲らしめたという偉大な魔王が……まだ生きてます。
彼の住まう城へと向かう賢者たち。
しかし魔人ブルウッドがその行く手を阻もうとする。
ロージアが大好きな彼女はそのお気に入りである賢者に嫉妬し、亡き者にしようとその怪力で追い詰めてくる。
何度賢者の呪文を浴びせても効果が無く、騎士たちはぎりぎりまで追い込まれた。
だがその時、颯爽とグリアードが現れて手助けしてくれる。
少しずつ溜まっていたダメージにもう一押しすることで、何とかブルウッドを倒すことに成功した。
城に行くとコウモリの姿をしたミレニアだけがいた。
(魔王30参照。魔王の恋人でノワールに呪いをかけられている)
あともう少しで呪いが解けそうだったのだが、ある日彼女のモンスター化が突然進行すると同時に魔王は理性を失い城を飛び出してしまったのだという。
魔王がどこにいってしまったかも分からず、魔王を探して正気に戻したいミレニアを一行に加えて騎士たちは次の大陸へ向かうことに。
○勇者の大陸
400年前、突如現れた魔王たちを30秒で倒してまわった偉大な勇者がいた。
その勇者が眠る城がこの大陸にあるのだ。
騎「きっと大金持ちで時間にもゆとりのある人だったんだろうなー」
いいえ女神に毟り取られ時間にひたすら追われておりました。閑話休題。
勇者の眠る城を目指すも、魔人ロージアが賢者を奴隷にしようと追い詰めてくる。
何度賢者の呪文を浴びせても、その度に幻影のダミーに騙されてしまってとどめがさせない。更には大量の押し寄せる幻影に弄ばれていると、空からまたもグリアードが現れてロージアの本体を抑えてくれた。
賢者が呪文を唱えることでようやくロージアを倒すことに成功する。
「ギャアァァゆるさんゆるさんゆるざんぞおおお」
可愛い少女の姿が一変し、魔人の本性をあらわにしながら闇の中へと消えていった。
さて捜し求めていた勇者はというと……
「パンツ一枚で凍っている変な人がいます」
「これが勇者だ」
超魔王とノワールを倒すためとは言え、女神に全財産+身包みまで剥がされて封印されているその姿は涙をそそります。(勇者30ラスト参照)
とは言え超魔王を倒す切り札になり得る存在に違いはない。
今の賢者では勇者を目覚めさせることは出来ない、と言うことでその手段を探しに別の大陸へと移動する。
○女神の大陸
勇者の封印を解く為に女神の神殿にある時の女神のルビーを探すことに。
初めこそ未熟であった騎士だったが、強大な敵との戦いをいくつも潜り抜けたことで賢者と騎士との信頼関係はもはや揺るぎないものとなっていた。
騎士のゴーストたちに囲まれてしまった時には
「お前には私という守るべきものがある。
守るものを失ったゴーストたちにお前は負けるのか?」
「目から大量の汗が溢れてきました。もう誰にも負ける気はしません!」
大量の敵に行き止まりまで追い詰められてしまった時でも
「あとはなくともお前がいるではないか。
お前がいるならば……ここは行き止まりなどではない」
「何と言う信頼!この信頼に応えてみせるぞ!
賢者さま、安心して呪文を唱えていてください」
そうして女神の神殿も目前となっていた。
「賢者さま、自分は賢者様をちゃんとお守りすることができたでしょうか?」
「騎士よ、お前を生き返らせてよかった。
いままで本当によくや……っ」
彼らの前に現れたのは魔人ロージアとブルウッド、そして何故かグリアード。
生き延びて執拗にも賢者たちを追いかけてきたのである。
「おにいちゃん、言ったでしょ。このままだとユルサナイって」
「死なないように気をつけな!アハハハハ」
今までの強大な敵が一気に襲い掛かってくることに驚いている騎士。そこに賢者は静かに告げた。
「もうお前は立派な騎士であろう?ならば……立ち向かうのだ」
「……はい」
「これが最後になるかも知れぬから言っておく。
私を守れっ」
「はいっっ!!」
ロージアたちとの最終決戦。賢者は騎士に守られながら全滅の呪文を唱えることに成功する。だが、効き目は無い。それでも騎士は闘志を失わない。
「かかってこい!何度やられたって立ち上がってやるぞ!」
「よく言った騎士よ。一人前になったようだな」
そう言って空より現れたのはグリアード。騎士たちに襲い掛かってくるのは幻影であったのだ。
「受け取れ、これが時の女神のルビーだ!」
グリアードは神殿より時の女神のルビーを持ってきてくれたのだった。
ルビーがあれば賢者の本来の力を発揮することが出来る。ルビーを受け取った賢者から感じる力におののくロージア。
「えっ、何この力。あなた本当に人間なの?
ブルっ、早く賢者を何とかしなさい!」
「アタイにまかせて。その魔法をおやめっ!」
「させるか―――!!」
賢者を止めようと突撃するブルウッドに騎士はその身を投げ打って賢者の前に庇い出た。
そして、賢者の真の力が解放される……!
「今こそ力を解き放とう。究極魔法を!!
これで……勇者の封印も……」
「賢者さま―――!!」
to be continued 勇者300...
またそういうことを
またそういうことを
一日経ちましたが連投規制に引っかかって終わったままにしてしまい失礼した。
騎士30はあれで終わり。まさかの次回に続く的な終わり。
騎士30をクリアすることで「勇者300」が解禁される。
400年に及ぶ魔王たちとの戦いはついに最終局面を迎える!
次回「勇者300」にご期待ください!
って感じ。気が向いたら続き書く。
でも自分以外に続き書ける人がいたら気にせず書いて欲しい。自分も前に書いてた人たちとは別人だから。
>>454 ありがとうございます
ってか続き書くって言ってた人も
気が向いたら書くっていってて
結局書いてないので
気が向かなくてもぜひぜひ続きを書いてほしい・・・
期待してます
ようやく規制解除キター!
ってことで、「Seventh Blood Vampire」予約します。
俺まだプレイしてないから書くときは新作タグよろ
あんたがプレイしてるかどうかとかどうでもいい
新作だから新作トリップをつけてもらうだけだ
>>424 アドバイスありがとうございます。
というわけで、早速投稿します。
以前投稿してくれた内容を考慮して、パートナーは古谷と表記します。
<七不思議について>
『夜想曲2』のミステリーチップのようなもので、特定の箇所で△ボタンを押すと鐘園学院にまつわる七不思議を聞く事ができる。
また7つのうち3つは話を聞いた後、主人公が実際にその話の怪異に遭遇する体験編がある。
<七不思議その1:音楽室の怪>
(噂)
今から20年前、夜中に音楽室からピアノの音が聞こえてくるという噂を聞いた教師が真偽を確かめるべく夜中に音楽室を訪れた。
そこには、見慣れない制服を着た女生徒がピアノを弾いていた。
教師は女生徒を注意したが、女生徒は教師の言葉が耳に入っていないのか、ピアノを弾き続けていた。
何度注意しても全く耳を傾けようとしない教師は感情的になり、肩を掴んで力ずくでこちらに振り向かせた。
すると……その女生徒はゴトリという音を立てて地面に倒れた。
驚いた教師は女生徒を助け起こそうとした。
その時見た女生徒の顔は……骸骨だった!
骸骨は教師の手を握り返し、こう言った。
「弾かせて…、弾かせてぇ…」
(体験編)
大塚千絵(ラブレターを出した3人の生徒のうちの1人)からこの話を聞いた主人公は翌日の放課後、学院を探検している際に音楽室の前を通りかかった。
肝試しに音楽室の中に入ると、音楽室の幽霊と遭遇し気を失ってしまう。
大井先生に助けられ自室に運ばれた主人公は、そこで幽霊の正体を聞かされた。
20年前、その幽霊を目撃した教師は大井先生だった。
大井先生は幽霊の事を独自で調べると、正体は戦時中に学院に在籍していた音楽部の部長だとわかり、見慣れない制服は当時の学院のものだった。
ピアノを何よりも生きがいにしていたのだが、戦火が激しくなると学院の寮が閉鎖され、女生徒は疎開先へと落ち延びた。
疎開先にはピアノがあるはずもなく、生きがいを奪われた女生徒はやがて体を壊し、「もう一度ピアノを弾きたい」と言い残して亡くなったという。
<七不思議その2:怨念のトイレ>
数十年前、この学院に1人の女生徒がイジメの被害にあっていた。
所持品を隠されたり、嫌がらせの手紙を送り付けられたり……陰湿な苛めは徐々にエスカレートしていった。
冬のある日の放課後、女生徒がトイレに入って行くのを見たイジメっ子が、トイレの扉をモップの柄をつっかえ棒にして開かなくし、そしてドアの上から水をかけた。
イジメっ子は女生徒はトイレに閉じ込められたまま帰っていった。
残された女生徒は扉の上の隙間から脱出しようとするも、運動が苦手な女生徒は扉を乗り越える事ができず、真冬の校舎に一晩中ずぶ濡れのまま放置された。
そして次の日……女生徒は凍死体で発見された。
その女生徒の閉じ込めれていた一番奥の個室は現在、まるで何かを封印しているかのように使用禁止になっている。
その個室のドアをコンコン、コンコン、コンコンと3回ノックすると……
「私を閉じ込めたのは、お前か!?」
濡れた黒髪の少女が鬼の形相で出てくるというのだ!!
<七不思議その3:血を吐く校舎>
(噂)
図書室の入り口の側の壁に奇妙なシミが存在する。
この校舎に使われている石は江戸時代に囚人達が強制労働させられていた石切り場から切り出された石である。
囚人達の人権が尊重されなかった時代、ちょっとでも看守に歯向かえば即死刑だった。
死刑と言っても斬首はまだ良い方で、長時間石に打ちつけ苦しませた挙句に殺すという惨たらしいものもあったという。
そんな囚人達の怨念がこもった血を吸い込んだ石が、この校舎に使われているというらしい。
(体験編)
片平奈緒(ラブレターを出した3人の生徒のうちの1人)からその話を聞かされた後日、放課後に図書室で古谷が呼んでいると杉本先生から伝えられ、図書室に向かった。
図書室に入ろうとした時、壁のシミが気になって目を向けると何かを打ちつけている音とうめき声が聞こえてきた。
思わず壁に耳を当てる主人公だが、突如ヌルッとした感触がして顔を離す。
主人公の顔は鮮血で真っ赤に染まっていた!
パニックに陥った主人公はハンカチで何度も顔を拭うが、血は止まらない。
片平の呼びかけて正気を取り戻すと、顔には何もついていなかった。
ふらつきながらその場を去ろうとすると、片平が主人公の落としたハンカチを拾って手渡した。
「結構、派手なハンカチですね」
主人公の白いハンカチは、鮮血で真っ赤に染まっていた!
<七不思議その4:終わりのない廊下>
この学院は元は修道院であり、その時にこんな事件があった。
ある日、学院が大雨に見舞われた。
激しい地滑りが起き、敷地内の小屋が巻き込まれた。
その時、その小屋には1人のシスターがいた。
地滑りの直後、小屋が土砂に半分埋まったままの状態で中からシスターが助けを求める声が聞こえていた。
しかし、二次災害を恐れ誰も助けにいけなかった。
そうしているうちに2度目の地滑りが起き、小屋は完全に土砂に押しつぶされ流されてしまった。
シスターは遺体すら見つからなかったという。
そしてこの話にまつわる怪談がある。
神出鬼没の「開かずの扉」……突然学院内に現れては消えるという。
そして、この扉を見つけて入った人がいるらしい。
その人によると、扉を開けると終わりのない廊下につながっており、そこに入ると入口も消えてしまい、進んでも戻っても一本の廊下が延々と続くだけ。
しばらくすると、小さな明かりがゆらゆらと揺れながら、こちらに近づいてくる。
それはシスターの幽霊が持っている蜀台に乗った蝋燭の明かりである。
シスターは声をかけない限り人がいる事に気付かず、近づいて来ても何もせず通り過ぎて行くだけらしい。
もし声をかけると……
「どうして見捨てたの!」
<七不思議その5:いじめられた転校生>
30年ほど前、何をやっても不器用な生徒がこの学院に転校してきた。
やがてよそ者扱いされ、いじめの対象になってしまった。
そんな転校生をかばってくれたのは、転校生とは真逆のイメージの学級委員長だった。
委員長がかばってくれたおかげでいじめられる事は少なくなったが、転校生は困った時は委員長が助けてくれると、委員長の救いに依存し続けるようになった。
自分が強くならなければいじめが止む事はない……転校生はその事に気付いていなかった。
転校生を心配した委員長は2つの校舎を繋いでいる3階の屋外の渡り廊下、空中回廊に転校生を呼び出してその事を指摘した。
しかし転校生はいくら言っても理解してくれなかった。
さすがの委員長も痺れを切らし始め、転校生もまた委員長に不満を抱き始める。
互いの不和が出始めていたその時、いじめっ子達が回廊の両端の扉が閉め、2人を閉じ込められた。
いじめっ子達は「委員長だけなら出してもいい」と言った。
普段なら怒鳴り返す委員長も、この時ばかりは迷った。
委員長が転校生の方を見ると、転校生はいつものように助けを期待しているような目で委員長を見ていた。
その時、委員長の心に今までにない怒りが湧き上がり、ついに転校生を見限って入れてもらうよう頼んだ。
意外な展開にさすがのいじめっ子達も一時は驚いたが、すぐに大笑いして委員長だけを中に入れて、転校生を空中回廊に残したまま校舎を去った。
校舎の外からいじめっ子達が容赦なく罵声を浴びせるが、委員長はもうそれを止めようとはしなかった。
次の瞬間、転校生は空中回廊から飛び降りた!
空中回廊の下は花壇で、当時は先端が槍のような柵が立っていた。
転校生は柵に体を貫かれ串刺しになった。
それでも意識があった転校生は、集まってきた委員長といじめっ子達を睨むと、こう言った……
「……もう、いじめない?」
それ以来、あの空中回廊には転校生の霊が出るという。
<七不思議その6:走る! 人体模型>
科学を担当している杉本先生に狭山が殺害された日の克二のアリバイを聞いた。
杉本先生と話をしている最中に主人公は、ふとあることに気付いた。
教壇の横にあったはずの人体模型が、いつの間にか奥の方に移動している?
その事に気付いた杉本先生は、人体模型がひとりでに動いたのではないかと言った。
怯える主人公に杉本先生は鍾園学院の七不思議の1つ、夜中に走る人体模型の話をした。
この人体模型は午前0時なると、ひとりでに動き出して学校を一周するらしい。
肌寒いある日、真夜中に女生徒が忘れ物を取りに校舎に入った。
教室で忘れ物を回収した女生徒は、すぐに教室を出て廊下を歩き出した。
真夜中の校舎に恐怖を感じながら足を進めると、理科室の前に差しかかった。
頭の中をよぎる人体模型の噂。
時間は午前0時を過ぎていた。
恐怖心と同時に好奇心もあった女生徒は、何気なく理科室の扉を開けて中を覗いてみた。
そこには……人体模型はいつも通りの場所にあった。
ため息をついた女生徒は扉を閉めて、再び廊下を歩き始めた。
そして理科室を通り過ぎたその時……背後で扉の開く音がした!
女生徒が反射的に振り向くと……
何もなく扉も閉まったままだった。
空耳なのだろうか?
女生徒は先へ急ごうとした。
そいつは、目の前に立っていた!!
そして女生徒は消息不明になったという。
消息不明になったのに話だけは伝わっている事に薄ら寒さを感じた主人公はただ噂なのだと強がり、人体模型が動いたのは気のせいだと必死に思い込もうとした。
しかし杉本先生は笑いながら言う。
「科学にどっぷりつかっている人の言葉だからですよ。現代人は本やら何やらで物の本質をわかっている振りをしている。本当は分かってないのにね」
<七不思議その7:血まみれの女教師>
(噂)
30年ほど前、1人の女教師がこの学院にやって来た。
若くてスタイルがよく美人、優しくて頭もいい、まさに非の打ち所がない才色兼備の女性で、生徒教師問わず人気を集めた。
やがて同じように人気のある男性教師と婚約。
だが、その男性教師は学年主任の女性と婚約関係だった。
男性教師は自分の心変わりを学年主任に伝えたが、学年主任は納得しなかった。
学年主任は同じ女として何もかも持っている女教師を妬ましく思った。
ある日、遅くまで仕事をしていた女教師を学年主任は鐘楼の下に呼び寄せた。
時間は午後11時。
女教師は時間通りに鐘楼の下で学年主任を待ったが、約束の時間から30分経っても姿を現さない。
しかし、学年主任はすでにその場所に来ており、鐘楼の上で女教師を見下ろしながら迷っていた。
女教師がこのまま去るのを待つか、それとも……ここから岩を落として殺すかを!
しばらく迷った末に、学年主任は止める事にした。
(人殺しだなんて……自分がどうかしていた)
そう思って立ち上がり鐘楼を降りようとしたその時、痺れを切らした女教師は学園主任に愚痴を吐いた。
「なによ、あのブス主任! 人のことをバカにしてるわ!」
その言葉を聞いた学年主任の自我は吹き飛んだ。
「醜いのは、あなたも同じよ…!」
学年主任は女教師の頭上に岩を落とし、岩は女教師の頭に直撃した。
致命傷を避けたものの頭からおびただしい血が流れる。
女教師は事態を察知し、血だらけになりながらも逃げ出した。
その後を追う学年主任。
女教師はサロンに逃げ込んで隠れてやり過ごすと、サロンにあった公衆電話から男性教師に助けを求めた。
しかし、その途中で学年主任に見つかり殺されてしまった。
それ以降、夜中の12時にサロンで電話をかける血まみれの女教師の霊が現れるらしい。
(体験編)
中沢爽香からその話を聞かされた後日、岡江院長の葬式の日の夜、主人公は部屋で事件について考えるも一向に頭が冴えず、気分転換に寮から出て散歩した。
その時、サロンから明かりが漏れているのを目撃する。
中を覗くが誰もいない。
サロンの電気を消して去ろうとした時、ふと自分の記憶を疑った。
さっき電気を消した瞬間、サロンの奥に……白い人影を見たような。
爽香の話を思い出し、おそるおそるサロンの中を覗いてみると……公衆電話の前に血まみれの女性が立っていた!
主人公は一目散に自分の部屋に逃げ帰る。
呼吸を整え必死で自分を落ち着かせようとした時、部屋の電話が鳴り出した。
主人公は重い腰を上げて、受話器を取った。
『どうして逃げたの!』
翌日、主人公は高田事務長に昨日の出来事を話し、祈祷師を呼んでサロンのお祓いをしてもらった。
その時に高田事務長から女教師が殺された事件は実際にあった事だと聞かされる。
その後、女教師の幽霊がサロンに現れることはなくなった。
女教師を殺した学年主任は、今どこにいるかは不明だという……。
再規制が来そうな予感がするので触りだけでも投下しておこうそうしよう
ということで「Seventh Blood Vampire」行きます。
タイトル通り吸血鬼ものですが吸血鬼の設定がほぼオリジナルなので、
用語等分かり難かったら適当にツッコミ入れて下さい。
○第一夜
湖の畔の屋敷で、母、そして住み込みの使用人アーウィンと共に暮らす少女レナ。
彼女は生まれつき病弱で学校にもまともに通うことができなかったが、
無二の友人であるリズとマシューの存在を心の支えに、平穏な日々を過ごしていた。
14歳の誕生日、レナは祝い来てくれた二人と共にケーキを囲みながら「ずっと友達でいようね」と約束を交す。
その晩、レナは階下にある柱時計の鳴る音で目を覚ました。
時刻はちょうど零時をまわったところで、昼間はしゃぎ過ぎたせいかなと独りごちる。
と、どこからか彼女の名を呼び続ける不気味な声が聞こえてきた。
レナは怯えながらも何かに導かれるようにしてベッドを抜け出し、普段は立ち入らない物置で地下道の入り口を発見する。
長年暮らしていた家に地下があるという事実は、レナの好奇心をいたく刺激した。
「体調もいいし、ちょっとだけ」と自分自身に言い訳しながら、彼女は懐中電灯を片手に地下道へと足を踏み入れる。
しかし進み始めて間もなく、レナは道の前方に奇妙な影を見つけた。
恐る恐る近づいてみると、それは狭い道の両端に座り込んでいる二つの人間の死体で、
互いの首に渡された赤いロープと、同じ姿勢で向かい合うシルエットは何かの門のようにも見える。
レナは悲鳴を上げ、慌てて来た道を駆け戻ろうとした。
だが地下道の入り口――物置の奥にあった鉄の扉は閉めた覚えもないのに堅く閉ざされ、こちらからは開けることが叶わない。
半狂乱で扉を叩きながらアーウィンを呼ぶが、いくら声を張り上げても助けが来る気配はない。
暫くそうした後、レナは「他にも出口があるかもしれない」との希望に縋って奥へと進む決意を固める。
先ほどの死体があった場所(死人門)まで戻ってきた彼女は、意を決して死体の間に渡されたロープを跨いでみた。
すると途端に、何かが腐ったような……それでいてどこか甘いような臭気が辺りに立ち込める。
ロープひとつ超えただけで何故、と思うがいくら考えても答えは出ない。
レナは強烈な臭いに耐えながら、ただ先を目指すことしか出来なかった。
やがて辿り着いた地下道の終端には梯子が掛けられていた。
それを上ると出た先はどこかの中庭と思しき場所で、レナは風に揺れる草木の気配に少しだけ安堵する。
しかし中庭の中央に備え付けられた噴水からは妙にどろりとした真っ赤な液体が流れていて、
おまけに建物に通じる扉の幾つかは施錠され、ここからでは外に出られそうもない。
と、レナは噴水の陰に一人の女性が屈みこんでいることに気が付いた。
女性の方はまだこちらに気が付いていない様子で、銀色のロザリオをきつく握りしめながら祈りの文句を口走っている。
思わず声を掛けると彼女はひどく怯えた様子で、レナにロザリオを投げつけながらヒステリックに叫んで逃げ出してしまった。
大切な物なのではないかと思ったレナはロザリオを拾って女性を追いかけようとするが、
彼女は東側にある塔のような建物に飛び込み、扉の掛け金をかけてレナの追跡を阻んでしまう。
暫く四苦八苦した後、レナは中庭にあった細い柵を使ってなんとか掛け金を外すことに成功する。
扉の先に進むと、そこには奇妙な部屋があった。
その室内の一角は檻のような鉄格子で区切られていて、更にその傍らのスペースは衝立によって不自然に隠されている。
鉄格子の向こう側には扉が見えるが、こちらからはどう頑張っても通れそうにもない。
完全な突き当りだが、女性の姿がどこにも無いことに困惑するレナ。
とりあえずもっと周囲を調べてみようと傍の机に置いてあったランプを手に取った瞬間、衝立の向こうから物音が響いた。
驚いたレナは勢い余って衝立を倒してしまう。そして、ランプの明かりが照らし出したものに戦慄した。
最初に目に入ったのはあの女性の顔だった。
しかし見開かれた目は虚ろで肌には生気が無く、明らかにもう生きてはいない。
女性の上には何かが跨り、その喉元からびちゃびちゃと血液を啜っていた。
血まみれのボロを纏った身体、真紅に輝く瞳、蛇のようにうねる異常なほど長い舌。
――だがその化け物は、レナと全く同じ容貌をしていたのである。
あまりにも受け入れがたい事実を認識し、絶叫すると共に、レナは自らの意識を手放した。
次に目が覚めると、そこは朝日が差し込む普段通りの自室だった。
レナは飛び起きるとアーウィンを呼び、昨夜目にした地下道や、自分にそっくりな『おばけ』のことを捲し立てる。
明らかに信じていない様子の彼に焦れたレナは連れ立って物置へと向かうのだが、
確かにあったはずの鉄の扉は消え失せ、そこはもうただの壁でしかない。
呆然とするレナに「悪い夢でも見たのでしょう」と声をかけて、アーウィンは部屋に戻ってもう一眠りするよう促す。
その時、リズから電話がかかって来た。
彼女はレナに「マシューが昨日パーティの後どこに行ったか知らない?」と聞いてくるが、どこか話がかみ合わない。
リズの話によると、マシューはレナの家からの帰り道で「忘れ物がある」と引き返し、その後行方不明になってしまったらしい。
しかし昨日マシューは家に戻って来ていないし、アーウィンもマシューのことは見ていないと証言する。
不吉な予感を覚えるレナ。だがリズは「きっとすぐに見つかるから」と明るく励ましてくれる。
○第二夜
マシューの安否について続報を待ちたかったレナだが、アーウィンはそれを許してくれなかった。
リズからの電話の後、薬を飲まされてベッドで眠りについた彼女は、再び深夜に柱時計の音で目を覚ます。
すると間もなく昨夜と同じ不気味な声が聞こえてきた。
レナが毛布を被ってやり過ごそうとしていると、やがて声は途絶え、代わりに階下から誰かが歩くような物音が聞こえた。
アーウィンが起きているのだろうと考えたレナは、マシューのことを聞くために一階へと向かおうとする。
しかし階段を下りる途中、鏡に血まみれの『おばけ』が映っているのを目撃し、驚きのあまり足を踏み外して転落してしまった。
次に気が付くと、そこは何故かあの地下道の入り口で。
慌てて物置に繋がる扉を確かめてみるも、そこは昨夜と同じように閉ざされていて戻ることはできそうにない。
レナは泣きながら立ち上がり、血塗られた中庭へと至る道を歩み始めるのだった。
(続く)
皆さん投下乙
>>469 >用語等分かり難かったら適当にツッコミ入れて下さい。
「さわり」の誤用についてぐぐっておくことを強く勧める
/ ̄ ̄ ヽ, / ̄ ̄ ヽ,
/ ; / ',
{0} /¨`ヽ {0}.', ..{0} ../¨`ヽ {0}.',
l///ヽ._.ノ//// ', l///..トェェェイ ///'
リ `ー'′ ', リ `ー'′ ',
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、-^─ ', '-───ーヘ / /ノ /
'-──\ \ / / ノ
_ノ )' / ∠_
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', | さわ ヽ \/ ノ | ,'
', | さわ .\ '; / | /
> ヽ _ノ\ '; ,ノ 〈
/ __.ノ ( 〈 > ) ヽ.__ \
(__/ ヽ._<_./ \__)
【XBOX360】アラン・ウェイク
Wikiからの続き(DLC)を教えてください
とくになぜバリーがヒロイン認定されるかを詳しく知りたいです
よろしくお願いします
リクエスト
パワプロクンポケット8(NDS)
一応Wikiに記事はあるけど、内容が不完全なうえ、
文章ヘッタクソでまったく話の筋がわかんない
誰かもうちょっとまともなストーリーprz
パワポケ9の人、まだ続き書いてんのかな?
なんつーか、まんま書きすぎてて長すぎなんだけど。
wikiの1〜4あたり参考にもうちょっとまとめて書けよ・・・
>>475までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
つまりどういうことです?
age
アガレスト戦記を今プレイしてるんだけど、
wikiまとめ方わかりません
ここに書いてもいいのでしょうか
どうぞ。というか、基本的には皆こっちに書いてる
前にちょっと弄ったが、ワープロモードの使い方がよく分からんかったわ…
2011年あけましておめでとうございます
ストーリーを書いてくれる方々と、ゲームを作るゲーム会社の方々にとっていい年でありますように
「このスレでストーリーを読んだからもう買わなくていいや」ではなく
「このゲームのストーリー面白そうだ、よし買ってきてみよう」と
実際にプレイしてみてくださいね
テラーが悪い例もあるんだろうけど、大体が「あ、話は面白いけど(or話が全く面白く無いし)ゲームとして
面白くなさそうだな…」で終わっちゃう
つまりどういうことです?
自分がネタバレ全く気にしない質ってのもあるかもしれんが
ここでストーリー見て気になってプレイしたのいくつかあるよ
俺屍とかバロックとかライブアライブとか
言い忘れた。どれも名作でした
あとあけましておめでとう
次スレで間違って質問してしまった。こっちで報告あったなスマソ
あけましておめでとうございます
完結編を投稿します
■完結編
登場人物
【北原琴美】
鍾園学院の1年生。
主人公の受け持つクラスの生徒。
霊感が強い。
【杉本先生】
理科担当の教諭。
いつもクールな視点で物事を理論的に考えている。
主人公に何かと力になってくれる人。
鐘楼から悲鳴が響く…。
買い物から戻ってきた主人公は、古谷から主人公のクラスの北原琴美が鐘楼から転落しそうになった事を聞かされる。
主人公と古谷は事情を聞くために琴美の部屋に向かった。
あの一連の事件から1年の月日が流れた……。
主人公は変わらず学院に勤めており、今年から担任のクラスを持った。
岡江克二は岡江正二殺害で起訴され、裁判のために拘留中。
中沢爽香は卒業し、1人暮らしをしながら都内の大学に通っている。
高田事務長は自殺した岡江院長の後を継ぎ、理事会の満場一致の決議で今年の春に院長に就任。
一連の事件のせいで今年の鍾園学院の受験者数は激減したが、それでも卒業生達の働きかけもあって、なんとか定員数にまでこぎ着けた。
その後は何事もなく平穏な月日が流れ、再び紅葉の季節を迎えることになったのだが……
最近になって鐘楼から転落しそうになる生徒が増えていた。
琴美をサロンに呼び寄せ事情を聞くと、鐘楼に上がって景色を眺めていると転落しそうになったと言うのだ。
幸い擦り傷だけですんだ。
主人公は青ざめながら事情を説明する琴美を見て不審に思った。
その時、1年前に草壁先生の事件を調べるために鐘楼に上ったとき、誰かに突き落とされそうになった事を思い出した。
琴美に誰かに突き落とされそうになったのかと聞いてみると、琴美は驚いてその通りだと答える。
鐘楼に上った直後異様な雰囲気を感じ、そして誰かに背中を押されたと言うのだ。
琴美は霊感が強いことで生徒の間では有名であった。
事情を聞いた後、古谷と相談し、鐘楼を管理している高田院長に鐘楼の閉鎖案を直談判する事にした。
院長の部屋に向かう途中、古谷は夜空に浮かぶ月を見上げながら言った。
月には不思議な力がある。
月は太陽の光を反射して輝いている。
自分の力で光る事ができないので、その背中は真っ黒。
その部分を見せないために、自分達に光る部分だけを見せて回っている。
闇の象徴たる月には、様々な迷信がある。
月夜の晩には犯罪が多いとか、死んだ魂が蘇るとか……。
古谷は最近、月に対しそう感じるようになったという。
その時、主人公は密かに思い出した。
1年前、この学院に初めて訪れた日、池で溺れていた爽香を助けた直後に響いてきた鐘の音。
あの時、鐘楼の鐘は池の底に沈んでいたはずなのに。
そして、その時も夜空には輝くような月が昇っていた……。
院長室に来た主人公と古谷は、さっそく鐘楼の閉鎖を院長に訴えた。
しかし高田院長は鐘楼からの景色は学院の名物で今の生徒達にも見てほしいと決断を渋る。
そして、15年ほど前にも主人公と同じように鐘楼の閉鎖を訴えた先生がいたと聞かされる。
主人公が強く訴えた結果、高田院長はしばらく鐘楼への立ち入りを禁止する措置を取る事にした。
また主人公には転落する人が増えている原因を探ってほしいと頼まれる。
次の日、学院内は琴美の転落未遂の話で持ちきりだった。
幽霊に押されて鐘楼から落ちそうになったという噂が一斉に広がったのである。
主人公は事務員の桐島一枝から噂に尾ひれが付き「池に河童がいる」という話まで伝わっていると聞かされる。
これ以上噂が広がる前に何とかしなければならないが、どうやって調べればいいのか見当がつかない。
こういう時は理論的な人に相談するのに限る。
主人公は理科室を訪ね、杉本先生に相談した。
幽霊については完全に否定しなかったが、鐘楼の事故は科学的に説明がつくと言う。
そして鐘楼をじっくりゆっくり調べれば答えが見えてくるだろうとアドバイスした。
科学の先生だけあって説得力のある言葉に安心する主人公。
しかし、杉本先生はわざわざそんな事をするよりも鐘楼を閉鎖した方が早いと力をこめて言った。
というのも、15、6年前に鐘楼で誰かが転落して死亡した事故があったというのだ。
主人公は杉本先生に礼を言って、鐘楼に行って見る事にした。
鐘楼を下から眺めながら主人公は転落の原因について考えてみた。
1.物理的原因(突風が吹いた、足元が崩れた、階段を上がった疲労によるめまい等)
2.心理的原因(高所恐怖症による立ちくらみ等)
3.霊的原因(幽霊に押された等)
主人公は物理的要因を主眼に置いて調べる事にした。
鐘楼に上り景色や足場等を調べてみるが、これといって不審なところは見当たらない。
これでは誰かが押さない限り落ちそうになるなんて事はないのかもしれない。
草壁先生の場合は坂本本人かその仲間の仕業で間違いないだろうし、主人公を突き飛ばしたのも多分そいつらの仕業だろう。
だが他の生徒は?
坂本やその仲間は今も拘置所の中だし、仮に他に仲間がいたとしても1年前と同じ手を使うだろうか?
そもそも突き落とされそうになったという前提で考えていいのだろうか?
行き詰った主人公は一度鐘楼から降りようとする。
その時、主人公は突然転びそうになった。
慌ててバランスを取ってこらえたものの、先程の感覚に何らかの違和感を覚えた。
そよ風が通り過ぎ、風を受けた紅葉が一瞬同じ方向に動いたように見えた。
あたかも大きな1つの物体が目の前を移動したかのように。
主人公の頭の中に1つの言葉が浮かんだ。
『錯覚』
だまし絵のように、人の目は惑わされやすい事で有名だ。
先程見た光景も錯覚によるものだとしたら。
その錯覚を見たことで、めまいのような感覚が起きバランスを崩した。
柵から落ちてしまうほどではなかったが、人によってはどうだろう?
主人公は再び杉本先生を訪ねて先程の事を話すと、錯覚について教えてくれた。
錯覚、つまりは『錯視』。
人間はかなりの部分を視覚に頼っている。
逆に言えばそれだけ目に見えるものの影響を受けやすいということだ。
そういった現象全般を『空間認知』と呼ぶらしい。
杉本先生はいい線をついていると励まされた。
だが、主人公が鐘楼に上った事についてはあまりいい顔をしてくれなかった。
主人公は図書室で錯覚について調べる事にした。
1年前の火事で本がほとんど燃えてしまったが、蔵書は新しく買い足したり、近くの図書館や一般の人からの寄付のおかげですっかり元通りになっていた。
主人公は、『錯覚』『空間認知』『知覚』関連の本を一通り読んでみた。
人間が『錯覚』を起こす原因はいろいろな説がある。
つまり具体的な理由は分かっておらず、どれも決定的とはいえない。
主人公は『空間認知』の本を手に取って読んでみた。
そこには1つの写真が載っていた。
斜めに立てられた部屋……というより、普通に建てた部屋を微妙に傾斜している場所にそのまま置いたという感じだ。
はたから見れば当然、置いてあるテーブルも家具も全て斜めに見える。
写真には、その部屋で転んでいる人の姿が写っていた。
普通、床は地面と並行であるという認識の元に人は暮らしている。
だからこのような場所でも人は無意識に部屋と同じ角度になろうとする。
しかし自分ではまっすぐ立っているつもりなのに、実際には床が斜めになっているため写真の人は転んでいるのだ。
忍者屋敷のようなアトラクションでこのような部屋を見かけた事がある。
見ているものとはものと実際の状況が違う。
それが『錯覚』というものだ。
これを見た主人公はピンと来た。
数日後、主人公はかつて克二が学院を売り払うために呼び寄せた測量士達を再び呼び寄せ、鐘楼を測量してもらった。
測量の結果、鐘楼がわずかに池の方に傾いている事が判明した。
高田院長にこれまで調べた事を報告した。
鐘楼は池に傾いているのだが、周りの景色のせいで見た目にはわかりにくくなっている。
景色を見ていると錯覚を起こし、そして感覚を失ってバランスを崩す。
これが転落の原因だと主人公は結論付けた。
主人公は高田院長の要請で、朝礼の場でこの事を皆に報告した。
転落の原因が科学的に解明された事で生徒も教師も安心し、鐘楼の幽霊騒ぎは急速に収まっていった。
朝礼の後、琴美が廊下で話しかけてきた。
琴美も主人公の説明に納得し、安心していつもの日常へと戻って行った。
それからは何事もないまま平穏な毎日が続き、季節は紅葉が散る日へと移った。
そんなある日の夜、琴美が血相を変えて主人公の部屋を訪ねてきた。
琴美のルームメイトの新藤水絵と高見沢美紀が、琴美の静止を聞かずに鐘楼へ肝試しに行ったというのだ。
主人公と琴美は急いで鐘楼に向かうと、2人が池の前にいた。
主人公が厳重に注意すると、2人は素直に謝る。
どこまで反省しているのかは疑問だったが、とりあえず何事もなく安心する。
その時、鐘楼から声がした。
見ると、柵から新藤の親友の水谷佐和子が身を乗り出して手を振っていた。
佐和子も肝試しに加わって、水絵達より先に鐘楼へと上っていたのだ。
主人公はその場から佐和子に注意し、すぐに鐘楼から降りるように大声で言った。
佐和子は残念そうに返事をし、鐘楼を降りようとした。
改めて2人を注意しようとしたその時、鐘楼から悲鳴が上がる。
見ると、佐和子は必死に柵にしがみつき、今にも落ちそうになっている。
主人公は急いで鐘楼を駆け上がった。
頂上にたどり着くと、佐和子は何とか自力で這い上がり床にへたり込んでいた。
佐和子は震えながら口を開く。
「私、押されました……。誰かに押されました…」
主人公は再び高田院長に抗議した。
いくら原因を見つけても、興味本位で鐘楼に上がる生徒は後を絶たない。
もはや立入禁止ではなく本格的に閉鎖する必要がある。
しかし、それでも高田院長は学生時代の思い出と院長としての立場を秤にかけて閉鎖案を渋っていた。
結局、主人公が詰め寄っても、少しだけ考えさせて欲しいと返すだけだった。
主人公の部屋に古谷が乗り込んできて、ビールを飲みながら高田院長への愚痴を吐く。
結局、事態は振り出しに戻ってしまった。
古谷は「もう一度調べたら?」と軽く言う。
しかし錯覚の事だって杉本先生のアドバイスを受けて、ようやく突き止めたのだ。
これからまた新しい原因を調べるとなると大変な事である。
古谷の酒は進み、すでに呂律が回っておらず、主人公の話もろくに聞かない有様だった。
主人公は古谷を部屋から追い出すと、古谷は大井先生と飲むために部屋を出て行こうとする。
部屋を出ようとした時、パートナーは「さっき誰のアドバイスで鐘楼を調べたと言った」と聞いてきた。
主人公は杉本先生のアドバイスで調べたと言うと……
「誰、それ? どこの先生?」
古谷の言葉の意味が分からず主人公は理科の先生と答えると、古谷はこの学院の理科の先生は小泉先生だろと言い残して部屋を出て行った。
古谷は何を言っているのだろう?
確かにこの学院には小泉先生という人がおり、理科の担当をしている。
しかし理科の担当はもう1人、杉本先生がいるはず……。
主人公は部屋を出て、今言った古谷の言葉の意味を誰かに聞いて確認するために校舎に向かった。
サロンに行くと、一枝がテレビを見ていた。
すぐに一枝に杉本先生の事を聞こうとするも、慌てていたため杉本先生の名を何度も連呼するだけだった。
一枝は「そんなに杉本先生、杉本先生と何度も言わなくてもわかりますよ」と返した。
その言葉を聞いて、主人公は一枝が杉本先生の事を知っていると思いホッとした。
「で、誰ですか、それ?」
主人公の期待はもろくも崩れ去った。
いない?
杉本先生なんていない?
主人公は再び誰かに確認を取るために校舎を徘徊した。
丁度その時、古谷の部屋に向かう途中の大井先生と遭遇する。
さっそく、大井先生に杉本先生の事を聞いてみると……
「知ってますよ」
大井先生はそう返した。
それを聞いた主人公の肩はずっと楽になり、安堵のため息をついた。
古谷と一枝は杉本先生を知らないなんて、何を言っていたのだろう。
「無理もありませんよ。亡くなりましたからね、15年程前に」
大井先生はそう言うと、古谷の部屋に行くために去っていった。
主人公は、その言葉を聞いて目の前が真っ暗になった。
亡くなった?
杉本先生が15年前に?
主人公は15年前と聞いて、今までに聞いた話を思い出した。
15年ほど前にも、主人公と同じように鐘楼の閉鎖を訴えた先生がいた。
15、6年前に鐘楼で誰かが転落して死亡した事故があった。
主人公は図書室に行き、16年前の卒業アルバムを引っ張り出して開いた。
そして、冒頭の教職員の集合写真の左上の枠の中に見慣れた顔が写っていた……
杉本結貴
理科担当
享年38歳
to the eighth wonder…
「PAST」 完
あけおめんこ
そして乙んこ
いいからしゃぶれ
みんなあけおめー。
自分はこのスレでストーリー確認した奴いくつか買ってるよ。
特にEver17には感謝してる。そしてこのスレの書き手全てに感謝を。
さて、
>>455の声に応えて続き(勇者300)書いてきたんだけど結構長くなっちゃった。300秒なのに。
こういう場合って次スレから始めた方がいいのかな?
できればスレ埋めてからのほうがいいんじゃないか。
ここからはじめてもちゃんとwikiには収録されるし。
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