何故ここで語る
エルビス
俺も1話Aパートで匙を投げて、「でも、もしかしたら」と“盲目の希望”に踊らされて
2話も視てしまった愚者です。
流石、災厄を詰め込んだ箱の一番底、ひっくり返すと一番最初に害悪と見なされた
だけはあるぜ“希望”さんw
ほんと、タチの悪い女だぜパンドラはウェーッハハハー orz
遅くなったが
>>194、ルナ・ヴァルガーの続き。1巻ずつという希望には添えないと思う。
ルナが隣国のエリオンという国にたどり着いたところ、エリオンもダンバス軍と交戦中。
のはずなんだがダンバス軍はエリオンの王女(女王かも)テオドラの魔法によって3日間に渡って麻痺させられたため士気がガタガタ。
また攻めても魔法で撃退させられるだけ、と再出撃できない。
ダンバス軍は魔法都市アルタイオからギルバート=エゼンという魔道士を呼び、これでエリオンを攻略できる、と士気が上がる。
(このあたりから俺の記憶頼りになる。後の巻にならないとわからない話も混じると思う)
(隠しているけど)テオドラは1ヶ月に1度、月のものがきている間しか魔法が使えない。
もともとは王位を継がせるつもりじゃなく、国外追放に近い形でアルタイオに留学していたため、
エリオン国内でも立場がある奴らは報復を恐れていてテオドラにはまともに信用できる臣下がいない。
ギルバートはテオドラの恋人だったがテオドラいわく
「顔と魔道の腕はいいが馬鹿なので、私が王女という立場になる以上付き合えない」
とフッてきた仲。魔法が使えない期間があることはギルバートも知っているが、
「すごい魔道士の私のおかげで勝てた」ということにしたいのでダンバス軍には秘密にしたまま。
ギルバートが空を埋め尽くすくらいのワイバーン(小型の竜)を召喚したところ、
ルナ=ヴァルガーのブラストヴォイスで一掃、ダンバス軍は再び退却。
お礼に、とテオドラの使い魔のロコをもらい(ロコ自身の希望でもあるが)、
人間の姿に変化する魔法(ただしトカゲの尻尾つき)をかけてもらってアルタイオへの旅を再開する。
補足
ロコ
カラスの羽が生えたしゃべる黒猫。テオドラの使い魔。猫の尻尾が生えた人間に変身できる。
人間に変身する魔法
ヴァルガーの意思は残っている。身体能力が上がっている。
変身を解除したい、と思うか、激怒などで我を忘れるとヴァルガーに戻る。
戻った場合、テオドラにもらった魔法薬(錠剤。十二回分だけもらった)を飲めば人間の姿になれる。
なお、「我を忘れる」には極度の性的興奮も含む。
多分ここまでで1巻。続きはまた今度。
860 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/15(日) 16:59:44.44 ID:3M+m+mkc
乙です!
861 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/19(木) 22:46:43.43 ID:T/xIbLUw
ほしゅ
862 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/23(月) 03:44:38.78 ID:ioq5U8hb
キム・ニューマンのドラキュラ紀元
アン・ライスのインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
よろしくお願いします
ドラキュラ紀元
ヘルシング教授はドラキュラ討伐に失敗している。ドラキュラ大暴れ。
イギリスの女王まで吸血鬼にされていて、ドラキュラが女王の婿として
摂政・関白的に女王を通してイギリスを好き放題している。ドラキュラを
殺そうにも、女王の旦那なので吸血鬼まじりのイギリスの行政・警察・軍
組織を使える権利で殺せない。タイマンになっても吸血鬼は人間よりも強い。
この状況をなんとかしようとする人間メインの組織がある。
長く生きているほど強い吸血鬼のルールで、ちょう長生きのロリババアを
いつのまにやらよろしく仲間に引き込んだ主人公は、ニューボーンなどと
言われる血を吸われて吸血鬼になりたての娼婦が連続的に殺される
切り裂きジャックの事件wpベースにした事件の捜査を行う。ロリババアと一緒に。
ttp://www.sancya.com/book/book/syohyo_a25.htm 雰囲気はここが詳しい
で、切り裂きジャックは吸血鬼を殺しているわけだけど、この世界の吸血鬼は
銀製品や杭などで滅びる伝統的な吸血鬼なんで、ジャックも銀の武器を
使って殺しを行っている。ジャック街灯の人物の獲物はメスで、職業は医者。
ロリバアアと一緒にジャックな医者を捕まえる。世間をさわがした事件の犯人を
捕まえたわけなので、イギリスを支配するドラキュラと女王陛下に謁見すること
になる。ジャックな医者が使っていた武器・銀のメスをドラキュラと女王との
謁見の間で取り出して不興を買う。ただ、ドラキュラの周りは護衛兵もいるし
銀のメス一本でどうなるものでもない。ドラキュラも人間的(?)にでかいところ
を見せようとしたのか、すぐに射殺などとはならない。
そこで主人公は、銀のメスを女王に投げて渡す。女王は銀のメスを使って即自殺。
女王の夫であるというドラキュラの支配の源泉が壊れる。いろいろあって、
ドラキュラはイギリスからドイツへ逃亡。ドラキュラ戦記につづいていく。
864 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/23(月) 16:55:11.84 ID:ioq5U8hb
はやっ!一年くらい待つつもりだったんですが。
ありがとうございます!
ドラキュラ退治に失敗したということは、ヘルシング教授や
ジョナサン・ハーカーは亡くなっているんでしょうか?
キンシー・モリス(兄弟スレの悪魔城ドラキュラシリーズ年表によるとベルモンド一族w)
は原作では死んでたみたいだけどやっぱり死んでますか?
乙です
つづきのドラキュラ戦記って方もよければお願いします
>>864 細かいことは忘れたのと、歴史上の人名に詳しくないので、そもそも分からなかった。
ヘルシング教授は負けて死亡。「吸血鬼ドラキュラ」は偽書扱い。他のバンパイア・ハンターも
負けているけど、戦記でケイト・リードは出てくる。
>>865 ロリババアキャラ小説を期待して読んだので、ネットで出てくる高い評価と違って、期待
はずれな出来だった。ほぼ覚えていないなか検索して思い出しつつあらすじを書くと
第一次世界大戦の技術レベルの時に、飛行機部隊が活躍している吸血鬼も飛行機乗り
になり、視力や体力で非・吸血鬼を圧倒している。ただ、ドラキュラはドイツ(プロイセン)に流
れついて宰相ぐらいの位置にいる。ビスマルクの位置? 史実と違いビスマルク抜きでと
なれば、当然、プロイセンの基礎体力は現実よりも悪くは敗色濃厚になる速度も早い。
そんな中で、ドイツの吸血鬼飛行機乗り部隊が最前線を離れた城に集められている。
その集められた中には、史実ではレッドバロンの異名を取ったリヒトホーフェン(兄)がいる。
史実だと人生の後半に赤い機体に搭乗してレッドバロンと呼ばれるわけだけど、戦功は
あってもまだレッドバロンとは呼ばれていなかったはず。リヒトホーヘンの戦績に対する
インタビューアーがエドガー・アランポー。城に集められた飛行機乗りが何をしているか、
されているかというと、吸血鬼の変身能力を生かして、空飛ぶ魔物になり、飛行魔物部隊を
結成しようとしている。
非・吸血鬼の登場人物が飛行機に乗り・飛行悪魔、レッドバロンに敗北する。その負けた
人物は、次は吸血鬼に転化して再びレッドバロンに挑み、史実と同じく横槍)(地対空攻撃
だったかもあって)勝つ。そこらへんまでしか覚えていない。鋼鉄の虹と記憶が混同している。
ああ〜
ロリババアとか のじゃロリとか
いいっすよね
>>864 レンフィールドが土壇場で裏切ったせいで、ドラキュラとの最初の遭遇の時に全滅した。
ヘルシング教授は晒し首、ジョナサン・ハーカーも死亡、ミナは吸血鬼化(その後どうなったかは覚えてない)。
一行の中で生き残ったのはジャック・セワード医師ただ独りだったのだが……。
ちなみにホームズは政治犯ということで牢獄にぶち込まれてて、
吸血鬼化したレストレード警部が、ロリ吸血鬼に切り裂きジャック捜査を依頼する。
一方、英国諜報機関に所属する人間のスパイもジャック捜査の任務を受けてて、
キョンシーに襲われたロリ吸血鬼を助けたことから、二人で協力して真実に迫っていく
(キョンシーは「悪魔博士」やモリアーティ教授、グリフィン博士からの刺客で、
俺たちを嗅ぎ回らないなら切り裂きジャックの情報を教えるってことで手打ちになった)
>>818 【サイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』】
IRCネットワークが世界を覆い、サイバネ技術が普遍化した近未来。宇宙殖民など稚気じみた夢。
暗黒メガコーポに支配されたメガロシティに暮らす人々は、夜な夜なサイバースペースへ逃避する。
舞台は鎖国体制を敷く日本の首都、東京湾を埋め立てて作られた巨大人工島〈ネオサイタマ〉。
〈ネオサイタマ〉に暮らす平凡な中流サラリマン、フジキド・ケンジ。
彼は〈マルノウチ・スゴイ・タカイビル〉のテンプラ屋で、妻子と共にクリスマスを楽しんでいた。
だが、彼のささやかな幸せは突如として奪われてしまう。
歴史の影に存在し、世界を密かに操作する超常的存在〈ニンジャ〉によって。
ニンジャに妻子を殺され、自身もまた瀕死の重傷を負ったフジキドだったが、
死に行く彼の命を、〈ナラク〉と名乗る何者かの意思が繋ぎ止めた。
かくしてニンジャへの憎悪を燃やす謎のソウルを宿したフジキドは、
妻と子の仇を討つべく、赤黒い装束を纏い、「忍」「殺」の信念と共に蘇る。
あらゆるニンジャを殺す者――〈ニンジャスレイヤー〉として!
・ニンジャ
歴史を影から操ってきた超常的存在。
本作においては、主に平安時代のニンジャのソウルが憑依した超人を指す。
(これに対して鍛錬の結果ニンジャとなったものをリアル・ニンジャと呼ぶ)
ソウルの囁きに惑わされ、己の欲望のまま力を振るうものが多く、
強力な身体能力と、様々なジツ(超能力)の前に、一般人は為す術もない。
基本的に伝説上の存在と思われている為、実際に遭遇した人々は、
「アイエエエ!? ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」と恐慌状態に陥る。
・カラテ
いわゆる武術、武道の総称。イアイドーなど武器を使うものも含まれる。
「オヌシのカラテを見せてみろ」など、格闘技の技量や鍛錬成果という意味も含む。
『カラテ無くしてニンジャ無し』という精神を作者が掲げている為、
ニンジャスレイヤーは、強力なジツを操るニンジャに、カラテのみで立ち向かう。
・ニンジャスレイヤー
主人公。「ニンジャを殺す者」の意。本名はフジキド・ケンジ。
「みさえ、しんのすけをニンジャに殺された野原ひろし」と考えると実際わかりやすい。
あらゆるニンジャへの憎悪を燃やす、謎のソウル〈ナラク〉を憑依させた復讐者。
ジツはなく、鍛えたカラテ、ジュージツ、暗殺拳チャドーのみで立ち向かう。
【第一部「ネオサイタマ炎上」】
当初、蘇ったばかりのフジキドはナラクに肉体を支配され、
無差別にニンジャを殺す殺戮者として七日間に渡って暴走を続けていたのだが、
そんな彼を正気に戻したのが「最後のリアル・ニンジャ」ドラゴン・ゲンドーソーと、
彼の孫娘であるユカノ(彼女のバストは豊満だ)だった。
ゲンドーソーからカラテ、伝説の暗殺拳チャドー、フーリンカザンの心構えなど、
さまざまなインストラクションを受けて、ニンジャとしての才能を開花させるフジキド。
しかし、彼らの師弟関係はほんの僅かな間でしかなかった。
ニンジャスレイヤーの敵は強大だったのだ。
ハイテク企業オムラ・インダストリ、大企業ヨロシサン製薬と結託し、
ネオサイタマを支配しているニンジャ組織〈ソウカイヤ・シンジケート〉。
その首魁である最強のニンジャ、闇の帝王〈ラオモト・カン〉。
ラオモトは数多くのニンジャ、そして六人の幹部〈シックス・ゲイツ〉を従え、
己の欲望のままに無辜の人々を蹂躙しては、高笑いをあげていた。
そしてソウカイヤから放たれた刺客によって、ドラゴン・ゲンドーソーは討たれてしまう。
その刺客こそ、妖刀ベッピンを振るってフジキドの妻子を殺した男〈ダーク・ニンジャ〉だった!
襲撃の最中に行方不明となったユカノを求め、またソウカイヤのニンジャを殺すべく、
ニンジャスレイヤーは、重金属酸性雨の降り注ぐネオサイタマを駆け抜けていく。
敵がいかに強大で、また数が多くとも関係ない。
木っ端ニンジャを殺し、〈シックス・ゲイツ〉を殺し、ラオモト・カンを殺し、
全員殺せばソウカイヤは滅ぶのだ!
あらゆる攻撃を退けるジツ、ムテキ・アティチュードの使い手〈アイアンヴァイス〉、
巨大なスリケンを巧みに操る〈シックスゲイツ〉のひとり〈ヒュージ・シュリケン〉、
2km先の標的をも確実に射抜くスナイパー・スリケンの名手〈ガントレット〉、
「今も昔もニンジャはカラテを極めた奴が上を行く」と吠える〈ソニック・ブーム〉、
狂えるグエン・ニンジャのソウルを宿したゲリラ戦のタツジン〈フォレスト・サワタリ〉、
様々な戦術を駆使して敵を追い詰めるプロフェッショナルの傭兵〈ブラックヘイズ〉、
かつて〈シックスゲイツ〉最強と言われたニンジャ〈インターラプター〉、
旅客機を人質に取ってフジキドに挑む、ロシアからの刺客〈サボター〉、
両腕を鋏に改造した恐るべきバイオ・ニンジャ〈ロブスター〉……。
強力なジツを操るニンジャの数々に、カラテただ一つで挑むニンジャスレイヤー。
時にソウカイヤの陰謀へと乗り込み、時に刺客を返り討ち、時に偶然居合わせ、
彼は一人、また一人と、確実にソウカイ・ニンジャを抹殺していく。
当初は単なる狂人、うるさい蝿としか思われていなかったその存在は、
次第に「ネオサイタマの死神」として、ソウカイ・ニンジャの恐怖の象徴となっていく
そして彼の戦いも、いつしか孤独なものではなくなっていった。
ヤバイ級ハッカーのナンシー・リー(彼女のバストは豊満だ)、
装甲霊柩車ネズミハヤイを乗りこなす運び屋デッドムーン、
AI搭載型の最新鋭オートバイク〈アイアン・オトメ〉、
オムラ社に対抗する、ドウグ社最後の職人サブロ老人、
薄幸の美女アガタ(彼女のバストは豊満だ)……。
死と隣り合わせの復讐の最中、巡りあった人々の協力を得て、己を奮い立たせ、
ついにフジキドは、ネオサイタマ知事選挙に立候補するラオモトへと襲いかかる。
決戦の地は――トコロザワ・ピラー!
立ちはだかるのは〈シックス・ゲイツ〉の生き残り達。
恐るべきワザマエを誇る〈ゲートキーパー〉。
仇敵〈ダーク・ニンジャ〉!
そしてラオモト・カン――「ヨクバリ計画」によって7つのニンジャ・ソウルを宿した男に、
果たしてフジキドは、ニンジャスレイヤーは勝つことができるのだろうか。
「所詮、地べたを這いずる虫に、イーグルの思考は理解できん。
もう一度繰り返しておこう。 ワシは最も強い。
貴様よりも遥かに強い。単に、面倒なだけなのだ。
それを、身を持ってわからせてやろう」
「ニンジャ、殺すべし……慈悲は無い!」
おお、見よ! ネオサイタマが燃えている……!!
第一部ラストからダイレクトに現在連載中の第二部に突入するので、あらすじは此処まで。
三十話以上ある各エピソードが、それこそラノベ1巻分くらいの濃さなうえに、
魅力的な敵ばかりなのに、ごく少数の例外を除いて、ライダーの怪人めいて殺されることが多く、
全部書いていったらそれこそ何レス使うんだって感じになっちゃうのでね。
孤独なニンジャハンター、神々の使者ヤクザ天狗についても語りたいが割愛。
頭おかしいんじゃねえかっていうトンデモ・日本風の世界観とは裏腹に、
骨太のサイバーパンク復讐活劇なので、とりあえず読んでみる事をオススメする。
鬼哭街とか好きな人は絶対にハマると思う。
ラノベ板的には、
女子高生ヤモト・コキ(彼女のバストは平坦だ)が、突如としてソウルに憑依され、
ニンジャたちのイクサに巻き込まれていく「ラスト・ガール・スタンディング」。
彼女と出会った非合法フリーランス・ニンジャの魂の救済を描いた、
「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」 の2本がとっつきやすいと思う。
原作がいろんな雑誌に連載されてた都合上、
どのエピソードから読んでも楽しめるような構成になってるので。
以上。
875 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/24(火) 23:37:16.52 ID:0jCWIDrf
乙
サイバーパンクだったのか
877 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 00:06:57.23 ID:+9AM9Hne
>>876 シャーロックの方は思想犯として閉じ込められてる、という程度で出てこない。
(というか出てきたら全部解決されちゃう)
ただ、マイクロフトの方は、ほら、頭文字Mだから、英国諜報部的に考えて、ほら。
878 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 14:56:46.11 ID:6bU2z5L5
【サイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』】
【第二部『キョート殺伐都市』】
死闘の末、ラオモト・カンを討ち、復讐を果たしたニンジャスレイヤー。
しかしその直後、ネオサイタマを大規模テロが襲う。
それこそは独立都市国家〈キョート・リパブリック〉に本拠地を置く、
謎の秘密結社〈ザイバツ・シャドーギルド(罪罰影業組合)〉の侵攻だった!
彼らはネオサイタマを手中に収めるべくソウカイヤと戦いを繰り広げており、
何らかの方法でラオモト・カンの死を察知し、電撃作戦を仕掛けてきたのである。
フジキドの妻子フユコとトチノキは、その抗争に巻き込まれたせいで殺されたのだ。
ネオサイタマが炎上する中、かろうじて窮地を切り抜けたニンジャスレイヤーだったが、
ソウカイヤとの激闘の結果、ザゼン・ドリンクの過剰摂取によってナンシーは昏睡状態、
さらにナラクのソウルは休眠状態に陥ってしまっている。
しかし傷を癒す暇もなくニンジャスレイヤーはキョートへと乗り込み、
キョート地下都市区画〈アンダー・ガイオン〉の私立探偵〈タカギ・ガンドー〉、
精神介入能力ユメミル・ジツを会得したが為にザイバツに狙われる〈シルバーキー〉、
悲劇の改造ニンジャ〈ジェノサイド〉、脱走バイオニンジャ集団を率いる〈フォレスト・サワタリ〉、
様々な面々と共闘しながら、ザイバツ・シャドーギルドの真実へと迫っていく。
ニンジャスレイヤーは仲間を得て丸くなったのか? そうではない。
ザイバツは深く、広く、静かに、何処までもその手を張り巡らせている。
ただ闇雲にニンジャを殺していったところで、いずれ限界を迎えていただろう。
フジキドは仲間を得て、より復讐に対して精密さを増して行ったのだ。
879 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 14:58:17.96 ID:6bU2z5L5
だが、それでもザイバツは強大だった。
マルノウチ抗争に参加した14名のニンジャを殺さんとするニンジャスレイヤーだったが、
ザイバツ幹部〈グランドマスター〉達、そしてザイバツに所属するニンジャ集団は、
ソウカイヤ・シンジケート、〈シックス・ゲイツ〉に勝るとも劣らぬ猛者ばかり。
あらゆる物を消滅させるアンタイ・ウェポンを呼び寄せる、グランドマスター〈ダークドメイン〉、
指先一つで人体を爆発四散させるバリキ・ジツのタツジン、グランドマスター〈イグゾーション〉、
人間の認識を意のままに操作する、恐るべきゲン・ジツの使い手〈メンタリスト〉、
自らの欲望のままに相手の体液を啜り、毒液を注入して殺す〈モスキート〉、
10フィート長の魔剣「ザオ・ケン」を武器とする〈インペイルメント〉、
伝説の魔技、古代ローマカラテのワザマエを誇る〈マニプル〉……。
そして何よりも、謎めいたザイバツ首領〈ロード〉の〈キョジツテンカンホー・ジツ〉は、
ザイバツ・シャドーギルドそのものを覆い尽くす巨大な闇となって行く手を阻み、
ニンジャスレイヤーは一戦ごとに満身創痍となりながら、ザイバツ・ニンジャを殺していく。
880 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 14:59:14.60 ID:6bU2z5L5
やがてフジキドは、反企業テロ組織〈イッキ・ウチコワシ〉の女ニンジャ・アムネジアこそ、
記憶喪失になっていたドラゴン・ユカノ(そのバストは豊満だ)であることを突き止める。
彼はオムラ社による〈イッキ・ウチコワシ〉襲撃作戦に乗じてユカノを助けださんとするが、
混乱の最中、ザイバツの密命を帯びた傭兵〈ブラック・ヘイズ〉に奪われてしまう。
ザイバツはユカノを狙っている。何故?
ユカノを確保したグランドマスターの一人、〈サラマンダー〉の主催する死の格闘大会、
〈シャドー・コン〉へと乱入したニンジャスレイヤーは、決勝戦でサラマンダーと激突。
あらゆるカラテ、チャドーの奥義さえも一瞬で再現してのけるサラマンダーに苦戦を強いられる。
しかし死闘の末、死の淵で師匠ドラゴン・ゲンドーソーの教えからカラテの本質に開眼、
ニンジャスレイヤーは紙一重の差で勝利を掴み取り、ついにユカノを助けだした、のだが……。
そこに伝説のハガネ・ニンジャのソウルを宿し、ザイバツ・シテンノを引き連れ、
自らの呪われた宿命を打ち破らんとする妖刀ベッピンの使い手、
ザイバツ最強の懲罰騎士――宿敵〈ダーク・ニンジャ〉が現れる。
三度攫われたユカノを救うには、全ザイバツ・ニンジャが集結する為、
かえって警備が手薄になる「儀式」の時に、敵の本拠地キョート城へと乗り込むしかない。
ザイバツが追い求める聖なる三神器(ヌンチャク、ブレーザー、メンポ)の正体とは何か。
果たしてロードは、ユカノを用いて一体何の儀式を執り行おうとしているのか。
「フユコ、トチノキ……やり遂げる力を……!」
刮目せよ! 抗え! そして抗え!
881 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 15:00:28.96 ID:6bU2z5L5
第二部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」が連載中なので、あらすじは此処で終了。
一応、第三部『不滅のニンジャソウル』のエピソードが幾つか翻訳されてるけど、
そこに至るまでどういう事が起こったのかは、今のところわからないからね。
キョート城の本丸を守護するグランドマスター〈ケイビイン〉、
巨大な蛇腹剣ヘビ・ケンを振るう戦闘狂グランドマスター〈ニーズヘグ〉、
電脳防御を一手に掌握するエコノミック・カラテのグランドマスター〈ヴィジランス〉と、
激闘が続いているので読者の盛り上がりもウナギ・ライジング状態だ。
もちろん、第一部第二部通してあらすじに出てきたニンジャ以外にも、
それこそ『BLEACH』に匹敵するくらい大量かつ個性あふれる登場人物達が出てくる。
882 :
イラストに騙された名無しさん:2012/07/25(水) 15:00:59.27 ID:6bU2z5L5
「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」の原則があるにも関わらず
あらゆる敵をジツのみで叩き潰す無差別大量快楽殺人鬼〈デスドレイン〉と、
その仲間のビッグ・オーめいたサイバネアームを持つ破壊魔〈ランペイジ〉、
二人に拉致されてついてくる無口無表情系美少女ニンジャ〈アズール〉。
シンジュク・カブキチョウ・ニチョームを守護するニンジャ〈ネザークイーン〉と、
彼女の庇護を受けることになった女子高生ニンジャ〈ヤモト・コキ〉(彼女のバストは平坦だ)。
ブッダではなくニンジャこそが救いと信じる神聖アンタイブッダ帝国皇帝〈イヴォーカー〉と、
その野望を食い止めるべくただ一人で立ち向かうバトル・ボンズの〈アコライト〉。
破壊されようとしている故郷を守るため親子の確執を乗り越えて奔走する技術者〈マノキノ〉。
ニンジャの真実に迫る狂気の天才〈リー・アラキ〉と、助手〈フブキ・ナハタ〉(彼女のバストは豊満だ)。
突如として弟二人がニンジャとなり、変貌していく様に苦悩する青年〈マスダ・タロ〉。
クローン・マッポ導入計画など、警察組織の腐敗に立ち向かうデッカー〈ノボセ老人〉と、
ニンジャ犯罪にも怯まず挑む〈シンゴ・アモ〉〈タバタ・ヤスキリ〉のデッカーコンビ。
なぜか行く先々でニンジャスレイヤーの騒動に巻き込まれる不幸なヤクザの〈スミス〉。
他にも山盛り。
必ず好きなキャラがいるし、応援したくなるキャラがいるし、
どのキャラもみんな必死に自分の運命に立ち向かっているから、本当にオススメ。
以上。
乙!
乙!古代ローマカラテって・・・w
ニンジャスレイヤー補足:
古代ローマカラテは実際重要なワードだ。常に伝説を塗り替え、ヘッズたちを
震撼させる!これはウソではない!実際、今では登場するたびにツイッターの
トレンドになるほどだ。名鑑の紹介文に書かれただけなのに、だ。グーグルで
古代ローマと検索すれば、3番目にサジェストされるのは古代ローマカラテだ。
他に、人気のあるニンジャもちょくちょくトレンド入りしている。ニンジャスレイヤーの
ライバルの一人、ダンディーな傭兵ブラックヘイズやその嫁フェイタル、強大無比な
グランドマスターのニーズヘグやケイビイン、などなど。その中でも別格なのは
ミスタートレンドこと、ザ・ヴァーティゴだ。
ザ・ヴァーティゴ=サンが何者なのかは未だ謎であり、かつ説明しづらい。だが、この
ニンジャスレイヤーという作品がツイッターで連載されるネット小説であることを最大限に
生かしたキャラなのは間違いない。彼の活動を追うこと自体が、2010年台の新しい
小説体験なのだ。
補足その2
ノーカラテ、ノーニンジャ。つまりは「物理を上げて殴ればいい」だが、この原則が
能力者バトル物であるニンジャスレイヤーの世界に緊張感を与え、際立った個性を
与えている。
>>872でも書かれているが、ソニックブームの「今も昔もニンジャはカラテを
極めた奴が上を行く」という言葉は嘘ではない。これが忍殺世界の真理である。
早い話、相手がDIOでも、時間を止める前に殴り倒したら勝ち、ということだ。
生命吸収、念動爆破、反物質兵器生成、火炎操作、精神支配、経験値吸収…
いずれも恐るべきジツであるが、このような能力を以ってさえも、極限まで磨かれた
チョップやとてつもなく速い居合い切りの前には破れてしまう。実際、グランドマスターの
一人であるサラマンダーのように、そもそも特殊能力を持っていないが無茶苦茶に強い、
カラテのワザマエのみでのし上がったニンジャもいるのだ。
この原則ゆえに、逆に特殊能力のみでカラテを打ち破るニンジャはその存在そのものが
特異点となる。数百人を超すニンジャたちの中でこの原則を覆したのは、現状、無差別
大量殺人ニンジャ、デスドレインとザイバツの支配者、ロード・オブ・ザイバツのみである。
何かおもしろそうだな
ラノベかどうかはともかく
乙!
わかりやすく無駄に長くもなく良いあらすじだった
ドラゴンクエストシリーズの小説版ってラノベに入るのかな?
入るんだったら5をお願いしたい、モンスター関連を重点的に
890 :
我が森に集え狼:2012/07/28(土) 01:23:22.01 ID:3amQz35p
オーフェン達は、牙の塔でマジクを大陸魔術同盟の魔術士として登録するために
大陸の中心に広がる大森林フェンリルの森を通り抜けようとしていた。
戦士たちの故郷とも呼ばれるそこは、大陸最強種族ディープドラゴン=フェンリルの生息地であり
彼らを崇めるドラゴン信仰者達の根城でもあった。
ちょっとした仕返しのつもりで、魔術士が森を通ろうとしている事を信者達に密告したボルカンだが
教祖マクドガルは密造した銃まで持ち出して、本気で魔術士を狩りに来た上に
捕まったマジクを救出しに来たオーフェンまでもが、フェンリルの魔術によって瞬殺されてしまう。
フェンリルの巫女・フィエナの暗黒魔術によって生死の境を脱したオーフェンは
体力が回復したら、こんな村とはさっさとお別れだと思っていたが
牢の様子を見に来た村の若者、サルア・ソリュードから思わぬ挑戦を受ける事になる。
彼の正体は、キムラック教会から派遣された暗殺者「死の教師」であり、その目的は
「最終拝謁」を果たした結果、教会を出奔した背教者マクドガルの動向の調査と暗殺であった。
そんな彼にとって、大陸最強の魔術士の後継者と目されたキリランシェロが村に来た理由は見過ごせる物では無かったのだ。
・・・実際は本当に通りがかっただけなのだが。
891 :
我が森に集え狼:2012/07/28(土) 01:24:09.80 ID:3amQz35p
マクドガルの目的は、強大な力を求めてドラゴン達の聖域へと侵攻する事にあった。
フィエナの暗黒魔術が、フェンリルの使い魔になった故の物だと知らないマクドガルは
彼女の力ならば、フェンリルに対抗出来ると思い込んで居るのだ。
間違いなく住人が全滅する事を察したオーフェンは、フィエナに惚れたマジクの懇願もあり(ちなみにフィエナはサルアに惚れている)
マクドガルの計画を止めようとするが、追い詰められたマクドガルは拳銃で自殺し
村人達は復讐のためにオーフェン達へと殺到する。
そして、森林レンジャーに助けを求めに行っていたクリーオウが
レンジャー達が余りに頼りにならないため、自ら村に突入しようとした時
突如、無数のフェンリル達が村を取り囲むように現れた------村人を皆殺しにするために。
断罪の宣言をするフェンリルの長、アスラリエルに対してオーフェンは
自分と戦い、その間は村人に一切の手出しをするなと持ちかける。
が、圧倒的な力を持つフェンリルに対してオーフェンはロクに対抗できず
クリーオウが抱えていた彼女の子を人質に取っても、どうせ魔術で蘇生するから殺さば殺せと言い放ち
挙句一発逆転の手で脳天をぶち抜いても平然と起き上がってきた。
万事休すかと思われたが、アスラリエルは宣言に反し、建築物を焼き払っただけで村人には一切手出しをせずに帰ってしまった。
彼女はある人物と結んだ盟約のため、最初からオーフェンと敵対するつもりは無かったのだ。
アスラリエルの子は、子供を見捨てる親に任せてられないとクリーオウによって保護され
住人たちは、森の近くにあるフィエナの故郷へと移り住む事になった。
オーフェンは、二度と関わる事が無いだろうある人物の影を感じながら、塔への旅を再開するのだった。
乙です
続きもがんばって
昔持ってたことあるので懐かしく思い出しながら読んでるけど
知らない人にもちゃんとわかるんだろうか
893 :
イラストに騙された名無しさん:2012/08/01(水) 21:48:27.25 ID:WIBPKKxb
保守
894 :
イラストに騙された名無しさん:2012/08/04(土) 22:35:03.83 ID:Lkmz9vXp
ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」と「黄色い部屋の秘密」
ハーパー・リーの「アラバマ物語」
をお願いします。
流石にラノベからかけ離れすぎじゃね
ソードアート・オンラインの2巻以降をお願いします
898 :
オペラ座の怪人:2012/08/07(火) 12:58:41.73 ID:mTeSKH7H
パリのオペラ座という劇場には、ファントムと呼ばれる怪人が潜んでいる。
怪人は劇場の支配人に対して、高額の給料や、特等席の確保、
芝居に関する演出など、姿を現さぬまま様々なことを要求しており、
これに背くと恐ろしいことが振りかかる為、オペラ座の従業員は怪人を恐れていた。
ところが新しくやってきた支配人は、ファントムの言う事を聞く気は全く無く、
その結果、オペラ座では次々と怪事件が起きるようになってしまう……。
そんな中、端役の少女クリスティーヌが、主役に抜擢される。
怪人を恐れた大物主演女優が引きこもってしまった為、
演技歌唱指導役のマダム・ジリーの推薦によって、
「すべての台詞を完璧に覚えている」彼女が代役に選ばれたのだ。
舞台に経ったクリスティーヌは、素晴らしい歌声を披露して観客を魅了。
一夜にしてスターの座へと上り詰める。
クリスティーヌの舞台を見ていた青年貴族のラウルは、
彼女が初恋の相手、幼馴染の少女だという事に気づく。
楽屋を訪ねたラウルは、クリスティーヌと思い出話に花を咲かせるが、
父を亡くした彼女が誰にあんな歌のレッスンを受けたのか、疑問に思う。
しかしクリスティーヌは「音楽の天使」とだけ言ってはぐらかせてしまう。
さらにラウルが食事に誘うと、歯切れの悪い様子でそれを拒もうとする。
不審に思いながらも楽屋を後にしたラウルだったが、
なんとクリスティーヌしかいない筈の室内から、誰かの話し声が聞こえる。
慌てて飛び込んだラウルだが、クリスティーヌは姿を消していた。
クリスティーヌを指導した「音楽の天使」――それはオペラ座の怪人だったのだ!
899 :
オペラ座の怪人:2012/08/07(火) 12:59:31.84 ID:mTeSKH7H
オペラ座地下の地底湖に建つ館にクリスティーヌを招いた怪人は、
ラウルの事を忘れ、自分だけの「音楽の天使」になるよう彼女に囁く。
一度地上に戻されたクリスティーヌは、幼い頃から恋していたラウルと、
自分を庇護してくれた音楽の天使=怪人との間で葛藤する。
一方のラウルは怪人に嫉妬し、クリスティーヌを解放するべく、
支配人らと協力してオペラ座の怪人を捕らえようとする。
しかし怪人はそんな人々の努力を嘲笑うかのように犯行を続け、
女優たちに手を出そうとする評判の悪い道具係が殺され、
クリスティーヌを引きずり下ろそうとする大物女優が声を潰され、
いつしかクリスティーヌは、自分のために殺人を犯す怪人を恐怖している事に気がつく。
そして遂にクリスティーヌはラウルへと助けを求めるのだが、
彼女の様子を物陰から見ていた怪人は、哀しみと怒りと絶望のあまり、
代役として舞台に立つクリスティーヌのすぐ傍へとシャンデリアを落下させる……。
作者、ガストン・ルルーが手に入れたという「衛兵隊長の手記」によれば、
オペラ座の怪人は本名をエリックという、異国で生まれた、生来醜い容貌の男であるという。
芸術を愛し、万能の天才でありながらも、その姿のせいで隠棲を強いられていた彼は、
あるとき、その歌声を王妃が耳にしたことがきっかけで才能を認められ、
新しく建設されるという宮殿の設計者として抜擢され、素晴らしい建物を作り上げる。
しかしエリックが王妃に気に入られた事に嫉妬した王は、
「宮殿の秘密を守るため」という理由でエリックを捕らえ、彼を処刑しようとした。
エリックの哀れな境遇に同情した衛兵隊長は、エリックと共に祖国を逃げ出し、
やがてエリックが極秘にオペラ座の設計を依頼された事をきっかけに、
オペラ座の地下に広がる巨大な湖へと住みつくようになったのだ。
そこで彼は設計者である自分しか知らない秘密の通路を駆使して暗躍し、
かつてオペラ座で怪人に才能を見出され、恐らくは怪人に恋をしているマダム・ジリー、
親友である衛兵隊長の協力のもと、思いのまま音楽と芸術に囲まれる日々を過ごしていた。
――クリスティーヌへと恋をするまでは。
900 :
オペラ座の怪人:2012/08/07(火) 13:00:31.40 ID:mTeSKH7H
やがてオペラ座で開かれた仮面舞踏会で、ラウルはクリスティーヌに指輪を渡す。
しかしついに仮面をつけた怪人が衆人環視の中、堂々とその姿を現した。
彼の要求はただひとつ、自身の作り上げた最高傑作の戯曲を上演すること。
タイトルは「ドン・ファンの勝利」。無論、ヒロインはクリスティーヌ!
そしてとうとう支配人達は怪人の要求を受け入れ、怪人は上機嫌で姿を消した。
しかし支配人、ラウルは別に怪人に屈したわけではなかった。
怪人はきっと現れるに違いないから、罠にかけて捕らえようという計画なのだ。
ラウル達は密かに警察を劇場周囲に配置して、「ドンファンの勝利」の初演日を迎えた。
「ドン・ファンの勝利」は従者といれかわり、顔を隠して恋人に愛を囁く男の物語なのだが、
クリスティーヌは、衣装で顔を隠した主役男優の様子が、何処かおかしい事に気づく。
しかし他の誰も何も気づかないまま、舞台は滞り無く進行していき、
やがてドン・ファンがクリスティーヌへ、心からの愛を告白するシーンに差し掛かる。
意を決したクリスティーヌが衣装をはぎ取ると、なんとそこにいたのは怪人!
彼は本来の主演男優を殺し、密かに入れ替わってクリスティーヌと共に舞台に立ったのだ。
醜い素顔を観客の前で暴かれ、クリスティーヌの裏切りに一瞬呆然とする怪人だが、
彼はクリスティーヌを拉致すると、追手を振り切り、オペラ座の地下奥深くへと消えて行く。
901 :
オペラ座の怪人:2012/08/07(火) 13:01:16.00 ID:mTeSKH7H
怪人を捕らえんとする群衆が次々にオペラ座の地下へと乗り込んでいく中、
エリックの事を思い、彼を止めて欲しいと考える衛兵隊長とマダム・ジリーは、
ラウルにオペラ座の秘密の通路を教え、彼を怪人の館まで導いていく。
そこでは今まさに、怪人がクリスティーヌと結婚式をあげようとしていた。
慌てて踏み込んだラウルだったが、怪人の罠にかかりロープで首を吊られてしまう。
「私の愛を受け入れてラウルを助けるか、拒絶してラウルの死を見るのか、どちらかを選べ!」
怪人が既に心までも狂ってしまっている事に気づいたクリスティーヌは、
ラウルを心から愛しているからこそ、怪人に対してキスをする。
そしてそれによって怪人もまた、自分がどれだけ醜い怪物に成り果てたのか理解した。
絶望しながら、ラウルとクリスティーヌを解放する怪人。
そんな彼に、クリスティーヌは「あなたが孤独でない証に」と、ラウルから貰った指輪を渡す。
ほどなくして群衆が怪人の館へとたどり着くが、そこに怪人の姿はなく、
ただ仮面だけが残されていたという。
その後、怪人がどうなったのかは定かではない。
近年オペラ座が改装工事をした際、地下から怪人の骨が見つかったという者もいるが、
先ごろ老ラウル子爵が亡妻の墓を訪れたところ、そこに指輪が供えられていたそうだ……。
という感じ。
うろ覚えなのとミュージカルとか映画も混ざってるからちょっとアレだけど。
乙です!音楽しか知らなかった
903 :
イラストに騙された名無しさん:2012/08/07(火) 22:30:37.92 ID:4OTXFb30
904 :
イラストに騙された名無しさん:2012/08/11(土) 08:29:05.23 ID:8Y+RqK1n
埋め
埋めがてらさらっと書いてみる。十年前に一回読んだきりなので完全にうろ覚え。
真・女神転生if… 魔界のジン 富士見ミステリー文庫 作者:吉村夜 イラスト:金田榮路
ゲーム「真・女神転生if…」の世界観に沿って書かれた、オリジナル小説。
ノベライズではないので、元のゲームの展開を沿ったものではなく、主人公も異なる。
私立軽子坂高校。この高校はある日、突然校舎ごと異世界に飛ばされてしまった。
その異世界には悪魔(いわゆる「西洋の悪魔」だけでなく、妖精、魔獣、妖怪など、人外の怪物全般)たちが
跋扈する危険な空間だった。
オカルト研の部長である主人公ジンも、部員たちとともに校舎内に居たため、巻き込まれる。
どうやら、この異常事態を引き起こしたのは、狭間 韋出夫(ハザマ イデオ)という一人の生徒らしい。
天才少年と名高かった彼は、その天才性から学校では浮いた存在でもあった。
その孤独で頭がおかしくなったようで、その天才的頭脳でオカルト的な儀式をあれして、
なんやかんやあったあげく「魔神皇」というなんかすごいパワー持った存在に転生デビュー成功、
そしてその能力で、こともあろうに高校全体に復讐を開始したらしい。
オカルト研のメンバーは、そんな異常事態の中でも、
悪魔と会話できるようになる携帯アプリ「悪魔召喚プログラム(β版)」を駆使して悪魔を仲間にし
その力を分けてもらうなどして、なんとか戦い、生き延びていく。
ちなみにこの携帯アプリは、この異変直前にオカルト研のウェブサイトを通じて、
謎の人物STEVENから送りつけられていたものです。
続く。