嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんの続き
授業さぼって体育倉庫でまーちゃんといちゃいちゃしてたら
銃を持った中年男が乱入し生徒を殺しまくる
修羅場くぐりまくってるみーくんは頭足りなそうな男を挑発し
こいつを操ってた同級生の杉田をあぶり出して事件解決と思われた矢先銃弾が…(6巻)
主人公交代で4,5巻の事件でみーくんの役割だった主人公の写し鏡の湯女が新しい主人公として登場
みーくんを失ったまーちゃんが1巻同様にみーくんを召喚する儀式を行う為に
監禁事件を起こすことを阻止する仕事を入院中のみーくんに頼まれてたのであった
みーくん本人はなんかしらんがいつの間にかハーレム状態で病室では女同士が火花を散らし合ってた(7巻)
まーちゃんと海に旅行にやってきたがホテルの客には探偵・花咲太郎をはじめ胡散臭い奴揃い
しかし外部の雑音に背を向けて部屋に引きこもってたので
外で起きた事件には一切かかわらず例外的に平穏な生活が遅れたのであったが
そのころ地元では元カノの長瀬が殺されてた(8巻)
長瀬が殺されたのに何事もなかったかのように必死に振舞おうとするが
周囲で次々と人が殺され殺人鬼にまーちゃんも奪われ完全に気が狂ったみーくん
狂気と現実の境界が無くなってたが湯女に助けられ
再び正気を失う前にハッピーエンドに向けて旅立つ(9巻)
悪者に攫われてたまーちゃんをやっっとこさ取り戻したのにしつこく追いかけてくる
まーちゃんを返せってこれは俺の女だ、偽物めがと思ってたら
まーちゃんがこっちのみーくんがいいと偽物を選んで哀れ本物の方がまーちゃんに殺された
そして数年後家庭内暴力で家出した1巻の監禁事件の被害者の兄妹を
影から支援してたのは今じゃ嫁が5人もいるハーレム王の偽物のみーくんでした(10巻完結)
191 :
とある飛空士への恋歌:2014/01/01(水) 21:29:18.46 ID:WPVsBbcN
「とある飛空士への追憶」に続くとある飛空士シリーズ第2弾。全5巻。
世界設定は追憶と同じで大瀑布の周りに西洋風、日本風、ラテン風の国がある。
主人公カール・ラ・イールは西洋風のバレステロス皇国の王子だったが、幼い頃国に革命が起こる。
革命軍のシンボルである少女ニナ・ヴィエントの超能力「風呼びの力」により突風が吹いて
皇国の空軍は壊滅、革命は成功してカールの父母も処刑される。
カールも殺されるはずのところを不憫に思った一般人に密かに引き取られ、カルエルという名で育つ。
カルエルは最愛の母を奪ったニナ・ヴィエントへの復讐と、処刑直前の母との約束である飛空士になることを誓う。
カルエルが15歳になったとき、巨大な空飛ぶ浮島「イスラ」を移民船のように利用して
この世界の果てがどのようになっているかを調べる冒険旅行というプロジェクトが始まる。
神話に伝わる巨大な水の吹き上がっているところ「聖泉」をかつて実際に見つけてきた冒険家ルイスを提督とした
この数千人規模の一行には、革命以来風呼びの力を失い政治的にもはや無用となったニナ・ヴィエントも代表として
参加することになっていた。カルエルもその正体を知る政府上層部からこの旅に参加するよう打診される。
つまり、この冒険の旅は行政がうまく軌道に乗らない革命政府により、不安要素の厄介者を追い払う島流しのようなものであった。
カルエルはこれを承諾し、義妹アリエルとともに飛空士になる夢をかなえるべくイスラにある士官学校の飛空科に入学する。
かくしてイスラは出発し、飛空科の一般クラスに入学したカルエルは、ふとしたことから飛空科貴族クラスの少女クレアと仲良くなる。
実はクレアの正体はカルエルが仇と憎むニナ・ヴィエントその人(公衆の面前に出るときは変装している)。
その力により忌み嫌われ、親から革命軍に売り渡され、革命の旗印として祭り上げられてその力を望まぬ殺生に使われるなど、
薄幸の少女を地で行くクレア。学校に行って友達を作り普通の女の子として過ごすことで、また空を飛ぶことで風呼びの力が戻るのではと
考えたルイス提督の計らいで、正体を隠して飛空科に入学していたのだった。
イスラが聖泉を目指す間、カルエルとクレア、アリエルやクラスメイト達との平和なキャッキャウフフが続く。カルエルとクレアは
同じ複座の練習機に乗るパートナーになったり、貴族クラスのボンボンがカルエルに嫉妬して飛行機に細工をし二人きりで遭難したり、
学園祭でアリエル特製ラーメン「アリーメン」がバカ売れしたり、他のクラスメイト同士にもいい感じになってフラグのたつカップルがいたり…。
やがてイスラは聖泉にたどり着く。ここから先は前人未到でどのくらい先までこの噴き上がる水が続くかわからない。さらに厄介なのは、
聖泉に踏み入るものを問答無用で攻撃してくる「空族」と呼ばれる者たちの存在であった。
学園ラブコメから一転、壮絶な戦いが始まる。空族の襲来が告げられてイスラの戦闘機隊が出撃し、飛空科の生徒も交代で偵察に駆り出される。
飛空科一般クラスでいい感じになっていたミツオ・チハルのカップルが乗る機体が偵察中に敵戦艦が迫っていることを発見する。
戦闘機隊の方は囮だったのだ。既に日は沈み、これを迎撃する爆撃隊のために、2人は敵戦艦の正確な位置を知らせるために
照明弾を撃つ役割をかってでる。それを阻止すべく襲いくる敵戦闘機の攻撃を避けつつ味方が敵戦艦を攻撃できるよう
最適な位置で照明弾を撃ち続ける二人。その奮闘が功を奏して味方の攻撃は成功し敵艦を撃沈するも、自分も機体も満身創痍で
逃げ切ることはできないと悟ったミツオはチハルを先に脱出させ、墜ちる機体と運命を共にしたのだった。
イスラにはさらに敵が迫る。圧倒的物量でイスラの周辺にまで敵機が襲来。島を守るべく貴族クラスの皆が出撃し、
カルエルもアリエルと2人で戦列に加わる。だが練習機と戦闘機では性能差は歴然で次々と味方が落とされていく。
カルエルとアリエル2人の乗る機体も逃げ続けるが手練れの敵機に襲われ、後部座席のアリエルが撃たれてしまう。
さらに追い詰められた危機一髪の瞬間、所属不明の機体が敵部隊をあっという間に撃墜する。そのエース機には
「海猫」のマークが描かれていた。イスラは思わぬ援軍を得て、空族は撤退する。
後日その援軍からイスラに手紙が届く。内容は自分たちも聖泉を探索しているが空族に攻撃を受けていること、
自分たちはイスラを援助する用意があり、話をしたいというものだった。手紙の署名は神聖レヴァーム帝国のファナ・レヴァーム。
(この辺から、「恋歌」の時系列が「追憶」の戦争が終結した後だというのがわかる。名前は出ないが「海猫」もシャルルと示唆されている)
飛空科はこの戦闘で貴族クラスが全滅、一般クラスも半数が死亡、チハルは救助されるもミツオを失ったショックで塞ぎこみ、
アリエルは左肩を撃たれて飛空士としてはもうやっていけず、整備課へ転属となった。
クレアは何度もカルエルと会ううちに彼の正体に気付き始めていた。自分が不幸のどん底に突き落とした相手に愛される資格などないと
感じたクレアはカルエルと会って皇子カール・ラ・イールであることを問いただし、自分がニナ・ヴィエントであることを明かす。
そして自分たちはもう二度と会わない方がいいといって別れを告げる。クレアがニナ・ヴィエントと知ったカルエルはショックを受け
自室に閉じこもってしまう。
そんな彼を叩き起こしたのは、飛空科一般クラスの生徒でこれまで一切誰とも交わろうとしなかったイグナシオだった。
実はイグナシオは前王の妾腹の子。つまりカルエルの腹違いの兄弟で、今はクレアのボディガードとして飛空科にいた。
母が外国人だったせいで廃嫡され母ともども追放された過去を持つイグナシオは、カルエルに対し復讐だと告げてボコボコに殴り
気合を入れ直す(ガチの復讐心は既に乗り越えていた模様)。カルエルはひとしきりイグナシオと殴り合いをして目が覚め、立ち直る。
そして再び敵機来襲の報が告げられる。敵の飛行戦艦が艦隊を成して襲来し、イスラの戦艦もこれを迎え撃つためにクレアを乗せて出撃。
戦艦同士の砲撃戦が展開される。飛空科の生徒にも出撃命令が下り、カルエルもイグナシオと共に出撃する。
一緒に出撃した生徒ノリアキとベンジャミンのコンビは撃墜された味方機に代わって敵戦艦の周囲に張り付き、味方の砲撃の狙いを
修正するのに必要な情報を伝達する弾着観測の任に就く。2人の決死の働きにより敵艦に砲撃を直撃させるも、敵の圧倒的物量により
こちらの戦艦も大破。イスラ側は敗北を覚悟する。
飛空士の才能が覚醒して奮闘を続けていたカルエルは、落ちゆく戦艦の甲板に出ていたクレアを見つける。
機上からクレアへ万感の思いを込めて「生きろ!」と叫ぶカルエル。その言葉を聞いた瞬間、クレアに風呼びの力が復活する。
彼女の歌う「恋歌」に応じて風が吹き敵軍を壊滅させる。墜落しかけていた味方の戦艦もイスラに不時着する。
この戦いの後、空族が停戦の申し入れをしてくる。条件は「風呼びの少女」即ちクレアを引き渡すこと。
空族の国では、千年も前から伝説に伝わる存在である風呼びの巫女は是非とも国に置きたい存在だという。
外交交渉の末、クレアの身柄と引き換えにイスラ側は空族の国の王子を人質とすること、空族の空域を攻撃を受けることなく
通れるようになることが決定する。
カルエルはイグナシオの計らいで引き渡される直前のクレアに会う。2人で逃げようというカルエルに、クレアはただ感謝を伝えるだけであった。
カルエルは必ず戻って助けに来ることをクレアに誓う。
平和に進めるようになったイスラは聖泉を抜け、レヴァーム帝国に到着。歓迎を受ける。レヴァーム艦隊とともにさらに世界の果てを目指す
イスラであったが、何故かだんだん加速し始める。世界の秘密を知る人質の空族の王子がイスラの最終兵器アリーメンによって
ついに口を割り、この世界の形が明らかになった。
この世界は星や太陽は球体だが大地は平面の世界で、聖泉を中心とした段のある巨大な噴水のような形をしている。
(大瀑布が噴水の段に当たる。バレステロスとレヴァームはちょうど聖泉をはさんだ反対の位置にあった)
そして噴水の端にあたる世界の果てには何もなく、到達したものは全てただ消滅するのみ。
大至急イスラの人々のレヴァーム艦隊への移住が行われた。
クレアと別れて以後訓練に打ち込み、晴れて飛空士となっていたカルエルは飛行機に乗って、世界の果てへ突入して消滅していくイスラを見届ける。
レヴァーム艦隊によってバレステロスへ戻る一行の元には、本国の状況が聞こえてきていた。
政府の行政は全くうまくいっておらず民衆の不満は高まるばかりで、イスラに処刑されたはずの皇子が乗っており彼が帰還するという噂から、
王政復古が期待されているらしい。
イスラ上層部に自分が皇子であることを明かしたカルエルは、イスラ総督のルイスからクレアを助けるためのある方法を提案される。
それは、帰還した場でカルエルが民衆の前で演説し、ある呼びかけをするというものだった。
そして帰還当日、お祭り騒ぎのバレステロスでカルエルは演説を始める。
自分が皇子であること、王政復古はせず共和制を続けた方がいいこと、ニナ・ヴィエントはイスラとその人々を守るため
空族に捕らわれてしまったこと、そして自分は彼女を愛していること。
強大な軍事力を持つ空族と交渉するには自分たちもそれに匹敵するだけの力を持たなければならない、
そしてもう一度空族の元へ向かいニナ・ヴィエントを取り戻すために皆の力を貸してほしい、とカルエルは訴える。
この訴えは大きな反響を呼び大きな気運が高まる。
数年後、クレア奪還交渉に出発する大部隊の中に一飛空士として参加するカルエルの姿があった。
クレアへの思いを胸に彼は飛び立っていくのであった。
以上です。長々と失礼。
>>17-19ではないんだけど細かいあらすじ書いてみました。
基本の流れはゲームと同じなので小説版だけの設定&モンスター関連を詳しめに。
文庫版とか新書版とかあるけど中味は全部同じで作者は久美沙織。
同作者のノベライズは独自設定が激しくて評価が割れがちだが、5は比較的評価が高い。
【幼年期】
主人公のリュカは心優しい6歳の少年。
彼は、偉大な父パパス、従者のサンチョと暮らすサンタローズ村で、秘密の冒険を重ねる。
村の洞窟でスライムに遭遇し、仲良くなりたいなあと思ったのが彼のモンスターたらし遍歴の始まり。
その後、隣村の悪ガキにいじめられていた猫を助けるため、幼馴染のビアンカと真夜中の古城を冒険。
助けた猫はプックルと名付けられ、リュカが飼うことになった。
プックルを見たパパスは、凶暴なモンスターの子供であることに気づくが、
リュカの母マーサもモンスターに好かれていたことを思い出し、温かい目で息子を見守る。
ところで、リュカは古城にいた幽霊から不思議な黄金の珠をもらっていた。
ある日村に現れた謎の男は、珠を見せてほしいとリュカに頼んでくる。
どこか父に似たその男を悪い人間ではないと感じ、リュカは一瞬だけ珠を手渡す。
男は「どんな辛いことがあっても負けちゃだめだよ」と言い、微笑んで去っていった。
また、別のある日、村で妖精に出会ったリュカは、冒険の末、盗まれた妖精の宝を取り戻した。
喜んだ妖精の女王ポワンは、いつか困ったときには必ず力になると彼に約束する。
そして、パパスがラインハット国王に招かれ、父子はラインハット城を訪れた。
パパスと国王は、若い頃共に冒険した友人同士だったのだ。
ところが、パパスが国王の息子ヘンリーの教育係を引き受けたときにヘンリー誘拐事件が発生。
誘拐犯のアジトに現れた『光の教団』の幹部・ゲマらの手によってパパスは殺され、
黄金の珠も破壊、リュカとヘンリーは教団の奴隷となる。
【青年期前半】
物語は、
>>17で言う第二の主人公・ピエールとリュカとの出会いから始まる。
十年間の過酷な奴隷生活によって、リュカは戦士の風格と不思議な気品を備えた青年に成長しており、
マーサとの別離以来世捨て人化していたピエールも即ひざを折るほど。
リュカは、ヘンリーとともに教団から逃亡し、現在はラインハットの不正を暴くために活動していた。
彼等から奴隷時代の話を聞き、ピエールは教祖イブールがマーサの幼馴染のイーブではないかと考える。
ラインハットでの騒動が一段落した後、リュカは、パパスの遺志を継ぎ、
魔界に攫われたマーサを救うため、伝説の勇者を探して旅することを決意。
パパスが遺していた天空の剣を抜ける者こそが勇者なのだという。
一行は、国元に残るヘンリーと別れ、天空の剣と揃いになる武具を探して別大陸へと渡る。
青年期前半で仲間になるモンスターは次の14匹。
ゲームと違ってモンスター爺さん送りができないせいか何なのか、
デモンズタワー人員整理(
>>19参照)によって6匹死亡・1匹行方不明の大惨事が起きる。
小説ならではの丁寧な描写で各キャラに愛着がわいた頃にかまされるため、トラウマ必至。
@特別枠
他のモンスターと比べて明らかに別格扱いされている2匹。
モンスターバトルロードでもこの2匹が主人公のお供に抜擢されている。
・ピエール(スライムナイト)
大体
>>17の通りで、間違いなく小説版の主人公格。
冷静沈着で礼儀正しいが、堅物というわけでもなく、スライムながら非常にできた人物。
「昔は悪さしたもんだ」的なことを語るややオッサンくさい面もある。
デモンズタワー戦では、スラリンの特攻の余波で塔から落ちたために生存。
最後まで頼れる存在だったが、マーサとの再会時には子供のように泣きじゃくる姿を見せた。
・プックル(キラーパンサー)
言わずと知れた最古参。ちなみに命名の流れはゲームと同じ。
ラインハットでリュカと生き別れた後、大陸を渡って立派なキラーパンサーに成長していた。
カボチ村の住民に(大した被害は出ていないが)村を襲う怪物として退治を依頼され、再会。
後に、カボチ村に幼い頃のリュカに似た少年がいたことがわかり、
リュカの面影を求めて何度も村に侵入していたのではないかと推測された。
デモンズタワー戦では、スラリンの特攻の余波で塔から落ちたために生存。
物語後半では見せ場こそ減るものの、最後まで前線メンバーとしてリュカの傍に控える。
A初期加入組
ピエールが仲間になった時点でリュカが連れていた3匹。
初期メンバーなだけあって、デモンズタワー人員整理で全員華々しく散る。
・スラリン(スライム)
ご存知最弱モンスター。小説版では口達者な親分肌で、仲間モンスターのリーダー格。
リュカ含め天然気味な面子が多い仲間内では貴重なツッコミ&毒舌キャラ。
自分が敵を攪乱するために立てた作戦が逆にビアンカを危険にさらした事実を気に病み、
デモンズタワーで敵に特攻、灼熱の炎を吐きながら相討ちという壮絶な死を遂げる。
・ドラきち(ドラキー)
明るく気のいい性格だが、アクがないせいで初期メンバーの中では目立たない不遇めの子。
空を飛べて会話も達者なため、仲間を運んだり偵察役を務めたりと実務面では地味に活躍。
デモンズタワーにて、暗闇の中自らリュカの剣の的となり、敵を道連れに死亡した。
・スミス(くさったしたい)
大体
>>18の通り。口は悪いが面倒見のよいスラリンとはでこぼこコンビ。
知能には難ありなものの、気は優しくて力持ちを地で行くタイプで、随所で活躍していた。
デモンズタワーにて、ボスの放った凍える吹雪からリュカとビアンカをかばって死亡。
彼の体は氷となって砕け散り、美しい光を宿した心臓だけが残された。
B中期加入組
カボチ村〜サラボナ近辺で仲間になったモンスター。約半数が生存。
ページ数の限界か、加入エピソードなしでいつの間にか仲間入りしている奴も増える。
・ガンドフ(ビックアイ)
リュカの優しさに惹かれて自ら同行を希望してきた一つ目モンスター。
リュカのたらしぶりを初めて見たピエールは「皆こうやって仲間になったのか」と感心し、
ガンドフとスミスの会話を聞いたスラリンは「また足りないのが増えた」とボヤいた。
巨体に反して精神年齢や口調は幼児並みで、おっとりしていて子供好き。
自らの体をえぐって中に隠すという凄絶な方法で双子を守り抜き、笑顔で事切れた。
・マーリン(まほうつかい)
初登場時にいきなり古株顔で豆知識を披露していた物知りおじいちゃんモンスター。
実年齢は不明だが、年長組としてピエールとともに参謀的な役割を務める。
デモンズタワー戦では留守番組だったために生存、後にリュカの娘の魔法の師匠に。
年はとりたくないわいとボヤいていたが、最後までご存命で、ピエールともどもリュカを支えた。
・コドラン(ドラゴンキッド)→シーザー(グレイトドラゴン)
マーリンと同時に登場した子供のドラゴン。しゃべらない。
デモンズタワー戦で塔から落ちた衝撃で記憶を失い、放浪の末に魔界でグレイトドラゴンに成長。
8年後にリュカ達に再会したときに昔の記憶を取り戻し、新たな名前で再び仲間となる。
ただぶっちゃけ再会イベント以外では影は薄い。
・メッキ―(キメラ)
マーリンと同時に登場した飛行モンスター。しゃべらない。
飛行仲間であるドラきちやコドランとセットで描写されることが多く、正直「いたっけ?」レベル。
誘拐事件時にピピンを逃がして魔物の軍勢にただ一羽で相対し、描写のないまま散った。
何かと不遇な彼だが、実はデモンズタワー人員整理の栄えある第一号である。
・ロッキー(ばくだんいわ)
マーリンと同時に登場した岩型モンスター。照れ屋でちょっとおちゃめらしい。
基本的に無口だが、時折メから始まる単語をつぶやいては周囲を動揺させる。
デモンズタワー戦では留守番組だったために生存。
その後、光の教団の神殿で、落盤から皆を守るためにメガンテを唱えて爆死する。
・パペック(パペットマン)
指輪探しの途中で仲間になった人形型モンスター。無口で引っ込み思案らしい。
誘拐事件時にひっそりヘンゼルとグレーテルにおけるパン屑のような役割を務め、そのまま死亡。
思えばそれ以前も描写は少ないながら仲間をさりげなくフォローするいい奴だった。合掌。
・ジュエル(おどるほうせき)
指輪探しの途中で仲間になった袋型モンスター。何を考えているか分からない。
リュカをメダパニで混乱させて修羅場を引き起こしたが、その後しれっとついてきた。
デモンズタワー戦では留守番組だったために生存、結局最後までしれっと生き延びる。
なお、混乱中にリュカが自らの心の闇を自覚したことが最終的にラスボス撃破につながったため
何気に世界平和の立役者である。
【青年期前半】その2
サラボナの街で、天空の盾を所有する大富豪ルドマンを訪ねたリュカは、
盾がほしければ大陸に隠された二つの指輪を探してこいと言われた。
天空の剣を持つ者にだけ隠し場所を伝えるよう、謎の放浪者に頼まれていたのだという。
(ゲームと違って、婿選びイベントが開催されているわけではない)
ルドマンは、天空の盾も一人娘のフローラもこの世で最高の男にしか渡さないと言いだし、
指輪をとってこれたら娘の婿にする、盾は持参金代わりだなどと無茶振りする。
そこへ割って入ったフローラの幼馴染アンディは、フローラへの想いを告白し、リュカに宣戦布告。
フローラは止めるよう懇願するが、リュカは勝負を承諾する。
リュカは、結婚話にはあまり乗り気になれないまま、指輪探しを続けた。
ピエールとマーリンの話から、二つの指輪が元はエルヘブンの宝であることが判明。
指輪は全部で三つあり、すべて揃えれば魔界に通じる扉が開くのだという。
二つ目の指輪を探すなか立ち寄った村で、リュカは、墓前で祈る女性に不思議な動悸を覚えた。
一目散に飛びついていったプックルを怖がらない彼女こそ、美しく成長したビアンカだった!
その夜、ビアンカの父は、彼女が実の子ではないこと、天空人の子かもしれないことを話し、
リュカに同行して世界を見てくるようにビアンカに告げる。
美人で明るく度胸もあるビアンカの仲間入りを、モンスター達は皆歓迎。特にスミスはデレデレ。
ともに旅をする中で、リュカもビアンカも、ぼんやりと互いを意識し始める。
結婚当初のリュカとビアンカは少しぎくしゃくしていたが、
天空の兜を求めて訪れたテルパドールで、女王の不思議な力に後押しされて、名実ともに夫婦に。
(数年後に再会した女王にそのことを暗に言われ、リュカが赤くなる場面も)
女王からの情報で、一行はパパスの祖国だというグランバニアへ向かった。
グランバニアでは、生き別れになっていたサンチョと再会し、
パパスがグランバニア国王だったという事実とビアンカの妊娠がほぼ同時に判明。
ビアンカが男女の双子を出産した日にリュカの戴冠式が行われることになり、
国全体が祝賀ムードに包まれる。
ところで、小説版では、リュカ達の旅の描写の合間に光の教団の様子が描かれていた。
ピエールの推測通り、教祖イブールの正体はマーサの幼馴染のイーブで、
彼はエルヘブンの三つの指輪の最後の一つの所有者でもあった。
かつてイブールは、行方不明になったマーサを探して天空の塔までたどり着き、
天空城の墜落と神の不在を知ったことで絶望、それまでの信仰を捨てて光の教団を創設した。
そして、マーサへの強い執着をゲマにつけこまれ、魔物達と手を組むようになったのだ。
光の教団の魔物達は、マーサの血を引く赤ん坊を手に入れようとたくらみ、
戴冠式の夜、警備が手薄になった隙をついて双子を攫いにやってきた。
式の様子を窓から覗いていたドラきち・コドラン・メッキ―ら飛行組+街の少年ピピンと、
こっそり赤ちゃんを見に行こうとしていたスラリン・スミス・ガンドフは、異変に気づいて応戦。
スラリンとドラキーが双子にすりかわることで敵をあざむき、双子を守ることはできたが、
乱戦の中で敵と同じ勘違いをしたビアンカが敵の手に落ちてしまった。
ビアンカを救うため、一行は多くの犠牲を出しながらデモンズタワーの頂上を目指す。
で、人員整理がザクザクと進み、敵のボスはどうにか撃破できたが、
ボスの最期の呪いによってリュカとビアンカは石にされてしまった。
偶然塔にいた泥棒兄弟は、二人のことを石像と勘違いして運び出し、各地を行商する。
リュカと縁のある人物達が次々ニアミスするが、運命の悪戯によって誰にも気づかれず、
リュカとビアンカは別々に売り払われた。
その頃、激しく泣き出した双子達を必死になだめようとしたサンチョと女官達は、
双子の男の子ティミーが天空の剣を抜くのを目撃し、彼こそが伝説の勇者だと悟るのだった。
204と205の間が抜けていました。すみません。
↓が追加部分です。
その頃、サラボナの街では、大やけどを負ったアンディを、フローラが献身的に看病していた。
何かとヘタレキャラのイメージがあるアンディだが、小説版の彼は誠実で才能ある家具職人。
フローラの方も、自覚こそなかったものの、昔から彼のことを愛していた。
リュカ達が二つ目の指輪を手に入れて凱旋し、街中が沸く中、
フローラは、職人のアンディの手が元通りになるまで彼に尽くすと宣言。
とうとう折れたルドマンや街の人々の前で、アンディはフローラに大々的にプロポーズする。
歓声の中、仲良く喜ぶリュカとビアンカの様子に目を付けたルドマンは、
この際合同で結婚式をしてしまえとまたしても無茶振り。
最初は当惑する二人だったが、お互いこれ以上の相手はいないと考え、結婚を決める。
【青年期後半】
石像となったリュカは、意識を保ったまま長い年月を過ごしていた。
8年後、彼は息子ティミーと娘ポピー、サンチョらの尽力によって発見され、復活する。
リュカは立派に育った双子達に感無量になるが、いきなり大きな子の父親になった上、
息子が伝説の勇者と知ってどう接していいかわからず、他人行儀な態度をとってしまう。
一行は、リュカとビアンカの捜索中に見つかったというエルヘブンの隠れ里を訪ねた。
村の長老達は、マーサを救うには三つの指輪を揃えて魔界の扉を開けなければならないことと、
最後の指輪を得るには湖に沈む天空城を浮上させ、竜の神を見つける必要があることを告げる。
湖を目指す道中、若くて優しくてかっこいいお父さんにポピーはいち早く順応。
一方ティミーは、自分のことを勇者として扱う父親に、うまく接せずにいた。
ある夜、自分とポピーとどっちが好きかと涙ながらに聞かれたリュカは、
彼が勇者である前に幼い子供だと気づき、強く抱きしめながら父親としての自覚を持つ。
青年期後半で仲間になるモンスターは次の3匹。
リュカの魔物使いの血を継いだポピーが主に勧誘役を務めるようになる。
でかいのを「おともだち」と紹介してくる娘に、さすがのリュカも目を丸くした。
C後期加入組
・ゴレムス(ゴーレム)
天空城への道中で仲間になった鉱石巨人。若干ドジキャラ。話し好きらしい。
マーリンは、彼が古代遺跡を作った太古の民の末裔ではないかと推測した。
・アンクル(アンクルホーン)
妖精の村の近くで仲間になった半人半獣のモンスター。強面の割にのん気。声が渋い。
ゴレムスとタイマンを張っている間に仲間からとり残され、和解した。
・リンガー(シュプリンガー)
ボブルの塔で仲間になった竜人モンスター。ボス戦の脇でポピーと仲良くなっていた。
その後の旅でさぞ戦力になったことと予想されるが、何分加入が遅かったせいで描写がない。
恐らく全仲間モンスター中最も影が薄いのは彼である。
湖に通じる古代遺跡で、リュカ達は天空の民を自称するプサンという男に出会う。
怪しさ全開だが、子供達がなついたため邪悪な存在ではないだろうとリュカは判断。
一行を水中の天空城へ案内したプサンは、天の宝ゴールドオーブがなくなっていると言う。
ゴールドオーブが失われたため、天空城は飛ぶ力を保てなくなり、墜落したのだ。
リュカは、かつて自分がレヌール城の幽霊からもらった珠こそがゴールドオーブだったと知る。
しかしあの珠はゲマに破壊されてもう存在しない。打ちひしがれるリュカに、プサンは、
ゴールドオーブを作った妖精の女王ポワンなら同じ物を作ることができるかもしれないと語る。
一行は不思議な力に運ばれ、テルパドールに寄って天空の兜をもらった後に妖精の村へ到る。
ポワンはリュカ達を歓待してくれたが、ゴールドオーブと同じ物はもう作れないと言う。
リュカが食い下がると、ポワンは一つだけ方法があると言い、ゴールドオーブの偽物を手渡した。
――次の瞬間、リュカは不思議に懐かしい田舎の村に立っていた。
見覚えのある建物と人々に、リュカはそこが二十年前のサンタローズ村だと悟る。
リュカは耐えきれずに生前のパパスに会いに行くが、真実を明かすことはできなかった。
彼は、過去の自分と記憶通りのやりとりをし、隙をついてゴールドオーブを偽物とすりかえる。
父に似ていると思ったのも当然だった。彼は父のような男になりたいと思って生きていくのだから。
現在に戻ったリュカは、二十年前の少年に待つ運命を思い、一人涙するのだった。
さて、ゴールドオーブで天空城は浮上させることができたが、竜の神はどこにもいなかった。
城で眠っていた天空人の老人(ビアンカの祖父らしい)によると、
神は数万年に一度の休眠期間に入っており、その力はボブルの塔に封印されているという。
城ごと向かったボブルの塔では仇敵ゲマと対戦。ゲマは人間の闇を集めて作られた魔物だった。
苦闘の末倒したゲマから散った闇の一部を、リュカは自分自身の中に受け入れる。
神の力が封じられたオーブを手に入れて天空城へ戻ると、神の玉座にはプサンが座っていた。
プサンこそ、休眠期間に人間に姿を変えていた竜の神、マスタードラゴンだったのだ。
マスタードラゴンは、三つの指輪の最後の一つはイブールが持っていると告げ、
プサンが子供達と歌っていた歌の通り、断崖の孤島に建つ教団の神殿まで連れて行ってくれる。
(小説版の設定によると、マスタードラゴンは地上で力を振るうことはできないが、
リュカ達を運んで飛ぶくらいはできるらしく、ゲーム通り背中に乗せてくれる)
神殿では、天空の鎧を手に入れて偽マーサを倒した後、イブールと交戦。
ピエールの気迫の一太刀がキーとなり、見事イブールを打ち倒す。
神殿に安置されていたビアンカも復活。子供達も仲間モンスターも涙ながらに喜ぶ。
そして一行は、イブールから手に入れて三つ揃った指輪を使い、魔界へ向かった。
魔界では、マーサの庇護下で改心したモンスターの手引きで、マーサと涙の再会。
マーサは言う。魔王ミルドラースは、ゲマ同様に世界中の不要なものからできた存在であり、
見捨てられた可哀想な子供のようなものなのだと。
リュカは魔王を救う方法を考えようとするが、ミルドラースは容赦なく襲いかかってきた。
劣勢の中、マーサの命を懸けた祈りによって、リュカは神の力を身に宿し、竜と化す。
そして、ミルドラースの中に存在した影の中の影、リュカがかつて自ら引き受けた闇の部分を
ティミーの天空の剣が貫き、ミルドラースは霧散するのだった。
魔王の消滅とほぼ同時に魔界は消失し、巨大な光の珠へと生まれ変わった。
天空城で迎えに来てくれたマスタードラゴンは、光の珠の行方は夜空を見上げればわかると笑う。
すべてが終わったと微笑むリュカに寄り添いながら、ビアンカは、
もう一度ちゃんとお母さんになりたくなっちゃった、といたずらっぽく告げるのだった。
――その後、リュカはとうとう国王としてきちんと働くようになり、
旅の中でできた友人や仲間達もそれぞれ楽しく暮らしていた。
ポピーはヘンリーの息子コリンズと婚約。ビアンカの父も山奥から出てきて元気そうな様子。
ただ、毎日元気いっぱいのビアンカに比べて、国王陛下はなぜかちょっとお疲れ気味だったそうな。
そして、すべてを見届けて天界に戻った天空城を、美しく輝く二つの月が迎えた。
少し小さな二つ目の新しい月は、やがて人々から『天空の花嫁』と呼ばれるようになったのだった。
乙
乙乙
シュガーダーク 埋められた闇と少女
トリックスターズ
俺、ツインテールになります。(1巻)
ざっとで構わないので全体の展開を教えていただけると嬉しいです
216 :
太陽の簒奪者:2014/01/22(水) 21:52:46.00 ID:TnjokKW4
未解決リストから。野尻抱介「太陽の簒奪者」全1巻
【第一部 太陽の簒奪者】
2006年12月、水星の太陽面通過時に、水星の地表に謎の建造物が観測された。
それらは水星から資源を射出し、またたく間に太陽の周りにリング状の物体を作り出していく。
このままの勢いでリングの幅が広がっていけば、いずれ太陽の光が遮断され、地球は滅びてしまう!
科学者たちは、リングの製造に関与しているはずの知的生命体との接触を試みるが、
相手の正体はまったくわからず、リングに飛ばした探査機も自動攻撃装置によって破壊されてしまう。
数年後、リングの影響で地球の気候は激変し、いくつかの国は消滅、貨幣経済も崩壊を始めた。
国連は、人類を滅ぼそうとする謎の宇宙人「ビルダー」と戦うことを決意し、宇宙軍を設立。
有人宇宙船をリングまで飛ばす計画を打ち立てるのだった。
2006年に天文部所属の女子高生だった白石亜紀は、水星の観測をきっかけに科学を志すことを決意。
大学で「リング学」を学んだ彼女は、科学者として有人宇宙船の乗組員に志願する。
2022年、亜紀を含めた四人のクルーはリングに接近し、調査を開始。
苦難の末に、リング上の謎の物体が、超大規模船団を迎えるための減速装置であると突き止める。
ビルダーたちは、数十光年の彼方から、太陽系を目指してやって来ているのだ。
亜紀のひらめきによってリングの破壊には成功したが、亜紀自身はやりきれない思いを抱える。
ビルダーの活動は知的生命の存在を想定したものではなかった。侵略の意志はなかったのだ。
彼らの長い旅と途方もない生への執着を、自分は阻害したのではないか――。
涙する亜紀に、艦長は、我々は生き延びるんだ、それだけだ、と告げるのだった。
217 :
太陽の簒奪者:2014/01/22(水) 21:54:22.95 ID:TnjokKW4
【第二部 コンタクト】
2024年、人類は、太陽系に接近するビルダーの船団との交信を試みていた。
しかし、地球からの信号に気づかないはずはないのに、ビルダー側はなぜか無反応のまま。
国連の上層部は、得体の知れないビルダーを恐れ、防備のために予算をつぎこんでいた。
そんな頃、言語を持たないAI"ナタリア"を研究する学生・ラウルと出会った亜紀は、
彼の言葉をきっかけに、ビルダーとの単純な「仲直り」の方法――リングの再建を思いつく。
水星では今もなお、リングを建造するための物資が投射され続けていた。
それを使って日照に影響のない角度でリングを再建すれば、ビルダーに友好の意志を示せるはずだ。
さまざまな思惑が交錯した結果、亜紀の提案は受け入れられ、リングの再建が進められる。
2041年になった。いよいよビルダーたちが太陽系に到着する。
その頃には、リングの自動攻撃装置を転用してビルダーを迎撃しようという意見が主流となっており、
友好派の筆頭である亜紀には、迎撃前の最後のチャンスとしてコンタクト艦が一機だけ与えられた。
51歳の亜紀は、ラウルを始めとする少数のクルーを率い、ビルダーとの接触を試みる。
しかし、ビルダーはなおも無反応で、近づく物を機械的に攻撃するばかりだった。
一行が絶望しかけたとき、ラウルは彼のAI"ナタリア"がビルダーと謎の交信をしていることに気づく。
亜紀たちは、ビルダーがナタリアには攻撃してこないことを利用してビルダーの船に侵入。
ビルダーらしき生物と邂逅を果たすが、彼らは亜紀たちにまったく関心を示さない。
そして、タイムリミットが訪れ、亜紀たちは迎撃派の攻撃に巻き込まれる。
218 :
太陽の簒奪者:2014/01/22(水) 21:59:22.94 ID:TnjokKW4
船は攻撃に耐えた。亜紀たちがビルダーの元へ行くと、突然一体が流暢な言葉でしゃべりだす。
ビルダーは、個体間で主観を共有し、ネットワークによって巨大な一つの知性を形成していた。
攻撃の衝撃によって個体の意識が狭められた結果、初めて人類の存在に『気づいた』というのだ!
(ナタリアも同様の高次の知性を偶発的に獲得していたため、ビルダーと意識を共有できたらしい)
ビルダーは、人類を脅かす気はないので、太陽を居住地にするという当初の予定はやめにすると語る。
ただし、知の拡張にしか興味のない自分たちは、いずれ人類を無視し、再び簒奪者となるだろうと。
彼らは、亜紀たちをコンタクト艦に送り届け、水星の資源とリングを吸収して太陽系を去って行く。
遠ざかる船を見つめながら、亜紀は、この出会いで得たものを語り継がなければと心に誓うのだった。
おわり
892年フランス、高名な科学者スタンガースン博士の令嬢が密室で襲われる事件が起きた。
事件を知った18歳の新聞記者ルールタビーユは、友人の弁護士「私」と共に調査を開始する。
同様に事件を調査していた名探偵ラルサンは令嬢の婚約者を疑うそぶりを見せるが、
ルールタビーユは真犯人が別にいると考え、ラルサンと対立する。
作中起きる事件は三つ。
@深夜、自室で一人で寝ていた令嬢が何者かに襲われ、重傷を負う。
令嬢の首には手で絞め殺されかけた跡が残り、室内にも犯行の痕跡がたっぷり。
しかし部屋は完全な密室で、犯人が隠れられる場所も抜け道も存在しなかった。
A犯人らしき髭面の男が、事件の証拠品を盗みにスタンガースン邸に侵入する。
しかし、ルールタビーユ・ラルサン・屋敷の従僕が廊下の三方向から追いつめたとき、
男は煙のように姿を消してしまう。
B再び犯人らしき男がスタンガースン邸に侵入し、またしても令嬢を襲撃。
ルールタビーユ達は、暗闇の中男を追い、堀と塀に囲まれた狭い庭へと追いつめる。
男は銃弾に倒れたと思われたが、見つかった死体はなぜか刺殺されていた。
一連の事件の後、不審な行動の多かった令嬢の婚約者が逮捕された。
ルールタビーユの勤める新聞社は真犯人は別にいるという記事を発表し、一躍大騒ぎに。
裁判の当日、法廷に現れたルールタビーユは、真犯人の名を明かすよう裁判長に促されるが、
なぜか六時半になるまで犯人の名前は明かさないと告げるのだった。
〈@の事件の真相〉
実際の犯行は部屋が密室になる前に起きていた。
令嬢は自分が殺されかけたことを周囲に隠していたが、その夜悪夢にうなされて錯乱する。
そのとき負った傷や実際に犯人が行った凶行の名残が合わさった結果、密室で襲われたように見えたのだ。
〈Aの事件の真相〉
犯人は曲がり角で変装を解き、別方向から追っ手としてやってきたふりをした。
某田一少年で使われたことでも有名なトリック。
〈Bの事件の真相〉
刺殺されていた男は、逃走中の犯人と出くわした単なる不幸な人物。
犯人は塀を登って上に逃げ、さも今騒ぎに気付いたような顔で窓から顔を出した。
というわけで真犯人はラルサン。
実はラルサンの正体は稀代の詐欺師バルメイエで、変装の名人でもあった。
ルールタビーユは何を思ったか彼に先に推理を伝え、逃げる時間を与えたのだ。
(真相は明らかにするが犯人を死刑台に送るのは嫌だという理屈らしい。正直どうかと思う)
実はバルメイエは昔令嬢と秘密裏に結婚していたことがあり、
今なお愛する令嬢のため、彼女を殺してでも結婚をぶちこわそうとしていた。
敬愛する父親に秘密を知られたくなかった令嬢と、令嬢を守ろうとしていた婚約者は
バルメイエ=ラルサンだと知らないまま正体を隠そうとしたり脅迫に従ったりしており、
それが事件をややこしくしていたのだ。
数か月後、重態だった令嬢は無事に回復のきざしを見せ始めたが、
ルールタビーユは令嬢から連想した「黒衣婦人の香水」のことを考えてやけに消沈している。
作中何度か出てきたその単語の謎は、バルメイエとの因縁と共に次作に持ちこされるのだった。
221 :
イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 00:20:23.13 ID:OxXnWAwt
黄色い部屋の秘密おつです!
ちなみになにが黄色いんです?
一応@の事件の起きた部屋の壁紙と床が黄色いらしい
と言ってもあんまり描写はない
223 :
イラストに騙された名無しさん:2014/02/20(木) 00:38:09.19 ID:chAGP6bj
ほしゅ
224 :
イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 04:09:37.76 ID:ar345m1I
ほしゅ
225 :
イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/17(月) 15:32:50.34 ID:9QrfdjZw
ほしゅ
てす
227 :
イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/27(木) 15:50:48.76 ID:nwROkZLc
ほしゅ
228 :
イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/04/07(月) 07:29:50.40 ID:mQf3QWZu
ほしゅ
229 :
イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/05/01(木) 20:30:47.22 ID:b0/7aQYe
ほしゅ
文庫版が復刊されたので。
科学部部長の女子高生・泉は、ある日の実験中に落雷に遭い、偶然謎の新物質を作り出す。
「ふわふわ」と名付けたその物質が、空気より軽くダイヤモンドより硬い夢の新物質だと気付いた泉は、
「これを売れば一生遊んで暮らせる」と、もう一人の科学部員・後輩の昶とともに秘密裏に研究を始める。
とんとん拍子に再現実験に成功した二人は、鉄工所を経営する昶の祖父を抱き込むと、
すさまじい手際で特許出願・大量生産化のメドをつけ、泉が社長となって「ふわふわ社」を設立。
そのタイミングでマスコミに大々的に発表し、1日で2億の売り上げを叩き出すという歴史的偉業を成し遂げた。
3年後、ふわふわでできた新素材は世界中の建造物の常識をひっくり返し、ふわふわ社も大企業に成長した。
そんなある日、ふわふわによる空中居住者と接した泉は、どうせ努力するならして楽しい努力がいいと昶に言い放ち、
より自由な宇宙空間を目指そうと、宇宙と地球を繋ぐ軌道カタパルトの建設に着手する。
途中、宗教的理由でカタパルト建設を拒否る赤道の国の大統領、突如地球に送られた異星人のメッセージも何のその、
カタパルトは完成し、泉・昶・大統領の3人は宇宙船「さわさわ号」(泉命名)で宇宙に飛び立つ。
ところが、さわさわ号は謎の爆発。原因は異星人の対話用媒体「スター・フォッグ(霧子)」との衝突だった。
プログラムの変調の結果人類のような「些細な」ことに注意を奪われたという霧子を、泉と昶は即座にスカウト。
人間を不老不死にもできるとさらりと告げた霧子の言葉に、三人は笑い転げながら地球への帰途へ着くのだった。
なお、登場人物に恋愛フラグ的なものは一切立たない。
233 :
イラストに騙された名無しさん@転載は禁止:2014/09/08(月) 15:42:25.60 ID:MnUmJdtj
ほす
234 :
イラストに騙された名無しさん@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:59:32.84 ID:k81H8U/2
ほしゅ
ゲート〜自衛隊1巻のストーリーを教えてもらえませんか
友人に借りたんだけど最初の数ページで萎えてしまった
大まかな粗筋がわかれば、読んでみようという気になるかもしれない
>>236 20XX年の夏、東京は銀座のど真ん中に突如として異世界へ通じる「門」が出現した。
そこから現れた中世ヨーロッパ風の軍勢は、居合わせた日本の一般市民を虐殺し
「帝国」の名のもとにこの地を征服すると宣言する。
……が、最初の混乱が収まってみれば
中世レベルの軍隊が現代日本の自衛隊に敵うわけもなく、敵軍は壊滅。
時の首相は、安全保障を理由に国論をまとめ上げ
「特地(特別地域)」と呼ばれるようになった異世界への自衛隊派遣を決定する。
自衛隊は、異世界側の「門」が存在する聖地の丘を制圧、要塞化。
だが、困ったことに惨敗したはずの帝国は
技術レベルの違いすぎる日本との戦いが自国にとってどれほどの脅威となるのか
まったく理解できないまま徹底抗戦の構えを見せていた。
一方、地球側では
異世界が軍事的驚異ではないと判断したアメリカ、中国、ロシアなどそれぞれの国が
日本を押しのけて異世界の権益を奪うべく外交戦に動きはじめる。
主人公は、オタク趣味の自衛官「伊丹耀司」。
銀座の襲撃にたまたま居合わせた彼は「民間人を皇居に避難させる」という奇策で多数の命を救い
昇進した上で特地での偵察隊長に就任。現地住人と接触し、終戦への糸口を探ることになる。
彼が出会ったのは、ドラゴンに滅ぼされた村の生き残りであるエルフの娘テュカ、
魔術を操る賢者の少女レレイ、そして900年以上を生きる亜神ロウリィ。
それぞれに「異世界ニホンからの来訪者」に興味を持ち、伊丹に同行する。
さらに、女騎士団を率いる帝国の皇女ピニャが伊丹たちと遭遇。
自衛隊の戦力を理解した彼女が交渉の窓口となって、終戦への話し合いが始まるのだが……
大まかな粗筋というとだいたいこんな感じか。
出版社であるアルファポリスのWeb漫画ページで「ゲート」コミカライズ版の1話が無料公開されているから
それも読んでみるといいかも。
>>237 ありがとうございました
各国の外交戦とかがちゃんと描写されてるなら面白そうだと思った
コミカライズの方も読んでみます
239 :
イラストに騙された名無しさん@転載は禁止:
このスレまだ生きてたか