主人公×ミーティアを応援してみるスレ part5

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935名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/28(土) 11:41:18 ID:iMOEkDvy0
姫はは召喚でいいんじゃないかな・・・
936名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/02(月) 23:12:55 ID:QOnsl//uO
エイトのスレ復活したのか
937名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/03(火) 20:56:46 ID:TNfYm2DB0
主姫の@Wikiってないのかな?
938名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/06(金) 20:42:11 ID:ROHcI1lX0
みーたんっておっとりとした天然系のお姫様だけど、
トラペッタで町の人々から石を投げつけられたトロデを身を挺してかばい、
そしてその町の人々を睨みつけるような毅然とした態度を見ると案外気の強いところもあるんだろうなぁと思った

因みに自分は初プレイの時、ここでみーたん(馬姫様)に惚れたw
939名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/08(日) 23:32:26 ID:QRj9M7pj0
>>937
まとめサイトしかないね・・・
940名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/09(月) 23:32:18 ID:vglmHHZBO
>>938
亀で申し分ないけど、
自分も同じシーンでミーちゃんを好きになった。
投石を受ける父上をかばうため、スッと町人達の前に出るミーちゃん。
凛々しく、力強ささえ感じるその姿を見て
「かっこよすぎる…。
この娘は人間に戻ったら絶対に美人に違いない!
というか、多少意外性のある容姿だったとしても、この御心の美しさなら可愛く見えるに違いない!
ついていきます姫様!」
とか一気に思ったよ。
そして、清らかで愛らしい真の姿を見て、自分の目は間違ってなかったと思った。
話し方や容姿のせいか、天然とか幼いとか言われがちなミーティア姫だけど、
内面は気丈で芯が強くて、王族としての品格も責務もわきまえている立派な姫君だと思う。大好きだ。
改めて言うまでもないかも分からんけれど。

941名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/10(火) 01:07:50 ID:ATJC4HMs0
SS投下を考えてるけど・・・
ギャグ路線に走っちゃってもいいですか?
942名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/10(火) 01:38:44 ID:fgBwr89C0
スレタイと>>1さえ遵守していただければ、文句ないっす。
943名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/10(火) 01:56:46 ID:WgC47sMc0
>>940
そういや呪われる前のトロデーンでも封印の間(だっけ?)に向うトロデに自らお供して、
ドルマゲスからトロデを庇ったよね

最初はみーたんの人間の姿が、あんなにおめめぱっちりで黒髪ストレートの可愛い子だとは思わなかったw
どっちかと言うと、もっと大人っぽくて綺麗系なお姫様だと思ってた

>>941
>942と同意見です
944名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/12(木) 15:35:37 ID:oU77hTMDO
>>943
自分も、漠然とだけど、もう少し年上の大人びた感じを予想してた。>ミーちゃん
そしたらあんなに可愛らしくて、しかも主人公とも幼馴染み設定だったんで、二度びっくりだったけど嬉しかった。
ミーちゃんの黒髪は清らかな感じがするよね。額を出してるのもいい。
顔立ちが幼いから、それを気にして
「このミーティアももう17歳なのだから、少しでも大人らしく見えるようにしなければ…」
と考えて前髪を上げてる、と妄想してるよ。

>>941
待ってます。
945名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 03:43:41 ID:HndjrD4u0
暗黒神ラプソーンは、エイト達4人の手によって倒された。

あれから半年、エイトは近衛兵隊長、
そしてミーティア姫の事実上の婚約者となっていた。
かつての仲間の一人、ククールは、たったひとりの肉親を探すため、世界のあちこちを旅しては、
時々トロンデーンやリーザス、パルミドと、仲間のもとにも立ち寄っている。
そんな彼が何をはからったのか、
エイトは夕刻からの仕事あけに、強引にククールに外へと連れ出された。
城の中ばかりじゃ気も晴れないだろ、と。

腕をつかまれルーラで飛び去った先はベルガラックだった。
真っ先にバーへ連れて行かれる。
まぁ飲めよと一方的にぶどう酒を注がれるが、エイトはあまり酒に慣れていないためか、
トーポにチーズでもあげてお茶を濁している。
「ヤンガスやゼシカはどうしてるのかな」
独り言のようにエイトが言う。
「ヤンガスはパルミドとゲルダさんとこを行ったり来たりしてるみたいだぜ。
 ゼシカはリーザス家で大人しくしてるよ、たぶん」
ククールはぶどう酒を愛でるように眺めてからに口に運んでいる。
そもそも、どうしてこんな所に連れてこられたのか、エイトにはさっぱりわからない。
そんなエイトの気分を察したのか、ククールは体の向きを替え唐突に質問を投げかけた。
「そういえば、かつての馬姫さまとは正式に婚儀をしないのかよ?」
エイトは、えっ、と顔を上げる。
「お前はミーティア姫の夫も同然、なんだろ?」

夫も同然。
トロデーンに戻ってから、トロデ王や近衛兵の仲間達からさんざん言われた言葉だ。
「正式な事は、何も・・・」
弱い口調に、長い足を組んでいたククールは肩をすくめる。
「トロデ王もあれだけお前の事を信頼してるのに、
 お前が煮え切らないんじゃいつまで経ってもただの近衛隊長のままだぞ?」
エイトは、視線をそらし、ごまかすようにやっとぶどう酒を口に含む。
「それは、俺が決める事じゃないよ・・・」
「ふーん・・・?」
肩肘をつき、指先で顎を支えているククールは、エイトにやや冷たい視線を送っている。
その視線と沈黙に耐えかね、エイトは目の前の酒をあおって仲間との義理を果たし、
早急にこの場を出ようと計画した。
空のグラスがエイトの前に置かれると、すかさずククールが次を注ぐ。
「まぁあれだ、姫様も、周りから『妻同然』って言われるのを、
 随分気にかけていらしたみたいだからな」
「えっ!?」
エイトは、両手をテーブルに付いてやや身を乗り出す。
「姫様が!? なんで、ククールがそんな事を・・・?」
エイトから視線を外し、肘をついたまま、もったいぶった風にククールがつぶやく。
「いや・・・昼に城で姫様と話す機会があってね。そんな事をさ」
横目でエイトをチラリと見る。真剣な表情で、まるで余裕がない。
946名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 03:46:00 ID:HndjrD4u0
「お前さ、姫様の部屋に泊まったことくらいあるんだろ?」
ククールがエイトの顔を覗き込みながら小声で尋ねる。
「あっ・・・あるわけないよ! それ以前に、手前の通路に警護も立ってるし、うん・・・」
エイトが頬を赤らめながら何かを思い出しているような様子を見ると、
なるほど、試してみたことくらいはあるようだなと、すぐにククールは悟った。
「何言ってんだよ、お前近衛兵隊長だろ? そんなん黙ってポンと肩でも叩いておけばいいんだよ」
「でも、もし何か言われたらどうしよう」
「ガキかお前は? そんときゃ『察してくれ』とでも言っておけばいいだろ」
「そんなこと、できるわけ・・・」
力のない返事をしたエイトは、そのまましばらくうつむいていた。
「やれやれ、しょうがねぇなあ」
ククールがため息をつく。
近衛隊長であり、事実上の婚約者だというのに、お前は何を戸惑っている?

「・・・ごめん。俺もう帰るよ」
長い沈黙のあと、エイトは立ち上がった。
どことなく肩を落として立ち去るその後ろ姿に、ククールが口を開く。
「おっと、大切な事を忘れてた」
まるで聞いていないかのように足を進めるエイトに、ククールはおかまいなしに続けた。
「お前の愛しのお姫様からの伝言だ。
 ―――『今夜部屋に来て欲しい』だとよ。・・・俺はちゃんと伝えたからな」
その言葉にエイトが振り返る。
「お互い、『妻も同然、夫も同然』は嫌なんだろ? 姫様も心の準備ができたんじゃないのか?」
動きを止め、口をあけたままのエイトに、ククールはひゅーう、と口笛を鳴らした。
エイトは、あわててその場を立ち去った。
947名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 03:47:30 ID:HndjrD4u0
宿舎にて仮眠をとったあと、エイトは窓から外を見上げた。
月がもうあんなに高く登っている。
ミーティアは、待っているのだろうか。
エイトは足早に宿舎を出た。

ミーティアの部屋の手前の通路には、近衛兵のリチャードが立っていた。
エイトは深呼吸をすると、顔を上げて彼の前まで歩み寄っていった。
「これは隊長、お疲れ様です。・・・それにしてもこんな」
その言葉をさえぎるようにエイトが口を開く。
「リチャード。・・・察して・・・くれる?」
その言葉を聞くと、彼は一瞬大きく目を見開いたあと、
「・・・・・わかりました。この事は、誰にも・・・」
とだけ言うと、その場を退いた。

ミーティアの部屋の前で、立ち止まる。
ノックをしようとして、ふと右側のポケットの小さな動きとその暖かさに気づく。
トーポがいる事をすっかり忘れていた。
どうしよう。
トーポがいたら和んじゃうじゃないか。
エイトは腰のベルトをはずし、長いベストを脱ぐと、それをトーポごとくるくると丸めた。
「ごめんトーポ、おとなしくしてて。頼むよ。
 ・・・あとでチーズあげるから」
その声と物音に、部屋の主が気づいたらしく、静かな足音が近づいてくる。
エイトは無造作にベストを放り投げた。

足音が止まり、カチャリと音がする。
扉が少しだけ開き、既に休んでいたのか、暗い部屋の中からミーティアが顔をのぞかせた。
「・・・・・・エイト!」
まるで久しく会っていなかった友人に会えた時のような、嬉しそうな声。
屈託のない笑顔に、いつも心が温まる。

ミーティアはエイトを部屋に迎え入れると、キャンドルを持ってゆっくりと奥に足を進めた。
「エイトがここに来てくれたのは、何年ぶりかしら」
エイトは扉を静かに閉め、彼女のあとに着いていった。
「子供の頃はよく来てくれたのに、ある時からぱったりと来なくなってしまったわ」
キャンドルをベッドの側のスツールに置く。
エイトは黙ってミーティアの後ろ姿を見つめていた。

そう、ある時から、もう姫様の部屋に入ってはいけないとトロデ王に言われていたのだ。
それは、もう二人とも子供ではないという事。
エイトは楽しそうにベッドの上を飛び跳ねていた頃のミーティアを思い出しながら、
一歩、また一歩と、ミーティアに近づいてゆく。

「でも、今日は来てくれたのね。嬉しいわ」
優しい表情でキャンドルを見つめ、静かに言うと、
ミーティアは今度はランプをつけるためにマッチ箱を手に取った。
「・・・うん」
エイトは、そのすぐ後ろから答えた。
可愛らしいあの頃とは違う、後姿。
長く美しい黒髪。白く細い肩。
ほのかに甘い、香り。
その肩に触れたい―――そう思うと、エイトは、次第に鼓動が早くなっていく。

ミーティア、君はどうして、今夜、俺に来て欲しかったの?
948名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 03:48:41 ID:HndjrD4u0
「暗くてごめんなさい。今、明かりを点けるわね」
ミーティアがマッチをする。
シュッという音。火の勢いが収まるまで、止まったままの、綺麗な指先。
ミーティアの手に、エイトが手を重ねる。
気がつくと、あまりにも近くにエイトはいた。
エイトは、フッとその火を吹き消した。
「いや・・・いいよ」
火の消えたマッチ棒は床に落ちると、細い煙をのぼらせた。

キャンドルの火が、ゆらめく。
壁に映し出されたのは、やがてひとつになった二人の影。

ミーティアは、エイトの両腕に優しくとらえられ、
その背中の暖かさと、高鳴る鼓動を感じていた。
耳元に、エイトの息遣いを感じる。
「・・・・エイト?」

エイトは黙ったまま自分の指先をミーティアの頬にそっとふれた。
ゆっくりと、ミーティアの顔を、導く。
突然の出来事に、ミーティアは目を閉じることもできなかった。

その唇がふさがれたまま、エイトはミーティアの正面に体をまわりこませると、
彼女の意思とは関係なく、前へ押し進んだ。
唇が離れ、ミーティアがよろけるように後退すると、足がもつれ、シーツの上に倒れこむ。
キャンドルの炎が、大きく揺れる。

逃げ場を奪うようにまっすぐに腕をミーティアの両側についているエイトは、
ミーティアをじっと見つめた。
ミーティアは、これが現実のものであって欲しくないような不安を感じた。
「・・・ミーティア。俺、もう皆から夫婦も同然って言われるのは、嫌だ」
エイトの視線が、ミーティアの目から唇、唇から首、胸元へと降りてゆく。
その視線に、不安は次第に恐れへと変わってゆく。
エイトは体を低くし両肘をベッドの上につくと、再びミーティアに口づけした。
うっ、と苦しそうに声をもらす。
恐れと緊張のあまり、肩をふるわせ、小さく短い呼吸を続ける。
エイトの口元がミーティアの首筋を伝うと、
ミーティアは、いや、と絞るように声をあげた。

エイトの動きが止まる。
「・・・嫌なの?」
エイトが体を離すと、ミーティアは自らの身体を守るように身を縮めた。
「俺のこと、嫌い?」
ミーティアは少しの間のあと、小さく首を振る。
「じゃあ、なんで? なんで嫌がるの? 俺、こんなにミーティアの事好きなのに」
エイトが責めるように言う。
唇をかみしめ、眉をひそめて、ミーティアは小さく、ごめんなさい・・・とつぶやく。
「どうして謝るの!? 俺はミーティアと一緒になりたい・・・そう思っちゃいけないの?」
ミーティアの大きく澄んだ目には、涙でにじんだキャンドルが映る。
「・・・エイト・・・私、エイトの事は、大好きなの。
 でも、・・・今日のエイトは・・・なんだか、知らない男の人みたいで・・・」
ぎゅっと閉じた瞳から、涙がこぼれる。
自分を受け入れるために部屋に呼んだはずのミーティアに、
今更拒まれる事に理不尽さを隠せないエイトは、シーツを握り締める。
「じゃあ・・・どうして今夜、部屋に来て欲しいなんて言ったの!?」
ミーティアが、決めた事だと思ってたのに。
949名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 03:51:24 ID:HndjrD4u0
えっ、と、小さく声をあげると、ミーティアの口元が動いた。
「あ・・・あの・・・」
自分を真剣に見つめているエイトから目をそらすと、
「・・・私・・・その・・・そんな事は・・・」
と、困惑した表情でミーティアが声を絞った。
エイトは耳を疑うと、身体が固まった。
しばらくの沈黙のあと、
「・・・私、そんな事は・・・言って・・・いません・・・」
少し申し訳なさそうに、ミーティアが口を開く。
その時、エイトの脳裏にぱっと何かが浮かんだ。
・・・ククールだ。

「・・・あ・・・あ・・・」
エイトは言葉も出ずに目線を泳がせる。
我に返り、慌ててミーティアから体を離すと、
すぐにでもどこかに消えてしまいたい思いにかられた。
ククールの奴・・・!
右手で顔を隠し、うなだれる姿を見て、ミーティアがようやく笑顔を見せた。
「ミーティア・・・姫・・・あの・・・ごめんなさいっ!!」
エイトが両手をベッドについて、頭を深く下げる。
まるで泣きそうな表情で謝るエイトは、子供の頃とそっくりだった。

部屋の外から、カリカリと音がする。
「・・・トーポ?」
気づいたのはミーティアのほうだった。
その場にいるのが耐えがたかったエイトが、足早に扉へとむかう。
ミーティアは立ち上がると、その後を追うように歩いていった。
扉を開けると、トーポがエイトの頭によじ登った。
ミーティアがその姿にクスっと笑う。

エイトはトーポを頭に乗せたまま、ミーティアの方を向くと、
「今日は本当にごめんなさい。もう宿舎に帰るよ。 俺のこと・・・、嫌いにならないで」
と切なげに言った。
「嫌いになんかならないわ」
その言葉に安堵の表情をうかべたエイトに、ミーティアは言葉を続けた。
「初めて、私のこと大好きだって言ってくれて、ミーティア嬉しかったの・・・」
はにかみながらうつむくと、ミーティアはエイトの両手を取った。

エイトはその細い指先を優しく握ると、ミーティアを心から愛しく思った。
そう、あの時のように。
はじめからひとつだったもののように、
二人は互いの意思で惹かれ合い、目を閉じると、その想いを唇で確かめ合った。

キャンドルの炎は、いつの間にか消えていた。
窓から、月の明かりが二人を蒼く照らしていた。
950名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 04:17:17 ID:HndjrD4u0
不慣れなもので・・・すいません。
951名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 19:05:02 ID:sa1T6ntg0
>>945-950
乙です。

ククールが仕掛けたくなるのもよく分かry
952名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 22:06:49 ID:LGPv7djz0
>>950
乙乙。
>>941の人かな?
ある意味ヘタレな暴走エイトと大人の関係を意識してない無邪気なみーたん、いいねぇ
ところで、その後のククールの安否が気にry
953名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/16(月) 22:20:59 ID:XCPPQujcO
>>945-950
乙です。何とも初々しい二人がイイ!エイトもミーちゃんも繊細な感じでした。
二人の仲を案じてるククールもいいなぁ。裏目に出てるけど。


…その後、ククールの姿を見たものはいなry
954945:2009/03/17(火) 01:17:52 ID:m2tUPf7X0
ギャグにしようと思ったんですが勢いがつかず、
結局笑えるものにはなりませんでした。
すみません・・・。

最後まで読んでくれたこと、
レスをつけていただいたことに大変感謝しています。

ククールのお仕置きについては、
エイトに散々お(ry
955名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/21(土) 08:33:20 ID:P2ipBwwY0
実は少しクク坊に感謝するエry
956名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/21(土) 23:31:37 ID:JpGSH60t0
hoshu
957名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/24(火) 08:38:36 ID:gMRzg++A0
次スレは立つのかなぁ・・・
958名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/31(火) 15:34:52 ID:/HbFMDZLO
何だかんだ言いながらもそこそこ人はいるみたいだし
需要があるなら立つんじゃない?
959名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/01(水) 16:27:52 ID:PXOn8iRj0
うおおage
960名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/02(木) 23:34:04 ID:4IAsU9450
受験勉強で心がすさんできた・・・orz

みーさまでえろすなSSはそうぞうできなry

すんません保守だけしておきます・・・

961名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/04(土) 21:23:27 ID:1RaBfTP1O
保守
自分もミーちゃんでえろすは想像つかないな…。
頑張っても新婚初夜か、二人が生まれて初めて結ばれるシーンまで。
(なんとなくだけど、たとえ新婚初夜でもあの二人は
緊張でガチガチになって、又はお喋りに夢中になって、結ばれないまま朝を迎えそうな気がするんだよ…)
だから、
あの二人の独特の清らかさや微妙な初々しさを表現しながら、ディープラブなSSを書ける人は本当にカッコいいと思う。
(上のSSの人も、今までここで作品を書かれた皆様も)

次スレはもう少し後でもいいのかな…?

962名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 00:30:26 ID:jgchYXAb0
春めいたものを投下します
一回目クリア後、ミーティア目線です。
かなりのベタです。
963トロデーンにて:2009/04/05(日) 00:31:11 ID:jgchYXAb0
暖かな春の日差しが、美しいトロデーン城を包む。
噴水からあふれ出る水は小さな虹を作り出し、
花壇の花たちははしゃぐように咲き乱れている。

正面に立つと、まるで抱かれているように感じる、
シンメトリーな階段。
エイトとまた、このお庭でお茶を飲むことができるなんて。

白い円形の小さなテーブルに、同じ色の椅子がふたつ。
綺麗な形のティーカップに、陽の光が揺れる。

「お仕事の途中だったのに、ごめんなさい」
申し訳ないけど、嬉しい。
「いいよ。ちょうど休憩できたし」
エイトは優しい。

不思議な泉でしかお話できなかったときは、
話したい事があとからあとからあふれてきたのに、
今は何を話せばいいかわからない。
図書館から借りた本のこと、
お父様にお説教されてしまったこと、
エイトに内緒でゼシカさんに会いにリーザスに遊びにいったら何故かククールさんもいたこと。
話題はたくさん用意したはずなのに、口から出てこない。

「私・・・トロデーンに帰ることができて、本当に嬉しいわ。
 この綺麗なお城が大好きなの」
やっと出てきた、言葉。
テーブルを挟んで私の向かいに座っているエイトは
椅子の背もたれに肘をかけて、振り返ってお城を眺めてから、
「うん、改めて見るとすごくいいデザインだね」
って、いつもの表情で言ってくれた。

「クッキーも食べてね」
テーブルの上のお菓子を勧めてみる。
エイトは素直にポリポリ食べてる。
エイトの指って、男の人とは思えないほど綺麗で、見とれてしまう。

言おうか言うまいか迷ったけど、思い切って言ってみた。
「これ、ミーティアが焼きましたの」
ちょっと、恥ずかしい。
「ああ・・・どうりで美味しいと思ったら」
エイト、あなたいつからお世辞か使えるようになったの?

何を話せばいいんだろう・・・
どうしよう、どうしよう。紅茶も冷めてしまう。
でも、私の頬だけ暖かくなって。

「お茶、入れなおしてきます」
沈黙に耐え切れなくて、思わず立ち上がる。
エイトをひとり待たせるのは良くなかったかしら?
トレイを持って歩きながら、上の空な私・・・。
964トロデーンにて 2:2009/04/05(日) 00:32:15 ID:jgchYXAb0
「姫様、私がやります」
城の中で、メイドさんが声を掛けてくれた。
でも、私が新しい紅茶を入れたいの。
わがまま言ってごめんなさい。

エイトはちゃんと待っていてくれているかしら?
もしいなくなってたらどうしよう。
もうすぐ、座ってるエイトの後ろ姿が見えるはず・・・

あれ?
エイトったら、椅子を持って何してるのかしら。
エイトが何かを持ち運んでる姿って可愛らしくて好きなんだけど・・・。

あ。
エイトが自分の椅子を私の座ってた椅子の隣に置いてる。
座ってから、右足のつま先をトントンして、落ち着かないみたい。

「お待たせしました・・・」
新しい紅茶をテーブルに置くけれど、
エイトは私と目を合わせてくれない。
その顔を覗き込みたくなるけれど、ちょっと我慢。
何事もなかったかのように、あなたの隣に座ってみる。

膝と膝が触れ合うと、思わずエイトと目が合った。
「その・・・ミーティアと一緒に、トロデーンを見たくて・・・」
少し照れた表情は、きっと私だけに見せてくれてるのね。
私は嬉しくて、嬉しくて。
「やっと笑ってくれたね」
エイトは優しく微笑んで、テーブルの下で手を重ねてくれた。

あのとき、私をサザンビークから連れ出してくれたのは、
近衛兵としての義理でではなかったのね。
ミーティア、ずっと不安だったの。
でも、やっと安心できたわ・・・。

私の隣にいる、愛しい人。
許されるのなら毎日、紅茶を入れてあげたい。

「エイト・・・お砂糖は、何杯入れる?」
965名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 00:33:49 ID:jgchYXAb0
以上です。
966名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/08(水) 01:32:15 ID:HdtOdZ6C0
姫のいない間に席替えしてるエイト、いいじゃないっスか。

本当は砂糖入れない派なんだけど、姫に「入れる?」って聞かれりゃ「お願いします」って言っちゃう
そんなエイトであって欲しい
967名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/09(木) 00:39:16 ID:2b+0JBhT0
>>965
乙です!
みーたんと一緒に並んでトロデーンを見たいなんて、エイトが可愛すぎる
エイトは自分の出自を知っても(真ED後も)、それでも自分の故郷はトロデーンだと思ってるといい

>>966
自分は、みーたんと一緒に過ごすその時が穏やかだけど甘いものだから、エイトは砂糖はいらないよって言うのかなぁ、とか思ったw
968名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/12(日) 08:01:18 ID:R8rElXZf0
保守
969名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/13(月) 18:45:34 ID:uFbigiPpO
>>965
乙でした!
ミーちゃんの繊細さ可憐さに惚れ惚れしました。
主姫で、同時にククゼシでもある自分としては
>エイトに内緒でゼシカさんに会いにリーザスに遊びにいったら何故かククールさんもいたこと。
ここの部分も非常に好きでありました。

>>967
>エイトは自分の出自を知っても(真ED後も)、
>それでも自分の故郷はトロデーンだと思ってるといい
自分も同意。
トロデのおっさんもそれを願っていそう。
グルーノおじいちゃんもそれを許してくれそう。
そして二人とも、若い二人の幸せを祈っていそう。
970名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/14(火) 12:39:10 ID:yo8DFsrw0
このスレへの手向けに小話を一つ。

リブルアーチに向かう途中、野宿する一行
971一人下手な兵士 ◆zuvERzT/zM :2009/04/14(火) 12:41:07 ID:yo8DFsrw0
一人、炎を見つめていると、人は余計なことを考える。
 この手でドルマゲスを討った。その手応え。奴の断末魔。今も鮮明に思い出せる。
 あの戦いの最中、自分はトロデーンの兵士ではなかった。
 最愛の人も、主君も、故郷も、そこで待つ人々も、自分の中には無く。
 始まりの夜に何もできなかった屈辱を濯ぐ。それこそが己の全てだった。
 トロデーン兵団にとって、私闘は法度だ。その禁を自分は破った。
 その報いか、トロデーンの呪いは解けることなく、ゼシカは杖に魅入られ、姿を消した。
 馬鹿げた自嘲であろうが、それを肯定するかのように、焚き木が爆ぜる。
 傍らに眠る牝馬のたてがみを撫でる。極上の手触りに、いっそう自責の念が募る。
 エイトは腰のポーチから、丁寧に包装された箱を取り出した。
 ミーティアが元の姿を取り戻したその時、彼女に贈るはずだった髪留め。
 焚き火の中に投げ入れようとした腕を、掴まれた。
「いかんな。こんなに簡単に背後を取られるようでは、見張りの意味が無いぞ」
 馬車にいたはずのトロデが、得意気に笑みを浮かべる。
「みたところ、ミーティアへの贈り物じゃな?」
「申し訳ありません。一介の兵士でありながら、分不相応なまねをしました」
「かまわんよ。ミーティアはお前を気に入っておるからな。で、何故捨てる?」
「姫様が御姿を取り戻したときにと考えておりました。ですが、私は使命を果たせませんでしたので」
 エイトの言葉に、トロデの顔が険しくなった。
972一人下手な兵士 ◆zuvERzT/zM :2009/04/14(火) 12:42:20 ID:yo8DFsrw0
「過去形にするな。お前は諦めたのか?ミーティアやゼシカ、ワシ等の帰りを待つ者達を見捨てると申すのか?」
 再び焚き木が爆ぜる。エイトの頬を打つかのように。
「このたびの働き、大儀であったぞ。お前自身が自分を責めても、ワシはお前を褒める。
 お前自身が自分を信じられなくとも、ワシはお前を信じる。ヤンガスとククールもな。
 お前達なら、いつの日か、ゼシカもトロデーンも救ってくれる。きっとミーティアもそう思っておるよ」
「はっ。ありがとうございます」
 エイトは涙を堪えて頭を下げた。
「以後、これを捨てることを禁ずる。……一人でいじけることもな」
 エイトの肩に軽く手を置き、トロデは馬車に戻った。
「夜明けまでまだ時間がる。見張りはヤンガスかククールに代わってもらって、お前も少し寝ておけ」
 そう付け加えながら、トロデは馬車の中へとよじ登りる。
 極度に身長の低いトロデは、段の付いていないこの馬車に乗るのに、常日頃から苦労している。その姿がいつになく微笑ましい。
「それと、近いうちに泉に寄ってやれ。これは命令じゃ」
「はっ。必ず」
 転がるように馬車の中へと消えるトロデに、エイトは吹き出すのを堪えて頭を下げた。
 今度は姫と何を話そうか。この髪留めは、これはこれで受け取っていただこうか。
 そしてゼシカが戻ってきたら、次は彼女にもっと趣味のいい物を選んでもらおうか。
 みたび焚き木が爆ぜる。
 うん、いい考えだ。
973名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/14(火) 12:44:45 ID:yo8DFsrw0
以上です。
974名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/14(火) 14:03:58 ID:oL+EFEcR0
SSありがとうございます!
兵士としてのエイト、引き締まっている感じが素敵でした。
トロデのお茶目な動き、父親のような存在感も良かったです。
975名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/16(木) 22:27:18 ID:tBncJy2KO
>>970
おっさん優しいよおっさん…!
トロデ王様、本当にお父さんみたいで良かったです。
このおっさんはきっと、エイトが小さい頃から我が子のように慈しんできたのだろうなと思った。
エイトの秘めた気持ちにも気付いていそう。
乙でした!
976名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/17(金) 00:14:17 ID:tn0AHMse0
テンプレ案


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┃カップル萌えスレのお約束です
┃1.常時sage進行。この板は下からdat落ちすることはありません。
┃2.煽り・荒らしは放置。特に他カプ萌え派を装うヲチ厨に注意!
┃3.他スレで萌えキャラが貶されていても一切無視しましょう。
┃4.SS投稿するときはできるだけトリップをつけてください。
┃5.エロSSや画像をうpする時は注意書きをしてください。
┃  ∧ノ~  21禁以上のエログロ汚物系はピンク鯖で投下してね。
┃ ミ| ・  \
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前スレ
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ part5】
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1160656312/l50
過去ログは以下にて
977名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/17(金) 00:15:05 ID:tn0AHMse0
テンプレ続き
長くなったので分けました


過去スレ
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ 】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1103901272/l50
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ part2】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1108912113/l50
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ part3】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1118146268/l50
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ part4】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1131562660/
【主人公×ミーティアを応援してみるスレ part4.1】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1141564984/l50
まとめサイト↓
http://www.geocities.jp/eight_meteor/

978名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/22(水) 23:48:34 ID:I2jbRW8eO
とりあえず保守
979名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/23(木) 10:41:13 ID:HhGgNZlc0
次スレ立てちゃっていいのかな?
980名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/24(金) 20:51:14 ID:XhvynIJg0
うーん、埋めちゃう?
981名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/26(日) 00:17:40 ID:i7tmmb420
980すぎると落ちやすくなるし、立ててくる
982名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/26(日) 00:22:59 ID:i7tmmb420
立ててきたよ

主人公×ミーティアを応援してみるスレ part6
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1240672832/l50
983名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/26(日) 09:40:33 ID:ZazHnsLCO
>>982
984名前が無い@ただの名無しのようだ
>>982
乙です!