最月初日
俺の名はエヴァンゲリオン七号機。
弐号機に右腕を切断され、首をへし折られた香具師だ。
保管計画が終わり、宇宙に吹き飛ばされて
どれくらいたったかは知らないが、なぜか意識が戻った。
いや、S2機関も停止し、体もほとんど死んでいるわけだから、
単に心がまだあると言った方がいいだろう。
することもないので、この心に日記と呼ぶであろうものを
刻むことにする。
よくわからんが2げとしておこう
3 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/24(月) 21:16:35 ID:B0iqISEz
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレは1を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://ex16.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
4げとー
このスレに第666プロテクトをかけました
この突破は容易ではないですよ
肌月寒日
体はすでに動かない。俺に今ある感覚はわずかな触覚だけだ。
味覚、嗅覚、聴覚、視覚の集まった頭部は補完が終わる際に吹き飛んだ。
勘違いをしているファンが多いだろうが、量産機には決して
目がないわけではない。ただ外部生体装甲に隠れているだけなのだ。
触覚しか感覚がないというのは不自由なものだ。
今ならあのヘレン・ケラーの気持ちがわからないでもない。
絶対零度と孤独が肌に障る。
神の予感
時田様の予感
10 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/25(火) 01:32:43 ID:qK2QvLk9
【マン毛タイガー】猫目・猫科
北日本山中にて戦前あたりで目撃例のある貴重な虎の一種。
主な特徴として体毛が縮れた毛で覆われている事に由来する。
固体の保護等の例が無い為、正式な名称は付けられずに
ごく一部の地域でのみその存在を認識されている幻の生物。
地域毎に呼び名が違い「マンジュ虎」や「ボボ虎」「しもけ虎」等がある。
他の亜種に比べると体長が極めて小さく、大型犬程度の物が一般的。
毛の模様等は一般的な虎と変わり無いが、後頭部から背中にかけて
縮れた毛に覆われており、環境に対応する為と思われている。
実際縮れた毛を伸ばすと、長いものでは50cmに達するものもあり
一説にはこれは遺伝し的にむしろ羊に近いのではとの説もあるが
身体的特徴からやはり虎に分類される事が一般的である。
主に小動物や大型の草食動物を襲う事も極稀にあるが
いかんせん身体が小さい為その例はほとんど報告がない。
また、虎としては異例の植物を摂取する姿も何度か目撃されており
一部地域では畑を荒らされた被害が出た時期も多く見られた。
それらに地域に共通するのが表立ったものではないにしろ
マン毛タイガーを信仰の対称としている地域も珍しくなく
その体毛から女性器を司るとされているため豊穣や子宝の女神の
生殖器から派生したものだと信じられて来たというのが通説。
東北の集落ではマン毛タイガーが狛犬の代わりに神社に
祭られていたりする例もある。
近年では森林破壊や地球の温暖化に伴って固体数が激減し
1974年の東北高山田大学の鳥獣研究チーム顧問の田端助教授の
目撃報告例を最後に、消息が途絶えている。
不月足日
補完の時、たくさんの魂が俺のそばを通っていったのを覚えている。
アイツの魂は俺の腹をかすめていった。
俺が俺のことについて知っているのは、今背中に刺さっている
プラグのデータと、キールに教わったことだけだ。
アイツは俺たちを休息の部屋への鍵と呼び、希望だと言った。
アイツは望みを遂げた。だがアイツの魂が俺にわずかに触れたとき、
どこかそれが充たされていないように感じた。
なぜアイツが神の術を用いたのかは知らない。
次の世に何を見いだしたのかも知らない。
ただそんな気がしただけだ。
よくわからんがガンガレ
不月足日
シンジきゅん萌える
寝月気日
することがない。する気がしない。
俺は補完計画のために作られた。それが終わった今、俺には何の使命もない。
背中のダミーのプログラムも終了し、プラグは今やただの空筒だ。
できるならこのまま何も起きないでほしい。
身も心もこのまま漂ったままの方がいい。
神でも人でもない俺は存在しない方がいいのだろう。それが秩序というものだ。
予定では補完の後、俺たちはあのまま衛星軌道で消滅するはずだった。
だが今は自分の身すらどうすることもできない。
今は休もう。いつまでこの状態が続くのかは知らないが、
思考だけするのも疲れてきた。
スカトロだろうね。
スカトロって何なのでございますですか?
あぼーん
そして量産機は−考えるのをやめた。
希月望日
少し眠っていたようだ。どれぐらいの間かは知らない。
眠りながらも一つわかったことがある。俺の心は俺以外の誰かの寝息を聞いた。
そして嗅いだことのある匂いが漂ってきた。アイツの匂いだ。
どうやら俺の中には、渚カヲル、即ちアダムの魂が住み着いているらしい。
いつ着いてきたのかは知らない。できれば早く出て行ってもらいたいところだが、
アイツなら俺のこの状態、生きているか死んでいるかもはっきりしない
この違和感をどうにかできるかもしれない。
今は眠っているようだからそっとしておこう。
起きたら、背中のプラグのデータに残っている碇シンジの萌え画像を餌にして
俺の体をどうにかするよう頼んでみることにする。
萌えとか知ってんのか
硬派だと思ってたのに
井月手日
あれから何日いや何万年たったのだろうか・・・・
大の字のままどこかも分からない宇宙の片隅を漂う俺は宇宙船に拾われた
進行方向が円盤型で後方にドームがあり林が中にある知らない船だ。
もはや俺のいた時代、いや星の宇宙船ではないか・・・・
宇宙人は実在したんだな・・・・
そして俺はその宇宙船にまたがっていた、俺の全長の二倍はあろう赤いバイザーを付けた人型機械に回収された
心の目で見たら 〔凸〕 こんな顔をしているし体もなにか、俺の脳髄に記憶してあったブリキの玩具みたいな姿だ。
それをみた僕は笑った 久しぶりに
え?イデオn
俺は期待してるぞ!!ただ量産機萌えには走らないでほしいwwww
サムス?
もしやかつてこの地にいらした欝の方では
27 :
七号機:2006/07/28(金) 20:34:41 ID:???
趣月味日
こんな俺にも趣味ができた。ただ漂っているだけというのも退屈だからな。
プラグのデータを見返してみると、未開封のファイルがたくさんあったのだ。
使徒や補完計画のデータを始め、ゼーレの歴史やキールの日記などなど。
そしてなぜか俺たち量産機の没になった設計デザインまでもがあった。
体に届く星々の光を頼りにソーラー発電で電力を賄いながら、
それらを拝見するのが日課となった。
趣味といえば、よくキールはケージにいる俺の肩の裏に隠れて、
ウィスキーを片手に携帯型テレビで競輪を見ていたものだ。
アイツの日記もいずれ公開しよう。
>>19と
>>22の間
二度と俺は地球に戻ることは出来なかった…
神と人の中間の存在として永遠にさまよい続けるのだ。
死のうと思っても死ねないのでそのうち俺は考えるのをやめた
29 :
七号機:2006/07/30(日) 23:24:49 ID:???
疑月問日
一つ気になることがある。
補完が終わり、俺の意識が完全に途切れる少し前に綾波レイ、リリスの魂が
俺のそばを通っていくのが感じられた。それは明らかに地球とは逆の方に
向かっていた。記憶からして間違いない。
そして俺の中にはいまアダムの魂が宿っている。これも事実だ。
そう、今の地球には始祖たる神が一つも存在しないのではないかという
疑問が立ち上がってくるのだ。
確かに第三の神が存在するという可能性も挙げられるが、裏死海文書に
それらしき記載は全くなかったし、もしいたとしてもセカンドインパクトの
衝撃に何の反応も示さなかったというのも考えにくい。
よってこの可能性も否定せざるを得ない。
おそらく人は再び地上に現れるだろう。だが神なしに生きられるだろうか?
幻の神などいくらでも作り出せる。しかし本当の意味で世界を支える神が
今地球にはいない。
いやそれを見越しての補完だったのかもしれない。
不安のあまり人が依存する典型、宗教という都合のいい物語。
次世の人類にはそれが必要なくなるのだろうか?
そうであるなら、それは人にとっての偉大な進化とも言えよう。
キター
続きwktk
31 :
七号機:2006/08/01(火) 01:26:21 ID:???
苦月悩日
とうとうやってしまった。怖くてこれまで開けないでいたが、その恐怖を
突き崩す好奇心というものの方がよっぽど恐ろしい。
人類補完計画。何十億という人々の心の交錯をプラグのレコーダーは
正確にすべて記録していた。
恐る恐るファイルを開くと、文字の羅列でもなければ言葉の騒音でもない、
イメージそのものが俺の中に直接流れ込んできた。
それはまるでこの俺のために用意されたかのように・・・。
数え切れないほどの言葉にできない感情が行き交う。
そのほとんどは俺には理解できないものであったが、俺の心を突き刺したり
締め付けたりするような感じがした。吐き気がする。
人類の進歩のためとはいえ、庵n、じゃなかった、キールはよくもこんなことを
実行に移したものだ。
この体験が結果的に俺に何をもたらしたかはわからないが、なぜかその後、
俺の中にかすかに、それでいてやけに根強い、生きる意欲というものが
湧いてくるような気がした。
アフターキリスト(西暦)14万8890年イデ月〔凸〕日
俺を拾った船の中にはキールやカヲルみたいなヒトもいた。
最初はそのヒトを地球外生命体だと俺は確信していたが、
彼等が船のコンピューターらしき物で俺を調査してる時に、俺が逆にハッキングを仕掛け彼等の事と今は何年だか知った。
彼等は人類、そう地球人なのだ。
保管計画から14万年に8千年以上たちヒトが宇宙旅行を楽しめるように人類が復活したのだ。
キリストが死んでから148,890年もたった。
俺は失った時を悲しむより嬉しかった、やっと地球へ帰れるかもしれない・・・
しかし俺はどうやら地球に追われ銀河を逃亡する船と、巨人・・・いやそいつは俺と同じ形而上の神の力を持つ巨大な神に拾われたのだ。帰れない・・・・
もう宇宙を彷徨うなんて嫌だ!!!!
アフターキリスト(西暦)14,8891年 〔凸〕 発月動日
また砂漠の一粒の砂のような年が、暮れた。
悲しみに暮れた俺だが、船の中のたぶんサードチルドレンとセカンドチルドレンの子孫の乗員の観察が楽しい。
俺がかなり興味深い物らしいく乗員達からよくいじられる。
彼等は俺を漂流物だと決めまだ使える部品の為に俺を補給物質と定め船尾の倉庫に置いた。
たまに俺を遊具にする子供達は可愛い、そして調査にくる逃亡に疲れた物達や巨大な神に乗る若者ヒステリーは見てて面白い。
特に巨大な神のパイロットは赤いアフロヘアーだ。これも一種の文化の輪廻か
またメンヘルで嫌われ物の若い女の学者は、ネルフやゼーレにもこんなのしか居なかったな、懐かしい。
だが二人だけ気に食わない奴がいる。よく俺を見に来ては聖母マリアになったつもりな表情でいる妊婦と
そいつと似た雰囲気を持つオールバック頭の優男だ。よくコイツも俺の背中を乗員と開けようとする。無理だよ。
コイツ等がウザイから外敵との戦闘時以外はなるべく寝るとするか。
放置っスか
36 :
七号機:2006/08/07(月) 19:45:59 ID:???
春月思日
夢を見た。苦しみ悲しむ少年少女の夢。
ただ素直になれず苦悩する少女や他人との関係を保とうとしつつも
自らを守りすぎて結局他人を傷つけてしまう少年。
以前開いた補完の記録が影響しているのだろう。
それらしきものが山ほどあった気がする。
人間関係ほど煩わしいものはないが、それなしに人は
生きていくことができない。
自分を織りなすものは結局他人だからな。
思春期というのはそれを認識し始める時期なのだろう。
苦悩もするはずだ。
もっとも、俺には思春期がなかったのだがな。
SFだな
なんか文学性高いなオイ。…気のせいか?
量産機の思春期…それはそれで見てみたい。
40 :
七号機:2006/08/10(木) 16:46:29 ID:???
少し思い出にも耽ろうか。
渚カヲル、アダムの分身であるアイツは俺達より先にあそこにいた。
俺もアダムの細胞から作られたわけだから、アイツとは親戚といったところか。
一枚の写真を手に「もうすぐ会える」とか「何て声をかけようか」とか
ぶつぶつ呟きながらケージにいる俺の前をよく歩いていた。
時には「やはり愛には性別なんて関係ないのだろうね。君もそう思わないか?」
などと俺に話しかけてきたものだ。
愛という感情が理解できないわけではないが、俺は人間じゃないから
性別の隔たりというものはよくわからない。
同性愛を特に咎めるつもりはないが、そのときのアイツの表情はさすがに
異常だったと思う。
渚カヲルのパーソナルが移植されているためか、俺のプラグには
やたらと碇シンジの画像だけが多い。
ダミーのリビドーを駆り立てるためとはいえこちらとしてはいい迷惑だ。
なぜこんなことを思い出してしまったのだろうか。
プラグの辺りがむずむずする。
やっぱり起きないでくれ。俺の中のカヲル・・・。
なんかいい
うまいな。。。
43 :
七号機:2006/08/15(火) 02:08:09 ID:???
流月乗日
誰かが俺の肩をそっとつかんだ。大きさとしては俺の手と同じくらいだろうか。
しばらく俺のそばにいたようだが去っていったようだ。
視覚の効かない中で肩をつかまれるという点ではまるで日本のホラー映画的な
シチュエーションだが、恐怖は感じなかった。
むしろ、心の底に沸き立ったのは一種の好奇心だろうか?
助けを求めたかったわけではない。
事実、これまで一度も救難信号を出したことはない。
まあ、地球の言語が異星人に理解されるとは思えんが、
何かしら電波を出せば反応はあるだろう。
だが、今は運命というものに身を任せていたい。
回収されるならされるで、放っておかれるならおかれるで、体が完全でない以上、
今は自分がモノとして扱われてもかまわない。
縁があればこの体にも意志が持てる時が来るだろう。
自ら意志を示すこと無かれ
今ただ流れに身を任せん
誰の言葉だったかな・・・。
量産機が好きというだけで流れ着いた。
初めて来たんだが…ネ申スレ認定しておこう!!!
期待してる。
補完後の量産機か。新鮮だ。
46 :
七号機:2006/08/27(日) 01:30:39 ID:???
始月祖日
第一始祖民族に関するデータに俺は興味を持ち、しばらく読み耽っていた。
何でもこの広大な宇宙にアダムやリリスなどの種子をばらまき、
地球のように多くの星に生命を宿らせたという話だ。
人類から見ればいわば神的存在だろう。
このスレにいる別の職人が触れているが、ケージにいた頃、
キールの私有データにハッキングしたときに、日本の某アニメに
登場する「イデ」というものを偶然発見し、興味を持ったことがあった。
その「イデ」というのは、第一始祖民族のような存在が作り出した
仕組みのようなもので、敵・味方、破滅・創造といった対立項の境を
無くし、混沌を作り出した上で新たな秩序を生み出す、いわば
宇宙の循環システムだったそうだ。
その製作者はわざわざ始まりと終わりを生命に提示してやる必要があると
考えたのだろう。
第一始祖民族も宇宙の循環という目的で生命を放ったのだろうが、
そのアニメと違っているのは生命をほったらかしにしたということだ。
確かに地球の人類は神の力で滅んだが、それは自分たちが選んだ道だった。
第一始祖民族はおそらく生命の可能性を信じたのだろう。
キールも確かそんなことを言っていた。
第一始祖民族がまだ生き残っているのなら、いずれ会ってみたいものだ。
このエヴァ量産機は強い自我を持ち始めてるな。
しかしスレタイのアホさと内容のギャップが気になる。
レスが伸びれば読者も増えそうだが。
続き気になるので応援。
神と人の中間の存在として永遠にさまよい続ける
という一文が印象的すぎ。
七号機(・∀・)カッコヨス
49 :
七号機:2006/08/29(火) 20:50:23 ID:???
星月惹日
さっきから様子がおかしい。
どうやら星の重力に捕まったようだ。
とうとうこの漂流生活にもお別れを告げることになるのだ。
いや、恒星の重力に捕まったのなら俺の生涯も終わるかもしれん。
今さらどうすることもできんが、この身を滅ぼさないよう運命に頼みたい。
もう一つ贅沢を言わせてもらうなら、生命の流布する星に漂着したい。
もう一度見たいのだ、蒼い大地を。
そうすれば漂流は終わるが俺の心の流浪は続くことになる。
スレタイを変える必要もなければスレを終わらせることもない。
さて、どうなることやら・・・。
ついに地上ですか。
地上を赤に染める命令をプログラムされながら、蒼い大地を求めているとはね。
続き楽しみにしてますよー!
面白いな。文才ある
カヲルまだ起きんのか?
52 :
七号機:2006/08/30(水) 22:12:48 ID:???
漂月着日
分厚い大気圏を抜け、俺は地上に降りた。
腰の辺りまで水に浸かっている。おそらく海か湖に落ちたのだろう。
広げた左腕がこそばゆいのは鳥がとまってるせいだろう。
ああ、間違いなくこの星には生態系がある。
俺の願いは叶った。
生命の香りが嗅がずとも感じ取れる。
眼を開き、広大な大地を見つめたい。
宇宙を漂っている間、こんなに視覚を欲したことがあっただろうか。
こんなに悔しい思いをしたことが果たしてあっただろうか。
ずっと探してたよ!頑張れ
54 :
七号機:2006/09/02(土) 01:32:27 ID:???
停月滞日
確かに俺の願いは叶った。自然を感じることはできる。
だが結局、考える場所が広大な三次元から有限の二次元に変わっただけのことだ。
やはりカヲルに頼んで、俺の体を治してもらわないと何も起こりはしないらしい。
そんなことを考えていると、どこからか大きな地響きが伝わってきた。
それはだんだんと俺の方へ近づいてくる。足音のように感じられる。
それも相当大きな生物のものだ。
音の間隔からして二足歩行、この星には地球で言う使徒、第3使徒のような
巨人が住んでいるのかもしれん。
その音は俺の前で少し止まり、すぐに去っていった。
ますますこの星に興味をそそられる。
やはりカヲルをたたき起こそうか。
復活ktkr!?
復活してもウフフ、じゃなくニヤニヤ笑って欲しい。
ワンダと巨像?
58 :
七号機:2006/09/05(火) 00:34:14 ID:???
覚月醒日
カヲルがやっと目覚めた。
「おはよう、七号機」
見ることはできないが、目の前に光りながら浮いているのが
何となくわかった。カヲルとは会話もできるようだ。
「ああ、おはよう」
コイツには言わなければならないことがある。そう考えていると、
「君が望んでいることはもう知ってるよ。お安いご用さ」
そう言うと、俺のコアがあった辺りに軽く痛みが走った。
やがて体に温かみが戻ってくる。再生が始まったようだ。
「ありがたい」
微笑みながらカヲルは再び口を開く。
「ここがどういう星だか知っているかい?」
まだ見てもいないのに知るわけがない。そう思って黙っていると、
「散歩に出かけてくるよ。少しオマケも付けておいたから、楽しむといい」
そう言い残して行ってしまった。オマケ?呼び止めようと思ったが、
カヲルが妙な含み笑いをしているのが分かり、言いとどまった。
この星に何かあるというのか?
カヲルは未だ戻らない。戻る気がないのかもしれない。
やたらセンスイイな
プロですか?
オマケ待ち
61 :
七号機:2006/09/07(木) 00:40:54 ID:???
開月眼日
目が覚めた頃には俺の体は完全に復元していた。
かかとから口先まで感覚が行き渡っている。
今日この日、俺は見知らぬ蒼い大地と、朝という名の光を迎えることができた。
俺が人間なら涙を流していたのだろうか?
口先の上、人で言う鼻の辺りがツンとする。
湖から上がってこの未知の世界に歩み始めたいところだが、
これまで体を使ってなかったこともあって、水底から太ももまでしっかりと
埋まった足を引き抜くほどの力が入らない。
それに、パイロットのA10神経を通してでないと、ATフィールドを
張れないどころか、自由に体を動かすこともままならない。
ダミーシステムは完全に停止してしまっている。
まあ、視覚が戻った今、形を変えながら空に浮かぶ雲を見上げているだけでも
十分飽きないわけではあるのだが・・・。
ここから抜ける方法を考えるのは、動かざるを得なくなった時が訪れてからでも
遅くはないだろう。
早く早くー
63 :
七号機:2006/09/09(土) 00:17:47 ID:???
巨月人日
日が昇ってから2時間くらいたった頃、やたらと高い木々が
鬱蒼と茂る森の方から例の足音が聞こえてきた。
木々を割って出てきたのは俺くらいの大きさの巨人だった。
その容姿はどこか第3使徒に似ている気がする。
その巨人はやがて俺の前まで来て、俺をまじまじと見つめた。
俺は湖に浸かっているから、岸から見下ろされる形だ。
「やあ、おはよう」
うにゃーとしか聞こえないつもりで言ってみたのだが、
「あ、おはようございます」
一種のテレパシーだろうか、言葉が通じた。
この言語能力がオマケなのかはわからない。
俺と巨人の視線が合い、しばしの沈黙が訪れたが、
俺が動けないのを察したらしく、
「抜いてあげましょうか?」
と、親切にも手を伸ばしてくれたのだが、
「いや、お構いなく」
丁重に断っておいた。今はまだその時期じゃない。
こうやって動けないでいても、流れゆく時を十分に楽しめる、
〈話し相手〉ができたのかもしれないのだからな。
友達ができたか(´∀` )
いいねー
なんか凄くいいな
量産型あんまり好きじゃなかったが
好きになりそうだww
良スレ
続きキボン
68 :
七号機:2006/09/12(火) 20:49:55 ID:???
共月生日
俺が驚くには十分すぎるほどのことだった。
だが不思議なことに、俺はその事実をあっさり受け止めることができたのだ。
朝目が覚めて、視界に飛び込んできたのはなんと人間だった。
目の前の岸の上に、二人の幼い子どもを連れた老人がいた。
この星には巨人がいる。地球ではそれらは使徒と呼ばれ、
人から忌み嫌われ、殲滅の対象となっていた。
確証はないが、おそらくこの星でも人と巨人は、それぞれ別の始祖から
生まれたのだろう。だが先日の巨人を見る限り、人から追われ、
敵対し合っているという風にも見えない。
この星では、人と巨人は共に生きているのかもしれない。
キールはかつて言っていた、使徒は人の持つ別の可能性であると。
よく考えれば、地球でもサードインパクトの驚異さえなければ、
人と使徒は共に暮らすことができたのかもしれない。
岸の上の二人の子どもは足下の昆虫を見ているようだったが、
老人はじっと俺の方を見つめ続け、にっこりと笑うと、
子どもたちを連れて行ってしまった。
この星の人間とも話がしてみたい。
>>68 乙。
ところで、
> サードインパクトの驚異
この誤字、逆に感心してしまった。
自分に酔った書き手は執念深く推敲するので誤字を残すことは少ない。
それとは対照的に、さらっと気ままに書いている、ということが分かる。
次が楽しみだよ
72 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/12(火) 22:29:51 ID:oRBkv7KP
>69
あくまでニュートラルな量産機視点から見れば
「脅威」ではないのかもしれない…と考えてしまった。
こんなに冷静で成熟した思考があのウナギ面の中にあると思うと
妙に感動してしまう。
>>63 >うにゃーとしか聞こえないつもりで言ってみたのだが、
てのが少し可愛いと思ったw
一日一話ずつでも増やしてってもらいたいな
76 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/13(水) 09:17:36 ID:8QMEOoBh
量産型テラキモス
結構視点が新しいと思う
続きもよろ
ああ、ぅにゃーとか言う表現はぴったり。奴らは。
初号機はォォォォォォォォォォォだけど。
79 :
七号機:2006/09/14(木) 21:26:28 ID:???
星月尋日
この星では俺は異星人、故に俺の知らないことはあまりにも多い。
目的なんてものは特にないが、これから生きていくにしても、
この星のことについて最低限は知っておいた方がいいのだろう。
そんなことを考えていると、ちょうどいいところに例の巨人がやってきた。
「尋ねたいことがあるんだが、いいかな?」
巨人は笑顔で(といっても表情は分からんが)応対する。
「はい。何でしょう?」
俺はこの星における人間の文明や、人と巨人との関係について尋ねた。
巨人の話によると、この星の人間は世界各地に高度な文明を築き、
百近い国家に分かれて栄えていて、巨人とは特に敵対しているわけではないが、
極一部の民族を除いてあまり交流はないらしい。
しかし最近になって、ある巨大国家が巨人を危険視し始め、巨人に神性を求め
それらを過度に擁護しようとするこれまたでかい宗教組織と対立しているのだという。
思っていたより人と巨人の関係は複雑なようだ。
一通り話し終えると、今度は巨人の方から尋ねてきた。
「あなたは天使様なのですか?」
一瞬唖然とし、俺は笑いながら答えた。
「確かに空から降ってきたが、そんな良いもんじゃねぇよ」
そうだ。俺は世界をリセットするために作られたエヴァンゲリオン。
だが今の俺には、この星で何が起きようがどうすることもできない。
それに、面倒なことにはあまり関わりたくない。
しかし、巨人が行ってしまった後、俺の胸がわずかに疼いたのは
どうしてだろう?
乙!
気になる設定・展開ですな
この日記を新約エヴァでやってほしいと思ったのは俺だけなんだろうか?
…俺も。
無茶言うなw
どれだけ地味な新エヴァだよww
全編ウナギの静止画と字幕でお送りします
ウナギも歩かず引きで済み、撮影も助かります。
86 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/17(日) 04:28:23 ID:wIDh+vRW
あげ
スレ活性化age
88 :
七号機:2006/09/18(月) 00:41:41 ID:???
少月年日
朝早く、竿のようなものを持った少年が歩いてきた。
案の定少年は俺のそばで釣りを始めた。
十代半ばといったところか。俺には見向きもしない。
イカのような魚を一匹釣り上げたところで少年は口を開いた。
「見慣れない顔だね」
慣れた口ぶりだ。この星の人間は巨人と会話することができるのだろうか?
「ああ。この世界のモンじゃないからな。
俺は人間と話したことがないんだが、この星の人間は皆そうなのか?」
少年はきょとんとした瞳で俺を見上げた。笑いながら答える。
「限られた人だけだよ。母さんがそうだったんだ。
幼い頃に死んじゃったんだけどね」
少年は再び釣りを始め、時が過ぎた。
「仕事があるからそろそろ行くね」
仕事?
「ボランティアなんだ。前の大戦の復興支援で
この近くの村まで来てるんだ」
少年は駆けていく。どこかで見たような後ろ姿だった。
大戦・・・この星の人間は地球にいた人間とはそう変わりないらしい。
乙〜
このスレを見て、進路希望欄に「エヴァンゲリオン量産機」って書きたくなりました
91 :
七号機:2006/09/20(水) 01:42:06 ID:???
祝月祭日
音が聞こえてきた。にぎやかな音だ。
音楽なんてものはあまり聴いたことがなかったし、興味もなかったが、
妙に気持ちが高ぶってきた。
その音楽に耳を傾けていると、森の方から巨人が歩いてきた。
「今日は村でお祭りなんですよ。一緒に行きませんか?」
興味はそそられるが、そういうのにはあまり慣れない。
俺が首を横に振ると、巨人は音のする方へ歩いていった。
花火こそ上がらなかったが、何かの破裂するような音が数度聞こえてきた。
ずいぶんにぎやかにやっているらしい。
昼下がり、香ばしい匂いが漂ってくると、巨人が再び歩いてきた。
「お料理だけでもと思って」
岩を削って作られた皿に載っていたのは、大グモの蒸し焼きだった。
「結構おいしいんですよ」
足を一本ちぎって口へ運ぶ。
「うん、いけるなあ」
文化って感じの味がした。
日が暮れ、やがて音が鳴り止む。
今俺を取り巻いているのは、平和という名の温風なのだろうか・・・。
文化って感じ!乙
93 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/20(水) 03:48:20 ID:5IpWI6ZS
巨人やさしいね。
94 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/09/20(水) 06:25:05 ID:z/MlIewW
マトリエルw
弐号機食い散らかしてた頃からは考えられない優しさ…
>>95あ、あれはダミープラグがやったんですっっ!!
すごく面白いスレなので、すこし我慢してまとめ読みしようと思うけど
ついつい毎日来てしまう。
同意。
作者乙&GJであります!
>>95 マトリエルが文化の味なら弐号機はどんな味だったんだろう
罪の味
スレ違いだがマトリエル頑張れ、超頑張れ
う〜ん、
よ〜く考えたら、今日は金曜日。
フライデイナイトでございます。
「真世紀エヴァンゲリオン量産機」の作者さまは
今頃ご友人と居酒屋などで飲んでらっしゃいますな。
漏れも飲みに行こっと。
続きキボン!
106 :
七号機:2006/09/24(日) 00:57:01 ID:???
切月望日
今日は例の少年に名を聞かれた。
「エヴァンゲリオン七号機。前はそう呼ばれていたが、
何ならおまえが名前を付けてくれてもかまわん。」
数の概念がないわけではないのだろうが、どうやら日本語で伝わったらしい。
「じゃあ、ナナゴさんだ」
何だかアナゴみたいだな。まあ頭はウナギなわけだが。
少年の名はジーシェ。父親は軍のお偉いさんらしい。
前にも書いたように、今はボランティアで世界を回っているとのことだ。
少年はその後、これまで巡ってきた国々や出会った巨人達のことについて
話してくれた。
まんざらでもなかったな。むしろ興味深いものがある。
そろそろじっとしているだけの生活にも飽きてきた頃か。
来週辺り、巨人に手伝ってもらってリハビリを検討しようと思う。
107 :
七号機:2006/09/24(日) 00:58:22 ID:???
少しの間書けんと思う 保守よろしく
>>107 乙。
どうせ過疎板。月一とかでもいいんで、まったり書いてくれ。
ナナゴさんいい人だなあ
顔はウナギって自覚あったんだwww
鰻スレ保守
うなぎ犬保守
ボエ〜
うにゃー
上司にしたい男No.1
鰻に還りなさい〜
ナナゴさんいいよナナゴさん
蒲焼き
119 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/02(月) 19:51:16 ID:bDnsKynQ
「保守君!」
「ば、伴!」
「漏れは今、最高に燃えているっ!」
「巨人の保守」より。
ナナゴさん還ってきて
次の投下は再来週くらいになりそうだ
そうか期待してるよ
それまで働きもせずアダムのように冬眠してるぜ
あの巨人を、我々るんるんでは
マダムと呼んでいます。
うにゃー?
うみゃー?
マダムより生まれしものはマダムへ還らなければならないのか…
量産機だからリョウさんかと思ったらナナゴさんっていうんだね
あげ
ワクワク((o(^-^)o))
AGE
131 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/12(木) 03:59:43 ID:HkVK33Po
良スレですね。期待してます
始月動日
平穏の崩壊。尊いものほど壊れやすいものだ。
ことが起きたのはあまりにも突然だった。
薄い雲が空を覆った昼下がり、俺がちょうど日課の空気椅子を終えた頃、
遠くから爆音が聞こえた。もちろん俺はあっけにとられたさ。
やがて警報音やら地鳴りやらが聞こえ始め、煙も上がった。
村の方からジーシェが駆けてきた。ずいぶん動揺している。
「何が起きた?」
息を落ち着かせてから答える。
「あいつらいきなりアウルに砲撃して、ナナゴさんを狙ってるみたいなんだ!」
アウル?あの巨人のことだろうか?そういえばまだ名を聞いていなかったな。
いやそんなことより、あいつら?狙われている?俺が!?
突然の出来事で俺の頭が一時的に混乱したが、少年の呼びかけが
俺をリアルに引き戻してくれた。
「アウルが村から離そうとしてるんだけど、あいつらナナゴさんを
燻り出すってところかまわず発砲して・・・、お願いだよ、ナナゴさん!
村を救って!!」
救うか・・・。世界を終わらせる兵器が人を救うのか。
だが今は動けん。どうしようもない。
お帰り!
いや、今こそ動くときなのか?カヲルに与えられたオマケが
俺に課せられた運命だったとすれば・・・。
巨人と話す少年・・・いけるかもしれん。
俺の背中に刺さってるのはダミープラグだが、通常のプラグよりは簡易ながらも
人が乗れるようにはなっている。
「村を救いたいか?」
少年はうなずく。
「ならば乗れ!」
俺は少年のいる岸に頭を下ろし、プラグを排出した。
趣旨が伝わったようだ。少年がプラグに乗り込む。
LCL注水。
「何これ?」
「死にはせん」
シンクロ率は40そこそこ、初めにしては上出来だ。
「どうすればいいの?」
「手元のヘッドセットを付けろ。後は座ってるだけでいい」
久々に翼を広げる。所々きしんではいるが問題なさそうだ。
「いいか?飛ぶぞ!」
やはりパイロットの有る無しでは相当違うようだ。
湖底を破壊して飛び上がる。久々の感覚、俺は新たな自由を手に入れた。
ここは島だった。村が見える。海の方に戦艦らしきものも数隻見える。
あれか。
戦艦の真上を通り過ぎる。案の定追っ手が来た。だが俺には追いつけまい。
演習では量産機中でも最速を飾っていたからな。
距離をつけたところで俺は雲の中に入った。うまく撒いたようだ。
「村には戻れんぞ」
追われの身になったんだ。あの巨人にはもう会えそうにないな。
「そのつもりだよ」
いい覚悟だ。コイツとは長い付き合いになりそうだ。
俺を追ってるのが誰かは知らんが、気分が高ぶるのは
俺が望んでいたのは平穏ではなかったということか。
新展開に期待しつつ乙であります。
しぶくて熱いな、ナナゴさん
>日課の空気椅子
量産機が空気椅子してるの想像して吹いたww
ナナゴさん死なないで(;´Д`)
139 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/14(土) 09:29:54 ID:TYLFS41n
るんるんからドリフに籍を移したミサトさん(;´Д`)ハァハァ
新展開激しく乙
戦艦を食い散らかせ
頑張れナナゴさん
逃月延日
今はとある村に潜伏している。ジーシェが以前世話になったという。
だがここにもあまり長居はできんな。
誰に追われているのか一向に見当がつかんが、赤の他人に迷惑はかけられん。
村人の話では西の砂漠を越えた辺りの山岳地帯に
『巨人バー』なるものがあるらしい。
非常に興味深い。そこに行けば何か分かるかもしれんしな。
しばらくはいろんな場所を転々とする生活が続きそうだ。
ジーシェには悪いがアイツも了承済みだ。
まあ追われの身も悪くはないか。
144 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/17(火) 21:10:26 ID:zggHsegQ
きたああああ
待ってたよん
おやすみなさいナナゴさん。
ナナゴさんの声は俺の中では若本御大で確定した。
うにゃー
灼月熱日
俺は都会っ子だから砂漠というものを見たことがない。
俺は今その真っ只中にいる。
こんなとこはさっさと飛んで抜けたいものだが、俺の体の中でも
デリケートな部位に属する翼をあまり強い日差しにさらしたくはない。
小さなオアシスを見つけてこうやって筆を進めているわけだが、
俺がすっぽり入れるような木陰が無いため日光を避けることはできない。
「いい天気だね♪」
暢気なことを言うな。プラグの中は温度調整されているから快適かもしれんが、
こっちの身にもなってみろ。
西の方を見ると、目的地の山がうっすらと浮かんで見える。
まだまだ先は長そうだ。
それにしても暑い。この調子だと巨人バーに着く前に日焼けして
参号機になってしまいそうだ。
おお!続きが!
ああっ!ナナゴさん来た!
いつもありがとう!
いつも、いつも有り難く読ませてもらってます!
この感謝の気持ちをどうやって伝えよう!
きっと、漏れにしかできない、漏れにならできる事があるはずま。
自分で考え、自分でのめろ。
ま、後悔の無いようみま!
>日焼けして参号機
www
日焼けして参号機にワロタw
翼デリケートだったのか
濃月霧日
砂漠を抜けたと思ったら、今度は霧だ。
山に入ってはみたものの、巨人バーがどこにあるのかわかりゃしない。
まったく、この辺りの気候はどうなっているのやら。
湿っぽいのは嫌いじゃないが、視界が閉ざされるのはかなわん。
おかげで向こうずねを何度も岩にぶつけてしまった。
川縁を右往左往していると第4使徒によく似た容姿の巨人がやってきた。
人と形容するにはほど遠い容姿だが、ジーシェの話では形はどうあれ
そういう生き物を一貫して巨人と呼ぶそうだ。
俺はその巨人に軽く挨拶をし、巨人バーへの道を尋ねた。
巨人は快く答えてくれたが、妙なことを口にした。
何でも俺の顔をどこかで見たことがあるというのだ。
どことまでは思い出せずにいたが、まあ差詰め俺のそっくりさんが巨人にも
いるといったところだろう。
目的地まではそう遠くはなさそうだ。近い内に着くだろう。
これは・・・久しぶりに来たんだけど、面白く、独特の世界になってるうにゃー
更新乙です( ´ー`)ノ 毎度楽しませてもらってます
スレッド情報局から宅急便です。
つ●
向こう脛ぶつけるナナゴさんテラモエス
きっとその星には他の量産機も来てるんだよ
ときたま入るユーモアも良いな
ナナゴさん乙
>161
アルビノのイルカかな?たしかに量産期っぽいな。
ところで
今このスレを見つけたんだが、無茶苦茶面白いな、
ほしに墜ちたときと初めて少年を乗せたときのところは
読んでてゾクッとしたよ。
ゾクゾク
164 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 19:24:53 ID:wy3Rc5SY
165 :
161:2006/10/29(日) 18:01:20 ID:???
多分、シロイルカです。知り合いが八景島シーパラダイスで
撮ったんですが、見せてもらって「何かに似てる…」と思い、
しばし考えて量産機だと気付きました。それで、他の人から
見てもそう見えるのかを知りたくて、量産機関連スレを探して
こちらに辿り着きました。
>>1からじっくり読んでみて非常に面白かったので、専ブラの
お気に入りに登録しました。七号機さん、これからもゆっくり
気の向くままに流浪日記書いていってください。楽しみにして
います。
飲月食日
とうとう着いた。巨人バーだ。
ジーシェはすぐ近くの村に預けてきた。
店は山を削って作られているようだ。
店頭には看板が掛かっている。店の名は「ディムレマンド レム リメンセ」。
直訳すると「巨人の赤い泉」だ。
本来巨人は文字を使わないのだが、店の看板とメニューを作るために店主が考えたそうだ。
中は地球のバーとはそう変わりはない。奥にはテラスもあるようだ。
見回すと大小様々な巨人がいる。とりあえずカウンターの隅の席に座った。
目の前にメニューがあるが、もちろん俺の読める文字じゃないから、
おすすめの飲み物と料理を頼んでみた。
出てきたのは大グモの揚げ物とLCLに近い色の飲み物だった。
どちらも絶品だった。飲み物の方は発泡していたが、大グモの酸だろうか?
しばらくしてから店を出ようと思ったところで、金目のものなど何も持って
いないことを思い出した。いや、そもそも巨人の世界に通貨は存在するのだろうか?
そんな冷汗だらだらでおろおろした俺を見かねてか、店主が声をかけてくれた。
代価は支払わなくていい。できれば次に来るときからは何か食材を持って来てくれると
うれしいと言うのだ。
そう、この店は巨人達の援助で成り立っているのだ。
報酬や利潤などは求めず、働けるだけで幸せであるらしい。
見上げた漢だぜマスター。気に入った。
次に来店するときは大グモを三匹ぐらい捕まえて来たいと思う。
167 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/30(月) 21:10:59 ID:ARtZkDR8
ナナゴさん乙です。
ナナゴさん乙です
今回も、楽しく読ませて頂きました。
マスター漢ですね〜金はいらねぇ、自分らが食うもんは自分らでもってくりゃいくらでも作ってやるぜ!
みたいな。(いや少し違うな例えが下手だな漏れ
巨人バー、ブラボー。
GOOD
JOB
ウナギの冷や汗想像したら和んだ
てか、マトリエル好きだなナナゴさんw
この星だとマトリエルは食料と見なされてるわけか。
そのうち、シャムシェルの燻製とかガギエルの刺身とかも出てきそうだな。
量産機がマトリエルがっついてるとこ想像して和んだ
いつかはアルミサエルを食い千切れるように頑張ってくれナナゴさん
発想が大胆だな。
176 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 22:03:43 ID:vuqufLZd
ラミエル以外は食べれそうなかんじだな
ラミエルは唾液で少しずつ溶かしながらガリガリと歯で削り取って食べていきましょう。
兄弟機と取り合いになるから、そんな悠長なことしてられません。
お湯に溶かして飲むのもいいでしょう。
使徒を食べるスレとか作れそうだな
居月留日
村人の話では、この辺りには滅多に他国の人間が立ち寄ることはないという。
ここの環境は快適だ。バーでは友人も増えたし、ジーシェも村の
クッキングサークルで村人との親睦を深めているようだ。
今世界でどんないがみ合いがあるのか知らないが、今の俺には関係の
無いようにも思える。いや自分が追われの身であることさえも忘れてしまいそうだ。
見つかりさえしなけりゃいい。そうすればいつもでもここにいられるだろう。
俺はここにいてもいいんだ。
もう面倒なことはごめんなんだ・・・。
キタ(゚∀゚)コレ
ナナゴさんおめでとう(´ー`)
>俺はここにいてもいいんだ
おめでとう!
シンジみたいに補完されていく量産機・・・、まじめに作ったら凄いシュールな絵になりそう。
きっと、この物語が終わる時には
このスレは「ナナゴさんおめでとう(´ー`)」コールで溢れるのだろうか。
拠月所日
何故だ。平穏なはずなのに、居心地がいいはずなのに、落ち着かない。
何故なんだ。
今日酒場に行ってみると、店主がおもしろいものを見せてくれた。
俺の顔が白黒で写った手配書だ。今朝友巨人から赤ハト便で届いたそうだ。
どうやら俺を狙っているのは例の反巨人国家らしい。
手配書には人間の言葉で「白い悪魔」と書かれている。
どこかで聞いたような響きだが、わりかし外れてはいないな。
結構な額の賞金が懸かっているようだが、巨人は金を使わないから
俺を突き出したりする者もいないだろう。
悪い気はしない。追われの身でもここなら安全なんだ。
だが何なんだこの感情は。自分の中の何かが納得を示さない。
妙にムシャクシャした俺は、帰りにそびえる山肌を殴りつけた。
俺は何に苛立っているんだ・・・。
とうとうお尋ね者に……(・∀・ ;)
おほっ!乙
白い悪魔ってMGS2の主人公の少年兵時代の呼び名だっけか
>白い悪魔
ガンダムじゃね?
じゃあナナゴさんが昔食べた弐号機は赤い彗星ってわけか
そう言われるとあの時の弐号機は普段より3倍強かった気がしないでもない
居月所日
枯れ木を割いて作ったブラシで翼を手入れしていると、足下でハーモニカの
ような楽器を吹いているジーシェに子ども達が寄ってきた。すっかり人気者のようだ。
髪を二つくくりにした女の子がジーシェに尋ねた。
「お兄ちゃん達ずっとここにいられるよね?」
ジーシェは笑って答える。
「うん、きっとね」
そう言って俺の方を振り返った。もちろん俺はここにいたい。
この村は皆穏やかで俺は好きだ。
やがて近所のおばさんがクッキーを焼いて持ってきた。
子ども達がうれしそうにほおばる。
おばさんは俺の方を見たが、手をかざして遠慮のポーズを示しておいた。
匂いだけで我慢しとくよ。
日が傾いてくる頃、俺はジーシェに尋ねた。
「おまえには帰る場所があるんじゃないのか?」
ジーシェは一瞬キョトンとしたが、
「この村だってもう僕の居場所だよ。それに今ナナゴさんを放って逃げ出したり
なんかできないよ」
と、笑って返した。相変わらすのアルカイックスマイルだ。
居場所か・・・。誰にだって有って当然のはずなのに、何だか尊い言葉だな。
俺も求めてもいいんだよな?その居場所ってのを・・・。
今日このスレを発見したが新鮮で良い
久々だー!
イイヨイイヨー
ほのぼのしていて今回も良い
二つくくりの女の子でアスカ思い出した
討月伐日
「大変だよ!今ラジオで!」
ぐっすり寝ているところをジーシェにたたき起こされた。
もう少しで空飛ぶバームクーヘンにかじりつけたのだが・・・。
いやそんなことはどうでもいい。
今朝、例の反巨人国家が本格的に巨人狩りを始めると声明を出したそうだ。
事の深刻さは巨人バーの客の数が物語っていた。
残っているのは、酔っぱらった正八面体と店の所々に貼り付いた粘菌や
光るカビくらいだ。(こいつらは客なのか?)
店主の話では、皆聖地の方へ行ってしまったらしい。店主もじきに店をたたむという。
聖地というのはあの巨人保護組織の領地だそうだ。何度か話は聞いている。
以前の大戦でもこんなことがあったらしい。一定民族の虐殺は戦争には付きものか。
この辺りもそろそろ危ないということだろうな。
・・・ここにはもう居られないのだろうか・・・。
胸が痛む。いや、何かがよぎる感じ、光っては消える。
何なんだ?また知らない感情か・・・。
乙です。
酔っぱらった正八面体てw
そこがちょっとツボだった。
+ +
+∧_∧ ドキドキ
(0゚・∀・) ワクワク
(0゚∪ ∪ + テカテカ
と_)_) +
ぜひ映画化してほしいなっと。
空飛ぶバームクーヘン・・・
ドイツで生産された機体だったのか。
決月断日
あまり書きたくない気がするが、気分も落ち着いてきたし、何より今日は
俺にとって大事な日かもしれないから記録に残しておくことにする。
俺たちはとうとう村を出る決意をした。
ジーシェは泣いている村の子達に必ず帰ってくると言い残し、村人や
残った二体の巨人に手を振って、村を後にした。
行く当てもなかったが、あれ以上村にいては何らかの迷惑をかけてしまう。
そんな気がしたのだ。
巨人バーの店主にも挨拶をしておこうと思い、寄ってみるとちょうど店の
片付けをしているところだった。ここにはよく世話になったからな。
片付けを少し手伝って、来る道で摘んだ万年桜の木をプレゼントしておいた。
「また遇えるさ」
そう言って店主は店の中に戻った。俺もまたここの酒を飲みたいよ。
もうここの土地に思い残すことはない。そう思ってその場を離れようとすると、
ふと、村の方角から煙が上がっているのが見えた。
途端に胸騒ぎがし、俺は急いで村へと戻った。
戻った場所はすでに村ではなかった。
有るのはただ、十数台の大型軍事車両、倒れて動かなくなった巨人、
そして、抵抗したのだろうか・・・村人の死体の山のみ・・・。
頭の中が真っ白になった。
それ以降のことは覚えていない。ジーシェの叫び声が聞こえただけだ。
気がつくと、辺り一面焼け野原。全ては灰と化していた。
ジーシェは俺の中ですすり泣いている。
「すまない、ジーシェ・・・すまない」
ようやく分かった。俺は自分自身に、平穏に甘んじている自分に苛立っていたのだ。
そもそも世界を創り変えるために生まれたエヴァンゲリオンが、
平穏を求めていいはずがないのだ。そういう呪われた運命なんだ。
ならば俺がこの世界を修正してやる。このままで良いはずがない。
人と巨人は分かり合えるはずなんだ!
乙
ほしゅ〜!
ば、伴〜!
漏れはいま、最高に感動している!
立て!ナナゴさん!ヽ(`Д´)ノウワァァァン
戦うのか?やられた巨人は酔っ払った正八面体か?
仮にも“人”と呼べる形状なのかアレはw
行っけェエーーッ!ナナゴさんンンッ!!
量スレあげ
とんでらんないのよ―!宇宙なんかに―!!
あっちの量産機スレ落ちちゃったのね・・・
>気がつくと、辺り一面焼け野原
ナナゴさん暴走?
このスレを見て改めて
「海陽堂はもったいぶらずに量産機リボルテック作れ!」と叫びたくなりました
( 皿)<うにゃー!
こ、これだ!
量産機の顔AA決定版!
人月様日
とりあえず俺たちは例の巨人保護組織のある「聖地」と呼ばれる場所へ
行くことにした。
聞くところによると、こちらも偏った概念で溢れてるらしいが、宗教組織
といったらまあそんなところだろう。
じっとしているよりはマシだ。何よりそこに行けば、この冷戦状態を
解決するのに手を貸してくれる香具師がいるかもしれない。
巨人バーでは気になる話もよく聞いたしな。
前回の反省というわけでもないが、正直俺の中にまだ知らない自分が居る
とは思ってもみなかった。
感情が爆発したのは別として、俺自身の平穏を真に求められなかったのは
根が好戦的だったからだろう。事実こんな性格だからな。
感情に関してはまだ学ぶことが多そうだ。
人間に近づくということになるのかもしれんが、そんなのうれしくとも
何ともない。まあ悪い気もせんがな。
>>221 何で喋るときは「ウホッ」「ホガッ」しか言えないんですか?
223 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 22:18:27 ID:K2qdSv0w
まぁダミープラグだからな・・・・
224 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/22(水) 22:44:27 ID:I9t/Glxa
>>217 前同じこと思ってたけど実際あったら気持ち悪くて買わないに10000バイト
いや、量産機はやりようによっては結構イイと思ってる。
リボルテックなら翼つきで出さないかなぁ。
, 、-ッ‐------ 、..,_
___ _ ,、 - ' ゛ ゛"''‐‐- 、_ ``'‐ッ-- 、...,_
//,‐' `ヾ´ `~"'‐- 、,``ヽ、
,、- ' "´``ヽ, ===、,,,,,,,_ ``i `ヽ、
`ヽ、 ヾ|||ミ≡=;、/` '.,
``‐ ,、‐ '" ̄ ヾぐゝ`'=ヾミ≡=;;,、__',
,、 '゛ill| ヽ `ヽ、 ``‐=ii;、,Y‐<_`';'≡''゛
,.、‐;'i!!!!!!!!!!!!!| ` 、 .. _ .. -‐`' `''===゙;、_
,.、;‐!'゛!!!!!!!!/!!!!!!!!!!!!!| ゛"`' 、
,,、,;‐!゛!!!!!!!!!!!!!!!!!|:::::::!!!!!!!!!!i ヽ..,,_ _,,..、 -‐ '' " ~ ´ ̄
!!!!!!!!!!!!:::::::::::::::::::|::::::!!!!!!!!!!!!!>,'"|´  ̄ ̄
‐!、!!!!!!!!!!!!!!::::::::::|:::::!!!!!!!!!!!!!|゛`. ヽ
``‐- 、!!!!!!!!!!|ヽ!!!!!!!!!!!!!|、, ',
``‐- 、.,!!!!!!!!!!!!;-‐'' ヽ
ヾ!!!!!!/ i゛ |l
`=゛ /| ||
>>225オレもそれ思った。
欠番となった四号機がでたんならそのうち出るんじゃないか?
てーか四号機とか心の底からどうでもよいから
ナナゴさん出してくれよ海陽堂
てか等身大のナナゴさん欲しい。
40〜200メートル
…曖昧なうえ、自立するかさえ怪しいデカさだ…
>>228 小田急の某ロマンスカーで我慢汁。
…やっぱダメ?
春になると
道路の補修工事がはじまります。
紫と蛍光緑ツートンカラーのミニショベルカーを見かけたら、昼休みで誰もいなくなるのを待って
「逃げちゃダメだ。逃げちゃダ…」と、タダで初号機ごっこができちゃいます。
232 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 11:36:44 ID:Odd6N/S2
良スレage
星月空日
俺は今、草の生い茂った斜面に寝そべって星を眺めている。
周りに明かりがないからよく星が見える。
ジーシェはもう寝ているようだ。別に起こすこともないだろう。
宇宙を漂っていた頃は見たくても頭が無かったからな。
きれいだなんて言うと、九号機か拾弐号機辺りに俺の性に合っていないと
つっこまれただろうな。
アイツらとは短い間だったが楽しくやってたもんだ。
ネルフ本部に輸送されてる途中なんかは、初号機の武勇伝で盛り上がって
五号機がチビってたっけ。
今じゃ全部良い思い出だ。
アイツらの顔を拝めることも二度と無いだろうな。
戻れることならまた戻りたいものだ。あの地球に。
乙!
まさかウナギのことで目頭が熱くなる日が来るとは…
ナナゴさんにお歳暮を送りたいのだが
遥か未来の、それも遠いところにいらっしゃるのですな…(・ω・)
>チビってた
LCLはやっぱり(ry
うにゃー
うにゃー
239 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/05(火) 11:45:11 ID:3IxNAm3Y
ななご〜
240 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/05(火) 17:45:17 ID:tndtKPei
まだあったのwww
続くもなにも、、、
マスターの目の前に現われたカヲルが語る、ナナゴさんの作られた真の目的とは?
そしてナナゴさんが知る悲しい人類の未来とは?!
次回新世紀エヴァンゲリオンナナゴさん
「知らない店長」
乞うご期待!!
うそ(・ω・)
>>241 結構近いかもw
風邪ひいた 次の投下遅れる
>>242 お大事に。
ところで、最近、夜中になるとこのスレを物凄い勢いでリロードしてしまう……
その証拠に即レスw
244 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/06(水) 11:13:27 ID:BUwfOEh/
>>241 新世紀エヴァンゲリオンナナゴさんわろたWW
港月町日
冷たい風の吹く海を越えて、例の組織があるという島国に上陸した。
といっても目的地まではまだまだ距離があるので、
今日はこの漁港で羽を休めることにする。
潮の香りが漂う静かな町だ。
港には船と一緒に変わった形の鯨が停留している。(コイツも巨人かな?)
波止場の辺りには巨人達が並んで釣りをしている。
俺も便乗させてもらうことにした。釣り竿はキャップをかぶった巨人が予備を貸してくれた。
この時期には大海老の群れがこの辺りいるらしいが、なかなか当たりがこない。
ジーシェは町へ買い物に行っていたのだが、夕方になって帰ってくるまでには
結局小物を二匹釣り上げただけだった。
釣りには時間を持て余す中にこそ風流があるそうだが、じっとしていることが嫌いな
俺にはあまり向かないな。
だが心優しい巨人達は、俺達を釣り仲間としてバーベキューパーティーに誘ってくれた。
みんなで食べる大海老はうまかった。
巨人の心の温かさをしみじみと感じたよ。
ナナゴさんおつ!風邪ちゃんと治してね。
投下乙!
海老釣りをして、美味そうに食べてる姿を想像するとテラモエス
うにゃあ!
・・・むぐむぐ
うにゃーあ
これは萌える
250 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/09(土) 05:27:44 ID:lmAvMngJ
量産機大好き
量産機かっこいい
うにゃー
釣竿は、垂直式使徒キャッチャーかなw
名前うろ覚え
254 :
チビった五号機:2006/12/10(日) 20:17:05 ID:1oO1/VuA
ナナゴさん… 。・゚・(ノД`)・゚・。
このカンドーをアリガトゥ!
今ふと思ったのだけど、アダムって海老に見えなくもないよね
まさか…!?
いや、ないかwww
ヒント つ甲殻類
いや、やはりぱっと見じゃカレイか
えびといったらドイツ産の赤いやつだろ?
>>253 もしかして、垂直落下式使徒キャッチャーの事?
聖月地日
とうとう着いたようだ。
『ここより聖地 我々は巨人の手の中に』
厳しい検問みたいなのを期待していたのだが、立っていたのは検閲官ではなく、
捻りに欠ける文章が書かれた巨人サイズの看板だった。
そこから歩いてすぐにスラム街に入った。もとより巨人が歩けるように作ったのだろうか、
道がやたらと広い。見回してみれば確かに巨人がそこら中にいる。
どうやら俺はここでも有名巨人のようだ。足下にいる人間は俺をまじまじと
見つめ、十字を切ったり合掌したり、中にはひれ伏している香具師もいる。
無論、有名の意味が手配書によるものと違っているのは確かだろう。
やがて建造物が増え、ビルが高くなってくる頃、ようやく俺たちの足を止める
香具師が現れた。鎧をかぶった、稀に見るちゃんとした人型の巨人だ。
そいつが俺の目の前に降ってきた。
「主の御許より来たる天使殿とお見受けする。御同行願いたい」
やはり俺は天使扱いされているらしい。
あまり好ましくないが取り敢えずついて行くことにした。
連れてこられたのは、以前のコンクリートジャングルとは打って変わって、
神秘さを醸し出した宮殿、その中にある広場だった。
ギャップが酷すぎる。建てた香具師のセンスを伺うな。
ちょうど俺の頭の高さと同じ位置に玉座と呼ぶであろうものがある。
そしてその前に立つ一人の男。その服装はどこかゼーレのものを彷彿とさせる。
「ようこそおいでなさいました。そろそろいらっしゃる頃と存じておりました。
長旅でお疲れでしょう。今宵はゆっくり休んでください」
それだけ言うと、男は一礼して奥へと去っていった。
その夜は豪華な料理が振る舞われた。飯はうまい。だが気に食わんな。
俺の扱いといい、あの男の態度といい。
いっそ悪魔のような振る舞いを見せてやっても良いような気もするが、
今は様子を伺っているべきだろう。
「僕は外に出ない方が良さそうだね」
ジーシェがプラグの中でささやくが、まさにその通りだろう。
この場所で俺から人が出てきたとなれば、どういう事態になるか見当もつかん。
ジーシェには悪いが、しばらくいないふりをしていてもらおう。
臣堕駄だ陀雫
臣 心 仲間 ありがとう
心 臣 神 仲間
ナナゴさん乙
>>262 まったく同じ画像を貼ろうと思ってただけにびびった
糞スレあげ
267 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/16(土) 03:15:13 ID:sClbOFwo
>>264 まあ、戦自の視点から見れば正義の味方かもしれないな。
真月実日
気付く機会はいくらでもあったはずだ。まさかと思うことも無くはなかった。
だがそれを目にしたとき、込み上げてきた感情は何なんだ?
ここ数日というもの、あの教祖、法王と呼ばれている男に引っ張り回されて
いろいろと忙しかったのだが、やっと暇をもらえた。
近くに海があるというので行ってみることにした。
ジーシェも窮屈な思いをしていたので、気分転換でもしようと考えたのだ。
俺の足では海まで何十分もかからなかった。
やがて海辺の村に着き、俺は独りで散歩でもしようかと思ってジーシェを
そこでいったんおろした。
砂浜に足を踏み入れ、蒼い海を眺めると、妙な違和感が湧いてくる。
俺は走り出していた。何かに追われるように・・・誰かに呼ばれるように・・・。
村から少し離れた青白い浜辺、俺は立ちすくんだ。
何せそこにあったのは、俺と同じいくつかのモノ、そして、頭の割れた白い巨人だったんだからな。
そこはかつて俺が降り立った場所・・・かつて第三新東京市、ジオフロントと呼ばれた場所。
ここは・・・この星は地球だったのだ。
どれくらいそこにつっ立っていたかは分からない。
呼ばれるまで俺は我を忘れていた。
呼ばれる?・・・誰に?
俺は呼ばれるまま海に飛び込んだ。深い深い海の底、骨のようなものが突き刺さっている。
見覚えがあった、というより俺の歯型が残っていたのだ。
慌てて引き抜くと、びっくらどっこい弐号機のお出ましだ。
「やあ、しばらく」
そう言って俺の方に顔を向けるコイツは下半身もなければ腕もない、
装甲もほとんど剥がれ落ちている痛々しい姿だ。
今日は軽く挨拶した程度でその場を後にしたが、アイツにも聞かねばならんことが山ほど有る。
カヲルは全て知っていたのだろうか?あるいはアイツが俺をこの星へ連れてきたのだろうか?
乙〜
詩情のみでストーリー性は希薄だと思っていたらびっくらどっこい。
うにゃー。
ナナゴさん、乙
うにゃー
乙うにゃー
これは衝撃の展開
ナナゴさんにお歳暮を贈ろうと思ったけど、遠い星の遥か未来のお話なんで無理かと思っていた。
地球だったのか。
ナナゴさんに、ぜし受け取ってほしい。
うなぎパイを。
あ、でも未来は未来なのね。(´・ω・`)
>>275 ありえねーくらい保存性の高いタイムカプセルを必死に開発してそれにつめこんどけ
そういや、大阪城のタイムカプセルの開封は5000年後だったね
ちょww風化するだろ5000ってwww
うにゃー
うにゃー
うなぎパイ うみゃー
む、ウナギのなかに名古屋人が混じってるな
弐号機しゃべるのか・・・?
それとも、ナナゴさんの心に流れ込んできたイメージみたいな物なのか?
巨人同士はしゃべれるって事になってる
ちなみに、書き忘れたが法王も巨人と話せる
聖月夜日
日付が変わってしまったな。まあいい。
まだ頭の中の整理が付いていないようだ。
ここが地球だとするのなら、補完計画からいったいどれだけの時が過ぎたというのだ?
あの後弐号機に尋ねてみたのだが、やはりアイツも眠っていたらしい。無理もないだろう。
いやもとより、人が消え、人が再び生まれたであろうこの場所、こんな墓標が有るにも関わらず、
人はまだ争い続けているのだ。
何故?・・・いや、今は考えるだけ無駄なのだろう。問いただすべきはカヲルだな。
ところで、俺の観測データが正しければ今日は12月25日、つまりはクリスマス、今は聖夜ってわけだ。
クリスマスの風習は風化してしまったらしい。ここは雪も降らない。
まあエヴァの存在したこの世界では、キリストのことも限りなくおとぎ話に近いのだがな。
まあ俺は、どちらかというとロマンに生きる質なので、今現在この地上でその風習を知っている弐号機に
プレゼントをしておいた。プレゼントといっても、さっき海底で眠ってるアイツの側に、羽を一枚ちぎって
置いておいただけだがな。食ってS2機関を手に入れるのか、頭飾りにしてテンションを上げるのかは
アイツの自由だ。
それからもう一人、ジーシェにも海岸で拾ったきれいな貝殻をいくつかプレゼントしておいた。
相当目を丸くしていたがな。アイツは今現在この地上で俺が最も信頼している人間だ。
まだ本当のことは何一つ話していないのだが・・・、まあいずれそのときが来るだろう。
聖誕祭ねえ。一つ断っておくが、俺は救世主でいるつもりはない。
今俺が今この世界を変えようとしているのは、世界を救いたいからではなく、
ただ俺自身が納得がいかないからだ。
だがこれだけは言っておこう、メリークリスマス。
メリクリナナーゴ!!
ナナゴさんが中国製というのは本当ですか?
フリクリ、いやメリクリナナゴ!!
289 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/25(月) 22:24:16 ID:c0dUgyFo
1さん。弐号機は、おいしかったですか? 生だとお腹壊しますよ。加熱してください。
「七号機」の字を見て「メリクリ」を言ってみた
「ナナクリ」
あれ・・・?
まあ、一日遅れだがメリクリ、ナナゴさん。
291 :
名無しさん:2006/12/26(火) 13:22:00 ID:flrWL2XD
凄く楽しみ
時間が経ってふやけておおきくなった地球
なにやら松本零士のワダチを彷彿とさせますなー
ウタチカー
なにこの良スレ
しかし量産機のデザインは秀逸だな
量産機のプラモゲット
でも最終戦仕様の方が欲しい
299 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/28(木) 09:54:30 ID:BjvRn6+O
良スレage
( 皿)うにゃー!
301 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/28(木) 12:58:04 ID:sDOD/9+O
猿の惑星も地球だったな・・・
(皿) (皿) (皿)・・・・・・量産機?
(皿)
(皿)(皿)(皿)
(皿)(::)(皿)
(皿)(皿)(皿)
量産機と弐号機の心温まる一場面
304 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 20:40:28 ID:OI+nBG5x
別のスレで「ナナゴさん」と言う単語見つけて少しうれしかった。
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http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offreg/1167123619/l50
306 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 21:04:45 ID:0lodfYaT
あげ
ナナゴさん、みなさん、どうかよいお年をお迎えください。
さて、旧世紀版エヴァは、種の終わりの時を迎えつつある人類の戦いを、主人公のシンジ達の傷つきやすいココロを中心に描いた大作。
ヒトの悲しい運命に、考えさせられたり、胸を締め付けられるお話でしたね。
話は変わって、ナナゴさんの本作で、シンジにあたるのは、やはりジーシェ君でしょうか?
ふと、そう思ったとき、
ジーシェ君にも、シンジの、あの台詞のような、心に残る名ゼリフを考えてあげたいと、私は考えました。
そこで、こんなのはどうだろう?
「オナちゃダメだ オナちゃダメだ オナちゃダメだ!」
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308 :
名無しが死んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 22:25:08 ID:2pzun2DF
( 皿)うにゃー
( 皿)うにゃー
( 皿)うにゃー
309 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 08:11:46 ID:hsvIgNnq
良スレあげ
量産機…いやナナゴさん…これからは違う視点でEOE見れそうです
皿<うにゃー
310 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 15:33:14 ID:gc7DJ8E6
sage忘れスマソ
量産型といえば凡人の雄
「質より量、しかしそのなかに光る熟練の技」
天才ルーキーより練達のベテランパイロット
かっこいいとはこういうことさ
それなんてガンダムセンチネル?
年月末日
物理や天文学云々のことは詳しく知らんが、一日、一年といった単位は
今も変わってはいない。最も今の地球では年の境目は地域ごとに様々で、
この聖地では2ヶ月後だそうだ。
明日からはまた神事だのなんだので忙しいので、今日の内に一足早い
初詣をしておいた。とは言っても俺には一定の神に対する信仰はないので、
かつて神と呼ばれたリリスの所へ行ったのだがな。
何をお願いしたかなんてのはここじゃ言えないぞ。人に言っちまうと
叶わなくなると聞くからな。
話は変わるが、やはり弐号機は俺からのプレゼントを食べてしまったらしい。
元気に泳いでたよ。
「いやさあ、何万年も飯にありつけなかったわけだから、起きたときはホント
びっくりだったね。サンタっているもんなんだなぁ。
あの羽うまいの何のってそりゃこの世のものとは思えないくらい(ry」
俺の羽だって事には気付いていないようだが、言ってしまうと今度は俺が
アイツに食われそうな気がする。
さて、いろいろあった一年だったな。もう俺に未来は無いとも思ってたんだが、
どういう運命のいたずらなんだか。後悔が無いとも言えんが、ゴールのない
一生なんだ、どういう道のりでも別に構わんのだろう。
ただ一つ残念なのは、今日本にいるのに年越しそばを食えないといったこと
くらいだな。
(皿)gjにゃー
年越し( 皿)/~うにゃー
317 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 18:32:22 ID:xxUg3Zy1
ナナゴさんよいお年を
(皿)(皿)(皿)(皿)(皿)(皿)(皿)(皿)
5 6 8 9 10 11 12 13
318 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 01:16:24 ID:7r7XOkgn
ナナゴさんあけおめage!!
あけましておめでとうございますナナゴさん
ナナゴさんに質問があります・・・両刃剣はどうしたんですか?
775タンあけおめ。
両刃剣はスターライトシャワーしている間に紛失したのではと推測。
321 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 11:08:09 ID:4ztKruNw
\( ω)(ω%)/あけおめ
なるほど・・・・320さんありがとうございました。
「俺の名はエヴァンゲリオン」を
「俺の名はルパン三世」のイントネーションで読む俺は勝ち組
324 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 21:46:25 ID:4ztKruNw
エヴァに渡哲也さんが乗ったらシヴイかぉ?
>>324 オッサンが乗ろうとするとエントリープラグが強制排出されるらしいよ〜
年越しはナナゴさん(量産機のプラモデル)を作って年を越したよ!
で、昨日!出来たよ!!
327 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 10:40:59 ID:uHkWe88Z
それは本当にナナゴさん?
ハチゴさんとかジュウサンゴさんじゃなくて?
328 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 19:11:55 ID:99St/FHW
329 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 19:47:12 ID:uv/OhpK3
PS3は一台あたりのソフト装着率が低いと言われますが、これに関しては全く心配がありません。
ギャーギャー言っている一部の報道はシカトしても良いと思います。
ゲームキューブが全く売れていないので、元々ソフトを持っている人も少ないでしょう。
だから、Wiiのソフト装着率が良いんです。
PS3は超高性能。
だから、ソフトもそれに見合った最先端グラフィックスのHD画質に
こだわった凝ったゲームを作らないといけない・・・
そうすると、ゲーム開発費が高くなる・・・と、
身構えてしまうソフトメーカーがほとんどでしょう。
じゃあWii並みの低グラフィックスゲームを作ればいいんじゃないですか!
そうすれば、開発コストも抑えられるでしょう?
これからのPS3怒涛の大逆襲に超期待ですよ☆
http://sonytsu.jugem.jp/?eid=190#sequel
>327さん
あっ・・・でも商品名に「EVA伍号機」って書いてあったからな・・・・
ナナゴさん、どうして伍号機ばかり目立つんですか!?
連レス失礼・・・
でもでもSD、EVA量産機のガレージキットは絶対ナナゴさんと思う!!
何か沸いてますね
ナナゴマン3
碇ゲンドウの逆襲
壱と弐がとても気になりますね
打月明日
弐号機の体も完全に治ったことだし、コイツを連れてそろそろ動き出したいところだが、
知っての通り俺は追われの身、自由に動くには不都合だ。
俺に掛けられた様々な疑いを晴らしたいという希望もあるが、例の軍事国家は
旧人類で言うところの北アメリカ大陸に位置する。今の俺ではあまりに遠い。
今日は取り敢えず弐号機を俺の計画に参加させるために、あの場所へ行くことにした。
海へ向かう途中、ジーシェにいつも俺がどこへ行っているのか尋ねられた。
「おまえは真実を知りたいか?」
俺が動き出すにしてもコイツは連れて行かざるを得ない。
いつかは全てを告げなくてはならんのだが、どうも言いづらい。
ジーシェは困惑しているようだ。
「そのうち分かるさ」
まだ煮え切らない表情をしているな。仕方がない。
今日は一緒に連れて行くことにした。
弐号機は出かけているようだ。その方が都合が良い。
「ジーシェ、ヒトがどこから来たのか知っているか?」
質問がやや唐突すぎたかな。
「いろいろ伝説とか神話とか聞いたことがあるけど、分からない・・・」
そりゃそうだろうな。やはり時が経ちすぎている。
「いいかジーシェ、ここはヒトが滅びた場所であり、新たな世界が始まった場所なんだ」
さすがにこれには虚をつかれたようだ。
「俺が滅ぼした・・・。俺は過去の遺物だ」
少し跳躍しているが、そんなところだろう。
「そんな・・・、じゃあナナゴさんは」
言ったからには責任持たねえとな。
「それが真実だ。俺はこれからそのケジメを付けに行く。どう受け止めるのかは
おまえの勝手だ。だが俺は今おまえの存在が必要なんだ」
十代の少年にはインパクトが強すぎることなのだろう。
だが、某スパイの兄ちゃんじゃねえが、真実は知るべきものなんだ。
後悔はしちゃいねえ。ただ返事を待ってるよ。
337 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 00:45:23 ID:tbI03iVp
ktkr!!!!!!!!
乙です
スパイの兄ちゃんソックリ・・。
ああ…
待っていた甲斐があった…。
ワクワクする展開だなコレ。
340 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 02:52:39 ID:sY1DYRwE
弐号機の微妙な頭の弱さに噴いたw
拾月号日
それはいつものように朝のニュースを見ているときのことだった。
今日の「世界のこんな巨人」で、近頃人気の平和を唄う巨人が特集されていたのだ。
何でもヒトの言葉を話すのだそうだ。
「それでは本人にお話を伺ってみましょう」
若手ニュースキャスターのレイチェルちゃんがその巨人の方に駆け寄る。
「どういったことがきっかけでこの活動を始めたのでしょうか?」
肌は褐色、メキシカン風の格好で巨人サイズのギターまで担いだ妙な香具師だが、
俺はそいつの顔に見覚えがあった。
「じゅ、拾号機!?」(ニードルガンで頭ぶち抜かれた香具師ね)
思わず叫んじまった。コイツの顔をもう一度拝めるとは思ってもみなかったからな。
確かにあの海の石像の数は明らかに少なかった。
だが補完に関わらなかった弐号機はいいとして、なんでコイツまで目ェ覚ましてんだ?
とっさに疑問がよぎるが、答えはすぐにさらされた。
「神様がさ、オイラに歌えって言ったのさ」
間違いない、アイツだ。カヲルの仕業だ。
いったいどこほっつき歩いてんだか。
拾号機は現在南米にいるらしい。その歌唱力は高く評価され、しゃべる巨人だけ
あって、見物客も多いとのことだ。地域によればスターだな。
そだ、良いことを思いついた。
早速ジーシェと弐号機をつれて南米に向かおうと思う。
ちょwww拾号機おちゃめすぎwww
乙!
声出してわろてもーたw
GJ
嘗て殺しあった仲だっていうのにこいつら後腐れが無さ過ぎて吹いた。
345 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 23:53:12 ID:Jsi+9HvF
にんげんも見習いたいものだ
つか、弐号機のプラグの中にはアスカの・・・
映画ちゃんと最後まで見たかい?
エヴァシリーズの中で一番ナナゴさんが好きだな〜
一瞬で拾号機が好きになりました
なんで褐色になってるのw
白だからデリケートなのか
ハッいかん、このままだとななごさんの表皮まで健康的な小麦色に!
ななごさんはいつまでも不健康そうな
真っ白なお肌でいてください。
>>341 何だっけ、Gガンに出て来たネオメキシコのテキーラガンダム思い出した。
あとズバッと怪傑な人。
2月2日!惣流・アスカ・ラングレーという女を殺したのは貴様か!
許せ これはおれの斗いだ。
今まで量産機なんて見るだけでも不快だったのにこのスレのせいで脳みそ晒して
うにゃーってなってる奴すら微笑ましく思えるようになってしまったじゃないか!
ナナゴさんは最高だ!
2ch無くなったら‥ここも無くなっちゃうね
357 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 22:50:49 ID:w55u/IVf
そしたら新しい場所で次の物語がはじまるさ
ナナゴさんともっといたいよ!!
359 :
冥王星:2007/01/12(金) 23:26:45 ID:???
WWWオマエラもプルートされてやんのWWW
避難場所って意味じゃあないが
量産機サイトとかない?
362 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 11:04:14 ID:9D3fy5rm
良レス上げ
363 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 21:52:59 ID:DcnaYgrV
自分の考えとしては量産機サイトではなく
エヴァが好きな人みんなに見てもらえないと意味がないと思う。
何人かはこのスレみて量産機を好きになった奴が居る筈だ
かく言う自分もその一人だからね
365 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 21:32:41 ID:1UDgyMNB
俺もここ見て一度は量産機好きになったけどそのあとアスカ主人公のSS見てまた恐くなったww
>>365 あるある
さり気無くブルデュエルが弐号機と同じような死に様してる件
船月旅日
俺は今海の上にいる。とうとう出発したってわけだ。
法王に止められそうになったが、神から招集がかかったと言うと船まで手配してくれた。
もちろんジーシェと弐号機も一緒だ。
二人は初対面だったが、弐号機の性格からか、妙に打ち解けるのが早かったな。
この船旅の目的はまだ二人には言っていない。
まあ、弐号機はうまいものでも食いに行こうと言うと、易々付いてきてくれたのだがな。
ジーシェの方は正直不安だったが、覚悟は以前聞いている。
快くお供を引き受けてくれた。自分なりのものの見方がはっきりしたのだそうだ。
まあ何だ、こう一面に青く広いとさすがに退屈だな。
さっきから弐号機が飯はまだかとうるさいので、釣りでもすることにする。
だがな弐号機、おまえは重大なことに気がついてない。
外部装甲まで復元してしまった今のおまえは、口を開くことすらできないんだよ。
( 皿)ウニャーっと保守!!
369 :
43:2007/01/16(火) 21:30:08 ID:Gq9THU+v
弐号機カワイソ
ナナゴさん、今までの日記を避難所に写してもいい?
370 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 22:25:11 ID:CNRwmGoM
ちょwwwww弐号機カワイソスwwww
371 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 22:32:59 ID:5nalsXNS
ハラワタくいちぎられた相手に食い物めあてでついていく弐号機の天然さに乾杯( 皿)/▽
弐号機ww
すごい純粋だ
ナナゴさんが弐号機の面にストレートパンチ食らわせてあげれば装甲も割れ・・・ないかな?
つ【フルパワーモード】
377 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 00:47:39 ID:ozBEH+ww
衝撃で中の顔もぐちゃっといきます
ついでに弐号機の目玉もポロリ
379 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 20:30:09 ID:8CEILU8B
さらに内臓も飛び出します
380 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 21:17:29 ID:Hnvutwde
最終的にはバラバラに
そんな弐号機のあられもない姿に、七号機の心臓もバックバク
イヤーンな感じ
水月難日
黒く輝く水面はまだ荒れている。空もまだ笑顔を見せてはくれない。
こんな事は誰にも責任を追及できないのだが、俺たちは海に出て早々
大嵐に見舞われたのだ。
船は大波に飲み込まれ、俺は今当てもなく漂流中ってわけだ。
ジーシェはとっさにプラグの中に避難させたから一緒だが、船や弐号機は
どこに流されたのかまったく分かったもんじゃないな。
飛び上がって探したいところだが、翼を随分濡らしてしまったので
しばらくはそれもできない。
しかも弐号機はB型装備のままだ。泳げてもクロールが限度だろう。
溺れて海老になるのも時間の問題だな。
「僕たちどこに流されちゃうのかな?」
そんなしけた面するな。たまにはこうやって流れに身を任せるのも悪くはない。
だが俺の予定が大きく狂うのは免れないだろうな。
こらそこの鯨、あんまり体をすりすりするんじゃない。
・・・俺もウナギになっちまいそうだ。
鯨ー!!!!www
う、う、う、ウナギくじら〜!!!
萌え。
なぁ、ナナゴさん………ウナギーヌって知ってるか…?
この世界の人間がどうやって巨人を倒してるのか気になるぜ
妻がうなぎパイを七号機にと、うるさいので。貴方のファンだそうです
最初はクロールでじゃぶじゃぶ泳いでるんだけど
力尽きてちょっと溺れる弐号機を想像して吹いた。
Say 弐号機〜 やさしさが 生きる こーたえーならいーいーのーにねー
弐号機の人気に嫉妬
弐号機にはファティマ……じゃなかったプラグ内パイロットは不要なのだろうか
通学中に保守
394 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/27(土) 12:15:22 ID:xWcz9XlI
保守〜☆
この間、パチンコのエヴァやったのだけど。
今までだったら当たらなくて、
淋しい気持ちになる量産機VS弐号機リーチも微笑ましかったよ。
そして極め付けは、暴走モード中での量産機絵柄(4を担当、非確変)で当たった。
複雑な心境だったが、笑顔になれたよ。
ありがとう。ななごさん。
遊泳中になぜかプラグがパイルダーオンして別人のように知的になる弐号機期待
故月郷日
長い漂流生活も終えて、ようやく陸にたどり着いた。
白い砂浜、甘そうなくらい青い海、南の島と呼ぶにもふさわしい植物達が
生い茂っている。
「ここって・・・」
プラグの中の食糧も尽き、腹を空かしてどんよりしていたジーシェの表情が
みるみるうちに輝きだした。
これもまたサードインパクトの名残だろうか、ここは太平洋に浮かぶ
俺の知らない大陸。ジーシェの生まれ故郷らしい。
一応中立国家と言うことだが、この土地には巨人が少ないため、あまり大きな
街には近づかない方が良さそうだ。
俺は森の深いところに身を潜め、ジーシェには取り敢えず里帰りしてもらうことにした。
俺を心配しているようだが、気にすることはないぞ。
これまでいろいろ大変だったんだから、アイツには休養が必要だ。
必ず戻るとは言っていたから、こっちも気長に待っていればいいだろう。
だがどうやって暇をつぶそうか・・・。
ミスチルの新曲のジャケが量産機に見える
399 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 07:50:26 ID:mVigIo+5
グッジョブ!
GJ!!お疲れ様です(*^ω^*)
( 皿 )<乙ウニャー
早く続きが・・・
775302(ナナゴさん乙)
404 :
黒鳥:2007/01/31(水) 07:53:17 ID:???
ナナゴさん、元名無しだった男です(326かな)
今度から黒鳥に改名します、みなさんよろしくお願いします
白鳥にしなさい白鳥に。
「白鳥ばぽな」って、どうだ(´ー`)
日焼けしたという事では・・・
408 :
黒鳥:2007/02/01(木) 10:48:13 ID:???
まぁ、名前変えても大して意味はありませんが・・・・
大体いつもこの名前で通ってるので・・よろしくお願いします
春か?
いやwwwwwwねーよwwwwwwwwwwwwwww
うにゃー(`皿´)
411 :
黒鳥:2007/02/02(金) 00:40:16 ID:???
そういえば先週の日曜日、ナナゴさん宇宙で悪党と戦っていましたね(007
ナナゴさんはスパイなんですか?(違)いや、単なるボケです
7って数字にはネタが多いからな、そのうち使うつもりだ
痛くて見てられないわけだが
414 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 07:49:15 ID:Jxm11HCg
こっ…これが弐号機!?
これが弐号機……涙で曇ってよく見えませぬ
黒烏さんとは、絵版の方ですか!?
418 :
黒鳥:2007/02/04(日) 04:13:20 ID:???
はい、うまくもない量産機を投稿した黒鳥です
419 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 06:50:02 ID:ugqwg4fF
そのうちこのスレ単行本化したらスゲェ
でもしたら絶対買う!!
そのうち
>>421が体売ったらスゲェ
でもしたら絶対買う!!
うほっ
フナがうなぎパイを穴子沖にと、うるさいので。穴子のファンだそうです
まれ?(;゚Д゚)
初心者の俺にもわかった。
これが誤爆というやつなのですね。
424 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/07(水) 16:52:02 ID:4Nue/7jS
ほしゅ
救月助日
まばゆい日差しが真上から照りつける昼下がり、木々の隙間から砂浜の方を
覗き込めば若者達がはしゃいでいる。
そんな平和な光景を眺めつつ昼寝に入ろうとした時であった。
俺のプラグの通信機がなにやら気になる電波を受信したのだ。
元々使える代物ではないと思っていたのだが、周波数を調節してやれば
ラジオも聴けるから開きっぱなしにしていたのだ。
この度はたまたま周波数が一致したらしい。
信号の内容は救助を求めるもの、海の方から発しているらしい。
暇だったし少し興味も湧いたので行ってみることにした。
パイロットがいなくても少し泳ぐくらいならできるさ。
色とりどりの珊瑚が輝く波の穏やかな沖。少し大きめの船がやや傾いて停止していた。
どうやら座礁しているようだ。クルーが砂浜のギャルに目でも取られたのだろう。
乗組員達が慌てて甲板を駆け回っているが、見たところ船体に
穴が開いているわけでもなさそうだ。
俺はそっと船に近づき、ゆっくり船体を持ち上げて海の深いところに浮かべてやった。
乗組員達はキョトンとしてこっちを見ていたが、やがてサングラスを掛けた
おっちゃんが俺に感謝の言葉を叫びながら手を振り始めた。
周りの乗組員達もそれに釣られて手を振り始める。
べ、別に感謝されるためにやったわけではない。人助けってのも性に合わないし、
ただ見て見ぬふりをするのが歯痒かっただけだ。
どうも照れくさくなったから、俺は黙ってその場を後にしたのだがな。
うん、こういうのもまあ悪くはないのかもしれない。
ナナゴさんってばツンデレなんだから(´Д`*)
ナナゴさんに萌えつつも張り切って入院生活を送るオイラがきましたよ。
いつも読みごたえのある話をありがとうナナゴさん!
ナナゴさんしばらく見ないと思っていたらツンデレ化していたとはww
あぼーん
430 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 19:42:36 ID:z63HLQYE
ナナゴさんの照れてる姿テラモエス
ツンデレナナゴさん(*´Д`)ハァハァ
今までずっと気になってたんだけど初めて見ました。
約一時間ほどかけて全部見させていただきました。
ナナゴさん最高!
ただ一つ気になったんだけど、
ところで弐号機のプラグの中ってどうなってるの?
プラグの中って空でしょ?アスカもういないし。
ひょっとしてこれからそれについても触れる予定?
それ以前にS2機関を持ってないし、化石になっていない弐号機が長年生きていたのがどうも解せない・・・
一応、ダミ起動してるってことでOkかい?
誰か適当に説明してください!
これからも期待してます!
萌えです!
弐号機は
ナナゴさんの羽を食べて
機関を手に入れたの
デス。(´・ω・`)
>>432 レスども。
忝いが聞きたかったのは復元する前のことだったのだが・・・
「インパクト前にS2機関を搭載していなかったとしても、巨人は化石になって何光年も眠り続けていた」
という感じで理解して差し支えなかろうか?
なんかカヲル君が蘇らせ?じゃなかったっけ??
まぁあれだ、憶測にすぎんからナナゴさんを待とう
436 :
黒鳥:2007/02/13(火) 13:26:00 ID:???
うにゃー!(言ってみたかっただけです
437 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 14:07:45 ID:QQL21oMj
保守
( 皿)<うにゃ〜
438 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 08:31:33 ID:PcCQSkP9
保守だ保守だ!
439 :
黒鳥:2007/02/14(水) 10:44:54 ID:???
保守するんだ!!うにゃ〜!!!
440 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 11:02:49 ID:PcCQSkP9
ナナゴさん降臨まち (* 皿)うにゃー
441 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 12:19:11 ID:nly3ua/B
お昼休みに
( 皿) うにゃにゃ〜ご
442 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 13:01:34 ID:PcCQSkP9
実は漏れ入院中。
でも
(* 皿)うにゃ〜♪
お大事に。
夜、ティッシュを小脇にかかえたシンジを見たら
鍵かけて下さい。
( 皿)うにゃにゃ〜ご
444 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 22:36:53 ID:PcCQSkP9
>>443 ありがとう。
そう言えば隣の病棟でシンジを見たようなw
(* 皿)うなな〜ご♪
生月捕日
不覚!まったくもっての不覚!
平和に甘んじていたここんところのツケが回ってきたのだろう。
バレンタインという風習がまだ残っているのかどうかは森の中からじゃ
分からなかった。ただあるのなら、今頃ジーシェはチョコをたくさんもらって
いるのだろう。アイツは奥手に見えるが結構あれでカワイイ系だからな。
そんなことを考えていながら少し沖の方まで出ていたのだ。
まさかこんなところで捕まってしまうとは夢にも思わなかった。
海面に顔を出してみれば、そこには以前見たことのあるマーキングを施した
大きな戦艦があったのだ。飛んで火に入る何とやらってやつだな。
パイロットを乗せていない俺はたいした抵抗もできず、あっさり捕らえられて
しまった。で、今連行中ってわけだ。行き先なんてわかりゃしないさ。
今さら思うよ、いつも先の見えない人生だなってな。
ああ、ジーシェがどんどん遠くなっていく。
ナ…ちょ…ナ…ナナゴさぁーーーん!!!?
この筋……読めんw
>>445 キター!!
これからどうなっちゃうんだろう・・・
つか、ナナゴさんにチョコ上げたいな。
乙です。
穴子沖に千代子を差し上げたい
わたしはユイ似。
飛んで火に入る土用の鰻
続きが気になります〜(・ω・`)
wktk
ナナゴさんキターー(゚∀゚)ーー!!
ってあれ?
ナナゴさん?
ナナゴさぁーん!?
どこいくのナナゴさぁーーん!?Σ(゚д゚;)
→ GO TO JAIL →
ナ‥ナナゴさん‥
455 :
黒鳥:2007/02/17(土) 21:19:02 ID:???
な・・ナナゴさんが!!!
なんてこったい!!
(* 皿)うにゃ うにゃ(皿 *)
(* 皿)うにゃ うにゃ(皿 *)
(* 皿)うにゃー
気になるところに持ってきといてアレだが、
次の投下まで少しかかりそうだ
保守頼むな
458 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 22:48:55 ID:GAqjiIJU
欲す
459 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 23:55:10 ID:SGP+5NTW
(* 皿)了解 了解(皿 *)
(* 皿)了解 了解(皿 *)
(* 皿)うにゃにゃーご
>>460 遂に我々の目的が達成される
我々はこのトキを待っていた
462 :
黒鳥:2007/02/23(金) 06:01:14 ID:???
保守だ!ここを保守するぞ!!うぉぉぉぉ(ボケ要素が目覚める
ほす
>>641左様。
この時の為に、我々はどのくらいの時と電力を消費したか検討がつかんな
左様
466 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 22:17:43 ID:Kl0YYwyG
おまいら量産機のリボル買ったらナナゴさんと名付けるのはデフォだよな?
467 :
黒鳥:2007/02/24(土) 23:39:34 ID:???
まずい!こんな時に・・・お財布の中がカラだ、次の給料日までまだまだ・・なんてことだ!
468 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 03:03:36 ID:QTpQCAs9
>>467 リボルテックナナゴさんは五月発売予定だぜ
469 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 05:05:47 ID:q9ff7Aus
バサバサッ
ぐ〜るぐ〜るぐ〜るぐ〜る
470 :
黒鳥:2007/02/25(日) 11:09:54 ID:???
5月!?
よし、なら・・なら大丈夫なはず!!(多分
楽しみだぁ〜
何年か前に海洋堂から出た量産機のフィギュア、パソコン横に飾ってるけど
このスレ見るようになってからナナゴさんって名前になった。勿論リボも買うよ。
おおリボルテック遂に来たか
全国のスレ住民の手にナナゴさんを!
ほんとは9体ほしいけどそんなに買えないし部屋狭いし…
1体しか購入できない者同士で補完しあおうではありませんか。
ぱしゃ
475 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 18:08:48 ID:U+4CsBgt
なんとなく零号機改がほしい
9体+弐号機欲しい
どーせ悪趣味だよ
478 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/28(水) 07:10:40 ID:g6y5OjRP
>>477悪趣味ではないな。ガンプラでリックドム18体+ガンダムとか
買う人いるからなぁ
肘のリボ球6ミリだよな
2体ぐらいなら勢いで買っちゃいそう
リボルテックフレンドリーショップ版と普通店舗版で、
羽付きと装備付きの違いがあるらしいが。
まぁ複数買いは必至ってこったな
(* 皿)ホシャー
陰月謀日
連れに連れられやってきたのはどうやら孤島。
到着したのが夜だったためよくは見えなかったが、あちこち光ってるから
おそらく軍の施設か何かだろう。
クルーの様子からして、ここで補給を行うのだろう。
要するに俺はまだ連れ回されなきゃならないということだ。
俺はいったん施設の中へクレーンで移された。
昔いたケージを思わせるような場所だが、巨人用に作られたのだろうか?
いや、俺の横には何やら巨大ロボットのようなものが数体並んでいる。
見た目は違うが、コイツはジェットアローンだな。妙なところで前世界の
名残に出くわしたもんだ。ここはJAの格納庫ってわけか。
軍服や白衣に身を包んだ連中の中で一際目立って、独特な衣装を着た男が
俺の前に現れた。聖地のソレを思わせるような雰囲気だが、
まさかそんなはずはあるまい。なぜなら、
「少々手荒だったことは詫びよう。その力を利用するにしても君の同意が
ある程度は必要だからね」
この男の口ぶりが聖地の人間でないことを物語っているからな。
ん?利用ってのは・・・。
「この施設には翻訳機があるから良い機会だ。君が空から降ってきた、
あの力を持つエヴァなのか確認をとりたい」
確かに俺は補完計画が終わった後宇宙に飛ばされ、そして再びこの地球に
帰ってきた。だが何なんだ、その力ってのは?
この男は何を知っている?そして俺はいったい何を知らない?
「俺は・・・」
口を開きかけたそのとき、施設内に警報音が鳴り響いた。
軍服の男が一人駆けてくる。偉く慌てた様子だ。
「何事だ!」
「巨人の接近警報です!それも通常の3倍の早さで!」
俺は3倍のところで誰だか分かったぞ。
遠くで轟音が響き、それがだんだんと近づいてくる。
そして格納庫の壁が突き破られた。
「遅くなったぜあんちゃん!」
案の定弐号機だ。
「ナナゴさん!助けに来たよ!」
ジーシェも一緒じゃないか。
弐号機は俺の拘束具を破壊し、自由の身とする。
もちろんこんなところとはとっととおさらばだが、脱出際にあの男が叫んだ。
「逃れられると思うな!君の運命は・・・」
最後の聞き取れなかった言葉が気になるが、
急がないとJAの部隊が追ってきそうだ。
島からは相当離れただろう。俺たちは今大鯨の背中の上にいる。
「鯨達が教えてくれたんだ。ナナゴさんが連れてかれたって」
ああ、なるほどね。助かったよ。
弐号機は俺が連れて行かれたすぐ後に、ジーシェの国に漂着したそうだ。
それにしても弐号機、やればできるじゃん。
「そりゃあ仲間のピンチはほっとけないだろ」
ずっと馬鹿だと思ってたが、実は真っ直ぐでイイヤツだったんだな。
やっと気付いたよ、俺。
まあ何にせよ、これで3人揃って南米に向かえるってわけだ。
しかし嫌な予感が収まらないな。
何やら大きなものが、この世界の裏で渦巻いているような気がしてならない。
キターー!!待ってましたよ!
「あの力」や「謎の男」出現・・面白くなってきましたね!
それにしてもナナゴさんの弐号機に対する偏見ワロスwwww
赤い彗星の弐号機wwwww
486 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 10:59:58 ID:KgxkTX3K
見せてもらおうか、JAの性能とやらを!
二本立て乙!
伏線が色々出て気になる
つか赤い彗星のネタ使うとはwww不意打ちだwww
携帯からですが乙であります。
3倍の速さの弐号機wwwww
その辺の書籍よりよっぽどおもすれぇぇぇぇ!!
この日記は保存必至と今オモタ
>>489 専ブラなら勝手にログが残るんじゃない?
とギコ使いが言ってみる
今日初めてこのスレ読んだ
不覚にも量産機に萌えたw
492 :
黒鳥:2007/03/06(火) 23:33:18 ID:???
うおぉ!!やっと戻ってこれた!すごいよ弐号機!
でも明日受験だorz
>黒鳥
中三でその痛さは異常
いい加減コテハンやめてsageろカス
494 :
黒鳥:2007/03/08(木) 07:14:24 ID:???
ははは、俺の痛さは伊達じゃないぜ!
これが生き様だ!(これが真のカスである
/::::i::::、:::ヽ、:::::\:ヽ:\::::::ヽ:::、::ヽ::、:',
/::i|::l::ト、ヽ::、:::ヽ:、::::::\::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:\ヽ::::、:\::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!
!ハ::|::::i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:|i
>>494 i、:!:|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ ヒj >、ヽi:、|!:|:l
ヽ:!::トヽ ̄ l! ` ` ̄´ |::l::|:|j:,!:! 駄目だこいつ
ト、::! u j |::/lj:::!リ
ヾ、 丶 - u リイ:|リ 早くなんとかしないと……
リヽ ‐、ー- 、_ /イ:::i
rー'"ト:l゙、  ̄ ./ , |::!
/ ヘ ヾ ヽ、 _,. ' / |:'
496 :
黒鳥:2007/03/08(木) 22:06:11 ID:???
とっ・・とりあえず・・・自分はカスであると・・それでOKでお願いします
いい加減コテハンやめてsageろカスと言っている
498 :
黒鳥:2007/03/09(金) 02:49:17 ID:???
う〜ん・・・・これは、そうだな
断ろう、以上。それ以上は何もお答えできない。
わーった、わーった!やめるよやめる!
ではではまた改めてよろしくお願いします(←まさにクズである
500 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 06:59:43 ID:kdDULaOX
500げっと!!!!!!
すげーエヴァよりおもすれーw
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 黒鳥君・・・・・もう消えればいいと思うよ・・・・・
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' / `` ‐ `'7゛ ',
/ l i ´ く ';::::::l / / / ',
/ ! l \ ';:::l , ' / i/ ',
sageろつってんのが判んないのか?
判んなかったら消えろ
sageってなんですか?つったら消えろ
心配するな、それぐらいわかる。
だがな断っておこうそれ以上は何も言わない。
まぁもう見るだけにしておくよ。
そういえば言い忘れてたけど、時々書き込むのは・・・だめ?(←負け犬
sageて名無しだったら大歓迎
痛いのは勘弁してくれ
なんでそこまで意地張るんだ?
その無意味なスペースもやめろ
もしかして厨房を装った釣りか?
508 :
横槍:2007/03/09(金) 23:00:40 ID:???
sageない奴もうざいけど、sageを必死に押しつけるsage原理主義者も同等以上にうざいw
わかるか?
ここはななごさんの日記帳なんだぞ?
何故わざわざ人を呼び込もうとする?
あえてのsageだ
それが判ってないならもうちょっと空気嫁
文末にいちいち(○○とかつけるのは厨の証明
>509
そうだった・・自分はなんともおろかなことを、謝罪する。
すまない。
メル欄のくだらない自己主張はやめろ
それがある限り叩かれ続けるぞ
513 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 19:45:36 ID:7K4HCod+
>>512 IEから書き込んでるから気づかないんじゃね?
俺こそsageるべきだった
sage忘れスマソ
南月米日
俺達を運んでくれた大鯨達に別れを告げ、近くの港町へと向かう。
一緒に出発した貨物船はすでに到着していた。でかい船だから俺達はついでの
荷物みたいなものだったし、迷惑こそ掛けなかったが、世話にはなったからな。
船長に礼をしておいた。
さて拾号機の件だが、町の人間の話によるとアイツは今ここより東、山脈を
越えた辺りにいるらしい。ここにも一度訪れたのだそうだ。
とうとうジーシェにこの旅の目的を尋ねられたので、ここいらでアイツを
俺達の仲間に加える訳でも書いておこうか。
知っての通り俺は追われの身。幸いこの港町は拾号機の影響で巨人に対して
寛容だったが、大きな街に行けばまた捕まりかねない。
そこで拾号機だ。今やアイツは有名巨人、そして平和の象徴ともされてさえいる。
アイツの側にいれば民衆を味方につけられるというわけだ。
例の軍隊も容易に手を出せないだろう。旅の足取りがよくなるのは間違いないな。
テレビで一度聴いた程度だが、アイツの歌声は確かに本物だ。
もし同行を断られても、サインぐらいはもらっておきたいものだな。
ナナゴさんキター(´∀`*)
デレデレ〜(;´Д`)
策士・ナナゴさん
519 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 19:49:03 ID:txlQRwAf
ナナゴさんキター!
前から気になってたんだがその鯨ってガギエルか?
520 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 20:55:38 ID:Gj3fcjdb
やっぱカヲルの影響かな?
だからsage(ry
すでに厨房たっぷりな今、sageなんて焼け石に水ですよ(カヲルAA略)
ナナゴは良いねぇ。リリンの生み出したエヴァ量産型の極みだよ。
あ、初号機と零号機とか再会とか無いの?
零はレイと一緒に爆発したし、初号機は槍と宇宙のかなたに飛んでったんじゃね?
ここまで一気に読んだのだが・・
ちょっとおもしろすぎて感動してしまった。
生易しく見守っていくことにしよう。
http://56.xmbs.jp/wktk/ 量産型活躍シーンをなんとなく集めてみた。
上半身吹っ飛んでいく量産型見て泣いた。
しかし弐号機に飛び掛かる量産型は格好良かったな
YouTube
エヴァ関連リストから抜粋
ひろゆき許して。('A`)ジャガリコおごるから。
528 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/13(火) 00:08:43 ID:jxy85i9F
今日もまたここに一人ナナゴさんのファンが増えましたよ…なんかいいスレだなぁー
七号機さん続き楽しみにしてます
HDD穿り返してたら七号機の壁紙見つけたので早速変えたハァハァ
>531
量産機スレで貰ったヤツ。大事にしておくれ。パスはメル欄。
あのスレも良スレだったなぁ。
535 :
531:2007/03/13(火) 17:13:27 ID:???
ここのスレいいですね。
穏やかで落ち着きます。
これも七号機さんのレスが素晴らしいからでしょうね(^^)
新世紀救世主伝
ナナゴさん
J´ー`し<アスカ!やめて
J'A`し<うにゃうにゃ
うっさいわね
(* 皿)(* 皿)(* 皿)
(* 皿)(* 皿)(* 皿)
(* 皿)(* 皿)<うにゃーぁ
ブスブスブスくちゃくちゃ
J'A`し<ぬ、ぬ、ぬ、ぬるぽぉぇ。ぐじゃあ。jwjdmがt
すまん。誤爆だった鴨
>>しかし弐号機に飛び掛かる量産型は格好良かったな
オレそれトラウマなんだが・・・
飛び掛かる量産型、神。
あれ何号機だ?
もちろん 七号機さ
弐号機に飛び掛かったのは俺と拾号機だな
ほす
うにゃー保守
随分前に造ったエヴァプラの量産機掘り起こして急いで造り直した( 皿)φ
(# 皿)うにゃにゃーご
バキィ
ξ゚听ξ逝け。
なにこれ萌え死ぬ
俺が量産機始めて見たのは小4の時近所の模型屋で、それ以来その奇抜な姿にぞっこんよ。
量産機マダー??
( 皿)書籍化キボンヌ
555ゲト
い〜んだよ(皿 *)
グリーンだよ(皿 *)
( ―)左様。
>>550 (* 皿)<ありがとう。
(* 皿)<ありがとう。
(* 皿)<ありがとう。
(* 皿)<ありがとさん。
(* 皿)<ありがたいなぁ。
(* 皿)<うにゃー
(* 皿)(* 皿)<ありがとう。
(* 皿)<これはどう見ても弍号機で作ったケーキです。
ありがとうございました。
>>557 アリガd
2chで初めてレスをもらいますた(^ω^)
>>561 (* 皿)<おめでとう。
(* 皿)<おめでとう。
(* 皿)<おめでとう。
(* 皿)<おめでとさん。
(* 皿)<めでたいなぁ。
(* 皿)<おめでとう!
(* 皿)<うにゃー
(* 皿)(* 皿)<おめでとう。
(* 皿)うにゃーほっしゅ
565 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/22(木) 15:38:07 ID:z/HIewcu
はじめてこのスレみますた!!
量産機まぢカワユスwwwそして良スレ!!!
ところで私事なのだが家にはナナといチワワ(♀)がいる。
とてもかわいいのだが胴が長い。だからオレはウナギと呼んでいたのだが・・・
これはナナゴと改名すべきか?
ナナゴイヌ ワロタ(・∀・)
569 :
548:2007/03/22(木) 22:40:28 ID:???
歌月使日
アンデスの太陽が強く照りつける昼下がり、遠くの方から陽気な音楽が
聞こえてきた。聞き覚えのある声、何千年経っても忘れることがなかった声。
程なくして小さな村と、人だかりに巨人だかり、その中心にギターを抱えて
歌う拾号機の姿が見えてきた。
近づくにつれて、自然とハートが高鳴ってくる。俺達も混ぜてもらうことにした。
何と平和な光景だろう。音楽に乗せて陽気な空気が漂い、巨人と人とが唄い
合っている。世界中がこうあればいいものだが・・・。
歌が一段落して、拾号機がこちらに気付いたようだ。俺達は再会を分かち合う。
「久しぶりじゃないか。元気にしてたかい?」
見た目は相当変わったが、中身はまったく変わってないようだな。
弐号機とも笑ってあいさつを交わす。かつての死闘が嘘のよう・・・いや、
俺もそうだったか。
あれから歌い続けて日も沈み始めた頃、ようやくライブが終わった。
楽しそうに歌う拾号機を見ていると、そっとしておいてやりたいとも思ったが、
やはりコイツの協力は不可欠だ。俺は話を切り出した。
「そろそろ一人旅にも飽きてきた頃だしな。いがみ合ってばかりの連中に平和を
示すんだろ?OK、ついてくよ」
正直少し不安だったが、あっさり了承をもらった。
まあ、この際軽い気持ちでいてもらっても構わんだろう。
斯くして、俺達3エヴァトリオと少年1人の北への旅が始まるのであった。
「何か、僕ってオマケっぽいね・・・」
細かいこと気にしてるとビッグな大人になれんぞ、ジーシェ。
571 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/23(金) 00:00:16 ID:c2AxMb2n
3ヴァカトリオ+1かw
>>569最高のレスありがとう!まぁド素人の作品だけどね!
>>570 ナナゴキタ――――――――( 皿 )―――――――――――!
保守した甲斐がありました!
ナナゴの敵はUS.Armyですか。戦自出ないの?
戦自が出なくたって次にwktkです!
574 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 11:02:31 ID:8O0oImCp
糞スレに蹴落とされないように保守age
ミ★
575 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 12:35:50 ID:HkPyBILh
アゲ
576 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/26(月) 06:36:56 ID:q7sCDui2
保守
保守うにゃー
職人が帰還するまで保守するのが住人の務め
保守
580 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/28(水) 23:18:54 ID:Krbp3UEa
うにゃー
死守
蜘月蛛日
まさか好物の大グモに追われる羽目になるとはな。
俺達がやってきたのはこれまでにないほど深い森。
近くの村の人間から聞くところによると、この森には大グモの巣があるという。
大グモといっても、俺がこれまで口にしてきたものとは比べものにならない位
でかいらしい。まあ、この森を避けて迂回すると相当な日にちを余計に掛けて
しまうから、ここを通らぬ術はないだろう。
しかし、いざ森の前に立ってみると俺達は揃って足をすくめた。
木々の背丈は俺達の数倍はある。一体どういう環境なのだろうか?
沈黙が続く中、最初に歩を進めたのは意外にも弐号機だった。
「な、何ビビッてんだよみんな?俺なんかスキップで行っちゃうもんね!」
呆れすぎると尊敬しちまうもんなんだな。敬意に値するぜ、弐号機。
やや堅めのスキップで森の中へと消えてゆく弐号機。
遅れてはならぬと、俺と拾号機も歩き始めたときだった。
悲鳴と共に弐号機が第14使徒によく似た赤色の巨人の手(?)を引いて、
森の奥から猛ダッシュで駆けてきた。そしてその後ろからは巨大グモの群れが!
やっとのことで巨大グモをやり過ごし、ようやく一息つけた。
「あ、あの・・・助けていただいてどうもありがとうございました」
第一声が感謝の言葉とは、好印象だな。それに近くで見ると結構
かわいらしいな、この赤い子は。
「いや、どうってことないさ。それより、怪我はないかい?」
と、弐号機の目が光る。半ベソで走ってたくせに、よく言うもんだ。
しかしこの森を抜けるのは相当難しそうだな。俺含めて全員ビビッてるし。
んっ?何だジーシェ?
「拾号機さんいないよ・・・」
・・・・・NOOOOooo!!
ナナゴキター
おもすれーwww
ナナゴさんはやっぱおもすれーよwww
弐号機のスキップ姿想像したら吹いたw
僕は、このレスを見るために保守して来たのかもしれない。
一週に一回書き込んでくれたら嬉しいな、(´・ω・`)
586 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/30(金) 21:04:41 ID:KZbqetwD
うにゃー
弐号機かわええww
落ち込んでる巨人達考えたらちょっとカワユス
きっと体育座りなんだろうな
ほす
1時間かけて読んだが…ナナゴさんGJ!!!
ほす
591 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/04(水) 12:07:15 ID:mutnPqce
ほすあげ
パターン青!保守です!
はっきり言わせてもらおう
1日何回保守してるんだおまえら
一回保守するごとにスレの寿命減ってる訳よ
保守は1日一回にしてほしい
まとめサイトあるなら別だけど
提案です
>>禿同
心月内日
拾号機は木に引っかかっていた。巨大グモを見て文字通り跳び上がったらしい。
まあ無事で何よりだ。
弐号機が連れてきた巨人の名前はサマエル。巨人狩りの連中に住んでいた場所を
追われ、逃げる内にこの森へ迷い込んだらしい。
繊細、とも言えるが人見知りするんだろうか、俺達に馴染めずにいたが、
今じゃすっかり恩人の弐号機になついている。
弐号機の方もやけに積極的で、微笑ましい光景ではあるのだが・・・。
西の山に日が沈む頃、俺と拾号機で森を抜ける方法を論じ合っている
ときであった。
「なあ、あんちゃんちょっといいか?」
いつになく真剣な面持ちで弐号機が手招きした。俺は席を外してそれに応じる。
何やら相談があるらしい。
「あの子、一緒に連れてけないかな?」
耳を疑いはしなかった。ある程度は予想できたことだからな。
気持ちは分からないでもないが、許可は出せない。
俺は彼女を南へ行かせるように言った。拾号機の居た土地ならば
ある程度は安全だろう。
「それじゃあ駄目なんだ。駄目なんだよ、俺が側にいてやらなきゃ・・・」
だがそれでも不安らしい。どうしようもないな。
「あきらめろ」
それだけ言ってやると、弐号機は肩を落としてその場を後にした。
どうしてだ?どうしてそんなに執着する?おまえらしくもない。
「惚れてんのさ。アイツはよ」
俺の後ろにはいつの間にやら拾号機が居た。
惚れてる?・・・ああ、そうか。だがそれでもな。
俺としても一般の巨人は巻き込みたくないんだ。
分かってくれ弐号機。
恋する弐号機ww
あんちゃんてww
598 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/06(金) 19:23:08 ID:qBotVYXB
揚げ
>>593 保守すると何か問題があるのか?
教えて君でスマソ。
問題自体はあまり無いとおも。ただ、一日1回で十分だろってことじゃね。
保守すると一レス分無駄になるし、次スレ建てるのが面倒ってのもあるんじゃない?
1000いったら過去レスもみれなくなるしな
一日一回でも多すぎだろ?
一週間に1回くらいでも落ちないと思ったが。違う?
ぶっちゃけそう
多くて3〜5日に1回ってとこだな。この板流れ遅いし。
ナナゴさんの降臨を待つ気持ちの発露を叩く、というのがいまいち分らんが・・・・
過去スレ見る金を惜しんだり、まとめサイトを作る手間を惜しむのが正しいのか?
>>607叩いてなどいない
提案 わかる?
保守減らそうぜ っていう提案だよ
アンカーミスった
半年ロム兄さんになります
>>606 なんか違うと思う。
専ブラ使ってればスレが落ちてもログは残るから困らないし、
保守の多さがまとめサイトに何の関係が有るのかもわからない。
保守自体はそんなに回数が多くなくてもいいよと言っているのが、叩くことになるという発想もわからない。
感想とかそういうレスと保守のレスは違うと思うんだが。
自分的には、鯖の負担を考えると保守は必要最低限でいいんジャマイカと。
>>609お前いい奴すぎ…
エヴァ板住人まだ捨てたもんじゃないなw
保守とりあえずしとくぜ
最近モンハンポータブル2始めたがナナゴさんそっくりの飛竜にコテンパンにされ士気ダウン記念パピコ
フルフルかw
保守
615 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/13(金) 06:54:52 ID:6lU8zPsj
保守
失月者日
朝になると弐号機とあの巨人はすでに姿を消していた。
探そうとは思わなかったよ。大体の察しも付いたし、何より俺の側には
置き手紙ならぬ弐号機の置きプラグがあったのだからな。
さっそく俺のプラグと取り替えて中の文書を読んでみた。
「駆落ちみたいだね」
「駆け落ちだろうな」
・・・駆け落ちらしいorz
ここに来て大きな損失だ。だが、アイツの気持ちを察してやれなかった俺の
責任もある。そもそも騙して連れてきたようなものだからな。
やむを得ないと言ったところか・・・。
ちょww急展開
キタコレ
アスカのママは使徒が好きなんですか…(^ω^;)
置きプラグってところがさり気に斬新ww
621 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/14(土) 17:03:18 ID:33nebFt+
ナナゴさん、落ち込まないで!!!
言い忘れてたんだが、
量産機の雑談にこのスレ使ってくれても全然構わんから
623 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/16(月) 09:13:15 ID:vkcL76yc
ナナゴさん修学旅行行って来たから、八つ橋あげるよ
俺…ヤツハシダイスキ…
八橋でヤマタノオロチならぬヤマタの量産機を連想した
いや、意味はないんだがw
リボルテック量産機(武器)やっと予約できたー
>>626 ばかもん
このスレの住民は両方予約せねば
>>627 そんな心が揺らぐようなこというな!
買わない…買う…買わない…買…ポチッ
というかナナゴさんを再現するなら武器付きより羽根付きのほうが良くね、日記の内容から見て
リアルで武器羽根ともに9体ずつ予約したのは俺一人らしい
華月麗日
弐号機もいなくなり、目の前の森を抜ける方法もまるで浮かばない、まさに
途方に暮れている状態だったのだが・・・。
「ナナちゃん、コイツの628番のファイルを見てくれ」
と、おもむろに拾号機が弐号機の残していったプラグを差しだした。
他人のプライバシーを覗くのは気が進まないが、アイツはこれを
捨てていったようなものだからな。少し拝見させてもらおう。
「こ、これは!」
俺は目を、いや、機器を疑った。
「ああ、ミサトカレーのレシピさ」
以前ケージにいた頃、スパイの兄ちゃんが暇つぶしに整備士に話していたのを
耳にしたことがある。史上最凶の珍味、状況によればその威力はN2兵器をも
凌駕するという。
「こいつを使えば先に進めるかもよ」
俺は・・・俺はとんでもないモノの設計図を手にしてしまった・・・。
スパイの兄ちゃんw
古代文明がまさかこんな形で発掘されるとは思わなかった
最終兵器ミサトカレー キタ――――(゜∀゜)――――!!
634 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/21(土) 03:20:42 ID:VD4rRgIt
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ── / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \ \ / / \
/ U ヽ \ / / U ヽ
l::::::::: |. / l l :::::::::|
|::::::::::U (●) (●) |. / |::::: (●) (●)| (●) (●) ::::::::::|
|::::::::::::::::: \___/ | ── |:::::::: \___/ .| \___/ :::::::::::::::::|
ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ ヽ:::::::: \/ ヽ \/ ::::::::::::::::::.ノ
AM3時から読んでました。本当にここは
聖 地 で す ね
スパイの兄ちゃん………それなんておーはー?
マスミカレーと双璧を張るミサトカレーで軍事国家を叩き潰すんだ
ちょw
対使徒兵器&バイオハザード扱いされるミサトカレーのレシピなんてw
そういえばカヲルは何処行ったの?
ソイツヲキクノハヤボッテモンヨニイサン
最近いろんなスレでナナゴさんを見つけてちょっとうれしくなった。
オレダケダロウナ
eva量産機の画像はる掲示板で見かけた。
どこだ!!!どこにいるやがる!出てきやがれナナゴオオオオオオオ!!
・・・・うそうそ、冗談だからどのスレで見かけたのか教えてちょ
644 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/26(木) 04:45:44 ID:YayN/tzP
ミサトカレーを再現しようと四苦八苦の七号機
しかしどうやっても美味しく出来てしまう・・・
大クモの粉がいけないのだろうか・・・。
あげ
あげ
646 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 07:54:10 ID:5QgmRk9y
うにゃー
647 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/03(木) 00:29:53 ID:06VICLfX
ホシュ
リボルテック量産機両方と弐号機劇場版、やっと予約できたわ…
転売厨多すぎじゃね?
魔月薬日
料理は愛情、とはジーシェもいっていた。
だが愛情を込めて毒薬を作るなんて・・・。
拾号機は何でも持っている。星の王子様カレーマンハッタン味に鍋にナイフ、
そしてゼーレのロゴ入りZIPPOライター。もちろん全部巨人サイズだ。
ミサトカレーの原料がレトルトだったのは何かと助かった。
俺は料理をしたことがないので拾号機にやってもらうことにする。
レトルトは調理する必要がないが、ミサトカレーは煮込んだり冷ましたりの繰り返し。
あのオバさんは何だって手間暇掛けて、それも好んでこんなものを作った
のだろうか?何かと疑問か残るところである。
「なあナナちゃん、このPENPENエキスってのは何だい?」
んなモン俺にも分からん。代わりと言っては何なのだが、何故かポケットに
入っていた弐号機の足の指の肉片を入れておいた。
「これで一応完成って訳か・・・」
何とも酷い色をしている。味見は怖くてできないな。
そこにちょうどジーシェが買い物から帰ってきた。
この後のことは御察しの通りだ。今は俺の中でぐったりしてるよ。
ジーシェの犠牲を無駄にはしていられない。
「さあ、メインイベントだ」
カレーを弐号機のプラグの中に詰め込んで、エジェクションをプログラムし、
森の奥へと投げ込む。投擲は得意だからよく飛ばせたよ。
カレーがプラグから排出されて、身体に悪そうな色をした霧ができあがった。
霧が引くのを待ってから俺達は森の中へと走り込む。
大量の巨大グモの側を通った。どいつも目をペケにしてやがる。
途中で弐号機のプラグを拾う。ちゃんと洗って返してやらないとな。
森の果て、光が見えてきた。あと少し・・・。
とうとう森を越えた。俺と拾号機は息を切らしながら笑い合う。
今回は結構スリルがあったな。そろそろ目的地も近づいてきたところか。
ああ、ジーシェには後で謝っとかないとな。
ちょwオバさんとかwwwwwwwwwwwwwwww
ミサトカレーとんでもない威力だなwww
久しぶりのナナゴさんktkr
うは、ミサトカレー強いwwwwwwww
ジーシェテラカワイソス(´・ω・`)
たまに投下されるからこそ(・∀・)イイ!
ともかくgj
> 何故かポケットに入っていた弐号機の足の指の肉片
皆で喰い散らかした時のかな?
腐ってないかそれ?
ああ、だから効果を発揮したわけか
Airの量産機戦は何度観ても飽きない。
コアを握り潰されかけた13号機が「やべっ」って顔してるのがたまらんです。
皆限定ナナゴさん予約済?
俺は予約遅かったから仮予約になっちまった。
ナンテコッタイ
予約したよ。
ゴゴウサンからジュウサンゴさんまで揃える予定w
いいなぁ…俺最悪の場合
羽付きナナゴサン一体だよ…
14日に店から連絡来る…
どうか俺を槍持ちナナゴサンに逢わせてくれ!
リボルナナゴサンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
フラゲ?
うんにゃ、ネトショで予約してたら何故か今日届いた
てっきり15入荷で17に着くかと思ってたんだが
東京辺りだともう出回ってるらしいね
いいないいな♪
フラゲっていいな♪
羽付ナナゴに武器付ナナゴ
663の帰りを待ってる
だろな♪俺も欲しい早く
欲しい♪水・曜・日まで
買えないよ♪
リボルテック量産機って限定なの?
まぁEVAプラの量産機あるからいいか!
親月子日
「なあナナちゃん、肉ジャガ作ったんだ」
別に食べなくても問題ないのだが、ここのところ俺と拾号機は飯に
ありつけなかったので幸いと言ったところか。コイツの手料理は初めてだな。
ん?肉がない・・・。
「なあ拾号機、肉の入ってない肉ジャガは肉ジャガとは言わねえんじゃねえのか?」
大グモなら簡単に手に入るだろうから、材料がないって事もないはずだが。
「オイラ、ベジタリアンなんだ」
ほう、こりゃまた・・・って、しっかり弐号機食ってただろ!
「足食べちゃったんだよ。ほら、弐号機ってさ水m(ry」
なるほど。トラウマって訳だな。
まあ、肉が無くてもちゃんとオフクロっぽい味がしたから問題ないか。
そう言えば俺の親って・・・いや、考えないでおこう。
そんなことを考えながら、ふと、肉ジャガを食しているジーシェの方に
目をやると、その表情は少し憂いを帯びていた。
ジーシェも俺の視線に気付いたらしい。
「ちっちゃい頃、よく母さんが作ってくれたんだ。何か懐かしくってさ」
そうか、ジーシェの親はそうだったな。祖国で父親には会えたのだろうか?
それとなく尋ねてみた。
「会えたことは会えたんだけど、やっぱり父さん忙しくて、何か気遣わせてる
みたいで一緒には居づらいんだ。ナナゴさんのことも言ってない」
そうなのか。だがきっとそんなことはないぞ。
「ジーシェ、おまえはまだ子どもなんだ。甘えればいいとは言わんが、
ヒトとの繋がりなんてものは大事にしておけ。家族ってのは切っても切れない
絆でできているからな。もっと素直になったらどうだ?」
柄にもない事言うもんじゃねえな。拾号機が隣でにやけてやがる。
ジーシェは少し黙り込んでから、はにかんだ笑顔でありがとうと言った。
そうだ。この子は一人の少年なのだ。俺は、今俺のすべきことが急を要する
理由の一つを再認識した。
667 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/15(火) 02:06:10 ID:4uPuhi7x
ナナちゃんてww
○虫ってwww
なんとなく新展開のヨカン
水(ryワロスwww
ナナゴさん、相変わらず渋くてカコ(・∀・)イイ!!
>665
羽つき…通常販売
武器つき(ヘラとロンギとダメージパーツ)…フレンドショップ限定販売
劇場版弐号機…ヘラつき
限定のほうは再販の可能性が薄いんじゃないかってことで騒いでいるけど詳細不明。
今日発売日だから探せば買えると思う。
669 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/15(火) 14:29:19 ID:UhZyILvf
違うアニメで「肉の入ってないチンジャオロースはチンジャオロースとは言わないんじゃないか?」ってあったな
おれんちにもさっき両さん来た
このスレ見て買っちまったよ、リボル量2種類
ナナゴさん良い人っス!!!
LMHG量産機最終戦仕様(再販されてない方)
のボックスアート(=パッケージイラスト)じゃないか。
これ文字が入ってないな、どこからでてきたんだろ。
…そういえば量産機は何体出てきたんだっけ、
と調べてみたら五号機から一三号機までの
計九体か、
この絵には九体描かれているから
この中のどれかは確実にナナゴさんなんだな。
家に帰って来た俺は…
二時間ほど眠った…
そして目が覚めると…
店が休みでナナゴさんが
買えなかった事を思い出し……泣いた
みんな買ったのか
ナナゴさんの売上げ鰻登りだな
>>677 ウナゲリオンだけに鰻かw誰がうまいこと(ry
羽もほしいな〜
でも2体だと中途半端…9体そろえる金ないし
それよりごめんねナナゴさん
台座につける時アーッ!って…
羽リボ買って来た。
良いわコレ。
武器も買って来ないとー。
おまいの羽根ナナゴさんと俺の武器バージョンとで遊ぼうぜ
ロンギヌスと腕切断パーツ貸してあげる
ゴゴウさんからジュウサンゴさんまで揃えてみた。
可哀想でダメージパーツがつけられない。ヘタレでスマソ。
ロンギヌスでかいね〜
数年前に出たモノシャフトと同じ大きさでびっくりした。
ポージング作りが下手でも、棒立ちにさせておいても、カッコよく見えるから凄いね。
我が家にナナゴさんが
やってきた!!
もうなんかスゴイ言葉に
出来んヤバイかわいい
うわぉぉぉぉあああ!!
保守
ぉ、俺は…
>>682を放置してしまったのか…?
スマン。
追加販売のメールが来てて、我慢出来ずに海洋堂の通販で武器買ってしまった。
しかも2体+羽1体。
…4体並ぶとあと5体欲しい俺が居る。
それは買うべきだな
てかフレンドショップってなんですか?
報月道日
俺としては絶好の好機ではあるのだが、近くにテレビ局があるわけでもないのに、
それにしてもメディアというのはよく駆け回るもんだ。
待ちに待ったというわけでもないが、ヘリの飛行音が近づいてくるので
ついつい身だしなみを気にしてしまった。
「マゴロクさ〜ん!南米にいなかったんで探しましたよ〜」
レイチェル・M・カズキ、アンカーウーマンである彼女はたびたび拾号機の
特集をしていて、しばしば俺もテレビで見かけた。
マゴロクってのは拾号機の芸名ね。一番使いたかった装備なんだそうだ。
取材らしいからジーシェにはしばらく隠れてもらっておく。
人語をしゃべれるってのは便利なもんだ。拾号機は慣れた口調で受け答えしていた。
一曲歌ってから、今後の活動についての質問を受ける。
例の軍の奴等がどこまで俺達の動きを察知しているのかは知らんが、
ここいらでそろそろ宣言しておいた方が良いだろう。
俺はその旨を拾号機に伝えた。
「ちまたじゃあ巨人が危険だって言う人達がいるってゆ〜じゃん。
オイラはヒトと巨人は分かり合えるって思ってるんだよね。現にオイラは
その平和のために唄ってるんだからさ。
だから巨人狩りなんて物騒なことを止めさせに行くんだよ」
メディアを味方につけることさえできれば、何かと強みになる。
向こうさんも下手に手出しできんだろう。
「は、はぁ・・・。ところでそちらのもう一人の方は?」
ん、俺か?俺は・・・、
「ああ、彼はうちのマネージャーね」
何っ!?
ナナゴさん給料はがっぽり貰って下さいね!
ジャーマネwwwww
随分そっくりだな
量産機って兄弟みたいなもんじゃないの?
694 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/29(火) 08:12:15 ID:Nv+VZKNM
ぐげげ
695 :
八号:2007/05/29(火) 14:07:59 ID:???
今更ながら俺たちのカウントって?体なのか?
?羽でもよくね?羽生えてるしさ。
いや本当にどうでも良いことなんだけどさ。あまりに暇でどうで
もいいことばから頭に浮かんでくるんだよな。
ナナゴさんはレベルの高いガイナの工作員か!?
影響されて何人量産機買ったんだ
俺だけど
>>696 キサマ、我等のナナゴさんを愚弄するつもりか?
698 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/31(木) 01:44:42 ID:oBv/Cj4D
699 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/31(木) 12:13:13 ID:UMV1Ycax
ガイナが宣伝でこの話が書けるなら褒めてやってもいいがなww
700 :
第一始祖民族:2007/05/31(木) 12:25:39 ID:a8UibBc9
お゛ぇ
根月源日
待ってましたと言わんばかりに、その街は俺達を迎えた。
拍子抜けと言えばそうだが、その待遇は聖地のそれを遙かに上回っている。
数十体のJAの捧げ筒をくぐり抜けていく中、その道が引導のようにも思えた。
何かドス黒いものへの・・・。
「ようこそ我らが希望よ。そちらから来て貰えるとはこっちとしてもありがたい」
その嫌みな口調、二度と忘れはしない。目の前の陸戦邸からマイクで呼びかけたのは、
孤島の軍事施設にいた、いつかのあの男だった。
「早速だが、一緒に来て貰えるかな?そちらも急いでいるだろう。
そっちのスターには別の用事がある。メディアが殺到しているものでね」
手際が良いのは好都合だ。俺だってこんなところに長居はしたくない。
「ナナゴさん、絶対に罠だよ!」
分かり切ったことだな。だが後には引けん。
「大丈夫だジーシェ。向こうとて下手に手出しはできんよ。
だから少し大人しくしていてくれ」
俺はOKサインを出して陸戦邸について行く。別れ際に拾号機が囁いた。
「やばくなったら逃げろよ、ナナちゃん」
「そういう質じゃねえよ。あばよ拾号機」
最悪の場合も考えざるをえなかった。
男に導かれ、地下へとリフトで降りてゆく。深く、深く・・・。
降りた場所は、図面でしか見たことないが、ネルフのドグマに酷似していた。
「この部屋だ」
男が巨大な扉のキーを解除する。
「お連れしました!・・・フン、楽しむと良い」
そう言い残して男が立ち去る。とことん気に障るヤツだ。
ほとんど闇に包まれた巨大な空間、部屋の奥に何か、いや、誰かいる気がする。
「誰だ!」
その瞬間、部屋の所々に設置された巨大なモニターが起動した。
映し出されたのは、何と・・・、
「キール・・・ローレンツ?」
全てを始め、全てを終わらせた張本人。そして俺の・・・。
『再び作り替えねばならん。二つの生命が混在してしまったこの世を、今再び』
四方のスピーカーから発せられる声が部屋に木霊し、何重にもなって聞こえてくる。
フン、とんだ茶番だな。
「遊んでるつもりか?俺には端っからそのつもりはない。それとも何だ?
ここまで呼んどいて話に応じられないってのか!」
その刹那だった。あまりに咄嗟のことで躱すことは疎か、防御にはいることさえ
できなかった。俺の喉元に突き刺さったのは、俺もかつて手にしていたロンギヌスの槍!
そして言葉が走る。心に響くこの冷たい声。
「初めましてと言うべきかな。君が一筋縄でいかないのは分かった。
だから僕も少々荒い手を使わざるをえない」
部屋の奥に明かりがともされ、俺の目に飛び込んできたのは2体のジェットアローン、
そして、形を変え、巨大な肉の塊となった、すでにこの世界にいないはずの四号機!
コイツは滑稽だ。まさかヒトに作られたものが人間の闇の底にいたとはな。
「僕の中には彼の意志が託されている。君も同じエヴァなら分かるだろう。
作り直されたこの世界の先にあるものが、前世と同じ二つの生命による
果てなき争いだということを。君の協力が得たいんだ。脅しにはなるけど、
そうしていつまでも抵抗はできないだろ?」
まずいな。槍によるデストルドーが俺の身体に染み渡ってきた。
ジーシェの呻き声が聞こえる。
「ジーシェ!少しの辛抱だ。目を閉じるな!前を見ろ!」
必死に槍を引き抜こうとしてもびくともしない。
「まあいいだろう。巨人をこの世界から消すには、君のみが持つアダムの力が
必要なんだけど、仕方がない。他にも手はある。
その槍はダミーだ。オリジナルは今聖地に向かっている。この国の軍隊と共にね。
そして君の友人、弐号機は今そこにいるそうじゃないか。彼を依代に用いれば、
巨人の補完はできずとも、聖地に集まった巨人を吹き飛ばすことはできる。
これは僕の使命なんだよ。偶然にもインパクトで帰ってくることができた僕の!
キールの望みは叶えられるんだ」
ったく、どっから突っ込めってんだ。
キールは言った、可能性はあると。
「俺は・・・「あなたは間違ってます!」
ジーシェ!?
「前の世界に何があったかは知らないけど、僕たちと巨人達が争わないと
いけないなんて、そんなはずありません!確かに巨人が嫌いだったり、
巨人が歩くだけで迷惑する人達も見てきました。でも、巨人と和解することを
望まない人なんて1人もいなかったんです。ただ少し大きさが違うだけで、
僕たちは・・・同じじゃないですか」
これは?力が・・・温かさが・・・。
「何を言ってるんだ?僕は君たちの未来を思って・・・」
それは義務の過剰行使ってやつだ。
「まだ分からんのか?おまえはいささか間違いを犯している」
初登場なのに台詞が多すぎるってことも含めてな。
俺の中を駆けめぐる温かさは槍にまで届き、やがて破裂させた。
反転したデストルドーはJAを吹き飛ばし、正面の四号機に大穴があく。
「フフ・・・そうか、僕は・・大変なバグを抱えていたようだ・・・。
でも、もう・・彼らを止めることは・・・できない・・・。
純粋に巨人を・・恐れているんだから・・・。君に・・背負えるのか?」
そう言って四号機は塵に還った。
哀れなエヴァよ・・・。俺は間に合わせてみせるさ。
感傷に浸っていた俺を爆音が現実に引き戻す。
部屋の一角が破壊され、武装した集団が侵入してきた。
その中に見覚えのある人物が・・・いつかの座礁船のおっちゃんだ。
「父さん!?」
マジで?面影ねえな・・・。
「一足遅かったか・・・。言葉を選んでる暇はないな。
久しぶりだね。君のことは調べが付いている。聞きたいことは山ほどあるが、
今は時間がない。今回の事件については中立国である自国が積極的に調査
していたのだが、他国の戦争には直接介入できない。言いたいことは分かるな?」
無論そのつもりだ。でもジーシェは?
「父さん、僕は・・・言えなくて」
「いや、分かっている。すまないジーシェ。私たちは今おまえとナナゴ君に
頼らざるをえない。だが一つだけ約束してくれ、必ず家に帰ってくると」
ジーシェは強くうなずいた。それでいいじゃないか。
「すまない。
ここから東に行くといい。我が軍が極東への直通リニアレールを確保してある。
拾号機君は先に向かってるはずだ」
そいつは助かる。ならすぐにでも出発しないとな。
「行こうナナゴさん!
・・・父さん、行ってきます」
「遅いぞナナちゃん」
合流した俺達は、ただひたすらに走り続けた。走るしかない。
以前のクモの森でもそうだったが、拾号機は翼が劣化して飛ぶことができない。
そりゃあれだけ日焼けしてたらな。
足行きは順調に運ぶかと思われたが、やはりここでも障害が待ち受けていた。
「これ以上先に進ませるわけにはいかんのでな!」
さっき見た陸戦邸だ。黒幕が消えたというのに、懲りない男だぜ、全く。
俺達を街に出迎えたJAの部隊をそのまま持ち出してやがる。時間がないというのに。
「ナナちゃん、先に行きな。ここはオイラに任せるんだ」
一歩前に出た拾号機は、おもむろにギターを掲げ地面へと叩き付ける。
そしてその中から取り出したのは、
「マゴロク!ソオオォォド!」
しっかり持ってんじゃん!
「任せていいんだな」
「とっとと行きな!」
小さな悔しさを噛み締めながら、俺は走り出した。
誰だけ遠く離れても、拾号機の雄叫びと爆音は止むことがなかった。
待ってろ弐号機!クソッ、間に合え!
ナナゴさん一気投下乙です。
いよいよ展開が急になってきたwktk
今はやりの携帯小説だったか?それよりも何倍もおもしろいな…
710 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/05(火) 14:31:52 ID:9m4MHEFb
乙です!それにしても急展開だなw
突っ込みどころ満載だけどとりあえずマゴロクソードワロタwwwww
俺の中ではナナゴさんのcvは杉田智和
この画像まさに 腐敗した地球に量産機
ってな感じでこのスレにピッタリだよ〜〜
携帯の待ち受けにした
そこシンジきゅんアプロダじゃないか
量産機をうpしちゃまずいだろw
毎回GJ!
巨人は人と共生できるか、人を滅ぼす悪魔となるか、全てはナナゴに託されたな
さてさて、個人的にまとめを作るか。
是非!
718 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/13(水) 16:15:46 ID:MWpPmYSl
( 皿)うにゃー
>>721携帯から見られるようにもう一度upして下さい!
ナナゴさーーーーーーーーーーーーーーーーーん・・・・
解月放日
道中、リニアレールの線路が爆破されたりといったことがあったものの、
俺はどうにか旧日本へたどり着くことができた。
そして、俺の持ちうる体力とATフィールドによる推進を最大限に生かし、
限界速度を超えての航行で、鼻先を聖地へと向ける。
このみなぎるような力がジーシェとのシンクロによって引き出されているのは
言うまでもない。先日の四号機の件以降、グラフが異常な値を示しているのだ。
そして俺には理由があった。拾号機のための、弐号機のための、それから、
ーーこういう言い回しは嫌いではあるがーーこの世界を救うための理由が。
程なくして俺の目的地、運命を分かつ場所が視界に入っくる。
幕はすでに上がっていた。
海辺には数え切れないほどの巨人達や、決して少なくはない一宗教団体の持つ
軍事力の塊が並び、そこから少し距離を置いた沖には、俺も何度か目にした
黒い戦艦が、まるで漆黒の波を成すかのように群れている。
そしてその二つの巨大勢力の間に居座り、再び世界の果てを見届けようと
しているのは、紛うこともない、かつての神の亡骸なのだ。
「皮肉にも程がある・・・」
互いに眩しいほどの火を噴き合って、砕き合い、砕かれ合っている。
俺が言うのも何だが、あまりに惨い光景だ。意味などないというのに。
戦闘がその瞬きをさらに激化させていく中、俺の目に二つのシルエットが
飛び込んでくる。巨人達の先陣を切り、バズーカを撃ち乱れさせている弐号機。
そして、一際巨大な戦艦の上でその切っ先を弐号機に向け、ロンギヌスの槍を
構えたジェットアローン。非常にまずい状況だ。
「弐号機イィィ!」
俺は叫んだ。
声は戦場に木霊したが、すぐに爆音と巨人の雄叫びに掻き消されてしまう。
「弐号機イイィィィ!!」
もう一度叫んだところで弐号機はこちらに気付き、振り向きかける。
だがそれももう遅かった。
放たれたロンギヌスの槍は悲鳴のような轟音と鋭い閃光を上げて海上を走る。
その一瞬、戦場に静寂が訪れた。誰もがそれに魅了、いや圧倒されたのだ。
ー間に合わないー俺の心を諦めが巣食い始めたそのときだった。
真っ赤に輝く光の壁が槍の行く手を遮った。
俺には見えた、光を放ちながら宙に浮くアイツの姿が。もう一つの神、アダムの姿が。
そして人の形をした神は俺の方を向き、手をかざす。
途端、俺には何が起きたのかはよく分からなかった。俺の中の補完のデータが暴走し、
具現化されたそれは波のようになって世界を覆い尽くす、そんな気がした。
事実その間の時が止まっていた。再び頭の中を幾度もよぎってゆく人の感情、こころ。
補完のそれだけではない。俺の居る今という時間の中での世界、その全てから
流れ込んでくる。ヒトだけじゃない、全生命、巨人のものだって。
やがてそれら全てからすすり泣く音が聞こえてくる。
いや現に聴いていたのだ。俺はいつの間にか現実へと立ち戻っていた。
そして一人の者が声を上げる。涙を流しながら。
「もういいじゃないですか。分かってたことじゃないですか。
怖いモノなんて誰にでもあるんです。でも、有りもしないモノに縋ってるより、
目の前のモノとちゃんと向き合う方がずっといいに決まってるじゃないですか。
・・・神様は死んだんです。神様はもういないんです!
だから、もう分かったじゃないですか・・・」
この声はどこまで響いたのだろうか?
宙に浮いていた槍は糸でも切られたかのように大地へと落ちた。
やがて人々は銃を捨て、巨人は膝から崩れ落ち、大声で泣き出す者もいた。
カヲルは俺に微笑みを向けている。
漸くして、俺は長い戦争が終わったことに気がついた。
なんだろう、このなんともいえない感動は…
作者、GJ
ついに原作を超え始めたか
震えがくるな。ガンガレ!ナナゴさん
一つの時代が終わりを告げ、それは新たな時代の礎を創る。
弐号機死ななくてよかった ナナゴさん好きだが弐号機も大好きなんだよ
乙!もう一回みなおしてまた感動した。ナナゴさんいいよナナゴさん
>>731 d!保存した
ナナゴさん大好きなんだよー
ナナゴさ〜〜ん。
735 :
731:2007/06/29(金) 00:39:28 ID:???
テキトーに
>>725までまとめてみた。
かなり悪質な出来だが、あくまでも携帯での閲覧がメインなんでそこらはご容赦…
本格的なまとめ氏が現れるまで、よろしくおまがいします。
携帯よりマキコ
和月解日
大きすぎた騒ぎも収まり、ようやく平和が訪れた。
カヲルは俺以外に見えるはずもなく、全ての功績は結局俺とジーシェの
ものとなった。
ちやほやされるのはどうも苦手だ。今は聖地の辺境に身を潜めている。
拾号機は後からやってきた。ポンチョが破けてたり帽子に穴が開いていたりは
していたが、身体に傷一つないのは驚きだ。
弐号機は・・・あれだ、ここに来て早々ふられたらしい。そりゃヤケにでも
ならなきゃあんな戦いに自ら身を投じてはいないだろう。
俺に会うなり泣きついてきやがった。
「そう肩を落とすな。人にはモテ期ってのが一生に三回あるらしいぞ」
弐号機はみるみる表情を明るくしたが、これは飽くまで人の場合だ。
やはり俺はここを去るべきなのだろうか?
カヲル曰く、俺とこの一本の槍が今最もイリーガルな存在らしい。否定はしない。
そうならないことを願いたいが、この力が再び悪用されることがあっても
おかしくはないのだ。
これ以上平和にたゆたっている訳にはいかない。弐号機や拾号機はいいとして、
俺は決戦兵器で在り続けなければならない。
変な理屈だが、それもまた前人類がいた証なのだから。
ナナゴさんにそこまで人型決戦兵器としての自覚があったとはw
和月解日GJーーーーーー(゚∀゚)ーーーーーーー
んで、これからナナゴはどうするんだ?
ホシュ【・∀・】
補修
(* 皿)うにゃー
作者さん乙!
ネ申杉・・・・
作者乙&GJ!!!!
時を止めて保存した
GJ
今後のナナゴさんの動向が気になります
ずっとここにいてくれ・・・・・・・・・
旅月立日
大した理由ではない。俺には何の責任もなかったし、そんなものに追い立てられた
つもりもない。ただ、そこにいなくてもいいと感じただけだ。
俺は今、この星を目の前にしている。
今となっては関係のないことだが、近々あの場所で平和セレモニーが開かれるらしい。
ヒトと巨人が手を取り合う、新世紀の幕開けといったところだろうか。
結果としてこれは俺達の功績になったわけだが、そもそも俺がそうしたのも
下らない理由からだ。見届けるまでもなかった。
人を集めた。別れを告げるくらいの愛想は俺にだってある。
人と言っても手の届く範囲でだ。
ジーシェと弐号機、俺が最初に出会った巨人アウリエル、巨人バーのマスター、
その他お世話になった人や一緒に釣りをした巨人達。カヲルは俺から離れてくれない。
ジーシェの親父さんは捕まらなかった。セレモニー絡みか、やることが多いのだろう。
知ってか知らずか、(おそらく察していたのだろう)拾号機はすでに姿を消していた。
ああ見えて案外湿っぽいのには弱いのだ。アイツは元気にやっていくだろう。
一人ずつあいさつを交わした。別れのあいさつは俺もあまり得意じゃない。
「今日という日を忘れるな、諸君。エヴァンゲリオン七号機が明日を迎えるこの星に
別れを告げる日だ」
某海賊の言い回しを真似てみた。明るさを保つにはこれに限る。
「マスター」
巨人バーのマスターに視線を向ける。彼の料理は二度と忘れないだろう。
「注文を聞こうか?」
「ギムレットを一杯」
「ライムを一本とっておこう」
マスターは鼻を鳴らして答えた。
次に飲むのはいつになるか分からないが、彼に感謝したい。
続いて俺はアウリエルに声を掛けた。
「やあ、久しぶり」
「こんにちは。ずっと心配してました。お守りといっては何ですけど・・・」
大グモの糸を染めて作ったミサンガ、彼女はそれを俺の左腕につけてくれた。
カヲルが俺の顔を見てニヤニヤしている。何か付いていたのだろうか?
「ナナゴさん・・・ここにはまだナナゴさんの居場所だってあるのに、どうして?」
惜しむなジーシェ。いや、一緒に過ごしてきたことを思えば当然か。
「ジーシェ、ここは俺の家なんだ。外に出られる奴は、ずっと家に籠もりっぱなし
じゃあ腐っちまうんだよ。それにな、どんなものにも始まりがあり、そして終わりがある。
人生はその繰り返しだ。来て欲しくない終わりもあるが、避けられない終わりを
経験していくこと、それが大人になっていくってことなんだ」
ジーシェは黙ってうなずく。すまなかったな、ジーシェ。
最後に弐号機の方に顔を向けた。すでに顔中が大洪水だ。
「弐号機・・・いい帽子だ」
そう言ってやると大声を上げて泣き出した。帽子は拾号機のお古をもらったらしい。
ロンギヌスの槍を手に俺は飛び上がった。カヲルは一緒だ。
みんなが手を振っている。俺は一度だけ手を挙げて、もう振り返らなかった。
故郷が離れてゆく・・・。
雲の高さを越える辺りで、最後にジーシェの声が聞こえたような気がした。
何と言っていたのかさえ分からない。ただそんな気がしただけだ。
「これは結局仕組まれていたことだったんだな」
地球を眺めながらカヲルに尋ねた。
「その通り。君は選ばれたエヴァだったんだ。再生された世界が望まれたもので
なかったとき、補完計画を再試行するためのね」
だとするとオマケってのは・・・。
「選択権を君に与えたのさ」
なるほどな。グリコ買ったらクルーザーが付いてきたって感じだ。
「そうだ、おもしろいものがあるよ」
そう言ってカヲルは俺とジーシェのシンクロデータのファイルを開いた。
それまで大して気にも留めていなかったが、その波形グラフはサードチルドレンのものと
酷似していた。
そうか・・・あの子はそうだったのかもしれない。
次に帰ってくるのはいつになるのか分からない。おそらくそのころには「おかえりなさい」
と迎えてくれるリリンもリリスもいないだろう。だがさよならは言わない。
ただ俺は、
「いってきます」
その一言だけを口にした。
地球帰還篇〜終〜
カヲル「来シーズンもサービスサービス♪」
ナナゴさんの旅立ちに乾杯
作者殿、感動をありがとう
ナナゴさんお疲れ様でした。
次シーズンを楽しみに待っています。
( 皿 )まとめ携帯版に旅月立日を追加しました。
ナナゴさああああん!
大好きだ!
ありがとう、ナナゴさん
…これが涙…泣いてるのは私…?
GJすぎて前が見えません!
まとめ人様もGJ!
。・゚・(ノД`)・゚・。ナナゴさん乙です
761 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/07/18(水) 13:21:50 ID:YhzQmcnt
この感動を、いがしたらよろしいか!
別個に始めればええやん
スレ内に複数FF流れてるのは普通でそ
おっと誤爆失礼
ナナゴさんよ永遠に
全俺が泣いた
ついに終わりか…。
違う!終わったのは「地球帰還篇」だ!きっとまたナナゴさんが来てくれるよ!
GJ
またアイマショウ
誰が何と言おうとGJ
そしてお疲れ様でした……
コテ付けたままだった0TL
またいつか。。。
GJすぎて自分涙目…
職人様お疲れ様でした!
スレが経って約一年経って完結したのか…しみじみ
初めてエヴァ板にきて、3番目に覗いたスレがここだった。
さようならナナゴ氏!
そして
ありがとうナナゴ氏!
私は774(ななし)。そして、次のレスは775(ななご)さん。
ではどうぞ。↓
, 、-ッ‐------ 、..,_
___ _ ,、 - ' ゛ ゛"''‐‐- 、_ ``'‐ッ-- 、...,_
//,‐' `ヾ´ `~"'‐- 、,``ヽ、
,、- ' "´``ヽ, ===、,,,,,,,_ ``i `ヽ、
`ヽ、 ヾ|||ミ≡=;、/` '.,
``‐ ,、‐ '" ̄ ヾぐゝ`'=ヾミ≡=;;,、__',
,、 '゛ill| ヽ `ヽ、 ``‐=ii;、,Y‐<_`';'≡''゛
,.、‐;'i!!!!!!!!!!!!!| ` 、 .. _ .. -‐`' `''===゙;、_
,.、;‐!'゛!!!!!!!!/!!!!!!!!!!!!!| ゛"`' 、
,,、,;‐!゛!!!!!!!!!!!!!!!!!|:::::::!!!!!!!!!!i ヽ..,,_ _,,..、 -‐ '' " ~ ´ ̄
!!!!!!!!!!!!:::::::::::::::::::|::::::!!!!!!!!!!!!!>,'"|´  ̄ ̄
‐!、!!!!!!!!!!!!!!::::::::::|:::::!!!!!!!!!!!!!|゛`. ヽ
``‐- 、!!!!!!!!!!|ヽ!!!!!!!!!!!!!|、, ',
``‐- 、.,!!!!!!!!!!!!;-‐'' ヽ
ヾ!!!!!!/ i゛ |l
`=゛ /| ||
ナナゴさん今までたくさんの感動をありがとう・・・パシャ
ナナゴさんと宇宙を旅したい
自分を宇宙へ連れてって
777なら800から名前の出なかった量産機編が開始される
今日初めて来たエヴァ板で、最初にこのスレに遭遇して良かった。
「カヲルにありがとう。ナナゴにさようなら。そして(作中の)全ての生物たちにおめでとう」
って感じだ。
ここまで一気に読んだ。完成度高すぎて目から何か出る。
魂のルフランが頭の中で大音量ループ再生してるよ。最高に好きだ。
昨日公開されたメタルギアソリッド4のプレイ映像で出てきた無人爆撃機がナナゴさんっぽくてかっこよかった…
前々から量産機が好きだったけど、ナナゴさんは別格になったよ。
ナナちゃん、当然続編はあるんだよね?
無かったら・・・ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!
他の量産機の話も出てくるといいなぁ
妹とか
>>783 1レス読み切りで出してホスィ(* 皿 )
というか此処まで完成度が高いと後続の書き手の作品がつまらなくなりそうな飢餓
ヨー月ホー日
ナナちゃんが日記を書いてると聞いたのでオイラも書いてみることにした。
さよならも言わずに出てきちまった。さよならを言われたくなかっただけかもね。
どことなく、ナナちゃんが遠くへ行っちゃいそうな気がしてたんだ。
だからもう一度歩き出そうと思った。あのときみたいに。
目が覚めたときのことはよく覚えてない。
ただ目の前にきらきら輝く何かがあって、それに一生懸命手を伸ばして・・・、
そしたらオイラは歌ってた。歌うのがたまらなく楽しかった。
でもギターは壊しちゃったし、帽子も弐号機にあげちまった。
オイラにあるのは鍋とコンロと水筒、カロリーメイトとコンパスと・・・。
独りだと感じたことはないけど、寂しい気がする。ナナちゃんがいないからだ。
だからきっと、これも神様の巡り合わせなのかな。
荒野でおっちゃんを拾った。どこかで見た顔だ。
オイラはこうやって人に会うたび、つくづく言葉を話せて良かったって思う。
「オイラはマゴロクってんだ。アンタは誰だい?」
睨みつけるような視線、だけどその瞳は少し空虚で・・・。
「私は・・・私は誰でもない。人々に知られていた私はもう滅びた。
前の名はリヒド・ウル・ハウ・リリエンシュタインW世・・・これも後から
付いた名前だ。最初の呼び名は・・・ハリー、そうだ俺はハリーだ!」
おっちゃんは何か思い出したみたいで、急に元気になった。
胸を張ってオイラを見上げ、威張った調子でオイラに叫ぶ。
「以前はそうでもなかったが、俺は巨人が嫌いだ。もの凄く嫌いだ!
だから今目の前にいるおまえに迷惑を掛ける。俺を連れて行け!俺の世話をしろ!」
たぶん、独りじゃ寂しいから一緒に連れてってくれって言ってるんだと思う。
せっかく拾ったからおっちゃんを持ってくことにした。
ヒトは空を見ると旅をしたくなるという。きっとオイラもそうだ。
今日は生憎の曇りだけど。
「これからどこへ行くんだ?当てはあるのか?」
オイラはいつも無計画だ。だけど方角くらいは決めたい。
空を眺めて雲をたどっていくと、遠くに光の柱が見えた。
よくは知らないけど、海にはああいったものが生えるらしい。
「海へ行こう。それから海賊になろう」
別に虐殺や略奪をする訳じゃない。海賊って響きが気に入っただけさ。
「フン、ヨーホー!」
おっちゃんも乗り気みたいだ。
オイラもまた旅立つ。理由なんてないのさ。
「何となくでも物事始めりゃ理由は後から付いてくる」ナナちゃんの受け売りだ。
原作の方に内容が追いついてしまったので番外編を
というのは冗談で、ちょっと息抜きに拾号機編書いてみた
これから時々書くかも
おおおおお
お疲れ様です!
乙!時々でもいろんな職人の投下があると最高だよ!
乙。
まだナナゴさんの文章が続けて読めると判ってものすごく安心したww
>>787乙です!( 皿 )ノン
携帯版まとめサイトにマゴロク(拾号機)の日記をうpしました。
期待age
保
スレ見てたら…
量産機を見たくなりますた。
登場は何話目ですか?
再会もうちょい先になる
>>795 サンクス!!
今26話見た。
なんとも言えないな
劇場版も今度見てみるよ。
799 :
携帯厨房:2007/08/15(水) 10:19:27 ID:???
じっくり待つ間も楽しみだ。月末の月食と並んで夏の楽しみが増えた。
真っ黒い量産機が夢に出てきた。
黒い量産機カッコヨス
803 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/08/20(月) 07:00:33 ID:RrYLJvig
なぁなぁ弐号機にロンギヌスの槍のコピー放ったの何号機なの?
ナナゴさん以外のどれか。
>>803 おそらく片足のみを損傷した(致命傷を負っていない)八号機
806 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/08/21(火) 00:22:36 ID:mek+V2Qj
>>803 ナナちゃんから直接レスとは羨ましいw
言ってみれば目撃者だからなw
まぁナナゴさんもあとから投げたよね
うん仕事だから仕方なかったんだよね
うん別に怒ってないよ
「しっ仕事なんだから勘違いしないでよね!」って仕方なく食べたんだよね
うん怒ってないよ
しゃぶれよ
808 :
803:2007/08/21(火) 14:47:58 ID:???
ありがとう、8号機なんだね。
旅月先日
地球で見飽きた太陽の輝きも、周りの星々に混じってしまえば新鮮みがある。
どれだけ流れてきたのだろうか。視覚センサーを最大望遠にしても地球は見えない。
ただ数え切れないほどの瞬きが俺を包んでいるだけだ。
前と違って、このただっ広い空間でもそれだけ見えてりゃ不安にならない。
カヲルの雑弁は駄目だ。槍は柄を曲げて賢明に相づちを打っていたが、
そろそろ疲れたようだ。
「いつまで漂ってる気だい?」
無の堪能に水を差すな。最も、もうそれだけじゃあ暇つぶしにもならんのだが。
そろそろ何かしら目的を決めた方がいいのだろう。
カヲルの助力があってのことだが、ATフィールドを使った慣性制御航行にも
慣れてきたところだ。少しかっ飛ばしたい気もする。
だが、現時点で俺は全くもっての宇宙初心者、方角も分からなければどこに何が
あるのかさえ知らない。確かに第一始祖民族やら飛んでった初号機のことやらには
多少なりとも興味があるのだが・・・。
と、俺が行く先についてカヲルに話しかけようとしたとき、不意に槍が
首を振り出した。何やら言いたいことがあるらしい。
「兄弟に会いたいらしいよ」
流石カヲルだ。槍と話せるらしい。伊達に電波やってないな。・・・兄弟とは?
「初号機と一緒に飛んでいった槍のことさ。同じ鍛冶屋に打たれたんだよ」
まさか手作りだったとは思わなかった。会ってどうするのか聞きたいところだが、
兄弟愛なら俺にも思い当たるものがある。行きたい場所があるわけでもないから、
それもいいかもしれない。
「ああ、いいだろ」
初号機にも少し会ってみたいしな。
槍は喜んで柄を揺すり、切っ先を赤い星雲に向けた。
陰ることなく輝き続ける赤い雲に。
柄を曲げて懸命に相づちを打つ槍に萌えw
槍、かわいいよ槍
ハンドメイドバロスwwwwwwwwww
槍萌え
まさかの槍wwww
ナナゴさん、心の底からお待ちしてました!
槍可愛いよ!
あのねじれ具合はやはりハンドメイドじゃなきゃ無理か…。
職人技GJ!!
ロンギヌスフォークを思い出したのは俺だけじゃないはず
ナナゴさん新章突入おめ
それはそうと
劇場公開の波が九州の南端までやっと来た。
今までEVAのフィギュアなんか棚の片隅で少しだけしか無かったのに、HGの量産機がおもちゃ屋に並んでいた。
買うべきだろうか、リボ(羽)を買うべきか
両方買うしかなかろうに
>>821 リボを第一候補にしてみます。
あと、
板違いで申し訳ないが、HGはシールで顔?や口まわり等、充分再現可能ですか?
塗装の必要がありますか?
当方、模型は素人なもので
LMHGも通常と最終決戦仕様の2種類があるよ。
通常の方はシールでほとんど再現されてるけど、
最終決戦仕様は顔が軟質素材で出来てるので口のシールは付属しない。
その分口の開閉が出来るけどね。
あと、LMじゃないHGだったら完全に自分で塗らなきゃならん。
>>823 ( 皿 )ノシサンクスです。
では、明日にでもリボを買いに行ってきます。
量産機のデザインってかなり秀逸ですよね
新劇場版にナナゴさん出るの期待してるのは俺だけですか、そうですか。
>>826 六号機迄という寸止め状態に嬉しいやら淋しいやら…
破・急でナナゴさん出るのかな・・・・・
”たられば”だがナナゴさん以下、十三号機迄の7機はリメイクされてもあのままの顔と鳴き声で頼む……
かつての仇敵、弐号機に飛び掛かり強襲(違う兄弟だっけ?)
するあの姿が好きだ。
このスレの住人に対する嫌がらせとしか思えん
みんな前向きに考えよう!
それはある意味あのデザインが
改悪される心配がなくなるという事だ
劇場版でなくてもここにいるじゃないか量産機は
だれがそんな格好いい事言えと
前
あ
れ
で
ウナギ、新生
ぷちえゔぁ(←なぜかヴに変換される)のデフォルメ量産機が可愛すぐる。
オマケのシンジもなかなか可愛いけど、やっぱり量産機が可愛い。
光月星日
飽きる事なき景観。その中でも幾分輝いてたその星を俺は気に入っていた。
今日もいつものように槍が示す方角へと向かっていたのだ。その星を眺めながら。
だが今日のその星はやや光りすぎていた。
そして、一瞬大きく瞬いたかと思うと、ぱったりとその姿を消してしまったのだ。
超新星?寿命だったのだろうか。だとしたら貴重な一瞬を目にできた、そう思って
諦めがついたのだ。気分はそう悪くはなかった。
だがすぐに望まれない事態が起こった。
星が光ってから少しして、槍がオドオドし出した。
どうも初号機を見失ってしまったらしい。
目的を早々失ってしまうとは、こちらについては諦めがつくようなことではない。
何故初号機を見失ったのか?何かからの妨害?初号機の方に何かあったとも・・・。
俺が尋ねる前にカヲルが答えた。
「どうも見当が付かないね。この槍がもう一本の槍の存在を確かめられるのは、
電波だとか匂いだとか、そんな単純な物のためじゃないんだ。
ただ、もう一本の方に何かあったというのは考えにくい」
明確なヒントは得られなかったが、どうやら何かしら原因があるらしい。
やはりあの消えた星が臭いな。さっそく星のあった場所へ向かうことにしよう。
乙ヽ(´ー`)ノGJ!
837 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/06(木) 08:12:04 ID:Jr8Eyzuw
槍可愛いよ槍www
オドオドする槍に(*´Д`)ハァハァ
槍に萌えたwナナゴさん乙
840 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/07(金) 19:32:38 ID:zadaeJGo
新劇場版で正八面体酔っ払いすぎてないか?
いやきっとタミフル飲んだんだよ
ナナゴさんマティ
ナナゴさんマダー?
ナナゴさんマダー?
拾月物日
例の星があった場所にはまだ遠いが、収穫があった。
外宇宙の文明との本格的な接触はこれが初めてか。
念のためにと電波の受信チャンネルを開いていたのが功を奏してくれた。
内容はもちろん理解できたものではないが、何かしらの電波を受信したのだ。
その電波をたどっていくと、程なくして俺の元にカプセルが流れ着いてきた。
大きさは軽自動車くらいのものか。
これももちろんではあるが、見たことのないデザインだ。
まるで珍しいおもちゃでも与えられたかのようだった。俺は随分食い入った。
しばらく手に取り眺め回していると、何かのスイッチでも押してしまったらしい。
カプセルが開き、中から出てきたのは何とメイドだった。メイドの女の子だった。
外宇宙なのにメイドだった!信じられないことにメイドだった!!
・・・。
まあ数学の定理や物理法則と同じように、文化にも全宇宙を通しての
パターンというものがあるのだろう・・・。
いや、驚くべきはそこではない。ここは宇宙空間だ。圧力など皆無に等しい。
見たところこのメイドは地球人とそう変わりはない。(強いて言えば髪の色が変に
ピンク色だと言うことぐらいか。)
人が宇宙を生身で漂っているのだ!
やはり外宇宙とは俺の想像を絶するものなのか・・・。
その謎はこの子を手に取ってみるとすぐに分かった。
人とは違う、違和感?いや、もっとハッキリしている。このメイドはアンドロイドだ。
見たところかなり精密に作られているが、今の地球の技術で作れなくもない。
やはり興味をそそられる。だが今は機能を停止しているようだ。
プラグの中に入れてしばらく様子を見てみることにする。
この辺りからパロディー性強くなるんで要注意w
パロディばっちコォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!
期待してます、GJ
え、これノノ?
wktkしてきた
パロディの元は知りたいが先が見えたりするのは困る
分った人は自重宜しく
エヴァとナディアが繋がってるってのは聞いていたが・・・まさかw
ナナゴさんプラグに入れちゃったのねw
流れ早すぎ
ほす
機体ヽ(´ー`)ノ気体
854 :
保守:2007/09/23(日) 13:17:36 ID:???
10号機「間違ったらごめんなさい、あんた初号機だね?.. やっぱりそうだ」
13号機「ええっ初号機?あのゼルエル殺しの?」
10号機「おおっと待った、あんたとはゴロは巻かねえ、とても俺は勝てねえ、俺は勝ち目のねえゴロは巻かねえ主義だ」
初号機「何?じゃあ弐号機には勝ち目が有ると踏んだってのか?俺も弐号機も同じエヴァだぜ」
10号機「フッ同じエヴァでも色々有る。奴とあんたじゃ雲泥の差だ。
奴の目は腐ってやがった。過去の華やかな思い出を振り返る事しか知らねえつまらねえ目をしてやがった。
あの目を見て奴には負けねえってね」
初号機「気に入らねえな、はっきり勝てる相手を何故あれ程までに食い散らかす必要が有る?」
10号機「嫌いでね、ああいうタイプ。たった一度つまずいてそれっきりってやつ」
初号機が飛びかかる。
倒れる量産機。
初号機「さあもう一言でも弐号機の事を言ってみな。
間違い無くこの場でぶっ殺してやるからな!」
10号機「ヘヘ..てーしたもんだ。エヴァのパンチってのはこうでなくちゃな..」
ワロスw乙
なんと漢気あふれる初号機w
( 皿)ほしゅうにゃー
現在取り込み中につき次の投下までもうしばらくかかる
ゴメンネ(´・ω・`)
おkおk
ゆっくり待とう
では投下まで量産機の魅力を語ろうではないか。
そこで863ッ!君の意見を聞きたいッッ!!
量産機かっけえ
そろそろ保守。
エヴァ板はどのくらい放置してると落ちるのかな。
保守は週一で大丈夫かと
保守
怪月獣日
目を覚ました彼女はプラグの中を漁り始め、俺の端末を見つけ出すと自分のコードに
繋いだ。不思議とぴったり合う。液体金属か何かだろうか?
興味本位で乗せてみたものの、下手にいじくられるのはあまりいい気がしない。
とは言っても、こちらの声が届かないどころか言葉さえ通じやしないのだろうが。
彼女はこちらの基本システムに一通り目を通すと信号を送ってきた。
『すいません。言語システム、というより何かいろいろと合わないみたい
なんですけれど、救助隊の船ではないのですか?』
地球の感性による判断だが、何やら不安げな表情をしている。まあ無理もない。
言語まで解析してくれたのはこちらも助かった。外宇宙の文明といっても普通に話す
分には問題なさそうだ。
カプセルから発せられていたのはやはり救助信号だったらしい。
こちらも信号を送り返す。
『地球って星の人形だ。スペック詳細あるだろ?』
『ブラックボックスだらけです・・・』
おっと、そうだった。どうやら自己紹介が必要らしい。
「ノノです!ノノといいます!」
自己紹介から派生に派生を繰り返し、なぜだか地球の話ばかりになってしまった。
だが、しばらく雑談に興じたおかげで彼女は元気を取り戻したらしい。
いつしか声に出して騒いでいる。しかしやけに日本語が上手い。
「つまりナナゴさんは地球の平和を守るために作り出されたスーパーロボット
なんですね!燃え燃えですぅ!」
俺は確かにエヴァンゲリオン七号機と名乗った。それからエヴァの運用については
一切話していない。ただ汎用人型決戦兵器と言ったまでだ。
・・・宇宙クオリティ恐るべし。
いや無駄話にいらぬ花を咲かせている場合ではない。俺が聞きたいのはどうして
救難信号を発していたかだ。
「あっ、すっかり忘れてました」
彼女の話によると、何でもステーションが宇宙怪獣に襲われたらしい。
あまりに急だったため、助かったのはたまたまカプセルの掃除をしていた
彼女一人だけとのことだ。
・・・宇宙怪獣と聞いてとっさにベムラーを頭に浮かべた俺は骨董品だろうか?
「通信施設が真っ先にやられたので、近くのコロニーに警報が届いてないのです」
なるほど、どうやら用事が一つできたようだ。
『コロニーの座標は?乗りかかった船だ。送ってってやるよ』
「本当ですか!是非お願いします!」
星の形跡探しは後からでも遅くはない。それよりも、こういう感じの
わくわくする出来事を俺は待っていた。
待たせたぁ!
待ってたぁ!乙!
872 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/13(土) 05:18:30 ID:+Uw3jRj0
エヴァンゲリオン七号機とバスターマシン7号の奇跡の共演!
ベムラーwww
ナナゴさんテラ下心w
つ4円
すみませんでした…orz
>872
同じ7号つながりだったのか!
今気付いたよ!
遅い!
W稲妻キック期待保守
保守
882 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/20(土) 14:06:04 ID:5QEg6SP6
874>>
英検4級吹いたwww
中1の1回目で取れるwww
ナナゴさん元ネタ教えてorz
保守の時間です
良い表情ww
続きマダー?
保守
宙月街日
ただっ広く、闇と沈黙で充たされたこの世界の中に悠然と佇む緑の星。
そのすぐ側にコロニーはあった。この鉄の塊は何qに及ぶのだろうか?
これが人造物だというのだから驚きだ。この形は、ああそうだ、キールがようつべで
見ていたアニメにもあったような気がする。
ピンクちゃんの作ってくれた信号のおかげで、俺達は難なく受け入れられた。
知らない言語で応対され、知らない言語で導かれ、一つの港に入った。
イメージとしては近未来とでも言うのだろうか?目に入るものはどれも丸みを帯び、
光沢があったりする。流線型などという言葉とは縁のないような、様々な形をした船。
俺の半分のサイズもない人型に近いロボット。俺の目を奪うようなものが四方八方に
並んでいる。だが広さの割にはこの港は少しがらんとしている感じだ。
音声案内に従い、俺の身体は人工の重力で引っ張られ、港にぴったりとくっついた。
「何か感想は?」
藪から棒にカヲルが俺に尋ねた。いや、おまえが尋ねるようなことなのか?
「衝撃と感動を通り越して暴れてみたい気分だよ」
周りのものに圧倒されて目につかなかったが、ここにも人の営みはある。
大概の人間は身のなりは別として、地球のそれとほとんど変わりはなかった。
ネコ耳だったり、エルフ耳だったり、相当変わっていてもほとんどオオカミに近い
獣人のようなものだ。タコ星人は居そうにないな。
しかしこの営みも、俺の港というイメージからすればいささか少ないように思える。
そして俺に興味を示しているものはその内に一人としていない。
俺の目の前を丸っこいクモ型マシンが二台走り去っていった頃に、係が数人
やってきた。その内三台はロボットだ。通信装置から何やら聞こえてきた。
「呼ばれたのでちょって行ってきますね」
そう言うなりピンクちゃんはプラグから出て、カプセルと一緒に係の者達に
連れてかれてしまった。彼女が居ないと俺は身動きが取れない・・・。
暇つぶしの方法でも考えようと思ったところに、さっそく通信が入った。
同じような言葉が繰り返されてるが、もちろんさっぱり分からない。
−参ったな
「移動するように言ってるみたいだよ」
「分かるのか?」
「何となくだよ」
・・・まあ元は神様だ。カヲルの何となくはどことなく信用できる。
地図らしいファイルが送られてきたので、どうもそうらしい。
少し不安もあるが、このままじっとしていても仕方がないので、さっそく
行ってみることにする。
宙月街日〜つづく
ななごさん、おつかれさまです。
キテタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
キールのアニオタっぷりがガチすぎるwww
ようつべとかwwww
ななごさんおっちゅ
なんだこの過疎は。あげ
捕手
宇月宙日 その2
立体の地図をぐるぐる回して、試行錯誤しながら鉄の迷路を徘徊し、そして迷った。
案の定迷った。今自分がどこ居るのかさえ分からない。何せ周りが暗いんだ。
「まあ何だ、少し休もうじゃないか」
誰かに道を尋ねることもできないんだ。さてどうしたものか。
半分諦めかけて、ため息をつくカヲルを尻目に腰を下ろそうとしたときだった。
何者かが俺に声をかける。俺の分かる言語で。日本語でだ。
「ゴメ〜ン。ちょっとかくまって〜」
暗くてよく見えないが、駆けてきた誰かは通路から飛び降り、俺の手の中に
飛び込んだ。そのすぐ後に慌ただしそうなのが二人駆けてきて、俺の横の通路を
通り過ぎてゆく。
−何だ?
その一部始終を俺はキョトンとして眺め、その後しばらくそのままでいた。
そして、目が暗闇になれてきた頃に手のひらの上を覗いてみる。
赤いジャケットに大きめの手袋、そしてピンクの髪(流行か?)。
背負ってるのはギターのようだ。
「もう行っちまったぞ」
最初に出た言葉がそれだった。いや、言葉にもなっていない。暗い空間に俺のウニャー
という間の抜けた鳴き声が響く。
だが補正でも掛かっているのだろうか?この鳴き声は良く通じる。
「ああ、ゴメンね。助かったわ。ていうかアンタあれでしょ?エヴァでしょ?
いや〜、なっつかし〜なぁ」
さて、どこから突っ込もうか。
結局聞けたのは、目的地までの道と、「ラハル」という名前だけだった。
地球には何やら思い入れでもあるようだったが、彼女も急いでるようだったので、
詳しくは聞けなかった。
ただ分かったのは、地球という星は全く知られていないわけではないということだな。
目的地にはほとんどたどり着いたようなものだった。
俺がいたのは使われていないケージの中で、目的地はその3つ隣だったのだ。
ピンクちゃんが用事を済ませてケージへやってきたのは、ちょうど係の人間が俺の
プラグにコードを繋ぎ終えた頃だ。
俺の滞在許可もついでにとっておいてくれたようだ。
「それより大変なんですよナナゴさん!」
再会するなり落ち着きのない娘だな。
彼女への諮問と非常システムの作動でカプセルに流された情報の解凍が行われ、
コロニーの防衛機関で緊急会議が開かれたらしい。
そして解析の結果、
「宇宙怪獣が、ここに来るかもしれないんです」
まったく、願ってもないことだな。お目に掛かりたいとは思ってたんだよ。
おっちゅ
やべw俺の姉ktkr!!
宇宙怪獣キター
ハル子さん!!
ナナゴさん相変わらず渋いな。俺の中で明夫の声で変換されるぜ
その後のハルコさんが気になってたんだが。元気にしてるようで何より
いつの間にかこのスレも900か・・・
次スレ、立つよね?
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
は〜る〜こ〜さ〜ん〜 は俺の・・・俺の・・憧れ
908 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/01(土) 11:37:14 ID:AyLvSweQ
干す
ひぃ!気味が悪い
ここでそのアニメまでもってくるとはwwww
なぜ保守るんだ!もうそっとしておいてやれ
ボーイ…おまいの言いたいことはよくわかる
でも俺らはそれ以上にナナゴさんが好きなのさ
うにゃー。板移転したのかwあせったww
保守
916 :
j:2007/12/15(土) 12:13:27 ID:I/3xQXYm
>>916 ミクボイスでしゃべる量産機の想像しちゃったじゃねーか
( 皿)<うにゃぁ
保守
それでもナナゴさんが好きなんだ
湿月気日
生命をその色彩に混ぜ込んだ目の前の緑の星、この距離だと雲の形も子細に見える。
地球より若いのだろうか?同じ香りが漂ってくるようだ。間接映像なのだがな。
俺のいるケージは外に面してはいない。
それにしてもここは妙に落ち着く。昔いたケージにどことなく似ているのだ。
やや湿った空気、機械油の匂い、材質は違えど同じ冷たさの壁と床。
ピンクちゃんのコネなのだろうか?どうも待遇がいいように思える。
まあ、他と比べたわけではないのだがな。
確かDr.ガァサといったかな、あの技術者は。バイザー型のメガネと妙な白衣を
除けば、白い髭に頭のてっぺんを避けた毛髪、やや太り気味の体つきといった
出で立ちはいかにも科学者らしい。しかし、技術者としての腕はその外見に劣って
いない。あまり心地よかったわけではないが、俺の身体を必要なだけ調べ上げ、
整備を徹底してくれたうえ、言語の翻訳機まで作ってくれた。専用の機器を使えば
直接会話することができる。
俺は、どうしてここまでしてくれるのかと尋ねた。彼はただ、暇だからと答えた。
彼は以前ピンクちゃんと同じ職場で働いていたらしい。
今日は一人客が来た。ここに流れてきたよそ者の俺は特に珍しがられては
いなかったが、その男はどうも俺に興味を抱いていたらしい。
焼けた肌に堀の深い顔、よそ者の俺でも一目で軍人だということが分かる服装。
男はおもむろに手すりにもたれかかり、口を開いた。
「あんた、旅人なんだろ」
旅人・・・なんだろうな。これまでそう呼ばれたことがあっただろうか。
俺は翻訳機を指さし、男は電源を入れた。
「流れまわってはいるな。それがどうした?」
「話が聞きたいのさ」
話すほどのことがあるだろうか。いや、自分が思うほど平穏な日々を過ごしていない
だけかもしれない。俺は平穏を嫌っていた。
「聞いてどうするんだ?」
今日の俺はつっけんどんだな。
「どうもしない。今暇なのさ」
ここにはどうも暇人が多いらしい。
俺は淡々と話す、男は簡単な相槌を返す。そして時間は今にたどり着く。
気恥ずかしいな。旅人としてはこれが茶飯事なのだろうか?確かキノも・・・。
「おまえのようなのがここへ流れ着いたのも何かの因果だろうな」
間を置いて男が口を開いた。
「ここがどういうとこだか知っているか?」
「いいや」
不意に男は天井を見上げた。汚れているわけではないが、どこか色の重たい天井を。
「このコロニーができあがってからまだ10年も経たない。だが施設に比して
人口がきわめて少ないんだ。ここに集まってくるのは一癖二癖ある人間や
中央に睨まれた少し訳ありの奴ばかり。銀河の辺境なのさ。
居住ブロックは見たか?」
ここに来るまでは少々ごたごただった。迷うことがなければあるいは見ることが
あったのかもしれない。
「まだ見ていない。治安でも悪いのか?」
「いや、そういう訳じゃないんだ。ただ、行けば分かるさ。重く湿った空気がな」
言われてみればどうもここの空気が少し冷たいように思えてきた。
いいや、そんな気がしただけだな。俺はそこまで敏感じゃあない。
「中央はここに関わろうとしないし、俺達も放っておかれることを望んでいる。
ここは、ドアの開いた監獄なのさ。あまり長居は勧めんよ」
男はそれだけ言うと、初めから何も用がなかったかのように歩き去っていった。
監獄か。俺にぴったりとは言えないが、このケージの居心地の良さは疑いない。
ずいぶん待たせた
>>915 いつもありがとう
一つ訂正するのを忘れていた
>>898の「宇月宙日その2」は
>>889の「宙月街日」の続きなので
正しくは「宙月街日その2」です
できたら訂正よろしく
ナナゴさんだお(´;ω;`)
ナナゴさん乙です
コロニーって、イメージ的にガンダムのコロニーしか思い付かないんだけど‥‥
それで脳内補完して良いのかな?
2007年はナナゴスレを知っただけでもいい年でした。
ナナゴさんの中の人はクリスマスをどう過ごすのだろう・・・
やはりクリスマスには弐号機のもも肉が欲しいところかなww
さて、年の瀬ですね。ナナゴさんはどうしているのか
あけましたおめでとう
おめでとう
ナナゴさんおめでつお
あけますた
ほ
保守。
今年ものんびりまったり
今年に入ってから未だにナナゴさんの降臨は無し・・・orz
今何処で何してるんだろうな
お前ら下げすぎると落ちるぞw
斥月候日
今日はどうも軍事演習があるらしい。カヲルに頼んで少し調べてきてもらった。
演習といってもシステムのチェックや訓練のおさらいといった比較的小規模なもの
らしい。もちろん宇宙怪獣の襲来に備えてのものだ。
「コロニー防衛部隊に駐留していた中央の第四艦隊、試験航行中のヴァイア艦
―って言ったかな?―が一隻。あとフラタニティって言うのが四人いるらしいよ」
宇宙規格がどれくらいのものなのか知らないのでどうもしっくりこないが、
十分な量ではあるのだろうか?
この眼(?)で実際に確かめてみたいところだが、演習場所はここからずいぶん
離れた衛生軌道上で行われるうえ、見学も禁止されている。
見に行きたい。できることなら参加したい。
有志は募っていたそうだが、地球出身では星籍証明や個人証明ができないため登録が
できないらしい。廃れた辺境だとか言っておきながら細かいことにうるさいものだ。
はぶられた田舎者気分だな、全く。
だがここで引き下がる俺ではない。カヲルの力を借りればこっそり抜け出すことも
できるはずだ。思い立った俺は、立て掛けておいた槍を手にケージを後にした。
ケージから一番近い港は軍用港だ。艦船等はおおかた出払ってるだろうが、ここを
通るのは少しばかり厳しい。隣の港まではやや距離があるが仕方ないだろう。
だが軍用港にも興味がないわけではない。なあに、少し通るだけなら問題ないはずだ。
何か情報を得られないとも限らんしな。
暗い通路を抜けて、新しいようでどうも寂れたように見えるゲートをくぐる。
港は小規模なもので、人の姿も見あたらない。防衛部隊の派出所といったところか。
俺の肩幅くらいの大きさの小型艇がいくつかあるが、ほとんどもぬけの殻だ。
中を眺め回しながら歩いていくと、曲がり角でピンクちゃんと鉢合わせした。
互いに2秒ほど凍りつく。そして同時に笑顔を作る。
「な、ナナゴさん、どうしたんですか、こんなところで?」
ピンクちゃんの口が先に開く。ちなみにピンクちゃんには翻訳システムが
インストール済みだ。本人の希望だったらしいが、やはり変わった娘だ。
「ほらあれだ。社会見学だ。そういうおまえは?」
苦し紛れの言い訳に聞こえたかもしれんが、事実は事実だ。
「ノノは、あの、ほら、お手伝いですよ。人手不足で困ってるみたいなんで」
どうも怪しい。案外俺と同じことを考えてたりするのかもしれん。
「見学でしたら・・・」
言葉が詰まったのではない、轟音が彼女の言葉を遮った。
轟く爆音、震える空間。
「近いですね。デブリでもぶつかったんでしょうか?」
そして静寂を切り裂く警報音。
「どうもそうじゃないらしい」
『総員第一種戦闘配置!第4基部37ブロックに被弾、宇宙怪獣中型一を確認!
残存している防衛部隊は直ちに出動せよ!繰り返す!総員第一種戦闘配置・・』
穏やかではないらしい。さっきまで静かだった港は兵士の声と小型艇のエンジン音で
あふれ、別の世界となった。
そして行き交う兵士の中に以前見た顔が。
「ここで何してる!?白いの!」
先日俺のケージに来た軍人だった。まさかここの留守番だっだとはな。
「え〜と、ノノ達は少し通りがかっただけですよ」
やはりピンクちゃんも立派な部外者だったらしい。
「そうか、まあいい。ここは危険だ!中に避難しとけ!それから白いの、
混乱に紛れて外に出ようなんて絶対に思うな!」
俺のことよく分かってるじゃないか。ここからは出られそうにないかな。
軍人のおっさんはやがて小型艇に乗り込んで港を飛び立った。
他の機体もそれに続いて発進してゆく。
港が少しだけ静かになった。
「どうします、ナナゴさん?」
どうするたって、ここで逃げるようじゃあ俺じゃない。
「なあノノ。戦力は足りてるのか?敵は一匹らしいが」
メイドロボに聞くのもおかしな質問だな。だが彼女はその宇宙怪獣を一度は眼に
してるはずだ。
「そうですね。放送によると被弾したのは一番近い軍用港辺りみたいですし。
中型ともなると残存部隊だけでは重力兵器でも使わない限り撃破は厳しいですね」
期待した以上の返答だった。演習してる艦隊にも連絡がまわってるだろうが、
それもいつになったら帰ってくるのか・・・。
俺は不意に握っていた槍を見た。そして左腕につけてあるお守りを見た。
俺の手は震えてるのか?
開きっぱなしのハッチから行き交う光が見える。
そしてその光の一つがこの港に直撃した。
「ノノ!大丈夫か!?」
港は半壊し、黒い煙が無重力の中を漂う。ノノはどこだ?
「はい!なんとか!」
ノノはお守りにしがみついていた。なるほど、タフで運がいいのは間違いない。
もう閉じそうにないハッチから外を見てみる。何機撃墜されたのだろうか?
大きさがまちまちの残骸が漂っている。苦戦しているようだな。
加勢したいところだが・・・。
「ナナゴさん!」
ノノが耳もとで叫んだ。
「ノノ達も行きましょう!」
「しかし宇宙戦闘は・・・」
そうだ、宇宙戦闘などやったことがない。確かに興味はあるが、ぶっつけ本番は
さすがに俺でもややきつい。
「大丈夫です!ナナゴさんならきっと大丈夫です!何故ならば!
ナナゴさんは宇宙を救うスーパーロボットだからです!」
ふん、そうだったな。少し違うような気もするが、俺は決戦兵器なのだ。
俺はそのとき、誰かにそう言ってもらいたかったのかもしれない。
「そうだな・・・。出撃するぞ!ノノ!」
「はい!」
無重力を思うように航行するだけなら問題ない。問題はどれほど器用に泳げるかだ。
だがその辺はノノが直接指示してくれるらしい。プラグの中からだ。
『忠告したはずだぞ!白いの!』
開いておいた軍用回線に怒鳴り声が飛び込んでくる。
おっさんは生きてたようだ。だが被弾はしてるようだな。
「苦戦してんだろ。加勢に来たのさ」
見回してみると、十機以上いた小型艇も後ほんの数機。
しとめるどころじゃなかったようだ。
そして目に映る大きな陰。
平たく長い船のような、その全長はゆうに2qを超えている。
そしてその大きさに似合わずかなり速い。槍は投げても当たりそうにないな。
『死んでも知らんぞ!』
「伊達にあの世は見ちゃいないさ。まあ見てな!」
「来ます!」
真正面からの体当たりを横に避け、すれ違い様に槍を大剣に変化させて斬りつける。
飛び散ったのは地飛沫ではなく激しい火花。傷一つ付かなかったってことも
ないだろうが、この程度の斬激じゃあ埒が明かないな。決定打に欠ける、か。
「そうでもなさそうだよ」
それまで静観していたカヲルが口を開いた。何か案があるらしい。
「槍を直撃させることさえできれば、アンチATフィールドで内部から崩壊させる
ことができる。宇宙怪獣といっても所詮は生き物だからね」
なるほど、当てられればの話だな。それができれば苦難はない。
―いや、手はあるか。
とっさに大剣を槍に戻し、左手に持ち替える。
「ノノ、歯ぁ食い縛ってろ」
「へ?どうするんですか?」
イナーシャルky、じゃなかった、ATフィールド全開。
「うし!やってみる!」
脳内艦長「いかん!」
脳内ライバル「死ぬ気!?」
脳内コーチ「ん!」
脳内お姉様「やめてえええ!!」
そして現実に帰ってプラグの中のノノ、
「な!ナナゴさん!前、前〜!」
再び突撃してきた宇宙怪獣の鼻っ面を右手で押さえる。その衝撃で右手が吹き飛んだ。
なあに、右手は消耗品だ。構わずそのまま鼻先を右脇に抱え込む。
「捕まえたぁ!!」
そのまま至近距離で槍を突き刺し、そして、
「喰らえ!ナナゴコレダアァァ!!」
ネーミングセンス云々は突っ込まないでもらいたい。何せとっさに口から出たんだ。
槍が赤い光を発し、やがて宇宙怪獣は膨張して消滅した。激しい爆炎と共に。
『生きてるか、白いの?』
「当たり前だ。死ぬ気の特攻なんてするわけないだろ」
死ぬわけもないがな。
『全く。兵士じゃないから直接は罰せられんが、だからといって不問にはならんぞ。
しかし・・・よくやったもんだな』
結果往来とでも言うのかな。コロニーを救ったことに変わりはないだろう。
「すごいですよナナゴさん!宇宙怪獣を倒しましたよ!」
プラグの中であまり騒ぐな。舌でも噛んでればよかったものを、
と言いたいところだが、今回ばかりは悪い気はしないな。
「でもナナゴさん、右手が・・・」
「なあに、すぐに治るさ」
むしろ、右手一つで助かったのは奇跡なんじゃないだろうか?
ギリギリというほどでもないが、今回は勝利を収めることができた。
だがこの宇宙怪獣が群れを成して攻めてくると思うと、手の震えを隠しきれない。
しばらく休んでて申し訳ない
つなぎの話が素直に思いつかなかったんだ
大まかなストーリーは結構先まで練ってあるので今後も書いてきます
今年もよろしく
激しくGJ
今年もよろしくお願いしますね、ななごさん。
乙です。
今年もよろしくナナゴさん!
相変わらずかっこいいなぁ
待った甲斐があったよww
どんどん面白くなるなーw
951 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/01/28(月) 18:05:35 ID:QYfF/P43
我が忌むべき存在のエヴァ七号機、またも受験勉強の妨げとなるか・・・
やはり・・・sageは逆にageで制すべきだな・・・
952 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/01/29(火) 19:42:01 ID:lqeyexem
かゆ
うま
ナナゴさん今年も早速ですね。
やっと追い付いた
久しぶりに覗いたらナナゴさんキテター
やっぱおもしろいわ今年もよろしく
保守。
一気に3時間くらいかけて読んだ。
ナナゴさん、好きだ。
保守&乙
乙
初めてエヴァ板でネ申スレを見た(´;ω;`)
ナナゴさん乙&GJ!
おつ
gj
ほしゅ
乙
ここは自惚れ野郎のオナニースレですか
いいえ、ケフィアです。
一気に読んだが素晴らしい(´Д`)ハァハァ
( 皿){うにゃー
967 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/04(火) 00:07:17 ID:OMg0bVi4
乙
969 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/04(火) 23:20:26 ID:gy6s6AVR
うにゃあ
970 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/04(火) 23:38:25 ID:MXmmGbGe
今のペースならもう一回ななごさんがくるか990くらいになってからでいいんじゃね?>次スレ
うん
980こえたら気をつけないと
973 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/10(月) 02:57:24 ID:TQtW89d6
一週間前にこのスレ読み終わってずっとワクテカしてたらナナゴさんの書く遅さに笑った
忙しいんだよきっと
煙月草日
噂が流れた。つい先日の俺のことを始め、軍の機密の一部や宇宙怪獣を仕向けようと
しているのが実は中央の人間だという根も葉もないことがいくつもの尾ヒレを付けて。
来客も増えた。いや来客と言うより、ただ作業員を装って俺の姿を見に来る者が、
2,3日に一人くらいいるというだけだ。相変わらずの常連はあの軍人の男だ。
そして今日も俺のケージの片隅で煙草を吹かしている。
「やはりこの前のは斥候型だったらしい。本隊がここに来るのも時間の問題だな。
近頃は大人しかったんだがなあ、何が楽しいんだか。奴らにしちゃあ俺達は
毒々しい雑草か何かなんだろう」
少なくとも噂という域ではない情報をこのおっさんは毎日のように持ってくる。
しかしその情報はどうでもいいような話のごくわずかな部分だけなのだが。
「まあ実際雑草みたいなもんなんだがな。おまえはデカイから気にしないだろ。
見たことあるか?そういう細々したものが無惨にもプチプチ潰されてく様を」
プチプチねえ、パシャパシャならないこともないが、まあ戦争の記録くらいはある。
「見ていないわけではない、だが知っているつもりもない」
おっさんは小さく鼻で笑って、こっちに目をやった。そしてゆっくりとため息をつく。
それと同時に煙が吐き出されていった。
「俺も潰されそうになった・・・。知ってるか?宇宙にだって風が吹くんだぜ」
それまで流すように聞いていたが、宇宙の風という言葉に俺は少し興味を抱いた。
「エーテル流だとか偏向重力だとかそんな息の詰まるもんじゃない。吹かれると
心地いいんだ」
吐き出された煙が低重力のケージの中を漂ってゆく、やがて換気口へと吸われてゆく
空気の流れに引き裂かれて少しずつ薄くなり、煙は俺の目でも見えなくなった。
「まだ自分が可愛かった頃だ。人の流れに呑まれて、気がついたら俺は戦場にいた。
大戦の真っ直中だ。覚悟なんてできちゃいない。俺の周りの連中はゴロゴロと
死んでいく。そして俺の戦闘艇もついに残弾ゼロ、操舵不能。
もう死んだと思った。だが死んでなかった。今となっちゃ本当に余計なお世話な
ことなんだが、誰かが俺に生きろとでも言ったのかもしれない。ただ悪運が
強かっただけかもしれない。だがその光景はよく覚えてる。白にも黒にも
染まらない色のゲドゥルト(強力なコロナフレア、高圧高温高重力だとか)が
もの凄い勢いで吹き荒れてた。混乱していた戦場は余計に混乱し、俺は誰もいない
暗闇に吹き飛ばされ、命だけは助かった。命だけは・・・。
国へ帰ったとき、もうそこには何もなかった。さんざん守れと言われたものも、
守るはずだったものも。俺は何かに助けられたのかもしれない。だが救われては
いなかった。ずっとあのままの方が良かったのかもしれないな・・・」
煙は見えない。だがかすかにそのほろ苦い香りが俺の鼻先をかすめた。
その香りは一瞬のうちに消えてしまい、俺の嗅いでいたのは既に元のケージの湿った
匂いに戻っていた。
「今はどうなんだ?守るものだとか、背負うものだとか」
おっさんは一瞬目線を上に上げてから答えた。
「さあな。凝った肩もまだ軽い。それが前より良いのかどうかなんて考えるだけ
無駄なだけさ・・・。フン、何だか湿っぽくなっちまったな。いやすまん」
「誰にだって何か言いたいときだってあるだろ。泣き言も聞こうか?」
おっさんは笑った。含みも屈託もない笑い声で。
「それはまたにするよ。そうだ祭りが終わったら一杯おごろう」
「俺の入れる店があるのかよ?」
「フン、探しとくよ」
おっさんはそう言って、ケージを去っていった。
今日のおっさんはどこか自分を見ているような気がした。いや、もちろん俺には
個人的な重い過去や背負わなければならないものなどはない。
どんなちっぽけな人間でもプライドは持っている。そして何もかもを捨て去ることなど
できはしない。だが何かを捨てることによって多くのものを得られることがある。
要はどこで決断するか、決断できるかだ。
俺にとってのそれがどれに当てはまるかなんて、今は分からない。今は考えるだけ
無駄なことなんだ。ただ俺もいずれはああなるような気がしたのだ。
かなり遅くなったな・・・
スマソ、ここ一ヶ月規制で何故かエヴァ板にだけ書き込めなかったw
これからは2週に1回ペースを目指したい
と言いたいところだが引っ越しの準備で少し遅くなるかもだ
そして今自分はちょっとした死活問題にぶち当たっているw
まあ努力はするんで・・・
ナナゴさん乙!!
のんびり待ってるんで、落ち着いたら又投下して下さい^^
980 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/12(水) 16:50:06 ID:/uWUCjQF
やっぱこのスレ最高だわ
981 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:
やばい
もう980超えてしまった