【1・2・4】ペルソナ旧作総合エロパロ1 【トリニティ】

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1名無しさん@ピンキー
ペルソナシリーズのうち異聞録、罪、罰、P4トリニティソウル用エロパロスレです。
ペルソナ3とその関連作品は専用スレへどうぞ。


※ 職人様へのお願い
・投下する前に1レス使って注意書きをお願いします。
 カップリング
 属性
・名前欄を用いてNGワード設定をお願いします(タイトルでも可)

※ 読者への注意
・批判はOK、罵倒・煽りはNG。SSは作者と読者が双方向で育てていくものです。
・作品のカップリングに文句言うの禁止。気に入らなければスルー汁。
・荒らしが出たらスルー汁。


●SS保管庫
http://www.s-ht.com/~eparo/

●PERSONAエロパロスレ用うpろだ(避難所)
http://ep.deko8.jp/persona/upload.html
2名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:52:56 ID:IOjK79/0
●過去スレ
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 14 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260810571/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 13 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1259550675/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 12 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258176652/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 11 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236676871/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 10 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1228710171/
【P3・P4】 ペルソナ3・4専用 エロパロ 8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221913491/
【P4】 ペルソナ4専用 エロパロ Part2(実質7)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219114559/
【P4】 ペルソナ4専用 エロパロ(実質6)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217244893/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195669773/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178205973/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163943858/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158208227/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154511119/
3名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 00:03:22 ID:5MqUkffX
ま、とりあえず、
>>1
4名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:04:14 ID:l2rzY8FN
一個問題残っちゃったけど別にP3とフェスもこっちで問題ないよな
次スレ立てるときに修正すればいいし
5名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:10:57 ID:J0m1EvD8
すいません、保管庫のことだけど
絵板はもう存在しないのか?
6名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:11:30 ID:hWyGAWyY
いいんじゃないのー俺も両方見るし
ゴネたって始まらんよ
7名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 01:12:56 ID:tkx9ZClu
>>4
問題があったら困る
こっちでP3とP3Fの話していいならもういいや

>>1
8名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 13:47:49 ID:iz7+n3yU
P3こっちでいいんだよね?
P3Pつーかハム関係が別のスレで
9名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 14:03:41 ID:V2Lygr4w
あっちのペルソナスレ、実質3専用になってるじゃないか
3もP3Pも同じじゃないの?
10名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 14:17:27 ID:U4s9CXha
つーか、4は旧作なんですか?
11名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 16:11:41 ID:VVZiSnHd
主直と花千枝お願いします♪♪
12名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 22:59:18 ID:kHIQrisV
ペルソナ画像スレないのか・・・
13名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:56:21 ID:iz7+n3yU
>>9
P3Pとその他を分けるんじゃなかったか
P3でハム以外を書くとハムハムうっさいのがいたから分けた気が
何か勘違いしてたらすまん
14名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 02:29:18 ID:FYw9KXPJ
つまりあっちはハム専用スレってことね
何にせよ>>1乙。まったりいくか
15名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 20:27:35 ID:it+ocW+j
えーと、じゃあハム子要素無しの無印P3のSSはここでいいんだよな?
スレタイに入ってないから悩んだけど
16名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 22:13:09 ID:hNaoKRb2
>>15
何ですかぁそのメル欄(´ψψ`)
17名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 00:40:18 ID:1nXG/ZFQ
ピアスとマキとエリーのP3きぼう
18名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 04:07:31 ID:O8tfuonv
>>17
それは3Pが見たいのか、その3人でタルタロス登ってるのが見たいのか、どっちなんだw
19名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 13:24:40 ID:Z9YkdTLO
>>18
3人で仲良くコミュランクアップw、もちろんMAXあり
20名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 16:30:21 ID:ODnHByrB
いや案外3人でタルタロス巡り方が面白いかも

そういえば初出は異聞緑だな、タルタロス
21名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 15:15:08 ID:GBZWVDtN
イラストの投下はここでいいですか?
22名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 00:50:56 ID:buQpcoVM
おk
23名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 01:01:23 ID:il4j6g4s
流石基地外が勝手に立てたスレだけあって板のルールもお構いなしだな
24名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 10:34:42 ID:hClUGYDP
まずかったのか・・・
女神転生系総合スレの方はなんだか人間キャラの絵が投下しにくい雰囲気だけど
25名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 12:53:12 ID:pfpUDEct
なんで板のルールって言ってるのに雰囲気って単語が出てくるのか理解できない
26名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 15:07:54 ID:prUfLLLp
わかった、わかったから
27名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 02:34:15 ID://qdmeq+
結局静まってるなこっちのスレ。最初から疑問だったが、やっぱり分ける必要なかったな。
28名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 11:23:09 ID:IvJ5cUPb
まあ、いいか。ハム子なんか見たくないからこのままでいい
29名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 17:57:39 ID:r8FypS4f
そして誰もいなくなった
30名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 21:09:21 ID:jHB8Hrlz
この調子だとdat落ち→P3スレとの統合も時間の問題だな
31名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 21:21:57 ID:Fq2PD/Fp
だがあっちが断るだろう
建て前はどうあれ、ハム子の話で占領するなって追い出したわけだし
適当に保守するしかないんじゃ?
32名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 22:12:36 ID:+VdwmSUK
まあハム子の時代はP5までだ
33名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 00:57:31 ID:+182KwDs
というかなんでこっちまで分けてるのか不明
P4は二本も投下されてるのに向こうにしか報告されてないし
34名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 20:07:14 ID:FzCGCBlx
保守
35名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 12:33:42 ID:NPzkuRlu
ほしゅぴたる
36名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 09:33:30 ID:RUo0D4Ji
保守
ネタがないなー
37名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 18:49:36 ID:J7L44ZxV
保守。
ここまで沈めば荒らしも来ない?…と思いたい。
38名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 18:01:23 ID:kw4mQ3fj
あっちにも書いたけど保守

分裂ってなにそれおいしいの?
誰かこの状況がいまいちわからない俺に3行で説明してくれ。
ペルソナシリーズが好きで好きでで舞い戻ってきた奴で申し訳ない。
39名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 22:29:37 ID:pfkguJQ5
>>38
荒らしの自演なのか馬鹿なのかは不明だが荒らし対策に新作と旧作に分けようとか言い出す奴が出る
このスレともう一つを上の馬鹿が立てるがなんと住民の大半と保管庫の管理人も馬鹿だったので本前スレを引き継いだスレをスルーしもう一つのスレに書き込みをする
これによりまともな人はいなくなったが荒らしが消える訳は無く馬鹿は荒らしを無視出来ず完全にスレ終了、荒らし大勝利
40名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 01:40:44 ID:j9qogdhY
何か書いて投下すればいいんじゃね?
短いのでも共感できそうなシュチエーションをぽつぽつ投下しておけば職人さんが連れるかも
41名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 17:29:20 ID:/lf/g9FW
まず自分が書けばいいんじゃね?
42名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:54:15 ID:NRWvgo0q
>>39
説明サンクス。
といっても、何をどうしていいのかわからんのでしばらくはROMってみる。
43名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 06:38:02 ID:KWVGrU3l
ROMっとこうと思ったが、俺の書き手魂が勝手に一筆書いちまった。

ペルソナ3、岳羽ゆかり×男性主人公なんだけど、これはこっちに投下していいんだよね?
約一日待ってみる。
44名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 06:54:49 ID:Kjtbp2ID
問題ない、過疎っているし、どーぞお願い
45名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:01:30 ID:KWVGrU3l
「約一日待ってみる。」と言ったが、すまん、ありゃ嘘だった。
了解した。

ゆかり×男性主人公。合計8レス。
「――」「――君」は男性主人公の呼び名です。
46名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:02:38 ID:KWVGrU3l
「……でね、あの店のケーキってふわふわな食感が良いんですよ。今度行ってみません?」
「そうだな。ケーキといえば来週辺り、新作の試食会があるんだ。ゆかりも来るか?」
事が起こるしばらく前、岳羽ゆかりと桐条美鶴は一階のロビーで談笑していた。
修学旅行以降、すっかり仲良くなった二人は放課後や休日に、ショッピングや食事を楽しんだりしていた。
思えば父親繋がりで気まずい雰囲気があった二人だが、今は女の友情が芽生えていた。
ケーキを切り分けているフォークを持っているゆかりや美鶴の手は白くて綺麗だ。
柔らかな彼女達の唇にケーキが運ばれ、クリームの食感を味わう。
一時の楽しい時間が過ぎていった。

「あ、もうこんな時間ですね。それじゃ、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
時計を見たゆかりはもう寝る時間だという事に気がつく。
女達だけの時間を楽しんだゆかりは美鶴と食器を片付け終えると階段を上って行った。


「あ〜、さすがに寝る前にケーキは明日にとっとけばよかったな……って、あれ?」
3階にある自室に戻る途中で、ゆかりは妙な事に気づく。
上の階が電気がついていたのだ。
「3階から上は美鶴先輩が男子に上がってくるなって言ってるし、誰かトイレに入ってるのかな? お化け?」
お化け……という単語を思いついてしまった途端、ゆかりは戦慄してしまう。
幽霊やお化けの類が苦手なゆかりは背筋がぶるぶると震えだし、この場から逃げ出したくなる思いに駆られた。
「美鶴先輩呼んで来ようかな…」
いくらその類が苦手なゆかりでもそれなりの意地がある。
「もし本当にお化けだったらどうしよう…」
恐怖が妄想を呼び、妄想が更なる恐怖心を駆り立てる。
伊織順平アワーと称した順平のくだらない怖い話を思い出してしまい、こころなしか尿意を感じてくる。
「どうしよう、こんな時におしっこしたくなってきちゃった…」
たかが、「おしっこするから一緒について来て」と他の皆に言うのも癪に障る。
ゆかりは仕方なく誰か他の女子がいる事を願いつつ、一人で階段を一歩一歩上る事にした。
47名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:03:27 ID:KWVGrU3l
「きっと風花がいるんだ」
あるいは排泄機能があるらしいアイギスかもしれない、そう思うことにした。
こんな時彼がいてくれたら、とゆかりは思う。
彼ならきっとゆかりがお化け嫌いだろうが、おしっこの事だろうが微笑みながらついて来てくれるだろう。
ゆかりは何より彼を他の男とは違う目で見ていたが、やはり彼に頼める筈も無い。

彼は今、美鶴と付き合っているのだ。
相思相愛の彼らはある時は普通に接したり、ある時は人目を忍んだりする。
ゆかりにとって、美鶴を応援してやりたい立場だったが、実はゆかりも彼の事が好きなのだ。
「やっぱり、私にとって恋なんて無謀だったのかな…」

階段を上ると、作戦室前の女子トイレの明かりがついていた。
「風花かアイギスだと思いたい。男だったら即、美鶴先輩に引き渡す」
お化けじゃないかと思うと、再び背筋が震え上がる。
「風花? アイギス? まさか美鶴先輩?」
小声で女子トイレの方に向かって囁きかけるように呟くが、返事は無い。
そっとドアに手をかけ、ドアノブを回す。
ギギギという古ぼけた音と共に、ゆかりは中の光景に目を見開く。

「ねえ、そこで何してるの…?」
岳羽ゆかりが声をかけた時、そこにいた者と目が合った。
女子トイレの便器に触れ、ゆかりの顔を見るなり、恐怖と絶望の色が顔にさあっと浮き上がった。
48名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:04:26 ID:KWVGrU3l
※ゆかりの心の声

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|        あ…ありのまま 今 起こった事を話すわ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       彼の事をちょっぴり思っていたら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        その彼が女子トイレの便器に顔を擦り付けていた。
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´■■■■■ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        私も何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    異常な性癖だとか変態だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと(ry

「ていうか、そこで何をしてるの?」
「ト、トイレ掃除を……」
「こんな時間に? しかも清掃用具持ってないでしょ」

女子トイレの中にいた者、それはゆかりの思っている彼だった。
パジャマの上からでも確認できる肢体は、いつ見ても女性のようにほっそりとしている。
上目遣いにゆかりを見上げる視線は子羊のように弱々しく、卑屈な感じさえ漂う。
うるうるした目が大人に怒られる子供のように可愛らしく、端正な顔立ちから育ちの良さが窺える。

「た、頼む。美鶴には言わないで! なんでもするから!」
恐らくゆかりの彼を見る視線が冷たかったのだろうか、跪きながらゆかりの腰をがっしりと掴んだ。
非常におどおどした様子で、且つ、来ているのはゆかり一人なのかも確認していた。
「この事が知れて寮から追い出されたくないんだ…。ゆかりや美鶴とも会えなくなっちゃう…」
少年の視線はおぼつかず、それでいて必死さが態度から滲み出ている。
「ほんの好奇心からやってしまったんだ、魔が差してしまっただけなんだ」
哀れな少年の瞳はどこか虚ろで、かつ遠くを見ているかのようだった。
『将来の自分』という遠くを……。
49名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:05:32 ID:KWVGrU3l
その間、ゆかりは彼の言葉を聞いているようで聞いていなかった。

「ねえねえ、――君ってこうして見るといじめがいがあるよねぇ。ここで弱み握っといて味見でもしてみない?」
心の中で真っ黒のエナメルボンデージなファッションに身を包んだ小悪魔なゆかりがけらけらと笑う。
紫のアイシャドウの目が彼をいたずらっぽく見つめ、ゆかりの周辺を飛び回る。
「それにしても、これは絶好の口実だわ。もしかしたら自分の物にできるかもね」
「いけません! こんな事してはいけないと、誠意を込めて説得してから美鶴先輩に引き渡すべきです」
煙と共にもう一人現れたのは真っ白なローブを着た天使姿のゆかりだった。
こちらは可憐な印象を体に帯びて、穢れのない上品な感じがある。
「何よ! あんたね。普段から建前ばっか言ってないで、たまには本音で話ししなさいよ! 世の中ツッコミが大事なのよ、ツッコミが!」
「あなたこそ、下品な妄想は頭の中だけに絶対留めておいてください!」

正直言って、どちらもゆかりの『本心』だった。
小悪魔な自分と天使の自分の口喧嘩が始まり、余計なノイズとなってゆかりの心を苦しめる。

「うーん……」
「ゆかりさえ黙っていてくれればいいんだ。頼む、見逃してくれ!」
ちらっと彼の瞳を見るとゆかりを方を向いていて、普段の雰囲気からはなんとも情けない。
「うーん、じゃあ私の足を舐めたら考えてもいいよ……なーんて、ハハハ」
「わかった」
這い蹲るようにゆかりの片足を掴むと遠慮なしにペロペロ舐め始めた。
「あ……え、えーっと……」
「何? 足りない? じゃあ次はもう片方の足だね」
そう言うと同じようにしてゆかりの使い慣らした靴を舐め回す。
ゆかりは放心状態になる。
「ね、ねえ、あんた自分が何やってるのかわかってるの!?」
「ゆかりが望んだ事じゃないのか」
「望んでないわよ! 冗談半分で言っただけ! あー、もー、どうしていいかわかんない!」
その時、先ほどの尿意が勢いを増してきた。
「とりあえずどいて!」
「なんで?」
「おしっこしたいに決まってるからじゃない!」
「わ、わかった。ごめん」
彼を押しのけて入った時、ふとある事が閃いた。
小悪魔ゆかりに影響されてか、ゆかりの表情がにたりと不気味に微笑む。
邪悪な気配を感じ取り、思わず後ずさる彼。
「ちょっと作戦室でやりましょ」


50名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:07:11 ID:KWVGrU3l
「ごくっ、ごくっ、ぷはっまだ出るの? ごくっごくっ」
「ほらほら、喋ってこぼしたら美鶴先輩にチクっちゃうわよー」
ゆかりはこう思っていた。
数々のエッチな防具を、はいこれ着てと言わんばかりに渡されて着なきゃならなかった恨みを。
そのせいで順平や真田、コロマルや、果てはいとこの天田までこれまたエッチな視線を感じていた事を。
またこんな恨みもあった。
風花救出の際、自分が怖がってるのに「この鍵何の鍵?」と聞いた時に「死体置き場の鍵」と彼が適当にボケた事を。
復讐はいつか果たされる。この時を以て。
もし自分のおしっこを一滴でもこぼしたら美鶴に引き渡す。

結局、最後まで一滴残らず飲み終えた彼だったが、次なる試練が待っていた。
「靴と靴下、どっちでしてほしい?」
「は?」
「だから靴と靴下、どっちでしたほしいのかって聞いてんのよ」
言うや否や、彼のズボンとパンツを下ろす。
「これから10分くらい足でしてあげる。美鶴先輩と付き合ってるんなら何の事は無いよね?」
靴を脱いだゆかりは靴下を履いたまま、両足で彼のペニスを掴む。
そのまま踏んだり上下に擦ったり、先っぽを指先で弄るなどして彼の感度はぐんぐん増す。
「ゆかり、いけないよこんな事…。美鶴に知れたら……」
「美鶴美鶴、って同じ事しか言えないの? 私がこれらの行動を通して言いたいのはね!」
ぐいいっと一際力任せに足で擦り、踏みつけたりしているゆかりの顔が赤らむ。
「わ、私の事も、たまには見てよ、って事」
「ゆかり……」
「――君、10分どころか、まだ2分経ってないよ。こんなんで美鶴先輩を好きなままでいられると思う?」
「ぅあぁ、ぁああ…!」
彼のペニスから先日が溢れてくる。
それを足の指の先ですくい取り、まんべんなくペニス全体に刷り込ませる。
「ふふ、ヌルヌルしてきちゃった。男の人って、こういうのが『近い』んだよね?」
「やめ、ゆかり、やめてくれ……ああぁっ、ああああああっ!!」
ちょうどゆかりの足が亀頭を責めているところで彼は射精した。
大量の精液がゆかりの足を、靴下を履いた足を汚す。
「――君、舐めて。まさか人に処理できないもの、押し付ける気じゃないでしょうね?」
彼がよろよろと体を起こすと、自分の精液のついたゆかりの足を舐める。
よっぽど吐き気を催す臭いと味なのだろう。
彼はオエッと一度なった後、再び勇気を振り絞って丁寧に、反対側の足も舐めとっていく。
51名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:08:36 ID:KWVGrU3l
「ゆかり、あの……」
「美鶴先輩には黙っといてあげる。その代わりもう二度とこんな事しないようにね」
「……」
「あー、もし性欲が溜まったら美鶴先輩にでも言うのね。先輩も自分の彼氏の事になると鬼じゃないでしょ」
「ち、違う。さっき『私の事も、たまには見てよ』って、もしかして…」
ゆかりは「あ」と思い出した。行為の最中に思わず自分の本心をばらしてしまうのは失策だったかもしれない。
赤くなっている彼は話を続ける。
「もしかしてゆかりも僕の事が好きなの? 僕も美鶴は好きだけど、ゆかりも好きなんだ」
「え……」
一瞬、何の事かわからなかったゆかりだった。が……。
「……ええぇーーーっ!?」
今度はみるみるうちにゆかりの頬が紅潮する。
ボケだらけの特別課外活動部の面々を、せめて自分だけはツッコミ役でいようと思ったが、彼女も恥じらいを知る女の子なのだ。
必死に両手を頬に当てて熱を冷まそうとする姿は、彼の目にとっては、動揺する可愛い女の子にしか映らない。
「え、だって美鶴先輩と付き合っていたんじゃ…?」
「さっきも言ったが美鶴も好きでゆかりも好きなんだ」
ゆかりの顔が臨界点に達する。
あわわわと声にならない呻き声を発しながら、ある事を確信した。
ルールを捻じ曲げはしたが、自分の恋は、一応、ついに、叶えられたのだ。

「じゃあ、ええと、――君!」
「ゆかり!」
52名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:10:42 ID:KWVGrU3l
「話はそこまでだ」
作戦室のドアが突然開いた。
「――、並びにゆかり……私のアルテミシアがもう索敵能力を失ったとでも思っていたのか?」
その人物は彼の交際相手である美鶴だった。
怖がるゆかりの気配を感じて不安になって美鶴はペルソナを使って索敵を開始したという。
ところがこうやって駆けつけてみれば、作戦室のドアの向こうからいやらしい声と彼の情けない声。
美鶴には彼にとっては自分はただの遊びだったのか? という苦しい自問自答がその幾度と無く起こった。
美鶴は怒りを抑えろ、これはゆかりなりのお仕置きなのだと暗示し続けたが、彼のゆかりへの告白によって切れてしまった。
それはもう、プッツンと。

「覚悟はできているか? 私はできている」
美鶴が入ってきたドアや窓ガラスが、冷気によって氷に包まれ逃げ場が無くなる。
さっきまで恋愛感情まっさかまだった彼とゆかりは共に恐怖にひきつった。
「きゃーーーーーーーーーーー!!」
「美鶴、やめてやめ……」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」
美鶴のアルテミシアが物凄い拳のラッシュで浮気した男とその相手の女性を殴りまくる。
殴った先から氷ができ、あっという間に二人は氷漬けになってしまった。
                                           _  _
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」                 __ _ | | | |              
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                                              /└────────┬┐
                                             <     処 刑 完 了...   | |
                                              \┌────────┴┘
53名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 07:26:35 ID:KWVGrU3l
      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  いくら仲の良い女の子だって
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  浮気されたらさすがに切れるぞ!
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i   彼女を作る際には慎重にな!
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

                                                  お わ り
54名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 09:18:43 ID:JtOFqlFx
この場合被害者はキタロー?
異常性癖のせいで弱みを握られ恋人からは事情も聞かずにボコられるって言うのは可愛そうな気がするのに
微塵も同情しようって気が起こらないのはなぜ?w

とにかくGJ
55名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 10:38:47 ID:cvo+IR8Y
カビがはえた古臭い旧キャラで話作る暇があるならハム子を題材にしろよ馬鹿じゃねーの?
本スレが過疎ってんだからそっちを優先すんのが常識じゃねーか?あ?
56名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 17:59:53 ID:fBUt2aEA
お前が書けw
57名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:02:39 ID:JtOFqlFx
まぁ、こういう人がいるんだね。
で、職人さんが嫌になって出て行ったと。
相手にしないでおけばそのうち飽きるよ。
58名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 18:04:22 ID:BPc9eNfk
>>55
なんでわざわざ隔離スレの方を優先しないといけないんだ?w
59名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 02:02:18 ID:A2exxCe5
久しぶりにGJ!
60名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 14:38:12 ID:wIegTw34
>>45からの作品の作者だけど>>55は俺のレスなんだよね
何でこんな事をしたかというと初めは頑張って作品書いてここをもう一度盛り上げてみようと思ったんだよ
でもスレが廃れちゃったのは荒らしとスルー出来ない人ばかりだったからじゃん
だからみんながスルーしてくれる事を祈ってわざと荒れるような書き込みしたんだけど…
残念だね、バイバイ
61名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 15:47:34 ID:C2tHK3a9
面白いなw
エロパロの書き手かと思ったら、童話の中の妖精さんみたいだw
62名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 01:09:33 ID:tX7OMLB9
ペルソナシリーズのクロスオーバーが見たいな…
原作では見られないキャラ同士の絡みなど
シリーズや作品を越えて好きなキャラが絡んでいたらこれほど素敵なことはありません
63名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 14:04:49 ID:mEqEKTjf
>>62
クロスオーバーってそもそもなんだっけ……。

例えばゆかりとか順平が、P4のキャラと関わったり、
たっちゃんやピアスの少年と絡む内容とか?
64名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 14:47:21 ID:MwXvLnZ+
尚也「きみの〜す〜が〜た〜は〜」
キタロー「ぼくに〜に〜て〜い〜る〜」
65名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:30:01 ID:t2YOeVqU
どうやって出会うか考えるのがめんどくさいかも。
P1主人公は行方不明だし、P3主人公はデッドエンドだしこの辺は使えないかな?
社会人になったら地元から動けなくなるし、旅行先で出会った事にするのが自然かね?

周防兄が旅行先で事件に巻き込まれて地元の警察の担当が堂島刑事とか
社交関係の仕事で南条くんと美鶴さんが出会うとかそう言うシュチエーションしか思い浮かばないわ
66名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 02:32:58 ID:E5jTASbC
無理にEND後にしなくてもいいんじゃね
時系列考えたらほぼ不可能なんだし
旅先で出会ってもいいし不可思議な力でペルソナ使い同士が惹かれ合ってもいいし
67名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 06:56:38 ID:DWEJMDQD
>>65
現実世界ではなく、タルタロスとか時の狭間とか深層モナドとかモナドマンダラとか、
不思議な空間を使えばいいじゃん。もしくは全部マヨナカテレビ。
特に時の狭間の設定は「実際は10年前から存在しており、各エリアの最深部にも扉があり、それは過去の世界へと通じている」
10年前ならちょうど2の時間。

3の時代では、1、2のキャラたちはもう30代ですね。
だが年齢差にとても惹かれてしまう自分としては最高の要素!
68名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 02:34:21 ID:Fd1WQWIQ
69名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 17:33:35 ID:Rrzvt9Zu
>>68
説明サンクス。
あなたのおかげでクロスオーバーという単語が大体はわかりました。
要するに「原作では接点が無い・会話した事が無いキャラ達が絡む」って事ですね。
70名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 17:54:17 ID:Fd1WQWIQ
>>69
クロスオーバーもうまく話をまとめられれば面白くなる、
もしくは話をまとめることを放棄する、単純なエロスでも良い
71名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 17:26:44 ID:g7hl8vgX
P3キャラがタルタロスを上ってるときにP1側のタルタロスから迷い込んでくるとか

某小説投稿サイト用に考えてた構想だけど
72名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 17:46:04 ID:JDQNu3tb
>>71
俺もP3のキャラが旅行客としてP4の旅館で会うのなら考えてる。

……それで、もうこういう所には投下しないのかい?
73名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 21:41:31 ID:g7hl8vgX
>>72
気が向けばというか納得できるようなのができたら投下したいとは思ってる

ペルソナ2リメイク記念カキコ
74名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 00:23:21 ID:5A9n8sXU
罪リメイク記念に自分もカキコ
2関連の投下も増えますように
75名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 18:35:16 ID:Z72aBmai
現状、投下されるとすれば、3か4だと思うのに本当に投下できんのかねぇ……。
広東語話すギンコとか色々な意味でどう料理できるのか地味に興味ある。
と、半ば他人事みたいな事を言ってみる。
76名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 20:05:20 ID:yC4TiIq8
半ばどころか完全に他人事だな…
77名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:59:02 ID:Vj4+SebC
>>75
広東語といってもインチキで(「Sorry呀」みたいな造語もある)
ほとんど日本語+エッセンス程度の使用頻度でしかないから
シリアスな場面ではオール日本語で無問題だと思うんだけどな>2罪ギンコ
栄吉なんかも同様だし、罰ではさらに広東語自体使わないし…

2といえばパオフゥとうららに萌えて仕方ないが
こいつらED直後位の時間軸だとコンビや漫才の発展の域でしか絡まないだろうし
なかなかアダルトな雰囲気に持っていきにくいのが難点だな
78名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 21:10:26 ID:5xzMoLdR
パオとうららは、ED後に一緒に仕事してるよね。戸籍ないから結婚は無理らしいけど

ペル2でエロ関連な話題と言えば、リサが援助交際まがいな事をやってたかね?
他の女性陣は舞耶姉は巨乳で処女とかそれくらい?うららは男性経験豊富だっけか
2てか、昔のペルソナシリーズは男性向けのエロパロ少ないよね。やおいは多いのに
新ヘッドにやられて、舞耶・リサ・ゆきのが不良共に輪姦されるとか(男前なゆきのさんが陵辱されるなんて想像できんが)
防空壕に閉じ込められた達哉たちを助ける為に康夫らにリサが陵辱されるとか
空の科学館クリア後で、単独行動中の舞耶がシャドウの仲間に陵辱されるとか(どうせ殺すならその前に存分に楽しもうと)
舞耶やリサが自分のシャドウにねっちこく苛められるのも良いなぁ
妄想ストーカーにやられるエリーとか
そんなワンパターンな陵辱ネタはよく妄想するんだけど、文才ないからな…ORZ
79名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 22:28:06 ID:EyqtsJc6
1は雪の女王編で暖め合おう…ってのには仕様上持っていきにくいか。残念
後2のトリッシュが可愛すぎてイタズラしたい
80名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 22:49:06 ID:gn8KVuFo
>>79
寒くて震えてるエリーを後ろから抱きしめたい
81名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 23:20:11 ID:qxagns+c
1は状態異常が豊富だったから
(魅了、混乱、病気、麻痺、石化、睡眠、恐怖、獣人等)
バッドステータスでひどいことになったエリーや綾瀬にいたずらしたいとか
考えてたあのころ
ただいざ書こうとするとキャンディボイスでチャームされるなんじょうくんの図しか思い浮かばねえ
ハイエロファント精神攻撃に弱いもんな
82名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 23:37:28 ID:EyqtsJc6
>>80
同意
そんでゆきのさんにたかまれっぷうだんされたい

2の雅が栄吉の目の前でシャドウ栄吉に緊縛&言葉責め&失禁プレイとかも
(「水」の神殿だけに)考えたが考えるそばからミカベルネタが脳裏をよぎる罠
女性陣が自分のシャドウに…は是非見たいなあ。舞耶さんなんかたまらん事になりそう
83名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 23:47:29 ID:5xzMoLdR
>>82
寝取られもいいなぁ。しかも、自分の悪い部分に
ミカベルの水の神殿・雅ネタ大好きだw
楽して痩せた女などただムカつくだけの存在! 真実の愛を見付けたW栄吉

シャドウ舞耶はエロすぎるよな。本体が健康的過ぎるだけに
84名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 00:07:15 ID:Z5G+Njnr
そうそう、金子絵でも副島絵でも目立たなかったFカップが
シャドウとの百合だと2倍になるから美味しいんだよなあ
ギンコやうらら相手でもそれはそれでイケるけれどw

うららといえばカリストがせっかく亀甲縛りなんだから
罰面子で誰かアレを手本にして縄を打つ奴はいないのか
85名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 00:36:10 ID:2p060zcJ
>>84
舞耶姉って、Fカップだったの?まぁ、身長と体重からして巨乳はありえないんだけどね…
顔グラやムービーだと、他の女性キャラよりはでかいけど。会話でも本人も周りも巨乳だって言ってるけど

シャドウ舞耶×舞耶だとシャドウがふたなり化とかかな?
シャドウ=鬼畜なイメージあるから、二穴に舞耶姉愛用の拳銃(弾抜き)を挿入とか
リサの場合は強制オナニーか?それとも、援交で騙した親父を呼び出す?

罰面子での場合、誰を縛るのか…。ストーカーしか縛る対象いなくね?
86名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:04:42 ID:Z5G+Njnr
>>85
すまん、こちらの勘違いだったみたいだ>Fカップ
罪罰どちらのペルソナ倶楽部でも「巨乳」止まりで具体的なカップは書いてなかったな…
シャドウは言葉責めしか思いつかんが舞耶の銃責めはエロいね。ピンクだし。
リサだとヌンチャク責めとか、後はセックスドラッグとか? ゾディアックやトニー経由ですぐ手に入りそう

ストーカーを亀甲縛りしたらその後のボス戦がえらい事になりそうだなw
とここまで書いてワンロン千鶴思い出した。オリジナル入るけど
爺の愛人だし(ねちっこいプレイしそう)神取ともフラグ立ってるし
影のある美人だから縄が映えそうだ
87名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 02:17:52 ID:ucXk2mV7
ワンロン千鶴関連で思い出した
ストーカーよりピアス(偽)×エリーが見てみたいな
88名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 10:19:57 ID:2p060zcJ
>>86
舞耶姉の168pがブーツの靴底を含んでたとしても、48sは軽すぎだし
巨乳な事には変わりないから、パイズリネタとか出来そうなんだが
3以降は巨乳キャラ増えたけど、2以降はあんまりいないよね

シャドウネタは、仲間達の前での公開プレイが良いな
舞耶だと、リサとかは「お姉ちゃん」を崇拝してるっぽいとこあったから、
その「お姉ちゃん」がシャドウに責められたりしてショック受ければ良いよ
弾抜いた銃を突っ込んだ状態で、引き金引かれて、つい失禁しちゃったり
上の雅さんもだけど、やられてる側も見せつけられる側も精神的にきつくて、シャドウ責めは良いな

すまん。ストーカーを亀甲縛りなんて誰得だったなwギャグにしかならん

偽ピアス×エリーも言葉責め系かな?嫌われたくない一心で奉仕?
89名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 21:28:22 ID:Z5G+Njnr
>>88
ありそうだなー>偽ピアスにエリーが嫌われたくなくて奉仕
そこん所かなりエリーは一途だよね
親友である麻希への接し方や、偽ピアスとやっちゃった事でかなり精神的に打ちひしがれそうで
偽ピアスとやっちゃったエリーのその後を期待してる自分マジ鬼畜

ゆきのさんって俊介さん以外だと女性相手(冴子先生・杏奈・アヤセ・舞耶etcetc…)しか浮かばない不思議
高身長・姐御肌で相手が雪の女王編だと主人公・ブラウン・南条の3択だからだろうか
マークは麻希一筋だしレイジとは同時にPT入らないしブラウンはアレだから実質2択だよなあ
90名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:25:08 ID:2p060zcJ
>>89
ゆきのさん、男前だからなぁ。女子高だったらかなりモテモテなイメージ。男装を一回見てみたい
個人的には、ピアスの相手はマキかエリーのイメージが強いな
南条君だと、そういう相手っていうか普通に信頼できる友人ってイメージが…
ゆきのさんは、年が同じ男性とは釣り合わないと思っちゃうな。藤井さんが印象強い

偽ピアス×エリーで、やってる最中にピアスがストーカーに変化する鬼畜展開なら妄想出来た
91名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:30:06 ID:Y2u33yBW
>ピアスがストーカーに変化する

鬼畜すぎるwwww
92名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 00:12:24 ID:bNl0bxWn
>>90
凄い目に浮かぶ>ゆきのさんの男装
学祭で男装喫茶なんて事になったら大人気だったろうが本人は普通に裏方に回りそうだ
そしてやってる最中にピアスがストーカーに変化、かなり美味しすぎる
エリーが可哀想だが是非見たい
そんな事思いつくワンロン千鶴(だよね、奇門遁甲掛けたの彼女だし)マジ鬼畜w

サブキャラ周りはレオとイシュキック辺りが行けそうだな
パオフゥは美樹さんとは完全プラトニックだったんだろうな
93名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 00:53:47 ID:Oi/9xuo6
>>92
ゆきのさん、そう言うのは嫌いそうだもんね。見たいけど

うん。あの呪術仕掛けたのはワンロン千鶴だよ。超鬼畜w
想い人と添い遂げられて嬉しいのと麻希を裏切ってしまった罪悪感で複雑のエリー
で、目をあけるとそこにはストーカー
恐怖心からパニック状態になり、逃げようとするも叶わずそのまま中出し
ってな感じなのかな?

レオとイシュキック…犯罪臭がw
某サイトさんでレオに犯される舞耶のイラストがあったな。意外とこの組み合わせ?も良いなと思った
カプというか、鬼畜陵辱だけどw
パオが惚れてたと自覚したのは、美樹さんが亡くなった後だしな。プラトニック以前の問題かな?
94名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 02:00:19 ID:bCeLZF6L
千鶴にとってエリーもある意味ライバルですね
オカルト同士的意味で
95名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:50:32 ID:mz5hbiAB
みんながあれこれとカプやシチュを妄想する中、颯爽と予想外の王道っぽいものを投下させていただきますよ。

作品:ペルソナ2罰
カップリング:達哉×舞耶。5レス
注意事項:特にない

はーじまーるよー
96名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:51:30 ID:mz5hbiAB
床も天井も黄金で彩られたアメノトリフネから一行は脱出した。
醜悪な怪物、菅原だったものは、確かに強靭な回復力を持っていた。
だがその姿に似つかわしい醜い叫び声をあげながら奈落の底へと落ちていくのを皆が確認、その後、転送装置で脱出したのだ。
無意識の世界の産物から逃れたメンバーだったが、一難去ってまた一難だった。

「ちょっと、何なのよこれ! この街一体どうしちゃったの!?」
再び街に出た時は異様な空模様が圧倒した。
そこはまさに異界だった。
それがこの街に今も住んでいる珠阯レ市の人々の気を吸い取っているかのようだ。
不思議な事に舞耶一行がその迫力に気圧されればされるほど、空が嘲笑っているようにも見える。
狂気に取り憑かれた叫び声が遠くからから聞こえてくる。
「チッ、竜蔵の野郎……」
突如としてそびえ立っている城。
あの場所に須藤竜蔵がいるのだ。
そして奴を倒した先に這い寄る混沌、ニャルラトホテプが待っている。
『向こう側』の達哉がいた世界を破滅に追いやった普遍的無意識の存在。
「奴も、奴を操る存在もきっと裁いてみせる」」
珠阯レ城を睨む克哉とパオフゥの目は険しく、苦虫を噛み潰したような顔をした。

「……」
何か言いたそうに舞耶の方をちらちら見る周防達哉。
こんな大変な事になっている世界なのに、舞耶の肢体から目が離せない。
頭の中にある雑念を振り払おうと努力すればするほど、余計に囚われる。
……心の奥底で『奴』が笑っているような気がした。
97名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:52:50 ID:mz5hbiAB
「すまない、舞耶姉以外、先行っててくれないか」
「あぁ? 何寝ぼけた事言ってるんだ。こんな時に冗談言ってる場合か」
「達哉、これからあの城に乗り込まなきゃいけないんだぞ」
当然、パオフゥは半ギレで、すぐにでも竜蔵をなんとかしたいようだ。
克哉も『向こう側』の弟の意外な言葉に驚いたようだ。
うららは、自分が舞耶の方に向けている視線に気づいたのか、やがてにやついた表情を浮かべた。

「ははーん、わかったわ、それじゃマーヤよろしくね。達哉君」
「すまない……」



「達哉君、こんな所で何するつもり?」
達哉と舞耶は神社の裏側に回った。
舞耶と向かい合って達哉はうつむいていた。
この2人っきりになれる機会をも『奴』が操っているのかと思うと、正直はらわたが煮え返る思いだ。
だが未練や後悔するような思いは二度としたくないと思い、舞耶姉と慕う女の顔を見る。

『向こう側』で死んだ、快活な印象で笑顔が素敵だった舞耶と違い、『こちら側』の舞耶は純情で美人という感じがした。
単に口数が『向こう側』の世界と比べて減っているからそう思うのかもしれない。
「舞耶姉……」
胸のあたりでつかえている言葉をなんとか引っ張り出して言う。
「そ、その……し、してくれないか……」
「え?」
「手……手で、俺のを、してくれないか?」

舞耶は一瞬、何を言われたのかよくわからなかった。
だが達哉の悲痛な面持ちを見て状況を把握する。
98名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:54:00 ID:mz5hbiAB
「してくれ、って達哉君のを……?」
「そうだ」
達哉が舞耶の顔をちらりと見た時、彼女はちょっと困った顔をしていた。
まるでこんな時にこの子は何を言っているの? とでも言いたげな顔だ。
いつも達哉達に見せる慈愛に満ちた表情は当惑に満ちている。
「手でしてくれるだけでいい。それで俺は、満足だ」
『こちら側』で全てが片付いた時、俺は『向こう側』へ帰る、そんな事を達哉は告白する。
彼女が目を見開いて驚く。
達哉にとっても、今までそんな事は言っていなかったし、叶わぬ恋だろうと思って諦めていた。
今までの彼女の勇気ある行動の数々が、達哉にとって「姉と慕う女」という枠から外れた。
恐らく全てが終わったら、2度と『こちら側』の世界の彼女とは会えないかもしれない。
目で舞耶姉お願いだ、と訴えたのが通じたのか、彼女も頷いた。

「わかったわ……時間が無いし、手早くやりましょう」
達哉がズボンのジッパーを下ろし、既に半分勃っていたそれを取り出す。
皮をかぶったものはピンクとも赤ともとれる健康的な色だった。
舞耶は一瞬、躊躇った後、恐る恐る根元の方を握った。

「確か、こうしごけばいいのよね?」
「ああ……」
申し訳無いと心の中で繰り返しながら、握られている手に身を任せる。
はじめは慣れない様子でゆっくりとだった。
それが硬くなるにつれて、徐々に緩急をつけてくる。
「達哉君、気持ち良い?」
「ああ……あの、舞耶姉、できれば、その……口で……」
「わかったわ」
99名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:54:44 ID:mz5hbiAB
口でしてくれるのはどこかぎこちなくて、あまり上手くはなかった。
勢い余ってすぽんと抜ける度に、彼女は果敢に口に入れ直して挑戦する。
『向こう側』の世界ではモテていても、『向こう側』の仲間達と心を分かち合っても、人との関わりは未だに慣れない。
そんな達哉でも『向こう側』で仲間の1人だった舞耶に思いを寄せていた。
『向こう側』で達哉達の目の前で息を引き取ってしまったのだから、『こちら側』で生きている彼女は正確には別人かもしれない。
自分が記憶を引き継いでしまったが為に生まれてしまったこの世界と、この世界で生きている舞耶は今どう思っているのだろうか。
そんな事をわざわざ聞いたらそれこそ罪かもしれない。だが――。

「舞耶姉は……俺を恨んでいるか」
俺が未練や後悔を残してしまった為に苦労を背負わせてしまった、と、かすれる様な声で言う。
姉と慕う女は達哉の顔をじいっと見た後、首を横に振る。
それを見て、いよいよ彼女への思いの塊が募る。それだけで達哉の心は救われた。
「ありがとう……そろそろ、出る。できれば口の中で出したい」

舞耶が口でくわえ、達哉が軽く喘ぐ。
ビクビクとしながら、彼女の口の中でハジけた。



「それじゃ、みんな待っているから行きましょう」
「ああ、ありがとう」
どういたしましてと色っぽく微笑む『こちら側』の舞耶に改めてときめきを感じる。
「あの、舞耶姉、もしかして俺の事――」

「おつかれー、2人共。しっかし達哉君もなんだかんだ言ってやっぱり男の子なのねー」
100名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:55:09 ID:mz5hbiAB
神社の陰からうららとパオフゥがやってきた。
普段はしかめっ面をして、みんなに怒号を浴びせるパオフゥも、この時ばかりはサングラスの下からにやりとしている。
「みんな……見てたのか」
「ああ、天野と2人で何やるかと様子見に来てみりゃなぁ。やるじゃねえか、ますます気に入ったぜ」
ふと舞耶の方に顔を向けてみると、恥ずかしそうにしていた。
「マーヤ、悪いけど今の達哉君との時間は今後じっくりいじらせてもらうわ」
「そういうこった。運が悪かったなぁ」



神社の鳥居まで来ると、克哉が1人で立っていた。
「兄さん……」
「兄さんと呼ぶな……行くぞ」
てっきりまた「達哉、一体どうしたのか僕に説明してくれないか」と言われるのかと思っていた。
それが気のせいか、サングラスの下から覗く克哉の目は嫉妬や殺意の色をしていた気がした。
いつも兄として気遣いを見せてくれる姿は、この時ばかりは無かった。
でも達哉には、兄が何を考えているのかわかる気がして胸が痛んだ。
そんな兄は、さっと達哉から背を向けて先頭を歩いて行く。
「よーし、気を取り直してこの事件の全てを片付けにいくわよぉ!」
うららが拳を振り上げ、獅子奮迅の活躍を見せようとはりきっている。
さっきの会話は盗聴するべきだったなと独り言を言うパオフゥ。
そして、『こちら側』の舞耶は「レッツポジティブシンキング!」といういつもの口癖を叫ぶ。

達哉は意識を集中してペルソナの状態をチェック、及び武器として扱う日本刀を携える。
心の海ではもう1人の「自分自身」も、絶対に『奴』に屈するなと激励してくれたりするのもいれば、これで心残りは無いなと微笑んでくれるのもいる。
刀はよく手入れしている為、まるで今の達哉のように錆びつきも一点の曇りも無かった。

『こちら側』に来て、初めて達哉は、自分が心から楽になった気がした。


おわり
101名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:09:48 ID:p/x+2Ceu

エロというより切ない話ですね、だがそれがいい!達哉への愛情が伝わる

つーかパオフゥ、 覗きは犯罪だぞ
102名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:00:09 ID:qgPaBBMB
パwオwフwゥwww 出歯亀にも程があるだろwww
達哉も何だかんだ言って十代の男子だしなあ
微笑ましいけどこの後を考えると切ないなー
この後のモナドマンダラがどうなるか期待だw

何はともあれ乙でした! 面白かったよ
103名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 22:29:24 ID:tzMwR7ee
乙でした!
この二人好きだけど、やっぱ切ないなぁ
パオもだけどうららww達哉と舞耶姉が気まずくなるだろww
兄さんは怖いし…シャドウに付け込まれそうだな
104名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 10:49:49 ID:3CppWCSk
乙でした、2のss本当に久しぶりだな
105名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 01:08:01 ID:0iIzJqT/
乙でした。本当、2以前にSS投下される時点でかなり久しぶりだけど
PSPで2出るし、増えると良いな。自分、文才ないから投下出来ない…

シャドウ×女性キャラの百合の話題上がってたけど、普通にシャドウ(男)×女性キャラも良いと思った
その場合も和姦じゃなくて、陵辱なんだろうけどw
シャドウ達哉×リサの場合、ピアス(偽)×エリーみたいな感じかな?
106名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 02:43:00 ID:uFg79T2s
何故ペル2の同人って、P3P4と比べるとやりにくく感じるのは、
やはり時間的な密度さというのがあるからだと思います。
P3P4では、まる一年間の時間があって、いろんなことをやらせるチャンス
がそれなりにあるということですね。それに比べると、ペル2は何日間しかないので、
そこまでいろんなことをやらせる余裕がないように思えます。
107名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 23:14:26 ID:FRmyCb+7
投下していい?
108名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 23:15:47 ID:FRmyCb+7
ぎゃーさげわすれた
109名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 23:27:21 ID:pA/22TYO
いいよ。
注意書きとか忘れないように。
110名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 23:50:25 ID:WNoZXO2f
>>107
全力で待機
111名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 00:51:21 ID:b8V8InbM
>>107待ってる!
112名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 00:54:02 ID:OmM80gHH
107です。慌ててしまっておまたせしました

作品名、  ・ペルソナ罰 
カップリング・パオフゥ×舞耶
注意事項、 ・珍しいカップリングかも、なので注意?
      ・恋愛はないかもしれないHです。
113名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 01:07:10 ID:m/R3WUIZ
珍しいから新鮮味があっていいね
P2キャラ×P3キャラのクロスと同じように
114ペル罰 パオフゥ×舞耶@ :2010/11/17(水) 01:09:47 ID:OmM80gHH
ペルソナ罰「すべて終わったあとの話 舞耶」



この世界からあの少年がいなくなって
世界の揺らぎが無くなって、何ヶ月が経ったろう。
そして世界に取り残されたのは、私の心。

      *      *      *

無数のライトが連続し過ぎていく車の列、街の騒音。
いいかげん深夜に近づいた時刻の繁華街で、起こる幾多の喧騒、揉め事。
常に新しい情報を探すパオフゥにとって、この街を歩くのも仕事のようなものだが
いちいち揉め事に首をつっこむわけにも行くまいと、せいぜい視線を向けるくらいだ。
だが。
パオフゥは怪訝な顔で、その中のとある人影を見つめた。

「ん?あれぁ…」
しばらく見ていないから自信は無い。
似ているような気がするが、似つかわしい時間と場所じゃない。
だが、確かに天野 舞耶だった。

いいじゃん、乗ってってよ、などと
このへんじゃよくいる、暇で面倒なチンピラもどきの連中に絡まれている。
はなしてと女は抵抗するも
男達は3人がかりで自分達の乗る車へ乗せようとしている。
その中の一人に、好きなとこへ連れてってやるからさ、といわれたあたりで
彼女の抵抗が薄れ、車のドアを開けられてしまった。

チッとパオフゥは舌打ちをする。
まずい。
なにやってんだアイツ?

パオフゥが男達の前に立つ。
「すまんね。そいつは俺と待ち合わせだ。勝手に連れ出さないでもらおうか」
せいぜいもったいぶってそう言い放つ。
獲物をさらわれそうになったハイエナ達は怒号をあげる。
「あぁ?! 後から出てきてナニ言ってんのオッサン?!」
女はこちらをみて驚いた表情をし、声を出さずにパオフゥ、という唇をした。
やっぱり天野だ。
「ふざけんなテメエ、殴られてえのか!」
色めきたつ男達は、
だが、パオフゥの思いきり怪しい風貌に少したじろぎはじめた。
ダブルのスーツに濃いグラサン。皮手袋にハードケースを提げている。
「な、なんだこいつ…」ざわめきたつ動揺が見えてくる。
確かにどうやっても堅気には見えないだろう。

相手は勝手に怖気づいている。こうなりゃしめたモノだ、とパオフゥは
「お前達、俺が誰かわかってんのか?」そういって
胸ポケットに手をやり、にやりと笑って見せると広東語でなにやらつぶやく。
「や、やべえ。あっちのマフィアかもしれねえ! ここは行こうぜ!」
そう誰かが早口で叫んで、男達は大慌てで乗り込み発進して行った。

115ペル罰 パオフゥ×舞耶A :2010/11/17(水) 01:19:57 ID:OmM80gHH
(2)

走り去る車を横目で見送り、
「クックックッ、あちらのマフィアだってさ。そう見えるかね」
パオフゥはさも愉快げに笑い、胸から取り出したライターで煙草に火をつけた。
ここにかつての仲間達が複数いればあるいは和んだのかもしれない。
しかし舞耶を見ると、黙ってうつむいている。

ちょっとの間、沈黙が流れた。
闇夜に煙を吐き流す。
「天野、お前さん、最近あまり家に帰ってないと聞いたが…。どうしてるんだ?」
パオフゥの問いに変わらずの沈黙のあと、やっと一言

「探しているのよ」

それからもう一度
「探しているの、あの人を…」舞耶はそう虚ろな目でつぶやいた。


      *      *      *


世界はもう、揺らいではいない。
あちらの世界なんてもう、ここでは存在しない。
では何故、私の記憶にあるの、あの人は。

そう考えて
答えは出なくて
でもやっぱり記憶はあって。

最後に見たのは
かばうように背中を向け、肩越しに泣くように笑って自分を見つめたあの少年の顔。
救えなかった彼の顔が心に刻まれて、棘のように痛くて堪らない。
それが私の心を壊していく

でも世界は救われて
取り残された、少年と私は世界に断絶されもう会うこともないままで
誰にも私の心など言えないでいる


      *      *      *

さがさないといけないの。
そう虚ろにつぶやく舞耶を見て
パオフゥは状況を漠然と理解し
やむをえず自分のアジトに連れ帰った。
こんなところに、まして一人にもしておけないだろう。

しかしそうしてみたはいいものの、パオフゥは舞耶を持て余していた。
どうすべきだったのか。
うららに連絡して、無理にでも家に返すべきだったか。
だが。

かつて恋人を喪ったことのあるパオフゥだが
彼女と自分とではやはり状況が違った。自分のときは殺された憎しみが生を支えたが
舞耶は… 違うのだ。
116ペル罰 パオフゥ×舞耶B :2010/11/17(水) 01:36:26 ID:OmM80gHH
(3)


「飲るか?」
ウィスキーをグラスに注ぎ
氷を入れる。
舞耶の座るソファの傍らに置くと、グラスのある方を見つめてはいるが
その瞳は何も映さない。

まるで魂の抜けた人形だな。そう思いながら
パオフゥは自分にもウィスキーを注ぎ、グラスをあおる。
何かを心に決めたようなそぶりで。

パオフゥはゆっくりと舞耶に近づき、傍らに座ると
唇をあわせ琥珀色の液体を彼女の喉の奥へと流し込んだ。
突然に唇を塞がれた舞耶は、驚いて少しもがいたが、
やがて大人しくなり
喉を漏れ伝う液体は、彼女のブラウスの襟から胸元へと滑り込んだ。

「パ…オフゥ…?」
何故?と彼女の驚く瞳が語るが、無視してさらに口付けて飲ませていく。
喉を通る焼け付くような原液。煙草のにおい。
やがて舞耶の瞳にまた、なげやりで虚ろな色が戻る。
違う。そういう目をして欲しいんじゃない。

口付けしたままで、スカートに手をいれ、
下着の隙間から強引に、まだ濡れてはいない場所に指を突き入れ強く動かす。
舞耶は少し悲鳴を上げ、
倒れまいとパオフゥの肩へかけた舞耶の指に力が入る。
「ひ… ああ…! い、痛い…!! 嫌あ…!」
服を着ているままで秘部に指だけを出し入れされ、体のほかの部分がかえって痺れていく。

パオフゥは低い声で言う。
「何故、あいつらについていこうとした?」
舞耶は苦痛に耐えながら思い巡らせ、それがさっきの連中の話だというのを
思い出すと自嘲するような表情で
「すきなところへ、つれていってくれるっていうから」
そう言った。
「嘘でもいいから、行きたかった…」
泣くように微笑んだ。
「なんて…無茶をする」パオフゥは眉間に皺を寄せた。

「ああいった連中じゃこんな優しくはすまないぞ」
声に少々の怒気を含め舞耶をソファに倒し、ブラウスの合わせ目を臍のあたりからさぐって
強引にたくし上げると、一気に両手で大きめの生の胸をわし掴んだ。
さすがに羞恥心で舞耶の体が身悶える。
パオフゥの手がそのまま留まると、手のひらに舞耶の鼓動が伝わっていく。
ゆっくりと乳首を指で押し、転がすと
びく、とおおきく反応する体。
そうしてむきだしになったふたつの胸の先の突起を舐めあげると
やがて、ゆっくりと舞耶の力が抜けていった。
117ペル罰 パオフゥ×舞耶C :2010/11/17(水) 01:53:38 ID:OmM80gHH
(4)


「ぁ… はぁ… っ… あっ…」

小さく漏れ出る喘ぎが
恍惚を含んでいく。
小声で呼ぶのは、あの少年の…名前。

「いいぜ。もっとちゃんと声をだして呼んでも。」
そういわれてまた強く胸を掴まれ、大きく反応する女の体。
緋色に染まり悶え、艶やかにしなってゆく。
確かにいい女だ。女神の器。
惚れていなくても余裕で抱ける。
しかし、了解の上とはいえ、他の男の名を呼ばれてなんだか少々意地悪をしたくなる。

「!?…きゃあぁ!!」
パオフゥは舞耶の、スカートを脱がされむき出しのそこへ、突然冷たいものをあてがったかと思うと
すぐ中へと押し込んだ。
グラスの中にあった氷。
のけぞる体、あえぐ唇は次に、声にならない鋭い悲鳴をあげた。
求めるようにひくついていたそこを、今度は間髪いれず熱いものがふさぐ。パオフゥ自身だ。

「あ…っ 嫌…!! ああ、冷たい!!あああああ!!いやああああああ!」
入れた氷を奥へと押し込むように、パオフゥは舞耶を強く突き上げる。
何度も、何度も。
尻肉を掴み強く引き寄せながら、自身を深く飲み込ませていくパオフゥを
舞耶はおおきく腰を揺らしてなぶるように締め付けていく。
氷は舞耶の奥で溶けて水となり、二人の接合部を伝って汗と交わる。
やがて喘ぎ声がだんだん擦れ、息が荒くなり、
互いの額がちかづいた。汗で濡れる髪越しに見上げるように舞耶が目を合わせる。
パオフゥの黒髪が舞耶の体にかかると
「いくぞ」と言うや否や
互いの感覚がはじけて、パオフゥは舞耶のなかに思い切り欲望を放った。


    *      *       *


やがて、闇の中に言葉が響いた。
「…」
「全身が、痛いわ」
舞耶はなんだかすこし、晴れやかな声で言った。
抱かれながら彼の名を呼ぶことで、
誰にも言えずにいた気持ちを少し、開放できたような、気がした。
大人だからできる、卑怯なことかもしれないけれど。
「でも、ありがとう」


「俺は礼をいわれるようなことは、なにもしてないぜ」
パオフゥは快感の余韻にひたりたい体を、無理やりはがすように起きて
ソファに背をもたれ煙草に火をつける。
なんでもないことだとでも言うように。
おおきくふーっと煙を吐き出す。

「だがな、もっと頼りやすい男がお前にはいるんじゃないのか」
118ペル罰 パオフゥ×舞耶D :2010/11/17(水) 01:57:13 ID:OmM80gHH
(5)

舞耶に気持ちのある男。
だけどそれは。同じ顔のあのひとの…兄。
そして。

「そういうのに付けこむのが心底嫌なの、私って」
舞耶は、まるでいつもの舞耶のようにしっかりと言い放つ。


ああ、そうだな。
確かにそういう奴だ、こいつは。
元気になると面倒なんだよな。


やがてそう思ってにやついたパオフゥは
ちょっとだけ、正気に返り

うららもそうだが
克哉には一生、絶対に、とてもじゃないが言えないな……、と


明け方のソファの上で、ちょっと身震いをしたのだった。


〜終わり〜
119名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 02:00:28 ID:OmM80gHH
以上です
もう逃げていいですか
初投下でいろいろと不手際ですみません
120名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 02:05:11 ID:b8V8InbM
乙です!
ちょっと?かなり珍しい組み合わせだけど、良いなぁ。雰囲気も大人っぽいしね
仕方ないとは言え、うららと克哉にばれたらちょっと怖いな
あと、氷突っ込まれたシーンでグッと来た
121名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 14:11:23 ID:llLBOeTy
GJ!また来てくださいね
122名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 15:06:45 ID:eVNfdEZY
しかしなんで氷で・・・?
123名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 16:29:02 ID:llLBOeTy
意地悪しようとしたら、そこに氷があったからじゃない?
124名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:30:06 ID:4JnNm+gM
おおおまた新作キテター!
舞耶もパオフゥもエロくてよかった…
氷責めも萌えた。その辺にあるもので変わった責めとかしそうなのは
年の功だからだろうかw>パオフゥ

話は変わるが罰ED後の罪世界の罪面子ってどうなってるんだろうな
罪達哉は罰達哉と同調しきれなかったから罪世界に戻る事が出来たし
世界リセットに関わらなかった人々も罪世界と罰世界で別々に存在してるだろう
でも「あちら側」と同調したギンコ・栄吉・淳の三人って罪世界にいるのかな? と考えると
独りぼっちな達哉のその後が気になった

まあゆきのさんの絡ませ相手を考えていて気付いたんだけどな!
罪の戦闘ボイス結構被ってる所あるよね、あいつら
125名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 23:41:17 ID:EaXw3/o/
あっちの世界はあらかた吹っ飛んだんじゃなかったっけ?
ごめん、何分昔の話で覚えてないw
126名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 00:25:50 ID:nOB9R1w0
>>124
たっちゃんならあっちの世界でも、生存中のお若い女性軍団に争奪戦されてるよ
ある意味恐ろしいw
もしかして罰メンバーのうららやパオフゥはいるのかな?初対面になるだろうけど。
達哉にはまあ、それでもクラスメイト的なのもそこそこ残ると信じたいね。
リメイクで救いが増えるといいね。(とはいえあのエンドがいいんだけど)
127名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 00:55:02 ID:e0Lu6H+5
いると思うけど、イデアリアンに進化してる可能性あるよ
パオもうららもエルミンのメンバーもクラスメイトも街の人達
リメイクで救いあるのかな?てか、どうすれば救えるんだろ?
あと、心の海で繋がってるからいつでも会える的な事言ってたけど、その意味がわかんない
128名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:40:18 ID:nOB9R1w0
パオだと全てに懐疑的だし世界の疑問にいくらかは気づきそうだね、いるとすればだけど。
でもそれも怖い話だね。その街以外存在しないし。
うららと克哉はどうだろう。どちらも達哉に味方してくれるといいなあ。
心の海は深層心理や集団の無意識かなあ。もう「夢で逢えたら」的な世界なのかな。
「くだん」は怖かったわ。小松左京の小説読んだ後だったから。
129名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 10:04:23 ID:H7aa0Dj+
>>127
>あと、心の海で繋がってるからいつでも会える的な事言ってたけど、その意味がわかんない
俺の個人的な予想だと達哉のペルソナ、舞耶のペルソナ達が心の海でつながってるだけで
達哉と舞耶が直接会ったり、会話したり、抱き合ったりする事はもう無いと思う……。
今生の別れって奴。
130名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 11:11:25 ID:e0Lu6H+5
>>129
そりゃ辛いなぁ。マキや栄吉達みたいに融合できたらよかったのに
131名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 02:00:51 ID:6uEsapn1
ひゃくななです、乙とGJ下さった方々ありがとうございます
勇気だして初投下してよかった。
特にはじめての感想をいただけた120さんありがとう、とても嬉しかった
リメイク万歳ー!
132名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 02:30:30 ID:5nNzKrL9
タッちゃん可哀相

上のパオ×舞耶で、氷責めで思い出したけど、舞耶の専用ペルソナって氷結系が多いね
あと、あのSSの舞耶、非処女?男達に連れて行かれる場合も読んでみたかったり
133名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 01:28:22 ID:At3MVEya
達哉との対比とか月とか処女神のイメージで付けたんだろうね>舞耶の専用ペルソナが氷結系
罪か罰のどっちかではマイアはアクア持ちだったけどそっちは母イメージだったのかも

万魔殿でボロンティックに萌えたんだが流石にこれは無理くさいなあ
顔が割れてるのもだけどレオタードどっから脱がせばいいんだこれは
134名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 02:09:38 ID:eGJTCj1R
罰だとアクアだね。マイア 罪だと改がアクア持ち
マイアって、良き母・乳母の意味だよね

あの宇宙人に萌えれるのか
あいつらでエロ…繁殖か陵辱か…
135名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 18:53:32 ID:At3MVEya
いやヘソのラインが浮き上がるほどのレオタードなら
当然下も…なもんだと思って>ボロンティック
大分昔だから覚えてないがあいつら雑魚だったっけ

個人的にはパーティー全滅して一人残った淳を
よってたかって凌辱する最適要員だと思うが良く考えなくても誰得
136名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 22:05:27 ID:jIOGluYx
気の強いキャラは凌辱向け、気の弱いキャラは和姦向けかな
137名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 23:43:17 ID:eGJTCj1R
>>135
ああ、ぴっちり全身タイツってエロく感じるかも
あいつら雑魚じゃなかったよ。ボスキャラだし
男を陵辱か…てか、あいつら女なのか?
あいつら全員が男なら、舞耶とリサを犯して、繁殖すればいいよ

気の弱いキャラの陵辱も良いと思うぞ。気の強い女子の和姦も良いし
ペルソナ使いは精神力が普通の人より凄いから、鬼畜責めも耐えられそうだ
138名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 00:27:33 ID:rtFGJOII
>>137
バリバリ女だよ。おっぱいあるし(あの白ラインで区切られてるので分かり辛いが)
腰も張り出してる、戦闘中のコンタクトで出るボイスも女声
ピースサイン(スタートレック版)出しながら「エサ!エサ!」言って襲ってくるから
予想以上に搾り取り要員として優秀だな…素股よし、盛り上がってきて自ら破るもよし
やっぱり萌えないのが最大の難点なのは変わらないけど

ちなみにボロンティック画像はこちら(規約違反ならすぐ消す)
http://imepita.jp/20101122/015160
139名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 00:53:26 ID:YSLTQi2R
>>138
携帯で見た。女だったな…なんで女しかおらんのだろ。あれって、大昔の民族紛争での居残り組だよね?
「エサ!エサ!」って、食べ物って意味だろうけど、エロパロ的には、肉食系女子って感じで良いかも
異種姦で陵辱って萌えるけどな。やっぱ、あの頭の金ぴかがなぁ。
140名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 01:07:20 ID:wW4u18Tf
エサ!エサ!
そんな餌で俺様が釣られクマ――w
141名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:19:28 ID:3ZnLV8Wy
某実況動画で、罪の女三人の色仕掛けコンタクト見たんだが、舞耶姉が大胆過ぎて吹いた
他の二人はポーズとセリフだけで肌は晒してないのに
リサは援交モドキやったり、ゆきのさんは藤井さんにアピールする為に横乳見える服着てたらしい
その二人よりエロいってどういう事だよ
年頃の男子がいるのに良く太もも晒したもんだw
142名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:27:08 ID:83GSuG4P
色仕掛けと聞くと
「我は食べごろなり!」しか思いつかねぇ
143名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 02:07:35 ID:3ZnLV8Wy
よりによってあのドラマCDかよwあのドラマCD冒頭以外同人的なノリじゃないか
温泉の話なんて、リサが腐女子化してたし
温泉の話の冒頭で、プロポーション良いとか胸おっきいとか胸が少年みたいという女性陣のセリフはグッときたけど
でも、罪の舞耶って、指先から胸まで残る大火傷のせいで肌見せたくないイメージがあったからあの話は違和感あったけど
それを言うなら、達哉も背中にナイフの刺し傷があって、それを栄吉が反応しないのもなぁ
144名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 17:36:45 ID:04DKVHQq
>>138
初めて知った…
ボロンティックって女だったのか…
なんという衝撃
145名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 02:22:43 ID:JbuJWpYB
らしいね。あそこにいるの女しかいないなら、どうやって繁殖するんだろ?
146名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 02:46:28 ID:xoALx8/R
単純に細胞分裂?
147名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 05:10:08 ID:fESILYo0
寄生とか… 猟奇っぽいな〜
148名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 15:38:45 ID:uohNZBfa
もしかしたら、性別変えれるとか?
149名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 00:46:03 ID:FBtSZHjU
ひ、ひとがいない…

いまのうちにコッソリ投下します。
ひゃくななです。
続き書いてみました。でもこれで完結です。

ぺルソナ罰
カップル克哉×舞耶

過疎ってるのでちょっとでも貢献できればと、
前回SSの >>114-118 の続きを書いてみました。

計6レス(予定)

◎◎◎注意事項。以下が無理な方は回避でお願いします。

・無理やり系なお話です。
・キレてまっ黒状態の克哉が出てくるので、克ファンの方はオススメできません…
・でもなるべく救いがあるよう頑張ります
・おまけつき
150「ペル罰 そのあとのお話 克哉」1:2010/12/01(水) 00:48:01 ID:FBtSZHjU
罠にかけた。
捜査協力などといって非番の日に呼び出した。
最近使われなくなったばかりの空きビルの一角、薄暗い中に
舞耶は居た。

いや、待ち構えていたのは僕だ。
ずっとこの瞬間を焦がれていた。あの時から。

「久しぶりね、克哉さん。こんなところでもお仕事?」
逆行で見え辛いのか、ちょっと経ってから僕の姿を認め、疑いもせず親愛の笑みを向ける舞耶に
「ああ、久しぶりだね…」
高ぶりを悟られぬよう目を伏せ、適当なあいずちをうって近づく。

僕の胸には闇がつかえるように渦巻いていた。
軽くカールされた黒髪に縁取られた、綺麗な微笑。
僕はそれを破壊したい衝動で一杯なのに、何も知らないで。
無邪気な様子が更に駆り立てる。


だん。と音をたて鈍く響く壁。
唐突に舞耶の体を壁に押し付ける形にして
左手を掴んだ。

「いっ、たた…、痛いわ。何…?   ね、…克哉さん?」
舞耶が怪訝な顔で僕をのぞく。
僕は意を決して問いかけた。 

「聞きたいことがある。
 きみは、あいつと寝たのか?」
手をつかまれ、背中を壁に当てられた形の舞耶は
バランスを崩してショルダーバックを落とし、中身が床に撒き散らされた。
しかしバッグには視線を向けることもないまま
僕のただならぬ様子を見て、舞耶の表情に緊張が走る。

「え…?」
初めは質問の意味を考え、そして
驚いた表情をしたのち、顔を背けた。
状況を悟ったのだろう。

「もう一度聞く。あいつと寝たのか?…パオフゥと」
俯く舞耶は今度は顔をあげ、悲しみの目で見あげてきた。
自分はきっと嫉妬に狂う顔をしているだろう。この眼鏡でいくらかでも覆えるだろうか。
舞耶は軽く首を振りながら涙を流す。
「…や、 やめ… て… …お願い…」
青ざめ懇願するような目で見られて、僕は最悪の確信をした。

151「ペル罰 そのあとのお話 克哉」2:2010/12/01(水) 00:49:29 ID:FBtSZHjU
よりによって僕が二人を見てしまうという皮肉。
信じたくない気持ちもあった。
だが沈黙は時に雄弁だ。
そしてこれで-----迷うこともない。

「いいんだ。君は僕の恋人じゃない。言い訳などしなくていい」

自分でも驚くほどの冷たい声が出る。
僕は舞耶の襟をつかみ、左右にブラウスを引き裂く。
布の裂く音と短い悲鳴が一瞬響き、緊張する舞耶の、露にされた胸。
下から親指を肌の上に差し入れ、上へずらしたブラジャーはホックを外すと簡単に落ちた。

「君が誰のものでもないことを、いまさら気づく僕は馬鹿だ…」
そうして彼女の両腕を着ていたブラウスで拘束し、舞耶の体に唇を寄せる。。
「や、、嫌」
逃れようともがく蝶のようだった。
むき出しの震える胸の先に吸い付き、舌で刺激すると
顔を上げ、声をあげる。

「…っあ、あ、だめ…!」
そういいながら赤く染まっていく体。
もう感じているのか。
さっきからつくづく、絶望的な気分だ。



      *      *      *



指一本、触れていなかった。
既にここに居もしない男、それも弟____に
義理立てしていたなど愚かなことだ。

いや、違う。
それは単なる言い訳だ。
本当は自分が拒絶される恐怖を避けたに過ぎない。

すくなくともそれを、彼女が他の男に奪われる前に気づくべきだった
嫉妬と、自分への怒りをぶつけるだけの愚劣な罠くらいしか、僕にはないのか。
だがもう抑えられそうにない。


舞耶は僕の突然の乱暴に、意外にも、大きく抵抗はしなかった。
恐怖で呆然としているのか。いや、その瞳は意思的で懇願していた。
「や、ぁ…、 やめて…! 克哉さん… お願い…!」
ストッキングの足が、床に残され散乱した機材に引っかかり破れていく。
舞耶のスカートをたくし上げ、下着を確かめるように触れる。。。
高まりに眩暈を覚える、息が苦しい。
ずっと、手に入れたかった、恋人だった。
だが無理やりに手折れば、もう二度と手に入らないことも理解していた。
152「ペル罰 そのあとのお話 克哉」3:2010/12/01(水) 00:51:45 ID:FBtSZHjU
下着に手がかかると彼女は叫んだ。
「…だ、…だめよ! あなたのためにならない… 克哉さん!」
どうやら刑事という僕の立場を心配しているようだ。
それでなのか? むやみに騒がないのは?
逆効果だ。僕に黒い闇が増すだけだ。
いつまでその余裕を持てるだろうか。

躊躇無く下着とストッキングの片足を抜く。舞耶の息を飲む様子がわかる。
「光栄だね、僕を心配してるのか?
 …なら、もっといい声で鳴いてくれないかな…!」
そうして自身を強く差し込んだ。まだ指も入れないままだった。

「う、、ぁああああっ!…っあ」
部屋に叫び声が響いた。
舞耶の苦痛そうな様子をみてわずかな快感を覚える。憐憫も快感だった。
そのまま壁に押し付け、密接だけをわずかな動きで愉しむ。
しかし苦痛なためか硬直し、締め付ける力が強すぎる。とても動かすことは出来そうにない。
意識を持っていかれそうになるのを抑えるのが大変だ。

仕方なくそのまま抜き、足を持ち上げたまま
今度は自身を差し入れたばかりのその場所に、舌を入れた。


「ふっ、あっ…?! あぅっ…ん」
びくッと体を振るわせる。
苦痛から開放されたばかりの舞耶はいきなりの感覚に驚いたようだ。
そしてどこを舐められているのか理解して慌てる。

「…あ、あっ あんっ…! …え、か、克哉さん…!? だ、だ、めぇそんな所…!汚い、から…っ」
後のほうはほとんど悲鳴まじりにそう言う。
意外だ。こうされたことが今までに無いのか?
更に深く舌で攻めると、ぎこちなく腰が動き乱れ、濡れた声がもれ、掬えないほどの蜜が溢れる。

「は… は…ずかし…いの、 やめ・て… あ、あんっ…! か、からだが… とまらない…の…!」
感じているのか、羞恥か。泣きながら腰を回し、声はうわずり、紅潮し熱くなっていた。
しかしこの分では経験はそう多くないようだ。編集者なんてのは遊んでいるとばかり思っていたが。
尚更にあの男に殺意が沸く。

荒くなる息の中、うわごとのように甘い声を出し、目の焦点も虚ろになった舞耶に僕自身も限界を感じる。
もう一度自身を差し入れて、舞耶の中の熱さに驚く。
奥まで収めると、びくびくと閉まるも今度はゆっくりと動けた。

片手で胸を刺激しながら、舞耶の息遣いに合わせる様に動く。
いつのまにか腕の拘束は取れ、舞耶は僕の体を強く掴んでいた。
「ぁ、ふう…っ、や…、 か、かつやさん…!あ、あんっ! 克哉さん、あっ、ああああああああ!!!」
絶頂に達した舞耶の中で、僕も脈動しながら、長く欲望を放っていた。
153「ペル罰 そのあとのお話 克哉」4:2010/12/01(水) 00:53:54 ID:FBtSZHjU
      *      *      *

憔悴し呆然と横たわる舞耶の体の上半身を
起こしてやり、はだけた胸をあわせてやる。
冷静になってみれば、到底許されることではなかった。
ブラウスのボタンは飛んでいて、前を覆うのは無理だった。
破れたストッキングは脱がせるしかなく、裸足に靴を拾って片足ずつ持ち上げて履かせる。
自分を思うままにした男に、なおもされるがままになっている舞耶の姿に
ほかにどうしようもなかったのかと自答する。
忌々しいことにパオフゥからメッセージが入っていた。



「克哉。女を抱くのは体だけじゃないぜ
女が誰を好きでも、その心ごと、一緒に抱いてやりな」



思わず振り返る。
…ふざけるな。偶然などではないだろう。一体どこから見ているんだ。
しかし自分にとって、相当に痛いところを突かれたのも確かだった。


…心ごと、だと?
…相手が誰を好きだろうが、だと?
そんなことは、考えたことも無かった…

また僕は道を見失うのか。



立ち尽くし、搾り出すように

「…悪かった… 舞耶…くん。
  下に車がある。送ろう… 」
そう言葉にするのがせいいっぱいだった。



僕の後悔が伝わったのか
舞耶は無理やり明るい声で言った。
「だ、大丈夫よ、私なら…!ほら、どこもなんともないわ、
 上着を貸してくれれば、帰れるわ」

そのときつながった。
舞耶は僕の感情を受け入れようとしたのだろうか?
行き場のない想いに苦しむ僕を開放しようとしてくれたのだろうか?

「……すまない……」

舞耶にも。
そして達哉にも。

ちゃんと向かい合う、逃げない強さを持たなければ。
154「ペル罰 そのあとのお話 克哉」5:2010/12/01(水) 00:56:28 ID:FBtSZHjU
そうして散らばった舞耶のバッグの中身をひとつひとつ拾い上げ
彼女の傍らへ置き
なるべく体に触れないように自分のジャケットを舞耶の肩にかける。

すると、離れようとした僕の腕を突然に、舞耶が手にとり
僕の体を引き寄せて、
軽く唇にキスをした。

今度は、驚かされたのは僕だ。

あんなにも酷いことをした僕に、君は一体何を?
混乱し呆然とする。
どうしていいのかわからなくなる。


だが彼女… 舞耶は

「そうして困って弱ってる克哉さんのほうが、克哉さんらしいわ」
そういって微笑んだ。



      --------後日談---------


数日後。
パオフゥが仕事に目途をつけ事務所のドアを開けたとたん

「お・か・え・り・な・さ〜い(はーと)」

いつもよりバカ丁寧な迎えの声がする。

顔をあげると
ニッコリ、と特上の笑みでうららが待っていた。
いや、笑みには殺気がたっぷりと籠もっている。

パオフゥは最悪に嫌な予感がした。


「今日はもう、臨時休業にしちゃったんだよねぇ♪

…んじゃさ、とりあえず、裸になってそこに座ってくれる?
あ、武士の情けでパンツだけは許してあげるから」

血の気が引く。
「な、なん、でだ……?冗談はよせ、うらら……


   …済まん!
 俺が悪かったなら謝るから、 助けてくれ!」

両手を挙げて降参するも

青筋を立てそうな凄惨な笑みのうららに、

「また、懲りずに悪いことしてんのは誰?!」
凄まれてパオフゥは観念し、諦めて言うとおりにした。
155「ペル罰 そのあとのお話 克哉」6:2010/12/01(水) 01:01:13 ID:FBtSZHjU
「…これでいいのか」かなり渋い表情のパオフゥとは対照的に

「ふっうううぅん? 随分と素直なんだぁ。やぁっぱり色々心当たり、あるぅ?」
なんだかうららは楽しそうだ。

  (ち、あるから言いなりなんだろう…。)
椅子に座らされ、毒づいた呟きが
後ろに回した腕にあたる、ヒヤリとする固い、重いもので遮られた。


ガチャリ。


官製の本物手錠。

 

きっちり両手を拘束され血の気が引く。
「バッ…! おっ、お前、こ、こんなもの一体?!」

うふふ、と笑いうらら。
「周防刑事がね、快ーく貸してくださったの」
はーと、と語尾に見えそうだ。


あ、あいつ…!!
容赦が無さ過ぎる…!!!

「色々とご報告までしてくださったわ?♪

 ご て い ね い に ね!!」

パオフゥは絶句するしか無かった。
敏腕刑事を敵に回すということを、身を持って知る。


156「ペル罰 そのあとのお話 克哉」ラスト:2010/12/01(水) 01:02:08 ID:FBtSZHjU
「さぁて、どう料理しようかしら?
三つ編み一週間の刑、なんかじゃあ全然容赦しないわよ?
加えて恥ずかしい格好とかさせればいいかなあ? 」

うららが実に愉しげに言いながら
股間にあるものをピンとはじく。

「は、弾くな!」

「あら、だって悪いことする場所を き っ ち り と!
 締めないとね。じゃ、こうかな?」

ぎゅっと。

「に、握るな!!!」


「え? ダメ?
じゃあジャブの標的がいいかなあ?
それとも… ねえ、なんか希望あるぅ? 」


悪魔の笑みのうららは最強状態だった。

パオフゥにとっての絶望の一夜が始まった。

【end】
157名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 01:09:23 ID:FBtSZHjU
ひゃくななです。
以上読んでくださった方、お疲れ様でした。
7レスになってしまいました。

慌てず落ち着く、を心がけましたが
同じ書き手が続くのも良くないのでここで消えます。
他の書き手さんが降臨なさるのを首長くして待ってます。

内容的に仕方ないとはいえ舞耶が続いたので
次はギンコがいいなあとか、思ってもいます。

前回の時にいただけた意見、参考にした部分があります。
なんでもいいのでくださるとうれしいです。

過疎が少しでも解消される、
そんな噂を現実にしたい。
では。
158名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 01:18:15 ID:rhgbuNIH
乙です。過疎てった時にSS投下ありがとうございます。というか、まさかの続き
ひゃくなな氏の舞耶が責めらせるシーン大好きです
オマケも良いですね。うららさんつえぇw
159名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 23:16:10 ID:KUOKQN8q
>>157
続きが読めて嬉しい! 投下ありがとうございます
舞耶は相変わらずエロいなあ
克哉も余裕なくていっぱいいっぱいなのが萌えた
この後の二人も読みたいし名残惜しいな。いつまででも待ってるよ

そして完全に尻に敷かれたパオフゥに爆笑してしまった
あの組み合わせでは大人っぽいはずなのに、何でか低レベルな喧嘩が一番似合うよね、パオフゥとうらら
160名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:27:44 ID:fp+/cVwA
>>158 >>159
感想いただけてありがとうございました。
すごく嬉しくてメールで転送して保存して読み返しています。>ご感想

書いてみて、ここでの発表の利点と欠点がちょっとだけ見えました
(長いのはかけませんし、さらに続き物とかも、続々々…とかになると住人の迷惑になりそう)
どっか別のところで続きかいたり、まとめるかもしれません
そのときにお会いできましたら、また。

単発でまたきます。きっと。
161名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 23:34:39 ID:fp+/cVwA
別のペルソナ総合スレで、いまペルソナが3スレに分かれている件で
個人として希望を出しました。

違う意見のある方、もっと良い意見の方など
旧作ファンの住人の方で、意見などがお上手という方、
この先について話し合いに参加いただけたらと思います。
まあ自分は玉砕っぽいかんじでw 
どうも、うまい意見になりませんでかきまわしてしまい
ご迷惑をかけ、大変失礼致しました。
162名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 00:21:56 ID:i/BJ1p62
また来てくださいね。というか、来て下さい!
続き物大歓迎ですから。過疎気味になりやすいので

舞耶姉好きなんで、連続でも嬉しいです
リサなら、相手は誰になるのでしょう
163名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:26:54 ID:k4sDmu70
出来ることをやります。
投下いきます。
SS連続投下に、縛りってあるんでしょうか
教えて板の人。

リサ。思い出したあとの話「達哉 MY LOVE」

SS管理の方、収録をありがとうございました。
タイトルにキャラ名も入れてください。
------------------------------------------------------------------------------

《注意書き》
リサ×達哉希望の話。(あくまで希望)
微エロ。高校生補正。
ライト&ベタ話。
前編・後編のうちの前編。6スレ予定。
※リサ会話の中国語は半角カタカナ表記です、字探すの面倒なので。

------------------------------------------------------------------------------
164「達哉 MY LOVE」 1:2010/12/08(水) 00:27:58 ID:k4sDmu70

珠阯レ市を見渡せる高台の陸橋。丸い道路鏡が真下に遠く広がる街を写す。
夕暮れの空のなか、2つの人影が並んで道路に大きく影を伸ばしていた。

「イヤッホオオオオォォォォォ!ミッシェル栄吉さまの、参上だぜ!!おまたせベイべー!」
「・・・・・また、馬鹿なことやってんじゃん。相変わらず。」

叫び声をあげていたのは、個性的にアレンジされた青い学ラン姿の少年、栄吉。

両腕をガードレールに乗せ、毒づいて呆れ顔で見上げるのはセーラー服の金髪少女、リサ。

世界が元に戻っても、記憶が無くなりはしなかった、たった二人が
ここで時々会っては、誰にも相談できない心の内を話していた。

「・・・ってな。せめて挨拶ぐらい元気にしねえとよ。暗くなりがちじゃねぇか俺ら?
 思い出した達哉は帰っちまったしよー、淳は思い出さずに済んだし。
 ははは。どうすりゃいいんだろうな、この先」

「んーもう!アンタ何回ソレ話てんの? ・・・・・・あたしさ、考えたんだけど」

「・・・え?何を!?ギンコが考えたって!?(笑)」

「ケッヘイ! ギンコっていうな! ・・・今なら達哉を落とせるかも。」


     *     *     *


しばし沈黙。ののち、

「・・・っはあああああああ〜〜〜〜??
 まだ、そんなこと言ってんのお前…?」呆れ顔の栄吉が言う。

「だって達哉に、おねえちゃん・・・舞耶姐の記憶が無いんだよ?
 ・・・記憶あったときは、・・・正直勝ち目なさそうだったけど…
 ・・・・・・今なら!」リサの目が光る。

「フゥ〜!や〜れやれ、そっちいくかぃ… 強いねオンナはね!」
呆れながら栄吉は手にしていたペットボトルを開け、一口飲む。
そして、しょうもないなぁ、と思いつつ
うわべだけでも明るい?話に栄吉ものっかることにした。
165「達哉 MY LOVE」 2:2010/12/08(水) 00:29:30 ID:k4sDmu70
「あ、おい、でも、達哉がうっかり思い出したらどうするんだ?
 無いとは思うけど、よ…」

「思い出したら助けたのと同じジャン?こっちの世界にこれたってことでしょ?
 ファーンナ!できることはすべてやるのよ!後悔なんてあとからすればいいんだ!」
栄吉の顔が引きつる。

すんげー、ポジティブシンキングじゃなくて、これは・・・何も考えて無い。
もっかい崩壊したらどうすんだい世界。もう行きたくねえよ異次元。何回行ったと思ってんだ。

だけど栄吉もお年頃。興味もあった。

「ふ、ふーん、で、どうすんの?ギンコとしちゃ、具体的に・・・」顔を赤らめていう栄吉に

「夜這い!」元気に言い放つリサ。
飲んでいたミネラルウォーターを栄吉はふきだす。

「ごぶはっ・・・! マイガッ!・・・お前、ほんっと〜〜〜に何も考えていないだろ・・・」
袖で自分のあごを拭き、
栄吉は頭を抱えたがリサは意に介さず、自分のプランの成功を信じて疑っていなかった。


     *     *     *


夕暮れが深まり二人が陸橋の坂を下りると、見たことのある人物が向こうからやってくる。

「!!!!あっ! シャドウのおっさんだーーー!!」
リサが思いっきり指を差して叫んだ。
お、おいギンコ!、と止めようとした栄吉だったが

「誰がシャドウのおっさんだ、ガキ!」
言い返したのはパオフゥだった。

「ケッヘイ!だって…私さらわれたんだもん!この顔の人に」(注※ モナドマンダラ)
「・・・こんな往来でとんでもないこというんじゃねえ。おい、コイツなんとかしろ」
栄吉に助けを求めるも、面白がってか、ニヤついて助ける気配は無い。

「ケッヘイ!だって…こんなに怪しいじゃん」
「お前の日本語ほどでもないけどな」
にらみ合う二人に、もう栄吉は腹を抱えて笑っている。

「は、腹イテぇ… な、なあ、パオフゥさん、こいつさ、達哉と、ど〜〜〜〜うしてもつきあいたいってさ」
笑いすぎて出た涙をぬぐいながら栄吉が言う。
「何?達哉?」
ああそういえば。チンヤンチンヤンと煩かったのがいたっけな。そんな記憶がよみがえる。

「そんでさ、夜這いするっていってきかないんだ。なんとかならないかよ?あんたって情報通なんだろ?」
「夜這いぃ?! ・・・だからお前ら往来でなんつう・・・」
「キャー栄吉、頭いい!パオフゥさん、協力してして!!」いきなりころっと態度を変えるリサ。
「なんだよ、突然勝手なことを…?」
首に抱きついたリサに驚きながら、この道を通るんじゃなかった、とパオフゥは後悔した。
166「達哉 MY LOVE」 3:2010/12/08(水) 00:32:57 ID:k4sDmu70
     *     *     *


周防家間取り図。
両親不在日。
以上をパオフゥから(強引に)入手し、勝手口の開いている時間内に侵入する。
情報源は厳重に口止めされた。犯罪の片棒を担ぐのは嫌だそうだ。

 ふーんだ。犯罪なんかじゃないもんね。誰よりも達哉が好きなだけなんだから。

我ながら大胆な行動だとは思う。
でも、だって、学校で先輩後輩として会うだけじゃ埒があかないのだ。
あたしは達哉のファンのうちの一人に過ぎない、なんて嫌だ。
もっと知ってる… 昔からの達哉。
会わなかったことになってるけど、達哉は達哉だもん、きっと変わらないよね・・・

 でも、拒絶されたらどうしよう・・・
 嫌いってハッキリ言われたら?

考えると足がすくむ。ぶんぶんと首を振り、自分を奮い立たせるように
その時はその時よ、コッチからいくわ!とつぶやいた。

 まっててね、チンヤン、あたしがきっと幸せにするからね・・・

着替えて部屋のクローゼットの中へもぐりこみ、達哉の帰宅を待っていたリサは
幸せな想像の中、そのまま眠りこんでしまった。


     *     *     *


「・・・はっ!今何時?!」
クローゼットの中でリサが目覚めると、周囲は闇の中だった。
ずいぶん遅い時間なのか、何も見えない。
誰にも見つかりませんように、と手探りでクローゼットのドアを開け、裸足の足をそっと床につけ外に出る。
すでに帰宅していたのか、すぐ近くに、ベッドで眠る達哉が居た。

どっくん、と大きく胸がはずんだ。

 …どうしよう。どうしよう。どうしたら。 ・・・ええと、私。私どうすればいいんだっけ???

緊張でリサの鼓動が高まり、頭が真っ白になる。

 とにかく、ベッドに・・・ も、もぐりこんじゃえば、いいかな?寒いし。

鼓動が激しく高鳴る。震える手でベッドの上掛けをそっとめくると、なるべくスプリングを軋ませないように
足をすべりこませ、静かに、ゆっくり、時間をかけて隣の位置へともぐりこんだ。

「た、たつや・・・」
深呼吸し、落ち着いたところで勇気をだして、背中を向けて眠る達哉にささやいてみる。
「…ねえ、起きて達哉・・・」
軽くゆすると、大きく寝返りをされ、体に被さられた。

 えーーーーーーーーー!
 ちょっとまってちょっとまって!い、いきなり?!

167「達哉 MY LOVE」 4:2010/12/08(水) 00:37:36 ID:k4sDmu70

リサは慌てたが、その後は何も起きない。達哉は動かない。
どうやら抱き枕か何かと勘違いされたようだ。華奢なウエストに腕をぎゅっと手を回されつつ、熟睡している寝息がする。

真っ赤になってしばらく固まるリサだったが、我に返る。
い、いけない、これじゃ何もならないし。

埒が明かず、ちょっと大きめに声をだしてみる。
「す、周防先輩、私、リサです。いっつもついてまわってるから、覚えてもらえてますよね・・・・・・?」
そうして腰の手をはずして、リサの胸の上で、達哉の腕を両手で包んだ。

・・・起きる気配が無い。だめか。リサが失望のため息を漏らそうとしたあたりで
突然、胸の上の手が動いた。

 
 あ、やだ、 いやな感覚。

片手のひらの指がリサの胸の先端に触れると、指がさぐるようになぞってきた。
目の前が閉ざされたよう。顔をしかめるリサ。
じんわり浮かぶ嫌悪と恐怖、冷や汗がにじむ。落ち着かない気分になる。

「・・・せ、せんぱ・・・、 たつ、や・・・!」
目をぎゅっとつぶって、手を硬く握り我慢する。
リサの息は混乱で乱れ、酸素が足りない。涙が滲む。
胸を弄んだのち、指はすべり、肩、わき、胸をとおって腰を掴む。
「・・・・・・ぅぅっ!」
奇妙なはじめての感覚に、リサは口を手で押さえ、叫びだしたいのを堪えていた。

 こわい こわいよ… 誰か助けて!
 だけど だけど達哉と・・・!

達哉と。そう考えて覚悟をきめる。
168「達哉 MY LOVE」 5:2010/12/08(水) 00:41:51 ID:k4sDmu70

相手の体が少し起き上がったかと思うと、今度はリサの首筋に唇を寄せてきた。
吐息をかけながら、一番上のボタンを外される。

 な、なんでこんなに慣れてるのチンヤン! 浮気モノ〜〜!

思考がめちゃくちゃになりながら、半泣きで内心で達哉を批難するも。
肩口に唇が触れると、リサの体がびくっと弾んだ。

 う う ごけない… なに これ、    あつ・・・ い・・・

リサの体が脱力するのが分かる。力を入れようとしても入らない。
ゆっくりと降りて位置を変える唇からは、時々舌が肌をくすぐるように舐め、
そのたびにリサは小さくうめいた。

 も、もうダメぇ・・・!   

体が痺れるようになり、我を忘れそうなリサの
胸の丘にあるフリルチェックのブラが、舌の侵入を許しそうになったとき

ささやく声が聞こえた。
「・・・ま・・・」

 ・・・ま?
 ・・・ま、て何?
 ・・・舞耶姐?



「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 
リサは全身の血液が逆流し、反射的に渾身の蹴りを放った。


     *     *     *
169「達哉 MY LOVE」 6:2010/12/08(水) 00:42:47 ID:k4sDmu70
ごふっ!という苦悶ののちに
部屋のライトが点く。

明るくなった部屋のベッドには、胸をはだけさせたピンクのパジャマ姿の金髪少女が
胸をおさえ、半泣きになってこっちを見ていた。
その表情が見る見る驚愕に変わる。

「なん・・・・っ!なんだ君は・・・っ! どっから入った?!」
腹部に蹴りをくらうも、驚きすぎていっぺんに痛みも眠気も吹っ飛んだ克哉が言い終わらないうちに、
克哉の顔を凝視しリサが絶叫する。

「何でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
 なんで達哉じゃないの?どうしてよ!どうしてよ!ひどいよーーーーー!!!!
 達哉達哉達哉達哉達哉あーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

リサが達也だと思っていたのは、兄の克哉のほうだった。

叫ばれた方の克哉は・・・状況が全く掴めない。

だが、ベッドで少女が泣き崩れるのをみて、克哉は青くなった。
自分の左手を見て、少女を見る。
そういえば、さっきまで手の中に・・・成長中の・・・、・・・あったような気がする。
・・・いい夢を見ていた気がしたが、まさか。


「・・・そっ、その、僕は君にどこまで・・・    じゃない!
 な、何か、したの、かい??」

更にリサの泣き声が大きくなる。ベッドに完全に突っ伏している。

・・・まずい。両親不在時にこの有様。このままじゃご近所になんと思われるか。
克哉は青ざめながらも長い時間をかけて説得し、最終的にリサをなだめるのには、
次の非番の為にと用意していた克哉とっておきの、有名店お取り寄せスイーツを出さねばならなかった。


     *     *     *
170「達哉 MY LOVE」 7:2010/12/08(水) 00:44:08 ID:k4sDmu70

一階のダイニングキッチンで、換気扇の下で煙草を吸う克哉が、深い大きなため息をついた。
灰皿で吸殻をもみ消しながら言う。
「・・・達哉なら、最近遅いが・・・。
 しかし、今時の高校生は大胆だな・・・あんまり感心しないぞ。本当なら家宅侵入罪という犯罪になるところだ」

「ご、ごめんなさい・・・」
セーラー服に着替えたリサが赤い顔のまま、
克哉にお茶をいれてもらい、テーブルでケーキを食べている。
でもこれすっごく美味しい。おいしくてまた泣きそう。今度、どこで買うのか教えてもらおうっと。

「ところで・・・嫌なら答えなくてもいいが。 君はそんなにも達哉が好きなのかい?」

克哉が問うと、リサはこくんとうなずく。

「達哉の記憶があっても、なくても。
 あたしの記憶があっても、なくても。絶対いつも達哉が大好き」

にっこりと悪びれずに断言する、少女の素直な一途さと怖いもの知らずの強さに
克哉は胸を打たれた。
大人には眩し過ぎる笑顔。

そうか、彼女はどちらの達哉も知っているんだったな、と思い出す。
世界を超えてまで思われる弟を、兄は少し羨ましく感じた。

「で、でも・・・ ぅっく、まさか達哉じゃない人にぃ・・・!」
リサはどうやら部屋を間違えたらしい。向かい合う兄弟の部屋のドアの確認が甘かった。
自分の失敗を思い出してまた涙が浮かんでくる。

「ああ、泣くんじゃない君、もう」
自分が(それほどは?)悪いわけじゃないのにうしろめたい克哉はリサの涙に慌てたが
遠くから響くバイクの音に気づくと、安堵のため息をついた。

「ああほら、お待ち兼ねの達哉がご帰宅だ。
 ・・・夜這いだなんていうのは、言わないでおくから、もっとうまくやりたまえよ?」

恩に着せました、みたいな顔で克哉が言う。

 ・・・・・・・・・なんだかなあ。

あんまりに上から目線にカチンときたリサは、克哉をじっと見上げて
「ねえ、刑事さん・・・。淫行条例違反・・・って知ってるよね?」きゃは、とイジワルな笑い混じりにつぶやくと
克哉は直立のまま硬直し、煙草に大きくむせ込んだ。



  <後編に続く>

----------------------------------------------------------------------------------------------

※淫行条例はフィクションです。珠阯レ市にあるのか。
171名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:50:33 ID:k4sDmu70
以上です。続きはまた後日に。
何故かコピペでフォントが統一されない。
「・・・」が種類が違っているのが気になりすぎる。
172名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 01:38:21 ID:k4sDmu70
あ、そうだ結局また、7スレになってしまいました。計算が難しい…

>>162さん、ありがとうございました。一瞬で戻って来てるしw
前後編ですが今回は単品作、でも世界は一緒と思ってください。
克哉ファンの方、またもごめんなさい。
因果な兄弟は使えすぎます。

総合スレでの真摯なご意見に気合をたくさん頂きました。感謝です。
って、年末なのに何やってんだ自分orz
173名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 06:07:13 ID:dLD/69YB
おつかれ様でした。
パオフゥさん、協力してして!!ってワラタ
174名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 10:48:27 ID:FI1t+3/F
後半楽しみです。兄さんかわいそww
リサも一途でうざくて可愛いです
こちら側の達哉、帰りが遅いって事は、女のとこにでも行ってたんだろうか?
175名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 12:34:11 ID:Q9QMQ6A7
こちらで聞いた方がよかったかな?

保管所にある世界の果てでアイアンクローをくらいつづける少年コミュって外道ENDしか無いの?
めちゃくちゃ笑ったのに続きが見れなくてモヤモヤしてます
176名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 12:09:27 ID:u5LOqoMy
>>175
ここの保管庫の管理人さんはマメだから
保管庫になければたぶん無い

>>163
リサがリサらしくウザ可愛いw
カタカナ広東語はリズム感がでていてGJ
177名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 21:55:00 ID:3GfLf0jM
後半投下です。

リサ。思い出したあとの話「達哉 MY LOVE」後編

《注意事項》 
 >>164-170 の続きです。

・前編UP時、引用作品タイトル入れ忘れました。「ペルソナ2罪罰」両方で。
・単に長くて切っただけなので、もうエロ場がありません…、内容も閉めるだけ…
・引っ張るほどの内容もないのに、なぜか5スレも(予定)
178「達哉 MY LOVE」後編 1:2010/12/09(木) 21:56:35 ID:3GfLf0jM
時間は既に深夜0時を過ぎた頃。
両親が不在の解放感もあったにせよ、高校生の帰宅としてはずいぶん遅い時間に
達哉は帰宅した。

このところずっと、落ち着かない気分をぬぐえなかった彼は
晴れない気分をバイクのエンジン音と振動、速度に乗ることで解消していた。
ヘルメットを外すと、空に月。
何かが騒ぐので見ないようにする。
言い表せないモヤモヤが常に不機嫌な表情をつくり、周囲からは勝手にクールだなどと思われていた。

バイクのエンジンを止め
メットを抱えた達哉が、家の鍵を開けて玄関に入ると
いつもこの時間なら消えているはずの明かりを、奥に見る。

着ていたジャケットのファスナーを降ろしながら達哉は、兄が起きているとまた煩そうだと考え
あえて無言で通り過ぎようと、ただいまをも言わずあがると 話し声が聞こえた。

 こんな時間に、一体誰だ? 今日は親父もお袋も居ないはず…
 兄貴の客? でも兄貴は滅多に客なんか…?

ダイニングに続くリビングのドアを開けると、
そこには、泣き腫らした顔の制服の金髪少女と、気まずそうな兄が待ち構えるように居た。

……なぜだか、その光景は達哉の不愉快を呼ぶ。

「あ、たつや… (じゃない)…周防先輩!」
リサがテーブルから立ち上がり近づく。
「相変わらず今日も遅かったな、達哉。ずっと彼女がお待ちかねだ」

小言は心配の現れなのだが、この年頃には通じない。
達哉は兄のいつもの一言多さにむっとしつつも、いぶかしむ。

 …彼女? そんな覚えはない。
 いつも勝手について来る後輩の一人。金髪で目立つから顔は分かるが、特に親しい訳ではなかった。
 確か …リサ、とかいう。

「…こんな時間に一体、何? 月曜に、学校で済ませてくれないか」
学校の後輩などに家まで来られて更に不愉快だった。わざと冷たい表情で言い放つ。 

すると、ショックを受けたのか少女の顔はみるみるうちに、泣き顔に変わっていき

つかつかと迫ってきたかと思うと、ほとんど触れそうなほどに近づき、唐突に眼前で叫んだ。
179「達哉 MY LOVE」後編 2:2010/12/09(木) 21:58:21 ID:3GfLf0jM

「…チンヤンの馬鹿ーーーーーーーーーーーーーー!!」



鼓膜に破壊的な大声が直接響き、思わず耳を押さえる。
 
 …チンヤン? なんだ、それ?

達哉が振り返るも、
少女は鞄も靴をもつかんで、つかの間に玄関から飛び出してしまっていた。

「…台風みたいな娘だな…」

達哉が驚きで呆然と去ったほうを見送ると
距離のあるはずの兄までもが耳を押さえながら、一言つぶやいた。

     *     *     *


全力疾走で、鞄と靴を手にしてハイソックスのままで、
アスファルトの道をリサは泣きながら、ただひたすら、逃げ出していた。
あっさりと覚悟を踏みにじられた、今日の出来事から。過去の全部から。

 全部忘れたい。 なかったことにして。 今日をもう一回やりなおさせて。

そう唱えるようにつぶやきながら
すっかり暗くなった夜の道を。夜の街を。


一体どれだけ走っただろう?

疲れて歩き出すと、リサは自分が靴を履いていなかったのに気づく。
足が痛くなって辛かった。靴を履こうとすると、どこかに落としたのか片方が無い。
仕方なくそのままで、重い足で再び歩き出そうとした。

触れられた首筋が熱かった。
思わず手で押さえ、かがみこむ。

「お、大人って、ズルいよ…」
 …あんなこと、してるんだ。

痛いような疼きにたまらなくなって目を閉じると、勝手に体中にあのときの感じが蘇って、震えた。

 克哉さん、…慣れている感じだった…
 …舞耶姐とかもしてるのかなあ、皆、しないといけないの?

 …出会った記憶が無いと、達哉にはもう、優しくしてもらえないの…?


道を照らす夜景の光が滲んで、見えなくなった。
180「達哉 MY LOVE」後編 3:2010/12/09(木) 21:59:34 ID:3GfLf0jM

     *      *      *


再び歩き続けて気がつくと、いつの間にかよく知るコンビニがある。
店の前には、…なぜか栄吉が居る。

「…よお、ギンコ。 どうしたよ?失敗したー!みたいなカオして」

「栄吉…」

いつもの軽い冗談みたいな口調と軽い笑顔で、リサの顔に安堵の笑みが生まれた。

「あったりぃ。…失敗しちゃった」
「ハハハ、やっぱなあ。計画に無理があったんじゃねえ?」
 
笑い流してくれる。嬉しい。

「そっちこそ何? こんな時間に。あーーー、カス高時間?」
「馬鹿いえ。腹減ったから、食いモン買いに来たんだッつーの!」

でも、栄吉の手には何も無い手ぶら。
優しい嘘だと気づく。
ここはいつもの場所から一番近いコンビニだもんね。
心配してくれたんだ。
栄吉のなにげなさがリサには、ありがたかった。

なんか疲れたなぁ…。そうつぶやき店の前に座り込んでしまう。

「…やっぱ、無理…? 大人の女性には、かなわないのかな…?今のあたしじゃ無理?」
 なんでも持ってるみたいに見える大人たちが羨ましかった。むしろ嫉ましい。

「…いんや。ギンコはそのままでいいとおもうぜ、俺は。」

栄吉はそういってくれたけど、そうは思えなかった。
片方だけの靴を、履いてみる。

「どうしたよ、靴?」
「…落としたっぽい。」仕方が無いから、笑ってみせる。

その時。
遠くからバイクの音がした。
181「達哉 MY LOVE」後編 4:2010/12/09(木) 22:00:40 ID:3GfLf0jM

「お? …来たんじゃねえ? もしかして王子様がさ」
栄吉が通りの向こうを見て、リサに向かって笑う。
「なんだぁ。 そう失敗ってわけでもなさそうじゃん」

リサは目と耳の両方を疑った。

 そんな、そんなわけない。達哉怒ってたのに…
 しかも最後に、あんな怒鳴っっちゃって…っ

振り返ると、達哉のバイクが近づき、側に止まった。

「…もう遅いから送るよ。家どこ?」

達哉がバイクに跨ったまま、予備メットをリサに投げて寄越す。中には、落とした靴の片方。
 
 
 …そんな、出来すぎた話、あるわけない……

リサは大きな目を見開き、達哉を見つめる。声が出ない。

「…もしかして、お邪魔だったか?」

リサと栄吉に向かって、ヘルメットをはずして達哉が問いかける。

「とんでもない。…俺達あんたをずっと待ってたんだぜ。なあギンコ。」


    *     *     *
182「達哉 MY LOVE」後編 5:2010/12/09(木) 22:01:45 ID:3GfLf0jM
 …俺達?
 …ギンコ?

いちいちわからない言葉をいう奴だ。

達哉がリサの足元を見ると、片足はソックスのままだった。顔には涙のあとがついていた。

 ここまでその足で歩いてきたのか。 意地悪すぎたな俺…

兄貴がやたらしつこく、送れ送れ追いかけろと煩いから渋々来たのだが、…確かに送るべきだった。
しかし謝るのが苦手な達哉は、感じた罪悪感を横へと押しやり
代わりに青制服のことを、バイクの側まで来たリサに小さく聞く。
「あいつ… 知り合いか?有名人?見たことがある気がする…」

リサは言った。
「本当のともだち… 仲間だよ」
そうしてメットを被り、背中にしがみついてくる。
「チンヤン… 達哉、あなたも」
バイクの発進音にかかる直前、ごく小さな声で言ったリサの声が、かすかに聞こえた気がした。

 …本当のともだち?
 …仲間?

発進させると、ミラーに青制服の姿が映り、遠ざかった。なんだろうこの感じは?
考えてもわからないなら、考えるのをやめるしかなかった。今は。
疑問のもやもやを再び速度で解消したかったが、同乗者がいて出来なかった。


     *     *     *


バイクに乗り達哉の背中にしがみつきながら、たくさんの光が後ろに流れていくのを見つめる。
リサは満足していた。

ずっと表情が硬かった達哉が
ふっと緩んだ。
本当のともだち。仲間。
その言葉で。

 今日のこと、やっぱり忘れないことにする。
 また、新しい思い出をたくさんつくっていけばいいんだ。
 …達哉と。みんなと。


二人を乗せたバイクは夜の道を駆けて行った。

 
 〈 end 〉
--------------------------------------------------------------------------------
183名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 22:07:25 ID:3GfLf0jM
以上です。読んでくださった方お疲れ様でした。

・リサの相手が思いつかず、手探りのため書いたらこうなった…。
・登場する全員とリサで恋愛フラグ立ててみた、という内容になっております。
 お好きなキャラでリサとの続きを妄想で補完願えたら、本望です。
・内容ベタなライトノベルまがいで、すんません。萎えたかた、すんません。
 同じパターン続くと飽きるのでやってみた。
・リサに不機嫌達哉さんを落とすのは難しそうだ。(勝手設定)
 >>173さん>>174さん>>176さん、ありがとうございました
 達哉が女のとこから朝帰りも楽しそうだと思いましたが、どうもうまく思いつきませんで…。
・作者は学生エロがどうやら苦手なようです…多分。この分だと。
 非実在成人(?)のほうが書きやすい…

 書ける方、このスレにどうか学生エロ成分お願いします!切実に。

じゃあ次回もしよろしければ、年明けくらいまで時間を置いて、”爛れた大人編”で〜!
(うそかも)
184名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 22:15:49 ID:3GfLf0jM
あ、雑談や質問が被って書き込まれても、むしろ賑わうのでありがたいです
いろんな会話を気にせずされてくださいね〜
185名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 01:04:34 ID:pXpyZv0E
長いお話、乙です!
てっきり、帰って来た達哉を襲うかと思ってましたw
最後の辺りは、少女漫画の様で赤面ですw(※褒めてます)
このお話だと、舞耶姉と兄さんは付き合ってるんですか?前のお話と繋がってます?
不機嫌な達哉、舞耶姉ならおとせるんでしょうかね?やっぱり、無理か

あ、ちょっと気になったんですけど、リサは舞耶姉のこと、舞耶「ちゃん」って呼んでますよ…
186名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 02:38:23 ID:Faz9wqjk
こういう場合は、解説いれないとわかりづらかったですね

>>185さん、感想ありがとうございました!
舞耶ちゃん呼び、罪で呼んでますね。
たぶんですが、罰で舞耶はリサを知らない(出会ってない)と思ったので
罰後リサもそれほど親しく近しく呼べない感じかな?男子にならえー、という、
またも作者の勝手設定でした。あれ?デジャビュの少年少女団体なのか?w

淳は公式どおりライバルなので?面倒なので出しませんでしたが
兄さんは誰とも付き合って無いつもりでした。妄想?
舞耶がこの達哉をどうするかは彼女の理性にかかっている気がします…。その気になると恐いかも?
あとはご想像にお任せいたしますね。(←って、考えていないだけです)

赤面させてしまってスミマセン\(^o^)/いやほんとどーにもスミマセン。
もうネタも尽きたんでほぼ最後になりそうな気が。
それぞれ主軸となる人物の願望の落としどころを探して作ったようなSS群です。
リサ主人公にした時点で、あのあたりがリサの理想だろうかと(勿論勝手に)思ったので。
そう考えると相当に板的に人選ミスでしたね!

兄さんの前で達哉を襲うリサ… 受けました肉食すぎw 5年後設定なら書けそうですw では。
187名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 09:18:56 ID:3/4WlBqm
達哉かわいい 達哉で書いて
188名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 21:38:43 ID:/LSMuzia
GJでした
189名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:19:47 ID:yltLPMSp
GJ!

ところで悪魔にクリスマスは関係あり?
宗派によりそうだけど
190名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 11:46:06 ID:xOCv9NLm
GJ!
クリスマスって、イエスの誕生日なんだよね?関係あるんかな?
191名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 12:12:21 ID:rZzDFaLK
キリスト教の天使系ペルソナとかいなかったっけ?
違ったかなー
192名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 12:49:36 ID:A+C/OpOR
ガブリエルとかミカエルとかその辺?
ヴァーチャー・アークエンジェルも祝いそう
ファレグとかその辺は微妙だけど…
193名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 17:06:01 ID:Eamg/6p9
元々はミトラ神の誕生日だそう
194名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 20:19:45 ID:VjMexpSJ
歴代ペルソナ主要女キャラの3サイズを妄想でもいいから知りたい
195名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 23:29:01 ID:xOCv9NLm
スリーサイズとかは解らんが、個人的なイメージで
巨乳(D以上)→舞耶姉、美鶴先輩
大き目(D)→風花、雪子、直斗?
まぁまぁ(C)→エリー、リサ、りせ
普通(B)→ゆかり、ハム子
ぺったん(A)→マキ(あき曰く)、アヤセ、ゆきのさん、うららさん、千枝
機械のアイギス・メティスは良く解らん。でかい方?
舞耶姉は身長と体重からして巨乳はあり得ないけど、本人も第三者も巨乳扱い
直斗も確か、見た目に反して巨乳だっけ?普段、少年と間違えられるくらい真っ平ら
風花も着痩せするらしいし
雪子は、りせが「控えめ」とか言ってたけど、どう見てもでかい
マキとエリーはスリーサイズは同じくらいらしいけど…
個人的に思ったのは、金子キャラは貧乳多いね
196名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 00:16:43 ID:upDnIie3
貧乳というより美乳だな、個人的には
197名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 10:09:26 ID:Tf6o3MGt
上の書いといてなんだけど、モデル体型って言うと貧乳だね。じゃあ、エリーもそんなに大きくないか
胸がでかい女性陣がなぜか母乳が出るようになって、搾乳プレイされるとか見てみたいわ
小さい女性陣なら一生懸命パイズリとか。無理かな?
198名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 18:55:23 ID:DRepZ1k/
舞耶と美鶴と直斗の巨乳対決、エリー、リサ、ゆかりたちは審判役



あとナレーションは風花
199名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:19:22 ID:sP1Cf9xn
その対決、貧乳チームからシャドウが出てきそうだなw
てか、どうやって勝負するの?
200名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:24:23 ID:oG7tRATQ
それぞれの作品の主人公をパイズリで誰が一番早くいかせられるかで勝負します
201名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 00:46:02 ID:LuKAe4D8
>>200
それ採用
だが俺は書けない
202名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 01:01:05 ID:sP1Cf9xn
自分も読みたいな。文才ないから無理だけど
審判の一部が怒りそうだなwリサとかゆかり辺り
203名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 02:31:19 ID:Uztwzwyd
>>195
カップはアンダーバストとトップの差で決まるものだから
機械のあいつらにカップという概念が果たして存在するものか…
マキはあき補正(=悪口)だからもう少しでかくてもいい気がする
パイズリ判定法はアレだ、ご立派さま呼んでくればいいんじゃねw?
204名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 06:13:04 ID:o3CP42iW
>>203
いやご立派様だと、ただの痴女にしか見えない
やっぱ好きな人じゃないと出来ないだろう
205名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 08:14:48 ID:sP1Cf9xn
>>203
あきは園村麻希の一部で、マキと同じなのによくあんな悪口言えたなw
上田版だと成長?してたけど、マキと同じくらいだった

>>204
ご立派様はエロかったなwネミッサが突かれまくってイきまくったわ
その巨乳組で思いつく相手って、
舞耶なら周防兄弟のどっちか、美鶴はキタロー、直斗は番長か完二?(完二は片思いか)
206名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 15:33:39 ID:fDrMvKHU
保守ネタ「マキえもん」

ピア太「うわあーーん、マキえもーん!」
マキえもん「どうしたの? またゆきのさんにいじめられたの?」
ピア太「そうなんだ、マク夫にブラ夫も一緒になって僕をいじめるんだ! エリーちゃんにまで笑われるし……」
マキえもん「またボクに道具を出せって言わないだろうね?」
ピア太「えへっ、そうなんだ〜。あいつらをやっつける道具出してよー」

マキえもん「もう、しょうがないな〜。チャラララララン! げんじつとうひー!」

ピア太「なんだいこれは?」
マキえもん「これはね、今ある現実の世界から飛び出して、自由に架空の世界を作っちゃえる便利な道具なんだ」
ピア太「ゆきのさんをコテンパンにやっつける事できる?」
マキえもん「できるよ。この道具を使って自分が強い姿を想像するんだ」
ピア太「マク夫やブラ夫を僕に従わせる事もできる?」
マキえもん「できるよ。自分の方が偉いんだぞって思い込むんだ」
ピア太「なんじょうすぎくんよりも頭良くなるかなぁ?」
マキえもん「できるよ。自分は推理小説に出てくるような頭のきれる人間だって思考するといいさ」
ピア太「れいじくんのようにいじめられる事も無い孤高の存在でありたいなぁ」
マキえもん「そういう時は新月になるごとに脳内エストマかけるの忘れないようにね」
ピア太「一度でいいからアヤセさんに鞭で叩かれるプレイなんかしてみたいな」
マキえもん「できるよ。どんな部屋で行うか、細かな道具の類まで想像するの忘れないでね」
ピア太「えへへ……エリーちゃんがお風呂入ってる姿が見たいなぁ〜」
マキえもん「できるよ。まぁど○でもドアでもいいけど」
ピア太「やったー、ありがとうマキえもん! 早速使ってみるね!」

数日後……

マク夫「やべーよ、あいつ……」
ブラ夫「おいおい、なんか、なんかヤベェ目してんぞ!」
ゆきのさん「ちょっと今のあいつには近づく気になれないね……」
なんじょうすぎくん「なんだか『自分は強い』『自分は頭が良い』などとぶつぶつ呟いているな……」
アヤセ「てゆうか、全体的にキモいんですけど……」
エリー「Oh、あんなに虚ろな目をして……彼の何があんな風にまで変えてしまったのかわかりませんわ……」
れいじくん「……」
ピア太「えへへ、えへ、げへえへへえ、みんなー、僕の方がすごいんだぞ、えへへへへ」

おわり(BAD END)
207名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 17:22:11 ID:fDrMvKHU
いっけね! ジャンル記すの忘れてた!
>>206のネタは『ドラえもん』のパロディです。
208名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 23:46:00 ID:leNMWzpo
乙ですw想像したらふいたww
209名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 06:33:28 ID:3YLJH+K9
わらた
つーかマキえもんではなく、フィレもんでいいだろう
210名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 15:47:58 ID:JdeuEpTt
フィレもんだと殴られちゃうよ
211名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 10:06:08 ID:Wfx2q9xD
罪やってて思ったんだが、淳×舞耶で授乳プレイ妄想した自分はどうかしてるw
だって、淳って舞耶に母性感じてる(作中でママって呼ばわりしてたり)上にマザコン
シバルバーは思考が現実になるし
212名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 14:14:39 ID:RCYIzNix
投下も無ければ書き込みも無いので保守ネタを1つ。


保守ネタ「マキえもん」2

ピア太「うわああーーーん! マキえもーん!」
マキえもん「どうしたんだい? ピア太君」
ピア太「ゆきのさんがむしゃくしゃするからと言って、いきなりゲンコツで殴ってきたんだー」
マキえもん「何か理由があって殴ったんじゃない?」
ピア太「僕は被害者だよ? ああ、僕はただ黙って殴られるしかないのかなぁ……」
マキえもん「もう、今回だけだよ。チャラララララン! リアルトラエストー
ピア太「わーい、また便利な道具出したね。さっそく使うよ」
マキえもん「え、ちょっとまtt」

その夜……

アナウンサー「次のニュースです。都内の高校に通う17歳の男子高校生が首吊り自殺をしているのが発見されました。
         幸い、男子高校生は一命をとりとめ、現在近くの病院で手当てを受けているとの事です。
         警察では、男子高校生と行動を共にしていた、同じく17歳の少女から事情を聞くと共に、
         少女が事件に関わっていると見て捜査を進めています……」

おわり(BAD END)
213名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:50:49 ID:Fj3zaYMa
年明け前のネタを保持しててもなんなので解放します。
他の書き手さんへ。このタイミングで投下を考えていたのなら、
私のネタは無視して連続投下して構いません。
214名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:51:29 ID:Fj3zaYMa
保守ネタ「バー『パラベラム』」


皆さんこんにちわ。
私は街の一角でバーのマスターをしている者です。
ここのスレの皆様が「お話」を求めているという噂を聞いたので、私からも1つ拙い話をしましょうか。

私が経営するバーには色んな客がやって来ます。
私は――そうですなぁ、いわゆる「1人1人の主人公」の日々の自慢話や愚痴を聞く「脇役」といったところでしょうか。
どこで売っているのか、全身金色のスーツに怪しいケースを持ったやさぐれた中年男性。
身のこなしからスポーツでもやっていそうな、でも男運が無い事をぐちぐち話す大人の女性。
どう見てもカタギの職業に就いているとは思えないインテリなお兄さん。
財閥の御曹司である事を隠してお忍びでやってくる男性。
流暢な英語をカタコトで話す、帰国子女の雰囲気を漂わせる女性。
カメラマンやセラピストをやっている人も来るみたいです。
巨乳……あ、失礼。何か記事のネタにならないか、街の噂をお聞きになる新聞記者の人といったところでしょうか。
1人でお酒を楽しんでいたり、お連れの人とご歓談したりしていますね。
時には私と酒を傾けながら話をしたい方もおられます。
そうそう、いつも1人で何やら思いつめた顔をして、日本刀を携えているライダースーツの少年なんか時々来たりしますね。

ある日、こんな事がありました。
その日は特に客も来ないので、店のグラスを磨いていると、いつもの客が4人組で入って来ました。
じろりと店内を見回し、酒を飲みながらでも窓の外を堪能できるお勧めの席に座りました。
皆一通り注文した後、何やら話をしています。
お節介な私ですので、彼らに悟られないように無関心なフリをしていたんです。
しばらくすると、ああやっぱりなと。私が武器を売り捌いている事を見抜いたんです。
もう何十年もこちらの商売もやっていますからね。どこかから噂を聞きつけたんでしょう。
私が武器を元の場所に隠し、また改めて注文を待っていると、信じられない光景を見てしまいました。
持っていた七姉妹学園の校章をライターで火を付け、灰皿に置いたんです。

「お客さん、火事にでもなったら大変なのでそういう事されると困ります」と、あの時は思いましたね。
確かにきゃぴきゃぴした若い人は寄り付かないジジくさいバーですが、だからといって火付けなくてもいいでしょう……。
これから私の裏の商売のお得意さんになる気がしたから黙ってはいるんですけどねぇ。
そんな渋い顔をする私を嘲笑うかのように、灰皿の中にあった校章はゆらゆらと燃えていました。

ここはバー「パラベラム」。
今日も色んな客がやって来ます。


おわり
215名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 12:53:33 ID:Fj3zaYMa
保守ネタ「フィレもん」
『ドラえもん』のパロディ

達哉「そーらを自由にっ、とーびたーいなっ!」
フィレもん「この普遍的無意識の世界では人の心――思いが形となる」
ニャル美「貴様の願いを叶えてやろう」
達哉「おい、ちょっと待てやめろ、本当に飛ばすな。いいから元に戻せやめろ、やめて、やめてください。ぶん殴る」

おわり(BAD END)
216名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:41:06 ID:uP1PkOW6
BAD ENDしかないのなw 
続けて読むとじわじわくるw
ものすごい偉そうなド○えもんとド○ミだ、見たい。

保守ネタさんに追随してみた。キテ○ツ大百科パロで

南条「我輩は南条ナリ。これからブタゴリラと対決に行くナリ。心は武士ナリ。」
エリー「剣しか合ってないし。て、ブタゴリラは誰?」
南条「知らないナリか?ブタゴリラの本名は薫っていうナリよ」
?「おいちょっと待て」

多分、某球団応援対決らしい。
217名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 17:34:16 ID:wik5BSiB
おつかれ
良いお年を
218名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 02:50:13 ID:ZKOlT6AU
あっけおめ!
GOOD YEAR!
219名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:53:50 ID:jm7sYegU
いい年になるといいね
220名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 16:25:16 ID:TgfiHLnZ
保守
221名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 08:08:48 ID:R9LOzGhs
4月までは遠いな・・・
222名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 09:19:44 ID:zYBa8k8F
遠いよね。PSP版出たら、エロパロ増えるかな?
PSP版異聞録出た時に、エリー本出してた人いたし、リメイク2の出してくれるかな?
罪だから、出るとしたら、リサ本が多そうだ
リサ、可愛い女子高生で、一途で、クラブで夜遊び好きで、援交まがいや麻薬やったことあったりして
223名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 18:11:33 ID:xhaNk4En
リサはなんとなく、3、4のキャラと同じにおいがな・・・若いしJKだし
いやそれもそれでいいけど
やっぱ2はお姉さんたちのエロがみたいな、3、4はお姉キャラ少ないから
224名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 18:17:19 ID:UCJFj60N
>>223
一行目だからこそ萌えるんだろう
ぶっちゃけ舞耶姉やうららや2仕様のゆきエリじゃ萌えには直結しないと思う
225名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 19:36:05 ID:xhaNk4En
>>224
確かに萌えには直結しないですね、だからこそそのキャラの萌えが見たいって感じ、個人的に
まあ隠し色気って奴?
女子高生はもちろんかわいいで、お姉さんたちもそれに負けないように頑張る
そういう微妙な女心が萌えるじゃないの

要はまずそのキャラのことが好きだから、そういう一面もみたいですね
まあ好みはそれぞれなので、みんな幸せになればいいの
226名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 20:05:37 ID:B7QcLrR1
日本語おかしいけどまさか罪罰スレの中華さんか?
227名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 21:42:35 ID:/QImp3bB
リメイクがなかなか来ないので暇だね・・・
228名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 00:00:39 ID:zYBa8k8F
昔、罪のリサ本で冒頭から噂で?淫乱になった舞耶姉が輪姦?されてるのあったな
229名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 22:10:28 ID:zgBZsH6S
2の大人キャラたち、そんなに不人気なのか
230名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23:25:32 ID:2Nf5MnkJ
だって

・変な髪形、胸にハート、レッポジ
・変な髪形、貧乳、CD女
・変な髪形、貧乳、男女
・変な髪形、劣化、別人28号

だし
231名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23:31:55 ID:B9zP7QH2
罪の舞耶はズラみたいな前髪だけど、罰だとそんなに変だと思わないんだが…
マキは大人でも可愛いよね
232名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23:34:04 ID:EEZRcbTU
関係ないけどキャサリンのチーズを伸ばしてる絵はエロかった
233名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23:39:42 ID:FEg3awn6
>>230
むしろ後者二つは公式で相手が限定されたってのがキツいんでは
俊介さんはモブにもほどがあるし2時点でのピアスなんかどう料理しろって話だし
234名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 00:11:28 ID:BcYQI7b+
うららも相手限定されてるよ
てか、2のキャラはほとんど髪型が変
235名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 00:12:23 ID:6hLUz7bj
>>230
>別人28号

これはマキ、ブラウンたちにだってあてはまるじゃん
つーかこれを見れば女の髪型の変化が分かる
ttp://www.frablo.jp/2011/01/11/300-days-of-venus/
236名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 00:25:03 ID:ErmVFKQc
マキ:高校時代まあ美少女→大学時代美少女
エリー:高校時代美少女→大学時代黒歴史
アヤセ:高校時代微妙→成人後の消息不明
ゆきの:高校時代イケメン→カメラマン時代おばちゃん
舞耶姉:中学時代美少女→OL時代普通
うらら:高校時代まで謎→OL時代ケバイ
リサ:小学生時代美幼女→高校時代美少女

おまけ
雪子:中学時代美少女→高校時代美少女

人の成長って様々だな
237名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 03:20:43 ID:6hLUz7bj
>>236
人の好みって様々ってことじゃない…

個人的に雪子の顔は明らかに「二次元にしか存在しない美少女」で、
初音ミク、ブラック★ロックシューターらと同じにおいがする
舞耶たち2のキャラの顔は妙なリアルさがあるので(これも絵柄のお蔭で)「現実にもいそうな人」に見える
その分、親近感が沸くと思う

リアル寄り系の絵師の女キャラと萌え絵師の女キャラ、どっちが萌える?
大半の人は萌え絵師の方がいいかもしれない
しかしリアル寄り系の方が好きな人だっている
238名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 03:30:11 ID:1dHAmPuj
どっちもリアルには存在し得ないバランスだよ
239名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 03:51:58 ID:9XgMjfJm
久々覗いたら、キャラ不人気説に微妙に受けたw 
たぶん自分の中の何かが同意しているw そういう視点も面白いなー。
箇条書きだと説得力ありすぎ。

でも実際OLって同じ服を着続ける人って居ないと思う。スーツの男性陣はともかく。
罰で服装変える話もあったらしいし
服変えてバリエーションを増やしてほしかった、OL陣の服はちょっと気の毒だな。

大学生エリーはダメなの?顔はかわいいと思うけどな。
言葉が強烈でダメって言うなら、わからないでもないかも
マキは美少女だなー、女先生と並んでオアシスだな
罪にもライドウみたくオマケで麻雀つかないかな。いっそ脱衣で。(暴挙)
240名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 04:55:08 ID:6hLUz7bj
>>238
2の絵柄は結構リアル寄りだよ、もちろんあくまで「3、4に比べたら」のことだけど

画像はdeviantartより拝借
http://or2.mobi/index.php?mode=image&file=4019.jpg
241名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 09:16:23 ID:pwRid/JR
ペルソナ倶楽部だと、舞耶、休みの日でも同じ服着てるっぽいね
あの胸にハートってうららが買ってきたそうだど、センスやばいね

うらら、江角マキコがモデルってことは知ってたけど、髪型のせいで解りにくいよね
エリーの場合、ポニテが可愛過ぎたから、おかっぱに拒絶反応が出ちゃうのかと
2のバストアップと3・4のキャラデザ同じ人なのに金子絵リファインと自分の絵でだいぶ違うね
4の時の絵は好きだけど、3はあんまり…
242名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 21:45:13 ID:tN6CSyRl
とりあえずID:6hLUz7bjが金子キャラ好きなのはよくわかったよ
でも副島も金子もリアル系じゃないな
癖がある・アクが強い絵とリアル系は別
金子絵は副島絵よりアクが強い
それだけ
243名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 23:29:20 ID:4XnZcTHE
>>242
240のバストアップは金子ではなく副島から、副島絵と金子絵のことじゃないよ
あくまで顔のこと(目の比率、骨の形など)だけどな
どっちが美女?絵柄違うから比較にならないと思う、だってまず目の比率が違う。
244名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 23:52:39 ID:tN6CSyRl
>>243
240の絵の話はしてないよ。過去から今までの金子と副島の絵がリアルかどうかの話。
二人ともけっこうな漫画系のテンプレ記号顔だよ。
245名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 00:09:09 ID:UjjJHX9J
>>241
あれうららが買ってきたのか・・・いじめ乙
と思ったけどうららも緑地に蜘蛛の謎の服か

キャラの髪型といい服装といい2の世界のセンスは凄まじすぎる
246名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 00:25:17 ID:ncV4GC3H
PS版ifチャーリーの髪型に比べれば、2のキャラは普通だけどね

胸にハートは男を遠ざける為とかという説見掛けたな
あんな胸にハートでも周防兄弟にモテモテだけど
247名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:12:24 ID:XpmDjUAZ
>>245
ハートマークは多分胸へのコンプレックス
蜘蛛の服は金子さんの解説では「家庭的な人、包容力」の表現
かっこいい服じゃないか、特にシルエット
ピストルオペラのヒロインを連想させてくれます
248名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 06:28:53 ID:8JNZAG/y
胸ハートの服はいじめというより、デカ胸への皮肉くらいのニュアンスかなと
想像したけど、きっと天然で皮肉が通じなかったのでは…。

でも休日までアレってどういうことだ。蜘蛛服・ハート服。
買ってきたほうにダメージが行きそうだな胸ハート。
うららも男性依存、自分探しみたいなキャラで外見江角マキコってアンバランスだなー
(江角マキコっぽいキャラというと自己完結してそうだから。)

とはいえ、全部金子さんデザイン発祥ですからね。アクが強いのが魅力。
うららは寝るときはきっと、髪を下ろしているんだよね?さすがに。
249名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 08:56:06 ID:TfXzSJlm
>>248
>うららは寝るときはきっと、髪を下ろしているんだよね?さすがに。
これは見てみたいな。

ちょっと想像しにくいけど、もしかしてこんな感じ?
ttp://or2.mobi/index.php?mode=image&file=4037.jpg
250名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 10:35:06 ID:8JNZAG/y
>>249
うまっ!鼻血出たわ。超美人!249さんが描いたのかな?激上手。
これなら全然イケますわ。普段わざわざ威嚇してるみたいな
トンガリ剣つきのお団子ヘアだからなー。(>>240と見比べてしまった。良い画像ありがとう)
これで蜘蛛服・パープル口紅じゃなかったらイイ男など簡単ゲットだろうに…。
251名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 17:13:17 ID:E6L1jx3A
>>250
服や化粧、言葉使いは女の武器で、自分を守る鎧にもなる
大人だもんね〜少女と違って、萌え全開な振る舞いは許されない

ゆきのさんはわざと鎧みたいな服を着ているね
俊介さんは一体どうやってあの鎧を脱がすのだろうと非常に無駄な妄想をした事もあります
普段とのギャップ、そこが萌えのポイントだと思う、
これは舞耶姉、エリーたちにも当てはまる
252名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 18:28:20 ID:8JNZAG/y
>>251
そーね、化粧うんぬん言ったけど、決して原作うららさんを否定する意味合いは無いんですよ。
いつも眼鏡の子の素顔をこっそり拝んだような喜びを感じてしまったのでした。>髪降ろし姿
しかし、つまりうららは無意識では男嫌いなのかも知れないね
ファッションに、異性に媚びが無さすぎる。過去にも嫌な思い出があったのだろうかとかんぐってみる。

ゆきのさんは単に元ロンタイBABYだから、長スカートがしっくりくるんでは…
と思ったら大人版はスカートじゃなかった!!
なぜかずっとスカートだと思い込んでいたわ
253名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 20:05:10 ID:x8cq7WHh
>>252
ちなみにうららの髪型の編み方は多分こう
つまり普段は姫カットに近い感じ
ttp://or2.mobi/index.php?mode=image&file=4044.jpg

2のゆきのさんの帽子と髪型は某女性カメラさんにそっくり
254名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 22:05:25 ID:8JNZAG/y
>>253
素晴らしいー 素敵な絵解説ありがとう!
これを毎日やってるうららってやっぱりオシャレ。
独自路線を突っ走るのもカッコイイな。スルメキャラに思えてきた。
噛むほど味わい。  姫カット夫婦(ごほごほ    いえ冗談

カメラマン助手ゆきのさんファッションは元ネタありなんだね。皆詳しいな。感心だ
255名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 11:58:41 ID:w9IH5DQQ
なんつーか、人が居るときと居ないときの差が激しいなここ。
居ることがわかって良かったが
256名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 12:05:42 ID:3gTjDf1j
エロパロスレなのに髪型で書き込み増えたのは珍しいね
2リメイク出たら人増えるかな?
257名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 18:38:51 ID:oQt+266H
あさってはバレンタインデーですな
女性陣はどんなチョコをくれるのか
258名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 18:42:45 ID:wko+Hkrc
舞耶姉のチョコ
相手は死ぬ
259名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 23:30:18 ID:3gTjDf1j
風花と千枝と雪子とりせみてたら、ヘタってだけの舞耶姉はまだ普通な気がするわ
女子じゃない克哉兄さんがチョコ作り頑張るんだろうね

あと、バレンタインデーって淳の誕生日だよね
260名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 00:20:24 ID:Sp68dXq4
舞耶姉「そっかぁ。つまり淳くんはお誕生日にはチ○コ食べ放題ってことね!うらやましいゾ!」
リサ「アイヤー!チョコのョを伏字に変えただけでなんかすごくエッチ!」
261名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 14:43:56 ID:da5VE/ok
淳自身もチョコレート好きだから、普通の男子なら嫌がったり落ち込んだりしそうな
お母さんからのチョコも舞耶やリサやゆきのさんからの友チョコも普通に大喜びしそうだよね
むしろ互いに配り合ってキャッキャしてそうだ…罪の時間軸的に無理だけど
罰だと克哉が舞耶にチョコ作って持ってくるのはガチだと思う
うららも普通に作ったり買ったりしそうだなー

あれっここ何板だっけ
262名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 18:34:17 ID:B44bnxsa
いいじゃん、暇なんだし
263名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 20:43:35 ID:IVobtaVh
舞耶だと作らず市販品? そのほうが安全だけど。
胸マークと同じピンクハートのチョコを配ってあらぬ妄想を呼びそうだ
264名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:58:03 ID:AaOpY0Qi
あらぬ妄想…
ハートマークと同じ→それを食べる=舞耶のデカ乳を…?
裸の舞耶の胸に溶けたチョコをぶっかけて舐める妄想すればいいよ(周防のどっちか)
265名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 03:12:33 ID:xxo9Awwx
男子高校生には刺激の強い妄想ッすね
罪メンバーなんか高校生ばっかり
266名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 03:27:51 ID:GiWeqNtQ
舞耶姉はよっと天然だけど、料理下手なんて設定ある?
267名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 03:38:44 ID:xxo9Awwx
>>266
探してみたらこんなのが。家事全般苦手そうな感じはするけど化粧もとは。
http://www.gpara.com/contents/charabase/bn_014.htm
268名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 03:51:44 ID:GiWeqNtQ
>>267
なるほど、サンクス
でも料理が大の苦手とはいえ、本人も自覚してはいるみたいで
(まずいなのに)「どう?おいしい?」はしないと思う
269名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:07:18 ID:19bKZVPJ
マキとエリーから本命チョコ貰って修羅場になりたい
270名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 00:36:45 ID:RHoYzqEA
エロパロ板的にはその修羅場の後に3Pですね。わかります

そういや、ペルソナには三角関係が多いよね
異聞録なら、ピアス・マキ・マーク、ピアス・マキ・エリー
2なら、達哉・舞耶・リサ、達哉・舞耶・淳、達哉・淳・リサ?、達哉・舞耶・克哉
3と4は三角関係どころか何角関係にもなるよね
デフォだと、キタロー・ゆかり・アイギスとか?
271名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 21:51:10 ID:a53gUaiB
三角関係だけなら
真1のゆりこ・主人公・ヒロイン
真2のベス・主人公・ヒロコ
ハッカーズのヒトミ・主人公・ネミッサ

異聞録や2は別に特別じゃないな
272名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 09:43:58 ID:zz9PtHnz
P4のSSはここで構わないのか?
一日待つ。なんか、楽しそうだから邪魔したら悪いとW
273名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 13:50:30 ID:gJ0+WxUr
P4ならこっちもあるよ。どちらでもいんじゃない?

【主にP3・P4】 ペルソナ総合エロパロスレ 16 【1と2も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1275822774/l50
274名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 13:56:37 ID:Yv1QKHp2
P4ならこっちでいいじゃん
正直3つのスレはいらない
275名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 13:58:47 ID:V81ndTys
頭がチョット可哀想な子が自治気取って無駄に分裂させちゃったからな
276名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 06:48:08 ID:KEye7eKb
>>270からネタもらったもんでW

P4 何角関係WW
雪子 千枝 りせ 陽介
NG…百合 3P SM
277P4 1/11:2011/02/18(金) 06:50:19 ID:KEye7eKb
形のいいショートカットの頭が揺れた。それを見て、濡れたような黒髪の女が座卓に腰掛けて考えるように指先を顎に当てる。
「っ…と、もう勘弁…」
「泣き言?千枝らしくない」
「無理だって…」
雪子がふーむと呟く。目の前の千枝は旅館誂えの浴衣を着ている。あのアナウンサーが泊まっていた部屋だ。結局、一番いい部屋だったのに噂が噂を呼び封印されてしまう事になった。
「なにが辛いの?」
「いやいや、全部辛いって」
軽く喘ぐような息を吐きながら、千枝が答える。
「だから、どこが?」
しつこい雪子の質問に、逆ギレしたように千枝が怒鳴る。
「足も痛いし!この姿勢も辛いっ!あと、こんな格好見られてんのもやだっ!」
ふう…と雪子が溜め息を吐く。
「我が儘ねぇ」
すると、くすくすと雪子の横で忍び笑いが起こった。
「わっがままだぁ。千枝先輩」
「うっさいっ!馬鹿りせっ」
「うっわ、ひっどー」
また、くすくすと笑う。
「せっかく良い物持って来てあげたのにぃ」
りせの唇が、柔らかいシリコン性の男性器を模した物に音を立ててキスをした。
「結構、良いよ。コレ」
「うっさいっ!馬鹿っ」
「千枝、うるさい」
窘めるように雪子に言われ、思わず口を閉じるが、閉じても状況は変わらないと判断したのか、また口を開いた。
「ねぇ、せめて足、解いてくんないかな…」
1mの竹竿に足を開かされたまま固定されてる足を畳に膝をつけたまま器用に上げて見せる。
「後ろ手に括られてるだけで充分ひどいと思うんだけどっ?」
肩を畳につけ、背中越しに二人を振り返りながら怒鳴る。雪子とりせが顔を見合わせた。
「だって、蹴るし」
「蹴飛ばすし」
「そいつ、行儀悪いから」
襖がカラリと開き、陽介が髪を拭きながら入って来た。千枝の身体が跳ね上がる。
「なんでいんのよっ?」
「天城に呼ばれて」
さらっと答えて、テーブルに置いてあったお茶を呷った。
「…大学入ったら、そろそろアルコールよくない?」
「駄目。うちでは出さないから、他で飲んで」
「て、ゆーか!無視すんなっ!」
目の前に人転がしといて、アルコール談義してる場合か?唸る千枝にりせが笑った。
「かっわいー」
りせが畳の上を這い、自由にならない千枝に近付いて行く。
「来んなっ」
「無視されて、いやだったんでしょう?千枝先輩…」
りせの指が、千枝の浴衣の裾にかかる。

278P4 2/11:2011/02/18(金) 06:52:28 ID:KEye7eKb
「じゃあ、もっと…注目してもらわなきゃ」
「いやっ?!やめてっ」
ばさっ、というように浴衣が捲り上げられ、いきなり下半身が外気に晒された。形のいい尻がブルーのストライプが入った下着に包まれてる。
「…千枝先輩らしい」
ある意味、まっとうな感想を呟き、りせの手がゆっくりと千枝の尻を撫で始めた。
千枝の鍛え上げられた尻の筋肉の上を、白魚のような指が跳ねて行く。
「…なんか、女の子っぽくない」
「悪かったわねっ」
「んー。花村先輩、どうする?」
雪子の隣りに座り、眺める事なく眺めていた陽介が、ん?と答えた。
「下着、脱がすと足また結ばないといけないよぉ」
面倒くさいと言いたげなりせに、首を傾げる。
「鋏は?」
「ちょっと?!陽介っ」
陽介の返事に千枝が悲鳴を上げる。
「縄、切った鋏があるでしょう」
「お、そうか」
りせが雪子の言葉に、嬉しそうに鋏を取りに行く。
「嫌よっ?ほんとーに嫌っ!」
喚く千枝に雪子が静かに声を出す。
「あんまり、大きな声出さないで…誰か来たらどうするの」
「なら、お願いっ!解いてっ!」
身体を大きく揺すり出した千枝に陽介が苦笑いした。
「泣くな、千枝」
「いやっ!陽介、お願いっ…?!」
いきなり臀部にピタリと当たった重たい金属の感触に息を飲んだ。
「…先輩、ちょっと、うるさいんだけど」
りせが、布切り鋏を千枝の臀部に押しつける。
「怪我しちゃうよ?」
「動くなよ。千枝」
陽介が笑いながら言う。鋏の恐怖に動けなくなった千枝を見て、りせは破顔して見せた。
「やればできるじゃん」
「ひぃっ?!」
ジャキン…右の脇を切られ、下着は左脚に絡まったまま畳に落ちた。
「はい、できあがり」
千枝の喉から、絞り出すような泣き声が漏れた。
「あいっかわらず、子供みたいだね」
りせの指が感心したように千枝の秘部を寛げる。
「なんもない」
やや、からかいを含んだりせの口調に、千枝が震えながら固く唇を噛んだ。
「並んでみたら?」
雪子の言葉に、りせが嬉しそうに千枝の隣りに四つん這いになった。
「見てね?セクシー下着なんだよ」
りせの口調に、陽介が笑う。
「紐パンか?」
「違いまーす」
りせの手が景気よく浴衣を跳ね上げる。おっ、と陽介が声を上げた。
279P4 3/11:2011/02/18(金) 06:53:42 ID:KEye7eKb
「よく買ったな」
「通販だもん」
雪子の脇に転がされていたシリコンを指指して笑う。
「便利、便利」
「まったくだ。」
千枝の横に少し肉付きは悪いが形が良い尻が並ぶ。その尻を飾るレースの紐と全く下着としては役に立たない裂け目。
「でも、結局邪魔なんだよね」
あっさりと言って、りせが下着を脱いだ。つけたまま出来る構造っていう売り文句でも邪魔は邪魔。再び、千枝の横に並んで見せる。
「りせの方が、大人って感じ?」
「千枝、見えない。上げて」
いきなり雪子に名前を呼ばれ、千枝の身体が震えた。りせが、ありゃというように千枝を見て、片手を伸ばす。
「いやっ!」
触られて、千枝が鋭く叫んだ。りせの手が止まる。
「千枝先輩…泣いてるの?」
声のトーンを下げ、りせが伏せた顔を覗き込む。
「せんぱーい…泣いたらだめだよ」
先程までとうって変わったように、りせの指が宥めるように千枝の身体に触れる。
「ね?泣かないで?」
啄むようにキスを始めたりせを見て、陽介が立ち上がった。
「りせ、ちょっとどけ」
りせがすっと身体を引く。
陽介の腕が千枝の腰に回される。そしてそのまま、半回転させた。いきなり身体が宙を舞った感覚に千枝が怯える。足を拡げて固定されているため、結構な高さだった。
「怖いっ!」
「大丈夫だって」
ゆっくりと畳の上に下ろしてやり、千枝の震える唇に自分のを重ねてやる。千枝が、ようやく縋る物ができたとばかりに吸い付くようにキスを返した。
「…怖いよ…陽介」
「大丈夫。ひどいことしたことないだろ?」
陽介の手が涙で濡れた顔を拭ってやる。それを見ながらりせの手が千枝の浴衣の紐を解いた。
「…お願い…腕、解いて」
「雪子先輩、どうする?」
りせが雪子を振り返る。雪子が頷いた。
「暴れないでね。もし、暴れたら…かもいに吊すわよ」
雪子の言葉にりせが陽介が浮かせた腰の裏に手を入れ、千枝を後ろ手に縛り上げていた紐を解いた。
「んっ…ん…」
ようやく自由になった腕を陽介の首に絡めてキスを貪る。千枝が、キスに夢中になっている間に、りせが浴衣を剥いだ。
スレンダーな身体が一人だけ和室に放り出された様だった。女性としては、柔らかみが少ない身体が足を固定され畳の上に転がされている。
280P4 4/11:2011/02/18(金) 06:55:07 ID:KEye7eKb
「浴衣、畳んで下に引いて」
雪子の言葉にりせが従う。
「りせ、座布団よこせ」
「もうっ!次々言わないでっ」
浴衣を畳み、それを二つ折りにした座布団の上に巻く。そしてそれを千枝の腰の下に入れた。
「千枝先輩…おつゆ多いから、座布団駄目にしちゃうかもよ」
「ジュネスで買うさ」
陽介の言葉に雪子が溜め息を吐く。
「並んでないわよ。仕入れ先決まってるから心配しないで」
そして、りせを呼んだ。りせが、喜んで雪子に近付いて行く。
「雪子せーんぱい」
甘えた声で雪子の首に腕を絡ませた。雪子がりせを優しく撫でながら、キスを与えて行く。
「脱ぎなさい」
「はーい」
雪子の言葉を待っていたかのようにりせはするっと肩から浴衣を落としてみせた。
「雪子先輩も…」
りせの手が、雪子の浴衣の襟に伸ばされて…
「んっ…」
りせが小さく呻いた。
「…ごめんなさい」
雪子の手がりせの乳首を摘み上げていた。勝手な事はだめよ?と目で窘められりせが謝る。すると、ご褒美と言わんばかりに、雪子の片手がりせの股に滑り込んだ。りせが嬉しそうに腰を上げる。
「んっ…雪子、先輩」
キスを交わしながら、雪子の片手がりせの秘部を探り、芽を摘む。りせが熱い息を漏らした。
「…いいょぉ」
「気持ちいい?」
雪子の言葉に、頬を染めながら小さく頷く。
「りせは素直ね」
軽く、りせの下唇を噛み雪子は笑った。
「足を少し拡げなさい」
嬉々としてりせが膝を開く。
「何本欲しい?」
「…いっぱい」
「欲張りね」
二本下から抉るように突き刺した。りせの身体が震える。
「あんっ」
「あら…余裕?」
乱暴にすればするほど、りせが上げる声が高くなる。
「…りせ、かわいい」
「もっと…もっと言って」
「りせ、いやらしい」
「あっ…ねっ、もっと」
雪子が笑った。もともとりせは少し露出の気があった。りせの耳朶を噛みながら雪子が囁く。
「あとで、露天で花村に犯してもらいなさい」
「はうんっ…んっ」
いやいやと首を振るが、身体は期待したのだろう。陽介に見せつけるかのようにりせが身体を捩った。
「りせ。これ舐めて」
雪子が差し出したシリコンにりせが猫のように舌を出して見せる。チロチロと動く舌を見ていたが、こっちが早いと言わんばかりに雪子がりせの秘部に滑り込ませた。

281P4 5/11:2011/02/18(金) 06:56:28 ID:KEye7eKb
「はあんっ」
シリコンのデコボコが秘部を擦る感覚にりせが震える。
「りせ、どうして欲しい?」
「…入れて…お願い、入れて」
「りせは、本当にかわいい」
雪子がシリコンを掴み直すと容赦なくりせの身体に沈めた。

高い声を上げのけ反ったりせを千枝は陽介に後ろから抱き抱えられるようにして見せられてた。
「容赦ないな…天城は」
いきなり、りせの身体に消えたシリコンに千枝が怯える。片手を拡げた以上の長さがあったはずだ。根元を雪子が握っているとはいえ、やはり衝撃だった。
「怖いのか?」
目を背けようとする千枝の顎に手をかけて無理矢理、りせの方を向かせる。
「りせ、気持ち良さそうだろうが」
雪子の手から、一本の糸が垂れる。りせのおつゆだ。千枝は、半分泣きながら陽介の胸に頭を擦り付けていた。
「なんで泣くんだよ」
「だっ…だって」
雪子が怖い。…いや、怒ったら怖いとか、顔から表情が消えたら怖いとかは知ってはいたが…この状況の雪子はいつも千枝を戸惑わせた。
りせは、なんの恐怖感も無いらしい。なにもかも委ねた顔で、快感に溺れた顔で雪子に弄ばれている。
「りせは素直だからな」
陽介が千枝の耳朶を口に含みながら笑う。
「お前も気持ちいいのは、嫌いじゃないだろう?」
「はう…」
陽介の手が千枝の秘部に伸びる。
「ほら、濡れてるじゃん」
「やっ…」
指先で軽く掻き回され、千枝は陽介の腕に手を絡めて止めた。
「千枝、手を下げなさい」
いきなり雪子に名を呼ばれ、振り向く。雪子がりせの身体を跳ねさせながら、その身体越しに千枝を見ていた。
「手を畳の上に」
ぱた…と、千枝の腕が投げ出されるのを確認して、雪子がりせの顎を捉えキスを交わして何か呟いた。
りせが頷き、もう一度キスをせがむ素振りをする。与えられて、りせが身体を捩じった。
「千枝…先輩」
「あ…」
りせが雪子に尻を向ける格好で四つん這いになる。
その姿勢は、そのまま千枝の足の間に身体を伏せる形になった。
「りせ、千枝怖いんだと」
陽介の言葉にりせが笑う。
「なにがぁ?千枝せーんぱい、怖い?」
「やっ…」
りせの指が伸びて来る。
「感じてくれてんじゃん…浴衣ぺっとりしてる」
りせが艶やかに笑う。浴衣の水溜まりに指をつけ、沈める。
282P4 6/11:2011/02/18(金) 06:57:44 ID:KEye7eKb
「座布団、駄目にしちゃったね」
「まじでか…」
陽介がりせの言葉に笑う。千枝はりせから顔を背けた。すると陽介がその唇を捉える。
「千枝、かわいい」
「や…」
「かわいいって」
「いや!」
首を大きく横に振る千枝にりせが呆れたように指先を捻った。
「千枝先輩、さっきから、いやいやばっかり」
「…本当にね」
頭の上から声が聞こえ、千枝ははっと顔を上げた。りせの四つん這いになった背中に軽く身体を凭れさせ、雪子が千枝を見つめる。
「なにがいやなの」
静かに聞かれて、千枝が震える。
「…いや」
「千枝」
「いやっ!」
「千枝っ!」
雪子に怒鳴られて千枝がしゃくり上げた。陽介が優しく千枝を宥める。
「天城が怖いんだとよ」
「やめてっ!」
陽介の言葉に慌てて、千枝が身を捩る。雪子が首を傾げた。
「なにかしたかしら?千枝?」
「雪子先輩、こんなに優しいのに」
雪子の手が優しくりせの頭から背中にかけて撫でる。りせが気持ち良さそうに雪子に擦り寄った。
「雪子…雪子…」
しゃくり上げながら、千枝が名前を呼ぶ。初めて雪子は優しく微笑んだ。
「なあに?」
「…お願い、優しく…」
一度、言葉を切る。
「…キス、して」
小さな声のおねだりに、雪子の手が千枝の首に絡む。自分に引き寄せるようにキスをした。
柔らかい唇が千枝のに重なる。軽く開けた歯の間から、先を尖らせた舌が忍び込んで来る。雪子にすがりつくように千枝がしゃくり上げながらキスを貪った。
「ほら…もう怖くないでしょ?」
「…うん」
「千枝、俺も…」
顎に指を添えられて唇を重ねられる。
「千枝先輩いいなぁ」
りせが、自分の秘壺に差し込まれていたままのシリコンを抜いた。シリコンの先から、糸が引いて垂れる。
「なんか、妬けちゃう」
「きゃああーっ?!」
りせの手が、千枝の秘壺を開かせると、なかのほぐされ加減も確かめずに突き刺した。千枝がのけ反る。
「無理すんなぁ…お前」
呆れたような陽介の声にりせが膨れっ面をしてみせる。
「だって、千枝先輩ばっかり」
雪子が苦笑いした。
「抜きなさい。あんまりよ」
実際、ほぐれてなかったのだろう、りせの手にもなかなかの窄まり感がある。
千枝は荒く息を吐きながら喘いでいた。
「りせ、ひどい事した罰よ。千枝を一度イカせなさい」
「…イカせたら、花村先輩…先にしてくれる?」
陽介が苦笑いした。

283P4 7/11:2011/02/18(金) 06:58:58 ID:KEye7eKb
「その代わり、露天はまた今度な」
交換条件にりせが悩む。だか、頷いた。雪子が苦笑いする。この流れではまた、集まる事になる。
誰が一番大変だろう。そしてそれは多分…
「りせ、口だけでイカせなさい」
了解とばかり、りせ身体が前に伸びた。
「いやぁ」
りせの細く長い腕が、千枝の足をホールドする。座布団で上げられた秘部はただ、遊ばれるのを受け入れるしかない。
りせの唇が、音を立てて千枝のおつゆを吸い上げる。後から後から湧くおつゆにりせが笑った。
「きりなーい」
「いやぁ」
「気が散るだろ。ほら、手伝ってやる」
陽介の指も走り出す。その指もまとめてりせが舌で絡めて遊ぶ。
水音ばかりが部屋に響いた。千枝の身体が大きく揺れ出す。軽い喘ぎが次第に深い溜め息を繰り返すようになる。りせが見計らったように指先で芽を摘んだ。
「花村先輩は、中拡げて」
「へいへい」
陽介の指が何の抵抗も無い秘壺に埋められる。千枝が小さく呻いた。
「んじゃ、いくか」
りせの指先が軽く振動を与える。鞘から少しだけ顔を覗かしてた芽が既に充血している。
「剥いていいかな…」
「口で、よ」
そうでした、とりせの唇が寄る。
軽く唇の先で扱かれ…吸われた。
「きゃんっ…」
「お?できたか?」
陽介が上から覗き込む。りせが多分…と唇を放す。そこには、小さな豆が飛び出していた。
「小さいな」
「まあ…もとが、子供みたいだし」
りせが舌先で転がす。そして、陽介を下から見上げた。
「どう?」
「二本は楽勝。…三本は、ま、いけるな」
「あんっ」
三本揃えて突き刺され、千枝が喘ぐ。陽介の指が、指を中で拡げて見せる。
「もう、これ入るんじゃない?」
りせがシリコンを見せた。陽介が苦笑いする。
「千枝のここは、指が良いってさ。ほら、ラストいくぞ」
「優しいねぇ、花村先輩は」
半分からかうように肩を竦めりせが口を軽く広げ千枝の秘芽に吸い付いた。陽介の指がやんわりと包まれる。
「あっ…ん」
千枝が目を閉じ、身体を走る快感を追う。
「すっげぇ気持ちいい…千枝のここ、ずーとうねってる」
陽介の指を締め付けては、解けて行く。軽く、前後に動かしふと気がついたように入口の浅い部分を押した。
「りせ、千枝吹くかもしれない」
「いいよぉ。吹かせちゃえ」
軽く答えて、りせの目が妖しく光る。
284P4 8/11:2011/02/18(金) 07:01:45 ID:KEye7eKb
陽介の指先が、同じ場所を強く擦り始めた。
「いやぁっ…そこ、いやっ」
「お漏らししそうなんでしょ」
りせが笑う。りせの細い指が千枝の秘裂を寛げる。
「みんなで見てて上げる」
「いやあっ!陽介、いやっ、いやっ」
「お漏らししても構わないぜ…でも、多分、違うがな」
「やめてっ!止めてっ」
がくがくと震える身体を陽介が片腕で押さえ込み、さらに千枝の中を擦り上げる速度を上げる。
「いやぁぁぁっ」
身体を大きくのけ反らせて、千枝が達した。陽介の腕が吹き出したものに濡れる。
「ぃ…やあ…」
しばらく痙攣するように震え、千枝は堪えられないよう畳に沈んだ。

身体をゆっくりと同じリズムで貫く物がある。身体を捩ると足が自由になっているのに気がついた。身体のどこも拘束されて無い事に気がついて安心したように溜め息を吐く。
「起きた?」
優しく声をかけられて、目を閉じたまま頷いた。雪子の膝の上に頭を乗せまどろんでいたらしい。
「はあんっ!花村先輩っ…いいよぉ」
部屋の中にいつの間にか布団が引かれていた。その上で、りせが後ろから陽介に貫かれて嬉しそうに嬌声を上げている。肉に肉が当たる音が響く。

「あんっ…奥、来るっ」
「なんか、当たるな…なんだこれ」
「子宮の…入口っ」
「へぇ…」
こりっとした感覚に陽介が感心したように呟いた。
「んじゃ、ここにくっつけて出したら、やばい?」
りせが喘いだ。
「アイドルだからっ…やばいっ…でも、やばいの、たまんないっ」
「りせ、生理いつ?」
雪子の声に、りせが考えて答える。
「お…とといっ、終わった」
「ま、大丈夫でしょ」
「りせ、出すぞ」
「やばい!やばいっ…でも、やばくて…あん、もうっ…」
りせが軽く混乱する。大丈夫?という気持ちと、熱いのを中で受け止めたいという気持ちと、気持ち良くて、目茶苦茶にしてほしい気持ちと。
「いいよぉっ…出してっ!出してっ!」
とうとう叫んだ。陽介が了解と呟いて腰を振る速さを増す。
「はあんっ!…ひっかかるっ」
「奥にぶちまけるからな」
「うん!うん!奥にっ…熱いのっ、奥っ」
陽介の指が、りせ芽を摘んだ。りせが背中を突っ張らせて一度軽くイく。中が絞まった。陽介の顔から余裕が消えた。
「もう一度だ」
「あ…へっ、もっ…」
りせの口が開きっ放しになり震える。陽介がまた捩じった。
285P4 9/11:2011/02/18(金) 07:02:56 ID:KEye7eKb
「もっ…いっ、くうっ…」
呼吸出来ずにりせが喉をかきむしろうとする。陽介の手がそれを掴みりせの身体に傷をつけるのを止める。そして、りせの身体を自分に押しつけるようにきつく抱き込んだ。りせの身体が震える。
「あ…つい…」
身体の奥で、叩き付ける感覚にうっとりとりせが微笑む。陽介が、息を詰め二、三度身体を大きく震わせた。

ふうと、息を吐き陽介が力を失ったりせの身体を布団に横たえる。
「こいつ、身体に傷つけんなってあんだけ言ってんのに…」
「もう、訳分かって無いんじゃない?」
くすくすと笑う雪子の手はずっと千枝の秘壺に差し込まれたシリコンを動かしてる。
「なんだ、千枝起きたのか」
陽介の言葉に、びくんと身体を震わせた。
「さっきから、ずっと見てたわよ」
きゅっと手を握り締め、目を閉じ雪子の膝に顔を埋める。見てないと言いたかったが、雪子の手が怖くて何も言えない。
「千枝、顔上げて」
静かに言われて、恐る恐る顔を上げる。
「花村の、綺麗にしなさい」
陽介が、雪子の前に胡座をかく。千枝が陽介の顔を伺うと屈託無く笑いおいでと腕を差し出した。雪子を見る。
「さっき、潮吹いちゃって汚したでしょう?お詫びに綺麗にするのよ」
陽介の体液と、りせ体液が混じったものを…。千枝は身体を起こすと陽介の膝の上に移動した。震える手を陽介に添えて、舌を思いっきり伸ばす。
「喉渇かない?」
「スポーツ飲料ある?」
雪子が立ち上がる気配がする。支えられていたシリコンが千枝の秘壺からズルっと落ちた。千枝が安心したように身体から力を抜く。
「なんだ?これ嫌か?」
陽介の言葉に小さく頷いた。
「…なんか、いや」
「指がいいのか?」
陽介の肉茎にじわじわと力が溜まって来る。千枝は、困ったようにそれを舐め続けた。
「指でいいの?」
雪子が、陽介にペットボトルを渡しながら聞く。軽く口を開いたままの秘壺に指を添える。千枝が口を閉じた。
「指?それとも、何?」
秘壺の入口辺りを軽く掻き回す。
「俺のがいいよな?」
陽介の声に、小さく頷いた。それに、雪子が声を被せる。
「花村の何がいいの?」
雪子の言葉にいやいやと首を振る。雪子は千枝の口から言わせたいのだ。
「似たような物よ?」
また、雪子の手がシリコンを千枝の秘壺に当てる。ゆっくりと押し広げて行く。
286P4 10/11:2011/02/18(金) 07:04:25 ID:KEye7eKb
「…いや…」
「もう、すっかり馴染んでる」
「いや…奥まで、いや」
「ほら、こんなに深く」
一度突き当たりまで進み、雪子がゆっくりと退ける。
「…花村のなにがいいの?」
千枝は、手で支えていた陽介のものを軽く握り締めた。陽介が千枝の頭を撫でる。
「言えるだろ?」
「…言わないと、今度はどこに…」
「陽介のっ!陽介のっ…こ、れ…ペニ…ス」
雪子の言葉の続きが怖くて千枝は答えた。どこに欲しいか言えと言われるのも辛い。
「いいだろ?天城」
苦笑いして、陽介が立ち上がった。片腕で千枝の身体も持ち上げる。天城が仕方が無いと笑った。
「まあ…いいわ」
陽介が、千枝を布団の上に寝かす。上から抱き締めるように一度強く抱いた。千枝が軽く跡がついた手首を陽介の背中に回す。
「足、開いて」
「うん…」
千枝が震える膝を開いた。陽介がその間に身体を沈める。
「あ…」
シリコンと違う温かい物。温かくて…固い。
「柔らかいな」
「うん…」
満たされて行く感覚に千枝が震える。二人が結ばれて行く様を雪子が静かに眺めている。
「…このままがいいか?」
縋るような千枝に陽介が動かない方がいいかと聞く。
「…動いて」
千枝の言葉にゆっくりと陽介が動き出した。
あの人が、この町を去ってから雪子は変わった。始めは慰めるために残った者たちで温泉に入りに来たりした。それでも、雪子の目は寂しげだった。
GW、あの人は来なかった。だから、皆でこの旅館に泊まった。完二が持って来た酒でりせが弾けた。弾けたりせに雪子が答えた。
それから…こんな事が始まった。
「千枝、余所見すんな」
「ちが…う」
上から覗き込まれて、千枝が首を横に振る。「なんだ?」
「…雪子、どうなるの?」
雪子は決して加わらない。キスと手のみ動かすだけだ。
「…千枝、嫌か?こういうの」
陽介の言葉に考えて小さく首を振る。まともだとは思えない。だけど、…嫌じゃない。
「千枝先輩…優しい」
りせが覗き込んでいた。千枝の唇にキスを落とす。
「…りせ」
「大丈夫だよ…千枝先輩がいたら。」
「いたら?」
もう一度りせが優しく口付ける。
「雪子先輩は、大丈夫」
本当?そう聞こうとして今度は陽介に唇を重ねられた。身体の中が狭く感じる。違う…陽介のが太くなった。
「千枝、少し弛めろ」
陽介が辛そうに声を上げる。
287P4 11/11:2011/02/18(金) 07:05:25 ID:KEye7eKb
「え…わかんない」
千枝の戸惑った声にりせが笑う。
「千枝先輩、狭いから」
「え、そんなぁ」
「褒めてるの」
りせが、再び口付ける。無意識に千枝が身体を捩った。それを感じ陽介が軽く眉をしかめる。
「千枝…」
「いや、だから…」
「千枝先輩、くいくい締めちゃえ」
りせの指が、千枝の芽に触れる。軽く千枝がのけ反った。陽介がりせを睨む。
「こら」
「頑張れ、花村先輩」
舌を出して笑うりせに、陽介が苦笑いする。りせの指が千枝を追い立てて行く。喘ぎ始めた千枝に再び身体を動かし始める陽介。
その三人を見ながら雪子が寂しげに笑った。
千枝は、優しいから離れない。りせは、楽しいから離れない。花村は、心配だから離れない。
町を去ったあの男を思い返す。あの人は…こんな所を見たらなんと言うだろう。だけど…
「あなたが、悪いのよ…」
千枝が小さな悲鳴を上げた。


288名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 18:35:15 ID:IjCQ/m6g
GJ
すげえ長いな
289名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 01:17:22 ID:b4WRGLxV
次は2で是非見てみたいな
達リサを…
290名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 02:47:58 ID:kom6k1CS
乙です。久しぶりの投下ありがとうです

>>298 2だと、達リサ淳?達リサ舞?
291名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 03:52:08.86 ID:YiFA9F1A
達リサ淳舞耶の4Pはどうだろ… て何この大勢ガラミな流れ
292名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 11:56:09.58 ID:B25WOA6z
大勢絡みなら、女性キャラが数人のモブに輪姦されるネタの方が好きだな
リサはクラブに入り浸ってたから、そこの不良連中にまわされたり
舞耶ならカス高へ一人で取材へ行って…とか
293名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 00:36:00.19 ID:KqbDMgZp
難しい注文ばかりw
294名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 23:53:24 ID:R/LiN1RN
投下

※※※ 注意事項 ※※※ 

 雑談面白かったので
 >>291の4P というのを気軽にチャレンジするも、挫折。
 こうすれば4P可能だったとか、また雑談のネタになればいいかと思い投下。
 
 ・複数絡み ペルソナ2罪
 ・登場人物:達哉リサ淳舞耶
 
 ・エロパロ的に、状態異常の設定を都合よく歪めています
 ・状態異常に当選した人が鬼畜
 ・特に調べなおしもせず記憶で書いているので
  設定の間違い等ある可能性アリ
 ・5レス

 上記の無理な人は回避推奨 基本、無茶話。
2951話目・4P挫折 2罪 達哉リサ淳舞耶:2011/02/25(金) 23:56:04 ID:R/LiN1RN

一体誰よ? 噂悪魔なんか退治しに行こうって言い出したの…
棒立ちで身をすくめたまま、目の前の人影から目が離せない。

「おいで、リサ」

悪魔に魅了され闇に堕ちた淳に、怖れを感じつつも密かにリサは見とれていた。
円を描くようにゆっくりと蠱惑的な動きをする指に、怪しく暗く輝く瞳に。
いずれも、普段の優しい淳には秘められている部分だ。
だけど知っている。彼の中のJOKERの顔を。
あの闇の炎に照らされた、隠された淳を。
リサは闇の濃くなった淳に抗うことが出来ず、飲まれようとしていた。

「こ… こな…いでぇ淳…!」

懇願むなしく淳が近づき、つ…とリサの頬から喉元にかけてそっと指を滑らせる。
リサは震えて突き飛ばそうとする腕にも力が入らない。

「大丈夫だよ、リサ」
腕をとられ、絶望的な位に優しい声が、耳元で囁かれる。

頬を涙が伝わった。
ああ、もうだめだ。
全て見透かされているのだ。
抗えそうもないことも。
リサはそう思ったとたんに膝の力が抜け、くず折れるように座り込んだ。

淳は、そっとリサの背中を受け止めて、抱くように倒し
組み伏した。
恐怖で目をぎゅっとつぶったままのリサのまぶたに
そっと口付けをする。

その口付けが意図せず優しかったせいか、思わずリサはおそるおそる目を開いた。

途端に残虐を秘めた瞳に出会う。
「達哉のことはいいのかい?」
そういって淳は、リサの制服のスカーフをほどいた。

首を振り、勝手に涙が流れるも、どうしても抵抗が出来ない。
リサは声すらも無いままで、絶望と恐怖に堕ちていった。
2962話目・4P挫折 2罪 達哉リサ淳舞耶:2011/02/25(金) 23:57:47 ID:R/LiN1RN

「…遅いな」
達哉のつぶやきは苛立ちを含んでいた。

栄吉が風邪だかで不参加、4人で来たここ廃工場だったが
2人づつペアを組んだはいいものの、最初に決めた待ち合わせ場所であるこの部屋で
待ち合わせ時間を大幅に過ぎても、淳と舞耶のペアと合流できずにいた。

しびれをきらしたリサが、見てくるといって飛び出していったが帰ってこない。
やはり止めるべきだったかもしれない。

皆、一体どこに…?
そう考えた瞬間、部屋のドアが開いた。
舞耶だった。

「 …舞耶姉。  なんだよ、一体どこに行って…」
つい安堵が声に出てしまう。

舞耶は無言で微笑んで立っていた。
そして後ろ手にパタンとドアを閉め、やはり無言。

達哉はここで気づいた。
なんだか様子がおかしい。
「…舞耶姉…?」
達哉がいぶかしみ改めて声をかけると、
いつもとは違う、ざわつくような微笑を返しながら
舞耶はゆっくりと服の前をすべてはだけさせ、下へすとんと落とした。




これは…

魅了状態。


さすがにこの状況は初めてだった達哉は緊張した。
廃工場の一角、狭い部屋で魅了状態の舞耶と二人。
しかし、だからといって彼女を放っといて逃げるのは危険すぎた。
置いておけば悪魔とだって交わるだろう。
その考えまで至ったとき、達哉は青ざめた。

そして、白い下着姿の舞耶の姿を見て
今度は一気に熱くなるのを抑え切れなかった。
その、…胸のボリュームは…、反則だろ、舞耶姉。
2973話目・4P挫折 2罪 達哉リサ淳舞耶:2011/02/25(金) 23:59:48 ID:R/LiN1RN

思わず片手で顔を覆いつつ
見なかったことにして横を向くも、谷間の残像が目の前にちらつく。
今日の数学の授業内容を思い出して気をまぎらわすうちに
舞耶が眼前に近づいていたことに気づくのが遅れてしまった。

微笑の舞耶がうっとりとした目つきで囁く。
「達哉…クン
 おかしいのね… 震えているの…?」

近づかれたことに驚く達哉の、顔を覆う手を取りはずし
にっこりと、しかしどこか邪悪さを隠しきれない笑みで
肉薄して、見つめたままで唇をぴったりと重ねてきた。
そっと離れて、また唇をあわせる。

(落ち着け… これはいつもの彼女じゃない 離れろ)
(アイテム…そうだ、回復アイテムは)

しかし濃厚なキスと密着で徐々に正気を失いつつある達哉に
舞耶は囁いて妖艶に唇を半開きにし、ブラの肩紐をずらした。

「…ずっと、待ってたわ。達哉クン」

柔らかな唇で刺激されてはいたが、抗えるつもりだった。
反則のボリュームも、目を閉じて見なければいいと思っていた。
だが、達哉にはその言葉こそが決定的になった。
自分の中にもあった鬱屈した、共感する想いが鼓動を早くした。

「…ま、   舞…耶、 姉… 」
一度少しでも欲望にぐらついてしまうと、自分でももう、止められそうにない。
舞耶の肩にかけた、それまで拒絶しようと押していた
達哉の手のひらに力が入り、舞耶の体を抱き寄せると
肌の体温が伝わり、抗えない感情に拍車をかけた。

慌てもどかしい思いでブラを不器用に外し、
現れた乳房に思いのたけをぶつけるように
弄び、舐め、吸い付いく。

喜びに震えた舞耶が今度は、達哉のズボンのベルトに手をかけた。

「あっ… う、  ま、舞耶姉、何を…?!」
2984話目・4P挫折 2罪 達哉リサ淳舞耶:2011/02/26(土) 00:01:55 ID:R/LiN1RN

気がつくと下着をずり降ろされ、自身を柔らかな唇で包まれるように咥えられていた。
達哉は、意識が飛びそうなほどの快感で痺れたように震え、鋭く叫んだ。

身悶えるような快感の中でどうすることも出来ず、
声を殺すのにだけ必死になって
震える指は掴むものを当てもなく探したまま
幾ばくかが過ぎると

ふと、舞耶の動きが変化したのに気づいた。
突然、咥えた唇から喘ぎ声が吐息とともに漏れ始め、身をよじりはじめたのだ。

淳だった。
待ち合わせ場所のこの部屋に侵入し
行為に夢中だった二人に近づいて、
腰を高く上げて達哉を咥えていた舞耶を
いきなりバックから犯していた。

「…す、すごい。舞耶姉、すごく濡れてる…  すぐ入ったよ…!!」
「…っあ、あああ、淳クン…っ!? ああ、淳…!!」

さすがに達哉のものを咥えていられなくなり、胸を揉まれながら挿入された舞耶は
上体をあげ、膝立ちで達哉をまたぐような格好で悲鳴と嬌声をあげ、喘ぎ始めた。

「あ、ああああ…ん!」
ひときわ高く鳴く舞耶。
「すごい胸だ…いやらしい胸だね舞耶姉。我慢できないよ…!」
そういいながら舞耶の胸を後ろから優しく、かと思えば乱暴に強く弄繰り回し、
舞耶に突き刺すように腰を動かす淳。
舞耶は身をよじり、淳の頭部に腕をまわし、切なげな表情をしている。
達哉から見える二人は、あまりにも淫ら過ぎる光景だった。

唐突にお預けをくらった形になった達哉は、
胸の焼け付くような思いで立ち上がり、
舞耶のわきを両腕で抱え上げて立たせるようにし
またがるように這っていた二人を強引に引き剥がした。

「…淳、お前…」
達哉の怒りを含む声に
だが淳は何食わぬ顔で言い放つ。
「舞耶姉は君がおいしかったってさ。
あんなに濡れて感じてるんだから、君も早くしてあげるべきだよ。
僕はそのあとでもいいよ。さっきリサをいただいてきたばかりから。」
そうして腕に巻いたリサのスカーフをするりと解き、落とした。
2995話目・4P挫折 2罪 達哉リサ淳舞耶:2011/02/26(土) 00:03:09 ID:R/LiN1RN

 こいつは何をいっているんだ。
 淳も言動がおかしい。
 お前も魅了されているのか??
 リサは…どうしたんだ?どこにいる??

しかし、全ての考えは泡のように立ち消え、全くまとまらなかった。
淳に目の前で見せつけられ、達哉は今にも怒りと欲求で爆発しそうだった。
腕の中に裸の舞耶が居る。だが、正気じゃない。
呼吸が整わない。息が上がったままで声すらかすれる。
もう滅茶苦茶だ。
達哉は苛立ち吼えるように叫んだ。

「くそっ…! 抵抗なんて出来るわけないだろ…! 俺は、あんたが…!!」

乱暴に舞耶を横たわらせ
濡れきった場所に挿入し、やがて激しく思いをぶつける。
密かに勝ち誇ったような、魅了に堕ちた舞耶の暗い笑みに、傷つきながらも
舞耶の感極まったような悦びの嬌声は、達哉の全身を甘く痺れさせ、
さっきまで咥えられ刺激を与えられていたために
達哉はやがてすぐに爆発してしまった。


「…うああ、っあ!  舞…耶…! …舞耶……姉…   」

「やぁぁ…  あぁ… ああん…、  あん…達哉クン、もっとぉ…」

すぐに放出され満たされないのか、舞耶はいや、もっとと達哉におねだりをしながら
自分の胸を揉みしだき
精液の零れるそこに自分の指を挿入して悶えはじめた。

「なんだ、達哉はもういいの? じゃあ、僕の番だね。」
淳は横たわったままの舞耶の足を開いて彼女の指をそっと抜き、舐めたかと思うと
さっき達哉に強引に離され勃ったままのそれを、
もう一度舞耶の奥まで挿入した。

「…は…っ、あ、達哉のが… いっぱい残っていてヌルヌル、だ…、…、あっ、ああ凄いよ…」

「…っあ、 ああ!いい…わ、 淳クン、ああああん、あああああああ!」

二人の登りつめていく声を聞きながら、果てて横たわる達哉は
涙が伝わるのを感じ片腕で覆った。
反対の手は自身を慰めながら。
そしてぼんやりと、淳の腕から床におちたスカーフを眺めていた。
「そうだ… リサを… 探さないと…。」


悦びに昇りきると解除されるという、魅了のバッドステータス。
やがてまもなく二人共、正気に戻るだろう。
達哉にはその時が心底、怖かった。
300名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 00:06:24 ID:l3ZYz6FI
以上でした。
301名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 00:08:37 ID:R/LiN1RN
ID変わってしまったけど投下者です
雑談季節ネタ結構楽しかったです。
302名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 01:48:01 ID:UVE3/SD0
乙です!鬼畜淳と淫乱舞耶たまらんです
このままでも4P突入できそうですが…普通に達哉×リサに突入でしょうか?
303名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 10:28:30.98 ID:B9K7J/mJ
大勢か、GJ! しかし強そうな悪魔だな、施術者は。
一つ上のSSの人もそうだが、投下あった時に人が居なくて悪いな。また来てほしい。
304名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 11:13:24.54 ID:B9K7J/mJ
うわ、改行せず書き込んじまった
外からだと駄目だな。
読みづらくてすまん。
305名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 20:31:10.75 ID:dKrtiJgA
決算で年度末だからかな?すっごい淋しいね全体的に。

よし、振ってみる。
卒業式で告白されそうにない男性キャラは誰だろう。
告白されそうなキャラ、でもいいけど。
306名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 22:53:37.09 ID:FkQp7/zV
告白されそうにない→順平・陽介・マーク(第二ボタンくれと言われたらしいが)
307名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 17:20:44.52 ID:QxKsCJEG
淳と栄吉は男子校だから告白はまず無いというかあったら困るだろう
と思ったが栄吉は七姉妹学園から雅たんが迎えに来てくれるから無問題か

あとはパオフゥは高校の卒業式の時点では恋愛とは無縁そうな雰囲気があるね

男キャラじゃないけどゆきのさんは後輩の女子に告られてそう…
308名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 23:48:16.17 ID:2rMDPT3e
>>306 このメンバーだと、いい奴=友達でいいや〜。パターンかな 
309名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:20:41.80 ID:Vmsf1RwW
今日はアヤセの誕生日
310名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 10:27:44.39 ID:LUG/OS6N
淳とリサってなんかエロくて背徳的な感じがする
ネットリというか濃厚というか
311名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 20:54:52.37 ID:AfAWx+Js
アヤセは一番のテクニシャンだと思う
312名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 21:21:05.53 ID:Rx7bb9hZ
綾瀬自身は運以外伸びは良くないけど、やっぱそうなのか?
TECはブラウンやエリー、舞耶とかが上がりやすいよね
313名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 22:51:00.97 ID:8+nK/er1
…TEC値って、そういう意味だったのか

卒業式、
淳は他校の女子に待ち伏せされてそう
栄吉は他校男子に待ち伏せされてそう(お礼的な意味で)
314名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 16:33:22.22 ID:z6+9ooID
>>312
清純派に見えてエロテクニシャンのエリーや天然に見えてエロテクニシャンの舞耶姉とな!?
315名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 04:14:45.52 ID:OT/YEfAV
舞耶姉は基本的に不器用なのに夜はテクニシャンか…エロイな
エリーは好きな人に仕込まれれば即Hが上達しそうだな…これまたエロイな
316名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 02:23:45.77 ID:Y7fO69Pm
ギンコ、アトラスヒロイン人気投票3位おめ!
317名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 02:34:08.03 ID:Y7fO69Pm
ちなみにソース。ギンコはペルソナシリーズ限定なら2位

# そして!!今回のメインである、第3位は?! 「ギンコ(ペルソナ2罪 リサ・シルバーマン)」でした!! #atlus_jp 2011年3月4日 18:49:23 webから

# 第2位 同じく、デビルサマナー ソウルハッカーズから、「レイ・レイホゥ」!1票差で、P4の「堂島菜々子」と真Vの「橘千晶」がランクインしております。 #atlus_jp 2011年3月4日 18:38:52 webから

# 第1位 「ネミッサ(デビルサマナー ソウルハッカーズ)」 ダントツでしたー!!! #atlus_jp 2011年3月4日 18:33:29 webから
318名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 02:36:39.85 ID:DlPXowUp
てか、リサってヒロインだったの?
319名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 13:48:40.78 ID:Jc5iP8wc
それ言ったら2位の千晶はヒロインではなく正真正銘のボスキャラだぞ
まあスレ違いだが
320名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 15:17:10.35 ID:LK+2sMpR
ギンコとネミッサ好きだからこれは嬉しい
P3P4から入った人には旧作には萌えるキャラがいないとよく言ってるけどこの結果を見よ!
ギンコがP3P4のヒロインのほぼ全員に勝ってるではないですか
副島も加わってるからP3P4のファンもギンコの心身の可愛さに気づいたのかもしれない
これはネミッサにもいえることだね

でも菜々子人気がよくわからん
会長や直斗やアイギスあたりならわかる気もするけどなぜ菜々子と真3の千晶?
ロリコンとドMが投票者に多かったのか
321名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 22:26:12.43 ID:DlPXowUp
菜々子は、ゲームやれば普通に人気出ると思うよ
良い子だし、年の割に聞き分け良いし、我儘言わないし(たまに言っちゃったりするけど可愛いもんだ)
同じ年頃だったリサや栄吉は、聞き分け悪いし我儘で、舞耶と達哉をお社に閉じ込めて殺しかけたし

リサが人気なのは、見た目と一途だからかね?
「達哉が自分の事嫌いでも私は達哉を愛してる」って台詞が人気だったりするけど
嫌われてるって知ってるのに思い続けるなんて、ストーカーと言うか愛が重すぎるというか
322名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 22:45:16.37 ID:SLiC/UQ4
ギンコおめでとう。というかリサって言ってあげてw
ネミッサなら一位も納得だ。男女問わず人気な感じ。総合スレでやってもいい話題だね
P4からも入ってよかったじゃん。このさき多分Pスレ統合されるでしょ?仲良く行こう。
(P4未プレイでコメントは出来ませんがおめでとう)

リサは外見もキャラボイスもカワイイのに、どうしてか
必要以上に性格がキツいと思える場面があったり、女主人公に嫉妬してみたりとか
わざと舞耶アゲのためなのか、下げて書かれている印象で、
ゲームプレイ中は「もっと可愛い場面つくってやれー」みたいな
残念感があったんだけど(これはうららにも感じた。どうやら脚本家の悪意?もしくは操作?)

そんな逆境を乗り越えて総合3位とは。長く愛されていて嬉しい。
千晶様といい、(いや千晶様みたくここまで強いといっそ憧れるけどw)
辛口の女の子を好きな人がアトラスファンには多いのかも。
ネミッサも外見だけはかなり辛口だしレイホゥも萌えではないし。COOL。

ドMってw 平たく言うとそうなのかw
323名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 22:49:24.49 ID:RomqnQA+
援助交際、ヤバい薬設定はいらなかったと思う
割とマジで
324名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:03:07.56 ID:SLiC/UQ4
うんそうね。さらっと流したけど
「なにー?!」て感じだよね。援交もどきだったんだろうけど。

というか、いま思いついたことを書いていい…?

まさか「罪」発売前の宣伝のために得票に下駄履かせてたりしないよね…?
ああいやだ大人は。こんな疑り深くなっちゃって。
岡田さん今はどうしているんだろうな。
大人と子供の物語を盛り込んだのは彼だと聞いたから。
325名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:08:34.83 ID:SLiC/UQ4
あ、いやごめんね訂正させて。
下駄履かすなら舞耶ランキングに入れるよね。だからリサは純粋に指示されていると思った。

どうもだめだね
昨今のテレビの見え透いた映画宣伝のやり口に不快感を感じてしまっていて
物事を素直に見れなくなったな。ごめん本当
326名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:10:28.54 ID:5BG7U3D+
舞耶は劇中マンセーがきつすぎてぶっちゃけ好きじゃない
みんなにモテモテ巨乳美女という設定を作らず明るく元気なお姉さんってだけじゃダメだったの?
達哉のコトも本当に好きなのかどうかわからんし
一途に愛してくれてるリサの方が好感持てる
327名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 23:42:40.08 ID:DlPXowUp
その愛が重たくてつらいんだが…。嫉妬深いのもなぁ

てか、舞耶がマンセーしてるのは、旧仮面党の子供たちだけな印象だった(あと、助けられたイシュキック)
しかも、舞耶主情主義な淳は、カラコルで舞耶を「愚か」「綺麗事」って言ってるし
舞耶視点の罰だと、編集長・先輩から生意気だって嫌われていて、嫌がらせも受けてる
親友のうららもリア充な舞耶に嫉妬して、死ぬ事を願ったし
328名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:26:43.26 ID:BkuP+WYG
最近オフィシャル人気投票投票がなかったからこういう形で人気がわかるのは嬉しい
スレタイ的に言えば二人しかランクインしなかったのが残念だけど
329名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 14:15:16.55 ID:Rqz456fj
ちょい待った。2位が複数なのが意味不明で
ツイッターで確認したら、
リサが3位になったのって、こういう質問の結果だよ↓

こんばんは!昨日みなさまからリプライをたくさんいただきました、
「3月3日ひなまつりにちなんで、アトラス女の子キャラで3番目にスキなのは?」
ですが、結果がでました!! #atlus_jp
6:26 PM Mar 4th webから



という設問から、「三番目に好きなヒロインとしては、1位」なのが
リサってこと。
単純な人気投票結果とはちょっとニュアンス違うかな。

単純に皆が一位をつのったランキングでのベスト5も知りたいね。
330名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 22:26:03.83 ID:RERAp6NS
一位を募ったランキングの結果はこうなるのかな
twitterの人気投票ってことは投票者のログ見てれば他の順位もなんとなく見えてくるかも

1ネミッサ
2レイホゥ
3菜々子、千晶

可愛い系癒し系幼女と美人系最強お嬢様という正反対のキャラが同率三位なところが興味深い
331名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:21:41.38 ID:bD7MAXj1
ネミッサは初め見た時、お姉さま系かな?と思ってたら、意外と無邪気で我儘でびっくりしたな(後半は姐御っぽいけど)
そろそろスレチかな?
332名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 17:54:46.59 ID:/NqAOC8f
保守
333名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 09:09:29.29 ID:tHTZaojh
>>321
しかしさすがに「菜々子好き」 と「女好き」は違う意味だよね?(特にこのスレでの意味で)
なんつーか、性的な意味ではない、「動物や子供好き」みたいな感じで・・・
334名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 14:18:56.30 ID:Sj7r9MvU
twitterは女性多いから後者の意味合いが高いんじゃないかな
菜々子は母性本能をくすぐる可愛さがあるし
ネミッサ、レイ、千晶は女の子受け良さそうだし

この4人は男性向け人気もありそうだが
335名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 17:57:08.39 ID:bHKC491V
菜々子好きにはロリコン野郎もいるんだろうな…

あと二週間くらいでPSPペルソナ2罪出るね
サブシナリオの新キャラが巨乳率高いね。3や4の影響なんだろうか?
公式巨乳の舞耶、立ち絵やデーター上だと貧乳だけど、バストアップの絵だと巨乳だね
336名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 00:21:38.22 ID:j2MRHDhf
スリーサイズの設定がないのが残念でならない。
337名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 01:29:43.25 ID:/IEWgo1W
168p48sでバスト90pでウエスト60センチ未満とかありえない設定になりそうだしなぁ
異聞録・3・4の女性陣はほとんど体重不明だったし、2も不明の方が良かったね
338名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 16:48:31.17 ID:/W6Og60d
舞耶は2の女性陣の中では一番巨乳なのに一番体重が軽いんだよな
舞耶:168cm・48kg
リサ:165cm・50kg(47kgの資料もあり)
ゆきの:170cm・53kg
うらら:165cm・52kg
エリー:164cm・?kg

エリーは体重不明だがモデルということと身長を考えると50kg未満で間違いないとは思うが
しかしモデルがこの中で一番背が低いって、どれだけ他が長身揃いなんだ…
339名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 22:26:07.94 ID:/IEWgo1W
これ見てると、2だけは長身が多いな。巨人症か?
白人のリサと同じもしくは高いなんて…。ゆきのさんはむしろ170pで納得
そういや4コマやアンソロだとたまに舞耶がうららより低く描かれてる時あるよね

あ、さっき調べたら、斉藤レイという女優さんが
168cm、48kgでB90、W60、H88らしい、舞耶もそんなんかね?
公式プロフィールは詐称もあるから信憑性あるか解らんけど
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%89%E8%97%A4%E3%83%AC%E3%82%A4
340名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 23:41:07.42 ID:5zR86+lv
巨人症って言うより、2は異聞録よりも平均年齢が高いから平均身長も高くして大人っぽく見せよう!と意気込んだ結果がアレなのかと
男性陣も淳以外は全員180cm前後という長身っぷりだ
平均バストサイズももうちょっと頑張っても良かったんじゃないかと(ry

>>339
その人のwiki見たら知ってる格ゲーキャラの声優で噴いたw
ジェニーたんよろしく「ビューティフルビクトリー!」って舞耶がはしゃいでたら可愛いかも、と独り言
舞耶は二次元の人だからバスト90でウエスト54とかそういう驚異的な数字が出てもおかしくなさそう
341名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 00:48:35.75 ID:Ep0n7agH
そんなことで巨人症とか実在の疾患の名前を口に出すのはやめなよ。
ゲームの設定資料なんてオマケ要素以外の何物でもないんじゃない?
適当に設定するところは適当でしょ。絶対値じゃなくて他のキャラとの比較で考えた方が良い

ただしスリーサイズは別な。
バストの数値が1違うだけで次元の扉が開ける。
89と90、79と80の間には天地の開きが。
342名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 08:40:25.11 ID:e2pKMhPO
>>340
男性陣の中では栄吉が一番長身で、克哉とパオは普通だと思う
343名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 10:29:31.09 ID:y7cB0YHk
栄吉は185pで、克哉179p、パオ177pだから普通じゃないよ
日本人男性の平均身長は172.15p
344名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 11:28:41.15 ID:PZw6d638
そしてそれは今の平均身長だから2000年頃は1cm程度それより小さい
345名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 11:56:44.43 ID:y7cB0YHk
パオはおっさんなのにでかいよな。今年で44くらいだっけ?
年代が若いほど背が高くなるのにね
346名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 12:25:11.01 ID:7Du/yeuc
栄吉は寿司のおかげで長いな
347名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 03:20:12.81 ID:5GA3rc1U
>89と90、79と80の間には天地の開きが。
1(PSP版)のメンツは立ち絵を見る限りはこの79と80の天地の開きにみんな引っかかってそうだ…
348名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 20:54:59.25 ID:lrp6GF4j
PSの全身図では結構キャラによって胸の大きさが違ってたのにPSPだと全員平面だもんな
349名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 02:01:35.92 ID:5AZPBdO5
異聞録時代のエリーはペルソナクラブに書かれている「マキと同じぐらい」の他に
「B86・W52・H88」というギャルゲキャラも真っ青な3サイズ設定があったはず
火の玉だかなんかの商業4コマ本でそれをネタにしたものがあったからよく覚えている

上で言われてる通りリメイク版ではぺたんこになってるし非公式または闇に葬られた裏設定の可能性高いけど
350名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 02:23:01.68 ID:YgeQNK3B
そんなスリーサイズ書いてあったけ?始めて知った
ブラウンのページに峰不二子のスリーサイズ書いてあったけど
マキと同じくらいなのに、スミノヒルネの漫画だとエリーかなりスタイル良い様に描いてあったね
上田版だと普通にスタイル良いよね
351名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 05:55:33.36 ID:LDF8s5oI
>>349
エリーが悪魔に「とっておきの怖い話をしてあげますわ」と言って、
悪魔にスリーサイズを教えた後に「でも私、実は男ですの」って言ってたネタだっけ?
なんかそれっぽいのを読んだ記憶はある。
352名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 18:18:46.28 ID:5AZPBdO5
エリーは割と描く人によって胸の大きさが異なってるよな
公式絵のリファイン前・リファイン後でも変わってるし
4コマでの3サイズを抜きにしても、文字設定的にも「スタイル抜群」だったり
あきにぺちゃぱいと呼ばれた「マキと同じぐらい」だったりブレが・・・
個人的にはアメリカ人の血が入ってるってことでそれなりに胸大きめな方がしっくりくる

>>351
そう、それそれ
男と聞いた南条か主人公のどっちかが恐怖状態に陥っててもう片方が魅了状態になってるオチの話
353名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 20:20:26.45 ID:YgeQNK3B
ぺちゃぱいは悪口であって信憑性?ないとか前レスにあったね(ペル女性キャラ乳語りの時に)
てか、あきって自分が園村麻希の分身って知ってるんだよね?
もう一人の自分によくあんな悪口言えるなぁ。殺そうともしてたし(あのマキが死んでもあき的には困らないか)
354名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 06:32:31.72 ID:OWD1ZjsB
保管庫重くね?
355名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 00:00:35.88 ID:hedkUMDy
ほしゅ
もう数日でリメイク版ペルソナ2罪出るね
文才ない自分としては、ここに投下されるSSが楽しみだ
防空壕で、達哉と栄吉を救う為、康夫の条件を呑んだリサ・舞耶・ゆきの
リサは康夫の彼女なり、口で奉仕したり、尻穴開発されたり
舞耶とゆきのはカス高やゾディアックにいた不良や仮面党員に輪姦される
精液まみれになった3人をゆきののカメラで撮る
とか妄想するけどね
356名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 23:19:08.65 ID:cAuOrYr1
リメイク版2よりも4のアニメ化に期待
357名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 00:02:27.08 ID:2sOVqa6p
じゃ俺は4のアニメ化よりもリメイク版2に期待
358名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 20:39:00.63 ID:ygM/H+c0
PSPペルソナ2罪、発売おめ!
噂で地震など無かったことに出来たらいいのにな
359名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 22:35:17.48 ID:I4F6lIkO
予想よりテンポが悪いな
しかしメッセンジャーとの会話は相変わらず楽しい
360名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:46:53.75 ID:d6yPsXyt
リサの麻薬と援助交際まがい設定消えなくて良かったw
361名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 16:02:02.37 ID:HSP5eWQU
シャドウ舞耶×達哉を受信
362名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:13:53.72 ID:dJ5UhQdg
配信よろ
363名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:55:42.95 ID:Eqxa4BWU
>>361
読んでみたいな。エロく責められるのか…
シャドウ達哉×舞耶も読んでみたい。軽いリョナもあったら萌える
364名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 21:43:52.55 ID:Whj67YKC
シャドウ舞耶×達哉はパイズリフェラ+騎乗位か
軽いリョナなら、腹パン・刀で服や下着がズタボロ→刀の柄を膣に無理矢理突っ込むとか?
シャドウリサ×舞耶は本体のリサの舞耶に対する嫉妬心からねちねち責めるたり
シャドウ達哉×リサなら、偽物だと解りながらも感じちゃうリサとか
シャドウ克哉×舞耶は、欲望のままに膣・直腸・口内に大量中出し
365名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 22:10:58.73 ID:TjY9njWg
移植で新規の人流れてくるかと思ったけど
そうでもなかったぜ!!

4アニメやったらまたスレ分割とか何とかで荒れそうだ
366名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 01:40:05.68 ID:9ZC1Lmmc
今更移植で新規が来るとは思えん・・・
367名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 01:58:59.71 ID:4oGd0bgP
まあ3、4程女キャラ多くないしねえ
アニメからは新規さんが結構入ってきそうだけど2には関係ないし
368名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 01:27:47.61 ID:HSu7hlsV
アトラススレは落ちた?
SS保管庫が新しくなってる??
管理人の方、お疲れ様です感謝です。
369名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 23:21:39.61 ID:lGT6Unwg
もしかして管理人さんは俺の為に、サイトごとリニューアルしたんじゃないだろうな……。
ゆかり×キタロー投下した時、2chのスレは表示に問題は無かった。
だけど当時の保管庫の方は行間が空いてるから、AAが縦長になって嫌だなあと思ってた。
今の文章を載せる形式が2ch仕様っぽいんなら、これからss投下する時、挿絵としてAAも挿入できるな。

そういう意図があったのかどうかはわからないけど、お疲れ様です、いつもありがとう。
370名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 23:49:33.09 ID:6We5bsh6
ほす
371名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 21:23:44.02 ID:ANK2QqLr
ふむ
372名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 05:20:07.28 ID:2HNJW6be
保守
アニメ始まらないと盛り上がらないのか。。。
373名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:01:31.58 ID:74MrBfOX
折角世界観が繋がっているし、アニメ同士ってことでTS×P4な設定で

・P4二年後、もし鳴上番長が京大に合格して諒兄ちゃんと先輩後輩になったら〜というお話。
・でもメインは鳴上×綾音の微エロ
・尿注意
・番長は少なくとも三股中(りせ、綾音、小夜子)である
374名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:02:16.08 ID:74MrBfOX
ギシリ、と女が腰を振る度にベッドが揺れた。
俺の上に跨って、女は熱っぽい息を吐く。
「んっ…はぁ……あっ…あっ……」
栗の実のような形をした乳房を伝う汗が、色素の濃い紅色の頂点から滴り落ちる。
俺の胸板に落ちたそれを、女の細い指が刷り込むように撫でた。
「ふぅ…んっ…ぁん……あっぁっ……」
怒張を飲み込んだ女の下腹部はゆるゆると揺れ、肉感を視覚的に感じさせる。
着やせするのだな……
今度は弧を描くように腰を滑らせる女の臀肉に、しかし何故か触れる気が起こらない。
だと言うのに女の狂態は留まることを知らず、粘液がシーツに染みを作っていく。
「…はぁっ…ん…んぅ……ぁはっ……」
独りで上り詰めようとする女に……いや、確かに俺自身は生体反応として男性器を硬直させ
刺激を受けて精巣から種を女の膣内に放とうとはしているのだが、心が全く震えない。
俺のその姿に何も思うことはなく、女は俺を組み敷いてよがっている。
「はぁあ…んふぁ……っ…ぉ……ぁおっ……」
熟したサクランボのように赤い髪。
瑠璃のガラス細工のように青い瞳。
人形のように、決められた表情を動かさない。
「はぁっ……諒……っ」
視線が合う。
ああ、独りではない。
俺とこの女は同じだ。
この女も、心は死んでいる。




「……っ!」
古い、染みだらけの天井。
それだけでは不安で、窓の外を見た。
いつもの――借宿の光景。
枕元のメガネをかけ、時計を確認する。十二時を回っていた。
「……休むか」
今日の大学の講義の内容と単位修得状況を鑑みて、呟く。
夢……淫夢のせいだろう、気怠かった。
不快感は寝汗の重さもあったが、下半身の生理現象による部分が大きい。
375名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:03:35.26 ID:74MrBfOX



シャワーのぬるい湯が、夢の形跡を洗い流していく。
だが記憶も一緒に、とはいかないらしい。
(映子の身体だった……)
顔こそ父と母が犠牲にしてしまった少女――小松原アヤネのものだったが
あの身体は自分の記憶の中の、幼馴染みである二階堂映子のものだった。
それが余計に嫌悪感を誘う。
このまま気怠さに任せていては嫌悪感は拭えない……
シャワーの蛇口を閉めると、俺は機械的に外出の支度を行った。




「貸し出し中?」
「はい。四日ほど前ですね」
司書がパソコンで履歴を確認する。
別に覗こうとした訳ではないが、ディスプレイが目に入った。

―― 鳴上 悠

貸し出し履歴の名前欄には、知った文字が並んでいる。
俺は司書に礼を告げると、図書館を後にした。

外は雨が降っていた。
雨といっても霧雨で、アパートまでなら途中で傘を買う必要もないように思えた。
早足で歩きながらも、慣れた道の変化には自然と気づくことがある。
例えば、古びた家の軒先にあじさいが咲いていた事とか。
確か梅雨入りはまだたった筈だ。よほどせっかちな花なのだろう。
ふと、弟の慎の事を思い浮かべた。
アイツもせっかちというか、そそっかしい所がある。それに早生まれだ。
それを言ったら洵も……結祈も、二月生まれか。

三ヶ月前、綾凪市にある被災者墓地に献花に赴いた。
父さんと、母さんと、結祈の分の花を墓に添えながら
しかし、結祈は死んでいないのではないかと、あの場所に立つ度に思う。
正確に言えば……洵の中に結祈がいるのではないかと
四年前、空港で別れた日から俺はずっと考え続けている。
いや、怯えているのか。
確かめるのが怖くて、俺は慎と洵を預けている叔母さんの家を避けていた。
376名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:05:17.09 ID:74MrBfOX
結局大学に足を運んで、何をするわけでもなく戻ってきた。
それはいい。多少の気は紛れた。それだけで目的を達したと言えるだろう。
だが物憂さは離れずに付きまとっている。
一人でいると気が滅入りそうで、本を又貸しして貰うという口実で俺は隣に住む後輩に会いに行った。

「…んっ…ちゅ…ふ……先輩……んん…」

考え事をしていたからだろう、俺はノックもせずに鳴上の部屋に上がった。
それがこの結果だ。
敢えて部屋の主である後輩の非を挙げるとすれば、鍵を掛けていなかったことぐらいか。
弟の事をそそっかしいなどと、よく言えたものだ。
しかし……
「…!」
少女を膝に乗せた鳴上は、彼女との唇の間に糸を引きながら横目で俺の存在を認めた。
よりにもよって女を連れ込んでいた(さらにいうなら、コトに及ぼうとしていた)のを知り合いに目撃されるとは、コイツも運がない。
ないのだが、鳴上は驚きの声を挙げた以外は平静を崩す様子がない。
平素からこの男の動じ無さには感心していたが、このような状況であってもそれを発揮するとは……
慎がコイツと同い年くらいに成長したとしても、決してこうはいかないだろう。
「………」
しかし女の方も相当度胸がいい。胸もいい(形、大きさ的な意味で)
普通、悲鳴の一つでもあげてもおかしくないだろうに、そくささと服装の乱れを直していた。
おそらく、この場にいる人間で一番動揺しているのは俺だ。
こんな風に変に冷静でいるのは、動揺している証拠だろう。
「あのぉ〜……どなたか知りませんけど」
「神郷諒。俺の大学の先輩」
「先輩の先輩?」
沈黙を破ったのは少女だった。
「私がここにいたこと、内緒にしてもらえないかなーって」
「大丈夫、先輩はそういう人じゃない」
こんな事になっても鳴上は俺の事を評価してくれているらしい。
「別に構わないが……隠す必要も無いと思うが?」
つきあっていることをやたらと周囲にアピールするのは一種の迷惑だが
隠すというのも何かやましい事があるようではないか。
と、俺の発言に二人は顔を見合わせ、音にするなら「キョトン」とにでも形容されるような表情を俺に向けた。
なんだ? これがジェネレーションギャップというヤツか?
鳴上とは三つしか違わない筈だが……
鳴上でこれなら、慎や、あまつさえ洵なんてどうなる?
俺は学生時代、映子と親密な関係になった事はあった。
生々しい言い方をすれば、俺達はお互いに童貞と処女を捨てた間柄だった。
周囲は清い関係だと勘違いしていたようだが、それは聞かれなかったからであって
訊ねられれば俺はちゃんと映子との関係を認めるつもりだった。
それはもう古いのか?
慎や洵に彼女が居たとしても、唯一の肉親である俺に秘密にするような事が普通だというのか!?
ある日突然、義理の妹が増えたり、姪っ子が出来たりするのが普通だと!?
「馬鹿な! 俺は長男だぞ!!」
「は?」
377名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:06:58.60 ID:74MrBfOX
「……スマン、取り乱した」
暫し沈黙。
「え〜っと、先輩の先輩?」
「神郷でいい」
「私のこと、知ってますよね?」
鳴上の彼女が、己の顔を指さしながら訊ねてきた。
「……どこかで会ったか?」
改めて彼女を見ると、とても整った顔をしている。
長い睫毛にパッチリ開いた瞳、ルージュを引いてないのにほんのりと桜色に染まった唇は元々の素材の良さを証明していた。
人形のような美しさではなく、女性の柔らかさや瑞々しさを持ち合わせた美しさなのだ。
「ふむ……」
しかし、彼女とは初対面だと思うのだが。
大学にいれば嫌でも目立つだろうし……大学関係でなければ地元の人間か?
まさか、小松原の関係者……いや、その可能性は薄い。もしそうなら、このタイミングでバラさないだろう。
「せんぱ〜い、私ってもしかして復帰前より売れてない?」
「オーラがないんじゃないかな」
「ひっど〜い! りせ、泣いちゃう〜〜!」
自分をりせと呼んだ少女は鳴上の胸元に顔を埋めた。
「オーラのあるりせも、オーラの無いりせも、りせだよ」
鳴上は彼女の赤毛の髪を撫でる。尤も、彼女も本気で泣いている訳ではなく、一種のスキンシップだ。
しかし話が見えない。
もし彼女と俺が知り合いならば、申し訳ないが俺は彼女の事を覚えていない。
ノックも無しに部屋に踏み込んだ事と合わせてその事を謝罪すると、鳴上は黙って付けっぱなしのテレビを差した。
一人暮らしらしく、15型の小さなものだ。しかし、テレビが何か関係があるのだろうか……
首を傾げる俺に、鳴上はテレビそのものではなく、画面に映るCMを見るように促した。
新発売のシャンプーの宣伝をするそれは、ウェーブのかかった赤毛の女優が美しい髪を謳ったものだった。
「……ん?」
この女優、どこかで見たような……
「久慈川りせ、アイドルから女優へ脱皮中の売れっ子芸能人でーす」
「……という訳です」
なるほど。芸能人と付き合っているとなればマスコミなども煩いのだろう。
関係を隠して欲しいと頼むのは自然な流れだ。
「……自分で言うな、とかツッコミはないの?」
「そっとしておいた」
「ツッコミ不在!? 里中先輩ー! 花村先輩ー!」


378名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:08:21.33 ID:74MrBfOX
久慈川りせの言によると、京都に居たのはドラマの撮影があったかららしい。
しかし雨で撮影は中止になった為、鳴上の元へ会いに来たという。
「まぁ、どのみち時間見つけて先輩と逢うつもりだったんだけどね〜
 先輩、こっちの大学受けちゃうんだもん。東京なら私や直斗はちょくちょく逢えると思ってたのにぃ!
 京都じゃみんなだって簡単には会いにいけないじゃん! 先輩のいじわる!」
「ごめん。どうしてもここの教授の講義を受けたかったんだ」
鳴上に腕を絡ませる久慈川、優しく微笑む鳴上、居心地の悪い俺。
「鳴上、俺はもう帰る……」
「え? そういえば、何しに?」
「いや……本を借りにな。お前、図書館で借りていたろう? 
 読み終わってないなら、無理にとは言わないが……」
「ああ、あれならもう読み終わってますから……」
鳴上は立ち上がると、机の上から図書館のラベルの付いた本を引っ張り出した。
「先輩の先輩も同じ心理学部なの?」
「京大に心理学部はないぞ。コイツは文学部の心理学専攻だ」
「それで神郷先輩は法学部。司法試験、どうでした?」
「まぁまぁだな」
鳴上が苦笑する。
「それは合格のパターンだ」
本の重みを腕に感じながら、俺は久慈川に聞こえないように鳴上に確認した。
「外で時間を潰したほうがいいか?」
「……じゃ、2時間ほどお願いします」
「3時間後に帰ってくる」




(しかし、芸能人か……)
ファミレスでコーヒーを注文し、俺は本を開いた。
普段よりページのめくりが遅いのは、鳴上とその彼女の事を考えているからだろう。
どうやらこの本は二度読みする必要がありそうだ。さいわい、時間はたっぷりある。
(俺は芸能人については詳しくないが……)
詳しくないが、それが一般人とはあまり縁の無い世界の人間であることは理解できる。
一体あの鳴上と久慈川はどこで知り合ったのだろうか。
(芸能人と付き合うのは大変そうだな……)
もし慎や洵がそういった類の職業についている女性と付き合うことになったら……
いや、本人達が納得しているんだ、俺が口出しするべきことじゃない。
(まあ、まだまだ先の事だろうが……)
慎は10歳、洵は7歳だからな。
(7歳か……)
ファミレスの向かいの写真屋には参考写真として七五三の写真も飾られてあった。
あんな立派な、写真屋さんで撮るような写真じゃなくてもいい。
家にあるカメラで、近くの神社で、父さんと母さんと慎と洵と結祈が一緒に映ってる写真を撮りたかった。
そんな普通の、幸せな、在るべき未来を……
――ガシャン
音に振り返ると、若い店員が頭を下げていた。おそらくコップか何かを割ってしまったのだろう。
俺は冷めてただ苦いだけのコーヒーを飲み干した。


379名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:09:50.12 ID:74MrBfOX
> 数日後

メールボックスの郵便を確認していると、一つ宛先違いのハガキに気付いた。
宛名の住所は間違っていないので、郵便配達員が間違って入れたのだろう。
住所の部屋番号が一つズレている。つまり鳴上の元に届いた手紙だった。
そのまま隣のメールボックスに入れておいてもよいのだが、鳴上のメールボックスは空。
既に今日一度メールボックスに目を通した後なのだろう。俺のところにだけピザ屋やらのチラシが入ってるというのも不自然だ。
ハガキは裏に写真が印刷されている。洵と同じぐらいの年の女の子の写真だ。
送り主は『堂島菜々子』となっている。この少女の名前だろうか。
鳴上とはどういう関係なのだろう。
「……あまり他人の事を詮索するべきではないな」
階段を登り、鳴上の部屋のドアを今度はしっかりと叩く。
インターホンは壊れてて聞こえたり聞こえなかったりするのでこのアパートの住人は使用しない。
「不在か?」
もう一度ドアを叩き反応が無いのを確認し、俺は踵を返そうとした。
が……

ガタン

鳴上の部屋から大きな物音が聞こえてきた。
「……!」
もしや泥棒か?
俺は息を潜め、ゆっくりとドアノブに手をかけた。
鍵はかかっていない。
「……」
そのままノブを回し手前に引こうとしたが、反対側の人物に留められた。
ドアを挟んで俺と鳴上の部屋の中にいる男とで綱引きになる。
拉致があかない……
俺は自らのペルソナ・カインを発動させようとして……
「神郷先輩?」
ドアが開いた。
急に力を弱めた向こう側の相手は、この部屋の主だ。
「何か用ですか?」
「ああ、お前宛てのハガキが俺の所に紛れていたからな……」
鳴上本人……か?
「何回かノックをしたが?」
「そうですか? 気付かなかったな」
「それに物音もした」
部屋の奥を除くと、楽器(トロンボーンだろうか)のケースが倒れていた。
物音の原因はソレだろう。
しかしあんな楽器は鳴上の部屋に無かったと思ったが。
「それで!」
俺が記憶を探る暇を与えないかのように、鳴上は自分宛のハガキについて訊ねてきた。
この男が珍しく焦っている。
380名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:13:40.00 ID:74MrBfOX
「鳴上……何か困ってるのか? やっかいな事に巻き込まれていたり?」
「……困ってると言えば、困っているし、厄介な事になっているけど」
ボソっと何事か呟いた彼は、改めてハガキを求めてきた。
話題を逸らしたがっているようにも見えたが、俺自身ハガキを渡しにやってきたのだから拒絶することはできない。
「これだが」
「菜々子から?」
鳴上の顔がふっと緩む。
「その様子ではよほど大事な人らしい」
「ええ、まあ……」
一体どういう関係だろうか。
「……まさか隠し子か?」
「何歳の時の?!」
「……お前には既におつきあいしている女性がいるだろう?」
「恋人でもありません!」
それはそうだ。
「妹です」
「ん? しかし名字が……」
鳴上ではなく 堂島 菜々子とハガキには書かれている。
もしやデリケートな家族の問題に触れてしまったのだろうか。
「スマン、余計なことを聞いた」
「いや、勘違いしないで……」
鳴上は頭を掻いた。
「立ち話を長くするのもアレだから、部屋に入ってください」
「いいのか?」
「……実はあまりよくない」
「ん?」
「ナンデモナイデス」




「……それではこの子は従妹ということか」
鳴上の部屋で出されたプリンを掬いながら、鳴上の高校二年生時の話を聞く。
両親が海外赴任の為に叔父の家に預けられ、稲羽市という場所で1年を過ごしたという。
久慈川りせともそこで出逢ったそうだ。
「まるで故郷のコトを話しているようだな」
「故郷……そうですね、あそこは俺の帰る場所だから」
「そうか」
「自分の居場所って、生まれた場所とか住んでいる場所とかじゃなくて、
 そこに居る人との絆なんだって。絆がある場所が、自分が守りたい場所なんだって
 昔、親友が言ってました」
「…………俺もそう思う」
卵をふんだんに使ったプリンに、スプーンがゆっくりと沈んでいく。
市販の弾力の強いものとは違う、優しい口当たりだった。
「しかし、ハガキとは古風だな。メールもあるだろう」
「でもこうやって手書きの文字を見ると、嬉しくなりません?」
「そうだな。三年生だったか? 歳の割にはしっかりとした文を書く。
 俺の上の弟よりもしっかりしているかも知れん」
といっても俺の中の慎は3年前で止まっているが。
3年前といえば慎も7歳だ。鳴上の従妹よりも一つ幼い。
叔母さんに話を聞いたり、最近は少なくなったが(俺が返信しないからだろう)慎達のメールを読んだりはしているが
どうしても成長した慎が想像できない。想像力が足りないのかも知れない。俺は両親のように芸術のセンスはないからな。
「ええ、菜々子はいい子ですよ」
「そうか。まあ、俺も下の方の弟は上と違ってしっかりしているがな。
 容姿も愛らしくてな、俺なんかと違ってさらさらの髪で……」
「菜々子も髪を下ろすと意外と大人びて見えるんですよ」
「しかし子供は子供らしいほうがいい。その点、ウチの慎は無邪気というか、素直というか……」
「菜々子も空気は読める子だけど、ジュネスの歌がお気に入りだったり子供らしい所があって……」
「慎も洵も決して空気が読めない訳ではない。鈍感な俺と違って、映子を思いやって……」
「菜々子だってお母さんがいなくて寂しい思いをしていたけど、堂島さんの事も理解していて……」
381名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:14:47.13 ID:74MrBfOX
ふと、ある事に気付き口を止める。
俺を見返す鳴上も同じ事を考えてるのだろう。
「…………」
「…………」
俺達は同じタイミングでそれぞれの主張を叫んだ。

「 菜 々 子 の 方 が 可 愛 い ! 」

「 慎 と 洵 の 方 が 可 愛 い ! 」

再び無言が続く。
「確かに話を聞くに、お前の従妹は良い子だ。愛らしいと言ってもいい。その点は認める。
 だが愛らしさなら洵も負けていない。お前を立てて菜々子ちゃんを洵と同等の可愛さと認めてもいい。
 だが俺には洵の他に慎がいる。俺の弟達が愛らしさで負ける筈がない!」
「厳密に言えば菜々子は一人っ子です。でも菜々子は俺だけの妹じゃない。
 菜々子はみんなの妹なんだ!
 地雷y…陽介、千枝、雪子、完二、りせ、直斗、くま……それに長瀬や一条だって菜々子を可愛がってる。
 いや、菜々子を愛さざるを得ない! それだけ菜々子は良い子なんだ! 最強の妹なんだ!!」
「俺は兄として慎達の為ならどんな敵とも戦える。むしろ戦っている」
「俺は兄だから菜々子の為にどんな敵とだって戦える。むしろ戦った」
鳴上がどれだけ妹の可愛さを主張しようとも、これだけは譲れん。
俺の兄というペルソナにかけて!
「……お馬さん」
「え?」
「お馬さんをしたことがあるか、鳴上」
「お馬さん!? 」
お馬さんとは兄弟間における基本的なコミュニケーション!
上の兄弟が馬になり、下の子を乗せて家の中を動き回る、子供が最も喜ぶ遊びの一つだ!!
「つ、つまり俺がオロバスで、菜々子がヴァルキリーで、合体してアルカナは正義的な!?」
「何を言ってるかよくわからんがつまりそういうことだ!」
「く……さすがは実の兄弟。俺と菜々子が会ったときは17歳と6歳
 6歳でお兄さんにお馬さんをお願いするのは難しい……」
敗北感でOTZという姿勢を取る鳴上。
ふ……やはり俺の方がブラ力が高かったようだな。
「……手品」
「何?」
「手品をしたことがありますか?」
「手品……だと……」
鳴上はおもむろに拳をつくると、野球のバットを握るように上下に重ねた。
「親指が……移動しちゃった!」
「そ、それは!!」
こ、子供だましな手品とも呼べない芸!
しかしそれだけに子供相手には絶対的な人気を誇る定番の隠し芸!!
「鳴上……その技を彼女の前でっ!」
「お父さんの帰りを待っている菜々子は……大喜びだった!!」
「ぐっ……寂しい思いをしている子を笑顔にする、それこそ正に兄の仕事かっ!」
訳あって別々に暮らしている俺にはできない「寂しい時はいつだって側にいるよ」というものか!
幾千の呪言よりも、幾万の真言よりも強力な、たった一つの行動!
みごとだ、鳴上悠……今はお前がナンバー1だ。
敗者である俺は差し出されたプリンの皿と紅茶のカップを片づけると
何も語らず鳴上の部屋を後にした。
382名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:15:47.14 ID:74MrBfOX
そして現在、俺は鳴上の部屋に接する壁に向かってペルソナを向けている。
「カイン!」
腕に銃を持つ俺のペルソナは、面制圧の連射から長距離の狙撃まで可能だ。
威力も大木一つを消滅させるビームから、針の穴のようなサイズまで調整できる。
「………やれ」
口径と威力を最小に絞り、壁に穴を開ける。
(鳴上は何かを隠している……)
急に俺がやってきたというのに、手作りのプリンが二つあったというのも不自然だ。
玄関での慌てようも気になる。それに謎のトロンボーンの存在……
兄談義でそのことをすっかり忘れて帰ってしまったが、逆に俺が帰ったことで鳴上は行動を起こす可能性がある。
俺はカインの開けた穴から鳴上の部屋を覗いた。




「ふぅ……帰ったか」
鳴上は椅子に背中を預けると、俺の方を見て言った。
「もう出てきていいよ」
一瞬気付かれたかと思ったが、それは穴を開けた壁に接したベットに向けて言ったのだと分かった。
正確にはベットの下に隠れていた少女にだ。
「き、緊張しました……」
小柄な、黒髪の少女だ。
見たことのない制服を着ている。
「ごめん、でもここ女人禁制だから」
……そんな話は聞いたことがないが。
だいたいこの前女を連れ込んでいたのは鳴上本人だ。
「は、はい……お邪魔してすみません、先輩」
「別に怒ってない。嬉しいって気持ちはあるけど」
「う、嬉しい……ですか?」
「吹奏楽の大会、頑張ったね」
吹奏楽……確か全国大会が京都で行われていたな。
つまり彼女は鳴神の後輩で、吹奏楽の大会で京都に来て、そのついでに鳴上の所にやってきたのか。
しかしそれを何故俺に隠す?
「それに綾音が俺に会いに来てくれたことも嬉しい」
「先輩……」
背中からでも分かる程に、少女は鳴上の言葉に照れ、赤くなっている。
しかしアヤネか……俺個人としては、小松原の娘を思い出してしまう名だ。
別人と分かっていても、嫌悪感を抱いたかも知れない。
そう考えれば理由は分からないが、鳴上が俺と彼女を引き合わせなかったことには感謝したい。
「で、でも大会の成績は……」
「関係ないよ。俺は綾音が頑張ったことが嬉しい。
 吹奏楽を続けて、ちゃんと自分のパートも持って、成長していた」
「先輩のおかげです。先輩が居なかったら私……」
鳴上が少女の肩を抱く。
「ご褒美」
有無言わさず彼は少女の口を塞いだ。
383名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:16:59.13 ID:74MrBfOX
鳴上と少女は身長の差がありすぎて、座っていても鳴上は腰を屈め、横から少女の口を奪う形になる。
「んっ…んぁ……ちゅふ…はぁっ…せ、先輩……ぁ……」
その様はライオンが小さな子ウサギを補食する姿に似ていた。
さしたる抵抗もできず、綾音と呼ばれた少女はベットに押し倒される。
「…ぁっ…くふ……んんっ…はぁっ……ちゅぱ…」
舌で口をこじ開け、唾液を流し込み、鳴上は少女から呼吸の隙を奪う
同時に馴れた手つきで少女のスカートに手をかけ、奪う。
そのまま返す刀で鳴上の手は彼女の太股を撫で上がり、制服の中に潜り込んでいく。
「ぁ…先輩……はぁ…んちゅ……ふ……ぁぁ……んぅ……」
少女は自分の状態が分かっているのだろうか。いや分かっていないだろう。
彼女は既に鳴上の愛撫によって思考も奪われている。
「いい?」
ささやかな胸をまさぐられ、身体を高ぶらせられた彼女は鳴上に問われる。
ここまでやっておいて今更セリフはないだろう。
「せ、先輩、待って……」
「?」
鳴上は意外そうな顔をしてみせた。断られるとは思ってなかったらしい。
「シャ、シャワーを……」
「問題ない」
「そ、そうじゃなくてですね……シャワーじゃなくてもいいんです……
 けど一旦離れてというか……その、ずっとベットの下に隠れていたから……」
少女はさっきまでとはうってかわって、自分の意志を押し通そうとしている。
が、彼女の言葉は要領を得ない。
とにかく仕切り直しを要求しているようだが、その理由が分からない。
「落ち着け」
鳴上の口癖が炸裂する。やや不満そうなのはお預けを食らったからか。
その鳴上の姿に、綾音は申し訳なさそうに俯く。
「生理?」
「ち、違います!」
鳴上の疑問は俺も思ったが、それならシャワーを浴びさせて欲しいとは言わないだろう。
「だ、だから……ト、トイレです!」
「は……?」
「ず、ずっと我慢してて……も、もう……」
なるほど。確かに俺が居た時間、ずっとベットの下に隠れていたのであれば用を足す時間はない。
俺に差し出された紅茶はやや冷めていた。俺が来る前に淹れられていたもので
利尿効果のある紅茶を彼女が飲んでいたなら、この状況はありえることだ。
「そうか」
鳴上も納得したらしい。
だが鳴上は平然と続けた。

「ここでして」
384名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:18:01.04 ID:74MrBfOX
真顔だ。
あまりに自然に語った為、俺も少女もリアクションを一瞬忘れた。
「え……ええ!? こ、ここでって……!?!」
「綾音がおしっこするところを見たい」
「sあfがえwgたがげk☆めsbf……」
少女は混乱している。
味方を攻撃したり、お金をばらまいたりしかねない勢いだ。
だが彼女が混乱している間に、鳴上は風呂桶を持ってきた。
しろというのか。あの中に。
……恐ろしい男だ。
「で、できません」
「いいから出せ」
普段の柔らかい口調からは想像できないほどの命令系。
これが本当に鳴上か……
俺は以前、彼が語った「親しい人からは番長と呼ばれたりした」という言を思い出した。
あの時は冗談かと思ったが、もしかしたら本当のことなのかも知れない。
「せ、先輩……」
涙目の後輩に向かい、鳴上は拳を握りしめて言った。
「気の済むまで漏らせ」
その気迫はペルソナの召還に似ていた。
一瞬、鳴上からペルソナが放たれたような錯覚すら覚えた。
緑色の、肉の棒の形をした御立派なペルソナだ。
「トロンボーンの練習を思い出すんだ。河原で練習したことを」
「か、河原での練習を……?」
「河原に人が居る中で練習したから、ソロパートでも緊張しないようになっただろ?
 それと一緒だ。俺の前でおしっこをしても綾音ならもう恥ずかしくないよ」
いや、その理屈はおかしい。
「俺との練習の成果を見せてくれ」
「せ、先輩……わかりました! 私、やります」
なぜか納得した少女は恥じらいながらもショーツを脱ぐと、ベットの端に腰掛け、床に置かれた桶に狙いをつけた。
「ぁう……」
「どうした?」
「き、緊張して……出ない…です……」
「大丈夫、手伝うから」
鳴上は少女を励ますように手を握ると、彼女の秘所に口づけをした。
「あっ…せ、ん……輩ぃ…ふぁ……」
そのまま鳴上は一心不乱に彼女の尿道を刺激し続ける。
「そんなところ…んぁっ…舐めたらぁ…ぁっ…はあぁんっ……」
俺の位置からはよく見えないが、鳴上が水音を立てる度に少女は身体をよじり、刺激にあがらおうとする。
それは本来の目的からは外れた行為だが、その抵抗ですら鳴上は愉しんでいるように見えた。
「んぁあっ……そんな……駄目ですっ…ぁあっ…ダメぇ…ぁっ……こじ開けないでぇ……」
イヤイヤと少女は頭を振り乱すが、その下半身はしっかりと押さえつけられ鳴上の舌技を受け続けている。
「綾音のココは前と変わらない。ツルツルだね」
「い、言わないで…んぁっ…ください……はぁっ……」
「お喋りする暇があったら舐めろって事? 綾音はエッチだな」
「そ、そういう意味じゃ……ああっ……」
彼女の卵のような彼女の肌の真ん中の一筋を、鳴上の舌頭が丹念に擦り上げる。
その度に彼女が握るシーツの皺が深くなり、小さな背中がピクピクと震えた。
385名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:19:07.32 ID:74MrBfOX
「はぁっ…ぁっ…ぁあ……んぁあ…も、もうっ……出ちゃう…んぁ……おしっこ……」
その涙混じりの声に、鳴上は舌の動きを弛める。
だがそれは彼女を解放したのではない。
今度は吸い付くように彼女の水口にキスをし、ゆっくりと責め立てる。
巣に懸かったテントウ虫が一通り抵抗し終わり、動けなくなった後に糸でがんじがらめにする蜘蛛のように
鳴上は少女の尿意を確実に決壊させる意志はそのままに、その様を長く愉しもうとしている。
「あぁっ…ぁっ…せ、先輩……もう…ふぁっ…いっそ…ぉ……」
弱い攻撃が彼女に理性を呼び覚ます時間を生ませる。
やはり人前で尿などしたくない。
それでも鳴上に強引に弄られ、玩ばれ、精一杯抵抗したけどダメだった……そういう言い訳を自分にしたかったのだ。
その逃げ道を鳴上は断つ。
最後の引き金は彼女自身に引かせるつもりだ。
「あぅ……ふぅ…ふぅ……はぁぁ……ああんぁ……」
もはや鳴上は彼女の秘部にすら触れない。甘い吐息で刺激するのみだ。
「綾音、力を抜いて……しちゃおう?」
「…ぁ…はぁ……は、はぃ…ぃ……しますぅ……おしっこ……先輩の前で……ぁぁっ……」
それまでの鳴上がたてた音とは明らかに違う、流れる水音が部屋に響く。
「あっ……ぁあっ……してる……私……先輩の前で……おしっこ……しちゃってる……」
チョロチョロチョロと風に揺れる柳のようにか弱い音が、永遠かと思われるほど長く続く。
「止まらないです……先輩…んぁあ……止まらないよぉ……はぁあぁ……」
黄金色の液体と一緒に羞恥心も流れていったのだろう、
垣間見た少女の横顔は弛緩し、小刻みに揺れる身体は歓娯に沈んでいた。
「しちゃったぁ……はぁぁ…先輩の前でおしっこ……ぇへへ……私しちゃったぁ……」








「……すごいものを見てしまった」
尿プレイか……
今度映子にやらせてみよう。
「だが……」
隣では未だ鳴上が少女を喘がせている。
快楽に思わずベットの上を滑り逃げようとする彼女を追いつめ、小さな身体を己と壁で挟んで肉棒で貫いている。
揺れるから止めて欲しい。
安普請のアパートでのセックスはもっと計画的にするべきだ。
「鳴上はあの久慈川とかいう少女とつきあってるのではなかったのか?」
二股、だろうか……
あまり感心できんな。
特に鳴上は誠実な男だと思っていただけに、失望の気持ちは大きい。
慎や洵もこういう風に育って欲しいものだと思っていたが、俺も見る目がないというべきか……
いや、女関係以外なら鳴上は立派な男だ。その評価まで変える必要はない。
ただちょっと下半身がだらしないというだけだ。
それに全く異性が寄ってこないよりマシだろう。
しかし……鳴上を反面教師に慎や洵を男子校に通わせるべきか……?
いや、それで異性に免疫がなくなって悪い女に引っ掛かったら目もあてられん。
それに特に洵は男子校にいたら狙われかねない容姿をしているしな。
普通に共学で充分だろう。
俺は一人頷くと、所在なく部屋を歩き回った。
隣から嬌声が聞こえてくるこの状況、どうするべきか。
やはり外で暇を潰して……
そこまで思案したところで、部屋のインターホンが(珍しく故障せずに)鳴った。
386名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:19:42.81 ID:74MrBfOX
「……はい?」
「あら?」
玄関に立っていたのは妙齢の女性だった。
切れ長の瞳に、赤い口紅、黒髪……それ自体はそれぞれ魅力的な女性のパーツなのだが
全てが揃うと妙に蠱惑的な印象を持たせる女だ。
そう、先程まで考えていた慎や洵を惑わす「悪い女」がいるとしたら丁度こんな感じの……
初対面の相手に失礼なコトを考えていると、女は小首を傾げて話した。
「鳴上君、暫くみない間に随分と大きくなったのね」
「鳴上は隣の部屋ですが」
「うふふ……分かってるわよ。でもそうか、部屋を間違えちゃったみたい」
「失礼ですが、どちらさまで? 鳴上は俺の後輩ですが」
「悪い女よ。……ふふ、そんなに睨まないで。冗談よ。
 私の名前は上原小夜子。まあ鳴上君の昔の上司ってところかな。あと初めての女?」
俺が眉を顰めるほど、相手は喜ぶらしい。俺は表情を消した。
「海外のNGOで活動してたんだけどね、久々に日本に戻ってきて、関空だったから彼に会いに来たの」
「はぁ……」
「貴方とはまた今度ゆっくりお話がしたいわね」
「ご遠慮しておきます」
「うふふ、そういう子、好きよ? それじゃあね」
去り際に彼女はウィンクを見せた。そのセックスアピールに俺は何も感じなかったが
ウィンクが様になる人を初めて見、妙に感心してしまった。
「……おい、ちょっと待て」
上原小夜子と名乗った女は鳴上に会いに来た。
そして俺から鳴上の部屋を聞いて、隣へと歩いていった。
鳴上は今、綾音という少女と部屋で……
「………」
部屋に戻る。
隣から「沢山…出しましたね、先輩……」などという声が聞こえてくる。
さて、俺は鳴上にあの女の存在を教えるべきだろうが?
だがこれは鳴上自身の問題でもある。
文字通り、自分で撒いた種だ。それは自分で刈り取るべきだろう。

> そっとしておこう……

俺は心の中に浮かんだ選択肢を決定した。





おわる。
387名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 19:22:28.02 ID:74MrBfOX
ドラマCDの浪川ボイスの優男イケメンあんちゃんな番長と
ゲームの男前選択肢の番長がゴッチャになってて
さらに諒相手に敬語なんでキャラがブレまくってる気がしないでもない
(まあ、ぶっちゃけブラコン談義を描きたかっただけなんだけど)

番長、心理学専攻で大学院に進んで
警察官である肉彦と諒兄ちゃんが持ってきたペルソナ絡みの事件を解決する
みたいな学者探偵モノが似合うような気がする。探偵は直斗と被るけど(向こうは現場型の足で捜す探偵っぽいんで)
388名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 22:44:17.79 ID:/YAH3S99
ナースと節子がでてくるとか初じゃね?

389名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 09:57:16.45 ID:XcK5phdY

神郷家長男が出てくるのも初じゃね?
トリニティってP3から10年後ってことはP4からは8年後なんだな
番長25歳か

諒ってテレビの中ブチ込んだら相当ヤバいシャドウ生まれるんだろうな
両親にほったらかしにされた事と、妹を救えなかった事と、弟の記憶を奪った事と、人殺しをした事の罪悪感
が全部煮詰まった鍋に長男としての責務っていう蓋をしている人だし。一日も持たなそう
390名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 01:32:36.84 ID:Hx5+81ct
投下乙
391名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 23:09:14.31 ID:wsIUoLuT
保守保守
392名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 02:50:41.75 ID:xmMyZSA1
半角二次元板のメガテン画像スレ落ちたのか
ペルソナの画像ってどこに投下すんだろな
ここじゃだめか?
393名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 03:56:12.86 ID:WvYfc4E+
ほしゅ
394名無しさん@ピンキー:2011/11/12(土) 23:07:58.36 ID:qyzOIdYc
保守
395名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 04:16:11.77 ID:r5iuf9u+
今更罰やってるが兄貴と舞耶、パオとうららいいな
396名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 12:05:18.79 ID:UuXEKePW
_
397名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 18:39:57.71 ID:y7kPKhip
保守
398名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 21:01:18.43 ID:e43MY4Uu
保管庫みれない…
399名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 02:56:36.78 ID:HSJd2bIp
ほすん
400名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 22:12:59.66 ID:11ENSaPf
>>398
保管庫、移動したようだが
PCで見るとなぜかウチじゃセキュリティーソフトが反応したから閲覧注意。
誰か問題解消できるかな?
http://oroti.no-ip.biz/~eparo/
401名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 23:56:46.70 ID:efY6R7YJ
保管してる各スレで保管庫見れないというのをちょいちょいみるけど
もしかして結構な頻度で鯖おちてます?
ただ>>1のアドレスに飛んでるだけ?うーむ
402名無しさん@ピンキー:2011/12/20(火) 21:59:20.28 ID:Eyboz+io
ありがとう、保管庫行けたよ!!
でもうちもセキュりティソフト反応したけど愛のため無視したwww
403名無しさん@ピンキー:2011/12/21(水) 23:11:07.07 ID:uUkwjkRH
保管庫だけど、
>>1のリンク先は無くなってるし
>>400のリンク先は携帯版な気がする
404名無しさん@ピンキー
ほす