Ruina 廃都の物語エロパロ

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11
フリーゲームながら勢いもあるようだし、ツクールスレから独立で立ててみる
エロネタからキャラ萌え談義なども まったりとひとつ
2名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 01:32:49 ID:dT8JWvWp
廃都のぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 00:56:42 ID:KtkUi/jm
来てはみたが、維持できるんだろうか

騎士主人公は、毎朝フランのスカートの中から聞こえるローター音で目を覚ます
4名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 00:58:25 ID:lMqxUmm4
>>1
eraRuinaのキレハ口上誰か書いてくれ
5名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:10:28 ID:n6+N7y63
もうあるけど、あれじゃダメなのか?
6名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:10:43 ID:ikOQV/aR
>4
既にあるぜ。
eratohowikiから行ける予備アップローダーを探してみるのだ。
7名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 01:29:47 ID:lMqxUmm4
>>5-6
ありがとありがと
eraシリーズスレで更新情報が分かるんだったのか
8名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 11:51:16 ID:NQdQ5tTb
とりあえず貼っとく

ツクール ゲーム・エロ二次創作スレ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240244983/l50
9名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 21:00:03 ID:5IBD4Wen
間違ってるんじゃないかい?

ツクール ゲーム・エロ二次創作スレ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200209236/l50
10名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 23:28:56 ID:ikOQV/aR
テレージャさんは、いざ本気になった相手には意外と乙女だったりしないだろうか
経験は豊富だがけっこう別れた相手を引きずってたり、踏み込むのを躊躇ったり

なのでベッドの上ではつくしんぼう
11名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 01:02:01 ID:zsYi8zbG
eraRuinaのデータをざっと見てみたんだが、アダが調教対象に入ってるのに驚いた
あれって若返りの薬か何かを飲ませたみたいな設定なのか
そして何故居ないんだ、ピンガー商会の店員・・・
12名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 01:52:41 ID:TDeYbZf2
落書きですまんが

ttp://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd49183.png
アイリ「こ、こんな格好で踊るんですか、ビンガーさん?」
ビンガー「大丈夫だよ、アイリ。オハラの店よりずっと儲けさせてあげるから」
13名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 10:02:46 ID:QFSTOPb5
>12
GJ&一発目乙。
盗賊女はやっぱ顔4だよなっ!?
14名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 19:13:20 ID:QFSTOPb5
ttp://loda.jp/youseisan/?id=418

話題振りも込みでこっちでもフラン口上更新を出してみる
eraスレでは聞きにくいんでこっちで聞きたいんだが、かなり俺キャラ入ってるこのフランどうかな
他の人の目から見て
15名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:02:59 ID:xNd0TlMp
とりあえずフランが経験済みってわかるのって本編のどこだっけ?
16名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:48:37 ID:jewe8s7c
忍者だからそういう手管も学んでるその流れで、とかじゃないの多分
にしてもA敏感は実に俺好みでよい
17名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 21:51:31 ID:QFSTOPb5
>15
ないんだが、そこは元のデータ作成した人に合わせた
[処女]持ってなかったりフェラ経験があったりするのは若干ショックだったりもした

しかし密偵として房中術の訓練も幾らかやっていたのかと思うと、
それはそれでクるものがあったので、エクストラモード構文で書き換えたりせずそのままいった
(キレハ口上の冒頭にもあるやつ キャラの処女化とか、eratohoで小悪魔の司書モード化とかに使われている)
18名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 23:07:02 ID:gDdpbJnR
フランお嬢様なんだよな
爺さんが領主に近づいててフランは領主の傍で14歳は里って
騎士子が男なら房事とか学ばせるより処女のままにして縁戚結ぶ気満々に見える
女でも元は外様的な豪族だしパイプ繋ぎつつ里はばっちりって戦略
19名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 23:11:48 ID:/R0e9PaL
地方豪族は縁戚が基本だしねー


主人公うらやましい・・・
20名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:01:56 ID:e6JmWZ/U
まぁ、あの町じゃ他に貴族の妻できそうな奴居ないしな…
21名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:43:52 ID:At2fFeOD
唯一テレ子は家系的に釣り合いそうだが、
元から町にいる人間じゃないしなー。
22名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:46:01 ID:aSMEA5ZG
貴族の妻なんて家柄で選ぶもんじゃない。
庶民なんてせいぜい側室でしょう。
23名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 00:48:49 ID:LUx+DksQ
まあフランを政略結婚させて、みたいな動きが双方合意であるなら、
女中に手を出させるなんて外聞の悪いことはさせたくないだろうけどなあー。
レンデューム側でそれを推したやつがいるかは分からんけど、
少なくともゼペックとフラン、あと14歳が同意してるってことはなさそうだ。

よその諸侯の家からお輿入れしたりするんじゃないかね、普通は。
24名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 07:59:21 ID:LgQtDCYX
14歳のエロまだー?
25名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 10:45:08 ID:pUQUBi/O
合意も同意も無いだろうな
だけど家臣が娘を奉公に出してるとなるとまた別枠って感じだし
当人達が盛り上がったり重臣となり地盤重視して結婚すれば儲け物
領主に跡取りが無かったら新領主が来るわけだし
やばい奴だったらしごいたり俺が新領主だぜヒャッハーを含めた身の振り方を考えたりできる

14歳×大猿
26名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 10:50:57 ID:VTo4bpZy
でも家柄こだわるのって血筋守るためだよな
主人公捨て子だし、あんまり血筋とかこだわりないんじゃないか
27名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:26:06 ID:LUx+DksQ
>25
むしろ人質的な意味合いが強い気もするな
子供の頃から一緒に遊ばせてた辺り、当人らが盛り上がるのを期待してた気配もないではないが。

ネルやパリスと知り合った後は、ネルやラバンの台詞からフランがいなかった辺り、
十歳かそこらで分別がついてからは、フランから一歩引いちゃってたりして。

>26
血筋が大事とはいえ、地方領主レベルなら養子縁組で家系を繋ぐことも多いんじゃないか。
時代劇でも跡取りにするために養子を取るって描写けっこうあるし。
大公クラスになると、継承権を明確にして、変な工作員とかに主権取られないように、血筋に拘るんだろうけど。
28名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:54:49 ID:ufUgJpNB
>>25
お前・・・・
戦火スレ住民だな
29名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 11:55:10 ID:VTo4bpZy
>>27うん、でも養子縁組にしたって血縁関係のある親戚から選ぶのがだいたいじゃん?
あと、騎士オヤジは単なる地方領主なん?王国が3つに分立してできたうちの家系の一つなんだよな?
公爵みたいなもんではないのかな?まあオヤジに血筋のこだわりはないみたいだけど

話は変わるけど、何娘騎士でプレイしたらアルソンにけん制したり娘馬鹿ぶりが見れて面白かった。
30名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 12:21:26 ID:LUx+DksQ
>29
まあ確かに、親父側はあんまり拘りなさそうだよなあ。
血が繋がってない=家に縛られる必要がない、って考え方してたから、
実の息子が死んだ時に半分諦めてたのかも。
表向きは実子で嫡子だから、レンデューム側の思惑があってもおかしくないが。

しかし何はともあれ、だ。
政略結婚かつ純愛結婚って萌えるよね。
31名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 19:38:29 ID:6oXrh1qM
どう考えてもエロパロとは違う方向に突き抜けた雑談スレになってるなwww
32名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:10:14 ID:aSMEA5ZG
一応、同人ゲーム板は全年齢対象だからな。
きわどい話題はこっちでやるって感じかな。

しかし、重厚な世界観だから、エロにもっていくのは難しいかもしれないな。
33名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:33:01 ID:xIpnI091
自分の出生を知った女主人公は、「赤ちゃんを産めるかどうか」で悩んだりしそう。
34名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:59:56 ID:L9u0xuw5
一方、男主人公は気にせず種付けをしていた
Wiki見たら八世が弟の子供産んでるから大丈夫なんじゃないかな
35名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 21:24:05 ID:/jVzkSgC
純愛派の俺としては、エロに持っていくならグッドエンド後になるんだが
騎士×フラン以外はエンド後でもそんなに深い仲ではないんだよなあ
チュナの数年後とかは妄想し甲斐がある
36名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 21:44:59 ID:62ZZCpLn
二世、十世の異形っぷりがトラウマになっていたホルムの姫君。
呪われた血への恐怖から異性と褥を重ねることはなく、いつしかフランとの情交に溺れていき……
37名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 00:06:46 ID:bWnaY4GZ
>36
ふぅ……
38名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 11:25:32 ID:lvbGYX69
>>37
この称号を極めた!
39名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 19:26:44 ID:SmGkrxoa
俺の中ではフランはヤンデレ
浮気したら殺されそう
40名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:54:15 ID:L6XnckzJ
むしろ無理心中
微笑みながら頸動脈を斬られて、そのままフランも自害しそうな
41名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:46:47 ID:30Mb1O+2
本スレで俺様理論展開してる奴自重しろ
宣伝するにしても、もっと差し障りのないやり方があるだろ…
42名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 23:51:43 ID:TJtZxIk+
同人ゲーム板でやるにふさわしくないようなエロい話題が出たときに
誘導するのはいいと思うんだけどね。
43名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:00:53 ID:RRPDmgSF
まあ、まず落ち着こうよ。あまりネガティブな話題を引っ張るのは良くないし。
独立したばかりだからコンセンサスが取れてないとこは多いと思う。
エロスレに株分けって場面に行き会うこと自体少ないだろうからな。
普通は地上と地下で自然にスレが立ってるから。

取り合えずフランで一本、ツクールスレの時から書きかけで詰まってたやつを準備してみるか……
44名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:07:47 ID:7zcpb+d/
>>42
んだな
45名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:28:21 ID:+G4fPMZV
フランの手料理を食べないとフランの精神が病みます
フランの手料理を食べると主人公の身体が病みます
46名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 00:33:38 ID:nUYqDAMz
SUN値もさがりました
47名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 08:26:59 ID:l8dk8zY3
sanityだからSAN値な
48名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 10:09:19 ID:1bOl4iMY
「ウェンドリン様、お食事をお持ちいたしました」
寝台から身を起こし、窓を眺めていた美貌の女伯爵は、ノックの音に顔を曇らせた。
「そこへ置いておいて頂戴」
「……召し上がって頂かないと、お身体に触ります」
俯き加減でトレイを置くと、メイド服の娘は女伯爵の肩にしなやかな腕を回す。
「障ります、でしょう……」
はらり、と落ちるショールに構わず、滑らかなうなじを鼻筋でくすぐられ、女伯爵は
小さく身を震わせて掠れた声をあげる。フランとこんな関係になってしまったのは、
いったいいつからだろう。女伯爵はフランの綺麗な黒髪に指を這わせた。
「あーん、してください……」
フランはマッドシチューを口に含むと、その桜色の唇を

>>45
病みました。色々と。
49名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 12:54:12 ID:+G4fPMZV
これはGJと言わざるをえない
50名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 18:46:44 ID:Zhp6Q+eO
これは……素晴らしい。
51名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 19:21:36 ID:hyfOrK9O
そういえば本編にグロやエッチは多いけど
レイプみたいなハードエロ成分は無いんだよね。
占領中に色々あってもおかしくない。
52名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 21:37:45 ID:RdAoJ9+N
パーシャとかバルスムスが許さんだろうなぁ…とは思ったが、下っ端が何してるかとか分かんないよね
53名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:13:09 ID:am+cN9d9
そんなにエッチなイベントってあったっけ?
ラバンのセクハラ発言とかw
温泉に入るシーンとかあるけど、特に会話はないしな。
54名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:49:46 ID:urrtzgtc
まあ全年齢の一般ソフトだからなあ。
55名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:49:56 ID:YXPK2X7V
ターニャちゃんのパンツと聞いて

そういえば一緒に温泉入ってるのに一言言うだけで会話ないよな
56名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:52:09 ID:0BisDI6W
温泉ってどこだっけ
57名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:54:03 ID:0QbhwPYL
赤竜倒すとそのポイントが温泉になる
一日一度限りMP全回復
58名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 22:58:47 ID:RL2mRTBt
>>57
ありがとう、5周やってて初めて知った…
セーブデータとっといて良かったぜ、行ってくる!
59名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 23:58:53 ID:b5+gsuHD
>>53
タイタス8世と9世の兄弟同士の近親婚とか
後ずっと近親同士で子孫を残してきた白子族
60名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:18:12 ID:7ZlvbTSL
>>52
むしろ某帝国の女総司令みたいに
「略奪や強姦の許可は与えて懐のいたまぬ褒美だ」
とか言うパーシャたんを想像した
61名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 00:34:17 ID:0FsSE0y6
テオルにいたずらされる少女パーシャハァハァ
62名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 01:37:42 ID:qyci3kuM
パーシャは「姫騎士リリア」というエロゲにそっくりだな
63名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 02:04:55 ID:lBBeMYV1
パーシャとウリュウに攻められたひ。
64名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 03:23:32 ID:HKs0Ia90
>62
孕ませると何故かツンデレ化するアレか。

>陵辱ネタ
迷宮でいきなり襲いかかってくるならず者探索者も多いから、女探索者とかいい獲物なんじゃあるまいか。
主人公が他の仲間と組んでるから、どこかに混ざって探索をしてるフランやキレハ、テレージャが……
(ネル、エンダは力ずくで撃退できそうなので除外
65名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 04:20:23 ID:jITQ/CLG
>>64
待て、ネルは腕力があるだけで多勢に四肢を押さえられたら抵抗できないんじゃなかろか

エンダはブレス系があるので正攻法じゃ無理かもしれん……飴あげるとか言って媚薬漬けとかが良さそう
実際ホルムが占領された時も飴くれたって言ってたし
66名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 05:21:03 ID:E/JGAqdl
「おじちゃんの棒キャンディをペロペロしてくれるかい?(ボロンッ)」
「がじがじ」
「ギャー!」
67名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 05:23:51 ID:A8qrgsyG
他の奴らも一日中釣りだの店の手伝いだの
してるように見えて、地道に探索はしてるんだろうな。
レベル勝手に上がってくし。
68名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 08:25:04 ID:1H6LCsdT
主人公「フラン・・・」
フラン「あ、だ、だめです・・・こんな所で・・・」
アルソン「見ているよ」

二人「・・・・・・・・・」
69名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 09:45:48 ID:naab05v7
>>65
エンダにブレスがあるというなら、フランには分身、キレハには混沌の血脈があるじゃないか
テレ子さんは・・・特にないな・・・
70名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 10:43:23 ID:gjtEqiuk
混沌はともかく、分身は腕力自体が強化されるとは思えんな
71名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 14:00:43 ID:jMPMlahM
組み敷いた人間がいきなり二人になって四人になっても、落ち着いて行為を続けられる……んだろうな、ファンタジー世界の陵辱担当なら……
72名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 14:05:43 ID:pr75IIdA
使えない状態にするのが基本じゃね
73名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 14:12:05 ID:LxbkrWWq
>>12
乳首についているものは一体なんでござる?
74名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 14:56:43 ID:8yvTuhnJ
エンダの性の目覚めまではなんとしてでも生き続けたい
75名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 21:46:21 ID:qyci3kuM
>>73
Pasties
アメリカのストリップダンサーがつけていたりする房飾りのつもり
76名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 03:49:23 ID:g3RAthZw
そういや上の方でヤンデレ談義があったが、男男女でも女女男でも
三角関係の修羅場になりそうな人間関係って作品内現代ではあんまりないな。
過去ではいろいろあったけど。
77名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 04:00:04 ID:inF/g0Y3
なかったら火種をつくればいいじゃない。
「エンダの仲間を探しにいくぞ」
「だめです。ウェンドリン様はあたホルムに必要な方」
「ぐーり、ぐーり」
「ニオイつけしてもだめです!」
78名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 08:32:10 ID:DjMSt9Ai
ところでエンディングの一枚絵で
どっかの屋根に跨ってるのって、あれ誰?
79名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 09:56:39 ID:5XFzTiFD
>>78
エンダ
おまけ4見たらコメントで確認できるよ
80名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 10:20:25 ID:TeJb+MJt
>>79
ありがとう。
81名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 12:03:50 ID:4H0WPxcp
エンダの三角木馬が見れると聞いて
82名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 12:44:16 ID:AwPHm4jt
ふむ…三角関係を考えても、必ず片方がフランさんになるのは何故だろう
83名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 15:34:45 ID:4H0WPxcp
ランダムマップにて騎士男が人助け

女「ありがとう、助かったわ。チュッ」

キレハ「ちょ、ちょぉっと!なんでそこでキスになるのよ!」
フラン「うぅぅ……そんな、ずるいです……私だっていつも……」
エンダ「どうしてニヤニヤしてるんだ?こうすると嬉しいのか?」

エンダはキャシアスの頬に勢いよく唇をつけた。

キレハ「こらーっ!抜け駆けなんて、ゆっ許さないわよ!」
フラン「あああのわた私だってそっそそのお目覚めのキスとかしたしたいのに」
エンダ「なに怒ってるんだ、エンダと一緒にやるか?」

この後体力も気力も吸い尽くされるまで三人分の接吻を喰らうキャシアスであった。



という電波をプレイ中に受信した気がする。
84名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 15:45:57 ID:7pB/6k8H
>83
それを練り上げてエロい上位クラスへ発展させるんだ。
85名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 16:00:11 ID:AwPHm4jt
フランならこっそり忍び込んでキスくらいしてそう
86名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 18:29:07 ID:KW/uZPRB
シュタ!

主人公「ZZZzz・・・」
フラン「・・・・チュ・・・ウフフ」

シュパ!

・・・怖くね?
87名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 18:42:38 ID:i5HjcCqP
もう主人公に連れて行ってもらえなくても、勝手にストーキングしてそうな勢いだな
88名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 18:49:14 ID:AwPHm4jt
そりゃシーフォンと一緒にストーキングしてるだろ
89名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 18:52:25 ID:rR+MAk63
>>82
騎士主人公から離れて、フランと接点ない主人公で考えてみると話が変わるかもしれんな
90名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:03:21 ID:AwPHm4jt
騎士主人公以外ならフランは全く思い付かんわ
騎士ならアルソン・フラン
盗賊ならパリス・チュナ
賢者ならシーフォン
神官ならテレージャ・メロダークかな
キレハはオールマイティだな
91名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:03:53 ID:OiY/UTs3
パリス×神官女主×エロダーク
パリス×魔術女主×しーぽん
ネル×盗賊男主×チュナ

これくらいが俺の限界。
92名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:14:36 ID:AwPHm4jt
そういえばネルやエンダは雪山で主人公を食べようとしたな
性的な意味で
93名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:17:21 ID:Qbg4TuLG
ネル×女賢者×シーフォンってのもアリか。
一応ネルもデネロス先生の弟子だし。
ネルには幼馴染として過ごした時間と女同士
シーフォンには魔法使い同士だということと異性だということという
どうやっても乗り越えられないアドバンテージをお互いに持っているところもいい。

ただ、特にネルの性格から考えると争奪戦するよりは同盟結びそうなんだよなw
94名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 19:24:07 ID:AwPHm4jt
盗賊主人公にはウリュウさんというのもいたな
いつの間にか退場してしまったが
95名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 20:49:51 ID:5XFzTiFD
>>83にキス魔のテレ子さんが乱入したら、一体どうなっちゃうんだぜ
96名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 21:40:46 ID:TUqkOmhE
おーっとキスと聞いて夜種姫が乱入だー
97名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:42:02 ID:wj24xyUL
こういうノリだからRuinaのエロパロむずいんだよなwww
だがそれがいい
98名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:05:01 ID:XmfL5SvH
ここらでパーシャ×女騎士×フランでも推しておこう
99名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 23:31:39 ID:g3RAthZw
>>93
王女の一件を知ったら火星まで殴り込みに行きそうだw
100名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 00:37:00 ID:ZehKEGHR
シーフォン「今日もあいつらの後を付けて来たのはいいんだが…」
フラン「…」
シーフォン「どうしてお前までいるんだよ?」
フラン「キャシアス様を守るのは私の役目ですから。どんな時もどんな場所でも…うふふ…」
シーフォン「(怖ぇ…)」

キャシアス達図書館に着く

シーフォン「上手く死者の書を見つけろよ…」
フラン「…近い…」
シーフォン「は?」
フラン「明らかにテレージャ様の顔がキャシアス様に近すぎます!キャシアス様が毒牙の餌食になる前にあの女を仕留め…もとい止めに行かなければ!」
シーフォン「待て待て!僕達がここにいることがあいつらにバレるだろうが!というか、今物騒なこと言ったよな!?」

という電波が
下手なのは勘弁
101名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 00:47:48 ID:Rssn2Q2q
お兄ちゃん どこ行くの
そのテレ子は魔女なのよ
お兄ちゃん そんなやつのところに行かないで
お兄ちゃん どいてそいつ殺せない
102名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 08:07:01 ID:kgXZujXH
>>91
チュナ「兄さん好きだったもんね、ネルさんの作る八宝菜…
     でも、私だって上手く作れるの。だから、食べてみて」
103名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 08:09:11 ID:L8oVDvjH
しーぽんっておいてかれた時は毎回つけて来てんのかなw以外に可愛いやつだな

女主を狙うネルとしーぽんが組むけどフランからなかなか奪いとれず、まあしーぽんでもいいや、と訳も分からないうちにいただかれる不良
まで受信した
ネル可愛いよネル
104名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 10:56:59 ID:1A0r6oEC
テレっぱいを後ろから鷲掴んだらどんな反応が返ってくるだろうか
105名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 12:41:40 ID:ZehKEGHR
シーフォンは普段はあんなこと言ってるけど、意外と常識人だといいな
悪く言えばヘタレ
106名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 15:17:31 ID:U0U0K5i1
いやでも初対面の女の子にケンカ売ってマジ殴りする男だぞ?

しかしあれで惚れる賢者娘はMなのか。
それとも魔法使いならなんでもいい屈折したファザコンなのか。
107名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 16:03:36 ID:xnV2V4cY
魔術師とはフェミニスト、つまり性差廃絶主義者なんだ。
男でも女でも容赦しないことがよりよい魔術師であることの証明なんだよきっと。
108名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 16:26:48 ID:fk+o5tfE
フェミニスト魔術師でグロ魔術士殿を思いだした。
109名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 16:57:22 ID:ZehKEGHR
だがシーフォンはやるよりやられる側だと思う
110名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 18:40:13 ID:/cXVc25n
女騎士はツンデレ
女神官はクーデレ
女盗賊はスレデレ
女賢者はデレデレ(一歩踏み外すとヤンデレ)
こういうイメージがある。異論は認める。
111名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 18:52:39 ID:ZehKEGHR
フランはヤンデレ
キレハはツンデレ
テレージャはクーデレ
シーフォンはツンヤンデレ
パリスはヘタレ
アルソンさんは腹黒
112名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 19:09:45 ID:g8g08bFu
>>106
わざわざ挑発に乗るような好戦的な賢者女相手では手を抜く方が怒られる
113名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 21:00:45 ID:U0U0K5i1
乗る乗らない以前にああいう風にケンカ売る時点でどうかとw

でも、女だからと手を抜かない=対等に扱われて嬉しいって理由はすごく納得。
なんでアレで?というのがちょっと引っかかってたんだが、スッキリした。
114名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:04:24 ID:HC9KCgws
>>111
テレさんはオープンデレかもしれぬ
115名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:07:21 ID:HC9KCgws
規制解除されたようなので>>83の続きを投下
エロ絵とか書きたいけど絵心ないからpixivにひっそりと期待してたり





地下20階を越えた頃、生存術に長けた仲間の助力を得て休息できそうな空間を見つけた。

その夜――。

各々が羽織の装備を毛布代わりにして休んでいる時、一番近い毛布からくぐもった声が聴こえた。

キレハ「……ねえ、起きてる?」

その問いが自分に向けられたものだと気付き、頷き返した。

キレハ「あ、あのさ……。 今日はその……勢いで変なことしちゃってごめんなさい」

仲間を起こさないためか敵に気付かれないようにか彼女の声は普段と比較にならないほど小さくか細い。

キレハ「い、嫌だったわよね……? フランやエンダならともかく私なんて……」

弱々しく呟く彼女のことが堪らなく愛しくなり、返事の代わりに左手をキレハの頬に添えた。

キレハ「あ……」

明かりのない暗い部屋の中に彼女の赤く上気した顔を見据える。
その湿った唇に吸い寄せられるように近付くと、彼女もまた潤んだ瞳を閉じ――。

フラン「キレハさんまで抜け駆けですか……?」

唐突に片耳を震わせる声に振り返った。
そこには両目に大粒の涙を溜めたフランがいた。
116名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:08:09 ID:HC9KCgws
キレハ「お……起きてたの?」
フラン「キャシアス様の安眠を確認できてから休もうと思ってましたから……」

そのまま沈黙。
キレハの頬に振れていた左手をどうしていいかわからず、髪の撫でる音だけを立てて彼女の右肩に落ち着いた。
誰も何も言えずにいると、フランは零れかけた涙を拭い何かを決心したように表情を固めた。

フラン「キャシアス様、わ、私……キャシアス様へのご奉仕は誰にも負けませんから、だから……」

フランは空いていたあなたの右手に両腕を静かに伸ばし、包みこむように優しく握った。
そして、その手はそのまま彼女の控え目な左胸に触れた。
見た目より豊かな弾力に思わず息を呑む。

フラン「どうぞキャシアス様の心行くままに……私をお使い下さい」

フランの魅力的な誘惑に堪えられず、右の掌を動かして彼女の乳房をゆっくり揉みしだいた。
下着の生地が柔らかいため、滑らかな肌からその体温が伝わってくる。

フラン「あふっ……んぅ……」

力を込める度に彼女の吐息も荒く加速していく。
と、不意に何かが顔に被さるような気配を感じた。
いや、気配ではなく実際にキレハの唇が重なっていた。
驚いている暇もなく、彼女は遠慮がちに舌を伸ばして唇の先を溶かすようにチロチロと舐めてくる。
口元が痺れるような感覚に軽く眩暈を覚え、気が付くと彼女の口内を舌で深々と侵していた。

キレハ「んん……! あっ、はぁっ」

途切れ途切れに漏れる声がだんだん艶を帯びていく。
彼女の肩に乗せたままだった左手の手首を誰かの手に掴まれた。
咄嗟にキレハの手だと思ったが、正面に感じている彼女より明らかに体温が低い。
117名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:08:40 ID:HC9KCgws
エンダ「キャシアス、エンダには何もしてくれないのか」

一旦唇を休ませて左に顔を傾けると、別段怒っているわけでもなさそうなエンダがいた。
しかしこちらに向けられている視線は普段よりもどことなく熱っぽく見える。
エンダに掴まれた左腕は迷うことなく下に下に降ろされ――。

エンダ「ここがムズムズする。 見てたらなんか濡れてきた。 ……触って欲しいんだ」

彼女の下腹部の真下、その中心に指先が触れた。

エンダ「あっ」

途端に彼女が短く反応する。
ちょうど陰核に触れてしまったらしい。
手を伸ばして小さな割れ目をなぞると中指に湿り気を感じた。
両隣の指で秘部を開き中指を沈めると、今度こそはっきりと愛液の感触と音が聴こえてくる。

エンダ「あぅっ、な、なんかっ、すごい、変っ……」

掻き混ぜていく内に彼女は躰をがくがくと震わせ、目をぎゅっと瞑ったまま涎を垂らしている。
エンダの淫靡な反応に目を奪われていると、右肩にフランの吐息がかかった。
彼女は自ら服をたくし上げ、下着を緩めてその乳房を露にしていた。
応えるように右手で彼女の膨らみを激しく愛撫し、指の隙間で桃色の突起を転がす。

フラン「はぅっ、あぁぁ、キャ、シアス様ぁっ……!」

堪えられなくなった彼女はこちらに寄りかかり、そのまま軽く抱きしめられる形になった。
118名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:09:02 ID:HC9KCgws
ふと首に温もりを感じて、キレハが正面から両腕をまわしていることに気付く。
彼女の甘い唇から漏れる心地好い息遣いに誘われて再び口付けを交わす。

キレハ「ぁんっ……んむ、ちゅ……ぁ、はんんっ!」

互いに惹かれ合い、愛を貪るように唇を濡らしていく。
エンダの秘所に宛がわれたままの左手が不規則に揺らされる。
左腕にしがみ付くエンダが無意識に腰を動かしているようだった。
彼女の躰には処女という概念が無いのか、中指を侵入させると指の付け根に至るまで股間の最奥に沈み込んだ。
愛液で溢れかえる彼女の膣内を、腕ごと前後に揺らして思いきり掻き混ぜてやった。

エンダ「やっ、お、おとっ、すごい、よぉっ、ふぁっ、あぁぁぁ!」

三者三様の嬌声が混ざり、体温が溶けて一つになっていく。
ただひたすらに快感が高まり昇りつめていった。

そして少女達は愛の中で果てた。

暫く、みんな息を切らしていた。
それから安らかな笑みとともに一様に眠りについていった。
三人の静かな寝息を確認すると、敵に気付かれなかったことを幸いに思いながらそれぞれ布団を被せてやった。



そしてずっと勃ったままの肉棒を一人で処理してから寝た。

キャシアスの童貞の日々はこれからも続く――。

〜GOOD END?〜
119名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:15:11 ID:Rssn2Q2q
>>115
乙。もっと思い切って最期までやっちゃえ〜!

ところで、メロダークXエンダではどうだろう?

エンダ「腹減った」
メロ「食うか?」つマッドシチュー
エンダ「うめー、うめー。婆の飯よりずっとうまいぞ」
メロ「そうか。たくさんあるからもっと食え」(うれしい、料理をほめられたのは初めてだ)
120名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:33:59 ID:HC9KCgws
SS滅多に書かないからこれが限界や……
セリフのキャラ崩壊が酷いかもしんない、そのへんは個人差あるかもですけど。
最後のとこでスタッフロールを幻聴したら僕と握手。

>>119
和み系すぎてエロに発展させるのムズい気がするんだがw
121名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 22:51:37 ID:GYTMuoYo
フランとメロは、自分の暗黒料理を喰えるのだろうか。
お互いの暗黒料理も大丈夫なんだったら、
騎士男と神官女がいない世界ではベストカップルだな。
122名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:10:07 ID:nIXZE/Q+
>115
ブラヴォーだッ!
123名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:40:28 ID:iuPw3/4c
>>115
GJ!この調子で増えるといいな

>>121
フランはポララボはうまくないって言ってたような気がする。
124名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:53:30 ID:qKRTD7qs
>>121
個人的には、フランは自分の料理がさほど上手くないことは自覚してるけどまあ許容範囲だよねって思ってる感じ、
メロさんはもう味覚の時点でおかしいからそれすら自覚できない感じだと思っている。
フラン「メロダーク様、私の作ったポララボ…どうでしょう?」
メロ「ああ、美味いがちょっと味が薄いかもしれんな。今度コツを教えてやろう」
フラン「本当ですか!ありがとうございます。嬉しい…」
シーフォン「おまえらもう台所に立つんじゃねえ」
125名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 00:20:59 ID:FCp/QFzQ
しーぽんはツッコミ役として優秀だなw
126名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 00:35:06 ID:T2Uwi8BD
何故かアルソンのエロが想像出来ない
127名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:09:44 ID:qpfkTwy+
テオルがウェンドリンに媚薬を飲ませる。
テオル「さあ、アルソン今のうちだ」
アルソン「できませんよ、そんなこと」
テオル「ええい、意気地のないやつめ。こうなった己が…」
テオルは、アルソンの肛門に指を突っ込んだ。
テオル「前立腺はこの辺りか?」
アルソン「アッー!」
たちまち勃起していくアルソン。
テオル「さあ、やるんだ!」
アルソン「や、やめて、テオル…… 優しくして……」
テオル「お前、何て目で己を見るんだ……」

何か違うな…
128名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:20:37 ID:fsnves/g
>>127
アルソンさんはもしかしたら
そっちの方向で合ってるんじゃね?w
129名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:25:27 ID:ZJ2r4gk6
薔薇だしなあ
130名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:38:42 ID:4aL19PCn
糞ワラタw
131名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 01:44:43 ID:J2dbhvGf
>>124
そういや本スレのどっかで料理上手のフィーと暗黒料理人マナの話があったな
132名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 02:14:12 ID:VfQSs0eF
キャシアスの部屋

夜、ベッドに倒れ込む2人の影
アルソン「キャシアスさん…」
キャシアス「アルソン…アッー!」

そして夜這いを仕掛けようとベッドの下に潜り込んでいた血の涙を流すフランさん


こうですね、わかります
133名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 02:58:03 ID:qha2OlTj
うわあ姉ちゃん!
134名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 08:43:57 ID:XLoCPvOt
テレ子さんがアップを始めたようです

テレ子ってアルソンお気に入りだよな、絡みが多い
でもきっと薔薇とかすけすけせくしーとか、ぬとぬとな可能性を感じてお気に入りなんだと思ってる
135名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:00:59 ID:VfQSs0eF
テレージャさんは腐女子かもしれない
136名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:07:06 ID:2ST6pPS1
いや100%腐だろw
137名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:26:26 ID:VfQSs0eF
よし、フラン×キャシアス×アルソン←テレージャ見ているよ
の小説でも考えてくる
138名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:30:11 ID:sEvc01Zo
おまw
アルソンさんでエロをやるとしたらお姉さんに押し倒される童貞くん的ポジションな気がするが相手が思いつかない
テレ子は普段はスケスケセクシーとか薔薇とかでアルソンさんをからかってるけどいざとなると意外に純情がマイジャスティスなので
139名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 14:59:09 ID:Zq/KYLrS
お姉さんポジションっつーと…キレハさんもなんか違うしなあ。
……オハラさん?いやいやいや。

個人的にはツンデレかつデレと若干の暴力行為がセットになってる感じの
騎士♀と組み合わせるのがジャスティスなんだけど、
これはエロ違うラブコメや。
140名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 15:07:57 ID:XCzwt6WP
テレージャの俯いた顔に、揺らぐ灯りが暗い影を落とす。
「……出ていって、くれたまえ……」
弾かれたように顔をあげ、すがりつこうと伸ばしたフィーの手は、
豊かな膨らみに触れるよりさきに、静かに押しのけられた。
「私は悲しいよ。君がそんなことを言う人間だったなんて」
目の隅に輝く雫を隠して眼鏡をかけ、喘ぐように続ける。
「……さよならだ。君とはもう……続けられない……」
「だってそうだろう! 魔王殺しは受がジャスティス!」
到底受け入れることの出来ない言葉に、目に大粒の涙を浮かべ、
フィーは頭を振る。指が白くなるほど裾を握り、唇を小さく動かした。
同じ世界に生きる人間として、その思いの丈を、彼女にだけは伝えたかった。
「え……始祖帝×三世……?」
白い皮表紙の手帖が、ばさりと床に落ちた。眼鏡の奥の瞳はぬとぬとした光を湛え、
形の良い唇を舌先が無意識に湿らせる。その桃色のぬめる肉から、賢者の弟子は
視線を外すことができなかった。
「……ふ、ふふ……大いに結構……」
絡み合う二人の指。二度と離すまいと、テレージャは少女を引き寄せた。
きゃ、と小さく声を上げるフィーの唇を指先で塞ぎ、足で扉を閉める。
「これが飲まずにいられるかね。今夜はとっておきをあけようじゃないか……二人でね」
フィーは後ろ手に錠をかけると、拾いあげた手帖を胸に抱きしめる。

テレ子とフィーもぬとぬとした友情をですね
141名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 17:49:06 ID:4aL19PCn
途中から?てなった
腐女子かよw
だがかわいい!GJ
142名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 18:20:46 ID:Zq/KYLrS
この2人はイモジャー着てるな間違いない。
143名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 21:55:31 ID:qpfkTwy+
>>140
なかなか文章がうまいなあ。いい雰囲気が出ている。
144名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:01:58 ID:G83fKoNb
ところでエンダの子宮をドット2つでかわした枯草氏は天才だと思う。
145名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 23:48:56 ID:GJqEtG+h
>>131
夫婦は似てくる説だっけ。
メロさんマナがいる世界ではシスター、いない世界ではメイドとベストカップルか…
146名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 00:06:27 ID:EvTjMYXW
そういえばフランとメロさんは雪山遭難の時に
微妙に意気投合してたな。
バイオテロ計画とも言い換えられるが。

ところで>140とか読んでて
なんでテレ子さんの腐女子っぷりが
自分の中でしっくり来るのかの理由が判明した。
全体的なカラーリングがほめ子っぽいからだ。
147名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:27:59 ID:SghZp7Iq
グッドエンド後の個別会話を見る限りキレハとかエンダとか完全に二人旅になるっぽいけど
何年も男女で旅したら絶対やることやっちゃうよね

勝手にしてよとか大好きだとか言われて終わられても
妄想が膨らむ一方で困るんですけど先生!
148名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:31:40 ID:3CFC6Zai
>>146
元から腐女子設定だからなあ。一種のステレオタイプなのかね。
149名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:44:32 ID:F6uenZMB
知的美人眼鏡巨乳、萌えパーツてんこもりだから仕方ないね。
150名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 09:09:51 ID:irdz5guz
>>147
女同士でも
いいのよ
151名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 09:48:01 ID:Xfiw+qDb
弟とこのゲームで一番性的なのは誰かと言う論議になり
俺はエンダ、弟はテレージャで意見が真っ二つに割れた
多分、一生相容れる事はないだろう
エンダの性的さがわからないとは・・・嘆かわしい!
152名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 10:29:04 ID:8d/+mHpG
弟「見ているよ」

確かにエンダは性的だ
女主人公で頭撫でたら触るなって欝陶しがられたけど男主人公だとくすぐったいとか言い出した
淫乱!この子は淫乱だよ!
153名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 13:03:55 ID:wqOQSdMF
言えないな
ぶっちゃけ撫でる時期の違いなんて言えないな

エメクがテレージャにガーターベルトを付けて欲しいと土下座
テレージャ、メロダークとぬとぬとした友情を見せてくれたらいいと告げる
エメク、何の躊躇もなくメロダークとぬとぬとした友情開始
テレージャとアダ婆ちゃんとヤンデレ女神歓喜、マナは泣き出しチュナは死んだ魚の目になってエンダはポララボ食ってた
という夢を見たんだが俺はもう駄目だ
154名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 13:26:47 ID:9GV8JTVZ
初期→エンダは主人公の手をうるさそうに〜
中期→エンダは主人公の手をくすぐったそうに〜

妄想後期→エンダは嬉しそうに目を細め〜
妄想末期→エンダは主人公の手をとって指を舐め〜

俺ももう駄目だ
155名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 15:16:58 ID:F6uenZMB
>>154
「んむ、ちゅぱ。オマエはおいしいな。エンダにしか食べられたらダメだぞ」
156名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 16:10:16 ID:qUnANCJu
その後、>>154の姿を見た者はいない…
157名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:12:49 ID:gV056aS2
エンダには性別による反応の差がない…つまりこれはふたなりという解釈でいいのか?
158名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:20:42 ID:Nr2V2Q0D
この世界の寝巻きってどんなんなんだろう
夜這いネタを考えてもここでつまずくんだ
159名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:40:11 ID:QWtaAMEa
>>157
未成熟だからとか成熟しきってるからとか竜だったからとか

>>158
中世あたりのんでいいんじゃないかね
まあ、完全武装でも全裸でもいいと思うが
160名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 22:41:57 ID:wqOQSdMF
>>158
領主の息子ですが寝巻はフランお手製の猿柄パジャマです
サイズも完璧

彼はフランにサイズを測らせた事は無いのに・・・
161名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:33:53 ID:3CFC6Zai
つうか寝巻きよりも下着がどうなってるかの方が気になるじゃないか。
かぼちゃパンツなのかな。
162名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:34:50 ID:qUnANCJu
フランはいつもキャシアスのことを見て●るよ
163名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 00:29:17 ID:1DbwbMQ3
ネルに力ずくで逆レイプされてぇ、抵抗しても怪力で抑えられるような
その様子をエンダに目撃されて発情期っぽくなって見様見真似で同じことされてぇ
164フランさんとシーフォンくん1:2009/05/03(日) 02:41:23 ID:VhGZakLr
「あ〜、だりぃ」
それは夜道のホルムを歩く天才少年魔術師シーフォンのぼやきであった
シーフォン「…ったく、ラバンのジジイ、何が『奥義・四妖拳』だ。肩に義手くっ付けただけじゃねーか」
ぼやきながら歩みを進めるシーフォン
不意に彼の足に何かが当たる
シーフォン「あん?」
足元を見てみると一冊のノートが落ちていた
シーフォン「…何だこりゃ」
パラパラとノートをめくってみる

『○月×日
今日は良い天気だった。
洗濯物もが溜まっていたので嬉しかった。
明日も良い天気だと良いな。』

シーフォン「…日記か?ちょっと見てやるか」

『○月△日
今日は大きなお屋敷のようなところに行った。
お化けが出たので、これ幸いとご主人様に怖がるふりをして抱きついて当ててみたが、反応がイマイチ薄かった。
悲しかった。』

シーフォン「お化け…屋敷…こいつも探索者か?」

165フランさんとシーフォンくん2:2009/05/03(日) 02:43:06 ID:VhGZakLr
『○月▲日
ご主人様の目がテレージャ様の胸の方によく行くような気がする。
私の気のせいだろうか。
そういえば、ご主人様がテレージャ様を探索に連れていく回数が私より3回だけ多い。
なんだか怒りがこみあげてきた』

シーフォン「テレージャってあの女だよな…ということは…」

『○月○日
今日は沢山の赤ちゃんのお化けが見ているよと囁きながら襲ってきた
私も一体倒したが、残りはあの女の魔法で全滅させてしまった。
凄く悔しい。
だが、ここで私はあることに気付いた。
私もご主人様…キャシアス様をいつも見ているじゃないか!
毎日キャシアス様の寝顔をこっそり見に行っているし、私がこっそり持っているキャシアス様のお召し物をあの女は持っていないだろう。
つまり、私が誰よりもキャシアス様を知っているということだ!
安心したところで、今日もキャシアス様の可愛らしい寝顔を見に行ってから休ませてもらおうと思う』

シーフォン「…」
パタン、と無言でノートを閉じる
これ以上見てはいけない、彼の第六感が訴えていた
とりあえず地面にノートを戻そうとしたその時
フラン「…シーフォン様」
後ろから不意に声がかかり、不覚にもシーフォンは驚いてしまった
シーフォン「な、な、何だ、お前か。…な、何か用か」
フラン「いえ、この辺にノートが落ちていませんでしたか…ってそのノートは…」
シーフォン「い、いや、中身は見てない!ぼ、僕は魔導書以外は興味がないからな!」
フラン「そうですか…見つかって良かった…」
フランは微笑みながらシーフォンからノートを受けとる
フラン「見つけていただいてありがとうございました、シーフォン様」
シーフォン「あ、ああ」

シーフォンはそれだけ言って踵を返す
その時の彼の心境は逃げたい、の一心だった
フラン「あ、申し上げるのを忘れておりました。」
フランから不意に声が掛かる
フラン「誰か他の方に話したら…死獄ですから」
物騒な言葉が飛んできた
フラン「では、ゆっくりお休みくださいませ、シーフォン様」
フランはそれだけ言って去っていく
シーフォン「…」
触らぬ神に祟りなし、シーフォンが新たな教訓を学んだ出来事だった
166名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:45:55 ID:VhGZakLr
ごめん、フランがキモいかも
だが反省はしていない
妄想駄文でスレ汚しスマソ
タイトル付けてNGもしやすくした
「フランさんとシーフォンくん」をNGワードにしてくれ
167名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 02:54:40 ID:q5tGvQHN
なんでフランはこういうノリが似合うんだろうな
GJだ

>160,161
中世の肌着や寝間着って、だぶだぶした無地の上下っつーか、宮殿の皇女や女神が着てるようなアレだと。
ttp://www.lilith-soft.com/mist/product04.html
こんな感じ(少し下のキャラ紹介)の。
168名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 21:49:24 ID:1DbwbMQ3
お手!
キレハにお手!
169名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 21:59:22 ID:23X/+sdq
追加イベントでエメク×キレハに目覚めた。
170名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 22:04:00 ID:fKOfkf2w
お?1.19でてたのか
171名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 22:28:26 ID:YrbBurJS
ちょっと混沌の血脈口上を書き換えてきますね・・・
なにあれ。破壊力が凄すぎるんですが。

てかeraのキレハ口上、欲望のままに書いてるから、違和感とか意見があれば聞きたいです。
172フランさんとシーフォンくん・料理編1:2009/05/03(日) 23:11:17 ID:VhGZakLr
ある日の昼下がり、シーフォンは機嫌が良かった
気温も適温で良い天気であった
顔には出さないものの、あまりの心地よさに気分も高揚してくるものである
だが、そこに…
フラン(以下フで表記)「あの…シーフォン様、失礼ですが私の料理を召し上がっていただけませんか」
疫病神が現れた


フランさんとシーフォンくん・料理編
ラバン(以下ラで表記)「ところでキレハちゃん、飯はまだか」
キレハ(以下キで表記)「はいはい、おじいちゃんさっき食べたでしょ」
ラ「なんだ、胸に美味そうな饅頭が2つもあるじゃないか」
キ「…ひゃうっ!…ってどこ触ってるんですか!」
ラ「そう怒るなって。ターニャちゃんのパンツあげるから」
キ「いりません!」


シーフォン(以下シで表記)「…」
シーフォンは何やら考え込んでいる
フ「あ、あの…シーフォン様?」
フランは少し戸惑い気味だ
シ「いくつか質問させてもらっていいか」
フ「あ、はい…どうぞ」
シーフォンは一つ咳払いをする
シ「まず…何故料理なんだ」
フ「それは…キャシアス様に私のお料理を召し上がっていただきたいと思ったのですが、まだ自信がなくて…」
シ「要は毒味しろって言いたいのかよ」
フ「ど、毒だなんて!メロダーク様には大変喜んでいただきました!」
シ「(あの露出狂か…。)じゃあ、そいつ一人で十分じゃねーか」
フ「あ、いえ…まだ自信が持てなくて…」
シ「…次に…何故僕なんだ。セクハラジジイでもヘタレシスコンでもいるじゃねーか」
フ「シーフォン様なら殺しても死ななさそう…こほんこほん…シーフォン様にはいつも大変お世話になっておりますので」
シ「…今のもう一度言ってみろ」
フ「シーフォン様にはいつも大変お世話になっておりますので」
シ「(この女…)」
睨むシーフォンを気にせず、フランはニコニコ微笑んでいる
173フランさんとシーフォンくん・料理編2:2009/05/03(日) 23:12:49 ID:VhGZakLr
さて、彼はどうするべきなのか
まず、彼はフランの料理の腕前がどの程度のものなのかを知らない
彼女自身の言葉が真実ならば、そう不味くはないのだろうと推測できる
だが、彼としてはフランにはあまり関わりたくない
さっさと断ってしまえれば一番楽なのかもしれない
が、断った場合、何をされるのかがわからない
彼女に対してここまで慎重になるのも、彼女の違う一面を知っているからだ
真っ正面からならば彼も天才魔術師だけあって、勝つ自信は大いにある
が、夜道や遺跡内で奇襲を受けたら?魔術を使う前にやられてしまう可能性もある
さすがにフランもそこまで酷いことをする人間ではないのだが、シーフォンの中ではフランはそういう人間にしか見えなくなっていた
ならば…

シ「ちっ…わかったよ」
フ「はい?」
シ「食ってやるからさっさと持ってこいっつってんだよ!」
フ「は、はい!ありがとうございます!」
フランはいそいそと厨房に入っていき料理を皿に盛る
フ「はい、どうぞ。ゆっくり召し上がってください」
シーフォンは絶句した
皿にはドロドロとした紫色の液体と得体の知れない肉?や野菜?が浮いている
臭いも鼻につく刺激臭だ
食べなくてもわかる…これは毒だ、と
フ「…どうかなさいましたか?」
シーフォンは言葉を発する気力もなくなっていた
シ「(鍵の書…早く読んでみてえなあ…)」
シーフォンは現実逃避をしながら、二度とフランには関わるまいと心に誓うのであった
174名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 23:14:12 ID:VhGZakLr
うん、すまない、オチが弱すぎたんだ
出そうと思っていたラバン・キレハもおまけ程度なんだ
次はアルソンさんを出したいな
175名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 23:46:47 ID:q5tGvQHN
>171
ひたすら可愛くて素晴らしいと思う。服従ルートでいじめまくりたいな。性的に。
まだ119やってないが、楽しみにしてるぜ。

さて、今晩中にイベントを見れるかどうか……

>172
フランもしーぽんも良いンだが、脇のラバンがエロ親父過ぎて吹いた。
176名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 23:47:20 ID:23X/+sdq
キャシアスとフィーが同一世界に存在しなくて本当に良かったと思うw
二つの意味で阿鼻叫喚だ
177名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 00:27:13 ID:CvGqrY7/
やはり>>172-173はオチが弱すぎたので、後日談を作る
朝には出来上がる
やってやるぜ!
178名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 02:09:21 ID:y7YjPVzJ
>>176
フィー「フランちゃんに何貰ってたのかな?かな?」
シーポン「アッー!」

こうですか?分かりません!
179名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 03:38:44 ID:lfTAF/Pj
フィーさんヤンデレ化もいいけど、
「シーフォンはフランさんと良い仲なんだ」とナチュラルに勘違いされて
陰でこっそり血の涙を流すしーぽんというのもオイシイと思います。
ついでにキャシアスに本をせびりに行くと問答無用で殴り倒される上に
メロさんを止めるまでに変な間が空いたりするようになる。

そういえば登場キャラクター達の年代ってどのあたりを想定してる?
因みに色々と妄想をたくましくした結果、
己の中でシーフォンはリアル14歳前後なんじゃないのと結論付けられた。
主な根拠は男女どちらに対しても良くも悪くも態度をまるで変えないところ。

テレ子さんは19あたりでキレハさんは20歳越えてるといいな。
あと地味にフランの歳が読めない。
180名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:02:29 ID:R0pf1c6K
300+α歳 ラバン
20代後半 メロ 
19〜20 テレージャ、キレハ、エメク、マナ
17〜18 パリス、ネロ、フラン、アルソン、キャシアス、ウェンドリン、ヴァン、アイリ
15〜16 しーぽん、アベリオン、フィー

くらいのイメージ
181名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:03:30 ID:R0pf1c6K
11〜12歳 チュナ
0歳 エンダ
を忘れていた。
182名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:03:38 ID:2QYZ0CLh
シーフォンはデネロス先生の台詞から聞くと大学中退らしいから、17,8くらいじゃなかろうか。
フランは実は騎士の嫡子より年上だったりすると楽しいかもしれん。
こういう感じの時代設定だと成人は15かそこらだろうなあ。

ところでパリスとネルって、どっちも主人公のエンディングになんなかった場合、
だらだらしていつの間にかくっついてそうだなーとか妄想してるのは俺だけか。
183名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:18:27 ID:moW1YF+w
>>182
おや、チュナの様子が……
「ふーん、結婚するんだ。じゃあ、ネルさんのこと、おねえ●ゃんって呼ばないとね」
※フランさんとシーフォンくん・料理編の続きです


ネル(以下ネ表記)「はい、私達しーぽん探検隊は現在ひばり亭の戸棚の中にお邪魔させてもらっております!」
シーフォン(以下シ表記)「しーぽん言うな。殺すぞ。というかさっさと帰らせろ。あの女には関わりたくねえんだよ」
ネ「今回の調査対象はフランちゃんの手料理です!はてさて、今回のしーぽんはどんな酷い目に遭うのでしょうか!?」
シ「不吉なこと言うんじゃねえよ!」

フランさんとシーフォンくん・料理編後日談
〜君はしーぽんの涙を見る〜

シ「ところで…何故ひばり亭なんだ。あの女なら伯爵の屋敷で料理作るんじゃないのか」
ネ「はい、隊長!それは調査済であります!」
シ「さっさと話せ。隊長言うな」
ネ「ネルお姉さんの調査結果によると、フランちゃんはしばらく屋敷の厨房は出入り禁止になったそうです。詳しいことはよくわかんないけど」
シ「まああの料理なら納得出来るな。だが、どうしてこんなこそこそ覗き見たりするんだ?あの女の料理のことも一緒に調べれば良かったじゃねえか」
ネ「それが駄目なんだよ〜…しーぽん。フランちゃんは料理をするところを誰にも見せないんだってさ。ギュスタール君が言ってた」
シ「お前、あんな奴のところにまで調査に行ったのか…しーぽん言うな」
ネ「やるからには徹底的にやらないとね。探偵になったみたいで楽しかったよ〜」
シ「オハラはそんな迷惑な奴に厨房使わせて何も言わないのかよ」
ネ「うん、それも調べてあるよ!フランちゃんは厨房を使わせてもらう為にかなりのお金を払ってるみたいだよ。オハラさんが話してくれた」
シ「あの金の亡者め…余計なことしやがって」
ネ「凄いでしょ!?シーフォン!あたしの調査!探偵にもなれそうじゃない!?」
シ「ああ、凄い凄い。んじゃ、俺はこの辺で帰らせてもらうぜ。あの女の被害に遭うのは御免だ。シーフォン言う…いや、何でもない…」
ネ「あ、フランちゃんが厨房に入ってきたよ!しーぽん!」
シ「お前わざとやってるだろ!」
シ「ちっ…とっととトンズラこくはずだったのに…これじゃ終わるまで出れねえじゃねえか…」
ネ「まあまあ、一緒に見ようよ。しーぽんも気になるでしょ?」
シ「まあ、この前酷い目に遭わされたからな…おい、絶対にでかい声出すんじゃねえぞ!」
ネ「しーぽんこそ声が大きいよ〜…」
フラン(以下フと表記)「キャシアス様に召し上がっていただくためにはもっと美味しく作らないと…」
シ「無理だっての…」
ネ「材料は普通の野菜やお肉に見えるけど…味付けが問題だったのかな?」
シ「いや、そういう問題じゃないと思うぞ…」
フ「さて、まずは包丁を研がないと…」
ネ「そこから始めるの!?」
シ「バカ、声が大きい…」
しゃーこしゃーこ、と包丁を研ぐ音だけが響く…
フ「うふふふふ…」
シ「何故笑う!?」
ネ「し〜ぽ〜ん…あたし恐いよ〜…」
シ「ぼ…僕達が切り刻まれる訳じゃない…多分…」
しばらくして…
フ「さて、包丁も研ぎ終わったことですし、お野菜から切りましょうか」
シ「やっと始まるみたいだな」
ネ「フランちゃん…恐かった…」
そして淡々と料理が進んでいく…
ネ「…案外普通だね。危なっかしいところは何度もあったけど」
シ「ああ…あまりの不器用さに色んなもんひっくり返してるけどな…こりゃ厨房出入り禁止になるよな…」
フ「さて、火を点けて…と」
ネ「し〜ぽ〜ん、あたし眠くなってきたよ〜…」
シ「おい、しっかりしやがれ。…って、おい、あれ見てみろ!」
ネ「え?…って、あれ?どうしてフライパンの上に石が乗ってるの?さっきまでお肉と野菜が乗ってたよね?」
シ「あ、ああ…」
フ「また失敗してしまいましたか…」

焦げた石が出来た!
焦げた石を手に入れた!

ネ「失敗なの!?失敗って言うの!?お肉や野菜が石に変わっちゃったよ!何あれ!魔法なんじゃないの!?それともフランちゃん、石の錬金術師なの!?略してイシレン!?」
シ「落ち着け!声が大きい!あんなのが魔法のはずねーだろ!」
「先ほどから何やら声が聞こえると思っていたのですが、どうやら鼠が2匹入り込んでしまったようですね…退治しなくては…」
シ「ば、ばれてる!?」
ネ「ど、どうしよう!しーぽん!あたし達、フランちゃんに切り刻まれちゃうよ!」
シ「場所まではばれてない筈だ…隙を見て逃げ出すぞ」
フ「さて…鼠さんはどこなのでしょうか…」
ネ「こっちに向かって真っ直ぐ歩いてくるよ〜…」
シ「…」
シーフォンはすでに顔面蒼白だ
フ「…ここですか?」

シーフォンとネルが入っている戸棚の戸が開けられて…

シ「あれ?」
シーフォンはいつの間にかベッドで寝ていた
隣のベッドにはネルが寝ている
アルソン(以下ア表記)「良かった〜…気が付かれましたか」
パリス(以下パ表記)「…ったく、世話焼かせやがって…」
アルソンとパリスがシーフォンに気付いてやってくる
シ「お、おい…何がどうなったんだ…?」
ア「僕が訊きたいですよ。フランさんが貴方方御2人を発見されて、僕達はここまで貴方方を運んできただけですから」
パ「フランには感謝しておけよ。発見が遅れていたらヤバイことになっていたかもしれなかったんだから」
シ「…フラン…?」
シーフォンは再び顔面蒼白になる
パ「お、おい…どうしたんだ?」
ア「フランさんがどうかなさったのですか?」
シ「あ、ああ…実は…」

フ「気が付かれましたか?」
シ「!!!!???」
シーフォンは三度顔面蒼白になる
パ「ああ、フラン…いや、ちょっとな…」
ア「シーフォンさんが少し混乱してしまっているようでして…」
フ「余程恐ろしい夜種に出会ったのでしょう。あとは私が看ておりますので…」
パ「…わかった。んじゃ、あとはよろしくな」
ア「では、僕達はこれで。シーフォンさん、早く元気になってくださいね」
パリスとアルソンが去っていく
シ「…」
こんなにもあの2人に近くにいて欲しいと思うのはこれが最初で最後だろうとシーフォンは考える
フ「…シーフォン様」
フランが優しい声でシーフォンに話しかける
が、逆に非常に恐かった
フ「貴方は何も見なかった…何も聞かなかった…そうですね?」
シ「あ…」
シーフォンは改めて思う
やはり夢ではなかったのだな、と
フ「そ・う・で・す・ね?」
シーフォンは慌てて首を縦に振る
フ「シーフォン様が素直な方で非常に喜ばしく思います。私もキャシアス様のお仲間の方に死獄や月相閃を使いたくはありませんから」
彼の目の前にいる女は恐ろしいことを平然と言ってのける
フ「私が御二方がお元気になるまで看病をしますのでご安心ください…そうですね、私がお粥をお作りしますので少々お待ちいただけますか」
フランはそう言って去っていく

シーフォンは泣きたい気持ちになってきた
1つ目の理由はまだ地獄は終わっていなかったこと
2つ目の理由は…
シ「最近の僕…なんだかヘタレじゃね…?」

めでたしめでたし
188名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:50:32 ID:+NxjeAjH
前回よりは出来に納得している
ネル×シーフォンもありだと思うんだ
アルソンさんがまともなのは気にしない
パリスは空気
あと、3の最初のセリフはフランです
コピペミスです、すまない
多分分かってもらえるとは思うんだけど

フ「先ほどから何やら声が聞こえると思っていたのですが、どうやら鼠が2匹入り込んでしまったようですね…退治しなくては…」
189名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:58:49 ID:R0pf1c6K
GJ、GJ
まあ、ネルも時々野菜から焦げた石を練成するけどなw
190名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 10:17:42 ID:CvGqrY7/
シーフォンは口ではあんなんだけど、面倒見と付き合いは悪くないイメージ
というか女性陣に引きずり回される
ネルはシーフォンから魔法を教えてもらっているうちに…って感じか
勿論、ネルがシーフォンを引きずり回します
フィーがいたら、三角関係になってるかも
191名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 10:21:09 ID:wD8AFHgT
>シ「最近の僕…なんだかヘタレじゃね…?」

心配するな。俺の中では君は元々ヘタレのイメージがあったからw
ともかく面白かった
192名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 10:33:16 ID:y7YjPVzJ
>>183
チュナED後のヴァン君が大変な事に

個人的にフランはキャシアスより年上
子供の頃は引っ張り回していたっついうし一歳年上なのを気にするフランとかさいこうじゃね
193名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 10:37:39 ID:CvGqrY7/
>>192
お、それ良いじゃん
シーフォンの100人や200人の屍はあっさり乗り越えていくフランさんだけど、好きな人のことは何から何まで気になってしまう訳だな
そのうち、それ使わせてもらうかもしれない
194名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 10:51:15 ID:NkNdPR15
>>181
盗賊イベントで12年前に拾った赤ん坊って言ってたから、
12歳だろうな、チュナは。
経緯からして、多分産まれてすぐに捨てられたんだろうし。
195名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 11:08:11 ID:j2HHCFVk
>>171
本家v1.02の時に賢者で一周したくらいで
キレハも使ってなかった俺が言うのもなんだが
すごくいい出来だと思う。俺も楽しみにしてる

口上作りたいからそれを意識して本家やり直してみるかな〜
196名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 11:39:25 ID:Y0apmtdH
>>188
GJ。面白かった。
賢者編の世界以外ならそれも十分アリだよな。
(賢者編の世界だとわざわざそっちに聞くより
もともと親しかったアベリオンやフィーに聞きそうだから)
特に騎士編の世界だとキャシアスたちとは友達とはいえ身分の差を感じる局面もありそうだから
他の世界よりアリ感が強そうな印象。

>>179
「フランさん。わたし負けませんから。恋も、お料理も!」
…うん、違うな。
197名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 12:57:35 ID:+NxjeAjH
ちょっと短編書いてみた
今回は特につまらないかもしれない
とりあえず全員を出してみたかったというのもある
NGワードは「フランさんとシーフォンくん」で
ネル(以下ネ表記)「ところでフランちゃん」
フラン(以下フ表記)「何でしょうネル様」
ネ「フランちゃんってニンジャなのに泳げないの?」
フ「え…あたし、ニンジャじゃありませんし…泳ぎは昔から少々苦手で…」
ラバン(以下ラ表記)「くの一には色気も大事だぞ」
ネ「あ、ラバン爺」
フ「ラ、ラバン様…」
ラ「わしならばフランを一流のくの一に出来るぞ、そりゃっ…痛っ!」
ラバンはフランの胸を揉もうとしたが、その直前にフランに苦無で手の甲を刺される
フ「ふふふふふ…今、何をしようとしました?」
ラ「い、いや…ちょっとしたスキンシップを…」
フ「では、あちらの物陰でスキンシップの続きをしましょうか…」
ラ「いや、ちょっと待ってくれ…」
ラバンがフランによってずるずるとどこかに引きずられていく
呆然とするネル
1分後、ラバンの悲鳴がどこからか聞こえてくる
ネ「(お腹減ったなあ…)」
ネルは聞かなかったことにした


フランさんとシーフォンくん番外編・設定編


シーフォン(以下シ表記)「この話だと、僕は危険感知を持っていても良さそうなんだよな」
キレハ(以下キ表記)「だったらもっと酷い目に遭うのを回避できそうな気がするけど…」
テレージャ(以下テ表記)「いや、シーフォン君の場合、ネル君やフラン君に強引に引きずられていくんだろう。だから結果的に危険を回避できない」
キ「ああ、要するにヘタレということね」
シ「…」
シーフォンは言い返したい、言い返したいが言い返せない
シ「畜生…」
彼は心の中で泣き、また一つ大きくなった
アルソン(以下ア表記)「僕はどうして腕力しか持っていないんでしょうか」
パリス(以下パ表記)「何だよ唐突に」
ア「腕力しか持っていないので、僕は全然使われないんですよ!?せめてもう一つだけでも何か特殊技能があれば…」
パ「つってもなあ…」
シ「バカだから古代知識は無理だろ?」
パ「鍵開けが出来そうな性格でもないしな」
シ「鎧着て泳ぐなんて出来るわけねえし」
パ「鈍感だから危険感知も無理だな…」
シ「明らかに鈍くさいし機敏なんて一番あり得ねえ」
ア「…ということは…」
シ「腕力バカで正解なんだよ、お前は」
ア「そんなああああああああああ!!」


キ「エンダは竜王だった頃の記憶はあるのよね?」
エンダ(以下エ表記)「ああ、あるぞ」
キ「竜王だった頃の文字って古代文字よね…?」
テ「タイタスが一世の頃には存在していたから間違いないだろうね」
キ「じゃあどうして古代文字が読めないのかしら…」
テ「…竜が人の文字を読む必要はなかったんじゃないかな?」
キ「あ、そうか…」
エ「腹減ったー」
メロダーク(以下メ表記)「…」
シ「また影の薄そうな男だよな、こいつも」
パ「何だか親近感がわくぜ…」
ア「メロダークさんはうp主の初回プレイで使われていたそうなんですが、よく料理コマンドが使われていたそうなんです」
パ「え…それじゃ…」
ア「ええ、勿論焦げた石やマッドシチューばかりが出来あがりましたよ」
シ「そもそも何故この男に料理なんかさせたんだ…?」
ア「メロダークさんの説明文に『趣味は料理』と書いてあったかららしいです」
シ「ああ、なるほど…料理が上手だと勘違いしちまった訳だな」
パ「料理の説明文が人によって違うってことも気付きにくいところはあるしな」
ア「ええ、それを知って以降、メロダークさんは全く使われなくなってしまったそうです」
メ「…(涙)」
ア「まだマナさんを主人公でやっていないので、その時はメロダークさんを連れ回したいと思っているようですけど。裸グラフィックも追加されましたし」
シ「そこ重要なのかよ!?」
ア「最後に念の為言っておきます。別にこれはうp主が『ruina 廃都の物語』に不満を持っているわけでも貶しているつもりでもありません」
シ「むしろハマりすぎだよな」
ア「ええ、むしろ作者さんには大変感謝をしております、このような素晴らしいゲームを世に出していただいて本当にありがとうございました」
シ「あまりのハマりっぷりにyahooで検索して大河物語というこのゲームの元ネタを発見してしまったくらいだからな」
パ「ちょ、それ禁句!!」
201名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 13:01:11 ID:yyVi6yMj
アルソンには料理があるじゃないか
202名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 13:14:26 ID:y7YjPVzJ
>>200
は ん に ん は お ま え か

よくやった、ポララボをやろう
203名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 13:21:01 ID:NkNdPR15
このゲーム、どのキャラも性能のバランスは取れてると思うんだけど、
性能が似たようなもんなら女キャラばっかり使われるワケで…
男キャラをもっと優遇しても良かった気はするな。
204名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 13:29:49 ID:CvGqrY7/
シーフォンに危険感知、パリスに腕力があっても良かったとは思う
アルソンさんは…まあどれも厳しいんだが
205名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 15:21:52 ID:lfTAF/Pj
>>200
よう、カリスマ探索者。

>>203->>204
騎士主人公以外の時だと
アルソンさんの陣形技にはお世話になりっぱなしだ。
パリスは探索スキルよりもワイヤートラップが有ればなあと常々思う。
そしたら機械式連射弓持たせてヒャッハーできるんだが。
206名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 15:40:39 ID:CvGqrY7/
全体の攻撃力&防御力アップにはネルお姉さんでもいいと思う
アルソンさんがネルに勝ってる点って料理の上手さと異常な防御力くらいじゃないかと思う
ちょっと話がこのスレより脱線しすぎたかもしれない、すまない
207名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:26:24 ID:TMz9K4he
アルソンの固さと素直な戦闘技は地味に助かるんだけどな。全滅ストッパーになるし。
ネルは戦闘技があっちにいったりこっちにいったりで、何を持たせればいいか困りやすい。
まあ最終的に屠龍刀に落ち着くけど、俺。屠龍刀の似合う女の子ってどうなんだ。

ところであの手の未熟なヘタレキャラって、ベッドの上では凶悪に変貌するというのが俺脳内での定番なんだが。
208名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:33:20 ID:moW1YF+w
ネルは女性陣で一番母なる夜の剣が似合う娘。異論は認める。
しっかり者なのに呪いでガードが甘くなるのがですね
209名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:35:42 ID:qd8fRrDy
アルソンは
プロのお姉さんに筆おろしされそうになるも
挿入寸前で果ててしまうイメージがある
210名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 16:43:51 ID:lfTAF/Pj
仲間キャラのおおざっぱな傾向として、
女の子達は大体しっかりしてるというか精神的にタフで
野郎どもはどっかしらかヘタれてるような(除くラバンじいさん)。

若いころのラバンって一昔前のラノベ主人公みたいな人物だったのかもなあ。
強くて、すけべで適当な性格だけど決める時には決めるみたいなアレ。
211名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:06:46 ID:NkNdPR15
ラバン「パリスよ。 お前に教えておかねばならん事があるようだな」
パリス「な、何をだよ?」
ラバン「若いうちのエロスの貴重さをだ……!
     硬派を気取ってると後悔するぞ。
     勇気を出し、青い思春期を解き放て!」
パリス「泣くなよ!」
の会話を見る限り、若い頃は姫様一筋の真面目っ子だった希ガス。
212名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:10:46 ID:CvGqrY7/
今ならボケた振りをしてセクハラしてそうなラバン爺
あくまで俺のイメージだが
213名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:17:46 ID:Y0apmtdH
俺には温泉でネルや女主人公に
「子供の頃はよく一緒に風呂に入ったなあ」
とか言いそうなイメージがあるな
214エメク大神殿ルート1:2009/05/04(月) 17:19:16 ID:+NxjeAjH
「これが最後に見る故郷の姿だ、しっかり目に焼き付けておくと良い」
メロダークさんがそう僕に言った
そう、僕はこれからホルムを離れてユールフレール島の大神殿へ向かうこととなる。
後悔が無いわけではない。
だけど、これが僕の選んだ道なのだから…。

エメク大神殿ルート

ユールフレール島は遠く、船の上で夜を過ごすことになった。
それなりに良い船だったらしく、船室も立派なものだった。
ベッドがふかふかして気持ち良い。
だけど…眠れない。
眠れる訳がない。
アダお婆ちゃんは大丈夫だろうか、エンダはしっかりアダお婆ちゃんの言う事を聞いているだろうか。
そんなことばかりを考えていると、無意識に船室の外に出ていた。
船上の夜風が気持ち良い。
ここから泳いで行けばホルムに帰れるのだろうか。
そんな馬鹿な考えが頭によぎる。
僕はこの道を選んだはずなのに…。
「眠れないのか?」
そこにメロダークさんがやってくる。
僕は無言でそれに応える。
「仕方ないだろうな。故郷に帰れなくなると言う事は相当なものだ。いくら自分で選んだ事とは言えな…」
メロダークさんは僕のことを言っているようにも見えるが、どこか遠い目をしながら悲しそうに言った。
まるで自分のことのように。
「しかし…今、こう言うのもなんだが、本音を言えばお前が素直に一緒に来てくれるとは思っていなかった。何がお前にこの道を選ばせたのだ?」
いつも無言なメロダークさんが僕に言葉を掛けてくれる。
「やはり私達が力で強引に脅したせいか?それならば私を怨んでいるのだろうが…」
「違います」
僕はメロダークさんの言葉をはっきりと否定する。
そう、違う。僕がこの道を選んだ理由は違うのだ。
215エメク大神殿ルート2:2009/05/04(月) 17:19:55 ID:+NxjeAjH
「では…?」
「…」
僕は自分の考えをポツリポツリと話した。
「恐かったんです」
「…始皇帝に体を乗っ取られることが、か?」
「そうですね、半分正解です」
メロダークさんは不思議そうな眼で僕を見る。
「…半分、か。では、もう半分は…?」
「…僕は始皇帝の子孫だと、白子族にはっきりと言われました。皆、僕にどこか似ていたいましたし、僕の血がはっきりと確信していたんです。彼女達の言っていることは本当だって」
ダムが決壊したかのように言葉を発し続ける。
「恐かった…僕は普通の人間じゃない。周りの人からそんな目で見られることが…恐かったんです!どうしようもなく恐かった!化け物扱いされて…」
感情の高まりと同時に涙がこぼれてくる。
僕は興奮と共に言葉を吐き続けた。
「僕が化け物扱いされたらアダお婆ちゃんにも迷惑をかけて…いや、アダお婆ちゃんにも嫌われてしまったかもしれない!ならばいっそのこと、僕を知らない人達の元に行ってしまえればこんなことも思わないんじゃないかって…」
「…」
メロダークさんは僕の八つ当たりに近い言葉を聞いてくれている。
僕にはそれがありがたかった。
「僕は…僕は…うぅ…」
話せなくなるほど涙と鼻水が出てきてしまった。
メロダークさんが無言でタオルを差し出してくれる。
僕はそれを受け取り、タオルで顔を覆った。
「…アダにはそのうち会えるだろう」
メロダークさんが不意に言葉を発した。
「…えっ?」
急な言葉に間抜けな声が出てしまった。
216エメク大神殿ルート3:2009/05/04(月) 17:20:27 ID:+NxjeAjH
「考えてみろ。アダは私達と同じ信徒だ。当然、大神殿に来訪したことだってある。もし、大神殿にアダが来るならば、必ず私がお前に会わせてやる。…約束だ」
「あ…」
メロダークの優しい言葉に、僕の瞳から再び涙が流れてくる。
「だから今夜はもう休め。お前は心身共に疲れている。明日から始まる神殿暮らしもそうのんびりして過ごせるとは思わぬことだ」
そう言い残してメロダークさんは去って行った。
心配してくれた…僕を化け物扱いしなかった…。
僕はその時、本当に嬉しかった。
「優しい人だな…メロダークさん」
僕は少しだけ夜風に当たると、船室に戻った。

ベッドに戻ると、メロダークさんのことを考えてみる。
共に遺跡を冒険している時も、口数は少ないものの、彼が不平不満を言った事がなかった。
彼は自分より何倍も大人なのだろう。
ただ、彼も時々寂しそうな、もしくは何かを諦めているような目で話すことがある。
それが何なのか…気になっているうちにいつの間にか僕は眠りに就いていた。


翌朝…
コン…コン…
僕の部屋の扉をノックする音が聞こえる。
「エメク、起きているか?」
メロダークさんの声が聞こえる。
「あ…はい!」
僕は慌てて返事をしてしまったせいか、変な声が出てしまった。
「もうすぐ大神殿に到着する。準備をしておいて欲しい」
メロダークさんはそう言うと、僕の部屋の前から去って行ったようだ。
持ってきた荷物などほとんど無いので、準備しようにも自分の身だしなみを整える以外は特にすることがなかった。
僕は準備を整えると、船室の外に出てメロダークさんを探す。
船の中をしばし歩き回っていると、目的の人物を発見でした。
217エメク大神殿ルート4:2009/05/04(月) 17:20:57 ID:+NxjeAjH
「…どうだ、あれから眠れたか?」
「はい、お陰様で。ありがとうございました。そして、おはようございます」
僕は深々と頭を下げる。
「ああ、おはよう」
メロダークさんもそれに応えてくれる。
「そろそろ着く頃だ」
と、メロダークさんが見ている方向に目を向けてみると、遠くからでも非常に大きいとわかる、美しい神殿が見えてくる。
「あれが…大神殿…」
「ああ、そうだ。お前がこれからのお前の居場所だ」
そう、これが僕の選んだ道だ。
ならば今は前だけを見ていようと思う。
僕は一人じゃないのだから。
218名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:21:45 ID:+NxjeAjH
エメク主人公でメロダークに着いて行った時のルートを書いてみた
やっぱり文章に未熟なところが目立ってしまうが、これを糧にして大きくなるので見捨てないでくれ
で、メロさんも故郷をほとんど追われたようなものだったので、このルートの主人公には大変共感してくれると思うんだ
マナだったらカップリングになったのかもしれないけど、俺はマナでやっていないので書けない
うん、すまない
次はヤンデレ女神さんも書けたらいいなと思う
エメクのキャラは…察してくれ
こんな感じで良いのか俺もわからないや
エンダやフラン達が主人公を化け物扱いすることは絶対ないとは思うけどね
特に騎士ルートのフランだったら…
219名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:31:22 ID:FE72q1HQ
この後は当然2人のぬとぬとした大活躍ですよね
220名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:34:29 ID:+NxjeAjH
うわ…よく見たら色々ミス目立つでやんの…orz
精進します…

怨んで→恨んで
お前がこれからのお前の居場所だ→これからのお前の居場所だ

>>219
テレージャさん乙です
221名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 18:27:06 ID:UW/ZWrBT
雰囲気のある文章すね
GJです

マナプレイのメロさんは変態にしか見えんかったw
222名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 18:39:01 ID:FCPBrdmn
あ…ありのままに今起こったことを話すぜ

フラン大好きな俺がウハウハしながらスレを読んでいたらいつの間にかシーフォンが一番お気に入りになっていた


なに言ってるかわからねーとry
223名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 20:47:51 ID:7TBL2L1B
>>220
GJ
だが、白子族に会ったのって、玄室突入後だよな。
それって大神殿行く時期より後じゃなかったっけ?
224名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:01:36 ID:CvGqrY7/
俺は実際のプレイで白子族に会ってからメロさんの元に行ったぞ
空の巨人を倒した後、そのまま墓所に突入した
それに、白子族のところに行く前にメロさんにあんなこと言われても現実味が沸かないと思ったし
225名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:30:20 ID:xwZzBn/9
こっちでレス
エロパロスレ住人として

エロパロスレを馬鹿にするなはねえだろ
他人様のキャラ使ってエロ妄想の書き込みしてるのに…
どんだけゆとり感覚なんだよ一体
226名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:36:12 ID:TMz9K4he
あんまり引っ張るなよ。
あと妙な方向に議論を広げるな。無駄に燃え広がって長引くだろう。
227名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:45:50 ID:lfTAF/Pj
なんにせよエロパロスレを全年齢版で話題に出すとか
お行儀悪すぎなのは否めないな。
本スレから分裂する形で建った経緯があるとはいえ、
普通存在すら匂わせないモンだしなあ。
いい年なんだから棲み分けは大事よ。
228名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:47:20 ID:FE72q1HQ
キレハ追加イベントネタで。
まだ見てないならネタバレ含むかも知れないのでスルー推奨。

――黒い輪郭が曖昧に揺らめいた。
(中略)
――キレハはそう言うと、あなたの肩に身体をあずけ、顔を伏せた……。

「っきゃああああああ!?」
次の瞬間、<狼>の咆哮に匹敵する悲鳴を上げ、隠身のマントを引ったくり飛び退る。
混沌の力は、服を再生するほど便利なものではなかったのだ。
「……見た?」
マントにくるまり真っ赤な顔で睨みつけてくるキレハの姿に、心臓が跳ねる。
化身の影響が残っているのか、頭部でぴょこぴょこ動く獣の耳から目が放せない!
「――っ!」
再び、キレハの身体を優しく抱き締める。
脳裏に焼きついたしなやかな肉体と、薄布1枚を隔てた柔らかい感触を結びつける。
「ば、馬鹿……」
胸に顔を埋めたキレハの拗ねたような声が、耳に心地良い。

「あー、俺はもしかしてお邪魔かな」
ラバンの声が、洞窟内に空しく響いた。
229名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:51:03 ID:ymvJhrHH
とりあえずエロパロ板の存在意義は余所でやってくれ

それに、このスレもエロばかりじゃないし
やっぱゲーキャラ板に立てるべきだったのかな
230名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:02:12 ID:TMz9K4he
>228
早速で乙&GJ。
全く同じ妄想をしていたぜ、兄弟。

>229
それはそれで話題が拡散してしまうし、こっちの方がその辺気兼ねないと思ったんだよなー。
軽めのキャラ談義は本スレでもできるし。ウザがられるレベルのは大抵、エロネタだったから。


まあ冗談半分で引き合いに出す程度ならスルーして貰えるかもだが、
真顔になって突っかかっちゃったのはうまくなかったな。
ボヤになった切欠の「変態だ」発言にしたって冗談に対する冗談だったわけだし。
ただこっからエロパロの是非や二次創作の是非について語り出すようなことがあるといやん。
適当に語り尽くしたら落ち着けたいところではある。
231名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:25:03 ID:ymvJhrHH
エロは書けないが二次創作を書きたいと思っている人もここでいいのかな?
しかし、二次創作を書くことがそこまで蔑まされる行為だとは思わなかった
俺もまだまだ子供か
232名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:30:23 ID:FE72q1HQ
>>230
獣化で脱げるのはお約束だよね
誰かに書かれる前に仕上がってよかったぜ

>>231
ちょっと脱がせときゃエロにはなるさ、多分な
描写に自信がなければあえてぼかして読者の想像力に丸投げするんだ
233名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 22:36:04 ID:ymvJhrHH
エロくなければいけないか
ならば俺はこのスレではダメっぽいな
スレ汚してごめん
234名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:12:47 ID:xwZzBn/9
>>231
わざと読み違えて被害者ぶるなようぜえ
235名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:25:46 ID:WBAXUyLV
>>233
他のエロパロでも「エロなしだけど〜」て書いてる人いるよ
投下前に1レス使って注意書きすればいいんじゃないか?
236名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 00:00:03 ID:wYRLtBgD
注意書きあれば親切くらいかな
板的に覗いてるのはエロを求めてる人は多いだろうしw
237名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 19:20:29 ID:c8T1qzkY
>>175,195
遅くなったけどありがとう。
やる気がむくむく出てきた。

というわけでいつもの場所でキレハ口上更新。
相変わらずの規制巻き込まれなので携帯から失礼します。
238名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 23:52:55 ID:hJLEh/cy
「なな何よ。べべべべ別に高い場所が苦手なわけじゃないわよ?
だから気を使って貰わなくても結構!」
そう言われても、腰にしがみつかれては気にしないわけにもいかない。
大丈夫、と言う代わりにキレハの震える肩をそっと抱き寄せる。
下は見ないで自分だけを見ていろと耳元で囁く。
「……は、恥ずかしい台詞は禁止よ」
気丈な態度を保とうとしているのはわかるが、一向に離れる気配がないのでは台無しだ。
身に纏った妖精族の衣の下には何も着けていないらしく、柔らかな二つの膨らみが容易に感じられる。
引き締まってはいるが女性らしさも十分に備えたキレハの肉体を堪能しつつ木の幹を歩く。
密着しているおかげか先程のアドバイスが功を奏したのかはわからないが、いつの間にかキレハの震えが治まっている。
しかしそれと反比例するように、キレハが耳を押し付ければわかってしまうほどにあなたの心拍数が上昇していく。
「かっ、顔が近いわよ!」
自分の意思でこうしているわけではないのに文句を言われてしまった。
多少理不尽なものを感じつつも、不満もないので言い返すこともなく、
「――っ!」
頬にキスをするだけで赦してやる。

その後、烈火の如く顔を赤く染めたキレハに怒鳴られたのは言うまでもない。
239名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 23:55:12 ID:hJLEh/cy
キレハとイチャイチャしたくて書いた
エンド後じゃないとエロエロなのが書きにくいことをようやく悟った
キレハはスレンダーだけど乳はある、それがジャスティス

つか、百合プレイとか実名プレイとかにも対応できるようにぼかしてるけど特定の主人公にした方がイメージしやすいのかな
240名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:13:04 ID:wH8788Ls
フラン×キャシアスやフィー×しーぽん、マナ×エロダーク、チュナ×ヴァン
みたいに固有イベントがある組み合わせならともかく、キレハならなんでもいいんじゃね。
241名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:15:29 ID:M+zM1JQa
エンダ×チョコとか
242名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:18:37 ID:wH8788Ls
>>241
凄い一方通行の愛です
243名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 00:26:11 ID:i8qGYgu+
ヴァン×プリンセス…なんでもない
244エメク・エンダルート1:2009/05/06(水) 02:02:50 ID:C5kqhUN9
「今日は良い天気だなー」
「ああ、そうだね」
横にいるエンダに声を返す。
そう、今日は本当に良い天気だ。
僕とエンダの旅立ちの日に相応しい良い天気だった。

エメク・エンダルート

アーガデウムに乗り込んで僕の先祖…タイタス一世を倒してから5年が経った。
あれからホルムの街も凄く変わった。
ネルは今では立派な鍛冶屋になっているし、パリスも『ぱりすや』で頑張っているらしい。
最近すごく綺麗になってきたチュナちゃん目当てに来るお客さんも多いそうだ。
本当に綺麗になったよなあ…。
「むー…」
横にいるエンダが何やら唸っている。
「どうしたの?」
と僕が訊いてみると
「エメクの顔、なんだかいやらしかった」
…失礼な。

そうこう話しているうちに目的地に着いた。
目的地は…アダお婆ちゃんのお墓だ。
僕とエンダが今日旅立つのでお婆ちゃんに挨拶をしに行くのだ。
お婆ちゃんは2年前に風邪をこじらせて亡くなってしまった。
あの元気なお婆ちゃんからは想像できないほどあっさり亡くなってしまった。
あの時は僕もエンダもすごく泣いたっけ。
でも、皆がいてくれたから僕達は立ち直れた。
パリスやチュナちゃん、ネルにフランさん、そして…
「ん?ばーちゃんのお墓の前に誰かいるぞ」
不意にエンダの声が掛かり、そちらを見てみると…
「…メロダークさん…」
アダお婆ちゃんが亡くなった時、僕とエンダの傍に一番近くにいてくれた人がそこにいた。
245エメク・エンダルート2:2009/05/06(水) 02:03:25 ID:C5kqhUN9
「…久しぶりだな、エメク、エンダ」
メロダークさんが優しく声を掛けてくれる。
「お久しぶりです、メロダークさ、ん…?」
メロダークさんに返事をしている途中で腕を掴まれた。
「うー…」
横を見るとエンダが僕の腕を掴んでいた。
絶対に離れないくらいしっかりと。
「…大丈夫だよ、エンダ」
と、声を掛けるもエンダは聞く耳を持たない。
「…フッ、仕方ない。私はそれだけのことをしたのだからな」
僕はもう気にしてはいないのだけれど…エンダはそうじゃなかったみたいだ。

5年前、僕がメロダークさんの手紙に応えて一人で墓場に行くとメロダークさんがいた。
そこで僕はメロダークさんに言われた。
「お前は古代皇帝の憑代だ。私達と共に来てもらおう」と。
僕が判断に迷っていると、僕とメロダークさんの間に割り込んできた者がいた。
「…エンダ!?」
それはエンダだった。
「…エメクを連れて行くな」
それは普段のエンダとは想像もつかないほどの声色だった。
エンダは本気で怒っていた。
メロダークさんと一緒にいた僧兵を光のブレスで一瞬にして昇天させてしまった。
これが竜王の力なのか。
その時の僕はエンダの力を肌で感じた。
「とどめだ!!」
このままじゃメロダークさんまで殺しかねない!!
「待って、エンダ!やめて!」
僕はとっさに叫んだ。
その時、エンダの体の動きが一瞬止まった。
それが一瞬の隙となったのだろう。
「ここで……共に死ね!」
メロダークさんの相討ち覚悟の体当たりをまともに食らってしまった。
一瞬の浮遊感と共に僕とメロダークさんの体が崖から落ちていく…。
「エメクーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
エンダの叫び声だけが意識を手放す直前に聞こえた。
246エメク・エンダルート3:2009/05/06(水) 02:03:56 ID:C5kqhUN9
その後のことはよく覚えていない。
気がついたら僕はホルム近くの川岸にいた。
どうやらここまで流れ着いたようだ。
その僕の目の前まで駆け寄る影が見えた
「エメク…」
エンダだった。
「死んじゃったかと思ったぞ…」
エンダは息を荒くさせていた。
普段のエンダは根本的な体力の差なのか、このような姿を見せる事は無い。
そのエンダがここまで息を荒くしているという事は…ずっと僕のことを探してくれていたのだろう。
何か声を掛けなければ…と考えていると
「エメク…」
メロダークさんの声だ。
エンダが鋭くその方向に目を向けると、僕もつられてそちらを向く。
そこには息も絶え絶えなメロダークさんがいた。
「メロダーク…まだ戦うのか」
エンダの声は敵意むき出しだった。
「何が正しいのかわからない…が、お前の体は皇帝復活に利用される…それだけは阻止する!」
メロダークさんはそう言うが、メロダークさんは立っているのが精一杯だった。
そのような状態のメロダークさんではエンダにはとても適うはずがなかった。
「…殺せ…」
エンダはどうするのか、という眼でこちらを見る
僕は…メロダークさんを裁く資格などない、感覚でそう感じた。
「僕は…僕の体は、皇帝には絶対好きにさせません。エンダも…ネルやパリス達もいます。出来ればメロダークさんのお力も貸していただきたいのです。
もう一度、僕達と一緒に戦ってもらえませんか。」
僕の意思をメロダークさんに伝えた。
「…お前の意思が…皇帝を上回っていると信じよう」
「…それじゃあ?」
「ああ…もう一度お前と共に戦わせてもらおう。
だが、絶対に皇帝を復活させる訳にはいかない。
もしお前の体が皇帝に乗っ取られたら俺は迷わずお前を殺す。忘れるな」
メロダークさんの言葉に僕は笑ってこう答えた。
「はい、宜しくお願いします」と。
247エメク・エンダルート4:2009/05/06(水) 02:04:24 ID:C5kqhUN9
「エメク…?」
僕が5年前のことを思い出していると、メロダークさんの声が聞こえた。
「ああ、すみません。5年前のことを思い出していたんです」
5年前…その言葉を発すると同時にエンダはぎゅっと腕を掴む力をさらに強くし、メロダークさんの顔が納得いったという顔になった。
…というか、エンダ…強く締めすぎ…。
「あの時の私は神殿の命令を聞くことしか出来ぬ犬だった。
犬が竜王に勝てるわけがないな」
メロダークさんが自虐的な響きで呟く。
「でも、貴方は自分の意思で僕達と一緒に戦ってくれました。
貴方は犬じゃないですよ。立派な人間です。」
「フッ…」
少し風が出てきた。
「アダに挨拶をしに来たのだろう?
引き止めてしまって悪かったな。私はそろそろ行く。
…私が言うのもおかしいのかもしれないが、元気でな」
「はい、メロダークさんもお元気で。
行く前に会えて嬉しかったです」
「私もだ」
そう言ってメロダークさんは去って行った。

「うー…」
もう腕の感覚完全になくなってるよ…。
「エンダ、そろそろ腕を放してくれないかな」
「…うん」
エンダがやっと腕を解放してくれた。
うわ、なんか変色しちゃってるよ。
僕がエンダに掴まれた腕を気にしていると
「…大丈夫か?」
エンダが心配そうに声を掛けてくる。
「ああ、うん…大丈夫だけど、もう少し加減を覚えないとね」
アダお婆ちゃんがもうこの世にいない以上、エンダを諭すのは僕の役目だ。
チュナはそれでもエンダに対してまだまだ甘いと僕に言うけれど。
「それより、アダお婆ちゃんに挨拶しよう」
「…ああ!」
248エメク・エンダルート5:2009/05/06(水) 02:04:53 ID:C5kqhUN9
お婆ちゃんのお墓の前で僕とエンダがお祈りする。
お祈りをしているとエンダの呟く声が聞こえてきた。
「ばーちゃん…エメクはエンダが守るから…
安らかに眠ってくれ…」
僕はその声を聞いて苦笑しながらもアダお婆ちゃんに誓った。
僕もエンダを絶対に守ります、と。


「…行くのか?」
「うん」
パリスが町の入り口で僕に声を掛けてくる。
「エメクとエンダちゃんがいなくなるとまたこの街もさびしくなるね」
今度はネルの声だ。
「また帰ってくるよ」
僕はネルにそう声を返す。
「うん、約束だよ」
ネルは嬉しそうに笑った。
「エンダ、エメクに迷惑かけたら駄目だからね!」
チュナは相変わらずエンダのお姉さんのようだ。
「チュナもばーちゃんの神殿の面倒をしっかり見ておけよ」
「あんたとは違うんだから大丈夫ですー!」
この2人の掛け合いもしばらく見れないと思うとさびしくなるな。

「じゃあ…そろそろ行こうか!」
「ああ!」
僕とエンダは町を出て旅立つ。
エンダの仲間を見つける為に。
249名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:05:14 ID:C5kqhUN9
フランシーフォン話もそうだったけど、俺はエロ話は書けない
というか書く気もあまりない
それでも良いなら俺は書く
書き続けたいという気持ちは俺にはあるから
だが、場違いだって言うのならやめる


んで、今回の話は…エンダが別人
未熟ながらも話を盛り上がらせようと思ったらこうなってしまった
だがこれはこれで良し、と個人的には思ってる
250名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:05:59 ID:t+9UZJHR
半泣きになった
良い話だったわ、ありがとう
251名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 02:09:38 ID:C5kqhUN9
>>251
そう言ってもらえると何よりうれしいですよ
感想をどうもありがとうございました
252名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:47:32 ID:Vht6VTiz
>>249
今のうちにコテと鳥をつけておいてくれればと思う
嫌いな人がいればNGワードにいれてあぼんすればすむので
253名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:53:23 ID:w3HbgSgx
こういうのも悪くないな。GJ。

賢者編でキレハエンドを見たが……
森の傍に庵を建て直して新婚生活とか妄想が止まりませんよ。
薬草師として生計を立てるアベリオンと、おともの獣を連れて森番の手伝いをしつつ薬草を集めるキレハ。
穏やかで静かな暮らしだけど、キレハがひとところに長く留まる暮らしに戸惑い、故郷を思い出して、
夜ごと隠れて啜り泣いたりとか、それを誤魔化すために激しく抱くよう求めるとか。
子供が生まれた頃、牧用地群れからはぐれた狼の仔が捕らえられて、処分されそうだったのを子供の弟に引き取るとか。
254名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:34:57 ID:9+Vadn76
フラン・キレハ辺りがやっぱ人気なのかね
テレ子・ネル・エンダは恋愛要素がちと足りない感じ?

オハラとかレナとかパーシャとかユリアとかアイビアとかルギルダとかネル母とかアダとかの人気はどんなもんなんだろ
255名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:53:54 ID:psDSvJiD
>>254
ネルとかテレ子はほのぼのラブコメとかどつき合い漫才のイメージがあるな
エロにはもっていきづらいとか
タイタス・アイビア・アークフィア関連では凄く俺好みの壮大なヤンデレ話が書けそうだが挫折中
そして本スレでもアダ様をプッシュしてたのはおまえさんか?
256名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:57:06 ID:Jz1inHvQ
>>254
何故そこにウリュウがいないんだ……
257名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 11:03:13 ID:9+Vadn76
>>255
確かに年下より年上派だがアダさんはさすがに守備範囲外だ
>>256
ウリュウは俺の嫁だから人気なんか気にならないのさ
258名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 12:26:45 ID:M+zM1JQa
エンダは恋愛分は足りないけどエロ分は誰よりも濃厚だと思う
EDの一枚絵でアゴがハズレそうになったしw
259名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 12:57:54 ID:5+Kl+2eq
運命に翻弄される女の子が好きなので、女主人公に萌える。
特にウェンドリンはお嬢様が運命の荒波に突然投げ込まれるとかたまらんものがある。

あとフィーは紹介文で「人々の役に立ちたい」ってあるせいか、なんかいじめたくなる。
涙目で「…や…やめてください…」とか言わせたくなるような。
260名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:06:56 ID:WIRN0seO
正義の味方のアルソンさんが颯爽と駆けつけ、ピンチのウェンドリンを救うんですね
わかります
261名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:21:19 ID:sBfdv7VM
>>259
顔グラは4だと予測してみるテスト
俺? 3です
262名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:28:41 ID:5+Kl+2eq
>>261
ウェンドリンは2、フィーは4。
2が一番お姫様らしいなあと。
263名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:37:43 ID:psDSvJiD
俺もウェンドリンは2派だ 少数派だと思っていたが同士がいて嬉しい
でも両手剣ぶん回すしうちのウェンドリンは魔女でも釣り師でもメロさんでも躊躇なくぶっ殺したけど
「戦士として身を立てたいと思っている」とか書いてあったしアルソンに対して凶暴デレな予感
バッドエンドになって覇王化して、「跪きなさい下僕ども」とか言ってるのが似合うよね、という妄想
264名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 13:42:12 ID:wH8788Ls
素直に♂も♀も騎士:1 神官:2 賢者:3 罪人:4
の方向で考えてる。
265ウェン×アル BE後:2009/05/06(水) 15:14:28 ID:psDSvJiD
女王様妄想投下
ウェンドリン(顔グラ2)がバッドエンド(強制のほう)で覇王になってアルソンを下僕にする話
マゾ向け
 
「もう…やめてください、こんなこと!」
跪いて足元で叫ぶアルソンを、ウェンドリンは長椅子にもたれたまま面倒くさそうに見やる。
「国家統一のためとは言え、自分の故郷を焼き払わせるなんて…普通じゃないですよ!」
「あら、これは貴方の言う『正義』のためじゃなかったのかしら?
私の手で天下が統一され、アルケア帝国が復活すれば、もう二度と下らない争いなど起きなくなる」
「そうですけど、でも…」
「気に入らないの?ならばその剣で私を殺せばいい。私以外の誰が、この戦いに収拾をつけられるのかしら」
「くっ…」
剣の柄にかけられたアルソンの手がかすかに震える。が、それを抜き放つことなどできはしない。
その手を、そっとウェンドリンが押さえた。剣士のものとは思えない華奢な指に、毒々しい柘榴石の指輪がはまっている。
「いつもいつも文句ばかり。口を開けば甘ったるい理想論ばかりで…
それでも、貴方は私を裏切らない。なんて可愛い人かしら」
くすくすと笑いながら彼の手を口もとに持っていき、指先に軽く歯を立てた。滲んだ血を赤い舌でゆっくりと舐めとる。
「ごまかさないでください!いつだって貴女は… あっ…」
いつの間にかウェンドリンの形の良い足がすっと伸び、アルソンの股間を優しく愛撫していた。
同時に、舌先で弄ばれていた手が乳房にそっと押し当られる。薄布一枚を通して伝わってくる鼓動は、確かに愛しい女のもの。
「抱いてよ。血を見たあとは気が昂ぶってたまらないの。貴方が鎮めてくださるわね」
長椅子に引き倒され、首筋を甘噛みされる。なおも下半身を撫で上げられ、劣情が高められていく。
いつもこうしてうやむやにされてしまうのだと、少し悔しく思った。
薄布をはぎ取り露わになった白い膨らみを掌で愛撫してやると、ウェンドリンはため息交じりの甘い声を上げ、続きをねだった。
「もっと、もっとよ。辛いことなんて全部、忘れさせてあげるから…」
太ももの内側に指を差し入れれば、そこはすでにしっとりと濡れそぼっていた。兎のような赤い瞳が蕩け、潤んでアルソンを見つめる。
一瞬愛しさと憎さが交錯し、このまま彼女を殺してしまえればどんなにいいだろうと思った。
「ウェンドリン、さん」
そんな思いを言葉にしきれず、彼女の名を呼んでみる。あとで罰せられるのを覚悟の上で。
「その名前で呼ばないでって、何度言ったらわかるの」
首輪につけられた鎖を引っ張られ、何かを見透かされるかのように眼を覗きこまれる。
「…申し訳ありません、タイタス十七世陛下」
「よろしい」
ウェンドリンはくすりと笑い、哀れな愛しい下僕の肩に腕を回した―。
266名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 15:26:44 ID:wH8788Ls
>>265
シリアスなアルソンって珍しいけど、これはいいね。
267名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 17:35:30 ID:wpvli00v
>>265
GJ!
今までウェンドリンは3のイメージだったが2ってのも悪くないな。

>>259
気持ちはよく分かる。けなげに運命に耐える少女っていいよな。
特に下の二行。ものすごいいじめてオーラを感じるというか泣かせたくなる。

ところで賢者編の導入で思ったんだがフィーってなにげにナース属性つきなのか?
268名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 17:48:54 ID:z0ELMMDS
>>506
修正しました。
他にFLAG7がはたらいてなかった箇所も直したので、
一回のみ表示モードはちゃんと機能するようになった・・・はずです。

見逃してる場所があったらこっそり教えてください。
269名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 17:51:27 ID:z0ELMMDS
思いっきり間違えました。
板汚し申し訳ありません。
270名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 18:07:44 ID:Q4Nn1vZd
>>265
超GJ
これはたまらん
271名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 18:13:57 ID:Jz1inHvQ
ずっとウェンドリンは2派の俺も大満足
嬉しすぎる
272名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 19:21:39 ID:5+Kl+2eq
>>265
ブラボーすぎる、素晴らしい。
273名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 19:46:36 ID:w3HbgSgx
>265
ウェンドリンは1派の俺だが、素晴らしいと思う。
いいねえバッドエンド。
274名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 21:18:33 ID:+9Y70cJA
男主人公は全部キャシアスで女主人公は全部アイリにしてプレーしてたから混乱してきたぜ
275ウェン×アル BE後:2009/05/06(水) 22:42:21 ID:psDSvJiD
調子にのって続き書いてみた 限りなく鬼畜プレイ注意
 
薄暗い地下の一室に、ぴちゃぴちゃと淫猥な音が響く。
アルソンは手枷をつけられ、正座の状態で壁を背にして拘束されていた。
屹立しきったモノの根本には細いリボンが巻きつけられている。射精を封じられて苦しそうに痙攣するそれを、ウェンドリンは見せつけるように舐め上げた。
敏感な先端に舌を這わせ、口腔でやわやわと刺激し、続いて口の奥まで咥え込んで扱き上げる。
「お願いっ…もう許してくださいっ… 出させて…っ」
もはや涙声になって懇願するアルソンを、ウェンドリンは笑顔で制した。
「駄目よ。言ったでしょう、これはお仕置きだって」
「んっ…くぅっ…」
「んふ… こんなに大きくしちゃって…」
無邪気とも言える表情で嗤うと、ウェンドリンは再び彼のモノを口に含む。長い前髪がその顔に影を落とし、びっくりするほど淫微な印象を作り出していた。
「可愛い人…」
呟きながらアルソンの首に腕をからめ、その膝に体をあずける。
細い指で開かれた秘所は薔薇色に色づき、淫らな液を滲ませて光っていた。
「あ…っ」
咥えこんだ秘所にきゅっと締めあげられ、アルソンは思わず快楽と苦痛の混ざった悲鳴を漏らしてしまう。
「ああ、アルソン… すごく熱くて、きもちいい…っ」
ウェンドリンは熱に浮かされたように、夢中で腰を動かしている。まるで彼のモノを使って自慰に耽っているようだ。
よほど感じているのか、その動きのたびにびくびくと締め付けてくる熱い内壁の刺激を、アルソンは歯を食いしばって堪える。
「ねえ、アルソン」
熱と狂気に侵された赤い目が、まっすぐに彼を見つめている。
「貴方は私のもの、私だけのものよ。絶対に、離さない」
「…っ…」
「もし私を裏切るようなことがあったら、殺してやる、から」
荒い息が交じる余裕のない声音の中に、甘えるべきものを失った幼い子供のような寂しげな調子の声が混ざっているのを、アルソンは確かに聞いた。
「返事は?」
「はい、タイタス様…」
ウェンドリンは一瞬安心したような表情を浮かべ、やがて切ない声を上げて達した。
いつかきっと、「正義」なんて言葉では自分を騙しきれなくなる日が来るだろう。その時自分は、彼女に剣を向けることができるのだろうか。
彼女の絶頂の刺激を全身で受け止めながら、アルソンは心の中で自問した―。
276名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:07:04 ID:9+Vadn76
キレハ:地味な立ち位置から追加イベントで華麗にメインヒロイン化
     元々ツンデレ気味で恋愛系にもっていきやすい
フラン:騎士主人公のみメインヒロイン
     料理のせいかややヤンデレ
チュナ:友人の妹という目立たないポジション
     しかし義妹ルートでは一気にメインヒロインと化す恐ろしい娘
―アークフィアの大河―
ネル:幼馴染枠だが、いい友人程度でストップする
     明るくゆるいノリのせいで恋愛方面にはいまいち足りない
テレージャ:キス魔らしく腐女子らしい
     遺跡への愛が強すぎてヒロインとしてはもう1歩
エンダ:色々性的ではあるが本人の自覚がないせいであまりエロくない
     恋愛要素とは無縁なため脳内補完しないと難しい

メインキャラのヒロインとしての方向性はこんなところだろうか
異議は認める
つーかなんで俺はこんなことを熱心に書いてるんだ
277名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:08:53 ID:9+Vadn76
きゃうん、リロードしろよ俺投下と被ってるじゃないか

>>275
おいちょっとアルソン俺と代われ
278名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:27:11 ID:WIRN0seO
>>276
おい、シーフォンはどうした
279名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:47:57 ID:5+Kl+2eq
野郎共は女の子に増して目立つルートと目立たないルートの差が激しい気がする。
280名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 23:49:04 ID:psDSvJiD
盗賊ルートでもいまいち目立たない気がするパリスに愛の手を
281名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 00:09:31 ID:9ZQbGqxQ
なんか少女マンガとか逆ギャルゲーの幼馴染枠みたいなポジションなんだよな。
メインヒーローにはなれないような。
282名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 00:20:52 ID:mXljk1G8
確かに目立たないよなーパリス。
男女どちらの主人公でも「良き友人」枠というか。
しかし脇役としてはたいへんいい仕事してるしそれでいい気もする。
283名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 00:34:45 ID:ir8REvGo
タイタス×ヴァンとかタイタス×フィーとかもアリかもなあ。
拠り代の肉体を用意させるために孕ませる、みたいな。
ただチュナの身体で妊娠できるかどうかが問題だけど。
284聖戦士ジェラルドさん1 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/07(木) 02:41:21 ID:nQ3lsnGK
「全く…しつこいわねぇ!」
ウェンドリンは悪態をつきながらも心中では焦っていた。
先ほどまで囲まれていた小鬼の群れから脱出したのはいいけれども、襲ってくる小鬼の数はなかなか減らない。
(やっぱり一人で来たのはまずかったかしら…)
そんな後悔をしたところで今更どうにもなる話ではない。
(やるしかないか…よし!)
ウェンダリンは気合を入れて小鬼の群れに突っ込んでいった。

彼女が一人出来た理由は些細なものであった。
彼女の傍には常に護衛としてある女中が付いていたのだが
「ウェンドリン様、薄暗い道は危険です。私と手を繋いでいただきたいのですが。いえ、別に下心などはありませんよ?」
「ウェンドリン様、あーんです。その小さくて可愛いお口をお開けください」
「ウェンドリン様、体が汚れてしまいましたね。私に拭かせていただけませんか。さあ、服をお脱ぎください。さあ早く!」
女中…フランの言葉を思い出して溜息が出る。
フランは基本的に何をやらせても優秀だ。
料理は例外として。
優秀ではあるのだが、何か必要以上にベタベタくっついてくる。
要するに彼女が鬱陶しくなったのだ。
(いくら姉妹同然で育ったからと言ってもねえ…)
彼女を置いて遺跡に向かう為には彼女が待機している酒場に行ってはいけない。
遺跡に出かける時には、フランには自分より先に酒場に行って準備を整えておくように言ってあるのだ。
なので他の仲間も誘うわけには行かない。
彼女自身もたまには一人になりたかったので一石二鳥と考え、意気揚々と一人で遺跡に向かったのである。
(まさかこんな事になるとはね…)
普段通りやっていればそれ程危険ではなかった。
が、今日は運悪く小鬼の群れに出会ってしまった。
一匹一匹は大したことは無いものの、さすがに数が多い。
一人で相手をするには骨が折れる。
(…ったく、こんな数の小鬼はどこから沸いてくるのよ…)
余計なことを考えていたせいか
キィンッ!
一匹の小鬼に剣を弾き飛ばされてしまった。
「しまった!!」
剣がなくてはウェンドリンは丸腰だ。
そして間をおかずに一匹の小鬼の刃がウェンドリンに襲い掛かる。
死の臭いというもの間近に感じる。
(お父様…ゼペック…フラン…ごめんなさい)
ウェンドリンが死を覚悟したその時、彼女に切りかかろうとしていた小鬼が吹き飛ばされる。
「…えっ?」
その方向を見ていると顔はよく見えないが人間の姿が見えた。
「まさか…フラン!?フランなの!?」
ウェンドリンは顔に喜びの色を出し思わず叫ぶ。
「いいえ、私の名はトランザルス王国の薔薇の聖戦士ジェラルドです」
「……………………はい?」
どこかで聞いたような男の声にウェンドリンは思わず間抜けな声が出てしまった。
285名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 02:43:00 ID:ozEgIsom
ネルが一番メインヒロインの資質があると思う
それはそうと、ギャルゲってメインヒロインが人気一位になる事ってまずないよね
286聖戦士ジェラルドさん2 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/07(木) 02:43:23 ID:nQ3lsnGK
その男の容姿は何処かで見たことがある金髪に水色の鎧、口には薔薇が咥えてある。そして、顔には蝶の仮面を付けていた。
「…えーっと…」
ウェンドリンは言葉が見つからない。
「婦女子の助けを呼ぶ声が聞こえまして参上いたしました。小鬼達よ、このトランザルス王国の薔薇の聖戦士ジェラルドがお相手いたそう」
何故か芝居がかったセリフで小鬼の群れに突っ込んでいく。
そこからはジェラルド(?)の独壇場だった。
手にした槍でバッタバッタと小鬼をなぎ払いもしくは突き刺し、あっという間に全ての小鬼を倒してしまった。
ウェンドリンはその間目を丸くして見てるだけだった。
「…凄い」
思わず声が出る。
「お怪我はありませんか、お嬢さん」
またもや芝居がかった口調だ。
「ええ、助かったわアルソン。貴方がこんなにつy「私はトランザルス王国の薔薇の聖戦士ジェラルドです。アルソンという名前ではありません」…何言ってるのよ!?どこからどう見てもアルソンじゃない!なんか変な仮面かぶってるけど!」
この一言がいけなかったのか
「ウェンドリンさんにはトランザルス王国の薔薇の聖戦士ジェラルドのことを一から知ってもらう必要があるようですね…」
キラーンとジェラルド(?)の目が光った。
「トランザルスというのは、精霊の加護を受けた強大な聖王国だったんですが、邪教団のせいで滅びてしまい…あ、これトランザルスについてプリントアウトしてありますので是非お読みください。
そうですね、王国が滅ぼされた後、傭兵となった王子がどのような過酷な運命を背負ったかというところからお話しましょうか。それで私ジェラルドは…」
(これは一人で遺跡に来た罰なのかしら…)
先ほどからジェラルド(?)は一時間以上自分の設定のことを一人で話している。
「そもそも変な仮面とは何ですか。これはジェラルドが復讐の為に被っているわけで。顔を見られる訳にはいきませんからね。ん?聞いているんですかウェンドリンさん。僕のターンはまだ終了していませんよ!?」
アルソンじゃなかったらどうして私の名前知ってるのよとかあまりその仮面似合って無いわよとかいつからそんなに強くなったのよとかどうしてあんなに謀ったようなタイミングで駆けつけるのよとかそもそも助けなんて呼んで無いわよというツッコミを入れる前に
(はぁ…)
本日何回目かも分からない溜息をウェンドリンはついた。
287聖戦士ジェラルドさん3 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/07(木) 02:46:08 ID:nQ3lsnGK
その頃…

「首尾はどうですか?」
「いや、いねえって。あのお転婆女のことだ。絶対に遺跡に…」
少年の首元に刃が煌く。
「ふふふ…あたしの前でウェンドリン様の陰口を叩くとはいい度胸ですね。それにウェンドリン様は大変お優しい方です。あたしを置いて一人で遺跡に向かうなんてことは絶対にありえません!これは絶対に何者かの陰謀です!
ウェンドリン様があまりにも可愛すぎるから…今頃何をされているのか想像しただけでも恐ろしい…ああ!そうなる前にいっそウェンドリン様を私の物にしてしまえばよかった!
いえ、今からでも遅くないはず!ウェンドリン様!待っていてください!貴方のフランがただ今参ります!」
「…帰りてぇ」
288 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/07(木) 02:48:32 ID:nQ3lsnGK
このスレのウェンドリンSSを参考に俺も書いてみたが…どうしてこうなるんだチクショウ!
思わず勢いで書いちまったぜ
アルソンさんは紳士
変態という名の紳士
そして主人公が変わっても天才少年魔術師と女中の立場は変わらない
あと、今回からトリップ付けた
289名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 10:38:55 ID:OgSxaGVA
アホスwww

しかしフランがスレ内ですっかりヤンデレキャラになってしまったような。
290名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 10:55:37 ID:XrOacyoN
反面、シーフォンがすごく常識人に見えるというw 貴重なツッコミだからかね。
アルソンさんは今日も絶好調ですね
291名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:10:47 ID:ozEgIsom
怪仙ダッタってボスがいるけど、昔怪仙だったなら今はなんなんだろう?
292名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:15:26 ID:5SH7QLhn
わっかるかなぁ…わっかんねぇだろうなぁ
293名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:41:40 ID:ijkPF6U9
しーぽんはスレてて自己中心的で不良だけど本編での言動も常識的だぜ。割と。
294名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:48:46 ID:/aWmHBmP
極悪人とまでは思わないが、殺しも盗みもやってる男を常識的と言うのも抵抗がある
ついでに死者の書や鍵の書を強奪しようとしたり、賢者に暴言吐いたりしてるし
295名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:49:15 ID:g4D99sUU
>>279
>>276の野郎編を考えようと思ったんだが、確かに野郎は女子に比べて
対応する相手がハッキリしてる奴が多いんだよな。
キレハみたいに特定の相手と絡まずヒロイン的なキャラが不在というか。
296名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:52:39 ID:5SH7QLhn
ラバン先生がいるじゃん
297名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 15:56:17 ID:sFXF8MJ+
ラバン先生は確かに男前だが、恋愛に持っていくには無理が…

…いや待てよ。女主人公やネルの子供の頃の初恋相手がラバン先生だった、っていう展開はアリだな。
大きくなったら先生のお嫁さんになる、的なアレな。
298名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 20:23:35 ID:7YyRm6K6
エンディングの会話って、
男性より女性のほうが明らかに恋愛恋愛してるよな。

いや俺は百合属性はあっても薔薇属性はないからそれでいいんだけど。
299名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 20:47:35 ID:qwAy0TgH
アルソン「私は薔薇のさだめに生まれた」
300名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 21:10:11 ID:T7BbIo5S
なんかアルソンが出る度「薔薇は薔薇は♪気高く咲いて〜♪」てフレーズが脳内で鳴る。
301名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 21:16:23 ID:ozEgIsom
馬鹿は馬鹿は♪気高く咲いて〜〜♪馬鹿は馬鹿は♪美しくちる〜〜♪

それはそうと、家のエンダは舌技で夜種プリンセスを凌駕するぞ!
302名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 21:42:23 ID:7YyRm6K6
エンダ「ぼにゅーぼにゅー」の会話を見たときに
ちょうど女主人公だったから興奮した。

エンダ「ぼにゅーってなんだ? うまいのか?」
303名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 22:28:48 ID:oS2eJI1f
「ウェンドリン様、母乳でしたらあたしが出せるお身体にしてさしあげますけどハァハァハァ」
「落ち着けー!」
304名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:04:11 ID:d7iXD0is
ここ見てるとやっぱり騎士編が人気あるのかな。

ヤンデレじゃないフランに挑戦しようかと思ったが、魔法好きの俺は
神官編や賢者編を中心にやるからフランを書けないんだよな。
鍵開けや戦闘で頼ることも多いし思い入れもあるんだけど、シナリオ上の接点がないし、
キャシアス編とウェンドリン編は1回しかやってないから
フランの全容を掴んでるとは到底言えない。
305名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:06:59 ID:qwAy0TgH
テレ子さんの人気がないと?
306名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:15:14 ID:V7VhYwxh
ヤンデレじゃないフランもそのうち書こうと思う
現時点では盗賊編のシリアスになると思う
307名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:25:04 ID:5SH7QLhn
>>301
まあキス勝負はテレ子とエンダで双璧だからな。
一応、普通に進めてもほぼ一撃で終わるテレ子がやや上か。
308名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:27:49 ID:bqUF+HD0
>>305
「眼鏡っ娘」だけでは別に萌えない、むしろイマイチと思うことが多いのに
これが「眼鏡シスター」だとなぜこんなに萌えるんだろうか
309名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:32:03 ID:V7VhYwxh
不良神官だけどなあ
310名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:39:35 ID:DUuHRRsV
――巨人の塔、山頂付近。
突然の吹雪に見舞われたものの、キレハのサバイバル技術のおかげで何とか寒さをしのげる場所へ避難できた。
ランタンの小さな火を囲んで、膝を抱えてうずくまり、吹雪が過ぎ去るのを待つ……。
「肌と肌で暖め合えば体温が逃げないかしら……」
寒さのせいだろうか、キレハの口からとんでもない言葉が聞こえた気がする。
どうやら視覚もやられているらしく、キレハがその美しい裸身を惜しげもなく晒している。
見ているだけで寒くなってきた。
「あなたも脱いで」
言うが早いか、瞬く間に服を脱がされてしまった。
肌を刺すような冷気に慌てて毛布を手繰り寄せると、キレハが密着するように滑り込んでくる。
「ほら、暖めて?」
頭を抱きかかえるようにして胸を顔に押し付けてくる。
その温かさと柔らかさに、頭に血が昇ってくるのを感じる。
確かに暖かくなりそうだ。
「ん……あんまり強くしないで」
朦朧とした意識に任せ、谷間に顔を埋めたまま2つの膨らみを撫で回す。
指先が肌の上を滑るたび、キレハの口から艶を含んだ声が漏れる。
「こっちも……ね?」
硬くなった先端を弄んでいた左手が下半身へと導かれる。
キレハのそこは、もう十分すぎるほどに潤っていた。
凍りついたりしてしまわないだろうか。
「ふあっ、そこっ……!入り口のところが……っ」
軽く挿入しただけで、キレハの腰が弾む。
敏感に反応する箇所を探り、指先で責め立て、また他の場所を探る。
「んんっ!やぁっ!もうっ!」
キレハの呼吸が荒くなり、後頭部に回された腕に力がこもる。
匂いと、感触と、極限状態と、酸欠状態が混ざり合いショートしそうな思考回路を放棄して、ただひたすらにキレハの中を蹂躙する。
「んああああああああっ!!」
雪崩を引き起こさんばかりの嬌声を上げ、キレハがあなたを思い切り抱き締める。
同時に指が噛み千切られるかと思うほどに締め上げられる。
絶頂に達したらしいキレハの小刻みに震える身体を、優しく抱き返す。
「……ふふっ、あったかい」
その微笑が、その吐息が、媚薬のように理性を薄めていく。

吹雪の止んだ雪山に、2人分の荒い息遣いが響き続けたと言う――。
311名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:41:09 ID:DUuHRRsV
ラバン爺さんのアイデアをいただきました編
百合ップルを想定するといいんじゃないかな

ちょっと今、キレハといちゃいちゃ・チュナとぬとぬと・パーシャとえろえろ辺りを考えてるんだが需要があるのはどこかのう
312名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:54:27 ID:Gsm62g3f
>>311
チュナとぬとぬとで
313名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:58:03 ID:OgSxaGVA
GJ
雪山は素晴らしいと思う
あと俺もチュナとぬとぬとに一票で

俺も書いてるが、どうもエロ前が無駄に長いなあ 投げて大丈夫かな
314名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:22:20 ID:pfcfcq2k
>>311
GJ ちんこがないと思ったら百合だったのか
チュナに一票、嫁といちゃいちゃは俺も書いてみたいなぁ
新婚とか夢いっぱいだよね
315名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 01:28:22 ID:wfntROcj
このロリコンどもめ
貴様らの思うようにはさせんから安心するがいい
>>313
案ずるより産むが易しとタイタスさんも言ってた
何とかなるもんさ
>>314
あくまで百合を推奨してるだけで、実名プレイの自分でも何ともないぜ
いや俺が実名主人公でキレハと2人旅してるとかそういうことじゃなくてね
316 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:49:24 ID:Effg3s/c
勝手に>>303の続き

ウェンドリンは逃げ出した!
しかし回り込まれてしまった!
「ふふふ、捕まえましたよウェンドリン様…」
「フ、フラン…こんなことやめましょう…私達姉妹みたいなものじゃない…」
「姉妹のような関係だからこそです。
 こんなこと、私以外にやらせることは許しません」
「フ、フラン…やめて…あっ…」
「ふふふ…口はそうでも体は正直ですね…。
 ほら、こうするとどうなるでしょう?」
「アッー、らめええええええええ!」




「…という夢を見ました」
「とっとと死ね」

頑張ってエロを書こうとした結果がこれだよ!
オチがないなんてありえないじゃない?
例えそれが夢オチだとしても、我々にはオチが必要なのだ!
317ヴァン個別ルート1 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:51:46 ID:Effg3s/c
「まずは西館の方に回りましょう。
あちらは人目につきにくくて進入しやすいはずです」
俺、パリス、ラバン爺はフランの先導の元、闇夜のホルムを駆けていく。
「チュナ…待ってろよ…」
パリスの呟きが闇に消えた。

「あたしはたまにここから出入りしてました」
なるほど、壁に沿う形で薪小屋が建てられてあり、近くには木も生えている。
これなら簡単に二階の窓から侵入できそうだ。
「よっと!」
パリスがロープの鉤を二階の窓に引っ掛ける。
「意外と簡単に進入できたな…」
「油断するな、誰かに見つかったらいくらでも敵が集まってくるぞ。
 下を見てみろ」
ラバン爺の指差す方向を見てみると、
「アルケア万歳!」
「テオル万歳!」
大勢の騎士達が酒盛りをやっていた。
「…床をあんなに汚して…」
「あんな数、さすがに相手は出来ねえな…」
フラン、パリスがそれぞれ呟く。
「上に行くぞ。薄汚え男の声が聞こえてきやがる」
ラバン爺を先頭に、俺達は階段を駆け上がって行った。
階段を上っていると声が聞こえてくる。
「ささ、黄金色のビスケットでございます」
「受け取っておくが、賄賂では方針を変えぬぞ。
独占を続けさせることはできん」
「エッヘッヘ。
賄賂なんてとんでもない。
皇帝陛下への忠誠の証ですよ」
「この声…ピンガーの野郎か…!」
「もう片方はテオルだな。
 ちょうど良い所にいたな」
俺とパリスは一度顔を見合わせて、階段を駆け上がろうとする。
「……ゆらり」
後ろから不気味な女の声が聞こえた。
318ヴァン個別ルート2 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:52:19 ID:Effg3s/c
「フフフッ、鼠見つけた」
「げっ…あいつは…」
パリスが階段の下を見て嫌そうな顔で呟く。
そう、以前ピンガーと共に俺達を襲ってきた女だ。
名前は確かウリュウといったか。
あの時は俺とパリスの2人がかりでも全く歯が立たなかった。
「まずいな…」
一気にテオルとピンガーに奇襲を駆けようと思ったが、これでは後ろから斬られてしまう。
「ほう?客が来ていたか」
「うげっ、ヴァンにパリス!
 ウリュウちゃん、そいつら始末しちゃって!」
最悪だ。
テオルとピンガーにまで気付かれてしまった。
このままでは挟み撃ちにされる。
それだけではない、このままではこの館にいる騎士がいくらでも集まってくる。
「…自由に殺し、自由に殺される。
 戦いの中で人は自由になれる。
 道徳も良心もそこには関係ない」
「相変わらず訳わかんねえ女だ!」
「そんなもん、自由でも何でもねえ」
パリスの悪態に続いてラバン爺の言葉が響く。
「…なに?」
「おい、ヴァン、パリス、フランちゃん。
 あいつの相手は俺一人で十分だ。
 俺に任せろ」
ラバンの声にパリスが顔色を変える。
「バカ言うな!あいつは俺達2人掛かりでもまるで歯が立たなかったんだぞ!
 それを一人で相手だなんて!」
「パリス、余計な心配するな。
 お前は黙ってチュナちゃんの心配をしていろ。
 それと俺をお前達ひよっ子と一緒にするな」
「だけどっ…!」
食い下がるパリス。
「パリス…ここはラバン爺に任せよう」
「ヴァン、本気かよっ!?」
俺は熱くなっているパリスに説得を続ける。
「俺達の知っているラバン爺はありえないほどの自信過剰で
ネルと一緒に風呂に入ろうとしてネルに思いっきり殴られるほどのスケベで
どこからどう見ても浮浪者にしか見えない風貌だが…誰よりも強かった。
ここはラバン爺に任せよう」
「よし、ヴァン。
 この一件が終わったらお前表に出ろ。
 稽古をつけてやる」
俺の説得にラバン爺は不満だったようだ。
…全部本当のことなんだがな。
「…」
横を見るとフランが呆れたような顔をしている。
当然か。
「いいからさっさと行け!」
ラバン爺の叫び声が響く。
「わかった…絶対死ぬんじゃねえぞラバン爺!
 もし死んだら墓に『セクハラジジイここに眠る』と落書きしてやるからな!」
俺とパリスとフランはテオルの元へ駆け出す。
「…ったく、あのひよっこどもめ…。
 待たせたな、ちょいと稽古をつけてやろう」
「後悔するわよ、変態じじい!」
後ろからラバン爺とウリュウの剣がぶつかる音が聞こえた。
319ヴァン個別ルート3 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:52:56 ID:Effg3s/c
「テオル!」
「ギュスタール、曲者だ。
片付けろ」
「応!」
テオルの冷静な声に応えて黒衣の戦士達が現れる。
「ちっ…こんなに多いのかよ!」
「俺達がここで逃げたら今度はラバン爺が挟み撃ちになる!
 やるしかない!」
「ギュスタール!」
俺達3人は黒衣の戦士の群れに飛び込んでいった。

「くそっ…キリがねえ!」
黒衣の戦士を何人か倒したはずだが、敵の数は一向に減らない。
階下に逃げようにも、ラバン爺とウリュウの戦いの影響か階段が崩れてしまっていた。
さらにテオルとピンガーの姿もいつの間にか見えなくなっている。
ここは一旦引くべきか…と考えていると
「ヴァン様、パリス様」
フランの声が聞こえた。
「ここはあたしに任せて窓から逃げてください。
 あたしなら大丈夫です。
 ラバン様じゃありませんが、稽古をつけてやります」
「おい、この数を一人でなんて…」
「大丈夫です。
 あたしにはこういう技もありますから」
フランがそう言うと、フランの体が4つに増えたように見えた。
いや、実際に増えているのだ。
「分身の術…です。
 さあ、ここはあたしに任せてチュナちゃんを助けに行ってください」
俺とパリスは一瞬顔を見合わせて
「わかった…死ぬなよ!」
俺とパリスは窓を出て闇夜に身を躍らせた。
「目を覚ましなさい、ギュスタール!」
後ろからフランの叫び声が聞こえた。
320ヴァン個別ルート4 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:54:00 ID:Effg3s/c
屋根の上を駆けていると、岩山の断面に穴が見えた。
「あれは…」
「とりあえずあそこの穴から入ってみよう。
 何かあるかもしれない」
「わかった」
俺とパリスは簡単な言葉を交わして崖をよじ登り、洞窟内に侵入した。

「…!?」
洞窟内に入ると最初に目に入ったのはすみれ色の結晶だ。
これが広場いっぱいに並んでいる。
さらにそれぞれの結晶の中では、子供達が眠りながら閉じ込められていた。
魔術師達が何やら詠唱をすると、水晶の中に封じ込められた子供達が結晶を震わせて苦悶する。
すると水晶から何やら突起のようなものが出来、従者達がそれを摘み取ってかごの中に回収する。
「これは…一体…?」
俺とパリスが呆けていると
「…かつてアルケアの賢者達はこの結晶を星の精、あるいは単に夢と呼んだ」
部屋の奥からテオルが姿を現した。
「この結晶どもはこう見えて、星々の間に棲む鉱物生命なのだそうだ」
「ごちゃごちゃ言ってるんじゃねえ!
 さっさとチュナを返しやがれ!」
テオルの説明をパリスの怒鳴り声が中断させる。
「ふむ…理解はされぬか。
 仕方ないな」
テオルは何やら考えながら呟くと、何やら呪文を唱えだした。
すると、周囲の結晶が暴走を始めた…。
「な、何だこれは!」
結晶が襲い掛かってきたのだ。
「ちっ…」
子供達を傷つけるわけにはいかない。
結晶は無視して、階下に下りたテオルを俺とパリスは追いかけた。

俺達は部屋の中央でテオルに追いついた。
「我々にはな、美しき夢が必要なのだ。
 それは例えば神であり、祖国であり、理想であり、未来であり、愛である。
 美しき夢がなければ、我々の生は獣と同じ、虚しいものでしかない。
 だが、人ひとりが見る夢はあまりにも小さく、儚い。
 大いなる夢が必要なのだ…」
「そんな訳わからねえ夢のためにチュナ達を犠牲にはさせねえ!」
「テオル…お前をここで倒す!」
語りかけるかのようなテオルの口調に俺達2人は言葉を返す。
「…邪魔するならば覚悟せよ。
 己の身はすでに魔将と化している。
 この力で、お前達を葬り去ろう!」
その言葉を合図に、俺達はテオルに飛び掛った!

「…おのれ…わが師よ…どうか助力を…!」
急所を貫かれたテオルが誰かに助けを助けるように絶叫する。
しかし、何も起こらなかった。
「…こんな、はずが…ない…。
 これは……己の物語だったはず…」
その瞬間、周囲の水晶が一斉に増殖し、テオルの体を飲み込んでしまった。
「何とか…終わったか」
「まだだ…チュナを連れて帰らないとな」
「…ったく、重労働になりそうだな」
「チュナにはあとでしっかり恩返ししてもらわないとな」
「ああ…全くだ」
俺とパリスはチュナの水晶を見ながら苦笑した。
321ヴァン個別ルート5 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:54:21 ID:Effg3s/c
「とりあえずチュナだけは掘り出してきたが、他の奴も何とかしないとな」
「遺跡の探索を続けて元から立たなきゃ駄目だってことだな」
俺達2人は自宅に連れ帰ったチュナを見ながら話していた。
あの遺跡の奥に潜むものを倒さなければこの水晶は壊れないのだろう。
まだ、俺達の冒険は続く…のだが…
「ヴァン…」
浮浪者のジジイが現れた。
「あれから俺を見るフランちゃんの目がどことなくボケ老人を見る目になったじゃねえか!」
「うわあ、ラバン爺生きていたのか、心配したよ(棒読み)」
「お前みたいなクソガキはきっちりしつけないとな。
 来い、久しぶりに稽古をつけてやる」
「ちょ、パリス助けてくれ!」
だが俺の力じゃ変態ジジイの力には適わない。
俺はセクハラジジイに引きづられていく。
現実は非情である。
「やれやれ…」
そしてパリスの呟きとチュナの水晶だけがその部屋に残った。
322 ◆U.QFlXSg0g :2009/05/08(金) 01:55:51 ID:Effg3s/c
ヴァンのキャラがイマイチかも…
あと何故4人なのかは察してくれ
構想ではフランと14歳はもう少し目立つはずだったんだがなあ
323名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:09:46 ID:zEPNDM1j
GJ!爺は変態でも格好良いなー
324名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:42:49 ID:wfntROcj
――アルケアの遺跡に端を発する一連の騒動が終結してから5年。
アイリとチュナの姉妹はホルムの町外れの小さな家に住んでいる。
遺跡探索で発見した遺物は、ピンガーに買い叩かれたとは言え、相当な資産になっていたのだ。
パリスもともに住むのかと思われていたが、ぱりすやが予想外に繁盛してしまい、店舗兼住居を手に入れて一足先に独立していた。
アイリは怪しげな仕事からは足を洗い、ひばり亭で店員として真面目に働いている。
チュナも働くと主張しているものの、姉の強い希望により神殿の手伝い程度に留まっている。
複雑な事情を抱えつつも仲睦まじく暮らしている姉妹の、ある一幕。

「姉さん……っ」
チュナの、切羽詰まったような声。
呼びかけられたアイリは、無言のまま手を動かす。
「やっ、はっ、んんっ!」
妹の豊満な乳房を、慈しむように愛撫する。
しっかり栄養を取れるようになったからか、以前は棒のようだったチュナは、目も眩むような美女へと成長を遂げた。
アイリは一糸纏わぬ妹の身体を舐め回すように眺め、ついでに舐め回す。
「ふあぁ……ん」
チュナは嬌声を上げながら、ただなすがままにされている。

初めから、2人がそういった趣味であったわけではない。
――アイリは、恐怖していた。
遺跡の奥深く、アルケア歴代皇帝が葬られた墓所にて。
彼女のルーツであるという、魔の血を濃縮した異形の白子族に出会い、
あるいはその異形ゆえに幽閉されたタイタス十世に出会い、自らの呪われた血に恐怖した。
そしてその恐怖から逃れるために、子供を産むことから逃避し、異性から逃避した。
――チュナは、不安だった。
かつて石人にされた際、彼女は幸福な夢を見ていた。
しかし、幸福でありながらもどこまでも空虚であった。
姉と兄を失うことなど耐えられなかった。
そんな姉を自分へ繋ぎとめる為に、淫らな行為も受け入れた。
――互いが、互いを大切に想っていた。
歪ではあっても、それは確かに姉妹愛と呼べるものであった。

「んあ、ああああああぁっ……」
ぐずぐずにほぐれた秘所にゆっくりと指が沈み込んでいくと、チュナの口から切ない声が漏れる。
乳首を転がす姉の舌が、肌をくすぐる姉の吐息が、性器をまさぐる姉の指が、全てが愛おしい。
肉体的な快楽と精神的な充足が、美しい妹を高みへと押し上げていく。
如何に呪わしい身体であろうとも、愛する人を悦ばせることができるのだ。
その事実だけで、アイリも達してしまいそうになる。
「あ……に、ほん……っ!なか、ん、いいよぉ」
姉の呼吸はさらに荒くなり、妹の声はさらに余裕を失い、そして。
「んんんんんんんっ!!」
「――ぁっ!!」
絶頂に震えるチュナの脚がアイリの股間を擦り上げた瞬間、アイリもまた絶頂へと駆け上がった。

もはや日課と化した交わりを終え、静かに就寝する姉妹。
翌日には、これもまた日課と化した隣家への騒音に対する謝罪が待っている――。
325名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:44:42 ID:wfntROcj
アイリ×チュナのぬとぬと編
今回のアイデアは>>36氏の一言から発展させますた
他人のネタ膨らます方が楽なのでみんなもっと雑談するといいよ
326名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 00:20:38 ID:2FI3y2B9
これは良いぬとぬと
姉妹レズは素晴らしいな 大好物だ

キレハ口上も来てたし、凄い勢いで伸びてるなぁー
327名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 00:27:13 ID:QRSBrpmt
ナイスチュナ。

探索中に閉じ込められる系のシチュっていいよね。
龍の塔上層の落っこちた先でキレハと二人で休息とか
大廃墟に二人で閉じ込められてなんか間がもたないとぼやくキレハと聖なる場所で休息とか
小人の塔の落とし穴に落っこちてキレハと狭い部屋で二人きりとか
雪山の登山中に吹雪が止むのをキレハと二人で待つとか

うんだめだキレハしか浮かばない。
でもネルと二人きりとかもすごくドキドキしそうだぜ。
328名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 00:56:59 ID:jOWCn+1R
>>325
パリス「はいは〜い、覗き穴はこちらですよ。10分30Gです」
329名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 01:06:55 ID:QRSBrpmt
安すぎるっ……!
330名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 01:18:31 ID:DISyIaOz
おふぅ、あまり気合入らなかったのに意外と好評なようでドキドキしちゃってるんだぜ
何レスにも渡ってどばっと書くより細切れな方が得意っぽいんだけど
毎回1レス分のみとか短くてもいいのかな
そもそも毎度読者にアンケートとってる俺はどんだけ自信がないんだ

>>328
なるほど、薄利多売こそがぱりすや繁盛の秘訣……ッ!
331名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 01:21:17 ID:jOWCn+1R
アイリ「最近、パリスに来客が多いな」
パリス「え? えーと、ほら、俺って人気者だから」
チュナ「さすがお兄ちゃん、友達いっぱいだね」
332名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 09:12:12 ID:YhbNCxkl
うはwwwwバリスwwwww
333名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 10:30:30 ID:QRSBrpmt
パリス「チュナの純粋な言葉に良心が痛むぜ……」

シーフォン「ならやめろよ」
334名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 13:31:38 ID:WYv08ewh
ふたなり、ネタバレあります。IDでNGして下さい。


「わふッわぅうっ! とまん、なっ、ぁっ、はっ!」
「きれ、はぁぅ、かはっ、ぁっ、ぅ……!」
長い髪を振り乱し、二人の娘が絡み合っていた。異形の獣と化した四肢が下になった娘を押さえつけ、
ありうべからざるモノが鈍い粘液音をたてて娘の秘処へ出入りを繰り返す。浅ましく腰をくねらせ、
嬌声が高鳴り、息が詰まる。木々の合間から差し込む月光に、白い喉を晒して歌声が重なって、果てた。
「フィー、また……っぷ、ぁ」
「んむ、んっ、ぅ……ぁぷぁ、ちゅ……」
ぺたりと耳を伏せ、息を整えていたキレハに白く細い腕が絡みつき、若き賢者の唇がそれを塞ぐ。
理性を蕩かす匂いをいっぱいに吸い込み、よだれが垂れるのも構わず唇が重なる。
月影の下でも、理知的だったはずの目が情欲に潤みきっているのがわかった。彼女をそうさせたのは、
キレハ自身なのだから。
ホルムを離れて数日、キレハはフィーの思いを受け入れ、二人で影を探しに出たことを既に後悔していた。
間が、もたない。ただでさえいっぱいいっぱいなのに、二人きりでは顔も直視できない。
複雑な乙女心と具現した混沌を意思で押さえつけ、意地で抑え込み、妥協して手で処理し、
そして彼女に見つかった。あとは二人して転げ落ちるばかり。
ひとしきり互いの舌を貪りあうと、粘液の糸を引いてキレハは滾る混沌を引きずり出す。
普段ならばそろそろおとなしくなってくれるはずのそれは、今夜に限っては狂おしく疼き、主を煽り立てていた。
ゆるゆると体を起こし、心配そうに顔を見上げてくるフィーの汗みずくの肢体から、目を離すことができないまま、
キレハは何度も唾を飲んで喘ぐ。
蠱惑的に成長した身体を隠す長衣も今はなく、股ぐらから垂れる二人分の粘液の臭いが、鼻腔からキレハの
脳髄を灼く。
「く、ひっ!?」
それを大きく脈打たせ、形の良い乳房を揺らして仰け反ると、キレハは盛大に精を放った。
顔を彩る粘液に、フィーは目を細める。
「嘘……熱い、なんで……おさまらない……」
335名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 13:32:00 ID:WYv08ewh
「今度は、お口で……」
彼女の欲望なのか、キレハを思ってのことなのか、うわずった声はひどく遠く聞こえていた。
心臓は早鐘を打つよう、視界は霞がかかったようにぼやけ、頭もずきずきと痛む。
キレハはその感触に覚えがあった。二度と戻れないかもしれないことよりも、彼女は自分がフィーを
どうにかしてしまう事の方が恐ろしかった。キレハは必死に言葉を紡ぐ。果たして、この声は届いているのだろうか。
力無く放り出された手足が歪み、輪郭が乱れる。月の光が途切れ、フィーは反射的に見上げる。
満月の光は途切れたのではなく、遮られたのだ。そこには、黒々とした毛並みの異様な獣がうずくまっていた。
『 こない で 』
『 にげないと おかし ちゃう 』
フィーは狼の毛並みに手を埋める。今離したら、今度こそキレハは混沌に呑まれ、二度と戻れないかもしれない。
一度目は囁くように。二度目は震える声で。三度目は叫ぶように。フィーは彼女の名前を呼ばわった。
長大な舌が顔を舐め上げる生暖かい感触に、フィーは目を瞑った。生臭い吐息が顔に掛かる。
これで落ち着いてくれるのかしら。素肌に触れる毛皮らしきものは、暖かくてひんやりと冷たい。
陽炎のように揺らめく輪郭を抱き留めようと伸ばした手は、したたかに下生えに打ちつけられた。
獣はその巨体でフィーを押しのけ、背中にぼたぼたと唾液を垂らしてのしかかる。
本能が獣を突き動かしていた。この牝と繁殖しろと。そしてそれは同時に、キレハの欲望でもあった。
フィーが理解するよりはやく、獣はその膨れ上がった生殖器を大きさの合わない肉洞へと、深々と突き入れた。
「ひ……はっ?!」
巨大すぎるそれで押し広げられ、突き上げられ、目を見開いて娘は肺の中の空気を全て押し出す。
股から裂かれそうな圧迫感に、フィーは地面に爪をたてて身をよじる。胎内で膨れ上がり、脈打つ、
熱くて硬い肉塊は混沌の粘液を分泌し、粘膜に塗り込めていく。獣の毛皮が背中をくすぐり、
フィーの身体は下生えに押しつけられた。その巨体に相応しい長大な肉で貫かれ、娘は金切り声を上げる。
臓腑ごと引きずり出されるような、内臓が全て口から出てしまうような。異形のそれに蹂躙され、
視界は白く濁り、脳裏は刺激で灼けるよう。キモチイイのだ。その異形の獣の陵辱は、
例えようもないほどの悦楽で賢者の娘を狂わせていく。
「あぇっ、あっ、はっ、あ゙っ、え゙ぁ゛……!」
獣が大きく身を反らせる。フィーの胎に、混沌そのものが勢いよく注ぎ込まれた。脈打つ度に腹が破れそう
なほど流し込まれる熱い粘液に、フィーは目を剥き、よだれを垂らして掠れた嬌声を絞り出した。
「……ぇ゙お゙……は……とま……た……き、れ……は……きれは……」
獣の射精が収まると、彼女は苦しそうに声をあげる。しかし、返事の変わりに彼女の胎内で、獣の肉が大きく
膨れ上がった。瘤のようなそれが入り口を塞ぎ、圧迫感と拡張感でフィーは呻く。腰が砕けそうな刺激に
彼女は理解した。この獣に、本当に孕まされてしまうのだと。
のしかかっていた巨体が離れ、獣の交尾が始まった。地面に爪を立て、フィーは逃れようともがく。
しかし接合部はがっちりと繋がり、離れるどころかおぞましい粘液の一滴も漏れ出ることはない。
最奥まで粘膜を押し広げて肉の塊がねじこまれ、灼けるように熱い濃密な獣汁が、賢者の娘の胎を満たしていく。
彼女の下腹が膨らんでもなお交尾は終わらず、獣が身を震わせる度に、娘はがくがく身体を揺すられる。
見開いたままの目にもはや光はなく、よだれを垂らす口は力ある言葉を紡ぐ役目を終え、
意味のない音を漏らすばかり。
やがて、一際甲高く咆吼し、獣はゆらりと崩れ落ちた。その巨体は溶けるように形を失い、地に倒れ伏して
いるのは、白々とした月の光に輝く裸身を晒し、ぴくりとも動かない二人の娘だけだった。
336名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 13:34:26 ID:WYv08ewh
とってつけたようなハッピーエンド

「ケダモノ」
「う、うー……」
「けだもの」
「悪かったわよ! だいたいあなた私なんかのために」
「お手」
「何よその手は。怒らないから正直に」
「ちんちん」
「……っ!」
「……ケダモノ」
337名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 14:12:31 ID:QRSBrpmt
男主人公だったら逆レイプで獣姦ですね、わかります
338名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 17:14:15 ID:sds7hHXI
良作ラッシュでGJが追いつかないぜ。

>>324
これは素晴らしいチュナ。ナイスアイリ。
姉妹っていいよ素晴らしいよ。

>>334
まさか獣姦が見られるとは思ってなかった。ナイスサプライズ!
キレハは言うまでもないしフィーかわいいよフィー。
339名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:15:43 ID:DISyIaOz
獣姦・・・なるほど、獣姦か
しかしキレハは大人気やね
340名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:23:14 ID:XJW5BCNT
>>339
タイミング的に燃料投下直後で旬だし、汎用性高いしなあ。
どの主人公で始めてもとりあえず初回で存在を認識できるし
特別関係が深いキャラがいない分誰と絡めてもおいしいというか。


ところで主人公同士は同時存在しえないんだけど、もし同一世界にいたらみたいなことを考えてたら
ヴァン×マナとキャシアス×フィーという組み合わせにうっかり目覚めてしまった。
前者は基本は人のいい訳アリインテリヤクザと心優しいシスターって結構定番じゃないかと
後者は将来を嘱望されている若君と人の役に立ちたい献身的な医者の卵って悪くないんじゃないかと
恋愛カップルじゃなくてキャシアス←フィーは「尊敬」、逆は「妹」みたいなコンビになりそうだけど。
341名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:26:48 ID:2FI3y2B9
>336
おっしゃGJ。エロいキレハは可愛いなあ。

>340
繰り返す時間がどこかで捻れたりとか、そんなシチュならアリかも。
遺伝子的には近親相姦ど真ん中だが。しかしそれがいい。
342名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:28:00 ID:dYFYqtqe
>>340
ヴァンを顔3、マナを顔4にすると何かお似合いな気がする
まぁ俺の組み合わせなんですけどね!
343名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:29:15 ID:DISyIaOz
>>340
兄弟どころか言わば同一人物・・・ッ
>>341の言うとおり、子供作ったら十世の悲劇再びな気がする
344名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:34:45 ID:ucGFroKU
>>340
顔3のヴァン、顔4のマナならほのぼのとした雰囲気
顔1か2のヴァン、顔3のマナなら青年誌とか深夜アニメっぽいクールな雰囲気になりそう

顔2のキャシアスと顔4のフィーはすごく和みそうだ
345名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 00:28:52 ID:XBVx/6wc
タイタス一世に時空の狭間に吹き飛ばされて出会うとかね。
346名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:08:24 ID:bVGkZuTT
パラレルワールドだと思ってたけど実はそうではなく、
白子族の裔は4人いて、それぞれ賢者、騎士、罪人、神官だけど
洞窟を見つけた一人だけがタイタスの器に相応しく
他はジャンクっていう考え方も無理ではないかも。
まぁ性別については完全パラレルだけど。
347名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:31:31 ID:iA70sqJ7
タイタス一世
「お嬢様が運命の荒波に突然投げ込まれる。これはたまらぬ。
 だがあの賢者の弟子はなんと言おうか、いじめたい。涙目にさせたくてならぬ。
 いや待てよ、あの踊り子も……なかなかだ。
 巫女もいい。聖職を悩ませ、汚す……まさに浪漫だ。ううむ……」
348名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 04:35:25 ID:UPoDfUn1
一世さんには必死に秘石捨てないでーって言ってる印象しかないです
349名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 05:03:27 ID:E/msNNtg
1世さんは宮殿やら墓所やらでおどろおどろしいイメージを持ってたから
己さんとかの体パチってキザい事言いながらふわふわ飛び回る軽い姿で
なんというかその…威厳が薄れた。
350名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 05:12:52 ID:4TBztT0K
本編の時点では普通にかっこいいラスボスだと思っていた
例のおっぱいの歌で何かが壊れた
351名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 12:13:35 ID:39kmqfJv
>>347
胸の大きさで選ぶのはよくないことなんですねわかります
352名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 12:53:33 ID:bVGkZuTT
>>348
タイタス一世「やめろ、馬鹿。それを捨てるなんてとんでもない」
こうですね、わかります。
353名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 14:25:14 ID:wMC5Ws29
>>352
でも主人公(つかPL)には
「捨てるなよ! 絶対捨てるなよ!」
と解釈されるんですね、わかります。
354名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 14:52:01 ID:bVGkZuTT
>>353
プレイ中も実際マジでそういう風にしか見えなかったしなw
ニヤニヤしながら気持ち良く投げ捨てました。

ところで今ネルメインでプレイしてるんだが、
宮殿の風呂でネルが全裸になるとか
古代都市の闘技場で逃げ出してネルが頭部を打ち砕かれるとか
文章読んでるだけでなんだかすごく申し訳ない気分になってしまった。
355名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 14:56:38 ID:39kmqfJv
闘技場で間違って逃亡押したときは…
うん、すまないその手の嗜好がある人にはなかなかあれな瞬間だよねうん
一回フランでやっちまった俺がいる
356名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:22:11 ID:tCtPjWJL
リョナか……
生け贄の祭壇にフランを捧げてハァハァしたことなら。

あと妄想として……
戦場で乱戦の末、騎士の嫡子を庇ったフランが腕を切り落とされて、テレージャに手当されるんだが、
「切れた神経を繋ぎ治す時にかなりの痛みがある。本当は火酒なり麻酔なり含ませるんだが、
 今は余裕がない。堪えたまえ」
とか言われて回復魔法をかけられてる間、木切れを噛み締めてのたうち回って失禁して、
それでも真っ青な顔で主人公に「大丈夫です」とか言う場面が画面外で展開されてるといいなーとか
そんなことを思ったことがある。
この世界の回復魔法って泥臭そうだし。縫ったりしてるあたり。
357名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:25:50 ID:CPnaz0yn
>>355
同じ種類の変態かどうかわからんのだが
竜退治にエンダを同伴できるうえ、
そこで取れた竜の肉を食べさせることができると気付いた時は異常に興奮した
358名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:38:42 ID:39kmqfJv
タイタスに操られたキャシアス/ウェンドリンに攻撃されて傷だらけになりながらも反撃できないフランもおいしいシチュだよな
ていうか、普通に戦闘シーン見ててキャラのHP減少だけで萌えられるようになった俺、変態だ。
 
あと回復魔法といえば「傷口に手を触れた」ってちょっとエロいよなと思った
主人公に、回復するからちょっと服をたくしあげて傷を見せてくれといわれておろおろするキレハさんとかどうよ
359下手:2009/05/10(日) 15:42:03 ID:yOfeL9Ot
>>357
「エンダの仲間もうどこにもいないのか?」

ヤンデレにできるな
360名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:47:12 ID:4TBztT0K
「傷口に触れる」の同士が現れるとは。
女キャラの傷口に触れるのもエロいが、逆に女キャラが傷口に触れるのもなかなかいい。

>>354
宮殿の風呂は最初よくわからなくて、とりあえず主人公を入れたんだが
女主人公が男二人の前で全裸になって風呂に入るから
「危険だと分かっていて」のくだりに思わず「別の意味で危険だよな」とツッコんだ。
361名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 15:59:32 ID:3sBWBTVD
あの五竜はおそらく、「名付けの術」を使われなかった成れの果てなんだろうな。
名前が付かないと、知性を獲得出来ないみたいなこと言ってたし。
362名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:04:32 ID:39kmqfJv
エンダをスルーして名づけの術覚えたままクリアした俺が通りますよ
5竜に対して使ってみたら妙齢の全裸女性に…ならないか
363名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:06:52 ID:B/IpsSUw
>>361
前の体の力を身に付けるための試練だと思ってたわ
364名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:18:51 ID:bVGkZuTT
多分スケールの違いからして過去のエンダは竜の中でも特別な存在だろうな。
「竜の塔」の竜は結局エンダなわけだし、竜王石とか使うからやっぱ竜王なんだろう。
つまり名を持ち知性のある竜は作中で登場するのはエンダだけで、他の5竜は夜種でいうところの小鬼クラスとか。
365名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:31:23 ID:iA70sqJ7
緑「赤竜が倒れたか」
黒「奴は我ら五竜の中でも一番の小物」
白「温泉に浸かりすぎて鱗までふやけたか」
青「あと千年寝たら本気出す」
366名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 17:29:12 ID:OenkWS5Y
そういや竜の卵すでにいくらか孵ってた感じだったなー
367名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 17:33:20 ID:4dhyen15
>>364
もう一匹いるじゃないか。悪意たっぷりだけど。
太陽のど真ん中から襲い掛かってくるのが。
368名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:04:51 ID:UvYCOo3b
>>367
あれは竜の形した星の化身あたりじゃないのかw
369名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:19:54 ID:Ip/CJ6t3
>>355
モロにその手の嗜好がある俺はついついやっちゃうな、逃走。
うちのキレハは全裸でもエルバクスさん屠れるけど
今でもちょくちょく逃げてもらってます。
370名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:21:06 ID:UPoDfUn1
リョナもいいけど逆リョナとかもいいと思うの
ネルの怪力設定で色々膨らむ
371名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 22:58:31 ID:06lxDlHZ
>358

秘石で操られたキャシアスの剣を受け、袈裟懸けの大きな傷跡が残ったフラン。
責任を感じ、謝罪するキャシアスだったが、フランは、
「お役目のために傷を負う覚悟はできています。
 このくらいの傷跡、誇りこそすれ、何を恥じることがありましょう」
と気丈に微笑む。
キャシアスにはそれが痛ましく、何も言えなくなる。

しかしその実、フランは夜ごと傷跡に指を這わせ、陶酔の態で自慰に耽っていた。
「キャシアス様に刻まれた傷……あたしの肌がキャシアス様の剣に、
 切り裂かれて、犯されて……ああ……」
その手には、キャシアスが食事に使ったナイフ。
傷をなぞるように往復させ、あの瞬間の熱さと痛みを反芻する。
貫かれ、抱き締められているような幻灯に酔い、フランはシーツを噛み締めて喘ぎ泣く。


という妄想が湧いた。
372名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:39:33 ID:39kmqfJv
けしからん、実にけしからんなもっとやれ
こういうのも一種のヤンデレと言うのだろうか
373名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:43:36 ID:XBVx/6wc
魔将アイビアみたいになって仕え続けるとか
374名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:47:25 ID:rYzCoAZl
「川の娘」と「ヴァラメアの魔女」読む限り、アイビアは相当なタマだぞ。
375名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:55:50 ID:XBVx/6wc
好きな男と結ばれるためには世界すら滅ぼすというのは、ヤンデレにはよくあること
376名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:47:55 ID:AaB97rhP
ツンデレとその派生は個人個人で差がありすぎてよく分からんな
377名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:53:39 ID:2M0adkN+
――二週間後。
子供たちの無事を含む諸々を祝う宴を終え、遺跡関連の後始末も終え。
ようやく、のんびりできる時間が戻ってきた。
しかし、遺跡発見前と異なる点がただ一つ。
「……うぅ」
隣には、緊張でガチガチになったキレハが身体を横たえている。
共に遺跡を探索している内に、いつの間にか深い仲となり今に至る。
全てを終わらせて落ち着いたところで、恋人同士としてそういう行為に及ぼうかというところではあるのだが。
「べ、別に怖いわけじゃないわよ。
ただ、初めての体験に戸惑ってるだけで!と言うか初めてなんだから優しくしなさいよ?」
気丈に振舞おうと意識しているのがバレバレだ。
自分も初めてだから余裕がないかも知れない、と前置きをして唇を重ねる。
初めは軽く触れるだけ。次は押し付け、さらに深く強く。
キレハも積極的に舌を絡ませてくる。
「ちゅ……んむっ、ふぁあ……」
積極的、というよりも焦っているようにも見える。
本当は臆病な愛する人の身体を抱き締め、服の上から綺麗な形の乳房を撫でる。
「ん……何か変な感じね」
慣れない感覚に身をよじるキレハ。
気持ちよくなってほしい、その一心で唇に、首筋に、露出している部分全てにキスを散らす。
髪から爪先まで、全身をくまなく撫でる。
技巧に自信はなくとも、想いだけは伝わるように。
「……ぅ、ちょっとやらしい」
その想いが伝わったのか、しつこい愛撫のおかげか、段々とキレハの肌が上気してくる。
胸のふくらみの頂点も、硬くなっていることがはっきりわかるほど服の上に浮き出ている。
「んんぅっ!……さ、触るなら先に言ってよ」
無茶な話だ。
「あの、その、十分気持ちいいんだけど……ね。そろそろこっちもお願い」
キレハがそっと腕をとり、下半身へと導いてくる。
他の誰も触れたことのないはずのそこは、汗ではない粘液で少し湿っていた。
「あっ、や、音させないで……」
可能なのだろうか。
残念ながら初体験だらけで要望に応えることはできそうにない。
しかし、ある程度の知識はある。
後の痛みが少しでも小さくなるように、執拗に丹念にほぐしていく。
「……やだ、何で、こんな……っ」
少しずつ、少しずつではあるが確実にキレハが感じてくれている。
その事実を認識するだけで、愛撫により熱が入る。
「……うー、あー、もう!私にばっかり気を使わないであなたも気持ちよくなってよ!」
叱られてしまった。
「いつまでも触られてるだけだと逆に緊張するの!やるんなら一思いにやりなさいよ!」
そこまでキレハにねだられては男として応えないわけにもいかない。
むしろ男としてそろそろ限界だ。
キレハを一度抱き起こし、座った自分の膝の上に乗せる。
「え、この体勢で……?か、顔が近いわよ」
両腕を背中へ回させ、抱き合う形になる。
「痛かったら爪立てていい?……相変わらず妙なところに気が回るのね」
もう慣れたけど、と呆れた顔で肩をすくめる。
その表情はいつもと違いとても煽情的で、強く女性を感じさせる。
「じゃあ……挿入れるわよ、って、これ、本当に……?」
硬くなった肉棒にキレハの指が触れる、それだけで昂ってしまう。
378名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:54:02 ID:2M0adkN+
不安そうな顔をするキレハを優しく抱き締め、ゆっくりと侵入していく。
「んっ、あ、ああぁ!?」
狭い通路を押し広げ、何かを貫く感触。
同時に、背中に鋭い痛みが走る。
快楽と、激痛と。二つの強い刺激に、意識が一瞬白くなる。
「ぐぅ……ちょっと、動かないで……」
キレハと密着し、敏感な部分が締め上げられ、背中には爪が食い込んでいるのに動くなというのはある種の拷問だろうか。
なるべく繋がっている部分を動かさないように、キレハの頬を伝う雫をキスで拭う。
何分の一かでも、痛みを共有できているのだろうか。
苦痛に歪むキレハを見ていると、自分だけが快感を得ているようで申し訳なくなってくる。
「だい、じょうぶ……覚悟はしてたし、嬉しいのも、あるから」
無理に微笑もうとするのがたまらなく愛おしく、そっと抱き締める。
「気を使わないで、って言ったでしょ……動いて、いいわよ……っ」
強がっているのは、わかる。
それでも、これ以上は耐えられない。
キレハと一つになれた幸福感と、直接的に送り込まれる快楽とで、理性が溶けていく。
「んあっ、はっ、ああっ!」
密着させたままの腰を、本能のままに突き動かす。
激しい動きは難しいが、全身が擦れ合う感覚が容易に絶頂を引き寄せる。
「やあっ、あああっ、あああああああ!!」
キレハが一際長い絶叫を漏らすと同時に、小刻みに震える膣内へ欲望の滾りを吐精する。
「あぅ……き、気持ちよかった……かも」
脱力し、もたれかかってくるキレハを支えながら、充実した虚脱感の中で耳元に愛を囁く。
「うん、私も……好き、よ」
いつになく素直なキレハの表情が見られなかった、そのことが少し残念だった。

「……私の『影』って」
丸まって腕枕を堪能しているキレハが、ぽつりと呟く。
「やっぱり、大事な人を傷つけてしまうのかも知れない」
背中のことだろうか。
「それもあるし、この腕もそうよ」
感情の読めない表情で、傷痕の残る腕を撫でる。
それは、混沌に切り裂かれた名誉の負傷。
「こんな想いをするなら、いっそ……」
世話好きなのに、突き放したような言動。
臆病なのに、気丈な振る舞い。
そうして人と一定の距離をとろうとしていた、キレハ。
自分の中に眠るものを恐れていたのだろう。
そんなことはない、と否定するのは簡単だ。
しかし、それではきっと気に病むだろう。
だから。
少しぐらい痛くても、キレハを失う方がよっぽど辛い。
そう、自分の都合だけを伝える。
「……もう。勝手な人。私の気持ちなんか全然……っ」
その言葉を、唇で塞ぐ。

――翌朝。
「あら、起きた?もう少しでご飯できるから待っててね」
台所には、いつもと変わらぬ笑顔のキレハ。
その料理の腕は、ホルムの誰よりも信頼できる。
だが、今日の自分には。
昨日のキレハの方が、多分美味しかった――。
そう口に出した瞬間、針の穴を通すような正確さで飛んできたおたまが眉間に直撃。
問答無用で二度寝へと墜ちていくことになる。
379名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:55:32 ID:2M0adkN+
キレハと大事な大事な新婚初夜編
あんまりエロくない、むしろ俺にはエロは無理だ
一日一本ずつぐらい書きたかったけど気付いたら日が変わってました
380名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:05:12 ID:o8vFzn/J
嫁の新婚初夜は俺の特権妄想だったのに!
くやしいっでも……ビクンビk(r
GJ。
381名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:11:10 ID:/YhqWHIz
そんなあなたにGJ。
嫁キレハは凶悪だな。
382名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:47:03 ID:JgCYvVd2
GJ以外の言葉が思いつかない。
コレは素晴らしいな…
383名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 08:39:41 ID:2M0adkN+
あんまり誉めすぎると調子に乗って何か書くからやめといた方がいい
しかしそろそろネタ切れたからもっと雑談しようぜ!
キレハだと高確率で貰ってくけどそれ以外でも無理矢理キレハの話にしちゃうぜ!
今回のも傷がどうのこうので思いついた後戯のいちゃいちゃがのりのりだったし
384名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 12:26:17 ID:LVWF2MVw
親友だと思ってた娘が戦争に行くというので、心配なのでついていったのですが……
なんだか薄笑いを浮かべて、おぞましき鉄串で10人くらいずつ貫通していました。
半年前まではあんなではなかったので驚いていると、
その娘といつも一緒にいる娘もひどく興奮した様子で、
「御立派です……あたしも貫いてほしい……」
などと口走っていました。街の将来が心配です。
これからは付き合い方を考えた方がいいのでしょうか。

(ペンネーム コナン・ザ・グレートさん)
385名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 13:07:31 ID:HaVjboMh
グッドエンド後にキレハさんの故郷まで一緒したらムコを連れて来たという扱いになって
族長が『己の影を探して来いとは言ったが婿を探して来いとは言っとらんぞワハハハ』
みーたーいーなー
386名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 22:35:00 ID:/YhqWHIz
>384
開き直って混ざるといいと思うよ、おおあばれで!
387名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 22:36:50 ID:01A9i1Iq
>>385
いや影と言うのは人生の伴侶という意味だったのかもしれん
光に影がよりそうように
388名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:21:51 ID:0QP8NKCE
「――ごめんなさい」

大河の辺で、他愛もない話をしていた。
外で風を感じている方がゆっくりできる、というキレハの意見だった。
暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか、と丸い月を見上げた時だった。
気付けば、河岸の草むらに押し倒されていた。

「ごめんなさい……でも、我慢できないの」
謝罪をしながらも、服を脱がせようとする手は止まらない。
その頭部には、<狼>の耳が不安定に揺れている。
別に、謝ることではない。
これが初めてというわけではない、外では初めてだが。
正直に言えば、キレハを押し倒したいと思ったことがないわけでもない。
だから、謝ることではないのだ。
「あむっ……」
一物が外気に一瞬だけ晒された後、すぐに温かい何かに包まれる。
混乱した思考に快楽を流し込まれ、意識がまとまらなくなっていく。
積極的なキレハに違和感があるとか、
異形と化した腕に押さえ込まれると抵抗どころか身じろぎすらできないとか、
そういうことがどうでもよくなる。
「んっ……ちゅ……はぁっ」
咥えながら自分も慰めているのか、時折びくびくと震える。
何かに急かされているような印象を受ける。
しかし、射精を急かされているような状態では何ができるわけでもない。
「ごめん……もう、ダメ」
三度謝って自らも服を脱いだキレハの秘所はすでに万全とも言えるほど濡れそぼっていた。
下半身も、太股の途中まで異形と化している。
そんな状態で、一気に腰を落としてくる。
「ああっ、入って……!」
こちらのことなどお構いなしに、貪るように腰を振る。
快感を得るための道具のような扱い。
それでも、その激しい動きに否応なしに身体が反応する。
「はっ、あっ、あっ、あんっ、ああっ、いいっ!」
ヒトとケモノの混ざったような肢体で、ケモノのように交わる。
そのキレハの姿がたまらなく淫靡で、美しい。
「イって……中に……!ちょうだいっ!!」
その一言が引き金になり、キレハの膣内に白濁を吐き出す。
搾り取られるという表現の方が正確か。
「あぅ……はぁ……まだ、足りない……」
……幻聴だろうか。
「もっと、もっとちょうだい……っ」
一息つく暇もなく、再びキレハが腰を振る。
捻りを加え、締め付けられ、出したばかりだと言うのにすぐに硬さを取り戻す。
「んあっ、ああああああああっ!!」

「――ごめんなさい」
四度目の謝罪は、五度の絶頂を迎えた後だった。
「その、何て言うか、自分じゃない自分に動かされて……なんて言ってもダメね。言い訳にしかならないわ」
要約すると、満月の夜は混沌の力が強くなって制御が難しいらしい。
そして普段は押さえ込んでいたものが性欲という形で暴発した、と。
「謝って済むとは思わないけど……ごめっ、んっ!?」
六度目の謝罪の言葉は、無理矢理唇で止めた。
いや、止まってなかったかも知れない。
どちらでもいい。謝ることではない。
自分にもあるように、キレハにだってしたくなることはあるだろう。
求められれば、応えていきたい。
何より、いつもと違うキレハは新鮮で、美しかった。
「……ばか」
いつも通りに照れるキレハもまた美しかった。
389名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:23:43 ID:0QP8NKCE
キレハさんと獣姦?編
もっとがんがん犯すようなイメージだったのにぬるくなった
どうせぬるぬるでいちゃいちゃしか書けませんよ!純愛派ですから!
あと満月云々は捏造した、許すがよいよいよい
390名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 01:58:24 ID:cUo95Kkk
よくやった、メロさんの手料理を食う権利をやろう。
SSのキレハがどれも可愛すぎてたまらないんだぜ
391名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 20:04:05 ID:UYLuecLb
GJである。

キレハの半獣形態のビジュアルって、腕とか脚が艶やかな体毛で覆われてる感じだろうか。
全裸だと見た目にも美しそうだな。
392名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 20:58:38 ID:0QP8NKCE
キレハといちゃいちゃするのにもマンネリ気味なので何か新しい風を取り入れたい
もっと貴様らの本気を見せたまえ紳士ども

>>390
うちの嫁以外の手料理を食べる気はありません><

>>391
人外っ娘の魅力が少しでも伝わればこれ幸いである
393名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:28:12 ID:tV561E/k
>>392
描きかけの眠り姫で良ければどぞ。
エロくないです。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/46053
pass「ruina」
そのうちシブに色塗り版うpします。
394名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:53:59 ID:KzF6HTNu
>>393
GJ! 乳首がエロいね
395名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 22:21:58 ID:UYLuecLb
かなりイイんだが、乳首にしか目がいかなくて困る
寝てる間に色々といたずらをしたいな

キレハは逢瀬の次の朝、寝起きに裸のままちょっかいを出すと良い反応をしてくれそうな気がする
起き抜けでぼーっとしてるからツンが出ずに妙に素直
頭を撫でると犬みたいにクンクン鳴いたり
396名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 22:35:19 ID:0QP8NKCE
>>393
これはナイスキレハ
なるほど・・・寝込みを襲う、か
397名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 01:12:01 ID:RJ+8Its4
しかし最近の盛り上がりはいいね
職人含め、スレの人口はどのくらいなんだろうか
398名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 01:14:30 ID:kEGciEez
座敷犬は腕枕をせがむんだ
つまり座敷キレハさんは
399名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 10:59:22 ID:jDjFiUhY
キャシアス×フラン グッドエンド後
顔は1を妄想している 異論は認める
まだ途中 続きはなるべく近くに
オリキャラオリ設定あり
400名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 10:59:53 ID:jDjFiUhY
「ザクセン伯のお嬢様、綺麗な方ですね」
 宵闇に淡く灯を点し、寝台に腰掛けて寄り添う甘ったるい一時の最中、ぽつりと漏れた
フランの一言が、キャシアスをたじろがせた。
 何気なく切り出した風を装いつつも、フランの声音には切実な思いが秘められている。
 肩を抱くキャシアスの、腕のこわばりを感じ取ったのだろう。
 フランはすぐに自分の言を後悔した様子で、
「申し訳ございません、差し出がましい口を……」
 と、悄然とこうべを垂れる。
 キャシアスは、いや、と首を振り、済まない、と詫びる。
 フランが、首を強く振り返す。
「いいえ、いいえ。あたしの身勝手な妬心です。キャシアス様が悪いことなんかないです。
 あたしだって納得して決めたことなのに……だからどうか、そんなお顔をされないで。
 あたしの失言です。あたしをお叱り下さい」
 捲し立てるフランの両手が、キャシアスの逞しい胴へしがみつく。
 俯いた彼女の目元が熱く潤んでいる気配を、キャシアスは察している。
 キャシアスは何も言わず、フランの黒髪へ口づけた。
「んっ……」
 フランの喉から、艶めいた呻きが漏れる。
 綺麗に調えられたショートボブの黒髪は、忙しい日々の中でも手入れを欠かしていない
らしく、唇にしっとりと瑞々しい感触を伝え、鼻先を石鹸の匂いでくすぐった。
 簡素な夜着を羽織ったキャシアスの若く逞しい体が、女中服を着たままのフランの矮躯
へ重なっていく。
 逢瀬には些か無粋とも取れるフランの装いには、事情がある。
 というのも、異変の犠牲者達の喪が明け、正式に婚礼を挙げるぎりぎりまで、二人の仲
は極力内密に留めることになっていた。郷士レンデュームのフランとして輿入れするなら
家柄も同格だが、女中に手を出したなどと噂が立つのはあまり体裁がよろしくないためだ。
 だから二人の逢瀬は、人目につかない時刻と場所に限られることになり、キャシアスの
執務が多忙なこともあって、夜更けにフランの方から忍んで来る他には機会を作れない。
 親密な一時を過ごした後は、夜が明ける前に使用人の部屋へ戻らなくてはならないから、
シミーズやナイトドレスでめかしこむわけにもいかず、仕方なしに普段着で通ってくるの
だった。
 色気に欠けると言えば欠けるが……しかし普段通り、使用人そのままの姿をしたフラン
を抱くのは、良識に基づいた背徳感があり、それを犯す奇妙な興奮があった。
 襟首をくつろげて服をはだけさせると、糖蜜入りのミルクのように滑らかな肌が、薄明
かりに浮かび上がる。
 東夷の血を引くフランの肌は肌理が細かく、うっすらと象牙のような色をしている。
 キャシアスは首筋から肩にかけてを無骨な掌で撫で回しながら、背中のボタンを外し、
エプロンドレスを脱がせていく。フランは額をキャシアスの首に押しつけ、耳から首筋に
かけてを真っ赤に染めて、子犬のように鼻を鳴らした。
「ひんっ!」
 清潔な下着の中へ指を這わせ、小振りだが柔らかな乳房を擽ると、フランはそれだけで
甲高い声を上げ、ぐんにゃりと脱力してしまう。
 熱く湿った吐息が香る。
 繊細だが胼胝と肌荒れの多いフランの指先が、切なげにキャシアスの背を掻く。
 亡父に似て根っから奥手の無骨者、女遊びのひとつも経験がないキャシアスは、フラン
の他に女を知らず、悪友から聞きかじった知識しかないが――フランは『こういうこと』
の素質がある方なのではないか、という気がした。
 男女のまぐわいは、慣れないうちはなかなか快楽を得られず、特に女は苦痛ばかりが先
に立ちやすいと聞いたのに、ついこの間まで初心な乙女だったはずのフランは、不器用で
拙いキャシアスの愛撫でも、容易く女の悦びを感じるようになっている。
 ――気を使って演技をしているのだろうか、と、思ったこともあったが……
 無意味に彷徨っていた思索が、首筋を吸う口づけに引き戻される。
「っ、あっ……ぅんっ……ぁ、はぁ……はぁ……ぁむ……
 キャシアスさま……ン……キャシアス、さまぁ……」
 切れ切れの喘ぎと、生々しく皮膚を舐め回す舌の熱さ。哀切なまでにいじらしく想い人
を呼び、腰元まで引き落とされたドレスを我から脱ぎ捨てて、しなやかな肢体を絡みつけ
てくる。
 服の上からは華奢に見えて、その実、野を駆ける獣のように引き締まったフランの脚は、
日頃の清楚な佇まいからは想像もできない淫らさでくねり、キャシアスの左の腿へ巻き付
いた。キャシアスを半ば押し倒して、フランは硬い腿へ腰奥を押しつける。
401名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 11:00:25 ID:jDjFiUhY
 そこはドロワース越しにも感じ取れるほど熱く火照り、蕩けて粘性を帯びていた。
「んっ……くぅんっ……ぅんっ、は、ぁくっ……ン……」
 鼻を鳴らしてしきりに腰を擦りつけ、夜着をはだけさせて胸板に口づけを落とす。
 大人しさと慎ましさをかなぐり捨てた、娼婦もかくやの振る舞いは、フランがどれだけ
女の愛欲に酔い、乱れきっているかを伺わせる。
 これが演技などとは思えないし、思いたくもなかった。
 フランの頬に手を当て、顔を上げさせる。
「ぁ……」
 と、我に返って恥ずかしげに息を呑んだのは、涙の跡を見られたせいだろう。
 潤みきった黒瞳と泣き腫らした目元がいたわしく、キャシアスは顔を寄せて涙の筋を舐
め取った。頬にもキスをして、改めて見つめ合い、互いに深く口づける。
 フランはキャシアスの紅い双眸を見つめながら、色の薄い髪へ指を差し込み、愛おしげ
に梳いていく。
 感極まったフランの瞳から涙が溢れる。
 接吻の吐息に嗚咽が混じる。
 舌を解いたキャシアスが、また、済まない、と囁いた。
 ――愚痴のひとつもぶつけてくれて構わない。苦しいことがあれば言って欲しい。
「そう言って下さるだけで、あたしには過ぎた幸せです。
 あなたのことはよく知っているのに、あたしが勝手に怯えているんですから……
 ……ねえ、キャシアス様、それよりも、今は……」
 と、フランの腿が、とうに張り詰めているキャシアスのそれを擦る。
「……お辛い、でしょう? あたしも……辛い、です……
 お願いします……どうか、お情けを……」
 誘惑されるまま、乱暴にフランの下着を剥ぎ、自分も夜着を脱ぎ捨てる。腰をより深く
密着させる。
 硬く抱き締め合い、絡み合って、二人の吐息が濃密に混じっていく。


 アルケア帝国の遺跡に端を発した災厄が一応の収束を見て、はや九ヶ月が過ぎている。
 西シーウァとのいくさで戦死したカムール・グリムワルドに代わり、嫡子のキャシアス
がホルム伯に着いていた。
 成人して間もない、年若い領主であったが、先の遺跡探索では多大な成果を挙げたし、
いくさでも街を護って勇敢に戦い、武功を立てたキャシアスであったから、領民達は彼に
信頼を寄せていたし、近隣の諸侯にも侮られることはなかった。
 実際、公子テオルの(良くも悪くも)派手やかな活躍の陰に隠れて目立ちにくかったが、
田舎騎士の息子が、一躍英雄に祭り上げられてもおかしくないくらいの働きはしていたの
だ。
 亡父の跡を継いで領地を護る、異貌の青年騎士というので、目端の利く吟遊詩人辺りは、
既に歌の種にしているようである。
 確かに、なかなか見てくれの良い話ではある。
 が、当の当人は物語の主人公を気取る暇もなどなく、新領主の執務に忙しく立ち働き、
四方八方を奔走――というよりは七転八倒するはめになっていた。
 何しろ、昔から勉学や政治よりも剣術と遠乗りに情熱を向けていたキャシアスだから、
伯爵位を継いでからこちらは勉強のし直しに難儀をし、執事のゼペックに助けられながら、
“斬り覚え”のぶっつけで執務をこなしていかなければならなかった。
 悪いことに、やるべき仕事は山積みである。
 夜種の掃討はあらかた済んだとはいえ、荒れ果てた農地の整備は終わっていないし、市
内の貧民街を整理も難航している。今年の秋は収穫がほぼ見込めないので、冬を越す分の
麦をほうぼうから工面する必要もある。
 木剣なら千本の素振りも悠にこなすキャシアスの手に、ペンの使いすぎで新しい肉刺が
でき、鍛錬と熾烈な実戦で鍛えられた肉体も、慣れない机仕事と心痛心労のあまり幾らか
痩けてしまったようである。
 加えてもうひとつ、頭の痛いことがあった。
 始祖帝の魔法は失われたとはいえ、壮大な歴史と滅びた異種族を擁する遺跡にはいまだ
計り知れない価値がある。またキャシアスが示した才覚も、転びようによっては、近隣の
諸侯にとって脅威になりうる。
 キャシアスがまだ若く、老獪さを身につけないうちに手中に収めてしまおうと、縁談の
話が引きも切らなくなったものだ。
402名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 11:01:08 ID:jDjFiUhY
 おおよそ週に二、三通、酷い時は一日ごとに、文や令嬢の肖像画が届く。
 きっぱり断りたいのはやまやまなのだが、キャシアスの側としても、麦の融通を請うて
いる立場上、あまり無碍には扱えない。
 またフランとの婚約を理由に断ることもしかねている。
 彼女が長く女中として仕えていたのは確かだから、縁談を持ちかけたい相手にとっては
絶好の攻撃材料になるし、女中と天秤に掛けられて負けたと取られては、令嬢の体面にも
傷がつくだろう。
 それにフランをそうした政治闘争の場に引き出すのは、館の誰にとっても躊躇われた。
 悪いことに、グリムワルド家ではこうした時に後ろ盾になれる親類がない。
 フランと正式に結婚し、レンデュームとの関係を変えればまた違うのだが……今はまだ、
レンデュームはホルム伯の密偵という立場に見られており、あまり表だって政治の場に出
ることはできない。
 なのでキャシアスは家臣と相談し、日々、多感で気むずかしい貴族令嬢のプライドを傷
つけない文面で断りの手紙を出すのに難渋しており、たまさか食い下がられたときには、
仕方がないので会食の席を設けたりもしつつ、やんわりと話し合って退散を願う。
 が……それでも、断り切れない場合というのがある。
 繰り返すようだが、キャシアスは若く、幸か不幸か功績を挙げているし、始祖帝の血筋
による色素の薄い異貌は、受け取りようによっては美しい。
 縁談を持ちかける親元のみならず、娘の方まで本気で入れ込んでしまうことが、たまに
あった。
 ザクセン伯の長女サリサ嬢も、その一人であった。
403名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 11:01:39 ID:jDjFiUhY
……今日はここまで
404名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 11:26:30 ID:RJ+8Its4
エローい!GJ
描写が緻密でいいなあ
405名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 20:48:20 ID:CKbl4vwJ
これは読みやすい
そしてエロイ、あまりにもエロイ
キャシアスかわいい
続き待ってる
406名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:40:42 ID:oq7MT/oE
>>393
pixiv見てきたんだがちょっと待て
お ま え か

四コマ散々笑わしてもらったありがとう
407名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:24:47 ID:13ijcmUe
>>406
どうもですm(_ _)m
Ruinaは二次創作OKとのことなので微力ながら盛り上げていきたいと思ってます。
408名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 22:08:56 ID:w6Xcutc0
>>403
エロエロGJ!!
シュミーズよりメイド服だかこそ萌える

>>407
把握したwww
あそこでキャシーのパンツをだすフランも好きだww>4コマその2
409名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 23:58:01 ID:lJ7kTT+m
>>403
うあー文章書くの上手いなぁ
エロシーンも勿論、物語としての続きを楽しみにしてる

>>407
4コマの人だったんか
今回のも笑わせてもらったぜw
410名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:26:37 ID:L7G0ypGa
「……うぅん」
心地良い腕の痺れと耳元にかかる甘い吐息に目が覚める。
遺跡探索から足を洗い、落ち着いて睡眠を取れるようになってからすっかり寝起きがよくなってしまった。
その深い睡眠に一役買っているのが、隣で丸くなって眠っているキレハだ。
恋人同士であり、元々旅の途中だったために住居のないキレハと同棲している。
未だ夢の中にいるキレハの髪を優しく撫でる、と。
「ん……」
起こしてしまったようだ。
薄く開かれた瞼の奥の綺麗な瞳と目が合う。
「わふ」
満面の笑みを浮かべたキレハが、鼻を鳴らしながら胸板に頬擦りしてくる。
――これはキレハではない!
動揺している間に四つんばいになり、今度は鼻の頭をぺろぺろと舐めてくる。
懐かれているようだ。
落ち着いて、状況を整理しよう。
どう見てもキレハなのに、キレハではない。
いや、全然冷静になれていない。
そもそも、恋人に顔中を舐め回されて落ち着ける人間がいるのだろうか。
「くうーん」
キレハを抱き上げるように起き上がり、横に座らせる。
この状態のキレハに、見覚えがあった。
混沌に呑まれ、<狼>と化したキレハ。その時と、行動が酷似している。
肉体的な変化が頭部でひこひこ動いている<狼>の耳だけ、というのが相違点。
状況がよく飲み込めていないのか、小首を傾げる動作が小動物を髣髴とさせる。
とても可愛らしい。
――お手。
「わふわふ」
とてもよく懐いている。
……和んでいる場合ではなかった。
このままでは埒が明かない。誰かに相談すべきだろう。
とは言え、混沌関連に関わりの深いラバンはホルムを去った。
その次となると……
「わふっ」
考え事をしていると、再び押し倒されてしまった。
混沌の力を解放した時ほどではないが、遠慮がないせいか力強い。
混乱したままでは抵抗もできず、顔面を舐められるがまま途方に暮れる。
「ふっ、ふあっ、」
ふあ?
「っくちゅん!」
べとべとだ。
「……あれ?私、何して……」
大の男を押し倒し、顔中舐め回した挙句正面からくしゃみを浴びせかけました。
「んなっ、えっ、あれっ!?」
キレハは混乱した!
髪を撫でたり背中をさすったり唇を重ねたり手を握ったりして落ち着かせる。
「うー、なんてこと……」
キレハは我に帰った!
顔を両手で覆って首を振っている。
自己嫌悪、いや、羞恥だろうか。
気にするな、と言う代わりに軽く抱き締める。
「ごめんなさい、かしら。それと、その……できれば、忘れて。忘れて下さい……」
弱々しく呟くキレハの頬に軽く口付けて解放する。
とても可愛らしかったが、やはりキレハはいつも通りが一番いい。
「真顔で言わないでよ……ばか」
411名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:28:08 ID:L7G0ypGa
ケモノになるキレハ編
>>395辺りのアイデアをいただきました
勢いだけで書いたせいでエロがない上にオチがアレ
そろそろ俺もNG用にトリ付けた方がいい気がしてきた
412名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:31:56 ID:radfvjUF
>>411
鳥はNG用であると同時に、ファンのためのレス抽出用でもあるんだぜ…?
頼んだハァハァ
413名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:45:22 ID:+whYjkma
>>411
GJ!なんか転げ回った

>唇を重ねたり
>唇を重ねたり
どさくさまぎれにkissしてるしwwww
414 ◆1HLVKIREhA :2009/05/15(金) 01:02:10 ID:L7G0ypGa
ファンがいるかどうか知らんがとりあえずテスト
感想貰えるだけでポララポ並みに昇天しそうだっぜ
415名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 01:48:13 ID:4Kj5XlSv
>>414
ファンならここにいるぜッ!
酉がキレハ…だと…?
416名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 02:22:41 ID:5mGh+zrt
GJと言わざるを得ない。
「ばか」で終わるキレハシリーズ最高。
417 ◆1HLVKIREhA :2009/05/16(土) 00:34:16 ID:1zL4ao6z
ホルムに腰を落ち着けることを決めてから数週間。
遺跡探索の仲間を中心に、知り合いも増えてきた。
特に、ネルやフランとは仲良くしている。んだけど。
「……惚れ薬?」
「うん、怪物を殴り殺す生活も終わったわけだし。
爆発したり煙噴いたり火を噴いたりするような物以外の方が役に立つかなーって」
ネルが妖しい色の液体が詰まった小瓶を揺らしながらのほほんと言い放つ。
言っていることは間違ってないんだけど、行き着いた結論がどうにもおかしい。
あの時の仲間の中では常識人寄りだと思ってたのに、どこか天然よね。
「それで、何で私なのかしら」
「そういう色気のある話はキレハさんぐらいしか思いつかなかったし」
うーん。確かに、そういう話はあまり聞かないような。
「いや、私も別にそんなんじゃ」
「またまたー。同棲までしてて今更何を」
「……うー」
別に嫌じゃないんだけど。
やっぱりそういう目で見られるのは少し恥ずかしい。
「ま、そういうことだから。気が向いたらアレに飲ませてあげて」
アレて。

ついつい貰ってきちゃう私もどうかと思うけど、正面から飲ませる私もどうなのかしら。
どっちも私じゃない。
料理とかに混ぜることもできなくはないけど、そういう卑怯なことはしたくないし。
「って、飲む気?」
躊躇なく瓶に手を伸ばされると、その、困る。困らないけど困る。
色が妖しいだけで匂いは大丈夫そうなのは確認したし。
ネルがそんなに危ない物を渡すとも思えないし。
でも、何て言うか。
――ごくり。
「うわ、本当に飲ん……」
ちゅ。
「んんっ!?」
唐突に重ねられた唇から、生温かい液体が流し込まれる。
――ごくり。
「けほっ、うぅっ、私も飲んじゃったじゃないの」
ジトっとした目で睨んでやっても、いつも通りの無表情。
それどころか、
「私にも好きになってもらいたかった、って」
思わずオウム返ししてしまうほどに恥ずかしい台詞。
「な、何言ってんのよ!ばか」
どうしてそういう台詞を真顔で吐けるのかしら。
顔がまともに見られない……。
何かいつもよりかっこよく見えるし……。
……効いちゃった、ってこと?
身体が熱いのは、やっぱり薬のせい、よね。
「もう……責任、取ってよね」

(省略されました。続きを読むには夜種プリンセスと接吻勝負をしてから嫁への愛を叫びつつワッフルワッフルと書き込んでください)
418 ◆1HLVKIREhA :2009/05/16(土) 00:34:44 ID:1zL4ao6z
キレハさん視点編
糖分多めで疲れたぜ・・・エロを期待した人はすまんかった
うろたえることの多いキレハの内心を考えるのはちょっと楽しかった
今回の着想はeraの媚薬から、キレハ口上の人の愛と地の文の原作らしさは凄いと思う
419名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 00:45:18 ID:RpgT5R1r
乙キレハ!
エロくなくてもキレハさんが可愛ければそれだけでモウマンタイ。
420賢者編ネル:2009/05/16(土) 10:23:25 ID:JYDugUcc
キレハさんやフランSSにハァハァしつつ、なぜかネル小話を投下
アベリオン(賢者♂)×ネル 町占領後 
421賢者編ネル:2009/05/16(土) 10:25:22 ID:JYDugUcc
神殿軍の侵攻により師匠と家を失ったあなたは今、ひばり亭の一室に身を潜めている。
とは言っても冒険者仲間にとっては周知の事実で、あなたを励ましたり酒盛りに連れ出そうと入れ替わり立ち代りで仲間達は気軽に入ってきていた。彼女もあなたにとってはそんな仲間の一人、であったはずだった。
「アベリオンのせいだよ」
か細い月明かりだけが照らす室内であなたをベッドに押し倒したのは幼馴染のネルだ。薄暗い上に影になってしまっているのでその表情は読めないが、低く抑揚の無い切なげな声に抵抗も文句も忘れてしまう。
「あんたが、他の女の子たちと仲良くしてるから……」
「そんなつもりはないのだが」と言おうとするのを読んでいたかのように、彼女はあなたの手を取って自分の胸元に導いた。
驚く隙も無く触ってしまったそこからは柔らかさと熱さが直に伝わってきた。上着は最初から肌蹴ていたのだろう、速い鼓動もしっとりと汗ばむ感触も、なによりも突起がすでに硬くなりつつあるのも、まさに手に取るようにわかった。
慌ててこれ以上の不用意な接触を阻止しようと握りこぶしを作るが、ネルはそれを自分の胸の頂点にごりごりと押し当てる。
「んんっ……わた、し……堪えらんないよ」
影が濃くなった。
そう感じたのはネルが顔を近づけてきたからで、今度は唇に柔らかい感触を覚える。
キスだとわかった頃には口内に舌が侵入していた。僅かに開いていた隙間を狙って入ってきた舌はしばし中をさ迷ってからあなたの舌を探し当て、くにゅくにゅと絡まってくる。
は、は、と時々漏れる熱い吐息交じりの喘ぎ声。いつの間にか拳を解いていた手は恐る恐ると豊かに育った胸を弄っていて、彼女もそれに細かく反応してはビクリと背を振るわせた。
「あっ、アベリ……ねえ、わたしにしときなよ……」
絡まる快感と理性とで揺れるあなたの顔に、言葉と温かい雫が落ちてくる。
ようやく薄闇に慣れてきた目は唇を離したネルの顔を捉えた。丸い瞳が真摯にあなたを見つめている。その下には涙が伝った後がはっきりと残っていた。
「だってわたしが、一番、あんたのこと……」
搾り出すように呟く声は震えていて、続く言葉を出せずにいる。
422賢者編ネル:2009/05/16(土) 10:26:56 ID:JYDugUcc
今まで強固にあなたの動きを封じてきた手の力も緩んでいて、あなたはこの隙を逃すまいと素早くそこから手を抜き取った。そして驚きで目を見開いている彼女へと腕を伸ばし、腕を絡めて自分へと抱き寄せた。
腕力にはとんと恵まれないあなたにとってはそれが精一杯だった。ここで彼女に暴れられたら即座に逃げられてしまうだろう。そんな自分を少々情けなく思いつつ、しかしこれ以上やられっぱなしでは男が廃ると肩にすっぽりと埋まった彼女の耳元に口を寄せた。
「……うー」
言いたい事を言い終えたあなたの言葉に、ネルは不満そうな呻きをあげた。それと同時にずっと強張っていた彼女の体から、不必要な力が抜けていきくたりとあなたに身を委ねる。
「どこで覚えてきたのよー、そんな手口……」
……どうやらまだ妙な誤解が残っているようだ。これ以上好き勝手言われるのはさすがにおもしろくない、とあなたはするりと彼女の下半身へ手を伸ばした。
「ひゃっ!」
内腿を撫で上げただけだと言うのに彼女はビクリと背を反らして声を上げた。さきほどまでの強気はどこへ消えたのか、とゆるゆる芽生える意地の悪い感情に任せて張りのある肌を十分に堪能し、ゆっくりと指を足の付け根へ近づけていく。
あなたに跨る格好を取っていた彼女の脚をさらに自分の脚を立てることで広げ、すでに熱いそこをショーツの上から何度も柔らかいタッチで行き来する。
最初はうっすらとわかる程度だった割れ目がみるみるうちにしっとりと潤っていき、それに伴って肩口に顔を埋める彼女の息もどんどん上がっていく。耳をくすぐる熱い吐息に含まれる色香に急かされて、ぷっくりと立ち上がったクリトリスに指を掛けた。
「あっ! ちょっ……やぁっ」
カリカリと指先でくすぐれば非難じみた嬌声があがる。くねる腰が逃れようと持ち上げられるが、動かしやすいスペースができて好都合なだけだ。するり、とショーツの間から手を侵入させて薄い陰毛の感触をしばし楽しんでから、濡れそぼる秘所を直接愛撫する。
薄布一枚あるかないかで大違いだ。くちゅくちゅと水音をあげるそこからどんどんと愛液が溢れてあなたの指を濡らす。
「あ、んやっ、ダメ……」
なにより暗闇に浮かぶネルの姿があなたを突き動かす。切ない喘ぎ、指を動かす毎に跳ね上がる腰、当たる乳房の柔らかさ、縋るように強く腕を握る手。
「お、とめになにすんの……よ……この、スケベリオンっ」
この減らず口すら今のあなたにとっては愛しくて仕方が無かった。
もう否定する気も起きない。縋る手をそっと紐解いて、服の下で猛る自身へと導く。
初めて触れる異性の熱さと硬さにネルが言葉を失っている間にショーツをずり下げ、同じく解放した自身を十分に濡れたそこへ宛がった。


力尽きたので終了(´・ω・`) ぶっちゃけネルにスケベリオンと言わせたかっただけなんだ
423名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 11:10:17 ID:sMHDswcO
GJ超GJ!
朝っぱらから良い物見せてもらったぜ
424 ◆1HLVKIREhA :2009/05/16(土) 11:58:42 ID:1zL4ao6z
おお、ネルだGJ
いいなあ、エロいなあ、エロが書けない俺には羨ましいぜ
425名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 17:17:56 ID:LBUjzX6D
>417
難易度が高いが、やってやれないことはない!
……エロ無しでもいいから嫁キレハの一日とか長めのやつをやってみてくれんか、そのうち
お前ならきっとできる

>422
ネルにエロさを感じたのは初めてだ
426名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 19:14:47 ID:o6t8E+yH
ネルでエロかけるとはすげー
GJ!
427名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 20:43:30 ID:otFamedz
>>420
GJ!
アベリオン×ネルは王道の幼馴染って感じで大好きだ。

賢者編だと解放後も主人公ホームレスになるんだよな…
男だったらまあいいが、女だと一人暮らしは危ないんじゃないだろうか?
428名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:56:22 ID:83zCs2ZQ
>>427
自分としては天然フィーがしーぽんと強引に相部屋借りて
魔術師のプライド的なものとツンデレ感情と淡く芽生えた恋心とで毎日悶々と過ごすしーぽんとかいいな
429名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:58:18 ID:edwhBC+p
ひばり亭で優雅にホテル暮らしが濃厚。
430名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:10:00 ID:J3z0LcF4
吟遊詩人取ってたり料理のスキルがあったらそのままひばり亭に住み込みで働く、って選択肢もあるか。
もともと医者の娘だから医務室係って道もあるし。
431名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:17:10 ID:67MZOUME
パリスエンドだったらパリスの家に転がり込んで
チュナの微妙な視線を浴びたりするんだろうけど
432名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:29:17 ID:F2LlVvB7
それぞれの鉄板の相手を外すと意外とアルソン×フィーっていうのもアリかもしれない。
正義感の強いアルソンと献身的なフィーなら似合いだろうし、文字通り女房役としてやっていけそうな気がする。
ただ温和系同士の組み合わせで、進展すればするほどエロスからは遠ざかっていくパターンだな。
433名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 22:56:48 ID:uhxL7HrB
>>428
「ゆうべはお楽しみでしたね(ニヤニヤ)」
「お楽しんでねーよ!誰があいつでなんかお楽しむかよ!」
「…やっぱりわたしと一緒にいても楽しくないんですね…」

こういう感じになるのか?
434名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:00:42 ID:67MZOUME
>>432
アルソンがたまにホルムに戻ってきたときに一緒に過ごしたりするけど
一緒に料理作ってたりするだけで、ウブな二人は進展しない、というよりどう進展させていいか分からない
見かねたテレ子あたりがなんとか進展させようと横から茶々を入れてみる
という少女漫画的展開を妄想した
テレ子にからかわれて二人とも真赤になっちゃって気まずい雰囲気が流れそうだ
435名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:05:15 ID:LBUjzX6D
アルソンはそういうことの経験が全くないのか、
あっても態度に出ないたちなのか、どっちなんだろう。
うぶなのもいいが、実は亭主関白だったりするのもそれはそれで笑える。

ところでテレージャさんを瞳のハイライトが消えるまでいじめ倒したいんだが、
生半可なことじゃあ主人公はペース握られっぱなしだよなあ。
436420:2009/05/17(日) 10:52:01 ID:ICVaLZAF
レスどもでした。「俺の方がもっとエロいネルを……!」って人が増えればなーと思ってます

>>435
椅子に縛り付けて目の前でプリンセス×チャンピオンを……と思ったけど、大喜びされる危険性も高いな
437名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 12:33:04 ID:MctV9hHd
>>435
キス魔だけどキス以上のことは知らない、いざ攻められると弱いテレ子もありじゃないかな
あるいは暗黒料理責めとか踊り歌で踊り狂わせるとか斬新な拷問
438名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 16:45:28 ID:U7oSJd3B
テレさんは真夜種王に対する反応を見ると純情な気もする
439名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:11:19 ID:Xy4FrQrM
「ちょっと待ちたまえ」
どうやらこの先には触手の記述があるようだ。IDでNG処理を行えば回避できそうだ。
440名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:12:20 ID:Xy4FrQrM
「ふむ。私の知るどの年代の様式でもないね。遺物、というわけでもないようだけれど」
要するに、全くわからない。小さく頭を振り、天秤の巫女は肩をすくめてみせた。
ここは古代の聖域らしい遺跡。ランタンの灯りが壁に揺らぐ影を投げかけている。
「こんな仕事の細かい甲冑、見たことないよー」
関節部分を指で確かめて、ネルは目を丸くする。
「でもこれ、何で出来てるんだろ……」
「そろそろ最下層みたいだよ、調べるのは帰ってからにしようよ〜」
「マナは相変わらず絵4ねー。財宝は人類の夢と希望なんだよ」
「なにそれ〜!」
きゃいきゃい騒ぐ二人をよそに、テレージャはその奇妙な甲冑に気を惹かれる物を感じて
いた。
441名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:13:00 ID:Xy4FrQrM
「衝撃に強く刃物も刺突も通さず、金属とは思えない軽さ。施されている装飾には、現存
するいかなる防具とも共通点はない……」
宿の自室で、ためつすがめつ調べていた胸当てを寝台に放り投げ、テレージャは大きく伸
びをする。
「全く記述にあたらない。伝説の武具でもないのかなあ」
山のような耐性に加速能力までついていて、それでいて一切の伝承がない。
彼女の知る限り、伝説に残る程の品には相応の代償がつきものであり、中には持ち主を破
滅させる伝承さえあった。
「……身につけて、みようか」
口に出してみると、その言葉は実に魅力的だった。事によれば彼女の発見が、人類に新た
な光を投げかけるやもしれないのである。一足先にその恩恵に与ってもいいかもしれない。
とはいえ、ひらひらした法衣の上から鎧を着ることはできない。テレージャはその身を覆
う薄布を落とすと、豊かな乳房を胸当てに押し込めた。調べる前に念入りに洗い清めたそ
れは、まるで肌に吸い付くよう。
「ふむ。これは素晴らしい……?」
弓を弾いてみると、動きを妨げることは微塵もなく、未知の素材で作られた内張りは心地
よい圧迫感で肌に張り付き、肌着越しの冷たさも感じることのない素晴らしいつくりで、
ともすれば身につけているのを忘れるほど。
「次の探索では、使わせてもらおうかな……んっ!」
身体を捻り、脇の留め金に触れようとしたテレージャの指は、背筋に走った小さな刺激で
跳ね上がった。
「ふふ、いささかきつすぎる、かな……ぅぁ」
自慢の胸の先が擦れたか、内張りの締め付けがきつすぎたか。テレージャは鼻を鳴らし、
今度はゆっくりと留め金に指を伸ばす。しかし、身体を曲げた途端、今度は股ぐりを押し
包むかのような鈍い刺激が走り、鼻に掛かった甘やかな吐息を漏らしてしまう。
「……これは」
彼女が何かがおかしい、と思うよりもはやく、生きた甲冑は哀れな虜に食らいついた。
甲冑の内張りはびっしりと生えた繊毛の集合であり、おぞましい粘液を滲ませながら、玉
の肌に吸い付き、それぞれが舌のようにねぶり、しゃぶり尽くす。
「はっ、ぁ、な……これ……」
肌着などもはや何の意味もなさず、豊かな乳房はくびり出され、乳暈に、乳首に、無数の
繊毛が絡まり、執拗に舐め回す。テレージャはうなじまで上気させ、唇を噛んで留め金を
探る。これは女性冒険者を辱めるための罠なのだろう。一刻も早くこのようなおぞましい
モノから自由にならなければ。
「ひぅうっ?!」
指先が留め金に触れた、はずだった。しかしその感触は、淫核を指の腹で撫で上げたとき
のそれだった。不意の刺激に膝を突き、テレージャは大きく息をつく。
「なん……何……」
へたりこんで喘ぐテレージャ。身体を締め付ける内張りが下腹部を押し包む。得体の知れ
ない粘液を滲ませ、触手が彼女のそこにねっとりと押しつけられた。生暖かいそれは、間
違いなく生き物の感触だった。
「これ、は……っく、ぁ……!」
電撃のように背筋を駆け上がった刺激に、テレージャは眉をひそめて頭を振った。
信じがたい事に、これは生きている甲冑であり、魔性の鎧は彼女を陵辱しようというのだ。
逃れるためには、出来上がる寸前の身体に鞭打ち、鎧を引き剥がすしかない。
そして、テレージャは運試しに失敗した。
「ぃ、ぅううっ?!」
テレージャは淫核を強く吸われ、俯せに身体を折る。体重で潰された乳房が、張りつめた
乳首が、触手に擦れて身の毛もよだつほどの悦楽を返す。そしてテレージャは知りたくも
ない発見をすることになった。
「わき、ばらぁあっ、せ、なかっ、ぁあっ、肩、かたぁ、あぁああ!」
人の身体には自分が思っている以上に性感帯がある。文字通りに身を以て知った事実に、
テレージャは滂沱の涙を流し、垂れるよだれで顔を濡らし、甲冑を引き剥がそうと身をよ
じる。しかし、その度に安産型のおしりを揉み吸われ、その奥の秘めやかなすぼまりを繊
毛に舐めあげられ、裏返った悲鳴を絞りださせられて床に転がることとなった。乳首に絡
まる糸のような触手に締め付けられ、淫核を強く吸われ、声にならない嬌声が喉を裂く。
肌に張り付く甲冑の中は、おぞましい粘液とテレージャ自身の汗と体液が混じり合い、触
手が、繊毛が蠢いて彼女を辱めるたびに、にちゃにちゃと聞くに耐えない粘液音をたてる。
442名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:13:55 ID:Xy4FrQrM
「こん……な、ジャンルはっ……やっぱり、触手は……邪道、ぅ、ぅううっ!?」
そして、怖れていた感触に、テレージャは引きつった声で呻いた。
ぬらつく触手が彼女の秘処を押し広げ、一際太いそれが粘膜を擦りながら這いずり込んで
きたのである。表面は柔らかく、それでいて熱くて硬いそれは歪な瘤で彼女の内側をこそ
げるようにゆっくりと、しかし無慈悲に奥へ奥へと潜り込んでいく。おぞましい膨らみが
中を擦る度に、留め金を探る手指の力が抜けていく。
「きゃふ、ぁっ、はっ、ひっ、ぁ! 待ぁ゙……!」
そして、後ろに潜り込んできた野太い触手に、彼女の意識は白く弾けた。ゆるゆると失禁
する尿道口から、髪の毛ほどの触手が這いずり込む。尿道を犯されながら、テレージャは
発見した。人はおへそを舐められてもイけることを。
「ひはァ……あ゙……ぁ゙ぉ゙……」
喉がからからに乾く。目がちかちかし、視界も定かではない。頭は熱に浮かされたよう。
獣のような、知性のかけらもない嬌声が止まらない。
甲冑の上から乳房を乱暴に揉みしだきながら、テレージャは腰を跳ね上げて絶頂を貪る。
指先が乳首を捻りあげる。甲冑ごしのはずなのに、押しあてられた繊毛で、直接指が触れ
ているよりも鮮烈な刺激が走り、彼女はのたうち回る。
幾度目かの絶頂の果てに、指先が何かに触れた。茹であがった彼女でも、それが何か、と
いうことは理解できた。甲冑の留め金である。いくら生きた甲冑でも、防具の範疇である
以上は、身体から引き剥がせばこの陵辱も終わるだろう。そして、明日になったらこれは
売ってしまえばいい。この狂態も、誰にも知られることはない。
熱病に浮かされたような思考の中でも、ひどく冷静な何かに突き動かされ、テレージャは
留め金を探る。最奥を、後ろを、小突き回す触手に喘ぎ、指が震えて外れない。
「っは、外れ……ぇ、あ……ぁはっ、ぁあ゙っ!」
何度も達しながらも、ついにかちりと小さな金属音。圧迫感が緩むのを感じ、大きく喘ぐ。
あとはこのおぞましい鎧を脱ぎ捨てるだけ。肌に張り付いていた触手が剥がれると、部屋
の空気がひどく冷たく、テレージャは胸当てと背当てを広げようと隙間に指をあてがった。
その途端、白濁した粘液にまみれた肌に、ぞぶり、と肉色の触手が絡みつく。
「ぅ?!」
肌との間で押し込まれていた触手は一気に隙間から溢れ出し、彼女の豊満な肢体を一息に
絡め取った。腕が、足が、ぬめる触手に押し包まれていく。
「手ぇえ、あひっ、あしっ、あ゙ぐ、ふぁあっ! っぐ、ぉ゙ごぉ゙……!」
鼻腔に、耳腔に、細い触手が這いずり込む感触に、テレージャの意思は打ち砕かれていく。
私はこのまま死ぬのかなあ。
唇を割って口腔を蹂躙する触手にくぐもった嬌声をあげ、上気した喉を晒して身体を弓な
りに反らす。情欲に塗りつぶされた脳裏に、僅かに持ち上がった思考の揺らめき。
虚ろな目から、はらり、と涙がこぼれ落ちた。
443名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:14:49 ID:Xy4FrQrM
↑瞳のハイライトがなくなってトゥルーエンド
↓ここからグッドエンド

「………………どういう了見だか、私は生きている、のかな」
テレージャは力の入らない手足で身を起こした。玉の肌も乾いた粘液が張り付いてかぴか
ぴ、酔い潰れたときよりも頭痛はひどく、股にはまだ何か挟まっているような違和感が
残っていた。
床には身につける前と変わらない甲冑が転がっており、文字通りの悪夢だったかのように
思えた。しかし、彼女の身体に刻み込まれた感触は逃れようのない現実であり、一夜の内
に彼女を縛りあげた見えない鎖だった。
「捨てる……これを……?」
それを捨てるなんてとんでもない。
あらゆる物理耐性、優れた防御、速度増加能力。それに、あんなにきもちいい。
汚れた身体を清めようともせず、テレージャはくつくつと笑みをこぼした。
私は、呪われてしまったのだ。
444名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:21:37 ID:Xy4FrQrM
とにかくテレ子を壊れるまで蹂躙したかった。あと魔甲冑の説明文えろい。
イメージと違ったらごめんなさい。
445名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 19:36:29 ID:jdP+U2mY
GJ!GJです!!
446名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 20:09:25 ID:R3ExK6ae
こいつぁ……素晴らしいぜ
447名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:05:35 ID:ugUM4xrs
なんというグッドエンド……GJ極まりない
そしてところどころ入る原作のメッセージが上手いと思ったw
448名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:39:19 ID:MlIac2kg
ナイスグッドエンド!
ひょっとしてこの一部始終はマナとネルに見られているのだろうか
449名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 22:53:04 ID:BD07EDAt
本スレで女顔3のエロ絵がと一瞬喜んだが
良く見れば別のキャラだった
このがっかり感をどこにぶつければいいのか
450名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:14:48 ID:R96VorMu
別のキャラなのか。そのキャラを知らなかったから普通にそうだと思ってたよ。

本スレ245を見てて思いついたお風呂小ネタ。

ウェンドリン「まさか覗き、などという卑劣で破廉恥な真似はなさらないでしょうね?(剣に手をかけながら)」
アイリ「見たいなら見たっていいわよ。でもこの身体は商売道具なんだからちゃんとお金払ってよね」
マナ「…覗き…不潔です。神はそのような不純な行為お許しになりません」
フィー「み、見ないでくださいね!絶対、絶対ですよ?!」

あの説明だとこういう感じになるのかな?実にお風呂に入れたくなるな。
451名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:37:15 ID:MctV9hHd
>>449
その想いをSSにするんだ、さあさあ
452440:2009/05/17(日) 23:49:29 ID:Xy4FrQrM
皆様ありがとうございますー。励みになります。
453名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:56:59 ID:nlErpsVc
>>450
フィーに一票入れざるを得ない
454名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 00:59:29 ID:J3PbeD1g
>>450のフィー見てすぐに
シーフォン「だ、誰が見るかよバーカry」
的ななセリフが頭に浮かんだ俺は死んでいい
本スレでも言われてたけど賢者編は正統派少女漫画のノリなんだな
意外にイケることが判明したのは喜ぶべきか悲しむべきか
455名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 04:37:59 ID:FiooUeyQ
メロさんは覗きなんかしないよ!
でも自分が入る時は全裸で仁王立ちしてマナを困らせるよ!エメクは諦めてるよ!
456名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 06:21:48 ID:ctUYOrHt
主人公同士のカプを考えてみたけど
キャシアス×マナ
ヴァン×フィー
アベリオン×ウェンドリン
エメク×アイリ
あたりがシチュエーション膨らみそうな気がした。
全ての黒幕も電波の発信元も一世さん。
457名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 08:01:09 ID:8wJ8G2gn
逆にどうやっても思いつかないのが騎士と盗賊だな
俺が妄想すると最後は絶対殺し愛になっちゃうんだが
誰かうまいことくっつけられる人いるかい?
458名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 08:39:15 ID:YxKdneV4
盗賊ルートの主人公は駄目兄貴の逆恨みに引き摺られてるからなあ・・・
459名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 09:54:23 ID:+HOuSdLn
しかし最近のバージョンの会話を見ると、パリスと騎士主人公、
昔は喧嘩しまくってたけど今は和解したみたいな内容になってるぞ。
……ウェンドリン×パリスというのもいいかなあと一瞬。
460名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 16:25:29 ID:SDPCqQ82
「マナちゃんを、連れていかないで下さい」
賢者の娘は義人の杖を手が白くなるほど握りしめ、消え入りそうな声で呟いた。
「いいの。私が遠くに行けば、もう誰も悲しい目にあわなくていいんだって」
俯くマナに優しく微笑み、フィーはメロダークに向き直る。唇が風を喚び起こす呪歌を囁
くより疾く、聖絶の剣が彼女の手にした杖を叩き割る。ぶすぶすと煙を上げ、杖の下半分
が墓場の土に転がった。
「メロダークさんはやっぱり強いです。こんなに支度してきたのに……」
構えを解き、フィーは俯く。使い物にならなくなった杖を投げ捨てると、よいしょ、と背
負ってきた布包みを胸にかき抱いた。包みに細い腕を回し、僅かに頭を垂れる。
「私、知ってるんですよ。あの日、手引きしたの……メロダークさんだったんですね」
「言い訳などしない。太古の皇帝の復活を阻止するため。禁断の書のために、お前達を利
用し、多くを奪った」
「やめて、お願い。メロダークさんも言わないで、フィーももうやめて」
顔を上げたフィーの血の色をした瞳には、何の感情も宿ってはいない。人形のような顔を
して、彼女は布包みを捧げ持つ。巻き起こる魔力に、ツインテールが激しく踊る。
「……世界の果て」
「させんッ!」
抜き放った長大な剣に眩い雷光が踊る。いかに賢者デネロスの最後の弟子とはいえ、魔力
収束具無しでは魔術の行使はありえない。そして、剣の間合いで剣士と魔術師がやりあえ
ば、例外なく剣士が勝る。それが戦場の道理。雷王の一閃はしかし、布包みで弾かれる。
「ぬぐッ」
この世の物とは思えない何かの感触に、手首に痺れが走った。即座にメロダークは柄を握
り直し、若き賢者のか細い首を叩き落とさんと、刃を走らせる。
しかし異様な物体を打ち据えた、一瞬の動揺が命運を分けた。鮮烈な突きが娘の胴と頭に
永遠の別れを告げさせる寸前に、焼け焦げた包みのぼろ布の間から、真夜中の空よりもな
お暗い何かが鈍い輝きを放つ。
「から吹き込む風」
魔力が空間を引き裂き、絶望を孕んだ魔風が、メロダークを怯ませる。
そして、彼は見た。夜よりも暗い、暗い、刃を。母なる夜の剣よりも暗い目をした賢者の
弟子が、躊躇うことなく雷の魔剣を喚び起こすのを。
重く、鋭く、魔力に満ち満ちた剣は、熱したナイフがバタに刺さるように、何の抵抗もな
く彼の胴に潜り込んでいく。
「まだだッ! まだ死ねんッ!」
「<これでもくらえ!>」
魂の咆吼と、憎しみの絶叫が交差し、


このあとは忘却界で知った魂の根元に耐えられず自傷に走るマナと
「私は幸せになってはいけないの」
バルさんメロやんしーぽんを尽く手に掛けたフィーの
「もういいです。壊れちゃえ。みんな、壊れちゃえ」
傷舐め愛ヤンデレ百合ップルの誰得ネチョが
461名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:14:06 ID:Mqj8szNF
わっふるわっふる
462名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 22:59:13 ID:/uz5aOpR
女主人公×女主人公の百合で来るか
いいぞもっとやれ
463 ◆1HLVKIREhA :2009/05/18(月) 23:26:34 ID:/uz5aOpR
「ん……ちゅ」
足の間に座ったキレハが、後ろから回した右手の人差し指を舐め続けている。
舌が絡みつき、時折犬歯に擦れる感覚が心地良い。
空いた左手で頭部の<狼>の耳を弄ってやると、くすぐったそうに身をよじりながらも決して指を放そうとしない。
「ちゅぱ……はぁっ」
その水音とキレハの悩ましげな吐息が聴覚を、滑らかな舌先が触覚を蹂躙する。
何故執拗に指だけを攻めるのか?と率直に聞いてみる。
「むあっ……ん?んー、嗅覚は私の得意分野だし、他の三つは結構堪能したから。後は味覚だけでしょ?」
わかるようなわからないような、そんな返答。五感全てを使いたいということだろうか。
「惜しい。五感全てで、あなたを感じたいの」
なるほど。キレハがそうしたいと言うのであれば、指がふやけても付き合うことにしよう。
「ありがと。じゃ、遠慮なく……ちゅぷっ」

という夢を昼寝中に見た
もう起きなくてもいいような気分になった
石人にされるとこだったぜ……一世さんマジ策士
キレハの足を舐めさせていただくような展開だったら戻ってこられなくなってたな
464名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 00:23:16 ID:go05Rc+t
Ruinaの夢が見れるとはなんて羨ましい。
俺はネルの膝枕だったら永眠できる自信がある。
465名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 00:32:48 ID:/spGF1hD
>463
足の間に抱っこ状態というのがポイント高いなこの野郎。

夢でいいからフランに添い寝されたい。
主人公・騎士は夜中にこっそり添い寝されて、起きる頃にはいなくなられてるんだろうか。
466名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:15:08 ID:WZ2hNx1c
>>454
>賢者編は正統派少女漫画のノリ

バトルヒロイン魔法少女系少女漫画にありがちなパターンというのを前に見たんだが

・ある日、普通の女の子だったヒロインは運命に導かれるように変身。
・恋の応援係の親友。日常の象徴として戦わないパターンと最初の仲間として変身するパターン両方ある。
・ヒロイン、相手役のイケメンと運命の出会い。イケメンが王子様タイプの場合そのまま運命の恋に落ちるが
 ヒネクレ者タイプの場合は最初はヒロインをガチで嫌っていることもある。
・そいつも戦えたり、特殊能力があったりして一緒に戦うことも多い。
・増える仲間。タイプの違う美少女たちがどんどん集まる。作品によってはタイプの違うイケメンも集まる。
 大抵の少女漫画においては恋のライバルはつきものだが、ことバトルヒロイン系においてはあまり好まれない。
 せいぜいフラグとは遠い場所に憧れの年上男性がいる程度。
・いつの間にか仲間同士でくっついていたりもする。
・マスコットキャラクター。マスコットお世話ゲームのおもちゃが出る。
・そうこうしているうちに話のスケールがだんだん大きくなる。
・中盤くらいは伝説のアイテム集め。玩具展開の都合上宝石やアクセサリーだったりすることが多い。
(集めるたびに新技が身についたり、フォームチェンジしたりと何らかのパワーアップ)
 全部集めることで二段変身したり最終武器が手に入ったり。
・ヒロインは実はお姫様・天使など。このイベントを超えて二段(ry
・バトルヒロイン系ならではのお約束イベント、相手役イケメンの闇落ち。
「どうして○○さんと私が戦わなくちゃいけないの?!」
 闇落ち中専用コスチュームの存在もお約束。一部の同人誌やサイトで歓迎される理由は言わずもがな。
・最終決戦の展開は大体少年漫画のそれに近い。
・ただし、正気に戻った相手役とヒロインの愛の力でラスボスを撃破するところが一番の違い。
・エピローグ。仲間たちの後日談の後、ヒロインと相手役がイチャイチャして終わり。ラストカットは二人のキスシーン。
・お弁当イベント、バレンタインイベント、誕生日イベント、相手役がヒロインにアクセサリー等のプレゼント
(同じデザインのものがその号の応募者全員サービス)のイベントはバトルヒロイン系でも健在

当てはまらない項目や無理がある項目が多いが、結構当てはまる項目も多いな。
467名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:24:43 ID:0lRtTX/p
バトルヒロイン魔法少女系少女漫画なんてあんま読んだことないけどこんな展開があるのか。
結構当てはまってるな。
しかしフィーとシーフォンのいちゃいちゃが全く想像できない。
468名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:47:22 ID:lvc5gTDO
まあその手のマンガの主人公はたいがい洗脳されてヒロインと戦うが
こやつは100%自らの意思で裏切るからなw

しかしこうやって箇条書きにされると実になかよしっ子の琴線に触れる内容だ。
そしてどこがどう違うというわけでもないのに、アベリオン編だと少年マンガの王道になる不思議。
469名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:50:40 ID:P4WE3l+t
積極的なフィー+照れてツンツンするしーぽんが王道だな。
ツン9.5 デレ0.5くらいで。

マスコットはやっぱ人工精霊8号ですか。
470名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:21:40 ID:/r84q/An
自分で裏切りながら仲間を攻撃するタイタスには抵抗するのがしーぽん。

>>469
召喚主をさしおいてフィーに懐くのがみえた!
471名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:53:37 ID:E1Vc7Pz5
漫画だったら、闇落ちしたしーぽんが喚んだ18号と
フィー側に残った8号の対決とかもありそうだな。

しかしあんな可愛げな形をしといて材料が…
472名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 00:43:08 ID:DwTiS+S9
>お弁当イベント
確かに野菜サンドやサラダを作りまくったな。MPの関係上。
473名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 00:53:59 ID:auLaFCfg
しかし作るのはアルソンさん
474名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 01:37:57 ID:NoXsfRbr
アルソン「僕が作ったんですよ」
シーフォン「お前はオカンか(もぐもぐ)」
フィー「おいひいれす(ガツガツ)」


メロダーク「シチューを作ったのだが」
シーフォン「殺す気か」
フィー「ごめんなさい食欲ないです」
475名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 01:40:01 ID:ase8Zxzb
>>474
食欲旺盛なフィーが可愛いです
476名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 03:25:32 ID:5ztlwxhA
そのフィーでも食べられないシチューを作るメロさん…萌えw
477名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 08:26:46 ID:8IMaiqvf
壮絶な可能性

メロさんは、自分の料理を上手いと思っている

そして、女主人公にこのエロダークー!っていわせたい
478名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 16:06:09 ID:98BIq4Yr
メロダークさんは一流だからな
479名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:48:22 ID:W5eVH9Ag
>>468
魔術師編は先に女でやったんだが、最初はこっちのレベルが低すぎて倒せず、
鍵の書のところであっさりゲームオーバーになったんだが
そのときは「こりゃ確実にれいぽぅされたな」と思った。
480名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 23:24:43 ID:CarOQDZq
しーぽんにそんな甲斐性と根性は無いだろうw
そこは人工精霊内蔵の触手の群でひとつ……
481名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 23:29:04 ID:lxUQZD2c
エロ向きのキャラはパリス。異論は認める
482名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 23:32:54 ID:8IMaiqvf
うはwwwwwバリスwwwwwww
483名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 23:37:23 ID:jBxnx059
んじゃあ、兄妹が二度と離ればなれにならないよう、ヤンデレ化したチュナに煽られて、チュナと一緒にアイリを襲うパリスとか、
もしくは母親のことでウェンドリンにつっかかって、売り言葉に買い言葉のうちに押し倒してしまうとか。
ウェンドリンと和解した理由が寝惚れ。
484名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 23:52:43 ID:kFzcb7k8
パリスもヘタレで定着しちゃったからなぁ
違和感なくエロ移入できる男性キャラって主人公くらいじゃないか
無理やりだと竜の塔に出てきた探索者パーティとか
485名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:30:43 ID:W3p/fBfk
ヘタレらしく酔って荒れて慰めてくれでおk
486名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:32:40 ID:n6NaD1HI
ひどい言われようだw
…と思ったが、考えてみればヴァンもだけど、いくら普段法に抵触する生活をしているとはいえ
主人公サイドのキャラが何の躊躇いもなく凌辱行為を行う方が問題か。

>>480
想像してみたら、昨日の少女マンガの流れのせいで
無理矢理処女を奪って勝ち誇っているところで思いがけず
「…本当はずっと好きだったんです」
と、告白されてしまいリアクションに困るという結末に行き着いてしまった。おかしい。
487名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:37:30 ID:wJanROyS
設定的にはキレハ+主人公と同じぐらいにパリス+チュナは鉄板だと思うんだがなぁ。
チュナの情報見るとわざわざ「血は繋がっていない」とか書いてあるし。
文字通り、義理の妹ですよこれ。
488名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:43:09 ID:n6NaD1HI
すまんアンカーミス。>>479な。
489名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 00:58:23 ID:0zvp4a+P
>>486
しーぽんならちょっと煽ればプリンセス戦のノリでヤッてくれそうだw
というか勝ち誇る辺りリアルに想像できて困る
アルソンさんにストレートに言われてどもったりしてたしなw
490名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 01:09:47 ID:+FgDtEYF
パリス×チュナはゲーム中の会話見る限り、
愚兄としっかりものの妹以上のものではない感じだねぇ。
ヴァン相手だと気のあるそぶりを見せるけど。

つーかパリスってあの歳ですげぇ淡白だよね。
(しーぽんはお年頃前、メロりんは狂信者だからいいとしても)
雪山イベントでもエロスの欠片もないし、ラバン先生のエロネタにもツッコミ専門だし、
女主人公とのグッドエンドでも、わくわく冒険ランドとか寝言ほざいてるし。
491名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 01:21:49 ID:zq1VreVT
>>490
兄貴ヤリチン説急浮上
492名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 01:27:46 ID:wJanROyS
でも主人公が盗賊じゃない世界の場合、
5年後ぐらいも二人暮らししてたら絶対セクロスすると思うんだ。
493名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 02:11:18 ID:8nrct3YF
個人的にはパリスはそんな奴であってほしくないなあ
494名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 06:58:28 ID:8unYFXJP
>>490
爺さんに若い頃のエロスの大切さを力説されるくらいだからなあ
495名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 12:41:48 ID:rFuUFVEa
パリスは妹が寝込んでずっと酒場で鬱々としてるのがキャラ殺してると思わなくも無い。
あと主人公が盗賊女だと義理の姉妹二人と同居という何そのエロマンガ状態になって
しまい下手に食指を動かすとパリスのくせになんかラブコメ的主人公のポジションに
おさまっちゃいそうだから。
496名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 13:12:09 ID:GLgk27vJ
パリスが絡むとどうも抜けねえ
497名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 13:14:55 ID:BIMUKtb2
男主人公×女キャラが一番しっくりくる
あるいは女主人公×女キャラ
498名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 14:01:07 ID:neEY6UNk
全年齢ゲームのキャラでエロやる以上どうしたってどっかしら無理は出てくるな。
男主人公だって人によっては例えば「将来を期待されてるキャシアスが周囲を裏切るようなマネはしない」とか
とか「真面目な聖職者のエメクに肉欲なんて」って人だっているだろうし。
もうその辺のキャラ観のズレは人それぞれの解釈として「エロパロだから」と割り切るしかないと思う。
主人公サイドのキャラが陵辱する側になるとかだとちょっと話は別かもしれないが。
499名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 14:06:07 ID:BIMUKtb2
>>498
誰も割り切れてないなんて話はしてないが…
本スレの長文といい今日はずれたレスをよく見る
500名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 14:13:34 ID:bR/0h+xj
話をぶった切ってすまんが、作中設定的にありえないのだが
同じ生まれの男主人公と女主人公が双子とか兄妹とかだったら萌えそうな気がする。

おてんばな双子の妹に手を焼くキャシアスとか、お兄ちゃんっ子のフィーとか。
501名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 15:11:56 ID:eJf4O+26
タイタスの陰謀で戦わされ
勝ち残ったほうがタイタスの御子として選ばれる
そんな展開が見えた
502名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 15:44:43 ID:4HGcsCdF
「迷いのある弱き器は必要ない。汝が真にあの者を思うのならば……」
八連剣陣が石像を砕き、おぞましき鉄串が壁を穿つ。
「どうして立ち上がるの! アイツにお兄ちゃんは渡さない!」
「おとなしく寝ているんだ。大事な妹を奪われるくらいなら、この身も魂もくれてやる!」
王道ですね!
503名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 16:44:28 ID:wJanROyS
いっそ二人で戦いにいっても面白いかもしれん。
二人一緒にイーテリオ握って「バルス!」できるぞw
504名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 16:59:27 ID:8unYFXJP
双子は術士として未完成だから片割れを倒して完全にならないといけないんですね

○ージュを殺せ!
505名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:09:55 ID:hmSS2uMy
>>504
エンディングがアレだったら泣くわ

ヴァンとチュナinタイタスとかどうよ
506名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:11:22 ID:4HGcsCdF
>>505
アイリ「ヴァンとチュナがアルケア的融合でオネニーサマに?!」
507名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 22:16:44 ID:/badEu8x
カムール「お前達は私の本当の子ではない」
ウェンドリン「何ですって!?」
キャシアス「ああ、やはり。……え、姉上も?」

カムール「も、とは何だ」
ゼペック「そりゃ普段の態度があれだけ違いますからなあ……」
508名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 23:10:41 ID:atbpveDF
血が繋がってないなら結婚できる!
とか考えちゃうウェンドリンさん
509名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 02:46:55 ID:kHeuebf9
メロさんは忘却界から帰ってきた後、一人でエメク&マナと戦わなきゃならないのか
大変だな
510名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 11:36:36 ID:gLFq6ceO
エンダは竜人である。
前世は竜王と呼ばれた格の竜であったが、転生し人に名を付けられ、人の性質を得た。
その名付け親は、エメクといった。
エメクはアルケア帝国の始祖帝の器として生まれ、大河の辺で拾われホルムの町の神殿で育った。
長じて後、エメクはエンダとともに、この世に蘇らんとする始祖帝を打ち破り、英雄となった。
エメクはエンダにとって父であり、家族であり、恋人であった。
しかし、仲間ではなかった。
エンダはエメクを連れて旅に出た。竜族の生き残りを探すためである。
出発した頃は少女であったが、ホルムに戻ってきたエンダは美しい女性であった。

「なあ、エメク」
エンダの呼びかけに、エメクは答えない。
「エンダは、エメクに会えて幸せだったぞ。
美味しいものをいっぱい食べられたし、竜の仲間にも会えたし、頭もいっぱい撫でてくれたし、
美味しいものもいっぱい食べられたし、色んな場所にも行けた。
エンダは竜だけど、ニンゲンのエメクに名前を付けてもらって、ニンゲンとしても幸せだった」
額を預ける、その背中は出会った頃よりも硬い。
「エメクは、幸せだったか?
エンダのお父さんになって、エンダのおむこさんになって、
人間の世界のことがよくわからないエンダの世話をずーっとしてくれて、
エメクは幸せだったか?」
いつものように、ごりごりと頭をこすり付けて匂いを付ける。
「でもな、エンダは弱くなった。ニンゲンみたいに弱くなった。
ずっと昔は、人間をいっぱい殺していっぱい食べた。
それなのに、どうして、今は、涙が出るんだ?」
ぽたり、ぽたりと雫が落ちる。
「エンダはまだ子供だから、お父さんがいなきゃダメなんだ。
お嫁さんを残していなくなっちゃダメなんだぞ。
なあ、エメク。いつもみたいに頭を撫でて甘やかしてくれ。
エメク、お父さん、エメクぅ」
言葉通り、子供のように泣きじゃくるエンダに、墓石はやはり何も答えない。
時の流れは平等かつ残酷に、人であるエメクの命だけを奪った。
「うっ……ひっく……」
爽やかな風が、嗚咽を漏らすエンダの髪をさらい、澄んだ水の香りを運んでくる。

数分後。
泣きやんだエンダの瞳は、歳相応の、ややもすれば老人のようにも見える落ち着きを取り戻した。
「エメク。エンダは決めたぞ。もう一回旅に出る。
エンダだって生まれ変われたんだ。エメクにもできるはずだ。
だから、またエメクに会えるまでエンダは探し続けてやる。
エメクと一緒に食べるごはんが、一番美味しいんだ」
最後に一度、ぎこちない動作で墓に向かって手を合わせる。
迷いのない美しい表情を墓石だけが見守っていた。

――そして。
再び旅立ったエンダは、アークフィアの大河の辺で一人の赤子を拾うことになる。
伝説にある英雄と同様に大河の女神に祝福され、伝説の竜王に育てられ、
後に星の海へと飛び立ち、新たな伝説を作る。
その赤子の名を、エメクと言う――。
511トリ付け忘れたごめんなさい ◆1HLVKIREhA :2009/05/22(金) 11:37:37 ID:gLFq6ceO
エンダグッドエンドアフター編
誰てめえ&設定の整合性無視&いつも通りエロなしでもう全方位に謝りたい所存
どこから思いついたかはわかる人にはわか●ixivも見●●るよ
いや、エロは最初あったんだけど、その、“エメク”のカドで気持ちよくなっちゃうエンダはさすがに罰当たりだと思ってボツ
数分のところを脳内保管しておいてくれぃ
しかし、成長したエンダはもっと凛としてるイメージがあったのに何を間違えたんだ俺は
512名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:39:39 ID:MXV5z9Ki
大人エンダかわええええ
本文にエロがなくてもこのエンダが嫁だったと考えるとごちそうさまです
513名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:45:06 ID:svBofHGX
※擬人化ネタ注意※


「一人では微力、誰かと一緒でなければダメな私。ずっとそう思ってました。
 でも……あなたと一緒になるためだったのなら、とても誇らしく思えます」
己の存在意義を見失い、自暴自棄になっていた女。
「一人でもやっていけると思ってた。でも、あんたと出会って変われた」
己の力に酔い、周りを見失っていた女。
そんな二人が出会って、ささやかながらも温もりと輝きに満ちた日々を送っていた。

――しかし運命の女神は時に残酷に微笑み、幸福を破壊と混乱の渦に突き落とす――

フラン「新鮮な虹色魚と小麦粉を用意いたしました。それでメロダーク様? 今日は何を作りましょうか」
メロダーク(裸エプロン)「その二つときたらラーメンが王道だな。しかしレシピ通りに作っていては面白さも発展もない」
フ「『料理は火力と発想力が命』 私もそう思います」
裸「そこで、今日はべとべとも入れてみようと思う。とろみがついてより旨くなるはずだ」
フ「素敵なレシピですね」
裸「おいしい料理には火が不可欠。どんどん薪をく……熱いな。ふう、熱い熱い。このエプロンを脱ぎ放てたら気持ちいいだろうな……」

べとべと「ふひひひひ、お前らまとめて暗黒料理にしてくれるわー!」
魚「逃げなさい小麦粉! あたしが食い止める」
粉「で、でも……そしたら虹色さんが……」
魚「ぐずぐずしない! ブラックプティングになりたいの!?」
粉「そ、それは嫌です……」
魚「あたしだってあんたがそうなるの見たくないわよ。さ、あたしなら大丈夫だから……」
粉「でも……虹色さんがバイオケーキになるかもしれないのに逃げるのは、もっと嫌です!」
魚「こ、小麦……」
粉「私も戦います。例え99%焦げた石やマッドシチューになる運命だとしても……1%でも可能性があるならば!
  一緒に虹色ラーメンになるために戦います!」
魚「……わかったわ。援護してちょうだい」
粉「はいっ」
魚「これはあたし達の愛を……、そして食材の尊厳を懸けた聖戦! 容赦は無用っ!」

虹色百合ぬとグッドエンドで行こうかレイーポべとべとバッドエンドで行こうか考えてたら正気に戻った
かっとなってやった。ちょっと後悔と反省してる
514名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:29:01 ID:MXV5z9Ki
わろたw
515名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 00:17:59 ID:o0FWIKuZ
>>510
こういうの凄く好きだわー少し涙出そうだった
516名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 01:54:55 ID:BZggJvog
食材擬人化とは新しいな
他に擬人化させるとすれば・・・うーん、キレハの弟とか帝都の守護者とか?
あんまり印象の強い人外が思いつかん
517名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 02:09:17 ID:tge+x8Xw
釣りの獲物とか白鹿とか
518名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 02:27:28 ID:Jq4V6/3m
召喚できる仲間とか。
519名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 09:54:37 ID:Zc0r4o38
>>516
二日酔いの状態で見たらフランの弟に見えた
14歳もう人じゃねーかwって書こうとしてた
520名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 10:29:52 ID:+kgQSDhA
ルギルダさんに蛙送りつけられる、ぬめぬめウェンドリンが見たい

>>519
いいから寝直せw
521名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 13:05:59 ID:LxQHprTQ
おやすみ
522名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 13:06:29 ID:W4vm6AJn
>>518
人工精霊とちゅっちゅするしーぽんの姿が見えました!
523名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 14:10:26 ID:3oSg/Jc+
泉の貴婦人×剣の精霊が見られると聞いて墓所から来ました
「らめぇv 錆びちゃうぅv」
524名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 14:14:54 ID:javTLYRH
偉大なる種族でひとつ。
525名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 17:02:11 ID:IphjY3MA
黒いプリンにべとべとのぬとぬとにされるフランその他が見たい
って、擬人化じゃないな…
526名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 17:34:11 ID:hzHK8sPl
男で一通りやって5周目はじめて女主人公でやってるんだが
これは女主人公でハァハァする人が多いのがよく分かった。
今宮殿だけど、ランダムダンジョンで男と休憩したり風呂で身体中がぬるぬるしたり
宮殿内の休憩ポイントで手術台に縛りつけられたり女だといちいちエロスだ。
527名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 22:25:00 ID:Zw9Xii+h
フランが間違えて作ったブラックプティングにべっとべとにされるキャシアス

そして、後にバリスは語る、あの時フランは確かに情欲に潤んだ瞳でほくそえんでいたと
528名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 22:51:47 ID:Q3iQYo4R
>>526
風呂のシーンの話題は多かったが
>身体中がぬるぬる
その切り口は斬新だ
529名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:36:20 ID:/sSMr6/A
ネルは唯一自由にぬるぬるプレイができるって事か……
ちょっとタイタス十四世ぬるぬるさせてくる
530名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:51:31 ID:6/1Nh6KB
>>528
しかも「ぬるぬるして気持ちが悪い…」だしな。そっちを連想するよな。
531名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 00:20:17 ID:HW6oXHZp
>>526
>宮殿内の休憩ポイントで手術台に縛りつけられたり
リョナの話題の時に言い忘れたが、これもかなりキたな。
リョナ方面に向かわなくてもシチュとしてかなりいける。
テオル殿下の研究所は盗賊編の世界以外でも存在はしてるんだろうか。
もし存在だけはしてるとしたら、マナやフィーやテレージャさんがさらわれて実験されたりしたら…
532名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 01:15:09 ID:St5vBFBR
あれは西シーウァとの戦争後にテオルがまだホルムにいて初めて作られるみたいだ
騎士編だとどう足掻いてもだめっぽいが神官編ならもしかしたらあるかも
魔術師編だと場合によってはそもそも殿下何処行った状態になるからなんとも・・・w
533名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 01:43:46 ID:+5liaMe1
>>532
さっきフィー編で確認したが、一応解放後アイビア倒した後に現れることは現れたな。
534名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 17:53:53 ID:N7ikn5s/
そういやテオル殿下ってこういうスレでは大活躍かと思いきや意外と出てこないな。
ウェンドリンはまあ縁談持ちかけた手前難しいとしても、他の女キャラなら権力で好きに出来そうなもんだが。
535名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 18:23:00 ID:LcDm60Ba
まあそうだな。
騎士編野戦イベントか盗賊編研究所イベントで敗北した後って設定なら、
さほど無理なく陵辱役が務まりそうではある。
パーシャの話からして、テオルはそういうの嫌いじゃなさそうだしな。
536名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 20:15:04 ID:/3SXr6EP
他のシナリオだと神官編だったら神殿の名誉回復とアダの身の安全
魔術師だと石人の治療をエサに呼び出すとかかな。
さんざん楽しんだ後は火車騎士団にプロスパーするとか。
てか小細工しなくても正面から堂々と呼び出せる立場でもあるな。
537名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 21:39:09 ID:wpUTjllF
私に任せたまえ
「殿下……本当に、チュナを治して頂けるんスか?」
「己は嘘は言わぬ。だが、貴様の妹が治るかどうかは……わかるな」
538名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 22:07:16 ID:fXr7XW0u
テレージャさん何やってんすかwww
539名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 22:27:47 ID:eK9QsuOG
gdgdなシーフォンとフィーの話
エロないんだすまない。嫌な人は適当に回避してくれると嬉しい



「シーフォン」
 何となく窓辺に立って物思いに耽っていたところで、ドアの向こうから声が聞こえた。
それは聞き慣れた声で、シーフォンは面倒くささを滲ませつつ返事をした。
「何だよ」
 すると開けて良いとは言っていないのに扉が開く音がして、シーフォンは文句を言おうと眉を顰めて振り返った。
 と、同時にぎょっとした。
 思い描いた人物が、入ってくるなり抱きついてきたのだ。
「ななな、」
 意味がわからずシーフォンは狼狽した。しかしフィーは何も言わずに抱きつく腕に力を込めてくるのみだ。
 突然の事態に頭がついていかない中、飛びついてきたフィーのやけに温かい体温だけがリアルだった。シーフォンの肩に埋まった顔は伺えないが、白銀の髪がくすぐったい。
 薄い布越しに感じられる柔らかい肢体の感触が生々しく、中でも不思議な弾力を持つ二つの膨らみが脳髄を刺激した。
シーフォンはその衝動に従ってフィーの華奢な肩に手を置いたが直ぐに我に返り、そのままフィーを引き離そうとする。
 しかしフィーの行動の方が早く、シーフォンにとって、もっと意味がわからない事態が起きた。
フィーは、フィーの小さな唇はシーフォンのそれを掠めるように奪って離れていった。
一瞬だけ触れた温もりは夢か錯覚かと思うほどに微かな感触しか残さなかったが、それは現実だった。
目の前のフィーが、指先で確かめるようにそっと自らの唇に触れてはにかんでいた。
薔薇色に色付いた頬も合わせて、仕草が一々艶めいて見える。
「ちゅーしちゃった」
 それを聞いた瞬間、シーフォンはかっと赤面するのを感じ、慌てて顔を隠しながらフィーの頭を小突いた。
本当はグーで殴るつもりだったのに、思いの他優しいものとなってしまった。
 そのせいで、フィーは勝手に幸せそうなままだ。
夢見がちな表情でフィーが詰め寄ってきた。
再びゼロに近くなる距離に、シーフォンは逃げるように一歩下がる。
「シーフォン、嫌だった?」
 囁くような小さな声だった。小首を傾げたフィーの指の隙間から見える赤に一瞬だけ目を奪われるが、
「嫌に決まってんだろ!何でお前なんかと!この僕様が!」
 早口にまくし立て、シーフォンは唇を拭う仕草をした。
するとフィーは眉尻を下げて、捨てられた子犬のようにしゅんとした。
「…そっかあ」
 嬉しそうな顔はどこへやら。
 フィーは普段どんなにシーフォンが蔑んでも簡単に落ち込んだりせずいつもにこにこしているような女で、
これにはシーフォンもたまげてしまった。
 本当は別に嫌じゃなかったと言いそうになり、咄嗟に言葉にする前に打ち消す。
フィーに言った通り、嫌に決まってんだろ、と。
 しかし唇に不快感はなく、顔には熱が集まるばかりだ。
シーフォンは熱さを振り切るようにぶんぶんと首を振った。
「おい、それで何しに来たんだよ」
 場を切り替えるように尋ねると、フィーはにこりと笑った。先程から感情の移り変わりが妙に速い。
540名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 22:28:09 ID:eK9QsuOG

「シーフォンに会いに来たの」
 続く言葉はあまりにも恥ずかしすぎた。
フィーは時々、何てことない風に爆弾発言を落としていくがここまでクサイ台詞は久しぶりだ。
「はぁ!?帰れ!」
 対するシーフォンは湧き上がってくる照れくささを隠すために、フィーを邪険に扱うことしか出来ない。
「…えい。」
 フィーはむう、と頬を膨らませると両手でシーフォンの胸板を押すという、突拍子もない行動に出た。
不意打ちに、か弱いフィーの力にもかかわらず、シーフォンはよろけた。
そして床に落ちていた袋に躓くと、ベッドの上に倒れこむ。
 シーフォンは控えめなフィーのものとは思えない積極的すぎる行動に、とにかく面喰っていたがフィーがシーフォンの体を跨ぎ、
見下ろされると屈辱すぎる今この状況を何とか打破しようとした。
 しかし、フィーがいるせいで身動きができない。
「何すんだコラ。何なんだお前マジ意味わかんねえ。どけ。」
 睨みつけて文句を言ったが、フィーは不意に楽しそうな表情になった。
そしてそのまま抱きつかれてシーフォンは焦る。
隙間のない密着度に、心臓が早鐘のように鳴った。
「ちょ、何してんだ。焦がすぞ。」
 だが手元に杖がなく、魔法は使えない。
調子付いたフィーは匂いをつける猫のように身体を寄せてきて、段々まずい事になってきた。
清潔な良い匂いのする身体を意識しないようにするが無理に決まっていた。
「シーフォン細い。もっと食べた方がいいよ」
 切羽詰ったシーフォンとは対照的にフィーはやたらと能天気だった。
「余計なお世話だ!どけ!」
「やだー…」
 悶々として怒鳴りつけたシーフォンの声に、力の抜けるような声が続く。
フェードアウトしていくフィーの声に気付かず、シーフォンは乱暴にフィーの手首を掴んだ。
「ぬあー!もういいどかす!」
 体勢は逆転し、ベッドが軋んだ音をたてる。フィーの小さな身体が布団に沈んだ。
フィーはやはり非力で、魔法使いの自分でも簡単に引き離すことができた。
そのことに征服感を覚え、シーフォンは細い手首に力を込めて言った。
「参ったか!わかったらこんな馬鹿みたいなこともうすんなよ。僕はお前なんかに興味ないからな。
…ないからな!……フィー?」
 何の反応も返さないフィーに、おかしいと思いよく見ると、フィーは目を閉じてすやすやと寝ていた。
 こんなにも人の心を乱しておいて突然寝るとは何事か。
シーフォンは頭に来て、罵声を浴びせようとしたが、ようやく気付いた。
 酒臭い。
フィーの安らかな寝息は微かにアルコールの匂いを運んできて、
これまでの普段のフィーとは結びつかない奇天烈な行動の原因がようやく判明した。
 思えばいくらでも伏線はあった。呂律の回っていない声、常に赤かった顔、みるみる内に変わって言った表情。
 気付いていたらフィーに押し倒されるなどという屈辱的な事にはならなかっただろうし、焦ることもなかっただろう。
 シーフォンは盛大に舌打ちして、眠るフィーの上から退いた。目的は一つだ。

 フィーに酒飲ました奴殺す。

部屋を出て、下の酒場へと下りた。ある程度犯人に目星はついている。
待ってろよ、と呟いて手に馴染んだ杖を掴んだ。


エロ入れようと思ってたのにシーフォンの性格がめんどくさすぎて無理だった。
すまん。
こういうネタはテレさんでやるのが正解だったかもしれん。

>>534
パリスの話を聞いて怒ったアイリがテオルに文句言いに行って陵辱される話は考えたことあるけど
引くぐらいド変態になってキャラ崩壊したからやめた
541名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 23:15:19 ID:aDJLffa3
>>539-540
やっぱりしーぽんはヘタレがよく似合うねw
542名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 00:06:54 ID:W/HCEB7w
>>539
GJ!フィーが可愛すぎてニヤニヤする。
543名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 00:29:31 ID:eXgKQMHN
鎖に繋がれながら、捕えた娘はなおも赤い瞳できっと睨みつけてくる。
まるで野生の猫のようだ、とテオルは思った。何物にも屈しないという意思が溢れた、強い瞳だ。
妹を取り戻すためこの研究所に忍び込み、番兵たちと大立ち回りを演じた挙句に捕えられたのである。
「殺すならさっさと殺せばいかがです」
憎々しげに呟く娘を、テオルは満足そうに見やった。
「ほう、こんな時でもそんな顔ができるとは、やはりなかなか骨のある娘だ」
「それで私をどうする気?私の目的はチュナを取り戻すことだけだし、拷問にかけても何も出ないわよ」
「生憎、己が貴様を生かしているのはそんな目的のためではない」
「じゃあ何よ」
テオルはにやりと笑う。
「やはり気丈な娘だ。目的のためならどんな手段も厭わない、己と同類だ。
そのような女性を見ると、むしょうに征服してやりたくなるたちでね」
「なっ…!」
思わず体を固くしたアイリの、その耳元になおも囁いてやる。
「安心しろ。力づくでものにするのは己の趣味ではない。
人の上に立つ存在たるもの、もう少しスマートな方法を使わねばならんのだよ。
君は自らの意思で己に屈服し、その脚を開くのだ」
「だ、誰がそんな―」
「一緒に忍び込んだのは貴様の兄だったかな?地下牢に繋いで、少々痛めつけさせたが生きてはいる。
早急に処刑するつもりだったのだが、貴様の仲間たちに対する牽制にもなるしもう少し延期してもかまわないと思っていてな」
お前次第だ、と囁くと鎖を外してやる。
アイリはこの状況を打開しようと部屋の中に素早く目を走らせた。だが、当然のことながら彼女の得物になるような
ものがこの部屋に置いてあるわけもなく、素手ではテオルにかなうわけがない。
服を脱げ、と言われ、盗賊の娘はためらいを見せた。
「お前は酒場の踊り子と聞いていたが。こういうことには慣れているんじゃないのか?」
「あいにくと、芸は売っても体と魂だけは売らない主義でね」
「そうか、ならば己が初めての男というわけだな…光栄に思わせていただこう」
くすくすと笑うテオルを睨みつけながら、仕方なくアイリは自らの服に手をかける。
布が一枚、また一枚と床に落とされていく中、その鋭い視線だけは決して外さない。
そうすれば視姦される恥ずかしさに対抗できると思っているように。
最後の一枚を脱ぎ捨てる段になって、アイリの手は鈍くなった。
「どうした。早くしろ」
急かしてやると、なおさらに憎しみの視線が帰ってくるのがなんとも情欲をそそる。
言葉と権力でこの娘を支配しているという感覚がたまらなく楽しい。
ぱさりと音をたてて布が落ち、若い娘のしなやかな肢体があますところなく晒される。
「別にあんたに体を売るわけじゃない。兄貴を助けるためだ」
そう呟くと、アイリは命じられるままに寝台に体を横たえた。
「これはあくまで取引だからね。どんな酷いことをされたって、あんたに屈服なんかしないから。
さあ、さっさとしたら」
そう言いながらも恐怖と恥辱で身を強張らせているのが分かる。
544名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 00:30:46 ID:eXgKQMHN
顎に手をかけこちらを向かせると、痛めつけられることを覚悟してか、娘はきゅっと目をつむった。
その頭を引き寄せ、恋人にするように優しく唇を重ねてやる。舌を差し入れて口腔を犯し、味わうように蹂躙する。
「んっ…くぅ…」
抵抗するその表情を楽しみながら形のいい胸の膨らみをまさぐり、あくまでも優しく揉みしだいてやる。
先端の桃色の果実を指先で摘み、くりくりと捏ねまわす。それを何度も繰り返す。
繰り返すうちに、その先端は赤く色づいてきた。舌先で愛撫してやればそれが固くなり、つんと立ちあがっているのがよく分かる。
「やっ…やだっ…」
体をひねって抵抗しようとするその表情は、先ほどまでのそれとは明らかに違っていた。
戸惑いと恥じらいの表情は、間違いなく彼女が感じていることを示していてー
「どうした?何をされても覚悟の上なのではなかったか?
恐怖と痛みで女を支配することなど誰にでもできる。だが、己は女性には紳士たるべしという教育を受けていてね」
「畜生…ッ!この野郎…」
太腿の内側に下ろした手を上に向かって撫で上げ、秘所に指を這わせると微かにビクン、という振動が伝わってくる。
「もっと力を抜け。折角なのだから楽しむといい」
濡れたそこに指をあてがい、陰核をくすぐるように愛撫する。同時に舌先で胸の先端をさすり、押しつぶし、吸い上げる。
異様なほどに白い肌が汗ばんでうっすらと薔薇色に染まり、あきらかに苦痛のためではない荒い吐息はもう隠しようもないものになっていた。
「どうやらお前は感度がいいらしいな。その辺の娼婦などよりずっと淫らだ」
「う…うるさい…」
「その恥辱に耐える表情がなんとも言えんな…もっと感じさせてやろう」
テオルが次に取り出したのは、一本の豪華な羽ペンだった。
その羽毛部分を敏感な部分に当て、優しく撫でさする。
「…っ…!ぁ…」
舌よりもなお繊細な刺激に絡めとられ、アイリは声をあげそうになるのを堪えた。
不本意ながら体は生理的な反応を返し続け、こぼれた愛液がシーツにまで染みを作っている。
テオルの手がどこに触れても、その感覚が快感に変わる。死にたいほどおぞましいのに、止まらない。
いつしかアイリは自分から脚を開き、その愛撫を受け入れていた。
容赦なく快感は与えられ続け、アイリは葉を食いしばって耐える。しかし本能的な予感を察知したのか、その目が急に見開かれた。
「あ、駄目、それ以上はっ― あっ…」
慌ててテオルの手を払いのけ初めてのその感覚から逃れようとするが、遅かった。
びくびくと電気的な刺激が全身を走り抜け、食いしばった歯の間から恥ずかしい声が漏れる。きもちいい。
涙で霞む視界の中、悶絶する自分の表情をテオルが眺めているのが、消えてしまいたくなるほど悔しかった。
「ほう。少々馴らしてやるだけのつもりが達してしまうとは淫乱なお嬢さんだ」
からかうような声が聞こえる。もはやアイリのプライドはずたずただった。
涙目でテオルを睨みつけながら呪いの言葉を吐くも惨めな気持ちは変わらず、下腹に残る快感の余韻がなお汚らわしいもののように彼女を苛む。
恐怖や痛みでなく征服されるとはこういうことだったのか。
「それだけ感じていたのだから、己のことも楽しませてくれよ?」
その声にもはや抵抗する気力もなく、アイリは言われるままに愛液でぬるつくそこを自ら開いてテオルの眼前に晒す。
「よし、良い子だ。なるべく痛くないようにしてやろう。そのうち己なしではいられないようにしてやるかな」
テオルは嗤い、アイリを犯し始めた―。
545名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 00:32:49 ID:eXgKQMHN
あ、ごめん注意書き忘れた申し訳ない
自重しないテオル殿下のエロです
くやしいっ系です
546名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 09:04:06 ID:7yThX1LZ
これはいい己様
GJです
547名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 14:26:11 ID:VYu5xcJV
>539
シーフォンは本当にツンデレが似合う
フィーは天然入ってた方が対抗しやすいと思う

>543
陵辱ネタは実は珍しいな、GJだ


陵辱と言えばキレハイベントで様子を見た場合の展開、
助けに行くのが遅れたら色々やられちまいそうだと思ったのは俺だけだろうか
尋問とか拷問とかそのほか色々と

あとキレハイベントにテレージャさん連れて行って会話すると怪しい台詞が聞けるな
「振られた」とか「性別は気にしない」とか
……尼僧院出身だけに女の園なのか そっちもアリなのか
548名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 15:11:11 ID:UuZhYiO9
そりゃまぁ尼僧院でキス魔の二つ名を取った女だからな。
549名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 20:36:58 ID:UKBZC5w/
>>539
GJ!
普段は控えめな女の子が酔った勢いで…ってシチュは王道だが実にいいものだ。

>>543
殿下は最高です!GJ!
550名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 00:50:57 ID:OrCE0+HS
>>543
テオルが予想以上にハマり役すぎててワロタ
GJ

>>547
よう兄弟。キレハイベントは色々妄想できて大好きだ。
様子を見た場合、ほっといてストーリー進行で戻ってきたら
さすがにちょっと覇気がないのがまた。
>>543の冒頭ちょっと読んだ時一瞬キレハかと思ったしな!
551名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 02:42:21 ID:UTNGKJFA
「ちょっと待ちたまえ」
どうやらこの先には猟奇的な記述があるようだ。IDでNG処理を行えば回避できそうだ。
552名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 02:43:14 ID:UTNGKJFA
「私を生贄に? あなたが? ……ふーん」
「ちょっと待ちたまえ。『自らの欲望のために親友を生贄にささげた罪深き男』の伝承は
知っているかな? これは大河流域にいくつかの類型が(略)詳しくは(略)」
「それとこれとは話が違うし、そもそもいつ親友になったのよ! いえ別に親友がイヤ
じゃないというかどっちかというと好きなほうだけど」
「君は少し落ち着きたまえ」
キレハの百面相に眼鏡を押し上げ、ふぅ、と溜息を吐くテレージャ。ここは古代の聖域の
ような遺跡。ランタンの灯りで、血の染みついた祭壇にはおぞましい影が揺らいでいた。
「生贄といっても、命に関わるようなことではありません。ほんの少し血を提供して頂き
たいだけなんです。私の目を見て下さい。これは純然たる学術的好奇心です」
子犬どころか、熱に浮かされたような目をして、フィーはキレハにずずいと顔を近づける。
「その通り。誓って他意はないよ」
「絶対嘘よ!」
柳眉を逆立て、人としていろいろ踏み外している知識人二人を睨み付けるが、不良巫女は
どこ吹く風。誰かよりも誰かに近い魔女に至っては、血の色をした瞳にわざとらしい空涙
を浮かべる始末。
「キレハ、ひどいよ……」
「おお、よしよし。私が胸を貸してあげよう。存分に涙を流すといい」
テレージャはふくよかな膨らみを満喫する少女の肩を抱くと、愛おしげに髪を撫でる。そ
の慈母のような表情に、キレハの長い髪の間からぴょこんと三角の耳が飛びだした。
「だ、だいたい、生贄ならあなたたちで捧げればいいじゃない。そっちのおねえさまに優
しく導いてもらえばいいでしょう」
頬を膨らませて腕を組み、キレハは小さく鼻を鳴らす。不満そうな顔をしてはいても、獣
耳がぴるぴる小刻みに動いてしまっている。フィーとテレージャは不思議そうに顔を見合
わせ、同時に小首を傾げた。
「私たちで儀式を執り行っては、だれが記録検証するのですか?」
「貴重な実証が成されるかもしれないのに、とんでもないことだよ」
この二人、微妙な乙女心の機微なんて通じてない。通じてないんだわ。
どこまでも邪気のない二人を睨め付け、キレハは呆れたように肩を落とす。
「そ・れ・で、どうして私が生贄にならなくてはいけないのかしら」
彼女の言葉に、フィーは目を伏せて紅く染まった頬に手を当て、テレージャは片手を唇に
あてて俯く。もぢもぢと身をよじる明らかに駄目な二人の様子に、キレハは眉をひそめる。
「キレハが可愛いんですもの」
「私もおおむね彼女と同意見だよ。加えて、私はその、君に個人的に興味が」
「ちょ、ちょっと待って。それってもしかしてもしかするの?!」
「もしかしますよ。性的な意味で」
「当然だろう。性的な意味でも」
「だめだめだめだめ! だめぜったい!」
いっぱいいっぱいのキレハに、不良巫女と魔女はその美貌にねっとりした笑みを浮かべて
しなだれかかる。
「ぅひぃいいっ?!」
うなじをテレージャのひんやりした指先でくすぐられ、喉元にフィーの柔らかな唇を滑ら
され、キレハは耳をぴんと立たせて悲鳴を張り上げた。動揺のあまり、四肢が異形の獣と
化してしまっている。腕の滑らかな毛並みに指を潜り込ませ、テレージャは硬直するキレ
ハの背中に、豊かな乳房を押し当てる。獣耳の付け根を撫でながら、フィーも細い手足を
しなやかな体躯に絡めていく。
「ちょ、ちょっとっ! なに考えてるのよ?!」
「何って……主にナニを」
「はい。ナニをしようかと」
陶然と目を細めて絡みつく二人を引き剥がそうと、キレハは身をよじって暴れる。その身
のこなしは野生の獣のよう、魔の手から逃れ、一足飛びに距離を取ろうと床を蹴る。しか
し人に近づいた獣は猟師の罠にかかるのが世の定め。眼鏡を妖しく輝かせ、テレージャの
指先が閃く。乳房を縊り出すよう、身体の線を強調するよう、ワイヤーが生き物の様にま
とわりついて、絞り上げた。瞬く間にキレハの両手は後ろ手に、足とまとめて固定される。
553名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 02:43:40 ID:UTNGKJFA
「な、なにこれ?!」
「いつものワイヤートラップだけれど、何かご不満かな?」
「不満も何もこれ使い方おかしいわよ!」
「緊縛ですね。素敵」
駿河問いで床に転がされ、唯一自由になる顔を上げて睨むばかりのキレハの前にしゃがみ、
フィーは優しく頬を撫でて微笑んだ。テレージャの指に従い、キレハの肢体をワイヤーが
きりきりと締め上げ、祭壇の上に吊し上げていく。
「っく、ぁ……あなたたち、最低、ね……」
「お褒めに与り恐悦至極。古代語で言えばHENTAIだね」
「でもこれ、怪我しませんか?」
「この結び方は体重が分散され苦痛が手首足首腰に均等にうんぬんかんぬん」
テレージャがぱちりと指を鳴らすと、キレハの身体は見事に祭壇の中央に転がった。ワイ
ヤーから解放された彼女が逃れるよりもさきに、目を潤ませたフィーが身体を重ねる。揺
らめくランタンの灯りで照らされた若き賢者に見つめられ、そういう趣味はないはずのキ
レハも、思わず妖しい胸騒ぎを覚えてしまう。長衣に隠された肢体の意外な柔らかさに、
彼女は息を詰まらせて顔を背ける。
「キレハ……お願い」
「だーっ、そんな顔してもんむぅうっ!」
目を瞑って背けた顔をしっかと両手で挟まれ、目を見張った時には既に、至近距離にテ
レージャの顔があった。キレハの抵抗を押しあてた唇で押さえつけ、強く吸って気力を打
ち砕き、緩んだ唇を舌先で割り広げ、ぬめる舌を滑り込ませる。
「ん゙ーッ! ん゙う゛ぅ!」
ぬらつく舌がキレハの歯列をなぞり、舌を擦り、口腔を蹂躙する。鼻で息を継いでも、テ
レージャとフィーの甘やかな体臭が混ざり合い、鼻腔から脳髄まで犯していく。とろん、
とした目をして、魔女はその魔の手でキレハの衣服を緩め、キスの雨を降らせる。
「う゛、う゛ぐぅ、っふ、う゛……」
興が乗ってきたようで、まさにキス魔の面目躍如。頬を捕らえる指先が耳を優しくまさぐ
り、キレハはその度に手足をもがかせる。その手足もフィーの滑らかな肌で擦られ、二の
腕をねっとり舐め上げられ、内腿を掌でくすぐられ、切れ切れの悲鳴が口の中で跳ね上が
る。テレージャの舌が口腔を舐り、唾液を絡ませて淫猥な水音をたてるのを、キレハは混
濁する意識で聴いていた。柔肌から伝わる二人分の体温で気が狂いそう。つんと張った乳
首を捻りあげられ、キレハの濁った意識に鋭い刺激が走る。涙で滲む視界には、不良巫女
の顔しか映っていない。フィーが執拗に脇に舌を這わせ、脇腹から背中に指を走らせる。
キレハは身体の奥に走る疼きに、足を摺り合わせ、小さく呻く。
濡れた下着が気持ち悪い。
もぞもぞと身体をくねらせ、もがくキレハにフィーは上気した肌を重ねて抑え込む。既に
邪魔な衣服など身につけている者はいない。祭壇の上で絡み合う三人の裸身が、ランタン
の揺らめく灯りで艶めかしく照らされていた。言葉も交わさず、狂おしげな吐息を漏らし、
汗の浮いた肌を絡め合う。
どれほどの時が経ったことだろう。どんよりと濁った思考のなか、キレハは気付いた。
フィーは彼女の身体中に口づけの跡を刻みながら、その指で自涜に耽っている。テレー
ジャも口がふやけるほどの接吻で彼女を犯しながら、その足を跨ぎ、ぬらつく秘処を擦り
付けて悦楽を享受している。
わたしも、さわって。
キレハはうだるような熱気でとろけた頭に浮かんだ思考を、慌ててうち消した。
乳首を指先で摘みあげられ、乳暈を指の腹で擦られ、跳ね上がった足がテレージャのそこ
を強く押し上げた。鼻に掛かった喘ぎを漏らすテレージャは、お返しとばかりにキレハの
舌をねぶる。フィーの唇が唾液の跡を引き、おへその周囲から、ゆっくりと下へおりてい
く。じりじりと、キレハを煽るようにとびきりゆっくりと。
554名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 02:44:40 ID:UTNGKJFA
「う゛……う゛、ぅ……」
待ちわびるように動きそうになる腰を必死に抑え付け、ぴん、と足指を反らせてキレハは
期待に打ち震える。濡れそぼったそこにフィーの吐息を感じながらも、待ちわびた瞬間は
ついぞ訪れることはなかった。
涙に滲んだ目で、キレハは二人を見やる。その様子に、テレージャは唾液の糸を引いて唇
を離し、指先で口元を拭う。学問の巫女とは思えない艶めかしい動作に喉を鳴らし、流し
込まれていた唾液を飲み込むと、婉然と微笑むフィーも細い指を、下着越しにキレハのそ
こへ落とした。
「……!」
電流のような刺激に腰が跳ねる。足りない。全然足りない。
喘ぐキレハに流し目をひとつくれて、フィーはテレージャの首に腕を回す。二人の乳房が
重たげに歪み、ついばむように唇を重ねる。
「……ぁ……ぅ……もう、降参よ……生贄でも、なんでも、すればいいじゃない……」
「お願いします、お姉さま、と言って欲しいなあ」
「……変態だ」
火の点いた身体はどうしようもなく、ぬとぬとの唇を何度も舌で拭い、キレハは喘ぐよう
に息を継ぐ。キスする間外していた眼鏡をかけ直して微笑むテレージャを睨みつけるもの
の、いよいよ我慢のほうは限界に来ていた。
「お願い、します……おねえ、さま……」
キレハは恥辱に耳を伏せ、呻くように声を絞り出す。いいように身体を弄ばれ、いいとこ
ろで投げ出されておねだりまでさせられたというのに、恐ろしいことにイヤなことではな
かった。今の今まで知らなかった自分の心と身体に隠されていた気質に、キレハは動揺を
隠せない。
「では、さっそく」
「ぅぅ……」
テレージャはホルムの地酒を含むと真銀の短剣に吹きかける。その間に、フィーがキレハ
の震えるおなかにたっぷりのお酒を塗りつけていく。
「ちょ……っと、本格、的ね……」
震えた声を上げるキレハに微笑み、テレージャは彼女の脇腹につぅ、と刃を滑らせた。一
拍遅れて肌に赤い筋が滲む。
「ぐ……ッ!」
灼けつくような苦痛に顔を歪めるキレハの足を押さえ込んで、フィーは濡れそぼった下着
の端をくわえて引きずり下ろす。湿った布地との間に透明な橋が伝うそこに唇を寄せ、強
く吸い上げる。
555名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 02:45:03 ID:UTNGKJFA
「ひぅぅぅ!」
テレージャは目を見開いて仰け反る肢体に跨り、傷口にそっと手を触れた。押し広げられ
た傷から溢れる鮮血は肌を伝って祭壇に吸い込まれていく。指先が傷口をなぞると、縫い
合わせたかのように傷が塞がっていく。
「見たまえ、捧げた血が吸い込まれていくよ」
「傷、塞ぐのは……いい、けど、痛、手加減……し……ぁああぅう!?」
ぬかるんだそこを舐め回すフィーの舌に、疼く淫核を押し潰す指に、キレハは金切り声を
あげて狂ったように身をよじる。しかし上に跨るテレージャと、両足を押さえつける
フィーによって、生贄の祭壇から逃れることもできなければ、抗うこともできない。
肌を寸刻みに浅く刻まれては痛みに泣き叫び、同時に秘処をねぶり回され、痛みと悦楽と
で気も狂わんばかりに声を、生き血を搾られ、キレハの意識は次第に肉色の闇に飲みこま
れていく。
顔中ぬらつく粘液にまみれ、下腹部に顔を埋めたフィーが下品に音を立て、とろけきった
そこを吸い上げる。奥を指で擦られると、キレハは泡を吹いて泣き叫ぶ。恍惚の表情を浮
かべ、テレージャはキレハの艶やかな肌に白銀の刃を滑らせ、赤く彩っていく。断続的に
襲う激痛に目を剥き、自由にならない手足を痙攣させ、キレハは声の限りに啼き叫ぶ。
「この祭壇は間違いないよ、これはすごい発見だよ!」
「ぢゅぶ、んぢゅぅ゙……はぷ……聞こえて、ないと……思います……」
声を弾ませて血刃を振るうテレージャに、フィーは唇で挟んだ淫核を吸い出し、甘噛みし
ながらうわずった声で答える。彼女の言葉の通り、既にキレハに二人の声は届いておら
ず、刺激に反応し、狂ったように身体をよじるだけの肉人形となり果てていた。
祭壇の禍々しい燐光に包まれ、思い切りフィーが吸い上げるのと同時に、テレージャは
深々と刃を突き立てた。生贄の娘の断末魔の絶叫と共に、噴き上がる鮮血が祭壇に飲み込
まれ、溢れ出た闇が、ぬらりと美しい娘の形を取る。
「……じゃーん」
「……あらら?」
556名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 03:03:33 ID:UTNGKJFA
気が付くと、荒れ果てた場所にいた。
「死ぬかと思ったわ。何考えてるのよ、本当に」
「いや、その……うん。予想外でした。申し訳ない」
「ごめんなさい。可愛すぎてつい」
「……次はもっと優しくしなさいよ……」
※グッドエンド
557名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 03:09:25 ID:UTNGKJFA
リョナとエロスと、どちらも中途半端だったらごめんなさい。
生贄会話見たとき、これはもうキレハを捧げるしかないと思い至りこうなりました。
558名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 10:22:33 ID:5QzFSRyI
力作だなオイ。素晴らしくぬとぬとしている。GJだ。
レベルが高いがゆえに、キレハさんの獣バージョンの描写をもうちょっとkwsk、とか、
贅沢が言いたくなってしまう。

しかしキレハさんはなんでこう受けが似合うのだろう。
559名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:19:32 ID:aKSoFy4K
>>552
GJ。
そういやフィーって魔女なんだよなあ。ふだんの温厚キャラのせいで忘れそうになるが。
560名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:29:51 ID:8Cnmb6/6
>>552
これはよいものだ。
中途半端というよりもリョナとエロ両方一緒にやってるトコがイイと思うんだぜ。
あとこんなワイヤートラップの使い方思いついてなかった自分が恨めしい。
弓も真っ青の最高の使用方法じゃないか。

>>558
キレハさんが受けが似合うのはMだからです。
俺の脳内設定だが。
561名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 03:45:42 ID:lSCe4gma
>>558
キレハさんはデレ分に比重の寄ったツンデレだからなあ。
キレハさんと言えば詩人の経験あって歌系の技を使える訳だけど
そんなキレハさんにスレイヤーズの「伝説の歌」とかマイメロ一期の最終回の歌とか
最近の例で言うとけいおんの文化祭の歌みたいな思いっきり恥ずかしい歌詞の歌を歌わせてみたい。
詩人称号持ちの女主人公にも。
562名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 04:49:54 ID:tLZ4ciYn
ワイヤートラップスだ
563名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 17:23:27 ID:ieZqdxjh
>>561
「ここここんな歌なら出番なんてなくて結構よ!」
「あらあんなところにキャシアスがいるわ♪ おやあんなところにウェンドリンがいるぞ♪」
「真顔で歌わないで!」
564名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 17:50:08 ID:nIwTflD/
>>560
俺脳内での3大M
キレハ→本人はMの素養を認めないが、潜在的にドM
「な、こんなのがいいわけないでしょ!…あ…」
フラン→全方位完全にドM。それに加えて忠誠心。
「ああ…この傷は名誉の負傷…」
フィー→過酷な旅の中次第にMに目覚めていく。
「最近…なんだか殴られるのが快感になってきたような気がします」
テレージャはSとMのハイブリッド、ウェンドリンは逆にSの快感に目覚める。
565名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 18:31:01 ID:dOwFQHEI
>>561
廃都物語で恋の行方を気にしてたくらいだし、意外とものすごく乙女な詞を書いてくるかも。
566名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 01:02:38 ID:KSloob5m
ネルは雪山の台詞がどことなくSっぽいな。
メロさんは間違いなくドM。
567名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 01:13:46 ID:yd6KL5kN
pixvに女主人公顔1と顔4のエロ絵が……
568名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 07:35:50 ID:6ETW/Bgh
宣伝乙www

本人じゃないならただの晒しだから
あんま外部の話題出すのやめろよ
作者がスレ見てたら通報してるのも同罪なんだぞ
わかってんのか?
569名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 08:08:01 ID:yd6KL5kN
むぅ、住人規模もそう多くなさそうだし、ちらほら話題に出てたからいいかなあとか思ったんだが、駄目かなあ。
荒らし凸とかする奴もいなそうだし……
570名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 11:00:26 ID:OQ0NsBnN
そういう問題じゃねぇよ
571名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 11:28:58 ID:yd6KL5kN
個人サイトならそりゃ出さんが、対不特定多数公開の場なんだけどなぁ。
つーか今までもちらほら話題に出てたのに、568で草と煽りつきでがっつり叩かれたのが納得いかんというか、
顔真っ赤です、ハイ。
まぁ外部をあんまり出すなってのは分かるけどよ。
他スレでもこの程度の話くらいやってないかなぁ。
572名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 13:29:42 ID:FajqEOqm
虫の居所が悪かったんだろう
気に入らないならスルーで問題ないような内容だし
573名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 16:07:24 ID:UQBoa7HV
ついこの間、ここじゃない場所で作者叩き系の流れになりかねんことがあったので
外部サイト晒しに釘をさす人が出るのはわかる
>>571が単なる好意でやってくれてることはわかるんだが
反発が出るのには理由があることも理解してくれ
>>571がそのイラストの作者じゃないならなおさらのことだ
574規制明け ◆1HLVKIREhA :2009/05/28(木) 22:45:11 ID:/TSx+/yg
「ん〜っ」
大きく伸びをしてから、ベッドのふちに腰掛ける。ふかふかで高級なベッドにはまだ慣れない。
「……退屈」
ぽすっとそのまま横になる。やることのない一日は、長い。
ホルムの町で見つかった遺跡に武者修行も兼ねて潜り、ひょんなことからウェンドリンに出会い、
アルケア帝国の始祖帝の陰謀に巻き込まれ、それが解決したら、ウェンドリンに告白された。愛を。
女同士だというのに決してイヤじゃない自分がいて、乞われるまま領主の館に住むことになってしまった。
どうもこの地域は性別に無頓着らしく、戦争で父を失ったウェンドリンが領主を継いでも、その恋人が女でも、特に問題は起きていない。
ただ、領主のお嫁さん――領主もお嫁さんになるから紛らわしいけど――みたいな立場にされた私は、ウェンドリンと同じような待遇で、でもウェンドリンと違って仕事もないのでヒマを持て余している。
フランに頼んで料理だけは手伝わせてもらってるけど、家事はやっぱりメイドさんの仕事だし。
贅沢な悩みだわ、まったく。
自嘲しながらごろごろしていると、人より多少鋭敏な聴覚が近付いてくる足音を捉える。
「(クンクン)……ちょっと薄い?お風呂上りかしら」
人より大分鋭敏な嗅覚が、足音の主を判別する。
身体を起こしてドアの方を向き、
――ガチャ。
「お仕事おつかれさま、ウェンドリン」
開くと同時に声をかける。
感情の読み取りにくい、色素の薄い目が少し大きく見開かれる。こういうとこがちょっと可愛らしいのよね。
「……」
何故か無言で近付いてきて、あと一歩というところで飛びついてくる。
「わぷっ」
ぼふん、と二人の身体が深く沈む。
「いきなり何なのよ、もう」
反射的に文句を言って、激しく後悔する。恥ずかしい言葉が返ってくることが予想できてしまう。
「食べちゃいたいとか言わない」
耳元で囁かれると、まあ、うん、そういう気分にならないこともない。
……完全にそっちに引き込まれてるわよね。
「ん……」
まずは軽く口付けから。
互いに見つめ合い、抱き締め合ったまま唇を合わせる。深く、浅く、時には舌を絡め合う。
ウェンドリンの手が、私の胸のふくらみを這う。大胆な性格の割に、指と舌の動きはとても繊細だ。
お返しに、ウェンドリンの胸を撫でる。鍛えているおかげか、形が綺麗で張りがある。
「ふっ……ん」
くすぐったさと快感の中間ぐらいをゆっくりと楽しむ。
肌を重ねているだけで、十分な幸福感が得られる。ふにふにと手の中で形を変える柔らかさが心地良い。
同性であることへの抵抗感も、もうない。
「……うん、じゃあ少し強めにしましょうか」
この緩やかな触れ合いに耐えられなくなるのは、いつもウェンドリン。
そんなに刺激しているつもりはないのに、瞳は潤み頬は上気している。
互いの衣服を脱がせ合い、直接肌に触れ、舌を這わせる。
「ひゃうっ」
ウェンドリンの舌が、胸の敏感な突起を執拗に責め立てる。
「このっ」
最近見つけた弱点である耳に反撃を試みる。
こちらも舌で応戦するべく髪に顔を埋めると、ウェンドリンの匂いがする。
「……いい匂い」
思わず感想を漏らすと、何故かそれだけでウェンドリンが反応する。
「反則だ、って何がよ?」
軽く疑問を抱きながらも、そのまま耳から首筋にかけて舌でつつく。
二つの水音と二つの呼吸が重なりながら部屋に響く。
互いの快楽のツボを知っているがゆえに、せめぎ合い、容易に高みへと昇っていく。
気付いた時には、水音が三つに増えていた。
「ウェンドリ……ん、ちょっと、はしたないわよ」
一度も触れていないというのに十分すぎるぐらいに潤っているそこを、腿へ擦り付けてくる。
しかし、それでも指と舌の動きは衰えない。
ウェンドリンが敏感すぎるだけであって、私だって、その、気持ちいいことは気持ちいい。
女としての本能が、体の奥が、疼く。
「あ、んっ」
ウェンドリンが激しく腰を振ると、どうしてもこっちも擦られる。
575規制明け ◆1HLVKIREhA :2009/05/28(木) 22:45:33 ID:/TSx+/yg
「あっ……はッ、ぁ……」
はしたないとはわかってるのに、腰が、動いちゃう……っ。
「ふ……ぁあっ……んっ」
水音は四つに増え、二つの呼吸は明確な喘ぎ声へと変わっていく。
指と舌と腰が同時に、別の生き物のように蠢き、快楽を貪り、与え、さらに激しく動く。
「っ……!もう、いっ……!」
飛んでいきそうな意識を、ウェンドリンを抱き締めることで留め、そのまま下半身を密着させる。
「はあああっ……!ああっ……は……ひあっ……ああっ!!」
一際高い嬌声を上げてウェンドリンが体を強張らせた瞬間、その太股が陰核を擦り上げ、目の前に火花が飛ぶ。
うう……またはしたない声を……。
抱き合い、髪を撫でたりしながら絶頂の余韻を静かに味わう。
いつもならここからもっと激しく求めてくるんだけど。腕の中からは、すやすやと寝息が聞こえてくる。
「まったく、しょうがない人」
苦笑しながら、体を綺麗に拭き清める。無駄のない、しなやかな肢体。
女性特有の曲線には欠けるものの、細く引き締まったラインは同性から見ても美しいと思う。
恋人が美人だ、っていうのも同性だと誇っていいのか悩むところだわ。
自分の体も拭いて、寝ているウェンドリンに寝間着を着せる。
この細腕で、って言うほど細くはないけど、父親の後を継いで頑張ってるんだもの。少しは甘やかしてあげてもいいわよね。
今の私がウェンドリンのためにしてあげられるのは、それくらいだから。
そっと頬にキスをして、睡魔が襲ってくるまで寝顔を見つめる。
「……おやすみなさい」

「ゆうべはおたのしみでしたね」
翌朝、朝食の席にて。
「何のことかしら」
フランの焼き餅はいつものこと。いちいち取り合っても仕方がない。
姉妹みたいなものだ、って自分で言ってたのに、実際はこれだもの。実はお似合いの主従なんじゃないかしら。
ウェンドリンは渡さないけど。
「って、昨夜“も”とか言わないそこ」
当のウェンドリンはいつも通り飄々としている。掴み所がないのは相変わらず。
「あたしが何も知らないと思ってるんですか」
「寝室の中のことまで知ってるとは思わないわよ、普通」
「……キレハさま、夜道には気をつけてくださいね」
「ご心配ありがとう。でも、まだ勘は鈍ってないつもりだから大丈夫よ」
この子にこういう脅しをされると似合いすぎて怖いわよね。
と、そこへ。
「え……三人で、ですか?」
「ちょっと、変なこと言わないでよ」
ウェンドリンが爆弾投下。この主従は色々ズレてる自覚があるのかしら。
「ウェンドリンさまが望むなら……あたしはそれでも……」
この二人に挟まれてると、自分の常識がズレてるんじゃないかと不安になるわ。
「……二人してそんな目で見ないでよ…………ああもう!分かったわよ!勝手にしてよ!」
また流されてしまった。
さようなら、退屈で平穏な日常。
576規制明け ◆1HLVKIREhA :2009/05/28(木) 22:45:54 ID:/TSx+/yg
ウェンドリン×キレハ編
ヒロインが他の野郎に取られるのが許せない狭量な俺としては女主人公=百合
キレハ引き止めるのが一番似合う女主人公はやっぱウェンドリンだと思うわけですよ
フランがヤンデレ気味なのは確実にこのスレのせいだと言っておこう
いつも通りエロが薄いのはいつも通り気にしないでほしい所存

で、ちょっと一世さんが軽く引くような変態主人公を作り上げたいので紳士達の性癖をカミングアウトしてくれたまえ
ちなみに俺の嫁はキレハで、某●空寺あゆに出会った古の昔からツリ目好き、ついでに脚フェチで髪フェチだ
577名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 01:32:24 ID:dRzd5417
相変わらず良い仕事をする…!同じキレハを嫁とし毎度
百合エンド行ってる人間としてGJと言っておこう。
いつも引き止めたり告白したり旅に出てるのはフィーだけどな!

そして俺は好きな娘はいぢめたくなるタイプだ。勿論性的な意味で。
らぶらぶ派なのは知っているが、もし気が向いたら
キレハをいぢめ倒してくれると俺が歓喜する。
578名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 02:35:27 ID:IRF6GT9P
規制解除乙です。キレハもフランも可愛くてGJだわ。
キレハのニオイ属性活かしててすごいいい。

※ふたなり ※スカ ※アヘ顔 ※異種孕 ※むっちり
始祖帝がヒくレベルでなくて申し訳ないけど、特殊属性はこれくらいかなあ。
579名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 17:38:15 ID:D4Gq/Dd2
GJ!規制解除乙です。

特殊属性は触手、緊縛拘束、痴漢、異物(非エロ用品)
世界観的にできるかどうか分からないけど機械姦、電極責めあたりかな。
580名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:23:50 ID:nsHjdSl2
GJ。なんかすっかりウェンドリンのヒモ状態なキレハが可愛らしい。
つーか誰か突っ込めよ! 性的な意味じゃなく!

性癖を晒せと申したか。
四肢欠損/戦傷、出血多量の意識朦朧/戦傷、裸でいちゃいちゃ、
ふぁんたじぃな媚薬(強度)、抱き締められた状態で連続絶頂、イキ過ぎて意識朦朧、
あと冬場の同衾とか大好物だな。「あったかい……」とかキレハに寝ぼけ声で言われた日にはもう。
581名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 22:26:58 ID:oa2WH1k/
嘔吐萌えの俺は、泥酔→寝床でゲロまみれを要求する
582名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 22:31:26 ID:Jc5i0E6i
しーぽんは間違いなく童貞。
583名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 00:32:40 ID:ssnGrxBp
ラバン→子持ち
アルソンさん→間違いなく非童貞
パリス→微妙なライン
メロさん→間違いなく童ry
しーぽん→DQNだしちゃっかりあるかも
夜種王→

女性陣はみんなきよらかなので無問題
584名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 00:50:54 ID:jj5ZCEEB
パリスと顔3以外のヴァンは「後ろ暗い仕事」の一環として
敵の女を輪姦した、くらいはあるかも知れない。
シーフォンはあえて素人童貞ってイメージがあるな。
女と付き合うなんて面倒くせえ、性欲処理や性魔術の研究なら金で解決すりゃいいや的な発想で。
585名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 00:55:46 ID:NtlWTB6k
アルソンはテオルの夜遊びに付き合わされて、何気にけっこう遊んでいる気がする。
586名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 01:14:06 ID:JkcCwhj+
>>583
つまり確実に俺達の味方なのはメロさんだけ……ッ
587名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 01:24:22 ID:H2VriPdk
>>584
顔3は男娼として売られていたに決まってるだろ。
チュナとセットで。
588名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 01:59:04 ID:A9Lk37FE
メロさんはメトセラ教国の兵士やってた頃に済ませてんじゃね
589名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 02:12:05 ID:oPvbwM/o
シーフォンはキスイベントで好感度下がらないのを知って
口ではあんなに嫌がってたのに体は嫌じゃないなんて
とんだシーフォンハードだなと思った
590名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:17:19 ID:GUTf5cBK
メロさんは戦場では相手選べないとかなんとか言ってたから童貞なんじゃないか
ただし相手が男とかいう可能性もあるだろうけど
591名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:31:12 ID:nhhfOY/r
童貞の流れを金色の王剣でぶった切るけど
色んな職人が色んな方向性で書いてるが、サブキャラは全然出ないよな?
美少女義賊コンビとかウリュウとかパーシャとかそろそろ誰かが書いてもいいと思うんだよ
592名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 17:21:04 ID:H5rOwE06
ユリアと夢の中の逢瀬を重ね続けて、最後は崩れ落ちる宮殿の庭園へ残るとか。
「何をしておる! 行け、行かぬか! 生きながら忘却界へ墜ちるつもりか!」
「ほんのたわむれ、ひとときの夢のつもりで……そなたを死人に縛ってしまった……
 心など、繋がなければ良かったのだ……そなたの想いになど、応えなければ……」
「……馬鹿ものめ」

そんなカンジ。
593名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 23:19:49 ID:nhhfOY/r
三千年分の退屈を晴らすために押し倒してくるユリア様は妄想したことあるが、純愛ルートもアリだな
むしろ純愛ルートの方がアリだ
594 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:18:34 ID:Gq2BnW9L
>>425のリクエストに応えて嫁キレハの一日
何故先に書くかと言うと、中でキレハって明記するの忘れてた

「う、ん……」
這い上がるような緩やかな覚醒。まどろみにも似た、寝ているような起きているような感覚。
腕枕の心地良さとあいまって、ずっとこうしていたいという欲求に駆られる。
とは言え、実際にそうしているわけにもいかないので、そっと寝床から抜け出す。
寝間着を脱ぐと、ふと鏡の中の自分と目が合う。
……また、大きくなった気がする。
弓を引くには邪魔になるだけの、2つのふくらみを手の平ですくうように持ち上げてみる。
重いし肩は凝るし走ったりすると衣擦れで痛いし、いいことなんかないんだけど。
いいこと、なんか……うー。
昨夜のことを思い出して、顔が勝手に赤くなる。やっぱり、男の人は大きい方が好きなのかしら。
あんなにねちねちと……あんな、に……ああああああ!
ぶんぶんと頭を振って蘇ってきた記憶を振り払う。無理。冷静になると色々無理。
「ふう」
なるべく無心で手早く服を着て、軽く髪を整える。こんなところでうだうだしている時間もない。
朝一番の仕事は、朝食作りから。最近は、薄めの味付けにも慣れてきた。
昨日焼いたパンが余ってるから、サンドイッチにしようかな。
残り物の野菜や卵をざっくりと調理して、薄切りにしたパンに挟む。
手抜きだと思われたらどうしよう……うーん。
残った野菜を煮込みながら、自分のプライドと真剣に格闘する。
一番食べさせたい相手がそういうことに割と無頓着なだけに、それに甘えて楽な方に流されてしまいそうな自分を戒める。
今日のところは手の込んだことをしている暇もないからこれで満足しておくしかない、か。どこかで新しいレシピでも仕入れてこよう。
ひばり亭の女主人に教えてもらうか、港の商会で本でも取り寄せてもらうか。領主の館の女中は料理に関しては頼りにならないし。
「……やれやれ」
すっかり所帯じみてしまった思考に、思わず苦笑が漏れる。これじゃあ新婚さんだなんてからかわれても仕方がない。
誰が新婚さんよ、ばか。
などと独りでやっていても空しいだけなので、旦那様でも起こすとしよう。
だから旦那様とか言わないの。恥ずかしいんだから。
遺跡の中なんかで寝ていた頃と違って深く眠れるせいで、自分で起きてくることが減った。
ま、安心して睡眠が取れるのはいいことよね。
「……」
今朝もぐっすり寝ている。こうも無防備な表情をされると、母性本能と悪戯心が刺激される。
つんつんと頬を突いてみると、くすぐったそうな吐息を漏らす。
……可愛い。
お目覚めのキス、とかしちゃおうかなー、なんて似合わないことを考える。と。
「あ」
色素の薄い瞳と目が合う。近い。
「おっ、おはよう。おお起こそうとしたところだったのよちょうどよかったわね!」
寝起きのおかげか、動揺して早口になってしまったことを気にした風もなく、おはようとだけ返してくる。
「朝ご飯できてるから早く着替えてきなさいよ」
大丈夫。平気。いつも通り振る舞えてるはず。
深呼吸しながらサンドイッチとスープと牛乳を用意する。
「いただきます」
食卓に向かい合って座る。今朝は何だか顔がまっすぐ見られない。原因の大半は自業自得なんだけど。
向こうは平然と、かつ幸せそうにサンドイッチを頬張っている。
そこまで美味しそうに食べられると、純粋に嬉しい。誰かに食べてもらえるって、やっぱりいいわね。
餌付けって単語が浮かびそうになったのはなかったことにする。どっちが飼い慣らされてるかは難しいところだし。
誰かに寄りかかれるっていうのも決して嫌じゃないんだけど。
「ごちそうさまでした」
朝食が終われば、すぐに仕事の支度。
と言っても、私は留守番。彼も定職に就いているわけじゃない。
アルケア帝国にまつわる一連の騒動は終わっても、遺跡の発掘自体はまだ続いている。おかげでホルムの町はまだ落ち着いていない。
そんな中で、信用も厚く実力もお墨付き、さらに遺跡探索に長けた彼はあちこちで引っ張りだこだ。
昔の蓄えも合わせて、二人で生活していくには十分すぎるくらい。
「はい、お弁当」
私には普通ぐらいの濃い味付けの、肉類多めのお弁当。元気が出るように、ね。
「いってらっしゃ、あ!」
いってきます、と言いながらいつもの無表情でさり気なく頬にキスをしてくる。
595 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:18:54 ID:Gq2BnW9L
くう……やられた。何か悔しい。こういうことをするから新婚さんとかからかわれるのよ。
やり場のないもやもやとした想いを抱えて家事に戻る。
朝食の後片付けを終えたら、次は川へ洗濯に。
遺跡に潜ってるとひどい汚れになったりするから大変。下着までドロドロになってることも日常茶飯事で、……。
うー、あー、うー。今更下着程度で照れてしまうとは。不覚。
今日は朝から何かと調子が狂う。今日だけよ。毎日とかじゃないからね。
誰にもとなく心の中で言い訳をしながらじゃぶじゃぶと洗濯を続ける。
こういうところでも知り合いは増えるものだけど、今日は私一人。
世間話で気を紛らわせることもできず、親の仇のように汚れを落としていく。
やってられないわ、もう。

洗濯物を干してしまえば、午前中の仕事は大体終わり。
ネルやテレージャが暇な時は遊びに来てそのまま昼食、って時間帯だけど今日はそれもなし。
せっかくだからゆっくりしていよう。ただ座ってぼーっとしていられる時間は、とても貴重だもの。
「ふー」
ぼんやりしていると、色々なことがとりとめもなく思い浮かぶ。
特に多いのは、やっぱり故郷のこと。一族のこと、掟のこと。
旅をして、『影』を見つけて、帰ったら長を継ぐことになるかも知れない。かも知れなかった、か。
故郷は懐かしいし、帰りたい気持ちもある。でも、それ以上に今はここの居心地が良すぎる。
多分、私は弱くなった。
こうして独りでゆっくりしているのが苦痛に感じるほどに。
他者との繋がり、絆。その大切さを、改めて思い知った。
「……うがあああー!」
意図的に大きな声を出して、落ち込みそうになった思考を振り払う。
好きで今ここでこうしてるんだから、後悔するのは無し。
そう。好き……なんだから。
しまった。変な方向で意識しちゃった。
ぱたぱたと手を振って、思い浮かんだ顔をかき消す。
何なのよ、もう。
動いてないとまた余計なことを考えそうで、ちょっと早めの昼食の準備に取り掛かる。
朝の残りと、お弁当の残り。一人分だとどうしても手を抜いてしまう。
自慢じゃないけど、自分の料理の腕はそれなりのものだと思っている。
それでも結局、自分で食べるだけじゃ張り切る気分にもならない。
お弁当、美味しく食べてくれてるかなあ。

「(クンクン)……うん、こっちの方が美味しそうね」
広場の青果売りの前でじっくりと品定め。
遺跡探索していた頃は、ただ焼いただけの肉だとか保存の利く干し肉だとか量と利便性重視だった。
だからこそ落ち着いた今は、なるべく美味しいものを食べたいし食べさせたい。
そのためには食材にこだわるのが大切。
人が集まってるおかげで物価も高い分いいものが手に入りやすい。
肉は自分で狩りに行った方が安上がりなんだけど、遺跡から湧き出した怪物のせいで野生動物にも影響が出てるし、無闇に狩るわけにもいかない。
「まいどありー」
この、買い物の後の何を作ろうか考える時間も幸せよね。自分一人の分だけじゃないから、なおさら。
そして、今日は帰る前に寄るところがある。
「こんにちは」
通い慣れた酒場・ひばり亭へ。
さすがに昼間から酒場に入り浸る輩は少なく、女店主のオハラさんも暇そうにしている。
その正面、カウンターに腰を下ろす。
「何か冷たいものを。お酒以外で」
「一人?珍しいね」
適当な注文のせいか、何やら緑色をした液体がグラスに注がれる。
どこかで、嗅いだことのある匂い。
口に含んでみると、独特の渋みが口の中に広がる。
「なかなか珍しいものがありますね」
これは、東方でよく飲まれているお茶の一種。この辺りでは入手するのも難しいはず。
「遠くから来た旅人のみつ……土産でね」
……貢ぎ物?
「あんたなら知ってると思ってさ。習った通りに淹れてはみたけど、あってるかわからないのよ」
味見役、ということか。自分の見聞がこういう形で役に立つのも悪くない。
596 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:19:16 ID:Gq2BnW9L
「そう、ですね。お湯で淹れましたか?」
「ああ、水じゃあ何も出なかったからね」
水でもやったんだ、っていうのは置いといて。
「じゃあ、多分あっていると思います。ただ、確かこれは熱いまま飲むんだったような」
「なるほど、冷やさない方がよかったのかしらね」
「冷やしても大丈夫ですけど、本来はそういうものだったはずです」
初めて飲んだときは、熱いし渋いしで何か間違ってるんじゃないかと疑ったもの。
「オッケー、助かったわ。それで、そっちの用件は?ケンカした、とかじゃなさそうね」
「お茶の話を優先できるぐらい深刻ですよ。
できればでいいんですけど、料理のレシピをいくつか教えていただければ、と思いまして」
ようやく本題。
「ふーん?レシピを、ね。理由は深く聞かないであげる。あんたたちも相変わらずあっついわね」
うあー……やっぱり大体バレてる。オハラさんは鋭いからなあ。
「こっちとしては商売だからあんまり人には教えたくないんだけど」
「そう、ですよね」
お金のことにはシビアなオハラさんに、頼んだだけで教えてくれるわけもないか。
「人の話は最後まで聞く。普通は断るところだけど、あんたの旦那には色々と雑用してもらってるし、今のお茶の件のお礼に教えてやってもいいよ」
「あ……ありがとうございます。でも、旦那とか言うのはやめてください」
「今更照れることでもないでしょうに。素直じゃないのも可愛いけどね、度が過ぎると男に逃げられるわよ?」
「うー……その」
素直じゃない自覚は、ある。近付きすぎると傷つけてしまうような気がして、ある程度距離をとるような態度が身についてしまっている。
「あいつもぼーっとしてるくせに人気はあるみたいだから、誰かに取られないように気をつけないとね」
「……善処します」

家事というのは結構忙しい。とは言え、自分の時間が取れないわけでもない。
今日は、お菓子作りに挑戦してみる。
「……あま」
この地方では珍しく私にも美味しいと思える果物のパイを自分なりに再現してみた。甘かった。
「糖蜜の量が難しいのね」
少なすぎると味気なく、多すぎるとただの甘い塊になってしまう。要練習、といったところ。
今度ネルかテレージャが遊びに来た時に味見してもらおう。
料理の上手な友人でもいれば気軽に聞けるんだけど、ネルはちょっとした家庭料理程度、テレージャは食べる方専門、フランは……その、ね。
「っと」
甘すぎるパイを消費するのに時間がかかってしまった。そろそろ洗濯物を取り込まないと。
我ながらどんどん所帯じみてきている思考に思うところがないわけでもない。でも、特に抵抗はないし、喜んでもらえるのは嬉しい。
……尽くすタイプなのかしら。
自らが思い至ったかつてない形容と、ごちゃごちゃと考え事をしながらでも作業が進むほど慣れてしまっている事実に、お嫁さんという響鬼が現実味を帯びてきて気恥ずかしくなってくる。
それは、その、決してイヤなわけじゃない。
「うあー……」
しゃがみこんで、両手で顔を覆う。
ダメだ。今日は本当に何かがダメだ。
ぶんぶんと頭を振って立ち上がる。ぐりぐりと肩や腰を回して準備運動。直立の姿勢で二度深呼吸をしてからゆっくりと動き出す。
故郷で習った舞踊。
全身を意識して動かすのは、結構な運動になる。
鍛錬と言うほどではないにしろ、家事ばっかりで衰えないように、現状を維持するために自分に課している日課だ。
目を閉じると、瞼の裏に雄大な草原とソグト川の清らかな流れが浮かび上がる。
リズムに乗って。かつ、一つ一つの動きがおろそかにならないように、指先まで神経を集中する。
頭の中で繰り返している民謡がかすかに口から漏れる。
愛する人とどこまでも往く、というような趣旨のありきたりな歌詞。
そんな歌に、今までにないほど気持ちが入り、自然と身体が動く。
「……ふう」
始める時と同様にゆっくりと動きを止める。
自分の中で、すとんと何かが腑に落ちた気がする。
やっぱり、どうしようもなく、好きなんだ。

「ん、おかえりなさい」
オハラさんに習った魚のスープを早速煮込んでいると、帰宅の声。
「ご飯はもう少し待ってて。汚れてるようなら先にお風呂入っちゃう?」
全部済ませて、お出迎えしながら吐くべき台詞なんだけど。締まらないなあ。
「一緒に……って、そんなに広くないでしょ」
597 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:19:45 ID:Gq2BnW9L
何でそういうことを堂々と真顔で、というか無表情で言うんだろう。
しかもそれを特にどうこうするわけでもなくそのままお風呂に入ってしまう。ホント、未だに掴み所がないわ。
軽く目眩のようなものを覚えながら、昼間に多めに作っておいた生地でかぼちゃのパイを焼く。
スープの火加減の調節と味見も忘れずに。
まあ、こんなところかしら。
手の込んだものじゃなくてもいい。要は気持ちがこもっているかどうかだ、とオハラさんが力説していた。
あたしの料理にはこもってないけど、などとオチもつけていた。
それは、うん、納得できる。
自分のプライドと言っても、結局はただの独りよがり。
食べさせたい相手が美味しいと言ってくれれば、それ以外の要素は極端な話、どうでもいい。
悟ったというか開き直ったというか、とにかく自分の見据えるべきものを何となく自覚した。
「はいはい、すぐにするわよ」
お風呂から上がってご飯を催促する声に思考が断ち切られる。
まるで子供みたいに目を輝かせている。そんなに期待されれば悪い気はしない。
「はい、どうぞ。スープは初めて作ったから、何か気付いたことがあったら言ってね」
聞いてるんだかいないんだか、マイペースにもぐもぐしている。
「美味しい?って、聞くまでもないか」
いつもの無表情でも、何を考えているか読み取れる。これだけ一緒にいれば少しは、ね。
この時間のために頑張ってるといっても過言ではない。いやそれは言い過ぎかも。

「ふう……ん?先に寝ててもよかったのに」
今日の仕事を全て終え、ゆっくりとお風呂で疲労を洗い流した後。
寝室では、私よりも疲れているはずなのにベッドの上に座り込んでいる男が一人。
その口から紡がれるのは、真っ直ぐで飾り気のない言葉。
「……はあ。そういう台詞はもう少しムードとか考えなさい?」
私だって女なんだから、あんまり直接的に言われるとげんなりする。
それは、その、したくないわけじゃないけど。
「本当に、しょうがない人」
口付けを交わしながら、もつれるように倒れこむ。
唇は離さないまま、互いの服を脱がしていく。
「やんっ、ん、ふっ」
脱がせながら、髪やら背中やら首筋やら腋やら胸やら、とにかく敏感なところを正確に柔らかく触ってくる。
攻められると弱いのに……っ。
「ぷはぁっ」
長い長い口付けを終えて裸にされた時には、すっかりできあがってしまっている。
「ぁんっ!?」
胸の一番敏感な部分を直接舐められ、制御しきれなくなったアツいものが頭から飛び出す。
「……わぅ」
可愛い、なんて感慨深げに言われても困る。こっちの耳には、あまりよくない思い出も多い。
それに、混沌の力が表に出ると感覚が敏感になりすぎる。
「うー……んっ、ひぅ、ゃあ……」
胸を情熱的に愛され、恥ずかしい声が止まらない。触れられた部分が熱を持ち、快感へと昇華される。
「ひゃんっ」
すでにぐしょぐしょに濡れているそこに指が触れると、電撃のような甘い痺れが身体を貫く。
入り口の周りを刺激されるだけで絶頂してしまいそうで、思い切り腕を抱き締める。
「ごめ、でも、余裕ないの……っ!」
関節を変な風に折らないよう、できる範囲で姿勢を変える。密着してしまい、その匂いを嗅ぐのすら今の自分にはキツイ。
周囲の全てが攻め立ててきているような錯覚に陥る。
「うぅ、ああっ」
快楽の波に翻弄され、そして。
「あっ、あっ、あぁぁ――っっ」
耳元で愛を囁きながら股間の敏感な突起を摘み上げられ、一気に絶頂へ押し上げられる。
小刻みに震える、丸めた身体を優しく抱き締められる。
「……きす、して?」
頭頂部の耳から髪を撫でられながらゆったりと余韻に浸る。このまま寝ちゃいたいくらいに心地良い……けど。
「次はこれで、ね」
自分だけが気持ちよくなって終わり、なんてわけにはいかない。
やっぱり一緒に気持ちよくならないと、愛し合っているとは表現できないものね。
「私のこと心配してくれるのは嬉しいけど、無理しないの。ばか」
598 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:20:06 ID:Gq2BnW9L
ということで嫁キレハの一日編
シーンがぶつ切りなのは長いの書いたことない俺の技量不足が全ての原因だ!詰るなら俺を詰れ!
あと、本番ないのはキレハ一人称視点にしたせいでエロシーンの難易度上がりすぎたせいだ!詰るなら俺を以下略!
ゲーム本編で描写されてない設定の類は概ね捏造したが気にするな、俺は気にしない
こんなもんで満足していただけたでしょうか、>>425
599名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 01:31:59 ID:M08euJw9
>>598
最高だ、マジで最高すぎる
読んでる間口元が緩みっぱなしだったぜw

誤字の響鬼か多少気になったのは秘密w
600 ◆1HLVKIREhA :2009/05/31(日) 01:59:09 ID:Gq2BnW9L
うわああああああああ
ち、違うんだ、俺が好きなのはむしろ昭和ライダーとか電王とかなんだ
響鬼さんが家電俳優になってたりディケイドでデビットになってて鍛えてますからって言ってくれないのがいけないんだ
ちくしょう、誤字は結構気にしてたのにどうしてこんなしょうもない間違いを……ッ
601名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 10:06:56 ID:6WkPRj5t
おお、長いのが来てる……って俺のリクエストかッ。
素晴らしい。新婚生活がよく書けてる。嫁キレハ可愛すぎ。

ところでもう40行ほどこの後を書く予定はないんですか(敬語
602名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 11:46:18 ID:zCOfFNsN
>>598
GJ!!
603名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 00:14:14 ID:TD3c6A5Y
何か投下があるとスレが止まるな
別に自分から振るようなネタもないんだけどな
604名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 00:15:52 ID:T9Xtc90b
>>603
今レスが少ないのは単純に規制のせいもある。
605名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 00:42:07 ID:TD3c6A5Y
ああ、規制か・・・自分がされてないとどうも忘れる
しかしもしかすると規制中に書き溜めてた職人が解除と同時に一気に投下する可能性もあるわけだ
606名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 04:25:18 ID:AnaGtGpg
大廃都でイド釣り中。
全員女キャラ、わざとビキニパンツやらビキニアーマーやらの装備で
触手と戦わせてみたり。
607名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 18:29:07 ID:u8S8tGvZ
>>606
エロすぎる

ワザと全滅するんですね。わかります。
608名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 18:33:01 ID:T9Xtc90b
露出を上げる装備もいいが、あえてドレスとかの低露出装備で
「いやっ!入ってこないで!」も捨てがたい
609名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 18:38:07 ID:yt/1BnSk
ビキニパンツはエンダ専用コスと化してるなぁ。
610名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 18:41:28 ID:uzqXfdmR
エンダは何の疑いもなく着そうだからな・・・
あえてドレスやふわふわの衣装を着せて嫌がらせしたい
611名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:09:12 ID:erCefZMg
つまり軽くまとめると
・ビキニアーマーのみを身につけたウェンドリンの柔肌が絡まる触手でぬとぬとに。
・細身の肢体にぴっちり忍びの女中服の裾から触手が這いずり込んで中で暴れるのがくっきり。
・貴婦人のドレスで動きづらいエンダが嫌な顔しながら触手を平らげて二人を救出。
でも二人とも目のハイライトはなく半開きの唇からどろりと半透明の粘液が垂れ、
魔物の粘液でぼってり膨らんだ胎内には新たな生命が息づいて
612名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:46:14 ID:lCP83AXp
変態だ。

夜種王は変態だけれど、
直接的な性行為とかに関しては割と紳士的な気がする。
613名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:48:56 ID:EvnoBIDz
夜種王は鏡に向かってオナニーするようなナルシストっぽい予感
614名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 21:44:41 ID:yt/1BnSk
夜種王は童貞。
615名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 22:26:48 ID:ibM8Un+e
夜種王の行動は変態そのものだけど
どこか自分の行動で人を驚かせたり楽しませたいっていう部分があると思う
あちこち先回りして回りくどいことやって、パーティーの面々がキャーキャー言って
面白がったり怖がったりしてるのを見て何かの充実感を得てるようには見える
616名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 23:09:52 ID:tSynV68S
つまり変態って事か
617 ◆1HLVKIREhA :2009/06/02(火) 00:13:55 ID:UIC7Lvue
一部ネタバレを含むのでゲーム未クリアの場合はスルー推奨
ついでにかなり人を選ぶ方向のネタなので純愛派もスルー推奨


――夢。
一時的に精神的な障壁が弱くなる睡眠中、時として人は自分の無意識や、もっと恐ろしいものと出会う。
輪郭が曖昧な寝室らしき部屋の隅にわだかまる暗闇から、不快な死臭を纏った人影が這い出す。
タイタス。
数多の伝説を残すアルケア帝国の始祖帝であり、転生を繰り返しこの世に君臨し続けんとしている。
この夢の主もまた、タイタスが生まれ変わるための“器”として生み出された一人である。
一歩、また一歩とタイタスは夢の中でなお眠る“器”に這い寄る。
タイタスの存在を知り、一度繋がりが出来てしまえば、その支配から逃れることは出来ない。
そのために“器”と引き寄せ合う魂を手繰り寄せる彼の足元に、何かが転がっている。
夢である以上、何が存在していようと不思議ではない。
蹴り飛ばすなりしようとそれを確認し、さしもの始祖帝も息を呑む。
それは、四肢を失った女性の死体であった。いや、ただの死体であればタイタスも見慣れている。
死んだように見えるその女性は、まだ生きている。
手足をもがれ、股間から白濁した粘液を垂れ流し、焦点の合わない目を見開きながらも、その胸は微かに上下している。
理解できなかった。
よく見ればそれなりに美しい容姿をしているが、その四肢は明らかに人為的に切除されており、そういった相手に性欲を抱くなどということは理解できなかった。
さらに、タイタスは気付いた。気付いてしまった。
寝台を囲むように、夢の中の寝室の至る所に、タイタスにとっては異常としか思えない“何か”が転がっている。
男性器と女性器を兼ね備え、双方から白濁液を滴らせている、まだ年若い少女。
異形の触手に絡め取られ、快楽に緩みきった顔を晒している、妙齢の婦人。
全身を縄で縛られ、無造作に剣の柄を股に挿入されている、肉感的な女性。
他にも、自らの吐瀉物や排泄物にまみれているもの。
意識を失ってなお肛門に突き入れた指を蠢かせるもの。
溶けた蝋燭で白い肌を彩られているもの。
人では有り得ない大きさの何かを身ごもっているもの。
一晩の夢とは思えぬ数の裸体が転がっている。
その共通点はただ一つ。
尋常ではない量の精液で汚されていること。
全てが性欲の対象なのだと確信し、捨て去ったはずの常識が囁くのを感じる。
……この“器”は狂っている。
始祖帝タイタスすらも怯む無意識下の欲望。その持ち主が、寝台の上で身じろぎする。
傍らでは、<狼>の耳を生やした勝気そうな美少女が穏やかな寝息を漏らしている。
……やめろ、馬鹿者。目を覚ますな。
数秒前とは逆に、この“器”と接触してはいけないと超常的な本能が警告を発する。
しかし。彼の願いも空しく、“器”が夢の中で覚醒する。
「――見つけた」


翌朝。
昏々と眠り続けていたホルムの少年少女達が次々に目を覚ました。

その後も遺跡の発掘は順調に続き、しかし考古学的な発見以上のものは何も出てこなかった。
異変も終息に向かったため、始祖帝タイタスに関する予言を警戒していた大河神殿も監視を緩めた。

アルケアの核心に近付く物が一向に出てこないため興味を失った公子テオルと配下の火車騎士団、
一山当てようと考えていた冒険者達も去って行き、ホルムは再び平穏を取り戻した。

その平和の裏に、一人の人間の欲求不満が関わっていたことを、誰も知らない。
618 ◆1HLVKIREhA :2009/06/02(火) 00:14:26 ID:UIC7Lvue
一世さんドン引き編
このスレの何かを凝縮した主人公ならこういう紳士的な解決法も有り得るかも知れない
一世さんならもっと猟奇的なのに慣れてる可能性はあるけど、まあ彼も純愛派だったということにしておこう
強靭な精神が始祖帝の魂を拒絶したのだ!って書くとかっこよくない?

おまけ、IMEの恐ろしい誤字:○白濁液、×歯砕く液
619名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:24:11 ID:tCF6XzCt
まさに英雄の成せる技、GJw
なんかむしろタイタスが可愛かったぜ
620名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:26:25 ID:jxHefow9
逃げて即一世逃げて
この一世は間違いなく犯されるGJ
621名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:28:16 ID:8kcSNKGc
◆1HLVKIREhA
面白かった
ていうか俺あんたの小説好きだわ
622名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 00:38:22 ID:mvGWrS9C
>>617
GJ!モニタにコーヒー噴いたw
なんて平和的解決法なんだw
623名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 01:37:55 ID:9epAPHal
やめてくれ…
俺の嫁が…orz
624名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 01:55:46 ID:+/EvFvu4
>>623
違うぞ、>>623
625名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 01:59:24 ID:mG5QMy1t
つまりこういうことだろ?
>>623の嫁は一世
626名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 02:01:53 ID:+/EvFvu4
すまん、間違えて書き込んだ。
以下、本当の書き込み

違うぞ>>623、逆に考えるんだ
そんな一世ドン引きな主人公でも、
キレハはそのままor狼ミミモードの状態が一番好きだって事だ
逆に喜ぶべき事なのだよ
異論?当然認める
627名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 05:05:55 ID:uwhColET
ヘタレは「男に力で敵うと思っているのかよ」という呪文で、鬼畜にも変態にも変身できると思っています。
628名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 08:30:02 ID:8kcSNKGc
>>627
問題は力で勝ちそうにないところだと思う
629名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 13:41:35 ID:9epAPHal
>>625
一世が嫁なら可

チュナに取り付かせてくれ
630名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 18:05:15 ID:9JGQYtHe
某所の僕様×フィーの絵が可愛くて。
631名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 18:56:25 ID:tCF6XzCt
>>629
ははは、己に男色の気はないぞ
だが、我が火車騎士団にうってつけの者がいてな
貴公が望むのならば話を付けておいてやろう
遠慮するな、己も奴の扱いには困っていたのだ


そして現れるアニキンゲトリクス
632名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:05:03 ID:UIC7Lvue
結局>>623の嫁は誰で、何をやめればいいんだろう
633名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:09:03 ID:162iJ8ZK
>630
理系学者のカップルがだらだらしてるっぽいアレか。
634名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:28:51 ID:mvGWrS9C
うっかり最高のいい夢見てるときに来ちゃって
邪魔された主人公に逆ギレされる一世さん、とか思い浮かんだ
635名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:36:23 ID:XLfjhTmS
>>633
上からぎゅーの絵かと思った

全部かわいいから全部いい
636名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:43:25 ID:F84ABaxl
>>635
俺は下血の人かと思った

なんにせよ、あそこは僕様×フィー好きには絵がいっぱいで嬉しいよな
637名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:52:15 ID:9epAPHal
>>632
一世(チュナに憑依)が俺の嫁で、いじめるのをやめてくれってことだ
638名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:12:55 ID:SytpH9EW
ちなみにまあ常識だけどエンダは俺の嫁
639名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 03:24:31 ID:tplyYlhP
ウェンドリンさんはぼ…アルソンさんのお嫁さん
640名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 19:10:54 ID:WLvHoIoz
姉妹愛、アイリ×チュナ
主従愛、ウェンドリン×フラン
魔法使いに憧れて、ネル×フィー
神官つながり、テレージャ×マナ

百合でそれぞれにお似合いなの考えるとこんな感じだろうか
キレハはオールマイティだからいいとして、エンダもアダさん的に考えてマナが一番?
男主人公の場合とあんま変わらなくてつまらんな
641名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 20:17:59 ID:3jTu02yq
マナはメロさんにスポットあたるはずだけど、墓場にテレ子さん連れていくと、
一番盛り上がるところで美味しいところ全部持ってちゃうからなあ。
その後も発言順位が一番高いとキス魔の餌食になるし。
642名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 21:44:58 ID:XrvriAWP
しーぽんのヘタレ加減は愛せるのに、
メロさんのヘタレ加減は何故か愛せない。
643名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 21:54:12 ID:WLvHoIoz
「神官同士、繋がるとしようか」
「え、ぁあ、ん」
「大丈夫、私は尼僧院で合体にも定評があった。何も心配することはない。
さあさあ私に身を委ねるんだはあはあはあはあ私は神だ!」

何か自分で書いた単語から思いついた
テレ子は両刀だけど女の子の方が好きだと信じてる
644名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:29:38 ID:IBfbQZ0G
メロさんは神官以外でのグッドエンドが「ハードボイルドな甲斐性無し」としか呼べなくて困る
首尾よくマナとグッドエンドを迎えたとしても
結局「崇拝の対象」としてしか相手を見てなさそうな
 
それで、「もっと本当の私を見てよ!」とばかりに
病んだり夜這いを試みたりするマナを受信しました
脳内では顔グラ4です
645名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 23:28:34 ID:R/Kbdlt+
>>640
ネルとフィーはパジャマパーティとか修学旅行のノリでじゃれ合うのが似合うイメージがある。
一緒にお風呂とかも、って言っても大浴場とかのオープンなお風呂で。
646名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 23:38:18 ID:K//a3rVJ
お風呂でも全く隠さないテレージャさん。

あと、夜種王とメロさんも。
647名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 00:16:42 ID:4vPHcQX1
>>646
エンダを忘れてもらっちゃ困る
ラバンも隠さない気はするなぁ
648名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:04:36 ID:IVjj+yHA
>>645
ネルとグルメ本読んで料理のスキル身に付けたフィーが一緒に夕飯作って食べて
一緒にお菓子作ってパジャマパーティ。

「フィーって誰か好きな人とかいるの?」
「べ、別にいないよ、す、好きな人なんて…」
「○○のことは好きじゃないの?」
「えっと、好きって言えば好きだけど、そう、仲間、仲間として…大好きだよ」
「えー?本当にそれだけー?」

みたいな会話を経て
「とにかく、いざという時のために今練習しとこうか」
「え?練習?そ、そんなのできないよー」
「恥ずかしがらなくていいじゃない、女の子同士なんだから」
という流れからネルがフィーを押し倒してネチョ。
649誤解:2009/06/04(木) 04:09:57 ID:C3i9tt4z

「うぅ、あー…頭いてぇ…」
ガンガンと響く頭を軽く振って僕は身体を起こした。


僕たちが地下遺跡を探索している間に、地上では半年もの時間が過ぎていたらしい(僕たち自身は数日だと思っていたのだけど)。
それで昨夜は帰還おめでとうパーティーがあり、しこたま飲まされたせいだ。
あんなくだらないパーティ、僕は参加するつもりはなかった。
でもフィーがどうしてもというから、仕方なく参加したんだ。

起き上がるのも億劫だが、喉が乾いた。アルコールを分解するのには水分がいる。
僕は水を飲もうと身体を起こした。

……まだアルコールが残っていていて、幻覚でもみているのだろうか。

狭いベッドで身体を起こすと、隣にフィーがすやすやと寝息を立てている。
しかも、半裸に近い姿で。
よくよく見ていると、僕自身ほとんど服を着ていない。

あんなに痛かった頭の痛みは引き、僕は優秀な頭脳をフル回転させた。
よく思い出せ。
昨夜パーティが始まって、ラバンのジジィに酒をすすめられて飲んで…それからどうした?
一口飲んで、身体が熱くなったのを覚えている。
半分ほど飲んで、ふわふわとした感覚になった。
一杯空けるころには……覚えてない。
……よく酔った勢いで、とかって話を聞く。
もしかしてこの状況が『酔った勢い』ってヤツの、その後なんだろうか?

恐る恐る隣で寝息を立てているフィーの頬に触れると、彼女は軽く身じろぎをする。
「うぅん……」
そのかすれた声少し辛そうに顰めた表情に、僕はゾクリとした。
……いや、落ち着け僕。
僕がこんなちんくしゃに、ゾクリなんてするわけがないじゃないか。
ここは魔術師らしく色々調べて、これが誤解だと確かめるべきだ。
もし仮に僕が酔ってフィーを何かと見間違って欲情してしまって何か起きてしまったのなら、フィーの身体に何らかの痕跡が残っているはずだ。
心の中で『目を覚ますなよ』と念じながら、布団をめくりフィーの下腹部を確かめようとした。

あれ?下着、穿いてるな?
ああ、そうか。
僕は紳士だから終わった後に穿かせてやったんだな。穿いてなかったら寒いもんな。
ならしかたがない。もう一度脱がせて、確かめなければ。
…そうこれは、別によこしまな欲求ではない。
『何もなかったことを証明』しなければならないのだ。
腰が酷く疼いて熱いけれど、これもアルコールの影響だろうか。
手を伸ばしてフィーの下着に手をかけた瞬間、頭の上から冷えた彼女の声が聞こえてきた。

「……シーフォン、なにをしているの?」

いや、違う!
元々はお前が僕の隣で勝手に寝ていてだな…。
いや、だから!
もし何かあったんじゃ困るから調べて確認しようと…。
いや、これは!
アルコールが残っているせいでまだ熱くてそのせいで…。

いや、誤解だ!許して…!
650名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 04:11:42 ID:C3i9tt4z
大廃墟と古代都市から帰還後、ネルとシーフォンの会話から。
多分フィーなら「自分も参加したいって、言えばいいじゃない」とか言っただろうと妄想。


本当はもう少し先まで確認させたかったんだけど、時間がなくてヘタレオチですまん。
次回は最後まで確認させたいと思う。

651名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 13:12:02 ID:OvMBTiwx
やべーめっちゃニヤニヤしてしまった
やっぱ僕フィーはいいな
なんとなく僕様は尻に敷かれるイメージw
GJだ
652名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 17:25:07 ID:7Xzna1y2
>>649
なんだただの神か。良すぎるじゃないか。
653名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 19:21:46 ID:tSk+XD9t
>>648
その二人には本当にキャッキャウフフという単語が似合うと思ってる。
温泉でお湯のかけあいっことかも似合いそうだ。

>>649-650
口元緩んだじゃないか。GJとしか言えない。
654名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:11:20 ID:YJ0JSAH8
>>649
あなたが神か。
やっぱりしーぽんといいメロさんといいruinaの男性陣はヘタレ受け属性だなあ


ところでエンダは人に名付けられたから人の姿をしているわけで
ということはつまり単性生殖っぽい竜とは違って雄しべと雌しべだったりするのだろうか。
あまつさえ発情期とかもあったりするのだろうか。
もしエンダが上気した顔で「なあアベリオン、エンダはアベリオンの仔が欲しいんだ……」
なんて言ってきたら俺は児ポ法の壁なんて飛び越えて見せるね

って酔ったアベリオンがメロさんに向かって延々と話してたよ
655名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:17:17 ID:nj+WGO9S
本スレの話題によると幼くして妹と禁忌を犯した男だからなw

あれを見て幼少アベリオンが好奇心で意味もわからず
フィーと性魔術に手を出してしまう、とか妄想してしまった
656名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:19:06 ID:3k4Y0Sxv
ネルは土下座して頼んだら笑顔でやらせてくれそう。
657名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 00:31:13 ID:weT48QyV
恥じらいながら「もう…仕方ないんだから…」のよさがわからんお前とは分かり合えそうにない。
658649:2009/06/05(金) 01:13:55 ID:i+Mp0K5H
コメくれた方々、ありがとう。

調子に乗って、第2弾です。


鍵の書争奪戦後のお話。
ネタバレイヤンの方は、NGにしてください。
659649 「お約束」:2009/06/05(金) 01:16:57 ID:i+Mp0K5H
「うはははははは!この僕様に勝とうなんて、100万年…いやいや1億と2千年ぐらい早いんだよ!鍵の書は僕のものだからな!」
フィーが鍵の書を差し出した。そう、これを持つのは僕がふさわしいんだ。これで、こんなちんけな町ともおさらばだ。

「ぅ…ん…」
早速鍵の書を解読しようと本をめくり始めたら、フィーが悩ましげな…いやいや苦痛の声をもらした。
僕の魔法であちこち怪我をしているのだ。
鍵の書さえ手に入ればフィーがどうなろうと関係ないけど、一応長い間一緒に冒険した仲間だ。
仕方なく怪我の治療をしてやると、フィーは小さくありがとうと呟いた。
何がありがとうだよ、師匠の形見の魔道書を奪われたんだぞ?それなのになんで微笑んでいられるんだ。
こういう偽善者はだいっ嫌いだ。

……そうだ。
こういう勝負事に女が負けたら、相手の男に何もかも奪われるのが普通だよな。
僕にはその権利がある。フィーのすべてを奪う権利が。
大体、いつも身体の線がわかるような服を着ているのが悪い。
パリスなんてチンピラっぽいし、ラバンはエロジジィだし、メロダークはむっつりぽいし、アルソンは権力を笠に無理強いするかもしれないし、襲ってくれっていっているようなもんだ。
これは、忠告もかねているんだ。
僕がずっとフィーにこういうことをしたかったからじゃない。

僕はフィーの細い肩に手をかけると、ゆっくりと押し倒した。
ほら、こいつはきょとんとして暴れようともしない。こういうことをされるかもとか考えちゃいないんだ。
……まてよ?
もしかしたら、僕が押し倒したから抵抗しないのかも…。
考えたら、鍵の書を奪おうとしたときも本気で戦っているようには見えなかった。
そうか、女が自分からどうこうして欲しいなんていうのは恥ずかしいもんな。
わざと負けて口実を作ったわけか。
それなら、フィーに恥をかかせるわけにはいかないよな。
お前のご希望通り、すべてを奪ってやるぜ…!!





「ねぇ、フィー。さっきからしーぽんが変な声で笑っているんだけど…」
焚き火を囲みながら、ネルがフィーに尋ねてきた。
「夢でも見ているんじゃない?前から時々あるんだけど、楽しそうだから起こしちゃかわいそうだなって思って…」
……楽しそうだけどなんとなーくえっちぃ笑い方だなぁ…と内心思ったが、口には出さずに他愛のない話題に変えたネルだった。
660名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:39:43 ID:kBtYgSWW
しーぽんアホすぎるw
だがそこがいい
661名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 07:14:53 ID:oXUR3egy
雰囲気的にゴクドーくん漫遊記とかあのへんを思い浮かべてしまうな
662名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 14:23:35 ID:UZR96PWM
クソワロタwGJ
テラ喪男じゃねえかww
663名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 15:22:21 ID:PzCIs+O1
プレイスタイルにもよるが実際のゲーム内でも、フィーはマナと違ってあまりいい鎧は装備できないし
ザコ払いにしても回復にしても速度が要求されやすい役割上素早さや回避優先で選ぶから
けっこう露出高かったり身体の線が出るような装備になったりしがちなんだよな。
664名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 15:44:08 ID:N2IlKPe5
フィー:ピチピチタイツ
ネル:ビキニアーマー
エンダ:ビキニパンツ
で触手釣りをする3人に死角はありまくりだった
665名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:01:51 ID:aKnxfRd4
>>655
>フィーと性魔術に手を出してしまう

性魔術に手を出してしまうwithフィーという意味なのか
それともフィー&性魔術に手を出してしまうと言う意味なのか、どっちなんだ

と聞こうとして気付いた。どっちでも結果は同じだな。
666名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 19:15:05 ID:nj+WGO9S
>>665
いちおう一行目のつもりだった
「やっぱりやめようよ、おこられるよ」
と言う妹説得して巻き込んで、みたいな
分かりにくくてすまん

だが結果的に二行目にもなるなw
667名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 19:51:39 ID:3k4Y0Sxv
しーぽんは
「いつか僕の魔法で性奴隷にしてやる」
みたいな童貞中二病的なこと考えてそう。
668名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:00:45 ID:Qzyfu/ec
プライドが高いからどうかなぁ
669名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:09:21 ID:kfegA/Ou
夢精してそう。
670名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:12:21 ID:3k4Y0Sxv
童貞なのにしたり顔でパリスに性の知識を披露してそう。
671名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:14:50 ID:U3MLYo2a
フィーに「それでも一緒にいたい」って言われて、
「…キモッ」と素で返せる男、それがしーぽん。
672名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:16:08 ID:nj+WGO9S
>>670
その二人はごく普通に風俗行ってそうだ。
673 ◆1HLVKIREhA :2009/06/06(土) 00:26:22 ID:g6bkYQFj
どこか遠い、深い場所から、呼び声がする。
『――……――……――』
今まで幾度も頭の中に囁きかけていた始祖帝の声とは違い、何かを強制するようなものではない。
むしろ自分の中のもう一人の自分が隠れた欲求を訴えているような、声。
『――ハを……たい――』
拒絶するなどとんでもない。
素直に従いたくなる、いや、元からそうしたかったような気さえしてくる。
『――キレハを、いぢめたい(性的な意味で)――』

「プレゼント?服なんて珍しいわね……あ、うん、ありがとう。嬉しいわ」
港の商会で大枚はたいて購入した異国の装束をキレハに贈る。
今すぐ着て見せて欲しい、と付け加えることも忘れない。
「そうね。じゃあむこう向いてて……こっち見ないでよ?」
いつもならば一言挟むところも、素直に従う。
「うわ、これ、ただの布じゃない」
キレハの呟く声と衣擦れの音をまずは耳で楽しむ。何だかんだ言いながら着てくれるキレハが愛おしい。
「はい、いいわよ」
振り向くと、少し頬を赤らめたキレハが真っ赤なワンピースを着ている。
ワンピース、と呼ぶには下半身がかなり心許ない。
腰のかなり深い位置まで切れ込みが入っており、スカートと言うよりは前後に布があるだけ、という風情。
高い襟と飾りのボタンが印象的だ。
ぴったりとした布地が、キレハの美しいボディラインを浮き立たせている。
自然と賛辞が口をついて出る。
「……ばか。誉めても何も出ないわよ」
言いながらも、満更でもなさそうな表情をする。
そんな魅力的な顔をされては、見ているだけというわけにはいかない。
きつく抱き締め、そのまま寝台に飛び込む。
「きゃっ!もう。最初からこうするつもりだったのね?」
文句を言いながら睨んでくるものの、その瞳は優しい。
頭から頬、首筋と撫でていき、さらに下へ。
「……あなたの匂いがする」
胸に顔を埋めたキレハが惚けたような声を漏らす。
その背中から指でくすぐるように脇腹や腰の辺りに触れていく。
「んっ……ふ」
くすぐったそうにする頬を片手で上向かせ、柔らかく唇を重ねる。
髪を梳くように撫でてやると、気持ちよさそうに目を細める。
「脱がないと、汚れちゃうわよ」
……。
何と恐ろしいことを言い出すのだろう。
これは、脱がせるために着替えさせたわけではない。
着たままであるからこそ、その下の肉体に無限の想像が可能となる余地を残し、
また隠されたものに触れる禁忌のような興奮を得ることができるのだ。
スカートの切れ込みから見え隠れする美しい脚の魅力や乱れた衣服の素晴らしさを熱弁する。
「ごめんなさい。もういいわ。よくわからないけど、わかった。脱がない方がいいのね」
先程までの態度から一転、呆れたような表情をしている。
そんな顔のキレハも、美しい。
「ばっ、そっ、はっ、恥ずかしいこと言わないで」
耳まで真っ赤になって再び胸に顔を押し付けてくる。
高い襟から僅かに覗く首筋に口付けると同時に、両手で全身を撫で回す。
しかし、まだ、直接的な性感帯には触れない。
「何だか、今日は優しい感じ。服のせいかしら」
普段はどういう感じなのだろう。
「やらしい感じ」
否定は出来ない。
だが、今日は目的があってこうしていることを忘れてはならない。
674 ◆1HLVKIREhA :2009/06/06(土) 00:26:43 ID:g6bkYQFj
ついに胸の二つのふくらみに手を伸ばす。もちろん、先端の突起は避けながら。
「うー。着たままだと変な気分」
薄い布地の下で窮屈そうに形を変える、たっぷりと詰まった存在感が指に心地良い。
何度触っても飽きることのない塊を、いつもより弱めに揉む。
「ぁっ」
揉む。
「ひゃうっ」
揉みしだく。
「なん、で、胸ばっかり……っ」
切なげな吐息が妖艶である。
緩やかな快感がもどかしいらしい。
太股をもぞもぞと擦り合わせている気配は伝わってくるが、それでもなお胸を優しく揉みほぐす。
「あぁ、ん」
悶えるキレハの心情にも構わず、揉み続ける。
「やぁ……」
じっくりと、確実に、性感を高ぶらせていく。
「もう、ダメぇ……い、イかせてぇ……」
しつこい攻めに我慢できなくなったのか、瞳を潤ませながら普通ならばまず言わないであろう台詞で懇願してくる。
そうまで言われると、こちらとしても我慢の限界である。
相変わらず下着は着用していないらしく、着衣のままでも存在を主張している乳首を指で弾く。
ついでに、たまたま視界に入った耳たぶを甘噛みする。
「ひあっ、あ、あああぁぁぁぁっ!」
一際大きな声を上げ、キレハが身を強張らせると、頭頂部から<狼>の耳が飛び出す。
荒い息遣いで絶頂の余韻に浸っている頭を抱き寄せ、ゆっくりと撫でる。
「はあ……うう、今日は、本当に、何なのよ、もう」
まだ落ち着いていないのか、どこかが触れるたびに敏感に反応し、声も上ずっている。
とは言え、これで終わりではない。
背中に回した手を、今度は下へと向かわせる。
露出した太股で結ばれた紐にぶつかると、
「……下着丸出しよね、これ」
とキレハが恥ずかしそうにする。
外から見えないように相応の下着を穿くらしい、と耳元で囁きながらきめ細かな肌を手の平で堪能する。
無駄がそぎ落とされたしなやかな脚は、汗でしっとりとしつつもある種の芸術品の如く磨き抜かれた美しさを有している。
頬擦りをしたり舌で味わったりしたくなる欲求を抑えて、ただひたすらに撫で回す。
性的なものではないが、十分以上に心地良い。
「……ねえ。今日はそういう趣旨なの?」
さすがに直接的な愛撫を避けていると何となく察せられるらしい。
しかし、ここでやめるわけにはいかない。無言で下着の紐をほどいてしまう。
「あ、ままままま待っ!」
待たない。服はそのままで、下着だけを抜き取る。
「うあー……」
キレハがうろたえている理由は、一目瞭然。
さほど面積の大きくないその布は、ぬらりと光る体液で濡れそぼっている。
これは、この布が当たっていた部分の状態を如実に物語っている。
一度絶頂に達していることを考えれば、当然とも言えるだろう。
決して照れることではない。むしろ、愛おしくさえある。
すぐにでもキレハと交わりたいという感情とキレハをいぢめたいという感情がせめぎ合い、しかしまだ後者が強い。
羞恥に打ち震える太股に優しく口付ける。
「ふ、ん」
キレハの匂いと、キレハの味がする。
そこからスカートの奥へと進んだりはしない。逆に、露出している部分を下へと向かっていく。
膝や足の甲を経由して爪先へ。
指を一本ずつ丹念に舐めていく。
「ゃあ……そんな、汚い、わよ」
キレハの身体に汚い場所があるとは思えない。
万が一汚いのであれば、綺麗にしてみせる。
「……ばか」
右足が終わったら、左足。
足の指というのはあまり敏感ではないはずだが、キレハの震えは大きくなり、息も荒くなっている。
675 ◆1HLVKIREhA :2009/06/06(土) 00:27:04 ID:g6bkYQFj
「んっ……」
表情と吐息に混ざる色気に、否応なく興奮が高まる。
足を存分に味わい、再び上へ。
汗の味といわゆる女の匂いが先程よりも強くなっている。
「気持ちいいのに……なんで、こんな」
低い水域の快感で生殺しにされているキレハが何だかいっぱいいっぱいだ。
いつも勝気そうに見えて実は気の弱いところもある瞳と、口の代わりに素直な感情を表出する<狼>の耳が不安定に揺れている。
――どくん。
弱々しいキレハの姿に、心臓が大きく跳ねる。
いつもの虚勢を張る余裕すらなくなったキレハが、とても可愛らしい。
まるで子犬のようだ。
愛しいその名を呼びながら、上ってきた太股から唇へと標的を変更する。
「う、ん……ふあ。私の匂いがする」
キレハが柔らかく微笑んだ瞬間、ふっつりと何かが切れる。
不意打ち気味に、ぐちょぐちょにほぐれた蜜壺に指を挿し入れる。
「ひぅっ、い、いきなり、そんな……っ!」
二、三度往復させるだけで、焦らされきった肉体はあっという間に昇りつめる。
「ふ、あ、あぁぁっ!!」
きつく指を締め付けられ、しかし攻め手を緩めるつもりはない。
我慢していたのは、キレハだけではないのだ。
「まっ、いまっ、まだっ、イってっ、イってるのっ!」
絶頂から更なる高みへと押し上げる。
生理的な反応か、涙を流して乱れる顔がとても美しい。
その涙をキスで拭いながら、陰核と乳首を同時に摘む。
「ら、らめぇっ、とんりゃうっ!!」
呂律の回らない絶叫とともに、何かを堪えるように強く抱きついてくる。
「ああああああああぁっ!!」
これ以上は、さすがに壊れてしまうかも知れない。
そう判断し、断続的に震えるキレハを抱き返す。
「あ……は……」
根気強くぽんぽんと背中を叩いてやっていると、数分してようやく瞳に正気が戻ってくる。
大丈夫だろうか。
「大丈夫なわけ……っ!ひっく……」
涙目を通り越し、ぼろぼろと大粒の涙が零れ落ちる。
しまった。やり過ぎた。
「うう……気持ちよかったけど……今までにないくらい気持ちよかったけど……。
自分で自分が制御できなくて、不安で、ダメだって言ったのに、でも、だって、イヤじゃなくて」
ごめん。すまない。悪かった。許してほしい。
思いつく限りの謝罪の言葉を並べる。
「ゆるさない」
潤んだ目じりが吊り上がる。
「もっと優しく愛してくれなきゃ、ゆるさないんだから」
そう言って睨んでくる、その瞳はいつも通り優しい。
こんなキレハを泣かせるなど、人間の所業ではない。
もう二度と変な声に唆されたりしない、と心に誓う。
676 ◆1HLVKIREhA :2009/06/06(土) 00:27:31 ID:g6bkYQFj
キレハをいぢめたい編
例によって女主人公派も安心、百合にも対応可
無理にRuina原作に似せようとしたせいで文体が一定しないのはきっとゼスの罠だ
ということでこれでいかがでしょうか、>>577

そして最近のふぃー×ぽんの流れはいいぞもっとやれ
677名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 00:53:39 ID:W75IHmKj
>>673
相変わらずのGJっぷりだ。「子犬」って表現は反則級の破壊力。
スリットとか着エロとか素晴らしすぎるじゃないか。


>>655に触発されて子アベリオン×幼女フィーを書き始めたんだが
主人公同士の過去捏造近親インピオなんてあまりにも人を選びすぎるので
ここに投下していいかどうか迷っている。
678577:2009/06/06(土) 01:26:51 ID:XDxAx9N5
>>673
よ く や っ た
期待はしてたが何かもう期待以上っていうか何かもうねウフフフフ
焦らしいいよ焦らし
あとふぃーぽん吹いたw違和感ないなオイ

>>677
個人的には妄想の命じるまま投下しちまっていいと思うんだけどなぁ。
ちゃんと注意書き置いとけば回避できるだろうし。
679名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 01:43:55 ID:vj2trGq5
>673
着衣萌え。
シーツの上で乱れるキレハの黒髪が思い浮かぶようだ。


しーぽんにもこれぐらいのエロさが欲しいのに、ついギャグに逃げてしまう。
680名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 02:55:58 ID:VyBsZc8e
>>673
たった今キレハエンド見てきた俺に、とどめをさす気なんだね
ありがとう、マジありがとう……!
文体が移り変わる分、臨場感あって良いと思うんよ
681名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 15:23:53 ID:BGOcpMOD
>>673
幻視した。悶えた。GJ
マズい、ニヤニヤが止まらない

文体は心配してる程に気になる不自然さは感じなかったよ
キレハにチャイナドレスのコンボは想像以上に破壊力があった

ところでラブラブイチャイチャや、いぢめ倒す(性的な意味で)も良いが、
キレハを徹底的に甘やかして骨抜きにしてみたいと思うのは自分だけだろうか

お前だけ?……そう
682 ◆1HLVKIREhA :2009/06/06(土) 15:24:20 ID:g6bkYQFj
500辺りのパラレル主人公で閃いてアイリ×ウェンドリンで長めに一本書こうと妄想中
・・・固有ルート両方こなそうとするとカムールの扱いが難しすぎる
どっちかだけにすりゃいいんだけど、何かこう共存させる案はないかね

>>677
ここはできそこないからラバン爺さんまで全てを受け入れるインターネッツだぜ
人を選ぶ内容なら>>678の言うとおり注意書きしとけば嫌な人はスルーしてくれるさ
683名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 21:27:43 ID:5wCRDef/
今更だけど>>561

キレハ…恥ずかしがってなかなか歌えないが、いったんステージに上がってしまうと実はけっこうノリノリ。
作詞させるとものすごく乙女な歌詞を書き上げてくる。

アイリ…もともと踊り子なのでステージ慣れしてる。どんな歌詞でも振り付けバッチリで歌って踊れる。

ウェンドリン…一番歌うのに手こずる。なんとか舞台に上げてプライドを刺激すれば歌える?

フィー…多少恥ずかしい歌詞でも英語なら的なノリで「古代語ならばはずかしくない!」という作戦に出る。
どうせ意味が分からないならいいよねと思いっきり乙女な歌詞を作詞、古代語で。

マナ…恥ずかしい歌詞も電波な歌詞も神殿の賛美歌で鍛えた歌唱力で顔色一つ変えずに歌う。

こんな電波が下りてきた。
684677:2009/06/07(日) 00:03:24 ID:PUoax3mh
勇気をもらったので投下します。

子供の頃のアベリオン×フィー、兄妹設定です。
・男主人公×女主人公
・本編開始前の過去捏造
・近親
・インピオ
という、かなりマニアックな属性のもの、挿入なしですのでご注意ください。
6851/3:2009/06/07(日) 00:05:38 ID:PUoax3mh
繰り返す時間がどこかで捻れた。

賢者デネロスが大河のほとりで拾った兄妹。
兄は成長するにつれ師の魔導師としての面をより尊敬し、目標とするようになった。
名だたる賢人のように、後世に名を残す存在になりたいと。
妹は成長するにつれ師の医師としての面をより尊敬し、目標とするようになった。
先人の知恵を学び、師のように人々の役に立ちたいと。

ある日、デネロスは乞われて近くの村まで往診に向かった。
近所の人に任せてあるとはいえ、まだほんの子供である兄妹二人に一晩留守を任せないといけない。
「大丈夫ですよ先生。オレだってもうちゃんと留守番できるから。な、フィー」
「うん。お兄ちゃんといっしょだからだいじょうぶ…気をつけてくださいね、先生」
戸口で見送る弟子たちに僅かばかりの不安はあったが、病人を放ってはおけない。
留守番をこなす、と言う点では問題はなかった。
二人はきちんと家のこともできていた。
だが別の形で、デネロスが感じた一抹の不安は的中してしまった。

「なあ、フィー。先生の本を見てみようか」
デネロスの書斎を掃除していたアベリオンが妹に声をかけた。
「ダメだよお兄ちゃん。かってに見ちゃダメだって先生はいつもおっしゃってたよ」
「見るだけだって。使わないで見るだけなら問題ないだろ?」
でも、とフィーは口ごもった。
開くだけで魔力に捕らわれる、魔道書の中にはそういう恐ろしいものもある。
師匠に何度となく聞かされた話だ。
「よく考えてみろよ。そんな危ない本が封印もされずにうちの中にあるわけないだろ」
「…あ」
言われてみればその通りだ。子供の手の届く場所にそんなものが保管されている訳がない。
「だから見るだけ。見るだけなら大丈夫だから」
少年の好奇心は止まらない。ましてそれが幼いながらも魔術師ならばなおさら。
魔術師としての探究心と子供の好奇心が入り混じって止まらなくなる。
「じゃ、じゃあ…ちょっと見るだけ、だよ。あぶない魔法はぜったい使っちゃダメだよ」
「もちろんだって。オレを信じろ」
「…うん」
オレを信じろ。
大好きな兄にそう言われると妹は頷くしかなかった。
魔道書のことは怖かったが、最愛の兄に嫌われるのはもっと怖い。
アベリオンは適当に手を伸ばして一冊の本を手に取った。革表紙のそれはあまり読まれた形跡はない。
「…ア…ルス…アマ…トリア…って書いてあるな」
「お兄ちゃん、それってたしか大人になるまで見ちゃダメだって先生がおっしゃってたご本だよ」
「だから、使わないって約束しただろ」
言いながら表紙をめくる、と、なぜ禁止されたのかアベリオンはすぐに理解した。
アルス・アマトリア――性愛技術。手に取ったものは性魔術について書かれた魔道書だった。
「性」は「生」に通じるもの。陰と陽、右と左のように対になった気の一つとして男の気と女の気もまた然り。
性魔術の書が医師であり魔導師であるデネロスの書斎にあったとしても、さして驚くべきではなかったのかもしれない。
が、アベリオンにとってはあまりに予想外の品だった。
6862/3:2009/06/07(日) 00:07:09 ID:e50yRj0s
そこですぐに本をしまって「やっぱり大人になってからにしよう」と言えばよかったのかもしれない。
だが少年の好奇心はそうすぐには止まらず、どうせなら少しくらい読んでからでいいじゃないか、と結論付けてしまった。
まだ、特に妹のフィーには性的知識などなく、兄アベリオンはパリスたち遊び友達との間の耳学問で
だんだんそういうことを知り始めていたとはいえ、ものの重大性をきちんと理解していたとは言いがたい。
「序章、魔力を繋ぎ身体を繋ぐ…フィー、この魔力を繋ぐところまでは試しにやってみようか」
「ダメだよお兄ちゃん、大人になるまでダメって言う本だよ。あぶないよ」
「大丈夫だって。魔力を繋ぐだけのどこが危ないんだよ」
かつて読んだ物語には二人で魔法をかけ、幼いながらも高等な魔術を操る姉弟がいた。
兄妹で魔力を繋げば、もしかしたら自分たちにもそういうことができるかもしれない。
「うー、だったら、魔力をつなぐだけ、魔力をつなぐだけだよ」
不安も大きかったが、フィーの中でそれ以上に「大好きな兄の役に立ちたい」という思いが上回ってしまった。
二人は手を繋ぎ、同時に書かれた呪文を唱える。
「えっと、相手の身体に触れる(口づけを交わすとなお良い)か…フィー、でも口づけってのはやめとこうな」
「どうして?」
「こういうのは、大人になって好きな人ができた時にその人とするもんなんだってさ。だから今はやめとこう」
「フィーはお兄ちゃんが大好きだよ。お兄ちゃんはちがうの?」
「大人になってできる好きな人っていうのは、家族とは違うらしいぞ」
アベリオンはそう言いながら、何の気なしに軽く妹の肩に手を置く。
と、フィーの身体に軽い衝撃が走った。
「ひゃっ…な、なに、これ…」
本の魔力は何も知らない幼い身体の性感すらも高め、全身を性感帯に変えていた。
「身体に触れる、っていうのはこういうことか…フィー、多分オレの魔力がフィーに流れ込んだ…んじゃないかな。
フィーもオレの肩に触ってみろよ」
「そう…なのかな…やってみるね」
今度は妹の手が兄に触れ、アベリオンの肉体を魔力の衝撃が走る。
「あー、結構…なんかすごいな」
大人はこういう感覚を「気持ちいい」と思うはずなんだ。だから気持ちいいはずなんだ。
本の説明に従って妹の服をはだけさせ、自身の衣服も緩める。
「乳房に触れて、乳頭を刺激する…か。こうやるのかな?」
フィーのそれはまだ「乳房」とは呼べないまっ平らなものだったが、とりあえず本に書かれているように触れてみる。
「…お、お兄ちゃん、や、やだ、なんか、へ、へんだよぉ…」
未成熟な肉体には余りに強すぎる刺激に不安と若干の恐怖すら感じてフィーは身をよじらせた。
「大丈夫だって、魔力を繋ぐだけの魔法なんだから。な?」
妹を安心させようといつものように頭を撫でた。が。
「あ…ふあ…おにいちゃん…」
今のフィーにはそれすらも快感として伝えられる。
「…もっと…なでて…」
不安のためだろうか。それとも未知の快感のせいだろうか。
少し潤んだ目で見上げる幼い妹が、一瞬だけ不意に「女」に見えてアベリオンはドキリとした。
見慣れたはずの妹が別人みたいに見える。いつもならなんとも思わない妹の裸になんだかドキドキする。
頭を撫で、本に書かれているように妹の全身に触れる。
その度に妹の口から漏れる熱い吐息が自分の中の奇妙な感覚を引き出すように思えた。
6873/3:2009/06/07(日) 00:07:53 ID:e50yRj0s
…お兄ちゃん『陽根』ってなに?」
「それは、男の…アレだよ」
「そっか…ねえ、お兄ちゃんのと挿絵のとでなんか違うよ?」
「さあ、オレだって他人のなんてじっくり見たことないし、たぶん個人差があるんだよ」
「そっか。だったらフィーがお兄ちゃんの…それに触ったらいいの?」
「そういう風に書いてあるな。でもイヤだったら別にいい」
「ううん、だいじょうぶだよ」
まだフィーにはそれが「性器」であるという知識はなく「泌尿器」としての認識しかない。
「だってフィーは大人になったら先生みたいなお医者さまになるんだもん。きたないとかおもわないよ。
それにお兄ちゃんのだもん。だから平気だよ」
魔力に高められた手で肉棒に触れられ、アベリオンはそれだけで気が遠くなりそうな快感を受けた。
「お兄ちゃん『陰裂』と『肉芽』ってなに?」
「…そ…れは、女の人の…これ…かな?」
妹に聞かせながら、妹のその場所に魔力を乗せた手を触れる。
「ひうっ…お、おにい、ちゃん…」
未熟ながらに濡れたそこが、身体の主には意味も分からぬ水音を立てた。
もう説明を読むのもそこそこに、ただ衝動に突き動かされるように兄妹は手を、身体を動かす。
魔力が激しく二人の肉体に流れて渦を巻き、二人は訳も分からぬまま登りつめて果てた。

「説明だとこの後は『身体を繋ぐ』…オレのこれをフィーのここに入れるって書いてあるけど、それはやめとこうな」
「うん」
フィーは兄の言葉に安堵した。魔力を繋いだだけで強烈な未知の感覚に襲われた。
それ以上のことはさすがに恐ろしかった。
「…床、汚れちゃったな。さっさと掃除して、後で風呂に入ろう」
どうせ掃除するつもりだったし、どうせその後に風呂に入るつもりだった。
アベリオンは思考を切り替えてモップを手に取った。魔法の副作用なのか身体が重いけどまあいいや。
「フィー、疲れただろ。オレがやっとくから休んでろ」
「いいよお兄ちゃん。手伝うよ」
「フィーが止めたのに魔法使ったのはオレだから。責任とってここの掃除は済ませとくよ。疲れただろ」
「うん。ありがとうお兄ちゃん」
そう言ってフィーはアベリオンの頬にキスをした。けれども、親愛こそ感じるもののもうドキリともしない。

「…やっぱり、大人の魔道書はオレたちにはまだ早かったみたいだな。フィー、大丈夫か」
「ちょっと疲れちゃったけど…大丈夫だよ。でも、もうやめよう、ね」
「オレも疲れたよ。そうだな。無理な魔法はもうやめとこう」
浴室で見るフィーは、やっぱりいつものフィーだ。妹の裸を見たところで全然ドキドキもしない。
やっぱりさっきのは本の魔力だったんだな。アベリオンは納得してごく普通に妹の身体を洗った。
「ねえ、お兄ちゃん。今日はお兄ちゃんのベッドで寝ていい?」
一緒のベッドで、オレの隣でぐっすり眠っているけどやっぱりなんとも思わない。
かわいいかわいい大事な妹。世界一大事でオレが守ってやらなくちゃと思うけど、やはりさっきみたいにドキドキとかはしない。
そのうちにアベリオンにも疲れが睡魔になって訪れた。
あの感覚は全く起こらないまま、傍らの妹を抱きしめてぐっすり眠った。
688名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 00:10:07 ID:e50yRj0s
以上です。マニアックなもので失礼しました。

なんとなく子供の頃のアベリオンはやんちゃだったのかなあというイメージがあったのでこうなりました。
アベリオンとフィーのイメージが違ったらすみません。
689名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 00:23:00 ID:/lQCfSVw
これはエロ・・・い、のか?とりあえずフィーの成長に期待GJ
きっと2人ともこの感覚が忘れられずにデネロスの留守の度にエスカレートしていくんだな

>>681
賛同したいところだが、らぶらぶいちゃいちゃと甘やかして骨抜きの境界が今一つ不明瞭
よければ具体例を示してくれないかね

>>682
パリス暗殺失敗はそんなにルート的に重要じゃないし戦場で散ってもいいと思ふ
690名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 18:17:42 ID:YPvQ2VDA
655だがまさか俺の一言がSSになるとは思ってなかったぜ
ショタベリオンがやんちゃ坊主だったのは正直予想外だったが
それはそれでアリだな
691名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 19:46:57 ID:26TH9Q0l
>この感覚が忘れられずにデネロスの留守の度にエスカレート
その数年後、フィーとしーぽんが無事ヤれたとして。
事後に頬を赤らめて「だって、お兄ちゃんより上手だったから・・・」とか言われたら
スゲエ微妙な心境になるだろうなw
692名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 20:34:53 ID:exCAOHzj
むしろ「お兄ちゃんのほうが(ry
693名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 20:43:37 ID:YPvQ2VDA
>>691
すっげえ微妙だ、嫌すぎるw
>>692
もう微妙通り越して絶望しかねえw
694名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 20:47:30 ID:/lQCfSVw
>>692
しーぽんなら似合いそうなのがまたアレだな
695名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 21:21:49 ID:IN8K+iMm
「盗賊の技」持ちのDQNが下手ってことはないんじゃないかとは思うんだが、なにせ兄さんが未知数すぎる
696名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 22:00:26 ID:YPvQ2VDA
どうなんだろうな、その辺
ここは白黒はっきりさせるため3人で…
は、さすがにフィーがかわいそうだな
697名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:17:11 ID:44pvoZLs
ところでランダムダンジョンの温泉だけどさ
大猿から逃げると全裸で飛び出すのな

つまり……
698名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:23:31 ID:F83IY9R2
メロダーク(全裸)「……」
699名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 04:48:23 ID:rT46of+6
事あるごとに全裸になるメロさんに対してマナが内心、
「そんなに軽々しく他の人に見せないで下さい」みたいに軽く妬いてたりしてな。
700名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 22:05:06 ID:AiX/881z
走れメロさんを思い出したw
701名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 23:22:16 ID:Y7skrfde
マナが真っ赤になりながらマントを差し出すんですね分かります
…かわいいじゃねーか
702名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 23:59:34 ID:sz2jcCUi
>>689
具体例か、そうだな…。
自分は、いちゃいちゃらぶらぶは>>594みたいなので、
甘やかして骨抜きはツンデレのツの字すら出ない位に愛して、
「呂律回らない足腰立たない顔バカになってるもっとキスしてくれ」
と明らかに普段のキレハじゃねぇな状態ですね。
まぁ、これだけじゃなくて翌日に自らの乱れっぷりにお湯が沸けそうなほどに
顔を真っ赤にして恥ずかしがると最高。


……「変態だ」?何を今更。
703名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 00:16:39 ID:kojZApae
自分が書くしーぽんがギャグになるのは、地の文が彼の一人称だからと反省。
頑張って三人称の地の文で、エロを目指しましたよ。

主人公の出生の秘密が書かれているので、ネタバレイヤンな方はIDでNGにしてください。
704しーぽん×フィー:2009/06/09(火) 00:19:35 ID:kojZApae
「出生の秘密がわかって、落ち込んでますってか?ふざけんなよ…!」

いつもは鬱陶しいほど明るい少女の狼狽した表情に、シーフォンは苛立ちを覚えた。
苛立ちの原因がよくわからないまま、シーフォンは少女の細い手首をつかみそのまま乱暴に押し倒しその華奢な身体に覆いかぶさった。
「……や…、やだぁ……っ」
「うるせえ…!」
悲鳴をあげる相手を怒鳴りつけ力任せに魔力を帯びた薄衣を破くと、少女の白い肌が露になった。フィーの顔に朱に染まり胸を隠そうとするが、少年の手がそれを簡単に阻んだ。
「……隠すなよ…」
掠れた声で呟くと、フィーの白い首筋に顔を埋めて優しく唇を押し付けた。
ぴくりとフィーの身体が震えて吐息を漏らすが、口からは嫌だ止めてと拒否する言葉が紡がれる。
だが、その様は少年の劣情を煽るだけだった。
(…フィーのことなんか、なんとも思っていない。これはただの処理だ。腰の辺りが熱く疼くのは、コイツが情けない顔をしているから腹が立っているんだ。)
シーフォンは自分の中の押さえ切れない感情をそう誤魔化そうとした。
こんなちんくしゃに欲情するわけがないと思いつつ、滑らかな肌に手を這わせて控えめな胸の膨らみを手のひらで優しく揉んで、ピンク色の突起を指先で転がしてみる。
小さく身体が跳ねさせ声を堪える少女と、今すぐにでも繋がりたい衝動をどうにか堪えながらゆっくりと下腹部へと手を移動させた。
フィーが手の移動先に気づいて身体を捩って逃れようとするが、いつもは非力そうな少年の身体のどこにそんな力が隠されていたのか、しっかりと押さえつけられて逃れることが出来ない。
硬く閉じられた両足の間に身体を割り込み、白い太ももを汗ばんだ手で撫でるとフィーはまだイヤイヤと首を横に振った。
「だめ……私には呪われた血が流れてるから………」
705しーぽん×フィー:2009/06/09(火) 00:21:27 ID:kojZApae
「けっ、それがなんだって言うんだよ」
フィーが震えた声で呟いた言葉を、シーフォンはで鼻で笑って一蹴した。
少女の薄衣を捲り上げて秘所を晒す。下着にうっすらと染みができているのを見て、シーフォンは喉を鳴らす。
「…染み、出来てるぞ?おい」
「え…っ、ち、ちょっと、やだぁ…っ」
慌てて秘所を隠そうとするが、シーフォンの手のほうが早かった。下着の上から秘所に触れるとくちゅ…という水音が二人の耳に届く。
フィーは真っ赤になって今度は恥ずかしさで身を捩るが、細い足をがっちりと掴んで大きく広げさせる。
蜜を吸った下着がうっすらと透け、ワレメがわかる気がする。
思わず惹きつけられるように秘所に顔を埋めて、下着越しに舌を這わせた。
「…っ、やぁ……っん、ぅん…っ、だめ…シーフォン…」
「…そんな声出して言われても、止められるわけねぇだろ」
「だってぇ…恥ずかしいよ……、なんか変態っぽいし…」
「な…っ、お前知らないのかよ。こういうことするのは普通なんだぞ」
以前読んだ艶本からの知識だったが、本当に普通なのかはわからない。ただ、艶本の中の女はずいぶん興奮していたからそういうものだと思っていたのだけど、個人差があるのだろうか。それならば直に愛撫すればいいと、下着を横にずらして直接ワレメを舌でなぞる。
「…ひ、ゃ…あん…っ、ぅ、ん…っ」
シーフォンの舌が動くたびに蜜が溢れ、下腹部の奥が熱く痺れる。フィーは抵抗を止めて、目尻に涙を溜めて彼に懇願した。
「……は…ぁ…、ん…シーフォン…身体が熱い…から、なんとかして…?」
男女の情交は知識では知ってはいるが、さすがに『挿れて欲しい』と口にするのは憚れた。そんなはしたないことをねだって、目の前の少年に軽蔑をされたくもない。
こくこくと何度も頷いて、シーフォンは焦って自分のズボンの前を寛げた。まだ淫水焼けのしていない色の薄い欲望を、少女の秘所に宛がう。まるでこじ開けようとするかのように、強く押し付けながら擦り早く繋がろうとする。
「…っ、く、やぁ…っ、痛…、ん……っ」
少女の秘所が狭い上にお互い慣れていないせいか、なかなか入らない。痺れを切らして、フィーの細い腰を押さえつけて無理やり挿入すると肉を割るような感覚にシーフォンは身体を震わせた。
「や…っ、やぁ…あああ…っん…っ」
無理やりこじ開けた少女の秘所からは破瓜の証が流れたが、腕を伸ばしシーフォンの身体にしがみついてくる。
その少女の身体の熱さに頭の芯が甘く痺れ、少年はあっけなく果てた。
熱い迸りにフィーは驚いたように目を見開いていたがすべてを受け止め、その熱に引きずられるように身体を痙攣させた。
706しーぽん×フィー:2009/06/09(火) 00:26:11 ID:kojZApae
「はあ…っ、はあ…、は…っ………フィー、おい、大丈夫か?」
荒い息を整えながら、ぐったりとした少女の意識を確認する。
少女は焦点の合わない視線を漂わせていたが、やがてシーフォンを見つめるとぎこちなく微笑んで呟いた。
「シーフォン……好き…」
少女が呟く言葉に劣情が蘇り、繋がったままのペニスが質量を取り戻す。
真っ赤になって戸惑うフィーに、頭を掻きながら『一回や二回で終わるわけねーだろ』と呟いて今度は少しでも長く掻き混ぜてやろうと、シーフォンは再び腰を揺らし始めた。






後に、フィーは照れながらも幼馴染の少女に打ち明けた。
『ちょっと自分勝手で乱暴で早かったような気がするけど…、嬉しかった』と。
707名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 00:30:59 ID:kojZApae
鬼畜のままエロを進めるにはしーぽんはへたれすぎるし、フィーがあんまり積極的過ぎるのも変かなと思ったら
なんとも中途半端になってしまって本当にスマン。

あちこちつまんだり擦ったりしゃぶったり歯を立てたりさせたかったけど、童貞しーぽんということでご容赦を。
708名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 14:06:23 ID:XapcBFih
GJ!初々しくて可愛いな。
本当ニヤニヤが止まらない。
709名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 20:40:19 ID:WgWpOcKO
フィーがかわいすぎるじゃないか、GJ

どうにもマナ分が不足してるなと思いメロさんとマナに挑戦しようと思ったんだが
この世界では神官って結婚できるんだろうか?
710名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 21:46:36 ID:GbnsEm5y
大河物語pcのエロSSをください
711名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 21:49:16 ID:VtsGgCdz
>>710
ここは801板じゃないですよ
712名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 22:03:04 ID:njYEXTMr
>>709
少なくともキューグ神殿は性におおらかって書いてあるし
処女性を重視するとかはあんまりない気がするな
あとは脳内設定で補完すればいいんじゃね
神官編スキーとして期待して見●いるよ
713名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 23:27:57 ID:hTJNAYAz
>>709
神官同士だから、ご都合主義だが神の前で婚姻を誓えばOKとかはどうだろう?
どうしてもなら最終手段として還俗って手もあるけど。

>>710
大河はノーチェックだったんでよく知らないけど、こっちのスレの管轄じゃないか?
卓上ゲームエロパロ総合スレ29
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241967190/
それかこっちとか
【うpろだ】専用スレのないSS その2【代わり】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240477403/
714名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 23:30:24 ID:tzElsPQz
大河物語のエロパロをこっちの管轄にするのはかまわんと思う。
>>710には自分で書けと思うけど。
715名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 23:48:25 ID:RVjSe5fd
中の人達的にはOKなのかそれw
キャスさん辺りは気にしなそうだが
716名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 09:22:25 ID:c6oOJJGf
PCは流石に中の人の了解を取ろうぜw
717名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 17:18:09 ID:5FTPKyeL
そーいや、アイリってあんまり話題にならないなぁ。
罪人の遺児ルートは男主人公の方が萌えが多いから?
718名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 18:23:31 ID:9fbJxYbX
>>717
一番絡む男の兄貴は健全な兄妹関係すぎてメイン逆ヒロインには弱いし、
百合的には姉妹なのはおいしいけど本編中は眠り姫だから一緒に旅できない
凌辱しようにも大抵は危険感知持ちなことが多いし
本編開始前からそれなりの修羅場くぐってるようだから微妙にやりにくい。
この辺が原因じゃないかな。
他の3人はメイン逆ヒロイン的な男も、関連が深くて一緒に旅できる女の子もいるから。
踊り子という属性はおいしいし、上にあった殿下とか、
ビンガーさんみたいにシチュ的に凌辱できそうな局面は割とあるんだけどね。
719名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 20:25:47 ID:mKqkkwaN
具体的に誰に許可を取ればいいかね?
>>710は誰のを読みたいんだ?
720名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 20:46:53 ID:JEBdgbJz
>>719
・PLには未成年者もいる
あとはわかるな?
721名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 21:29:43 ID:c6oOJJGf
まあなんだ、基本的に無断で他の人のPCを二次創作に使うのはマナー違反だ!
ある程度親しくなってから相手の了承を得るべきだな。

それが更にエロ方向となるともっと難しくなるわけだが……
……例えば、大河物語エロオンセでもやってみるとか……
722710:2009/06/10(水) 21:34:54 ID:B3i6hpmD
出落ちのつもりだったのに(´・ω・`)
723名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 21:49:00 ID:4zD68+9t
>>717-718
ああ、言われてみればなあ。
パリスは家族は家族って思ってそうだから本当に家族愛の兄貴で止まりそうだ。
強いて言えば、テオルともそれなりに因縁あるシナリオだけにアルソンとつなげられるか?
社会の裏側も知ってる踊り子と純粋培養のお坊ちゃまというシチュエーションは悪くないし。

で、>>709に言われて気付いたが、マナはそこそこシチュは挙がっても意外とまだSSはないんだな。
やっぱりシスター、陵辱しようにもデフォルトで危険感知持ちってのが書き手的ネックなんだろうか。

そしてフィーは女主人公の中でも、っていうかメイン女キャラ全体で見ても一段抜けて陵辱向けなんだな。
危険感知はまあ付けやすいけどアイリほどじゃないし鎧は大したの付けられないし非力だし
魔法武器がないと魔法が使えないこの世界観では本気でただのか弱い少女になりやすい。
しかも性格もおとなしそうだから絶好のカモにされそう。
724名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 21:59:13 ID:4zD68+9t
あ、マナのSSだと>>460があるな。ごめん。
725名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 22:08:51 ID:4bsP8Q5+
アイリはラバン爺さんにセクハラされつつドツキ漫才とかやってるイメージ
726名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 00:57:47 ID:wfMmjd8T
>723
自分は単にしーぽんのへたれっぷりが好きだから、しーぽんがらみのSSを書いている。
メロさんも好きなんだけど、料理怖いよ、裸怖いよ。
727名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 01:28:04 ID:p7+WIjzE
メロ「マナ……」
マナ「や、やめて下さい、メロダークさん……」
メロ「嫌か?」
マナ「嫌ではないですけど、でも、朝からこんな不埒な事……」
メロ「朝も夜も関係ない。お前が欲しい」
マナ「ん、あぁっ……駄目ぇ!アークフィア様が見てる!」





タイタス「私も見ているぞ」
728名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 01:35:00 ID:ckhLgq8J
流れに乗って書いてみたり
メロダーク×マナ、多分エンディング後に雪山に来てみた感じで
イメージ違ったらスマソ
 

激しい吹雪が視界を埋め尽くし、洞窟の外は一寸先も見えない状態になってしまっている。
不安そうな顔をした連れの少女を振り返りながら、今夜はここで夜を過ごすしかない、と覚悟を決めた。
「ねえメロダーク、本当に大丈夫なの」
「心配するな、野営には慣れている」
手早く火を起こし、ランプ用の油に火をつける。
本当は手持ちの材料で温かいスープでも作ってやりたいところだが、そんな手間をかけさせるのは悪いと
目の前の少女がかたくなに固辞するので、仕方なく背負い袋から保存食を出して渡してやった。
二人きりになると奇妙な沈黙が周りを支配し、なんとも居心地が悪い。
「服が濡れているなら脱いでおいたほうがいい。体温を奪われたら命に関わるからな」
なにげなくそう声をかけると少女は赤くなって俯き、妙な想起をさせることを言ってしまったかと後悔した。
少女は大河の巫女であり、自分は彼女に仕える用心棒、それ以上のものではないと思っていたのに、意識されていると思うとどうも落ち着かない。
なんだかんだで四六時中、それに気をとられている気すらする。
頭を振って妄想を追い払うと、メロダークは少女を呼んだ。
「どうしたの?」
こんな小さな火だけでは体温の低下を食い止めることはできそうにない、互いの体温を利用し合わなければ。
それだけ簡潔に説明して鎖帷子に手をかけると、マナが真っ赤になってその手を押さえた。
「どうした」
「え、だってあの、ラバンが言ってたんだけど、お互いに温め合うときはその、すっぽんぽんになって…」
「阿呆か。鎧を外すだけだ。こんなところで全部脱いだらそれこそ凍死するだろうが」
少女に釣られるように思わず赤面してしまう。どうも調子が悪い。
できるだけ表情に出さないようにしつつ、少女と自分の体を一緒に毛布に包む。
複数人での任務のときはよくやったことだ。特別な意味などない。戦場で相手は選べないのだ。
眠ってしまえばこの妙な雰囲気からも逃れられるだろうと思い、目を閉じた。
「ねえ、メロダーク」
だが少女の声は容赦なく彼を呼ぶ。
「なんだ。早く寝ろ」
「寒くて眠れない」
そう言いながら、毛布の中で体をすり寄せてくる。
まだ幼い少女だと思っていたその肢体は、いつの間にか大人の女へと急激に成長を始めていた。柔らかい弾力を意識しないように、必死で気をそらす。
「無理にでも寝ておけ。体力温存のためだ」
それだけ言って背を向けるが、少女はなおも食い下がる。
「ねえ、ちょっと」
「だから早く寝ろと」
「私のこと、どう思ってるの」
「どういう意味だ」
振り返れば少女はいつになく真剣な表情をしていて、思わず身構えてしまう。
「だってここのところいつも、気まずい雰囲気で嫌なんだもの」
それはお前のせいだろう、と声を荒げたくなるが縋るような赤い瞳に見つめられては何も言えない。
「私の勘違いだったら、それでいいの。何とも思ってないなら、そう言って」
「どうもこうも、私はあくまでお前に仕える身だ。いいから離せ」
だが、少女には回答を聞くまで体を離す気はないようだった。銀色の髪から微かに石鹸のいい香りがして、目眩がしそうになる。
「やめろ。私だって男なんだぞ」
「そんなことは分かってる」
「違う。私では、お前を汚してしまう」
思わずそう口走っていた。
始祖帝の呪われた血を濃く受けながら、自身には罪も穢れもない無邪気な少女。
戦いの中、自分を殺そうとした男にさえ情けをかけ、赦した少女。
戦場を巡っては手を血で染めてきた自分には手も触れられない。
「汚されるなんて、思わないよ。メロダークはとても誠実な人だもの。
それに、私だってそんなに綺麗なもんじゃない。何人もの人を巻き込んで死なせてる。
だからもう、特別扱いするのはやめて。貴方が好きなの」
毛布に体を隠すようにしながら、マナの瞳が見つめてくる。
729名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 01:35:29 ID:ckhLgq8J
触れ合った体の温度に、ついに我慢ができなくなる。
その手をとって、毛布の上に組み敷く。抵抗はなかった。
「本当に後悔しないな?」
そう聞くと少女は微かに頷き、優しくしてね、と呟いた。
軽いキスを重ねたあと、口腔に舌を差し込み、存分に舌を絡めて吸い上げてやるとマナはくぐもった嬌声を漏らした。
そのまま首筋から鎖骨の辺りへと唇を移していきながら服の中に手を入れ、小ぶりの胸の膨らみをまさぐる。
手のひらで包み込み、やわやわと揉みしだいてやると少女は初めての快感に戸惑った。
「や…っん…」
切ない声をもっと聞きたくて、先端の小さな突起を指先でくりくりといたぶる。
服をはぎ取ると、そこは赤く色づいてさくらんぼの種のように固くなっていた。
「あ、はぁっ…や、そんなに、見ないで、恥ずかしっ…」
そうは言っても、そんな声を出されては我慢できるわけがない。
今すぐ貫いてやりたいのを、必死に堪えているのだ。
体を隠そうとする少女を制し、今度は舌を使って突起を刺激してやると、ひときわ大きな嬌声があがる。
そのまま脇腹を通って太腿の内側へと、手を滑らせていく。薄い下着に包まれたそこにはすでに淫らな染みができていて、軽く指を這わせるだけで少女は体を震わせた。
「ふあ…やんっ、くぅんっ…」
溢れた蜜が内股を濡らし、愛撫のたびに淫らな水音がたつ。
「気持ちいいか?」
「やっ、そんなの、聞かなくても…意地悪ぅ…っ」
別に意地悪をしたつもりはないのだが。
もういいか、と耳元で囁くと少女はこくこくと頷いた。
下着をはぎ取り、脚を開かせる。きゅっと毛布を握りしめているのがいじらしい。
「はぅんっ…あ…痛っ…ぁ」
侵入すると少女は苦しげな吐息を漏らした。
男を受け入れたことのないそこは信じられないほど狭く、痛いほどにメロダークを締めつける。
「大丈夫か?痛いなら…」
「痛い、けど、大丈夫」
手、握ってて、と差し出された右手をとり、恋人同士が手を繋ぐときのように握り合う。
「あったかい」
痛みに耐える表情をしながら、ひどく嬉しそうにマナは言う。
その表情にさらに劣情が刺激され、思いのままに腰を突き入れた。
「あっ、くぅ、はふぅ…っ…」
夢中ですがりついてくるその体は熱く、もっともっとかき回してやりたくなる。
一度突き入れるごとに、余裕が奪われていく。
「んぅ、メロダーク、好き…」
「俺も、だ」
中にぶちまけられた欲望を全て受け止め、マナはきゅっと目を瞑った…
 
(さて、アダ殿にどう言い訳するべきか)
眠りこんでしまったマナに毛布をかけてやりながら、メロダークはそんなことを思った。
だが、後悔はなかった。自分は結局、この半分ほどの年の少女を愛しているのだと、はっきり分かった。
手を伸ばして銀色の髪を撫でる。
吹雪は、朝にはやみそうである。
730名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:26:50 ID:/EHp8AGS
GJ、いつかくるかな、て思って待ってた甲斐があった…。最高でした。
731名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 20:37:13 ID:sjeJ85ZG
>>728
乙!マナ分がたっぷり補給できました、GJ。
732名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 18:02:35 ID:zkxfpYVL
こいつぁGJ。年の差カップルは良い。
……かっこいいメロさん見たのは久しぶりな気がする。
733名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 23:46:30 ID:gqe+UaPF
前に本スレで出たメロさん(0M0)説は鮮烈すぎた。ネタとしてもシリアスな方でもマッチするんだよな。
エメク(0w0)もハマリ役だし。

カリスとレンゲルは誰だろう?
734名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 08:54:47 ID:nlgFMJgY
本スレの流れで思いついて朝っぱらからやっちまったぜ
ネルフィーで
※百合注意、最後鬱展開っぽいので注意
 
「フィー、起きてよっ…」
昏睡状態に陥った白子の少女は、ネルの悲痛な呼びかけには答えない。
ただ胸がかすかに上下していることから、生きていることだけが辛うじて分かる。
二週間前、「鍵の書」を読んでいる最中に意識を失い、それ以来目を覚ますことはなかった。
いくらなんでも二週間というのは長すぎる。だがネルの魔法知識ではどうすればいいのかも分からない。
ネルにできることは雑貨屋の一室に彼女を運び込み、衰弱しないように毎日、水で溶いた糖蜜を口に運んでやることだけだ。
(こんなときにデネロス先生が…最低でも、しーぽんがいてくれれば)
だが、二人とももうここにはいない。パリスはチュナの世話で手いっぱいだし、何かをできるのはネルだけだった。
そんな深刻な状況とそぐわない安らかな顔で眠るフィーの頬を撫で、ネルは呟く。
「ひどいよ… ずっとしーぽんのことばっかり言ってさ、やっとおねーさんのところに帰ってきたと思ったら口もきいてくれないなんてさ」
冗談めかしたつもりの言葉が思いのほか重く響く。
色素の薄い端正な顔に唇の色だけが紅く、まるで上等の人形のようだ。
「こんなとき、おとぎ話だったら王子様のキスで目が覚めるんだけど」
自分で呟いた言葉にどきりとする。
だが、吸い込まれるように顔を近づけると、ふわりと糖蜜の香りがして、胸の鼓動が高鳴る。
甘い味がした。
続いて、素肌に羽織らせてあるだけのローブの前を寛げる。
黒いローブに包まれた白い肌があらわになり、全裸よりもエロチックだ。
触れてみると、ひんやりと冷たいながらも張りのある肌の弾力が伝わってくる。
閉じられていた瞼が震え、微かに反応があった気がした。
高鳴る胸を抑えながらも、やめられない。
「あは…わたし、何やってんだろ…」
フィーの柔らかい胸は、触れるたびにネルの掌に合わせて形を変える。
くにくにと弄ぶたびに、血の気のなかった肌がわずかずつ上気し、先端の飾りが紅く色づいていく。
体は反応しているのだ。
もっと気持ちよくしてあげたい。でも乏しい性知識では、どこをどうしていいか分からない。
ネルは自らの服の中に手を差し込んだ。自分の乳房を揉みしだき、乳首に触れる。
自分が一番気持ちいいと思ったことを、フィーにもしてあげればいい。
735名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 08:55:46 ID:nlgFMJgY
乳首を摘みあげると下腹に向けて今まで感じたことのないような快感が走り、ネルは甘い声を上げた。
「あ、はふぅっ…」
喘ぎながら、フィーの体にも同じ愛撫を加える。ビクン、という微かな振動が伝わってきた。
フィーの手をとり自分の胸に押しつける。そのまま彼女の手を使って自分の体を慰める。
背徳的な行為に、脳が焼き切れそうだ。
フィーの肌は上気して薔薇色に染まり、寝顔はぞくっとするほど色っぽいものになっている。
視線を下に移していくと、銀色の薄い体毛に覆われたそこは淫らな色に充血して綻び、開いた花弁からは蜜がにじみ出てシーツに染みを作っていた。
そして、それはきっとネルも同じ状態なのだろう。
甘くうずくそこに指を当て、前後に動かしてみる。数度繰り返すうちに、気持ちのいいところが分かった。
溢れた蜜がくちゅくちゅと音を立て、ネルの性感を煽る。
「んぁ…フィー、フィーっ」
フィーの上に覆いかぶさり、その頬に、唇に、首筋に、乳房に、キスの雨を降らせる。
そうしながら自分と彼女の秘所、交互に愛撫を加える。擬似的なセックス。
快感に腰を揺らしながら、たまらずフィーの体のあちこちに甘噛みをする。
「んぅ…フィー、きもちい…?」
慣れない指がもどかしい。もっともっと、繋がりを感じていたいのに。
だが今、フィーと一番繋がっているのは自分だ、という思いがネルを酔わせる。
シーフォンなんて知らない。彼女を裏切ってどこかへ消えた男なんか知らない。
フィーはわたしだけのもの。わたしはフィーだけのものだ。わたしだけはフィーを見捨てない。
「ひゃぅんっ… あ、はぁっ、フィー、一緒に、イこ?」
快感に蕩けた瞳で、ネルはそう囁いた。一滴こぼれた涙が、フィーの頬に落ちた。
 
「ふあぁんっ… んくぅ、ひあっ」
「今日は随分感じているのね?どうしたの」
「別に、何でもなっ… あぁんっ」
自分の「妻」である女性の膝の上で愛撫を加えられながら、フィーは喘いだ。
さっき頬に落ちたものはなんだったのだろうといぶかしむが、その思いもすぐに快感の波にかき消される。
見知った少女の泣き顔が見えた気もしたが、地上を捨てた彼女にはそれが誰だか思い出すこともできなかった。
「んぁ…やぁっ、イッちゃう…!」
「あらあら、もう?本当に今日はおかしいわよ」
火星の王女はくすりと笑ってフィーに口づける。
フィーもそれに応える。先ほど見えた幻影のことなど思い出しもせずに。
今回はいい卵が産めそうである。
736名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 17:35:41 ID:26Tkpl1H
これは良いオチGJ
737名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 18:49:50 ID:03WzUkZ4
これはいい愛憎劇、ナイス昼ドラ。
よく考えてみれば姫の嫁ファーストレディエンドって結構ドロドロの人間関係だったんだな。
本スレに出てた失恋の詳細なんて昼ドラ通り越して火サスでも通用しそうだし。

そしてフィーが産卵すると思うと興奮を禁じえない。
738聖女と忠犬(前)0/6:2009/06/13(土) 19:48:50 ID:7yoDdntg
「主従で年の差体格差なマナをだいたい無言で調教するエロダークさん」
を書きたかった。なんかいろいろ違うことになった。

・メロさんが色々と変態
・グッドED後なのにやたら暗い
・後篇もとい本番は後ほど
739聖女と忠犬(前)1/6:2009/06/13(土) 19:50:15 ID:7yoDdntg
あの災厄から数ヵ月。
わたしは遥かな大河の上流にあたる巡礼地を目指し、故郷に一時の別れを告げた。
いまだ各地に巣食う闇を祓いながらの道行きで、いつまでかかるのかも分からない。
その旅に、彼は当然のように付き添ってくれた。

道中はほとんどわたしが一方的に喋っているようなもの。
かつて多くの仲間と冒険した時のような賑やかさはないけれど、幸福だった。

……そのはずだった。


「メロダークさんっ」
「っ……。問題ない」
熊にも似た巨大な獣へと正面から斬りかかった長身が、異形の爪になぎ払われて跳ね飛ばされる。
戦い慣れた身体は急所から地に叩きつけられることは無かったが、再び立ち上がろうとする鎧の隙間からは赤い血が滴り落ちていた。
──敵の姿を認めるなり走り出した彼に、ようやくわたしが追いついた時の光景だ。
すぐに返ってきた答えからその無事を悟ったわたしは、頭の中で組み上げていた魔法を中断することなく杖の先からうち放った。
白い浄化の炎が魔力の流れに沿って実体化し、剛毛におおわれた怪物の全身を包み込む。
凄まじい絶叫を放つ異形がなおも敵意をむき出しにしてこちらへ向かってきたため、続けてさらなる詠唱に入る……
だが、それが完成する前に、怪物は横合いから大剣の一撃を脳天に受けることで、呪われた生を終えることになった。

禁忌の術によって生み出された魔物の遺骸は、すぐに黒い液体となって地に溶けていく。
──その場に一人、抜き身の剣を手に、全身を血や泥に汚した元傭兵がわずかに肩を上下させながら佇んでいる。
自らに治癒術を施した彼には、もはやわたしの手助けなど必要ない。
「……どうした」
いつの間にかそばに来て怪訝にわたしを見下ろす彼に、わたしは。
「ううん。なんでもないよ」
と、ほほえむことしかできなかった。
740聖女と忠犬(前)2/6:2009/06/13(土) 19:51:28 ID:7yoDdntg
近隣の集落を脅かしていた夜種の親玉を追って街道を外れた森の奥へと分け入り、既に日は地平にかなり近づいている。
今から引き返しても、森を抜けることはできないだろう。
わたしたちは、さしあたり安全そうな場所を見つけて野宿をすることになった。
いまだに手際の悪いわたしが周囲に魔除けの結界を張っている内に、メロダークさんは手早く簡単なかまどと寝床をこしらえていて。
どちらが先に火の番をするか、という点についてひとしきり押し問答を重ね、それを意地と強情で押し切った後。
わたしは彼が温めてくれた、味については触れるべきでない薬草茶を少しずつ口に含みながら、揺れる炎を見つめていた。
そして、こちらに背を向けて眠る大きな背中を。

──剣を振るう理由が欲しい、と少年は叫んだ。
彼が求めているのは、信じるに値するもの。
だからこそ、時にはわたしを主とまで呼び、先ほどのように身を呈して守ってくれる。
だけど……わたしにそんな資格がないことは、彼も知っているはずなのに。
理由はどうあれ、彼が一緒にいてくれることが嬉しくて、今も言い出せずにいる──ただの女の子として見てほしい、だなんて。
それを口に出して、今の関係を壊してしまうのが怖い。
……わたしは結局のところ、彼の依存心を利用しているだけなのだ。
離れたくないばかりに、主という立場で彼の運命を縛り、怪我までさせて。
なんて利己的で醜く、罪深いことをしてしまっているんだろう。
こんなわたしが、彼が剣を捧げるに値するわけがない。
ほんとうは、隣に立つ資格すらないのだろう。
「ごめんなさい……」
早く、言わなければ。
忠誠の対象ではなく、対等の相手として見てほしかったと。
それに、わたしの業を彼にまで負わせるわけにはいかない、と。
「……ごめんなさい」
言わないままでいても、やがて彼はわたしの卑小さに気付き、失望するだろう。それこそ耐えられない。
あんなにも正しいものを求め、罪の意識に苛まれ続ける彼を、できることなら支えていたかったけれど。
ちっぽけなわたしは、どうしたらいいのか分からない。
ただ一つ、はっきりしているのは──わたしはあなたに、自由に生きてほしいということ。
たとえ、再び道を分かつことになるとしても。
あなたのことが好きだから、どうか自由でいてほしい。
──ああ。
幸せだったけれど。これ以上彼の心を縛るのはやめにしよう。
──彼が起きたら、今度こそ伝えよう。
わたしは涙をぬぐいながら、改めて彼を見ようと顔を上げた──
そして。
驚きのあまり、目を見開いたわたしの頬を、ぽろりと涙が伝って落ちた。
741聖女と忠犬(前)3/6:2009/06/13(土) 19:52:46 ID:7yoDdntg
混乱の極みにあって硬直しているわたしの顔が、大きな温かい手に包み込まれる。
「見くびるな」
いつの間に起きていたのか、真剣な漆黒の双眸がわたしをまっすぐに見下ろしていた。
「だ、だって…」弱々しい動揺した声が漏れる。
──いつの間に何が何をどうしてどういうこと!?
「お前の求めていることくらいは分かる」
「ぁ……」
顔を上向けられて、唇が柔らかに塞がれる。
触れあった部分の温もりと、顎のあたりを擦る無精髭の感触の他にはなにも考えられなくなって、わたしはただうっとりと瞳を閉じた。
肩を押しやられ、草地に厚布を敷いただけのしとねに優しく横たえられる。
──うるんだ眼差しで見上げる私の耳元に、彼は心地よく響く低い声で囁いた。

「もう休め」
と。

それきりあっさりと身を離し、頬を染めてぼうっとしていたわたしに背を向けて焚き火の前に座り込む。
その姿を茫然と見守っていたわたしは、彼が平然と剣の手入れを始めたところで、思わず飛び起きながら素っ頓狂な声をあげた。
「え……ええっ、しないの!?」
「…………。」
刃を磨いていたらしい、規則正しく動いていたその腕がぴたりと止まる。
ややあって、深い嘆息が聞こえた。
「……本当に、お前という奴は…」
顔を見なくても分かる。全身で呆れを表現された。
「……うぅ、だって……」
様々な人の悩みに向き合うことは、神殿の大切な役目。見習い巫女は耳年増にならざるを得ない。
それに、いちおう「お年頃」なんだから興味ないわけがない。好きな人なら尚更だ。
「男に、簡単に体を許すもんじゃないよ」と先生は常々言っていたが、もちろん中途半端な気持ちじゃない。
──こんなに信頼し、共にありたいと望み、それ以上に幸せになってほしいと願った相手はあなただけだから。
あなたになら、この身の全てを捧げても後悔はしない。
「メ、メロダークさんに、迷惑はかけないから……」
「……」
男は振り返ったが、炎を背にしたその表情は伺い知れず、何か言葉をかけてくれるわけでもない。
けれど、拒まれもしなかった。
……だからわたしは、震える指で自らの衣に手をかけた。
ゆったりとした外衣を肩からおろし、腰紐をほどいてしまえば、あとはもう膝下までを覆う白いロングチュニックが残るばかり。
両手を袖から抜き、そろそろと腰を浮かせつつ裾をたくし上げ、頭から全て脱ぎ捨てる……
こうしてわたしは、腰を覆う肌着以外は何一つ身につけぬ姿を彼の前に晒すことになった。
742聖女と忠犬(前)4/6:2009/06/13(土) 19:53:51 ID:7yoDdntg
「…………」
沈黙。わたしにとってはひたすら気まずい沈黙。
相変わらず彼は無言のまま。
さらなることを促しているのか……あるいは、わたしの気持ちを試しているのか、ただ値踏みされているだけなのか。
けれど、こちらは心臓を張り裂けそうなほど高鳴らせ、上半身に一糸もまとわぬ有様だというのに、一言もなしというのはあんまりだ。
顔面が火照って、まともに相手を見返すこともできず俯く。
「ど、どうせ小さいもん……」
いったん脱ぎ捨てた服を改めて胸元に引き寄せ、そそくさと隠す。
わたしの胸ときたら、ともすれば男の子と変わりないほどにささやかなものだ。
パリスあたりに散々からかわれたけど、別にこれまで気にしたことはなかった。
……が、その沈着な瞳でじーっと凝視されると、卑屈にならずにはいられない。
──だ、だってこの人、胸の大きな女の人の方が好きそうだもん、根拠はないけど!!
だんだんと腹がたってきて、無意識に唇を尖らせつつ地面を睨みつけていたわたしは、次の言葉に一瞬虚をつかれた。
「問題ない」
おもむろにその両手が伸ばされる。
「私が育てる」
「そ、そだてる??」
野菜じゃあるまいし…と口答えするより先に、彼がわたしの衣服を取り上げるや、こちらの身体をくるりと反転させる。
そのまま彼の方へ引き寄せられると、わたしは座ったまま背後から抱きしめられる形になった。
「えっ?」
戸惑ううちにも、さらけ出された胸元が、ぬっと現れた逞しい男の人の手で直に覆われる。
その瞬間、強烈な違和感が背筋を駆け上がり、わたしは思わず「ひっ」とすくませた。
ほとんど隆起のない乳房を探りあてた両の手は、そのふくらみの欠片を中心へ集めるように肌を押す──というよりは、こねている。
「あ、あの、メロダークさん……?」
肩越しにおそるおそる見上げると、案の定というか、わたしの胸をまさぐる彼は常の無表情のままで、甘い雰囲気などありはしない。
ちらりとこちらを見返したきり、今度はいきなり脇腹へと標的を移した。
「うひゃ!」
お腹から腋の下までを、がっしりとした硬い手に撫であげられて、ぞわっと産毛がそそけ立つ。
と、……とてつもなく、くすぐったい。
無意識に体が跳びはね、奇声を発しながら身をよじる。
すると、あろうことか彼は胸を弄っていたもう片方の腕をも下方にすべらせて、完全にわたしの腰をつかまえてしまった。
そしておもむろに──もっとも細まった柔らかな部分に添えた親指を、肌にねじ込むようにぐっと動かす。
!!!!!!
──わたしのからだは、弾かれたように大きく跳ねあがった。
「ひゃあぁんっ!」
その手を反射的にはたき、拘束をはずそうとするが、腕はがっちりと私を捕えてびくともしない。
ただでさえ力の入らぬわたしの指は、降りてくる頭を押し返すことさえできなかった。
「…なるほどな」
首元でぼそりと呟きが落とされる。
──え、ちょっ…いったい何が「なるほど」!?
「お願いだから離し、ッ──ひゃあはははっ!!」
必死に逃れようとする腰を押さえつけながら、もぞもぞと、ぐりぐりと……
冷静で無遠慮で容赦のない動きで、柔らかな部分の隅々までを揉み解していく。
「あははは、あはっ、ははははあぁっ…やだぁ、やあっ、ああああ!!」
バランスを崩した身体を抱えこまれ、腕の中に閉じ込められた形のわたしは無我夢中で身をよじり、めちゃくちゃにのたうった。
口を衝いて出るのは嬌声どころか、ひたすら苦しい乱れた叫びばかり。
呼吸もままならず喉を反らせ、ほとばしる悲鳴に涙が混じる。
「うあ、うあああーっ!」

やだやだやだゆるしてもうほんとだめなのごめんなさいやめておねがいだめたすけてやめあたまおかしくな、っっあ、っ
743聖女と忠犬(前)5/6:2009/06/13(土) 19:55:05 ID:7yoDdntg
息継ぎも満足に許されないわたしの声が嗚咽と哀願に染め上げられた頃になって、残酷な手はようやくその責め苦を終えてくれた。
「……マナ」
──あぁ……
こんなにひどいことをされているのに、間近で名前を呼ばれると蕩けてしまう。だって、彼が名前を呼んでくれることは滅多にないから。
汗ばんだ肌のうえを、すっかり馴染んだ彼の手のひらが這う。
……絶えず剣を握るためにできた凹凸のひとつひとつが、明瞭に意識されるほど。
「はぁっ…、はっ…ん、んんんっ…」
わたしはすっかり上がってしまった息の合間に、赤ん坊がむずかるような呻きを漏らしてわずかに身をよじるばかりだった。
未だまともに声を出すことができず、せめてもの抗議を込めて、涙に曇った目で睨みつけると、
「…そんな眼で俺を見るな」
ふだんは「私」の一人称が、少年だった頃と同じ「俺」に戻っている。
それがなにを意味するのかは、次の言葉で明らかになった。
「歯止めが利かなくなる」
まさかまたくすぐられるのかと怯え、身構えたわたしの体の底へ、いきなり硬いものが割り込んできた。
「ぅあっ!?」
強烈な違和感に身を縮こまらせる暇もなく、「それ」はわたしのなかを押し、擦り、二・三度うごめいてからまた急に出ていった。
「……ぅっ」
思わず息を止めていたわたしの耳元に、腹立たしいほど落ち着いた囁きが吹き込まれる。
「…まだ、だな」
だから何が「まだ」なのか、と突っ込む余裕もなく、ただ息をのんで、目を丸くしているわたしの腰が、軽々と持ち上げられて地面から浮く。
既にずれていた下穿きが一気に引きずりおろされて足首から抜ける。
「ひゃぁっ!?」
そのまま太股をつかみ、大きく開いたその片方を広い肩に担ぎあげてしまった。
強引に足を広げられて焦る私をよそに、ふしくれだった指が、再び秘部にあてがわれる。
「ひうっっ…んぐっ!」
ずぶずぶと、またしても拒む間もなく深部へと指を押し進められ、わたしは反射的にのけぞって身を強張らせた。
信じられないほど奥まで入り込んだものが内壁を摩擦するたびに鋭い痛みがはしり、逃れることもできない。
全身を硬直させ、もはや戸惑いと怯えを隠す余裕もなく視界が滲んでいく。震える目尻に唇が落とされ、涙を啜られた。
舌と唇が首筋から胸元へと降りていく後から、仰向けにされたわたしの体の上を彼の黒髪がくすぐってゆく。
先ほどの責めとは異なる不規則で先鋭的な刺激に、すっかり敏感にされてしまったわたしの体は無意識にびくびくと跳ねた。
「あッ、──っは……──はうぅ…」
無防備に暴かれたままの平らかな胸元を隠すことを思いつく間もなかった。
蕩けきっていた突起は強く吸いつかれ、舌で転がされ、次いで外気に晒されながら毛先になぶられて、にわかにしこりを帯び始める。
さらに彼の頭が腹部へと到達したところで、担がれたままの右脚が改めて大きく持ちあげられてさらに開かれた。
再び腰が浮き、指を呑みこまされたままの秘部が容赦なく男に観察されていることを悟り、わたしは一気に青ざめて大声を出した。
「いやあっ、はぁあうっ、やだやだやだー! ちょっ──あ、待って、ってばぁ!」
涙目で身をよじるたびに体内へ埋め込まれたものの存在が意識され、手足に力が入らない。
「…お前から、仕掛けてきたことだろう」言い返す彼の吐息が、恥丘をうっすらと覆う下生えを揺らしている。
「だ、だってぇっ、ん!」
こんなに恥ずかしいことまでされるなんて思ってなかった。
右腿を抱え上げる腕が、もがくわたしの下腹を地に押さえつけて、薄い皮膚を引き上げつつ、その中心へ親指を差し込んだ。
神経が集中する隠された核を。
744聖女と忠犬(前)6/6:2009/06/13(土) 19:56:10 ID:7yoDdntg
──わたしは。
全身を大きく震わせて。
口を開いたまま途切れ途切れに息継ぎするしかできなくて。
「っあ、あ、あ・ああ……」
無意識にぱらぱらと涙を零していることにも気が付かなかった。

そのあいだにも、隙間なく抉るようにねじ込まれる太い指によってそれが強く押しつぶされる。
「うああッ!」のけぞらせた喉の奥から鋭い悲鳴がほとばしった。まともに拒絶の言葉を吐くこともできない。
硬い指の腹で捏ねられるたび、がくがくと腰が浮く。
肩の上に持ち上げられた足の膝から先が彼の背で跳ね、押さえつけられていない左足は弱々しく地をのたうった。
「いっ…いぅっ──うぅっ、ああっ、んッ!!」
芯にあてがわれた指が無情に動くたび、お腹の奥から何かむずむずした感触が湧き上がってくる。
それは、必ずしも痛みではなくて。
彼の指から与えられる刺激に合わせて、さざ波のように打ち寄せながらだんだんわたしをどこかへ押しやっていく。
「はぁっ……あは、ふぅんっ…」
やがて…わたしの口から洩れるのは、混乱した悲鳴から、温もった吐息へと変わっていった。
密着させられた指の奥で、熱いものが脈打ちはじめている。
わたしにもその存在がはっきりと意識できるほどに、それは強張って熱を持っていた。
そこに触れる指は、もはや強引に押しつぶすのではなく、湿り気を帯びたその表面を擦り、撫でるような動きになっている。
──くちゃり、と。
小さな水温がはっきりと耳に届き、ぼんやりとしはじめた意識がまたも引き戻される。
見れば愛しい男は相変わらず無表情な瞳で開かれた場所を見据えながら、差し込んだ指を前後させはじめていた。
彼の目の前に抱え上げられたその部分はわたしの目にも映り──
引き出された指が、炎を反射しててらてらと輝いていた。
「あ…」
ドクン、と脈打つ──彼の指の下にあるものが。
「ああ…」
恥ずかしい。
恥ずかしい、とおもうほどに、指は滑りを増していくようだった。
それがどういうことなのかくらい、わかっている。
「……あっ、あぁぁ…」
いつのまにか、入り口のあたりを擦るだけだった指先が奥へ奥へと埋め込まれていく。
ぐにぐにと内部を押し広げながら二本目をも呑みこませようとしている。
わたしの大切な部分は、大きな力強い両手に荒々しく弄ばれて、にちゅにちゅと蜜を零しながら開花させられていく。
「んうっ、うううぅっ……」
力の入らない拳を口元にあて、湧き上がるものをこらえようとしていると、不意にメロダークさんが顔をあげて問いを発した。
「……辛いのか」
さっきから酷い仕打ちをしているくせに、今更なんなのよ、その気遣いは。
そんな口答えをする余裕など当然なく、わたしは歯を食いしばり、首を横に振るだけ。
「……そうか」
思案げに応じながら、再びその部分に目を戻す。
「好いのか」
言いながら花芯を弄る指をずらし、
薄皮を剥きあげられて充血したその芽を、
舌で吸い上げ、摘み取ろうとし、
「うああぅっ!!」
その下に埋め込んだ二本もの指を、
「うぁ、ふあああああーッ」
ぐちゅぐちゅって、
あっ、
痛い、
あついよぉっ!!
745名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 19:58:39 ID:7yoDdntg
うん、長過ぎた。すまなんだ。でも同じくらい後半も長いんだ(´・ω・`)
校正終わり次第また。
746名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 20:11:56 ID:nlgFMJgY
GJ! やべえこの二人の関係理想すぐる
めっちゃ期待してるが後半もこの長さってどんだけ気合入ってんだ
747名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 20:20:57 ID:c8XGc15h
ネル&宇宙大美人に神官カップルか……今日はいい日だ。二つも素晴らしいエロスが拝めるとは、今日は実にいい日だ
二人ともGJ!
748聖女と忠犬(後)1/5:2009/06/13(土) 23:30:51 ID:7yoDdntg
ほんの少しのあいだ、気を失っていたのかもしれない。
楔を打ち込むように体内へ押し込められていた指がずるずると引き出されていく。
その圧迫感と緊張感から解き放たれた後も、わたしはしばらく自分を取り戻すことができなかった。
──これまで、強い背徳意識に苛まれつつも、自慰行為について全くの無知だったわけではない。
だが肌着の上から少し突起を探る程度の刺激など、たった今追い上げられた極みに比べれば、文字通り児戯にも等しいものだった。
それどころか、今まで他人に見せたことはおろか、自分でもほとんど意識したことすらない部分を押し広げられ。
間近で観察されながら暴きたてられ、追いつめられて。
……右も左も分からなくなるほどに、強い手で忘我の淵に突き落とされた。
──こんなの、知らない。
涙に霞む視界には何も映らず、弛緩しきった身体を投げ出して、浅い呼気と共に胸を上下させるだけ。
圧倒的な力で捕まえられていた右脚が解放されていることにも気付かずに、かえるみたいにはしたなく両脚を広げたまま。
外套越しに、冷たい地面に頬を押しつけると、汗ばんだ肉体に夜気が心地よく感じられた。
……晒された首元へ、不意に生温かいものが当てられる。
「ぁ……」
再びわたしの上に覆いかぶさってきたメロダークさんが、微かに濡れた音を立てて、首筋から耳元へと舌を這わせ、時に軽く歯をあてる。
と同時に彼の黒髪が落ちかかってきて、さらにその毛先に顔をくすぐられた。
大きな手が再び腰から胸にかけて這いあがってくるけれど、今はもうくすぐったいとは思わなかった。
むしろ、ゆるく痺れるような甘い感覚が沸き起こってきて、沈みかけたわたしの意識を優しくすくい上げる。
片腕が背に回され、力強く抱きすくめられる。
もう一方の手は乳房を覆い、円を描くように撫でながら先端を親指で転がしていて、時どき軽く押しつぶすようにされた。
先ほどまでの一方的な翻弄ではなく、気遣うような親密な触れあい。
わたしは夢見心地で顔をほころばせ、なんとか両手を持ちあげて相手の背中に抱擁を返した。
額と目尻、次いで唇に口づけを落とされ、そのまま舌を絡めとられる。
「ん……うぅん──」
歯列を割って入りこむ柔らかなものが私の舌に重ねられ、唾液を擦り込まれる。
こちらから応じようとしても、いつの間にか相手のペースに巻き込まれるばかり。
透明な糸を引きながら薄い唇が再び離れていった時には、わたしはまた少し息を乱しながら、相手を恍惚と見上げるばかりだった。
「は…」
夜よりも暗い、怖いくらいに真剣な瞳。
「……マナ」
──名前を呼ばれるだけで、こんなにも幸せなの。
「メロダークさん……すき」

何も身につけていない体をくまなく見られるのはとても恥ずかしいけれど。
責められている時はほんとうに苦しかったけど。
体の奥はまだじんじん痛いけど。
 
でも。
あなたになら。
あなたになら、なにをされても──
749聖女と忠犬(後)1/5:2009/06/13(土) 23:31:59 ID:7yoDdntg
って、

「え?」
わたしは思わず間抜けな声をあげていた。
両腿が撫であげられたかと思いきや、未だ鈍痛の冷めやらぬ下腹部に何か硬いものが押しあてられたからだ。
ぎょっとして抱き返す手を離すと、上体を包み込むぬくもりは途端に去っていく。
再び身を起こした偉丈夫が、わたしの両膝の裏に手をかけて、高々とそれを持ちあげるところだった。
「あっ……なに、するんですか──」
既に枯れかけた声で弱々しく抗議しようとして、彼の股間に屹立するとんでもないものまでが目に入る。
それをまさか、あそこに入れるの!?
──はははは入るわけないじゃないそんなの!!!!!
「やめっ──」
青ざめて慈悲を請う暇もなく、
どうみてもわたしの手首よりもずっと太い切っ先を、

めり、

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
無慈悲に、突き刺した。

足の付け根から身体を真っ二つに裂かれているみたいだった。
骨が軋む。
一度は乾きかけた涙が呆気なく押し出されるようにあふれて、落ちた。
「あ……かはっ」
それなのに、必死に上方へ逃げようとするわたしの腰を大きな腕がつかまえて、容赦なく、一気に深部まで貫いた。
「あ゙ああアアッ」
断末魔のように全身をのけぞらせながら迸った悲鳴は我ながら獣じみていた。
だが、それすらも痙攣する内蔵を通して他人のもののように耳に届く。
「っ……。マナ」
──何度か名前を呼ばれていたらしい。
呼吸すらもままならず、水揚げされた魚のように不規則にひきつるわたしの下腹部に、掌があてられていた。
内奥を貫くものの存在を、おなか越しに確かめるみたいにゆっくりとさすられる。
それでようやく、わたしは串刺しにされたまま必死に息を整えようとした。
「ん、んぐぅっ、ふくっ、ひぐ、うぇ…っ」
浅い呼気に涙が混じり、泣き声が漏れてしまう。しゃくりあげるだけで底部に振動が伝わり、鋭い痛みがはしる。
「ひっ、ひっく……お、おねがい……ぬいてぇ」
わたしは思わず口走っていた。
「いたい…の……メロダーク、さ──ぅあァッ」
その瞬間、わたしのなかに無理やり収められていたものが、さらに質量を増して張りつめた。
そのうえ、もはや限界まで突き入れられたとばかり思っていた凶器が、さらに奥までわたしの肉を割り裂いて潜り込もうとする。
わたしはといえば、情けなくひッと息を呑み、自由になる上半身を突っぱねて滅茶苦茶にもがくばかりだった。
助けを求めるように伸ばした手は空しく地面を掻きむしり、血を流し始めるが、わたしは指先のほんの些細な痛みなど全く感じなかった。
その手が掴まれ、肩から引き抜かんばかりの強さで彼の方へ引き寄せられるまで。
身体ごと持ちあげられ、胡坐をかいた彼の上に向かい合う形で座らされる──相変わらず腰を捕えられていて、身体を繋げられたまま。
わたしの絶叫は、夜の闇に呑みこまれて消えた。
750聖女と忠犬(後)3/5:2009/06/13(土) 23:33:13 ID:7yoDdntg
わたしの愛しい人はゆるしてくれなかった。
彼の腰を跨がされたわたしの身体には、もはや自重を支える力もない。
それなのに、想像もできないほど深い部分まで、その鉄杭のような怒張を受け入れなければならなかった。
わたしが身も世もなく泣きじゃくるあいだ、彼はついに解放してくれることはなかったが、それ以上の動きを強要することもなかった。
身を繋げられてからどれだけ経った頃だろうか──
わたしは彼の胸にすがりつつも、両手で目元を覆いながら縮こまって激痛に耐えていた。
あやすように辛抱強く背をなでられ続けて、ようやく泣き濡れた顔を上向ける。
メロダークさんは何かを堪えるように少し眉をしかめながら、わたしをじっと見つめていた。
すぐに唇が降りてきて、涙に腫れた部分を丹念に舐められる。
だからわたしも胸元に引き寄せていた手を、おずおずと相手の肩に乗せた。
顎を少し持ち上げると、彼はわたしの望みを汲んでゆるやかな口づけを与えてくれた。
「ん……」
叫び疲れて乾いた唇を優しく湿され、半開きのままのそこから口腔へと舌が差し入れられる。
ちゅく、ちゅく、と小さな水音を立てながら口内を探られると、喉の奥からくふんと甘えた呻きが漏れた。
けれど、この体勢でさえ深く唇を重ねるにはわたしが首をそれなりに反らさなければならなかったから、あまり息が続かない。
濡れた音と共に一度互いの唇が離れると、わたしは淡く息をついて彼の首元に顔をうずめた。
その間に、背を撫でてくれていた腕はだんだん下の方に降りてきて、もう一方の手は既にわたしの太腿をゆるゆるとさすっていた。
「あ──」
はっきり愛撫と分かる手つきで腰のあたりを探られたとき、何かぞくりとしたものが私の背筋を震わせた。
先ほど散々まさぐられた時のくすぐったさというより、……体の底からわきあがってくるような何かが。
「……」
メロダークさんはじっとわたしの反応を伺いながら、胸に、お腹に、足に…おしりに、温かい手を這わせてくる。
わたしはそれまで、穿たれた部分にほとんど全神経を集中していた。
だから、何度も感覚を擦り込むようにあちこちを触れてまわる手の動きに意識をかく乱されて、思わず腰を僅かに震わせた。
「──あぅッ」
少しも強度を損なわぬままで、わたしが呼吸をする度にすら身体の芯にずきずきと鈍痛がはしるのだからたまらない。
しかしちょうどその時、彼が唾液で湿した片手をわたしたち二人の間に差し入れ、濡れた親指で繋がっている部分をとらえた。
やはり先ほど苦しいほどに責めたてられた、包皮の合間に隠された花芽を。
751聖女と忠犬(後)4/5:2009/06/13(土) 23:34:23 ID:7yoDdntg
「ひ……ぃっ」
身を引こうにも他方の腕はわたしの後ろに回されて、片方のおしりをやわやわと揉みながら押さえつけている。
だんだん力を込められて、ついには指先を食い込ませて捏ね回すような力を加えられた。
「あッ、や、やぁ……」
──痛い、痛い、痛い!
逃げ道を奪われて、前と後ろの両方から、貫かれた場所を意識させられるような刺激を与えられて。
わたしは必死に彼の首にしがみつくことしか出来なくて。
──痛いのに、ひどいことをされているのに……
のけ反った顔に唇を受け、芯をなぶる指がほんの少し優しい動きに変わるだけで、わたしは他愛もなく溶かされ、懐柔されてしまう。
……はじめから、ずっとそう。
──わたし、やっぱりメロダークさんのことが好きなんだ。どうしようもないくらい。
「ふうう、っあ、んふぅんっ」
「…声を殺す必要はない」
「──だ、めぇっ」
……だって、みっともない。
またしても剥き出しにされた花芯を苛められ続けて、自ら傷口を抉るように腰が跳ねてしまう。
そのたびに、おしりをわしづかみにされて彼の上に引き戻されて。
「あぁっ…」
──わたしは知ってしまった。
この人は……わたしに、快楽の種を植え付けようとしているのだ。
「いっ…ん、ふっ」
彼の肩にしがみつき、ふるえる吐息を漏らす。
「メロ、ダーク、さん」
ちらりと見下ろしてくる双眸に、せいいっぱいの微笑みを浮かべてみせ、なんとか背を伸ばしてわたしの方からその唇にくちづけた。
「…だ、い、すき」
泣き笑いどころか、汗と涙でぐちゃぐちゃの顔なんか、きっと見れたものじゃないかもしれないけれど。
──今、伝えておかなくちゃいけないと思ったから。
「……マナ」
名前を呼ばれるだけで、こんなに幸せなんだもの。
「マナ」
──え?

「ひあぁっ」
腰を両手でがしりと掴まれ、持ちあげられる。
それまで内に収められていたものがずるりと抜けて、おなかの中身が裏返ってしまうかと思うほど強い摩擦を生む。
思わず視線を下げたわたしは、見てしまった。
体の中にはまだ大きな塊が残っているのに、薄紅色の液体に塗れたグロテスクとしかいいようのない凶器が、不気味に脈打っているのを。
「あ──」
わたしの表情が怯えに凍りついても、彼は最後まで手加減しなかった。
たくましい腕でわたしの身体を一気に引き下ろし、同時に勢いよく下から突き上げた。

 ぐぢゅん!!

ごりごりと圧迫される最奥に熱いものが叩きつけられる頃には、わたしの意識は今度こそ一瞬にして灼き切れていた。
752聖女と忠犬(後)5/5:2009/06/13(土) 23:36:05 ID:7yoDdntg
──パチリと音を立て、ほとんど消えかかった焚き火の薪が爆ぜた。
傭兵は備えておいた枯れ枝をくべ足すと、傍らに眠る少女に目を落とした。
白い裸身は丁重に衣服と外套とで包まれて、半ばうつ伏せに横たえられていている。
薄く開かれた口元から漏れる寝息は深く安らかなものだった。
無垢な寝顔からは、先ほどまでの狂乱の余韻はほとんど見出されない。
しかしそのまなじりには赤く涙の痕が残り、散々に蹂躙された身体はいましばらく目覚めを拒むだろう。
つと手を伸ばして乱れた髪を梳き上げ、そのまま細い首筋に触れると、規則正しく温かな脈動が伝わってくる。
……血に塗れたこの両手にほんの少し力を込めれば、この儚い命はあっさりとついえてしまうだろう。
ついに、この手で少女を汚してしまった──もっとも、今にはじまったことではないが。
さらに手を下方へすべらせると、被せた外套がはだけられ、露わになった薄い肩が橙の明かりに照らし出される。
おびただしいとさえ言える数の鬱血痕が、その白いうなじから背中にかけて点々と散っていた。
しかも真新しいものではなく、既に痛々しい青痣と化している箇所も少なからずある。
昨日今日に刻まれたものではないことは明らかだった。

──酒に加え、ある種の薬草を食料に混ぜれば、数時間は決して目覚めぬ深い眠りに陥らせることができる。
旅の連れを信頼しきっている少女は、いつも彼の差し出す杯を疑いもせず飲み干すのだ。
野宿のたびにその身が卑劣な劣情の具にされていたことなど、彼女は思いもよらないのだろう。
無邪気な好意に敢えて気付かぬふりをしていたのも、主従という関係を壊せば己がどうなるかを自覚していたからだ。
──だが彼は今宵、真に彼女を手に入れてしまった。
密かにその肌や髪に触れることで、律しきれなかった衝動を処理するというかつての行為とは訳が違う。
生硬な少女の身を力ずくで押し開き、みずみずしい肢体を獣欲のままに貪った。
未知の苦痛と快楽の狭間でむせび泣く体を執拗に犯し、経験に乏しい娘の全てを徹底的に暴きたてた。
無残に純潔を散らされてなお幸福そうに微笑む彼女をさらに追い詰め──
酷使の果てに限界を迎えた華奢な肉体が全ての力を失った後でさえ、その体内へあさましい吐精を繰り返した。
──そうして聖女はついに、この手の中に堕ちてきたのだ。
……もう戻れない。

もはや失うわけにはいかない、私の主君、私の信仰、私の命。
もう放しはしない、どこへも逃がさない。
「……俺のものだ──マナ」

眠り続ける少女へ注がれる眼差しはどこまでも真摯で、昏かった。

 【聖女と忠犬/罪の意識】了
753名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 23:44:53 ID:nlgFMJgY
乙、実はずっとリロードを繰り返して…ってえええええ
このオチは予想つかなかったぜ 流石メロライトじゃないメロダークさん
依存関係おいしいです ごっつぁんです
754名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 00:18:57 ID:ork72lw8
うおお!これは大変に良いメロマナ…。
超力作、GJすぎる!
755名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 01:47:21 ID:/GzWBPWn
GJ!まさにGJ!!
待ってたかいがあった…
756名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 16:37:55 ID:VfZjgg0z
大作乙!
何回言っても足りないがGJとしか言えない。
757738:2009/06/14(日) 18:23:52 ID:2s+bx7N6
昨日は恥ずかしさが規定値に達したあまり書き逃げスマソ。
お付き合い頂き有難うございます。
これはこれで完結してる気がしますが
ミルドラ様にそそのかされたらいずれ続きも書いてみとうございます。ではまた。
758名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 17:33:57 ID:D+4GjL2g
>>737
失恋の痛みを忘れるために王女の想いに乗っかってる罪悪感と
ホームシックと捨てきれない未練で精神体ゆえに次第に衰弱していくフィー
その様子を見ながらこんなに想われてるのに…!とパルパルする王女
一方その頃地上では手放してしまってから大切さに気付いたものの時すでに遅し、
みたいな泥沼の妄想をしたことならある。
759名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 20:54:45 ID:w1YtMoZq
>>758
関係ない所に特定界隈での特殊な用語を持ち出すのはあまり歓迎されないぜ
今回はうっかり文章にいつも使ってる単語使っちゃったのかもしれないけど
そういうこと繰り返してるうちに自分らの首締めてくことになるんだから気をつけような
760名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:25:09 ID:D+4GjL2g
すまんかった。
761名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:19:23 ID:vPrNsnxt
すまんかったついでに早くその泥沼妄想を形にする作業に戻るんだ
762名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:14:31 ID:t4EWaduT
>752
こいつら可愛いなオイ。
メロさんのムッツリスケベぶりが素敵だ。GJ。
763名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 21:32:24 ID:rCSOWwI+
本スレの初期好感度の話が出てたが
フランとかみたいに以前から親しかったキャラじゃなくて
アルソンみたいに初対面で初期好感度の高いキャラだと
「一目惚れ」シチュができるかもなあ
764名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 21:55:57 ID:q1GK2NNX
一目惚れ? また火星の話か
765名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:11:25 ID:+2Jy4gvQ
アルソン&ウェンドリンエンドだと実際に一目惚れしたっぽいことを言ってたよな。
766名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:24:23 ID:xycBlFLS
ウェンドリンは見た目は色素薄いし、一応お嬢だし繊細そうに見えるよな
実際はパパンが心配するのも構わずチンピラ&怪力娘を仲間に剣をぶん回し
将来は剣士になりたいなんて言ってるお転婆少女なんだが
…アルソンが振り回されるラブコメしか想像できん
767名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:34:07 ID:Yp2+WqLh
>766
好物だ。

でもそういう体力任せのお転婆娘って、精神的な苦境には脆いイメージがあるな。
宮殿とか、父親の死とか白子族とか……
それで意気消沈したウェンドリンをアルソンさんが支え…………どうかなぁ。
768名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:40:43 ID:CVTIBonL
白子族の話を聞いた後に
「わたくしは、お父様を支えてホルムを守らなくてはと…
そして、お父様に変わってホルムを守れるのはわたくししかいないとずっと思ってましたの…
でも、すべての災厄はわたくしのせいでしたの?!
わたくしさえ生まれてなければ、お父様は…ホルムの民は…わたくしのせいで…」
みたいに泣き崩れるウェンドリンにアルソンがビンタして
「しっかりしてください!ウェンドリンさん、あなたはもっと強い人です!」

こんな感じか?
769名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 23:14:46 ID:A8V601Xp
アルソン「ウェンドリンさん、あなたはどうしたいんですか?」
ウェンドリン「ホルムを守りたい……」
ア「聞こえないです!」
ウ「ホルムを守りたい」
ア「もっと大きな声で!そんなんじゃ全然気持ちが伝わってきませんよ!!」
ウ「タイタスを討ち!ホルムを守りたい!!」
ア「はい死にました!お父上の死や出生の秘密にショックを受けてたあなたは、今死にました!!」


色々ごめん
770名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 01:43:51 ID:jfQPdzhl
同じく脳内シミュレートしてみた。
アルソンがどう励まそうかと空回りしている間に
パリスの兄貴が華麗にかっさらっていった。何故だ!!
771名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 02:19:23 ID:xwY1UkIx
そう言えば最新版のパリスとウェンドリンは、何度も何度も喧嘩した末に、
パリスの憎しみを解きほぐした経緯があるんだったな(一部妄想補完)
772名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 13:30:58 ID:kgP1Q4og
>>769
修造自重しろw
773名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:04:19 ID:Ej9Ilq/3
ところで、初期好感度が高い組み合わせって
>騎士の嫡子だとアルソンとフランの好感度が高い
>盗賊だとパリスとチュナ
>神官だとメロさんとテレージャ
>賢者はしーぽんとネル

旅がはじまる前から親しい人たちはよく分かるんだ。
アルソンとウェンドリンは出会い会話でもエンディングでも明らかに一目惚れと分かるから分かる。
メロさんは目的上警戒があっただろうから、逆に本人を見て庇護欲が沸いたということで想像できる。
テレージャさんは普通に神官として見て、好感の持てる若者だと思ったんだろうと思うから想像がつく。

一番下の人の心境がどういうものだったのかどうしても想像がつかない。
最終的にくっつくのは分かるんだ。でも第一印象に限って言えばお互い最悪なんじゃないだろうか。
774名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:20:16 ID:a5SjBmhC
ライバル認定されたのでは
775名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:30:55 ID:ID+kHC5X
最初の酒場で喧嘩買えば勝敗関わらず好感度+
776名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:50:23 ID:46p9Tuif
規制ようやく解除!出遅れたけど気にせずいうぜ!
>>738
GJGJ!
素晴らしかった
777名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:33:22 ID:zMydS7RL
>>773
ナチュラル過ぎて、本スレ見てちょっとびっくりしたわwww
778名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:44:23 ID:3Dn5pqKM
>773
しーぽんは主人公の生まれや性別が何であろうとストーキング(死者の書目的)するヤツですから。
779規制明け ◆1HLVKIREhA :2009/06/17(水) 23:18:20 ID:aW/7GbtJ
や、誰も待ってないと思いますがお久しぶりでゴザルよ、ニンニン
暇に任せてRuina5周ぐらいしながらこんなものを作ってしまった
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/9943.jpg
・・・予想外に埋まらない!大体パターンはわかるものの、しーぽんメロさんにいたっては全く埋まらない!
ということで、原作設定に忠実に書きたい方がいらっしゃったら参考にしていただいてもよろしくてよ?
捏造設定満載の俺が言っても説得力ないね
そしてそんなことよりSS書けよみたいな無粋なツッコミは華麗にスルーしようとして被弾させていただく
780名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:39:54 ID:fen9I0PU
>>778
徘徊シーフォンに会ったこと一回しかないな。
連れて行った時以外マジで出てきてない。
781名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:13:30 ID:Rv5gdo8P
>>779
頂戴したぜ
ネル→シーフォンはしーぽん、シーフォンくんだな
対主人公は基本は呼び捨てでフラン様づけ、テレージャがくんづけ?
782名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:14:31 ID:Rv5gdo8P
二行目失礼
元の図を見落としてた
783名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:31:53 ID:7QxUaxdj
>779
GJ。地味に助かる。
784名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:06:21 ID:0g1Dolui
>>779
乙!便利なものをありがとう。

>>780
出ないときは本当出ないよな。俺もまだ2回くらいしか見てない。
785名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:23:31 ID:uhFQ+gR9
>780>784
あれ?じゃあ取りに来るのも好感度とか関係しているのかなぁ。後はイベントフラグしだいとか。
786名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:32:05 ID:GRuAwoN7
>>781
あとはアルソンがさん付けでチュナが義妹時限定で姉さん/兄さんかな

>>785
まったくしーぽん連れ回さなくてもストーキングされてたから好感度は関係ないと思う
死者の書さえ持ってればどこの書庫でも出てきたはずだから使わず持ってると出会えるかもね
787名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:37:01 ID:0g1Dolui
宮殿で拾ったのを最後まで持ってて(拾ったこと自体忘れてた)書庫漁りけっこうしてたけど
まったく出くわさなかったりしたからなあ。出るかどうかは普通にランダムなのか。
788名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 02:06:11 ID:gWwIGG7f
魔術師編と言えば、まあここはエロパロ板である以上フィーの方が話題になるのは当然と言えば当然なんだが
前に本スレで出た脳筋魔術師コンビの話を見て以来、ネルの作った剣を自分が使いたいからと言う理由で
脳筋魔術師の道を選んだ剣聖アベリオンの妄想が頭に浮かぶ。
789名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 03:26:29 ID:1b/iaQ7x
>>779
ツクール持ちの俺に隙はなかった……邪道でスマソ。

メロ→ラバン「あんた」
シー→メロ「おっさん」
  →エンダ「クソガキ」
 他、「てめえ」も。カナ表記ゆれあり

メロダークはキャラ同士の掛け合い自体が少ない。
シーフォンは逆に「ハゲジジイ」「殺人料理人ども」「タコ助」等
豊富な罵倒語録も作りたい気持ちにかられたが流石に我に返った。
790名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 16:28:34 ID:7QxUaxdj
思いつき1レス小ネタ チュナ×ヴァン
ヴァンは顔3を想定して書いたが異論は認める
……いや、俺的に悪ぶって尖った子供が妹のために頑張ったりとか、
子供同士の性の目覚めとかがジャスティスなもんで


「ヴァン兄さん、一緒に寝てもいい?」
 冬至も過ぎた、ある風の強い夜だった。
 遺跡の稼ぎで毛布を買い足したとはいっても屋根裏部屋の冷え込みは厳しく、まだ轟々
と唸りを上げる突風も、なんとはなしに不安を掻き立てる。
 商売の用事でパリスが出払った二人きりの部屋は物寂しく、チュナがそのようなことを
ねだって来ても、ヴァンは何も疑問に思わなかった。昔、母がいた頃は、こんな寒い日や
嵐の夜、よく四人一緒にくっついて眠った。三人きりになってからは、パリスとヴァンが
互いに意地を張るようになってしまったけれども、パリスが留守の夜なんかは、心細くて
チュナと一緒に眠っていた。
 懐かしい気分になって、いいよ、おいで、と声を掛けると、暗闇の中、チュナが自分の
ベッドからそろりそろりとやってきた。
 ヴァンは壁側に体を寄せて、チュナの入る場所を開ける。
 普段はパリスと一緒に使っているベッドだから、二人並んで寝る余裕は十分ある。
 チュナが毛布に潜り込んできて、ヴァンにしがみついてくる。
 ヴァンよりも体温が低いのか、チュナの肌はひんやりと冷たく感じる。
 以前までは折れそうに華奢だったチュナの体だが、このところお腹いっぱい食べられて
いるためかふっくらとして、幾らか女らしくもなってきた。
「兄さん、あったかい」
 静かな囁きに違和感を覚えてヴァンが訝しんでいると、首筋にチュナの腕が絡んだ。
 わけもなく、緊張する。
 自分よりも頭一つ小さいくらいだと思っていたチュナの体が、今は胸の中にすっぽりと
納まってしまう。あの異変が終わって一年。ずっと眠りに落ちていたチュナと、戦い続け
ていたヴァンの時間が隔てられ、男女の違いがそれを更に顕著にしていた。
「ヴァン兄さん……」
 チュナがより強く、抱きついてくる。
 今まで聞いたこともない妖しい声音が、ヴァンの名前を呼んでいる。
 膨らみかけのチュナの乳房が、胸板に押しつけられて柔らかく潰れている。
 かさかさに乾いた何かが唇を塞ぎ、甘い息を吹き込んできた。熱くぬめるものが口の中
に入り込んでくる。
 口付けられたのだ、と気付いた時には、頭をがっちりと抱き締められ、チュナの舌が口
の中へ滑り込んで来た。
 ぎこちなく、怯えたように震えながらも、チュナは必死の態でヴァンの口を吸う。
 切なげに喘ぎ、ほっそりとした脚をヴァンの腰に巻き付け、我からチュニックをたくし
上げる。
 息を切らして唇を離した時には、二人の口元は互いの唾液でべとべとに汚れていた。
「兄さん……ヴァン兄さん……」
 名前を呼ぶ。熱に浮かされたような、泣いているような、チュナの声。
「ごめんね……でも、もう我慢できないよ……わたし、兄さんが欲しい……ずっと離れて
行っちゃわないように、わたしのものにしたいの……」
791名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 17:25:43 ID:EFgCiT5Q
>>790
続きマダー?
792名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 21:50:49 ID:+T4KuGX1
>>790
アリだ。アリすぎる。GJ。

>>788
ネルがみつあみ解いたらすごく色っぽくなると思うんだ。

アベリオンが剣士になったことで複雑な心境になるネル
剣士になった理由は言わなくて、それで微妙な感じになる二人。とか。
793名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 21:04:45 ID:K984XKRJ
幼なじみものの王道だな。
ここでフィーがいれば「お兄ちゃんには黙ってろって言われたんだけど…本当は」役をやらせられるんだが。
同時存在なしだとパリスの兄貴あたりがそれとなく言ってくれるんだろうか。
794名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 21:29:32 ID:fjNRG/lz
己が今欲しいのは古代の春画だ。
超戦士ルイン総受けものなら、金貨50000枚で買い取ろう。
795名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 22:02:14 ID:/XCoFeaE
>>793
賢者編ならデネロス師がいるじゃないか
796名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 22:59:30 ID:TZ14NzpC
できそこないネタ供養:フィー×メロダーク愛憎バッドエンド編

大図書館にて。
再生した『鍵の書』を手にしたフィーが、師の仇(の部下)であるメロダークと対峙している。
自分も殺して書を奪い取ってみろと攻撃を仕掛けるが、彼女を憎からず思っていた傭兵は反撃しようとしない。
「私を殺してお前の気が済むならば、そうするがいい。ただ、『鍵の書』は神殿に引き渡してくれないか」
密かに想いを寄せていた相手の言葉に魔女は逆上。半殺しにしたうえ禁呪で自我を奪い、自分だけのお人形さんにしてしまいましたとさ。
スネークはたぶん途中でビビって逃げ出したか巻き添え食らうかした。

今一つエロが入りにくい、覇王ルート不可避、MP不足、等の理由から
妄想にとどめておいた。ギャグ書く作業に戻ります。
797名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:15:58 ID:qFxGScNm
>>795
デネロス先生には娘さんの男運のなさについて
いったいどう思っているのか一つ聞いてみたい。
798名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:49:23 ID:1WHsrJy2
>>796
ちょ、できそこないにしとくにはもったいないw
神官以外でのメロさん関連って悲恋になりそうだよな
グッドEDからして成就しないし、なによりホルムを戦乱に巻き込んだ一因だし
ウェンドリンでもいい愛憎劇ができそうだ
799名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 01:08:14 ID:ZjqYyArI
>>796
いいシチュだ。
バルスムスとの確執があるキャラはメロさんとの絡みが映えるな。

>>797
個人的には男運がないというより、他主人公に比べても一段強く自分を責めているというか
相手が誰であっても自分が幸せになることをどこかで拒否してそうなイメージがある。

ただでさえ人の役に立つのが夢という利他的なキャラなのに
他の生まれと違って調査を止められているのに押し切った負い目もあるから
序盤のネルが言っていた「私たちがあんなものを見つけたせいでこんなことに」を
ずっと抱えて引きずってそう。
800 ◆1HLVKIREhA :2009/06/20(土) 02:31:03 ID:YQettH1n
キレハイベントのネタバレを含むので、未見の方はスルー推奨。
って気付いた時には書くようにしてるけど、ネタバレ嫌だったらエロパロなんか来ないんじゃね?

――あらすじ
キレハの混沌の力が暴走して<狼>に化身してしまったものの、愛の力や何やかんやあって元に戻りました。
町に戻ってきたらちょっとヘヴィな昔話を聞かされました。
あらすじ終わり。

「こんな風に巻き込みたくなかったから、あまり馴れ合わないようにしていたのに……」
……あれで馴れ合わないようにしていたつもりなのだろうか。
確かに突き放したような態度もあったが、それ以上に何かと世話を焼かれた記憶がある。
「ごめんなさい……それと、ありがとう。
あなたの声が聞こえなかったら、自分を取り戻すことなんか二度とできなかった気がする。
でも、怖くはなかったの?あんな……怪物の姿の私に近付いて……」
全然、怖いなどと思うわけがない。
あの黒い獣がキレハだと、半ば直感的に確信していた。
外見はどうあれ、その本質に恐怖を感じる要素はなかった。
「……そう……ふーん……」
真剣に内心を伝えると、何故かキレハが目を逸らす。
「……あれ?なんか変。嫌だ、まともに見られない……」
何をぶつぶつと呟いているのだろう。
「っ!顔覗き込まないでよ!近い!近いから!」
怒鳴られてしまった。
「あー、うー、その、そう言ってくれるのは、すごく、うれし……ッ」
何とか顔を上げたキレハの目から、透き通った雫が零れ落ちる。
「うそ、ちが、なんで、違うの、嫌じゃないの、だめ、見ないで」
まだ混乱が収まっていないのか、慌ててごしごしと目を擦る。
見るな、と言われて。しかしこんな状態のキレハを放っておくわけにはいかない。
……こうするしかない。
「……あ」
小刻みに肩を震わせるキレハを抱き締める。
胸の辺りに冷たいものが染み込んでくるのが、触れ合えていることを実感させる。
「……あり、がと」
言葉の代わりに、背中を撫でることで返す。
気丈で、悠然と振舞うキレハ。意地っ張りで、実は気が小さいキレハ。
どちらもキレハであり、どちらも愛おしい。
何かに導かれるように、つむじにそっと口付ける。
「……き」
キレハが小さく漏らした言葉は、耳に届いてくる前に風にさらわれてしまった。
801 ◆1HLVKIREhA :2009/06/20(土) 02:31:24 ID:YQettH1n
キレハイベント俺解釈拡張編
5週もしてしまうと溢れ出る愛が止まらないのは仕方のないことではなかろうか
しかし気の強い女性が好きなはずなのにキレハはどうにも不安定な感じになるのは何故だ
エロがないのはもはやいつも通りと言っても過言ではないと言うか俺にエロを求めないで下さい

>>797
男運がないのはどの女主人公も同じじゃないかな
チンピラ2人におっさん2人にお母さんだぜ?
802名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 04:58:11 ID:FffUSOGT
>>801
GJ。
キャラの原作では見られない一面が見られるのも二次の良さだと思う。

男運のことは、アイリにはいないし
アダさんは大きく構えていていい意味で気にしなさそうだし
カムールパパンは聞くまでもないから。
803名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 09:42:08 ID:OlYxYhrI
>>800
GJだ キレハ可愛いぜ

そういや各人、グッドエンド後はどうやって暮らしてるんだろう
しーぽんフィーは宿屋に泊まるか焼け跡に家でも建てて暮らすんだろうけど
お母さんの場合は本国に帰ってたまに通ってくる感じなのかな
いつか迎えに行くとか言ってたしいずれはナザリに嫁に行くことになるんだろうか
メロさんは寺男として神殿に居候してそうではある
804 ◆1HLVKIREhA :2009/06/20(土) 12:44:08 ID:YQettH1n
読み返したら追加したい台詞を思いついてしまったがまあいいや
その内使うこともあるじゃろう

>>802
先生もそんなに気にしそうな感じではないけどなあ
魔術師ってのがそういうことに無頓着なイメージが俺の中にあるからかも知れん

>>803
メロやんは神官編なら信仰とまで言い出すから98%神殿に住み着くだろうな
アルソンは迎えに来るよりむしろキャシアスが押しかける方が腑に落ちる、へたれ的な意味で
え、ウェンドリン?フランとチュッチュしてるに決まってるじゃん
805名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 12:54:58 ID:5jal1zh8
※危険感知
 触手、変態、妄想百合、フィーのキャラ崩壊等に注意。



 ……それは、ちょっとした油断だった。
 素材収集のために訪れた、滝の洞窟での事である。フィーと愉快な仲間達は、雑魚をなぎ払い水音響く洞窟を探索していた。
 フラン、キレハ、テレージャの三人を連れたフィーは、ハーレムだウハハとテンションを上げている。意味もなく、コウモリを大いなる秘儀で吹き飛ばしたりしていた。
 デネロスも、草葉の陰で泣いているだろう。
「ホント遺跡は死獄だぜッ! フゥハハハーハァーッッ!!」
「……あの、フィー様。精神力は……」
「放って置きなさい、フラン。今のアレに近付くと馬鹿が伝染るわよ」
「……まぁ精神力が切れたとしても、この洞窟の敵の強さなら問題ないだろう――っと?」
 ランタンの光届かぬ洞窟の暗闇から、異形の者が跳び出して来る。
 何だ、またニョロでも出たか――と、一同は気楽に構えていた。
 ……確かに、それはニョロだった。
 ニョロ。
 ニョロニョロ。
 ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ。
「――な、ななななななな何これ!?」
 キレハが驚愕する。
 この洞窟の何処にこんなに潜んでいたのか思う程の、雲霞の如きニョロの大群であった。
 細長いゼリー状の怪生物達は、数にモノを言わせてパーティへと襲い掛かる。
「テ、テレージャ、何とかしなさい! ああいう、気持ち悪いのは貴方の専門でしょ!」
「ふむ。どうやら君とは、腹を割って話し合う必要があるようだ」
「しかし、ニョロはニョロですから。一撃で全て倒してしまえば良いのでは」
 言葉よりも速く、フランの手からは手裏剣が放たれていた。
 極薄極小ながらも確かな殺傷力を備えた無数の暗器が、容赦なくニョロの大群を鏖殺する。
 やった、フィー様に格好良いあたしを見て貰えた――などと、フランは内心で喜んでいたのだが。
「……!?」
 倒されたニョロの屍を越え、お前達の遺志は俺達が継いだとばかりに、ニョロの大群が変わらぬ勢いで突撃して来る。
 その士気は、衰えを知らない。
「あー、アレを思い出すね。アレ、町の奪還戦。倒しても倒しても伏兵が出て来るヤツ」
「フィー様、そんな事より逃げ――きゃっ!?」
 MASTERニョロの巻き付き攻撃!
 フランは動けなくなった!
「あ……!?」
 フランの足に、妙に長いニョロが巻き付く。
 否、足だけではない。別の細長ニョロが四肢に絡み、フランの動きを完全に封じてしまう。
 ……ニョロのぬとぬとした粘液が、フランのエプロンドレスを汚してゆく。
「く……っ」
「きゃああああああっっ!?」
 キレハが、悲鳴を上げた。
 彼女もフランと同じく、ニョロの大群によって捕らわれてしまっている。
 ビックリして、狼の耳が頭から飛び出す――彼女の何時ものリアクションだが、ニョロ達は目敏くもそこを突いた。
「あっ!? ひゃ、だめ、その耳は弱――ふぁんっ!?」
 ニョロの先端がキレハの獣耳に潜り込み、こりこりと刺激する。
 それが快感なのか、キレハの目が力を失い、少しずつ蕩けてゆく。
「まったく。相変わらず彼女は、生存術以外は役に立たんな」
「……そう言うテレージャ様も、ばっちり捕らわれているようですが……」
 洞窟の天井から下りて来たニョロの群れが、テレージャの五体を縛って吊るし上げていた。
 しかし彼女は、フランやキレハとは違い笑顔である。ドレスの中を、ニョロが這い回る――彼女は、その感覚を楽しんでいた。
 ……この人は色んな意味でダメだ、とフランは思う。
806名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 12:57:59 ID:5jal1zh8
「くっ……それでも、それでもフィー様なら何とかしてくれます!」
「あ、ゴメンちゃいフラン、大いなる秘儀を撃ち過ぎたせいで精神力カラッポなんだ。今はなーんにも出来ない。私の通常攻撃じゃ、ニョロすら倒せないし」
「ええ――っっ!?」
 しかし何も出来ない割には、彼女はニョロに襲われていなかった。
 勿論、ニョロ達のターゲットにはフィーも入っている――だが彼女がニヤリと黒く笑うと、ニョロ達は恐れをなし、波のように退いて行くのだ。
「ひゃ……っ!?」
 ……ぬちゃり、と。フランの内股を、ニョロが撫でた。
 何時の間にかスカートの中に入り込んでいたそれは、足を伝って彼女の身体を登って行く。
 そして。
 ぱんつの中に、潜り込んだ。
「あっ、いや……っ」
 くちゅくちゅと音を立てながら、ニョロがぱんつの中で動き回る。
 フランは涙を堪えながら、不快感に耐えている。その表情で、フィーとテレージャは興奮していた。
 ニョロはぱんつの中を通り過ぎると、そのまま上を目指す。ブラの下――胸の谷間を通り抜け、襟元から頭を出した。
「……っ」
 フランの涙目が、ニョロを見る。
 ニョロは、そんな彼女の――
「……んぐぅっ!?」
 口をこじ開けて、中に入り込んだ。
 噛み切ろうとするフランだったが、ニョロの身体は弾力が強く、文字通り歯が立たない。
 ……ニョロはフランの口内で腔を開き、べとべとした液体を流し込んだ。
「ふぐ、ひゅぐぅん……っっ!?」
 吐き出す事も出来ず、フランはその液体を嚥下する。
 ……満足したのか、ニョロは彼女の口から頭を引き出した。
「んんっ、ごほ……一体、何を飲ませ……」
「ふふふ。夜種とて生き物には違いないのだから、食べるものを食べれば出すものを出すさ」
 テレージャの目が、妖しく爛々と輝く。
 驚愕するフランだったが、それを言葉で表す時間は与えられない。別のニョロが彼女の口に進入し、汚れた液体をぶちまける。
「あふ、ふぐぅん、んんぅぅ……っ!?」
 間髪入れず、別のニョロが口内に入り込む。
 繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、フランの口は排泄の道具にされてしまう。
(ああ……あたし、こんなモノを飲まされちゃってる……)
 フランの瞳から、光が薄くなる。
 少しずつ心が折れ、抵抗の意思が弱まってゆく。
「フィー、そろそろフラン君がまずい感じだよ」
「そんな嫌がらなくてもいーのにねー。いっつも、トカゲの糞から作ったアイテム使ってんだから」
「さすがに、食用のアイテムとしては使っていないはずだが……」
「……気になってるんだけど、ダリムのオッサンが糞を渡して来るのは遠回しな嫌がらせだろうか」
「他意はないのだろう。良くも悪くも、実直な男だからね」
「ふぅん、そうかなぁ……にしてもテレージャは、さっきから随分と余裕だねえ」
「ふふ、尼僧院で数多の純潔少女を辱めたこの私が、この程度のぬるいエロ展開でどうにかなると思うかい?」
「すげーッ! テレージャさんマジかっけーッ!! 一生付いて行きますぜ、天秤の巫女さんッッ!!」
「――そこの馬鹿ども、下らない事言ってないでさっさと何とかして! ひゃ、ひゃあんっ!?」
 キレハが、獣耳を弄られて嬌声を上げる。
 耳だけではない。腰の辺りから出た尻尾にもニョロが巻き付き、擦り上げて性感を与えていた。
「ん、っんんぅ……は、ん、いやぁ……っ!」
「テレージャ、何とかしてだってさ」
「では期待に応えて、何とかするとしようか」
 テレージャの意を汲んだかのように、ニョロが彼女をキレハの元へ移動させる。
 フィーはおやつ(チョコレート)をボリボリと咀嚼しながら、それを見物している。
「ふふ……」
 テレージャの拘束が、僅かに緩んだ。
 彼女は己のドレスの中に手を入れ、スルスルと絹のぱんつを下ろしてゆく。
807名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:01:21 ID:5jal1zh8
「テ、テレージャ? 貴方、何を――」
「何とかして欲しいのだろう? ならば何とかしてあげようじゃないか、その火照ったカラダをね!」
「……っ!? 色々と危ない人だとは思っていたけど、まさかそこまで……!」
 するりと、足からぱんつが抜き取られた。
 テレージャは生温かいそれをキレハの尻尾に被せると、凄絶な微笑を浮かべて擦り上げ始める。
「――ひぃああっ!? あ、ああ、あ、あ、あ、ふぁぁああっ!?」
 さらにテレージャは、ぱんつの上から尻尾にしゃぶり付いた。
 両手、加えて舌と唇を巧みに使い、テレージャはぬとぬとと尻尾を愛撫する。ニョロ達もそれに合わせて、激しく獣耳を責め始めた。
 ……その執拗な責めにより、キレハの感覚は絶頂へと近付いてゆく。
「ふぁぁ、イヤ、あん、ん、こんな、のイヤぁ、フィーの前で、こんなふうにいっちゃうなんてイヤぁぁ……っ!」
「大丈夫、安心して。ちゃーんと、見ててあげるから」
「んぅぅ、ああ、ふうんん、あ、イ、イヤ、イヤぁぁああああ……っっ!!」
 キレハの身体が――尻尾が、ビクリビクリと震えた。
 彼女の口から零れた涎を、テレージャがぱんつで拭き取る。そして、再びそれに足を通した。
「……ああ、楽しかった。フィー、私はこれで満足だ」
「それは良かった。私もしばらくは、脳味噌に焼き付けた今の光景で美味しく御飯が食べられるよ」
 ビリビリ――と、布を裂く音が聞こえた。
 フランとキレハは衣服を破り取られ、下着姿を晒している。しかし今の二人には、最早抵抗の力など残っていない。
「ふぅ、は……あた、し……」
「ん、あ、ああ……もう、好きに、してよ……あん……」
 ……彼女達のぱんつの上を、それぞれニョロが這う。
 クロッチを横にずらし、少女達の奥底へと入り込もうとしている。
「おお、遂に本番かな?」
「そうみたいだねえ。ん、けれど――」
 フィーは、チョコレートを呑み込んだ。
 精神力が、三割回復する。
「――ダメだよ、君達。そこから先は、私だけのモノだ」
 カンテラを、掲げた。
 洞窟を照らす、ささやかな火――否、それはもう『ささやか』ではなかった。
 轟々と空気を食らい、カンテラの火が急激に燃え上がる。炎はカンテラから溢れ出すと、空中でいくつもの火球を形作った。
 ――爆炎の投射。
 火球は魔弾と化し、絨毯爆撃の如くニョロ達に降り注ぐ。その魔法は、余りにも一方的に夜種達を灰燼へと変えてゆく。
 ……なのに、捕らわれていた少女達には火傷一つ負わせていない。それどころか、少しの熱さすら感じさせてはいない。
「フィー、これでは最初の繰り返しになるんじゃないのかい?」
「ん、そーでもない」
 爆炎により、洞窟の奥が照らされる。
 ……壁面の一箇所に、大きな亀裂が入っていた。今も、そこからニョロが溢れ出している。
 そこに、火球が殺到した。
 フィーはニョロ達を爆破しつつ、その余熱で亀裂を溶接。穴を塞ぎ、これ以上のニョロの出現を防いだ。
 ……増援を絶たれたニョロ達は、散り散りになって洞窟の奥へと逃げて行く。
「ほい、一丁上がりっと」
「今の穴は……」
「どっかの探索者がツルハシで開けたんでしょ。偶然にも、ニョロの巣か何かと繋がっちゃったみたいだけどね。さ、二人の所に行くよテレージャ」
「…………」
 ちゃっちゃと解説し、フィーは歩を進める。
 ……しかし。テレージャは、その解説に納得していなかった。
808名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:04:39 ID:5jal1zh8
「ちょっと待ちたまえ」
「ん、何?」
「誰かがツルハシで開けたのなら、その『誰か』は何処にいるのかな?」
「……ニョロのエサになっちゃったんじゃないの? 私達だからこそ、ぬとぬとな目に遭うだけで済んだんでしょうよ」
「探索が進んでいるこの状況で、ニョロ如きに殺されるような者などいないよ。私の推測が正しければ――あれは、誰かさんが高出力の魔法を連発したせいで洞窟全体が歪み、それが原因で生じた亀裂じゃないのかな」
「……もし、そうだとしたら?」
「グッジョブだ、フィー。私は君を甘く見ていたよ。今後も、末永くお付き合いしたいものだね」
 ピッと、テレージャは親指を立てた。
 ……フィーが、ニヤリと笑う。
「ふふ、嬉しい事言ってくれるじゃないの。――ところで。あちらには、下着姿のフランのキレハが転がっている訳ですが」
「こんな事もあろうかと、宮殿から比較的マイルドな類の器具を持って来ている。第二ラウンドと行こうじゃないか」
「おおう、テレージャ先生はマジでパねえぜ」
 ニタニタと、異様な笑みを浮かべる二人。
 辱められ、脱力し切ったフランとキレハは――ニョロ以上の悪魔が迫っている事に、未だ気付いてはいなかった。

   〜fin〜



 ……何か分け方が中途半端に。
 確かテレージャは、主人公に対してだけは君付けじゃなかったはず……。
 まぁ違ったとしても、それだけ好感度が高いって事で。
809名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 14:33:15 ID:DPGf64MI
>>803
そういや本スレで、騎士以外主人公は領主の名代をまかされてるって話があったな。
マナはそれでも神殿暮らしを選ぶだろうけれど、アイリやフィーがいきなり慣れない城暮らしに戸惑うのも面白いかも。
810名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 15:20:46 ID:KCElOMeG
>>805
GJ!
フィーが変態すぎて逆に萌えるw
>>809
二人とも人にかしづかれるのに慣れてなさそうだしな
EDで出てくる田舎者兵士に対してやたら腰が低いフィーとか想像した
811名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 16:56:11 ID:x2vNMAYg
魔術師は主人公の置かれる状況が結構ハードだからなあ。
思い出の家もなくなるし天涯孤独の身の上になるし。

強烈な体験ゆえに精神が壊れてしまったと思うとこの変態っぷりもアリかもしれん。
812名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 20:17:06 ID:KCElOMeG
むしろ最初から壊れてる主人公ってのもいいかも
このゲーム、なんだかんだでゴロツキとか兵士とか結構殺すし
無邪気な笑顔で魔女だのダリムだのを吹き飛ばすような善悪観念のない女主人公って解釈もアリかもしれん
顔グラ4だととくに無邪気さゆえの残酷さって感じがしそうだ
 
…どうやってエロにもってくかは難しいけどな!
813名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 21:07:34 ID:w7rgxzC5
生きるために幼女売春→精神が壊れるみたいな感じのアイリはどうだろう。空の軌跡のレンみたいな感じで。
顔4だと無邪気な残酷さ、顔3だとハニートラップも駆使する冷徹な殺し屋っぽくていいかも。

強烈な体験だと占領中にまさにレイプされたとか。
神殿軍の兵士にでもいいし「あんなものを見つけたせいで」的な理由で鬱憤のはけ口にされるのも考えられるか。
814名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 23:49:49 ID:FffUSOGT
>>810
かわいいな。
アイリだとメイドさんや使用人になにかしてもらう度に慣れなくてキョドったりして
フィーだと常に丁寧さMAXとかになるのか。
815ダズリング・デイズ 0/5:2009/06/21(日) 00:45:29 ID:K2e0c9vz
「理系不良が自由なフィーに振り回される話」を書きたかった
やっぱりいろいろ違うことになった。不幸な境遇でも天然様はなんともないぜ!

・賢者グッドED後ギャグ一辺倒
・ヘタレどころじゃないしーぽん
・そんな頭のゆるい女いねーよ!
816ダズリング・デイズ 1/5:2009/06/21(日) 00:46:44 ID:K2e0c9vz
「ついて来るなって言ってるだろ!」
「気にしない、気にしない。あんまり怒るとハゲちゃうよ、しーぽん」
「よけいなお世話だあっ!!」
──クソッ、何もかもがムカつく。
小走りに自分の後をついてくる娘を振りきるように足を速めながら、少年妖術師はぎりぎりと歯を軋らせた。
思い返すも腹の立つ三日前、チンピラ野郎のバカな出し物にも愛想を尽かし、いい加減にホルムを発とうとした朝のことだ。
一体どこから嗅ぎつけたものか、城門の外で待ち構えていたこいつは常の能天気な笑みを浮かべて宣言したのである。
「わたしもついていってあげるね!」
と。
「ふざけんな!」
当然拒んだ。が、その日に挑んですぐ負けた。
二日目に力の限り逃げたが、あっさり追いつかれた。
そして三日目、今に至る。もう心が折れそうだった。
「ねえしーぽん」
「……」
かくなる上は無視だ、無視。
「ねえねえ、しーぽんったらぁ」
「…………」
間抜けな愛称で呼ぶんじゃない。徹底的に無視だ。
すると。
「ちょっとー、聞いてってばー!」
やや怒った口調の声と共に、少年の背に凄まじい圧力がかかった。
「っ!!?──うわああっ!!」
飛びかかってきたものは明らかに小柄な少女などではなかった。
べしゃ、と無様な格好で地面に押し倒された彼は何事かと首を捻って自らの背に居座る物体を確認する。
巨大な人工精霊(8号)が、彼の体を下敷きにしていた。
「ま゙〜〜」
(お前いつの間にそんなもん呼んだんだよ!!)
さらにその上に、子供っぽく口を尖らせた少女がのっかっていた。
(っていうかすぐに退け! 重い! 死ぬ!!)
自分がスカートを穿いていることを自覚しているのかいないのか、精霊に腰掛けて両足をぶらぶらさせながら地図を逆さまに広げている。
「いったんヴァラコールに入るんでしょ? この道まちがってるよ」
いつまで経っても応えのない少年を見下ろし、そこでやっと彼が呼吸困難でのびていることに気がついた。
817ダズリング・デイズ 2/5:2009/06/21(日) 00:48:42 ID:K2e0c9vz
「う、ううん……」
頭がずきずきする。少年は弱々しく呻きつつ、しぶしぶ目を開けた。
暗い視界に眩しく飛び込んできたのは、見慣れた白い魔術光。
「あ、起きたー?」
という間延びした声に首をめぐらせるまでもなく、憎たらしい間抜け面が彼の顔を覗き込んできた。
──どこだ、ここは。
微かな雨音と風に混じる湿気、そしてアルコール臭。
……アルコール臭?
一気に意識を覚醒させた少年の顔がひきつる。
あわてて左右を見回すと、ここがどうやら風雨をしのげる程度の浅い洞穴であるらしいことが分かった。
やや離れた場所に彼の荷物が置かれ、その近くには書物だの酒瓶だのが散乱している。
どうやらこの女は、雨宿りの暇つぶしとして少年の荷を勝手に漁り、あまつさえ中身を略取していたものらしい。
──この盗っ人め、と己を棚にあげてののしるほどの余裕は彼にはなかった。
彼女の酒癖の悪さを知っていたからだ。
あの悪趣味な神官女の壮行会と称する宴席にて繰り広げられた惨状が脳裏によみがえり、少年はさらに顔色を失う。
「お、お前……それ、飲んだのか」
おそるおそる確認すると、彼の顔の両脇に手をついて屈みこむ娘はにへら、とやたら気の抜けた上機嫌な薄笑いを浮かべた。
そのまま猫のように身をすり寄せてくる。
それどころか。
「んー♪」
「んんー!!!?」
おもむろに両手で彼の頬を挟み、無造作に口と口をくっつけた。
抵抗する間もあらばこそ、色気もへったくれもなく押しつけられた部分から生ぬるい液体が注ぎ込まれる。
それはすぐに、彼の舌の上で灼熱した。
──蒸留酒を生のままで飲む奴があるか!!
それも荒野人御用達の、とんでもなく強烈なやつだ。
彼とて決して酒に強い性質ではない。だからこそ希釈により消費を節約でき、消毒にも使えるものを寝酒代わりに備えておいたのである。
「げほっ……てめぇ、何しやがる」
結局、喉が焼けるような感覚と共にそれを飲み下してしまった少年は、ようやく唇を離した娘を柄の悪い半眼で睨めつけた。
……その目尻が赤いのは、必ずしも酒のせいばかりではなかったが。
しかし娘はといえば、渾身の威嚇など完全に無視してへらへら笑っている。
「ねえねえ、しーぽんってドウテイ?」
「はぁっ!?」
あまりの問いに、かつて神童とまで呼ばれた少年の頭は真っ白になった。
──そ、そ、そういうお前は経験あんのかおいコラどういうことだ誰か説明しろいや待て脱がすなあぁっ!!
818ダズリング・デイズ 3/5:2009/06/21(日) 00:49:52 ID:K2e0c9vz
「うわぁー、なぁにこれぇ」
「コレとはなんだぁっ!!」
こちらの力が入らないのをいいことに、あろうことか下衣を肌着ごと引きずりおろした女は極めて勝手な感想を口にしながら首をかしげる。
「おっかしいなー、師匠の本だともうちょっとこう……」
「言うな!!」
──あのハゲジジイ! そういうもんはもっとちゃんと隠しとけ!!
「ふにゃふにゃですね」問答無用にもぞもぞとあらぬところを探るバカ女。
「当たり前だ!!」この状況で誰が勃つか!力を入れるなボケ痛いだろうがっ!!
「舐めてあげよっか?」
「はっ!?」
いきなり何を言い出すのだこいつは。
彼が固まっている間にも、マウントポジションを外さない小娘は「んー」と喉を鳴らしつつ、首筋から耳たぶへと唇をすべらせてくる。
「くっ、くすぐったいだろうがボケっ」
今しがた告げられた怪しげな内容に相まって、背筋がぞくりと泡立ち、不本意ながらも非常によからぬ兆候が彼の下半身に現れつつあった。
胸元がはだけられ、酒のせいでやや上気した白い肌がひやりとした空気に晒される。
それとは逆に、おぼつかぬ手つきながら温かく柔らかな指先でもって分身を撫でられるものだから。
「あっ…はぁ、ん」
思わず女みたいな吐息が口をついて出て、少年はあわてて口元を手で覆った。
「しーぽん、かわいい」
──くそっ、この痴女が。
徐々に硬度を獲得しつつあるものをまじまじと見る少女の目つきは、どちらかというと珍種のキノコを観察する際のそれであるというのに。
「すきー」
「ふざけんな……」
信用できないにも程がある告白に、弱々しく毒づいた。
不穏な感覚が下腹部に集中していくにつれ、酒気のせいもあってか抵抗も何もかもがバカバカしく思えてくる。
もがく手が一瞬力を失ったその隙に、娘はひょいとスカートをからげ、すとんと無造作に腰をおろした。
互いに準備万端とは言い難い状況で、ろくに目測もつけぬまま。
「──いってええええええ!!!」
入るわけがなかった。
819名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:50:36 ID:FSTHFyg/
かぽーん。湯気の立ちこめる伯爵家の浴場。
少女は連れてこられた動物のように、洗い場の隅で縮こまっていた。
「アイリ様、お背中を流させていただきます」
慣れないデスクワークで机の前に縛り付けられ、ようやく解放されたと思っても、
お風呂場には素肌にタオルを巻き付けただけの女中たちが控えており、一人になることはできなかった。
「いっ、いいよ、自分でできるよ?!」
「いいえ。入浴はいくらカリスマ探索者といえども、人間の最も無防備な時間の一つです。
名代としてこのホルムを預かるアイリ様に万一何かございましたら、
私たち女中一同の首が飛びます」
湯気で上気してはいるものの、女中たちの言葉は確かにアイリにも納得できるものだった。
ふぅ、と小さく溜息をつき、ちょこんと椅子に腰掛けて少女は肩を落とす。
いろいろ背負わされた小さな背中に、柔らかな手が泡を塗り広げていく。
「でも、これ落ち着かないね……ひゃっ! どこさわって?! なんで腕掴むのよ!」
「おみ足も綺麗にしましょうねえ」
「あんたたち、何考えてッ?! 足ひろげるなぁ! そこ違うってば! 汚、ひぅ?!」

こうですねわかりま……
820名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:51:07 ID:FSTHFyg/
ギャー、割り込んだごめんなさい
821ダズリング・デイズ 4/5:2009/06/21(日) 00:51:15 ID:K2e0c9vz
彼が白目を剥いてひくひくと痙攣する様に、さしもの無神経女も険呑なものを覚えたらしい。
焦点の定まらぬ目の前に手を掲げ、ひらひらと振った。
「……もしもーし、しーぽん。大丈夫?」
その態度に、少年は完全に自らの堪忍袋の緒が切れる音を聞いた。
「い・い・か・げ・ん・に・し・ろ……!」
一音を発するごとに湧き上がる怒りを力に変え、言い終えると共に渾身の力を込めて相手の腕を掴みあげる。
「──いたっ!!」
手加減なしに爪を立ててその肌を裂き、鮮血を流し始めた腕ごと引き寄せて食らいつく。
血液という何よりも濃い溶媒から直接に魔力を飲み下し、自らの生気に変換した。
その血を通して流れ込む濃密な魔素に圧倒され、めまいさえ覚えるほどだ。
「よくも好き勝手してくれたじゃねえか……」
完全に据わった赤目を、今や己が下に組み敷いた鳶色の瞳に向ける。
行き場を失って暴走しかねないほどに溢れる力は、もちろん彼の一物にも充分な活力を与えていた。
本能と重力の命ずるまま一気に身を沈める。
「いたぁっ!」「はっ──!!」
ろくに濡れてもいない部分への強引な挿入は、彼の方にも相当の痛みをもたらした。
しかしそれ以上に、互いの体液が交わったことで、この世のどんな酒精よりも強烈な感覚が直接脳に叩き込まれる。
めくるめく陶酔感。
──頭がくらくらする。
「くぅっ……!!」
制御しきれない暴走の予感は、決して不快なものではなく──
世界が極彩色に染め上げられた。
混然と混ざり合う痛苦と昂揚に彩られたとてつもなく甘美な幻視を最後に、ずるずると岩壁にもたれながら彼の意識は深く沈んでいった。
822ダズリング・デイズ 5/5:2009/06/21(日) 00:53:00 ID:K2e0c9vz
目覚めの気分は最悪だった。
いっそ記憶が飛んでいればまだしも幸せだったかもしれないが、生憎とこの聡明な頭脳は何もかもを鮮明に記憶している。
「汚された……この僕が…こんな女なんかに…」
覚醒からしばらくしても身を起こす気にすらなれず、外套にくるまったままさめざめと袖を濡らす。
だが背後で娘がもぞもぞと寝返りを打つ気配にはっと思いついて跳ね起きた。
「おい起きろっ!」
「ううん……なあにぃ」
がくがくと肩を揺さぶられ、眠たげに目をこすりながら尋ねてくる娘に、
「責任をとれっ!!」
力いっぱい叫ぶ。
「せきにんー?」
舌足らずなおうむ返しは彼女の意識が未だに半ば夢の中にあることを示唆していたが、そんなことはどうでもいい。
「お前の全ての知識をこの僕に寄越せば許してやらないでもないぞ!……まずは『鍵の書』の在り処を教えやがれっ」
「えー、しーぽんわたしの弟子になりたいの?」
「今そんな話してないだろ!!」
何が悲しくて自分よりも年下のちんちくりん女に弟子入りせにゃならんのだ!

不毛な言い争いに体力と気力を使い果たした少年が息を切らしながら項垂れるのはいつものこと。
ぜいぜいと肩を上下させながら、頭痛をこらえて荷物をまとめ、洞をよろめき出る。
すると魔術師娘が常の如く当然のように横に並んできたので、立ち止まって念を押した。
「……とにかくだ。もう二度と僕の荷物を勝手に漁るな、特に酒は飲むなよ!」
「うん。痛かったから、もうしないよ」
「そんな理由でか!!」
要点がまったく伝わっていない。というか、最初から僕に任せておけばそんなことにはならなかったんだよ!
「いやちょっと待て、それとこれとはまた別──」
「しないもーん」
勝手に話を終わらせてぱたぱたと駆けていく後ろ姿を追い、少年は憤然と杖を振り上げて走り出した。
「おいコラまだ話は終わってないぞっ!」
──大体だな、ろくに備えもせずにあんなマネをして……こっ、こっ…、子供……とかできたらどーすんだ!!
恐ろしい可能性に顔面を三色くらいに明滅させていると、不意に先を行く娘が振り向いた。
「いいよ、一生面倒みてあげるっ」
陽光を受けながらひらめく微笑。
くるくると色を変えるその瞳は時には真水のように透き通り、時には星辰の彼方までも──彼の心の奥底をも見通すような深みを帯びる。
こちらが一瞬呆然としている合間に、娘は再び軽やかに身をひるがえし、明るい笑い声をたてながら踊るような足取りで走り去っていく。
鳥のように高く、風のように自由に。
「そっ──」
それは僕のセリフだろうがぁっ!!

──ああ、くらくらする。
思えばこの女に会ってから、僕の人生にはケチがつきまくりだ。
何を捨ててでも果たさねばならない目的があるはずなのに、だ。
傍若無人かつ理不尽にこちらの人生に押し入り、しかも有無を言わさずこちらを巻き込む、自分以上のトラブルメーカーに、
──付き合わされることがさほど嫌ではないと自覚しつつある自分が、何より忌々しい。

舌打ち一つを置き去りに、少年は改めて走り出した。
通り雨に洗われた抜けるような青天の下、目指す地平にはうっすらと虹がかかりはじめていた。

 【盗っ人妖術師は大変なものを盗まれていきました】了
823名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:56:15 ID:K2e0c9vz
>819-820こっちこそ失礼しやしたー
酒は実際には消毒効果はないどころか逆効果らしいよ!といって誤魔化してみる
824名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 01:07:48 ID:FSTHFyg/
>>823
しーぽんかわいいよしーぽん。ラヴいのはいいなー。
825名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 01:30:24 ID:cWp77ygG
>>815
ラwwwブwwコwwメwwwwwwwwwww
元気でたありがとうGJ!!
826名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 01:33:38 ID:QMae2PU/
>>815
復活乙!
二人ともかわいくてイイヨイイヨー
827826:2009/06/21(日) 01:53:46 ID:QMae2PU/
二行目予測変換ミス、すまん

>>819
「拭いても拭いてもまだ濡れていますわクスクス」
「も、やめっ…あああっ…これ以上はらめえええ」
ですね、わかります
828名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 20:13:46 ID:9u4/+oIt
>>815
なんというラブコメ。
楽しかった、GJ!

>>819
下町娘がいきなり名代になったらこうなるよな。エロかわいいGJ
829名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 21:21:07 ID:jSEuk8s8
>>815
GJ。笑い萌えた。
例の裏切りシーンで喰らって以来「吸血鬼の呪文」ってエロいなと常々思ってたよ。

>>819
戸惑ってるアイリがかわいい。GJ。
830名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 19:50:37 ID:XCYsUAGW
ネル×フィーかフィー×ネルかで一日中悩んだ結果、
どちらも受け攻めリバーシブルだという結論に達したんだ。
831名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 20:10:24 ID:l7OSSFL+
>>830
俺もあの二人はどっちが受けとか攻めとかじゃなく
イチャイチャ、仲良し、キャッキャウフフってイメージだな
832名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 23:34:41 ID:Pp1/3hRl
星幽界から戻る時に手違いで精神が入れ替わったアベリオンとフィー、
中身はフィーだと分かっていても、いつもとは違う表情を見せるアベリオン(の、身体)にドキドキするネル。
と、いうネタを妄想したが力尽きた。

ちなみに一方その頃フィーの肉体に入ったアベリオンは、
せっかくフィーの外見になったこの機会におちょくってイジってからかい倒してやろうと決意即実行。
833名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 13:56:15 ID:VU+11Q90
誰をだよ。
って聞くまでもないかw
834名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 17:25:28 ID:bBYSXZ/g
うろたえる姿まで目に浮かぶw
ついでにアベリオンとネルが入れ替わって前者が押し倒されるところまで妄想補完
835名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 17:53:40 ID:oSiEnfNy
>>832
二組ともきわどい状況になってから元に戻って大混乱とか妄想したw
わっふるわっふる!
836名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 20:21:48 ID:JYP7VbZt
>>835
それも面白そうだな。

お兄さんの方は状況が分かるまで一瞬混乱するものの状況さえ分かればそれなりにラッキーと言えそうだけど
妹さんの方はちょっとかわいそうな事になりそうだがw
837竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 00:26:42 ID:adPjN2Z+
流れ切ることになりそうだが、キレハの人に触発されて書いたもの投下。ひさびさなんで粗あると思う。不愉快にさせたらスマン。
初回プレイから愛情注いでるエンダ。最初は男の子だと思ってたとかそんなことないよ?
主人公は男グラ3の神官。名前は、エメクで。ヘタレっぽいんで、俺のエメクはこんなじゃねーって人はスルーしてほしい。
あと、エロ分は今回ゼロ。出会い書かないと、ギアが入らないんだorz
838名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 00:26:52 ID:8SYeK1c6
密かに気になってるフィーに
「白雪姫とキスしろ」って言われて、
やけになるしーぽん可愛いです
839竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 00:28:45 ID:adPjN2Z+
ガシャン
あれほど荒れ狂っていた未分化の混沌の嵐がやむ。何とか間にあった事に安堵の溜息が漏れる。
後ろでは、咄嗟にだろう卵に攻撃をしかけて、あわや全滅の危機としかけたバリスにいつものお説教中。

「あー!もう!バリスの馬鹿っ!」
「だーっ!うっせ!こうなるなんてわかるかっ!」
「考えなしに行動するから、こーなったんでしょー!前だって、エメクが止めたのに、ホイホイ宝だー!って、飛び込んで溺れそうになったの忘れたの!?」
「ぐっ・・・。け、けど、俺が鍵開けで扉の鍵を破ったから、脱出できたし、宝も手に入ったじゃねぇか」
「おんなじよーなこと繰り返してたら、ダメじゃんー!?とりあたまーっ!!」

(バリスの焦りも、わかるんだけどね)
原因不明の眠りにあるチュナを助けたい。それは僕だって同じだし。
ネルもわかってるんだろうけど、だからこそ遠慮をしないんだと思う。そう思うと少しくすぐったい気持ちになる。
(やっぱり、ネルはお姉さんだな)
そんな風に結論づける。いつものことだし。
それに、そんな毎日も一人足りないままだ。チュナを助けるためにも、あの黒マントの指揮官をどうにかしないといけない。
収まりつつある、虹色の光を前に、僕は気を引き締めた・・・。



だから嵐の後に、ちょこんと座り込んでた子供を、その、ずっとまじまじと見ちゃったのは、ええと、そう、事故だと思う!



無言で見つめ合った後、思わず近寄っちゃって驚かせたみたいだけど、っていうかあの子、は、は、はだか、だったような!?
あー、ダメだって!きれいだな、ってそりゃ思ったけど、思い出すのはなんだか良くないっ!
自分でもカーっと顔に火がついたように赤くなってるのがわかるのを、ぶんぶんと頭を振って振り払う。
こういうのって第一印象が大事だと思うのに、そりゃ生まれたてだったらは、はだかだって事くらい思いつくだろうに。
あーもう!だから、浮かぶなーっ!

そうしてどうにか落ちつけた時には、こっちをなんだかすっごく興味深そうに覗いてる子供と、
いつのまにか喧嘩をやめて、ものすっごく楽しそうな、それでいてなんだか生暖かいような視線を向けてる二人がいたりした。
とりあえず、何か言い出す前にバリスは聖槌で殴っておいた。ちょっとすっとした。
840竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 00:29:44 ID:adPjN2Z+
「わー。この子、卵から生まれたんだよね。こんな事ってあるんだ…」
「ええと、大丈夫だよ?その、変な事はしないって約束するから」
ちょっと警戒は取れたみたいだけど・・・やっぱり完全じゃないみたいで、岩陰越しに声をかける。
ネルは人懐っこくて、雑貨屋の娘さんだけあって、話とか上手いし、人をふんわりさせてくれる雰囲気あるし
その・・・女の子同士みたいだし・・・任せた方がいいかな?いいよね?って思ったんだけど
「名付け親はエメクなんだしさ。責任とってがんばれー」って押し切られた。笑顔が胡散臭かった。ぜったい楽しんでるでしょ、ネル・・・。
バリスはまだ気絶中。起こしてもきっと味方じゃなくて敵になるだろうから放置。

あの子はまだ様子を見てるみたい。
自分でも向けてる笑顔がなんだか引きつってるのがわかるし、きちんとしないとって思うんだけど、やっぱりこういうの苦手だ。
この前の罠の部屋で見つけた本が正しかったら、いや、あの小鬼たちがこの子を、竜を探してたならたぶん正しい。
(この子が、あの黒マントを倒す鍵・・・)
だから、警戒させるのはよくない。そうじゃなくてもこの子は生まれたばかりの子供で、僕が名付けたんだ。
ちゃんと仲良くならないと

「おまえ、お母さんか?」

・・・って、はいっ!?

「ちがうのか?」
「お母さんちがー、いや、ちがわないかもだけど・・、やっぱりそれは絶対ちがくて、でもあー」
「??おまえ、言ってることよくわからない」
「うー・・・ええっとー・・・」

ああ、ネルが噴出してる。笑ってないで助けてよー。ぽんって頭撫でて行っちゃったし。バリス引きずって。力持ちだなぁ。
だいじょうぶって、まかせたってことかな。うん、ありがとう。
「んーと・・・お母さんじゃなくて、お父さん・・・かなぁ」
僕が産んだわけじゃないから・・・たぶんこれも正しくないと思うけど。
「ふーん」
それで興味をなくしたのかまた岩陰に引っ込んだ。うわ、あっさりだ。
でも、なんだか落ちつけた。動物、それも猫っぽいからかも。じっと見てたら、ひょこっとまた顔出してまたにらめっこ。
なんだか面白い。それに、深い海みたいな眼。綺麗だ。
「・・・へんな顔」
くすり、と自然に笑ったら、そう呟かれた。なんだか耐えれなくなって、すごく久しぶりに思いっきり笑った。
841竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 00:30:05 ID:adPjN2Z+
こうして僕とエンダは出会った。
「一緒に行きたい」
そう伝えた僕の気持ちが、ちゃんと伝わったかどうか、よくわからないけど
ちょこちょこと後を追ってきてくれた君と一緒にいたい。
神様はまだ信じるのに迷いがあるし、ラバン爺は気にするなっていってくれたけど、
遺跡を見つけたことに胸が締め付けられる気持ちは消えないけど。大丈夫だ。だって僕はこの子のお父さんなんだから。



なんだかすっきりした気分で戻ったら、ネルに「女の子を裸のまま歩かせないのー!」って殴られた。
あうー、ごめんなさいー。
842竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 00:32:03 ID:adPjN2Z+
以上でひとまずの一幕め終わり。エロ書くまでは頑張ってみる。
いろいろくどくなってたらすまん。
書くの久々なんで、改行なんかで読みづらかったら指摘くれると嬉しい。

俺のエメクイメージは人見知りで真面目な子。
バリスの扱いが悪いのは気のせい。この後パーティーから外される未来が待っているのも気のせいだ。
843名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 00:33:55 ID:WPrIiASc
乙だけどバリスじゃないよパリスだよ
覚えてあげてね?
844名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 00:40:41 ID:F9RrstKc
おー、連載ってのは今までなかった・・・よな、うん
とにかく乙だ
自分の信仰に疑問を持つぐらいだから真面目キャラでいいと思う

そして関係ないけどキレハの人ってだけで誰なのかわかるのは何なんだろう
845竜と神官 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 01:11:49 ID:adPjN2Z+
>>843
スマン、素で間違えてた。指摘ありがとう。気をつけるわ。
ついでなんで、それネタにして小ネタひとつ。

「なぁ、エメク・・・」
「なに、バリス?」
目覚めたバリスに治療術をかけながらのキャンプ中。
ちなみにネルは、エンダに着せる服を物色中。いまはそれなりに着れそうな端切れ(というよりは・・・ボロ布って感じだけど)で応急処置の状態。
気にせずに動くから、ちらちらと、その、白い太もも、・・・とかが見えちゃうんだよね・・・。うっかり目を向けるのも出来ないでいる。そのエンダは、食事中。食べるのは好きみたい。予備のお肉に目を輝かせてた辺り、やっぱり竜なんだな、って思う。
周りを取り囲んでる骨に比べると、ホント随分と可愛い竜なんだけどね。

「それだ。だれだよ、バリスって!俺は「パ」リス!お前といいネルといい、短い付き合いでもないのに間違うなっ!」
うん、それは知ってる。けどね、「バ」リス。
「ええとね、たしかに前は結果的に上手くいったし、そのおかげであの黒い指揮官を何とかできるかもしれないけどね」
「うん?」
「けどさ。だから危険に飛び込んでもいいわけじゃないと思う」
「・・・・・・・・・」
「今回もそうでしょ?けど、失敗はいいの。友達だしね。でも、友達だからこそ、ちゃんとしてほしいの」
「・・・あー・・・悪い」
「うん、ネルにもちゃんとね?」
「・・・わかってるよ。あーあ、かっこ悪いな、俺」
「分かってくれて嬉しいよ、バカパリス?」
ごちって殴られた。ちょっと痛かった。

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チョコレートネタも入れたかったんだが、また次回にでも。
場面は進めると思うが。
846名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 02:02:16 ID:pF/NexHY
そうか・・・
バカパリスでバリスだったのか・・・
じゃあ、アホアルソンでアホソンというのも可能か
847名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 19:53:04 ID:8SYeK1c6
キレハさん×弟のエロパロください。
848名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 20:17:46 ID:F9RrstKc
キレハ×14歳だと・・・?
849名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 20:25:41 ID:jWx/4xRM
ホルガーさんのことだろw
850竜と神官2前半 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 20:25:58 ID:adPjN2Z+
エノク×エンダ話、前半部分書きあがったので投下。

いまさらだけど>>244>>249>>510のエンダの人GJ!
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エンダは野菜が嫌いだ。
竜の特性?上、仕方のないところもあるんだろうけど、お肉ばかりを食べる。
けど、エンダの攻撃で頼りになるブレスは、そんなに燃費が良くない。
それにいまのエンダはやっぱり人・・・なんだと思う。名付けたのが人間の僕だし。完全な人・・・とは違うんだろうけど。
だから、きちんと野菜を食べないと、きっと体を壊す事になると思う。
僕も昔は、アダお婆ちゃんに注意されてきた。僕もエンダの親代わりとして、しっかり躾しないと!

「やだ」
「エンダー?我が儘言ったらダメだよ」
「エメク、うるさい」
ぷいっとそっぽを向かれる。最近は撫でても嫌がらなくなってきたから、なんだか懐かしい。
エンダの髪は、少し癖っ毛。なのに、きちんと手入れしないから女の子なのにボサボサになってる。
きちんと手入れして纏めたら、きっとすごく綺麗だと思うんだけど・・・って、そうじゃないって。

「あのね、エンダ。野菜もちゃんと食べないと大きくなれないんだよ?」
「エンダは、肉ばかり食べてたけど大きくなれた。エメクのほうがずっと小さい」
ぐさ。
背、ちょっと気にしてるんだけど・・・。アダ婆ちゃんの嘘つき。
「・・・・・・エメク、肉食べるか?」
・・・ありがと、エンダ。

はむはむと炙った鳥肉を食べながら、作戦を練り直す。
間接キス?いっしょに迷宮探索してる仲間にいまさらそんなの気にしてられないし。そもそもエンダだし。
あ、けど、獲物を分けてくれたのは、嬉しいや。ちゃんと優しい子に育ってるんだなぁ。なんだか誇らしい。
(んー・・・説得・・・は、やっぱりダメだろうな。料理に上手く混ぜて食べさせるってよく聞くし、だれかに頼んでみるのがいいかな)
悪くないと考えだと思う。ついでに僕も料理ができるように、ちょっと練習させてもらおう。
エンダの好き嫌いをなくすなら、やっぱり一番近い僕が料理できたら一番いいだろうし。
神殿のご飯は、やっぱりちょっと素っ気ないし。贅沢したいわけじゃないんだけど・・・喜んでもらいたいって思う。
なんだか、考えてるうちに浮かれてきた。思い立ったが吉日っていうらしいし・・・婆ちゃんに伝言してひばり亭かな。
851竜と神官2前半 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 20:26:26 ID:adPjN2Z+
「ええと・・・ありがとう、オハラさん。あと、その・・・ごめんなさい・・・」
ひと騒動あとのひばり亭。いつのまにか夜になってた。外の暗さに最初、(空まで侵食された!?)と絶望しかけた。
改めて、オハラさんには悪いことをした。帰る前に見た姿は真っ白に煤けてた・・・。
僕は料理というものの怖さを今日知った。台所の戦場、じゃなくて洗浄が終わるまで、しばらくかかると思う。
後に、第一次ひばり亭暗黒対戦と呼ばれるべき出来事だった。詳細は思い出したくない。暗黒料理怖い。
第二次があるのかは、担い手次第。尊い犠牲となったシーフォンとパリスのことは忘れない。

(・・・うーん、疲れてる・・・んだろうなぁ)
思考がなんだかオカシイ気がする。酷い目にはあったけど、けど悪いことばかりじゃなかったのに。
人見知りしがちな僕にとって、こういう騒がしい日常は、新鮮で楽しいって思ってるし、
料理を作れるようになりたいって伝えたら、みんなから色々教えてもらえた。
パリスは、ビンガー商店の舶来品だ、って珍しい食材をくれたし。なんでも異国のお菓子らしい。
(でも、エンダはお菓子もそんなに好きってわけじゃなさそうなんだよね・・・)
すぐに浮かんだのはエンダの喜ぶ顔だったけど、甘めに作ったかぼちゃパイ(ちょっと眉を寄せながらほおばってた。リスみたいだった)
どころか、糖蜜のかかったアップルパイ(もくもくと食べてた。嫌いってわけじゃなさそうだったけど)も興味なさそうだったし・・・。
お菓子だから喜んでくれるっていうのはちょっと期待薄そう。
(食べるのが好きなのは見てたらわかるんだけど・・・ね)
いつも走り回って落ちつかない彼女が、ご飯の時だけはとても大人しい。



とりとめもない思考をしつづける。月と星の明かりしかない夜の闇が、どこかひたひたと迫るような。
そんな怖さを何故か感じたから。首元でゆらりと青い石が輝いた・・・。

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852竜と神官2前半 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 20:26:56 ID:adPjN2Z+
おまけネタ・ひばり亭での相談中のこと

「へー・・・エンダの野菜嫌いを治したいのかー。立派にお母さんしてるね、エメク。ぼにゅー出るかも」
「出ないよ!ぼにゅーなんて!」(お母さんは否定しないのか?>パリス)
「けどさー、エメク」
「え?なに、メル」
「エメクも、エンダのこと言えない好き嫌いあるよねー」
「(ぎくっ)な、なんのこと?」(おいおい、あいつ分かりやすすぎるだろ>シーフォン)
僕はちゃんとお肉も魚も野菜も好き嫌いせずきちんとおいしく食べますよ?
「じゃ、今日はわたしが食材の買い出し行くね。ちゃんと人参とピーマンも買ってくるよ」
「や、やー!?」
「はいはい、大きくなりたいんでしょー?おねーさんがおいしく料理してあげるからねー」
うう、ネル意地悪だー!
「好き嫌いがないのでしたら、わたしの得意料理もご一緒にどうでしょう。メルさん手伝いますね」
フ、フランさんそれだけは許して!?メロさんも嬉しそうに近寄ってこないでー!?
_______________________________________________________________________________________________________________

以上、ひとまずここまで。一気に書ききれなんでスマン。
おまけは料理でどれ作っても入ってなさそうなんで浮かんだ小ネタ。
ついでに、2話時系列は宮殿攻略中辺り。エンダ撫でフラグが進んでるのは見逃して。
実際だと、主人公も毎日潜り続けてないと思うんで、ローテーションでの休日の一幕とでも。
853 ◆HwVF7TYqBw :2009/06/26(金) 20:30:30 ID:adPjN2Z+
・・・うわ、また名前間違えてたorz
メルって誰だ。ネルです。メロさんと混じったらしい。すまん。
854 ◆1HLVKIREhA :2009/06/27(土) 00:37:26 ID:kirA9wjh
窓際に座るキレハを月明かりが照らす。
整った顔立ちが、どこか愁いを帯びて見える。
何か、あったのだろうか。
人の心の機微に聡くないと自覚はしているので、単刀直入に聞く他ない。
「何でもないわ。ちょっと故郷を思い出してただけ」
キレハの故郷――遥か南東の荒野。マルディリア。
美しい土地だ、という話は幾度も聞かされた。
やはり帰りたいのだろうか。
「うーん、帰りたい気持ちも確かにあるわ。
でも、少なくとも今はここの方が居心地がいいし、あなたもいるしね」
そういって微笑む顔には、まだ翳りが見える。
「むしろ、あなたこそ後悔していない?」
問われても、後悔するような心当たりがない。
「あなたのおかげで自分を取り戻すことはできたけど、私の中から消え去ったわけじゃない。
また何かあれば<狼>に化身してしまうだろうし、今度こそ戻れない可能性だってあるわ」
何だ、そんなことか。
「そんなことって……!私は、この呪われた血は、きっとまた近しい人に災いをまきち」
言い募ろうとする口を、そっと人差し指で押し留める。
今のキレハにぴったりの言葉を贈ろう。
『誰だって、自分の生まれを選ぶことはできない』、
『自分の運命を背負った上で、それを受け入れるか抗うか決めるしかない』。
自らの出生を知った時、絶望の淵から救ってくれた人の受け売りである。
その人も多分似た悩みを抱えており、自分に重ねて見ていたのだろうと今ならわかる。
「それは……でも……」
そして。
たとえ誰であっても、自分の恋人を貶すことは許さない。
そう付け加える。
「あなたって……本当にとぼけた人ね。すごく小さなことで悩んでる気がしてきたわ」
少しでもキレハが楽になれる一助となれたならば光栄だ。
重い運命ならば、二人で背負っていけばいい。
そんな、キレハのために何かしたいという想いが口をついて出る。
「今夜は存分に甘えろ、って。そんな堂々と言われても……」
普段から世話になっている礼でもあるのだから、遠慮は要らない。
「いえ、そういう問題じゃなくて。できれば寝室の外がよかったわ」
呆れたような顔をされてしまった。
その言い分もわかるが、思いついたのが今の今である以上、如何ともし難い。
もちろん、キレハが望むのならばずっと甘えてくれて構わない。
「それこそ遠慮させてもらうわ。あんまりあなたに依存してると、私が私じゃなくなりそうなんだもの」
断られてしまった。
残念に思う一方で、それでこそ自分の惚れたキレハであるという気持ちも大きい。
「……ばか。そういうことは口に出さないで。」
照れた表情がとても愛おしく、抱え上げて寝台に運んでしまう。
「きゃっ!もう、強引なんだから」
文句を言いながらも、鼻を鳴らして胸に頬擦りをしてくる。
まず匂いから、というのがキレハらしい。
「ねえ、キス、して」
初めは、軽く触れるような口付けから。
一度離して一呼吸置き、次は唇を押し付ける。
「ん……ふう」
息継ぎの度に、キレハの瞳が情欲に潤んでいく。
襲いかかりたくなる本能を抑え込み、次の行動を待つ。
「じゃあ、その、脱がせて、くれる?」
望むところである。
普段は自分で脱ぎたがるキレハを脱がせるという事実と恥じらう表情との相乗効果で、否応なしに興奮が高まる。
あまりに可愛らしい仕草をされると、理性を保つ自信がない。
しなやかに鍛えられた裸身を目の当たりにし、頭に血が上ってくるのを感じる。
美しい。その一言に尽きる。
「うん。あ、ありがと」
855 ◆1HLVKIREhA :2009/06/27(土) 00:37:47 ID:kirA9wjh
もう一度優しく抱き締め、全身を全身で味わう。
同じ人間であることが不思議に思えるほど、どこもかしこも柔らかい。
「こんなに優しいと、ちょっと調子が狂うわね」
いつもは優しくないということだろうか。反省。
次は、何をしようか。
「あー……えーっと、さ、触って、気持ちよくしてほしい、かな」
小声で、ぼそぼそと。しかし、確かに耳に届いた。
まずは髪から。梳くように撫で下ろし、そのまま背中へ。
背筋を指でなぞると、何とも名状し難い顔をする。
「それは気持ちいいよりくすぐったいんだけど」
……甘えろと言いながら、また自分の趣味に走ってしまった。
これではいけない、と思い直し、最近大きくなってきた気がする乳房に手を這わせる。
求められているのがどの程度かわからないので、とりあえずしっとりとした肌を撫でるだけ。
「んっ……もう少し強くてもいいわよ?」
お許しが出たので、両胸を揉む。
たっぷりと中身の詰まった重量に逆らうように上を向き、指を押し返してくるような張りがある。
「は……ああっ」
手の平で乳首を刺激しながら指を蠢かせると、早くもキレハの声が艶を帯びてくる。
普段よりも感じている気がする。
「何だろ……精神的に、気持ちいい、ような」
こちらとしても、柔らかなふくらみに触れているだけで心地良い。
左手はそのまま乳首を弄りつつ、右手の人差し指を脇腹のラインに沿って下に向かわせる。
「はぅっ」
キレハのそこに触れると、小さく体が跳ねる。
微かな湿り気は感じられるものの、まだ準備ができているとは言い難い。
「へ、変な声出ちゃった……」
もっと可愛らしい声を聞きたい。
その想いを込めて左手は少し強めに、右手は軽く、それぞれが触れている部分に快感を送り込む。
キレハとの付き合いも、決して短くはない。どこが敏感か、わかっているつもりだ。
「ふ、っ……うう」
声を漏らすまいと手の甲を口に当てている。
その潤んだ瞳がたまらなく扇情的で、頬に口付ける。
「っ!」
ぽん、と音が聞こえそうな勢いで頬が朱に染まり、右手には、汗ではない粘液が絡みつく。
……肉体的な快感よりも精神的なものに弱いのかも知れない。
顔を寄せたまま、耳元で愛していると囁いてみる。
「ばっ、なっ、はっ、恥ずかしいこと言わないで」
耳まで真っ赤にして照れるキレハがとても可愛らしい。
左手の摘んでいる突起は固くしこり、秘裂からは愛液が溢れ出してくる。
どうやら新たな弱点を発見してしまったらしい。
とは言え、今日はキレハを甘やかすのが目的であり、あまり意地悪をして恥ずか死させるわけにもいかない。
そろそろ次に行くとしよう。
「脚広げろって……アレ、やるの?」
アレをやるのである。
「あんまり好きじゃないんだけど」
もちろん嫌ならば今日のところは止めておく。
856 ◆1HLVKIREhA :2009/06/27(土) 00:38:07 ID:kirA9wjh
「うー……い、いいわよ」
羞恥との葛藤に何が勝利したのかはわからないが、顔を真っ赤にしたままのキレハがおずおずと脚を開く。
すでにぬらぬらと濡れているそこへ顔を近づけ、まずは舌を押し付けるようにして味わう。
「んうっ……ね、ねえ。変な匂いとかしない?」
キレハの、いい匂いがする。
「っ!ばかばかばかっ」
正直に答えると、たしたしと手の平で後頭部を叩いてくる。
それ以上の抵抗がないことを確認して、指で軽く広げた入り口へ舌を侵入させる。
「あ、は、入って……」
キレハの味がする。
と、口には出せないので思うだけにしておく。
ひくひくと蠢くキレハの中で特に敏感な場所を舌先で責め立てる。
「ひあっ、あっ、ああっ」
抑えきれない嬌声を上げるキレハが、髪に指を通すように頭を掴んでくる。
余裕がなくなってきているので、このまま一度昇りつめてしまった方がいいだろう。
目の前でぷっくりと自己主張している陰核を舌先で弾く。
「んんんんんっ!!」
一際高い声とともにキレハの身体が緊張する。
両側から太股に挟まれ上からは押さえつけられ、幸せではあるものの少し苦しい。
「はあ……っ」
数秒後、力が抜けたところでキレハを見上げると、どこかまだふわふわとした表情をしている。
気持ちよかったかどうか、聞くまでもなさそうだ。
「恥ずかしい、けど、気持ちよかった……」
重畳である。
「な、中も……気持ちよく、して?」
その言葉を待っていた。
キレハに甘えろと言っておいて情けない話ではあるが、こちらとしてもそろそろ限界である。
乱れるキレハを見ているだけで射精してしまいそうだ。
「あ、待って。その前にもう一回キスしたい、かも」
ねだられるまま、深く唇を重ねる。
黒髪が白いシーツの上に広がり、とても美しい。
「うん、いいよ。きて」
暴発しそうな欲望を抑え込み、ゆっくりとキレハの中へ入っていく。
「あ、ああああっ」
一番深いところで繋がり、キレハが大きく息を吐く。
これ以上は、いちいち気を使っていられる余裕もない。
浅く、深く、膣壁に擦りつけるような注挿を繰り返す。
「んっ、はぁっ、あぁっ」
一度絶頂を迎えて敏感になっているキレハと、ギリギリまで昂っている自分と、どちらが長く保つかわからない。
一突きでも多く、少しでもキレハに快感を与えるために、歯を食いしばって腰を打ち付ける。
「わたしっ、もうっ」
ならば、存分に。
「だから、一緒に……っ」
……そう、来るか。
キレハの一言で気が緩みそうになり、半ば自棄になって強く突き入れる。
「イっ、ああああぁぁぁっ!!」
絶叫と同時に、キレハの奥に白濁液を吐き出す。
搾り取るように動く膣内で断続的に刺激され、絶頂の快楽が一瞬で終わらない。
上体を支える腕ががくがくと震え、気を抜くとキレハの上に倒れこみかねない。
色々といっぱいいっぱいな状況に耐えていると、キレハが首に両腕を回して軽く抱いてくる。
「……大好き」
……反則だ。
柔らかく微笑む表情と、声と、妖艶な眼差しが、男の本能を刺激する。
「あ。また大きくなった」
キレハが魅力的過ぎるからである。
「うん、いいよ。私ももっとしたい」
疲れているようならばやめるつもりだったが、そう言われてしまえば続けざるを得ない。
857 ◆1HLVKIREhA :2009/06/27(土) 00:38:27 ID:kirA9wjh
――そして。
「ふっ、んっ、こんなっ、ケモノみたいっ」
四つんばいになったキレハを後ろから。
「顔、近くて……恥ずかしい」
抱き合うように座った体勢で。
「らめぇ、わたしっ、また……っ!」
互いの身体がドロドロになり、意識が朦朧とするまで交わる。
「もう……ムリ」
体液にまみれ、蕩けきった顔でキレハが呟く。
続けろといわれてもこちらも無理である。
「んー……」
手を伸ばそうとして、へたり込んでしまう。どうやら腰が抜けているらしい。
「キス、したいのに」
それぐらいならば、いくらでも応えるから悲しい顔をしないでほしい。
中途半端に開いたままの唇を塞いでやる。
もはや、何の味かもよくわからない。
「……もっと」
舌が回らず、“と” と “ろ”の中間のような発音になっている。そんな舌を味わう。
「えへへ」
力の抜ける笑みをこぼしたキレハが、ぽてっと倒れこみすぐさま寝息を立て始める。
甘えろと言い出した面目は保てただろうか。
幸せそうな寝顔を一度撫で、そのまま眠りへ落ちていく。

――翌朝。
目を覚ました時には隣に誰もおらず、いつも通り早起きな恋人に感心しながら身体を起こす。
と、見慣れた寝室に違和感がある。
部屋の隅に、うずくまったキレハのようなものが存在している。
近付き、そっと声をかけつつ肩を叩いてみる。
「っではぅ!?」
うずくまったキレハのようなものが奇声を発する。
よく見れば、それは間違いなくうずくまったキレハである。
表情は窺えないが、見えている肌はどこも真っ赤だ。
「やめて。もう。顔見らんない」
両手で顔を覆っていやいやと首を横に振る。
その背中を抱き締め、はっきりと告げる。
またいつでも、甘えてほしい。
「うー……」
触れた身体が、さらに熱を帯びる。
「……か、考えておくわ」
858 ◆1HLVKIREhA :2009/06/27(土) 00:38:48 ID:kirA9wjh
甘やかして骨抜きになるキレハさん編
エロを書くのが苦手なことに定評がある、『デレるなよ』が口癖の俺にはこれが限界
文体が第二崩壊を起こして万魔殿の扉が開きそうだぜ
エロの時は前置きなしでやっちゃうことが多いのでちょっと長めに書いてみた
つーかRuina原作からの引用多いよね俺
挙げられた具体例はそれとなくぶち込んでみましたが、こんな感じでいいでしょうか>>702
859名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 02:56:22 ID:gbptmb6X
なんか凄いGJな作品が来ていると思ったら自分がリクエストしたやつだった
どうしよう、あまりに良過ぎてなんて声をかければ良いか分からない
まあ、まずはとにかくGJ。アンタ最高過ぎるよ
860名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 21:01:42 ID:QsmQdxZh
>>854
GJ!
相変わらず素晴らしい
キレハの嫁っぷりはすさまじいなしかし
861名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:17:44 ID:AUwilqlO
暇だったんでpixivでruinaタグが付いてる絵(現在100枚)に描かれてるキャラを適当に集計してみた。
1位 34枚 しーぽん
2位 17枚 フラン
3位 14枚 エンダ
4位 13枚 男主人公4、女主人公4
6位 12枚 メロ
7位 11枚 キレハ、テレージャ
9位 10枚 女主人公3、パリス
11位 9枚 アルソンさん
12位 8枚 ネル
13位 7枚 男主人公1
14位 6枚 男主人公2、男主人公3
16位 5枚 女主人公1
17位 4枚 女主人公2、タイタス一世
19位 3枚 ラバン先生、夜種プリンセス
21位 2枚 できそこないさん、チュナ、己様、
   怪仙ダッタ、バルスムス、パーシャ、ユリア様
28位 1枚 夜種マーメイド、夜種チャンピオン、タイタス十世、
アークフィアさん、カムール父さん、ばーちゃん、じーちゃん等

やはりpixivに投稿してるのは、あの層(どの?)が多いんだな。
862名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:23:21 ID:z2Ojw0QE
ヒント:pixivの男女比
863名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:27:43 ID:NF+TiI7e
単純に一枚絵にしたとき派手だから見映えがするって理由もあるんじゃないか?
本人の見た目も派手、使う技もド派手だからかなり一枚絵向けのキャラではある。
864名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 22:50:29 ID:tEdBG5Fv
本スレ>>960
葉露とwayに出てくるマリエルとイェードが、それぞれフランとキレハに似ている。
ただし過度な期待はしないで欲しい。タダじゃないし。
865名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 23:19:03 ID:umoZMS/J
>864
オウ、アリガトウ。
どれ、ググるか。
866名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 23:24:34 ID:NF+TiI7e
>>864
俺も気になってた。サンクス。
ググってみたがなかなか面白そうだな。
867名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 03:58:03 ID:kOFIJnUd
>>861
女顔2の人気のなさが意外
メロダークの人気も意外
868名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 06:39:55 ID:dNZPVda0
>>861
ここでは一番多いキレハも向こうだと微妙なとこだねえ
そしてどこへ行ってもオハラさんの少なさに俺が泣いた
869名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 11:47:34 ID:ijFIStdU
黒髪ロングで、性格も素直じゃないところが可愛いのになぁ

>>864
俺が数ヶ月前に宣伝気味に名前出したやつだw
今思えば、設定の濃さもなかなか共通してるやもしれん
そして起動すればいつもタマゴの歌
870名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 13:11:02 ID:f2cfspuY
>>868
それこそ一枚絵向けと文章向けの違いじゃないか?
キレハの可愛さは言動を描けるSS向け。
871名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 16:32:45 ID:eh36nRRG
pixivで絵が多いっていうのは、逆に言えば
「絵の題材としては描いてみたいがわざわざ自分のサイトで扱うほどじゃない」
と、考えてる描き手が多いって事だからな。
872名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 18:24:42 ID:eBeac8B3
>>861
なあ、なんでできそこないがさんづけなんだ?
873名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 19:18:22 ID:H8zQmsAJ
>>871
自サイトをもっているとも限らないし、自サイトがあったとしても
pixivの方が注目されやすいんじゃないかな。
874名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 19:31:48 ID:nZMbhzRS
eraRuinaのネル用口上に挑戦して思ったんだが、
キャラ把握のしやすさってのも(SSを書く上で)重要な要素だと思う。
例えばキレハやフラン、ついでにアルソンさんとしーぽんは
属性がハッキリしてるからSSを書きやすいけど、
ネルやラバン爺なんかは意外とキャラ把握が難しい気がする。
875名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 23:04:21 ID:eh36nRRG
>>873
要するに本命はそれぞれいても2番目3番目に気に入っている人が幅広く多いんだろうなと思ったんだ。

が、改めて読み返してみるとちょっとキツい表現になってファンの人を不快にさせたかもしれん。
もしそうだったらすまんかった。
876名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 23:09:39 ID:PcW86CkR
>>874
ネルは魔法使いに憧れる“ごく普通の”幼馴染っぽくすればいいんじゃないかなあ
難しいってのは同意
877名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 01:07:50 ID:6/5cF5dZ
>>876
ごく普通の女の子ってところが魅力だが、普通ってすごく難しいんだよな。
878名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 14:04:44 ID:BjfsuVqq
マッハで剣を摩り下ろしたり釣り天井を受け止めたりできるだけの、ごく普通の女の子ですね
879名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 17:34:29 ID:AdTIWURk
逆に考えると、怪力特性持ちは摩り下ろせるわけだな
うちの賢者娘は真っ先に狂戦士取りましたが普通の子ですよ、みたいな
880名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 18:04:26 ID:765+nI3y
>>878
手でしてもらう時とか大変そうだな
力加減間違えて、潰されたりする恐れがある
881名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 19:10:58 ID:amS3oCGJ
アルソンさんは人間離れした防御力の持ち主だからウェンドリンの怪力も大丈夫かもしれないが
アベリオンはちょっと危険かもしれないな。
堅固の構えか、いっそ鉄壁まで取るか?
882わたしの魔法使い 0/5:2009/07/01(水) 21:52:58 ID:voW//m1q
「とらえどころのない性格」ってのを考えてみようとしたがごらんのありさまだよ
性悪スケベリオンとネル姉さんがひたすらいちゃついてるだけの話

・グッドED後、非告白ルート
・勝手に愛称注意
・だってアベリオンって連呼しにくくね?
883わたしの魔法使い 1/5:2009/07/01(水) 21:53:22 ID:voW//m1q
仰向けに転がされた娘は、曖昧な笑みをたたえて首をかしげた。
「…えーっと。これっていったいどういうことなのかな、アベリオン先生」
「分からないか?」
密室で二人きり、しかもベッドの上に押し倒されておきながら呑気なもんだ。
さらに屈みこんで、耳元に息を吹き込むように尋ねてみる。
「──男の部屋に一人で来るってのが、どういうことだと思ってる?」
俺の言わんとするところを理解したらしい幼馴染は、目を丸くしてこちらを見返し、次いで眉根を寄せて口を尖らせた。
「よくないなあ、そういう考え方」
確かにそうだ。そもそもここは自宅どころか宿の一室である。
しかし、問題はそこじゃない。
「……はぐらかさないでくれ」
こいつはいつもそうだ。
母親にまでいい加減に結婚を切り出されているにもかかわらず、この幼馴染にはこれまでおよそ男の影というものがあったためしがない。
確かに色気に欠ける女ではあるが、とはいえ決して人気がないわけではなかった。
最も近くで観察していた自分にはよく分かる──彼女は、男と深い仲になることを意図的に避けているのだ。
この自分が筆頭である。いつまで経っても、「友人」のラインから踏み込ませようとはしない。
それが、もう俺には耐えられなかった。
「──そろそろこの町を離れようと思う」
せいぜい真剣な顔をつくり、目を見据えながら告げる。
もちろん本心だ。やたらに英雄扱いをされるのも疲れてきたし、あの執念深いチビがいつ再戦を仕掛けてくるかも分からない。
正直なところ、師亡き今、この町にそれほどの未練はないのだ──この女を除いて。
その未練は俺の言葉に目を丸くした。
「うそ……」
嘘なものか。もう猶予はなしだ。
居心地のいい今の関係を壊したくないという、お前の気持ちは分かる。
だが、俺達はもう子供ではいられない。周りがそれを許してくれない……それに、俺だってそろそろ限界だ。
──だから、教えてくれ。
「俺をどう思ってる?」
乱れた髪の一筋をすくい上げ、口元にあてがいながら語りかける。揺れる瞳でそれを見つめ、ネルは頬を紅潮させた。
「わ、わたし……わたしは……」
884わたしの魔法使い 2/5:2009/07/01(水) 21:53:46 ID:voW//m1q
ええいこの優柔不断女め。
「とにかくだ、俺はもう待てないんだよ」
「ひゃぁっ!?」
不意に頭を下げ、ちゅ、と音と立てて健康的な首筋に口付けを落としてやると、さらにうろたえた声があがった。
「ま、待ってよ……ねぇっ」
「嫌なこった」
にやり、とせいぜい下卑た笑みを返してやる。案の定、相手はいつもの調子で怒り出した。
「い、いやらしいのよ、この女ったらし!」
「お前が相手してくれねーからだろ」
俺は敢えて否定しないでおいた。この際、主導権を握っておくに越した事はない。
「いい加減にしなさいよ──って、あれ、なんで?」
眦を決したネルは本気で抵抗を始め……ようとして、押さえつけられた手首を不思議そうに見やった。
ようやく異変に気付いたらしい。そうだよな、お前がその気になったら俺なんかが敵うはずないのにな。
「魔法って便利だよなぁ、ネルお姉さん?」
改めて至近距離で腕萎えの言葉を囁きかけると、抵抗はさらに力を失い、ほとんど麻痺したように四肢が寝具の上に投げ出された。
「な、なんて卑怯なの……」さすがに青ざめたネルが呆然と呟く。
「褒め言葉だね」
魔術師にマッチョな真っ向勝負なんぞを期待されても困る。第一、お前みたいな女と渡り合うにはこのくらいがちょうどいいだろ?
娘はせいぜい眉をつりあげて威嚇しようとするが、服に手をかけられ、肌をまさぐられはじめると、さすがに焦りをみせ始める。
「あっ、やだ……。やめてよ」
胸元のリボンが解かれて上着を剥ぎ取られ、白いブラウスまでもはだけられてしまうと、ネルは表情に浮かぶ怯えを隠すように顔を背けた。
「も、もう、あんたなんか……きらいになってやるんだから」
と、あながち牽制でもない拒絶を吐く。
まあ、そりゃそうだろう。強姦だもんな、このままじゃ。……この俺がそんなことするわけないだろう、仮にも惚れた女に対して?
「同意は今からもらうさ」
せいぜい余裕を装いつつ、露わな肌に唇を滑らせる。
「わたしはイヤだって言ってるの……やぁん」
ちょうど片手に余る程度の乳房は、それなりに感度がいいらしい。あーもーたまんね……
──っと、ここで俺が陥落してどうする。飛びかけた理性を危ういところでつなぎ止め、全力をかけての篭絡を再開した。
「つれないな、ネル……俺はこれでも、ずっとお前一筋だったんだぜ」
優しく肌をさすりながら頬に唇をつけて告白する。
知ってんだぞ、色恋沙汰には無関心を装っちゃいるが、実は母娘揃ってベタ甘の恋愛小説が大好物なんだよな。
「しっ、信用できるもんですか……」震える反論が返された。 
ふむ。言われてみりゃ、それもそうか。寝台上での愛の告白が信用に値しないというのは一理ある。
──お前の場合、ベッドの外で言っても相手にしちゃくれないからこうしてる訳だがな。
俺は愛撫の手を止めると改めて相手の顔を両手で包み、低い声音で言った。「……あのな。俺だって不安なの」
「……何が」視線を外すことを許されないネルは拗ねたように訊く。
「何ってお前、実はなかなかモテとるだろうが」雑貨屋の客の中には、その一人娘が目当ての常連とて少なからずいる。
ネルの「アベリオン大先生ほどじゃございませんことよ」という混ぜっ返しは無視し、俺はさらに真剣な調子で問う。
「お前にとって俺は何だ? 惚れてるのは俺の方だけか?」
一生ただのオトモダチなんて、言っとくがゴメンだね。
目の前の女を異性として意識し始めたのはかなり昔のことだ。
ところが、こいつときたら何が何でもそんな雰囲気を互いの間に持ち込ませようとしなかったのだ。覚えがないとは言わせない。
──これまでは大人しく待ってきたが、俺もお前もいい加減に潮時だろう。
そろそろ観念してくれてもいいんじゃないか、お嬢さん?
「……全部俺の勘違いなら拒んでくれ。金輪際顔も見たくない、ってな。そうすりゃ、もう俺はお前の前から消えてやるよ」
力の抜けた両手を取り、指を絡めて握りしめる。
「けど、お前がそうしないなら」
そのままネルの手をおし頂き、甲の側を自らの額に当てた。目を閉じて宣言する。
「天地の万象にかけて、我、アベリオンはお前を我が星とすることを誓う」
「あ、アベリオン……?」
魔術師にとって最も神聖な宣誓を、娘はぽかんと口をあけて聞いていた。
……ややあって、そこから出てきたのは次のような言葉だった。
「またまた、ご冗談を…」
885わたしの魔法使い 3/5:2009/07/01(水) 21:55:39 ID:voW//m1q
「…………。」
ほうそうかそうかそうですか、それがお前さんの答えですか。
俺はせいぜい愛想よく唇の両端を吊り上げた。すると相手も引きつった笑みを返す。
「……あ、あのー。もしもし? 先生?」
よりにもよってこの俺一世一代の宣誓を、またしても茶化しやがったなお前って奴はお前って奴はお前って奴は──
「うきゃあ!」
「覚悟しやがれ、この怪力女っ」
素早く呪を唱えて動きまでも封じると、俺は半裸に剥いた身体をうつ伏せにして圧し掛かり、容赦なくすべらかな肌に手をかけた。
すると、すぐさま切羽詰まった悲鳴があがる。
「いっ……いたたたたたたっ! やぁ、やめてよアベルうっ、やーめーてってばあいたっ、いたいいたいいたいってば!!」
ふははははは、無駄だ無駄だぁ!
こちとら骨まで堅物な師匠の弟子を長年やってきたんだ、整体だって堂に入ったもんだろう。
硬直した肉体でいくらあがこうとも、磨き抜かれたこのテクから逃れることなど不可能だ。
どうだ、痛みが熱と快楽に変わってきただろうが、ん?
「はあっ、はあっ──あぁん、あべるぅっ! もうやめて、あはっ……あぁ、いやあっ、もうやだ、ゆるして、ゆるしてぇっ……!」
いくらもしない内に罵倒が懇願へ、さらに悩ましげな吐息へと変わった頃──実際にはそれからさらにダメ押しで責めた末に。
「あ…もぉ、だめだからぁ……」
ろれつの回らなくなった舌はほとんど意味のある言葉をなすこともなく。
血の巡りを必要以上に促進されて上気した裸身は、指先でその背筋を辿るだけでひくひくと震えるほどに過敏になっていた。
枕に突っ伏して涙をすすりあげる頭から髪結いのリボンを全て解くと、柔らかな髪を梳きながら労わるように撫でてやる。
そして後ろから覆いかぶさるようにして、真っ赤に染まるその耳元へと囁きかけた。
「……ネル。ごめんなさいは?」
未だに鼻をすんすん鳴らしながらも、ネルは半ば枕に埋めた顔でこちらを睨もうとしたらしい。
が、俺が穏やかな口調で語りながらも全く笑っていないのを察したのだろう、いつになく気弱に視線を逸らしてぼそぼそと洩らす。
「……──さぃ」
「聞こえないよ、ネル」我ながら意地悪くこめかみ辺りの髪を引いて叱る。
「……ごめんなさい!」
「よくできました」
そういや、こいつの三つ編みを最後に引っ張ったのは随分と昔だった気がするなと不意に思い出す。
……まあ、その後の報復がだんだん洒落にならなくなってきたからな。
今とて、後のことは考えたくない。
この時さえあればいい。
「……いいか、ネル?」
化粧気の無い桜色の唇を指でなぞりつつ伺う。
相手は「……ん」と短い声を洩らしただけだったが、それで充分に意図は伝わった。
──なんともガキで、意地っ張りで、可愛い女。
886わたしの魔法使い 4/5:2009/07/01(水) 21:57:18 ID:voW//m1q
初めて交わした口付けは、どこかかぐわしく男を誘う少女の汗の味がした。
「ん、んん……」
差し伸べた舌にたどたどしく応じようとする柔らかな肉塊を吸い上げ、ねぶり、不思議に甘やかな唾液を啜る。
ネルは咥内への侵入を当初は陶然と受け入れていた。
だが、再び仰向けにされた両脚の奥へと手を差し入れられると、「んくっ」と喉の奥から小さな声を洩らして身をよじろうとする。
濡れた音と共に唇を離すと、大きな瞳が珍しく不安げに潤みながらこちらを見上げていた。
──お前、頼むから俺以外の男の前でそんな顔をしてくれるなよ。
どこまでも溺れてしまいそうな自分に内心苦笑しつつ、秘部を覆う下着のクロッチを少し強めに擦りあげる。
決して性急にならぬよう、しかし徐々に力を込めながら幾度も繰り返して撫で続けてやると、じわじわと指先に湿り気が伝わってきた。
その頃にはネルは口付けと下腹部に生まれた熱の双方に翻弄され、恥ずかしげに温もった吐息をこぼすようになっていた。
「あ、あぁ……アベルぅ」
──可愛い声出しちゃって、まあ。ご奉仕したくなっちゃうじゃないの。
「ひゃんっ!」
やおらスカートを大きくめくりあげた俺はその中に潜り込む。
ほとんど用を為していない股布を掴んで引きずり下ろすが早いか、既に緩みかけた快楽の泉を干しにかかった。
「やっ、やあぁ……」
魅力的に引き締まった腿を片方抱え上げると、迷いなく秘唇の上部にあたる包皮をとらえ、神経が集中する陰核を些か強引に扱き出す。
平素の童顔からは想像がつかぬほど淫靡に色づき、脈打つその先端をちろりと舐めあげてやれば、しなやかな背がぴんと仰け反った。
「あ、ああっ!」
熱くぬめる膣内に指を突き立て、内部から押し上げるように擦る。
もちろん他方ではさらけ出された蕾を外側からくじり、舌で吸い上げて強い刺激を与え続ける。
一度火のついた快楽を立て続けの責め苦で煽り立ててやると、ネルは抵抗する余地もなく甲高い艶声を発し、高みへと昇り詰めた。
「やっ、もぉ、いっちゃうよぉ……アベリオン、アベルぅっ!!」

「あっ、あ、はぅ……ん」
さして広くも無い室内には、乱れた喘ぎ声と、淫らな水音が響くばかりだった。
彼女が達してなお、俺の指は濡れそぼった秘唇の合間に戯れている。
時に過敏な芽を苛めては、ぐったりと脱力した身体にはしる震えを楽しんでいた。
──正直なところこれ以上は無いくらいこっちも我慢の限界ってもんだが、ここで敢えて余裕を見せておくのが肝要ってもんだ。
こう見えても一途で素直で健気な大魔術師なんですよ、このアベリオン様は。
……だからさ、ネル。
「俺にしとけって。……な?」
「もう……バカぁ」
囁きと共に花芯をなぶられてぴくんと身を震わせると、ネルは異論ありげな眼差しを寄越しつつも、精一杯に俺の頭を抱き返した。
「──浮気なんかしたら承知しないんだから」
「──そっちこそ」
不敵に交わしあった笑みは気のおけない親友の、背を預け合える仲間の、そしてこれからは恋人同士のもの。
どこまでも強がりで、面倒で、愛しい女。
887わたしの魔法使い 5/5:2009/07/01(水) 21:58:21 ID:voW//m1q
「っく……平気か、ネル」
「ん──だ、大丈夫…、みたい」
ああ、くそ。たまんねぇ。
というかこりゃもう辛抱たまらんですばいクール気取るどころじゃねえよいや俺は頑張った一等賞だ悪いネル好きにさせてくれっ!!
「あっ、んっ──あ!!」
だからさあその声からしてまずヤバいわけよお前分かってるかなあ分かってねえんだろうなあはっはっはこやつめあっはっはっはっ
「もぉっ──いきなり、激しいよぉ!」
いやあ、悪ぃ。本日の理性は営業を終了しております。
「あぁ、あ──アベルぅ、アベリオンっ! もぅ……おかしいよぉっ」
ああそうですよ俺だってオカシイですよ──背中に立てられた爪さえもが心地良いんだからな。
許されるまま秘花の奥まで自らを押し入れ、そして引き出すたびにゾクリと背筋を駆け抜けるかつてない快感。
それは回を重ねる毎に大きなうねりとなって思考を侵蝕し、呑み尽くし、やがて訪れる決壊を予期させる。
「ネル、ネル、ネルぅ!」
終いには互いに身も世もなく相手の名を叫んでいた。
──果てが近い。
不意に意識すら遠のく一瞬の閃光が訪れ、世界の全てを手にしたような圧倒的覚醒感と充足感とが俺を至高の座へと押し上げた。
……大河のほとりで、星空の下で。
おぼろげながら記憶の底にたゆたう『鍵』の残滓は、万物の真理へ再び至らんと絶えずこの身を遠くへとかきたてる。
だが、たとえ地の果て天の彼方に至ろうとも、俺が帰るのはお前の腕の中に違いない。
──愛してるぜえぇ、ネルっ!!
思い切り深くへと突き立て、さらに同じくらいの勢いで最後まで引き抜いた刹那、女のなだらかな腹の上に、白い絶頂の迸りが飛び散った。



──前言撤回。
「……ふ、ふふ……」
俺は乾いた笑みを洩らしていた。そうするほかになかった。
……やってくれたじゃねえか、姐さんよ。
途中から腕萎えも束縛術も解けているのは知っていた。
だが、まさか全部が全部、はなっからお前の仕掛けてきた事だったとはなぁ……!
「えへ」
満身創痍で寝具に突っ伏す俺をよそに、けろりと涼しい顔で同じ寝台の縁に腰掛けている小憎たらしい幼馴染。
その手には、彼女自ら調合したという凶悪きわまる「素直になるクスリ」。
……確かに、我慢が出来なかった。この食えない女が無闇やたらと欲しかった。
きわめつけに、いやに開放的な気分で歯の浮くような台詞をやたらに口走った。あー覚えてるとも一から十まで!!
こ、この屈辱!
一生の不覚!!
この俺が、よりにもよってこのアベリオン様が、魔術師でもない小娘に一服盛られるとは!!
「やってられっか!!」
力の限りに、俺は叫んだ。


豊富な語彙を駆使してあらん限りの罵詈雑言を喚き散らす幼馴染の青年魔術師をよそに、雑貨屋の娘はにやりと勝利の味をかみしめた。
──あんたがわたしに告白させようなんて、十年はやいんだから。
それに、あんたみたいにバカで、自意識過剰で、ひねくれた魔術師のお嫁さんになるなら、これくらいがちょうどいいでしょ?
──ねえ、アベリオン?

 【わたしの魔法使い、あるいは雑貨屋娘のヒモ】了
888名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 23:16:20 ID:amS3oCGJ
>>882
GJ!友達以上恋人未満が恋人になる瞬間っていいなあ。
889名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 04:13:17 ID:A7Tihcc0
上手い!
890名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 14:31:45 ID:VG0uMEZu
これは素晴らしいと言わざるをえない
素敵な台詞回しは見習いたいところだのう
891名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 20:50:12 ID:pyboSdWV
マジですげえ。良すぎるすごすぎる。

本スレでも出てたけど、ネルって本当にアルケミストの才能があるのかもなあ。
このゲームで調合を身につけるための技能書が「錬金術」だし。
892 ◆1HLVKIREhA :2009/07/03(金) 17:16:37 ID:6GalWeRP
誰かのために。
それが彼女の行動原理であった。
彼女の意識を根底から揺るがすような事件を通じて、変わったものと変わらないものがある。
誰かのために。
その芯の部分は変わらず、しかし“誰か”の中に優先順位が出来上がってしまった。
愛しい人のために。
それは人としてごく自然な感情であるものの、幼馴染とも親代わりの師とも違う初めての存在に、彼女は戸惑うしかなかった。


「ヒマそうだね、あんたたち」
ひばり亭。冒険者達の集まる酒場である。
その雰囲気に合わぬ美少女が二人、女主人のオハラと向き合うようにカウンター席で昼食をとっている。
「ガリオーさんが出かけちゃったから、今日はお休みー」
雑貨屋の娘改め鍛冶屋見習い、ネル。
見習いとは言え十分な腕を持つ剛力無双の美少女である。
「私の仕事が少ないのは喜ばしいです」
賢者の弟子改め鍵の賢者、フィー。
没した師の後を継ぎ医師として頼りにされている美少女である。
「ま、うちに金を落としてってくれれば文句もないけどね。
そう言えば、あんたの恋人はどうしたの?」
「こっ、こここ恋人じゃないですっ」
何気なく振られた一言に、フィーの顔が火を噴きそうなほど赤くなる。
「えー?ホルムに残るって決めた日に、好きだとか愛してるとかフィーが言ってたって話を聞いたけど」
「なっ、んなっ、何、で知ってるのっ!?」
勢いよく立ち上がるフィーの顔の赤さに比例するように、ネルの目つきが意地の悪いものへと変化していく。
「事実だったんだね?」
「ぁ、ぅ、その、だって、あの時は出て行くっていうから引き止めるのに必死で」
椅子へ崩れるように座り込んだフィーが、今度は頭から煙を噴きながらごにょごにょといいわけをする。
「それで、デートとかはするの?」
「でで、デートなんて、そんな、ただ、ちょっと、たまに、散歩とか、するだけで」
「多分それデートだよね」
「あゔぅぅぅ」
もはや、人の言葉ではなくなっている。
純粋に、ひたすらに照れるフィーの姿は、同性であるネルの目にも魅力的に映る。
「でさ、どこまでいったの?」
「ど、どこって、そんな……」
「……ごめん。オクテなフィーに聞いたわたしが悪かったよ。
うーん、でも、そっかー。今日もその散歩はする予定?」
「う、うん。一応約束はしてる」
質問があちこちへ飛ぶせいでネルの真意が読めず、フィーが小首を傾げる。
「じゃあさ、せっかくだから今日はちょっと進展させちゃおう」
「ぇ、進展、って、えぇ?」
想像し、再び赤くなるフィーにネルが畳みかける。
「向こうもああ見えて結構オクテだから、たまにはフィーから積極的に攻めなきゃ」
幼馴染の恋路を心配し、あるいは面白半分で煽る。
「そう、かな」
と、人の好いフィーはあっさりと流されてしまう。そして、
「うー……」
視線が中を泳ぎ回り、きっかり一分。
「わかった。頑張ってみる」
そう言ったフィーの瞳は、始祖帝に挑む直前と同様の覚悟の色を湛えていた。

「今日こそ、手を繋いでみせる!」

ガタガタガタンッ。
893 ◆1HLVKIREhA :2009/07/03(金) 17:17:14 ID:6GalWeRP
拳を握り締めるフィーとは対照的に、ネルとオハラが盛大にずっこける。
「……手?」
フィーの積極性のなさを加味してもなお予想外の言葉に、普段はクールなオハラすらも絶句する。
「もっと、こう、キスしてやろうとか押し倒してやろうとか」
「きききききキスなんて!子供できちゃう!」
「「できないできない」」
両手で唇を覆って後ずさるフィーに、異口同音でツッコミを入れる。
「ネルがそんなハレンチだとは思わなかったよぉ」
「フィーがそこまで初心だとは思わなかったよ……」
少しからかってみようと思っただけのネルの両肩に、どっと疲労がのしかかってくる。
デネロス先生、あなたの娘は立派な賢者になりました……などと胸中で故人に報告する始末である。
「若いわね……」
と、どこか遠い目をしたオハラが気だるげに髪をかき上げる。
フィーはまたもや顔を赤くして、キスシーンを想像して思考停止している。
今日もホルムの町は平和である。

「ぉ、お待たせ」
「お疲れ様。今日の仕事はもういいのかしら」
「ぅ、うん」
「そう。あなたの仕事が少ないのはいいことね」
待ち合わせの場所でフィーを待っていたのは、荒野の遊牧民改め狼の裔、キレハ。
異国の装束に身を包んだ黒髪の美少女である。
「……どうかしたの?」
フィーの視線がそわそわと唇や手に送られているのをキレハが敏感に察知する。
「っ、な、何でもないよ」
「それならいいんだけど」
わたわたと否定するフィーを、訝しげに見つめる。
「じゃあ、少し歩きましょうか」
いつものように、並んで河べりを歩く。特に何をするわけでもない。
とりとめのない話をする、ただそれだけの時間が二人にとっては大切なのである。
しかし、今日のフィーはどこか落ち着かない様子で、返事はどれも上の空。
「フィー。やっぱり変よ、今日のあなた。何かあるなら言ってちょうだい」
キレハに正面から見据えられ、もはや黙っていられない。
決意を秘めた声を、腹から押し出す。
「テッ!」
裏返った。
「て?」
「手を!繋いで!歩いて、みたい、なぁ、とか」
気合は最後まで続かず、語尾はふわふわと宙に溶けた。
「なんだ、そんなこと。いいわよ、ほら」
「はぇ?」
気軽に手を握ってくるキレハを、ぽかんとした表情で見る。
1、2、3。
「わひゃうっ!?」
事態をようやく理解し、本日何度目だろうか、フィーの頬が真っ赤に染まる。
「い、いきなり変な声出さないで」
キレハは別の意味でドキドキしている。
「ごめ、ごめん、なさい。恥ずかしすぎて、顔が見られない、です」
「何で敬語なのよ」
空いた手で顔を押さえて俯くフィーに、苦笑を漏らす。
女同士で手を繋ぐ、といえばさほど照れることではないだろう。
しかしフィーがキレハに対して抱いている感情は、友情よりも恋心に近いものである。
そういうことに疎い少女にとって、身体的接触がどれほどの意味を持つのか、推して知るべしといったところか。
「まったく。あれだけ熱烈な告白をしておいて、今更照れないでほしいわ」
その“熱烈な告白”の際にはいっぱいいっぱいであった自分のことは棚に上げている。
「だ、だって、さ。す……好きな人と、手を繋いじゃったりすると、やっぱり……」
もにょもにょと呟いた言葉は、キレハの鋭敏な耳には届いてしまった。
「……改めて言われると恥ずかしいからやめて」
フィーにつられるように、キレハの頬も朱に染まる。
ただ手を繋いだだけでここまでの雰囲気を醸し出せる、実に微笑ましいカップルである。
894 ◆1HLVKIREhA :2009/07/03(金) 17:17:36 ID:6GalWeRP
「とりあえず、もう少し歩きましょ」
「……うん」
互いに目を逸らし気味に、しかしその手は固く握り合い、言葉少なに歩き出す。
ネルの言が示すとおり、キレハもこういったことに慣れていない。
過去のある出来事が原因となっているのだが、詳細は略す。
「ねぇ、キレハ」
「ん?」
「最初は、困っているキレハの力になりたいって思ってた。何に困ってるのかわからなかったけどね。
それが、いつからか、キレハの力になりたい、に変わったの」
「違いがよくわからないわ」
ぽつぽつと言葉を選びながら語り始めるフィー。
「理由が、『困っているから』だったのが、『キレハだから』になった。そんな感じ」
「それは、うん、ありがたいことだけど」
キレハには、話がどこへ向かっているか見えない。
「これって、本当に恋なのかな?同情とか献身の延長なんじゃないかって不安で」
ぎゅ、と繋いだ手に力がこもる。
「んー」
と、キレハが言葉を探し、
「私は、フィーのことが好きよ」
空いている手でフィーの頭を抱き寄せる。
「フィーも、好きだって言ってくれたでしょ?だったらそれでいいんじゃないかしら。
きっかけがどうであれ、あなたが本気でもないことを口に出すとは思えないし」
「あぅあぅ」
聞いちゃいなかった。
近すぎるキレハの胸と鼻腔をくすぐるキレハの匂いと伝わってくるキレハの体温で、話を聞ける体勢ではない。
「……フィー?」
「は、はいっ!」
突然名前を呼ばれ、目を閉じて間違った覚悟をしてしまう。
「……えーっと」
キレハも、言葉じゃなくて態度で示せという間違った解釈をしてしまう。
そして。
二人の唇がそっと重なる。
「ん、ふ」
ぎこちない、ほんの短い間のキス。
キレハが離れた後もフィーはそのままの姿勢で固まり、
1、2、3。
「はふっ」
変な声を漏らしてオーバーヒート。
「嫌、だった?」
「い、嫌じゃない、です」
「同情や献身で、できる?」
「できません、です」
「じゃあ、あなたの悩みはこれで解決かしら」
「それは、そう、ですけど、ごめ、なさい。やっぱり、顔、見られない、です」
「大丈夫。私もあんまり今の顔を見せたくないわ」
慌て、照れるフィーと、平静を装いながら照れるキレハ。
二人の美少女を包み、穏やかに時間は流れていく。
今日もホルムの町は平和である。
895 ◆1HLVKIREhA :2009/07/03(金) 17:17:57 ID:6GalWeRP
純情フィーバー編
ヘタレで乙女なフィー、略してヘィーは俺の中ではマナより純なイメージ
ネル×フィーもジャスティスだけど、積極的すぎて今回書きたい方向に合わなかったのでキレハさんです
例によって非エロだがニヤニヤしながら見ていただければ幸いである
そして主人公がカギカッコ付きで喋ったの初めてかも知れん
896名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 17:54:48 ID:SYsj71O9
これは顔から爆炎の投射が出るいいラブコメGJ
897名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 19:17:58 ID:H6Hs4jsN
gjgj
すんばらしい
キレハのかわいさはジャスティス
898名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 20:52:56 ID:lLPp9vfJ
GJいやGod job!
堅物おじいちゃまが男手一つで育てた娘だから、
このくらい純情でおぼこいと思ってた。かわいすぎる。
899名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 00:54:25 ID:1E6YhYZ6
コレハ タマラン GJ
キレハ×フィーがジャスティスな俺は即死余裕すぎた
とりあえず顔2でしばらく脳内リピートしてくる
900名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 12:57:24 ID:VNzobjDS
>>895
GJ!
百合に目覚めそうだ
やばい
901名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 13:11:13 ID:vScZN9Oy
>>895
真っ赤になるフィーが可愛すぎてフィーは顔4派の俺も無限リピート。
目を見て話すだけでも大変だっただろうし、
歌のセッションとかしたら大騒ぎだろうなあ。


ところで今容量が481で900越えたが次スレどうする?
902名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 13:40:37 ID:hr+gcFI4
まだまだいけそうな気もするが先んじて立てておいたほうが安心感はあるかもしれん
903名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 14:19:19 ID:cagqEqPy
>>895
激しくGJ!
というか受けじゃないキレハを初めて見た気がするw
904名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 23:02:45 ID:4Tb2Bqon
まあ、テンプレでも考えつつ立てる方向で行くかね

雑談からSS投下まで、えっちな話なら何でもOK
とか
905796他:2009/07/04(土) 23:27:42 ID:NUp6FVEO
できそこないネタ供養2:娼婦アイリ×メロダーク、ハードボイルド風味
占領イベント終了後の一場面。

「貴方が神殿軍の密偵だったとはね」
「私を告発するか?」
「──いいえ」
娘はうっすらと笑みを浮かべた。彼女とて決して綺麗事ばかりの世界で生きているわけではない。
浅黒い頬に細い指先を滑らせる女の瞳が、ふと刃のように鋭い光を帯びる。
「…貴方は私に似ている」
かたや戦場で血に手を汚し、集団の狂気を知る男。
かたや安宿で男に身を任せ、個人の妄執を知る女。
娼婦と傭兵──世界で最も古い職業。
「…………」
男は答えない。否定することができなかったからだ。
──しかし、お前と私はなんと違うことか。
彼女には、自分がこれまで出会った娼婦たちに共通していた、自虐や諦念の陰りがない。
運命を自ら切り開く、強い意志を帯びた瞳は、何者にも屈することはないだろう。
「お前は……危険分子だ」
メロダークは思わず吐露していた。そうだ、危険だ──神殿にとっても、彼にとっても。
彼女は神に救いを求めない。ただ己の身内のみを信用し、それに全てを捧げて善悪を省みない。
そのような人間ばかりでは、秩序は守られない。身勝手な異端の魔術師どものように。
「私は、貴方のほうこそ危険だと思うけど?」
アイリは薄い笑みを崩さぬまま切り返す。
彼は人間に期待しない。ただ神のみを善とし、その走狗として従わぬものを一方的に断罪する。
権力者にとってはこの上ないカモだ。かの世間知らずなレンデュームの少年のように。
「…………」
男が常の沈黙に逃げ込むと、女は朱唇の片端をさらに上げて寝台を離れ、しなやかな裸身に服を纏いはじめた。
娘がほとんど音を立てず去った後も、彼は冷めていく寝台に横たわったまま険しい表情で天井を睨み続けていた。


アイリ(クールな少女任侠希望)を男キャラと絡めるとしたら誰かなあ、と頭をひねった末に捏造妄想。
メロさんはいじり甲斐がありすぎてもう始末に負えんわー
906名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 01:15:55 ID:MS4FZO79
いちおう兄だか弟だかのダメ人間がいるではないですかw
907名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 17:31:36 ID:Vwan0xZG
兄さんの高性能フラグクラッシャー伝説がまたひとつ
908名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 08:12:26 ID:07RKIf5e
この板のスレ容量って5k?
909名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 08:20:01 ID:07RKIf5e
大胆に間違えた。500K?
他スレの>>1みたらテンプレは前スレリンクくらいでいーんかね

>「Ruina 廃都の物語」のエロパロスレです
>
>前スレ
>Ruina 廃都の物語エロパロ
>http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240244983/
910名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 18:55:53 ID:t34gq9JE
保管庫が欲しいです!

誰か作って!
911名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 19:14:40 ID:jGlFDdkj
言いだしっぺ
912名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 20:06:35 ID:dfPiUfa/
誰もやらないならちょっと立てに行ってみる
913名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 20:08:49 ID:dfPiUfa/
うぃ、できたぞー
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1246878474/

>>909をまんま使ったけど、文句があったら俺を詰れ
914名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:06:49 ID:Yfh6bEXK
>>913
乙ー
いいんでね
915 ◆1HLVKIREhA :2009/07/07(火) 00:35:23 ID:dqGFw/TZ
ぬーん、この容量だと投下は次スレの方がいいんだろうか
とりあえず一時までに反応なかったら次スレに投げる

>>913
おつおつおれおつ
916 ◆1HLVKIREhA :2009/07/07(火) 01:02:22 ID:dqGFw/TZ
いつまで経ってもこのスレの人口密度が読めん
まあいいや
917名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 01:29:30 ID:cCqTgqPu
>>913
乙!

>>916
見てきた。GJ!
今は夏コミ前だから人口減ってるんでないかな。
918名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 21:31:04 ID:kDE4UhL7
ruinaの同人誌があったらいいのになあ
そうだったらいいのになあ
919名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 22:20:21 ID:gX2Eavf3
>916
そんなあなたにGJ
キレハさんは嫁としては最強の一角である

埋め話題は何を語ったものだろうか
920名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:02:16 ID:QxknYUgh
>>916
さらに激しくGJ!!俺の些細な一言からこんなGJなSSが生まれるとは
キレハの人の性能は化け物か!
おかげで何周してもキレハエンドにしか行けなくなってしまったどうしてくれるw
921名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 01:24:14 ID:Z6oq2GyP
>>910
とりあえずわかりやすい◆1HLVKIREhAの人のはまとめてみたから自分で適当に保管しとくがよい
主人公×キレハ>>410>>417>>594>>673>>800>>854
エンダ×エメク>>510
ウェンドリン×キレハ>>574
一世さん>>617
キレハ×フィー>>892
○○編って付けるのが全部◆1HLVKIREhAの人だとするなら
主人公×キレハ>>310>>377 アイリ×チュナ>>324
この辺もかも知れぬ
他の人のはどれが誰かわからんっつーか職人が何人いるかもわからん
しかし見事にキレハばっかりだなこれ・・・
922名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 01:30:35 ID:rfYOXu+F
コテ職人さんは抽出と保管がしやすくて助かる
まったくキレハ好きには夢のようなスレだったぜ
923名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 07:30:58 ID:kPZA31tg
>>910
名無しでごめんね。セルフで抽出しておいたので、よろしければどうぞ。
フラン×ウェンドリン>48
テレージャ×フィー>140
ふたなりキレハ×フィー(獣姦)>334
テレージャ(魔甲冑)>439
テレージャ、フィー×キレハ(猟奇)>551
アイリ>819
924名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 09:11:51 ID:4Ui5wAVC
俺の神は名無し様だった

>>923乙&いつも名作をありがとう
925名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 10:17:08 ID:8kubj54N
自分で書いたのも含めてまとめ投下
>>83>>115-118 騎士男×キレハ&フラン&エンダ
>>214-217 エメク大神殿ルート
>>244-248 エメクとエンダ
>>265、275 ウェンドリン×アルソン バッドエンド後
>>284-287 フラン×ウェンドリン
>>317-321 ヴァン個別ルート
>>400-402 キャシアス×フラン
>>421-422 アベリオン×ネル
>>460 フィー×マナ
>>539-540 シーフォン×フィー
>>543- テオル×アイリ
>>649>>659 シーフォン×フィー
>>685-687 アベリオン×フィー
>>704-706 シーフォン×フィー
>>728-729 メロダーク×マナ
>>734-735 ネル×フィー
>>739-744>>748-752 メロダーク×マナ
>>790 ヴァン×チュナ
>>805-808 フィーとテレージャ大爆発
>>816-822 シーフォン×フィー
>>839-841>>850-852 エメク×エンダ
>>883-887 アベリオン×ネル
>>905 メロダーク×アイリ

ついでに小ネタも
>>127 テオルとアルソンのアッー!
>>347 タイタス一世悩む
>>365 五竜ネタ
>>371 ヤンデレフラン
>>384 PN.コナン・ザ・グレート
>>450 女主人公お風呂ネタ
>>474 フィーとシーフォンを餌付け
>>507 パパ「お前達は私の本当の子供ではない」
>>513 擬人化虹色魚×小麦粉
>>592 ユリア様
>>769 修造アルソンさん
926名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 22:42:42 ID:MBs8Mw7Y
まとめ乙です。じゃあ俺は>>910に催促の電波を送るよ!
927埋めついでに悪ふざけ ◆1HLVKIREhA :2009/07/09(木) 00:08:57 ID:2PwkFvy8
ホルムの町、領主の館。
地下には、使われる機会の少ない牢獄が存在している。
Tシャツにジャージのズボンという牢に似合わぬラフな格好をした青年が石畳の上に正座している。
「ふっふーん。これはどういうことかなー」
平板な口調とともに、青年の目の前に、ずどむ!と小人族の戦斧が突き刺さる。
「な・ん・で・わ・た・し・メ・イ・ン・の・は・な・し・が・な・い・の・か・な?」
何故か片言で詰問する美少女の顔には無機質な笑みが貼り付いているが、瞳には明確な殺意が宿っている。
「あたしも、キャシアス様やウェンドリン様ともっと親密になりたかったです。
……え、えっちなことはまだ早いですけど」
青年の背後では、女中服を着た美少女が思い詰めた表情で漆黒の短刀を握り締めている。
「君達はまだいいさ。私など出てきたのは名前だけだよ?」
「……私、名前すら出てません」
千早に緋袴という巫女装束の美少女二人が両脇で暗い顔をしている。
(怪力幼馴染にメイド忍者に巫女二人。今時こんな属性過多なのエロゲでも少ないよなぁ)
当の青年はと言えば、生命の危機に麻痺した脳髄が全力で現実逃避を開始していた。
「さて、どうしちゃおっか」
「ふむ。やはり私達の女としての魅力をわからせるのが早いのではないかな」
「えっちなのはいけないと思います!」
「私も、そういうのはちょっと……」
(ハーレム逆レイプフラグ?できれば物騒な得物はしまってほしいが)
「じゃあ手っ取り早く力尽くで」
「そうですね」
正面の少女が斧の柄に手をかけ、巫女達も杖を構える。
背後が無音であるのが恐ろしい。
(「ガッシ!ボカッ!」俺は死んだ。ポララポ(笑)
あぁ、最後にもう一度嫁とちゅっちゅしたかったよぉ)
青年が諦観とともに目を閉じた瞬間。
「ちょーっと待ったーっ!!」
石壁を叩き割り、五人目の少女の声が高らかに響く。
(……幻覚?走馬灯?死後の世界?忘却界?)
獣の四肢と耳を備えたやっぱり属性過多な美少女は、逆行の中でも見間違えようがない。
「く、メインヒロインの登場か」
「でも、四対一なら!やっちまいなおまえらー!」
幾つもの修羅場を潜ってきた少女達の対応は早い。
女中服が残像を伴って音もなく地を滑り、緋袴が魔力を孕んで広がる。
「甘いっ!!」
しかし、乱入した少女は一枚も二枚も上手であった。
放たれた魔弾が接近する影を吹き飛ばし、世界の果てから吹き込む風が牢獄の中で荒れ狂う。
「ひゃっはー!うちの嫁は初期レベルでも素手で巨竜像を粉砕できるんだぜ!」
未だに正座したままの青年が、得意げに叫ぶ。
「ちょっと!早く逃げなさいよ!」
「はっはっは、脚が痺れて立つこともままならん!」
「ばかっ!!」
息の合った掛け合いを披露しつつ、少女がその獣の腕で青年を抱え上げる。
「しっかり掴まってなさいよ!」
「あ、脚は触らないでくれると嬉しい!」
「ええい、追えっ、追えーっ!」
黒髪を翻し鋭く駆け抜ける少女の背に、斧をぶんぶんと振り回す少女の声だけが空しく突き刺さる。
俺の明日はどっちだ。


まとめてみたら改めて偏りを再認識してしまったよ編
うん、まあ、何だ。ごめん。四人のファンには正座して謝る
琴線に触れるようなネタを振ってくれれば例によって例の如く拾うから許してほしい
戦闘シーンが難しいことはよくわかったぜ
>>921
大体あってる
あとは>>228とか>>238とかの小ネタも俺……ってこれもキレハだ
928 ◆1HLVKIREhA :2009/07/09(木) 00:12:03 ID:2PwkFvy8
あ、ろくに推敲せずに投稿したせいで誤字ががが
×逆行の中でも見間違えようがない

○逆光の中でも見間違えようがない
929名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 00:12:20 ID:sREQAidC
よし、さっさと埋めよう
930名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 06:21:00 ID:O+8VxnmQ
ポララボ(笑)www
931名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 08:02:30 ID:ZUr+LPZ+
うめうめ
932名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 09:06:31 ID:r5LjiVVr
梅ついでにバッドエンドまっしぐらな極悪主人公とキレハの妄想
愛情のかけらもないのもたまには










「使えそうだから助けてやっただけに決まってるだろ?」
「黙れ。化け物のくせに人間様の言葉使うなよ」
「いくつも目あったから、一つくらい潰したっていいだろ?」
「誰が獣臭い口にキスなんてするかよ。汚ぇ」
「獣らしく四つん這いになれよ」
などなど非道な言動の主人公と、それでも助けてくれた主人公に縋ってしまうキレハ

……自分で言ってて悲しくなってきた。愛って大事だ
ダーマさんに串刺しされてくる
933名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 11:23:46 ID:KUo64ExM
>>932
ーーΩー→
つおぞましき鉄串
934 ◆1HLVKIREhA :2009/07/09(木) 14:06:25 ID:2PwkFvy8
>>932
じゃあ俺は単体攻撃で
――(・∀・)――→
っ風車砕き
935名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 17:36:44 ID:7nRbMbUz
>>932
――Ω――ッア
つ薔薇の剣


>>927
うわ…
936名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 18:52:54 ID:AaS56rBd
すまん ちょいちょいeraruinaって単語を見るんだが
グーグル先生に聞いてもいまいちよく分からない…エロゲ…?
どなたか教えていただけないでしょうか?
937名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 19:26:15 ID:JoHoqTlr
>>936
このスレ始めから読めば分かるだろ
938名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 19:32:52 ID:Hq/Ek53y
>936
更に詳しいことはeratohoでググってくれ。
それのキャラチェンジ版。このスレが立つ切欠だったりもした。
939名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 20:29:47 ID:AaS56rBd
>>938サンクス。なるほどこんなものがwwww

>>936おバカなもんでなんとなくしか…すごいもやもやしてました
940名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 00:21:38 ID:Uiq0OkCS
ここまで来たらさっくり埋めちゃおうぜー
オハラさんは俺の嫁
941名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 00:32:15 ID:CWGHSDky
うめうめ
>>932
個人的には甘々よりそういうのが好みだ
鬼畜系職人さんがいるなら待ってる
942名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 01:31:10 ID:UZ2bAHGb
戦争イベントで館から逃げ損ね、兵を何人も殺したせいで捕虜になるフランと、イベントで捕縛されるキレハ。
若い娘が牢に連れ込まれて、看守はパーシャ旗下のシーウァ兵。
仲間を殺された怒りと戦場の狂乱から暴力を振るわれ、陵辱される。
健を切られて身動きもできず、次第に心をなくして無反応になるフラン。
それを案じて、手枷を嵌められながらも汚れを舐め取ってやるキレハ。
やがて町が解放され、救出に来た主人公達が見たのは、弱々しくお互いの体を舐め合う壊れた娘二人だった。

……とかそういうのだろうか。
943名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 08:42:45 ID:GvRBPBnB
>>942
きゃー
壊れてるー

エンダは俺の娘
944名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 08:45:39 ID:R1iJQTVD
>>942
そういうの
イイヨイイヨー
945極悪フィー×キレハ 0
※危険感知※

梅代わりに>>932のネタで自分のケツは自分で拭くよ!なバッドエンドまっしぐら極悪賢者フィー×キレハSS。全体的に鬱
愛情とかLOVEとか甘さとか全くない、罵詈雑言ばっかの、どちらかといえば鬼畜な部類に入ると思うんで地雷な人はスルーしてください
賢者固有&キレハイベント終了後、墓所タイタス一世戦前くらい