猫耳少女と召使いの物語15

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1名無しさん@ピンキー
ここは人間の住む世界とはちょっと違う、ケモノ達の住む世界です。
周りを見渡せば、そこらじゅうに猫耳・犬耳・etc。
一方人間はというと、時々人間界から迷い込んで(落ちて)来る程度で数も少なく、
希少価値も高い事から、貴族の召使いとして重宝がられる事が多かったり少なかったりします。

けど、微妙にヒエラルキーの下の方にいるヒトの中にも、例えば猫耳のお姫様に拾われて
『元の世界に帰る方法は知らないにゃ。知っていても絶対帰さないにゃあ……』
なんて言われて押し倒され、エロエロどろどろ、けっこうラブラブ、
時折ハートフルな毎日を過ごすことを強要される者もいるわけで……。

このスレッドは、こんな感じのヒト召使いと、こんな感じのケモノ耳のご主人様との、
あんな毎日やそんな毎日を描いたオリジナルSSを投下するスレです。

このスレッドを御覧のヒト召使い予備軍の皆様、このスレッドはこちらの世界との境界が、
薄くなっている場所に立てられていますので、閲覧の際には充分ご注意ください。
もしかしたら、ご主人様達の明日の御相手は、あなたかもしれませんよ?

それではまず>>2-5を見てください。
2名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:31:57 ID:2ym7rFNm
【前スレ】
猫耳少女と召使いの物語14
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193419733/l50

【過去スレ】

猫耳少女と召使いの物語 (03/02/21 〜 03/12/25)
 ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10458/1045800367.html
猫耳少女と召使いの物語2 (03/12/17 〜 04/08/14)
 ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071622872/
猫耳少女と召使いの物語3 (04/08/16 〜 05/03/07)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092588111/
猫耳少女と召使いの物語4 (05/02/21 〜 05/05/14)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108911697/
猫耳少女と召使いの物語5 (05/04/13 〜 05/08/05)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113392192/
猫耳少女と召使いの物語6 (05/07/07 〜 06/02/04)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120675128/
猫耳少女と召使いの物語7 (06/01/06 〜 06/06/27)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136475086/
猫耳少女と召使いの物語8 (06/05/17 〜 06/09/17)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147852863/
猫耳少女と召使いの物語9 (06/09/17 〜 06/10/25)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158458196/
猫耳少女と召使いの物語10 (06/10/25 〜 06/12/23)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161785657/
猫耳少女と召使いの物語11 (06/12/21 〜 07/02/27)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166687647/
猫耳少女と召使いの物語12 (07/02/21 〜 07/07/08)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1172055074/
猫耳少女と召使いの物語13 (07/10/27 〜 08/03/04)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183396735/l50
3名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:32:30 ID:2ym7rFNm
【SS保管庫・避難所】
エロパロ板SS保管庫 (当スレSSは『オリジナル・シチュエーションの部屋その3』に)
 ttp://sslibrary.gozaru.jp/
猫耳少女と召使いの物語エロパロ保管庫@WIKI
ttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/
猫耳少女と召使いの物語 避難所その3 (JbbsLivedoor エロパロ板SS投下専用掲示板 内)
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1183628177/l100


【関連サイト】
猫耳少女と召使いの物語 まとめwiki (各作の人物紹介・世界観設定その他)
 ttp://nekopri.s12.dxbeat.com/
猫耳少女と召使いの物語 半公式ファンサイト (世界観まとめサイト)
 ttp://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/9811/world.html
猫耳少女と召使いの物語 絵板 
 ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/bbsnote/bbsnote.cgi
4名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:36:32 ID:2ym7rFNm
以上テンプレ
他に変更なしと思われますが、ありあましたら追加お願いします
そして>>2を以下に修正
猫耳少女と召使いの物語13 (07/07/03 〜 07/10/28)
 ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183396735/l50

祭り終了までもう少し
読み手も書き手も気合と根性と愛と妄想をぶちまけるくらいいきましょう
では、どうぞ
5名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:08:09 ID:B+k/kfkF
1乙ベル
6名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:21:58 ID:4GY9Ve6R
>>1 乙ベル
7名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:25:38 ID:Ol8Py8BY
>>1乙ニャ
8名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:26:24 ID:4GY9Ve6R
ってか、ついに5年目に突入なのか……
1スレ目の >>1 はまだ見てるのかな?
9名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:27:54 ID:D5/vDavo
>>1乙ベル
10名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 10:11:21 ID:2MYMVpQh
>>1

あー、犬歯萌えを文章で表現できない自分の限界がすげえもどかしい。
歯をどうやって文章で萌えに昇華したらいいんだw
11けーたいから:2008/03/05(水) 11:00:04 ID:FTCfTEr/
>>10
初めてだからかぎこちない仕草で奉仕する彼女。
ときどきひっかかる尖った犬歯に軽い痛みを覚えるが、それ以上にとろけるような舌の感触が気持ちいい。

とか
12名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 11:52:41 ID:E+UX3ADU
え?犬歯の先でヒロインの乳首の先こりこり甘噛みするんじゃないの?
13名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 11:56:41 ID:2MYMVpQh
>>11
THK。いろいろ模索してみる。

…そういやこのスレ、即死回避のお約束な嫁取り合戦がないんだな。
やはり貰われなかった子と書き手が不憫すぎるからか。
14名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:20:01 ID:bYyxb8yl
イタいからな〜>嫁取り合戦

ちなみに「書き手が不憫」って発想は
書き手特有の思考だよね。
読専はそんなこと考え付かないと思う
15名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:24:50 ID:8+qGg1L/
読専だけど職人さんに悪いから書かない主義な俺ガイルw
16名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 13:07:11 ID:YTpzmwIs
大抵は嫁と婿がセットだからな
あんまりないのも仕方あるまい
17名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 13:37:49 ID:oAn+IUFj
じゃあ毛むくじゃらな男どもはみんな俺のペットな!
まだらな男とヒトのオスは俺の召使!
女性はまるっと俺の嫁!
どっちでもないのは……お、お友達から?
18名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 14:10:09 ID:E+UX3ADU
スレ住人は俺の嫁
19名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 14:17:55 ID:8+qGg1L/
>>17
向こうのベットでDr.ザラキエルがお待ちでしたけど?
なんか隣に良く似た方が3人くらいいらっしゃいましたが?
早く行かれたほうがよろしいんじゃないかとw
20名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 17:12:01 ID:oAn+IUFj
>>19
いやいやきみぃ、いくら気持ち良くたってそう言う非生産的ないけないよ
とりあえず代わりに楽しんでくれたまへ
私は嫁たちがペットや召使達と楽しむのを眺めてるから遠慮はしなくていい
21名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:32:46 ID:M/MJPM32
個人的には、ふさふさの尻尾もいいのだけれどそれを持ってるキツネさんもオオカミさんも
殆ど無くて泣ける
22名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:54:26 ID:ohIfmJJ+
キツネさんは設定がはっきりしてなくて手出しし難い所がある。
あーミニスカ緋袴の狐っ娘なんて落ちてこないかなー
23名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:12:14 ID:Ei08c69U
>>22
なにそのおいらの好みにドストライクなキツネ娘w
誰か書いて!とかお願いすると自分で書けって言われるんで我慢我慢。
24名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:06:09 ID:M/MJPM32
http://ninetail.tk/kaede/kaede00.jpg (エロゲ注意)
こんな感じのだろうか
25名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:35:17 ID:zy969Agp
キツネって、服のしっぽ穴にしっぽ通すの大変そうだよね
複数はえてたら余計に……
下着なんかどうなってるんだろう。ハイテナイのか。
26名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:50:01 ID:fkOsVbH4
>>25
考えてごらん袴を剥くとそこには





マエバリが
27名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 15:42:51 ID:Dmpl7WdM
決算前進行に追われてると、幻覚の中でサムライガールなキツネ娘が脳内でぐるぐるしてるんだが、こちむいワールドのキツネっ娘は巫女以外駄目かな、やっぱ。
28名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 16:58:42 ID:XTV7fqDy
>>27
サムライガールなキツネ娘なら書いたが、あまりにあれなんで封印してるんだ
すまない
29名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 22:07:36 ID:CctYImGv
今日は、ミツバチの日
30名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 22:25:30 ID:zhSv8KOx
ぺすぺの日か

いいんじゃないかな、侍狐。日本刀装備のミニスカ巫女でも
いっこうにかまわないが。
31名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 00:38:42 ID:7jTrkkih
ん?彼女達はスズメバチじゃなかったか?
しかしながらべすぺ蜂蜜プレイとな?

そしてそういえば蜜蜂はスズメバチをが巣にもぐりこんだときは
集団で体を密集させて熱殺するらしいな?
後は・・・分かるよな
32名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 06:51:09 ID:ly1zqDTK
>>31
「働き蜂はすべて雌」

こうですか?わかりません!
33名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 10:00:38 ID:1ADNHzsw
>>32
なぜそこで百合に走るw
むしろ無数のショタ蜜蜂によってたかって押し倒されてだな……
34名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:42:35 ID:PTaBxj67
>>33
いや、生物学的には正しい。
35名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 17:44:44 ID:+mpHKYM3
生物学的に働き蜂は全部♀だとしても…屈強な♂スズメバチの兵士を夢見てた。
ものすごい怖い顔のくせに姫様候補の戦闘練習に付き合ってあげてればいいと思ってた。
36名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:22:00 ID:Jqcs9azF
なあに、世界中探せばそういった性質の蜂も見つかるさ
37名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 19:07:08 ID:vbxcmYAW
>>36
いや、それはない。
だが、動物の生態を勉強し理解した上で
『わざと』ウソ設定を入れるのはありだと思う。
38名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 21:08:05 ID:IrRf9K9x
>>37
ふうむ、すると無数のホストに囲まれる女王蜂とか

「おらっ、俺の蜜を飲み干せよ!」
「女王様はみんなの蜂蜜便所でちゅからね〜」
(くやしいっ!でも感じちゃう!ビクンビクン)

みたいな女王蜂もありか。
39名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:06:29 ID:+mpHKYM3
女王蜂の下で統制されているから、わりとカースト制な気がする。
女王候補がどのくらい選ばれるかわからないけど、数が多いならその分雄が補っててもおかしくないかもしれないと思った。

そういえば虫は本スレ投下よりもうpろだの方が良いのかな。
40名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 08:15:19 ID:fB+aBGZk
>>38
>蜂蜜便所
吹くわw
41名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:15:29 ID:Hpqq5Yvc
>>39
投下してくれるならどっちでも。
42名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 22:32:38 ID:3EdAMbZZ
>>35
こわもて屈強な♀の兵士でもいいじゃない
43名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 11:17:50 ID:By9UGUS5
蜂蜜まみれレズ乱交はまだかね
44名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:01:37 ID:DiLiXwuw
蟻もみんなメスなんだよな・・・
45名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:20:19 ID:5k6O52lz
>>44
そりゃあ、蟻って羽根のない蜂だもん。
46名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:16:29 ID:zm/hNZwX
食いしん坊のシロアリがいいと?
47名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:58:16 ID:Gnq77t18
48名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:21:31 ID:5k6O52lz
>>47
エロイというか、いい話だ。
49名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:47:56 ID:lQZMbqD5
>>46
「白いのどぴゅどぴゅだしてぇ!」
こうですか?わかりません!
50名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:20:24 ID:XyIRZy/e
>>47
初めの一文がなんか好きだ。終わり方も。

読後に想像がふくらむなあ。
あれは羊に懸想する犬の旦那だよな、きっとそうだ、
では兎は同じ名前の別のヒト?旦那が通う真意は?
とかいろいろ。
51名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:36:07 ID:yICO9RBo
>>47
感想を言わせてくれ。

「ん? え? ぉ? ええ? んんん?」

いやはや、上手です。
52名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:09:04 ID:L6vYUSsU
ホワイトデー終了ってことでまとめ+感想用テンプレつくってみた。
数え方にもよるけどほぼ2日に一本の割合で投下された計算。
まとめwikiの一日のカウンター数から考えてもけっこうな豊作と
言っていいのではないかと。投下した職人、それをささえた
住人さんたち、お疲れ様でした。
53名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:12:58 ID:L6vYUSsU
◆避難所3 >>593 バカエロ祭り開幕宣言
期間・2008/2/14〜2008/3/14
『ご主人様にバカエロを2008・祭』趣旨・皆で馬鹿エロ書こうぜ!
期待される効能・エロ増加、スレ活性、職人触発とリフレッシュ、新たな職人の誕生
「胸の中で残弾を数える」「数KBのテキストに命を賭す牡」「ワンモアセッ!」

◆本スレ14 >>768 虎の威外伝
バレンタインネタ 百合表現注意 トラ♀×ヒト♀ トラ♂×ヒト♀ トラ♂×トラ♀
「パルマとチヒロのこうげき! バラムとアカブの鼻血がとまらない!」

◆本スレ14 >>781 新規作品
トラ貴族 エロなし トラ貴族♂とヒト♀
「デコ助野郎」「ただいま」「おかえりなさい……へ?」

◆本スレ14 >>789 獅子国外伝
監禁・媚薬・陵辱注意 ネコ♂(道具・昆虫・動物使用)×ヒト♀
「あんたの飼い主に、ちと借りがある者さ」「やぁっ、そんな、待って……いやあああっ!」

◆本スレ14 >>794 虎の威外伝
ホワイトデーネタ ガチホモ風味注意 馬鹿ギャグ エロ無し
「報復の日だ」「おねがい優しくしてあげて!」 「だめよ激しく! 乱暴に! 荒々しくして!」

◆本スレ14 >>830,840 泣かないで、泣かないで、笑って! 第3話
滋養強壮キノコのすごい効能 和姦? ヒト♂×ヒツジ♀
「安らかに眠るその横顔を眺めていた」「ヨウジ、さん…」 「続きを、してください…」
54名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:13:42 ID:L6vYUSsU
◆本スレ14 >>837 読切短編「通●生活」
ネコ♂×ネコ♀→ヒト♂×ネコ♀→3P
「大丈夫だよ、ミルサ。彼は、オレだから」「そ。俺はカザト。カザトは俺。な? カザト?」

◆本スレ14 >>837 読切短編「公務員哀歌」
クスリ 逆レイプ? ヒト♀×イヌ♂→イヌ♂×ヒト♀
「…お前は誰だ」「精一杯、お礼してあげる」「…あたし、あんたのこと、本気にさせる」

◆本スレ14 >>872 虎の威外伝
媚薬 焼きたてクッキーさくさく トラ♂×ヒト♀
「頂いてしまいたいのが本音」「アカブの、いれて、いれてぇ…」「襲われてたのぁむしろ俺の方だ!」

◆避難所3 >>625,627,本スレ14 >>896
二人きりの生活 胸 毛深い尻 ヒト♂×ケダマネコ
「我輩だって好きでケダマやってるわけじゃないにゃぁあぁ!」「冷えたにゃ。あっためるにゃ」

◆避難所3 >>628 ニャンパラリとトッテンパラリ第三章「バレンタインデイ」
列車強盗vs伝説突撃! マタタビ ネコ♂×ネコ♀×ネコ♀×ネコ♀×ヒト♂ 5P
「スワッピングとはまた背徳的にゃね」「ズボンに擦れて大変なんだな?じゃあ早く脱がさないと!」

◆本スレ14 >>900 ちょっとだけかえってきた羊と犬とタイプライター/carnaval 前編
焦らし責め(主に読み手に対して) 犬♂×ヒト♀(男装)
「今なら色欲に走っても許される気がするんだワン!」「ちゃんとするもん」「…ひゃい…」
55名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:15:59 ID:L6vYUSsU
◆本スレ14 >>914 猫と小判とペンシルロケット・序
ネコ姫姉妹とすごい発明 ネコ♀+ネコ♀×ヒト♂の皆さん(マネキンくん)
「ヒト♂を召喚する機械を完成させたのにゃ!」「(マネキンの股間を指して)ここから生えるにゃ」

◆本スレ14 >>918 読切 猫と小判とペンシルロケット
ヒト世界→ネコ王宮女風呂→人間大砲実験台? ネコ♀幼女×ヒト♂
「死後の世界とは女風呂だ! 」「どこまで大きくなるのかゃ」「おねーちゃの所に帰りたいのにゃあ!」

◆本スレ14 >>924 読切短編
バカエロ マヨプレイ ヒト♂×エビ♀
「マヨネーズかけてかぶりつきたい…」「マヨラーですから!」「うっひょーう!」

◆本スレ15 >>47 読切短編「兎と犬とスパンコール」
赤いバニー服 足コキ ヒト♀(つけ兎耳)×ネコ♂
「夜伽をするからさっさとズボン脱いで」「イッちゃえ」「次のお帰りをお待ちしておりますぅ」

以上。皆様の清き感想一言で職人は支えられていますですよ。
56名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:23:13 ID:SVpNGEfL
乙!
こんなに投下されてたのかw
とりあえずエビ食いたいよエビ。
57名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:18:55 ID:ngwSTFP6
唐突に始まった祭りなのに、こんなに投下されたのはすごいことだと思う。
楽しくエロかったよ! おつかれさまでした!
58名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:38:41 ID:9Ur7Zq0I
ミコトのがよかった。ねっとりエロくて。
59名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:26:29 ID:r4MmgeKm
乙!
ニャンパラリがまた読めるとは思わなかったよ。長生きはするもんだ。
60名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:03:55 ID:XZAKJzAv
>>59
この板でエロSS探してる様な年齢なら、お迎えが来るのはそうとう先だと思うが。
61名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 14:42:19 ID:LihnGKS6
>>40
なあ…蜂蜜自体はどこかに出てたよな?
あれってヒトサイズの♀働き蜂が作ってるのか?
62名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 18:18:40 ID:suvm6Rz8
北海道で売ってる、修道院の若い子による手作りクッキー!
みたいな感じで若いミツバチによる手作り蜂蜜って言ったら
なんかエロうまそうだよね
63scorpionfish7(中):2008/03/17(月) 19:29:52 ID:vosOgyvk
お久しぶりです。

scorpionfish7の中編をお送りします。
前後編のつもりが、エロに詰まっていました。
エロな後編は、また次回ということで。

シロの格好は、画像保管庫の白猫仮装シロを御参考下さい(手抜き)
64scorpionfish7(中):2008/03/17(月) 19:30:41 ID:vosOgyvk


 あたしは、どのくらい固まっていただろう。
 ニワトリ男は、変わらずマッチョで。
 いやに紅白のストライプのふんどしがよく似合って。
 まわりで、孔雀男が対抗するようにくねくね歩き回って。
 牽制をものともせずに、花道の前まで堂々と歩いてきて、一礼する。
 そのあいだ。
 あたしは固まっていたらしい。
 花道の先頭まで来た時に、ようやく、反射的に体が動いた。
「どこへ行きますの?」
「いや、その、えーと」
 忍び足のつもりなのに、ぐるんと回って一回転。
 リテアナさんの膝の上に倒れ込んだ。
 ああ、今日は化粧濃いなあ。
 孔雀の羽の仮面越しでも、それが分かる。
 まるでファルムみたい。
 結い上げた髪がきらきら光ってる。
 紫のホルターネックドレスの胸元は、雫型に開いていて。
 そこから、おっきな胸の谷間が、こぼれおちそう。
 頭の下の、膝の感触。
 なんだか、ここちよい。
「大丈夫か?」
 あたしの顔を、のぞき込んだ、レセさんの顔。
 半分は青い蝶の仮面で隠れてる。
 セレフィアさんなのに、レセさんの時は、まるで男の人みたい。
 腰ビレの位置までスリットの入った青のロングチャイナを着て、左の胸に皮の胸当て。
 二人とも、シンクロの選手みたいな、しなやかな体つき。
 そして、艶めかしさと、凛々しさ。
 たたえているものが違う。
「……でもっ」
 あたしは。あたしを見下ろす二人の間に挟まって、視線を走らす。
 傍には小さな珊瑚ランプだけ。
 遠くの舞台は明るいけど。
 客席は暗い。
「大丈夫だ。今のお前は何処からどう見ても、新人の白猫マダラだ」
 レセさんが言い聞かせるように、あたしを元通り座らせる。
 猫耳尻尾をつけているのは、ヒトだってばれないため。
 男の子の格好をしているのは他の人に正体がばれないためと、ここに連れてきやすくするため。
 わかってる。わかってる。……でも。

 怖い。

    怖いのは、あのニワトリ男じゃない。
 
 怖い。

     怖いのは、あの時のファルムの顔。
65scorpionfish7(中):2008/03/17(月) 19:31:36 ID:vosOgyvk
『さて、皆さんご存知の通り、この二人は半ば憎み合う関係にございます。理由は当倶楽部青珊瑚のオーナー、マダム青珊瑚の歓心を買いたいとの切なき男心』

 花道の先頭で、二羽の鳥は向き合った。
 にらみつけるポーズ。
 尾の短い片方は演技。尾羽を広げる片方は本気。
 そんなずれ具合に、あたしは、いつしか食い入るように、舞台を見つめた。
 あれ? 二人とも、股間のふくらみが無い。
 両脇の二人に尋ねたいんだけど、恥ずかしくて言えない。
「ん? なあに?」
 リテアナさんが振り向いてくれる。
「あの、その、……あれ」
 うう、言いづらい。
 赤面しながら小さく指差すと、リテアナさんはようやくわかってくれた。
「サカナとトリは普段はああなのよ。だって泳いだり空を飛んだりする時に邪魔でしょう? まあ、我が一族はちょっと例外だけど」
 女の子になったり男の子になったりするのは、確かに特殊そうです。
 銅鑼が鳴らされて、今まで登場していた踊り子達が、ステージ奥から2列に分かれて走って入場して来た。
 向かい合う二人のトリをよそめに、花道へと進み出て、最後の踊りを踊る。
 そのうちの数人が、踊りながら小さな的を左右に並べて、その下にしゃがみこんだ。
 奥の幕から躍り出てきた二人のケモノが足早に駆け寄って、何かキラキラする物を、トリの二人に渡す。
 音楽が奏でられ始めた。
 ぼーっと立っていたニワトリ男が、ずっと睨みつけていた孔雀男の視線に、頬をぽりぽりと掻いた。

『では二人の妙技をとくと御覧あれ!』

 司会さんの声が響く。
 孔雀男が優雅に一礼して、奥へと走りながら、手に持った何かを、花道の右側の的へと投げる。
 仮面の淑女達の溜息が漏れた。

『的中、的中、的中です!』

「至極当然」
 孔雀男が優雅に一礼する。
「さて、次は貴様だ、刻男」
 孔雀男がニワトリ男をびしっと指差した。
「この美しき尾羽のキトラの華麗なる手技に敵うはずも無いが、今宵はマダムの御前、良い気分だ。敵前逃亡を許してやらなくもないのだぞ?」
「キトラーっ!」
 やはりついていけないかも。
「いい」
 やる気の無さそうな感じで、ニワトリ男が、投げナイフを構えた。
 曲が変わって、パーカッションだけになる。
 ニワトリ男はそのまま身を沈め、羽ばたいた。
 銅鑼が鳴り響く。
 ニワトリ男はナイフを投げずに、跳躍で的をすべて一撃で蹴り落として、花道中央に降り立った。

『……華麗なる足技です! 皆さん拍手を、拍手を!』

「刻男、反則だぞ!」
 孔雀男がわめく声が拍手にかき消されかける。
 拍手もやむと、再び照明が二人のトリに集まった。
 暗い照明の中、破られた小さな的を男達が片付け、去っていく。

『演舞はお楽しみ戴けたでしょうか』

 司会の声が響く。
 ニワトリ男は無言で、舞台奥にいる孔雀男にこちらに来るように促す。
 渋々と言った感じで孔雀男も花道の先端までやってきた。
 照明が、舞台奥の大きな的に集まる。
 よく見るとそれには、手足首を止める枷がついていた。
66scorpionfish7(中):2008/03/17(月) 19:32:19 ID:vosOgyvk
『いよいよ、本日のメインイベント、人間射的にございます!』

 ぐるぐるそれを回されると、あたしの視界もぐるぐる回る。
 なんだか、変。
「あら、甘いお酒に酔ってしまったの?」
 甘いお酒が、お酒?
 ああそっか。さっき飲んじゃったんだっけ。
「うふふ。かわいらしいこと」
「待て、何を……」
「決まっていますでしょう? 的ですわ」
 あれ?
 なんかあたし運ばれてるみたい。
 くらくらする。
 ふらふらする。

『おお、本日の的は、新人マダラ猫美少年、シロくんです! 皆さま拍手でお出迎えください』

 かちゃ。
 そんな音が耳の傍で響く。
 うーん、そんなにばんざいさせても何も出ませんよ?

『さあて、当倶楽部の華麗なる軽業師達の競演をとくと御覧あれ!』

 照明が、あたしを照らす。
 視界が白く埋め尽くされる。

 ここは、どこ?

 舞台の上?
67scorpionfish7(中):2008/03/17(月) 19:33:04 ID:vosOgyvk
 くらんだ視界が元に戻ると、客席の遠くが見えた。
 あたしを見上げる、人、人、人。
 みんな女性のお客様。
 小さな珊瑚ランプに照らされて。
 あたしの全身を眺め回す。

 その手前には、二羽の鳥。 
 気障に尾羽を整え、獲物を構える孔雀男。
 相変わらず何考えてるんだから分からない、ぬぼーっとした表情で、こちらを見つめているニワトリ男。
 二人の手には、いつのまにか新しい、ダーツ。
 それぞれの羽根の色をした、それを、10本ずつ。

 あたしが、的?

 考えが追いつかずに、あたしはまばたきをした。
 的がぐるぐる回転する。
 あたしの視界もぐるぐると。
 加速をつけて回っていく。
 そんな中に、焦点の合う席があった。
 円卓の向こうからこちらを見つめている、清楚そうな美人。
 魔洸照明の中で銀髪に見える、ストレートの白い髪。
 光沢のある羽の仮面は、その下の薄薔薇色の頬を引き立てて。
 桜色の唇は、柔らかそうで。
 銀の糸を編み込んだ袖のない服を着ていた。
 ただひとつ、上品な装いとも、清楚そうな面立ちとも、相反して引き立つのは。
 耳の上から生えた、ねじれた角。
 舞台上のあたしと目が合うと、その人は優しげに、にっこりと微笑んだ。
 あたしは、一瞬自分が的になっている事を忘れた。

 瞬間。
 あたしの真横を、羽のダーツが音を立てて、あたしの後ろの的に突き刺さる。
 髪が舞った。
 でも、それ以上、あたしには触れずに。
 回転する的がゆっくりと止まるころには、あたしは、まるで周囲を縫い止められたような格好だった。

『ただいま計算中です! しばらくお待ちください』

 さざ波のような拍手の広がる中、あたしはスタッフさんに囲まれて、周囲の羽ダーツの数を数えられる。
 
『キトラ! 7本!』

 おお、という声が上がる。

『トキオ! 9本! この勝負、見事トキオの勝ちです! 皆さま暖かい拍手をどうぞお願いいたします!』

 賛辞の拍手。
 それに包まれながら、あたしの視界は、ゆっくりと降りてきた幕に閉ざされていく。
 改めて鳴り始めた音楽とともに、中央で二人が踊り始めた。
 今まで出てきたケモノ&トリダンサーズが勢揃いして、舞台の両袖を飾る。
 回転しながら飛び上がり、舞いながら、どんどん距離を縮めて、互いに触れる直前で飛び退く。
 あ、孔雀男の尾羽ってほんとは尾羽じゃなくてその前の羽なんだ……。
 幕が下りきる前に、遠く、それぞれ思い思いの客席へと散っていく踊り子達の後ろ姿が目に入る。

『本日のいたいけな的、シロくんが退場します! 皆さん、拍手でお送りください』

 これも、暖かい拍手。
 いや、いらないから。
 この視界がぐるんぐるんするのを、どうにかしてください……。

 そこで、あたしの意識は途切れた。(終)
68名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:55:11 ID:lVS98xoa
刻男、芸の幅が広いな……。
69名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 20:00:59 ID:Y4834NQr
フンドシGJw
一瞬フンドシ祭りがきたのかとおもったよ。
70名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 08:02:14 ID:MD6wJ0w/
あれ、おかしいな…
紅白のストライプのふんどしが頭をぐるぐる廻るよ…
71名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 01:00:12 ID:sf2aNl8L
>>70
あら?甘いお酒に酔ってしまったの?
72名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:17:14 ID:fRo25FCo
羊犬お祭り編出遅れ後編です。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/93_1.txt

※このお話は前編↓を踏まえたお話となっています。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/89_1.txt

さらに兎犬の掌編を踏まえての、後編の前後に書き足ししたバージョンを
後日に上げさせて貰います。
73名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:31:07 ID:cnXIStEk
>>72
「維持管理」の当たりで気が付いてしまった自分の勘を恨む。
そして、マジで俺がアレの続き書くんかいwww
しかも14がノーマルエンドかよwww

コノヤロウ。GJ!
74名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:56:15 ID:Y7014IXR
死ぬほど笑い転げた。
隣の部屋からウルセー!と苦情が来た。
どうしてくれやがりますか!
このGJ!!!

今夜こそ遅れに遅れてた分を公開しようと思ってたんですが、
もういっぺん読んで笑い転げる作業に戻ります。

やっぱ良いね、イヌってww
75名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:01:09 ID:TwppjdiH
>>72
GJ!!
くちゃくちゃのぷーが異様にツボッたwww
書き足し版もちょう楽しみにしてる!
羊が●●す理由とかも分かるかなwktk
76名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:05:13 ID:UwQIySiD
14がノーマルエンドかよ!
色々と期待させやがってコノヤロウGJですた!
オツベルかわいいよオツベル!
77名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:29:38 ID:sDmnbmP2
旦那が可愛すぎますどうしたらいいですかGJ
78名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:35:00 ID:TjGv5jPr
>>72
旦那には悪いが、最初の方でもう既に座布団一枚もらうのが確定していましたw
旦那もオツベルもかわいいのうw
79名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:44:29 ID:HHF0dgHu
旦www那wwwうはははははは!

GJ!素晴らしくGJ!!
80名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 13:13:55 ID:coSKJ1b+
>>73
よし、デビューだ、おめでとう!
続きを期待しているからね!
81名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:53:32 ID:0Z+D/v/M
>>80
……いや、デビューはとっくにしてるんだ。
82名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 14:21:48 ID:uNi2Iy2N
ならば何も問題は、ない。
さぁ、続きを書くんだ。
期待している。
83名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 20:03:32 ID:HMhf9vdu
羊犬後編用、どきどきはらはらパッチ
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/94_1.txt
前編→後編>>72→パッチ→犬兎>>47、という順番か、
前編・後編・犬兎・パッチの順でどうぞ。

真エンドとかハッピーエンドをご要望の人と、忙しい人のための
後編+パッチ+さらに書き足しのトゥルー後編がこちら。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/95_1.txt
84名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 20:42:16 ID:UlRgNU1L
なんというwwwwww
あえて言おう、大好きだ
85名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 21:01:57 ID:S/peKcTf
>>83
旦那が……どんどん……壊れていくwwwww
86名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 21:15:29 ID:B78ToSzg
>>83
こうつながるのかw ああもう本当にGJ!!www
旦那が幸せになるにはあと何週すればいいんでしょうか!?www
あと後輩のシリーズはスタートする予定はありますかっ!?www
87名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:31:31 ID:SiNcWPY+
なるほど、こんなカラクリだったのか……っ! GJであります!
旦那は、うん、突っ走ってもらえばいいと思うよ。見てて楽しいしな!(まさに外道

>>86
ハゲドウ
88名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:02:44 ID:tcmtATdM
GJ!!いいもん読ましてもらったぜ!

巧く言葉にできないんだが、あっちへ飛び
こっちへ飛びする文章がノラリクラリと
したオツベルの性格に重なって映る…
89名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:27:21 ID:EpYuLE27
>>83
だまされたあああー
アレとかソレとかそういう繋がりか!
ものすごいドキドキした。羊どうなるのどうしちゃったのと。
なるほど、ああよかった。もうGJ!超GJ!!

それにしても、もう登場人物皆かわいいわどうしてくよう。
9089:2008/03/25(火) 00:32:39 ID:EpYuLE27
ああ脱字するほど興奮すんな。
してくれよう、だよ馬鹿。

ついでもうひとつ。
配達屋さんも、とても印象に残りますた。
91名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 12:11:16 ID:eBcM8iGg
このヘタレ玉無し犬がぁ!!>旦那
後輩が可愛くてたまらんちん。後輩になりたい。
ワッフルワッフル
92名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:37:35 ID:MSxvFWTP
>ワッフルワッフル
バカヤロウ、ウメコが眼帯してる姿しか浮かばなくなっちまっただろ!
ついでに声はみやむー!
93名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:48:46 ID:NccLtHVR
ワッフルが何か分からなくて検索しちゃったじゃないか。
これはいいケモゲームですね。移植待ちか…
あと語尾「っす」の弟分がいることに吹いた。皆考える事は同じか。
94名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23:44:17 ID:YSBDmkUb
>>63
刻男かっこいいよ刻男
しかしニワトリの顔ってあんがいいかついんだよな、実際刻男が目の前にいたら失神しそうだ

>>83
お帰りなさいっと言わせてもらいます
へたれっぷりがかわいそうになってきたので、オツベルそろそろ押し倒されてあげても…!と思わずには居られません
95名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 11:39:40 ID:UG0ZXL4S
羊と犬の物語にはいつもハラハラドキドキなんだが、
そろそろ旦那の股間に掛けて……もとい、沽券に掛けて、
ビシッとオツベルに手を付けて欲しいところにゃり。

もっとも、オツベルだって一筋縄ではいかんじゃろうし、
その辺のお話も期待が膨らむと言うものにゃ。にゃはは。
96名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 13:54:19 ID:SHro4JE1
旦那にはつつしんで、セカンドバージンならぬ
「セカンド童貞」の称号をプレゼントしたい。
97名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 23:10:44 ID:IVanN/kQ
98名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 23:35:40 ID:qZ/+z/E+
虎の威続編……
99名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 01:29:26 ID:y2kkwvs6
>>98
見た見た。展開が気になるな。

でもなチヒロや、ハンスはドイツ系だぞ。
100名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 03:51:16 ID:ju4TB4N0
チヒロのしたたかさは相変わらずだなぁ。続きwktk
しかし、なんで最近こうも男衆がかわいく見えるんだ
101名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 10:29:14 ID:HZAe4j1B
イヌかわいいなあ……ちくしょうっ
しっぽパタパタが反則だ
102名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 12:49:59 ID:ObbA0QS+
保管庫に直接投下とは新しいアプローチだな
103名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 17:40:52 ID:Eo4aCh/z
ウィキいじれるならそれもありか。
テキストより読みやすい場合もあるし。
104名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 04:04:56 ID:1nHg36ak
偽羊と犬のパロディー。
シリアスっぽいです。
強姦です。
犬が羊を押し倒しました。

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/97_1.txt
105名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 07:41:01 ID:d+PovJ1H
>>104
なんかもう、兄妹だな。GJ!
106名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 10:51:01 ID:o1+PIxq9
>>104
ついにキタコレ!
おとなしい犬だって切れるときは切れるっ
ごちそうさまでした!
107名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 11:51:30 ID:OovjcYbs
純愛…だなぁw
108名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 13:22:47 ID:pob9hx8+
レイプでもきっちり感じさせる旦那は紳士
109イノシシの国 イノシシ編:2008/03/31(月) 18:26:24 ID:ef4nMeP/


 懐かしい獣道。
 枯れ草の向こうに見える樹々も、山肌の輪郭も、昔と何も変わらない。
 崖崩れの跡か、時折山肌にごっそりと樹木の膚が途切れている以外は、すべて、色とりどりの紅葉に覆われた地であった。
 この辺りでは針葉樹が少ない。
 明け方の空気は、冷え込んでいた。
 足下でさくさくと霜が音を立てる。
 なせの弾む息が、時折白くなる。
 バジは獣道から外れて、街道筋に出た。
 先程から、違うイノシシの男の臭いが、樹々のこすれた跡や、ぬかるみから匂っていた。
 道標に、目を細める。
『至白継山(西の要)』
 山の名前が何度も書き換えられた、道標。
 西の要と書かれた方が、誇らしげに苔むし、古びている。
 バジは、しばし、その場に留まり、どちらに行こうか考えていた。
 里はこの山道を越えたところにある。
 だが、先程から臭い程、他の男の存在を臭覚に訴える。
 『冬』の訪れを待って、集まってくる男達だろう。
 なせに会わせたくはなかった。
 何としても、『冬』が始まる前に、里長に会い、なせを預けるのだ。
 そうすれば、なせの身は護られる。
 イノシシの男達から。
 そして、己から。
 
110イノシシの国 イノシシ編:2008/03/31(月) 18:27:02 ID:ef4nMeP/
 大抵のイノシシの男達が『冬』までの間、忍耐をより上げて、太い綱を心に作り上げ、欲を縛る。
 だが、バジの心の中の綱は、もう、今にも引き千切れそうだった。
 ヒトがこんなに香しいと、教わった事は無かった。
 何もしていなくても、バジの吹かす煙の輪を、傍らで眺めているだけでさえ。
 その瞳に媚びを見いだす己におののく。
 朝、五穀粥を作ってみたいとだだをこね、水の分量を間違えて、薄い白湯のようなものをこしらえてしまった時の、一口食した際の、何とも言えぬ顔も。
 昼、枯れ草で編んでやった藁靴を喜んで、何度も周りを走り回り、しまいには転けて、せっかくの藁靴も泥だらけにして、泣いたと思ったら、いつまでも笑い転げていた、くしゃくしゃの顔。
 黄昏時、懐中提灯に照らされた枯れ草の動きに怯えて、ひしと抱きついてきた後、居心地悪そうに、ふいと顔を背けた横顔にも。
 夜、寝入った振りをするバジの傍らで、蝋燭入れから蝋燭を取り出し、手燭の明かりをじっと見つめて、動かない小さな背中も。
 明け方、泣き濡れている事に気付かずに、目を覚ましてきょとんとしていた瞼の下も。
 皆、見ない振りをしてきた。
 道草ばかりの旅路は、一日に進む距離はたかが知れていた。
 なせだけならもしかしたらその三倍は歩けるかも知れない。
 だが、うろうろとする習性のあるバジには、決まった路を行くとはいえ、道程は果てしなく遠かった。
 冷え込みは徐々に厳しくなり、なせが暖を求めバジに寄り添って眠る事も増えた。
 バジの巨体の腹側に小さく丸まり、無意識に頭をすりつけたくせに、朝、頬に刺さった剛毛が痛いと呟くのには苦笑する。
 枯れ草で手足を切り、手当てしてやる事も増えた。バジには何ともない所で切り傷を作る。膿まぬように軟膏を塗り付けてやると、薬が強すぎるのか、熱を出す。
 その看病時に、熱に浮かされた瞳でぼんやりと見上げられると、また弱い。
 子供なのだ、堪えろと、何処かで頭が言う。
 女だ、『冬』だ。痩せ我慢をするな、と肚が言う。
 見てしまった。
 見なければ良かったとは思わない。
 だが、徐々に撚り糸が解けて、細くなっていく。
「ばじさま」
 なせの声が、バジの思考の闇を破った。
 いつの間にやら、随分と日が上に昇ってきている。
「行くぞ」
 バジは、いつもよりさらに深く笠をかぶせると、街道筋を行く事にした。
 近道が幾重にも連なり迷路と化している獣道と違い、街道筋はまっすぐ続くが、道はなだらかで幅広く、急な勾配などはない。その分、遠回りをしてゆっくりと坂を上り、坂を下る。
 道の横は、草原から、薮へと、変わっていた。
 山と山の切れ目に、里が遠く見える。
「あそこが、俺の生まれ里だ」
「ばじさまの……」
 なせは背伸びして、山の向こうを見やった。笠を持ち上げて、遠くを見ようとつま先立ちになる。
「見えにくいか」
「いえ……」
 それでも背伸びをするなせに、バジは焦れて、ひょいと腰を両腕で持ち上げる。右肩になせを乗せてやると、なせはおそるおそるバジの頭にしがみついて、ようやく均衡をとり、感嘆の声を上げた。
「広うございます」
 一瞬、頭部になせの胸が当ったが、いや、実に柔らかい感触であった。
 尻も引き締まっていてよい。
 そんな事が脳裏をよぎり、バジは仏頂面になった。
「もうよいか」
 乱暴に抱き降ろす。
「っ……、はい」
 なせは最初抵抗しかけたが、すぐに大人しく降ろされた。
111イノシシの国 イノシシ編:2008/03/31(月) 18:28:29 ID:ef4nMeP/
 『冬』が始まっていれば、里外れに、検番が立つはずだ。
 そこで、里に入る為の手間賃を払い、里長に面会すれば、その里の『冬』に参加した事になる。
 もっとも、バジはこの里の『冬』に参加する気はなかった。
 疾く、里長にあって、なせの身を保護してもらわなければならない。
 その為には、里の中になせを連れていくわけにはいかない。
 落ち葉の積もる薮の中。
 まだ、こんもりとした紅葉が生い茂る木がある辺りに、バジはなせを連れて行った。
 小さな手が、バジの大きな手をしっかりと握りしめているのを感じながら。
「ここで待っていろ」
 バジは、樹洞を見つけて、そこに縞合羽を着せたなせを押し込めた。
 笠は入らなかったので、外してやる。 
「ばじさまは?」
 不安げな表情で、なせがバジを見上げる。
「里長様に話をつけに行く。そうすれば、おまえをきっと保護してくださる」
 バジは毛深い掌をぽんと、なせの黒髪の頭に乗せて、落ち着かせるように撫でてやった。
「ばじさまは?」
 なせはなおも繰り返す。
 すがりつくように、小さな手が、バジの着物の端を掴んでいた。
「すぐに戻ってくる。……両目の開いたイノシシの男を見かけたら、すぐに逃げろ」
 笠を元通り被せてやりながら、バジは言い聞かせる。
 こちらを見上げる視線が遮られると同時に、バジは離れた。
 引っ張られる感覚の無くなった着物の端。風に舞う落ち葉。
 樹洞からいつまでもこちらを見つめている気配に気付かぬ振りをして、やがて走るように、その場を後にする。
 落ち葉を踏みしめる音だけが、森の中に響いた。

112イノシシの国 イノシシ編:2008/03/31(月) 18:29:08 ID:ef4nMeP/
「待たれよ」
 よく掃かれた道。里境を示す祠の前に立ち、太い木の杖を構えていたのは、門番衆ではなく、普通の顔をしたイノシシの老女だった。
「ここが西の要の御里と知ってのお越しか、それとも『冬』を望む御仁か」
 それが顔見知りである事に、バジはしばらくの既視感から気付き、苦渋の面になった。
 イノシシの女は体格がよく、子を幾度も産んだ女傑ともなれば、そうそう体も衰えるものではない。
「『冬』にはまだ早いが、名を名乗り、手間賃を払えば、里長に会わせてやらん事も無いぞ」
 牙を見せて、警棒代わりの杖を地面に突き立ててみせる。その姿は、変わらない。
 噂には、その昔、里長と長の地位を争った事があると言う。
 破れてから数十年はその憂さばらしもあり、何も知らぬ幼子のバジは、畑で小腹を満たそうとして、叩きのめされた事があった。
 故に、男達とやり合う検番を務めているのだろう。
「相変わらずの業突く張りだな」
 バジの呟きに、検番は怪訝な顔をした。
「乳臭さの抜けた男など覚えておらぬぞ」 
 里には男は殆どの時期存在しない。ましてや会うのはほぼ20年ぶりぐらいである。
「……バジだ。養い親のカスミ様にお目通り願いたい、これでいいか」
 バジは、里長様、という名称ではなく、あえて懐かしい名を言った。すでに代替わりをしている程、柔な御仁だとも思ってはいなかったが。
「バジ? あのバジか?」
 心当たりがあったのか、検番の顔に驚きが浮かぶ。
「ああ」
 逆に、バジの声は低くなった。
「おまえ、いつの間に隻眼になったのよ」
「居ぬ間だ」
 検番は少し相好を崩した。
「里長なら、館よ。案内出来ぬが分かるな」
 頷くと、低められた声で、釘を刺される。
「されど、おまえとて、『冬』には参加出来ぬ身ぞ」
 女がほぼ定住するイノシシ族において、近親相姦は固く戒められている。同じ里の女も、一度ならいいが、二度目は無い。
「うむ」
 結局、手間賃は払うはめになり、バジは畦道を急いだ。
 乾いた地面に、蹄の跡が食い込んで行く。
 なせの匂いが届くように、風上を選びながら進む。
 記憶より、用水路沿いの木々が生長している。
 畑の位置も若干変わり、見た事も無い場所に家の影が見える。
 時折遠くから自分を眺める里人の姿は、見慣れぬ若い衆ばかりだ。
 バジと視線が合わぬよう、家の中に隠れる者もいる。
 まだ、『冬』の準備は整っていないらしい。
 刈り入れられた稲穂も、干されている畝と、積み上げられたままの畝がある。
 手が足りなかったのだろう。
 それでも、館の位置は変わらぬはずで、バジは視界に惑わされずに歩いた。
 里の中ではイノシシの男の臭いは遠ざかって行く。
 それは、里の外にいるなせの安全を意味しない。
 追われている訳ではない、走る必要は無い、他の女達にばれたくない。走れば急いている己を認めるに等しい。
 そんな逡巡が、里長の館に着くまでにバジを走らせずに、常と変わらぬ徒歩にさせた。こういう時は、足の短さが恨めしかった。
113イノシシの国 イノシシ編:2008/03/31(月) 18:30:21 ID:ef4nMeP/
 長い生け垣を曲がれば、里長の館の庭だ。
 何から言おうか、何を告げようか、悩みながら顔を上げる。
 ちょうど庭に出ていたのか、それとも、バジの匂いを察していたのか、事態を心得た里長の顔が見えた。
 焦りは安堵に変わり、吐息が牙の間から漏れる。考えていた言葉はすっ飛んだ。
「おひさしゅうございまする、カスミ様」
 バジは目許を和らげた。
「久しいな、バジよ。クナの便りに右眼を損なったと聞いてはいたが、差し障りは無いか」
 着流し姿の里長は、よく似た面立ちの二人の子供を引き連れていた。見慣れぬ双子に、バジは内心首を傾げるも、問う事無く、話を続けた。
「特には」
 まだ、あの掘町を離れてからさほど経っていないように思えたが、一月……いや、二月に入ろうとしているやも知れぬ。
 双子達は、見慣れぬ男の姿に、里長の後ろに隠れてこちらをじっと見つめている。
 今、養い子がいるのでは、なせを預かってくれとは言い出しにくい。
「今度旨い酒を送ってくれるそうだ。お主に預けたのだとてっきり思ったが」
 里長の視線が、言い淀むバジの全身を見やる。
 そう言えば火酒をもらったが、あれが旨いのかどうか、未だに口をつけてはいない。
 正直、なせの前で酒を呑む気にはなれなかった。
「いや、そのようなものは……」
 注がれるのは視線だけではない。鼻が、微かに動いているように、思えた。
「そなたらは酒の趣味はさほど変わらぬではないか」
 軽口を叩く唇とは裏腹に、里長の眼は細められていた。
 思わず、視線をそらす。
 もう、己では気付けない、体中に染み付いたなせの匂い。それを嗅がれているのか。
 歩く間になせの温もりの消え去った掌を見つめ、里長に視線を戻す。
 何と言えば、いいのか。
「……俺はあそこまでは」
 言いかけて、里のはずれから強い匂いを感じて、固まる。
 ゆっくりと、太い首が里外れを向いた。
 同時に、里長の顔色が変わる。同じ方向を、確かに二人は見た。
 視界には、穏やかな里の雰囲気。男の気配は、バジ以外には無い。
 しかし。
「ご免っ」
 バジは一礼し、言いかけた言葉を飲み込み、走り出す。
「待て、バジっ」
 風の中で、置き去りにしてきた方向に、耳を動かすと、微かな、音がした。
(……なせ)
 往きに走らなかった事を悔いながら。景色は風に消えて行った。

(了)
114イノシシの国:2008/03/31(月) 18:37:26 ID:ef4nMeP/
イノシシの国 イノシシ編四です。

注意書き:エロのかけらもありません。(ここ重要)

本来四話だった話をヒト編との兼ね合いで四〜五話に引き伸ばしているため、今回何も山場がありません。
ついでに全六話構成が全七話構成になったことをお知らせします。

……次回、ヒト編でお会いしましょう。では。
115名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:30:16 ID:nuPvylnM
ここまで二つの似ているようで違う文体をかき分けられるのは、ホント凄い。
続きをお待ちしております。
116名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:55:45 ID:LbIb2dik
>>104
眼が覚めた後に普通にもう一回押し倒し直されそうだと思ったのは
自分だけですか。GJJJJ!!!

>>109
さあて。そろそろ全裸でもそれほど辛くない季節だなと。
肩車になごんだ。
117名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 12:22:58 ID:ux9gr5x4
なせたんの危機!? 続きが待たれます。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 14:20:31 ID:nN6uwOhY
イヌと偽ヒツジのまとめページを保管庫に作成しようとしたんだが、
「設定と本文がごっちゃ」「Ver.違いが多すぎて混乱」等の理由で
どうしてもスマートにまとめられそうにない あきらめたorz
だれか たのむ
119名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 22:07:53 ID:oTShLhfu
ごめんなさいごめんなさい
よかったらまとめ用のページだけ作っていただけないでしょうか?
あとは なんとか がんばりますがんばります…orz
120名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 14:47:28 ID:ZAj3YgeD
>>119
とりあえず1話と2話だけリンクしたまとめページ作成してみました。
説明文とか苦手なので書き換えてお使いください。
121名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:14:32 ID:xhxJiUBS
ありがとうございますありがとうございます! 近日中に頑張ります。
122夢日記の人:2008/04/04(金) 22:40:30 ID:POlPckCH
こんばんは。犬国奇譚夢日記の第10話です。
例によって長くなったので前後に分けてあります。

前編 http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/98_1.txt
後編 http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/99_1.txt

そして、そもそもがバレンタインネタだったもので、馬鹿エロ祭りに参戦するべく書いたものです。
第10話のサブストーリーになってますので、本編読後に読んでいただけると話が繋がるかと思います。

外伝 http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/100_1.txt

結果論ですが、書く書く詐欺になってしまい申し訳なく思っています。
また、もう少しペースアップを心掛けますので、今後ともよろしくお願いいたします。

なお、今回は珍しく欝展開も陵辱傾向も無いんじゃないかと思います。
どっちかと言うとほのぼの系かと。

例によって、誤字脱字等は最大限見直したつもりですが、どれ程チェックしても漏れているものです。
見つけられたらこっそりと指摘していただきたく存じます。
また、今回から長い行でも強制改行を入れてませんので、改行表示できるテキストエディタなどでお読みいただくと、
より一層読みやすいかと存じます。

では。
123名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:25:10 ID:NiMhVKsd
ちょっと読みにくかったけど乙!です。
ポール公はやっぱり熱血系なんですねw

ただ、ちょっと気になったと言うか鼻についたと言うか、上手い表現が出来ないですけど、
リアル志向路線はあまりやりすぎると、他作品との設定競合がありえるんじゃないかと。
お話が面白いだけに、ちょっと危惧してます。
124名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 07:56:34 ID:QsQGZzhn
>>122
おつおつ。
引き出しが多い、幅広いジャンルが書ける書き手ってうらやましい。
125名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:02:58 ID:BzVXnoxf
>>122
話しを旋回させる前フリですな。
続きに期待します。
しかし、氏の作品では過去一番エロイ気がするw
126名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 17:46:00 ID:j9/nNOSF
自作自演乙!w
だからボチボチ引っ込めってw
つまんねー話は時間の無駄だぜwww
127名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:17:36 ID:nyZO3P0d
また変なのが湧いてきたな
128名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:47:07 ID:uTXRCvk7
今こそスルースキルを磨く時だろ
129名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:51:17 ID:nAkCDzD6
126は釣り…サカナといえばオカマ…そうか!(
130名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:02:35 ID:QsQGZzhn
定期巡回きたかw
131名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:56:04 ID:j9/nNOSF
オマエラ揃いも揃って失礼な奴らだなw
ホントはウゼェって思ってんだろ?w
代わりに代弁してんじゃねぇかよw
感謝されたいくらいだぜwww
132名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:12:23 ID:aE+LIOkq
「あんたたち、そろいもそろって失礼なやつらねぇ! あんたたちだって、
ほんとはうざいって思ってるんでしょ? だからあたしが代わりに言ってあげた
んじゃない。感謝されたいくらいよ」
 131はそういうと、俺たちに背を向けてさっさと部屋を出て行ってしまった。
 思わず溜息がこぼれる。
 彼女はいつもああだ。きっと寂しいのだろう。自分の負った心の傷を、
他人を傷つけることで癒そうとしているのだ。
 弱い自分を見せるのが怖いから、必要以上に強がって他者を攻撃する。
 そんな事をしても誰も幸せにならない。それを知っていながら、それでも
彼女は自分で作り上げてしまった自分のイメージを打ち破る事ができずにいた。
「なんとかしてやれたらいいんだけどな」
 いままで131をからかうような事を行っていたやつらも、神妙な面持ちで
131の出て行ったドアを眺めている。
「……俺、話してみるよ。無駄だろうけど、でも、131は助けを欲してるんだ」
 そういい残して131の後を追う。
 ふと、階段の下にうずくまる影があった。
 こっそりと忍び寄り、見つからないように様子を伺う。
 131が泣いていた。肩を揺らしながら、なにかをブツブツと呟いている。
「ばか……ばか、あたしのばか……! なんでこうなのよ……!」

萌えた。
133イノシシの国:2008/04/07(月) 22:12:34 ID:ibkrqApv
イノシシの国 ヒト編四です。

注意書き:またしてもエロのかけらもありません。


134イノシシの国:2008/04/07(月) 22:14:46 ID:ibkrqApv


 今日も、月明かりの射し込む板間に、ご主人様の長い影が伸びていた。
 俺は背を向けて、薄い布団を被る。
 酒の入った瓶は、もう幾度空になっただろう。毎夜、静かに呑む酒の量は増えて行く。
 俺は、酒臭い室内から逃れるように、眠りに落ちる。

 単調な日々は、少しだけ変わっていた。

 階段に供えられるようになった斎を運び、ご主人様に渡す。あれ以来、酒瓶が途切れる日はない。
 階段と言えば、あの、老婆。
 翌日、訪れてみると、事切れた遺骸はそのままそこにあった。
 俺が手を合わせる中、ご主人様が肩に担ぎ上げて、山の上に丁重に葬った。
 一緒に埋葬した持ち物の中には、驚くべき物が入っていた。
 人の頭蓋骨だ。
「これは……ヒトの物じゃの。イノシシや、『白膚』のものではあるまい」
 ご主人様は一瞥してそう言い放った。
 この世界で、命を全うしたヒト?
 俺は首を振った。想像したくない。
 傷一つなく、きれいに磨かれた頭蓋骨。
 おそらく、早くに亡くなってしまったのだろう。
「ゴボウ、共に埋めてやれ」
「……はい」
 埋めたら、この人も、御山の物になってしまうのだろうか。山に還ってしまうのだろうか。
 山に還る、という意味が俺にはつかめず、躊躇しながらも、俺は、その骨を、老婆の遺骸と共に埋めた。
 土をかけると、ご主人様が、老婆の持っていた錫杖を上に突き刺す。
「代替わりしても、こうして忠誠を誓う門番衆がおるとは……。先代は立派だったのだな」
 遠い目で、ご主人様が空を見やった。
 俺は聞きたい事が山ほどあるのに、整理しきれず押し黙っていた。
 悲しみや衝撃を胸の奥底にぎゅうぎゅうに押し込み、放っておいた畑の手入れに、精を出した。
 あれほど興味の無かった畑仕事が、こんなところで支えになるとは全く思っていなかった。
 田んぼに虫送りの篝火が焚かれる頃、俺は初めての収穫を得て、帰り道を登っていた。
 遠くに見える里のあちらこちらで、炎の列が続いている。
 それが、俺には、あのちびを送る篝火に見えて、こみあげてくるものを瞼を閉じて堪えた。
 あれから、もうひと月はゆうに経つ。
「帰ったか」
 日暮れ前にたどり着くと、ご主人様が待っていた。
 闇に沈んでしまえば、月明かりだけが、照らす家。
 未だに煮炊きする設備は無く、俺は外で、ザルにいれた菜っ葉の汚れを軽く洗い流すと、ご主人様にザルごと差し出した。
「穫れました」
「そうか」
 ご主人様は、手を伸ばして、菜っ葉をそのまま食べた。
「うむ、凝りも無く。ゴボウが食べても大丈夫じゃの」
「コゴリ?」
「山の氣が凝ると、毒になる」
 それだけ言って、ご主人様は、黙々と、俺の穫った菜っ葉をつまみに、酒を呑んだ。
「山で穫れた物以外なら、食べられるから、俺の食事も斎の一部を取っているんですか」
「それもあるがの。山で火は使わぬ」
「ああ」
 確かに。この家には、火を焚く設備が一切ない。
 本来は社、と言った方がいい程、簡素な造りをしていた。
「おまえも、温かい飯の方が嬉しかろう」
 いや、ここまで来るまでに大概冷えきるんですがね。
 確かに、調理した方が旨い事は確かだし、ミクルの斎は何でも旨かった。
135イノシシの国:2008/04/07(月) 22:15:41 ID:ibkrqApv
「ご主人様」
 上がりかまちに腰掛けて、奥のご主人様を見つめる。
 黒々とした瞳が、こちらを見据えていた。
 あれだけいつも酒臭いのに、この瞳はいつも変わらない。
 口元から覗く牙が、焦げ茶の髪から覗く小さな耳が、ご主人様が、俺とは違うのだと、主張する。
 それ以外は、豊かに張り出した乳房も、少し寸胴目の胴も、よく鍛えられた手足も、俺と変わりなく見えるのに。
 下ろしたてだった膝丈の着物は、今はくたびれて、毛羽立ったり、こすれたりしている。それでも、胸は半ばまで隠れ、帯の上に載っていた。
「なんだ、珍しいな。儂を正面から見つめるなど」
 そう言えば、そうだった。
 あの老婆に噛み付いた日から、ずっと、顔を見るのを避けていた。
 なのに、今日は、自分が育てた菜っ葉を食べてくれた、それだけで、ご主人様の顔を見る気になれた。
「……、御山って、なんですか」
 俺の喉から漏れた声は、思ったより低かった。
「ここじゃ」
 そう返してご主人様は酒をあおった。
「他にも周りに山はあるじゃないですか。なんでここは御山っていうんですか」
 以前、ご主人様は山巡りに出かけていた。
「周囲六山を束ねる要が、この白継山じゃ。ヌシは儂しかおらぬ」
「じゃあ、遠くへいけば、他にもご主人様みたいな人がいるんですか」
「おる」
 青い闇がご主人様の表情を俺の視界から覆い隠して行く。
「他のヌシにも、ああいう門番衆とかいう人がいるんですか」
「おる。最も、これは生まれればじゃの」
「生まれれば?」
「里に、じゃ。もしかしたら、おらぬヌシもおるかもしれぬ」
 今、里に、あの老婆と同じように、イノシシの顔をした女はいない。
「ヌシって言うのは、独りで棲むものなんですか」
 俺は、話題をずらした。
「イノシシ族は、皆独りで生きて行くもの。子が出来れば姉妹で徒党を組むかもしれぬ。里に属すれば、たまには徒党を組むかもしれぬがの。じゃが、本質的には皆、独り」
「あいつらは、一緒にいたじゃないですか」
「あれらも、繁忙期の間、里長が預かっているに過ぎぬ。その方が死ぬる率が下がると判断されたからじゃ」
「死亡率?」
「イノシシの子は、よう死ぬ。おまえが嘆いたあの子のように」
 息が止まった。
 俺が生きていた、あの世界は、いや、あの時代は、自殺とか、殺人とか、そういうのはあれど、子供があっけなく死ぬっていうのは遠かった。
 そりゃ、一度も知り合いが死んでいないって訳じゃない。葬式に参列した事なら1度くらいはある。だけど、誰かが死ぬ瞬間に立ち会った事なんてない。
 死って言うのは、遠くて。明日も生きているのが当たり前で。
 交通事故とかそういうのはたくさんあるだろうけど、でも、やはり想像出来なくて。人身事故とかは日常茶飯事なニュースで、死亡記事を見ても、身近なものとは思えない。
 そんなありふれた日常から、今突きつけられた事実が、あの日からずっと胸に刺さった棘のように、痛く。俺はどこにも行けない、やり場のない思いを、ご主人様に向けた。
「あいつは、俺のせいで死んだ。俺が、あんな遊び教えたから。俺が、その後行かなかったから」
 拳を固く握りしめる。
「あんたとやりまくっている間に、あいつは死んだんだ」
 八つ当たりだった。
 雨がずっと激しく降っていた。外になんて出られなかった。
 そして、俺はご主人様に溺れていた。
「……ゴボウよ」
 闇の中で、ご主人様の眼だけが光っていた。
「儂のせいにするか」
136イノシシの国:2008/04/07(月) 22:16:56 ID:ibkrqApv
 違う。違う事は分かっていた。でも、言葉は止められなかった。
「あんたに俺が溺れている間に、あいつは死んだ。そして、あんたは、あの老婆を噛んだ。俺のせいで子供ひとり死んで、ご主人様は、人ひとり殺して、」
 俺は何を言おうとしたのだろう。
「儂が……殺した?」
 闇の中でご主人様がのそりと立ち上がった。
 獣の気配がする。
 衣擦れの音と、ご主人様の怒りに満ちた気配が、近づいた。
 間近で、眼が光っている。
「儂が、あの門番衆を殺したと申すか」
 俺は口ごもる。
 ご主人様は、俺のTシャツの襟を掴み、ぐっと肩を露出させた。
 そのまま、肩口に噛み付かれ、体が一瞬硬直する。
 食われた。
 そう、思った。
 だが、いつまで経っても、痛みが来ない。
 牙は緩く膚を食む。
「門番衆は、肩まで剛毛に覆われておる。せいぜいこの程度じゃ」
 ご主人様は、耳元で囁いた。
「儂が、殺したと、申すか」
 震えを押し殺したような、声だった。
 俺は、何も言えなかった。
 ご主人様が無言で離れ、扉を開け放って出て行った。
 俺は、俯いたまま、苛立ちで握りしめた拳に、爪が食い込んだ。
 
137イノシシの国:2008/04/07(月) 22:18:33 ID:ibkrqApv
 お互い、何事もなかったような振りをして、日々は過ぎた。
 夜はお互い、背を向けあって過ごすのに、昼は、穏やかで和やかな日常が過ぎる。
 暑さは増してきて、俺は日陰で過ごすのを好むようになっていた。
 夏は、すぐさま去っていくような感じだった。
 秋の実りの季節がもうすぐそこまで迫って、暑さも日に日に気だるくなっていく。
「出かけるぞ」
 だらだらと汗をかいて、土間でへばっていた俺に、ご主人様が声をかけた。
「どこへっすか」
「山三つ向こうまでだ。小さな湖がある」
「へ?」
 それは遠出だ。遠出過ぎる。
「用意も何もしてないっすよ」
「里の者も出かけたぞ」
 ご主人様の手には、小さな風呂敷包みがあった。
「持て」
 仰向けにだらしなく寝そべる俺の腹の上に、包みを落とす。
 軽く腹筋にヒット。俺は受け止めて、起き上がった。
 土間に上半身裸で寝るのはまずかったか。
 でもひんやりしてて気持ちいいんだよな。
 土を払って、風呂敷包みと、板間に置いてあった甚平の上着を掴んで、ご主人様の後を追う。
 先を行くご主人様の服装は、赤地に白いウサギの模様がある、ずいぶん可愛らしいものだった。
 ご主人様が着ると、なんでも、ただの着古しに見えてしまうが、赤は案外似合う。
 里長のくれた衣は、もっと落ち着いた、里長の趣味の柿渋色だった。これは誰が捧げたのだろう。
 服まで供えられるようになるとは、ご主人様の株も、いろいろと里で上がったらしい。
 だが、その理由を考えると、何処か、咽の奥が苦かった。
 俺の甚平は、誰からか知らないが、ある日の斎と一緒に入っていたものだ。
 腰はヒモで調節すればいいから、大きめのそれも、俺にはちょうどよかった。
 くたびれたスニーカーを突っかけて、ご主人様の後について行く。
 正直、ご主人様の足が程よく短くてよかったと思う。
 健脚のご主人様は、例え寄り道をしていても、俺の体力では到底叶わないところを平気で越えたりする。
 俺がよじ上る場所でも、案外飛び越えるだけで済んだりするから、基礎能力と言うのは侮れない。
 汗だくになりながら、俺たちはようやく夕刻、目的地に着いた。
 羽虫が鬱陶しい草むらの中、斜面に座り込む。
 眼下には、小さな湖が広がり。
 湖畔には、どこから集まってきたのか、近隣の里から集まったらしい、イノシシ族の女子供と、出店の屋台、それに見かけぬ種族がちらほら。遠目には耳と尻尾の違いくらいしか分からない。
「ちょうど始まるところだな」
 どーんと、狼煙が上がった。
 違う。
 まだ明るいから、見覚えがなかったが、この音には聞き覚えがある。
「……花火?」
「ほう、知っておったか。西より流れてきた角ある民が持っていた短筒というものに使われておったのだがの。その火薬を元々あった狼煙の技術と合わせてみて、出来たのよ」
 隣に座り込んだご主人様が言う。
「今日は、酒、持ってきてないんですね」
 俺はちらりと目を向けて言った。
「お前が飯を持ってきたではないか」
 途中でつまみ食いしたの、ばれてるのになあ。
 俺は渋々膝の上に弁当を広げる。大分量は減っていたが、まあ、つまみには十分だろう。
138イノシシの国:2008/04/07(月) 22:21:09 ID:ibkrqApv
 徐々に、日が暮れ始め。
 花火が、轟音とともに夜空に上がり始めた。
 ああ、近いと、空気も震えるんだな。
 単色の花火が、すうっと昇ってきて、花開き、散る。その度に、下の方で歓声が上がった。
 いつもは警戒心の強い奴らなのに、今日だけは解放されているようだ。
 こうしていると、元の世界の花火大会とそう違わないように見えるのに。
 俺と同じ姿の人間は一人もいない。
 俺と同じ影を持つ人間は一人もいない。
 傍らのご主人様さえ。小さな耳の影が、尻尾の影が、豊かな肉置きの影に重なる。
 俺はしばらく、ご主人様が俺の膝の上の飯を平らげるのを見ていた。
 俺の横顔を、ご主人様の鬣を、花火が照らす。
「ゴボウ、あそこを見ろ」
 ふいに、ご主人様がすっと腕を伸ばし、湖の片隅を指した。
 俺は、引き付けられるように、そちらを見る。
 花火に照らされる小さな影達。そして、湖の上を跳ねて行く何か。
 あれは。
「……去年はな、あんな景色なぞ無かった」
 ご主人様が、小さく呟いた。
 あれは、あの動作は。
 俺が、教えた、石切だ。
 小さな影達が投げた石が、花火に照らされる湖面で跳ねていく。
 遠いはずなのに、それは、俺の眼に鮮やかに焼き付いた。
 轟音が、湖面を揺らす。
 ああ。
 あいつが、あんなに沢山。
 俺のいない間に増えている。
「……ゴボウ」
 ご主人様の指が、俺の瞼の下を拭った。
 視界がぼやけて行く。花火が霞む。
 鼻の奥が痛くなった。
「ご主人様、俺は、俺はっ」
 声が裏返っている。
 嗚咽が、こみ上げて、止まらなくなった。
 こんなに泣いたのは、いつ以来だろう。記憶にない。初めてかも知れない。
 ご主人様の手が、俺の背中をさする。
 俺は、自分の膝を抱え込んで、上を向いて、零れ落ちる涙を、歪む視界に留めておこうと必死だった。
「……、あやつは御山に還ったが、子らの心にも残った。そうじゃろう? ゴボウ」
 鼻をすすって、俺のしゃくりが落ち着いてきた頃、ご主人様の唇が、俺の瞼に押し当てられた。
 涙が吸い取られ、片目の視界が、元に戻る。
(そうだろう? シンヤ)
 そう、ご主人様の唇が動いたような気がした。
 そんなはずはない。
 ご主人様は俺の名前を知らない。
 俺の名前を聞こうとしない。
 いつも、名乗ろうとすると、遮られた。
 その、はずなのに。
「儂は、御山のヌシ。御山の記憶は儂に還る。そして、儂自身の記憶は薄れて行く」
 俺が名乗った、あいつは、御山に還った。
 あの老婆も、御山に還った。
 そして、あのヒトの頭蓋骨も。
「カンナの記憶も、そして、あのヒト……ソウジの記憶も、儂の中に埋もれておる」
 ご主人様の顔が離れて行く。
 俺はご主人様から眼が離せなかった。
 顔を、手の甲で拭って、甚平の上着で拭く。
 それから、無意識のうちに、その着物の端から、肩へと手を伸ばす。
「綺麗じゃの」
 素面のご主人様はそう言って、空を見上げた。
 肩に手を置いても、ご主人様は払いのけようとはしなかった。
 俺は横顔をいつまでも惚けたように眺めて。
 花火が終わる頃、ぐしゃぐしゃに崩れた顔のまま、その頬にキスをした。 (了)
139名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 11:55:53 ID:bXJuLGk1
うむ、乙です。
なんか小津映画みたいな淡々とした流れが気持ち良いですな。
丁寧に日常を書くからこそ光る部分があるんですね。
140名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:09:19 ID:pMaRzl0L
このスレの才能の集結率は異常。
いや、マジでそう思う。

GJ
141名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:01:13 ID:C3EFJqOe
粗製濫造された下手なラノベより出来が良いのがあったりするからなー。

>>122 >>133
GJ
142名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:16:17 ID:/vSYhpgd
>>132
これは個人的に再評価したい
143名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:33:20 ID:euO5AH00
GJ

イノシシの国大好きです。今回はホロッときたなぁ…

>>140
禿同
144名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:26:14 ID:pLWwhZii
>>イノシシ

なんかしらんけど涙が漏れて漏れて止まらん。
超もらい泣き状態。
それはそうと、ヌシさまのお着物は絵板のアレですね。
145鼠担当?:2008/04/12(土) 23:30:34 ID:BF/NUu1p
随分と遅れました『無垢と未熟と計画と? そのよん』です
前回、最終話と言いましたがサイズの関係上、話を4話と5話に分け、4話自体も4分割で投下する事となった事をお詫び申し上げます。

では、投下します。
誤字脱字、文法がおかしい所があったらごめんなさい。
146無垢と未熟と計画と?1/11:2008/04/12(土) 23:31:10 ID:BF/NUu1p
「『と、シンデレラは末永く幸せにくらしたとさ……めでたし、めでたし』……おやすみ、ロレッタ」
「う、うん」
 おとーさんはわたしのあたまをなでなでする。
 とってもあったかい。
「ねー……おとーさん」
「なんだい?」
「まほうつかいさんは、なんで、シンデレラをたすけたの?」
「うーん……」
 こまったようなおとーさんのかお。
 わるいこといっちゃったかな?
「あぁもう、泣きそうな顔するんじゃない……あぁそうだ! ロレッタが大人になったら分かるぞ、うん」
「ほんと?」
「あぁ、ほんとだとも」
 もっとつよくなでなで。
 あったかくてねむくなる……ねむく、なる……うにゃむにゃ……。



    
         §     §     1     §     §



 ペンでさらさらっとサインを書いて、この書類は全部終わりっと。
「ん〜〜!」
 一段落ついて、ぐっと座ったまま背伸びをして時計を見てみるともうお昼過ぎ。……うぅ、お腹すいたなぁ。
「ラヴィニア、終わったー?」
 ノックを3回ほどしたあと、返事をする暇もなくそう声を私へ掛けながら、部屋へ入ってくるリゼット。
 あっちの方の仕事も終わったのかこころなしか声が明るい。
「全部終わったけど……お腹すいたぁ……」
 それとはまるっきり反対に私の声は暗い。
 "ヤツ"捕まえて、その後の後始末でご飯は食べる暇なかったわ、寝る時間も半分くらいになるわで正直もうくたくた。
 全く、リゼットの底抜けの明るさはどこから来てるのかしら?
「ほら、これあげるからしゃんとしなさい」
 体中の力が抜けてだらけきっている私の格好に苦笑いしながら、渡されたのはなにやら生暖かい袋。
「……開けてみたら、見るに耐えない物でしたってオチは無いわよね?」
「日ごろの行いの所為なのは分かってるけど、そこまで疑われると逆にショックだわ……」
 自分の行いが問題あるのは自覚はあるんだ。
 そんな新発見と微妙な勝利をかみ締めつつ袋を開けて中を見てみれば、油で揚げたような色合いの丸っこいものが3つ入っていて、
それからは美味しそうな香辛料の匂いがして口の中から唾があふれてくる。
147無垢と未熟と計画と?2/11:2008/04/12(土) 23:31:58 ID:BF/NUu1p
「……これは?」
「ロジェが気を利かせたのか買ってきたんだけど、ほら、アタシは熱いのダメだからね」
「へぇ〜」
 確かにこうしている間にも湯気がもくもく出ていて凄く熱そうだから、ネコのリゼットには無理なのは当たり前。
 私も熱い物は苦手だけれど、いくらかは慣れているからなんとかなるかな。
「全く、そういうところに気を回さないで結婚生活なんてできるのかしらねぇ?」
 同意を求めるようにリゼットはそう言うが、口元がうれしそうに緩んでいて呆れてるようには見えない。
 まぁ、実際のところは私にはわからないし、なりより、
「うーん」
 これ貰って食べちゃったら賄賂とかそういうのに当たらないかしら?
 この程度。って済ませて後で問題になると困るけど、とってもお腹空いたし……うーん。
「はいはい、経理上は昼食と同じ扱いにしちゃうし、ただでさえアンタは燃費悪いんだから食べないと動けないでしょ?」
 金銭関係の専門であるリゼットがそういうならそうなんだろうし、お腹が空いたままじゃお仕事は出来ない……だ・け・ど!
「誰が燃費悪いよ、誰がっ!」
 そう迫ってみるが人差し指で額を押さえられて一言。
「アンタ♪」
「〜〜〜〜っ」
 怒りたい。
 そりゃもう精一杯。
 がしかし、反論すればゾロゾロその証拠が出てくるだろうし、なにより、本当にちょこっとだけの自覚が疼く。
 だから、ぐっ、と我慢して、袋の中から一つ取り出す。
「燃費悪いとかの話はともかく、さっさと食べちゃいなさい。ロジェが勝手に決めた移民者の面談をしなきゃならないしね」
「それと、捕縛した"ヤツ"の尋問もでしょ?……って熱っ! 辛っ!」
 リゼットの話に答えながらちょっとずつ齧ってみれば、中からどろりとした物が口の中に入ってきたと思ったらそれが熱くて
辛くてなんのって……どっちも凄い。
「あぁ、ほらっ」
 と、差し出された水入りのコップを奪うように受け取って、一気にのどまで流し込む。
 それで何とか収まったけど、それでもまだヒリヒリして痛い。
「な、なんなのよっ、これ!」
 私の詰問に惚けるよう天井に視線を彷徨わせているリゼットは素知らぬ顔。
 これは予想だけど、ロジェ将軍をお使いに出させて買ってきてもらった物を中身を確かめずに持ってきんだと思う。
 ……リゼットにしちゃ珍しいミスだけれど、それだけ慌ててたってことかな?
「ん、ぅ」
 熱い中身を少し冷まして食べてみると辛さはそんなに目立たなくてむしろちょうどいいくらいに収まっている。
 それでも、辛いのがダメな人だったり、リゼットみたいに熱いのに弱い人にはちょっと厳しいかもしれない。
「……あれ、もう無いの?」
 辛さに慣れてみると、意外に食が進んで気づいてみると袋の中はもう空っぽ。……なのだけど、お腹一杯にはまだまだ遠い。
 もっとあるかな? と、微かな希望を託して持ってきた張本人の方に視線をむけてみるけど、
肩を竦めて"もうない"と言外に言われてしまった。
148無垢と未熟と計画と?3/11:2008/04/12(土) 23:33:01 ID:BF/NUu1p
「ご馳走さまでしたっ」
「はい、お粗末さまでした」
 物足りなくて不満そうな私の表情が面白いのか、クスクスを声を抑えて笑うリゼット。
 そういえば、一番最初に会った時も同じ様な状況だった気がする。
 ……あの時はシチューだったけれど、リゼットったら火の加減が分からなくて、鍋の底を焦がして大慌てで手伝ったんだよね。
懐かしいなぁ。
 結局、半分焦げたシチューの食べれる所を分けて、二人に苦笑いして食べたんだよなぁ。
「昔の事でも思い出してる?」
「え?」
 いつの間にか椅子を隣へ持ってきて座っていたリゼットに、思い出に浸っていた事を見抜かれてびっくり。
「最近のアンタは何でも顔に出るようになったわよねぇ」
「そうかな?」
 自分じゃ自覚ないけれど、鋭いリゼットが言うのならそうなのかも。
「でも、なんでだろ?」
 そう疑問を誰に言うでもなく呟いてみても全く、これっぽっちも見当がつかない。
 ヘンな物を拾い食いした覚えは無いし、頭を強く打った記憶もない。
「むーリゼット、なんで私、顔に考えが出るようになったんだろう?」
 そう真剣に聞いたのに、いきなり吹き出して堪えたように笑い出す。
「こっちは真面目に聞いてるのっ!」
「ごめん、ごめん。っ、ここまで……っ、もう、だめぇ……っ!」
 もうタカが外れたようにリゼットは笑い出す。その様子といったら目尻に涙すら浮いていて、とてもじゃないが口がきけるような状態じゃない。
 収まったら私の何がそこまで笑わせるのか細かく聞いてやる……そう固く決意して笑い続ける彼女をじぃと冷たい視線で見つめる。
 けれど、そんな視線を意に介さずに笑い続けて、ようやく収まったのはしばらくたってから。
 ……気になる上にすっごく腹が立つ。
「いやー、ごめんごめん。久しぶりにツボに嵌っちゃったわ」
「ふーん」
 そう形だけ謝りながら涙を拭っているが、まだ笑いがこみ上げるみたいでヒックヒックと声が時折漏れてて、 
本当に謝る気あるのか分からなくなってくる。
「そんな膨れなくても、ねぇ?」
「膨れてないっ」
「答えるから許して、お願いっ」
 そうやって両手を合わせて拝みこまれちゃうと無理にも怒れないし、なりより、にっこりと憎めないような笑い方をされると
張り合う気力も萎えて来る。
 全く、得な性格してて羨ましい。
「もういいから、さっさと答え言って」
 面倒になって投げ遣りにそう言うと、リゼットは人差し指を立てて自分の唇に当ててニヤリを端を釣り上げる。
 とてつもなく嫌な予感がするのは気のせいかしら?
「恋をするとした人に癖が似てくるって聞いたことあるわ……リョウ君もすぐに顔に出たわよね?」
 そう言ってから『あ』と声をあげて『失敗したっ!』言わんばかりに表情を歪める。
「不謹慎だったわ、ごめんなさい」
 そう短く言ってリゼットは私に向かって頭を下げた。
149無垢と未熟と計画と?4/11:2008/04/12(土) 23:33:59 ID:BF/NUu1p
「別に気にして無いわ、頭を上げて頂戴」
 言葉は確かに短かったがちゃんと誠意があるのはよく分かるし、これに怒るのは私の役目じゃない。
 ……ネタにされている本人の、"りょー"の役目だ。
 それに、だ。
「病院の方から一命は取り留めたって連絡きたんでしょ?」
「えぇ」
 金や技術に糸目はつけないと指示した分、魔法治療など高度で高額な方法を施した上に処置が早かったおかげもあるらしく、
すぐにそういう連絡が来たのだ。
 意識こそ戻らないし、背中についた刃物傷も一生残るそうだけれど、命には代えられない。
「それで、ロジェがあっちに戻るついでにリョウ君を運ばせるってのを考えてるんだけど……どう?」
「んー……」
 悪くない話、だと思う。
 絶対安静ならば状況は別だが、こういう提案が来るのだからそういう問題はクリア済みであるのは確か。しかもいくら病院だとはいえ、
意識の無いヒトを"泥棒"することは容易い。
 そういうことから動かせるのならばすぐにでも動かして安全を確保するのは当然の判断だ。
 ただ……やめておこう。どんな判断にも私情を入れたらそれは権力の濫用になってしまう。
「構わないわ、付け加えるならロレッタにもりょーの状態を教える手紙なりなんなりの手段をつけて頂戴」
「それは抜かりなく」
 と、指示しつつも私の心は暗い。
 そもそもここへ連れて来さえしなかったらこんな目にあわせずに済んだ筈。
 こうして生きてるからいいものの、可能性としたならばもっと大きな怪我をしてこの世から居なくなっている可能性の方が
大きい。そうなったら私、耐えられるのかしら?
 とうさんやかあさんの時は、この仕事の引継ぎやらなんやらの忙しさで誤魔化せた。けれど今ならどうか? ……出来るわけが無い。
 ……そんな暗い想像でため息を吐くと、生暖かい視線を向けてくるリゼットの顔が目に入る。
「な、なに?」
「いえいえ、憂え顔が色っぽいなぁと」
「ふん、だ」
 『色っぽい』なんていう評価私はに似合わない。
 何故なら、そういう表情ができるほど"女の子"らしくないし、そういう面でならロレッタの方が何倍も"らしい"。
「ほんとアツアツね、アンタ達」
 そんな私の思いを知ってか知らずか、毎度毎度のからかいに辟易して、別の意味で大きなため息が自然にでちゃう。
 でも、そう思われても仕方ない事を私はしているは確か。でなければフランツさんやリゼットにこう言われる理由が無い。
「あぁ、ヘーゼルさん、グレンさん。このままだとあなた達の娘が爛れた日々に――!」
「だぁかぁらぁっ! かあさんととうさんをダシにしてそっち方面にもっていくなーっ!!」
 精一杯声を張り上げて突っ込んでみるが、依然リゼットはニヤニヤと含みのある表情を浮かべていて反省してる兆しは一切無い。
 うぅ、勘弁してよぅ。
150無垢と未熟と計画と?5/11:2008/04/12(土) 23:34:45 ID:BF/NUu1p
「ふぅん、それじゃ……もし、リョウ君に押し倒されちゃったら、抵抗できる?」
「えっ」
 ただのおふざけの質問の仕方だったならば『当たり前でしょっ!』と反論できたと思う。けれど、今のは違う。
 口調はいつも通りだったけれど、私へ向けられた視線はまるで試すような色合いを帯びていて答えに行き詰る。
「どうなのかしら、ラヴィニア?」
 こんな時のリゼットほど厄介な物は無い。
 商家の娘だったからか、嘘には鼻が利く上、ネズミ以上に勘がいいからヘタなその場凌ぎは見抜かれてしまう。
 それに親友に嘘だけは吐きたくないのもある。
「そうなったら、ちょっと……」
「ちょっと?」
 頑張って正直に答えを言おうと声を出してみたけど、恥ずかしくて思った以上に声量が出ない。
「抵抗できる、自信…………無い」
 精一杯の勇気を込めて声にしてみると、自分が何を言った再確認してかぁっと顔どころか首筋まで熱くなって、
居心地の悪さに体を竦めて、俯くしかない。
 実際、私側から半ば押し倒しのような格好になったのは何度かあるし、既成事実一歩手前のような事も……した。だからって
訳じゃないけれど押し倒されたら、時と場合によっては抵抗しないかもしれない。
 自分でも不確かで要領得ない答えだとは思うけれど、今の私にはこんな答えが精一杯だ。
「そっか」
 そう短く答えるリゼット。けれど俯いた私は表情をみることが出来ない。
 失望されてもおかしくない答えだし、仕方ない、かな。
「心底失望したわ、貴女には」
「っ」
 "どんな謗りも受け止める"
 そんな覚悟を持って受け止めてもやっぱりこういう言葉を聞くと胸が痛い。でもそれだけの事は言ったんだから、当たり前だ。
「……と、言うとでも思ったかしら?」
 ぐずぐずと自虐の沼に沈みかかった意識が、さっきまでとは違う明るい声音に引っかかる。
 そして、恐々と顔を上げてみれば、そこにあるのはリゼットの自然で、優しい笑顔があって、
「た、試された?」
 そう恐る恐る聞いてみると、肩を竦めて笑顔をイタズラっ子のような無邪気な物へ変える。
 昨日もフランツさんに似たような事をされた気がする……進歩ないなぁ私。
「うぅ、もういや……」
 いろいろ思い詰めた反動で体から一気に力が抜けて、テーブルにべたっと上体を乗せて伸ばす。
 こうやって試されるのは嫌いじゃないけれど、こんな心臓に悪い試され方されたらこっちの身が持たないし、揃いも揃って
こっちの反応を愉快そうに笑ってるのが余計に気に入らない……全く、私の何が面白いのかしら?
「ラヴィニア、そろそろ時間だから行って来るわ」
「ん、いってらっしゃい」
 そう送り出して、ドアの向こうへ消えるリゼットの背中を眺めて一息吐いてまたテーブルへと向かう。
 "りょー"が心配で気が重いけれど、止血程度しか出来ない私には何も出来ない。だから精一杯自分の仕事をやりきって、
胸を張って彼に庇ってくれたお礼を言うのだ。
 うん……がんばろう……!


151無垢と未熟と計画と?6/11:2008/04/12(土) 23:35:23 ID:BF/NUu1p
       §     §     2     §     §



 重い。
 なんとか目を開けて見覚えのある天井をぼけーと見つめていると、何故かそんな単語が頭に浮かぶ。
 実際、薄手の布団の下で体を動かそうとしても、油を差し忘れた自転車のチェーンみたいで動かせない上に、頭の中に霧が
掛かったみたいに考えが纏まらない。
 なんだか、俺自身ですら起きているのか寝ているのかよく分からなくなってくる。
「よい、しょっと」
 いわゆる夢心地なのだろうけど、いつまでもそうしてられない、と鈍い思考が告げる。
 そうして、相変わらず重い体をずるずると動かして上体を起こしてみると、やっとで頭に血が巡り始めて状況が掴める様に
なってくる。
 さっきまで見ていた天井だが、見覚えがあるのは当たり前。俺の部屋の天井だからだ。そして今ここで寝ていたのは自分のベット。
……つまり、ここはご主人様が治めている町。
「あれ?」
 ご主人様って誰だっけ?
 優しいけれどどこか危なっかしい人というのは頭に残っているのだが、顔と名前が思い出せない。正確には"分かってはいても
喉まで出掛かっている"という微妙な状態だ。 
 ずっと考えていれば出てくるかもしれないが一旦それを思考の隅に置いて、部屋を見回して……何も無い。
 窓には質素なカーテンが掛かってるが、光源はそこから漏れる僅かな月光と近くのテーブルに置いてある消えかかったランプのみ。
それ以外は見るところが何も無いくらいに、物が本当に無い。
 そういえば、『いつ居られなくなるか分からないから、私物は最小限に』と決めていた事を忘れてた。しかし、自分の部屋ながら
ここまで物が無いと確かに寒々しい。……これからはちょっとだけでも置いておこう、うん。
「〜〜」
 声にならないような呻き声が聞こえてふと自分の腰あたりに布団越しにではあるけれど、微妙に重みがある事に気がつく。
 見てみれば所々で濃淡が違う灰色の毛玉……もとい頭。
 どうやら、俺を看病をして居るうちに眠ってしまったらしい。
「えっと……?」
 見覚えのある髪の色と小柄な体。
 記憶はこの子を知っていると告げているが、これも喉まで出掛かって思い出せない。
 そんな微妙な感じを味わっていると、だんだん自分自身に苛立ってくる。正直な所、大声でも上げて気を晴らしたいが心地よさそうに
寝ているこの子を起こすわけにも行かず、腕を組んで手持ち無沙汰なままやり過ごす。
「ぅ」
 天井を見ながら考えるの首が痛くなりそうなので、寝ている小さな女の子の寝顔をみているのだけれど、時折、思いついたように
耳が動くのがとても気になる。というか触りたくて考えと苛立ちを忘れてしまう。
 気を取り直してみても、どうしても気になる。
「……よし」
 もしかしたら何かを思い出せるかもしれない。と、理論武装して意を決して右手を伸ばす。
「っ」
 もうすこしというところでひょこっと、耳が跳ねる。
152無垢と未熟と計画と?7/11:2008/04/12(土) 23:36:02 ID:BF/NUu1p
 ただの偶然なのだろうけれど、それがまるで触るなと言っているみたいで後ろめたい気持ちが持ち上がって、思わず唾を飲み込む。
 それでも、この触り心地の良さそうな耳にどうしても惹かれてしまう。
「ごめんね……っ」
 一応謝りながら手を伸ばし、親指と人差し指の2本でゆっくりと挟み込みこんで、触れる。
 そうして、伝わってきた感触いったら驚きのあまり息が詰まるほどで、これは……癖になる人もいるかもしれない。
 薄いながらも押し返してくる弾力があり、それでいて血の通う震えが一つ一つしっかりと伝わってくる。さらに髪の毛と
同色である毛が綿毛のようにさらさらとしていて、耳の弾力とセットでいつまでも触っていたい様な気持ちになってくる。
「覚えていなくて、ごめん」
 名残惜しくも耳から手を離して、名前を思い出せない小さな女の子の髪を梳く。……何度も、何度もだ。
 覚えていない事を謝られても正直この子は戸惑うだろうし、困ると思う。でも、覚えてもらえないというのは絶対悲しい。
 だからと言って謝らなくていい事にはならないし、謝るだけじゃすまない――ちゃんと思い出してあげなきゃ、ダメなんだ。
「…〜〜……んぅ?」
 記憶が欠けている事も背中が微妙に痛むのも全て脳の片隅に置いて、頭を撫でるように髪を梳いてあげていると唐突に
寝ていた女の子が起き出す。
 すぐに体にあった白い小さな手で目をこするあたり、寝起きはいい方らしい。
「お、おはよう」
「!」
 いや、もう外は暗いからこんばんわ? などと呑気に冗談でも飛ばそうかと考えて声を掛けると、元々大きめの瞳を限界まで
大きくして、まるで信じられないような物をみるような表情で唖然としている。
 流石にこの状態で冗談を飛ばすには状況が悪すぎる。
「りょー、にぃ、さん?」
「な、なに?」
 何処か聞き覚えのある名前だったので思わず返事をしてしまった。
 ……あれ、俺の名前って――
「…………にーさぁんっ!!」
「ちょ、うわぁっ!?」
 自分の名前が思い出せなくて考え込んでいると、大きめの瞳に涙を溜めて決壊した女の子が、大型トラックかと思うほどの勢いで
俺の胸の辺りに飛び込んできた。
 不意打ちを食らった上に、体にあまり力の入らないのに強力な体当たり。
 ――当然のように受け止めきれず、俺はベットの背板に後頭部を勢いよくぶつけた。
 星が飛ぶなんていう比喩があるけれど、まさか自分で証明するとは思いもしなかった。
「い、た、ぁぁ……」
 目がチカチカして、衝撃を通り越して感触だけしか伝わってこなくても、痛いものは痛い。
 とりあえず頭を抱えるようにして後頭部で両手を組んで俯いて打った所をさする。……うわぁ、コブになってる。
「あぁもう、ロレッタっ! お願いだからもうちょっと加減してく……あー……」
 流石に文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、まさか抱きついて泣いてる子に言えるほど俺は冷たく出来ない。
 しかもいつの間にか名前まで思い出している。
「にーさんの、ぐす…ばかぁ……!」
 どうしていいか分からず、左手は腰に回し、右手でひたすら頭を撫でて宥めていると、涙声でそんな事を言われる。
 しかしなんでこう言われてるのか、心当たりがありすぎて想像ができない。
「落ち着いた?」
 頃合をみて、そう声を掛けると腕の中にいる彼女は俯いたまま小さく頷く。
 それでもまだ声を出せるほどの余裕が無いのか、ぐすぐすと鼻をすする音が部屋に響く。
153無垢と未熟と計画と?8/11:2008/04/12(土) 23:36:45 ID:BF/NUu1p
「も、もう手を離していいよ?」
「んー……気にしないで話してくれ」
 恥ずかしげに顔を上げたロレッタには悪いが、正直触り心地がよくて手放したくない。
 さらに小さいとはいえ女の子と密着とも言える距離だけれど、暖かくて何故か冷えている体に丁度いい。
「うぅぅ……」
 体格差というのはいかんともし難いらしく、俺の腕の中から抜け出そうと四苦八苦しているが、なかなかできずに
されるがままになって呻くロレッタ。
 ……そろそろやめとかないと、後が怖そうだ。
 そう考えて解放すると、すぐさま距離をとって自分自身のを抱くような格好で警戒の視線を向けられ、
「にーさんの、えっち」
「えぇ!?」
 いきなりそんな事言われて面食らう俺。
 よこしまな気持ちなんて一切無かったと胸を張って言えるが、よくよく考えたらセクハラと判断されてもおかしくないかもしれない。
 それを証明するように頬を膨らませ、少し怒ったような視線が痛い。とても痛い。
「ど、どうせならもうちょっと手順を踏んで……っ」
「手順?」
「なんでもないっ!」
 そう誤魔化されて、手順って何のことだろうか? なんていう疑問を頭の隅においやって、現状を整理する。
 まずここは、ご主人様達の屋敷で俺に与えられた部屋。しかし、俺はかなり大きな街――名前が何故か思い出せない――の方にいたはず。
 それで、えっと……?
「りょーにーさん」
「ん、なに?」
 いつになく真剣な声音で呼ばれ、いつの間にか俯いていた顔を上げる。
 そうすると、ベットの端に腰掛けていつに無く真剣なロレッタの顔が目に映り、俺も自然と背筋を伸ばす。
「とりあえず一言、いい?」
 一息。
「にーさんの、馬鹿ぁっ!!」
 小さな体のどこにそんな肺活量があるのかと思うほどの大声量で、思わず片耳を抑えてしまう。
 けれど、そこで終わらず矢継ぎ早に続けるロレッタ。
「いい? にーさんはヒトなんだよ? 私達だって斬られれば死んじゃうし、病気にもなる。けどね、ヒトはもっと脆いんだよ
っ! 本当ならどんな怪我だってやっちゃいけないのにっ! なんで、無茶ばっかりするのっ?!」
 いつもの明るい物でなく、真摯で悲痛ともいえる声音に俺は飲まれ、問答無用で見えない記憶に響く。
「わたしは、わたしはにーさんのお葬式なんか……やだよぉっ!!」
 カチリと頭の奥の歯車が嵌ったように靄の掛かっていた記憶が少しずつ見えてきて、終わった事にも関わらず、
いまさら背筋に悪寒が走る。
「すまない」
 心の底から気持ちを込めて深々と頭を下げる。
 いくらご主人様を庇うためだったとはいえ、こうして心配してくれる人の事を一瞬でも忘れてしまっていたのは、心から謝らなきゃいけない。
それに、心配してくれるのはロレッタだけでなく、庇われた側のご主人様もそうだろうし、もしかしたらロジェさんやリゼットさんにも
迷惑をかけたと思う。
154無垢と未熟と計画と?9/11:2008/04/12(土) 23:37:36 ID:BF/NUu1p
 俺一人の行動でここまで影響が広がるのだ、死んでしまったりしたら、それこそ何処まで影響がでるのか予想もつかない。
「でもね」
 下げていた頭にふわりと手を回され、ぎゅと抱かれる感触。
「ありがとね」
 たった一言の感謝の言葉なのに気恥ずかしさとこそばゆさで、がちがちに固まってしまう。
 緊張には慣れているはずなのだけれど、いつものとは種類とは違って自分自身じゃ抑える事の出来ない類のモノだ。
「あ、いや……ど、どういたしまして」
 ようやく出した声は自分のとは思えないほど震えていて、余計に体が動かなくなる。
 もちろん嫌って訳じゃない。けれど、いつもやってる事をやり返されると、なんというか、いろんな意味で虚しい。
「〜〜♪」
「…〜〜っ」
 そんな微妙な心境をロレッタが分かる筈もなく、気分良さそうに俺の頭をわしゃわしゃと撫で回す。
 それはもう、楽しそうに。
「ふふふ、いい子いい子〜」
 しかも興が乗ってきたらしく、止めようにも止められな位のテンションでそんな事を言い出すのだから顔どころか首回りまで
熱くなってくる。
 ……あぁもう、誰か何とかしてくれ。
「!」
 半分諦めたような祈りをどこぞの誰かに捧げ、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んでいると
唐突に手の動きが止まって離れる。
 不思議に思って俯いていた頭を上げてみれば、何故か顔を真っ赤にして、目の焦点も何処か合わず、
小さな体をさらに竦めているロレッタの姿が目に入る。
 以前の経験から俺自身に何かヘンな事があるのかと自分の体を見てみても、何の変化も無い。
「大丈夫?」
 そう声をかけると、此方に今気がついたかのように慌てて何度も首を縦に振る。
 しかし、どう見ても挙動不審だ。
「ん……少し、熱っぽいか?」
「〜!!」
 顔が赤かったから熱でもあるのかと思って、自分の額と彼女の額に手を当ててみると若干あっちの方が高く感じる。
 さっき抱いてた時も暖かかったから、俺の看病で調子でも崩したのかもしれない。
 ……と、手を離すと素早く距離を取られ、手の届かない所まで逃げられる。
「落ち着いたら、こっち来て貰っていい?」
 ベットから動けないのでそこまで離れられるとどうしようも無いので、そう声を掛けるとロレッタはコクコクと縦に頷いて
深呼吸し始める。
 その間に俺は"すーはーすーはー"と呼吸音を聞きながら記憶の整理をし始める。
 とりあえず、背中に怪我はしたがこうして生きてる。
 動くと背中はまだ少し痛むし、肩の当たりに何十にも巻かれた布の感触……多分包帯があるから、怪我はそこそこ深くて、
死ぬまでには至らないだったようだ。
 ロレッタから聞き出したい事はたくさんあるが、
『怪我したあとご主人様はどうなったか? あれから何日ったのか? なんでさっきまで俺の記憶がなかったのか?』
 の三つくらいあれば取りあえずの現状は確認できる。最後のはいらない様な気もするけれど一時的とはいえ記憶が飛んだのは
ちょっと、いやかなり怖い。
155無垢と未熟と計画と?10/11:2008/04/12(土) 23:38:35 ID:BF/NUu1p
 事実、さっきまでの記憶が無い事を思い出すと、身の毛がよだつほどゾッとする。
 聞いてみて、もし原因が分からないのならそれなりの対処をしなきゃいけない。
 ――せめて、ロレッタとご主人様、そしてねえさんの事だけは忘れないように。
「も、もう大丈夫だよ、にーさん」
 物思いにふけていた意識と頭を上げると、そこにはいつも通りのロレッタの姿。
 どうやらいつものテンポをようやく取り戻したようだ。
「ごめんね、疲れてるのににーさんで遊んじゃって」
「俺もロレッタで遊んだようなもんだし、ごめん」
「そんなっ! わたしなんか、30分も頭撫でてたし!」
 ……30分も?
 今まで時間感覚を薄めて、耐えて耐えて耐えての連続だからおぼろげにしか覚えていないが少し長すぎやしないだろうか……?
 そんな心境が表情に出ていたのか、俺の表情を見てロレッタが萎びた花みたいにうな垂れる。
「あー、過ぎた事は……うん、わすれよ?」
「……うん」
 返ってきた声はまだ小さかったけれどしゃきっとしていて、下を見ていた視線もちゃんとこっちを見てくる。
 もう大丈夫、と考えて、さっきまでに整理した疑問を一つずつ自分に言い聞かせるようにして話す。
「ん、それじゃ一つ目から答えるね」
 それを受けたロレッタはうんうんと頷き、溌剌とした声で続ける。
「ねーさんは擦り傷とか細かいのはあったみたいだけど、にーさんの怪我に比べれば小さな傷ばっかりみたいだよ」
 それを聞いて一安心。
 一番大きな心配事が解決して重い溜息を吐くと、ぐっと肩が軽くなった気がする。
 そんな様子をクスクスと微笑しながら彼女は答えていく。
「明日の真夜中にはこっちに帰ってくるみたいだから、詳しい事は後でね」
「分かった」
 ご主人様の自己申告は過小評価が多いから、その辺詳しく本人に問い詰めないと……と、記憶の隅に置いておく。
「それで二つ目は……」
 先ほどまでとは違って、言いづらいのか少し歯切れが悪い。
 そんな態度にふと思い当たる。
「もしかして……三日位経ってて、俺はずっとその間寝てたのか?」
 そうなのだ。
 行きに三日掛かったのに帰りが一日で済む筈が無い。そして、その間目を覚ました記憶が無い以上、意識をなくしていた、
もとい、寝ていたと考えるべきで……
「そうなった原因は、三つ目にも関係あるんだけれど……にーさん、だいじょうぶ?」
「な、んとかね」
 さっきからどうも、瞼が鉛みたいに重くなって、体が物凄く気だるい。
 多分、極度の疲労による物だとは思うけれど、こんな感じは初めて高校の野球部で練習に参加した以来で
体力のついた今じゃ最近じゃなかなか無い。
 それでも、ロレッタの話を聞くために目を擦って眠気を逸らす。
「にーさんは、二種類の原因で危なかったの」
「二種類?」
156無垢と未熟と計画と?11/11:2008/04/12(土) 23:39:27 ID:BF/NUu1p
 一つは背中の怪我なのは分かる。しかし、もう一つが分からない。
「怪我とか縫うときは麻酔するんだけど……その量が多かったみたいなの」
「……」
 眠気も吹き飛ぶような事実に愕然として声も出ない。
 使ったものがどんな薬かはわからないが、当然使い過ぎれば毒になる。
「〜〜っ」
「ほんとに、だいじょうぶ?」
 そう言って、ロレッタは心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
 本当ならそういう顔はさせなくないのだけれど、実際、体は重いし、眠気も濃い。
 どう考えても麻酔の副作用なのだが、もうなってしまったのは仕方ない。が、今度起きた時はまた
記憶をなくしているかもしれない。
 流石に、それは、困る。
「凄く顔色悪いよ?」
「いや……」
 こうして戻ってみると失うのは、怖い。
 なんでもない表情をしようとして、顔の筋肉が強張って失敗するほどに、だ。
「悪い、また寝る」
 そう手早く言って、ロレッタの顔を見ないようにまたベットの中へと潜り込む。
 疲れてたし、眠かった。でもそれだけじゃない。
 無理にでも起きてればどんどん考えが悪い方向に行きそうで。
 ……どうしようもなく、怖かった。
「ふふ」
 と、ベットの中にあった右手がとても暖かい物に包まれる。
 その主は、柔らかく笑って、
「にーさんが起きるまでこうやって手を握っててあげる。……だからちゃんと起きてよ?」
「あぁ」
 ぶつりと切れそうな意識の糸を何とか繋ぎ止めながら、俺もぎこちなく笑って答える。
 正直、それだけでも今の状態じゃ重労働だったけれどいくらか恐怖も薄まる。
「約束破ったら酷いからね?」
 どこか楽しそうに、けれど一抹の憂いを湛えた表情は、こんな状態なのに少し、"ドキッ"とした。
 そう、まるで――
「なんか、ロレッタが、年上に見えるなぁ……」
「なっ! 私は最初からにーさんより年上だよ!」
 そうして膨れる柔らかそうな頬は、まるで小さな子供みたいで心の中で苦笑してしまう。
 怒らせると後が怖いけど、起きたら埋め合わせしようと決めて、少しずつ意識を手放していく。
「……おやすみなさい、にーさん」
 そんな声を遠くに聞き、握られた手の暖かさを感じながら俺は最後の意識のピースを手放した……。
157鼠担当?:2008/04/12(土) 23:40:19 ID:BF/NUu1p
以上、『無垢と未熟と計画と? そのよん』の1/4終了です。
続きは一週間後くらいを目安に投下いたします。
では、失礼します。
158名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:35:28 ID:5uaVB9Ty
>>145
うわぁ、一年半ぶり?
半分、もう戻ってこないのかと諦めかけてたよ。
とりあえず、戻ってきてくれてありがとうと。
159名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 05:30:19 ID:O4uOqxwG
続ききてるー!

ああもうこの姉妹は可愛すぎるのう。
160名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 13:57:02 ID:SCZv1KKK
>>157
べ、べつにあんたのことなんて全然心配なんかしてなかったんだからねっ!


あー、げふんげふん。
……おかえりなさい。続きも楽しみに待ってます。
161名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 19:10:59 ID:TJnUNFEF
うわ、久しぶりに来てる!ちょっと読み返してくるわ。
162名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:55:24 ID:KcBwSVh3
ああ、待ち続けた甲斐があった……モニターがぼやけて見えない。
163名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 04:17:47 ID:S4LB1sur
おかえり! おかえり! 続き待ってる、私待ってるわ……!
164名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:44:56 ID:gGlNs8Rz
本スレよりこっちが盛り上がるのは年中行事だなw
ところで、さっきコンビニ行ったら封神演義のまとめ本があった。
そんで、立ち読みしてきたんだけどな。
前々からディンスレイフって誰かに似てると思ってたが、
あれだ、封神演義の申公豹だったよ。
古い作品の話しをあっちでするのもなんなんで、こっちでww
165名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:56:11 ID:4s/6D6IW
……いや、ここ本スレ……
166名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 15:42:12 ID:gGlNs8Rz
あ…………

ちょっと近所のドラッグストア行ってサンポールと草津髪膚買ってくる。
探さないでください……

消してぇ、マジ消してぇ orz
167名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:33:27 ID:dreUgUrV
>>164
( ´∀`)σ)Д`)
168名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 08:48:29 ID:Rp5G8qjG
>>166
早まるなーっ!w

ベッドの下に隠したエロ本を片付けないまま落ちてきた某ヒト奴隷に比べたら全然恥ずかしくないぞw
169名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 10:57:05 ID:3JjiiZhv
いろんなスレのSS作家陣の新作が見れなくなるので死んではいけません
170名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 17:14:23 ID:qKF865DQ
読み専は死んでもいいのかw
171名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:03:40 ID:Rp5G8qjG
>>170
ヒント・死んだ人は他の職人の作品を読めなくなる
172名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 11:58:22 ID:k5gFeeFd

落ちた後の現世との時間相対性は謎だよな
現代人が中心なのにニアミスやコミュニティはないし
江約数億人落ちる中、江戸時代の子が堕ちてくるあたり
時間比は1/1ではなく複雑なカオス理論が求められそうだ 
173名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:49:24 ID:Hq1pTV3p
>>172
そもそも日本以外にドイツや近未来や魔界からも落ちてきてるしw
174名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:48:00 ID:DCZZwZT+
いや、魔界は落ちたんじゃなくて、むしろ望んで来たんじゃないか?
175鼠担当?:2008/04/19(土) 22:43:12 ID:WQ7x2nk0
予告どおり『無垢と未熟と計画と? そのよん』2/4です。
誤字脱字、文法がおかしい所があったらごめんなさい。
176無垢と未熟と計画と?1/13:2008/04/19(土) 22:44:03 ID:WQ7x2nk0
「……?」
 目覚める一歩手前の意識と感覚に微かな違和感。
 そこで起きるか一瞬迷ったものの、結果的に眠さが勝ってもう一度寝なそうと毛布を引き上げて……
「んー?」
 眠れない。
 熟睡は無理でも朝の微妙な感じを楽しむ程度にはまだ眠気が残ってる筈なのだけれど、それが何故かできない。
 別に調子も悪くないし関節が痛む事も無い。あえて言うならば多少胸の辺りが重い程度だがそれだって今まで眠っていた
反動か何かだろう。
 ――そう高をくくるろうとして、疼いていた違和感が今になって起き出す。
 そう、いくらずっと寝ていて筋肉が衰えるにしても、前回起きたときみたいになる筈であって、胸の辺り"だけ"重いなんてのは
絶対にありえない。
 そんな至極当たり前の結論に達すると同時にもぞもぞと胸の辺りが"動いた。"
 これはもう決定的かもしれない。
「……はぁ」
 一縷の望みに賭けて俺に掛かっていた毛布を退かすと、出てきたのは俺の胴辺りをぎゅっと抱きしめている女の子。
 しかも、ちっちゃくて、むやみやたらに元気で、常識的そうに見えてその癖、ご主人様以上にこっちの予想を軽く超えた事を
してくる子がそこに居たのだ。
 ――……ロレッタ・ヒュッケルバイト、その人である。
「ロレッタさーん……?」
 取りあえずは退いて貰おうと、ほとんど呻くように出た声を出すと、俺の胸の辺りにある"白い耳"がピクリ動く。
 しかし、どこをどうやって、こういう状態になってるのかよく分からない。が、現実として『ロレッタ』がベットに潜り込んでいる上に、
何故か俺を抱き枕みたいにしているのだ。
 前回は背中に抱きつかれたが、今回は正面。いろいろな意味でマズイ。
 声を掛けてもさほど効果が出ないので、仕方なく力押しをしようと見た目以上に細い肩を掴んで引き剥がそうとしたが、
右手を掴まれていて、片手しか使えないので調子が出ない。
「やぁ、だぁ」
 さらに、妙に後頭部がムズ痒くなるような甘い声を出して抵抗し、剥がされまいと恐らくは全力でより強く抱きしめてくる。
 もちろん、こっちがなりふり構わなければ剥がせるだろうけど、この幸せそうな寝顔を消してしまうには忍びない。だがしかし、
このままの状態で彼女が起きるまで待つには色々な意味で精神的に非常に辛い。
 ここ最近、ご主人様やロレッタに寝ている間に抱きつかれていたり、無防備な寝顔を見る事が多くなったが今回は極めつけに
大変で俺も男だから嬉しくない訳ではないが、節度って物があると思う。
「ロレッタ、ロレッタっ」
 もう殆ど崖っぷちに立たされたような心境で肩を揺らし、呼びかけて起こそうとするが、当然というか予想通りというか、効果なし。
 しかも、遮る物は互いの服のみで密着されているから、あっちが動くたびに押し付けられている物凄く柔らかい二つの大きなふくらみが
ぐにゃりと歪んだ感触が直に伝わるような格好になってしまう。
 そんな事を2、3度繰り返されただけで、俺の精神力とか理性とかその他色々大事な物がガリガリと削り、息をする事さえ億劫に
思えてくるほどに追い詰める。
「〜〜」
 頭の中を空っぽにして耐えようと考えてもみるが、男としての生理はソレを許さず、妙に色っぽい吐息やら嗅ぎ慣れない女の子の匂いやらが
余計な追い討ちを掛けて、もうダメと理性を手放す寸前に……微かな彼女の声が死に体の耳に入る。
 一瞬、幻聴かと思ったが耳を澄ませればそうではない事が分かって、終わりかけた理性が復活してあとはもう必死に声を掛ける。
「起きてくれ、ロレッタっ!」
 そんな必死な願いが通じたのか、薄っすらと瞼を開ける。
 微妙に焦点が合っていないが起き抜けなのだから仕方ないだろう。
「……はぁ、よかったぁ……」
 苦労を回想しながらほっと胸を撫で下ろし、苦笑いをしているとロレッタの瞳がまるで信じられない物を見たかのように見開かれて、
「き――」
「き?」
 間抜けなやり取りで一瞬の空白が凍り付き、
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
「うわわっ」
 初めて聞いた絹を裂くような悲鳴が耳をつんざかんばかりに部屋に響いて、俺は驚いた拍子にベットから受身も取れずに
転がり落ちる。
 打った所がそれなりに痛かったけれど、悲鳴を上げられた事が妙に衝撃的であんまり感じなかった。
「だ、大丈夫!?」
「あははは……多分、大丈夫」
 ベットの上からロレッタが慌てて顔を出して心配そうに声を掛けてくるが、なんとかそう答えるのが精一杯。
 痛みを感じないからすぐに動けるなんて事はないらしい。
 そうしてしばらく床と背中を馴染ませているとだんだんと体の感覚が戻ってきて、よいしょ、と年寄りっぽい掛け声に起き上がる。
「……うわ」
 そうして目に入った光景に目を逸らす。
「ど、どうし――? ……きゃっ!」
 俺のそんな不審な行動がで何事かと思ったらしいが、すぐに気づいて短い悲鳴と共に布擦れの音を立てる。
 ――たったの一瞬。もし、いるのなら神様にだって誓っていいが俺は一瞬だって見てない。
 ロレッタの上着が捲くれあがって折れそうなくらい細い腰と色の薄い白いお腹なんて見てない見てない。小さな臍なんて
絶対見てない。
「き、着替えてくるからっ!」
 返事をしようと思った時にはもう出て行った後のドアが虚しく揺れていて、ちょっとどうしようもない。
「…………はぁ」
 ため息を一つ吐いて、入り口を閉めてクローゼットを開ける。
 そして。中に入っている落ちてきた時に着ていたのに良く似たワイシャツと学生ズボンに袖を通す。
 一般的にヒト用の服装は訳の分からない宝石が付いていたりと、無駄に煌びやかなのが殆どらしくて、ロクなものがない。
 なので、ネズミの男性用のを代用してるがやっぱり体型自体が違うのが端が余ったり足りなかったりする。が、それでは見てくれが悪い
というリゼットさんの一声により、ワイシャツと学生ズボンの"コピー"を三日で仕上げてくれたものを着ている。
 あっちの世界とこっちの世界じゃ埋められない技術差はあるものの、着心地などはあまり差がなくて非常に助かっている。
 ……ヒトってのは住む場所、食べ物でさえ手間隙かかり、着るものでさえ苦労するのだから金持ち限定の"持ち物"って理由が
嫌ってほど良く分かる。
178無垢と未熟と計画と?3/13:2008/04/19(土) 22:45:55 ID:WQ7x2nk0
 そんな半分自己嫌悪、残り半分驚きの入った考えを切り替えて、そう多くない身支度を整えて部屋の外へ出る。
『あ、ははは……』
 偶然、階段で顔を突き合せると、どちらともなく笑いが零れる。
 まあ、普通に考えるなら朝起きたら男が隣に居たなんて状態で悲鳴を上げないほうがおかしいだろう。起きたばかりの判断力が
鈍っているあたりならなおさらの話だ。
 しかし、幾つか謎が浮かぶ。
「なんで、ベットに……?」
 自分でも気がつかない内に呟いた声に、階段へ足を掛けてテンポよく降りていたロレッタの背中が一瞬揺れて、ギクシャクした動きで
降りていく。
 今理由を訊こうとしても、互いに変な空気になる事は前の経験からよく分かっている。それなら時間を置くとか、黙っておくとか
した方がいろいろと過ごし易い。
 ……理由なんて、全くもって見当もつかないのが問題っていえば問題だが。
「にーさんっ朝ごはん届いてるから食べよー」
「あ、分かったー!」
 『朝ごはん』が『届いてる』といういまいち繋がらない単語に戸惑いながら、一気に階段を下りて、いつも朝食を取っている
テラスへ急ぐ。
 まだ自分の調子が分からなかったので全力の6割程度で走ったが、それでも体の節々の動きが鈍くて自分がどれだけ寝ていたのか
嫌でも実感させられる。
「――」
 勢い良く部屋へと入ると、ほぼ1週間ぶりにガラス越しの強烈な日差しが目に刺さる。それを手で遮ってゆっくりと慣らすと、
記憶にある通りの……ここに来たときと変わらないテラス。
 感慨深いって訳じゃないけれど、やっと帰ってきたって感じがしてとても落ち着く。
「にーさん……?」
 怪訝そうなロレッタの声にうまくできたか分からない笑顔で返して、テーブルを囲む椅子の一つに腰掛ける。
「えっと、これが朝食?」
「うん、そうだよ」
 料理の見た目というのはそれぞれの人の癖がそのまま出る。
 例えば俺であれば、綺麗そうに並べてはいるけれど細部まで手が回っていなくて全体的に雑に見えたり、ロレッタであれば小柄で
少食だから小皿が多かったりという按配だけれど、テーブルの上に並べられたソレはちょっとお目にかかったことのない部類だった。
「凄いよねぇ、センセ」
「あ、あぁ」
 テーブルの上に目が釘付けでそう答えるのが限界で、唖然とするしかない。
 そんな俺の感情を知ってか知らずか、ロレッタは続ける。
「ほんと、お店の料理みたいだよねー」
 そう。
 並べられているのは籠に入った出来立てらしいパンに様々なジャム。それにポテトサラダに、シリアルというスタンダードなのだが、
一つ一つが手作りのような出来栄えなのだ。
 無論料理なのだから手作りなのは当たり前だけど、それこそ売ってもいいくらいの代物なのだ。
「凄いね、本当に……って、これどこから?」
「ん、にーさんの看病で朝食を用意できないから頼んだの……起きて食べる物がなかったら嫌でしょ?」
179無垢と未熟と計画と?4/13:2008/04/19(土) 22:46:38 ID:WQ7x2nk0
 そりゃそうだと頷いて、テキパキと紅茶などの準備を手伝う。
 こういう細やかな気の利かせ方は今の俺じゃ真似できないから、ちゃんと見習わないとなぁ。
「うん、それじゃ食べよっか」
 殆ど手伝えないうちに準備が終わり、俺と反対側にロレッタは座り、向かい合って目を合わせて、
「「いただきます」」
 と、互いに手を合わせてパンを取っていく。
 ……うん、見た目以上においしい。
 字が読めないので主な買い物はロレッタの役目で俺は付いていくだけだが、これだけ食べ甲斐のあるのは初めてだ。しかし、
悲しいかな。
 こういう物を食べると、いくらするのか気になってくる。
「これ、いくら位するの……?」
 野暮だとは思いつつこれを注文した本人へおずおずと質問すると、
「ん、いつも食べてるのとあんまり変わらないよ」
 そうあっけらかんに答えて、
「こんな風に美味しいからすぐ売れちゃって手に入らないんだけどね」
 あはは、と気楽に笑う。
 とにかく、この朝食は『行列のできる』なんとやらの商品らしい。
 確かに毎日食べれるのなら、それこそ、必死に行列にならんだりする人もいるだろうけど、俺やロレッタ、ましてや朝ぎりぎりまで
寝てるご主人様には無理な話だ。
「せめて、このジャムの作り方でもわかればいいんだが……」
「"きぎょーひみつ"だと思うよ?」
「だよなぁ」
 今回1回ぽっきりの美味しい朝食をしっかりゆっくり味わって食べていく。
 うん、おいしい。
 そう感じているのは俺だけではなく、目の前に座っているロレッタも機嫌よさそうに目を細め、にこにこして食べている。
 ……美味しいご飯は心と空気を和ませる最高の素材って何処かで聞いた事あるけど、全くその通りだと思う。
「あ、にーさん」
 苦さと甘さが個人的にちょうどよいマーマレードをパンにつけようとすると、思いついたように急に声を掛けてきて、
「今日病院いくんだけど付き合ってくれる?」
 怪我の具合を心配しているのか、少し遠慮がちな口調で俺に訊いて来る。
 今日の予定は……と、思案するがご主人様がここに居ない以上、仕事は殆ど無いからなんら問題は無い。つまり、
予定は真っ白で文字通りの白紙状態。
 怪我の方も違和感も無いし、動いても問題ないだろう。
「うん、いいよ」
「あはっ」
 俺の答えにそれはもう嬉しそうに笑うロレッタに苦笑しながら、紅茶を啜ると何故だかさっきより美味しく思えたけれど、
ご主人様が居たらもっと美味しくなるだろうなぁ……と、ソレだけが気がかりだった。



180無垢と未熟と計画と?5/13:2008/04/19(土) 22:47:44 ID:WQ7x2nk0
 いかに山脈の近くにあって、夜はときたまとても冷える頃であっても、季節は初夏。
 日がそれなりに昇れば、外での練習で暑さに慣れていても軽く汗ばむ程度には気温も高くなる。
「ほらっ、にーさん急いでっ!」
 だというのに、それはもう元気そうに俺の手を引いてロレッタは走る。
 速さはこっちからしたら小走り程度だが、引っ張ってる彼女の方は肩を派手に揺らして全力といった感じで大丈夫なのだろうか。
「そんなに走らなくても……」
 諭してみても、引っ張って走る事に必死な所為か聞こえてない様子。
 そもそも、だ。
 なんでこうして俺の手を引っ張って走ってるのかが良く分からない。
 その疑問を脇に置いとくにしても、今のロレッタの服装は所々にフリルがついて下も似たような白いロングスカートだから
こうやって走るのには向かない上に、こうして全力でダッシュするような体力はそれなりに命に関わるはず。
「……よいしょっ」
「――きゃっ?!」
 引っ張られてる手を離さないようにして、同じ物を食べてる筈なのに信じられない位軽い体を抱き上げて、そのまま一気に加速。
病院までの通りを突っ走る。
 一方、俺の腕の中にすっぽりと嵌り込んでいるロレッタは突然の事態に戸惑っているのか、目を点にして大人しくしている
……今はその方がいろんな意味で楽でいい。
「大丈夫?」
 多少は落ち着いたのか、おろおろと周りを見回す彼女にそう声を掛けるとコクンと小さく頷き、俺のワイシャツの肩口の辺りを
つかんで、呼吸を整えながら前を見ている。
 どうやら、ご主人様みたいに高い所がダメなんていう事も無いらしい。
 そんなこんなで走っていると、もう病院が見えるくらいになって速度を緩めて殆ど歩くようなスピードに落とす。でも下ろさない。
 そんな俺の行動が不思議なのか、視線で問いかけてきて、
「半病人はもう少し大人しくしてなさい。ここで下ろしたらまた走るんだろ?」
「……うん」
 見抜かれてる事が気に入らないのか、不機嫌そうに唇を尖らせ、眉間に皺を寄せた表情をしているがそれでも大人しくしているあたり、
この表情はフェイクなのだろう。
 しかし、どうにも違和感が付きまとう。
 最初見たときは、元気なそうに見えてその裏でがけっぷちにいるような病弱さの印象があったけれど、今じゃそんな感じは全くしない。
「……にーさん、わたしの顔になにかついてる?」
 ロレッタの顔を見ていたつもりなんて欠片もなかったのだが、無意識のうちに凝視していたらしくて、真っ直ぐな眼差しを向けてるくるが、
どうにも恥ずかしくてそれに応えられない。
「い、いやなんにも」
「あやしいなぁ?」
 目線をあさっての方向に向けて時間稼ぎに誤魔化そうとするが、余計不審さを煽っただけのようで、ワイシャツの襟首を掴まれて
互いの吐息が掛かる位まで詰め寄られる。
 今更下ろして逃げるというのもアリだが、薄情なのでそれもする事ができない。
 しかし、何で今日はこうも絡んでくるのか良く分からない。
「ロレッタ。なにか、あったのか?」
「…………べ、別に」
181無垢と未熟と計画と?6/13:2008/04/19(土) 22:48:41 ID:WQ7x2nk0
 攻守が逆転して震えた声音は微妙にウソ臭い。
 まぁ証拠はないし、何故そんな事をしたかは分からない。が、やっぱり――
「んー、ちょっとイイ事あった、かな?」
 ――変わったね。
 そう口を開こうとした直前、そんな事を小さな体をもっとコンパクトに竦めて呟いたのが聞こえて、言葉を飲み込む。
「それは、良かったね」
「うんっ」
 何がどうとかは分からない。
 ただ、感覚がロレッタが"変わった"と、伝えてきている。でも、多分いい方向じゃないかと俺は思っている。
「病院ってあそこだな?」
「そうだよー」
 それをできる限り見守ることができるのならそうしたい。と、思っている。
 そんなある意味、身勝手な事を考えながら、無事病院の玄関前へ到着してゆっくりと予想以上に軽いロレッタを降ろす。
 俺は適当にこの辺り見て回って、彼女の診察が終わった辺りで迎えにくればいいかな? もし昼前に終わるなら、昼食の材料を
買っておく方が効率いいかな。流石に朝昼と外食なのはいろいろマズイ様な気もするし……うーむ。
「あ、りょーにーさんっ」
「んー?」
 この後の計画を頭の中で練っていると、何かを思い出したかのような声で呼ばれて、そちらに首を回し、かがんでロレッタへ
目線を合わせる。
「センセが『怪我してたヒトも連れてきなさい』って言ってたから、いこ?」
「あ、あぁ分かった」
 なんとかそう答えて、初めてここの病院の中へ入る。いつもの付き添いでは入り口まで来て、終わる時間を聞いて迎えに来る
……という流れだったから普通は中には入らない。
 正直な事を言うと、俺は病院があまり好きじゃないものあるからだ。
 呼ばれたからには仕方ないと、意を決して中へ入ると普通の病院の待合室で外来の人が数人居るだけで意外と少ないし、
特徴的な消毒液の匂いもしない。
 しかし、俺の過去の記憶が否応なく掘り返されて、気分が悪くなる。
「にーさん、顔青いよ……?」
「あ、いや……」
 表情は隠せても顔色は隠せなかったらしい。
 それでもせめてもの悪あがきにロレッタの視線から顔を隠す。が、
「もしかしてっ――!」
「いや、怪我はなんとも無いよ」
「ほんとにー?」
「ほんとに大丈夫」
 余計心配させてしまった。
 かなり言い難いが勘違いさせたままだと後々面倒事が増えてしまう。
「……これは、ご主人様とかに秘密な?」
 受付らしき所にロレッタが予約している旨を伝えて戻って来た所を見計らい、こんな状態になっている原因をそう前置きする俺。
「……注射のな、は、針が苦手なんだ……」
「!」
 結構衝撃の真実だったらしく、ロレッタの表情が凍りつく。
182無垢と未熟と計画と?7/13:2008/04/19(土) 22:49:25 ID:WQ7x2nk0
 大の男が注射の針を嫌がるなんて気味が悪いことこの上ないが、嫌な物は嫌なのだ。
「理由、聞いていい?」
 恐る恐るといった感じで尋ねて来たのに一つ頷いて続ける。
「小さい頃、風邪引いた時に注射したんだが……そんときの医者が下手だったみたいでさ、あはは……」
 それ以上はもう苦笑いしかでない。
 流石に10年以上前の事だから殆ど覚えてない。が、その時の痛みと恐怖だけは色褪せていない。むしろ、歳取って病院に
行かなくなる度に強くなっているような気がしないでもない。
「苦手な物は誰にでもあるよね?」
「そういってもらえると、助かる」
 あはは、と、どっちも力が入ってない苦笑い。
 こういう弱い所は薄っぺらいプライドからしたら見せたくはないのだけれど、この場合は仕方ないかな?
「……でも、羨ましいなぁ」
「なにが?」
「"苦手"が羨ましいのっ」
 良く分からない。
「ほら、そういう"もの"って体験しないと分からないけど……わたしにはそういうのないからねー」
 一応表情は隠したつもりだったはずが、バレバレだったみたいで妙に明るく笑うロレッタ。
 本人は軽く言ってるつもりなのだろうけど、その無理矢理な笑顔が余計に痛々しい。が、それを見ない振りはちょっとできない。
 だから、
「これから……見つければいいだろ? 俺も手伝うからさ」
 今の俺にはこれが精一杯の言葉。
 正直なところ、ありきたりとか凡庸とかいうレベルだとは思うけれど、そんなのでもロレッタは「そだねー」といつもの明るい表情に
戻る。
 ……彼女が"苦手"を見つけた時に、俺がその近くにいるかどうかは分からないけど、ね。
「あらあら、仲がよろしいですねぇ」
「「!」」
 聞いたことの無い間延びした柔らかい声が上から降ってきて、警戒しながらその方向へと首を回す。
「センセっ!」
 そこに居た人物は初めて見た人で、名前を聞こうと思った矢先にロレッタが勢い良く抱きつく。
 女の人で多分ネズミ。その証拠にご主人様やロレッタと似たような耳でリゼットさんとは形が違う。
 ロレッタが"センセ"と言ったという事は、多分お医者さんって事で、裾の長い白衣を羽織っているのがらしいといえばらしい。
 黒瞳なのは他の人と変わらないけれど特徴的なのは肩辺りで揃えられた緩やかなウェーブの掛かった髪の色。
 ご主人様の蜂蜜色に近い金なのだろうけど、もしウェーブしてしなかったら強い光に透かさなければ分からないほど色が薄い。
「はいはい、ロレッタ様。そちらのカレが混乱してますから離れてくださいな」
「はーい」
 渋々といった感じで離れて、
「にーさん、この人がわたしの主治医のプリシラ先生」
「ど、どうも。よろしくお願いします」
「はい、こちらこそ」
 医者というだけでガチガチに固まった俺に柔らかく笑うプリシラ先生。
 なんというか、話しているだけで時間が遅くなったような気がする雰囲気があって、なんとなく親しみやすい。
183無垢と未熟と計画と?8/13:2008/04/19(土) 22:50:09 ID:WQ7x2nk0
「で、こっちが――ってセンセ知ってるでしょ?」
「まぁ、そうねぇ」
 なんとなく、こういうやり取りがご主人様とリゼットさんと似ているように見えるのは気のせいなのか……?
 というか、俺ってそんな有名のなのか。
「ロレッタ様、診察室へどうぞー」
「あれ、にーさんは置いていって……」
「聴診器と触診するんですから、当然上半身裸に――」
「あかもう! ほら、センセ! 早くっ」
 そんなごたごたしながら、俺が口を挟む暇なく奥の扉へ消える二人。
 なんというか、ご主人様とリゼットさんみたいで微笑ましい。
「……っ」
 周りで診察を待っていた人達は全員終わったのかいつのまにか居なくなっていて、この待合室にいるのは俺一人。
 そう実感すると、なぜか言葉にしたくても上手くできない恐怖がふつふつと湧き上がる。
 病院が怖い? ――それだけじゃない。
 一人が怖い? ――そこまで人に飢えてない。
 何も無いのが怖い? ――この世界に『落ちた』時に一度は全部失くしている。なにより、この肘の病気が表面化した時点で
7割方の目標を失くしている。
 ……じゃあ、何が怖い?
「生きてるのが、怖い?」
 正確には、『生かされてるのが怖い』。
 あの大きな斧のような物をもった黒ネコからご主人様を護った時には、"命に代えても"などと柄にも無い事を考えて行動した
ような気がする。
 そしてその結果が、庇って背中を切り付けられた。
 どの程度の物だったかは分からないけれど、浅くは無かった筈。が、現実にはもう塞がっている。
 どう考えても、何か特別な、そう、【魔法】の様な物を使っている。それがどんな物かは具体的には分からないが、金銭に換えたら
結構な額になるに違いない。
 命はお金には代えられないなんて良く言われるけれど、やるほうだって、自分の技術を磨くためにそれなりの努力とか時間を懸けている。
それは医者でもスポーツでも変わらないはずだから、それなりの代価を取るのは当たり前で。
 結局のところ…………俺は、そこまでして生かされていい人間なのだろうか?
 今回の事だけじゃない。
 最初落ちてきた時、池に落ちたらしいが覚えていないから、ご主人様が助けてくれなければあの時点で息が出来ずに死んでいた。
 あの人が泳ぎが出来るかはしらないけれど、服を着たまま――しかもあの泳ぎずらそうな――で、自分より重い物を岸へ挙げるなんて、
それこそ必死にやってくれた筈。
 一歩間違えれば二人揃って水の底に沈んでいたかもしれないのに、だ。
 もしかしたら、俺は物凄い負担をここ掛けてるんじゃ――
「――だぁっ! やめやめっ!!」
 恐ろしくネガティブな方向に行きそうになった思考を振り切るために頭をがむしゃらに振る。
 どうも最近、物事を悪い方向へ考えそうになる癖が付いてしまっている。どうにかしないとなぁ。
184無垢と未熟と計画と?9/13:2008/04/19(土) 22:50:44 ID:WQ7x2nk0
「にーさーんっ!!」
 はっ、と呼ばれて顔を上げた時にはもう遅い。
 小柄で軽量な体なのに、腹の辺りに異様なに強烈な衝撃が響いて、漏れそうになったうめき声を男の薄っぺらいプライドに
賭けて辛うじて殺す。
「も、もう終わったの?」
「うんっ」
 なんとか笑顔を取り繕って、そう声を掛けると目尻に涙すら浮かべてもう嬉しさが爆発するのではないかと思うほどの満面の
笑みを浮かべて頷くロレッタ。
 ここまで真っ直ぐに心をぶつけて来る人と会った経験があまり無いから、少しばかり戸惑ってしまう。
「わたし、わたしね!」
「もう、ここへ来なくてもいい。もう大丈夫。と、いったんですよー」
 は?
「あぁもう、センセ! 言おうとしたのに……!」
「嬉しいのは分かりますけど、ブラウスの最後のボタンが掛け間違えてますよー?」
「え? わわわっ……」
 なんというか、話の筋が読めない。
 そもそも、『もう、ここに来なくていい』という意味が……あぁ、なるほど。
「ん、おめでとう」
「ありがとっ」
 さっきよりは多少落ち着いたものの、いつもより生気に満ちた笑顔とテンションのロレッタ。
 それに巻き込まれて少々困り気味のプリシラさんだけど、どことなく嬉しそうに見える。
「ロレッタ。そろそろ、ね?」
「えー?」
「どうどう」
「わたしは馬じゃなーいっ!」
 おめでたい事とはいえ、このまま放っておくと夜まで喜んでいそうなので、俺が止めに入ってなんとか落ち着かせる。
「むー」
「ははは……」
 これ以上ない喜びに水を注されて、"機嫌がよくない"と全身で表してはいるけれど、こうして大人しくしてくれてるあたり、
自分がはしゃぎ過ぎという自覚もあるらしい。
「さて、今度はアナタですよー」
「あ、はい」
 近くの壁に寄りかかって、俺たちの様子を目を細めて見ていたプリシラさんはそう声を掛けて、診察室(?)の方へ歩いていく。
「にーさん、がんばってねー」
 いつのまにか和らいだ病院への恐怖とロレッタの元気な声援を背負って、俺はプリシラさんの白衣を羽織った背中を追っかけた。
 願わくば、なんの問題もありませんように……。



185無垢と未熟と計画と?10/13:2008/04/19(土) 22:51:18 ID:WQ7x2nk0
「……流石は街の医者。上手なものですねぇ」
 俺の背中の傷を見たプリシラさんの第一声はそれだった。
 間延びしたような声音はさっきまでと同じだけど、微妙に悔しさが混じっていたのは同じ医者としてのプライドの所為か。
「傷の具合は、どうなんでしょうか?」
 さっきまで脱いでいたワイシャツをしっかり着直して、体を余し気味の大きな回転椅子に座るプリシラさんに聞く。
 朝着替えた時は、忙しくて見る暇なかった上に、傷口が塞がっているのは分かっていても怖くて見れなかったからだ。
「えぇ、傷口の痕は残りますけどほぼ完治していますねぇ」
「あ、そうなんですか」
 あまり覚えてないがバッサリやられて、生きてるだけで儲け物なのでなんかしら問題があるんじゃないかと思っていたが
そんな事もないようだ。
「……それじゃ、本題にはいりましょうか?」
「……えぇ」
 椅子を少し回して俺に真正面に向くプリシラさん。
 なんとなくだけれど、怪我を診るだけじゃない気はしていたけれど当たりのようだ。
「もう、何度も聞かれたかもしれませんけど、アナタは"ここ"に居たいですか?」
「もちろんです」
 自分でもびっくりするほど滑らかに言葉が出た。
 そんな反応に驚いたビックリした表情を一瞬したプリシラさんだけれど、すぐに柔らかく笑う。
「うんうん、いい反応ですねぇ」
 見た目的には少なくとも真面目な事してるご主人様以上に見えるが、そういう素直な反応されるといろんな意味でどうにも
やりづらい。
「実は私(わたくし)、アナタとバッカス様との約束の内容を知ってまして……お手伝いできないかなぁ、と」
「!」
 ここに居たいと即答はしたものの、特に有効打がある訳もなく、俺がご主人様の障害となりえる証拠さえなければなんとかなる
という我ながら後ろ向きで受け身な戦い方を考えていたが、これは予想外。
「理由を伺っても、いいですか?」
 未だに信じられなくて恐る恐るそう尋ねると、んー、と数秒唸って、
「アナタがここに悪いヒトには見えませんし、なにより、本当に悪いヒトなら態々庇って傷を負うような事しませんよねぇ」
「う、うーん」
 そこまで評価されるような事だったろうかと思う。
 が、こんな所で悩んでいても仕方ない。
「そこで、アナタにはヒュッケルバイトの家系について知ってもらおうと思いましてぇ」
「はぁ」
 自分でも分かるほどの気の無い返事。
 なんで、家系の話になるのはよく分からない。
「あら、興味ありません?」
 当たり前だが、自分でも分かるというのは他の人から見ても分かるという訳で、悲しげに眉尻を下げるプリシラさん。
 あたふたと慌てて言い訳しようと考えを回すが、いい案が出てこない。
「ふふ、バッカス様はあぁ見えて秘密主義ですから、こういった事を知ることであの人を驚かす事が出来るかもしれませんよ?」
 さっきまでの表情はどこへやら、ニコニコと思わずつられてしまいそうな笑顔を浮かべている。が、新しい悪戯を思いついて
試したくてウズウズしてる感じが混じっている。
186無垢と未熟と計画と?11/13:2008/04/19(土) 22:51:53 ID:WQ7x2nk0
 騙されたような気がしないでもないが、バッカスさんを驚かすかもしれないという提案はとても魅力的に聞こえた。
「乗り気みたいですねぇ……それじゃ、ちゃんと覚えてくださいねぇ?」
「は、はいっ」
 そう始まった話によれば、ご主人様の家系は『病弱』で『短命』な『女性』が殆どというある意味、すぐに絶えてしまいそ
うな血脈であること。
 実際、六代前は四十歳前後、八代前に至っては三十歳前後で病気で死んでしまっているらしい。
 しかも、髪の色や血液型ならヒトも遺伝するが、ネズミに至っては体質や性格、マダラになる可能性すら遺伝してしまう為、
長く続く家系ほど遺伝子的不純物に強くなり、結果的に性質を変えづらい。
 それでもここ200年、外(この場合、血縁の違う人)から婿なり嫁をとるなりして大分良くなっているとの事。
 しかし、だ。この場合一つ疑問が浮かぶ。
「ご主人様、元気で病弱なんて感じじゃないですけど……?」
 そう、それが謎だ。
 ロレッタは『短命』はともかく、ほかの条件に一致しているが、ご主人様は違う。
「妾の子……と、考えたい所ですけれど、ヘーゼル様にべったりだったグレン様がそんな事できるはずありませんから、劣性遺伝とか
突然変異の塊、なのでしょうねぇ」
 しみじみとそんな所まで俺に話していい内容なのだろうか?
 そんな疑問を置き去りにして、プリシラさんは続ける。
「ただ、ラヴィニア様は性格的に危うい物を抱えてますから……」
「危うい物?」
 少し見ていたらご主人様の危うい所なんてこうして暮らしていれば幾つか思い当たる。しかし、医者であるこの人に言われるほどの
物は無い……と思う。
「えぇ、教育の過程なのか、それとも個人の資質なのかはわかりませんけど、あの方は『私利私欲』が薄いんです」
「……なるほど」
 『私利私欲』といえば言葉は硬いけれど、要は他人を重視して自分を省みないという事だが、言われてみればそういう傾向は
確かにある。
 どうにもご主人様は、自分の命は軽いと思っているフシさえあるからその傾向は余計強いのかもしれない。
 しかし、だ。
「でも完全に悪いって訳じゃないですよね」
「えぇ、そうねぇ。立場上、そういう心構えが必要なのは否定しないわ」
 けどねぇ。と間延びした声で前置きして、
「そうならないように動くのも必要な資質でもあるわ……だから、アナタがそれを抑えてくれればいいと思ってるの」
「……」
 なんというか荷が重い話だ。
 確かに俺は、そういう意味で自分の場所を取れればいいと思っている。が、ちゃんとできるかは別の話。正直な所……
「自信、ない?」
「え、えぇ」
 まるで俺の心の中を読んだように先回りされる。
 なんというか、表情が顔に出やすいとよく言われたが、こうも簡単にされるとちょっと情けない。
「ゆっくりじっくりやっていけばいいと思うわぁ……情けないなんて思わずに、ね?」
「!」
 うわ、読まれてる。が、何故か悪い気はしない。
 言われていることは確かだからだ。
187無垢と未熟と計画と?12/13:2008/04/19(土) 22:52:34 ID:WQ7x2nk0
『初めから何でも出来る人間なんて居ない。スタートラインは同じだけど、掛けた時間と努力と情熱は必ずそれに報いてくれる』
 ……そう言ってくれたのはねえさんだったか。
 あの人の場合、本当に最初からなんでも出来たような気がするけれど、もしかしたら努力したりする所を見せてくれなかった
だけなのかもしれない。
 そう考えると、俺は急ぎすぎなのかもしれない。
「心積りは決まった?」
 がんばればなんとかなる。
 それはマメだらけ右手が証明してくれている。
 頭もよくなければ機転も利かない俺が十年以上で野球をやってきて、あの辺りじゃそれなりの腕になったのだ。同じだけの、
いや、それ以上の力を掛ければプリシラさんの言ったような事もできるようになるはずだ。
 肘の怪我だって、手術や時間を掛ければ治る物だったはず。なのに、たった数年できないだけで一生が終わった気で居た自分が
恥ずかしい。
 一生ってのは、死ぬまで続くんだから。
 でも、これから自分の全部をつぎ込むのはそこじゃない。
 ご主人様やロレッタの為に、だ。
 生かされてるのが怖い? ここに居ていいのか? ――何をバカな事を。それに見合うように全力を尽くせばいい。
 時間を掛けて、ただただ黙々と全力を尽くすのは嫌いどころか、得意中の得意だ。
 野球にそれだけ出来たんだ、これからの事に出来ないことは……無い!
「――はい、決まりました」
 これから迷うことだってあるだろう。悩みだって出る。
 でも、それは贅沢な物だ。
 それだけの余裕を彼女たちから与えてもらっているのだから。
「うん、いい顔してるわねぇ」
 さっきまでと同じ、こっちまで引き込まれそうな笑みを浮かべてるプリシラさん。
 そんな表情が頼もしく見えるのは俺の心境の変化の所為か。
「こういう事は言っていいのか分かりませんけど……アナタ方は私達から見ればまだ"子供"なんです。だから、大変な時は、
"大人"に頼ってくださいな」
「は、はい」
 "頼ってくださいな"という言葉が意外だっだけれど、非常に心強い。でも最小限にと心に留めておく。
「さて、と」
 言いたい事は言い切ったのか、目の前のプリシラさんが立ち上がる。
「そろそろこの辺にしておかないとロレッタ様が待ちくたびれてしまいますねぇ」
「あぁ、確かに」
 懐中時計を見れば既に30分は過ぎていて、比較的気の短い彼女には何もせず待っているにはつらいかもしれない。
188無垢と未熟と計画と?13/13:2008/04/19(土) 22:53:28 ID:WQ7x2nk0
「あ、最後に一つだけいいですか?」
「えぇ、いいですよぉ」
 そもそもこうなった原因。
 つまり、
「なんで、バッカスさんとの約束を知ってるんですか?」
 俺の処遇を議会に掛ける……という事になれば、他の人が知っててもおかしくないが、プリシラさんはそうじゃない筈。
 そんな風に考えていると、あぁ、と、納得したような表情を浮かべ、
「ちゃんと自己紹介しておきましょうか」
「お、お願いします」
 その答えと自己紹介がうまく繋がらなくて戸惑うが、ちゃんと名前を知っておくのは悪い事じゃない。
「では」
 そう前置きして、一息。
「――教育局長フランシス・ウィルフレッド・アリンガムが娘、プリシラ・ウィルフレッド・アリンガムです。以後お見知りおきを
……いえ、もう少ししたらプリシラ・クロフォードになっちゃうのかなぁ?」
 と、悪戯っぽく、それでいてどこかのんびりとした表情を浮かべ、
「以後、よろしくお願いします。フジミ・リョウ君」
「あ、はい。よろしくお願いします」
 まさか、プリシラさんが教育局長のフランシスさんの娘だなんて予想していなかった。いいとこ、知り合いの知り合い程度だと
予想していたが真正面から裏切られた。
 って、クロフォードになる?
 どこか、でこのファミリーネームを聞いたことがある。しかもごく最近だ。
「あれ、分かり辛かったかなぁ? えっと、要は結婚するんですけれど……」
 両手の人差し指をこねくり回し、少し頬を朱に染め、照れながらヒントを出してくれた事で"結婚"と"クロフォード"の二つが
一本の線でつながる。
 つまり、この人は――
「ええええええええええええええええええええええぇぇ!」
 まだ会った事ないけど、『教育』担当のフランシスさんの娘でありながら、もうちょっとしたら『軍』担当のロジェさんの
奥さんッ!?
 そんな衝撃に継ぐ衝撃に自制なんていうブレーキが外れて、もうありったけの肺活量で叫んだ俺だった。



 
189鼠担当?:2008/04/19(土) 22:54:28 ID:WQ7x2nk0
以上、『無垢と未熟と計画と? そのよん』の2/4終了です。
続きは一週間後くらいを目安に投下いたしますが、早くなるかもしれません。
では、失礼します。
190名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 08:18:52 ID:nSSyJvhD
ついに出てきたか、ロジェさんの嫁さん。

こりゃ、手玉に取られるな……。
191名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 14:57:57 ID:INoUHGkO
保守
192名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 19:15:50 ID:ycTGa7FH
しかし、鼠担当さんでも三日で1レスというのは昔からは考えられないな。
逆を言えば、オレらが投下してスレスト食らっても別に凹むことはないってことか。
193名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 20:15:31 ID:eYVYUUFO
完結したら一気読み! のつもりで待っている者もここにおる。
ガマンガマン……
194名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 21:31:03 ID:L3DQC+OI
正直言うともちっと盛り上がって欲しいのだが。>>193みたいにえちいシーンまで我慢の子が多いんだろう。

馬鹿エロ祭り終了から、少し人が減った感はあるけどね。
195名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 23:24:09 ID:3LlXJtw9
大変申し訳ないと思いつつ、読むだけ読んで感想を書く暇がなかったと言い訳させてほしい。
新年度に入ってから職場がより一層きつい状況になってるんだよ。
付き合いGJ!だけじゃ申し訳ないと思いつつ、それでも何か書かないと職人さんの心が折れちゃうよなぁと。
196名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:04:33 ID:AtEpHQpO
>>193
外野の乳母心ながら、そんな時はお疲れ!と一言かけるべきかと
元書き手なもんで、書き手側の不安さがよくわかるんだ
まぁ、板全体的に低調だから、なんとなく仕方無いけどね。
197名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:15:17 ID:ff+wnx3/
レスがつかなくて、へこたれて、やさぐれて、いつの間にか少し強くなった自分に気付く。
たんぼの水を抜けば稲が根を張るように、そこを乗り越えて書き手としての芯が生まれる。

誰しも一度は通う道だけど、心理的には普通にきつい道なんだよなぁ……
198名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:29:29 ID:AtEpHQpO
俺は負けて辞めちゃった側だからなぁ
10人居たら9人は挫けると思うよ
職人を大事にしないスレは職人に見棄てられるからな
新しい書き手はまた現れるだろうけど、作品は永遠に厨房レベルたろう
199名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:58:15 ID:ff+wnx3/
そうかもしれんな。

今でこそGWに投下してスレスト3日食らったとか、
スレ内での作品人気投票が三回とも全部0票だったとか、
四話投下してもらったレスの合計が別の職人さんの一話分以下だった
……とかって自分でネタにしたり笑い話にできるけど、当時は割と本気で凹んだしw

最後は自分で自分のSS読み返して、
「いや、これ周りの評価ほどひどいレベルじゃないぞ」
と思った時に抜け出せた。
で、今でも書き続けられてる俺がいる。
最後は自分の価値観を信じられる人が、書き手として強くなれるのかも。
200名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 05:20:32 ID:WxPfSFIB
読むのってパワーと時間のいる行為だしね。
「読まれず当然、読まれて偶然」ぐらいのいなおりができれば、まあ、大概のもんはかける。

そんなことより、おへその魅力を語るべきだが。
201名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 08:08:14 ID:kjJDWDKc
>198
>新しい書き手はまた現れるだろうけど、作品は永遠に厨房レベルたろう

エロパロ板中、屈指の高レベルを誇るこのスレで言われても
説得力がないのでは。
202名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 08:42:10 ID:euhH9COz
>>201
ここの書き手は、いい意味でプライド高いから。
書き手同士が影響受け合いながら切瑳してるのがなんとなくわかる。
203名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 08:43:19 ID:FKSGbj+V
>エロパロ板中、屈指の高レベルを誇るこのスレ
それは過去の話でだんだんレベル落ちしててきてるからなー
過去の栄光に縋りつくのはry
204名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 09:09:10 ID:euhH9COz
なんという巨大な釣り針
205名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 11:59:15 ID:dW3AGfbw
>>200
しかし、文章を書くと言うのは、読むと言う行為と比べ天文学的な開きがあるのではないだろうか?
って書くと、ちょっと朝日っぽい?w

猫耳スレの執筆陣が他所と比べて本当にすごいと思うのは、文章の上手い下手じゃなくて、
頭から終わりまで物語を書いていると言うことだと思うんだ。
ストーリーとか計算して物語を書くってのは、ただ単純に文章書くより何倍も大変だと思う。
だから、そんな稀有なスレの職人さんがガッカリするような反応してると、そのうち誰も居なくなるよ。
まじ、そう思う。

レベルが落ちてるってのは、書きっぱなしで続きが来ない部分をさしてるんだよな?
それならば合点がいくけどw
206とらひと:2008/04/24(木) 14:18:19 ID:ZzVenS4V
空気読まずに保管庫に続編置いてきました(・∀・)
207名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 14:38:54 ID:6ksJ+a3s
アップローダー使わないのは何故なんだぜ?
208名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 16:49:07 ID:euhH9COz
一般論として書くけど、ここのSSって、時にはシリアスだったり残酷な現実にも触れるけど、根本に優しさを感じるから好き。
みんな、自分の生んだキャラクターを記号を超えて愛してるんだなって思う。
209名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 21:29:28 ID:C1ZKk0qk
>>206
改めてもう一度言わせてもらうけど。
本当にチヒロは聡いね。見ていて痛くなるぐらい。
210名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 00:14:52 ID:TW8Yq1EV
>>206
服屋主人の猫かぶりっぷりに吹いた。
どんな紳士だよと思ってたらw
おっちゃんは素のままが好きだぜ!
あー展開に目が離せません。
211名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 00:29:05 ID:NVbGDSIQ
んー、保管庫ってあくまでスレの保管庫なんだし、
スレに投下せず直接登録はどうかと思うなぁ

どうせ報告するんだったらアップローダーでも変わんないんだし
212名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 06:54:26 ID:gbZEovYA
保管庫いじる手間が省けていいじゃないか。
213名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 07:31:22 ID:2pOomLXk
そういう問題じゃないと思うんだがな……
214名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 08:58:46 ID:gHgqo1ZD
連投しすぎとか、他の作品がレスもらえなくなるとかの
明後日な不平がついたから気を使ってくれているんだろうに。
215名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 09:14:44 ID:GrUF2RH7
自分は人の投下手段に文句はつけない。
けど、これがきっかけで「おまえらもスレに投下せずにwikiに落とせよ」って流れになるのは激しく嫌。
前に、直接投下やめて全員うpろだ使えって暴れ出した奴がいたから。
それだけかな。

俺は俺のやりたい投下方法でやるから、とらひとさんがwiki直接投下でもかまわない。
……ただ、俺なら投下報告と一緒にリンクも張るよ。そのへんはちょっと不親切。
ていうか、もっと作品を語りたいぉ
216とらひと:2008/04/25(金) 19:43:52 ID:7ar6iir4
お騒がせして申し訳ない……orz
投下報告無しで黙々と保管して行こうと思ってたんですが、なんだか流れがアレだったので、
軌道修正できればと思って今回は報告させていただきました。

でも確かに、保管庫なのに投下してない作品保管してたらおかしいですね。
次からはアップローダーを使わせていただきます。
217名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:12:29 ID:GrUF2RH7
>>216
どんまい。
こんなことでめげずに投下さえ続けてくれたら、俺はそれだけですごく嬉しい。


……と、人に投下を促しといて俺ときたら……
なぜに年度末が終わったというのに4月早々から土曜オール休出になってんだ(´・ω・`)
ちくしょお、完結させるまで負けないもん。
218名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:32:19 ID:s+ZTZQJF
>>210
いや、取り繕っている事を隠しもしないのが格好いいのかとw

>>216
気にしなさんな。面の皮の厚さも物書きの芸ですぜ。
219名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 13:14:28 ID:1Lw9+0mn
しかし、チヒロの適応力は凄いぞ
この手のキャラは始めてじゃないか?
虎の商店主も良い味してるよなぁw
220名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 22:06:17 ID:0TQtaEFc
221名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 22:33:54 ID:mRrqGiDa
>>220
な……なんという火力っ!
というか、ネコ+イヌのダブルご主人様という発想は無かったっ!
222ツキノワ:2008/04/28(月) 10:20:52 ID:TzCEcyyL
おひさしぶりです。皆さま春の新生活をいかがお過ごしでしょうか。
人事課を心底呪いつつ投下いたします。

【ツキノワ】第二話
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/104_1.txt

次はもっと早めに投下したいです。
GWも仕事\(^o^)/オワタ

223名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 12:33:54 ID:xtwPIAxS
おっと、筋肉フェチきた!携帯からなんで、まずは投下乙〜
224名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 12:42:47 ID:w8Gm3Wph
おおおおおおお!おおおおおお!
待っていたんだよ半ば諦め気味になりながらも待っていたんだよ!
今から読むよ! 果てしなくGJ!
225名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 13:11:11 ID:SKgwYCbj
>>222
いい男〜のやり取りがこそばゆい!
二人ともかわいーな、GJ!
226名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 21:10:59 ID:UAULdPxR
>>222
あまーい!はちみつのよーにあまーい!
甘さはこのままエロ成分ましましでお願いします。
227名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 23:53:48 ID:/qiR5qPx
>>222
うむ、投下乙です。
しかし、熊さんバツイチとはねぇw
後釜狙いなんでしょうか?
228名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 00:47:40 ID:EWx3CUvU
>>222
甘ーい、甘酸っぱーい!
画面の前でむずむず踊ってしまったじゃないか。かわいいなあー

しかしなんでこのスレの職人様方は腹の減る文章が上手い人ぞろいなのか。
明日ファミレスでホットケーキ食ってくる。
229名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 02:29:02 ID:HbwJzoIw
うーあーあー、なんだこのハニーテイスト……ッ
かわいいなぁ、かわいいなぁくそぅ!
ううむ、前の嫁さんの真意が知りたいぜ
230名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 09:18:26 ID:HJqq503i
冬眠明けの子供二人との息詰まる(傍目にはわりと牧歌的な)対決に期待

「おめーなんかにとーちゃんは渡さねー!」
「(う、この子もわりと腹筋が)…じゅるり」
「とーちゃん、こいつ目が怖ぇっ!?」

…ごめんなさい、つい…
231 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:15:29 ID:KBDuUUxK
↑鳥はこれだったかどうか記憶が……。

ずっと昔にこんなの書いたのですが、
実は放置してた続きがありまして。
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/24.html

手直ししつつ投下と行きます。
232名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 02:25:32 ID:PSuQtO9P
何と言う斑鳩。
こういうの大好き。
233 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:32:06 ID:KBDuUUxK

目の前の鋼からヒトが降り立つ。
たくさんのことが起こりすぎて、まだ実感が湧かない。

まだ二刻も経っていない。
空が騒ぎ出したと風日[カザヒ]が知らせてから。
星々の園へ昇ったのは、
防鋼[サキモリ]と戦ったのは、
鋼を連れて降りてきたのは、
どれも、つい今しがたのはずだ。
本当に、つい今しがたの出来事のはずなのだ。

――「それ」が現れたのは、防鋼たちの領域。
風日の力を借りてさえ届くのがやっとの場所。
遠く滲んでいるのに目に焼きつくその姿。
鋭角の翼、漆黒の威容。
防鋼たちと対峙するその様。
まるで、御伽に聞く祖鋼[オヤガネ]。
胸がはやる。

辿りついてからは無我夢中。
先を塞ぐ防鋼たちとの戦い。
初めて踏み込んだ空の深く。
見たこともない巨大な防鋼。
234 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:34:46 ID:KBDuUUxK
どうやって倒したのか覚えていないくらい本当に必死で。
気が付けば戦いは終わり、辺りには防鋼の残骸。
"祖鉄のような物体"からは敵意は感じず。
後をついてくるそれを何度も気遣いながら高度を落とす。
やがて望む見慣れた風景。
結界の入り口を抜ける。
郷の背後の草原へ、「それ」を連れて降りる。
降り立った「それ」の、陽炎の向こうに見えた姿は、
どうみてもヒトで――


どれほど立ち尽くしていたのだろう。
ずっと空を見ていた彼が、金縛りが解けたかのように動き始めて。
私も、郷から上がって来た人たちの声で我に返る。
それでも大分呆けていたのかもしれない。
私の視線を追いかけて彼に気付いた人たちの問いに、
「あれに、乗っていた……」
そう一言だけしか言う事が出来なかった。

「しかし迂闊です。姫様は目立ちすぎました」
何時の間にか隣に立っていた常磐[トキワ]が言う。
その一言は、重い。
「あんなに派手に事を成せば、彼らにも場所が知れるでしょう。
 公に動く口実を与えてしまいます」
さっきまでの高揚した気分が吹き飛ぶ。
後先を考えていなかった自分が悔しい。
そのあとのことは、ただ、郷へ向かう足が鉛のように重かったことだけ覚えている。


                      Intermission 1 : 氷雨 [ヒサメ]
235 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:37:17 ID:KBDuUUxK
目の前には液体の入った容器が一つ。酒の匂いがする。
周りには鳥の姿をした男たちと、翼のある女がちらほらと。
女たちは、翼のある人の姿。
背の翼さえなければ普通の女にさえ見える。
男たちは、背の翼と嘴のついた顔。
これも御伽でしか知らないが、烏天狗を髣髴とさせる。

上座と思しきところには、老齢に達した男。
並んで、この郷へ導いてくれた少女。
今は、あの光る翼は纏っていない。
二人とも、翼の外側は青灰色、内は灰白地で飛白模様。
老人は東雲[シノノメ]、少女は氷雨[ヒサメ]と名乗る。
御遣い殿、と東雲老人が呼ぶ。
「貴殿は落ち物として古からの仕来たりに従い、
 一番初めに見つけたこの氷雨のものとなる」
そう告げてから、二人はずっと寡黙。

斜向かいにはよく喋る女。
黒髪、黒翼、黒尽くめの衣装の上から白衣を一枚羽織り、瀝青と名乗る。
皆が難しい顔をして口数も少ないなか、彼女一人は好奇心が勝るのか酷く饒舌。
「それにしても、だ。
 人の操る鋼など遠い神代、祖鋼の時代の伝承だ。
 燃料にしろ、それが豊富にあったわけでもあるまい」
操縦について、性能について、燃料について、一気にまくし立てられる。
燃料がほぼ残っていない、と返したところで瀝青の質問攻めはやっと一段落する。
236 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:38:21 ID:KBDuUUxK
それを待って、ここが何処で彼らは何者かと長に問う。しかし。
「我々隼は猛きトリの一氏族にして、この隠れ郷を住処とする」
そっけない一言で済まされる。
なにか補足してくれるかと瀝青を見る。
「長の言葉が全てだ。
 我々は鳥であり、そのなかでもここは隼達の隠れ里だ」
まあ、私は鴉だがね、と付け加える。
聞きたいのはそういうことではなくて、と呟くが、
「君が何者で何処から来たかなど君自身しか知るまい。それと同じだ。」
そういって瀝青は酒をあおる。

ならば、と。氷雨のあの姿を聞く。
どこから説明するかと呟いてしばらく考え込んだ瀝青に、
「あれは魔法だ。魔法といって判るか?」
唐突に問い掛けられる。
子供の頃に御伽噺で聞いた事はあれど、"判る"といえるのか悩む。
しばらく返答に迷うと、そのまま次が話される。
「鋼の持つ力とは別の系統の力だ。
 我々には操れるが、君等には使えないと聞く。
 そういうものだと納得してもらうより他にない」
言い切られてしまい、それ以上聞く事を諦める。

仕方無しに、先ほど耳にした「祖鋼」の意味を聞く。
問われた瀝青は暫く考え込んで
「端的に言えば、鳥達の先祖に栄華と没落をもたらしたとされるもの。
 もう少し言うなら、伝承のなかの神や英雄の類だ」
そう言ってからから。
ちょっと長くなるぞ、と前置きして語り始める。
237 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:48:37 ID:KBDuUUxK
――大昔、彼らの祖先がやっと魔法をその手にした頃、
後に祖鋼と呼ばれるようになる機械が落ちてきた。
それをきっかけに築かれた、栄華の時代があったのだという。
絶頂期、彼らの祖先は星々の輝きさえその手にしていたのだと。
だが彼らは一つの懸念を抱くようになる。
祖鋼を創った者達が何時か攻めて来るのではないかと。
そんな杞憂と猜疑の末に彼らは滅びる。
滅び、残されたのは二つ。
一つは空を阻む鋼たち。
畏怖と怯えの果てに作り出された彼らは、
主なき今も空の深くに身を潜め、
何時か迎える戦いの日を待っているのだという。
そして、もう一つが主なき豊穣の地。
常世とも高天原とも伝わる安住の地。
標の失われた沃野――

間を置いて。
「ここまでならありふれた創世譚。信じなくて当然。
 けれど、君らが見た鋼達は御伽ではなかったはずだ。
 確かに空には防鋼達が、この郷には風日がいる。
 そして、これが今の本題。」
そこでこちらを指差して。
 「君を連れてきた鋼は伝承の祖鋼に良く似ているのだよ」
ここでやっと、自分の身の上に起きている事を把握できた。
好奇心から、ならば沃野もどこかに、と聞きかける。
238 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 02:55:44 ID:KBDuUUxK
しかし、その言葉に反応したのは氷雨の方が早かった。
「祖鋼があったんだから、沃野だって絶対にある」
半ば泣きそうになりながら。
しかし、瀝青は切って捨てるように言う。
「しかし、これが祖鋼と同じと決まったわけではありません。
 第一、最早燃料が無いと」
「それは風日の力で……」
「それには、このヒトが風日を使えなければなりません。
 風日を使うには契約が必要だと、それはご存知のはず。
 氷雨様は、いささか風日に頼りすぎです」

そして、暫しの間。
口を開いたのは東雲老人。
「予定には変わりない。明日は戦の準備だ。
 氷雨は当面は謹慎とする」
その一言で解散となる。

「御使い様はこちらへ」
呼びかけられ、荷物を抱えた女のあとを行く。
去り際の氷雨は、
気の毒なほどに落ち込んで見えた。
239 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 03:00:00 ID:KBDuUUxK
女に案内された部屋。
高くにある格子窓、
奥には厠と思しき区画。
隅に畳まれた布団。
案内の女に一通りの説明を受ける。
女が去り、これではまるで座敷牢だと思うと同時。
そのとおり、外から鍵が掛けられる音がした。

用意された着物の着付けがわからず、
着のままで寝床に入る。
考える暇も無かった今日。
自分は"所有物"だという。
そこに大した感慨は無い。
今までの処遇とさして変わりはしない。
気になったのは氷雨という少女。輝く翼。
その姿に、ふと、自機を思う。
空力に妥協した外形。
機関の大出力を全て投入した重武装。
隠密性と放熱性を追及した漆黒の外殻。
そして、それに組み込まれた自分。
なにか惨めな気がして、布団に潜り込む。

ふと人の気配がする。
続いて引き戸の開く音。
そこに立つのは氷雨。
近づいてくる足音と、衣擦れの音。
何故か体は動かない。
240 ◆TORI3JAnkE :2008/04/30(水) 03:19:00 ID:KBDuUUxK
すいません。今回はここまでです。
次回、エロ突入です。

:どうでもいい補足。
主人公、名前は「尚志[ヒサシ]」です。
郷での扱いについては、日光の猿とか奈良の鹿のようなものだと思ってください。
神様の「御使い」と言え、所詮はケダモノ、なんて感じで。

>>232
ありがとうございます。精進します。
シューティングは大好きです。
でもヘボシューターなので人のプレイを見てるだけとか多いです。
241名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 09:25:48 ID:ujDnKkkI
祖鋼をつい"VASTEEL"と読んでしまいそうになるなぁ
続きを楽しみに待ってます
…正座は苦手なんで裸体育座りで
242名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 10:12:51 ID:f2cyOtat
投下乙!
さわやかに仕事のふり中なんで、帰宅したら読みますw
カレンダー通りの勤務考えた人事課ちょっと来い、マジで。
243:2008/05/02(金) 01:12:51 ID:BwS8fvmO
スズメバチの第7話です。
虫の話ですので、苦手な方はご注意願います。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/105_1.txt
244名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 03:03:02 ID:haL448I3
>>222
『ミケ』と『やすこ』の両方の名をもつ友人がいるから
三池安子が知り合いに脳内変換されたwww
245名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 07:01:45 ID:XslS2iuu
>>243
どうしよう、こんなにお尻が素敵なヒロイン。
GJ!
246名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 07:02:08 ID:KN1oZoik
>>233
おお、新たな和風舞台。主人公の今後とかを楽しみにお待ち申しております

>>243
毎度ながらGJ! エロはもちろん、バトルものとしても楽しませてもらっておりやす。
お約束通りだが攻略法に燃えた……!
247名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 23:32:18 ID:kfIo0CV7
>>243
サメの人とは致さないのですか?
うつろな目をしたサメの人をがっつりと。
……魔法少女のすることじゃないな。
248鼠担当?:2008/05/04(日) 00:48:21 ID:bQH0/Gb1
先週は諸事情により投下できず申し訳ありませんでした。
お詫びも込めて、3/4と4/4をセットで投下したいと思います。

誤字脱字、文法がおかしい所があったらごめんなさい。
249無垢と未熟と計画と?1/31:2008/05/04(日) 00:49:07 ID:bQH0/Gb1
 いろいろ暴れて悪戯したくて内心ウズウズしてるのに、一生懸命仮面を被る借りてきた猫の気持ちとはこういうものなのだろう。
いままでなんとも思っていなかったが、これからは涙ぐみながら遊んであげようと思う……そんな機会がもうあるとは思えないが。
「やっぱり、手伝おうかー?」
「ダメー!」
「……はい」
 色々生活に必要な物や昼食や晩御飯の材料を買い込み、屋敷へ帰ってきていざ用意という所になってロレッタから、『お手伝い
禁止令』なるものが宣言されて、それこそ"借りてきた猫"のようにテラスで壁に寄りかかって待つ俺。
 頑張ると気合を入れた手前、こうなるのは嫌なので掛け合うと、信用できないと思われたと勘違いしたらしく、ヘソを曲げられて、
追い出されてしまった。
 そうなると、ご主人様と同じようにとても頑固なので交渉する事すらできず、未練がましくこうやって声を掛けている。
 まあ、料理の腕に関しては年季の入っているロレッタが上なので味は心配ないし、あの小さな体を効率的に動かして広い厨房を
どう動き回っているのか考えるのも楽しい。しかし、なにかの拍子で怪我や火傷なんてされた日には、誰に謝っていいか分かったもの
じゃない。
 しつこく口を出してミスされても困るので一つ溜息をついて気晴らしに外を見上げると、
「あ」
 空に浮かぶ綺麗な二つの月。
 しかも片方はもう少しで満月になろうかというほど円に近づいている。
 こっちの月の周期は分からないけれど、それでもそれなりの時間がかかるから、嫌でもあのアクシデント(だと思いたい)から
経ったか分かる。
 二人がなんてあんな事したのかはよく分からない。
 ロレッタからの説明も要領を得ない物だし、第一、彼女だってその場に居た人間だ。
 分からないようで分かる。分かるようで分からない。
 もうぐちゃぐちゃだけど、鈍いフリってのはやっぱり――
「できたよー♪」
 そう感慨深く月を眺めていると、楽しそうなロレッタの声と共に台車が走る騒がしい音が近づいてきて、俺も立ち上がって
出入り口のドアを開ける。
 そうして遅れること数秒。
 聞こえてきた音の通りにガラガラと大きな音を立てて、台車と押している本人が部屋で少々危険な速度で飛び込んできて、
見事な急停止を披露する。
「なんか、量が多いくないか……?」
「うんっ、腕によりを掛けたからねー」
 そんなやり取りしながらも、テキパキとテーブルへ皿を載せていくロレッタだが、明らかにこれは量が多すぎる。
 春巻のような包み物から、見たことの無い食材が使われている炒め物。さらには、この辺りの食卓には珍しい肉料理まで
雑多にある。
 しかし、どう見ても二人分の分量を明らかに超えている。
「食べるならそっちのから食べてねー、にーさん」
 そう指で指された所にあったのは、よくわからないが彩り(いろどり)が綺麗な野菜と何の動物のか分からないけど
食べやすい肉の生春巻き。
 さらにその隣には、それにつける為のタレが数種類並んでいるからビックリだ。
250無垢と未熟と計画と?2/31:2008/05/04(日) 00:49:44 ID:bQH0/Gb1
「ロレッタ、ちょっといいか?」
「んー、なにー?」
「こんなに作って、余したら勿体無いんじゃないかなぁと思うんだが」
 貧乏性と言われればそうだが、出された物は無理してでも全部食べる事にしている俺としては捨てられるのは忍びない。
「だいじょーぶだいじょーぶっ」
 と、ロレッタは気楽な返事をして、
「わたし達は痛みやすい物から食べていって、余ったら真夜中に帰ってくるねーさんにお夜食にすればいいし、それでも
余ったら朝食にすれば全部なくなるよ」
 小皿を並べながら、すらすらとこんなに料理が並んだ理由を聞かされて俺も納得。
 馬車の中じゃ水気も無ければ味気もない保存食ばかりでこうしたちゃんとした料理は食べたいと思うし、よくよく見ると量こそ
多いが単品で見れば片手でも食べれそうな物ばかりが揃えられている。
 って、まさか、
「これ準備する為に、俺を台所に入れなかったとか……?」
 遠慮気味にそう聞いてみると、あはは、と笑って誤魔化されたが多分そうなのだろう。
 全く、変な所で隠し事するんだから、と呆れてみても絶対反省しないのがロレッタらしい。
 なんにしろ、食べ物には罪は無いので声と両手を合わせて、
「「いただきますっ」」
 そうして最初に手をつけたのはさっきの生春巻き。
 それを魚の香りのするタレにつけて、食べてみると塩味と野菜や肉の下味がちょうど混ざってとっても口通りがいい。
 こっちに落ちてくる前、ねえさんが手巻き物が好きだったので付き合わされて食べ行った事があるのだけれど、そこのと良く
似ている。
 味自体はそっちのお店の方が流石に上だけれど、ロレッタの作った物もそんなに差がある訳じゃないのだから凄い。
 俺がこの域までたどり着くのは何年掛かるか分からないし、そこまで行けるかすら分からない。そもそもここに居られるか
という瀬戸際でもある。
 それでも、それでも、だ。
 せめてこれくらいは料理が上手になりたい。だから、これも精一杯頑張ろうと思う。
「ロレッタ、いつか、余裕が出来たら料理教えてくれるか?」
「……ンぐっ。にーさんになら、いつかと言わずいつでもいいよ」
「ん、ありがとう」
「ふふん、ちゃんとわたしから合格点貰った時に言ってよねー」
「善処します」
 そんな穏やかに冗談を混ぜたり、真面目な話をしてる内に互いに手をつけていない皿が数えるほどに減ってきた頃。
「にーさん、にーさんっ」
 親指ほどの大きさの芋っぽい物が入った揚げ春巻き風味が美味くて、一口二口で食べているとそうロレッタが俺を呼び、
何事かと視線を向ける。
「わたしのコレとにーさんのを交換しない?」
「……いいぞ、ほら」
「えぇと、そうじゃなくて〜」
251無垢と未熟と計画と?3/31:2008/05/04(日) 00:50:20 ID:bQH0/Gb1
 箸で彼女の皿へと移そうとしたのだが、何故か止められる。
 何か間違えたか……?
「はい、あーん」
「う……」
 左手を添えて、右手のフォークで俺が食べていたのと似ている揚げ春巻きを拾い、どこかで見たことある仕草で俺の顔の前
まで持ってくる。
 今の無しと叫びたいが、"いいよ"と一度は言った手前、今更翻す訳にはいかないし、この期待と不安の混ざった瞳を暗くする
のは少しばかり意地が悪い。
 となれば、答えはもう決まっている。
「あはっ、おいしい?」
「あ、あぁもちろん」
 中身はちょっと辛味を効かせた肉類ってのだけしか分からないが、確かに食欲が沸きそうではある。しかし、誰も見ていない
とはいえ、食べさせてもらったという事実に打ちのめされる。
 が、しかし、それに浸ってる暇すら無い。
「普通、そうだよなぁ」
「?」
 確かにこの目の前の小さくで可愛らしいこの小さな子は、『交換』と言ったのだ。
 あちらからこちらへやってもらったのだから、当然の如く、気の重いお返しをせねばならない訳で……ぼやいてみても意味が
無いのだからやる事は一つだろう。
「はい、あーん」
「あ〜ん♪」
 ロレッタの口には少しばかり大きいので箸で3分割程度して、親鳥が子鳥に餌をやるような心境で一つずつ食べさせて
何とか終わらせる。
 そうして、なんとか終わらせる事ができたが、思い込みのお陰かそれとも慣れの所為か分からないが、前より少し心理的に
楽になってきたような気がしないでもない。
 前者なら成長の証だが、後者なら色々な意味で危険すぎる。
 少し前、何の抵抗もなく、そんな事する自分を想像した事があるが気分が悪くなった事があるが、そうなっている内はまだ
大丈夫、だと思いたい。
 それ以降は、こっちが頭を痛めるような事は言ってこなかったが、時折、思い出しているのかクスクスと笑ったり、顔を赤らめ
ながら口元が緩んだりといつも以上に落ち着きがない。かと言って手の打ちようもないのでおとなしく食べて話していると
そのうち、互いに「お腹いっぱい」と漏らしたのは料理の載ってる皿が全体の1/3程度になったくらいで。
 予め用意しておいた食後の紅茶をちびちびと啜ってのんびり後片付けを始める。……とは言っても、俺が動く前にロレッタが
そそくさと手際よくやったのでやれる事は少ない。
 なんというか、役立たず感を嫌が応にでもかみ締める。
 今までみたいに暗くて狭い思考に陥る事はもうしないが、それでも、『もうちょっとなんとかなったんじゃないか』と思ってしまう。
 一歩間違えれば傲慢で自惚れの過ぎた考え方だけども、『次から気をつければいい』で終わらせたくも無い。
「なぁ、ロレッタ」
「んー、なにー?」
252無垢と未熟と計画と?4/31:2008/05/04(日) 00:50:55 ID:bQH0/Gb1
 元々用意していたのか大皿に残り物をフォークとナイフを器用に使って盛り付けている彼女にそう声を掛けて、今更ながら
迷う。が、振り払う。
 今訊けなきゃ、ずっと訊けないような気がしたからだ。
「……俺って……役に立ってるのか?」
 意外に小さい度胸を奮わせて、そんな疑問を投げかけたロレッタは一瞬ポカンとした表情を浮かべ、何がおかしいのか
クスクスと小さく笑い出す。
 これは、マズったかな……?
「ご、ごめんね。でも、にーさんがいきなり変な事言い出すから」
「自分でも分かってるから別に傷つきはしない。……気にするな」
 とは言ったのものの、グサグサと突き刺さる。が、何とか気合で持ち直す。
 一方ロレッタの方は、むー、と唸っていたのでしばらく待っていると唐突に口を開く。
「一人で取る食事って、にーさんは楽しい?」
 一瞬、考えを巡らせるが出す答えは決まっている。
「楽しくはない、だろうな」
「だよねぇ」
 生まれてから一度も誰かと食事をした事ないような生活環境ならともかく、普通は嫌だろう。
「とうさんやかあさんが死んでねーさんが忙しくなると、わたしひとりで食べるようになったの。特に昼食と夕食がね」
 そう、何かを思い出すようにぽつぽつと語り始め、俺は黙ってそれに耳を傾ける。
「最初は心配してきてくれたリゼットねーさんやネリー達と一緒に食べたりしてたんだけど、どうしても合わない日とか忙しい
時期があるからどうしようも無くて、ほとんど自棄になって料理とか一生懸命勉強したの」
 若いよねーと付け加えて苦笑している姿は、寂しさや悲しさといった暗さを感じさせず、ただ昔を懐かしむような印象が
やけに頭の中に残る。
「新しい料理とか上手に出来ると嬉しいんだけど、やっぱり一番嬉しいのは誰かに食べて貰って『美味しい』って言わせる事
なんだよね。まあ、ちゃんと分かったのはねーさんのお陰なんだけどね」
「ご主人様は、出された物をそれはもう美味しそうに全部食べちゃうからなぁ」
 そんな俺の言葉にうんうんと何度も頷いて同意するロレッタ。
 食い意地が張ってるという言葉は、普通は褒める場合に使われないが、この場合にだけは許されてもいいような気がしない
でもない。……と思わせる魔力があるに違いない。
「だから、にーさんが来てこうやって一緒に食べてくれるだけでわたしはありがたいし、十分役に立ってるよ」
「そんなの、誰でも……!」
「誰でも、じゃない」
 静かに、しかし、良く通る声音に俺は黙らざるえなくなる。
「もし乱暴だったり、悪い考えを持ってたりしたら、わたしはこんな事話してないっ! 優しいけど不器用で、でも一生懸命
がんばるにーさんだから話してるの!」
 時間が止まったかのような一息の間。
「同じ人間なんて居ないのに、『誰でもよかった』なんて思わないでよ……っ!」
 涙に潤んでもいなければ、怒りに震えてもいないただの大声なのに、胸が締め付けられるような感覚がして、馬鹿な事を
考えた自分自身を殴りたくなる。
 俺も散々、"拾われたのがご主人様達でよかった"と感謝していたのに、いざ自分の番になれば"誰でもいい"だなんて考える
なんてのはフェアじゃないのだから、ロレッタに怒鳴られても当たり前の事だ。
253無垢と未熟と計画と?5/31:2008/05/04(日) 00:51:29 ID:bQH0/Gb1
「馬鹿な事言ってすまなかった」
 誠心誠意を込め、額をテーブルにつけるかつけないか位まで下げる。
 しかし、ロレッタは頭を下げられるとは慣れていないらしく、慌てたような雰囲気が伝わってくる。
「謝るくらいなら、頑張って」
 何度かの押し問答の末、何度言っても聞かない俺に業を煮やしたのか、宥めるかのような響きがある。
「わたしは一生懸命頑張ってるにーさんが、す……〜〜……だ、だからね?」
 最後の辺りがよく聞こえなくて、思わず頭を上げると何故か首の辺りまで茹でた様に真っ赤になっているロレッタが居て、
訊き直すのを躊躇う。
「あはははは……さっきの無しっ!!」
 聞こえていないのが俺の表情で分かったのか、口早にそう言い放つ。
 そうなってしまうと、俄然興味が沸くが、訳の分からない迫力に押されて何度も頷くかざるえなくなる。が、どちらとも無く
口を開きづらい雰囲気になってしまい変な間が空いてしまう。
「そ、それじゃ、これを冷蔵庫に入れてくるからっ」
 そんな空気に耐えられなくなったのか、ロレッタはさっさと盛り付けを終えて慌しく台車を押していく。
 追いかけて皿洗いくらいは手伝いたいが、この状態ではさぞかし暗い台所になるのは目に見えているが、明日になれば、互いに
苦笑いしていつも通りになるだろう。
 だけど、自分で動いて自分で何とかしないと、意味が無い。
「……よし」
 そうして一旦自分の部屋に戻って幾つか本を見繕い、今の季節には使われて無い暖炉と3人位余裕で座れそうなソファのある
リビングへ急いで入ってみれば、奥の方から皿の擦れ合う音と水音が混じって聞こえてくる。
 とりあえずは間に合ったらしい。
 その大きなソファに腰掛けて、少しばかり待つとさっきまで聞こえていた音が途絶え、いかにも軽そうな足音が近づいてきて、
「ロレッタ」
「!?」
 その主は、器用にも竦みながら跳ねた。そりゃもう写真に残せるくらいに。
「え、あ、そ、け……!」
 余りの驚きっぷりににそれだけに留まらず、言葉にならない単音を壊れたラジオみたいに繰り返して……って、微笑ましく
見てる場合じゃなかった。
「落ち着いて、落ち着いてな?」
 何度も繰り返して宥めていると、言葉通りに落ち着いてきたのかガチガチに固まっていた表情が和らいでくる。
「大丈夫か?」
 そう訊くと、コクコクと首を縦に振って頷いたのを確認して、思いついた策、もとい、本題を切り出す。
「ご主人様は今日の真夜中に帰ってくるんだよな?」
「うん、そうだけど……?」
 それがどうしたの? と、言わんばかりに可愛らしく首を傾げる。
「帰ってきて誰もいなかったら、寂しいんじゃないかなぁと思ってさ……できる限り、起きてるつもりなんだが……一緒にどう?」
 仲直りという本音があるにはあるが、こっちもこっちで本音。
 今、俺のできる事はそう多くはない。だから、やれる事をやるしかない。
 ……初心に返ってみれば、そんなもんだ。
254無垢と未熟と計画と?6/31:2008/05/04(日) 00:52:07 ID:bQH0/Gb1
「うん、いいよっ」
 少しばかり迷ったような顔をしたが、すぐに決心したのようでニコニコとソファへ寄って来て俺の隣へ腰掛ける。
 しかし、さっきから何かがおかしく見えどうにも落ち着かない。
「ついでにまだ字が読めないのが多いから教えてくれないか?」
 そう前置きして、持ってきた本――装丁や題名から小説っぽい事は分かるが――を掲げて見せる。
 専門書とかもあったのだが、基礎知識がないのでよく意味が分からないので小説を勉強の教科書にしているが、これもまた
普段使われないような言葉が多く分かりづらい。
「んーどれどれ……」
「えーと、5ページのここからなんだが……この単語見たことなくてな」
 そうやって、ご主人様が帰ってくるまでの時間潰しをしていたけれど、ロレッタはいつも以上にはしゃいだ所為かうつらう
つらとしていて、
「んー…むぅ……」
 いつの間にか可愛らしい小さな寝息を立てていて、
「……ぐぅ」
 ずっとベットの上だったのに今日いきなり歩き回ったからか、俺も自分では気がつかない内につられて眠っていた。



「ただいまぁ〜」
 なんとか日が変わる前に帰ってこれたのだけれど、もうクタクタ。
 玄関のドアを開く行為すら億劫に思えて仕方ない。
「……あれ?」
 この時間なら落とされて筈のリビングの明かりが広いロビーに何故か漏れている。
 ロレッタも――目が覚めて起きていれば――"りょー"も必要がなければこんな時間まで起きていない筈だからありえないし、
旧式とはいえ対侵入者用の魔法式が張り巡らされているので泥棒が入った可能性も低い。
「あー……」
 何が出てきてもいいように拳を握り、神経を尖らせながらリビングを覗いてみて納得。
 大きな頭と小さな頭が寄り添うようにソファから飛び出していたからだ。
「あぁ、もう……」
 小さい椅子を見つけて、二人の正面に陣取ると大体何があったか分かってくる。
 "りょー"の左手には本が引っかかる感じで掴まれていてテーブルにはペンと紙が置かれていて、まるで勉強中のような状態に
なっている。
 ただ、分からないのはロレッタが"りょー"の右手、というか右腕に全身を巻きつけるかのように抱きついて眠っている事だ。
 ……まあ、寝ている内にああなっちゃったんだろうなぁ
 起こして『自分の部屋に行って寝なさい』と離すのはこの時間だと遅すぎるし、なにより、ロレッタの表情が今まで見た事
無いような嬉しそうだから、できる限りそうしてあげたい姉心もある。
 だから、
「仕方ないなぁ」
 そう呟いて、シャワーを浴びる為に自分の部屋へ歩いていく。
 馬車の中にお風呂なんて付いている訳がないので濡らした布で自分の体を拭いたりして誤魔化すけれど、この長い髪だけは
水分を通さないと埃まみれになってしまうので、こうやって定期的に洗ったりしなきゃならない。
255無垢と未熟と計画と?7/31:2008/05/04(日) 00:52:38 ID:bQH0/Gb1
 ほんと、分からない人にとっては無駄の何者でもない手間だ。
 切ってしまえば、そういうのに費やしてきた時間を別の事に使う事ができる。けれど、それはできない。
 この髪は、私だけの物じゃない。
 『伸ばした方が似合う』と勧めてくれたお婆様。
 伸ばし方や手入れの仕方を教えてくれたかーさん。
 最初はなんだかんだ言っていたけれど、最後は認めてくれたとーさん。
 少しづつ伸びるのを一緒に楽しみにしてくれたロレッタ。
 高価なはずの手入れの品を融通してくれたリゼット。
 ……そして、べた褒めしてくれた"りょー"。
 そんなたくさんの人の助けがあって、この髪と私はいるからだ。
「あったあった」
 替えの下着やパジャマを引き出しから取り出して、お風呂場へ急ぐ。
 お風呂場と言っても頑張って二人くらいが入れる程度の湯船がある程度で、私はほとんど使わない。
 体の芯まであったまるから嫌いではないけれど、髪を常に気にしなきゃならないし、なりよりそれなりに貴重な水を大量に、
一人で使うから無駄遣いと指摘される可能性があるからだ。
「ん〜♪」
 シャワーノズルから出る湯量をできるだけ絞って浴びても、気持ちのいい物は気持ちがいい。
 長い髪の毛を洗うしんどさも、十数年繰り返せば体が覚えて寝ていても出来そうなくらい慣れてしまう。
 そうして、たっぷり時間を掛けて汗などを洗い流して、パジャマに着替えてまた自分の部屋へ戻ると、懐かしいとさえ思える
自分の大きなベットが部屋に陣取って、それを中心に棚などの小物が扱いやすいように配置されている。
 正直、もうくたくたでそのままベットに倒れこみたい誘惑をぐっと堪えて、クローゼットを開けて一番大きなブランケットを
引っ張り出して、ロレッタ達を起こさぬよう足音を立てずに早歩きで急ぐ。
「あらら」
 抜き足差し足の要領でリビングに入り、二人の様子を覗き見てみると、どこかうなされているような表情で寝息を立てている
"りょー"と、その左腕に先ほどまで以上に幸せそうにしがみ付くロレッタ達の表情が正反対で思わず声が漏れてしまう。
 慌てて口元に手を当てて塞いだけれど、熟睡しているからか、どちらも眉一つすら動かさない。
 ……という訳で、
「お邪魔しますー」
 口の中だけでそう呟いて、持ってきた大きなブランケットを広げて掛ける。そして、空いている"りょ−"の右側に座り、
その腕を抱き寄せて頬擦り。
 布越しのに掴んだ腕の感触はごつごつしてて、決して抱き心地は良くない。けれど、暖かい。
「……りょー」
 耳元で囁いても、寝言の一つも言ってくれない。 
 けれど、この血の通った暖かさが嬉しい。
「……ぐす」
 嫌われていたらどうしよう。
 そう考えると得体の知れない『感情』が"きゅ"と私の心臓を絞るような感触が伝わって、服を掴んでいる指先が震える。
 それだけの事をしでかしてしまったのだ……などと気休めを考えてみても意味はなく、余計にその『感情』を煽る。
256無垢と未熟と計画と?8/31:2008/05/04(日) 00:53:19 ID:bQH0/Gb1
「やだ……」
 そうか、私は――
「そんなの、やだぁ……」
 彼が死んでしまう以上に、嫌われるのが……怖いんだ。
「……っ」
 瞬間、悪い考えばかりが頭の中に増えて、振り払おうと目を瞑って自分の顔を"りょー"の肩へと押し付ける。でも、最近
とても脆くなった涙の堤防が今回も易々と破れて彼の服に染み込む。
 一頻り(ひとしきり)そうして、落ち着くと今度は眠気がゆっくりと覆いかぶさって瞼が少しずつ重くなってくる。
「おやすみ、なさい」
 そして残るのは、"りょー"の体温と吐息だけ。それ以外は深い眠気にさらわれて消えていくけれど、今は怖くない。
 全部、起きたら言うんだから……覚悟しててよね、"りょー"?



「……あ?」
 寝苦しさのあまり、目が覚めた俺だがいつもなら頭の回転が鈍いはずなのに今回に限っては、妙に明瞭として起きたばかり
とは思えないほど。
 が、直後にそれを後悔せざるえなくなる。
「な、なんなんだ、コレ……」
 左側で文字を教えてくれていたはずのロレッタが寝ているのはいいとして、なぜその反対側にご主人様が寝ているのだろうか。
 それだけならまだしも、なんで二人とも俺の腕を抱き枕にしているのか余計に意味が分からない。
 とりあえず目を覚ましてしまった以上、なんとか抜け出そうとロレッタに掴まれている左腕を引き抜こうと、
「ぅわ……っ」
 二の腕あたりに、――遠回しに表現して――とてつもなく柔らかい何かの存在を感じられるほど強く押し付けられ、気合で
我慢して抜け出そうと腕を引くと引きずられるかのようにそれが動くのが否が応でも感じ取れて心臓に物凄く悪い。
 事実、胸が痛いほど鼓動して、いままで感じたことの無いくらいに口の中がカラカラになって自分の体ではないように感じて
仕方ない。
「っ」
 十分落ち着かせてから反対側にいるご主人様から腕を抜こうと何度か揺らすが、何故か全く動かせない。
 それこそワインの固いコルクのような感じにだ。
 しかし、時間を掛けたり、捻りを入れればやがては抜けるそれとは違い、痛くない関節技を掛けられているようで、解く方法
なんて知らない俺にはどうしようもない。
「……ははは、はぁ」
 殆ど諦めている心境でも往生際悪く揺らして拘束を緩ませようとしてると、それが寝ているご主人様には居心地というか
気分が悪かったらしく、掴んでいる俺の左腕をより強く抱きこんだ。
 それだけならまだしも、行儀よく(?)座っていた頭が傾いて肩の辺りにもたれ掛かって、生暖かい吐息が耳の裏側に当たり、
シャンプーのいい香りも相まって背中からどっ、と冷や汗が吹き出る。
 さらに、手の方もなにやら薄手のパジャマの感触の下の何やらちょうどいい弾力のある太ももに挟まれて、なにやら動かしては
いけないような気がしてくる。
 もうここまで詰まれると、笑うくらいしか出来なくなってしまう。
 しかし、しかし、だ。
257無垢と未熟と計画と?9/31:2008/05/04(日) 00:54:07 ID:bQH0/Gb1
「なんで、貴方達はこうも俺相手に無防備になれるんですか……?」
 ヒトとはいえ、俺は男であり、彼女らは女の子。
 その事実だけ考えると非常に危険な状態と断じられても仕方ない。だから、もうすこし警戒心を持って欲しいと思う。
 だが現実は非情で、実際はこうなってしまっている。
 信頼してもらえてるという考え方は出来ない事はないだろうけども、これは明らかに……いや、止めておこう。
 ――勘違いだった時、恥かしい思いはしたくない。
「おやすみなさい、ご主人様、ロレッタ」
 擦り寄られて両側から伝わってくる女の子の香りやら、くすぐったい触感やらを気合で無視しながら、俺は目を閉じる。
 ここから眠るのは至難の技かもしれないけれど、無理矢理にでもやらなきゃならない。彼女らからの信頼に応えるためにだ。
 そんな使命感に似た思いを抱いていると、そのお陰か少しづつ節々の感覚が無くなっていく。
 が、
「ぅ」
 寝返りの代わりなのか、ご主人様が抱き方を変える。
 その所為で、せっかく慣れて麻痺してきた感触が変わって沈みかかっていた意識が急浮上。
 まあ、ご主人様の寝相が悪いのは、あっちの街にいた時に良く分かっているが、まさかすぐには動かないだろう。ロレッタは
寝相のいい方だと本人も言っていたからまぁ安心していいだろう。
「よし」
 そう気合を入れなおしてまた目を閉じる。
 一旦眠ってしまえばこっちの勝ちだ。
「うぅ」
 が、また目を覚まさざるえなくなる。
 その原因は左腕……ではなく、右腕の方。
 与えられていたあのむやみやたらに柔らかい感触が、より強く押し付けられたからだ。
 何事かと思って首を回してみれば、すやすやと穏やかだったはずの寝顔がどこか苦しげに眉間に皺を寄せていて、毛布が
掛かっていて直接見ることはできないが、俺のワイシャツを掴んでいる指が微妙に震えているのがワイシャツの震えからわかる。
 多分、怖い夢でも見ているのだろう。
 両手を塞がれているので頭をなでる事は出来ないし、寝ているから声も掛けれない。だから、腕をそのままにしてやる事しか
できない。
 そうして、しばらくすると表情も元の穏やかな物に戻って、強く抱かれていた腕も少し解放されて一息つくと、唐突に反対側から
引っ張られる。
 今度はこっちが悪夢らしい。
「あ――」
 正直、油断があったと思う。でも、悲鳴を上げなかっただけまだマシだ。
 ご主人様に腕を引かれたらと思ったらいきなり"首に噛み付かれた"のだ。……いくらんなんでも予想の範疇を超えている。
 ガブですよ、ガブ。……耳たぶをやられたのもご主人様だからこの人は変な噛み癖でもあるのかもしれない。
 まあ実際の所、首元に犬歯のような物が軽く刺さっている位なのでチクリとしている程度でそこは我慢できるが、彼女の舌先が
ちょろちょろと舐めてくるのが滅茶苦茶くすぐったい。
 幾度と無く、声を上げそうになるほど執拗に噛み所を変えるなどピンチを乗り越えて、顎が疲れたのか解放された時にはご
主人様側の首が唾液でベトベト。しかも冷えてくるので余計にタチが悪い。
 まあコレで寝れると一息吐いたのもつかの間。今度はロレッタの方から……などと、二人交互に「狙ってるのか!?」と
叫びたくなるほどタイミングよくアクシデントに見舞われ、目を閉じることすら許されない。
 そうこうしているうちに、窓から朝日が入ってきて朝を知らせる時間になってしまい、
「誰か、誰か……」
 殆ど無意識に呟いてブレーキ。
 続きで「代わってくれ――っ!」と、喉が枯れるくらい全力で喚きたい俺だった。



258無垢と未熟と計画と?10/31:2008/05/04(日) 00:54:39 ID:bQH0/Gb1
            §     §     3     §     §



「だ、大丈夫なの、りょー?」
「にーさん……気分とか悪い?」
 心配そうに二人がソファに寝転んでいる俺の顔を覗き込んでくるが、声を出す余裕がないので何とか笑って答える。
 一応途中まで寝ていたので酷い寝不足ではないが、それでも、いろんな意味で消耗して指一本動かすのも億劫だ。
「明日あたり、定例会議だったかしら」
 昨日の晩の残り物をひょいひょいと、口の中に収めながご主人様が呟くと、同じように食べているロレッタが唐突に顔を
上げる。
「えっと、にーさん」
「な、なに?」
 ニコニコと可愛らしく笑っているはずなのに、この背中を伝う冷や汗はなんなのだろうか?
「わたし達に言ってない事、あるよね?」
「はて……?」
 さてなんのことやら……と、続けて誤魔化せるような段階ではないのはロレッタの迫力から伝わってくる。
 隠し事の類は一応、一つや二つはあるが、"定例会議"という言葉に反応してこんな事を言い出したのだからアレしかない。
「バッカスさんの件か?」
「そう! ……ねーさんからも何か言ってよっ」
「?」
 と話をいきなり振られたご主人様だが、そもそも説明されていないので分かるはずも無く、とても不思議そうな表情をしている。
 心配掛けさせまいと黙っていたのだが、何処から伝わっていたらしい。
「えっとね……」
 そうやってロレッタご主人様に事の詳細をしているのを横から聞いたのを要約すれば、俺がバッカスさんに啖呵を切って
数日後になにやら会議があったようで、そこで『王にヒトが必要か?』という議題で挙手を取ったところ、絶望的な結果が出て
しまった。
 そして、約束の時期が明日であり、このままで行くと俺は外へ放り出される……との事。
 しかし、こうやって他の人から危機感を煽られてみても正直、あまり心が動かない。
「へぇ」
 それを食べながら聞いていたご主人様が、のんびりとそんな返事をしたからかもしれない。
「へぇ……じゃなくてっ。にーさんが居なくなっちゃうかも――」
「はいはい、落ち着いて」
「落ち着いてなんかいられないよ!」
「あぁ、もう……大体は予想してた事だから大丈夫よ」
 ……予想?
「ねーさん、どういうこと?」
 俺の疑問をロレッタが聞いていたかのように代弁する。
259無垢と未熟と計画と?11/31:2008/05/04(日) 00:55:13 ID:bQH0/Gb1
「私は最初に宣言したわよね。"このヒトは王家の所有物であり、それを売買するなどありえない"ってね。……それを
どうこうしようってのは、王家に対する謀叛とか言われかねないわ。でも今回、そこに寝ている所有物扱いのヒトの意思を
尊重して〜とか理由付ければすり抜けられる程度の物だけどね」
 こっそり仕込まれた嫌味がやけに痛い。
「そ、それじゃ……」
「話はまだ終わって無いわよ。ロレッタ」
 すずっと、俺が淹れたコーヒーを啜って口の中を湿らせて、
「これは、りょーをダシにし私へのテストなのよ」
 そうして、ご主人様は穏やかに笑い、その表情に見とれながら、軋んだ体を起こす。
「もう2年もすれば私は『お飾り』じゃなくて『本物』の王になる。そうなったら、政治的な意味で判断がより重くなって
りょーが、裏から操るなんていう事もあるわ」
「そんな気は一切無いんですけがね」
 出来うる限りの手伝いはしたいが、そこまで大きな野望を抱けるほど俺は人間として壊れちゃいない。
「私もさせる気は無いわ。……最近、人を試すような事ばかり訊かれるからなんかしらいちゃもん付けてくるのかなぁ……
くらい程度には予想してた訳よ」
「で、具体的にどうするの?」
 そうロレッタに訊かれたご主人様は待ってましたと言わんばかりにフォークを持って、
「片っ端から正論で叩き潰すッ」
 何故か良く似合う気合の入った笑みを浮かべて切っ先を俺達へ向ける。
 頼もしいのやら危ういのやら色々言いたい事はあるが取り合えず一言。
「「お行儀悪い」」
 俺とロレッタのダブルで突っ込まれ、がっくりとうな垂れるご主人様。
 どうやら、カッコつけたつもりだったらしい。
「って、ロレッタ。そろそろ学校の時間じゃないの?」
 そう言われて懐中時計を見てみると確かにそんな時間だ。
 しかも、危ない感じの。
「――い、いってきますーっ!」
 いってらっしゃいと声を掛ける隙さえ無く、ばたばたと大慌てでリビングから転がりでるように走っていく。
「……あれ、あの子って走って良かったのかしら……?」
「なんか、大丈夫だそうですよ」
「へえ、お祝いにケーキ買ってこないとねぇ」
 と、ふと気づく。
 確かご主人様もロレッタと同じような時間に家を出ていたはずなのだが、何故ここにいるのだろう。
「ん、今日はここで仕事するから一日中居るつもりよ?」
「!」
 口に出す前に答えられてしまった。
「あれ……違った?」
「いや、合ってますけど、なんで分かるんですか?」
 最近、とは言っても殆ど最初からの気がしないでもないが、人の心を見透かして反応を楽しむような所がある。
 いくら顔に感情が出やすいなどと言われる俺だが、それを糸口にするには正確すぎやしないだろうか?
260無垢と未熟と計画と?12/31:2008/05/04(日) 00:55:56 ID:bQH0/Gb1
「えーと、りょーってほら、素直だから、ね」
「褒めてもらえるのは嬉しいんですけど、それだけじゃないですよね」
「あ、あははは」
 詰め寄って問い詰めてみても、視線を逸らし、笑って誤魔化す気満々のご主人様。
 まあ、そこまで大事な事ではないし、このままの状態で居ても意外に頑固なこの人は絶対話すつもりなんてないだろう。
「とっと」
 追求を諦めて、さっきまで自分が座っていたソファへ引き上げようと腰を上げると、一瞬のバランスが取れずにふら付いて
しまう。
 疲れ、というかこういった精神的消耗は少しの時間横になった程度では治らないものらしい。
「ほらほらっ」
 その様子を見かねてか、何故かご主人様は自分自身の太もものあたりを叩いている。
 いや、何をさせようしてるのは分かる。
 分かるが、だ。
「俺、自分の部屋で休んでますから」
「ダメ」
 有無を言わせない一言。
「お昼ごろに様子見に行ったら、息が止まってました……なんて嫌だし」
「寿命が近いお年寄りじゃないんですから」
「いやいや、若い人にも最近多いらしいよ?」
「そういう問題じゃないです」
 何とか説き伏せて、むぅと不満げに呻くご主人様を見てやっとで一息つく。
 確かに、こっちに落ちてきた時にしてもらった時のあの適度な柔らかさは魅力的だが、あの頃とは環境も状態も違うのだから、
その提案は受け入れたらダメなような気がしないでもない。
 さて、面倒事にならない内に引き上げておかないと。
「ねぇ、りょー?」
 うんうんと唸っているご主人様を脇目にいつの間にか綺麗に食べられている皿をキッチンへ持って行き、帰ってきた所で
いきなり声を掛けられる。
「なんでしょうか」
 どこか諦めた心境で反応すると、ご主人様は気持ちのいいくらい清々しい笑顔を浮かべていて、その理由は何となく察しが付く。
「何度かりょーの腕とかを枕にしたよね? そのお返しに枕にしても……どう?」
「遠慮させ……うぅ」
 何が何でも断ろうという心意気だったはずなのだが、底抜けに明るい笑みがそれを許さない。
 もし断ったら、どんな悲しそうな顔をするか考えたくも無い。
「ね?」
「く……! わ、分かりしました」
 やっぱり、ご主人様には勝てない。
 そう自分自身に実感させるだけの短い反抗だった。



261無垢と未熟と計画と?13/31:2008/05/04(日) 00:56:28 ID:bQH0/Gb1
「……ん」
 あ、やっとで寝てくれた。
 全く、あーだこーだ言ってても疲れてるなら寝てればいいのに。
「もう、意地っ張り」
 いつもそうだ。
 おそらくは一度もああいう荒事を経験した事のない"りょー"が、あの場に出るだけでも怖かったはずなのに、だ
 もちろん、誰か――多分、フランツさん――が、けしかけてての事なのだろうけど、こんな無茶をしたと思う。
 ……助けられたのは確かだけれど、これで死なれたりしたら一生夢に出てきそうだ。
「もう、馬鹿」
 そう呟いても、本人は何故か疲れてて規則正しく寝息を立てていて、聞こえていない。
「ホントに寝ちゃった?」
 返事が無いのは分かりつつも、すこし荒れた感触のする短めの髪の毛を人差し指でゆっくり梳く。
 いつも触られてばかりだったけど、やってみると意外なほどに心が落ち着いてくる。
「私ね、夢があるの」
 ふと、そんな言葉が漏れる。だけどよくよく考えれみれば、そこまで自分に余裕が出来たのは久しぶりな気がしないでもない。
 えぇと、確か……
「かーさんやお婆様を……超えたって、認めさせるの」
 これを思いついたときは、なんて馬鹿げていると自分でも思ったものだけど、今でもそう思う。
 ホント、若かったとしか言いようが無い。
 ただ、何で超えるかとかいう分野は特に考えてなかったし、あの時は漠然とそう考えていて夢と言えたかは謎だった。けれど、
今改めて口に出すと、そういった曖昧な所が少しずつ固まっていく。
 もう居ない人と比べる事ができる事は限られているが、ちょうどいい事に……
「きゃ」
 思案に集中力を割いていて、いきなり寝返りをうった"りょー"の頭が私のお腹の辺りに押し付けられて、慣れない感触に短
い悲鳴を上げてしまう。
 そして、すぐに元の位置にもどったのだけれど顔が火照って仕方ない。
 こっちからイタズラする分にはなんだかんだで主導権があるのでなんとかなるけど、こうやって不意を打たれたりすると
頭の中が真っ白になってどうしていいか分からなくなる。
 そんな風にならないようにするには常に先手を取ればいい……と、リゼットの付き合いで学んだのでなんとか様にはなって
きてはいたけれどやっぱり私には向いていない。
 それはともかく。
「ま、明日はよろしくね、りょー」
 ロレッタにはああ言ったが、あれは私が正式な『王』であったならばのお話であり、あくまで"仮"扱いの現状では少々弱い
論理だ。
 だからといって諦めるつもりなんて毛頭ないし、なりより、これで勝てれば"夢"を叶える事もできるかもしれない。
 そう考えるとやる気と根拠のない自信だけなら、有り余って仕方ない。
 ふふふふふ――
「――いやはや、楽しそうね。ラヴィニア?」
「……――っ!」
262無垢と未熟と計画と?14/31:2008/05/04(日) 00:57:23 ID:bQH0/Gb1
 驚愕のあまり、出た声が裏過ぎて掠れて殆ど出せず、結果的に"りょー"を起こさずに済んだのを確認して一安心。
 そして、何故か後ろで楽しそうにしているリゼットに冷たい視線を向けてみるが、何時もの如く、さらりと受け流される。
「どうやって入ってきたのとか訊いても無駄なんでしょうね」
 諦めの溜息を一つ吐き、出来る限り声量を抑えてそう言うと、"わかってるじゃない"と言わんばかりにリゼットは首を縦に
振る。
 玄関を開けたのなら取り付けてあるベルが鳴る筈なのだが、しなかった。
 と言う事はそれ以外から入ったと考えるべきだが、そんな所があるとは思えないのでその考えは却下。とすれば、玄関しか
ないが……と以下ループしてしまう。
 それよりも、だ。
「何しに――」
 そこまで口にして気づく。
 この時間に来る用事といったら一つしかない。
「……仕事の書類ね?」
「そそ、バッカスさんから預かってきたわよ」
「んー」
 ぱらぱらーと軽く通してみるが、それほど難しい物はなく、ただ許可を求めるのが多い。
 ここまで来て不許可にするのも出来るが、もう既に手回しして後は私の印の段階が殆どなのでそういったことはまず無い。
「さて、今回の騒動の顛末の報告しましょうか……最大のけが人もそこにいるしね」
 そう言って椅子を一つ引き寄せて座るリゼットに合わせて、私も居住まいを整える。
 報告自体は帰ってくる馬車中でも出来たのだけれど、資料をまとめる必要があるから後でと言われたのだが、今になるらしい。
「まず、貴女が満身創痍にした男は……アタシの叔父のアーネスト・メイフィールドって男なの」
 ペンでも貸すような気軽さで発せられた衝撃の事実に、へぇ、と納得しかけて、思考が凍る。
「……身内の罪よ。罰はなんでも――」
「つまらない事言わない」
 あの男の所為で、とーさんやかーさんが死んでしまったのは事実。
 だけど、その感情をそのまま吹っかけるなんてのは見当違いも甚だしい。
「何か悔やんでる暇があるならその分仕事してよ? 多分、忙しくなるんだから」
「……そうね、アンタ……そういうやつだったわね……」
「そうそう」
 俯いてどこか乾いた口調で呟くリゼットを無理矢理励まして、元気付ける。
 実際問題、彼女の立場で仕事の能率が下がったりしたら何を言われるか分かったものじゃないし、場合によっては庇いきれ
ない。
 そうなる前に、事前に手を打っておくのも私の仕事だ。
「それじゃ、何で釈放なんかしたの?」
 いろいろゴタゴタはしたものの、あの男――リゼットによればアーネスト――を拘束はしたものの、結果的に身包み剥がし
て外へ放り出した。
 本来の計画では、埋めるか沈めるかなんていう物騒な話も有ったのだけれど、結果的にそうなってしまったのだ。
「色々理由はあるけど……やっぱり、殺しちゃうのは、ね?」
263無垢と未熟と計画と?15/31:2008/05/04(日) 00:58:06 ID:bQH0/Gb1
 甘いなんていわれるのは覚悟している。
 例え、完全に後顧の憂いを断ったとしても、私は後ろめたさで後悔するくらいだろう。そんな事をする位なら、甘々な判断で
よかったと思う。
「……ありがと」
 それを聞いたリゼットは、大きな溜息を吐いたかと思うと、ぼそりとそう呟いて続ける。
「小さい頃、あの人に遊んでもらった記憶があるのよ……だから、ちょっとショックだったのよね」
 あはは、と軽く笑って見せたけれど、私には想像しがたいほどの事だから何を言っていいか分からない。
 だから、何も言わない。
それが私達の間でのやり方だ。
「アンタのそういう所、本当に救われるわ」
「どういたしまして……褒めても何も出せないけどね」
 そう言い合って目が合うと、どちらともなく吹き出してしまう。
「んん?」
 そうやってひとしきり笑い合うと、そんな声を共に太ももの上でもそもそと何かが動く感触がして、そこに"りょー"が居たのを
思い出す。
 やっぱり起こしちゃったのかなぁ……?
「ぐぅ……」
 頭を撫でて、起きるのを待っていたのだけれど意外に眠りが深かったみたいで、また規則正しい寝息を立て始める。
 何があったか分からないけど疲れてるんだなぁ……
「起こしちゃマズイから、続きは後にしとく?」
「そう、ね。……それでお願い」
 そうして、いつ続きやるかなどの簡単な打ち合わせなどすると、そそくさとリゼットは帰ってしまい、話し相手が居なくなって
しまう。
「もうっ、早く起きてよね」
 仕事しながらでも、気になって仕方ない。
 しかも、このままだと飲み物も取りにいけないし、下手に体を動かす事も出来ないでちょっと不便だ
 でも、まぁ……いいかな。
「ほれほれ〜」
「うぅ……」
 などと、仕事をしばらくやってからちょっと遊んでまた仕事してを繰り返している内に時計塔の鐘の音が鳴り響き、早くも
お昼の時間を知らせる。
 リゼットに言わせれば、燃費の悪い私はこの時点でお腹がぎゅるぎゅる鳴るのを抑えるので必死なのだけれど、それでさらに
体力を使う悪循環。
 あぁもう……早くおきてよー、お腹空いた〜〜っ!



264無垢と未熟と計画と?16/31:2008/05/04(日) 00:58:42 ID:bQH0/Gb1
「あ、起きた?」
「――うわぁぁぁぁっ!?」
 いきなり目を覚ましたかと思うと、いきなりそんな大声上げて、わたしの膝の上から凄い勢いで転げ落ちるにーさん。
 ……そーいう反応は傷つくなぁ。
「〜〜っ!」
 さらに止める暇なく、テーブルの足へ頭をぶつけて悶絶しているのだから運が無いと思う。
 それでも、ちょっと待ってると痛みが和らいできたのかゆっくりと立ち上がり始める。
「なんで、ご主人様がロレッタに変わってるんだ?」
「にーさん、外を見て?」
「あー……」
 わたしのその言葉に従ってにーさんは窓の方に振り向くと、納得したようなそれでいて後悔したような声を上げる。
 それは当たり前だと思う。
 今の季節は日が出る時間が長いから入ってくる光はまだ強いけれど、赤さが混じっていてもう夕方と言う事が分かるからだ。
「うわぁ、もう少しで10時間も寝るとこだったのか……」
「寝すぎだよー、それはー」
「おっかしいな。昼前には起きてるつもりだったんだけどなぁ」
 そう無念そうに呟いたにーさんはがっくりとうな垂れて、近くにあった椅子へ力が抜けたように腰を掛ける。
 寝るだけ寝てたから疲れは見えないけれど、物凄く後悔したような表情をしていてちょっと可哀想。
「あ、ロレッタ」
「?」
 とりあえずは、紅茶でも入れようかと立ち上がってキッチンの方へと足を踏み出すとそう声を掛けられて振り向く。
「いきなり声上げてごめんな……居て当然だとおもったご主人様じゃなくてロレッタだったから吃驚してさ」
 ははっ、と、どこか疲れたような声音で謝られるとわたしも強くはいえない。
 もちろん、ずぅっっっと寝ていたにーさんが悪いけれど、起こしてあげるという方法もあったのに取らなかったわたしも悪い。
 ……どうしたらいいかなぁ?
「眠気覚ましに紅茶でもコーヒーでもくれないか? 本当は俺が淹れるべきなんだけど実は足が痺れて立てなくてさ」
 うんうんと唸っているわたしに、そうやって冗談めかして、送り出す。
 そうなると、お茶を淹れるのに手を抜くわけにはいかないので、雑念を追い出して体に染み付いた動きで一つ一つちゃんと
こなす。
 えーと、もう少し蒸した方がいいかな……?
 ……などと、やっていたけれどやっぱり集中力が欠けていたみたいで小指に軽い火傷を作ったり、茶葉の量をどさっと多く
入れてしまったりと散々な結果に。
 このままじゃ出来た紅茶は取りあえずは飲めるという程度の出来にはなるだろうけれどそれじゃ全然納得いかない。でも、
もう一度淹れなおす時間も無い。
 そうなると、少し濃い目にしてミルクティーに切り替えてしまうのがちょうどいいかもしれない。
「よしっ」
 そうと決まったら手遅れにならない内に切り替えていく。
 失敗した事はあまりないけれど、それでもそういう事はどうやったらいいかくらいは考えていたからなんとか手直しを加えて
なんとか完成。
265無垢と未熟と計画と?17/31:2008/05/04(日) 00:59:20 ID:bQH0/Gb1
 出来栄えはあまりいい訳がないけれど、そのまま強行するよりはいくらか良くなっているし、ミルクで味は多少はごまかせる
から"それなり"にはなっているはず。
「どうぞー」
 そんなこんなで、銀色のお盆に載せたまだ熱いミルクティーをにーさんに差し出す。
「ん……ちょっと失敗した?」 
 あ、バレた。
「えぇと、葉っぱの量とか間違っちゃって……よくわかったねー」
「殆ど毎日飲んでるからねぇ。味なんかあんまり気にしない俺でも分かるようになるさ」
 とかなんとか言いつつも文句も言わずに飲んでくれるにーさんはとても優しい。
 もちろん、それに甘え続けちゃいけないけれど、どうしても甘えちゃう。
「そういえば……なんで俺を"にーさん"って呼ぶんだ?」
 ポットの中身も半分を切った頃、ぽつんとにーさんがそう呟く。
「んー……」
 理由はいろいろあったりするけれど、イチバン大きいのは、
「本当はね、お兄ちゃんも欲しかったの」
「へぇ……って、"も"?」
「うん」
 耳聡く言葉の端を聞きつけて、聞き返してくる。
「ねーさんは外にいる事が多かったし、かーさんととーさんはお仕事あるからどうやっても、わたし一人だけのベットの上の
日があるの……そうなっちゃうと寂しかったからもう一人家族が欲しいなぁ……ってね」
 今考えちゃうと、誰か自分の傍にいて構ってくれるなんていうとっても都合のいい考えだったとよく思う。
 でも、あの頃は本気でそう考えていて『おにーちゃんが欲しい』なんてお願いをした事もあるくらいだったから、ちっちゃい頃
って怖いなぁ。
「あー、似たような事ならあったなぁ……俺の場合は弟だけどね」
 そう苦笑いをしてにーさんが話してくれたみたいに、身内にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる人なら結構ある考えらしい。
 ねーさんの場合、どうなんだろ?
 ……あ、そうだっ。
「〜」
 どこに置いてあったのか昨日読んでいた本を口元を動かしながら読んで、ときたま、思い出したようにミルクティーに口を
つけているにーさん。
 こういうときにねーさんの真似をすれば、気持ちとかが分かるかもしれない。
 それにはまず、呼び方からだ!
「……っ、……っ、……っ」
 声が出ない。
 ただ呼ぶだけ。ただ呼ぶだけ。ただ呼ぶだけ。……よしっ。
「り、り、り……!」
 喉が引きつって、変な所までしか出ない。
 そんなわたしの様子が不思議だったのか、にーさんは今まで読んでいた本から顔を上げる。
 ここここ、こうなったらぁ!?
「……り、りょー?」
266無垢と未熟と計画と?18/31:2008/05/04(日) 01:00:12 ID:bQH0/Gb1
 なけなしの度胸を振り絞ってそこまでが限界。
 もう恥ずかしいやら、なにやらで手元にあった銀のお盆をぎゅっと抱きしめ、にーさんの顔が見れなくて下を向いてしまう。
「なんだい、ロレッタ?」
「な、ななな、なんでも、ない」
「そっか」
 そうなんとかやりとりでも、もう頭の中がぐっちゃぐちゃ。
 本当に慣れない事はするもんじゃない。
 こんな事に巻き込んだにーさんに悪いなぁと思いつつ、ちょっとだけ視線を上げるとなんとタイミングのいい事に目が合って、
「……ん?」
「っ」
 一瞬だけ。
 その一瞬だけが限界だった。
 たったそれだけで、首元まで火照った肌がもっと温度を上げ、自分でも何を考えてるか分からなくなってくる。
 あぁもう、どうしたのわたし……?
「にゅ……わわわっ!?」
「んー、よしよし」
 ガチガチになって石のようになっていたところへいきなり、わしゃわしゃと乱暴な手つきで頭をいきなり撫でられて、
もうパニック。
 もう滅茶苦茶な声しか出ない。
「何考えてるか分からんが、無理しなくていいからな……さて、ご主人様が帰ってくるまでに晩飯の準備するかぁっ」
「う〜」
 そうしてキッチンへ向かっていくおっきい背中に唸ってみても、結局一つの現実を再確認するだけだった。
 ……わたしは、にーさんが、大好きっ。
「手伝うから待って〜」
 甘くて苦く、そして重い感情をどうにも持て余しながら、わたしはその背中を追った……。



 行政区画の議事堂。
 そこが俺の処遇を決める所らしい。
「さぁ二人とも、準備はいい?」
 その中の待合室のような一室に俺、ロレッタ、そして妙にテンションの高いご主人様が一つのテーブルを囲み、椅子に
腰掛けている。
 自信満々なのは非常に頼りになるが、なんとなく不安だ。
「……うん、頑張る」
 ロレッタはロレッタで微妙に空気が暗く、なんとなく悲壮というか追い詰められた感のある覚悟が伝わってくる。
 こうなってしまうと、問題の発生源である俺の意気込みが大事になるのだけれど……
「えぇいつでも」
 妙に力が入らない。
 決して諦めてる訳ではなく、落ち着いてるという部類の脱力感がある。
267無垢と未熟と計画と?19/31:2008/05/04(日) 01:00:52 ID:bQH0/Gb1
 一応、ある程度の理論武装くらいはしてきているが、こういう事自体に出くわした経験ない俺ではあまり役に立たないのは
分かりきっていている上、ロレッタも恐らくは慣れていないだろうから頼りになるのはご主人様だけの状態だ。
 にも関わらず、俺は慌てたり、ガチガチに緊張していない。もう数え切れないくらいやった紅白戦でもなかなかこうは
いかない。
「さて、二人とも」
 しきりに時間を気にしていたご主人様が俺達へ二人へそう切り出し、
「まず最初に通常の議題からやっていくと思うから、それが全部終わったら呼びにくるから待っててね」
 こう言われた以上、そうするしかないので俺とロレッタがそれぞれ頷くのを確認すると、ご主人様は「それじゃ、いってき
ます」と気楽な表情を浮かべて部屋から出て行ってしまう。
「……」
 そうなると、いつも明るいはずのロレッタが今日に限って暗く、その原因が分からないので手が出せない俺という膠着状態が
出来上がる。
 いや、原因は多分、俺のことだ。
 彼女を悩ますような事態といったらこれ位しかない。
 ならば、どうするかなんてのはもう決まってる。
「ロレッタ」
「なに、にーさん?」
 らしくない沈んだ声音。
 そうさせたのは俺で、それをなんとかできるのも俺自身だと自惚れに近い確信がある。
「大丈夫。大丈夫だからさ、そんな暗い顔をしないでくれ」
 言われたすぐ後こそ、ぽかんと呆然としていたけれどすぐにまた暗くなる。
「証拠は、あるの?」
「〜……んー……無いな」
「な、無いの!?」
 俺の答えにあっけに取られて、思わず大声になるロレッタ。
 誰だってそうなるだろう。
 実際、証拠がないのだから嘘は言えないし、言ってもいない。
「でも、ロレッタは頑張ってくれるんだろ?」
「当たり前だよっ! にーさんが居なくなるなんてイヤだもん!」
 いつも感情の上下が激しいけれど、ここまではっきり言われると照れる前に驚いてしまう。が、口走った方も
自分の言葉の意味に気づいたらしく、頬を赤らめてもごもごと口ごもってしまう。
 ま、まぁそれはそれとして。
「俺も頑張るし、ご主人様も頑張ってる。もしかしたら、リゼットさんも頑張ってるかもしれない……それだけみんな
頑張ってるんだ、結構どうにかなるもんだと思うぞ?」
「で、でもっ」
「分かってるよ。これに失敗したら後が無いって事くらいはね」
 今まで生きてきた時間の半分くらいを野球につぎ込んで、結局出来なくなった。
 つまり、それだけの時間すべてを努力につきごんで、たった一つの、でも、とても大きな障害でそれが"無駄"になった。
 それが、今、ここで起きないとも限らない……というか起きる可能性の方が大きいのだからロレッタの心配もごく当たり前。
 けれど、だ。
268無垢と未熟と計画と?20/31:2008/05/04(日) 01:01:23 ID:bQH0/Gb1
「上手くいえないけどさ……」
 そう前置きして、目を閉じて少し思案に沈む。
 こういうとき、自分の頭の悪さに辟易するけれどそんな事で悩んでいる場合じゃない。言うときはちゃんと言わなきゃ
いけない。
「ロジェさん、バッカスさん、フランツさん、リゼットさんの4人には会った事があるんだけど、他の人は意地悪だったりする?」
「そんな事ないと……思う。フランシス卿とかマリーさんとは最近は会わないけど、凄い優しい人だよ」
「うん、だろうね」
 フランシスさんに直接会った事はないけれど、その娘のプリシラさんを見れば悪い人ではないのは分かる。
 問題はマリーさんだけど、ロレッタのこの評価を見れば大丈夫。
 多分、本心から俺を追い出そうなんて考えてる人は居ないだろう。居たのなら最初から排除に掛かっているはずだ。
「俺は全力でご主人様の邪魔にならないと証明する。そこまで言って通じない人達じゃないだろうから……なんとかなるさ」
 お気楽な考え方だけど、難しく考えるより俺にはこっちの方が性に合っている。
「うーんうーん……」
 しかしながら、楽天家で根が真面目なロレッタにはこの考えが分からないらしく、何故か唸って自分を納得させている。
 こうなったのは自分で蒔いた種なのだから自分でなんとかしなくてはならない。
「別に無理に分からなくてもいいよ……これは俺の感じ方だからね」
「で、でもぉ……」
 悩みすぎて涙目になり、耳も元気なく垂れているロレッタへ近寄って、目線を合わせる。
 こうしてみると、おろおろしている雰囲気がご主人様に似ていてやっぱり姉妹だなぁと改めて認識される。
「みんながみんな同じ考え方じゃ、おかしいだろ?」
 ゆっくりと、けれど、しっかりと言い含めるようにすると、戸惑いつつもコクリと頷く。
「ぞれぞれ違うから、喧嘩もするしいがみ合ったりもする。でも、仲良くなったり……か、家族にもなったりするんだよ」
 似たようなことをねえさんにも言われた覚えがある。
 その時は、実感が沸かなかったけれどここに来てから身にしみて分かるようになったのは、多分、ご主人様とロレッタのお陰。
 もう、いくら感謝しても足りないくらいだ。
 ……これを言うと二人にもっと甘やかされそうだから心の中に止めておくが。
「だからさ、分からなくてもいいんだよ。できればいつか分かって欲しいけど、あくまで希望だからね」
 と、ロレッタの頭を耳も巻き込んで一緒にちょっと荒めに撫でる。
 言葉には出さないが、こうされるとロレッタは目を細めてとても嬉しそうにしているのでついついやってしまう。
 これはご主人様も同じだが、あの人はもうすこし平気で3時間とかやらせるから注意してるがあの触り心地は癖に
なってしまう。
 こっちはこっちで癖のある感じがくすぐったくてやめられなくなりそうだが、その考えを気合で捻じ伏せて手を離す。
「……いいなぁ」
 へ?
「ね、ねねねね――」
 壊れた蛇口のように"ね"を連呼するロレッタの声を遠くに聞きながら、その場に居るはずの無い人の顔を見る。
「何を二人とも驚いてるの?」
 不条理の塊みたいな現れ方をしたご主人様は、とても不思議そうに首を傾げてクスクスと小さく笑っていた。
 なんで? とか、いつ、どうして? などと訊きだしたい事が山ほど沸くが、あまりの現れ方に声がでない。
「んー、そこの扉ね、ちょっと持ち上げてあげると開くときに音が鳴らないの……で、私が来たのはあなた達を呼びに
来たのよ」
269無垢と未熟と計画と?21/31:2008/05/04(日) 01:02:07 ID:bQH0/Gb1
 それだけ聞かされても理解するまでに圧倒的に時間が足りない。
「あ、あぁそうなのか……」
 しかし、何故こうも焦っているのだろうか?
 というか、ここ一ヶ月でようやく磨かれてきた危険に対する勘がやけにうるさい。
「『別に無理に分からなくてもいいよ……これは俺の感じ方だからね』かぁ……私も同じ考えかなー」
「!!」
 ニコニコと、まるで邪気が無いような笑みを浮かべておきながら、態度や言葉の端々から毎度おなじみのあのからかうような
雰囲気が滲み出ている。
 もう条件反射かなにかのように背中には冷や汗が吹き出し、やけに舌が回らなくなる。
「『みんながみんな同じ考え方じゃ……」
「――もうやめてくれー!」
「それじゃあ……」
 少し考え込むような仕草をしたご主人様だが、これは絶対フェイク。
 もう決めてあるはずだ。それは、恐らく……。
「私も、頭撫でて?」
 あぁやっぱり。
 そう予測しきっても、少し照れたように赤くなった頬とか、期待しつつもどこか遠慮の色を隠せない大きな瞳とかの魔力が
『NO』という気力を奪う。
 一番大きいのは、あの髪の毛。
 気が付いたら触っているくらい癖になるものだから、このお願いは願っても無い。が、だ。
「いや、ほら……時間とか無いだろ?」
「活とか気合入れる意味だから、少しでも……いいけど、ダメ?」
 俺自身も苦しい言い訳だがあっちも苦しい。
 しかし、ロレッタにもしてあげた以上、ご主人様にもやらなきゃならない気がするが、それをすると会議が終わるまでずっと
やらせてそうな気配がするので断固断らねばならない。
 と、
「ね、ねーさん、わたしがやってあげるから」
 ロレッタが流石に見るに見兼ねたのかそう口を挟み、ご主人様を止める。
 その提案は正直どうかとおもうが、それで抑えられるのなら有り難い。
「ダメー」
 考慮する余地さえないのか、恐ろしい速さで即答。
 ……あぁ、そうか。
「ん」
「きゃっ」
 各々違う反応を聞きながら、二人の頭へと手を掛けて優しく撫でる。
 少し前、ご主人様は自分の髪に触った人は早死にするとかなんとか言っていた。多分、それを気にしてロレッタの提案を
拒んだのだろう。
 そうなったら、こういう事ができるのは俺だけだ。
270無垢と未熟と計画と?22/31:2008/05/04(日) 01:02:51 ID:bQH0/Gb1
「時間無いから、こんなもんでいいかな?」
「勝って終わったらもっとしてもらうからね?」
「ず、ずるい、ねーさん! わたしもっ、わたしもっ!」
「はいはい、分かりましたよ」
『"はい"は一回だけっ!!』
「……はい」
 言葉にできないような理不尽さを感じながら頷いて、立ち上がろうとすると急にご主人様の腕が肩に回され、意外なほど
強い力で引っ張られて、
「んふ」
 ぐっ、と近づいた引っ張った主の綺麗な顔が近づいて、傍には泡を食ったような表情のロレッタの横顔。
 まるで円陣か内緒話するような状態で俺達3人が集まっているような体勢だ。
「さっき、りょーが言ったけど……私達は『家族』なの」
 どこから貴女は訊いてたんですか!
 などと問い詰めたくなるが、彼女のしんみりとした口調にその考えを掻き消す。 
「もし、誰かが居なくなったら寂しいし悲しい」
 俺が怪我した時、ロレッタにぼろぼろ泣かれたりしたのを見ればそれが怖かったのがよく分かる。
「けれど、嬉しい事があったら一人で喜ぶより嬉しい。だから、頑張ろ?」
 そう言って、穏やかな表情で笑うご主人様を見た俺とロレッタは互いに顔を見合わせ、
「――い、ひゃいー!」
 片手でご主人様の頬をそれぞれ思いっきり引っ張った。
 しかし、よく伸びるし、柔らかいなぁ……。
「ひゃに、ふるのー?(なに、するのー?)」
 大きな目を痛みによる涙で潤ませてやけに可愛らしいが、ずっと見ている訳にもいかないので心の中に仕舞いこみ、
「もし、これで負けたらある意味命に係わりますし、頑張らない訳だろ? それに居心地のいいここは離れたくないしね」
 それに続けてロレッタが、
「わたしが居ない時のねーさんの世話を誰がするの? にーさんしか居ないでしょー」
 とか言いながら、うにうにぐにぐにと、それはもう楽しそうに頬を引っ張る。
「はんで、ひょんにゃひょとひゅるのー!?(なんで、こんなことするのー!?)」
「まあ……"何今更な事言ってんですか?"って感じかな?」
 人に"家族”とか"あなたには、私がいるわ"などと言っておきながらこの期に及んでこんな事を言い出すのだから、これ
くらいの事はしてもいいだろう。
 勢いのまま自分の意見を通すかと思えば、直前になって不安そうに意見を聞いてくるのは何時もの事だけれど、ここは
自分の考えを通しておくべき所だ。
 ……だからこそ、俺はご主人様に付いていけてるのかもしれない。
「ひゃから、はにゃひてー!?(だから、はなしてー!?)」
 ぐにぐにと引っ張り、冗談じみた悲痛な声を聞きながら俺は妙な感傷に浸っていた。


271無垢と未熟と計画と?23/31:2008/05/04(日) 01:03:23 ID:bQH0/Gb1
「まだ痛いー……ぐす」
 そんなご主人様の涙声混じりの恨み節を聞き流しながら、俺は初めて入った会議場を見渡す。
 馬鹿でかい円卓のが置いてあるからか狭く見えるけれど、広さはそこそこある。
 机があるのだから当然椅子もあり、その数は7+2。
 なんで+2かと言えば、ご主人様が座っている席の傍に歪な間隔で椅子が置かれているからだ。
「ご、ごめんね、ねーさん。つい出来心で……」
「出来心で済ませられるかー!」
「はいはい落ち着いてねー」
 こんなやりとりができるのは俺達以外に誰も居ないから。
 ご主人様によれば結構長い時間の休憩が取られているらしい。
「リゼットさんとかと打ち合わせとかしなくてもいいんですか?」
 多分この時間はそういった事に使われるべき時間のはず。ここでじゃれている場合ではないと思うのだけれど……?
「りょーじゃないけど、"いまさら"、だしね。それに勝ち目はこっちにあるのだから焦る事は無いわ」
「そんなもんでしょうか?」
「そんなもんよ」
 自信満々な笑みを浮かべるが、ちょっと赤くなった頬が迫力を半減して可愛らしく見える。
 それとは正反対に不安げなロレッタがちょんちょんとご主人様の服を引っ張って、声を上げる。
「わたしとかにーさんは何をすればいいの?」
 そう言われて何をすればいいのかというプランが殆ど無いに気づく。
 完全に無いという訳ではないのだけれど、それだって、ただ漠然と訊かれたらどう主張するか程度でしかない。
「んー、建前の理由にされてるりょーや、私ならともかく、ロレッタは基本的には何も無いわ」
「な、ないの?!」
 ご主人様の答えにロレッタが可哀相なほど慌てる。
 『頑張る』と意気込んだ直後にこれはショックだろう。
「き・ほ・ん・て・き・にっ、って言ったでしょ? ……貴女にはちょっと意地の悪い小細工をしてもらおうと思ってるの
よ」
 そう意地の悪い笑みを浮かべたご主人様はごにょごにょと、こっちには聞こえないように耳打ちをするとロレッタの表情が
どこか気の毒そうなのに変わる。
「えぇと、これはいつ言えばいいの?」
「自分が必要だと思ったタイミングでいいわよ。嫌がらせみたいなものだしねー」
「うーん……?」
 どうもしっくり行かないようで首を捻ってばかりの姿を苦笑いしながら眺めていると、壁の向こう側から音もテンポの
違う足音が聞こえて、重い音を立てて大きな扉が開く。
 ぞろぞろと、ご主人様そうして入ってくるのは、予想通りにご主人様を除く、全ての出席者達だ。
「姫様、遅くなって申し訳ありません。……お体の方は大丈夫でしょうか?」
 そして、最後に入ってきたのはバッカスさんがご主人様へそう口を開く。
「えぇ、大丈夫よ。……じいやこそ、体大丈夫?」
「もう少し生きるつもりですのでご安心を」
「控えめねぇ」
272無垢と未熟と計画と?24/31:2008/05/04(日) 01:03:56 ID:bQH0/Gb1
 と、とても和やかなやりとりを聞いて、一安心。
 幾つかあった心配事の一つが、この二人の関係の悪化があったけれど、もしかしたら似たような事は何度かあったのかも
しれない。
「――では、開会いたしましょう」
 まだ知らないご主人様達の過去を考えるのに夢中になっていると、隣に居るからバッカスさんの歳に似合わぬ力強い声が耳に
入って意識をそちらへ向ける。
 巨大な円卓には見慣れたリゼットさんもいれば、ネズミにも関わらず体の大きい男の人や、どこか余裕のある雰囲気を持った
少し歳を召した女性――多分、フランシスさんとマリーさん――もいて、改めて緊張に震え、自然と背筋が伸びる。
「ここに集まって頂いた理由は、皆様分かってらっしゃると思われますので省略させて頂きます。……早く帰りたいですからな」
 最後のとぼけたようなつけたしに、思わず笑いがこぼれる。
 確かに結果がどうなろうと、早く終わるならそれに越した事はない。
「……それではこの"ヒト"を私達から引き離そうという正当な理由を伺いましょうか、じいや?」
 笑い声が引いた時を見計らい、ご主人様は静かに言い放つ。
 言葉一つ一つに妙に力を入れて強調しているあたり、この状況を楽しんでいるに違いない。
「では僭越ながら、わしの見解を」
 と、バッカスさんはコホンと一つ咳をして、
「我々は……ネコほど享楽的でも、イヌほど頑固でもない中途半端な種族です。それ故に――ヒトが"恐ろしい"のですよ」
 そうゆったりと、しかし、歳の割によく通る声を部屋に響かせて続ける。
「その上、力まで無いとなると予防が必要となるのです……この場合、あまり当人の意思は重視されませんが」
 何も言えない。
 客観的に見れば、バッカスさんの心配はその通りだからだ。
 別にこっちの世界に限らず、あまり素行の良くない友人に引っ張られて、もっと非行をするなんていう話に置き換えれば
そのまま通じる訳で、それを防ぐにはその友人を引き離すのが一番いいと言っているのだ。
 だが、その友人が実はまともだったなんていう事を証明すればいいのだけれど、それが一番難しいのが問題だ。
「……?」
 あまりに分の悪すぎる状況を再確認して、内心溜息を吐いて視線を回りに移してみれば聞いている人の反応は意外と悪い。
 少し不思議だ。
 と、リゼットさんが声と手を上げた。
「発言、よろしいかしら?」
 それに対し、ご主人様は頷いて許可を下ろす。
「……予防が必要なのは理解しました。しかし、彼がその措置が必要な存在なのかが理解しがたいのですが、その点について
バッカス老はどう思われますか?」
「ふむ」
 そうして、考え込むように顎の辺りをさすると自嘲するような笑みを一瞬だけ浮かべて口を開く。
「今はそうかもしれんな……が、将来そうとは限らん」
 一息。
「決して変わらぬ人間などありはしない。もし、それに反するような存在はすでに"化け物"の類だ」
273無垢と未熟と計画と?25/31:2008/05/04(日) 01:04:28 ID:bQH0/Gb1
 やけに重みと実感のある言葉で、部屋全体の雰囲気がずっしりと重くなって、両肩にのしかかる。
 こうなってしまうと、俺たちにはかなり不利だ。
 現在に対する不安はなんとかなっても、どうなるか分からない未来に対してのリスクは避けたがるのが普通。となれば、
最後の切り札である"私(ラヴィニア)の物だから勝手に指図しないっ!"という論を封じられたような形になる。
 なんせ、これからの事なんて誰にもわからないのだから、悪い方向に考えてしまうのは仕方ない無い事だろう。
「それでは……」
 と、リゼットさんが口火切ったお陰で、他の人もバッカスさんへの質問の矛先を向ける。
 しかしながら、そうした物の殆どは事実の再確認だったり、措置の実行はどうするかなどの事後処理の話ばかりで
決定事項のような流れになってしまっている。
 非常に、まずい。
「「……」」
 この状態で真っ先に声を上げそうなロレッタは押し黙り、ご主人様も興味なさげにそうしたやりとりをただ眺めているだけ。
 そこだけ見れば、諦めたように見えるが一ヶ月ちょっと一緒に居た俺にはそんなすんなりと行く性格を二人がしていない事が
よく分かる。
 だから、俺は待つ。
 彼女らが動くのにあわせて、動けばなんとかなると。
 正直なところ、もう打つ手が無くて諦めてるんじゃないかと、俺の心の中で臆病風が吹き荒れて『もう諦めろ』と囁かれている。
「あは」
「ん」
 視線を円卓の中央からご主人様達の方へ向けると、偶然二人へ目が合って笑みを浮かべられて、それが気恥ずかしくてすぐに
元の方向にもどしてしまったけれど、とても心強く思えてくる。
 何の打算もなく、こうやって何もできない弱い俺にこうして協力してくれるのだ、全力でやらないとどこぞの誰かの罰があたる。
「――さて、姫様方は何かありますか?」
 少しずつ自分なりの考えを纏めたのをまるで見計らったように、バッカスさんの声が俺たちへ向けられて、同時にここに居る
すべての人の視線が向けられる。
 数にしたら数十分の一なのに、観客に囲まれて試合やった時以上の緊張が体を走る。が、ガチガチにはならない。
 こんな修羅場なら、ご主人様を庇った時に向けられた殺気に比べたらそよ風みたいな物だし、9回裏フルカウント満塁の時の地獄と
比較なんておこがましい。
 ……いや、あれは勝ったけど二度と味わいたくないというか、思い出したくない……っ。
「それじゃ、わたしからでいいかな。ねーさん?」
「えぇ、どうぞ」
 こほん、と可愛く咳払いをして、妙に芝居掛かった仕草で顔を上げる。
「今、この場で"にーさ……いえ、ひ、"ヒト"を排除した場合での王への影響をわたしが懸念しているという事。……ただそ
れだけを言いたいです」
 そうロレッタが言い終えると、静かで、澱んでいるとさえ思えた空気が僅かに動き始めるように感じて、思わず俺は生唾を
飲み込む。
 恐らくこれは、ご主人様の言っていた『ちょっと意地の悪い小細工』だろう。
 俺にはどんな効果があるのか分からないけれど、回りの人への動揺をさそう物だったらしい。
274無垢と未熟と計画と?26/31:2008/05/04(日) 01:05:02 ID:bQH0/Gb1
「ラヴィニア様っ!」
 と、張り詰めて切れそうな平静の糸を真っ向から切る様なリゼットさんの鋭い声が響き渡る。
「先ほどのロレッタ姫様の意見を補強する様な物として、この報告書を提出したいと思いますが、よろしいですか?」
「えぇ、どうぞ」
「……ありがとうございます。――ロジェ、お願い」
「ん」
 先ほどの虚を突いて掴んだ場の主導権を逃がすまいと、ご主人様、リゼットさん、ロジェさんが一気に動く。
 あまりの手の早さに他の人達はともかく俺やロレッタでさえ呆気にとられて、配られた薄い紙束を受け取る事しかできない。
「その報告書は、そこにいる"問題の彼"が来る前と後の『王』の仕事解決量です……まあ、詳しい内容はその中身をご覧になって
もらえばお分かりになると思いますので省略させて頂きますが、結論は唯一つ。――明らかに効率が上がっているのです」
 しん、と、静まり返った僅かな時間がリゼットさんの発した言葉の意味を浸透、理解させていく。
 そこでようやく、『ちょっと意地の悪い小細工』が分かってくる。
 普通の状態でこの資料を出しても、ある程度の効果はあるだろうけども、まだ弱いのだ。
 ならばどうするか? ……簡単な事、環境を整えるのだ。
 その為の手がロレッタの言い間違いによってそれを成し、あとは勢い任せの証拠固め……という考えだと思う。
 ……なんといか、力押し的な感じがするが、まぁ嫌いじゃない。
「こなした量を効率とすればそうかもしれんが、その量も日によって変化するだろう。それならば質も大事ではないのか?」
 そんな状況から一番早く脱したイヌのフランツさんが、そう言って資料の有効性を疑う。
 冷静に考えるのならその通りだ。
 しかし、リゼットさんは涼しい顔をしたままだ。
「質を数字化や表にできるのならば、その方程式、手法をご指導願います……すぐに準備させますわ」
「……ぬぅ」
 暗に無理だと言って、質問者であるフランツさんを黙らせたリゼットさんは、身振り手振り加えながらさらに続ける。
「『王』が職務の実行に関しては非常に熱心である事は疑う余地すらありません。ですが、これをより強固な物とできるなら
ば、ヒトを置いても問題ない。――これが私の結論です」
 そして、リゼットさんの声を継ぐようにロジェさんも口を開く。
「さらに付け加えればですが、我々一度、両親を亡くしたばかりの15歳になったばかりのお嬢様に、『王』になれと迫って
いるのです。ここでまた、彼を引き剥がしていつも以上に仕事しろと? ――虫が良すぎる話ではないのですか?」
 そして、また全員が沈黙する事で部屋全体がまた静かになる。が、それは長くは続かない。
「それでは意見も出揃った様ですから、採決を取りましょうか」
 以外にもそれを言い出したのは、劣勢である筈のバッカスさん。
 しかも横からでは表情は分かり難いが、少し笑っているようにも見えて、どことなく圧迫感を覚えてしまう。
「なら、最後にいいかしら?」
「……えぇどうぞ、姫様」
「それじゃ……お願いね、りょー?」
 は?
「すみません、ご主人様。もう一回お願いします」
「だから、私の言いたい事はりょーが全部言ってくれるから、お願いするわ。……本人による弁明も込めて、ね」
「そ、そうですか」
275無垢と未熟と計画と?27/31:2008/05/04(日) 01:05:37 ID:bQH0/Gb1
 体よく丸め込まれたような気がしないでもないが、貴重な機会だ。使わない理由は無い。
「……」
 一つ、大きな深呼吸。
 8人、計16この目に注目されて緊張しない訳が無いけれど、言いたい事を言わなければ悔いが残す結果になってしまう。
 陳腐だけど過ぎた時間は返ってこないし、修正もできない。
 だからこそ、俺が何を考えているのか、どうしたいのかをちゃんと説明していくだけなのだ。
「……俺は政治に一切干渉していませんし、将来もするつもりなんてありません」
 これがまず、俺の大前提。
 しかし、まず信用なんかしてもらえないだろう。
「あなた達から見れば、そんなの嘘に決まっていると思っているかもしれません。……ですけど、俺はもうそんな事を
しなくてもいいんです」
 ん? とか、ふむ? などなどのこちらの言葉に興味を持ってくれたような小さな声が聞こえてきて余計に喉が渇く。
「食べる物も、住む場所も困りませんし、着る物だって今でも多いくらいです。そして、なにより……」
 ここから先を言っていいか、正直悩んだ。
 悩んだけれど、言わなきゃいけない。
「――なにより、ご主人様やロレッタが……彼女達が、『家族』のようにいてくれただけでも出来過ぎな位です。だから……」
 俺とご主人様達とは性別どころか、種族も違うし育った世界も違う。
 それ故にいろいろ問題はあったけれど、少しずつ歩み寄って、近づいて、手を繋いで、抱き合って、なんとか辿り着いたんだ。
 勿論、元の世界への未練がなくなった訳じゃないし、ねえさん達を忘れた訳でもない。けれど……けれど、だ。
「俺は、この世界で、この場所で、ここで生きていきたいと思っています。……できる限りずっと……!」
 言葉にすればするほど、そうしたい想いが強くなっていく。
 『大丈夫っ!』と、強がりを言って無理をするご主人様に、目を離すと危なっかしいロレッタをほっといて行くなんて、今も、
これからの俺もできない事だと思う。
「ならば」
 声量はそう大きくないが迫力のある声音でそう呟き、俺を試すような色を目に浮かべてこちらを睨む。
「君はそれでいいかもしれん。だがな、それによって姫様達が変質し、わしらが憂慮する事態になるとも限らんのだぞ
……それこそ、あるキッカケで名君が暴君なる話など歴史に石ころほどに転がっているのだからな」
 今の姿から考えれば『ありえない』と言い切る事ができるが、そうはなってくれない可能性があるというのが"未来"の怖い所だ。
 しかも、バッカスさんは言った。『決して変わらぬ人間などありはしない。もし、それに反するような存在はすでに"化け物"の類だ』と。
 ならば、ご主人様やロレッタは"化け物の類"か――?。
「……確かにそれはありうる話だと思います」
 否だ。
 あの二人は多少世間とずれた所はあっても、悲しい事があれば泣くし、嬉しい事があれば笑って喜ぶ、かなり魅力的な
"普通の女の子達"だ。
276無垢と未熟と計画と?28/31:2008/05/04(日) 01:06:09 ID:bQH0/Gb1
 そんなのが化け物ならば、ねえさんなんか神か何かの存在になってしまう。
「でも、どうやっても人間もヒトも変わります。まさかそれに関わる原因を全部取り除いて行く気ですか? ……絶対無理に
決まっています」
 それこそ、人間関係の無菌室で育てた訳でも無い限り、そんなのは不可能。
 人間を変えるもの人間。
 ならば、人間を支えるのは……?
「もし、ご主人様達がオカシクなって暴君の類になったとしても、抑えるのがあなた達ではないのですか?! ただ指示を
聞いて実行するだけならばこうした会議は無駄はいらないんじゃないんですかっ!?」
 勢いと感情に任せてぶちまけた言葉を言い切ったが、妙に反応の鈍い周囲の空気で、ふと冷静にもどって見回す。
 って……ああああぁぁぁぁぁ〜〜!
 そこまで行って熱くなった頭が冷水を掛けられたように一気に冷えてマイナスまで落ち込む。
 喋ってしまったものはどうしようもないので諦めるしかないが、許されるならこの場で頭抱えて穴に入りたい気分だ
「…っはっははは………!」
「ふふふっ」
 俺の無茶苦茶な言葉に唖然なったのか静まり返った部屋の中に唐突に二人分の笑い声が響く
「何がおかしいのだ? フランシス、マリー」
 喉を鳴らし、自分自身の不機嫌さを隠そうともせずにバッカスさんは低い声音で二人へと向ける。
「ヒトに家臣としてあり方を問われるとは、不可解の極みでしょう。バッカス老……! 」
「わたくしもその意見に同意ですね。こんな当然の事を部外者のヒトに言われるようでは、わたくし達もまだまだという事
なのでしょう」
 座っている椅子を狭そうにしながら、堪え切れずに大柄のフランシスさんはまた笑い、目端に涙を小さく浮かべて、口元を
隠して上品に笑うマリーさん。
 そんな反応が回りへと伝染して、困惑している俺達3人とバッカスさん以外の全員がクスクスと笑うのにさほど時間は
掛からなかった。
「――……はン、合格か」
 溜息交じりのバッカスさんの声が聞こえたかと思うと、
「あああぁぁぁぁ!?」
 突拍子もなく、ご主人様が立ち上がりそんな声を上げる。
 そんな行動に俺とロレッタはビックリして肩を思わず竦めるが、周りの人達の笑いは消えない、というか、余計に大きくなる。
「この会議……お芝居だったわねッ!」 
「そう、その通りですよ。ラヴィニア様。……バッカス、発案役から説明をしたほうがいいのではないか?」
 ニコニコと相変わらず迫力のある白い牙を見せつけながらフランツさんがバッカスさんへ話を向ける。
 ってか、お芝居?
「ふん」
 不承不承という感情が隠そうという努力を放棄した態度で、姿勢を正して視線をご主人様へと向ける。
「我々は元よりそこの彼を排除しようなどと考えておりません。もしするのならこのようなまどろっこしい手順など踏まずに、
『軍』なり『外務』の子飼いにさっさとやらせるでしょう」
 ……詳細は誤魔化してはいるけれど、言葉の端から血生臭い匂いがしてくる。
「で、理由は?」
「古い約束でして……それ以上は姫様とは言えどいえません」
「……そう」
277無垢と未熟と計画と?29/31:2008/05/04(日) 01:06:46 ID:bQH0/Gb1
 無愛想が頂点に達したご主人様の声は怒るようでいて、その実、呆れているみたいだった。
「この芝居に参加したものは一人一人理由が違うのですよ。ですから、ワシの理由もあるのですが言えません」
「〜〜…わかったわ、じいや。これ以上は訊かない事にするわ……フランシス卿! 貴方がこんな芝居に参加した理由を
聞かせてくれるかしら?」
 バッカスさんの頑固さに折れたのか、大きく溜息を吐いて通じそうな方へと矛先を変える。
「そこの青いガキがウチの娘を嫁にとるのですが、それをどうにか邪魔する理由を探していたのですが……ちっ」
「そ、そうだったの……」
 どうやら藪蛇を踏んだらしいご主人様は笑みを引き攣らせて、それに応対している隙に当の本人であるロジェさんの方を
ちらりと視線を向けると、目を大きく見開いたまま固まってしまっていてちょっと面白い。
 ……などと、ゴタゴタしたものの結局、俺はここに居られる事になった。
 お芝居だったとはいえ、こうした結果にご主人様やロレッタはとても喜んでくれて、本来ならば、いっしょに喜んでおくべき
なのだろうけれど、どうにも不安感とも焦燥感ともつかない心のつっかかりが疼く。
 それが何の所為かはよくわからない。
 だけど、何とかなる……いや、そうじゃない。
「りょー?
「にーさん?」
 なんとかしたいと思う。
「なんでもないよ、うん」
 自分の為でだけでは無く、この二人の為にも、と、決意を新たにした俺だった。



「今日の晩御飯は私が作るよわよー」
 俺達3人揃って色々買い物をしている内に日が沈み、屋敷の方へ帰って来て中に入るなり、ご主人様がいきなりそんな事を
宣言する。
 何度か食べているが、ロレッタに比べて煮物や揚げ物は苦手なのか少々焦がし気味だったりするけれどまだ食べれる領域だし、
こと焼き料理に関しては俺らを上回るほどちょうどいい加減にするから信頼はしている。
 ……していても不安な時は、いくらでもあるが。
「なにつくるの?」
「お芋を蒸してサラダにしたり、お肉を照り焼きにしてみた……とかかな」
「わたしも手伝ったほうがいい?」
「そうねー。お願いするわ」
 3人で持っていた荷物を奥へと置くついでにそんな事を話し合っていたので「俺も手伝おうか?」と、加わろうとして、
「あ、りょーはテラスで待っててね?」
「何故!?」
 寸前で疑問へと言い換えざる得なくなるし、昨日に続き、今日も何もしないとなると流石に体裁が悪い。
「だって、今日ばっかりはりょーの為に作るのに、"今日の主役"さんにやってもらうのは悪いでしょ?」
「いや、それでもですね……」
278無垢と未熟と計画と?30/31:2008/05/04(日) 01:07:18 ID:bQH0/Gb1
 とかなんとか、考える限りの語彙を頭の中から持ち出して説得を試みるが、ある程度予想できたというか当たり前というか
見た目以上に頑固なご主人様には全く通じない。
 その上、ロレッタもそっちの味方なのか苦笑いをしながら買ってきた物をしまうだけで全く助けてくれやしない。
「んじゃ、待っててね」
「はい、ご主人様」
 結局、押し切られてどうしようもなくなって言われたとおりにライトをつけておとなしく座る俺。
 あのまま食いついてたとしても晩御飯の食える時間が遅くなるだけなので仕方ない……とでも思わないとやってられない
気分だ。
 お陰で今更になって噛まれた所がやけに疼いてくすぐったいのだから余計に虚しい。
「あ、いたいた」
 色々徒労に終わった挙句、何もできないという何とも歯がゆい気分に浸っていると、入り口の方からロレッタの明るい声が
耳に入る。
「どうかしたのか?」 
 もしかしたら手伝いかと期待して、一瞬で体中に気合を入れなおして机の方に上半身を乗り出す。
「えっと、お手伝いとかそういうのじゃないんだけど……今、いい?」
「あぁいいぞ」
 晩御飯の手伝いでないのに少しばかり落胆はしたものの、相談相手になるのもそれはそれで大事。
 俺にできる事は少ないが、頼られて力になれるなら荷物持ちでなんでもいい。
「どうかしたか?」
 とりあえずは彼女を椅子に座らせて目線を合わせる。が、妙に落ち着きが無い。多分、いいづらい事でこんな風になっている
のだろう。口にする言葉も「あの、その……」と言っている事も要領を得ない。
 だが、俺は急かさない。
 言いにくい事を口にしようと思う事さえ、結構な勇気がいる。
 そこまで頑張ったのだ、後は全部終わるまで話を聞く側の我慢強さだけなのだから簡単な物だ。
「わ、わたしね」
「うん」
 いつもなら透けるような白い肌を真っ赤にしながらも、顔を上げて俺の視線をしっかりと受け止めるロレッタ。
 その目には怯えや不安はあっても、迷いは無く、思わず息を飲む。
「わたしは、に、にーさんが……好きなの」
 いや、待て待て待て!?!?
 こ、これは、"そういう"意味じゃなくて、感謝とかそういう部類のだから変な勘違いはダメだ、うん。
「家族とかそういう意味、だよね?」
 俺の憶測に基づいた希望を口にしたものの、返って来たのは首を横に振った否定。
 正直、「当たり前じゃない〜」なんて言ってくれると期待していたけれど、甘すぎたらしい。
「わたしは――女の子として……にーさんが、好きなの!」
 涙一杯を溜め込んた瞳、緊張で真っ赤になった頬、不安そうに震える肩。そして、何処までも真っ直ぐな言葉。
 どれを取っても適当な事なんて言わせない迫力があってなんて言っていいか迷う。
 ここでロレッタを受け入れれば、不器用な俺はどうやってもご主人様が疎かになる。だからって、断れば彼女との関係に
亀裂を入れることになる。
 そんなのはどっちも俺の望む所じゃない。
279無垢と未熟と計画と?31/31:2008/05/04(日) 01:08:06 ID:bQH0/Gb1
「わ、悪い。答えは後でもいいか?」
「うん、いいよ」
 そこでほっと一息。
 でも、答えが出る目処なんか立っちゃ居ないのだからタダの気休めだ。
「でも、これは……わたしの覚悟」
 そう言うと、ロレッタは体と顔の距離を一気に詰める。
 逃げようとしても、袖の当たりを"きゅっ"と掴まれて、上半身は殆どくっつくような体勢に。
 そうなると荒い吐息、早鐘の様に動いている鼓動、ぐにゅと押し付けられる柔らかさ、女の子特有の香りなど今まで感じた事の
無いほどの彼女の情報が頭に入ってきて、首の後ろが凄く痛くなって動けなくなる。
「にーさん、目閉じて」
「う」
「嫌なら、言って?」
「く」
 ひ、卑怯すぎる。
 俺も男だからこんな可愛い子に思われて悪い気はしない。でも、これは――!
「ん……」
「!?!?!?!」
 柔らかい。
 温かい。
 甘い。
 どうしようもなく、呆然としている俺はその感覚をただただ、受け入れるしかなかった。
280鼠担当?:2008/05/04(日) 01:08:39 ID:bQH0/Gb1
少々長くなりましたが、無垢と未熟と計画と?そのよん終了です。
確実にそのご にて最終回とします。
最後に投下方法、期間など不規則になった事をお詫びしたします。
281名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 03:24:57 ID:ceKDqxE2
鼠さんも次でラストか
大好きな作品なので終わるのが何となく寂しい気も・・・
続き楽しみにしてます
282名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 07:12:29 ID:06EUQ5+o
おお、ロレッタ踏み込んできたなあ。
姉妹丼楽しみに待ってます!
283名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 18:25:18 ID:rC7LK1vC
ロレッタかわいいなあ。妹に欲しい。
ご主人様の頭なでたい。どんな手触りか体感してえ。
くそっ、りょーがうらやましい。

最終話楽しみにしてます。
284名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 04:24:54 ID:mr5jXQnb
ああもう、かわええなぁこの姉妹は! りょーも決める所は決めるよなぁ!
続きにwktkしつつ日々を過ごしていきます
285名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 13:24:27 ID:SjAPC8zU
ずーーーっと続き待っててもう諦めかけてたところに
最近のねずみラッシュ
嬉しいけど心がついていけないwでも嬉しい!
ちょっと落ち着けてから読むw
286イノシシの国:2008/05/06(火) 20:00:54 ID:HXc/Z6Qu
なんとか、連休中に間に合いました。

イノシシの国 イノシシ編伍です。
四の続きですが、終わっていません。絶賛、六に続く。

注意書き:内容の割に、エロがほんのり過ぎます。
287イノシシの国:2008/05/06(火) 20:01:51 ID:HXc/Z6Qu


 紅葉が冴える森。
 笠の下、小さな唇から漏れた白い息が、樹々の間に消えて行く。
 冷えた空気を遮るように、縞合羽を体に巻き付けると、獣の匂いが、なせの匂いを包み込む。
 高く梢のそびえる根元、樹洞に押し込められた小さな体は隠れて、笠だけがはみ出して茸のように横から生えているようだった。
 少しくすんだ紅葉が高い空を遮る枝の間から落ちてくる。
 なせは、被せられていた笠を外し、不自由だった首を振る。
 頬に、舞い落ちる葉の影が落ちた。
「ばじさまのにおい」
 縞合羽からは、濃い獣の匂い。
 既に慣れきってしまった獣脂の匂い。
 笠を手にもって、縞合羽に頬をすり寄せ、匂いを嗅ぐと、少し落ち着いた。
 小さく笑んで、また白い息を吐く。
 木枯らしが吹いた。
 辺りを見回す。
 視界からバジが消えて、随分経っていた。
 初めてひとりにされた身では、心細くて、何処へも踏み出せない。
 この森をゆけば、どちらが街道だったのか、それすらも分からなくなっていた。
「ここで、待っていれば、戻ってきてくださる」
 樹皮によりかかり、自分に言い聞かせるように、なせは呟いた。
 足下に、紅葉が落ちる。
 それを、拾おうとして、なせは身をかがめた。
 その時。
 落ち葉を踏みしめ、やってくる足音が耳に届く。
 複数。
 それと同時に、野太い男の声が、複数。
 なせは身を凍らせた。
「……すぐに、戻ってくる」
 なせは息をひそめる。
 樹洞に隠れてやり過ごそうと、笠を持った手を引っ込める。
 手元で、思ったより大きな音がした。
 ひっかかったまま、動かない。
 縦にしてもしまえない。
「ばじさまの、笠」
 悲鳴に近い吐息が漏れた。
 緊張に、ひゅーひゅーと喉が鳴る。
 声が近づいてくる。
 逃げなければ。隠れなければ。でも、何処へ?
 この辺りは、紅葉に色づく樹々で、少し暗くなっている。
 向こうに薮が見える。
 なせの視線が硬い動きで、あちらこちらを彷徨った。
 声が樹の後ろから近づいてくる。
「おい、こっちに本当にいるのか?」
「風上だぜ? 間違いない」
「でもよお、強いオスだったら困るじゃねェか」
 足下でかさりと、落ち葉が音を立てた。
「おっ、気配がするぜ」
「でもあんな幅で俺達が隠れられるはずもねェ」
「なんか、匂いに違うの混じってねェか?」
 声色の違う、野太い男達の声が三人分。
 なせはバジ程鼻が利かない。
 でも、バジ達が鼻が利くのは承知していた。
(ばじさまの、匂い)
 自分の匂いではなく、バジの匂いを追ってきたと、そう理解した時、なせの足は樹洞より転がりでて、薮の向こうへと一気に走り出した。
288イノシシの国:2008/05/06(火) 20:03:20 ID:HXc/Z6Qu
 手に持った笠が空気抵抗の邪魔をする。
 手離さずに笠を胸に抱きかかえて、一心に走る。
「おっ、何かいたぜ」
 なせの走る姿を認めたのか、声が少し訝し気なものに変わった。
「ん? なんだ? ありゃ」
「イノシシ……じゃねえな、ネズミか?」
 背後で響く声。
 なせの視線がちらりと声の方を向いた。
 両目の開いた、イノシシが三人。
(……両目の開いたイノシシの男を見かけたら、すぐに逃げろ)
 なせの全身に脂汗が滲んだ。
 視線を戻すと目の前には薮。
「……っ」
 なせはそのまま笠を盾にして突っ込んだ。
 大きめの縞合羽があちこちの枝にひっかかって、穴があく。
 もがきながら外して、先へと進む。
「おい、追いかけてみるか?」
 後ろから迫る声はあくまでも能天気だった。
「よしとけ、『冬』は間近だ、女をやっと抱けるんだぜ?」
 言い合う声は、若者特有の軽い口調。
「でも、あれが女だったらどうする?」
 だが、なせには、会話の内容を聞き取る余裕も無い。
 薮をやっと抜けると、また全力で走り出す。
 藁靴が片方脱げた。
 拾わずに、つんのめるようにして駆ける。
「あんなにオスの匂いをぷんぷんさせてる奴がか?」
 足音は歩いて、変わらず追ってくるが、遠ざかりつつある。
 このままなら、逃げ切れそうだ。
「『冬』の前に男とやってたから、あの匂いだって言うのはどうだ?」
 上がった息を整えようと、少し速度を落としかけた、なせの背後で、下卑た笑い声が響く。
 突然、足音が、疾走に変わった。
 なせの喉から、悲鳴が息の漏れる音として生ずる。
「ぬしさま……っ」
 イノシシ族は、走ると一転して足が疾い。
 遠ざかっていたはずの足音が地響きとともに、近づいてくる。
 三人分。
 逃げ切れない。
 つんのめる足先を、無理矢理前に運んだその時。
 後ろから衝撃が来た。
「……っ」
 なせの体が高々と空に舞い上がる。
 高い悲鳴が、空を引き裂いた。
 放物線を描いて、遠くの薮へと落ちて行く。
 途中、大木の枝に縞合羽がひっかかって、落下が止まった。
 一瞬の間を置いて、合羽が外れて、そのまま薮へと落ちる。
 空中に残された笠は、風に翻弄されるように薮の手前へ後から落ちてきた。
 その上を、急に止まって勢い余った蹄が踏み抜く。
 笠が潰れる音が鈍く響いた。
「まさかあんなに飛ぶとは」
 二人分の蹄も、後から揃って、立ち止まる。
「ぶちかましたんじゃあるまいな」
 若いイノシシの三人組は、顔を見合わせて、足下の笠と自分達の顔を見比べる。
「いや、かすめただけだ。牙も当っちゃいねェ」
 皆バジより一回りは体が小さく、牙も短い。真新しい旅姿は、泥汚れが裾についており、まだ乾ききらない毛並みが見える。
「とにかく、あれは何なのか確かめようぜ」
 笠を蹴飛ばして、一人が薮に近づいた。
「イノシシの女じゃないのか……」
「そんなの分かりきってただろ」
 肩を落とす一人を、もう一人が小突く。
289イノシシの国:2008/05/06(火) 20:04:22 ID:HXc/Z6Qu
「おい、見ろよ。耳、耳」
 先に覗き込んだ一人の、好奇の色を帯びた声に、他の二人も群がった。
「お、なんだ? こりゃ」
 落下の衝撃で気を失ったなせは薮の枝の上にひっかかるように、仰向けに倒れていた。
 裂け傷の出来た縞合羽はなせの体を守るように巻き付いている。
 白い顔には、黒髪が張り付いて、先程の恐怖を物語っていた。
「あー、この縞合羽か、匂いの元は」
 薮に引っかかってあちこち破けた縞合羽を、一人が引っ張ると、なせの体が地面へと転げ落ちる。
「おっと」
 一人が、それを抱きとめた。
「んー、やわらけェ」
 剛毛に覆われた頬を寄せて臭いを嗅ごうとするのを、もう一人が止める。
「おい、独り占めは駄目だろ」
 その言葉に渋々、抱きとめた一人は、なせを落ち葉積もる大木の下に寝かせる。
「ていうかよ、その匂い、相当強くねぇか? このオス」
 一人が不安げに、紐が外され、なせの下に敷かれた縞合羽の匂いを警戒する。
「俺たちゃ三人いるんだぜ? 戻ってきても勝てるだろ」
 先程なせを抱きしめた一人は、自信ありげに言い放つ。
「尻尾がねェな、本当に」
 一人は、めくれ上がったなせの赤い小袖の裾をさらにまくり上げて、足を開かせた。
 下帯から続く太腿が露になる。
 片方だけ脱げた藁靴。両の臑は、薮を通り抜けた際に、またしても切り傷だらけになっていた。
「見ろよ、毛が全然生えてないぜ」
 産毛の透ける白い脚を、剛毛の生えた腕がなぞり上げて行く。
 なせの膝がぴくりと跳ねた。
「なあ、これ女かな、それともガキかな」
 下帯をつついて、一人が無邪気な声を上げる。
「んな事言われてもよ、初めての『冬』なんだ、わかるかよ」
「じゃあ、試しにこの脚に挟んでヤってみるって言うのはどうだ? きっと気持ちいいぜ?」
「んー、脇も良さそうだよな」
 なせのだらりとした腕をもう一人の剛毛に包まれた指が持ち上げる。
「なら、断然口だろ」
 黒髪を踏まないように、頭の上に一人が立った。
「噛み切られたらどうするよ」
 笑い声が響く。
「とりあえず、ヤってみるか?」
 脚に執着している一人が、なせの脚を持ち上げながら、自分の股間に手を伸ばした。
「里の検番に見つからないうちに早くしようぜ」
 袖をまくり上げて、脇を露出させ、匂いを嗅ごうとする一人も興奮してきたらしい。
「そういえば、こいつさっき恐怖の匂い振りまいてたもんな。まずいか」
 思い出して、頭上に立っていた一人が首をすくめる。
「里までの距離はどのくらいだっけ?」
 匂い云々に、なせの両の太腿を持ち上げ、揃えさせていた一人が顔を上げる。
「そんなにねェな」
 風の匂いを嗅いで、一人が首を振った。
「出入り禁止食らったらどうするよ」
 なせの髪が、落ち葉とともに、風に舞う。
「でもよ、『冬』になったら、俺達、協力してやれねェぜ?」
 屈んでなせの脇に顔を埋めようとしていた一人が、ちらりと辺りを見た。
「選ぶのは女側で、一人だけって言うしな」
 三人に迷いが見られた、その時。
290イノシシの国:2008/05/06(火) 20:05:13 ID:HXc/Z6Qu
 風の匂いに、怒気が混じった。
「なせっ!」
 旋風が、三人組の一人を突き飛ばし、剛毛の固まりがもつれあって横に転げて行く。
 残された二人に緊張が走り、後を追いかける。
 飛び交う怒号の中、争いの場は、なせから離れた。
 なせの閉じられた瞼の上を、舞い落ちる紅葉がかすめて行く。
 露になった四肢を、柔らかな腐葉土の上に投げ出し、片膝を曲げ、脚を放り出した姿で、なせは動かなかった。
 帯と、手を付けられなかった着物の胸元が、僅かに上下する。
 西日に傾く森の中。
 木枯らしは、落ち葉を舞い上げ、なせの姿を覆い隠して行った。

(了)
291名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:47:20 ID:rnOGU1IL
>>286
こ、ここで切れるのかよー!
めっちゃハラハラした!
続き待ってます。はやくー!
292名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 21:29:17 ID:tXd0x4DG
>>289
よ、ようじょのくち、わき、ふとももーっ!!
つ、つづきを!Harry!Harry!Harry!



取り乱しました。すいません。
ていうか、GWの投下ラッシュは異常。
半分諦めてた鼠さんは来るし、魔法少女はクライマックス度数高いし
三池さんは恋心が致死量だし、戦闘機までやってくるし、
チヒロは甲斐性ありすぎだし、

三月:年度末進行→四月:書き上げ&校正→五月:投下ラッシュ!の流れですかねえ。




あ、そうそう、新作できました。空気読まずに和風ましましでお送りします。
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/106_1.txt
こちらは舞台の設定です。
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/107_1.txt
293age:2008/05/06(火) 22:47:57 ID:OPvQzBeN
下の方に来てたので上げときます
294名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 22:58:40 ID:Cm9rzSEu
>>292

………。
本編舞台設定ともに、どっからツッコめばいいのか
迷っている間に笑い過ぎて腹痛くなりました。
布団巻きつけてるイナさんちょうかわいい。
しゅうてぃんぐすたあ様の出番はあるのでしょうか。
楽しませていただきました。
295名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:02:37 ID:0VKy3nVC
>>292
どこかに「はなれ」と呼ばれる不死の蛇たちの住む集落があるんですね、
わかります。

わしもつれてってくだせ わしもつれてってくだせ!
296名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:43:56 ID:cibg8fvK
本当にどこにツッコミ入れていいんだか判りません。

しかしながら、ザラキエル博士の
>いずれ折りを見て実験を試みてみたい
これだけはツッコまざるをえない。
297とらひと:2008/05/07(水) 03:42:45 ID:iEcrMaz0
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
この熱燗はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

そんなわけでエロ無しです。
↓テキストファイル
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/108_1.txt

↓保管庫
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/425.html

ところでこれだけは言わせて欲しい。
ようじょ! ようじょ!
たぬたぬ! たぬたぬ!
298名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 08:12:29 ID:VsOAZyuv
>>297
バーボンの熱燗とは、またヘビィだな。マスター。

にしても、こーゆー細やかな心理描写はすごい。
299名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 11:49:20 ID:6BtE9DDG
>>287

 寸止めプレイですか?そうですか
 なせの身に降りかかる危機!ってw
 続き!続き!チンチン(AA略

>>292

 これは新たな才能だよ、うん、突っ込みを入れる前に笑い出す
 なんと言うか、そう、つまり、簡単に言えば、関西人のノリだよ
 笑わせてなんぼやねぇ〜

>>297

 マスター、テキーラをジョッキで!
 ってあれ? N速+かと思ったww

 毎度の事ですが、うまいなぁしか出てきません
 楽しそう/悔しそう/悲しそう/
 そういった感情の発露を上手く表現するってすごいです 
300名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:03:35 ID:bdl74D4t
投下ラッシュに顔のゆるみが止まらない。

>>287
何とか間に合ったがピクリともしないなせが心配だ。
つ、続きをー!

>>292
そこらじゅうでワロタwww
ちゃんぽんな呪文とか噴くわ。

>>297
引き込まれるなあ。
不器用なハンスがかわいく見えてきた。
しっぽぶん回すワンコはたまらん。
301名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:25:23 ID:inHIU0vt
読むのが追いつかないという悲鳴。
302名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 16:24:48 ID:PyPT5I+L
ここってなんとなく投下がだんごになりがちだよね
303名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 16:46:45 ID:qBqjVr1L
>>302
それは職人が全員、同じ会社の同じ部署に勤めているからだったんだよ!
304名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 17:20:51 ID:LQY4v++i
発情期ならぬ発書期があるんですよきっと。
305名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 19:32:48 ID:hUD8Plw3
ぬふぅ
306名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 20:33:06 ID:qOG7kSPF
現状だと5月末から6月初旬に投下できそうだけど、ちょうど投下ラッシュ後のエアポケットになってて過疎化してそうでな……(´・ω・`)
307名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 20:42:47 ID:PyPT5I+L
じゃあ五月の中旬に投下するよ
308名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 21:00:01 ID:WosGdbj0
>>304
それはあるな。
書ける時期ってのは確実にある。
309名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 14:45:18 ID:9bb+7hDM
作者さまがたを発書して止まらなくなる媚薬漬けにするんだ。
きっとマナ様なら作れる。
310名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 19:43:04 ID:X04XemQq
>作者さまがたを発書して止まらなくなる媚薬漬けにするんだ。
>きっとマナ様なら作れる。
しかしうっかりモノクルつけた全裸白衣の方が処方した薬を服用した結果、
アイデアは湯水のように溢れてくるものの、脳みそがピンク色になったまま
帰ってこれなくなって執筆不能になるんですね、わかります

「…んー? 間違ったかな?」

そしてとりあえず乱交
311名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 21:45:20 ID:UEfJ8+s5
つ「ラドン家の薬」
312名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:45:09 ID:oR0j4DSG
そんなこというから、執筆途中と言うのに何の関係もなく
「大商人の息子である内気なマダラショタに仕えるメスヒト三姉妹が、大旦那様(ご主人様の両親)黙認のもと、日々ご奉仕と称して無理やり押し倒す話」
が書きたくなってきたじゃないかw

三人同時に同じ場所に落ちる可能性とか無理ありすぎっていうのはファンタジーってことでw
313名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:28:59 ID:jrTFXiO5
>>312
とても読みたいのでお願いします。

無理ありすぎ?
面白ければそれでいいんじゃー!
314名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:30:11 ID:j19//OAP
>>312
逆こちむいwww
落ちた瞬間に肉体的に繋がっていたら同じ場所に落ちることもありうるかも?
もちろん性的な意味で!
315名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:48:27 ID:mK3cvTF3
大旦那が倅の世話をさせる為に3人買い集めたという発想もアリだと思うぞ。

期待しよう!
316名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:57:52 ID:TAbhnSg+
てかヒト奴隷の方が多いってのは何げに初パターンか
317とらひと:2008/05/14(水) 05:20:59 ID:iCmcg7Va
虎の威
シャコ♂×千宏

テキストファイル
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/109_1.txt

保管庫
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/426.html

少々ドギツイモーニングショットどぞー
318名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:55:44 ID:qd2pdbIO
>>317

( ゚д゚) シャコ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) シャコ…!?





さすがにびっくりしたw
でもエロかった! GJ!
男どもの可愛さは天井知らずだなあ。
319名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 13:16:16 ID:awHcmaT+
>>317
シャ、シャコ…ほんとにシャコ持ってきてくださった…
しかもなんかエロいし。遊泳脚エロッ!
いやあもう感謝しか出ません、とらのひとGJ!
320名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:09:16 ID:/zVmnWL4
>>317
シャコってw
エロでうまそうなんて思ったのは初めてだ。

のっけから笑いが我慢できなかったので電車で読むのは断念した。
カブラ、お前最高www
もう、どいつもこいつも最高!
321名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:19:57 ID:dQFILyBC
>>317
つ【醤油】
つ【山葵】
つ【マヨネーズ】

つ【GJ】
322名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 12:02:03 ID:z0iMIpa7
さすがエロパロ板のどうぶつ奇想天外
やってくれるわ

チヒロはビッチだけど可愛いな… 
323名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 19:53:48 ID:WQ1Q5DpJ
>>322
その異名は「凶暴化した(ry」スレのものかと思っていたが。
324名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 23:28:32 ID:77J18bGJ
やっぱあれかなぁ。
もしこちむい世界で、まかりまちがって人間が強い力を手に入れた場合、
エビとかカニとか食いたくなったら……
刺身とか……
オスならそれほど抵抗なく……
325名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 07:22:49 ID:STu/oljk
>>324
女体盛り書きかけてた俺が嫌すぎるものを想像した件について(´・ω・`)



……しかし正直、シャコの後だとインパクトもエロスもないな。
326名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 20:20:08 ID:sVYWggvs
>>324
刻男さん逃げてー
327名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 20:27:09 ID:n9Gznbnf
某食の権化「……ニワトリ……」
某いぬ「なんだ、ニワトリも嫌いなのか?」
某食の権化「から揚げ……ヤキトリ……とりがら……」
某いぬ「……うん?」
某食の権化「手羽先……手羽先だったら案外快く……!」
328名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 21:03:19 ID:iBAoQTlc
>>325
つまりサカナの男体盛りで巨大舟盛りですねわかります
329名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 22:46:36 ID:sVYWggvs
>>327見て思ったが、このスレのSSって食事のシーンが多い割に
胃袋キャラが定着してるキャラ少ない気がする。
330名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 23:27:40 ID:ixfurcKf
ジーきゅんはスイーツキャラ。
331名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:01:21 ID:ksBbut/K
大食いに関してはマジックユーザーはみんな大食いって設定があるから
あんまり目立たないというところがあるかもしれない
残り物の骨までかじり尽くすラスキ主任は凄かったけど
332名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:22:08 ID:b60/aJDd
そういや保管庫の方が殆ど機能停止してるんだがどうしたもんかな
333名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 04:20:38 ID:Dyy0FU7O
>332

言い出しっぺが保管する、これ定石
なに編集方法がわからん?
ガンガレみんな最初は初心者さ
334名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 16:34:07 ID:EeyyetSu
とりあえず、ちゃんと状況を見てから書くべきだと思うんだ。

>>332
第一保管庫は中の人が数年前から多忙で更新頻度落ちてるから(というか保管しているスレの数がとんでもない数だから)
余り期待しないほうがいいかと。
このスレにはwiki形式の保管庫が別にあるから、保管の主力はそっちに移っている。
335名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 16:50:35 ID:MtE/GCzs
wikiの保管庫もほとんど誰も更新していないということにあらずや
336名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:20:07 ID:J6gWKwD0
まとめwiki見るとヒト家畜化から戦記モノまで結構幅広いシチュエーションあるけど、
ヒトの国家や武力集団なんかがまとまって落ちてきて・・・みたいな話は今のところ無いんかな?
そこまで行くと、獣人とヒトのヒエラルキーが逆転してスレの趣旨に反してしまうかな?
もしOKならなんか書いてみたい気も。。
337名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:41:30 ID:EbZqUAtr
軍板の方が相応しいスレがあるよ
338名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:01:48 ID:l6bpPYNM
ところで猫井技研てすごいのな
落ち物の研究だけでPDAやCTスキャンまで作れるなんて、、、
てかそこら辺の設定は突っ込まないのがお約束か
339名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:47:07 ID:R7SrycFL
>>338
「複製品を作る魔法」とか、とりあえず落ちものを直して使ってるとかじゃなかろか。
340名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:03:53 ID:U0+6yukV
落ちものをいじった一品物なのかもな。
しかしPDAとかっていつでたっけ?
341名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:15:33 ID:J6gWKwD0
複製する魔法で近代的な工業製品作れるんだとしたら最強ですなw
部品の数も多いし素材も未知の物ばっかだろうし
あと半導体はその製品にも組み込まれてるだろうし
他の国じゃ刀剣が主な武器っぽいし、ネコの国なら簡単に世界制服できそうだな
342名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:24:49 ID:WsINPzjF
複製するコストがバカにならないんじゃないか?
同じ重さの金やら賢者の石やらが必要、とか。
343名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:43:35 ID:bzsMVYfQ
>>339
「こちむい」「あしたら」「なぜこち」を読む限り、そんなご都合主義全開の魔法は存在しない。
344名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:17:19 ID:7SzknwEE
十傑衆クラスの強者が結構な数存在している世界で
多少技術的アドバンテージがあってもな
345名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:52:42 ID:fZrkrCRc
シャコに…シャコに萌えた…甲殻類大好きだよ甲殻類…。
346名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:08:08 ID:+GODOTnB
空前のシャコブームの到来である
347名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:30:53 ID:8LtfVA5Q
CTスキャンやら作れるって事は工業化でも最先端行ってるぽ
まぁ、まじでCTスキャンとか作れるんなら近代軍を常備する日も遠くないかもw
ハイテク戦争で時代遅れの筋肉バカ共を皆殺しとか、いかにも猫が好きそうなシチュだしw
近代軍とガチで衝突したら獣人の身体的アドバンテージももはや、、、
そもそも航空戦力がないのが致命的だし
魔法とかあるし個人技では勝てるかもしれないけど、集団戦ではコテンパンに
やられてゲリラ化するのがオチっぽ
348名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:37:29 ID:nO/8acA4
世界観に影響を及ぼす設定が絡むような話はあんまり書きたくないな。
単純にこちむい世界ではなく、主人公とその周辺の小さく完結した世界で
物語を進めるように心がけている。
349名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 05:12:50 ID:G8xw3W6j
獣人を「時代遅れの筋肉バカ」呼ばわりするような奴には、このスレに来てほしくないな。
そういう獣人に愛の足りない人はいらない。
350名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 06:16:28 ID:yrEWlt/s
世界設定でヒトメスの扱いが特に酷いよな
体の一部が欠けたり死ぬほど虐待されるような設定
ちょっとあんまし酷い虐待設定は読むに耐えないんだよなぁ、、、
もうちょっとソフトな陵辱設定なら耐えられるんだがw
話は面白いんだが、ちとハードすぎて個人的には引いてしまうような作品が多いw
そういうのに耐性ない人はこのスレにゃお呼びでないのなら正直すまんかった
351名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 06:55:49 ID:nO/8acA4
投下は何時になるか分からんが、ヒトの女の子をひたすらすりすり撫で撫でと
愛でるSSは書いてる。過度の期待はしないでくれ。
352名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 09:41:45 ID:q0RWnZrQ
OK、全裸で土下座して待ってるよw
353名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 10:48:48 ID:EO0MVVQj
>>338
猫井製だけど、実はヒトの技術協力とかな。
実際にコチムイ世界があったとして、商才逞しく、
しかも興味本意万歳なネコの場合は、落ちたヒトのエンジニアを集めるとかやりかねない。
その辺は書く側でなくて読む側の補完じゃまいか?
354名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:10:57 ID:3ssuyRjX
はい、PDA書きました。w ついでにCTスキャンも書きました。
まぁ、落ち物を修理して食いつなぐ工房都市と言う側面を持つ部分もあるので、
その辺はたぶん理解してくれるんじゃないかと思ってましたが甘かったようです。
すいません。
一応ですが、猫井の下請け的な部分で儲けてる部分も有るので、
その辺をこれからの話で補完しようと思ってたんですが・・・・(汗

注意散漫で申し訳ありません。もう少し書き方に気を配ります。
355名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:32:56 ID:cwfuhF7K
真空管レベルの半導体でCTスキャンとかPDAやると世界初コンピュータの床面積より必要だろ、流石に……
356名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:31:24 ID:AW5vrnis
とりあえず流れ的に前半パートだけでも投下したほうがいいかな、と。

岩と森の国ものがたり・16話前半
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/111_1.txt

いくつかの事後説明とエロ(包帯プレイ)は後半パートで。
とりあえず個人的イメージとしてはこんな感じでした。近代兵器は圧倒的な筋肉の前では必ずしも無敵じゃないという感じです。
あと、生体兵器も祖国に帰ればガールフレンドの一人ぐらいいるんです。


注意事項
・冒頭、いきなり残虐シーンあります。カロンセラはいわゆる政治犯収容所ですね。詳細は後半部で。
・近代兵器出ます。ティンダロス出ます。A級国際犯罪者出ます。特オタ趣味全開の厨話ですw
・繰り返しますが、エロは後半です。

>>350
>体の一部が欠けたり死ぬほど虐待されるような設定
>ちょっとあんまし酷い虐待設定は読むに耐えないんだよなぁ
ごめん(´・ω・`)
357名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:38:31 ID:AW5vrnis
あ、その、ミコトのえろえろ話は来年のバカエロ祭で。

あと水着ネタは、土用の丑の日に水着でうなぎまみれなバカエロ話を。
……ウナギ人考えてる人いないよね?
358名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 16:48:34 ID:28IN2Bjv
>>357
鰻を召喚する魔法なら考えた。
359名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 19:58:01 ID:kmuSkpnD
>>358
鰻召喚……なんと魅惑的かつ背徳的な響き、それでいてなんと汎用性のない魔法であることか!w
360名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 20:25:42 ID:qqGIKRrr
>>356
乙でした。
カシナート先生はあれですか?
地下10階辺りでざくざく取れる何本あってもとりあえず取っといて
ボルタック商店で売り飛ばすあのゲームのあのアイテ(ry
361名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:55:44 ID:kmuSkpnD
>>360
はい、アレですw……いや本当に。
初期稿で女医さんが性的ボーパルバニーだった頃の名残です。
362名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 13:50:16 ID:T8zAfzVc
シャコを出していただいたお礼に書き始めて、気がつくと三日で三話も
書いていた…勢いって怖い。
おっかなびっくりで投下した避難所の皆さんに太鼓判押していただいたので
既に投下済みの一話二話と新作の第三話をこちらに投下します。

とらひとさんに捧げます!

第一話
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/110_1.txt
第二話
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/112_1.txt
第三話
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/113_1.txt
363名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 14:48:16 ID:kB+CVzn8
>>362

本スレデビューおめ!
タコこええ! タコっていろんな種類がいるのね。
364名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 15:36:20 ID:yZncg40+
>>362
はえー、そして面白い。
……なんか脳内に海パン+ネコミミの筋肉質な半裸男が見えたが、絵師の精神的健康を考慮してリクエストはしないでおこうw
365名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:40:14 ID:eyKJUIqz
>>362
ライバルはバイですか。
三つ巴の戦いWKTK
366名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 01:05:48 ID:EMUViFP8
なんというぬこみみもーどwww
これはワロスwww
367名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 11:31:03 ID:4u9+h3kc
シャコ担当です。
駆け抜けるように第四話です。
とりあえず今回で自分の中で一区切りがついたので、ここからはもう少し
ペースを落とし、ゆっくり長めに書いてから続きを投下しようと思います。

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/114_1.txt
368名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 15:15:18 ID:SJ9qCXPQ
>>367
実はこういうのも好きだったりするw
1〜4話、まとめてGJと言わせてください。

しかし、フーラ姐さんこえーよw
そしてあの状況下でウミユリとか発想するミナミが素敵だw
369名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 17:29:06 ID:/Y3UR4o6
>>367
共同戦線は燃える!
しかし冒頭が気になる……こんな気になるところで一区切りとは。
5話を楽しみに待ってます。

ところでニワトリ兄さん、名前はジュリエッタとか言わないでしょうなww
370名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:25:41 ID:fkM20YLw
「もしお前が、縁日で売られてるカラーひよこを買い、育っても最後まで面倒を見た事があるとしよう」
「でも死ね」
371名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:35:34 ID:jU3ml+kj
>>367
おおー、一〜四までまとめてGJ!
みんなが力合わせてるところ、不覚にも涙ぐんでしまった。
372名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 05:38:40 ID:jfV0BZ6N
しかしまあ龍に軍艦に、弾幕の人は敵ユニットに事欠かないなw
373名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 12:45:33 ID:jfV0BZ6N
ところで、全長18mは180mの誤記?
374名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 14:27:32 ID:BIdel9Rt
毎度ありがとうございます、シャコ担当です。

>>369,370
蹴り飛ばす白ずくめの偉丈夫と言ったらもう彼しか浮かびませんでした。
名前は未定です、お好みで使ってやってください(笑
>>371
ありがとうございます。JAMプロ流しながら書いてたら自分までミナミの
ように涙出そうになってました。
>>373
誤記ですね、はい…あとで修正しときます。
375名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:28:12 ID:UE1lbEY3
>>374
>JAMプロ流しながら書いてたら
作業BGMって大事だよね……
いいBGM流してたら気持ちも乗るし、結果としてSSも生き生きとしてくるし。





ウルトラマンネクサスの主題歌かけながら書いてたら、投下したSSがネクサス同様に大コケしたのは私だ(ノ∀`)

376名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:43:39 ID:4XTv38uV
>>375
ネクサスは面白いよ! ただ蛇足が多すぎただけだよ!
その証拠に、打ち切り決まって駆け足になった途端面白いのなんの…。
…すみません、スレ違いでしたね。

そんなわけで、舌の根も乾かぬうちにシャコ第五話です。

   *   *   *

「はい、間違いありません」
 三人の視線が、破れた横腹に集中する。

「なにかが、あそこから出て行ったんです」

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/116_1.txt
377名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:05:58 ID:4MutbgzX
>>376
まったく投下のたびに驚かされる。
何かって、何かって!
378名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:10:06 ID:qVEpGCHx
ナニか吹いたwwwww
シャコテラカッコヨスwwww
379名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 09:02:56 ID:h9Zb54PY
朝の茶噴いたwwww
380名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:37:25 ID:eiFAg3oq
さんざ引っ張っておいてそれを持ってくるセンスに脱帽。
381名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:20:41 ID:XhLdOKxH
おwwwwまwwwwwえwwwwwかwwwwよwwwwwww!!!1!!!!111!!11!
382名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 12:05:48 ID:CaiXCP9O
毎度ありがとうございます、シャコ担当です。
蒼拳のオラトリア第六話、ようやく『蒼拳』の意味が説明できそう。

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/117_1.txt

…次の回がおそらく自分にとって正念場になると思われます。
シャコを浜茹でしつつゆっくりとお待ちください。
383名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 12:43:39 ID:VDqcix/d
>>382
なんかフーラルートへの分岐がいつの間にか立っているような。

……それと実在したんか、龍王様。
384名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 10:43:58 ID:1DRnlDJY
>>382
なんという分岐ルートw
OK、続きも楽しみに待ってます



……こっちも夏の水着ネタを色々考えてたら、仕事中に「全裸マッチョで股間に貝殻のアコヤガイ♂」が浮かんできて激しく自己嫌悪orz
俺の想像力って……
385名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 04:14:36 ID:gXn0sJF6
苦闘を越えて帰ってまいりました、シャコ担当です。
いつもと所要時間変わらない気がするけど、悩んだ時間はプライスレス。
とらひとさん、おいら頑張ったよ! これが私の全力全壊!(弱
蒼拳のオラトリア第七話です。

   +   +   +

『ごめん…もう追いかけないから。明日からはあなたが私を追いかけるの』
 女の子の言葉に驚いて顔を上げると、彼女は微笑んでいた。
『ね、いっしょに遊ぼう?』
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/118_1.txt
386名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 05:35:04 ID:msw0CqdC
おはようございます!
おおお!GJ!
フーラたんエロ可愛いよ、フーラたん

>>384
何か受信したので描いてみたよ。
線画だけだけど。
ttp://www11.uploader.jp/dl/takopon/takopon_uljp00001.jpg.html
※全体的にキモいので注意。
387名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 08:10:07 ID:bLHTKr5V
>386
貝wwwwwww
朝飯吹いたwwwwww
388名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 13:21:04 ID:ULZZEXTQ
>>385
まさか先にフーラたんとやるとは。
GJでした。

>>386
ちょwwwww
なんという勇者な一族www
389名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:43:12 ID:W/e/fHPL
>>385
なんか懐かしい気持ちになった。ありがとう。

>>386
ちょwwwwwwおまwwwwwwww
390名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 23:24:46 ID:8z7W+QwP
全裸になってそろそろ1ヶ月くらい経つんだけど
鼠さんマダー?
391名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 02:15:30 ID:zNMMESou
>390

つヒトデ
これで乳首をお隠しなさい
392名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 11:11:29 ID:mmm4u0vM
ヒトデはらめぇ〜w
393名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 13:59:49 ID:9+mkZT0w
乳首隠して股間は隠さず!
394名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:19:56 ID:WDlXHCwx
せんせ〜 男子がサイテーです!
395名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 21:19:52 ID:o+xASy5/
うるさ〜い!しずまれー!団体行動を乱すなあ!
396名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 23:11:30 ID:qvEFbgHa
毎度ありがとうございます、シャコ担当です。
いつの間にか物語も佳境に入ってまいりました。
蒼拳のオラトリア第八話です。

   +   +   +

「蒼拳士っていうのはあれか、拳一個で世界を守んなきゃいけないのか!」

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/121_1.txt

次回最終回!(予定)
397名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 23:53:28 ID:7Qn0CgnE
ほとんど日刊連載じゃないか! ペース速いな……って次もう最終回!?
タッチいいよタッチえろいよー
398名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:49:13 ID:f2aUxWyL
は や っ

コマコマと笑わせながらエロいんですからこのシャコ担さんは
そして「モントーク」で酒ふいた。
399名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 13:23:22 ID:9hrcZr/g
GJ!

スレ史上最速で最終回を迎えた作品になりそうだな。
400名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 15:58:37 ID:TUaHGvsH
wikiが一気に更新されとる,,,
401名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 16:00:26 ID:ikOK6fMl
≪ミナミさん、お迎えにあがりました≫
≪『フィラデルフィア実験』を知っていますか?≫

「あなたが、ここにいてほしい」

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/122_1.txt

   +   +   +

書きたいシーン色々、センスオブワンダー少々、それにバカな小ネタ一杯。
好きなように混ぜ込んだら、ついに空想科学にすっ飛んでしまった……
そんな、蒼拳のオラトリア最終回です。
…こちむいの神様ごめんなさい、ちょっぴりムチャしすぎました。

とにかく勢いにまかせて書き殴ったという感じの一週間ちょっとでした。
お付き合いくださったスレの皆さん、本当にありがとうございました。
シャコ担当の次回作にご期待ください。
402名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 16:08:33 ID:TUaHGvsH
うぉ!タッチの差でエンディングかい!
乙!

んじゃ、突っ込みタイム!w
アハトアハトって対戦車砲並みの破壊力って理解で桶?
呑んでたビール吹き出したわ、マジで
403名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 17:03:05 ID:4KM8Uvcc
アハトアハトって確かドイツの88mm高射砲のことだったような
かのティーガー戦車の主砲もこれを改修したとか
404名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 18:12:02 ID:aMOHCcWI
有無を言わさぬいい駆け抜けっぷりでした。GJ!
トリアさんかわいいよトリアさん
405名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 18:55:36 ID:1ZeVLwqX
うわあああフィラデルフィアとかハチソンとかステキワード満載
粋なエンドGJ!それにしても は や っ !
406とらひと:2008/05/29(木) 20:30:38 ID:K+7ve8cb
 シャコの人! あんたすげぇよ! よく頑張った! 感動した!
 こんなええもんを捧げられちゃあこちらもうかうかしてらんねぇ!

 とかいいつつエロ無しです。
 虎の威続編。
 扁平で黒光りする足の速いGの付く生物が苦手な方はスルーを推奨いたします。

テキスト
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/123_1.txt

保管庫
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/449.html
407名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:08:45 ID:5256y0GM
>>401
はえー! それでいて面白かった。
GJです。

>>406
笑ってから切なくなって、そして少しほんわかした気持ちになった。
GJです。
……あー、先越されたなぁ、頭文字G。
408名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:29:25 ID:5256y0GM
>>400
言われて思い出した……
設定wiki一年以上放置してる……(´・ω・`)
そろそろ新規設定書き加えとかないと。
409名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:53:54 ID:1ZeVLwqX
>>406
よかった…いったどんなGが出てくるもんかと思ったら
想像よりはるかにまとも(?)だった…

実際に出会いたいかと言われたらごめんこうむりたいが。

虎三人組どんどんいい味でてくるなー
410名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:15:24 ID:aMOHCcWI
ああもうハンスかわいいなぁ。ほしいなぁ。
Gはまあ、人の生活圏内に主に生息するものでなければただの虫だよ、うん。すばしっこいけど。
411名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:32:26 ID:KXHI3FcC
>401
面白かったー!
ふくらませればもっと長くも出来そうな話だけど、この短さだから出た勢いもあると思う。
読後感もさわやかでいい作品だった! 1週間wおつかれさまでした! 次回作も期待!

>406
ハンスのしっぽに毎回ときめかされています。
本体は無口なくせに、能弁なふさふさめ!
412名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:54:20 ID:9hrcZr/g
>>401
あんたすごい
マジですごい
413名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:32:32 ID:9hrcZr/g
>>406
相変わらずハンスはかわいいなあ。
414名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 06:39:58 ID:8nBvsq+E
毎度ありがとうございます、シャコ担当です。
好き放題やった割にGJの声が多くて嬉しいかぎりです。

>>402,403
『44ソニック』という魔球を投げる主人公がいまして…。
それにとある人がネタで書いてた『88マグナム』という必殺ブローを混ぜて
完成したのがあれです。
作中の描写から言っても、T−34を星にするくらいはいけそうかと。

>>406
頑張りました!
ほんとはノーマの同僚であのシャコ男を出そうかとも思ってたんですが、
不自然なく小ネタではさむ案が浮かばず断念しました…そのうち書きたい。
巨大昆虫か…お約束の巨大蜘蛛とかいいですよね。地球防衛軍2のアレは
かなりトラウマものですが。「糸に巻かれて死ぬんだよ!」
415名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 17:10:27 ID:S54OK1eX
>>414
地球防衛軍2といえばこれも忘れてはならない。
 
    「さ、酸だぁーーーーーーーーッ!!」

Wikiを今頑張って更新しているんだが、あとは何がWikiにあがってないか分かる人いる?
416名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 17:46:40 ID:Cb/74NF+
たぬたぬが。でもまだタイトル不明だから
わかるまでページ作らない方がいいのかな。
417名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 18:02:10 ID:5jI+RppU
>>415


『羊と犬とタイプライター』は長編に入れてもよさそうだけど、作者さん的にどうなんだろ
4月頃にまとめページ作ってる人いたみたいなんだけど、バカエロ祭以降の投下作品はまとめてない?
変にいじらない方がいいのかね。

あと、バカエロ祭の投下作品の『猫と小判とペンシルロケット』とエビ短編が入ってないのかな
418名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 20:14:16 ID:li4rS32m
>>415
>>地球防衛軍2といえばこれも忘れてはならない。
>>「さ、酸だぁーーーーーーーーッ!!」

ソレは1作目と3作目にでてくるセリフで、”2”では使ってないはず(w
419名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 23:16:23 ID:PP0tNyXY
>>416
あー、それシリーズタイトルは「たんたんたぬきの」です。
「よつばと!」と同じようなタイトルの構成にしようと考えてそうしました。
420名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:17:18 ID:5jxpJc7V
虎の威の男共はかわいい。ほんとかわいい。
巨大頭文字G想像したら悪寒が走った…
421名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:58:05 ID:OiW+MlzB
読みきり短編投下します。
タイトル:「やけ買いなんかするもんじゃない」
ネコ♂×ヒト♀、鬱(というほどではないか?)描写ありです。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/124_1.txt
422名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 05:19:33 ID:XSldeyIW
>>421
ああ、なんかいとおしい話じゃないですか。
423名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 11:26:49 ID:R7NZwgcf
>>421
ほんのりとした哀切がいいなぁ
かぎ尻尾! かぎ尻尾!
424名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 14:20:34 ID:n/zztzEn
>421
なんか目元が熱くなってきた……
GJ!
425名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:22:15 ID:+C8YIBc2
>>421
ほのぼのしてて、だけど切ない。
そんなあなたのSSが大好きです。
GJ!!
426名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:23:42 ID:8kmDO8lA
>>421
感情移入しすぎて、少し泣いてしまったじゃないか。
ひたすらGJです!!
427名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:25:23 ID:5jxpJc7V
>>421
文体が好きな感じ。ほのぼのした。GJ!
ちょっと今からかぎ尻尾の猫探して来るわ
428名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 21:29:20 ID:RQoaiYcC
>>427
週末を大通りを歩いてる場合が多いぞ。
君が売れない絵描きなら出会えるはず。
429名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:12:50 ID:lZTibeWz
>>428
待て、それは死亡フラグだ。
ここは一つサバンナのつり橋でだな。
430名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:28:15 ID:7JIZDUAA
>>429
おちつけ。それも死亡フラグだ。


431名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:30:41 ID:oZ8Cn3lJ
432名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:05:04 ID:RQoaiYcC
>>431
乙。

あなたがガラスの目をしたネコの美少女に出会えますように。
433名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:33:01 ID:yg5wWMQE
>>432
出会うのはいいけど、こっちの世界に戻ってはこれないじゃないかw
434名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:27:19 ID:Ls5oFfxv
>>428-430
何のネタかと首傾げた一秒後に思い当たって吹いたw

もっと、もっとケモノ絡みエロエロを!もっと光を!
435名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:38:02 ID:9RCPncjQ
>>434
ここで十分あたってるから落ち着いて
俺みたいにそういうの苦手なのもいるからさ
436名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:50:58 ID:jhXTjeUL
うっがああああああああああ!!!!
大幅修正した第一話と第二話が消えてた……これはもう一つの未完作品を
進めろという神の啓示ですかそうですか。
437名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 13:12:40 ID:faGbUxQv
HDDごと飛ぶより良いんでないかw
438名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 20:41:59 ID:APaLjPYZ
>>436
つ【UBSメモリ】
439名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 20:55:47 ID:QDq/V6T5
>>438
USBメモリだな

執筆は自室の古い機体(OSは98SE!)でやってるのでUSBメモリに対応して
おらず、昔懐かしい3.5インチFD最後の生き残りにコピーしてネット用PCに
運んでる奇特な男は俺だけでいい…
440名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:30:52 ID:yg+GRIDj
>>439
残念だったな。WIN98とFDを駆使して書いている男はここにもいる。
なんでこんな所で仲間に出会ってるんだろw
441名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:47:25 ID:D3LPvTmN
scsi接続のCFリーダーで1GBのCFをHDD代わりにしてるおいらが通りますよw

前スレの最後10位を眺めてて思うんだが、猫はもっと愛されるべき自己中だと思うんだぜ
なんと言うか、多種族の評価なんぞ気にしないで、もっとわがまま一杯の猫を書くべきだと思うんだ
従順で素直な猫など猫とは呼べない気がするよ、だって猫だものw
末っ子気質+ツンデレ女+獣=猫だ
異論は認めない
442名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:48:24 ID:D3LPvTmN
あ、避難所の前スレな
大事な部分が抜けてた
443名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 09:02:47 ID:8MY3VAWD
>>441
いじり役に配置する分には、ネコほど使い勝手のいい種族はないんだけどなぁw
ギャルゲで言うところの「主人公とヒロインにちょっかい出す噂好きの口うるさい金髪ショートカット同級生」ポジションw
444名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 15:25:56 ID:ieBrWC1Y
待てそこはツインテールだろ
445名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 15:32:39 ID:4DWgiGTZ
あえて金髪縦ロールを推す
446名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 15:57:45 ID:f/F6jqY4
なぜポニーテールじゃないんだ・・・!!

つーか猫の寿命って六百うんねんだろ?
で、30歳でマナ様レベルまで育つわけだ。
つまりサイヤ人みたいに子供のころと老人期間が短くて、
絶世期が異様に長いということでFA?
447名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 17:42:30 ID:mexp4mqh
サイヤ人w
おいしいとこ取りと個人差という魔法の呪文を使って
それでOKにしないか?
肌が水滴をはじく500歳もありだと思います。萌え。
448名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 18:41:37 ID:oL84ZU8l
30歳くらいまでに肉体的成長が終了し、その後100年くらい掛けて魔力が成長していくとか。
で、人生の残り10年くらいで一気に老け込みはじめ、コロッと死んで砂になる。
449名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 21:45:07 ID:OpcZNQwI
んな厨設定にするからネコは書き手に嫌われるんだろうなと思った。
450名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:52:24 ID:Ahl3VWAI
嫌われてるって言うか扱いにくいんだろうね
ネコは種族スペックと繁栄度的な意味で厨設定だし

似たような理由でウサギも扱い辛そう
ざらきー博士みたいに単独行動してる人は珍しいみたいだし
えっちになったら常勝無敗って感じっぽいし
451名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:58:33 ID:hRzoVEwN
嫌われてると言うより、便利に使われてる感があるが。
汚れ役はネコかウサギが定番じゃね?
自己中で横柄でいい加減とくれば、使い勝手は実に言いと思うが。
452名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 05:12:54 ID:c3giFgxP
落ち着け、厨設定とか言い出すとここの世界観はみんな厨設定なんだ。
出来上がった料理になら文句を言っても構わんよ、それは料理人の責任だ。
だが、料理を前にせずに食材の文句ばっかり言っても不毛すぎやせんかね。

…さて、いい加減自分の作品を書く作業に戻るか…。
453名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 11:32:04 ID:oA6oMFSy
GURPSで例えれば、こちむい世界は寿命=CPの法則が成り立つし(ヒトは寿命の75CP+環境によるー50CPの補正で実質125CP)。
ネコよりもイヌ、トラ(150〜200CP)、カモシカ、ネズミ(100CP)の方がGM的には使いやすいw
454名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 11:57:21 ID:8FQ7L7Cx
いやこれはどっちかと言うと
出来あがった料理に添えられたソースがとびきり強烈すぎた
みたいな感じなのではないかと思うんだ
ネコはこちむいでマナ姫がはっちゃけたりしたのを初めとして
各作品でパワフルかつエロティカセブンに活躍したためにできた種族像があるだろうし
ウサギはアトシャーマのガイドラインでの種族全体のぶっとびっぷりを
万獣氏が息を吹き込んでかなり凄いレベルで具現化したから
それぞれ下手に手出しできないくらい強烈なイメージが
良くも悪くもスレ住人に印象付けられてる気がする

長文かつ作品叩きっぽくなってスマン……
こちむいも万獣の詩も大好きなんだ信じてくれ
455名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 12:20:15 ID:A/Nn6ogc
猫の国はある意味このスレにおいての聖地ですからね。
全てはここから始まった的な
456名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 13:07:33 ID:zZ0jJYOB
変な話、愛される馬鹿なんですよ、ネコは。
少々無茶しても「だってネコだから」で終わらせて説得力が付いてくる。
こちむい世界の超大国だし、最先進国だし、それに、金を持っている。

ネコ好きには面白くない話しかもしれないけど、でも、猫って(ネコに非ず)って
もし擬人化したとしたら、やっぱそうなる、ああなる気がするんだ。
なんていうのか、だってネコだもん、仕方が無いって感じでw
457名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:19:54 ID:CJw5PUnK
ネコでなきゃ出せない味というか個性というか、そういうのは確かにあるかも。
たとえばサーシャさんとか、あのキャラはネコでなきゃ出せないw
458名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 16:51:22 ID:o/ypY0Qj
空気を読めないネコものいきます。
猫飼った事はありません犬ばかり。
そんでも我侭猫で哀切は欠片もなくなりました。

それいけ投下。読み切りの筈が続き物になりますた。ええんか。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/126_1.txt
459名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:16:35 ID:S0yrY7uF
>>458
エロヒトオタ! そいつは素敵だ、大好きだw
むしろ最高のタイミングでございました、ありがとうエロヒトオタ!
460名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:16:48 ID:ts7eiE4g
なんというバカップル! そしてなんというマニアック!
レスリング代表爆笑したwww
461名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:18:37 ID:FWDYmsiv
>>458
か、加速度的どころかマッハでご主人がダメ人間になってるー!?w
462名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 18:46:06 ID:FI59vf9W
かわいいなあ、おい。25歳猫耳デビュー吹いたw
463名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:21:57 ID:nh/dQQjo
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2941727
やはりケモノはいいわー
464名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:02:16 ID:UzxII66Y
ありがとうエロヒトオタ! すごいぞ猫井の技術力!
しかし想像するだに大惨事すぎるぜレスリング代表wwwwww
465名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:12:49 ID:S0yrY7uF
ていうか、無理やりでもギリギリ入るあたりが実にファインだと思うのは
私だけなのでしょうか。

>>464
NYA-!に萌えたが、ニコニコできない人はどうすればいいんだ。
466名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:48:40 ID:9vgyxTGq
>>458
マジで出したのか透け水着!wwwww
つか、笑い死んだら化けて出てやるところだったぞw

>>453
GURPSルールで再現しようとしたら明らかに5〜600CPかかりそうなのがごろごろしてるから怖いw
まあジーきゅん、ディン様、フローラ様は別格だからおいとくとしても。
467名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:08:14 ID:T/itP5uP
これもお礼するのを忘れてました。
とってもよく透ける水着は避難所から頂いたアイディアでありますw
なんか色々忘れているかもしれません。
468名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:02:59 ID:k6jxhT9i
保守
469名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 08:25:34 ID:6xFwhRkj
ところで、ケモメスの先祖帰りがケダマだとしたら、
魚人メスの先祖帰りがマーメイドって設定はありかな。
または、先祖帰りし切らない中途半端な存在で、
実は迫害の対象とか考えたんですが。

雑談保守の代わりに問題提起してみる。
470名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 09:47:43 ID:MXC/AmVG
>469
俺の設定と被ってる件について

マーメイドというか、魚人のとある部族がケモノから
迫害を受けているという内容を考えている。
まぁ、俺はマーメイドが書ければ別に構わないので、
そういった設定はお任せします。
471名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 13:58:28 ID:97uv/pi9
人魚はイレギュラー的に一度書かれたことがあっただけだね。
スキュラがいるなら人魚がいてもいいよなー。
472名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 15:03:46 ID:ah+vllFi
俺も人魚書きたいなぁと思いつつ、その設定で悶々としてた。
大体思っていたのと同じなんだけど、でも、迫害と言うより
魚人の上位種族的なイメージだったんだよなぁw

初期設定で魚人は一度海から陸に上がってもう一度海に戻ったって設定だった思うけど、
人魚は陸へ上がる事を拒否した古代種族の末裔で、より高度な魔法知識を持ち、
魚人にとっては畏怖の対象って感じをイメージしてた。
コンフリクトするかな?
473名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 17:32:27 ID:6xFwhRkj
やっぱみんな考えてるな。
上位種族の発想は無かったわ。
どうしよう。
474名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:34:19 ID:1QPA1zWJ
旧き氏族っていうのがファルム様の話で設定されてたけど、あっちとは
また別枠ってことかな
エルフに対するハイエルフ的な存在というのはなかなか惹かれる設定だ

ある村の出身者は、成長するにしたがい人魚の形質を徐々に発現していき、
最終的にそれまでの浅瀬の住まいを捨てて深海へと還っていくなどという
某神話的展開を幻視したが、ニーズなさそうなので言うだけにしておく
いは・んとれいー
475名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:03:32 ID:oOTlzqT4
>>474
>旧き氏族

深海魚とかシーラカンスの事だったりして。
476名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:26:01 ID:3NZ2wFDy
>>475
カブトエビ娘という電波を受信したが、俺として正常です
477名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 21:26:45 ID:6xFwhRkj
そうか、深海魚でシーラカンスのメスがマーメイドでツンデレなんだな
よし、設定できた!(ぉぃ
478名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 01:53:15 ID:UlhR+9Y4
ガードの固い板皮類娘の心をエロい手段で解きほぐしたり
無顎類娘に血とか精液とかいろいろ吸われたり
479名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 02:17:45 ID:XjsPntF1
>>478
きさまっ、俺にそんなにダンクルオステウスっ娘を書かせたいのかっ!
どうみても仮面キャラです、本当にありがとうございました
480名無したさん@ピンキー:2008/06/12(木) 16:25:26 ID:cGCeg7tv
魚系はなんか「私の卵にぶっかけてぇ!」というイメージが…
481名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 18:16:04 ID:PRHP3T2v
そこで海洋哺乳類ですよ
482名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 20:29:33 ID:GTUKOyfU
シャチの
すごい
ちんこ
483名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:59:31 ID:Ah2lUUBW
サメは体内受精だった筈
484名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:43:21 ID:n5PYp1Ri
魚に交わるで鮫だもんな…
となりの801ちゃんで言ってたからわかる

つまり二足歩行でテカテカマッチョ腕には碇の入れ墨の海の男なサメと
えら呼吸するちょっと歯が丈夫なの♪と言い張るサメ娘ですね
485名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:13:05 ID:izkXo2hj
>>481
するとイルカ娘を縛り上げて

「無様な格好だな、この海豚!」(ピシィッ!)
「ひぐぅっ!」

とかやればいいんだな。
486名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:40:44 ID:K9KfEdAD
ちょっと歯が丈夫なサメ娘にはちょっとひかれる。
でもサメ肌。
海洋哺乳類娘にもちょっとひかれる。
でも体のサイズはどうなるのだろう。しろながすくじらとか。

そして人魚はどこへ。海にゐるのはあれは人魚ではないのです。
487名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 20:35:04 ID:qRLey6rU
ひらひらの金魚娘とか妄想した
488名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 20:43:21 ID:zKVUUv8h
体のサイズでいえば、ヒトよりあきらかに小さな動物も人間サイズに
おさまってるし、クジラも多少大柄程度におさまるんじゃないかなぁ。
さすがにメルトランみたいな巨大クジラ娘とロマンスは大変そうだ…
マックスじゃないんだから。
魔法で巨大化したりマイクローン化したりという手もあるけどね。
489名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:53:17 ID:kN8vs4DR
海洋話中ですが投下よろしいありますか。

読み切りと言ったのに続いてしまったやけ買い猫、これで終わりです。
タイトル:甘バカップルであと数十年
鬱あり、タイトル通りでら甘恋愛主体、苦手な方はご注意を。
490名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:54:53 ID:khlO77+x
クジラをこちむい補正すると最悪でも1.5倍大女大男な気がする
491489:2008/06/13(金) 23:55:13 ID:kN8vs4DR
肝心のもの忘れますた。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/129_1.txt
上記、こちらから。
492名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:14:05 ID:LJu6NKD0
エエハナシヤッタ エエハナシヤッタヨ・゚・(つД`)・゚・
493名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:15:36 ID:+Z0LmFUk
>>491
相変わらずスタンダードに切なくらぶらぶでございました。
いっぱいいっぱいの二人に幸アレ。お疲れ、GJ!
494名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:24:18 ID:cgVgX533
ごめん、マジ泣きしてしまった。
ヒトミさんとキャパに幸あれ。
495名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:53:20 ID:NvFkvq4F
>>491
およめさんになれー、でぐぐっときて
好きなんだよぅ、あたりで涙腺決壊。
いい話だった。ほんと幸せに暮らして欲しい。超GJ!
496名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 02:38:48 ID:SYXRYy3A
あぁ、いいなぁこの二人の関係……!
GJだYo!
497名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 11:34:52 ID:JNbd9DHT
うむ、GJ!じゃのぉ
しかし、本当にネコって奴はw
498名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 13:33:27 ID:JNbd9DHT
ところで
ネコとウサギの添い寝
ttp://jp.youtube.com/watch?v=OC4blr88jCw
ネコはさぞかし迷惑じゃろなw
499名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:02:53 ID:3O1K1jFL
>>491
いちゃいちゃしやがって! もっといちゃいちゃしろ! gj
500名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:07:14 ID:TFg8SCCs
アリクイ攻めバク受け

ttp://www.dailymotion.com/video/x5c4vf_animals
501名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:42:36 ID:tUpELM3q
491
ずっと好きだったよエロヒトオタ!
終わりと聞くと寂しいが…幸せをありがとう!GJ!
502名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 19:49:14 ID:6/I9IMIU
避難所にロリババァキツネが来てるので、興味ある奴はいくといいさー。



あと連載終わっちゃったけど、シャコ萌えのページ。
ttp://wiredvision.jp/news/200804/2008040123.html
503名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:06:21 ID:EJDW7EbL
>>502
おまww全部間違っているわけではないがロリババァてw
ババァ喋りのキツネ姐さんだ
504名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:24:48 ID:6/I9IMIU
>>503
ロリババァはその精神の幼さとババァ喋りをもってロリババァと呼ばれるべきだとおもわんか?(超☆真顔で)
505名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 23:42:20 ID:K1y9cNrd
>>502
バレたか…ええ、そのページも参考にいたしましたとも。
シャコ萌え研究者のCronin氏マジドン引きかっこいい。
506名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:35:51 ID:IzSA8rrc
ワイアードヴィジョンはいいネタソースになるよねー
507名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:34:30 ID:nZxrfcsb
質問。

避難所の狐書きたい人さんのやつ本スレに貼った方がいいのかな?
508とらひと:2008/06/20(金) 21:35:00 ID:Ra9L8pLE
509とらひと:2008/06/20(金) 21:37:33 ID:Ra9L8pLE
>>507
ヒッ!
なんという時間差! 私は気にしませんので、もしあれでしたら
なんの遠慮もなく貼り付けていただければと思います。
510名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:55:41 ID:7x8m61TU
>>508
痛え、胸が痛えええ!
前半の笑いの展開から一転鉛を飲んだようだ。
これは続きが気になる。
511名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:24:07 ID:nZxrfcsb
GJ!!二つの賛辞を送らせてくれ!

つ【心理描写に定評のある作者】
つ【種族の幅に定評のあるチヒロ】
512名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:16:32 ID:4n+xl8vZ
GJ……。
腹抱えてたのに。種族並べられて倒れそうになってたのに。
>>511同意。狂おしく同意。
心理描写と、各キャラクタの性格、行動原理がきっちりしてて
物語に否応無しに引き込まれる。

しかし絵が想像できない種族がまたフエターw
513名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:39:27 ID:LIiockRl
いや、絵が怖くて想像したくないなw
この先チヒロはどういった決断をするかが楽しみだ。
514名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:17:03 ID:QS/xsBwC
そんな事いうと絵師連が燃えそうな気がする>想像したくない
515名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:20:00 ID:Ikblmbs7
とりあえずハンスの顔がシーザーなのは解った
516名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 01:24:43 ID:syjHiS7W
>>508
ああもうなんとも続きが気になる展開・・・! 投下GJです

しかしなぜか読んでる感想とは別のところで
なぜかカブラ達や今回登場したテペウにまとめて輪姦されてる光景がふと頭に・・・
・・・べ、別にそういうのが好きとか言うわけじゃないだ信じてくれ!
517名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 07:18:04 ID:3KI3Y1H7
>>508
……重い話だな。軽々しくGJと言えない深い何かがある。
お気楽な話ばかり書いてる俺が良心の呵責に押しつぶされそうだ。
518名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 10:48:48 ID:sCxDKIov
>>517
重いのもお気楽もどっちもいいじゃないか、
良心の呵責なんか感じたらいかんよ。
519名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 12:59:34 ID:7kUFHFLB
>>508
持ち上げて落としたり、笑わせて泣かせたり、
どれだけ人の心を弄べば気が済むのかーっ! 畜生!
いちいち泣いてる俺が感情移入しすぎなのかと思ったが
他のレス見ると俺だけじゃないみたいなんで安心した。

いつかはバレるとわかっていたけど、この別離は悲しいなあ…
三人組とこれっきりなんてことはない、と、思いたい。
続き待ってます。
520名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:27:01 ID:d3CyWZy5
>>508
話しの展開で殺さざるを得ないキャラって居ますけど、
虎のずっこけ3人組は展開上の別れでしょうな。
で、この3人とハンスがガチで大喧嘩とかでしょうか?
続きが気になるなんてもんじゃないです。
521名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 20:05:44 ID:wr+dZ/cZ
>>515
シーザーってなに? ググっても例のドッグフードメーカーしか出てこない
522名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 20:53:23 ID:Rt7JPrc5
>>521
シャボンカッターとか投げる人では?
523名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 21:17:14 ID:sCxDKIov
>>521
マジレスすると、「動物のお医者さん」という漫画に出てくるハスキー犬。
ちょっとお馬鹿で人懐っこくて「オレはやるぜオレはやるぜ」な性格。
続虎の威6話冒頭
>さらに帰巣本能が薄く迷子になる。なぜかドブに落ちる。
>なぜか転ぶ。なぜか見知らぬ人の家で飼われている。
このあたりも上記漫画からきていると思われる。
(ちなみに、人懐っこい・帰巣本能が薄いのは橇犬としての特性と言われている。
 橇は出発・到着地点が様々な場所になるため。ドブ落ちは知らんw)

蛇足・たまに2ちゃんで見る「このカシオミニを賭けてもいい」も
「動物の〜」ネタ。「漆原教授乙」と返される事が多い。

>>522
…読み返したくなった。
524名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 21:40:47 ID:wr+dZ/cZ
>>523
あれかwww
で、やってるうちに何やってたのか忘れるんだよな。

ドブに落ちるとか転ぶとか飼い主に突進して骨折させるとかは、
ハスキーではよくある話らしいよ。迷子になってよそ様の家に飼われてるとかも実際にあるらしい。
525名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 23:32:29 ID:cxToNVt7
ああ、鼠追いかけて溝にはまったりよそ見して止まってる自転車に激突したりとか
変なニオイのするもの見つけて飼い主そっちのけでトリップしたりとか
散歩中に自転車追いかけ始めて飼い主の腕の関節はずしそうになったりとかか

チヒロ、ハンスと二人でこの先、別の意味で大丈夫か?
526名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 17:51:55 ID:rTgRjiLf
以前に鉄と凍月〜の設定っぽいtxtが投下された気がするんだが誰か知らん?
527名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 02:41:13 ID:7GEYhaPN
絵板ともども見て、泣いていいのか笑っていいのかわからん状態になってきた
彼女と彼らの間に、どうか、再び笑いあえる日が来ますように
528名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 08:01:35 ID:k16K5F7S
>>526
アップローダーのログにあった。これ?
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/17_1.txt
529名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:35:22 ID:TScMdevT
絵板見て思ったんだが、ネコ以外の企業体って未出なのね。
530名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:49:48 ID:6Q1BK1SI
商業システムがどのくらいまで発達しているんだろう。
猫井技研は相当近代的な描かれ方をしてるけど、
他の国はギルドとかのレベルなんじゃろうか。
531名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 21:00:26 ID:aA+UbVC2
>>529
作品のテーマ的に、その方面の設定が不必要だったらどうしても疎かになる部分はあるかな。
展開上で大企業が必要なら、とりあえず猫井だしとけ、そこの設定に頭使ったり新規企業の説明にページ割くぐらいなら他に凝るとこあるし、みたいな。
……ごめんね、適当な書き手で。


でも、実は国営企業なら自作品でも出したんだよ。
532名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 14:07:05 ID:mHoMQQdW
国営の他にも、有力王族が関ってる大企業なんかもありそう。
ユナ様の薬局は企業というにはささやかだが。
533名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 20:28:39 ID:IxkPaPSl
イヌは企業とかありそうな雰囲気だけどね。

時代小説とか思想書とか出してる出版社があっても良いかも。
534名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 04:32:46 ID:jN4h650m
でもユナ様も三姉妹の例に漏れず頭の良さで「例外」なんだからもっと有名大企業になっててもよさそうだけどな。
損益無視だからそこまでの儲けは無いんだっけ?
535サルカニ第一話 非エロ:2008/06/28(土) 17:41:53 ID:CsVJU8FU
はじめまして、ではないですが。
避難所の方でちょこちょこ相談させて頂いていたサルがようやく一話投稿できる物になったので、こちらに。
サルにカニを交えた感じで手探り手探りやっていきたいと思います、ツッコミ等ありましたらよろしくお願いします。
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/135_1.txt
536名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 18:54:41 ID:nVsr9kVd
>>535
なるほど、サルカニ合戦だw
両者の因縁とカニのターンに期待。
あとは、読みやすいよう適度に改行を入れるといいんじゃないかと。
537名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 19:27:40 ID:D5pBr8Fa
これは次回以降の展開が楽しみ。
サルの毛色は何色なんだろう。
538名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 08:38:46 ID:4lvDHDZq
いい感じにひっぱりますね。続き、まってます。
539犬国奇憚夢日記:2008/07/02(水) 20:08:08 ID:GebVYBsk
スレが止まりましたので保守代わりに直接投下してみます。
各方面より特盛てんこ盛りとご好評(うそ)な拙作ですので、パート毎の分割投下にいたします。
第11話の1章。エロ無しの前ふりです。
54011-1-1:2008/07/02(水) 20:08:42 ID:GebVYBsk
 ザワザワ・・・・
  ザワザワ・・・・

「汝 神の僕 スロゥチャイム家の僕 ヒトの子 ヨシヒト」

 およそ10年の歳月を費やして改築された巨大な礼拝堂は、紅朱館と対を成すスキャッパーのシンボル。
 ヒトの世界からやって来た設計技師が綿密な計算を繰り返し設計した聖導教会の礼拝堂。
 3000人を軽く収容できる広大なホールは中央に柱を一本も使わない画期的な設計だ。

「汝はその生涯において傍らの女を妻とし 健やかなる刻も 病める刻も 試練の刻も」

 巨大な屋根の重量が応力となって直接負担になる部分をドームにした見事な設計と施工。
 ヒトの世界の高度な建築技術が惜しみなくつぎ込まれたこの施設は、ヒトがただの性的玩具ではない事の証明でもあった。

「その身朽ち果てる日まで変わらぬ愛を誓い 対価を求めぬ無償の奉仕を施し」

 中央の通路にはこの地域の女達が何年も掛けて紡いだ部厚いビロードの絨毯が敷かれている。
 真っ赤なその通路には華奢な肩の露になった純白のウェディングドレスに身を包むヒトの女と漆黒のタキシードをまとうヒトの男。
 そして、その後ろの立つイヌの男女。
 深い蒼のサテンシルクに見事な刺繍の入った豪華なドレスに包まれるイヌの女。
 大きな勲章を幾つも胸に飾り、大剣を携えるイヌの男。
 共に優しい笑みを浮かべ、事の成り行きを見守っている。

「主の命の有るや無しやを問わず その命に代えて決意を貫く覚悟を神に誓うか」

 小さな手帖に書かれた台詞を読む聖導神父は、そこまで読むと顔を上げてヒトの男を見た。

「はい 誓います」

 満足そうに頷く神父は再び手帖に目を落とす。
 細かい字でびっしりと書かれた台詞の列。
 ゆっくりと目を走らせる神父は優しく笑っている。

「汝 神の僕 スロゥチャイム家の僕 ヒトの子 リサ」

 長いレースのついたヘッドオーナメント越しに見えるリサの笑顔。
 横目に眺めるヨシはその姿に見とれている。

「汝はその生涯において傍らの男を夫とし 健やかなる刻も 病める刻も 試練の刻も」

 一言一言。確かめるように僅かに頷くリサ。
 その言葉が身体へとしみ込んで行く様な不思議な感覚。

「その身の土へと還らん日が来る刻まで 不義不貞の罪を犯さず 永久なる無償の愛を誓い」

 そっと顔を上げヨシを見るリサ。

    ―― そんなことするわけ無いよ・・・・

 っとでも言いたげな眼差しに笑みが添えられている。
54111-1-2:2008/07/02(水) 20:09:14 ID:GebVYBsk
「主の命の有るや無しやを問わず その命に代えて決意を貫く覚悟を神に誓うか」

 僅かな沈黙。

「はい 誓い・・・・ます」

 そっと目を閉じて自らに言い聞かせるように。
 ・・・・誓います。
 もう一度静かに呟く。

 神父は両手を高く挙げ、大聖堂のホールへと押しかけたロッソムの民衆へと声を挙げる。

「子等よ 神の子等よ 汝らの前に立つ男と女は生涯の愛を神に誓った」

 ホールを押し包んでいた押し殺すようなざわめきがフッと消える。
 静まり返って風の音が聞こえる大ホール。
 ただそこに集まる民衆の声なき声で押し包まれるような圧迫感。
 大ホールからの視線を背に受けて、ヨシとリサは立っていた。

「この婚礼に賛同するものは祝福の声を挙げよ 異議を唱えるものは沈黙の抗・・・・・    」

 神父の声が終わらぬうちに、大ホールから溢れかえるほどの拍手が轟く。
 全ての音を押しつぶして埋め尽くすかのような、圧倒的大音声の祝福の声。
 無意識に顔を見合わせたヨシとリサの表情がフッと緩む。

 再び両手を高く上げた神父はホールに漂っていた静寂の波を呼び戻した。
 静まるまで僅かな時間を要したが、この幸せな場ならば、それは必要経費と言うところだろうか。

「汝 神の僕 スロゥチャイム家49代当主 アリス・ホゥデル・スロゥチャイム」

 シルクのドレスを僅かに払い、アリス夫人は神への敬意を示す。

「汝が僕らは今日を持って夫婦となった そなたはこの僕たちの婚礼を承認するか」

 神聖な儀式の場と言うべきホールの中央。
 アリス夫人の浮かべる笑みの意味は皆が良く分かっている。

「えぇ 承認します」

 ヒトと比べイヌの生涯は長い。
 この場で愛を誓ったヒトの夫婦の子供達が、きっといつかこの場で結婚するだろう。
 その子供の、そのまた子供の、そしてまたその子供の。
 幾つもの世代を超えて脈々と受け継がれていく物を、このホールに詰め掛けたイヌ達は見るだろう。

 その日を楽しみにする者たちのために。
 この地域を統べるイヌの領主は将来を誓った。

「この礼拝堂の中に集う者たちは皆 そなた達新たな夫婦の婚礼を見届けた証人となった」
54211-1-3:2008/07/02(水) 20:09:46 ID:GebVYBsk
 ヨシはリサの手を取り、リサを軸にしてクルリと後ろへ向き直った。
 優雅なデザインのウェディングドレス姿にイヌの女達からも、そして男達からも溜息が漏れる。
 そんな声を気に止めるでも無く、2人は深々と一礼した。
 再び沸き起こる拍手。2人はもう一度一礼する。

「ヨシヒト そなたが父より受け継ぎし 夫婦の証をそなたの・・・・ 妻へ」

 一度言葉を切って、わざわざ妻と念を押した神父。
 その手に乗せられているリングを受け取ったヨシは、リサの手を取ってレースの付いた上品な手袋を取った。
 まるで芝居のワンシーンでも見るようなウットリとした眼差しでリサはそれを見ている。
 自分の指へと納まるリングが、まるでどこかの女優の演じるシーンの様に。

 そっとリサの手からヨシの手が離れた。
 リサはまだ自分の指が自分のものである実感を得られずにいる。

「リサ」

 優しく呼びかけた神父の声に、リサは自分を取り戻したようだ。

「そなたの夫の父母がそなたへと託した夫婦の証を そなたの夫へ」

 僅かに頷いたリサは神父からリングを受け取る。
 磨き上げられたリングの表面に自分の顔とヨシの顔が映った。

 笑みを浮かべるヨシを一度見たリサは恥ずかしそうにヨシの手から手袋を取ると、その指へリングを押し込む。
 2人の指へと収まる対のリング。
 手を並べその輝きを確かめ合う2人の肩に神父は手を乗せた。

「そなた達は今日この日より神の愛と正義と威徳をもって夫婦となった」

 ヨシとリサが同じタイミングで頷く。
 その息の合った動きに目を細める神父は、なぜか急に好々爺の笑みを浮かべた。

 何かたくらんでるぞ・・・・
 そう思わせる笑みだ。

「ヒトの世界では重要な儀式だそうだ ヨシヒト そなたの父がそう言っていたぞ」
「え?」
「新たな夫婦よ 永久の愛を誓うならば その証を立てよ」
「はい?」

 急に話しを振られうろたえる二人。
 会場のアチコチから小さな笑い声がこぼれる。

「誓いの口付けを」

 え゙ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!
 流石に面食らったヨシ。
 でも、リサは笑っていた。
 まさか衆人環視の場でキスさせられるとは・・・・・
54311-1-4:2008/07/02(水) 20:10:18 ID:GebVYBsk
「リサ いい?」
「うん もちろん」
「知ってたの?」
「知らなかったの?」
「うん」

 どぎまぎとうろたえるヨシを他所に、リサは涼しい顔だ。

「あなたの手でケープを取って」
「取るって」
「開けてくれればいいよ」
「・・・・オヤジは教えてくれなかったよ」
「お父さまらしいじゃない」

 ウフフ!と笑うリサ。
 ヨシは観念したように長いケープへと手を伸ばした。
 僅かに俯くリサ。
 ヨシはまるでブラウスのボタンを外すような錯覚を感じながら花嫁のケープを捲り上げる。

 その長いケープの向こう。
 リサの目には涙があった。

「リサ、愛してる」
「わたしも」

 静かに目を閉じたリサを抱き寄せてヨシはそっとキスした。

「よろしい! いまこ

 神父の最初の一声だけしかヨシには聞こえなかった。
 会場を埋め尽くした民衆からの、その割れんばかりの祝福と拍手の声が音が響きが、ホールの中で渦になっている。

 やがてちょっと静かになった赤絨毯の上。
 振り返ったヨシとリサはアリス夫人とポール公へ深々と一礼する。

「アリス様、御館様。今後ともよろしくお願いいたします」

 うんうんと頷くアリス夫人だが、ポール公はちょっとウルウルしている。
 我が子アーサーと共にマサミと育てたもう一人の息子のようなものだ。
 目を細め笑いたいのだが、細めれば涙が溢れ出す。

 無情な矛盾に苛まれつつ、ポール公は無理やり笑っている。

「ヨシ。予定より半年早いが・・・・ まぁ、仕方ないな」
「そうですね。あと半年たったらリサは歩くのも大変だと思います」

 ウフ!と笑うリサの笑顔にみなも幸せな気分になった。
 新しい命がこの世にやってくる。
 皆で祝うべき慶事の為に、この式は春へと前倒しになっていた。
54411-1-5:2008/07/02(水) 20:11:03 ID:GebVYBsk
「さぁ、二人とも。広場へ行きなさい。大切な事よ」
「はい」

 ヨシとリサは二人して頷く。
 そのままリサの手を引いてヨシは広場へ掛けていった。

「あなたたちも行きなさい。でも、ジョアンは暴れちゃ駄目よ」
「はい、お母様」

 既におなかの張り出し始めたジョアンの手を引いてアーサーが広場へと出て行った。
 目を細め眺めるアリス夫人の背後、タダとミサのカップルが付き人として残っている。
 そして、複雑な表情を浮かべるマリアはマヤと共にアリス夫人の傍らでその光景を眺めていた。

「みなさん!お陰さまで今日僕は妻を娶りました。でも、まだまだ学ぶ事は多いです。これからもよろしくお願いします。そして、妻を紹介します。名はリサです。あまり表を出歩きませんが、見かけたら御声掛けください。これからもよろしくお願いいたします」

 笑みを浮かべ見詰め合う二人が手を繋いで民衆に深々と頭を下げた。
 新たな婦長の御披露目を兼ねた挨拶。

 春節祭の御祭り騒ぎが幸せな二人の披露宴になった。

「リサ、きっと幸せにするよ」
「大丈夫!だって今も幸せだから!」
「リサ、あっちを見て」

 ヨシが指差す先。
 紅朱館を見下ろす小高い丘の上にそびえる千年杉の巨木の下。
 小さな墓石が二つ。広場を見下ろしている。

「父さん、母さん。ありがとう」
「お義父さま、お義母さま、よろしくお願いします」

 二人揃ってもう一度頭を下げた先を民衆も見る。
 うららかな春風が舞う日の午後。
 この地に生涯をかけた夫婦の墓石が静かに見守っている。

 聖導教会の楽隊が音楽を奏で始め、広場には十重二十重の輪が出来た。
 聖騎士が剣を抜き、それにあわせ賑やかな音楽が始まる。
 笑顔と歓声と楽しい音楽と。そして、幸せな女達の歌声。

「ここまで来たな。やっと」
「そうね」
「ひとつの区切りだな」

 広場を見下ろす聖導協会のベランダへと歩み出たポール公とアリス夫人。
 かつて、寂しく貧しく緩慢な滅びに瀕していたスキャッパーの街が、今は明るい光に溢れていた。

 誰彼かまわず手を取って踊り始める輪の中心。
 ヨシはリサと楽しいそうに踊っている。
 その光景が遠い昔に見た、マサミとカナの姿に重なって見えた。
54511-1-6:2008/07/02(水) 20:11:48 ID:GebVYBsk
「マサミが見たらなんと言うかしらね」

 柔らかな笑みを浮かべたままアリス夫人もその光景を眺めている。
 笑顔と笑い声の溢れる広場の中心。
 リサの笑顔に皆が幸せだった。

「・・・・あら?」
「どうした?」
「ほら、あそこ」

 アリス夫人の指差す先。ポール公も目を凝らした先。
 そこにはヨレヨレのトレンチコートに袖を通すマダラのイヌの男とヒトの娘が立っていた。
 広場に広がる踊りの輪を見て笑みを浮かべるイヌの男。

「・・・・・・あぁ、もうそんな時期か」
「まさか、あの子が来るとはねぇ」
「随分立派になったな」

 指差すアリス夫人に気が付いた男は帽子を取って挨拶した。
 取り除かれた帽子の下からはピンと立つ耳が見える。
 そして・・・

「えぇ、隣に立っているのは・・・・アシスタントかしらね」
「どう見てもヒトの娘だ。嫁と言うことはあるまいな」

 マダラのイヌに促されそのヒトの娘はスカートの裾を持って挨拶した。
 機械的に正確なその動きはまるでからくり人形のようだ。
 表情までもが機械的な・・・・ と言うよりまったく無表情といって良い状態。
 まるで感情そのものが欠落でもしたかのような、そんな印象を受ける。

「マヤ。あそこのイヌを紅朱館の客間に入れなさい。春の巡回に来た議会の査察員よ。粗相の内容に気をつけなさい」

 マヤを呼び寄せ指示を出すアリス夫人。
 僅かに頷くマヤが駆けて行っくと、となりに居たマリアがそっと近づいた。

「お母様。あの査察員の方は旧知の方でしょうか?」
「・・・・まぁ、知らないって事は無いわね。古い話しよ。あなた達には関係の無い時代の話。気にしなくていいわ」

 何となく引っかかる言い方に聞こえたマリアは若干怪訝な表情を浮かべもう一度査察員を見た。
 ちょうどマヤが歩み寄ってあれこれ話しをしているところだ。
 査察員の荷物を持とうとしたマヤを制止し、傍らに居た無表情のヒトの娘が荷物をまとめている。

「あの子・・・・ "人形"かしらね」
「"人形"か。或いはそうかもしれん。表情の類がまったく見えぬ」
「昨日から軍の調査官も来てると言うのにねぇ」
「タイミングの悪さは仕方が無い。主導権争いをここまで持ち込まれても困るんだがな。まったく、どいつもこいつも・・・・」

 苦虫を噛み潰す表情のポール公は忌々しげに頭をかいた。
 空気の読めない・・・・とかではなく単なる定期的な行動なのだが、それにしてもタイミングが悪すぎる。
54611-1-7:2008/07/02(水) 20:12:21 ID:GebVYBsk
「でも・・・・何年ぶりかしらね。こうやって同時に来てしまうのは」
「何事もなければ良いのだがな・・・・ なんせあいつは・・・・・」
「そうね」

 しばらく黙って思案するアリス夫人とポール公。
 眼下遠く話をしているマヤの声は聞こえない。
 しかし、聞こえなくとも話の内容は分かると言うもの。
 小さくため息を吐いたアリス夫人が唐突に振り返った。

「ミサ」
「はい」
「あのお客人が客間に入ったら食事の手配を。丁重にもてなしなさい」
「はい、かしこまりました」

 エプロンを締めなおしたミサが客人の元へ走って行った。
 心配そうにその姿を見ていたポール公がふと目を上げると、紅朱館の窓から下を覗く軍の調査官が見える。
 一人・・・・二人・・・・。若いイヌの軍人が顎をしゃくって何やら品定めをするような風だ。
 周囲を見回すポール公は、すぐ傍に立っていた兵士に声を掛けた。

「軍曹!」
「ハッ!」
「実弾を装填しろ、何か起きたら迷わず撃て」
「どっちをでありますか?」
「もちろん・・・・上だ」
「ヤヴォール!」

 歯切れよく返事をした兵士が銃に実弾を装填し様子を伺っている。
 幸い何事も無くミサは客人の下へと走り寄り挨拶している。
 マダラのイヌも帽子を取って挨拶した。

「何事も起きないようだな」
「そうね。定期巡回ならすぐに済むわね。厄介事は御免だわ」

 もう一度イヌの男の荷物を持とうとしたマヤとミサを静止し、ヒトの娘が荷物を持ち上げた。
 そして、マヤの道案内より早くイヌは歩き始めた。
 首をかしげ振り返るマヤ。その表情は不思議一杯だ。

「春だって言うのに波乱の予感ね」
「あぁ。この春は王府の統計調査も入るはずなんだがなぁ」

 アリス夫人は笑いながら手を振って早く行けと指示を出す。
 春の宴にやってきた客人が紅朱館へ吸い込まれていっても、大きな踊りの輪が消えることは無かった。

 − 第11話 1章 了−
547名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 20:51:52 ID:m7FADiS/
ほう、こういう趣向ですか。

うん、分量がほどよい。
548名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:20:09 ID:GmGX3eZi
おめでたい前フリの中きなくさいヨカン……いいねー
ちょっと覚悟して続き待ってる。
549名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:41:02 ID:eMSHBbDS
気楽に読めるちょうど良い文量ですね
チャットで気にされてたのはこう言う事でしたか


続きに期待
550名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 23:00:43 ID:M5UFu1So
なにゆえ本スレでは雑談が止まる……
551名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 04:57:24 ID:8BJL07Ff
そだね、もっと本スレ使うべきだ
552名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 22:04:37 ID:uzJ0n615
しかし、本スレはあくまで作品の為の環境であるべきだと言う気もする
553名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 21:38:01 ID:5ewYbx9a
んなこともないでしょ。
避難所はあくまで避難所な訳で。
554名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 00:16:15 ID:BGM84zx/
よし雑談をふろう。
ふとこちむいキャラを漢字一文字で表すとどんな感じになるだろうと思った。

武 とか 愛 とか 甘 とか 金 とか 貧 とか。
555名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 01:32:00 ID:nJbKn4EJ
>>554
せめて二、三文字くれたらいくらでも形容できるんだが。
「妄想」とか「八八(あはとあはと)」とか「海百合」とか。
556名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 07:18:14 ID:/Dl4J0VG
>>554
「淫」争奪戦が起きそうだなw
とりあえずフェイレンさんは「護」だと思う。


アカブは……


……「毛」とか?
557名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 07:38:28 ID:nVzwP00U
アカブは「母」だよ
558名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 07:47:38 ID:BGM84zx/
じゃあ『漢字四文字』とか。
絶対甘味みたいな。
存在感零みたいな。
559名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 10:13:20 ID:RGA/CYA9
>>556
アトシャーマ在住のウサギは子どもの頃はともかく
成人する頃には「淫」デフォルトだな……
アカブは「母」でありつつも割と男らしい面もあったりして一文字じゃ難しいな
どうしてもバカエロ祭りの話のせいで「棒」と言うイメージが頭から離れないw

>>558
>絶対甘味
一瞬チヒロかと思ったけどこれはやっぱりジーきゅんかな
>存在感零
……バラム? いやそうは思わないけどさ!
なんか避難所のネタ振りでそんな気がしてさ!!
560名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 10:47:15 ID:ERcIaEQf
チヒロとジーきゅんでスイーツ食べ歩きするんですね、わかります
561名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 12:23:18 ID:/Dl4J0VG
>>559
名前が出る時点で「存在感零」ではない件について
562名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 12:27:51 ID:qEUEFm58
「こちむい」の「ぼく」は「最強召使」?

性的な意味で。
563名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 12:59:29 ID:/Dl4J0VG
シゲルと旦那は、それぞれ理由は違うけど【忍犬失格】とかw
564名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 13:08:36 ID:ERcIaEQf
>>563
小畑健の絵で描かれるんですね、わかります
565名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 14:24:44 ID:/Dl4J0VG
悪のりして、猫井テレビご一行様

つ【羅性門】
566名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 16:14:19 ID:TYfdG7Kx
トリアさんは「助平秘匿」…
いやいや、ここは真面目に「甲殻拳士」あたりで 
567名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 19:29:01 ID:BGM84zx/
つまり見聞録の『あたし』は『最恐召使』なわけですね?
568名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 19:35:05 ID:/Dl4J0VG
>>567
そしてサトルは「最凶召使」
セリス様は「最狂召使」。

「最弱召使」はキョータくん一択かw
569名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:04:22 ID:qEUEFm58
ばじさまにも「護」の字を使いたいなあ
ヌシさまが「守」「主」と…「酒」も入るか。

「虹絹」のアズキは「弱保護者」とか…
570名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:37:44 ID:YPXl7iGN
>>569
アズキは「慰安父」じゃね?
571名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:42:03 ID:YPXl7iGN
>>566
いやいや「競泳水着」も捨てがたい。
572名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:08:38 ID:nVzwP00U
べすぺちゃんは「炸裂推参」で決まりだな!
アンパイすぎて面白くない向きには「天賦名尻」あたりで
573名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 19:32:52 ID:qi0wcRLQ
マサミは「粉骨砕身」かな
574名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:43:46 ID:5aoU3iiv
それはカナだとおも
575名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 19:59:51 ID:peQkfyMD
>>558
存在感零とは、この言葉があてはまる人


つ 絵師皆無

576名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 20:17:41 ID:DhXl4voW
>>575
どれだけ萌え(燃え)ても、絵にするには難しい事があるんですよ。
577名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 20:22:44 ID:LQO5S7eL
>>575
世界設定wikiの登場人物一覧見ておいで。
絵にされてないキャラが95%以上だから。
578名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 21:06:33 ID:GCzM08Vs
それ言ったらキリないだろww
579名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:00:31 ID:5XdAEMaN
つーか今まで絵にされてるのはかなりの有名キャラだからなあ。
580名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 10:37:35 ID:GDX0usvq
今まで絵にされてないキャラで絵にしてほしいのはだれ?
581名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 13:38:47 ID:PCa9fs5o
ステイプルトン(ライズアップ中)とかかなぁ…。
582名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 17:16:20 ID:JR3sminT
>>580
しばらく考えて、本当に一枚も絵がない作品は意外と少ないような気がしてきた。

ステイプルトンと魔王様と金剛樹の方々を挙げておくか。
婆狐は言わなくても誰か描くだろう。
583名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 17:31:19 ID:JR3sminT
でも考えてみたら、魔王様もステイプルトンも、自分が描く立場なら相当絵師泣かせのキャラに思えなくもないw
584名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 19:19:47 ID:XWQp/D5o
>>583
セリスきゅんは松井優征が描くとそれっぽくなると思うんだ。
585名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 22:20:31 ID:PGo+iDnG
実はステイプルトンはバスカヴィル家の犬=ブラッドハウンドの獣人だから、イラスト化するとすげえカッコ悪かったりするんだ……orz
ちなみにこんなの→ ttp://www.dogfan.jp/zukan/hound/Bloodhound/index.html
特殊工作員としての適正的にはいいんだけどなあ……そもそもブラッドハウンドは犬国の種族的には何種になるんだろう。



ちなみに、ライズアップ前のシゲルは垂れ耳ショタ軍人という、ごくごく一部の人々の萌え属性に特化してたりw
586名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 22:45:22 ID:JR3sminT
垂れ耳なら緋陽種……?
587名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 00:17:37 ID:IkvvWTDL
>>585
垂れた瞼の下で怪しく光る双眸とかやるとなまらカッコよくなると
思います!(無責任発言
588名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 01:28:10 ID:3rF68cUH
いいじゃないかブラッドハウンド。すげぇ腹黒そう。
敵役として想像するとかなり燃えるものがあるぞ俺
589名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 02:12:28 ID:AvfCTnGb
チワワとか小型犬は頭脳労働担当だと思います
手先も器用そうだし
590名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 04:13:13 ID:27J4trFA
>>584
誰かと思ったらネウロの人かw
シチュはドはまりだが魔王様の無垢最強邪悪は難しいと思うんだ…。

>>585
ブラッドハウンド!(犬フェチ大興奮)
狩猟犬をおおまかに緋陽種として、
「緋陽種○○系」を名乗ってしまうのはどないだろうか。
ポインターもセッターもダックスフントもレトリバーもひとまとめで緋陽種。
○○系の命名は書いた人の書いたもん勝ち。

愛玩犬種がこの世界設定でどう血族を維持してきたのか、
と考えるとチワワは……あり?なし?
絵的には闘犬系、ブルやマスチフや土佐犬の血統にも名前をどなたか。
591名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 10:36:54 ID:OYlZVnvY
まあ必要があって物語に出てからでないと
本末転倒だし>血統の名前
592名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 19:53:11 ID:J+Ro95I5
ブラッドハウンドは執事以外ありえないと思っていた件について…

改良品種愛玩犬は、議会や貴族に飼い殺されてきた王族とか巫女とか
生涯メイドとか忍者とか本に埋もれて死ね的な人間記録装置頭脳の血族とか、
いろいろ夢が広がると思うんだ!
593名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 21:36:49 ID:t+dAiRbf
犬フェチとしてはブラッドハウンドがアイリッシュセッターの亜流になるのは超違和感ありまくりなんだがw
緋陽種はアイリッシュセッターttp://www.dogfan.jp/zukan/sports/Irish_Setter/index.htmlですから、血統的にどうですかね?
594名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 22:09:32 ID:+dX7lKq9
>>593
や、なんとなく
黒曜種=ドーベルマン(軍用犬代表)
緋陽種=アイリッシュセッター(狩猟犬代表)
慧芒種=コリー犬(牧羊犬代表)
凍峰種=シベリアンハスキー(橇犬代表)
と作業分野ごとに分かれているように見えたんで、
あまり深く考えずに書きこんでしまいました。
この分類で行くと牧羊犬の一言で、コリーとコモンドール
(ハンガリーの名犬、モップ犬)がいっしょくたになるという。
595名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 01:13:17 ID:K1ZdgP6B
顔の構造の所為で表情はつけにくいね>ブラッドハウンド

こんな感じだとどうだろう…
ttp://www11.uploader.jp/dl/takopon/takopon_uljp00008.jpg.html
596名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 01:36:55 ID:6MjywRLJ
笑いながら萌えころがったのははじめてだw
これからビワを店頭で見るたびに思い出して笑う羽目になるじゃないか!
597名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 05:31:59 ID:i5pFLVPb
>>595
たぷたぷっぷりがもてそうなかんじ
598名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 07:42:52 ID:qFQU735E
>>595
吹きながら萌えたw
いい仕事だw
599名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 11:16:33 ID:PcaKLzdg
うおお両手でタプタプしてぇええーーー
600とらひと:2008/07/14(月) 06:21:53 ID:dgqomiA3
虎の威
エロ無し

テキスト
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/139_1.txt
保管庫
ttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/464.html

>>595
威厳ありすぎて吹いたwwww
601名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 10:12:14 ID:7IyoTFoW
とらキター!
602名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 14:00:49 ID:R+BChz+v
>>600

不吉なムード満載すぎてガクブル…
ハラハラしつつ次回を待ちます。
603名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 19:25:52 ID:NGfi9v9a
>>600
「ネコくさい」がいかにもトラらしい台詞でイイー。

カブラはいい奴だなあ、ほんとによう。
604名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 19:45:11 ID:Icu1BN94
>>600
なんという中学生日記!
トラは青春がながいのう。
605名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 13:09:37 ID:bBaZnlhG
荒らしの前の静けさのようなエロなし……
次回の展開が気になりすぎる
606名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 21:13:34 ID:Hiod4hty
次回「見知らぬ、天井」
607名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 21:55:07 ID:l6/la0V/
よすんだ。そんなこと言うと本当に拉致監禁輪姦崩壊BDに直行するぞ。
608名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:12:12 ID:W6b3jVmd
せめて、よくあるネタだが「見知らぬ、天丼」くらいにしておいてくれ。
609名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:40:18 ID:2o680qB7
「―――――その天丼には。
 ハルキゲニアとアノマノカリスと、ピカイアとサンクタカリスと
 オットイアとオパビニアとディッキンソニアの、まだあつあつの
 天麩羅がのっていた―――――」
610名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:40:46 ID:bBaZnlhG
見知らぬ天井……
あれか染み数えてる間に終わるとかそういう……え、違う?
611名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 23:40:03 ID:mqss6V3a
>>609
砂海の珍味噴いた。
ピカイアのかき揚げとかありそうだ。
612608:2008/07/16(水) 00:13:08 ID:WzOnq9TE
>>609
ごめん俺が悪かった。

つかハルキゲニアとか普通に通じるスレって…
613名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 02:08:52 ID:ROXM4TUq
>>609
なんちゅうもんを食わせてくれたんや……なんちゅう……
614名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 09:28:53 ID:K1hv6WDq
俺は主人公が「30cmぐらいのハルキゲニア」に変身させられた事のある漫画が愛読書だからな。
…思えば猫、兎、狐、狸、犬、その他色々なのの変化とか出てるし、ある意味このスレ向けか?
妖怪、悪魔、妖精その他も大量に出てるけどw
615名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:41:12 ID:8gSqDhnS
妖怪もエロネタにことかかんけど、それだと別スレになるからなー。

いや、妖怪退治に出るたびに陵辱され最後はイヤボーンで勝つ虹夢ノベル的狐娘ならありかな?
616名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:58:35 ID:18Vz0mOX
俺の不用意な天麩羅レスでスレが大変なことに!?
主人公が三葉虫の戦闘員だったり同僚に怪人ハルキゲニア男の出る
小説なら知ってるなー…大好きだった。

アノマロカリスは一匹でいろんな味が楽しめる
Tボーンステーキみたいなお得感がありそうな気がする。
ヒト世界における人魚伝説みたいに、あっちの砂海には
アノマロ娘伝説があってもいいと思うよ!
617名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:32:03 ID:H9fVyKbp
>>614
「コンクリで削られたキン消し」に主人公が変化させられたことがある漫画ですね
分かります
そういえば兎がエロ小説書きだったりしてるなアレ
618名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:46:48 ID:8gSqDhnS
>>616
ラスキ「Tボーンステーキは肉と骨が楽しめるよね」
キャロ「……いや、さすがにそれは一般的じゃないと思うの」
619名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 21:08:43 ID:ROXM4TUq
>>616
足には鰓があると申したか。俺も大好きだ。首領がクリオネ娘さんなんだよなあの組織……

ところでふと思ったんだが、ウィワクシアって揚げ物にすると美味そうじゃね?
ウロコとトゲがサクサクパリパリしてスナック感覚でイケそうだ。肉は、ともかく。
620名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 12:08:24 ID:P+bQyw2j
中はカニミソ的なものが詰まっていると予想
621夢日記の人:2008/07/17(木) 15:21:45 ID:l38BC7rm
第11話の第2部です。
11話の起承転結で言うところの起です。
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/140_1.txt

エロ無しですが、ある意味でショッキングな内容と共に、おそらくスレ上で初めてと思われる問題提起させてもらいました。
高級品と言うなら避けて通れない問題だと思うんですが・・・・

諸賢のご判断を仰ぎたいと思います。
622名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 15:23:14 ID:l38BC7rm
あ、冒頭部分が抜けました(汗)

流れ読まずにスイマセンw
って一文が入るはずだったのに・・・・

ところで、やはり甲殻類系の味と言う事で良いんですね?w
623名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 17:30:24 ID:qXn1Ebdb
>621
いつもながら読みごたえがあります。GJです。

以下雑想。
正直、ル・ガルでも人頭税(それも馬鹿にならない額)かかるとは思ってなかった俺が涙目ですw
軍人の免税特権もなさそうだし。
でももしかしたら、表に出ないだけで実はどこもヒトに税金かかるの当たり前とか?

「人形」については、もし夢日記さんが書かなくても、どのみちそういう存在がいる事については、いずれ誰かが書いてたと思います。
俺だっていろいろ書いたし、とらひとさんとかも、作中でそれとなく「そういう存在」がいる事を匂わせてましたし。

ところで、ヒトの繁殖事業は言うほど儲かるものかなという疑問はあります。
出荷までに十数年かかる上に、そこらの奴隷商が品質度外視で売り飛ばすならともかく、
仮にも高級ブランド品として売るつもりなら、それなりの養分と健康管理を行った上で、それでも甘く見積もって三割は容姿体格身体能力的に……
露骨な表現をすれば、品質不足で「間引く」事になるだろうし。

フロミアの場合は、スパイや自爆テロリストみたいなヒト工作員を養成することで国家予算貰ったり、イベントで稼いだりしてますが、多かれ少なかれ、そういう裏事業にも手を出さないと、事業としては難しいのではないかとも思います。
624名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 19:09:08 ID:14taWOE3
ヒトの赤ん坊が売れるかもしれないと思うんだが。
人間社会だって、ペットは赤ん坊のほうが売れるわけだし。
赤ん坊のヒトを買って、『教育』して楽しんだりするんじゃね?
その赤ん坊が美人に育つかは、運と血統書と客の目利きによると。
625名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 19:23:52 ID:dSoPbRw4
>>622
多分こちむいスレ史上初めて人間と獣人のハイブリッドがキチンとした形で登場しましたね。
起承転結の起と言うことは、このサムと言う人物が11話の肝なんですね。相変わらず読ませる文章です。
ヒトを複数所有すると税金が掛かるってのは驚き以外の何物でも無いのですが、
言われる通り、贅沢品としての存在なら税金は不可避ですな。
いやいや、GJ!です。

>>623
繁殖事業の裏側が性奴隷産業と読めたんだけど、違うのかな?
寿命80年の人間が寿命10年の犬猫ペット類でブリーダー大儲けするなら、
同じ用に寿命300年の犬や600年の猫が寿命50年程度のヒトを繁殖させて儲けてもおかしくないと思います。
あと、優れた血統のヒトならば競馬馬と同じ理屈で期待値込みの値段かもw
期待が外れたら調教してヒトの泡姫にして、高級娼館で高い金取って大儲け。

いやいや、考察が深いですな。
626名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 19:53:18 ID:05CjdQRu
定年間近にもなって芸能人に嫉妬するような台詞吐くのは、本気でも作りでもつらかろうなあ。

などと思ったり。
627名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 19:58:40 ID:NYS4Qw/t
ヒトの「登録」「所有税」はあるんじゃないかと思ってた。
漠然と、犬の登録と高級外車の車両税、(保護主にとっては)維持費のような感覚で。
どこの国でもあるだろうかと問われると首を捻るけれども。

なので高級外車の盗難やイタズラを防ぐように
ヒト用付け耳付け尻尾の需要もあるのだろうな、くらいに考えてました。
無論犬のように登録せずにこっそり「飼っている」者もいる、
繁殖にまで上が目を光らせるヒマがあるだろうか?と考えると
無許可のヒトブリーダーボロ儲け、もありうる、という感覚。

ただ、セレブへの嫉妬なしでヒトと寝てみたい!とまで憧れられる存在か?
という疑問はあります。
高級外車にもチャンピオン犬にも興味がない人は全く興味もたないよなあ、という
これも個人的な感覚からですが。

あと、「猫井技研」で登用されているヒトは技研所有扱いになっているのだろうか。
628名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 20:33:45 ID:Qzqfx1gf
>>627
興味を持つ奴は持つ。
そういう奴は概して個人の欲望を世間の隠された欲望だと思いこむ。
629名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:12:18 ID:qXn1Ebdb
>>627
>どこの国でもあるだろうか
とりあえず、獅子国08cで獅子国ではヒトに人頭税かかるって会話はあります。
他に誰か、ヒトの税金について書いてる書き手さんいなかったかな。
630名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:30:51 ID:Qzqfx1gf
ネコの国にはないだろうな。
あったらマナ姫様がボクを維持できるわけないし。
631名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:32:34 ID:c4kwY4PL
一握りの金持ちしか手が出せないなら逆に言えば平民出の貧乏人には憧れかもしれないよ。
小金持ちが見栄張ってベンツ買って青空駐車するようなもんじゃない?
それに、そういう空気があるからこそ人の自棄買いとかするんじゃないかと思うが。
632名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:10:09 ID:NYS4Qw/t
>>630
王城内の「召使い」に対しては減税措置があるとか。

>>631
ベンツ買っちゃって分割払いと税にあえぎながら
必死になってご近所に存在を隠そうとしていたのに(防犯上)、
「あそこに来た娘さん、ヒトなんですって」「あらー気をつけてあげなくちゃねえ」
と、おばちゃん情報網とネコ情あつい下町で、
おばちゃんたちと一緒なら猫耳つけて買物にも出られるようになったヒトを
「…結果オーライ?」と首傾げながら見守り日々を過ごしている小金持ちネコ…
というヌル設定を考えておりました。
しかし設定には全くこだわっておりませんので、
皆様にご判断を任せ破綻が出るようなら、支障の出そうな部分は書きかえます。
633名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:20:19 ID:Qzqfx1gf
美術品と同じで値段があって無いような物なのかも。などとも思ったり。
634名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:14:10 ID:sJtSBZ5C
高級品には金が掛るってのは、まあ間違ってないと思う。
でも資産税がかかるかと言うのはどうなんだろうなぁ。
現実でいえば中国なんかは犬やネコを飼うのに税金を取られるらしいし、
制度としては決して間違ったものじゃないと思うけど、
既存作品と兼ね合いが難しそうだし今後生まれるであろう作品の幅を狭めてしまいそうで、
見てる側としてはちょっと不安。

例えば同じ犬の国在住のクリフ先生とか結構金銭面はギリギリな雰囲気だし。
もちろん一人のヒトくらいの税金なら払えるとか、
所有権はまだ実家にあるとか先生のお姉さんが払ってる可能性もあるし、
今後の作品に関しても税金がかかるならかかるなりの設定の物語にすればいいんだけど。
……ってここまで書いて思ったけど既存作品で設定に矛盾しそうなのって迷探偵くらいか?
ジーきゅんは払えそうだし旦那もヒトって隠してあるし。
635名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:21:12 ID:oZZR1Hmg

 脱 税 !

いや何でもないです。気にしないでください。
636名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:08:42 ID:qw4s4KpZ
なんか話が迷走してるから論点整理するな。

・ヒトを複数所有すると税金が掛かる
・ヒトの繁殖で儲ける事が出来る
・ヒトの調教施設が存在して流通ルートが出来ている
・ヒトの置屋が存在し性風俗産業が機能している

この辺りか。
めんどくせーのはわかるけど、お前らもっとちゃんと読めよw
637名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:26:52 ID:fiwdLWDf
人って意外と珍しいものじゃないんじゃね?
とか思っちまうは浅はかなのかねぇ……?
638名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:49:45 ID:19eeIiEO
>>636
あれ、自分が一番ひっかかったのは
・ヒトの所有は国家(権力者)が把握すべきもの
・贅沢品として税が課せられるべきもの

の辺りだと思ったんだけど。
639名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 03:01:28 ID:gjVRwwYQ
流通制度があったり、税制が決められたりするほど人数が居るの?
世界全体でも「数えられるほど」しかいないっていう認識だったんだけれど。
640名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 06:14:45 ID:i052FqiJ
数えられる程しき居ないから贅沢品として税金取られるって事じゃないかと
641名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 06:47:09 ID:jNYUgXHh
税なんて国や地方によって変わるもんじゃないのか?
猪の国や熊の国が税金取ってるとは思えない

あと、嗜好品として売りたいならヒト繁殖って何か間違ってね?
大量生産すると価値ってのは相対的に下がるもんだしさ
奴隷商人からは目の敵にされてるんだろうな
642名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 07:00:04 ID:2TdeegQl
ぶっちゃけ王族ならやりかねんな。
「俺らヒトほしい!でも平民が人数的に考えて『軌跡に当たる』確率高い!」
「そうだ、税金科してヒトを取り立てればいいじゃん」

でもダメだ、それだといろんな既存の人が脱税者扱いになる……。

これを守る設定を作る方法もあるにはあるが、また別の問題を孕むかもしれん。

一つの手段が「フローラ様が決めたから」。
世界人権宣言じゃないけどさ。お偉いさんの一声で決まるモンでしょ、法令は。
特にフローラ様が世界戦略として大々的に報じたら弱小国家は追従せざるを得ない。
「一部の高位貴族が自慰のため貧民から天の恵みを略奪するような行為は〜」とかさ。
特にイヌなんかそう。盟約的に。ヒト利権を理由にネコにネチネチ追求されることを恐れる性質のはず。
結局はこーいうの言ったもん勝ちだし。

でも一番安全なのは「パラレルワールドだし」。
643名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 07:02:49 ID:2TdeegQl
っていうかね、貧乏人ハーレムを思いついたんだけど、その設定一つでパアになりかねんのよ・・・orz
その世界設定スタンダードだと俺涙目・・・
644名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 07:26:04 ID:YJKBSs2+
>>629で書かれてる部分を抜粋してみる。


「……じろじろ見られてる気が」
 ミコトちゃんが俺に小声で声をかけてくる。
「うん……なんか、変な気分だ」
 そんな俺たちの会話を小耳に挟んだご主人様が説明してくれる。
「ヒト二人連れてるなんていえば、こっちじゃ相当なお金持ちだから。ウーアンでヒトを持ってたら、人頭税バカにならないの」
「ヒトに税金かかるの?」
 と、驚くサーシャさん。
「ネコの国じゃ、ヒト持ってても資産税かかんないよ」
「うん、正直ウーアンの人頭税は高いと思う。ボクたちがいるリンケイだったら三分の一ぐらいだから」
「……そもそも、税金掛かるってのが変な感じ……」
 怪訝な表情のサーシャさん。俺も、いるだけで税金取られてるなんて始めて聞いた。
ttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/442.html

この場合、「ネコの国では非課税」ってことになるかも。

>>634
クリフ先生はネコの国で探偵業してるんじゃなかったっけ?
645名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 09:17:19 ID:6uoE29hW
制度の維持にも金がかかるって事を考えると、ちょっとヒト所有に税金かけるというのは難しいかな、と思う。
例えば誰がヒトを持っているのか、数は、税率は、その他諸々の情報を調査、保管しなきゃならなかったりする訳で。
それを国単位でやるとなると、その分の人件費やら調査費やらで膨大な費用がかかる。
ヒトが珍しい世界観だし、よっぽど高い税金じゃないと割に合わないと思うよ。
金持ちから税金とりたいなら財産税があるし。
あとは奴隷商人が反発するだろうから、ヒト奴隷所有税がある国にはあまり入ってこなくなったりするかも。
そしてますますその国からヒトの数が減り…ヒトデフレスパイラル?(笑)

長々書いたけどファンタジーだから別にここまで気にする必要ないかね。
ただ、貧乏人が複数のヒトを持てなくなるような制限設定は好ましくないかなぁ。
646名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 09:38:42 ID:qw4s4KpZ
ここで一つ、犬の国の貴族のみに適応される贅沢税の一環と言う説を提唱してみる。
貧しい国の国費調達ならば、どんな理不尽も通ってしまう気がするw
647名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 09:45:27 ID:i052FqiJ
>>643
で、その作品はいつ頃投下予定かな?
過去、このスレでは前に投下された作品の設定を最大限遵守するのがマナーなわけで、
未投下どころか執筆開始してるかどうかすら怪しい物を持ち出すのはマナー違反じゃないかとおも。
648名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 11:20:37 ID:LPUMt15V
マナー違反かなあ? 既出の設定内に添って構想していたら、
既出世界観と微妙に食い違う新しい設定が出てきて困惑してるって話だろ?

ヒトって「金持ちだから所有できる」奴もいるけど偶然に拾う奴もいるし。
あんたの庭先に隕石が落ちてきたから今日から税金払いなさいっていうくらい
ナンセンスな話に思えるんだけど。売買時に税金もってかれるのなら分かるが。
649名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 11:27:11 ID:AZsDcY7t
避難所の方で竜で書いてみたいといってとりあえず執筆していた輩ですが…税金かあ。
今までの作品を参考にしながら書いていたので同じく戸惑いが…。買うときだけ大金がかかるのかと思ってた。
650名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 12:46:14 ID:ZbFdcs3T
莫大な税金をかけて庶民が所有できないようにしましょう、
ってことならそれなりに納得かと>>税金
651名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 13:29:49 ID:gZLHET1J
国によって違う、でいいような気も。
すでにネコは非課税、イヌは課税、獅子は地域によって税額が異なるって3パターン出てるわけだし、それ以外の国も課税非課税は書き手の人の自己判断でいいんじゃないかと。
652夢日記の人:2008/07/18(金) 13:33:07 ID:OJXqxyUo
様々な御意見、まことにありがとうございます。

えぇっと、何処から世界観設定の再説明をするべきかと言う気もしますが、まずは箇条書きで。

・ル・ガル王政公国は国家社会主義体制である。
・税とは富の再分配である。
・最貧国たるル・ガルの国家体制維持における必須用件は国力の正確な把握である。

この辺がスタートラインでした。
そして

・ル・ガルの常識では 生命倫理<生命利用の冨 が基本である。
・全体の利益があるなら国民の犠牲は問題にならない。
・戦略物資の国家管理はル・ガルでは常識である。

辺りも重要ですね。
あと

・大前提として種族毎の国家間では制度の矛盾は当たり前に存在する。
・A国の制度はB国では物笑いの種なんてのは普通の事である。
・どれほど不平不満があってもイヌは規律を重んじる従順な種族である。

これも重要ですね。
653夢日記の人:2008/07/18(金) 13:33:41 ID:OJXqxyUo
その上で・・・・なんですが。
まず、落ちてきた第1世代とそこから生まれた第2世代は基本的に非課税と考えました。
ですから、ロートルの調査官はミーシャに付いて世代を確かめてますし、マサミ世代ヨシ世代は非課税扱いなので、
軍に提出していない書類としても処罰の対象にならないとしたわけです。

第1世代は言うなれば宝くじみたいなものだし、第2世代はその利息ですし。
しかし、「江戸っ子は3世代目から」とか「日系米人の3世代目は中身もアメリカ人」みたいな感じで、
3世代目より人頭税、もしくは市民税が課せられると考えたわけです。

でも、こちむい世界の大前提は『ヒトは奴隷』で、しかも、その奴隷は労働苦役の対象ではなく、
言うなれば所有者の資産・財産とみなされるのであれば、それに対する課税は当然かと思った次第です。

そして、9話・10話の中で述べましたが、ル・ガルの国内では生命研究が盛んに行われていて、
その一環で出所のはっきりしているヒトは国家機関が高く買いとって死ぬまで研究しているとしました。
遠まわしに血まみれのフローラと同じ事がル・ガルのどこかで行われているとしたつもりなんですね。
ネタバレじゃないですが、これもとある伏線にしたんですけどw

でもって、『人形』の話しは文字通り生きたダッチワイフとして、落ちもののヒトを拾えない金持ちや
高級官僚貴族など一部の裕福な階層へ供給する産業化を考えたわけです。
犬猫のブリーダーの様に、一度に10匹近く生まれてくるものとは違い、そもそもの貴重品である人を買い集め、
しかも、それらを掛け合わせて生まれてくるヒトを独占的に供給するなら、冨の集中が無ければおかしいし、
それに、上玉は人形じゃなくてもっと上等に育てて主・飼い主・持ち主の傍に置いておける存在にすれば良いと思ったわけです。

あと、逆説的ですがどんな世界にも必ず暗部はあるわけで、何らかの障害を負って生まれてくる生命は、
それ自体が生命研究の貴重なサンプルになるんじゃないかと思ったんですね。
なんせ国民の魂抜き取って重ね合わせる事に何の抵抗も無いわけですからw
654夢日記の人:2008/07/18(金) 13:40:15 ID:OJXqxyUo
ですから、ヒトそれ自体には税が掛かるけど様々な減免措置や回避方法が用意されていて、
しかもスロゥチャイム家の様に頭から税を納める気が毛頭無いような家もル・ガルの中には存在するって部分を書きたかったわけです。

国家領土の完全管理をする上で国勢調査は必須ですし、その一環でヒトの総数を管理するって事も出来るかなと。
そもそもがイヌの場合は、そういう部分で細かく緻密に物を再分類したり集約統計をしたりする部分が得意な種族とされていました。
そして国家としての余剰財力などが乏しいイヌの国では、何らかの国家間紛争で賠償が必要になったときは、
この世界の高級品であるヒトを使って現物納入する事もありえるんじゃないかと。

その為には国家が管理して優れた血統を集めて良い血統のヒトを『栽培・養殖』する事が必要なのかなぁと言う感じですね。

まぁ、色々な考え方がありますけど、私はそんな風に考えたわけで、その変も含めてジャッジをいただければありがたいかな?と。
655夢日記の人:2008/07/18(金) 13:52:10 ID:OJXqxyUo
あ、そうそう、それともう一つ。
この世界でヒトが貴重品とか高級品とか言われる前提は、落ちものを拾う確立が天文学的な数字であり、
それ故に拾ったヒトを売り買いする市場やヒト商人と言う職業が機能してるはずですよね。

ですから、貧乏な平民にとってヒトを傍らに置くなど到底出来ない相談と言うのは、
ヒト市場なりで買ってくるには高価すぎる存在だから何じゃないかと。
逆説的にヤケ買いでヒトを買えるってのは、それだけでネコの国の基礎財力が他国とは違うって部分の暗なる説明じゃないですかね。
656夢日記の人:2008/07/18(金) 14:03:43 ID:OJXqxyUo
で、もう一つ書く事を忘れてました。
第2世代以降はともかく、第1世代のその立場が絶対にこの世界へ落ちてきたヒトの世界由来のものであると立証するのは
実はかなり困難な作業であると考えられます。

それ故に第3世代以降の課税対象が存在したら、その時点で持ち主のヒト総数から起算した累進課税型の人頭税になるんじゃないかと考えました。

判りやすく言うと、マサミ+カナの子供ヨシ+(世代不明)リサの子供=α(父血統起算推定第3世代) の場合。
αは間違いなく課税対象ですが母方のリサは世代不明です。
ですから法制度としてはマサミ+カナから起算して見做し第2世代とされます。
ただ、全体総数としてヨシの兄弟を勘定に入れなくても5人目と言うことですから、αは5人目の第3世代とみなされて課税額が累進される制度です。

ですから、アリス公爵はその子を手放して税の減免をしないと税に潰される可能性がある。
言い換えると、ヒトの所有権を国家が効率よく回収する法的根拠にするんじゃないかと考えたわけです。
657名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 14:23:48 ID:a4lFJkh8
んーと、つまりこれは
あくまで犬の国の話であって、他の国はケースバイケースだし
間違ってもこの設定がデファクトスタンダードである訳ではないってことでいいんだよね?
658名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 15:30:35 ID:i052FqiJ
>>648
十分マナー違反だろw
既に書かれた内容にこれから書くんだけど邪魔って因縁つけてんだから。
でもま、話的には十分説得力を持ってるように思うね。
贅沢税と言うことなんだな。
659名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 15:41:14 ID:6uoE29hW
>>652の国の説明見ると、第一世代、第二世代、第三世代と区別せずに税をかける方が自然だと思うんだけど、どうだろう。
わざわざ面倒な調査してまで世代を重視する理由が見当たらないんだが。
まぁ、第一世代はともかくとして、少なくとも第二世代と第三世代の差ってほぼ存在しないだろうし、そこで課税非課税を区別する理由は何かあるのだろうか。
作者的にでなくて国的な意味で理由が欲しいかな。
660名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 16:55:08 ID:i052FqiJ
>>652の夢日記氏じゃないけど。
富の再分配って概念理解できないかな?
宝くじ当たっても、それには税金掛からないでしょ?
馬券が当たるのとは意味が違うって事じゃないかな。
何にせよ、かなり近代国家としての法治概念が洗練されてる印象だけどね。
661名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 17:52:40 ID:6uoE29hW
つテラ銭
と言う揚げ足取りは置いといて。

>>富の再分配

いやそこに突っ込んでるわけじゃなくて。
宝くじの例で言えば第一世代は当選金、第二世代以降は当選金を元手に得たものじゃないのかって事。
第一世代はともかくとして、第二世代⇔第三世代 で課税非課税が変わる理由が欲しいかなって言ってる。
662名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 18:14:47 ID:EiLm311W
別にどんな設定が出ようが、「この作品は他のこちむいワールドと一部設定が異なります」と
断りをいれておけばいいだろ。そもそも皆が皆、設定の共有を絶対にしなくちゃいけないと
いうわけでもない。ただ、話のネタに使えると思った設定は使えばいいし、使えないと
思えば無理に使わなくてもいい。取捨選択すればいいでしょ。
663名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 18:42:17 ID:7w5hqu/g
設定話なら避難所で。
664名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:09:53 ID:lo7tsZb8
宝くじは税金かかるぞ
まぁどうでもいい話だけど
665名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:31:26 ID:gZLHET1J
>>659
例えば、カナさんは妊娠中に落ちてきたわけだけど、もし落ちてきた場所がカモシカの国じゃなくてル・ガル国内だったら、お腹の子の税金はどうなる?
第一世代と第二世代に壁を作ると、そこで揉めるんじゃないかな。
666名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:32:46 ID:d7JCCrAb
「当せん金付証票法」の第13条には、「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」と記されているため、
所得税などの税金はかかりません。非課税扱いとなります。
667名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:58:16 ID:jNYUgXHh
今までヒト繁殖ってのをあまり聞かなかったのは、倫理観とか国の決まり事とかあったのかなあって思ってたけど
すでにやってる所があり、尚且つ儲かってるってんなら他にもやってる所はあるんだろうな
そのうち一家に一ヒトの時代も来るかもしれん
最終的には捨てヒトという社会現象も・・・
668名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 20:50:52 ID:gZLHET1J
>>667
アーサーやヨシの時代は、カモシカの国にフロミアができてから数十年後だからな。
それだけの時間が流れれば、イヌの国でもヒト養殖してるとこもあるだろう。
でも、マサミの時代は大規模なヒト養殖をしてるのはフロミア以外になかったんじゃないかな。
669名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 21:01:50 ID:2TdeegQl
>>665
出産した瞬間に計算を始めると考えるのが妥当では。
死産だと最初から居ない扱いだし、死体の存在税なんてルガルといえどあまりにも過酷過ぎる。少なくとも貴族のための税なら貴族の倫理的に許す範囲では?
リアル人間だって生むより先に名前を申請することも住民登録することもできないし。
670名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 21:17:50 ID:qw4s4KpZ
>>665
なんとなく官僚主義っぽい社会なんで、単純に
「まとめて落っこちてくる前例が第2世代までしかなかった」から。
その辺で手打ちになるような気もするww
671名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 21:21:47 ID:lYhEmhyn
>>670
スゲエありそうねw
会議とかでわりかしどうでもいい事を提議して無駄に紛糾させる奴ってどこにでもいるしw
672名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 21:50:34 ID:pZA5Fo0/
犬国:税金かかる
外国:税金かからない
ならば、相当の理由が無い限り
繁殖事業は非課税の国でやるのでは?
673名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 23:47:10 ID:iTCYqNVt
作品の外で設定組み立てるのって好きじゃないなぁ……
674名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:05:07 ID:S5Q3/SUz
まあそうだな。
表現のためなら世界設定の取捨選択は作者の自由ってのが一番。
「ヒトが奴隷でケモノが主人」さえあれば他作品との矛盾なんて小さな問題。萌えれば良し。
そのためには税金ありなしは作者の自由選択の風潮になってほしいなあ。

新作の人は都合よく設定ガン無視してください。
でもクロスオーバーしてると楽しいよ!
675名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:07:00 ID:QRWmC4by
たしかに、税金の掛かる国と掛からない国があるなら、
何らかの歯止め(事実上、ヒトの出入りが不可能なくらいの関税、とか)がない限り、
税金の掛からない(=維持費が安い)国に凄い勢いで流出するね。

ちなみに、近代国家の資産税は「そこから動かせないもの」または
「そこで使わないと意味がないもの」に掛かるのが基本。その一番の代表は「土地と建物」。
逆に、宝石とか貯金とか証券とかは持ってるだけじゃ税金は掛からない。
売って利益が出たり、相続したりするときには掛かるけど。

って、所得の再配分なんて言っている国で
地主とか貴族とかが成立しているのが疑問といえば疑問。
土地の資産税や相続税が大変な金額だろうから。
676名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 09:09:13 ID:VSvP+db9
作品中で語られてる要件としては、イヌの国がほかにまともな輸出商品持って無いからって所じゃなかったっけ?
国家戦略で行われる事業で税金の安い国でそれを行うって発想が出る事がようわからん。
ついでに言うとイヌの国って悪の枢軸なんでしょ?当所の設定では。で、悪い国。他国から常時監視対象になってる国。
そんな国の国家戦略商品を税金も監視もなしにやらせてくれる国ってあるんだろうか?

それがフロミアってか?w
677名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 09:50:08 ID:VSvP+db9
とりあえず設定の話しは避難所へ移行しましょう。
本スレは作品投下を待つ場ですからね。
678名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 11:46:03 ID:QRWmC4by
落ちてきたヒトを拾った人がどうするかってことを考えると
戦略物資として国家統制が掛かっている国と、そうじゃない国なら、
統制の掛かっていない国の方が買い手がたくさんいて、金も沢山積まれるだろうから
放っておくと、みんな犬の国以外で売っちゃうだろうねと。

国営で繁殖を手がけるならまだしも、
民間に任せようとするなら、補助金出して、税制的にも優遇するくらいのはず。
(ここのあたりは、現実の世界の輸出政策とか見る方が早い)

現実的な制度としては、
繁殖目的の「親」の購入には国から補助金が出て(補助金を貰うのには、購入の証明と国家への登録が必要)、
生まれた「子」には税金が掛かる(一定割合は繁殖用として免税)、なんていう風になるんじゃないのかな。

あとは、所得の再配分と特定産業の優遇は、
得てして矛盾する政策だから、その辺りのバランスをどうするるか、かな。
679名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 11:57:33 ID:aa2bTedR
680ツキノワ:2008/07/20(日) 04:10:51 ID:M3fFldME
大変ご無沙汰しております。諸事情によりPC環境のないここ1ヶ月間はまるで地獄でありました。
作中の設定は保管庫にあるクマ・シロクマの国短編の内容を踏まえた上で考案したつもり…です…。

【ツキノワ】3.熊とシロクロ・ヒストリー
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/141_1.txt

長すぎて分けた形ですので、4は数日中に投下しに参ります。
今回は腹筋についてアツく語らせる機会がありませんでした。非常に残念です。

681名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 09:41:57 ID:NgLK7WRY
>>680
おかえり!

うおおお、ここで続きだなんて拷問か?!気になるじゃないか。
それにつけてもパンケーキうまそう。食わせろ。
682名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:02:31 ID:m06mgXCh
>>680
お帰りー。

なんとも素敵な白と黒のエクスタシー神話だ。
話の展開からすると、『ウルさま』はケダマだったんだろうか。
683名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:35:23 ID:AB01zzP+
>>680
ああ、続きが気になるっ!!
そしていいお話だ。
数日が長くなりそうだけど待ってる。



そしてこんなの書いてみた。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/142_1.txt

空気もリアリティもほったらかしの土用ネタのバカエロ話。
この空気の中でバカエロ話晒すのって勇気いるんだぜ?
684名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 13:14:54 ID:XrwC+esY
>>680
待ってました、おかえり!
肉球ぽふぽふかわいいよー お耳が日曜日かわいよーー
すごく気になるので早く…次を!
685名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 13:35:33 ID:eOpN/a8p
>>683
前:このまま黒ビキニ勘弁
中:やべえミコトちゃんかわええ

 これはこれはたいそうなウナギ

後〜終:結局食うのかよ!毒て。

GJGJ。勇気に感動した分も含めてなんだぜ?
686名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 13:37:14 ID:eOpN/a8p
ごめんこれじゃ勇気感動主体みたいだ。
こういういちゃいちゃバカエロ好きだ。キャラいいし。
687名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 16:56:48 ID:lMWo0oNF
>ツキノワ

だいちにせっする、で落涙。弱いんだよこういうの。
688名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 19:09:21 ID:8Kri0dLQ
>>680
おかえり!
まってたよーまってたよー!
喉から手が出るほど欲しい宝物ってやっぱアレですかね。展開的に。
クマー!
689名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 19:22:22 ID:m06mgXCh
>>683
触手怖い
水場で体力消耗って地味だけど一番危険度高いなぁ…
690名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:01:49 ID:gRfNG9JM
>>680
あいかわらず雰囲気がとても好みであります。王子と王女の心情を想うと切なさ乱れ撃ちです……
だがなんつー気になる引きですかっw

>>683
Nice syokusyu.
おっきしたと言っておく……!
691名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:56:31 ID:Ws2HzNCj
クマーと殴り合いっていうと
どうしてもヌケドの姿が……

やばいなぁ。
692名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 11:56:17 ID:QVk57v7N
クマ続ききてたー!
ぽふぽふ良いですなぽふぽふ。
なんて続きが気になる引きなんだ。
ところで、うpろだ何かあった?繋がらないんだけど
ツキノワさんは保管庫で読めたんだけど>>683が読めない…
バカエロ気になるのに。
693名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 12:18:10 ID:VR4AvVDD
あれ、ほんとだ。うpろだエラー。
694名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:03:29 ID:9huhx6Mt
定期メンテかな……何かの期間切れて消えたとかないよな。
695名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:27:56 ID:g+NPHZzR
うpろだ、なんか不安定だねえ。
いきなり繋がらなくなること、前にも何回かあったし。
696名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 21:53:14 ID:+dlqmKUP
>>692
保管庫に入れてきました。
697名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 14:26:57 ID:zE/Gj16i
実際のウナギは釣ってから一晩休ませて泥を吐かせないと
食べられないらしいけど、獅子国の毒ウナギはすぐ食べられてイイナー。
うなどん食べたい……う巻きも……
698名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 16:26:45 ID:jFR8TEU9
うなぎ娘と申したか。
699名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 22:36:30 ID:TNcUmEng
>>696
読めた。サンクス。
なるほど触手www
700名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 16:03:29 ID:z76IGFnp
明日が土用当日というのに、うぷろだはまだ死んでるのか……

Z先生やS理事長の毒牙が密かに楽しみだったのにw
701名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 16:25:51 ID:TJGL4w7p
うさぎの話を書きたいんだけど、作品が多すぎて設定が把握しきれない・・・
みんな淫乱淫乱っていうけど、じゃあどれくらいまでやっていいものなんだろう
バカエロを書きたいんだけど、やりすぎてこちむいの世界観を壊したくないし
702名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 16:34:31 ID:z76IGFnp
>>701
ウサギならどこまでやっても大丈夫w
703名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:05:10 ID:LN3k75Yj
兎なら万獣と、避難所に残ってる万獣の中の人のコメント抑えておけば
大丈夫かと。節度と礼儀の伴った大人の色狂いですよ兎は!
704名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:29:44 ID:bwY9EUei
>>701
絶対やっちゃいけないのは、ザラキエルを基準にすること。

忘れがちだけど、あれは異端だから。
705名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:49:57 ID:9lt+GAzd
アトシャーマ以外にも兎いるのかねぇ?
706名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:50:35 ID:PDc1mQyI
そいえば今月末恒例のはあるのか?
707名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:58:57 ID:357aIGQz
1. ウサギたるもの合意のない付き合いはしない
2. 性病は確認するべし
3. 愛せないなら抱かない
4. だが博愛
708名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 19:28:22 ID:TlsRFxGL
>>705
つ「ジーきゅんの孤児院のシスター」
……あれ、違ったっけ?
ともかく基本体が弱いからよその国では結構大変だからってのが理由だったっけ
でもまあざらきーや体が弱いとされるヒト♀も結構普通にいるから
アトシャーマ以外にいても問題はないだろう

ところでウサギの♀が淫乱なのは最初からの設定だったと思うんだけど
♂も淫乱だったり同性愛や伴侶以外とのセックスが普通だったりするのはどこが初出なんだっけ?
なんか未だにそのあたりに違和感がぬぐえなくって気になってるんだ
709名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 20:06:12 ID:e5dCshPm
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/19.html
このネタレスが最初だった気がする(書き込み日時がハッキリしなくてごめん)
ウサギは
・長期間の放置
 →ネタレス
 →それに便乗したワルノリが定着
という過程で現在に至る感じ。
710名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 20:26:32 ID:TlsRFxGL
>>709
やっぱりそのガイドラインからなのかね
それが貼られた当時爆笑しつつもあれ?って首かしげながら
追える限りのログ漁ってた覚えがあるんだ
711名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 20:57:22 ID:IlxV2Qci
>>706
公式だろうが非公式だろうが、いつもの時間にいつもの場所で俺は待っているw
既にブクマも挟んであるしw
712名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 21:01:19 ID:IlxV2Qci
んで、十六夜讃歌の頃からウサギLOVEだったんだけど、
なんか最近はすっかりネタまみれ種族になっちゃっててなぁ
アルバイトでバニーのかっこして酒場で働いてた女子大生が
そのままの格好で落っこちてって線でプロット練ったんだけどね。
もうすっかりお蔵入り。

女性恐怖症のウサギの男と暮らすって線にしたかったけど、
現状のウサギさんの設定だと女性恐怖症の原因がね、まぁ。
713名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:20:15 ID:awUfi4Il
>711
こういう中毒症状を防ぐために月一以下になったんだがなあ。
714名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 08:49:46 ID:MoYUrz9o
>>705
俺にも似たような構想はあった。プロット作っても展開できないからやめたけど。

その問題解決に
「ネコの国で育てられたから体はウサギだけど心はネコです、でも仲間が居るからウサギの国に住みたいです」
とかどうだろうか。
ウサギの国の性質上、感染症なしで、ほどほど経済力があれば入れる。
同族の帰属意識を多少前に出せば、棲家もどうにかなるだろう。

んでもって同族に手を肩にかけられると無意識に背負い投げしたりな!
715名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 08:51:50 ID:MoYUrz9o
あれ、安価ミスった…>>712だスマソ
716名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 09:51:24 ID:uI7K2QHx
周囲とズレがあるウサギの話ってのは面白そうだよな
生まれたときから自分がウサギだってことに違和感を感じてきた「種同一性障害」とかはどうだろ
717名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 12:39:37 ID:FblKpR1g
「体がネコで心はウサギ」は、以前構想したことがある。
筆取る暇が欲しいですご主人様……。
718名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 16:54:29 ID:oy16RshG
うぷろだ復旧まだかな
ウナギ男にからみつかれるチヒロまだかな
水泳の授業中に「あの魔法」使うザラキエル先生まだかな
あとミコトちゃん飼いたい
719名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 23:24:56 ID:MVJgXGwe
なんか、復旧するかどうか不安になってきた>ろだ
720名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 23:26:30 ID:JOhAeBKA
うなぎ男って……や、焼いて食われる……
721名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:49:47 ID:AmaTd5vy
金曜の13日じゃなくてなんだっけ
722名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 08:59:20 ID:pG1NnUIi
うなぎと犬のハーフで…

ろだにあって保管庫に入ってない分は何があったっけ?
確か狐のがプロローグと第一話があって、他にも何かあったような気が。
723名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 10:09:32 ID:Fuxndib/
>>722
スクールファイブかな
724名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 10:14:32 ID:65mYVpo3
最悪、新うぷろだを誰かに借りてもらうことも考えるべきかも。
絵板貸してもらうのも本来の目的考えたらアレだし。
……「お前が借りろ」と言われたらごめんなさいと土下座するしかないパソ音痴の俺。
725名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 19:49:43 ID:AmaTd5vy
急遽だがエチャが決まったようだから興味あるやつは絵板見れ
726名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 13:51:26 ID:XUO5vIg3
今直接投下がきたらスレ瞬殺だな
727名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 14:18:39 ID:KzK9sqx6
130KBの直接投下かwktk
728名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:26:56 ID:XUO5vIg3
まだそんなにあったかごめん。

でも今の連載陣は一回でそれくらいいくメンツばかりだぞ。
729名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 09:54:38 ID:RIIRrnBs
>722
スクールファイブは保管されたし、狐の人は絵茶で書き続けてる様子だったからまだ大丈夫。
とは言えろだが無いと不便だし早く戻ってくれないだろうか。
それとも完全に死んだのか…
730名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 12:41:01 ID:x/eSYx22
消えたとなると猛烈に今までのうpろだ分全部読みたくなる。
タイプライターシリーズは全部保管庫にあるか?
731名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:26:37 ID:W2VPc45T
ふと思い立ってこちむいキャラ投票を作ってみた。
期間は来週の月曜まで。
投票キャラは三十人まで自分で登録できる。
ttp://www2.finito-jp.net/vote/comvote.cgi
732731:2008/07/28(月) 22:29:25 ID:W2VPc45T
ごめんURLたりなかった。これが本物。
http://www2.finito-jp.net/vote/comvote.cgi?id=nekomimi
733名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:37:56 ID:XXAle16k
どーせ、票が入るのアカブチヒロあたしジーきゅんディン様だけだろ。
つまんね
734名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:42:11 ID:XXAle16k
ああ、ゆかりんとシャコ一族もいるか。
735名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 23:36:02 ID:W3tfieTv
熱心なファンの連投で終わるしな
736731:2008/07/28(月) 23:45:39 ID:W2VPc45T
一応連投は出来ないように設定してある。
一日1投票。
>>733
 でも、アカブとチヒロと『あたし』とじーきゅんとディンさまとゆかりんとしゃこ一族のなかで、
誰が一番人気あるかとかちょっと気になったりしないか?
 絶対一人にしか票が入らないっていうならつまんないけど。
737名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 23:55:37 ID:LuafBg7V
いきなり水をさすなよ…邪推されるぞ>>733-735
738名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 00:33:43 ID:CeBsAOoS
好きなキャラが多すぎて、毎日違うのに入れても
余裕で1ヶ月はかかりそうだ。
739名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 06:51:59 ID:YvUwLIV4
お久しぶりです、シャコ担当です。
絵チャでいただいたネタをようやくカタチにできましたので投下します。
アップローダーが不調らしいので保管庫wikiを使ってみました。

「…俺も嫁さん欲しいなぁ」

http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/469.html
740名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 09:44:24 ID:3GhSGcxS
>>739
 ナキエル小市民www
 シャコの人が書くシャコ男はどいつもこいつも無尽蔵に可愛いな。
 しかしよく玄関開けるなり目の前に現われたシャコ人間に平然としてられたもんだ。
 それともこちむい世界だとシャコ男に嫌悪感抱くやつなんかそういないのかな。
741名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 10:40:19 ID:wIldiK8B
ハゼの家で使われてたんだし、他にもいろんな種族を見て
もうなれてるんだろう。

ところでこれは続きものと思ってよいのですか?
wktk
742名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 18:13:19 ID:J+7bx3b/
ウホッ、あたらしいのがきた。
ここからどんな展開があるか、楽しみだ。
743名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 19:18:53 ID:HqrZwhcz
テッポウエビ子が可愛いと思った俺はおかしい?
744名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 20:56:00 ID:SQcFM+33
仮にお前がおかしいのであれば俺もおかしいな。
745名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 21:58:49 ID:6uLUtud7
人気投票、まさに>>733-734の予想通りになってる件について
746名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 22:25:22 ID:3GhSGcxS
実況するなよ……
しかも予想通りともいえないし……
747名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 19:44:46 ID:urrUvu6X
>>744
お前は「心の友」と書いてライバルと呼ぶべき人間のようだな。
748名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:37:20 ID:serkQo2b
投票の終了は告知しないんすか
749名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 20:27:19 ID:/2ibIAoe
いらなくね?
750名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 22:59:29 ID:AGi2CCaP
人気投票はcgiかなんかのバグが出たんで終了したそうです。

でいいんじゃね?
投票する奴なら見にいけばわかるし、投票しない奴も興味ない奴もそれだけ説明すれば十分だろ。
751名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 13:04:56 ID:XUz0/0j4
自制しなくていいのに!いいのに!
だがGJ。
次を楽しみに待ってるよ。
752名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 06:39:28 ID:AiajsNCS
今度はゆっくりペース、シャコ担当です。
なんだか人気が出てるテッポウエビ子さんふたたび。
ついでにもう一人も再登場。実はこのへんの時期の話でした。

「…道中ヘンな真似をすればお前もこの運命だと思え」

http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/470.html
753名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 10:11:53 ID:s3/DFNMl
>>752
蛸と百合ってナイス触手だと思うんだ!
きっと他の連中に見えないところでいろんな所を触っているに違いない。ハァハァ。
754名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 10:25:37 ID:Hne8GAvM
新婚生活にうかれているシャコ男がうらやましい…
アルマさんかっこいいな。
755名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:38:56 ID:wfXzUd3V
おお、シャコ嫁の続きが!
それにしてもハルはおいしいヤツだなぁw
756規制狐:2008/08/04(月) 08:53:20 ID:Ui4pz9aW
投票が終わってからと思っていたら何やらいつのまにか終了してましたね。
宣伝が遅れて大変申し訳ない。

ようやくタイトル決めました。サイコロでw
狐メインのドタバタ物です。

「昨日よりも、明日よりも」

設定
ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/4.txt

プロローグ
ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/5.txt

第一話
ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/6.txt

おまけ ※18禁…に見えるといいなあと思う
ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/7.txt

保管庫の方は作成方法がよくわからないので、どなたか雛形を作っていただけると助かります。
757名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 19:38:22 ID:z48Bgvkg
わーい!尻尾触られて感じちゃう朱風さんキター!
へっぽこツンデレはたまりませんなあ。ハァハァ



にしてもカルトは放っておいたらそのまま苔が生えてきそうな生き物だな。
758名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 19:47:41 ID:4s7Wk3zg
>>757
いやいや、「口では面倒くさいといいながらよく働いておるではないか
ふふふ…」って感じのキャラだから、ある意味高度なツンデレとみた。
ツンデレ対ツンデレか…新しいかもしれない。
759名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 21:24:59 ID:VBudjPrJ
素直になれない二人、じゃないのか?
760名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 01:56:53 ID:m9OA00Nf
今のところちょっと違わないか?>素直になれない二人
恋愛沙汰については「両者ボケでツッコミ不在」状態に陥りそうな二人。
761名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 10:52:05 ID:OGuVOSq/
素直も何も恋愛感情はまだない感じだな。
朱風さんは微妙だがカルトは鉄板でw
今後どうなるのかwktkしつつ待たせていただきます。
762名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 12:08:38 ID:8/50x3L0
ところで、ヒトの魔法使い解禁?
これ、かなり重要だと思うんだけど。
763名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 12:14:55 ID:rhexUV/u
前から何人かいるぜ
そのやり方しだいだが
764名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 16:51:18 ID:vE42NpBl
>>762
読み手によって許容できるかどうかには差があるんじゃないかな。
個人的には、納得できる理屈があればOK
「実はヒトは誰でも強大な魔力を持っていたのだ!気付かれなかっただけで!」
なんていきなり全般に広げられた設定持ってこられたら、無言でスルー。
765名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 18:25:57 ID:3LFSGtpl
「でも電池式ミニカーに巨大ガスタンク積んでいるようなもので
 まったく使えない! 資源の無駄! まさに無駄ボーン!
 さらにこちむい世界住人はガソリンで動くので互換性すらなし!」
 って薀蓄を並べて、その無駄資源をいかに無理矢理起動したか、って
部分に屁理屈こねることが出来ればけっこうアリな気がする。
他には、魔素なり何なり強引に注ぎ込めば中毒なしに使える魔力に
変換してくれるナマのパーツとしては絶品とかね。
766名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 19:16:41 ID:gPR21Thy
カルトは結果論として魔法使いではないと思うがなあ。
結局ケンカ以外の使い道ではないし。

>>763
セリスきゅんと、サトルと、あとだれだっけ?

>>765
主人「ヒトに魔力がないならば、外部タンクを作ればいいだけだ」
従者「ほほう。して、どうするつもりだ?」
主人「うむ、生命活動に直接関係ない器官。則ち逸物に溜め込むように生体改造を」
従者「エロパロ的な王道だな」
主人「当然魔力がたまればたまるほど益荒男ぶりが増していくという仕様だ」
従者「分かりやすくてすばらしいな。……あれ?」
主人「どうした我が従者よ」
従者「つまり、魔法を使えば使うほど勃たなくなるのか?」
767名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 19:55:50 ID:YUW4dYP5
>>766
キオと、蛸の人のに居た気がするなぁ
768名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 21:23:22 ID:7AjECclG
まあセリスきゅんはあれだし、サトルも本人が使うわけじゃないし。
そもそもカルトはまだ本編中で描写されていないわけで。
まあ、設定読む限り魔法というより魔力を気のように使ってる感じを受けるけどな。
そんなに焦らず見てればいいんじゃね?
769名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:24:23 ID:M3zcjOE3
>>766
吹いたw
おなごの場合はオパーイに溜まるのかな
従者「どうしてくれるんですか!一時夢を見たと思ったらタレチチですよ!」
770名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 11:11:49 ID:CLV2EeqW
そして最終的に魔法を使うとロリ化する魔法少女の出来上がりですね。
わかります。

もちろんショタ化でも可。
771名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:55:32 ID:5irHNX+u
ええい、変態しかいないのかこのスレは。

魔法を使うと人格変わるご主人様もアリだと思います。
772名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:17:52 ID:lzf8siaQ
魔法を使うと性別が反転するんですか?
>ショタ化する魔法少女
773名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:30:55 ID:p6B5voDv
>>722
博士「この新型魔法ステッキ『グリターイズゴールド』は、使用者の股間に寄生して発動する全くの
   新しい魔法補助器具である。コンセプトは『こんな可愛い娘にツイてないわけがない!』」
助手「最低だ! つーか、見た目がチ○ポそのものなんですが……」
博士「ステッキ内部で魔素の吸収、魔力への変換、術式の構成までを行う。術者は枯渇や疲労を
   気にすることなく使えるため、誰でも、そう、例えヒトであっても魔法少女になることが
   出来るのだ!」
助手「話を聞く限りでは凄そうですけど、見た目がすべてを台無しにしてますね。ってか、寄生させた
   時点で既に魔法『少女』じゃないでしょ、これ」
博士「必殺魔法『めいく らーじPONPON』はステッキを敵の胎内に進入させ、全魔力を一気に放出する
   という、まさに必殺の名にふさわしい物となっている」
助手「それってレイプ殺人っつーか、魔法少女のする事じゃないですよね!?」
博士「ちなみに、今回ザラキエル博士に特別にご協力をいただき、本当に相手を妊娠させる機能を
   付与する事に成功した。無論、相手の種族は問わない」
助手「最低だ! つか、魔力放出された時点で相手は生きてないだろ!?」

……よく考えれば、別にショタ化はしてないな。
774名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 07:57:58 ID:Ypo26JEk
ふた化する魔法少女だな。
775名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:06:23 ID:9KCg7/zU
主人「なぜか魔法少女が流行っているようなので、一つ魔法少女アイテムを考えてみた」
従者「ほう、してなんだ?ステッキ、コンパクト、腕輪、携帯電話あたりは使い古されているが」
主人「実はステッキなんだが、一風変わった機能がある」
従者「変身するだけではないのか?」
主人「いや、変身するだけなんだが」
従者「もしや、嫌生物に変身するステッキではあるまいな!それは既に魔法少女アイテムとは言えんぞ!」
主人「安心しろ。ちゃんと魔法少女に変身する。ただ、ステッキで殴ったものが何であろうとも魔法少女に変身するだけで」
従者「それはもはやテロだ!!」
776名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:48:20 ID:NFEVnpR3
「パルマ。アカブの様子がおかしいんだ。部屋に引き篭もって出てこない」
「えー? さっきチヒロに棒切れで叩かれてたけど。へこんじゃったのかな。
 ここは兄として部屋からひきずりだして励ましてあげるべきだよ!」
「やめろおおおお! 開けないでくれ、見ないでぇーーーーー!!」
777名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:52:05 ID:oFtY+m46
そろそろ、魔法使いが増えすぎて魔素が枯渇してきたという話を書いても受け入れられそうだな。
778名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 22:55:25 ID:Fw2w8FGv
枯渇するものなら2000年前の大戦やザッハーク帝時代に
魔素が減ったために周囲になんらかの影響があったとか、
なければおかしいような気がする。

魔法使いのせいで現代の環境破壊的なものが起こった、って設定は
個人的に作った事があるw

現時点でのこちむいワールドで魔素枯渇が起こるほど魔法使いがいるだろうか、
と考えると…
魔素枯渇現象が真っ先に観測されそうなのはシュバルツカッツェ
フローラ女王がそれに気付かないわけがないしなあ…
779名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:05:18 ID:oFtY+m46
>>778
あ、いや、ごめん、ネタのつもりだったの……>魔素枯渇

でも、もしそういう話をマジで書きたい人がいるなら、シュバルツカッツェの王立魔法大学で過去千年の記録から魔素濃度が0.0何%減ってきてるとかって感じで、
当分は問題ないけど千年単位で見たら枯渇するかもしれない、ぐらいにしておいたほうが他の書き手さんの反発もないだろうなとか。
……ただ、蛇担当さんが砂漠一杯の魔素を無に返しちゃったからなあw
あれで相当魔素が消えた気がするw

そもそも魔素については
1.魔素は地球の資源同様、有限のエネルギー資源である
2.魔素はエーテルであり、宇宙そのものだから無限である
3.魔素は魔法の行使消費されるが、どこかで再生産される
……のどれというのさえわかってないから、もし2か3なら枯渇自体ありえなくもあるんだけど。
780名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:19:07 ID:UZz1QGi9
2の魔素の場合、なんとか十一遊星種なる集団が故郷の世界を再生するため
湯水のように消費しはじめそうだw

『グリターイズゴールド』は、不死身属性のキャラを妊娠させてしまって
「責任とってね♪」と付きまとわれるフラグが立つとみた。
781名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:53:04 ID:9THzompm
>>779
細かいところにツッコミいれるけど、ありえるのかありえないのか、どっちなんだw

千や二千魔法使いが増えても、ザッハーク帝やフローラ様一人と比較すれば大した事なさそうに見えるんだよな。
それに魔素って有害(魔素汚染等)な側面もあるわけだし、ちょっと薄いぐらいの方が健康にはいいのかもしれないw
782名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:17:43 ID:goBgUau1
魔洸エネルギーが実は魔晄エネルギーと同じものだったら、枯渇というのも
あり得ないことではないかもしれない。
特にイヌ国あたりは大戦の傷痕もあるし枯渇はひどそうな気がする。
783名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:25:14 ID:IIQuWhOa
>魔素
月の魔力とか龍脈とかなんていう言葉の印象だと、
魔力の源のなにかは月とか太陽とか大地とかから供給される無尽蔵のものだけれど、
けれど太陽光がそうであるように単位面積あたりとか単位時間あたりでは利用できる量に上限がありますって感じかなと。
784名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:53:09 ID:IIQuWhOa
>>773
教授「じょしゅじょしゅ、じょしゅー
   今できたばっかりのこのステッキを振って魔法少女に変身するにゃ」
助手「いやです」
教授「にゃ?
   魔法少女に変身できるにょにか?」
助手「女装なんていやですからね」
教授「にゃにゃ?それは誤解だにゃ。
   これはそのへんの外見だけ変身するにょとちがって
   おとこにょ子でもちゃんとおんなにょ子になれるから安心だにゃ」
助手「安心なんですか?」
教授「安心だにゃ。ちゃんと妊娠だってできるにゃ!」
助手「……それでどうやって敵を倒すんですか?」
教授「悪の魔法少女にはチ○ポがついてるからセッ○スするにゃ」
助手「大声でそんなこと口走らないで下さい」
教授「そして相手が絶頂した瞬間に魔力を全部吸い出すにょよ!
   そのとき生命力もちょっとだけ一緒に吸い出しちゃうから妊娠も確実にゃよ!
助手「絶対に嫌です」

黒幕:ザの付く人

博士「この新型魔法ステッキ『グリターイズゴールド』は、使用者の股間に寄生して発動する全くの
   新しい魔法補助器具である。コンセプトは『こんな可愛い娘にツイてないわけがない!』」
助手「最低だ! つーか、見た目がチ○ポそのものなんですが……」
博士「ステッキ内部で魔素の吸収、魔力への変換、術式の構成までを行う。術者は枯渇や疲労を
   気にすることなく使えるため、誰でも、そう、例えヒトであっても魔法少女になることが
   出来るのだ!」
助手「話を聞く限りでは凄そうですけど、見た目がすべてを台無しにしてますね。ってか、寄生させた
   時点で既に魔法『少女』じゃないでしょ、これ」
博士「必殺魔法『めいく らーじPONPON』はステッキを敵の胎内に進入させ、全魔力を一気に放出する
   という、まさに必殺の名にふさわしい物となっている」
助手「それってレイプ殺人っつーか、魔法少女のする事じゃないですよね!?」
博士「ちなみに、今回ザラキエル博士に特別にご協力をいただき、本当に相手を妊娠させる機能を
   付与する事に成功した。無論、相手の種族は問わない」
助手「最低だ! つか、魔力放出された時点で相手は生きてないだろ!?」

……よく考えれば、別にショタ化はしてないな。
785名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:54:16 ID:IIQuWhOa
教授「コピペミスにゃ!下半分は無視するにゃ!」
786名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:59:26 ID:I3yuVG1n
その変身ステッキを貸してくださいマジで
……いやその前に教授アンタ実行したのか!wwww
787名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:05:19 ID:goBgUau1
うっかりノーマさんかナキエルくんが変身して魔法少女シャ子になるという
おそろしい展開を妄想してしまった。
もちろん書く予定はない。
788名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:16:12 ID:m1M9SPnu
>>781
実はシュバルツカッツェ城の地下では、何百もの奴隷(多分、ネズミとか)が巨大な舵輪を回して魔素を生産しているんじゃね?
「回せ回せ−! フローラ様は暗いのがお嫌いだ!!」
「もっとだ、もっと魔洸を!!」

もしも >>783みたいな感じだとすると、あんまり深刻じゃなくていいな。
丁度、俺らが太陽の膨張を気にしないのと同じで
「何兆年かすると、魔素って無くなるらしいぜ」
「いや、その頃には俺ら生きてないし。つーか、国があるかも怪しいわ」
で終わりだ。
789名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 10:13:13 ID:EBNowY8Y
ネズミと書かれたせいで
ハムスターが回し車をカラコロ走ってる図が浮かんだではないか。
はっ!ラヴィニアたんがそんな目に…!
790名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 10:28:18 ID:iEvGXanN
「ほれほれ、巫女風魔法少女じゃぞ?マニアックな層にバカウケじゃぞ?」
「巫女?魔法少女?なんだそれは」
「そこから教育せねばならぬのか orz」

「ならば逆にぬしを魔法少女にしてくれる!」

目つきの悪いゴスロリ風黒魔術師系魔法少女爆誕。

「…これはこれでマニアックな層にバカウケじゃのう」
「さっさと元に戻せバカ主人」
「ちょw呪いの藁人形wありえんw」


ゴスロリ黒魔術師系が好きなので勝手にキャラを借りた。
「面倒臭い」が口癖で事あるごとに主人に魔法ぶっぱなしそうな所に萌えたのでこのキャラを選んだ。
後悔はしていないが反省はしている。
791名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 19:59:04 ID:WytMWGHK
大笑いした後に萌えたwwwアリだ、魔法少女カルトwwww
ふりまわされる朱風さんの方により萌えたがw
792名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 21:26:44 ID:y0WGVZ6X
「……んっ、ふあぁ」
「どうした。いきなり変な声を出して」
「わ、藁人形を触るでな……ひゃん!」

こうですね?わかります!
793名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:07:31 ID:ftJMKQ6l
この主従(?)コンビ、いいなぁ。
なんか変な意味で対等な感じがして、見てて面白い。

そしてロリババァ巫女対無愛想ゴスロリのガチレズバトルですね?
もふもふ尻尾触手が舞い、ワラ人形による遠隔五感干渉が火花を散らすと。
…魔法少女?w
794名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 10:28:05 ID:16gFS0O+
なにそのエロゲ。

しかし暑いぜちくしょう。
現実世界で泳ぎに行く気力すらないから代わりにそういうネタで何か書くかなぁ。
795名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 15:49:01 ID:lx20KG1y
>>794
書け書けー。
夏と言うのに水着分が少ないとは思わんかね。
796とらひと:2008/08/12(火) 00:31:09 ID:WbIjLpIl
続虎の威
エロ無し

ロダが死んでるので保管庫でです
ttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/476.html
797名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 00:42:35 ID:uiHDLWng
>>796
うわああああ…
固唾をのんで続き待ってる。無事でいてくれ!

しかし肉うまそう。こんな時間に腹減るもん読ませおってからに!
798名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 08:46:13 ID:L+9pDa1n
節制中だというのに肉が食いたくなる……!畜生!
ろだは新しいのができたみたいよ↓
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/clip.cgi
799名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:06:00 ID:x67c4kiV
>>796
……明日健康診断で明日の昼まで何も食えない俺になんてものを読ませるかー!!
続きお待ちしております。
800名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:22:25 ID:jiXhjH/q
くう、肉といい屋台物といい、夕飯食ったばかりなのに腹が減る。
逆にハンスが心配になったけどなw
猫の口車にまんまと乗せられるハンスが大好きです。

避難所ってかロダに狐さんの夏祭りネタが来ているので興味ある人は見に行くといいさー。
朴念仁ハーレムに殺意が湧くw
俺だって浴衣のおにゃのこ達を侍らせたいぜくそう。
801名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 15:37:06 ID:UJjLCkPj
>>796
ハンスが凶器持っちゃった…
802名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 20:25:44 ID:mhMMyze2
>>801
狂気ならとっくに持っていたかと。
803名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 23:15:29 ID:hObI6FDO
誰が上手い事言えと(ry
804名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 08:46:08 ID:ze7xrChY
>>803
> 誰が上手い事言えと(ry

俺の中の歌丸師匠が
805名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 10:10:25 ID:DZrwdxRi
>>804
歌丸師匠なら仕方ないな
806名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 10:29:54 ID:U43iwYKg
唐突に替え歌でも。

「書けるまでは眠らない!」

そういえば 書いてなかった
イチバン はじめの 出会いの場面
とりあえず 書いてみたものの
最初の場面で 今とはまったく 矛盾する

ムリだ ムリだ 僕の実力では
ムリだ ムリだ 萌えられない
もう ダメなのか ダメなのか あきらめようか
むずかしすぎて 進めない
good night

そういえば 書いてなかった
予告した 話に 手つけてなかった
「今度こそ」 覚悟きめた章の
いちばん最初の 見せ場まで たどりつけない

ムリだ ムリだ 僕の力量では
ムリだ ムリだ たどりつけない
もう ダメかもな ダメかもな あきらめようか
むずかしすぎて くじけそう
good luck



なんとか 話を まとめたら
新しいネタが 降りてきた
いままでの経験から むずかしさは 覚悟してたけど
新しい キャラが まったく 動かせない アー!


ムリだ ムリだ 僕の実力では
ムリだ ムリだ 萌えられない
もう ダメなのか ダメなのか あきらめようか
あきらめてたまるか!

何故だ 何故だ もう限界なのか?
僕は いまだ 書き上げられず
そう いつまでも いつまでも 書けないまま
それでもまだ あきらめない

(ダメなのか ダメなのか ダメなのか
ダメなのか ダメなのか ダメだー!)

眠らない 眠らない 書けるまでは眠らない!
807獅子鹿:2008/08/18(月) 11:57:37 ID:gD+elFhb
>>806
出会い篇なんて飾りです、エロい人にはそれがry



……ごめんorz



しかもまだどうやって出会ったか思いついてもないo...rz
808名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 18:50:33 ID:3pGMVigp
>>807
レーマが登校中に曲がり角でアンシェルくわえた食パンと激突したんだろう。きっと。
809名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 19:20:00 ID:i81m0IJB
>>808
 個人的には、干しブドウ入りの4枚切り食パン(トースト&含塩発酵バター塗布済)キボンヌ
810名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 20:38:48 ID:/UbpKDGd
>>808-809
幼稚園児の頃にカモシカ咥えたレーズントーストと出会ったらトラウマになるだろ
つーか、カモシカのヒエラルキーは思ったよりも低いなw
811名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:19:07 ID:F9oba5WY
いや、野生化したレーズントーストを侮ってはいけない。
812名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:58:43 ID:IYEDBAlF
もし今日絵茶やってたらすごいことになりそうだw
813名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 23:24:08 ID:gD+elFhb
……この出会い方は書くの難しそうだw
814名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 07:31:33 ID:hU0etFd8
こええー
トーストこええーw
815名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 08:13:00 ID:VzcKV4xr
やせいのれーずんとーすとがあらわれた!!!
816名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 08:25:39 ID:4tyNiqyA
レーマ「その時、まず第一に彼女を落ち着かせることが重要だと思いました」
817名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 10:55:22 ID:6kkLwllP
想像してみよう

・巨大なヌリカベ状の物体が目の前に突然現れる
・それは白い躯体に濃い紫の粒粒がベッタリと張り付いている
・大きな口に女が咥えられている
・そして、薄らにんやり笑っている

トラウマになるか、悪即斬かw
818名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 11:28:06 ID:TqUdbRdJ
本編と出会いの時期が同じであると仮定するとその頃幼稚園児だぞ、レーマ。
こんがりといい匂いがしていたりすると逆に食欲に目覚めるかもしれんが。

>>816
実はレーマ以外全員仕掛け人
そしてここでネタばらし。
なにがなにやらチンプンカンプンなターゲット。
レーズントーストとレーマはこの後美味しくいただきました。
819名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 18:19:27 ID:aZS7p8Cn
レーマが幼稚園児の頃なら、アンシェルもランドセル背負った幼女……
おっきな食パンにくわれかけて泣いてる、ランドセルしょったけも幼女……
うむ、許す(何をだ
820作者の了解も取らず勢いで書いた:2008/08/19(火) 22:19:50 ID:w7h6vU/P
「うわああぁぁああん!やだあああ!!」
焦げたパンとバターの香りが朝の通園路を満たし、その香しい世界を幼い悲鳴が切り裂く。
その世界でただ無力に腰を抜かす少年。だが、誰が彼を責められよう。
目の前の怪異に対して少年はあまりに幼く脆弱だった。
それは食品というにはあまりに大きすぎた。大きく、ぶ厚く、大雑把すぎた。
まさしくそれはレーズントーストだった。
「もっふもっふもっふもっふもっふ」
大きな口でランドセルを背負った幼女をくわえながら器用にレーズントーストが嗤う。
捕らえられた女子小学生はバターまみれで泣き叫ぶ。ヒトもケモノもこの歳ではこの怪異には無力。
いや、大人であっても立ち向かえたかどうかは危ういだろう。少なくとも筆者ならガチで逃げる。
むしろ少年が漏らしていないことが驚嘆に値する忍耐力だった。
女子小学生の下半身をぱんちゅ越しに味わい尽くしたレーズントーストは、やがてその矛先を新たな獲物に向ける。
そう、目の前の怯えて震える……


――十数年後

「それが――ボクとアンシェル様の出会いでした」
「い、いや、あのなレーマ。そんな脚色はいらないからな?」
「罰ゲームで喋らされるのが恥ずかしいから嘘吐いてるんだよな?そうだよな?」
「気持ちは分かるが……本当だ」
「まて!リュナお前まで!」
「ドッキリだな?そうなんだろ!?そうだと言ってくれ、なあおい!!」
821名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:55:55 ID:WtV5GbHH
食パン「いやぁぁぁ! お願いだから、もうやめてぇ!!」
リュナ「ふふふ。そうは言っても、君の干しぶどうはぷっくりしてきているよ?」
食パン「そんなに舐めたらふやけちゃう、ふやけちゃうからぁ!」
リュナ「おや、こんな所にも美味しそうなレーズンを隠していたんだね」
食パン「奥の方をほじっちゃらめぇえ!」
リュナ「どうして? 君のここ、こんなに甘いのに」
食パン「そんなに舌でほじったら、取れちゃう、取れちゃうぅぅ」
…………
……

リュナ「ごちそうさま。とても美味しかったよ」
食パン「うぅぅ…… ごめんね、レーズンバターロール君。
    わたし、ただのふやけたトーストになっちゃったよぅ…… しくしく」

>>818 レーズントーストのレーズンだけをほじる。リュナさん、マジ外道!!
いやぁ、あつって本当になついよね。何が言いたいかと言えば、カモシカの人ゴメンナサイ。
822821:2008/08/20(水) 00:02:19 ID:WtV5GbHH
今更 >>820氏と投稿タイミングがかぶったことに気づいた。
申し訳ないです。
823名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 07:39:13 ID:8RFADpx6
>>820>>821
ちょwww二人とも朝から朝食吹かせるなw
でもこんなの好きw



ちなみに作者は給食にでてきた干しパイナップル入りコッペパンが好きだった……けど、コッペパンに襲われるのはやだなw
824名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 08:55:37 ID:TdJQWcXr
>>820-821
おまえらwwwこれから坊さんがお経あげにくるのにwww
絶対思いだすじゃないか!
825名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 09:49:53 ID:56x+ymOs
干しパイナップル入りコッペパン…そういうのもあるのか!
ご当地モノなのかそれとも時代なのか気になるところ。
826名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 15:47:37 ID:zrwi41tC
>>825
ご当地給食ならむしろ金時豆パンの方かな……
827名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:55:09 ID:0fdZWX2J
納豆パンって給食になかった?
甘納豆が入ったコッペパン。
828名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:15:47 ID:cem9PP86
そりゃうちの地元だべさ。
アメリカンドックにゃ砂糖だよな?
しばれる頃は手袋はいてっから棒が持ちにくいんだよなぁw
829名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 22:34:53 ID:j0O0xLeR
アメリカンドッグにはケチャップとマスタードだろう。

ところでブルーベリージャムとハムの取り合わせは普通だよな?
830名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:13:32 ID:zrwi41tC
味噌汁の具にこんにゃく入れるのに比べたら普通かと。
831名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 23:28:54 ID:c/zyEQ5/
夏ですね
832名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:13:55 ID:x/PPV83d
だから見たくない人は回避できるようにして注意書きつければおkってことだろ
俺やおいとかは見たくないけどこのスレから消えろとかは言わんよ
833名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:14:33 ID:x/PPV83d
ゴメン誤爆った
しかもageた
834名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 13:29:10 ID:cx6bl5D2
一瞬期待したのに…謝れ!俺に謝れ!
835名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 15:06:48 ID:+7Z1Qtqy
謝罪と賠償を請求するニダ!
やおいネタで一本投下しる!

冗談は置いといて。
そういやショタ主人公はいるけどやおい話って数少ないな、ここ。
そればっかりになるのはお断りだが、別に投下して悪いみたいな雰囲気は無いと思うんだけど。
そっち方面の書き手がこのスレにはいないのかね。
836名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 15:31:58 ID:iqfvYdj5
801だけはダメ。絶対ダメ。
文字通りスレが腐るからダメ。
あいつらの繁殖力を甘く見ないほうが良い。
837名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 15:49:24 ID:JtvpXZcl
いや、普通に分別ある人は801板のそれ相応のスレに投下してると思うよ
838名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 16:59:44 ID:JJK/mTTj
よろしい ならばガチムチだ
雄同士で慰めあうカマキリ紳士 これなら文句あるまい
839名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 18:02:17 ID:oRxkODw0
>>838
バキのイメージファイトしか思いつかん
840名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 18:41:06 ID:6pbAzHUR
頼むからやおいはやめてくれ
ガチホモもやめてくれ、それ相応の板に行って帰ってこないでくれ
841名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:12:03 ID:1ERo2QXk
>>835
そもそもショタ自体決して多くないぞ。
昔はこちむいとか見聞録とか魔王様とかいたけど、少なくともここ最近の連載ではちょっと記憶にない。
842名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:32:07 ID:dkWe7cCv
じーきゅんがショタとな
と考えた自分は

ちょっと玄関に誰か来た様だ 見てくる
843名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 20:12:30 ID:cx6bl5D2
そういえば魔王様もディン様も悪いショタっ子だな
844名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 20:59:53 ID:4CBuwp7J
純一「ほら、見てごらん。僕のフーファイターがこんなにディーンドライブしてる」
円盤「い、いけないわ。そんな物を見せられたら、わたしのブルーブックリポートNo13が開星論しちゃう……

>>835 が読みたがってたから書き始めてみたが、どう見てもスレ違いです。申し訳ありませんでした。
やっぱり、やおいネタはしかるべき場所に投下するべきですな。
845名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 22:04:06 ID:cgppwzYv
>>844
一瞬なんのことかとwww
そっちのやおいか
846名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 22:54:03 ID:rkE91N54
ヒト世界のUMAの一部はこちむい世界から飛ばされた奴らだったりして。
羊男とかモスマンとかそれっぽい。
847名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 23:57:55 ID:OakgAONU
論文にまとめてすぐに学会に発表するんだ。
848名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 00:07:14 ID:wZbnAsut
>>846
トリアさんは5年も彷徨ってたからなぁ
色々な方面で話題になってるだろうな
849名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 03:26:00 ID:OnlSp7eQ
>>848
最近なかなか続きが出ないシャコ担当です。
トリアさんとミナミは元の世界「以外」を延々と彷徨っていたようなので、
残念ながら都市伝説の主役にはなれませんでした。
少なくとも機械人の世界(MB-5を水陸両用にした場所)と学園の世界(※)
に飛ばされていたことが確認されているようです。


※こちむい学園のそのまたパラレルの可能性があるので、本当にこちむい
 学園世界に飛ばされたかどうかは不明です。
850名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 13:02:37 ID:HjmvdWoF
「元の世界」がこのスレの存在している世界とも限るまい、とか言ってみる。
851名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 14:02:34 ID:KK51iem3
>>848
依然あった2ch風に触発されて書いてみる。


-------------------------------
UMA写真スレ

118 :名無しさん@別世界
なんか今日海辺を散歩してたら変なのを見つけたんで上げてみる。
ttp://XXXXXX/XXXX.jpg
何だろう、これ。海老人間?

119 :名無しさん@別世界
海老っぽいな。
隣にいるのはASIMOか?
つかUMAじゃなくてコスプレだろこれw

120 :名無しさん@別世界
海老じゃなくてシャコじゃね?

121 :名無しさん@別世界
>120
それはない。

122 :名無しさん@別世界
>120
それはない。

123 :名無しさん@別世界
>120
それはない。
どんだけマニアックなコスプレなんだよw
852名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 21:00:05 ID:HcvBajN3
トリアさん涙目w
853名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 10:03:25 ID:g+zLqryP
まあ海老に比べればシャコのコスプレはマニアック…って海老の時点でかなりマニアックだよw
でも実際に見たら確かに海老とシャコは区別付けにくいかも。
少なくとも遠くからトリアさん見たら間違える自信はあるぜ。
8541/2:2008/08/25(月) 16:12:07 ID:g+zLqryP
書いてた物が詰まったので気分転換に。


「あふぁ…」

大口を開けて欠伸をする。
久しぶりの休日に特に何もすることがなく日向ぼっこをする、と言うのは少し虚しいが、
平均的な独身の雄犬ならそんなもんだろう、と自分を慰める。

「ちっくしょー。彼女がいるのがそんなに偉いのかよ」

と友人達(もういっそ『元』を付けてやろうかと思う)に予定を聞いたときの顔を思い出
す。
一人残らず「遊ぶ約束はしてたけど彼女優先w」と言う顔をしていた。
自分もまあ、彼女が欲しくない訳でも無いというかむしろ欲しいんだが、どうにも口下手
な所があったり趣味が料理で特技が家事全般だったりするのであまり積極的に女性に話し
かけられない。
一応軍人をやってはいるものの、前線配備されるような部署ではないし、されたいとも思
わない。
どこまでいっても自分はつまらない奴なのだ。

「あー、なんか…面白くなくてもいいから暇つぶしになるような事起きねーかなー」

そんな事を愚痴りながらゴロゴロと休日が潰れていくのがいつもの生活だ。
ただただひたすら虚しい。
後で思い返してみると死にたくなるほど無為に時間を浪費している。
かと言ってする事と言えば家の掃除をするか部屋の模様替えをするぐらいなものだ。
そして掃除はとっくに済ませてしまい、部屋の模様替えは前回の休日でやったばかり。
詰まる所、今日はもうこうしてゴロゴロとしているしかないのだろう。
と、その時。

「あれ、曇った?」

突然日が翳った。
だが先程まで思いっきり晴れていたしそれには雲ひとつなかったはずだが。
上を見上げる。

「は?」

何か落ちてき


ゴ チ ン ☆
8552/2:2008/08/25(月) 16:12:52 ID:g+zLqryP
頭がズキズキする。
何とか一週間缶詰して完成したブツの納品を済ませ、煙草を補充しようとマンションから
外に出た瞬間、階段から足を踏み外した。
うわ、と思い痛みを覚悟するが、何故かいつまでたってもそれが来ない。
それどころかずっと落ち続けている感じがして「あ、夢か。じゃあそろそろ『がくんっ』
て来て目が覚めるな」とか考えてたら突然頭が何かに激突した。
夢でも痛いものは痛いんだなー、とか考えていたら地面に横たわっていた。
…現実だったらしい。
何か体に違和感を感じるがとりあえず何処も折れてはいないみたいなので安心する。
ふと何か妙な物が見えた気がする。
人だ。
ラフなシャツにボロボロのジーンズ、ぼさぼさ髪の女が隣に倒れている。
うーわあたしとまるっきり同じ格好。
あたしの場合は缶詰だったし風呂入ってなかったし(一服したら入って寝るつもりだった
けど)そういう格好でも仕方ないけど、普通に外出歩けるかっこじゃないね、これは。
とは言え多分あたしがコケたのに巻き込んじゃったっぽいし、介抱は必要かなー、とか考
えてるとうめき声を上げながら女が身を起こした。
あーよかった。クリスマス前のこの歳で過失致死なんてやらかしたくないやね。
ま、一応声をかけて笑い話にでもしてさっさと帰るかな。

「だいじょう…って、ええっなにこの声!あたしこんな声ゴツかった!?って何この腕
毛!つか全身毛深っ!キモっ!」

毛深いっていうか毛皮?何コレ?なんなの一体?

「あいたた…一体何が…て声が変な感じ…」

起き上がった女と目があった。

「あたしっ!?」
「俺っ!?」

数瞬。

「「っぎゃあ〜〜〜〜〜!!」」

二人の声が重なった。

後に『ディープダイバー』と呼ばれる事になる犬とヒトの冒険者コンビが誕生した瞬間で
ある。
856名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 16:48:13 ID:1Kx0H7E/
これは新しいw
857名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 17:41:22 ID:HjcHJoLw
万が一エロスに突入した場合
味わう背徳感と恥ずかしさは尋常じゃないだろうなw
858名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 20:32:46 ID:W6VPyide
TS好きのアンテナが反応しますた
859名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 20:44:09 ID:wUmn4TAv
えー、エロスに関しては

犬(中身女)が「性欲を持て余す」と冗談を飛ばしたところ
ヒト(中身犬)が涙目でガクブルし
(やっべナルシストじゃないけどコイツ可愛くね?)と犬(中身女)がマジ暴走。
「ぎゃあああ気持ち悪いやめろやめて本当お願い!」とヒト(中ry は男に抱かれる事に嫌悪感を示すが
「まあ元自分だし、弱いところ全部知ってるんだよねー」と責められ…

と言うものを想定しておりましたが書く予定はございません(笑)
だってほら、ねぇ。ただでさえ小ネタばかり書いてて本編進んでないのに他のに手を出したら…
860名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:04:42 ID:tasrX5uQ
>>859
安心しろ、俺なんか本編進んでないのに別スレにうわなにするやm
861名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:19:29 ID:HjcHJoLw
>>859
読wwwみwwwてwwwぇwwwwww
むしろ文才と文才と文才と時間があったら自分で書きたくなっt
862名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 22:26:47 ID:BkVWAu1X
>>859
何その萌えるコンビ。
書け。俺が許す。いやすみません書いてください
863名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 01:18:16 ID:Go0AIkOE
>>859
俺からも頼む……!
そういえば性転換モノってこれまで無かったような気がするんだぜ!
864名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 06:52:11 ID:Llhcnfru
>性転換モノ

「ぼく」がマナさまの魔法で猫のおにゃにょこにされてたことはあったよー
865名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 21:45:57 ID:MAVWGr60
>>860
さて、まず君の作品名と浮気先を書いてね☆
大丈夫 イタクシナイカラ
866名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 16:21:58 ID:61IE1PCv
>>855
「つか全身毛深っ!キモっ!」で葉の茶噴いたわw
目が覚めて全身から毛が生えてたら確かに気持ち悪いかもしれんw
立場も種族も性別も逆転するって言うのは面白いなぁ。
今書いてるのが終わったらでもいいんで、ぜひ書いて頂きたい。
867名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:44:25 ID:h41DjE/c
>>865
あー……日曜の絵チャで……
868名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 05:22:19 ID:++1/xILV
シャコ担当です。
ようやく三つ目…ゆっくりしすぎのような、前回が異常なだけのような。
ともあれ、シャコの日常をまったりお楽しみ下さい。

「こ、こいつは人類に友好的じゃない飲物だ…!」
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/11.txt
869名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 06:19:40 ID:PcgaqTn9
ナキエルは怪人かわいい
870名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 08:42:09 ID:g9V/zgW0
>>868
ヒキがうまいなー次回以降が気になる
871名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:41:04 ID:LE6jyyt9
>>他には特に害はない

おおっとこんなところに落ち物のミント味のソフトキャンディを
ハードキャンディで包んだものに糖衣掛けしたキャンディが
8721/3:2008/08/31(日) 21:49:44 ID:tFaDatax
とりあえずちょびっとずつ。
後でまとめますー。


幕間劇・一『月より落ちる』

星の綺麗な夜だった。
そんな夜に岩だらけのごつごつした荒野を一人歩く。
朝の占いでこの辺りで何か自分の人生に関わる重大な何かが起きそうだ、と言う事で夜中の散歩と洒落込んだが、まだ何も起きない。
あるいは占いが外れたか、とも思うが、夜空が綺麗なのでそれだけでも良いか、と開き直る。
実際今夜は実に美しい星空に、玲瓏とした月が良く映える。
「酒でも持ってくれば良かったかのう」
とひとりごちる
月見酒も悪くない。
もっとも、この時期ならば花見酒の方が合うだろうが。
それでも月光を浴びながらまだ肌寒い空気の中をただ歩く、ただそれだけの事が実に心地よい。
観客は月のみではあるがひと差し舞うも一興だろう。
自然と鼻歌が漏れる。
あの頃の歌だ。
彼女が特に好んで歌い、自分がそれに合わせて即興で舞い、そして師がそれらを肴に杯を干す。
喧騒に満ち、しかし騒がしくも奏でられる穏やかさの中にいられたあの頃。
失われ、そして決して取り戻せない日々。
だがこの月明かりの下ならばそんな郷愁に身を浸すのも…
「いや…それも叶わぬ、か」
その時間は自分が失った物だ。
そして自分が失わせた物でもある。
もはや自分以外は誰一人当時の事を覚えてはおるまい。
ならばそれは己の胸にのみ秘め、深く沈めておくべきだろう。
「いかんな。こんな夜にこんな場所に一人でおるのは。昔の自分が目を覚ましてしまう」
苦笑する。
楽しかった日々を思い出す事は楽しい。
だが、今もまた楽しいのだ。
そうでなければ自分は生きていけない。生きている事を許せない。
「む。雲か?」
ふと気付く。
月が翳り、足元が暗くなっている。
上を見上げる。
月に黒い穴が開いていた。
「…なんじゃと」
影ではない。
穴だ。
なぜかは解らないが、深さがあるものだというのがわかる。
そしてそれが月ではなく実は空中にあいているものだという事も気付いた。
「まさか…何か落ちてくるのか?」
落ちモノや落ちヒトを見た事はある。
だが、目の前に何かが落ちる、しかも落ちる穴も見るのは初めての経験だ。
人生に関わる重大な何かがこれであると言うのはもはや間違いない。
「ふうむ。これは楽し」
ぐしゃり。
「…み、と言おうと思うておったんじゃが、落ちるのが早過ぎじゃろう」
嫌な音…柔らかい物が岩場に叩きつけられればするであろう音が聞こえた方角を振り返る。
一際大きな一枚岩の上に、ヒトが仰向けになって死んでいた。
いや、まだ死んではいないかもしれないが放っておけば恐らく助かるまい。
何せ赤い。真っ赤だ。岩も、ヒトも。
8732/3:2008/08/31(日) 21:51:47 ID:tFaDatax
「ただでさえヒトは脆弱じゃと言うに…わしの術でも街までもつかどうかわからぬな」
溜息を吐きながら近付く。
黒い短髪の…恐らくはオスだろう。
メスのヒトは耳と尻尾が無いことを除けば大体はこちらの世界と同じ容姿だ。
それとは逆にオスのヒトはこちらの世界では珍しいマダラしか存在しないらしい。
なので見た目的には恐らくよほどの貧乳でない限りは男だろう。
…まあ自分も大してあるとは言えないのだが、薄着で仰向けになっていればさすがにわかると思う。むしろわかって欲しい。
「生きておるか?」
声をかけながら血止め用の符を袂より引き抜く。
まず何よりもこの出血を何とかしない限りあといくらももたないだろう。
左腕と胴体の骨が少なくともあわせて四本は折れているが、右側は比較的怪我が軽いようだ。
おそらく左側、それも上半身から落ちたのだろう。
「ぐ…」
「おお、まだ息があるようじゃな。気をしっかりもて」
思っていたほど酷い状態ではないらしい。
呼吸も弱くはあるが規則正しく、胴体も…肋骨の一本や二本は折れているようだが、少なくともこの時点では内臓が傷付いているようには見えない。
素人判断だがもしかすると助けられるかもしれない。
と、ヒトの目が開いた。
「……」
「意識もあるようじゃな。少し待て。いま出血を止めておるところ…」
ヒトの目がこちらの目とあった瞬間、ぞくり、と背筋に寒気が走る。
そこにあったのは殺気がない殺意。
冷徹な、なんの雑念もない『殺す』という思考だ。
「ちっ…!」
咄嗟に首を右に傾ける。
右にするか、左にするかは一種の賭けだ。
賭け事でそうそう負けるつもりはない。
とは言え肝が冷える。
ヒトが打ち放った貫手は左に避けるか動かずにいれば間違いなく目を抉り、そのままこちらの頭を貫きかねないほどの勢いを持っていた。
幸いにも今回は視界の端で自分の切り落とされた髪がはらはらと舞い落ちるのが見えるだけで済んだが。
「なっ…髪は女の命じゃぞ!どうしてくれる!」
次の一撃がどう来ようと避けられるように警戒しながら治療を続ける。
逃げるかどうかも考えたがこれで死なれても寝覚めが悪いし、これ以上何かをしてくる様子もない。
恐らくこの怪我であの動きはそう何度も出来まい。
と言うよりもアレが最後の力を振り絞った一撃なのだろう。
相変わらず目に殺意はあるので実際どうなるかはわからないが、とりあえず何とかなる方に賭けてみようと思う。
「だま、れ、けしょう、が…」
「化粧なぞしとらんわ。失礼な奴じゃな」
そりゃ、髪や耳、特に尻尾の手入れは念入りにしているし、必要であれば紅を塗ったりもするが。
だからと言って素顔を化粧していると言われ黙れなどと言われれば多少腹も立つ。
8743/3:2008/08/31(日) 21:52:47 ID:tFaDatax
と、突然
「が、ぎ、あああっ!」
ヒトがもがき苦しみ始めた。
怪我の痛みからかとも思ったが、怪我をしてから既に大分時間がたっているのだ。
かと言って何か他に原因が思いつくわけでもなく
「暴れるでない!傷が開くぞ!」
「あああああっ、が、はっ!」
「この…っ!」
なんとか全身で押さえ込むが、少しでも力を抜けば跳ね飛ばされそうな程の勢いでもがく。
せっかく止血した傷口から血が吹き出しただでさえ赤く染まっていた服を更に染め上げる。
「バカ、者がっ!」
袂から新たに引き抜いた二枚の符を額に叩きつけるように押し当てて発動させた。

『撃符・衝』『防符・緩』

轟音が響き渡りヒトが意識を失うが、同時に発動させた二枚目の符でそれ以上の被害を押さえ込む。
久しぶりの複合符術だったが上手く行ったようだ。
失敗していれば再度岩に全身を叩きつけ今度こそ死んでいただろう。
…実は少しだけ機がズレて後頭部を岩に叩きつけてしまったが、幸いにも割れてはいないようなので無視する。
「まったく。これで死なれたら符の使い損じゃぞ」
血止めに使った八枚、先程使った二枚の計十枚。
更にこれから町へ運ぶために使うであろう十六枚の符を考えると、作成するのにおよそ1ヶ月はかかる分がたった一晩で消える事になる。
だが。
「面白くなりそうじゃな」
元々そのために来たのだ。
死なせる気も死ぬ気もない。

数刻後

かかり付け、と言うほどでもないがたまに世話になっている病院に文字通り担ぎ込んだ。
ここの医者は少々怪しげな所もあるが基本的に腕はいい。
さすがに御典医程ではないがここでダメなら他の病院に連れて行っても無駄だろう。
治療に付き合おうとしたが「邪魔」と言う一言で追い出されてしまい、待合室で暇を持て余している。
まあ符の事も多少は知っているし、下手を打つ事はないだろうが…
もやもやともどかしい気分を持て余し、そろそろ治療室に突撃でもかけようかと考えた時、扉が開き医者が出てきた。
即座に詰め寄り質問を浴びせかける。
「それで、どうかの?助けられるかの?」
「助けられるも何も、ありゃ大した事ないぞ。骨は折れてるがそんなに出血してねぇし、固定しときゃ勝手に治る」
「いや、そんな筈はないじゃろ。かなり血を出しとったし。じゃからこそこうしてぬしの所に連れて来たんじゃぞ?」
「そう言われてもなぁ…まあ見てみりゃわかるだろ」
妙だ。
少なくとも1,2箇所は骨が見えている程度の傷があったはず。
自分がやった事と言えば血止めと賦活程度で、細かな傷は塞がるにしても大きな傷はせいぜい出血を抑える程度しか出来ない筈だ。
だが、実際に治療室に寝かされているヒトを見てみると
「…何故傷が消えておる?」
「消えるも何もこっちが治療したのはせいぜい肋骨を元の場所に接合したのと腕の骨を繋げて固定したぐらいだ。魔法もほとんど使ってねぇよ」
「ではこやつの服とわしの服についている血はなんなんじゃ?」
「さあな。とにかくそいつは後は安静にしてりゃ勝手に治る。治療費は…俺は眠ぃから受付にでも言っとけ。入院させるんだったら追加料金だ」
「ぬう」
何がどうなっているのかわからない。
わからないが
「ふむ…これはまた、面白くて楽しそうじゃなあ」
この後目を覚ましたヒトが記憶を失っていた事を知り、カルトと名付ける事となるが、それはまたいずれ語られる話…
875名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 09:01:19 ID:kKeGA/xl
な、なんだ?

カルトが普通の主人公っぽいぞ!?
876名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 10:52:23 ID:ZIvgC09C
朱風さんの過去とか記憶があるっぽいカルトとか、無茶苦茶気になるポイントが。
でも幕間劇ってことはちょこちょことしか出ないのかなあ。残念。
ぜひ続きを〜
877名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 18:34:54 ID:M9R8j62D
待て待て、まずはこれだろ。

祝・規制解除
878規制狐:2008/09/02(火) 15:55:02 ID:UoHTt+Gi
ごめんね、ごめんね。
実は結構前から解除されてて小ネタ投下してたの黙っててごめんね。
お詫びに一本目書く前に習作として書いてたのを投下するよ。
続きはないけどw


「ん…」

目が覚めた。
隣でごそごそと誰かが動いたせいだ。
見てみるとどうやらご主人が寝返りをうったらしい。
ご主人、毛皮たっぷりで暖かそうなのに人の被ってるシーツを剥ぎ取るのは酷くないか?
しかしよく見てみるとそのシーツは、まあ、その、昨夜の色々であちこち汚れていたり濡れていたりする。
このままだと風邪を…と言うか後始末してなかったのかご主人。
こっちはもう途中でほとんど意識なくしてたから仕方ないけどご主人はまだ余裕あったろうに。
まあそれで明日の朝に濡れて汚れた毛皮で大騒ぎした挙句に仕事に遅刻するのはご主人本人(本狐?)だから別にどうでもいいけど。
こっちは終日気楽な召使い稼業、ってね。
とは言え腰のこの感じだと昼ごろまで起きられないかなあ。
こっちが気絶した後どんだけヤったんだろう。
気絶する直前には「孕ませて」だの「全部子宮に」だのと叫んでいた記憶がある。
不本意だがご主人の調教の賜物だ。
そして恐らくだが感触的に4,5回はナカに注ぎ込まれている。
このご主人はそういう方面のマニアらしく、外に出したがらない。
口だとかお尻だとかに興味が無いわけではないようだが、とにかく子宮に注ぎ込むのに興奮するらしい。
つき合わされるこっちの身にもなって欲しいものだが。
幸運な事に(不幸な事に?)自分はご主人を含めこの世界の人間との間に子供が出来ないらしく、そうした点でもご主人に気に入られてしまっている。
幸い痛い事はされてないのでまだマシなのかもしれないが、後始末が大変なので回数を減らすか外に出して欲しい。
そう言ったら「嫌よ嫌よも好きのうちだね!?」とどこで聞いたのか日本の慣用句を持ち出された挙句に美味しく頂かれてしまった。
誰だご主人に変な事を吹き込んだのは。
とは言え現状問題なのは上に被る物が取られたという事で、何とか腕を伸ばして隣のベッドのシーツを引っぺがしてグルグルと自分から巻かれる。
素肌に冷たくて滑らかな布の感触が気持ちいい。
お風呂、入りたいけど体動かないし、体もギシギシ言ってるしでもういいや。寝よう。

「おやすみ、ご主人。明日の夜はもうちょっとお手柔らかに」

そ、と体を寄せて目を閉じる。
毛皮の匂いの中に自分の匂いが混ざっていて、どこかくすぐったいような安心するような妙な気分に包まれて眠りに落ちた。
879名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:18:19 ID:54X0+t6m
これはこれで読みたいのにっ。
規制狐さんの属性はSで得意技は焦らし、あるいは放置プレイですね。
880名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 22:14:22 ID:7uJp3Qsy
>>879
さんざっぱら運営に焦らされた人だからな、Mの心境が分かるに違いない。
881名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 10:49:06 ID:cnLnKwNS
変な調教すんな狐主人www

毛皮の匂いかぎながら寝てみたい。
うちのぬこ共は一緒に寝ようとすると足元のほうに逃げる。
お陰で夜中に足にじゃれ付かれて飛び起きる事が…
882名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 18:43:42 ID:wK7dlcRa
同衾のときの顔からの距離は好感度のバロメータだとは聞くが、胸の上
とかにのっかられるとうなされるのであまりおすすめできない。
昼寝中のぬこに顔をよせていっしょに昼寝するといいよ!
883名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:10:55 ID:RtP3hGnN
ごめ、規制狐さんと>>882さんの書き込みからこんなんできた。

 ――サウナに閉じ込められる夢を見た。
 じっとりと寝汗をかいて目を開けたら今度は顔が痒かった。
 ひげの先があたっている。
 暑い、お願い、夏はくっついて寝るのは勘弁して、と何度も何度も言ったのに
私が寝ている間に距離が縮まっている。サウナの夢の、顔に当たる蒸気の正体は、
軽いいびきの主が吐く息だったらしい。
 触れていた、いや一方的に触れられていた部分が汗ばんでいて暑苦しい。
 相手は腹が立つほど気持ちよさそうに眠っている。鼻先齧ってやろうかと思った。

 鼻先を闇になれた目で見つめているうち、その下の口に自然に視線が移った。
 柔毛の生えた唇から受ける口づけに慣れてしまった。今微かに触れている肩と肩、
意識する程思い出そうとする程、毛の無い肌と直接くっつく感触を思い出せなくなってしまった。
 ――元の世界に戻るのが一番の願いである事には、変わりがないのだけれども。

 考えても詮無い、と頭の位置以外を毛だらけの体から出来るだけ離し、瞼を閉じた。
 このひげの感触は何の夢を私にもたらすのだろうか。
884名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:51:01 ID:zARB4oD8
>883
夢以前にひげでくしゃみして起こしてしまう展開を想像してしまった罠。
でもらぶいからよし!
885名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 08:42:15 ID:ciCpzpCt
ケモナーの人たちへ

新しくできた新板の創作発表板で
こんなSSスレがたってたよ

亜人総合スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220443082/

獣人総合スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220293834/
886名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 10:08:43 ID:qPOM9y+L
んー、こう言っちゃなんだが獣人総合スレは微妙な流れだな…
耳尻尾もOKなら良かったんだが。
こっちで言うケモオスとケダマオンリーはちょっと間口が狭い。

まあそれでも行くけどな!w
887名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 13:02:27 ID:a5j7qx0j
まあ、ここはシャコ怪人OKだとか間口が格別に広い気がするがw
だがそれがいい。
888名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:06:58 ID:4AAaFWFf
田舎に帰ったらぬこがいた
白黒ブチでかぎしっぽだった
キャパktkrと思ったらそいつメスだった
でも可愛いのでもふもふしてる
ぬこの肉球テラカワユス
889名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 18:05:21 ID:3w1ouMww
貴様なぞぬこを抱き締めようとして嫌がられて両前足で顔をぎゅー、と拒否られてしまえ!

ちなみに現在の俺の状況↑
890名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 22:41:09 ID:3bOiZAOW
甘いな。嫌がられても諦めてしおらしくなるまで拘束コースに決まってるじゃないか。

↑昨日の俺と犬な
891名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 13:47:31 ID:BOeHyOKG
>>889
それはそれで
にくきう☆ぱらだいす
だな
892名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 11:23:23 ID:/jXW81ea
顔面肉球マッサージ羨ましい。
うちのぬこは早朝人を起こすときに腹や背中に乗ってマッサージしてくれます。
たまに高所から飛び降りてダイビングボディプレスして来ますが。
そしてそれ以外で擦り寄ってくるのは餌が欲しい時か眠い時だけ…
893名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 22:18:11 ID:HG9qE4zl
何を言う
それこそ「猫らしさ」というものではないか
その勝手気ままな性格といい自由奔放さといい、まさしく猫

う、羨ましくなんてないんだからねっ
894名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 01:21:58 ID:1dCG1LD4
流れを仏陀気って申し訳ない。
スレを見てたら書きたくなったので、初投稿です。
UPしてから眠気に負けて一晩経ったら、見事に「夜明けのラブレター」状態に orz
拙い作品ではありますが、よろしければ。

http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/13.txt
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/14.txt

設定に入れ忘れたのですが、七狐機関のアイデアは規制狐さんのを勝手に使っています。
この場を借りて御礼申し上げます。
895名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 07:02:08 ID:1wijqHQ4
>>894氏GJ!
これからが楽しみです

しかしつらつらと狐♂の話を書いてたら
いつの間にか狐作品が一杯でワロタ
実に良いことだ
896規制狐:2008/09/09(火) 09:01:14 ID:OcWjVfpd
自分の七狐機関はただの思い付きだったので勝手に使ってくださっても全然オッケーですよ。
そもそも元ネタがあるからか内容的にはそう違いはありませんし。
むしろ是非続きを!続きを!(笑)

ついでに言うと五行符設定は実にありがたいです(謎)

>>895
さすがに現在では犬や猫に負けているけど、日本という国は昔から狐萌えですよね。
そのせいか最近アニメにもよく出るようになったし。
うん、良い事だw
897名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 17:37:49 ID:BDrt2/+J
MIB並に迅速殲滅主義コワス
華南さんのターンが楽しみです
898名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 19:10:27 ID:mBw8uqo8
マダラが主人公って新しい気がするな

……え?違う?
899名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:02:58 ID:j/p2SDx3
玄成さま鈍感かわゆすw
続きが楽しみ。

なんか久しぶりに書きたくなってきた。
900名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 22:40:53 ID:HG/xE8d8
避難所に貼ったのでこっちにも貼っときます。
いちおう続けるつもりです。


http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/15.txt
901名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 11:12:00 ID:F0U5ygRi
>>900
避難所に先に書きこんでしまった
二人の道中期待してます。
902名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 20:27:42 ID:RdjNaGF/
なるほど、危険なウサギの支配領域を突破しないとアトシャーマに売りに行けないんだな?

……あれ?
903名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 14:38:37 ID:t/7mykD7
というかいつの間にか900レス超えたな
やっぱtxt投下が多かったせいかな
904名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 19:14:47 ID:CR0WaTqj
次スレではテンプレに修正か補足が欲しいな。
はじめてここに来たときケダマだのこちむいだの、
敷居の高い基礎用語がいろいろあるから。
もっと書き手さんいっぱい来てくださいよほんと。
905名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 20:06:54 ID:KyXWMlTy
確かに用語解説欲しいかも
自分はウィキ読んで調べたけどウィキの目的ページまでたどり着くのが大変だった
906名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 21:45:44 ID:VZDCLZr4
用語解説かー

Wikiの編集苦手なんだよなー
907ツキノワ:2008/09/16(火) 23:03:40 ID:dgt9wU7d

【ツキノワ】4.熊とバトルでファーストチッス
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/18.txt

一度データが消えた(orz)ので書き直したらこのような有様になりました。
尚、クマの設定や解説はこれからの物語のネタバレになりますので、
あと2話ほどお待ち頂けると幸いです。
908名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 23:49:35 ID:udFSZxUx
おー、神話と現在のクマとの繋がりがちょっとだけ見えてきましたね。
しかし、もののけ姫状態の連中がコミカルながら薄ら怖いな…。
909名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 01:08:44 ID:8RzRiVuS
クマ来てたー!!
犬派か猫派かと言われたら熊派ですワロタw
ギャグの織り混ぜ方がうまいなぁ
シリアスな展開なのに重くなりすぎなくて読みやすい
910名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:49:20 ID:NHo+tEIL
ウルさんが男前すぎてカウパー吹いた
911名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 22:04:00 ID:y1qcjdpU
ちょ、良いところで切りすぎです
でもGJ!続きも待ってます
912名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:22:32 ID:JUKxStuR
>>910
つティッシュ
913名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 23:04:00 ID:wKRjRrCk
ヤスコさんの恋する乙女モードは思春期並みだな!
914名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 10:38:55 ID:O/5iPpVK
どうも、苦しんだ割にまた短いシャコ担当です。
そろそろ話を転がさないといけませんが、もう少しまったりにお付き合い
して下さると幸いです。

    *   *   *

「うん、窮屈だからもうやめた」

http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/22.txt
915名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 13:59:36 ID:BCPeuuKt
ナキエルは本当可愛いなw
エロになったらエナが攻めなんじゃないかと期待…いや心配するくらいに
916名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 16:22:39 ID:h7almcWC
脱 皮 www
ごめんひっくり返って笑った。可愛いなナキエル。
917名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 18:16:51 ID:aS1AidrU
ほんと嫁だなw
918名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:38:47 ID:wBNKATeH
こういうほのぼのした話ならいくら読んでも飽きないぜ!
なんかもー見ててニヤニヤする雰囲気たまりませんなぁ

>>915
ああ・・・嫁ってそういう・・・
919名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:08:50 ID:AnpeWd8J
みんな規制中なのかね。
あーケモしっぽに顔うずめてもすもすしたい。
920名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:31:27 ID:Zlmxiu2R
それでは尻尾のない種族の子はもらっていきますね
921名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:56:57 ID:aX0az8qC
待て フーラたんは渡さない
922名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 21:12:15 ID:RlgfvedO
>>919
いや、明日明後日で書き上げて投下目指してる。
やっと執筆時間取れたのに、これで今夜絵茶やるとか言われたらマジ泣くところだったw
923名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 22:03:03 ID:aesbquRP
次の絵茶までには2話を上げる……
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
924名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 01:32:56 ID:PXL3EjH6
つか、今月は画茶無しなん?
925名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 09:40:27 ID:z9TjwbcM
思いついた人が主催する。それがこちむい絵茶。
別に毎月開催って決めたわけでもないしなー
926名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 10:37:34 ID:cHzJOwgR
あんまり本スレに影響でないようにって絵板だけでの告知だった絵茶だが
もう完全にスレのメインストリームになったな
927名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 11:36:36 ID:XJRh0jaz
『スレでコテが馴れ合うと碌な事にならないが、職人さんとはお話ししてみたい』
そう言った欲求に上手く合致してるからな、絵茶は。

それに、イベントがあった方がネタ出しがしやすいし
928名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 12:05:35 ID:9asNq+pI
職人の生存確認には絵チャが最適なんだよ、実際w
929名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 13:40:50 ID:0UixvICc
あんまりチャットチャット言ってると身内だけの閉鎖的なスレに見えるし
少なくとも本スレではチャットのことは言わない方がいいんじゃないかね
930名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:15:43 ID:PXL3EjH6
チャットがまるで悪い事みたいだなw
931名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:25:57 ID:R4mItoy9
まあスレの本義でない事は確か。

にしてもいつの間にやら900超えてるんだねえ。

次スレ行く前に今書いてる奴書き上がるかなあ。
932名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 19:23:58 ID:wa0GmpTw
現在29.5KB。
導入部をもう少し説明補足してからえろしーん入れたい。目標来週投下。
……ていうか、まともなエロシーンのある話投下するの何ヶ月ぶりだ俺w
933規制狐:2008/10/02(木) 08:58:23 ID:OfzYi7Cn
げふ…突然の異動につきしばらく来れないかもしれんです OTL
と保守ついでに嫌な報告。
934名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 12:45:19 ID:o9V9EJVC
>>933
大丈夫、いつかまたきっと会える。
935名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 19:48:58 ID:VHQVEHSs
>>934
いつかは長すぎる!
936名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 22:40:32 ID:AWEe28UU
10年以内にまた会おう!
937名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 18:17:02 ID:I1hbRIZM
もうすぐ次スレだなー
938名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:25:37 ID:7QS9BPXi
そう言えば、テンプレに用語解説加えようって話があったが、どうする?
ひとまずたたき上げで作ってみたんだが、もっと説明上手いヒト求む。

落ち物:「地球からこちむい世界に落ちてきた物」の総称。希少であるため高値で取引されることが多いが、危険な物も当然ある。
ヒト:地球人の、こちむい世界での呼称。落ち物であるため高価で、特にオスは性奴隷として価値が高いとされる。
   また、高度な専門知識を持っていた場合は、そちらを重宝されることも。

♂:こちむい世界の男性(地球で言う獣人)を指す記号。見た目は獣に近く、地球で言うライカンスロープに近い。
♀:こちむい世界の女性(地球で言う獣人)を指す記号。見た目はヒトに近く、地球で言うコスプレイヤーに近い。
マダラ:通常の♂と違い、♀に近い外見をした♂。一般的には希少で、一般的にこちむい世界では美形とされる。
ケダマ:通常の♀と違い、♂に近い外見をした♀。マダラよりも更に希少だが、一般的にこちむい世界では不細工とされる。

魔法:まんま魔法。様式や効果は種族・流派によって千差万別だが、根本となる理論は同じらしい。
魔素:こちむい世界に存在する、正体不明の元素。基本的に生物にとっては毒だが、魔法を使用するのに不可欠なエネルギー源となる。
魔力:魔法使いが、魔素を体内に取り込んで精製し、生み出す力。魔法を使用する際に必要なエネルギーとなる。
魔洸:ネコの国で開発されたエネルギー。魔素を精製して生み出すのは魔力と同じだが、工業的に生み出すことが出来るため、
   一部に産業革命をもたらしている。

魔力枯渇:魔素を魔力に変換しすぎると発生し、主に精神への負荷を強いる。重度の魔力枯渇は、死に至る危険性有り。
魔力疲労:魔力を使用しすぎると発生し、主に肉体への負荷を強いる。重度の魔力疲労は、死に至る危険性有り。
939名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:52:10 ID:L02l2xM0
人間世界:
いわゆる普通の世界。現代の地球。
何かの拍子で異次元への窓が開いて神隠しにあうと、こちむい世界にいける。
人間以外にもコーラ一本から戦艦一つ神隠しにあうことが出来る。
こちむい世界は人間世界で認知されていない。

こちむい世界:
獣人が人権を持ち、人間が世界公認奴隷。月が二つある。(名称は草分けタイトル「こっちを向いてよ!ご主人様」から)
人間世界でペットだった動物が主従逆転してる感じ。
基本的に人間世界の物質は一方的にこちむい世界に入り、こちむい世界から人間世界へは入れない。

その他の世界:
こちむい世界と人間世界以外にも色々あるみたい。でもスレ的に重要じゃない。

国家:
こちむい世界には種族ごとに国家がある。
ネコの国とかイヌの国とか。地球でメジャーな種族は大国な感じ。
昆虫とか魚類とか鳥類とかもいる。

ヒト:
地球人の、こちむい世界での呼称。人権なし。器物〜ペットに分類される。
高価な召使いとして認識されている。
特にオスは性奴隷として価値が高いとされる。
また、高度な専門知識を持っていた場合は、そちらを重宝されることも。

落ち物:
ヒトを含めた地球からやってきたありとあらゆるもの。
希少であるため高値で取引されることが多いが、危険な物も当然ある。
雑誌一冊が来ることもあれば建物ひとつやってくることも。

♂:狼男みたいに男性ボディに獣の頭がくっついたようなもの。
♀:猫耳コスプレみたいに女性ボディに動物特徴がくっついたようなもの。

魔法系は、
魔法・魔素・魔洸で十分とちゃう?
940名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:55:00 ID:L02l2xM0
こう見ると事前設定が多いな・・・w
941名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 13:05:27 ID:fir9GG3f
最近の作品だとあまり見かけないせいで
♂ヒトが性奴隷として価値が高いって設定をすっかり忘れそうになってた俺ガイル
942名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 13:31:23 ID:ysyUKk9G
設定の明文化に否定的な人もいるみたいだけど、執筆を志す人に取っての
リファレンスマニュアル的な物がそろそろ必要な時期に来てる気がする。
設定wikiがまだまだザルなんでこれを拡充させれば良いんだろうけど、
もっと単純に「5分で判るこちむい世界のツボ」とか「チャート式こちむい世界学習法」とか
そんなのが欲しいんだよな。

思いついたネタで突っ走り掛けて、息抜きに読んだある作品の気が付かなかった設定で挫折。
何回かチャットで書き手さんの本音を読んでて、そんな展開がかなり多い事に気が付き愕然。
943名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 14:08:44 ID:L02l2xM0
明文化可能な最低ボーダーラインだけは探すべきとは思うな。
ありえない極論だとヒト獣の人権逆転の世界で書かれたらたまらんし。

それゆえにテンプレに記す範囲は最低限に厳選したいね。

少なくとも、どの「種族の国家は既出か」テンプレで分かるようにしたいかな。
細かいのはWiki見れってことで。
944名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 14:22:44 ID:L02l2xM0
Q.なにこのスレ
A.人権がある獣人が人権が無い人間をキャッキャウフフするスレです。

Q.これは、エロですか?
A.いいえ、萌えです。
 膝枕とか肩叩きとかチッスとか射程範囲内です。エロは手段の1に過ぎません。
 でもエロパロだから自重する必要はないよ。

Q.シェアワールド?
A.『世界観の共有』をしています。
 このスレの作品は相互参照して発展する傾向にあります。
 節度を持ってネタを振り合ってください。
 あまりにも無茶振りはパラレルワールド扱いになっています。
 よって各作品では大筋はともかく詳細で矛盾があります。気にしたらダメです。

Q.どこまでが共有設定?
A.後述

Q.ホモレズグロスカ鬱蟲とか書きたいんだけど
A.書くのは自由。嫌われるのも自由。
 グロスカ蟲はアップローダーに投稿してスレ紹介のとき注意属性を載せるといいよ。
 載せ忘れは、作者の責任。
 載せてある属性に吐き気を感じるのは、読者の責任。
 でもノーマルはみんな大好きだよ。
945名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:53:01 ID://LJdB0m
1スレ>>1「誰か書いて」の、
『猫耳のお姫様(ポニーテール、八重歯)が人間界から迷い込んできてしまった
不幸な人間の美少年(和やか系)を気に入ってしまい召使いにして猫族の城に住ませ
犯したり常に傍に置いたり耳の掃除をさせたり。
エッチの後に
「おまえもう元の世界に帰らせないにゃあ・・・絶対手放さないにゃあ・・・」
と召使いの少年にゴロゴロすりよってくるようなお姫様。』
に合致していればこちむい世界準拠じゃなくてもok?
それともこのスレは(偶の変化球はアリとしても)シェアワールド物で限定?

>>938
コスプレイヤーに近い吹いた。だが正しい。耳尻尾爪はあるけど髭はない。か?
946名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 19:58:38 ID:wnagmtQX
>>945
俺の決めるこっちゃねえけども、「シェアワールドで15スレまでやってきて今更」って思いはあるな。
947名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:42:49 ID:L02l2xM0
シェアじゃなきゃココである必要が無い、みたいな扱いです。

あ、闇鍋スレであることも要るか
948名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 23:34:54 ID:L02l2xM0
Q.属性は?
A.メイン属性:獣人 x ヒト
 その世界観を活かせるなら必須ではない。
 サブ属性:闇鍋
 あらゆる性癖・属性が混在することを許されている。
 しかしアブノーマルは読者に事前警告することが推奨される。

Q.こちむい機軸以外のシェアや独立はあるの?
A.別に禁止じゃないけどシェアしないならこのスレである必要なくね?という風潮。

追加案とか。
あらためて明文体系化は難しいねえ
・・・これさ、掲示板もいるけど。Wikiで叩き台用ページ作ってネルネルネルネしつつ更新報告がいいんじゃね?
949名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 23:38:51 ID:d4656tvb
あと要る情報は、「最低限書きたい種族の出てくる作品は目を通しておいた方が吉」?
これもイヌネコオオカミをやりたいとなったらどれを読んでどれを活かすか迷うことになるか…
950名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 23:42:42 ID:d4656tvb
>>948
ちょwニアミスw
掲示板が要るなら避難所でやればいいんじゃないだろか
なんか、前も叩き台をWIKIでどうのこうの言って、うやむやになった時があったような気がする。
951名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 23:57:25 ID:rm8ta4WH
変にテンプレ作ると設定が硬直化するし
突貫工事で作って次スレから載せるってのは反対しとく
952名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 06:11:23 ID:MqqfHFTG
個人的な意見として、ご新規さんに「wikiを見ろ」はキツイ気がする。
簡単な用語説明だけでも、テンプレにあった方が良いかと。
とはいえ、突貫工事で次スレに載せるのは間に合わない気もするが。

ところで、次スレは>>950 が建てるの?
953名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 09:12:37 ID:HhW/T4Ck
>>951
ごめん、設定の硬直化ってのが何を危惧してるのか理解に苦しむ。
具体的な例を挙げてもらえると嬉しい。

ただ、テンプレ案はここじゃなくて避難所へ移動し、
ある程度意見のすり合わせをしたほうがいいと思う。
良い機会だと思うしね。
954名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 09:49:43 ID:vWc8v7qm
せめて読み手の敷居を下げる程度のテンプレは1に置いて欲しいな。
個人的には>>944のライトなQAが好みだった。
避難所へ誘導
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1212413197/l50
955獅子国外伝08d:2008/10/05(日) 11:09:05 ID:x+JjsnMy
なんという投下しづらい空気w
ともあれ、獅子国伝奇ウーアン篇、起承転結エロの中間点、『転』パートです。

ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/24.txt

注意事項としては……
・描写はソフトにしてありますが、流血付き戦闘とかあります。
・回想シーン、人によっては鬱に感じるかもしれません。中盤以降にお気をつけください。
・同じく、人によっては猟奇的に感じるかも知れません。最終パートだけはお気をつけください。
・ご飯シーンはちょっと少なめです。





追伸
ちなみに、中盤あたりで出てくるフェイレンさんのご主人様論、アレは『対峙する相手に対するただの挑発』なんで、書き手の方はくれぐれも真に受けないでくださいw
956名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 14:34:29 ID:opVBnuGg
キョンシーキタコレ

そして何へたれてんだフェイレンーっ!
957名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 14:34:51 ID:9B+CvumI
>>955
乙。出だしのスーパー子守唄には笑わせてもらったw
フェイレンさんの優しさの原因みたいなもん見えましたね。
次の刺客がすごいことになってますが、果たしでどうなるのやら…

>>951
ヒトが奴隷とかの設定はガッチガチの一ミリすら動くことが許されていない完全剛体だ。
もともと硬直の余地が無い部分だけは明記しても何も問題なかろう。
958名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 19:34:36 ID:LMChWez8
>>955
「フェイレンさんは漢だのう」と思っていたら…

何へたれてんだフェイレンーっ!w
959名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 00:46:40 ID:QnmME89E
フェイレン……
張り切るところとヘタレるところが逆だろうw
960名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:17:46 ID:z7XP5XFr
空気を読まずに投下。4KB程度の掌編でおま。
山無し落ち無し意味無し。甘々もエロも無し。

カレーの嫌いな男子なんて居ません!(嘘)
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/25.txt
961名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 03:32:36 ID:jZn94PKE
この助手くんは相も変わらずホロリとさせてくれやがる……親父、カレーもっぱい!
962名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 08:01:32 ID:tBiYBsUz
>>960
ちょっと切ないけど暖かい話でいいな。
某所で話題になった「青紫色のルーに水色の謎穀物のライス」じゃないようでよかったw
しかしゾウいたんだw



>>956-959
レス感謝です。
フェイレンさんからしたら、ミコトはまだ子供なんでしょうね。
えっちいことするよりは、抱っこして頭なでなでしてやりたいみたいな。
……まあ、そんなキャラだから、回が進むたびに「びっぐだでぇ」化してるともいいますがw
963名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 08:36:28 ID:NLXDu+0q
>955
獅子国の人に"食と食事の描写に定評のある作者"タグつけてあげたいw
食材や少数民族問題とか、こういう細かい設定が好きなので、とても楽しめました。
本編もよかったよー、感想を書かずにはいられなくなるくらいスゴく良かった!
フェイレンとミコトの心と距離感…と言うのだろうか、それが段々と近づいて行く感覚と
大きな心に包まれて癒されていく感覚が自分にも伝わってきてジーンとなったよ。
つーかフェイレンに惚れる、獅子兄さんカッコエエ〜

>>960
こっちも料理と食材が…って偽装ネタw ちなみにカレーにはすりニンニクを入れる派だ。
俺も最後まで読んでホロホロってきた、故郷の味かぁ…
964名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 14:00:17 ID:mFt4fnmi
カレーにサルサソースをかける俺。
965名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 15:16:46 ID:L6ITvSXB
>>962
フェイレンさんまだまだまだ若いのに!
今からもう保護者かよ!
…ところで甲羅背負った民って女性は…黄桜のカッパ系?
966名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 20:58:59 ID:nCa4cic8
アルジャーノン…
和ませながらほろりとさせてくれる小話、すげぇや
なんかカレー食いたくなってきた
967名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 21:49:29 ID:L6ITvSXB
助手、ニンジンはすりおろして入れた方が美味いんだ。
てか、市場が成り立つほどカレールー落ちてるんか?!
968名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 21:57:31 ID:TwhQx3v3
>>967
「完全再現」とかいうウリでどこかの企業が出してるのを、
ブランド名パクって売り出したって事では。
969名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 00:06:40 ID:EyJ7l+Yt
レス多謝! やはり、カレーネタは食い付きが良いですなw
人参はみじん切りよりすり下ろした方が良いのか…… 今度やってみよう。

>>967
「落ち物のカレールゥ」はあまり市場には出回っていません。
たまに落ち物商人に買われた物が、オークション等で売りに出されるくらいです。
シュバルツカッツェには金持ちの好事家が多く、ちょっとした落ち物を高く売るのに都合が良いので、
余所で高く売るのが難しい食品などは、自然とシュバルツカッツェに多く集まります。
最近では企業がカレールゥを市販しており、カレー自体は珍しくなくなった為、
バー○ントカレーの相場も値下がりして、安い物は12セパタ程度で手に入るようになりました。
とは言え珍しい物であることに変わりはなく、そんなに量が流通する物ではないのに、急にそこらの
市場に出回り始めたのを不審に思った商人達が調査した結果、ニセモンの悪事が発覚しました。

ちなみに、これまでに筆者の買ったカレールゥが最低3つはこちむい世界に落ちています。
「今夜はカレーだ!」と思って材料を煮込み、いざルゥを入れようと思ったら何処にも見当たらないんです。
仕方がないのでシチューの素を入れて急遽シチューにした時は、とても悲しい味がします。
970名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 02:24:08 ID:T9XlXb7x
俺も貸したり借りたりしたゲームがこちむい世界に落ちて行方不明に
なった経験があるぜ…。
俺の聖剣伝説、今頃はどいつに拾われてるんだろうな…。
971名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 02:47:20 ID:4aBIV2px
俺なんかレジストレーションコード限定で落ちてったんだぜ。むこうさんの拾っても紙切れさ。
972名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 09:14:17 ID:eEe542B7
ははは俺なんてベッドの下に隠しておいた本がごっそり落ちたぜ。
あっちの世界だとどれだけの値段で取引されるんだろうな…
相当高価になる気がする。
973名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 09:41:16 ID:EObH3B2+
最近はカレー・ビーフシチュー用トマトなんてものがあるんですね……w
あと、うちの近辺ではドライバーとかはんだごてとか、微妙なものがこちむい世界に落ちてますw
はんだごてなんて、向こうじゃ拷問器具にしかならんだろうにw

>>963
ありがとうございます。すごく励みになります。
少数民族については「自分の国を持たない種族もいるんじゃないかなあ」「亡国の民もいるんじゃないかな」とか漠然と思ってて、
しばらくした頃に「放浪女王〜」で、獅子国から年貢を取り立てられて逃げてきたネズミというネタがあったんで「これだ」とw

>>965
ああ、ちょうどあんな感じかもw>かっぱっぱー
あとフェイレンさん、なんか書いてると実年齢より老けキャラになるんですよねえw
自分の中での獅子獣人のイメージが、グランディア2のマレッグだからかもしれませんがw
974名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 12:32:00 ID:yotFVRra
>>973
はんだごてか…サトラ様の工房あたりに辿り着いてるといいっすね。
きっと有効活用してくれるだろうし。

「聖剣伝説…ですって…?」
「あれ、知ってるのかフーラ?」
「忘れもしないわよ! ヒロインにうっかりトリアって名前をつけたら
ラストに……ううっ」
「あ、いや…すまん…。(ゲームボーイも落ちてるんだなこの世界…)」
975名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 14:18:56 ID:TM6EAab9
ここの住人の食い物への食い付きの良さに吹いたw
俺は青春ってやつをこちむい世界に落としたみたいで…うわ待て何をす(ry)
976名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 18:55:05 ID:NCWpyecX
>>975

じゃあ、取り戻しにいって来い! 
っ片道切符
977名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 21:27:33 ID:Fooh9E81
饅頭とカレーに触発され食べ物ネタ書きました。
エロ薄、退場した筈だお前はキャラ出場。スレ終盤流され狙いだ!
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/26.txt
978名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 22:23:19 ID:Yy6tA0iT
なんという夫婦。
そしてメンツユw
979名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:37:08 ID:pOpFq38E
ほのぼの食卓風景をみると、良い夫婦なのが分かりますね。
しかし、食品名詐欺とはありえんw

それにしても、この所の食事シーン含みSSの流れは、夜に見ると腹が減ってたまらんぞw
980名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 08:36:27 ID:8/7jChLs
ヒwトwミwww
ごしゅじんやられっぱなしだなw
それにしてもなんて可愛い夫婦
981名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 10:26:08 ID:btfuau+q
残り20切ってもかわいーはにゃーんなお前らのためにスレたてたのぜ

新スレできたよー
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223515142/l50
982名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 12:17:40 ID:M2sAgHyd
>>977
ええい、このエンドレス新婚かぽはw

とりあえずベトナム風うどん想像したらしばらく笑いが止まらなかったw
983名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 17:08:32 ID:qItKqYCq
>977

退場したことを知らなかった俺
何食わぬ顔で出戻り大歓迎である
あーネコのωさわりてえ
メンツコは匂いで気付かないのかヒトミよ
984名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 20:53:23 ID:DmMhE/Vx
ナンプラーなら汁ソバだな。
ウマウマー

コックが落ちたら物凄い高値がつきそうだな・・・。
985名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 21:29:52 ID:7XSxxwQu
ケダマのジーンちゃんの相方が料理人だったなあ。
あれ続き読みたい。
986788:2008/10/09(木) 22:02:09 ID:fQXETFB0
料理人より先に、味噌や醤油なんかの調味料を作るヒトが必要な気が……
と言うか、あっちの世界で麹は機能するんだろうか?
魚醤は自家発酵だから問題ないだろうが

ところで、こっそり上げていた1.5話ですが、こっそりスレと運命を共にします。
全く告知しないのもアレかと思うので、一応。
http://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/17.txt

では、料理談義の続きをどうぞ↓
987名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:58:15 ID:MBJnWJ7k
こ っ そ り す る な
あー可愛い。
988規制狐:2008/10/10(金) 16:39:09 ID:rcqRa+sZ
>>運命を共に
ここは俺に任せてお前は生き残れ!


15日に異動が確定 orz
冬眠前に負けじとこっそり食い物ネタ

ttp://adder.sakura.ne.jp/nkmm/clip/img/27.txt
989名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 17:20:45 ID:9HvERuD3
相変わらずカルトは高スペック家政夫だのぅ……女体化して嫁にしたい。
GJなり。
990名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 19:15:53 ID:N16rDSyt
>>988
面倒くさい連発ワロタwそのくせ作るものは旨そうなあたり。
ロリババァとテンション低い主従コンビの行く末が気になるので、
また戻ってきてください。

>>986
ラーメンがあるんだからいいかと思った……。
991名無しさん@ピンキー
>>988
フラグ成立能力をオミットして家事能力を獲得したように見えるのう。