猫耳少女と召使いの物語12

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1名無しさん@ピンキー
ここは人間の住む世界とはちょっと違う、ケモノ達の住む世界です。
周りを見渡せば、そこらじゅうに猫耳・犬耳・etc。
一方人間はというと、時々人間界から迷い込んで(落ちて)来る程度で数も少なく、
希少価値も高い事から、貴族の召使いとして重宝がられる事が多かったり少なかったりします。

けど、微妙にヒエラルキーの下の方にいるヒトの中にも、例えば猫耳のお姫様に拾われて
『元の世界に帰る方法は知らないにゃ。知っていても絶対帰さないにゃあ……』
なんて言われて押し倒され、エロエロどろどろ、けっこうラブラブ、
時折ハートフルな毎日を過ごすことを強要される者もいるわけで……。

このスレッドは、こんな感じのヒト召使いと、こんな感じのケモノ耳のご主人様との、
あんな毎日やそんな毎日を描いたオリジナルSSを投下するスレです。


このスレッドを御覧のヒト召使い予備軍の皆様、このスレッドはこちらの世界との境界が、
薄くなっている場所に立てられていますので、閲覧の際には充分ご注意ください。
もしかしたら、ご主人様達の明日の御相手は、あなたかもしれませんよ?

それではまず>>2-4を見てください。
2名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:52:39 ID:fA2m18qd
【前スレ】
猫耳少女と召使いの物語11
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166687647/l50

【過去スレ】
猫耳少女と召使いの物語 (03/02/21 〜 03/12/25)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10458/1045800367.html
猫耳少女と召使いの物語2 (03/12/17 〜 04/08/14)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071622872/ (以下すべてHtml化待ち)
猫耳少女と召使いの物語3 (04/08/16 〜 05/03/07)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092588111/
猫耳少女と召使いの物語4 (05/02/21 〜 05/05/14)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108911697/
猫耳少女と召使いの物語5 (05/04/13 〜 05/08/05)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113392192/
猫耳少女と召使いの物語6 (05/07/07 〜 06/02/04)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120675128/
猫耳少女と召使いの物語7 (06/01/06 〜 06/)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136475086/
猫耳少女と召使いの物語8 (06/05/17〜06/09/17)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147852863/
猫耳少女と召使いの物語9 (06/09/17〜06/10/25)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158458196/
猫耳少女と召使いの物語10 (06/10/25〜06/12/23)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161785657/l50


【SS保管庫・避難所】
エロパロ板SS保管庫 (当スレSSは『オリジナル・シチュエーションの部屋その3』に)
 ttp://sslibrary.gozaru.jp/
猫耳少女と召使いの物語 避難所その2 (JbbsLivedoor エロパロ板SS投下専用掲示板 内)
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1166859477/l100


【関連サイト】
猫耳少女と召使いの物語 まとめwiki (各作の人物紹介・世界観設定その他)
 ttp://g-space.jp/~nekopri/
猫耳少女と召使いの物語 半公式ファンサイト (世界観まとめサイト)
 ttp://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/9811/world.html

3名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:53:29 ID:fA2m18qd
01:【こっちをむいてよ!! ご主人様】 一応完結!   <こちむい 1st-29>
02:【こちむいII あしたあえたら】   只今連載中!  <あしたら(=こちむい) 2nd-465>
03:【狼耳モノ@辺境(仮題)】     全1話完結?   <狼耳モノ@辺境(仮題) 3rd-78>
04:【放浪女王と銀輪の従者】     只今連載中!  <蛇担当 3rd-262>
05:【最高で最低の奴隷】       只今連載中!  <虎の子 3rd-476>
06:【From A to B...】          全1話完結?  <エビの人…もとい兎の人 3rd-543>
07:【狗国見聞録】           一応完結?    <692 3rd-754>
08:【岩と森の国の物語】       只今連載中!  <カモシカの人 4th-82>
09:【scorpionfish】           只今連載中!  <scorpionfish 4th-125>
10:【木登りと朱いピューマ】     一応完結!   <ピューマ担当 5th-566>
11:【こたつでみかん】         完結!      <5th-16>
12:【ネコとまたたび】         (+リレー)完結?   <5th-647>
13:【狐耳っ子と剣術少女】     只今連載中!   <6th-21>
14:【白熊の国】            連載中?      <6th-367>
15:【夜明けのジャガー】       只今連載中!   <ピューマ担当 6th-554>
16:【獅子国伝奇&外伝】      只今連載中!   <カモシカの人 7th-25>
17:【俺とクゥ】             只今連載中?    <◆vq263Gr.hw 7th-388>
18:【ペンギンの国】          只今連載中?    <ぺん 7th-459>
19:【金剛樹の梢の下】        只今連載中?   <◆/oj0AhRKAw 7th-633>
20:【狼の国】              只今連載中?    <白 8th-67>
21:【熊の国】              只今連載中?    <熊の人 8th-92>
22:【無垢と未熟と計画と?】     只今連載中!   <鼠担当? 8th-402>
23:【蛇足〜はみ出しモノ〜】     只今連載中!   <蛇足の人 8th-623>
24:【魔法少女ホーネットべすぺ】  只今連載中!   <9th-150>
25:【オオカミの騎士】          只今連載中!    <オオカミ書き 9th-349>
26:【山羊と歌うたい】          只今連載中!    <10th-148>
27:【迷探偵クリフ=ヴァレンタイン】   只今連載中!    <蛇足の人 8th-623>
28:【犬国奇憚夢日記】      只今連載中!    <10th-194>
29:【イノシシの国】       只今連載中!    <10th-344>
30:【蒼馬と可憐】 新規参入! <298改め221 11th-221>
31:【Feldwebel】 新規参入! <120 11th-273>
32:【我に牙を剥く世界。】 新規参入! <我牙の人 11th-288>
33:【虹絹の乙女達】 新規参入! <虹絹の人 11th-298>


ただいま投下停滞中の作品

【IBYD】         <180 2nd-189>
【華蝶楓月】      <狐耳の者 2nd-217>
【火蓮と悠希】     <(´・ω・`)へたれ猫 2nd-492>
【十六夜賛歌】    <兎の人 2nd-504>
【ソラとケン】      <◆rzHf2cUsLc 2nd-645>
【ご主人様とぼく】  <65 2nd-738>
【黄金の風】      <一等星 3rd-348>
【魚(・ω・)ヒト】     <魚(・ω・)ヒト 3rd-739>
【草原の潮風】     <63 4th-63>
【不眠猫のお嬢様】 <不眠症 5th-215>
4名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:54:16 ID:fA2m18qd
以上テンプレ。
抜けた所、付け足しなどありましたらよろしくお願いします。

ではごゆっくりお楽しみください。
5名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:02:36 ID:FYFZw+v0
>>1
6名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:02:48 ID:Y9kJ3DCe
>>1
乙でございます。
スレも改まったところで、職人様がたの頑張りと投下再開を期待します。
7名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:32:33 ID:pCHCBahV
粗茶ですが( ^-^)_旦〜
8名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 08:13:27 ID:wLPIMDtt
猫耳スレで鳴らした俺達語り部隊は、他スレにマルチコピペしたのがばれたが、本スレと避難所地下に潜伏中。
しかし、脱出と見せかけてスレ潜伏だけでくすぶっているような俺達じゃあない。
串さえ通ればネタ次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし自分に不都合なレスを長文でかく乱する、俺達、語り野郎ファビョン!

俺は、リーダーカモシカ。通称カモシカ担当。
こちむいスレの後継者(ryで、長文自己語りの名人だ。どんな奴でも煙に巻ける。
俺のような天然でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。

俺は虹衣。通称虹衣の人。
自慢はtxtうpが出来る事、このテクで住人はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、長文からジ○ンプの宣伝まで、何でもやってみせるZEY。

私は、ピューマ絵チャット参加者、通称謎の人(ry。
絵チャット潜入工作員。 詳細は避難所ログを見てやってくれ。
内部暴露と匿名説教は、自分は傍観者的立場とスレの腐敗を暴く側からの意見で、理屈こねるのはお手のもの!
なーに、絶対バレやしないさ。

よおお待ちどう。俺様こそ我牙。通称我牙の人。
ぱそこんの使い方知らないのは天下一品!空気嫁?ROMってろ?だから何。しらねーよ!

カヨマック。通称ピューマ担当。
ブログと絵チャットの天才だ。ブログ晒す奴でもブン殴ってみせらぁ。
でも打たれることだけはかんべんな。打たれたらすぐ閉鎖するぜい!

俺達は、腐スレとヲチスレにあえて挑戦する、頼りになる神出鬼没の、語り野郎 ファビョン!

語って欲しい時は、いつでもどこでも言ってくれ!
9名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 08:23:30 ID:6uMAKUyE
>>1
投下を控えてた職人さんたちがこのスレで復活することを祈っています
10名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 09:37:55 ID:nreZjSyo
>>1乙です。
11名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 13:10:47 ID:CW/cdYQD
>1乙!
12名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:19:49 ID:iOo2KTHP
新スレ出来てましたね。>>1乙です。
さて、職人さん帰ってきてくれるかなぁ
13名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 18:38:17 ID:Y4sZn2pK
ちょっと質問
鳥系の人の場合、普通に人間の背中に羽が生えてる、いうなれば天使みたいな感じですか?
それとも両腕が翼をかねていて、翼の途中に手があるコウモリみたいなイメージ?
鳥系で参入したいと思っていたんですが、前スレがあんな状態だったんで躊躇してました。
14名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 18:49:56 ID:8nymarEf
金剛樹に出てくる鳥族は、基本的に「人間の背中に羽」
+戦鳥は膝から下が鳥の足
+歌鳥は両腕も翼(翼の途中に手)

っぽい描写がある
過去スレには、「男はからす天狗みたいなイメージ」とかあったような
15名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:04:58 ID:abhG9Pz/
個人的な見解ですまないが
どうも背中から羽って違和感感じるんだよな・・・
鳥は腕の筋肉が発達したから飛べるようになった訳で
じゃあ進化の過程で分離したと考えると
じゃあどうやって羽を動かしてるって。
なんかよく分からなくなる
16名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:25:05 ID:lbnfMXP1
ヒポグリフ(既に定義されている混血種の意味じゃない)が二足歩行に進化したみたいなイメージでいいんじゃね?
17名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 19:27:21 ID:wj56zhOA
>>15
そこはそれ、なんだその ふぁんたじぃ で良いじゃないかと……
それに、進化の過程を言い出すと獣人系の♀はどうすんだ?と言う、
このスレのそもそもを根幹を揺るがしかねない問題に
18名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 21:10:00 ID:FYFku635
こちむいさん、来ないかなぁ・・・・・・
ずぅっと待ってますから、続編、書いてくださいね('-^*)
19名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 21:23:40 ID:WqQLAVXl
>>15
蟹だって八本足だったり十本足だったりするわけですから、四本が六本になっても誤差ですよ、誤差。
20名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 21:26:44 ID:Icew9MaH
ttp://koyomi.vis.ne.jp/cgi/today/today.php
2/22は「猫の日」です
21名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 22:56:02 ID:9xlvYiTT
>>1乙です!
だったらこういうのはどうだ?
ややデッドボールだが

普通の女鳥族(+マダラ)が背中羽(イメージは某亜人の弓使い)
男はまんま鳥人間(ファル○)
ケダマが半獣人(ハーピィ)
ほ乳類系じゃないからケダマが他と違ってもさほど違和感無いし、なにより利点なのが二種類のエロスが味わえry
22名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 05:52:01 ID:/fYYmSmQ
以前でた鷹子さんは腕が羽状だったなぁ。
メイドさん萌えとしては続きも期待していたんだが…
23名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 08:15:24 ID:pAaMkS7E
種族によって違うとか
魔法の副作用でとか
「そういうものだから」でいいんじゃね

背中羽と腕羽で対立とかあるんだろうなぁ
24名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 10:16:36 ID:kKKJADSw
ときに、Wikiの現行スレが11のままで編集制限がかかってるから、
まだここが紹介されてないのだが。
25名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:46:01 ID:RMakEsH1
書き込みのない今の時間、たぶんおまいらは全員一斉に新作のSSをを書いているんだろうな。
きっとそうだ、そうに違いない。ていうかお願いだから書いて。

とりあえず即死回避だけは早めに頼む。
26名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 23:43:35 ID:3NDTTVDY
>>25
順調に書いていたんだけど、なんか筆が止まって現実逃避している俺ガイル
あ〜何て言うんですかね〜
人付き合いって難しいよねぇ〜

とか言ってみる
27名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:11:41 ID:uhO7B5Yz
でもそんな>>26の新作を待ってる俺がいます。
がんがれ。
28名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 08:50:04 ID:P2pIVyeh
実は私も執筆中。
前スレでどなたかが矛盾を発見!で落ち込んでましたけど、改めて自分のを読み返したら、
いまどき厨房でも見つけるような矛盾を見つけて再執筆中、進行状況70%くらいです。
月末までにはなんとかしたいなぁ
29名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 08:52:50 ID:RNPvhwZQ
>>26>>28
首輪つけたまま全裸で正座して待つ。
30名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 09:42:21 ID:kC6SxghS
こっちはプロットを一から書き直してます
31名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 10:11:36 ID:AupKe9Ze
一話につめこみすぎて削ったり先送りしたりしてる
32名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 10:18:20 ID:ls3HMBNd
>29

何の刑罰だw
33名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:09:40 ID:R8vS7RSX
餌をあげてた野良猫が子供連れて挨拶(?)に来た!
34名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:39:14 ID:uhO7B5Yz
>>33
落下フラグきたな。
今のうちに知人友人親兄弟にちゃんと挨拶しておくんだぞ/~
35名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:36:11 ID:AupKe9Ze
難しい…5Pは誰かがおろそかになりやすい…脳内の画像イメージを文章化しきれないorz
36名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:40:38 ID:8ked13ho
女1男4なら
前、後ろ、口、両手でいけるんだがな・・・
むしろ逆だろ?
37名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 15:15:26 ID:QSfOAnqD
5は難しすぎるだろ……
常識的に考えて……

だが、応援する
38名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:12:26 ID:AupKe9Ze
体位は完全に決めている。俺の表現力の問題…やたら複雑な状況を分かり易く説明しつつ、キャラ同士で自然に炊き付け合って…ああああ
3933:2007/02/24(土) 23:13:14 ID:R8vS7RSX
きれいな母猫と子供は元気な女の子が三人、内気でかわいらしい男の子が一人でしたよ(^-^)

しばらく我が家に居候するつもりだそうです。
40名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:37:29 ID:RNPvhwZQ
>>39
へぇ、なかなか良さそうなご主人様御一家かも。仲良くしてあげてくださいね。
いつごろ落ちるのかはわからないけど、向こうの世界では腰痛と未知のウイルスに気をつけて。
とりあえず火の用心と、あと神社にお参りするときには人通りの多い時間帯を選ぶようにしてください。
くれぐれも地震対策は怠りなく。
4133:2007/02/25(日) 01:12:39 ID:97/j+TG5
うぉ!子猫がおれを「パパ」と呼んでる!
こらっ、遊んでやるからズボンから手を離しなさい!わかった、わかったから!
ほら、奥さんも「パパに遊んでもらえてよかったわね」みたいな
幸せな家庭の妻みたいなこと言わないでください!
え?なんでみんな舌なめずりしてよってくるの?わっ、ちょ、やめt
42名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 13:52:33 ID:/8qGqWPD
俺はおとなしくしてイノシシの続きを待ってる。
43名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 16:39:56 ID:pkENGcZu
>>41
いいかげん辞めたほうがいいよ
44名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 17:07:02 ID:C80MJTka
と、昨日のネタに今更噛み付くのも滑稽な姿ではある
45名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:14:02 ID:lW/AND0a
神に仕える巫女さんやシスターを志した人でも、ヒトと暮らし始めたら
やっぱり色に染まっちゃうのかな…?
46名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:48:08 ID:jES9dPu1
1.もともとエロい宗教だから問題ない
2.宗教的にエロはヒト相手でも禁止←これのことだな?
ありそうだなー。自身の煩悩を絶つ、とかいうタイプ。
それから二人でどう堕ちて(?)いくのかってのも、エロそうだな(*´д`*)
47名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 13:06:08 ID:VHQnqOrh
本スレここでおk?
48名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 13:50:41 ID:Hegpw6Gj
おkおk
49名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:11:58 ID:IKbEggHU
>>47
おひさ〜ノシ
50 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:08:21 ID:R370U61b

設定拝借 ―― 十六夜賛歌 (by 兎の人) 他
 ttp://g-space.jp/~nekopri/wiki/wiki.cgi?p=%BD%BD%CF%BB%CC%EB%BB%BF%B2%CE
元ネタ ―― シグルイ (by 山口貴由)
 http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/gline/1172224438/
 ttp://www.h7.dion.ne.jp/~ubik/Shigurui/index.html

 ※ この作品は、ふぃくしょんかもしれません。
 ※ 筆者の脳みそが重度の落愕病に冒されているためか、
    字幕スーパーにやや異常が見られます。
    「訳者の通訳ミスで、本当は皆もっと普通に会話しているんだなぁ」と、
    そう思ってお眺めください。


   ―― MONOGURUI ――

   コメディタッチ
   ウサギ(ロリ姫 女王様 黒記騎士)
51(01/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001  ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:10:25 ID:R370U61b

 兎国アトシャーマがネコ以上に魔道に優れての魔法大国の名を貰いながら、
 ネコやイヌと比べて遥かにその名や姿を他国で見かけないのは、
 大国の様態にあるまじき色狂いぶりと引き篭もりぶりを咎められての事である。

 世に出回るウサギの淫乱伝説は数多く、
 「出会って即押し倒した」とか「種族レベルでホモレズアナルが当たり前」等あるが、
 それらは全て噂や俗説であり、事実である事を証明できない。

 信憑すべき記録も少なからずあるが、いずれも一般庶民の手に入るものではない。
 扇の要たる猫国とその隣接国ならいざ知らず、
 ヒトの世界に比べて移動手段に乏しく、観光旅行が未だ危険極まるこの世界において、
 扇の最北端、街道の終点に位置するアトシャーマがかように世より隔絶されるは、
 なるべくしての当然の結果であったと言えよう。



 ―― 訪問取材班1組8名
 ―― 敗北による死者8名、相打ち6名、射殺2名。性的な意味で
 ―― 童貞喪失1名、処女喪失1名
 ―― アナル初体験5名、ホモの犠牲者3名、レズの犠牲者2名
 ―― エネマ3名、拘束プレイ2名、薬物使用多数
 ―― ふたなり1名、女体化1名
 ―― 生還8名、全員重傷

 むーざん むーざん
52(02/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:12:41 ID:R370U61b

 ――アナヒータ女王の在位38年 アトシャーマ ムーンストーン城

「母上に一言、申し上げたき儀がございまする」
 謁見の間。
 大理石に射す陽光が眩しいその白亜の最中、玉座へと続く赤絨毯の上に、
 雪の如き白ウサギが一羽、三つ指をついて膝行した。
 ウェーブ掛かった白髪の下、簡素ながらに気品を漂わす装いの下に隠れたるは、
 寸分の凹凸すらない平皿の胸部と、ややぽってりとした幼児体型の腹部。
 紛う事無きょぅι゙ょである。

「えー、フェイちゃん今お母さんお仕事中だから後にしてよー」
「…何としても聞き入れてもらわねばならぬ事ですゆえ」
 あふ、と欠伸をして段差の上から緩んだ返事を返したるは、
 同じく瓜二つに雪のような、しかしやや高い背とストレートの白髪を持つウサギ。
 その仕草だけを見れば到底そうは思えぬとも、
 謁見の間の奥まった部分、閉じた扇を片手に絢爛な玉座に泰然と座する姿は、
 紛れも無くこの国の女王である事の証左。

 謁見の時間(AM9:00〜11:00、PM1:00〜3:00、平日のみ営業でぇーすv By 女王)

 悩める民の声を直に聞き、はたまた謁見を求める者達の陳情に耳を傾けるは、
 一国を治める女王様としての大切な務め。
 その重責の最中に押し入り、
 謁見予定者の後がつかえているのを承知の上で順番待ちの列に乱入したるは、
 本来であれば王族であろうとも許されない兎道不覚悟なのであるが。
53(03/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:13:43 ID:R370U61b

 つ、と微かに鼻を突くのは、閨中に馴染み深い嗅ぎ慣れた淫臭。
「件の猫井の使者一行の、音声、映像記録装置を持ち込んだ上での
城内の主要重要施設の見学を許す旨の儀」

“――フェイさまは陰腹を召して”
“――女王様にあの事を諫言なさるおつもりだ!”

「お取り止めくだされい」

 一息に言い切った、しかしよく見れば微かに震えているょぅι゙ょの三つ指。
 ぴくり、と眠たげだったはずの女王の目に興味深げな光が宿り、
 周囲に控える臣下のウサギ達は、緊張に身を強張らせて“ごくり”と唾を飲んだ。
「この王城に刻み納められし魔導の粋は、かような極寒の地に都市国家アトシャーマを
成立せしめ、また堅牢せしめる秘中の秘、ウサギの国家の生命線とも申すべきもの」
 唯ならず緊迫した空気の中、それでもとつとつと淀みなく弁を繋ぐょぅι゙ょ。
 だが。
「それを惜しげもなく見せびらかしては、せっかくの永世中立に……うくっ!」
“ああっ?!”
 びくんと大きく背を振るわせたょぅι゙ょに、周囲の臣下達が思わず息を呑む。
 中には身を乗り出し、あるいは立ち上がってしまった者達さえ居たが。

 ――ごくり。
 しっとりと汗を浮かばせて、俯き蹲っていたょぅι゙ょが すぅっ、と顔を上げた。
 赤く上気した頬は艶やかで、長い耳はその白地に鮮やかと赤みを帯び、
 かすかに湿り気を帯びた両の瞳は、しかし前にも増して強い決意の光を宿す。
54(04/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:14:44 ID:R370U61b

 ――ごくり。
 唾を飲んだのは、果たしてょぅι゙ょか、あるいは見守る臣下達の方だったか。
 微かに耳に力を無くし、妖しげな香気を漂わせて平伏するょぅι゙ょに、
 並み居る大臣達や文官達、側仕えの侍女達の何人かが当然と頬と瞳を染める。
 ……かようの者達、紛れも無くロリペドのケを宿業に宿す身の上ならん。



 ょぅι゙ょ―― モルガンルフェイことフェイ姫の語る言葉に偽りはない。

「…天下はすでに混沌。およそ200年前、猫国は女王フローラ様のご即位に端を発し、
大陸は冬の薄氷が溶け流れ出すように停滞から流動の時代に入りてございます」
 遥か異郷たるヒトの世界と比べた場合、この世界の文明進歩速度は遅い。
 遅いはずなのである、本来ならば。
 概ねがヒトより長い知的生命体種族の平均寿命、
 ただ一種の万物の霊長によってではなく、多種混在の霊長によった人類世界、
 魔法と呼ばれる超常の、ただし個体能力に大きく左右される強大な力。

 …あらゆる要素が文明の発展速度にブレーキをかけ、
 ヒトの世界よりも生物時間の流れをゆったりなものにして――いたはずだった。
 事実、2000年近くもイヌの国を縛り続けていられた事や、
 今にあってさえ大陸中央と辺境部の間に圧倒的文明格差がある事がその証。
 この世界は、『停滞』していたのだ。
 確かに200年前、いや少なくとも100年前までは、『停滞』し、故に『安定』していた。
55(05/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:15:46 ID:R370U61b

「セパタという名のネコの暴威、緩んだイヌの縛鎖、不和不穏は大陸の方々に溢れ、
巡る黒き思惑、水面(みなも)の下のきな臭き火の粉火種、渦巻かぬ国は無き次第」
 『停滞』が崩れたのは、何故ゆえか。
 いかなる時点での、いかなる存在の所業により、『停滞』の崩壊は始まったか。
 ヒトともネコともイヌとも、要因は様々で特定するのは困難を極めるが、
 …しかしただ一つ言えるのは、既に『停滞』の時代は終わりを告げたという事。
 混沌と流動の時代の訪れ。
 それ以前の1000年と比べても、圧倒的な文明進歩速度、相対生物時間の加速。
 『変革』には犠牲と破壊が付き纏い、『進化』は淘汰と適者生存を促す。
 なれば世に争いが満つるのも、また条理。
「…なにより諸国が野望憂国の士がこぞって欲するは、何も【ヒト】と【落ちモノ】、
異世界(とつくに)からの異分子には限らず、この世界の古きに眠る力でもあれば」
 伏せるモルガンルフェイの言葉に、ウサギの中でも古臣の部類、
 この城の成り立ちの深奥に携わる何人かのウサギが、僅かに耳を震わせた。
「かかるご時世にウサギの秘奥を軽々しく世に開露せしめようものなら、
必ずやアトシャーマの漠寂たる時の流れに不穏の影を落としましょう、」
 今やガクガクと四肢が震えるのも隠さず、
 遠目にもそれと分かる程衣服を汗に濡らして童女の如き姫君が断じた。

「 さ す れ ば お 国 の 一 大 事 ! 」

 裂帛の気合と共に搾り出された言葉に、
 比較的常識を弁えたウサギはウサギで気圧されビビって諌めも制止も出来ず、
 それなりの胆力を持った老獪なウサギ達も、
 目の前で始まった余興に好奇心に目をドキワクさせて敢えて止めない。
 ……何やら大いに問題アリのような気がしたが、おそらくきっと、気のせいである。
56(06/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:16:52 ID:R370U61b

「しかも相手は、あの猫井の、しかもイヌの国支社の来訪者ですぞ? なれば――」
 暗にスパイである事を示唆して仄めかしながら、
 しゅるりと。
「――イヌやネコの間諜に成り代わり、わらわがお見せつかまつる」
 周囲があっと思う間もなく一息に。


 何のためらいもなく、フェイ姫は脱いだ。


“ “ “ “ ――なっ!!? ” ” ” ”

 刹那、周囲に控えていた臣下の表情にことごとく驚愕が疾ったのは、
 ドレスの下に最初から下着肌着が身に着けられていなかったからなどではない。
 露になりしは、早朝の新雪のような、真白くも妖しき全裸。
 傷一つ無いその肢体は、さながらたっぷりと釉薬を塗られた白磁のように。
 しかし問題は、肉を割り、その無毛の土手に埋没した恐るべき異物。
 …否、それだけならばまだ余人の予想の範疇、
 やや太過ぎるという点を除けば、それでも十分予想された範囲内の事。
 真に問題なのは。

“馬鹿な!”
“に、二本挿しと?!”

 股を潜って後方、その可憐な菊門をも押し広げ突き刺さる凶悪な棍棒。
 たちたちと滴音を立てて生ずる二つの液下の正体は、滴る愛液と腸液か。
 しかも。
57(07/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:17:54 ID:R370U61b

 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……

“しっ、”
“振動しておるッ!!”

 その二本の黒バイブは、傍目にもすぐそれと分かる程に震え慄いていた。
 激しい振動が器物との境目、赤紫色の秘肉をふるふると痙攣させ、
 岩清水のように漏れ出でるは、同じく震えを纏ったとろみ掛かっての薄い白濁。
 十手の鉤がごとき突端は狙い違わず陰核を押し潰し、
 包皮を掻き分けてその向こうの胚珠に、細動を直接クロスパニッシャー。

“み、妙ぞ? こは如何なる事!?”
“た、耐えられませぬ。あのような陰核への刺激、耐えられませぬ!”

 並のウサギであれば、到底耐え切れぬ責め苦。
 『はひ、ひやぁあああんっ♪』等と締まりなくも淫らな喘ぎ声を漏らして、
 涎を垂らしながら赤絨毯の上を転げ回るは避けられぬ定め。
 なれば見よ!

“……な、何じゃ?”
“そこに立っておるのは、一体何じゃ?”

 公の場、それも謁見の間は女王陛下の御前においてすっくと仁王立ちし、
 脱ぎ捨てた服を片手、二穴から淫液を零しながらもぷるぷる震えるかの幼女を!
 薄っすらと赤みの差したる幼き肢体は、いかな阿婆擦れとて敵わぬ淫猥さ。
 そは物狂いにあらず!
 魔女の片割れ、れっきとしたアトシャーマの姫君なり!!
58(08/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:18:57 ID:R370U61b

“な、なんたる異様な精神力……”
“フェイ様の二穴、側女(そばめ)十人分の働きはするものと覚えたりッ!”

 衆人の合間を韋駄天の如く疾り抜けたるは、畏怖か、あるいは賞賛か。
 ……ダメダメでございまする。物狂いばかりかと。
 そうして。

「かっ、かような平和ボケの、もたらすものはっ」
 いや、ごめん。
 散々褒めそやしたところを申し訳ないんだけど、やっぱ耐えられないっぽい。
 目は充血して潤んでるし、服を掴んだ手には痛いくらいに力が篭ってる。
 かくかくかくかく、笑いっぱなしの膝。
 ヴイィィィン…!と情け容赦なく前後から責め続ける極太バイブ。
 ぽたぽた泡立ち滴り落ちる愛液と腸液は、
 寒気に触れて湯気を立てつつも、もうだいぶ大きな染みを絨毯に作ってて。
 ……覚悟は分かる。
 ……覚悟の程は分かるのだが。

「つまるところ、こっ、このようなものッ!!」
 ――でも具体的に、どのような?
 猫国や犬国の諜報員は、ウサギの二穴にバイブを突っ込みに来るんだろうか?
 ウサギの秘奥の種が割れたら、世界に快楽地獄がやってくるんだろうか?
 ……それはそれで非常に恐ろしい未来のような気もするが、
 でも安心していい、 そ れ は 絶 対 に な い 。
59(09/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:20:00 ID:R370U61b

「良かれと善意にて敷き詰められた道がっ、地獄に続いている事もございます!
そ、それでも母上は……っあうぅぅ!」
「!!!!」
 とうとうガクンと膝を崩し、そのまま四つん這いに蹲ってしまうフェイ姫。
 獣のメスがオスを誘うが如きその体勢と、後ろから丸見えの二本挿しの穴に、
 その場のウサギ達全員が鼻息荒く身を乗り出した事は言う間でもない。
 発言内容自体は結構いい事を言っているのだが――

“出来ておる!…ハァハァ…”
“出来ておる喃(のう)…フェイ様は……ハァハァ…”

 ――無残なるかな。既に誰も話の中身なんか聴いてなどおらじ。

「あっ、あふっ! あく、あっ、アト、アト――」
 全裸の御身にびっしりと玉のような汗を浮かばせし白磁の肌。
 頬と同じように、タコのごとく真っ赤になった両耳は力なくへたりと垂れ下がり、
 涙を溜めた目よりも先に、太股に股間よりの淫らな液を伝わせる。
 高く上げた尻の頂点、震えた四肢の天辺にあるは、ぽんぽん綿毛のウサ尻尾。

“ “ “ “ 出 来 て お る 喃 !!!! ” ” ” ”

 ――こは謁見の間などではあらぬ。
 ――幼女の公開ストリップ場なり。

「――アトシャーマ九十万の民と引き換えにされてもッ!
このようなものがご覧になりたいと仰せられるかッッッ!?」
60(10/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:20:49 ID:R370U61b

「ぐー」
「「「「…………」」」」











 ――ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドが明瞭な意識を失ったのは
     いつの頃からであろう?
 ――『天下はすでに混沌〜』『猫国は女王フローラ〜』など、
     “何だか難しいお話になって来たなあ”と自覚した時ではなかったか。


「……あ、暗、くぅん…ッ」
 びくん、びくん。

 ――アナヒータ女王の在位38年目、○月×日
 ――ホワイトパール・モルガンルフェイ・アリアンロッド、絶頂
61(11/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:21:35 ID:R370U61b

 すらりと一本肘を伸ばした右の腕(かいな)は、正中に沿って半弧を描くように。
 足は床より約40度、股の合間は広げすぎず閉じすぎず。
 汗の雫を振りまきながらも、床に水平に上げられた顎、鼻先は高々と天を突き。
 噴いた潮は、虹のアーチのように美しい放物線の飛沫を描いた。

 ――アトシャーマが姫君、十三姫の参謀役たるモルガンルフェイの絶頂は、
 ――かようなストリップ場にあっても、蕩ける程に尚美しい。
 ――何やら背景に見える幻視の花弁、さてはあれなるはバラの花か。

「しゃ、芍薬の型!!」
「し、しかも二重銀弧、それも虹架の象を伴ってにござる!!」
「このような場、それも即興であれほどまでの絶頂をお魅せなられるとは…!」
「お美事!」
「「「「お美事にございまする!!!」」」」

 たちまち湧き起こるは割れんばかりの盛大な拍手。
 陶然とした目でフェイを見る者に、中には感極まってハンカチを目に当てる者まで。
 ――色狂い。
 ――ウサギは皆色狂い!
 ぐったりと絨毯に伏した汗だくのフェイ姫に、
 やけに手馴れた仕草で懐紙とタオルを持った侍従達が足早に駆け寄る。
 どうやら別に、珍しい出来事でもないらしく。

 ――再度の事件はその時に起こった。
62(12/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:22:22 ID:R370U61b

「失礼つかまつりまするッ!」
「何事じゃ」
 突如謁見の間に駆け込んで来た騎士装束のオスウサギに、
 入り口近くに控えていた女官達があからさまに眉を潜めて怪訝そうな声を上げた。
 又と無き貴人の美しき振る舞い、
 その余韻の空気を殺がれた事に気分を害した様子が明白である。
 …こいつら、こんな時「オオカミが来たぞー」みたいな報告を受けたらどうなるのか。
 …想像すると、どうしても一抹の不安が拭えない。

「無作法お許しあれ! なれど火急の用件なればッ!」
「……よい。申してみよ」
 しかし赦しの声をかけたのは、他ならぬ絨毯に伏していたはずのフェイ姫その人。
 見れば既に侍従に助けられて身を起こし、
 軽く清め終わった裸体の上に、再び着衣を纏いつつさえある。
 数十秒前には絶頂の最中にあったというのに、恐るべきは頭の切り替えの早さ。
 曖昧夢中であった頭は既に剃刀に切れ味を取り戻し、目は鋭い輝きを帯びている。
 ……というか、服を着るのが早い。
 なんか『物凄い手馴れてる』みたいで、ちょっと目を見張るまでに服を着るのが早い。
 さりげなくちゃっかりと、秘裂に刺さっていた黒槌を抜き取った若い侍女が、
 恍惚とした表情で粘液に覆われたそれに舌を這わせるのにさえ見向きもせず。
 どうやらそれさえ、いつもの良くある一幕らしい。
 ……どうなんだろうか、それって。

 ちなみに玉座に座った当の女王様は、未だ夢の中である。
63(13/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:23:10 ID:R370U61b

「はっ、恐れながら……ど、道場に他種族の者が……」
「!!!!」
「ぐー」
 その言葉を聞いて(約一名を除き)その場の全員の背筋に戦慄が走った。

 基本争いを好まず、非殺・非傷を主と掲げるウサギの騎士達であるが、
 それでも騎士を名乗る以上は、『交流』としての試合の申し込みは歓迎している。
 真剣勝負および道場試合においての秘奥の使用こそ禁じられているが、
 それさえなければ模造刀勝負を条件に、さあさあ、当騎士団は誰でもウェルカム。
 しかし。
 しかしである。
「……して、内別は?」
「大柄なオオカミの男性が一名、長身のカモシカの女性が一名の計二名」

 アリアンロッド魔法騎士団の修練場に他流の者がやってきた場合、
 もっとも警戒すべきは外部の者の脅威ではない。

「まさかと思うが、セニアの奴――」
「はっ! …だ、『伊達にして帰す』と、もうノリノリで……」
「――ッ!! あっ、あのじゃじゃ馬め!!」
 珍しく怒気を滲ませて言い放ったフェイ姫の声に、
 しかし咎める風もなく、その場のウサギ達の諦めたような嘆息が追従した。

 ――アイオライト・セニア・ディミオン。
 女性の身ながらにアリアンロッド魔法騎士団の騎士団長の座に収まる黒ウサギ、
 マダラと見間違う程に麗しき、甘きマスクの男装麗人であるが、
 しかしその周囲や通り過ぎた後には、しばしば不穏な二つ名が付き纏う。
64(14/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:23:52 ID:R370U61b

 曰く、『タイラント(暴君)』。
 曰く、『ウサギにあっての黒狼の如き』。

「な、なんとか遣い手の卿らが抑えておりますが、周知の通り、かの方は……。
このままでは早晩突破されまする、フェイ様、何卒ご助力のほどを!」
「…ッ! …あい分かった、そなたが気を咎める事ではない、面を上げよ」
 小さく舌打ちして、侍女達の中からするりとフェイ姫は進み出た。

「よいか! お主は件の他国の者を丁重におもてなしした上で
上手い事口八丁で丸め込んで魔法騎士団の修練場から引き剥がすのだ。
この際他流試合は一切禁止してるという事にしてしまっても構わぬ。
下手すれば命にも関わる事ゆえ、全身全霊でごめんなさいして速やかにお帰り願え!」
「御意ッ!」
「ルディア、リルト、お主達はわらわと一緒に来るのじゃ。
…アマティスタの御老にも、ぶしつけながら出来ればご助力願いたい」
「承って候」

 二羽のメスウサギに、一羽のオスウサギ、
 そしてそれらのお付きの者達を伴って謁見の間を退室しようとしていた姫君が、
 ふと最後に入り口の所で足を止めて。
「――母上!」
「はいっ?! ね、寝てませんッ!!」

 ……即座、場の空気が一気に弛緩した。
 自らも溜め息をついて、脱力する者や、こっそりと笑いを隠す者を尻目に、
 アリアンロッドの魔女は母にしてもう一人の魔女であるウサギの方を顧みると。
65(15/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:24:34 ID:R370U61b

「母上、とにかくダメですからな」
「は? え? ……あ。…ええ〜、いいじゃないそれくらい」
 アナヒータ女王の曖昧な思考は、眠りに落ちる前から動いていない。
 なんか理由もなくダメと言われたので、とりあえず反発するは必定の心構え。
 …肝心の理屈をぐーすか寝ていて聞き飛ばしたのは自身なのであるが。

「でもダメなものはダメです」
「そんな、ちょっとくら
「ダメ」
「でも別に悪い人達じゃないってお母さんの勘
「ダメ」
「て、『てれび撮影』だよフェイちゃん!? 『てれび撮え
「ダメ」

「…もぉ! フェイちゃんのケチ! えばりんぼ! 石頭!!」
 にべもない態度に、とうとうぷーっと頬を膨らませて怒り心頭のお母さん。
 ここまで蔑ろに扱われては、彼女の女王としてのプライドにも火がついたらしい。
 ……というか、あったんだね、女王としてのプライド。この人にも。
「フェイちゃんが幾らダメって言ったって、
最終決定権は女王であるお母さんにあるんだからね! …ねー?」
 なんと! 恐るべきは国家元首にあるまじき職権濫用!
 ……もっとも、
「あれ?」
 同意を求めて左を向けば、左に控えた侍従達がサッと目を逸らす。
「…え?」
 右を向いたら右を向いたで、右に控えた侍従達がサッと。
66(16/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:25:18 ID:R370U61b

「…………」
 おもむろに顔を上げて謁見の間を右から左へ見回せば、
 まるで目からの熱線に薙ぎ払われるが如く、控えた諸臣が右から左へ目を逸らす。
 おまけになんか数名、必死で笑いを堪えてるウサギまでいるのが。

「……み、みょうぞ、こはいかなること……」
「お、恐れながら女王様」
 ショックを受けて呆然とする女王様に、
 すぐ近くに控えた若いオスウサギの侍従が反射的に声を掛けてしまったるは、
 情けと献身を旨とするウサギなれば当然の事。なれど。
「……あ、いえ、あの、その」
 男はすぐに己の軽率な行為を後悔した。
 密かに胸の内で想いを寄せていた女王様の注視を受けて、
 アガって頭の中が真っ白になってしまったのも理由の一つではあるが――
「…ア、」
 ――雨の日の路上に捨てられた小動物と、視線を合わせてはならじ。
「…アトシャーマの明日は、女王様にござる」
 まこと苦しきフォロー。

“なっておらぬ”
“フォローになっておらぬ喃……”

「最終決定権者殿」
 方々から上がる嘆息と苦笑を越えて、そんな茫然自失、半泣きの母親に、
 愛娘は肉食獣が如き悠然の笑みを投げかけると。

「…―― ご ゆ る り と ♪ 」
67(17/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:26:02 ID:R370U61b


      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


 アトシャーマの女王は『飾り』である。
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、何よりもその事を自覚している。

 午前の部の謁見を終えての昼食時。
 しかしその傍らに、いつもはいるはずの聡明な娘の姿はない。
「セニア様へのお説教が長引いておりますれば……」
「セニアちゃんも大変ねえ……」
 うやうやしくも理由を述べた侍従の言葉に、女王は素直に同情の念を抱いた。
 モルガンルフェイは戯れの出来ぬ女。
 その彼女が本気で説教をしたとなれば――やれば二時間では済まない。
 フェイ姫とはそういう女である。

 ホワイトベリーのジャムを塗ったパンを、上品に齧る貴人。
 ハプニングはあったものの、それでも予定より15分ほど遅れて、
 午前の謁見は今日もつつながく終了した。
 終了したが、しかしそれは別に彼女の采配や有能さに依るものではない。
 周囲の優秀な臣下達や他の十三姫が、
 普段よりも二割り増しで発奮、時間を切り詰めて頑張ってくれたおかげであり、
 彼女はただ座って、平伏した者に対して声をかけ、
 周囲の者達の論議や決定、差し出される書類のままに裁可を下しただけ。

 見る者が見れば、まっこと否定しようの無き傀儡の女王。
68(18/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:26:45 ID:R370U61b

 なれど、それも無理からぬ事。
 確かに彼女は、『因果の女王』『眠り姫』の二つ名を抱くほどにの大魔法使い、
 しかも当代唯一の『原因無き魔法』を行使可能な規格外の魔女であり、
 また同時に国内でも一、二を争う優秀な魔技師、魔法式開発者でもあるのだが。
 ……ただし為政者としての『政治能力』は、皆無に等しい。
 同様に『外交能力』や、商才とも換言可能な『財務能力』に関してもまた絶無。
 それだけではない。

「……女王様。恐れながら零してございまする」
「あっ、ご、ごめん」
 熟れて蠱惑的な胸元に零れたパンくずを、行儀悪く指で摘んで口に入れる様は、
 肉体に反比例していつまでも少女のような有り様であったが。
 …逆に言えば貴人にあるまじき振る舞い、田舎娘にしか見えない不躾な所作。
 多くの魔法使い達においてそうであるよう、
 アナヒータにはそもそも、基本的な対人社交能力、日常生活能力が欠乏していた。
 まぁ女王のくせに居眠りが絶えない時点で、言う間でもない事なのではあるが。

 万能の天才ではない。
 技術者、研究者、インドア派魔法使いとしては優れているが、でもホントそれだけ。
 騎士団長のセニア姫どころか、見習い騎士と戦ってすら多分勝てず、
 娘のフェイ姫のような、聡明な機知で城内の官房諸事を取り仕切る才女でもない。
 国政に纏わる九割方の政治雑務は、全て大臣達や専門の諸機関が行い、
 実際彼女がそれらの間を行き交う書類を盗み見ても、半分も内容を理解できない。
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、魔法しかとりえのないくるくるぱーだ。

 そんな彼女が、一国の主に最も遠い所にいるであろう彼女が、
 ではなぜ女王の座に収まっているかというと、答えはやはり、『飾り』だから。
69(19/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:27:28 ID:R370U61b

 ――王に必要不可欠の才とはいかなるものであろうか。
 ――王器とは何を持って王器と定めるのか。
 国によってそれは異なり、
 また王は王でも目指すのが『覇王』か『聖王』かでまた定義は違ってくるだろうが、
 しかしウサギの場合は、それを【敵を作らない才能】と定めている。

 …優れているほど尚良いわけではなく、何でも出来るほど尚良いわけではない。
 優秀すぎれば嫉妬を招き、集権専断が過ぎれば臣下の反感を招き、
 なれど愚が過ぎれば下克上を招き、何より嫌われ者の王に臣民の心は伴わない。

 『武』の誉れなら別に将軍武人が受け持てば良い。それは『王』には必要ない。
 『魔』の誉れなら別に宮廷魔導師が受け持てば良い。それは『王』には必要ない。
 『為政』は内務大臣と執政官が、『財政』は財政大臣と税務官が、
 『外交』は外務大臣と外交官が、『官房』は官房大臣と宮廷人が、
 それぞれ受け持ち担当すればいい、どれも『王』にあらずとも出来る事。
 『王』は、ただ『王』として、『王』でありさえすればよい。
 『王』に必要なのは、ただ『王としての資格才気』にのみ留まる。

 故に本当は正しいのだ。
 「アトシャーマの明日は女王様である」と言った、あの若い侍従の言葉は正しい。
 彼女こそが、アトシャーマの未来。
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドこそが、ウサギの象徴。
 アトシャーマそのもの。

 一番憎まれぬ性格で、一番敵を作らぬ才能を持っていた彼女は、
 だからこそ協議の果てに「相応しかろう」と、満場一致で女王の座に据えられた。
 彼女は飾り。彼女は象徴。彼女は要。現兎神(あらひとがみ)。
70(20/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:28:25 ID:R370U61b

 愛すべきドジな居眠り女王様。ウサギ90万のマスコット。
 偶像であるアナ女王は、だからこそ永遠の少女として純潔純粋を保ち続ける。

 配下に『嫉妬』や『劣等感』を抱かせぬほどには、適度に無能で欠点を備え、
 けれど『相応しからず』と『下克上』を招かぬほどには、一芸の誉れも保有する。
 『怒りを買わぬ』という稀有の才、『笑って許せる』という稀有の才、
 失敗もするし、欠点も多いが、だからこそ諸臣は彼女に仕え、彼女に尽くし、
 『何とかしよう』『自分が支えなければ』と、進んで彼女に――国に尽くす。
 何より、彼女を見ていると皆希望が持てるのだ。
 人間は決して醜いだけの生き物ではない、汚いだけの生き物ではないと。
 だからウサギは絶望しない、このような吹雪に囲まれても、己の出自に誇りを抱く。
 万能ならずも心優しき女王様の存在は、ウサギの心に希望を灯す。

 ……穿ち捩れた見方をするのならば、確かに犠牲だ。
 90万の民が、過酷かつ閉鎖された狭い環境下で、まとまっていく為の『要石』。
 生きながらに神に祭り上げられ、神聖視され、象徴にされた、『旗印』。
 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、誰よりもその事を理解しており。
 理解していて。

「…はー、お腹いーっぱい。今日もご馳走様〜」
「はい、ではお下げいたしますね」
 ……でも別に、その事を悪し様には思わないのだった。
 本当に、本当に悪し様には思わない。
 故に『女王』で。
 故に『王器』。
71(21/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:29:07 ID:R370U61b

 飾りには、それでも飾りとしての仕事があると女王アナヒータは考えている。
 象徴には、それでも象徴にしか出来ない事があるとも信じている。

 ねぎらう事。声を聞く事。微笑む事。手を振る事。
 『人形の仕事』ではあるが、それでも大事な、重要な女王としてのお仕事だ。
 『何時間も椅子に座ってただニコニコしているだけ』の、
 単純だが面倒で――本音を言えば退屈極まりない仕事だが、大事な。
 ……人によっては到底耐えられぬそんな仕事に、
 それでも女王アナヒータは、誇りを持って毎日励み、労を尽くす。

 欲を言えば24時間全てを己の研究、やりたい事につぎ込みたいし、
 長時間椅子に座って複雑難解な話を聞いてると、眠くなるのは事実なのだが。
 しかしそれでも彼女は、分からないなりに耳を傾けようと努力する。
 すごいと思えば素直に感動し、可哀想と思えば素直に同情の意を示し、
 許せないと感じれば怒りを露にして、哀しいと思えば悲痛にぽろぽろ涙を流す。
 国民を、ウサギという種族が大好きだから。
 アトシャーマという小さな国に、惜しみなき愛を注いでいるから。
 そうしてそんな溢れんばかりの愛は、自然諸々の行動の端々にも表れて。

 ホワイトパール・アナヒータ・アリアンロッドは、だから兎国の女王だ。
 紛う事なき、『王の器』。並ぶ者なき『兎王の中の兎王』
 『王』という概念をその身に降ろして宿す為の、最も適格な『容器』であり。
 何より彼女自身が、喜んでその責務と運命を引き受けている。
 0から1を……無限の愛を生み出し続ける永久機関。具現化した『献身』。
 『理想のウサギ』に最も近い、全てのウサギの母――…

 …――なのであるが。
72(22/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:30:05 ID:R370U61b

 食後の紅茶のカップに口をつけたまま、石のように動きを止めた女王の姿に、
 その場に控えた侍従達がまた寝たのかと勘違いしかけた時。
 ふわりとひとりでに、文持ちの侍従の携えていた紙と文具一式とが浮かび上がった。

 目を見開けど、驚きの声を上げるウサギがいないのは、やはり珍しくないから。
 彼らの『眠り姫』にとっては、これくらい造作も無い事。
 特に彼女がその目を閉じて――ちょうどヒトの世界の学術用語で言う、
 レム睡眠の状態に陥った際、その力、現界に及ぼされる作用は、最も強まる。

 羽根ペンさえ必要としなかった。
 不可視の作用でビンから掬い上げられた黒インクの液塊が、
 ピッという水音と共に植物紙の上に弾かれ飛散した、……ようにしか見えない。
 ようにしか見えなかったのだが。

「……うん」
 パチリと目を開いて、インクの散らばった紙をサッと宙に泳がせた彼女の手中には、
 乾いたインク、流麗達筆に描かれた一枚の書簡が完成していた。
 四方八方無作為に飛び散ったように見えたインクが、しかし確かに文章を織り成す。
“女王様はやはり……”
“物が違う……”
 夢の中のイメージの、現実への直接投射。
 念動で羽根ペンを動かして、それで文章を書く魔法使いなら別に珍しくもないが、
 しかし一瞬でこんな芸当をやらかす程の常識外れともなると、流石に。
73(23/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:31:15 ID:R370U61b

「これをね、――に届けてほしいの」
 簡素な白い封筒に入れられて、指先に掬った糊で軽く封をしただけの書簡。
 印も無ければ宛名も無く、別段封蝋も施されていないが、
 それでもこの手紙を、相手が彼女の名を騙っての偽の文だとは疑うまい。
 軽く指で一本、対角線をなぞって斜めに引かれた線は、
 けれどただそれだけで、並の者では到底解除不能なマジックロック(魔法錠)。
 宛名人以外の人間が途中で開いて中身を覗き見る事はもちろん、
 あのフェイ姫でさえ、強引にこじ開けようとすれば数時間の刻を奪われよう。

「……イズメルディオラ様と、ファクトール様にですか?」
 そんな手紙をこっそり手渡され、困惑したように目をしばたたかせるのは、
 先刻女王様の前でアガって恥を掻いてしまったオスウサギの侍従。
「そう。…もちろん、フェイちゃんには内緒でね」
「…!! い、いけません女王様、さっきあれほどきつく――」
 主が何を企んでいるのかおおよそ察しはついて、
 根が善良なこの若者は、慌てて諫言しようと手紙を押し返しかけたが。

「この埋め合わせは、後で必ずするから、ね?」
「…………」
 ――女王様の『思召』が王族ゆかりの貴人達のみならず、
 平民出であるはずのお付の者達にまで及ぶ事は珍しい光景ではない。
 …美人の若妻が、近所の中高生を歯牙に掛けるが如き異様な誘惑。

「……い、一命に代えましても!」
 何のためらいもなく、若者は堕ちた。

 ――青年が女王様の熟れた肢体に溺れるのは、まさにこの夜の事である。
74(24/24) 万獣の詩 MONOGURUI 001 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:32:16 ID:R370U61b


      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


 取材に散るわんこ 取材に咲くにゃんこ

 撮影取材に訪れた猫井テレビのカメラクルー達を
 淫靡に歪んだ赤い眼が捉える

 始まったのだ 狩りが
 ウサギを狩るのではない ウサギに狩られるというのだ
 肉食獣どもは微笑む
 そんなことを肉に飢えた 己のこの肉食の牙が 許すと思うか? と

 そして 惨劇の一幕は開け
 響く 弱き者が色に溺れゆく声

 雪と静寂
 魔と色と肉欲
 取材という名の宴の中で
 生まれたものとは?

 ―― 残酷無残ファンタジー、ここに開幕す
75 ◆USA.8LoleA :2007/02/26(月) 22:32:49 ID:R370U61b

□ 万獣の詩 〜猫井社員、北へ往く〜
 本編。比較的まじめな話。シリアスな話や暗い話、小難しい話があったり。
 最終的には3Pとか浣腸とかネジ緩んで来るんだけど序盤はエロ皆無。

□ 万獣の詩 〜MONOGURUI〜
 外伝。常に死狂ってるギャグ小説日和。上記の通り萌えと笑いが重視。
 登場人物が何故か美しい日本語を使ってるのに関しては、無作法お許しあれ。


の二本立て。基本路線はどっちもほのぼの。


<警告事項>
 ・ヒトが登場しない。
 ・マダラ(人間型♂)や、ケダマ(獣人型♀)も同様。
 ・必然的に獣人型♂の比率が高いので、猫耳OK獣人NGの人にはお奨め不能。
 ・大長編ドラえもん。50〜100KBの話が全部で10〜20個。
 ・エロ(絡み場・ベットシーン)は全体の1/4〜1/5。
 ・序盤は非エロが続く。
 ・アブノーマル属性の話は事前に警告。
 ・兎の国の設定は兎の人氏の十六夜賛歌にほぼ準拠。
 ・本文の長さが長さだし、国の設定とか登場人物とかもごちゃっとしてるんで、
 あとで設定擦り合わせ用の要点まとめとかを避難所あたりにでも。

というわけで、

第1話
 (前編) ttp://up.uppple.com/src/up2268.txt (74KB) 非エロ
 (後編) ttp://up.uppple.com/src/up2269.txt (37KB) 非エロ
第2話
 (前編) ttp://up.uppple.com/src/up2270.txt (67KB) 非エロ
 (後編) ttp://up.uppple.com/src/up2271.txt (73KB) 非エロ

このあたりは言わば、このスレのSSに恒例の前文、
ウサギの種族特性やお国柄、歴史などについてくだくだしく語る部分にて候。
エロならざれば、お見苦しきは読み飛ばされよ。
77名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:46:03 ID:cnSe3UNJ
なんかすごいのがキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
78名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:16:07 ID:VHQnqOrh
落ち着いてスレ見つけて、まとめサイトちらちら見てたら
落愕病があって、あらびっくり(´д`;)
mixiで公開してたのをこれから少しずつ投下してきますね

失礼しました
79名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:36:08 ID:1qUrVRv/
兎耳流、涎バイブ
お美事にございます!
80名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:45:36 ID:3SpyVpzS
すっげー文章うめー! GJ!!
MONOGURUIの最後の方、取材に散るわんこ〜辺りのくだりに
何と無くスウィートホームを思い出しちゃったよ (((( ;゚Д゚)))
わんこにゃんこからして主任、副主任辺りがエロのメインになるのかな

しかしイヌとオオカミが一緒に居るのって珍しいですな
81名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 12:21:27 ID:D9C6vtcD
>>78
mixiはアダルト禁止だし一応匿名閉鎖サイトなので他人の転載してもわからない
既に公開してるならここに投下する必要はないんじゃないの
URLだけ出すかブログでやって宣伝に来れば?今変なの沸いてるしそういうのはやめてくれ
82名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 12:52:58 ID:kjHNv0Vk
おつおつ。
まあ、実際のところ、変な人はNGワード数個で瞬殺できるからなw
まあ、もし変な人がいても、あまり気にしないで投下してください。
83名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 15:18:34 ID:xCq+d+XV
物は言いようで角が立つからな
やめろと言われれば余計やられる事もあるし面白がって晒す奴も出てくる
後手にしかならないが相手を刺激するような発言は控えた方がいい
84名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 16:09:53 ID:HFk8m1de
つまり、変なのは放置でおk?
85名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 16:22:47 ID:QLvxjeuV
意見と感情を切り分け出来れば可。
モノの言い方はつっけんどうだけど、切実な事態に直面していた訳でして、その辺のところを理解してくだされ。
そんな訳で新作歓迎!来臨歓迎!
86名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:05:45 ID:o7j3EyEt
その、誰も指摘していないから
俺だけが気にしすぎなのかもしれないけど、
◆USA.8LoleA氏の猫井社員一話、確かにエロしているシーンは無くても
どう……してたかの説明があって、かつそれが同性愛的なものである以上
十分にアブノーマルであることを示唆しておくべきではないだろうか。
読みやすいしキャラもいい感じなんだけど、正直読んでいて胸焼けが……

場所がら性的描写に寛容になりがちなのは仕方ないし、
空気悪くするような書き込みで申し訳ないけど、
自分と同じく同性愛とかのアブノーマルな属性に耐性がない人は
一応読む前に注意した方がいいと思う。
87名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:03:05 ID:fAu97+EN
>>86
どう見ても貴方だけです、本当にry
88名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:30:25 ID:bPt/PdVv
>>87
いや、>>86の言うとおりだと思う。
自分は同性愛も嫌いじゃないから楽しく読んだけど、
嫌いな人はマジで鬱になるんだよ。
ついでに自分はグロが苦手だから、グロのこと思うと駄目な人間。
やっぱり注意があったほうがいいよなーとか。

◆USA.8LoleA氏の話は本当に面白いし、着眼点いいなと思うし、
さらには読みやすいという素晴らしいものだと思うので、
今後はぜひともそういう特殊な性癖は表記していただきたいな、と。
本当に面白いから、他の人にも読んでもらいたいので尚更。

ともかくGJ!
89名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:35:25 ID:tmQWJOI2
すまない。一言だけ言わせてくれ。
石橋を叩き壊しちゃったら元も子もないだろ、と。
90名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:50:37 ID:fAu97+EN
>>89
だな。
とりあえず、◆USA.8LoleAさんには、俺が超期待してるから今後も待ってます、頑張ってくださいと書いておこう。
91名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 22:49:53 ID:bPt/PdVv
>>89
まぁ>>89のいうとおりでもあるんだけどな。
本当、石橋を叩き壊しちゃったら元も子もないだろ、なんだけど。

ともかく、>>87の言葉に反感覚えた俺が厨ということでした。
気分害したなら謝る。本当ごめん。
でも本当、◆USA.8LoleA氏にはすごく期待してるのは確かです。
俺の発言でご当人まで気分害したらマジで死ぬ。
9286:2007/02/28(水) 23:22:53 ID:o7j3EyEt
えと、何か妙な流れに……変なレスしてスマン。

一応特殊な性癖に特化してる……いや、在る意味特化はしてるけど、
ともかく同一世界観での作品を投下するスレだから、
異性との性行為以外は基本的にアブノーマルであると認識しておいた方が……と。

レズやらショタ同士はともかくホモは苦手だって人多いって言うし、
現に投下してくださってる作者さま本人も「アブノーマルなら明記」すると明言してるわけで、
それならっていう提案のつもりだったんだけど……。
作者様本人も作品内で既に「ホモ犠牲者」と結末みたいのを書いてる以上、
作品内でエロシーンとしてでなくてもそういう表現が出てくるよって言う意図を読めなかった
俺の注意不足でした。まじゴメン。 orz
9386:2007/02/28(水) 23:26:09 ID:o7j3EyEt
ああ、何か焦って書いたから変な文章に orz
×一応特殊な性癖に特化している
○一応特殊な性癖に特化しているスレって訳じゃ

×それならっていう提案のつもりだったんだけど……。
○それならっていう提案のようなつもりだったんだけど……。
9489:2007/03/01(木) 00:08:37 ID:x8rsZHwK
ごめん。なんか色々考えたけど、自分自身混乱しててうまく整理できなかった。
いまさら遅いかもしれないけど、>>86 も一理あると自分としては思ってるよ。
けど、自分としてはそれで作者様を縛りたくないというか……

うん。よくわからないから、おとなしく続きをwktkしてます。
色々とごめんなさい orz
95名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:26:33 ID:aeN4gZLl
おまいら、いいやつだな。

mixiか、mixiが見れないことがこんなにもどかしいのは初めてだ。
お願いします見せてください!!
96名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 07:58:35 ID:+OVZxCzZ
自由を取るか規律を取るか……

なんか、ナチスを彷彿させられた。
97名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 09:17:50 ID:kwlmksry
統制管理のふいんきがするな
理想的にいけばこんな感じなんだろうな
9888:2007/03/01(木) 20:23:24 ID:rJ4tawyV
ごめん、>>86氏。俺が妙な流れにした。
本当ごめんな。
そして>>89氏もありがとう。そしてごめん。
なんていうか本当いい人ばっかだなここ。




ついでに一応mixi入ってるけど>>78氏はどこなんだろ。
探知しようかと思ってたりするんだがダメか。

…ともかく楽しみにしてる!
99名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 20:52:12 ID:rU9mzlj/
>>96-97

……SSの感想ですよね?
100名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:09:14 ID:+uZYB9Yr
>>98
うん、もうわかったからこの話はこれくらいにしよう。
何度も謝ってたら逆に変な人が来ないとも限らない。
それはともかく、100げと。
101名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:14:41 ID:aeN4gZLl
>>99
まあ、まだベッドシーンがないから仕方あるまい。
性交…否、成功した社会主義がリアルじゃ少ないから
ネガティヴに見えて仕方ないってのは分かるが。
102名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:23:51 ID:+uZYB9Yr
>>101
成功した社会主義なら、日本という格好の例があるんですが……

それはともかく、◆USA.8LoleAさんってもしかしたら見聞録の人じゃないんだろうかと思ったりしている俺。
いや、段落の切り方とか文章の重ね方とかに似たものがあるような気が。
103名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:48:16 ID:rU9mzlj/
>>101
個人的にはあの街はSFの宇宙コロニーっぽく見えますな。実際近いモノなんでしょうけども。

>>102
>◆USA.8LoleAさんってもしかしたら見聞録の人じゃないんだろうかと思ったりしている俺。
それは思いつかなかった。読み返してみよう。
104名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 04:16:49 ID:V10s/DWX
房を持って房を制す?やっと仕事が終わったorz
105名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 07:56:58 ID:MjXW8tEL
>>99
すまん、SSの感想ではなくって
SSは自由に好き勝手に書くものか
それとも規律でしっかり縛りつけて書くものか
ってことでカキコしたんだ
106名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 08:17:00 ID:oilvxCwR
>>105
どっちにしても、極端に偏るとあまり良くない気が。
人に読んでもらうものだし、中庸が大事じゃないかとおもふ。
107名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 10:54:31 ID:dnq9WhXu
右端の理論と左端の理論の中間から見ている取材班が絶妙。
まあ、反対の理論に性的な意味で引っ張られるのは明白だし、
是非とも期待する展開ではあるがwww
108 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:28:51 ID:ZYWzYS2D
先生! (バッ!!)

「オカズにならなければ非エロ」「この程度の同性愛ネタ、物の数にも入るまい」と、
投下に際して不覚にも非エロと表記しましたるは◆USA.8LoleAの未熟。
かの匿名掲示板にて日々飛び交う『山純』『アッー!』『みさくら』『クリムゾン』ネタに、
少々感覚が麻痺していた事を認めまする。
TOPの『エロパロ・文芸創作板(いためい)』を見て、なぜ気付かなんだか。
たとえ18歳以上でもそのようなネタに嫌悪感を示す御仁が存在する事を考慮し、
戦場と心得て事に臨むべきでございました。

かくなる上はお口直し、猫眼流ギャグ流れ。
前スレ埋め用にするはずだった行き場のないノンエロスのコメディ、無作法お許しあれ。

>>101-103
なんというかこう、例えようのないものを敢えて無理して例えると、
スイス(永世中立)+ノルウェースウェーデン(同性愛合法&消費税25%)+
ヌーディスト(ネイチャリズム)+古代ギリシャのアテネ(ポリス)+エロス=ウサギ(闇鍋)
鎖国日本みたく、閉鎖環境なせいで妙な文化が育ったというのもあるけど
109(1/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:30:01 ID:ZYWzYS2D
□ 猫♂(赤猫) チーフカメラマン
   Age:63(640)  Height:170cm  Weight:75kg  Eye.C:gold  Fur.C:vermilion red
□ 鷹♂(白鷹) カメラマン
   Age:35(160)  Height:190cm  Weight:85kg  Eye.C:black  Feather.C:white


 猫井の子らにも休日はある。
「ヘイ彼女!」
「お茶しませんかー?」
 イヌの国ル・ガルはその王都、ソティス。
 ラフな出で立ちで夏の繁華街に立つのは、己のリビドーに正直な二名の男。
 わざわざ二人徒党を組み、なるべく相手も二人連れを選んで声を掛けるのは、
 多対多を装いハント対象の警戒感を少しでも解きほぐす為。
 1on1ではなく、2on2ないし3on3の状況下を作り出す事は、ナンパ術の骨子であり、
 同時に少しでもナンパの成功率を高める為の男の涙ぐましい努力である。

「すいません、急いでますから」
「そこを何とかさー、ほんと、ちょっとだけでいいからー……」
「やだっ、は、離して下さい!!」
「警察呼びますよ!?」
 ただしそれでも成功率が低いのが見るも哀れ。
「馴れ馴れしい!」
「軽薄な人は、嫌いです!」
「「…………」」

 大 和 轟 沈 。
110(2/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:30:55 ID:ZYWzYS2D

 叩きつけられた言葉に呆然としながらも、走り去るイヌの女の子達を眺める二人。

「な、なんだか今日は日が悪いみたいでござるな……」
「出直し申すですか?」
 ハンチング帽を被り直しながら、もうお昼頃に近い上天の陽を見上げる赤ネコ。
 耳を出しやすいように両サイドに切れ目がついているのが獣人仕様だが、
 そんなおしゃれも空しい事に、本日通産37戦37敗0勝0分。
「いつもなら20回に1回は成功するですが…」
「鳳也、ナンパは釣りと似たようなものぞ」
 サンダルを突っ掛け直しながらぼやくタカに、頭一個分小さいネコが釘を刺す。
 ――鉤爪トリ脚なれば普通の靴が履けぬ故、サンダル履き無作法お許しあれ。

「単に潮目の悪い日はとことん釣れぬだけ、確率論で語るなど笑止」
 そう言って不敵に笑う姿はゴキブリのように逞しかったが、
 微妙にしな垂れたその背後の尾から、
 単に成功率5%という現実を直視したくない強がりなのが明白である。

 ……ヒトでもなければマダラでもなく、
 取り立ててイケメンでもないナミメンのナンパとは現実にはこのようなもの。

 ――惨めになれなきゃ始まりませぬ。
 ――断られる事から全ては始まる。
 ――正気にてはラブホ到達ならず。
 ――ナンパ道とはシグルイなり。
111(3/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:31:29 ID:ZYWzYS2D

「しかしあれよ、さっきいきなり腕を掴んだのは流石に強引だったかと……」
「何を申すか!」
 ただしそれでも己の失策を反省して次に生かせる片方と違い、
 それすら出来ないアンポンタンがもう片方の男。
「ナンパとは攻め! 攻撃こそ最大の防御! ヒかれてからでは遅い、
一度潰れた会話のきっかけは二度と元には戻りませぬ!」
 腕を振り上げてシュバルツカッツェ流ナンパ術を力説するネコであったが、
 でもここがネコの国ではない、イヌの国だという事は明白だろうか?

「お主こそ何様よ、ただ黙って突っ立ちおって、貴様それでもナンパ師か!?」
「……誰でも良いというわけには参りませぬ、それなりに可愛い女の子でなくては」
 女と見れば、もうヘビやサカナや脊椎動物以外にさえ声を掛ける。
 そんな師匠の蛮勇が鳳也には理解できないのだ。
「自惚れまいぞ鳳也! 穴さえあれば女は女! 我らに贅沢が言えた義理か!?
もうこの際クレイプニールでも構わぬ、ヤれるならどんな♀とでもヤるぞ、オレはーッ!」

――お痛ましゅうございまする。
――今日のお師匠、いつにも増してお痛ましいご容態……。

 どこでどう道を間違えたものか。
 もう馬のマンコでもいいとかトチ狂った事を言い出す追い詰められた師の姿に、
 鳳也は己自身を重ね合わせて涙した。

「師匠、いくら御身が寸足らずだからと言って、そこまで卑屈になる必要が……
「そもそもお主がキスも出来ぬ口ゆえ、このような仕儀に相成ったの……

 …………。
112(4/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:32:28 ID:ZYWzYS2D

「ちちち、チビと申したか!?」
「せせせ、接吻も出来ぬ口と申したな!?」
 申した。
 二 人 と も 確 か に 申 し た 。
「せ、正常位も騎乗位も出来ない不具の分際で、なにを偉そうに――
「露骨に不自然な厚底ブーツを履いておきながら、よくもぬけぬけと人の――
「「 !!!! 」」
 身長170cm以上を公称しておきながら、本当は168cmしかないヒースにとって。
 あるいは背中の邪魔な突起物のせいで仰向けに寝る事が出来ず、
 またその脚の鋭利な鉤爪ゆえに
 正常位や側位でヤる事ができない鳳也にとって、 こ の 言 葉 は ……

「お、お前のような莫迦な弟子は要らぬなり!」
「その言葉、待ちわびておりましたァッ!」
 男 子 本 懐 。
 友 情 決 裂 。

“脆いのは何も女の友情に限った話にはあらず”
“某(それがし)が申し上げたき儀はつまるところそのようなもの”
“ 毒 男 の 友 情 な ど 笑 止 !”


 見苦しい独身男同士のケンカである。
 そのような醜い争いに『触らぬ神に祟りなし』する大人の処世術が、
 王都ソティスの繁華街を行くイヌの大人達にも存在していた。

 ――通報を受けたイヌのお巡りさんに職務質問され、
 脱兎のごとく二人がトンズラこくのは、まさにこの三分後の事である。
113(5/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:33:04 ID:ZYWzYS2D

□ 猫♀(シャム猫) 主任記者
   Age:160(640)  Height:160cm  Weight:50kg  Eye.C:blue  Hair.C:ivory


「おつぼねさま?」
「おうさ、『お局様』よ」
 気を取り直して昼食。
 近場の軽食店でサンドイッチをパクつきながら、ふと話題がそこに移った。
「キャロみてーな女の事を、ヒトの世界じゃお局様って言うらしいぜ」
 『女って酷い生き物だよな』『冷たいですよねー』的な、
 ナンパに失敗した男共のみっともなくも愚痴りまくりなよくある反省会。
 ……ただそれに、ピクリと衝立の向こうの影が反応を示す。

「何ゆえお局“様”……っていうか、具体的にはどういう人の事を指すですか?」
「わかんねーか? ピンと来ねぇ?」
 くるくるとクリームソーダを掻き回しながら受け手に回るタカの青年に対し、
 したり顔で身振り手振りを交えながら大仰な講釈を打ちだす赤ネコ。
 彼の落ちモノ好き、ヒトの世界の話題好きは部署内でも知られた事実である。
 今日も今日とてどこからか仕入れてきた情報を、
 ナンパ失敗の鬱憤を晴らすかのように生き生きと話し出し。

「どこの部署にも一人くらい居るだろ、やたら仕事は出来て社内に人脈もある、
でも性格ブスのカリカリ気難しーヌシみてーなベテランオバ社員。
何だかんだ言ってアレ、薹が立っちまって婚期も逃しちまったのに後ろめたさ
感じてっから、だから新入社員や若い女子社員にもいちいち辛く当た――

 ―― パ キ ィ ――
114(6/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:33:45 ID:ZYWzYS2D


      ":,'∵∀゚(#) 6、(*゚ -゚)    (゚∈゚ )



    ('(∀ (#/)    6、( - *)    (゚∈゚;)



  ドサァ…        (゚- ゚*)      (∈ ii)



               (*゚ -゚)   {{{{ (∈ ii) }}}}   「ふ……」



「ふふふっ、ふくしゅにんどのにござるかですかっ!?!」
 タカの青年のクチバシはカチカチと音を立て、睾丸は赤子のごとく縮み上がった。
 ハーフチュニックにスラックス、これまたオフな出で立ちの、
 猫井特派第四部副主任、キャロライン・グレインジ(御歳160)その人である。
 『化粧してないから気がつきませんでした』なんてホントの事を言ったら、
 公 開 処 刑 さ れ る は 必 定 。
115(7/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:34:29 ID:ZYWzYS2D

 ――そもそもにしてお局様とは。
 四官十六階七十三刻からなると言われる
 現場レベルでの職場人間関係ピラミッドの最高位に位置する者であり。
 『自分は仕事が恋人』とうそぶいて強がっておきながらも、
 次々と結婚して産休や寿退社を成し遂げていく後参の女子社員に
 本心では焦りと居心地の悪さも隠せない、
 そんな微妙なお年頃の大きな女の子の事である。

“あれよ、職場の腫れ物が如き一種即発の危険物よ”
“無用だ”
“お局様の前での結婚とか恋愛とかの話題、空気が険悪になるので無用だ”
“今日のお局様、ややピリピリか……”

 そのお局様が。


 目の前で魔神に変貌を遂げていた。


「 行 き 遅 れ と 申 し た か ? 」
「せせっ、ぜっじゃはざような事はっ……

 ―― ペ キ ィ ――

 ……脱いだハイヒールを逆手に握っての裏拳は、
 獣人♂♀のパワー格差を比較的簡単に埋める『凶器攻撃』と呼ばれ、
 容 易 に 人 体 も 破 壊 す る 。
「(ブクブク……)」
「 口 は 災 い の 元 」
116(8/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:35:16 ID:ZYWzYS2D

「…………」
 目尻の後に残った赤みは、今朝方まで泣き腫らした傷心の名残か。

 ――…まだじゃ!
 ――まだ間に合う!!
 ――ネコの寿命はネズミカモシカの約8倍!
 ――160を8で割ったら20歳!
 ―― 己(わたし) の お 肌 は ま だ ま だ ピ チ ピ チ !
 ―― 昨夜の失恋は踏み台に過ぎぬ、
 ―― 己 は 昇 る ぞ ど こ ま で も ! !


 屍二つを目下、ビビって近寄れない店関係者達を傍らに置きながら、
 魔神の瞳は現在猫科動物の如く拡大中。

 新たな決意と共に持ち出した数式は完璧であったが、
 しかし、そんな単純に8で割ったらヒトネズミカモシカの年齢に換算できるほど、
 簡単な話でも無いという事は魔神の脳裏には明確だろうか?

“本日のお局様、やや認知症か……”
“否。こは現実逃避と申すべきもの”
“あはれはお局様よ、自分で自分に言い聞かせねばならぬこの必死さ”
“本人も本当は分かってるのでござろう、そっとしておき召されい”

 ピクリ。
「……く……、
117(9/9) MONOGURUI 002 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:36:32 ID:ZYWzYS2D


   狂ほしく 血のごとき 婚期逃せり

            秘め置きし? 寿退社 はて いずこぞや
                                       by ひぃす


「って、何を詠んでおるかああああっ!!」
 ―― パ キ ィ ――
「ひぐ……」

 ―― ペ キ ィ ――
 ―― ペ キ ィ ――
 ―― パ キ ィ ――
 ―― ペ キ ィ ――

 ……滅多打ちであったそうな。
 本当は内心ものすごい気にしてるからこそそうせねばならなかった。
 年 増 女 の ヒ ス テ リ ー と は そ の よ う な も の 。


 むーざん むーざん ねーこいの ふくしゅにん
 まーっかな ねこ にゃんにゃん
 “きゃろ”を うれのこり わ〜ろたら

 あ 〜 か い は な   さ い た !!
118登場人物補足 ◆USA.8LoleA :2007/03/02(金) 23:41:32 ID:ZYWzYS2D
■ 訪問者八名 ■

□ 犬♂(ラフコリー) 主任記者(主任)
   Age:65(240)  Height:200cm  Weight:105kg  Eye.C:dark brown  Fur.C:gold sable
   ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Rough_Collie_600.jpg

□ 猫♀(シャム猫) 主任記者(副主任)
   Age:160(640)  Height:160cm  Weight:50kg  Eye.C:blue  Hair.C:ivory(middle)

□ 猫♂(赤猫) チーフカメラマン
   Age:63(640)  Height:170cm  Weight:75kg  Eye.C:gold  Fur.C:vermilion red

□ 鷹♂(白鷹) カメラマン
   Age:35(160)  Height:190cm  Weight:95kg  Eye.C:black  Feather.C:white

□ 蛇♂(ハブ) アシスタントカメラマン/AD
   Age:24(160)  Height:185cm  Weight:90kg  Eye.C:gold  Scale.C:yellow & black
   ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96_%28%E5%8B%95%E7%89%A9%29

□ 犬♀(雑種小型犬) 二級記者/AD
   Age:32(240)  Height:150cm  Weight:45kg  Eye.C:dark blue  Hair.C:brown(short)

□ 狼♂(銀狼) 保安部員(護衛)
   Age:57(240)  Height:215cm  Weight:135kg  Eye.C:yellow  Fur.C:silver white

□ 羚羊♀(灰色カモシカ) 保安部員(護衛)
   Age:24(80)  Height:170cm  Weight:60kg  Eye.C:grey  Hair.C:silver grey(long)


Q 重くないですか?
A 犬♂、鷹♂、蛇♂に限っては、毛とか翼とか尾とか余計なオプションがあるもんで。
  鷹♂さんに至っては翼片方10kg、併せて20kg、これじゃ肩も凝りますね。

Q 副主任さんが白い髪に褐色肌って、ありえない色相じゃないですか?
A シャム猫さんですから。これでいいんです。

Q なんかネコとイヌとオオカミが一緒にいますよ。
A それが技術者集団、世界企業『猫井』。

Q 慧芒種?
A コリー犬の事ですコリー犬の。ラッシーねラッシー。
119名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:56:07 ID:vuYdaY0z
お美事 お美事でございまする


当方、百合薔薇ふたなりetcetcオールグラウンド故、今後の連載を心待ちにしております。
120名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 08:15:17 ID:uByOziEK
>>108
魔素吹いたw
GJです。今後も期待して待ってます。
121名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 11:35:05 ID:2Le9wzpO
>MONOGURUI
マジでフイタw

>>111
>「自惚れまいぞ鳳也! 穴さえあれば女は女! 我らに贅沢が言えた義理か!?
>もうこの際クレイプニールでも構わぬ、ヤれるならどんな♀とでもヤるぞ、オレはーッ!」

ここで「男の身にても穴は開いてござる」とか言わなかった弟子の賢明さに乾杯。
122名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 13:37:58 ID:RA5WUwh2
>MONOGURUI
GJ! w
こちらも百合薔薇ふたなり他それはそれで萌え派ゆえ、
本編の今後が楽しみです。

>>121
> ここで「男の身にても穴は開いてござる」とか言わなかった弟子の賢明さ
兎の薫陶を受けた後はどうなることやら。('∀`)
123名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 15:51:42 ID:etuttg0p
GJ!
異世界ファンタジーに侍言葉でここまで化学反応が起こるとは…w
124名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:42:41 ID:CDQymwIB
なんて言うか、ウサギってすごい種族なんだな。
勿論性的な意味でも

国家レベルで戦争を嫌う、もとい空しい事だってわかっているところが

だが、ウサギは好きになれたがその愛がOPENすぎるところがどうかと思うが……
………駄目だな自分orz
125名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:52:25 ID:r7eNAbTc
>>124
>愛にOPENすぎるところがどうかと思うが……
そういえばアトシャーマのガイドラインが
投下されたときは微妙に問題になってたよな……

現時点だと万獣の詩氏の設定は道すがらで押し倒されなくなった程度で、
OPENぶりは余り変わってないからちょっと投下されたときは心配したけど
案外皆平気そうでちょっと拍子抜けしたw
126名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:00:56 ID:abni3Ueh
>>125
つ[文章力]
127名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:06:29 ID:CDQymwIB
>>125
なんて言うか……、ガイドラインはネタの風潮で
ネタをネタとして受けとれにくい人にとっては嫌悪だけど

万獣の人の場合、何か納得させられてしまったからなぁ
128名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:22:46 ID:r7eNAbTc
なんにしても面白ければ(基本的には)正義、か。
自分はアブノーマル苦手だけどエロ回避すれば問題ないと思うので、
今後も万獣の詩氏の作品にはばりばり期待してます。

もちろん連載職人さんも新規さんも投下待ってますぜ!
自分もいつか職人になれればな……

>>125
余りの正論にお茶吹いたw
129名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:29:22 ID:r7eNAbTc
って自分にレスしてどうする orz
アンカーは125じゃ無くて>>126氏へのでござんす。
130名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 06:51:25 ID:YSMg9Qnx
うむ。とりあえず>>28 >>78の降臨を待望しての休日の朝
131名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:35:37 ID:3EKmqTJP
>MONOGURUI 002
遅ればせながらGJ!!

>>122
そういえば、特に記述ないけど今回の話って
アトシャーマ前の話なのか……
あの性の絨毯爆撃国家に行って
重症になったメンバーのその後はどうなることやら(((( ;゚Д゚)))
132名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 16:13:10 ID:6mhhLSKc
>>131
その後、彼らは自分の新しい可能性に気付いたんだと思う。

思想や文化は戦争より強し
133名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 21:00:28 ID:e/7Kieau
>>132
 (;゚Д゚)

((;゚Д゚)ガクガクブルブル

(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
134名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:14:53 ID:Xtl8Vwwi
>>133
『こごえて』ふるえる貴方に
(・∀・)つ[兎の『ぬくもり』]
135名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:18:56 ID:6mhhLSKc
>>134

[ウサギの温もり] λ... Σλλλλ
136名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 13:48:10 ID:DmMrZAY9
保守
137名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 12:48:42 ID:u9OJiVni
さっき、たまたま入った吉野屋のカウンターで遅い朝飯を食ってる時、
偶然隣に座ったあんちゃんが携帯でこのスレを読んでた。
なんかちょっと嬉しかったw
138名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:20:01 ID:/hM1S4p+
何人ROMがいるか知らんが、それはすごい確率だなあー
139名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:37:40 ID:UP8byuvL
↓そのあんちゃんのカキコ
140名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:46:56 ID:SYjnHcwR
やらないか
141名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 18:13:20 ID:MQwZFhwa
ウホッ!
ちょっとウサギの国に行ってくる!
142名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 18:34:14 ID:syavOxNi
>>137
正直自分もこういったスレとか外でも携帯で普通に読んでるから、もしそんな感じで見られてたら…







あっ、保護シート貼ってあるわwww
143名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:13:09 ID:ZrRVNYJn
でも本当だったら心あたりのある人がいてもよさそうなものだが・・・。
144名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:22:27 ID:FUiDDE4n
それ俺だよオレオレ
145名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:56:14 ID:rKr46j/Y
心あたりがあっても、カミングアウトで書き込むとは限らない
146名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 21:11:00 ID:itENVir6
1 >>137が、明日同じ時間に吉野家へ行く
2 隣に座っていたあんちゃんも行く
3 二人そろってこちむい世界に落ちる
4 アッー
147名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:08:28 ID:rhte5flz
>>146
オレも一緒に落ちていい?
148名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 08:24:02 ID:L0LQkxh5
>>146
俺も俺も
149名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 12:06:55 ID:rB7NOqFp
>146
見える。見えるぞ。
自分達二人以外は獣人という状況下で心細くなった
二人が、お互いを求め合う姿が………
150名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 12:18:50 ID:RCzYMRr+
137が女性という可能性もまだ
151名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 17:23:22 ID:7MOeEEmG
吉野家に一人で食べに行く女性はだいぶ少数だが。
152名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 17:34:30 ID:X+FST7KM
値段、速さ重視で味も栄養も考えずに
牛丼一択する大雑把で庶民派な女性ってのも萌えるじゃないか。

あえて現在の投下作品から挙げるなら……サーラさま辺り?
153名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 18:50:32 ID:i3C38Lle
吉牛で特盛きれいに完食して
「・・・・・・大したことはないな」
と言い捨てて席を立つサーラ様か

いいなあ
154名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 19:02:42 ID:0J1BwMkR
 牛丼用に用意された卵をそのまま飲み込みそうなサーラ様……
155名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 19:09:09 ID:uAGHUBXc
>>152
むしろ緻密なデータ採集の名目で吉野家に出かけるキャロ副主任とかw
156名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 19:59:00 ID:6R4esM7Q
「今日はあたしの奢りだー!」

とのたまわって吉野家に部下を連れて行くカナ隊長。
157名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:06:21 ID:eG7wUDyV
オレ、牛丼特盛りつゆだく温泉卵付きで!
158名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:26:23 ID:uAGHUBXc
>>157
いいけど、向こうの牛丼はミノタウロスの肉だぞw
159名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:43:17 ID:6R4esM7Q
>>158
いや、フツーの猫、犬、牛も居ますよ?

ミノタウロスも居るだろうけどサー。
160名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:06:00 ID:i3C38Lle
ミノタウロス食べたら殺人の食人になってしまうー
161名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:18:14 ID:L0LQkxh5
不確定名「肉」でいいんじゃね?
162名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:53:47 ID:xAxqwZUb
「?にく」と「?たまご」の他人丼

とても食欲とは別の欲求がそそられるね
163名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:04:43 ID:1xBHTstm
>>158
関係ないけど、昔の小説に、ミノタウロスがやってる牛丼屋が、注文から30分以内にケンタウロスが配達してくれるピザ屋と険悪になって、仁義無き抗争を…なんて話があってね(w

164名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:56:20 ID:fI7zVvxM
イワシ姫では牛丼もキビシイかもな…
165名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 13:02:21 ID:jzc9EAWl
外食なんて贅沢もってのほかです!
といって召使いくんが作ってくれるよ。
166名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 13:11:14 ID:TZKzwxqY
どんぶり割って叱られる新人バイトジーきゅん
叱るあたし店長
167名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 13:53:34 ID:GcYtK8d6
あるいは
つゆにしこたま砂糖を入れて激甘にして叱られる新人バイトジーきゅん
叱るあたし店長
168名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 06:28:18 ID:WosZHZMH
「まて、そのエプロンを着替えろ」
「えー、一週間前に洗ったばっかり・・・」
「ふざけんなー!」
169名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 09:41:13 ID:klYDtKZf
「エプロン新しくしてきたよー」
「……なんでエプロンの下は裸なんだ」
「エプロン変えるとき、そういえばこの服も洗ってなかったなーって思って脱いだんだ。えらいでしょ」
「服を着てこい!」
170名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 12:15:18 ID:Blp9Tq9v
うう…男の裸エプロン…
171名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 12:59:31 ID:remBwlfW
ぼくやソラヤ君のならまんざら不可でもない
でもサトルとかがやるのは勘弁な!
172名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:03:55 ID:SAg3zlzh
それはもはや他の趣旨のお店だw
173名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:24:09 ID:x94UOMks
美女・美少女・美熟女よりどりみどりのこのスレで「裸エプロン」なんて
素敵なフレーズが出てきてるのに、何で着せる対象が男ばっかりなんだよ!
間違ってるだろ!
174名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:04:58 ID:alPlX9mg
>>173
みな万獣の詩氏の作品を読んで自分の新しい可能性に気付いたんだと思う。 ('∀`)
175名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:13:29 ID:remBwlfW
気持ちは分かるが、猫耳メイド喫茶というのもありきたりだしな
なんていうかこう、
人型軽戦車が精妙なアーム操作でお好み焼き屋台やるとかの、
そんな前代未聞なニューウェーブが欲しい
176名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:47:18 ID:klYDtKZf
じゃあ猫耳執事喫茶で
なぜか店の奥にベッドのある個室があって客が追加料金を払えば執事と一緒に使えるシステムで
177名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:06:11 ID:ZkCmFhRC
女装喫茶とか男装喫茶は?
ほかにもロリ喫茶、ショタ喫茶、ボーイッシュ喫茶、ツンデレ喫茶、
あとはコスプレ(客が)喫茶とか、お見合い喫茶、子づくr(即却下)などなど
178名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 17:45:28 ID:AUSQmSbO
何と無くデジャヴな流れだな……

>168,169
きっと夜は昼間怒られた腹いせにジーきゅんが
「あたし」をねちねちと意地悪するに違いない。
179名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 17:59:57 ID:B0HMec6/
>>178
住人総発狂モードはこのスレの定期イベントみたいなものですからw
180名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:51:52 ID:yXH4TmgZ
裸エプロンなら、土下座でお願いして「あたし」に
裸エプロン着てもらうジーきゅんという方向性もある
181名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:25:57 ID:B0HMec6/
土下座した頭を踏みつけられるのは目に見えているが。

それはともかく、こちむい世界では長袖着てない店員(けも限定)のいる店には食いに行きたくないw
ラーメンスープに獣毛が浮いてたりしたらその瞬間に食欲消えうせそうだw
182名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:00:57 ID:yI/LkDA4
なあ、猫ヒゲ薬局とか、パロディあるが…「吉牛」と「黒猫ヤマト」は、まだだったよな?
183名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 06:22:06 ID:jn05EVVO
ジーきゅん愛されてるなぁ、男女どっちにもすかれるタイプかな
184名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:27:10 ID:fKpbEiha
>>183
ぶっちゃけ、他にネタにできる人材というか、ネタにしても許されるキャラがいないというのもある。
185名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 10:37:30 ID:0CoGHTrK
>>182
宅急便はあの世界じゃ難しいような気が……

ネコさんマークの引越社とかあっても、なんか引越し頼んだはいいけど新居に着いたら二つ三つ調度品が消えてそうな不安感があるしw
ネコイチのカレーとかいわれても、なんかスパイスに混ざって媚薬が五六種類入ってそうじゃないw
186名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 11:48:37 ID:IyJvP+2w
クロネコの受付でバイト中の自分が通りますよ
187名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:04:07 ID:WdWFdiFs
投下予告はやっぱり

話半分に聞き流すものであって

当てにしてはいけないものなのかと

犬の魔法学校ものを今でも待ち続けてる俺が言ってみる
188名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:17:12 ID:rHAo7YAL
保守
189名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:19:12 ID:kbQGhTPh
まだあったのかこのスレ
190名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 03:27:25 ID:K0UR0nqM
wiki 移転したよ
ttp://nekopri.s12.dxbeat.com/
191名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 09:50:01 ID:QVBjcWVB
>>187
You!自分で書いちゃいなYO!
192名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 10:03:03 ID:40FhPZio
投下予告。ってもまだ構想だけしか出来てないけど。

二年くらいRomってきたけど
一度書く側に回ってみたいなと思い。

早ければ夏くらいに
鳥モノで書ければいいな、と。
193名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 09:57:45 ID:RVZQbx+n
なんか当分はこのスレが落ちたりとか作者がいなくなったりする心配はないだろうな。

とか言ってる俺も作品のプロット練ってたり
194名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 13:45:11 ID:jnGtjwtl
プロットのまま数ヶ月ほど筆が全く進んでいない俺が通りますよ。
195名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 14:41:21 ID:TahsObFw
書きたいところを細切れで書いて
「これどうやってつなげるんだよ」と
頭を抱えている俺が通りますよ
196名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 14:58:08 ID:7+2isjIo
一年前も書こう書こうと思って
思ってるだけで一年過ぎた俺も通りますよ

今夏こそは・・・!
197名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 17:31:06 ID:VHnRVOMW
投下予告と近況報告なら誰にでもできるからなあ
この死屍累々ぶりを見る限り確かにスレと職人はいなくならないだろうが
肝心の作品がひょっとすると永遠に・・・
198名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 19:03:49 ID:OcjIulqQ
物語の断片を思い描いて文章化する事は出来ても、その物語を一から作り上げていくなんて無理無理。
だから、壮大なスケールで物語を作ってる作者さんは尊敬の対象なんだよなぁ。
なんでそんな事出来るの?って聞いてみたい。
199名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 19:07:14 ID:pqL136vF
投下されなかった投下予告は投下予告ではない
それは投下願望と言うのだ
                  ―――ション・ジ=ヤン議長「心と物質に関する随筆集」
200名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 20:33:34 ID:Vo9jQhNv
>>198
俺個人の場合、長編連続を書く方法は以下の三つ。

その1:泥縄的に書きたいことを書く、書いたことはなるたけ後のネタに使う。
その2:最後のシーンを一番最初に決めておいて、それのつじつまを合わせる話を書く。
その3:キャラ作り込んでいったら勝手に動き始めた。

で、これはどれか一つでやるものじゃなく、この三つが絡まった上でできあがる。
一番重要なのは、その3かな。
キャラが出来てれば、事件を転がすだけで動いてくれるから。

……問題はエロに繋がらないことがあることだけども。
201名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 10:00:19 ID:1k44Lqdv
俺の場合は、SSはジグソーパズルみたいなものだと思ってる。
自分のアイデアもあるけど、基本的に他の職人さんの作品や設定に影響を受けて書き出す事が多いから、
その設定を自作品にどう生かすか、それでいてどう自分色を出すかとか考えてるうちにパズルのピースが浮かんでくるから、
それを組み合わせれば自然とSSになる感じ。

…今はまだ次のSSのピースが浮かんでないけどorz
202虎の子:2007/03/15(木) 10:20:09 ID:rufm94oU
ただ今、序章仕上げ中です。
早ければ今夜か、明日ぐらいには投稿できるかんじです。
ただし、エロはあっさりしてますのでそこら辺はご勘弁を―――


追伸、
新しくできた保管庫で私の『最高で最低の奴隷』のジャンルがパロディとなっています。
しかし、これは私の話はいろんな国が出てくるため、固定化してしまうと他の作者さんが書きにくくなってしまう事がありそうだと当初思ったためです。
そのため、どうしても設定が邪魔になるときは場合はパロディとして扱ってもらっても構わないという意味です。
決して、この作品の設定を使うなとか、他の人の設定を完全無視しているという意味ではありません。
ただし、全ての設定を完全理解しているとはいえないので、そこら辺の矛盾はご了承ください。
203名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:19:02 ID:Cu2WvUrh
204名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:49:24 ID:momQdTvL
>>198
 他の方はともかく、私の場合はエロを含めたストーリーを先に考えて……と言うか、書きたい話が先にあり、それに肉付けして行く過程でエロが避けられないからここに書いてます。
 単にエロ話を書きたいってんなら長文整合性を考えなくても良いから楽なんでしょうけど、そうでなくてこちむい世界の中で色々やりたい事があるから、だからよりいっそう全体像に気を配ります。
 SSは粘土像、長文物語は彫像。
 粘土をこねて形を造るのではなく、大きなブロックにのみを打って形を切り出して行く作業に近いと思います。
205名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 20:22:35 ID:xwdQLDNO
なんか材料があるからいじってってると、「あれ、これ繋がるんじゃね?」
というレゴブロック的な要素を発見するからつなげてみてるだけ。
いっそ読みきり程度で断片素材を纏めて投下すると喜ばれるかも。
206虎の子:2007/03/16(金) 02:04:30 ID:uMFkBU/U
ただ今アップローダに書き込もうとしたんですが、なぜか参照したメモ帳が白紙になっていました。
原因を知っている方がいたら、是非教えてください。
207名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 02:08:41 ID:PRl7IfOr
マスター・シャーフー
208名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 19:21:23 ID:1JI7XoRG
>>206
最近調子が悪いらしい
よくそうなる
209名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:24:02 ID:m++Y5BdW
>>202
どうも前から投下してた人が全員いなくなっちゃったような気がしてたから安心しました
他にもしばらく現れてない方達がまた投下してくれることを祈ってる
210名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:59:17 ID:4gd/uyfb
クゥの中の人ですがネットには復帰したもののパソコンは壊れてるのでクゥは終わります
パソコンで復帰できたら何か書くかもしれません
211名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 12:18:38 ID:jODLlEpM
>>210
ガーンだな……
出鼻でくじかれた
212名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 18:13:17 ID:J25yoMrg
>>211
あ、諦めるな! まだまだ脱落宣言してない人たちはいるんだ!
213虎の子:2007/03/17(土) 18:45:39 ID:psOQAf4A
未だに調子が悪いらしく書き込めません。
どうしましょう?
214名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 19:10:37 ID:Y67fCWqB
>>213
つ【直接投下】
215名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 19:31:43 ID:OH8Ofdoh
あの人とかあの人みたく一度の投下分が普通に50k超えるとかでもない限りは
極力直接投下でいいと思うんだ
216名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:06:14 ID:NLv2l6wo
>>215
最初の11文字は要らないと思うんだ
それ以外は同意
217名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:23:45 ID:xqATMkTO
一回当たり20kB位なら直接で良いかと思う
目安としては15レス分位までじゃね
218名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:30:39 ID:N5LABtko
っ [ wiki に投下 ]
219名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:51:32 ID:OH8Ofdoh
>>216
すまん
>>218
うpろだ投下はそういうのやったことない人にはとっつきにくいだろうし
wikiの操作はもっと敬遠の対象、わからない人には全然わからないと思うんだ
基本は直接投下だと思うよ
220名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:54:48 ID:Y67fCWqB
>>217
15レスあれば30K以上の分量になりますよ。
221名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 21:33:23 ID:thOLeasc
一応1レス60行4096Byteまで書き込めるんだが
欠点はそこまでぎっちり詰め込むと大抵の場合読みにくくなることで
改行や一行空白を多用する人の場合、40行でも2048Byteを超えないのも多い
222名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 23:11:02 ID:NLv2l6wo
結局1レスどれくらいが丁度いいんだ?
223名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 23:18:45 ID:8Xt0ka3U
>>222
それは書き手の個性ってものがあるから決め付けられないだろ。
ただ、一レス20行ぐらいしか使わないばあい、SSの途中で何度も途切れる感じがするんでちょっと見づらい気もするかな、程度。
224名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 18:31:18 ID:t+Vn9RIi
一回あたりで10レスがリミットだと個人的には思うな
それ以上ならアップローダーを使うべきかと

だってその方が読みやすいし
225名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:00:44 ID:KOJTc8vP
この手の話はループするな。
とりあえず俺は虎の子さんの新作を待つ。
226虎の子:2007/03/19(月) 09:01:17 ID:ya/+diG9
何とかアップできました。

歪みし忠節1です。

ttp://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/1151.txt

毎回の事ながらエロが薄いです。
しかもGARMに対する独自設定とか有りますし、ひょっとしたら書き直すかもしれません。
227名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:29:55 ID:XZ7Dr4iv
>>226
乙です。
…しかし、よりによって武器の仕入先にティンダロス送られた(しかも壊滅)と聞いた某GARM三局員は洒落にならない気持ちだろうな…w
228名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:37:59 ID:RSdgmYEX
>>226
乙です!>>227のいうとおり洒落にならんのでしょうなw
次も楽しみにしております。
229名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 12:02:51 ID:BfqHOryv
シルス君とは、めずらしいキャラがきましたなー。
乙ですー
230名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:18:35 ID:yocKx0ZK
時間が無くて斜め読みだけど、シルスも化け物の仲間入り?
231名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:45:56 ID:URrLdJ9R
それでおk。管理維持を魔王に続けて貰わないと朽ちちゃうのと、あと新キャラ。

ときに、こちむいと狗国と十六夜と放浪王女をごった煮にして書いてみたんだが、画像の投下はどこが良いだろうか。
232名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:56:58 ID:c+yS/MJA
ドラゴン♂とヒト♀のをなんとなく思いついて、
いろんな種族交えてできないかなーと思ってるのですが、
ドラゴンの扱いがしっかりきまってないからどこまでいっていいのか微妙…。
233名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:37:42 ID:JB8bw1jK
>>231
wiki へ……と思ったけど、今の wiki は添付ファイルが上手くいっていないらしい。
SS保管庫さんのアップロード板に間借りしてみては如何か。
234名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:02:01 ID:URrLdJ9R
投下してみた。元ネタのほう見ても俺には彼らが踊ってるようにしか見えない。
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/index.html
画像に対して直リンクが不可能っぽいので保管庫へ。
235名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:13:40 ID:7N6HDPrE
あれ、404になる?
236名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:29:29 ID:9mYwoJMO
>>234
ある意味勇者だな
本スレに絵を晒したのは君が・・・二番目か
まあ一応GJ!

ただ一つ心配なのがイメージを崩されたく無いという人達の反応
237名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 22:11:08 ID:c+yS/MJA
>>234
GJ!
自分も絵を晒した人間なので、他人の投下した絵をみるのが好き。かわいいな!w
あと自分が晒したのはディン公でした。ああ恥さらし万歳。

また投下とかしたいけど、>>236のいうこともあるし、何よりキャラが偏ってるのがな…。
238名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 06:49:18 ID:j7PL6dOJ
>>226
ん、あれ、彼って狼の国の?
>>234
ちょwハレ晴れかよw

・メインはあくまでSSのスレ
・下手に押し絵を入れることでの「各人の想像の余地」の崩壊
・特定作品(キャラ)の絵ばかり偏って描かれることでのスレの空気の険悪化
つまり問題視されてるのはこの辺?
下二つは二次創作スレにはない、ある意味一次創作限定の葛藤だぁね。
239名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 11:32:46 ID:SM6fzFaf
>>238
こんにちは、昨晩の237だったりする。
そしてあなたのおっしゃるとおり。

2番目は「ならみなきゃいいじゃない」でどーとでもなるんだけど、
やはり3番目が死活問題。自分のキャラが話題にあげられず、
毎度同じキャラばっか話題にあがるのはキャラの生みの親としては
嫌だよなーとか思う。字書きにせよ絵描きにせよ、その気持ちは同じ?
自分の子供(キャラ・物語・etc)はかわいいものだと思うのですよ。


いっそのこと開き直って絵置き場でも作ろうかとすら思ってしまう自分は駄目な子だが。
240名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 16:43:49 ID:cXHwezPm
過疎→終了がオチ。
それに絵板なんか設置したら益々キャラクターの人気の差を実感しちゃう。
そもそもここはss書く場所だから、絵はやりたい人間がやりたい時にやればいいと思う。

……あと、絵の投下もここではなく避難所でやって欲しいものなんだが。
241名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 17:36:10 ID:RsWSjK9r
自分のキャラ描いてもらえない職人さんが
いじけてやる気なくすので絵師さんはそこを考えて行動してくださいって
それはそれで不健全っていうかいやらしくないか?
242名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 17:49:21 ID:58p6l/nC
別に絵じゃなくても普段話題になってる作品自体限られてるからねー
今更だよな
243名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 18:37:01 ID:Dp+ICda/
つか、絵師に書いてもらえないからスネるなんて、SS書きとしては致命的だろ
なにがあっても書きたい事を書く!位でちょうど良い

無視された?スルー?
な〜に、返って耐性がつくと言うものよ(w
244名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 20:01:39 ID:PrHS45wd
まあ、避難所なりwikiなりで勝手に投下する分には、こっちからどうこう言うつもりはないから、
あとは絵を描きたい人が好きにすればいいんじゃないですか?
ぶっちゃけ俺には関係ないというか、本スレで職人さんたちのSS投下の妨げにさえならなければそれでいいと思うし。
文章が得意な人もいれば絵が得意な人もいる、そして絵描きさんの創作意欲を刺激するようなビジュアル重視の作品もあれば、
絵には描きにくい、人の内面や社会問題に触れたちょっと重たい作品もある、それだけのことなんじゃないかと。
245名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 20:18:10 ID:Xy0oLdlR
>>234
右から2番目のキャラがわからない俺は負け組。
246名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 00:05:50 ID:UHcqe1/U
中央は言うまでも無い。右2番目は晴れハレとウサギの人と同じ頭髪の色で、あとは小道具で確定できるな。
247名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 08:26:55 ID:2SArCvER
今更だが、特定キャラしか描かれないことの問題点は、描かれない以外の職人さんが凹むというのもあるかもしれないけど、
見てる側からすればマンネリで飽きるというのもある。
正直、もう見聞録とピューマと放浪女王の絵はいいかげん見飽きた。
おまいら他のSS読んでないだけちゃうんかと。
248名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 09:07:15 ID:UHcqe1/U
プロじゃない人の暇つぶしで書いた絵なんだから興味の無い分野書けよと突っ込むのは酷な肝する。
249名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 09:24:24 ID:156KU9i1
>>247
ごめんなさい。まだ全部読みきってない。やっと半数読んだけど。
しかし読んでる作品・お気に入りのキャラでもかけないということも。
ハダル様大好きなんだけどデザインなかなかでません。
リュカオンさんかっこいいけどかけません。
クリフ先生愛してるけどかけませんわんこ。

一人目以外獣か。


とりあえず>>248のいうとおり暇つぶしであるので、
興味のないのをかけというのはちょっとアレかなー、とか思います。
その前にここSSで、絵を出すこと自体邪道なのかもだけど。
250名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 09:37:48 ID:2SArCvER
>>249
いや、ごめん、別に責めてるわけじゃないから謝らないで。
ただ、一人の住人の意見としてこんなのもあるってだけで、俺の意見がスレの総意だとかいうことは 絶 対 に な い から。
描きたいものを描いていれば、それが好きな人だって必ずいるんだから。
251名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 09:49:51 ID:vmtTmExR
>249
避難所で何枚か絵を投下させてもらった者ですが、
とりあえず、これ以上の絵の話題はあちらでやりませんか?
本スレでこれ以上ひっぱるのは、ちょっと筋違いというか
それこそSS投下の邪魔になるかもしれませんし。
252名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 20:32:05 ID:UHcqe1/U
「ただのヒトに興味はないにゃ。王女、改造生物、S級犯罪者がいたら、あたしのところにくるにゃ。以上!」
「…やれやれ」
「…ユニーク」
「ど、どおしてあたし、ネコの国にいるんですか?」
「あははっ♪仰せの通りに♪」

こうですかわかりません><
253名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:34:36 ID:srfDWjzK
起承転結の起を投下します
承で彼と彼女の設定転でエロ結でその後を投下の予定です
題は「記憶の穴」です


夕暮れが綺麗だった
エアーズロックのような場所で、黒髪のショートで背が低いどこかの中学の制服を着た少年が穴を掘っていた
まわりを見ると何人も掘っている
シャベルで、スコップで、つるはしで、せっせとせっせと掘っている
なかなか上等な生地でできた軍服を着た十数人の少年たちは等間隔に穴を掘っている
可愛い顔立ちで黒髪の子は、この穴が何の役に立つのかを知らない
ある日気がつくとここにいて、周りの人の真似をして穴を掘り始めただけだから知らないのがあたり前だ
周りの人は彼に興味がないのか彼を無視していた。皆穴を掘るのに必死だ
しばらく掘っていると、そこに狼のような耳と綺麗な尻尾に鋭い爪を持つコヨーテの獣人が現れてオニギリを配り始めた
皆が並んだので彼も並んだ
腰まであるブラウンの髪を風に靡かせている軍服の女性は彼を見て「誰だお前は?」と驚いた
綺麗な顔立ちがもったいないくらいに驚いた
彼が「知らない」と答えると彼女は彼を連行していった
他の少年達は少し羨ましそうに彼を見送った
254虹絹の人 :2007/03/23(金) 14:25:00 ID:bSuYuJ8z
次の完成したけどアプロダが分割したりして20回ほどチャレンジしたけど受け付けてくれないアルヨー。
また後日再トライ…。

とりあえず警告属性表記。
70KB。
ホモ、レズ、性転換、3P、蛇姦。全体まったり。
死亡者一名。
255名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:58:56 ID:weuphJqR
生殺しキタコレ('A`)

それだけ属性を並べて「まったり」とか述べられましても説得力ありませぬぞw
256名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 20:21:43 ID:iY2sk2PG
発作的に矢鱈とエロの濃いパートを作ってしまった・・・・
どうしよう・・・・
257名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 20:30:06 ID:h/kkzzdi
>>256
こちむいから始まったスレに「濃すぎるエロ」など存在しないw
258名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 21:48:01 ID:wzCbbZDz
もう一度マナ様を見てほんっっっとうに濃すぎなのか確認しれw
259名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 23:19:49 ID:87wF3cEz
そもそもエロパロ板なんだから、濃いエロは大歓迎して当然じゃないか
260虹絹の人:2007/03/25(日) 00:26:57 ID:NioLECA/
上の警告が警告すべき事項抜けすぎでしたゴメンナサイ。

80 KB。(↑のタイプミス)
ホモ、レズ、アナル、性転換、3P、蛇姦、腕挿入。全体まったり。
死亡者一名。

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/3_1.txt
261名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:15:27 ID:5JMWwjp9
>>258
こちむい7話の150人vs5人プレイは結構濃い気が(w
262名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 07:25:29 ID:LFrMNvsP
>>260
GJ!!
アル様エロいエロい、ちょっと痛いのが好きとかエロ過ぎる
263名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 09:54:21 ID:268FQ+wT
乙です。
このロリ巨乳とロリ無乳の共演、幼女好きにはたまらんわいハァハァ
あと隊長を性的に負かしたティンダロスってのがすげー気になるw
264名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 12:44:32 ID:6lLCcC8U
>>256
これを書いた職人さんが誰なのか、それが凄く興味あるw

>>260
乙です!GJ!
いやぁ、久しぶりにエロパロらしいSSを読んだ気がするw
265名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 13:43:40 ID:ilcMqxzZ
>>260久し振りに読んでるだけで勃った。なんてこったい。
あぁ何これ、ノアちゃんかわいすぎ。殺人レベル。なんつーか、所々のギャグにも笑いを禁じ得ないし。最高。
アル様もかわええ。ロリ巨乳?M?反則ですよ。
脳の言語野がおかしくなっちゃた。ノアちゃん直してー。


いいモノ読ませていただいた。ありがとう。GJ!
266名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 16:05:02 ID:WPFJICQ6
>260
面白かった〜
やっぱエロ+ラブ+笑いは最強!
267名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 17:07:01 ID:q//WbBT4
>>260
お尻から蛇が生えてるだなんて・・・








・・・わかってるじゃねえかこの!キマイラ娘の萌えをわかってるじゃねえか!
俺の萌えポイントをクリティカルヒットしやがって!
なんてエロいんだ!なんてエロい娘を書いてくれやがったんだブラザー!
あークララ状態だった俺のチンコが立ったぞ、立ったぞー!
268名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 17:19:34 ID:KDJ//5Rv
>>260
GJ!
徐々にうまくなって来てるのを感じる。
269名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 19:48:49 ID:qmDaQK72
しかしなぁ……こちむいスレも作品の内用警告が必要になったか。
なんか嫌だね、そういうのって。過保護過ぎる気がする。
読者の読書力を信用してないと言うか、なんか子供扱いされてる気がするね。

いや、独り言なんで職人様各位は気にしないでください。
270名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 20:22:02 ID:VyBO42Aj
こちむい本編にもショタホモ注意報があったのをお忘れか?
271名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 21:13:46 ID:3T3p0lhs
注意報ならともかく、あまりに事細かに書くのはどうかと思う。
それこそ、読んでのお楽しみ!だった頃の方がワクワクしてた気がするな。
内容についてキチンと情報提供する姿勢は良いと思うけど、
過ぎたるはナンとやらじゃないだろうか?
272名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 21:24:08 ID:rjTtz107
>>269>>271みたいな奴に限って、属性書かずに投下したらキモいだなんだと文句を垂れるというのはエロパロ板ではよくあることです。
要は、文句を言う人は職人様が属性を書こうが書くまいがどっちに転んでも文句をつけるので、職人の人はあまり真に受けないようにしてください。
273名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 21:43:50 ID:qmDaQK72
>>272レッテル貼り乙!
みたいなレス付けるのも荒れる要因なんだけどな。
まぁなんだ。
せっかくの平和的な雰囲気を悪くするような書き方はまずい訳で、その辺は正直すまんかった。
ただ、あえて言わしてくれ。
〇〇する奴にかぎって〇〇だの、〇〇する奴は〇〇だ!と、一方的な決めつけで悪役扱いすると、
脊髄反射でファビョる香具師がいるから、あまり波風立てない書き方した方が良いと思われ。

とりあえず、>>256の新作を全裸正座で待ってます。
274虹絹の人 :2007/03/25(日) 21:44:20 ID:NioLECA/
ぶっちゃけ今後ともアブノーマル路線で突っ走るんで、[手足がチョン切れる&排泄物以外は何でもオッケー]って方じゃないとキツくなると予告しておきます。
275名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:01:40 ID:rjTtz107
>>273
すまん。

>>274
ま、その辺は書き手の個性だからtxt投下でやってくれる分には何も言わない。
けど、中には潔癖症な人もいるから、なるべく今後ともtxt投下で続けてくれたら嬉しい。
276名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:56:58 ID:IePqrJb1
少し前まで荒れに荒れてたから
職人さん側が萎縮するのも警戒を強めるのも無理ないさ
>>274
最近とみに無いほどの濃厚エロ、ごちそうさまでした
もちろんあっさりめの雰囲気エロも好きだけど
277名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 11:21:43 ID:7OHMszI6
やっぱり実力や人気がある作品には必ずこういった流れにする力があるんだな。
…いや、これが良いか悪いかなんてのはどうでもいいから俺もこれくらい面白い話を書きたいもんです……。orz

>>274GJ。メキメキ力をつけおって。このままこの路線で突っ走って下さいドゥフフフ
278名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 20:13:53 ID:Twx07blc
この幼女マンセーの嵐の中で敢えてロナさんに萌えたと言っておく。
あああ優しい年上純情ウブおねいさん最高だあああ。
279名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 22:38:29 ID:7OHMszI6
ロナ様もかわええよな。あの性的に濃ゆいメンバーの中で清涼剤になってる。癒される。
きっと恥ずかしがる時なんか口をうごかさないでこっちを上目遣いで……

妄想が広がりまくりんぐ
280名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 22:45:17 ID:OIgkHrVk
【生物】人間85%+ネコ15%”猫耳人間”の開発に成功…7年の歳月と10億円もの資金を費やす
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1174999677/l50
281名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 08:59:58 ID:fT4P3hSB
マルチポストは感心しないなぁ
282名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 13:47:16 ID:MuSjHzv3
静かだな
保守しておくか
283名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 20:44:50 ID:hFnuaiSm
自分は遅筆なくせに他の職人さんが投下してないと「まだかまだか」と思ってしまう俺超身勝手。
284名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:02:22 ID:BFkJFvNa
こりこりとー
書いてはいるけどー
いつおわるのかー

7月までには、終わるはず。
285名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:13:50 ID:swvkCUx8
>>283
自分には書けもしないくせに「まだかまだか」と思ってしまう俺に比べればまったくの無問題。
みなさんがんばってください 待ってるから 待ってるからー!
286名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:21:12 ID:AnPBC5ah
ある程度書き溜めているんですがねぇ
途中で筆が止まったまま既に2ヶ月
どうした物かとw
287なぜこち:2007/03/30(金) 02:08:05 ID:JCV0zqYd
ネコの国でならしたわたしたち三姉妹、不本意な悪評が広まりネコの国民にも白眼視。
スレスレの継承順位は下がり、もはや地面に潜った。
しかしお城でくすぶってるようなわたしじゃない。
気が向けば金と色次第でなんでもやってのける命知らず、
手段に目的を選ばず勝手に何かを粉砕する、わたしたちネコの国、三姉妹!

 わたしは、長女、マナ。通称イワシ姫。夜這いと魔法の名人。わたしのような美少年萌えで
なければ百戦錬磨のネコ姫の長女は務まらないにゃあ。

 ユナですの――っ!通称ゴスロリツインテール。自慢のバディに、男はみんなイチコロ
(の予定)なの――っ!ハッタリかまして、ゾンビパウダーから『突撃一番』まで、
何でもそろえてみせるですの――っ!

 リナだ。通称無双のリナ。槍戟の天才だ。女王様でもブン殴ってみせらぁ。
でも召使い君だけはかんべんな。

 み、皆さん、こ、こんにちは。ぼくがご主人様の召使い。通称食物連鎖の最底辺。
料理人としての腕は天下一品!ドM?女装っ子? そ、そんなの気にしないモンっ!
288なぜこち:2007/03/30(金) 02:11:19 ID:JCV0zqYd
・・・あ、間違えた。

 前回までのあらすじ
 
 いつものシュバルツカッツェ城の昼。いつもは一般人の入れない城内にも業者やら、
雇いのメイドさんが出入りする。ヒト召使いのいるマナにも客はやってくる・・・でもいわゆる借金取りだ・・・
 その借金取りが召使いに突然突きつけた借用書。そこに書いてある身に覚えのない
新たな借金に驚愕する召使い。しかしこれはマナが勝手に借金をし、自分の新たな発明品の
元手として借りたのが判明。嫌なフラグが立ったことでさらに召使いを落ち込ませる。
 借金を返すためには借金取りの連れてきたバイヤー兼アダルトショップの社長にマナの
発明品を今日この場で売りつけねばならない。しかも謝金が返せなければ召使いはどこかの
高貴なお方にレンタル移籍されてしまうとか・・・
 
 さてその結果・・・。成るや成らざるや!

 たぶんそんなあらすじ・・・。どうしてもという方は作者もすっかり忘れた保管庫の
『なぜなにこちむい!! からだのヒミツ T』を是非とも読み返していただければ・・・
 
 それでは『なぜなにこちむい!! からだのヒミツ U』今週中に・・・
289名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 02:40:10 ID:uXT81iZc
キターーーー(・∀・)ーーーーー!!
290名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 03:21:48 ID:o7jZPDhl
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +
291名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 07:04:34 ID:jPoeoWgg
ききききたあああああああああ!!!!!!
今週は明日まで!!!
292名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 08:21:02 ID:MsOvfZwR
>>288
キタキタキタキタ━━━━━(`・∀・´)━━━━━!!!
293虎の子:2007/03/30(金) 09:04:05 ID:esYNjcbk
ついに本家本元の復活ですか、楽しみにしてます。
294名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 09:22:29 ID:hMv7AaKn
も、戻ってキター!
楽しみにしてます!
295虹絹の人 :2007/03/30(金) 09:22:53 ID:AiV/hShF
とりあえず勝手にキャラお借りしてごめんなさい(((;゚д゚)))
296名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 15:06:03 ID:VN69xg69
やっときたーっ!

あれ?この頬の暖かさは何?
もしかしてあたし泣いてるの?
297名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 15:47:34 ID:TN8x8GEK
『今週』って、土曜日まで?
それとも、日曜日?

で、今度の日曜日ってたしかエイプ(ry
298名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 16:07:36 ID:qBV8qR14
キ――――――タ―――――――ァァァァァァァァアaaaaaaa!!!!!!
こんちくしょう、心配したんだからなっ!!!
299名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 17:37:34 ID:GOshJjrs
>>297
嘘だったら身投げしかねない俺ガイル
300名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 19:43:18 ID:wJI49wZO
大丈夫だ・・・まだ綿貫じゃない・・・
301名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 09:31:33 ID:ItKIIdOr
綿貫って4月1日って言いたいわけか
一晩かかってやっとわかった
302名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 18:55:37 ID:0jzRuFHI
今日はゆっくり寝て、明日の投下を夢に見よう……。
303名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:12:44 ID:jZuKsghp
今週といわれれば自動的に「投下予告から七日以内」という脳内変換が完了する俺は某スレ住人w
304なぜこち:2007/04/01(日) 01:31:58 ID:rEyu4zws
 桜咲く春の宵、いかがおすごしでしょうか?
 『なぜなにこちむい!! からだのヒミツU 』 投下させていただきました。

 場所は 新・猫耳少女と召使いの物語エロパロ保管庫@WIKI のうpロダ。
 人に聞いてやっとうpろだのやり方を覚えました。
 でもPCの使い方に疎く、アドレスの張り方がよく判りませんので申し訳ありません。
 >>260 の虹絹さんのSSと同じところです。

 あと、属性のようなものは・・・
 えと、『なぜなに〜』は変わった事を書こうと思って別シリーズにしたもので、
今回、単に延々と召使い君のみが虐められ続ける話になっています。

 なので『こちむい』のネコ娘スキーの方は同時進行してます『あしたあえたら〜』の
投下まで待っていてくださいませ。『あしたら』ではちゃんとしたエロを書きますので、
そのときに書いたSSを読んでいただければ幸いです。
 それでは、4月中にはもう一度書きこめればと思っています。
305名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 02:10:12 ID:UEvFoplT
306名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 02:52:54 ID:PTd04pps
>>304
GJです!!ハァハァしてしまいました!!
>>305
ありがとうございます
307名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 05:27:06 ID:Syx6hCRi
>>304
召使君テラエロスー!!

あと借金取りさんのこのあとが気になります。ハァハァ
308名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 08:23:27 ID:opRBh+k+
>>304
ほんとに投下キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!


とりあえず抜いてきました。

309名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 19:09:39 ID:dFxV3yJx
うほ!ホントにキテター!ぐっじょ〜ぶ!
310名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:40:36 ID:gYWeymJP
GJ!!!!

でもネコの(ネコじゃなくても?)12歳、13歳、14歳って犯罪じゃ…w
311名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:52:33 ID:ArC5XR22
ウホッ、いい借金取り!
や ら れ な い の か
312名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:56:46 ID:XTNLYRT7
いたいけなショタを大の大人が数人で凌辱とは、相変わらず濃厚な事よ。
やっぱりおねえさんにいじめられるショタってのはそそられるぜドゥフフフフフフ
313名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:00:24 ID:nj2BvdPB
エロすぎる! 満腹です
314名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:07:25 ID:fwgR8lkP
これだけ濃厚で「ちゃんとしたエロ」じゃないなんて…
あしたらの続きが恐ろしい。ああ恐い恐い、まんじゅう恐い。
315名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 21:47:51 ID:DiLkH86d
「ぼく、ナマコに犯される」
「ぼく、アダルトビデオ撮影に初挑戦」
「ぼく、初めての前立腺マッサージ」
の三本です

こう書くと確かにちゃんとしたエロじゃない
むしろちゃんとしたエロの次元を二段階ぐらい通り過g(ry
316名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 21:57:39 ID:vbeu9YSi
こちむいは「ちゃんとしたエロ」ではない

もっといやらしい何かだ
317名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 22:24:09 ID:oj11XWUt
今年の流行語大賞
「こちむる」
エロを遙かに超越した状態
318名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 22:49:52 ID:VnSKLWvJ
超GJです!
この後のリナ様編も楽しみだ〜♪
319名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 19:52:58 ID:3U+cBF5+
おお・・・
なんとこちむい氏のお姿を再度拝めるとは夢じゃなかろうか
とりあえずおかえりなさいといっておく
320名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 20:58:35 ID:dshriyHK
ここのSSをふとした切欠で読ませて頂いて、
創作意欲を刺激されたのですが、SS書いてみいて良いでしょうか?
321名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 21:09:07 ID:OMnqrSwp
>>320
止める理由はないです。ガンガン書いちゃって下さいな。むしろウェルカム。

ところで、ふとした切欠ってのはなんでせうか?差し支えない範囲で聞いてもよろしくて?
322名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:04:26 ID:dshriyHK
 検索サイトで狗刻が紹介されてて、それが切欠で一週間ほどかけて過去ログとまとめを読み漁りました。
 SSは現在友人にみせたところ、誤字脱字が発見されたので、改定しております。
323名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:10:02 ID:OMnqrSwp
>>322
>検索サイトで狗刻が紹介されてて――
なるほど。すげえなあ、見聞録。

SS、楽しみにまってまーす。
324猫医院:2007/04/05(木) 23:23:56 ID:dshriyHK
 こそこそ、改定終わったので置いてみます。
 なにぶん初のSSなので至らぬ処ばかりと思いますが、
 指摘していただくか、属性があわないようでしたら、
 スルーをお願いいたします。

 投下内容は
 ネコの国の中堅交易都市の色町にある医院にておこる、
 担ぎ込まれた患者のエロ話告白物の短編連作になります。

基本属性1:ヒト雄×ネコ雄(プラトニック) ほのぼの 嘘医学知識
基本属性2:薔薇否定 エロ話告白 猫耳娘よりも等身大猫ぬいぐるみ


 今回の話は
 ・その胸を杯に。
 ・世間知らずはお嫌いですか?
 ・初めての二本差し。
付加属性:蛇雄×蛇雌 巨乳属性 箱入り人妻 愛の逃避のその後 みさくら語

属性が会わない方は 猫医院 をNGワードにお願いいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

医学とHの関係 記録その一 ヘビ女の憂鬱

 性交渉時の二本刺しの危険性と、節度を持つことの大切さを記録し、
 さらなる医学の発展のためと、再発防止のためにこれを記憶する。
 なお、記録はヒトのニホンゴにて行い機密保持に努める。

            ――ミケール医院の患者記録その一より

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 この記述は記憶方法は治癒後の患者に対し、口頭で質問を行い、
内容を落ち物であるノートパソコン、ヒト、携帯電話を使用して、
記憶したものであり、事実に極めて近いものである。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/7_1.txt


325名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 23:28:14 ID:3jsMPCm4
さすが見聞録。俺たちに出来ない事を平然とやってのける。
そこに痺れる憧れるゥ!
326名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 23:45:48 ID:3jsMPCm4
リロードしようよ俺…orz

>>324 GJ 陛下の時もそうだったけれど、しっぽはエロいね。ラミアとか人魚とか大好物。
「や ら ニ ャ い か ?」ちょっとワロタw
327名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 05:37:49 ID:GCcHUJgG
>>324
嫁さまエローイ
ほのぼのでエロでGJです。
328名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 17:44:17 ID:jkQyqfig
二股ペニス同時膣内挿入ツインアタック……なんて変態くさい……

だがそれがいいッ!
329名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 18:00:15 ID:qZ/v+ZsQ
>>324
これはエロい
エロいとしか言いようがない
おっぱい酒の辺りからもうちんこ連続おっき
330名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 23:08:33 ID:51CFMKOj
国道や駅や空港に囲まれた我が家ではネット回線開通が恐ろしく困難です
携帯からこのスレを応援しています
331名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:15:38 ID:QAHA1gwv
あらら・・・じゃあアップローダーのSSは読めないのかな。
直に投下しないとみれないのかな?
332名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:45:21 ID:vV7hdUJa
そんなことないぞ。俺も一人暮らしの貧乏学生だから携帯。でもあぷろだのSS殆ど読んでるし。
携帯人はこれ使え

ttp://i.i2ch.net/x/-7/i
333名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 02:44:26 ID:TJqtap8j
ウホッいいエロス
やっぱりラブラブ子作りセックスはいいね

当方docomoだけどc.2chで普通にtxtファイルも見れてるけどなあ
づら携帯便利頁で
334名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 07:28:45 ID:2GhZk/Wj
>>324
グッジョブ。エロイヨエロイヨー。
記録その2以降も正座して待ってる。
335猫医院:2007/04/07(土) 12:42:18 ID:i7UeTYnO
 感想感謝です、好評のようで嬉しいです、
現在その二を書いて……と言いたいのですが、
戦闘描写の練習用にその零を走り書きしたところ、膨れ上がりまして、
しかも、本来エロ無しのはずが、1/3以上エロに……
 原因は保管庫の鶏が、あまりにツボだったからだと思います、
誤字脱字のチェックをして今晩投下予定です。

>>330
 すみません、テキストで20〜40なので容量が嵩張るのと、
自身の趣味が少々まにあっくで属性ありなので、
アプロダに投下させていただきます。

>>328
 ヒトメスがちょっと乱暴にすると壊れるという話と、蛇のアレは二本と言う表記があったので、
なら同属ならちょっとハードでも良いじゃないと、考えたらあんな話になりました。

注:一般的な蛇の人達がこのようなプレイをしているかは、
著者は関与しないものとします、むしろ、比較対称と参考文献に(以下省略されました

長文失礼しました。
336名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 15:09:21 ID:dE09nKc8

  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +
337名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 15:19:25 ID:ZMJBQDdT
ワクテカしすぎてボディビルダーのようになってしまった俺をなんとかしてください。
もうここ最近エロ濃度が基準値越えのばかりでこのままではどうなってしまうのか、
いやもっと! モア!
338名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 19:27:13 ID:j+OBaW4h
>>335
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (1325年〜1521年)
339名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 21:59:15 ID:vV7hdUJa
最近毎日一回のペースでナニしてる俺。
読んでるだけで勃起しちまうような作品ばかりだもの。
340名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 22:26:02 ID:o2sURWmg
皆さんのレスと優しさに感謝です
猫医院さんのGJなSSも読ませていただきました
341猫医院:2007/04/07(土) 23:08:25 ID:i7UeTYnO
 ようやく調整おわりましたので投下させていただきます。
 
 投下内容は
 ネコの国の中堅交易都市の色町にある医院にておこる、
 担ぎ込まれた患者のエロ話告白物の短編連作の番外編となっております。

基本属性1:ヒト雄×ネコ雄(プラトニック) ほのぼの 嘘医学知識
基本属性2:薔薇否定 エロ話告白 猫耳娘よりも等身大猫ぬいぐるみ


 今回の話は
 ・魔洸から電気への変換機の入手先
 ・先生の知られざる過去
 ・一羽の鶏の青春と挫折の舞踏(たたかい)
 ・受付お姉さんのいけない治療魔法
 ・あるてぃめっと ふぁいたー


付加属性1:猫雌×鳥雄 攻守逆転 戦闘練習作品 ジャンプ的お約束 勘違い
付与属性2:触手 羽毛 プロレス(むかしの)鶏最高 ヤンデレ乙女 みさくら語
付与属性3:Hと治癒魔法 嘘格闘団体 少々百合風味

戦闘能力がインフレしていると思われる方は、
GCや特撮と思って下さい、特に付録。

エロはおまけ部分のみ、本文不要の方はページ内検索で ボーナストラック で検索
容量がまた大きすぎてしまったのでアップローダ使用です、
以下のショートカットか保管庫のアップローダから直接お読み下さい。

属性が会わない方は 猫医院 をNGワードにお願いいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

医学とHの関係 記録その零 語られぬ真実

「いざ尋常にっ!!」
「勝負っ!!」
             ――KOF戦闘開始定型文より

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

これは意気消沈したヒトに、希望を取り戻させるべく奔走した、
一人のネコの戦いと……愛の記憶である。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

342猫医院:2007/04/07(土) 23:13:00 ID:i7UeTYnO
アドレスは

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/9_1.txt

となっております。

 すべての鶏好きに捧げます。
 戦闘中より尾羽がつかわれてるのは、エロ補正ですたぶん。

 実在の団体やオークション会場とは無関係です……多分。
343名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 09:22:26 ID:ajlgl2Mf
ニワトリかっこいいよニワトリ
猫かわいいよ猫
素数ちがうよ素数
344名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 12:02:01 ID:QS/4Mxq9
『黒鉄の城は空を飛べない』
とか。
『自己再生、自己進化、自己増殖』
とか。
なんでこう爆笑してしまうんだろうかwww
やべぇ超楽しい。三毛さんつえぇeeeeeeeeeee!!クイーンエロい。そしてアツい、鶏アツいよ。
最高に楽しませてもらいました。GJ!


ここの作家さんはみんなクオリティ高いなw
345猫医院:2007/04/08(日) 14:56:05 ID:vf6iGTxM
 感想感謝です、ベタなネタばかりでしたが喜んでいただけてよかったです。
 そして、ああ、突込みがうれしいですw

 かなりはっちゃけた作りにしてしまったので、その二ではファンタジー世界に返ってきたいなとおもったり。

 誤字脱字は見直したはずなのですが、呼び方のミスとネタ回収ミスがありましたので、
改定版を投下させていただきます。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/10_1.txt
346名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 16:39:32 ID:kqN9/vlM
>>345
ほんとにもう、こいつらバカだよなぁ(褒め言葉)

いやもう、GJでございました。
次も楽しみにしてます。
347名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:27:33 ID:Z7PW0/4d
GJ、やっぱり鳥目で鳥頭なのかw、と、ワラタにはワラタんだけど…

んーなんだろう
前の蛇奥さんがそういう淫ら妻キャラで書かれてるのかと思ってたんだけど
なんていうかエロシーンの女性側の喘ぎ声がややくどいような感じが
説明くさいというか、強調し過ぎでかえってギャグっぽくなっちゃてるというか

自分があっさりめに慣れ過ぎただけで、真のニーズはこういう特濃物にこそあるのか
作者氏がこういう系が大好きで敢えてやってるのか、判別し難いので何とも言えんのだけど
348名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:01:00 ID:LSaTd2sZ
なんか力作が揃ってるなぁ・・・・
拙作の続きを書きたいんですが・・・・
本気で会社辞めてやろうかと悶々・・・・
すいません
349名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:02:05 ID:s6iA/xYC
>>347
>ヤンデレ乙女 みさくら語
と付加属性にあるからにはやっぱり作風の一環かと
というかこういうのがみさくら系の醍醐味なので
合わないなと感じたなら素直にスルーを推奨する
みさくらは801と同じくらい駄目な人は駄目な属性なので
350名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:37:45 ID:Z7PW0/4d
>>349
深く理解した。以後気をつける

ってか、こういうのも「みさくら」なのか
ふたなり少女とか女装少年とかが「こくまろちんぽみるくばんじゃい」なのがみさくらだとばかり
今まで思ってた。なるほどなるほど
351名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:59:16 ID:w5uOdVwC
>>348
なんとなく誰だかわかったw
頑張ってください
352名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:10:11 ID:PgUxOcs7
みんながんがれ
おれもがんがる
353名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:09:56 ID:kqN9/vlM
みんなリアル社会との兼ね合いに苦労してるんだな・・・
頑張れとしかいえないけど、みんながんばれ。
354名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:19:08 ID:QS/4Mxq9
…いや、確かに俺学生ですよ。
…社会人でお忙しい皆様方と比べたら随分時間がある方だと思ってますよ。
シチュエーションも考えたり、お話のプロットとか考えたりしてますよ。
……いざ執筆に入ると、数分で詰まる…。orz

オタク向け知識も一般的な知識も浅く、語彙力やらオツムの方も貧弱。執筆技術はほぼ皆無、性欲だけは人の2倍。

アレか、2、3年くらい自サイトとかで修行してからここに戻ってくればいいのかなw
355名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:39:56 ID:kqN9/vlM
>>354
2〜3年も自サイトで修行してたら、確実にその間で筆叩き折りたくなるからやめとけ。
俺なんて同人歴もHP開設歴もなく、初めて人様にSS晒したのがよりによってこの神スレだw
人間、度胸さえあれば何とかなるw
356名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:24:44 ID:RrWOYf+L
ここらへんで誘い受けは打ち切りの方向で。
357猫医院:2007/04/08(日) 23:07:24 ID:vf6iGTxM
 感想感謝です、感想は力になると話には聞いていましたが、
書きたい気持ちが増えるのが実感しました。
 そして、保管庫登録感謝です。

 えと、エロの傾向は、趣味40%話の都合40%技量不足20%です。
 Hなシーンを入れる都合上で都合が良かったのと、
話を書いていたら、いつの間にか襲ってました……うん、最初はエロ無しだったのですが、
治癒魔法を何故か舌で舐めながら掛けて、あんなことになったとデス。

 キャラの基本を決めて本題を決めたら、その……キャラが暴走してしまいまして、
体裁を整えるだけで精一杯でした。
 キャラの性格を変えてしまうと筆が進まないので、ううっ、上手く誘導できる経験がほしいです。

 普通の……その、初々しいものも書いては見たいとおもいますので、気長にお待ちください。

 話の都合上次の話である第二話か、転換期を挟んだ第4話か第5話には初々しくなるはすです、うん、多分。

>>355
 なかーま、と思って良いのでしょうか?
 こんな作風で良いのかなと思いながら、手探りでやっています、
エロむずかしいとです、キャラの手綱を握るのは、もっと難しいとです orz
358名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:22:40 ID:2liyxFpT
漏れも設定をこのスレ見てから作ってみたんだけど
メアリー・スーだっけ?になりかけたからどうしようかと思った。
皆さん
ヒト側が元傭兵の女吸血鬼と言う設定ってどうでしょう?
舞台はイヌの国の首都、組む相手は首都防衛隊の大隊長
イメージはホームズで
要望があるなら1週間以内に第一話投下します。
359名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:36:00 ID:vf6iGTxM
>>358

1、異世界からきたヒトの吸血鬼で傭兵だった女性
2、異世界からきた吸血鬼でこの世界でかって傭兵をしていた
3、異世界からきたヒトの傭兵がきて、吸血鬼にかまれた
4、異世界からきたヒトで吸血鬼に噛まれてから傭兵をしていた

5〜8、この世界で生まれた〜以下略

 と、8パターンくらい咄嗟に思いついたのですが、どのような女性かな?
 ファンタジー世界からファンタジー世界に来ても格差が少ないとおもわれますので、
 落ちてくるのは普通のヒトが良いなーと個人的にはおもったりです。
360名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:39:44 ID:2liyxFpT
1ですね
361名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:44:26 ID:QS/4Mxq9
>>358面白ければどんな設定でもバチコーイですぜ。自分は。
新しい作家様が増える事はすごく良い事ですし、投下頑張ってくだしあ
362名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:59:15 ID:2liyxFpT
ありがとうございました
私、明日から仕事なんで明日の状況を見て今週中の投下を行います
363名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:05:39 ID:R+GtdmLs
>>358
かなり、やり過ぎになると思います。

とにかく、吸血鬼であることに物語上重要な必然性があるか
(単に外の人が書いていないからという理由だったりしないか)
一度考えてみた方がよいと思います。

考えて、もし必然性があると結論がでたら、次に、
自分が書きたい物語は単なる吸血鬼物ではないか
(ここで共有されている世界観を有効に使えているかどうか)
考えてみることをお勧めします。
そんなことはないと自信をもって答えられるならば、投下お待ちしています。
364名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:09:23 ID:bexl9ivb
一応主人公の女性は前線に出るので……
向こうの銃の定義あんまりはっきりしないのでこういう形が良いのではないかと考えたんですけどね……
まあ腕力はネコ以下あるのはスピードだけと言う設定なんで……
365名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:10:36 ID:EpFT63Q6
「コウモリ」 か 「カ」 だと吸血鬼っぽくなるよ!
366名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:28:15 ID:7c9BKDvu
>>364
それだけなら、
犬の国の魔法付与防具による防弾とかにした方が無難ではないかと。

>>364
コウモリの一族は血を吸うことで相手に魔力を付与できる、とかですかね。
367名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:33:34 ID:7c9BKDvu
下の一文は>>365へのレスです。はい。
368名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:53:14 ID:EpFT63Q6
それなら、蚊の一族だろうな。血を吸って相手に魔力を付与。
ただし患部が無性に痒くなる、とかですね。
369名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:59:02 ID:kDgOO42M
 吸血鬼は日の光に弱いし、流れる水もわたれないし、招かれないと家に入れないし、
強い匂いもダメで、体の維持に血が必要な上に、感染性があるのでヒトのままのほうがいいかと。

 むしろ、傭兵として男勝りに生きてきたのに、か弱い女性として扱われる葛藤とか、
階級の高い狗なら紳士でしうから、相方との絡みとか色々美味しそうなものがw

 質問しておいて、携帯でレスを返せずにレスが遅れました。
370名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:02:12 ID:kDgOO42M
 蝙蝠とか蚊の血を吸って話題で、何故か魔法少女の方々を思い出しましたw

……蚊の一族もやっぱりかわっているのかなw
371名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:42:18 ID:w/LZ+oiB
>364
>銃の定義
私は、ストーリー上の問題から、獣人側の火器の主流は
先込め方式の火縄銃やマスケット銃としています。最も進んだ所でも
パターソンコルトのようなパーカッション式リヴォルバーに留めています。
メタルカートリッジ式の火器を獣人側が有しているとなると、主人公の
最大の強みが薄れてしまいますので……
372名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 09:16:49 ID:JRx09A2P
>>371
私も同じですね。
獣人の強い筋力なら、普通の人間では使えない弩弓とかが使えるから、射程と威力で互角な位にしたほうが面白いですし。
レアアイテムとしてボルトアクションのライフルを使える位にしておけば良いかと思うので。
まぁ、今書いてるパートで獣人が驚愕する物を使わせます。人間様を舐めるなよ!って感じで(笑
373名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 10:57:43 ID:srL+K8EC
銃の話題になって、ふと思ったのですが。
人世界からの落ち物はともかく、この世界で完全に量産自作してる銃って、大口径で長銃伸なのかな?

ヒトが使ってるのと同じだと、火力は無いし軽いので、熊撃ち用のスラッグ弾使用の猟銃みたいなの使ってるのかなーと。
ふと、銃傷ネタを考えてしまったので質問でした。

追記 昨夜の流れから、何故か蚊の話しが頭の中で暴走してます、そのうち投下すかも。
374名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 13:21:37 ID:7G2B9OqH
銃はどんな名前でも「あー、てっぽーだ〜」程度にしか
認識できない俺が通りますよ。
こだわりのある職人さんには申し訳ないと思いつつ。

375名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 15:20:13 ID:DiMv4RXg
>>373
銃のサイズに関して言えば、獣人の体格から考えてヒトの使うサイズでは小さいだろうから、大型化はすると思う。
ただ、威力にかんしては段違いでヒトの世界の銃のほうが強いはず。
9mmの拳銃弾より5.6mmのライフル弾の方がはるかに威力を出せるのは、初速と弾丸形状によるもの。
ヒトの世界の銃とて22口径とかだと話にならないだろうけど、軍用の自動小銃クラス、特にNATO弾と呼ばれる7.62mmの弾丸で
しかも薬室が大きく頑丈でその上初速が驚くほど速いタイプだと、弓やマスケット銃の射程外から致命傷を与えられるはず。
魔法がかけられた鎧とかだと、それはまたそれで戦い方が変わるだろうけど、それを旨く演出するのも楽しみの一つ。
376名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 16:08:10 ID:Y5DL42DM
誰も気にしないだろうなーと思いながらも、考えると楽しいんですよね。

補給の問題とか、現代兵器がある意味天然のバイオソルジャーに利くかどうかとかw

銃火気の問題は火薬の匂いでばれるので潜入が難しいので、強襲になりやすいし、そうなるとそんな物資何処から手に入れるかとか、
そんなの手に入れる力が有るなら戦わなくて目的達成出来ないかとか、書いてて困った覚えがあるデス

あと、犬の国の貧乏も強敵かな、お金が無いから攻撃と防御を魔法でしてるらしいので、複数揃うと非常に厄介。

弾丸て途中でプロテクションに当たったら潰れて効果半減だよなーとか、数人で陣を組んで戦車砲を弾いたりとか考えて、あまりにアレだったので封印した覚えがw
377名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 17:35:22 ID:WyEwHIul
>>374やっぱりそう思う人が他にもいたか。
俺も銃とか知らないから色々と喋られても良く分からない。
イメージも出来ないから読んでて正直言ってしまうとあんまり楽しく無い、ここってこんなに拘る部分なのかなぁ…とさえ思ってしまったり。
好きな人には申し訳ないし、自分がスルーすれば済む話なのかもしれないけど…さ。
378名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 18:13:25 ID:xSYzSahr
お、同志

俺はそういうとこに当たったらそこで読むのやめちゃうな。
その作品にふさわしい読者でなかったんだろうと思って。
銃に限った話ではないけどね。
379名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 18:14:02 ID:je8/wvU1
ぜんぜん銃に詳しくないくせして銃使いの出るSSを投下した俺が通りますよ。
380名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 19:11:52 ID:C4DQJewI
股間の銃を生かした話をかいとくれい
381名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 19:16:57 ID:CAfILpyc
股間にピストル
胸に花束
唇にマタタビ
頭には獣耳を
382名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 20:05:40 ID:bexl9ivb
おk了解しました
主人公に何を持たせるか迷っていましたが
ボルトアクションライフルとリボルバーで行きます
ボルトは落ち物 リボルバーは自前で
獣側はレバーアクションで
弾薬は……まあ、落ち物で何とか補います。
主人公の吸血鬼の設定は取り除くことにしました
まあ、傭兵なんでスナイプと強襲を主にして行きますんで
期待して待っていて下さい。
383名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 21:49:18 ID:kDgOO42M
>>380 >>381
いま、真理を見た気がスル

>>382
 がんばです、リボルバーと聞いて、獣人に利きそうなのだと、コースレコードだけの、
5発しか装弾数が無い骨董品の銃を思い浮かべたのは、病気かもしれません、
シュワちゃんでもないと、まともに撃てないのは分かってるんですけどねー

 まあ、銃の話は苦手なヒ人はスルー、好きな人は矛盾しないように過去の話とすり合わせかなーと、
例え人型戦車が出てきても、Hい状況に使えれば大歓迎ですし
 うん、操縦席でHな事は、いけないとおもいますw

 世界観壊さないかなーって、さじ加減が難しいですが OTZ
384名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 21:50:51 ID:HF6K6ySG
・・・その、自分で「期待して待て」とは言わない方がいいと思うよ。
385猫医院:2007/04/09(月) 22:11:23 ID:kDgOO42M
 昨日言っていた電波が出来てしまいました。
 アレと思われますので、属性は要チェックでお願いいたします。

 猫医院のその二は、親子丼か娘が夜中のプロレス目撃かで詰まってます、
うん、今週中にはあげたい orz

投下内容は

シャーラ・カ・モキスートの冒険
板で出た蚊の話から電波を受けて作成。
最強の下僕の総受け予定。
エロではなくHいのを目指す。
最後に種族設定あり。
ド辺境でのドタバタ

基本属性1:蚊雌×ヒト雄 拘束プレイ 馬鹿 巨乳と虚乳
基本属性2:本番なし 胸はあり 読心プレイ 特殊言語


 今回の話は
・メロンとストレート大根
・わが人生に一片の悔い無し
・ヒトはこんな事するでする?


属性が会わない方は 猫医院 をNGワードにお願いいたします。

シャーラ・カ・モキスートの冒険
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 此処は大密林と呼ばれる未踏地域、樹精と雨神に愛されし地。
 この世界の覇者たる人類(かしこきけものたち)も脚を滅多に踏み入れぬ未踏の地。
 大いなる自然に守られし、高温多湿、栄養豊富、滋養強壮の楽園。
 ただし……それは、強者(つよきもの)にとってではあるが……

輪廻書房 辺境百選より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 シャーラ・カ・モキスートは、大いなる大密林の火鳥樹精の加護を受けしお方。
 偉大なる女王にして、戦いの巫女、英雄を生み出すべき吸血乙女である。

 その羽は光を受けて宝石のように輝き、銀糸の如き髪は腰まで流れるよう。
 愛らしい唇は、その紅を引いた如き深紅がアクセントとなり、肌の白さを際立たせる。

 ああ、告白しよう、されど完璧たるは神にのみ許されし御業、そう、
 彼女は……幼児体型(ろりーた ぼでぃ)だったのです。


ああ女王様より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
386猫医院:2007/04/09(月) 22:12:30 ID:kDgOO42M
アドレスは

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/11_1.txt

となります、見事に張り忘れました。
387名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:09:23 ID:8G2GwKu2
なんで一晩で書けるんですか。速過ぎます。
こちらのGJが足りなくなりそうですよ?
388名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:54:52 ID:saatdamX
…一晩でこの凝った設定を編み出しちゃう。
で、このクオリティ。
おまけに猫医院と二本平行?

もう貴方を何て形容すればいいんでせうかw超大物ルーキー降臨ktkrww
389名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 03:12:49 ID:WClTmHuY
王様だから空気が読めない、に吹いたwww
続き? もちろんY! Y!
390名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 05:05:46 ID:uWjqd4oG
はやい、はやいよテレパス巫女!!
虚乳な続きにYを!!一心不乱のYを!!
391猫医院:2007/04/10(火) 17:54:03 ID:JIFLehVx
 感想感謝です。
 伝説の勇者全裸で縛られるなんて、はっちゃけた話だったので、投下して大丈夫かなーと不安でした。
 蚊の話は、王道ベタ話を斜め45度ずらした感じでこのまま進むかと思われます。
 と、いうか、二話でも作者無視して色々無茶されるし orz
 猫医院その二とどちらが早く完成するかは、電波しだいぽいです。

 携帯で読み直してみたら、誤字が結構あったので、修正しておきました。
 アップロードって、便利ですが、こう言うお世話のなり方は少なくしたいとです orz

 一晩で書けた理由は、蚊の話を見たときに、走り書きして寝たら、夢に出てきたからとも、
いや……キャラに予想外の動きをされて、びくーりしました。

チラシの裏
 いや、主人公の巨乳属性(おっぱいせいじん)とか、ヒルダがあーなるとか、
シャーラまじガンガレとか、うん、話は水物だなと。

392名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:52:23 ID:3N79r1BD
度を越した
自分語りは
するなかれ
スレに荒らしが
やってくるなり

お粗末でしたm(__)m
393名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:16:04 ID:d7Fk5+AH
>>391
最高でした!!
妊娠中に体液を摂取し続ける姿を妄想したのは私だけじゃないはず
394名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:42:27 ID:JIFLehVx
>>392
 その言葉、胸に刻みました。

 その、お恥ずかしい事に、浮かれていたようでした。
 感想もらえるって嬉しいなと、思いつい……
流れ(くうき)が読めて無かったので、注意感謝です。
 名付きで話し過ぎないよう、以降気をつけまする。

395名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:27:33 ID:n87YCVFT
>>345
3作中一番好き。
これ読んだおかげで今日も一日幸せな気分で仕事ができた。ありがとう。

しかし、こんなにトリ目でトリ頭だと、ニワトリの集落では
文明や文化の発展する余裕があまりなさそうだ・・・
どんな生活なんだろう
396名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:40:39 ID:7Uq4h2Dv
多分この人は本能のままに戦い生きてるから動物の鶏らしいんだよ!!
他のニワトリの皆さんはここまでじゃないと思うよ!1!!


……いや、こんな民族が一つか二つくらいあっても面白そうだけどさw
397名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:57:10 ID:nurgKhvo
ニワトリは女性は鳥頭では無い(と思われる)から女性上位社会では無いかと妄想。

こちむい学園のように男は鶏小屋とかw
それとも、男は首にメモ帳が標準装備とか。

まあ、彼が極端なのかと、強さも馬鹿さも。
398名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:03:10 ID:b0OHG0Jg
>>397
ところで sage って sage の typo?
399397:2007/04/11(水) 02:03:11 ID:bGYnXULf
>>398

ご指摘感謝、小文字で入力したはずなのに上がってしまっていた模様です。

コピペで単語登録したので以後は大丈夫かと思われます。

お見苦しい所を見せて失礼いたしました、これでまだ上がるようでしたら、半年ロムりたいと思います。
400名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 08:42:19 ID:337RJ9sY
小さな間違いの二三でそんなに責め立てる様な
スレ住人ばかりいる訳では無いと思うから
そこまで低くならんでも・・・
401名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 12:14:23 ID:i7UvRPPq
刻男さんとフェザーのせいで完全に鶏属性に目覚めたわけだが
いかんせんこんなマニアックな萌え、このスレの他には
楳図かずおの「14歳」くらいしか思い当たらん、
あとドラクエ8の魔鳥ウコッケ様。
くっ…歯がゆい…! 
402名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 13:45:32 ID:ci/uqDxz
とりあえず傾向だけ
作品の傾向
 ・イヌ♂(ご主人様)×ヒト♀(召使い)逆転アリ
 ・一話一話が事件の刑事物的イメージ
 ・庶民的小市民×ドケチの元傭兵
 ・両者と第三者の視点を交えた事件物
 ・エロは第二話からで第一話は出会い
 ・世界観は、保管庫のを採用

設定を今夜中に投下予定です。
403名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 19:30:29 ID:9yvYkhq7
わっふるわっふる

イヌは雄が多いね
404名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 20:09:46 ID:L7dzQHKm
わっふるわっふる

だがソレこそが良い

そして、犬耳っ子もいい
405名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 20:35:15 ID:1pUo6nH0
犬っ娘が笑った時にちょと見える犬歯に萌える俺少数派
406名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:00:51 ID:ci/uqDxz
設定のみ投下します。
設定は第一話分です
第一話は今週中を目指しております。

http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/12_1.txt
407名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:04:10 ID:ci/uqDxz
すいません
h消し忘れました
408名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:29:44 ID:deHu4nwW
>>406
悪いがツッコませて貰う。
主人公の設定に若干違和感がある
女で元傭兵で日本の英語教師
……いつの時代の何処の外国人だよ。遠い未来か?ってとこ

あと、偶然かと思うが「冗談のような〜…」のくだりがセリス君のパクり疑惑が浮上するかも
知れないから直したほうがいいと思った

最後にもう一つ
設定を出すのは本編をちゃんと完成させてからのほうがいい、荒れの元になるぞ
それに、制作宣言をしてから逃げる奴もたまにいるからな
こっちは期待損にさせられて困るぞ
409名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:52:59 ID:G/H5Pika
犬単体ならともかく犬と猫が並ぶとどうしても
犬=male、猫=femaleなイメージが払拭しきれないんだよな
狼とか虎まで行けばわりかし両方浮かぶんだが
410名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:54:03 ID:Hc+92kIs
傭兵なのにリヴォルバーって……まぁ、そこは趣味の問題か。

ただ、個人的には、9mmパラベラム弾を撃つだけなら、
ブローニングHPやベレッタ、またはCz75で充分なのではとオモタ。
まぁ、その「仲間の形見〜」というのが作品内で絡んでくるので
あれば必要なアイテムなのだろうけど。
411名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:55:47 ID:DpdNM2jU
傭兵だからこそにリボルバーかも。
火力勝負なら9mmパラのMP5とかで、最終兵器としての確実性を取ってリボルバー

あ、なんかスレ違いかもw
412名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 02:48:37 ID:NU4+GxUb
主人公の女教師に、ちと詰め込みすぎの感じがします。

皮肉屋、主人に強気、在日外国人、女教師、女教官、庸兵、一般人と、
あんまりキーワドが多いとキャラ不安定になるか、設定が無意味化するので、
話し(と、H)に本当に必要な部分だけに絞るのをお勧めします。

リボルバーをサイドアームとして持つのに、不自然な感じはしませんでしたね、
言い方はアレになりますが、ピストルなんて死に掛けの相手の始末とか、味方を楽にさたり、自決用ってイメージがあるからかな?
追記 犬良いよ犬、設定だけで良い犬ぽいよw
主人公に怒られると、意気消沈して尻尾を挟みそーですよw

長文失礼
413名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 07:58:13 ID:2LdbVOb7
エコールとかデスクリムゾンとか越前康介とか知ってる人ならにやりとできる設定と思うんだけど、
さすがにもう、エコールはネタとして古いのかなぁ。
414名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 09:47:27 ID:Oih4zP97
ていうか犬は鼻がいいから硝煙の匂いが駄目みたいな話なかったっけ
415名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 09:57:30 ID:7QBWowL6
駄目なんじゃなくて苦手なんじゃなかったか?
それとイヌ相手では硝煙の臭いで居場所が全部ばれるとか
416名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 10:07:11 ID:sNiIxLvr
あくまで苦手程度だろ。

リボがサイドアームなのはなんかなぁって感じ。
>410じゃないけど、9mmパラ撃つならもっと良いのがあるだろ。
あと傭兵というけど、どういった傭兵だったんだ?
今日本で一番有名な傭兵、高部正樹氏のような戦争ボランティアなのか、
それとも民間軍事会社の高給目当てのPOなのか。
紛争に巻き込まれて〜とあるから、ソマリアの民兵みたいな感じかもしれないけど。

417名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 10:54:07 ID:9T0Pkr61
火薬の匂いについてはそんな雑談が過去にあったよーな。
やはり正式に使ってる部隊だと、消音や消臭の術や符を使ってるのかな?

今ふと、形状維持、煤防止、消音、防臭あたりが付与された魔剣なライフルがあったらと妄想がw
当然先端にナイフが付いていて、近距離にも対応トカw
418名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 12:43:20 ID:2LdbVOb7
>>417
ヒント・維持開発費
419名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 14:08:22 ID:1hdGVVjv
オンリーワンの試作品とかなら、有りそうじゃないか?

「作ってみたけど、こりゃコスト高すぎて量産無理だわー。ごぬんね」
「ご主人様、反省してないでしょ」
420名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 15:18:16 ID:d4GJWx1B
>>417
実在するぞ、銃身下部にナイフ付けられるアタッチメント。

銃口突き付けて撃ったほうが早いんで廃れてるが。
421名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 15:45:51 ID:PhdJlT5D
そして、切り付けると銃身が歪んで狙いが外れる……と
銃剣はあんまりつかいもんにならないなー
422猫医院:2007/04/12(木) 17:38:07 ID:q0EC9IiH
 銃剣術は在る意味で、剣と魔法以上にファンタジーですからねー

 以前重傷の話で、ふと思いついたので小ネタ投下です。

魔法とHの関係 小ネタその一 火の毒

なくとなーく銃の話で1本
・エロ無し、ネタあり、落ち無し。
・あくまで過去の話、また先生の銃に対する偏見でもある。
・銃の効果で攻撃魔法以上言ったら、こっちと言う偏見。
・やはり等身大ぬいぐるみ猫は、ブラッシングが楽しそう。

 あんまりディープにはしてないつもりですが、
銃関連が苦手な方は 猫医院 をNGワードでおねがいします。

423猫医院:2007/04/12(木) 17:38:49 ID:q0EC9IiH

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 受付に出たら、猫の兵隊さんが、血塗れて運び込まれていた。

「先生っ! 急患ですっ!」
「まったく、折角の至福の一時だと言であるのに」

 先生、それはお昼時間を30分オーバーで、パインジュースが
7杯目なのがいけないと思います……検診の時間でまでは、まだ30分ありますが。

「先生呑気にいってないで下さい、後でブラッシング……」

「ジャバール君とリッキー君が、手早く剥いてくれたらしいでるな、
うむ、症状が分かったのである、あ、ブラッシングの件、よろしくなのである」

 いってしまった、本当にこう言う時の、手際と切り替えは真似したいものです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
424猫医院:2007/04/12(木) 17:41:10 ID:q0EC9IiH

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「んー まさに至福の一時なのである」

 先生、やっぱり切り替え早すぎです。

「にゃあ、もっとこー、耳の後をするのである」
「それは、背骨周りをマッサージの後で……お昼の患者さん大丈夫でしたか?」

 現在位置は寝室で、ベットの上で至福の一時、ああ、こー、手を掛ければ、
それだけで毛艶が良くなるし、抜け毛も減るし、先生は喉を鳴らすし、うん極楽。

「ああ、銃傷による怪我人だったので、弾を取り出して消毒して、
後は包帯を巻くだけである……かの火の毒も今では、ずいぶん大人しくなったのである」
「火の毒?」

 聞き慣れない言葉に思わず手が止まる、あ、先生の耳がぴくりと動いた、再開しないと。

「うむ、あのヒトの武器が落ちてきたばかりの頃に現れた、不治の病の事である」

 背骨周りのマッサージしゅうりょー、よし、次は頭からブラッシングと……

「傷跡を直しても内部から腐り、呪い避けも意味が無く、
解毒の魔法が唯一効果を持ち……それすら一時凌ぎにしかならなかった、堕ち物の病」

 んー、話の隠を踏むたびに、耳がピクピクするのがなんとも……あれ? 何処かで聞いたような?

「切り落として再生させれば治るのが分かり、高位の治癒術師に掛かれば治る病となっても、
腹に当たればそれすら適わず」

 そこで、遠い目をして懐かしそうに言った……しんみりした先生は珍しいかも。

「結局小さな石ころが、呪いを振り撒いてたと分かるのに、ずいぶん長い時が掛かったのである」
「鉛害ですか?」

 驚かれた、いや、こっちの世界だと、ちょっと戦争とかの話を読むと出てくる事なんですよね。

「まったく、生徒が先生の台詞を取るのは、関心しないのである」

 不貞腐れる先生には、尻尾の根元を丁寧にブラッシングしてご機嫌を取っておく。

「じゃあ……銃ってこっちの世界でも、強力な兵器だったんですか?」
「いや、さっぱりであるな」

 先生、話の腰を折りすぎです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

425猫医院:2007/04/12(木) 17:42:01 ID:q0EC9IiH

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「今でこそ、一部の国で作られたり、落ち物の銃を整備出来るのであるがな、

その当時に扱える者等、ヒトの極一部位であったし、そもそも弾も銃も少なかったであるからな」

 作って無ければそれは当然ですよね、銃を使える昔の日本人なんて、
マタギか鉄砲隊位でしょうし……刀鍛冶とか鉄砲鍛冶が落ちてたら作れそうですけど。

「上手く整備せねば暴発するような、正に自分すら殺す呪われた品であった……
量産性と生産性と整備製が求められる兵器としては、欠陥品であろう?」

 そんな、滅多に使われないものの為に、鉛害の治癒方の発見が遅れたのは皮肉である、
そう言って先生は話を締めた。

「うむ、何時もながら手馴れてて、非常に素晴らしかった」

 仮にも男としては、誉められても非常に微妙です、妙に達成感を感じるあたりが。

「さて……ヤらニャいか?」
「お断りします」

 さて、硝煙臭い話は此れ位にして、眠りましょう、ああ、花の良い香り。

「だから、コレが落ちになるのは、どうかと思うのだかね?!」

やはり落ちずに終わる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
426猫医院:2007/04/12(木) 17:45:11 ID:q0EC9IiH
以上です。

 蚊の話が昨夜書き終わったので、今日中には誤字脱字を直して投下できるかとおもわれます。
427名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 19:04:04 ID:SH8xn0xV
鉛害って銃弾でもなるのかー
酒盃とかの話は聞いたことあったけど・・・勉強になるスレだ
それはともかく、猫先生のブラッシングはしてみたい
そのケはなくとも毛皮は魅力。

カの続きwktkです。
でも、修正後もけっこう誤字脱字多いですよね
いや だいたい意味はわかるからいいけど
428名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 19:12:17 ID:d4GJWx1B
ほんと速度早いな猫医院さん

虚乳わっふるわっふる
429猫医院:2007/04/12(木) 19:48:01 ID:q0EC9IiH

 蚊の話第二話の、誤字脱字の修正完了です。
 ついでに、第一話のサブタイトル追加と誤字脱字修正。
 うう、5回は見て十数か所箇所以上は直しているので今回は大丈夫なはず、多分。


シャーラ・カ・モキスートの冒険

 斜め45度をひた走る、拘束読心系召喚勇者物です。
 前回投下したものの、続きとなっております。
 やはりアレですので、属性を確認の上で用法容量を守ってお読みください。
 最後に見なくても良い追加設定あり。

基本属性1:蚊雌×ヒト雄 拘束プレイ 馬鹿 虚乳と巨乳 読心プレイ
基本属性2:特殊言語 嘘武器知識 スーパーなロボット的戦闘  かゆ


今回の話は
・早すぎるさようなら?
・虚乳な娘は百と12歳
・伝説の力
・代価と報酬


と、なっております。

属性が会わない方は 猫医院 をNGワードにお願いいたします。



シャーラ・カ・モキスートの冒険 後編 伝説の武器BJ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 靴下に砂を詰めて、後は振り下ろすだけです。


     ――対ソックスハンター対応マニュアルより
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 其れは猛毒であり、呪いであり、罪悪であった。
 其れは不浄であり、疫病であり、孤独であった。

 蚊を貶める其れは、王家の手で、西方湖に封じられた。
 蚊の罪たる其れは、ヒトの手で、夢無き眠りについた。

     ――神託巫女の口伝より 巨龍マラリーの伝承
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
430猫医院:2007/04/12(木) 19:54:44 ID:q0EC9IiH

前回投下した前編が

シャーラ・カ・モキスートの冒険 前編 拘束勇者
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/11_1.txt

今回の投下した後半が

シャーラ・カ・モキスートの冒険 後編 伝説の武器BJ
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/13_1.txt

となります。
 これで、一区切りなので、続きは医学とHの関係のその二以降になるはずです、多分。
 このシリーズは馬鹿を貫くために、成長していく話になりそうです、目標は鶏位。

431名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 03:07:00 ID:QP39f6WC
gjです

>つづける? (Y/N)
そんなのYに決まってるじゃないですか

>慣れた術者ならば、通常は最低限の出力で使用して消費を抑え、
>瞬間的に他形状のプロテクションを併用したり、一部の出力を高める事も出来ると言われている。

OKつまり次回作ではピン○イント○リア○ンチとかV-○AXとか炸裂するわけですね
432名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 05:33:19 ID:ji/IoWoL
>>430
せっかくだから俺は姉妹丼を選ぶぜ!!
GJ!!
433名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 14:47:51 ID:UJECdaPy
そのうち「リミッター解除」とか「音の力」とかで敵を倒すんじゃないかww


熱いね。盛大に燃え上がらせてもらった。GJ!!
もちろんYESで!!!
434名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 15:02:00 ID:w/Ruv3bc
>>430
巨マラの脅威はまだ完全に去ったとはいえない……
というわけでもちろんY連打Y連打
カトリはいい具合に縛られキャラとして定着しそうでナイス。
たゆんたゆんのダブルメロン、しかと堪能しました。
ひとり寂しそうな洗濯板をおなぐさめして差し上げたい。

投下ペースが速いので無理してないか心配ですが
医学とHの方もテカテカと期待してます。
435名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 17:37:51 ID:4oppcIAX
>戦闘能力AA…ゴミめ。
>本来盾はこう使うものでは〜
>スーパーロボット的な〜

要所要所にハイスクールのランチ13回吹いたwww

ロリばあちゃんキタァァァァ!とかガッツポーズした俺は痒みで精神壊れた方がいい。そういえば某作のショタじいちゃんの時もガッツしたような(ry
こうして徐々に徐々にカトリくんもロリ属性に目覚めて行くのですね。
もちろんデカメロンも大好き。このスレ初の孕みモノ、クルー?とか思っちゃってたりしてたが、やはりご主人様と召使いはこうあるべきかと(ry

軽く言語野がやられてしまった。GJ。
もちろんY連打。1秒間108回連打。
436猫医院:2007/04/13(金) 20:32:29 ID:Qrvu9VX9
 感想と保管庫登録感謝です。
 アップロード分と登録の誤字脱字と整理しました、見直す度に誤字が orz

 ネタと勢いばかりの文章ですが、楽しんでもらえたようで何よりでした。
 文体が砕けすぎてたり、戦闘が前回が竜玉前期とすると、
今回は鋼とオイルと魂で動かすロボ風味なので大丈夫かなーと、不安でしたw
 孕みとか戦闘力AAの方とか、カトリの今後の成長とかは、
キャラの動きしだいという事で……カトリなら愛と根性と束縛で補ってくれるかなと。

 医学とHその二の方は、まったり執筆です、こちらはいたって地味になる……はず。
437名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 20:47:50 ID:g9TUyyM6
あの先生のとぼけた感じに癒されます。まったりペースをお待ちしてます〜。
438名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:19:51 ID:+z0+Xj6K
>>430
遅ればせながらGJ。

ああ、もう春だ・・・
・・・そろそろ俺も投下再開しなきゃなあ・・・
439名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:26:18 ID:m6q8F43t
すいません
母の葬儀の為新潟の山奥に行く羽目になったので
投下は日曜の夜辺りになりそうです。
>>412さん
ありがとうございました!
設定が書きやすくなりました
>>416さん
金目当てで戦場を渡り歩いてきたのでどこの組織にも所属はしておりません。
440名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:29:44 ID:+z0+Xj6K
>>439
・・・軽々しくレスしていいことじゃないとは思うけど、ご冥福をお祈りします。
441 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:05:36 ID:MAeRIE22
25レスほど拝借。
非エロでコメディタッチ、例によって何故かここだけ侍言葉。
本編前の話。【時系列】は無視。
442(1/5) MONOGURUI 003 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:07:09 ID:MAeRIE22

「ラスキ、ラスキ。ラスキはおるか」
 うららかな陽光の中、その日も『局長』はぽふぽふと両手を叩いた。
 時節は四月。
 気温もぬくめいてきて、王都の街路も雪残り僅かになり始めた時分である。
 そんな雪融けの最中にあって、彼女は同様の所作何度か繰り返すと、
 やがて傍にあった小筒を手に取り「ぴすー」と息を吹き込む。

 ――こは犬笛と申すべきもの。

「ラスキエルト、ここに推参」
 ほどなく音を立てずも足早に、一匹のイヌが局長室の床へと片膝をついた。
 半折れの耳に、毛質の柔らかくも豊かな長毛、
 にも関わらずキッチリと着込んだ背広が、暑苦しくも折り目正しい印象を周囲に与える。
 細く突き出た顎に優しげな瞳は、どこか女性的な優美さと気品を感じさせ、
 なれどその中身もまた決してそのような外見を裏切るものではない。
 ……事実イヌの耳には黒板を引っかいたような音に聞こえる事で有名な、
 犬笛での詔勅を受けても嫌な顔一つせず頭を垂れるがその証拠。

「して局長、いかなる御用にございましょうか」
「うむ、苦しゅうにゃー、面を上げぃ!」
 デスクに片足を乗せながら、重役椅子にふんぞり返る小柄なネコの女性を前に、
 すっと聡明さを感じさせる身ごなしで頭を上げたこの男――
 ――ラスキエルトは忠義の人(いぬ)である。

 猫井テレビは犬国支局に勤め始めてかれこれもうすぐ20年。
 大手出版社から引き抜かれたその実力は、辣腕というには少々程遠いものの、
 しかし堅実かつ確実な仕事においては既に磐石の評価。
 上司である特派取材部局の局長に対する絶対の恭順と忠誠も合わさって、
 自他共に認める局長の懐刀として活躍をしている。

 本来、イヌとネコは仲が悪いというのがこの世界一般の認識ではあるが……
443(2/5) MONOGURUI 003 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:07:51 ID:MAeRIE22

“――局長はこの僕を見出してくださった”
 敵性国民であるはずのイヌの彼を、しかし破格の好待遇で引き抜いたのは、
 他でもないネコの国の企業【猫井】であり。
“――お前が必要だと手を伸ばしてくださった”
 貴族の妾子、一代雑種ゆえに貴族からも平民からも距離を置かれていた彼に、
 そんなものを一切気にしない上司と気さくな同僚、
 愛すべき部下達を与えてくれたのは、この彼よりも頭二つも小さいネコである。

 なればその信に身命を賭して報いんとするのがイヌの常。

「話というのは他でもにゃー、実はちょっとばかし頼まれて欲しいのにゃ」
「ははぁ」
 表情を穏やかに保ったまま、口調の乱れも無く平静を装うラスキではあったが、
 しかしそのふんわりとした尻尾はパタパタと左右に揺れている。
「ですがよもやいつぞやのように、肩を揉めとかそんな用ではありますまいな」
 生き生きと問い返された言葉に、
「……!!!! な、何を言うのニャ、そんな事あるわけないにゃ!」
 何故か局長が急にしどろもどろになったのは気になったが、

 ――しかし、月日は流れた。
 ここにいるのは最早、20年前猫井に入社したばかりのぺーぺーではない、
 十余の部下を預かる一部所の主任であり、
 更に目の前にいるのは特別派遣取材局を任された重役級幹部なのだ。
“昔のようには馴れ合えませぬ”
 まだ入社したばかりの頃のてんやわんやの思い出を胸に、
 双方責任ある立場になった事への一抹の寂しさを感じてラスキは笑った。
“じゃれ合うのもこれ切……”

「――右にゃ」
「……は?」
444(3/5) MONOGURUI 003 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:08:24 ID:MAeRIE22

 意味不明な発言である。
 思わずラスキが素っ頓狂な声を上げるのにも関わらず、
「もうちょい右、右。右にゃあ」
「え? あ、ああ。はいはい、こうでございまするか?」
 くいくいと手を右方に振って、無造作に右に動くことを要求する女ネコ。
 …律儀にすすすす、と移動するイヌもイヌなのだが。
「みぎみぎみぎみぎみぎー、あっ、ちょい左にゃ、ちょい。…そーそー。
はーいばっくおーらーい、ばっくおーらーい、ばっくおーらーい……ストップ!!」
 のそのそと大きな背丈で蟹歩きをしながら、上下左右の移動を繰り返す。
 ほどなく所定の位置にたどり着いたラスキに命じられたのは、
「そこに正座にゃあッ!!」
 正座であった。

 …………(チョコン)

「……あのぅ」
「何にゃ?」
 ちんまりとしながら、イヌが訊く。
「…これは一体、どのようなお仕置きで……」
「うむ! よくぞ聞いてくれたにゃ!」
 なまじ体格が大柄なだけに、きちんと正座した背中が妙に哀愁を感じさせた。

「実は昨日、酔っ払った拍子にネコキックで壁をぶち抜いてしまってのお」
「はぁ……」
 ラスキの脳裏に。
 『ネコキィーーーック♪』と叫びながら上機嫌で壁を粉砕する、
 泥酔した上司の姿がありありと浮かんだ。
「とりあえず穴っぽこは『がむてぇぷ』で応急処置しておいたんにゃが、
やっぱしどーも隙間風がぴゅーぴゅーひゅーひゅー寒くて喃(のう)…」
「…左様でございますか」

 『がむてぇぷ』とは。
 世界の壁を隔てたヒト国より伝わりし、あらゆる物を修復接合する万能素材であり。
 特に『だんぼぉる』なるものと組み合わせた暁には、
 冬の路上にハウスを打ち立てる事すら可能とされる究極物質の一つであるが……
 ……それでもやっぱり、『所詮はがむてぇぷ』な物である。
445(4/5) MONOGURUI 003 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:09:06 ID:MAeRIE22

「ラスキ」
 そう言えば何だか背中に風が当たって寒いな、と。
 そこでラスキが気がついたところで、果たして一体何が出来ただろう?
「というわけでお主、ちょっとそこに座っておれ」
「…………」


 ラスキエルトは、忠義の人(いぬ)である。
 その身は既にイヌの国の民にはなく、ましてはネコの国の民ではない。
 【猫井】という国の、【猫井社員】という種族。
 なれば敬愛すべき上司のためならば、たとえ火の中水の中。
 死ねと言われれば死んだだろうし、不可能を可能にせよと言われれば尽力しただろう。
 三日の恩は、三年忘れず。
 イヌの忠義とはそのようなもの。

 ……しかし。
 通常の企業運営においては、小間使いには本来平社員が当たるものであり。
 部長課長係長級にOL(O=お茶汲み、L=レディ)の真似事をさせるのは許されない、
 猫井関連企業の一部所の主任に選ばれるほどの一能の士を、
 パシリ代わりに私用する事は全くの無益である。
 だ が こ の 日。 尋常ならざる局長をひととき喜ばせしめるために、
 前代未聞の一大暴挙が行われようとしていた。

 こ の い じ め を 、 も は や 何 者 も 止 ど め 得 ず 。

 ―― 士(いぬ)の命は 士(いぬ)の命ならず
 ―― 主君のものなれば
 ―― 主君のために死に場所を得る事こそ
 ―― 忠犬(わんこ)の誉れ
446(5/5) MONOGURUI 003 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:09:40 ID:MAeRIE22

 ―― 三時間後 ――

「……あのぅ」
「何にゃ?」
 放置プレイであったそうな。
「その、拙者ももう人を纏める立場、忙しい身であります故、なんというかこう……」
 絶対服従、上役の命令には逆らえないからこそそうせねばならなかった。
「……そろそろというか、いい加減職場の方に戻っ―― 「「 ラスキ 」」
 イヌの行動パターンとはそのようなもの……。

「身体がおっきいと便利じゃ喃」
「…………」

 “名犬”というものは。
「……あのぅ」
「何にゃ?」
 ひとたび、ひとたびご主人様に『待て』と命令されれば、二度とは。
「…足が痺れてきたので、体育座りにしても宜しいでしょうか?」
「うむ! 構わんにゃ!」
 二度とは――
「…………」 (ポツネン)
「…………」








“……一体いつになったら怒り出すのかなぁ?(ドキドキ)”
 無論、言うまでも無く遊ばれているだけなのだが。

“…こ、今宵も残業にござる……”
 ラスキエルトにはそれが理解できないのだ。
447(1/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:10:53 ID:MAeRIE22

 また呼び出された。
「実はラスキ、今日は是非ともお前に頼みたい取材があるのにゃ」
 ――今日は一体なんだろう。
 ――肩揉み? お茶汲み? 手の届かない上の棚の荷物を取ってくれ?
 ――それとも斜向かいの商店までヤキソバパンを買いに?

 ……内心暗澹とした表情でそんな事を考えてたラスキの表情が、
 その言葉と同時に晴れやかなものへと変わり、千切れんばかりに尾も動きだす。

「お仕事でございまするか!」
「うむ、お仕事にゃ」

 ヒトの世界においての『コリー』と呼ばれるある種の犬は、主に牧羊犬と呼ばれ。
 古来より先祖が毎日草原で羊を追い回していた影響であろうか、
 気性穏やかで躾もしやすい、大型犬ながらに室内犬に適した犬なのを差し引いても、
 その莫大な必要運動量、毎日の散歩の大変さがネックの一つであり。
「して、目的地は!? 虎国にございますか? 熊国にございまするか!?」
「ワハハ、落ち着けぃラスキ! 目が輝いておるぞ!」
 ――要するに血統あげてのワーカーホリック(仕事中毒)。
 お仕事しないと病気にさえなる、偉いんだかダメなんだかよく分からない犬である。

「とりあえず三つほど企画書を用意したのにゃ、好きなものを選べぃ!」
「!! は、ははぁ、ありがたき幸せ!」
 ばさりと卓上に投げ出された企画書は三束。
 普段であれば仕事の選択権など無いのがサラリーマンの常だと言うのに、
 此度はやけに贅沢な話。
 嬉々として企画書を手に取ったラスキは。

 次の瞬間慄然と凍りついた。


 【恐怖!エビラ襲来! 蛇国の砂海に現れた謎の巨大甲殻生物を追え!】
 【衝撃!鉄球ライオン丸! 狐国の山奥に噂のケイ素生命体は存在した!?】
 【驚愕!伝説の黄金都市エル・ドラド! 西域の秘境に眠る古代遺跡を探る!】
448(2/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:11:42 ID:MAeRIE22

「……この企画、局長殿の差配でございますか」
「いかにも!」
 自信満々にふんぞり返った女上司の瞳が。
「 血 迷 わ れ た か 」
「 何 と ?」
 猫科動物のごとく拡大した。

「…全長1kmを超える巨大生物なんて、生物学的に存在するわけがございませぬ。
ケイ素生命体とかいう輩にしても、どうせ正体はゴーレムか何か。
挙句西域に眠る幻の黄金都市だなぞ、一体何百年前からある伝説とお思いか!」

 『局長の飼い犬』ことラスキエルトの別なる字名、
 『常識のラスキ』の銘は伊達ではない。
 ラスキエルトは 常 識 派 。

「だいたい体高数百メートルとか体重100万トンとか。現実にそんな怪獣がいたら、
身体を維持する毎日の食事量は一体どれくらいになってしまうとお思いですか!
この世界はあっという間に地面まで食べつくされてしまいますぞ!?」
「ド、ドラゴンとかはあのでかい図体の割にゃーそんなに食べないじゃにゃーか!
きっとそういうのなのにゃ! 魔力摂取で肉体を維持とかしてるのにゃ!!」

 …自分達が隣のヒトの世界の生物達と比べればだいぶ規格外、
 少なめの食事量で倍以上の身体能力を保持しておきながらのこの言い草。
 しかしラスキエルトは 常 識 派 だ。

「そもそも件の砂海が生まれたのは300〜400年前、帝国中期の時分にござる。
それなのに何で今更こんな巨大甲殻生物、普通に考えてもっと昔から話題に――」
「ね、ネコの国かイヌの国の秘密研究所の実験生物が逃げ出して
巨大化したとか幾らでも考えられるニャ! カクジッケンによる放射能汚せ――」
「 落 ち モ ノ の 特 撮 映 画 の 見 す ぎ な り 」
 一 刀 両 断 。

「お、おみゃーはこれを世界の危機と感じにゃーのか! このまま放っておいたら、
そのうち人間の環境破壊に怒ったエビラが帝都に襲来して、帝都炎上の大惨……」
「 帝 都 は も う 滅 び ま し た 」
 すでに滅んでるからもう燃えませぬ。
449(3/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:27:15 ID:MAeRIE22

「そもそも何ですか、この此処の部分の解説は!」
 おまけにパン、と企画書の束を軽くはたいてラスキが指差した先には、

 ‖ 立ち上がったのはその四者。
 ‖ 今は亡霊の身と成り果てた放浪女王と、屍食らいのその従者。
 ‖ 力自慢の双角の巨鬼に、その忠実なペットである三つ首の白魔犬……

「……人間が一人もいないではございませぬか」
 これだけで既に胡散臭さ全開なのだが。
「きっと早く人間になりたいなぁとか考えてる、正義の妖怪人間な人達なのにゃ」
 ――もうメチャクチャだ。

 ‖ エビラを操っていた真の黒幕は、悪いウサギの魔法使いだった。
 ‖ 四者の活躍により元のおとなしさを取り戻したエビラは、
 ‖ 夕日をバックに静かに砂海の奥深くへと帰っていったのである。
 ‖ さようならエビラ!
 ‖ ありがとうエビラ!
 ‖ 君が残してくれたメッセージを、僕達は一生忘れない!
 ‖ エビラはいつだって子供の味方!!

「……一体何処でございまするか? この情報の出所は」
「ボクの秘密のネットワークなのにゃ。ちなみに全て提供者の原文そのままにゃよ?」
 途中からもうゴ○ラではなくてガ○ラ。
 放浪女王とその従者と言えば、ラスキの情報ネットワークにも入ってきた覚えのある、
 蛇の邦々で最近密かに広まりつつある怪談話、新手の都市伝説の類であるが。

“…大方そのような流行の怪談話を自分達の地域に結びつけた逸話をでっちあげて”
“話題を呼び呼び観光客の注目や地元の名物化を狙ったあざとい地域振興であろう…”

 穿った見方ではあったが、常識的かつ政治的に考えればそれが一番妥当な話。
 なにせラスキエルトは 常 識 派 。

“……胡散臭さ350%! この情報は間違いなくデマ!”

 デマ認定でました。
450(4/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:28:27 ID:MAeRIE22

 しかもおかしいのがこれだけならまだしも。
「この……【衝撃!鉄球ライオン丸! 狐国の山奥に〜】に関してもですな」

 ‖「僕は、ライオネルバッハちゃん!」

「原文のままにゃ」
「…………」
 随分フレンドリーかつポップでライトなケイ素生命体である。

 ‖ 魔法少女:姉と魔法少女:妹は、一人のヒト召使いを巡って醜く争いあう間柄。
 ‖ 嫁姑もびっくりの骨肉血みどろな女の争いを繰り広げつつ、
 ‖ それでも襲い掛かる大魔王の手先を日々魔法少女的に撃退していたのだが、
 ‖ 単独では対抗し得ない怪人相手に、ついに絶対的窮地に陥ってしまう。
 ‖ 迫り来る鉄拳。
 ‖ 妹のピンチをとっさに姉が庇った時、それが二人の雪融けの瞬間。
 ‖ 長年の確執は横に置き、ヒトの声援をバックにる二人の力が今合わさるッ!
 ‖「「ラブラブホーネット外道照身霊波光線ッッ!!」」
 ‖「ら、らいおねるばっは〜!」
 ‖ 姉妹の力が合わさる時、1+1は4にも5にもなり得るのだッ!
 ‖ 魔法少女姉妹の放った聖なる浄化の光に、悲鳴を上げて消滅する怪人。
 ‖ かくして山奥の村のささやかな平和は守られたのであった……

「…昼ドラ要素と魔法少女物の融合とは、これまた前衛的でございますな」
「うむ! ラスキもそう思うかにゃ! これは大当たりの匂いがプンプンするにゃ!」
 思いっきり皮肉を込めて言ってやったのだが。
 局長にはそれが理解できないのだ。
「というかどうするんですかこれ、なんかライオネルバッハちゃん消滅しちゃいましたぞ」
「ライオネルバッハちゃんじゃないニャ! UMA『鉄球ライオン丸』君にゃ!!」
 勝手に命名までしてるし。
「それに、昔から黒光りするのは1匹見つければ30匹はいるって決まってるニャ」
「…………」
 この無意味な自信は、本当にどこから来るのやら。


「…大体ですな」
 嘆息と共に、その三日月形に折れた耳がぱたぱたと動き。
451(5/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:29:14 ID:MAeRIE22

 ‖ それは生き物というにはあまりにも大きすぎた。
 ‖ 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把過ぎた。
 ‖ それはまさに『鉄塊』だった。

「…この部分からしておかしい。鉄の塊がこんな溌剌と動くわけがございませぬ!」
 パスン、と再び、細く柔らかな毛に覆われた手が紙束を打つ。

 ――鉄、というのはそもそも、鉛や亜鉛に次いで魔力伝導率に劣った金属である。
 反魔や抗魔の性質を帯びるでもなし、通常の金属製品にはともかく、
 マジックアイテムや魔法科学製品の素材とするには不適な金属の代表例。

 おかげで大抵のゴーレムは木製(ウッド)か石製(ストーン)なのが常であり、
 それこそ魔法金属を用いられた『金属製の』ゴーレムなど、
 要拠点の軍事施設や、余程の大金持ちの屋敷の防衛機構に見かける程度。
 確かに性能は木製や石製より遥かに優れるも、
 下手をすれば一体で安めのヒト奴隷と同じくらいの値がつく破格の品なのだ。
 ましてや『鉄製』のゴーレム(魔導人形)など、『常識的に』考えて。

「金属製ゴーレムがかような山奥に現れるなど、『常識的に』考えてありえませぬ」
「だから言ってるじゃにゃーか、ゴーレムでなくケイ素生命体だと!」
「…どうしてそう発想が飛躍しまするか……」
 そこは普通に見間違いか勘違いと推察すべき所だろうにと、
 思わず頭を抱えてしまうラスキ。

「しかしにゃあラスキ、この話は特に信憑性が高いにゃよ? 
何せ情報屋の話じゃ、問題の村の村長さんから直々に聞き出した話にゃと……」
「…その村長さんというのは、お爺ちゃんですかな? お婆ちゃんですかな?」
「お婆ちゃんだそうにゃ」

“――ボケでござるな”
 ラスキ大確信。
 人間、歳を取ったら童心に返ると昔から相場が決まってるのだ。

“おおかた、少しばかり山のヌシ的な野生の黒鱗竜か大熊を見間違えたのであろう”
“害獣に悩まされる村を、通りすがりの旅の武芸者や魔法使いが退治する…”
“…そこら辺に吐いて捨てるほど転がってる、別に珍しくもないエピソードにござる”
“魔法少女など笑止。胡散臭さ400%!”

 400%の大台出ました。
452(6/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:29:57 ID:MAeRIE22

「あまつ最後の西域密林帯の黄金境探索に至っては……」
 発案、構成、費用。
 全てにおいて問題外の造りである。
「承服致しかねまする。…思うにこれらの企画、局長の独断かと」
「ど、独断とは何を根拠に――」
「 と ぼ け ま い ぞ 」

 一喝すると、おもむろに紙の綴じ目を鼻先に持っていって匂いを嗅ぐラスキ。
 ――イヌの嗅覚は大陸無双と知られ、
「…筆跡を誤魔化そうとも無駄。この書類からは局長の匂いしかいたしませぬ。
幾多の者の手を経たのではなく、局長一人の手によるは明白!」
 名探偵さながらの探知能力を誇るのだが、
「……うわぁ、匂いって。ラスキお前何ていうかフェチっぽいのう。
いつからボクのストーカーになったにゃ? エロいイヌにゃねー」
「と、とととっ、とぼけまいぞッ!」
 エロい能力なのは確かに否定のしようがない。

「きょ、局長の辞書には、独断専行とか、業務上横領とか、職権濫用とか、
そういった言葉は載っていないのでございまするか!?」
 局全体に割り振られた予算と人材を、局長個人の独断で私的に用いる事は、
 猫井の社規にあっての犯罪スレスレな横暴行為であるが。

「 聞 こ え ん の う 」
「…………」
 酷い凸凹コンビなり。



 暫しの睨み合いの後、嘆息して折れたのはやはりイヌの側。
「……かような西域探索、さすがに一介のジャーナリストの本分を越えていまする」
 いつもいつものパターンである。
「もっと探検家とか冒険家とか、そのような人種に任せるべきかと」
 主君を諌めるは、忠臣の勤め。
 UMAだの秘境だの古代遺跡だの、とかくそういうのが大好きなこの上司だが、
 しかしラスキ達の本分はあくまで技術者、猫井社員はインテリ層。
 アドベンチャーだのトレジャーハントだのは、当たり前だけれども専門外だ。
453(7/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:30:54 ID:MAeRIE22

 ――そもそもにして『西域』というのが、
 獅子国の北西、羚羊国の西、熊国の南西に広がる前人未到の魔境一帯、
 文明の及ばぬ危険な未開域を指して言う言葉である。

 その自然は豊かを通り越して茫洋、その地形は雄大を通り越して峻険、
 (ヒトの世界で言うところの熱帯雨林に相当するような)
 以東では見たことも無い奇怪な動植物が見渡す限り鬱蒼と跋扈し、
 ひしめく葉により天は遮られて昼でもなお薄暗く、
 並び立つ樹木の太さたるや、まず大人十人分の手を繋いだ長さには匹敵する。
 とどめとばかりに地磁気も魔力磁場も狂っているようで、
 コンパスを含め幾つかの位置把握魔法が当てにならない事で有名だ。

 知的生命体が存在しないわけではないようなのだが、
 そもそも2000年前の大戦においての戦線の西端が『西域』の手前まで、
 戦火に見舞われなかったが為に、皮肉にも仔細や全容が不明な事態と相成っている。
 名も知られぬ、あるいは忘れられたような種族が数多く住まうとされ、
 過去多くの探検家や冒険家を飲み込み、そのまま吐き出さなかった黒の森。

 …数少ない生還者の報告に、原住の部族に襲われた話も多く含む事から、
 ネコやイヌの国のような文明国にあっては
 『危険な魔物や未知の病原菌が潜み、“食人”種族が住む野蛮人達の大地』とされ、
 対外進出に積極的なネコでさえ余程の物好き以外近寄ろうともしなかった。

 ……実際ラスキも、そんな『普通の』イヌネコの一人。

「東方は猪国にさえ行った事のある“探検屋”のお主が、やけに弱気ではにゃーか」
「東はまだいいんですよ……って誰が“探検屋”でござるか誰が!?」

 好きでやってるわけじゃないのはともかくとして、それでも『東』はまだいいのだ。
 決して自然が険しくないわけではないが、それでもまだ平野が多い。
 猫国に隣接する狐耳国や虎国は、それでも街道が整備された治安の良い国だし、
 中でもトラの国は大陸の食料庫なだけあって、あれで中々の富裕国。
 王都と主要地方都市間を鉄道が繋ぎ、
 移動手段と輸送網の整備は大陸でも有数のハイレベルを維持している。
 比べて『西』は――…
454(8/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:31:36 ID:MAeRIE22

「砂漠、山岳、大森林。おまけに蛇国と羚羊国は、大陸でも有数の戦乱地域!」
 蛇国はおよそ百年ほど前から小国群立の戦国の世であるし、
 羚羊国は20年ほど前の先王の失政から治安が芳しくなく、現在は完全な内乱状態。
 めまぐるしい版図の変化に、あるいは内乱による国家機能の低下から、
 鉄道の敷設どころか街道の整備さえままならぬような状態だ。
 そこにあの地の果てまでの砂漠と、無数の山谷が横たわる起伏に富んだ山国。

「獅子国や熊国とて、東側はともかく西側の大部分は未開域――」
 平原国である獅子国だが、北西部には仙境と呼ばれる霞たなびく奇岩帯が連なるし、
 森林国である熊の国も、東はともかく西側の話はあまり伝わって来ない。
 道は碧に飲まれ、石畳は獣道に変わり、川には橋架なく、森は余所者を惑わす。
 ……魔洸や機械の恩恵は届かない、広がっているのはそういう世界だ。

「――100kg200kgの撮影機材を担いで、どうやってそれを踏破いたしまする!」
「む……」
 そこにこれだけの重量の精密機械、馬一頭や翼竜一匹ではどうしようもない、
 最低限辻馬車や隊商の往来が確約されていなければ、そもそも足が確保できぬ。
 ひるがえって陸路は絶望的。
 そうして。

「だ、だったら海路にゃ! にゃー達猫井には魔洸船団が――…
「…だからそれを、局長の一存でどうやって動かすというのですか……」
 魔洸船とは。
 技研の主導で開発され、現在では猫井の海上運輸部門が建造し切り回す
 魔洸エンジン搭載、大陸最新鋭の金属船舶の事であり。
 帆を使わずとも風に逆らって走り、圧倒的な安定性能で浮沈伝説を更新し続ける、
 諸国からは『てつのふね』の名で呼ばれた猫井の技術の集大成だが。

 高価な稀少素材や魔法金属を多数使用し、
 またその機構の少なからずが落ちモノの部品頼りで建造されている事から、
 現存艦数たった12隻、量産が利かないのが最大のネック。
 現に今も12船全てが既存航路での物資輸送および旅客客船にフル稼働の状態で、
 新規航路の開拓なんて危険な航海に回す余裕は、およそ一切存在していない。


 ――エビラや鉄球ライオン丸君に真実味を見出す事は出来ぬ。
 ――西域秘境なぞ、黄金境探索以前にそもそも満足な到達帰還すら叶わぬ。
455(9/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:34:06 ID:MAeRIE22

「さすればこれらの企画ッ」
 ギラリ、と目を光らせて冷徹に青年が判断を下す。
「このような取材と呼ぶに値せぬ蛮行をもって社の経費を無駄遣いしたとなれば、
いよいよもって本社に申し開き出来ぬ破目に陥り申――

「 否 !! 」

「…!!」
 ばむ、と卓上に両手が打ち下ろされ。
「見にゃれい、ラスキ殿!」

 ぽちり

『えー、今日は獅子国は武の総本山と名高い、三絶寺にやって参りましたー』

“……! こ、これは……”

『さすが四千年の歴史、四千人の門弟を有するだけあり、もう山全体が一つの――』
「……不屈の精神を持った企業戦士(もののふ)にあっては、」
 ――それはおよそ一切のオカルト特番に。
『今回特別に閲覧させてもらった寺の竹簡によると、やはり歴史の表舞台に広く
三絶寺拳法が現れたのは、大戦期カモシカの国との西部共同戦線においてで――』
「自己(おのれ)に与えられた過酷にゃ業務命令(さだめ)こそ、」
 ――聞いた事も見た事もない。
『凄いですね、この水の波紋! ですがホラ、ご覧の通り魔力計測計の反応はゼロ!
本当に一切魔力は使っていない、あくまで人間個人が備える力を最大限に――』
「かえってその若い闘魂(たましい)を揺さぶり、ついには……」
 ――まじめな特集であった。

“……そ、某(それがし)達が取材・監修した、一昨年の年末特番!!”
 誰が知ろう。
 作成指揮をとったのは、他でもない四班主任ことラスキ本人だったのだと。

「……ラスキ」
 たじろぐイヌに向けられるのは、全幅の信頼を含んだ上役の笑み。
「出来ておる喃……」
456(10/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:34:59 ID:MAeRIE22

 ――失態である。
 なまじっか真面目に、気合入れて仕事に取り組むからこんな事になった。
 仕事なんてほどほどに手を抜いてやるのが一番。
 サラリーマンの極意とはそのようなもの。
「…ラスキ、ボクは信じてるのにゃ!」
「……う」
 しかし基本ご主人様に褒められるのが大好きなイヌにとって、この言葉は……

「お主にゃら出来ると、……いや、」
「……あ、あう」
 ラスキエルトの背中はじわりと濡れ。視線は落ち着きなく周囲をさ迷い。
 ていうかキョドってるキョドってる。めっちゃキョドってる。
「お主にしか出来んとッ!!」
「……く、くぅん……」
 いい歳こいた大男が、追い詰められたような目でくぅんとか鳴いてもダメである。

「……だ、だめ、やっぱりだめっ、ダメでございまする!」
 が、それでもそこで、さながら
 『初体験で勢いに流されそうになりつつも恋仲の男にゴムをつける事を要求する』
 女子(おなご)のように抵抗したるは、流石猫井の主任であっただろう。

――偉いイヌじゃのう。
――将来良いお嫁さんになるのは間違いなしよ。

 しかしかような流れにおいては、大抵の場合
 『若さに任せて「外に出すから」と相手男の暴走がままに生挿入されてしまう』のが
 王道的展開と古来より決まっており、
「大体、どうしていつも局長は、そんなまともじゃない企画ばっかり――」
「 ま と も じ ゃ に ゃ い と 申 し た か ! ! 」
「ア、アゥゥンッ??」
 失言である。
 ついうっかり本音トークで口を滑らせてしまった。
 これではますます 大 ピ ン チ 。
457(11/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:36:01 ID:MAeRIE22

「…大体の、ラスキ。おみゃーさっきから文句ばかりにゃが……」
 いつの間にか取り出した扇子をパチンと閉じる様は、
 今すぐにでも悪代官に転職できる似合いぶりだ。
「じゃあお主だったらどういう企画で行きたいか、具体的に話して貰おうじゃにゃーか」
「へ…? …え…いや…――」
 戸惑うラスキに対して、びしりと閉じた扇子を突きつけて、
「ボクの番組をそんにゃ『まともじゃにゃい』言うからには、
さぞかしお前のまともな番組なんにゃろうにゃ!? にゃああ!?」
 なんという可愛……でなく、恐ろしい迫力。
 猫目全開、今にもフシャーッとか言い出しそうな、ヤクザもビックリの恫喝だった。

「そう……でございますな」
 それにほんの少しだけ平静さを取り戻したラスキは、
 おもむろに胸ポケットから黒手帳を取り出すと。

「そう言えば最近――これは熊国の方からの情報でございますが――
とあるヤギの旅芸人一座がニューウェーブと称して、ヒトの楽師を迎えたとか」
 伊達に猫井テレビの特別派遣取材部主任。
 対外取材で一年の半分以上を国外への旅行滞在に費やしているだけあり、
 局長ほどではないが、ラスキエルトも独自の情報網を保持している。

「ヒトの技術登用と言えば、もっぱら技術者や研究者、建築家、教育者といった、
実用技術方面での起用がこれまで通常でございましたから、
このような非実用の芸術方面での登用は、新しくも興味深い事例ではないかと」
 集める情報の方向性は、上司とはまったく逆なのであるが。
 別に不正や裏情報を追う政治記者でもない以上、
 この手の“どうでもいい話の種や酒の肴”を集めるのに必要なのは、
 日頃の注意力と、街の酒場でも他グループの歓談にも積極的に入っていく姿勢、
 あとはそれら膨大な雑談から要不要、重要無用を抜き出す根気強さであり。

「あるいは南部のさる所領で、なんとヒトを領主代理に任命した領地があるとか」
 何よりラスキには夢がある。
 必然的にヒトの世界の文化技術に触れる機会も多い猫井勤務のラスキだが、
 そんな男が神のごとく信奉しているヒトの世界の番組。
「実際、なんでも未だかつてない相当思い切った施策が次々断行されてるとかで、
ここは一度本格的に取材して、詳しい経緯を聞きたいと思っていた次第なれば」
 ――【プ○ジェ○トX】。
458(12/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:36:45 ID:MAeRIE22

 ―― 『 ○の中のす○る〜♪ ○の中の○河〜♪ 』
 ―― 『 み○な何処へ○った〜♪ 見○られること○なく〜♪ 』

「既存と異質の融合。異文化同士の手の取り合い。新風による現状の打破と再生…」
 一人で風呂に入れば鼻歌で『地上の○』を歌い出すも茶飯事。
 ラスキエルトはプロジェクト大好きっ子にござる!
「…やはり王道にございますな! ドキュメンタリーとは彼の様にしてあるべきかと!」
 結果としてヒト奴隷の地位向上にも繋がるし、
 結果としてそれら組織団体の宣伝や知名度向上にも繋がる。
 まさに一石二鳥、社会にも貢献。
 …と、ラスキは思ったのだが……――。

「ラスキ」
「は!」
 静かな声が響いた。

「……大衆報道(マスメディア)において重要な事、
【正確性(ジャーナリズム)】と【娯楽性(エンターテイメント)】、いずれかにょう?」
 厳かな、しかし迷うはずのない問い。
「ジャーナリズムかと」
 深々と頭(こうべ)を下げながら、ラスキは信念と共にそう答える。
「――にゃにゆえ?」
「世のため人のため、真実を伝えるのがジャーナリストの務めなれば!」
 『真実は常に一つ』。
 世に満ちる誤謬(イドラ)を取り除き、真実への木鐸たるのが報道関係者の務め。
 少なくともラスキエルトはそう信じている。
 ……信じて、いた。

「……面(おもて)を上げい」
「は」 (スッ)

――比類なき忠義と大儀に大して支払われたのは。

 ガッ!!

――ねこパンチであった。
459(13/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:37:34 ID:MAeRIE22

「きゃいんっ」
 鼻っ柱をぺちこんされて、ぶざまに転がる身長200cmを目前に、
「……今にゃんと申した?  ジ ャ ー ナ リ ズ ム が 何 に ゃ と … ? 」
 広々とした机を土足で踏み越える、幽鬼のような身長150cm。

「 真 実 さ え 報 道 し て お れ ば 視 聴 率 が 取 れ る の に ゃ ら 、 今 頃 ……」

 毎日お気楽なはずの局長の貌(ひょうじょう)に疲労が色濃く浮かんで見えたは、
 猫井テレビの視聴率絶対主義の厳しさゆえ。
 言い聞かせる間でもなく、ラスキもその事は知っている。
「どんなに有用で為になる番組を作っても、面白くにゃければ見てもらえぬ……」
「う……」
 真理である。まずは興味を持ってもらわなければ全てが始まらず、
「面白くにゃくて見てもらえなければ――」
 しかしラスキエルトの企画番組は……
「――広告収入も入らんのにゃ、駄犬( た わ け )ぇっ!!」
「きゃいいんっ」

 ……そのままだと正直言ってN○Kの教育番組。
 小学校の社会科教材には使えるが、ゴールデンタイムには と て も と て も 。

 そうなれば当然視聴率は下がり、視聴率が下がれば番組作成の予算も減り、
 予算が減れば取材出張にも支障が及んで、支障が及べば番組の質も低下する。
 為になる、世のため人のためな番組は作ったというのにこの仕打ち、
  し か し こ れ が 現 実 、資本主義的情報化社会とはかようの如く厳しきもの。

「 も う せ 」
「……き…ひ……(ガクガク)」
 『駄犬』の一声と共にボカリと蹴られて転がった100kgの巨躯、
 その襟首が容赦なくか細い女手に捻り上げられた。
「ボクは【ジャーナリズム】、【エンターテイメント】、
い ず れ が マ ス メ デ ィ ア に お い て 最 も 重 要 か と 尋 ね て お る 」
「……あ…あ……(ビクビク)」

「……エンターテイメントか?」

「そうかエンターテイメントか!」

「エンターテイメントと申すのにゃなッ!!?」

 ――最初から質問じゃなかったそうな。
460(14/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:38:45 ID:MAeRIE22

 そのままの勢いで胸倉を突き飛ばされ、
 名犬の「め」の字もないくらい女の子座りでガクブルする半泣きイヌを尻目に。
 幽鬼は足音も立てずに部屋の隅に歩みを進めると、
 つと戸棚の上から、一塊の奇怪なぬいぐるみを摘み上げた。

 …海棲恐竜の胴体に、ネコの頭部をくっつけたようなその珍妙なぬいぐるみは、
 俗に『にゃっしー君』と呼ばれるもので。
 猫国北部『ニャス湖』に生息すると言われていた怪物、『ニャッシー』をモチーフに、
 一時期原型共々猫国の女性層に『キモカワイイ』と大流行した人形であるが。
 当の『ニャッシー』本体が、実は村おこしを狙った地元住民によるヤラセ、
 偽物であったという事実がおよそ30年程前に発覚すると、途端に狂熱は霧散、
 今では全く話題に挙がらなくなってしまった、よくある廃れマスコットである。

 ――ただし、未だ一部に熱狂的なファンが根強く存在し。
 そうしてその一連のヤラセ疑惑を究明暴露したのが、かつての局長の上司、
 今は本国本社の社会報道局の局長に大抜擢された、
 とある男だという事はあまり知られていない。

「あの折……『ニャッシーなど居ない』と言われた恨み……」
 ぎりりり、と砕けんばかりに食いしばられた歯の裏で。
 女の脳裏に浮かぶのは、怜悧ながらも冷たい目をした黒曜種イヌ♂の鮮明な幻。
「 忘 れ よ う と て 忘 れ ら れ ぬ わ !!」
 握り締めた右手の握力に耐えかね、人形の腹部から迸ったは、
 内蔵音源によるにゃっしー君の間延びした “にゃ〜〜〜〜” 鳴き声。

 ――果たして局長は正常なのだろうか?
 いい歳こいて、責任ある地位にも就いておきながらUMA発見に傾ける、
  嘔 吐 を も よ お す よ う な こ の 執 念 。

「…レアモノにゃ、ラスキ。レアモノの首級(くび)をこれへ!」
「……!!」
 振り向いた局長の笑みは、まさに肉食獣のそれ。
 ――笑うという行為は本来攻撃的なものであり、動物が牙をむく行為が原点である。

「何ていうかこう、未だかつて誰も見た事がにゃいようなとびっきりのレア……
……そう! 敢えて具体的に例えるにゃら、伝説のオロチの如く八つ首の、
魔法攻撃をことごとく無効化するよーにゃブラックドラゴンとか生け捕って参れ!」
「!!!!」
461(15/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:39:35 ID:MAeRIE22

“――い、”
 やけに例が具体的なのはさて置いといて。
“――いるわけがない…!”
 そんなもの存在するわけないじゃんと、そう考えるのが常識人ラスキ、
 なるべくアドベンチャーとは無縁の真っ当堅実な毎日を送りたいと考える65歳である。
“――しかも、ド、ドラゴンを生け捕りって…??”
 おまけに『殺めるは易し、伊達にするは難し』。
 野生のワイバーンすら捕獲どころか普通に追い払う事さえも怪しいラスキエルトに、
 こんな無理難題、横暴もいいとこ、絶対無理で、もういじめにしか思えず……

「ラスキ」

 ――それでもその声で、時は果てなく凍りつく。



 両肩に乗せられた白い手が、被毛の上を走り。
 するすると鎖骨から首下、顎下へと滑って、毛と肉の上から男の頭蓋を押し包む。
「本当に、愛い奴(ういやつ)にゃのう…」
「……あ」
 女の濡れた指先から加わる力は、決して男のラスキを拘束できる強さではない。
 それなのに彼が全く動くことができないのは、
 この世にそんな筋力腕力では計れない、別の『強さ』が存在するから。
 …――別の『弱さ』が存在するから。

「ラスキはいつも、ボクの命令を何でも聞いてくれるのにゃ」

 忠義とは、しかし突き詰めれば理不尽、
 主君の過ちを知りながらも、大儀に背いてまでその命に従う愚直の臣。
 組織の悪を知りながらも、大恩故に裏切る事ができぬ因果の徒。
 最初から分別が出来るなら、そもそも忠義など貫けない。

 だからイヌは愚かであり、自縄をもって自縛する。
 ネコでもオオカミでもない以上、絶対に『ご主人様』をは裏切れぬ。
 ……ましてやラスキは『名犬』『忠犬』。
462(16/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:40:11 ID:MAeRIE22

 凛々しく聴こえるその語句も、しかし実際は『ご主人様』の側からの一方的な言葉。
 『名犬』とは、『ご主人様』が仕込む芸をたちどころに覚える賢さを持ち。
 『名犬』とは、『ご主人様』の命令に絶対服従、決して反抗の意思は匂わせず。
 『名犬』とは、『ご主人様』の役に立ち、主に不満や不快を与えぬもので。
 『名犬』とは、『ご主人様』の危地には命を投げ出し、勝てぬ相手にも立ち向かう。
 『名犬』とは。
 『名犬』とは。
 『名犬』とは、ただの――…


「よう見えよるにゃ…」
 艶を含んだ言葉と猫目が、見下ろす先は濡れた双眸。
 オオカミに比べるとだいぶ愛らしい、黒のつぶらに僅かに茶がさした対の黒玉。
 立てば悠々頭二つ追い越す恵まれた体格も、
 こうして正座の姿勢になってしまえば、逆に頭一つ女に追い越された形だ。
 その手がボタン一つ外れた胸元から除く、豊かな白い襟毛をなぞり。
 細く突き出た顎をなぞり。
 ちりちりとススキの穂のような、長くカールがかかった耳の毛をなぞり――…

「 … ラ ス キ は ボ ク の 道 具 ゆ え の う 」

 …――にたり、と。
 我欲を剥き出しに歪められた朱の唇、熱い吐息と共に吐かれた言葉は、
 あまりにも不遜、あまりにも傲慢。
 しかし。
「……ん」

 ――耳まで裂けた口から漏れる息が、同じように熱を帯びるのは何故なのか?
 ――慄きが、明らかに怖れ以外のものを含むのは何故ゆえか?

「――はい……」
 射竦められ、いじられるがままに耳を垂らし。
 恍惚とした声が全てを表し、当然とした眼差しが全てを表す。
「――ラスキエルトは……」
 獣毛の下で頬を赤らめ、熱に浮かされたように呟くこの男は。

「……局長の道具にござる……」
463(17/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:40:47 ID:MAeRIE22

 ぱたぱたと振れる尾。
「……蛇の邦中央域の砂海と呼ばれる一帯には、」
 ふいに耳元で囁かれた言葉に、
「エビラと呼ばれる謎の巨大甲殻生物が出没するそうにゃ」
 ビクリとその体躯を震わせて。
 (ていうかさりげなく識別名称が『エビラ』で決定だ)

「 い か に ラ ス キ ? 」
 おどおどした瞳が見上げる先に、およそ容赦の色はない。
「この儀、真実(まこと)かにゃあ?」
 体長数百メートルの巨大生物が現実に存在するなんて不可能である。
 しかし。
「あ、ありえま―― 「 こ の 儀 真 実 か に ゃ あ ? 」
 猫井の犬(さむらい)が上司(しゅくん)に対し不可能と申し出る事も、
 ま た 不 可 能 。

「……い、」

 あーあ、

     いきだめし
「……『 現 地 取 材 』にてぇ……(泣)」

 人 柱 決 定 。








 いったい部下にどう説明したらいいのか、中間管理職名物「板挟み」。
 ……悩み悩んだ挙句、神経性の下痢でラスキがトイレから出られなくなるのは、
 まさにこの夜の事である。
464(18/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:41:32 ID:MAeRIE22
━━< おまけ >━━

 というわけで、やってきました蛇国の砂海。

「……相変わらず何もねえ所だなあ」
 ギラギラと照りつける太陽、一面の(一部青い)砂、乾いた熱風。
 地元民であるヘビの少年がどこか懐かしそうな様子で伸びをしているのに対し、
 北国生まれのオオカミの傭兵にはやはり慣れない環境なようで。
 しかし。

「ちょ…ラスキ、ホントだいじょぶなの?」
「 な 、 な゙ ん の こ れ じ ぎ ……」
 ――獣人男性の、その中でも特に毛の長くて豊富な青年である。
 砂漠で毛皮のコートを着ていたら、我慢大会になるは必定。
 一応熱射病と水分喪失を避ける為、白い長衣で肌の露出は控えているのだが、
 おかげで通気性は悪化、不快指数は か え っ て 倍 増 。

「…ご、ごのみ゙はずでに、ね゙ごいふだいでん!(この身は既に、猫井不退転!)」
「そ、そう…」
 忠誠心である。
 忠誠心がモルヒネのように、暑さ苦しさを麻痺させているのだ!
「砂だーーーー!!」
「わわーーーん♪」
「って、ちょっとヒース! ティルちゃんも! 勝手に向こう行かない!!」
 そうして童心に返ったのか、それとも最初から精神年齢が低かったのか。
 ――まるで遠足の引率である。

「と、とにかく、一旦どこか日差しの防げるところで休憩しましょ」
「そ、そうですね」
 弱ってしまったラスキにネコとタカとで肩を貸して、たどり着いた先。

「………」「………」「………」「………」「………」「………」
 大きな看板に、大陸共通語で大雑把に描き殴られた『海の家』の文字。
 ――『浜茶屋』。

「……う、海ねーじゃん!」
“ “ “ “ “ 全くもって! ” ” ” ” ”
465(19/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:42:13 ID:MAeRIE22

 経営しているのはヘビの老夫婦であるらしい。
「い、いらしゃんせ〜」
 しわしわのくちゃくちゃ、鱗もくすんだヘビの老婆が、ぷるぷるしながら一行を迎えた。

「あ、お品書きに『ビール』あるですよ」
「『ラムネ』も『サイダー』もあるぞ」
「……『ラムネ』と『サイダー』って何が違うんだ??」
「って、えー、何、『サザエの壷焼き』ぃ!?」
「『お刺身盛り合わせ』もありまする!」
「…な、なんでこんな砂漠のど真ん中で『ウニ』とか『アワビ』が……」
「あいィぃ…」

 わいわいがやがや。
 大陸有数の文明都市圏からの来訪者なはずなのだが、
 ――まるで田舎者である。

 と。
「テイルナートうに食べたいでござる! うに!」
 『うに』という言葉の持つ高級感に魅せられて、
 小市民的な期待に目を輝かせるのはうにを食べた事のない犬耳少女だが。
「えー、オレうに嫌いなんだよなー」
 不満げにヒゲを振るわせるのは、味覚がお子ちゃまなにゃんこ。
 マツタケとかウニとかが、そんな言われる程美味しくないのを知っているのだ。
「なんつーか、生臭いっつーか、えぐいっつーか…」
「あら、何言ってんの、さては取れたての活けうにを食べた事ないのね」
 ただし生ウニのあの独特な匂いというかえごみというかは、
 保存用のホウ酸処理と、死んでから時間が経った事による腐敗臭が原因であって、
 取れたばかりのウニをその場で剥いて食べると、意外な程に甘くて美味しい。
「……取れ立てなら、だけどね」
 ……本当に『取れ立てなら』、なのだが。

「う、うにぃ」
 と、そうこうしている間に、どうやら注文の品が来たらしい。
 テーブルの中央にドカンと置かれる、なにやらトゲトゲのものが山と乗った皿。
「??? はさみ?」
 同時につけられた小皿と金ハサミに、小首を傾げるのは犬耳娘だが。
 そこでキラリと目を光らせるのが、
 うに流免許皆伝、ラスキエルトとキャロライン。
466(20/20) MONOGURUI 004 ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:42:57 ID:MAeRIE22

“ふっ、我ら『ぶるじょあじー』!”
“接待で『うに』も『かに』も(経費で)食った事があり申す!!”
 波止場の景色も壮観な世界最大の貿易都市、
 シュバルツカッツェの猫井TV本社ビルにもよく出張する主任級記者の二人にとって、
 こ の 金 ハ サ ミ は 実 に 馴 染 み の 深 い も の ……
 ……な、はずだったのだが。
「生うにを食べるのにはねー、ちょーっとばかりコツがあるのよ♪」
「ティル君! ここは拙者らが――」

   ワキワキワキワキワキワキワキワキ

「…………」「………ウェ」

「う、うわぁ! う、動いているでござるよ!?」
「……生きてるんだから当たり前だろう?」
 きらきらと目を輝かせての、興奮と畏怖が交じり合ったようなイヌの少女の声と、
 呆れたように言いながらウニ用ハサミに手を伸ばすヘビの少年の声が、
 どこか遠くから聞こえていた。

“―― ウ、”
“―― ウニにあらず!!”
“…な、何生物??”

 バージェス流が刺客、ハルキゲニア。
 このどう見てもウニじゃない謎生物を見て、二人の貌に死相が浮かんだ。
 それなりに世界各地を巡り、それなりに美食も極めたはずのラスキとキャロの細胞が、
 全身で戦闘(たべるの)を拒否していた。

“こ、この世界……”
“まこと不思議に満ち溢れており申す……”
 世界企業猫井の社員にだって、分からない事ぐらい、あるのだ。








「うめぇーーー!? ウニうめぇーーー!!!?」 (猫♂)
「う、うにいいぃぃぃぃ…(惚)」 (犬♀)
 ――この日生まれ出でたウニ?大好きは二匹、
「…………(モグモグモグモグモグモグモグモグ)」 (羚羊♀)
 ――いや、三……
467ここまで ◆USA.8LoleA :2007/04/14(土) 08:43:42 ID:MAeRIE22
万獣の詩 〜猫井社員、北へ往く〜

第3話 ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/14_1.txt (80KB) 非エロ
第4話 ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/15_1.txt (72KB) 非エロ


エロはない、戦闘もない、ひたすらほのぼの日常風景。そういう話。

>>121-122
後々落胆させちゃうとマズいので断っとくと、
ホモセクシャル話やバイセクシャル要素がストーリーの展開上普通に飛び出す事はあっても、
俗にネットで「ケモホモ」と称されるようなオッスオッスオラオラの文章表現&演出はおそらくない。
だから「そういうの」を今か今かと期待してると、きっとがっかりする。
468名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 10:03:04 ID:IXx3AZ3d
>>467
やばい、どっちも腹抱えて笑ったw
やっぱりこの御一行様大好き。
GJでした。






・・・なんか腹減ったなぁ。
469名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 10:03:53 ID:pF8Zt1H4
あ、朝っぱらからイベント会場で噴くかと思ったわ!!

ロダの方はお家に帰ってから読ませていただきます。GJ!
470名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 12:22:50 ID:LbjJHRlb
朝、スレを覗いて生投下にがっつんこ。
投下中に仕事に行かなければいかなくなったから携帯でチェック。
で、あぷろだの作品を仕事場でゆっくりペースで拝読。
……もはや 吹 か な い 方 が 至 難 の 業 。
そろそろ表情筋がつる。ほっぺた痛い。
主任、ナルシ疑惑アリ。でも上からはいびられ、下からはイジられつつも尊敬や好意を集めて…いいなぁ、こんな上司。
副主任…。リアルすぎる。本当にお局様コースまっしぐら。社内に必ず一人以上はいらっしゃられますなぁ…
チーフエローい。エロまじーん。でもいじめられて痴態を晒している時は不覚にも勃っt(ry
カメラさん、酔った後もカワイイよ。ひょっとしたら戦闘能力高くないか。
蛇のアシさん、ヘタレガンガレ、ヘタレ超ガンガレ。応援したくなるね。
狼とカモシカの護衛たちのデコボコっぷりもイイ。ナメクジの反応に笑いまくったwww
そしてなんと言っても新米のいぬっ娘。ウブだねカワイイね。こういう娘大っ好き。どこかの二人とは大違( 滅 殺 )

あぁすんませんもう書き尽くせない。超GJ。
次が待てねぇぜ…
471名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 18:05:53 ID:67rLMMjd
 お美事、お美事でございました。

 主任かわいいよ、主任、トリかわいいよ、トリ、ネコ二人+αのプロレスもっと可愛いよ。

 結論、隊員全員可愛い、ノリもネタも非常に面白くて、吹くのを我慢しきれませんでした。
 特に、トリの食事風景は納得と共に、うっかり、想像してしまって、
ツボに入ったためにしばらく笑いが止まりませんでした。

 多種族の共同生活って、大変なんだなーと為になりつつ、まともそうに見えて、
性癖の欠片が出てる片目のウサギさんが、気になって仕方ありませんでした。

追記
 バージェスは海栗の味? ああ、人類と言うか、脊椎動物の先祖が食べられていきますw
472名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 18:11:13 ID:kj47tjRi
効能……効能wwww orz
473名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 05:19:17 ID:v+4x4JW0
本編ほったらかして、ガチ百合な外伝が出来そう。
txtで投下する予定ですが、苦手な人はスルーでよろしくお願いします。
474名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 14:54:43 ID:A4WJzIwz
>>467
これまた素晴らしい大作投下GJ!
皆いいキャラしてるなー、と思いつつ471氏と同じく
片目のウサギの発言に軽くホラーを感じたり (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
この後皆がどんな酷い目に遭うのかちょっと怖くなってきたw

>オッスオッスオラオラの文章表現&演出
表現の仕方に取り合えず吹いたw
えっと、つまりは例えばラスキさんがウサギ♀たちに絞りつくされて
命からがら逃げてきたら乙女座りして泣き崩れるヒースと鳳也君が居たりとか、
それこそラウ君がヤったヤられたの攻防をウサギ♀と繰り広げてるところに
ウサギ♂が出てきてラウ君「アーーーーッ!」とか言いつつ場面フェードアウトとかはしても、
男同士のウホッなシーンは(事実として存在はしても)作中には一切無しと言う事でOK?
……態々聞くような事でもないですけど何と無く気になったもので。
475名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 22:35:42 ID:6sejHKvo
遅れてすいません
第一話 エロ無しです。
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/16_1.txt

稚拙ですがこれから末永くお願いします。
476名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 06:12:53 ID:v0G5imlf
>475
投下GJ!


ところで、もう少し人物の視点を変更する際の行間はもっと空けた方がいいと思う。
あと全体的に見にくいのもどうかと。誤字もちょっと気になった。
展開が急展開過ぎるのも何か引っかかる。もっと内容を練ってからでも遅くないのでは?
477名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 06:56:39 ID:Np/ABsEq
乙。エロパートまっとります。
478名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 08:29:26 ID:BhpVs3p7
 投下乙です、落ちてくるまでや、落ちてきた後の描写は、
微妙に落ちがある所も含めて、綺麗な雰囲気だと思いました。

 描写自体は丁寧で良いのですが、盗賊団が出てから展開が急すぎるので、
各キャラクターの勝利条件と敗北条件、見せたい出来事を書き留めて、
矛盾があるならすり合わせて、場面を構成するのをお勧めします。

 以下、突っ込みと苦言で、長文になります。
 ファンタジーなんだし、細かいの気にしても仕方ないって方向ならスルーで。


イヌさんの描写として
 落ち物が、再度落ちる事で元の世界に戻れるとの発言があるが、これは、
慰めや本人の勘違いによるものなのかな?

 突撃と撤退の判断の時に、描写的に巡回の同僚に会った場所からそう遠く無いはずですし、
彼女を抱えて逃げたほうが安全では? と、思わず突っ込みをいれたくなりました。
 また、遠吠えとか、魔法で大きな音を立てれば、味方が来るはずなのに、
自身だけで戦おうとしてるのにも、違和感を感じました。


彼女について
 ファンタジーだからで、ある意味すむ話かも知れませんが、
違う体格の生き物用に作られた、長躯のイヌの半分ほどの長さの銃を、
月夜の雪が降る寒さの中で、暗視装置もスコープも無く、
初めて触れた癖も分かってない其れで、敵と味方が混在し、しかも動いている相手に、
いきなりヘッドショッドを狙ったり、弓の射程外にいるらしい相手に、
武器破壊や四肢の末端狙って打つのは、流石にやりすぎかと。


敵について
 襲撃理由と編成と意図が不自然。
 イヌさんが推測している理由だと、イヌさんの行動パターンを読み切って襲撃した事になるので、
ある程度、情報収集に優れた集団だと思われるのですが、誘拐がメインの盗賊団なのに、
軍の偉いイヌを殺せば、指揮系統の混乱以前に、本格的に軍が面子を賭けて攻めてきて、
俺達討伐されないか? と、考えて襲撃自体しないような気が……
 また、(設定によれば)二つ名もちはずのイヌさんの強さを知らないように動き、
弓を持つのは少数しかいないぽくて、全員で弓を使って包囲射撃もしなければ、
銃を使う予想外の戦力が現れても、撤退もしないで、突撃を繰り返すだけってのは切られ役すぎるかと。

 特に、最初に矢が届いているのに、何故か途中で射程外扱いにされていたり、
弓を撃ってた射手のはずなのに、何故か近接距離まで弓も撃たずに歩かされたイヌに黙祷。 
 弓矢もってたはずなのに、何で格闘戦なんてしかけたんでしょう? いくらなんでも、
夜間の遠目で見分けて、ヒトだから確保って訳でも無いでしょうし、
軍人であるイヌさん相手に、人質に利用する訳でもないでしょうし……

 倒れた後にすら、生死、負傷、捕縛描写なし、戦闘後どうなったか分かるのは逃亡した二人のみ。

場所の設定や季節、時間帯について
 雪の降る夜の郊外と言うのに、倒れた時に雪塗れや泥塗れになってる描写が無いない。
 落ちてきた女性の地域にもよるけど、寒さを感じて別な地域に来たと感じる描写も無い。
 敵を倒した時に血に染まる事も無ければ、移動や接近の感知時にも無かった事になっている。

長文失礼
479名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 13:06:33 ID:R5FSqtAF
それなりに世界設定にも従ってるし、イヌの大隊長さんもいいキャラしてる
個人的にはそんな突っ込まれるほど酷い話かなあ、普通にGJだよなあと思ったけど

でもエロなし+戦闘物やエロなし+短い導入部のみのコンボは
板の中でも比較的エロなしが許されるこのスレでもやっぱり評価厳しいもんなのね
めげずにドンマイ、自分も>>477に同じで期待してる
480名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 13:10:39 ID:V6XjNok/
>>478
えーと。
そういうダメ出しとかは避難所でやったほうが良いと思うよ?
ここじゃ他の人の邪魔になる。
481名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 16:59:22 ID:NHTKyRDx
事情と心中は察するが次からは投下前にの三度の見直しをおすすめする。
前後のつながりがちぐはぐになってる部分、
語句の用法が変なことになってる部分があって読んでてなにかとつっかかった。
あとBBSへの投下SSであっても雑談や日記でない以上、
最低限文末の句点はつけた方がいい。
結果一文一文の終結点が不明瞭になって、それで読みにくさが増してるんだと思う。

ストーリーとキャラ自体は実にGJ。
482名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 17:54:05 ID:9GdouGYM
なんつーか、ここって無駄に敷居が高いよな…。
別にプロ目指すわけじゃないわけだからそんな寄ってたかって叩かなくても……。



ま、こうやってやる気ある新人さん潰していくと、だんだん新人さん来なくなってスレが終了するってオチに辿り着くな。
目が肥えるってのは怖いな。
483名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:19:51 ID:BhpVs3p7
 すまぬ、綺麗な文章だなーと、思いながら最初に読んで、
何故か違和感を感じてしまったので、何回かイヌさんに萌えつつ、
読み返したら、あんな感想になってしいました。
 雰囲気をわるくしてしまい、すみせんせでした。

[避難所]  λ.....
484名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:25:02 ID:Np/ABsEq
ま、次に期待してるからダメ出しも出るわけで。



本当にどーしよーもないときはある意味祭られるw
485名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 20:30:50 ID:+fDDFzw1
>>483
まあそう落ち込むな。
ぶっちゃけ、いつぞやの俺様文法ふりかざした果てにフルボッコされた荒らしとかとは違って、十分普通の意見だと思うから。

まあでも、過去のスレ経緯や空気ということを考えたら、避難所で書いたほうがよかったとは思う。
こちむいスレは基本的に自由なスレだし、一見きつくても相手のことを思ってのレスなら、わかる人にはわかるから。
486名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:08:05 ID:RvDAHI5u
何と言うか、間が悪かったんだろうな。
万獣の詩の後なら、そりゃ大半の作品はどうしたって見劣りするし。
むしろ>>478>>481は親切な部類じゃないかな。

俺なんて最初の「___」を見た瞬間に読む気が完全消失してそのままページ閉じたから、正直作品の中身知らないし。
まず横線(──)を引けるようになってから出直して来てくれとまで言ったら傷つくだろうから言わないけど。
487名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:12:41 ID:RvDAHI5u
ごめん、>>486は避難所で言うべき話だったな。
>>475にもごめん、なんか感情的になりすぎた。

バカが何か言ってると思って、NGIDか何かにして忘れて下さい。
488名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:32:50 ID:v0G5imlf
たとえるなら、ナウシカの巨神兵みたいなもんだな…
489 ◆USA.8LoleA :2007/04/16(月) 23:41:08 ID:qDjZota/
>>475
いきなりペット用の缶詰あげる人も、渡されて素直に食べる人もワラタ。

>>474
もう次の話来てる事だし、避難所で。
490scorpionfish:2007/04/17(火) 01:24:07 ID:m7YkkG+5
御無沙汰しております。
久々に投下させていただきます。
今回投下分にはエロ要素がありませんのを御断りしておきます。

注意:若干百合風味
491scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:25:42 ID:m7YkkG+5


 その世界には音がなかった。
 
 微睡みを促す水音も。
 気遣うようにささやかな、衣擦れの音も。
 ガラステーブルに置かれた硬質な宝石を取り上げる音も。
 
 何もなかった。

 あたしの傍らの寝床は、湿ってもいず。
 灰色に見える鱗がひとつ。
 残されていた。
 部屋を満たす蒼い光は、いつものままで。
 静寂がやけに耳に痛かった。

 ――――

 鏡越しに、覗き見る。
 散乱した無数の衣装。真珠貝の宝石入れから溢れ出た装飾品。そして、間近に映る困惑したあたしの顔。
 初めて訪れる見知らぬ部屋。水鏡じゃない、本物の大鏡。
 鏡の端で揺れるピンクのドレスの裾。
 メロディを口ずさみながら、楽しそうに衣装選びをするリテアナさんだ。
 ずっと奥、壁の前で腕組みしているのは鱗鎧姿のセレフィアさん。
 彫りの深い顔に一筋の黒銀髪がかかって、何だか物憂げ……。
 さっきまで時折こちらを見てたけど、今は下を向いたまま動かない。
「やっぱシロちゃんにはシンプルなのが似合うわね」
 リテアナさんは、鏡の前に立たされたままのあたしに次々と衣装を当てる。
 着せ替えショーが始まってから小一時間は経過していた。
 みんな背が高いので、リテアナサイズも、セレフィアサイズも、もちろんファルムサイズも、あたしにはぶかぶか。胸が見えそうになったり、裾を引きずりまくったり。
 その度にリテアナさんは溜め息をついたり、ちょっと喜んだり、はしゃいで見せたり、あげくの果てにはすっかり張りきってしまった。
 対照的に、セレフィアさんのリアクションはどんどん減ってる。
「外を出歩くんだから、耳もつけなきゃね♪」
 耳、ですか。
 さっきから尻尾とか、ケモノ耳とかが出てくるのはそのせいですか。
 ヒレ耳はない。その辺がこだわりなのかなあ。……単に泳ぎがへたくそだからかな?
「やっぱ猫耳とか、かわいいかしら。ねえ、叔母さま」
 急に話を振られて、セレフィアさんが慌てて顔を上げる。珍しく一瞬間があった。
(……寝てたのかな?)
「…そ、それよりも。まずそのヒトの丸い耳を隠す方が先決ではないのか?」
 あたしは思わず、白い髪の上から、ヒトの耳を両手で押さえる。鱗のように丸く手入れしてあるけど、ちょっと長めの爪は、サカナの人には生えないから、手入れが難しい。
 リテアナさんが楽しげにこちらを見る。
 セレフィアさんは真面目な視線を向けてくる。
 二人の視線は温度が違ってて。
 リテアナさんは温かいけど、常にテンション高めを演じてるような感じ。
 セレフィアさんは少し距離を置いたような感じ。
 あたしは周囲を見回して、ツバ付きの輪っかを見つけて被ってみた。
「こんなの、どうでしょう?」
 ええっと、これも落ちものだと思うんだけど…。ツバの部分が一方向で半透明な素材で出来てるの。
 ちょうど髪を押さえる感じになるし、ケモノ耳の接続部分も隠してくれるはず。
「いいわねー♪ じゃあそれに合わせてチョイスしましょ♪」
 リテアナさんの嬉しそうな声に、あたしとセレフィアさんは偶然にも同じタイミングで溜息をついた。
492scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:27:10 ID:m7YkkG+5
 曲がりくねった路を通り、何度も密閉扉を開けて、たどり着いた場所。
「リテアナおねえさま、おはようございます〜!」
 天井の高い大広間。
 そこには、たくさんのサカナのおねえさんたちがいて、華やかな雰囲気とざわめきに包まれていた。身動きする度にヒレの先が触れてしまいそう。
 みんな、揃いの鱗鎧に揃いの髪型。そして熱帯独特の鮮やかなヒレの形と色。
 ヒレの形も色も、たくさんあるのに、見分けがつかない。
 先に入っていったリテアナさんは周囲に笑顔を振りまいている。
「あの、これって…」
 あたしは入口で気後れして、背中を押すセレフィアさんを振り返った。
「ここでは外しておけ」
 セレフィアさんが、そっとあたしの頭に手を伸ばす。
 ちょっとくすぐったいな、と首をすくめた時に、ネコ耳飾りの重みが頭から消える。
「あの?」
 見上げるあたしに、身を屈めてあたしのポケットに耳飾りを突っ込みながら、セレフィアさんが耳元で囁く。
「ここはケモノ厳禁でな。ヒトの方がまだ都合がいい」
 ハスキーな声。長い黒髪があたしの頬にかかる。
 こんなにセレフィアさんが至近距離なのは初めて。
 ちょっとドキドキしたその時。
 前方から嬌声が上がった。
「セレフィアおねえさまよ〜〜〜!!」
 あたしはびっくりして辺りを見回す。
 な、なに?
 あっというまに、あたし達は囲まれた。
「おひさしゅうございますぅ」
「先頃遠洋より戻りましたの」
 うっとりしたサカナの乙女達が周囲を囲む。
 目当てはもちろん、セレフィアさんで。あたしの事は障害物がある程度にしか見えてないみたい。鱗鎧を着てなければ、……えーっと、何だっけ……。ジョシコーのノリ?
「お疲れさま、皆」
 セレフィアさんは慣れた口調で答える。
「お気遣い痛み入りますわ」
「今度お稽古にお付き合いくださいましね」
「暇があれば」
 猫尻尾はそのままに、あたしは人波に溺れかけていた。
「絶対でしてよ」
「セレフィアおねえさま、こっちも見てくださいな」
 完全にずるっと倒れそうな所を、力強い腕が抱き留める。
 あたしは転倒を免れ、上に引き上げられた。
「大丈夫か」
 小声で囁かれる。
 助けてくれてありがとう、という間も無く、黄色い悲鳴が上がった。
「なんですの、あたくしたちのセレフィア様にっ」
「この白いの、くっつきすぎですわ」
 う。
 もしかして、埋もれかけたの、わざと?
 リ、リテアナさん〜。
 あたしは弱々しく助けを求めるように、片手を上げた。
 ヒレに埋もれて、どう見ても指先しか、遥か彼方のリテアナさんには見えなそうだったけど。
「皆さま、こちらに注目」
 こちらに気付いてくれたのか、タイミング良くリテアナさんが声をかけた。
 ざわめきの中をよく通る声。なんていうのかな、人を惹き付ける声。
 鱗鎧の乙女達の関心がリテアナさんに向く。
「定例会議を始めるので、セレフィアも通してあげてくださいな。そのヒトと一緒に」
 セレフィアさんもぴくりとしたのが、引き締まった腕から伝わった。
 あたしはセレフィアさんを名前で呼んだ事にちょっと驚く。
493scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:28:43 ID:m7YkkG+5
(ヒト?)
(ヒトなの?)
(あ、首の……)
(じゃあ、あれが紅珊瑚の魔女の所の…)
 ざわめきは好奇に変わる。
 セレフィアさんが腕の戒めを解いて、背中をとん、と押す。
 あたしはぎこちない動きで一歩踏み出した。セレフィアさんに押されるようにリテアナさんの所まで行く。
 リテアナさんがいる所は一段高くなっていて、あたしもその横に座らされた。
 セレフィアさんは当然のようにリテアナさんとの間にあたしを挟んで座る。
 クロダイの二人に囲まれて、あたしは否が応でも目立つ事になった。
「それでは定例会議を始めます」
 でも、すぐに会議が始まると、あたしへの視線は、立っているリテアナさんへと向けられた。
 リテアナさんが進行役みたい。
「案内人は報告を」
 発言者が次々に立って報告していく。
 船がどこどこの水路についたとか、どれだけの人数が魔窟に来たとか、それは主にケモノの動向、入窟者に関するものだった。
 船の大きさ。錨の位置。
 ケモノの種族、メンバー構成、積み荷。使った出入り口。取引された品。持ち帰る品と人数。食事の好みから、帰りのルートまで。
 たまにトリの種族の名前も出てくる。こっちは船とは限らないみたい。
 どうやってそこまで調べたんだろうというぐらい、みんな事細かに報告していく。
 それにしても、衣料品、宝飾品、食品とかはともかく、武器とか、防具とか、落ちものとか、魔法何とかとか、何だか聞きなれない言葉も多い。時には言葉の意味すら分からないものもある。
 この前歩いた時には気付かなかったいろいろな物を取り扱っているみたい。
 好奇心にかられて聞き耳を立てていたあたしに、物騒な言葉が飛び込んできた。
「禁輸品を発見しましたので処理しました」
(禁輸品って?)
 あたしはこそこそと脇のセレフィアさんに小声で問いかける。
(水質に影響する持ち込みは禁じられている。水に溶ける薬等は特にな)
 クスリかあ。
 確かに粉末とかが海水に溶けたら大変だよね。
「船と乗員は?」
「処理の際、抵抗されたので制圧しました。乗員の死亡は3名。残りの6名は外洋に流しました」
 え?
「そう。貨物と禁輸品の処理は?」
「いつもの通りに。22番水路に新たな巣が出来ました事をご報告します」
 巣って…。ええと。その、そういう事?
「了承しました。ケモノの種族によっては注意してね」
 ええ?
 リテアナさんもそれで流しちゃうの?
(なんで?)
 小声であたしは呟いた。
(……下らぬ事を口にするな)
 セレフィアさんの押し殺した冷たい声が耳元に響く。
(でも、)
 その時、初めてセレフィアさんがいつもの銛とは違う、刀剣を携帯している事に気付いた。 
 他にも気付いた事がある。
 サカナのふつーの男の人は、魚の頭部を持っていて、ちょっと気持ち悪い。でもそれ故にあたしの目から見ると目立つ。
 でも、ここには、これだけ女の人が多いのに、その姿はない。……そもそもみんな同じ格好で見分けつかないんだけど。
 同じ意味で、リテアナさんとセレフィアさんのような浅黒い肌の持ち主もいない。
 その肌と髪とヒレを持つのは、壇上の二人だけ。
 均質化されたサカナの案内人達。
 ケモノ人への厳しい態度。
 そしてあれ以来姿を見ないあの子。
(ここは、楽園みたいに綺麗だけど、死んだ珊瑚で覆われているように、ほんとは……)
 あたしは、胸元の紅珊瑚のチョーカーを、固く握りしめた。
494scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:30:58 ID:m7YkkG+5


 赤い色っていうのは、青い光の中では灰色に見える。
 青い光だけだと、ファルムの姿もくすんで見える。
 だけど。
 魔洸燈の白い光も。軸に絵の描かれた蝋燭の光も。ファルムは嫌がって遠ざけた。
 円窓から入る青い光だけを、明かりにして。
 何日も、何日も過ごしていた。
 口紅をつけないファルムの唇は青ざめて見える程白く。
 色のない瞼は、よく閉じられており。
 あたしは、退屈を持て余していた。

 本当に水槽のサカナになった気分だった。

 ――――
 
 見慣れない魚の泳ぐ水槽が、目の前にあった。
 そこに映るのは、見慣れない白猫。
 白い猫耳が、ぴょこんと頭の上で揺れる。
 白い尻尾が歩く度にふらふら揺れる。
 胸を押しつぶして晒しを巻いた上に、へそ出しのノースリーブYシャツに、白いホットパンツ。ネコっぽいつけ爪も完備して、あたしは目をぱちくりさせる。
「これでマダラ美少年の完成〜♪」
 あたしにネコ風メイクを施していたリテアナさんがようやく離れた。
 サンバイザーを斜めに被り直して、ケモノ耳のつけねと、ヒト耳を隠す。
 そういえば、これの事、サンバイザーだって、思い出した。
 少しずつ記憶が戻ってきているのかも。
「リテアナさん、これは?」
 目の前の水槽を指さす。
「ああ、新商品用の生け簀よ♪」
 ……サカナの人に、観賞魚という視点が、あるかなと思ったのが間違いでした。
「準備は出来たか」
 着替えに行っていたセレフィアさんが戻ってくる。
 男装だ。やはり帯刀している。
 よく見たら、より美青年ぽく見えるようにメイクをしている。
「ううん、まだ半分ですわ、叔母さま」
「見ればわかる」
 セレフィアさんが、リテアナさんの髪を結うのを手伝う。手慣れた感じでアップにすると、今度は鏡台の前に座ってお化粧を始めた。
 ……いつもと違って、明らかに濃い。
「あの、なんでそんなにファルムメイクなんですか?」
 いつもの雰囲気からは一変してゴージャスメイクを施しているリテアナさんが、こちらを見ずに答えた。
「営業用よ。叔母さまの格好も、シロちゃんの格好も」
「営業用?」
 きょとんと、セレフィアさんに視線を向けると、微かに笑いを堪えているのがわかった。
「ファルムメイク……ッ」
 ……そんなにうけたのかな。
「あら、マダムファルムの装いは権威を出すのに有効ですのよ?」
 リテアナさんが口調も服装に合わせ始めた。
「……わかってる」
「嬉しいですわ、叔母さま」
 セレフィアさんは軽く溜息をついて、髪を梳いてやりながら、口元を軽くゆがめた。
「いつもの少女趣味ドレスも計算か?」
「あれは、趣味ですわ、叔母さま♪」
 リテアナさんは、わざと叔母さまと連発して、顔をしかめるセレフィアさんの反応を愉しんでいる。どうも、リテアナさんにやり込められるのがセレフィアさんの常らしい。
 何故か、リテアナさんは微妙にセレフィアさんに意地悪だ。
 セレフィアさんの方は振り回されているのか、それともマイペースなのか。いまいち表情が読めない。元々冷静そうな人だし。
495scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:34:53 ID:m7YkkG+5
「さっきはね、魔窟のお仕事。今度は商売のお仕事なのよ? シロちゃん」
「商売ですか?」
「そう。さっきのは警備のお仕事。治安を守るのはサカナ人のつとめなの」
「……それにしては、物騒な事言ってた気がしますけど」
 ふと、口をついて出てしまって、慌てて口を押さえる。
「生憎、わたしたちクロダイ族はマダムファルム程、優しくないの」
 リテアナさんがふっと目を細めた。
「リテアナ」
 セレフィアさんがたしなめる。
「あら、叔母さま。……別にわたくし、いぢめていませんわ?」
「だが」
「……少し軽口でも叩いてみたら、過保護に飛んでくるかしら、と思ったのですけれど」
 あたしはうつむいた。
「ご迷惑でしょうか」
「そんな事はない」
 セレフィアさんが即答する。
「……そなたを手離す等、余程の事情があったのだ。そなたの身は我らが責任を持って守る」
 手離す。
 そうなのかな。やはり。
「叔母さま」
 今度は、リテアナさんのフォローが入った。
「あ、ああ。……準備は済んだか、リテアナ」
「ええ。……そうそう、シロちゃんに見てもらいたいものがあるのよ」
「? なんですか?」
 あたしは、気分を切り替えて話に乗る。
「こっち、こっち」
 手を引かれて倉庫みたいな部屋に出る。
「これは……」
「落ちもの倉庫よ。マダムファルム程整頓されてはいないけど」
 部屋は、天井も、奥の壁も見えない程がらくたのようなものに埋め尽くされていた。
「……リテアナ、これが次の競売に掛けられるものか?」
「そうですわ。あの『たいやきぷれえと』に似てるでしょう?」
「しかし、これはただ穴がぽこぽこ凹んでいるだけだぞ。あの精巧な魚の彫り物には及ぶべきもない」
 たいやきぷれえと?
 なんか、聞いた事ある単語だなあ。
 あたしは、セレフィアさんの持った物を覗き込む。
 取っ手のついた16個の穴が凹んだ分厚い鉄の板。
 うーん、なんか見覚えがあるんだけど。
 なんだっけ。
「ん? 知っているのか?」
「落ちものの知識が戻ってきてるのね、助かりますわ」
「えーと。んーと」
 これは……。
「多分、たこやきぷれえとだと思います」
「『たこやきぷれえと』?」
「『たこやき』ってなにかしら?」
「油を塗ったそのぷれえとに、粉を溶いた水をいれて、たこのぶつ切りをいれて、串でくるくるまわして焼く物です。出来上がりはまんまるになります」
「まあ!」
「ふむ……。おもしろい。売れそうだな」
 二人は感心した面持ちであたしを見た。
 ……あんまり落ちる前は覚えていないのに、食べ物の事だけは結構思い出すんだよね。
 食いしん坊なのかなあ、あたし。
「ありがと、シロちゃん」
 ファルムライクなリテアナさんに抱きしめられて、あたしは複雑な気分だった。
 同じ巨乳でも、この胸は本物。この胸は本物。
 ……やわらかいなあ……。
「じゃ、本命行きましょう〜♪」
 はっと我に返る間もなく、そのまま、腕を組まれて引っ張られていく。
 後ろからたこやきぷれえとを眺めながら元の位置に戻したセレフィアさんがついてくる。
496scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:36:13 ID:m7YkkG+5
 魔窟の中は、はっきり言って迷路だ。
 あたしは、元居た水鏡の間が何処の通路だったのかすっかり忘れている。
 倉庫も通ってきたし、帰りも送ってもらう事になるだろう。
 ……でも、あたしは、あの部屋に戻りたくない気分だった。
 今は。
「そうそう、あれをつけないとね」
 倉庫から曲がりくねった裏の路を歩く途中、リテアナさんが仮面を3つ、取り出した。
「そうだな、そろそろ……」
 セレフィアさんが受け取って、青い蝶の仮面をつける。
 鼻筋から目元を隠す仮面を付けると、本当に、いつもとは様子が変わって見えた。
 リテアナさんの仮面は孔雀の羽みたいなゴージャスな羽の仮面。
 あたしのは、目元を隠す、白い仮面。
 ざわめきが上から降ってくる。
 この辺は、もう、吹き抜けみたいだ。
 表の通りの売り声が響いてくる。
 日はとっくに暮れて。
 魔窟の中を照らすのは 魔洸燈。
 ふ、っと目の前に同じく仮面を付けたサカナの女性が一人。
「お待ちしておりました」
「……お待たせ。ショーの準備は整ってる?」
「はい。滞りなく。先程リハーサルが終わりまして、踊り子達も、マダムのお越しを首を長くして待っております」
「そう。……レセ、行きましょう」
 レセ、と言われたセレフィアさんが無言で頷く。
「そちらの……新人は?」
「まだ、お試し期間中なの。今日は見せびらかす玩具」
「承知いたしました」
 あたしは軽く会釈して、二人とともに中に入っていく。
 身分は、一応隠してるみたいだから、あたしもうっかり名前を呼ばないようにしないと。
 それにしても、なんで白猫の姿なのに、新人、なんだろ?
 さっきみたいにサカナ人ばっかりじゃないのかな?
497scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:37:58 ID:m7YkkG+5

 裏路から入って、何度か紗幕を潜り抜けると、そこは妖しい世界が広がっていた。
 薄暗い店内はいくつか天幕で仕切られていて、珊瑚で囲まれた照明が、穴蔵を照らすようにぼんやりと光っている。
 客同士が素顔を見られないようになっているみたいだ。
 中央には鍵穴みたいな丸舞台に花道がくっついた感じのステージ。
 そこだけが青く浮かび上がっている。
 今は、誰もいない。
 客席は徐々に埋まりつつあって、その誰も彼もが、あたし達のように仮面をつけていた。
 そして、もうひとつだけ、お客さん達には共通点があった。
 ケモノから、サカナまで。
 幅広い種族の、あたしが目にした中でもっとも多種多様な、女性達。
 男の人がいない。
 ここまで挨拶されたのもすべて、サカナの女性スタッフだった。
「楽屋に顔を出されますか?」
「いいわ、今日は連れがいるし。皆やきもち焼きでしょう?」
 妖艶にリテアナさんが微笑む。
 あたし達は、奥まった、薄い紗幕のかかった席に通された。
 水のぽよんとした感触が、座ったクッションから返ってくる。
「マダムっ!」
「お待ちなさいっ」
 サカナの女性スタッフの牽制をよそに、誰かが天幕に飛び込んできた。
 セレフィアさんがさっと立って、剣を侵入者の喉先に向ける。
「無礼な」
「……これはこれは、青き蝶の麗人……失礼を」
 闖入者は一歩後ずさって、優雅に一礼した。
 尾羽がばっと広がる。
 あたしは、ぽかんと口を開けた。
 その柄には見え覚えがあった。 
 さっきから、リテアナさんが身につけている仮面と同じ模様の尾羽。
 その姿は、どう見ても。
 孔雀だった。
「ご機嫌麗しゅう、マダム」
 なんで、海の中の船に孔雀が?
「……はて」
 孔雀男の目がキラリんと光る。
「誰ですかな。その……白ネコは」
 あたしは敵意を含んだ視線で穴が開きそうな程見つめられた。
 セレフィアさんは、先ほどから切っ先を向けたままだ。
「……ふふ、いいでしょう。新しい掘り出し物なの」
 リテアナさんがあたしを後ろから抱きすくめて微笑む。
「マダムの寵愛はこの美しき尾羽のキトラにこそ相応しいもの……。お戯れも程々に」
 な、なんかものすごく牽制されてる。
 セレフィアさんが居なかったら、今すぐ襲いかかられそうな、そんな視線。
「では、もうすぐショーの時間ですので」
「ええ。愉しみにしているわ」
「光栄至極」
 孔雀男はばっと尾羽を閉じて、天幕から出て行った。
 あたしは緊張が解けて、クッションに沈み込む。
「ごめんなさいね。わたくしの美しさが罪なのだけど……」
 しれっとリテアナさんが言った。あまりにも演技っぽく。
 セレフィアさんが剣を鞘に戻す。
「戯れが過ぎるぞ」
「そうですわね」
 あたしは毒気を抜かれて喋れない。
「……そろそろショーの時間ですわ。……思う存分、当倶楽部青珊瑚の名物ショーを楽しんでね」
「くらぶあおさんご?」
「この店の名だ。オーナーはそこに」
 リテアナさんがにっこりと微笑む。
498名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 01:38:46 ID:ba4kjoxu
 
499scorpionfish 白の舞踏:2007/04/17(火) 01:39:18 ID:m7YkkG+5
「今宵も集いし淑女の皆さん、お待たせいたしました。開演でございます。……当倶楽部の誇る、いずれも劣らぬ美丈夫達の競演をお楽しみください!」

 照明が変わる。
 音楽が鳴った。
 舞台に、数人が躍り出てくる。
 色とりどりに着飾った、男の。
「あ、あの。あの人たちは……?」
「当、倶楽部青珊瑚が誇る、踊り子達よ? 選りすぐりのケモノとトリなの」
 確かに。
 そこにサカナの男の人はいなかった。
「ここは一体……」
「淑女のための社交場。……まあ、ほかにケモノのオス向けの施設はいろいろとあるの。でも淑女専用はうちだけよ」
 リテアナさんが囁くように言った。
 天幕の向こうは、女性達の熱気と嬌声で満ちあふれていた。
「まあ、皆訳ありの子達ぞろいなのだけど、お客様達には好評なの」
 そのうち。
 あたしはもっと、唖然とする事に出会った。
 ショーに出ている男の人達が、次々に脱いでいって、最後にはパンツ一枚になって踊るのだ。
「これって……」
「ストリップよ。当然」
 セレフィアさんも無言で頷く。
 よく見ると、かなり食い入るように眺めている。
 あたしは、なんだかついていけなくて、出された飲み物を飲んでいた。
 甘くて口当たりがいいけど、ぽーっとするなあ。
 横に目をやると、セレフィアさんの前には空になった杯が幾つもあった。
 いつのまに飲んだんだろ。
 それに。なんだかいつのまにか、微妙に周囲が酒臭いような……。
 リテアナさんの方は一杯もまだ空いていない。

「お待たせいたしました、次の登場は、当倶楽部青珊瑚の誇る華麗なる2対の翼! トキオとキトラ!」

 ん?
 にゃんだか、聞き覚えのあるフレーズが。
 ステージに大きな的が引き出されてきた。
 その横から、さっきの孔雀男が現れ、優雅に一礼する。
 身につけているのは食い込みそうなハイレグパンツだけで。
 その羽毛はつやつやと照明を浴びて美しい。
 尾羽を拡げると、客席から溜息が漏れた。
「麗しの御婦人方、今宵もこの美しき尾羽のキトラは、皆様に恋い焦がれておりました」
 そう言いながらも、視線をちらりとこちらへ向ける。
 リテアナさんは何処から取り出したのか、羽仮面と同じ扇を持って仰いでいる。
 それを目に留めたのか、一瞬孔雀男の体が歓喜に震えた。
「この美しき尾羽のキトラ、皆様の為に今宵の勝利を捧げます!」
 正面を向いて宣言する。
 なんか、すごい分かりやすい人だ。
 それでも、今ので感激した客が居たらしく、歓声が上がった。
「キトラー!」
 ……ついて、いけないかも。
 
 そして、反対側から、やたら派手な照明を浴びて現れたのは。

 ふんどし姿のニワトリ男だった。
500scorpionfish:2007/04/17(火) 01:40:49 ID:m7YkkG+5
(続く)

白の舞踏編、今回はこの辺で。
次回はギャグ&エロ予定。

>>498
支援ありがとうございました。
501名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 07:22:51 ID:qfjGjcWu
と、時男さーん!?
いったい、いつ飼育小屋を抜け出したのー!?

GJです。
502名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 12:38:32 ID:Y5MJZU2G
カサゴさんがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
淑女の社交場テラエロス

>……やわらかいなあ……。
ちょwシロたんそっちは行っちゃだめだめ
503名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 16:43:31 ID:KrbHwh9W
GJ!!
ふんどしコーヒー吹いたwww

にしても最近トリ♂ブームだなぁ…
504名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 18:35:05 ID:wzZNI6ye
 GJです。
 サカナ達の貴族的な職務や厳しい処理等で、
こんな感じなんだーと思っていたら。

 ストリップと二対の翼吹いたw
 派手なトリと刻男さんキターw
 良い意味で予想を裏切られて驚きました。
505名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 18:59:41 ID:Uhh8iK8p
『食い込みそうなハイレグパンツ』は、どんな色柄なんだろうか
『ふんどし』の方は、赤の六尺だと思われるのだが
ひょっとしたら、三倍凄い十八尺なのかもしれない

まぁどちらにしても、勝った方の下穿きには
チップがぎゅんぎゅんねじ込まれるだろうし
負けた方は、ばしばし毟られるんだろうなぁ……

506名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 20:01:34 ID:M4Kkq0h0
晩飯のチキンソテー吹いた
何の勝負なんだよ! つーか何の仕事してんだよ!!

こんな気になるところで続くだなんて罪なお方よ、正座して待つ。
507名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 21:33:50 ID:BWp+r+W4
やっぱりセレフィアさんはお姉さまか…。
それもさりげに怨憎嫉妬が渦巻いてる辺り、マリ見てよりかはお兄様への世界だな。

いいドロドロぶりだった。
508名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 21:34:00 ID:WTzZVBhn
返信遅れてすいません
皆さんありがとう御座いました
なにしろ初めて書いたSSなので色々と読みづらい箇所があったのに問題まで指摘させていただきましてありがとう御座います。
問題点を改良して2話に繋げようと思います。
二話は五月中に投下予定です。
509名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 21:57:41 ID:ja6hmrD0
>>508
うん、まあ最初はいろいろあるから、くじけないで頑張ってくれたら俺等も嬉しいなと。
みんな最初はくぐってきた道だから。
ただ、避難所( ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1166859477/l100 )なんてものもあるから、今後は文章とか設定練りあわせとかはそっちでやったほうがいいかもしれないですね。
読者の人は読む前にネタバレ聞きたくないって部分もあるだろうし、やっぱり本スレは基本的にSS投下と感想と萌え雑談の場だから。
あと、先人の血と涙と萌えの結晶を保管所( ttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/ )で読むのも勉強になります。
じゃ、今後は何かあれば避難所の方で、俺で相談に乗れることがあれば相談に乗ります。
510名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 21:59:02 ID:ja6hmrD0
ごめんなさい、レス遅れましたが>>491GJです。
オチに吹きましたw
511名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 18:18:36 ID:nvv/VtvJ
GJです
やっぱりシロちゃんはエロい子だと再認識
512名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 20:06:13 ID:/ulH7dza
最近懐かしい顔ぶれがいっぱいで俺感無量・・・
>>511
お久しゅうございます&刻男さん相変わらずトバしてんなぁ
513名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 20:08:07 ID:/ulH7dza
ってミスった
× >>511
○ >>500
514名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:53:20 ID:sLtgnBXl
なんつーか
このスレを見てるとだんだん変な道に開眼してしまいそうで怖いんだ
野郎の方が動物っぽくてバカっぽくて可愛くて
515名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 19:35:59 ID:DAaEZBBB
>>514
ケモ耳娘の定番である脳みそ足りない子系の女キャラが少ないからな……
バカイヌ系バカネコ系がもっと欲しいところだが、
それだとヒトご主人様と猫耳少女召使いの物語になっちゃうのか?
516名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 19:55:59 ID:yKb+9NT/
>>514
 むしろ、その道を突き進むのも良いかと。
 イヌかわいいよ、ネコかわいいよ、トリかわいいよ、カモシカかわいいよ。
 ……あれ? エロは?



517猫医院:2007/04/19(木) 20:43:06 ID:yKb+9NT/
こそーり投下、ちと短めです。

シャーラ・カ・モキスートの冒険
 斜め45度をひた走る、拘束読心系召喚勇者物です。
 属性を確認の上で用法容量を守ってお読みください。
 最後に読まなくても良い設定あり。


基本属性1:蚊雌×ヒト雄 回想シーン 拘束プレイ 
基本属性2:特殊言語 馬鹿 巨乳 読心プレイ


今回の話は
・釣りと郷愁
・前話のあの後
・婚姻条件のズレ

と、なっております。

属性が会わない方は 猫医院 をNGワードにお願いいたします。

シャーラ・カ・モキスートの冒険その二 前編 二つの月と郷愁と決意
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 はるか東方では、神(おおいなるもの)の威光は薄れ、
 木々はやせ細り、暑さと寒さが月々で変わり、
 魔洸や蒸気なるものの力で、地を走る鉄の獣がおり、
 その力で栄えしネコが、セパタるものを使い世を治める国があり。

 それを大地を食いかけたイヌが羨むも、
 今は絹糸の縛られ封じられてると聞きまする。

     ――カトリに東の果てを説明する台詞より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

518猫医院:2007/04/19(木) 20:47:25 ID:yKb+9NT/
アドレスは
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/18_1.txt
です。

 医学とHの関係は、無駄に長くなってしまったので、分割整理中です orz
 大作が投下されてたので、読みふけって遅くなってたり、はしてないですにょ、いえ、のです。
519名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 15:04:15 ID:B1tfIiSK
ことあるたびに乳を押しつけるとはけしからん。実にけしからんな。

もっとやれ
520名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 19:15:31 ID:OYggrLzH
>517
母親や友達に紹介…のあたりで不覚にも涙腺にじわっと来た。
帰るのをあきらめてない(まだ知らない)ヒトキャラが久々だったからかも

猫医院氏の文体、というか口調はいつもちょっと不思議な感じで
やみつきになるのでする。YYY!
521名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 21:02:48 ID:PAfOh3II
GJ。
ああ、結局二人とも妊娠させちゃった羨ま…ゴホンッ、最低鬼畜王の未来が見える…
522名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 02:33:51 ID:fZragUAY
今更だけど本スレオンリーのROM専の人用に紹介。

猫耳少女と召使いの物語エロパロ保管庫@WIKI
http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/

作品収録用。エロパロ板SS保管庫の負担軽減の目的で作成。
サイト内検索機能つき。画像の保管も可能。
エロパロ板SS保管庫が使用してるdegitalscopeアップローダーの不調を受けて、
txt投下用に500kbまでの小規模アップローダーも併設。
523名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:07:45 ID:6C7IBbQ/
このwikiってググってもヒットするから、ひょっとしたらなんかのはずみで外部の方から閲覧される事もあるかもね。
ためしに『木登りと朱いピューマ』とか『放浪女王と銀輪の従者』とか打って見たら数件ヒット。

コレでますます人が増えたら嬉しいなぁ。
524名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 06:45:13 ID:ncoLIxWQ
「猫耳」で検索上位に入ったらえらいことになるかもな。
いいことかはどうかは議論の余地があるが。
525名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 21:26:26 ID:HxtA9XC5
あんまり有名になるのは素直に喜べないな。
年齢制限ありなのだし。
526名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 21:39:10 ID:y2lGrFpZ
さすがに考えすぎだろう、それにドリーマー>>523の希望を砕くようで悪いんだが……

設定wikiの方がもう何年も前からきちんと検索にヒットし続けてる罠
527名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 19:52:03 ID:GGRoGjDc
いま、なんと無く保管庫の画像保管庫をみたら、行方不明だった絵が見れました。
どなたか分からないけど、補完した方感謝。

ああ、ブラジル水着のシュナさま凄すぎです、そして、シーク&あたし可愛すぎです。
528名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 20:34:16 ID:6QCSSN6B
保守がてら進捗報告。

さっき脱稿。テキトーに寝かしたあと推敲して、GW中に落とします。
529名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:30:53 ID:eRfiN3Le
正座して待つ。
530名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:00:22 ID:FedFU8I3
わくわく。

保守ついでに質問。
ネコの国って結構広くって、都心部は人間界の先進国首都並の発展はしているが、地方はものすごい田舎(昔の西洋の市町村)っぽい感じでOK?

「シュバルツカッツェ」という単語のせいでどうもドイツがイメージから抜けない。むーん…
531名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 02:23:42 ID:xjOHqPSj
いや、案外地元の人に発音させると
「すばるつかつ」くらいなかんじかもしれんよ?
532名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 07:45:04 ID:i4ub/jbY
>>530
そんな感じ。都市外での交通手段は主に徒歩か馬。
治安もあまりよろしくない。
533名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 08:02:00 ID:MSCSGqv/
>>531今度「黒い猫飼ってます」とかネイティブの人に言わせてみる。
>>532おk 把握。
534名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:18:08 ID:wCTJ7/1S
昆虫娘の第5話です。
虫の話ですので、苦手な方はご注意願います。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/20_1.txt
535名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 05:15:07 ID:WvoP64CS
魔法少女降臨キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
笑いに次ぐ笑い&べすぺたんエロス(*´Д`)ハァハァ
536名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 10:00:17 ID:LF6kVYcg
この姉妹いいよー。
「正座!!」と言われて素直に正座するごろつきが癒される。

そしてついにきましたか倦怠期。
いずれにせよ成虫形態べすぺたんにこの後トールはなにをされるのか。なんまいだぶなんまいだぶ。

GJ。次回も炸裂推参待つ。
537名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 10:12:30 ID:1Btm95qb
はふう、はずかしがるべすぺたんテラエロス。
あにゃるの妙味は羞恥にありますな!
538名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 10:33:34 ID:tzr2Vyfo
>>534
その方面の天才ktkr
才能すばらしいよ才能
ごろつきかわいいよごろつき
539名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:20:57 ID:ThV0t419
>「……こ、これで……お、落とし前というのは、どうでしょうか?」
>「も、もも、もちろん私達もですね、この爆発を直近で浴びるということでどうにか……」
>「えー……では自爆しまーす……」

全米が泣いた
540名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:36:08 ID:DaVv40E7
いつもながら笑かしていただきました
GJです
541名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:08:17 ID:ztq5KY88
回を重ねるごとにネコ♂達が愛しく思う今日この頃。

おくれましたがGJです。

色々と笑いのツボと突っ込み処が豊富でしたが、トールがベットの上では強気なのと、
自身の事をネコ達に説明するレイヌ嬢が特にツボでした。
542名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 23:37:50 ID:NhSWjunK
先生! なんかトール君が回を重ねる毎にうぶな少年から悪い男に変わってってます!
二股やアナルにも何気にちゃっかり味占めてるし
これじゃ段々マスコットっていうよりもむしろたちの悪いヒモ(ry
543名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 07:50:32 ID:f7qMxz2n
スキュラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
モンスター娘萌えのハートにビンビンきますた。
なんかさりげなく物語の核心に近づいてってるようで目が離せません。
続きも炸裂待ってます。
544名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 11:32:58 ID:Wqw3Une7
変態なのを見られちゃったべすぺたんにちんこ立った。
超ちんこ立った。
545名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 23:33:56 ID:xOn11wCR
やっと読み終わった
相変わらず乗りが軽快でテンポがよく、ボケとツッコミの言い回しも絶妙なので非常に読みやすかった
三無主義とかのすてきな言い回しも、惚れそうw
546蛇担当:2007/04/30(月) 12:16:27 ID:1Y75CnxE
「ところでお師匠様。これ、一体どこで手に入れたんです?お師匠様が錬成したんですか?」
「ああ、人にもらった」
「もらったって……これを?」
「数年前のことだ。ネコの国のとある町に立ち寄った我輩は一人のネコの魔術師と出会った」
「ネコですか?あのしみったれの連中が?」
「外見こそマダラの少年に見えたが、身につけている魔法具、根拠を持って世の中を舐めきった言動、
 言葉の端々に覗く高度な知識、なにより内包する魔力と生命力は常人のそれを大幅に越えていた。
 なので力ある在野の魔術師と見当を付けて研究成果の交換をもちかけた」
「で、その研究成果がこれですか?」
「いや、話にはまだ続きがある。彼は自分と戦って勝てば申し出に応じると言った」
「戦うって、攻撃魔法の撃ち合いって事ですか?」
「うむ。しかし我輩、無益な暴力は望むところではない。なので房中術での勝負にしもらった」
「それは……良く相手もそれを呑んでくれましたね」
「話し合ってわからないことなど、そうはないという証左だな。かくて勝負が始まり……戦いは七日七晩続いた」
「ちょっとまってください。房中術勝負ですよね?」
「そうだが何か?勝負は町をもまきこんだ。あらゆる童貞と処女は大人へとなり、貴族も平民もなく交わりを貪り、
 住民達は精液と愛液を枯らして、一人、また一人と倒れていった」
「もう一度聞きますけど、房中術の勝負ですよね?」
「そうだが?だが、そんな勝負にもついに終わりを迎えた、双方痛み分けという形で」
「……はあ」
「そしてお互いの健闘をたたえ、研究成果ではなく、作成物の交換と言うことで我輩はこれを手に入れたのだ」
「そりゃすごい話ですね」
「ああそうそう、話は変わるがここでお葉書を紹介しよう」
「は?お、お師匠様?」
「銀河星団太陽系地球に在住のR.N.『蛇担当』さんからだ。」
「メタ発言きたー!?ちょ、いいんですかお師匠様!?」
「えー『短めですが第八話をお送りします。これが終わりまして、放浪女王と銀輪の従者は残り二回(予定)となりました。
 今回は前回張った複線の回収と、最終回に向けての伏線張りがメインになってます。なのでちょっとボリュームは
 すくなめです。注意属性はロリペドとフタナリ。バトル成分は激薄目。誰も死なない平和な話です。ラブ&ピース。
 あ、いつも通り、一行が長いので適当なテキストエディタに載せ替えて読むと楽しめること請け合いです』だそうだ」
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/21_1.txt
547名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 15:44:42 ID:fUlR7Zpb
こんなに笑えるのに、こんなにファンタジックな世界観なのに、こんなに話の構成とかが上手なのに。
こんなにエロいのに、こんなに楽しいのに。

あと2回(予定)とは本当に惜しい……。
うん、サトルとライラ様のやりとりがトムとジェリーみたいで見てて飽きない。クシャスラたんには癒されたし、陛下の飄々とした態度は何度も噴かせていただいてる。

しかし、遠い未来を想像、クシャスラたんへの発言、軽装化……。
何か不吉なものを感じてしまったのは気のせいだろうか。気のせいであって欲しい。


超GJ。さすがです。
548名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 18:39:30 ID:fWIPgx8h
……うん。ハッピーエンドを期待して、続きをwktkしてます……((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
549名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:02:38 ID:ELd5+pbL
嫌な旗立ってるー!?(マサルさんちっくに)
と無理やりネタにしてガクブルを抑えてみるテスト
ハッピーエンド希望だが、どっちにしろ美しい形にしてくれるんじゃないかと
期待しておりまつ
550名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 21:38:02 ID:A6m5HNUS
投下乙です。

とりあえずまず突っ込みを、いったいどんな規模で、ウサギとネコでナニしてますか周囲の被害がえらいことにw
残り二回との事ですが、続きをドキドキしながら楽しみにしてます。


551名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:32:45 ID:eEQv85bb
百合ネズミ&百合オオカミえろーい
特にネズミちゃん、まだほんの10歳だってのに……恐ろしい子!
この歳で既にアブノーマル色の未来しか見えないよ
552名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 23:47:39 ID:93HF3kjw
ああ、いかにも物語が収束に向かってる風なのが眩しいような物悲しいような。
いずれにせよ今回の話もGJでした、続きの石の用途とか期待してます。
553名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 12:46:11 ID:BCZVE5rZ
GJ!!

自分も今までの伏線からHappyEndとBadEndを1つずつ予想できたけど
それでもザラキエル博士なら、ザラキエル博士ならきっとなんとかしてくれる…のか
それともそれがサトルの選択した物語なのか
めでたしめでたしなエンディングだったらいいなぁとは思うけど、はてさてやれこれ
554虹絹の人:2007/05/01(火) 14:34:03 ID:bQwE89MN
本編の乙女達と将来的に交差予定。
ロリショタホモ。
1,2話はケモケモオンリー。
3話からヒト出てきます。
1話
http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/22_1.txt
555虹絹の人:2007/05/01(火) 14:37:28 ID:bQwE89MN
タイトル忘れた。傭兵回想記 〜サムゾラノマチ〜 です。
556名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:26:02 ID:pS2Nt1kb
GJ
557名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 19:08:20 ID:y5oFijTP
>>534原稿喪失からよくぞ、よくぞ立ち直った!!
勝負する事なく説教をくらい、自ら自爆。ここまでひどいヘタレな悪役はそうそういるもんじゃない。ごろつきに泣いた。

>>546まず作品に入る前のキャラの会話文がイイ。もっとはやくからやって欲しかった…なんて。
特筆すべきはライラ様。イイ感じにブッチ切れちゃってて。てかやっぱ治ってなかったんだ。レズっ気。
なんだか緊張感が高まって来ました。わくわく。

>>555いっしょならあったかいね……か…………。なんかホロリと来た。
これから本編とどう絡んでくるか楽しみです。

仕事ばかりの黄金週に華を添えてくれてマジ嬉しい。みんなGJ。
558名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 07:01:23 ID:wbO/KhGi
>>546
GJ。なるほど確かに飛行機はともかく気球だったらこの世界の技術レベルでも違和感ない、
いつもながら着想のうまさと世界を感じさせる描写のうまさに脱帽です。
>>554
ついに来たかマダラ×ケダマ…
二人ともよく理解してないのが禁じられた遊びっぽくてGood。
559名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:47:00 ID:Zk1aK2xB
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/jijou/news/20070501org00m100040000c.html
万獣の……ウサギさん一家を思い出した
560名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 19:22:24 ID:ruyaEVTD
フランス人恐るべしw 
離婚以前に結婚して無い事以外は、
万獣の人のウサギさん達の家族っぽいw

ヤドカリのように荷物をもって両親の家を行き来する子供達って、
他国人から見たら凄い光景なのでしょうねー
561名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:05:24 ID:tFnHtT4o
>>554
GJ。

>>559
何この現実w

>>560
姉「おとーさんのおうちにいってきまーす」
弟「きまーす」
母「ちゃんと奥さんにもご挨拶するのよ。失礼の無いようにね」
今の父「ほら、おみやげを持って行きなさい。つまみ食いしないでちゃんと届けるんだぞ?」
二人『はーい』

こんな光景が一般的なのか。それは……すごい。
562名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 16:42:29 ID:pPVsxizl
>>546
間違いなくクシャスラはサトルの嫁。

>>554
マダラケダマGJ。
563名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 11:16:54 ID:mPkeCPt/
ところでエラーヘフ閣下の十の試練って

第一の試練 主人と召使いの絆の深さを示せ
第二の試練 ちょっと二人で盗賊200人ばかし始末してきてくんない?
第三の試練 王族たるもの教養が大事!〜落ち物の本翻訳〜
第四の試練 街道に出没する双角の巨鬼をやっつけろ
第五の試練 ちょっとお使い行ってきて
第六の試練? ライラ様の決闘受けたら試練一個減らしてやんよ
第七の試練 獅子国との紙の貿易ルートを成立させろ

今七個目でFA?
564名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:18:24 ID:YeQgbPU6
今第8話だから間に1個抜けてるような。
565名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:28:27 ID:1B9fIIcG
第1話って試練出されて無い希ガス
566名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 20:05:54 ID:YeQgbPU6
あ、ごめん。
2〜3話で合計3つ課題解決してたようなと思ってたんだが、自分の勘違いだった。
567蛇担当:2007/05/04(金) 20:19:04 ID:gzYiQsRI
あらかじめぶっちゃけちゃいますが、試練を全部描写するつもりはないです。
まだ10と言う数も、お話全体のプロットが固まりきってなかった頃に適当に考えたものなので
大した意味はないのです。
だから作中ではわざと「〜〜番目の試練」という描写はしてません(そのはずです。あったら私のど忘れです)。
後で「あのときの試練で○○した××」みたいなご都合主義的な言い訳につかえるかな〜という考えもありました。

今は既に最終回までの大まかな筋道ができています。んで、その中で残りの試練を全て消化する予定はありません。
今までのどこかの話の間で使われたと思ってください。欠番となった試練に関しては、皆さんのご想像にお任せします。
その想像の中では沙漠の外まで出かけたかもしれないし、異世界に潜り込んだかもしれません。
エロ妄想に使うも良し、自分の作品に使うも良し、(……ほぼ同義な気がするな)どうぞご自由にご利用下さい。
568虹絹の人:2007/05/04(金) 23:05:11 ID:fNx8FP/X
すみません、よければ試練の一つに空白をお願いいたします…
「もし作者様が試練全部考えてないで後で回想という(ry」
と少し前から閃いてやっぱ聞いたら失礼かなぁ、と打診も控えていたのですが、この機会に。
イフリートに関連する設定がありまして、必須じゃないけど『もっともらしさ』を
保つ上で欲しいと思っていたんです。
569名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:41:46 ID:K4GgMyeS
人間、遠慮とか自分以外の人の事を考える気持ちって大事なんだなと思った夜であった
570蛇担当:2007/05/05(土) 09:16:41 ID:DiRsnGwz
>>568
いいですよー。
しかしギラギラしてますなあ。
571虹絹の人:2007/05/05(土) 21:09:41 ID:lfFtOOrz
有り難う御座います。
どこまで表現するかで悩める場所もありますが、
詰まったら隔離のほうでお訊ねするかもしれません。
572名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:09:39 ID:r9BBwtSz
五月の連休終わったが、あっちの世界には連休とかあるのかな?
ネコなんかは気分で休んでそうだが
573名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 09:07:49 ID:CxoVzqJA
>>572
ヒト奴隷に休日はないかも。
軍人(シゲル)とか王族(ラヴィニア)は休日か休暇があるっぽい。
祝祭日はスキャッパーの収穫祭とかフロミアフェスタとか?

フローラ様の生誕記念日を祝うかとも思ったけど、女性に年齢の増えることを祝うのは危険な気もするw
574名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 11:42:50 ID:3AOyQO2K
奴隷に休日があるってのは一般的にないだろー。
飼い主に寵愛されているならまだしも、
そんな奴隷は本来なら稀有なわけだし。

……と、会社の奴隷が言ってみるテスト。
575名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 15:25:44 ID:xbpwcKIr
雇用保険も給与も年2回の賞与も与えられる随分恵まれた奴隷だな。

……と、冴えない自営業主が言ってみるテスト。










すいません、喧嘩売ってる訳じゃ…… orz
576名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 16:25:23 ID:+3k0E9y5
「奴隷」といってもピンキリだからなあ
577名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 16:58:56 ID:NCQ8Oh71
>>574
奴隷ってのは財産なんだから、わざわざ資産価値を下げるような手荒な扱いはしないよ
それに、奴隷は主人のステータスでもあるんだから、奴隷が健康を害するのは主人が見くびられる元になる

労働者は会社と雇用契約を結んでるだけで、本来会社は関係ないから手荒に扱われる
そんな労働者と一緒にされたら奴隷が怒りますよ
578名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 17:18:41 ID:usu2Y79w
こちむい世界じゃ過酷な労働を強いられるヒトってあんまりいないんだろうな。
ヒト自体が金持ちの嗜好品みたいなものだし、
純粋に過酷な肉体労働をさせるにしても
こちむい世界の人間の方が何倍も働かせられるだろうし。

あって風俗関係の仕事をさせられてるヒトくらいか?
579名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 17:21:57 ID:xbpwcKIr
夢日記の人の話には人の売春宿が出ていたな。
580名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 19:08:52 ID:Kv9Z3CLt
ヒトを相手にエッチ出来ると言えば、好き者は大枚叩いてでもヤリに来るだろうね。
原始最初の職業だからなぁ……
581名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 19:22:54 ID:H9YNdir0
>>580
ふと最近避難所の方でちょっと話題になってたのを思い出したせいか
「ヒト喰い(性的な意味で)オオカミ」などと言う単語が頭に浮かんだ。

……いや、まあそれだけの話なんだけどな。
ヒト相手のエッチが大好きで風俗通いつめて貧乏するオオカミ、とか
ちょっと新しいかも分からんね。
582名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 21:01:32 ID:bfiEwwQm
>>581
「なあ金貸してくれね?」
「嫌だよ。てゆうか今も貸してるだろ。返せよ」
「給料日まで待ってくれよ。金ないんだよ」
「お前な、ヒトに入れ込みすぎ。どーせヒロコちゃんにつぎこんでビンボーなんだろが」
「……なんでわかるんだよ」
「なぜとか聞くか。二言目にはその話しかしない癖に」
「いーじゃねーか、好きなんだよう」
「あのなー、あんま高級娼婦に熱入れてないでもっと世間の女に目を向けろよ。
 今の安月給で身請けできるわけでもないだろに」
「……お前だってジローに入れ込んでる癖に」
「ちょwwwwwおまwwwwwwなぜ知ってるwwwwww」

こんな感じか。
583名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 21:21:42 ID:Kv9Z3CLt
オチはそっちかよ!w
って言うか、そのネタで短篇一本書けそうな気がする
ジャンルとしては純愛物(?)だよな
584名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 21:38:38 ID:H9YNdir0
>>582
ちょw ヒトオス大人気www
やはりオスの方が多少頑丈だから需要あるのかwww

>>583
面白いのは分かるが取り合えず落ち着けw
ヒトエッチスキーって設定は割といじりがいがある気がするんだ。
オオカミだと国設定が特にないのがネックだけど、
別にこれならオオカミでなくてもいけるし。

……ちょっとネタ練ってくるか。
585名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 00:27:09 ID:t1Sr/F4/
頑丈というよりも、向こうの男はヒトオスと比べて総じて獣っぽいから
ヒトオスは向こうの人から見てなんつーか倒錯系の魅力がありそう
女とヒトメスの方は外見が比較的似てるからそうでもないだろうけど
586名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 08:08:50 ID:BF//Hl16
性的意識一覧:
獣頭男 ⇔ 獣耳女 (標準)
獣頭男 ⇔ ケダマ (オス:ウホッ)
マダラ ⇔ 獣耳女 (メス:女の子みたいな男の子かわい〜♪)
マダラ ⇔ ケダマ (逆転の発想)

…リスト化しようと思って同性愛やヒトまで扱うと細杉だからやめた。
こう見ると、男or女、容姿、人or獣の要素だけで色々と組み合わせがあると再認識。
しかもそこに種族やら世界観があるからもうね(ry
587名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 09:37:31 ID:TTVCODed
性的食物連鎖の頂点はやはりウサギか……w
588名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 13:01:35 ID:TTVCODed
性的食物連鎖ピラミッドのイメージw

     ウサギ
     ネコ 
  オオカミ トラ ライオン(大型肉食獣)
 キツネ ヘビ イヌ(小型肉食獣)
カモシカ ヤギ イノシシ(ウサギ以外の草食動物)
ヒト 

※サカナ、ネズミ、ピューマは食物連鎖ピラミッドから外れていると判断
589名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 13:24:41 ID:QHj/pSz/
愛の力が加わればウサギにも勝つる!!!

よね?
590名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 14:05:14 ID:BF//Hl16
なんだこのピラミッドはwww
…こちむい世界を知らなければ疑問だだもれだな。

愛の力ってか房中術?

房中術の忍耐力観念に「快楽に耐えると精神負荷があるので受け止め受け入れ受け流すのが健康的」みたいなのがあった気ガス。
つまり、見知らぬ相手でも夜中だけは愛し抜けとうわなにをするやめあsdlf
591名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 16:40:26 ID:/X0o77cx
そんなピラミッドの頂点に立つ種族の中、色事に疎かったり奥手なウサギがいたらもうニヤニヤ
592名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 17:33:13 ID:Wpa1WCa0
色事にオープンで、しかも、三軒隣の話まで聞こえてしまう耳を持つウサギの中で色事に疎いって……
それに周りがそんな子をほって置かないのではないのかな?(性的な意味合いで)

そうか、他のウサギより耳が悪くて、ついでに周囲から遠ざけられるように、嫉妬深い性格のウサギ……つまりツンデレなウサギにす(以下省略されました
593名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 19:45:32 ID:1v1lZJ2A
生まれつき耳の聞こえない美しいウサギの娘と、彼女の為に生きる決意をしたヒトの男が繰り広げる純愛の物語。
……だったはずが、開けっ広げなウサギ社会故に、彼女の取り巻きをまとめて(性的に)面倒見ることになったヒトの男の生き地獄な物語に……
594名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 20:41:47 ID:r3L9iIzi
生まれつき耳の聞こえない美しいウサギの娘なんかいたら、
ヒトと会う前に開発されつくしてるんだろうな
……くっ、ウサギに処女プレイを望んだ俺がバカだったのか!?
595名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 20:44:35 ID:mBLo2UpI
人間、生まれて初めて出会う異性は両親だと聞く

……いや、なんでもない。
596名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 21:28:04 ID:Wpa1WCa0
>>594

ウサギの乙女の条件。
1、本人が周囲を(性的に)拒んだ場合
2、年齢的に適さない場合(性的に)
3、別な種族に育てられたので倫理観が(性的に)異なるウサギ

ダイジョウブ、またまだ希望はあるハズ。
ただ、個人的には年下で経験豊富なウサギ少女に翻弄されるヒトが(以下省略されました
597名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 00:35:13 ID:NyA8ErXb
しかしアトシャーマで何か伝染病持ちの生き物が突然落ちてきたことを、もし誰も気付いてなかったら大変だな。
入口で厳しいチェックやってても悲惨なことになりそうだ。
598名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 00:41:04 ID:C87zB8F+
そういうのを調査するのが仕事のウサギがいそうだな
599名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 01:06:23 ID:Q8PsGkPQ
ある程度の被害拡大は仕方ない。
魔法床暖房機能に実は『隔壁』機能があり、
汚染区域は超硬度の防壁が『内側からの攻撃を』防ぐ。
そこに全身無菌スーツに覆われた兎の軍団が…
600名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 08:17:36 ID:HcQMBppn
ディルドーつけてやって来る
601名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 08:23:47 ID:U3O8ZpQe
ウサギが嫉妬心持つなんて攫われるなりなんなりして
別種族のところで暮らさないとダメなんだろうな
602名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 09:57:43 ID:Q8PsGkPQ
幼いころに一身上の都合によりウサギの国から離れて猫の国あたりで育てられた彼女。
身の丈も十分になり、まだ見ぬ故郷への思いは積もるばかり。
一念発起して財産をまとめ、ウサギの国に移り住むことに。
道中、偶然落ちてきたヒトと会い、運命の彼と静かに暮らすことを望む。
しかし美人な彼女とその召使を、ご近所さんはほったらかしにする訳がなく…
603名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 17:19:46 ID:nV9gZhnG
「どうでしょう、お近付きの印に乱交パーティーでも?」
「・・・は?」
604名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 18:57:01 ID:XMthDru2
「どうしたんですか、昨日から尻尾を丸めて」
「俺もお前と一緒に、兎国に同行させられるんだ。……か、考えたらもう、こ、怖くて……」
「あの、その、――ウサギの国ですよね……?」
「お前はオチモノだからそんなのんきな顔をしてられるんだ!」
「え、でも う、さ、ぎ、の、く、に、ですよね?」
「兎の国だぞ!?」
「ええと、ここ狼の国……ですよね……?」
「その通りだ! 何を首を傾げてるんだ!?」
「え? え? え? え? え? え? え?」
605名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 19:40:06 ID:C03IDxfK
ネタとしては面白いが、兎の国はどんどん駄目になってくなw
ここらで軌道修正をしておかないとマズイかも分からんね

>>603
躊躇したり断ったりしても「気持ちいいからイイジャナイ!」とか言って
媚薬や魔法で無理矢理えっちしようと襲い掛かる兎達を幻視して (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
606名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 22:18:58 ID:FCHtpqNg
ウサギの中でもロップイヤーっつー名前の通り垂れ耳のウサギは
音の方向を向けることができないのでウサギにしては耳が良くない

つまりロップイヤーの一族は色ごうわなにをするやめ
607名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 23:13:41 ID:NyA8ErXb
垂れ耳とか禿しくツヴォなんだが(*´д`)

ロップイヤー種 正座して待つ
608名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:07:32 ID:aiOv+Oii
>>607
ロップイヤー種って大人しくて人懐っこい性格の子が多いYO
あとネザーランドドワーフ種は大人になっても子供サイズ、つまりロr

(*´д`)ハァハァハァハァ
609名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:43:52 ID:eAfCyeSw
大人と子供の区別が付かないのか……
見た目マセガキにしか見えないウサギさんとかいてもおかしくないのか…。
色々面白いな。
610名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 02:45:32 ID:EQCLhTFJ
落ちた当初から初期ステータス(体力面とかで)が高そうなヒトといえば

・キオ(ツキオミ)…消防士
・オーバル・ブラント…WWUドイツ軍人
・蒼馬(榊原蒼馬)…元軍人(?)
・ノエル…元傭兵

なわけだが、40代後半のオジ様がダントツで年長者。
現実にそれぐらいの年齢で化け物かと思える体力の人とかいるけど、
老いを迎えるのも早いわけだから色々と難しそうだな。
実際にペットとか飼うにしても、みんな年老いた動物は飼わずに
赤ん坊や子供のを飼うだろ? それと同じでヒト奴隷にしろ若い方が
やっぱり人気があると思うな。それに若い分だけ耐用年数も長いし。
一部には熟年好きの変わった趣味を持つ貴族の獣人とかいるかもしれないけど。

まぁ、人生経験豊富な分だけ他のヒト奴隷にはない『年の功』というスキルがわるわけだが。
それに年長者なだけにエロテクはありそうw あと落ちてくるヒトの殆どが日本人なわけだから、
日本人にはない『モノ』も持ってそうだよなw
しかしそれ以前にその年齢の大人が非現実的な状況を受け入れられるかが問題かも。



ところでノエル女史の属性に『筋肉』はあるのか?
個人的に腹筋の割れている女の子とか好きなんだが…というか元傭兵ならば腹筋ぐらい
割れていて欲しいぜ!
611名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 16:59:09 ID:Id9NhFDH
612名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 17:26:30 ID:uMuWxpq1
つ リナ様
613名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 15:13:58 ID:9Ck9Qd3M

    「主従関係」
そこは限りなく和風なお屋敷であった。
しかし、日本ではない。それは、落ちものの文献を参考につくりあげた模倣品であり、そこに住んでいるの異形の生き物。
そのお屋敷は広かった。私立の小学校ほどであろうか。3分の1ほどをしめる屋敷と熱帯のような庭で構成されていた。
しかし、そこにはたった二人しか住んではいなかった。異形の人と、落ちものであるヒト。
人の種族は猫。性別は女性で髪は紫、腰にまで届く長髪と紫の瞳。背丈は160あるかないかで、身につけているのは和服。
そして、何よりも特徴的であるのはその体に何本もつながれた医療用のチューブ。
彼女は幼い頃から病弱でありこの屋敷から出たことがなかった。
そんな彼女に両親はヒトを送った。普段自分たちは家にいないからと、とても有能なヒトを探してきたと。
人見知りな君のためにこの屋敷にはこのヒト以外の使用人はいないからと。
彼女の眼の前に連れてこられたのは青年であった。大学生だろうか。慎重は彼女よりも30cmは高いだろう。
空手という武術をたしなむその体は無駄な筋肉がなく細身だ。
しかも秀才かつ人格にも何一つ問題がない。財政難の前の主人は泣く泣く手放したらしい。
短髪の黒髪、鋭い目、屈強な体躯。しかし、彼の柔和な笑顔が威圧感を感じさせなかった。
彼女は、自分とお揃いの和服を着せられていた彼に聞いた。
「恨んではいないか?」
彼は答えた。
「僕は元の世界でも医者だった。人が救えるならどこにいようとかまわない。どんな扱いでもかまわない。人を救うことに意義がある」
彼女、蜜柑には彼の達観した世界観はよく分らなかったが、その答えをきいた瞬間に彼、神名に恋に落ちてしまった。

朝、鶏が鳴く。

「お嬢様、食事の用意ができました」
蜜柑の部屋に訪れた神名の手にはお粥の入った鍋が。
神名はそれを七輪の上に置き、椀にお粥をよそい始める。
もそもそ、布団がうごめく。
「お嬢様、今日はいい天気です」
神名の言葉に、蜜柑は多少めんどうそうに答える。
「・・・分かっている」
「起きてください、お粥が冷めてしまいます」
「冷めたほうが良い。私は猫舌なのだぞ?」
「ダメです。薬の成分が変わってしまいます」
「むぅ・・・」
蒲団から出てきた蜜柑を、神名が優しく抱き抱える。お姫様だっこのような格好にする、チューブがひっかからないように細心の注意をはらわなくてはならない。
蜜柑の体温が上がる。きっと病気のせいだけではない。
「どうぞ」
差し出されたレンゲにには湯気をあげるお粥が。
「熱いだろう・・・?」
下からじっと見つめられた神名は、観念したように、しかし楽しそうにお粥をふぅふぅと冷ます。その吐息が蜜柑の耳にかすかにかかる。
「はぁっ・・・!!」
「どうされました?」
意地の悪い笑み。
「お前・・・わざとだろう?」
「何のことやら」
そういって神名はレンゲを差し出す。十分に冷めたそれを。
「・・・だめだ。もっと冷ませ」
「もう十分冷えています。これ以上は本当に薬の」
神名の主張は、嘘を強く掴む手に遮られる。
「もっと・・・ふぅふぅしてくれ」
すでに泣きそうな蜜柑を見た神名は、七輪の火をつけ、お粥を日にかける。
その間蜜柑はもどかしさに耐えていた。器用に片手で火をつける神名の、器用に片手で尻尾をいじってくるその感覚に。
けっして強くはないが、無視もできない。いつもこうやって攻めてくる。
火をつけ終えた神名は、蜜柑を強く抱きよせその耳に息を吹きかける。
「はぁん・・・」
片手がおなかをやさしく撫で、片手は尻尾のねもとをこする。蜜柑の両手は紙名を強く強く抱きしめ、その腰は秘部を彼にすりつけている。
614名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 15:15:51 ID:9Ck9Qd3M
導入部です。
次は本番。明日には書きあがっているはずです。
615名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:41:42 ID:82pQYci2
乙。
誤植があるので校正をしっかりするとよくなると思う。
616名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:12:38 ID:fKXMoCIt
>>613

本番正座して待つ
617名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 18:13:22 ID:lgkMejfr
主従関係のものですが、今日は家族にPCを取られるようなので投下できるか微妙です。
618名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 18:44:49 ID:t+6WObOP
なんかデジャヴな流れだな。
619名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:40:58 ID:9fq0psx4
蜜柑の体に何本も繋がれていたチューブ。それはどこかの国の魔法によって精製された特殊な薬を投与し続けるためのものであったが、神名の改良で今はリストバンドのよう

に固定された細いチューブのみとなっていた。
この神名の作り上げた技術は蜜柑の父方の経営する笹ノ葉コンツェルンに莫大な利益をもたらしているのだが、蜜柑自身にはそんなことはどうでも良かった。
蜜柑がこの技術に感謝しているのは神名との閨事が行えるようになったことのみである。
「…あっ、ん…。神名、許して……」
ことが始まってからもう数分立っているはずなのに両名の衣服にこれといった乱れた様子はない。こする音、くちゅくちゅという卑猥な音が響いているのみ。
「許す…?何をですか?お嬢様」
やはり、意地の悪い笑み。
病弱で体力のない蜜柑にはもう体を擦り付ける体力すら残ってはいない。しかし愛する人への欲情が途絶えるわけもなく、体を密着させ続けている。神名もまた彼女が密着し

やすいように多少無理のある体勢を続けるために、自力でいじることのできないその体には愛する人の体温がひたすらに移り続けていた。
その熱を少しでも冷まそうとしているかのように愛液があふれ続ける。
「助けて…神名」
イキそうで、イケない。しかし、イクのは時間の問題。何度もじらされ続け開発された蜜柑のからだは、耳や尻尾をいじるだけでイケてしまう程にいやらしくされている。
彼女の小さな体を開発した張本人である神名は、わずかな時間で彼女をイカさることが可能にもかかわらずじらす。それは彼の趣味でもあったが、体力のない主人との閨事を

最大限楽しむための手段でもあった。故に、とことんずらす。
こすることをやめ、きゅっと尻尾を強く握る。
「はにゃん!!あ…あっ!!」
紫の瞳が大きく見開かれる。ただ一度こすられればイケるのに、イカてはくれない。
「おねが…こすって!!尻尾,私の!!!!」
「ダメです」
「んぁ…、なんで?イカせて、おね、がい!!」
「こんなに早くイってしまうとつまらないでしょう?」
耳元でささやくその吐息に頭が真っ白になる。
もぅ、本当にイってしまいそうだ。
「?!きゃぁ!!」
突然、神名が体勢を入れ替えた。左腕を蜜柑のおなかにまわし四つん這いの姿勢で固定する。
右腕で蜜柑の耳が自分を向くように調節すし、ささやく。
「イキたいのですか?」
「はぁ…はぁ…イカせて」
神名が息を吹きかける。
「あ!!あぁ!!ダメ!!イク!!いっちゃう、イクよぉ!!にゃ…はぁん!!」
耳に息を吹きかけられただけのもどかしい絶頂、それが終わらないうちに、神名の手が股間へと動き、ようやくパンツをずらす。
その指はくにゅくにゅと入口をかすめているだけではあるが、余韻が抜けきらない蜜柑にとって十分な脅威であった。
「だめぇ!!イっ…!!イッたばかりなのに、イッタばっかりなのに!!はにゃぁん!!」
少しの休憩もなく続けざまに与えられた絶頂。もはや布団には乾いていた時の面影はない。
「あ…はぁ、もう、ダメだよぅ…」
「そんなことありませんよ」
「え?きゃぁ!!」
神名は胡坐の姿勢をとり、その足の間に蜜柑を体育座りの恰好で座らせる。体が冷えてしまわないように自分の服を使い蜜柑の体をふきとり、パンツを完全に脱がせる。
「はぁ、はぁ…。神名、限界…」
確かに彼女の体力は限界であった。病弱な彼女にこれ以上の行為は無謀なはずだったのだが。
620名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:43:29 ID:9fq0psx4
「大丈夫ですよ」
「にゃ…はぁ…、んっ」
こうして耳元でささやかれてしまうと蜜柑に抗うすべはない。今までこの部屋から出たことのない蜜柑にとって唯一の娯楽でもあるこの快楽を、体は貪欲に求める。
体を強く抱きしめられるだけで体温が上がり続けてしまう。もう自分の秘所を濡らす体力すら残っていないというのに、どうしてもうずいてしまうのだ。
「神…名ぁ、私…」
気力を振り絞り顔を上げ、神名を見つめる。
「分かってますよ。でも、その前に」
例えどんな状況であろうとも神名が蜜柑への気遣いをなくすことはない。のどの渇きを潤すためと体力の回復を待つためにお粥と一緒に持ってきていた柚子湯を蜜柑に口うつ

しで飲ませる。
「んぅ…、ふぅ。神名、一人で…飲めるよ」
「それでは僕の楽しみがなくなってしまいます」
「そんな、んっ」
こく、こく、こく。ゆっくりと液体を飲み干していく音にだんだんど舌のこすれあう音が混ざる。
「ん…ぷはっ、神名、苦しいよ」
「でも、気持ちいいでしょう?」
「んう…」
気持ちいのは確かだ。しかし、あまり続けると蜜柑が苦しいのも事実。神名は蜜柑の息が本当に苦しくなる前には口づけをやめ、小ぶりな胸を揉み始める。
「あ、にゃぁ…ん!!」
徐々に指は激しさをます。ただなでるだけだった手のひらは胸全体をやや強くもみ、その指は小さな、しかししっかりと自己主張をする突起をこする。
「あ、そこ…やぁ…」
指一本動かせない蜜柑はそれでも神名に体を密着させようとする。それに答えるように神名は蜜柑のやわ肌を直に撫でまわし始めるが、やはり服をはだけさせることはない。
「神名…」
「はい?」
「もっと激しくしても良いぞ?」
「これで十分です」
「っあ!!…でも、ふつうはもっとすごいんだろう?私は、この部屋から出たことがないから、エッチっていうのがどんなのかはよく分からない。でも、その…。一度だけふ

すま越しに聞いた母様と父様の…その、それは、」
「お嬢様、これにはいろいろな楽しみ方があるのですよ。ですから、これで良いのです」
「そうなのか?」
「ええ」
蜜柑は、神名以外を知らない。本番というものの存在も、フェラなどという女性主体の動きも知らない。故に神名の言いなりになってしまってはいるが、女性としての本能だ

ろうか。言葉にできない焦燥感のようなものを感じていた。
それを理解できない神名ではない。ある種の達観した人生観を持つ彼が蜜柑の体に無茶な行為を要求することはありえないことだが、蜜柑自身がそれを望むのであればかなえ

れる限りかなえてやりたいと考えている。
ふいに、神名の手が止まる。
「…え?」
ものほしそうな蜜柑の目。
「それなら、お嬢様。多少むちゃをしていただけますか?」
蜜柑にとって初めての出来事、愛する人から求められるということ。
「…!!分かった…。好きにしてくれ」
求められていると分かっていても、蜜柑は自分が主体になるということを知らない。神名もまた教える気はない。
神名が、唯一の身につけていた西洋の下着を脱ぎ棄てると、15センチはあろうかといういきりたつそれが露出する。
蜜柑の知識にはないそれを、素股の要領で彼女の股間の下に滑り込ませ、両足を持ち上げて開脚の姿勢をとらせる。
今蜜柑の体重のすべては神名のそれにかかっているはずなのに体制をくずすことはない。それほどまでに彼女の体は軽い。
「っん、おまたが、熱い、何…これ?」
自分の大事な場所に理解できないものを押し付けられているというのに恐怖はなかった。むしろ愛しささえ感じ不思議な気持ちになる。
「これの説明はまた後で、今は楽しみましょう」
蜜柑はただ神名に身をゆだねる。
神名の腰が少しずつ前後しはじめ、先端が蜜柑の秘書に快楽を送り始めるころには、また秘所から愛液があふれ出していた。
621名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:45:13 ID:9fq0psx4
「いっ!!っあ!!なにこれ?!いいよぉ!!」
「っ…、僕も、いい感じですよ、お嬢様」
「あ、ダメ!!また、またイっちゃう!!まだ神名が楽しんでないのに!!」
「お嬢…様。僕はもう、十分に楽しみました、よ」
「にゃはぁ!!あ、や!!うそ、うそだよ、なんか違うの!!これじゃダメなの!!」
「だめじゃないです」
「ん、あ!!ダ・・・!!イク!!ダメ、どうにかなっちゃうよ!!」
「なってください・・・!!」
神名の腰が激しく動き出すころには布団に新しく水たまりができはじめ、部屋にはくちゅくちゅと卑猥な音があふれ、戸惑い困惑しつつも蜜柑の嬌声はとまらず。
「イク!!神名ぁ、私、ダメだ!!なんかダメなのにいっちゃう!!」
「大丈夫ですよ、受け止めて差し上げますから」
「あ、にゃ、んっ、あぁ!!イク、イクよぉ、神名ぁ」
「っ……!!」
「い、きゃぁぁぁ!!にゃ、にゃは、だめぇぇぇぇ!!!」
小さく頼りない体がびくびくと痙攣をおこす。同時に蜜柑の意識がフェードアウトしていく。
これで今日三度目の絶頂。だというのに、愛する人から求めてもらえたというのに、蜜柑の心には穴が開いていた。
薄れゆく意識の中視界の端に移る、自分を優しく見つめる愛する人。なぜか少し苦しげなその表情に心が痛む。
どうしてかは分らないが、無性に謝りたくなる。そして、求めて欲しくなる。自分のためにしか行動を起こしてはくれない愛しい人。
きっと、眠りに落ちた小さな彼女の頬を伝う涙の理由は、快楽だけではないはず…。
622主従関係:2007/05/15(火) 02:49:05 ID:9fq0psx4
この話はこれで終わりです
少し短めな作品になったかもしれません
今回は前回よりも誤字脱字に注意を払いました
また機会があればどこかで
623名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 04:20:35 ID:T/LYaIwb
ああっ気になる!
けっこう好きな展開だけに誤字や改行ミスが気になるよママン!

性知識皆無な病気のご主人様…ハァハァ今までに無い展開だな!
このスレでは、なにかと体力がはっちゃけたキャラ多いし、
新ジャンル楽しませていただきました。乙!
624名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 07:08:03 ID:AJPjAC8s
GJ〜♪
パソコンを家族で共有してるなら、UBSメモリに保存して推敲・校正を行なうといいと思う。
625名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 15:08:35 ID:9MhZbosD
626名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 14:40:51 ID:nVVdeBCd
ものっそいスレスト
627名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 19:42:26 ID:Q7ajEOVL
俺がスレを止めた
9秒の時点でな……
628名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 20:02:14 ID:GDd6WQUQ
な、なにぃ〜〜?
629名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 20:47:50 ID:0jmtv5Cs
(まあ、雑談が避難所に移っただけのような気のしますが)
630名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 07:31:17 ID:vQyfKbzp
猫耳に合うコスってなんでしょね?
631名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:06:08 ID:Aj0kklCp
全裸。
異議は認めない
632名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 02:13:00 ID:gIcixcnO
全裸にソックスだけ派の俺をどうしてくれる
633名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 03:04:21 ID:WKUff+rZ
Yシャツだけ派の俺も登場
634名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 04:19:24 ID:QPxXpjbP
服なんて着てたら、ブラッシングかけるのに邪魔じゃないですか。
635名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 07:12:31 ID:DLJwwqG6
つ【首輪】
636名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 19:44:56 ID:BUnJySTY
つ【巫女装束】
637名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:44:20 ID:79yjTnSA
つ【綾崎ハーマイオニー】
638名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:25:38 ID:3pD4+Yfe
つ【眼鏡】
639名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:07:22 ID:2vxS10tP
>>636巫女装束はキツネの専売特許じゃ!!
だからこそ俺は

つ『ナース』
640名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 02:02:37 ID:du+Xs4vU
今日からこっちの住人になります。
641名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 10:41:05 ID:jkTKu2/T
>>630
とりあえずここへ逝け
話はそれからだ

あの素晴らしい猫耳をもう一度ver.14
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1171891142/l50
642名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 11:22:03 ID:evdHD4g+
…なぜか巫女みこナースが脳内をよぎった俺はもうダメポ
643名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 20:07:13 ID:lT9uc474
>642
キミのカキコからミ=ゴ・ミ=ゴ・ナースを瞬間連想した俺よりは救いがあると思うんだ
644名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 21:10:46 ID:ZYPaYrIn
ひでぼんの書かよ
645名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 07:40:23 ID:x9kA5AMX
「たんてー・たんてー・ナース!」
「語呂悪っ!」
「未成年にもわかるネタ使いなされ」
646名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 08:58:56 ID:j439imBO
それなんてミカベル?
647名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 20:01:59 ID:F8yTdtbY
648名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 07:56:29 ID:sra7XhEK
>>630
全裸にツナ缶
649名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:19:29 ID:avivnDNx
ローションならぬツナオイルプレイだとッ!?
ヌルヌルベトベトオイルの間にフニャフニャのツナが散りばめられ、
ご主人様が全身をくまなく舐めたり軽く噛み付きつつツナをお召しになられるのだなッ!
650名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 21:33:45 ID:ubfdKCkG
>>649の想像力に感服
651名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 21:54:20 ID:sra7XhEK
>>649
乙女の柔肌をヤスリのような舌がはい回る。決して傷つけないようにやさしく。
だがそれでも少女の肌には刺激が強すぎるようだ。軽い痛みとともに走る快楽の電流に白い肢体がビクビクと跳ねる。
立ちこめる獣臭と生臭さに目眩すら覚えるが、今の少女はそれすらも心地良い。

まで読んだ
652名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 23:44:55 ID:5JPTIvWw
バレンタインに”あたし”にチョコレートソースかけプレイ
するジーきゅんが浮かびました
653名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 00:56:15 ID:g2WDR62g
むしろチョコ準備でドロドロな体洗ってこいとあたしに蹴られるジーきゅんが浮かびました
654名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 01:50:30 ID:Q4yLrclm
そこで二人で一緒に温泉に入るフラグが立つわけよ。
655名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 07:36:06 ID:zI+zDb5f
露天風呂で青空プレイと申したか
656名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 09:44:01 ID:C7C+rayQ
この流れワロスw
657名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 11:20:50 ID:HxtDrcYd
青姦 イヌまっしぐら
658名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 11:21:44 ID:Q4yLrclm
プライベート温泉があるって普通にうらやましい状況だ。
その他の環境はいろいろアレとしても。
659名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 12:25:30 ID:g2WDR62g
やさしい環境では自堕落なジークを蹴っていても、
その尖った環境では力強く守ってもらえるんだよな。
660名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 12:48:56 ID:eMOQ/U3+
尖ったものでやさしくつきまわされるだと?
661名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:26:55 ID:37BjEajr
やさしいけどいじわるなのは言うまでもないな
662名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 20:21:44 ID:eMOQ/U3+
ふうむ、尖っててやさしくていじわるか。

つまりエクスカリビャーか。
663名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 20:53:07 ID:37BjEajr
感じて、俺のエクスカリビャーと申したか
664名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 20:55:57 ID:KUsu0Wd/
セクース雁棒(カリバー)とな?
665名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:24:27 ID:g2WDR62g
一見の皆様方、これが当スレ名物の住民総発狂モードにござる。
職人方の投下までしばしお戯れくださるよう。
666名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 23:27:57 ID:6gVQ7xpy
ここはみんなノリがいいスレですね

静かになったと思ったがちゃんと待機してるんだな
667名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 23:34:39 ID:IvZwDRSO
木の芽どきだから色々とびだしちゃうんれすよ
668名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 01:00:37 ID:ISew3o4x
第一回!チキチキダメ御主人様選手権!!(ドンドンパフパフ)

エントリーNo.1 一体どっちがご主人か分かったもんじゃない!!
甘いものとかわいいもの、ぐーたら大好きヘタレ犬雑巾ことジーク
の入場だ!!
669名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 01:13:23 ID:cachtn8J
住民発狂もーどという事で僭越ながら話題を一つ。

当方、ネコ男性の下腹部の紳士についてちょっと悩んでたりしてます。
そう、ご存じの通り猫♂の紳士の形状は、行きはよいよい帰りはひぎぃモノのトゲトゲ付き。
それを男性ネコにそのまま適用したとして、同じネコの女性ならまだしも、
果たしてヒトのおにゃのこが耐えられるものなのだろうか、と。

そこで、皆様方にお伺いしたい。
男性ネコの紳士の形状について……

1.そこら辺は、それゆけ ファンタジー!!で考えないことにするんだ。

2.トゲトゲはナシ。相手に痛みを与えるのは慣れてない人とかで充分。気持ちよさ重視で出し入れがしやすいように進化したのさ。

3.ちょっとトゲトゲだが、ヒトでも我慢すれば耐えられるくらいの痛さです。激しくやりさえしなければ外傷も心配ナシの安心設計!

4.リアリティ重視でネコのかわいこちゃんも我を忘れ暴れる痛さだぜ。だが痛みに耐えながらも相手に献身的にはにかまれた時こそ男冥利に尽きると思わないかブラザー?

5.上の3つの中から1つ、みたいに個人差があればいいんだ!ヒトも仮性とかドリルとかあるじゃない(ry


皆様はどれが一番良い(萌える)か……少々伺いたい。
670名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 01:18:48 ID:cachtn8J
リロしようぜ自分orz。
>>669の話題の答えは避難所にでも書いていただければ幸いです。


ちなみにダメご主人様はアリシア様(テイルズオブコンチェルト)エントリーで。
ダメっ子な女性大好き。
671名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:23:00 ID:KLjfqZnj
ミーナ博士
672名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 08:39:01 ID:d1s/e5fY
クリフ先生
673名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 09:03:13 ID:DaS4Sdf6
マナ様
674名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 21:45:39 ID:KLjfqZnj
ところでそろそろ
>>647のスルーっぷりにワロス
とか言ってもよろしいか
675名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:34:04 ID:9+i683Cg
保管庫の更新でたった今存在に気がついたり
676名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:04:32 ID:edxR/hKV
マナ様
677イノシシの国:2007/05/30(水) 00:05:31 ID:/0u5XZW7
選手権中失礼します。

イノシシの国、ヒト編2話を御送りします。
678イノシシの国:2007/05/30(水) 00:06:54 ID:/0u5XZW7


 外で小鳥が鳴いていた。
 薄目を開けると、薄暗い部屋が目に入る。
 天井の木目が、見つめ続けているうちに何かの模様に見えてきた。
 瞬きをする。
 背中が痛い。上だけに掛かってる布団は、どう考えても長さが足りない。下はどうも板敷きみたいだ。
 むくりと起きる。
 筋肉痛がある。でも、体が強張っていたのはそれだけの理由じゃない。
 俺は辺りを見回して探す。

 いない。

 寝坊しすぎたせいだろうか。
 寝ていた板間は殺風景な程に何もない。
 隣の部屋に繋がる欄間が明かりとりになっている以外は、三方を壁に囲まれた部屋だった。
 まさに寝間だ。
 布団をはねのけると微妙に寒いが、俺の上着はどこかに脱ぎ捨てたらしく、見当たらない。
 部屋の端まで歩いていって、仕切りになっている引き戸を開ける。
 目の前はすぐ土間だった。目を凝らすと、ひっくり返ったスニーカーが見つかった。つっかけて履く。
 左手の壁に四角い光の枠が浮かび上がっている。多分窓だろう。
 手探りで窓を押し開ける。
 新鮮な空気と共に光が外から差し込んだ。
 眩しさに目をつぶる。
 板を持ち上げて支え棒で固定すると、俺は室内を振り返った。
「なんじゃこりゃ」
 土間の半分はござがしきつめられ、ちょっとしたスペースになっていた。
 そこにあったのは、うずたかく積まれた酒瓶。ちょっと土のついた饅頭。ざるに放り込まれた餅。食い散らかされたどんぶり。
 寝ていた板間が俺の布団以外何もなかったのに比べ、こちらは何十人もいた宴会後のような散らかりようだった。
 だが、土間に無数の足跡は見当たらない。
 やはり、これはヌ……ご主人様がやらかしたことのようだ。
 俺もやらかしてるかもしれないけど。
 寝間と反対側の行く手には外に繋がる戸。昨日、ここに入ってきた所だ。
 よし、そこまではちゃんと記憶がある。えらいぞ俺。
 ほっと一息ついた時、自分の息の酒臭さに我ながら苦笑する。
 あー。頭いってえ。
 外の空気を吸おう。水も飲みたいし。
 建て付けの悪い扉と格闘すること数分、俺は外に出た。
 目の前につやつやと照り輝く二つの丘。
 俺は一瞬固まった。
 木漏れ日の下、光を受けて輝く張りのある胸元に、飛び散った水滴。
 そのひとつが胸の谷間に流れ落ちていく。
 思わず視線が滴の行方を追う。
「……やっと起きたか」
 俺の目の前に立ちふさがったご主人様は、はだけた胸元を直そうともせずに、ただ一言そう言った。
「お、おはようございます」
 唾を飲み込んでから、ご主人様に挨拶した。
 というか、なんで俺の上着替わりのシャツを羽織ってたりするんですか。前留める気0だし。
「飲むか」
 ご主人様がひしゃくを差し出す。その瞬間に、上から覗き込むような形で、ちらりと乳首が見えそうになる。
 頭一つ分違う身長差に、そのはだけっぷりは、ヤバイ。
 俺は会釈してこれ以上何も見ないように、ひしゃくを受け取り、水を飲み干す。
 清水だろうか。甘い。
「いい飲みっぷりじゃの」
 ご主人様は傍らの水瓶を叩いて、好きに飲むよう促した。
679イノシシの国:2007/05/30(水) 00:07:56 ID:/0u5XZW7
 水瓶自体の大きさは、俺でもすっぽり入れそうな程の物だ。水は瓶の底の方に浅く溜まっていた。俺は無心で何度も汲み、一気に飲み干していく。
 うまい。
「喉を潤したら、これを汲みに行くのじゃぞ」
 ご主人様の何気ない一言に、手が止まる。
 これを……これごと?
「どうした? もういいのか?」
 そう言いながらご主人様はひしゃくを受取り、脇の物置へ置いた。
 及び腰の俺の腕を捕らえ、引きずるように構えさせる。
「ほれ、腰を落として持ち上げてみろ」
 やむなく、挑戦を試みた。
 一応、持ち上がりはする。数センチぐらい。
 胴回りが太すぎて、前が見えない。よろけながら数歩進み、揺れる水音に慎重に地面の上に下ろす。
 顔を上げると、ご主人様は明らかに失望した顔をしていた。
「やはりゴボウじゃな……」
 ご主人様が羽織っていたシャツを脱ぎながら言った。
 何となく気にくわない言い方だが俺に言い返す言葉はなかった。
「仕方ない、使いに行ってこい」
 ご主人様はシャツを投げてよこす。
「使いですか?」
 受け取ってとりあえず着る。
 ……なんか、俺の匂いじゃない匂いがする。
「そうじゃ。この獣道をずっと下ったところに茶屋がある。たどり着く頃には店を開けてる頃合いだからの。ヌシの使いだと言え」
 ご主人様の指す方向にはどう見ても薮しかなかった。
「あの、道は?」
 今度は無言で突き飛ばされる。
 茂みに突っ込む! と思ったが、抜けるとそこには確かに道があった。
「……いってきます」
 俺は濡れた手で顔を拭いつつ、歩き始めた。
680イノシシの国:2007/05/30(水) 00:08:58 ID:/0u5XZW7

 下り、といわれて、何度か登って下がって数十分。
 ようやく、道が開けた。
 途中の山あいでは、里の畑や、遥か彼方もちらりと見ることができた。
 本当にただの、農村だ。
 住民が耳と短い尻尾が生えてる人間ばかりじゃなければ。
 大きな道も、舗装されていない。
 わだちの跡が残っているので、何かしら通行はしているようだ。
 木陰に、木造の建物が垣間見えた。
「あそこだな」
 後少し、と足早に急ぐ。
 平屋造りの茶屋は、もう店を開けていた。
 縁台が道の端にいくつか出されて、のぼりが風にはためいている。
 店先に人影はない。
「すみませ〜ん!」
 少し声を張り上げて呼ぶ。
 手櫛で髪を整えながら、出てくるのを待った。
 しばらくして、前掛けで手を拭きながら出てきたのは、もち肌のぽっちゃりとした少女だった。
 こんな場所なのに色は抜けるように白く、薄化粧が可愛らしい。
 くるりんと丸まった赤毛を後ろで束ね、茶色い瞳をこちらに向けている。
 何よりも、着物に前掛け姿が愛らしかった。
 ご主人様とは違い、やわらかそうな雰囲気である。
「何」
 だが、出てきた声はつんけんしたものだった。胡散臭そうに俺を見上げる。
 忘れてた。ここの人間は皆、警戒心が強いんだった……。
「あんた誰よ。ヒト?」
「ご主人様が、ヌシの使いと言えばわかると」
 あー。このご主人様っての、何かの羞恥プレイなのか。
 後頭部をぽりぽりかきながら答える。
「ああ」
 少女が警戒の表情を緩めた。
「あんたが、里の連中が騒いでた落とし物ね」
 落とし物?
「なんだよ、その言い草」
「じゃあ、落ちもの。これでいい?」
「だからなんだよ、それ」
「知らないの?」
 じろじろと頭の天辺から爪先まで眺め回される。
 長袖のシャツの下にTシャツ、泥だらけのズボンにベルトにスニーカー。
 なんてことはない格好だ。
「どっからどう見ても、落ちものか、阿呆ネコ達の流行じゃない、あんたの格好」
 猫?
 猫は服着たりしないだろ。犬に服を着せたりするのは見るけど。
「ネコって言ったら落ちものかぶれに決まってるでしょ。キツネって言ったらお高くとまってるのと同じよ」
 よくわからない。女の人の雰囲気かなんかか? それとも、あ。
 少女の髪から例の如く、赤い産毛に包まれた耳がぴょこんと髪の間から覗いて……垂れていた。こいつ、耳の形、ほかの奴等とちょっと違うんだな。
「で、お使いの内容ってなんだ?」
 俺は話題を変えた。
「知らないの?」
 呆れたように少女はぽんぽんと言葉をぶつけてくる。
「ヌシ様のご要望といったら、お斎に決まってるじゃない」
 少女はのぼりを指さす。
 そこにはどう見ても、食事処であろう、どんぶりのマーク。
「今日は化生竹の頓珍漢のところからいい筍が入ったから、炊き込みご飯。あんた、包むの手伝ってよ」
 タケノコご飯!
 俺はこくこくと頷いた。
681イノシシの国:2007/05/30(水) 00:09:44 ID:/0u5XZW7
「やっと終わった……」
 あつあつの炊き込みご飯を握る、葉で包む、縛ってカゴに放り込む。という一連の作業を、昼になるまで続けた俺はくたくたになっていた。
 しかも、つまみ食い厳禁。
 俺、朝飯食ってきてないんだけど……。
 腹が鳴り続けた俺を気の毒に思ったのか、やっと少女は一つ食べていいと許可を出してくれた。
「いただきます」
 縁台に座って葉を外して、握り飯を頬張る。
 俺、かたく握りすぎたかも。
「この葉で包んであれば当分腐らないから、ってヌシ様にお伝えしておいて。ほっとくと全部1日で食べそうだから」
「ああ」
 少女がでかい背負いカゴを持ってきて、握り飯の葉包みを投げ入れていく。
 俺の手元には結局今食べた一つだけしか残らなかった。
 それが終わると、少女は前掛けで手を拭って、俺の隣に腰掛けた。
 俯くと後れ毛と白いうなじが見えた。
「あの……さ」
「何」
 少女は山の方を眺めている。
 涼しい風が吹く。
 人通りはない。
 少女も今日はひまそうだ。
「ここってさ。どこなんだろな」
「山の麓よ」
「じゃなくて。地名とか」
「目の前のは、塩の街道。このまま東南に歩いていくと、いくつか山を越えたところに海があるの」
「へえ」
 俺は少女の視線とともに、左の方向へ目を向けた。
 道は林の陰へと消えていく。
「御山は御山。あんたが降りてきたやつね。この辺の山は代替わりすれば名前が変わるから、みんな呼ばないけど」
 山が、代替わりねえ。
「里は、あっち。ここは里外れもいいとこ。まあ、みんな散らばって暮らしてるから、めったに里の連中とは出くわさないわ」
 俺はあのオバサン連中を思い出して首をすくめた。
「あんた、運が悪いわよ。最近盗賊が出るって噂だから自警団組んでたのに。捕まったのがこんなひょろ長いヒトだなんて、いい話の種」
「うるせえな」
 昨日の今日で知れ渡っているとは、所詮狭いところなんだろう。
 ふてくされて俺は片膝に頬杖を突いた。
「この辺じゃ落ちものは珍しいから、仕方ないんじゃない」
「なあ、さっきから言ってる落ちものってなんだ?」
 少女は空を指す。
「あそこから落ちてくるもの、に決まってんでしょ」
「は?」
「里長に説明されなかった?」
(ここはおまえが元いた世界ではない)
 ふいに耳にあの里長の冷静な声がよみがえる。
(帰る術もない)
「……認めねえ」
 つい、声に出していた。
 少女が真顔でこちらを見ている。
「あ、いや、その……」
 気まずい雰囲気が流れる。
「ま、あたしには関係ないけどね」
 少女が目をそらして空を見上げた。
682イノシシの国:2007/05/30(水) 00:11:10 ID:/0u5XZW7
「それにしても、男がいねえよな」
 俺は誤魔化すようにぼやく。
 少女は振り向いて、一瞬、何を言っているのかわからない、という表情をした。
 それから、目を細めて小馬鹿にしたように笑う。
「イノシシの女と男は『冬』の間しか同衾しないからに決まってるじゃない」
 ドウキンって、何だっけ。
 俺は字が思い出せないままに、知ったかぶりをする。
「ああ、そうなんだ」
 よく考えると説明になっていない気がする。
 俺の顔に浮かんだ疑問符に気づいたのか、少女が補足説明をした。
「普通、里には女系しかいないもんなの。町は別だけどね」
 町があるのか。
 俺はそっちの方が気になった。
「さてと、仕事、仕事」
 少女は立ち上がってのびをする。
 俺はその後ろ姿を眺めた。
 着物の尻から、ご主人様や里の連中とは何となく違う、垂れ下がった尻尾が存在を主張していた。
「あ」
 俺の視線に気づいた少女がぱっと尻を隠して、前掛けの裾に尻尾を隠す。
 その慌てた様子に俺は笑った。
「何よ」
 きっと少女がにらみつけてくる。
「いや。……それ、なんか気にしてんの?」
 他とちょっと違うっていうのは閉鎖的な場所では結構つらいだろう。
「別に」
 少女は口をとがらせる。
「じゃ、聞かねえ」
 俺は立ち上がった。
 少女が拍子抜けしたように、俺を見上げる。
「じゃあな」
 俺は手を振って、元来た道に体を向けた。
「待って」
 呼び止める声に、ちょっと嬉しくなる。
「忘れ物」
 振り向くと、少女は握り飯が大量に入った背負いカゴを指さしていた……。
 俺はがくりと肩を落とした。
683イノシシの国:2007/05/30(水) 00:12:01 ID:/0u5XZW7

「遅かったな」
 日も暮れかけたご主人様の家の土間で、俺はへばっていた。
 カラス(多分)の鳴き声がうらめしい。
 行きとは違い、肩に食い込む握り飯の重さが、高低差に堪えた。おそらく所要時間は行きの3倍をゆうに越える。
 そんな俺の成果は、ご主人様の働きにより半分以下に減っていた。
 ご主人様の口元は、見事に米粒だらけだ。
「腹減った……」
 倒れ込んだまま、動けない。
「つまみ食いした割には燃費が悪いの」
 それはご主人様です。
「1個しか食ってません」
 ご主人様は、握り飯の包みを手に持ち、ひょいひょいと仕分けし始める。
 その小さい方の山から、ころころと、葉包みのままの握り飯が転がってきた。
 俺はそれをはしと受け止めると、最後の力を振り絞って、起き上がる。
「いただきます」
 この言葉って、幸せへの第一歩って感じだな。
 いつのまにか汲んできたのか、水瓶はなみなみと水が満たされ、俺は冷たい水とかための握り飯にありつくことが出来た。
 板間に戻って、ごろんと横になる。敷布団の類いは、この家にはないらしい。
「……ご主人様?」
「なんだ」
 共に横になりながら天井の木目を見つめる。
 土間へ続く引き戸と、窓を開けてあるため、青い闇がぼんやりと体の輪郭ぐらいはわかる暗さの中。
「この夢、いつ覚めるんでしょうね」
「さあな」
 ご主人様が起き上がって、足音が遠ざかる。
 疲れ果てて、煎餅布団に潜り込む。
 意識が泥のように溶けていく。
 土間の引き戸が閉じられて、俺の1日は終わった。
684イノシシの国:2007/05/30(水) 00:13:25 ID:/0u5XZW7
 夜明け前、目が覚める。
 ご主人様はまたしてもいなかった。
 がたついた戸を、昨日よりうまく開けると、朝靄が山を包んでいた。
 少し肌寒く感じた。
 水瓶まで行き、顔を軽く洗う。
 昨日食べた物と、見た光景からするに、今は春だ。
 だが、俺の世界は初夏だった。
 季節のずれと、ふたつの月と、里長の言葉。
 否が応でも受け入れなければいけない現実に、俺は、頭を振った。
 小用を済ませた後に、辺りを散策してみる。
 昨日は余裕がなかったが、ご主人様の家の周りは結構開けていた。
 時折、幹に何かをこすりつけたように、木肌が無くなっている。大概、その近くにぬかるみがあった。
 朝靄の向こうから、日が射してくる。
 明るくなってきたので、俺は視界が悪いのを棚に上げて、気楽に歩いていた。
「危ないっ」
 ご主人様の声が耳を打つ。
 びくっと止まった瞬間、足下がずるりと崩れた。
 滑っていく!
 とっさに伸ばした腕を、力強くがっしりと捕まえた手があった。
 そのまま身長190近い俺の体を引き上げていく。
「気をつけろ」
 座り込んだご主人様が、完全に俺を引っぱり上げて、額の汗を手の甲でぬぐった。
「見ろ」
 靄が晴れてくる。
 俺達はちょうど崖っぷちにいた。
 崖崩れの跡なのか、眼下には木が無く、山肌が露出していた。
 高い。ここから落ちたらやばそうだ。
「この下が、ちょうどゴボウが落ちてきた祠辺りになる」
 ご主人様が呟いた。
 俺はその言葉にさらに目を凝らしてみたが、麓に無造作に生えた雑木林で、石碑らしきものは全く見えなかった。
「昨日こうなったんすか?」
「いや、違う。前からだ。地滑りは他にもある」
 ご主人様は息を吐いた。
 若干、酒臭い。
「…ご主人様、いつ寝たんです?」
「これから寝るところだ」
 ご主人様は平然という。
「俺は、ひとりで寝てたんですか」
「寝入るまでは傍にいてやったぞ。それに儂の館に踏み入る愚か者はこの山にはいない」
 言い切って、ご主人様は歩き出す。
 警戒心が強いのが、ここの住人のやり方とはいえ、俺はなんだか釈然としない気分だった。
「こっちだ」
 ご主人様の後についていくと、今度は開けた場所に出た。
 そこだけ、段差を作ったように土地が平らだ。
「昨日の夜、一応腐っていた樹木をどけておいた。ここで、何か作れ」
「へ?」
 よく見ると、林の中に、なんだか妙に大きな切り株とか、横倒しになった木などが埋もれている。
 でもこれは何か機械でもないと、とても一晩で一人で片づけられる量じゃない。
 空き地は雑草だらけだが、ところどころ穴や、くぼみが見受けられた。
 そして、すべて同じ大きさの足跡も。
 まさかな。
 俺より小さい足跡を踏みつけながら、ご主人様を見やる。
「ゴボウは水瓶も運べず、飯を運んでくるのにもばてて、あまり役に立たん。だが畑仕事ぐらいなら出来るだろう。里長のところへ繋ぎをつけさせるから後で茶屋に行け」
「……はい」
 ゴボウ呼ばわりがとても納得いかないが、俺は返事をした。
 何もしないより、何かしていたほうが気が紛れる。
 でも、あの家には農具なんてものはいっさいなかったぞ?
 また持ってくるのか……。
685イノシシの国:2007/05/30(水) 00:15:43 ID:/0u5XZW7
 どうやって連絡をつけたのか、俺が背負いカゴを背負って茶屋にたどり着くと、赤毛の少女が農具を揃えてくれていた。
「これ、さほど手入れをしなくても育つ種だから」
「ありがとう」
「でも、ヌシ様も変り者よね。御山の麓に、果樹をいっぱい植えていなさるのに。わざわざ御山に畑をつくれなんて言い出すなんて」
「そうなのか」
「そうよ。山の獣も、里の民も、飢えないように気を使ってくださる。この辺でも異色のヌシ様だわ」
「ヌシってどういうもんなんだ?」
「ヌシ様はいろいろよ。ああやって人のヌシは珍しいの。人じゃない主は化生って言われるけどね」
「人じゃない?」
 俺から見れば十分、人じゃない成分が皆混じっているんだけどな。
「うん。それに大きいのよ、ヌシ様って普通。でもここのヌシ様はかなり小柄よね」
「まあ、俺より小さいしな」
「あんたなんか、ひょろ長いだけじゃない」
 俺はむっとしたが、その時、誰かがこちらに来るのに気づいて、さっと物陰に隠れた。
 笠を被った時代劇の町人っぽい姿の大きな人影が、目の前を通りすぎていく。
「いらっしゃい、饅頭はいかがかね」
 少女の声が響いたが、旅人は立ち止まらず去っていったようだった。
「もういいわよ。……それにしてもなんで隠れてるのさ」
「だって、俺って目立つんだろ」
 里長のところへ引っ立てられていったようなことはごめんだ。
「あれは、花しか興味ないわ。あたしにも、店にも一切興味ないもの。まあ、あたしらも町経由であれの品を買うんだけどね」
「あれって、なんだ?」
 少女は俺の疑問に、舌を出した。
「ヌシ様のところへ帰ればわかるわよ」

 今度の荷物はバランスがとりにくかった。
 それでも昨日よりはやや早めにたどり着くと、ご主人様は土間で熱心に小さな壺に見入っていた。
「ただいま帰りました」
「ふむ」
「なんすか、それ」
「ああ、蜂飼いが置いていった捧げ物じゃ。この山で蜂を放すにはヌシへ参るのが通例でな」
 さっきあいつが言ってたのって、これだろうか。
 厳重に蓋のされた蜂蜜壺を、俺はしげしげと眺めた。
「案ずるな。あの畑の辺りには蜂は来ぬ」
「はあ。で、それ、食べないんですか?」
「これを食べるとな、しばし血迷うのでの」
「血迷う?」
 酒にめっぽう強いご主人様が何に迷うというのだろう。
 俺は疑問を持ったが、早々に耕してくるようにと追い立てられ、畑へと行った。
 夕飯は、奇跡的に残っていたらしい葉包みの握り飯で。
 俺は酒をあおるご主人様を見ながら、黙々と食べていた。
 今日は蝋燭の明かりもあり、ご主人様のはだけた胸や、むっちりとした太股に照り返す。
 ご主人様は俺のいない間に眠っていたらしく、元気そのものだった。
 だが、なんとなく、昨夜より物憂げというか、酒のピッチが速い。
「ご主人様」
 俺が近寄ると、ご主人様は邪険に手を振った。
「寄るでない。寝ろ」
 俺は仕方なく、席を立つ。
「……おまえの匂いはどうも、あれでいかん」
 つぶやきが、背後から聞こえた。
 汗臭いのかな、と俺は思いつつ、床につく。
 ご主人様が独り寝酒を嗜なむ姿が、蝋燭の明かりで浮かび上がるのを目にしたのを最後に、オレの意識は途絶えた。
686イノシシの国:2007/05/30(水) 00:17:36 ID:/0u5XZW7
 蜂蜜の匂いで、目が覚める。
 唇をまさぐる、何か柔らかいもの。
 小鳥の声が遠くで聞こえる。
 もう、朝か。
 頭のどこかで思いながら、まぶたが開かない。
 そのうちに、唇をまさぐる感触は、唇を割って、入り込んでくる。
 歯列をなぞる快楽。
 気持ち良くなってきて、思わずにやける。
 軽く歯を開けると、舌を吸い出すように絡みつく、それ。
 蜂蜜の味が、する。甘い唾液。
 俺はほとんど反射的に自分から舌を突き出した。
 驚いたように、唇が離れ、濡れた唇と唇の間に糸が引くのを感じた。
 薄目を開けると、暗闇の中に光る眼。
「ヒトの匂いは、どうもいけない」
 囁くような、ウィスパーボイス。
「酒の芳香にも、蜜の独特の匂いにも勝る」
 首筋を舐められ、俺は否が応にも反応していく。
 汗ばむ肌。間近から匂い立つご主人様の体臭。酒臭かったはずのそれは蜂蜜の匂いでかき消され、なんとも言えないにおいだ。水で洗ったのか、どこまでもいい匂いに感じる。
 俺の臭いを嗅ぐご主人様の鼻筋がこそばゆい。風呂に入ったわけじゃない。ポケットに入ってたタオルハンカチを濡らして、体を拭っただけだ。それこそ、汗臭いどころの話じゃない。
 だが、ご主人様は、俺の匂いをかぎ回る。
 服を脱がせて、ベルトを外して。はだけられていく間も、俺は体の上で蠢くご主人様の刺激に耐えるだけだ。
 なぜか、突き飛ばしてまで、抗おうと思えなかった。
 部屋に酒の臭気が残っている。それが俺の理性を奪うのか。
 こんな時、俺は、誰の名を呼べばいいのか。
 ご主人様、じゃない。
 彼女の名前を呼びたかった。
「あ……」
 ベルトは外せたくせに、ズボンのボタンとチャックに手間取る彼女に、じれったくなって、その下の膨らみに手を誘導する。
「あ……」
 ご主人様が身じろぎした。
「いいのか……?」
 欲望を押し殺したような、ぎりぎりの理性の声。それがかすれ声となって、俺の欲情を煽る。
 俺は黙って、その膨らみをなぞらせた。
 ボタンを片手で外す。チャックを下ろす。
 下着を彼女がもどかしげに押し下げる。
 起き上がるそれを、彼女の手が包み込む。
 それから先は、目がちかちかするようだった。
 唇を濡らした、その舌が、その唇が、俺の先端も同じように愛撫する。口に含むことは躊躇ったようで、小鳥のついばみのような軽い愛撫が、幾度も、続く。
 十分に濡らすように、根元から先端に向かって舐め上げる。
 俺のがべとべとになった頃、彼女がまた顔を上げた。
「いい……か?」
「ぁぁ……」
 俺は吐息をつく。
 股間に蹲っていた影が、上半身を起こして、うっすらと浮かび上がる。
「いくぞ……」
 手が、添えられた、と思った瞬間だった。
 柔らかく締め上げる濡れた秘所に、俺のモノが収まっていく。
 きつすぎるそれは、何度か俺の侵入をこばみ、押し出した。つるんと、彼女の秘所を俺の先端が撫で上げる。
「ぁ」
 びくんと上半身が震えた。
 おそるおそる彼女の手があてがうように、導く。
 俺は、咄嗟に彼女の腰をつかむ。
 重量感が加わって、最初のきつい輪をくぐりぬけ、カリが収まった。
 彼女は苦痛の吐息を漏らす。
 自重で、俺のモノが深々と収まっていく。
687イノシシの国:2007/05/30(水) 00:18:26 ID:/0u5XZW7
 ぺたんと、俺の腹に彼女の太股が密着した。
 彼女はおそるおそる、腰を動かし始める。
 荒い息が聞こえ、俺はたまらず、下から突き上げた。
「くっ」
 彼女の手が、俺の腕をつかんだ。
 痛い程、きつく。
 いや洒落にならない程、きつく。
「いてっ」
 思わず声から漏れる。
「……大丈夫か?」
 やや、冷静に戻った、気づかう声。
 獣が舐めるように、肩口から服を剥き、繋がったまま舐め始める。
 掴まれたあとから、上へ。脇へ。鎖骨へ。首へ。そして。唇へ。
 俺達は貪りあった。
 あのはだけた胸元から、思う存分揉みしだき、勃った乳首を吸い上げる。
 摩擦の無くなった、熱いトロトロの内部へ、俺を突き込む。
 押し殺していた声が、抑えない声になり、俺は、突然来た絞り上げるような中の収縮に堪えきれず、果てた。
688イノシシの国:2007/05/30(水) 00:19:22 ID:/0u5XZW7


 外で小鳥が鳴いていた。
 薄目を開けると、薄暗い部屋が目に入る。
 天井の木目が、見つめ続けているうちに何かの模様に見えてきた。
 瞬きをする。
 背中が痛い。上だけに掛かってる布団は、どう考えても長さが足りない。下はどうも板敷きみたいだ。
 むくりと起きる。
 筋肉痛がある。でも、体が強張っていたのはそれだけの理由じゃない。
 俺は辺りを見回して探す。

 ご主人様は丸まって横で眠っていた。


 ヒト編 弐(了)
689イノシシの国:2007/05/30(水) 00:23:21 ID:/0u5XZW7
遅くなりました。

それでは次回、イノシシ編で。

(イノシシ編のエロは最終話までお預けの予定ですが……)
690名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:30:55 ID:SsI+G9EN
久しぶりGJ!
691名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:45:52 ID:Prv++bvd
待ってました!
GJです。
692名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 07:44:38 ID:hEzgIEbt
ぐっじょー!
693名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 10:47:36 ID:qPE53rte
マジ、この他の作品とはちょっと違う和風な感じがたまらない。
ぽっちゃりっ子とはこれまた随分マニアックな属性もでてきましたな。
前ボタンとめる気ないのヱロいな(・∀・)


GJ!!とりあえず今晩はタケノコご飯にしよう。
694名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:01:01 ID:JZwQtEq7
GJ!!
なぜだろうか、
赤毛娘からすさまじいまでのツンデレの波動を感じる。
俺の直感がこの娘はあとでデレると告げている。
695名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 10:03:47 ID:uGl4gsEm
それは直感じゃなくて嗜好だろう
696名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:11:20 ID:l3zQraST
GJですた
697名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:58:53 ID:Grn5/KyN
なんかスレスト気味だな
停滞期なんだろうか?
698名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 16:43:51 ID:Nap6xSuv
じゃあここで俺が燃料投下↓

シャチのちんこがすごすぎる件
ttp://blitznews.blog97.fc2.com/blog-entry-159.html

だれかこれにインスパイヤされてシャチネタで一本書いちゃえばいいじゃない
699名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 16:48:06 ID:9hYOBRoX
先っちょしか無理だな
700名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 19:17:39 ID:uuxM98r6
書いちゃ削って…削って…先に送って…
整合性の問題でなかなか進まないよママンorz

誤字脱字修正と共に、過去作の微調整行うかもです。
701名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:34:07 ID:YT+TPeUA
>>698
エロってレベルじゃねーな……

むしろこれはあれか、対比として小さいおにゃのこを出して全身ズリにするべきか。

>>700
「矛盾はネタ」と割り切るのが楽。
かのこちむいさんもやってたりするしにゃー。>設定矛盾
702虹絹の人:2007/06/03(日) 00:41:17 ID:HbFZNuPU
さきほど一部をアップしようとしたら、なんかTextの改行情報を
すべて無視されて呪怨っぽいことになっちゃいました。Vistaに乗り換えたから、かな・・・
今から手動でWikiのほうを変更してアップします。
703名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:44:34 ID:+FHg3EkX
明日休みでよかった。正座して待つ!
704虹絹の人:2007/06/03(日) 01:04:37 ID:HbFZNuPU
Wikiアップしました。
同時に、以前の5つ分のストーリーを3つにまとめました。

というか、1から3をひとつにまとめ、少々内容を追加。
4,5は誤字修正のみ。

最新は4。いわゆる「前半部」ってことでお願いします。
…あと、いまいちWiki操作方法がわかりません、
05の消し方が上手にいかず…どなたかお願いいたしますorz
705名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:17:14 ID:+FHg3EkX
wikiってttp://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/ですよね
当方、現在web環境が整っておらず携帯から読んでおるのですが、読めなかったです……。
PC串使ったら削除されてるか名前が変えられたとかになっていて、串刺さないと更新されてない状態になってます。なんじゃこりゃ。


……本当にお手数かけて申し訳ないですが誘導していただけますでしょうか…。
706名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:21:45 ID:+FHg3EkX
……ってただリロって無かっただけでしたorz

慣れないもんで本当ごめんなさい今から読んできます……
707名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 03:54:09 ID:+FHg3EkX
はい。今もって過去投下分全て拝読させて頂きました。

リメイクは色々追加されててより楽しくより工口くなったですね。改めて第1話の序幕の黒と白が気になります。
実は『最近アニメ化する〜』の所で示したであろうアニメを見始めたのも、実は氏の作品のお陰様だったり。


そして今回も著作権とかギリギリなネタ(たまねぎ剣士とか、つくねの歌とかDIOとか)に盛大に笑わして頂きましたw
アズキは度々ギャグ死するキャラで決定?『背中が硬い』の辺りが非常に不憫w
ロナ様もアル様もノアタソもカワイくて悶えまくり。てかアル様のしっぽの名前、アルヘビで確定ですかw
ココ様、ケダマの傭兵さんの今後の動きもわくわく。GJでした!


ところで、一つ質問してもよろしいでしょうか。
最初、ノアが卵から孵った時の身長って大体どれくらいでしょう。1m満たないですかね。
708虹絹の人:2007/06/03(日) 08:16:13 ID:HbFZNuPU
>>707
「よつば」で。
709獅子国短編:2007/06/03(日) 09:52:58 ID:vtCzU6cL
こっそりと投下。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/27_1.txt

注意事項
・一部にソフトSM風の描写はあります。
・♂受けとか逆レイプとか触手とかが苦手な人は注意してください。
・花粉症の人は不快感を感じるかもしれない描写があります。
・ある意味では新種族? が登場します。
710名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 13:03:27 ID:iGU3t4Dn
711名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 14:33:55 ID:S41J0KIu
>>704
ああロナさんは相変わらずこのメンバーの中での一服の清涼剤だなあ。
萌えるってのはこういう感情のことをいうんだと実感中。
>>709
木だからおしべとめしべがある、にコーヒー吹いた。
でもこれはもうエロいを通り越して怖いの次元だなあ、恐怖の21Pとか。
そりゃどんな男もありのままの自分になるよ、ていうか泣くよ。
712名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 14:44:47 ID:jdopE7wV
>>709
GJ
いかにも中華って感じですな>公主
713名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 17:24:49 ID:wAI07uOS
>>704
GJ。大人のお姉さんより幼女二匹の方がえろどろなことに世紀末を感じた
>>709
GJ。サーシャさんも上目遣いで顔を赤らめながら生まれたままの姿になってキョータかフェイレンを誘っちゃえばいいのにと思った。すごい思った
714名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:51:52 ID:bdO4kZh/
最近は色々とワールドワイドな話が多いな。
獅子国名所観光案内とかはエロ関係ないけどなにげに面白かった。
いずれにせよ両氏ともGJ!

そしてドライアドktkr!これはちんこ勃ったわ
715名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:52:47 ID:KrL+/S8L
>>704氏のギャグには何度吹かされたことだろうかw
書き直した部分もエロパート追加でウマー
ノアたんがょぅι゙ょから少女になれる日はいつになるやら。そして魔力沢山のノアたんはどうなっちゃうんだろうと。妄想が絶えません。


>>709
公主様のお言葉、大好きだったうちのばぁちゃんにそっくりだった……。目から汗が出て来たよ、うん……
あと遂に来ましたマジックアイテム的存在の宝具!!
仙人とか宝具とか色々な要素が紀元前中国の雰囲気を彷彿させて脳汁ドバドバ。

両氏ホントGJ!!


しかし、もうこのスレさえあれば18禁なラノベいらなーい とか思っちゃうほど
性的にもハイクオリティな作品ばっかりだから嬉しい。
716名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 15:20:03 ID:2XQDH8HV
しかし哺乳綱をこえ脊椎動物門をこえついに動物界の枠をも超えたか
リンネ先生もびっくりだな
717名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 16:06:27 ID:KrL+/S8L
元祖動物界越えとして古精霊のょぅι゙ょを忘れるとはけしからん
718名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 17:45:47 ID:i5xZhOvG
>>717
そもそも生物の枠すら越えてる
719名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:52:12 ID:2xEEdCzr
ミッシングリンクがつながったと考えてみるとか。
生物の枠越え∞動物の枠越え∞脊椎動物の枠越え∞哺乳網の枠越え∞
720名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 08:00:01 ID:PMFwQoFl
しかし植物っ娘がご主人様だと何かと不便そうだな。
植物っ娘の国(森?)とかどっかにあるかもしれないけど。
721名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 12:14:42 ID:GmU2M3Ci
鉢植えを持ち歩く召使とか
722名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 21:53:17 ID:yHJ4+9k3
ヒト召使の後を「待ってよぉ〜!」とか言いながら涙目でてけてけ追いかけてくるマタン娘とか。
723名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:40:39 ID:SLspn2mS
>>722
…そのうち、身も心も一つになるというか、ご主人様と同じ存在になるというか…ま、それも「愛」か(w
724名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 01:14:46 ID:eOYtBxhs
すまん、マタンをググっても出てこないorz
詳細タノム
725名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 01:57:31 ID:6liMvwUp
>>724
つ【マタンゴ】
726名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:29:06 ID:6liMvwUp
>>723
ヒト召使はこの先生きのこることができるか……
ごめん、書いてみたかっただけ……
727名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:19:45 ID:EFR+1yIx
先生にキノコをどうしてもらうってーっ!!?
728名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:39:17 ID:eOYtBxhs
YOU食べてもらっちゃいなYO!
729名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:39:41 ID:NMv8r6kv
>>726
自ら飢え死にを選ばない限り、死にはしないだろ、死には(w
730名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 10:15:28 ID:qpT5lFdB
ミツバチっ娘と共生してる植物人の場合、
雄花はミツバチっ娘に蜜を与えつつ白濁した粘っこい花粉を全身にぶっかけ、
雌花は全身白濁した花粉にまみれたミツバチっ娘がやってくると、その全身に触手をからみつけて受粉する……などと妄想してみた。
731名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 10:58:21 ID:zM1fg1El
>>730
何かの原因でミツバチ娘が居なくなってしまい、
そのかわりをヒト奴隷(おにゃのこ)にやらせようとする。
ミツバチ娘と違って、体の表面の花粉がすぐに乾いて役に立たなくなる為、
仕方なくおにゃのこの体内を花粉塗れにする。

こんな妄想をしてみた。
732名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 11:11:40 ID:zg3R7MGY
マタン娘……
ボブカットなおにゃのこが頭を過った。
733名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 09:23:14 ID:WlUHMs8R
マタンゴと言われて真っ先に思いついたのが無法松な俺
液体人間(スライム)なご主人様というのもありかもしれんね

キノコの場合は冬虫夏草みたいに宿主に寄生するとかかな
宿主の栄養を吸い取るから国際問題になって新たな宿主を探すマタン娘
ヒトは人権無いから問題なし、ということで寄生するんだけど
徐々に情がわいてきて、みたいな
マタン娘が宿主と一体化していて宿主の死=自分の死なのか
宿主とは離れていられて宿主の死=新しい宿主探しなのかで話が全然変わりそうだ

でも離れていられたらマタン娘じゃなくてもいいよな、コレ
734名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 10:48:33 ID:jQhfxNHH
肉体が常に繋がりっぱなしなのか。
食事もお風呂も寝る時も常に繋がりっぱなしなのか。
735名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:49:00 ID:1PJ925wi
そして倦怠期
736名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:55:09 ID:piIXzqKC
「きのこっのーこのこ げんきのこ」
「くろはつ あせたけ かきしめじ」
737名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:58:25 ID:Vo5a/bsy
ナンナンダ、この会話は
738名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:58:50 ID:1PJ925wi
「中のヒトなどいないっ!!」
「よし、次はおみゃーが入っている箱に穴を空けるからナニをつっこむにゃ!」

いや、うん、忘れて。
739名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 10:06:36 ID:8x/sZIIJ
話題は変わるけど宇宙って膨らんでるらしいぜ!不思議だよなー。

…で、箱の穴から局部を露出する件についてだが。
740名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:25:44 ID:xVWjM2AC
そしていつか宇宙は一気に弾け跳ぶんだよな

そういやこのスレって世界観がかなりしっかりしてるんだな
たくさんの人が書いているのにすごいな
741名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:01:16 ID:SQzxdfpm
>>740
こちむい氏をはじめ、初期の職人さんがみんな世界観きちんと練り上げて書いてくれたから、
後から追いかけて書き始めた俺らもその影響をいい意味で受けるようになった様な気がする。
742名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:24:48 ID:5MNe4lTa
多少の矛盾は、そこは魔法と半端にこちらの世界から影響を受けている、だからでどーにかなっちゃうのも有るな。
まったく、けしからなくエロい世界だ。
743名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:25:14 ID:wNQTO+S4
あのシータのセリフ「来ちゃダメ!!どうせあの人は私達を殺すつもりよ!!」って、
『来ちゃダメ』と『聞いちゃダメ』をかけてるんだろ?
アレは妙にピッタリすぎてワロタw
744名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:30:35 ID:wNQTO+S4
俺のレスがこちむい世界に落ちてしまった。
誤爆スマソ ハレ晴れムスカを三時間ループして聞いてくるorz
745名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 11:10:00 ID:D3Ag/hL9
そんな謝り方が通じると思ってるのか?
お前に与える罰は、ハレ晴れに合わせてマナ様が踊るまでFLASHとにらめっこの刑だ。
746名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:26:51 ID:YO5yARB3
>>743
いや、『来ちゃダメ』と『よくぞここまで来た。お前は私を倒すのに光の石が必要だと思っているようだが、
……別になくても倒せる』を掛けてるんだが。
747名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:54:32 ID:Cz7U8RmB
クリフ先生、よく分かりません!教えて!
748名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:04:42 ID:2EeJw3MN
>>747
「定期的住人総発狂モードの発動が近づきつつある。一刻も早く新作SSを仕上げて投下しろ」ということなんじゃないか?
749名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:58:49 ID:8fz76Kpm
未完結の作品の続きが欲しい
このスレのみんなはどの作品の続きがほしいんだ?
750名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:29:20 ID:OmgQm7t/
欲張りに言えば、全部かなぁ……
751名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:40:25 ID:spA6H1o7
そういう事は軽々しく口にするもんじゃないんだぜ。
ダイレクト指名は作家様方にかなりプレッシャーかけちゃうから。
幸いにも避難所で点呼に反応してる作家様がほとんどだし、やはり良い作品を作り上げていただく為にも、
自分としてはじっくりとやっていただきたいと思う所存。

……それでも待てないのなら自分も書くのだ。
熱いリビドーを紙面にぶつけ、偉大なる作家諸兄姉の中に自分の名を連ねるのだ。
明日の神はキミかも知れない。
752名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 07:26:25 ID:bKOTb+Cz
むしろ、誰からもリクエストされない時の凹んだ気分は、経験者にしかわからん。
753名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 07:33:02 ID:nD6FnJAj
学園物で全キャラ総出演しちゃえばいいんじゃね?


…俺の趣向だ。忘れて。いや、忘れろ。絶対だぞ。絶対忘れろよ!
754名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 08:05:34 ID:MFmYWr6v
>>753
このダチョウ倶楽部め!


そういやダチョウ人ていたらすごそうだな、脚力。ニワトリも相当だし。
755名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 08:19:25 ID:ixAtDd5d
ダチョウにはうじ虫を仕込んで味のまろやかさを増すのがたしなみ
756名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 08:23:06 ID:/GhC1qxx
召し使い座談会とか開きたい

最初は主人への不満から始まってだんだんのろけ話に発展する
757名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 15:13:47 ID:6OxorPIk
新作はまだか…もう弾がないぜ。


       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | アパム!アパム!弾!弾持ってこい!アパーーーム!
       \_____  ________________
                ∨
                      / ̄ ̄ \ タマナシ
      /\     _. /  ̄ ̄\  |_____.|     / ̄\
     /| ̄ ̄|\/_ ヽ |____ |∩(・∀・;||┘  | ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|  (´д`; ||┘ _ユ_II___ | ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
   / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|( ” つつ[三≡_[----─゚   ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
  / ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| ⌒\⌒\  ||  / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 / ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄] \_)_)..||| | ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄
              ̄ ̄        /|\
758名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 17:09:54 ID:N7bXgHDX
>>756
書いて避難所に落とすといい
759名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:08:08 ID:FwJ8dsGZ
タマナシ…玉無し…?

シーメールなご主人様!!
…orz~
760名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:09:01 ID:uZiVdrkZ
僕の「時止める眼」でスレの時間を止めました
761名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:47:39 ID:XB7KQgmF
だが断る
762名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:34:46 ID:cOTMBHuA
自分で自分が嫌になる時










前に自分が投下したSSを自分で読み返して抜いた時
763名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:36:07 ID:cOTMBHuA
ごめん誤爆
764名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 22:06:19 ID:bndCcA7Z
とにかく新作待ち!
全裸正座で待機!
765名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 06:36:43 ID:ZJN1yXNj
ネコに発情するウサギ
ttp://ziza.ru/2007/05/22/simbioz_koshki_i_zajjca.html

やっぱり
ウサギは
エロい
766名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 09:00:26 ID:52j+81u+
>>765
これは良いアトマーシャですね
767名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 09:32:15 ID:fw9djSiF
欲情じゃないよ!これは愛だよ!
768栗鼠:2007/06/17(日) 17:30:45 ID:8tNttQpM
急にリスの話が書きたくなったので書いてみました。
リスのマダラの男の子とヒトの女の人です。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/28_1.txt
769名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:44:19 ID:fw9djSiF
GJ!
770名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 05:32:52 ID:fT/dimcm
GJ!
ライムレスきゅんハァハァ
771栗鼠:2007/06/18(月) 12:17:03 ID:cg/Eg8Og
772名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 19:52:10 ID:axySFH2G
>>771
ライム栗鼠かーいーよ
かーいーよライム栗鼠
773名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:26:25 ID:Hi1Bvlkb
>>768
>>771
王道だけど大好きだ。ショタで巨根で強精だなんて
774名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:47:09 ID:6Vz/ZPFd
お盛んで(・∀・)イイ!!
エロいよエロいよ〜
775名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:27:15 ID:c/o7ItHr
GJ!!
776名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 11:26:59 ID:CCCYqv9q
エリカさんの性格が「自分は捨てられた子」という過去に裏付けられていてそうで泣ける。
自らの命に対しての執着が希薄なのもそれ故か…。

GJ。薄幸そうな二人に幸多からん事を。
777名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 12:16:16 ID:R+ndgfEx
なんとなく777
778名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 16:46:27 ID:IB1GcN1S
GJ
779虎の子:2007/06/20(水) 23:58:25 ID:ytWdx1qw
ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/30_1.txt

予告通りの投下ですが、エロが無く短いです。
次回こそはエロに入り序章を完結させます。
780名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 08:06:50 ID:Z6/4ZVLs
ほ、本当にやりやがったぜこのお方は……。
短いにせよ、公約を守ったというのは素晴らしいこと。
GJ!!
781名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 20:47:40 ID:otgNbeso
>>779
ふうむ、殴られメイドがご主人様を差し置いてミリアに告白し、姫様が嫉妬する展開と読んだが
【ありえねえ】
782名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:01:32 ID:0UbT0SdJ
しっぽ責めが読みたいなぁ
783名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:56:07 ID:uAuv/LHX
尻尾が責められるのか、尻尾で責められるのか。
784名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:04:04 ID:oXDOcFXh
ここは両方で
785名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:14:20 ID:k9haUKFe
しっぽ……とか……
みみ……とか……
口吻……とか……?

『あたし』ってイニシアチブひとつ取り落としてるんだな。
とったど〜と叫びながら困り顔のジーきゅんの口元をモフモフして遊ぶんだろうなぁ。
でも人の顔を挟めるくらい大きいから指が回りきらないかも?
786名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:32:21 ID:zzeFwtN9
犬の愛らしさの重要なポイントの一つだからなあ、マズル。
俺も実家の犬のくちびるの皮のばして遊びたくなってきた。

ところで、今までカッコイイ系の血統しか出てきてないけど
ブルドッグとかパグとかバセットハウンドとかブルテリアなんて
間抜け顔系のイヌもこの世界にはいるんだろうか…
787名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:47:38 ID:k9haUKFe
ムキムキマッチョの上にアイフルみたいなチワワ頭乗ってるの想像してフイタwwww
788(1/1) MONOGURUI005 ◆USA.8LoleA :2007/06/23(土) 23:59:42 ID:I+owvDUM

 1+15+2+2で約20レスほど拝借。エロスはほぼ無い。

<三行ストーリー解説>
 ・わんわん! わんわんわん!
 ・「猫井万歳! 猫井技研に栄光あれーっ!」 (ドーン!!) <ここで下級戦闘員自爆>
 ・ラスキさんは要らない子
789(1/1) MONOGURUI005 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:00:44 ID:I+owvDUM
━━ Take.1 純真なだけなんです ━━

 猫井テレビは犬国支社、特派取材部の某班に、
 ネタ抜きで普段からござる言葉を使う奇怪な少女がいたそうな。


「ティルちゃん、そう言えばどうしてそんな変な言葉遣いするですか?」
「え?」
 書類にペンを走らせる手を止め、傍らを行くお茶汲みレディを呼び止めたのは、
 就業中とは思えないカジュアルで露出の多い格好をしたナンパトリ野郎。
 自分だって相当変な言葉遣いなのを差し置いての不用意な言い草であったが、
 しかし装いがおよそ正社員らしからぬ不埒な格好をしてるのは、
 背中の羽根のせいでまともな服が着れないからである。
 無作法お許しあれ。
「……ふふん、鳳也君、よくぞ聞いてくれたでござるな!」
 対して、えっへんと胸を張るのはだぼだぼの作業服に身を包んだ女の子。
 小耳な垂れ耳も愛らしい、小型種系の雑種イヌ、
 猫井TV特派第四班アシスタント・ディレクター、テイルナート・プロキオンである。

「“心”の上に“刃”を乗せて、“ニンジャ”!!」
「…それを言うなら“忍(しのぶ)”だろ?」
 ビシッとかっこよく決めた少女に対し、しごく冷静なツッコミを入れるのは、
 隣の机で分厚い資料を紐解いていたヘビの少年だ。
「うっさいでござるなこのヘビ公! お前はちょっと黙ってろでござるよ!」
「……。…自分が馬鹿だからって人に当り散らすなよな」
「!! テ、テイルナート馬鹿じゃないもん!」
「はいはいそこの二人、ケンカしないケンカしない」
 うんざりした調子のネコの女性に、手馴れた手つきで引き剥がされる、
 犬猿の仲ならく犬蛇の仲。

「と、とにかくティル君はニンジャが好きなんだね? そうなんだね?」
「そうでござる! テイルナートニンジャ大好きでござる♪」
 どうにか一座の主格らしきイヌの青年に上手い事話を逸らされなだめられて、
 途端にごきげんになり大はしゃぎするイヌの少女。
「ニンジャ、ニンジャ! ジャパニーズ・ニンジャ!!」
「…………」
 ぱたぱたと茶色の尻尾を振って喜ぶ姿は可愛らしいが、
「……やっぱり馬鹿じゃないか……」
「バカ、余計な事言わないの!」
 多少頭が緩いのは否定できない。

 ○○種と付かないイヌの国の最底辺、正真正銘の雑種イヌとはこのようなもの。
 や ま し き 事 は 、 何 一 つ 。
790(1/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:02:24 ID:I+owvDUM

━━ Take.2 勝つのが好きなんです ━━

―― 本編アトシャーマ取材より一年半前
―― 犬国王都、猫井テレビ斜め向かい大衆食堂

 インターネットなんてものもなく、電話やテレビも一部都市域にしか普及していない。
 新聞や広告さえ少し田舎に分け入れば伝達されないような、
 現代日本と比べて遥かに情報伝達や運輸輸送の面で劣った世界である。
 自然大きな都市部ではシーズンを問わず、
 一年中仕事を求め地方から出てきた職探しの人間達によりごった返す事になり、
 求人や新規採用の張り紙が街角に絶える事はなかった。

 もっとも、それでも通常の商会や工房のような『手堅い職』につこうと思ったならば、
 江戸時代の日本や中世ヨーロッパの徒弟制度に見られたよう、
 地元の有力者による斡旋などを筆頭とした人脈やコネが大事だった時代でもある。
 何の紹介や推薦もなしに、
 藁にも縋る想いで都市部に出てきた人間がその手に掴める職と言ったら、
 一つはあまり待遇や労働環境も良くない、とにかく人手を要する肉体労働や危険労働。
 そうしてもう一つはよほど大きな――…



「ですが兄貴、本当に天下の猫井なんかで俺らみたいなチンピラを雇ってくれるんスか?
どう考えても場違いっていうか、身の程知らずって感じがするんスけど……」
「まぁ聞け、ちゃんと当てはあるんだ」
 普段は寂静としたオフィス街が、それでもややざわめきを取り戻す昼食時。
 独身ビジネスマンをターゲットにした数多の食堂の一つにて、
 二人のイヌの男性が何やら机の上に色々広げながら会話をしていた。
 見ればヒトの世界でいうシベリアンハスキーに酷似した容姿、
 双方共に凍峰種かそれに近い血統だというのは即座に判別できるのだが、
 性格に関してはどうやら両者の差が激しいらしい。
 片方の大柄な方が『いかにも凍峰種』な豪快かつ陽気な性格をしてるのに反して、
 もう片方のやや小柄な方はどうもおどおど、気弱に見える。

「なんでもテレビ局の中には他所の国や危険な場所にまでわざわざ番組を撮影に行く
命知らずで物好きな部署があってだな」
 そう言って不敵な笑みを浮かべながら切り出した大柄な方の台詞に、
 けれど衝立を隔ててぴくん、と耳を反応させる少女。
 注文を待ちながらぶらぶらと振られていた足と尾が、ぴたりと止まる。

「そこに限っては他の部署みたく、頭とか魔力とかスキルだけが重要視はされねぇ、
とにかく旅慣れてて、後はそれなりに腕っ節や体力の方にも自信がねぇとダメなんだ」
「はぁ、そうっスか」
 大通りから二つ奥まった所に位置するこの通りは、
 比較的大規模な商会や企業の事務所・オフィスが立ち並ぶ高級オフィス街だ。
 そんな風景の中にあってあまり小奇麗とは言えない出で立ち、
 …というか明らかに旅装束と見られる二人の姿はかなりの異彩を放っていたが、
 それでも店内の客がそんな二人に顔を顰めたり首を傾げる様子はない。

 それもそのはず、この食堂のはす向かいに建つのは『あの』猫井のビル。
791(2/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:03:11 ID:I+owvDUM

「そりゃ確かに俺ら、大陸のあっちこっちをふらふら転々として来ましたし、
そういう意味じゃ土地勘があるって点で兄貴の言う通り有利かもしれませんけど……」
 不安そうな顔をするハスキー弟分に対し、
「……俺ら、テレビだなんて撮ったことはおろかロクに見た事さえないっスよ?」
「馬鹿おめぇ、そんな事言ったらテレビだなんて触った事がある人間が
今の大陸にどれだけ居ると思ってるんだよ?」
 いやに自信たっぷりなハスキー兄貴。

「いいか、これはチャンスなんだ。要はまだまだ新しい、未開拓の分野だからな。
俺らみたいなスキルナッシングの人間でも引く手数多で滑り込む余地がある、
先見の妙だとか一山当てるなんて言葉は、こういう時にこそ使うんだよ」
「さ、流石兄貴! 考えてないようで色々考えてるんですね」
 さも食い詰め者と見せかけておいて意外な知性のキレを見せる大柄だが、
 どっこいそれでハイそうですかと猫井に就職できたら、
 今頃世界は猫井の社員だらけだ、世の中誰も明日のご飯に困らない。
 『ちょ、俺超頭いい事考えたんだけど!? 俺Sugeeeeee! 超Coooooooool!!』
 …なんて思ってる事は、でも大抵は他の人間も思いついてるのが現実。

「……でも本当にそんな簡単に上手く行くんですかね?
案外そこら辺まで考えてる人間だったら俺達以外にもたくさんいるんじゃ……」
 そういう意味では、やや消極的でネガティブ思考とはいえ
 小柄な方のシベリアンハスキーの方が現実を見てると言えたのだが――
「はっはーん、そこで俺が極秘に入手した情報の出番だよ」
 ――んん?

「この近くの飲み屋の店員から聞き出したんだがな、
その店じゃ猫井テレビの特別取材派遣チームの第四班ってのが名物らしい」
「だいよんぱん?」
 ぴくっ。
「…で、どんな風に名物なんスか? そのだいよんぱんってのは」
「それがな、まず社員の一人が信じられない話だが元郵便配達員らしい」
「ゆ、ゆうびんはいたついん?」
 ぴくぴくっ。


――<interrupt in >――

「ぃえっきし!!」
「ん? どした鳳也? 風邪か?」
「別にそういうわけじゃ…って、ああーっ、師匠?!
人が見てない間になに勝手に俺のシューマイ盗ってるですか!?」
「ん、いや、これはその、残してるから嫌いなのかなって思って…」
「バカ言わないでください! シューマイが嫌いな人だなんて居ないですよ。
これは好きだから最後に食べるんです。ほら、あっち行ってください」

――<interrupt out >――


「ね、猫井って……あれっスよね? 一流企業、魔洸家電の天下の猫井ですよね?
それがなんで郵便配達員なんかが普通に社員やってるんスか??」
「それだけじゃねえ、他にもどこぞの得体の知れないチンピラ上がりのネコがいて、
しかもそいつが普段から仕事サボってばかりのどうしようもないろくでなしと来てる」
 ぴくぴくぴくっ。
792(3/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:03:48 ID:I+owvDUM

――<interrupt in >――

「びえっくしッ!!」
「うわっ、汚っ?! 今思いっきりツバ飛びましたよ!? 何やってんですか師匠ー」
「ん、あれ、おかしいな、急に鼻がムズムズって……」
「…ヒース、ひょっとしてどっか身体の具合悪いんじゃないの?
この時期は三寒四温っても言うし、油断して風邪引きやすい季節だよ?」
「んな事言われてもなー…、不摂生なんて普段からしてるし…」
「あーもう、伝染さないでくださいよー? お願いですから」

――<interrupt out >――


「おまけに口の利けないヘビのガキがいて、
チームのリーダー格に至っては上役の情夫やってるタラシ男、
その上役のコネで今の地位についたようなもんだってもっぱらの噂だぜ?」
 ぴくぴくぴくぴく!


――<interrupt in >――

「くちんっ!」「ぷしっ」
「「…………」」
「……い、今の可愛らしいくしゃみは……」
「…ぐしっ、…ん、あれ、おかしいな。言ってる傍から僕も体調崩したかな?」
「くちんっ!」
「……ていうかラスキさん、そりゃ体調も崩しますよ。
なんだかんだでもう一週間近くも会社に泊まりこんでるじゃないですか」
「それは皆も同じだろ?」
「ていうか無理だよーこんなん。四月中に終わらせるなんてぜってー無理だってコレ」
「くちんっ!」
「仕事で『出来ません』『無理です』が通れば世の中とっくの昔に天国だよ…」
「そりゃそうですけど……」
「あーあ、こりゃ今度の休みも丸潰れかー、やってらんねーなー」
「くちんっ!」
「ところでラスキさん、珍しいですね、昼飯時なのに何も食べないだなんて」
「泊り込みでティルの奴の弁当がないから昼食抜きってか?」
「ん? いや? 別に…っていうか、さっき焼きそばパン10個食べてきたよ?」
「「…………」」
「くちんっ!」
「……イェスパーホントにだいじょぶですか?」

――<interrupt out >――


「なんだかなー。ホントだとしたら、ちょっと幻滅もんっスね」
「へいっ、お二人さん、トンコツラーメンお待ち!」
 『ホントだとしたら』と仮定形を置きながらもその実すっかり信じた様子で、
 心底ガッカリしたように溜め息をつく小柄な方。
 間違いなく『政治家は全員汚職してる』と内心信じきってる権威不信症者である。
 いるよねこういう奴。どうせ無駄だからって選挙の投票に行かないの。
「結局この手の一流企業って、入るのには実力よりもコネとかツテとかが大事なんスね。
猫井はそういう事しないって信じてたんスけど、なんかガッカリだなー」
「おうともよ。えこひいき企業ならぬ、ネコひいき企業ってな」
 店員に運ばれてきたラーメンどんぶりの乗ったトレイを受け取りながら、
 備え付けの箸に手を伸ばして――…

「そこのお前ら、もっぺん申してみよ!!」
793(4/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:04:41 ID:I+owvDUM

――<interrupt in >――

「そういえばティル君は?」
「下の食堂に飯食いに行ったけど?」

――<interrupt out >――


     ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


 ……ドンブリに手をつけたままポカンとした二人の視界に飛び込んできたのは、
 まだ幼さを色濃く残した茶色の髪の犬耳少女。
 なんだか“わなわな”と震えて尻尾の毛を逆立てているあたり、
 どうやら怒っているらしい。
「……え、何だよおま 「「 誰が上手い事言えといったでござるかーーっ!」」
 開口一番エキサイトスパーク、
 みだりに人を指差したりしたら失礼なのに、そんなに人差し指を突きつけて。
 垂れ耳もあどけない、野郎と年増しかいない特派四班のオアシス、
 テイルナート・プロキオン(当時)30歳である。

「イチリュウ企業ならぬインチキリュウ企業と申したか!?」
「お、俺は別にそんな事は……」
「ラスキさんの事をタラシでスカシで顔がいいだけのヘタレ野郎と申したか!!?」
「…だから言ってねえって」
 完全に興奮してしまって聞く耳持たない少女……を前にして、
 ふと大柄な方の脳裏に蘇る言葉があった。
 そう言えば、ござるござる言うちんまいガキがいるとかいないとか。
「……なんだぁ垂れ耳。お前ひょっとして例の四班か?」
「そうでござるよっ!!」
 半分当てずっぽうで言ってみた事にドンピシャの答えが返ってきて、
 思わず二人で顔を見合わせると……
 ……改めて目の前でエキサイトしている犬耳少女に目を向ける。

 ――言っちゃ悪いが、どう見てもただのバカなガキにしか見えない。
 背が小さい。かといって筋肉質なわけでもなく、
 武を嗜んだ者の独特の身ごなしもなく、何か特殊な訓練を積んだようにも見えない。
 女なのもあって腕力体力は自分達の半分もなさそうで、
 かといってとびっきり頭が良さそうかと言えばそんな風にも見えず、
 凄まじい魔力の持ち主特有の、感情の高ぶりに伴う威圧感も感じられなかった。
 ひょっとしたら何か非常に珍しくも特殊な技芸の持ち主、
 あるいは凄い技術者だとか、研究者だとか、発明家なのかも知れなかったが、
 あいにくとそれに関しては見ただけで分かるような代物ではない。
 ……第一、それ以前にやっぱりどう見ても子供だ。
 目の前の少女がシベリアンハスキー二匹の目には、どう見ても20歳ぐらい、
 ヒトでいうところの中学生程度のガキンチョにしか映らない。
794(5/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:07:13 ID:GT6H9oNt

 繰り返すようだがこの猫井という企業、この世界における『ブランド企業』だ。
 ヒトの世界でいう『マイクロソフト』とか『コカコーラ』、『ディズニー』には劣るだろうが、
 それでも『ネコの企業』『ネコの国の商人』の中では最有名の一柱、代名詞。
 自然ものすごく儲かってるだろう事は言うに及ばず、
 給料が良い、猫井の社員になればきっとたくさんお金が貰えるという事は、
 狼国や蛇国の人間にだって簡単に想像がつく。
 ……要するにヒトの世界において『大企業病』と呼ばれる型の安直思考なのだが、
 ともかくそんなわけで猫井の志願倍率は今日も今日とて高い、
 「とりあえず猫井に就職」を目指す野心家はネコの周辺諸国に後を絶たなかった。

 ――さて、そこで問題。
 そんなめちゃめちゃ競争倍率高くて入るのが難しい会社の社員を、
 明らかに自分よりバカで、空気も読めなければ言動がいちいち頭の悪い、
 能力も劣ってるとしか思えないイヌがやってる事が分かったら?

「へっ、ガキが」

 Answer:「カチンとくる」

「ちゃんと毛ぇ生えてんのか? ぱんつ下ろしてみろや」



 薄暗い裏町や歓楽街の片隅、場末の酒場や寂れた安宿などで、
 普段から挨拶代わりのシモネタに慣れ親しんでいたら違ったのかもしれない。
 あるいはそれなりに人生経験も積んで世の中の裏も表も知り尽くした女だったら、
 皮肉を交えた気の利いた切り返しでもって流してみせたのかもしれない。
 ――だが残念な事に彼女はそうではなく。

 どすッ!!
「ぐおっ?!」

 頭突き一閃!!
 年は若くとも胸中に操を立てた主君を抱くわんこである。
 どっこい。

「……ってえな、いきなり何すんだこのアマ!?」
「……っぁ?! やっ…」

 ‖ ティルの ずつき!
 ‖ ハスキーあにきに 3ぽいんとの ダメージを あたえた!
 ‖ こうかは いまひとつの ようだ

 男と女の差に加えての、小型犬系雑種と大型犬純血種のポテンシャルの違い、
 おまけに何の武術も習っていない上に運動神経も×と来ている。
 そんな少女の身体能力は、ざっと見積もって「ヒトの成人男性に毛の生えた」程度。
「離せでござるよー! アッー、アッー、アッー!」
「先に手ぇ出してきたのはそっちだろうが!? って、こら、バカ、暴れんなっ」
 そんな多少体力に自信のあるオスヒト程度の膂力でもって、
 イヌの中でも特に大柄で身体能力に秀でた凍峰種の男に挑もうなど愚の骨頂。
 しかも悪い事には、
795(6/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:08:03 ID:GT6H9oNt

「だあっ、だからおとなしく―― “むにっ”「「ひゃうぅ?!」」 ――…お?」
 暴れる彼女を拘束しようと胸倉に伸ばされた手が、
 意外にも布地だけではない、予想外の体積を捕らえてそこにめり込んだ。
 柔らかで暖かな感触は、大きめな男の手にすら余り、

「…なんだお前、ガキのくせにエロい乳しやがって。…ひょっとして感じてんのか?」
「やっ、そ、そんな事ない……あうッ?!」
 必死に否定しようと声は、しかしつねりあげられた乳房から走る感覚によって
 何かを耐えるようなくぐもった呻きとして遮られた。

 だから嫌だったのだ。
 テイルナート・プロキオンが好んで作業服やトレーナー、レザーパンタロンといった
 厚手でごわごわした、それも通常よりもぶかぶかのサイズの物を着たがるのは、
 アシスタントディレクターというその職務の性質上の理由もあれど、
 それ以上に自分の肉体のラインを極力人目から隠すためでもあった。
 胸部や臀部に注がれる周囲の人間達の視線。
 童顔のくせに出る所は出て引っ込む所は引っ込んだ、
 エロパロ風に言うところでの“いやらしい体”の持ち主である彼女だったが、
 でも本人に言わせれば好きでこんな身体になったのではない。
 ……胸の大きい女はバカに見られがち、というお決まりの風潮も手伝い、
 それは彼女にとってコンプレックス以外の何物でもなかった。
 現に今だって――…

「…はっは〜ん、んな事言ってよ? 案外そのエロい身体つきで相手を誘惑して
今の仕事に首尾よく収まったんじゃねえのか? 実際のところはよ?」
「ち、違うもん! …ひゃっ!? や、やだぁっ?!」

 …――男の視線は、すっかり目の前の女の身体に釘付けになっている。
 手探りに感じた胸の膨らみは、ボリューム、形、弾力共に全て申し分なく、
 さわさわと撫で上げた尻は見事なまでの張りのある安産型、
 そんな尻からズボンの穴を通して伸び、
 撫でられた拍子にぴくん、と痙攣し硬直して跳ね上がる茶色毛の尾を見ては、
 イヌの男としては興奮するなという方が無理があるというものだ。
 羞恥に赤らむ顔は変に色香を漂わせて嗜虐心を誘い、
 微かに潤んできらきらと陽光を写し取る瞳は劣情をそそられる事この上ない。
 まったく、エロいイヌである。

「まぁ、ここじゃ何だからな。場所を変えてじっくり話し合おうや、落とし前についてな」
 ただ大柄な男の頭の中の猫井に関するあれやこれやの不平不満は、
 おかげさまで綺麗さっぱり消えてしまっていた。
 現時点では自分が拘束している目の前の少女の事しか頭にない……というか、
 ぶっちゃけ「話し合おう」とか言いつつ思いっきりヤっちゃう気満々、
 もうどうやって上手い事言いくるめてベットインしちゃうかしか考えてなかったりする。
 まったく、悪いオオカミさんである。

「…あ、兄貴やめた方がいいっスよ、ほら、他の人達もこっち見てますし……」
「うっせえなーお前は。そんなんだからまともに女一人も引っ掛けられないんだよ」
 公衆の面前で、自分の静止にも関わらず暴走し始めた兄貴分に、
 小柄な方のシベリアンハスキーはどうして良いか分からずこちらもおろおろ。
796(7/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:08:54 ID:GT6H9oNt

 強引な男は嫌われる、しつこい男は嫌われるとも言うものの、
 とにかくいい女と来ると目がなくて、それこそ種馬男ならぬ種犬男のように節操がない、
 ……それがこの兄貴分の致命的な欠点だった。
 彼らが大陸中をあっちこっち追い出されるのを繰り返してふらふらして来たのだって、
 元はと言えばそうやって兄貴分が護衛対象の令嬢に手を出したり、
 仕える主人や依頼主の娘、時には既婚者や未亡人にまで手を出してきた結果。

「いやっ! は、離してくださいでござるよぉ。離して……」
「へっへっへ、そんなに嫌がんないでくれよなぁ?
別に取って喰おうってわけじゃないんだからさ、なんなら飯でもおごろうか?」
 率直に言っちゃえばズバリ『ヒモ』とか『間男』ってやつなのだが、
 その分あっちの方面、下半身の方の性能の高さは弟分から見てもミラクルなもの、
 何人もの難易度の高い女性を陥として来た実力に偽りはなかった。
(これはこの女の子ももうダメっスかね……)
 唯一事態の深刻さを知る弟分が、内心ぼそりとそう呟く。

「あ、あの……お客様。申し訳ありませんが相手の方が嫌がってるようですので…」
 義務感半分、躊躇半分で店員らしい別のイヌの青年が声を掛けるも、
「んー? んな事言ったってよ、でもアンタだって見てただろ?
先にこっちに突っかかってきて、おまけに頭突きまでしてきたのは向こうだぜ?」
「それは……ですがその……」
 期待するだけ無駄だろう。
「それを話し合おうって俺は言ってんのに……何か問題があるってのかよ!?」
 多少ステレオタイプな悪党っぷりなのが気になるが、
 そんなステレオタイプの悪党が登場した所で、しかし物語のように正義の味方が
 『止めたまえ!』と乱入してきてくれないから現実は非情。
 実際周囲は触らぬ神に祟りなしのイヌやら野次馬丸出しのネコばっかりで、
 都会の世知辛さが身に染みた。

「…うっ、ぐすっ、…ら、ラスキさぁん、ラスキさぁん…!」
「って、な、泣くなよなぁおい、まだ俺何にもしてねえのに?!」
 とうとう泣き出してしまった犬耳少女にもはや万事休す、
 『万獣の詩外伝 〜犬耳少女の貞操〜 (完) 』かと思われたその時。

「 待 て い ! 」

 ――空気が変わった。

「!!?」
「ム」
「ヤ」
「何奴!?」
797(8/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:09:34 ID:GT6H9oNt

――<interrupt in >――

「…? なぁたいしょー。今ティルの奴が大将の事呼んでなかったか?」
「?? 僕は特に聞こえなかったけど……気のせいじゃない?」
 それにしてもこの男、使えないイヌである。

――<interrupt out >――


 白と黒。無彩の二色。
 褐色の肌にカールのかかった白い髪の毛、猫耳とロングテールが目に眩しい……
「……!! キャ、キャロさん?!」
 凛々しくも気高いネコの成人女性。

「……ティルちゃん」
 カツリ、と鳴らされたハイヒールの音に、びくりと首根っこ掴まれた犬耳少女が震えた。
「これは一体どういう事かしら?」
「も、ももも、申し訳ございませんでござるっ!」
 体高差の関係で地に足つかず、ハスキー兄貴に宙ぶらりんにぶら下げられたまま、
 顔面を蒼白にしてバタバタする姿が滑稽で、
「テイルナートは猫井の名を私闘に用いたのみならず、このような辱めまで……っ」
 それでも涙に濡れたその瞳が、彼女の味わった屈辱を表してもいる。
 恐れ慄いて畏まる様はなはだしく、
 もしも身体が自由だったなら即座に平伏して床に額を擦り付けていた事は
 想像するだに難くない。

「で、でもこいつらっ、みんなの事バカにしたでござる!
ラスキさんなんて、局長さんの愛人で、そのコネで偉くなっただけの浮気男だって――
「ティルちゃん」
「ひっ!?」

 ……ただ、なんだろうか?
 気のせいか恥ずかしい所を見られた羞恥やら屈辱、
 目上の人間に手間を掛けさせ迷惑を及ぼした事に対する萎縮というよりはむしろ。
「な、なにとぞごめんなさいでござる、ごめんなさいでござりまするでする!!」
 純粋な恐怖。
 ガクガクブルブルして平謝りに謝るその絶大な感情の矛先が、
 目の前の女一人に集約しているように見えて仕方ないのははてどういう事なのか。
 尻尾を股の間で丸めてしまってまでの完全に恐慌過剰、
 二重敬語どころか三重敬語にさえなってしまっているのがパニックの程を表しており、
「かかかくなる上は天国にて 割 腹 !
ここここいつらはテイルナートがメガンテしてでも道連れに討ち果たします故――
「ティルちゃん!」
「ひゃううん!?」
 とうとう支離滅裂な事を口走り始めた少女に対し与えられたのは、


「 で か し た 」


「……へ?」
 ぽん、と宙ぶらりんになったまま両肩を叩かれてぽかんとする女性。
 見れば目の前の上司は、先輩としての慈愛と寛大さに満ちた笑顔でもって
 彼女に心暖かな眼差しを与えていた。
「……散り際に微笑まぬ者は、生まれ変われまいぞ?」
「……きゃ、きゃろさぁん……」
 じわりと少女の目に溜まる涙を、そっと指で拭ってやるネコの女。
798(9/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:12:22 ID:GT6H9oNt

「……で、もういいか?」
 急激かつ異様な展開についていけず、
 “百合くせえなぁ”と思いながら呆れたように大口を開けていたハスキー兄貴だったが。
「最後まで黙ってなさいよ『雑草』。少しくらい空気読めないの?」
「な゙っ!?」
 ぼとりと摘み上げていた少女を落として目を剥いたのも、これでは無理はない。

「てめ…っ、ふざけんのも大概にしろよ!? 下が下なら上の奴も上の奴だな!
こっちがこれだけ紳士的に出てんのに、落とし前つける気あんのk――
「――無双猫井の看板に泥を塗られ申した」
 凛とした声。
「一刻も早く身の程知らずを締め上げねば。まごまごしてると世間が嘲笑い始め申す」
 ヤクザ者の安っぽい恐喝を打ち消して、
 まるで目前のチンピラなど存在していないかのように唇の端に笑みを乗せつつ
 思わせぶりに顎に手を持っていく様子はまるで悪魔のようだ。
「物笑いになってからでは遅い。一度潰れた面目は容易には戻りはせぬ故にな」
「ど、どうすれば……」
 しんと静まり返る店内の中、自分の非が咎められたのだと感じたのだろう、
 地べたにぺたんと座り込んだ犬耳少女が泣きそうな声を上げる。
 他に声を出す者がいない中、
 少女の怯えた問いかけが場に浸透するだけの“間”をたっぷり取った後おもむろに。

「一応の見せしめを立てる」
 吐かれた言葉の物騒さは、流石に店内に若干のざわめきをもたらした。

「…あ、あの……店内でそういった乱暴な事は――」
「猫井をナメる者は直ちに処される。そうでなくては面目は守れぬ」
 哀れな店員が空気のように存在を無視されるのを眺めながら、
 それでも男は冷静に、女の言葉に潜んだ思惑を看破するべく思考を巡らせていた。

(――挑発だ)
 そうとしか考えられない。
 ふざけた態度と言葉遣いではあったが、だからこそそれしか選択肢がない。

 余裕めいた嘲笑の裏には、見え隠れする憤怒がある。
 こちらを見下すようないけ好かない眼差しの裏には、隠しようのない侮蔑がある。
 一見すれば泰然として傍若無人の唯我独尊に見えるがこの女、
 明らかに彼に対しての強い敵意を抱いていた。
 おそらく狙いは、自身は余裕綽々で落ちついている事を周囲に顕示しつつ、
 彼への挑発を繰り返し『頭の悪い反応』『チンピラ然とした反応』を引き出す事での
 『社会的な勝利』、彼を衆人の目前で笑いものにする事。

 動機は『可愛い妹分をいじめてくれた事への報復攻撃』といったところだろうが、
 それにしたって捻りのない、
 どうしてこの手の『正義の味方ちゃん』は世の中からついぞいなくならないのだろう。
 相手が頭の悪いチンピラだと見て取るや否やこんな強気で偉そうで。
 食い詰め者ナメんな!って感じである。主人公常勝のストーリーはもう古いのだ。

 男――ハスキー兄貴(仮)は、決して馬鹿な男ではない。
 凍峰種のイヌ、どう見ても馬鹿にしか見えないチンピラ然とした容姿と言動に反して、
 その裏側にはそれなりに怜悧な思考、それなりの計算高さが備わってた。
 そうでなければ散々大陸のあっちこちで女性関係のゴタゴタを引き起こしながら
 今日まで五体満足で生き延びて来られた道理がないし、
 隣でおろおろする弟分にげんなりされながらも付いて来られる道理がない。
 ヤバい相手、手も足もでない相手からは素直に尻尾を巻いて逃げる賢明さを持ち、
 (女に寄生してだが)世の中を上手く渡っていく、生き抜いていく知恵も持つ。
 冗談では済まされないレベルの目に余る女癖の酷さを持つ『悪い奴』ではあったが、
 同時にそれでありながら賢いイヌであるのも確かだった。
799(10/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:13:11 ID:GT6H9oNt

 ――しかし。
 ――それでもだ。

「無論誰でも良いというわけには参らぬ。当の本人達に贖ってもらわねば」
 余裕ぶった態度。
「……つまり、目の前のこいつらの事でござるか?」
 おずおずとした犬耳少女の問いかけに、
「相応しかろう」
 いけ好かないシャム猫女が自信たっぷりに頷くのを見ては。

「上等だコラアアアァァッ!!」
「あ、兄貴ぃ!?」

 挑発だとは分かっていても。
 挑発だとは分かっていても。
 それでもケンカを買わずには居られない、それがこの男の『愚かさ』だ。
 女なんかにここまでコケにされて、
 ここまで公衆の面前でいいように恥をかかされて、
 尻尾巻いてすごすごと引き下がれる程、自分は人間が出来ていない。
(乗ってやろうじゃねえか、その挑発によお!?)



 理性よりも、本能を。
 理屈よりも、感情を。
 それを『愚か』と笑うのならば、なるほど彼らは『愚か』だろう、
 ヒトの多くがそう見るよう、この世界の獣人達はヒトよりも『愚か』で『下等』である。
 それを『野蛮』を蔑むのならば、なるほど彼らは『野蛮』だろう、
 草食の種族の多くがそう見るように、肉食の種族は『野蛮』で『凶暴』である。

 そしてまた彼女らも『愚か』だ。
 後先考えずに勝ち目のない相手に突っかかっていくイヌの少女も、
 しなくてもいい余計な挑発をしてわざわざ相手を怒らせるネコの女も、
 挑発と分かってて乗らずにはいられない単純なイヌの男と同じくらい愚か。
 まったくどうして、だから彼らはケダモノで。
 ヒトよりも総じておつむの弱い、愚かで野蛮な獣人で。

 ――けれどそれを恥に思った事はない。

 後悔はしても、反省はしない。
 痛い目を見た事はあっても、曲げようと思った事はない。
 彼らはイヌで、ネコである。
 ウサギではないし、ヒツジでもない。
 固有の文化風俗を持つ知的生命体ではあるが、ヒトそのものではあり得ない。
 その価値観。その社会観念。その種族特性。
 片や野山からは遠ざかったとはいえ都市においては比類なき小さな狩人。
 片や首輪をつけられたとはいえそれでも文明に近づいた野の狩猟者。
 共に肉を食らう者であり、共に獲物を狩る者だ。
 出会い、互いの縄張りが重なり合えば、争いいがみ合うは必定。
 それを『愚か』と笑うのならば、『愚か』であっても構わない。
 それを『愚か』と笑うのならば、

(『愚か』であっても!)
(構わねえ!)
800(11/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:13:46 ID:GT6H9oNt


     ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


 ハスキー兄貴(仮)の出自は『凍峰種』と呼ばれる、犬国北部に多い大型血統である。
 威嚇の唸りを鳴らしながら緩く身構えた兄貴の姿は、
 イヌというよりはむしろオオカミ、ヒトの世界で人狼と呼ばれた怪物の姿そのもの。
 なのにそんな魔物のような存在に相対するのが、
 日本の汚文化の妄想が結実したような猫耳と尻尾を生やしたアダルトレディ、
 褐色の肌に白い髪という
 地球の生物学的にあり得ない色相をした女だというのだから奇態であった。

「あ、兄貴……」
「黙って見てろ」

 体格の優劣や男女の性差、
 手にした得物の長さと重量が必ずしも強さに比例するわけでもないが、
 しかし我々の世界において柔道やボクシングがそうなよう、
 無手での近接格闘技においてならウェイトの優劣は非常に大きな懸念材料となる。
 ライト級がヘビー級に勝つのは難しく、女が男に勝つのは難しい。
 『武神』や『伝説』と讃えられるような頂点を極めた使い手ならこの限りではないが、
 そんな人間がほいほい転がっていないのはこちらも向こうも同様だ。

 片や身長200超の筋骨隆々とした獣人、片や身長165弱のすらりとした女性。
 ……始めから勝負のついたような話にならない対戦ではあれど、
 しかし女が既に兄貴の死の間合いの中に入ってしまっているのも事実であった。

「…早く来いよ? 日が暮れちまうぜ?」

 実際兄貴本人からして、それが分かってるからすでに余裕綽々である。
 女性関係で問題を起こして除隊処分を食らってしまったとはいえ、
 それでもこの男は元軍人、かつては犬国北国境域に駐留していた経歴を持つ。
 ヒモ・ジゴロの真似事をしてるとはいえ、現在でもいっぱしの職業傭兵、
 その傭兵の眼力からしてこの勝負、絶対に自分の負けはないとの断言ができた。
 驕り? 侮り? 断じて違う。
 そのような結論を下した理由は、ずばり彼の視線がちらりと見やったその先にある。

 すらりと長い――多少は鍛えられてるのだろう――贅肉の皆無な麗しの脚線美、
 しかしその先端についているものを見れば、劣情すら超えて失笑の方がこみ上げる。
 ……ハイヒール。
 ……そう、馬鹿げた事にハイヒール。

(あったまオカシイんじゃねえのかこの女?)
 落ちモノの漫画の読みすぎなんじゃないかと、そう男が思ってしまうのも無理ない事だ。
 それくらいそれは馬鹿げていた、ハイヒールでステゴロに挑むだなんて。
 これが男が相手だったら思いっきり怒鳴り散らして頭の一つもはたいてる所だが、
 女だと思うからこそニヤニヤ笑いが浮かんで止まらない。

 戦闘、こと組み手においては、動きやすい格好をする事は実に重要だ。
 それをあんな体重も乗せられない重心の不安定な靴に、
 まともなハイキックも放てそうにない見た目だけは澄ましたタイトスカート。
 こんなのに負けたらそれこそ恥以外の何物でもなかろう、
 それでなくてもこちらはプロフェッショナル、バリバリ現役の職業傭兵なのだ。
 向こうはせいぜいアマチュアレベル、趣味で嗜んだ護身術程度、
 そうしてこれが空想創作なら『美しい方』が勝って『醜い方』が負けるのだろうが、
 けれどこれは現実だ、現実はそんなに甘くない。
801(12/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:14:23 ID:GT6H9oNt

 もっとも地球でなら詰み確定なこの状況でも、この世界においてはもう一つの要素、
 魔法というイレギュラーが存在するから気が抜けないのでもあるが。
 ……しかしこれに関しても既にこの状況下では恐れるに足らない、無力に等しい。

「…びびったのか? 猫井の社員さんよ?」

 嘲りを投げながらに相手の全身、上から下までを舐め回すように観察してみれば、
 武器はおろかナイフ一本、護身用のマジックアイテムさえ帯びた様子はない。
 ……否、たとえ生半可な魔導器があったとしても最早情勢は変えられないだろう。
 狭い店内、これだけ近接され密着されてしまっては、
 術を詠唱するにせよ魔法の道具を使うにせよ発動する前に彼の拳が届く。
 相手が意識を集中し、対象を指定して、言霊を紡ぎ終わるその三工程の間に、
 彼はただ全身ごと拳を前に突き出す、その一工程で事足りる。

 ――詰みだ。
 ――どう考えても詰み。

 何にもまして、仮に一撃を彼に与える事が出来たとして、その後どうする?
 その細くて柔らかな腕の一撃で、
 たかだか2〜3秒程度で詠唱から発動まで持っていけるようなちゃちい魔法で、
 どうやって彼を『見せしめ』にしてみせる?

 ヒトから見ては異形の怪物にしか見えない、獣人の男である彼の肉体は、
 別に無限の再生能力を持つわけではないし、多少ヒトに比べて丈夫な程度だ。
 大砲の弾を受ければ死ぬし、斬られれば痛い、怪我も病気も普通にする。
 ――が、それでもヒトよりなら『多少は』頑丈。
 スラッグショットガンや狩猟用ライフルで撃たれたなら重傷は免れないものの、
 9mm拳銃弾や小粒の散弾くらいはまぁ耐えられる。
 ヒトよりも遥かに発達した分厚い筋肉の鎧もその理由の一つであるが、
 何よりも大きいのはその表面に密集した獣毛の効果だ。
 打撃を受けては衝撃を吸収し、刺突や斬撃を受けてはその鋭さを絡め取る。
 絨毯や毛布をハサミで切ろうとして刃が噛んでしまった覚えがある者なら分かるよう、
 夏には暑苦しさとして彼らを苦しめるこの被毛こそが、
 しかし獣人男性の打たれ強さの最大の理由、生得の天然の鎧だった。
 美しさを失った代わりに、得たのは頑健さと防御力。
 ただでさえ女性やマダラに対してと比べて打撃ダメージの通りが悪いその身体に、
 果たして女のか細い拳や蹴りがどこまで通用するか見ものも見もの。
 だから。

「兄貴……」
「へっ、遅い、遅いってんだ、かすりもしねえよ」
 油断していた。
 敵戦力の決定的な火力不足、致命打を受ける可能性が全くないと踏んだからこそ、
 これ以上ないくらいに油断していた。
(アマチュアに。趣味の延長線上の素人に。何が出来るってんだこの間合いで)
 あるいはどこか、妬みから来る小馬鹿にした部分があったとも。
 女のくせに。都会人のくせに。オフィスレディのくせに。
 いい気になってええカッコしてるんじゃねえよと、そう呟いている男の一面。

「……今なら泣いて謝れば許してやらないでもないぜ?」

 元々相手が素直に謝るか、
 一撃打ち込んできた所を腕でも捕まえて地べたに転ばせばいいと考えていた男が、
 すぐに千日手に飽きて構えを解いたのも、だから道理と言えば道理だ。
 ……よくよく見てみれば後ろのイヌとはまた別のタイプでいい女だったという事も、
 構えを説いた理由に大きく影響していたかもしれない。
802(13/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:16:27 ID:GT6H9oNt

「そうだな、お前ら二人のうちのどっちかがお詫びの意味も兼ねて」
 下心を隠そうともせず、格好つけて肩を竦めて見せて、
「今晩一晩俺と付き合ってくれるってんなr 「「 そぉい!」」
 軽く目を閉じて首を振ったその瞬間。

 ―― ば し ゃ ん

「「…………」」

 “……?”
 “液体?”
 “何本かのぬるっとした細長いもの?”
 “頭に被さる重量?”
 “………熱?”

――ヒトの世界に『そぉい!』と呼ばれる特殊なアタックスキルがあるッ!!


 ‖・ 蘇王維(そ おうい)
 ‖
 ‖かつて古代中国の宋王朝の時代に蘇王維という稀代の武芸者がいた。
 ‖棍を持たせては当代に並ぶ者ないと言われた達人であり、
 ‖その技を持って皇帝陛下の武芸指南にも取り立てられる程であったが、
 ‖ある時その皇帝が催した宴に招かれた席で、
 ‖皇帝暗殺を目論む一派の襲撃に出くわすという難事に直面した。
 ‖貴人の宴に招かれた関係上、愛用の得物を手元に持たなかった蘇王維だが、
 ‖驚くべき事には宴席の大皿や食器を武器に、
 ‖獅子奮迅の働きを見せて襲撃者の撃退に大いに貢献したのだという。
 ‖後に蘇王維は皇帝が食すべく奉られた料理へのこの無礼な扱いについて
 ‖深く皇帝に謝罪し罰を望んだのだが、皇帝は感謝と共にこれを許した。
 ‖
 ‖本来食事を粗末に扱うのはどのような理由があっても許される事ではないものの、
 ‖これらの出来事から後の中国においては、
 ‖常識に捉われずいかなる場においても臨機応変に対応できる機知を持った人間を
 ‖『蘇王維のような者』と称するようになったという。
 ‖
 ‖現代の欧米に根強く残る『パイ投げ』の文化や、
 ‖日本の少年誌に連載中の漫画において、「そぉい」という掛け声と共に
 ‖相手にラーメンをぶっかけるキャラが登場した事が、
 ‖この蘇王維の精神が現代にも息づいている事の証左なのは言うまでもあるまい。
 ‖
 ‖                   ―― 民明書房 『DNAに刻まれた中国』
 ‖


「ぅうあっっちいいいいいいいィィィィィィィィィ!?!?」
「ギャアアアアアアアアアア!!? 熱いよ兄貴ィーーーーーーッ!!」

――ハスキー兄貴(仮)が注意を逸らした一瞬の最中、
――キャロ副主任の両手はッ
――テーブルの上にあったとんこつラーメン×2を掬い上げてッ
――『そぉい!』の掛け声と共に兄貴と弟分の頭の上に被せていたのだッ!
――熱い白濁スープは予想以上の大ダメージを与えていたッ
――精妙な手首の切り返しが出来なければ、
――ラーメンは丼を二人の頭に被せる前に床に零れてしまっていた事だろう!

――『そぉい!』は一歩間違えばお友達が大ヤケドの大変危険な技であり、
――良い子の皆が使用する事は禁じられているッ!
803(14/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:18:03 ID:GT6H9oNt

 だがまだだ、まだ終わらない。
「グっ…」
 煮えたぎったラーメンぶっかけられたぐらいで戦闘不能に陥るほど、
 元軍人の自分の身体はやわに出来ていない。
「おっ…」
 獣は手負いになってからが恐ろしいのだ!
 怒りはあらゆる理性を吹き飛ば――…
「おおオオオオオオォォォォォッ!! てめぇこのアマ何さら――

 ぶんっ ガシャン

 ――キャロ副主任が追撃で支払ったのは、隣卓から奪ったサイダー瓶であった。

「貴様の求愛(ナンパ)は侵略行為」 ごしゃっ
 更に観葉植物の植木鉢。
「誰にも女性をモノ扱いする権利はない。
生まれ変わるその時まで、己の罪業を猛省せよ!」 バシィン、バシィン、バシィィン!
 更に六人掛けの業務用長テーブル。
「 野 良 イ ヌ 相 手 に 、 魔 術 は 用 い ぬ !」
 真剣勝負を制するものは、Lvの高さでもHPの多さでも攻撃力の強さでもない。

 あなたは しにました。


     ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


(テーブルで……)
 涙が自然と溢れて来た。
 その問題のテーブルを振り回した拍子に店内の天井照明一個が巻き添えを食らって
 床に落下し砕け散ったが、それはこの際どうでもいい。
「も、もうやめてええぇぇ! 兄貴のHPはもうゼロッスよぉ!!」
「 ど け 」
 店内の客はあらかた逃げ出すか隅に避難するかしてしまったが、
 それでも自己の勤めている猫井こそが世界一であることを目の当たりにしたから。
「ムチャクチャだ……」
 誰かが呻くように呟くのが聞こえたにせよ、
 でもいつか自分も辿り着きたい、最強の女性の姿が目の前に輝いているから…。

「当方に女性の尊厳あり」
「…!!」

(いつか拙者も……)

「 正 義 誕 生 !」
「アォォオン♪」

 ――勝利のポーズ!!

  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
804(15/15) MONOGURUI006 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:20:43 ID:GT6H9oNt


     ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇


「……で、これは一体どういう事なのかな?」
 にこやかに笑う慧芒種の青年の前、
 ガラス戸一枚を隔てて、しゅん…とネコの女とイヌの少女がうなだれていた。
 ――勿論これは表彰台の光景ではない、留置所の光景だ。

「なんでうちの班から犯罪者が出たりとかしてるのかなあ?」
「…いや、その……」
「……あ、あぅ、あぅん…」
 どう見ても営業妨害、それも器物損壊を含む威力業務妨害罪によるタイーホです。
 通報を受けて駆けつけたイヌのお巡りさんに連行、ありがとうございました。
 ファンタジー小説じゃどんなに街中で主人公がチンピラごろつき相手に大暴れしても
 大抵お咎めなしか、無能な警察権力は影も形もないのがお約束なんだけど、
 どっこいそうはいかないのが現実なんだよな。
 伊達に『イヌのお巡りさん』とか言われるだけあって、
 この国の駐在軍人は優秀すぎるから困る。

「もっ、申し訳ございませぬでござる。テイルナートが、テイルナートがそもそも…ッ」
「いや、ティル君はいいんだよ、ティル君が悪くないのは分かってる」
 涙ながらに平伏する少女に向けられる同情の視線は、
 前方からガラス板を隔ててが一つ、後方から背中を眺めてが一つ。
 ……隣にいる『名物』『常連』女の巻き添えをくらってここにぶち込まれた事は、
 面会立会いのお巡りさんにだって容易に想像がつく事である。
「キャロ」
 その常連の彼女に対して向けられる、爽やかな笑顔。
「減給六ヶ月ね」
「なっ…?!」
 ――ラスキが下したのは、懲戒処分(重)であった。

「ちょっ、それどういう事よ!? どうしてそういう事になるわけ絶対におかしい!
そもそもあんたがティルちゃんをさっさと自分のモノにしないのが悪いんじゃない、
危うくどこの馬の骨ともしれない凍峰イヌのスケコマシに
寝取られた挙句種付けまでされそうになったティルちゃんを見事救ってみせた私が、
読者の皆的に拍手喝采される事はあってもこんな扱いを受ける覚えはな――
「 減 給 六 ヶ 月 ね 」
「たわば」
 最 終 審 判 。


「まったく、キャロはヒースと比べれば少しは大人かと思ったのに、どうしてこう……」
「…………なによ」
 激昂する事から全てが始まる。
「あんたがそんなんだから、『情夫』だとか『コネ』だとかあんなのに。…だから私が……」
「………?」
 感情に素直でなくては大業ならず。
「キャロ、言いたい事があるならもっとはっきり……」
「あーもう五月蝿いわね! どうせ私は年増ヒステリーの暴力女ですよ! ほっといて!」
 ネコという種族はDQNなり。
805(1/2) MONOGURUI007 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:21:55 ID:GT6H9oNt
━━ Take.3 素直じゃないんです ━━

 ネコは守銭奴の拝金主義者で、血も涙もないサディストなのだという。
 身勝手で空気を読まない、協調の「き」の字も知らない個人主義者なのだという。

「会社はね、仲良しごっこする所じゃないのよ、ティルちゃん」
 そう、ネコである彼女の先輩は説法する。
「それを『友達』とか『仲間』とか、バッカみたい。…あくまで仕事の『同僚』でしょ?」
 知性の輝きを湛えた瞳でもって、さも当然の事とばかりに。
「協力した方が都合がいいから、利害関係が一致してるから協力するんであって、
それをラスキみたいに忠誠とかまで行っちゃうのは、はっきり言って、…ねぇ?」
 ネコは『忠誠』なんか誓わない。誰にも『服従』なんてしないし、『屈服』もしない。
 彼女の魂は彼女だけのもの。彼女の世界は彼女だけのもの。
 彼女の財産も彼女だけのもの。自由も、時間も、全て彼女一人だけのもの。
「…愛社精神とか愛国精神とか、ほっんとバカバカしいわよね、何が素晴らしいんだか。
自分は一人しかいないのに、どうしてあんな簡単に自分を犠牲にできるわけ?」
 これ見よがしに、聞こえるように、歯に衣着せず、さも自分は利口だと言わんばかりに。
 ……だが。


「ちょっとアンタ、聞き捨てならないわね!? もういっぺん言ってみなさいよ!!」
「猫井をそんなクズ共と一緒にしないでよね! そんな三流のチンピラネコ商人共と!」
「そんな事言ってあんたらも本当は猫井が羨ましいんでしょ? うっわ見苦しい僻み」
「あくどい悪徳商人が私達なら、じゃあそれを殺して金を奪い取るあんた達は何?」
「結局力で、暴力で片を付けるんだ? ふーん、へー、大した正義ですこと」
「猫井をバカにしたわね!?」
「猫井の名を騙って散々やってくれたみたいじゃない、覚悟は出来てるんでしょうね」
「いい身分ね。猫井の発明に、猫井の商品に、猫井の技術に散々あやかっときながら」
「良質の製品を、安価で売って何がいけないの!? 正しいじゃない、この上なく!」
「悪いのは技術開発と競争力を磨く事を怠ったあなた達よ、猫井じゃない!」
「猫井技研の技術力は世界一なんだから!」
「知ったような口利かないで! 猫井の事を何一つ知らないあんた達が!!」
「猫井の勝利よ、資本主義の勝利よ!」
「猫井ばんにゃーい♪ はい、全員猫井社歌斉唱!」


 また、彼女は腰に手を当てて偉そうに言う。
「やーねー、ヒースなんかと一緒にしないでよ。私はあんなのとは比べ物にならない、
やり手で切れ者でクールで知的なバリバリのキャリアウーマンなんですからね」
 そんな彼女に皆が返す。
「どこが」「どこがですか」「…いや、それは…」「…………」「ふむ」「あー…」

「ちょ!? なによ全員してその反応は!? どこからどう見ても
やり手で切れ者でクールで美人で理知的アダルトなキャリアウーマンでしょ!?」
「えー」「あー」「いや」「うん」「……」「ん…」
 煮え切らない答えを返す皆に、俄然彼女は食って掛かる。
「…いや、普段は確かにね。普段は確かにやり手で切れ者でクールだけどね」
「普段!? 普段って何!!?」
「す、少し興奮しやすいっていうか、エキサイトし過ぎな所があるかなぁ、とか…」
「興奮しすぎってどういう事よ!? 私は興奮なんてしてないわよッ!!」
 ラスキは必死に興奮状態の彼女を宥めようとするけれど、
「だ、だからその、すぐカッとなる所とか、感情的になるのを控えようっていうか…」
「要するにお前、ヒステリー起こし過ぎだって大将は言って(バキッ)うわらば」
 口よりも先に、手や足が出てしまう女なのは変わらない。

 だから問題行動もしばしば起こす。
806名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:25:24 ID:qZ+R2TbT
807(2/2) MONOGURUI007 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:25:46 ID:GT6H9oNt

「また……」
「………」
 ブタ箱のお世話になった事も、一度や二度ならず。
 住所不定の流浪人や浮浪者じゃない、立場も身元も割れた社会人なのにだ。
「どうしてこんな事したんだキャロ」
「つい カッとなって やった。 わるかったと おもってる。 いまは はんせいしている」
「……真面目に答える気ないだろ」
 きれいな顔に傷までつけて、乱闘の跡を残す彼女は確かにDQNそのもの。
「だって、あいつら…!」
「……ううん、なんでもない。……なんでもないって言ってるでしょ!!」
 腹に一物持ってると言えば持ってるのだろう、本心を語らないと言えば語らない。
 和合しようとせず群れない彼女らは、常に『どこか』『なにか』で距離を置く。

「キャロさんはなんて言うですか……アツいんですよね、結構」
「…うん、熱血だよね。…本人は自分はクール&アダルトだって絶対に認めないけど」
 それでも。


「『上司の愛人』だとか『実力じゃない』とか、根も葉もない陰口叩いてんじゃないッ」
「ラスキが影でどれだけ骨身削ってんのかも知らないで! この…っ」
「今ふざけた事言ったのはこの口? この口? この口!? この口ッ!!?」
「ヒースは給料分の仕事はするの。それすら出来ない無能が偉そうな口開かないで」
「前身が平民だろうが郵便配達員だろうが犯罪者だろうが、優秀な奴は優秀なのよ」
「騎士?学士?士官?名家? 意味のない経歴自慢にお達者ですこと」
「元王子でも元売春婦でも、大事なのは称号でなくて中身よ、心の在り様と魂の輝き」
「少なくとも鳳也君は、そこで腐ってるあんた達よりずっと態度も意欲も能力も上」
「イェスパーやティルちゃんに手ぇ上げるってんなら、私が相手するって言ってんのよ!」
「あはははは、私に勝てないようじゃ保安部にすら就職できないわね、ざーこ♪」
「上等じゃん! 表出なさいよ! あんたらお好みの方法でぶっ潰してやるからッ!!」
「まとめてかかって来なさいよ!? ボコボコにしてやんわよ!!」
「ハイヒールを脱いだ、この意味が分かる? … 本 気 に な っ た の よ 」


 ――ネコは守銭奴の拝金主義者で、血も涙もないサディスト。
 ――身勝手で空気を読まない、協調の「き」の字も知らない個人主義者。

「…ねぇキャロさん?」
「…なぁにティルちゃん?」
 ――本当にそうなんだろうか?
「本当にキャロさん、『愛社精神』とかそういうの持ってないでござるか?」
「当たり前でしょ? 私、ネコよ? いつだって自分が……自分が一番可愛いわ」
 ――本当にそうなんだろうか?
「本当に皆の事、友達だと思ってない……その、えっと、友情とか…?」
「やめてよティルちゃん、『愛』とか『友情』とか、サブイボ立っちゃう事言わないで」
 ――本当にそうなんだろうか?

「キャロー、お見舞いに来たよー、大丈夫ー?」
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!? 何してんのよあんた達、何勝手に人の部屋に――
「うわー、あいっかわらずきったねえ部屋だなぁ、女の部屋じゃねえよ」
「は、入って来ないでよ! か、帰りな……ゲホッ、ゲホッ。ゲホッ」

「いや、今年のインフルエンザは特に酷いって聞いたから心配になって」
「……余計なお世話……ゴホ……はぁ、はぁ」
「つかこんなゴミ溜めじゃ治るもんも治んねえよ、掃除してやろうか?」

「……勝手にしなさいよ……」

 ――顔が赤いままそっぽを向いてしまった彼女の背後で、くるりと尻尾が丸まった。
808(1/2) MONOGURUI008 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:26:45 ID:GT6H9oNt
━━ Take.4 か弱い一般人なんです ━━

 キャロ副主任がテーブルを担ぎ上げた。
 猫井社員の必勝系である。
 キャロ副主任がバス停を担いだ。
 猫井社員の必勝系で(ry
 キャロ副主任が道路標識を引っこ抜いた。
 猫井社員の必(ry
 キャロ副主任が雨どいの排水管を引っぺがして鉄パイプを手に取った。
 猫(ry

「……いつも思うんですけど、俺らよく今日まで死なずに生きて来られましたねー」
「本当だよね……」

 最強の民間人達が、今解き放たれる!
 真剣勝負を制するのは、体格でも、剣技でも、魔術でもない!

「ッククク、ははははは、職業傭兵? 職業剣士? ひゃっはははははははは!!」
「なっ、何がおかし――
「猫井(サラリーマン)なめんなよ傭兵共ッ! 猫井社員の毎日は戦いの毎日だ!
朝8時に家出て家帰るのは夜1時、満員路面電車と過密スケジュールで
24時間戦ってきた世界最強の企業戦士(ビジネスマン)だッ!
お前らみたいに定職にもつかないウォーモンキー共なんざお呼びじゃないんだよッ!
何が剣豪だ、何が賢者だ! 強けりゃ給料多いんかこの人間失格ッッ!」

 ――非戦闘要員の町人村人が、戦闘要員の戦士や魔法使いに勝てるのか?

「なっ?! に、2対1とは卑きょ――
 ばきっ
「うるせええええ! こちとらか弱い民間人だ、卑怯も糞もあるか英雄(ヒーロー)!」
 ぼかっ どすっ
「ぐえっ、な、き、凶器ま、えぶっ――
 ごんっ ぐしゃっ
「町人Aをなめんじゃないわよこのニートッ! あんたらが人助けしたり野盗退治したり
魔物退治したりして手に入れてるお金はどっから出てると思ってんの!?
あたしら生産階層が社会の根底基盤を支えてんのが大前提にあっての金でしょッ!?
通貨崩壊おきたり武器や防具の値段がインフレしないのは誰のおかげ!?
すこしは町人敬えこの馬鹿ッ! いてもいなくてもいいエキストラとか思うなッ!!」
「ひ……
 ぽきゃっ くしゃっ めちょっ

 ――戦闘力5のゴミが、戦闘力50の初期孫悟空並の強者に勝てるのか?

「んん? なんでオレら如き民間人に勝てないかって?」
「あんたみたいな自分のやりたい事やって気ままにブラブラ過ごして来たボウヤとはね、
背負ってるものの重さが一味も二味も違うのよ」
「馬鹿な、一体何が――
「残業手当!」「労災保険!」「内部監査!」「マンションのローン!」「人間ドック!」
「国民年金」「職場の人間関係!」「毎日定刻出勤!」「社会保険!」「所得税!」
「労働組合!」「勤務時間改善!」「夢の一戸建て!」「老後の心配!」「私の婚期!」
「……たっ、確かに重いいぃぃ!?」

 ――勝てる
 ――勝てるのだッ!
 ――人間一人戦闘不能にするのに必要なのは
 ――炎の魔剣でもサブマシンガンでも津波を呼ぶ魔法でも流派の秘奥義でもない
809(2/2) MONOGURUI008 ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:28:02 ID:GT6H9oNt

「くっ、くるな、来るなぁー! こっちには銃が、銃があるん――
「隙ありィィィィィィ!」
 びゅんっ ごん ぐしゃっ
「さっすがヒース、ナイスピッチング!」
「 石 は 銃 よ り も 強 し 」

 ――赤子の頭ほどの大きさの石を背後から後頭部にぶち当てられただけで
 ――儚くも頭蓋骨陥没による脳挫傷を起こすのが人

「……?! そこにいるのは誰ッ―― 《ごすっ》
 たとえ相手がマシンガンを持っていようと
《ごすっ》 《ごすっ》 《ごすっ》 《ごすっ》 《ぐしゃっ》 《がすっ》 《ごしゅっ》 《ぶちゅっ》
 背後からこっそり忍び寄って何度も石で頭を殴りつければ
「…ハァッ、ハァッ、ハァッ……、…ふ、ふふふ、意外とあっけなかったわね……」
 獣人の膂力である、剣や魔法がなくとも、別に倒せる。
「……っていうか、この爽快感は一体…? 」

 ――キャロ副主任覚醒
 ―― 正 義 誕 生

「さあどうしたの? まだ後頭部を思いっきり中身入った酒瓶でぶん殴られただけよ?
かかってきなさいよ剣士(ヒーロー)魔術師(ヒーロー)、これくらいで参るはずないでしょう?」
「ほら秘伝剣術出せ、大魔法唱えろ、ヒトのオーバーテクノロジーは持ち出さないのか?
竜とか精霊呼んでみせろ、奥の手を出せ、気功を練って、魔剣を起動してみせろ!」
 ――錯綜する世界。
「ほらほら、金属バットでめった殴りされただけで何寝そべって丸まってるわけ?」
「まだHP残ってんだろ? 立て、立て、立て立て立て立て立て超人(ヒーロー)!」
 ――変質する社会。
「Hurry(早く)!! Hurry(早く)!! Hurry(早く)!! Hurry(早く)!!」
「Hurry(どうした)!! Hurry(どうした)!! Hurry(どうした)!! Hurry(どうした)!!」
「きっ……キッキチガイ共めッ!!」
「『キチガイ』!!」
「キチガイって言うの貴方? 私達みたいな一流企業のビジネスマンを!?」
 ――『剣と魔法』の時代が死に。
「ほざくな功利主義者(プロフィットナーズ)! ほざくな資本主義者(キャピタリスト)!
こんなくそったれな時代になったのは、お前らみたいな――
「 五 月 蝿 え 野蛮人、『暴力』を飯の種にしてる社会不適合者の分際で!」
「同じ暴力振るうにしても、GDPの向上に貢献してる分私達の方がまだマシよ!」
 ――『資本と技術』の時代が来る。
「Do you understand? 要するにお前はキチガイ以下の犬の糞ってわけだ」
「だから『せめて腕が千切れても戦い続けるぐらいしてみせろ』って言ってるのにね。
……ハァ、もういいわ。一般人にすらなれない塵は要らない、貴方死になさい?」
 ――『猫井』の時代がやって来る。


 猫井(オレタチ)は全ての非戦闘員なネコの商人の代理人
 資本主義の地上代行者

 猫井(オレタチ)の使命は……えーと
 それでも精神より物質の豊かさが大事で金儲けに心血を注いで来た拝金主義者や
 それでもそこまではしてない、『商売の次元』で戦って来た悪徳商人を捕まえては
 嘲笑して、蔑んで、盗んで、襲撃して、叩き殺して、暗殺して、全価値否定して
 『商売』じゃ全員敵わないからって『力』で
 「犯罪スレスレの経済活動」に対して「犯罪そのものの暴力」を用いておきながら
 『正義』だの『天罰』だの『当然の報い』だの自己を正当化してる野蛮人共
 『愛や人情>金』を高らかに謳う、お金を稼ぐ事の大変さが分からないFuckyou共を
 ボッコボコのフルボッコ、ギタンギタンのギタン投げにぶち殺してやる事です

 資本主義ばんざい! えいめん! (※Amen)          ――ひぃす
810ここまで ◆USA.8LoleA :2007/06/24(日) 00:30:12 ID:GT6H9oNt

 ※上記「MONOGURUI」はフィクション――かもしれません



万獣の詩 〜猫井社員、北へ往く〜

本編 第5話 (86KB) 微エロ
 ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/31_1.txt
寄り道外伝 前編の前半 (48KB) 非エロ
 ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/32_1.txt
寄り道外伝 前編の後半 (51KB) エロ
 ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/33_1.txt

 少し脱線はするけど、じわじわエロくなってくところ

<三行ストーリー解説>
 ・ドキッ! にょろとわんこの地上最底辺決定戦! 〜お前の方が格下だ!〜
 ・世にも奇妙な物語 こちむい世界の特別編
 ・いただきむわーす♪
811名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:32:51 ID:qZ+R2TbT
ちょっ、

ちょっ!

ちょっとおおおおwwwwwwww
812名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:44:26 ID:FVNNCGpw
わぁなんてえろいんだ。

面白かったです!
813名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:50:36 ID:qZ+R2TbT
なんで安部テイストな師匠
814名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:53:27 ID:sGNccypr
いつもは作者様のモチベとかを考えて、読んだSSの感想を迷惑にも長々書く俺ですが。
何から何まで精巧過ぎて もうオーバーフロー

『氏を賞賛するに相応しい言葉』の検索結果は 0 件です -Powered by 俺の言語野-




王道だろうが何だろうが、『母親と子供』は本当に弱い。泣いてしまった。
つい時間を忘れ2時間もかけて読んでしまった。明日早いのにorz
815名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:16:52 ID:qZ+R2TbT
親子の愛や社会の縮図を論じる直ぐ傍で「おっぱい!おっぱい!」って振り幅すごすぎて笑わずにはいられんw
816名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:49:54 ID:sGNccypr
てか話の中でさり気なくある事に気付いた……まさかあの人はそんなアレなのか…だからあんなスペックを……orz
マジ幸多かれ……



もういいや睡眠イラネ
こうなったら今から全部読みなおして朝迎えてやる
817名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 07:16:23 ID:z/xlOScq
朝から一気に読み耽った。
うん、ありったけの感謝をこめてGJと。
818名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:43:18 ID:xQeY9BzF
凄すぎです。あらんかぎりの愛と感謝を作者様へ。

・・・ところで既出なら申し訳ないんだけれど、タイトルなんて読むんだろう。
まんじゅうのうた?
ばんじゅうのうた?
819名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:54:45 ID:3aCQXk61
万物って言葉があるしばんじゅうじゃないか?
820名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:26:32 ID:CKTQKUwo
なんかもー圧倒的なレベルの差を感じてちょっち凹んだけど超GJ!
一番の感想としては、ラウ君いいぞもっとやれ。
とうとうエロスも混じって物語が加速し始めてるっぽくてワクテカしてきたw

しかし何でこんなん書けるのか・・・・嫉妬の炎に身を焼かれそうDA・ZE☆ ギギギギ
821名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 17:50:34 ID:Zm32WWU0
マジクオリティ高すぎ。
ネタとマジを並立させる腕前は、広い知識の前提あってこそ。
そしてイェスパー。

デカチンで初めてが〇歳で相手がきょぬーお姉さんだとぅ!?
マジ許せねえ!ヒースさんやっちゃてください!
822名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 02:34:17 ID:COrUmHXi
>>810
もはや言葉は要らない。ただ貴方の力量に感服いたした。




だがティルタソは俺の嫁
823名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 08:12:28 ID:nABlyBMO
話の流れからして、饅頭怖いに掛けてるのではないかと……
そのうち、獣ツンデレなあたしが登場したりしてwww
824名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:08:32 ID:eo+AxTtV
毎度ごちそうさまでござりました。
男どもの魅力の陰に隠れがちだった女性陣の可愛さも
じわじわと表に出てきてこの先ますます楽しみであります。
俺もおっぱい揉んでほめられるような少年時代がすごしたいな…
いや、代償が大きすぎるか……

ただひとつ大きな不満があるとすれば、灯りを消す前より
消してから何が起きたかを、きっちりと読者の目に見えるところで
やるべきではないのかと、
この点においてはラウくんに猛省を促したい…促したい! コラァァア! 生殺し!!
825 ◆USA.8LoleA :2007/06/25(月) 23:02:05 ID:irhiRUcm
>>818 >>823
○ ばんじゅうのうた(または)ばんじゅうのし
× 饅頭の歌、饅頭の詩
残念ながらおはぎやぼたもち、あんころもちの出番はありません。
>>824
みなまで言いなさるな、全て存じております。当方に抜かりはございません。


□ 補足 □
・イェスパーは有尾のヘビ。アディーナ系のヘビとは多分離れた別系統。
・彼の故郷周辺では♂♀共に尾のあるヘビ(二足歩行+尻から尾)が一般だった。
・成人で長さ150〜250cm、太さ20〜30cm。ラミアの数分の一だがそれでも長い。
・ティル君は豆柴系。ただし別の血も混じってるせいで耳が立っておらずへちゃれてる。
・ややこしいメンバーの老若序列をヒト年齢に直すと大体こんな感じ。

     実年齢  肉体年齢    精神年齢
犬♂    65歳    24〜25歳    30歳ぐらい
猫♀    160歳.   26〜27歳    25歳ぐらい
猫♂    63歳    21〜22歳    厨房
鷹♂    35歳    23〜24歳    大学生レベル
蛇♂    24歳    17〜18歳    高校生レベル
犬♀    32歳    16〜17歳    中学生レベル
狼♂    57歳    22〜23歳    25歳ぐらい
羚羊♀  24歳    24歳        25歳ぐらい

ヘビ24歳>イヌ32歳、カモシカ24歳>ネコ63歳みたいな妙な図式が成り立つけど、
それはそういう世界なんだって事で。
826名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:12:30 ID:TRuNmETT
精神年齢は個体差あるもんなぁ
続きもwktkしてます!
827名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:30:32 ID:Y3sZyFJI
さすがキャリアウーマン、ケタが違うぜ。

あ、いえ、そんな、猫井の技術は世界一でその持ち上げられたコタツなんかもそうですが用途的に間違っている気がするんですがああああああああ
828名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:32:45 ID:COrUmHXi
>猫♂ 厨房
まぁ。分かってはいたさ。だが吹いた


>犬♀ 中学生
年齢は高校生 精神は中学生 体はエロい子とか。
やっぱり俺の嫁
829名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:43:39 ID:wD+id0tO
>825
>当方に抜かりはございません

信じたからな! 頼むぜ!
ていうかもう土下座でもなんでもするのでお願いします_ト ̄|○
830名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 02:04:50 ID:WGecwcux
>>810き、き、き、キタアアアアアアアァァァァァァァァッー!!!

昨今はちょっとした要素だけでツンデレという言葉を濫用する風潮がはびこっていて、
真にツンデレをこよなく愛する俺にとっては、この単語を軽々しく使用する者は、
ツンデレを生み出した先人に対する愚弄とさえ思っている。
……だがキャロ女史に対してだけは、彼女こそが正真正銘のツンデレだと思わされた。
やはりあなたは凄い。


だが 異 議 あ り !!
確かにおっきいのはいいことだが!!
ブルゥウン ブルゥウン ボィィイーンも良いが!!
それだけがジャスティスとは、お父さんは断じて認めんッ!!
小さくてもおっぱいはおっぱいだ!!
おっぱい!!おっぱいがおっぱいでおっぱいなんだッ!!
831名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:24:28 ID:O39ERDsQ
爆乳vs貧ヌーvs手乗りおっぱい三つ巴戦に、己のゴットハンドで俺流カスタマイズ最強!!!
な乱入シーンを永遠に夢見ているムッツリ中二病な漏れが匍匐前進しながら通りますよ

まぁ、そのなんだ……
精神的お父さん役ワンコ、愛されているのはとても幸せな事だから、頑張れ超頑張れ
832名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:35:51 ID:20XJYjDB
なんだ、もうティルちゃんはヘタレコリーに早いとこ見切りをつけて
キャロ女史とくっついちゃえば八方丸く収まるんじゃない?じゃない?
と思った俺百合派 

ていうかキャロさんが男前すぎるのがいけないんだ。惚れるわ〜
833名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 15:45:56 ID:Knk+cDhR
そういえばこちむい世界で胸のおっきい人が多いのだろうか……?
834名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:20:12 ID:X48eAs0X
そこらへんの存在比率ってのはどーでもよくね?
牛はデカいのが多いとかネコはペッタンコが他と比較して多いとか。
でも結局は個人差の一言で済まされるような。それくらいで十分な認識。

そんなこと調べているヒマがあったらご主人様の性感帯の一つでも探せよ、みたいなw
835名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:07:58 ID:RNhqXxxQ
>>832
あそこの家庭は面倒見のいいお父さんと男前なお母さんでなりたってるから。
836名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:33:35 ID:Knk+cDhR
>>834
すまん言い方が悪かった
このスレのご主人様達はおっきいのと小さいのどっちが多いのかな?って事なんだ。
837名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:18:05 ID:tFY695Am
もうそろそろ熱い展開のSSキボン
838名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:57:18 ID:zwcTBCzb
じゃあ動物とシチュのリクキボン
839名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:40:56 ID:p0VIvA3g
ならばそれがしが。

動物:くらげ
シチュ:くらげ
840名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 07:23:05 ID:JPtRAh/b
触手プレイしか見えてこない。
841名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 08:07:21 ID:pMC8aJy4
愛ある触手プレイというと猫医院氏を思い出す。
842名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:26:28 ID:T2vJZLGl
一口に熱い展開と言ったところで様々だからな。
フローラ様とかティンダロスとか、その手のダーク展開を希望したい。
こちむい世界の暗部闘争とか、生々しい世界の現場とか、
物語に深みを加えてくれる部分がおろそかになってる話が増えてきたように思うんだ。
843名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:52:08 ID:j25r8Zk6
自分で書け で糸冬
844名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 14:10:40 ID:v6s3Nmki
>>842
実際問題、シリアスだったりダークだったりって話を投下しても、一部の人気職人さん以外だとぶっちゃけレスがつかないって現実があるから。
845名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:05:35 ID:pTO81cx/
ちょっとアホっぽい可愛いキャラが真面目な世界で格好良さと両立したときに惹かれるよな。
ただ、可愛さの理由と真面目さの理由を共有してないといけない難しさとかある。
846名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:35:05 ID:bYTYGkct
ダークでシリアスな展開の話ってのは、ぶっちゃけ書いた人の人となりが出ちゃう訳で。
バカにする意味でなくて、ガキが背伸びして書いた話はすぐに底が見えちゃうから詰まらないし、興醒めするだけ。
それなりに人生経験踏んでないと書けない話しがあるし、読んでて意味が理解できない事もあるんだと思う。
なんせ、人は自分の目で見たものしか真実だと信じないからな。それなりに修羅場を潜らないとダメでしょ。
だから、犬も食わない夫婦喧嘩って奴を経験した事のない作家さんが夫婦喧嘩のシーンを書くと、
なんか笑うだけのコミカルなシーンでしかないんだよねぇ。
847名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 16:16:41 ID:o+TYHI8F
ちょっと前に避難所で愚痴ってた人かな。
自称「目の肥えた」「物のわかった」高尚読み手様はスレをつぶすぞ。
本人が「スレのためを思って苦言を」なんてつもりの場合はよけいにだ。
848名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:35:17 ID:j25r8Zk6
結論

読み手は自重
書く事の辛さを知れ
849名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:32:37 ID:pVWtjTZa
まあ、人気職人様でもない俺ごときは身の程知らずにリクエストに答えたりせず、自分の書きたいものを書いて投下するのが身のためなんだろうな。
850名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:58:23 ID:H8HhAc2V
自分が書きたいのがおっぱいとおしりの
ふたつある時はどうすればいいんでしょうか
851名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:00:26 ID:pVWtjTZa
>>850
つ【前後編】
852名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:25:11 ID:HQMuEbC9
txt投下すると見れない人がいるしねぇ
853名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:36:11 ID:xP/iPQs6
>852
うーん……自分のは長いもんだからどうしてもtxtにしなければならないんだよなぁ。
それにエロが薄い(というか序盤は皆無)し、萌えというよりも硝煙と鉄の臭い、アニキ&オヤジばかりだし…
思い切り自分の書きたいものだけ書いてる作品だから、やっぱりtxtかな。
854:2007/06/27(水) 23:47:19 ID:J2ywtPjx
昆虫娘の第6話です。
虫の話ですので、苦手な方はご注意願います。

ttp://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/34_1.txt
855名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:16:29 ID:5vUTX/d/
>>849例え人気がなかろうと、一人でも自分の作品を読んでくれてる人がいる以上全力で頑張るのが書き手精神だ!


>>854
最近ニンジャがアツいですな。

変態を見られたの恥ずかしさは度合い……。
電車に駆け込み乗車しようとして飛び込んだ瞬間ドアに思いっきり激突して鼻血出して挙げ句、ぶつかった拍子に鞄の中身がそこら中に散乱し、
かつその鞄の中身がドジーン誌とかいわゆる一般人が引くアイテムが多数入ってて、中身を一緒に拾ってくれた若い女性の嘲笑と侮蔑の混じった目線が刺さった時以上の恥ずかしさなのだろうか。

秘密教団のあたりのくだりがイヤにリアリティがありましたなぁ。
いつもの吹っ切れ成分控え目の代わりにクールな熱さが加わっててなかなか楽しかったです。
どんどん上手くなれる才能が羨ましい限り。

GJ!!
856名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:20:34 ID:5vUTX/d/
秘密教団のくだりのあたり

→秘密教団の最終目的のくだりのあたり

訂正訂正
857名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 06:45:43 ID:WYZ09Xqx
すばらしい。実にすばらしい
もはや完膚なきまでに魔法少女のマスコットとして一人前になったトール君に
是非ともこの称号を授けよう










つ 淫獣
858名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 06:59:51 ID:09w3UHbN
なんて、なんてエロい生きものなんだスズメバチ!
まさに、お尻のために生まれてきたような御方。すばらしい。
859名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 12:20:19 ID:gkBuM9+C
予想どおりの気まずい空気w
そうか、前が針だからできないなら、あにゃーるがあるじゃないというのがスズメバチという種族なのか。
えろえろですな。
それと正座大好きなべすぱたんかわゆす
GJ!!
860名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 12:52:29 ID:nM/27oa9
地味なべすぺたんにすっごい萌えた。
あと24もある乙女の秘密の花園にギガワロッシュ。
超GJです。
861名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 20:11:43 ID:lwRzxSIE
毎度毎度軽快かつ爽快なノリお美事にございます、今回も楽しく読ませていただきました。
それにしても意識しちゃってるべすぺたんが素薔薇し可愛い、いい尻穴天女だ。
862名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:14:48 ID:8ORX7vM0
GJ!!!!!!
863名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:46:03 ID:x1rM+5AS
しかしトールがどんどん鬼攻めキャラ化してくなあ
最初の頃は無気力でじじくさくて何事にも受け身な流され少年だったのに
変な経験値ばかり積みおって、実にけしからん!おおけしからん!
864名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 08:41:44 ID:8UgeReBn
毎度GJ!
ふだん全開元気っ子が羞じらう姿はすごまじい破壊力。
とても抵抗できるものではない。
ところでレイヌさんには髪の毛ははえてるんすかね?
865名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 02:09:09 ID:lSv6IZUx
クラゲ
熱い話

クラゲは植物に近い生命体であり、海を漂いつつ光合成などを繰り返すだけで死ぬことはなかった
強い自我も持っていなかったので文明といえるものは発達していなかった
そのために他種族との交流はあまりなかった
しかし、世界の文明が発展し他種族の生活圏が海中にまで入り込んできたために交流をもつようになる
クラゲの容姿は男女とも透明(淡い水色)な組織でできたヒトである
どちらかといえばスライムなどの魔法生物に近い
地上では少しずつ体の水分が蒸発していき小さくなる
幼稚園児ほどの大きさになると魔法のバリアで体全体をつつみ仮死状態に入る
クラゲは十数年ごとに転生を繰り返す
転生不可能な状態では仮死状態に入る
二人のクラゲ(性別問わず)が一度混ざり合い新たな二つの命として生まれ変わる
両方の記憶を受け継いでいるとの観察記録あり
クラゲとの性行為はとても気持ちいい
クラゲは拉致されても気にしないし強姦されても気にしないからあちこちで拉致されている
クラゲを家畜やペットのように扱う人間も多数存在しており、そういった輩は強い非難を浴びているが、当のクラゲは一切気にしていない
そのために警察も動かない
クラゲが各地で拉致されるようになって百年以上たとうとしてる現代、今までになかった例が多発
それは、性行為を終えたクラゲが突如仮死状態に入り、数カ月して目覚めるとその性行為の相手の種族の女性の容姿(体の組織は透明)で転生
しかもその相手の記憶をすべて受け継いでいることが発覚
さらに海中のクラゲに知能での進化がみられ、どうにもクラゲという種族はそれらすべてが一つの生命体であり、各個体は末端の端末のようなものであると判明
この百年の間にクラゲたちが主に他種族から受けた行動、性行為
そのためにクラゲたちは今までのように全てに無関心ではなくなっていた…
そう!!SEXに興味を持ち始めたのだ!!!!!
急激に淫乱になるクラゲたち!!
次々と骨抜きにされていくクラゲを拉致した人々!!
そしてなぜか転生後の性別がほとんど女性に!!
脱走するクラゲ!!
市民プールに侵入!!!
増殖!!!!
気付かず開園!!!!!
一斉に襲われイカされる人々!!!!!!
馬鹿な!!!!水位が増しているだと?!?!
地上で急激に数を増やすクラゲ!!(海中での目撃数が減少しているため全体の数は変化なしと推測される)
次々と多種多様な種族の記憶を手に入れるクラゲに危機を感じた各国はクラゲの捕獲に踏み出すが…
切ってもしなない!!撃っても死なない!!バリアが何故か破れない!!
仮死状態で監禁すれば数日で死に蒸発するが全体数に変化がないのでどこかで転生していると思われる
戦え主人公!!
これ以上の知識の漏えいはクラゲによる全種族の支配すら可能にしてしまうかもしれないのだ!!
今日もプールは満員御礼!!



こんな感じでどうですか?
866名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 08:19:14 ID:fh06CVVz
よく分からないけどスレ違い
867名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 08:32:40 ID:d52wy5dN
>>865
当然異種族間での生殖能力はないからいくらエッチしても妊娠しないわけですね
あとはバリアがガラスのようにパリンと割れれば完璧かと
868名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 12:49:30 ID:lSv6IZUx
スレ違いと言われたのでもう一度自分の設定を見直してみました
確かにこのスレよりスライムなどを中心に扱うスレ向きな設定かもしれません
イタズラに他種族、ひいては世界観に影響を及ぼす設定は作るべきではないですね

バリアがガラスのように割れると完璧…ですか?
不死かつ最強な設定はいただけない、弱点がないと物語が成立しないというような意味でしょうか?
自分はこの最強のクラゲがいかにして退治されるかの構想ができあがっているので、せっかくのご忠告ではありますが、これに関しては初期設定で行こうと思います
869名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 19:26:54 ID:un1GdzgX
ネタは面白かったw
ただちょっと世界観違うかなー?という感じ。
オリジナルの方が向いてんじゃないか?
870名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 20:15:48 ID:XJj6vvuS
>>865
ここでこの設定なら映画オチとか合うかも、と思った。
若手実力派女優が主演、新進気鋭の監督による特殊メイク・SFXを駆使した超大作!
ネコの国で観客動員数史上最大のヒット!
ラストは、賑わう映画館の喧騒のなか、そっと立ち去る透明な女性……
みたいなw
871名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:14:47 ID:QRK62v8/
>>865
もちろんネタだよな
872名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:07:59 ID:lSv6IZUx
新参者の自分にはこの世界の世界観が少し分かっていなかったみたいです
いつか870さんのアイデアで投下するかもしれません
873名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:51:10 ID:/Hx3jlt7
設定を見る限りでは種族というよりは魔物とかモンスターの域だわな、生物兵器や精霊とも違って
この世界における「人間種族」の定義は自発的に知能行動・文化活動・社会行為を行い、
かつ国家や種族として他から認められるだけの実質的力、能力、後ろ盾、慣行があることだから

今までこのスレに出てきた種族は皆ヒューマンとしてのコミュニティを持っていた
スズメバチですら独自の価値観と文化を持つし、ヤギですら集団形成して社会経済活動を行ってる
国と呼べるほどには大きなコロニーを持ってない種族でさえ、村や町程度は形成してた
その観点からすればクラゲみたいな存在は、それこそ動物や魔物だろう
少なくとも他から動物扱い・魔物扱いされて違うと抵抗しない時点でヒト以上に人間してない
874名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:45:50 ID:zmlsfFgs
御説明痛み入ります
その点を考慮しつつ作品にとりかかろうと思います
875名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 10:27:07 ID:54pKBeWt
ここはずいぶんと敷居の高いスレですね
876名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 10:39:19 ID:vEerBpYq
時と次第によって上がったり下がったりする敷居だけどな
877名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 11:24:14 ID:LCRCTUsr
シェアワールド形式で世界設定が複雑で敷居が高いってのもこのスレの特徴の一つ。
でないと亜人スレや擬人化スレ、妖怪スレとの差別化が図れない現実もある。
つか総合度では亜人スレや人外スレの方が高いはずなのに、
なんでこんなコアでマニアックで非総合系なスレがこんなに栄えてんだろねまじで。
878名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 11:38:13 ID:Yd7lHVwG
猫井製魔洸式自動敷居昇降機 工賃込み250セパタ
879名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 12:17:41 ID:ylvUNsjM
一言で言えばスレの中にあるテーマさえ守ればかなり自由が利くから。
それに尽きると思うけど。
880名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 14:42:56 ID:o9CxJOUA
>>877
縛りがなさすぎても、書くのは難しいからなあ。
881名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 16:51:41 ID:dcVVLizN
ある程度世界観に下地がないと書けない話とかあるしねぇ。
例えば最近では一番の大型投下作の万獣の詩とか。
もちろん一からやることも出来なくはないだろうけど、
そうすると今以上の文量、情報量になっちゃって目茶大変になるだろうねぇ。
882名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:37:03 ID:vkntiBDA
ファンタジックさと現実感を両立させている世界観が絶妙な土台だからだろうか。
現実感のないファンタジーは読者が感情移入できないオナニーになりやすいからな。
そういう意味で、ここは獣耳とファンタジーと社会性とあれこれと全部立脚してる「広大だけどしっかりとした土壌」だよな。
883名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:41:02 ID:U3Gk7y4X
一定の世界観に共感する人が多かったからこれだけ隆盛を誇ってるんでしょうね。
もうベタエロを書く人から人生物語書く人まで、幅広い職人を抱えてるのもこのスレの魅力。
保管庫読んでると楽しいもの。
884名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 21:30:57 ID:vkntiBDA
でもやっぱ、大元は「ネコの国があり、イヌの国がある」「経済の概念がある」「政治がある」「魔法と技術概念の天井」を定義したこちむい氏に収束するんだよな。

「ネコの国、イヌの国」→「種族別国家という世界概念が生まれ、種族の解説が容易になる」
「経済の概念」→「各国の土壌などの定義」
「政治がある」→「各国の関係や差別などの概念」
「技術と魔法の限界」→「インフレ自主規制ライン」

さらに『落ち者』の残酷な運命を覆いこむようにアホエロしてる姫様www
885蛇足の人:2007/07/02(月) 21:57:24 ID:hlJkHory
あ、どうもみなさんお久しぶりです。
今回は申し上げにくいのですが、犬探偵がかなり難航してまして、
息抜きのつもりで書いていた一人称のケダマ小説の方が先に完成してしまい、投稿することにしました。
50KB越えるのでうpろだに投稿しようと思っていたのですが、白紙になってしまうのでこちらに。
少々アフォが入っている狼のケダマの話しです。
886蛇足の人:2007/07/02(月) 21:58:31 ID:hlJkHory
 俺の名は雪野 楓(ゆきの かえで)。女のような名前だと言われるが、れっきとした男だ。
 特技はその天才的とも言えるフライパン捌き。
 小学生の頃には、すでに近所のファミレスなど及びもしないレベルに達していた。
 故に我が家では、お祝いの時に外食した経験など無い。
 並の料理やでは俺が作る方が美味いし、あんまり高い料理屋へ行く経済的余裕もなかったからだ。
 高校は調理師のための学校に通った。そこでも俺はダントツの一番だった。
 俺が手を掛ければどんな安物の食材からも、最高の料理が出来上がり、
在学中にあっても、その技術はプロ並みと囁かれていたものだ。
 実際その実力は、高校卒業と同時に東京に所在する最高級レストランに就職してしまうほどだ。
 元々はド田舎に住んでた俺だが、高校卒業と同時に晴れて上京した訳だ。
 だが、そんな俺にも悩みといえる事がある。俺のプライドを全否定するような問題だ。
 俺が上京しレストランで働き始めてから、すでに一ヶ月が経っている。
 しかし、このレストランのオーナーシェフであるしけたジジイは、俺に皿洗いと掃除以外の仕事をさせようとしないのだ。
 終いには俺だって堪忍袋の緒が切れる。俺は閉店時間に厨房へジジイを呼び出して、問い詰めている所だ。
「何故だ! 何故アンタは俺にフライパンを握らせない!
分かっているだろう!? 俺の技術は誰にも真似する事などできない。
俺は誰よりも美味い料理が作れる! そう思うからこそ俺を雇った筈だ!」
 料理に関するセンスにおいて、俺の右に出る奴などいない。
 俺よりも精妙に調理器具を扱える奴を、俺は見た事が無いし、そもそもそんな奴はいる筈が無い。
 だが、ジジイは随分生え際が上にある白髪頭を右手で掻くと、鼻で笑い、俺に言ってくる。
「その理由が分からない内に、この店で貴様の料理を出す訳にはいかん」
「俺の何処に問題がある! 適当な事を言って、どうせ俺の才能を妬んでいるのだろうッ!?」
 俺がジジイを人差し指で差しながら叫ぶと、あいつは「残念だ」とばかりに首を振った。
「おまえは自分の技術に対する誇り以外、何も持っていない。
料理に向けるにしても、客に向けるにしても、おまえには慢心と過信がある。
確かに技術面だけなら、料理の味だけなら、近い内おまえはワシを超えるだろう。
場合によっては、料理界の歴史に残る偉人となる筈だ。
しかしおまえの慢心を捨て切れない内は、フライパンを握らせるつもりはない。
おまえが今のまま成長し続けたとして、料理の神髄に辿り着く事は出来ん!」
 料理の神髄? そんなモノは生まれた時から理解しているよ。
 俺は料理人になるために生まれたと信じている。それは俺の才能が、何よりもの証拠だ。
 それを黙って聞いていればこのジジイ、好き勝手に貶しやがって。
 そこまで言ってくれるのなら、俺だって考えがある。
「訳が分からないな。料理に必要なのは才能、そしてその才能を裏打ちするための努力だ。
それだけが重要なんだ。それを信じて、俺は1日の内のほとんどを料理の修行に費やして来た。
それが分からない店にもう用はねェ。俺は出て行く。そして俺の店を作ってやるさ。
俺を理解できない奴の所に居たって、腕が鈍るだけだ!!」
 俺は被っていたシェフの帽子を投げ捨て、自ら仕入れた食材と、
調理器具を入れた鞄を引っ掴み、厨房の扉を蹴り開けて出ていった。
 格式張った歴史を持っているだけの古臭いレストランなんて、俺には似合わない。
 俺は俺の実力を認める場で、俺だけの料理を作る。俺の作り出す嗜好の味で、世界を変えてやる事だってして見せるさ。
 ここではない何処かで、俺の実力を最大限に発揮できる何処かで――――


×××
887蛇足の人:2007/07/02(月) 21:59:53 ID:hlJkHory


 ドアを閉めて歩き出した瞬間、妙な感覚に陥った。
 立ち眩みをしたかと思うと、次に目を開けたとき俺は、見た事も無い荒れ野の中に倒れていた。
 ロクな作物さえも育たないような痩せた土地だという事は、一目見ただけで分かる。
 これではあまり上質な食材は期待出来そうもない。
 吹きすさぶ風は冷たく、身も凍る感覚とはこの事を言うのだろうか?
 痩せた土地に作物が芽を出したとしても、霜にやられてしまいそうだ。
 俺は寒さにかじかむ手を地面に突っ張り、ゆっくりと置き上がった。
 見渡す限り建物は見えず、所々に雪の積もった荒野が広がっている。
 ゴツゴツとした岩が点在して、見かけにも美しさに欠ける。とんだ場所に来てしまったものだ。
 (――そもそも、何故に俺はここにいるんだ?)
 一番重要な筈のその疑問だが、俺の脳内にその疑問が浮かび上がったのは、食材に関する思案の次だった。
 頭の中での優先順位が『上質な食材が手に入るかどうか』>『何故ここに来たのか』になっている。危ない危ない。
 ここが温暖な気候で、豊満な土をしていたなら、その疑問に考えが及ぶのはさらに遅れていた筈だ。
 俺は、今の状況について考えながら、深い溜め息を漏らした。
「ちっ。夢にしてはリアルすぎるし、何がどうなったのか説明してくれる奴はいないのか?」
 周りを見回しても、人影どころか小動物の一匹も見当たらない。手掛かりはゼロか。
 俺もよくよく運の無い男だ。神様は俺に才能を授ける事ばかりに気を取られて、俺に運を授け忘れたんじゃないだろうな?
 こんなふざけた場所に――
「おまえ、ここで何をしている? 余所者の利益になるような物はない筈だが?」
 ッ!? 背後から低音の女の声が聞こえた。俺は慌てて振り向いたが、開いた口が塞がらない。
 今さっきまで誰の気配も感じなかった。
「バケモノ……?」
「ヒト……!?」
 しかし、それは相手も同じようだ。真っ白い毛皮に包まれ、オオカミの顔をしたそいつは、俺と同じように口をあんぐり開けていた。
 顔からはイマイチ性別を判断できないが、ボディラインは女のそれだし、ふむふむなるほど……中々の巨乳だ。
 全身を毛皮が包んでなくて、顔がオオカミじゃなければ魅力的かもしれない。胸と尻以外に余分な脂肪もついていないし。
 ……まあ、顔と180pを超えるだろう身長が、全てを台無しにしているので、スタイルは大して意味を持たなかった。
 俺がこいつを女性と見なしていないのは、この相手を“彼女”やら“女”と呼称しない事でも明らかなはずだ。
 冷静さを取り戻し始めた頭脳でそんな事を考えていると、相手も徐々に冷静になっていたようだ。
 口を閉じて一歩一歩俺に近付いてくる。嬉しさのあまり興奮しているのか? やや足取りがフラフラしていた。
「最近はめぼしい賞金首にも出会えていなかったが、ヒトのオスを見つけるなんて、運がいい」
888蛇足の人:2007/07/02(月) 22:00:59 ID:hlJkHory
 口の端を吊り上げながら歩いてくる、そいつの漏らした言葉は、
明らかに俺を格下と見なしてのものと理解してもいいだろう。
 生まれ付き、分不相応に粋がる奴はあんまり好きではない。俺は直ぐにそいつへ言っていた。
「うっせぇ。バケモノが獣臭い体で近寄るんじゃないぜ。
こっちは客商売だってのに、臭いが移っちまったらどうしてくれるんだよ。
俺の半径2メートル以内に近付くとしたら、全身の毛皮を剃って体を洗ってからにしな!」
 目の前のそいつの瞳に、怒りの炎が揺らいだのを俺は確かに見た。
 何か触れてはいけないものに触れてしまったのかもしれない。
 だが、それはかまわない。罵倒しているのだから相手の痛い所を突かなくては意味がないではないか。
 口げんかは、相手を傷つけて泣かしてやってナンボだ。
「ヒトの分際でナマイキを言ってくれるな。……少々痛い目に遭わせて連れ帰るぞ!」
 そいつはいきなり俺に飛び掛かって来た。それも、常人からは想像も及ばない瞬発力と身のこなしでだ。
 やはりバケモノだ。獣人なんかフィクションだけの存在と思って、こいつも着ぐるみか何かだろうと
心の何処かで疑っていたのだが、人間に真似出来ない動きをされてしまっては、認めるしかないな。
 それにカッとなったらすぐ手が出るなんて、バケモノらしい思慮に欠いた行動だ。
「あまり俺を甘く見てると痛い目に遭うぜ!」
 きっと油断があるのだろう。動きが直線的で軌道を予想する事が簡単だ。
 フライパンの上で跳ねる炒飯の方が、まだ良い動きをする。
 俺は身をかがめてそいつの腕の下を擦り抜けると、
一緒にここへ来たらしく少し離れた場所に落ちていた、俺の鞄のところまで走った。
 しかしあいつも中々やる。あっという間に方向転換すると、今度は油断のない動きで俺へと走ってくる。
 あいつは走りながら右拳のストレートを放とうと構えた。流石に俺の運動能力で、それを避けきる事は出来なさそうだ。だが――
「なんとー!」
 神聖な調理器具をこんな事に使うのは気が引けるが、
俺は鞄から取り出した二本の包丁の刃を相手にかざし、その拳を受け止めた。
 思わぬ反撃への戸惑いと刃物への警戒から、バケモノは失速したのだがが、
元々勢いが付いていた事も有って、止まる事は出来なかったらしい。
 右ストレートを包丁で受け止めた腕には、痺れるような衝撃が流れ、包丁を手放しそうになってしまうが、
長年使い続けたこの二本の包丁は、もはや俺の手の延長だ。そう簡単に放しはしない。
 なんとか俺が耐え切ると、包丁を伝ってバケモノの拳から流れる血が、俺の手まで滴って来た。
 生きたまま食材の生物を捌くこともあるし、俺は割と血への耐性がある方なので、さして気にならない。
 しかし相手はどうも違うようで、バケモノはそれを見て目を見開くそして一言、
「血……っ!」
889名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:02:00 ID:hlJkHory
 そう掠れた声で悲鳴を上げ、フラフラした足つきで後退りすると、気を失って倒れてしまった。
 いきなり襲い掛かってくるわ、自分の血を見たぐらいで気を失うわ、随分と忙しいバケモノだ。
 だが、これは俺にとっての好機だ。
 今さっきは運が良かったが、この後コイツが目を醒ましたとして、俺の力でねじ伏せる事はどうみても不可能っぽい。
 なら今の内に、身動き取れない様に近くの岩へ縛り付けてしまえばいいのだ。
 ロープなら、少し離れた所の岩陰に置いてある、こいつのらしい鞄の中から出て来た。
 しかし古臭く年季の入った鞄だ。中身もロープの他は、
すでにシメられた兎と、読めない字で補足された人相書きくらいのモノだ。
 兎の毛皮に手を添えると、恐らく息の根を止めた後、一晩中この寒さの中で放って置いたのだろう。冷たく凍っていた。
 冷凍庫要らずとも思ったが、中途半端な寒さで凍らせると内組織が崩れ、味が落ちてしまう。
 保存は利いてもそれでは意味がない。せめてマグロ漁船ぐらいの冷凍設備が無くては話にならないな。
 ……いけない。全ての事を料理方面に結び付けて思考してしまうのは、悪い癖だ。
 とりあえずは身の安全を確保するため、こいつを岩に縛っておくという当初の予定を、実行に移さなくては。
 目を醒ましたら、ついでにここが何処か聞こうか。言葉を喋っていた筈だ。
 とにかくこのバケモノを持ち上げて、岩の所まで運ぶ事から始めなくてはな。
「……っとと!? ちっ、こいつ重いな」
 そいつを持ち上げようとしたが、意外に重く俺はふらついて倒れてしまった。
 しかもバケモノを押し倒すような形で倒れてしまった事が、非常に不本意だ。
 大きな胸の谷間に、顔を偶然挟んでしまっても、運が良いとは思わない。
 女の胸なのに甘い匂いなど微塵もしないし、真っ白い毛皮が鼻の中に入って、くしゃみが出そうになる。
 この寒い中で暖を取るという意味なら、ふかふかの毛皮もあって、
まあまあの状況だが、異性に接している感覚は抱けない。
 しかもこいつ――
「胸が堅い。揉まれた事一度も無いんじゃないか?」
 興味本位での行動だったが、深く後悔してしまった。
 マシュマロなんて甘くて柔らかいもんじゃない。もっと硬い。見かけの大きさだけで騙された。
 俺は深く溜め息を吐いて立ち上がろうとしたが、不意に肩をつかまれる。少々マズった。
 暗闇の中に落っこちていたあいつの意識が、今のでまた覚醒してらしい。
「おい、おまえ何をしている?」
「……やましい事はしてません。君じゃ勃たないから」
 肩を掴む手に力が入る。痛ッ……痛い! イタタタタタ!
「それ以上爪立てると血がでるぞ……!」
「あっ」
 やはりと言うかなんと言うか、途端に俺の肩を掴む手が緩んだ。
890名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:02:50 ID:hlJkHory
 血を見て気絶する狼なんて、狼なのだろうか? 一体どれだけヘタレなんだこいつは。
 もしかするとこいつの正体は、狼の皮を被った羊か? それなら血が苦手なのも納得できる。いや出来ないか。
 いやそれよりも血が苦手なんて、毎月の女の日はどうしているんだ? 捕まえて来た兎を捌く事ができるのか?
「なあ、出会ったばかりでこんな事言うのもアレだが、ホントおまえって女としても狼として終わってるな」
 いけない。つい本音がこぼれてしまった。この口めっ! おまえはいつもご主人様に迷惑をかけて!
 案の定、俺の肩に置かれたこいつの手に、再度力が入る。痛い。メチャクチャ痛い。
「本当に狼としても女としても終わってるかどうか、おまえで試してやろうか?」
 牙を剥いて唸り声を上げながら、どすの効いた声でそう言われると、結構な迫力だ。
 子どもの頃に親と行ったサファリパークよりも、遥かに迫力がある。
 俺も離れようとしたのだが、放してもらえる筈も無い。
 そのため俺は、こいつを押し倒したような姿勢という、
重ねて言うが心の底から不本意な体勢のまま、こいつと見詰め合わなければならない。
 どうやってこの状況を脱出するか、俺は頭を悩ませるが、思ったよりも直ぐに答えは出た。
「俺、実は病弱なんだ。このままじゃおまえの顔面に吐血しそう……、ゴホッゴホッ!」
 いかにも演技臭い素振りで咳をする俺を振り解き、あいつは物凄い勢いで離れていった。
 仮病だったのだが、あいつにはそれを考慮するほどの頭も余裕も無かったらしい。
「わ、私の前で血を吐いたりはするなよ……。絶対にするなよ!」
「心配しなくてもそんな事はしないさ。今のは仮病だからな」
 あいつの全身の毛が逆立ち、眉間にはしわを寄せ、尻尾を不機嫌そうに振りながら、当然牙を剥いて唸り声も上げている。
 なるほどその様子は、まさしく狼そのものだ。
 さっきの『狼として終わっている』という発言は撤回しよう。まだ2割ぐらいは生きていた。
「まあ、冗談はここまでで終わりにするぞ。とりあえずここが何処だか教えてくれ。
日本には狼顔の女なんていないから、日本じゃないよな?」
「そうか。落ちて来たばっかりなのか。ならその生意気な態度も頷けるな。
良いだろう。おまえが何者でここが何処なのか、私が教えてやるよ」
 そいつは勝手に納得して、今の状況について掻い摘んで話してくれた。
 あいつの名前はジーンで、賞金稼ぎ(!?)をして生活しているが、
最近はめぼしい賞金首がいなくて、少々お金に困っていたらしい。
 血を見ただけで気絶するヘタレ狼が、どうやって賞金稼ぎをしているかは、
あえて聞かないでおいてやろう。それが優しさだ。
 そして俺は、元々いた世界とは別の世界であるここへ“落ちた”と言う話しだ
 この世界じゃ俺みたいな“ヒト”は珍しく、奴隷として大変高値で取り引きされ、
俺ぐらいの歳の若い男のヒトなら、真面目に働くのバカらしくなるぐらいの金になるらしい。
 また、奴隷としての扱いだが、ヒトはこの世界でもっとも貧弱な種族であり、肉体労働には向かない。
 ならどうやって働くかというと、『性』奴隷としてご奉仕させられるそうだ。
 なんとふざけた世界だろう。幼い頃から料理の神童として名をはせた俺が、何故性奴隷にならなければならない。
 そんなクソッタレな道理に従ってやるつもりはない。だから俺は言ってやった。
「ジーン、一つだけハッキリさせたい。俺は性奴隷なんかになるつもりはねぇぜ。
俺の独力でこの世界を生き、相応の地位に上り詰めるだけの技量を、この俺――雪野 楓は持っているんだ!」
 ジーンは俺の言っている事の意味が分からず、途惑っているようだった。
 理解の遅い奴だ。俺の言った事そのまんまの意味だというのに。
 さて、どうやって説明してやろうか……。
891名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:03:32 ID:hlJkHory
「ん?」
 ――ぐぅーっ。
 無い頭を稼動させて考えたせいか、ジーンの腹部から虫の鳴き声が鳴った。
 あいつはおこがましくも、乙女のように恥じらいをもった仕草で腹部を押さえ、
白い毛並みが微かに赤みを帯びた気がした。
 女としては当然の反応だろうが、ヤツがすると何故だか腹が立つ。
 しかし、こいつが分不相応に女らしい態度を取っている事など、今は問題ではない。
 重要なのはこいつが空腹だという所だ。俺と会った時少しふらついていたのも、それが原因だろう。
 そしてこれは、俺にとっても丁度いい機会だ。見せてやるぜ俺の力を。
「いいぜ。腹が減ってりゃ客だ。俺の飯を食わせてやるよ」
 ジーンはまだよく分かっていない様子だが、そんな事は関係ない。行動で示す訳だ。
 あいつの鞄に手を突っ込み、兎を一匹取り出す。
 ジーンからは「どうするつもりだ!? それは後で売ろうと思っているんだぞ!」と声が飛ぶが、それを無視して次に自分の鞄に手を突っ込む。
 中から出したのは、携帯用ガスコンロやら料理機具一式、調味料やハーブなどの香草だ。
 まな板の上に兎を乗せ、包丁で皮を剥ぐと、一番美味い部分の肉を切り取る。
 それをガスコンロの火で軽く炙って解凍し、切り刻んだ香草や塩コショウと一緒に布に包み、
さらにその上にオリーブオイルを掛け、絶妙な手加減で揉む。
 この作業が終了すれば、後はフライパンで炒めるだけのシンプルな料理だが、だからこそ調理者の実力がストレートに現われるのだ。
 余り強く肉を揉めば食感が変わるし、ただでさえ中途半端な冷凍で味が落ちているので、それを補いうな味付けも必要だ。
 ただ美味しいだけじゃなく、さらにその上を目指すのならば、やる事は非常に多い。
 そして俺は、その全てを何の苦労も無くやってのける。つまり俺の超人的な技量のなせる技だ。
 例えば、携帯用ガスコンロでは厨房にある業務用ガスコンロと違い、大した火力は期待出来無い。
 だが俺はその困難を乗り越えて、兎の肉を絶妙な仕上がりに炒めている。
 一般の料理人が、業務用のガスコンロを使って料理するよりも上手く、美しくだ。
 火の通り具合を一点の曇りも無い観察眼で見極め、精妙なる手捌きでフライパンとフライ返しを操り、肉をひっくり返す。
「ここから凄いぞ」
 小瓶に入れたワインをフライパンの上に振り掛けると、ボォッと小さな火柱が上がった
 調理の様子を指をくわえて見ていたジーンが、ビックリして尻餅をつくほどだ。
 ――頃合いだ。
「よぉーく見とけ! この俺の生き様をなぁッ!!」
 そう。料理は俺の生き様だ。
 どんな些細な料理であろうと、俺の作り出す味は食べた奴の頭の中に永遠に残る。
 そしてそれこそが俺が生きた証となり、俺の名を世界に轟かせるんだ。
 フハハハハ――いかんいかん。熱中しすぎてトランス状態になりかけてしまった。自重せねば。
「ほれ、出来たぞ」
 全体に掛かった時間はおよそ十数分ほど。中々のタイムだ。携帯用ガスコンロでなければ、さらに上を狙えた。
 俺がフライパンを大きく振るうと、肉たちは空中高くへと舞い上がる。
 俺はその間に、用意してあった紙皿を肩の高さで構えた。
 空中を舞っていた兎の肉は、寸分違わずその紙皿の上に落下し、美味そうに湯気を立てている。
 それをジーンに突き付け、俺は言った。
892名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:04:12 ID:hlJkHory
「これが、俺が俺だけの力で生きていける理由だ」
 ジーンは突然の展開に付いて来れなかったらしく、阿呆のような表情でその料理を見ていたが、
香草とワインと肉汁が織り成す神秘の香りに、鼻孔をくすぐられたようで、すぐに俺へ尋ねた。
「これを……私に?」
「他に誰がいるんだよ? これは間違い無く、おまえに食べて貰うために作った料理だ。
冷めないうちに食えよな」
 あいつにも多少の戸惑いはあったらしいが、やはり空腹には勝てないに決まってる。
 俺から引っ手繰るように皿を手に取ると、肉の一切れを手で掴んで口の中に放り込んだ。
 少々マナーが悪いが、フォークや箸のストックはなかったし、何より相手は空腹のケダモノだ。
 人並みのテーブルマナーを期待するのが間違っている。
「……ッ!」
「どうした? 言葉も無いほどに美味かったのか?」
 俺は冗談のつもりだったのだが、まさにその通りのようだ。
 ジーンは良く味わってから口に含んだ肉を飲み込むと、すぐに次の肉を口に入れる。
 驚愕に目を見開きながら、絶えず口を動かし続けていた。
 荒れ野に吹く風は微弱なものへと変わっており、ジーンが口を動かす音がクリアに俺の耳へ届く。
 それからさらに時間を掛け、ジーンはなごり押しそうに最後の一切れを飲み込むと、左目から一筋の涙を流し、言った。
「こんな、こんな美味い料理は初めて食べた……。
これならおまえの生意気な態度も、異様なまでの自信も、全てに納得が行くな」
 素直な感想は嬉しい。だが、涙まで流されたのはさすがに初めてだ。正直どう対応すればいいか分からない。
 だが、こういうのも悪くないのかもな。
 上から目線であら探しするだけが取り柄の、しけた評論家とかに食わせるよりずっと。
 自分の料理で誰かに感銘を与えられるなら、それは料理人として非常に名誉な事だ。
 俺は柄にも無く頬を染めながら、最大級の賞賛を与えてくれた相手に言ってやった。
「俺は“おまえ”じゃねぇ。楓だ。雪野楓」
「カエデ、か。優しい名だな。おまえには似合ってない」
「似合ってなくて悪かったな。名づけたのは親なんだから仕方ないだろ」
 俺が返す言葉で憎まれ口を叩くと、ジーンは生意気にもプッと吹き出した。
 俺の何処にそんな笑える所があるんだ?
「とてつもなく傲慢なだけの嫌な奴だと思ったら、意外に可愛げあるんだな。子どもみたいだ」
 誰が子どもだ。俺はすでに18歳。喫煙と飲酒は認められないが、結婚できる年齢だぞ。
 親から自立して自分の稼ぎで食っていけているし、料理以外にも家事全般もそつ無くこなせる方だ。
「おまえだって女として終わってるくせに、年上のお姉さんぶってるんじゃねぇよ」
 勢いでつい言ってしまったその言葉に、ジーンの目の色が変わった。やはり気にしている事なんだな。
 まあ、その気持ちも分からなくはないけどさ。
 俺だって小学生の時なんかは、女の子と間違われるような、華奢で中性的な顔立をしていたし、
女みたいな名前してるのもあって、結構からかわれていた。
 しかしよく考えてみると、男が女に間違われる=女に見えるほどの美形、つまり初登場時アスナイのようなもの。
 反面、女が男みたいな外見をしているというのは、
女らしからぬゴツさと暑苦しさを持ち合わせる、つまりエルメス兄貴である。
 私見だが、例えジーンの男気に惚れるやつがいたとしても、女らしさに惚れるやつは一人もいないはずだ。
 俺は憐れみ半分見下し半分の視線をジーンに向けるが、ジーンは黙ってうつむいている。
「……」
893名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:05:01 ID:hlJkHory
 まだ黙り続けるか。いい加減にしてくれ。場の空気が完全に凍り付いているぞ
 確かに俺は言い過ぎたかもしれないし、おまえが傷付いたのも分かるけど、仮にも賞金稼ぎがこんな事で凹むな。
 しかし、とりあえずは謝罪ぐらいして置いた方がいいのかもな。
「俺もちょっと言いすぎたかもな。……てオイ! 聞いてんのか?」
 ジーンは俺の言葉に顔をあげて、じろりと目を見つめてきた。
 ――ッ!!
 なんとなくヤバイ。全身の細胞が危険信号を出しているような、そんな衝撃が走った。
 どうせならこめかみに稲妻が走るような演出の方が好みだが、危険を知らせてくれた自分の本能を無下にはできまい。
 俺は、一歩また一歩と後退りしていく。
「逃げるな」
 ジーンが俺の腕をつかむ。
「好き勝手言って、本当に女として終わっているかどうか、おまえ自身で確かめてみろ!
そこまで言うんだから、何されたって平気だろうな?」
 賞金稼ぎと言うだけあって、こいつの体術は相当のものだ。
 いきなり俺の視界が空を向き、気付けば押し倒されていた。
 と言うか、俺自身で確かめろってこういう事か?
 どんな神経をしてればこういう結論にたどり着くのか、おまえの頭をカチ割って脳ミソ調べてやるぞ。
「できる筈も無いことを言うな。それと、このベルトはどうやって外すんだ?」
 ああ、それなら真ん中を軽く押し込むと、カチって音がして外れるぞ。
 ――って、脱がすな脱がすな! なんでおまえみたいなのに逆レイプされなきゃならないんだ!
 ああもう、そんな乱暴にナニを掴む奴があるか! イテテテテ。
「……勃たないな」
「こんな状況で勃つ訳ないだろ!」
 聞いちゃいないな。狼の鋭い目で俺のナニを穴があくほど見つめ、思案にふけっている。
 これで相手がアイドル級の美人なら文句無しのシチュエーションだが、おまえに見つめられても興奮できないぞ。
「じゃあ私が起たせてやる。このままだと私の負けだ!」
 おまえの中の勝ち負けの規定がよく分からないけど、プライドが高くて負けず嫌いなのはよく分かった。
 生きていくうえで非常に苦労する性格だ。俺も同じだから分かる。
「うおっ?」
 あいつは俺のナニを強引に引っつかむと、口を大きく開いて咥え込んだ。
 その瞬間、俺が本気でビビッていたのは秘密にしておこう。
 心配は杞憂だったのだが、ジーンの口と来たら鋭い牙が生えてて、
そんな口で一番大切な部分を咥えられるなんて、怖いに決まってる。
 だが、一旦口に含まれると、悔しいながらその生暖かい感覚に身体が反応してしまった。
 思えばもう2週間近く射精していなかったはずだ。反応してしまうのはその所為だ。絶対にそうだ。
 上京してから付き合ってた彼女とは、二人っきりの時間が取れなくて気まずくなった挙句、スピード破局だったし、
最近も料理の技量を上げる事だけ考えてて、自慰をする間も惜しんで料理を作っていた。
「ほうだ? わはひらって、やれはれひるはろ?(どうだ? 私だって、やればできるだろ?)」
 イマイチ呂律が回っていないが、その言葉には、不本意ながら同意しておく。
 確かに長い舌が巻きついてきて、尖ったマズルは俺のナニ全てを咥えこむ事が可能だ。
 時おり牙に掠る事もあるが、むず痒いぐらいの刺激に先走りが出てしまう。
894名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:05:56 ID:hlJkHory
「おま、もうやめろ……!」
「られがやへるは!(誰がやめるか!)」
 そう返してくるジーンの瞳には、勝利の確信に打ち震える何かがあった。
 ダメだ。絶対に出してはいけない。心を落ち着かせろ。素数を数えるんだ。
 ここで衝動に駆られて射精してしまえば、ジーンの思う壺だ。
「ほふぁほふぁ、ほんらりはたくはってるほ(ほらほら、こんなに硬くなってるぞ)」
 どうとでも言え。どうせもう、何を言っているのか本格的にさっぱりだ。
 とにかく今は、押し寄せる快感のうねりと言うか、門を突破してあふれ出そうになるモノをひたすら抑えるだけだ。
 しかし、時間をかけるほどにジーンはコツを覚えてきている。
 もうそろそろ、俺にだって限界が……
「あっ、つ、やっぱもうダメだ!」
 ――ドピュッ
 やはり俺は男だった。欲望には逆らえない。
 腰にはジーンが腕を廻してがっちりと固定してあり、咄嗟に引き抜くこともできなかった。
 ジーンの口の中に2週間出してない分を、思いっきり吐き出してしまった。
 あいつはいきなりあふれ出したそれに戸惑っているようで、すぐに口を離すと、激しくむせ返った。
 口の端からは精液が微妙に垂れているが、白い毛皮のおかげであまり目立ってはいない。
「うぅ、コホッ……。こ、こんなに出るなんて、聞いてなかったぞ?」
 いや、そう言われても射精の量をコントロールできる訳じゃなかろうに。
 そもそもそっちから押し倒してフェラチオなんてしてきたんだろ。
 俺は立ち上がって脱がされかけたズボンを直しながら、非難がましく言ってやった。
「うるさいうるさい! とにかく今ので私の勝ちだ。
私が女として終わってるわけじゃないって、おまえにも分かっただろう?」
 犬みたいに尻尾をブンブン振り回して、喜ぶほどのことでもないだろ。
 大体、今のはお前に負けたんじゃない。男という性(サガ)に負けたんだ。
 抜くなんて一人でもできる作業をさせたって、これっぽっちもおまえの勝利にはならんよ。
 と言うか一人でエロ本読みながら抜いたほうが、もっと早く抜けるはずだぞ。
「なら証拠を見せてみろ!」
「おまえなんかに見られてたら、ちっとも興奮しねぇよ!」
 証拠を見せろとか子供か。さっき出したばかりだろ。エロ本だって無いだろ。見られてたら気まずいだろ。
 おまえはアホの子かと問いたくなるな本当に。そういうの“悪魔の証明”って言うんだぞ。……あ、違ったか?
 まあそんなことはまだ捨て置ける。それよりも、俺はこんな奴に押し倒されてフェラされて出しちまったのか。
 今さらながら恥ずかしさが湧き上がってくる。ああ、穴があったら入りたい!
 というかここの住人は、どいつもこいつもこんなに性に対して開放的なのか?
 それともこいつが、度を超えたアホの子というだけか?
 頼むから誰か教えてくれ。俺にはこの愛の方程式は難しすぎるっ!
 許容量を超えて予想外の出来事が連続するため、俺の繊細な心と脳みそはもはやオーバーヒートだ。
 しかし奴は追い打ちをかけるように俺に問いかけてくる。
「なら、おまえはまだ私を女として認めないと言うんだな?」
「んなもんとっくの昔に結論が出とるわい!
いーか? 俺が女と認めるのは人の顔してて毛皮に包まれてない、お淑やかな大和撫子だ。
そもそもおまえなんか、喋り方からして論外なんだよ。しかも賞金稼ぎだぁ? ふざけんな!」
895名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:06:40 ID:hlJkHory
「な、何を言う……」
 少々言い過ぎたかもしれないようで、ジーンは俺の言葉にわなわなと肩を震わせ、うつむいた。
 見かけはちっとも女らしくないくせに、何でこんなところでそんな反応をするんだよ。
 あーもう、女らしくない格好で女みたいな仕草しやがって、中性的な外見の奴ほど扱いに困る人種はいない。
 だが、俺の不安は杞憂だったようだ。どうやらこいつは、本格的にアホの子らしい。
 ジーンはゆっくりと顔を上げると、獲物を狩るような鋭い眼で俺の双眼を見つめ、俺に人差し指で差して言った。
「決めた。捕まえたらすぐに売ってやるつもりだったが、おまえは私の召使いにする!」
 は? 今なんて言ったんだ? 願わくば俺の空耳か聞き間違いであって欲しいんだが。
「おまえを私の召使いにすると言ったんだ、カエデ!」
 嫌だ。誰がおまえみたいなしみったれた狼の召使いになるか。
「黙れ。異論は認めない。
いいか? 好き勝手言われてこのままにしておくなんて、狼としてのプライドが許さない。
だから私は決めたんだ。実力でおまえを見返してやるとな」
 さいですか。そいでもって、それと召使いの件とどんな関係がおありで?
 あなた様のことですから、さぞかし目を見開いて驚くような計画があるのでしょうね。
「その通りだ。よく分かってるじゃないか」
 ちっ。俺は舌打ちをした。
 こいつは皮肉の通じない人種だ。今後回りくどい皮肉は控えるとしよう。
 俺は脳内のメモ帳にそのことを書き残し、ジーンの言葉の続きを待つ。
「女として終わってるだの、狼としても終わってるだの、そこまで酷評した相手に惚れてしまったらどうする?
私なら、万が一おまえに惚れてしまったとして、ハラワタが煮えくり返るほど悔しくなる筈だ。
そこでだ、召使いとしておまえを側に置き、私に惚れさせてやる。
そして、プライドと恋の狭間で苦しんでいるおまえを、思いっきり嘲笑ってやるんだ!!
ついでにおまえを私専属の料理人にして、毎日美味しい料理も食えるしな。どうだ、完璧だろう?」
 なあジーン、俺は気付いたんだ。おまえがどんな人間なのか、よく分かった。おまえはアホの子じゃない。
 そんな言葉じゃ表しきれない凄味が、おまえにはある。
 それは構わない。構わないさ。しかしだな、頼むからその沸騰した脳みそで組上がる妙案に、俺を巻き込まないでくれ!
「俺がおまえに惚れるとか、そもそもあり得ないだろ。常識的に考えて……」
 ジーンの計画を真っ向から否定する言葉だが、これでも慎重に言葉を選んだつもりだ。
 あんまり回りくどいとジーンには伝わらないって、さっき分かったしな。
 だが、俺の回答は奴も予想していたらしく、思ったよりも落ち着き払った態度で返してくる。
 「チッチッ」と舌を鳴らしながら人差し指を振る仕草は、異様にムカついた。
「そう言うと思ってた。だがな、男女の仲は分からないものだって、死んだ私の両親も言ってたぞ。
私の母さんもケダマで、全然男に持てないし、たまに言い寄ってくる相手もホモだったりで散々だと言ってたけど、
それでも私の父さんと出会って、その間に私が生まれたわけだ。
カエデだって何かこう、命の危険に曝されたところを私がバビュンと救い出して、とかそんな事で惚れる筈だ」
 アホ。んなもんあるか。ありがちな物語に陶酔しすぎだ。そんなご都合主義の展開に流される俺だと思うか?
 大体おまえな、そういう危機的状況で心の通じ合ったカップルは、総じて長続きしないというデータがあるんだ。
「長続きする必要はない。おまえに敗北感を与える時間があれば充分だ」
896名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:07:25 ID:hlJkHory
 頭が痛くなってきそうだ……。騙されると知っていて、そんな悪女を好きになる男がいるのか?
 万が一いたとしても、それは悪女が物凄いテクニックと美貌をしている場合だろう。
 しかしジーンの場合は、美人でもないし女らしさなんて堅い胸と尻ぐらいだし、喋り方もあんなだし。
 そして悪女には悪女の魅力があるが、こいつにはそれすら一切無い。
 俺がおまえに惚れるとしたらそれは、惑星直列が起こるとか、冨樫が連載を再開するとか、
ヤムチャが悟空に圧勝するとか、それほどの事態だぞ。
「おまえはな、自分が男を騙せるほど色っぽい美女だと思ってんのか?」
「うるさいうるさい! やってみなければ分からないだろ!
今に吠え面をかかせてやるから、覚悟していろ!」
 そう言うとジーンは俺に飛びかかってきた。そして本日二度目の『気付いたら空を見ていた』だ。
 だが今度は、俺の目の前にジーンの顔が来るように押し倒されている。
「な、何をするつもりなんだ?」
 俺も気付かないほど鈍感じゃない。押し倒されているのは分かっている。
 けどな、認めたくないんだ。女と称すのもおこがましいバケモノに押し倒されてるんだぞ。
 しかもそいつが、俺を押し倒しながら照れたようにモジモジしてるんだぞ。
 ただでさえ気に入らないの相手なのに、押し倒しておいてその煮え切らない態度が、さらに気に入らない。
 そしてジーンは、やはりモジモジした口調で俺に話しかけてくる。
「私は……ケダマだし口下手だし、男を魅了できるような取り柄はない。
けれどおまえを負かすための、ちゃんとした覚悟はしている。
その、私のはじめてをおまえにやるから、だから……覚悟してろよ」
 ……これは、なんと答えればいいか分からない。まさか処女だとは。
 つーか何なんだ? 『処女をやるから覚悟してろ』普通の女の言葉じゃないぞ。
 とりあえず、さほど人生経験の豊富ではない俺に言える事など、ただ一つだ。
「ジーン、おまえもう少し自分を大事に出来ないのか?
処女とちゃちなプライド、どっちが大事かもう一度考えてみるんだ。
……俺はおまえを女だと認めるよ。外見はあれでも、中身は普通(?)の女だ。俺が保証する。
だから、もう一度よく考えて決めるのがいい。このままじゃ、絶対に後悔する」
 なんというか、我が身可愛さもあるとはいえ、
一人の相手のためにここまで親身にアドバイスしてやったのは、これが初めてだ。
 思えば自分の才能に酔いしれて、周囲は何となく小馬鹿にしていたな。
 だが、こうやって誰かを改心させる事が出来れば、それはそれで気分の良い事かもしれない。
 さてジーンはどんな反応をしてくれるやら――
「カエデ……おまえっていけ好かない奴だと思ってたが、そんなに私のことを気遣ってくれるのか?
うぅ、誰かにこんなにも優しくして貰ったのは、初めてだ……」
「お、おい。泣くほどの事じゃないだろ!? ほら、ハンカチやるから拭けよ」
 この反応には少し焦った。こいつも色々と苦労しているらしいな。
 ポケットに手を突っ込んで真っ白いハンカチを取り出すと、それをジーンに手渡しながら思案した。
 ジーンは未だにポロポロと涙を零しながら、俺のハンカチでそれを次から次に拭っている。
 未だにジーンは俺を押し倒している体勢のままなので、拭き損ねた涙が俺の顔に落ちてくるのは問題だな。
 それに正直寒いんだが、今それを言い出せる雰囲気じゃない。
 ジーン、頼むから早く泣きやんで、そして俺の上から退いてくれ……。
 だが俺の期待は、真っ向から裏切られた。
897名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:08:04 ID:hlJkHory
「カエデ、私は……。悔しいけど、何か妙な気分だ……」
 え? この展開はもしや……。
「今まで私のことを気遣ってくれたのなんて、父さんや母さんくらいだった……。
その二人もかなり前に他界して、それからずっと一人で生きてきたんだ。
ケダマだからってみんな私をバカにして、誰も私を対等に見てくれなくて。
だけどおまえは、私と対等の立場で口論してくれて、しかも最後は女だって認めてくれた。
私は、カエデがはじめての相手でも、後悔しない……。
いいや。私の……、私のはじめてを奪って欲しいんだ……」
 ジーンが俺の身体をきつく抱きしめ、尖った口先が俺の唇と重なった。
 待てっ! ちょっと待てっ! 俺はこういう展開を望んでいたんじゃない!
 俺はジーンをふりほどこうとするが、奴の力は異常に強い。俺の腕力では到底無理だ。
 かといって、女と認めるような事を言ってしまった手前、ぶん殴って振り払う訳にもいかない。
 うぅ、ジーンの舌が口の中を這いずり回って、俺の舌と絡んでくる。
 不覚にも温かくって少し興奮してしまった。歯列をぞりぞりやられたりするのに、弱かったんだな俺。
「ぷはっ。カエデ、少し顔が赤くなってるけど、もしかして照れてるのか?」
「そんな訳があるか! 毛皮の固まりに抱きつかれたら、暑苦しくって誰でも赤くなるさ!」
 少しムキになって否定している俺は、自分でもなんだか滑稽に思えてしまう。
 そりゃぁ俺も男だし、これでジーンが美人な普通の人間の顔をしていれば、惚れてたかもしれない。
 実際、ジーンの話しには同情すべき余地はあるし、
そういう相手がいれば、手を差し伸べたくなるのは人間として当然だ。
「ジーン。こんな事はやめないか? 絶対におまえのためにならない」
「いいや、そうやって私の事を気遣ってくれるから、私はカエデを好きになってしまったんだ。
自分が言ったことの通りになってしまったみたいで、凄く悔しいけれど」
 そうだった。こいつはアホの子なのだ。言葉の裏の意味を汲み取ってくれない。
 俺が暗に『拒絶している』という事が分からないのだ。
 ジーンはもう一度俺にキスをしてくると、自分の服を脱ぎ始める。
 ここは寒いが、ジーンは毛皮のおかげで大した防寒が必要ないようで、思いのほか薄着だった。
 上着代わりであろう革製の軽装の中は、布製の服でその下はノーブラ。
 下半身もスパッツの上に薄いズボンを履いて、後はブーツだけ。あと腕にもグローブを付けていた。
 寒空の下で露わになっていく、白い毛皮に包まれたスマートな肢体。スタイルだけならモデルとしても通用するレベルだ。
「私の身体……どう思う? 一応目立った傷は何一つないはずだ。
今まで血を流さないように戦ってきたから」
 そういう言い方はやめて欲しい。正味な話しおまえを直視できなくなる。
 本当に、ボディラインだけならかなりのものなのだ。
 だから裸にさえなれば、全身を包む白い毛皮の分を差し引いても、充分に男を欲情させられる筈だ。
 恐らく今までは、男の前で裸になる機会さえなかったから、こうして今も処女なんだろう。
「ああ、身体は綺麗だと思うよ。巨乳だし無駄な肉もないし」
「良かった……。バカにされたらどうしようかと思ってたんだ」
 あいつはほっと胸を撫で下ろすと、また俺にキスしてくる。連続3回目だ。
 常に不意打ちで拒絶する隙がないのは、狙ってやっているのか?
 大体俺は物静かな女が好みで、こうも積極性ばかり強いのは趣味じゃないんだよ。
 誰だってアスカより綾波、ハルヒより長門の方が好きなはずだ。俺だってそうだ。
 そんなわけで、今ここでジーンを抱くわけにはいかない。
 何とか回避する方法を見つけねば。……ジーンを落胆させずにと考えてしまうのは、まぁ仕方ないな。
898名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:08:51 ID:hlJkHory
「なあ、ここは寒くないか? おまえは平気かもしれないが、俺は結構つらいんだぜ?」
 こう言っておけば裸にならなくても済むだろう。ジーンは俺を気遣ってくれると思うしな。
 だが、こいつに常識的な反応を期待した俺がバカだった。
 この狼は、常に俺の願う回答の斜め上を射止めてくれる。
「そうか、ヒトの身体には随分な寒さの筈だな。
……こういうときは、裸で身体を温め合うのが一番だって、どこかの本で読んだ気がする。
あの、カエデ……。私が暖めてやるからな……」
 ジーンはいっそう強く俺に抱きつき、硬い胸をこれでもかと押し付けてきた。
 確かにジーンの身体は温かい。暖を取るにはもってこいだ。だが俺の望んだ展開じゃない!
 尽く失敗する自分の目論見に自失していると、ベルトにジーンの手がかけられた。
「寒いようだし、カエデは裸にならなくてもいいからな」
 ダメだ。もう直接拒絶するしか選択肢は残っていない。
「ジーン、やっぱりやめに――」
「それ以上言わないでくれ……」
 俺の口にジーンの手が添えられた。ビックリしてあいつの顔を見ると、泣いている。
「カエデ、会ったばかりのおまえに言うのは筋違いだって分かってる。
だが、私を拒絶しないで欲しいんだ。
私だって恋の一つや二つはあった。でも全部相手から拒絶されて終わりだったよ。
私に優しい声をかけてくれる相手なんて、誰もいなかったんだ
でもカエデは優しく私に言ってくれた。
多分、他人に向ける当然の言葉だと思うけど、私にとってはとても飢えていたものなんだ。
それをカエデが与えてくれ、対等の立場で見てくれて、嬉しくて堪らないんだ……」
 驚いた。天然スルーをされていたが、内面ではこんなに色々と抱え込んでいたのか。
 ジーンはその胸の内を俺に話すと、次は俺の胸に顔を埋めてすすり泣いている。
 やっぱり中身はそこらの女と変わらないようだ。
 なんだ? もう仕方ない。目の前でこんなに苦しんでいる“女”を見捨てては、男の名折れだ。
 俺はジーンの頭に手を置いて、そっと撫でる。ふさふさの毛皮はさわり心地も抜群だ。
 ジーンは驚いたように顔を上げ、潤んだ瞳で俺を見つめる。
「いいか? よく聞け。俺はおまえに惚れた訳じゃないぞ。
とりあえず、おまえみたいにメソメソしてる女をほっとくのは、忍びないなと思っただけ。
だから今の俺がおまえに抱いてる感情は、ただの同情だ」
 耳の痛い言葉のようで、ジーンの瞳からまた涙が流れた。
 やめてくれそういうの。言ってる方もつらくなってくるんだよ。
「だけどな、これからおまえについていって一緒に暮らしてれば、
そのうち同情が愛情に変わるかもしれない。変わらないかもしれない。
とにかく今は、おまえを拒絶しないしおまえの召使いにもなってやる。
それでいいだろ? もちろんおまえから材料を受け取るけど、毎日料理も作ってやる」
 こういうとき、どういう風に行動すればいいのか、経験がないので昼メロでやってたようにしておこう。
 俺はジーンの頬に手を添えると、ゆっくりと顔を引き寄せて鼻先にキスした。
 うぅ、なんかしょっぱい。湿ってて冷たい。
 ジーンは数秒の間ボーッとしていたが、次の瞬間には、涙腺の底が抜けたように涙があふれ出した。
899名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:09:37 ID:hlJkHory
「カエデっ! カエデっ! ありがとう……。
おまえは本当に優しくて……、私、なんて言ったら……。
何か、カエデを好きになったのが悔しいって想いまで消えてしまったよ」
「あー、分かったから泣くな泣くな。ほら、俺より年上なんだろ?」
「ヒトの年齢に直せば、私の方が下の筈だ……」
「それでも泣くな。メソメソしてると幸せが逃げるぞ」
 第一、いつまでも泣かれていては非常に対処法に困ってしまう。
 強気で鈍感だと思ってた奴がこんなに泣いていれば、どう反応するか迷わないほうがおかしい。
 とりあえずジーンの泣きやむまで、頭を撫でてたり背中をさすったりと、子どもを泣き止ませるような方法をとる。
 予想外効果は大きく、大泣きしていたジーンも次第にくすん、くすん、と小さく鼻をすする程度にまで泣き止んだ。
 なんだかそういう姿を見ていると、不本意ながら心が動いてしまう。案外と可愛い。
「うぅ、グス……ッ。カエデ、泣かなかったら幸せも逃げないんだな?」
「笑ってると尚良し。日本のことわざにも“笑う門には福来たる”ってあるぐらいだ」
 ジルは両目の周りを何度も腕で拭い、ようやく泣き止んだ。まったく世話が焼ける。
 俺の言ったことわざの意味をイマイチ分かってないようで、ジーンは首をかしげているところだ。
 そのまんまの意味だと言うのに、物分かりの悪いこと。
 どれ、一つ俺が手本を見せてやろう。秘技『シェフ流営業スマイル(プライスレス)』だ。
 店を訪れた客に見せるのと同じ、満面の笑みをジーンに向けながら話しかける。
「笑ってるといいことが起こるって事さ」
 会心の出来だ。今までこのスマイルを受けて、俺に好印象を抱かなかった客はいない。
 が、スマイルの前に素の状態を見せていたためだろう、ジーンの反応は芳しくなかった。
「カエデ、おまえがそんな顔すると気持ち悪い……。
頼むから気難しそうなしかめっ面に戻ってくれ」
 そう言ってくるか。なら仕方ない。やっぱり素出しの状態が一番だ。
「まあいいか。とりあえず、よく泣き止んだな。偉い偉い」
「なっ!? どういうつもりだ、ガキのくせに!」
 やっぱそういう風に怒るか。やっぱ狙った通りの反応を返してくれる相手は、からかい甲斐がある。
 しかし『ガキのくせに』は心外だな。さっきおまえが『ヒトの年齢になおせば私の方が年下』って言ったばかりだろ。
 俺は小さく鼻で笑うと、なおも喚こうとするジーンを抱きしめた。
 個人的に逆レイプという展開は好きじゃない。
 こういうのは男がリードしてナンボのものだし、ジーンだって自分から行動するのは恥ずかしい筈だ。
「さ、そろそろ始めるか? おまえも毛皮があるけど寒いのに変わりはないだろ?」
「お、おまえ、いきなり積極的になったな」
「自分が優位に立ってないと気が済まない性格なんだ。気にすんな」
 小声で「いくぞ……」とあいつの耳に言うと、息がくすぐったかったのかピクピクと揺れた。
「ひゃっ!?」
 ジーンの股に右手を伸ばして、恥部を軽く撫でる。それだけでジーンはあえぎ声を漏らした。
 他人に触られる事自体が初めてなのだから、恥ずかしくて堪らないんだろう。
 俺が体勢を変えてそこを覗き込もうとすると、ジーンは恥ずかしそうに股間に手を添える。
「隠したら意味ないだろ」
「だ、だってぇ……!」
900名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:10:20 ID:hlJkHory
 俺が手を握ると、ジーンはされるがままに手をどけて、俺の目の前に恥部を露わにしてくれた。
 綺麗なピンク色だ。さすが一度も使われていないだけある。
 今度は手探りでなく、ちゃんとそこを見ながら、中指を奥へと差し込んでいく。
 ヒトと同じように処女膜があるようで、何かと指の動きを制限しようとしてくる。
 それを半ば無視して強引に指を動かすと、ジーンは痛みに歯を食いしばった。
「大丈夫か?」
「死ぬほど痛い……」
 ジーンの瞳がまた潤んできた。頼むから泣くなよ。というか賞金稼ぎのくせにこんな事で泣くな。
「じゃあ、しばらくこのままで慣らすけど。この先に進めるのか?」
「進めるに決まってる! バカにするなよ、少し慣らしたらすぐに入れたって大丈夫だ!」
 ここでそんなに食いついてくるか。こいつのプライドの形はイマイチ分からないな。
「まあいいか。指、動かすぞ」
「あうっ、」
 中指をぐにゅっと動かすと、温かい膣内の収縮を感じ取れた。
 あんなに力強かったジーンの腕は、力が入らずまるで子どものように華奢な力で俺に抱き、
ジーン自身も俺が指を動かすたびに、壊れたマリオネットのように震えている。
 空いている方の手で頭を撫でて、また鼻面にキスをしてやると、幾分かジーンの身体の震えは止まった。
 同時に、ある変化も起こってきた。ジーンの恥部から溢れてくる、粘性の液体。
「初めての割に、結構早く濡れるんだな」
 そう言った瞬間、ジーンの身体がビクリと跳ね、恥部は締め付けを増した。
 もしかするとこいつ……。
「ジーン。おまえってもしかして、言葉責めに感じるタイプか?」
「そんな訳があるか! 恥ずかしすぎて、なんか身体が強張っただけだ!」
 やはり否定するか。なら試してみるまでだ。
「そういうこと言っといて、もうこんなに濡らしてるのはどう説明すんだよ?」
 そう言いながら指を恥部から抜くと、絡みついた粘液をジーンに見せびらかした。
 ジーンは何も言わずにその手から顔を背け、俺には聞こえないほど小さな声で、何かブツブツ呟いている。
 やはり刺激が大きすぎたようだ。ジーンの体温が一気に上がった気がする。
「だって、仕方ないじゃないか……」
「ん?」
 ジーンが言ったが、俺は何が仕方ないのか分からず首をかしげた。
「き、気持ちいいんだから仕方ないだろ!
好きな相手に抱かれるって、自分で思っていたよりずっと、ずっと気持ちよかったんだよ!
ああっ、もう! 処女にここまで言わせてくれて……!
せ、責任取れよ。ここまで言わせたんだから、絶対にずっと私と居て貰うからな」
 なんだかプロポーズともとれなくもない発言だな。それほどの事を俺はしたのか?
 けど、一人の相手からそんなにも多大な好意を寄せられるのは、悪い気分じゃないな。
 ジーンはこんなで、俺は放っておけば絶対に立ち直れないっぽいし、頼られるのも悪くない。
「分かってる。おまえは頼りないし、俺がついてないとダメみたいだしな。
とりあえず、当分は一緒にいてやるよ」
「当分じゃダメ――ッ、あぅ!?」
901名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:10:57 ID:hlJkHory
 その言葉にもジーンは食い付こうとしたが、愛撫を再開すると、あいつの口からは嬌声しかでなくなる。
 指の本数をさっきまでの1本から、人差し指も加えて2本にすると、また痛みでジーンの身体が跳ねた。
「もう少し慣らしたら、次は本番に行くぞ」
「あ、ああ。分かった……」
 緊張して身体を強張らせるジーンの背中を空いた手で撫で、「そんな緊張すんな」と出来る限り優しい口調で言った。
 だがジーンの緊張は中々解けず、ガチガチに身体を固めながら俺の指を締め付けてくれる。
 なんとかならないものか……。こんなに緊張されてはこっちもやりにくい。
「ジーン、ちょっと耳を貸せ」
「どうしたんだ?」
 ジーンは何の疑いも持たず俺の口元に自分の耳を近寄せてくる。
 俺はその耳に向かって、「ふっ」と息を吹きかけた。
「ひゃふっ!?」
 ジーンの反応は予想以上だった。全身の毛を逆立ててビクッと身体を震わせる。
「いいい、いきなり何をするんだ!」
「緊張が解けただろ?」
 いきなり耳に息を吹きかけられて、脱力しない奴なんていない。
 そりゃ最初の一瞬は今まで以上にジーンの身体が固まったが、今はもうフニャフニャに緩んでいる。
 俺はここぞとばかりにジーンの上に覆い被さった。
「寒いし俺は服脱がないままだけど、勘弁してくれよ」
「あ、ああ……」
 さっきのハプニングの効果は順調に持続しているようで、もうジーンの挙動にぎこちなさはなくなっていた。
 俺は、ジーンを弄っているうちに不覚にも堅くなっていたそれを、汚れを知らない花弁にあてがう。
 それだけで奴はまたもビクリと身体を震わせた。
 自分では処女だとか初めてを強調してるが、そういうのに限って実はエッチに興味があったりするんだよな。
 あれだ。女子校に耳年増が多いのと同じ原理だ。理論は分からんが。
「行くぞ、歯ぁ食い縛れ……!」
「ウッ、あ……!」
 しまった。ここは『力を抜け』と言うのが定石ではなかっただろうか。
 だがもう遅い。もうカリの部分までジーンの膣口に埋まってるし、
奴は俺に言われたとおり歯を食いしばって痛みに耐えている。
 今さら『やっぱ力抜け』などと言おうものならムードが台無しだ。このまま続けるしかあるまい。
「痛くても泣くなよ? あと俺の背中に爪立てたりするなよ?」
 ジーンは痛みで言葉が出ないようで、コクコクとうなずくことで返した。
 俺は奴の背中を撫でながら、ゆっくりと肉棒を押し込んでいく。
 ときおり喉の奥から苦しそうに声を出しながらも、ジーンはよく耐えている。
 そして俺の肉棒が、遮る膜を無視して奥へ進んだとき。
 ――ぷちっ
 破れた。痛みにジーンの身体が強張り、爪は立てられなかったが、相当強い力で抱きしめられた。
 正直痛かったが、相手がもっと痛い思いをしているときに、自分が大した事ない痛みで音を上げるのは嫌だ。
 俺はジーンの抱きしめに耐えて、さらに奥まで肉棒を侵入させていく。
 ジーンの中はかなり熱く、しかも処女なだけあって相当強く締め付けてきた。
 ぶっちゃけて言うと、少しぐらい痛みがあった方が、丁度いいぐらいに快感を妨げて、早漏れせずに済むかもしれない。
 これだけ優位に振舞っている手前、早漏れでは格好が悪いではないか。
902名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:11:44 ID:hlJkHory
「奥まで入ったぞ。よく頑張ったな」
 ジーンにそう言ってやりながら、俺は奴の頭に手をのせて撫でた。
 まだ少しきついようで、少しだけ口の端を吊り上げたかと思うと、ジーンは言葉も無く喘いだ。
「大丈夫か? 痛いだろうし、おまえがいいって言うまで動くのは待ってやるよ。
あと自分の股間は覗くな。おまえは多分気絶するから」
 俺がそう言った瞬間、また奴の恥部がビクビクと収縮し、俺を締め付けてくる。
 突然の刺激に門まで出かかった液体を、俺は気合で押さえ込む。動いてないのに出して堪るか!
 自分との戦いに気が行ってしまい、ジーンに肩を揺すられるまで気付けなかったが、奴が俺に話しかけてくる。
 だが、痛みに耐えながらのか細い声は、耳を澄まさないと聞くこともできないほどだ。
「動いて、いいぞ……。わた…しが、これぐらいの痛みに耐えられないと、思ったのか……!」
 批難がましい目つきで、俺を睨み付けてくるジーン。
 いや、こっちはおまえを気遣っただけなのに、なんで切れられなきゃならないんだよ。
 はぁ……。これからの召使い生活に対して、非常に不安を覚えるな。
 こんだけ価値観が違って、共同生活とやらはつつがなく続くものなのか?
 まあ、なんの問題も無く進んでしまうのも、それはそれで詰まらなさそうではあるし、今は忘れておこう。
 先のことに対して勝手に不安になるより、目の前の情事をビシッとバシッと決めることを考えなくては。
「ジーン。おまえが動いていいって言ったんだからな」 
「分かって…る、……!」
「途中で“やめて!”って女みたいな声で叫んでも、やめてやらないぞ」
「誰が、そんなこと…・・・! だ、大体私は……、元から…女だ!」
 オーケー。これは合意のうえということだな。分かった。
「じゃあ、動くぞ」
「ん……ッ!」
 痛みに大声を上げられてはかなわない。俺はジーンの口を自分の口で塞いでから、ズンズンと腰を動かし始めた。
 思ったとおり、キスの所為で外に漏れはしないのだが、ジーンの口の中にはくぐもった悲鳴が響く。
 俺が突き上げる度に奴の体はビクビクと振るえ、俺を抱き締める腕に力をこめ、下の口も抜群の締まりをみせる。
 膣の内壁を擦り挙げて、子宮口を突き上げると、ついに耐えられなくなったジーンがキスを振り払って吠える。
「い、痛い痛い!! 頼むから少しやめろ!」
「うわ、何だその情けない声は。ジーンらしくないな」
「だ、だってぇ……! 痛ッ、痛くて、何か、何か変なんだ。
ジンジンして痛いのに、痛いのに身体が熱い……!」
 必死に訴えかけるジーンの目には、涙がたまっていた。
 音を上げたら思う存分おちょくってやろうと思っていたが、泣かれては寝覚めが悪い。
 一時動きを止め、肩で息をしてるジーンの背中を撫でながら、俺は奴が復活するのを待った。
「カエデ……、なんか今さらだけど、少しだけ怖くなってきた」
 息を整えたジーンは、俺の顔を見ないように抱きつきながら言う。
 俺は黙って頷き、奴もそれを察して続きを話した。
「カエデは精一杯妥協して、私と一緒に居てくれるって言ってくれたけど、でも私はそれだけじゃ安心できない。
今までずっと一人で生きてきたから、どうしても不安に感じてしまうんだ。
こんなのカエデを裏切るような事だし、そんな自分を私も軽蔑してしまう。
だけど、カエデに言って欲しいんだ。いつまでも一緒に居てくれるって。
私のことを好きだって。私を絶対に一人にしたりしないし、私だけを見てくれるって……」
903名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:12:57 ID:hlJkHory
「奥まで入ったぞ。よく頑張ったな」
 ジーンにそう言ってやりながら、俺は奴の頭に手をのせて撫でた。
 まだ少しきついようで、少しだけ口の端を吊り上げたかと思うと、ジーンは言葉も無く喘いだ。
「大丈夫か? 痛いだろうし、おまえがいいって言うまで動くのは待ってやるよ。
あと自分の股間は覗くな。おまえは多分気絶するから」
 俺がそう言った瞬間、また奴の恥部がビクビクと収縮し、俺を締め付けてくる。
 突然の刺激に門まで出かかった液体を、俺は気合で押さえ込む。動いてないのに出して堪るか!
 自分との戦いに気が行ってしまい、ジーンに肩を揺すられるまで気付けなかったが、奴が俺に話しかけてくる。
 だが、痛みに耐えながらのか細い声は、耳を澄まさないと聞くこともできないほどだ。
「動いて、いいぞ……。わた…しが、これぐらいの痛みに耐えられないと、思ったのか……!」
 批難がましい目つきで、俺を睨み付けてくるジーン。
 いや、こっちはおまえを気遣っただけなのに、なんで切れられなきゃならないんだよ。
 はぁ……。これからの召使い生活に対して、非常に不安を覚えるな。
 こんだけ価値観が違って、共同生活とやらはつつがなく続くものなのか?
 まあ、なんの問題も無く進んでしまうのも、それはそれで詰まらなさそうではあるし、今は忘れておこう。
 先のことに対して勝手に不安になるより、目の前の情事をビシッとバシッと決めることを考えなくては。
「ジーン。おまえが動いていいって言ったんだからな」 
「分かって…る、……!」
「途中で“やめて!”って女みたいな声で叫んでも、やめてやらないぞ」
「誰が、そんなこと…・・・! だ、大体私は……、元から…女だ!」
 オーケー。これは合意のうえということだな。分かった。
「じゃあ、動くぞ」
「ん……ッ!」
 痛みに大声を上げられてはかなわない。俺はジーンの口を自分の口で塞いでから、ズンズンと腰を動かし始めた。
 思ったとおり、キスの所為で外に漏れはしないのだが、ジーンの口の中にはくぐもった悲鳴が響く。
 俺が突き上げる度に奴の体はビクビクと振るえ、俺を抱き締める腕に力をこめ、下の口も抜群の締まりをみせる。
 膣の内壁を擦り挙げて、子宮口を突き上げると、ついに耐えられなくなったジーンがキスを振り払って吠える。
「い、痛い痛い!! 頼むから少しやめろ!」
「うわ、何だその情けない声は。ジーンらしくないな」
「だ、だってぇ……! 痛ッ、痛くて、何か、何か変なんだ。
ジンジンして痛いのに、痛いのに身体が熱い……!」
 必死に訴えかけるジーンの目には、涙がたまっていた。
 音を上げたら思う存分おちょくってやろうと思っていたが、泣かれては寝覚めが悪い。
 一時動きを止め、肩で息をしてるジーンの背中を撫でながら、俺は奴が復活するのを待った。
「カエデ……、なんか今さらだけど、少しだけ怖くなってきた」
 息を整えたジーンは、俺の顔を見ないように抱きつきながら言う。
 俺は黙って頷き、奴もそれを察して続きを話した。
「カエデは精一杯妥協して、私と一緒に居てくれるって言ってくれたけど、でも私はそれだけじゃ安心できない。
今までずっと一人で生きてきたから、どうしても不安に感じてしまうんだ。
こんなのカエデを裏切るような事だし、そんな自分を私も軽蔑してしまう。
だけど、カエデに言って欲しいんだ。いつまでも一緒に居てくれるって。
私のことを好きだって。私を絶対に一人にしたりしないし、私だけを見てくれるって……」
904名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:14:23 ID:hlJkHory
すみません。同じ所を二度も。読み飛ばしてくれるとありがたいです。
905名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:17:04 ID:hlJkHory
 ジーン、おまえ。そこまで本気になっているのか? さっきも充分本気だったが、今はそれをも越えてるぞ。
 うぅ、ここまで言われたら俺も責任を持たなきゃダメなのか?
 それに、なんていうか他人からここまで真摯に思いをぶつけられたのも初めてで、少々揺らいできてるぞ俺。
 ……えぇい。こうなれば当たって砕けろだ。
 運命なんて信じてないが、このしみったれた世界で
最初に出会った相手とこうなるのも、何かの因果なのかもしれないしな。
 それに狼の顔してることを除けば――それが最大の問題点でもあるが――ジーンは結構いい奴だ。
 まあ側に身を置いて損をする相手じゃないだろう。
「ああ分かった。信じる信じないはおまえ次第だが、おまえの事は結構気に入った。
まあ、なんて言うかさ……。好きか嫌いかで言ったら、好きな部類に入ると思うぜ。
それにおまえがもう、一人じゃ暮らして行けなさそうだし、ジーンが望む限りずっと側にいてやるさ。
どうだ? 満足だろ。ここまで言わせてまだ足りないとかほざいたら、本気で切れっからな」
 これは言ってて恥ずかしいな。ここで一句作って訴えかけたいぐらいに恥ずかしい。
 しかもジーンがいつまでも黙ったままで何も言わないから、恥ずかしさが倍増だ。
 このままじゃ、おまえの中に突っ込んだまま動きを止めている俺の肉棒が、恥ずかしさのあまり萎えてしまうぞ。
 おらおら、それでいいのかこの狼女。
「うぅ、カエデぇ……」
 ジーンはゆっくりと顔を上げて、俺の目を見つめてくる。そのウルウルした目をやめてくれ。
 やっぱり俺は女の涙に弱いのか? 男の涙なら、いくら見ても心が動かない自信があるのに。
「ありがと……。やっぱりカエデは優しいんだな。
誰かを好きになって良かったと思えたのは、親を除いてカエデが初めてだ」
 ヤツは俺にひしと抱きつくと、口を俺の耳元に近付けて囁く。
 あいつの尻尾は、餌を貰う飼い犬のそれのように、力の限りブンブンと振れていた。
「そろそろ痛みは引いたから、動いてもいいぞ。
それに今は、痛みに耐えられないなんて絶対にないしな」
 そうか。じゃあ遠慮なくいかせて貰うぞ。
「ああ、おまえは身体が丈夫だから、立てなくなるなんてないんだし、手加減無しにいくぞ」
 俺は触れるだけのキスをすると、ジーンの腰を掴んで深く腰を動かした。
 奴は「アォオンッ」と本物の狼みたいな声をあげ、体をビクンと揺らす。
 そのあとも、俺が突き上げる度に声が漏れるが、それは女の嬌声というよりは、獣の喘ぎだ。
「おまえって、実はこういうの好きだったりするんじゃないのか?」
 胸の突起を人差し指と親指で摘まんでくりくりしながら、
意地悪い声でそんな事を尋ねると、ジーンの身体がいっそう熱くなった。
 反論の一つでもしたそうに俺を睨んでくるが、諦めろ。
 今のおまえの口から出てくるのは、アウ、アウ、というワンコ声だけだ。
 しかしヤツは、俺のアイコンタクトを無視して口を開く。
「アウゥッ、アォッ、あ、アフッ、ゥウンッ」
 ほらな。ジーンが口を開いても、言葉の代わりにこんな喘ぎ声が聞こえてくるだけだ。
 犬のような鳴き声を出してしまったのが恥ずかしいのか、ジーンは視線を伏せて俺の胸に顔を埋めた。
 可愛いだなんて思ってやるつもりはないぞ。ちょっとぐらい女らしいところもあると再認識するだけだ。
「そろそろイくぞ、しっかり腰を据えろよ!」
 いよいよ俺は我慢の限界に来て、これまでより性急な動きでジーンに腰を打ち付けていく。
 肌で感じるジーンの息遣いも徐々に荒いものになり、身体が反応しているのが分かる。
 同じくらいの時間で仕上がるとは、体の相性は割りと良いのかもしれない。
906名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:18:10 ID:hlJkHory
「ぐぅ、出すぜッ……!」
 ドピュ、ビュッ――!
 ジーンの奥へと余さず流れ込んでいるのが分かる。
 注がれた熱い液体に、あっちもイってしまったようで、ジーンは俺の腕の中で小刻みに体を震わせながら、
膣全体で肉棒に吸い付き、最後の一滴までも搾り取るように締め上げてくる。
 前に付き合っていた彼女とやったときとは、比べ物にならない快感だ。
「――ふぅ。ジーン、よく頑張ったな」
 俺は荒くなった息を整えながら、奴の頭をよしよしと撫でる。
 子ども扱いにジーンはムッとしてるんだろうが、尻尾が振れているのも動かしようのない事実だ。
 人の思考が尻尾に現れてしまうなんて、ヤツもな種族に生まれたもんだ。
「じゃあ、抜くぞ」
 2度目の射精により半ば萎えかかった肉棒に、ジーンの膣は名残惜しそうに吸い付いてくる。
 その力に逆らって腰を後ろに引いていくと、
「きゅぽっ」とワインの瓶からコルク栓を抜くように、恥部から肉棒が抜けた。
 すでに割れ目なんてものじゃなく、だらしなく口を開いて
ヒクヒクとしているそこは、非常にいやらしくそそるものがある。
「う、カエデ……。あそこが何か変な感じなんだ。どうか、なっちゃってないか……?」
 自分の意思とは無関係に男を求める恥部に、ジーンは何かしら不安感を感じた様子で、俺にそう尋ねてきた。
 どうかなっているというか、ジーンの体は本人の思っているよりも、性欲が強かったという事だろう。
 何せジーンは狼だ。ヒトよりも野生が濃くて性欲が強くて、それが当たり前だな。
「別になんともなってねぇよ。よく分からんけど、初めてなら普通の反応だと思うぜ」
「本当か?」
 ジーンは俺の答えに疑わしげな表情で、上体を起こして自分の股間を覗き込もうとした。
 そんなことしてるが、自分のいやらしい場所を見て、純粋な乙女心が傷付く覚悟はできてるのか?
 大体今おまえのお○んこからは血が――そうだ。処女喪失の所為で出血している!
「あ、見ちゃダメだ! 別に今じゃなくてもいいだろ?」
「どうしたんだカエデ? 別に自分のなんだから見たっていいだろ」
 俺の制止を振り切って、ジーンはついに自分の股間を覗き込む。
 すでにヒクつきは収まっていたが、そこからは愛液や精液と一緒に、
真っ赤な血が筋になって流れ、恥部周りの毛皮を赤く染めていた。
 そこを見つめながら、ジーンが凍りついたように動かなくなり、やがて一言。
「血……」
907名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:19:46 ID:hlJkHory
 ――ドサッ。
 ジーンの身体が地面に倒れこみ、俺は慌ててその体を抱き起こそうとするが、やはり結構重い。
 全身が筋肉質なのに加え、ジーンの身長は俺よりも高く、ぱっと見180cmはある。
 しかも気絶している所為で全身の力が抜けているのも、その重さに拍車をかけていた。
 人間、身体をだらんと脱力させている方が、力んでいるときよりも持ち上げにくいのだ。
 やっとの思いでジーンの身体を引き摺るように移動させ、
最寄の岩にもたれかからせる事ができたが、その時には俺は随分と息が荒くなっていた。 
「あー、まったく手間かけさせやがって」
 いくら毛皮があっても、この寒さの中で裸にさせておくのは不安なので、
自分の暖を取る意味もあり、俺はジーンに寄り添って腰を下ろした。
 行為の前に気絶したときも結構早く復活したし、今度もそう時間はかからないだろうが、用心するに越した事はない。
 ジーンの横で暖を取りながら、俺は今日起こった出来事について、頭の中で整理してみようと試みる。
 だが、あまりにも現実離れした事象の数々に、それは思ったよりも難航した。
「あんまり急展開すぎて、俺の頭がどうにかなりそうだ……」
 ジーンの顔を横目に見ながらそう呟くと、俺は頭を抱えて再度思考の渦に潜っていった。
 ぶっちゃけて言うと、考えてどうなるというものでもないのだが。




908蛇足の人:2007/07/02(月) 22:21:43 ID:hlJkHory
これで終了です。
途中のダブり投稿は本当に申し訳ありません。
題名はないのであしからず。
909名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:16:21 ID:GUtYRKNa
乙彼でござる。
主人公の職業数あれど、本職の料理人とは目新しい。

ところで、このスレも見事480KBを越え申したので、
拙者が次スレをば立てて見せましょうぞ。
暫し御待ち下され。
910名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:23:56 ID:H/idiDIK
スレ立て乙です
猫耳少女と召使いの物語13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183396735/l50
911名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:31:00 ID:GUtYRKNa
ここに立派に新スレが立ち申した。
猫耳少女と召使いの物語13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183396735/l50

拙者の役割はこれまでにござる。
皆々に於いては歓談の続きの程を。
912名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:32:51 ID:GUtYRKNa
リロードを忘れるとは、拙者とした事が何たる不覚。
913名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 06:45:04 ID:AhEBtOYJ
GJ!!!!

でも読んでて鉄鍋のジャンって漫画が頭から離れず離れず……
914名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 07:08:47 ID:Jz2kGlY+
>>1
侍口調で1だったらどうしようかとおもった。
915名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 07:08:58 ID:0S5pqIe2
鉄鍋のジャンwwちょ、おまえの所為で俺まで想像し始めただろww
まあとりあえずアホの子の狼は可愛いわ。もしかしたら俺アフォ属性があったかも
916名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 12:19:58 ID:fa9cqUAM
冗談も嫌味も皮肉も通じないジーンたんモエス
917名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 17:46:18 ID:6L04S/Qr
秋山醤が落ちたら

「カーカカカカ!メラだのギラだのじゃねえ、秋山の魔法を見せてやるぜ!」
「ヒトだのネコだの関係あるか!料理は勝負だ!勝てばいいんだー!」

……いかん、何もかわらん。
918名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:35:22 ID:fhVo4u9p
その先をこのスレ風にすると婦女子領域なので自粛汁
919名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:47:19 ID:6L04S/Qr
りょーかい。自重します。
920名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:28:03 ID:LT520hZx
ところで、このスレがレス番900台まで続いたのって、なにげに初めてぐらいじゃないか?
921名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:52:45 ID:neopmCMe
つまり、今回は雑談が多かったって事か?
922名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:54:46 ID:udsgZ5ly
あと、txt投下が多かった(?)のもあるのかもね
923名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:21:28 ID:GNUlzqTN
泣き虫ケダマねえさんテラカワユス!
いつもながら勢いにあふれた文体で一気読みしてしまった。
わんころ探偵の方も期待して待ってます。
924名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:16:18 ID:FbIRpiQ9
これはいい獣成分
925TXTまとめ:2007/07/03(火) 23:55:43 ID:hxY/ilgV
>>76 万獣の詩1&2
>>260 虹絹の乙女達3
>>324 猫医院1
>>345 猫医院2
>>430 シャーラカ・モキスートの冒険1
>>467 万獣の詩3&4
>>518 シャーラカ・モキスートの冒険2前
>>534 魔法少女ホーネットべすぺ5
>>546 放浪女王と銀輪の従者8
>>554 虹絹の乙女達外伝1
926TXTまとめ:2007/07/03(火) 23:57:16 ID:hxY/ilgV
>>647 紅衣の乙女達
>>704 虹絹の乙女達4
>>709 獅子国短編8
>>768 リフレドット家奮戦記1
>>771 リフレドット家奮戦記2
>>779 最高で最低の奴隷〜歪みし忠節1中
>>810 万獣の詩5&外伝前
>>854 魔法少女ホーネットべすぺ6


今回は本当にtxt投下が多かった
全部本スレ投下だったなら今頃Part13通り越してPart15までいってる計算
連投規制に引っかからないし二重投稿ミスみたいな問題も起きないから便利なのは分かるが
でも20kとか30k内に収まる話までtxt投下ってのも本スレが寂しい気がした
927TXTまとめ:2007/07/04(水) 00:01:03 ID:AuKDMJEV
>>226 歪みし忠節1前


って、一個抜けてたorz
928名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:18:14 ID:XVs49r3a
これも抜けてるぜ
>>305なぜこち2
>>475鉄は凍月と舞う
929名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:19:59 ID:/3NI7HJZ
多いなほんとに。まあtxtって手間いらずで時間がなくてもぱっといけちゃうからな
930名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:42:15 ID:Z2udtg6u
実際、ちょっとした長さの文章でも「過剰なまでに」叩かれたからな。
変なのが絡むの嫌だからtxtにしちゃいたいのさ。きっと。読めればどっちでもいいけどな。
931名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:51:49 ID:D3BFrVBx
紙出力まとめ読み派としてはtxt投下を歓迎する。
でも、暇な時間に携帯で斜め読みするならベタ貼りしてくれないとなぁ
難しいね
932名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 17:09:14 ID:Z2udtg6u
「ぼくらの」のアンインストール聞いてたらディン様がイヌ大隊のど真ん中でインプロージョン連発しながら舞っている姿を浮かべた俺末期かも
933名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:55:22 ID:QSfCeMDx
>>908
なんというメスケモ・・・
ダナエとかシエラ姉さんとかが大好きな自分はニヨニヨが止まらんかった
テラグッジョブ!
934名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 06:51:07 ID:JKtpKexg
>>933
同志……!
935名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 18:34:28 ID:FskV9SeD
蛇足氏と趣味が合いそうだ
936名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:18:57 ID:yzKuqEP/
本編もケダマだしねー

いや猫耳だけから段々ケモノ成分多めもよくなって来たっていうか。


もう普通の耳の女性が好きになれません \(^O^)/
937名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:28:21 ID:FskV9SeD
むしろハジマタ
938名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:36:18 ID:HB39Tm38
>>936
>もう普通の耳の女性が好きになれません \(^O^)/

じゃあ、仕方ないからシロちゃんとあたしとミコトとミツキは貰っていきますね。
939名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 23:53:13 ID:3N8wYojj
おなじケダマでもレナさんとジーンはだいぶ違うなあ。
もちろんどっちも可愛いんだが。
940名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 07:53:15 ID:FPrfQ0K1
そしてご主人様方にそれ相応のもてなしを受ける>>938であった
941名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 08:21:50 ID:o8h3rdPO
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942名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 08:47:48 ID:vV8GR2sJ
約一名は文字通り地獄の底まで追ってきそうだなw
943名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 20:37:11 ID:3PQaH7VV
>>936
じゃあ仕方ないからソラヤきゅんはもらっていきますね。
944名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:27:06 ID:iQLL+hQ8
SS保管庫のリンク、各部屋までは行けるけど作品にはリンクできなくね?
構成変えた影響なのかもしれんが
945名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 09:09:10 ID:2Enn57IS
>>943
そっちかよ!w
946名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 11:40:55 ID:ZER4a/Gh
とりあえずここを埋める努力したほうが良いかと思われ
947名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 12:05:11 ID:oaL5rNhr
と言われても、話題が無く。
948名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 12:39:37 ID:3G9fEhj0
>>946
もう、480KB越えてるから、一週間放っておけば落ちるよ。
949名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 12:39:38 ID:EDsK+Vf7
ヒト奴隷市場ではやっぱり、落ちものは服着たままセリにかけられるのかな。
全裸に首輪だけでセリにかけられたりはしない?
950名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 13:54:16 ID:2W3PAEza
人間の尊厳ぶちこわして反抗心を折りたければ、衆人環視のもとで全裸にするのは割と効果的と書きつつ>>950げと。
951名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 14:07:12 ID:g4EK9sAP
学生ならば、制服とセットで販売の方が高く売れたりとか

あこぎな商人なら「商品と付属品は別売りです」とか
952名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:00:03 ID:peNhiBYH
・・・何げに恐ろしい事しゃべってるな、おまいら
って、このスレの小説自体がそんなモンか
953名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:17:04 ID:VleQQl56
そこを如何に萌エロに持っていくかですよ!
954名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:04:37 ID:ZER4a/Gh
どっかの反日国家じゃないけど、奴隷制度とか植民地制度って、そんなに甘い物じゃ無いからな。
ヒトが愛玩動物扱いなら中古市場は無い方がおかしいし、高級品とか高付加価値物品の扱いなら、なおさらそうじゃないだろうか。
それこそ『調教済』で売りに出される女性はいくらでもいると思うよ。
955名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:15:07 ID:peNhiBYH
どっかで聞いたことだが
萌えの根本にあるのは不完全な部分があり、自分を優位に思わせてくれるものへの安心感、だそうだ
だから、人間は言葉ペラペラの獣娘より片言にしか話せない獣娘の方が萌えやすいんだって。
・・・なんかこのスレの小説の設定がいやに心理学的でリアリティがあってさらに恐ろしくナタ\(^o^)/
956MONOGURUI 009 ◆USA.8LoleA :2007/07/08(日) 19:48:07 ID:payaEQr5
━━━━

 アシスタントディレクターというのは、言ってしまえば雑用全般の何でも屋であるが。
「…………」
 大陸最北端に位置するアトシャーマは、年中を荒れ狂う猛吹雪に包まれた極寒都市、
「……Zzz...」
 自然三脚を肩に担いだヘビ少年の表情の中には、曖昧があった。

 狼国以北、北上によって低下した年平均気温の度数おびただしく、
 それによって生じた少年の体温低下、実に平時の平均と比べて引くことの12余℃。
 白夜も終わりを告げる秋の初め、雪と氷に閉ざされたこの地において、
 少年の体内ではすでに冬眠モード発令警報がひっきりなしに鳴り響いている状態であり、
 到底サカナやヘビといった変温種族が暮らせる環境にはなかった。
 ブリザドに弱きは、爬虫類の定め。

 ずるっ
 “べちゃん” がしゃあん
「?!!?」

 こけた。

「!! イェスパーどの!」
「だ、大丈……」
 “ずむッ” どさどさばさばさ
「ばっ!?」
 刹那床にへたばったヘビの頭上に走る、尋常ならざる衝撃。


「……ラスキさんは休んでいいとは申してござらぬ」
(な……)


 犬耳少女が頭に落としたのは。
 事典ほどの厚さもあるファイル束であった。

「ん? どうした、ホレ、拾わないでござるか?」
「…………」
「具合悪いんならもうホテル帰って休んでたらどうでござる? わわわわんわーん♪」
「………ッ」

(こ、)
(このアマ……!!)

 転んだ拍子に石畳でヒザの鱗を擦りむいた痛みや、
 三脚で尻尾の先を挟んだ痛みなどを堪えてぷるぷると立ち上がるヘビ少年。
「…なんの、これしき……」
 ――心にファイヤーである。
 ――心にファイヤーが、モルヒネのように冬眠命令を打ち消しているのだ。

(こいつ、いつか必ず…!)

 必ず。
 ……必ず?
957(2/4) ◆USA.8LoleA :2007/07/08(日) 19:49:51 ID:payaEQr5
━━━━

 さてジュースはあるが、さすがに缶ジュースの自動販売機とかはない世界だ。
「あそこのカフェテラスで休憩しようか」
 街の名所撮影が一通り終わると、イヌの主任の音頭でしばらく休憩を取る事になった。
 青々とした果樹の生い茂る都市の最外縁部ほどではないが、
 それでも街の中枢区域から離れると気温も7〜8℃程度、
 風が冷たくて肌寒いのに違いはないが、雪が降らない分だけ幾分過ごしやすくなる。

「あ、ジュースだ。見て見てラスキさん、あそこでジュース絞ってるでござるよ!」
「…ティルちゃんはホント元気だよですよねー……」
 ぐいぐい上司のコートの端を引っ張ってイヌの少女が指差す先では、
 エプロンを掛けた垂れ耳のオスウサギが何かの器具に半分に割った果実をセットし、
 ものすごい勢いでぎゅるぎゅるジュースを絞っていた。
 横にあるガラス製のタンク群の中には、赤、青、黄、緑、橙、桃、白、
 様々な色の果物ジュースに野菜ジュースが入れられている。

 ……果汁が金属の缶に入れられて機械の箱で売られてるわけじゃないこの世界では、
 別にそこまで珍しい光景ではないはずなのだが。
「…………(キラキラ)」
 やっぱり『こういうの』を見るのがやたら好きな子って、どの世界にでもいるものらしい。
 そもそもタコヤキやワタアメが作られるのとかも、
 飽きもしないで延々眺めているような、そういう子である。
 すんごい目ぇキラキラ。
 めっちゃアイフル。

「ヘビ公、お前ちょっと『冷たい』の列に並んでオレンジジュース買って来いござる!」
 いきなり命令来ました。
「……なんでぼくが 「「ん〜? お前先輩の命令が聞けないでござるか〜?」」
 えっへんと腰に手を当てて胸を張り、尻尾も反り返らせたその様子から見るに、
 どうやら今日はすこぶる機嫌が良いらしいが、
 でも明らかに調子に乗ってます、本当にありがとうございました。
 これは確実にケンカになるかと思いきや――

「……ワカリマシタ、センパイ」
「おお!?」

 すっくと立ち上がってスタスタと歩いていくイェスパー。
 今日はまた妙に素直である。

「……珍しいわね、雪でも降る……でなくて、雪が降ってるからかしら?」
 “冬はコタツで丸くなりたい”とでも言いたげに、
 ぐでらっとテーブルの上に突っ伏して休息に専念しているキャロ女史に対し、
「いやいやキャロさん、ようやくあのハチュールイ野郎もテイルナートの事を先輩だって
認めただけの事でござるよ、これもテイルナートの『ひととく』の成せる業♪」
「ティル君、『ひととく』違う、『じんとく』、『じんとく』」
「そう人徳!!」
 ほとほと頭の中がお花畑なわんわん少女。

「……なんかイヤな予感がしますですよ」
 はたして。
958(3/5) ◆USA.8LoleA :2007/07/08(日) 19:51:05 ID:payaEQr5

「ささ、ティル先輩、まずはご一献」
「うむ!」
 差し出されたグラスは――


 パシャッ


「あ」「ちょ」「これは……蘇王維!」
 ――思いっきり斜め45度で振り抜かれていた。
「あ、すみませんセンパイ」
「…………」
 ぼたぼたと髪からオレンジジュースを滴らせる“センパイ”を前にして、
 悪びれもせずに冷ややかな目でしれっと言い放つ少年は。
「――ブリザドに弱いもんで」
 どうやら“ごっめぇ〜ん、ヘビ寒さに弱いから手元狂っちゃったぁ”と言いたいらしい。

「…………」
 フルクトースたっぷりの果汁100%オレンジジュースは、
 すぐに拭いても髪がべたべたになるのを避けられない悪魔の糖蜜液である。
「それにしてもさすがセンパイ」
 アラビアンの誇りは失えど、腐っても元王族のイェスパー・ユルングは、
「水も滴るいい女って言うんですか?」
「………!!!」
 気弱系の奉仕系ショタと見せかけつつ、実は意外と戯れの出来ない男よ。


 ――げし。
「…!」
 ――げしっ、げし。
「…?!」
「………」
 げしげし、げしげしゲシゲシ!
「!、!、!、!」
「ッ、!!、!!」
 ゲシゲシガッガッ! ガシガシゲシガシガガガガガガガガッ!!


 ……醜い足の踏みつけ合いである。
 このような二人の実に子供じみたいがみ合いを、見て見ぬふりする情けが
 ネコの副主任女史とタカのカメラマンにも存在していた。

「…それにしてもあの二人は仲がいいねえ」
「「どこが!!!?」」
959(4/5) ◆USA.8LoleA :2007/07/08(日) 19:52:20 ID:payaEQr5
━━━━

「はぁ…はぁ…はぁ……」
 押し上げる双丘が大きすぎておへそが見えてしまっているシャツの下で、
 荒い息を吐く肉体と、汗ばんだ肌。
 そしてそんな微かに濡れた肌の上を、別の生き物のように這う鱗に覆われた手。

「はぅ…あぅ、あぅっ……」
 片手に余る膨らみをやわやわと弄んで、時々先端の突起をはじいてやる度に。
 あるいは下着の中に滑り込ませたもう片方の手でもって、
 くりくりと秘裂の上部の突起をいじくり回してやる度に、
 荒い息遣いに混じり、何かを堪えるようなくぐもった鳴き声が唇から漏れる。

「んっ……ふ……」
「――どうしようもない女だな」
「!!?」

 細長く赤い舌が、寄せるようにして耳の裏側に潜り込んだ。

「あんなにラスキさんラスキさん言っときながら、別の男に抱かれてこんな感じてるんだ」
「ッ! ちっ、ちが……あうっ?!」
 きゅうっとシャツの下で桃色の突起を摘まれて、
 電撃に打たれたかのようにびくんと仰け反る彼女の背筋。

「違うわけないだろ。ほら、こんなにぐちゅぐちゅになるまで濡らしちゃって…」
「いや……いやあぁ……」
 わざわざ見えるようにぐっと押し広げられて隙間を空けられた布と秘裂の間には、
 ねっとりと透明な粘液が糸を引いて織り機のように縦糸を渡しており。
 否定するようにぎゅっと目を瞑ってふるふると振られた顔からは一雫の水滴が零れる。
960(5/5) ◆USA.8LoleA

 …しかしそれをあざ笑うかのように、
 カクカクと震える右脚には成人男性の太股ほどの太さもある尾がずるずると這いずり、
 幾重にも巻きついて次第に高く高く、
 ちょうど夜舞台の踊り子が客を誘うのと同じ姿勢へと彼女をいざない向かわせていた。
 震えるつま先の親指の隙に、自ら挟み込まれるようにして尾の先端が潜り込む。

 やがて布地の隙間から強引にねじ込まれた剛直が、濡れた割目の上に擦り付けられて、
「…い!? …やっ……。 …こんなの……入んな……」
 そのずっしりとした重量と肉の密度に、彼女は慄きの声を上げるのだけど。
「入んな――っあ、あ!? あっ、あ、あ、あッ! あッ!!」
 その瞬間、ぎゅっと摘まれたのは尻から生えた彼女の茶毛尾の付け根。

「……入らない、はずないだろ?」
「ひっ、いや、しっぽ、いやぁっ、いやあぁっ!! いやああああああッ?!」
「こんなに……ぐしょぐしょに濡らしといて…?」
 囁けど、耳に入らず。
 ぐりぐりと爪を立てて揉むに従い、びくびくと四肢を引き攣らせて瞳の焦点を泳がし、

「あっ、ああっ、あああぁっ、んふあああああああんんんんんんッ!!」
 それでも苛めるのをやめないと、とうとう半開きの口から唾液と共に叫びを漏らしながら、
「やだあああああっ、しっぽやだああああッ! お腹、お腹の奥、熱い、熱いいぃぃ――」
 泣き叫ぶ彼女の股間に、有無を言わさず肉棒を宛がっ――…





 ……むくっ
                   チュンチュン、チュン…

 …――ったところで、目が覚めました。



     ◇      ◇      ◇      ◇      ◇      ◇



 カリカリカリカリ。
 カリカリカリカリ。
「…イェスパー? どうしましたですか? 今日はいつにも増して雰囲気が暗いですよ?」
「…………」
「ほんっと辛気くさいでござるなー、これだからヘビ公はじめっとしたイヤ――

 ビクッ!

「…??」
「…あれ? イェスパー? …ホント今日はどうしたんですか?」



 ……何かの間違いだ、何かの間違いに違いない。
 ……そういう事にしておこう。