逆転裁判エロパロ第11法廷

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 23:44:04 ID:LYnWp40w
>>1
3名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 00:21:44 ID:f1nJCMX4
>>1
乙です!
4名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 11:39:22 ID:PRZe8Obu
>>1
つ乙カレー弁当!
5名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 11:54:39 ID:4O8DNsj6
>>1


っ【ソーセージ弁当】
6名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 17:11:09 ID:byRi33GD
みんなー
>>1さんに乙言わないといけないねー
7名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 17:44:42 ID:0nLbTQq0
>>6
ちょwケイコww
>>1
トノサマン乙
8名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 21:15:26 ID:rUSRYcTJ
>>1

あるまじきシアワセ!
9名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 03:59:40 ID:tXMOkKR1
最近静かで寂しい
10名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 21:50:56 ID:pLkF9DLR
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2072151
かなり萌えてしまったので思わずコピペ
誰かこの手のネタで一つ話を書いてくれないかな
11名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 03:19:37 ID:RlM4LbJV
ナルマヨ希望。
12名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 12:29:02 ID:+z2ZZ6sV
最近、体がダルくて何もする気になれない、完全に疲れきって朝起きるのも死ぬ思いだ。
これは何かの病気ではないだろうか、早速ぼくは病院にいくことにした。
「キミ、弁護士だよね?彼女とかいるの?」
病気の相談にきたのになんだろうか、この医者は。
「はぁ・・・同じ大学だったあやめって娘が・・・」

「ふむ・・・それで週何回してるのかね?」
これは病気の治療に関係があるのだろうか
「あ、あの・・・週に3回、彼女の家で・・・」

「他につき合ってる女性がいるんじゃないのかね?」
「その、ちなみという霊にに一日一回の奉仕を求められまして・・・」

「それだけかね?」
「夜、体が火照って眠れない時に師匠の千尋さんに『仕方ないから出してあげるわね』としてくれましてそれが週に2回ほど」

「それだけかね?」
「助手の真宵ちゃんが、男の子の体に興味があるとか言い出しまして・・・週に1回、性教育を・・」

「それだけかね?」
「その・・・助手のいとこの春美ちゃんとと週に2回ほどお医者さんゴッコを・・・」

「それだけかね?」
「霧緒さんが自信が持てないと泣いてたので相談にのってあげてるうちに、いい関係に・・・週3回ほど・・」

「それだけかね?」
「茜ちゃんががアメリカに行く前の思い出にと言われまして・・・週に1回」

「それだけかね?」
「事務所に忍び込んでいたマコちゃんに口止め料だと言われて、口でしてもらいまして・・・それから毎週1回」

「それだけかね?」
「マサカさんとポーカーをしてあげる約束で・・・週に1回」

「それだけかね?」
「実は娘のみぬきと毎日お風呂に一緒に入ってまして・・・お風呂の中で毎日・・・」

「それだけかね?」
「狩魔冥という娘が訪ねてきまして、泊まるとこがないと言うのでぼくのベットで・・・毎日1回」

「それだけかね?」
「幼馴染の御剣と矢張と保健体育の出張授業を・・・もちろん、ぼくが攻めです」


先生は非常に難しそうな顔をして黙っている、ぼくは重病なのだろうかと心配になる。
「キミ、やり過ぎだよ。相手を決めて一日一回にしなさい」
「先生、安心しましたよ。もしかしたら毎日5回してるオナニーが原因かと思ってました」
13名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 12:38:00 ID:mVxkppce
ねえよww
14名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:26:05 ID:3q+4Lokz
面白いww
15名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:31:29 ID:TT0sJpN2
ナルマヨ希望
16名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:21:44 ID:KFgIV+Gd
たまにはミツマヨとか読みたいなあ
17名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:24:22 ID:WnagjnOr
今マヨオド書いてるん
だが進まねええええ
18名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:56:52 ID:1TK8PZpx
>>17
読みてぇwがんばれ!
19名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 06:14:01 ID:vWuInm+W
読みたい!
途中まででもいいから。
20名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 08:26:38 ID:wur6x66a
マヨオドww新しいなwww見たいww

ミツメイのバレンタインネタとかこないかなー
21名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:40:47 ID:p3kKDEF3
>>20
わかった、14日に間に合うかどうかともかく、やってみる。
22名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 01:28:41 ID:CD8cKNb3
ナルマヨも!
23名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:23:36 ID:tc3dr6zX
わっふるわっふる
24名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 06:37:50 ID:uPuoTsAk
ヤンマガコミック3巻の
キラメキに「もっと強く握って!」って言われてる真宵
なんかエロい 角度エロい(*´д`)=3
25名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 19:40:50 ID:qlkza2zo
漫画版で思ったんだが、
なるほど君は岡崎さんを見て、ちぃちゃんを思い出す辺り、
やっぱり好みのタイプはおとなしい人なんだろうか。

正直岡崎さんとちぃちゃんは似てな(ry
26名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 22:39:42 ID:Q8vkjiaP
25>>三つ編みがあるから似てると思うのかも(え)
27名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 04:30:51 ID:FHNYHeYQ
>>24
キラメキより小柄なマヨイが包んでるのに手部分がすっぽり収まってて手首しか見えないとか
「ちょwコレ狙ってんだろw」って思ったらトリックの伏線だったw

>>25
清楚可憐な女性が好きっぽい?
儚い雰囲気で、すぐ泣いちゃう傷付きやすい女の子(ちなみは演技なわけだが)を見ると
守ってあげたい!ってなっちゃうんじゃないか、弁護士だけに。
とりあえず面食いなのは間違いないな。
28名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 15:56:50 ID:oK3C/xSb
可憐で儚げな女性を怒涛のツッコミで蹂躙するのが好きなんじゃね
29名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 20:05:58 ID:yy84b90G
>>28
Sだなwww
30名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 21:56:05 ID:j0itdTc+
ベッドの中ではMなんです
31名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 19:27:21 ID:FyvnftAs
御剣スレでミツメイネタで盛り上がってる人達
是非ともこっちでネタを具現化して欲しい
32ミツメイ1:2008/02/10(日) 20:09:05 ID:0yKicoD9
御剣怜侍が午前中に狩魔冥の執務室を訪ねた時、部屋の隅にある有名デパートの紙袋が目に入った。
そっと見ると、その中には派手な包装紙に包まれた小さな包みが、いくつも入っている。
御剣はそしらぬふりで用件だけを述べ、必要な書類を受け取った。
そのままつっ立っていると、早くも別の仕事に取りかかろうとした冥が、御剣を見上げる。
「まだ、なにかあるかしら」
御剣は首を横に振り、そのまま執務室を出た。

…もらえなかった。

あいかわらず忙しい、2月14日の検事局である。
予定の時間に検事局を出てくる御剣の肩が寂しげに見えたのは、糸鋸刑事の気のせいだっただろうか。


その日、夕方まで事件の捜査を指揮した御剣は、糸鋸のオンボロ車で検事局まで戻ることにした。
出発したとたん、冬の短い日が沈んだばかりだというのに、糸鋸の腹が驚くほどでかい音で鳴る。
じろりと横目で見ると、困ったように肩をすくめる。
相変わらず、ろくなものを食べていないのだろう。
計ったように車はのれんを出したばかりの寿司屋の前を通りかかり、御剣はそこで車を止めるように指示した。
「寿司なんて、十年ぶりっス!検事に後光がさして見えるっス!!」
「誰も、ここに入るとは言っていない」
子犬が飼い主を見るような目をした糸鋸が、涎を垂らさんばかりの様子でエンジンを切る。
「わかってるっス!御剣検事は腹を鳴らした自分にそんな意地悪はしないっス」
御剣は一つだけ釘を刺した。
「寿司屋で検事、と呼ぶな。いろいろ面倒だ」
遠慮なしに、糸鋸が十年ぶりの寿司を腹に詰め込む。
常に食生活の貧しい糸鋸に、土産の折を注文してやる頃には、御剣も冥の部屋にあった紙袋のことを忘れかけていた。

店を出て車に乗ると、御剣は運転席でご機嫌にハンドルを握る糸鋸の薄汚れたコートのポケットから、赤いリボンがはみ出しているのを見つけた。
「…なんだ、これは」
リボンを引っ張ると、見覚えのある青い包装紙に包まれた小さな箱がぽろっと落ちた。
「あ、あ、落としちゃダメっス!狩魔検事にもらったチョコレートっス!!」
「…なに?」
御剣の表情が厳しくなるが、前を見て運転している糸鋸は気づかない。
「あれ、忘れてるっスか?今日はバレンタインデイっスよ。狩魔検事はちゃんと日本の風習を勉強してるっスねぇ。
自分、今年はマコくんからももらったから2個っス。もちろん、御剣検事には遠く及ばないっス。
あ、検事あてのチョコレート、ダンボールに入れて総務に置いてあるらしいっスよ?」
寿司など食わせてやるのではなかった、と御剣は後悔した。
世間がにぎわうバレンタインデイなど、この男には無縁だろうと同情したのがバカバカしい。
「糸鋸刑事。来月の給与査定を楽しみに…」
御剣の決めセリフは、対向車のやかましいクラクションにさえぎられて、糸鋸の耳には届かなかった。
「あ、でも今日が何の日か忘れてるってことは、まだ狩魔検事からチョコレートもらってないっスか?
自分にはでっかい紙袋から一個出して渡してくれたっス。きっと、本命チョコは別に隠してあるっスねぇ」
…そうかもしれない。
少なくとも、糸鋸と同じ扱いだとは思えない。
きっと、さっきはタイミングが悪かったのだ。
仕事終わりに渡してくれるつもりだったのかもしれない。
出かけてしまうと伝えておいた方がよかっただろうか…。
33ミツメイ2:2008/02/10(日) 20:10:01 ID:0yKicoD9
検事局に到着すると、糸鋸は押収物や資料の入った箱などを運んでから警察署に戻っていった。
さっき、職員出入口で確認したところによれば、冥はまだ検事局に残っているようだ。
…しかし、そこまでして私は冥からチョコレートが欲しいのか?
御剣は、誰もいない執務室でそうつぶやいてみた。
答えは、考えずともわかっていた。
欲しいのだ。
デスクの脇には、糸鋸が運んできた検事局の女性職員からのチョコレートがダンボールに山と入れてあった。
ふう、と息をついた時、ドアがノックされた。
「御剣検事」
冥の声だ。
御剣は、返事と同時に立ち上がる。
開いたドアの向こうで、ちょっと照れくさそうに冥が一人で立っていた。
両手で、赤い包装紙の箱を胸に抱えている。
期待していたとはいえ、御剣はどぎまぎし、それに気づいていないふりで冥を執務室に入れた。
「捜査に出ていたのですってね、御剣怜侍?」
執務室に御剣以外誰もいないのを確かめるようにして、冥は口調を変える。
「ウ、ウム。糸鋸刑事と一緒だった」
「そう。順調にいって?」
よく見れば、冥はうっすら頬を赤くしている。
「ウム…、そうだな」
御剣は冥の抱えている箱を見ないように、なにげなく運び込んだ資料の箱に視線を落とし、一番上に積んである折詰
に気づいた。
糸鋸に渡すのを、忘れていた。

つられたように床の上のダンボールに目をやった冥が、その脇にあるチョコレートの箱に気づいてさっと顔色を変えたことには、気づかなかった。
「ああ、さっき糸鋸刑事と寿司を食べたのだが、キミも夕食はまだだろう。よかったら」
折詰を差し出そうとして、この上なく不機嫌な顔をした冥と目が合う。
「め、冥?」
いきなり様子が変わったのを見て、御剣はたじろぐ。
「そう、さぞかし見ものね。バレンタインに男二人でお寿司を食べるなんて。デザートもたくさん届いていることだし」
そこで初めて、御剣は自分が失敗したことを知った。
冥は胸に抱えていた箱を、乱暴に御剣に押し付けた。
「みんなに配った義理チョコが余ったから、あなたにあげるわ。たくさんあって、もういらないでしょうけど」

…もらえた。

手放しで喜べないこの状況で、思わず御剣はニヤつきそうになった。

「キミが義理チョコなんていう習慣を守るとは思わなかったな。アメリカにはないだろう」
叩きつけた言葉を、御剣が難なく受け止めたことで、冥は勢いを削がれる。
「し、失礼ね。私だって、国の風習や伝統を頭ごなしに否定するわけではないわ。これくらいで今後の人間関係が潤滑に進むなら安いものよ」
御剣が受け取ったチョコレートの箱は、糸鋸のコートから落ちたものとは比べ物にならないほど大きく、重かった。
「ありがとう。とても、嬉しい」
箱を手に持ったまま、御剣は素直に冥に気持ちを伝え、冥は耳と首まで真っ赤になった。
「あ、余ったからよ。勘違いしないでちょうだい」
真っ赤になった顔で強がりを言っても、効果がない。
「ウム。それでも、嬉しいものだ」
返事に困った冥が、空いた両手の置き場所に困って、御剣がデスクに置いた折詰の箱に印刷された店名を指でなぞった。
「ど、どこにあるお寿司屋さんだったの?」
御剣は簡単に場所を説明した。
「初めて入った店だったが、なかなか良かった。今度、キミも連れて行こう」
あまりにさらっと言ったせいで、言ったほうも言われたほうも照れた。
「…ヒゲが一緒じゃ、イヤよ?」
これ以上赤くなれないほど赤くなった冥が、それでもまだ口を尖らせるようにして言うのがあまりにかわいくて、御剣は冥の代わりにチョコレートの箱を潰れそうなくらい強く抱きしめた。
「ウム。週末にでも、出かけないか?」
34ミツメイ3:2008/02/10(日) 20:10:52 ID:0yKicoD9
今度は、冥がどぎまぎする番だった。
御剣には、冥が義理チョコの、さらに余り物だと強調した上に、誘われて明らかに動揺しているのまでがかわいらしい。
そういえば、冥と二人でプライベートで出かけたことはない。
そもそも、13歳で検事になった冥は、今までまともに男性とデートなどしたことがないのではなかろうか。
「じゃあ、あのね」
わざとそっぽを向いて、冥が言った。
「言ってみたいカフェがあるの。新しく出来たんだけど、ちょっとのぞいたらインテリアが素敵で。あと、見たい映画があるし、美術館に好きな画家の展示が来ていて」
そこで、はっとしたように口をつぐむ。
すらすらと出てきたところを見ると、以前から考えていたのだろうか。
冥が一度伏せた目をそっと上げるまで、御剣は微笑んで冥を見つめていた。
「わかった。そして、最後に寿司だな」





土曜の朝、冥のマンションの前に車を止めて5分ほど待っていると、中から白いコートを羽織った冥が走り出してきた。
「待った?コートを赤にするか白にするか決まらなくて」
御剣が運転席から降りて手を上げると、冥が駆け寄ってきて心配そうに御剣を見上げる。
コートの中は、淡いオレンジ色のワンピースだった。足元は、いつもより少しヒールの低いブーツ。
御剣は助手席のドアを開け、冥を上から下まで眺めて言った。
「とても、かわいい」
冥が、嬉しそうに笑う。
きっと、前日からなにを着ようかさんざん悩んだに違いない。
どんな服も冥自身の魅力にはかなわない、という言葉を、さすがに御剣は照れて口に出来なかった。

ゆっくりと美術館を見て歩く途中で、自然に冥は御剣の腕に自分の腕をからめてきた。
御剣は冥に画家の作品を使った絵葉書を買い、インテリアの素敵なカフェでランチを取り、映画館で寄り添うようにして映画を見た。
御剣の隣で、冥は終始嬉しそうだった。
この笑顔の大安売りはいったいなんということだろう。
夕方になると、気温が下がってきた。
御剣は表通りのショップで、カシミヤの柔らかなストールを選んで冥の肩にかけた。
ひとつひとつが楽しく、時間があっという間に過ぎた。

最後に、小さな寿司屋の前に車を止めるまでは。
35ミツメイ4:2008/02/10(日) 20:11:44 ID:0yKicoD9
引き戸が開きっぱなしになっており、割烹着姿の女性があわただしく出てくる。
「あ、あの」
女性は御剣と冥を見て足を止め、声を掛けた。
ただ事ではないな、と一瞬御剣は検事の顔になる。
「すみません、ご予約してくださったお客様でしょうか」
御剣が名前を告げると、女性は申し訳なさそうに頭を下げた。
「今、ご予約いただいたお客様にご連絡をしていたところなんですが、店主が今日、交通事故にあいまして」
ひどい怪我ではないが、今日は寿司を握ることができないと言う。
当人たちには不幸な出来事に違いはないが、事件性がないということに御剣はほっとした。
しかたないな、と物分りの良いところを見せて車に引き返そうと冥を見た。
何度も頭を下げる女性から見えない角度で、冥はぷんぷんにむくれていた…。

「不測の事態ではないか」
「そうだけど」
車のドアを開けて、御剣が小さくため息をつく。
「だって、今日はあなたがここへ連れてきてくれるって言うからっ」
見ると、冥はうっすら目に涙までためている。
「たいした怪我ではないというし、店を再開したらまた次に来ればよいではないか」
また次、の言葉に冥は黙ってうつむいた。
「それ、いつよ…」
なるほど。
冥は別に、寿司が食べたかったわけではないのだな。
楽しくて嬉しくてたまらなかった一日が、こんな風に終わってしまうのが悲しかったのだ。
御剣は携帯を取り出し、電話をかけた。
電話を終えると、しょんぼりと膝に置いたバッグをいじっている冥に言う。
「イタリアンの店だが、席が取れた。行こう」
冥は驚いたように顔を上げた。
「怒ってないの?」
「なにをだ?」
車を発進させながら、御剣はつい笑った。
こういうところは、冥もまだまだ齢相応の女の子だ。
「…だって」
「キミがすねたり泣いたりするたびに、怒っていてはこっちの身がもたない」
「なによ、子ども扱いしてっ」
冥がストールに顔をうずめ、御剣は黙って微笑んだ。

車で来ているから、とワインを断った御剣の目の前で、冥はソムリエからメニューを受け取った。
オードブルが来る前から、どんどんグラスを空にする。
「大丈夫か?そんなに強いほうではないだろう」
「フランスじゃ、ワインなんか子供でも飲むわ」
日本の風習を大事にするのではなかったのか、と言うのを諦めて、御剣はただ冥を見つめた。
目元をほんのり赤くして、運ばれてきた皿を見ては盛り付けがきれいだと喜び、焼きたてのパンを細い指でちぎって口に運び、おいしいと笑う。
フルーツ盛り合わせが来ると、御剣の皿に乗っているイチゴまで欲しがったり、最後のコーヒーが濃いと顔をしかめたりする。

食事が終わり、そろそろという空気になると、冥はちょっと失礼と断って席を立った。
化粧室に向かって歩き出す前に、くらりと体を傾ける。
ウェイターが駆け寄るより先に、席を蹴って御剣が立ち上がって冥を抱きとめた。
「…言わんこっちゃない」
酔いの回った冥が、御剣に体を預けて、目を閉じていた。
抱き上げた体は、思ったより軽く華奢で、暖かかった。
36ミツメイ5:2008/02/10(日) 20:12:36 ID:0yKicoD9



ソファで寝たせいで、体が痛い。
御剣は近くのパン屋で買ってきたベーグルサンドをテーブルにおいて、寝室のドアを見た。
冥はまだ眠っているようだ。
夕べ、イタリアンレストランで酔いつぶれてしまった冥は、呼んでも揺すっても目を覚まさず、やむを得ず自分の部屋に連れ帰り、ベッドへ寝かせたのだ。
出かけたのが土曜でよかった。
もし酔いつぶれたのが日曜の夜だったら、欠勤届を出さねばならないところだった。
しばらく新聞を読んでいると、静かにドアの開く音がした。

振り向くと、ぶかぶかのパジャマを着た冥が、不機嫌そうにドアに寄りかかっていた。
「おはよう。大丈夫か?」
声を掛けると、冥はぎゅっと眉根を寄せた。
「頭、いたい」
「それは、二日酔いというのだ」
額に手を当てて、冥はそこにしゃがみこんだ。
新聞を置いて、隣に膝をつき、背中に手を乗せる。
「自分の部屋に帰るのなら、送っていく」
弱弱しく、首を横に降った。
「今、車に乗ったら、酔うわ」
それもそうか。
パジャマのままソファに座らせて、薬と水を取ってくる。
「パンを買ってあるんだが、少しでも食べてから薬を飲むといい」
「…二日酔いのお薬?」
「ただの頭痛薬だ」
隣に腰を下ろすと、芯のない人形のように倒れてくる。
「きもちわるい…」
まったく、世話が焼ける。
しかし、それも嫌な気がしない。

しかたなく薬だけを飲ませると、冥はそのまま横倒しになって御剣の膝に頭を乗せた。
手を伸ばさなくても触れられる位置に、冥がいた。
「…まだ痛い」
冥が不満そうにつぶやき、御剣はそっと髪を撫でた。
「そんなにすぐは効かない」
本当に具合が悪そうに冥は目を閉じる。
顔色が悪いせいか、白い肌がますます透き通るようだ。
「…私の服は?」
眠っているのかと思っていたら、冥が呟くように言った。
御剣のパジャマに着替えた記憶がないらしい。
「クローゼットのドアに吊るしてあっただろう」
「……」
疑わしそうな目で冥が見上げてくる。
「見ては、いない」
それは本当だった。
…見たかったが、見なかった。
御剣は、なけなしの理性を振り絞ったのだ。
冥は返事をしなかった。
またそっと冥の髪を撫でた。
別に、むやみに触れているわけではない。
膝をふさがれては身動きできないではないか。
両手を下ろすと、自然に触れてしまうのだ。
御剣が自分の中でしきりに言い訳していることなどお構いなしに、冥はじっと身を横たえていた。
37ミツメイ6:2008/02/10(日) 20:13:24 ID:0yKicoD9
30分ばかりも御剣が冥の寝顔を眺めていると、やがて冥は手を上げ、口元を押さえて小さなあくびをした。
「…効いてきたわ」
「そうか、良かった…」
正直なところ、少し残念なくらいだ。
体を起こすのに手を貸すと、暖かで柔らかな塊が御剣から離れていく。
「ん…」
冥が両手を上げて伸びをした。
パジャマの袖口が落ちて、か細い二の腕までがあらわになる。
目が合って、御剣は思わず視線をそらした。
この無防備さはどんなものなのだろう。
まったく男として扱われていないということなのだろうか。
「シャワー借りていい?」
いきなり聞かれて、御剣があいまいにうなずくと、冥はさっと立ち上がってバスルームに入って行く。

やや痺れのきた膝を手のひらで撫でながら、御剣は息をついた。
遠くで、シャワーの水音が聞こえてきた。
昨夜、冥を抱きかかえて帰ってきた時は、一瞬よからぬ誘惑に駆られた。
それをなんとか抑えて、ワンピースの背中のファスナーに手を掛けたときに、思いがけず目にした白い背中とピンクの下着。
あわててパジャマで覆い、ボタンを留めてからワンピースを下に引き抜いた。
冥は安心しきったように眠っており、ズボンをはかせようと足首をそっと掴んだときも目を覚まさず、掛け布団を掛けるにいたっては、気持ちよさそうに膝を抱えて丸くなった。
かわいかった。

バスルームが開いて冥の出てくる気配に、御剣は表情を引き締めた。
「ドライヤーがどこかわからなかったのだけど」
「ああ。それなら…」
そこで、言葉を失う。
洗い髪の冥は、昨日の化粧もすっかり落とし、少し子供っぽくも見える素顔で御剣を見ている。
大きなバスタオルをざっくりと胸に巻きつけて手で押さえているだけのせいで、脇から背中まで滑らかな素肌が丸見えになっていた。
「ふ、服はどうしたのだ?」
「クローゼットにかかってるのだったかしら?でも」
冥はぷくっと頬を膨らませた。
「下着の換えがないわ」
あるわけなかろう!!
がっくりと肩が落ちた。
「洗濯すればよかろう」
「手洗いコースついてる?」
しかたなく、御剣はバスタオルを半分引きずるようにした冥を洗面所へつれて行き、彼女が下着をタオルに包んで洗濯機に入れるのを見ないようにして、スイッチを押した。
「どれくらいかかるの?」
終わるまで、この格好でいるつもりだろうかと不安になりながら、御剣はちょっと考える。
「乾燥までいれて2時間くらいではないか」
「乾燥はだめなのだけど」
「…なに?」
「だって、ブラが型崩れしちゃうもの」
そういうものなのか?
動き始めた洗濯機を見下ろしながら、冥が唇を尖らせて頬を染めた。
もしかして、大事なものなのだろうか。
いわゆるその、勝負用なのだろうか。
見ておけばよかった、と御剣はよこしまな後悔をした。
38ミツメイ7:2008/02/10(日) 20:14:07 ID:0yKicoD9
「まあ…、いずれ乾くだろうが、その」
リビングに引き返しながら、御剣は目をそらしたまま言葉を濁した。
「なに?」
隣にならんで、冥が御剣を見上げてくる。
御剣と同じシャンプーが香った。
「いや、その格好は、ちょっと」
「だって」
ああ、昨日から、過去10年分くらいに匹敵するほど、冥は頬を膨らませているのではないだろうか。
まずい。
かわいい。

「ガウンを持ってこよう。そのほうがいいだろう」
感情を顔に出さないように、寝室のドアに手を掛けると、背後で冥が何か言った。
「なんだ?」
「…でしょ?」
ぷっくりと頬を膨らませたまま、冥がうつむいていた。
「え?」
「…見たって、平気なんでしょ?」
どういう意味だろう。
「いや、見なかった」
「うそつき」
「見ていない。目をつぶっていた」
言いながら、ずり落ちるバスタオルを両手でかき合わせている冥を見つめる。
ドライヤーも貸してやらねばならない。
近づいて、湿った髪に指を入れる。
そのまま、両手で冥の頬をはさみこんだ。
「本当だ、見ていない」
「……」
「…見たら、襲ってしまうではないか」
冥が目を上げた。
もう、だめだ。
御剣は冥の頬をはさんだまま、軽く唇を重ねた。
柔らかく、ぷるんとした感触が伝わってきた。
下唇を挟み、舌を這わせると冥が逃れようとする。
一度、離した。
「…い、息できない」
冥が恥ずかしそうに言う。
「鼻で」
背中と腰に腕を回して引き寄せ、今度は深く口付けた。
舌を押し込むと、びくりと震えたものの、おそるおそる差し出してくる。
それを絡めとる。
片手で、むき出しになった背中を撫でた。
唇を離して、真っ赤になった冥の顔を見つめる。
洗濯が終わるまでに、まだ時間はたっぷりある。
御剣はバスタオルの隙間からのぞく冥の胸の谷間に、唇を押し当てた。
「言っただろう。見たら、襲ってしまうと」
そのまま抱き上げ、寝室のドアを開けた。

さっきまで眠っていたベッドに下ろされて、冥が不安げに御剣を見上げる。
バスタオルはほとんど用を成していなかった。
大きすぎず、形のいい胸がこぼれだす。
その下に、すらりとした体とウエスト、腰が続く。
脇のラインを指先でなぞると、冥がくすぐったそうに身をよじった。
もう一度キスをしてから、御剣は自分の服を脱いだ。
冥の耳から首筋、鎖骨へと唇を這わせながら、片手で乳房を包み込んだ。
「や、ん…」
下から揺さぶると、冥の手が御剣の腕を押さえた。
39ミツメイ8:2008/02/10(日) 20:15:19 ID:0yKicoD9
確認するまでもなく、初めてだろうと思われた。
もしかして、これから何をされるのかもよくわかっていないかもしれない。
抵抗しようというほどでもない冥の手をあっさりと押し戻して、御剣はその乳房に口付けた。
周囲からねっとりと頂上に向けて舐め、乳首を捕らえる。
もう片方の手も同じように全体を揺らしつつ、先端をつまんだ。
まだ柔らかい桃色の突起を、舌先でつついたり押したりする。
時間をかけて体中を愛撫していくと、強張っていた冥の体から力が抜ける。
冥の額にこぼれかかる髪の一筋を御剣がそっと払ったとき、冥が閉じていた目を開けた。
はにかんだような、笑みが浮かんだ。
その目元に口付ける。
御剣がそのまま頬に口付け、耳たぶを甘噛みすると、冥が御剣の腕に手を掛けた。
「ね…、怜侍」
冥の耳を食みながら、御剣は息を吹きかけるようにささやいた。
「なんだ」
「あの…、私、どうしたらいいの?」
一瞬、意味がわからなかった。
つまり、冥は本当によくわかっていないのだ。
このままセックスをするのだろう、ということは察していても、自分が何をすればよいのかわからないのだ。

「そのままでいい。力を抜いて」
背中に手を入れて抱き起こし、座ったまま抱きしめた。
「怜侍?」
「少しこうしてくれ」
とにかく、冥を感じたかった。
抱きしめて、腕と体全部で冥を確認したかった。
冥の腕が、そっと御剣の背中に回された。
御剣が冥の肩に伏せていた顔を上げると、冥が唇を御剣のそれに当てた。
初めて、冥がしたキスだった。
体の奥に火がついたような気がして、御剣はまた冥を押し倒した。
腰を撫でた手が太ももにさしかかる。
内側を撫で上げ、薄い茂みに触れる。
膝に手をかけて少し開かせると、そこに指を差し入れた。
初めて他者の進入を許すその場所を、縦にゆっくりとなぞる。
何度も繰り返すうちに、かすかに濡れてくる。
片手で乳房をつかんだり、かたくなってきた先端を舐めたりしながら、染み出した愛液を広げるようにこすりつける。
だんだんとあふれ出る量が増えてはきたものの、指先で入口に触れると、そこはまだ固く閉じている。
じっくりと弄っていくと指先が埋まるようになった。

顔を横に向けて目をぎゅっと閉じている冥の耳元で、御剣が言う。
「痛いか?」
冥の顔が泣きそうにゆがんだ。
開いた目が、うるんでいる。
「…痛いこと、するの?」
なにか、とてもいけないことをしようとしている気分だ。
思わず苦笑して、御剣は冥の頬を撫でた。
「いい子にできたら、新しい下着を買ってやる」
「…バカ」
奥まで入った指が、中で動く。
「んっ」
冥がぴくんと震えた。
その場所をずっと擦っていると、中からあふれてくる。
「あ……」
冥が甘い吐息を漏らす。
その恍惚とした表情は、指を二本にしたところで、また苦痛にゆがむ。
挿入は無理かも知れないと思いつつ、御剣自身はすでにパンパンに張っている。
40ミツメイ9:2008/02/10(日) 20:16:06 ID:0yKicoD9
指を抜くと、ねっとりと愛液が流れ落ちた。
「冥…、いいか?」
「ん…」
わかっているのかどうか、けなげに頷く。
脚を大きく開かせ、先端を当てる。
わずかに怖がるような表情を浮かべた冥を、一度抱きしめてキスをする。
「無理ならやめるから」
先端をあて、しばらく周囲を刺激してから挿入を試みる。
冥が枕に顔を伏せるようにしてこらえる。
押し広げるようにして、ゆっくり少しずつ進み、カリの半分くらいが入ったところで一度止まる。
「大丈夫か?」
冥は進入が止まったことでほっとしたのか、顔を上げて御剣を見た。
「痛い…」
すねたような言い方に、御剣はふっと笑った。
「やめるか?途中だが」
「途中なの?」
わずかに広げられただけで相当痛みがあったものか、驚いたような顔をする。
「途中、というより序盤だ」
「そうなの?」
「だが、キミが痛いというなら」
冥が腕を伸ばして御剣の首に絡めた。
「…がんばる」



冥は本当にがんばった。
何度も中断しながら、それでもようやく御剣は冥の中に自分自身をすべて収めた。
すでに、破瓜の血を見ている。
御剣はなるべく動かないようにして、額に汗をにじませた冥の顔に手を当てた。
「全部、入ったぞ」
「…おしまい?」
ほっとしたように言う。
御剣は小さく苦笑し、そのかわいいことを言う唇にキスをした。
「終わるか?」
「違うの?」
「ウム」
しかし、十分冥が辛い思いをしているのはわかっている。
ここで終わりにしても仕方ないと御剣は思っていた。
冥を傷つけたくは、なかった。
「じゃあ、続けて」
冥が御剣の手に自分の手を重ねた。
「しかし」
「いや、やめないで」
まるで、ここで終わってしまえばそのまま御剣がいなくなってしまうとでも思っているのか、冥は御剣にすがりついた。
その自分の動きで痛みがあったのか、きゅっと眉をひそめる。
御剣はゆっくり、動き始めた。
41ミツメイ10:2008/02/10(日) 20:16:49 ID:0yKicoD9
冥も御剣も疲れ果てた。
なんとか御剣は射精にこぎつけたが、痛がらせているという思いから時間がかかり、逆に冥に長く耐えさせた。
冥の顔に汗で髪が張り付いていた。
目が合うと、冥がぷっと小さく吹き出した。
「おしまい?」
御剣も、苦笑した。
「ウム。そうだな」
冥が御剣の汗ばんだ胸に顔を寄せた。
「こんなんだと思わなかった」
「…どんなだと思っていたのだ?」
抱き寄せながら、御剣が聞く。
「だって…、痛かった」
目尻にはまだ、涙の後が一筋残っていた。
御剣はそれを指でぬぐい、くしゃくしゃになった冥の髪に指を通す。
「そうか…」
「怜侍は、痛くないの?」
「む…」
冥の中の暖かさときつきつの気持ちよさを思い出す。
組み敷いた体、突き上げるたびに揺れる胸、こらえてもこぼれる声。
「…ずるい」
そういう問題だろうか。
髪を梳かれるのが気持ちいいのか、冥はうっとりと目を閉じる。
「あのね」
「む?」
「ずっと、初めては怜侍だったらいいなって思ってたわ」
動かしていた手を止めて、御剣は冥の頭を自分に押し付けるように抱いた。
「ほんとは」
冥が子猫のように、擦り寄ってくる。
「ずっと、怜侍がいいのだけど…」
胸がきゅんと音を立てる、とは、こういうことをいうのだと御剣は思った。
「……まだ痛むか?」
「…ん」
「その、なんというか…、すまない」
冥が顔を上げた。
息が掛かるほどの距離でその顔を見つめると、かわいそうではあるが欲望が沸き起こる。
「あの、でもね、痛かったけど、なんていうか、ちょっと、変な…、そういう感じ」
言って、また顔を伏せる。
「だから、きっと、あの。次はだいじょうぶだと、思うの」
御剣は冥の息がつまるほど、強く抱きしめた。
昨日、自分が「また次」と言って冥をすねさせたことを思い出す。
もどかしい、どうしていいかわからないほど愛しい。
まだ痛いと言っているのに、このままもう一度抱きたくなった。
いつかわからない、また次、など待てるだろうか。

くしゅ、と冥が小さくくしゃみをした。
汗が冷えて風邪を引くかもしれない。
シャワーを使って、なにか食べさせたほうがいい。
御剣は、冥を抱きかかえたまま体を起こした。
冥が、キスをねだった。

数日前に、チョコレートをもらっただけであれほど嬉しかったのが、遠い記憶のようだった。
御剣は今、腕の中に比較にならないほど欲しかったものを抱いているのだった。
42名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 20:17:14 ID:0yKicoD9
以上。
43名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 20:45:53 ID:1XMd588K
GJGJ!!!
無垢な感じの冥タンもいいねえ
痛いけど頑張るってそんな可愛いこと言われて
御剣が暴走しなくて良かったwww
44名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 21:56:01 ID:q4OXIfWn
GJ!!!
ツンもありつつデレ多めな普通の女の子っぽい冥たんがすごく可愛いし
チョコに一喜一憂したり冥たんに萌えまくりな御剣もイイ!
一足早いバレンタインを楽しませてもらいました。
45名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 03:00:07 ID:2rLMNC9U
お初ものはいいよな
GJ
46名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 17:49:31 ID:fAwpwsUM
GJ!!
冥タン可愛いぃぃぃー!!!!
47名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:51:20 ID:YJL+hzFT
GJ!
このイチャつきっぷりはまさに全米がニヤニヤって感じだな
密かにマコちゃんにチョコ貰えて嬉しそうなイトノコにも和んだ
48名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 19:47:44 ID:5C1b4IWq
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
49名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 12:27:47 ID:lMGPY7YT
前スレナルマヨGJ!!
50名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 13:35:46 ID:qYvoS/kQ
バレンタインおめでとう。
51名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 16:22:19 ID:Pu3iQaxh
前スレのナルマヨ二つともGJ!
52エロ無しバレンタインネタ1:2008/02/15(金) 00:08:11 ID:B54jXmJw
皆GJ…!

ミツメイっぽいの投下します
前スレ書けないようなのでこちらで



「うわあ……これ全部、お前が貰ったのか?」
御剣怜侍の執務室に遊びに来た成歩堂たちが、部屋に入るなり奇声を上げた。

まだバレンタインの数日前だというのに、あちこちにチョコレートの包みが山積みにされていた。
若き天才検事・御剣怜侍。彼の勇姿に心奪われる法廷マニアは多く、この時期には全国からチョコが届くのだという。
それにしても、この量は……まるでアイドル並みだ。
一体バレンタイン当日には、どんな状態になっているのか。
もっとも当の御剣本人は、「そのようなアレは、困る」とでも言いたげな顔をするばかりなのだが。

「はぁ〜、すごいですねえ……」
「きっと1個くらい、黙って持って帰ってもバレないよ」
横では真宵と春美が、大胆不敵な会話をしている。
「真宵ちゃん、春美ちゃんに悪い事教えないの」
「ジョーダンが通じないなあ、なるほどくんは。でも、凄いよねえ。うちの事務所とは大違いだねえ」
「チョコは量より愛です!真宵さまも、ばれんたいんでーにはなるほどくんに愛情たっぷりの……」

二人の微笑ましいやりとりは続く。
成歩堂としては、これだけのチョコを貰えるというのは、正直、ちょっと羨ましかった。
「お前、昔からモテたからな。……これから、狩魔検事にも貰うんだろう?」
「冥さんのチョコ!きっと、超高級な奴だよ。いいなあ。食べたいなあ〜」

「……いや。それが、冥からは一度も貰った事がない」
御剣が、困ったように口を開いた。
「ええ!?」
「意外だな……」
「かるま検事さん……イジワルしてるのでしょうか?」
「い、いや、そういうわけでは無いのだが……むしろ、意地悪をしてしまったのは私の方か、な」
「??」
「うム、一度だけ……あった。あれは私がまだ、師匠の元で暮らしていた頃だ」

そう言うと、御剣はぽつりぽつりと、昔の事を語り始めた。

53エロ無しバレンタインネタ2:2008/02/15(金) 00:09:27 ID:B54jXmJw
確か、私はまだ中学生だったと思う。
学校から帰って、狩魔の屋敷に入ると、ほんのりと甘い香りが漂っていたのを覚えている。
この頃、冥はたまたま日本にいた。そして、あの時は何故か、玄関まで私を出迎えに来たのだ。
後ろ手に、何かを隠し持って。
「レイジ、おかえりなさい」
いつもよりも妙に素直な、その様子が可愛らしくて。
私は冥を喜ばそうと、両手に下げた大きな紙袋を掲げて見せた。
そして……こう言った。
「メイ。今日は学校で、バレンタインのチョコを嫌というほど貰ってしまったのだ。
一人では、食べきれなくて困っていたのだ。一緒に食べないか?」

その後が大変だった。冥は急に涙目になって走り出し、自分の部屋に閉じこもってしまった。
彼女の母親から聞いたのだが、どうやら、私のために手作りチョコを、
それも、かなり気合いを入れて用意していたらしい。

もちろん、私はすぐに謝りに行ったのだが……時は既に遅かった。
部屋のドアが開いて、姿を見せた彼女の口元には、トリュフチョコの茶色い粉が。

「……チョコレート?そんなもの、しらないわ……」
54エロ無しバレンタインネタ3:2008/02/15(金) 00:10:29 ID:B54jXmJw
「それ以来、冥からは一度も貰っていない」
「……」
「……」
「……御剣。お前、わざとじゃないとはいえ……いたいけな乙女心に相当な傷を残したぞ?」
「そりゃあ渡しづらいよねえ。全く、女心をわかってないなあ」
「せっかく、心をこめてお作りになったのに……かるま検事さん、かわいそうです……」
ここぞとばかりに攻撃する三人。
「わ、私はまだ子供だったのだ!冥はもっと幼くて、とてもチョコのやり取りをする年頃とは思えなかった。
まさか、彼女からチョコを贈られるなどとは……」
「なに言ってるの!今時、幼稚園児だってバレンタインくらい知ってるんだからね!」
「わたくしだって知ってます!」
「ちゃんと女の子として扱ってあげないと、駄目だぞ、御剣」
「うぐうっ!」
皆に鋭いツッコミを入れられながらも、御剣はさらに言葉を続けた。
「ごほん。と、とにかく、そういう事なのだ。
……冥には本当に済まない事をしたと、思っている……」
御剣は、寂しそうに視線を落とした。
55エロ無しバレンタインネタ4:2008/02/15(金) 00:11:24 ID:B54jXmJw
帰り道。
「いやあ、モテすぎる男っていうのも罪だねー」
「でも、悪気はなかったんだよな。御剣のヤツ、ちょっと可哀想だな」
「ねえ、冥さんに頼んで、御剣検事にチョコ渡してもらえないかな?」
真宵が成歩堂の顔を覗き込みながら言う。
確かにそれなら、御剣も喜ぶ。罪悪感を感じる事もなくなるだろう。
しかし……
「狩魔検事、今日本に居るし、マンションもここから近いけど、……アレを説得するのはかなり難しそうだよ?
例の事件があってから、十年くらい渡してないみたいだし。きっと相当なトラウマになってるぞ」
「じゃあ、あたし達が、冥さんの名前で御剣検事にチョコ贈るとか」
「そんなの、すぐバレるって」
「でも……おふたりの仲、取り持ってあげたいです!」
例によって、微妙に勘違いしている様子の春美が口をはさむ。
けれど、案外、それが御剣の本当の望みなのかもしれないな。そう、成歩堂は思った。
誰にチョコを貰っても困ったような反応しかしない御剣が、
冥から貰えない事に関してだけは、ひどく落ち込んでいたのだから。

「えへへ、はみちゃんにそう言われると弱いなあ。よし!あたしがなんとかする!」
「なんとかする……って。真宵ちゃん、どうやって?」
「女の子の事は、女の子同士で話し合うのが一番だよ。なるほどくんは、ここで待ってて」
「わたくしも、女の子としておともします!」
「……そうだな。下手にぼくが行ったら、ムチでぶたれそうな気がするし。よし。頼んだ!!」
56エロ無しバレンタインネタ5:2008/02/15(金) 00:13:31 ID:B54jXmJw
「冥さんは、御剣検事にチョコあげたりしないの?」
「……あなた達、そんなことをわざわざ言う為に訪ねてきたの?」

仕事もおわり、高級マンションの一室でくつろいでいたそんな頃。
突然の来客に、冥は少し困惑していた。
綾里真宵。連絡もなく突然来たかと思えば、唐突にこんな話題を……何か、企みでもあるのだろうか。

「あげた事ないわよ、そんなもの」
「冥さんからチョコもらったら、喜ぶと思うなあ、御剣検事」
「彼のオフィスを見たでしょ?毎年あんな状態なのよ。チョコレートをさらに増やされて喜ぶバカがいると思う?」
「で、でも、みつるぎ検事さん、すごくほしそうでした……おねがいします!」
「……お嬢ちゃんの頼みでも駄目なの。ごめんなさい」

「うう、はみちゃん攻撃でも効かないよう」
冥は思った以上に強敵だった。
「義理チョコでも駄目?」
「あいにく、そんな習慣とは縁がないわ」
「この際、1個10円のでも良いから」
「そんな物、自分で買いなさい!そもそも、一体なぜ私にこだわるの?」
「なんだか、可哀そうだったから、御剣検事……実は、冥さんが小さい頃の話、聞いちゃった」
「!」冥の顔つきが変わった。
57エロ無しバレンタインネタ6:2008/02/15(金) 00:14:33 ID:B54jXmJw
「御剣検事、あれからすごく反省したみたい。冥さんに悪いことしたって、落ち込んでたよ。
……ね、昔のことだし、もう、許してあげたら?」
「……許すも何も、別にレイジのこと怒ってないわ」
「え?」真宵と春美が顔を見合わせる。
「本当に、怒っていらっしゃらないのですか?」
「その件に関しては、誰も悪くないのよ。レイジが気に病む必要なんて無いわ。
……私が、コドモすぎたの。それだけよ。
その後、確かにバレンタインのチョコを贈ったことは無いけれど、別に怨んでいたからじゃないし」


「でも……だったらなぜ、みつるぎ検事さんにさしあげないのですか?」
「言ったでしょ?レイジはもう、チョコなんて間に合ってるのよ。
それに、わざわざチョコと一緒に伝えるような気持ちなんて、何もないもの」

何もないもの。

冥は、きっぱりと言い切った。
しばらくの沈黙。
やがて、真宵がゆっくりと口を開く。

「冥さん……それでいいの?」
「何の事かしら?」
「だって、昔、本当は、渡したかったんでしょ?チョコ……」

「昔の事は昔の事よ。今とは違う。
分かったらもう、帰って。
レイジに、よろしく伝えておいて」


何もない。
本当に、そうなのだろうか。
真宵は冥の態度になんとなく違和感を感じたけれど、これ以上は追求しても無駄らしい。
さらに食い下がれば、ムチが出て来そうな空気だった。
冥に半ば押し出されるようにして、二人は玄関へと向かう。

「……冥さん。あと一つだけ、訊いていい?」振り向いて、真宵が言った。
「何?」
「今は……本当に、無いの?御剣検事に伝えたい想い」

「無いわね」

短く一言だけ、冥は答えた。



5852:2008/02/15(金) 00:16:14 ID:B54jXmJw
続く

今日中に全部書き終わらなかった…
長い上にエロ分薄いですが、続きは後日置きに来ます
59名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:51:21 ID:PFGthccF
これは気になる展開、続き待ってますよ!
60名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 08:42:44 ID:THcbSdo+
>>58
幼少期のエピソードが実にミツメイらしくて萌えw
続きをわっふるわっふる
61名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 21:33:36 ID:tx8SQ/U6
まだかな?
週末に期待
62名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 08:38:02 ID:7ZmWaHb1
なんだ、前スレからのこのバレンタイン豊作。
63エロ無しバレンタインネタ7:2008/02/16(土) 19:46:35 ID:iUI6mkJh
52=58です。
大変お待たせしました。バレンタインネタの続きです

「じゃあ、結局チョコは贈れない、ってことか……はぁ」
マンション近くの通りで、白い溜息を吐きながら成歩堂が呟く。

「ごめんねなるほどくん、寒い中待っててくれたのに」
「いいんだ。真宵ちゃんたちこそお疲れ様」
「冥さん、もう昔のこと気にしなくて良いって言ったけど……」
「……でも、それをそのまま伝えたところで、御剣は喜ぶかな?」

成歩堂は考え込んだ。御剣が欲しいのは、きっと「許し」の言葉なんかじゃない。
あいつが狩魔検事に求めてるのは、もっと別の……

「……ぼくが御剣だったら、ムチのフルコースを食らいながら、思いっきり怒られたほうがまだマシ、かな」
「やだ、なるほどくん、ひょっとしてドM?」
「『まだマシ』って言っただろ!」
「それは置いといて……そうだよね。このままで、良い訳ないよね」
真宵が言った。
「あのね、帰り際にね、冥さんに訊いてみたんだ。『今、本当に、伝えたい想いは無いの?』って。
冥さん、『無い』って言った。
その時にね、……見えたんだ。サイコ・ロック」

「!!じゃあ……」
「冥さん、本当はチョコ渡しに行きたいんだ……御剣検事のこと、なんとも思ってないなんて嘘なんだ」

もしも狩魔冥が、自分の胸中にある『想い』を、チョコと一緒に、素直に御剣にぶつけてくれたなら。
それはきっと、御剣が最も望んでいる事のはずだ。
だが……冥がそれを簡単に出来る性格なら、成歩堂たちも頭を悩ませたりはしない。
何しろ、過去の出来事があってから、彼女は十年も、『想い』を隠し続けたのだ―

「意地っ張りだからなあ、狩魔検事は。……はぁ」
成歩堂が二度目の溜息を吐いた、その時。
64エロ無しバレンタインネタ8:2008/02/16(土) 19:48:17 ID:iUI6mkJh
「意地になるのは、それだけ傷が深かったのよ。
『想い』の強さと同じくらいに、ね……」

聞き覚えのあるその声は。

「ちちち、千尋さん!?」
「はみちゃん!話に絡んで来ないと思ったら……お姉ちゃん、呼んでくれたんだ……」
「っくしゅん!流石にこの格好じゃ、ちょっと寒いわね」

久しぶりに見る、師匠の姿。
春美の装束があまりにも小さいせいで、この寒空の下、美しい太ももは見事にさらけ出され、
豊満な胸元は大きく開いてしまっている。
……いろんな意味で注目の的だ。

「見とれてる場合じゃないよ、なるほどくん!」
真宵が一喝する。
「お姉ちゃん、今大変なの。あのね……」
「もちろん、見てたわよ、全部。全く、貴方達はお節介焼きね」
そう言いながらも、千尋は微笑んでいた。

「見たところ……彼女、自分の気持ちを曝け出す事に、ひどく臆病になってるみたいね」
「無理もないですよ。よほどショックだったんだろうなあ」
「でも冥さん、昔の事はもう許したって」
「『許した』のと『傷ついた』のとはまた別の事よ、真宵。
……たとえ本人が、必死にその傷跡を隠そうとしていても、ね」

「でも、でも……それなら尚更、なんとかしてあげたいよ」
「そうね……とはいえ、狩魔検事に『愛』だの『感謝』だのを伝えさせるのは、かなり難しいわよ。
十年も時間が経ってしまえば、なおのこと」
「それじゃ、どうしたら」成歩堂が、すがる目で千尋を見つめる。

「発想を逆転させるの、なるほどくん」
「は?」
「人から人へ伝えたい想い……『愛』や『感謝』、それだけではないでしょう?
だからね……素直に好意を伝えさせる事が出来ないなら、むしろ、その真逆を考えなさい」
「真逆、ねえ……」

「……分かった。お姉ちゃん、有り難う。あたし、やってみるよ!」
「真宵ちゃん?……何か思いついたのか!?」
「今から私、冥さんの所に行ってくる!」
真宵は急ぎ足で、マンションの方向へと駆け出して行った。
65エロ無しバレンタインネタ9:2008/02/16(土) 19:49:55 ID:iUI6mkJh
そして、バレンタインデー当日。


「もう、こんな時間か……」
一日の仕事を終え、御剣はふう、と一息ついた。
執務室の中は、例年通りチョコで溢れかえっている。
成歩堂たちが来た日よりもさらに増え、足の踏み場も無いほどだ。
だが……そこに、冥から贈られた物は、なかった。

毎年来ないのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが。
冥はやはり、昔の事を根に持っているのだろうか。
それとも、そんな行事など眼中に無い、と言う事か。
そもそも私は、冥に何を期待しているのだ?

どんなに沢山のチョコを貰っても、君からの贈り物を拒む事は断じてなかったのに。
けれど彼女は、そう思ってしまった。
……いや、私がそう思わせてしまったのだ。

我ながら、情けない。たかがチョコ一つにこうも思い悩むとは。
既に時計は午後9時を回っている。
いい加減帰ろう。御剣は椅子から腰を起こした。
66エロ無しバレンタインネタ10:2008/02/16(土) 19:51:29 ID:iUI6mkJh
「待った!」


勢い良く扉を開けて入って来たのは。

「狩魔 冥……!!」


「御剣 怜侍。貴方が欲しかったのはこれでしょ?」
そう言って、冥は美しくラッピングされた、小さな赤い箱を差し出す。
十年前のあの時とは似ても似つかない、鋭く、不敵な笑みを浮かべて。
―けれど。それでも。

「……有り難く、頂いておこう……」
「ちょ、ちょっと、レイジ。何を涙目になってるのよ!!」



まずは、開けて中を確かめよう。二人は、ソファに並んで腰掛ける。
「ところでこの箱、チョコレートにしてはずいぶん軽いようだが?」
「レイジ、毎年チョコは沢山貰うじゃない。だから、身につける物にしたわ」
「うム……気を遣わせて、すまないな」
冥に対して負い目のある御剣に対し、彼女はあくまでも強気な態度を崩さない。
「この私が折角買って来たんだから、絶対使うのよ。いいわね。
それも、ちゃんと目立つように身につけなさい」
「……分かった。約束する」
偉そうな物言いも、とても可愛らしいものの様に、御剣には思えた。
この大きさ……何だろう?手袋か?それとも……
67エロ無しバレンタインネタ11:2008/02/16(土) 19:54:28 ID:iUI6mkJh
「………………………………………………………………これを、私に?」

小さな包みを開けた中から出て来たのは、ショッキングピンクの超ビキニパンツだった。

「勿論」
「……コレは、女性用ではないのか?」
「何を言っているの。男物よ」
「こ、コレを私に穿けと……しかも、目立つように、か?」

目を白黒させる御剣の横で、冥はくすくすと笑っていた。

「き、君は一体どういう意図でこんなモノを」
「それね、綾里真宵と一緒に買いに行ったのよ」
冥は、真宵が訪ねて来た日の事を話し始めた。
「その夜、彼女は二度訪ねて来たわ。
いきなり押し掛けて来て、……貴方が何を言ったか知らないけど、『御剣検事にチョコレート贈ろうよ!』って」
「……そうか」
真宵君、余計な事を。
「……しかし、それがどうして下着になるのだ」
「勿論、貴方にチョコなんて贈る気は無かったから、一度は断ったわ。でもね、彼女、しばらくしてもう一度来たの」

『冥さん、あたしやっぱり許せないよ!
たとえ悪気がなかったとしても、ちっちゃな乙女心を踏みにじるなんて!』
『……アナタ、さっきと言ってる事が真逆じゃない?』
『いいから。……冥さん、バレンタインに贈る物はチョコとは限らないんだよ。
何か、御剣検事にとんでもないモノ渡して、フクシューしてやろう!!』

「言ってる事がメチャクチャでしょう?でもね、惹かれたのよ。『復讐』って響きに」
冥は続けた。
「その後、勢いで二人して街に出て、買い物に行ったの。
でも、もう夜も遅かったし……どこの店も、もう閉まってたのよね。
夜でも開いてるお店を探すの、苦労したわ」
「……それが、いかがわしい下着屋だったという訳か」
「素敵でしょ?アメリカでは結構メジャーよ、下着のプレゼント」
「はぁぁぁぁぁ……」御剣は、がっくりと肩を落とした。

「その様子じゃ、『復讐』は大成功だったようね」
冥がまたくすくすと笑い出す。
「ひょっとしたら私、貴方のそんな顔を見たかったのかもしれないわ。……昔から」
いたずらっぽく、冥は笑い続けた。
無邪気なその表情は、まるで、うんと幼かったあの頃のようで。


私もずっと、こんな顔を見たかったのかもしれない。

彼女の十年越しの笑顔を、御剣は、いつまでも眺め続けた。
68エロ無しバレンタインネタ12:2008/02/16(土) 19:57:28 ID:iUI6mkJh
「……ところで、メイ」
「何?」
「君が贈ってくれたコレは……いわゆる『勝負下着』に属するわけだが」
「は?」
「実は、君を見ていたら、もう我慢できなくてだな……その」
「……レイジ?」
「コレを贈ってくれたという事は……誘っている、と解釈しても良い。
つまりは、今この場で、君を私の好きにして良いと言うわけだな、メイ?」
「ちょ、私は別にそんなつもりじゃ!ただ単に、面白い下着で貴方を驚かせようと思って……あっ」
冥の言葉を最後まで聞かず、御剣は、彼女をソファの上に押し倒す。
深く接吻を交わし、そして、言った。
「今度は無くならないうちに頂かせてもらうぞ、メイ」


翌日、検事局には、ビキニパンツ一丁で出勤する男の姿があったとか、無かったとか。




おしまい

バレンタインの話なのにもう16日になってしまいました……とほほ
69名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 20:17:36 ID:IwfAA7df
GJ!!
復讐かww冥タンらしいというか真宵タン賢いなww
勝負下着でのプレイも見てみたかったw
70名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 23:02:35 ID:2y1lWKRp
GJGJ!!!
そして真宵もGJw
ビキニパンツ一丁で出勤した御剣の運命や如何に?wwww
71名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 13:50:22 ID:u6WgNKCX
GJJJJJJ!!!
びきにぱんつフイタwwwwwww
72名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 12:00:04 ID:iwtKAvLI
というわけで、そろそろひな祭りネタが執筆されているはず
73名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 23:08:42 ID:Y2V2KJCr
私の白酒を飲んでもらおうか
代わりに君のひなアラレを戴くとしよう
74名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 11:03:36 ID:xXKd/GxD
>>73
御剣ww親父だww
75名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 18:45:55 ID:F29qg1oX
ノ(゚へ ゚・レノ 「‥‥フケツよ、御剣怜侍」
76名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:01:40 ID:Wsg+gdhn
>>75
御剣とその「フケツ」なことしまくってる君が言っても説得力ゼロw
77名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 12:08:28 ID:wSLPt889
>>73
「ミツメイ雛あられ」
読みてえ!!
78名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 17:17:04 ID:wSLPt889
ごめん
「雛まつり」だよな・・・
頭ん中エロってた、逝ってくる
79名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 00:28:42 ID:0dqCqSpq
>>78
「ミツメイ雛あられ」投下してから逝ってくれ
80名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 21:25:01 ID:NP1V6bhR
 ビキニパンツW
警備員とかに捕まらなかったのか?
少し気になった。
81名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:54:34 ID:dPUlp2r9
>>80
オバチャンだったから顔パス
その先がやばい、が

そろそろ茜のエロが欲しいところ
82名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 11:28:10 ID:aZ4HCJlq
響茜期待age
83名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:05:59 ID:AhNqVktw
___________________________________
 ┰──────────────┰─────── ┬───────┰
___         i'゙i            ┃        。。。   |         __
─‐,--ヽ       _|_|___         ┃       ,,-ー‐‐-、,,       /‐,─i |
  /  ノ        |__|_|      、, ,, 、、,,,     /,;:i:l:l:l::l:;;;;;;ヾ      〈 〈  |
__/_/        (dレ-_-レ      ゙:。l。l。.。l。l。'   ノ(゚へ ゚・レノ‐'       \_!,_|
l│           /~:::;_ '(`.、^l`ヽ、   ー  ー     ,,<´⌒゙`>´゙ヽ,          | |
l│         |,;:: ,!i-|:\>-i~::|   Π.....Π     ,;'。~i)T(~)´o°゙;,       | |
l│        ,ノ::::: ,iゾ´|:::::l`i´l ::|  .(___)(___)   ノ;;o 》゙i゙,゙《 。o°゙l       | |
|│     ┌ヾ─-'゙─''‐'`‐゙─'┐ l二二二二l ┌゙‐-‐''゙‐─''゙──-ヾ     │|
 ̄ ̄!-、| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|   | 品 |  | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|   ,,-! ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

改変AAだけどミツメイひな祭り支援。
御剣は冥たんに間違ったひな祭りの知識を吹き込んで
いかがわしいことしちゃったりすればいいと思います。
84名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:10:38 ID:G/3PMnXk
>>83
ちょw!!!かわいい!!GJ
85名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:19:58 ID:g/+UXIzN
ピコーン!


ちょっと何か閃いたキガス
86名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 17:08:00 ID:9diJxrgx
たのむ!
87名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 22:50:06 ID:qOqr3cCM
>>85
楽しみに待ってるぜ!
ちなみに誰と誰で?
88名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:15:32 ID:lF5A8aN8
ゲーマガのみつまよに萌えた
89名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:23:28 ID:JEGgUEai
>>88
ゲーマガって?
90名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:57:27 ID:JMryFL73
後ろで機嫌悪そうにしてる成歩堂と冥もいい
特に思いっきりガン飛ばしてる冥がかわいいw
91名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:24:40 ID:IbbnlXap
>>89
ゲーム雑誌
出たばっかりだからまだ売ってると思うよ

ギャルゲー雑誌みたいだけど
92名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:33:19 ID:nOsJ11G1
ゲーマガはなー
逆転裁判のページだけ見たいのに1k近く払うの勿体無くて手が出ない
93名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:54:08 ID:j1m+YMsG
>>92
本スレのリンクにあがってる
94名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:10:53 ID:hFWqqdcY
ヒントを・・・・くれませんか・・・・
95名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:23:46 ID:j1m+YMsG
>>94
ヒントか…真宵スレいってみ
96名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:12:10 ID:qHFB1orG
>>93
いや例のサイトは既にブクマしてる
でも折角紙媒体で出てるんだったら生で見たいじゃないか
先月は立ち読みできたけど今月はビニールかかってたし
なるほど逆転裁判みたいに単行本になればいいんだけど。

今回は冥とヤハリがかわいかった
ナルホドの視線がどこに向いてるかが地味に気になる
97名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 08:15:49 ID:yIKWaB8g
>>96
そこまでいうなら買えよw
98名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/04(火) 09:14:08 ID:BgRWZgkQ
やっとゲーマガのイラスト見れた
小さかったけど岩元メイは良いな!
99名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 10:33:35 ID:CSzaXLOY
>>96
例のサイトとやらのリンクを張ってくれませんか?
100名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 11:53:49 ID:yIKWaB8g
>>99
本スレのテンプレを読め
101名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:33:22 ID:zxWavBJp
>>99
本スレで分かりにくいなら真宵スレ探してみ。
リンク貼ってあるから
102名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 20:10:21 ID:uXi2FO05
新作マダー?
ナルマヨがいいな。
103名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 08:28:15 ID:tMoJKBgp
んじゃ、ミツメイ希望
104名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:29:54 ID:W+6ViG+t
ナルマヨ好きには充実した一ヶ月でしたな
105名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 21:07:28 ID:CaAZlgss
ここはゲーマガのネタを一つ頼む
106名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 21:32:07 ID:hxB72oJJ
豪スレ「DL6号」
107名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 21:34:02 ID:hxB72oJJ
うわっ、途中で書き込んじゃった
スマンorz

豪スレで話題になってる「DL6号事件が起こらなかったら」って設定の
パラレルストーリーが見てみたい
108名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:03:19 ID:TpU9oAyP
>>106>>107
一瞬何かと思ったじゃないかwww
109名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:04:40 ID:xvfHhU6Q
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml
110名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:43:24 ID:sZ0ZEUvV
>>107
御剣はひねくれず弁護士への道を進み、
成歩堂との付き合いもだいぶ長くなりぎすぎすした期間もなく大親友に。
しかし検事になることは全く考えていなかったので、幼少冥と出会う可能性はゼロ。
DL6号事件が起きていないので豪も健在、冥は多分日本に来ないし
成歩堂はそのまま役者になってただろうから真宵とも出会わなかったと思われる

………orz
111名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 02:11:09 ID:/f9zxPm6
>>110
DL6号がなかったら千尋さんも弁護士にならないから神之木先輩と出会わないな
舞子健在でバリバリ家元だし跡継ぎの千尋は霊力高いしで、
キミ子がいっちょ頑張るかという気にもならず、はみちゃんも生まれたか怪しい
綾里関係で変わらない可能性が高いのはちなみの起こした事件くらいかな
それでもオナミダさんの脱走事件を千尋さんが担当しないわけだから、
深追い捜査も神之木殺害未遂事件もなくなりそうだ
ということはリュウちゃんとちぃちゃんの出会いもなく、ノンちゃんは死ないのか

と思いきやマシスの彼女がアメリカで冥と知り合い親友に
その後一話の事件が起こり、親友の仇をうつべく日本までやってくる冥と
親友の無実を晴らすべく法廷で対峙する御剣
その頃成歩堂は次の舞台の役が霊媒師ということになり、倉院の里を訪れていた
彼には大学時代、文学部の知り合いに美柳ちなみ(あやめ)がいた
その里で綾里千尋、真宵姉妹、そして霊媒を頼って来た弁護士、神之木荘龍と出会う…
なんて出来たりして
個人的にはナルアヤ、ミツマヨ、ヤハメイ、カミチヒが好きだが、
これだとナルマヨ、ミツメイ、ヤハアヤ、カミチヒかな
112名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 12:06:28 ID:/+gFRh7N
DL事件が起きなかったら…

豪は御剣父に失脚させられて「死を選ぶ」という書置き残して失踪
十数年後父の後を継いで弁護士になった御剣の前に娘の冥が立ちはばかる
って展開ならありか?

>>111
凄い展開だww
マシス×冥もいいな
113名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 12:30:15 ID:+cYyN5V/
御剣と冥は法曹界に身を置いてるなら顔を合わせる機会がありそうかな。
成歩堂は一応役者だけど売れてなくて実質フリーターみたいな
矢張的ポジションのキャラになってそうw
綾里の人々はキミ子おばさまが変な気を起こさなければ平和に暮らしてるだろう。
114名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 02:02:23 ID:bhHO+ffs
ナルマヨまだかなー。
115名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 11:39:10 ID:DTMkZEcj
>>107で妄想書いてたら
ものすごいドリームが出来あがった。
しかも長ぇ。
しかもメイン成歩堂と御剣。「×」じゃないよ。「と」だよ。
どうしよう、このブツ
116名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 19:09:05 ID:Cy9R7T39
>>115
ここはエロパロスレだぜ
117名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 19:40:01 ID:sB5IgmNS
>>115
間にナルマヨとかミツメイを織り交ぜて投下してくれ
118名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 23:23:35 ID:tbepWvvv
普通にすごい読みたい。
119名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 23:53:53 ID:QoQh7ck5
ホモホモしい話でなければいいんじゃない?
ちょっとでもいいからカプエロ萌えっぽい要素があればなお良いけど。
120名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:10:32 ID:d+xOoxIr
がんがれ
121名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 21:35:38 ID:FIuzMPCu
つくろう!でなんかやってくれ
122名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 07:59:28 ID:lTlZEIeb
本スレの御剣の性癖ネタを見て正月のトノサマンプレイや
バレンタインのビキニパンツ一丁で出勤を思い出した
確かにヤツは変態だw
123名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 07:57:41 ID:AdkHYXtz
前夜のプレイをひきずって、
法廷でうっかり口を滑らせた証人や被告人に
「語るに落ちたなエチゴヤーン!」

うん、ヘンタイだw
124名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:28:46 ID:OaxDaUcN
御剣はそのうちトノサマンのきぐるみ着てしたいとか言い出す
125名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 12:58:06 ID:7aDHgCQ4
>>124
「くらえ、トノサマンスピアー!
 ………ム、着ぐるみが邪魔で動けん」
「ちょっと!いつまでこんな恥ずかしい体勢で待たせるのよ!」
126名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 18:53:39 ID:xeEYnX5P
>>125
冥タンの恥ずかしい姿勢…ハアハア
127名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:01:56 ID:OaPaAt1H
御剣と冥はフツーなエチができない気がする。
128名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:33:16 ID:oBkrDMZJ
すっごくマイナーかもしれんがバラン×ラミロアとか
ラミロア×バランとか書いてみたいと思っていたりする
129名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:48:04 ID:YyZwLcCH
>>127
二人とも勉強熱心で凝り性っぽいからね
探究心がアブノーマルな方向にいってそうw
130名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02:36:27 ID:b44T+p3Z
>>129
教本片手に御剣を亀甲縛りにしたりつるし上げたりする冥想像した
131名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02:42:50 ID:0nZsShlL
>>128
ここで色んなマイナーに目覚めさせてもらった身としては是非読みたい
132名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 15:20:46 ID:zFKjjVxN
松竹梅子のエロ画を探してるんだけど誰か知らない?
133名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 15:47:11 ID:9EYbVoQs
× 梅子
○ 梅世
134名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 21:21:44 ID:oLnwh9wQ
>>127
デフォでムチもってるからなぁ。
逆裁2のラストの感動的な場面すらムチかよとひそかに思ったなと。
好きだけど。

みっちゃん不器用だけど、メイもそんな感じだからお互い言葉攻めで。
135名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:04:07 ID:/DEarJen
しかしエロネタおいてその鞭を冥本人が振るってることはほとんどなくて
相手の男が冥を叩いたり縛ったりするのに使われることが圧倒的に多い件
冥はいじめられたいよりはいじめたいキャラなんだろうな
136名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 01:47:05 ID:Ik/G8k3v
>>135
そういう一見ドSに見える人に限ってドMだったりするよ
会社の社長とか杉本彩とか
137名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:09:21 ID:MXiFBicU
冥受けに和姦以上陵辱未満な話が多いのもそのせいか
138名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:48:20 ID:8khz8IIG
いやよいやよも好きのうちですから
139名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 16:17:57 ID:ery0UDjb
でも冥はやっぱりSじゃないと…
140名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 17:37:24 ID:MY/RhRnL
http://player.pc-saiban.jp/view/play?sid=997
「つくろう! 逆転裁判」によって作成された児童ポルノ法に関する裁判。
これを見れば児童ポルノ法改正がいかに恐ろしいものかよくわかる。

こんな未来を誰も望んじゃいない! 理不尽な規制に対し徹底的に抗議しよう!
141名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:55:18 ID:7icto+gI
最近、
御剣→冥←矢張
が好きだ。
…最終的には
ミツメイになって欲しいけど。
142名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 06:50:23 ID:MCmbtL3K
成歩堂→真宵←御剣
が好きだ。
…最終的には
ナルマヨになって欲しいけど。
143名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 08:10:20 ID:rkG076Rh
幼馴染トリオで真剣に女の取り合いはして欲しくないなぁ
ギャグならいいけど
144名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:13:19 ID:6p0FABSB
自分も。
ミツメイをおちょくる矢張とか、
ナルマヨをおちょくる御剣とかは好き
145sage:2008/03/25(火) 17:27:45 ID:1dbRzPK2
ナルマヨ、ミツマヨどっちでもありと思う自分だが、なぜか成歩堂→真宵←御剣の構図にはまったく思い至らない。
なんか真宵をはさんでそんな真剣泥仕合のような恋愛模様は想像できんし、あまり萌えない不思議と。
146名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 21:38:31 ID:6T2mJ5OK
てか相手が誰だろうと成歩堂と御剣が
同じ女を好きになるのはギャグでもイヤだ。
矢張はギャグならおkだけどシリアスは勘弁。
147名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:50:44 ID:MCmbtL3K
パラレルってか
トリップネタでナル(33)×マヨ
ってダメ?
148名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23:50:46 ID:ZTTm6yoB
いいねぇ。
読みたい。
33歳なるほど君って、俺的に
言葉攻めとかしそう。
149名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 17:32:32 ID:A7Acgnmz
妄想した

真宵「…ねぇ、なるほど君」
成歩堂(33)「なんだい?」
真「そんなにやぐされたなるほど君ってなるほど君じゃないよ!
せめて髭を剃ってくれない?」
成33「僕はお風呂でしか剃らないことにしてるんだ。」
真「剃ればいいじゃん!」
成33「君が剃ってくれるかい?」
真「ん…いいよ」
成33「じゃあ行こうか」
真「?…どこに?」
成33「お風呂場。…一緒に。」
真「!!…異議あり!異議ありぃぃ…」


お目汚しスマソ
150名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 17:39:39 ID:TM9Ii+fh
>>149
ついでに真宵の下まで剃られそうな予感
151名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 14:20:03 ID:N/KJ3/yf
>>149
ぜひ入浴中も書いて頂きたい。
152名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:05:56 ID:95RCaOFK
>>149の続きを妄想


「やっ!……止めて、なるほど君!離してっ」
「だって、髭を剃る前に、このかみそりの切れ味を試さないと……ね?」
「だからって、あたしの身体で試すなんて間違ってるよ!」
「ホラ、じっとして動かないで……動くと切れるかも知れないし」
「……も、ヤぁ……なるほどくぅん」


………。


「ハイ、終わったよ」
「左腕だけ剃るなぁぁっ!!」
153名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 16:09:43 ID:8VQJksTk
>>152の続きを妄想

「…うぅ、つるつるにされたぁ……」
「左腕だけじゃ不満だったんでしょ?」
「だ、だからっておし……り、まで……っ」
「ああ、そこは元々生えてなかったけどね」
「ええ!? す、すっごい恥ずかしかったんだからね、もう!!」
「でも、抵抗しなかったでしょ」
「それは……動いたら危ないし……」
「危ないから、素直によつんばいになってくれたんだ」
「もぉ! 知らない!!」

「あはは。じゃあそろそろ剃ってもらおうかな、髭」
「え? ええっと、それなんだけど……やっぱり、新しい髭剃り使わない?」
「いや、それじゃイミ無いでしょ」
「だ、だってえ! 私のアソコとか、お尻とかに触ったんだよ、それ……」
「何か、問題ある?」
「うぅ〜……大アリだよぉ……」
「いつも、直接触ったりしてるのに」
「……ッッ!! 馬鹿馬鹿あ! もう剃ってあげない!!」
「いたたッ! ご、ごめんごめん、真宵ちゃん!」
「も〜。なるほどくんもつるつるにしてあげるんだから!」
「下の毛も?」
「……う…」
「やるなら、丁寧にしてね?」

「……んふふ。じゃあ、下からやってあげる。髭は最後ね」
「うぇえ!? そ、それはチョット……」
「なんでぇ? どーしたのなるほどくん〜?」
「……悪かった。謝るから、ちゃんと髭から剃って」
「わかれば宜しい! あと、剃るのは髭だけね。他は生えてたほうが男らしいし」
「大丈夫、毛よりも男らしいのがその手前に生えてるから」
「……それも一緒に剃ってあげようか?」
「ごめんなさい」
154名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:49:39 ID:QLb12ugY
続き続き!!
155名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:38:47 ID:Tb2Fv5H+
続きをだれかぁ――!!
156名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 07:20:16 ID:JhyYraCb
自分で書け
157名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 08:50:14 ID:knjzxV4M
いまだに>>147に期待してるのは
俺だけか?
158名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 11:48:09 ID:/9x3m8Vt
自分もです
159名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:54:19 ID:knjzxV4M
ギャグな感じの
御剣→冥←矢張が読みたい…。
俺には文才無いから書けない…。
御剣と矢張がメイたんにアピールしまくるんだけど、
色恋に鈍感なメイたんが
「…何をバカげたことをやっているの?」
みたいに冷たく言い放って欲しい…。
160名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 20:21:04 ID:yLMTYEsf
>>159
あーいいなそれ
自分も激しく読みたいよ
161名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 21:56:29 ID:/yw3ASG7
最終的には済し崩しで3Pに突入しそうw
162名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 14:20:50 ID:ig/Yu9h6
矢「御剣!アノ子お前のナンナノサ!」
御「ム・・冥は私の兄弟子、のようなものだ」
矢「じゃあ冥ちゃんをカノジョにしちまってもいいんだな、
  俺は本気だぜ!!」
走り去る矢張
御(・・・・なんだか胸のあたりがモヤモヤする)

こんなの誰か書いてくださいプリーズ
163名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 18:56:51 ID:Ix77ekQ4
>>162
萌えたぁー!!
誰か書いて…プリーズ。
164名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:05:06 ID:waSbAFdH
>>163
どうでもいいけどメール欄には「sage」な
「sgae」じゃなくて
165名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:09:47 ID:BvJjMXEH
おぉっと、
素で間違えた。>sgae
すまん
166名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:19:53 ID:eI5PjrIA
やっぱナルマヨ・ミツメイが王道?
マイナーキャラはダメ?
167名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:36:25 ID:zbmmILx9
>>166
ダメなんて誰もいってないんだからなんでも書いてしまえ!いやおながいします
168名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:15:00 ID:BvJjMXEH
そうだそうだ!
是非とも読ませて下さい。
169名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:59:46 ID:wqd4EXzS
ところで、ここに書いた作品を自サイトにも載せてる人いるけど
それはOKなのか?

前スレあたりでなんかもめてなかったっけ?
170名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 08:36:56 ID:raNitYWN
2ちゃんが匿名である以上、本人が書いたかどうか確認できないからなー

余所のサイト→2ちゃん転載
は例え書いた本人であってもパクリと思われるからやめたほうがいい

2ちゃん→書いた本人以外のサイト
はまとめWiki以外論外

2ちゃん→書いた本人のサイト
はなんとも言えん、以前ここに書いてから同人出した人もいたし(その頃は別に何もいわれなかったし)
何しろ本人かどうかの確認もできない。トリップつければできるけど・・・

2ちゃん→書いた本人のサイト をやっている人はそれなりのリスクもあるってことがわかっていりゃいいけど。
171名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 14:53:52 ID:bvQiL4a5
>>169
むしろ読みたい
URLクレ
172名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:10:01 ID:ZQP59JiT
みぬくVS歴代検事コピペのオドロキVS冥がエロくて萌えた
この二人でなんか見たい
173名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:29:57 ID:wEJmu0Pc
ちょっとそれ貼ってくれ
174名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:01:06 ID:ZQP59JiT
>>173
ほい

法介「今・・・首筋を触りましたね?そのスカーフで隠している首に何かあるんじゃ・・・痛ぁ!!?」
冥「今、馬鹿が馬鹿面を下げて馬鹿馬鹿しい発言をしようとしていたけれど・・・一体なんの冗談かしら?」
法介「いや、その・・・証人はスカーフの下に何かを隠して・・・キャン!!」
冥「さっきから証人をイカガワシイ目つきでジロジロ見ていたと思ったら・・・。スカーフの次は何を脱がせるつもり?」
法介「えぇ!?べ、別にそんなつもりじゃ・・・痛っ、イタッ!あだだだだだ!!」
冥「これで・・・トドメよ!!・・・フケツね・・・王泥喜法介!!」
175名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:40:09 ID:PzBKzfrm
>>174
ワロタww
176名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:34:09 ID:Mf64U03U
そういやwikiの人消えた?トップが変わらないんだが
177名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:54:09 ID:SN63vwBJ
>>176
います。新スレ部分の更新忘れていました。すみません。
178名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:12:06 ID:n11rn3Az
>>177
いつも本当にありがとうございます
179名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:55:30 ID:6zCWIpHw
成歩堂×真宵 15レス程度。

オドロキ×みぬき に続きますが、それはまた別に。
180成歩堂×真宵 1/15:2008/04/09(水) 20:57:22 ID:6zCWIpHw
倉院の里からさほど遠くない山筋の旅館。
平地に比べまだ肌寒く、そのせいで今が桜の見ごろだった。
火照った身体は涼を求めて、旧式の螺子鍵をまわし、ガラス戸をあけた。
夜風がオドロキの身体から心地よく温度を奪った。
玄関辺りにかかげられた明かりのせいで桜が淡く闇に浮かび上がっている。
普段花などにほとんど興味をもたない彼も、素直にきれいだな、とだけ思い、
腰を下ろし、そのまま外を見つめた。
「風邪引いちゃいますよ、オドロキさん」
大きな掛け布団をひとつ抱えてきたみぬきは、いうがはやいか、
自分ごとオドロキのからだに布団を巻きつける。
肩に顎をのせ、オドロキの視界と同じものを見られるようにした。
「きれいですね」
すぐに同じ感想を言葉に出して言う。
春の風がつよくなってガラス戸を鳴らす。
オドロキはみぬきの両手ではまわりきらなかった布団の前を代わりに引き受け、
風がはいってこないように前を閉めるように巻きつける。
両手の空いたみぬきは、オドロキの胸を後ろから抱え、自分の熱を分け与えた。



「ダブルデート?」
「そうですよ」
「ええと、ごめん。どこに、誰とだっけ?」
「もう、二回言わせないでください。
 真宵さんが4人分の温泉旅館のチケットをもらったから、
 パパと、オドロキさんと、みぬきの3人に、一緒に行きませんかって」
「真宵さんって、昔の成歩堂さんの資料にあった、助手だった人だよね」
「そうです。今は故郷に戻られて別の仕事をされてますけど」
「みぬきちゃん」
「はい?」
「それ慰安旅行って言わない?」

4月初め。
無事卒業式も迎え、高校への入学も決めていたみぬき。
そこそこに忙しく弁護士の業務をこなすオドロキ。
旧友から、弁護士への復帰に関してある程度のお墨付きを得た成歩堂。
そこに入ってきた話がこれだ。

「真宵さんも忙しい人なんだけど、ちょうど空いてるらしいから。
 みぬきもステージは調整してもらえるし、もちろんオドロキさんもいくよね?」
「まぁちょうど予定はないし、温泉は嫌いじゃないけど」
「よし、決定。さっそく連絡するから、ちゃんと用意しておいてくださいね」
「あれ、成歩堂さんは?」
「パパなら大丈夫。何があっても行かされるから」
「‥‥あ、そう」

勉強をしているだろう成歩堂に少し同情すると、オドロキも自分のスケジュールに
ダブルデート、と小さく書き込んだ。
181成歩堂×真宵 2/15:2008/04/09(水) 21:18:19 ID:6zCWIpHw
電車で二時間ほどの道のりをゆられると、ひなびた駅からは旅館差し向かえの
車が待っていた。夕暮れの並木の桜が流れていくのを眺めながら、みぬきが咎めるように言う。

「それにしても、パパもオドロキさんもなんで車の免許くらいもってないの?」
「大学のときは、勉強でそれどころじゃなかったんだよ。今も忙しいし」
「別に不自由はなかったし、お金もなかったからね。それに、電車での移動もたまには
 いいじゃないか」
成歩堂が自慢にならない台詞を返す。
「だったら、パパがお仕事できるようになって、オドロキさんが時間がとれるように
 なったら免許を取ればいいんですよ。そしたら、みぬきの送り迎えも楽になるし」
「みぬき、そろそろ着くみたいだよ」

遮った成歩堂の台詞とともに、車が右に折れて私道に入る。その先に木造の旅館が見えた。
車から降りて眺めたそれは、古めかしくはあるが、オドロキの想像していたよりもかなり
品格のある旅館のようだ。なにより景色が素晴らしい。
桜だけでなく、生垣などからもさまざまな草木が芽吹こうと新芽を出しはじめており、
春らしさを強く感じさせた。

オドロキはトランクから出された荷物を引き受け、玄関に向かおうとした。
ちょうどそこには、一人の特徴的なかっこうをした女性が立っている。
黒髪の、凛とした美人だ。スレンダーながらスタイルも中々よく、それゆえにその髪型や
服装がひどく奇異に映る。

(変な格好だな)
オドロキの第一印象はまずそれだった。道を塞ぐように雄雄しく仁王立ちしている。
なんとなく立ち止まると、横からみぬきがたたっといつもの軽やかな歩調で
彼女へ走り寄っていった。
「こんにちは、真宵さん!」
「ひさしぶり、みぬきちゃん!」

(うわあ、笑うと可愛い)
オドロキがつい口に出しそうなほどに、朗らかに笑った。
おそらくは自分よりも年上だろうけれど、笑うとぐっと幼く見える。

きゃいきゃいとみぬきと言葉を交わすと、思い出したようにオドロキを見た。
「あっ、キミがオドロキくんだね、はじめまして」
「はっ、はい、はじめまして」

つかつかとオドロキの前に近寄ると、物怖じも人見知りも知らないように
話しかけてくる。それからはオドロキの周りを回りながら、
「ふんふん、ほうほう」
などと何かよくわからないが納得しながら色々と観察される。

「な、なんでしょう」
やや腰の引けたオドロキがそう声をかけると、
「みぬきちゃんから聞いてるよ。これからよろしくね」
そういって正面に戻って手を伸ばす。
オドロキもつられて、スーツで手をひと拭きすると、差し出された手を握りしめる。
「いえ、その、こちらこそ、よろしくお願いします」

手をはずすと、真宵は最後に離れて立っていた人物に顔を向ける。
オドロキからは表情は見えなかった。

「こんにちは、なるほどくん」
「久しぶりだね、真宵ちゃん」
182成歩堂×真宵 3/15 すいません:2008/04/09(水) 21:20:22 ID:6zCWIpHw
二部屋あるうちの、一部屋に真宵とみぬき、もう一部屋に成歩堂とオドロキが案内された。
これもまた豪勢とまでは言えないが綺麗に整えられた良い部屋だ。

「晩御飯はあたしたちの部屋で四人で食べるんだって。
 なるほどくんにオドロキくん、着替えたらこっちにきてね」
「はいはい」

真宵とみぬきが自分の部屋に戻ると、男二人は無言のまま、着替え始める。
オドロキはなぜかここまでも着てきた赤いスーツを脱ぎ、浴衣の帯をしめながら
成歩堂に訪ねた。

「真宵さんて、成歩堂さんの助手の人ですよね。霊媒師でもあるという」
「ああ、ぼくの師匠の妹でもある」
「ええと、綾里千尋さん‥‥でしたっけ」
「うん」

オドロキは先日読み直した成歩堂の裁判の資料を思い返す。
たしか、事件により命を落とした人だ。
成歩堂さんは、真宵さんの無罪を証明し、真犯人をみつけだしたんだった。
そのあと、助手になった真宵さんと色々な裁判を経て、真宵さんは霊媒師としての
道を進むことにした。
けれど、その真宵さんのいない時、成歩堂さんは弁護士資格を失うことになる。
それから8年。成歩堂さんはもうすぐ弁護士として戻ろうとしている。
今回の旅行、いやダブルデートだったっけ、何かそれに関することでもあるんだろうか。

「オドロキくん」
「はっ、はい?」
浴衣姿に無精ひげとニット帽というなんともよくわからない姿の成歩堂が
オドロキにちょっと真面目な顔をして話しかけた。
自分の思考を追っていたオドロキは慌ててそれに応える。

「一つ言っておくことがある」
「はあ。なんですか」
「みぬきは中学を卒業したばかりだ」
「そうですね。何日か後には高校生ですけど」
「それでもまだ16歳にもなっていないコドモだ」
「ええ、コドモなのはよくわかります」
「うん、それをよく覚えていてくれ」
「‥‥?」

何をいいたいんだろう。どうも成歩堂さんはさっきから変だ。

「遅いよ、二人とも。ご飯が冷めちゃう」
183成歩堂×真宵 4/15:2008/04/09(水) 21:31:10 ID:6zCWIpHw
「かんぱーい!」

真宵の合図とともに、ビールが満たされたグラスが音をたてる。
その音が消えるや否やさっそく川魚や鍋などが並ぶ料理をたいらげていった。
女性一人がとくに健啖家ぶりを発揮している。

「なるほどくんの若い頃はもう大変でね。御剣っていう
 検事さんにもうしっちゃかめっちゃかにやられちゃってたんだから。
 もうあたしがいないとどうなってたかわからないよ」
「‥‥最終的には、無罪を証明できたけどね」

オドロキがニヤニヤと笑いながら真宵の昔話を聞く。
普段飄々としている成歩堂は真宵に弱いらしく、
いつもやりこめられているオドロキは面白がって話を聞きまくった。

「じゃあ、無敵弁護士の成歩堂さんがあったのは真宵さんのおかげなんですね」
「当然だよ! だってあたしは、なるほどくんのお姉ちゃんだからね」
「だから30男を捕まえていう台詞じゃないよ‥‥」
「奇遇ですね! みぬきもオドロキさんのお姉さんがわりです!」
「オレのほうが年上なんだってば」

みぬき以外は酒が回り始めたのか、とくに成歩堂はオドロキには
見せたことがない姿を見せる。むしろなんだか共感すらできそうなくらいに。
みぬきはさすがに長い付き合いで、実際はこんなもんだというのをよくわかっているらしい。

「ぼくももうパパってよばれている身なんだから、お姉さんはやめてくれよ」
「しばらく会わなかったからってなるほどくん、反抗的だよ!
 ようし、ほら、お姉さんがあーんしてあげる」
「むっ、みぬきも負けていられません! ほら、オドロキさん、あーん!」
「なにに対抗してるんだよ! いや、いいって、ほら!
 それすごく熱そうだから! あっちいいいい!」

被害者が絞られ始め、さらに酒は進む。
「こないだみぬきの卒業式のとき、オドロキさん誰よりも泣いてたんですよ」
「まったく、オドロキくんが育てたわけでもないのに」
「いや、育ててましたって! ろくに事務所にもよりつかない成歩堂さんが
 何言ってるんですか! それに成歩堂さんだって泣いてたくせに!」
「ぼくは隣に座った見ず知らずの親御さんからハンカチを借りるほど泣いてないよ」
「それは別に言わなくてもいいでしょう!」

真宵はそんな3人の話を、大きな笑顔で聞いていた。
184成歩堂×真宵 5/15:2008/04/09(水) 21:34:23 ID:6zCWIpHw
「ようし、次は温泉はいろう、温泉。ここの温泉はすごいらしいよ。
 露天で、しかも貸切なんだから」
「みぬき、露天風呂ってはじめてです!」

若干グロッキー気味の男は、オドロキがその台詞をうけて弱々しく返した。
「じゃあ、みぬきちゃん、真宵さんと二人で先に入ってきていいよ。
 オレと成歩堂さんはその後で入るから」
「なにいってるのオドロキくん。皆ではいるんだよ。貸切なんだから」
「そうですよオドロキさん。弟と姉と父とその姉ですよ。家族風呂です」
「‥‥」
「‥‥」

二人の猛抗議はもちろん受け入れられず、屈したのは言うまでもない。
旅館の承認のもと、襦袢かタオルをつけて入るところまでの譲歩が精一杯だった。

「すごいねぇ、桜を見ながら、温泉にはいれるなんて。この時期だけの特権だね」
「景色がいいのは認めるけどね」
「なるほどくんまだ暗いよ。ほら、もっとぐいっと」

つがれた日本酒を成歩堂があける。
さすがにニット帽ははずし、頭にタオルを巻いている。
オドロキはひょっとしたら額の後退でもはじまってるのかとどうでもいい心配をした。

「はい、真宵ちゃん」
「うん、ありがと」
返盃をする成歩堂。お猪口から飲み干す喉の動きを優しく眺めている。

「今日の成歩堂さん、普段と違うね」
「パパ、真宵さんには弱いんです」
耳打ちをしてみぬきに聞く。
自分で耳打ちをしながら、みぬきの細い肩と首筋にオドロキは戸惑った。

「ほら、オドロキくんにもついであげるよ」
「は、はい、どうも」

真宵が近づく。天真爛漫な笑顔だが、その身体にはりつく襦袢は
かえってオドロキを惑わせる一方で、さきほどからろくな答えを返せていない。

「はい、じゃあみぬきちゃんにも」
「ありがとうございます」
「真宵ちゃん、だめだってば」
「あ、そうだね」

だいぶ赤くなってきた真宵は、銚子を置くと、止めた成歩堂に
ぐっと顔を近づけて確認する。

「な、なんだよ真宵ちゃん」
「さっきから気になってたんだけど、やっぱりその髭がおかしいよね。
 ひげそり置いてあったからもってきたんだけど、髭そっていい?」
脈絡もなくどこにあったのか安全剃刀を手に握る。

「いや、いいよ」
「どうして? 伸ばしてるの?」
「いや、別に、伸ばしてるわけじゃないけど」
「気に入ってるから?」
「そういうわけでもないけど」
「じゃあ、いいよね」
「別にそる理由もないし、真宵ちゃんにやってもらう必要だってないし」
「なら、絶対だめ?」
「いや、絶対だめっていうことじゃなくて」
185成歩堂×真宵 6/15:2008/04/09(水) 21:35:57 ID:6zCWIpHw
一歩の譲歩から、防壁を突破されるまではあっという間だった。

「じゃあ、そるよ、なるほどくん」
「真宵ちゃん、本当に気をつけてよ」
「だいじょうぶだってば」

鏡の前に座らせた成歩堂を、石鹸の泡で顔半分を埋めてから
楽しそうに、しかし慎重に剃刀をあてていく。
オドロキが傍目から見る限りは、超至近距離をぬれた襦袢越しにおっぱいが往復したり、
ぽよぽよと後頭部に胸をあてられながら無精ひげもあてられている成歩堂は、
非常に羨ましい状況ではないかとちょっと思ったが、成歩堂本人は顔を緑色にして
汗を垂らしている。

「うん、さっぱりした。なるほどくん、タオル借りていい?」
「‥‥どうぞ」

疲れきった成歩堂の頭からタオルをとり、丁寧に顔を拭いていく。
タオルをまとっていた髪はさすがに水分には負けて
垂れ下がり、髭のないところもあいまって普段の姿よりも若く見える。
幸いに髪には後退の兆しも見られない。

「うん、かっこよくなったよ」
「パパ、かっこいい」

成歩堂は照れた表情で頭に手をやる。
そばでそれをニコニコと真宵が見つめていた。

「‥‥なるほど」
「何がなるほどなんですか、オドロキさん」
「いや、あの二人の関係がわかったよ。
 みぬきちゃんにも後で教えてあげるよ。いや、まだ早いかな」
「‥‥そうですか」

ちょっとあきれた口調でみぬきが返す。

「気になる? 気になるなら今教えてあげようか」
「いえ、だいたいわかっているのでいいです。
 じゃあ、オドロキさん、今度はみぬきが背中流してあげます。
 ほら、立って」
「え? いや、オレは自分で洗えるからいいよ」
「ダメです。はい、早く。数、数えますよ。ごー、よん、さん、にー」
「みぬきちゃん、オレのことなんだと思ってるんだよ‥‥」
それでもゼロまで数え終わる前に、洗い場の前に座るオドロキであった。
186成歩堂×真宵 7/15:2008/04/09(水) 21:40:21 ID:6zCWIpHw
「みぬき、熱いから先にあがりますね」
「ああ、じゃあオレも」
「あたし達はまだお酒も残ってるからもう少し入ってるね」
「成歩堂さん、鍵はあけておきますから」
「頼むよ」


みぬきとオドロキが風呂から上がると、とたんに静寂が辺りを覆う。
風が流れ、浅いところに腰掛け上半身を出した成歩堂の身体と髪を
乾かしていく。

「‥‥本当に、ひさしぶりだよね」
「そうだね、いつ以来だろう」
「入院した時もいけなかったし」
「差し入れは、ありがたかったけどね」
「今日は、はみちゃんも本当は来たかったと思うんだ。
 でも、あたしの代わりをやらなくちゃいけないって、来てくれなかった」
「あいかわらず、忙しいの?」
「うん、でもやっとちゃんとできるようになったから、それはそれでいいんだけどね」

成歩堂の脳裏には、二人が並んだ当時の姿が浮かぶ。
8年後の彼女達の姿はなかなか想像できない。一人は、立派な女性として目の前にいるのに。

「みぬきちゃんももう高校生だね」
「うん、時間が立つのは本当に早いよ」
「オドロキくん、彼もいい子だね。なるほどくんにやっぱり似てるかな」
「子、っていうけど、キミとそんなに年は変わらないと思うけどね」

真宵の口調は静かなものだ。
結い上げた髪を下ろしたその姿は、成歩堂の知る姉とどこか似ている。

「なるほどくん、もうすぐ、弁護士に戻れるんだよね」
「ああ、多分」
「そっか。でも、あたしは、助手にはもうなれないかな」

成歩堂は黙ったままだ。
今の彼女にはそれはもう許されないことなんだろう。

「ね、オドロキくんの助手はみぬきちゃんがやってるんだよね」
「うん。高校も、ビビルバーのステージにでることや、その助手とかに
 ある程度融通の効くところを選んでいたみたいだから」
「ふうん、恋をする女の子は強いねぇ」
「恋‥‥」

真宵は不思議そうな顔をする成歩堂を見て笑う。

「なるほどくんもにぶいね。あの二人が好きあってるのなんかあたしだってわかるよ」
「‥‥」
「本当に、わかってなかったの?」
「いや、みぬきにはまだ早いと思って‥‥ それに」
「それに?」
「なんでもない。とにかくまだみぬきはダメだよ」
「年齢のこと? だってもう高校生なのに。
 二人とも、あたしとなるほどくんの年の差とあまりかわらないし」
「年齢だけの問題じゃないんだ。ちょっと行ってくる」
187成歩堂×真宵 8/14:2008/04/09(水) 21:42:44 ID:6zCWIpHw
成歩堂が立ち上がろうとする。
あわてたように真宵はその手を掴んだ。

「ちょ、ちょっと待ってよなるほどくん。行ってどうするの?」
「オドロキくんに、もう一言伝えておくよ」
「もう一言? もう一言ってことは、なるほどくんはなにかオドロキくんに言ったの?」
口ごもる。中途半端な釘だった。それは成歩堂が一番よくわかっている。
「オドロキくんはいいよ。みぬきちゃんには、なるほどくんは
 なんて言うつもりなの?
 コドモなんだから、そんなことを考えるのは早いっていうの?」

成歩堂は答えられない。彼ともう一人だけが知っているはずの秘密だ。
真宵には伝えられない。
その秘密は、彼らの気持ちが確かならば、いつ伝えればいいものだったのか。
返事もせずに迷っている姿に、真宵はいらつく。

「みぬきは、まだコドモなんだから、キミがオトナとして対応してくれ。
 妹みたいなものだから、守ってあげてくれ。
 オドロキくんを頼れって。彼はきっとみぬきを守ってくれるからって。
 そんなことを二人にいうの?」
「真宵ちゃん‥‥」
「7つも上だから、お兄さんみたいなものだから、守ってくれる人だから。
 だけど、みぬきちゃんにはそんなことはどうでもいいの!
 好きになっちゃうのはわかるよ。
 だってあたしも同じだもん。
 ずっとかっこいいところを隣で見てたんだから!」

成歩堂の動きが止まる。
真宵も彼女らしくなく、顔を背け気味に続ける。

「あたしも、もう待つのは、いやだよ。
 入院したってみぬきちゃんに聞いたとき、本当は心配でしょうがなかった。
 全部ほうりだして、ずっとそばにいたかった」

成歩堂をずっと待っていた。
いつか、一人前の女性として、妹という存在から見方を変えてもらえるように。
けれど、資格を失ったときも、彼女の遠まわしな助けを突き放すような態度をとった。
それに、みぬきの存在がある。
真宵は、遠慮がちに、みぬきとの交流に気をそそいでいた。
聡いみぬきに気づかれないように、成歩堂という存在を奪わないよう、配慮しながら。
真宵にとっては、みぬきの境遇は、看過できるものではなかったから。

「なるほどくん、ちょっと動かないで」
立ち上がった真宵がなるほどの髪を手ぐしで整える。
髭もそり、乾き始めた髪の毛はピンピンと立ち上がる。
現れたのは多少は年をかんじさせたが、あの頃の成歩堂龍一の姿だ。

「へへ、昔のなるほどくんとおんなじだよ」
「‥‥ずいぶんおじさんになっちゃったけどね」
「そんなことないよ。かっこいい」

すうっと息を吸い、真宵は言葉を口にする。
「なるほどくん、好きだよ」
188成歩堂×真宵 9/14:2008/04/09(水) 21:44:52 ID:6zCWIpHw
「いつからなのか、いつ気づいたのか、もうわからないけど。
 なるほどくんの全部じゃなくていいから、あたしのなるほどくんとして、そこにいてよ。
 あたしも、もう倉院の里は離れられそうにないけど。
 なるほどくんはそんなの嫌なのかもしれないけど。
 でも、ずっと好きなの。もう、待てないよ」
「真宵ちゃ‥‥」
「なるほどくん、あたしのこと、好きだよね?」

不安そうな台詞。直線的でない台詞。逃げ道を塞ぐような、いやな台詞。
8年前に言えていたら、きっと内容は違っていた。
こどもっぽい少女は、見慣れた青スーツの男に、きっとこう言うことができた。

「なるほどくん、あたしのこと好きだよね!」

「嫌いになったことなんて、一度だってないよ」

唇に、唇を重ねる。抱きしめもせず、唇だけの接触。
少しして、唇を離す。追うように、離れた唇が追いかけてくる。

もう一度、成歩堂から真宵に口付ける。
右手は真宵の小さな耳たぶに向かう。
指先でなで、ぴくぴくと反応を返す。
顔に赤みが差す。いたずらをした子どもを見る目で、やっと離した唇が漏らす。

「‥‥なるほどくん、慣れてる?」
「慣れてなんかないよ。舌、出して」
「舌?」

ぺろりと子どもがするように舌を突き出す。
差し出された舌ごと飲み込むように、成歩堂の唇がもう一度奪う。
真宵が慣れるまで、何回でもキスをしつづける。
189成歩堂×真宵 10/14:2008/04/09(水) 21:54:38 ID:6zCWIpHw
息のあがりはじめた真宵の襦袢に手を伸ばすと、囁くように伝えられた。

「なるほどくん‥‥最初にいっておくけど、経験、ないから」
「うん」
「さっきのも、ファーストキス」
「‥‥」
少し苦笑した。今時聞かない台詞だ。成歩堂、三十路を越えてファーストキス奪取。

「なるほどくんが全部悪いんだよ。もう、とにかく全部」
全部悪い成歩堂が責められる。

悪い人ならしょうがないなと、あわせに手をのばした成歩堂に、長い間の貞操観念か、
反射的に身を引こうとする。
「もうちょっと慣らしたほうがいいかな、真宵ちゃん」
「だ、大丈夫。なるほどくんにされるなら、なんでもいいよ」
「真宵ちゃんらしくないね」
「なるほどくんこそ、らしくない。もっと自信なかったのに」

襦袢の前を開くと、成歩堂のはじめてみる光景が広がる。
あの頃の真宵には望めない、成歩堂の男をそそってやまない裸身があらわれる。

「胸、大きくなったの?」
「あの頃よりはね‥‥って、なるほどくんそのときのサイズなんて
 わからないくせに」
下から抱え込むように手のひらで胸を持ち上げ、ふわふわと
揉みこむ。手のひらの窪で、まだ色素の薄い乳首をこねる。

「ん‥‥くすぐったいよ、なるほどくん」
「これだと、あの頃の衣装はきつくなるだろうね。
 晴美ちゃんにでも譲った?」
「はみちゃんは‥‥今のあたしよりもっと胸が大きいから」
ちょっとへこみながら言う。
綾里家の巨乳の血は一部には順調に受け継がれているようだった。

手のひらをはずし、期待に立ち上がる乳首を唇でくすぐる。
真宵は、そのまま成歩堂の頭を優しく抱えた。
まだ性感が発達していないせいか、気持ちよさよりも成歩堂がぴったりとそばにいることが
うれしいらしい。

「なんかへんな気がするよ。なるほどくんと裸でこんなことするなんて」
成歩堂はあくまでやさしく真宵を愛撫する。質問の答えを探しながら。

ぼくはどうだったんだろう。真宵ちゃんとこんなことをすることを、
あの頃望んでいたのか。
大切な女の子だった。それだけは間違いない。
あの出来事から距離をおいてしまったのは、何故か。
見栄なのか。それともみぬきのことがやはりブレーキになっていたのか。
真宵ちゃんの想いに気づいていなかったことはない。
今日も、こんなことになることを少しも予想していなかったということもない。
それでも、その日はもう少し後だと思っていた。
真宵ちゃんの心をわかった上で、傷つけながらずっとそこに留まっていた。
結局、真宵ちゃんの方から、告白さえもさせてしまった。
本当に、甲斐性がない。もうこんな年になってしまったというのに。
まったく、大きな弟扱いも否定できやしない。
190成歩堂×真宵 11/14:2008/04/09(水) 21:57:50 ID:6zCWIpHw
胸から唇を離し、下から真宵をみつめる。
今の成歩堂の、どこか人を食った表情で、答える。
「そう? ぼくはずっと真宵ちゃんとこういうことをしたいと思っていたけど」
「‥‥すごいうそつきだよ、なるほどくん。後でオドロキくんにみぬいてもらうからね」
「ああ、大丈夫だ。嘘じゃないから」
「ひゃ‥‥ど、どこさわるの」

もう一方の手でつるりと谷間を撫で上げる。
ソフトに、不思議な感覚だけを真宵に与えるように。
慣れていない彼女も、そこはさすがに反応が大きかった。成歩堂は手を止めない。

「な、なんかへんだよ」
引ける腰を追うように、唇はまた乳首へ、指先はさわさわとめぐる。
人差し指が、中指が、薬指が隠された場所を掘り起こそうと徐々に深部へとすすむ。
息が荒くなる。敏感な部分を、指の腹でつぶされた。

「だっ、だめっ」
それに耐えられなくなった真宵はちゃぷんと湯の中につかってしまう。

「逃げちゃだめだよ、真宵ちゃん」
「逃げてないよ、逃げてないけど、えと、ちょ、ちょっとだけ休憩! そう、閉廷! 閉廷!
 3分後に開廷します!」
「‥‥短いね。でも、弁護側は準備万端だよ」

からかうような成歩堂を下から睨む。
「なるほどくんのくせに、なんか上から目線だ」
「そう?」
どこ吹く風と、成歩堂は真宵を見る。

真宵は対抗意識を燃やし、目の前にそそり立つものに近づいていった。
成歩堂はそれに気づくと、慌てたように
「そんなことしなくてもいいよ」
さっきとは逆に腰を引く成歩堂のそれを、優しく真宵が掴む。

「あたしももうあの頃とは違うんだからね。そりゃあ、経験はないけど、
 知識くらいならあるよ」
191成歩堂×真宵 12/14:2008/04/09(水) 21:59:50 ID:6zCWIpHw
「‥‥なるほろくん、きおちいい?」

さきほど初めて男の唇にふれたその口が、成歩堂の竿をくわえる。
つよくすすったりはせず、唇や舌でゆるやかな刺激を与える。

‥‥ぺちゅ‥‥ちゅ‥‥んく‥‥

気持ちよくない? と問う目で見つめる。
気持ちよくないはずがない。真宵はそう伝える表情に満足し、攻めを再開する。
成歩堂もそれほど経験がおおいわけではない。けれど、経験などよりも、その女性が
そんな行動をとっていることに、心は沸き立つ。
胸が熱くなる。迷う心は開いた両手で真宵の首でも絞めてみたくなる。
不思議な衝動とともに、男の口からため息が漏れる。

てらてら光る亀頭から、いやらしい音を立てて口を離すと、
「なるほどくん、なんかエッチなため息だよ」
真宵もはじめて見る成歩堂の姿。
好きな人は、気持ちが良くなるとこんな顔で、
あんなエッチな吐息をつく。
はじめて知った。
嬉しくなった真宵は、もっと大胆にもう一度くわえ込む。

んっ‥‥じゅ‥‥ちゅちゅっ‥‥はぅ‥‥

ところどころに呼吸を交えながら、成歩堂の裏筋を、
かりの際を、尿道を愛しく舐め、吸い、口付けていく。
やがてとくとくと口の中にあふれ、あふれた液体が
真宵の頤を伝って湯に落ちる。
それは湯に混ざらずに表面を漂っていた。

192成歩堂×真宵 13/14:2008/04/09(水) 22:02:22 ID:6zCWIpHw
成歩堂は迷う。
真宵を抱くことにではなく、どんな体勢をとるかということに。

温泉につかりながらは‥‥やったことないな。
立ったままというのも‥‥ちょっと難しそうだ。
真宵ちゃんに床に寝てもらうのも、痛そうで悪いし、なによりぼくの足も痛そうだ。

「ね、なるほどくん」
「なに?」
「その、部屋に戻る?」

真宵がそう問いかけてくる。だが、それはもとより選択肢にない。

「ごめん、もう待てないから」

そう言うと、成歩堂はバスタオルをしき、仰向けに横たわる。
もちろん彼のそれは天を突き、真宵は今更ながらに顔を赤らめた。

「ええと、なるほどくん、まさか‥‥」
「うん、真宵ちゃん、ぼくに跨って」
「むっ、無理だよ! そんなはずかしいかっこ!
 全部見えちゃうし!」
「恥ずかしくないよ。綺麗だよ」
「ばかっ!」

罵声をあびせながら、おずおずと成歩堂に近づいていく。
下から眺める彼女の姿に、成歩堂はあらためて年月を感じ、
思考がすこし落ち着いたところで、あることに思い至った。

「ああ、そうか‥‥その、避妊具を、つけないと」
もちろん手元になどない。けれど、今更止められはしない。
外に出すことで、大丈夫だろうか?

「いらない」

聞いていないように、真宵がおなかのあたりに、腰を下ろす。

「いらないって」
「こども、欲しい」
成歩堂の唇に軽く口付けて、体勢を戻す。

「みぬきちゃんの、弟か、妹」
193成歩堂×真宵 14/14:2008/04/09(水) 22:07:01 ID:6zCWIpHw
成歩堂の片手を支えとして握る。
腰の位置をずらし、ゆっくりと落としながら、おぼつかない手つきで
自分へ誘導し、成歩堂の先端を埋める。

んっ‥‥
ひきしぼった口からわずかに声が漏れる。
お湯とは違う液体ですでに潤ってはいるが、なかなか異物を受け入れようとはしない。
ひざはかくかくと震えながら、真宵の痛みをつよくする。

成歩堂は真宵の腿のあたりを持ち、フォローしようとするが、
なかなかコントロールはとれず、かえって痛みを助長しているかもしれない。
言葉はかけない。その姿を、ただ見つめるだけだ。

それでもやがて、終わりは来る。
全てを埋めたまま、しばらく呼吸を整える真宵。
「入ったよ、なるほどくん」

成歩堂はゆっくりと上半身を起こし、真宵を前面に抱える。
あの頃よりは重くなったであろう彼女を、いたわるようにゆっくりと上下に揺らす。

我慢する顔を見ながら、離さないようにきつく包まれた部位をぐいぐいと
突き上げる。まだ痛みしか感じていないであろう真宵も、必死でそれについていく。
報酬は、自分を求める成歩堂の表情と動きだけで十分だった。

「真宵ちゃん、そろそろ出るよ」
「‥‥うっ、うんっ、いいよ。な、なにかしたほうがいいのかな。
 力をいれて塞ぐとか、えっと、なんか手でふたをするとか」
いってから、とりあえずやってみたのか、しめつけがよりきつくなる。
笑いとそれが同時にやってきて、危うく漏らしてしまうところだった。

「大丈夫だよ、そんなことしなくたって」
「だって、漏れちゃったらだめなんじゃない?」
「‥‥今度それは教えてあげるけど。
 漏れたってかまわないよ」

真宵がちょっと拗ねた目で見つめる。子どもができないほうがいいのかと問う。

「そのときは、もう一度真宵ちゃんに同じことをしてあげるから」
動きを早める。限界は近い。
真宵はもう成歩堂の首にしがみついているだけで精一杯だ。

「なるほどくん、なるほどくん‥‥」
「好きだよ、真宵ちゃん」

真宵の耳にその言葉が届く。
言葉とともに真宵の中に解き放った。
今までにないほどの量の精液が、本来の目的のため真宵の中を駆け上がっていく。


身体を倒し、膝の上に抱いていた真宵もそのまま自分に倒れこませる。
荒く息をつきながら、真宵の向こう側に桜が映りこんだ。

「‥‥真宵ちゃん、今度みぬきの入学式に来てくれないか。
 会わせたい人がいるんだ」
「‥‥?」

見当がつかなかったのだろう。元より頭も回らない。
尋ねようとしたところを、今度は成歩堂が胸に抱きこんだ。
そのまま抵抗せずに、心音を聞こうと真宵は目を閉じる。
わずかな風に散らされた桜は、成歩堂と真宵の身体にも降りかかった。
194名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:08:05 ID:6zCWIpHw
以上です。
書き込みが失敗しまくったせいで、時間がかかってすいません。
195名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:15:05 ID:im3OI6/q
乙であります
途中からリアルタイムで拝読致しましたがいいものですな
真宵の切ない女心とナルホドの後悔が
7年あるいは8年という年月の重さを象徴していて
胸が詰まりそうになりました

兄妹の方も楽しみにしています
196名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 02:13:41 ID:nLWFFU3N
GJ!!
197名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:27:48 ID:QFQykxre
GJ!また助手として戻ってきてほしい
198名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 12:30:13 ID:ut5nC6cY
GJ!!!!!!!!!!!!
やっぱりナルホドとマヨイちゃんの関係はいいな
199名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 08:54:45 ID:+Rh+zDxd
逆転検事、冥たんとマコたんは絶対出てくるよな。
ナルマヨは3-5のミツメイみたいに真打ち登場!って
感じでここぞというとこで出てくれると嬉しい。

以上、カプ厨の独り言。
200名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:26:44 ID:BK/5yljJ
>>199
同意
201名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:28:32 ID:CrEzIQeR
冥タン連れまわしたい…
岩元さんってミツメイな発言してたから期待してる
202名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 15:33:28 ID:Um6JP03Q
>>201
kwsk
203名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 18:46:25 ID:ziV72O0x
ミツメイカモン!!
204名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 19:06:04 ID:Fn9wV6t2
マコさんは証言者や目撃者でだしやすいしね。
ミツメイは検事同士だし、物語的には出方によって難しいかなと思いつつ、
ちょっとした会話でも萌えるからちょこちょこでてほしいな。

弟弟子にツンデレなメイたん。デレがなくてもいいから(w
205ミツメイ 1:2008/04/13(日) 10:56:31 ID:AkKl5mOO
裁判所を出ようかという時に、電子音が鳴った。

「御剣検事の携帯じゃないですか」
帰り支度をしていた職員が言った。

どうせ糸鋸刑事あたりだろうと思いながら見る。

「今日、行く」

そっけない文章。
こちらの都合を聞くでもなく、許可を求めるわけでもない。
まったく、この姉弟子にはかなわない。

なんの用事だろう。
どうせ、回ってきた案件が気に入らないとか、刑事課がたるんでいるとか、そういうことだろう。
もしかして、なにかの資料を貸してくれとかいう用かもしれないが。

私は仕事をきっちり終わらせてから、まっすぐ自宅へ戻った。
夕食を済ませていないが、冥はどうするつもりだろう。
どこかへ連れて行けと言われる可能性もある。

部屋に入って上着を脱いだところで、インターホンが鳴った。
お早いお着きらしい。
オートロックを解除し、部屋のドアを開けると、狩魔冥が立っていた。
今朝、検事局の廊下で見かけたときのままの服装。
表情は、――――不機嫌。

どうぞ、と言うより早く入ってくる。
「夕食はまだだろう?」
言うと、首を横に振った。
「用が済んだら、すぐに帰るわ」
「用?」
冥はまっすぐリビングを横切って、寝室のドアに手をかけた。
「開けるわよ」
開けられるのは構わないが、目的がわからない。
冥はドアノブを回すと、私を振り返った。
真剣な顔。
「来て」
なんだ?
私は素直に冥について行く。

どうやら私には、このお嬢様には逆らわない、というプログラムが組み込まれている。
「寝て」
見えない銃を突きつけられているかのような従順さで、私はベッドに仰向けになった。
まさか、首を締められはすまい。
――――恐らく、だが。

冥は横になった私の上に馬乗りになる。
本当に、首を絞められるかもしれない。

ちらっと、そう思った。

206ミツメイ 2:2008/04/13(日) 10:57:20 ID:AkKl5mOO
冥は言葉少なに私を見下ろし、シャツのボタンに手をかけた。
ひとつずつ、外していく。
全部外したところで、胸をはだける。
かするように触れた手が冷たい。
体調でも悪いのかとその指先を握ると、冥はその手を振り払った。
「動かないで」
……ム。

しかし、目的が一向にわからない。
なぜ、私は脱がされているのだ?

冥の手が、ベルトをはずした。
静かな部屋に、金具の音と冥の息遣いだけが聞こえる。
「腰、上げて」
言われるままに体を浮かせると、冥がズボンを引き抜いて靴下と一緒にベッドの下に落とす。
枕から頭を上げると、冥は真剣な顔で、私のボクサーパンツを見つめている。
これも、脱がせるつもりなのだろうか。

今度は、生体解剖、という言葉が浮かんだ。
惨殺事件の被害者の写真を思い出した。
いやいや、それはないだろう。
――――恐らく。

冥の指が、下着を引き下ろしにかかった。
真剣な顔で、私の衣服を脱がせる。
最後に、腕と肩に絡み付いていたシャツを取り払われ、私は冥の下で全裸になった。


「その、冥。どういうことか、聞いてもいいのだろうか」
この状態で言うには、あまりにも間の抜けたセリフかもしれなかった。
冥は、じっと私の腰を見つめている。
真剣な目で。

なんだろう。
私のコレは、なにかの事件の重要な証拠品なのだろうか。

保管用のビニール袋に入れられたコレを想像すると、ぞっとする。
まさか。まさか、持っていくつもりではないだろうな。
冷やりとした感覚。
冥の指が、触れる。

ちょ、ちょっと待て。

その言葉は、冥の手で柔らかく握られることで封じられた。
珍しい壊れものに触れるように、冥は真顔でそれを扱う。
手のひらに包むように柔々と握ったり、指先でつまんでみたり、そっと擦り上げるようにしてみたり。
…そのようなアレは、困る。
背中に軽い痺れが走り、冥は目を見張って手元を見つめた。

仕方ないではないか。
私とて、健康な男なのだ。

冥はそれを見つめたまま手を離し、自分の服に手をかけた。
今度は、私が目を見張った。
視点を動かさず、私の太腿をまたいだままで冥はブラウスのリボンをほどく。
目の前で冥が下着姿になる。
ためらいもなくその下着にも手をかけ、私の目に二つの桜色の突起と白いふくらみが飛び込む。
膝立ちになって、スカートにも手をかける。
207ミツメイ 3:2008/04/13(日) 10:58:05 ID:AkKl5mOO
――――まったく、わけがわからない。

下着を取り去って裸になった冥が、私の胸の両側に手を付いて前かがみになる。
目の前で、胸が揺れる。
触れたら、殴られるだろうか。
冥は片手を下に下ろし、私に添えると、そのまま腰を下ろした。

まさか。

しかし、まだ固さの足りないソレは、冥の乾いたその場所を上滑りするだけだ。
何度か往復し、冥は眉根を寄せて体重をかけてきた。

「ま、待て!」

折れる。

私はあわてて冥の腰を両手でつかんで支えた。
場所も角度も違う。

冥は肩を落として私の脚の上に座り込んだ。
「…どうして、できないの」
私は肘をついて上半身を起こした。
弱々しい拳が、胸を叩いてきた。
「どうして。なぜ?」
冥の表情がゆがむ。

まったく。やれやれ。

「どうするつもりだったんだ?」
足元に丸まったタオルケットを引き寄せて、冥の肩にかけてやる。
「できると思ったのに」
それはつまり、そういうことを?
それにしては、無茶苦茶もいいところではないか。

「なにがあった?」
脚の上に冥を乗せたま、片手で起こした上半身を支え、もう一方の手で冥の髪を撫でた。
しばらく冥は不機嫌そうにうつむいていたが、そのうちぽつぽつと話し出した。
「若いからって、馬鹿にして…」
どうやら、扱った案件のことで検事局の同僚たちから陰口を叩かれたらしい。
若くして検事になり、ろくな人生経験もないのに被告人や被害者に偉そうなことを、ということだろう。
そのくらいのことなら私もずいぶん言われてきたが、冥の場合、父親のこともある。
ベテラン検事たちに文句を言われるな、というほうが難しい。

今、冥がどんな事件を担当しているのかは、さすがに聞けない。
守秘義務というものがある。
それでも今回は、なにをしても気に入らない先輩たちのイヤミがずいぶん堪えたのだろう。
208ミツメイ 4:2008/04/13(日) 10:58:50 ID:AkKl5mOO
「……なるほど」
私は納得した。
「で、今のこれはなんだ?」
冥が、唇をとがらせた。
「だって。…したことなかったから」
それには、さすがに少し呆れた。
とにかく、したことのないことをやってみて人生経験を積もうとしたのだろうか。
手っ取り早いのが、これだったというわけか。
「まったく無茶をするんだな。キミは」
「できると思ったもの。私だって、なにをどうするかくらい知ってるのに」

なにを、どうするか。
それしか知らずに、やってみようと思ったのか。
冥が真剣なだけに、私は思わず笑いそうになった。
「なによ」
「いや。…その相手に私を選んだのはなぜかと思ったのだ」
「……だって」
「私なら、逆らわないと思ったのだろう」
「……」

まったく、まったく、困ったお嬢様だ。

「姉弟子にむかって、生意気よ」
冥の両手が伸びて、私の顔を両側からつねり上げた。
痛いではないか。
私はその両手をつかんで引き離し、そのまま腕を背中に回した。
引っ張られて、私に倒れこむ形になった冥の顎に指をかける。

驚いた顔の冥に、キスした。
顎を挟んだ手に力をこめ、唇を開けさせて進入する。
冥が舌を奥に引っ込めた。
不慣れなことこの上ない。
それでもしばらくされるままになっていた。
唇を離すと、うつむいた。
「なによ」
「したいのだろう?」
「…場所が違う」
なるほど。
そういう、認識なのだな。

私は腰をずらして冥の肩をタオルケットごと抱いた。
どうも、この体勢はきつい。
「そうだな。キミがしようとしたのは、裁判だ」
「なんですって?」
「だから。その前に、あるだろう。警察から事件が送致されてきたり、取り調べたり、起訴状を書いたり。そういう手順が必要なのだ」
この例えは、わかりやすかったらしい。
冥は、納得したように頷いた。
「じゃあ、今のは?」

――――そうだな。

私は冥の体を抱きかかえるようにしてベッドに倒した。
「事件発生、だな」
冥が私を見上げて首をかしげた。
「じゃあ、これは?」
冥に覆いかぶさるようにして、もう一度キスをした。
手を、頬から首筋へ滑らせる。

「逮捕」
209ミツメイ 5:2008/04/13(日) 10:59:29 ID:AkKl5mOO
丹念に、冥を取り調べた。
こんなことが必要なの、と言う冥の口をふさぐ。
そのまま下に下りていく。
両手で包んでいた乳房をそっと揉みしだいた。
やわらかく、あたたかい。
心臓が、トクトクと早く打っている。
先端に舌をつけると、ぴくっと震えた。
そのまま、ゆっくりと舐め上げる。手のひらで、肩から腕にかけて撫で下ろす。

指を絡めるように手のひらに這わせると、まだ指先が冷たい。
緊張しているのだということに思い当たる。
胸から顔を離して、つないだままの手を持ってきて指先を口にふくんだ。
冥の指先が私の口の中で暖まる。
冥が空いた手で私の肩先を押して体を起こした。
ベッドに付いて体を支えていた手を取られる。
私たちは向かい合って座る形で、見つめあいながらお互いの指を舐めた。

冥が先に笑った。
「くすぐったい」
自由になった手を背中に回して抱き寄せる。
そっと撫でる。
「…んっ」
冥が声を上げた。
背中を大きく撫で上げ、軽く肩を噛む。
そのまま手を腰に下ろし、前に回して乳房をつかんだ。
乳首の先端に指先を当てる。
そのままこねるように回す。
「ん、ふ…っ」
甘い吐息。

「いま、どこ?」
何度も乳首を吸い上げては離し、ぷるんとした感触を楽しみながら太腿を撫でていると、冥が聞いた。
「…取調べだな」
「長くない?」
「自白がないんだ」
手を内腿に滑り込ませる。
「自白?」
冥が本能的に脚を閉じようとした。
「ウム。尋問に答えろ」
一度は強張った脚から、力が抜ける。
さっきは乾いていたその場所に指を向ける。
縦になぞりながら、音を立てて乳首を吸った。
「なに…?」
「どこがいい?」
被疑者は、尋問の意味がわからないようだった。

今度は、もう少し大きく乳房を吸いたてた。
「どこが気持ちいい?」
ぱっ、と冥の顔が朱に染まる。
「こっちか」
体を横にして背中にも舌を這わせた。
「あんっ」
背中から抱いて肩甲骨のあたりに赤く跡をつける。
その間にも片手で胸を揉み、下にも指を入れる。
「尋問だ。どこがいい?」
くちゅ、という音がした。

指先で乳首をつまみ、脚の間にもぐりこませた指先で敏感な芽に触れる。
「きゃっ…!」
冥の体が反り返った。
210ミツメイ 6:2008/04/13(日) 11:01:49 ID:AkKl5mOO
「ここ?」
力を入れすぎないようにそっと捏ねた。
「あ、あっ、だめ、いやっ」
後ろから抱きしめられた姿勢で、冥は前に回された腕を押し返そうと必死になる。
「自白がないと調書が書けないのだが」
「あ、…もうっ!」
息を乱して冥が泣きだしそうな声を上げた。

私は冥の脚の間に移動し、そこに顔を埋めた。
「い、きゃ…!」
大きく何度も舐め上げる。
「あ、あ、んっ!」
「気持ちいいか?」
冥の腰が撥ねた。
「ん…」
やむをえない。
自白、とみなそう。

すでにたっぷり濡れている。
膝の裏に手を回して開く。
「起訴だ」
バカ、と言われたような気もする。
「できるか?」
冥が頭を上げて、自分の中に進入しようというモノを目で確かめた。
こくっ、と喉が鳴る。
「これ…、大丈夫かしら…」
さきほどとは形状が違う。
「無理か?」
先端を押し当てて滑らせた。
「…できるわよ」

まったく、気の強いお嬢様だ。

場所と角度を定めて、腰を進める。
「やっ…」
反射的に痛みで引こうとする体を抑えつけた。
「できないか?」

今にも泣き出しそうな顔のまま、冥が小さく叫んだ。
「できるわよ!」

この気の強さが、たまらない。

それでも、なるべく痛みを与えないようにゆっくり動いた。
次第に潤いが増し、動きも滑らかになる。
「…っ、あ、んっ…、ん!」
冥の表情が変わる。
私の両肩に乗せられた手が、強くつかんでくる。
熱い壁が私を包み込み、絡みつき、絞り上げる。
「はっ、はっ、あっ」
速度を上げると、冥の体がうねった。
きつい。
思わず、呼吸が乱れる。
「…くっ」
「あ、や、いやっ!やめ…、ああんっ」
逃げようとする腰を抱き寄せて突き上げた。
「ん、ああ!」
冥がぎゅっと抱きついてきた。
締め上げられる。
211ミツメイ 7:2008/04/13(日) 11:02:25 ID:AkKl5mOO
冥がしがみついたまま喉を反らせた。

ギリギリのところで引き抜く。
その先を考えていなかった。
どうにもならず冥の腹の上に出した。
体をひくつかせ、冥が泣き出した。
「あ、いや、すまん」
あわてて、手近なタオルケットを引き寄せてぬぐう。
そんなにイヤだったか。
いきなり体の上に出されたのがショックだったのかもしれない。
冥は腕で顔を覆って、グスっと鼻を鳴らした。
「冥、まだ気持ち悪いか?ちょっと匂いが…」
ふき取った後に顔を近づけてみる。
「洗ってくるか、風呂を入れよう」
起き上がろうとすると、冥が腕をつかんだ。
「いや、行かないで」
そのまま、しがみついてくる。

「違う、ちょっとびっくりしたけど、大丈夫」
ほっとする。
「だから、いいの。そうじゃないの」
なるほど。
私は冥の体に腕を回して抱きしめた。
初めての経験に気持ちがついていかないのだ。
しばらく抱いていると落ち着いたのか、くすっと笑う。
「私、できた?」

顔を見つめ、唇を重ねた。
おずおずと舌を差し出してきた。
それを吸いたてる。
「ん…ふ」
一度離して、また吸う。
繰り返すと、冥の体から力が抜けた。

くうっ。

いきなり、冥の腹が小さく鳴った。
見ると、冥が真っ赤な顔をしていた。

そうか。夕食がまだだったな。

私は膝の上に冥を抱きかかえて、腹に手を置いた。
「がんばって、上手にできたら腹が減ったか」
冥が、また拳で私の胸を叩いた。

用が済んでも、私の方で冥を帰すつもりはなくなっていた。
212ミツメイ 8:2008/04/13(日) 11:03:50 ID:AkKl5mOO
「ああ、その。さっきの話だがな」

バスタブで後ろから冥を抱いてお湯につかりながら、私は言った。
「長く生きてるだけで、法律改定すらろくに把握できていないオヤジの言うことなど、気にすることはない」

パチャ、とお湯の音がした。
「…でも、知らないことがたくさんあるのは本当だわ」
まあ、それはそうだ。
しかし、検事が独身だからと言って離婚訴訟を扱わない、という理由にはならない。

お湯の中で、先ほど汚した冥の腹に手を回した。
「私にわかることなら、教えてやる」

もう一度、冥の腹がくうっと音を立てた。

思わず笑うと、冥が自分の前にある私の腕をつねった。

「弟弟子のくせに、生意気よ」


213名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 11:04:27 ID:AkKl5mOO
以上
214名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 12:10:42 ID:S8SJTyUQ
GJ!!
積極的な冥タンもたまにはいいですな〜
215名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 13:39:08 ID:wl3tGMrS
天然不器用さん萌え
216名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 15:58:32 ID:sgrJvOld
GJ!!!
これはいい逆レイプ(未遂だけど)
やられてる最中の御剣の心理描写にワロタw
217名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:28:23 ID:YKEN5/Le
おいしいな。ミッちゃん。
でも二人ともしごくマジメなのがw
218sage:2008/04/13(日) 20:47:08 ID:x/Q2xVKB
GJ!
最近ミツメイにはまったんですがかなり萌えさせていただきました!
219名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:04:03 ID:sNKl/D17
ミツメイGJ!
冥ちゃんの無茶なわがままを優しく受け入れてあげるみっちゃんに萌えた
220名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 12:14:07 ID:i0F+FC3K
>成歩堂×真宵
>ミツメイ

GJ!
ナルマヨミツメイと二本続けて読ませてもらいました。
どちらも神SSな上自分が一番、二番に好きなカプで嬉しかった

ナルマヨの切ない感じと二人の関係も
ミツメイの思わず笑ってしまいそうになる関係もどっちも萌えたよ
221名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 07:41:35 ID:hE2Bwvtb
エチーに関しては真宵のほうが知識ありそう。
冥はこのくらい無知な天然のほうが萌え。
222名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 09:33:55 ID:jfbOg5ZP
キリオと誰かで絡ませてくれ
223名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:42:05 ID:81aKbIaT
>>221-222
合わせると霧緒が冥に性教育を施すのか
224名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:46:58 ID:v5DLkY3H
>>223
それだ
225名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:44:10 ID:mbqQZ6Bd
>>223
そこに実験体として拘束された御剣を放り込んでみたいw
226名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 01:50:01 ID:i4sEU+nk
ここの住人は逆検にはどういう方面に期待してる?
227名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 06:41:31 ID:gXzS5QY+
ゲームの中身と妄想は分けて・・・・

ヒロインが多量にでればミっちゃんとノコさんとなんかしら妄想余地ができると。
他の男キャラでもいいんだけど。
メイたんとマコちゃんはちょろっとでもでればいいなあと。
228名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 16:07:29 ID:oNOH4oFi
1〜3のキャラがそのキャラらしさを出せていれば
細かい部分は許容できるよ

4にはそれがなかった・・
3と4のナルホドは別人過ぎる
229名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 16:10:11 ID:uNpT25ob
ミツメイ・イトマコ要素があったらいいなあ
230名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 20:12:23 ID:O9R940Je
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<ゲームとして面白ければそれでいいな
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)<いいから冥を出せ冥をおおおおお!!!!
  ∨ ̄∨   \_______________


いや、実際は両方とも本音なんだけどねw
231名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:22:38 ID:3cWD0fJ2
脚立さえ出てくれればそれでいい
232名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 06:21:54 ID:xfdz+4ws
大場さん・・・・

このスレではみたくないけど(w
233名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 12:42:41 ID:OdObODkN
カプ厨もヲタ男も腐女子も一般ゲーマーもみんなが楽しめて満足出来るといい
234名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:21:37 ID:nxIT9y+q
>>221
経験は冥のが早い気がする
で、「どうでした?やっぱり痛い?」みたいに
真宵から質問攻めを食らってそう

まぁ、クイーンオブ耳年増は茜だと思ってますが
235名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 07:14:33 ID:43c6Lhrh
>>234
その会話ネタで見てみたい
前の立ち聞きネタみたいの

ん?
ということは、成歩堂より御剣のほうが手が早いということだな?
236名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:36:28 ID:Y5CjF4jm
ミツメイは幼い頃からっつうアドバンテージが(w
ナルホドは手が早そうで早くなさそうな気も。
兄妹(恩師の娘)と友達(恩師の妹)、どちらが壁を壊しやすいんだか。
237名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:28:06 ID:jsNT/w7k
冥はミツメイを除くと意外に非処女設定の話が多かったりする。
対して真宵は恋人設定と特殊なシチュ以外では
誰が相手でも初体験な神聖童貞ならぬ神聖処女。

どっちも基本的にはオボコっぽい印象なのにこの違いは何なんだろう?
238名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 00:00:54 ID:oiwtXT24
ものすごくマイナーだけど大庵×茜とかないかな…。

なんか似たもの同士な気がするのはやっぱり自分だけ??
239名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 06:10:18 ID:tLhSiz8h
知るか
240名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 20:16:06 ID:JP2jnbes
>>235
ナルマヨは3-2の「はみちゃんは勘違いしてる」発言を見る限り
少なくともこの時点でまだはっきりした恋愛関係にはないみたいだけど
ミツメイの関係は色々とウヤムヤな感じだから場合によっては
成歩堂達と出会った時点で既に経験済みというパターンもよく見るからな。
241名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:32:11 ID:UtQWmYCt
番外編みたいな感じの逆転裁判が
みたいだ。
NEW逆転NOT裁判 だって。
242名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:50:20 ID:Kc/QFuRe
逆転検事のヒロイン?
ttp://news.dengeki.com/elem/000/000/075/75461/

ミツメイ派としては複雑
243名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:53:35 ID:FOUf7zE9
逆検はくのいちと冥と茜とオバチャンが
御剣を巡って血みどろの争いを繰り広げる
スクイズも真っ青なヤンデレギャルゲです
244名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 00:57:19 ID:MbewCbeK
>>238
海外サイトでその二人のイラスト見たよ
まあ描き手がカプのつもりだったかはわからないけど。
245名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 12:38:30 ID:eUtqaU8o
>>243
そしてあちこちで「御剣氏ね」と書かれる…
嫌だなw
246名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 14:08:18 ID:WHLwwBxJ
>>243
新キャラとオバチャンはともかく、冥と茜のガチ修羅場はちょっと見てみたい
二人とも気性が激しいからなかなか面白いことになりそう
247名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 14:11:44 ID:HUn7euJW
>>246
圧倒的に冥のほうが強そうだ
248名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:19:38 ID:KS6z2iSi
茜はミーハー式に、
メイはツンデ式なんであまりかち合わないかと。
そして御剣はオバチャン相手で気をそらされ、そこへ新キャラ登場と。
249名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:36:42 ID:h2WzGWh/
>>248
セクシーポーズで御剣の気をひこうとするオバチャンを想像した
250名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:42:32 ID:urYGoWWX
新キャラと御剣の仲が気になってしょうがない冥ちゃん
251名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 09:07:20 ID:z0+I2Uhr
>>247
でも得物は茜の方が強い。
冥の鞭は打たれてもただ単に痛いだけだが
茜は毒劇薬だから致命傷を負わせることが可能。
まあ、オバチャンの放つ身体に悪そうな光線が最強なんだけど。
252王泥喜×茜 Perceive 1/8:2008/04/22(火) 22:53:13 ID:Pq1piDU3
「ん‥‥っ」

開廷時間より大分早い時間、人気の無い地方裁判所に、その場に似つかわしくない吐息が漏れる。
(なんで、こんなことになってるのよ‥‥)
茜は、今の状況をカガク的に分析しようとしてみたが、思考すらも絡めとられてしまって無理だった。


毎日のように刑事事件が発生する昨今、捜査官の宝月茜が序審法廷に証人として出廷する機会は当然頻繁にある。
そして、刑事事件専門の弁護士である王泥喜法介が出廷する機会ももちろん多い。
そんなわけで、同じ事件を扱っていなくても、二人が裁判所で遭遇することは少なくなかった。

そもそものきっかけは、いつのことだったか。

「アカネさん、機密事項は教えてくれなくていいですから、オレに元気をください!」

と言われ、物陰に隠れてこっそり、キスをした。
それ以来、法廷で会う度、開廷前の逢瀬を繰り返してきたのだが‥‥

その日も、いつもの場所で二人は顔を合わせた。

「おはようございます、アカネさん」
「‥‥おはよう」

相変わらずの素っ気ない茜の挨拶を気にするでもなく、王泥喜は微笑んだ。

「久しぶりですね、ここで会うの」
「そうね。しばらく事件も被らなかったし」
「オレ、いないとわかっててもつい法廷で、アカネさんを探しちゃって」
「他のところでも会えるのに?」
「うん‥‥なんででしょうね」

微妙に温度差のある会話。
でも、素直になれない茜の気持ちを見透かすかのように、王泥喜は動じない。
そして、いつものように茜の両肩に手をかけた。
253王泥喜×茜 Perceive 2/8:2008/04/22(火) 22:53:38 ID:Pq1piDU3
ただ、触れるだけのキス。
その後大仕事が控えている二人には、それで充分だった、はずなのに。
突然、王泥喜の手に力がこめられた。
そのまま壁に身体を押し付けられ、貪るような口付けをされる。
舌を絡めてきた時点で、茜はいつもと様子が違うことにようやく気づいた。

「ちょっとアンタ、何やって‥‥っ」

問いただそうとしても、王泥喜は口を開く隙を与えてくれない。
手だけではなく、身体全体で茜を壁に押し付けながら、深い口付けを繰り返す。
あまりの強引さに、一瞬、ここが裁判所だということを忘れるところだった。
少しだけ残った理性で、全身に力を込めて王泥喜を突き放した。
王泥喜自身も、たった今の自分の行為を把握したかのように慌てて距離を離す。

「‥‥何のつもりよ」

「ごめんなさい、オレ、久しぶりにアカネさんに触れたら、つい」
普段はピンと立っている前髪が、彼の気持ちを代弁するかのようにしょげている。
(よく考えると、最近忙しくて法廷の外でも会ってなかったよね‥‥)
そう思うと、ちょっとキツく言い過ぎたかな、と茜は少しだけ反省した。

「これから法廷に出るんだから。さすがにまずいでしょ」

優しく言ってみると、

「そうですね。‥‥それじゃ、またあとで」

などと、余裕のある返事をされた。
頬が熱くなっているのが自分でもわかった。
254王泥喜×茜 Perceive 3/8:2008/04/22(火) 22:54:04 ID:Pq1piDU3
その日の法廷は、茜にとっては最悪だった。
警察の捜査が甘かった部分を弁護士に見事に突っ込まれ、再捜査を命じられたのだ。
担当弁護士は、また運の悪いことに王泥喜だった。

恋人同士とはいえ、仕事は仕事なので、わざと弁護側を有利にするような画策は絶対しなかったし、
お互いにそれは理解していた。
だからこそ今日の捜査の穴は突っ込まれても仕方がなかったのだが、牙琉検事に給与査定のことを
口にされてしまったのは屈辱的だった。

更に‥‥王泥喜に証言時の動揺を見抜かれたのだが、そのとき、全身くまなく凝視された。
‥‥まるで、視姦しているかのように。
‥‥たぶん、朝の出来事のせいで考えすぎているのだろうけど‥‥意識するまいと思えば思うほど、
余計に緊張して、身体が堅くなってしまい、それも茜にとっては屈辱だった。


裁判所は原則飲食禁止(かつてはコーヒーを飲む弁護士や検事がいたらしいが)なので、
好物のかりんとうもなかなか口にすることができず、苛立ちは最高潮だった。
普段は帰りがけに王泥喜とお茶を飲んでいるのだが、今日は機嫌も悪いし、先程判明したことに対して
引き続き捜査が必要なので、王泥喜を待たずに裁判所を出ようと、早足で出口に向かった。
もう少しで出口というところで突然腕を引っ張られて脇道に引き込まれたとき、驚いて
何もできなかった茜は自分の反射神経の衰えを痛感した。
以前なら犯人に対してビンタの一発くらいお見舞いできたというのに。
でもそれは、犯人が誰だかわかっていたからかもしれない。

「‥‥何よ。あたし捜査で忙しいんだけど」
「さっき言ったじゃないですか。『またあとで』って」

犯人である王泥喜は茜の言葉など意に介さず、更に茜を抱き寄せた。

「‥‥!人に見られたらどうするのよ!」

二人の関係に後ろ暗いところはないとはいえ、仕事上、変な勘繰りを入れてくる無粋な輩はどこにでもいる。
ましてや法廷が終了したばかりである今、関係者に見られるのは避けたかった。

「大丈夫です。見られないところ、ありますから」

言うなり王泥喜はすぐ横のドアを開けた。
「被告人第二控え室」と書いてある。先程まで、今日の裁判の控え室として使われていた場所だ。
裁判が終了したので、普段はドアの脇に立っている係官もいない。
後ろ手でドアに鍵をかけると、王泥喜は茜をソファに座らせ、そのまま覆いかぶさった。
255王泥喜×茜 Perceive 4/8:2008/04/22(火) 22:55:05 ID:Pq1piDU3
「アカネさん‥‥」
耳元でささやきながら、耳朶を甘噛みする。
「ひゃうっ」
思わず漏れる声の甘さに、茜は愕然とした。
こんなに強引に事を進められるのは、イヤなはずなのに。どうも今日はおかしい。
きっと‥‥朝の出来事のせいだ。

茜の反応に満足したように、王泥喜は首筋に唇を這わせながら、彼女の服を脱がせにかかった。
白衣をはだけ、スカーフを外して、ベストのボタンをもどかしそうに外す。
どこかおかしいのは、王泥喜も同じだった。
「どうしたのよ‥‥今日、なんかヘンじゃない?」
うっかり変な声が出ないように、必死で抑えながら尋ねる。
ブラウスのボタンを外していた王泥喜の手が、ぴたっと止まった。
茜の首筋から唇を離し、正面から顔をまっすぐ見据えた。
突然のその反応に、茜の背筋に恐れとも期待ともわからない戦慄が走った。

「‥‥さっき、尋問のとき、アカネさんはオレに隠し事、してましたよね?」
「仕方ないじゃない。機密事項なんだし、そんな簡単に手の内を明かすことは‥‥」
「そうじゃなくて」

何の前触れもなく、王泥喜の指がブラウスの膨らみの頂上に触れる。
予想もしていなかった刺激に、茜の身体が跳ねた。

「や‥‥っ!」
「オレが尋問しているとき、アカネさんのここ‥‥硬くなってました」
「‥‥!!」
「オレに見られて興奮してるのかなと思ったら、我慢できなくなっちゃって」

まさか、そんなところを見抜かれていたなんて。
視姦されているように感じたのは、単なる思い違いではなかったようだった。
そして、見抜かれてしまった「それ」は、刺激のために先程よりも硬くなり、
ブラジャーとブラウスの下から自己主張している。
王泥喜は両手で、ブラウスの上から膨らみを揉みしだいた。

「あぁんっ‥‥アンタ、いつもそんな風に証人を見てるの?」

息も絶え絶えになりながら、茜は問いただした。
だとしたら‥‥少し、いやかなり、イヤだ。
快楽に溺れそうになりながらも、必死で言葉を紡ぐ姿に、王泥喜も真剣な表情で答えた。

「まさか。そんなのアカネさんだけですよ」

そのまま茜の返事を待たずに、唇を重ねる。
手の動きを緩めることなく、朝の続きのように舌を絡める。
256王泥喜×茜 Perceive 5/8:2008/04/22(火) 22:55:37 ID:Pq1piDU3
「‥‥ん‥‥ふっ」

ソファに押し付けられて身動きもままならない茜は、足だけでも抵抗しようと試みたが、思うように力が入らない。
それどころか、布越しにやわやわと触られている部分がもっと強い刺激を欲していることに気づいた。
唇が塞がれていて思うように呼吸ができないのも、もどかしさを増幅する要因だった。
つい、刺激を求めて上半身をよじってしまったところを、王泥喜は見逃してくれなかった。

「アカネさん、どうしてほしいんですか?」

唇を離し、少し微笑みながら茜の顔を覗き込む。
その視線は、さっきの尋問のときと同じで、茜は再び、背筋がぞわっとするのを感じた。

「‥‥な、何がよ‥‥あたし別に‥‥」
「オレにウソついても、無駄だってわかっているでしょう?」

確かにその通りだった。
茜の身体のちょっとした変化でも、王泥喜は見抜いてしまうだろう。

「‥‥服の上からじゃなくて、直接、触って」
「‥‥わかりました」

再び、首筋から鎖骨にかけてキスをしながら、ブラウスを脱がせていく。
ブラジャーを外した後、更にパンツにも手がかかった。
自分から言った手前抵抗するわけにもいかず、茜はされるがままになっていた。

「早く脱いでおかないと。これ以上濡れたら、後が大変だし」
「‥‥っ!」

わかっていたことをわざわざ指摘され、茜は王泥喜を睨みつけた。
王泥喜の方は、法廷で有利な証拠が見つかったときのように勝ち誇った表情をしながら、
自分も服を脱いだ。

(‥‥なんか、悔しい)

そうは思うものの、王泥喜の手が自分の望むところに伸びてくるのを見て、
まだ触られていないのに身体の奥がじんじんと熱くなってくるのを茜は感じていた。

「んっ!」

望んでいた刺激が与えられ、跳ね上がりそうになった茜の身体を自分の身体で
押さえながら、王泥喜は片方の手を下に伸ばしてきた。
そのまま、閉じている茜の足の間を強引に割って、指を奥に侵入させる。

「‥‥っく‥‥」

思わず大声を出そうになって、今何処にいるのかを思い出す。
慌てて唇を噛み締めようとするのを、王泥喜が唇で制した。
再び、声が出せない状態で容赦なく上から下から攻めたてられ、茜は自分の理性が
崩壊しつつあるのを感じた。
257王泥喜×茜 Perceive 6/8:2008/04/22(火) 22:56:02 ID:Pq1piDU3
「アカネさん、すごいです‥‥いつもより、ずっと」
「ぃ‥‥いや、言わないで‥‥」

懇願すると、王泥喜の指の動きが更に激しくなり、水音があたりに響き渡った。
茜の唇から離れた王泥喜の唇は下に移動し、相変わらず存在を主張している先端に
あてがわれた。
ざらりとした舌が、桃色をしたそこを舐めあげる。

「あぁぁぁぁっ!」

必死で声を出すまいとしていたのに、もう限界だった。
両手を王泥喜の背中に回し、ただただ与えられる快楽に喘いだ。

「‥‥そろそろ、オレも限界、です‥‥」

一旦茜から離れた王泥喜は、軽くおでこにキスをして再び覆いかぶさると、茜の中に侵入した。

「んんんっ!」

硬く熱いものがどんどん奥へと入っていく感覚に、茜はほんの一握り残っていた理性が
飛んでいくのを感じた。
もう一度、両手を王泥喜の背中に回すと、身体をぴったりと密着させて、そのまま腰を
引き寄せる。
より深く繋がると、王泥喜の口からも喘ぎ声が漏れた。

「う‥‥気持ちいい、です。アカネさん‥‥」
「お願い‥‥もっと、激しく、して‥‥」

朝からの色々な刺激のせいだろうか、茜は普段なら恥ずかしくて絶対に言わないような
ことを口にした。
王泥喜はそれを聞いて一瞬驚いたようだったが、すぐに動き始めた。
茜もそれに合わせるように、腰を動かす。

「‥‥あ、アカネさん、そんなに激しくされると、オレ‥‥」
「‥‥いいの、あたしも、もう‥‥」

背中に回した手に力を籠める。
臨界点は、ほどなくして訪れた。

「あ‥‥あぁぁぁぁーーーっ!」
「アカネさん‥‥‥っ」

強く抱き合ったまま、二人はソファに横向きに倒れこんだ。
258王泥喜×茜 Perceive 7/8:2008/04/22(火) 22:56:29 ID:Pq1piDU3
「‥‥‥‥」

控え室に広がる沈黙。
他の裁判が終わったらしく、廊下には足音や話し声が響いている。

「‥‥すみません、アカネさん」
「‥‥‥‥」

服を着た後、かりんとうすら取り出さず、俯いて目を合わせようともしない茜の様子に
王泥喜は狼狽していた。
こうなってしまうと「みぬく」能力は何の役にも立たない。

「オレ、どうかしてたみたいですね‥‥本当にごめんなさい」
「‥‥‥‥」

茜は相変わらず無言だったが、おもむろに自分の鞄を探ると、何やら取り出した。

「‥‥これ、持っていっていいよ」
「‥‥え」

かりんとうのキーホルダーがついた‥‥鍵。
形状からして、家の鍵で間違いないようだった。
相変わらず目は合わせてくれないが、その表情を見ると、怒っているわけではないようだ。

「これって‥‥合鍵、ですよね?」
「‥‥最近、なかなか会えなかったし。ここでこんなことするくらいなら」

王泥喜の行動は単純すぎて、茜にも普通に見抜かれていたようだった。

「嬉しいです‥‥アカネさん」
「‥‥別に、こういうのはイヤなだけだし」

しかし王泥喜は、気づいてしまった。
「こういうの」と言ったときの茜に、ほんの少しの動揺が走ったことに。
259王泥喜×茜 Perceive 8/8:2008/04/22(火) 22:56:56 ID:Pq1piDU3
「アカネさん‥‥それはウソ、ですね」
「‥‥!」

俯いたままの茜の肩がぴくりと動いた。

「本当は、こんな声が出せないところで無理矢理‥‥が、結構好きなんじゃ‥‥」
「‥‥バカバカバカ!」

突然茜がかりんとうを大量に投げ付けてきた。
その行為自体が肯定しているようなものなので、王泥喜は茜を更にいじめたくなって
しまったが、そろそろタイムリミットだった。

「それじゃ、見つかるといけないから出ましょうか。捜査もしないといけないし」
「‥‥捜査、アンタも手伝いなさいよ」
「オレでよければ。‥‥そうだ」

後は耳元で囁く。

「‥‥さっきの続きは、またあとで」

瞬間、茜の耳がぱっと赤くなった。

「‥‥バカ!続きなんてないから!」

そのままガバッと立ち上がり、控え室から出ていってしまった。

「あー、待ってくださいよアカネさん」

王泥喜も慌てて彼女を追いかけた。




翌日、被告人第二控え室にかりんとうが散乱していたことで王泥喜がこっぴどく
叱られたのは言うまでもない。
260名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:57:47 ID:Pq1piDU3
以上、流れぶったぎり失礼しました。
261名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 08:41:28 ID:VSIX4w53
GJ!
オドアカ、好きなんで嬉しかったッス!
262名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 07:51:52 ID:H1W01yPF
これ、同一書き手?続きあるけどwww
ttp://www41.atwiki.jp/yamatosakura/
263名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 08:17:39 ID:UJQ23Ebl
>>262
こういう場合は保管庫に入れなくてもいいのかねえ
264名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 10:35:11 ID:GXpgPRGt
>>262
喫茶店シリーズの続編が凄い展開になってる件
いや思わず読み耽っちゃったよ、続きも楽しみにしてる
って、ここで言ってもいいのか分からんが
265名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:00:41 ID:j9EKgtUI
>>263
続きとはいえスレに投下されたものではないし
作者さんの申し出がない限り保管庫には入れなくていいと思う。
266名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 23:09:51 ID:9uw6Wbsm
冥可愛いよ冥
267名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 21:52:20 ID:EHJlSThS
ど、泥沼・・・?
という保守
268名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 23:00:14 ID:FtXE5iA3
泥沼だな。
でも収束点が見えてきた感もある。
269名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 08:00:21 ID:djRcqxTM
過疎ってますね。
保守
270名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 08:04:10 ID:hE2Sk/o4
スレに書いてくれよう・・・
271名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:57:13 ID:uA/0bgQK
保守
272名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 16:43:38 ID:yNCmagtA
保守
273名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 07:34:28 ID:y8OAnxIt
メイたんはCカップ
274名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 09:49:33 ID:wfkCrXwl
メイのサイズは、B81 W58 H84
つまりCカップだとアンダーバストは66
ウエストのくびれは8センチ。
275名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:33:25 ID:IrUzH5P3
どこソース?
276名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:32:58 ID:t/qbYHlZ
攻略本だろ
277名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 21:05:05 ID:/wenNydB
ちょうど手のひらサイズの適乳だな
何だかんだで男に一番人気の大きさ
278名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 03:02:45 ID:o7qh5and
適乳・・・こんな言葉あったのか・・・
279名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:09:57 ID:LDv68zm7
哀牙の純愛希望
280名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 21:20:06 ID:EC6kdNaT
無理。性的な意味で。
281名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:26:10 ID:LDv68zm7
じゃあ邪な愛情でもいい
282名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:02:21 ID:F+0hH+6E
邪の入った純愛がちょうどいい。
283名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:07:50 ID:U11fGmUo
その発言はムジュンしている!
284名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:23:19 ID:SVklbSO6
33歳御剣×26歳冥がみたい
285名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:33:56 ID:Jn7EbE9m
4月にナルマヨ書かれた方、続きのオドロキ×みぬきをいつまでもお待ち
しております!
286名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:51:41 ID:tTpgM3H0
>>284
つ保管庫
287名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:06:17 ID:SVklbSO6
>>286
や、保管庫にあるのは知ってるけどもっと見たいなと思って
288名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 03:17:45 ID:y8M40NbB
響茜が読みたいぞ
289名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:44:41 ID:/+h8STvu
オバチャンx将兵マダー?
290名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:22:10 ID:xbO0/WMa
そいつら二人とも既婚+子持ちだろ?w
291名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:33:28 ID:HyAbWPY8
すさまじいシーンを思い浮かべてしまった・・・・
292名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:29:06 ID:H4BfheKO
豪と巌徒とオバチャンによる40年前の知られざる
青春ストーリー(黒歴史とも言う)もよろしく
293名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:29:09 ID:5uZNAlb1
>>290
孫持ちです
294名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 03:06:16 ID:+07B8h5e
普通にナルマヨとミツメイを希望
295名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 19:58:25 ID:H7udUDWB
http://nanashikai.blog74.fc2.com/blog-entry-39.html
児童ポルノ法改正に対する反対署名が始まったぞ!
これをコピぺして、色々なところに宣伝してほしい!
おまえたちの力を貸してくれ! ともに悪しき法案を潰そう!

http://player.pc-saiban.jp/view/play?sid=997
「つくろう! 逆転裁判」によって作成された児童ポルノ法に関する裁判。
この法案が通れば、俺たちは言論の自由を奪われ、
さらには、漫画、ゲーム、アニメなどの日本の文化も危ない!
こんな未来を誰も望んじゃいない! 理不尽な規制に対し徹底的に抗議しよう!

★主な規制反対派
・日本弁護士連合会
・福島瑞穂(社民党党首)つttp://news24.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1205521612/
・松浦大悟(参議院議員)
・田中康夫党首(新党日本)
・吉田泉(民主党衆院議員)
・山了吉(社団法人日本雑誌協会倫理委員長)
・山田五郎(元講談社編集者)

http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-date-20080324.html
福島みずほ社民党党首が自らのブログで児童ポルノ法改定の問題点を指摘。
聡明な判断をしてくれる福島みずほをみんなで応援しよう!

http://ameblo.jp/mangaronsoh/entry-10076351373.html
松浦大悟参議院議員。児童ポルノ法改正に対し、
「内容が詰められていないのに、規制の動きだけが進んでいる」と指摘。

http://d.hatena.ne.jp/bullet/20080417
シーファーのウソを暴いてくれた吉田泉民主党衆院議員を応援しよう!
296名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 11:07:07 ID:oZ+piJnA
ナルマヨ派とミツメイ派ってどっちが多いんだろう
297名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 11:39:14 ID:ZQYXeGi/
その二つはどっちが多いというか、並行できるから。
むしろミツメイ派とミツマヨ派とかそっちのが気になる。
298名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 11:39:27 ID:wnW03xGT
ミツマヨも捨て難い...
299名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:10:42 ID:uia0RbeU
ナルマヨが本命なんだがミツマヨも好きだー。
でもミツメイとナルメイだと圧倒的にミツメイが多そうだなー。
ヤハメイ好きの自分は圧倒的少数だろうが。
300名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:11:18 ID:uNUh898T
ナルマヨミツメイは好きだけどミツマヨとかは嫌いというか興味ない
301名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:15:46 ID:s5GzqoRZ
>>300
嫌いとかそういう話はやめれ

ナルマヨミツメイも好きだがナルメイミツマヨもありだ
302名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 16:42:09 ID:+vy2d1aC
名前がまったくあがらないオドロキが不憫だ。
303名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:35:09 ID:9L/nR51V
グーグルの検索結果はこんな感じ
ナルマヨ:3,450 件
ミツメイ:2,610 件
ナルメイ:1,520 件
ミツマヨ:393 件

基本的にナルマヨミツメイカミチヒの王道が好きだけど
それ以外ならナルアヤが好きだ。
あとオバミツは外せないw


>>302
4キャラのカップリングは今のとこ様子見してる。
続編の内容次第だな。
304名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:26:53 ID:xmPK4aBY
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
305名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:12:44 ID:6flpm9BV
御剣のトノサマン好きが公式設定になってからミツマヨも結構好きになった
>>303
5の新検事が女でそいつとオドロキが・・・って予想してる
306名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:29:10 ID:vE2ZeR5O
>>303
ミツマヨってそんな少ないんだな
ナルメイはけっこう多いけど
307名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 18:24:24 ID:4muQ+47H
他の言葉が混ざってるんじゃね?
308名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 19:17:05 ID:vE2ZeR5O
逆転裁判も検索ワードに入れて検索してみた

逆転裁判 ナルマヨ  2,670件
逆転裁判 ミツメイ 1490件
逆転裁判 ナルアヤ 1,020件
逆転裁判 ナルチヒ 869件
逆転裁判 ナルメイ 865件
逆転裁判 響茜    580件
逆転裁判 カミチヒ   429件
逆転裁判 ナルアカ  405 件
逆転裁判 ミツマヨ 274件

こんなかんじ?
やっぱりまるほどう×女キャラが人気あるな。主役だし

番外だけど
逆転裁判 ナルミツ 8,390 件
逆転裁判 ミツナル 4,140件

おいおいwwwホモ多すぎだろww
男女カプがんがれ
309名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:15:44 ID:oKbpdrz/
>>308
ナルアヤがかなり健闘してるな。
確かに好きっていう人多いもんな。

アッー!の多さにも驚いたw
成歩堂も御剣も痔にならないよう気をつけろwww
310名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:21:25 ID:4wM279j/
個人サイトなんかにはナルミツが多いよね
311名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 08:00:32 ID:qpMoKjWu
1〜3時代のナルマヨミツメイもいいが
4以降設定(26歳33歳)も捨てがたい
312名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 14:20:17 ID:th50mQoA
ナルマヨ、ミツメイ、カミチヒがやっぱり一番好きかな
こんなのも検索してみたw

オバミツ の検索結果 約 357件
逆転裁判 オバミツ の検索結果 約 338件
313名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 17:53:57 ID:nlLUZCmE
>>309
アッー!の多さに驚くより早く「流石"恐怖のツッコミ男"……」と考えた俺死ねばいいのに。

意味がわからんならそれでいい
314名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:24:35 ID:gLcwlIXd
成歩堂と冥が好きなので、この二人絡みなら何でもいいと思いつつ
でもやっぱり最後は結局ナルマヨとミツメイに落ち着いてしまう

>>312
オバミツ多っ!w
315名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 05:57:27 ID:yTxlZiwl
ミツオバじゃなくオバミツってところがポイントだね(w

メイミツ 約23 件 
マヨミツ 約10 
ハミミツ 約127件と思ったら、蜜という意味でのが結構あった(w
316名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 21:57:27 ID:JGoO/XHN
ハミミツww
読みたいんだけどw
317名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 22:16:52 ID:rZLNe4jK
メイミツが見たい
たまには御剣のヒーヒー言わせたい冥タン
逆転してそうだけどw
318名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 01:41:03 ID:+536y6lr
そんなあなたに>>205-212
ミツメイと題されているけれど(w
319名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 11:31:35 ID:PE74Ug1w
>>318
今、気付いて噴いたwww
確かにそれメイミツだな
320名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 12:26:42 ID:ArldBzkD
途中で御剣が反撃に出ずに最初から最後まで
冥のペースってシチュはなかなか難しいかもな
でも見てみたい
321名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:18:58 ID:sM4zMMBL
そこでムチですよ。

・・・・でも御剣にはあまりふるってはいないよね。
一回はあったっけ。
322名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:27:09 ID:AEmPiPJO
SMかよw

御剣がDTで冥タン非処女というシチュが見たい
323名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:29:46 ID:b3Gqdpld
「そこじゃないわよバカ!」
で、ビシバシ、だな
324名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:43:55 ID:hOrFUunI
>>322
それで冥が知らずに御剣犯すパターンと
冥が知っててわざと犯すパターンの両方が見たいな
325名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:48:50 ID:sM4zMMBL
「そのようなアレは困る・・・」

新しいトラウマになりそう(w
326名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:56:51 ID:AEmPiPJO
>>324
知っててって酷いなあ
でも実は御剣の初めての女になれて少し嬉しい冥タン
なぜなら冥タンの初めての男はgおtうわなにするやめ
327名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:58:28 ID:4c4QAy75
誰だ、冥タンの初めての男はあqwせdrftgyふじこlp;
328名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:18:10 ID:AEmPiPJO
豪タン
329名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:20:33 ID:WfDdsVZo
近親かよwww
お姉さんの旦那と不倫ってのも有りだな
330名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:57:01 ID:AEmPiPJO
不倫もいいハァハァ

御剣は冥タンの初めての男(本気で惚れた相手)に似てて
まだDTなら私が男にしてあげるわよ的なそんなの妄想してる
331名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:02:32 ID:BEYaePls
むしろ、被疑者を脅迫誘惑してヤりまくりの御剣と、それを知ってヤキモキする冥
332名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 00:06:53 ID:huMuJXAx
実は姉と父の間に生まれた子が冥でね…
333名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 02:16:32 ID:/Hw0ZLoL
なんというエロゲー世界
しかし豪×娘は見てみゲホゲホ
さすがに非道徳か
334名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 04:59:49 ID:iExwKJd1
>>332
だから年が・・・

>>333
厳しいけど、実はお父さんは心配性的なほのぼのも好きだが・・・
妄想は楽しいよね(w
335名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 07:44:57 ID:9mDqhWxm
「ちゅぱ・・・、ん、いやらしいわね、こんなにおっ勃てて。
入れたい?入れたいって言いなさいよ、どうなのレイジ」
336名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 19:19:22 ID:WO+cASuz
>>331
男と遊びまくりの冥たんを複雑な思いで見守る御剣でも面白い
ビッチな冥たんと寝取られマゾな御剣に萌え
337名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 20:11:58 ID:TtqVUCuN
ミツメイかメイミツかどっちでもいいから読みたくなってきた。ナルマヨもみたい
自分で書いてみたいけど文章下手だからな
ここの職人さん尊敬しますよ
338名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 20:12:48 ID:TtqVUCuN
サゲ忘れスマンorz
339名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:58:46 ID:UpU/Za1P
狩魔一族乱倫すぎるw
でも、あの人達はそういうお耽美でインモラルなエロがよく似合うよな。
妄想膨らませてゴシックホラーテイストなエロゲにしたら面白そう。
340名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:38:40 ID:lVMpNCaU
>>335
エロ冥タンいいw
DT御剣ならきっと嫁入り前の娘がどうのとか
結婚がどうのとか言い出す

御「め、…冥こういう事は、け、結婚する男とするもんだ」
冥「あら?もうこんなになっているのに?今更何を言ってるのよ」
言葉攻め+パイズリしながら先っちょ舐める冥タン
341名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 03:37:09 ID:/sLtYqqi
>>340
むしろ足でしていただきたいな
342名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 12:18:04 ID:JE4ruTOD
>>340
冥はパイズリ出来るんだろうか?サイズ的に
343名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 12:34:09 ID:MtfMz8eM
千尋お姉さま以外無理(w
344名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 12:45:44 ID:Yh6DN7UJ
御剣「もういい、それはキリオ君にやってもらう」
冥「…!?」
345名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 13:49:11 ID:JE4ruTOD
>>344
バスト含めた霧緒のスリーサイズは冥とほぼ同じくらいだぞ
346メイミツ 1:2008/05/24(土) 14:51:01 ID:0BMyIiI6
「レイちゃん、昨夜は楽しかったわ。またチューしようね」

狩魔冥が真顔で言ったので、御剣怜侍は飲みかけていた紅茶をひっくり返しそうになった。

「これは、なにかしら。御剣怜侍」
冥が顔の高さに掲げたのは、御剣のケータイだった。
「いや、それは、なにをしているのだ君は」
取り返そうと手を伸ばした御剣をジロリとにらみつけ、冥はメールチェックを続けた。
「今夜もレイちゃんのお胸にスリスリしちゃいたいな♪アタシのお胸にもチュッチュしてね。……御剣怜侍?」
「う、むぅ、それは違うのだ、その」
冥はパタンとケータイを閉じ、御剣に向かって放り投げた。
「つきあう女は選んだほうがいいわよ」
「ち、ちがう!これは、店の女なのだ!」
「あら、マジメそうな顔してずいぶん夜はご盛んなのね?」
「そうではない、これはつきあいの席なのだ!断りきれない上司の誘いで…!」
受け取ったケータイのメールを慌てて削除しながら言い訳する。
「いいわ、別にあなたが玄人の女とどれだけ遊ぼうと、素人の女をとっかえひっかえしようと興味はないから」

御剣の部屋である。
冥は天気の良い休日に退屈して、なにか面白いことはないの、とやってきたのだ。
御剣に届いていた、水商売の女からの営業メールはさほど『面白いこと』ではなさそうだった。

「あ、遊ぶ?とっかえひっかえ?わ、私はそのような男ではない!」
新たな『面白いこと』を探して御剣の部屋を荒らしていた冥が、手を止めた。
「なにをムキになっているのよ?」
ベッドサイドの引き出しを開ける。
きちんと整頓されたそこをかきまわして、冥は腕を組んだ。
「まさか、と思うんだけど御剣怜侍」
御剣が、危険を感じて一歩下がった。
「あなた、女を知らないんじゃないでしょうね?」
「そそそそそそそそののののののののの!!!!!」
冥が腕を組んだまま、大きなため息をつく。
「あきれた。パパったらどういう教育をしてきたのかしら」
「よよよよよよよななななななななな!!!」
「そのようなアレは、ぐらいちゃんと言いなさいよ」
引っ掻き回していた引き出しをパタンと閉める。
「普通、男ならコンドームの一箱や二箱、入ってるわよ、ここ」
「なななななななななにを言うのだ!!!」
顎をがくがくと落とす御剣を見て、冥はふふっと笑った。

面白いことを見つけたようだった。
347メイミツ 2:2008/05/24(土) 14:51:52 ID:0BMyIiI6
冥が御剣の襟首をつかんで、顔を寄せた。
「め、い…」
艶々した唇が近づいてくる。
ふんわりと甘い香り。

ぷにゅ。

唇に、暖かでやわらかいものが押し付けられた。
「ふむっ」
みっともないことに、声を上げたのは御剣のほうだった。
唇を押し当てたまま、冥がクスクスと笑う。
「キスしたこと、ないの?」
「ん、むっ」
「触ったことは?」
御剣の手を取って、自分の胸に押し付ける。
「ふんむっ!!」
こらえきれないように、冥が笑い出した。
「信じられない。怜侍が、……だなんて」
未経験を意味する呼称で呼ばれて、御剣はボッと音を立てるように赤面した。
「キ、君はその、そんなに、ほ、豊富……」
冥は御剣の頬に手を置いて、目を覗き込んだ。
「どうだと思う?試してみる?」

冥が上に乗った。
御剣の首筋から胸へ、隅々までキスを落とす。
目の前にある乳房に、恐る恐る手を伸ばした御剣に、冥がささやいた。
「そっとしてね」
言われたとおり、力を入れすぎないように触れてみる。
少しずつ揉んでみる。
御剣の乳首を指先で弾いていた冥が、強くつねりあげた。
「うっ」
御剣が顔をしかめる。
「ねえ、なにかしら。私のお尻のところに、なにかが当たるんだけど」
御剣に馬乗りになったまま、手を後ろに回す。
「む、そ、それは」
「誰が、大きくしていいと言ったの?」
言葉とは裏腹に、冥は後ろ手で御剣の分身をしごきたてる。
「むぅっ!」
「どうしたのよ、手がおろそかになっているわよ」
言われて御剣がまた冥の胸を揉み、乳首をつまんだ。
「あん、いい」
声を上げて、冥が体をよじった。
そのまま後ろを向かれて、御剣は手の中から逃げた乳房を追うように腕を伸ばした。
目の前に、冥の脚が来た。
「うおっ!」
冥が御剣をくわえ込んだ。
暖かい口内で、先から根元までを舌で嘗め尽くされ、袋まで吸いたてられてあっけなく御剣は限界に達した。
「う、あ、く、うっ!」
冥が強く吸った。
頭の中が真っ白になるほどの快感に、御剣はのけぞった。
「あ、おっ!!」
たまらず、冥の口の中に放出する。
何度か痙攣しながら、御剣は全身の力を持っていかれたように背中を落とした。
348メイミツ 3:2008/05/24(土) 14:52:45 ID:0BMyIiI6
射精後の気だるさが襲ってくる中で、御剣は自分の前にある冥の尻に手を伸ばした。
両手で押し開いてみる。
くちゃっという湿り気のある音がした。
片脚に手をかけて開こうとすると、すっかり飲み下した冥が御剣の横にずり落ち、そこがぱっくりと開いて目の前にさらされた。
うふ、と冥が笑った。
「情けないわね、もう出しちゃったの?」
「…む」
事実なので反論できない。
それでも目の前にあるモノから目と手を話すことが出来ない。
指でいじってみたり、ここだろうと思えるところに差し込んだりする。
「あ、あんっ!」
冥が一度萎えたものを握ったまま、脚を振るわせた。
なにかが、じゅくじゅくと出てくる。
「ああん、そこ、いいっ」
舌先でつついてみると、声が上がった。
いいといわれた場所を重点的に攻めると、ますますあふれ出てきた。
「…う」
舐めまわされながらも、冥の手は御剣をしごき、口にくわえる。
もう一度、勃ちあがるのがわかる。
場所を移動して、冥が御剣の脚の間に入った。
なにをするのかと思って頭を上げると、冥は体をうつむき加減にして、やや下垂した乳房を両手で寄せると、そこに御剣の分身を挟んだ。
「っ!」
体ごと押し付けるように動かされて、御剣はうめいた。
手とも口とも違う感触。
それに、なによりその構図がなまめかしい。
やわらかい胸で包まれて、御剣は呼吸を乱した。
とても、いい。
しばらくそうしてから、冥が体を動かして上に乗った。
いつもそんなものを持ち歩いているのか、いつの間に用意したのか、小袋の端を裂いて取り出し、御剣にかぶせた。
それから御剣の上体も起こさせ、座らせた状態で肩に手を置く。
「今度はガマンしなきゃだめよ。私もよくして」
体を沈める。
もうそれだけで暴発しそうだった。
口の中も、天国かと思うほど強い快楽があったが、膣の中はまた格別だった。
冥が動くたびに擦られ、締め付けられる。
「う、う、あっ」
知識では知っていたが、これがそうなのか。
両手を冥の腰に回して、動きを助ける。
はっ、はっ、という冥の呼吸が徐々に速くなる。
刺激がもどかしくなり、御剣は本能的に冥を押し倒し、自分が上になって激しく腰を振った。
「ん、あん、あ、いいっ、上手よ、レイジ…!!」
体を叩きつけるように打ちこみながら、両手で乳房をつかんだ。
中指の先を乳首に置いて揉みしだく。
「あ、あん、ああ、あ、あ、!」
「く、う!」
快感が駆け上り、御剣は二度目の射精を遂げた。
ぐったりと伏せると、冥は腰を引いて御剣を抜き、力尽きている御剣の代わりにコンドームの始末をした。
それから耳元に顔を寄せて、ささやく。
「どうだった?オトコになった気分は」
「…む」
気持ちよかった、と答えるのにも抵抗があって、御剣は惰性で冥の胸を探った。
冥が、御剣の下唇を自分の唇で挟んだ。
そのまま、もてあそぶようにする。
御剣が舌を出すと、それも挟んだ。
「あなたの初めての女になれて、よかった…」
顔を離して、冥がぽつりと言った。
349メイミツ 4:2008/05/24(土) 14:53:13 ID:0BMyIiI6
御剣は冥の体に両手を回して、自分の上に抱き上げた。
「いや、これで終わっては困る。今度は、君を、その、良くしたい」
冥はサイドボードの上から、新しい小袋を取った。
「まあ、パパがちゃんと教育しなかったんだから、娘として私が代わりにしなきゃならないじゃない?」

しばらくは退屈しなくて済みそうだし、と言って、冥はまた御剣にまたがった。







以上。
流れと勢いで書いた。反省しとく。
350名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 17:10:34 ID:92UbutZk
GJ!!!メイタンがかっこよいです!!
351ナルミヌ:2008/05/24(土) 17:59:39 ID:P4A+y1Y0
「さぁみぬき、足を大きく開くんだ」

「恥ずかしいよぉ」

「パパのピアノの練習に付き合うって言ったのは、みぬきだぞ」

「そうだけど・・・」

みぬきはベッドの上で下半身だけ裸になり、足を開いていた。
成歩堂がみぬきの足が閉じれないように、足の間に割り入っている。

「じゃあまずはカエルの歌から練習しようかな」

成歩堂の指がみぬきの性器へ伸び、クリを指先で押した。

「ひゃあん」

「よし、ここがドか!」

成歩堂はみぬきの体・・・もとい性器をピアノに見立てるという、
バカげているが卑猥でエロティックなレッスンをおこなっているのだ。
更に指を奥に入れたり、抜いたりしながらみぬきの嬌声に耳を傾けている。

「よ〜し、どこに、どの音があるかは分かったから本番いくかな」

「はぅぅ」

成歩堂が腕まくりをして、気合を入れる。
みぬきはきゅっと目を閉じた。今から途方も無い快楽が来ることを予感していた。
352ナルミヌ:2008/05/24(土) 18:04:47 ID:P4A+y1Y0
「か〜え〜る〜の歌が〜」

ぴとっ・・・ぴたんっくちゅ

「ひゃん、ひゃあぁん、あぁん」

「聞こえてくるよ〜」

「あっ、あ、あ、ああ〜」

成歩堂の絶妙なるテクニックによって、一見すると目茶苦茶な指の動きは
的確にみぬきの性感帯を知り尽くし、弄んでいた。
どこをどう弄ればどのような嬌声をあげるか、知っていた。
歌に合った音程の嬌声が出るポインツを愛撫し、卑猥なカエルの歌が流れている。

「あーーーーーーーーーー」

最後の音を引き終わった瞬間、みぬきは達した。
ぷしゃあと潮が噴出し、シーツをしとどに濡らす。

「あっ、いけない子だな。パパのレッスン中にお漏らしするなんて」

「あぅぅ」

「そんな子には、オムツをつけなきゃいけないな」

成歩堂はオムツを取り出し、みぬきに装着をした。
幼いとはいえ女を感じさせる体つきのみぬきが、オムツをする姿は
滑稽であり、そして倒錯的な性欲を煽っていた。
353名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:00:35 ID:uMwdc3IH
メイミツGJ!!
みっちゃんが中坊男子みたいでワロタw
冥たんの処女を奪った相手も気になる

ナルミヌはこれで終わり、なのかな?
354名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:04:17 ID:/T2hgWNX
メイミツGJ!!!!
強気でカコイイ冥たんとへたれなミッちゃんに萌えますた!
355名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 02:21:51 ID:irBS1tvv
女王様な冥タンも好きだ
ベットのなかでは生娘ってのもいいけどさ
356名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 17:39:53 ID:CoNV9MLp
メイミツktkr
ヘタレなミツルギが自然で噴いたw
357名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:09:54 ID:qVGSaBQg
意識調査 -美少女アダルトアニメゲームや雑誌の規制は必要?
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=2236&wv=1&typeFlag=1

回答は6月2日までだ。
「まったく必要ではない」にどんどん入れて、悪しき法案を潰そう!
358名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 11:04:07 ID:OqHFJkAT
しかし冷静に考えると、7つも年下の妹分(非処女)に
押し倒されて童貞卒業ってかなり情けないなw
矢張とかに知られたら一生ネタにされてからかわれそうだ。
359名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:37:54 ID:7XVi+FNZ
御剣らしい童貞の卒業の仕方だと思うんだけどなw
成歩堂とかは普通だろうけど
360名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 03:22:10 ID:KT2QsJlE
やっぱりナルホドはちなみで喪失なのかな
361名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:06:19 ID:F/aFfnkx
ちなみと出会ったのは2回つってるからあるとしたらあやめ
362名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 16:20:04 ID:iavotA8h
でも「トイレなんか行かないやい!」みたいな事言ってたから
やった事ないような気がしなくもない
363名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 17:16:03 ID:pMo+v3yR
ああ、言ってたねw
364名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:32:07 ID:FSBmef65
成歩堂は御剣と違って人並みのコミュニケーション能力があるから
ちぃちゃんと付き合う前や後にも普通に彼女がいたと思う

しかし、後にも先にもあれっきりで実は童貞だったりしても面白いw
365名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:42:14 ID:CDeYRL36
ちいちゃんのことがトラウマでヤサグレモード。
もしくは千尋さんという姉さまがいらっしゃるので、
自然と理想だけは高くなっちゃいそうな(w

でも御剣そんなコミュニケーション悪いかな(w
366:名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:53:10 ID:vTAAM8ob
ちぃちゃんの前にも彼女はいたかもしれないが、最後までいった相手は
いないと思う。
あんなセリフは童貞じゃなきゃ出て来ないんじゃないか?

ちぃちゃんの事で傷ついている成歩堂を千尋がなぐさめて童貞捨てるなんて
話が見てみたいw
367名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 21:30:21 ID:CDeYRL36
千尋さんって姉さん的なところもありながら
子猫ちゃんだから(w
368名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:19:21 ID:Ni4zy2eL
>>366
それはナルチヒか?
…みたいな
どう考えても3-1のナルホドは童貞だろうなあw
369名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:41:28 ID:WTIi7wz2
矢張に無理矢理連れてかれた合コンの女の子に無理矢理
370名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 20:45:04 ID:2L4ckA07
>>369
それって上のミツルギと同じ逆レイプw
371名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:06:58 ID:Igf6Ed72
逆に済んでいると考えるなら
ヤッパリ最有力候補はあやめだろうな

カフェテリアから高圧電流の半年間のどこかで
「恋人は、そういう事もした方が良いのでしょうか…」
「じゃあ、試してみる?」みたいな流れで
1回ぐらいは経験あり、とか

場所はナルホドの実家かアパートだろう、
彼にホテルに入る度胸があるか分からないし
何よりあやめがためらいそうだし

勝手な妄想だけど
372名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:04:27 ID:ZVFhmfPs
普通に欲はあってもきっかけが無くて素人童貞とか妄想してた
373名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 04:54:21 ID:voJ4CMnU
皆、そこまで心配してあげるのか(w
374名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 19:17:58 ID:HfnDobe6
真宵の初体験は成歩堂でおk?
375名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:01:53 ID:O59Gzfnu
いや、おれだけど
376名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:28:59 ID:393+k0ZY
>>374
初潮を迎えたら里の長老に膜破ってもらうとかのありがちな風習が倉院にもあるかもしれんw
377名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:14:51 ID:1tMxkiPU
倉院の里って完璧な女性優位の場所だぞ。
男の数も少ないって言うし、
そんな権限をもった男がいるのだろうか。
378名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:31:50 ID:9tD8Wc4Q
綾里一族の霊力があるナシは母親だけじゃなくて
父親のほうにも霊力がなきゃダメじゃないだろうか
仮にキミ子と舞子が父親の違う姉妹だとしてキミ子の父親には霊力がなく
舞子の父親には霊力があったとすればキミ子が霊力がないのは頷ける

あやめとちなみの姉妹には父親が霊力なかったので彼女らにも霊力がないが
春美の父親には霊力があったので春美には強い霊力がある
マヨイと千尋の父親も同様

つまり綾里の女は霊力の強い跡継ぎを生まなきゃいけないので
霊感の強い男を選ばなきゃいけないんじゃないか

っていう妄想して、霊力の強い男を見定めるのは至難の業だから
複数の男とやって試さなきゃいけないとか
そんなフシダラなマヨイは嫌だと思いつつ…アマゾネスみたいな社会でも面白い
379名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 10:48:09 ID:RfMz/5v+
母系社会で貞操や処女性があまり重要視されないだろうから
倉院の里は性的に大らかな気風なんじゃないかと思う。
でも、綾里の女性達は何だかんだでみんな奥手そうな印象。
380名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 12:26:05 ID:FntTOgq9
あげ
381名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:39:43 ID:kRiBAOO9
霊力を持つのは女のみだっていうし。
男性は外部から来るのが多そうだけど。
語弊があるけど、健康で子供を授けてくれそうであればいいのかもな。
だからこそ因習になじめなくて出て行ってしまう。
382名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 21:16:32 ID:WsL2+AOQ
長老なんぞは居ないだろうが、御神体と言う名の・・・
383名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 21:48:12 ID:fGk/fvkj
>>381
だからこそマヨイちゃんにはナルホドみたいな
どんな時も前向きな男と結ばれてほしいって気持ちもある
マヨイちゃんが里を守りつつつつナルホドは弁護士続けて
ずっと倉院の里を守るマヨイちゃんやハミちゃんを守ってほしい

そんな未来を願った時期が俺にもありました
384名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:13:52 ID:K5OW86i0
マヨイ好きなら当然GS美神のおキヌちゃん好きだよな?
385名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:13:11 ID:AwDwb+Fm
>>383
今でも願ってますがなにか?
386名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:00:16 ID:zFzjcVle
>>383
4はパラレル世界の一つで
俺の中ではそれが正史ですがなにか?
387名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 07:06:52 ID:4hdHa03M
>>384
おキヌちゃんナツカシス
マヨイちゃんに憑依してもらいたいな…
388名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 16:20:24 ID:vWa+RQDg
>>387
生き返ったので無理です
ちなみに復活後はほぼ別人と言っていいほど性格変わりました
389名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 09:42:48 ID:c4DEilWD
>>388
俺のトラウマをよくも…
390名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 16:06:33 ID:53CNu3rf
ここは逆裁のスレなんだが
391名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:20:11 ID:KxpJOwy4
趣味の幅が広がるから嫌いじゃないんだけどね
じゃあなんか話題振ろうぜ
392名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:49:36 ID:LCGexRWO
書き手さんがヒントになるような話題ないかな

真宵と冥と成歩堂

真宵と冥と御剣

とか?
393名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 23:10:31 ID:4E5WOnZl
3Pいいな
男2女1でもいいけど
394名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:54:04 ID:KSceDSBF
だめだ、「成歩堂が女性陣にいじめられる図」が脳を占領してるw
395名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 03:58:34 ID:RSq1neLS
綾里姉妹×成歩堂とか
396名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 14:48:47 ID:hIi3j71L
ハミちゃんが霊媒したチヒロさんに指導されて
マヨイちゃんの処女を奪うナルホドとか?
397名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 14:50:49 ID:o/ylMquB
新人時代の御剣×千尋がもっと見たいです
398名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 20:29:29 ID:rqhCObvO
>>397
若さ故のあやまちwww
399名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:42:54 ID:dpoqQzVm
>>397
私はどうかと思いますね!
400名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 02:01:32 ID:i1pS/jdD
3Pというか、ミツメイのやってる所をナルホドに見せて
御剣「こんな所を成歩堂に見られて感じてるなんて、やっぱり冥は変態だな」
みたいのが読みたい。
最終的にナルホド乱入しても良し
401名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 14:28:45 ID:ufUL7HCk
ミツマヨがみたいお
402名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 14:48:01 ID:8rQxq1Os
正統派ミツメイに飢えている俺が通る
403名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 21:52:38 ID:udVMT5O4
御剣に犯されてるマヨイたんが見たい
ナルマヨが本命だけど御剣の鬼蓄変態プレイに期待してしまう
404名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:37:14 ID:IMX29V4q
トノサマンのレアグッズで誘い出すわけですね、わかります!
405名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:20:02 ID:pNrwkAW/
ミツメイの結婚ネタ、というか人妻冥ネタを希望。
旦那との純愛物でも良し、別の男との不倫物でも良し
裸エプロンやウェディングドレスのオプション付きだとなお良しw
406名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 10:42:40 ID:qNdNj0OR
>>405
ちょうど六月だしいいね
もうすぐ終わっちゃうけど
407保管庫収蔵なしで:2008/06/26(木) 21:54:34 ID:5AV8zGgX
ゴドー×春美です
とんでもなく長いです。申し訳ない
苦手な方スルーでお願いします
408名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:55:12 ID:5AV8zGgX


神なんていやしいねぇ
反吐が出るほど思い知らされた

けどな

あんたの為ならば
いくらだって祈ってやるさ


あんたの為ならばな




神なんていやしねぇが
この祈りだけは本物だ


409名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:55:59 ID:5AV8zGgX
あの最後の裁きの庭で。
俺の罪が暴かれ拘留されて。
これで全て終わったと安堵した矢先、
あのトンガリ頭の弁護士が乗り込んできやがった。
うっとおしかったのでコーヒーを奢ってやったがその程度では出て行かず。
あげくお得意の屁理屈を並べ立て俺の弁護をすると言い出しやがった。
『俺の罪を暴いたのはあんただぜ?』とからかってやれば、
『それを望んだのはあなただ』と言い放ちやがった。
一瞬作ってしまった隙に土足で踏み込んできた奴は、
ごり押しと突っ込みと無茶苦茶な理屈で俺から『Yes』をもぎ取っていった。
瞬間ガッツポーズを決めた奴に、決して硬くはない堪忍袋の緒が切れる。
その間抜け面めがけて何杯か奢ってやると大騒ぎして異議を唱えてきた。
軽く無視してコーヒーを啜ればわざとらしい溜息をつく。
『本当に乱暴な人だ……あなたは』
乱暴なのはどっちだ、まったく。
気まずさと照れ臭さを仮面で隠して闇を飲み干す。
憮然とする奴のツラにカップを突き付けにやりと笑ってやった。
『よろしく頼むぜ……弁護士サン?』
トンガリ頭は忠犬の如くに頷いて見えない尻尾を振り回す。
……馬鹿犬ほど可愛いってのはあながち嘘じゃねぇな。
後で知ったことだが俺の弁護は奴だけの考えではなかったようだ。
あの綾里の女達が必死で懇願したらしい。
特に小さな方のお嬢ちゃん…春美が強く願ったことだったそうだ。
複雑な気分だ。
被害者一家に救済を望まれる殺人犯。
まだ『あいつを死刑にしてくれ』と言われた方が楽だったかもしれない。
その後の裁判は……何と言うか、奇妙なものだった。
審理は極秘で行われ、関係者には緘口令が敷かれた。
弁護士、検事、裁判長、そして…俺。
たった4人の静まり返った法廷で淡々と審理は進み、終わった。
懲役刑は出たが、執行猶予がついて早々に釈放された。
あまりにあっけないものだった。
だがこれは俺を守ろうとした結果ではない。
警察局・検察局共に思惑が一致したのだ。
『綾里家を失うわけにはいかない』
『そしてその存在を利用していかなければならない』
その為には綾里家絡みの裁判を表に出すわけにはいかない。
そもそも俺が検事をやれたのは綾里家の存在をちらつかせたからだ。
DL6号事件はあったが、いまだに警察・検察内部で綾里家を信奉する者は多い。
何しろ綾里家の力は『本物』だからだ。
その綾里家の次の家元を守った俺は…いわば功労者的な扱いを受けたわけだ。
皮肉なもんだ。
現家元を殺すことで次の家元を助けたというのに。
…分かっている。人の命は天秤に掛けられないが…分かっている。
真宵はこれから子を産み育てていかなければならない。
真宵が生き残らないと綾里家はますます先細って行く。
だから真宵は何があろうと生き残らなければならなかった。
彼女が、それを望まなかったとしても。

俺は真宵を守った。
だが俺は……本当に真宵を守ったのか?
410名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:56:50 ID:5AV8zGgX
釈放後、待ち受けていたのは…あのトンガリ頭とちょんまげ二つだった。
迎えに来た青い弁護士に無理矢理引っ張り込まれた事務所。
そこにいたのがちょんまげ二つというわけだ。
無数の紙飾りで彩られた室内。
紙の鎖に風船、宗教じみた謎の飾りに…短冊を飾ったクリスマスツリー…?
凄惨な光景となった事務所のど真ん中には不釣合いで膨大な料理の数々。
どうやら随分気張って向かいのホテルに注文したらしい。
「向かいにはちょっとしたコネがありまして…ゴドーさんは嫌かもしれませんが」
……あの事件のことだろう。
申し訳なさそうな弁護士をちょんまげ二つが押しのけ俺を席に座らせる。
ちょんまげ達はその隣に腰を下ろしたので、図らずも両手に花となった。
「はい、ゴドーさん!コーヒーだよ!」
「さあさあ飲んでくださいませ。どうぞ遠慮なく!」
ちょんまげ達に力技で薦められ、二人の入れた闇より苦いブツを飲まされた。
吐き出さなかったことを誰か誉めて欲しい。
目の前の青ハリネズミが肩を震わせやがったので、残りは全て奢ってやった。
「お!ゴドーさんの奢り!久し振りだねぇ。良かったねなるほどくん!」
「久し振りですね!良かったですね、なるほどくん!」
「全然良くないよ!」
キャンキャン吠える成歩堂を華麗に無視した二人は俺に料理を突き出してくる。
人類であるならば処理不能な大量の料理。
とにかく一口ずつクリアしていって、残りは全て成歩堂に押し付けた。
奴の顔が刻々とビリジアンに変わっていくが知ったことではない。
その後もお菓子だケーキだと散々騒いで成歩堂をパシらせまくって。
はしゃぎ疲れたお嬢ちゃんたちは二人仲良くソファで眠ってしまった。
仮眠用らしいくたびれた毛布を掛けてやりその顔を覗く。
まったく、寝顔だけは天使だな。
「なんていうか…すみません」
散らかった部屋を極力音を立てないで掃除をする奴が申し訳なさそうな声を出す。
肩をすくめることを返事として俺は一人掛けのソファに腰を下ろした。
「二人ともゴドーさんが帰って来るのが相当嬉しかったらしくて…。
これでも随分と押さえた方なんですよ?
直前まで矢張からトノサマンのバルーン人形借りてくるって聞かなかったんですから」
それはそれは。
もしかしたらこの部屋に鎮座していたかもしれない存在を思う。
…恐らくこの部屋の三分の二はそいつで埋まるな。
「本当にすみません。とにかくあなたが帰って来るのが嬉しかったんですよ。
それだけは分かってやってください」
片付いてない部屋を片付いたとみなしたのか、奴は給湯室に引っ込む。
ガタガタと不器用な音と共に安いアロマが漂った。
「すいません、あまり美味しくはないですが」
千尋の残した物だろうか。
上品な白磁のカップに闇が揺れている。
一口どころか香りだけで安物と分かるそれ。
本当に美味くはないがさっきのよりはマシだった。
口直しにならない口直しで禊をし、割らないよう細心の注意を払ってカップを戻す。
「さっきから気になっていたんだが…」
「はい?」
座る場所を埋められて所在無げに立つ所長に声を掛ける。
「……どういう意味だい?」
「え?」
「どういう意味かって訊いているのさ」
411名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:57:26 ID:5AV8zGgX
「その……『どういう意味』がどういう意味なんでしょう」
「物分りの悪い弁護士くん…カッコつかないぜ」
「いやいやいや!あなたが分かりにく過ぎるんでしょう!」
ビシッ!と突き付けられる指に顎をしゃくって対応する。
しばしにらみ合っていたが、根負けしたのか奴は肩を落とした。
「…で、どういう意味なんですか?」
項垂れて疲れた声で。
真上を向いたトンガリ頭に、さてどうしようかと軽く迷う。
言い難いのはきっと、何かを期待しているからだ。
期待………期待?
期待だって?
「その…『帰ってきた』ってのはどういう意味かと訊いているのさ」
「どういうって……そのままでしょう」
本気で分からないという顔だ。
大丈夫なのか?こののんびり屋の所長さんは。
「だから……」
「あー!良く寝たー!!」
「うわあっ!ビックリした!!」
突然健康なゾンビの如くに起き上がった物体に成歩堂が声を上げる。
俺も叫び声こそ出さなかったが相当驚かされた。
「いきなり起きるなよ!」
「何それ!普通起きるのなんていきなりでしょ?どうやって徐々に起きるのよ!」
「いや、そういう意味じゃなくて…」
じゃあどういう意味だ。
さっきの奴の台詞のような言葉を胸中で呟く。
何だか今までの緊張がすっかり馬鹿馬鹿しくなっていた。
「あああああああっ!!!」
「今度は何だっ!」
再びの奇声。ここに静寂ってモンは存在しないのか?
すっかり崩れたちょんまげがぶんぶんと勢い良く振り回された。
「ゴドーさんは!?」
「……そこにいるだろう」
法廷さながらの人指し指で人を指しやがる。
気に入らないのでカップなしのコーヒーを奢ったら、その叫び声で春美が起きた。
「んー…真宵さま…?」
「あ、おはよー、はみちゃん」
「おはようございます……。
………ま、真宵さまっ!おじさまはっっ!?」
「あそこあそこ」
真宵の傍らで目を覚ました春美は恥ずかしそうにこちらを見た。
「良かった……おはようございます、おじさま。
こんなはしたない姿で申し訳ありません。」
「……おはよう。お寝坊なコネコちゃん」
「指さしたのになんで真宵ちゃんは奢られないんだ…」
ぶつぶつ呟く成歩堂を笑う二人の清やかな声が事務所に響いた。
412名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:58:12 ID:5AV8zGgX
あの『お勤め終了おめでとうパーティー』(真宵が名付けた)の後。
結局…俺はなし崩しにこの事務所のやっかいになるはめにおちいった。
もちろん弁護士としてではない。いうならば単なる事務員だ。
だがあいつらはそう思っていないらしい。
真宵は『影の大所長』、春美は『なるほど法律事務所の大看板』、
成歩堂は『秘書…いや、顧問…相談役……お目付け役…?』だそうだ。
一体俺に何をさせる気なんだ、あいつらは。
出勤初日の緊張は忘れがたい。
あれだけのことをした俺だ。受け入れてもらえるなんて嘘だ。
『帰ってきた』なんて言葉に期待してはいけない。
あの言葉には大した意味なんてない。
単に、本当に単に物理的に『娑婆に戻ってきた』という位の意味しかない。
だから何も期待してはいけない。
これは同情なのだ。
全てを失った、愚かで間抜けでどうしようもない男に対する同情。
お優しい弁護士サマとお嬢ちゃん達が放っておけないとお情けを下さった。
そのお情けにみっともなく縋る惨めな男。
それが俺だ。
あいつらが手を伸ばしてくれたわけじゃない。
俺が必死で縋り付いているだけなのだ。
そう自分に言い聞かせて失望しないように予防線を張り巡らせて。
そうやってガチガチに緊張した状態の俺が見たのは。
『神乃木・ゴドー・荘龍法律事務所』と毛筆で書かれた紙が張ってあるドアだった。
紙はそのままにドアを開けて入れば、ちょんまげ二人が期待の眼で見上げていて。
最高に興奮した様子で飛びついてきた。
「すっごい良い案でしょ!はみちゃんと二人で考えたんだよ!
字もね、はみちゃんが書いてくれたの!上手でしょう!ね?ね?」
「どうでしょうおじさま。わたくし随分と練習したつもりなのですが…」
…愛おしかった。
目の前の存在が何よりも愛おしかった。
あんた達はどうしてそうなんだろうな?
こんな犯罪者を簡単に許してしまえるなんて。
あんた達の大切な身内を殺した奴を許してしまうなんて。
いいのかい?調子に乗っちゃうぜ?
調子に乗って…あんた達を守っちゃうぜ?
「ああ…最高に良い案だぜ。立派な大看板さ」
左手で真宵を、右手で春美を抱き上げて柔らかな頬二つに口付けを落とす。
眼を丸くした二人と、ようやく出勤した所長さんが叫び声を上げるのは同時だった。
413名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:58:54 ID:5AV8zGgX
あれから三ヶ月。
新しい生活リズムにもすっかりと慣れていた。
毎朝一番(とはいえ基本二人だが)に出勤し、掃除をし、郵便とメールのチェック。
寝惚けて出勤するだらしない所長さんにコーヒーを奢り、
容赦なく小突き回し、法廷でサポートし、時に指導をする。
まったく、こいつはよくもこんな状態で一人でやってこれたもんだ。
呆れるほどに素人臭い。
だがさすがは千尋の弟子だ。
恐ろしいスピード、そしてパワーで吸収していく。
今後の奴の姿を思うと身震いしてくる。
きっと伝説となる素晴らしい弁護士に成長するだろう。
その昔、千尋に感じたように。
こいつの向こうに透けて見えるあの日の若い千尋。
二人分の愛情を込めてきっちりと揉んでやった。
「うう……鬼ですか、あなたは」
「この程度で音を上げる弁護士クン……カッコつかねぇぜ?」
「そうだよ、なるほどくん!カッコつかねぇぜ!」
「カッコつきませんわ!なるほどくん!」
「この事務所に僕の味方は存在しないのか…」
笑い声を上げるのも随分久しぶりだ。
笑うことも忘れていたあの頃。
あの震えるような冬の日が終わる時がくるなんて。
この事務所…成歩堂、真宵、春美、そして……千尋。
ここにある全てが俺を凍てつく氷の世界から救ってくれた。
特に俺を温めてくれたのは春美の存在だった。
あれだけのことをした俺を勿体無い位に慕ってくれる。
ヒヨコのように俺についてきてしきりに気を使ってくれる。
以前に里の人間が美味しいと言っていたインスタントコーヒーを、
俺に飲ませる為わざわざ水筒に入れて抱えてきたことがあった。
『皆が美味しいと言っていたので…是非おじさまにと思いまして』
『ありがとうよ、コネコちゃん…』
可愛らしいコネコ柄の水筒からコーヒーを分け合って飲む。
あの日が逆転したようだった。
もう寒くはないのに二人寄り添って座る。
逆転したのはコーヒーだけではない。
俺達の心もだ。
俺達の心の中にはあの日のような悲しみも絶望も存在しなかった。
『お口に合いましたか?』
『ああ……最高のアロマと味わいだったぜ』
『まあ本当ですか?おじさまに喜んで頂けて、わたくしとっても嬉しいです!』
ソファで飛び跳ねるちょんまげを見ていると、
真宵に対するものとは形の違う感情がこみ上げてくる。
決して認めてはいけない感情。
認めてはいけないから俺は目を逸らす。
逸らすしかない。逸らすしかないだろう?
こんな……こんな、こんな思いは……。
感情が噴出してしまわぬよう、俺は必死でコーヒーを呷る。
空になった水筒を悲しそうに見つめる春美を抱きしめてしまわぬよう。
きつく拳を握って己の汚れた手のひらを再確認する。
抱きしめてしまわぬ為に。
最高の愛情を込めて。



俺達がそうして静かに過ごしていたその時に。

綾里キミ子の死刑は執行されていたのだった。
414名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:59:45 ID:5AV8zGgX
母親の死を知らされた時、春美は冷静だった。
どうしていいのか分からずにオロオロと取り乱していたのは
成歩堂や真宵のほうだった。
もちろん俺も。
当然顔や態度には表さなかったが。
そんな俺達を見抜くかのように春美は落ち着いていた。
いつも通りの態度で成歩堂と共に法的な手続きを済ませ、
真宵に付き添われて里に戻り母親の弔いを済ませた。
俺は…俺は、何も出来なかった。
執行猶予の身では派手に動くことは出来ない。
いや、俺は幾らでも春美の為に動きたかったのだが…。
成歩堂と真宵に必死で止められた。
『大丈夫です、僕達に任せておいて下さい』
『大丈夫だよ!あたし達で頑張るから!大船に乗ったつもりでいてね!』
俺の身を案じてのことだったのだろう。
そんなものクソ食らえと言いたい所だったが…そういう訳にはいかない。
もし何らかの悪しき事態が起きて。
再び塀の向こうに行くような羽目になったとしたら。
俺はこいつらを裏切ることになる。
それは充分に分かってはいたが、春美を思うと苛立たしくて仕方がなかった。
汚れた手。自由なき身。
俺に出来ることなどほとんどなかった。
だからこそ出来るだけのことはした。
事務所に来れば最高のカフェ・オ・レで出迎えてやり。
傍らに引き寄せて好きなだけ本を読んでやった。
飽きれば簡単なテーブルマジックを披露してやり。
眠れば起きるまでずっとそばにいた。
出来ることなどないから、出来るだけのことはする。
いい歳した男が情けないことこの上ない。
歯がゆくて仕方がないが手前の身の上を嘆いてる場合じゃない。
今はとにかく春美だ。春美のことだけだ。
そうやって必死で遣り過ごしていたある日。
春美は真っ直ぐに俺を見上げるとこう言ったのだった。


「おじさまのお家にお邪魔してもよろしいでしょうか?」
415名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:00:25 ID:5AV8zGgX
正直驚いた。
春美が俺の家に来るのは初めてではない。
これまでも成歩堂と真宵を二人きりにする為に、
春美が俺の家に泊まったことが何度もあるからだ。
『真宵さまと愛しいなるほどくんを二人きりにしてさしあげたいのです!
お二人は今後の為にももっと愛を深めていかねばならないのですから。
どうかおじさま、協力してくださいませ!』
そう言って俺の家で眠るまで大願成就の祈祷をしていた。
そのわりにはあまり上手くはいっていないようだったが。
『まったく、なるほどくんはオクテで困りますわ。
やはりこういったことは殿方からりいどして頂かないと…』
爪を齧りつつぼやく姿はまるで一昔前のやり手ババアだ。
こいつは本当に真宵の幸せしか考えていないんだな。
方向性は少々修正が必要なようだが。
それでもその姿はいじらしく愛おしい。
それに春美の望む形ではないが、あの二人はそれなりにいい関係のようだ。
俺だって真宵の幸せは春美以上に望んでいる。
だから共に過ごしてくれる成歩堂に感謝してもいた。
そこで『ならば春美の相手は…』と下衆な妄想をした自分にうんざりしたが。
「あの……おじさま?」
おずおずとした声が掛かる。
どうやら驚きすぎて少々思考を飛ばし過ぎたようだ。
「その…ご迷惑ならば…」
俺の沈黙を困惑と受け取ったのだろう。
泣き出しそうな顔を隠すように俯いてしまった。
おっと、いけねぇ。
可愛いコネコちゃんを泣かせるなんて俺のルールじゃねぇ。
ちょんまげを崩さないように気をつけて頭を撫でてやる。
「いいぜ、来な。コネコちゃんならいつだって大歓迎だぜ」
いつもならばはしゃいでしがみついて来る筈だが今日はそれがない。
真宵と成歩堂を二人にさせたい訳でもないらしい。
それ以外の理由で俺の家に一人で来たことなどないのに。
そもそも今日は真宵はこちらに来ていない。
色々あったが結局倉院は真宵を家元に選んだ。
その為に格段と忙しくなった真宵は以前ほどこちらには来れなくなっているのだ。
代わりに春美がその穴を埋めるが如くに来ている。
下手をすると学校が終わり次第毎日のようにやってくる。
俺としては喜ばしいことこの上ないが、倉院や真宵としてはどうなのだろう。
実際成歩堂もそれが気になっているらしい。
金銭的にも色々不安だったのでここまでの定期券を渡してやっていた。
それが良い事なのかどうか分からないが。
「さて、コネコちゃんは今夜は何をご所望だい?あんたの願い……叶えちゃうぜ?」
心配そうな成歩堂を残して歩く帰り道、なるべく穏やかに尋ねてみる。
だが春美は地面を見つめたままだった。
「特に……ありませんわ」
いつもなら味噌ラーメンだカレーライスだとはしゃいで飛び付いて来るのだが。
俺は重い不安を腹に抱えたまま小さな手を引いて歩き続けた。
416名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:01:00 ID:5AV8zGgX
「…ご馳走様でした」
小さな両手が合わせられる。
結局あれからどこにも寄る気になれず、あり合せの夕食となった。
冷蔵庫に残っていた野菜を刻んだスープと半熟に仕上げたオムライス。
どちらも春美の好物だし味も決して悪くないのに半分以上残されてしまった。
料理にはちょいと自信があったんだがな。
喪失しちゃいそうだぜ。
「お口に合わなかったかい?コネコちゃん」
「い、いいえ!!そんなことはありません!ええありませんとも!」
必死にフォローしてもらえるのは有難いが残したのは事実だ。
俺自身も何だか食欲を失い早々に食事を諦めた。
「………」
「………」
沈黙が重い。冷めてく食卓を前にしてなす術もない。
いつもなら食後の一杯を用意するのだがそんな気にもなれない。
二人、言葉もなく目の前の物体を見つめているだけだった。
「………」
「………」
さて、本当にどうしたものか。
脳みそをフル回転させてこの状況の打破を画策する。
音楽でもかけようか?
お気に入りの古い映画でも見ようか?
この間買い溜めておいた絵本を読んでやろうか?
どれも決定的な方法とは思えない。
情けない話だ。
これだけ生きてきて、目の前の女一人笑顔にできないなんて。
「……おじさま」
「…っ!」
突然声を掛けられて飛び上がりそうになる。
もちろんそんな失態は犯してはいないが。
だがコーヒーを口にしていたら確実に噴出していたな。
「…なんだい?コネコちゃん」
精一杯に落ち着き払い格好つけ余裕のある振りをして尋ねる。
だが春美の方が余程落ち着いて見えた。
「おじさま、わたくしどうしたらいいですか?」
残り物を見つめたまま掠れた声で呟く。
春美はさっきから俺と目を合わそうとしない。
不安だった。俺の方こそどうしたらいいんだ?
「一体何がだい?何があんたの可愛いお顔を曇らせちゃってるんだい?
よかったら俺に……教えちゃくれないか」
顔を上げてくれないから、俺の方から身体を近付ける。
前屈みになって出来るだけ身を寄せて聞き逃さないようにする。
手に触れたかったが生憎膝の上に揃えられていて叶わなかった。
「もちろん秘密は全て守るぜ?全てこの俺のハートに閉じ込めておくさ。
だから安心して話してくれよ。守秘義務に関しては折り紙つきだぜ!」
必死の説得だ。我ながら見苦しい。
だが俺はこいつを守りたいんだ。その為には情報が少なすぎる。
頼む、心を開いてくれよコネコちゃん。
説得が功を奏したのかようやく顔を上げてくれる。
ほっとしたのもつかの間、目の前の天使はとんでもない爆弾を落としてくれた。

「どうしましょう…わたくし……お母さまが死んでくださったことが……
嬉しくて仕方がないのです……」
417名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:01:34 ID:5AV8zGgX
信じられなかった。
信じたくなかったのか、信じてはならないと思ったのか。
何だかは分からなかったが信じられなかった。
あの春美が。あれだけ母を思い慕っていたこの子が。
己の母の死を、死刑を喜ぶだと?
ありえねぇ。そんな子じゃねぇ。
だが頭の片隅の常に冷静な部分が嫌な言葉を囁く。
以前成歩堂から聞いた話。
真宵を苛めた鞭のお嬢ちゃんをばっさりと切り捨てたという。
この子の真宵に対する危険すら感じさせる過剰な愛情。
その思いならば実の母親をも切り捨てるだろう。
只でさえ死というものに慣れている子だ。
真宵の為ならば、母親の死体すら冷静に眺めるだろう。
「全てはお母さまの所為なのです。
倉院の里がこうなってしまったのも、
真宵さまがたくさんの悲しい目に合われたのも、
全部お母さまの所為。
お母さまの愚かな願いの所為でたくさんの方が悲しい思いを…。
だからお母さまが死んで下さって、わたくし嬉しくてならないのです」
ばちん、ばちん、と嫌な音がする。
一瞬分からなかったがどうやら春美の口元あたりから聞こえる。
見れば親指の爪を毟るように噛み千切っていた。
「やめねぇか!!」
急いで手を伸ばし口をこじ開ける。
俺には見えないが手も口も赤く染まっているのだろう。
焦って救急箱のある場所まで引っ張っていこうとする。
だが静止の言葉を勘違いしたらしい春美が突然にキレた。
「だって、皆死んでしまいましたわ!お母さまもお姉さまも舞子さまも!
お母さまさえいなければ真宵さまがお命を狙われることはもうありません!
あやめお姉さまは真宵さまを守ってくださった方ですし
こちらにはなるほどくんもおじさまもいらっしゃいます!
お母さまさえいなければ、お母さまさえ死んで下されば
真宵さまの将来も綾里家の未来も安泰です!
倉院の里は真宵さまの元で美しく蘇るでしょう!
それなのになぜ喜んではいけないのですか!?」
……半狂乱だ。
一番心配していたことが現実になってしまった。
418名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:02:11 ID:5AV8zGgX
犯罪者の娘。
それが春美を表す言葉の一つ。
父親を除けばこの子の家族は全て犯罪者だ。
真宵が家元になった今、綾里家の主流は真宵や舞子を推す者達だ。
だが今だしぶとく春美を家元に推したい輩がいるらしい。
担ぎ上げようとする奴等に一番効くのがこの言葉だろう。
『犯罪者の娘を祭り上げるわけにはいかない』
それは当然春美の耳にも入るだろう。
聡いこの子は分かっているはずだ。
自分の力が真宵の立場を危うくすること。
自分の立場が倉院の未来に影を落とすこと。
真宵が葉桜院の住職から聞かされた話では
春美は倉院を出て葉桜院に行くことも考えているようだった。
真宵の傍に居たいのに、里のどこにも居場所がない。
事務所に来るのも只単に里に居られないからだ。
もちろん真宵は春美を妹同然に愛し大切にしている。
だがそれがまたこの子を責めるのだろう。
自分が自分であるが故に愛する者の傍に居られない。
幼い子供が背負うなど不可能な十字架。
今日この時まで我慢に我慢を重ねてきたのだろう。
愛する真宵をこれ以上傷付けない為に。
出口を失ったそれはやがて腐り捻れて母親に向けられた。
実際この子の言う通り、すべてはあの母親の所為なのだから。
押さえすぎた為に制御不能となった感情の暴発。
そして不謹慎にもそれを喜ぶ自分が居た。
それがあんたの本音かい?
俺だけはあんたの汚れた部分を見せてもらえるのかい?
「真宵さま、何てお可哀想に…!
千尋さまも舞子さまも失われて一人ぼっちになってしまわれて!
真宵さまは何一つ悪いことなどしていないのに!
全部全部、お母さまが!お母さまが!お母さまが!!」
大声を上げて止まらない涙を流して。
己の母を罵り断罪する。
そうだ。抱えた闇なんざ全部吐き出しちまいな。
俺が全て飲み込んでやる。
「お母さまどうしてもっと早く死んで下さらなかったの!
もっと早く死んで下されば、真宵さまと舞子さまは今頃…!
もっと早く死んで下されば、わたくしなぞこの世に……っ!」
俺はこいつの闇ならどんな闇でも飲み込んでやれる。
だが最後の台詞だけは許せなかった。
あまりの言葉に頭に血が昇る。
春美の興奮に煽られてまともな考えなど吹っ飛んでしまった。
無理矢理抱え上げた存在を傍らのソファに投げ飛ばす。
その上に素早く圧し掛かり、力一杯押さえつけて小さな唇に噛み付いた。
「んっ!」
「……っ」
見開いた目が徐々に正気を取り戻す。
春美とのはじめての口付けは濁りのない血の味だった。
419名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:02:47 ID:5AV8zGgX
小さな身体が震えている。
角度を変え幾度も交わす口付けに夢中になる。
見ることの出来ない液体の味。
子供特有の甘ったるい匂い。
どんな上等なコーヒーよりも俺を酔わせる。
血を舐め唾液を啜り奥の奥まで堪能してもまだ足りない。
欲しい。もっと欲しい。もっと。
この渇きを癒すまで。もっと。
「んっ!こふっ…けふっ……ぅ」
……おっといけねぇ。
上手く呼吸の出来なかったらしいコネコちゃんが咽る。
すぐ横向きにして回復体位をとってやり背中を撫でた。
「こふっ、ふ…っ」
「大丈夫かい?」
胸をさする俺の手にしがみ付いて身体を折る。
しばし苦しそうな呼吸をしていたが、時間と共に落ち着いていった。
崩れた髪。乱れた裾。肌蹴た胸元。
装束の合わせから覗く白い脚はぽきりと折れてしまいそうな細さだ。
丸い眼は涙を湛えて淡く煌いている。
儚く美しい少女の姿。
自分の中でもたげる何かを捻り潰す為に、涙で汚れた顔を愛撫してやる。
いく筋も跡の残る頬や瑞々しく潤う目尻。
一口で食べてしまえそうな小さな顔を舐めてやる。
まるで子猫の世話をする母猫にでもなったようだ。
泣き虫コネコは腕の中でずっとおとなしくしてくれた。
「すまねぇな、コネコちゃん……どうやらおイタが過ぎたのは俺のようだぜ」
目の毒である髪や衣服の乱れをさりげなく直してやる。
脱力した腕を取り、噛み千切った爪に口付けた。
「だがな、コネコちゃんも随分と悪い子ちゃんだぜ…?
もしあんたが産まれていなかったら、俺は何を希望に生きりゃいいんだ?
俺をコーヒーより深い漆黒の闇に突き落とすなんていけない子だぜ」
血が濃い。相当量流れているようだ。
これはすぐ手当てしなければ。
「待ってな」
春美を座らせて洗面所へと急ぐ。
やたらと充実している救急箱と、掴めるだけのタオルを抱えて戻った。
春美は自分の手を見つめて呆然としている。
恐らく記憶にないのだろう。
どれだけ自失していたのかが分かる光景だった。
「ほら、治療するぜ?」
小さな身体を膝に抱え上げる。
後ろから手を回して痛んだ手を取った。
420名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:03:51 ID:5AV8zGgX
手のひらに下から清潔なタオルを当てる。
救急箱からスプレー式の消毒液を取り出し蓋を弾き飛ばした。
もう一枚のタオルを春美の口元に当てる。
不思議そうな眼がこちらを見上げた。
「噛んでな。相当染みるだろうからな。ちっと我慢してくれよ?コネコちゃん」
きちんと噛んだのを確認してから液体を吹きかける。
痛むのだろう。
膝の上の身体がぐっと強張るのが分かった。
「本当にいけないコネコちゃんだな…」
シュ、シュ
吹き付ける度に固まる身体。零距離でそれを感じる。
口の中が乾いた。
「あんな悲しいことを言うなんてな…とんだ小悪魔ちゃんだぜ。
俺を一人ほっぽり出して、あんたはどこに隠れちゃう気だい?」
消毒液と共に流れた血がタオルに染み込んでいく。
黒く変わらないうちは俺の眼には見えないのが残念だった。
「あんたがいないなんて、俺をどんな絶望の闇に落とす気だい?
あんたがいないと生きていけない俺をそんな言葉で弄ぶなんて…。
本当にいけないカワイ子ちゃんだ。これは俺からのお仕置きだぜ?」
さっきの痛みなのか、今の痛みなのか、悲しみなのか。
春美の目には涙がある。瞬きの度に流れ落ちて俺を惑わせた。
「痛いかい?すまねぇな。だけど俺のハートはもっと痛かったぜ?
あんたの言葉というナイフに突き刺されちまったハートは傷だらけさ。
あんたにも俺にも見えねぇ血で染まっちゃってる。痛くてたまらねぇぜ」
化膿を恐れているのか、別の感情なのか。
自分でも判別つきがたい激情に押されじっくりとアルコールを吹き付けた。
食い縛る口元からタオルの軋む音が奏でられる。
「俺だけじゃねぇ。真宵や成歩堂だってどんなに心を痛めるだろうな。
あんたがこんないけないこと考えちゃう子だなんて知ったら…。
あんたはそんな子だったのかい?
大好きな真宵さまやなるほどくんを傷つける子かい?
違うだろう?あんたはいつだって優しくて可愛い天使ちゃんなのさ」
続く痛みに時折眼を伏せて身体を仰け反らせる。
俺の太腿を挟むように跨いだ場所で。
薄い布越しの部分がしっとりと湿るのが分かった。
震える身体の体温が上がっていく。それは俺も同じだった。
「そんな天使ちゃんに傷付けられた俺の悲しみが分かるかい?
あんたのいない世界なんて、まるほどうの入れるコーヒーより救いのねぇ闇だ。
そんな闇を生きる位なら…あんたのいる永遠の闇を生きるほうがマシだぜ」
ローテーブルに足を付き、わざと角度をつけて膝を立てる。
身体が滑って背中全体が胸元に当たった。
割れた装束の裾から真っ白いものがちらりと見える。
調子に乗っているのは分かっていたが、止まりそうもなかった。
膝を軽く揺すると塞がった口の奥から声が漏れる。
知らず舌なめずりをしていた。
「あんたのいない世界、あんたのいない闇…。
悲しすぎるぜ。耐えられねぇ。そんなの辛すぎる。
それならいっそ俺を殺してくれよ…」
春美が痛みに耐えながら必死で首を振る。
悶える姿に眼を細め、唇が耳たぶに触れる距離で囁いた。

「春美…生まれてきてくれて………ありがとうよ」
421名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:04:27 ID:5AV8zGgX
血が止まったかどうかを匂いで確認し、ガーゼを当て包帯を巻く。
出血は多かったが傷はさほど深くはなさそうだ。
今すぐ病院に駆け込むほどではないだろう。
明日俺の担当医にでも見せに行くか。
利き手だから治るまでは多少不便だろうが仕方がない。
俺が面倒を見てやれば済む話だ。
「終わったぜ、コネコちゃん?よく我慢したな。いい子だったぜ?」
後ろから抱きしめ包帯の上からキスしてやる。
咥えたままのタオルを取り、汚れたタオルと纏めて床に放った。
「さて、仕切り直しといこうか。そういや今夜はデザートがまだだったな。
何か食べたいものはあるかい?言ってみな。聞いてやるぜ」
初めて腕の中に収めて舞い上がっているのだろう。
饒舌になっている自分が分かる。
ずっと請い願っていたことが現実となって浮かれていた。
この子は傷付き痛んでいるというのに。
「それとも絵本でも読むかい?あんたの好きそうなの揃えておいたぜ?
熊の話がいいかい?それともうさぎか?猫もあるぜ?あんたと同じだなコネコちゃん」
「……おじさま」
「…っ!何だい?」
やたらと機嫌の良い俺の声に暗い声が被る。
どうにもはしゃぎ過ぎた。内心舌打ちをする。
腕の中の体温は随分下がってしまっていた。
「わたくし……どうしたらよいのでしょう」
また同じ会話だ。堂々巡りの不毛な。
何もなかった振りをして終わりにしたいがそうはいかないようだ。
この子の性格ではそれは出来ない。
「わたくしは何て恐ろしい考えを…。実のお母さまなのに死を喜ぶなんて…。
何て娘なのでしょう。おじさまも軽蔑なさったでしょう?最低の娘ですわ…」
「……あんただけじゃねぇさ」
避けて通れぬなら正面突破のみ。それが俺のルールだ。
…こうなりゃのってやるぜ。
「俺もそうさ。最低の男だ。俺はあんたや真宵を守る振りをして
あんたの姉さんと真宵の母親を殺した…。最低の男だぜ、俺は」
「っっ!!そ、それは…」
意義を唱えようとする唇を指で押さえて言葉を封じる。
「結果的には俺は真宵を守ったのかもしれねぇ。
だがな、俺は舞子さんを…あんたの姉さんを刺した時、こう思ったのさ。
『ざまあみろ』ってな」
春美が息を呑む。俺はそれが怖かった。
「苦しみやがれ、誰よりも苦しんでのた打ち回れってな。
他の誰の為でもねぇ、俺の人生を狂わせやがった恨みを晴らしたかったのさ。
あいつが抵抗して仮面を飛ばしてなけりゃ何度もでも刺しただろうさ。
積年の恨みを全てぶつけて、形がなくなるまで何度もな…。
俺の心の闇は誰よりも深かったようだぜ。それこそあんたよりな」
俺はあの女が肉体を持ったことを喜んだのだ。
例えそれが舞子の身体だったとしても。
「いいか、最低なのは他の誰でもねぇ。この俺だ。
あんたは被害者なんだ。だからあんたが自分を責めるなんて違う。
あんたが自分を責める必要なんてどこにもないのさ」
どさくさ紛れに目の前の小さな唇を吸い上げる。
やはり俺は最低の男だな。
「だから泣いちゃ駄目だぜ?コネコちゃん。
男が泣いていいのは全てを終えた時だけ…だぜ」
422名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:05:04 ID:5AV8zGgX
沈黙は長かった。
春美の崩れてしまった髪を解く。
複雑に結い上げていた髪は重力に従って落ちた。
色は違うが真宵に良く似た重く真っ直ぐな髪。
腰まであるそれを指先に絡めて弄んだ。
抱きしめている身体から音はしない。
ただ弱々しい心音だけを感じる。それが嬉しかった。
「おじさま……」
春美が顔を胸元に埋めたまま囁く。
肌蹴たシャツの間に感じる吐息がくすぐったかった。
「こんな娘でも……おじさまのお傍にいてもいいですか…?」
小さな手のひらが俺の胸毛を梳く。子猫のじゃれにも似た動き。
愛おしい。
「それは俺の台詞さ、コネコちゃん。こんな男でよかったら置いてくれるかい?
俺をあんたの傍にいさせてくれよ。俺は…あんたがいないと生きていけねぇ」
「おじさま…」
顎をすくって上を向かせる。焦がれ続けた唇にバードキスを贈った。
意外なことに何度目かからは春美の方からキスをしてきた。
「おじさま、わたくしなるたけ急いで大人になりますわ。ええなりますとも。
真宵さまのような素敵な女性になりますわ。だから、だから」
真宵も悪くはねぇが俺はあんたの方がいいんだがな。
そう言ってやりたかったが黙っておく。
自分がとんでもなく緊張しているのが分かった。
焦りを隠して言葉の続きを待つ。
春美は身体を伸ばしもう一度俺にキスをしてから囁いた。
「だからもし大人になったその時には……
わたくしを……おじさまの『コネコちゃん』にしてくださいますか?」
この天使は。
どれだけ俺を驚かせたら気が済むんだい?
大の男をここまで翻弄しちゃうなんて…とんだ小悪魔ちゃんだぜ。
「できねぇな」
春美の目が見開かれる。俺はその瞼にキスしてやった。
「待てねぇよ。あんたが大人になるまでなんて」
そうだ、待てるわけがねぇ。
俺は今すぐあんたが欲しい。
あんたが大人になるまで指咥えて待ってなんていられねぇ。
いつ誰に取られちまうか分からないのに。
今すぐこいつが欲しい。
今ここで、俺のものにしたい。
逃さねぇ。絶対に。
春美は俺のものだ。
「今すぐ俺の『コネコちゃん』になってくれよ…春美」
「おじさま……っ!」
身体を折り春美を力一杯抱きしめる。
細い柳の腕が俺の首に巻きつく。
互いの明確な意思によって、俺達は熱い口付けを交わした。
423名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:05:40 ID:5AV8zGgX
風呂に入る余裕などなかった。
余計なもの全てをその場に置き去りにして寝室へと雪崩れ込む。
フットライトだけを灯し、掛け布団を蹴り落としてベッドに沈んだ。
ずっと抱えていた春美は展開に戦いているようだ。
「おじさま…」
「その声…堪らねぇぜ……」
春美に跨った状態でシャツを脱ぎ捨てる。
下も全て脱ぎ捨てれば、すでに少し勃ち上がったモノが見えた。
何となく手にして擦ってみる。それはすぐにでもおっ勃ちそうだった。
「春美…」
手を伸ばし、薄布で出来た上着を剥ぐ。
重たい勾玉も取り払い特徴的な腕輪も外す。
帯を解き襟に手を掛けたところで懇願した。
「頼む。絶対にあんたが嫌がることなんてしねぇ。痛いこともしねぇ。
だから俺を許してくれ。あんたに触れさせてくれ。頼む、お願いだ……」
必死の願いだった。土下座しても構わなかった。
これが叶わないのなら喉を掻き切れる。
なんて見苦しいんだろうな。
大の大人が全裸で必死で懇願して。
こんなのは俺のルールじゃねぇ。だがどうでもいい。
欲しい。
「おじさま…」
俺が恐ろしかっただろうに、春美は自分から着物を開いてくれた。
白い肌に下着だけの姿。
おうとつのない身体に浮かぶ桃色の突起。
小さなフリルで飾られた布の真ん中には濡れた跡が見えた。
「こんな身体で……申し訳ありません」
恥ずかしいのだろう。眼を逸らしている。
こみ上げる生唾を何度も飲み下して存分に視姦した。
「あんたは充分セクシーだぜ?コネコちゃん」
自分の声が興奮で掠れている。
掴めるほどの腰に手を伸ばして下着を取り去った。
つるりとした双丘。腹部から続く滑らかな肌。
何もないと言うべきそこを裏切るように存在する一筋の線。
そこから細い蜜の糸が引かれていた。
伸びた糸は下着と繋がっている。
見ただけで下腹部に重いものがきた。
「本当に……いけない子だな…」
暴走しそうになる己をありったけの理性で縛り上げる。
膝を持ち上げて下着を取り去り着物も剥ぎ取ってしまう。
何も纏わぬ姿で身体を重ね、飢えた余裕のない口付けを交わした。
「いいのかい?食べちゃうぜ?コネコちゃん……」
「どうぞ……召し上がってくださいませ」
だからこいつは。
分かってやってんのかい?小悪魔ちゃん。
知らねぇぜ?この先どんな闇が待つかなんてな。
「春美……愛してるぜ」
「おじさま……荘龍さま…」
俺達は手を取り合って二人だけの闇に堕ちた。
424名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:06:28 ID:5AV8zGgX
脳天から順番に食事をする。
豊かな髪に口付けてから耳たぶに。
聡明な額を通り、震える瞼に触れて鼻筋に。
柔らかな頬から形のいい唇と顎先に。
順番に巡って啄ばんで堪能する。
くすぐったいのか時折身体を捻るが嫌がる様子はない。
唇に触れる時は自ら押し付けてくれもした。
「あふっ…、ん……ふぅ…」
「齧らないでくれよ?コネコちゃん」
顎先を下に押して口を開かせる。
出来た隙間から舌をねじ込むとつま先が跳ねた。
上顎をじっくりと舐り、舌をからめ取る。
最初は戸惑っていたようだが、そのうち舌を絡ませて来た。
「うぅっ、ん、ふ……」
「上手だぜ、コネコちゃん。さあ、もう一度だ…」
「んんっ、んっ、ふ…ぅ」
伸ばされた舌を前歯で噛み、唾液を啜り己のを飲ませる。
その間も身体への愛撫は忘れなかった。
浅い鎖骨。隆起のない胸部をさすり淡い肉の粒を捕らえる。
両の親指で揉み込んでみたが、さほどの反応は返らなかった。
こっちは今後の開発次第か。
たっぷり時間をかけてとんでもなく感じるようにしてやろう。
妄想で下卑た笑いが止まらない。
今の時点ではこちらは諦め腹部に手を下ろしていった。
少し張り出した腹を撫で小さな臍に指を入れる。
どうやら今はこちらの方が良いようだ。
「ふうぅっ!んっ!あ…っ!」
穿る動きに合わせて声が漏れる。
膝を擦り合わせもじもじと下肢を捩る姿が堪らない。
唇を離してそこに顔を埋めると抵抗する手が髪を掴んだ。
「そ、荘さま!いけませ……ぁあっ!」
舌先で臍を嘗め回す。両手で足をホールドし、舌と歯で攻め立てる。
薄い下腹部の肉を顎鬚で擦り、肌を吸い上げ跡を残した。
「荘さま、あっ、駄目、です……いけません…わ…っ」
嫌なのだろうか。確かめる為、尻の下のシーツに手を当てる。
そこは春美から流れ出たもので薄っすらと湿っていた。
「いいぜコネコちゃん…その調子だ」
尻の割れ目を拳の背を使って撫で下ろす。
「ふぁあっ!あ、あんっ!そ、荘さま…っ!」
「いい声だ……それだけで感じちゃうぜ」
拳についた蜜を舐め取りほくそ笑む。
今すぐブチ込んでやりてぇ位だが、この状態も楽しくて仕方がない。
この喜びを、より長く味わいたい。
俺は春美の腰を取り、素早く裏返した。
425名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:07:02 ID:5AV8zGgX
「きゃあっ!」
「おっとすまねぇ…乱暴だったな」
見慣れない春美の後姿。
髪の割れた間から白いうなじが覗く。
我慢できずに齧り付いた。
「ぁあっ…」
「可愛い鳴き声だぜ…」
軽く噛み締める度、熱の篭った吐息が漏れる。
俺自身の息も荒くなっていく。
華奢な背中を腰から上へ愛撫する。
ぴくり、ぴくりと反応する身体。
「いい眺めだ…」
白く汚れのない裸体。それを押さえつける浅黒い裸体。
毛深い腕が全身を這い、あちこちを弄ぶ。
翻弄される少女は時折羞恥に喘ぎながら身を隠そうとする。
それを許さず何度も暴き、再び快楽の闇へと沈める。
白いシーツの海を泳ぐ姿はひどく扇情的だ。
こんな少女にここまで興奮し狂わされる日が来るなんて。
「いいぜ春美…あんた最高だ…!」
すっかりとたぎった己の肉棒を尻の谷間に当てる。
濡れた先端を滑らせて、そのまま背骨を撫で上げた。
「やぁっ!荘、さま……なに…を…っ!?」
舌とも指とも違う感触に春美が戦く。
俺は自分の汚れた肉が清らかな肌を滑る光景に夢中になっていた。
「荘さま…っ荘さま……っ!」
「知りたいかい?これさ……コネコちゃん」
項まで滑らせたそれを目の前に突き出してやる。
春美は突然現われた存在に目を白黒させていた。
「あんたを愛していた正体はこれさ。
どうだい?なかなか可愛いだろう?
ご挨拶させてくれよ、コネコちゃん」
勃ち上がったそれで春美の顔を撫でる。
先端で唇をなぞり、竿の部分で頬を撫でた。
張り出した部分を鼻先に引っ掛けて悪戯をする。
あどけない顔を汚して回る肉塊。
背徳感で眩暈がした。
「どうだい?こいつのご挨拶は…ん?お気に召してくれたかい?
意地悪しないでやってくれよ?こいつは俺以上にあんたが好きなんだからな」
春美の顔が先走りで汚れていく。グロテスクな肉越しに見える表情。
可愛らしく愛撫してもらえることを夢想したが、さすがに現実になるとは思っていない。
こんな卑猥な光景を見られただけで充分満足だった。
「ご挨拶はこの辺にしておこうか。
あんたとお近付きになれてこいつも喜んじゃってるぜ?
こんなにも垂らしちまう位にな…」
強制するつもりもなかったし、懇願するつもりもなかった。
それなのにあろうことか春美はその眼の前のものに口付けをした。
426名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:07:38 ID:5AV8zGgX
「お、おい、春美…っ」
慌てて腰を引く。余りに焦っていたのでバランスを崩した。
「お、おじさまっ!」
春美が慌てて手を伸ばすが間に合うわけがない。
俺はみっともなく尻餅を付いた。
「おじさまっ!まぁどうしましょう…大丈夫ですかっ!?」
「ああ……大丈夫だぜ…」
肉体的にはな。精神的なダメージはでかい。
何が悲しくておっ勃たせたまま引っ繰り返らなきゃならねぇんだ。
惚れた女に無様な格好晒さなきゃならねぇ。
調子に乗ったバチでも当たったのか?
「どうしましょう、わたくしが悪いのですね。ごめんなさいおじさま」
心配そうに胸元に縋ってくれる春美は何とも美しく心が躍る。
勃ったものさえ視界に入れなきゃ最高の気分だ。
「……いや、あんたが悪いなんて一つもねぇ。
調子に乗りすぎた俺の責任なのさ」
「でも…わたくしがあんなことしたからでしょう?」
嫌に核心を突く台詞にぐっと詰まる。
春美は俺の胸に顔を押し付けて眼を伏せた。
「荘さまの大事な所に……その、あんなことしてしまったから…。
だから荘さまは驚いてしまわれたのでしょう?」
その通りだが。
それだけは言わないで欲しかったぜコネコちゃん。
「はしたないと軽蔑なさいました…?申し訳ありません。
でもわたくし、荘さまに触れたくて仕方がなかったのです」
……………何だって?
あんた今何て言った?
俺に触れたいだって?あんたが?俺のこんな所に?
全身を喜びが駆け巡る。
細すぎる二の腕を鷲掴んでギリギリまで顔を近づけた。
「そりゃ大歓迎だぜコネコちゃん」
アップになった顔が驚きに変わる。
俺はヘッドボードに背中を預け、片膝を立てて脚を開いた。
「こいつはあんたのもんだ。あんたの好きにしちゃっていいぜ?」
勃ち上がったものを掴んで示してみせる。
待ちきれなくなり自分で扱いて刺激を喰らう。
三十路過ぎた男の自慰を見せ付けられた所為か、
春美はますます目を丸くしていた。
「なあ…早くきてくれよコネコちゃん……もう待てねぇぜ…」
言葉に慌てたのか膝でいざって距離を詰める。
空いた空間におさまってしまう身体。
春美の目が期待と不安で揺れている。
「荘さま…」
「いいぜ。『俺』は全部あんたのもんだ」
春美が正座のまま上体を折る。
小さな舌先が待ちわびた場所に触れた。
427名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:08:11 ID:5AV8zGgX
「……っ」
息が上がる。
手前の股の間に見える頭頂部。
それが時折動く度に歯を食いしばる羽目になった。
「春美…」
犬の如き呼吸。涎まで垂れ下がる。
こみ上げる何かを堪える為にシーツを握り締める。
指の間から漏れるのは布の叫び声。
本当は長い髪に指を埋めたかったのだが、
頭骨を捻り潰してしまいそうで出来なかった。
断続的に耳に入る子猫の食事音。
可愛らしい舌が舐めているのは己の欲望。
夢のまた夢だったはずの光景。
そして現実は夢より凄まじかった。
「……っ、……ぅ」
もう上手いとか下手とかじゃねぇ。
春美にしゃぶられているというだけで脳ミソまで沸騰しそうだった。
「本当に……あんたは最高だな…」
願う通りに動かせない手を自分の胸元に這わせる。
堪らず乳首にも手を這わせ激しく擦る。
欲しい快楽を欲しいままに貪る姿。
こいつは呆れているだろうか。
こちらを見上げた眼が丸くなっている。
「見てて、くれてるかい?これ、は……あんたの…所為だな…。
どこまで…俺を狂わせるんだい…?いけない子だぜ……っ」
顔を上げた所為で己とこいつの体液で汚れた唇が離れていってしまう。
欲しい快楽を一番欲しい場所に恵んでもらえず切なかった。
「焦らし上手だな、春美…この意地悪猫め……だが俺ももう……限界だぜ…」
やばい。マジで我慢できねえ。
手の中のものを持ち替えて本気で行為を始める。
「…っ!……く、…ぁ…っ」
愛する女の前で自慰を晒す背徳感。
春美は微動だにしなかった。
だが止められない。こうでもしないともう耐えられない。
いい歳してガキか猿の如くに没頭する。
空いた片手で春美の後頭部を掴み、口付けしながら押し倒す。
我ながらがっついてやがる。止まれない。
「春美……春美……っ!」
夢中で自慰をしながら女に圧し掛かる。
こんな無様な姿は俺のルールじゃねぇ。
それなのにどうだ、この姿は。完全にイカレてる。
この女に。
「荘さま…っ」
春美の手が俺自身に伸びる。
小さな手のひらが亀頭を包み撫でてくれた。
勝手に荒くなる息。絶頂に向かう寸前の緊張感。
「春美…っ!」
白い清らかな手が濡れる。
短時間に訪れる急激な上昇と下降。
虚脱感とそれを上回る多幸感。
その何もかもを解放して春美の上に倒れこんだ。
428名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:08:46 ID:5AV8zGgX
先ほどとは打って変わって静まり返った室内。
首に巻きつく細い腕の感触を堪能しながら呼吸を整える。
まるで覚えたてのガキの様に興奮していた。
もっと知りたい。この先の全てを。
抱き潰した身体から身を起こす。
淡い唇を幾度か啄ばんで名残を惜しんだ。
「良かったぜ、春美」
「荘さま…」
春美の眼も潤んでいる。
顔を引かれて強請られたので、再び唇を啄ばんだ。
伸ばされた舌に舌を絡めて愛撫し合う。
春美の手に飛び散った己の証。
このままにしておきたい気持ちもあったが、そうもいかない。
手を取りシーツに擦り付けて付着したものを拭った。
「………」
その光景を春美はなぜか切なそうに見つめている。
やはり不快だったのだろうか。
焦る俺は、名残惜しそうに指先に唇を当てる姿に気付けなかった。
乱れたシーツを軽く直し、心の中で仕切り直す。
投げ出された両膝に手を置いて左右に開いた。
「お返しさせてくれよ、コネコちゃん」
求め続けた場所への初めての口付け。
渇いていたら、と恐れたがそんなことはなかった。
むしろこちらが驚くほど濡れている。
何にも覆われていない無防備な場所。
つるりとした感触が楽しくて頬擦りすると、身を捩って喘いだ。
「くすぐったかったかい?すまねぇな」
髭の感触が敏感な部位には耐えられなかったのだろう。
可愛らしい反応にほくそ笑みつつ、さてどう攻めようかと思案する。
真っ白な肌に引かれた一筋の線とその下の淡い蕾。
そのどちらも可愛がってやりたい。
だがまずは定石通りに。
「……んっ!」
その線をするりと舐め上げる。
まだ硬い、熟れてはいない感触。
それが益々興奮を煽る。
更に深く味わう為に、もう少し奥まで沈ませて舐めた。
「んんっ!…ぅ」
これだけでもう舌先との間に糸が引かれる。
ちゅ、わざと音を立てて糸を吸い取った。
「そう…さま…」
舌足らずな発声。
見ればさっきまで汚れていた方の手をしゃぶっている。
残骸であろうが春美の体内に己が入り込んでいく。
それだけのことに異様に興奮していた。
「おいしいかい?コネコちゃん…?」
こくりと頷く。
まさかと思いつつもシーツにこびり付いた粘液をすくう。
春美は差し出された手のひらを両手で掴んでしゃぶった。
429名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:09:20 ID:5AV8zGgX
いやらしい顔だ。
撒き散らされた男の体液を夢中で喰らう顔。
だが今の自分はもっと醜い顔をしているのだろう。
期待と快楽で歪んだ汚れた顔を。
「あ、あぁっ!!やぁっっ!」
春美が今までにない大声を上げる。
もう技巧だの何だの考えていられなかった。
女の股に顔を埋め、無我夢中で貪る。
脚を開かせ閉じた裂け目を無理矢理開き舌を差し込む。
色が識別し難くなっているということは、いやらしい赤に染まっているのだろう。
陰唇を剥く様に開いて中の肉壁をしゃぶり尽くす。
舌先に感じるざらついた表面を持つ肉の膨らみ。
独特の感触のそこを舌を押し当て攻め立てる。
「んっ、んんっ!そうさまっ!あ、そう、さ…あぁっっ!!」
抵抗なのか髪を引かれる。だがそれもどうでもいい。
ざらついた部分の上にあるものに標的を移す。
小さなそこに相応しい小さな造り。
閉じ込められたものを取り出す為に、守り包む包皮をめくった。
「……っっ!!」
声すら出せなかったようだ。
身体が大きく仰け反り一段と蜜が溢れだす。
包まれた奥にあったその粒は、丸々として美味そうだった。
遠慮なしに包皮に舌をねじ入れる。
逃げるように奥へ引っ込んでしまう粒を追いかけて更に押し込んだ。
「あっ!く、ぅ……うっ!だ、め…ぇっ!」
ふわふわした心許ない感触。動きで逃げる粒。
舌を尖らせて中で幾度も回転させた。
「そうさ、ま……そう、さま…ぁっ!」
包皮の根元を歯で軽く噛む。締められて飛び出した肉芽を強く啜る。
その度大げさに跳ねる身体が嬉しくて、乱暴なまでに吸い上げた。
「ひっ…ぃ……っぁひ…ひぃっ!!」
流れる体液の匂いが濃くなる。浮いた汗が主張する。
その全てを吸い上げる気持ちで力を込めた。
「そ、ぉ……さ……あぁっ」
春美は身体を痙攣させている。
口の周りは唾液でべとべとだ。
いいぜ、その顔。
たまらねぇ……最高だ。
腫れた肉芽を摘まみ上げ根元を絞って粒を押し出す。
可哀想に守ってくれるものを失ったそこ。
剥き身の痛々しい肉の粒。
手加減なしに犬歯を立て吸い尽くした。
神経そのものを削られるだろう感覚。
「ひ、ぃ………いやぁああああっっ!!!」
寝室に響く春美の叫び声。
心地良いその響きに俺は酔いしれた。
430名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:09:52 ID:5AV8zGgX
溢れ出る蜜で喉を潤す。
おそらく人生で始めての絶頂を迎えた春美は動くことも出来ないでいた。
俺は間断なく流れるものを一滴も零すまいと夢中で舐めとる。
「そぉ……さ、ま……ぁ」
少し掠れた可愛らしい呼び声。
桜色の胸の上で感じることのなかった乳首が勃ち上がっていた。
軽く摘まんでみる。
「ふぅうっ!あ、ぁふ……」
今ので目覚めたのだろうか。反応が格段に良くなっている。
股をしゃぶりつつ両手で弄り回してやった。
「は、ぁ……あ…っ」
高くなった体温。熱い裂け目を呑みながら胸の粒を転がす。
春美の喘ぎ混じりの呼吸が耳に心地良かった。
「コネコちゃん、次はこっちを覚えようぜ…」
滑らかな粒から手を放して下へと降りた。
肉芽の下にある秘密の扉。
まだ誰も開けていないそこを指先で軽くノックした。
「っっ!」
すっかり花開いてくれた肉芽と違ってこちらはまだ硬い。
蜜は滲ませるが進入を許す気配はなかった。
「鉄壁の守りって訳かい…?随分焦らすじゃねぇか」
自分とは思えない下卑た声。垂れ流される欲望。
時折掠める理性が警告を発するが、春美も嫌ではなさそうだった。
こちらを見つめる眼が期待で濡れているのは俺の錯覚じゃないだろう。
そろそろ感覚を取り戻しただろう下肢はいまだに開かれている。
そそるじゃねぇか、コネコちゃん。
いいぜ。あんたの牙城、崩してやるぜ。
「覚悟はいいな……春美」
ドスのきいた声で宣告すると素直に頷いた。
春美も何となくは分かっているのだろう。
いや、ませたこの子ならこの先も知っているのかもしれない。
自分の小指を春美の口に突っ込んで舐めさせる。
唾液をたっぷり絡ませてから膣口に当てた。
「息を吐きな」
言いつけ通り吐かれる息に合わせて指を埋め込む。
想像以上に狭い場所だった。
充分濡れてはいたが、入り口も肉壁も硬い。
ゆっくり事を運ばないと傷付けてしまいそうだった。
「いいぜ……その調子だ…」
言葉で励ましつつ慎重に指を進める。
小指と言えどやはり太いのだろうか。
みっちりと纏わりついてきて侵入を阻んだ。
「そうだ…もう一度だ…お利巧だな」
緊張を解くために肉芽に触れて揺すってやる。
だが入り口は一向に解れなかった。
431名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:10:24 ID:5AV8zGgX
「ふぅっ!ん、んん…っ!」
親指と中指で肉芽を摘まみ、飛び出た粒を人差し指で撫でる。
一度開花したそこはこちらの刺激以上の喜びを表現する。
それなのに下の扉は閉じたままだった。
「貞淑なコネコちゃん……嫌いじゃないぜ」
少しでも解す為に入り口に舌を伸ばして愛撫する。
入れた指も捻ったり小刻みに揺さぶったりしてみた。
「荘さま…ぁあ……ん…荘、さ…ま」
「ああ…分かるかい?半分まで入ったぜ…?」
時間をかけてようやく半分まで潜った指を曲げてみる。
「きゃあっ!あ、あんっ!」
「良いようだな…」
軽く曲げるだけで面白いほど身体が跳ねる。
どうやら恐ろしい訳でも痛い訳でもないようで安心した。
「荘、さま……荘さま…が…っ」
「ああ……入っちゃってるぜ?分かるだろう?俺があんたの中にいる…」
長い時間をかけてようやく最奥まで辿り着いた。
とはいえ小指でさえ少し余ってしまう深さだ。
浅く狭い器官。
幼く未成熟で青く硬い。
そしてそこに潜り込む己の分身。
その光景を妄想して身体中が火照った。
「……っ」
切なさに大仰な溜息が漏れる。
入れたい。今すぐ繋がりたい。
けれどそんなことをしたら。
春美を傷付けてしまう。
天秤に掛けるまでもない。
春美の為なら何でも出来る。
暴れる欲望を死に物狂いで押さえ付けて指を引き抜いた。
「んっ……荘…さま…」
小指をしゃぶる。自分の部位ながら妬ましい。
さっきまでこいつの中に入れていたなんて。
「あんたに……惚れてんだよ…」
決心したというのに見れば心が揺れてしまう。
入れないのなら、せめてその感触だけでも。
往生際が悪いが、名残惜しさに肉棒の先端で入り口を突付いてみた。
「荘さま……っ!!」
「…っ!」
………驚いた。
あれほど硬く閉ざされていた入り口が。
あれだけ硬かったのに。
ほんの数回肉棒で突付いただけでとろけだした。
「春美…」
もう一度指先を当ててみる。
入り口が信じられないほど柔らかくほころんでいた。
そろりと指を侵入させる。
小指一本でも締め付けていたそこは。
俺の指全てを受け入れていた。
432名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:11:02 ID:5AV8zGgX
「荘、さま……?」
「あんた……どこまで俺を煽れば気が済むんだい…?」
落ち着く為に自分で自分の喉を掴む。
こうでもしていないとこいつを犯り殺しそうだった。
どうやって抱くかの算段だけが頭を回る。
サイドボードに放り込んでおいたゴムもローションも忘れ去っていた。
「…荘さま」
「なんだい」
酷い声だ。春美も恐れているだろう。
気持ち悪いモンおっ勃たせた大男が圧し掛かっているのだから。
だが春美の台詞はこちらの予想からまったく外れていた。
「…申し訳ございません」
「…あ?」
何を言っちゃってるんだ?このコネコは。
詫びを入れるのはむしろこっちの方だぜ。
「何であんたが謝るんだい?」
「だって………荘さまがとてもお辛そうに見えます」
辛そう?俺が?
目覚めてから今迄で一番最良の時間を過ごしている俺が?
これ以上ない幸せな時間を過ごしている俺が?
「わたくしの身体がこんなだから……おじさまには物足りないのですよね」
悲しそうに俯いて自嘲する。
見たこともない痛々しい女の顔。
「わたくしがもっと、真宵さまや他の皆様のように大人だったら」
ここで千尋の名を出さないのはこの子の天性の優しさだろう。
そしてその優しさがこの子を不幸にしていく。
「わたくしなりに頑張ってはみたのです。
たくさんご飯を食べたり、たくさん滝に打たれたり……」
綾里の人間は滝に打たれると乳が張るのか?
ならばその割に真宵にはあまり成果が……。
って馬鹿なことを考えている場合じゃねぇ。
「でも、どうしても駄目で…。こんな身体のままでした。
だから、おじさまに苦行を強いているのですね……申し訳ありません」
俺の為に、か。
俺の為にその身体を変えようとしてくれたのか。
俺を喜ばせる為に。
「ああ、苦行を強いられているさ」
砕けるほどに抱き締めた身体が怯える。
可愛い顔にしつこいまでのキスを降らせた。
「あんたが欲しくて欲しくて我慢できなくて…苦しくて仕方がないのさ。
ほら、触ってみなこいつを……」
小さな手を導いて己の怒張に触れさせる。
「こんなに硬く勃っちまっているだろう?あんたが欲しくて頑張っちゃってるのさ」
起立に沿って手を這わせる。
腰から広がる快楽に酔いしれた。
「俺は今ここにいるあんたが欲しいのさ。
どんな豊満な女並べられたって、あんたの前じゃ霞んじゃうぜ!」
433名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:11:37 ID:5AV8zGgX
春美はまだ少し疑っているようだ。
慎重に俺を見定めようとしている。
いくらでも暴いちゃってくれよ。
どんなに探したって、俺の中にはあんたへの愛しか見つけられないさ。
「なあ春美…あんたをさらっちゃっていいかい?
あんたのすべて、俺が貰っちゃっていいかい?」
腰を股間に擦り付けて哀願する。
応えるように小さな腰が淫らに揺れた。
「わたくしのすべては、おじさまのものですわ」
まったく。完敗だ。
いや、最初から俺が勝てるわけがないんだ。
「じゃあ俺はあんたのものさ……すべて、な」
焦りで震える手を伸ばしてサイドボードからゴムを取り出す。
不器用に毟って箱を開き中の物を取り出した。
手が上手く動かなくてシーツに中身をぶちまけてしまう。
箱を投げ捨て適当に掴み上げたそれを千切る。
ぬめるものを引き出した所で春美と眼が合った。
「そういったものを使うのは……やはりわたくしに触れたくないからですか…?」
再びの悲しそうな顔。
投げ捨てたラテックスは壁にぶつかって落ちた。
「そんなことある訳ねぇだろう…?」
潤滑油で汚れた手をシーツで拭う。
四つん這いでにじり寄り、裸の脚を大きく開かせた。
「あぁっ!」
「捕まえたぜ?この子悪魔ちゃんめ」
「あ……荘さま…」
恥じらいで顔を紅くしているのだろう。
だが顔を覆う手の隙間からは。
期待に満ちた眼。
「あんた……本当にいい女だぜ」
両足首を一纏めにして頭の方へ押しやる。
無茶な姿勢も柔らかな身体は難なく受け入れた。
「そう…さま…ぁ」
「今入れる」
股の間で盛り上がる白い隆起。
その中心を割る紅かろう線。
そこに先端をあて、内部へと押し込んだ。
434名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:14:47 ID:5AV8zGgX
「……っ!!」
紅い線が俺の形に開く。
中に溜まっていた蜜がじわりと溢れて周囲を汚した。
垂れたものは尻の穴を伝って下に落ちる。
「…っ!…ぃ、あ……っ」
見えない穴に飲み込まれていく肉棒。
やがて亀頭部分が完全に飲まれて見えなくなった。
「あ、ぁ…あ……」
先端が入りきったのを確認して手を放す。
片方ずつ足首を掴んでもう一度左右に割り開いた。
「あぁんっ!!」
先端とはいえ入れたまま開かされた衝撃が強いのだろう。
内部が熱く蠢いて蜜を吐き出した。
春美が俺の肉棒を支えにして不安定な身体を捩る。
内壁が余計に擦れて眉を寄せて喘いだ。
「そう、さ、まぁ……あ、あぁんっ」
小さな少女が女になっていく。
俺はその光景をじっと見つめていた。
己の肉棒と春美の性器、その向こうに見える顔。
最高のアングルだ。
少し内側と馴染んできたのか呼吸が落ち着く。
ようやく眼を開けた春美がこちらを見た。
「……ぁ」
とろけていた顔が驚きに変わる。
俺達が互いに繋がる部分を凝視していた。
「…まだ、あんな、に……」
まだ先端しか入っていないのに驚いたのだろう。
入った部分はほんの少しでまだ大部分を残している。
もう全部入ったとでも思っていたのだろう。
それだけ衝撃が強かったということか。
可愛い奴だ。
「そうさま……」
「ああ……まだ残っちゃってるぜ?」
お預けをくらっている竿の部分を握る。
ふっと溜息を吐いて体勢を整えた。
「おっかねぇかい?」
「大丈夫、です…」
そうは言っても随分緊張している。
掴んだ足首から震えが伝わってくる。
罪悪感で胸が軋んだ。
「……すまねぇな」
「謝らないで下さい……!」
とても情事の最中とは思えない声音で叱責された。
「すべてわたくしが選んだことです!
脅されたのでも強要されたのでもありません!
わたくしが荘さまに抱かれることを望んだのです!
謝られる覚えはありません!」
……さすが綾里の女だ。
どいつもこいつも肝が据わってやがるぜ。
「だから荘さま……早く」
「今入れる」
もう一度同じことを言って緊張していた上体を倒す。
春美の奥目掛けて腰を落とした。
435名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:15:34 ID:5AV8zGgX
「…っ!ぅ、あ、…んん……っ!」
「……っ」
熱く柔らかい器官に自分が入っていく。
久しく忘れていた感覚。
原始に帰っていく喜び。
だがそれもすぐ行き当たった。
「く、ぁ…あぁんっ!」
温められた先端が最奥に到達する。
当然だが全部どころか半分も入らなかった。
それなのに今、気の狂いそうな快楽を感じている。
「…入ったぜ」
再び春美が瞼を開ける。
同じ場所に眼をやって顔を曇らせた。
「まだ、残って……」
「ああ、これ以上はちょいと無理だな」
「待って、くださいね……きっと、すぐ、大人に」
いじらしい女だ。
あんた、俺には勿体なすぎるぜ。
脚を下ろし、身体を合わせて力一杯抱き締める。
「大人になっても、俺と一緒にいてくれるのかい?」
「灰に、なるまで……荘さまの、お側に、おりますわ」
小さな手が伸びて頬を撫でてくれる。
もみあげから髭にかけてのゆっくりした動き。
弄られたピアスが硬質な音を立てる。
鎖骨の辺りに感じる春美の呼吸。
荒々しく乱れた女の息遣い。
俺のものだ。
この女は骨の髄まで俺のものだ。
誰にも渡さねぇ。
神にも仏にも渡しはしねぇ。
永遠に俺だけのものだ。
「愛してるぜ、春美…」
「愛、してます、荘さま…」
入ったばかりの道を軽く戻る。
喘ぎと甘ったるい水音。
そして最奥まで一気に押し入った。
436名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:16:08 ID:5AV8zGgX
「んあっ!!う、く……ぅ…んあぁっ!!」
「く……ぅっ」
衝撃で肉筒全体が激しく収縮する。
肉壁に勢い良くぶつかった先端も潰される。
先端部分に感じる甘美さと根元部分に感じる空虚さ。
もどかしくて欲しくてどうしようもない。
緊張で口が渇く。
下を見ればとんでもない光景に出くわした。
真っ白な肌に開いた穴。
その縁は真っ赤に染まっているのだろう。
その清潔な肌から伸びるのは己の怒張した肉の棒。
あまりのギャップにくらくらする。
限界以上に開かされ肉芽は完全に開ききり、中の粒が丸見えになっている。
初めて触れるだろう外気に震えその流した涙でつるりと光っていた。
……触りてぇ。
欲望のまま開いた包皮の中に指を埋めるとペニスを包む肉壁全てが収縮した。
「いやぁあぁっ!」
中ほどで締め付けられる性器。
中途半端な位置で食い千切られるかと思った。
「あんた、ほんと……良すぎ、だぜ」
細い腰を支え親指で目当ての場所を押す。
へこんでいく感触と共に春美の身体に震えが走った。
「ひぃいっ!あ、やっ、荘さ……あっ、あぁああんっ!!」
シーツを掴み身を仰け反らせて大声で喘ぐ。
最高の音色だ。
「いいぜ!もっと鳴きな!!」
「きゃぁああっ!」
腰を目一杯まで押し付けて激しく掻き回す。
動きに付いて行けない仮面が揺れて視界がぶれた。
煩わしい。
邪魔な仮面を剥ぎ取り投げ捨てる。
途端に視界がゼロになる。
だが何もなくなった俺は自由を得た。
「春美……っ、春美……!」
自分を縛り付ける疎ましい鎖全てを引き千切る。
見えない眼で春美を見つめる。
肌で、口で、耳で、鼻で、手で。
己の全てを使って春美を感じる。
「春美…あぁ……っ…春美……っ!!」
何の技巧もなくただ我武者羅に春美を求める。
犬の如き呼吸と動き。
激しく打ち付けすぎて何度もペニスが抜ける。
その度荒々しく舌打ちして入れ直した。
幾度も引き抜かれこじ開けられる動きに春美の声が掠れていく。
更に深く抉る為に、手探りで目当ての物を掴む。
肉棒を入れたまま腰を持ち上げて、それを下に引き入れた。
437名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:16:42 ID:5AV8zGgX
「んっっ!!あ、ぁあっ……あぁあああっっ!!」
掠れた悲鳴が空気を裂く。
枕によって更に受け入れやすい体勢になった身体は
己の持つ深さ以上に肉棒を受け入れた。
「荘、さまっ!あっ、あっ…熱、い……深、い…っ!あぅうっ、あんっっ!!」
切なく喘ぐ恋人。
可愛がってやりたくて、手探りで顔を探す。
涙と唾液でべとべとになった顔。
身を屈めて嘗め回しながら腰を打ち付ける。
「春、美……春美…っ」
「荘さ、ま…くぅっ!うっ…そうさまぁ……っ!」
お互い快楽の激流に翻弄される。
熱を持った腕が首に巻きつき締められる。
ああ、このまま絞め殺されちまいてぇ。
「春美…良いの、かい…?あんたも…良いのかい…っ?」
「荘、さま、変です…っ…あっ……か、らだが…変、に……っ!」
巻きついた腕に更に力が篭る。
緊張に突っ張る身体。
絶頂に向けた動き。
あんたを初めてイかせるのは、あんた自身でも他の男でもなく俺なのか。
最高だぜ……!
「それで、いい、のさ…そのまま……最後、まで…感じてな…っ!」
最奥に押し込んだまま腰を激しく回す。
全身を使って最後の絶頂まで押し上げる。
「あ、あ、あ……っ!そう、さま……荘さま!!」
悲痛な叫びと共に身体が限界まで緊張する。
春美はしがみ付いたまま身を仰け反らせ絶頂を迎えた。
「あぁ…は、ぁ……は…」
惚れた相手を『女』にした満足感にほくそ笑む。
内側全てが濡れたのが分かったが、
みっちりと肉に埋められたそこからは一滴も零れ落ちなかった。
「……良かったかい?」
耳元で甘く囁いてやると、荒い息の合間にこくりと頷く。
汗で一層しっとりとした肌が心地良く吸い付いてくる。
腹の底から湧き上がる多幸感に叫びだしてしまいそうだった。
「……一休みはできたかい?」
いまだ微かな喘ぎを漏らす女の顔を両手で包む。
大体の見当で落としたキスは顔中に当たった。
「おじ、さ、ま」
春美がぎくりと身体を強張らせる。
落ち着いてきてようやく気付いたのだろう。
己の中の異物の状態に。
「そうさ、コネコちゃん……分かるだろう?」
入れたままのそれを軽く動かしてやる。
過敏になっている身体は簡単に泣いた。
「今度は俺の番さ……俺にもあんたとの甘い夢…見せてくれよ」
息を呑むのが気配で分かった。
逃げられないように肩を掴む。
こっちも必死だった。
「愛してるぜ…?俺の春美……」
充分に温められた肉棒を引く。
敏感な身体に容赦のない一突きを喰らわせた。
438名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:17:18 ID:5AV8zGgX
「あぁああああっ!!」
「春美……っ!」
肩に爪が食い込む。
俺に見えない色が滲むのが分かる。
何という幸福感か。
痛みすら恍惚に変わっていく。
「いい、ぜ…おてんばネコちゃん…?」
流石に切羽詰ってきている。
抜けてしまわないように、引くよりも突き上げる方に集中した。
「あんっ、あ、あぁんっ!……ひぃっ!」
切ない声。
所々掠れて聞こえない。
だから余計に腰を回し下品な音を立てる。
眼の見えぬ俺に音は重要な情報源だ。
手や肌では追いきれない情報を耳で掴む。
互いの身体で立てる音で春美の状態を追う。
気持ちがいいかい?感じてくれてるかい?
俺を、愛してくれてるかい?
俺はあんたを幸せに出来てるのかい?
「クッ……春美…あぁ……はる、み…っ!」
「あぁんっ!んっ、んんっ!ひゃぁ…あんっ!」
「愛、してる、ぜ……愛してんだよ……畜生…っ!!」
見えない中手を動かして結合部分に触れる。
絶頂を迎えた所為で勃起している肉の粒。
期待と恐怖に戦く気配。
春美の顔のある方向に向けて笑ってやる。
薄っぺらい陰唇を左右に開き、両手の親指で同時に押した。
「きゃああああぁあっっ!!!」
異音の混じる叫び声。
肉筒が握り潰す勢いで俺を締め付ける。
最奥を突く動きに合わせて指を押し付けた。
「きゃあっ!きゃぁああっ!いやぁあっっ!!あぁあああっ!!」
ぎちぎちと締め上げられる肉。筒を滑る性器の音。
愛しい女の艶やかな悲鳴。
白く泡立った蜜は肉棒の中程で溜まっている。
後でたっぷりと味わおう。
春美が俺を味わってくれたように。
「さあ…フィニッシュだぜ……コネコちゃんっ!」
本能が絶頂を欲して内側からドアを叩く。
突き動かされるままに無様に腰を振って春美の尻を叩いた。
「あん、たの、一番、エロい声……俺に、聞かせちゃってくれよ…!」
手加減も何も関係なく指に渾身の力を込める。
鋭い叫び声を追いかけて、限界以上に肉を突き刺した。
「ひぃいっ!!荘さまぁあっ!!イクぅうっっ!!!」
「春美っ春美…っ、春美……っっ!!」
歯を食いしばり奥の奥に欲望をぶちまける。
狭い肉筒に注ぎ込まれた白濁の液。
完璧に汚しきった満足感。
汚れのない幸福感。
長い溜息が漏れた。
名残惜しい場所から萎えたそれを引き抜き春美の横に倒れこむ。
細い足をすくい邪魔な枕を蹴り落として火照る身体を抱き寄せた。
硬く身を寄せ合って息を整える。同じ温度になった違う身体。
「愛してるぜ、春美……分かってくれたかい…?」
「はい…」
見えないから自分の唇を指で叩いた。
仕草の意味を理解した春美が唇を寄せる。
最後に相応しい、静かで穏やかなキスを交わした。
439名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:18:24 ID:5AV8zGgX
静かで穏やかな空気。
情後の空しさなどどこにもない。
俺は仰向けに寝転がり、春美はその上でうつ伏せになっていた。
胸元に散る乱れた髪に指を絡めて弄ぶ。
春美は俺の胸毛を弄って遊んでいた。
少々くすぐったい。
「…それがお気に召したのかい?」
「殿方という感じがして…」
紅葉の手が胸を滑る。
きっと会ったこともない父親を投影しているのだろう。
だがなんだっていいさ。
俺はこいつのもんだ。好きにしてくれればいい。
丁度いい位置にある尻を触るとくすくすと笑われた。
「もう…荘さまったら」
いけない手をきゅっとつねられる。
だが声は拒否しているものではなかった。
春美が身を捩った所為で、内部で温められたものが溢れだす。
手前の腹に垂れる薄汚い欲望の跡。
汚らしいそれも春美の中にあったと思えば不快にならなかった。
むしろ誇らしい位の気分だ。
俺がこいつの全てを犯した証なのだから。
「ねえ、荘さま?」
うとうとしていた所を愛しい声で起こされる。
眼を覚ます為に身体を抱えなおして頭部にキスをした。
「何だい?コネコちゃん」
春美が胸の上で動く。
いざった身体が伸び上がって手のひらが頬に当てられる。
俺には見ることの出来ない顔の傷跡に小さな舌が触れる。
髪を掻き混ぜられ幾度もキスをされた。
触れるだけでは物足りないので舌を伸ばす。
ちゃんと返してもらえたキスに、初めの血の味はもうなかった。
春美が唇を触れ合わせたまま囁く。
「荘さまは男が泣いていいのは最後だと仰いました。
でもわたくし、今とても幸せなのです。
……だから、泣いてはいけませんか?」
ああ。
あんたは、あんたって奴は。
そんな嬉しい言葉を口にしてしまうのかい?
そこまで俺を幸せにしてくれちゃうのかい?
どこまで俺を惚れさせるんだい?
落ちてくる長い髪を掻き分けて、俺は春美の顔を撫ぜた。
「……それなら一緒に泣こうか」




春美の涙が顔に落ちて俺の涙と交じり合う。
心を痛めぬ純粋な感情の雫。


この世には、幸せな涙というものもあったのだ。

<終>
440おまけ:2008/06/26(木) 22:19:09 ID:5AV8zGgX
明るく優しい場所だった。
暖かくていい香りのする場所。
立っているだけで嬉しくなるそこでわたしは誰かと一緒だった。
繋いだ手の先が誰なのか。
確かめようとしたその瞬間に、意識が浮上していった。


「………」
暗闇の中、眼を覚ます。
辺りは静かで、遠くに雨の音が聞こえた。
「……ゆめ…?」
寝惚けた頭でさっきまでいた場所を思い出す。
とても安心できる所にいたような気がする。
寒いことも痛いことも何もない幸福な場所。
出来るならいつまでもあそこに居たかった。
「……ざんねん」
溜息を吐いて顔を覆う。
周囲はまだ薄暗い。
ああ、早く起きなければ夜が明けてしまう。
夜明け前に起きて支度をして禊をして。
それから掃除をして洗濯をして朝餉の準備をして。
それが終わったら学校に行って買い物をして帰って。
そして夕餉の準備をして片付けをして明日の仕込をして。
風呂を焚いて布団を敷いて火の始末をして戸締りをして。
ゴミを纏めて分別をして竈の掃除をして。
最後のぬるくなった風呂で一日の汚れを落として。
その全てが終わったら宿題をしよう。
頑張らなければ。
犯罪者の娘であってもお役に立つことを証明せねば。
そうでなければ真宵さまの、お家元の傍にはいられない。
真宵さまのお傍にいられるように励まねば。
一生懸命やっていればいつかきっと認めてもらえる。
葉桜院に行かなくてもすむようになる。
その為には今以上に懸命にお勤めに励まねば。
だけど今は。
幸せな夢を見られたから。
もう少しだけ、このままで。
「……起きたのかい?コネコちゃん」
暗闇の中、愛しい人の声が聞こえる。
慌てて起き上がると、視線の先には彼の人の姿があった。
441名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:22:01 ID:5AV8zGgX
「お、おじさまっ!」
どうしておじさまがここに?
倉院にいらしたことなんて一度もないのに。
離れた場所にある綾里の墓所にはよく来られているようだけれど。
おじさまはどこか拗ねたご様子で人差し指を仮面に当てた。
「おいおい……一夜の夢が終わったら他人行儀かい?
随分とつれないコネコちゃんだぜ」
おじさまの言葉でようやく昨夜のことを想い出す。
そうだった。
昨夜わたしは、おじさまに女にして頂いたのだ。
「い、いえ!そんなことはありません!ええ、ありませんとも!!
ただ少し寝惚けてしまっただけで…」
裸の身体をシーツで隠して俯く。
なんてはしたないのか。
きちんと身繕いもしてない姿を殿方の前に晒してしまうなんて。
「クッ……お寝坊なコネコちゃん…キライじゃないぜ?」
おズボンだけを穿いたおじさまが寝台に腰掛ける。
結い上げていない髪を撫でられ唇を奪われた。
「お目覚めのキスさ、コネコちゃん…それとももっと濃厚じゃねぇと起きないかい?」
ネコのように喉を撫でてからかわれる。
恥ずかしさの余りついビンタをしてしまうが、あっさりとかわされた。
崩れた身体を抱きとめられ膝に乗せられる。
シーツが外れてしまって恥ずかしかったが、おじさまは気にしていないようだった。
よかった。はしたない娘だと軽蔑されなくて。
「……なあ、春美?」
おじさまが耳元で囁く。お髭が耳に当たってくすぐったい。
「何でしょうか?」
裸の身体を髪や手で隠しながら気もそぞろに返事をする。
するとおじさまは驚くことを仰った。
「あんた……ここに住まないかい?」
442名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:22:44 ID:5AV8zGgX
「………え?」
よく意味が分からず顔を覗き込む。
おじさまは倣岸に笑ってわたしを抱き締めなおした。
「プロポーズってやつさ、コネコちゃん」
さっきまで気付けなかったけれど、おじさまの指先が震えている。
緊張と共に真剣な覚悟が伝わってきた。
「倉院にも葉桜院にも帰る必要はねぇ。あんたはここに居ればいい。
ここで俺と暮らして、ここで真宵やまるほどうと会えばいいのさ」
「荘さま…!!」
知られていたのだ。葉桜院行きのことを。
わたしの微妙な立場も何もかも分かっていたのだ。
「荘さま、わたくし……」
知らず流れていた涙を指輪を嵌めた指がすくう。
「泣き虫なコネコちゃん……キライじゃないぜ?
だがな、笑顔のコネコちゃんの方がもっといいんだがな?」
おじさまがご自分の指輪を外す。
少し迷う素振りの後、わたしの左薬指に嵌めた。
「どうだい…?俺と一緒に闇に堕ちていく覚悟はあるかい?」
どこか自信のなさそうな素振り。落ち着かない仕草。
けれどわたしを離そうとはしない。
ああ、おじさまは本当にわたしを愛してくださっているのだ。
可愛らしくて、愛おしくて、嬉しくて、泣きたくて。
これ以上泣き顔を見られてしまわない為に急いで仮面を奪った。
戸惑うおじさまの首にしがみ付く。
わたしは精一杯の愛情を込めて囁いた。

「……地獄の底までお供しますわ」


そして。
わたしたちは誓いの口付けを交わした。

<おわり>
443名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 01:54:24 ID:OU9P66r2
神 降 臨 G J ! !


素敵過ぎる。
神過ぎ る

アッー
ナルマヨも見たい
444名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 20:35:16 ID:ALNS1xKM
なんという神…!
大作乙でした。GJ!
445名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:19:55 ID:QtS6AjrQ
異色の組み合わせなのに中身がしっかりしてるから抵抗を感じない……
素晴らしいです、GJ!!
446名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:53:58 ID:4Qw5ZE4b
異色カプだなー、長そうだなーと
読む前に思ってた自分を思いきり殴りたい

すごいGJの大作でした・・
感動しましたよGJJJJJJJ!!!!
447名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 01:00:03 ID:2uvwE1EF
ロリペド物なら注意書きが欲しがった…
まあ乙
448名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 03:41:49 ID:3wMHn9c8
ゴドはみ大好きな自分としては最高の作品だったよ
ありがとうGJ!
449名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 07:33:04 ID:Q8P+YSdI
鬼畜キモイ
450名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 17:46:42 ID:qANxHRXR
>>449
お前がキモい
ガチホモ死にやがれ
451名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:05:05 ID:csKUEmk5
ホモとは限らんだろ(w

まぁ鬼畜っぽい描写があるときは注意があったほうがいいな。
たとえ純愛的でも。暴力と紙一重だし。

ただでさえ昨今うるさくなってきてるから自主的に。
452名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 22:03:11 ID:GR6oxHdX
今月の逆裁スナップはナルマヨミツメイゴドチヒのトリプルデートですか?
と思ったら、真宵の陰にはみちゃんがいるなw
453名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 23:10:12 ID:tTu6igHX
まだ見てないけど、そりゃはみちゃんはナルマヨ推進委員会のリーダーですから
454名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 19:58:51 ID:RoEZz7/F
ミツマヨが見たいお( ^ω^)
455名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:04:43 ID:d+H8G2d3
真宵たんならもう誰でもおk
456名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:20:09 ID:mFLxyeIB
じゃあハミガキ×マヨイで
457名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:42:59 ID:d+H8G2d3
問題ない。やってみろ
458名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:53:27 ID:vjwWBVOh
ウザイマヨイやホンドボーマヨイが王道だろうjk
459名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 10:02:07 ID:1TmEiJPF
4で霧人×真宵で
460名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 11:27:12 ID:mebAqrJC
冥×ナルホド 冥×オドロキ ミヌキ×オドロキ 茜×オドロキ 茜×冥がみたいです お願いします
461名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 11:37:12 ID:9mC6wtUS
test
462名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 15:09:13 ID:6xbwNLOe
冥とオドロキの絡みは興味あるな。
難しそうだけど。
463名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 20:50:10 ID:73BZNLX2
>>455
真宵×オバチャン(濃厚レズ、オバチャンは100%ノンケっぽいので真宵が攻め)
ミサイル×真宵(獣姦)
タイホくん×真宵(無機物ファック)
464名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 00:02:55 ID:lMi7wjhF
>>463
一番下はものっすごく興味がある
465名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 16:03:25 ID:X+1ZzjHK
オドロキは女垂らしだよなぁ・・・
466名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 16:25:27 ID:hLtHQrNN
トノサマン(のきぐるみ着た御剣)とヒメサマン(のきぐるみ着たマヨイ)kr
467名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:03:31 ID:kV9bfk3O
>>462
ひたすらオドロキが鞭でしばかれてそうw
冥たんはナルホドに対して以上にオドロキに容赦ないに違いない

オドロキもいいけど牙琉兄弟と冥もまた見てみたいな
468名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 22:05:13 ID:XdDuTACM
>>466
バカップルワロタw
469名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 22:56:39 ID:LDWs8Dnu
>>456>>458>>463
まるでゲテモノ料理の店のお品書きみたいだw
でも自分はやっぱり普通にナルマヨがいいです。
470名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:10:47 ID:R2EphlqF
トノサマンプレイは冥の場合だと嫌がりそうだけど
マヨイはノリノリって感じだろうなw
471名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:22:19 ID:KQ6Yytem
真宵にプレイを強要されて嫌々付き合う成歩堂でもいいw
472名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:34:30 ID:R2EphlqF
いいなw
ナルマヨでトノサマンプレイみたいw
473名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 21:12:27 ID:XPf+e0GE
前に投下されたミツメイのトノサマンプレイは神だったな
ナルマヨバージョンも見てみたい
474名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 11:15:36 ID:YSKrs/LD
響茜ももっと読みたい
人気ありそうなのに保管庫にも少ないのは何でなのさ
475名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:23:05 ID:cRTdZXce
>>474
人気無いからだろ・・・・
476名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:39:07 ID:bQ1BcNtK
サイト数は多いのにね
477名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 18:04:14 ID:iDv7yqVe
>>474
なんつーか、原作中での接点は少ないからあまり色々思いつかない。
二人とも癖のないごくフツーのキャラだしさ。膨らましどころが少ないよ。
嫌いじゃないんだけどな。
ナルマヨとかミツメイみたいな王道カプは原作中に妄想を膨らませられるドラマチックな展開が多い。
その分やっぱり書き易いよね。

よほど好きじゃないと面白く書くの難しいと思う。響茜の好きな人が中心に集まる個人サイトならともかく、
こういう不特定多数の集まる目の肥えた人たちのところに晒すのは勇気がいるなあ。
478名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:21:06 ID:N/IA/NW7
まあ読みたいならば自分でどんどん投下するという手もある
だからがんがれ
479名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:46:30 ID:AXs8jveg
ここはナルマヨミツメイ以外のカプには厳しいからね
480名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:20:23 ID:DbyNPhD3
厳しいというか、その二組(とカミチヒ)は人気が別格だから仕方ない
481名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 01:37:25 ID:5b+sKiQa
このスレはミツメイの人が一番多いよな
482名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 11:33:05 ID:dAU+8JBM
書き手の点呼を取りたいなあ。
読み手しか残ってないのかな。
483名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 15:52:01 ID:E96NXPfC
メイたんの総受けが読みたい。
484名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 11:00:27 ID:PCBbPnzN
>>481
一番がミツメイ、次がナルマヨって感じかな?
やっぱりなんだかんだで王道だし喜ぶ人も多いんだと思う

王道から外れてるけど人気で作品が多かったのは
やっぱりハミとイトノコかな
485名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 11:07:49 ID:L3ic3ot5
ただマイナーカプを気負わないで投稿できる場所であってほしい。
書き手さんが書きづらいなと思うようなふいんき(←なぜか
をあんまり生み出したくは無いな

勿論名前欄に書いたり注意事項をちゃんと書いておくのが前提だけどね
486名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 12:29:47 ID:4zzV+z6y
保管庫見ればわかるけど何でもアリだよね
コピペ改造したギャグとか、もちろんエロなしも歓迎
487名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 23:58:46 ID:uDatAj/3
エロエロな冥をkrkr
488名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 04:31:39 ID:Gqr4zNLo
カプじゃなく一人で…自慰が読みたい
489名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:17:21 ID:T4lYBhtG
冥「あっ!レイジ…レイジっ!」
冥「はぁ・・・あん、そこ・・・だ、ダメ・・くぅ・・ん」
冥「あぁ・・・はぁ、レ、レイジのくせに・・っ!な、ナマイキ・・・あぁっ」
冥「うんっ・・そうよ・・そこ・・。イイ・・」
冥「良い子ね・・レイジ、はぁ・・はぁ」
御剣(マ、マテ!冥の頭の中では私は一体どんな事になっているのだ!?)

みたいな自慰にふける冥と扉の向こうから声が聞こえてきて
部屋の中に入るに入れなくなった御剣とか?
490名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:25:50 ID:mGSi2obr
恥ずかしいけどついいじっちゃうはみちゃんとか?
491名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 21:46:59 ID:ULAGacBU
>>489
せっかく指名されてるんだから、そこはさり気なく
部屋に乱入して手伝ってあげるのが紳士というものだろうw

でもそのシチュエーション、二人が付き合ってるなら微笑ましいけど
そうでないならとんでもなく気まずい雰囲気になってそう
492名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:09:47 ID:HkOwCBwT
御剣もドア越しで自慰ですよ
チキンな二人
493名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 00:58:40 ID:nAkCLPuA
>>492
で、目撃する豪ですね。わかります。
494名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 02:23:05 ID:sNTlGgjU
それで御剣は豪にありとあらゆるものを搾り取られるんですか?

わかりません
495名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 12:30:12 ID:DSWRxEIU
御剣も豪も変態という名の紳士ってやつかw
496名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 20:58:44 ID:5IG1gudp
497名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:03:42 ID:g2NQn/xF
>>494
アッー!
498名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 17:34:20 ID:80WM+VP/
御剣・豪×冥の3P希望
近親相姦上等
499名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 18:11:43 ID:v20zD7za
パパとレイジに前後から串刺しにされて乱れるわけか
500名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 23:41:15 ID:wxOa3kDw
500げと
501名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 06:19:00 ID:L7eFWLLJ
502名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 02:24:03 ID:Ce7EwkpM
ケータイだからなぁ…
話は考えついてもね。
503名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 22:04:24 ID:mdbs2qGg
しゅ
504名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 11:50:50 ID:RCYvtips
505名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 17:30:32 ID:dh1+TeUg
今月のゲーマガはおいしいな。
ミツメイでヤハメイでノコメイでオバミツだ。
506ミツメイ:2008/08/01(金) 01:46:00 ID:CCk3B3IK
「うんっ、くう、ふぅ、ううん、はぁ・・・」
くぐもった吐息が薄暗い部屋の中にひびく。
部屋の中にいるのはあどけなさの残る少女と、老齢に差し掛かったような外見を持つ男だ。
男は目を閉じ、反らせた胸の前で腕を組み、足を肩幅ほどに広げて立っていた。
少女は首に(犬の首に巻かれるような)皮の首輪をつけ、上半身を覆うレザーの黒いビスチェを着ていた。
しかしその下着に胸を覆うべきカップは無く、
その場所には、代わりに赤い荒縄が乳房を変形させるほどきつく縛り付けられていた。
胸を絞る事によって乳首は痛々しいほどとがっている。
乳房には玉のような汗が浮かび、とがった乳首はなにか塗りつけているのではと思われるほどピンク色だった。
少女は後ろ手に縛られ、たちひざのポーズで一心不乱に男の怒張をくわえ込んでいた。
ジュブジュブといった、唾液にまみれた口が怒張をこするときに出る音がいやらしく鳴り響く。

「ううん!」
時折思い出したように体が震える。
その原因は少女の股間に深々とささり、いやらしくうごめく物体であるに違いなかった。
秘所に埋め込まれたバイブレーターは、落ちないようにバンドで固定されている・・・。
507ミツメイ:2008/08/01(金) 01:46:29 ID:CCk3B3IK
「狩魔は完璧をもってよしとする・・・」
目を閉じ、詩でも吟ずるように男はつぶやく。しかし顔にはなんの表情も浮かんでいない。
「完璧な奉仕、完璧な悦び、完璧なまぐわい・・・」
「冥、狩魔家の一員であるからにはすべてに完璧を求められる事、わかっておろうな」
そういいながら狩魔豪は狩魔冥(!)のとがった乳首をつねり上げた。
「!!」
痛みに冥の歯が豪の肉茎を強くこすりつけた。豪の顔に怒りの表情が浮かぶ。
「痴れ者!何をしておる!」
豪は罰として冥の股間に刺さったバイブレーターの出力を最大にした。
「うううう!!はぁぁぁぁ・・・」
激しい秘所の振動に冥は思わず口を離してしまった。
長時間あごを使っていたため、流れでるよだれが冥の口からこぼれ落ち、床にしみを作った。
息がうまくできないのか、冥はだらしなく口を開けハァハァと細かい呼吸を繰り返す。
508名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:46:52 ID:CCk3B3IK
「そのようなことで、完璧な奉仕ができると思うな。快楽におぼれてはいかん」
厳かな雰囲気で冥をしかりつけた後、一転して豪はやさしい声をだした。
「しかし、上手になってきたな、冥よ。これならばそろそろ誰としても恥ずかしい事はないであろう」
しかし、いまだバイブが秘所を刺激続けているため聞く余裕が無いのか、冥は荒く息を吐き続ける
だけだ。後ろ手に縛られているため、地面に手をつける事もできず顔が直接床についている。
豪の眼が怪しく光る。
(試すのによい相手がおる・・・)
かすかに口元をゆがめながらどのように計画を実行しようか豪は考え始めていた。
509名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:47:39 ID:CCk3B3IK
うららかな春のその日、私、御剣怜侍は公私にわたるの師匠といえる狩魔豪検事の家に呼ばれた。
大学の春休みのため、数日前から狩魔冥がアメリカから帰ってきているらしい。
昔一緒に暮らしていたため、久しぶりに食事でもという事であった。(冥が腕を振るうとの事・・・)
日本にいたなら中学生であるはずの冥が、すでに大学生であるという。
しかし、彼女の資質と親の教育を目にしていた私には、驚くに当たらない。
・・・ところで冥が日本に帰ってきてから、初めて会う事になる。
私も検事にり、冥は勉強のためアメリカに残ったため一緒にいた記憶は数年前のままだ。
何年振りであろう。どのように変わっているかとても興味がある。

「よく来た。」
豪検事が自ら出迎えてくれた。険しい雰囲気を感じさせる凄みのある声だ。
私はもうなれてしまったが、初見の人はこの声を聞く事で緊張するであろう。
外見だけでなく、内面も恐ろしい人だ。
私はこの人のために人生を狂わされたものを少なからず知っている。
狩魔の完璧主義の犠牲者として・・・。
510名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:48:07 ID:CCk3B3IK
リビングに案内される。今日はメイドがいないのか、豪検事が自らお茶の用意をしてくれた。
しかし、本来ならば今日のもう一人の招待者である人物の姿が見えない。どうしたことか。
「冥・・・さんは」
昔は冥と呼んでいたが、会うのもひさしぶりだ。とりあえず無難な呼び方をする。
「うむ、今は少々別の場所で準備をしておる。着いたばかりで申し訳ないが挨拶にいってくれまいか」
こちらから挨拶に行くとはどういうことであろうか。
疑問に思いつつも案内されるまま家の地下の扉に手をかけた。
扉を開けると明かりはついておらず、それまでの明るさになれた私の目には何もうつらない。
511名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:48:28 ID:CCk3B3IK
・・・・・・・
・・・・・
・・・?
妙な・・・音がする。
何なのか・・・甲高い・・・虫の羽音のような・・・それに・・・
「ふぅうん、はあ・・・あは」
すすり泣くような・・・これは・・・声?
間違いない。これはあ、あえぎ声だ。ということは・・・。
「パチッ」
指を鳴らす音とともに部屋の明かりがついた。
鳴らしながら電気のスイッチを入れたのか。ご苦労な事だ。
私はそんな豪検事の茶目っ気に、(本人は大真面目なのだろうが・・・)
この場の異様な雰囲気も忘れ、少し和むような気持ちになった。
眩しさにくらんだ目が徐々に視界を取り戻す・・・。
512名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:48:53 ID:CCk3B3IK
「めっ(冥!)」
私は絶句した。
私から見て正面に大きないすがあるのが確認された。
昔のヨーロッパの王侯貴族が座るような派手な装飾の大きなものだ。
そこに・・・裸の女が座っている。
足首はそれぞれのいすの足に革手錠で括り付けられ、手はいすの後ろに回っていて見えない。
そして、虫の羽音のような音の原因は・・・
股間を深々と刺し貫いているバイブレーターのモーター音だったのだ。
うなだれていて顔は良く見えない。が、どうも見覚えのあるような・・・。
いや、わかっているのだ。
信じられないが今私の目の前にいるのは、狩魔・・・冥。
私の斜め後ろに立つ狩魔豪検事の娘に他ならない。
人間は本当に驚くと妙に冷静になるらしい。
それとも私だけであろうか。思いのほか取り乱すことは無かった。
513名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:49:27 ID:CCk3B3IK
「これは、どういうことですか、狩魔検事」
「フッ」
腕を組みうつむいているので表情は見えないが確かに笑ったようだ。
「今日貴様を呼んだのは他でもない」
「・・・」
「冥が日本に一時帰国した。であるから久しぶりに皆で食事をする」
「それは聞いておりますが、今この状況とどういう」
「冥ももう14歳だ」
「はい」
「狩魔家は14歳にして成人したとみなし、閨中の技を磨かなくてはならない」
「はぁ」
狩魔家というのはそんなに歴史のある家なのか?というか話に脈絡がない。
なぜセックスの技を磨かなくてはならないのだ。
「狩魔は全てにおいて完璧でなくてはならない」
呆けた私の顔が気に入らないのか、豪検事は表情を厳しくする。
「冥に手ほどきをした。今日、その技を実践に移さなくてはならん。
その相手として貴様を選んだという事だ。御剣怜侍」
なんだとっ!正気か?この親父!
514名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:49:53 ID:CCk3B3IK
このような会話をしている間にも冥のあえぎ声は、間断なく聞こえてくる。
その声を聞いていると正直、頭が麻痺してくるかのようだ。
豪検事に導かれるままに、冥のそばへと近づいていった。
しかし・・・。まだ発達しきっていないとはいえ、胸はふくらみ、異物を差し込まれた秘所は大きく広がって、
充分に大人の女性の雰囲気が感じられる。
どのくらいこの状態でいるのだろう。肌には滝のように汗が流れ白い肌をつやつやと光らせている。
夢見心地のまま、私はテレビの中の風景を見るように客観的な気持ちでいた。
冥はいつ顔を上げたのか、こちらを向いて切なそうな表情を浮かべている。
部屋に入ったときには押さえ気味だった声も、今となっては我慢することなく出しているようだ。
ガチャリ・・・
足を拘束していた足枷を豪検事がはずす。はずされた足枷は床に重い音を立てて落ちた。
さらに後ろに回り手を拘束している手錠もはずしたらしい。
私は所在無くそんな光景を立ち尽くしてみていた。
両手両足が自由になった冥は立ち上がった。
それと同時に股間に差し込まれていたバイブレーターが落下する。
515名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:50:34 ID:CCk3B3IK
「冥・・・」
声をかけてみてどうするつもりだったのだろう。私は。
今、これからどうするべきであるのか。
冥は私が手を伸ばせばふれられそうなくらい近くまでに来た。
豪検事が声をかける。
「さあ、怜侍、冥、見せておくれ。完璧なまぐわいを・・・」
そんな、人前でセックスなどできるものか!
ふと亡羊とした気分からさめ断ろうと思った刹那、冥が私に抱きついてきた。
「な、冥、放したまえ」
「レイジ、ああ、レイジ」
熱に浮かされているかのように、冥はつぶやいた。
「ねえ、して、もう、めちゃくちゃに、ねえ、わたし、もう、ダメ、なの、ねえ」
「落ち着け」
「ねえ、して。素敵なオチンチン頂戴。もう我慢できない・・・」
ぐ、ぐ、ぐ
「クックックッ。女にそこまで言わせて逃げ出しては男がすたるぞ。怜侍」
豪検事は忍び笑いをもらしてベッドを指し示す。
「ちょうど、そこにうまい具合にベッドがある。
大丈夫だ、冥は今日は安全な日だ。狩魔の完璧な計算によりわかっておる」
516名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:51:12 ID:CCk3B3IK
「ねえ、レイジ。抱いてぇ」
もどかしそうに冥はズボンのチャックを下ろし、わたしのペニスを引き出そうと躍起だ。
それまで雰囲気に飲み込まれて元気の無かったわたしの息子だが、
冥にいじられているうちに充血しだすのを感じていた。
フム、悪くない・・・。
冥はかわいいし、妹のように感じている(冥に言わせれば私が弟のようだが)
とはいえ、女を感じさせるには充分な体だ。
父親が見ているというのが引っかかるが、どの道狩魔家に常識は通用しない。
なるようになれ、だ。
「クッ」
滑稽な気分になって思わず笑みがこぼれた。
517名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:51:38 ID:CCk3B3IK
私は冥の腕を引き上げた。
「あん」
もう充分に高まっているのかそのような行為でも甘い声をだす。
手を引きベッドに投げつける。
ベッドに倒れこんだ冥はハァハァと荒い息をつき、顔をあげようとしない。
服を脱ぎながら私の感情がどんどんと高ぶる。
こんな事になるとは思っていなかったが、楽しませてもらおうか、存分に。
胸に手を伸ばす。まだ硬さの残る乳房を円をかくようにもみしだく。
半開きになった唇をなぞるように舌でなめた後、強く吸った。
舌を割りいれると、待っていたかのように冥も舌を絡めてきた。
唾液を送り込むと、むさぼるように飲み込む。
(冥との初めてのキスがこんなに濃厚なものになるとは・・・)
妙な感慨を持ちながら、胸の硬くなった部分に指を当てた。
乳房はまだ小さいが、乳首はすでに大きくなり大人であるという事を主張しているようだ。
軽くつまみあげる。こねくり回す。指の腹で押しつぶす。
「ふん、ふ、はん」
唇をふさいでいるため、冥は苦しそうに鼻から息を吐き出した。
声もつらそうだ。私は唇を離す。
518名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:52:04 ID:CCk3B3IK
「冥」
「はい」
妙にしおらしく返事をする。常に無い事だ。面白い・・・。
「ずいぶんと感じているではないか。私はまだ胸をもんでいるだけだぞ」
肩を震わせ、ベッドに顔をうずめた。
「イジワル・・・」
(か、かわいい)
私自身もずいぶんと興奮しているらしい。
押さえがきかなくなり、うなじ、耳たぶ、首筋をむさぼるように強く吸い上げ嘗め回した。
「はぁ、はぁ」
私はいよいよ冥の大事な部分へと手を滑らせていく。思わず息が荒くなる。
淡く生えている繊毛を包み込むようになで上げる。
そんな何てことない愛撫にも冥は、体をしならせる。
「冥、冥、かわいいぞ」
つぶやきながら秘所に指先を触れさせた。
ぴくん。
冥の体がまた大きく跳ねる。
すっかり洪水だ・・・。
もともと、バイブで充分に高められていたのだろう。
冥の秘所の周りはあふれ出した淫液でぬるぬるになっている。
「これは、すごい・・・」
「いやぁ、いわないで」
私に悪い感情が芽生えている。もっともっと冥をいじめたい。
「だが、事実だ」
含み笑いをしながら耳元でささやく。
「あはん、はぁ」
ぶるぶると体をふるわせ、冥はいやいやをするように首をふる。
519名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:52:28 ID:CCk3B3IK
「冥、いやがっているのか?ここはあとからあとから蜜があふれでてくるぞ」
半開きになった花弁を指でさらに開き、中指で割れ目をこすりあげると、
言葉のとおりぬるぬるした液体があふれでてくる。
指が、まだ未開発なクリトリスに触れた。まだ小さい。
私は皮をめくり敏感であろうその豆を、淫液をまぶした人差し指でやさしくなであげる。
冥は私の手首をつかむがその力は弱い。
「どうした、冥。やめてほしいのか」
いじわるな気持ちで私は冥に問いかける。
「いや・・・」
「どういやなんだ」
「あははははあん」
言葉を継ぎながら、わたしは指を細かく震わせてクリトリスを刺激し続ける。
「やめないで・・・」
「何?」
「気持ちいいのぉ、もっとしてぇ」
最高だ!大声で笑い出したくなる気持ちをおさえ、私は指を膣穴の中へと挿しこみ狭い膣壁を前後に動かす。
膣の中は熱い。そして絡みつく淫液がじゅぶじゅぶといやらしい音を立てる。
抜き取った指についた白濁した液を、冥に見せつけ、私は笑いかける。
「冥、もうとろとろだ。もうそろそろ良いだろう?」
冥は焦点の合わない瞳をこちらに向けて答える代わりに抱きついてきた。
520名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:52:50 ID:CCk3B3IK
痛いほどにいきり立ったペニスを膣へと宛てる。
「いくぞ、冥」
冥は瞳を閉じてコクンとうなずいた。
「来て、レイジ」
ここまで夢中になって冥の体をむさぼっていたが、ふと豪検事のことが気にかかった。
私が顔を上げると豪検事は身じろぎもせず腕を組んだままこちらを見つめている。
その表情からは感情を読み取れない。
「ねぇ、レイジ」
じれたように冥がつぶやいた。
「す、スマン」
私は気を取り直し彼女にまた集中した。
ゆっくりとゆっくりと冥の中へと進入していく。
「はあん」
甘い声をもらしあごをのけぞらせるその仕草に、私の気持ちははやる。だが、あせりは禁物だ。
このままではすぐに果ててしまいそうだ。
慎重に奥へと到達すると、私は一度動きを止めた。
下になっている冥の背中に手を差し入れ軽く抱きしめる。
徐々に腰を動かしていく。
じゅぼっじゅぼっ、前後に動くたびに驚くほど大きな水音が聞こえてくる。
(せまいな・・・)
充分に濡れているにも関わらず冥の中はすこしきつい。
言い知れない気持ちよさが下半身に広がる。我慢できない。クッ、入れたばかりなのに・・・。
私も興奮しすぎているという事か。
521名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:53:13 ID:CCk3B3IK
・・・・・
冥はまだ私の背中に手をまわし、足を腰に絡みつけしがみついた格好だ。
やってしまった・・・。14歳の子供に、しかも中出しを・・・。
いくら興奮してたとはいえ。
冥の体温を体に感じながら呆然としていていると、拍手が聞こえてきた。
「よくやった。怜侍、冥。・・・女がオーガスムに達すると同時に男が射精。完璧なセックスだ」
私が顔を向け目が合うと、狩魔豪はニヤリと笑った。
「これでこそ、我輩が見込んだだけの事はある」
この人は、狂っているのであろうか・・・?
実の娘を男にレイプさせた上、それを観察しているとは。
ふと我に帰ると得たいの知れない恐怖に急に体が冷える気がした。
「なぜ、そんな顔をしておる。貴様は私の期待に答えたのだ。胸をはるが良い」
「はあ・・・」
私は体を起こして、体に巻きついた手足をそっと引き離す。
ペニスがずるりと抜け出した。
冥の秘所からは、先ほどの情交のしるしである白い液体がどろりと垂れていた・・・。
そばにあったティッシュを渡すが、冥は呆けてしまっており受け取ろうとしない。
しかたがない。私はティッシュで後始末をした。
522名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:54:31 ID:CCk3B3IK
豪が声をかける。
「冥」
「はい」
「お前はこの後の食事の準備をしにいきなさい」
「はい」
冥は素直に言葉に従い部屋を後にした。私を一瞥した後に。
歩く後姿が心もとない。
豪はクククと笑い、私に告げる。
「冥の作る食事はうまいぞ。完璧だ!存分に味わうが良い」
・・・黙れ、完璧主義者め。

食事ができるまでの間、また食事中も冥は一言も話をしない。
豪がたまに話を振り、私がぽつぽつと答えるという、
会話が弾みようも無いシチュエーションのまま時が過ぎる。
このような状況で味わう食事に味など感じられようはずも無く、
私はとにかく目の前にある皿をきれいにしようと努力する他無かった。
いや、正直に言うと多分おいしいのだろう。普段であれば。
しかし、鉛でも入っているのではないかと思われるようなこの胃の重さでは・・・
523名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:54:57 ID:CCk3B3IK
時折味についてほめても帰ってくるのは沈黙だけだった。
なぜ、こんな事に・・・。
冥と結ばれた事についてはおおきく異議は無かったが(まだ早すぎるという気持もあるが)、
このような形で結ばれようとは・・・。
というか処女ではなかったし。処女かどうかが私の価値観に大きな影響をあたえるわけではないが、
だが今の状況から考えると初めての相手は父親ではないか?
だとしたら恐ろしいことではないか?

冥はこの事をどう思っているのか無言を貫いている。
・・・常識的に考えて、うれしかろうはずはないが・・・。
拷問のような時間はやがて終わり、私は狩魔邸を後にした。
結局冥は食後もほとんど言葉を発することはなかった。
524名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:55:35 ID:CCk3B3IK
その後、私は事件の捜査で忙しく、冥はおろか父親の豪検事ともろくに会話も交わせぬまま3日が過ぎた。
今日は午後からの出でよかったため、私はコーヒーを飲みながら久しぶりにゆったりとした時間を持っていた。
しかし、このような時は、やはり冥とのあの日が思い出される。また、その後の冥の態度を。
「ピンポーン」
誰だろう?こんな朝早くから。
インターホンの音にモニターを覗き込むとそこには
「冥・・・」
私の部屋をなぜ知っていたのだろうか。いや、父親に聞いたのか・・・。
来た用件の想像はつく。
525名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:55:57 ID:CCk3B3IK
「何か飲むか・・・」
招きいれながら聞く私に冥はにべもなく「結構よ」と答えた。
ぴりぴりとした雰囲気に包まれながら、とりあえずリビングのソファーをすすめる。
冥は、私の向かいのソファに深々と腰をしずめるなり皮肉交じりに口を開いた。
「お久しぶりね」
「まあ、久しぶりというかなんというか・・・」
「ご機嫌いかがかしら?」
「まあ、悪いというか良くは無いが・・・」
「忙しそうで何よりね」
「は、お気遣い痛み入る・・・」
こ、このような雰囲気はいやだ・・・。
どのように、話を切り出せばよいだろうか。
・・・・・・・・・・
な、何も思いつかない。ええい、ままよ。
「冥、今日の用件はなんだろうか」
いや、そんな事を言おうと思ったわけではないのだが、うまく言葉が見つからない。
冥はびっくりしたように眼を大きく見開いて私をみつめた。
だが、それは少々芝居がかっているように見える。
526名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:57:20 ID:CCk3B3IK
「用が無ければ来てはいけないのかしら」
二人は用が無くても行き来するような仲ではなかろう・・・!少なくとも今までは。
普段の癖で机をたたきそうになり振り上げた手を、私は顔をかいてごまかした。
冥はしばらく無言で私を見つめていたが、やれやれというように大きなため息をついた。
「まあ、そろそろいじめるのはいいわ」
やはりいじめられていたのか、私は。
「この前の話なんだけど」
「それは、あのセックス・・・」
「当然よ、他に何があるというの」
ぴしゃりと言われて私は無言になる。
「レイジ・・・ あなた、その時私の中にだしたわよね」
?・・・ うム、たしかに。しかしそれは冥が腰に足を巻きつけたからであって・・・

冥は片目を閉じて人差し指を私につきつけ、左右にふった。
「あの日、私危険日だったのよね」
「な、な、な」
527名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:57:48 ID:CCk3B3IK
なんだってー!!
「できてしまったのなら・・・責任をとってくれる?」
「そ、それは当然、そのように、あの、アレなんだが、いったいどういうことなのか」
狩魔検事は確かに排卵日ではないようなことを言っていたようだが・・・。
冥はくすりと笑った。眼は笑っていないが・・・。
「裁判に関わること以外でお父様の言うことなど、信じてはだめよ。レイジ。特に女性の体のことは」
そこで言葉をとめた後、冥はさらに衝撃的な事を(不思議と)楽しそうに話した。
「わたしお父様にうそついたんだもの」
「!!」
あ、頭がくらくらしてきた。
「冥」
「なあに?」
「君はまだ14歳で、その・・・結婚できる年齢ではないのだが。それでも産むというのだろうか」
さらに笑顔は凄みをました。神々しいほど美しく見えるなどと私は場違いな感想を持った。
うん、冥はたしかに美しくなった。
しかしどういう心境でそのような顔をしているのだろう。
「当然よ。あなた私をなめているんではなくて?」
「グッ」
なめているわけではないが・・・。というかなぜ私が彼女をなめていると思ったのか、
いや、やはりなめているのか、いや、そもそもなめるとはどういう事か。
頭の中を無意味な思考がぐるぐるまわりだした。
528名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:58:09 ID:CCk3B3IK
数分間、私と冥は無言のまま見つめあった。
・・・不思議と心が穏やかになった。
しかたがない。もしもそうであるのなら、これも運命だ。
あの時に拒まなかった私も、どこかでこのようになることを期待していたのかもしれない。
だが、女性は怖いものだな。
「約束しよう。責任を取るという言葉は、私のプライドがゆるさない。結婚しよう。冥」
「あいかわらず、回りくどいわね。ま、馬鹿馬鹿しいプライドだけど素直に聞いておくわ」
そういった冥の顔は・・・とびきり綺麗で・・・また、恐ろしかった。
冥は、私を許してくれたのだろうか。しかし、そのような事を聞くのは野暮で、格好悪い。
私は、思い切って切り出す。
「め、め、め、冥」
「何よ、変な顔して気持ち悪いわね」
ぐぐ、萎えそうな気持ちを抑えつけて、言葉を継ぐ。
「冥、順番が逆になって、その、何だが」
「いらいらするわね、何よ」
冥の表情が険しくなる。
「その、好きだ、冥の事」
その時の冥の顔は私の恐れたようなものではなかった。
彼女が少女の頃によく見せてくれた屈託のない無防備な笑顔だった。
やっと、言えた・・・。そう、私は冥が好きなんだ。ずっと好きだったんだ。
冥はソファーから立ち上がると、テーブルを飛び越え私の胸に飛び込んできた。
私も強く抱き返す。
「私も、好きよ、レイジの事。ずっと、ずっと、好きだった!」
529名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:58:41 ID:CCk3B3IK
「レイジ」
「なんであろうか」
「私、明日アメリカに帰るわ」
「そうか」
「また、連絡するわね」
「心得た」
「見送りはいらない。ここでとりあえずさよならね」
「それはどうしてか?飛行機の時間を教えてくれれば、見送りにいく」
「そうはいかないでしょ?検事は忙しいのよ。狩魔は完璧をもって・・・」
「よしとするだな」
二人で微笑みあう。やっと私にも笑える余裕ができたようだ。
「じゃあ、またね」
冥は私の唇に軽く触れるだけのキスをして、部屋を出て行った。
それだけか・・・?
ヤレヤレ、あの日のいやらしい冥と今日の強気でそしてどこかウブに見える冥はどちらが本当の冥なんだ?
530名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 02:00:42 ID:CCk3B3IK
それから何回か文通のような事をして、それを上回る国際電話をしたが、
肝心の子供の話題は二人の間でなぜか語られる事が無く半年が過ぎた。
私が聞いてもはぐらかすのだ。
再び帰国した冥を豪検事のかわりに私が出迎えに行った。
おなかは特に目立たない。
「冥、子供は・・・」
「帰ってきていきなりその話題なの?おかえりは?」
冥は腕を組み小首をかしげて、少し私を見つめた。
そして皮肉げに笑うとこう言った。
「できてなかったわ。残念ね、レイジ」
そ、そうだったのか・・・。
「それとも、よかった。かしら?」
それは当然であろう。
一度腹をくくったとはいえ、14歳の若妻を迎え、その上子供までいるという状況は冷や汗が出る。
・・・と、思ったが、黙っておいた。
と、いうか黙らざるを得ない。
私は脱力のあまりめまいがして、たっているのがやっとだったからだ。
「もういちどいうわ。レイジ。おかえりは?」
「・・・お帰り」
その瞬間冥が私の胸元めがけて飛び込んできた。わたしは支えきれずよろけてしまった。
「ただいま!ずっと会いたかったの」
・・・いつだって冥は予想もつかないタイミングでまっすぐな気持ちをぶつけてくる。
そこがたまらなくいとおしいのだが。
「私も会いたかったよ。冥」
531名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 02:01:08 ID:CCk3B3IK
「なぜ、今日会うまで教えてくれなかったのか」
私の非難をあしらうかのように、冥は足を交差させて気障にお辞儀をした。
「罰よ。あの時私に優しくしなかった。お父様の命令とはいえ、ね」
「ぐぐう・・・」
「半年間、やきもきさせてやったけど、まだ足りないくらいだわ」
「と、言う事はあの危険日という話は・・・」
「それは、本当よ。・・・だって、レイジの子ならできても良いと思ったんだもの」
屈託無くなく答える彼女に妙なすがすがしさ、気恥ずかしさを覚えた。
こんな調子で私は一生冥にはかなわないだろうな。
まあ、何にしても今後は事に及んだらゴムをつける事だ。(というかまだ14歳だって・・・)

「レイジの顔見てほっとしたらおなかがすいたわ。どこか食事に連れて行ってくれる?」
「わかった、何がいい?」
「せっかく久しぶりの日本だからおいしいおすしでも、ね!」
私の問いかけに元気に答えながら、冥は私に荷物を押し付けすたすたと歩き出した。
こういう所は年相応に見えるが・・・。
「早くー!レイジ」
私は聞こえないように小さくため息をつき、
でも浮かんでくる笑みをおさえられないまま前を歩いている冥をゆっくりと追いかけた。

−おわり−
532名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 02:02:20 ID:CCk3B3IK
途中からコテハン抜けちゃってました。
でも復活させるのもおかしくなるかなと思って・・・すみませんでしたm(_ _)m
まあ、読むときはID抽出でお願いします。
533名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 03:18:03 ID:xsB0gXt4
GJ!
おのれ豪め…御剣は役得ですな
冥タンもやられるだけじゃなく、子悪魔な感じもあっていい!
534名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 17:08:48 ID:DsAPfEvE
GJ!!
535名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 18:50:00 ID:Q09e0eGU
これはエロい
冥たんかわいいよ冥たん(*´Д`)
豪たん怖いよ豪たん(;´Д`)
536名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 23:05:45 ID:L4krzpW6
GJ!!
異常で暗めなはずのシチュエーションにも関わらず
当の本人達は明るくて幸せ一杯そうなそのギャップが良い
調教済みの冥の色っぽさに萌えた

ただ、近親相姦要素(豪×冥)があるなら
事前にそれを警告しておいた方が良かったと思う
苦手な人も多いだろうからね
537名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:00:51 ID:3DfqeBGy
14歳の冥タンがこんな淫乱に…
いやはやGJです
538名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 11:15:31 ID:iBoCgM0e
 ミツメイいいね。ナルマヨもいい。王道で安心して萌える。
 意外とミツマヨもいい。のりのりでエロモードに入る気がする。
 ナルメイは嫌いではないけど、萌えない。メイはミツやノコみたいな
 感じの方が合うかな。。。

 マヨメイの百合もいい。
 最初はメイの方が攻めだと思ってたけど、実はマヨの方が攻めかも。
 マヨは女ばかりの環境で育ったから、エロに対して開放的で
 メイは豪たんに厳しく育てられたからウブ。

 
539名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:02:03 ID:lfO13+iB
なにこいつ
540名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:12:25 ID:CzxYjfJe
ナルメイは4設定がいいかな、大人同士の付き合いって感じで
ミツマヨはほのぼのコンビならいいけどエロは苦手

まあでもやっぱりナルマヨとミツメイがいいや
541名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:14:25 ID:2tRqnqKu
4成歩堂なら冥の激烈ツンデレも余裕で受け入れそうだし
冥も齢食って多少は丸くなってるだろうから穏やかな関係を築けそう。
みぬきの存在も良い緩衝材になると思う。
542名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:50:31 ID:ILEwJSY4
みつまよのエロダメかと思ったけど結構萌えた覚えがある
マヨイが好きってだけなんだけどね
543名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:12:53 ID:RGWmQYKd
ナルマヨもミツマヨも好きだが一番はオレマヨ
544名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:57:56 ID:muwtqWL0
久しぶりに逆裁プレイして、ミツマヨにハマった
2-4いいよね
545名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:25:13 ID:cB1IycKX
ミツマヨとかナルメイとかどうでもいいしいらねーよ
ナルマヨをくれナルマヨを
546名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:28:31 ID:0ABzJY/K
じゃあ543×マヨイで
547名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 09:00:51 ID:uc/mm18S
マヨイでなにか変わり種な組み合わせが読みたい

一応メインヒロインなのに、カプになった相手の数で
メイどころかはみちゃんにすら負けてる現状はちょっと寂しいw
(まとめwiki及びサーチ調べ)
548名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 09:39:58 ID:Ur6iRnbx
「オレじゃ、成歩堂さんの代わりにはなれないんですか‥‥?」

ベタだがオドロキだとやっぱこんな感じだろうか。
549名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 20:45:28 ID:Mb2BXyl4
>>546
お、それいいねよろしく
550名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 03:09:00 ID:DlQdnWgE
>>547
>一応メインヒロインなのに、カプになった相手の数で
>メイどころかはみちゃんにすら負けてる現状はちょっと寂しいw

冥は言わずもがなだけど、はみちゃんも隠れたモテキャラだよな
あの年にして妙に色気があるし末恐ろしい子だ
真宵は…まぁガンバレ超ガンバレ
551名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 09:46:26 ID:6Y1jv43k
マヨイはナルホド以外との組み合わせが想像できんからな〜。なんかあったか?
……あ、変化球でゴドー検事とチヒロさんの霊媒プレイとか。

時に、某所にアイドルマスターとのクロスオーバーMADがあったな。なんか妙〜に出来が良かった。
552名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:57:57 ID:p19BHaru
確かにない
イトノコとの絡みは好きだけどカプとは違うし・・・矢張はなんだかなぁ
553名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 19:52:20 ID:HpC5Veue
真宵は法曹関係者じゃないからどうしても人間関係の幅が狭くなるな
ヒロインゆえに登場するほとんどのキャラと顔見知りなため
思い切った捏造をするのが難しいのもある
554名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 20:50:38 ID:z3CFAN6v
ナルホド絡みで牙琉(兄)×真宵とか
暗い話になりそうだが
555名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 21:50:02 ID:5Oov8t2A
マンガの4巻買った。
なんか、扉柄でミっちゃんとメイが仲良しですよ!?
本編にメイの出番はないんだが。
556名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 22:18:01 ID:UpdfLYC3
真宵だと、コロシヤとかニボサブとかしか思い浮かばない
メインキャラ除いてね
557名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:59:24 ID:JPiFv4Pq
マヨイはなー…親しい異性キャラが意外と少ないってのもあるけど
色気より食い気なキャラだから、それこそナルホドくらい
仲の良い相手じゃないと色っぽい話が想像しにくい気がする
558名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 18:15:28 ID:weQ7AWAR
そこでレイプですよ。

でも真宵に凌辱はあまり似合わないような気がする。
559名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 20:42:27 ID:tfHp5vom
真宵は本当に好きな男としかエッチしないだろうから
カプになるキャラが少なくなってしまうのは仕方ないと思う。
好きでもない男に迫られてもキッパリ拒絶しそうだし。
ただ、好きな男とするエッチに対してはかなり積極的だろうけどw
560名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:37:25 ID:jeVOOnXx
なるほど納得w
本気で好きになる相手ってやっぱり本命はナルホドだけどミツルギとかゴドーでもいけるw
4キャラはちょっと想像できないけどあるなら見たいような気も
561名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 23:29:44 ID:JPiFv4Pq
>>559
その点、メイは逆だよな
押しに弱くて雰囲気に流されやすい感じで
割と簡単に股開いてくれるからいろんなキャラと絡める

どっちが良いのか悪いのかw
562名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 01:02:35 ID:aJhm5AQr
オドロキとナルホドが茜をみぬくと勾玉で責める話って、何スレ目にあったっけ?
まとめにはなかったとおもうんだが
563名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 05:03:21 ID:Bw7K2xzI
はみタソ(ょぅじょ)マダー?
564名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 05:51:35 ID:8bJ4byJJ
ナルアカ少ないな

つか4の再会シーンカットはマジないわと思った
蘇るやってる奴ならぜひ見たいイベントじゃないか
565名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 19:46:43 ID:dVL44W5f
566ミツメイ:2008/08/12(火) 20:43:41 ID:fCGdmFdL
コインパーキングに停めた車のエンジンをかけたまま、御剣怜侍はややイライラしながら待っていた。

その人を。

そのモノを。

予想したより長い時間のあとで、向こう側の信号を渡る人ごみの中に、御剣は確実にその人を見つけ出す。
思わず両手を握り締め、御剣はエアコンの設定温度を2度下げた。
人ごみを抜けて、その二人はまっすぐ御剣の車に向けて歩いてくる。
キャミソールにホットパンツの狩魔冥は両手に一つずつ、その隣を、真夏もいつもの装束で一つだけの紙袋を提げて、跳ねるように歩いているのが綾里真宵。

二人が車に乗り込んでくると、御剣は眉間にしわを寄せてなるべく気難しい顔を作った。
「暑かっただろう。すまない」
助手席に座った冥は、大きな電器屋の紙袋を二つ、運転席の御剣に押し付けた。
「それに重かったわよ」
よく転ばないものだと思えるような踵の高い華奢なミュールを引っ掛けた素足を組んで、サングラスを外した冥が、さらにエアコンの設定を下げる。
「でも早めに並んでよかったですね、冥さん。整理券もらえなかった人もいっぱいいますよ」
「…バカバカしい。日焼け止めを塗ったのに赤くなったわ」
すらっと伸びた白い腕を撫でて、冥が不機嫌そうに言う。
御剣は今朝早くから、冥に隅々まで日焼け止めクリームを塗るのを手伝わされたが、そんなに焼けたくないなら少し露出を減らせばいいではないか、と言うのは我慢した。

「なにか冷たいものでも飲みたいわ。ね、真宵」
後部座席を振り向いて、冥が真宵に言った。
「そうですね、早く帰って遊びたいけど、でも喉も渇きました。だって4時間近く並びましたもんね」
「ほんっと、バカバカしい」
「…すまん」

今日は、トノサマン限定フィギュア付き新作ゲームの発売日だったのである。

どうしても手に入れたいが、自分で並ぶことに激しい抵抗を感じて悩んでいた御剣は、真宵に相談する。
しかし、あいにくゲームは一人一本しか購入できず、真宵は当然自分のために開店前から並ぶ気満々だった。
がっくりと肩を落とした御剣に、冥が言ったのである。
「じゃあ、真宵と一緒に並んできてあげるわよ」
「君がか?!」
「どうせ休日だし、構わないわよ。限定品なんでしょう、その、おもちゃのついたゲームは」
「そうだが、しかし、いいのか?トノサマンだぞ、ちょっと特殊な客がたくさん並んで買うのだぞ」
自分もその特殊な客の一人であることに気づいていない御剣の鼻先で、冥は人差し指を振った。
「かまわなくてよ。だって、そのゲームで遊びたいのは私ではないのだもの」
外野から見ればそんなことはわからないのだが、狩魔のプライドはそこが大事なのだろう。

ただでさえ学生が夏休みで、トノサマンゲームを求めて朝早くから行列を作る、と言う真宵のアドバイスで、冥は早起きして御剣に車を出させ、真宵を迎えに行って大型電気店前に並び、見事ゲーム本体と限定版のソフトを購入してきたのである。
車から降りると、真夏のむっとした空気が三人を包む。
冷房のきいたカフェに駆け込んで、御剣が車に残してきたトノサマンを気にしながらアイスコーヒーと、アイスティーとフルーツパフェを二つずつ注文した。
「…でね、整理券があたしたちのちょっと後ろでなくなって。電車で来て駅から走ってきたっていう人が汗だくで、整理券もなくて、かわいそうでしたねー」
パクパクとパフェをほおばりながら、真宵が嬉しそうに報告した。
「君たちは、よく整理券がもらえたのだな」
「まあね、トノサマンにかける情熱の勝利だよ!」
「狩魔は完璧なのよ。買いに行って買えないなんてありえないわ」
パフェのフルーツだけを選んで食べていた冥がふんと鼻で笑った。
「うむ、その、アレだ、真宵くんも早く帰ってプレイしたいのではないか?」
「そうですねー、あ、それ御剣検事の本音ですね?」
真宵が笑って、御剣は咳払いをした。
「私たちはまだこれから予定があるのよ。そうだったわね、怜侍?」
「…う、うむ」
567ミツメイ:2008/08/12(火) 20:44:15 ID:fCGdmFdL
カフェを出て、御剣は真宵を送るために車を出した。
そわそわしだした真宵が、後部座席で膝の上の紙袋を何度も覗き込む。
すでにゲーム機を持っている真宵はゲームソフトだけを買ったので荷物は少ない。
助手席では、冥が完璧な美脚を組んで座席を倒している。
そわそわと袋を覗き込みたい気持ちは、御剣も同じである。
御剣としてはまず、ゲームでトノサマンとアクダイカーンを戦わせる前にゲーム機の設置もしなければならない。

真宵を事務所に送り届けた後で、そんな御剣にはお構いなしで冥が脚を組み替えた。
「さ、約束を守ってちょうだい」
後部座席の紙袋に未練ありげな視線を送って、御剣は予定どおりブランドの路面店に車をつけた。
パーキングに回してくる間に、冥はすでにバッグと靴を数点ずつ並べさせて、手に持ったり鏡に映してみたりしている。
面積の少ない服地から惜しみなく伸びた手足に、編みカゴのバッグを持ち、お揃いのサンダルを履いている。
トノサマンゲームを買いに並ぶ変わりに、冥の好きなショップでなにか買ってやるという約束なのだった。
以前も何かねだられて店に連れて行かれたことがあるが、こんな布地の少ない洋服がなせこんな値段がするのかと驚いたものだ。

「でも、あなたは電器屋の前に並ぶことはできないけど、カードを出してサインすることはできるでしょう?」
…狩魔のロジックは、完璧だった。

夏らしいバッグも気になるようだったが、細いベルトの間から幅の狭い甲やピンク色の小さな爪がのぞくサンダルも似合う。
年頃の女の子らしく、あれこれと迷っている様子は、とても検事局の天才検事には見えない。
ついつい、御剣は冥に言ってしまった。
「両方、いいのではないか」
ぱっと冥が振り向いた。
「いいの?」
今日一番の笑顔で言われて、御剣は催眠術にかかったかのように店員にカードを渡し、サインをしていた。

マンションに帰るなりゲーム機の設置を始めた御剣のまわりを、新しいサンダルを履いて冥が歩いている。
「その赤いコードが逆ではないの?あなた、本当に機械オンチなのね」
説明書を見ながら四苦八苦している御剣の背中越しに、ひょいと冥がコードを引き抜いた。
「こんなもの、苦労してつなぐようなものなの?」
「…それなら、君がやればいいではないかっ」
思わずそう言うと、冥は御剣の背中に腰掛け、フローリングに座り込んでいた御剣は前のめりに潰れる。
「バカはバカなくせにバカな逆ギレをするものよ。本体の電源を入れなきゃ動くわけないじゃない」
「……む」
背中に冥の尻を乗せたまま手を伸ばして、本体のACアダプターをコンセントに差し込む。
「冥、そのままそこにいるつもりだろうか…」
「あら、私が重いと言うつもり?」
「いや、重いというか、軽くはないが」
「失礼ねっ」
どんなに軽くても、人間一人分の重みはそれなりにある。
ぺしっと御剣の頭を叩いて冥が立ち上がる。
よほど嬉しいのか、部屋の中でも新しいサンダルを脱ごうとしない。
一応、床を傷つけないようにと気を使っているのか、ラグの上を選ぶように歩いて御剣の隣にぺたんと脚を開いて座り込んだ。
特典のフィギュアを押しのけて、ソフトのパッケージを開けた御剣の手元を覗き込み、説明書の表紙に描かれているトノサマンのイラストを見る。
「面白いの、それ」
「うむ。前評判は高い」
「どんなゲーム?」
聞いておいて、御剣の説明には耳を傾けようとはせずに、冥はコントローラーを適当に操作してゲームをスタートさせてしまった。
「う、いや、冥、すまんが私にやらせてくれないだろうか」
慌てる御剣にコントローラーを渡して、冥はくすくすと笑った。
568ミツメイ:2008/08/12(火) 20:44:44 ID:fCGdmFdL
「ほんっとに好きなのね。検事局の人間が見たら、評価が下がるわよ」
「…うむ」
「あ、トノサマンが出てきたわ。向こうにいるのは誰?」
「…うむ」
「なんか言われてるわよ。どうするの?」
「…う、む」
「危ない!もっと早く逃げなきゃ。あっ、ほらっ」
「…む」
「もう、ヘタクソね。ほんとにトノサマン好きなの?」
「……」
「私とどっちが好きなの」
「……」
「……」
「……」
冥が、コードを引き抜いた。
「うおぉぉっ?!なにをするのだ、冥!!」
真っ暗になったテレビ画面から、ようやく冥に顔を向けて、御剣が叫んだ。
「だって」
冥が不機嫌そうに膝を抱えた。
「つまらないんだもの。あなたは返事もしないし、私を見もしないし」
御剣は深くため息をついて、コントローラーを置いた。
ゲームにもトノサマンにも興味のない人間の前で、新作ゲームに何時間も熱中できるわけがないのだ。
ようやく手に入れたソフトならなおのこと、帰宅するなり夜通しプレイしたいなどと言ったら、鞭が空を切るだろう。

御剣はつま先にサンダルを引っ掛けてブラブラさせながら拗ねた冥に身体を向けた。
「悪かった、すまない。つい、夢中になった」
「…別に。楽しみにしていたんだから、いいけど」
「でも、君は退屈なのだろう?」
冥が手のひらで御剣の顔を叩いた。
「違うわよ。あなたがあんまりオタクなのを見て、びっくりしてるのよ」
「…ゲームをやるくらいでオタクはないだろう。私も普段はやらない」
「普段はやらないくせに、トノサマンだというだけで本体ごと並んで買ってくるのがオタクだっていうのよ」
冥が今度はつま先から落ちたサンダルを拾って、御剣の頭を叩く。
「む、蹴ることはないだろう」
「蹴ったんじゃないわ、叩いたのよ」
「靴を手に持って叩くのは、蹴ったようなものだろう」
「靴で蹴られたい趣味でもあるわけ?昨日の被告人がそういう趣味だったわよ、駅のホームを全裸で走ったの」
「……このところ暑かったからな」
「そういう問題じゃないわよ。その前にも女子高の寮に忍び込もうとしたらしくて、自宅からは大量に女性の靴が見つかって」
話題がそれてきている。
「夏は性犯罪が増える。君もあまりそんな格好でうろうろしてたら危ないぞ」
冥の気がそれたところで、そろそろとコントローラーに手を伸ばす。
「あら、どうしてかしら」
「腕も脚も出しすぎだろう。胸元も開きすぎだ」
冥がきょとんとして自分の服装を見下ろしている隙に、引き抜かれたコードを差し込む。
「そうかしら。たいしたことはないと思うわ」
完璧なラインの脚がすっと御剣の視界を横切った。
今度こそ、冥はサンダルのヒールで御剣が手に持ったコントローラーを蹴った。
ホットパンツの隙間から、ちらっと下着のレースが見える。
「む、なにをする」
「ほら、腕や脚ぐらいいくら出したって、あなたにはトノサマンの方がずっと大事なんだもの」
仕方なく、御剣はトノサマンをあきらめて、膝の上にある冥の足首をつかんでサンダルを脱がせた。
569ミツメイ:2008/08/12(火) 20:45:19 ID:fCGdmFdL
本当に歩けるのだろうかと思うほど華奢な足首だった。
サンダルを置いて、片手でふくらはぎを撫でる。
ほどよく筋肉と脂肪のついた、非の打ち所のない脚。
膝から太もも。
脚の付け根に近いところまで、まったく布に覆われず邪魔のない脚を、何度も撫でる。
冥がくすぐったそうに身をよじった。
「ちょっと、やめ、きゃっ」
なめらかな肌に触れているうちに、その気になってきた。
御剣は自分を蹴り上げようとしていた自由な方の脚をつかむと、そこに唇を押し付けた。
バランスを崩して倒れそうになった冥が、御剣にしがみつく。
「…なにやってるのよ、このオタク」
「なるほど、脚フェチといわれる人間の気持ちがわからないでもない」
ぱっと顔を赤くした冥が片手で御剣にしがみついたまま、片手で背中を叩いた。
「バカ、本物のオタクになるわよっ」
「いろいろあるのだそうだ。足首フェチ、ふくらはぎフェチ、太ももフェチ」
「バカバカバカ!!」
「だから気をつけろと言っただろう?夏は性犯罪が増える」
脚を引っ張られてラグの上に倒され、冥はそれでもまだ抵抗した。
「オタクは犯罪じゃないけど、強姦は犯罪よ。逮捕して起訴するからっ」
太ももを撫で上げて、キャミソールの裾から手を入れる。
「これはまだ強姦ではない、わいせつだ」
脇腹と背中に手を滑り込ませる。
「わいせつだって起訴するわよ!ちょ、んっ」
一度倒された冥が身体を起こしたところを、迎えるようにキスをした。
冥が驚いて反射的に身体をそらして、御剣が背中に回した手に支えられる。
「危ないではないか」
「…バカっ」
両脚を膝に乗せたまま、御剣は冥を二つにたたむようにして背中を引き寄せた。
「しかもノーブラだな」
「こ、この、性犯罪者っ!」
「心配するな。弁護士なら当てがある」
むき出しの鎖骨に口付けると、冥が御剣を押し返した。
「ね、ほんとに、ほんとにいや…」
御剣は手を止めて冥の顔を覗き込んだ。
「どうした?」
冥が脚を折って床に座り込み、乱れたキャミソールの裾を引っ張った。
テレビではメニュー画面でトノサマンが歩き回っている。
「だって、今日は暑かったし。外でずっと並んでたし」
両手で自分の二の腕を抱くようにして目をそらす冥を、御剣はもう一度ラグの上に押し倒した。
「そのままがいいというフェチもある」
「…バ、バカ!」
キャミソールをたくし上げて二つのふくらみの間に顔を押し付けると、いつもよりかすかに濃く薫る。
女心としては、汗をかいた後のまま、というのは抵抗があるのだろう。
しかし、いつもは神経質にシャワーを使った後でしか触れさせてもらえないだけに、御剣は余計に征服欲にかられた。
「こんな薄い服一枚で、何時間も列に並んだのか。回りは男ばかりだっただろう」
頭から引き抜くと、キャミソールは驚くほど小さなかたまりになった。
柔らかさと弾力に富んだ盛り上がりを手の中に収めて、その先端に舌先を当てる。
「いやだって言ってるでしょうっ」」
外から帰ったままリビングのラグの上に押し倒されて服を脱がされる、という状況に、冥があきらめの悪い抵抗を見せた。
「だが、それもまたいい」
「この、変態っ!」
「君がそんな格好をしているから悪いのだ」
言いながら、ホットパンツを下着ごと引き下げる。
「変態だのオタクだのフェチだのと、うるさいことを言うのはこの口か?」
「んっ」
着ているものが少ないだけに簡単に裸にされて、冥は御剣の口づけを受けた。
唇を固く引き結んでも、唇をゆっくり舐め回される。
空気を求めて開いたとたんに、進入を許してしまった。
「んふ、んっ」
570ミツメイ:2008/08/12(火) 20:45:50 ID:fCGdmFdL
舌を絡め取られ、その間も休みなく胸を揉みしだかれ、乳首が転がされる。
片手は脇腹を滑り降りて腰を撫でている。
「あ、ん…」
御剣が唇を離すと、冥が吐息を漏らした。
なかなか肝心なところへ届かない愛撫に、もどかしげに脚をすり合わせている。
「オタクでフェチの変態にキスされて、そんなに嬉しいのか?」
冥が下から御剣を睨む。
「フェチはあなたが言っただけで、私は言ってないわよ」
御剣はちょっと笑った。
わざと論点をそらして言い返している。
冥も本気で抵抗し続ける気はないようだ。
「うむ。起訴状にはそう書いてくれていい」
「んっ!」
お尻側から回した手がそこに達し、指が秘所を開く。
ベッドでもないところでこんな風にされることで、冥もどうしていいかわからず両手で顔を隠した。
指で優しくなぞると、かすかに湿っている。
御剣は足元に回りこんで、片手で両脚をまとめて上げさせた。
「丸見えだな」
「や、この…」
「変態、か?」
ベッドサイドのぼんやりとしたランプではなく、昼間の明るさの中でその場所をじっくりと眺め、舌を這わせる。
「あん!」
洗っていないことや明るい場所で見られていることが心理状態にどういう違いをもたらすのか、冥の反応がいつもより敏感だった。
御剣はわざとじゅぶじゅぶと音を立てながら、舐めたり吸い上げたりする。
「んあ、っ!」
小さな突起に吸い付くと、冥が腰を跳ね上げた。
周囲から回すように舐めたり、先端に向かって尖らせるように舌を使ったりしながら時々吸うと、どんどん愛液が溢れてきた。
「やあっ、あ、だめっ」
泉に指を入れて壁をなぞると、ヒダの部分が熱い。
顔を上げて見ると、乳首がつんと立っていた。
指で中をなぞりながら、その乳首を唇ではさむ。
「ん、あ、うん…っ、ああん」
ラグの上で冥が身をよじった。
御剣は手早く自分も服を脱ぎ、冥の足首をつかんで大きく広げた。
「やあん、あっ!」
すでに固くそそりたったものを押し当てて、何度かすべらせる。
「いつもより濡れてないか?」
煽るように御剣が言うと、冥が首を振った。
「バカ、もうっ…あっ」
ぐっと押し付けると声が上がる。
御剣としても、もう焦らす余裕はなくなってきた。
ラグの上とはいえ、フローリングの固さが伝わってくるのか、冥が両手を伸ばしてくる。
その手をつかんで身体を起こさせ、腰を支えて胡坐をかいた自分の上にゆっくりおろした。
「あんっ…」
苦しそうな声を漏らして、冥は御剣にしがみつく。
「や、こんなの、無理…」
言いながら、自分の中に御剣を飲み込んでいく。
「入ったではないか」
冥の背中を撫でてやると、しがみついたまま軽く御剣の肩を甘噛みした。
「…信じられない」
「入ったことがか?…痛いではないか」
強く歯を立てられて、御剣が顔をしかめた。
「こんなふうに、…することがよ」
肩に痕がつく前に、冥を引き離す。
「そうか。私は、新鮮でいいと思うが」
「なにがよ、バ…」
全部言う前に、御剣が下から突き上げた。
571ミツメイ:2008/08/12(火) 20:46:32 ID:fCGdmFdL
「きゃ、あんっ!」
近くのクッションを引き寄せてその上に冥を倒し、脚を抱えるようにして御剣は腰を打ち込んだ。
クッションのおかげで床の固さは解消されたが、厚みでのけぞるような形になり、腰を持ち上げられたまま揺さぶられて冥は声を抑えることもできなくなった。
「あん、やっ、あっ、ちょっ、そんな、あっ」
御剣のものが出入りするたびにぐちょぐちょと音が立ち、それが聞こえる恥ずかしさに耳をふさぐ。
「う、いい…、締まるぞ」
白濁したような汁が流れ出てくる。
いつもと違うシチュエーションに、御剣も背筋を上がってくるような快感が早く訪れる。
しかし、先にイクわけにはいかない。
御剣は冥の弱い場所を狙うように突いた。
「あっ、あ、ああん!」
冥の背中がいっそう反り返り、脚が突っ張る。
奥まで激しく突き上げると、そのままびくびくっと痙攣した。
かまわず御剣は自分のフィニッシュのために動く。
「…んあっ、や、もうっ」
イった後で激しくされて、冥が泣きそうになる。
「すまん、もう少し…く、うっ」
場所がリビングのせいで避妊具の用意がなく、駆け上がってくる限界で引き抜く。
冥の腹と胸に飛んだ。
「…すまん」
ティッシュを引き寄せてぬぐう。
クッションからずり落ちた冥が、息をついた。
「もう、ほんっとに、信じられない…。なにやってるのよ、もう」
「上の口はそう言っても、下の口はひくひくしてるが」
ぱっと首筋まで赤面した冥が脚を閉じ、身体に引き寄せるように丸くなった。
「バ、バカバカバカ!!なにほんとに変態なこと言ってるのよ!」
着ていたものが少なすぎてどこに行ったのか見当たらず、冥は敷いていたクッションを抱き寄せて身体を隠した。
「うむ。今のは、確かに変態だった」
「へ、変態と暴行で起訴だからっ」
「変態は罪ではないし、今のは合意だろう?」
「知らないわよっ」
ぷいっと顔を背けた冥の横顔に、思わず笑みがこみ上げる。
御剣は手早く服をかき集め、冥の腕を取って立ち上がらせた。
「脚が立つか?シャワーを浴びてこよう。それから」
よろめいて抱きとめられた冥が、スリープ画面になったテレビを見た。
「ゲームでしょ。…もう邪魔しないから、やりなさいよ」
御剣は背をかがめて、冥にそっとキスした。
「うむ。満足したら寛容ではないか」
「…バカっ」
真っ赤になった冥に脇をつねりあげられて、御剣が笑って逃げた。

フェチと変態を満喫した後は、オタクを楽しむことができそうだ。
冥のためのコントローラーをもう一つ買うには、並ばなくてもいいだろうか。
572ミツメイ:2008/08/12(火) 20:46:54 ID:fCGdmFdL
終了。
573名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:03:50 ID:aa0239C2
GGGGGGGGGGGGGGGGJ
574名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:11:57 ID:RtZCZrdZ
G−J!!!!!!!
大胆なカッコしてる冥タンハアハア
ヲタに惚れたのは不幸かもしれんが、多少御剣の趣味につきあってあげるものいいかもと
思ってしまったw
575名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:37:41 ID:kEK26gze
ナルマヨを近いうちに投稿します
576名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:52:43 ID:cHJRWQvp
GJ!!
某ツンデレの神様がダメオタクに説教するボイス集を思い出したw
577名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 15:30:01 ID:SbjOt3Kv
ナルマヨもいいが、ナルアカが少ない・・・。
誰かナルアカ投稿してくれ!!
俺には書けん・・・。
578名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 21:55:58 ID:GNs86zPS
大変良いミツメイをありがとう
579名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 23:46:20 ID:eikm3pxT
ミツメイGJ!
「私の彼は特撮オタク」ってヤツか。
丁度もうすぐ夏コミだけど、それでまた揉めそうだなこの二人はw
580名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 02:27:02 ID:FNtY/JJp
ミツメイGJ!
関係ないが、最初の真宵ちゃんの描写もかわいかった!

>575
wktk
581名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 14:26:44 ID:mK8v330d
喫茶店ってあれで完結ですか?
582名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 15:22:12 ID:CD2DAWEI
>>262辺りを見てると幸せになれるかも知れない
583名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 00:03:53 ID:8sgb2GZF
GJ!
584名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 13:41:26 ID:LivxOxin
幸せにはなったが、さらにあれが完結なのかどうか気になった。
585名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:39:14 ID:G6LZG+9J
この流れで今まで読んでなかった喫茶店シリーズ読んで涙出た
確かに、あれで終わりなのかは気になる 綺麗だけど

でも人物描写とか色々凄くて…
執筆者さんここ見てたら凄いもの見せてくれてありがとうってお礼いいたい
586名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 23:24:08 ID:Oeuh+f5J
喫茶店みたいに新旧キャラが和気藹々としてる話が見たい。
新キャラと旧キャラのカプ物でもいいな。
587とりあえず今は名無し:2008/09/06(土) 02:39:56 ID:8oq3Ji61
触発された。
よーしおじさんがんばっちゃうぞぉーな勢いで駄文を書いてみようかな?
588名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 03:55:28 ID:JNWD29ho
>>587
ぶっちゃけキャラとカプによるな。

人気のあるキャラやカプならいいが、そうでない場合
スルーされたり叩かれたり荒れたりすることも保障は出来ない。
特にナルマヨ・ミツメイなどの人気カプの対立カプを投下するなら
それなりの注意と覚悟を持つべし。
589名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 23:34:44 ID:hDs6WTFX
ぶっちゃけすぎだw
事実だからしょうがないけど
590名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:13:29 ID:/M7ZRQvh
エロで逆転裁判なら何でもおkが一番なんだけどねー
いろんなカプもみたいよー
591名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:42:59 ID:Fa0xR5BJ
自分の気に入らない物だから叩くとか幼稚すぎる
そんなバカ無視して好きなように書けばいい
いちいちカプにこだわるのはバカバカしい
色々な組み合わせがあってもいいだろ
592名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 14:29:04 ID:VFYeQAso
まったくだ
593名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 15:50:01 ID:WopKHnH9
でもやっぱりナルマヨかミツメイが一番読みたい
594名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 19:00:04 ID:91FS0KtO
あくまで読ませてもらってるのに贅沢言い過ぎ
あんまり傲慢なこといってスレ過疎らせても損なだけだよ?

587さんみたいな人も気にしないで投下してくれたら喜んで読むし
自分に合わない組み合わせだったからってスルーできないで文句いうのは厨
595名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 15:15:55 ID:qVx8yaqJ
真宵スレに落ちてるはみちゃんお赤飯ネタを誰か…誰か…!
596名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:32:57 ID:m3uD+ZeA
流れをぶったぎる様ですが、ナルマヨを初投下させて頂きます。
携帯からなので文字数の関係で分割が多いです。しかもグダグダです。
駄文ですが、大目に見てやって下さると嬉しいです。
597ナルマヨ:2008/09/12(金) 01:25:31 ID:m3uD+ZeA
「お邪魔しまーす!」

普段は虚しい静寂に包まれ、住人である一人の男しか踏み入らないアパートの一室内に、明るく高い声が響いた。
いつも返事が返ってくる筈も無いのに、帰宅の決まり言葉を呟いては一人静かな夜を過ごす。
今日だって、普段と何も変わらないであろうと思っていたのだが。

先とは読めないものだ。
ぼくの助手である真宵ちゃんが、突然自宅に来たいと言い出した。
しかも既に、着替えや日用品を詰め込んだ荷物まで用意して。
用意周到な彼女は、こうなると自分の意志を意地でも貫き通す。
最終的には、やっぱりぼくが折れて自宅に連れて行く事になってしまった。
でもこうして実際連れて来てみれば、大して嫌な気はしない。
逆に嬉しいというか、不思議な優越感が湧いてくるというか。

どうぞ、とぼくが適当に促す言葉を無視して、彼女は下駄を揃えてさっさと部屋へ突き進んで行く。
溜め息を一つ漏らすと、ぼくも後へ続いて部屋へと足を運んだ。
鞄をやや乱暴にソファへ置いてネクタイを緩めながら、部屋を見回しては目につく物を物色する真宵ちゃんに声を掛けた。
598ナルマヨ2:2008/09/12(金) 01:27:10 ID:m3uD+ZeA
「真宵ちゃん、面白いモノなんて出てこないから」

「だって、こんなに散らかってるんだもん!何かあるハズだよ」

「何かって?」

「うーん、エッチな本とか」

「……ああ、そう」

表面では平静を装って呆れた様な態度を取ったが、内心ヒヤヒヤしていた。
つい最近、そういった類の物は処分したばかりだったのだ。
だからこうして彼女が幾ら探そうと、現れる筈は無い。
今回のまるで抜き打ちとでも言う様な突然の事を考えれば、本当にタイミングが良かったと思わず胸を撫で下ろす。

「うー…ないなあ」

「だから言ったじゃないか、面白いモノはないって」

「呼んだら出てくるかな…おーい!エッ…」

「わー!そんなコト大声で言うなよ、呼んだって返事するワケないだろ!」

言う前に慌てて遮り制止の声を掛ける。
隣人に聞こえでもしたら、変な誤解を招かれてぼくの立場やイメージはいかがわしいものに変わっていくだろう。
本当に何を考えているんだ、この子は。
予想も出来ない行動を毎回されて、常にあらゆる意味でドキドキしているこっちの身にもなって欲しい。

「ちぇ、つまんないの」
599ナルマヨ3:2008/09/12(金) 01:28:11 ID:m3uD+ZeA
真宵ちゃんは唇を尖らせて、飽きてしまったのか物色を止めてその場に座り込んだ。

「はいはい。もうこんな時間だから、風呂に入ってきなよ」

軽く受け流して散らかった書類を端へ退けて足場のスペースを作りながら、ぼくなりの片付けを始めた。
うん、と一つ返事をした真宵ちゃんは、ぼくの後ろで荷物をゴソゴソとあさり始めるも、やがて静かになり書類の紙が重なり合う音だけがやけに耳に障る。
不思議に思って振り向くと、着替えやタオルを抱え込み、彼女は正座をしながら待つ様にこちらをジッと見つめていた。

「…どうしたの?」

「待ってるの。なるほどくんを」

「え。それってどういう…」

「入るんでしょ?お風呂、一緒に」


少し考えを整理してみよう。
風呂へ一緒に入るという事は、タオル越しとはいえ男女が裸になって入る訳だ。
まあ、真宵ちゃんとは最近、弁護士と助手という関係から男女の仲になったんだけど。
今までの付き合いが長かったせいか、進展は早かった。
そういう意味では、別に一緒に入ったって何の問題も無い。
でも、今日一日の疲れを溜めたまま一緒に入るとなると…自分の奥に潜んでいる本能を理性で抑えられるか自信は無かった。
600ナルマヨ4:2008/09/12(金) 01:29:36 ID:m3uD+ZeA
「なるほどくん、何ぼんやりしてるの?」

油断していた。
ぼんやりとそんな考え事をしているうちに、彼女に流されていつの間にか浴槽に浸かってしまっていたのだ。
目の前では、髪も解いてバスタオル一枚を身に纏った真宵ちゃんがぼくの顔を覗き込んでいる。

「…いや、何でもないよ」

とりあえず、さっさと身体の疲れを取ってやり過ごせば何とかなるだろう。
真宵ちゃんはバスマットに腰を降ろして、シャワーを適温に調節し身体を流しつつ、ボディーソープを手につけて身体に塗り始めた。
ふと視線をやれば、シャワーで水分を含んだタオルは身体に密着し、長い髪は腕や首に纏わりつき、彼女の頬は室温により紅潮していて妖艶な演出をしている。
その光景から視線を離せずに、これは拷問かと妙な冷や汗が額に滲んできた。
これ以上は本格的にキツイ、理性が持たない。
何とか身体の向きを変えて壁と向き合う形になったかと思えば、更に真宵ちゃんが追い討ちをかけてきた。

「ねえ、なるほどくん。背中の方洗ってくれない?届かなくて」

「…知らないぞ」

「?何が?」
601ナルマヨ5:2008/09/12(金) 01:30:50 ID:m3uD+ZeA
向こうはそんなつもりで言った訳じゃないだろうけど、今のぼくには誘い文句にしか聞こえない。
キョトンとして不思議そうにこちらを見る彼女をよそに、立ち上がって浴槽からバスマットへ足を付けると、真宵ちゃんの背後に腰を据えた。

「じゃあ、洗うよ」

身を乗り出してボディーソープのポンプを数回押して液を掌で泡立てると、長い後ろ髪を泡がつかない様に腕で肩にかけておいてから背中に触れた。
だがタオルを巻いている状態なので、これでは背中の半分も洗えない。
手を前へ回して胸元にある折り目に指を掛けると、ゆっくりとタオルを巻き取った。

「え。ちょ、ちょっと、なるほどくん!?」

「タオルを巻いたままじゃ、上手く洗えないだろ?」

泡を背中全体に行き渡らせる為に手を上から下へとスライドさせた後、両肩に手を置いて掌でなぞる様に腕まで下ろす。
真宵ちゃんは、悪寒を感じるかの如く背筋を伸ばして身体を震わせた。

「な、何か…ヘンだよ」

「ぼく、真宵ちゃんの身体を洗ってるだけだけど。どうヘンなの?」

「あ…ッ」
602ナルマヨ6:2008/09/12(金) 01:32:55 ID:m3uD+ZeA
それを見計らって、秘部内へ中指を沈めていく。
真宵ちゃんの足が僅かに震えて、力が抜けていくのが分かった。
最初はゆっくりと指を上下させ、時折円を描いて掻き回す。
彼女自身の力でバランスが維持できないのか、ぼくにもたれ瞳を閉じて眉を寄せている。
唇を寄せようとすると、力が抜けた真宵ちゃんはもたれるばかりで、泡の滑りでぼくの肩からズルズルと落ちていく。
腕で支えるものの、どうしても泡で滑ってしまう。
仕方がないから、一旦指を抜き取りシャワーを手に取ると温めな温水を肩にかける。

「ちょっと流すよ?」

「ん…ああッ…」

真宵ちゃんの身体が面白い程に大きく跳ねた。
シャワーを左手に持ち替えて、今度は指の本数を増やして沈めながら、シャワーは秘部の突起へ刺激を与えている。
両足は既にぼくの腕を自由にさせて、小刻みに震えていた。

「もう、ムリッ…!」

荒い息遣いの中、絶頂が近付いている事を告げる彼女を察して、蛇口をしめて温水を止め、手の動きもピタリと止める。
寸前でお預けとでも言う様に動きを止められて、真宵ちゃんはもどかしそうにぼくを見つめた。

「身体、洗ったよ」
603ナルマヨ6:2008/09/12(金) 01:37:11 ID:m3uD+ZeA
こっちが先で、↑が5です。サーセン。

顔を寄せて静かに囁きながら、白く小ぶりな膨らみに手を移動させる。
指は使わずに掌だけで泡を擦り付ける様に寄せると、泡にまみれても分かるくらいに淡い桃色が自己主張を始めていた。
それを指で弾くと、真宵ちゃんの口からは吐息混じりの甘い声と共に、身体が小さく跳ねる。
左手では感触を楽しむかの様に膨らみを撫でたり包み込みながら、右手は徐々に下腹部へ下りて敏感な箇所を捉えた。

「なる…ほ…」

既に身体を洗うだけの事では済まないと、漸く気付いた様だった。
足を閉じてぼくの腕を挟み、身を捩らせ抵抗を見せ始めた。
けれどそれは逆に可愛らししく、色っぽく目に映ってしまう。
衝動が抑えられなくなってしまったぼくは、到底素直にこの行為を中断する事など考えられなかった。
今や真宵ちゃんの身体は泡を纏っている。
ぼくの右腕は真宵ちゃんの太股によって挟まれている訳だが、泡の滑りのお陰で容易に動かす事が出来た。
指で秘部全体を揺らす様に緩く刺激を与えると、かえってそれが案外良かったのか、くぐもった声が絶え間なく聞こえてくる。
愛撫も忘れずに暫く緩い刺激を与え続けていれば、やがて指に愛液が絡む。
604ナルマヨ8:2008/09/12(金) 01:41:04 ID:m3uD+ZeA
↑7だった…度々ごめんなさい。

今までの行為は無かったかの様にとぼけて見せると、紅潮させたその頬を膨らませて、不満そうに眉を潜めた。

「ズルイよ、分かってるクセに…」

「じゃあ、どうして欲しい?」

真宵ちゃんの言う通り、ちゃんと分かっている。
これは日頃のちょっとした仕返し。
いつも振り回されて、彼女に困らせられてばかりでは男として情けない。
まあ、こんな形でしか主導権を握れないのも些か情けないけど。
戸惑う真宵ちゃんを余裕の笑みを浮かべて見つめながら、次の言葉を待っていた。

「…良い、だったら何もしなくて良いよ」

「そう。…えええ!?」

予想外の返答にとてつもなく動揺してしまった。
まさか断られるとは思ってもみなかった、ぼく自身はもう手に負えない事になってしまっているのだから、今更どうにかなる訳でも無い。
…結局はこうなるのか。

「悪かったよ…。だから、続きをしても良いかな?」

「…それなら良いよ」

小さな声で相槌をうってから、うつ向いた。
真宵ちゃんの片足の膝裏に手を差し込んで少しばかり持ち上げる。
体制を整えると、腰を前へ押し出して少しずつ進入を試みた。
605ナルマヨ9:2008/09/12(金) 01:42:32 ID:m3uD+ZeA
息を詰め、僅かに表情を歪めながらもぼくを受け入れていく。
妙な愛しさが込み上げてきて、顎に指を添えて顔を向かせると唇を貪った。

「んんッ…」

唇を唇でなぞり半ば強引にこじ開け、自分のそれと絡ませる間に不意打ちを狙って下から揺さぶった。
驚いたのか、目を見開きビクビクと持ち上げていた足を痙攣させながらもすぐに目を細め、一瞬離された唇から切なげな吐息を漏らす。
ついに理性というものを手放して、唇を名残惜しく離せば本能に任せて徐々に動きを早くしていった。


「ふ、んッ、ああッ」

暫く浴室にリズムを刻んで響いていた声は断続的なものへと変わり、限界が近いのだと悟った。
ぼくも限界がすぐそこまで迫っている。
ラストスパートと言わんばかりに、更に足を持ち上げて最奥まで到達して動きを激しくすれば、真宵ちゃんは背をのけぞらせて絞る様な強烈な締め付けをぼくに与えて達すると同時に、その刺激に耐えきれず彼女の内へと欲望を放った。



「信じられないよ、なるほどくん」

「…ごめん」

「まさか、お風呂であんなコトするなんて」

「ガマンがきかなかったんだ…」
606ナルマヨ10:2008/09/12(金) 01:43:35 ID:m3uD+ZeA
情事後、今は二人して浴槽に浸かりながら、ぼくは真宵ちゃんに説教を食らっていた。
機嫌を損ねて頬を膨らませ横目で睨みつけてくる。
どんどん自分が情けなく思えて、罪悪感が募る一方だ。
そんなぼくの様子を知ってか知らずか、真宵ちゃんはポツリと呟いた。

「ちゃんと身体もキレイにしてから布団で、って思ってたのに…」

思わず口が半開きになりながら、その発言の意味を理解するのに少し時間が掛った。
呟いてから恥ずかしくなったらしく、湯気のせいもあるのだろうが赤面してしまっている。
浮かれてしまう程嬉しくなって、無意識に頬が緩んだ。もう良い大人なのに。

「まだチャンスはあるよ」

「え?」

「今からでも遅くないってコト」

「え。ちょっ…待った!」

「さっさと上がろうか、真宵ちゃん」

笑顔を絶やさずに優しくそう言うと、彼女を抱え上げる。
これは嬉しいという事もあるが、好都合だ。
ぼくの逆転劇は、これから始まるに違いない。

「異議あり!異議ありぃぃ!」

腕の中でジタバタと身を捩りながら、真宵ちゃんの抗議の声が狭い部屋中に響き渡った。
607名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 01:45:01 ID:m3uD+ZeA
以上です。
途中ミス連発してごめんなさい、駄文失礼しました。
608名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 01:46:59 ID:+qp3zScG
ふぅ・・・・乙
609名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 03:19:04 ID:xMrbcIWg
携帯から乙でした。
楽しませて貰いましたw
610名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 10:22:49 ID:l5dw8Smq
GJ!!!
かわいいなあ二人とも
611名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 14:19:02 ID:WC5lTIYg
ほのぼのかわいい。
やっぱナルマヨはいいね。
612名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 10:16:12 ID:R2B0c1Bo
GJ。
ナルアカ派の俺でも楽しめたwww
613名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 17:40:54 ID:PKeIKn8S
皆に触発されて書いてみてるんだけど、無駄に長編になっててヤバイ。
Wordで40ページとかもう無理。
簡潔に、かつ読ませる力を持ってるって凄いんだなぁと実感した。
っていうかこういうの書くと自分の性癖もろバレだね。ハズカシスw
614名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:23:53 ID:K85qbWTf
初めてハミトイトノコ物語読んだ。
事故と事故後の黒いポリ袋描写で心臓がドキドキしてマジ泣きした。
動悸がする
615名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 01:38:22 ID:zx5OrDOf
>>613
zipで頂こうか…
616名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 12:18:02 ID:IwS3yUGj
>>615
2〜3日の内に書き上げてうpしてみる。
お手柔らかに…
617名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 16:03:01 ID:IwS3yUGj
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0556.zip

zipってこうで良いのかな?

何しろハマってから日が浅いので、
キャラの性格とか把握出来てなくて申し訳ないです。

パスはgyakuten
618名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 16:05:15 ID:LbzG5FRy
>>617
カップリング何?
619名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 16:09:15 ID:IwS3yUGj
>>618
なるほど君と真宵ちゃんです
620名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 16:17:09 ID:LbzG5FRy
>>619
ありがとう
じっくり読ませていただきます
621名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 19:14:07 ID:zpcvDYIW
>>617
ありがとう、真宵ちゃんのいじらしさに萌えた。
エロなのに何か読後感がほっこりしたよ、GJ!
622名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:25:42 ID:jBUT153h
>>617
面白かったよー、GJ!
てか、最近身内でかぶるようなことがいろいろあったもんだから、うっかり号泣した。
623名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 18:48:22 ID:YuEHgIB+
>>617
ゆっくり読ませてもらいました
余韻が残る終わり方で優しい気持ちになったよ〜
GJ!!!
624名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 07:06:02 ID:n7a6t4bV
>>617
携帯からだから読めないのが悲しい。
まとめに載るのを待つか。
625名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 22:35:37 ID:n7a6t4bV
>>617
まとめで読んで来たよ〜
じーんと来た!gj!
626名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 01:06:49 ID:kg16ah+O
>>617
今更申し訳ないが、作成者に本名…
627617:2008/09/21(日) 01:29:15 ID:yyn+B+IQ
>>626
ぎゃー姉ちゃんのを借りてポチポチやってたんだけどヤバイね
ごめん、忘れてやって下さいw
教えてくれてありがとう
628名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 22:05:51 ID:hOpSjufg
GJ!真宵たんエロすぎwww十回抜いたwwww
629名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:47:39 ID:n42q/8/R
パスワードが違うとか言われて落とせん……
ひょっとしてもう消えた?
630名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:54:26 ID:IU0KkVi+
>>629
消えてるけどまとめにあるよ
631名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:58:24 ID:zrncn+HF
632名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 23:19:19 ID:n42q/8/R
>630
うおっと、見落としてた。ども。
633名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 00:01:37 ID:IU0KkVi+
>>631
ワロタw
634名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 08:59:01 ID:ljZ70BXs
>>631
これは分かるわww
635名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 14:27:42 ID:zN7U6ZZs
>>631
ここの住人はわりと誠実な人が多そうだもんなぁ。
PINKだとは思えないw
636名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 14:56:04 ID:R4xtlqtQ
両スレの流れに吹いたwww
637名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 16:10:26 ID:Xp++w9JP
書き手も読み手も女性住人が大多数のようだから
あまり下品すぎるのには引いてしまうんだろう。女性が多くてマナーの良いスレは大胆どこもこんな感じの雰囲気。

これでマナーが悪くなると、下品なほうが余程マシと思えるくらい
目も当てられない惨状が引き起こされるが。
638名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 16:18:25 ID:Xp++w9JP
×大胆→○大体
下品なのはおいらだ
639名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:49:15 ID:R+uLy0iB
このスレ的に宝塚化の話はどうよ?
ラブロマンス要素も組み込まれるとか書かれてるけど

自分はミツメイ(狩魔一族)好きだから結構楽しみな反面
他のキャラが一体どうなるのかがちょっと不安w
640名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:50:58 ID:Xw8AlLtr
宝塚化は嫌だけど、エロパロにいる位だからラブ・ロマンスは良いよ。
641名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:51:34 ID:VIGtfxmc
>>637
>書き手も読み手も女性住人が大多数のようだから

そうなのか?
642名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:56:19 ID:R+uLy0iB
>>641
そうじゃないの?
世の中見渡すと逆裁の二次創作をやってるのは
ホモ以外でも圧倒的に女が多いよ
男は書き手でも客でも本当にチラホラとしか見ない
643名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:05:41 ID:V6yjk69s
冥「あーい〜それは〜あま〜く〜♪」
御剣「あ〜い〜それは〜せつな〜く〜♪」
冥・御剣「あ〜い〜あ〜い〜ああいい〜♪」

うーんこんなミツメイやだなあ
644名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:41:49 ID:IlgBMynE
生理的にムリそうで済まないが好きカプをやってくれたらそれはそれで嬉しい
645名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:57:19 ID:Xp++w9JP
>>643
でもナルマヨがそれやるよりはマシじゃ?w
逆に怖いもの見たさで見てみたくもなるけどwwww
646名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:38:16 ID:NBoXcn7f
ミツメイでベルサイユの薔薇のパロは結構いいかも
647名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:55:28 ID:F/aZtrXJ
チンコの付いてないナルホドなんてナルホドじゃないやい。
あの喉仏が萌えなのに。
648名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 02:18:50 ID:y2Wf2436
宝塚に限らず舞台ってのは映像みたいに目に見えるものが全てとして楽しむもんじゃない
オペラとかで太ったおばちゃんが歌ってても
設定上は絶世の美女だったりとかよくある訳で


ところで自分もヅカミツメイはちょっと期待
英語版設定だからメイじゃなくてフランチェスカだけど
649名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 08:52:42 ID:J9j53Lp/
>>647
同意だ。
ナルホドは95%喉仏で出来ている。
後の5%は、3%ハッタリで2%が意義あり。
650名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 09:05:48 ID:Smu2bV3J
>>649
ですよねーw
即レスで申し訳ないけど、あの喉仏がなるほどなんだよ。
喉仏がないなるほどなんて飛べない豚と同じ。
651名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 10:20:13 ID:fel9sASW
ヅカ ナルマヨの可能性ってあるのかしら…
652名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 10:33:17 ID:aNXHh/XX
多分それじゃないかと思うけどねぇ。
653名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 13:29:18 ID:r05Ox3nB
サブタイに「蘇る〜」って付いてるから
ひょっとしたら1の要素のみかもと思うと心配。
どうせならミツメイやカミチヒも見たいんだけどなぁ。
654ミツメイ(ベルばらパロ):2008/09/24(水) 20:42:16 ID:zR274aSh
ベルばらの台詞をそのまんま御剣と冥にあてはめてみた
台詞がくっさいので苦手な人はスルーしてください



冥 「あ、星が流れた…レイジ、レイジ」
御剣「冥、どうしたのだ?こんな夜更けに。いよいよ明日はパリへの進駐。出発の用意はできているな?」
冥 「レイジ、星が綺麗だわ。人の世の嘆きや苦しみなど知らずに瞬いている。
あの広い宇宙から比べればこの世の事なんて小さなものね。」
御剣「子供の頃、キミはあの銀河をガラスの馬車が幸せを乗せて迎えに来るとよく言っていたな…」

冥 「…私の幸せとはいったいなんだったのかしら」
御剣「冥…」
冥 「私の生きかたは間違っていなかったわよね?」
御剣「キミらしくもない、今夜はどうかしているぞ」
冥 「レイジ…私は…あなたに礼をいわなければならない」
御剣「なんだ?改まって…」
冥「あなたは…ばあやと初めてこの屋敷に来た時、ずっと、いつも私をかばってくれたわ。
考えてみれば今日まで私が生きてこれたのはあなたのおかげ…。
レイジ、ありがとう。…改めて…礼をいうわ」
御剣「やめろ、キミらしくない」

冥「レイジ!私にはあなたが必要なの、これからもずっと…どこにも行かないと約束して!」
御剣「冥、私の行くところが他にあると思うのか?」
冥「レイジ」
御剣「心配するな…死ぬまで傍にいてやるぞ」

冥「…あなたは、この私が好き?」
御剣「好きだ」
冥「愛している?」
御剣「愛しているとも」

冥「私の存在など巨大な歴史の歯車の前には無にも等しい…、誰かに縋りたい誰かに支えられたいと
そんな心の甘えをいつも自分に許している人間だわ、それでも愛してくれる?!
私だけを…一生涯愛しぬくと誓える?!」

御剣「誓う、誓うとも」
冥「レイジ…」
御剣「千の誓いが欲しいか?万の誓いがいるのか?、命をかけた言葉をもう一度言えというのか?!
私の言葉はただ一つ、愛している、愛しているとも」
冥「レイジ…私を抱いて」
御剣「!、冥?」
冥「今宵一夜、御剣怜侍の妻に」
御剣「冥…」
冥「私は御剣怜侍の妻と呼ばれたい、十何年、ただ私のことを一途に思い続けてくれたあなたの妻に…!」
御剣「…見果てぬ夢よ、永遠に凍りつきセピア色の化石ともなれ……!」
冥「レイジ…」
御剣 「私は…私は今日まで生きていて良かった…!」

この後>>643の歌
655名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 20:44:02 ID:E+eqWbfa
くそwwwwwワロタwwwwwwwwwwwwww
656名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 20:56:35 ID:z72HlCkY
wwwwwwwwwww
657名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:24:39 ID:66UEVapD
でもこの二人ならキザな台詞も似合うw
658名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:25:25 ID:40iuat8c
wwwwwwwww


っつーかタカラヅカ、ネタじゃなかったんだと今日初めて知った…orz
659名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:32:13 ID:r05Ox3nB
あんまり違和感ないのがまた笑えるwwww
ヅカ版逆裁はこの二人が主役でいいんじゃ?
660名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:42:10 ID:z72HlCkY
ビジュアル的にも違和感ないよねw
661名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:25:40 ID:dhJAX3dK
ぽーにょぽーにょぽにょ魚の子♪
662名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:26:19 ID:dhJAX3dK
ごめん誤爆した
663名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 23:07:45 ID:zR274aSh
弁護  それは甘く
待った それは強く
くらえ  それは貴く
異議  それは気高く

異議あり 異議あり 異議あり

ああ 法廷あればこそ
生きる喜び
ああ 逆転あればこそ
真実はひとつ
逆転ゆえに人は美し

>>643の歌はこっちでもいいな
知らない人スマン
664名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:18:10 ID:MyUbLMr3
カタカタカタカタカタカタカタカタカry
665名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 20:40:15 ID:oulxQ2js
そのようなアレは困る…
666名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 12:05:17 ID:ecI/8e+A
なんか方向がおかしくなってないか?
ここはエロパロのはずだ!

誰か軌道修正たのむ。
667名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 12:21:10 ID:CEihzp3C
涼しくなって来たからから思いっきり悲恋ものを書いてみたい。
でもエロが思い浮かばねかったわ。残念。
668名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 12:30:18 ID:8CgV5Ltw
エロなしでもいいんだぞ
角2スレ落ちたな
669名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 13:16:09 ID:ecI/8e+A
まぁそうだな....
エロにこだわんのはやめとくか....
>>667待ってるよ。
670名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 13:28:47 ID:o7174fKA
いっそベルばらに引っ掛けたネタとかどうだ?w
アレは主役カップル二組とも悲恋だし
オスカルとアンドレはある意味ハッピーエンドだが
671名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 08:36:14 ID:Gda1JoSk
悲恋ものはほんとは苦手なんだよな
こう胸がキュってなるというかこうキュウってなるんだよな。
672名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 13:13:18 ID:OQAMK0Es
マヨイが処女だと仮定して、
無知なマヨイちゃんとちょいエロで知識だけ先行してるマヨイちゃん、
どっちがいいんだろう。ゲーム的には断然無知だよな。
SMも知らなそうだったし(「なんでいじめられるのが好きなの?」発言から)
ただ、ナルホドとエロに持っていこうとするとどうしても、
知識先行型のマヨイちゃんになってしまう。
ナルマヨが好きすぎて自分の手で汚すのが嫌だとか思ってしまう俺チキン
673名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 13:16:13 ID:KzrFPqW4
>>672
あるあるww

>なんでいじめられるのが好きなの?
これってどこで出て来たっけ?
見た記憶はあるんだけど。

自分は耳年増だけど肝心な所を知らないか、若しくは全くの無知が良いな。
ヤリマンで、逆にナルホドに教えちゃうのでも良いけどw
674名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 13:21:38 ID:OQAMK0Es
>>673
たしか、1-3のオバチャンとの話で
ウザイは姫神に頭が上がらない〜みたいな下りで、
オバチャンが「どうやら、あいつはあの女にいじめられるのが好きみたいだねェ!」
のあと「えー!なんでいじめられるのが好きなの?ねえなるほどくん、なんで?」
って会話があった記憶。おれもあやふやでスマソ。

ちなみに上の会話でクソ萌えたwwwwwwwwww
675名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 14:23:30 ID:KzrFPqW4
>>674
ああ、それだ!
真宵ちゃん、それ意味分かってるでしょw
676名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 16:55:34 ID:YiNYGluD
はみちゃんがお膳立てすればいいと思ってるのは俺だけかw
677名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 19:07:48 ID:KzrFPqW4
エロシーンって一回スイッチ入ると神が降臨したかのように書けない?
ま、その神は3分位で帰っちゃうんだけどさ('A`)

>>676
2人の為に布団敷いてあげるの?w
678名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 20:23:20 ID:9TV3WoZF
座 布 団 敷いてあげる と素で読み違えたwどうにもならん
679名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:15:14 ID:OQAMK0Es
ナルマヨのエロは
個人的に今までの漫才コンビみたいな関係から急にラブラブになるのが
恥ずかしいからエロに突入してもあんまり声出そうとしない上に
真っ最中なのにベラベラ喋ってボケたり笑ったりするマヨイちゃんを書きたい、もしくは見てみたい。
やってることはエロいのに、雰囲気が全然エロくないっていう。

>>677
たしかに3分くらいで帰っちゃうな…
創作意欲の置き土産くらいしていけばいいのに
680名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 04:08:19 ID:kkxHhpIO
真宵は保管wikiにあるマヨメイの真宵みたいに
あっけらかんとエッチなことしちゃう感じがいい
681名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 07:27:04 ID:AD7Gu+w2
読ませてもらえるならなんでも良い…(*゚∀゚)=3ハァハァ
どの真宵もそれぞれ良いよ。
あっけらかんも、恥ずかしがりも、無知も、健気も。
みんな違って、みんな良い。
682名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 09:44:11 ID:nvYbRTXr
なんで、みすゞ
683名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 15:07:29 ID:AD7Gu+w2
わかってくれて、ありがとう。
684名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:36:07 ID:tUaDrh9F
ナルホドって「ちーちゃんはトイレなんか行かない!!」と力説してたけど、童貞くさいな
685名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 00:14:21 ID:TKduX6ZN
実際童貞だと思うけどナルマヨとか読んでると便宜上経験済みなのばっか
二人とも未経験のナルマヨが読んでみたい
686名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 00:19:59 ID:ZPMlP8Fe
あ〜、それ読みたい。
今までの作品のなるほどはわりとテクニシャンだからね。
687名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 03:59:22 ID:49jKT6TL
>二人とも未経験のナルホド

今まさに書いてるところ。
小説なんて書くの初めてだがナルマヨ好きすぎてとうとう汚します。ごめん。
たぶんあと数日で出来上がる。
688名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 07:39:40 ID:xkQTIOGa
>>687
神ktkr
お風呂入って綺麗にしてwktkしてるから!
689名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:24:37 ID:RU4e3Q8u
>>687
なんというグッドタイミング
楽しみにしてます
690名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:55:47 ID:QM51Vhv0
>>687

>二人とも未経験のナルホド

ごめん…つい笑ってしまった……
しかし楽しみにしてます。
691名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:56:40 ID:Lk9Tq9WJ
>>690
何か違和感がと思ったらそこだw
692名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 20:09:39 ID:4sFA1Ipy
ワクワク
693名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 19:43:37 ID:2zAWkXXY
成歩堂の童貞喪失と真宵の処女喪失はまだかああああああああ
694名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 21:15:09 ID:oPz9ghEX
全裸で待機してたら風邪ひくな、服着るか…
695名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 22:03:44 ID:2zAWkXXY
そうだな…。
やっぱり投下されてから服脱げば良いよね…。
696名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:23:18 ID:taL81t5c
もし投下予告を見て遠慮してる人がいたら気にせず投下して欲しい
697名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:42:05 ID:2zAWkXXY
そうそう。
そんなのは嬉しいだけだからね。
698名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 06:30:57 ID:Ux4Fr1TO
あんまり催促されると書き手のモチベーション下がるよ
699名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 11:07:19 ID:3lEWsSdr
>>684-685のレスを見てから
漫画の第一巻・第一話の風鈴の話を読んで笑ってしまった。
愛を語ったところで所詮お前童貞だろw
700名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 18:52:58 ID:0Y2VLcpk
"そういう愛もある"
みたいなこと 言ってたなwww
701名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 19:35:53 ID:IkfExb5M
“なるほどクンの分際で”

今ほどこの言葉とのび太の姿を思い出したことはない。
702687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 19:50:49 ID:fLmb4SC5
筆の進みが遅くてスマソ…
何分初めてなもんでなかなか上手くいかねッス
しかもめっちゃ長くなってしまったんで、とりあえずエチー突入前まで。
703687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 19:54:00 ID:fLmb4SC5
[1]
知り合う前は「おねーちゃんの部下」で、
知り合った頃は「弁護士さん」で、
仲良くなってからは「なるほどくん」。
特別な人になったあとは…別にそのまま。
「なるほどくん歴」が3年も続いちゃ、
今さら変えるのもむず痒い気もするし
あやめさんみたいに「リュウちゃん」って呼ぶのは違和感バリバリだし…
それに…特別な関係って言っても、
お互いに異性として好きって打ち明けあって、
特別な人には変わったけれど…
手をつなぐことすら照れくさくて。
結局、肩書きだけの恋人になったまま、特には進展ナシ。
「真宵ちゃん」って呼び方も変わんないし、別にふつう。
カップルって言葉よりコンビって言葉のほうがしっくりきちゃうと思ってるのは、
たぶん一緒なんじゃないかなあ。
だって、今さら、だし。
そういうフンイキ、くすぐったいし。
***
視界が遮られるほどの濃厚な湯気を浴びて、自然と肌が汗ばんだ。
あたしは麺を一気に食べちゃうタイプで、残ったスープも全部飲み干すタイプ。
残らずたいらげたあたしを見て、なるほどくんは苦笑した。
「‥・・ほんとに美味しそうに食べるね」
「何言ってんの!みそラーメンをマズそうに食べるほうがむずかしいよ!」
「なるほどくんったら…真宵さまにそんなに見とれて」
ラーメンのスープのあとは、お冷も一気に飲み干す。
なるほどくんはお腹をさすって眉を寄せた。視線があたしに刺さる。
そんななるほどくんを見て、はみちゃんはいつものように
両手をほっぺに触れながら、可愛く笑った。
あ。もったいないことに、なるほどくんの器にはネギもスープもまだ残ったままだ。
おまけに麺まで数本残ってる!
暗黙の了解で、なるほどくんの器に手を伸ばす。
一本の麺を粗末にしたら、一本の麺に泣くんだよ。
いただきます。
「あら?なるほどくん、よろしいのですか?」
なるほどくんの分を真宵さまが食べようとしてますよ、という意味合いで
はみちゃんがなるほどくんに声をかけた。
「真宵ちゃん見てたらこっちまでお腹いっぱいになっちゃったし…」
「ふふ…恋をしているとごはんが喉に通らないって言いますものね」
「…………。そ、そうだね」
「……」
はみちゃんは、あたしとなるほどくんが「そうなる」前から、
あたしとなるほどくんを、愛し合ってるだの、運命の人だの口にしていて、
そのたびに、はみちゃんの話に合わせてた。
そうじゃないのに、そういうフリをしてきた。
誤解されているのが無性に恥ずかしいと思ってた。
だけど、実際にはみちゃんが口にする関係になっちゃったら、
今度はほんとうにそうなのだと、
確信されて更に冷やかされる方が恥ずかしいと思うようになって。
あたし達は、今まで以上に3人でいることが多くなった。
はみちゃんに適当に合わせることは変わらないけど、その意味は大きく変わった。
変わったことと言えば本当にそれくらいだった。
***
704名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 19:54:25 ID:IkfExb5M
>>702
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
705687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 19:59:15 ID:fLmb4SC5
[2]
「では、おやすみなさい!なるほどくん」
「うん、おやすみ」
「またねーなるほどくん。じゃ、はみちゃん帰ろっか」
「はい!」
あたしとはみちゃんは倉院の里。なるほどくんは自宅へ。
別れ道で手を振った。反対側の手ではみちゃんと手を繋ぐ。
なるほどくんに背を向けて歩き出す。
見送るなるほどくんの視線を感じたけれど、振り向かなかった。
照れくさいから。キライじゃないよ、分かってね。
「やきぶた屋さんのラーメン、美味しかったです!」
あたしの手を握り返しながら、はみちゃんは目を細めた。
今日は満月で、いつもよりひと際大きな白金色の月明かりが
あたし達の影を長くのばしていた。あたしの影と、はみちゃんの小さな影。
下駄の音があたしたちの声に伴奏する。
「違うよーはみちゃん。やたぶき屋ー。間違えるとあのおじさん怒っちゃうよー」
はみちゃんの笑顔につられて、あたしも笑みがこぼれる。
かわいい間違いを指摘するとはみちゃんは小さな口と大きな目を丸くする。
「まあ、どうしましょう!
 わたくし、さっきお店の中で『やきぶた屋さん』と言ってしまいました!」
「あはははは!もし怒ってきても、なるほどくんに弁護してもらえばへーきだよ!」
「ふふ、そうですね」
「うん…」
自分でなるほどくんを笑いのネタに使っておいて、
こんなところで、なるほどくんの名前なんか出したら
はみちゃんに「よっぽど好きなんですね」なんて言われないか、
ちょっと自意識過剰になっちゃって、気の抜けた相槌をしてしまった。
はみちゃんはそんな様子はないけど、あたしは、
なるほどくんの名前を出して、心臓がドキドキしていた。
今日も…他愛ない会話しかしなかった。
普通、恋人ってどんな会話をするものなんだろう。
どんな風に時間を過ごすんだろう。
あたしは、今のままでも十分なんだけど、
なるほどくんは、どうなのかなあ。
706687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:01:37 ID:fLmb4SC5
[3]
「…真宵さま?」
急に黙ってしまったあたしを心配そうに見上げながら、はみちゃんが声を掛けてきた。
「あ、ごめんごめん!ぼーっとしてた!」
「いえ。大丈夫ですか?」
「ちょっと食べ過ぎたかも!」
「真宵さま、綺麗に残さず食べられますものね。わたくしも見習わないと」
「はみちゃんはまだ小さいからねー無理しなくてもいーよ!
 なるほどくんは一番大きいのに情けないよねー!」
あ。またなるほどくんの事…。
「ふふ、本当に真宵さまはなるほどくんをお慕いしているのですね」
ううう…とうとう言われちゃったあ…。
「でも」
はみちゃんは続けて口を開く。
「真宵さま、なるほどくんとの逢引きはしなくてよろしいのですか?」
「え…」
「いとしい人同士ならば、
 逢引きをするものなのだとお聞きしたことがありますけれども…。
 そういう様子が見当たりませんし…」
はみちゃんに言われて、思わず顔が赤くなる。
「もしや!」
急にトーンを上げたその声に少し肩を揺らしてしまう。
「わたくしに気をつかっていらっしゃるのでは…?
 も、もしそれでしたらわたくし、謝らなければ…!」
眉を下げて今にも土下座しそうな勢いであたしを見つめてくる。
「ち、ちち、違うよはみちゃん!
 …あ、あああ、愛する者同士は、はは、離れててもへーきなんだよ!」
自分で言っておきながら、耳をふさぎたくなる。
首元からぶわっと一気に熱が上がるのがわかった。
今が夜で良かった。昼間だったら、顔が真っ赤なのがバレちゃってるよね。
「そう、なのですか?」
「うん!そうだよ」
「それでしたら、良いのですけれど…」
「いーの!いーの!それに、3人でいるのが楽しいんだから!ねっ」
いけないことをしてるわけじゃない、と思う。
なるほどくんの持ってる六法全書?にも
きっとこれは間違いである、なんて書いてないと思う(見たこともないけど)。
なのに、なぜか、急になるほどくんに謝りたくなった。
ごめんね、って。
なるほどくん、ごめんね。
恋人らしくできなくって、ごめんね。
心の中で謝ると、なんだか寂しさが心を駆け抜けた。
***
707687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:04:08 ID:fLmb4SC5
[4]
お互いに思いを打ち明けたのは、葉桜院から帰ってきてから
3日も経っていない時だった。
はみちゃんは学校だったからいなくて。
しかもその日はたまたま依頼も無くて、
久し振りに休日を満喫できた日だった。
それから、二人っきりで久しぶりに話ができた日だった。
「あーなんか今日は久し振りにヒマを楽しめそうだよね!」
ソファに寝そべりながら、天井を見つめて大あくび。
お茶の葉を急須に入れてなるほどくんは、
「うれしそうに言うな、経済的にはよくないことだぞそれ」
と言ったあと、ポットの湯を注いだ。
緑茶のいいにおいがかすかに漂ってくる。
「いいじゃない!ここ数日ろくに休んでないんだし!」
「そ…そうだな」
「それになるほどくん川に落ちて入院してたんでしょ?
 しばらくは無理しない方がいいって!」
「うん」
心なしか、なるほどくんの声のトーンが低いような気がして、
「どうしたの?元気ないよ?」
と尋ねたのに、あたしの問いかけに返事はなかった。
かわりに淹れたてのお茶のにおいがすぐ近くまで来ていて、
ソファの前の来客用のテーブルに、湯呑を置く音がしたと思ったら
天井が急に目の前から消えた。
同時にあたしの肩や背中やお腹が、青いスーツの生地に包まれていた。
上半身が起こされて、抱きしめられていることに気付くのに
何秒もかかってしまった。
「え。え。え。」
まるでなるほどくんがうろたえた時みたいにマヌケな声を出しちゃった。
だって、なんでこうなってるのかが理解できなくて。
「ごめん、急に。でも…」
でも…のあと喉を鳴らしたのが聞こえた。
それにすっごく長い間。なるほどくんの声も肩も震えている。
「真宵ちゃんが無事でよかった」
「ごめん。ごめん真宵ちゃん」
「帰ってきてくれて良かった…」
「真宵ちゃんが死んだらどうしようって」
「真宵ちゃん…よかった」
何度も間を開けて、震えながら、
なるほどくんはますますあたしを抱きしめる力を強くして、絞り出すように言った。
その一言一言で、あたしを心配してくれているのが
これでもかってくらい分かってしまって、
なるほどくんの沈黙を補うように、あたしの眼から暖かい滴が零れた。
708687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:06:30 ID:fLmb4SC5
[5]
何が悲しいわけじゃない。お母さんを失ったことを思い出したわけじゃない。
それどころか、頭の中にフラッシュバックするのは
17の時、初めてなるほどくんに弁護してもらってから今までのこと。
なるほどくんばっかり。
笑うなるほどくん、
怒るなるほどくん、
慌てるなるほどくん、
困るなるほどくん、
呆れるなるほどくん。
いろんななるほどくんが出てきたけど、こんななるほどくんは見たことがなくて。
愛しいと思った。なるほどくんの存在がありがたいと思った。
思えば思うほど、涙が止まらなくなった。目の奥が痛いほど、泣いた。
「ごめ…ね。な…ほどく…」
心配掛けて、ごめんね、なるほどくん。
うまく喋れない。あたしの涙はなるほどくんの肩に落ちる。
青いスーツのその部分だけが、濡れて紺色になった。
でも、伝わったのかな。なるほどくんは
「うん、いいよ。帰ってきたから」
と今までで一番優しい声で、言ってくれた。
あたしの心臓はドキドキしていて、その時にあたしは
なるほどくんが、好きだということに気がついた。
はみちゃんやおねえちゃんに対して思う好きともつかない、
御剣検事やイトノコ刑事やヤッパリさんとも違う好き。
もちろん、トノサマンが好きとか、みそラーメンが好きとか、そんな好きでもない。
今急に好きになったんじゃないと思うけど、いつから好きだったのかが分からない。
ずっと昔のことのように思える。
やっと気づいた、その言葉がぴったりだった。
あたしの肩や背中を強く包んでいた腕が緩んだ。
なるほどくんの肩に埋めていた顔を離して、なるほどくんと向き合う。
あたしは、なんか照れくさくて目をそらそうと思ったけど、それもなんか悪い気がしたり、
なるほどくんはなるほどくんで、何度も口を開いて何か言いかけてはやめ、その繰り返し。
ぐちゃぐちゃの顔だし、あんまり見られたくなくて、とうとう沈黙を破っちゃった。
「な、なんか言ってよなるほどくん」
「い、いや、真宵ちゃんこそ、そこはただいまとか」
「…あ。あ、あたしのせいなんだ」
「そーいうワケじゃないけどさ…」
「……うん」
「……うん」
なんだろう、この会話。へんなの。
なにやってんだろ、あたしたち。
「真宵ちゃん?」
あ。トーンが低くなった。
なるほどくんの目つきもなんか変わった。
「ん?」
鼻をすすって、あえて目をそらす。
なんとなく、察しが悪いといわれるあたしでも、なんとなくだけど。
次に言われる言葉が、ちょっとだけ読めてしまった。
それはあたしも言おうかな、と思ってた言葉だったから。
709687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:10:51 ID:fLmb4SC5
[6]
「その…」
「うん」
「ボクさ…真宵ちゃんが…」
「…うん?」
「………うん」
「………な、なんでそこで『うん』なの…?」
「……うう、なんか言いづらい」
「………なるほどくん」
「ハイ」
「………好き…
 …………………
 …なの………………かな?」
「…そうきたか」
「どーなの、ね。ね」
「………うん」
「ナニソレ。適当だなあ」
「…。ごめん…」
「……なるほどくんのバカ」
「…うん」
「…………あたしも」
「…うん」
頭の中はまっしろで、目は泳いでたし、
なんか妙に汗が出てくるし、心臓のあたりがもわーって熱くなるし。
整理しながら喋ることなんて出来なかった。
あたしの本能のままに口を動かしたら自然と出てきた。
なるほどくんは、分かってるよ、と言わんばかりにそっけない返事。
でも、それがいつものあたし達を象徴してるみたいで、
ああ、ここに帰ってきたんだ、
あたしの居場所はここなんだなあって実感がわいてきて…
口元が緩んで、喉の奥から笑いがこみあげてきて
それにつられてなるほどくんも目を細めて歯を見せて。
笑った。
「子供っぽくていいのかな?」
「こっちこそ。7つも上だけど?」
また変な笑いがこみあげてきて、おなかの底から大笑いして。
「異議なし。」
綺麗にハモった。
710687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:11:52 ID:fLmb4SC5
[7]
で、その時、なるほどくんの大きな手が、
あたしの頬を包んで…真黒な眼があたしを見てて…
え…もし、かし、て…?
それは、これは、その、そーいうフンイキ、なのかな?
思ってるうちにナルホドくんのギザギザ眉毛が近寄ってくる。
ひゃあ!キスされる!わあ!わああああ!
「ラーメン!!!」
あたしの口は勝手にそんなことを叫んでた。
まさになるほどくんとあたしは、目と鼻の先。
なるほどくんは完全にタイミングを逃したといった感じでこっちを見ている。
「お腹すいたの?真宵ちゃん…」
「うん!なんかお腹ペコペコ!食べたい!」
なるほどくんの顔が見れない。
あたしは罪悪感と安心感がぐちゃぐちゃーって葛藤している。
拒んだことになるのかな?
でも、今まで積み重ねてきたものが、違うものに変わってしまうのも寂しくて、怖くて。
それから、恥ずかしくて。
「いいよ、じゃ、食べに行こうか」
なるほどくんは優しく笑って立ち上がった。
あたしはもう、気恥ずかしさを隠すのに必死で
「なるほどくんのオゴリ?」
なんて、また余計な可愛げのない言葉を吐く。
なるほどくんは湯呑やゴミを片づけながら背中越しに
「彼女に金出させてどうするんだよ」
と、淡白に言った。
見慣れてきたはずの大きな背中が、急に頼もしく、男らしく見えた。
「彼女」って、言った。
あたしが彼女なら、もちろんなるほどくんはあたしの彼氏…
その響きがあったかい。くすぐったい。それから、幸せ。
これからもよろしくね。
心の中で呟いて、ソファから降りた。
***
711687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:13:59 ID:fLmb4SC5
[8]
あいかわらず、倉院の里は何もない。
修験の時間が終わると、あとは食べてお風呂入って寝る。それしかない。
テレビがあるため、自然とテレビを見て退屈をしのぐ習慣がついてしまう。
だからあたしもはみちゃんもテレビが好き。
毎日、毎日お互いに眠くなるまでテレビはつけっぱなし。
今も、二人で「月9」を見ている。
「ずっと思っていたのですけれど、
 この殿方、少しなるほどくんに似ていませんか?」
亀みたいに蒲団から頭を出してはみちゃんがテレビの中の俳優さんを指して言った。
言われてみれば、似てなくはない…ような気がする。
もちろん、なるほどくんより整った顔なんだけど、骨格というか、
なんとなく口元や顔の輪郭が似ていて、声もちょっと似ていた。
「お、ホントだー。なんかフンイキ似てるねー」
「ですよね。お相手の方は真宵さまには似ていらっしゃらないですが…」
「この子のほうがずっと可愛いもんー」
「そんなことないです」
はみちゃんが言ったお相手、とはドラマの中のヒロイン役だった。
このドラマは、友達から恋人へと変わっていく人間関係を描いていて、
いつまでもすれ違っていたんだけど、先週の放送でヒロインが誘拐されそうになって
なるほどくん(似)は一生懸命ヒロインを助けた。
今週はとうとう最終回。
ヒロインは助けられたことで、なるほどくん(似)をますます好きになったようで・・・。
すれ違いながらも、今やっと二人っきりの時間がやってきて、
いま一番イイトコ。
≪お前のこと好きだ≫
≪女っぽくないし、意識したことなかったんだけどさ≫
≪ほっといてよ≫
≪お前がいるのが当たり前すぎて…お前がいなくなった時、正直ヤバかった≫
≪………≫
≪おれお前のこと、いつの間にか大事な女に変わってた≫
声が似てるせいで、なんだかなるほどくんに言われてるみたいで、
まさに見てるこっちが恥ずかしい。
しかも、自慢じゃないけどあたしも誘拐されて、
なるほどくんに助けてもらった経験があるし…。
ヒロインの女の子は、涙ぐみながらも笑顔を浮かべて、照れ隠しに
≪言うのが遅い。ばか。言われなくても知ってたよ≫
と、呟いた。
それで、二人の距離が縮まって…
顔が近づいて…
712687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:15:26 ID:fLmb4SC5
[9]
「きゃあっ」
はみちゃんは恥ずかしそうに両手で目を覆ったけど、指の間がばっちり開いている。
テレビの中で、なるほどくん(似)とヒロインはキスをした。
あの時、恥ずかしさで拒んでしまったことを思い出した。
やっぱり、こういう雰囲気の時は身を任せておくものなのかなあ…
ドラマの中でずっと友達で、コンビのようだったこの二人でさえこんな風になれるのに。
と、思ってたら、テレビの中ではなるほどくん(似)とヒロインは抱き合いながら、
ソファベッドに倒れこんでいく。こ、この展開は…
あんまり知識のないあたしだけど、この年になれば分かってしまう。
カメラアングルとフェードアウトのおかげでそのシーンはカット(当たり前か)
まったく、はみちゃんが見てるっていうのに、
そんなシーン流さないでよ!と異議をとなえたい。
次に画面が変わった時には、別の場面になってたからよかったものの…
「あ、あら?お二人は寝たのですか?」
はみちゃんの口からとんでもない言葉が飛び出す。
慌ててはみちゃんの軌道修正をしようと思ったけど、
「寝た」っていう言葉は、はみちゃんの中では「就寝」のことだとすぐに気づいたので、
ほっと胸をなでおろした。
「うん、二人とも両想いになって安心して眠くなったんだよ」
と、適当に言う。
はみちゃんは「いいものですね〜」と照れていたものの、意外に冷静。
なのにあたしときたら心臓がバクバクいっていた。
どうしてもこの間の記憶と重なってしまう。
あたしがもし、あの時ラーメンなんて言い出さなかったら、そういう風になっていたのかな…
そこまで思ったとき、ふと疑問が浮かんできた。
あたしはそもそも初めての彼氏なわけで、もちろん経験がないけど…
なるほどくんは…あやめさんっていう彼女がいたわけで…
もしかしたら…。
考えれば考えるほど寂しく、そして悔しく、妬ましく思えてきた。あたしらしくもない…。
なるほどくんは、キスとか…したこと…あるのかな…。
***
713687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:17:01 ID:fLmb4SC5
[10]
修験の指導が終わって、今日の仕事はこれで終わり。
修験者の間から出ると、夕日の光がさして、オレンジ色がまぶしかった。

なるほどくんが彼氏になってから、2か月が過ぎようとしていた。
あたしたちに何か進展があったかと言うと、もちろん、ない。
あたしが、二人きりの時間をとらないせいで、
「デート」と呼べるものをいまだにしたことがなかった。
せいぜい、メールのやりとりを毎日するくらいで。
しかもメールの文面もそんな甘いフンイキのじゃなくて、
もともと面倒くさがりななるほどくんに、機械に弱いあたしだから、
絵文字がひとつも入っていないメールばっかり。
同世代の女の子たちは彼氏にハートマークの絵文字をいっぱいつけるらしいけど、
あたしが絵文字をつけようとすると、
メールの本文を全部打ち終わるよりも長くかかってしまう。
なるほどくんがハートマークってのも、なんかヘンだし。
唯一の二人だけのコミュニケーションなのに、その内容ときたら

「今なに食べてる?」
「焼きビーフン」

「トノサマンの新シリーズ始まるから録画して」
「わかった」

「そろそろ寝るね」
「うん、おやすみ」

こんなのばっかり。
別にラブラブ(死語)になりたいわけじゃない。
急に恋人らしく振る舞えって言われても無理だし、振舞ってほしいなんて思ってない。
だけど

「あたし達、ほんとに付き合ってるのかな…」

自業自得なくせに。あたしは末っ子だから、ついわがままになってしまう。
どうしたらいいのかな。どうしたいのかな。


その時

『俄然ヒーローだトノサマーン♪』

「きゃわああああ!!」

あたしの携帯から着うたが大音量で流れてつい奇声をあげちゃった。
急いで携帯の画面を確認する。

”なるほどくん”

着信画面の表示にはあたしの「彼氏」の名前が書かれていた。
その文字を見た瞬間、胸が熱くなった。
受電マークを押す指がなぜだか湿ってくる。
714687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:18:14 ID:fLmb4SC5
[11]
「…もしもし?」
『真宵ちゃん、今電話大丈夫?』
「うん。なるほどくんこそ。仕事の依頼受けてきたんでしょ?
 ごめんね、あたしも今日里で修験指導があって、行けなかったの」
『いいよ、今終わったところなんだ。
 それより…真宵ちゃん、お花見でも行かないか?』
「え、え。お花見?」

意外な誘いの言葉に思わず外の景色を眺めた。
里から見える山の色はそういえば桜色に見える。
今は、4月だった。

「でも…こんな時間に?今からそっちに行くと夜になっちゃうよ」
『いいんだよ、ボクが見たいのは夜桜だから』
「夜桜?」
『ああ。ボクの家の近くの公園、ライトアップされてて綺麗なんだ。
 それとも今日は疲れてる?』
「う、ううん!
 あたし、見てみたい!夜桜見たことないし!」
『じゃあ事務所の近くの駅までおいでよ。迎えに行くから』
「あ!なるほどくん!!」
『何?』
「はみちゃんも連れて行ってもいいの?」
『…いいよ。気をつけて来るんだよ』
「う、うん。じゃあ後でね!」

電話を切ったあとの静けさに反比例して、あたしの胸のうちは暴れていた。
はみちゃんも連れて行っていいか聞いた時の、
一瞬の沈黙が。いいよ、と言ったなるほどくんの優しい声が。
すごく切なくて…また謝ることが出来なかった。

これじゃ、あたし、なるほどくんのこと嫌がってるみたいじゃない…。
そうじゃないのに。
どうしてこんな風にしかなれないんだろう。


あたしは、深呼吸をしてはみちゃんの部屋に足を運んだ。
715687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:19:45 ID:fLmb4SC5
[12]
「はみちゃーん、入るよー」
「…あっはい!どうぞ!」
戸を開けると、はみちゃんは机に向って勉強していた。
「あ、勉強中だったの?はみちゃん。エライねー!」
「いえ、その。もうすぐ新学期ですから…」
「あのさ、はみちゃん。なるほどくんがね、夜桜見に行かないかって電話があったよ」
「まあ夜桜」
「うん、なんかライトが綺麗なんだってー。あたしもよく知らないけど」
「素敵…」

はみちゃんは予想通り、手を両頬にあててうっとりしている。


「でも…申し訳ないのですが、行けません」

「え、ええええ!」

これは…予想外だった。

「明後日には学校が始まってしまいますので、
 どうしても今日と明日でやっておかないと…
 わたくし、宿題を怠っていて、山積みなのです。ごめんなさい」

「…そ、そっかあ…宿題は、うん。やんないとダメだよね…
 じゃ、じゃああたしだけで行ってくるけど、大丈夫?」

「はい」

「何かあったら電話してきてね」

「はい!いってらっしゃいませ、真宵さま」

はみちゃんに手を振って。戸を閉める。
…二人きりだ。どうしよう。


あたしは、里を飛び出した。

***
716687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:20:37 ID:fLmb4SC5
[13]
思えば。
17歳の時、この駅で「1人前になったら、帰ってくる」となるほどくんと別れた。
書置きしたメモを見て急いで飛んできてくれたなるほどくん。
自信をなくしたあたしに異議を唱えて、
こんなあたしでも役に立てたのだと証拠を見せてくれたなるほどくん。
3年経って、なるほどくんは名の知れた弁護士に。
あたしは、倉院流霊媒道、綾里家の家元に。
それから彼氏と彼女に。
時間はたっても、肩書は変わっても。思い出はちっとも色褪せない。
淡白なくせに、たまにすごく優しくて、その優しさがあたしに甘えを与えているのかもしれない。

「あ」

ホームから改札へと向かって歩いていると、
一際目立つギザギザ頭が目に入る。改札口の向こうで手持無沙汰に立っていた。
なるほどくんの視点じゃ人ごみの中、そんなに背が高くないあたしを見つけるのは難しいかなあ。
と思ってたら、人ごみが増えたのを感じたなるほどくんがこっちを見た瞬間、
あたしの姿を見つけて笑った。あたしも笑って手を振る。

「ごめん、待った?」
「ううん、ついさっき来た」
「へへ、なるほどくんはどこに居てもすぐ分かっちゃうねー」
「それはお互い様。真宵ちゃん自分の髪型と服装客観的に見たことある?」
「ううヒドイ…それが彼女に向かって言う言葉かなあ」
「……」
なるほどくんは目を丸くした。
あたしはつい自分で彼女、と言ってしまったことに気恥ずかしさがやってきて顔が赤くなった。
そんなあたしを見てないよ、と笑うようになるほどくんは目を細めた。
「あれ?」
また目を丸くするなるほどくん。
「春美ちゃんどうしたの?トイレ?」
「違うよ。もうすぐ新学期なのに宿題が残ってるから行けないって」
「…そっか」
じゃあ今日は二人っきりだね。なんて言われるかななんて一瞬思ったけど、
なるほどくんはそんなキャラじゃなかったのを思い出して、すぐにその考えは消えた。
「じゃ、いこっか」
「うん!」
少し前を歩くなるほどくんの広い背中を追いかけた。
717687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:21:49 ID:fLmb4SC5
[14]
「ここからすぐなの?」
「うん。歩いて10分くらい」
「え、じゃあ事務所からも近いんだ」
「そうだね、でも事務所とは反対方向だよ」
「なるほどくんの家はここから近い?」
「うん、こっちの方角に歩いて5分」
「公園より近い!でも、考えてみたらそうだよね、
 なるほどくん免許も車もないから、仕事場には近いほうがいいもんね」
「ごめんね、お迎えが車じゃなくて」
「そんな意味で言ったんじゃないよー」
「ハイハイ」
「…」

あたしは立ち止まった。
なるほどくんは、すぐに気づいて振り返る。

「どうしたの?」
「…ごめんね」
「何が?」
「あたし、彼女になったのに…
 なるほどくんのこと何にも知らなかったんだなって。
 知ろうとしなかったんだなって。二人で会うことすらしなかったし…」
「なんだ、そんなこと気にしていたのか…」
なるほどくんは、やれやれ…って顔で笑ってまた歩き出した。
やれやれ、の真意が知りたくて追いかける。
「気にしてないよ、ボクは。
 急に恋人らしく振る舞えって望んでるわけじゃないし」

気づいたらなるほどくんの歩幅は狭くなっていて、あたしを真横から見ていた。
ああ、今の利いた。
ダメだ…なるほどくんのこと、どんどん好きになっちゃうな…

「…ありがと」

あたしは勇気を出して、いつも異議を唱える時に突き付ける骨ばった人差し指をつかんだ。
掴んだ指先から、じわーって温かさが広がる。同時にあたしの顔にも熱が広がる。
この人差し指に、この声に。あたしは何度も救われた。

「手冷たいな。まだ夜は冷えるんだから気をつけろよ」

そう言ったと思ったら、大きな手はあたしの手を包み込んで、青いスーツのポケットに吸い込んだ。
初めて手をつなぐそのあったかさと、くすぐったさは、意外にも心地いいもので。
あたしは照れくさくて、赤面してたわけだけど。横から見上げるなるほどくんの顔も少し赤くて。

なんだ、余裕ぶってる割に、そうなんだ。

「顔赤いよ、なるほどくん」
「うるさいな」

夜桜に彩られた公園までの道のりは、あっという間だった。
718687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:23:31 ID:fLmb4SC5
[15]
「うわあ!なにこれ、すごいきれい!」

あたしが想像していたよりもはるかに大きくて華やかで、美しい桜。
電話でライトアップって言っていたのを
てっきりクリスマスツリーの飾りの電飾みたいなものだと勘違いしていたあたし。
桜を見上げるように照らす淡く色づいた光は藍色の空とマッチして幻想的だった。

「クリスマスツリーみたいな電飾だと思ってたよー」
素直に自分が勘違いしていたことを告白してみると
「あれ、そっちのほうが真宵ちゃんは良かった?」
なんだか、子ども扱いされた気分になったのでちょっと腹が立った。
すぐにごめんごめん、と笑ってくれたから、許すけど。

光にあたって、散る花びらがキラキラしている。
倉院の里にももちろん桜はいっぱいある。でも、こんな風にライトアップされた桜なんてどこにもない。
昼の桜の綺麗さなら倉院の里だって負けないと思うけど、これは、完敗かも・・・。
どの桜を見渡しても、絵になる。物より思い出とは言うけれど、この風景は形に残しておきたいと思った。
ふと、あちこちの桜を見ているとき、あたしは気づいた。

「……カップルだらけだね」

自分のことを棚に上げておきながらそんな事を言ってみる。

「たぶん周りも同じこと思ってるぞ」

ポケットの中で手を繋ぎ直して、なるほどくんは笑う。
「あたしたちってカップルに見えるのかな」
「見えてなかったらボクは立場的に厳しいものがあるな」
「え、なんで?」
「いや、また自分を弁護しないといけないような…何でもない」
あたしの姿や言動が幼い事を暗喩したのを、途中でやめる。
最初何のことかと思って数秒間考え込んだら、その意味がわかって、
あたしは頬を膨らませて、繋いでいた手を離し、なるほどくんの腕を叩いて異議を唱えた。
もうすぐあたしはハタチなのに。
そりゃ、ハタチまでカウントダウン入ってるのに、今まで恋愛経験ゼロってのは
たしかに人よりちょーっと遅いのかもしれないけど。
ちょっと面白くなくって、立ち止まって見る。

「真宵ちゃん?」

この間見ていたドラマを思い出して、
あの時感じたなるほどくんへの疑問をぶつけてみる。

「なるほどくんってさ、キスしたことある?」
「え」
「あやめさんとした?」

ぎくっていう文字がハッキリ見えた(気がした)。
719687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:25:01 ID:fLmb4SC5
[16]
「…そうなんだ。ふーん」
「昔の話だよ…それに、数える程しか…」
「数えられるくらいはしたんだ」
「うっ…」
いつもピンチの時ほどふてぶてしく笑うくせに、
あたしの誘導尋問にいつも簡単に引っかかる。
あやめさんと付き合ってたことは知っていたし、
半年も付き合っていれば普通のカップルならキスの一つや二つ、するのは当たり前なんだし。
それに、そーいうことから照れくさいっていう理由で遠ざかってたのはあたし。
なるほどくんが「したことないよ」って嘘突いたとしても、信ぴょう性にかけちゃうのに、
嘘でも否定してくれないっていうのが何故か寂しくて。
負けず嫌いなあたしは、あやめさんが手に入れたものをまだ手にしていない事実が悔しかった。
自業自得なのに、それを受け入れることのできないあたしは駄々っこそのものだった。

「…帰ろ。寒くなってきた」

あたしは無理やり怒ってないよと笑顔を作って、振り返った。
桜が舞い落ちるスピードより遥かに早く、下駄が地面をたたく音を響かせて歩きだす。
夏はとても涼しいこの装束だけど、4月に入って間もない夜を過ごすには寒くて。
さっきまで触れていたなるほどくんの手の暖かさが恋しい。
なるほどくんはあたしの名前を呼びながら追いかけてくる。革靴の音があたしの後ろで鳴っている。
夜桜がどんどん遠ざかる。
瞼を何度も閉じては開き、シャッターを切るように目に焼き付けた。
光が眩しくて、目の奥に突き刺さって、涙がにじむ。

「真宵ちゃん!」

装束の裾をつかまれて、ぐいっと後ろに戻される。
バランスを崩したあたしの両肩を大きな手が包み込んで、あたしの進行方向を変えさせた。
目を閉じる前は流れるような夜桜の風景、目を開けたらなるほどくんの顔がドアップで映っていた。
あたしの唇には柔らかくて温かい感触が触れて、花びらが掠めていくようにそれは離れた。
まさに一瞬。「瞬く間」。あたしは、なるほどくんと…

「好きだよ」

胸の中で悶々と渦巻いていた感情はその事実と言葉で音をたててしぼんでいった。
夜桜の景色を形で残さないと忘れそうだって思ったけど、このことはもう一生忘れない。
瞼に焼き付いて離れない。一番きれいだと思った場所であたしは生まれて初めてキスをしたんだ。
なんとも言えない不思議な充実感と幸福感が湧きおこる。
そして、生まれて初めてこんなに好きになった人に、初めて、誰が聞いてもわかる言葉で、愛をもらった。

あたしも、その言葉に答えたい。真剣に…

「あたしも、」

そこまで言いかけたのに、あ…鼻がむず痒い…だめ
720687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:26:46 ID:fLmb4SC5
[17]
「ハックショ!」

周りの景色にあたしの大きなくしゃみの声が木霊しながら溶け込んだ。
なるほどくんの黒い瞳は丸くなった。
あんまり大声を出したもんだから、かえって沈黙がうるさく感じる。
綺麗な場所と思い出とシチュエーションと、
あたしの素っ頓狂な行動のギャップに思わず吹き出してしまった。

「…ッくく、あっはっはっはっは!!!」
「真宵ちゃん、今のはないだろー」
「ご、ごめーーん…ふふふふはあーーっはははは可笑しいーーー!」
あたしの笑い声に周りのカップルの視線が突き刺さる。
それに気がついて声のトーンを落として、なるほどくんに謝る。
「…柄にも無く、やきもち妬きました。ごめんなさい」
てっきり呆れられるかと思ってたけど、意外にもなるほどくんの表情はうれしそうだった。
なるほどくんは、手を差し出してあたしの手を自分の掌に招き入れ、歩き出した。
「こっちこそ、気の利いたウソも付けなくてごめん」
「いやー、よく考えたらその年でキスもまだだったら引いてたかも」
「こら」
軽くげんこつで小突かれる。
あたしは、正直さっきのなるほどくんの唇の感触を思い出してしまって、心臓が爆発しそうだった。
悟られるのがいやでいつものあたしを演じる。
意外とうまくいくもんなんだなと、実感する。

駅のほうに引き返す途中、
あたしは何度も肌寒さを感じ、くしゃみをした。
なるほどくんの手の温度が暖かいせいで、触れていない他のところが余計寒く感じた。
721687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:28:06 ID:fLmb4SC5
[18]
半分ほど来た道を戻ったところで、なるほどくんは手を放し、
「ちょっと待ってて」
と言って目の前に建っていたマンションの階段を駆け上っていく。
「なるほどくん、住居不法侵入で訴えられちゃうよー」
と小声で叫ぶと
「バカな事言うな。ボクの家だ」
と怒られてしまった。
ここが、なるほどくんの住んでる・・・
「ダウンジャケット取ってくるから、そこで待ってて」
なるほどくんは2階の踊り場から顔を出してあたしに言った。
あたしが寒がっていることを察してくれたんだ。
…でも、ここでじっと待ってるのも寒いなあ・・・。
あたしはそっと2階へあがり、ドアが開きっぱなしになっている部屋を覗いた。
奥のほうから、何やら物音と探し物をするなるほどくんの声を聞こえてくる。
真っ暗な中、何回も「いてっ」とぶつかる声。
電気くらいつければいいのに…。
そう思ってあたしは玄関の壁にあったスイッチを全部つけた。

「うわっ」

突然電気がついたことにびっくりするなるほどくん。
あたしが部屋まで着いてきたことに気づいていなかったみたい。

「待っててって言ったのに」

なるほどくんの声は慌てていた。

「だって、じっと待ってると余計サムいよー」

あたしの声に、そうだそうだと加勢するように冷たい夜風が通り過ぎる。
ひざ丈の装束のおかげで、あたしの足はもうひんやりしていた。

「…部屋汚いから上げるの嫌だったんだよ。
 でも、風邪引かれちゃまずいから、あがって」

「お邪魔します」

と、控え目な声で断って下駄を脱ぎ、ドアを閉める。
生活感のある、自分の家とは違う匂いが漂ってくる。
こんなこと思ってると変なやつって思われるかもだけど、
これがなるほどくんの家の匂いかーと、勝手に納得。
未知の領域に一歩一歩踏み入れる。
部屋が汚いからって言ったのは、てっきり謙遜してるのかと思ってたけど
お世辞にもそうじゃないということが分かった。
玄関のすぐ傍のキッチンは、いやでも目に飛び込んでくる。見るなって言われても無理なほどに。
電気コンロの汁こぼれは拭いてないし、排水溝には空になったカップめんが無造作に捨てられている。
おまけに洗われていない食器類がたまっていた。
混沌としたキッチンを通り過ぎて、なるほどくんがいる洋室へと向かう。
722687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:29:23 ID:fLmb4SC5
[19]
「きゃっ」

足元を見ずに歩いていると、何かの山に引っ掛かってこけそうになる。

「…あ、本とか箱とか積み上げてるから気をつけて」
「(もー!なんで法律の本より雑誌のほうが上にあるのー!)」

書籍のジャングルを突破して、やっと部屋に入ることができた。

「…なるほどくん、お客さんが来る来ない関係なく、もっと整理整頓しようよ…」

6畳くらいの洋室に、蒲団が一枚、クローゼットが一つ、テレビとミニテーブル。
それだけでもかなり狭いと思うのに、洋室には
脱ぎ散らかした服なのか、それとも洗濯済みの服なのかはわからないけど
衣類が散らばっていた。

「これでいいかな、はい」

あたしのアドバイスは聞こえてるくせに聞こえていないふりをして、
なるほどくんは黒いダウンジャケットをクローゼットから引っ張って無造作にあたしに渡す。
たっぷりと羽毛が入ったそれはずっしりと腕に乗っかる。

「それが多分、一番小さいやつ」
「え、これで?」

改めてあたしとなるほどくんとの体格差を実感させられる。
試しに袖に腕を通すと、まさにブカブカ。
あたしの指先はすっぽりとダウンジャケットの袖の中、それどころかまだ余ってしまっている。
その姿を見てなるほどくんは笑っている。きっとまた子供っぽいと思ったに違いない。
でも、おかげでサムさは吹っ飛んだし、許してあげようかな。
あたしはお礼を言って、帰ろうとしたとき

「ハックショ!」

またひとつ、くしゃみが出た。
いけない、もしかしたらもう風邪をひいてしまったのかもしれない。

「あったかいお茶でも入れようか?」

となるほどくんが聞いてくれたので、甘える事にした。
なるほどくんは混沌のキッチンを適当に片づけながら、鍋に水を張り沸かしている。
その間することもなく、手持無沙汰になってしまったあたしは、
足の踏み場もない洋室を片付けようと思い、壁に持たれて座り込み
散らばった衣類に手を伸ばしたたみ始めた。
…たぶん、洗濯済みだよね・・・。
そんなことを思いながら1枚1枚片づけていく。
適当に手に取っていくと、この季節にしては薄い生地の衣類だと触れた感触だと思い、
顔の前で広げるとソレは…
723687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:31:07 ID:fLmb4SC5
[20]
「わっ」
「ま、真宵ちゃんッ!」

湯呑を両手に持って慌てて走ってくるなるほどくん。
お茶の香りが漂ったかと思うと、あたしの手からソレを分捕った。

「な、何もしなくていいから!お茶飲んで!」
「ごめん…」

トランクスだとは気付かず、そんなものを顔の前で広げてしまった…。
何やってるんだろ、あたし…。
なるほどくんの顔が赤い。あたしもつられて赤くなる。
二人してひたすら無言でお茶をすする。…うう、気まずい。

なんとかその場の空気を明るくしようとあたしは適当に喋る。

「…キ。キスって味が付いてるかと思ったら違うんだねー!」

きゃわああああ!何を口走ってるのあたしはー!
なるほどくんはますます黙ってしまう。なんてバカなんだろう、あたしは…
また気まずくなって湯呑に口をつけ、熱いお茶で喉と心を潤す。
無言。沈黙が耳に刺さる。
先にお茶を飲み終わったなるほどくんはミニテーブルに湯呑を置くと

「…確かめてみる?」

と、真剣な眼差しで訪ねてきた。
何を?と言おうとした瞬間、なるほどくんはあたしの背にくっついた壁に両手をつき、
あたしを逃がさないような体勢で、あたしの唇を奪った。
それだけじゃない。あたしの上唇と下唇の境界線を割いて、ぬめりとした感触が侵入してくる。

「…っ!?んん・・・ーっ」

あたしはまだ熱いお茶の入った湯呑を両手に持ったまま、どうすればいいのか分からなくなった。
混乱しているあたしを無視して、侵入してきたソレはあたしの口の中を動き回る。
闇雲に動くわけじゃなく、あたしの舌を捕らえるように。
初めて経験する感触に、あたしは息をするのも忘れそうになる。
ひんやりしているのか、あたたかいのかどちらともつかない、不思議な感触が少し怖くなり、
ソレに捕らえられないように必死で舌をひっこめたり、逃げたりする。
口からの空気の供給が間に合わなくて、鼻からの呼吸に変わっていた時は、
すっかり籠絡されていて、唇と唇の結合部分からは粘液が泡立つような音を立てていた。
さっきまで二人して飲んでいた為か、ほのかに緑茶の味がする。
やっと解放されたとき、なるほどくんと吐息とあたしの吐息、それから緑茶の香りが混ざり合っていた。
キスというのは、唇と唇が触れるものだとしか認識がなくて、
今自分に起こった出来事が何なのかを理解できずにいた。
酸素不足で血圧が上がったのと、その他諸々で顔が集中的に赤くなる。
724687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:32:08 ID:fLmb4SC5
[21]
「…な、なるほどくん…?」
「ご、ごめん、つい…」
「…緑茶の味がした」
「さっきまで飲んでたからね。ふたりとも」
「…今のも、キス?」
「…一応は」

あたしは困惑していた。
確かめてみる?と聞いたあの時のなるほどくんが急に男らしくて、それからオトナに見えてしまって。
あたしの知らないなるほどくんがいるのかもしれないと思うと、
知らないのが悔しいのと、怖いのと、それから好奇心という感情が湧いてくる。
あたしは何も知らないお子様なんだと身をもって知らされてる気がして、ちょっとムカつく。

「なるほどくん。あたし、今日キスするのが初めてで」
「…ごめん。反省してるよ」
「2回したじゃない?でも2回とも、違うキスだったでしょ」
「ううん…何と言えばいいのやら…」
「今のって…オトナのキス?」
「ぐっ…!」

なるほどくんの喉もとで言葉が詰まる。否定しないってことは、そうなんだよね。

「ふーん…さすが、オトナは物知りだなあ」

と、自分の動揺を隠しながらイヤミを言ってみる。
正直なところ、あんなキスが毎回続いたらきっと身が持たない。恥ずかしくて死にそう。
動揺してる時ほど人間って口が回るもので。あたしの口はまさに外郎売に出てくる透頂香を飲み干したみたいに。
なるほどくんはまだあたしの両サイドに腕を伸ばし、壁に手をついたままの体勢。
早くこの恥ずかしい構図から解放してほしい。
さっきの濃厚な口づけは、月9のあのシーンを思い出してしまって。
キスをして、それからソファベッドに倒れこむ二人のシルエットが異常に目に焼き付いてしまっている。

「そ、それもあれでしょ!あ、あ、あやめさんと付き合ってる時に覚えたんでしょ。
 あーあこれだからオトナの付き合いはイヤラシイんだから!
 ちょっと自分がケーケン豊富だからってさ。あたしはまだヤングだよ!ティーンだよ!」
「い、いやあのさ真宵ちゃん…」
「あたし、認めるの嫌だけど、何も知らないんだよ。
 そっちはそりゃ、今まで付き合ってきた中の一部の彼女かもしんないけど…
 あ、あたしは付き合うこと自体初めてなんだから…キスするだけでも精一杯で…
 すでに何もかもケーケンした人にとっては、あんなキス…大したことないかもしれないけど…
 う、うう…あたし、あたしはえーっとその、ま、まだ…い、いろいろ、初めてな訳で…
 あ。あれ。何言ってんだろあたし…うーーー…い、今のはナシ…」
「…ま、待った」
725687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:33:39 ID:fLmb4SC5
[22]
なるほどくんが顔を真っ赤にして、あたしの唇に人差し指を押しつける。
その真っ黒な瞳といったら、泳ぎっぱなしで今のこの状態ではとても法廷で勝てる様子じゃあない。
何度も口ごもらせながら、なるほどくんはゆっくりと口を開く。

「ま、真宵ちゃんはその…ボクがあやめさんと、い、色々経験済みだと思ってる?」

意外な言葉が出てきた。
あたしはきょとんとしながら、どういうことと意味を含ませて見つめてみた。

「…た、たしかにボクはキスなら…その。したことはあるよ。それは認めるけど…」
「………え…」

なるほどくんのギザギザ眉毛がどんどんハの字に変わってくる。
耳まで真っ赤な顔を見ているとだんだん申し訳ない気分になってきちゃった。

「…こんなこと言ったら引くかもしれないけど…」
「う、うん」

だんだん、なるほどくんが言おうとしていることが音をたてて近付いてきた。




「…キスしかしたことないんだけど、ボク」



***
726687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:34:35 ID:fLmb4SC5
[23]
お互い、冷汗ダラダラ。
何と声をかけていいのか分からず

「………お、大人のキスは?」

また変なことを聞いてしまう。

「………………恥ずかしながら、さっきのが初めてです」
「うそぉ!?」

声が裏返ってしまった。
なるほどくんは情けない、といった感じでますます赤くなりあたしもそれにつられる。
キスしかしたことがない、という証言に対し尋問開始。

「その。そのキスの先は…?」
「グハァッ!」

いきなりとどめを刺してしまった。

「つ、つまりその…これはいわゆる…どっ…ドー…」
「ギャアア!」

なるほどくんの心のゲージがどんどん減っていく。

2年ほど前クラスの男の子が悪ふざけで男同士でじゃれてる時に
≪こいつまだ童貞だって!≫と言っていたことがあり、その時まであたしはその意味を知らず
≪ねーねー、何?ドーテーって≫と聞いてしまったことがあった。
女友達がすっごく遠回りに控え目な言葉でその意味を教えてくれた。
色恋沙汰にまったく興味がなかった当時のあたしからすれば、まさに別にいいじゃん、だったんだけど
どうやら年頃の健全な少年少女からすれば、いつまでも童貞っていうのは
あまりカッコいいものと言い難いものらしい。

すっかり落ち込んでしまったなるほどくんをなんとか元気づけてあげようと思って

「だ、大丈夫だよなるほどくん!あたしも童貞だよ!」
「真宵ちゃん、それ間違ってるから!!
 …で、でもまあ、その…真宵ちゃんの年なら許容範囲だとは思うけど…
 ボクのほうはカンゼンに笑い物だよ…」
「あははははは」
「笑うな!」

「…でもさ、経験無い割にはさっきは結構その…積極的だったよねえ」
「せ、積極的というか…半分理性が飛びかけてたわけだけど」
「な、なんで?」
「……真宵ちゃん。今キミはかっこうの餌食なんだぞ、男からして」
「へ」
「ここどこか分かってる?」
「なるほどくんの家」
「ここにいるのは?」
「なるほどくんとあたし」
「他に人は?」
「二人っきり」
「さて、キミの横にあるのは?」
「布団」
727687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:36:13 ID:fLmb4SC5
[24]
しばらく沈黙が続き、なるほどくんは鬢のあたりを掻きながら、溜息をつく。
あたしが持っていた湯呑を片手でつかんで、なるほどくんが飲み終わったそれの隣に音をたてて置いた。
そして、あたしの頭をポンと一撫でし、あたしの背中に両手を回した。

「きゃっ」

世界が反転する。抱きあげられたかと思うと、気づけばなるほどくんと天井が見える。
背中にはさっき自分が答えた物が敷かれている。

「経験がなくても、したいと思ってしまう生き物でさ、男って。
 …好きな相手とならなおさら」

心臓が跳ね上がる。
また、あの顔だ。男の顔をしている。オトナの表情を浮かべている。
あたしを見下ろすその顔は余裕を浮かべているようであり、
切羽詰まった感じでもありとても不思議な表情だった。

「ボクにだって我慢の限界はある」

あたしの髪を指で掻きあげながら呟いた。
その仕草が…意外にも考えられないくらい色っぽくて、またひとつ新しいなるほどくんを発見した。
月9のドラマの主人公たちが、キスを交わした後抱き合いながら倒れこんでいった事を思い出した。
そもそも、なぜ恋人はキスをするのか。抱き合うのか。交わるのか。
手をつないだとき、夜桜に囲まれてキスをもらった時、
言葉では言い表せない不思議な幸福感があった。
そう、言葉で伝えきれない分、温もりを通じて愛情を注ぐためにそうするのだと今頃になって気づいた。
突然された大人のキス。恥ずかしさはあったけど、嫌悪感はあったかな?
「否」それこそが答えなんだ。

「したい?」
「………真宵ちゃんがいいなら」
「あの、あたしどうすればいいのかあんまりわかんないんだけど」
「大丈夫リードするから」
「初めてのくせに見栄はっちゃってなるほどくんはー」
「…待ったしてもやめないぞ」
どうぞご自由になんて小憎たらしい態度をとって、もうちょっとからかおうかと思ったけど、
その行動は未遂に終わってしまった。
なるほどくんがあたしに覆いかぶさり、お仕置きと言わんばかりに覚えたばかりの大人のキスをお見舞いする。
心なしかさっきよりも濃厚で、それでいて攻撃的で。
あたしの口の中で、まるで生き物のように粘液にまみれた舌が蠢き、あたしのそれを絡めようと執拗に追いかける。
捕まってたまるかと口の中で逃げようとしても、逃げる前に絡めとられて
吸いつくすようにあたしの舌を攻略する。舌が動き回るたびに先ほどと同じ水分に富んだ音が
あたしとなるほどくんの唇の境目で奏でる。
まるでお互いの唾液を交換しているみたい…。
そんな風に思うと、このキスがとてもイヤらしいものに思えてしまって、顔が、体が熱くなる。
728687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:37:36 ID:fLmb4SC5
[25]
そうなると不思議なことに、舌が触れる感触がくすぐったいに近いものに変わり、体が竦む。
更に、あたしとの口づけの間、先ほどせっかく借りたダウンジャケットはなるほどくんの手によって
肌から剥がされ、さらに、装束の帯がするりと音をたてて、装束から離されていく。
帯がほどけた音とともにあたしの腰まわりのかすかな締め付けは緩くなり、
代わりに装束の前面の解放を許す。
わずかに空いた肌と布との隙間にまだ冷え込みの強い春の夜の空気が流れ込む。
人前で肌を晒すことなんてない。
なるほどくんの手によってあたしの肌が露出されると思うと、急に恥ずかしくなってきた。

「ん…んん…ーッ…」

服のほうに意識を集中させていると、舌の感触で呼び戻される。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら、なるほどくんの舌が絡んでくる。続けているうちに
全身が火照り、全神経が過敏になっていく。
腕や首筋、脇腹、下肢にかけてぞわぞわとくすぐったさに似た鳥肌のようなものが駆け抜ける。

「(なにこれえ…)」

自分の体になにが起きているのかわからないけれど、解放された装束の全面から、
なるほどくんの指が滑りこみあたしの胸の頂を撫であげた時、甘い電流が突き抜けた。

「ん…ッは!」
反射的に、せき込むような声を上げると、なるほどくんの大人のキスが終わった。
あたしの唇は解放された。お互い、息が上がっていて、少し潤んだ瞳で見つめあった。

「…なるほどくん…」
「……何」
「…はずかしい」
「……実は、ボクもだ」
「…あっあのあの、あの…電気消してほしい
 でないと……恥ずかしくて死んじゃうよぉ…」

あたしは今たぶん人生で一番か細い声を出したと自分でも思う。
かくいうなるほどくんも、その表情は情けないほど真っ赤だった。
でも、暗闇を望んだ時気のせいかな、少しだけ残念そうな顔をしたのは…。

「…ちょっと待ってて」

今度は夜桜を見た時のような触れるだけのキスをして、電気のスイッチを切るためにあたしから退く。
洋室の入口に一つだけある壁のスイッチが乾いた音をたてて、暗闇が訪れる。
ベランダの窓には薄いカーテンがしてあって、そこからわずかに入る月明かりだけが、お互いの姿の確認を可能にしていた。
なるほどくんが再びあたしに覆いかぶさった。

「…じゃ、改めて失礼シマス」
「へ、変なこと言わないでよ!」

なるほどくんは驚くほど緊張してて、その緊張があたしにもうつってしまう。
改めて、なんて言われると今あたし達がよっぽど恥ずかしい事をしようとしているんじゃないかと思ってしまう。
もちろん始まったばかりなのは分かるけど、あたしにはこの行為の終わりは知らなかった。
暗闇の中でなるほどくんの大きな手のひらが、あたしの髪を何度も撫でる。
729687 ◆iPyt51N46I :2008/10/09(木) 20:39:58 ID:fLmb4SC5
すみません、とりあえずここまでで。
まだもうちょっとだけできてるけど、完成してからまた投下するッス
無駄に長くてスマソ
730名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 21:56:45 ID:IkfExb5M
>>729
途中で邪魔しちゃってごめんね。

でも(・∀・)イイ!!
すっごく(・∀・)イイ!!
2人が初々しくて可愛くて、こっちの頬が緩むw
続き楽しみに待ってます。
731名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:44:36 ID:u96061B4
いいよいいよー
全裸で正座して待ってます
732名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 11:29:45 ID:aSgEd/Lr
ナマズッパさがたまらんw
思わずにやけたわ。

>>731
お洋服着なさいね

733名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:02:24 ID:UH3FnEIv
ナマズッパ…?
734名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:14:42 ID:PSuITP8B
コラムか何かで言ってたんだよ。
甘酸っぱいをナマズッパイってw
735名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:17:58 ID:KyCbXorl
甘酸っぱいちゃうんかいw
736名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:18:40 ID:A2W/qW5a
生温かい+甘酸っぱいの造語かと
737名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 16:58:56 ID:PSuITP8B
なるほど逆転裁判の111Pだ。
つい探しちゃったよw
738名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 17:34:03 ID:3k7NJo6e
真宵「ナマずっぱいかんじ。」

成歩堂「"甘酸っぱいだろ"」
739名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:21:39 ID:A2W/qW5a
日経トレンディの
>そしてこのイベントで明かされた最大のニュースが、御剣検事の妹弟子・狩魔冥の帰還である。
>勝気な彼女と御剣検事との関係が『逆転検事』でどう変化するのか大いに期待したい。

>勝気な彼女と御剣検事との関係が『逆転検事』でどう変化するのか大いに期待したい。
この一文にメチャクチャ動揺してしまったw
740名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:31:09 ID:PSuITP8B
ttp://www.famitsu.com/event/tgs/2008/1218833_1829.html
本当だ。冥ちゃん出るんだねw

子供の一人二人連れてたら笑うのに。
741名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 19:28:59 ID:H1IiFp5F
ナルマヨ萌えた!
そしてミツメイの人には朗報だねえ
742名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 19:49:13 ID:H1IiFp5F
ゴメン前半まで読んで書き込んじゃったけど
まだ途中だったんだね>ナルマヨ
マヨイの発言がマヨイらしくて面白すぎるw
本番の続きまってます
743名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 20:02:01 ID:c3Vbko8o
例のミツメイ(メインの)職人が活動再開と見た・・・!wktk
744名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 20:26:55 ID:qVMo9yRG
>>729
途中だけどGJ!
俺も全裸で待機するぞ
745名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 21:12:50 ID:2/BWg/3w
上に同じく全裸待機しながら超GJ
746名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 22:03:26 ID:7+5qGO4m
逆転検事楽しみすぎる
ミツメイに期待
747名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 22:34:11 ID:7rfutRbX
「『逆転検事』のヒロインは狩魔冥!?」の
見出しに思わずニヤけてしまった。

それにしても、描き下ろしの冥の美しさは凄い。
この冥を見て心を動かされない御剣は男じゃないだろうw
748名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 22:43:24 ID:JUP86ja7
冥たんがノーブラに見える件
749名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:03:09 ID:Uy+V0suO
>>748
良く見たら乳首立ってるなwww
逆転検事は本当にしっかり作って欲しい
750名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:11:27 ID:RzHfOM4T
服越しに弄びたい
751名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:52:10 ID:n4O6wrgN
ミツメイの服越し乳首責めプレイが見たくなってきたw
752名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 01:16:46 ID:+tdPZf0P
冥ちゃんブラくらい着けようよ〜w
753名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 01:41:12 ID:wHJk+hUx
>>751
さあ、書くんだ

御剣がメイのポッチに気づいて指摘しようかどうしたものか沈痛な顔で悩んだあと
むらむらきてなんだかうやむやになだれ込んでしまうようなミツメイを
754名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 21:25:22 ID:8mMBeyQq
特別法廷もミツメイっぽいみたいだな
イトノコに御剣のパートナーになりたいのかと
聞かれてムチのフルコースとかツンデレ炸裂w

もうwktkが止まらんwww
755名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 17:14:25 ID:dVy2Px5s
冥ちゃんがツンデレ炸裂してると冥→御剣で
御剣が保護者魂炸裂してると御剣→冥を妄想させられる。
でも今メイちゃん仕事一筋っぽいから御剣→冥。

メイは御剣のこと好きなんだけど、それが恋愛感情だと気づいてない、みたいな。
で、事後みっちゃんから告白。
みたいな話どう?
756名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 17:35:31 ID:8IbQOCMG
>>755
早速書き始めるんだ
757名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 19:32:01 ID:D6J9mKTp
>>755
全然おけ、さあ書くんだ


冥のキャラスレの流れが大変エロパロ向きになってきた…
あっちはそろそろカプ自重な流れになりそうなんで
誰かここでああいうネタ書いてくれまいか
758名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 23:35:47 ID:nVmsOrex
ここはナルメイ派は少ないの?(´・ω・`)
759名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 23:59:02 ID:8IbQOCMG
メイにはやっぱりみっちゃんかなーって思っちまう。
自分の脳内でナルマヨ・ミツメイで出来上がっちゃってるから、
ナルメイ・ミツマヨとかはちょっと違和感を(あくまでも自分の中でね)感じてしまう。

でも作品になると面白くて、どれもこれもバッチコーイって感じなんだけどw
760名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 00:03:10 ID:/XHurDGT
>>758いちいちそんな顔でアピールせんでも
書きたきゃ書けば乗る人は乗るよ

マイナーにかこつけて他カプ話面白くないみたいなこというなよ
761名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 00:12:33 ID:A0yKUDbQ
ナルメイもいいけど次は御剣が主役で
御剣を操作するわけだからやっぱりミツメイが熱いかな
762名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 00:47:54 ID:XflpVuWB
>>758
まぁいないワケではないがこの雰囲気の中では黙ってたほうがいいかなと思ってる
763名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 01:01:43 ID:Z0YzcVY3
人それぞれ様々なカプ嗜好があるのは当たり前
人気の大小はあるかもしれないが、こんなとこで好きじゃないカプだったからってスルーしないで叩く方が厨なんだから
話したいならひがみっぽくせず爽やかにネタ振ったらいいと思うよ それだけ
764758:2008/10/14(火) 01:19:29 ID:U9DuvdPO
なんかすいませんでした。
765名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 07:13:31 ID:ibauI6iL
ミツメイが本命の冥好きだからナルメイも嫌いじゃないが
成歩堂×他の女性キャラ好きに悪いなと遠慮してしまう。
ぶっちゃけ自分も御剣×他の女性キャラは目に入れたくないくらい嫌だし。
766名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 08:00:40 ID:w1AB/KDd
嫌な組み合わせだったら読む方がスルーすりゃ良いんだから、
いちいち気にしてないで投下すべし。
767名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 17:35:32 ID:xJdN7eEn
>>765
ナルメイを投稿しようか迷っていたのですが、貴方のお陰で決心がつきました。


もちろん、投稿しません。
768名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:43:31 ID:hw6i7mmX
しなくていいよ。そういう書き込みがスレの空気を悪くするんだから
769名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:45:44 ID:xJdN7eEn
お前が一番KYだす
消えろクソホモ
770名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:47:05 ID:Z0YzcVY3
>>767
なんでそんな角立てるかなあ

普通に雑談してただけだろうに、この流れ悲しいよ
771名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:55:35 ID:w1AB/KDd
スルーしようよ、ね。

772名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 19:01:12 ID:hw6i7mmX
>>769
お引取りください
773名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 19:31:51 ID:YydRzXMk
>>770
同意、すげえ胸糞悪いわ
774名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 20:05:29 ID:WBMHT3x0
ほんと、スルーしようよ…
775名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 20:05:52 ID:Z0YzcVY3
訊かれて、〜は嫌いとか○○固定じゃないとってはっきり書くようなレスも
悪気はなくても反対の人にいらない波風立てる書き方だとは思うけど子供の喧嘩じゃないんだから
誰々がどういった、なんてこだわらずにスルーしたらいいんだしさ

違うカプの話で盛り上がっててもそれを止める権利はないんだから
流れ変えたいなら自分で何かネタ投下したらいいしさ

とりあえず逆転検事の情報来てせっかく色々盛り上がってるんだから楽しくしようよ
こんなんで職人さん来なくなったら悲しいから
776名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:51:36 ID:VyHHxnZf
どうでもいいからミツメイが見たい
ナルマヨの続きにも期待してる
777名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 23:44:53 ID:OMCZsh5A
(*´Д`)ハァハァ
778名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 23:52:48 ID:w1AB/KDd
初めてカップルの続き、ワクワクしながら待ってるよー
779名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 00:33:31 ID:NQfgBBij
自分もナルマヨの続き楽しみ
ミツメイの新作も待ってるよー
780名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 00:34:49 ID:CmoZFcXb
<687GJ!
 続きが気になります。
 全裸でお待ちしております。
781名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 23:35:11 ID:bORnTYDo
ほしゅ
782名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 15:56:00 ID:ZAx6In9o
ナルホドに陵辱&調教されたメイたんが
ミツルギを逆レイプするエロ本きぼんぬ
783名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 15:57:06 ID:Fdc52TXo
>>782
さあ、そこまで構想が出来てるならさっさと書き始めるんだ。
784名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 21:33:10 ID:F1efx9IP
喫茶店の人へ
ミツメイはあれで決着が着いたと思いますが
ナルマヨのその後が気になってます
気が向いたらでいいので続きをよろしくお願いします
785名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 21:59:37 ID:bvgfCd4F
   ∧ ∧     ┌─────────────
  ( ´ー`)   < シラネーヨ
   \ <     └───/|────────
    \.\______//
      \       /
       ∪∪ ̄∪∪


786名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 22:31:44 ID:KIWkWMN6
>>784
自分も気になってる
もし続きがあるなら是非

>>785
そのAA3〜4年くらい振りに見たw
懐かしいwww
787名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 09:56:23 ID:BbaLJ+d0
「ねえねえ、なるほどくん。どらえもんって押し入れで寝てるんだって。
知ってた?」
「知ってるよ。知らない人のほうが少ないんじゃないかな。」
「えー
私も今日から押し入れで寝るよ!四次元ポケットが見つかるかもしれないし!」
「そんなポッケないし、そもそもここに押し入れなんてないでしょ。」
「うーん、じゃあクローゼットでいいや。
ほら、なるほどくんも一緒に入るんだよ」!
「え?ちょっとまよいちゃん」
クローズ
788名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 11:38:09 ID:BbaLJ+d0
「あのさあ、わざわざこんな狭いとこで寝なくてもいいんじゃない?」
「でももしかしたらポッケが引き出しのタイムマシンで届くかもしれないじゃない」
「うーん、まよいちゃんそれよりこの変な態勢のせいで尾てい骨が痛いよ。
てゆうか変なとこおさないでくれる?」
「だってのびたくん来るかもしれないし。
てゆうかなるほどくん、胸さわんないでよ。」
「えっ!さわってないよ!あたってるだけじゃないか!
そもそもまよいちゃんのせいだろ!こんなとこで寝ようなんて!」

「なるほどくん、ちんこたってるよ。」
789名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 11:46:03 ID:BbaLJ+d0
まよいはビッグライトを装備した!

「ちょちょ、ちょっと、なにするんだよ。」
「えへへ、どらえもんごっこだよー」
びかーーー!
「まよいちゃん、やめてよ
ちょっと、ほんと僕困るよ!」
「なるほどくん、本質をみようよ。」
「まよいちゃんこそっ本質をみろよ!どらえもんなんかここには来ないよっ!」
「わかってないなあ、なるほどくん。
このおっきなポッケからは何が出てくるのかなあ」
「僕はポケットじゃないぞ!」

「あはは、なるほどくん、すき。」
「え」
終了
ごめんなさい。
790名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 17:44:17 ID:3YTEtmsd
クソワロタwwwwww
791名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 07:21:43 ID:s3hVupvu
童貞ナルマヨの続きはまだであろうか
792名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 17:12:03 ID:fv7y4Zsw
マヨメイかミツメイが読みたい…。
誰か無理やりメイたんを襲ってくれ…。
793名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 17:15:17 ID:iAUM3W+3
ナルホドと一緒にいる所を襲われて
真宵がゼニトラに無理矢理ヤラれるというどうしようもない展開希望
794名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 21:10:03 ID:03yCB68W
初めての投下していいですか?
ちょっと初めてすぎてヤバいぐらいへたっぴなんになりそうですが

かなりハチャメチャな展開になるかもしれませんが
795名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 21:24:55 ID:iAUM3W+3
>>794
カモンカモンカモンカモン
ちなみにどなたとどなた?
796名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:23:51 ID:gTuLgYqw
> 「あはは、なるほどくん、すき。」

私的にこの台詞はアリだっ!(笑)
押入れに入ったのは告るときに顔見られたくないからじゃないかとか
いろいろ想像して萌えた。ありがとう。
797名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:25:13 ID:MwitRRDb
このスレ腐女子しかいなそう
798名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:38:38 ID:JAD/4+d6
同人のオンリーイベントどころか公式イベントのオケコンの来場者まで
女性客が8〜9割を占める作品のスレで何を今更なことを言っているんだ?
799名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:44:11 ID:MwitRRDb
なに開き直ってんだよw
800名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:49:16 ID:aylEFnxM
そう言う自分も此処にいる時点で腐女子(腐男子)なクセに 今さらどうした?
801名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:56:48 ID:JAD/4+d6
開き直りじゃなくて単に事実を述べただけ

ていうかむしろ、このスレにおいて腐女子(広義の意味での)が
圧倒的多数派だと思わない人がいたこと自体が意外
世の逆裁二次創作の傾向やスレの雰囲気からしてそう考えるのが当然じゃ?
802名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:57:32 ID:iAUM3W+3
>>801
相手にしない方が良いと思うよ。
単なる揉めさせたがりだろうから。
803名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 23:53:29 ID:fld/YpF8
まぁ男にも人気がないわけじゃないが確かに大半は女だな。
いわゆる男性向けの同人も描いてるのは女の男性向け作家が多い。
804名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 04:19:00 ID:TPLnQ9C2
>>801
そんな事情知らんわw
805名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 06:02:40 ID:0xYxNRzd
うん、知らない
806名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 12:47:51 ID:Mn2XdQ3N
レスがのびてるからナルマヨのH編きたああああと思ったのになんだこりゃ
807名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 07:36:57 ID:4K0fIdnt
「なるほどくん、それちょっと変だよ」
「そうかな」
「うん、だって、それって。」
「いや、まよいちゃんの脱ぎたてパンツ、
かぶってみただけなんだけど。」
「だからそれ、変だって。」
808名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 10:34:31 ID:rMbsllkf
ナルマヨは未完になっちゃうのかな
809名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 22:47:13 ID:6rG+FJ0r
>>807
冥のブラを顔に着けてブラジャー仮面な御剣や
インナーからアウターまで完璧に千尋のコスプレをしたゴドーで
変態度を競って欲しい
810名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 00:37:35 ID:HitTKv5F
「レイジ…」
「いや、別にやましいことは何一つしていないぞ。」
「でも、レイジ…」
「ん…おまえの胸が成長していることを、この目で確かめているだけだ。
む、前が見えん。
ほかほかした温もりしか感じないぞ!」
「洗濯前の私のブラを、眼鏡がわりにするのは
やめてくれないかしら。」
「ではメイ、お前には私のブリーフをかぶせてやる。
これでお揃いだな。」


てゆうか早く誰かマトモなエロ投下してくんないかなあ。
811名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 01:08:57 ID:HeWGx4lT
腐女子しかいないんじゃね
812名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 01:10:36 ID:HitTKv5F
私のことですか
813名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 01:43:39 ID:HitTKv5F
「子猫ちゃんコーヒー入ったぜ(ほらよ)」
「かみのぎさん…その格好…」
「かなり胸が余っちまったな。子猫ちゃんのボインには負けるよ。
これはおごりだぜ。まあ、飲みな。」
「…」
ばしゃー!
「おいおい、俺の淡いピンク色した恋心を、あんたブラックに染めようってのかい?
まったく、だから女心ってのは…」
「…」
「やめろ!千尋っ悪かった冗談だ!
ちょっとお前と一心同体になってみたかっただけなんだ!
あっぢぃーーいぃっ!っ!!」


「かみのぎ」でよかったんだっけ忘れた。
酔ってるしごめん
暇だなあ
814名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 13:06:04 ID:r0B20bu+
>>810>>813
GJです。オッパイはいいよな
815名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:48:28 ID:as7C5eoP
成歩堂「異議あり!」
真宵 「きゃわああ!なに?なるほどくんイキナリ。」
成歩堂「僕も真宵ちゃんの胸の成長を確かめようとしたってのに…
    なんでブラジャー付けてないんだよ!」
真宵 「ご…ごめんなさい…のーぶら、好きだと思って。」
成歩堂「そりゃあ、好きだけど。」
真宵 「じゃあ、じゃあ、代わりにパンツかぶるといいよ」
成歩堂「うん、そうするよ。」
真宵 「あ!今日のーぱんだった!忘れてたよ!」
成歩堂「しょうがないな。ははは。」

こんな会話を毎日してるといいと思う。
816名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 16:17:41 ID:DebumS7i
こういう会話がいいと思う反面
やっぱりなんかいやと思うこの気持ち

この気持ちの正体はいったい・・・?
817名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 16:28:21 ID:bor8ODat
ツンデレ
818名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:16:11 ID:1fmxLT7d
本質が…ね

「なるほどくんの髪っていつ見ても勃起してるね。」
「またわけわからない事言い始めたね、まよいちゃん」
「ついでにこっちもおったてちゃおうよ」
「ちょっと、変なことするのやめてくれる?」


はみちゃんに覗かれるナルマヨとか、
どなたか書いてくんないすかね。
819名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:40:09 ID:0viKDeXq
真宵ってなるほどが居ても平気でパンツ一丁で着替えとかしてそう。
820名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:41:41 ID:DebumS7i
挑戦してみる
「け、けど勘違いしないでよ!? あんたのためなんかじゃないんだから!!」
821名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:46:18 ID:1fmxLT7d
>>820
「じゃあ何のためだ!」



「はみちゃんの覗き」

今日の裁判もギリギリでしたけれど、なんとか無事に
無罪を勝ち取ることができました。さすがなるほどくん!
嬉しそうな真宵さま、なるほどくんとのラブラブをお邪魔してはいけないと
私、二人っきりにしなくてはと思い、
「お買物があるから、お先に帰っていてくださいね。」
時間差攻撃で事務所に向かうことにしたんです。

でも、でも…私が事務所に着いたとき、
お二人があんなことをなさっていたなんて…
あーっ愛って素敵ですね!


「なるほどくん…ダメだよ。はみちゃんが帰って来ちゃうよ。」
「ちょっとだけだから」
なるほどくんは、真宵さまに軽く口付けた後、首筋に顔をうずめ
真宵さまの装束の隙間から手を差し込むところでした。
きゃーーっなるほどくんっ真宵さまに何をっ

終。
822名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 21:22:31 ID:0viKDeXq
そこで終わるなあああああああああ
823名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 21:55:11 ID:1fmxLT7d
続き書いてください。
824名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 07:18:41 ID:Hlgh5Ios
勝手に続き

「なるほどくんっ、やだぁ……誰かに……っ、見つかっちゃうよ……!」
「そう言うんなら、あんまり声出さない方がいいと思うけどね」
そう言ってなるほどくんは、真宵さまの装束の帯を解きにかかったのです。
どうしましょう。これはまさしく、男女の愛の営み。やはりなるほどくんと真宵さまはそのようなご関係で、お互いに愛しあっておいでで、すなわち……ああっ、なんということでしょう!
頭の中で、ぐるぐると色々なことが駆け巡ります。なんだか暑いです。本当はじっとなんかしていられないのですが、もしここでお二人の邪魔をしてしまったら……と考えると、息を殺して見守ることしかできません。
こちらから見ると、なるほどくんが真宵さまに覆いかぶさっているので、何がなんだかよくわからないのです。私も、“男女の愛の営み”というのが何をするものなのか、実はよくわかっていないのです。
けれどワケのわからない気恥ずかしさで、私は顔を背け目をつぶりました。その分、よく聞こえるようになったお二人の声と、物音。
825名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 07:19:44 ID:Hlgh5Ios
「んっ、あぅ……っ! そ、こ、舐めちゃイヤ……」
「なんで?」
「だって、恥ずかしいよ……誰か、来るかも……」
「大丈夫じゃない? いつもは人なんか来ないだろ?」
「でもっ、はみちゃんが……」
「ついさっき、買い物行ったじゃないか」
「んっ、でもぉ……や、だめっ」
「ちょっとだけ。ね?」
囁くようななるほどくんの声のあと、続くと思っていた真宵さまの声はなく、代わりに布と肌が擦れる音が……
何故でしょうか。胸がどきどきしていて、恥ずかしくてどうしようもないのに、見たくなってしまう……
私、はしたない子ですね。真宵さま、申し訳ありません!
心の中で謝りつつ、再びお二人を見ると……
既に床には、装束の帯が落とされていました。そして、装束をはだけさせた真宵さまの、白くてすらりと長い足が、なるほどくんの身体をはさみこむようにして投げ出されていました。
お風呂にご一緒させて頂いたときに見たように、真宵さまの肌は、本当に白くて美しくて、素敵で……
そんな真宵さまの肌に、口づけを落としていくなるほどくん。その姿は、いつもとは違い、“大人の男性”の色香を漂わせているように見えます。
なるほどくんが肌に口づける度、真宵さまはびくっ、と身を竦めて……
826名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 07:20:48 ID:Hlgh5Ios
「ね、ねぇ、なるほどくん……もう、やめよ?」
「……どうして?」
「もう、そろそろ……はみちゃん、帰って、くると……思う……」
「だから?」
「だ、だからっ……見られちゃ、やなの!」
「見られて恥ずかしいの、真宵ちゃんだもんね」
「他人事みたいに言わないでよっ、なるほどくんのばかぁ……」
「ごめんごめん。じゃあ、もうそろそろ終わりにしよっか」
「うん」
「でも、その前に」
「……んっ、ひゃあっ!? やだ、どこに手を……っ」
「さっさとしちゃおっか」
「……なるほどくんの、ばかっ」
ぱさっ、と布が落ちる音。倉院の里の装束が床に落とされ、真宵さまは、いま……うう。私には言えません。
「……ピンクのヒメサマン、かぁ」
「だめなの?」
「いや、そういうワケじゃ……でも、真宵ちゃんももう19才なんだから」
「いーじゃない! ヒメサマン好きなんだから」
「はいはい……」
「もうっ、なるほどくんはヒメサマンをバカにして……ひぁっ、や、あん……」
ここからだと、お二人が何をしているのか、なるほどくんの身体に隠れてわかりません。
でも、真宵さまの声を聞く度に……本当に本当にはしたないことですが、恥ずかしくて、どきどきして、でも見たくなってしまう、そんな不思議な感覚になるのです。
もし、ここで覗き見していることがバレたら……私、真宵さまにもなるほどくんにも、嫌われてしまうかもしれませんね。
827名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 07:22:30 ID:Hlgh5Ios
「んっ、ああっ! い、うん……っ、な、なるほどくんっ、なるほどくん!」
「大丈夫?」
「な、なんか、怖い……お願いっ、一緒に……!」
「うん、一緒にいるから、大丈夫だよ」
「……なる、ほどく……ん……」
「うん」
「好き。大好き……ずっと、好き……だから……っ!」
「うん」
ぎゅっ、と真宵さまがなるほどくんに抱きつき、それに応えるように、なるほどくんも真宵さまに、熱い抱擁を……
「ぼくも、好きだよ。真宵ちゃん」
「あっ、あぁ、うっ、ん……く、あぁぁぁんっ!」


……まだ、胸がドキドキしています。
どうしましょう。どうすればいいのでしょうか。私、私は……うう。
真宵さまも、息を荒げてぐったりなさっています。ここは、少し時間を空けて戻ってきた方がいいかもしれません。


「ただいま戻りました!」
買い物を終えて事務所に戻った私を、真宵さまとなるほどくんが笑顔で出迎えてくださいました。
「おかえりー、はみちゃん!」
「春美ちゃん、おかえり。随分遅かったね」
「え! あ、はい。ちょっと、お散歩してきたものですから……あ、そうです! 今、冷たいお飲み物をお作りしますね」
「いいよー、はみちゃん。まだ帰ってきたばっかりなのに」
台所に向かいかけた私を止めてくださった真宵さまが、ふと気付いたように首を傾げました。
「あれ。なんで“冷たい飲み物”なの? 今、涼しいのに」
「真宵さま、汗をたくさんおかきになったでしょうから!」
「!!!!」
828名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 07:24:21 ID:Hlgh5Ios
なんかはみちゃんがアレだし、全然エロくないしクォリティ低いしですまんかった。反省しとる。
829名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 09:17:01 ID:ZMV7+Uxp
え、なんで?
はみちゃんっぽいよ!
GJGJ!ありがとね
830名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 14:10:18 ID:sH/iSwfT
GJいいね
俺は好きだよこういうの
831名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 16:19:30 ID:6jy5d6gx
ラストのはみちゃんのセリフに吹いたw
gj!
832名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 19:48:49 ID:7SS5iejB
>>828
お前はそう思ってるのかもしれんが
真宵の下着を成歩堂がからかう場面が好きなヘンタイの俺からすれば最高なんだ
GJ!!
833名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 10:55:34 ID:/5dNO9Ux
ナルマヨかミツメイで結婚した話とか読みたい
834名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 11:04:35 ID:l7cDhkua
ニコ動のナルマヨ、ほのぼのしててめちゃくちゃ萌えるよ。
エロなんて無いけどそれが凄く良い。
観れるなら観てみて。

っていうかエロ無しでナルマヨを語れる場所が欲しい。
835名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 11:20:13 ID:7dH7TIuc
>>834
作って!
836名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 11:30:49 ID:VlndR5VA
>>835
それがスレ立て弾かれちゃうんだ…。
先日くだらないスレを立てたばっかりに。
837名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 12:16:02 ID:/5dNO9Ux
ごめん、私スレの立て方知らないんだ
もし立てられたらタイトルこれなんかどう?

【逆転裁判】ナルマヨ・ミツメイ・カミチヒを語ろう【1・2・3】
838名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 12:25:27 ID:VlndR5VA
>>837
良いと思う。
けど、どの板に立てれば良いだろうね。
ちょっと前に真宵スレでほのぼのナルマヨの話が盛り上がってたから
需要はあると思うんだけどな。
839名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 12:36:34 ID:/5dNO9Ux
そうそう、あの時の真宵スレは良かったよなあ
すごく楽しかった

携帯ゲームキャラクターで良いんじゃないか
840名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 12:55:19 ID:VlndR5VA
あそこで良いのか〜。
誰か来るまでもう少し待ってみようかね。
841名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 17:27:13 ID:/5dNO9Ux
【逆転裁判】ナルマヨ・ミツメイ・カミチヒを語ろう【1・2・3】
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1225267422/1-100

スレたった
842名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 17:56:02 ID:VlndR5VA
>>841
ありがとう。
嬉しすぎてニヤけるw
843名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 18:05:30 ID:U6mM8hFy
GJw
844名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:22:23 ID:w29UQJsP
ミツメイ書こうと思ったんだけど小説書くのって想像以上に難しいなあ
完成するまでかなり時間かかりそう
845名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:43:10 ID:rLuw1ysR
某カオススレのビッチな冥に萌えてインスパイアSSを書きたくなった
846名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:47:25 ID:0OaKhskm
>>844
頑張って、待ってる

自分もこないだの冥の新立ち絵乳首立ってるネタで一本書けそうだけど
エロまで突入しそうになく…
847名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:54:24 ID:j1MJ2xZC
>>845
これか

「くっ」
「随分濃いわね…最近ご無沙汰だったのかしら?」
「いらぬ、お世話だ」
「恋人とか作らないの?あの子とか」
「彼女はまだ未成年だろう」
「あら、私誰とは言ってないわよ」
「…」
「それに今の台詞聞き捨てならないわ、あの子が18になったらあなた手を出すのかしら?」
「キミには関係ないだろう」
「酷い人ね、この私がいるのに」
「は…っ他の男とも関係がありながら、よくもそんな事が言えるな!キミは成歩堂、矢張とも…」
「クスクス…バカねレイジ、男だけじゃないわ。女もいるわよ」
「な、なんだと…!?」
「だけど、私、将来的にはあなたと結婚したいの。パパとも約束したのよ、優秀な検事を生むって」
「ならば私以上に優秀な男を捜せばいい、キミならば」
「あなたでなければダメ、初めての男は変えられないわ、比べてしまうもの」
「昔ならば…」
「え?」
「昔ならば、純粋にキミを愛せた…だが、今はわからない」
「…」
「私と結婚したいなら私だけに貞潔を誓ってくれ」
「結婚したら誓うわ。今はいいでしょ?」
「身勝手だな」
「ええ」
848名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:55:06 ID:VlndR5VA
私は書いてると誰かが必ず妊娠してしまう('A`)
849名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 23:08:37 ID:0OaKhskm
>>847
これは…くすぐられるw
冥の屈折に理由があったりとか、嫉妬で冥屈服させたがる御剣とか…

ていうかカオススレってどこですか?
850名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 00:30:47 ID:GzRFEjzZ
>>847
普通にラブラブなミツメイもいいけど、こういうミツメイもいいかもな
冥は純情なイメージだがビッチな冥もいいw

そして冥と関係を持ってる女って霧緒?真宵?両方?
って妙に気になって仕方ない自分は百合も好きなのかもしれないw
851名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 07:09:38 ID:43k+zRT0
超個人的理由で一回貼らせて

http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1225267422/


再開どぞー↓


ちなみにパッと浮かんだのは真宵だった。
852名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 23:48:35 ID:Mk2I8Q+8
ミツメイで冥の浮気が発覚したら御剣のショックは普通よりもデカそう。
「父娘揃って私を裏切るのか」って感じで。
853名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 00:48:39 ID:OlMNmQVH
>>852
ほのぼの話も良いんだけど、たまにはそういうドロドロした話も見てみたい
可哀想だけど
854名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 07:59:58 ID:dSVj7dpa
御剣は堅いからこの人と決めたら浮気とかしなそうだな
855名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 20:19:52 ID:owYizcj8
冥も純情だと思うけど押しに弱いイメージがあるからなぁ
強引に押し倒されたらそこでアウトだろう
856名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 20:31:07 ID:Jc4DO+P2
まったくの逆で御剣が間男で冥がピュアという設定もあり?
いや娘に手を出してたら豪の怒りに触れてもおかしくないかなと
857名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 20:38:09 ID:skKqSfIa
さあ、その設定で書くんだ
858名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 21:37:13 ID:Wl6AzTDz
御剣が女性を弄ぶ…そ、想像つかん。
ミツメイはどちらともピュアな感じがするなぁ。
859名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:14:54 ID:fo1m68lt
意外な人物がヤリチンヤリマンだったりしてね…。

成歩堂とか真宵とかはみちゃんとか千尋とかキミ子とか。
860名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:17:16 ID:xh1ANYJz
個人的に、冥はミツルギにだけ淫乱っつーのが好きだ。
いっそ自分で貫通させちゃってて、でも生身の男は御剣だけしか知らなかったら倍率ドン。
861名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:19:25 ID:/FRBzC/y
>>858
いや、分からんぞ
真面目な人間ほど一端箍が外れると際限がなくなるとも言うし

なまじ二人とも黙ってても異性が放っておかない
魅力の持ち主だから厄介なことになりそう
862名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:50:27 ID:Jc4DO+P2
>>859
成歩堂はダルホドなら意外じゃないw
863名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 23:49:32 ID:fSoj/BG/
>>862
ダルホドのエロさは異常

どっかのスレで、ダルホドのエロさから話が盛り上がって
逆裁のキャッチコピーが「おいでよ、倒錯の森だろ」とか言われてて笑った。
864名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 06:37:37 ID:pxoQ1njl
865名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 09:50:36 ID:gmG9NweE
ダルホドにじっくりねっとり調教される真宵ちゃんが見たいです。
866名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 12:00:03 ID:kp1cLlZH
さあその設定でry
867名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 19:26:23 ID:ErBFrOFb
>>864
それだw

>>865
そこまで決まっているなら後は完成させるだけじゃないか。
早く創作に取りかかるんだ。
868名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:35:26 ID:9IcU1ime
おい、ここちょっと荒れてるぞ。
ttp://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1225267422/
向こうでも同意見が出ていたが、何故同人板に立てない。
ゲーム板に立ってるスレはカプ敬遠方向なんだから荒れるに決まってるだろう。
869名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:58:14 ID:Qi322DpR
それもうこっちに持ち込む話じゃないよ
あと、同人板に立てろっていう人はあそこがどういうところが知らんといってる気がするんだが
870名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 19:14:58 ID:oHOd/Xnv
同人板は萌え語りではなく、同人活動そのものに関する
情報交換や井戸端会議的な雑談がメインだからな。
しかも、好きなものより嫌いなものについて語るスレが大多数というのが現状w

何にせよ、特定作品のキャラやカップリングについての
萌えを語るのには適していない。
871名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 19:56:26 ID:gToRmNOb
それにしてもここが過疎になるなw
文章書くの苦手だからせめてネタを提供したいんだけど
872名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 21:16:59 ID:m6L88FGO
ナルマヨとかはプラトニックが多いからね
ミツメイの異様なエロ率の高さとは対象的にw
873名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:02:35 ID:NrJrHFxZ
御剣「め、冥…キミはしてないのか!?」
冥 「何を?」
御剣「そ、そのブラ…ブラジャry」
冥 「ええ、してないわよ?」

みたいなのプリーズミー
874名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:05:33 ID:tqDV53cQ
乳首ポチってたからなあ…冥ちゃん(*゚∀゚)=3ハァハァ
875名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:53:52 ID:6GW5HJH2
冥タンのためにブラを買いに行く御剣

しかしサイズがわからない

どうしたものか

ぶたれるの覚悟で本人に聞く

冥「よくわからないわ」
御剣「ム、それでは、計ろう…」

という流れで誰か…
876名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:49:37 ID:AmRkyhhZ
御剣が買いに行くのかw
877名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:55:19 ID:yXEO4t50
冥たんノーパン説浮上
878名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 22:04:47 ID:OG2IFTRJ
まるで初めてブラを買う小学校高学年〜中学生の母娘のようだねw
879名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 22:12:35 ID:O6Wkd6tz
サイズがわからん時はヌーブラヤッホーだ。
880名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 23:07:41 ID:3PEn682d
御剣が選ぶと小学生が着けるような子供っぽいデザインか
風俗嬢まがいの超セクシーなランジェリーか両極端になるような気がする
どっちにしても冥が嫌がりそうだけどw
881名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 23:19:17 ID:ch6VjzLe
>>875
御剣「そ、それでだな…メイ?」
冥「なに?」
御剣「サイズはどうやって計ればよいのだろうか。」
冥「そんなの知らないわよ。
あなたが言い出したのだから、あなたが考えなさい」
御剣「む……」
(メイの機嫌を損ねる前にさっさと計ってしまおう。
一番早い方法は……やはり、手か…。
・・・む?何かおかしい気もするが…まぁ気のせいだろう)
御剣「じゃあ、失礼するぞ。」

こんなの想像した
882名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 23:23:08 ID:6GW5HJH2
そっから先が重要www
883名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:08:35 ID:/KNFYKn4
御剣は複雑な形状の下着だと脱がせるのに苦労しそうだなw
884名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:17:32 ID:EkpLsM74
よい小ネタが続いているw
こんな時にパソコンの鯖が書き込み規制されてなければ何か書きたかったぜww

早く解除されないかな…
885名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:46:32 ID:XnmAKbE1
>>881
むに。
メイ「(あわっ)
れ、レイジ、こんな計り方でサイズがわかるのかしら」
ミツルギ「うむ…服ごしではなく、直に計ったほうが正確な数字がでると
聞いたことがある。
では重ねて失礼して」

と想像した
886名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 05:10:41 ID:KaR8ae47
調子に乗って流れを読まず第二弾

「どうやら、春美ちゃんに……その。見られた……みたいだね」
なるほどくんが、はああっ、と深いため息をつく。それと一緒にあたしの顔が、かああっと熱くなるのがわかる。なるほどくんが、あたしの身体に……その。“色々”したことを、よりによってはみちゃんに見られてしまった。
はみちゃんは、

「い、いいえ! おおおおお二人のお邪魔など、私はしておりませんとも! はい、していませんっ」

なんて、否定してたけど。真っ赤になって目線を逸らしながら言っても、信じられるわけがない。
で。夕方。『見て』しまったからか、気遣いのつもりらしく、はみちゃんはひとりで里に帰ってしまった。一緒に帰ろう、って言っても、

「い、いいえ! おおおおお二人のお邪魔など、私にはできませんとも! はい、できませんっ」

と、真っ赤な顔で視線を逸らしながら言われて、止めるに止められなかった。
で、さっきかかってきた電話によると、はみちゃんは無事に里に着いたようだった。
「春美ちゃん、里に着いた?」
「うん……みたい。よかったぁ……」
そしてここで、なるほどくんが冒頭の台詞をぼそりと呟いたわけなんだけど……
「なんかヘンに気を使わせちゃったみたいで、悪いことしちゃったなぁ」
「それだけじゃないよ。はみちゃんのジョーソーキョーイク上も、よくないと思うんだけど」
「そうだよなぁ……」また、なるほどくんの深いため息。
「もうっ。あれほど『ダメ』って言ったのに」
「面目ない」
「……あのね。別にね、なるほどくんと……その……する、のはね。ヤじゃないの。だから今度……今度は、せめて、はみちゃんとか他に人のいない時に……」
「たとえば、今?」
言われて、はたと気付いた。
夜、というか深夜に近い。当然こんな時間に、この事務所に尋ねてくる人なんか普通、いない。はみちゃんは今、里にいる。
そこまで頭が回ったときには、腕をぐいっと引っ張られ、事務用の椅子に座るなるほどくんの上に乗っかかっていた。
887名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 05:11:51 ID:KaR8ae47
「もう1回、する?」
「えっ、だってお昼間、したじゃない!」
「あれは真宵ちゃんだけだろ。ぼくは何も」
「で、でも……」
「あれ、『嫌じゃない』んじゃないの?」
にやっ、と口を歪ませるなるほどくん。そんな顔を見て、あたしは……答えに困ってしまった。
「……なるほどくんの、えっち」
「知ってるよ。」
「もうっ。毎日こんなことしてたら、きっとぎっくり腰とかになっちゃうよ」
「うるさいな」
「なるほどくん、もう27才だもんね。“てぃーん”のあたしと違って。もう若くないんだから、無理しない方がいいと思うな」
「……真宵ちゃん、さっきから声震えてるよ?」
だって、あたしが何を言っても意に介さず、なるほどくんはさっさとあたしの装束の帯を解いて、はだけさせてるんだもん……その時々に触れる、男の人特有の大きくて骨張った手が、じっとあたしを見る、いつもと違う大人の顔が……あたしに何かを意識させる。
「やっぱり真宵ちゃん、肌が真っ白だなぁ」
「そ……そう、かな」
「うん。キレイだよ」
きっと、なるほどくんはわかって言ってるんだ。きっとそう。だから、笑ってる。微かに。そうとわかっていても、こんなことを言われると、嬉しいけど恥ずかしくて……言葉が、出てこない。
そうこうしてる内に、装束が床に落とされた。ブラジャーなんて着けていないあたしは、パンツ一丁という、情けなくも恥ずかしい恰好になってしまった。他に身につけているのは、下駄くらいだ。
「なるほどくん。寒いし、恥ずかしい」
「う。ごめん」
口では謝りながらも、片方の腕はあたしの腰に回されがっしらと身体を固定し、もう一方の手はつつ、とあたしの背筋を撫でる。
「ひゃ……っ」くすぐったさに身を反らすと、きゅうっと音を立て、なるほどくんが首筋に吸い付いてきた。
「う……」
「ほら、痕ついちゃった」
ここからじゃ、見れないのに。どうしてだか恥ずかしい。
キスの雨が、ちょっとずつ下に落ちていく。そしてあたしの、自分でも小さいなってわかってるくらいの胸の膨らみの頂点が、つんと舌でつつかれた。
888名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 05:13:29 ID:KaR8ae47
「もう固くなってる」
にやりと笑うなるほどくん。もう、全部なるほどくんの思い通りっていうか、されるがまま……だ。
「だ、だって……恥ずかしいよ……」
「……そっか」
聞いているのかいないのか。床にあったあたしの装束を広いあげ、それを適当に事務机の上に広げて……あたしは机の上に、俯せに寝かされた。
じゅるっ、と音を立てて、なるほどくんが首に吸い付いてきた。そのまま舌が首筋、背筋に這う。身体を、ぞくっと何かが走る。
「あっ、ん……!」
身体が少し浮いた。そこをすかさず腕が割り込んできて、両方の乳首を摘み、捏ねくり、弾き、引っ張る。
「どう? 真宵ちゃん」
耳元で、息がかかるほどの近さで、囁かないで……しかも、なんだかいつもより低い声で、心がくすぐったい。
「な、なに……が?」
「気持ちいい?」
「い、えないよ……恥ずかしい、もん……」
「じゃあ、真宵ちゃんの身体に尋問でもしてあげようか?」
からかうような響きに、恥ずかしさが更に増して、何だかワケのわからない、嬉しいような、寒気みたいな……ぞくっ、て感覚が身体を襲う。
「やだ……なに? なにするの?」
それには答えないまま、なるほどくんは片方の腕をあたしのふとももに這わせた。それは肌を撫でながら、少しずつ上にあがってくる。そして指が、ふとももの間、あたしの下着に……
「あ……う、んっ、はぁっ、ああ、あぁん!」
ぐりぐり、と下着の上から、あたしの敏感なトコロに押し付ける指。勝手に口から漏れる声。裸のまま後ろから、なるほどくんにこんなえっちなことされてる。考えるだけで、意識するだけで、ますますあの「ぞくっ」って感覚が蘇ってくる。
「そろそろ、いい?」
「う……ん……」
もう、言葉にならないよ……今なら、なんだか、なんでも言ってしまいそう。
下着が、するすると膝下まで下げられる。今まで下着越しだった指が、あたしの中に入ってくる。
「あぅ……んっ」
「すごく濡れてる」
「やだぁ……言わないで……」
なるほどくんが指を動かす度に、身体がぞくぞくする。頭の中で、何も考えられなくなっていく。
「気持ちいい?」
「えっ……あっ、ああ、やっ、うぅんっ」
「答えられたら、終わりにしてあげる」
「あっ……き、気持ち、いいっ、の……! なるほどくんっ、お願い……!」
889名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 05:15:26 ID:KaR8ae47
なんだか泣いてるみたいな声で懇願して。そしたらなるほどくんが笑った、気がした。
「真宵ちゃん、大好きだよ」
「うんっ……あ、たしも……! なるほどくぅん!」
チャックが下りる音。布が擦れる音。その後に続く、何度か味わっても慣れない、身体を貫く衝撃と気持ち良さ。
「ああぁぁっ!」
近くにあった紙を握りしめる。痛い、痛いのに気持ちいい。なるほどくんと一緒だから。一緒に、ずっといられるから。
「なるほどくん、一緒……一緒、に……!」
「うん……っ、真宵、ちゃん……出すよ……!」
「あっ、あぁあ、あああ……!」
なるほどくんが、ぎゅっとあたしを後ろから。抱きしめてくれたのが最後の記憶だった。



次の日――起きると事務所の応接室、そのソファーの上。どうやらあのまま、寝てしまっていたみたいだ。
なるほどくんはどこだろう、と探してみると、事務机に座って神妙な顔をしていた。
「どうしたの、なるほどくん。眉間にヒビ入って、まるでみつるぎ検事みたい」
「……それがね、今、ヤツから電話があって」
「“ヤツ”?」
「矢張だよ」
なるほどくんが言うには、話はこういうことだった。
昨晩、やることもないヤッパリさんはみつるぎ検事を誘い、飲みに行こうとした。で、当然幼なじみのなるほどくんも誘おう……という話になったらしい。
「そこで、ぼくらが……その」
言いづらそうに口ごもるなるほどくんを見て、あたしは血の気が引いた。
「ま。ま。ま。まさか……」
「うん……してた、らしいんだ」
扉には鍵がかかっていなかった。そして聞こえる、あたしの喘ぐ声……そこでヤッパリさんは扉を薄く開き、中を覗いた……
「御剣は、最初の内は止めたらしいんだけど。途中から一緒になって見てたらしい」
「………………」
「で、今から2人が来るんだけど……」
「……………………」
もう何も喋る気力はなかった。はみちゃんの次に、また見られちゃうなんて。しかも、あんな、恥ずかしい……トコロを。
「なるほどくんのせいで……見られちゃったよ」
「うう……面目ない」
「今度から、事務所でするの禁止!」
「はいっ」
「……なるほどくんのおウチ、行ってもいい?」
なるほどくんの顔が、ぱぁっと明るくなった。
「ちらかってるけど、ね」
そこに、ピンポーンと軽やかなチャイムが鳴った。
「矢張と御剣だ」
あたしは、あの2人に何を言ってやろうか、考えることにした。
890名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 06:07:18 ID:ipbeke/N
なるほど、自重しるw
ラブラブバージョンのナルマヨってなんとなく正常位ってイメージがあるから、後ろからってちょっと新鮮だった。
GJ!
891名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 06:22:59 ID:XnmAKbE1
下駄にパンツいっちょ!
真宵ちゃんかわいい
GJ!
892名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 22:44:59 ID:GU4Y26VE
>>873-885
非常にタイムリーなネタが来たぞw


今年の世相を反映したブラジャーは「裁判員制度」に−。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京)は5日、
来年5月に始まる裁判員制度をモチーフにしたブラジャー(非売品)を発表した。

裁判所などに飾られている「正義の女神」の彫像をイメージ。
公正で平等な裁きの象徴として女神が持つてんびんを下着にアレンジした。
取り外して台座に取り付ければ実際にてんびんとしても使えるという。

ソース:時事通信社
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008110500690
画像:てんびんとしても使えるブラジャー(サンスポ)
http://www.sanspo.com/geino/images/081105/gnj0811051410032-p1.jpg
http://www.sanspo.com/geino/images/081105/gnj0811051410032-p6.jpg
893名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 22:52:22 ID:yqaWFpdD
>>892
こ、これを冥タンが…w
894名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 02:16:01 ID:N0oWzFqg
>>889
GJ!
次は誰にのぞかれるのか楽しみです
895名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 13:26:36 ID:TLrW0W5Z
>>892
これを御剣が選んだらムチではたかれるな、確実にw
896名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:49:31 ID:XFvjJoX9
>>895
御剣「メイ、その、買ってきてやったぞ。
結局サイズがよくわからなかったからAからFまで全b」
(バシィッ)
メイ「・・・・あなた、あれだけ揉んだり撫でたり好き勝手触ったのに
わからなかったの?」
897名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:37:07 ID:IHkB6sXV
これは、夢……?
あるホテルの一室。暗く狭いその部屋は、カーテンが締め切られていて薄暗い。そんな中に響く、男女の荒い息遣い。
(なんだろう……なんでオレ、こんなところで、こんなこと……してるんだっけ)
徐々に襲い来る快楽に、理性も意識も飲み込まれそうになる。同時に忍び寄る、どうしようもない衝動。飲み込まれてはいけない類のモノ。それに耐えるために、王泥喜は今の状況に至るまでを思い出そう、と記憶の糸を手繰り寄せ始めたのだが……
「オドロキくん」
「あ……っ、な、成歩堂……さん」
傍では、成歩堂がいつもの様子で、気だるそうに座りながらこちらを眺めていた。その口に、意思が読み取れない飄々とした薄ら笑いを貼り付けている。それで思い出しかける、この事態の始まり。
(そうだ、最初、確か……成歩堂さんに、呼び出されたんだ。「話がある」って。そして、ここに来て、それで……)
「ダメじゃないか、ボーっとしちゃあ。彼女が寂しそうだよ?」
「え……」
成歩堂が指差す先、王泥喜の足元に『彼女』はいる。『彼女』は妖艶に口元を歪め、王泥喜の股間から口を離した。『彼女』の口元と王泥喜のそれが、銀色の糸で一瞬、繋がる。
「オドロキくん、若いね。すごくおっきくなっちゃった……」
そう言って『彼女』は愛しそうに、王泥喜の屹立した部分を指先で撫でる。思わず、ビクリと身が竦む。
「あ、あの……もう、やめにしませんか」我ながら、情けない声を出しているな、と思った。しかし与えられた快楽と、ワケのわからない事態に対する混乱が、嫌でも声を震わせる。
「なんで? 気持ちよくなかった?」
「え、あの、そういう、ワケじゃあ……」
「じゃあ、いいじゃない」
『彼女』――綾里真宵は、その身に纏う着物の裾を、少しだけ肌蹴させた。あらわになるその白い肌は肌理細かく柔らかそうで、絹を思わせる美しさだった。その美しさに、欲情しない男はいないだろう。思わず、唾を飲み込む。
「ふふ。オドロキくんったら、元気だねぇ」
妖しく笑う真宵が、王泥喜をベッドに押し倒す。というより、もう体に力が入らない王泥喜は、自分から倒れていった。そしてその上に、白い太ももをあらわに跨った彼女は、屹立した肉棒を指でしごき、うっとりと呟く。
「素敵……ねぇ、一緒に、気持ちよくなろうよ」
甘く響くその声に、再び理性が飲み込まれそうになる。頭がくらくらする。どうして、こんなことになったんだっけ。どうして……
898名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:37:42 ID:IHkB6sXV
「ここ……で間違いない、よなぁ」
とあるホテルの一室、そのドアの前で王泥喜は立ち尽くしていた。どこにでもあるシティホテルの一室なのだが、どうも妙だ。いきなり事務所に電話がかかってきて、開口一番に彼は言ったのだ。
「話があるんだよ、オドロキくんに」
「はぁ」
「だから、今から指定するホテルの部屋に、来てほしいんだ――」
思い当たる節が全くない。というか、そもそも話なんて事務所ですればいいのに。いっつも会うのだから。それともみぬきちゃんには、聞かれたくない話だとでもいうのだろうか。しかしそんな重大な話、ますます身に覚えがない――
そんなことをごちゃごちゃと考えていても、仕方ないか。
ある種、開き直った王泥喜は、意を決してドアをノックした。
「はーい」
返ってきたのは、かわいらしい女性の声。あれっ、と疑問に思った瞬間、ドアが開いた。
「あっ、君がオドロキくん?」
ドアを開けたのは、薄紫の着物を身に纏った若い女性だった。漆黒の黒髪を纏め上げ、着物を見事に着こなしている。胸元には紫の勾玉。どこか不思議な雰囲気を漂わせる美女だった。「綺麗な女の人」という言葉が、ピッタリと当て嵌まる。
「待ってたんだよー、さあっ、早く早く!」
見た目に反して明るく、元気な声と態度で、強引に王泥喜を部屋の中に引っ張り込む。彼は抗えず、そのまま着いていくしかなかった。
部屋の中に入ると、成歩堂がいつもの飄々とした態度で待っていた。ベッドの上に座り、にやにやと口元を歪めている。
「やあ、オドロキくん。待ってたよ」
「あの。話ってなんですか? それに、この人は……」
「来て早々、せっかちだね、キミも。まぁ、ひとつずつ、ゆっくりと話してあげるよ」
「ええっ、ひとつずつ、ゆっくり話すの?」
なんでそこに反応するのだろう。しかし着物の女性は、真剣そうだった。じっと成歩堂を見つめている。そんな女性に一瞬だけ目線を向けると、成歩堂はとんでもないことを言い出したのだった。
「実は、キミにはこの子にお仕置きするのを手伝ってもらおうかと思って……ね」
「……はぁ?」
「この子、名前は綾里真宵ちゃんっていうんだけど。結構ワガママな子でね。ちょっとばかり、お仕置きが必要なんだ」
「……はぁ」
「だから、それをキミに手伝ってほしいんだよ」
899名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:40:01 ID:IHkB6sXV
全く意味がわからない。なんだ。お仕置きってなんだ。ものすごく不穏な響きである。
頭を過ぎるのは小学校の頃、忘れ物をして廊下に立たされたことだとか、つい最近、みぬきちゃんのオヤツを間違って食べてしまい、危うく新魔術の実験台にさせられそうになってしまったことだとか、どう考えても場違いなことばかりだった。
どうやら、そんなことを言って笑ってもらえるような雰囲気でもなさそうだった。
「あの、すみません。オレには何がなにやら。で、何をすればいいやら」
「それを、今から説明してあげるよ」
成歩堂は立ち上がると真宵の傍に歩み寄り、いきなりキスをした。無理やりといった風ではなく、真宵もそれを受け入れ、舌を絡ませている。ぴちゃぴちゃ、と唾液がお互いの口内で混じりあい、交換し合う卑猥な音が室内に響く。
「んんっ……んはぁっ」
さきほどまで、美しくて明るく、元気な女性だった真宵は、一気に「妖艶な美女」へと変貌を遂げていた。白い肌は薄く朱に染まり、目元は色っぽく滲んでいた。口の端からは、接吻の後の唾液が少し垂れ、荒い息を漏らしていた。
その様子に、目を逸らそうとも逸らせず、浅ましくも下半身が反応する。
「相変わらず、いやらしいね。真宵ちゃんは」
「だ、だって……」
「見られて、興奮した?」
「やだぁ……言わないでよぉ……なるほどくんが、焦らすから……」
「ごめんごめん」成歩堂は、ちらりと王泥喜を一瞥した。「でも、そのために彼を呼んだんだから」
「うん」
どうやら、自分が何かとんでもないことに巻き込まれていることだけは、かろうじて理解していた。しかし、体が動かない。
それは先ほどの光景の衝撃のせいでもあるし、真宵がこちらへと、歩み寄ってくるせいでもあった。
「王泥喜くん、お願い……」
「は……はい?」
「あたしを、抱いて」
彼女の細い腕が、首に絡みつく。あっ、と声を漏らす前に、王泥喜の唇には真宵のそれが重ねられていた。口内に積極的に侵入してくる舌が、唾液を混ぜ合わせ交換させ、彼の性欲を一気にかきたてる。味わったことのない感覚。
性的な経験が全くないわけではないが、少なくとも同年代の男性よりは少ない王泥喜は、完全に混乱していた。
なんだ。なんなんだ。どうしてこの人はこんなことを。お仕置きってなんだ。成歩堂さんはどうして。
900名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:42:04 ID:IHkB6sXV
「んんっ……んー!」
こんなに長いキスはしたことがなかった。息を継ぐタイミングがわからない。
「ぷはっ」
「……あは。オドロキくん、こういうキスしたことないんだ?」
ペロリと舌で唇を湿らせた真宵は、王泥喜の股間に躊躇いもなく手を伸ばした。
「うわっ、何を!」
「気持ちよくしてあげるの」
「いいい、いいですよっ、そんな!」
「んー? でも、ほら……オドロキくん、身体は素直みたいだねぇ」
先ほどの衝撃があったからか、いともたやすく股間に血が集まっていく。そういえば最近、家に帰ったらそのまま寝ていた気がする。ご無沙汰だったのもあるのかもしれない。
それにしたって、こんな状況下で、こんな状態で……自分の身体のことなのに、ワケがわからなくなっていく。
「いいんだよ、オドロキくん。素直になりなよ」
しばらく黙って見ていた成歩堂が、ようやく口を開いた。
「キミにお願いしたいことっていうのも、これだしね」
「え……」
「真宵ちゃんは、本当にいやらしい子なんだよ。いっつも、こうだ。だから……飽きさせない為に、たまにはこういう刺激的なシチュエーションでも組んであげようかな、と思ってね」
「な、なんですか、それ……」
にやっ、と成歩堂が口の端を歪めた。手をひらひらと振り、いつもの調子で言ったのだ。投げやりに、全てを王泥喜にまかせるかのように。自分は関係ない、とでも言うように。
「オドロキくん、真宵ちゃんを抱いてあげてよ。彼女が満足するまで……さ。ぼくはここで見ていてあげるよ」
「な、なにを……」
「ほら、真宵ちゃん。オドロキくんも嬉しそうだよ。いっぱいしてもらいなよ」
「うん……オドロキくん、よろしくね」
真宵がズボンのジッパーを下ろす。現れる自分の欲望。それに手を伸ばし、しごき、口に咥え……なんだ。なんなんだ、これは。ワケがわからない。なんでオレが、こんなことに……これは、夢……?
襲い来るめまぐるしい快楽の波。頭がくらくらして、真っ白になっていく。意識も理性も、手放してしまえば楽になれる。でも、いいのか。悪いのか。どうして。
回想も現実も、何もかも区別がつかない夢心地の中。気づいたら、吐き出していた。欲望を思い切り、彼女の中に。残ったのは、快楽というより疲労感と、かすかな満足感と達成感。
そういえば、避妊具を着けていなかった。大丈夫なのだろうか……
王泥喜の身体の上で荒く息をつく真宵は、恍惚の表情で呟いた。
「あっ、はぁ……はぁっ、すごいね……オドロキくん。いっぱい出したね」
「す、すみません……オレ、着けてない……」
「だぁーいじょうぶ。ちゃんとピル、飲んでるよ」ぺろりとお茶目に舌を出した真宵は、すぐに先ほどまでの妖艶な雰囲気に変わった。「今日は、いっぱいしたいもんね」
言うが早いか、彼女はまた腰を動かしだした。十分に吐き出したはずの性欲が、また蘇ってくる。
901名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:42:46 ID:IHkB6sXV
「う……わぁっ」
「ほら……オドロキくんも、触ってよ……あたしを、気持ちよくして……」
王泥喜の手を取り、自分の胸元へと導くと、真宵は着物の胸元を広げた。触れ、ということなのだろうか。
おそるおそる手を胸元へと突っ込むと、きめ細かく柔らかな肌触りが伝わってくる。大きさも程よく手に収まるほどで、綺麗な形をしていた。
まずは、片手で。柔らかい胸の感触を楽しむように揉み、捏ね、つかむ。胸の頂を指先でこすり、弾き、摘み、ひねる。そのひとつひとつの動作のたびに、色っぽく顔をしかめ、声を上げる真宵。
段々と肉棒の向こう、真宵の内側が熱く満たされていくのがわかる。
「あっ、あぁ、そう、もっと……してよぅ、オドロキくんっ」
「は、はいっ」
もっと、と言われても、もともとそんなに経験豊富ではない上、何も知らない相手だ。どうしたらいいのかもわからない。仕方なく。勘というか本能というか、とりあえず思いつくまま、手をすーっと、わき腹に滑らせる。
「ひゃあっ!」
そのまま、お腹にも、腕にも、背中にも、胸元にも。手を滑らせ、撫ぜていく。くすぐったいのか、それとも少しは感じてくれているのか。身をすくませ、くねらせる。その仕草が、どう見ても色っぽく、情欲をそそる。
もっと。もっとこの人を乱れさせてあげたい。オレが、するんだ。この手で、この人を……
「どこ……どこが、いいんですか。真宵さん」
「え……」
「オレ、真宵さんのこと、何も知らないから……教えてください。そしたら、その通りに……」
「あっ……んっと……もっと、ついてっ! もっと、もっとぉ……」
言われたとおり、王泥喜は思い切り下から真宵を突き上げた。激しく、その小さく華奢な身体が壊れてしまうかもしれないほどに。何かを刻もうとするように、打ち付ける。
「あぅっ、ああっ、やぁん! はぁ、んぁぁっ……王泥喜、くぅん!」
「まよい、さん!」
今度は、いつの間にかではなかった。自ら快楽の波に身を任せ、真っ白な欲望をもてるだけ、真宵に吐き出した。
902名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:43:20 ID:IHkB6sXV
「真宵ちゃん」
ぐったりとしていた二人の意識を呼び戻したのは、成歩堂の声だった。
「すごく楽しそうだったね。本当は見てるだけにしたかったんだけど……」
しゅるしゅると、帯が解ける音がする。次に、床に帯が落とされる音。今まで肌蹴ていた着物の間からかすかにしか見えなかった白い肌が、完全にあらわになった。
真宵はぐったりとしたまま、成歩堂に身を任せている。まだ繋がったままなので、肉棒の周りを、真宵の中がわずかにうごめいている。
まるでまだ、王泥喜から欲望を貪欲に搾り取ろうとするかのように。
「ぼくも混ぜてほしいな」
耳元で囁かれ、真宵の身体がぴくりと反応する。じわっ、と中が熱くなる。
「ん……」
自らを王泥喜から引き抜こうとするのを、成歩堂が制した。
「いいんだよ。今日は。ぼくは後ろから、キミがしてるのを見て、ちょっとだけ混じれればいいんだ」
「そっか……」
「だから、もう一回して」
「うん……」
まだするつもりなのだろうか。さすがに3回も連続でするのはキツい。しかし真宵はそうではないらしく、成歩堂の言うとおり、また腰を動かしだした。
「ちょ、ちょっと……オレは、もう……っ」
「大丈夫だよ。キミはまだ若いんだから」
たった一言で切り捨てられてしまった。しかもそれは正しいらしく、再び欲望が屹立していくのがわかる。蠢く真宵の内部に促され、何度目かの快楽がやってくる。
まだ、この快楽の波は終わりそうにもないな……
真っ白に混濁していく意識の中、王泥喜はかすかにそんなことを考えていた。
903名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 03:45:18 ID:IHkB6sXV
あれ……最初はナルマヨ調教モノだったはずなのに。
ということで、書けたらこの続きを書いてみたいです。がーっと勢いだけで書いたので、ヘンなトコロあったらゴメンねゴメンね。
真宵のイメージ崩れたらゴメンねゴメンね。
失礼いたしましたー。
904名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 07:33:32 ID:410IPaDY
何よりもまずカプと注意書きの明記を忘れずに
905名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 10:21:54 ID:QYSmO8cf
>>903
GJ!
面白く読ませて貰ったよ。
真宵ちゃん、エロいなぁ。
こうなるまでの調教過程にある真宵ちゃんとか読みたいなーと思ったw

>>904
クッ‥‥それより先に労いの言葉を掛ける‥。
そいつが俺のルールだぜ。
906名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 13:30:21 ID:JZ1ncIxX
>>905
ナルホドがマヨイをこっぴどく振った上で他の女とくっついて
ラブラブイチャイチャなエッチを繰り広げるような話を
注意書きも無くでいきなり読まされても同じことが言えるのかな、お前さんは?w
907名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 15:48:24 ID:tKljZ7YM
>>906
そりゃまた、どんな懇切丁寧な注意や前書きがついてても
大荒れに荒れそうな内容だなwww
グチャミソなスカグロネタとかの方が(このスレじゃ)まだ穏便だw
908名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 15:48:36 ID:FL9+g197
>>906
え、申し訳ないけど全然平気。
それと労いは別の問題だと思ってるし。
909897:2008/11/07(金) 16:29:15 ID:IHkB6sXV
ごめん、配慮が足らなかった。注意書きとカプ名明記、怠らないように気をつけます。
ちなみに、カプ名ってどんな感じに書けばいいかな?
910名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 17:05:12 ID:0x5sWWhQ
>>909
「ナルマヨ」とか略称でもいいからとにかく誰と誰が絡んでいるのか分かるようにしてくれ。
特殊設定物の場合はその旨も十分分かるように。今回の場合だったら、調教物っぽい事は最低書いておいて欲しいな。
後、これは個人的なことだけどエロにオドロキも絡むならそれは書いておいて欲しかったよ。
俺、1〜3キャラと4キャラが混じるのちょっと苦手で。ナルマヨとだけ書いてあって読み始めたらオドロキも出てきたとかだと厳しい。

個人的にエロとしてはすごくGJだと思ったから、こういう事で心証が悪くなるのはもったいないと思うんだ。
楽しく読める人もいるんだから、必要事項をキチンとアピールしてくれると嬉しいな。
機会があったらまた作品読みたいよ。
911名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 18:44:35 ID:/FYbKaAC
今度から表記たのむ
ナルマヨは好きだけど
自分あんまり4好きじゃないんで
912名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 19:21:04 ID:6ekXkOnq
 <<889
 結局みてるみったんW
913名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:53:31 ID:jW5Mc3hr
ナルマヨいい!
914名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 12:49:23 ID:ZOHfc36D
>>687の続きを楽しみに待ってる
915名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 13:47:57 ID:rGW984vu
>>784
別作品でもいいけど何か書かないのかな
すっかりサイト止まってる
もちろん続きプリーズだけど
916名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:17:25 ID:BD+Wk9Mo
>>903
エロ的にすごい自分のツボだった。GJ
917名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:13:13 ID:TKFFrLlj
>>847
快楽のためじゃなくて優秀な跡継ぎ欲しさに
目を付けた男と手当たり次第ヤりまくりはあるかも
成歩堂や御剣の他は牙琉弟とかも餌食になってそう
918名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 14:10:05 ID:1Pdi2h5f
>>917
ちょっとスピーシーズや沙耶の唄っぽいな
冥タンは宇宙人でも萌える肉塊でもないけどw
919名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 18:26:29 ID:Nt5pMGAj
冥タンは魔性の女で御剣を翻弄する話が読みたい
920名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 20:05:57 ID:ciEo26cc
淫乱な冥は本当に淫靡そうなイメージがあるけど、
淫乱な真宵は逆に明るくて健康的なイメージがw
美味しい食べ物にがっつく感覚で男食ってそうだww
921名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 20:10:13 ID:vazkMreN
明るくヤっちゃいそうだよね、淫乱な真宵は。
でも不思議と淫乱冥はドSでもドMでも想像出来るけど、
真宵の場合はドSバージョンしか思い浮かばない。
淫乱M女の真宵が想像出来ん…。
922ミツメイ:2008/11/14(金) 00:48:15 ID:bzJT/osy
乳首とブラジャー話に影響されて。エロ要素はゼロに近いですが。


「で? これはなんなのかしら? 御剣怜侍」
目の前にいる、狩魔冥の眉間にはハッキリとシワが刻まれていた。それについてコメントしたいところでもあったが、もしそれを言えば、その手に握られた鞭でどんな目に遭わせられるか……それはイトノコ刑事の日常で、狩魔冥のシワ以上にハッキリと立証されている。
「誤解はしてほしくないのだが……これは私が買ったものでは、断じてない」
「もしあなたが買ったものだとしたら、失笑モノね。その変態さ、誰にも負けていないわよ」
「……話を続けていいだろうか」
ごほん、と咳払いをしながら、どうしてこんな役回りが自分に回ってきたのかを呪った。
「これは、今度始まる新制度のプロモーションも兼ねた新商品だ」
「所謂、『コラボレーション』ね」
「その通りだ。そして、この……新商品を着用した君を、モデルにしたい、と。上層部の考えは、そういうことだ」
「それでこれを、あなたが持ってきたワケ? この趣味の悪い置物を」
御剣が持参した紙袋から、汚らわしいものを触るように摘み上げられたそれは、金色の『新商品』だった。それを興味なさげにひらひらと振り、机の上に乱雑に放り投げる。
「置物、ではない。女性用の下着だ。一応。台座を取り付ければ、天秤にもなると……うおっ!」
ピシリと音を立て、鞭が御剣のそばを掠めた。
「そんなことはどうでもいいわ。御剣怜侍。あなた、こんなセクハラまがいのことを、検事局公式でやれと?」
「わわわ、私が発案したのではない! 法務省からの特別な依頼があった、と上層部から……」
「で、何故私が? こんな下着を着けて、裁判員制度のプロモーションのモデルなんかを? 私はたかが一検事よ」
「そ、そうなのだがな。新制度をアピールする以上、現役の検事が相応しかろう、と」
「で、何故私が? 私はただの、一検事」
同じ言葉を、先ほどよりゆっくりと繰り返す彼女の手で、不吉に鞭がうねる。これに打たれ続けたという成歩堂の気持ちが、少しだけわかったような気もした。
「……上層部の意向らしい。どうやら君は、女性検事の中で1番の人気を誇るらしい」
ふん、と冥の鼻が鳴った。
923ミツメイ:2008/11/14(金) 00:49:15 ID:bzJT/osy
「それは光栄だけれどね。そんなこと、頭の軽そうな雑誌モデルなんかにやらせればいいじゃない。私は嫌よ。しかもそれ、ノーギャラでしょう?」
「ああ。だから検事局も、お金はかけられないということだ」
「だから、私が? 随分と私の価値は安いのね」
紙袋に新商品のブラジャーを突っ込むと、冥は御剣に袋を突っ返した。
「お断りするわ。申し訳ないけど私、上層部のオジサマたちのセクハラに付き合っているほど、暇じゃないの」
「そ、そうか」
何故だか、ホッと息を吐いてしまう。正直なところ、引き受けられても困った。断られたといえば上層部は落胆し、その責任を御剣へ転嫁するだろうが、それぐらいで済むならばいい。
それより、同じ師に教えられ、ここまで検事としての道を共に歩んできた姉弟子であり大切な存在である彼女の、恥じらいのない下着姿を衆目に晒す方が、よっぽど嫌だった。
「では、私の用件はこれだけだ。手間を取らせたな、狩魔検事」
「まったくだわ」
紙袋を受け取り、部屋を出ようとドアに近づいたその時、ぽつりと漏らされたその言葉を御剣は聞き逃さなかった。
「そもそも、ブラジャーなんて……いらないわよ」


924ミツメイ:2008/11/14(金) 00:49:50 ID:bzJT/osy
そういえば、最近御剣の、『恋人』と呼べる関係になった冥であるが、また『コト』は果たしていない。
そして常々気になっていたのは、胸である。
その強気な態度に時たま忘れそうにもなるが、冥はまだ19歳の、うら若き女の子である。そして今までは気のせいだと言い聞かせてきたが、どうやらそれは確信に変わった。
冥は、ブラジャーを着けていない。
だから、服に……胸の頂の『それ』が浮かび上がってくるときがある。
冥は割とスレンダーな体型ではあるが、成長すべきところは成長していっている。
そう、だから『それ』は目立つ。いやでも目立つ。気のせいだと言い聞かせてはきたが、もう限界だ。
『乳首』が浮かび上がっている。それに欲情する自分がいる。それに対し、御剣はかつてない自己嫌悪に襲われていた。
(私は……おそらく、こんなことを考えていると知ったら、メイはムチを振り回すだけでは済むまいな……)
そのためには、『それ』を解決するしかない。そう考えた御剣は、決心した。


925ミツメイ:2008/11/14(金) 00:50:25 ID:bzJT/osy
「で?」
昼間、ブラジャーを見せたときよりも深いシワを眉間に刻み、冥は御剣を一瞥した。
「今度は、検事局公式ではなく、あなた一個人のセクシャル・ハラスメントというワケ?」
「う、うム……いや、違う! そうではなく、だな。その。君の、その。アレがだな」
「……ハッキリ言いなさい。何よ」
今の御剣の心境はといえば、かつてないほどの危機を感じていた。下手なことを言えば、彼女の機嫌はたちまち悪くなり、烈火のごとく怒り出すだろう。
(成歩堂……貴様、メイを相手に法廷に立つ時は、いつもこんな感じだったのだろうか……)
親友の、ある種の打たれ強さを微かに尊敬した。
「キミは、所謂。その。『ブラジャー』というモノは身に着けないのだろうか?」
「……はぁ?」
冥の反応で示されたとおり、自分は何と馬鹿なことを言っているのだろうと御剣は思った。しかし、口に出してしまった以上は言うしかない。
「あー、その。常々思っていたのだが。キミの、胸に……その。所謂『乳首』が……うおおっ!」
昼間よりも勢いよく空を切り、ヒュオンと鞭が御剣の頬スレスレを掠めた。もし当たっていたら、大の男である御剣でも涙が止められなかったかもしれないような、そんな勢いだ。
冥は眉間のシワはそのままに、口元をにやっと歪めた。
「御剣怜侍……あなた、そんなに私のムチの餌食になりたいのかしら? 馬鹿の馬鹿げた性癖は、馬鹿馬鹿しくて馬鹿にしか理解できないみたいね。少なくとも、私には理解不能だわ」
「な、ななな、何を言う! 誤解だ、メイ!」
「昼間っから、セクハラを繰り返す……問答無用よ。レイジ。あなた、いい加減になさい」
「メイ、誤解だ!」
「ええい、うるさいうるさい!」
冥が鞭を振るう。その瞬間に、冥の形のいい胸が、ぷるりと揺れたのを御剣は見逃さなかった。
926ミツメイ:2008/11/14(金) 00:51:24 ID:bzJT/osy
どくん、と脈打つ欲望が、そのシンボルに向かって勢いよく流れていくのを感じた。
正直な話、健全な男子である御剣には、もう限界だったのだ。
ぴしゃーん!
鞭が身体に当たって、そこがじんじんと痛んだが気にしない。いや、気にしたかったが、己の欲望を解き放つほうが、今の御剣にとっては重要だったのだ。
「メイ」
その鞭を持つ手を、ぐいっと掴んで抑える。
「な、なによ」
「……キミは、まだわかっていないのか? キミはまだ19歳だ」
「だからなによ」
「そんなキミが、下着を着けずに男の前にいるということ……その真意がどうあれ、『誘っている』と誤解されても仕方あるまい」
「………………」
冥は黙ったまま、ふいっと顔を下に向けた。薄い色の髪が顔にかかり、表情がわからなくなる。
それには構わず、御剣は続けた。
「メイ。キミはどう思っているかわからないが、私はこれでも健全な男子だ。いくら幼い頃から志を共にした仲間といえど、限界というものがある」
「………………」
「メイ、その……うム。だから、ええと……」
「だから……なによ」
改めて言われると、『だから、なんなのだ』である。不器用な御剣は、法廷ならいざ知らず、プライベートでは自分の思うことをそのまま口にすることが苦手だった。
そんなとき、昔からの悪友のちゃらんぽらんな男の顔が浮かぶ。
(アイツなら……まぁ、イヤになるほどストレートに言うのだろうな)
しかし、御剣にはできそうにはない。考えた末、出てきた言葉は、
「……大切なキミと……今日は、一夜を共にしたい」
927ミツメイ:2008/11/14(金) 00:52:13 ID:bzJT/osy
「…………一緒に、いるだけでいいっていうの?」
「う、う……いや、そうではなく」
「ハッキリ、言いなさいよ」
ずっと下を向いたままの冥が、どういう真意で言っているのかはわからない。
「……だから。キミは……私にとって、大切な存在だ。それを、証明する。まがりなりにもキミは、私の……恋人……だからな」
「……ふ……」
メイの肩が、微かに揺れを刻み始めた。最初、泣いているのかと御剣は思った。しかし、違った。
「ふ。ふふふ……あーっはっは! ふふふ、レイジ……あなた、本当に……ふふふ」
「め、メイ……?」
笑っていた。その切れ長の瞳に、涙を浮かべるほどに。何がそんなにおかしいのか、御剣には全くわからなかった。
しかし、冥はひとりで納得したように笑っている。
「ふふ、あなた、本当に昔っから変わらない。不器用なのね」
「む……ムぅ」
「でも、それは私も変わらないかもね」
メイが腕を、御剣の首に絡めた。そのままぐいっと御剣の顔を引き寄せ、唇を微かに御剣のそれに重ねた。ふわっ、と甘い香水の香りがした。
「……いいわよ。あなたがそんなにしたいなら、しましょうよ」
「む……そ、そうか」
冥が微笑んだ。それは正直な微笑であるようにも見えるし、どこか小悪魔を連想させるような微笑でもあった。
「ねぇ、どうして私がブラジャーを着けていなかったか、わかる?」
耳元で囁かれる。その声の色気に頭がくらくらして、その言葉の真意がわからない。
着けていない理由……? 必要がないからではなかったのか。
それをそのまま言うと、冥がくすくすと笑った。
928ミツメイ:2008/11/14(金) 00:53:47 ID:bzJT/osy
「馬鹿ねぇ。あなたの言ったとおり、私は19よ。どこかの霊媒師さんならいざ知らず、普通、ブラジャーくらい着けるわよ」
話の引き合いに出された『どこかの霊媒師さん』は、ブラジャーをつけていないのか。
いやいやいや。
そこが問題ではない、と御剣は思い直し、問いかける。
「では、どんな意味があったというのか?」
冥は御剣の手を自らの胸に導く。服ごしに、柔らかい感触が伝わる。
「そりゃあ、私も年頃だもの。してみたいじゃない。……恋人、とね」
「………………!」
微笑む彼女の顔が、今度は間違いなく小悪魔に見えた。
御剣は、冥の胸の頂で存在を主張する『それ』を、指先ですりあげた。
「あんっ」
布とこすれ、冥は甘い声をあげる。御剣は、耳元で囁いた。
「では、今夜はキミのお望みどおりに」
「……あなたが、望むとおりに」
こうして、夜は過ぎていく。不器用な男と、小悪魔の彼女と一緒に。

次の日から、彼女は下着を着け始めた。不器用な男が、「少し派手ではないか」とハラハラするくらいの下着を。
929ミツメイ:2008/11/14(金) 00:56:58 ID:bzJT/osy
ごめん。本番には到達できませんでした。
ミツメイはなんだか、こう、奥手っぽい御剣と冥をぶち壊すのが難しくて、前書き長くなるのです。
エロ付け足してくれる人大歓迎なんだぜ。頼んだ!
930名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 01:46:17 ID:9hwPUYhi
いやいや。
これはなかなかどうして。

いやはや、乙ですぞ!
931名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 07:43:53 ID:QhN7dMHS
GJですGJ!ミツメイありがとう!!
932名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 10:30:49 ID:sn0+vgQh
うおおお!!ミツメイきたあああああああああああああああああ!!!
GJ!GJ!
933名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 10:52:51 ID:QVBTvxUu
GJ!!
不器用な御剣と小悪魔な冥たんイイ!!
934名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 11:28:20 ID:m9YKLcsK
コトに進むまでのやりとりに萌える人なんで前書きが長くなればなるほどGJですw
935名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 19:34:49 ID:5NCqHszE
おお、GJ!
そして冥のハラハラさせる下着と某霊媒師ノーブラ疑惑についてもぜひkwsk
936名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 19:44:16 ID:RvCQ7zTD
某霊媒師のお嬢さんは、グラマーなお姉さんを霊媒すると、
肌蹴た装束の胸元から本来見えるべきブラジャーが見えないからね。
間違いなくノーブラだねw
937名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:17:14 ID:PHvicSU2
GJ!!!
あの胸ポチはわざとなのかw
逆検がますます楽しみになってきた(性的な意味で)
938名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:20:17 ID:uN5G8hsa
>>936
とれびあんのバイトでウェイトレス服着たときに、慣れないブラジャーを装着するのにてこずる姿を想像して萌えた。
939名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:54:09 ID:UbkIxk1G
とんでもない物を知ったのでコレを張ります。
気分を悪くしたなら申し訳ありません。
●国籍法改正案とは?
 D N A 鑑 定 な し に、男親が「俺の子です」と認知さえすれば、
 外国人の子供が誰でも日本国籍を取れてしまうようになるザル法案。しかも、罰則は超緩い。

●成立すると起こりうる問題
 DNA鑑定不要→偽装認知が簡単 / 母親と結婚していない人でも認知可能→1人の日本人男性で何百人もの認知が可能
 その結果…
 ・人身売買・児童買春など悪質なビジネスが横行
 ・偽装で取得した子供の日本国籍を盾に続々と外国人親族が日本に大挙
  →外国人スラム街が誕生し、治安が悪化。いずれ日本のことを外国人に決定されるようになる。
 ・巨額の血税が、偽装認知で生活保護の権利を得た外国人親族のために公然と使われる  など多数
この様な日本にしないためにもこの事を知らない人たちに知らせたり、議員の方にFAXを送ってもらえませんか?
ご協力をお願いします。
940名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:16:16 ID:t8+1qysw
うおおおおノーブラ冥が!
乙でした!!
941名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:29:11 ID:RvCQ7zTD
>>938

真宵:うう。窮屈だよ、なるほどくん。
なるほど:そう言われてもなぁ‥。
      っていうか窮屈な程胸は無ry
真宵:!!
942名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 07:30:27 ID:/lSsedtJ
>>941
わずか4行の文に萌えられる自分は異常なのかGJ!
943名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 13:27:11 ID:rx1dZIk6
26歳の真宵ちゃんは、せめてブラジャーが必要な位には胸が成長していますように(−人−)
944名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 16:58:30 ID:LcUm20A2
しかし個人的に真宵は貧乳だからこそ萌えってのもある

真宵:A→B〜C、冥:C→Eくらいに育ってるのが理想
ちなみにはみちゃんはGカップ女子高生でよろしく
945名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:51:03 ID:WEnW+oO2
>>944
うん、貧乳っていうかあのスレンダーなのがいいんだな、自分も。
腰から脚にスラーっと流れるようなラインが真宵の魅力。膝小僧の辺りがイイ。

でも、真宵って言われてるほど貧乳でも無いと思うんだ。普通よりちょっと控えめってくらいで。
まな板かと思ったら、意外とあるんだねっていうシュチュエーションもまた萌える。
946名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 18:09:31 ID:QvbBtYIF
一般的に何カップが普通の大きさと言われてるのですか
Aは小ぶりな感じだけど、Cと聞くとちょっと大きめのイメージなんだよ
947名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 18:30:54 ID:lRNQUG5G
A10%
B28%
C28%
D21%
それ以上12%

位らしいからCが普通かも。
948名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 18:53:10 ID:rx1dZIk6
大丈夫。
姉ちゃん並みの巨乳を望んでるんじゃない。
「せめてブラジャーが必要な程度」の成長だよw

斜め後ろからのカットとか水着のカットを見ると分かるけど、真宵もそれなりに胸はあるよ。
多分Bくらいはありそう。
949名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:27:50 ID:Mv+1JXD2
冥の胸は今のままで十分だよ
巨乳より美乳のままでいてほしい
950名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:03:50 ID:iQhOFq3A
>>915
天野月子の「蝶」を聴く度、喫茶店シリーズの冥を思い出してしまう。
冥→御剣でもあり冥→成歩堂でもあり冥→マスター(ゴドー)でもあるってゆう。

何にせよ、冥への真摯な愛情が感じられる名作だし、続きがあるなら是非読みたい。
951名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:15:59 ID:ojBZBYPK
真宵は貧乳だからいい! と萌えるわけでなくて、
貧乳がゆえのコンプレックスを感じている部分があれば
恐ろしく萌えるんで、貧乳であればいいと思う
952名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:20:04 ID:lU4Y1eyY
自分、天野月子凄く好きだ
スレチごめ

ついでに真宵と同い年&真宵より-4cmの身長だけど体重がアレなんで、真宵の体型が死ぬほど羨ましい
953名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:28:10 ID:rx1dZIk6
冥の腰から太ももにかけてのラインが羨ましい。
色っぽいよね、冥ちゃん。
954名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:18:11 ID:+x/z9S0l
>>952
あーあ、自分でバラすなよ ここ21歳以上の板ですよ
子供の集いや自分語り系は携帯ゲーキャラに立ったスレでやって
955名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:34:46 ID:q6e7ZgQ5
>>954
そんなのあっちに来られても困る
956名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:51:21 ID:PlnO5eUP
PINK鯖は数年前に21禁から18禁になったよ
それでも高校生(1〜2の真宵と同い年)は立ち入り禁止だけどね
957名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:58:41 ID:l2LKr+QO
何にせよ訊いてもないのに
自分の年齢とチビデブス体型スペック晒すような
KY構ってちゃんはまだこんなとこ来るべきじゃないんじゃない
958名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 01:06:15 ID:KZvuYrE3
 
959名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 01:08:41 ID:KZvuYrE3
そろそろ次スレ立てないとな
960名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 17:10:06 ID:eJIeXk6M
>>687のつづきは?
  ものすごく気になってます。
961名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:04:08 ID:KZvuYrE3
神よ来てくれー
962名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 01:20:30 ID:G49HN3ll
三組ノマカプスレで出てきたネタの続編とか、書いても良いの?
963名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:41:15 ID:n8cnVNcB
ここエロ無しネタもOKだからいいんじゃないかな
964名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 07:50:25 ID:GI/hfOtw
あっちのテンションは独特で
見てないから続きとか言われてもポカン
むこうでやればいいじゃん
965名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 08:08:13 ID:G49HN3ll
向こうでやっていいなら向こうでやってるよ…
966名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 11:12:29 ID:yCKHyCzs
このスレらしく淡々と投稿してくれるならいいと思うし読みたいとも思うけど
あっちの独特テンションを持ち込まれるのは正直キモイ
ここの住人が皆が皆あっちのスレを見てるわけではないんだし
板を超えたスレの連動作ってどうなの? っておも

967名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 11:33:46 ID:q5N05r/X
あー自分もあっちの空気苦手
968名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 12:21:31 ID:HABijJ9Q
向こうの空気が嫌いだとか、このスレには関係ない主張だけ残していく奴が一番厄介だな。
969名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 12:36:52 ID:58In+9xI
あっちを見てなきゃ理解できない内容でなければいいんじゃない?
前書きであえて「あっちの続きです」とは書かなきゃいいんだし。
ただ、独特のテンションのままだと評価はどうかわからんけど…
970名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 14:20:53 ID:jUDMfuoL
向こうの各キャラスレから湧き出たネタも投下されてるし良いよ。
っていうか煮詰めて行けば作品読めれば何でも良い。
971名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 15:29:09 ID:n8cnVNcB
カップリングなんだろう?
ちょっと興味ある
972名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:14:48 ID:WsPw49dn
>>971
ナルマヨ・ミツメイ・カミチヒ限定スレだからその三組が好きなら
のぞいてみるのもいいと思う

ただし本当にその三つ限定だからその他の組み合わせ、
特に成歩堂・御剣の真宵や冥以外の女キャラとのカップリング
(ナルアヤとかミツマヨとか)の話は激しく嫌がられるので注意
973名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:29:49 ID:2KP+m9Q6
どこー
974名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:46:56 ID:n8cnVNcB
>>973
逆転裁判で検索したらあったよ
975名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:49:36 ID:0O/MOIcN
>>973
スレタイ3組以外の話はNGだから、そのつもりでね
976名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 00:46:52 ID:5v1UscAl
怖っ
977名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 12:29:25 ID:K7PxvVeP
正直、ここの空気もあっちと似たようなものだと思うけどね
ナルメイやミツマヨなんかの話題が出るとピリピリした雰囲気になるし

まあ、そういう自分もナルマヨミツメイ好きで
その他のカプはあんまり得意じゃないから偉そうなことは言えんけどw
978名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 13:03:56 ID:xS8ZU0//
と、言うか「あっちの空気」言うほど、感じ違うか?
全く変わらない。
979名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 13:13:17 ID:JoxZNEZD
正直自分も、優越感をちらつかせて何が「空気が違う」だよと思ってロムってた。


それより花見帰りの初めてなるほどは、そろそろ脱・童貞出来たのかなw
980名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 21:39:19 ID:5v1UscAl
次スレどうします?
自分立てられるかわからないんで、
どなたかにお願いしたいのですが。

あと、SS投下してくれる人は、別に了承得るレスしないで
投下してくれていいと思う。
981名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 22:12:15 ID:x8dVWYQf
テンプレに「カップリング明記」と、
先に何か注意事項?とか書けっていうのも追加した方が良いんじゃない?

この前の時に思ったけど、
せっかく勇気出して作品投下してくれてるのに、作品とは別の所で非難轟々じゃ可哀想。
あんなんじゃ神も来なくなるよ。
古くからここにいる人達ばかりじゃないから、
パッと見て投下する時に気をつける事とかあった方が良いと思う。
982名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 23:08:20 ID:5v1UscAl
>>981
そうだね。カプ明記はしてもらったほうが有り難いし。
軽く設定を書いてくれれば、それが苦手な人は読むの
避ければいいわけだしね。
SS投下は大いに歓迎が前提のスレなわけだし、
苦手なの読んじゃっても、スルーすればいいって話だよね。
何が言いたいかっていうと、投下待ってますってことです。
983名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 23:20:32 ID:N0gfz85h
「○○だけど需要ある?」とか「××だけど投下しておk?」みたいな
所謂誘い受けもやらない方がいいこともテンプレに入れたらどうだろう。
984名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 23:33:35 ID:5v1UscAl
同意
書きたいもの書けばいいんだよ。
批評なんか気にせずに。
985名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 11:14:40 ID:1u2mrBR6
そろそろ次スレ
986テンプレこんな感じでどう?:2008/11/20(木) 14:32:20 ID:bD41Vtwi
・・・ここは逆転裁判のエロパロスレッドだ。
SSの投下、大いに歓迎しよう。

<異議あり!>
弁護側は下記を要請します!
・投下前のカップリングの明記
・特殊設定などの注意事項
・需要の有無などのお伺いは不要

前スレ
逆転裁判エロパロ第11法廷
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200751875/

初代スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035018015/
2スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1049383172/
3スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064908551/
4スレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079606189/
5スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085756965/
6スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098197401/
7スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120838794/
8スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161958004/
9スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177068199/
10スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184655487/

エロ絵掲示板
http://aeneas.halfmoon.jp/gsero/
逆転裁判エロパロスレ@Wiki
ttp://www23.atwiki.jp/gspink/
987名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:26:43 ID:O49q0XRr
>>986
それじゃそれで立ててみるね〜
988名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:28:18 ID:O49q0XRr
立てました
逆転裁判エロパロ第12法廷
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227191266/
989名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:32:33 ID:r3jfrjF3
くらえ!
つ乙
990名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 01:22:19 ID:Rn9sFdTJ
とりあえず乙を申し立てる!
991名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 02:08:41 ID:a1Uv7eN3
とりあえず乙は却下します
992名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 02:15:55 ID:xX2NKzZ/
とりあえずその乙を認めます
993名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 03:06:09 ID:yNp3r/cZ
異議あり!

証拠もないのに乙とか言ったらいけないんだぞ!
994名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 23:55:21 ID:xX2NKzZ/
ほう
君にはこの証拠が分からないのかね
995名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 00:10:53 ID:J/70lqa0
異議を却下します
乙を続けなさい
996名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 16:12:53 ID:x5CFDpyq
判決・・・・・・・・乙!!
997名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 17:05:31 ID:BEv6R0KW
                    、,t-j-;、,
                   ,-┴`‐''┴-、
                 .,-t‐''' "T~` ''<、,       ァ
                    ノ i::.  U ......:j |   '´‐'
                   j! .:|:::::::::i:::::::::::::|! ::'!
                   ( .:::{!::::::::|:::::::::::;:|!  }
                  \:::ト;-‐‐t‐i-;ェ、j! ...:'!               ,....___,ノ7
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  /,-‐'''ヽ、.::::::::::::::::::;-ィ=''´   ..::::::::::::::::;;;;:: |くイソ
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、‐、_        Y ∠r--‐''´     |:::;;;;;;;|Tゝ_/;||::::|.|:::!      //ノ
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、........_________,...ァ             |:::::l:;:;| |:::::i;;;l.!:::.!.!;;;!    ./_ノ
 .: .:: .::::::::ノ         _, |;:::j;;;;{ .|::::|;;;'i!::::!.!:::!  /'' ´
.....::::::::::::::リ‐'  ,;;j       '~ |::::'i;;;1 .|::::i;;;;|、::|.|__!
:::::::'''"./   .リ'             |;::::|;;;'i .|::::l;;;;!
' _,.r-'~                |::::|;;;;| !:::|;;;|
'´                  |:::i;;;;;| .{::::|;;;|
                   {:::i;;;;;| !:::l;;;;|
さようなら…エロパロ第11法廷…
998名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 18:43:12 ID:w14o2wf8
と、いいつつ書いてる俺がいる
999名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 19:18:27 ID:vZZA3UhI
意義あり!
1000名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 19:19:36 ID:0Rq0SOMd
初の1000げと
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