【ヒロイン】ハーレムな小説を書くスレ【1ダース】 13P

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1名無しさん@ピンキー
オリジナル・二次創作を問わず、男一人対女複数をテーマにした物語を書くスレです。

基本的には複数プレイや、そこに持っていくまでの過程を中心にしたいですが、
二股三股等、とにかく男一人が複数の女性と関係を持つ話もOKとします。

ネット小説等に関する情報交換も行っています。

(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)タイスキ
(・∀・)スキ ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・)スキ(´∀` )<ハーレムはいいぞ。語れ!
(・∀・)スキ(    ) \_____
(・∀・)スキ| | |  (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(_(_) (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)スキ

外部リンク集(保管庫付) ハーレム小説リンク集
ttp://marie.saiin.net/~mcharem/harem.htm
2名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:05:49 ID:snwhkbwx
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ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191647075/
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3名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:36:27 ID:rNilEXo2
乙。
いいよね、12人ヒロイン。
4名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:57:26 ID:TEBcY9nc
ぬるぽ
5名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 09:17:07 ID:agXst6F6
ガッ

>>1
ついに13歳か
6名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 11:25:05 ID:/6mKf9H9


>>3
つまり初代スレに「お兄ちゃん大好き」とまとわりつく12スレということか。
7名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 16:39:42 ID:1s2LeX1a
つまり思春期に入って素直になれなくなってくる子もいる13スレか
8名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:03:04 ID:4o3xI6F8
>> 1乙。
いよいよティーンエイジャーに入った13スレということか。
9名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:20:09 ID:5bztZBH0
10名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 09:49:04 ID:1IfKGFhg
11名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 10:53:25 ID:szu2M55+
俺、思うんだけど。
この『乙』って乙女のことだと思うんだ。

つまり、このスレの>>1は、みんなから乙女を贈られて新しいハーレムを作れる幸せ者なんだ!

というわけで>>1乙。



そうすると、乙を贈るのを嫌がる人もいたりして。
12名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:50:35 ID:DZjqlSuD
>>1
ベネ(良し)

>>11
俺だな。
13名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 14:02:07 ID:KLy849TL
新しいスレには常に新しい>>1乙が贈られる。

なんてうらやましい。
14名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:24:15 ID:9ZabkRjT
あまりの羨ましさに乙出来なくなったな。
>>1GJ と
……GJは Gal Jail(少女監獄)を贈るコトになるまいな?
15名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 03:10:14 ID:HKoT7jiu


寝取られじゃねーか
16名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 06:57:50 ID:nwUhMwh9
久々に見たらPiPiのハーレム?な少年2 がうpされてたんだね。
ttp://syosetu.net/pc/novel.php?no=5374

リレー小説の方はよく読んでるんだけど官能小説や恋愛小説の方は数が多い上に探すのが大変で俺はそれ以外知りません。

あとは世界樹の詩のファールヴァルト戦記が一応嫁さん7人だったか貰ってますね。
こっちはハーレムメインの物ではないですが。
ttp://www.songofyggdrasil.com/
17名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:19:16 ID:LgHEF7K3
なに?『誰か一人なんて、僕には選べない』だって?
それは一人に絞ろうとするからだよ。
逆に考えるんだ、。『みんな喰っちゃえばいいさ』そう考えるんだ。
18名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:57:09 ID:dM8ugJqX
>>17
お父さん息子に何を教えてるんだww
19名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:50:53 ID:575RuQf1
逆じゃない点はもはやスルー
20名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 13:12:47 ID:38HplG7i
前スレ埋めた。
さあ、投下してくれ
21名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:47:55 ID:AEmNe2Fc
>>20
埋めネタGJ!
それにしても、女だらけの生徒会か……w

んで、ひとつだけ。
留学する姉=ほのか姉だよね?じゃあ副会長は鞠乃姉とほのか姉?
22名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:52:24 ID:38HplG7i
>>21

90秒で書いた埋めネタに突っ込まないでorz
23名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:52:34 ID:sC1Sj1Hr
梅はGJだが寸止め生殺しはBJだな・・・
24名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:03:35 ID:1KkMmLp3
昔助けた女性患者が沢山押し寄せる医者ハーレム妄想しちまったぜ
そろそろ末期だな
25名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:09:53 ID:38HplG7i
他のスレの書きかけを完結させたら続きを書きます
どなたかが代わりに書いてくれる方が嬉しいです
26名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:57:59 ID:TyfuRQd5
>>25
続きを?たが断る!
我々にカけるのはマs……
『通信は遮断されました』
27名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:03:17 ID:y8avK/YX
埋め乙。
だが俺は、借り物ハーレムはいらないなぁ。
28名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:22:18 ID:lWVK0+n8
>1
乙。
>27
安心しろ。お下がりハーレムを言い出したのは僕だが、あれは僕じゃない。
29名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 01:30:31 ID:G2gya/9Q
前スレ埋めネタの続きはいつ投下されるんですか?
30名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:32:35 ID:9JZx0/3E
なんか、人が減ったような気がするのは気のせいか?
31名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:42:39 ID:q8Hx9jyK
そろそろ反抗期だからな
32名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:42:10 ID:9riA7kTN
ぼくはもう、疲れたよ
33名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:44:03 ID:AtxvHIX/
今、この頃無駄に溜まりだした設定を書き殴ってる所なんだが・・・眠い・・・
34名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:16:18 ID:HBvYHA1j
今週末にサキュバスハーレムを復活できたらしてみます。
35名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:28:04 ID:ZNfenz35
mzsk?
期待しとります
36名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:35:22 ID:ZNfenz35
無駄に設定を垂れ流してみるテスト

1)主人公は、人間と一緒に生きていて行きたい魔族の青年。
  仲間の住む森から人の住む街へ働きに来たが、見た目の怖さと魔族であることから当然街には入れない。
  それどころか、街を襲いに来たと誤解され自警団と強制バトル。ああ、違うんだ!私は此処で、精一杯働きたいだけなんだ!
  結局は、種族的な能力値の差で主人公の圧勝。基本的に、魔族は人より強いのである。
  武器だけを狙い、誰一人として傷つけようとしなかったことに気付いた自警団は、
  『信じて欲しくければ、俺たちの新しい装備が届くまでこの門の外を守れ』と主人公に告げる。
  こうして、彼の番兵としての生活が始まったのであった。

2)すっかり番兵生活に慣れた主人公。
  未だに街へ入る事は許されないし、すれ違う住民の顔はまだ強張っているけど、それでも彼は頑張って働いていた。
  そんなある日、一人の女傭兵がこの町を訪れる。魔物が門番をしている奇妙な街があると聞いて、東の方からやって来たそうだ。
  魔族に対する偏見の多い中、気さくに話しかけてくれる彼女。初めて人に優しくされて、主人公は天にも昇れそうなほど浮かれはしゃぐ。
  しかし、彼女がまた旅に出る当日、突然主人公に斬り掛かる!
  状況が理解出来ないまま、動揺と混乱により徐々に追い詰められていく主人公。
  そこに自警団の団長(女)が割って入り、何故こんなことをするのかと激しく詰問する。
  女傭兵は、主人公を傭兵としてのパートナーにしたいと思い、その能力を確かめたかったのだと言う。
  この街から主人公を連れて行こうとする彼女に対し、自分でも出所の解らない激情に身を任せ決闘を申し込む団長。
  傭兵は面白半分にその決闘を受け、三日後にまたこの街に来るという。
  主人公はそれまでに、この街に残るか、それとも彼女について行くかを決めなければならない。
  女性同士の決闘さえ引き起こす、主人公の明日はどっちだ!
  


ああ・・・・・・眠い・・・・・・この先の展開はどうs・・・・・・Zzz・・・・
37名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:10:09 ID:8exoIARS
・・・・Zzz・・・・・・・・・、ぱちり。

ふふふ、ようやく眠りについたか、オレの表層人格め。
よし、第2人格の俺がか、わりに続きを書いてやるか。


3)主人公は、第3の選択を選んだ。
 それは、とりあえず何もかも放りだして、別の場所へ新天地を目指すこと。
 そして彼は、立った一人で旅立った。

 道中、旅のサーカス団が捨てていった、ピカチュウのきぐるみを拾ったとき、彼はひらめいた。
 そうだ、これを身につけていけば、自分の怖い外見を隠して、みんなと仲良くなれるに違いない。
 そうして、傷んでいたところを補修したきぐるみを着て彼は、新しい街にやってきた。

 そこは子供が多い町で、ピカチュウはみんなに大人気。

 特に親しくなった女の子と一緒にいる機会が多くなった彼。そうすると必然的にその若い未亡人である母親とも親しくなっていく。
 優しい彼の人柄と、愛らしいピカチュウの風貌に心を開いていく母娘。
 そしてある日、母娘の家に遊びに来ていた彼に、母親が話しかける。

 「ねぇ、私、寂しいんです・・・」

 思わぬ彼女の誘惑に、心動かされる主人公。
 悩んだ末に、彼は彼女に声をかけた。

 「ピカチュウ・・・」

 そう、ピカチュウに『中の人』などいない。
 彼は、そのことを分かって貰うために、あえて人間の言葉を使わず、ピカチュウ語で彼女を諭したのだ。

 「・・・わかりました、無理なことを言ってごめんなさい・・・」

 彼の誠意は母親に通じた。二人はお互いの誠実さになおも心を惹かれあうのであった。

4)そして、ピカチュウとして娘に添い寝してやる主人公の股間を、モゾモゾと奇妙な感触。
 なんと、寝惚けた娘が、きぐるみの小便用ファスナーに手を差し入れ、彼のペニスに手を這わせてきたのだった。
 長い間の禁欲生活がたたって、その刺激に性欲がたぎってしまう主人公。
 必死に堪えていると、そこに娘の母親が全裸で現れた。

 「だいじょうぶ、我慢なさらなくてもいいんですよ?」

 主人公は、勢いに任せて、このまま母子を抱いてしまうのだろうか? 



ああ・・・・・・眠い・・・・・・この先の展開はどうs・・・・・・Zzz・・・・
38名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:21:51 ID:H8TokwEM
さぶらい、もう更新しないのかな・・・・・・
39名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 06:37:31 ID:gYNvNDcf
>>37
アホやw
40名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:16:34 ID:NhpqDP9U
最近のポケモンはエロいんだな
41名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 08:41:00 ID:VBaOaeAC
>>36
設定だけ見ると流され修羅場系のようだ。
>>37
それはそれで(ry
42名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 10:15:13 ID:ZNfenz35
>>41
いや、修羅場を運と実力でパリィし続ける主人公に萌えるタイプだ

3)遂に決闘の日がやってきた。
  しかし、主人公の心はまだ決まらない。
  約束の時刻になり、決闘が始まる寸前、自警団の一人が叫んだ。
  「魔物だ!魔物が街を襲って来た!!」
  決闘を放棄し、魔物の討伐に行こうとする団長。
  しかし、女傭兵はそれに構わず、団長を後ろから斬り付けようと大剣を振りかぶる。
  それを見た主人公は思わず飛び出し、女傭兵を取り押さえる。
  一緒に街を護ってくれと頼むが、傭兵は見返りがなければ動かない。
  この街を護った後、彼女についていくという条件で女傭兵の協力を得た主人公は、すぐさま門に向かう。
  街を襲った魔物は、主人公が棲んでいた森の同胞達だった。
  とはいえ、そもそも同族に対する仲間意識がない主人公。(主に自分の)平和を乱す邪魔者達を、ザクッ!ズバッ!と切り刻む。
  絶え間ない物量作戦に疲れてきた頃、魔物の総大将が顔を出す。
  それは、主人公の幼馴染である族長の娘だった。
  彼女は、主人公を人間から取り返しに来たのだと言う。あろうことか、そのあと一気に挙式へと縺れ込むつもりらしい!
  そんな血生臭い結婚は御免だと必死に訴える主人公。一向に聞く気がない幼馴染。
  どこから見ても立派な痴話喧嘩に、必死に戦っていた団長は怒りに震え、それなりに戦っていた女傭兵は半ば呆れ気味。
  そのとばっちりを受けている街の人々は、主人公が居なくなれば万事解決と一斉に罵声を浴びせかける。
  流石に居たたまれなくなった主人公は、とりあえず森に帰って幼馴染と話をつけることにする。
  だが、女傭兵はそんなの関係ねぇと主人公に契約の履行を迫る。
  いくら逃げないと言っても全く聞かないので、一緒に森に来てもらう方向で妥協した両者。
  それなのに、対抗意識に火がついた団長までもが一緒について行くと宣言。
  こうして、魔族2・人2、男女比1:3のパーティーが誕生した。彼らは一路、魔物の森へと向かう。
  そう、全ては主人公の優柔不断さが故に。
  

・・・・・・何か、無駄に細かくなったな・・・何故だ?
43名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 13:40:50 ID:gYNvNDcf
>>42
設定、プロット、ネタ、なんでもいいけど、そこまで細かくこだわってるならちゃんとSSの形にしたら?

ここをメモ帳がわりにするんだったら、ちゃんとハーレムで他の人が読んでも面白いものを頼む。
44名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 14:10:15 ID:ZNfenz35
>>43
了解。
とりあえずやってみる。
45名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:47:15 ID:ZNfenz35
無理でした・・・
設定とか原案だけ挙げて、あとは物書きさんと皆の妄想に任せたい・・・
46名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:54:35 ID:8Tbfz8E+
>>45
ぶっちゃけた事言うと世の中層上手く行かないモンでな。
そういう細かいプロットを上げたら誰も書いてくれないんだ…。

別に1時間2時間でやれなんてだれも言わないから頑張って書いてくれぃ。
47名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:35:21 ID:ZNfenz35
>>46
は〜い
48名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:36:27 ID:ZNfenz35
ミスったw

まぁ、せめてここに出した分くらいは頑張ってみる
49名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:06:09 ID:FUMLYYO2
あとはやる気次第だな

極論、完成まで何ヶ月もかかったとしても、
「完成した作品の投下」という形で結果を見せればいいんだぜ
50名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:57:11 ID:+6zpxUi7
>>24の医者ハーレムという言葉にピンときて書き始めたが全然違うものに…
51名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:58:00 ID:+6zpxUi7
「もーマサイチ!そんな事してたらまた遅刻するって!」
ショートカットの少女が、爺さん婆さんに取り囲まれているヒョロリとした長身の男をビシッと
叱りつつ、その人垣に手を突っ込み、彼の袖口をグイッと強く引っ張った。
思わず「ウワッ!」と声を上げながら、鶴島正一はバランスを崩してよろけてしまい、思わず
その少女に抱きつく形になってしまう。
彼女はスレンダーな体つきで、もちろん彼に比べれば小柄だが、陸上部で鍛えまくっている為
こんな痩せっぽち一人寄りかかってこようと何て事は無い。
しかし、周りの年寄りが
「オー、リンカちゃん積極的だねえ。やっぱり若いってのはいいねえ」
「見ろや婆さん、これが幼馴染ラブってやつだよ」
と勝手な事を口走るのに閉口してしまい、彼女は顔を赤くしつつ、
「そんなんじゃないよう!もー、あんたのせいで余計な誤解されたじゃないの!」
とあわてて正一をドンッ!と突き離す。
「痛ッ!な、なんだよ凛香、お前が引っ張ったからだろ」
と言う正一の弱々しい抗議も全く耳に入らない様子で、
「…全くもぉ…こんなヒョロスケ全然好みじゃないっての…だから年寄りってヤなんだよ…」
と、依然真っ赤な顔のままの彼女はブツブツ言いながら、正一をビシッ!ビシッ!とモトスの
ように前方に弾き飛ばしつつ学校に向かう。

なんだかんだでやっと二人が学校の前に差し掛かる。
後ろから走ってきた真っ白なロールスロイスファントムが、校門の前にシュルシュルと乗りつけ、
その運転席からパッと飛び出してきた運転手が、うやうやしく後部ドアを開ける。
「ありがとう」
と、落ち着いた声で礼を述べつつ、優雅な身のこなしで車から降り立ったのは、万人が認める
この神沢学園の名花、東堂麗華であった。
国政レベルにまで影響力を持つと噂される東堂家の、次期当主最有力候補という立場も去る事
ながら、学園の男子生徒にすれば、元有名美人女優である母親譲りの、彫りが深いのに柔らかさ
を失っていない、その圧倒的な美貌の方がよっぽど気になるところだった。
穏やかな微笑みで周りの人間に挨拶を返しながら歩くスラリとした彼女の姿を、全男子のみ
ならず、少なからぬ女子もウットリした表情で見つめていた。

突然、その薔薇色の朝の空気を、鋭いエンジン音が切り裂いた。
1台の赤い大型バイクが、校舎に向かって歩く生徒の間を稲妻のように縫って走り、駐輪場に
派手に後輪をスライドさせながら滑り込む。
降り立った人影がヘルメットを脱ぐと、胸まである艶やかな黒髪がサラリと流れ出た。
革のライダースーツの上からでもハッキリと分かる、あまりにもメリハリのあるそのボディの
持ち主こそ、神沢学園の白薔薇と言われる藤堂麗華と並び黒薔薇と称されている、校医の桐谷菫
その人であった。
麗華がパッと表情を輝かせ、
「スミレ先生、おはようございます!」
と、男子からミサイルオッパイと命名されている菫の豊かな胸に飛び込まんばかりの勢いで
駆け寄っていく。
大学病院の院長の一人娘で、自らも一流医大出身で医師免許をもつ菫が、いくらこの神沢学園が
名門とはいっても、なぜその一校医に、しかも専業で納まっているのかは大きな謎だった。
しかし、さわやかな朝の光の中、甘やかに戯れる2本の薔薇の姿は、見るもの全てに『まあ
そんな事どうだっていいよなあ』と思わせる程の破壊力を有していた。
二人はかなり気が合うらしく、プライベートでも一緒にいる姿が何度も街で目撃されていた。
無謀にも、黒白どちらかに告白を試みるも敢え無く撃墜された、まさに星の数ほどの男達が、
『あいつら絶対レズだぜ』とやっかみ半分で噂するのも、あながち無理の無い事と言えよう。
52揉んでエレクチオン:2007/11/29(木) 22:59:52 ID:+6zpxUi7
タイトル入れ忘れた…

さて、正一が他の男子と同様、そのかなり百合色の光景に、鼻の下をにょろーんとさせつつ
見蕩れていると、殺気さえ篭った凛香の肘撃ちが彼の脇腹に的確にメリ込み、彼を速やかに現実
に引き戻した。
「何よデレデレデレデレ!ホント男って美人に弱すぎ!ムカつく!」
彼女の張りのある黒々とした大きな目が、ギン!と正一を睨み付ける。
正一は脇腹を押さえて悶絶しつつも、『お前がそれを言うのはイカンだろ』と心の中で突っ込む。
彼女は、陸上命の日々を送っているせいで、一年中キッチリ日焼けをしていたが、小さめの顔に
収まる目鼻立ちはすっきりとして、なかなか、いや、かなりいい感じに整っているのだ。
そこに、陸上で鍛えた引き締まったスレンダー体形と、裏表の無い明るい性格が加わった結果、
下手すると親しみ易い分、白薔薇黒薔薇以上のファンを有している様子なのだった。
ただ、本人はその辺の自覚がほとんど無いようなのだが、一度フザケ半分で正一がそれ的な事を
口にし、「からかってんの?!」と真っ赤になった彼女に殴る蹴るの暴行を受けてからは、彼も
一切その辺には触れないようにしていた。

冬が近く、街灯が灯る時間もかなり早まっていた。
『鶴島整体院』という看板を掲げた、かなりオンボロの建物のドアがギッと開き、今日最後の
患者が「おおラクになった、若先生どうもねぇ」と肩をグルグル回しながら出てきた。
「お大事に」とドアまで見送りに出た白衣姿の正一は、一日の仕事を無事終えた安堵感と充実
感に、満足そうな顔で思いっきり伸びをする。
「お疲れー」
と、無人となった待合室の椅子に座っていた凛香が、コンビニの肉まんをポンと彼に投げた。
この診療所兼正一の自宅は彼女の帰宅路の途中にあり、今日もまた彼女はさしたる用も無く顔を
出し、ついさっきまで待合室にたむろしていたジジババとバカ話を繰り広げていたのだ。
今はつけっ放しのテレビの音だけが響くその部屋で、しばらく二人は無言で肉まんをパクついて
いたが、やがて彼女が何の気なしに口を開いた。
「…しっかし、正一のお祖父ちゃん、今どこで何してんのかなあ。こんな頼りない孫に商売
まかせっきりでさあ…」
彼女の言葉に、正一は小柄で白い髭を生やした、ちょっと仙人めいた祖父の姿を思い出す。
 
 幼い頃に事故で両親を亡くしてしまった彼にとって、祖父はたった一人の肉親だった。
幸い、両親がそこそこ掛けていた生命保険と事故の相手方からの賠償金、そして、知る人ぞ知る、
祖父の整体のずば抜けた腕前で、生活に困ったことは一度も無かった。
ただ、祖父は何事にもあまりこだわらない性質で、患者が「今あんまり持ち合わせが…」と
ションボリすると、ニッと笑って「まあ、ある時でいいやね」とあっさり帰してしまうなどと
いう事もよくあった為、彼の腕前からすれば、その生活は慎ましいものだった。

53揉んでエレクチオン:2007/11/29(木) 23:01:09 ID:+6zpxUi7
だが、数ヶ月ほど前のある夜、幼い頃から見様見真似で院の仕事を手伝っていた正一に、
「ちょっと俺の背中揉んでみな」
と祖父が言い、正一が汗まみれになって彼の背中を揉み終えると、
「うーん…ま、いっか。ここ、明日からお前がやれ」
と彼にあっさり告げ、その翌日、行く先も告げずにフラリと旅に出てしまったのだ。
とにかく祖父が帰るまでと、正一が学校以外の時間限定で整体院を切り盛りしだすと、これが
また祖父に輪を掛けたお人よしっぷりで、根が世話焼きの凛香はどうしてもあれこれ口を出し
たくなってしまう。

「…だいたい今朝みたいに、道端で声掛けられた人達をいちいちその場で揉んでたらさあ、
そりゃ遅刻だってするだろうし、第一商売にならないじゃない」
「でも、ジイさんはそれでやってけてたし…」
「うわ、大胆発言!あんたまさか自分がお祖父さん並みの腕だって言いたいわけ?」
実は一番気にしている事をズバッと言われ、普段まず怒る事のない正一も、さすがに少しカチン
ときてしまう。
彼は肉まんの残りをあわてて口にグィッと詰め込むと、パンパン手を払いながら、無言でベッド
を指差した。
「ハ、私?ヤダよ!何で神沢学園陸上部期待の新星が、ヘッポコ整体師なんかに大事な体を
預けなきゃなんないの?!」
正一は、まだ口をモグモグさせつつ、ただ無言でベッドを指差し続ける。
凛香は、日焼けした滑らかな頬をだんだん赤らめつつ、色んな言葉で抵抗を試みるが、今日の
彼は引き下がらなかった。
「もー…こいつ仕事の事になると性格変わっちゃうんだよなあ…地雷踏んだよクソー」
とぼやきつつ、彼女は渋々制服のブレザーを脱いでブラウス姿になり、そのほっそりした体を
ベッドにうつ伏せに横たえた。

彼女は、正一の祖父には何度かマッサージをしてもらった事があり、そのゴッドハンド振りは
身をもって知っていたのだが、正一に揉んでもらったことはまだ一度も無かった。
年寄り連中が、『そりゃ先生に比べりゃ今一歩だけど、若先生もかなりイイ線いってるよお』と
彼女に進めても、『あんな頼り無い奴イヤッ!』と頑なに突っぱねていたのだ。
まあジジババ軍団は、そう言い張る彼女の顔がなぜか真っ赤になるのを見るのが楽しくて、わざ
とその話題を振っているだけの様なのだが…

フーッ…と深呼吸を一つした、正一のいかにも人のよさそうな顔が、一気に鋭く引き締まる。
しばらく、手を慣らすようにこすり合わせていた彼が、凛香の背中をグッと押すように撫で
上げ始めると、思わず彼女は「ンッ!」と小さく声を上げながらビクリと体を震わせてしまう。
だが、ものの数分で彼女の警戒心はあっさり解きほぐされてしまう。
いつもはひたすらボーッとしているこの男だが、いざマッサージとなると、その仕事は的確で
行き届いたもので、なおかつどこまでも優しかった。程なく彼女は、体中の血行がよくなって
ポカポカしだし、気持ちがフワフワしてくるのを感じていた。
54揉んでエレクチオン:2007/11/29(木) 23:02:02 ID:+6zpxUi7
正一もまた夢中だった。
彼が普段相手にしているのはぶっちゃけ年寄りばかりで、彼女のような、きちんとトレーニング
を積んだ体に触れられる機会は少ない。
彼は、その筋肉の動きや発達具合を一つ一つ確かめるようにマッサージを進めていくうちに、
最初少しだけ感じていた、『ずっと昔から気になっていた、可愛い幼馴染の体に触れる』という
ためらいは、すぐにどこかに消え去ってしまった。
だが、ふと気づくと、凛香がその小振りな尻をかすかにモゾモゾさせながら、紅潮した顔で
「…ン…ア…クウッ…」
と、小さく喘ぎ声を上げてしまっているではないか。
『ウオッ!し、しまったあー!』
彼は、覚えた技を夢中で次々繰り出すうち、祖父が、姿を消す前日になぜかニヤニヤしながら
教えてくれた『秘流穴』を、半ば無意識のうちに押しまくってしまっていたのだ。
『これは女性を幸せにするツボだ。いいかげんな気持ちで押してはいかんぞ』といいかげんな
表情で言う祖父の顔を思い出しながらも、ハッキリと昂ぶりを見せてしまっている彼女の表情に
煽られるかのように、彼の禁断のツボを押す指には、むしろドンドン力がこもってしまう。
凛香の全身はすでに紅潮してしっとりと汗ばみ、引き締まった小さな尻が時々ビクリ、ビクリと
痙攣していたが、ついには背中をグッと反り返らせながら、
「ア…クウッ…ンアアァーッ!」
と悲鳴を上げつつその細い全身を激しく震わせると、グッタリとくず折れるように枕に顔を
埋めてしまった。
彼女は、制服の短いスカートの下に部活のスパッツという、言語道断の格好をしていたが、
今やそのスカートは完全に捲くれ上がり、しなやかな足ははしたなく広がってしまっている。
いまだハイテンションの正一は、そのスパッツの股間の部分に、彼女自身の体液が大きく滲み出してしまっているのを見た瞬間、自分の中で、押さえ切れない何かが解き放たれてしまったのを
感じた。

正一が彼女のスパッツに後ろから手を掛けると、凛香は赤らんだ顔にハッとした表情を浮かべ、
弱々しい抵抗を試みる。
だが、正一が何の躊躇も無く口にした
「俺、お前が好きなんだ。お前の全部が欲しい」
という言葉にビクリと体を震わせると、
「ズルイよぉ…こんな時にそんな事言うなんて…」
と更に赤くなった顔を両手で覆い、細い肩を微かに震わせながらベッドに突っ伏してしまう。
正一は、彼女の引き締まった小さな尻をグッと持ち上げながら、部活スパッツと、正直色気に
乏しいグレーのスポーツショーツを、一気に膝まで引き下げてしまう。
「ア!イヤッ!…」
とさすがに足を閉じようとする彼女の腿をガッチリ押さえたまま、正一は凛香の秘められた部分
の全てを、まさに息が掛かるほどの距離で目の当たりにする。
彼女本来の肌の色である真っ白な丘に、薄目の、柔らかそうな毛が群れている。すでに充血し
始めている桃色の合わせ目は、彼女自身の分泌物でヌルヌルに濡れ光っていた。
その淫らなヌメりは、薄い茂みからピンク色のワレメ、更にはその下の小さな薄茶色の窄まり
までをもグジョグジョに濡らしてしまっていた。
その濡れた肉の合わせ目がかすかにヒクリと動いたのを見た瞬間、彼の最後の理性は跡形も無く
吹き飛んでしまった。
55揉んでエレクチオン:2007/11/29(木) 23:02:56 ID:+6zpxUi7
正一が自らのズボンとパンツを脱ぎ去ると、細身の体格にしてはかなりの代物がビン!と天を
突くように勢いよく反り返る。彼は自らもベッドに登り、その大きな両手で彼女の白く柔らかな
尻肉をグイッと割り拡げると、濡れた合わせ目が『くちゅり』と微かな音を立て、粘液の糸を
引きながら開いてしまう。
彼が、パンパンに張り切ったペニスの先端をその拡げた桃色の肉に浅く埋め込むと、凛香は
その熱と脈動にビクリを体を震わせる。
「いくよ」
と声を掛けながら、正一は彼女の細いウェストを両手で掴み、それをグッと引き寄せながら一気
に腰を突き出す。
「ン…グゥッ!!」
たまらず苦痛の悲鳴を上げる凛香だったが、彼は全く気に留める風も無く、彼女自身の粘液に
まみれた自らの赤黒い先端が、彼女の未開の狭道をメリメリと割り裂く感触を味わいつつ、
じっくりと、しかし容赦なく腰を進めていく。
そのまま、脈打つ肉柱の半ばまでを一気に凛香の胎内に埋め込んでしまった彼は、最初はゆっくりと、やがて徐々に激しく抽送を繰り返し始める。

息も絶え絶えに、悲鳴のような喘ぎ声を上げ続ける凛香の頭は、完全に混乱状態だった。
ついさっきまで処女だった彼女が、あんな太いモノをこれほど激しく出し入れされたら、激痛にのたうち回っていなければいけないはずだ。
確かにかなりの痛みはある。だが、脈打つ逞しい肉塊が彼女の敏感な内側を強く擦り上げるたび、
あまりに激しい刺激が、腰どころか、全身を甘く痺れさせてしまっているのだ。

「ンッ…イヤッ…違うもん…バカマサが…変な事したからだもん…アアッ!…ヒイッ!」
凛香が、明らかに喜びの声を漏らしてしまっている自分を恥じるかのように身悶えする。
正一は彼女の背中に覆いかぶさり、彼女の、決して大きくは無いが形のいい汗まみれのバストを
いつの間にかむき出しにしてしまう。
そして、大きな手でそれを優しく揉みしだきながら、
「ゴメンなあ…分かってるって…お前がエッチなんじゃないよ…俺のせいだからな…」
と耳元に囁きかける。
だが、その優しい口調と手つきとは裏腹に、彼の引き締まった腰はパシン!パシン!と彼女の
白く滑らかな尻に激しく打ちつけ続けられている。
余りに太い肉柱が、限界まで拡げられた桃色の柔肉をめくり上げながら出入りするたび、
ブジュッ…グヂュッ…と淫らな音を立てながら、大量の泡立った淫水が滴り落ちる。
最初はそこに若干の出血も混じっていたのだが、それも今や溢れ出す半透明の粘液に完全に
紛れてしまっていた。二人の足元のシーツは、既にもうグショグショであった。

やがて、彼の腰の動きが一段と激しくなる。
もはや目も虚ろになってしまった凛香は声も出せず、彼のペニスが深く突き込まれる度に、
ビクン!ビクン!と尻を激しく痙攣させている。
ついに、彼が彼女の一番深いところにペニスをグッと押し当て、うめき声を上げながらその狭い
膣内を大量の精液で満たしても、彼女はかすれた声で微かな悲鳴をあげながら、ただガクガクと
腰を震わせる事しかできなかった。
56揉んでエレクチオン:2007/11/29(木) 23:03:36 ID:+6zpxUi7
白い月明かりの中、正一が自転車をキコキコ漕いでいる。
後ろに乗る凛香の表情はまだボウッとしたままで、日なたの雪だるまのようにトロンと彼の背中
にもたれかかっている。
「…もう…バカマサ…エッチ…ドヘンタイ…」
と、彼にギュッと抱きつき、まだ火照っている頬をその背中に押し当てながら、まだよく回ら
ない口調で繰り返す彼女に、
「ごめんなあ」
と彼が謝るのは、これで何度目だろうか。

正直な所、彼は自分自身にビビっていた。
結局1時間半程の間に、ついさっきまで処女だった凛香を3発もの中出しでトロトロに溶かして
しまったと言うのに、彼のペニスは今もまだズボンの中でビンビンなのである。
これは明らかに、祖父が『秘流穴を使うなら、これもセットじゃ』と、正一を組み敷いて無理
やりギュイギュイッと押した背中のツボのせいだろう。
今や彼の体は、普段は何も変わりないが、一度性感が刺激されると、元々それなりのモノだった
彼のペニスは、一段と長く・太く・堅くなってしまい、更にその上発射回数も飛躍的に増大する、
という、まさにエロモンスターに変貌を遂げさせられてしまっていたのだ。
『出しすぎで、その分人より早く涸れちゃうんじゃ…』と恐る恐るした彼の質問を祖父は一笑に
付し、『まあ強いて言えば、消耗した分余計に腹が減るくらいのもんだな』と言った。

確かに、ただでさえ肉まんしか食べてない彼の腹は、今やかなりの激減り状態ではあった。
だが、そんな事よりも彼を混乱させていたのは、今処女を奪ったばかりの、長年想い続けた
こんなに可愛い女性がピッタリと背中にくっ付いていると言うのに、すれ違うOLや女子高生
を、彼の目が自然に追ってしまっている事であった。

勢いに任せてしまったとは言え、彼の胸の中に溢れる凛香への思いは、紛れも無く本物である。
『じゃあ今キョロキョロしている俺は何なんだよ…』
これは例のツボのせいなのか、それとも元々自分が浮気性というだけなのか…
低い血糖値でムツカシイ事を考え過ぎたため頭をクラクラさせつつも、彼は凛香の家に向け、
後ろめたい気持ちを振り切るかのように、ガシガシ自転車の速度を上げていくのだった。
57名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:04:17 ID:+6zpxUi7
とりあえずここまで。レギュラーのちゃんとした作品が出るまでの場つなぎって事でひとつ…
58名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:06:20 ID:ZNfenz35
おつかれさん。
鬼畜以外のエロ整体師ってあんま居ないよな〜。
59名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:11:11 ID:6xcd3J6t
朴念仁が倒せない、なんてネタが思いついたが、
どう考えてもキョンとSOS団(小泉含!)が頭から離れなかったのでやっぱ無理。
60名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:31:06 ID:E29ilouR
>>57
そんな殺生な…そこで止められるとハーレム中毒者は色々症状がぁぁ

>>59
涼宮ハルヒの憂鬱ってハーレムだったっけ。気づかなかった
61名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:31:06 ID:ZNfenz35
>>59
逆に考えるんだ。
『SOS団を頭から消し去るんじゃなく、SOS団で書いてしまえば良い』んだ。
ちゅるやさんとか朝倉さんとかササッキーとか、とにかく皆巻き込んでしまえばいいんだよ。
62名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:19:30 ID:VuAHAQg8
確かキョンには少なくともハルヒ、みくる、長門に好意を向けられている
63名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:51:18 ID:0Qh6pCCZ
>>57
GJ
超GJ

ところで、ここって2次創作(ハーレム)も有りなの?
64名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:29:18 ID:h8ol6nfF
該当スレがあるんならそっちでやるのが望ましいだろうなやっぱり
65名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:31:59 ID:ORR4H3Q3
ネットでの経験上、二次創作ハーレムは限りなく地雷に近い
66名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 03:05:07 ID:KoN56vKk
ハーレムって思考がマイノリティだからな
該当スレに投下は荒れるのが怖くて出来ないよ
67名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 04:37:21 ID:kVXhYBDz
一応、二次創作もアリだと思う。
「アイマス ロリブルマー」も投稿されてましたし。
68名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 08:04:26 ID:c0J5BSFI
二次創作はアリっすよ。
69名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 09:48:19 ID:WmZyveFX
>>57 GJだけど、これ、ハーレムになるの?
70名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 10:54:03 ID:p85fnPE7
>>69
ハーレムの最初の1人攻略の話、ってことでいいんじゃない?
71名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:15:06 ID:qrquKgN9
ああ・・・ネタが、ネタだけが溜まっていく・・・・・・あと、エロスが書けない・・・・・・

72名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:25:19 ID:0Qh6pCCZ
>>71
エロは軽くで、ハーレムが出来る過程に重点を置くっていうのは?
73名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:27:42 ID:qrquKgN9
う〜む・・・エロ抜いちゃダメ?
74名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:04:06 ID:zCgXopRo
まずはsageろ
話はそれからだ
75名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:16:54 ID:/dzc0YX2
>>73
エロエロな俺としては、血涙流しながら耐えるしかない…ハーレムが見られるのなら!


まあ、マジレスすると、長編ならエロイ展開は欲しい。一応ここ、エロパロだし。
どういうエロかはもちろん束縛もないし、何か気になるなら冒頭に注意書きあればおkかと。
短編、一発ネタ、埋めSSならエロなしハーレムは過去にもあるから多分おk。
76名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:23:00 ID:qrquKgN9
>>74
すまん、忘れてた

>>75
なるほど・・・了解
77名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:24:04 ID:jOP6+zhl
でも、短編でエロなしハーレムって難易度高くね?
ああ、でも「濃厚なエロがあった」って事を匂わす文を書いてお茶を濁すって荒業もあるから無理ではないかw
78名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:29:52 ID:c0J5BSFI
>>77
何そのドラクエ1的な展開
79名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:46:17 ID:ZQ0TrJDJ
>>77
いきなりエロシーンから始めるという荒技もある。
80名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 22:14:48 ID:K0Ev7JR6
ハヤカワ文庫SFの新刊「ようこそ女たちの王国へ」がすごい。

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/11639.html

男女比が1:20以上の女性優位社会で、美少年が王国の陰謀に巻き込まれる、
という話らしいが、最後が、なんと美人な嫁さん多数、
というハーレムエンドだった。

ハーレム好きなら、読んでみてもいいかも。
81名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 22:57:32 ID:dyNRhPNb
>>79
何その鬼哭街
82名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:08:13 ID:/dzc0YX2
>>80
ウェン・スペンサー(著)って…海外の同志も考える事は同じか!
あらすじ見ると、まさに「僕の考えるハーレム世界」を地で行ってるのが勇者だなw
83名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:19:50 ID:SbjfA5FR
>>77
いきなり朝チュンからはじまるという超・荒技もある。
84名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:34:43 ID:DLc4FT9s
>>80
おぉー、これ本屋で見かけて気になってたんだよな
読んでみようかな
85名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:40:04 ID:qrquKgN9
むしろエロシーンだけを他の人に任せるというのはどうだろうか?
86名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:40:46 ID:qrquKgN9
ごめ、sage忘れてた
87名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:14:25 ID:6v9PMrW9
>>80
これ、原題がA Brother’s Priceというように、男は16歳にて“売られるか交換されるか”という運命らしい。
男が稀少な世界もなかなか大変だな、と軽〜く考えつつも、
センスのない邦題に変えた担当者は購買層のターゲットをよく分かっていると言わざるを得ないw
88名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:16:40 ID:6v9PMrW9
>>80
これ、原題がA Brother’s Priceというように、男は16歳にて“売られるか交換されるか”という運命らしい。
男が稀少な世界もなかなか大変だな、と軽〜く考えつつも、
センスのない邦題に変えた担当者は購買層のターゲットをよく分かっていると言わざるを得ないw
89名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:20:55 ID:6v9PMrW9
あ、連投失礼。
90名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:29:54 ID:ZsvToUa3
>>85
住人や職人なめんのもいいかげんにしろ。

それはつまり、
「自分がスキなところだけ書くから、あとはだれか作品に仕上げてよ」
って甘えてるのと同じじゃねえか。

そんな尻拭いみたいな作業、よくもまぁ恥ずかしげもなく提案できるな。



自分の妄想を形にしたいんだったら、それなりに表現する方法を自分で身につけるのが筋。
最初は、市販のエロ小説を、自分のカネを出して購入して、描写やシチュを参考にすればいい。
とにかく、自分で書くこと。

エロなしが好きならば、それはそれで問題ないけど、エロパロ板では肩身が狭い思いをするよ。
多くの住人が楽しみにしてる要素『エロ』を抜くんだから、他の武器には自信あるんだよね?
91名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:42:49 ID:ZsvToUa3
ところでこの、『エデデン』ってのはどうなんだろう?
4コマ漫画らしいんだが。

ttp://www.dokidokivisual.com/comics/book/index.php?cid=175


表紙のヒロインが、裏表紙のディフォルメイラストで壮大なハラボテ具合を見せていたんで、内容が気になる。
ハーレム的に楽しめそうな漫画?
92名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:45:32 ID:ZsvToUa3
4コマじゃなかった。
93名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:53:39 ID:GxmODVSs
>>90
ごめん、正直微妙。
理想郷とかで書いてるんだけど、どうもエロ方面がうまくいかなくて・・・。
とりあえず、エロ直前くらいまで書いてからまた来ようと思う。
94名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:08:22 ID:mWWZfEUO
いつまでもうだうだと愚痴るだけならもう来なくていいよ。
95名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 04:05:36 ID:06yJvMwZ
>>80
お〜情報サンクス!!
本屋で少し立ち読みしてみて気に入ったら買うとするぜw

この所ハーレム小説の情報少ないから悲しいんだよね。
一応>>16で自分も見つけた奴を書いといたけどまた何か見つけたら教えてくれ。
96名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 13:13:43 ID:wy40Rgx3
俺も買ってくる\(^o^)/
97名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 13:23:33 ID:PLVGSeen
そういやエロパロ板まとめのハルヒスレ5にある変態佐々木シリーズはハーレム扱いでいいのかな?
SM方向に逝っちゃってるのはともかく最後のは視点変えるとNTRぽくなるのが微妙・・・
98名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 15:49:59 ID:P5iZu4lK
「大きな女の子は好きですか」と「リトルナイト」の続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
99名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:41:18 ID:H2sECqU+
大女子は大好きです
100名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:00:58 ID:UfGyUNM0
>>93
自分で締め切り設定すると結構書けるよ。

てか、それを守れないと、自分の中でモチベーションを維持できなくなるのですっぱり諦めた方がいいと思われ。
101名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:11:15 ID:dFdQkfgD
とにかくageたりsageたり書くの書かないのうっとーしーよ
もし書けても、自己語りとかウザそうだからirane
102名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:00:48 ID:X3HyOx12
とうとうリジーさんも、専用コーナー餅になったな
基準はいまいちわからねーけど
103名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:06:08 ID:7b5ZZ7Td
リジーさんのは独特の内容で好きだな
      ☆ チン        
                     
 ☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ヽ ___\(\・∀・)<リヴェリーの続きまだ〜? 
      \_/⊂ ⊂_)_ \____________
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
   |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|  |
   |    凍み大根   .|/
104名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:29:30 ID:46//jBPl
リジーさん、あなたを神を呼ぼう。
105名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:01:22 ID:zjKHMQdv
普通に女性に興味あって、口説いたりアピールしたりするけど自分に向いた好意には全然気付かないような
奇行を行わない横島みたいなキャラも朴念仁って言っていいんだろうか。
106名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:04:08 ID:QIyrmIGg
いろんな女に声をかけるくせに、一番大事な女の子の席は既に埋まってるってパターンは難攻不落だよね。
横島とかランスとかさ。でも、それは朴念仁とはちょっと違うと思う。
107リジー ◆UnHgHejTyo :2007/12/02(日) 03:29:38 ID:6L3UdFMV
『あーちくしょーどーもアイデア飛んでこねーなぁ。
 ハーレム断ちしてたけどハーレム分補給に久しぶりにまとめに行
 くぁwせdrfちゅじこlp;@:「」』
となったリジーです。私の手ずから美味しく淹れた87℃本場の静岡茶を返せ。
何ですか!?オンステージ!?いいでしょうオンステージでtill dawnだ覚悟はできてるか!
というわけでそんな素敵なとくめーさんに私からの贈り物だ!!
A
『しょうがねぇ子猫ちゃんだなぁ、とくめー。俺のモノをいじるのはお前が世界一だぜ。
 だがよ?いいのか?あんな事したら俺に惚れるヤツが増えちまうぜ?もう>>103>>104もいるのによ。
 ふふっ。自分を愛してくれるならいいって?可愛い事言うじゃねぇか』
B
『とくめーおにいちゃんはわたしのごしゅじんさまです。
 とくめーおにいちゃんはわたしの大切なものをいじるのがとってもじょうず。
 本当はいじるののよりもっと気持ちいいこともしってるけど、まだ早いってやってくれないです。
 わたしもOUTおねーちゃんやはなじるおねーちゃんみたいな大人になりたいです』
C
『馬鹿、とくめー、あたしの大切なものそんないじるじゃねぇ…んっ、な、ちが、き、気持ちよくなんかあるわけないだろっ!
 あ、あたしはお前みたいなヤツなんて、その、ぅ、…(ぼそ)すきだよ(ぼそ)
 な、う、うるせー!何も言ってないって、ひゃんっ!?い、いじるなぁっ!』
D
『ふふふ。とくめー。今日も私の大切なものをいじってくれるのかい?
 ストレートすぎる、って?しょうがないだろう?私の心はこんなにも君への愛で溢れてるんだ。
 んふっ!き、今日こそなかせてやる?馬鹿だな、私が君といて喜びの涙以外流すわけないじゃないか』
E
『んっあぁっ!だ、駄目、ですよ、とくめーさん。私の、大切なものいじっちゃ、ふぅああっ!?
 んっ、や、とっても、お上手なん、ですね。ふふ、同じいじってもらってる、赤いパパさんとか、はぁん!?』
F
『…………ん………………
 ………ふぁ………………
 ……とくめー、は………
 …いじる、の、うまい…』

私の大切な作品(もの)を維持ってもらってるお礼です。上記のリジーの中からお一人選んでお持ち帰りください。
108名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 09:50:46 ID:jYqKs/0v
まぁあれだ、嬉しいのは分かるが、はしゃぎずぎNG。
109名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 12:18:24 ID:k+j+7uJJ
>>105
朴念仁のカテゴリには当てはまるけど
なんかもっと合う単語はありそうな気がするな。
うーん… 思いつかね
横島は俺の幼少時代もっとも強く憧れた主人公だったなぁ。
普段は下品でおちゃらけてるんだけど反吐の出る悪党には弱くても立ち向かい
ヒロイン達のピンチには全力で駆けつける。理想のヒーローだよな。
110名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 17:10:34 ID:UpoqkPHt
>>107-108
深夜3時におかしなテンションになっちゃんたんだよ、きっと。
今頃清々しい青空を見て、昨夜の痴態を思い返しては乙女の如く凹んでるに
違いないから、ここは見て見ぬふりをするのもハーレム主の努めだ……多分

>>97
読んだ。

○『笹の木狂操曲』(変態佐々木シリーズ)〜『驚愕は結曲?』 まで
(エロパロ板SS保管庫 > ライトノベルの部屋 > 谷川流作品の部屋その5 > 48-154様)

複数人プレイは最後に少しあるものの、基本的に1対1。
ヒロインは6-7人以上?らしいが、エロ有りは4人。ヒロインは全員M奴隷願望に酔っている。

基本的にしゃべくり漫才のような会話で進み、主人公のSMハーレム一代記を
延々と聞くような感じなので、読むのには慣れが必要。
ラストのオチは微妙なSFネタを使うため、>>97の言うように寝取られに感じてしまうかもしれない、
しかしその相手もまた主人公なのでなんともモヤモヤする。

僕っ娘の素直クールが暴走すると色々大変だけど、萌える、というのが素朴な収穫。
111名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 18:08:51 ID:w/dqdcTI
おお、保管庫リンク切れ修復してたのか
以前、変態佐々木シリーズを読み返しに行ったらリンク切れててなあ
あのシリーズはMっ娘好きでハーレム好きにはたまらんよな。
112105:2007/12/02(日) 18:21:55 ID:zjKHMQdv
・異世界日記(非18禁)
言葉が思いつかなかったから聞いてみたが、とにかくそんな奴が主人公。
素面でも割りと普通に口説く上、酔うと凄い勢いで口説く。まだ全体に家族感覚だが、案外独占欲が強い。
ケルト、ローマ、ギリシャ等の欧州土着神話ごった煮世界が舞台で、
主人公の瀬田某が口説いたり天然だったりでフラグを乱立させる話。現状七人がほぼ確定?
更新頻度が早く、文章量も相当だが進行が遅いのが特徴。
113名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:34:10 ID:D8xrkpVA
>>112
あーwそれフラグは立ちまくってるんだけど
この後ハーレムになるのかどうかはまだわからないから紹介しないでいたやつだなw
話自体は面白いし更新早いから今後に凄い期待だよね。
114名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:49:16 ID:/98Q2Ba3
ごめん、急な仕事が入ってサキュハーレム延期。
115名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:04:10 ID:iDWK4wLy
ようこそ女たちの王国へを一生懸命探してきたが売ってなかったわ
konozamaで取り寄せるしかないのか・・・
116名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:44:49 ID:/ZINwdDA
>>115
買って読んでみたけど、けっこう殺伐とした世界だし(人がバタバタと死ぬ)
物語自体は結構暗め。
後、姫達が昔の夫に対して、トラウマ(ひどい扱いを受けた)があったりするから
そのあたりが全くダメな気をつけたほうが良いかも。

男がすくないので、男の売春宿とか、性病の恐怖とかもでてくる。
117名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 01:12:54 ID:0MHDE/vi
チビハーレムきてくれー!
118名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 01:38:49 ID:3hsRAUhh
紹介してみる。
エロなし
小説家になろう
http://syosetu.com/
作品名:魔王様と勇者様とヘタレ
主人公はヘタレ。異世界から飛ばされてきた魔王(女)と勇者(女)が家に住みつきドタバタラブコメ。他に転校生、クラスメイトの計四人にフラグ。告白されてもヘタレだから返事をできずに…。
更新頻度けっこう早いかな

投稿サイトなんで他にも作品めちゃめちゃあるが、きりがないから一部作品名だけを。どれもラブコメ、エロなし、連載中。
Rumble
オーダーメイド
一歩先から闇(この作品は最近更新の間が空いてる)

あと、同サイト内18禁ノクターンノベルズにてエロあり、NGスカトロで
我慢出来ないのっ♪(基本アナル、おもらしだなこの作品。一学期編完結。夏休み編更新停滞中)


内容の紹介になってないが、許せ。
119名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 03:29:24 ID:+a90FFka
このサイトの
>小説家になろうでは、だれでもプロの小説家になった気分を味わえるよう作者の敬称を先生にしています。
ってのと、ヘタレの冒頭
>水菜です、処女作ですががんばってます。お願いですから中傷や暴言はやめてください。また、あくまでオリジナルのつもりです似たような方すみません。

ってが禿藁
夜勤の暇つぶしに読んでみようかと思ったけど一気に萎えた。
てかこのサイトのヲチってないんかな?
全部この調子だとヲチのが面白そうなんだがw
120名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 15:52:07 ID:2jDXSAvb
>>119
まだ>>118を読んでないが、ヲチスレは悪趣味だし止めとこうぜ。
ネット小説にその手の痛々しさが抱き合わさっているのは、残念ながら、珍しくもないだろう。

121はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:46:09 ID:urSH+n5g
投下する

この期に及んでエロ無し、オレみたいなのが場所とってごめんw

↓これキャラ


●ザクロ団の皆さん
・ミスラ:主人公

・クリステスラ:反則的な生命エネルギーを内包する宝剣。人間になったり剣になったりする。人間形態時は青白く光る長髪、伏し目がち、なげやり。
・カリンザ:着物剣士。横暴、粗雑な外見に反して容姿の方は艶やかな黒髪、白い肌。
・グリオー:召喚魔術師。魔術師特有の三角帽、その下はショートカット。ちょっとしたことですぐ怒る。
・ラブラノ・オドケナウ:ネクロマンサー。金髪巻き毛、羊みたいな感じ。ツリ眼、キバ、乱暴、わがまま。

・ミルケロル:魔法使い見習い。ピンクの短髪くせ毛。よく指をくわえてあぅあぅいっている。天然。ちびっこい。
・ガニメロ:学者。黒髪寝癖、鳥の巣頭。どもる。ちびっこい。

・エルサ:エルフ騎士。金髪、長髪。サラサラしたのが腰まで。眼は細い。
・ギルジム・ティコネット:銃士。料理長。赤みがかった黒髪セミロング。しっかりしすぎてたまにもろい
・ヒスカ・クランクアイ:泥棒。青みがかった黒髪ポニーテール。近眼めがね、細い眼で睨むように人を見る。よくヘラヘラ笑う。
・ザラク・ニー:武闘家。黒髪。結った束を二つ肩から胸に垂らす。デコが広い。
・ローキス・マルス:重戦士、でかい、バッサバサの髪。いつもぼーっとしてて、眼とじてるように見える。
・トロピア・ストランテ:遊び人。ピンクの巻き毛腰まで。冷え性。人のこと赤ん坊扱いする。
・モナメテオ:自称大魔導師。ロリロリしてる。長髪。じじくさい。
・ナキリコ・ニルバナ:僧侶。エロの大好きな娘。
・シラカワ・ヨフネ:歌人。いつも寝てる。

・マユー:謎の少女。白い髪白い服。14・5歳に見えるのに、精神の方は3・4歳。

・ゾゾルド:銀髪、神父っぽい服。魔族。
・ドルキデ:ツリ眼、銀髪、黒ワンピース。魔族。
・キルソロ:銀髪、短髪、活発、イライラしてる。魔族。


●百合騎士団の皆さん
・リリィ・ルルクトラ:亡国の姫君、歌がうまい、黄色い髪・量多
・ミルチア・マルキアデス:暗黒騎士。黒髪焦げ茶まじり。ムラっけのある精神
・エルエン・トラキストラ:リリィの家臣、緑髪の中わけピッチリロング、ボクっていう
・アザカゼ:リリィの家臣、赤い髪、ちょいウェーブ、自分の世界作り上げてる人


・アクシュラ・ゲェル:アウトロー。商隊を襲って逆につかまる。
・シェセト・ガルガンプ:仮面の少女、よく頭をぶつける。
・ポナトット:人形使い、狂気過ぎる。
・ドラス・ビー:蟲使い、仲間とか信じない子。
・ロナ:宝石少女、本名すごい長い。島国育ち、純情。世間知らず。一応シフトリーダー。
122はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:47:35 ID:urSH+n5g
やべ、ちょっとミスった、アクシェラ〜ロナは↓の位置

●黄金猫商会の皆さん

・シャマニ:商人、金髪めがねポニー、いつもスーツ。
・スケアクロウ:魔術師。モナの知り合い。黒いワカメみたいな髪の毛。フケ。げはげは笑う。床に落ちたものそのまま食べる。幼女。袖口で鼻水すする。
・ブラッドダリア・ゼグデス:マッドでサイエンスな人。吸わないタバコ咥えつつ、黄色い髪にいつもの白衣。
・一号:ロボ的な人。ブラッドダリアの助手。超棒読み。

・ミルキフィリオ:めがね、元奴隷にして死刑囚、いつもいつも懺悔懺悔。生まれてきてごめんなさいが口癖。現在巡礼中。
・セネア・セピア:劇団員。紳士過ぎる。歯白すぎる。背高い、黒髪長髪。
・キャリベルローズ:酒場担当、踊り子、金髪ウェーブ。足長。
・エノ・アセアリア:賞金稼ぎ。歳と性格の割りにチビぃ。首の骨をベキッておる武器使う。通称スコーピオン。
・ロト・ハーヴェル:魔術師。無口。本と小動物以外あんまり興味ない。灰色おかっぱ。
・キゥリート・セグネスシティ:保安チーフ。商隊内の規律担当。厳格なモラリストにして超ナルシスト。黒髪、おでこ。
・アリスナイン:キゥリート部下、氷使い、事務全般をこなす。青みがかった白い髪のショート。大人。
・ギャラ・メイラ:キゥリート部下、ムチ使い、事務全般をこなす。しなったムチみたいな髪の毛があっちこっちに跳ねる長髪、たまにめがね。大人。

・ドミニク・コードウェル:3文モノ書き。ぱっさぱさのみつあみ、帽子、めがね。小悪党みたいなしゃべりかた。シャマニの妹。
・シェロソピ・ミステリオーノ・ロンドンドン:マジシャン。深緑の髪の毛、適当すぎる性格。痴女。
・トメキチ:幼女。サラサラ金髪。大理石みたいな肌。天使そのもの。ただし手にフル回転の芝刈り機をもつ。一人称、オラ。

・ムナク・ジャジャ:商隊守備隊長。戦闘力は一番高いのだがいかんせん自由すぎる。
・ユイラ:傭兵。ムナク部下。顔傷だらけ、超暴力的。っだこぅるぁ、みたいなしゃべり方。武器、ギロチンの刃。ミスラに完全服従。
・ユキボタル:傭兵、というより用心棒。ムナク部下。喪服、西洋顔で顔面蒼白、線香臭い。ミスラに完全服従。

・フラミア・ラミアミア:名家のお嬢様、ですわ口調、金髪、わがまま。現在没落してバイト中。
・セルヴィ:その従者。スーツ。背筋伸びすぎ。涙もろい。白髪交じり。
・リットーサ・メルメルヴィ:名家のお嬢様。吸血鬼、牙、赤い髪中わけおでこ。別に知らんし、みたいなしゃべり方。現在没落してバイト中。
・モチャ:その従者。薄い黄緑いろのふわふわした髪の毛。目隠れてる。UMA。
・ミリモ:東方の辺境民族ユモウ族が姫君。日本人形みたいな感じ。没落してバイト中。うっかりさん。
・タツカゲ:その従者、九の一。あわて者。ポニーテール。

・テンネ:頭脳労働担当。東方月国出身。語尾に「ね」ってつけたがる。目見えない。
・クロル:テンネの弟子。心が清らか過ぎる。真面目すぎる。まっすぐすぎる。調理主任でもある。

・バスカーヴ・ヴィレ:機械整備工。武器職人。自らも大砲もって戦う。てやんでいって言う。頑固。つばでもつけとけって言う。
・ベノ・ザレロ:毒使い、新参、オドオドしすぎ。
・コカ:金の糸はく女の子。自分で歩けない。ゆるい。

・アクシュラ・ゲェル:アウトロー。商隊を襲って逆につかまる。
・シェセト・ガルガンプ:仮面の少女、よく頭をぶつける。
・ポナトット:人形使い、狂気過ぎる。
・ドラス・ビー:蟲使い、仲間とか信じない子。
・ロナ:宝石少女、本名すごい長い。島国育ち、純情。世間知らず。一応シフトリーダー。
123はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:48:32 ID:urSH+n5g
どこをどうきたのか、気がつけばブゥーンという機械音だけが響くスペースに倒れこんでいた。商品販売車両、ミスラを挟む左右の棚には強化ガラスがはめられていて、お金を投入すれば物品が買える、要は自販機。

商隊のメインであるせいか、随分と広い。というか、広すぎる。こんなスペースがどこにあるのか、おそらく魔術的な空間操作、それ以外に考えがたい。

「…なんか、すげぇ疲れた…」

隅っこにはベンチがあった。何でもいいから休みたい、ミスラは倒れこむように横になる。わずかなニスのにおい。ひんやりとして心地はいいが、眠り込んだら風邪を引きそうだった。
寝ようかなどうしようかな、でも今寝たら死ぬかもしれんしな…ふと、そのまま視線を奥にやると、凹型にくぼんだスペースに女の子が座っていた。先客がいたのだ。

「あ…す、すいません」
「……。」

灰色の髪を、おかっぱに切りそろえた少女は、チラリとミスラを一瞥して、手元の本に視線を戻す。沈黙。相変わらず聞こえてくるのは自販機の音ばかり、ミスラは身体を起こして立ち去ろうとする。

「……なぜ?」
「へ?」
「なぜあやまるの?」
「あ、いや…邪魔したかな…っと思って」

突然の少女の質問で、ミスラその場を動くタイミングを失ってしまった。再びの沈黙。しゃべるのは少女の番だ。

「座ったら?」
「う、うん…」

いわれた通りにする。並んだ2人。この車両では自販機の明かりだけが光源となっている、してみれば、少女が本を読んでいるのはこの光だよりなわけだ。
うっすらと仄めく燐光が、少女をこの世ならざるものに仕立て上げる。彼女が頁をめくるごと、ミスラの世界も次へ次へと誘われていくような。

「眼、悪くならない…?」
「……。」

ジャブはかすりもしなかった。

「……キミ、この商隊の子だよね?」
「…そう」

次に放ったのは9割9分ハズレのない質問だったが、意外にも答えが返ってくる。制服は着ないのか、今は時間外だから、ブツ切りの質疑応答が続き、その間も少女は頁をめくる手を止めない。

「飲む?」
「え?う、うん」

やがて初めて、少女の方から質問を切りだした。差しだされたのはプリン牛乳という名のけったいな飲み物、無論、この空気で断わる勇気はミスラにはない。

「…ロト」
「へ?」
「名前…聞かないから」
「あ、ああ…、そっか、…オレはミスラ…」
「知ってる」
「そ、そう…」
「それ」
「ん?…ああこれ美味いね!初めて飲んだよこんなの…」
「まずいからあげた」
「…そう、うん、よく考えたらなんだろうねこの粘っこい後味…もごもご」

そういえば間接キスか、と気づいたミスラは思考の迷路に迷い込む。もしかしてオレに気が…ばかな気にしすぎだぜ…しかしこの異空間ならあるいは…。

結局、時間だ、といって少女は立ち去り、後にはぽつねんとミスラだけが残った。牛乳の後味も残った。

少女の座っていたところを触ってみる。もう既に、体温は残されていなかった。
124はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:49:07 ID:urSH+n5g

・・・・・・。


そういえば小便をしていない。

でもあのゴメンナサイ少女にでくわしたらどうしよう、その前になんでこんな入り組んでるのだこの商隊は。まぁでも膀胱が破裂したくらいなら治るだろうから…でもそしたらにおいが…云々。

「――――――ぁ…ん」

「ん?」

「――――――ぁ―――んぁ…」

キャタピラが小石を粉砕する音に紛れて、くぐもった呻き声が聞こえてくる。なにかしら、特に大した考えもなくフラフラと誘われるミスラは右へ左へ、魔術的回廊を行ったりきたり。

「倉庫…?」

着いた先はキャラバンの最後尾。ボコボコになった盾や、薬の空き瓶が箱や棚に突っこまれ、首のもげた人形が恨めしげに光源であるランプを見ている。
車両自体が、木枠と皮を強引に鉄板で固めた感じのポンコツで、ところどころ開いた穴から外が見える。
気のせいかな?幻聴くらい聞こえてきても不思議じゃない、そんな風にボンヤリしていたから、最初目の前のソレがなんなのか良く分からなかった。

「ふぁ…ぁ、…――き…あぅぅ」

2つの影が交わっている。少女の影と少女の影。禁断の愛。

なんのいまさら、たかだか見知らぬ女の子がコソコソ乳繰り合っていたからといって、何を驚く事があろう。だがミスラは腰が抜けた、砕けた。その異常な情景。

「…キゥリートのここ…きれいだよぅ…」
「……。」
「…キゥリートこそ…ここ…もっと見せて…」
「……。」
「好きだよ…キゥ…」
「……。」
「私もぉ…」

キゥリートと呼ばれた少女はキゥリートと呼ばれた少女の舌を舐める。胸を押付ける、股間を押付ける…
不思議なことにキゥリートはキゥリートと同じ動きをする。右手は左手、左手は右手。図ったように、示し合わせたように…まるでそう、鏡と同じ―――ってか、鏡。

―――そう、影の一つは少女の鏡像。少女は、古びた姿見に映る自分の姿を眺めながら、自分に問いかけ、自分でよがって、自分に愛を囁いているのだ。全部が全部、独り言の一人演技。

キゥリートは陶酔した瞳で、鏡の中の自分に、よだれまみれの舌を絡ませている。とろとろの果肉、その汁を、自分で口に含み、自分の胸に垂らして塗りたくる。

「私…好きぃ……好きなのぉ…自分大好きぃ……」
125はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:49:36 ID:urSH+n5g

(やばいやばいやばいやばい……!!!コレはだめこれはだめこれはだめこれはだめ…)

この世で最も見てはいけない地獄の妄念、文字通りの独りよがり。砕けた腰で這いずりよたよた、角を曲がって心臓をなだめる。

「おおおお…忘れろぉ…忘れろオレ…」

それでもむくむくとおっきするちんぽこに、コイツ蹴り飛ばしてやろうかと思うミスラであった。

「だめですよー、そんなかわいそうなことしたら…」
「………誰?」

もうビビらない。心の芯から煮崩れした身体は、突然斜め横に現れた少女にも無反応。

「……ニヤリ。」
「な…なんだよ」
「私の名前はドミニク、ドミニク・コードウェル。人呼んで漆黒の新聞記事」
「……なにその印刷ミスみたいな通り名」
「…ニヤリ。やりますねミスラさん」
「だからなんだよ…わき腹をつっつくなよ…」
「この商隊でわからない事があったら私に聞いてくださいね…うふふふふ」

ドミニクという自称3文もの書きは、黒い帽子を深々と被り、眼鏡はまさしく牛乳瓶の底。多分あんまり洗ってないみつあみはパサパサしていて、だらだらに伸びきった服の袖でときどき鼻をすする。

「お兄さん、キゥリートに魅入ってましたねぇ…」
「な…そんなこと…」
「いいですよぉ隠さなくたって…ここだけの話ですがね」
「ふんふん」
「あの娘、普段はこれでもかってくらい堅物でしてねぇ…この隊での地位は保安チーフ。趣味は商隊の綱紀粛正ときたもんだ…」
「マジでか…」
「おっといけね…ウワサをすればなんとやらでさぁ」

こそこそとしゃべっているところに当のキゥリートが現れる。なるほど、先ほどまでの艶っぽい印象はどこへやら、つりあがった眼に度のきつそうな眼鏡をかけて、ピカピカのおでこは法の番人が引き抜いた刀剣のようだ。

「なにをしているのかね、ドミニク君?」
「い…いやぁなんでもありませんよぉ…へっへへ」
「フン、どうだか。私の仕事を増やさないでくれたまえよ、まったくこんな大変なときに…」
「へへぇ、ダンナにはかなわねぇや」
「オヤ?アナタは…例の。…アナタもこんな娘とつきあうのはおよしなさい、ろくなことにならない」
「え…?あ、…はぁ…」
「どうせまたくだらないゴシップ話でしょう?苦情が殺到しているんですよ、こんな小さな隊でも最低限のプライバシーがあるのでね」
「あ、はい、すいません」
「アナタが私の頭痛の種にならないことを祈りますよ」

法の番人はそういうと、イライラしながらいってしまった。
126はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:50:12 ID:urSH+n5g

「こえー…」
「そしてこれがあの女のエロ動画」

『あ、ぁっぁん!キゥリート…初めてなのにぃ…!!』

「うぉぉぉおおおおぉ、お前…すごいな」
「……ニヤリ」

なんか魔法の円盤の上で、キゥリートの恥ずかしい姿がありありと照らしだされる。局部のアップ、俯瞰、限界まで延びた舌。

「お役にたてまして?……つきましてはね、ご協力願いたい事が…へっへへ」
「うんうん、オレにできることなら…」



こうしてミスラ、ザクロ団のいわなくてもいいことを、ペラペラペラペラしゃべってしまった。性癖、性感、あの女はオレのちんこがなきゃ3日といられねーんだ云々。

もう、アホばっかりだ。


・・・・・・。


「お、メロ、何してんだ?」
「や、や、こ、これはミスラさんこんにちわ」

小用を足したミスラはようやく当初の目的を思いだし、クリステスラを探し始める。横にはドミニク・コードウェルの姿。なんかすごく仲良くなった。友達ってこんな感じだよね、ミスラはドミニクの肩を抱き、ドミニクもそれに応える。

現在3人がいるのは植物プラント車両。この場所も、間違えて外にでてしまったと思うくらい空間が広い。足元は戦車の中なのにも関わらず土が覆われているし、なにやら見たこともない南国のフルーツが、空を埋め尽くさんと実っている。

ガニメロはなにやら山盛りの石版ととっくみあっていた。

「勉強してんのか?」
「は、は、はい、部屋はなんだか騒々しい連中がふ、増えてしまって…」
「あー…」

容易に想像が着く。死体とかミサイルとか髑髏とか。

「へっへぇ…アイーサウルベンたぁ…お譲ちゃんやりますねぇ…」
「え、え?わ、わ、わかるんですか?」
「コリャすごい。ご丁寧に文化軸ごとに仕分けてある。いやぁ部屋に引きこもってなにやってるかと思ったら…要チェックだなぁお譲ちゃん」

「ドミィ、頼む分かるように…」

「あ、あ、アイーサウルベンというのはですね…!!!」

ガニメロ、えらく活き活きと話し始める。
127はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:50:51 ID:urSH+n5g
―――アイーサウルベン。

この世界のあらゆる文化圏にする通底する世界観、それに基づく主義、神話の総称。世界はミクロにもマクロにも拡大し続けている。永劫、閉じることもなければ繰返すこともない。大なるものから見れば小なるものは存在しないに等しい。無限の時空格差。
絶対確定不可能世界。世界は観測から逃げ続ける。神は生まれ続ける。神は殺し続ける。人間は生まれ続ける。人間は殺し続ける。世界を広げているのは生と死の車輪。すべての存在は安定を夢見て、それゆえに崩壊する。安定の存続が生か死か、安定の崩壊が生か死か。
宇宙は固まりやがて砕ける。星は固まりやがて砕ける。大気は固まりやがて砕ける。生命は固まりやがて砕ける。死を望むものは自ら死に、生きようとする者だけが生きることに適した。なぜ生きるかではない、最初に回った車輪の方向を我々は生きるといったのだ。
人間は固まりやがて砕ける。アイーサウルベンもやがてそうするだろう。



「……ぜんぜんわかんない」
「あ、あ、え、えぅ…そ、そうですか」

小さな学者は予想外にしょんぼりする。悪いなぁとは思っても、分からないものは分からない。

「へっへ…この後まだまだ続くんですよ。…この世になにものもないのであれば、我々は結局サラエの元に集うだろう」
「サラエ?」

一瞬ドキリと、心臓をつかまれたような気がした。まぁ、実際死にかけだし。

「神様みたいなもんですな。アタシからいわせりゃ邪神ですよ、この世の始まりとみなされて、あらゆる存在を孕ませる。どこに逃げても孕むんですな、過去にいようが未来にいようが、こりゃたまりません。今こうしている間にアタシも孕む」
「そりゃぁ…すげぇな」
「アイーサウルベンありきで考えると、今度は文化圏を共時的にだけでなく通時的に考えなきゃならんのですわ…これが文化軸」
「わかんね」
「ししし、簡単にいうと、7層文明を7つと見るか、7つで1つと見るかの立場の違いですな」
「はぁー」

「あ、あ、あ、ドミニクさん…ヒューヘンの『サラエニズム』はお、お、お読みになりましたか!」
「…ニヤリ。まぁ教養の範囲内ですがねぇ」

ガニメロがすごくはしゃいでいる。考えてみればこの娘、いつもミルケロルなどと一緒にいるが、話の内容を人と共有しているところを見た事がない。ミスラとしてみても、なんだか娘に友達ができたみたいでうれしいものだ。

「ははぁ、この文化は表面上似てるように見えるけど、軸で見ると違うのか」
「は、はい!そうなんです!!!」

というか、こんなにかわいかったかこの娘、とミスラ思う。

「じゃぁこれは?メロ…」
「は、はい!こここ、これはですね…!!!」
「こっちは?」
「ここ、これはですね!!!」

これはのっかるしかあるまい。なるほどミスラの頭でもいろいろ聞いてればなんとなくいわんとしていることがつかめてくる。同時にこのちっこい頭に詰まった知識量に圧倒され、尊敬の念すら抱く。

「はぁー、なるほど奥が深いんだな…じゃぁこの手は?」
「はいはい!この手は…この…テ、て、手ぇ!!??」



石版の間、地面から、人間の手が生えていた。
128はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:51:31 ID:urSH+n5g

「わぁっぁああああ!!!ほ、ほ、本物か!!」
「ふぃ…ふぎゅ…て、って、手…」
「お二方、そこを動かずに…こりゃぁ事件のにおいがするぜ…」

ドミニクが耳に挿していたボールペンで手をツンツンする。動く。生きてる。

「お、おい、掘りださなきゃ!!」
「ははぁ、こりゃぁさては……なんだハズレか。まぁ、ほっといても問題ないですけどね」

そういわれてほっとくわけにはいかない。あわててミスラ、土を掘り返す。二の腕、腋の下、マンと、おっぱい、おっぱい…

「あひー?はらひらぁ〜」

やがて現れたのは世にも面妖なメイクを施した、黒やら深緑やらの髪の毛をした女の子。マントの下にはなにもはいていないという痴女スタイルで、メイクのせいで歳は定かでない。が、案外いってそう。なんというか、肌の張りが。

「な、な、な、なんでしょうか、こ、ここの人…」
「さ、さあ…大丈夫ですか?」

「はひー…うにゅぬぱ………ビックリした?」

「は?え、…しました」
「やたー!!!」

なんだろう、この出来損ないの根菜類みたいな間の抜け加減は。

「この人はシェロソピ・ミステリオーノ・ロンドンドン。数年前に雇ったサーカス一座……に、さりげなく捨てられた女性です」

ドミニクが鼻で笑う。ああコイツ、この女の人を下に見てる。



「えへん!さあさご開帳!!プリンセスシェロソピが不思議な世界にご招待!!超絶悶絶イリュージョン、はーじまーるよー!!!」

そうこうしているうちになんか始まってしまった。逃げようとしたガニメロをとっつかまえ、あのセールスマンにありがちな、相手に間を与えない割り込みトークでまくしたてる。

「お譲ちゃん、何か世界で一番大切なものとかってあるー??」
「は、は、え?こここ、これですけど…」
「やぁさ、なんだい汚らしい石っころをだしてきたね!さてはキミ、幼少時代にお腹がすき過ぎて、一人ママゴトして自分を紛らわしてたタイプだな!!
「あ、あ、そそ、それはじいちゃん達のお骨を固めたもので…この遺跡に埋めてあげようかと…」

さらっととても重いことをいうチビ学者。そう、彼女の祖先は皆、この7層文明の探索を夢見て死んでいったのだ。今、一族の集大成がついにこの地に足を踏み入れた、泣ける話ではないか。

「わかるよお譲ちゃん…私もね、子供の頃家に帰っても誰もいないから…ずっと一人で手品やってたのよう…よし!!おねいさんがお譲ちゃんの空っぽのお腹と心を満たしてあげる!せーの、チーポンカン!!」
「え、え、え?」

歯車はどこにも引っかからないまま回り始める。プリンセスがてのひら振ればアラ不思議、極彩色の身体に悪そうな煙がもりもり噴きでて…
129はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:52:05 ID:urSH+n5g

ぽわわわわ〜ん

「ヘイ!カツ丼おまち!!」

なんとじいちゃん方の骨の塊がアツアツのカツ丼になったではないか。これには一同拍手でこたえる。ご満悦なプリンセス。

「あ、あ、すす、すごいです!すごい!!」
「ありがとー!ありがとー!!」
「あ、あの、それで…ぼ、ぼぼ、ボクのじいちゃんは…」
「じいちゃん?あなたのじいちゃんはねー…」
「は、はい…」
「じいちゃん…」
「……。」
「……。」
「……。」
「……アレ?」
「え、え?え?」
「……ん、やべ」
「え?あ?やばい?」

「以上!プリンセスシェロソピのショートコントでしたぁ〜〜!!!」

「え?え?ええええ!???」
「……コントなんだ」

ガニメロ一族の夢。その思いの詰まった結晶は、こうしてキャベツと炭水化物になって散った。プリンセス、そのまま走って逃げる。

「み、みみみ、ミスラさぁん!!!」
「め、メロ…これは…なぁドミィ」
「残念でさぁ…やつはとりかえしのつかないものを盗んでいきましたねぇ」

よしよしとガニメロを慰めるミスラ。だが彼は知らなかったのだ、こんなキワモノはまだ序の口であるということ。はたしてこの黄金猫商会、魔窟である。


・・・・・・。
130はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:53:55 ID:urSH+n5g


「オメタチ…」

「ん?」

場所は変わらず植物プラント。斜面になった小道の先に、麦藁帽の小さな女の子がいる。

正直ミスラは魅入ってしまった。黄金色の髪、ほつれた髪がわずかな照明に輝いて、白熱のプロミネンスを思わせる。白いワンピースは翼のようで、大理石のように白い肌は、人々が顕在化を求めてやまなかった天使そのものではないか。
丘の上に降臨した彼女を前にして、誰がかしずかずにおれようか。我々は彼女によって審判を待つ土くれにしか過ぎないのだ。裁くのはそう、その手の中でフル稼働する―――芝刈り機。



「オラの畑でなにしてるだ!!!」



「わああぁぁぁっぁぁああああ!!!!」

それからのこと、ミスラはよく覚えていない。

なぜなら記憶をするための器官を根っこから引っこ抜かれたからである。どことはいわない。おかげであんまり痛くもなかった。

目覚めた後で聞いた話では、少女の名前はトメキチというらしい。

あんなサラサラした金髪の女の子がなぜトメキチか、ミスラは軽い眩暈を感じながらもドミニクに問いただした。そこで明らかになったのは、涙涙の出生秘話。



昔々あるところに、マコマコンドと呼ばれる豊かな村があった。村には一人の男と一匹の犬がいた。男の名前は知られていない、犬はトメキチといった。
男は変人として町人から笑われる存在だった。自分がどんなに餓えて苦しんでいても、トメキチには上等のゴハンをだす。毎日毎日だ。

からかう側もトメキチにだけは手をださない、前にそれをやって、男に指を食いちぎられた者がいたからだ。トメキチにさえ手をださなければ男を人一倍働く。朝から晩まで休みなく働く。
だから彼を笑うことはあっても、追いだしたりする者はいなかった。村の畑は男が切り開き、男が耕しているようなものだ。男のおかげで、村人もずいぶん楽ができた。豊かになった。

ある時トメキチが天寿をまっとうした。当然男は泣いた、トメキチにしがみつき、朝から晩まで泣いた。男は仕事をしなくなった。ずっと泣いてばかりいるからだ。村には男の鳴き声がいつまでも響き渡った。
それでもトメキチが土に還れば、男も諦めざるをえないだろう。しかし不思議なことに、トメキチの身体は一向に腐らない。男は泣き続ける。いつまでもいつまでも泣き続ける。やがて村人は男をやっかむようになった。気味が悪かったのだ。

男は殺され、トメキチとともに山に埋められることとなった。村人は男のことを忘れようとした。しかしそれはできなかった。豊だった村を、未曾有の飢饉が襲ったのだ。
土が腐り、毒の雨が降る。井戸からはなにかの骨が湧きでるようになり、夜な夜な、トメキチに似た犬の影が村中を徘徊するようになった。
村人は一人逃げ二人に逃げ、ついには誰一人として、その地に足を踏み入れるものがなくなった。マコマコンドの名はしだいに人々の記憶から忘れられていった。

ある時徳の高い僧が現れ、呪われたマコマコンドの話を耳にした。彼の僧は魍魎跋扈する山中におもむき、発狂したモンスターを千切っては投げ千切っては投げ。男とトメキチの墓に達すると、念仏を唱えんと座禅をくみ、えいやとばかりに喝をいれた、その時である。
うすぼんやりと墓が燐光を帯びている、さはなんぞと、元々は木杭を打っただけの粗末な墓だから、ずぼりと抜いて土をどけやる。なんたることか、現れいでたのは玉のような幼女であった。その手には人間のされこうべ、ああその奇跡をなんと解釈すればよいだろう。

僧は神仏のなさりように畏れおののき、少女を生き仏に据えて、再びマコマコンドを再生すべく尽力したという。その努力は実り、彼の村はこれまでになく幸にあふれ、長く長く栄えたのだ…。
131はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:54:38 ID:urSH+n5g


「…ニヤリ。で、そのマコマコは代々巫女を祭っていやして、これが皆トメキチを名乗るんですな」
「へー、で、なんでここにいんの?」
「これがね、ウチのアネキがマコマコについた時には、必死に畑を耕すあの子がいただけで…まぁ、結局滅びたんですな。時代です。そこがあまりにも危険な土地だったから、うまいことだまくらかして土ごと移動させてやろうって…今はその途中でさ」
「アネキ?ドミィ姉さんいるのか」
「…ニヤリ。いちお、この商隊のリーダーでさ」
「え?シャマニさん?」

驚いたところで、車両の入口に隠れてミスラをうかがう影に気づいた。トメキチである。手には芝刈り機の変わりに、人間の髑髏を持っている。

「うおおお…と、トメキチ…ちゃん?」
「……オメぇ」

あいかわらず、思わずナデナデしたくなるようなちっこい顔をして、それを左右にひょこひょこ振りながら不信そうに近寄ってくる。ちなみにミスラ達がいるのは医療用車両。だってぶっ殺されたからね。

「……似てるダ」
「…なにが?」
「……なんで気づかなかったダ」
「…ど、どうしたの?」
「……ぶっ殺して初めて分かったダ…オラ…オラ…」

少女の瞳に大粒の涙がたまっていく。ははんこれはアレか、泣くな。



「会いたかったダ……にくひこぉ!!!」



「どあぁぁあああ!!!なんだなんだ、どうした!!」

悪い気はすまい。軽いしやらかいし、ふわふわしてるしかわいいし。よだれでベッタベタにされるのもいいだろう、そこら中噛みつかれるのもいいだろう。さらさらの髪の毛が口の中にいっぱい入ってくるのもいいだろう。

ただ何度も何度も、手持ちの骨とミスラの頭骨を比べようとするのはどうなのだ。最終的になんとかやめてくれるようにはなったが。


・・・・・・。
132はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:55:09 ID:urSH+n5g

恐ろしい話だが、ミスラがクリスを探しだしてからまだ一時間もたってない。

時の流れすら、魔法の回廊に閉じ込められてしまったような、不可思議な感覚。羽みたいなトメキチを背中に抱いて、ドミニクとともにクリスを探す。

連結戦車の中は探せば探すほど広がっているような感じがする。戦車だといっているのに出窓があるし、外から見たときは当然そんなものなかったから、またなんかごにゃごにゃなっているのだろう。ミスラはもう、難しいことを考えるのはやめた。

窓枠の中では、ダンジョンが緩やかに流れていく。そんな景色の中に、少女が一人。

少女は巨大な、血まみれのモンスターの尻尾を持って、ガタガタガタガタバウンドさせながら、どうやら戦車と並走している。
その無慈悲さたるや。現れるモンスターのことごとくを表情一つ変えずに叩き潰し、まるで次遊ぶオモチャを物色するように、ひっ捕まえてはポイポイと放り投げる。死体に飽きたら次の死体。向かってくる獣を素手で止めたり、逃げる獣を矢で射たり。

窓を画面に、端から端までいったりきたりするから、ミスラとしては少女を操って遊んでいるような錯覚まで感じる。

「あ…あの子は…」
「ありゃー、みつけっちまいましたね。まま、多分この商隊で一番目立つ人ですけどね」

少女が何気なく振り返り、ミスラと眼が合う。まっすぐな眼、真円の黒点。その視線は時間と空間を貫き、ミスラと少女の2点を結ぶ。

死んだな、ミスラは思った。狩られる者の感覚。くちばしが、今まさに己の首をつままんとしている。肌の泡立ちが止まらない。

そんな反応に満足したかのような笑みが少女に広がり、次いで跳躍、どこへ行ったと探すミスラの前に、頭上から装甲をぶち破って出現する。

「やほー」
「おわぁ!びっくりした…」

水平にザックリ切っただけの前髪をして、肌の色は黄色人種。我流で着こなした簡易の鎧からは、思わず触りたくなる二の腕が伸びている。年のころはミスラと同年代か、ついでに背も同じくらい。

「ムナク・ジャジャさん、この隊の守備隊長でさ。…どうするんですかい?隊長が率先して魔法障壁をぶち破っちまって」

ムナクと呼ばれた少女はドミニコの問いには答えず、ジロジロとミスラの顔を覗き込む。左下から右下から。ミスラの方も、なんなんだコイツはとばかりにこの少女のバカにできる要素を探そうと見返すが、見事なまでに欠陥がない。
133はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:55:40 ID:urSH+n5g

「汗かいちったぜ」
「ん?」
「ムレムレ好き?」
「む…ムレムレ?」

少女はミスラの脇からはみでたトメキチの足を掴み、ふくらはぎにほおずりをすると、やわらかさが気にいったのかカプカプと噛みついた。トメキチに反応はない。寝てるのか。

「背中かいてくれよー」
「背中?」

いいながら少女は鎧を放り投げている。全体で見ると少し華奢な体つき。これでモンスターをギタギタにしていたのか、ミスラの眼からは、少しかがんだ少女をうなじから見下ろす形になって、余計細く見える。

「そうそうそこそこ」
「ここ?」
「もっちょい、下」
「こ…こう…?」
「もっちょいもっちょい」

わずかな布の上から、少女の身体をなぞっていく。背骨のでこぼこ、腰のくぼみ。少女は床にヒザをつき、両手をうにーっとやる猫のポーズでかかれ続ける。

「そこ、そこ」
「……ここ?……ここ!?」

指示通りに指を下ろしていくと、いつの間にか尻についてしまった。パレオみたいな腰巻に、多分それより下はないであろう、ビキニ。少女はパレオをヒラリとめくり、少しだけ尻を突きだす。

「このへん?」
「違うよー、もっと下だよ」

最終的にたどり着いたのは、どうみても尻の穴。ちょっとま、息をするのを忘れて眩暈がする。

「はやくはやく」
「あの…でも…」

ミスラは拒みながらも、しっかりとその形のいい尻を撫で回す。誰だってそうする、ミスラもそうした。
中指をビキニに引っ掛け、ちらりとめくる。問題の紅点は確かにかゆそうにしている。尻をもぞもぞさせる少女。中指は周辺の、すこし粘った部分をなぞり、中央へ。

「おっ、そこ。クイってやって、クイって」
「こ…こう?」
「おうぅぅ…」
「…どうでしょうか」
「ん、あんがと」

少女は服を調え、脱ぎ捨てた鎧はそのままに、魔法の回廊を走っていった。手を振りながら。

「……ああいう人でさ」
「……ぜんっぜん、わかんない」
「……多分、においづけでさ」
「……におい」

もちろん、中指のにおいをかぐ。


・・・・・・。
134はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:56:14 ID:urSH+n5g

「散策は終わりましたかいダンナ」
「あ、シャマニさん…」

結局クリスには会えずじまい。妙な異空間に紛れこんだせいで、なんだかのぼせてしまった。トメキチをドミィに預け、ザクロ団の面々の元へと戻る、今途中。

「クセの強いのが多いでしょう、ウチは」
「はは…まぁ確かに」
「何か足りないものでもあったらいってくださいよ、すぐにそろえさせまさぁねぇ」
「ん…ってか、なんでそんなに親切にしてくれるの?」
「にゃはは、なぁ〜にをみずくさいことおっしゃる!ダンナは今予断を許さぬ状況なんですぜ?もっとわがままにかまえてつかぁさい!!」
「は、はぁ…」

「…で、いい娘は見つかりましたかい?」

「へ?」
「クセは強いが粒はそろえてますでしょ?ちゃんと全員生娘ですから…」
「お…おいちょっと」
「そのまま買い取ってもらっても結構ですよ?にゃはは、今時の男子たるもの、穴奴隷の一人や二人…」
「なんの話をしてるんだ!!」

「なぁに、商隊そっくり持っていって貰ったってツリがでまさぁ。今後ともごひいきにお願いしますよ…」
「だからなんの話を…」
「やだなぁダンナ、商売の話に決まってるじゃぁないですか。アタシが売って、ダンナが買うんだ」
「買う…?」
「おやーん?ホントにご存じない?冗談抜きで?するってぇと、モナメテオさんのいってたことは本当だったんで」
「ご存知ない。買うもなにも金なんて持ってないぞ」
「ははーん。ま、隠すことじゃありませんがね。ダンナ、ダンナは少し御自分の価値を知ったほうがいい」
「オレの価値?」



シャマニが会話に間を挟む。ここからはマジメな話、といったところか。

「なんでウチの隊は女ばっかりだと思います?なんでそろいもそろって処女ばかりだと思います?なにもそろえようと思ってこうなったわけじゃない、簡単ですよ、健康な男子は皆魔族にさらわれて実験材料にされるからだ。
今世界は慢性的な男不足、辺境ではそれほど危機感ないかもしれないが…そういやリリィ姫もそんな感じでしたかね。ご自分達の祖国がどうして魔族に狙われたのか分かってなさそうだ」

「そ…そうなの?」

「そうですよ、そうですとも。もっぱら、魔王が子孫を残すのに躍起になってるって話でさぁね。魔族には男がいない、人間を婿にするわけにもいかないから魔族化しようと試みる。魔力を注入してね。ところが女はこれで魔族化するが、男だとうまくいかないんだな。
大概が爆発する。今のあなたなら分かるでしょう?だから狩る。うまくいくまで狩り続ける。あっという間でしたよ、一度バランスが崩れると人間は人間で勝手に自滅しますしねぇ」
135はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:56:52 ID:urSH+n5g

青天の霹靂。

考えたこともない話だが、考えてみて当然の話ではあった。

最後に男に会ったのはいつだろうか。祖国ルルカナンの地で、城壁を追いだされる隣人の背中が最後。あとはもう皆死体かアンデットだ。
ザクロ団に男がいないのは、せいぜい前線に立つから死にやすいのだろうくらいにしか思ってなかったし、処女ばかり続くのは、度々意識を失っている間に非処女にもでくわしているだろうくらいに考えていた。

「今じゃ、生きた精子は大体一回の射精分で金200Kgに相当しますぜ」
「…いやいやいや」
「だ・か・ら、アタシらがミスラのダンナをもちあげるのは当たり前」
「うう…」
「男の子でも孕もうものなら人生変わりますしね…にゃはは」

シャマニが、意味ありげにシャツの第一ボタンを外す。普段のかしましさは演技なのか、開いた胸元から、押し込められた色香があふれだす。

ザクロ団の面々は知っていたのだろうか。少なくとも主要メンバーは知っていてもおかしくない、ヘルザクロは過保護のきらいがあるから、わずらわしそうな事実は選別してミスラから遠ざけそうだ。

「そうではない、確信がもてなかっただけじゃて。ワシらとて長い間孤立しておったおじゃからの」
「モナ…」

モナメテオとスケアクロウ、その後ろには、クリス。

「これからが本番じゃ。これよりワシ等は宝剣メルズヘルズを手に入れて参る。それまで生きておるのじゃぞ、なんとしても」
「おおっと、もうつきましたかい?じゃぁさ、ミスラのダンナ、残念ながらアタシは宝剣の方に…っと」
「うけけけけ。やいシャマニ。オレ様かドミニクに隊長権限おいていけよ。テンネはダメだ、あいつぁエロにぁ疎いから…」

「まったまったまった!整理を、話の整理を」たまらずミスラ。

「土鍋のときと同じ要領じゃ。慣れきった魔力よりは新しい魔力が良い。処女であれば勝るものはない。丁度ここにはそろっておる」
「ややや、お買い上げで決心なさいましたか?それじゃここにハンコを…」
「まてまてまてまて!!勝手に…なにを勝手な…!!」
「やぁや、ありがとうございます!これで黄金猫商会はミスラのダンナに服します。煮るなり焼くなり犯すなり、なんなりと…あ、ハイこれ猫バッジ」
「話を進めるなって!オレ抜きで…オレの金なんだろ!?…オレはなにも…!!!」

「あるじじゃないよ」

主体なき会話の流れを断ち切るように、クリスがミスラの前にでた。



「売ったのは私」
136はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:57:51 ID:urSH+n5g
「クリス…?」
「私を売って、あるじにあげたの」
「クリス…お前…」

「にゃははは、宝剣クリステスラ、確かにいただきました!いい取引でしたよ、にゃはは」

「待てよクリス…待てってば!!」
「私のせいだもん」
「クリス!!」
「ごめんねあるじ…」
「クリス!!!なに勝手なことしてんだよクリス!」
「さよならあるじ」
「クリス!お前は…お前はオレの…!!」

「うけけけけ。お前はこっち」

連結戦車が動きを止めた。クリスは振り返ることなく歩いていく。ミスラはそれを眺め続ける。叫べども叫べども、クリスの背は遠のいていく。


・・・・・・。


「離せ!離せよ!!あんな勝手なマネ…」
「うっせーバカ、テメェが不甲斐ねぇから悪いんだろがバカ、騒ぐなバカ」
「う…」
「どの面下げて主人面してやがる、お○んこ三昧でうかれてんじゃねーぞバカ、テメェは生かされてる身なんだよ、自覚しろバカ」
「うう…バカバカいうなよ…」
「まぁアレだ、生きりゃぁいいんだよ生きりゃぁ、さっさとそのしちメンドクセえ力をテメェのものにしちまえ」
「うぐ…やります、やりますすいません、つねらないで…」

結局、ミスラにできるのはちんこをおっ起てること。

「33人」
「ん?」
「オレ様いれて33人だ。一片に集めてもいい、端から順番にでもいい。そんなに悪ぃ状況じゃねぇだろ?33のお○んこがどれ一つ逆らわねぇんだ。そういう条件で集まってんだからなオレらは」
「さ…さんじゅ…」
「遠慮はいらねぇぜ、犯せ犯せ!ぎゃははは……おっ、丁度いいや、ホレそこの角」
「かど?……あいたっ!」

スケアクロウに押出され、出会い頭に人にぶつかる。どうみても人殺しの強面の、主食は生肉ですといわんばかりのオリエンタリズムにのっとった偏見丸出しの価値観でかんがみるならば野蛮一直線の顔中傷だらけの女性。

「っだコルラァっ!!!っっ殺すぞこんのガキ…」
「チッ…やめろユイラ。例の客人だ」

強面の横には女性がもう一人。その格好は昔カリンザに聞いた事がある、東方月国の民族衣装和装喪服。眼が青いから、生まれが月国というわけではあるまいに。
137はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 18:58:24 ID:urSH+n5g

二人とも、なんだか知らないが殺気の量が尋常でない。台所でもないのに包丁を握って徘徊している人間くらい怖い。

「どどど、どうすんだよスケアクロウ!なんかすごく怒って…」
「うけけけ。ち○こ舐めろっていってみろよ」
「なに?ちんこ舐めろ?」

「ああゴラ!?ッテメ、っとぼけたことぬかしてっと…わかりました」
「はい?」
「…っくそ。その猫バッジ…、そうかよ決まったのかよ先にいえよ…ちきしょ」
「ムッ…ここでするのか?」

喪服の女性の方が前をはだけさせると、けしからんことになにも履いてない。見せつけるような、黒々とした陰毛。

「うけけけけ。そっちの、オレ様の頭を悪くしたような単細胞がユイラ、もう片方の、死人みたいに線香臭いほうがユキボタル。んあ?なんだオメェ、ガタガタぬかした割には簡単なち○こだな」
「うぐ…」
「なんてお呼びしたらいいでしょうかねぇー、ミスラ様?親分?オレのコトは穴でも肉でも呼んでくださいねぇーん」

強面の傭兵ユイラは、さっきまでのこれから野ウサギの皮を剥ぎますよ的なギラついた眼もどこへやら、なんだか少女のように飛跳ねている。装備がガチャガチャ、そうそう軽いものでもあるまいに、それが親戚の結婚式に出向く女の子に見えんこともない。

「すごい変わりよう…」
「この商隊にはいってからいいことがなくてな…そういうことでもしなけりゃぁやってられんのだ」

ユキボタルがしなりとミスラの肩にもたれかかる。さりげなく組まれる腕。耳元で囁かれる声。いわく、例によって処女だそうで、年甲斐もなく胸が高鳴ってしょうがない云々。確かめてみるかと導かれた腕は冷たいおっぱいに着地し、奥の方で、コトコトいう心臓の音が聞こえる。

「うけけけけ。オメェは神なんだよ。命令しろよ、こいつらにもオレ様にも…ホレホレ」
「うぐぐ…」


―――かくして。

そういうことだから、そういうことが始まった。

いいだろうやってやる。例えちんこが擦り切れようとも、今はこの、自分の中で膨れ上がる力を制御することに全力を注ぐのだ。


・・・・・・。
138はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/03(月) 19:00:43 ID:urSH+n5g
ここまでー、次回からエロターン

ダラダラ書いてるが、ようやく予定の半分消化w
長すwwwwwうぇぁww
139名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:30:53 ID:Rj0iNluR
はなじる氏相変わらずおもしれーな。GJ
読んでて飽きないし、むしろ長編歓迎だ
140赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/03(月) 23:11:55 ID:gpc3euL3
 はなじるさんの投稿に続いて投下。私もエロなしで。
141赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/03(月) 23:13:23 ID:gpc3euL3
 サっきゅんのおまもり リベンジ!

 王国から遠く離れたある深い深い森。
 ここは迷いの森と呼ばれ、森の真ん中を走る街道以外には誰もその中へ入らないという魔の森だ。
 現に、ここの森はとても恐ろしい悪魔が呪いをかけていると伝えられており、並みの冒険者では入って一日で骨の髄までしゃぶりつくされ、その魂さえも森に住む死神に奪われると恐れられていた。
「はぁー……」
 そんな森の中の奥深く、木の幹に腰掛け月光を浴びていた一人の少女が大きなため息をついた。
 布地の少ないラバースーツから覗く青白い肌と背中に生えた大きな蝙蝠の翼。そして、体中から発せられる淫靡なオーラ。
 彼女は人間ではない。この迷いの森に住むサキュバスだった。
 いつもは天真爛漫な彼女が、今は大きなどんぐり眼を残念そうに潤ませて、見るからに落ち込んでいる。
 テンションだだずべりだ。
「メリー」
 翼をはためかせてメリーの隣にやってきたのは、迷いの森のサキュバスいち大きい蝙蝠の翼をばっさばっさとはためかせた、サキュバス仲間のリリス。彼女はメリーの隣に寄り添うように腰掛けた。
「はぁぁ……」
「まぁ気持ちはわからんでもないが……」
 そう呟き、リリスもメリーが目を向けている方向へ視線を向ける。そこには……。


「よーしよしよしよしよし〜よしよ〜しよしよしよしいいこいいこいいこいいこいいこいいこよしよしよしよし〜〜」
 二人の視線の先にあったのは小さな男の子の矮躯をかき抱いた幸せそうなラミアの姿。
 自分の豊満な胸に男の子の顔を押し付け、かわいい頭を高速で撫で回しさらには自分の長いヘビの下半身で逃げられないようにしっかりと男の子の足に巻きつかせている。
「もう、絶対離さないんだからぁ〜、ずっとずぅっっとアタシのものぉぉぉぉ。こんなところまで誰にも見つからずに迷い込んでくれるなんて本当にいいこいいこ〜〜♪」
「うわぁぁぁん、助けてぇぇ!」
「無駄無駄ぁ。ほーら、ボクちゃん。お姉さんとキスしましょうね〜、これからずーっとお姉さんとちゅーとかぱふぱふとかぺんぺんとかもきゅもきゅとかいろんなことできるんですよ〜♪ よかったでちゅねー、 むちゅ、むちゅう♪」


「誰がお姉さんだ。誰が」
 沼の中でどろどろぐちゃぐちゃと男の子で戯れるラミアを眺め、リリスは不機嫌そうにそう吐き捨てた。
 自分の中で大きく見下していた年増(4881歳)が自分より先に人間を見つけたこと自体腹立たしい。
「本当なら私だって二年前に……」
 二年前に男の子を手に入れていたはずなのに…! と続けようとして、はっと我に返る。
「ごめんね……」
 ハの字になった翼をさらにしょんぼりと落とし、申し訳なさそうに呟くメリー。
「あ、いや違う! お前を責めているわけじゃないんだ! 我々だって賛同したんだからな! それにあの男を見つけたのはお前なのだから、我々のことなど気にしなくていいんだ!」
 リリスは慌てて手を振り、メリーに弁解した。
「うん……、そうだけど……」
 うぬぬ。リリスは何もいえずそのまま黙ってしまう。

 メリーが迷いの森では珍しい男を見つけたのは二年前のことである。
 その少年と言ってさしえつかないほど幼かった男は、重度の女性恐怖症を患っており、サキュバスたちの姿を見ただけで欲情もせず恐怖におののいてしまったのだ。
 そんな男の子ことシグにメリーたちサキュバスは情にほだされてしまった。
 もともと人間などほとんど来ない迷いの森の奥に住む若いサキュバスであるメリーたちは、サキュバスでありながら人間の男というものにとんと免疫が無い。
 ゆえにシグに対しても、目の前のラミアのように無理矢理組み伏せ拘束しいろんな意味でしゃぶりつくすということに対してかなりの抵抗を感じてしまったのだ。
 目の前で泣きながら「こわいこわい」と叫ぶシグを前に、彼女たちは相談し、シグの女性恐怖症を自分たちの力でゆっくりと回復させてからこのシグを食べようということになった。
 その方法は、シグに女の子が寄ってくる一種の誘惑魔法をかけることだった。虐められていたシグも女の子に好きになってもらえれば女性恐怖症を克服するだろうとみこしてのこと。
 シグにサキュバスの秘密の誘惑魔法をかけた後、一年後に迷いの森に帰ってくるという暗示を刷り込み、メリーたちはシグを解放したのだった。
 しかし、それからすでに二年が経っているのにもかかわらず。シグは迷いの森へ戻ってくることはなかった。

 今日もシグはこない。すでに一年間の待ちぼうけを食らわせられているメリーとリリスはお互い見合わせて、はぁと息を吐いた。
 目の前のラミアと少年はすでにお互いの性器を合わせて結合し、二人して悦楽の悲鳴をあげている。
 ふと、情欲に燃えるラミアと木の上から覗いていたリリスの目が合った。
 にんまり。
 明らかにラミアがリリスに対して勝ち誇った顔を浮かべ、嘲笑の形に口元を歪まし、リリスに見えるように結合した箇所を見せつけ、
「ああんっ! 人間の男の子っ! ぼうやぁぁぁ! さいこぉぉぉぉ! いいぃぃぃ! いいぃいいいい! きもちいぃぃぃぃぃい!!」
 リリスへ聞こえるように一際高く喘ぎ声を響かせたのだった。
「メリー、いっそのことあの男の子を奪い取ってやろうか……、私とお前が本気を出せば、あのババアも隙ぐらいは作るだろう。私が囮になっている隙に、お前が男の子を……」
「いい。そんな気分じゃないよ……」
「メリー……」
「それに……」
「それに?」
「それになんだか、シグに悪い気がするから……」
「……そうか」
 まるで人間みたいな感情を持っている。
 リリスはメリーに対して最近そう思うようになっていた。
 サキュバスなんて基本は魔物であり、人間はサキュバスにとってはただの食料。それ以上でもそれ以下でもない。サキュバスたちにとって、シグという男の子はただの食事製造機という認識しかないのだ。
 しかし、メリーは違う。メリーはまるで自分と同等のようにシグを扱っている。シグに対して、サキュバスが持っていても無意味な愛情というものを感じている。
(いや……いちサキュバスとして、それがいいか悪いかの判断はしないでおこう)
 リリスは黙って首を振る。
 しかし、一つ。リリスには悟っている。こんなメリーだからこそ、自分やアンジュ・ワカバたちは一緒に居るということに。
「ん、つーことは私も純愛好きか?」
「どうしたのリリス?」
「う、いや。なんでもない……タダの独りご……」

「ばぁ〜!!」

 こんなときでもエリートサキュバス、リリスの反応は早かった。
 森の木の幹に腰掛ける自分の目の前に突然出てきたソレに対して、長い手で手套を繰り出し、ソレに対して攻撃したのだ。

「あにゃぉっ!」

 ソレはリリスの手套をモロに喰らうと、ひゅるんひゅるんとラッキー7の風船のごとく回転しながら落ちていった。

「ん、なんだ今のは」
「アンジュだった」
「え」

「酷ぃですぅ〜〜」
 下から体勢を立て直して戻ってきたのは、仲間であるサキュバスのアンジュだった。
 どたぷんとロケット型の大きな胸を揺らし、衣服も局部にぺたりと貼ったマエバリだけという露出度の高いサキュバスだ。 ピンと突き出した胸の先にあるピンクの乳首は母乳が溢れないように絆創膏のようなもので押さえつけられている。
 黒い霧を体にまとったアンジュは涙目でリリスに訴える。
「ちょっっっとぉ脅かせよぅとしただけでぇすのにぃ。いきなり殴るなんてぇ酷いでぇす〜」
 しかし、元から漂うほんわかとした雰囲気で怒っていても怖くは無い。ぷんすかぷんすかと漫画みたいに頭から湯気が出ているようだ。
「すまんすまん」
「もぉう、気をつけてくださぁいっ」
 イライラしていたのと、自分の中でサキュバスとしてのどうとかこうとか考えていたせいか、つい手が出てしまった。
「アンジュどうしたの? 今日は月光浴の日じゃないのに、こんなところに」
 メリーは首をかしげて訊く。
 食料である人間がいないこの迷いの森ではサキュバスたちは月から降る微量の魔力で回復している。
 格好から見てもわかるとおり、普段から誘惑フェロモンをむんむんと放出しているアンジュは一回の月からの魔力供給を抜いただけでも普段の半分以下まで力が下がってしまう。
 そんな彼女が、月光浴をしないでこんなところになぜやってきたのだろう?
「よぉくぞぉ、きいてくれぇまぁした! ビックニュースがあるんデスのぉ!」
 そんなアンジュはフェロモンを放出させながらぽむーんっと胸を大きく反って、得意げに笑う。
「ビックニュース?」
「えぇ。特にぃメリーちゃんにはぁ喜ばしいビックニュースなんデスよぉ」
 リリスはふと、あることを思い出した。
「もしかして、それはワカバが最近姿を見せていないことに関係があることか?」
 ワカバとは、アンジュの片割れのサキュバスである。東洋の襦袢と呼ばれる寝巻き具に身を包んだ、アンジュとは対照的に肌をまったくと言っていいほど露出していないサキュバスで、サキュバスの中でも変わり者と呼ばれていた。
 元人間だ元くのいちだとか噂されているが、それは本人しか知らないことである。
 そんなワカバが最近、メリーたちの前に姿を見せなくなっていた。そのことを数ヶ月前にアンジュに聞くと、「禁則事項デスぅ」とよくわからないモノマネで返された。
 それ以来、なにか隠していると思ったのだが……。
「はぁい! そぉでぇす! さっすがリリスちゃんするどぉい!」
 ビンゴだったようだ。
「なんなの、一体?」
「ひひひ。聞いて驚かないでくださぁい!」
 くししとアンジュが口元に手をあてて、二人の期待感を煽る。いつもと違う様子にメリーとリリスは顔を見合わせた。
「早く言ってくれ。アンジュ」
「えーっとね、えーっとねぇ……」
 なんだか期待されている様子に、アンジュは心の中で(うっわぁ、今あたしすっごぃ期待さぁれてるぅー!)と妙なところで喜んでいた。
 わくわくしながら、アンジュは口を開く。
「愛しのシグシグちゃんが、つぅぅぅいに見つかったのぉぉぉ!」

……。

「「ええええええーーーーーーっっ!!」」


 迷いの森の近くにある小さな村。
 そこから遠く歩いて4日もかかる毒草と毒沼にまみれた呪われた土地の真ん中に、その城は存在した。
 その城は数百年も昔のこと、ハーレムの国を築いた王が建立しそのまま捨てたと言われている古い古い小さな城だった。
 城壁は朽ち果て、ところどころ石垣に手入れされずに乱暴に育った樹木が侵入し、城の半分を深緑で多い隠している。
 まさにお化けのお城。いや、お化けさえこんなところにすまないだろう。こんなところに住み着いたって脅かす人間なんて誰もいないと思うのだから。
 交通のアクセスも悪いし、日当たり悪いし、近くにロ−ソンもセブンイレブンもセイコーマートも無いもんね。この場所には人間はおろか動物や魔物さえも近づかなかった。

 しかし、この城にはすくなくとも人間が二人住んでいる。

 ぶちゅり、ぶちゅぶちゅ、ぶちゅり。

 女が手を動かすたびに、粘着質な音が股間から響き渡っていた。
「んー……、んっ、んっ、んー……」
 その音と共に、少年も閉じた口からかすかな声を漏らしている。女から与えられている刺激を享受している熱っぽい声だ。
 しかし、少年の顔は快楽を受けて悦んでいる顔ではない。欲望に身を任せているのにその快楽の波に乗れず、そのままどうすることもできないといった欲求不満の表情。
 妙齢の女は筒状のものを少年のペニスに被せて、上下に動かしていた。
「どうですか? シグ様」
「んー……。きもちぃぃよ……。きもちぃぃんだけど……」
 少年、二年前にサキュバスたちに誘惑魔法をかけられた少年シグはむにゃむにゃと口を篭らせて体を上げる。
「やっぱりイケませんか……?」
 こくんと頷くと、女は無念そうにため息をつく。
「そうですか……。食用スライムにごま油とご飯粒ともけ……草を混ぜたモノだったんですが……。これも失敗ですね」
 女は諦めきれずに、何度かずにゅりぶにゃりと上記のものを混ぜた筒を上下させるが、一向に反応が変わらないことを悟ると、素直に筒を引き抜いた。
 中に入っていた食用スライムやらの粘液まみれた少年のペニスが露わになる。シグの肉棒は二年前とはまったく変わっていた。
 しょんぼりとしていたはずの小さな象さんは、子供の腕ほどに太く長く成長し、皮は完全にムケきっていました。
 赤黒く光る亀頭は竿の太さを凌駕するほど膨らみ、エラが翼を広げるように大きく張り出しています。
 射精するがごとくびゅぅびゅぅと我慢汁を飛ばし、湯気が出るほど熱を放っている肉棒はまったく治まる気配が無く、今も快楽を求めてぶるんぶるん脈動し震えていた。
 サキュバスの誘惑魔法によって少年の小さな矮躯とアンバランスに大きく成長したソレは、女を悦ばすためだけに作られた悪魔の凶器だった。
(続く)
144赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/03(月) 23:19:57 ID:gpc3euL3
 サキュバスたちのリベンジ企画。
 ハーレム感を出すために必要な描写と自分に言い聞かせます。エロは次回から予定。

 べ、べつに、最初は美術委員ハーレムとか考えて、机の上に先輩3人が並んで全員でスカートあげて色とりどりのパンツを見せて、その背後から美術の先生が主人公のをこすってあげる…
 というの書いてたけど、キャラクターを4人作るのがめんどくさい上に同じキャラを流用すると独占感薄れるから、すでに出来てるキャラと設定で済ませるためにサキュバスたちを復活したんじゃないんだからね!
145名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:41:24 ID:2jDXSAvb
なんだなんだ、急に連投でびっくり。こういうのはメンデルの再発見の如くシンクロするものなのか。

>>138
相変わらず圧倒される。
ただ、俺が馬鹿なせいで、キャラ表があっても名前が頭に入ってこない…orz

>>144
勝手にずううっと待ってたよ、バカサキュバス漫才w
4人が健在そうで何よりだ
146名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:44:18 ID:TWs4m/NG
わーい、なごみ系サキュバスきたー♪全裸で待ちます。
147とくめー:2007/12/05(水) 01:02:21 ID:sOzGkoaP
お久しぶりです、とくめーです。いやはや風邪引いてました。12スレ落ちましたね。

>>102
保管庫のピンク色のところは、ハーレム・エッチという要件が
きっちり満たされてるものをピックアップしたい、という方針があったわけですよ。
だんだんなし崩しになってきてますけどね。

そんで、リジーさんの投下作に、明らかにエロがないものがある。
そしてそのエロがないものが、エロのあるものと繋がっている。
繋がってるからには、読者の利便性を考えれば一まとめにするべきだ。
なら特別コーナーを作っちゃえ、というわけです。朴念仁にしても、夏のアレにしても、
特別コーナーってのは実は配列等に困った時の手抜き……


>>107
ハーレマー相手に一人を選べなんて愚問ですよ。
選べるようならこんな属性やってません!

G『おっと、そいつは反則だ。代わりに俺が相手をしてあげよう。
 なあに、気にすることはないさ、俺はノンケでも構わず食っちまう男なんだぜ』
とくめ「アッーーーー!!」

文中に一部不適切な表現がありますが(ry
148名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 17:15:00 ID:QtZ0Mou+
OSたんハーレムってどっかに無い?
149名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:42:30 ID:+jhJHMz1
>>147

( ゜∀゜)彡 ハーレム!ハーレム!
 ⊂彡
150とくめ:2007/12/06(木) 09:05:51 ID:0Z40XEsy
>>149

( ゜∀゜)彡 ハーレム!ハーレム!
 ⊂彡

OCNが全鯖規制だそうで、補助掲示板の方に転載依頼があったので書き込みます。
小説家になろう http://syosetu.com/ の18禁コーナーを全部チェックしたという豪のものが。
以下転載。


文句なしでハーレムと言えるのは、
「小羊の日々」ttp://ncode.syosetu.com/n2881a/
だけかな。
難点は放置中で、多分続かないこと。

以下ハーレムっぽいもの
上で紹介されてる「我慢出来ないのっ」
これもハーレムだが、強烈にスカ。
精液率が20〜30%に対して、大便率100%。圧倒的にうんち。
メンバー構成その他諸々に不備はないので、ある意味惜しい。

「究極の媚薬」ttp://ncode.syosetu.com/n0082d/
媚薬を二人の女性に使う話。
一人と結婚して、もう一人は最終話でハーレム離脱。
完結してるし、読後感も悪くないが、いかんせん、最終的にはハーレムではない。

「別れさせ屋」ttp://ncode.syosetu.com/n7614c/
催眠術師がやり捨てていく話。寝取りのみ。
同じ女は二度と出てこないので、全くハーレムではないが、
男は主人公しかいないので、寝取られ要素がない。

「真夏の夜の夢」ttp://ncode.syosetu.com/n5287c/
北海道旅行中に知り合った金持ち姉妹に一人ずつお付きのメイドがいる設定。
今まで紹介した中では、一番ハーレムらしいハーレム。
圧倒的にモテていて、複数プレイもある。ただし、NG要素も満載。
・視点がコロコロ変わって、主人公以外のカップルの性描写が何の脈絡も無く登場する。
・回想がやたら多く、回想中の女性は主人公と知り合う前なので、当然寝取られ(?)描写も多数。
・主人公はSSで言う最低系。
ボリュームがかなりある(100話くらい)上に、量的にも比率的にもハーレム描写は多い。
全弾避ける自信があるなら悪くないかもしれないが、ダメな人は発狂するほどダメだろう。


全体的に打率が低すぎる気もするが、これがハーレム小説の現状なんだろうな。
151名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 12:51:49 ID:gP5RW2PW
「MooLich=エロリッチの逆襲=」の「秘密結社やりませんか?」が
ハーレムリンクに無いですね

平たく言えば普通の高校生が祖父から悪の秘密結社を
相続される話。お相手は秘密結社の四天王。



ところでこんな感じの悪の女幹部ハーレムのSSって無いですか?
152名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 14:34:59 ID:O8NsVCJU
>>150

( ゜∀゜)彡 ハーレム!ハーレム!
 ⊂彡

ちょっと微妙ですが、紹介を。
『大無節操大倶楽部』ttp://www.aoba.sakura.ne.jp/~bonjindo/
ここのnovel六道の眷属の第4章(完結済み)と第5章(連載中)が2〜3人の
ハーレム。ただし第4章はヒロイン以外が別の男と絡む描写有り。
第1章から第3章はハーレムっぽいが下げ渡しやNTR(寝取られ寝取り)描写有り。
ちなみに主人公はそれぞれ別の人。

『Zill O'll- Respective Stories -』ttp://wwwi.netwave.or.jp/~moondust/zill/
textの作者別でファイゼル氏の作品が最終的に女3人と結婚となる。
ジルオールの二次創作の上18禁描写は無しだが、ハーレムが出来る過程を楽しめる
このスレの紳士達なら大丈夫かと。
153名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 15:05:55 ID:VS5QsfAB
>>152

( ゜∀゜)彡 ハーレム!ハーレム!
 ⊂彡

じゃあ私も紹介を。
18's summerの「色白の美奈」
メールで知り合った女子高生とその友人二人と関係を持つ。
ちなみに主人公には他にも奴隷がいるらしい。

あとE=MC^2の「マリオネット」
特殊能力を手に入れた主人公が同系統の能力者姉妹と(無関係な)先生を奴隷化する。
主人公が鬼畜な性格のだが、姉妹はもともと主人公が好きだった関係もありハーレムらしい雰囲気があると思う。
このサイトの他の作品はいくつかあったがこれはなかったので一応。
154名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 15:48:16 ID:DmzB3OVN
続けて紹介をhttp://coobard.h.fc2.com/
 の素直シュールいるよというサイトに1対2の話があった。ただし不思議系の性格の女の話。
155名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:59:11 ID:3VvUX1kH
ここで調子に乗って、別スレに投下した自分のSSにリンク貼ったりしたら、
宣伝乙、とか言われるんだろうなぁ。
156名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:04:57 ID:DYH7L+0E
いや、ちゃんとSSにハーレム要素があって、リンクには誘導だと書いとけば問題ないっしょ
157名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:33:53 ID:OWdEBsx1
>>153
マリオネットって糸使いの話だっけ。
確かエロゲにもなってたね。
158名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:48:23 ID:LsMKV+eI
>>150 >>152 >>153
ちょ、嬉しい悲鳴ががが。週末までお預けっぽいけど参考にします。

>>155
言わなきゃ良いのn(ry いや、問題ないでしょ。
ついでにそのスレの他のハーレム作品も一緒に紹介してしまえば、
どの作品の作者か分からないし、こちらも嬉しいし一石二鳥。
159名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:15:24 ID:uCU9KnCU
遅レスだが、以前紹介されていた小説をジュンク堂で手に入れたので読んでみた。

ようこそ女たちの王国へ:ハヤカワ・オンライン
ttp://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/11639.html

確かに人がバタバタ死んでいくけど文明レベル考えたらそんなに不自然でも
ない気はしたなぁ、こういう人口比率逆転世界に地球人が送り込まれる
っていうのも読んでみたいかも。
18、19世紀ヨーロッパとか見ると医療技術の普及や整備の遅れで人がさっくり
死んでいくし。

男性の地位が低い「ディストピア」っていうんじゃくなくて希少種としてかつ社会的地位
もある程度確保された上(じゃあ売春男や人身売買はどうなるんだという議論は置いて
おくけど)でハーレムを作るってのもできるかも。
160名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 11:51:17 ID:61dnR2HY
流れに乗って私も紹介を。
E=MC^2の舞人氏の「USBケーブル」
特殊な道具を手に入れた主人公が同級生たちを囲っていく話。継続中。
現在同級生を4人完了。
同じくE=MC^2でまきまき氏の「Key」
指輪を手に入れた主人公が同じく指輪を持つ敵と戦いながらハーレムを作っていく話。継続中。
現在妹、幼なじみなど8人完了。
161名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 15:24:52 ID:U/bbYftE
流れに逆らってネタ投下。

若い人、および知らない人置いてきぼりの、超人機メタルダー改変もの。
本棚を整理してたら、放映当時のムック本が出てきたので。


君の青春は、輝いているか?!
162『メタルダー不在のネロス帝国』:2007/12/07(金) 15:25:29 ID:U/bbYftE

無数にそびえ立つ、都心の巨大ビル群。
その中心にあって、一段と高く、その威光を知らしめるかのような、黒いビル。

桐原ハイテクビル。

そのビルの頂点にあるフロアに、二人の女が立っていた。
ただ広いだけではない、豪奢なカーペット、高名な芸術家の手による絵画、彫刻。
それらが整然と並べられてもなお広いその部屋に、一つの豪華な机があり、二人の美女は、その両脇に控えているのだ。

果たして、その部屋には、この二人だけなのか?

否。

壁一面をガラスで覆った窓を背に、背もたれの高い椅子に深く腰掛けた、一人の女。

歳の頃は、二十歳そこそこ、若い風貌ながら他人を威圧する眼力を持っていた。
黒く、長く、緩やかなウェーブを持って流れる髪、ふくよかな胸とくびれた腰、それらを黒いスーツで引き締めた美女。
その女こそ、世界経済を裏から牛耳る巨大組織、桐原コンツェルンの会長である。

「・・・私を、夜の闇に包め・・・」

若い女の声ながらも低く落として呟くその言葉に、二人の美女が深く頭を垂れる。同時に、部屋の薄明かりが力を弱め、一切の光がその空間から消えた。
そして、再び薄い明かりが部屋に戻ったとき、その椅子には一人の、幼い少女が座っている。
先ほどの、妖艶さすらまとい始めた二十代の美しさとはうって変わって、今の彼女の姿は、十代の瑞々しい若さを手に入れていたのだ。

彼女こそ、桐原コンツェルンの陰に隠れた闇の組織、『ネロス帝国』の首領、『ゴッドネロス』である。



「ゴッドネロス様、本日いよいよ、『例の件』が報告されるようです」

少女の足下に低く傅いた女、仮に『K』としよう、その秘書Kが、自らの主に報告。続いてもう一人の秘書、『S』が言葉を補う。

「今回こそは、間違いなく正確である、と、調査部署の者共は申しております」

しかし、恭しく言葉を向けられた支配者である少女は、先ほどよりもずいぶん若く、高くなった声で、しかし冷酷に答えた。

「ふん、今度しくじれば命はないと、奴らの尻を叩いた甲斐はあるというべきか」

そして少女は、その椅子ごと、この最上階から姿を消した。




帝王ゴッドネロスが玉座についたことで、少し前まで騒然としていた空間の気配が一変した。

薄暗い空間の中、中央の広間だけが明るく照らされている。
そこはまさに闘技場のようであり、この場に集まるべき女の姿をしたロボット、怪人達の血やオイルに薄汚れていた。
今も、多数の女怪人達がそこに集っているが、皆一様に自分の言葉を封じ、王の言葉のみを待つ。

ここは、ネロス帝国の中枢機関である、ゴーストバンク。
世界の裏、ダークサイドのすべて統べるネロス帝国。それを構成するのはすべて、女の姿をした怪人、ロボット達だ。
彼女たちは皆例外なく、4つの軍団いずれかに所属し、お互いの軍団同士牽制しながらも帝王に絶対的な忠誠を尽くしているのだ。


ゴッドネロスが玉座につくよりも少し前に、場を鎮めたのは彼女らのリーダー達だった。
ゴーストバンクの四方にあるゲートから、4人の軍団長も姿を現す。
163『メタルダー不在のネロス帝国』:2007/12/07(金) 15:26:21 ID:U/bbYftE
まずはモンスター軍団の、軍団長ゲルドリング。
隆々とした筋肉を持つ、マッシブな色黒の女である。布きれ一枚たりとて纏わぬ全裸で、おのが肉体を周囲に誇っている。
しかしその肉体は、ただの健全な筋肉だけでなく、驚異のバイオテクノロジーによって与えられた、呪われた力をも宿しているのだ。

「てめえら、だまりやがれっ!!」

軍団長のその声に、野卑な笑いをあげていた女達は皆、静まっていった。
彼女らもまた、バイオテクノロジーによって異能の力を得た怪人達であるが、ゲルドリングの一喝に誰も反抗しない。
軍団員を腕力でねじ伏せるゲルドリングの言葉はまさに、強力な力を宿している。


そして、戦闘ロボット軍団軍団長の凱聖バルスキー。
『凱聖』とは、ネロス帝国構成員に与えられる階級の中でも最高位の、軍団長を示すものだ。もちろん先のゲルドリングもこの『凱聖』である。
戦闘ロボット軍団とは、言葉の通りのロボット達だ。しかも、恐ろしい戦闘能力を身につけ、剣術や格闘術、射撃術などの能力をもっとも生かすためのメカニックを仕込んでいる。
その長であるバルスキーは、精悍な顔つきをした女の格闘家で、素肌に空手の胴衣を着ている。
人間と同じ姿をしながらもその内部は最高の性能を誇る機械で構成されていた。

「ゴッドネロス様の御膳だ、失礼のないように」

彼女の配下である戦闘ロボット軍団員達は、バルスキーの言葉に倣う。おのおのそれぞれがその道の超絶能力を機械によって成し得た、屈強の戦士達である。


そして、機甲軍団軍団長の凱聖ドランガー。
ドランガーは、乱れ一つない軍服に身を包んだ、女性軍人だ。
しかし彼女は人間ではなくロボットであり、いざ戦闘任務ともなれば戦車や戦闘機などの戦闘兵器に合体し、戦略的威力を発揮する。
バルスキー達と同じようなロボットでありながらも、ドランガー達機甲軍団員はよけいな感情の波を持たない。任務に忠実な軍人そのものだ。
故に、今改まってこの場でドランガーが何かをいうまでもなく、軍団員達はすでに帝王ゴッドネロスへの敬礼の姿勢をとっている。


残るもう一人、ヨロイ軍団の凱聖、クールギンが、優雅にマントをなびかせて姿を現した。
彼女は、ヨロイと仮面を付けた、剣士だ。
彼女が率いるヨロイ軍団は、生身の人間か、あるいは身体の一部をサイボーグに改造した戦士達であり、その名の通り戦闘用のヨロイを身に纏って戦う。

「皆のもの、静かにいたせ」

仮面の軍団長が静かにそういうと、軍団員も口を閉ざし、身を正す。
いよいよ帝王が姿を見せるのだ。


「皆のもの、此度こそ、余を失望させぬであろうな」

軍団すべてを見下ろす玉座から、少女の姿をした帝王ゴッドネロスが言葉を発した。幼い外見にギャップのある、老成した言葉。
その、威圧感に満ちた言葉に、機甲軍団軍団長の凱聖ドランガーが答えた。もちろん、敬礼を忘れたりはしない。

「は。我が軍団の空挺師団より、報告がありました」

彼女の言葉に続いて、軍団員の中から数人の女兵士が敬礼をした。ドランガーの報告にある、空挺部隊の兵士達だ。
彼女たちは何種類かのバリエーションはあるものの、基本的に量産型のロボット兵だ。故に、同型機はすべて同じ顔形をしている。
二つのポニーテールを僅かに揺らせながら、代表の一機が報告する。
彼女たちはヘリコプターに変形する、暴魂バーベリィたちだ。(暴魂もまた、彼女らの階級の一つ)

「報告申し上げます。我らの調査により、目的である『古賀博士の研究所』が判明いたしました」

ざわ、と帝国の兵達に波紋が広がった。





164名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 15:27:01 ID:U/bbYftE
風よ! 雲よ! 心あらば教えてくれ!!

このあとはどうしたらいいんだ!?
165名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 15:41:05 ID:U/bbYftE
こんなのが受け入れられるような懐の深いスレであるならば、ぼちぼち続きも書いてみます。
166名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:58:44 ID:oWsBHIHk
>>165
懐の問題ではなく、ハーレムか否かだ。初歩的な>>1だよ、ワトソン君。

ネタは知らんが、簡潔に状況が纏められてるので俺はついていけた。
次回、主人公の出番に期待。
167名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 18:01:18 ID:79ullQq7
>165
ゴッドネロスがハーレム主とちゃうんか!期待します。
168名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 21:12:21 ID:DpDSSOiE
うは、懐かしす。
こんなところで、このネタに出会えるとは!
169名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 22:49:23 ID:58uls3Wj
このスレは密かに20世紀の香りがする。
170名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:28:59 ID:UXYTKY3g
このスレには異様にクッキングパパにこだわる人もいるぐらいだから、
ハーレム(必須)と状況がちゃんと説明されていればどんな話でも良いんじゃないっすか。
171名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 01:12:40 ID:0Sy1zASS
>>165
俺達に、“こいつはぁ凄いぜ!”と言わせるハーレムを期待

……元ネタ通りなら、主人公は最終回でゴッドネロスに
「修理してやるから、新生戦闘ロボット軍団の凱聖になって」
と告白されるが、それを「だが断る!」のか?
172名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 07:19:01 ID:fTYjH2VF
まつろわぬもの完結きてたー
最後までエロエロはらませハーレムでgj
173名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 08:07:06 ID:rmYNS46w
モトネタ知ってると、「メタルダーとゴッドネロスのセクロス」ってだけで微妙な絵面が思い浮かぶんだけどw
174名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 08:36:57 ID:aozO0heL
>>172
まつろわぬものってどこで読めます?
1〜2話はエロパロの保管庫で読めるけど。
蛍タン萌え
>>161
ゴッドネロスハーレムGJ!
175名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 10:48:15 ID:CtWcuoKQ
>>174
リンク集使え
176名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 10:54:22 ID:dCmFXZMr
>>174
なんのための外部リンクだ。半年ROMれ
177名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 11:11:18 ID:rBmohD/T
薙風も死霊で戻ってくればいいのに。
178名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 14:46:32 ID:aozO0heL
>>175
>>176
すいません、ボケていたようです。
教えて頂きありがとうございます。
半年ROMります。
179名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:52:24 ID:G0XBXorw
半年後、そこには元気にレスする>>178の姿が!
180名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:56:49 ID:CkSgyy/z
誰かようこそ女たちの王国を、このスレの住人が主人公になつ二次創作に作り変えてくれないかな
181名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 22:21:51 ID:Me+HYcXd
>>180
あの世界で頭角を現すためには女王の婿になるか、戦略家でも無いと難しそう
だな。
パターンとしては、

1.現代人が異世界に飛ばされるパターン
2.異世界で生まれた主人公が活躍するパターン

のどっちかが主流かも。
ある意味男性の方が利用価値が大きいから戦争になっても真っ先に殺される
心配は少ないだけマシだが。
182名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:29:03 ID:Bqg5m2X4
女と伍して名前を残すってだけなら作家って手もある。

たとえば19世紀に歴史上に名前を残した女性の大半は物書きだ。
社会的・経済的背景をさほど必要としない文学は性差別に対して比較的強い。
ま、そこをSSのネタにするのはちょっとしんどいかもしれないが。
183名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 12:05:46 ID:XnGET9rO
>>182
あとは科学者とかか?
セファイド変光星を使って対象までの距離を求める方法を発見したのも
確か女性だったよな。
キュリー夫人の例もあるし、科学の分野では活躍できる機会もあるかも
しれんがね。

まあ現代人を主人公にするパターンなら現代人の持っている知識が役に立つ
世界でないと駄目っぽいけど。
184名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:53:17 ID:1ZV7PiuM
『誰か』とか、他力本願なところが気に喰わない。
185名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 18:40:54 ID:Dq7wx5Ec
近くの図書館にないのが気に喰わない
186名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 20:52:08 ID:Y+qDnR4d
ハーレムエロ小説の書き手、青橋由高が同人ゲーム出すらしい。日記読む限り、ハーレムルート完備。
タイトルは「魔孕巫女〜お清めは愛欲淫靡に〜」(Parthenon)、つまり巫女ハーレム?
絵は「かまってくれなくてもいいんだからねっ」の稍日向。

ハーレム好きにはどちらも馴染みの人だと思うので、一応報告。
187449:2007/12/10(月) 00:20:34 ID:acsUydTg
>>173
書いてる方も、エロシーンに進むとその恐怖が現実に。
エロが進まないったらありゃしない。

というわけで件のメタルダー改変ですが、ちょっと、『名前部分を入れ替えた版』に変更します。
そのあたりも含めエロ到達した辺りで、まとめて再投下ということで。
メタルダーをご存じない方にも楽しんでいただけるような工夫を。

『ラブレター、貰いました』ハーレム〆の方は仕上がりましたので、埋め立て時に投下いたします。
毎年年末になるとクローン少女ハーレムものを書いている、そんな自分に気がついた。
どんだけ好きなんだ、クローン少女。
188名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 00:23:19 ID:0z8jakCN
>>187
やっぱりおまえかーっ(笑

189名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 03:23:25 ID:Dy8Mo1gT
たった今まとめスレ見てこのスレを開いた新参者なんだがキュンキュン氏のへたれエロ勇者は打ち切りなのかな? 
続きがキニナルゼ。
190名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 03:42:21 ID:qN5bOKZc
A-本当に新参者
B-作者の自演
C-キュンキュン氏や、そのホームページの話題をすると奇妙な荒れ具合になることを利用した嵐
D-オチ板住人の悪戯
E-新参のふりして作者に催促する信者

さぁどーれだ?
191名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 04:07:44 ID:xAyK9HM4
わからんがとりあえずここで切っとく
192名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 04:10:39 ID:/oS1CtkO
とりあえず
とんでもなく図々しい奴だと言うのは間違いない
ハーレム主になれる素質があるかもな
193名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 08:35:30 ID:ZKr+oA6h
俺が再度ここで切っとく
194名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 16:15:10 ID:Q/71RLEW
ハヤカワSFの「女たちの王国へようこそ」の世界の男女の人口比率って100:1以上
だよね?
極端に少なくて希少という表現から言えば1000:1でもいけるかな〜と考えていたん
やけどそれだと人口1万人につき10人しか男がいないことになってしまうからさすがに
無理かなと思ってんねんけど。
195名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 16:23:48 ID:0z8jakCN
>>194
その世界では一人の男が1001人の子供(期待値的には男1、女1000となる)を生まないと、
人口が維持できないことになりますぜ。

196名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 17:52:22 ID:I/P90Hr9
キュンキュン氏のへたれエロ勇者は打ち切りというか自然消滅だろ
HPの話は都市伝説で、存在してない
197名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 17:59:55 ID:Q/71RLEW
>>195
じゃあやっぱり1000:1以下という事か。
必要に迫られての一夫多妻制があるとしても腎虚しそうだな。
強力な精力剤があったとしてもつらそうやな・・・。
SFは書けそうだがエロパロは無理なので俺では書けそうもねぇ。
198名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 18:41:58 ID:6j+FYrHT
ちょうど、出生率が激減したディストピアものを書いていたんだけど、需要あるかな?
普段ROMなんだけど、投下してみてもいいでしょうか。
199名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 18:48:28 ID:qN5bOKZc
ルリルラというファンタジーTRPGは、女しかいない世界が舞台だ。
子供は神殿で謎の儀式によって生まれてくるよ。
男は異世界(こっちの世界)から召喚されていくけど、長い時間滞在すると、病気にかかって怪物になる。
200名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:01:20 ID:qN5bOKZc
>>198
ちゃんと独占ハーレムしてているならカモン。

エロがあればなおよし。
201名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:44:37 ID:h0BFPHuy
>>199
コブラにもそんな話なかったけ?
女の額についたルビーが子供になるってやつ。
202名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 20:54:20 ID:m9fi8DmG
繋がりっぱなしスレにハーレムを確認
168 からの将軍もの
203名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:16:19 ID:kEIjCwO/
>199
ああ、たまに、
女やシーメールやロボットやはんぎょどんやショッカーやガンダムファイター及び互角に夫婦喧嘩出来る幼妻(元男)や美少年ハンターが呼び出されるあれな。

なにせ、現地の女とくっつきかけると昔の女が現れるケースや、
内縁の妻公認の愛人が出来るケース、
必ず女であるルール的なパートナーの他にロール的なパートナー(彼女にも女の相棒がいる)とその姉(彼女にも以下略)というケースもある。

【ローカル過ぎるにも程がある】
204198:2007/12/10(月) 21:21:43 ID:1PrgzaoF
>>200
すみません。HRスレと間違えました。 orz
向こうで投下してみます……。
205名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22:40:47 ID:cHWPR9fC
>>187
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +

206名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:03:31 ID:iDGK1nH9
>ディストピア
って極端な管理社会がメインだからハーレムとは対極かもしれん。
クローンとか人間工場なんか作ってそうだ。

ちなみにディストピアってなんじゃいという方はこちら
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2

207名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:15:18 ID:Hq65x+yf
>>197
男の寿命が女より長いとか、逃げ道はある。
でも近親交配は避けるために何か仕組みが必要。




近親でも気にしない、とか。
208名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:55:53 ID:0tWG8z2d
>>207
避けてねえwwwww
209名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:02:53 ID:cSDaspeL
どんと来いじゃねーかwww
210名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:20:56 ID:mu8N18OF
そういえばゼルダの伝説に出てくるガノンドルフも、男が百年に一人しか生まれてこない種族だったな。
子供心……という年齢でもなかったが、どうやって子ども作ってんだろう、と不思議に思ったものだ。



もういっそ、子供は全員レタス畑で取れたり、コウノトリがどこかから運んできて、
セクロスはただ愛を囁いて、快楽を追求するだけの行為にしちまえばいいんじゃね?
211名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:34:31 ID:iDGK1nH9
>>210
それこそ人間牧場なんでは・・・。
212はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:41:35 ID:UnVeOI6K
投下させてもううね

キャラ
>>121-122
213はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:42:35 ID:UnVeOI6K

「あー!!!!!っっもう!!イライラしますわ!イライラしますわ!!!」

ゲシゲシとヘコまされていくのは罪のないロッカー。怒りの主は上から下まで高級そうな女の子。ちょっとキツめのコルセットの下には眼の疲れそうなレース模様が入り乱れ、素材の色がくすんでなければ申し分なかっただろう。

ここは更衣室。おかしな科学者2人組から逃げ惑うミスラが、最初につっこんだところである。

「コホン…フラミアお嬢様、おやめください…レディーとしてそのような蛮行…」
「うるさいうるさい!お黙りなさいセルヴィ!!このわたくしに逆らうというの!?」
「お嬢様…私はそのような…」
「みられたのよ!?みられたのよ!!あんな血の色も分からないようなオス犬に私のぱんつを…うぁっぁああ!!」

ゲシゲシゲシゲシ

フラミア・ラミアミア。かつて国境をまたがる勢力を有し、歴史の表も裏も根こそぎ牛耳ってきた名家、ラミアミア家の次女。まぁ、ぶっちゃけもう滅びたが。

「なんでなんですの!!わたくしが!このわたくしが!!このような下賎な職業で…バイトなんて!!!」
「お嬢様…強くありませ…」

セルヴィと呼ばれた、どうみても執事ないでたちの女の人は、ハンカチを噛みながら主の乱心に心を痛めている。



「あんさー、いい加減にしてくれん?邪魔やし」

フラミアが開けっ放しのロッカー、その扉に隠れるように着替えていた少女が声をかける。中わけ、あっかい髪、はみでた牙。リットーサ・メルメルヴィ、知る人ぞ知る彼女もまた名家の出である。
メルメルヴィ家。人でも魔族でもない、彼等独自の形態と歴史を有し、誇り高き進化を遂げた異形の一族、吸血鬼。人々の影となり、闇より静かに、人間の歩みを導いてきた、そんな一族である。まあ、滅びたが。

「グチグチグチグチうるせーの、もうあきらめんや?無駄やし。そんなヒマあったら一円でも稼げ」
「もちゃ…」

横にいる薄い黄緑色の、酵母で膨れたパンみたいな髪をした少女が相槌を打つ。彼女はリットーサの異能の力で、彼女に完全に忠誠を誓う側近である。悲しいかな、もちゃもちゃとしかしゃべれないから、名前もモチャ。一応未確認生命体に分類される。

「なんですのあつかましい!アナタにそんな口をきかれる覚えはなくてよ!…まぁ、アナタはわたくしと違って卑賤な制服がよくお似合いになるからいいでしょうけど…」
「なんて?今ケンカ売った?売ったな?」
「もちゃー!」
「お嬢様、おやめください…なにとぞ、リットーサ様も」

一触即発、そんな時。
214はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:43:22 ID:UnVeOI6K

「はれー!!!」

変な黒髪の塊が2人の間に飛び込んできた。

「もうだめじゃ、もうだめじゃぁ!!見られてしもたのじゃ!しもたのじゃぁぁ!!」
「ミリモ姫様!ご自愛くださいませ!そのように自らを傷つけなされてはなりませぬ!!!」

チョコでできたキノコみたいな少女と、それを追いかける黒装束。遠く月国よりさらに北、極寒の地にて大地を移ろう人々、ユモウ族の長、ミリモ姫とその従者タツカゲである。

「タツカゲ…見られたであろ?見られたからには、捧げねばならぬのであろ?わらわの…わらわのみさおをぉ…オロオロオロ」
「掟にござりますればやむなし…さればこそ、さればこそ姫様には己を強くもっていただかなければなりませぬ!!我等一族の誇りをもってすればいかなる蛮行をもこらえて…」
「そうではない!そうではないのじゃぁぁ…」
「な、なんと申されまする!?」
「これが…恋というものなのかの…タツカゲ」
「ひ、姫様!!まさかあの男に…」
「う…歌を送ろうと思うのじゃ…う、うとまれはすまいかのぅ…めんどくさいおなごじゃと…」
「な、なにをおっしゃりまする!!姫様に思いを寄せられて、恐悦のあまりにいきみ死ぬことはありはすれど…よもや邪険にするような男であればそれまで!このタツカゲが斬って捨てて…」
「待つのじゃ…待つのじゃタツカゲ…!!」

更衣室から飛びだそうとするタツカゲを止めようとするミリモ姫。よもやうっかり者のせいで思い人を斬られはすまいか、そうなったらわらわはどうすれば…

もちろんそんな心配は杞憂におわる。

逆行を背に、入口で仁王立ちしているのは当の思われ人ミスラ。突っこんできたタツカゲを楽々とキャッチし、おっぱいを揉みしだき、高らかに雄たけびをあげる。


「処女はいねーがー!!!!」


・・・・・・。


「ふぁ……ぅぐ、……ん、ぁ、やぁ…」

更衣室の床付近は少し空気が冷たい。

だからこそ皆理性がよく活動し、室内にいる全員が、その場で起こっていることをそこそこ客観的に見つめる事ができた。一匹の欲情したオスに嬲られる、かよわき少女たち。そのエロスと背徳感。

「……ん、…ふぐ…。」

イスに手をつき、不自然なまでに尻を突上げることを強制されたリットーサは、ぱんつの上からくちゅぐちゅと、ミスラの指に蹂躙される。
上には赤いシャツを一枚着ただけの状態。お腹に添うように這い上がるミスラの左手が、たまに乳房を撫でていく。少女にとって、ぱんつの染みを意識するというのは産まれて初めてのことだ。自分の肉からにじみでた雫が、滴っていくのがはっきりと分かる。

「うぁ…!そんなん…ないよ…」
「んー?なにがないのかね?この猫バッジが目にはいらんのかね?」
「ちがっ…んぁ…」

つぷん。
215はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:43:54 ID:UnVeOI6K

「やぁっ!!」

少しでも嫌がる素振りを見せれば、容赦のない中指の一突きが、内壁の柔肉をえぐりとる。だから少女は、真綿で締め付けるようなじんわりとした快楽に、ただただ耐えるしかないのだ。

「あぅぅ…」

ミスラはぱんつを少しずらし、糸を引く恥肉を指の腹でぺとぺとやりながら、ねっとりとした柔肉を広げてみせる。穴の先には、ガタガタとヒザを震わしたフラミア・ラミアミア。

「な、なんですのまったく…そんな汚らわしい穴を広げて見せるなんて…」
「ホホゥ、汚らわしいとな…?」

これにはミスラも食いつく。

「か…勘違いしているようだからいっておくわ!そこのメス猫はともかく、私がシャマニと契約したのは私の子供、即ちラミアミア家の跡継ぎが欲しいからなのよ!それだけなの!!
アナタはただの付属物!わたくしの高貴な膣に子種を注げることを、ありがたがってひれ伏していればいいのよ!!」
「ふんふんなるほど、まったく聞いてもないことをぺらぺら主張するお嬢さんだね……あの、執事さん?」

「は…、セルヴィと申します」
「セルヴィさん、じゃぁその、口でしてもらって…」
「は…失礼しますその…知識はあるのですが…なにぶん実戦経験がないので…その…」
「ああいい、そっちの方がいい、うんうん」

「ちょっとセルヴィ!あなたそれでもラミアミア家に仕える人間ですか!」
「ああしかしお嬢様…お嬢様が今ご自分でおっしゃられた通り、我々はこの商隊の方針に従うことを決めておるのです、それを破ったとあってはそれこそ家名に傷が…」
「おだまりなさい!そんなことをいうのはこの口なの!?あなたにはラミアミア家に仕えるラミあびへぁ…痛い!」
「お、お嬢様…!」
「あぅ…あぅ…あなたのへいよ…へるひー…」

「えーいめんどい!!ユイラ!ホタル!!ひん剥け!」

「はぁい、ミスラ様ぁん」
「御意に」

2人の猛者が、機敏かつ丁寧に、やーやーいう少女に襲い掛かる。

ユイラとユキボタル。2人はこの更衣室にくる前に、完全にミスラに服従することを宣言した。ただし、自分達を退屈させないという条件付で。

「お放しなさい!汚らわしい手でわたくしに…!!」
「うけけけけ。黙ってみてろっての」

ちなみに、スケアクロウもいる。

更衣室内メンバーは、ミスラ、スケアクロウ、ユイラ、ユキボタル、フラミア、セルヴィ、リットーサ、モチャ、ミリモ、タツカゲ…はっきりいって狭い。
女の子の生活圏に特有の、ほのかないいにおいの裏に、長い長い時間の堆積を経た汗のにおいが鼻をつく。結構ぼろい。補修代をケチってる感じ。



ちゅぼ…。ちゅぶ…
くぽっ……ちぅ、ちゅぷ。ちゅぼっちゅぼ、ちゅぶぶぶ。

「ぬおお、これが初めてだと…バカな」
「は…その…んむ、…んぁ、一人訓練だけは絶やさぬよう心がけておりました…ちぅぅ…」
「おおお、そんなところに舐められる場所があるとは…」

セルヴィの白髪交じりの頭髪が前後に揺れる。ただただ流麗なだけではない、美しく整った顔でよせよと思うほどに舌を突きだし、亀頭の周囲をチロチロと舐める。くちびるを伸ばして尿道を吸う。じゅぼじゅぼと卑猥な音をたてる。
216はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:44:53 ID:UnVeOI6K

んふ、ふぁ…ん、ちゅご、…ちゅぷ。…んぁ
くぽっくぽ、っきゅぼ。っきゅぅぅぅ。ちぅ、ちゅく、ちゅぷ。

美の壊し方を心得ているのである。そのギャップが、ミスラの目に強烈に焼きつく。
入念に亀頭を責めるとろけそうな舌、熱い息。

「手伝いたい人、挙手」

息も絶え絶え、咥えられながら室内に問うミスラ。応える者はいない。皆が皆、ミスラに会ったばかりの、初対面に近い状態なのだから当たり前。

「うむうむ、せんなきこと。だがそれがいい」
「うけけけ。オレ様がしてやろうか?」
「…一回歯磨いてからね」

スケアクロウ、この妖怪、現在すっぽんぽんなのだが、ヘソが見事に黒い。歯もしかり、指の間もしかり。
その歳で、そんなに代謝物がたまる訳でもあるまいに、なにがたまったらそんなネチャネチャするのか、ギネスでも目指しているのか。

「フロぁ嫌いなんだよフロぁ」
「ええい寄るな寄るな妖怪め」
「けぇ、生意気なクソガキだなぁおい」

「その…不肖それがしめが…」

忍者タツカゲが恐る恐る名乗りをあげた。マユの上で切りそろえられた前髪、凛としたポニーテールの、すばらしきキューティクル。

「タ…タツカゲぇ…お主、お主…」
「姫様ご安心召され…拙者が毒見役をいたしますれば…」

人のちんこを毒扱い、だがよかろうて、そんな白い八重歯でくちびるを噛締められたら、よいではないかといいたくもなろうものだ。

「こ、こうですかな…?」
「あ、いや、多分このように…」
「あいや、なるほど…」

ぎこちない会話の元で、なぞりあげられていく肉物。尿道にあてがわれる、感じたことのない肉の感触。執事と忍者は互いに協力し、様子をうかがいながら、逸脱せぬよう控えめな愛撫を試みる。


ちゅぶ…ちゅっ、ちゅこ。
きゅぷ…ひゅぽ。っきゅぶ
…ちゅぼ…
ん、…ぶ。ちゅぶ。ちゅぢゅ。
…んぁ。…んはぅ
きゅっぽきゅっぽきゅっぽ…ちゅぶぶ…
きぅ…きぅぅ…くぽ
ぎゅぷ。
ん…

吸いつくくちびる。下から上から。キス。ついばみ。キス。くちびるは、肉茎をなぞりながら亀頭へ。一足先に先端をちょぶちゅぶと吸っているのはタツカゲ。寄ってきたセルヴィの舌に場所を譲り、タツカゲの残しただ液をセルヴィがすする。

「ん!…っ。」
「はぅ…あつ…」

どびゅん。

ほとばしる精液が2人の顔を汚していく。忍従のプロフェッショナルゆえか、本来ならば屈辱的であるはずの変態行為もさらりと受容。綺麗なまつげを、毒々しい白濁の吐瀉物が覆っていく。
217はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:45:40 ID:UnVeOI6K

「んぁ…こ、こんなに…」
「ぁぅぅ……」

びゅる…びゅる…びゅぐぐる…

「いや…なんですのこれは…」
「ふぅ……ぐへへへへ。さぁ尻をだすのだフラミア譲…」
「いや……やっぱりこんなのいやーー!!!」
「あ、こら、」

薄給のお嬢様は、頭につけたブロンドのお団子を震わせながら逃げだしてしまった。ミスラ追おうにも射精中につきままならない。それはぶっかけられている従者も同じ。

「はぶ…んぁ。お、おじょうさま…んぷ」呻くセルヴィ。
「待て…待つのだフラミア譲!!」叫ぶミスラ。

悪ノリが過ぎたか、そりゃ、こんな状況を全員が全員ハイそうですかとはいくまい。あやまらねばならぬ。誤解というか多分その見解は正しいから、なんとか受け入れてもらえるよう説き伏せねばならぬ。だがしかし、立ち上がろうとするミスラを押しとどめるのは2人の傭兵。

「へへへ。ミスラ様ぁ…あんなのどうだっていいからさ…」
「これ以上待たされるのは…な」

ユイラの二の腕がミスラの首に絡みつく。同じくユキボタル。その目は好奇にギラついている。刺激を求めて闊歩する肉食獣。日々退屈に倦んだその目は、久しぶりの獲物を逃すまいとよだれをたらしている。謀反するぞ、エロいことしないと謀反するぞ。

「うぬぅぅ、いいだろう並べ並べ、この淫乱サファリパークめ!!股を開け!ああセルヴィさん、いってあげて」
「かたじけのうございます」
「顔顔、ついてるついてる」
「も、申し訳ない…。」

執事は折り目のついたハンカチで精液を拭うと、主を追って廊下に消えた。この人、走るでなくヒザを曲げない早歩きである。

ペースをあげなければならない。ミスラは2匹の肉食獣の尻をまさぐりあげる。わずかな湿り気、大歓迎とはいかないが、準備ができてないこともない。そこまで繁盛していない熱帯の植物園みたいな。



ぢゅぶぅ…ぅ。

「くぁ……!」

強引めな挿入。ユイラの肉が歪んでいく。メリメリと、肉のはがれる音が聞こえるような、粘っこい膣肉を進めるのは、ミスラのちんこがべとべとなおかげだろう。

痛みなどよりもめんどくさいほうが耐えられないと豪語する傭兵に、望みどおり肉物を打ち込み、前後左右に自由に動く。泡立つ愛液が糸を引き、床に染みを作る。

「あ…がぅ。…っあ!!」
ちゅぶっちゅぼ、っちゅぶ、……ちゅぽんちゅぼん…っっちぱん
じゅこんじゅこんじゅこ……ぐぐぐ。ぬぷぅ…ちゅぷ…。

背後から尻を下腹にたたかれる音。彼女の肉は動くにつれてじっとりと温度を上げ、汗を噴き、運動に最も適した状態までもちあがる。
218はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:46:14 ID:UnVeOI6K

「ああすご…っったい、うぁぁあ」
ぢゅぱんぢゅぱんぢゅぱんぢゅぱん…づぶぶぶ…
「っあ!!ひぁぅ…ミスラ…さまぁ…ぅぁぁぁ…」

ぶぱんぶぱんぶぱんぷぱんっ…
きゅぶっ…ちゅぼ、ちゅぽっ…つぶ

そうしている間にもリットーサのくちびるを吸い、ユキボタルの秘肉をいじって次に備える。腰だけの、単調な前後運動で間をおき、止めて、膣の肉を広げるようにゆっくり回す。

ぐにぐにと内側から歪む蜜肉。くぽくぽとつなぎ目から汁がこぼれ、ぬるついた膣道は熱と痛みにあふれかえる。

「ふぁぁぁ…やぁ、……んぁぐ!!んっぁぅぅぅ!!!」

ユイラの尻は少しでも焦らすと、イライラしながら左右に揺れて、せかすようにミスラをたたく。
そんな様子を見れば、誰だってそういうプレイが弱点だと思うではないか。だからミスラは腰を引き、入口あたりでぬちぬちといじくるだけの、意地の悪い嬲り方に切り替える。ナメクジだって時計を見る回数が増えるだろう、そんな速度。

「やっぁ!!!オイコラ…っひぐ!!っんだよソレ!!」
「おー怖い怖い。怖いからタツカゲ君、こっちきなさい」
「あっ、ちょ、ウソウソ、ミスラ…様ぁ!!」


ぬぽん。


「ひっ…ったぁい!!お待ちくだされ…まだ準備が…ふにゃぁ!!」

オタオタする忍者の少女を捕まえ引き込み、ユイラの体温が抜けぬうちに挿入、ぬちぬちといきなり肉蓋までいれこみ、ぬこぬこつついてから、ギクシャク前後。

「いったぁっい!!や、ぁ、だめ、だめぇ!!!」
「ミスラ様!ずるいオレにも…!!」

正面から交合する2人の後ろから、おあずけを食ったユイラが抱きつく。ミスラの下腹に手を回し、少しでも肉の余韻を得ようと、ミスラの足に性器をすりつける。
3人の人間が、一つの固まりになったような密着度。体温で湯だったおっぱいが、背中からのしかかってくる。

ちゅぶ……
ちゅぼんちゅぽんちゅぼ……つぶ。
ちゅぶ、ちゅぽっ……ちゅこ…ちゅぽんちゅぱんちゅぱんっ

「ぁっ!やぁ、痛ぃ!痛いよ…ご、後生でござる…とめ…って!!…ぁぁぁ!!!」
「ずるい…冷めるだろミスラ様ぁ!!!」

ミスラは後ろからすがりよるユイラの首を引寄せ、くちびるを吸う。ぎゃーぎゃーと牙をむいていた少女はそれきり押し黙り、すべての不満は舌の愛撫へ。
さっきまでこすっていた肉を指で撫でる。ぴくりと身を引いた傭兵はキスを中断、乙女のような瞳でミスラを見る。指を動かすたびに、その瞳が愉悦に歪む。
219はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:46:51 ID:UnVeOI6K

ちゅこ…ちゅむ。

「…ん、…ぁっ」
「このへん?」
「…ん、………はい。…んぁ」

じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ…

「ふぇぇ…痛い、痛い、いたい、いたいぅ…ぁぁぁ母上ぇ…」
「タツカゲぇ…だ、だ、大丈夫なのかぇ…?」
「やぁやぁそれにしてもかわいらしいお嬢さんだね、変な髪だけど」
「はぅ!わた…わにゃ…!!わわわ、わらわはそのその…そにゃ…」
「そにゃ?」
「ほにゃぁ…急にさしこみが…ひぃ…ふぅ…ひぃ」

2人の少女に挟まれながら、なんだか一人でよじりよがっているチョコみたいな少女を捕まえ引寄せる。独特の香のようなにおい、すべすべする肌。左手一本で民族衣装のヒモを解いていくと、玉のような肢体があらわになる。

「ふぁ…いた、ぃぅぅ…お待ちくだされ…姫様には…まだはよう…ぅぅぅ」
「よいのじゃタツカゲ」
「ひ…姫様!?」
「この厳しき世、わらわだけが籠の中で安穏としていることなどまかりならん…なにもかも与えられそろえられる、そんな宮廷生活にあっては人としてのあり方を忘れる…それゆえ城を飛びだし大地に身をゆだねたのが我等ユモウ…」
「あ…ああ…姫様……さようにござります…つようなられて」
「時に奪われ、無慈悲さにあえいでこそ命は輝き、その灯火は周囲の闇を照らすのじゃ…!!さぁミスラ殿!!ひとおもいにこのあなるを貫かれよ!!」
「ひひ、姫様ぁ!そっちの穴は違いまする…!それこそまだはや…ぁぁう!!」

びゅぼ…びゅる…ぶぼっ。びゅぶ。

そんなやりとりを拝見しつつ、従者タツカゲを床に押しつけ、肉の天井に当てるように、射精に次ぐ射精に射精。
いきなりの暴挙に、なにをされたのかいまいち把握できていない従者の、ひくひくと痙攣する腹に残りの汁を吐きだし、両手を広げて覚悟を決めたミリモに向かう。

愛らしいほっぺた、みみたぶ、表向きは紳士を装いつつも、欲望の充満した血と肉で少女をねぶるミスラ。首には相変わらずユイラの腕が巻きついている。おっぱいの先端を、背中にこすりつけているのがわかる。

「ミスラ様ぁ…キスしてぇ…」

そんな声を聞きながら、ゆっくりとミリモを抱き、床に敷いた誰かのタオルの上に正座。座位の形である。

「よ、よよよよ、よろしくおねがいしまする!!」
「おおお、近いよ近いよ、近いトコで力いっぱい叫ばない」
「ごごご、ごめんなさいませ!」

変な子。

ミスラはおかしゅーてしゃーない。笑いながら、変なテンションで空回りする少女を落ちつかせてゆく。ゆっくりゆっくり、そのくちびるを指でなぞったり、指を咥えて舐めさせたり。
しだいに、ガタガタ震える肩は静かになる。

「うひゃぅ…ぅぅ、ふみゅらほほへ…」

無垢な少女を、毒々しく汚れきった肉とちんこで押さえつけるというその行為に、いままであんまり使ったことのない、ミスラの黒い神経がわずかにうずく。

肉でできた陶器の器。透明な液体が、こんこんとわいている。

「ほれほれタツカゲ、なにをボーっとしているのだ」
「…ふにゃ」
「お前さんのご主人様が大人の階段を突き抜けようとしておるのだ、手伝わんか」
「ふぇ?」
220はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:47:44 ID:UnVeOI6K

横でくったりしているタツカゲをつつき、愛撫の群れに参加させる。腰、わき腹、背中、くすぐったがるミリモをミスラが押さえつけ、従者の舌が、主を這う。
とりわけあなると呼ばれる穴は念入りに、2人の主従に流れる気まずさが、ミスラの嗜虐心を超絶に突上げる。もっとだもっと舐めれ…後生にござるぅ…か、かまわぬタツカゲ、やるのじゃぁ…



ちゅぷん。



挿入の段になり、己の性器の変調に眼を白黒させる姫君、アウアウいいながら飛び上がろうとするのを押さえ、ゆっくりと深部へ。

「ああうう!!!っぁ!!」
「ひ、姫様…」
「ふぁふぁうぁぅぁぅぁぅぁぅ…あっぁぁっぁあ」
「姫様!?姫様お気を強くもたれませ!!」
「ふぁぁうぁうあぁうあう…痛いのじゃ痛いのじゃ痛いのじゃ!!!」
「姫!!」
「痛いイタイイタイイタイイタイイタイ!!!!いーたーいー!!!」

なんだかいろいろ切れてしまった。

半狂乱になって髪の毛を振り乱し、その身に宿すすべての力でミスラと従者を振りほどこうと暴れまわる。

「離さぬかタツカゲ!!お主なんぞわらわに恨みでもあるのか!?ぁぁぁぅぅ…!!おのれおのれ!とりあげてやった恩を忘れおって…ぬにゃぁぁあぁ!!!殺せ!いっそ殺せぇ!!」
「姫様ぁぁ!!」

ご乱心の姫君を、さてミスラはどうしたもんかと思いあぐね、結果さらに強引に抱きとめ、押さえつけてくちびるを奪い倒す。ユイラも手伝う。舌を噛まれる。構わず入れる。

「ふにゃ…ん、あぷ。…ふぁ、いぁ…あぅぅぅぅ…」

ちゅ、ちゅぷ…っつぷ。

舌を抜ける「れ」と「ろ」の音。こんなときにしかださないラ行の羅列。終始弱った獣の呻き声のような声が口の端から漏れ続けて止まらない。だ液の音、だ液に濡れたくちびるの音、エナメル質の表面をすべる舌。

つぶ…ひゅぷ。…つぷん、ちぷ…
「ふぁぁぁ…ぁむ。…ひぁ…んっ、く、ふむ…ぁぁぅぅ」
ちゅぷ、ちゅぐ。ひゅむむ。…あむ。ふぁ……ぁぅ。やっ…!
んぁ、んやぁ…ちゅ、ちゅぅぅうぅ、…ちゅぼ。はぅ…はぁ…ん、っくぁ
「ふぁぅぅぅ……ん、ん、んぐ。…はぅ、ん、ん、んん!!……ぷはっ」
ちゅっ、ちぅ。ちぅぅぅ。ちゅぼっ…ふぁ。ぁ、ぁぅ…みふらどの…あぅぅぅ

ちゅぶ。
ちゅぼ。

ぢゅこっぢゅこっぢゅこ…

やがて口腔粘膜のこすれる音に、精液の潰れる音が連動する。ぢゅぼぢゅごと、艶やかな果肉からは想像もできない音が響き、ごぼごぼと、注がれてはならない量の白い汁が、少女の中心からあふれだす。

少女はそれの意味するところがわからない。どっちかというとキスの方が気にいってしまい、夢中になり、はぅはぅいいながら舌をだす。ミスラの方も、応えて吸う。飽きずに吸う。


・・・・・・。
221はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:48:32 ID:UnVeOI6K

またタツカゲをひっ捕まえた。

ブーブーいう傭兵や妖怪を無視し、ねとねとの残っている膣内をえぐりあげる。
慣れたどころか、むしろ先ほどよりも具体的に痛いという少女をヒザに乗せ、後ろからぐりぐり、愛液と泡だった精液でベッタベタの陰毛を指でこすり、陰唇の上から雛尖も刺激する。

この忍従の少女を相手にしていると、ミスラの方も加減具合がよくわからなくなってきて、暴虐ともいえるやりかたで結合部を刺激、射精の度に魂を抜かれるような感覚に陥る。

「ぅぁぁう!!…ん、はぅ、…ぁん!!ぁ、ぁぐ…ぅぅ……」

ちんこの先がきゅぅきゅぅと圧迫される。形のいい乳首をおもむろにつまむ。別にミスラ、いじめようとしていじめているわけではない、なんかこう、そういう風にしたくなる。

「ぁぁ…ふぁ…痛いよぅ…うぁぁぁ…」

ぐっぽぎゅっぽきゅっぽぶっぽ…ぶじゅ…ぅぅ、じゅぶ。ぶぷ。
ぁぁぁぅ、ぅぁ……はぅぅぅぅぅ、いたい、いたぅぅ、ぁふ
ぷぽんっ、ぶぽんぶぷ、ぶ。…じゅぼ、っじゅぽっじゅぽ…

びゅぐ、びゅぐ

ミスラのヒザの上で抱かれた少女は、逃げるという行動そのものを頭から忘れたように呆けて、内側から根っこ状に広がる稲妻のような痛みが、口から抜けるのを待つばかり。気持ちいいことなんてありゃしない。
ただずっと、薄暗いモヤが、下腹部に溜まっていく、それをただただ無抵抗に見つめるばかり。

ぶぽ、ぶぽ、づぶぷぷ…
――ふぁ、ふぁぁ、だめ、……もうぅ、やぁぁ…!!!
じゅぽっじゅぽっ。ぷぶ。
…ぅ、ぅぁ…ん、んぐ、ぁ、ぁっ、ぁっ!
ふぁっ!ぁぁ!ぁっ!ん、ぁ!
ぁぅ!

「だめぇ!!…もう、こんな…ぅぁぁ。…だめぇ…!」

艶やかな髪の束に鼻を埋める。鼻腔がどこをなぞっても甘いにおいがある。
ミスラは物置代わりのベンチにスペースをつくって寝そべり、タツカゲの比較的小さな身体を、ひかがみをもってもちあげる。

いわゆる体育座りを、ころんとひっくりかえした体勢。仰向けのミスラに、タツカゲの尻の窪が支点となるわけだが、ジタバタもがく少女の背中に、鼻っ面をつぶされそうになる。

「ふぁっぁう!!た、たんま…!!たんまでござる…ぅぅ。かような…無慈悲な…ぁぁ、んんん!!!」

びゅぐんびゅぐんびゅぐ…

またしてもダラダラと注がれる精液。ミスラ気づくに、これぞ世にいう、名器というやつ。この娘、やたらネトネトと、ヒダの肉が亀頭に絡むのだ。

びゅく…びゅ、びゅぶ…ぶぶ

「ん…ん…っは。…ぅぅ」

そのままヒザをもってひっくり返し、ベンチにうずくまる少女を後ろからゆっくり責める。座位はダメだ、ミスラのちんこの踏ん張りが利かない。殺られる、そう思った。

タツカゲはタツカゲで、延々と続く肉の摩擦にさすがに脳髄がやられてきて、特に腋の下なんかをまさぐられた日には、髪を振り乱して叫びたくなるような、えもいわれぬ快楽が頭を埋める。

これは毒だ、絶対に毒だ。
222はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:49:20 ID:UnVeOI6K

そんな生まれて初めての痛みと快楽に幻覚されたのか、忠実なる家臣の少女は、生涯最大の不覚を犯してしまった。

「んぁ…ん、んぁぐ…」
にゅぽんにゅぽん。
「ひぁ…あああうう!!!」
にゅくく…くく。
「ぅぁぁあ!!!」
ちゅこ、ぢゅぷ、ぢゅぷぷ…

ぬこんぬこんぬこん…

ぢゅぼっ



すなわち、生まれて初めてミリモ姫を守るという己の任務を忘れたのだ。完全に。



「やだ…やだぁぁぅ!!!…ふぁ!」

なにもかもどうでもいい、この感覚は彼女にとって恥であり、誰にも話すことのない秘密となるのだが、その出来事にいいようもない開放感を感じるのも事実だった。
ある意味で、肉から直接与えられる神経信号よりも重たい、精神的な陶酔感。足元不確かな精神状態が想起する、酩酊感。

「も…もぅ…ぅぁ、う…ぁっ、ぅ…ぅぅぅ…」

びゅぐ、びゅる、びゅっ

くぽん。

骨の髄までとろけた少女をほったらかし、ミスラはすぐに次の獲物を捕獲する。捕まったのはリットーサ。タツカゲは吸血少女の嬌声を、分厚い膜の向こうっかわに聞いた。


・・・・・・。


「んっ!っぅく!…ぁ、…やぁ…!!!」

…ちゅぱん、ちゅぱんちゅぱん。…ちぢゅぱん
ずぷ。…ちゅぶ。…ぢゅぼ。
つぱんつぱんつぱんつぱん。ぬぶぶ。じゅ。

ベンチの上に四つん這いにされ、ベンチをまたぐミスラに背後を犯される少女リットーサ。

出血の量がコトの他多く、なんかやばいトコ切れたんじゃね?っと心配ムードのミスラに対して、体質だし、の一言で安心させた少女は、初めて味わう肉の火に身体を焼かれていた。

「ん…いいかも…」

少女は犯される自らを感じる。

あまり大きくはない乳房を拭っていく指先。生ぬるい液体が先端につけられ、コリコリとしごかれる。張り詰めた乳首の周りに、なにかがでそうででない感覚が停滞し、結局、深く息を吐いて逃げることしかできない。
モヤモヤ感、不充足感。不満足、イラつき。これまでの人生、腐るほど感じてきたこれらの感覚を、なんだか今日は、この男が満たしてくれそうな、そんな気がする。予感がする。

「んぁ…っ、っくぅ…ぁ、ぁっ、ぁっあぅ!!」
223はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:49:51 ID:UnVeOI6K

かねてより自暴自棄のきらいがあるこの吸血鬼は、実のところ重度のマゾヒストである。自分で自分を支えるのはめんどくさい、どうせなら全てを投げだして、誰かに丸ごとひきとってもらいたい。自分を埋めてもらいたい。他の誰かに。全部、全部を。

商隊に身を売ったのもそんな考えからだった。シャマニが男だったらなぁと何度も思う。押さえきれなくなって、戯れに性器を押付けてみたこともあった。ところがシャマニは憎たらしいほど大人だから、カラカラと笑ってやり過ごすのだ。

(アイツのいってたこと、ホントになんのかや)

いつかイイヒト現れますよ、とシャマニはいった。それがこんなゲテモノだとは思わなかったが、正直悪くはない。
後ろから自分の身体をむさぼる獣を省みる。その形相が必死すぎて、笑いをこらえるから腹筋が痛い。何だコイツ、何なんだコイツ。

「なぁ、あんたさ…」
「ぐるる…ん?」
「今…なに考えてるん?」
「んぇ?」

びゅる…びゅぐびゅぐ、びゅるぐるびゅ…

「んん、…やっぱいいや…くぅ…」

もう勘弁してください、と思った時点で、リットーサはこの化け物が気にいってしまった。化け物、そうか自分も化け物だから、これまで人間がつまらなくて仕方なかったのだ。
今はもう次はどんな風に犯されようか、それが楽しみで仕方ない。ちょっと、想像してよだれがでる。よだれ、よだれまみれにでもしてもらおうか。



一方、予想外によがる尻を見つめて、自分がなんかテクニシャンなんだと信じてしまったミスラは、調子に乗ってリットーサの従者を呼びつけ、自分の前に桃肉を開かせる。

「モチャー!!」
「なに?こういうことはしたコトがないからよく分からないだと?つまりあれか、オナニーもか」
「モチャ…」
「おっぱいをいじっていたら気持ちよくなったことはあるだと?フフン、十分ではないかこの淫乱め!!」

ミスラはモチャ語で少女に自慰を強要し、そのたどたどしい指に割りいって舌を入れる。逃げようとする尻を押さえ、動きを止める指を甘く噛んで叱責する。

「………ん……もちゃ…」
「んぁ!…や、…やぁ!ミスラさんだめ!止め…とめ…っぁあぁう!」

適当に腰を振っていたら、まさかまさかでリットーサが達してしまい、なんだか悪いことをした気になる。ミスラ、肉物から外れて、ふるふると震える果肉を指でこしょぐり、演技じゃねぇだろなと確かめてみると、ビクリと飛跳ねたのでそういうこともあるもんかと納得。
そのまま主人の上にモチャを乗せ、貫いては射精、近くでもぞもぞしていたユイラ、ミリモにも同じことをする。ミスラのテンションはうなぎのぼり。変な方向にのぼりおり。さながらいきなり閃いた下り飛竜。
224はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:50:39 ID:UnVeOI6K


「よし、おいでホタル」
「ン…。ああ、では失礼する」

ずっと静かに、喪服の上から股間をまさぐっていたユキボタルを手で招く。耳に残るかすれ声。少し疲れた感じの色っぽさ。改めてみるにこの用心棒、深い深い溝のような眼が、引き込まれそうな底知れぬ魅力を宿している。

つぷん。

股間は既に、時間のたった愛液のにおいで蒸れかえっていた。くちぐちと、ひっつくような粘っこい音。乾いたつやつやとあふれたぬるぬる、だ液のにおいがするのは、自分のものを塗っていたからか。

「はぁ……んぁ……ん……っ。…ぁ」

ミスラの目の前でゆらゆらと、朱色の肉が前後する。痛みも快楽も、あるべきものをすべて受け入れるように、冷静なその態度は、なるほど騎士アザカゼを大人にしたらこんな女性になるだろうか。

……ちぐ…つぶ………ちゅこ…

それにしてもこの傭兵、年の頃がまったく予想できない。

ミスラより上であることは間違いないのだが、白いしホリが深いし、角度によってはやたらとやつれて見えるのだが、正面からよく見ると、染みやしわなど一個もないのだ。
小さい頃に、こんな子と友達だったような気がする。あの子はどこへいったか。

「あふ……どうした?やけに丁寧だな…ん」

ユキボタルが、焦らすようなしぐさで身体をずらす。その所作、男のくすぐり方を心得たやり方。鼻血がでそうだった。

――雪のにおい。

記憶の底にしまった風景を思いだす。

白い森。季節はずれの雪。町にはもう二度と帰れないのではないかと、凍えた日。あの日オレは…



「なーに浸ってやがるんでい」
「はごっ!」

ズゲシ、と、爪の黒い足でケリが入る。どこか別の次元に飛んでいきそうだった意識は無事生還、振り返ればスケアクロウがイライラしていた。役回り的には完全にモナメテオ。脱線したら、グーで止める。

「ルルカナンに雪なんざふらねぇよボケ、さっさと腰振れ」
「ですよねー、…なんだろね」
「んぁ…なんださっきから」
「ああ、ああ、なんでもないよホタル…」

かぎ続けていたらそのままあの世に導かれそうな、普通に暮らしていたらまずかがないにおい。木を焚いたような、不可思議なにおい。異界への扉のにおい。

現世の境界をあやふやにするそうした誘惑にまどろみながら、その名の通り雪のように冷たい胸をこねくると、わずかに赤みが差し、この娘が生きていてくれるのだとちゃんと分かる。

「それがいい…もっと」
「ん?ここ?」
225はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:51:17 ID:UnVeOI6K

乳房の先の突起に舌を這わす。白いからだがひくりと震える。喪服は既にほとんどはだけていて、帯を緩めれば足元に落っこちそうだった。

へそを舌で撫で、下腹の厚みを確かめる。薄い。浮いた腰骨をつつくと、嫌だといって逃げようとする。その腰をつかみ、引寄せる。驚くほどスムーズに、肉物は埋没。

「んぁ……、ふぁ…。…ん……」

派手な擬音のないしっとりとした交尾。熱と息づかいが交わされ、彼女の吐いた熱い息が、ミスラの鼻腔を焼いていく。ほほを伝う涙。噛締められたくちびる。その歯を舐め、くちびるの溝を舌で埋める。また、深い深いところの息が、わずかに漏れる。
普段他人に吹きかけることなどありえるはずのない、あまりにも濃密な、ユキボタルの呼気。心音が、鼓膜を揺する。こぼれた2人のだ液が、絡まりあって彼女の胸元にこぼれていく。

「ん、んく。…んぅぅ………ぁふ…」

そのまま尻を揺すり、ミスラは乱暴に己を吐いた。離したくちびるから、しばらくぶりの酸素が舞い込んでくる。


・・・・・・。


少し怠惰な時間が過ごされた。コレだけ濃密な、しつこいくらいの交尾を繰返しておきながら、時間はほとんどたっていない。

ミスラのちんこは、ユキボタルの華奢な手に包まれ、いたわるように上下にしごかれている。
ミスラは彼女の恥毛、門渡りを舐め、彼女のてのひらに射精する。性器のむさぼりあい。べとべとになった指にまた射精、あきれるホタル。不満を漏らすユイラをひきずりこんで性器を押し当て、その舌を吸う。

ちぶ…ちゅぷ、ちゅぱ…はむ…ん

んぁ、…ん、んん、んふ…あゃ…
ぶぽ…ちゅこっちゅこっ…つぷ。
ちゅぽっちゅぽっちゅぽっ…くぷぶ。
やぅ…

「んぁ…ん、…ミスラ様…」
「ん?んご…、げほ、げほ、な、なに?ホタル」
「…もう一回欲しいわけだが…はむ。」
「んぁ!!…ふぁ…オレもぉ、ミスラ様…」
「うむうむ、よしユイラ、ホタル、2人してひっつきあうのだ」

くったりしたまま抱き合う2人。それをおかずにオナニーしてもいいくらいの、半分溶けたおっぱいとおっぱい。

モチャを呼び、酷いです、こんな扱いってないですとモチャ語で訴える少女に構わずぶちまけ、少し落ち着いたところで2人の料理にとりかかる。
226はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:53:52 ID:UnVeOI6K

熱を帯びた尻。ゆっくりと広がる肉。ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な、と指を埋め、いちいちピクリと反応する2人に満足しつつもユイラの方に挿入。
音量を絞らないままの愉悦の声が漏れ、彼女の上から組伏せているユキボタルが状況を確認するためにチラリとミスラを見る。

ちゅぱん、ぢゅぱん、ちゅぱんぢゅぱん。

「ふあぁっぁあ!!!くぅぅぅ、…ぁぅ!いぁっぅ!!!」

ぬここここ…
ちゅぱんちゅぱんちゅぱんちゅぱん……
ふぁ…いぁぁ…
ぶっぶ、ぶっぶぷ。ちゅぼ。
くぽんくぽん、ぶぽ。
熱っ…ぃ。熱い…ぅぁ…
…ちゅぶぶぶ…

「ぁぁっぁぁぅぅぅぃあぅぅぅ…!!!うぇっ、ぅぅ…いぁ、いっちゃう、…いっちゃぅでちゃう!!」

ぬぽん。

「ふぇ!!?またぁ!!?」
「ぬはははは、下品なこというからだよユイラ」
「殺すっ!…じゃなくてー、もー…ずーるーいー!!!」

果肉から抜けたちんこは雛尖をかすって上に跳ね、そのままミスラは、角度を調節しながらホタルの陰門に当ていれる。入口で戸惑い、すぐに飲み込まれて、今度の嬌声はユキボタル。

「…んぁあ!!……ぁふ。…ん」
「ミスラ様……もう…はやく!!」
「ユイラはホタルのおっぱいいじってな」
「ん、…へーい」

…ぷぶぶぷ……。

「ん……ぁ…や……」

ぬぱんぬぱんぬぱんぬぱん…
ちゅぶ、ちゅこ…くぷ…。…にゅもん。
ぷじゅ。

「ぁ…んぁ…ぅぅ」

じゅぱんじゅぱんじゅぱん……ぢゅぱん…
…ちこっ
ぅぁ………そんなとこ…
ぢゅぽんぢゅぽんぢゅぽん…ぷぷ…じゅぷ…
ぷぶ、ぷぼ。…ぶぷ。…。

「やぁ、ちょっとはげし…ぅぁぁ」
227はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:54:24 ID:UnVeOI6K

つぽんつぽんつぶぶぅ…つぶ、ちゅぶ…ちゅっ…
ちゅぼ。ちゅぱんちゅぱんぢゅぱんぢゅぱ…
ぶっぽぶっぽ…ぶっぽ……ぶぷ
びゅぽ。
ぅぁう!!
…きゅぅぅぅぅ…

ぬぽん。

「……ふぇ?やだもっと…ぁぁ」

ユイラへ。ホタルへ。順番こに蜜肉を苛め抜き、やがて摩擦の熱が収まりつかなくなる。見ただけで分かる、熱を帯びた果肉。2人の下腹は精液でドロドロになり、ねとねとと癒着したように糸を引く。

「ふぁ…、ん、ぐぅぅう…ぁぁぁぅぅぅぁ…ぅぅう!!う!!ぁ!!」
「ん、んぁ…っく。んん…や……あっ。……くっ。」

ユキボタルが、ユイラの胸に舌を這わせながら、彼女に抱きついて、ふるふると膣の刺激に集中し始めた。緩慢な愛撫、ユイラの方はむしろそれをありがたがっているように見える。ユキボタルの頭を抱え、乳首を吸われる度に腰が跳ねる。

「……ぅぁ…!!!」
「ひぁぁぅぅ!!だめ!もぅ…ぅぁあ!!!」

ぬぱんぬぱんぬぱん…ちゅぶ。
づぷん。づぷぶ…。じゅぶ。
じゅぽっじゅぽっじゅぽ……。

びゅぶん。

ミスラはそんな2人を眺めながら、亀頭だけを入口にあてがい、肉茎をしごいて射精した。2人に二度づつ。
さらには、もういいです、酷いですというモチャを引きずり込んで膣にだし、狙いをミリモ姫に定めたところで更衣室の扉が開いた。


・・・・・・。
228はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/12/11(火) 01:55:49 ID:UnVeOI6K
ここまでー

レタス畑の話にいっておくれい
229名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:07:24 ID:tZHgd0z2
>>187
なんで投下時にちゃんと名乗らないの?
それと過去のクローンハーレムkwsk


>>はなじる氏
あいかわらず濃ゆいな〜
230名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 15:11:02 ID:AaBciQEO
>>187
今からでも遅くない
早々に投下し・・・して下さい
六姉妹&クローンハーレムwktk
231名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 21:28:02 ID:TeaCRNLm
>>230
おい、下がってないよ
232名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:28:54 ID:tZHgd0z2
いつもより人が少ない感じがするのは、OCN規制の影響か
233名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:44:53 ID:TeaCRNLm
ネタがなければこんなもんだろ
234名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 05:26:00 ID:ApO8EHn/
はなじるGJ!

これ読んで思ったんだけど、キャラ紹介が必要ないって時点で
二次創作ってキャラが多くなること必然のハーレムに向いてるよなあ
235名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 08:24:11 ID:37xUh0uX
かわりに、原作知らないと読みにくい、ってなデメリットもあるけど。



ところで、俺もクローンとか量産型とか好きなんだが、なにかそういう良ハーレムないかな?
2時でもオリでも商業でもなんでも可。

もちろん449氏のクローンハーレムにも期待してるよ。
236名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:44:21 ID:PeFXVZdp
やけっぱちになったミスラすげーなぁw
もはや縦横無尽ですね。主に股間が。

そして量産型でハーレムってあんまり聞いたことないんだぜ。
ネタに出来そうなキャラならいくつか出せないこともないんだけど……百式とかキルシュとか。
237名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:49:32 ID:aVdQIP6A
とあるファンタジーもののエロゲで、主人公が魔法で分身して
恋人のヒロインを輪姦(合意の上で)するというシチュがあったが
これを男女逆でやってみるというのはどうだろう。
238名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:46:55 ID:DcxTkCwW
ヒロインの分身シチュってーと、
二次元文庫の『誘惑くのいち学園』にありましたな。

主人公が分身すればみんないっぺんにーっ!!
というのだと、保管庫に分身魔法ってのがある。
239名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:04:40 ID:lwhavxFs
ヒロインが分身ってのは面白いな、一度に色々な部位を愛でたいって動機とか?
そして、分身した別の自分が腰を振っている姿に嫉妬するんだな、でもその不毛さが萌える
240名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:12:12 ID:0zw8mZ1B
量産型だとやっぱり「こんな夢を見た」かなぁ…やっぱりクローンキャラって扱いにくいから、数が無い
241名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:27:19 ID:HkMYh4G2
>>238

みた森の「ご近所のもんすたぁ」で、男が分身する
242名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:55:37 ID:37xUh0uX
トゥーハートで、量産型マルチを5台くらい買ってハーレムプレイとか、
そういうのないかな〜と思ってさ。
243赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/13(木) 22:31:53 ID:sJs2b/V+
サキュバスは置きつつ、お風呂ハーレムを投下してみます。
小説の形とか考えずに書いたもですんで、そこは了承を。

 僕が自宅のお風呂からワープしてきた異世界は、男が消滅してしまって女だけしか存在しない世界でした。
そして、なんと国土の約半分がお風呂なんだそうだ。そんな中での僕のお風呂生活を、この世界にある自慢のお風呂を交えながらしながら紹介していくね。

◆露天風呂

 石畳に囲まれた露天風呂は、お風呂の世界の小さな山のてっぺんに立っているお風呂だ。
 ここは、お風呂に入りながら360度お風呂の世界を見渡すことが出来る。
 つまり、ここで岩場に乗り出せばみんなが僕と彼女たちがつながっているところを見せ付けることが出来るんだ。
 お湯に足だけ浸かり、彼女をM字開脚させたまま持ち上げて360度、ふもとのみんなに見えるように大きく見せ付ける。


「ああ、いいなぁ……」
「そんな、鼻血でちゃう……お風呂が赤くなっちゃう……」
「はやく私たちのお風呂に来てくださーいっ!」

 僕らを見ているほかのお風呂の女の子たちの羨望のまなざしがきもちいい。心配しなくても後ですぐ行くよ。だから、それまで我慢しててね。
 ほら、君もみんなにもっともっと自分のエッチなところ見せちゃえよっ。

 ちゃぷっちゃぷっちゃぷんっ。

「ああああー! み、見てぇぇ! みんなぁ、みてぇぇぇ! あたしのぉ、旦那様にぐちゃぐちゃされてるところぉぉぉぉ!! ああああっ、くるぅ、くるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁ。

 大きく潮を吹いた彼女。
 その潮は露天風呂に大きな虹をつくりだしたという。なんちゃって。
◆牛乳風呂

 ここの牛乳風呂は世にも珍しい母乳でできたお風呂だ。
 ここに浸かっている女の子たちはみーんなおっぱいが大きく張り出していて、常に誰かのおっぱいから母乳が噴出している。
 それが集まって、お風呂のお湯になっているのだ。
 白く濁ったお風呂は甘い香りと優しさを漂わせ、浸かっているだけで幸せな気分になる。

 僕はそのお風呂に体を浮かばせながら、女の子たちの母乳を浴びていた。おっぱいみるくシャワーだ。
 だいのじに浮かせた僕を爆乳の女の子たちが囲むと、全員おっぱいを支えた指で搾り出し、僕の体に母性たっぷりの甘い白濁をかけてゆく。

「旦那様」「旦那さま……」「旦那様ぁぁ」

「んごくっ、ごくっ、ごくっ」

 こくこくと首で返事をしながら、喉を動かす僕。

「ふふふ、旦那様ぁ、赤ちゃんみたいですぅ」
「どうですかぁ? わたくしのミルク……」

 僕は牛乳風呂の中でも特にお気に入りの巨乳女の子二人に優しく抱かれ、二人の乳首を同時に吸っていた。
 右の女の子の喉ごし最高のおっぱいミルクと、左の女の子の甘さ満点なおっぱいミルクは、僕の口の中でブレンドされ極上の味へ仕上がっていた。
 このブレンドおっぱいミルクを飲めば飲むほど、僕の肉棒は力をつけて大きくそそり立つのだ。
 白濁色のお湯の中から僕の肉の竿が顔を出すと、囲んでいた巨乳の女の子たちがいっせいに飛びついてくる。
 そのままおっぱいミルクを放出させたままで、僕の肉棒を4人の女の子がパイズリしてくれる。
 ミルクがあちこちに飛び散り、僕の喉もごきゅごきゅと動く。甘いミルクを噴出すやわらかマシュマロおっぱい4セットに揉みつくされ、僕の肉棒は限界を迎えた。

 ぶっちゃぶっちゃぶっちゃ!
 びゅるるるるるーっ

「きたぁー! 旦那様のおちんぽミルクぅ!」
「あたしのおっぱいにもぉぉぉ、おちんぽミルクぅぅぅぅかけてぇぇぇ!」
 おっぱいの間から撒き散らした僕の精液を女の子たちは我先にと争うように飲み込んでいく。
 僕が二人のブレンドおっぱいミルクが好きなように、牛乳風呂の彼女たちは僕のおちんぽミルクがだーいすきなのだ。

 ごくごくっ♪
◆ヒノキのお風呂

 ヒノキでできたお風呂は森の香り、一流の大工さん(もちろん女の子。ムキムキでは無い)が作ってくれたものだ。
 品格と気品に溢れたこの真四角なヒノキの浴槽で、僕はお風呂の真ん中に立っている。
 そして、僕を中心にして白い肌の美女たちがずらりと取り囲んでいる。
 全員、褐色のヒノキのお風呂の縁に手をつけて、みずみずしいお尻をぷりんと突き出しているのだ。僕が首を回すと360度、眼前に美女の桃がずらーんと揃っていた。
 彼女たちは首を僕のほうに向けて期待に満ちた瞳で僕を見ている。

「旦那様。ここにあるの、みーんな旦那様のものですよ」
「早く私の中にいれてくださいませ。旦那様」
「私が先ですわ。私を一番にお願いします」

 数多くのお尻が誘うように揺れている。何人かは待ちきれずに自分で指を使ってあそこを開いてピンク色の粘膜の壁を僕に見せつけていた。じゅくじゅくと汁が溢れてお湯に落ちていく。
 牛乳風呂で七発も出しちゃったというのに、ここでも僕の肉棒はがっちがっちに硬くなっていた。

「あんっ、旦那様ぁ。どの女の子にされるんですか…、うんっ、あんっ、そんなに吸ったら、私またイっちゃう……」

 まぁ、さっきの牛乳風呂のお気に入りの女の子のおっぱいミルクを吸いながらだからだろうね。
 牛乳風呂の女の子のおっぱいミルクは飲めば飲むほど精力が強くなってきて、一発出した後でもこれを飲めばすぐに回復してしまう魔法のえろえろミルクだった。
 便利なんで僕、ヒノキのお風呂にこの娘、連れてきちゃった。
 だから正確には僕と牛乳風呂の女の子を中心にしてみんなが僕たちを囲んでるんだ。さてと、精力も回復したし……

ずちゅんっ!

「ああああああああ! 私が一番ですわああああああ!」

 とりあえず一番前にあった、女の子の秘所の奥の中に一気に突き入れた。
 一回、二回とピストンを繰り返す。

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「あんっ! あんっ! あんっ! ああああっん!!」

「あああ、羨ましいですわ……」
「ああんっ、わたくしのすぐ隣ですわぁ! もう少しズレてたらわたくしでしたのにぃ……!」

 周りから、つつかれている女の子に対する羨望の声が聞こえる。うーん、じゃあみんな平等じゃないとダメだもんね。
 ぱんっ、ぱぁぁん!

 頭の中でちょうど五回かぞえて! 僕は女の子の汁まみれとなった肉棒を抜いた。

「嗚呼嗚呼……何故ですか……旦那さまぁ……」
「順番、だよ?」

 てかてかと妖しく光る肉棒を今度はすぐ隣の女の子の中へ。
 甲高い悲鳴があがる。彼女も五回。そしてすぐ次へ。

「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! きゃああ!」
 ぱんぱんぱんぱんぱんっ ずちゃぁ……。

「んーっっ、んーーっ! んっぅぅううう! あうん!!」
 ぱんぱぱんぱんぱんっ ぬちゅぅ……。

「あああああああぁぁぁぁぁぁあああああああ!」
 ぱんぱんぱんぱんぱんっ ねちょぉ……。

「あ! あ! あ! あ! あきゅうううううううん!」
 ぱんっぱんっぱぱぱんっ! にちょぉにちゃにちゅぅぅぅ……。

 あれ、この娘、五回でもうイっちゃった。

 みんな、いろいろな膣を持っていて、誰の中にあげようか迷っちゃうなぁ。えへへへへ。
「さてと、僕を一番気持ちよくしてくれた娘にあげちゃうから。みんな自分の番になったら頑張って気持ちよくしてね♪ ごくごくっ」

 結局、10人の女の子たちの膣内リレーを8周した僕は、みんなに平等にご褒美を分け与えてあげたのだった。

んー、まだまだいっぱいお風呂はあるけど、今日はココまで。
明日かあさってぐらいにでもまた紹介してあげるね。次はどこのお風呂を紹介してあげようかなー。泡風呂がいいかなぁ、岩風呂もいいし、あ、変り種で打たせ湯っていうのもあるね。
どっか紹介して欲しいところがあれば教えてね。じゃあまたねー。
(おしまい?)
248赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/13(木) 22:38:41 ID:sJs2b/V+
ストーリー? なにちょれ。
もともと、考えていたハーレムネタだったんですが、描写がめんどくさくなってくる上に全部書くときついんで、やめてたんですよ。ストーリーも本当にこんな感じでしたし。
でも季節もいいし、自分の頭の中だけで終わらすのが勿体ないんで、要素だけを抽出した形で公開してみました。

なんかいいお風呂ネタあればそこからインスピレーション膨らませてみます。最終地点は女風呂w
249名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:05:45 ID:96B/P4us
泡風呂にてのあわあわプレイが何故無いのかと小一時間問いつめt……。 ナマ言ってすみません。
250249:2007/12/14(金) 00:19:50 ID:96B/P4us
おっと、大事なこと忘れてました。赤いパパさんGJです。前回分はこんなのもあるのでは?位に思ってください。
251名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:20:02 ID:G0ZHO6KD
>248
ワカメ酒ならぬワカメ風呂。
252名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 03:04:56 ID:bOMeH7ih
>>248
GJ!!!

>>251
どんな風呂だよwww
253名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 06:15:00 ID:bNu+7UVV
味噌汁か吸い物では?
254名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:22:15 ID:htDMreH3
つまりお風呂で女体盛りというわけか
255名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:33:40 ID:5G41nA4w
浴槽がワカメ酒型。
256名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 03:13:39 ID:nxgNC6xy
ワカメハーレム(サザエさん的な意味で)
257名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 09:27:27 ID:O0Smd+Dg
もうすぐサンタさんがハーレムを届けに来てくれるんだ・・・
258名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 09:45:11 ID:xRhs2vTm
むしろサンタさんがいっぱい来てハーレムを形成…
259名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 12:20:56 ID:wXxbNxbI
>>258
ヒゲのおじいさんがたくさんいてもうれしくないんだが。

それとも、「三田さん」という美少女ばかりなのか?
260名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 12:31:27 ID:y9R2q/Af
1:美少年サンタが世界中の美幼女に愛をふりまくチャイルド・ハーレム
2:頼りない青年新米サンタとそれを慕うトナカイ娘達の(美少女形態)のソリ・ハーレム
3:プレゼントの美少女フィギュアセットが等身大になってご奉仕するトイ・ハーレム

さぁどれがいい?
261名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:20:12 ID:Ut7M1fVY
>>252
浴槽いっぱいの増えるワカメ。

>>260
2!2!2!
262名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:25:34 ID:tCzpBcb0
あえて少なそうな1
263名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:42:31 ID:cgwc9Ga7
浴槽おっぱいに見えた……。

ま、普通に2だと思う。
264名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:50:15 ID:rUqV6jfd
2がいいな
おまけに同僚のツンデレミニスカサンタとか付いてくるとうれしいですw
265名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 14:17:43 ID:pUCGg2YM
>>264版の2
266名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 15:39:29 ID:5G41nA4w
>260
そう言えば、この時期雄のトナカイは角が落ちるんで、角を生やしたまま橇を引くトナカイは、みんな雌だと聞いた。

正解は、2番?
267名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 15:49:51 ID:0wrSx+dN
>>259
国によっては聖夜は夏だからサンタは水着美女だったりするんだぜ?
268名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 16:45:49 ID:h8e3t1cB
>>260
「メリークリスマス、少年。良い子の君に贈るプレゼントは…私だ
この胸もアソコも君のもの。好きにするといい」
「先を越されたましたわ!アタシが最初に『プレゼントはア・タ・シ』をするつもりでしたのに!」
「ずーるーいー!!ボクもプレゼントするー!見て見て、体にリボン巻きつけてラッピングしたんだよ…くしゅんっ」


こんなショタコンサンタだらけのハーレムを妄想した俺は異端か
269名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 17:05:53 ID:rJyC0kqP
>>268
そんなこともないが、折角なら「あらあら、○○ちゃんたらモテモテねぇ?」とか言う天然系お姉さんも欲しいな
270名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 19:01:45 ID:CjKxFjJa
トナカイ少年とツンデレサンタおよびトナカイ少女他諸々
271名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 21:22:35 ID:RNEP9jGI
設定垂れ流し……

放課後の学校、教室で主人公の誕生バーティーが開かれている時、強盗が乱入する。
主人公とヒロインたちは、人質に取られてしまう。
だが、その強盗は……
「せ、先生!? どうして!?」
3ヶ月前、教育実習で学校に来ていた女子大生だった。
主人公に告白しているところを見つかって、教職の道を断たれてしまった。
強盗をしようとするが失敗、死に場所は思い続けている少年がいるこの学校で……
5人選べ、と強盗=教師になれなかった女は要求する。
彼が選んだのは……

女に命じられるままに、交わっていく主人公とヒロインたち。
命じられて……いや、本当は、ずっと望んでいたこと……。
みんな仲良くしている日常が壊れるのが怖くて、一線を超えられなかった。
今日は彼の誕生日、もう一つのプレゼントは私……
牝野獣がくれたハーレムで、性の宴が始まった……。

ヒロイン
・お嬢様(おしとやか)優里奈
「私、XXくんのこと……好きです……だから……あげます」
・お嬢様(ツンデレ、でも主人公には従う)
「XX様にこの純潔……捧げます!」 玲華
・幼なじみ 瑞音
「XXちゃんのこと、ずっと好きだったから……あげたい!」
・幼なじみ(妹) 綾音
「XXおにいちゃんに、あやねのはじめて、あげる!」
・おしゃべり 紗絵
「あたし、XXのこと好きだもん!だから平気だもん!」
・委員長 翔子
「私、XXくんに初めて、あげたい。一度くらいわがまましたい」
・ハーフ リナ
「アタシね、ずっとXXにバージン、あげたかったんだヨ!」
・後輩(内気) 雪乃
「XXさん……私……あげます……」
・後輩(元気) 茜
「XX先輩……ボクの初めて……もらって下さい!」

さあ、誰を選ぶ!?
272名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 21:37:24 ID:UfQWWUmK
>>271
誰も選ばない!


その設定、前にも投下されたような気がするな。
273名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:02:18 ID:scWs5QZk
お腹痛がってる女の子と教室の隅でもふもふあんぱん食べてる女の子と
外ばっかり見てて終始うわの空の女の子と朝練の後汗流してなくてちょっと気にしてる日焼けした女の子と
いじめを見つけたら飛んでってとび蹴り食らわす女の子の5人で
274名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:15:01 ID:6PV5JdIm
>>271
大分前にそのネタ出ましたよ。
275赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/16(日) 22:32:21 ID:QT0oc5yg
2レスのみの投下。
◆泡風呂

 ミルクちゃんを脇に携えながら、お風呂の世界を行脚する。
 エッチなことして周るんだから真っ裸でもいいんだけど、そこは浴場のエチケット。
 僕はちゃぁんと腰にタオルを巻いていた。でも、ミルクちゃんのおっぱいを揉み吸いながら歩いているから、常にアレはビンビン。
 腰のタオルは股間のところで大きなテントを張っていて、さらにタオルが小さいため僕の亀頭は下半分が覗いちゃっていた。これじゃあまったく意味が無いよね。
 そんな姿を見せつけながらお風呂の世界を歩いていくと、ある地点からぶくぶくとシャボン玉が多くなってきた。

「ん、これは……」

 僕は早歩きで進む。見てきたのは大きな大きな泡風呂だった。

「あ! 旦那様だぁ!」
「え〜…、あ! 本当です!」
「旦那さまぁ!」

 えへへ。もてもてだなぁ。泡風呂にいたみんなが僕の姿を見つけた途端、シャボン玉を撒き散らしながら泡風呂を泳いで僕らのところまでやってくる。
 髪の毛を濡らさないようにバスタオルを頭に巻いた彼女たちは、みーんな体中が泡の光沢で光っている。て泡風呂は人気なのか人数も多い。
 僕らがいる一角に集まって、みんながみんな喜びながら僕を歓迎している。

「「「ようこそ旦那様!!!」」」

 うわぁ。いいなぁ。コレ。
 みんなの肌色の肢体がこすれ合うことにより、しゅわしゅわと泡立っていて、それがぷかりぷかりとシャボン玉となって浮かんでいく。僕の回りはシャボン玉でいっぱいだ。

「ミルクちゃん。ちょ、ちょっと行ってくる!」
「はーい、行ってらっしゃいませぇ。旦那様」

 僕は我慢ができなくなった。すぐさま腰のタオルを剥ぎ取ると(浴槽にタオルを浸けちゃダメだもんねー)、泡風呂に向かって走り出した。
 肌色と泡のパラダイスへ一目散に飛び込む。

「「「「「きゃーーーー!」」」」」

 黄色い歓声をあげる彼女たち。
 すぐさま彼女たちの泡だらけの腕が僕の体を走り回った。

 ぬるっぬるっぬるっぬるっ!

 胸板、腕、足、そして肉棒、全てが泡にまみれ僕の体を摩擦ゼロの感触が通っていく。
 僕はたまたま目の前にあったおっぱいを掴もうと手を伸ばした。

 ぬれろん!
 うわぁ。二つの双乳が凄い動きをして僕の手のひらから離れていく! 掴もうと思っても掴みきれないや。
「いやぁんっ。旦那様ぁ、おっぱい擦らないでくださぁい」
 でもそれがいいんでしょ? 僕は目の前にある光るおっぱいを文字通り手当たりしだいに滑らしていった。
 しかし、彼女たちも負けてはいない。僕の背中に何人もの柔らかな体がぬるりぬるり擦られていく。

「旦那様ぁ、そろそろ体も洗ったほうがいいですよ?」
「私たちの体で洗ってあげますぅ」

 ぬるぬるあわわしゅわしゅわぬるるるん!!

 いい! すっごくいい!
 体中を滑っていくおっぱいと乳首が泡を立てながら擦れる感触。それが前後左右の方向から襲ってくる。特に肉棒はみんなのぬるぬるの指先が絡み合ってて……。
 さらにはこっそり後ろの穴にも指を伸ばしている子が……、ちょ、ぬるぬるだけどそっちはダメだって! ちょっ! あっ! あっ! あっ!!

「旦那様。私たち、みーんなで協力して作った手コキ。味わわせてあげます」

 え? どういうこと……。
 視線を落とすといつのまにか僕の肉棒はみんなの手が集まっていて、器の形を形成している。まるでオナカップみたいに……。
 まさか。

「「「「「「「「「せーのっ!」」」」」」」」」

 ぬるるるるるるるるるーーーーー!!

 ああわわわわわわわわわわわ!!

「「「「「「「「「せーのっ!」」」」」」」」」

 ぬるるるるるるるるるるるるるーーーー!!!

 うひゃああああああ! み、みんなの指が泡にまみれた指が!! みんなの力でぬるぬるにシゴかれてるぅぅ!
 彼女たちが腕を押し込んできたときは、泡特有の摩擦と彼女たちの指の凹凸が亀頭と竿を刺激していく。
 彼女たちが腕を引いていく時には、泡にまみれた肉棒がシャボン玉を製造しながらその姿を現していく。

「「「「「「「「「せーのっ!」」」」」」」」

 ぬるるるるるるるるるるるるるるるるーーーー!!

 すっごい! この世界に来てからずーっと中だしだったけど。コレは中だしを超えた快楽だぁぁぁぁぁぁぁ!!

 びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーー!!!

 彼女たちの手の中で僕は大満足の射精をした。
 10秒後、僕の精液まじりのシャボン玉が泡風呂の上空を浮かんでいたという。
 シャボン玉はどんどん飛んでいき、屋根まで飛んで壊れて消えてみんなそれを見てもっともっと私たちの手で気持ちよくなってくださーいと言うんで、今度は僕から遠慮なく腰を……
(おしまい?)
278赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/16(日) 22:37:33 ID:QT0oc5yg
ワカメ風呂も一応書いたけど、ぬるぬるでカブっちゃったので今回置きました。
つーか、ワカメ風呂なんてラジオの企画で全裸少年が全力少年歌いながら入ってるのしか聞いたこと無いよ!

とりあえずいい風呂あればそこからインスピレーション膨らませます。
279名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:44:20 ID:QpxDCwOe
>278
乙……って、そっちのワカメじゃないです。
ワカメ酒の方の、うっかり栓を抜くと子宮まで流される方です。


「押忍!サオ風呂を沸かしたところであります!」

……何処の安産祈願だよ!
280名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:26:32 ID:FzPAKQ7x
指宿名物、砂むし風呂
281名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:41:02 ID:wSu7iJ/M
砂虫風呂か
282名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:46:35 ID:nrJbJx9b
王ロバにあったなぁ、組み体操風呂。
283名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 00:11:04 ID:66PiNoka
そろそろおせちハーレムについて考える時期だな
ことしはどう料理してやろう
284名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 14:51:10 ID:ISI5T/52
お年玉ハーレムと除夜の鐘108ハーレムも忘れるな。
285名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 15:47:49 ID:R7dC7GyF
眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに好・悪・平で18類、
この18類それぞれに浄・染の2類があって36類、
この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108煩悩

これをハーレムにすると、

眼鏡っ子、獣娘、匂いフェチ、料理上手、高身長、秀才の六属性の
それぞれにツンデレ、ヤンデレ、素直クールで18類、
この18類それぞれにSとMの2類があって36類、
この36類を年下、同い年、年上の三世代に配当して108属性!
286名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 17:50:42 ID:cwxeQe5j
そこまで踏み込んだ発想はなかった
287名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:07:55 ID:+H8u1HaU
>お風呂ハーレム
ってアダムの呪いが結局勝ってしまった世界なんかもね。
淘汰される側としては((((゜Д゜;))))ガクブルモノだが。
288名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:19:34 ID:NXm8IYSM
>285
ヤンデレはエロエロに差し替えて下さい。
289名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 19:59:14 ID:eZLW+kPa
身が肉体的なエロで意が精神的なエロじゃないか?しかし285は天才だわ
290名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:56:56 ID:4BN8kVVZ
>>285が天才だと言う意見に反論は無いんだが、何故だろう……

ハーレム主が両手と第三の足を使った三刀流の使い手しか考えられない
291名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 00:10:31 ID:GHw87+Du
>>285
おまいすごいな
そんな発想…いや妄想ができるなんて。
292名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 00:10:35 ID:M72UbD9z
数多の女性を持ち前の108煩悩鳳で陥落ですよ。

……ちょっと一回のセックスの射精限度が108発な主人公の電波受信したから形にしてくるぜ!
293名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 00:44:45 ID:Cg874u1F
284からの流れいいな。こんな風にスレ住人がモチベーション高めていって
新たな作品が生まれるのがこのスレのいいとこだな。

・・・というわけで292にはがんばってもらいたい。
294名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 01:03:48 ID:d9hDtyCF
ヤンデレが36人もいるハーレムは危険すぎるw
295名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 01:19:08 ID:GHw87+Du
>>294
確かにw
ヤンデレ(M)を攻めてる時にヤンデレ(S)が背後から……
296名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 02:17:28 ID:I+8a4xro
あーーーー
297名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 10:12:47 ID:B5jgUhjG
>>283
お節料理が擬人化?
それとも・・・
ふんわりお姉さんの伊達真紀(だてまき)、色黒後輩の黒間芽衣(くろまめい)とか金髪ハーフの九里カノン(くりかのん)他がおりなすハーレム?

ごめん、反省してるorz
298名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 11:25:27 ID:apMefK3k
潮和 乃子(しおかず のこ)は、凄い名器を持っていそうだ。
299名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 19:34:15 ID:PoiFFT9F
おまいらのネーミングセンスには完敗だw
300名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:23:34 ID:rwRdln7E
古部間木(こぶまき)さんはきゅきゅっと締め付けてきます。
301名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:18:42 ID:U+XIma3x
加賀 魅萌智(かが みもち)さんは餅肌の巨乳でおけ?
302名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:46:33 ID:nQBi+5ZZ
( ・ω)ヒソ( ・ω・ )ヒソ(ω・ )
303名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:46:56 ID:nQBi+5ZZ
チュ( ・ω( ´ω` )ω・ )チュ
304名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:47:28 ID:nQBi+5ZZ

    ♥〜  〜♥
チュ( ・ω( ´ω` )ω・ )チュ
305名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 03:28:18 ID:0JrQuaPr
もうこんな所から逃げてやるっ
306名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 19:48:54 ID:m+eDIcfG
折角だから、もっとクリスマスネタが欲しいな。



             男                                                  男(女体化)
            ↓                                            (女体化)↓
例えばこう、 男→主←男 の純正逆ハーレム状態から、魅惑の女サンタのメリクリ魔法で   男→主←男(女体化)   とか。
             ↑                                                  ?↑  
            男                                                    /  男(女体化) 
                                                             女
                                                          サ  
                                                            ン
                                                          タ
307名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 19:55:47 ID:uFPPBIcQ
26日に投げ売りされるケーキを擬人化するのはどうだろう。

クリーム「わたしを買って下さい」
ブッシュドノエル「クリスマスだけの、特別だよ」
モンブラン「ねえ、あなたも私を見捨てるの……?」
ショコラ「ボクをた・べ・て♪」
レアチーズ「べ、別にあなただから食べて欲しい訳じゃないんだからね!」

うん、フツーに腹減った。
308名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:51:10 ID:n9pirSgm
腐女子は鉛筆とシャーペンでカップリングを妄想してしまうそうだが、
ハーレム好きも似たようなもんだなw

ん…よくよく考えたら筆箱の中で鉛筆やボールペンに混じって
消しゴムが一つ入ってるのは高身長ハーレムっぽいかもしれん…
309名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:18:03 ID:Fmmmkbpw
>>206
どんなシチュでも愛があればハーレムじゃないか?
デイトピアのお決まりごとのひとつとして「民衆にある程度の満足感を与えている」ことが挙げられる。

「社会番号AU23564−538F、あなたは連邦東方域第29大管区第14管区第12支部第2地区第3班に夫として配属されます。
 古の書に曰く『生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動く すべての生き物とを治めよ』
 あなたが種と機構の存続のための義務を果たすことを期待します。では認識票と荷物を持って27番ホームへ」
から始まるハーレムもあるはず。なんか違う気がしなくもないけど
310名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 01:32:13 ID:7sKwjsXH
>>309
あれか、環境型ハーレムみたいなモノか。
愛情が芽生えるならそれでも大丈夫そうだが一歩間違うと修羅場だったり
するから怖いが。
主人公が義務感とかそんなんじゃなしに相手を愛することができれば
問題は少なそうだけど。
311名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 04:32:21 ID:LapX7Quo
女は女で「パンツ何色?」とかマジで聞いてくるやついるから
結構大変だぜ
312名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 04:33:10 ID:LapX7Quo
誤爆すまんorz
313名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 07:39:30 ID:Xeq0+es3
パンツ色ハーレムか
その発想はなかった
314名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 17:54:59 ID:wkU3nRG3
>>309
デートピア……住人がデートしまくる偽りの理想郷か……
315名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 18:12:47 ID:uf/pfDZY
>>311
そのネタ、借りるぜ。
316名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 18:50:55 ID:I9tShc6m
>>314
理想郷だぁ?そんな都合の良いモンが、この世にあるわけねえだろう!
317名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:18:18 ID:qX44S4ra
>>316
だがしかし!人類の半分は確実に幸せにする事が出来る!
318名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:12:17 ID:/B7R6nvf
理想と妄想の違いは?
319名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:15:47 ID:b0K4ON/g
エゴだよそれはっ!

人の数だけ幸せがあり
人の数だけ理想のハーレムがある

という訳で夢で素クール&ツンデレ&エロエロお姉さん&ロリ後輩ハーレムでも見るとしよう

お休みzzz
320名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 18:35:03 ID:YADI/PO6
ガールズいんディスガイズ
身の回りの機械が全て女体化して迫って来る!
そんな魔法の箱を手に入れたサムの物語

ラジカセが!自販機が!XBOXが!ファッキン?
321名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 03:02:41 ID:lWJ8Ycc6
2年くらい前にそんなゲームやった気がする
322名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 03:11:44 ID:22LkoGw0
あれじゃねえか、ものごころものむすめとか言うゲームがそんな感じだった
323名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 04:45:40 ID:avD1nH4v
>>320
仙人が作ったアイテムに触れた生物や道具が全部美少女になるってゲーム
もあったな。
324名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 07:57:04 ID:F12NDAVm
>>323
kwsk
325名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 11:20:38 ID:y1iPEUcj
Like Lifeも物娘が色々と(ry
326名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 13:35:21 ID:nyufW9UO
物娘で思い出したんだがアダルトグッズの擬人化って無かったか?
見失ったんで導いてくれないだろうか。
327名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:26:58 ID:WV8CwdJj
>>326
ユリア100式?
328名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:20:40 ID:h26fen0c
>>326
角煮の「バイブとオナホがセックス」スレでも見てこい
329名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02:54:54 ID:xqtV1TYy
一日以上レスなしは流石に珍しいな・・・おそらくはクリスマス投下の準備だろうがw
間を持たすためにちとアンケート。
男視点NTRはこのスレ的に禁忌だが、逆の女視点逆ハーに耐えられるか否か?
YESなら首を縦に、NOなら横に振ること。…それが、ハーレムスレ式だ
330名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02:58:05 ID:TFEz0JpV
NTR以前に、女が一人で男がいっぱいの逆ハーレム自体がうれしくないなぁ
331名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02:59:22 ID:Z8W1zx2a
>>329
昔はそれは無いと思ってたけど実際に読むと有りかなとおもった。

ttp://harem.free100.tv/too/misaki01.html
332名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 03:38:04 ID:I8O0R0Z8
気分的にOUT
333名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:22:32 ID:r9TtTHuf
逆ハーレムは、昔そういうスレがあったが、もう無くなってしまった。
他にも、男女多数の乱交スレなど。

それらが無くなり、ハーレムスレが生き残っているのは、それだけ同好の士が多いということだし、支えてくれる職人さん、住人、保管庫管理人がいるからだ。

つまり、何がいいたいのかというと。
逆ハーレムはスレ違いなので、ちゃんと別スレを建ててください。
アンケを取る前に>>1をよく見ろよ、それがハーレムスレ式、というより板の常識。
334名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 08:16:57 ID:xBRUDk+P
>>333
>>331を読むまでは、男多数女一人のハーレムのことかと思っていたが、
女多数男一人のハーレムの中の女視点小説だということに、気付いた。めでたしめでたし。
335名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 08:33:57 ID:PiFlxMnD
いきなりスレ立てて、どこにも宣伝せず100ぐらいまで延々と>>1叩きが行われた後に宣伝で流行りだしたor何もせず潰れたスレを俺は何度も見てきたが
>>333はそれを行えと言いたいわけか
過去にスレがあろうが無かろうが、今そのスレの需要があるかを類似スレで聞いてからのその姿勢は評価できると考えるんだが


でも逆ハーレムは苦手なので個人的にはノーセンキューです
336名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 09:48:26 ID:8BLUmzFv
>>331を読んで解った

確かにハーレム(男1女複数)の女性視点の作品はありかもしれない
ただ、どうしても似た内容になってしまうかなとも思う


逆に質問
どのハーレムにもいそうな女性のタイプとは?
337名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 09:54:30 ID:7dOTdYSA
幼馴染にクラスメート、後は学校のアイドルだな。
まあこれは学園ものの場合だが。
あとは義実従姉妹を含めた妹や姉だろうか…
338名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 11:25:40 ID:kuDv9U/V
仕切り屋、かな委員長とか正妻にお局様と言い方は変わるが。

安牌は『美しい人』か不細工ハーレムはみないな、不細工の一芸ハーレムは需要…ないか、こう顔は山田花子だが乳でバランスボール級とか
339赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/24(月) 13:12:18 ID:gpHIZA0T
クリスマスにはちょっと早いけど、
明日朝起きたらこういうコトあって欲しいなぁと言うことで投下。
340赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/24(月) 13:12:51 ID:gpHIZA0T
 靴下に「僕も鶴ちゃんのお姉さんみたいに優しいお姉さんが欲しいです」という手紙を入れたらこんな事態になりました。

 朝起きると、僕の両隣に見たこと無い女の人たちがいました。
 右にはまぶしい金色の髪の毛をしたおっぱいの大きいお姉さん。左にはブロンドの髪の毛をしたアイドルみたいな女の子。どちらもすっごく綺麗な人だ。
「ど、どういうこと?」
 ベッドをはぐと、なんと二人とも真っ赤なブラジャーとパンツだけだった。僕は恥ずかしくなって慌ててベッドを戻す。
 僕の頭の中にある可能性が出てくる。
「もしかして、サンタさん?」
 よく見るとふたりともふわふわのサンタ帽被っているし、外国の人だし、それに今日は12月25日だし……。
 でもサンタさんってたしかおじいさんのはずじゃ……。
「んんん……」
 右の女の人が寝返りをうった。
 むにゅ。
 僕の体にボールみたいな弾力のあるものが乗っかった。むにゅむにゅ。こ、これはもしかして、おっぱい?
「わわっ! わわわわっ!」
 僕は焦って、ベッドから飛び出した。真冬の日に、こんなにも朝早くベッドから出たのは初めてだよ。
 しししし、下着姿のお姉さんたち……。
 頭の中にはさっきの柔らかな感触が残っていた。恐る恐る、僕はベッドに戻って覗き込む。
 やっぱり、夢じゃない。綺麗な人たちが何故か僕と一緒に寝ていたんだ。
 とりあえず、起こさなきゃ。
「あのー、すいません……」
 むき出しになっている肩を触るのにもちょっと抵抗あるけど、ココしか触っても大丈夫そうなところないし……。
 肩を揺らす。
 でも、すぴーすぴーと可愛い寝息を立てるだけで、まったく起きる気配が無い。
「すーいーまーせーんー……」
 顔を近づけ、耳元で喋ろうとした瞬間。
 くるり。
 いきなり、綺麗な人が顔をこちらへ向ける。その目はぱっちり開いてる。えっ、起きてるの? 女の人は僕の目の前で小悪魔のように微笑むと。
 ちゅっ。
 ピンクのリップが僕の唇にひっついた。
 僕の唇に甘い感触。
「え、ええ?」
 いまのは、チュウ?
 僕の頭のコンピュターがはじめての夢の感触にオーバーランを起こしてしまう。
 僕の頭がくらくらを起こしていると、綺麗な女の人はくしししと笑って口を開いた。
「えへへ。おいで、お姉ちゃんと一緒に寝よう?」
 女の人の伸ばした手が僕の背中へと回る。
「お、お姉ちゃん……?」
 まったく理解できないまま優しく抱きとめられた僕は、わけがわからないまま体を引っ張られて、僕はベッドの中へ戻された。
 ちょ、ちょっと、と止める暇もないうちに横になった視線。
「お姉ちゃんって、一体……?」
 もちろん僕に家族は居ないし、金髪やブロンドの髪の毛をしたお姉ちゃんなんてまったく知らない。
「だから、あたしがあなたのお姉ちゃん。だよ?」
「ぼ、僕にお姉ちゃんなんていないよっ」
 回された手から逃げようと体をさげようとした。すると、今度は後ろにぺたりっと何かが密着。
 顔をそちらへ向けると、今度はブロンド髪の女の子! もちろんばっちり起きていて、僕の背中にぴったりと体を押し付けていた!
「うわぁ!」
 マシュマロみたいに柔らかな小さな弾力が僕の背中にあたってる!
「今日からできたの。お姉ちゃんがね」
「弟……」
 お、弟!? ぼ、僕が!? ブロンド髪の女の子は、背中からふーっと僕の首筋に息を吹きかけ、ちゅっと僕のほっぺたにチュウをしてきた。
「わわわわっ!」
「こらこら、暴れないのっ」
 僕が逃げられないように、がっしりと足を絡められた。僕のおまたの所に太ももをがっしりと押し付けられ、ぎにぎにとおちんちんが圧迫されちゃう。
 パジャマの上からの刺激に僕のゆったりとしたパジャマにくっきりとなんだか形が現れ始めちゃって、僕は慌てて手で押さえ込んだ。
「邪魔……」
 ブロンド髪の女の子に手を優しくとられる。僕は抵抗できなかった。気付けば目の前の綺麗な女の人が赤いブラジャーを外している!
 お、おっぱいだ! は、はじめて見るおっぱい! ぷりんとしてて、ぽっちはピンク色で……。わわわわわ。
「あらあら、お姉ちゃんのおっぱいが気になる?」
 わわっ、ずっと見ちゃってたよう! 慌てて僕は目を瞑る。
「ほらほら、もっともっと締め付けちゃうぞー」
「んー…!」
 ぐにぐにぐにっ! 膝で押し上げられる僕のおちんちん。僕は目をつぶって耐えるけど、ぐんぐんと僕のおちんちんは元気になっていく。パンツを押し付けるように膨らみ、そこが擦れてさらにおっきくなる。
「も、もしかして、お姉さんたちって……サンタさんなの? サンタさんにお願いしたから、僕の家族になったの!?」
「うん、そう」
 ブロンドの髪の毛の子が答える。それと同時にブロンド髪の女の子は僕のパジャマのズボンに手を差し入れてきた!
 ぞわぞわっと、僕の体をなでていき、パンツの中へ! うわぁっ、そ、そこはダメだよぉ!
「私もあなたみたいな弟が欲しかったし。だから、あたしたち三人姉妹でみんなであなたのお姉ちゃんになろうと思ったのよ」
 でも、姉弟ってこんなえっちなするものなのかな……?
 ぞわぞわ!
「うひゃっ、気持ちいい!」
 ごしごしとブロンド髪の子が僕のおちんちんをしごき始めた。な、なんだこの感触ぅ! き、きもちいいよぉ!
「な、なにこれ! な、なんかおしっこでそうだよぉ!!」
「あら、君、おなにーとかしたことないのかしら?」
 なにそれぇ!? こ、この気持ちいい感触はなんなの?!
「知らないんだね……。いいわ。お姉ちゃんたちが優しく教えてあ・げ・る♪」
 ズルリッ!
 僕のズボンがずり下げられた! 露わになるぼくのおちんちんっ!
「うふふ。サンタお姉ちゃんたちからクリスマスプレゼント。すっごく極楽の気分にしてあげるね」
 目の前のお姉ちゃんサンタも僕のおちんちんに触ってくる。先端の赤くムケた部分を手のひらでごりごりごりごり! 痛いような、気持ちいような、な、なんだこれぇ!
 根元がキューッてするぅ!!
「で、でちゃうぅぅぅ!!」
「出しなさい! お姉ちゃんたちに雪みたいに白いなざーめん、プレゼントしなさい!!」

 どぴゅるるるる!

 なんだか、よくわかんないけど。僕のおちんちんからねばねばした者が飛び出した。その瞬間、僕の下半身に一瞬の甘い針のような刺激が襲って来る、後は体育のマラソンを走ったあとな脱力感が残った。
 おねえちゃんたちは、手で受け止めた僕のねばねばした白いものを二人で美味しそうに舐めあってる。なんだろう、アレ。おしっことは違う……。
 体を密着されたまま、僕はなんとか意識を取り戻して口を開いた。
「お、お姉ちゃん……」
「あら、ようやくお姉ちゃんって呼んでくれたわね。なぁに、君?」
「どうしたの……?」
 え、えーっと。
「ふたりとも、僕のお姉ちゃんになってくれるの?」
「そうよ。プレゼントだもの」
「優しくしてくれる?」
「当たり前じゃない。お姉ちゃんはずーっと弟の味方よ。いつもいつも優しく甘えさせてあげるわ」
「エッチのときもね……ぎゅっ」
 ブロンドの髪の毛のお姉ちゃんに抱きしめられ、僕は安らかな気持ちになった。
 お姉ちゃんって本当にいいものだなぁ。鶴ちゃんにも自慢できる、こーんなお姉ちゃんたちをもらっちゃって僕、幸せだぁ。
「お姉ちゃん……」
 それにしても、さっきのはすっごい気持ちよかったなぁ。
「お姉ちゃん。もっと今の、してほしいんだけど……」
「いいよ……」
「うふふ、やみつきになっちゃったのね」
 二人の手がもう一度僕のおちんちんに伸びた。揉み揉みとちんちんを両方の手で揉まれる甘いダブルの刺激が幸せ………。

「おはよー、ゆうくーん!」

 バタリっ。

 突然僕の部屋のドアが開いた。ノックもなしに入ってきたのは隣の家に住む鶴ちゃんだった。幼馴染な僕らは、お互いの家をほとんど自分の家同然に行き来しているのだ。
「商店街でクリスマスのイベントやってるんだって! あたしとお姉ちゃんと一緒に行……こ…………」
 ん、なんで、語尾が消えて言ってるのかな?
 鶴ちゃんは、僕のほうを見て呆然としていた。僕はわけがわからずぽりぽりと頭をかく。下は出しっぱなしだけど。
「……ゆ、ゆうくん……なにやってんの………」
「え、なにが?」
 僕とお姉ちゃんたちは顔を見合わせる。
「あれぇ、鶴美。どうしたの? 早くゆうくん起こさないとイベントに……」
 さらに顔を出したのは鶴ちゃんのお姉さんだ。お姉さんも、僕を見た途端、呆然とした顔になっていた。
 僕の下では相変わらずぐちゅぐちゅとお姉ちゃんたちとのスキンシップが続けられていた。
 はっ、と僕は思いついた。
「鶴ちゃんにお姉さん。この二人が今日から新しくできた僕のお姉ちゃんです。えーっと、名前は……なんだっけ……? ……うっ!」

 どぴゅるぴゅっ。

「ああ、もう。出るときはちゃんとお姉ちゃんに言いなさい。もったいない……」
「ぺろぺろ……やっぱり弟のざーめんは美味しい……ぺろぺろ……」

 次の瞬間。僕の部屋中に鶴ちゃんとお姉さんの悲鳴が響いたのだった。

(メリークリスマス?)
343赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/12/24(月) 13:15:11 ID:gpHIZA0T
以前のスレ状況から妄想。
本当は母性愛の強いサンタお姉ちゃんも出すつもりだったけどカット。

サキュバスも風呂の続きも書かずにこんなぬるい短編ばっかしの赤いパパでした。
344名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 13:36:49 ID:F+RW9TBd
GJ !!

>あたしたち三人姉妹でみんなであなたのお姉ちゃんになろうと思ったのよ

最後の一人は時差の関係で、まだプレゼントの配布中ですね。
345名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14:42:51 ID:uHk5VY1Y
赤いパパさんGJ!!
あと一人のサンタさんと一緒に八名のトナカイっ娘(お姉ちゃん)もついてきますか?
346名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 15:49:41 ID:PJXkR+eD
>>343
GJ!!


俺のショタコンサンタ妄想が部分的に採用されたように思えて
なんか凄く嬉しいwww
347名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 16:01:15 ID:vydmXMcW
某所より

530:イラストに騙された名無しさん :2007/12/23(日) 23:52:21 ID:kBy1uuM9 [sage]
三角関係→恋してる
ハーレム→愛してる

なるほど納得。

>>343
赤い下着とは予想外でGJ!
348名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 16:39:57 ID:dee8FcmU
金髪とブロンドって同じことじゃないの?
349名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 17:10:57 ID:n6im0G/4
ブロンドは髪毛・虹彩・皮膚のメラニン色素が非常に少ない人、らしい。
髪の毛の場合は金髪。
………
この少年は違いが分かる子だったんだろう。ハーレム主としての素質があるじゃないか。

アメジョスレ見てるとブロンド=アレの印象しかなくなるから困る。
350名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 17:26:23 ID:E+D9PO83
>>348-349
作者がブルネットと間違えたのかも知れんが、幸せそうだからとにかくよし!
351名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:47:02 ID:ms8qvWb8
投下します。プロローグです。
エロなし、変な力、主人公受け(になる可能性大)、女顔
以上の言葉に反応する人は注意してください。
352名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:50:18 ID:ms8qvWb8
「さあ、寝んねしましょうね〜」
 夢の中の母は、僕が見知っている母よりも年若く、美しかった。
 髪を後ろで括り、ポニーテールにしている姿はさらに母を若々しく見せる。
 視線を部屋の隅に向けると、部屋に散らばる玩具や絵本は父が片付けていた
でも、幼い僕は父に視線を向けることなく母を見上げている。
 幼い僕を見下ろし、満面の笑みを向けてくれる母。穏やかに伸ばされる両腕、
ゆっくりと背中に回され、抱きかかえられる。母の腰ほどもない僕の目線が母と同じ高さになった。
 僕の視線と母の視線が直線に結ばれ、互いの目を覗き込む。母の瞳に映るのは
僕に対する暖かな愛情。対して、幼い僕の瞳に映っているのはきっと、別なモノ。
 
 幼い頃の僕はじっと、母を見つめていた。

「夜更かしすると、朝起きれなくなるわよ」

 幼い僕の体をしっかりと抱きしめなおすと、僕の方へ向き直った。幼い僕は母の肩に頭を預けている。
 その一部始終を僕は黙って見つめる。幼い僕よりも成長し、母よりも少し背が高くなった僕に目を向けた。
 けれども、僕の姿が、存在しないかのように僕に歩み寄ってくる。

 そして、僕の体をすり抜け、階段を上っていく母。

 分かっている……これは夢なんだ。今までも何度か見てきた夢。今に始まったことじゃない。
 母が階段を上っていき、姿が見えなくなろうとした時、不意に、幼い僕と目があった。
 その目に浮かんでいたのは恐怖。それによる怯えだった。そして今、僕の目に浮かんでいるのも、
きっと同じモノだろう。僕には、幼い僕が抱いている気持ちを理解できた。

 幼い僕との邂逅は一瞬だった。言葉が出るよりも幼い僕は母と共に二階へ上がっていった。

 姿が見えなくなると同時にゆっくりと視界に白い靄が広がっていく。次第に意識が薄れていく。
 意識が覚醒したとき、僕の目に映ったのは見知った天井と、窓から漏れ出てくる太陽の光だった。
353名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:52:40 ID:ms8qvWb8
ベッド脇に置いておいたタオルで手早く汗を拭き、学校指定の制服に着替え終わると、出来るだけ足音を立てないように一階に下りる。
 リビングからは見えない位置に立ち止まり、少しずつ高鳴っていく心臓を落ち着けるために深呼吸。

大きく吸って……吐いて……吸って……吐いて……吸って……。
 
 胸に手を当てた。僕の手のひらに規則正しく心臓の鼓動が伝わってくる。静めることは出来なかったが、悪化することは防げた。
 胸を押さえていた手を眼前に持ってくる。指が細かく震え、傍目にはアルコール中毒患者のようにも見えた。

「大丈夫、大丈夫。今までだっていけたんだ。今日もいつものように振舞えばいいんだ」

 最後に大きく気合を入れ、両親がいるリビングに足を踏み入れた。

「お早う、謙一。体の具合はどうだ?」

 リビングに入ると同時に新聞を広げていた父は顔を上げ、僕に声を掛けた。パジャマ姿ではなく、
既にスーツに着替えていた。出勤する前に一息いれているのだろう。
それに対し僕は一言、大丈夫と告げると父が座っている隣の席に腰掛けた。

「あまり無理をするなよ。お前はすぐ体調を悪くするからな、見ている方も不安なんだよ。 少しでも辛いと思ったら保健室行くなり早退するんだぞ」

 僕の顔を覗き込むようにして、父が忠告した。その瞳には息子への心配が多大に含まれていた。
 父と母には言えなかった。他人と同じ場所にいるのが苦痛で、それは両親も例外ではなく、体が弱い原因はストレスだということを。
 僕は黙ってうなずいた。それを見て、父はにっこり笑顔を見せると手元の新聞に目線を落とした。僕は気づかれないように小さく息を吐き出した。

「はい、あんまり食欲ないようなら、残してもいいから」

 いつの間にかに朝食の準備を整えていた母がタイミングよく、僕の前のテーブルに、よく焼かれたトーストとオレンジジュースを置いた。

「うん……ありがとう……」

 僕は蚊の鳴くような声で母にお礼を言った。今にも視線を逸らしてしまうのを堪えて母の顔を見つめた。
 母はそんな僕の頭をぽすん、と叩くと、台所で洗い物を始めた。

 食欲はまったく湧かなかった。

「おっと、もうこんな時間か……俺はそろそろ行くよ」

 新聞から時計に目を向けた父は、のっそりと立ち上がった。椅子の横に置いてあった鞄を手に取ると、僕の頭を軽く叩いてリビングを出て行った。
母も見送りに行くために洗い物の手を止めた。手についた洗剤を軽く水で流すと、備え付けてあるタオルで水気をふき取ると、父の後を追って玄関に向かった。
 僕は出された朝食を気合で全部口に押し込み、ジュースで流し込んだ。そうしなければ、朝食を食べきるのに昼までかかりそうな気がしたからだ。
 何とか朝食を食べ置いた僕は椅子から立ち上がった。次いで、玄関のドアが閉まった音が響いた。
 逃げなくては、このままでは母と鉢合わせになってしまう。僕は出来る限り足音を立てずにリビングを出る。
 そのまま立ち止まることなく自室のある二階へ駆け上がった。
354名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:00:02 ID:ms8qvWb8
 早朝の時間帯でもあってか、通行人の影もなく、閑静な住宅街という言葉がぴったり合いそうな雰囲気があった。
 僕はそんな中、さらに身を小さくして学校へと急いだ。電車通学ではない僕の家から学校の距離はおよそ20分。
余裕を持って家を出たが、途中で何度も遠回りすることもあるので、いつも急いで登校するように僕は心がけていた。

「右……誰もいない、左……誰もいな、あ、人が来る! 今のうちに」

 途中の交差点に出たとき、左右に何度も首を振って、誰かいないかを確認する。誰もいないときはそのまま急いで通り過ぎ、
左右から来たときは走って抜ける。
 正面からきたときは、奥の手を使って横を抜ける。いつも僕はそうやって切り抜けてきた。

「はぁ、はぁ、はぁ、後少しで学校に到着する」

 いつの頃からなのかは分からない。物心ついたとき、僕の世界は恐怖で溢れかえっていた。
といっても、別に治安が悪いわけじゃない。家庭環境が悪いわけでもない。
 ただ、僕は人の何十倍、臆病であり、引っ込み思案だったのだ。
 例えば、お腹が空いてコンビニに買い物に向かう。その途中、幾人かの人とすれ違うが、
まず一部の人を除いて、ほとんどの人は視線を向けるだけで横を通り過ぎるだろう。
 
 しかし、僕は違った。

 他人の存在に恐怖を感じたのだ。自意識過剰というわけでもなく、ただ怖かった。
幼い僕は余程の用事が出来ない限り、絶対に外出しようとはしなかった。
 幼稚園に通っていたときは毎日一人で本を読み、一人で遊んで過ごした。大人が見れば、
なんて人見知りの激しい子なんだ、と嘆く人もいるかもしれないが、僕にとっては幸せだった。
 その時はまだ良かった。両親の後ろに隠れれば、他人は両親に目を向ける。時に両親に
抱かれて怯える事もあったが、他人にくらべればいくらかましだった。
 僕はあまり恐怖を感じることなく、引っ込み思案の、どこにでもいる子供でいられた。
 
 僕が、そのことに少しの危機感を抱き始めたのは、幼稚園を卒業し、小学校に入学した頃だ。
 ある日の授業中、僕を含めた生徒全員が、教壇に立つ先生と、その奥の黒板に向かって顔を上げていた。
 僕はその時、一番後ろの窓際の席に座っていた。いつも通り黒板の文字をノートに写し終えると手を止めて、クラスメイトに視線を向けた。
355名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:01:35 ID:ms8qvWb8
 背筋に寒気が走る何かが、僕の心臓を凍らせた。

 冗談でもなく僕はその一瞬、自分が凍ったと覚えるくらい身体を硬直させた。
そしてすぐに、体中から冷たい汗が噴出し、僕の下着をじっとりと濡らした。
 喉元からせり上がってくる悲鳴を、僕は反射的に口を左手で抑え、覆い隠し、と同時に右手を強く握り締めて耐えた。
 授業が終わり、先生の挨拶が終わると、僕は一目散に家路についた。
 弾丸のように家に帰った僕は靴を脱ぐのももどかしく、飛び込むように自室に入り、
ベッドに身体を押し付けた。その夜、僕は声を殺して泣いた。
 それから毎日、爆発しそうな程膨れ上がる恐怖と、張り裂けそうな悲鳴を堪えつつ、
授業を受けるのが僕の授業スタイルになった。

 僕が多大な危機感と、自分が他人といることを苦痛と自覚したのは、中学校に
入学し、季節が初夏に差しかかろうとしていた頃だった。
 中学校に入学してからの初めての夏休みが近づいてきたある日、期末テストも
終わり、終業式を間近に控えた蒸し暑い午後だった。
 僕はその日、図書館に立ち寄ったため、普段よりも帰りが遅くなった。
人通りも少なくなっていた通学路を、一人歩いていた。
 僕が利用していた図書館は寂れており、利用客も月に数十人と少ない。
そのため、落ち着いてゆっくりと読書できる場所だったので、とても重宝していた。
 その帰り道、ふと、顔を上げると、向こうの方から女の子が子犬を連れて散歩しているのが見えた。

 僕は反射的に近くの電柱に身を隠した。

 女の子はすぐに僕の横を通り過ぎていった。すぐ後、僕は崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。
 痛いくらいに高鳴る心臓と、いつの間にかに荒くなった呼吸を必死に静めようと大きく深呼吸した。
そうやっている内に、僕の脳裏に一つの事実がぐるぐると回っていた。

 悪化しているという絶望。自分の対人恐怖症がさらに悪化していることを、この時の出来事で知った。

 後日、この日借りた本を返した後、その図書館に再び足を運ぶことはなくなった。

 このままでは駄目だ。
 
 今日も味を感じなかった朝食、いつも昼過ぎに吐き気に変わる辛さ。限界を感じた。
356名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:03:19 ID:ms8qvWb8
 夏休みも後数日で終わってしまう。夏休み初日、まだ日の出も出てない早朝から、
草木も眠り始める深夜まで考え続けて、対人恐怖症を治そうと決意した。

 その翌日から、僕は自分の対人恐怖症を治すことだけに時間を使った。
 両親と出来る限り時間を共用したり、満員電車にわざと乗り込んだり、人通りの多い繁華街を散歩したり、思いつく限りの事はやった。
 結局、対人恐怖症は治ることなく、さらに悪化の一途を辿り、今ではテレビに映っている人物にまで恐怖を覚えるようになってしまった。
 何度か両親に相談しようと考えたが、僕は最後まで相談しようとはしなかった。中学生ながらにも、両親に心配はかけたくないという思いがあったからだ。
 
 こうなったら、神様に願うしかない。

 焦りと不安で押しつぶされそうだった僕はそう考え、その日からほとんど一日中、神様に祈り続けた。

 そして数えて三日、奇跡は起きた。

 いつものように祈りながら眠りについた僕は夢を見た。人の輪郭を形取った、白い靄のような物が僕の目の前に立っている奇妙な夢だ。
 直感的にソレが神様というべき存在であることが分かった。理由を探っても何一つ浮かばないけれども、何故かそれだけは分かった。

「お願いします、神様。どうか僕の願いをかなえてください」

 きっと、僕の願いが届いたんだ。そう思った僕は、神様に願いを縋った。

「僕の願いを聞いてください。僕は他人が怖いんです、男も、女も、子供も、老人も、すべてが怖いんです」

 これを逃したら次に機会が訪れるとも限らない。

「何故なのか分からないけれども怖い! 神様、この恐怖を取り除いてください。もう誰にも……誰にも怯えたくない!」

 その言葉を始まりに、突然白い靄は輪郭を崩して四散すると、僕の周りをぐるぐると回り始めた。

「な、なんだ? 何が起きるんだ?」

 その靄と僕の幅が狭まっていき、遂には包み込んだ。同時に、僕の胸の中に熱い何かが燃え上がっていくのを実感した。
 目を瞑って我慢していると、少しずつ靄の回転が収まりつつ、薄まっていき、次に目を開けた時には見慣れた自室の天井が映された。
 カーテンの隙間から朝日が射し込み、部屋を薄く照らしていた。おかげで電気を点ける必要もなく、枕元の時計を見ることが出来た。

「そういうことなのか……」

 ベッドから起き上がって枕もとの時計を確認した。いつもより、少し早い起床だ。
 時計から目を離してゆっくりと自分の胸に手を当てた。

「ほ、本当なのかな……」
 理解できた。自分の中に、神様から貰った幾つかの力が存在するのを。
 しかし、確信が持てなかった。あれはただの夢で、実際は何も変わってないかもしれない。そんな思いもあった。

「そうだ、父さんと母さんにこの力を使ってみよう」

 思い至った僕はベッドから下りて着替えると、さっそく力の一部を行使した。

「まずは……こうかな? それで、こうやって……」

 意識を額に集中させる。頭の中心から熱がゆっくりと広がっていく感覚。戸惑いはしなかった。

「高感度変則……開始」

 力の解放は一瞬だった。自分を中心として、爆発したみたいに円形に力が広がっていく。
力は自室の壁をすり抜け、隣の民家をすり抜け、はるか離れた駅を通り過ぎ、海を越えて、かなりの範囲まで及んだのが分かった。
 初めての力の行使に軽い疲れを覚えたけれども、先に確認しておきたかった僕は、恐る恐る階段を下りて、リビングに向かった。
357名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:04:35 ID:ms8qvWb8
 リビングでは既に、父がスーツを着て身支度を整えていた。新聞片手に朝食を食べている姿は行儀が悪かった。
 テーブルを挿んだキッチンで洗い物をしている母が、鼻歌まじりに手馴れた様子で食器を洗っていた。
 僕は、まず父の隣の椅子に腰を下ろした。そして、できるかぎり目を合わせないように意識しながら、横目で父の顔を覗き見た。

「………………………」

 新聞から目を離さずに、じっと記事を読んでいた。

「……と……父さん」

 意を決し、父を呼んでみた。

「………………………」

 しかし、父は僕の言葉が聞こえてないかのように新聞から目を離さなかった。
 もしやという期待が出てきた。今度は肩を叩いてみた。

「………………………」

 それでも父は、僕を無視して新聞を読み続けた。
 ますます期待が高まってくる。
僕は大きく深呼吸をし、自分の中にあるいくつかの能力の内、一つを試しに使ってみることにした。
肩が震えてくるのを我慢して、母の後姿を見つめる。額に熱がこもり始めた。

「時間変則……開始」

 その瞬間、時間が止まった。父の新聞をめくる音も、外から聞こえてくる車の音も、
水道から流れる水も空中で止まり、自分以外の全ての時間が、世界が止まった。
 しかし、そうではなかった。母の手元、水道から流れ出ている水を見ると、一滴、一滴、分かれて落ちていた。
 席から立ち上がり、流し台に向かう。軽く、水を手で遮ってみたが、冷たい水の感触しか感じなかった。
 視線を上げて母の横顔を見ると、ゆっくりと、スローモーションに目蓋を閉じようとしていた。ちょっと胸をつついてみる。まったく反応はなかった。
 もう興奮は隠せなかった。急いで父の呼んでいる新聞を取り上げ、裏返しにして戻した。父はまったく気づいてなかった。
 元の席に戻って能力を解除してみると、母はまったく気づいた様子もなく洗い物を続け、父は驚いたように新聞を元に戻した。
 
 僕はそれを見て、生まれて初めての歓喜を覚えた。
358名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:07:33 ID:ms8qvWb8
これでもう怯える必要はないんだ、僕は平穏を手に入れたんだ!
僕は叫びだしたいような思いで、床に就いた。こんなに清々しい気分は幼稚園以来だろうか。
あれから一週間、僕は有頂天になっていた。
 朝、能力を使用して学校に向かって改めて自分の能力の力を実感した。
 学校に到着して教室に向かうと、誰も彼もが自分をいないものとして扱ってくれた。
ちょっと気になっていたけど、出席やどうしても必要になるときは自動的に僕を認識してくれ、
必要ないときは僕をいないものとして扱うのが分かったのが嬉しかった。
 授業中も先生は僕の名前を呼ばなくなったし、クラスメイトも全員僕に話しかけることはなくなった。
 それでも他人がいることに不安はあったけど、自分にまったく干渉してこないと分かっているだけで、だいぶ心が軽くなった。
 もう恐れることなない、その言葉を胸に、僕は眠りについた。

 それから高校2年の春まで、僕は平穏に過ごした。
自分の能力を開発しようと頑張ってイメージを固めて手に入れた、肉体強化能力と、回復能力はその後重宝するようになった。
たとえば、どうしても商店街や人通りの多い場所に行かなければ行けない場合、肉体強化能力によって、
壁を蹴って、地面を踏まないようビルの壁と壁を移動する、漫画のようなことも可能になった。
 あるときは鉄棒を片手で掴んで、重力に逆らって横になって隠れることもあった。またあるときは電車よりも早く走り、
20キロの道のりを2分で駆け抜けたときもあった。おかげで遠足はとっても有意義なものでした。
 着地に失敗し、数十メートルの高さから落ちてしまったときも、腕を骨折する程度で済んだ。
 おまけに回復能力でそれを数日で治癒したりもした。ただ、回復能力の欠点は怪我とか疲れなら治せるけど、病気や薬の影響は防げないこと。
 いつのまにかスパイダーマンみたいなアクロバティックも出来るようになったけど、全て逃げる手段に応用された。
 超能力を手に入れた影響かどうかは分からないが、とにかくお腹が空いてしまうようになった。
もう食べても食べても体形は変わらないし、身長は150cmで止まるし、さらには女顔になるし……ああ、これは元々か。

 高校に入学した当初、高感度変則をさらに行ったらどうなるだろうと考えて、実行してみて、少し後悔するはめになった。
なんせ、もともと無関心みたいな状態にさらに力を使った結果、周りの人たちにとって、僕はどうでもいい人から、
気に食わない人になってしまったからだ。おかげでとてつもなく虐められてしまい、一時は殺されそうにもなったが、
皮肉にも自分の鍛えた肉体によって助かった。
 けれども、実はいうと僕はあんまり気にしていなかった。いくら気に食わない人でも、気に食わない人だからこそ、普段は徹底的に無視されていたので、前とそう変わらなかった。
この頃になると、自分が手に入れた力はだいたい使えるようになった。その中でとても役立つ能力があったため、
頭がおかしくなるくらい高いであろうエンゲル係数を賄うことが出来たのが嬉しかった。
能力は「絶対消失」。他人は自分の姿を捉えることができなくなり、また触れることもできなくなる。
さらにはカメラ等の電子機器にも映らなくなることに着目した。
これによって犯罪組織等に潜入し、いくらかお金を盗むというルパンも涙目のことをやったりした。
気分はスネーク、性欲を持て余す……いや、持て余してないけど。
359名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:09:14 ID:ms8qvWb8
高校生にもなると、クラスメイト達は女性に対して興味を強く持つようになり、中にはエロ本を
持ってきている人もいたけど、僕はそういう気持ちにはなれなかった。
なんていったって、女性はおろか同姓の顔を見ることも厳しい僕にとって、性欲を感じろっていうのは無理な話だ。
はっきりいって、どんなに美人でスタイルよくて性格最高の女性が僕に告白してきたとしても、僕は断ると思う。
この頃、両親に一人暮らしを強要されたため、それらしいビデオとか、見放題だったんだけど、一人暮らしできるようになったことが
嬉しくて、他のことはどうでもよくなっていた。敷金礼金家賃は犯罪組織の金庫から大量に盗んでクリアした。
なんかどんどん自分が犯罪者になっていっているような気がする。

話が逸れたけど、僕にとって性欲自体、よく分からない感情なんだ。自慰ってやつをやったことあるけど、
自分でしててもいまいち気持ちよくない。肉体操作を行って無理やり射精してみたけど、そこまでいうほど気持ちよくなかった。
それからは定期的に出すくらいかな、ある意味嫌になってくる。事務的に出すところが特に。
後、せいぜい使うことといえば、お風呂で内側まで綺麗に洗ってやることくらいと、トイレで使うときくらいかな。
一応、保険体育で生殖器の構造くらいは把握しているけど、たぶん一生縁がないだろうな。
自分自身、それでいいって思っているし、自由気ままに過ごすのが何よりも楽しいのが現状。
けど、よく考えたら、僕の手に入れた能力って、変なんだよね。
自分に悪い印象を与える能力なんて、おとぎ話とかでは、普通、悪魔とかに騙されて……ていう感じで手に入れる能力だと思うんだ。
今だから言えるけど、もっと早く気づいていれば、もっと別の未来を選択できたのかもしれない。
結局手遅れだったけど……。


かゆ うま
360名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:11:06 ID:ms8qvWb8
その日、月一回行われる朝の全校集会、体育館にすし詰めにされた生徒達は、
いつも通り教頭のありがたい言葉の後に、校長先生の長い話が続いていた。

「えー、今日も我が、えー、高校において、えー、生徒たちの、えー、健康と、えー、成長を、えー、健やかに、えー」

校長のあまりのえー使用率に生徒達の苛立ちは上昇の一途をたどった。僕にとっても、
こんなに大勢の人達と一緒にいるのが辛いのにいつまでもくだらない話を聞くのは嫌だった。
僕はこっそりと席を立ち、一気にジャンプして列外に飛び出した。
トン、ほとんど音を立てることなく着地に成功した。僕自身には誰も注意を向けないけれども、
僕の立てる音には注目されてしまうので、ことさら音には注意している。
 そのまま列の端を進み、体育館の四隅の端っこに腰を下ろした。ああ、落ち着く。ここなら誰も意識を向けないだろう。

「えー、君たちも、えー、新学年を、えー、迎えまして、えー、気を引き締めてですね、えー」

 ここを抜け出してしまおうか? そんな考えも頭にちらつくが、下手に入り口のドアを
開けたら注目されてしまうし、先生が前に立っているため、却下することにした。
 ああ、誰か入り口のドアを開けてくれないかな……開けてくれたら隙間から
外に抜け出せるのに、ていうかあの先生どいてくれよ……本当に。

 ちらりと入り口のドアを見ていると、突如入り口のドアが爆音を立てて吹っ飛んだ。

 ……爆音?

 生徒達に目を向けていた先生達も、体育館に集まっていた生徒達も、突然の出来事に皆後ろを向いた。
 僕も煙が出ている入り口に目をやると、3人の男……全員マスクをしているので、A、B、Cとしよう。マスクABCは黒くて細長いものを持っていた。
 少し目を凝らすだけで分かった。男たちは、猟銃を手にしていたのだ。
 ちょっと待ってくれ、僕も後ろの方にいるんだぞ。どうせ騒ぎを起こすなら、校長のあたりに起こしてくれ。
 不謹慎にも、僕はそんなことを思っていた。

「たった今、俺達がここを占拠した! 無駄な抵抗をすると撃ち殺すぞ!」

 男の一人が体育館に響き渡るように怒鳴りつけ、男の一人が猟銃を天井に向け、発砲した。
 時間が止まったように、体育館が静寂に包まれ、火を噴いたように悲鳴が上がった。
 それを静めるように、男は天井にもう一度発砲した。
361名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:13:21 ID:ms8qvWb8
僕は立ち上がって隠れようとした瞬間、プツン、音にすれば、そんな感じで僕の視界が真っ黒になった。

「え、え、なに、何が起きたの!?」

 驚いて辺りを見回しても、誰もいない。というか見えない。
 ウロウロと、どうしようか悩んでいるときに、その声が聞こえてきた。

『聞こえていますか……神々の試練を乗り越えしものよ』
「だ、誰だ! 姿をあらわせーい!」

 突如僕の目の前に光の玉が出現した。ちょっとどころじゃなく驚いた。

『あなたのことをずっと見守っておりました。よくぞ無事に生き延び、試練を乗り越えてくださいました。』

 キョロキョロ辺りを見渡してみても、誰もいない。僕は恐る恐る光に近寄った。

「もしかしなくても、あなたが僕をここに呼んだんですか? なんのために?」
『はい、そうです、私があなたをここに召喚したのです。世界の悪意を受け止めてくださいました、あなた様にお礼を言いに来たのです』

 何が言いたいのだろうか、世界の悪意とか何の話ですか?

『あなた様が3年近く悪意を受け止めてくれたおかげで、私達の一族もずいぶんと復興しました』

 すいません、僕の話を聞いてくれていますか?

『あなた様が今まで使ってくれていた能力、それらは全て、世界の悪意を己に向ける力なのです。本来は私達がバランスを
取らなければいけないのですが、数百年に一度起こる、悪意の超増大と、私達の休眠期が重なってしまい……』

 僕は黙って話を聞いた。おそらく何を言っても無視されてしまうから。

『あなた様が悪意を肩代わりしてくれたおかげで、世界が救われました……お礼に、あなた様が使っていた一部封印し、能力を全て反転させます。
これからは使える能力は全てあなた様の自由に使ってくれてかまいませんし、消えることはありません』

はあ…そうですか、と、僕は気の抜けた返事をした。

『さらに、異性に対して無条件で快感を与える性的能力も追加しましたし、寿命はそのままで、
老化しにくい身体にしました。それだけでなく、あなたと関係を持った女性も同様です。』

 ん? ちょっと雲行きが怪しくなってきたぞ。

『さらにさらに、美女美少女はあなたに対して不快感は抱かないようにしましたし、あなた自身の身体能力もそのままですし、
あなたに微笑まれただけで女の子は幸せを感じてしまうくらいです』

 ちょっと待て、お前は何を言っているんだ。

『さらにさらにさらに、あなたに不幸は訪れませんし、一度あなたに惚れてしまった女性はもうあなたの虜です。
また、あなたの周りに集まるのは美女美少女だけです。あ、そろそろ戻らなければいけませんので』

 お ま え は な に を い っ て い る ん だ

『体育館の皆さん、恐怖に怯えています。今のあなたなら、あの男達くらい一瞬で倒せるでしょう。
そして、あなたのカッコイイ姿にメロメロです。最後に、あなた自身は異性にフレンドリーになれるようにしておきました。』

 そんなの必要ありません。利子つけて返品しますから、元の能力に戻してください!
 しかし、願いむなしく光の玉は少しずつ小さく消えていき、そして気づいたときには、僕は体育館に戻っていた。
362名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:15:09 ID:ms8qvWb8
 見た、撃たれた、勝った。
 間違えた、ちょっと違う。今度は正確に、かつ詳細を。
 男達に生徒達に先生達に見られ、猟銃でパンパンと撃たれたけど、
それを涙目で避けて、鳩尾に一撃。それを三回繰り返した。
 もちろん、銃を向けられたら怖いけど、同級生を見捨てて逃げるのは出来ない。
というか、たくさんの人が僕を見るから足がすくんで逃げられない。
 衆人環視の中、人間極限状態までいくと、不思議と視線が気にならなくなる。
どうやら銃をつきつけられていれば、視線のことを忘れることができるみたいだ。
おかげで男達を全員倒すことができたのは、まさしく皮肉というものだ。

 使われた猟銃の弾丸が散弾ではなかったのは不幸中の幸いだけど、怖かった。マジで怖かった。
スローモーションに飛んでくる弾丸は、そう見えるだけで、実際に当たると容赦なく肉を突き破ってくる凶悪なやつだからだ。
しかし、今現在それ以上の恐怖が僕を襲っている。それは避けきれずお腹に当たってしまって出来た、
叫びだしたいくらい痛くて血が出ている傷よりも怖いもの。

ねっとりと粘り、どろどろとして、太陽よりも熱を放つ、女子達の熱い視線だ。
それも可愛い、もしくは美人の女子だけ。

普通の男だったら、飛び上がって喜ぶ状況だろうな。けど、僕にとっては迷惑どころか恐怖に近いわけで……ぶっちゃけ怖い。
でも、気絶するほどのものでもない。もしかしたら、フレンドリーにされた影響で、僕の対人恐怖症が緩和しているのかもしれない、きっとそうであってほしい。
顔を直視するのは辛いけど、顔さえ見なければ話せるかもしれない……そんな気がする。
とりあえず近くにいた先生に、早退するとだけ告げて学校を後にした。わき腹から流れる血を押さえたままで。もちろん、家に帰ってから回復能力で治した。
363名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:15:43 ID:ms8qvWb8
翌日、朝から3合の白飯と、アルトバイエルンのウィンナー3袋を胃袋に納め、さらに学校途中のコンビニでビーフジャンキーを買ってから学校に向かった。
道中、何回か高感度変則を使おうとしたが使えなかった。どうやら、これからは他人を気にしなくてはいけないみたいだ。
唯一の救いは、病気が緩和していることくらいか……複雑だ。でも、これを切っ掛けに治そうと思えば、あんまり悪いことでもないから不思議。

そんなこんなで学校に到着し、靴を履き替えて教室に向かい、教室のドアを開けた瞬間、僕は早くも挫折しそうになった。

ヘアバンドをつけた、優しそうな女の子が。
「あ、沢村くん、おはよう。昨日怪我をしていたから心配したんだよ……こんなに可愛いのに、あんなに強くてかっこよかったんだ」

 健康そうに日焼けしたスポーツ特待生の女の子が。
「沢村、怪我は大丈夫か? 辛かったら言えよ、いつでも力になるから……それ以外のことでも、私はいつでも相談にのるよ」

 おっとりとした、チョモランマ級のおっぱいを装備した眼鏡の女の子が。
「お怪我は大丈夫ですか? あんまり無理をなさらないでくださいね……眠かったら私に言ってください。膝枕してあげますから」

 冷静沈着が売りの、ナイスバディの女の子が。
「やあ、怪我は大丈夫かい? 私は心配で夜も眠れなかったよ。それにしても昨日は凄かったな、夢に何度も君が現れたよ」

 その他にも多数の女子たちが押し寄せてきた。男子達の間で評判の女子たちに囲まれている僕は、さぞ羨ましがられるだろう……これからが本当の地獄だ。
364名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:16:36 ID:ms8qvWb8
投下終了します。
俺なりのハーレムというやつです。
365名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 10:16:03 ID:r3HqL4nN
GJJJJJJJJJJJJ!!!

面白い!!
366名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 10:38:07 ID:UcUoyB8v
個人的には本人が苦痛を感じてるのは好みじゃないがこれから改善されるかもだし様子見
出来れば鳥つけてくれるとダメだった場合NG指定してお互い不干渉で幸せになれるので助かるのだが
367名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 11:43:26 ID:cmYmDQn9
>>364 もちろん続きますよね?
368名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 12:54:00 ID:PT0C4leH
>>364…の主人公
頑張れ、生キロ。
369名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 22:43:14 ID:fYUT1pBT
まだ全然ハーレムって感じしないから、続けて欲しい
そこで終わるなら、超能力スレに投下しろって言いたい
370名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:42:55 ID:iGTK0A6V
>>343
GJ!
鶴ちゃんとお姉さんもハーレム要員ですか?

>>364
GJ!
続きに期待しています
371とくめー:2007/12/26(水) 11:49:58 ID:oEG9Ol+E
スレ住人へ。緊急連絡。

ピンクの運営が2chの運営と揉めました。
そんでもって、現在Pinkちゃんねるは一切の規制がかかっていない状態にあります。

(以前の危機のように)いきなりピンクが消えるという心配はありませんが、
スクリプト爆撃で現行スレが皆殺しにされる可能性はあります。
(既に葉鍵板は壊滅しました)

補助掲示板のアドレスは以下の通りです。必要とあらば使ってください。
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/8110/
372名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 14:33:28 ID:IU1fvYFZ
>>371
乙。スクリプト荒らしのエロパロ上陸を確認した
373名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:04:44 ID:oj9h7n7Z
保守
374名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:11:56 ID:SdDbKAIo
年の瀬にもなって傍迷惑な
375名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:33:59 ID:imijhGqI
保守
376名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:41:14 ID:eZEJ1yIk
hosyu
377名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:06:11 ID:FpClpYjf
ひと〜りよ〜りふたりがいいさ
ふた〜りより100にんがい〜い〜
378名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:19:57 ID:2LTDOIbd
増えすぎだー!
Ps.電撃ボビーで綾波さん増殖し始めたな
379名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:49:43 ID:LT2rz9Ho
保守
380名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:46:44 ID:rUgjsKzT
冬らしいハーレムシチュってなんだろな?
381名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 07:03:57 ID:W4Q/cBkP
こたつでぬくぬく
382名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 08:08:39 ID:1sjqPpIe
除夜の鐘に合わせての煩悩108発

皆でお節・初詣

姫始めじゃないか?
383名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 10:14:52 ID:nBKcvehK
ベビプリ…
384名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 13:59:32 ID:wzFbcper
>383
妹ばかりあんなにいても、ハーレム的には美味しくない。
ハーレムはヴァリエーションに富んでいるからいいんだ……

【母親が来た】
385名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 14:37:15 ID:/uoSRDvg
これは、『天使のしっぽ』でやった家族もの(633で12人)に、ただ数を上乗せしたようにしか思えないな。



まぁ、キャラクターイメージが固まってきたら、アレでハーレムものも書いてみようかなと思うけれど、
さすがに乳児とか幼稚園児でエロはどうか、と思う訳なんだが。
386名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 20:40:09 ID:TDK31x7q
幼稚園児から熟女まではおk
387名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:12:26 ID:VhckwT9K
MILK HAREM更新!
388名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 23:29:01 ID:qt6pECmk
まあ、妹といっても色々バリエーションは作れそうなものだし、属性縛り自体は必ずしもマイナスにはならんと思うが
とりあえず、こういう擬似家族ものは嫌いじゃないので、漫画とかの派生作品が良作であることを祈ろう
個人的に今G'sマガジンでやってるマリッジロワイヤルの漫画は好きだ
389名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 06:37:11 ID:t+KJR4bJ
仕事納めハーレム、という言葉が頭をよぎった。
が、肝心の中身がうまく出てこない。
390名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 07:15:59 ID:9ySkqaMW
もうおまえらなんでもハーレムってつければいいと
なんでも殺人事件ってつけて推理小説にしてしまうアホ編集者じゃないんだから。
391名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 07:24:56 ID:ektz72ol
母音ちゃんばっかり可愛がってずるいです。
そんなに胸の大きな子が好きなんですか!?
みたいなキーボードのキーでハーレムとか妄想しててサーセン
392名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 10:53:21 ID:uyL+GMul
正月はアイアムレジェンドだな。男が自分だけになっちゃった。
393名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:23:12 ID:zlgvcCJg
>392
だがあれは、カッコ良く断るスレの範疇らしい。

「ごめん、俺、人外ロリには萌えないんだ……」
394名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:58:02 ID:qGyMvTh6
ところでコミケにはハーレムSSの同人誌とかあるものなんかな?
395名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 19:49:07 ID:nKBX5VZs
ハーレムといえばここの同人誌とか?
ttp://omodume.zatunen.com/
396名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 21:37:11 ID:P4yecQ+1
SSのは少ないかもなぁ。
マンガなら恋愛漫画家さんの月姫ハーレムとかがあるが。
397名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:47:35 ID:qGyMvTh6
やっぱ少ないよな。いやたまたまあるハーレム二次サイトが180ページほどのSS本出すってのを見て
おいおい、こういうのって一般的なのか?って思って聞いただけなんで。

>>395
原作チョイスがハーレム好きの壺ついてるね
398名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:00:05 ID:4BPiJBzm
なんか、コミケ前に参加サイトとかを曝すと、宣伝のように見えるからイヤだ。
399名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 18:43:50 ID:2l0hTehR
しかしそういう自分の知りたい情報なら宣伝でもウェルカムだ。


・・・・・・で、どこ?
400とくめー:2007/12/30(日) 23:54:43 ID:wDnJOa3M
こんばんわ。今日も(有明とかでなく)働いてきました、とくめーです。
保管庫更新しました。これが今年最後の更新になると思います。

>>80の『ようこそ女たちの王国へ』読了しました。
感想はえらーく長くなったのでブログ(とくめー雑記)にあげています。

三行に要約するとこんな感じ。
ハーレムスキーの望んだ世界は暗黒時代でした!
主人公ってかヒロイン(♂)のジェリン君はいろいろあるけど頑張れ。
あとキャラ多いから読者も頑張れ! あ、登場人物リスト作ったよ!

キャラクター数が多すぎるのが、いろいろと難点だと思います。
具体的には、覚えられないっ、サブの子出番少なっ、という、
ネギまや三十三間堂学院あたりにも見られる問題点です。
そこをカバーするために簡単なキャラクター表を作ってみました。
これで翻訳小説馴れしてない皆さんも安心……かな?
401名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 00:52:24 ID:emfLfUUh
>『ようこそ女たちの王国へ』

個人的にはアラがあるけどあのお話は好きだな。
科学設定が恐らく19世紀米国(多分)なので遺伝的、生物学的に改良された(それが
宇宙人とか高次元的存在のようなものの手によるとしても)主人公が行けばそれで
SSできるかもね。
遺伝的な欠陥で男性が生まれにくいなら正常な遺伝子をもったこっちの世界の人間
が行けば見方は変わるのかもしれんし。
後は様々な病気に対する免疫を持っているとかかねぇ。

本を読む限りではこっちの世界より遺伝学についての研究が進んでいそうだ。
402名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:46:26 ID:0CMc/sl4
あぶねー俺も登場人物一覧作るところだった。漫小板のモテモテスレにだけど。
403449:2007/12/31(月) 11:44:40 ID:CrhxhTyR
2007年も残すところあと僅か。
今年も一年、お疲れさまでした。

来年の干支はねずみ、子宝がたくさん授かるように、ということで、
たくさんの娘から(肉親としても、男としても)愛されるお父さんのハーレムなどを夢想しつつ、新しい年を迎えたいと思います。

来年もまた、楽しいハーレムの年となりますように。



今年はこのスレにどれくらい書いたのかなぁと保管庫で数を数えてみれば、(質の話はおいといて、)9本くらい投下してた。
1レスの小ネタとかも多かったけど、とりあえずけっこう頑張ったかな、俺。
来年もまた、暇な人はおつきあい下さいませ。


妻30人、子供100人かぁ、凄いなぁ、ファラオ。
404名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 12:29:27 ID:VvvAkTwx
乙。9本つったら結構な量だ。
俺は今年一年読み専だったけど、来年は頑張ってみるか。
405名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 18:14:39 ID:9mEm5OvQ
さぁ、おまいら、年越しで108人突こうじゃないか。
406名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 21:17:02 ID:emfLfUUh
>>405
年内は107回で年明けら1回突くんだったな。

まあ、なんだNHKの第九見ながら思ったけどハーレムメンバーとその家族で
大合唱が出来るくらいの規模の話は読んでみたいかも。
407 【大凶】 :2008/01/01(火) 00:16:59 ID:xhNrrj28
あけましておめでとう!!
来年もハーレム小説がいっぱい投下されますように!!
408名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:21:12 ID:xlQXEJvD
2008年・・・今年もハーレムの年に!
みんなあけおめーー!
409名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:34:33 ID:5Arzfiff
>>407
まあ元気だせよ
410名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:41:30 ID:CRatnHOs
ハーレム好きの皆様、あけましておめでとう!

>>407
新年一発目がいきなり大凶かよ!
ここは一つ、おみくじの擬人化ハーレムで吉に転じるか

大凶→悪戯ばっかりで周囲から煙たがられる娘。しかしハーレム主に迫られると途端にしおらしくなる
411 【中吉】 【346円】 :2008/01/01(火) 03:18:20 ID:k9+rD9CP
今年も良いハーレムでありますように。
412名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 16:23:21 ID:RqquEE8n
あけおめことよろはれすき。

>397
なんてサークル?
413名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 17:18:11 ID:Qy3tcKIz
ハーレム好きの皆様、あけおめ。今年もよろしく。

>>411
リンク集から行ける葉っぱの二次創作サイト。
414名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 17:21:21 ID:Qy3tcKIz
スマソ、>>412へのレスね
415名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 18:52:31 ID:ijaoT9kg
電脳コイルの総集編見てたら強化現実内部にハーレム作ってしまう
妄想ががが。
実際この技術が進んだらそういうソフト出てくるかもしれんな。
シャドウランのシムセンスみたいだけど下手したら「こちら側」には戻ってこれなさそう。
416名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 19:12:50 ID:nQIvwQMX
>413 の言ってる同人誌買ったけど、ハーレムじゃ無かったよ。
417名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 19:19:03 ID:nQIvwQMX
間違って、送信してもうた。
エロも無かったよ。

ちなみに、これともう一箇所だけ買って開場から15分で帰ろうとしたら出口が無かったのでスタッフに聞いたら驚かれてしまった。
やっぱり、4時間並んで15分で帰る人はいないのか……。
418名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 19:47:01 ID:CRatnHOs
それは残念。そもそもエロSSのみの同人誌て売れないのかもな、コミックマーケットなだけに。
419名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 22:56:29 ID:ijaoT9kg
>>418
いや、男性向け同人誌が集っているコーナーに行けば「エロSSのみの同人誌」
でも売れるぞ。
月姫SS本とかも過去にあったしな。
コミケは最近行ってないがインテックス大阪でやってるコミックシティなんかには
いくつかあったぞ。
420名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 08:06:52 ID:PpqiQlQE
なんで正月早々過疎ってんですか。
421名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 11:04:30 ID:PWOLfsZZ
>>420
人にはそれぞれ都合というものがあってだな…
422名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 11:24:05 ID:Pa3i8LdN
>>420
職人さんはハーレムの女の子達と初詣行ったり、姫始めで疲れてるんだよ
そのうち帰ってくるさ
そんな彼等に
⊃「七草粥」
423名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 20:34:16 ID:PpqiQlQE
みなさま、あけましておめでとうございます。
過疎ってるようなので、踊るなら今のうち、と。

エロなしの新年SSです。
正月は酒ばっかり呑んで、酔っぱらいながらユニコーンガンダム組んでたら指をざっくりと切った449が書きました。

自分だけが楽しいSSになってしまいましたので、適当に読み流してもらえれば幸い。


ただし、読むためには、特定の歌を知っている必要がありますので、


読む前に飛べ!

日本全国酒飲み音頭
ttp://www.geocities.jp/ssiq150/akogarenomeikyoku/a052_nihonzenkokusakenomiondo_01.html
(MIDIが鳴ります。歌詞掲載)
ttp://www.ongen.net/search_detail_track/track_id/tr0000323466/
(アレンジですが、210円で購入できます。無料試聴も出来ます。)



普通にスルーされる方は、『一年の計は元旦にあり』で、レッツNG登録!!
424『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:35:24 ID:PpqiQlQE

料理も美味く、値段もリーズナブル。
しかも酒が美味いと評判の居酒屋。

本日は1月1日元旦。

人気のお店の、30人くらいがくつろげるその宴会部屋を、
正月という競争の激しい日に借りることが出来たのも、いろいろとコネがあっての話。




ぴー、がー、


宴会部屋のお立ち台、両脇にしつらえられたスピーカーからハウリング。
マイクを持った少女、年の頃は16,17くらいの高校生であろうか、彼女が、あ、あ、と声を整える。
細い眉、そしてしっかりとした意志を灯す瞳の少女は、その風貌からして、率先してまとめ役を申し出る、積極的な委員長タイプ。

「えー、みなさん、あけましておめでとうございまーす!!」

司会を務めるその少女、久美子(くみこ)が元気に、新年の挨拶をする。

「「「「「おめでとうございまーす!!」」」」」

掘り炬燵のように、足下をくつろがせることの出来るテーブルが並ぶ宴会部屋、そこに揃いも揃った、36人の美女、美少女達。
下は小学生高学年から上は三十路の人妻まで。
さらに言えば、学生、OL、主婦と、職業も様々バラバラ。
これほどの美形揃いとは、端から見ればいったいなんの集まりかと不思議に思うに違いない。
さてそれでは、彼女らはいったい何者なのかといえば。


彼女らすべてが、とある男に仕えるメス奴隷である。


幼い少女も、妙齢の女性も、子を持つ母親も、誰もがその男に身も心も捧げ尽くすことを誓った女達。
今日は、彼女ら全員揃っての新年会なのだ。


425『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:36:29 ID:PpqiQlQE


司会の少女が続ける。

「えー、ご主人様は新年早々お仕事がありまして、少し遅れるとのことですので、
 到着までの間、わたし達だけで楽しく盛り上がっていきたいと思います!!」

ぱちぱちぱちぱち、と盛大な拍手。

「ただし、小学生中学生高校生、とにかく二十歳未満の子はお酒ダメだから!!
 周りの大人も、絶対呑ませないように!!!」

全体の4割を占める未成年者、もちろん彼女自身も含まれる、に対する注意。
そして、彼女らメス奴隷達の新年会が、賑々しく始まった。




あははははははは!!

女達が談笑し、楽しく盛り上がる宴会部屋。
開始から30分ほど経過したが、まだ彼女らのご主人様は到着しない。

彼女らはそれぞれ、テーブルごとのかたまりで喋りあうこともあれば、部屋全体で大笑いもしたりする。
そんな彼女らの話題はやはり、ここにはいないご主人様のこと。

自分たちを肉体的にも、精神的にも捉えて離さない、愛しい男の話題である。

そしてこの場では、今年一年、ご主人様とどう過ごすのか、といった話題で盛り上がり、皆が楽しんでいた。
昨年末に行われた忘年会では昨年を振り返り、今年開かれた新年会では今年一年の展望を話し合う、まさに正しい宴会の形。
国に飲酒を認められた大人の中には、もうずいぶん酒量も嵩み、テンションの高さも跳ね上がっているものもいる。
未成年は未成年で、ジュースやお茶を飲みながら、それでも楽しく笑っている。

「はーい、一番、小野寺遥香(はるか)、歌いまーす!!」

そう言って挙手し、簡易のステージに立った女は、ヒット曲を多数とばす売れっ子シンガーである。
それがなぜこんなところ、メス奴隷たちの集いの中でマイクを握るのかなど、詳細はここでは語らない。
よっ、遥香ちゃん、待ってましたーっ!! 等々の賑やかしに、彼女は陽気に応じながら、カラオケの曲番を指定した。

「曲は、『日本全国酒飲み音頭』、もとい、『日本全国ハーレム音頭』、いきまーす!!」

彼女は、女性視点の恋愛をクールに歌い、若い世代の男女からの支持を集める有名シンガーなのだ。
そんな彼女のチョイスした曲に、一同、どっと笑いが起こる。
少ししてスピーカーから、その音頭のメロディーが流れてきた。

「本日はお忙しい中を、愛しいご主人様のために全員集合、お疲れさまでしたーっ!!
 まずはご主人様のご健康を祝して、かんぱーいっ!!」
426『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:39:26 ID:PpqiQlQE

マイクの反対側の手に持った徳利をかざして乾杯。一同もカンパーイ! と各々の飲み物を持ってそれに応じる。
そして曲にあわせて、遥香が歌い始めた。カラオケなので、テレビ画面に歌詞が出てくるが彼女はそんな物、ちっとも見やしない。
果たして歌い始めた歌が正しい歌詞なのかといえば、そうではない。何しろ、彼女が宣言したとおり、それは『替え歌』なのだから。


  ♪一月は正月でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


遥香の歌を聴きながら、女達はそこかしこで、口々に談笑する。

「やっぱりお正月だから、晴れ着プレイよねー!」
「みんな全員晴れ着でさ、着物をはだけてセックスしていただいたり、イイナ〜」
「ご主人様に帯を引っ張っていただいて、あ〜れ〜っての、一度してもらいたいよねー」

着付け仕直すの、大変だよ〜、とのツッコミが入って彼女らは、あはははと笑った。


  ♪二月は豆まきでハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「えー、節分〜!? 鬼はどっち? あたし達? ご主人様?」
「ご主人様に豆を投げつけるなんて、出来ないわよ〜! オニはわたくし達に決まってるじゃない」
「オニのビキニのコスプレで、ご主人様に年の数だけ、ボクたちのお豆を食べてもらうってのは?」
「それだったら、わたし達でご主人様の恵方巻きをごちそうになりたいですわ〜」


  ♪三月はひな祭りでハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「これは、凄いことになるわよねぇ」
「ご主人様が『お内裏様』だとして、わたし達全員が『お雛様』だもんね」
「並んだら、凄い雛壇になりそう」


  ♪四月は花見でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「さすがに、花見をしながらみんなでセックスってのは、無理があるわよねぇ」
「人目がありますからー」
「あ、でも、去年から仲間になった沙織(さおり)さんってば、凄い庭持ってるよね?」
「私の家ですか? はい、ありますよ、庭に桜」
「よーし、今年は沙織サンちで、花見をしながらご奉仕だーっ!!」


  ♪五月は子供の日でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「鎧兜を身に纏ったご主人様がー、逃げまどう私たちを追いつめて一人一人犯していくー」
「どこのホラー映画だっ!!」

427『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:40:28 ID:PpqiQlQE


  ♪六月は田植でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「田植えでハーレム、はさすがにないんじゃない?」
「いやいや、泥だらけの田んぼで、わたし達のキャットファイトをご主人様に堪能していただく、というのは?」
「えー、日本カストリの歴史には、古来より『女相撲』というフェティシズムがありまして・・・」
「つまりそれも伝統だと言いたいわけね?」
「マニアックだーーーーっ!!」



  ♪七月は七夕でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「七夕プレイ! っていったら、しばらくご主人様に会わないようにして、ギリギリまで我慢!」
「そしたら七夕の日に抱いていただくとき、めちゃくちゃ感動しちゃうよ〜!!」
「それって単純に、放置プレイなんじゃ?」


  ♪八月は暑いからハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「夏と言えば、やっぱり海!!」
「今年も絶対、あのヒミツの砂浜にいこうよ!!」
「誰もいない穴場の浜辺で、みんなが全裸でビーチフラッグにビーチバレー!」
「今年は絶対上位入賞して、ご主人様にご褒美もらうぞーッッ!!」


  ♪九月は台風でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「台風の日に、私の学校にみんなで忍び込んで、ドキドキエッチ!」
「『台風クラブ』かよ!」
「でもそれって、けっこう興奮するかも?!」
「あ、あの、危ないのはあんまりいけないと思います・・・」


  ♪十月は運動会でハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「ドキッ! 水着だらけの水上運動会!!」
「ちょっとプールの水は冷たいけれど、ご主人様のために頑張ります!!」
「私、頑張って画面のスミで歌いますっ!!」


  ♪十一月は何んでもないけどハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「けっきょくさー、ご主人様の為だったら、どんなシチュエーションプレイでも応じちゃうんだよねー」
「独占欲の塊みたいな人だから、寝取らせとかスワップとかは死んでもしないし」
「とにかくわたし達は、いつでもご奉仕、の精神ですよ!!」

428『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:41:20 ID:PpqiQlQE


  ♪十二月はドサクサでハーレムができるぞ、できるできるできるぞ、ハーレムプレイがー。


「12月といえばクリスマス!!」
「忘年会!!」
「期末試験!!」
「・・・・・・期末試験ハーレム?」





そんなこんなで、遥香の歌にあわせて、今年の楽しみな行事を語り合った。
中には無茶な、とても話にならないイベントもあったりするのだが、
それでもみんな、自分たちの主とこれからの一年をいっしょに過ごしたいという気持ちは同じなのだ。
そして、宴はどんどん盛り上がっていく。
遥香の歌う歌も、まだまだ続く。いよいよ2番に突入だ。

「イエ〜イ!! それじゃあ続いて、日本全国ハーレム旅行だ〜!!」


♪北海道は毛ガニで ハーレムができんでないかい〜

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・












「すまん、遅くなったな、みんな」

そして、宴会開始から1時間遅れて、彼女らのご主人様到着。
彼がその部屋の戸を引き、そして中の様子に唖然とした。


429『一年の計は元旦にあり』:2008/01/04(金) 20:42:10 ID:PpqiQlQE

だーっははははは!!

みんながみんな、爆笑しながら、すっかり出来上がっていた。

下は小学生高学年から、上は三十路の人妻まで。
みんながみんな、それぞれビール、チューハイ、日本酒、泡盛、ウィスキー、ウォッカ、
ブランデー、etc、etc、思い思いのアルコールで、酔っぱらっていた。
未成年に酒を飲ませるな、との最初の注意も、もはや無きが如し。

最年少、小学5年生で普段内気な史香(ふみか)までもが梅酒をぐびりとあおり、みんなの前でずいぶん達者なエアギターを披露していた。
中学生の陸上娘、鳩子(はとこ)はなにやらビール瓶に向かって「ご主人さまァ、しゅき、しゅきィ〜」と囁きながらキスを繰り返している。
女子高生とOLが相撲を取っているのを、中学生の女の子がウォッカ片手に観戦していたり。
呑めば呑むほど強くなる、自慢の酔拳を披露しているのは、中学2年生女子弓道部の乙女(おとめ)であり、
それに応じているのはブルースリーになりきった図書館司書の菖蒲(あやめ)さん28歳。
冒頭で司会をしていた久美子に至っては、32歳子持ち人妻と杯をかわしながらゲラゲラと笑いあっている。会話はなく、ただ笑っているだけ。

「完全に、出来上がってやがる・・・」

男が脱力しながら部屋全体を見渡し、素面(しらふ)とまではいかないもののまともに意識を保っている女を捜したが、皆無だった。

「ご主人様、お疲れさまでした」

はたと彼が気付く。いつの間にか隣に、忍者のように控える少女。
ビデオカメラ片手に、終始この宴会の成り行きを記録していた小学6年生、寡黙でクールな性格の忍(しのぶ)だ。

「よかった、オマエは素面か」
「シラフでござるよご主人様、ニンニン!」

真っ赤な顔をして、にんまり笑う少女を見て彼は思った。
ダメだ、こりゃ。



今年も一年、頑張れご婦人様!!



END OF TEXT
430名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 20:45:34 ID:PpqiQlQE
おそまつさまでした。
(まさに文字通り)



スレストさせるのも申し訳ないので、ネタフリして話を逸らしておきます。

みなさん、今年注目する(したい)ハーレムものってありますか?
昨年より注目継続中のものとかでも可。

とりあえず今年初旬、気にかけるハーレムものはといえば。

◎ベビプリ・・・ハーレムエンドにするには、どの順序で喰っていけばいいのか、考えるのは楽しいかも。
◎VITAセクスアリス・・・裸アーマー同好の士は要注目。早く全ヒロイン揃って欲しい。

431名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 20:47:55 ID:NXx7vNUR
GJ!

新年早々楽しめたw
出来ればその後のご主人様お怒りで全員お仕置きエッチに
雪崩れ込むのを読みたい
432名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 03:40:26 ID:CY1Gniim
乙〜


歌詞の2番をどうハーレムにするのかが気になる
北海道で毛ガニハーレム?
433名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 14:53:22 ID:Ow+NKA7A
ふと某所の鬼畜王とかを読み返して思ったんだが、オリジナルのハーレム造営風戦記って需要あるかねぇ。
選択形式で戦略を選んでいくタイプの
434名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 15:25:13 ID:NGAPkX4C
5月が「子作りの日」に見えた俺は・・・


今年も良い1年になりそうだorz
435名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 16:04:40 ID:CY1Gniim
>>433
何がいいたいのかよくわからん
436449:2008/01/05(土) 17:29:09 ID:5CFvRXsZ
読んでくれた人、コメントくれた人、ありがとうございます。

モトネタをわざわざ先に提示して、予備知識を強要した上でのSSなんて、
自己満足以外の何物でもない、まさに『自分だけが楽しい』SSです。
今後は、控えますので。


あと、最後の一文は、
×ご婦人様
○ご主人様
ですので、訂正をば。

437名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 19:49:42 ID:7skWUrCE
うー11月は神無月ひいては神有月で出雲集合ハーレムやー
438名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:02:19 ID:Ow+NKA7A
>>435
FF・ドラクエ板の鬼畜王アルスみたいなのを、ここでも出来ないかなっていうだけ。

…そういや、あれも十分ハーレムだと思うけど、紹介されてないっぽい?

鬼畜王アルス ストーリースレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/180/1031749686/

鬼畜王アルスデータ保管所
ttp://blog.livedoor.jp/kikikuoh/


最近になって見直しだしたので、保管庫は古いものしか見つかりませんでした。
439名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:41:50 ID:0gSbO6FM
>>436
いやいや楽しかったよ
元歌が分かってたし

毛ガニハーレム・・・

濃ゆい毛の女の子を剃毛しまくり(頭部以外)、ゆっくり風呂に入って美味しく頂いた後熱い白い物を召し上がって貰うプレイすか、師叔?
440名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:53:47 ID:XMfKxQtu
ベートーベン鈴木、乙。

2番手以降の芸は何だろう?
441名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 21:08:36 ID:0gSbO6FM
一般的には物真似、手品、一発芸、コントなどだからハーレムにちなんでだろう。

>>440
すまん、ベートーベン鈴木って誰?
浅学なもので教えてくれると有難い
442名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 22:47:22 ID:WYpf9lsi
>>439
わざと毛の処理をさせずにその事でちくちくといぢめる羞恥プレイ
だと思っていた俺は異端だったのか
443名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 22:53:22 ID:KVTGwKOC
444名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 01:59:10 ID:MEj+8KMw
>>442
それもまた解釈のひとつだね。作者さんのイメージはどんなのか聞いてみたいが
俺は毛の部分にむしゃぶりついた後、二人同時に指で愛撫と考えていた・・・
445名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 11:44:29 ID:jVEATlVB
12スレ埋めネタの続きがきになるけど13スレのネタ埋めの時に続き投下されないだろうか・・・
446名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 17:07:31 ID:RAcp1uup
ハーレムサイトを発見したので報告です。

ハーレム・ドラッグ
ttp://haremdrug.blog31.fc2.com/

まだそんなに話が進んでいないがタイトルから考えれば大丈夫なはず…
447名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 17:15:06 ID:MYIR90qb
>>437
うむ、霜月ハーレムだな
448名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 18:54:24 ID:hEbTo8VN
>>446
見守る方向で
449とくめー:2008/01/06(日) 19:26:22 ID:L00OcKTb
>>446
見守る方向で


>>438
見守る方向で

そういう企画は「出来ないかな」じゃなくて、
「俺がやるからついてこい」でないと絶対に動かない。
まず自分がやってみる。2chってそういうとこでしょ。

やるなら補助掲示板は自由に使っていいし、
保管庫についても双六のときのように善処はする。
450はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:14:17 ID:Qwd9bRm1
さてさて正月も終わったとこで投下するね、クリスマスネタだがな

一応書きあがってるけど長いから分けることになると思う
エロは多分後半に回る

↓キャラ
セツコ:脱色ショート、豪快、たつぼんっていう
ミヤコ:おっぱい1、潤んだ黒髪、計画性なし、たっちんっていう
ナキ:黒髪、背高い童顔、タバコ
チトセ:ツインテール、デコ、八重歯、たっつんっていう
リオ:金髪、外国人、言葉勉強中
アリナ:テンションだけの生物、黒髪セミロング、タツコっていう
ミハル:やせぎす、黒髪中わけめがね、たつひこさんっていう
セラ:ポニー、ながされやすい、裏がある
トキコ:おっぱい2、ゆるい、長髪ウェーブ、たつにゃんっていう
キノ:長髪めがね、背筋ぴっしり、がんばりすぎ、タツヒコ君っていう
451はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:15:28 ID:Qwd9bRm1

イブの日も終わろうかというとき。

毎年この時期になると両親はオレを置いていずこへと旅にでる。行き先は知らない、書置き一つ置いてかない。
年が開けたら何事もなかったかのように帰ってきて、いやーいい息子をもってどうたらこうたら、どうやら秘密の旅行はオレから2人に送る自由な時間のプレゼントという体でまとめられているらしいのだが、なるほどその理論でいけばオレは2歳の頃から親孝行だ。

もちろんこの程度のことを怨むつもりはない。そりゃぁ育ててくれた大恩というものが存在するから、男と女に戻りたいというのならそんな時間くれてやる。反吐がでるから肉的なものは想像しないけど。

何が嫌だって、本当に一言も断りなく家をでて行くというその事実、その一点。そのことについて直接問いただしてみたとしても、返ってくるのは野暮なこというなよこのガキは空気読めよみたいな冷たい視線ばかり。
そんなことをされるとオレだって意味が分からなくなる。なんだオレは橋の下に落ちていたのか、実はオレを育てるのがめんどくさくなってんじゃねぇのか、そういうことなのか。そっちがそういうつもりならこっちにも考えがあるぞ……

そのような主旨のことを、知り合いのサンタさんに話してみた。



「意味分からないでしょ、なんでそこを隠すんだよって話ですよ、なんかおかしいことしてんのかって思うでしょ?勘ぐるでしょ!?」
「そんでこんな商売始めたんか」
「そうですそうです、もう好き勝手やってやろうって…ってセツコさんつまみすぎですよさっきから……」
「いーじゃんよー…うお、うめーなこれ」

オレはおでんのダシ加減を見つつも熱燗をお湯から引き上げる。月見うどんと、ゴマで和えたインゲンマメ。会心のダシ巻き卵を巻き上げてお盆に乗せると、昨日からあとは焼くだけ状態にしておいたグラタンができあがる。

この時期、誰もいない家を利用して、日本にくるサンタを狙って始めたこの商売。
ご飯をつくったりトイレを貸したり寝床を貸したり、まあ長距離トラックの運ちゃんを相手にした休息所みたいなもんだが、これがそこそこ軌道にのり、オレにとってはちょっと早いお年玉みたいになっていた。

サンタのセツコさんも常連の一人、毎年この家を基点に国中を走り回り、だいたい年明けくらいまでだべっていく。今はもう配送も終わって、後はめでたく飲むだけだ。
脱色したパッサパサの髪。短い髪に、顔のパーツが、彼女独特の比率で整えられている。美人を並べたらそこから一歩浮きでる美人。それが、長い足を組み替えながら食卓の上に座って一杯やっているのだから背中が気になって仕方ない。

「そんでたつぼんはいい人いないのかよ、せっかくのイブだぜ」
「親ですら信じられない人間が赤の他人をどうやって信じろと…うぐ」
「もったいねーなー、おめーなら嫁に欲しいくらいだ…うん、うめー」

大きくはないが明らかにおっぱい的なものが背中に当たる。市販の、あとは揚げるだけに下ごしらえしてあるチキンが油の中で溺れているのだが、なるほどおっぱいというものはそれよりも熱いものだ。
汗と酒と、香水なんかつけてないセツコさん自身の体臭が香り。首に巻きつく二の腕と、そこからかかる体重がくすぐったい。ハッキリいってしまえばこの商売の目的は金じゃない、ロマン。オレは寂しいのだ。
452はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:16:30 ID:Qwd9bRm1

「あーっ!!ミヤコさん、冷蔵庫開けっ放しにしないでよ…」
「ふにゃーん…」

オレがおっぱいに揚げられかけてるその横で、黒い艶髪が床に尻をつきながら保令室に頭を突っこんでいる。サンタのミヤコさん。
セツコさんもそうだが、この頃のサンタというのは、いわゆる炭酸飲料宣伝ルックでなくて、サンタっぽければそこそこの衣装アレンジを許されている。
ジュードーみたいなもんだろうか、ミヤコは、白いフサフサのあるフードがついたスウェットを着て、チェックのスカートからは黒いタイツが伸びている。

この人も常連。毎年浴びるように酒を飲み、見た目はちゃんとしてるのに中身が極度にだらしがない。絶対部屋とか片付けられない、破滅癖のある人。

「……たっちーん…ぅぅ」
「ちょっと飲みすぎですよミヤコさん…」
「……でる…でちゃう」
「え?なにがですか?」
「………………げろ」
「わー!!セツコさんちょっとおでん見てて!!」
「へーい」
「ごめんよー…たっちん……ぅぇ」
「いえいえ、全然大丈夫ですよ、ミヤコさんなら」

おっぱい大きいしいいにおいするしね。


・・・・・・。


「ここまででいいようたっちん…」
「一人で大丈夫ですか?」
「なによう…私にだって恥じらいというものがあるのよう…」
「ごご、ごめんなさい…」

とはいえ、中でぶっ倒れられても困るので外で待つ。この程度で幻滅なんてしやしない、ネコのうんこを積極的にかたずけるオレとしては、美人のゲロくらい頭を切り替えて対応できるのだ。

それにしても廊下は冷える。外では白いものが舞っているのだから当然だ。

「ん…?」

ヘロヘロになったミヤコさんを居間のソファで寝かせて、おでんの火を止める。お盆を持って2階に向かうサンタセツコの背を眺めていると、勝手口が少し開いているのが眼に留まった。

「ナキさん、中で吸ってもいいのに…」
「ああタツヒコ…いいんだ、外の方が空気がうまいから…」

サンタのナキは、サンタらしからぬ紫色の衣装を着て、チューハイの空き缶を灰皿代わりにタバコをふかしていた。
ぱっと見は童顔。それでも背は高いし、オーラというか、雰囲気がやたら大人びているので幼いとは思わない。小悪魔から悪魔への、永遠の過渡期、そんな感じ。
453はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:17:06 ID:Qwd9bRm1

「ご家族ですか?」
「ああ…いや」

彼女はバツが悪そうに、見ていた写真を懐にしまう。白い息はタバコのものか、彼女のものか。

「弟さ…もう随分長いこと会ってないが…」
「へえ…やっぱサンタさんにも実家があるんだ」
「フフ…失礼なこというなよ。…まぁ捨てた家だがな」
「え?」

冬空は黒く深い。目の前に雪が現れるのは家の光のおかげだ。遠くで、みんなの騒ぐ音が聞こえている。
メインのだべり場である2階では暖房がフル稼働、大勢で騒ぎまくるからすぐに酸素が足りなくなるだろうに。それもまたいつものこと。ナキさんはそうした喧騒を感じるために、勝手口の扉を開いたままにしているのだろうか。

「昔流行った玩具があってな…」
「はぁ…」
「こんな感じで…首のところがくるくる回るんだ…」
「ああ、ヘロポンですね、あれはやったなー」
「それを弟が欲しがってな…ウチは貧乏だったから、両親はとりあってはくれなかった…。私はさ…ずっと一緒に弟と遊んでたから、その子がどれだけその玩具を欲していて、どうやって遊びたがっているのか、痛いほどよく分かったんだ」
「ははぁ」
「フフ…それでな、私はその子にヘロポンをプレゼントしたくて、家を捨てたんだ。サンタさんになる。絶対弟を喜ばせてみせる。私がやるんだ。……自分の家族にプレゼントを贈れないのはサンタの掟だから」
「え?それじゃ…」
「バカみたいだろ?」
「いやいやそんな…」
「いいんだよバカだから。…私がサンタになるころには、ヘロポンブームなんてとっくに過ぎてた、そういうもんさ…」
「ナキさん…」

言葉がなくなる。彼女は、あえてオレを見ないようにしているように見えた。その肩に、小さな雪が積もっていく。オレは無意識のうちにそれを払おうと手を伸ばす……


「たっつーん、風呂借りてええ?」
「わあああ!!チトセ!」

背後から、サンタ2人が現れる。陽気なチトセと、塞ぎがちなリオ。

「下着の代えとか売ってヘンかなー」
「ああそっちにあるよ…って、2人で入るの?」
「なんや自分一緒に入りたいんかいな、えろっちいやっちゃな」
「ちゃうがな…いちお、セッケン類は新しいの使ってくれよ、置いてあるやつの量が変わると親にばれるから」
「こまっかいっのー、なんやのこの野暮ったいぱんつは…リオリオ、ここで履いてみ」
「…アゥ」

サンタのリオはビクビクしている。
海岸に流れ着いた流木みたいに頼りな気なこの娘は、何の因果か遠く遠方の多島国から配属されて、言葉も見事にタドタドしい外国少女。
金色の長髪は綺麗過ぎて、この古びた中古住宅にはもったいないし、肌の張りなんかもう横にいる中古サンタに比べたらあれだ、太平洋をあまねく照らす朝日くらいまぶしすぎる。

「だれが中古やねん、ホレホレ」
「触んな。その年甲斐もなくツインテールなところとか…まるだしのおでことか…憎たらしい八重歯とかがだな」
「そんなんいいなや自分、ウチのおっぱいくらいしか触れヘンやろ?年間で」
「寄るなよもう酒くせーなー……ん?なにリオちゃん」

「ワタシ…あんまりオカネナイ」
「別にいいよー、リオちゃんかわいいからタダであげる」
「……ソウいうの…ヨクナイ」
「じゃ、プレゼント。クリスマスだしね」
「……アゥ。……サンタとして示しがつかない」

リオはまごまごしている。
454はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:17:40 ID:Qwd9bRm1

「うーん、じゃ、出世払いでいいよ、コレで決まり」
「…シュッセ?」
「リオちゃんが偉くなったらなんかおごってよ」
「……ワカタ。…リオ、えらくなってタツヒコにぱんつおごる」
「いや、ぱんつじゃなくても…」

そんな健全なほほえましいやりとりの間も、チトセはニヤニヤしながら笑っている。オレは彼女の二の腕にひっぱられ、確かに年間通じてめったに触れられない女体のぬくもりを感じつつも耳元で囁かれる。

「かいたったらええんちゃうん?絶対かけるで、あの子」
「お前…そういうデリカシーのないところが…」

いいながらもオレはナキさんを見て、彼女が笑っているのを確認すると、チトセが始めたミニコントに付き合ってやった。


・・・・・・。


「なんで脱いでんだー!!!!」
「チャースタツコー!メリクリー!!」

2階はもう大変なことになっていた。2階というか、オレの部屋だ。中央にお立ち台ができ、引きだし各種はマルサが着た後のよう。
撒き散らされた下着のたぐいにサンタ服。ふすまにできた、天井に向かう足跡はなんだ誰の仕業だ何事だ。

「なんなんだこの人型の白線は…!!ゲホ、ゲホ…アルミ粉が…」
「アハハハ!!見て見てタツコー、開始5分で夫殺しの容疑をかけられ呆然とする火サスのヒロインのマネー」
「ええい言葉で遊びすぎて肝心のテンポが悪い!そこのフルフルしてるトナカイの子供はなんだ外にだせ!!」
「アハハハハ!ウケル!超ウケル!!」

「ちょっとタツヒコさん、あんまりじろじろ見ないでくれませんかー」

お立ち台の上では2人のサンタがミニスカにブラというけしからん格好で胸押さえていた。

アリナとミハル。際限ない自己中で、自分を地球儀の真ん中の芯だと思ってるアリナは、デリカシーのなさでいけばチトセを大幅に飛び越える娘。
赤い髪で、育ち盛りであり、ふとももがむちむちとしており、後は黙ってさえいてくれれば文句なしにかわいい。かわいいのだが、例えばテレビで見たようなことをアタシもあれやりたいじゃぁやってみようみたいに先走る娘であり、結果しばしば大ヤケドを引き起こす。
コイツに文化祭を仕切らせたら死人がでるだろう、それこそアルミの粉が必要になる。もう少し自分を客観視しましょう、そういうサンタ。

ミハルはハッキリいってオレの敵。
人の気にしていることをネチネチと嫌味ったらしくなじるタイプで、プライドの塊で、私タツヒコさんとは付き合えませんねとか聞いてもないのに面と向かっていいやがってからにコイツ、いつかその中分けの分け目を二又にしてやろうかと思ってる。やらんけど。

もう一人、やんややんやと手をたたいてるのはセラという名前の人なのだが、新参であまり親しくはない。例によっていうまでもなく美人。サンタって面接は顔で選ぶのか。

455はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:19:33 ID:Qwd9bRm1


「たつぼん、たつぼん、こっちきねぇ」
「セ…セツコさん…」
「お話しましょう、たつにゃん」
「ト…ト…トキコ…さん?」

サンタ、トキコ。ゆったりとしたブルネットで、おっぱいが大きく、おっぱいの大きい人。この人のおっぱいと、ミヤコさんのおっぱいを自由にできる力があれば、オレは世界を2回くらい平和にできると思う。本当にそう思う。

「たつにゃんはあったかいねー…」
「ぉぉぉ…トキコさんそんな…もうオレ子供じゃないんだから…にゃんはやめてにゃんは」
「そーお?じゃぁねー……ひこにゃん」
「それは著作権が…」

トキコさんはオレが子供の頃からこの家に通っているので、まあ見事にオレのことを異性として見ていない。今も後ろからはっしりと抱きつき、髪のにおいをスンスンとかいでいる。彼女から見ればオレはいつまでも子供なのだ。
ぶっちゃけた話をすれば、昔感極まった過去のオレが、彼女に思いを伝えた事がある。好きですと、本気ですと。それはもう鮮やかなほどスルリと流されはや数年、まさか今またほじくり返すわけにもいかないから、結局アレはなかったことになってしまった。

昔といえば、トキコさんとともに最古参なのが横のサンタ、キノさんだ。
細いフレームの眼鏡をして、髪を後ろで縛ってる。赤いスカートから伸びたストッキングは保守的、責任感が強く、背筋もまっすぐ、なんか少し怒ってる風に見えるのは、後ろのアリナが邪魔くせーからだろう。
これもまたはっちゃければ、彼女はオレの学校の担任だ。身体が強いわけでもないのにがんばり過ぎるから、さりげなく支えてあげないと危なっかしい。そんな人。

ちなみに、オレが昔ワルだったころ、万引きして警察に捕まって、責任を放棄した両親に代わって身元を保障してくれたのは彼女だった。あの時食らったビンタの痛みと、帰りに食べたハンバーグ定食の味は忘れない。ワルて。

「ん…?センセイ…それ酒」
「…あんだよー」
「先生酔って…」
「…文句あるかよー…ちくしょー」

彼女は酒乱である。



サンタが10人。

例年に比べれば少ないほうだが、仕事が終わればまだ増えるかもしれない。楽しいからがんばるが、なんだか眠くなってきて、いつの間にか寝てしまった。


・・・・・・。
456はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:20:29 ID:Qwd9bRm1

「ん…?」
「あ、起きた?」
「んん…?んあ!?みみ、ミヤコさん?」
「たつにゃん捕まえたー」
「ととと、トキコさん…」

「しー…、皆に聞こえちゃうようたっちん…」
「えへへー、お肌キレイだねーたつにゃん」

眼が覚めたのは両親の寝室だった。身体のだるさと頭の冴えから考えれば、たいした時間はたってないだろう。昼寝タイプの浅い眠り。

「2人とも何を…」
「たっちんの寝顔見てたらさー、なんかもうたまんなくなっちゃったのよう…」
「酔ってますよねミヤコさん…」
「えへへ…すごい酔ってるよ」

いいざま、世にも濃密なにおいと体液が鼻腔に流れ込んでくる。とろけたような舌、アルコールの味。蒸留してないやつ。甘いやつ。

「ずーるーいー、私もー…」
「トキコさん…」
「お返事遅れてごめんねー」
「…返事?」
「私もたつにゃんのことスキよー」
「そんな…」
「ずっとずっと我慢してたの…もう大人だもんねたつにゃん」

口の中がくちゃくちゃになる。頭の中がぐちゃぐちゃになる。耳の中とか、アゴの下とか舐められて、逃げようともがいた手が、おっぱいの中に導かれる。

「んー?あむ。……音たてていい?」
「ひっぱっちゃえ……ふふ」

2人の手がオレの服をひん剥いていく。ちょっとでも抵抗すると、わき腹や腋の下をつつかれて力を奪われ、あれよあれよと飲み込まれる。代わりに鼻に押付けられる、ミヤコさんのぱんつ。ぐりぐりぐりぐり。
トキコさんの乳房が、直接肌にこすれている。これが生の乳の威力かと、とにかくすべすべするのを思い知らされる。わずかな汗。彼女はあと、スカート一枚残すだけ。何も履いてないのは、指で触っているから確実に分かる。

「だー!!たんま!ちょっとたんまミヤコさん!!…こんなのダメです!」
「なによう…私のこと嫌い?」
「違いますよ…だってほら…、営業的倫理的な面で…来年から皆を呼べなくなります…」
「いいじゃないのよう、私が養ってあげるから…たっちんがいいなら…んん」
「またそんな破滅的な…ちょっとは後先考えてください」
「ぁふ……あん、気持ちいいよーたつにゃん」
「トキコさんも!…そんな…ダメですってはしたない!」

もがいてもがいて、やっとのことでベットから転がり落ちる。寒い。肉のぬくもりがいかに保温性に優れていたかが分かる。だがそういうことではないのだ。

「…ふ、風呂!とりあえず風呂はいってくるから…!!」
「やーん、せっかくいいにおいなのに」
「じ、じゃぁその…せめてトイレいかせてください、歯とかも磨きたいし…」
「もー、なによう」

2人は怒っているというかむくれているというか、バカじゃねぇのコイツ見たいな顔をしてあきれてる。それも当然、されて当然。
エロっちいお姉さんが2人して夜這いをかけにきたのにそれを断わるというのだから、できたてほかほかのごはんに対して否といっているのと同じことなのだ。できたてがおいしいのだ、冷ましてどうする。

だが待って欲しい。誰だって、ああまた今日の晩飯小麦粉かーなんて思ってるところにいきなり特上の寿司を届けられたらビビるじゃないか、臆するじゃないか。

歯とかトイレとかどうでもいい、欲しいのは心の準備。そうなのだ。
457はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:21:03 ID:Qwd9bRm1

「はやくきてねー」
「ももも、もちろんですはい」
「ダッシュ」
「はい!」

ドタバタドタバタ、脱げかけた服をひっかけ、しかしあくまで静かに。静まり返った家を揺さぶらぬよう、トイレに駆け込む。一息。するとどうか、あまりの幸福にヒザがガクガク震えてくる。

「うおお…落ち着けオレ…どんだけビビってんだ、ぐぐぐ、この先一生ねーぞ…落ち着くんだ…素数を数えるんだ…」

えらいもんで、萎縮していく心とは裏腹に、ちんこの方はこれでもかと張り切っている。多分もう2・3秒いじられてたら達していただろう。そういう意味でもこのインターバルは不可欠だった。

念のため一回抜いとくか、幸い左手にはミヤコさんのぱんつがある。
トナカイを乗り回した跡の、ちょっと酒のせいでシミのついたヤツであり、おかずとしてはこれ以上ない上等物。してみるとあのけしからんおっぱいと視界のぼやけそうなほどの濃密な体臭を思いだしてきて辛抱たまらない。



「タツヒコ…」
「わああああ!!!リオちゃんなにして…あがが」

トイレの扉を半開き、廊下の明かりを背にオレを見下ろすのはサンタ、リオ。

どこか恥ずかしげにモジモジモジモジ、そりゃそうだ、こっちはぱんつのにおいをかぎながらちんこをボッキンキンにさせているのだ、てかなぜ、なんでドアを開ける、電気ついてるカギは閉めた、せめてノックを……

「タツヒコ…ワタシ思いだした」
「ん?ん?なにがなにがだいリオちゃん」
「ワタシの祖国…オカネないトキ身体で払ウ…ジッチャがいってた」
「え?え?ほへ?」
「ワタシ…!シタことないけど……タツヒコならイイおもてる…!!」

そういってワンピース風のサンタ衣装を捲り上げる少女と、現れいでたるさらさらの恥毛。

「タツヒコ…ワタシ貰って…!!!」
「いやいやいやいやいや!!!落ち着け!落ち着くんだリオ!!」

少女のほっそい手首を掴むと、トイレの芳香剤など悪臭としか思えないような南国の香りが鼻をよぎる。自然なにおい。無添加のにおい。酸素カプセルの中がこんなにおいだったらオレ多分そこで一生寝る。

「リオよ、リオリオよ、落ち着くんだOK?」
「アゥ……タツヒコ…熱いヨ…」
「んえ?」

なんかちんこがあったかいと思ったら、少女の白いお腹にペトペトと当たってる。いわゆる犯罪であり、国によってはちんこを切られるが、だがだからこそ気持ちいい。

「違う違うんだリオちゃん…話せば…話せば…」
「タツヒコワタシのコト嫌いか……?」
「そ…そんな潤んだ眼で見つめられても…」

ぺとぺと、つこつこ。
458はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:21:38 ID:Qwd9bRm1

「なにしてんたっつん…」
「はっ!!?」

そんな現場をがっつり凝視するのはチトセ、アリナ両しゃべくり女。もみ消せるだろうか、いやそれだったら教室でうんこ漏らしたほうが難易度低い。絶望。

「へー…たっつん、そういうこと…」
「タツコ…マジヒクんですけどー…」
「よし!誤解はかまわん、だが今は黙れ頼む頼むから…!!!」

「ええよ別に」
「へ?」

「そんかし、ウチもまぜてーな。なぁアリナ」
「ん…まーね」

「へ?へ?」

「前からなー、たっつんのことエエなぁ思ててん」
「タツコってさー、なんか慣れてるっぽいっしょ?…アタシ初めてだから教えてくんないかなーっつって…あはは。ヤベ、マジはずい」
「なーたっつん、えーやん」

「まてまてまてまて……顔を赤らめるなちょっと離れろ……」

話がどんどんよじれてく。昼間はたいした事ないくせに、迫りくる今の3人は悔しいが艶っぽく、女のにおいがムンムンする。ムンムンて、20年遅れのバカみたいな表現だがピッタリで、ピッタリよりも少し多めのにおいが、質量もって圧迫してくる。



(バカじゃないの何を迷ってるの!?やっちゃいなよ!どんどんどんどん膣射精しちゃいなよ!!)

オレの中の悪魔が吼える。対する天使、さすがに今日は強い。負けられない。

(バカね何をいってるの!?今日は何の日!?クリスマスよ!!そんな非人間的なことしてたらいずれ後ろから刺されるわよ!!豚!!死ね!)
(んだぁ!?てめぇケツの穴ガバガバのクセにクセェ息吐き掛けんな)
(だこらぁ!?テメェ死ぬために産まれるんなら最初から死んでこい豚!!あらかじめパン粉をまぶしてな!ファック!)

ぐるぐるぐるぐる……そうこうしてる間に


「あら、まだ起きてたの?」
「キノ先生!」

助け舟がきた。

はてさて状況説明に困るのは3人娘、まさか乱交しようって誘ってましたなんていえやしない。
チトセ、笑いつつも少女2人を小突き、そそくさ退散。
459はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:22:09 ID:Qwd9bRm1

「助かりました先生…」
「先生はなしでしょ、今はサンタさんなんだから…」
「あ、すいません」
「あのねタツヒコ君、キミすごい格好してるわよ」
「おわあああ!!!違うんですこれはこれには…」
「もう、しょうがないなぁキミは…ホラかして」

そういって彼女は、ガッチガチのちんこをおもむろに握る。何をしたのかされたのか、オレも彼女も分からない。

「…あの、先生?」
「あ、違うわ、間違えた」

そういって彼女は飛びのき、多分反射的にだろうが握ったほうの手のにおいをかぐ。だめだこの人酔ってる、グデングデン。

「なによ!アナタがそんな粗末なものほっぽりだしてるから……!!いや、結構大きいか…」
「先生!先生しっかり!!」
「ゴメンわかってる、おかしいのはそれなりに分かってるわよ、ウン、分かってるんだけど…ああダメ」
「先生ー!!」

フラッフラの先生はもちろん大人だから、こんなんいったらどつかれるがそこそこ重い。転倒だけはまぬがれようと、あっちへフラフラこっちへフラフラ。脱ぎかけのズボンは引っかかるやなんや、ワルツみたいに脱衣所に転がり込んで、見上げた先にはナキさんの陰毛……

「なにしてるんだお前は…」
「わかってますごめんなさい、まずはごめんなさい」

脱衣所には風呂場の熱気が充満中。曇ったガラスに、暖められたボディソープのにおい。例えオレが、ナキさんのふとももを伝う水滴を眼で追ったとて、誰が責められようか。世にもあったかそうな雫である。

「だめよタツヒコ君…私たちは教師と生徒…アナタはあふれる性に自分が分からなくなってるだけなの…」
「分からなくなってるのは先生ですもう…」
「…ああん」
「喘ぐな」

正体のぶっとんだキノ先生に比べて、ナキさんの冷静さといったらどうだ。見られているのは分かっていように、あわてて隠すでなく恥じるでなく、落ち着きタオルをヒラリと巻いて、キッチンからコップを一つ、洗面台で水を汲んではキノ先生に飲ませやる。
460はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:22:43 ID:Qwd9bRm1

オレがした事といえば自分のパンツを探すくらい。ワルツの途中でどっかに脱げた。

「まぁその…なんだタツヒコ、あんまり口を挟む気はないが…」
「はい?」
「酔わせてからというのは感心できんな」
「ぶはぁ!ちちち、違います違います…むしろオレは襲われて…」

脱衣所に、股間丸出し男女が2人、酔っ払いのサンタの眼鏡がパンツ丸出し先生。
変な空気だ、普段いわいでもいいことをこの際いっちゃおう空気だ。案の定……

「私タツヒコ君のこと好きなのかな…」
「せ…先生?」
「私もう疲れたのよタツヒコ君…」

キノ先生が切りだした。自暴自棄というかなんというか、サンタ服の袖で溢れでる涙を拭おう拭おうとするのだが、メガネの外側を一生懸命綺麗にするだけでゼンゼン拭えてない。笑っていいのか悪いのか。

「私の本業サンタなのにさ…バイトのはずの学校が忙しすぎてさ…」
「うんうん」
「クソガキどもは授業聞かないし主任はネチネチ文句いうし、次の日のレジュメ作って採点して、要領のいい同僚は仕事押付けて帰るわ、やらなくていい委員会やら、形だけの顧問なのにちゃんとしてくださいとかいってくる熱血部員やら…」
「うんうん」
「こないだなんか唯一楽しみにしてたホットドックにバイブはさまれて…うああああん」
「先生…先生がんばれ」
「……タツヒコ君はちゃんと聞いてくれるから好き」
「はぁ」
「キミは授業中寝ないもんね。ちゃんと見てるのよ…」
「先生あのね、ナキさんもいるからね…ははは、ねぇナキさん?」

「ああ…」

オレはもう笑ってごまかすことにする。ナキさんもなんだか笑っている。オレはその下半身を見ない様にする。

「まったく困った先生だなー、あははー」
「ふふ、…まったくだ。……先にいわれてしまった」
「ははは……へ?」

「私もお前が好きだタツヒコ」
「あの……」
「愛してると思う」


・・・・・・。
461はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:23:16 ID:Qwd9bRm1

考えさせてください、とだけいって脱衣所を後にした。

リビングで一人、ちんこをほりだしながらぼさっとする。待ちぼうけのミヤコさんトキコさん両名はこのさいどうでもいい。こんなうまい話などあるはずないのだ、あるはずないのだ。あるはずがないのだ。
さては彼女達はサンタのフリをした強盗団なのだろうか、だとしたら騙されるヤツなんているのだろうか、オレか、目的は売り上げか、いやあるいは……

そんなんだから背後から近づくミハルに気づかない。

「……最低」

ミハルはベスト風の上着にプリーツスカートのサンタ的衣装。テーブルを挟んで反対側に座り、これ見よがしに文庫本を広げる。オレが邪魔だというのだ。
不満ならわざわざ近寄ってこなければいいのに、多分オレという存在に妥協することも癪に障るのだろう。最初にいたのはオレなのに、というかオレの家なのだが、でて行かなければならないのはオレの方。彼女の中では。

「…なんの用だよミハル」
「……馴れ馴れしいヤツ」
「今のオレは神経過敏なんだ、おめーにかまってるヒマはねーんだよ。ってか、なんで毎年ウチにくるんだわざわざわざわざ、さみしーのか、友達いないのか」
「……」

いい過ぎた、と思ったが後には引けない。こちとらちんこはでてるはなんやら、捨てるものなど何もない。ミハルの眼は極めて鋭角な二等辺三角形になり、文庫本からオレの眉間へ。

「…なんだよ、怖い眼したって効かねーぞ」
「……」
「…なんかいえよ…ははん、さてはお前オレのこと好きだな?」
「……」
「素直じゃねーなーミハルさんはよー、ランドセルしょいたてのガキんちょじゃあるめーしおめー、へへへ、一つ好意の示し方ってもんを教えてやんねーといけねーなーほれほれ」
「……うん」
「へ?」
「……好きだよ」

時間が止まる。
462はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:23:50 ID:Qwd9bRm1

「おーうたつぼん、寝たんじゃなかったのかー?」

セツコさんがやってきて、オレとミハルを怪訝そうに交互に見ていると思うのだがよく分からない。スキダヨと聞こえてきたのだが、はたしてその意味が、難解な哲学書の用語のように掴めない。
スキとはつまりオレの思っている意味でのスキなのか、事前に定義がなされた上でのこの場限りのスキなのか、発話者の思考をトレースしなけれが意味がないのか、あるいは話されたことと思われたことの識別は別であって……

「セツコさん、おっぱいもんでいい?」
「んー?なんだー、べつにいいぞ」
「やわらかい…やっぱ夢だな」

そうしてフラフラと、水でも飲みに台所にゆくと、ゆったりとした髪を後ろで束ねた女性が食器を洗っていた。

「あ、どうもです」
「ああ、あの、セラさん、なにを」
「これくらいのお手伝いはさせていただこうと思いまして…お邪魔でした?」
「……」
「あ、あの?タツヒコさん?ってきゃあ!!なんでそんなおちんちんを…」

「うっせー!!!どうせお前もオレのこと好きなんだろー!!!」
「きゃー!!ちょっとちょっと、なんですかー!!!」

そんなカオスな炊事場に

「ちょっとたっちん何してるのよう!」
「たつにゃーん、まだなのー?」
「タツヒコー…」
「たっつんあかんわ!やっぱ我慢でけへん!」
「タツコー、私本気なの!!」
「タツヒコ君!ちょっときなさい!!」
「ちょっと時間いいかタツヒコ…」
「タツヒコさん、さっきはあの……」
「おー?なんだなんだ皆して」

全員なだれ込んできてややこしいことになったが以下略。協議の結果、オレは全員のものとなり、全員はオレのものとなった。どいつもこいつもモジモジし、やぶさかではないみたいな顔をしてからに、最後を締めたのは、セツコさんの一言。

「別にいいんじゃね?私らキリ○ト教徒じゃないし」


・・・・・・。
463はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/07(月) 02:24:44 ID:Qwd9bRm1
後半に続く、ここまで
464名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 02:54:56 ID:gkSDxDHj
カオスwwwww
465名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 03:20:50 ID:jeMgExKr
ナイスサンタ!
466名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 06:51:11 ID:CE5+yrLr
全体に笑いつつも先生に萌えたwwww
これは素晴らしい
467名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 09:06:03 ID:vtsSBkGW
ハーレムマンガとしても読めるモノをいくつか。
ただし全員が処女だとは限らないが。

しのぎ鋭介 「シスプレ」(妹と同級生)
笑花偽 「プリムの日記」(サキュバス)
月野定規 「星の王子(ご主人)サマ」(先輩二人と部活顧問)

468名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 10:56:56 ID:XXhlkcCP
>462
……じゃねえのかよ!
何時もながら、カオスなハーレムですな。
469名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 12:10:50 ID:hJMtbmgJ
プリムはアウトだと思う
470名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:00:38 ID:f+hBkX0W
星の〜は〆がちょっとな
顧問は寝取りと言えるのかどうか微妙すぎるから薦めていいのか悪いのか
471名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:03:58 ID:sGjSkGKq
ほかにもっといいものあるだろ、と思いつつ、
もっといいものはなかなか見当たらないのが困ったところ。
472名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:14:44 ID:U18AWC7n
orz





まさか、今書いてる遅れて来たサンタクロースが被るなんて・・・
473名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:21:40 ID:v6iINoDe
月野だったらb38℃でいーじゃん
474名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:48:14 ID:a++KpGlb
>>472
安心しろ、俺もですよ、遅刻サンタ。
475名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:12:53 ID:CE5+yrLr
いいから書けよ!臆病者っ!
476438:2008/01/07(月) 22:28:24 ID:lnEE7WK3
>とくめー氏
やりたかったんですが、はてここに書き込んで良いのか迷ってしまって。

それでは、御好意に甘えまして補助掲示板にスレッドを立てさせていただきます。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8110/1199712388/

上記に、ハーレム戦記という表題で立てさせていただきました。
それではご覧の皆様、興味を惹かれましたら、一度お立ち寄りをお願いいたします。
477はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/08(火) 20:54:47 ID:5Nly69h+
投下するね、前回の続き

キャラは>>450
478はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/08(火) 20:58:23 ID:5Nly69h+
なんか反映されないされない…
なんぞ
479名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 21:05:44 ID:5Nly69h+
ムリか、間をおく
480名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 21:35:50 ID:jpM397Wc
同人誌でハーレム(孕ませあり)だと反対幼児氏のSMBCシリーズのオリジナル作品
の中に近親ハーレムがありましたな。
自分の双子の娘をまた孕ませるという無限パターンだったし。
481名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 00:47:47 ID:Lot0uzGj
近親ものって一歩間違うとエグい話になりそ
482名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:43:22 ID:BnSMh4q0
>>477
詳しくは分からないけれど書き込み時の制限が増えたようで
483はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/09(水) 02:50:06 ID:3xowO1MW
そうなのか、もっかい挑戦

キャラは
>>450
484はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/09(水) 02:52:22 ID:3xowO1MW
うは、ムリだ

後日改めて、どうしてもダメだったらとくめー氏の掲示板お借りします
485名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 10:18:31 ID:U1OYA6vg
一行の文字数制限が厳しくなったと思われる
486名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 14:33:26 ID:aY1n2qtT
一行の文字数なんて気にしたことねー。
487名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 19:44:46 ID:TM17Ejqw
>>484
ご存じだとは思うが、1行当たり128文字(256bytes)を越えたら無理なのでそれに引っかかったのでは。
過去の投下を見るとあまり改行せずに書いているようなのでそうオモタ。
488名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:35:46 ID:RniYKs7r
はなじる氏 あんまり試行錯誤しないで
保管庫のほうで試してみたほうがいいと思う
hd飛んだりwindows落ちたりコンセント引っこ抜けたり保存し損ねたり
みたいな創作と関係ないミスやアクシデントはモチベーションがすごく下がるから
489名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:55:45 ID:R3RjiN9h
練習用殴り書きスレッド3
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/l50
ここでいろいろと試すといい。
490はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:45:49 ID:FHlhNa7J
なんかできそうだから投下してみる
これでダメだったら保管庫の方をお借りするということで

キャラ>>450
491はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:46:31 ID:FHlhNa7J
「うぁ……タツコ…ぅ」
「あ…ゃ…タツヒコさん…」

アリナとミハルの、腰を抱くようにしながら股間に手を伸ばす。2人の装いは共にスカート、ずれたぱんつ、靴下。やせぎすのミハルに対して、少しお腹がでたアリナはなんとかそれを隠そうとしている。
指先の感じでいけば、体毛もアリナの方が多い。それにともなうにおいも。

背後から、キノ先生の手が性器に伸びる。オレはとっくに素っ裸。先生は酔いも冷めたのか、大人びた雰囲気で笑みを浮かべているが、頭の中がテンパっているのは震える指先で分かる。

「ふふふ…けしからんわね、ど、ど、どうしてやろうかしら…」
「先生…痛い痛い…爪」
「あ…ご、ごめん」

先生の姿は、黒いブラと、ショーツの透けて見えるストッキング。この人も線が細い、しなだれる様にその胸に倒れこむと、いまさらながらに照れているのか、天井を見上げてゴクリと息を呑む。

「たーつにゃーん」
トキコさんが、他のメンバーに構わずなだれ込んでくる。密度が上がる。少し巻きの入った髪の毛が鼻先をくすぐっていく。彼女は夜這いのときのまま、スカートのみの姿で手に余るおっぱいをおしつける。

「たつぼん、誰からする?」
「うー…全部」
「ほれ、しゃきっとしれ果報もん」
なぜか乱交の会場は両親の寝室。やたらと肌触りのいいシーツの上を引きずられ、10人のサンタが互いに身体を比較しあうのを見つめる。照れてる感じが伝染して、下腹辺りがこそばゆい。オレは無意識に一番交尾したい相手を指差す、ナキさん。

「私か…?」
「えー?なんでようたっちん…」
「たっつんウチもしてー」
「ええいうるさいナキさんがいいんだいどうしてもだい…」

「うまくできるか…自信ないぞ私は」
怠惰に寝そべるオレに、またがるように構えるナキさん。長い足に照明が照りかえっている。
化粧も身だしなみも最低限度。もっとちゃんと手入れをすれば、世界中の誰の視線をも自由に操れるはずなのに、そういうことを気にしない性質が、逆に心地よさを与える。完璧でないことの親近感。

他のメンバーが固唾を呑んで見守る中、ヒザを折り、ゆっくりと肉物の先端を己の性器へ。視線は肉と肉がくっつくかくっつかないかのところに集中。

「んっ…」
入口のところでぐずついて、探りながら深いほうへ。勝手が分からないのか、ナキさんは眼が泳いで、変な間ができる。

「あれ?…違うのかな…ぅ」
「ナキさん?…落ち着いて」
「ゴメンな、…よく分からなくて」
バツの悪そうな顔をして、腰の位置をあれこれ動かす。髪の毛が垂れ下がって、表情はよく見えないが、なんだか真っ赤になっているのは分かる。

「そこでいいと思う…」
「こう…?」

亀頭、七分目、半分。つっかかる部分を抜けると深部までスムーズに埋没。ナキさんはオレの腹に置いた手を支点に、必死に自分を支えている。
手首に手を添えると震えているのがよく分かる。ゆっくり引いて、うずくまる体勢になった彼女とキス。タバコのにおいを気にした感で、わずかにためらう様子を見せるも無視して抱き込む。舌が暴れる。落ち着くまでの、気の遠くなるような長い時間。
492はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:47:08 ID:FHlhNa7J
「は…ぅ。…ん、……ぁっ」

尻をもって前後にゆする。陰毛と分かるものが下腹でチリチリとはじけている。不慣れな肉が肉物をこすりあげて、彼女の苦痛とか疼痛とかが伝わってくる。

「……ぁぐ…。」

背中を抱くと、腰がビクリと跳ねる瞬間があって、その時にあわせて膣の内壁が一瞬すぼまる。射精しまいとする努力をあざ笑うかのように、どこに逃げても尿道に当たり続ける肉に炙られて、半ば強制的に絶頂へ。

「…ん…ぇ?………ぁっ」

膣に射精されたことに気づいたナキさんは少し困った顔をして、おでことおでこをわずかにこすると、最後に軽いキスをして性器を抜いた。



「タツヒコ…ァゥ……っ」

リオがボロボロ泣いている。ガッツリとはまり込んだ肉物は彼女の体躯から比べてみれば相当な容量を持っており、体質なのか、あまりぬめらない彼女の体液では内壁を保護できているか分からない。
少女はオレに懸命に抱きつくことで、精一杯の愛情を示そうと努力しているように見える。痛みのせいで腕の力を入れすぎたときなどはうかがうようにこちらを見、力といってもそんなたいしたもんじゃないのにごめんなさいといった顔をする。

「タツヒコ…ッ!!……スキ、…大好き…!!」
少ない語彙の中から選びぬかれた言葉に、応えるように舌を吸い、同じ国の人間だったらちょっとためらうような、過剰な愛撫を口内に施す。
そこそこ力を入れて吸ってみたり、奥の方まで差し込んだり。夢中になりすぎて腰の動きが乱暴になり、それでも構わないという旨を伝えようとするのだが言葉がでてこない様子の少女を見て、さらに彼女が愛おしくなる。

「リオリオお尻あげてー」
2人の情熱にあてられて、テンションが高騰したアリナが、背後から結合部にだ液をまぶす。
リオが素っ頓狂な声をあげ、なんだと思えば肛門を指でいじくられているらしく、破瓜の痛みよりも衝撃的だったのか、わき腹をくねくねさせて逃げようとする。

「アリナ…!…イヤ…ヤ…ぁっ!!やぁ…ぁ」
「リオちゃんかわいーよう」

ミヤコさんが横から割ってきてリオのくちびるを奪いとる。性器だけはくっつきつつも、仲間はずれにされた感じのオレに、セツコさんがセラさんを連れてきておしつける。
ああどうも、さっきは、いやいや、変な感じの会話で、少なくともこのセラという人が案外ノリ気であるのを確認したところでリオの腰が2・3跳ね、不意をつかれて射精した。


・・・・・・。
493はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:47:40 ID:FHlhNa7J
「なんで自分まきこまれてるんですかねー?…あはは」
淫靡な空気を笑ってごまかそうとするセラさん。ぱんつを脱ぐか脱がないかで迷いが生じたのか、マジですか?とか、お先にどうぞ、とかいいながらなんとかコトを先延ばしにする。

「おめー、往生際わりーんだよ」
「ひゃー!!ちょちょ、ちょい、センパイやだやだ、やーん!!」
「うっせ、脱げ脱げ」

おっぱじまった百合的な絡み合いを眺めつつ、オレの肉物はトキコさんの口の中で最充填される。
過去のオレがいるのなら見せてやりたい。褶曲で歪みに歪んだ地層のような妄念を、この初恋の人は分かっているのかいないのか、たしなめるようにゆっくりゆっくり、キス、ついばみ、キス。

「ふふふ…おおきくなったねー、たつにゃん」
どっちの意味でですか、などと心にできた空白をついて、彼女は一息に肉物を奥まで飲み込み、奥の方の肉を蠕動させて亀頭を圧迫する。
射精メーターが急激な昇りカーブを見せると、その直前を見越したように口を離し、カーブが下がり始めるとまたくちびるで先の方を包み込む。

「んっ…ふふ、…ぁ、…んっ、ん……。」

とろけそうなだ液が尿道に進入する。不思議なことに、そんなところを責められれば本能的に身構えるはずの身体が、やらせとけばいいんじゃね?みたいな感じにネジが緩まっている。
睾丸や根元の周囲、肉物を形作る溝や、各種影ができるところを丹念にもみほぐす舌。辛抱たまらず、押し倒そうとしたらしたでスルリとかわされ、背中を押された先にはアリナ、チトセ、ミハルの3人娘がいた。

「たっつんウチも…」
「タツコー…、私もぉ」
「タツヒコさん…その…私も……」

普段は鬱陶しかったり邪魔くさかったり小生意気に人を邪険にしたりするくせに、今はなんだ、チョコでできたネコのおかしみたいになって、ゴロゴロと身体をすり寄せてくる。
この年頃の娘にそんな声をだされていい気にならない男はいないわけで、それが3人いるわけだからなるほど、孔明様だって破れない最強の布陣だろう。各々格好は、ミニスカぱんつにくつ下。

3人とも照れているのか分かっているのか、押しかければ引いていき、むくれてみれば寄ってくる。ようやくミハルの腰を捕まえて、積年の恨みを晴らすがごとくむしゃぶりついてみれば、意外にも子供っぽいプリントぱんつがでてきて噴出す。

「な…なんですかもう…」
「いやだって…この柄は…」
「こんな時にわざわざいわなくてもいいじゃないですか…バカ」

少しスネはじめたミハルをなだめつつ、3人娘を横に並べる。手はベッドのヘリ、右からミハル、チトセ、アリナ。連なる尻の光景に、思わず生唾がノドで鳴るのは仕方のないところ。
差異こそあれ、各々縦に染みた後がくっきりと残っており、ためらいがちにそれをずらす様をこの世の何に例えてよいものか。

「ああ…タツコ…タツヒコ…ぁっ…」

アリナの入口を指の腹でいじり、肉に埋もれるようになった雛尖をつんつんとつつく。そのまま膣口を指で広げ、内壁を繋ぐ糸と糸を一本一本ほぐすように肉物を進める。
「ふぁ…ん、……は…ぅ。…ゃ…ぁん!」
重みを持った肉が茎の側面を押し返そうとしたり、アリナが息を吸った瞬間にあわせて飲み込もうとしたりする。肉の凝った感じがするところを見つけ、重点的に亀頭をあてがってみると、振り返ったアリナは信じられないといった感じで声を荒げる。

「なにそれそこダメ…!!痛いよタツコ…やぁっ!!…ヤダ!ヤダ!!」

一番ビックリしたのは横で見てたチトセで、あまりののたうち方にちょっと引いている。
「たっつん……ええの?コレ」
「…んぁ?…なに?」
494はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:48:16 ID:FHlhNa7J
アリナの髪の毛に鼻を埋め、自ら喜んで窒息に向かっていたオレにそんな言葉は彼岸の向こう。
めくるめく肉欲と、若さと、沸騰した脳幹の前には膣内射精は全地球生物に肯定されるべきできごとであり、血圧の上がりきったオレはそんなこと考えるまでもなく、当然のように膣にだした、というか勝手にでた。

「あぁ…っ。…や…。ふぇ?…すごいのでてる…もぉ…」

あまりにも自分を無視した振る舞いに腹が立ったのか、あるいはそれほど自分の身体に溺れたオレを見て満足したのか、力のない後ろ足の蹴り一発で抗議は終わった。



「たっつんこっち…」
「うん…」
「あっ…ん」

チトセの肌はくすみがない。身体が意外にも柔らかく、両足が伸びきっているのに尻を突きだすように腰骨を曲げるコトができて、腕のいいカメラマンが加工すればアスリートみたいに見えなくもない。
「ん……っ。っく。あっ、やっ!」
尻の穴とか、指を押付けてもあんまりにおいが移ることもなく、ネチネチといじくっていたらアリナが面白がって舌を寄せる。

「な…なんやのアリナ…ゃ…」
「えー、お尻とか感じんのチトセ?」

悪ノリ。ほんの数秒前に破瓜を済ませただけでもう先輩風を吹かせて有頂天な少女は、でたりはいったりする肉の継目からでる白いあぶくにだ液を混ぜ、面白がってチトセの尻に噛みついたりしている。
丁度いいところにあるアリナの頭を撫でると転がって喜び、ミハルの膣をほぐすようにいいつけると素直に応じる。いつもこうならいいのに、というオレに、いつもこうだよー的な変な返しがあり、その笑い方はどうみても魔性。

「やだアリナ…!なに…」
「うりうり、よいではないかミハルー」

そんな舌と粘膜のやりとりに見惚れながら、チトセの膣を強くこする。彼女が快感を感じているわけでなく、持ち前のサービス精神で場を盛り下げないよう、痛みに耐えているのはすぐに分かったので、間をおかずに射精。
怪訝そうに振向く顔にキスをして、小声でボソボソ、後でたっぷりどうたらこうたらとか、その時はねっとりしっぽりなんたらかんたらとつぶやいてやると、うっとりとした表情で眼を細め、ものすごい熱っぽい声で「まってる」とだけいった。



ミハルの肉は全体的に薄い。間接は細いし、不安定でぐらつきやすく、それで本人大丈夫なつもりだから気が気でない。ゆっくりゆっくり、うかがうように腰を入れていたら、その様子に気づいたのか早速強がって見せる。

「もうちょっと強くしてもいいです」
「え?…いや、ムリだろ」
「アリナには猿みたいにしがみついてたじゃないですか…んっ」
「失礼なこというなよもう…」

コトの済んだアリナとチトセは、横で互いにくっついて交尾の余韻を分け合っている。人の精子できゃーきゃー騒いでる様はなんともむずがゆいものがあるが悪いものではない。むしろ大変良いものであると裏のオレがいっている。

「いいからやってください」
「ん…じゃ、…こう?」
「ひゃぅ!!」
「ホラ…」
「……ぅぅ」
「ここ大丈夫?」
「はい……あの、…ゃ、そのあたりでお願いします…」
495はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:49:06 ID:FHlhNa7J
直腸検査をされる入院患者のように大人しくなったミハルの底で、つこつこと前後する。しゃばしゃばの汁の塊があり、それが溜まってる肉域はあまり肉物に引っかからないというか、優しい具合に包まれるので腫れ物に触れるには丁度良い。
そうしたことを逐一ミハルの耳元で囁くと、知りませんとかなにいってるんですかとかいいながら顔を真っ赤にするので楽しくてたまらなく、今日のこのまぐわいをネタに、あと何度ミハルの心を折れるのかとか考えてニヤついてしまう。
そうしたらついつい奥の方をつつき過ぎて悲鳴が上がり、暴れるから余計に傷口が広がって、痛みが収束するのに時間を費やすことになる。

「バカ!!…もうっやだ!…なんでこんな人好きに…」
「ホント、なんで?」
「知りません…!もう…ぁっぁ、んもう!!」

結局、ミハルの中では達するコトができず、なんだか不満そうな顔をされたが、避妊してない時点で根底からずれてるぞというと、チトセがケラケラ笑いながら答えた。

「だってウチらクリ○チャンやし」
「うそん…」


・・・・・・。


小休止。

小水のために部屋をでると、世界というものがとてつもなく寒いことに気づく。
「うおう、寒い」
「タツヒコ…すりっぱ」
「おお、ありがとリオ…そりゃ」
「キャゥ…」

ネコの代わりにリオを抱える。端から見ればなにもかもが異常な情景。外国の女の子が金髪で、素っ裸で、なによりもサンタなのだから。

「先はいる?リオ」
「……」
「リオ?」

トイレの前についても少女はオレの首にしがみついて降りようとしない。どうしたのか、どっか痛むのか、2・3聞いたが、はぐらかされる。刹那、ものすごい可能性に気がついてしまい、頭の中の白い壁がガラガラガラガラ崩れていく。

「トイレじゃないんだ…」
「……ウン」
「オレと離れたくなかった?」

コクリ、と少女のアゴがうなずくかうなずかないかでオレはトイレの中に入り込みカギをかけて密閉する。完全なる犯罪の箱庭の誕生である。
始め少し驚いた少女は、怯えるようにオレの眼を覗き込み、この檻が自分にとって安全であるかどうかを確認するためにキスを求める。

残念ながらオオカミであるところのオレは、みかんの汁でもすすりとるように彼女の口腔を吸い、息継ぎをさせる間も与えずだ液を送ると、荒い息でもって鼻を塞ぐ。

「ひぁ…タ、タツヒコ…や…」
496はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:50:13 ID:FHlhNa7J
垂直に差し込まれた舌は動物の性器のように少女の口を犯し、あふれた汁が、産毛しかろくに守るもののない皮膚に流れていく。
オレは少し開いた股の付け根の、先ほど荒らしたばかりの果肉を指でマッサージし、垂れでた愛液を中指で絡めとって、これ見よがしに少女の前で舐める。

「ヤダ…ダメ…そんなのヨクナイ…」

止めようとする手に力はなく、膣に入れた指の関節が増えるたびにワナワナと、やるかたない神経の痛みに打ち震え、制御できない身体の反射が、奥から奥からあふれてくる。

「や…ヤ…ぁぁ…ぃやぁぁ…ゥゥゥぁぅぅ……っ」

やがて発育途上の身体が硬直し、狭いトイレで限界まで張り詰めた足の爪が、壁紙を引っぺがすように壁に当たる。
それこそ、張り詰め具合ではこの空間の何にも勝るオレの猛り狂った怒張を、震えが止まらない少女の膣にあてがうと、わずか2・3回目の往路で達してしまう。

「ア……タツヒコ…熱い……熱いヨ…ゃぅぅぅ」

繋がった肉の柱を伝わって、南国の海みたいな温度の水が垂れていく。肉物を抜き、無茶いうんじゃねぇぜというちんぽこをなんとか切り替えて放尿。
人生でそう何度もあるわけでない度の外し方をして、少女と2人、何事もなかったかのように部屋に帰ろうと、ドアを開けたらセラさんが立ってた。

「はいはーい、お静かにお願いしますタツヒコ君。騒いだら殺しますから」


・・・・・・。


「どういうつもりですか…セラさん?」
「あははー、質問はこっちがするんです、いいですか?」
「リオには危害を加えないでください…」
「ええもちろん、死体より邪魔にならなければね」

ガチリ、と撃鉄が引かれる。セラの身体を覆っているのは黒いTシャツ一枚で、下半身を隠すつもりはさらさないらしい、便座にオレを押し込んで、嫌でも視界の中にヘアがはいる。ヒザの上には、震えたリオ。

「まず一つ、どういうつもりなんですかね、アナタは」
「なにがですか」
「なにもかもです。困るんですよこんなわけのわからない商売始めてもらっちゃあ…」
「なにがですか」
「なにもかもです。分かってますかアナタ?我々はサンタなんですよ」
「なにいってんですか」
「あん?私らサンタの存在は一般人には特秘事項だからだよ」
「は?なんで」
「あ?」
「サンタなんて皆知ってんじゃん」
「ちょっと待てお前まさか…」
「なんですか」
「その年でサンタの存在信じてんのか?」
「へ?」
497はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:51:05 ID:FHlhNa7J
エージェント・セラがいうところによれば、本来サンタというものは存在しないことになっていて、普通小学校に上がるか上がらないかにはサンタといわれるものの正体が自分の父親であることに納得するとかしないとか。

そんなんいわれても、オレ、年末年始は物心つく頃から一人だったし、そういう話題はあえて避けるように生きてきたし、なにより実際サンタに会っちまってるから疑う余地なんてなかったし……

「あークソ、ワケわかんなくなってきたな」
「なんか、よく分からんけどよく分からん疑いは晴れたんですか?」
「やり直しだよクソ、上に報告して…あー、お前、メンドクセェからもうこの店たため」
「な、なんで……今日だってこれからまだお客さんくるかもしれないのに…」
「あ!?テメ、そいつら全員と交尾するつもりか?ザケンなサンタをたちんぼかなんかと勘違いしてねぇか?殺すぞ」
「ベ…べつにこんな大乱交にもち込もうと思って始めた商売じゃねぇぞ…!!…ロマンは欲しかったけど」
「子供のロマンをヤリマンに運ばせるわけにゃいかねーんだよ、死ねカス」

唾こそ吐かれなかったものの、オレの心は木っ端微塵。また一人に逆戻り。日本中幸せなのにまた一人。あの絶望の暗がりにまた戻れというのか。あの、列車から転がり落ちた荒野の惨めさに。凍りつくような草葉の影の冷たさに。氷の中に封入された哀れな落ち葉に。

放心。

リオが、心配げに身体を揺すっているのが分かる。分かるのだが、身体が動かない。手が上がらない。頭がふらりと後ろに倒れて、貯水タンクにモロにぶつかる。

「……おい」
「……」
「チッ。…おいって」

バツが悪そうにするセラが見える。困ったらいいのだ、人に死ねといって心が痛まないようなヤツは死んだらいいのだ。

「……しゃぁねーなー…オイ」
「……」
「オイってもー、起きろよメンドクセェ」
「……」
「なんかやるよ、一個だけ、なんかやるから」
「……」
「プレゼントやるってば、それで許せ、な?こっちも仕事なんだよ」
「……」
「特別なんだぞオイ、オメーみてーな猛獣チンコにゃぁ普通やんねーんだから…オイって」
「……くれるの?」
「おうおう、やるやる、なんでもやる、ホレ泣くなよ」
「……なんでも?」
「ああしつけーな、なんだ、何が欲しい?」
「……も」
「ん?」
「セラさんの子供」

「……クソガキ」


・・・・・・。


「おいだしただろ?今でてるだろ?…ぁん、ちょ、やだ激っ…」
「でてません」
「ウソこけ、ぎゅーぎゅーいってるじゃねぇか!っぁっぁん!も、ちょ、待てって…!!」
「でるかも」
「こ、こら抜くな!いちいち見せるな、ちょ…バカ!!」
498はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:51:46 ID:FHlhNa7J
びゅるびゅると、1ロールのトイレットペーパーをとかしたような量の汁が降りかかる。
明らかに処女らしき朱の血痕は見なかったことにして、精液まみれのTシャツの上から、そこそこのおっぱいを揉み搾る。

「もういいって!もういいってば!!…ぁ!っが!!ああぁぁぁ……」
「でてません」
「子供が…子供が見てるだろうがっ!!っぁぁぁぁんんんんぁ!!!もうっ!!」
「でるかも」
「そっちは違う!穴が違う!!!」

オレの身体になにが起こったのか、決してあらぶる獅子のごとく腰を打ちつけるでなく、むしろ流れる流水のように肉のうねりに対応し、事細かに、セラの思考すら及びもつかない肉の要求に応えていく。
セラの神経の伝達具合、力を加えるべき場所、加減などが手にとるように分かる。柔軟なところを責めている間に難攻不落の肉をほぐし、神経の錯誤や知覚のミスにつけこみ射精。全身、麻酔を吸入したように意思無く倒れこもうとするセラの身体を引き起こしねじ込み叩き込み。

「やっ…だぁ!!!やぁ、やめ、やめてよ!!!ぁぁぁああぁぁっぁんんん!!!」
「でてません」
「ムリだって!…ムリ!もうぅぅぅぅぅぁぁぁぁぁ!!!……あがっぅぅぅぅムリ…」

ビックリしてるのは、真後ろでそれを目の当たりにしてるリオ。

「はぅぅぅぁぁあああ!!!!!ぁっぁんん!!!!んんんん…!!!!」

どぽり、と。

排水溝からどぶ川に注ぎ込む最初の汚水みたいな音がして、黄ばみがかった塊がセラの膣から零れ落ちる。そのまま彼女は壁にぶつかり、ひざの関節がイカになったみたいにずるずると崩れ落ちる。その顔に、さらに追加のどぶ汁。

「こ……こんなの…ぁっ…ヒドイ……ヒッ…ヒック…ぅぅぅぅぅ」

最終的には泣かせてしまった。

「リオよ…オレはやりすぎたかな…」
「……リオ、…子供だから分かんナイ」

リオと2人でドロドロのセラを風呂場に運び、とりあえずどんだけ洗っても中からでてくる尻の穴を除いて綺麗にすると、見事に泣き腫らした眼で睨まれて脅された。

「責任とれよ…」
「………店は?」
「いいよ別に……上には黙っとく…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ゴメン、銃とか」


・・・・・・。
499はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:52:25 ID:FHlhNa7J
「どうしたたつぼん?うんこかー?」
「あー、なかなか綺麗にならなくて…」

部屋に戻ると、皆何するでもなくダラダラとだべっていた。特に意味はないが、セラは時間をおいてからくるとのコト、多分、またトイレだ。

「たっちーん…」
「ミヤコさん…」
「たーつにゃん」
「トキコさん…重っ」
「なにしてたのよタツヒコ君」
「先生…痛いです」

エネルギーをもてあました年長組は有無をいわさずオレを肉の沼地へと引きずり込む。
ルンルンと、いかにも楽しげに肉物をしゃぶりこむミヤコさんに、ワンテンポ遅れてトキコさんのくちびるが被さる。
顔に押付けられる先生の、ストッキングで蒸れた股間に呻きつつ、こういう時は遠慮がちのセツコさんの股間をほぐす。

「タイツ…あと脱いでないの先生だけですよ…」
「え?…だって…手入れしてないのよ今日」
「えー、キノさんのアソコみせてよー」
アリナが横から、悪くはないアシスト。

夜這いから随分とおあずけを食ったミヤコさんが奪いとるように肉物を秘肉にあてがい、一日終わりの一杯でもやるように一息に飲み込む。騎乗位。

「ぁぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅ……〜〜〜!!たっちん…たっちんにえぐられてるよう…」

ミヤコさんは痛い痛いといいながら、言葉とは裏腹の歓喜の笑みで涙をこぼし、倒れたり、のけぞったりしながら射精を受けた。
繋がったまま、腹を折ってキスを求め、射精されていることを確かめるようにそのあたりの肉を動かす。動いた肉に肉物をあわせると飛び上がって喜び、やはり泣きながら耳やほほにしゃぶりつく。なんだかなんでこんなに愛されているのか、分からないくらい愛された。

「たっちんを孕みたいよう…どうせなら中からたっちんに貫かれたい…」
「こらこらこら…」



「あっ…気持ちいいよたつひこ君…」
普段は延々と笑顔のループなトキコさんは、少し真面目な顔になって、初めて対等な立場からオレを見上げる。
痛いに決まってるのに、絶対にそんなこと顔にださない彼女の奥に細心の注意を払って進みこみ、できるだけ揺らさないようにしながらおっぱいへの愛撫に心血を注ぐ。
アホみたいな話だが、このおっぱいを自由に弄ぶというのは子供心に届かぬ夢だったわけで、それがかなうというのはある種、オレにとって月へと降り立った人類の功績にも匹敵するのである。

「それだけでいいのー…?ふふ」
挑発に乗り、オレは彼女の乳首を口に含みながら外輪を舐め、舌の先でつっつきつつも歯でしごく。おっぱいの裏の汗の溜まったところを残らずなぞって、乳腺全部を中央に集まるようやりくりしながら、終いには乳首2つを同時にしゃぶるとかやりたい放題。
500はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:52:57 ID:FHlhNa7J
「効かないわよー…あん」
「うぐ…あかん」
乳房に勝負を挑んだら負ける、そう思ってくちびるを求める。返ってくるのは、いかにも我が子を愛でるようなキス。
「もう冬は怖くない?」
「へ?」
「泣かなくなったね…たつにゃん…たつひこ君は」
「だってトキコさん…毎年きてくれるし…」
「ふふふ…」

結局、セラにした時のような超人パワーは発揮できず、発揮したのかもしれないが力尽き、中に果てていい子いい子されて終わった。



「タツヒコ君優しくしてね…分かってるわよね…?」
「先生、眼鏡とって貰ったほうが…あ、でもつけてても…」
「そうよね、避妊は大切よね」
「先生違う、落ち着いて…」
「ももも…もちろんじゃないのかかってきなさいよ」
「酔ってた方がマシに見えるよ先生」
「痛い痛い痛い待ってタツヒコ君、優しくして…ひゃぁあぅっ!!」

してるのだが、とにかく逃げようとする先生。そんな醜態をさらすと、アリナなんかは逃げるものを追いかける犬の習性みたいにおもしろがって先生をつっつき、毒の回ったチトセも同じく、ヒルみたいにくちびるを吸いにいったりする。

オレはふとももまでずらしただけのストッキングの、足先のにおいをさりげなくかぎつつ、暖まった膣の中をかき混ぜ、湯加減でも見るようにぬっこらぬっこら。

「先生になにか…!!恨みでもあるのタツヒコ君…!!…きゃぅ!!許さないから…覚えてなさいよ!!ぁぁっぁぁあんん!!」

無視して、手入れしてないという恥毛をひっぱったり、足にほおずりしたり。

「こんなことして…こんなことして…ぁぁぁぁ…!!!」
「どんなこと?」
「お○んこにでたりはいったりに決まってるじゃないの!!バカ!!」

情熱同士のぶつかり合いというよりは、コミュニケーションの一環として、ってな感じで交尾は終わった。



「たつぼんラストだ、がんばれー」
「はーい、セツコさん」

なんだか夜なのに世界が白く感じ、目の玉がぐるぐると回りつつも、えっちらおっちら腰を振る。
本人は維持だけだというのだが、なんのしなやかに伸びた脚は鍛え抜かれて、無駄な脂肪のクッションがないから直に熱が伝わってくる感じがする。

後ろから、犬みたいに。ぜひとも日頃お世話になってるこの人には、丹念なサービスで喜んでもらいたいのに、ああ哀しいかなセラとの一戦が無駄だった。もうムリ。頭の中だけ雪景色。

「ほーれ、ふぁいとっ、ふぁいとっ」
「うぁぁぁぁ」

そんなところに、当のセラが済ました顔で戻ってきて、なんか照れながら頭を下げるから腹立ってきて、絶対もっかいヒィヒィいわせてやるとか思ってたらなんかみなぎってきた。

「おっ、おっ、どうした、なんだ」
「ああもうセツコさん!!ぼかーもぅ!!ぼかーもぅ!!」
「よしこいたつぼん、ふぁいとだ!!」
501はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:53:35 ID:FHlhNa7J
それからはもう全員で、肉のブロックみたいに固まりあってぬとぬとぬとぬと。繋げる穴は全部繋いで、汁とか、液とか垂れ流し。飽きもせずコリもせず、むさぼり、すすりあって、なすって、こすって、家中を転げ周り、気がついたら朝になった。そんでもって……



「こんちわー、今日やってるー?」
「おつかれーっす」
「タツヒコさーん、これお土産ー」

仕事の終わったサンタが続々到着する。死屍累々の我が家を見、引くと思いきやのっかかってきて、年末年始、そのままのグダグダさでエロスを敢行。オレの家はさながら地獄絵図の酒池肉林の百鬼夜行。

なるほど、銀世界ならぬ白濁世界か。そんなん、思った。


・・・・・・。


年も開け、そろそろ通常の生活モードに社会が切り替わっていこうという時。

サンタ達も帰っていって、手伝うよ、といってくれたサンタも追い返し、子宮内壁みたいになった我が家を片付ける。こびりついた粘液をヘラでごりごり、落ちてるパンツはもうにおいだけでミヤコさんのだと分かる。
チトセのぱんつにミハルのぱんつ。精液でべとべとのやつは洗ってみればまだ使えるかも知れないとか考える。そう、オレのちんこはまだできる。

年賀状が一通、両親から、探さないでくださいとだけ書いてあって、オレが実は本当の息子でないことが加えてあった。
ビックリはしたが、何をいまさらとも思う。確かに昔は、両親が実はサンタであるなどというオチに期待したこともあった。それが違うのはトキコさんに確かめてあるし、こうなるだろうということは、キノ先生も、オレの相談に乗りながらそれとなくほのめかしていたことなのだ。

ただ事実という認定を得ただけ、ただそれだけ。

むしろ家の権利とか貰えるのだろうか、それならそれに越したことはない。ケータイに詰め込んだ、108件のサンタのアドレスをフル活用してやろうとよだれが止まらない。

「ふふふ…まずはナキさんをあーしてこうして…ナワ目を…」
「呼んだか?」
「わあっぁぁぁ!!!なんですかナキさん…帰ったんじゃ…」
「ああ、忘れ物をしてな…」
「へ?これって」
「ヘロポンだ、もうブームは去ったが…」
「そんな…どういう…」
「そういうことだ…貰ってくれるか?」
「へ…?え?…そんなバカな…おかしいですよそんな…ヘロポンが流行った時オレに姉さんなんていなかった…」
「だから私も確証が持てなかったんだ…さっきセラから連絡があった。お前の両親がお前の記憶に手を加えたことを白状した…」
「え?…え?」
「彼等が家を空けるようになったのは丁度トキコが居つくようになってからなんだ…サンタ協会から逃げるようにな、これはお前が順番を間違えてるようだが…」
「そんな…じゃぁオレは…オレは一体…」



「やっと会えたな…肉彦」
「姉…さん?」

ずっと切れたままだった糸がより合わさっていく。
もう怖れる必要はないのだと朝日の中でオレは知った。
502はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/10(木) 00:55:15 ID:FHlhNa7J
できたー、以上で

結局原因わからず、文字制限ではなかったよ
503名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 01:23:56 ID:94lYb5j8
はなじる氏GJ!
こんだけの多人数プレイ書き分けれるのってすごいことだと思う
ってまた肉彦かw
504名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 03:10:28 ID:zJuAv3wx
>>502
GJ,というよりもなんだか無事に書き込めたようでおめでとう!って感じだ
いつもながら、複数人プレイに口に言い表せない勢いがあるのが凄いな
505名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:37:14 ID:likBxYqu
六つ子の続きを早く読みたい
506名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00:31:32 ID:MiCDyhH/
>>502
おつかれ
ヘロポンって何?
ヒロポン?
507名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 02:53:44 ID:rE/T6Iz8
 「我が父 はなじる氏」(ロシア娘)
 「はなじる氏万歳」(イタリア娘)
 「はなじる氏に栄光あれ」(フランス娘)
 「はなじる氏よ 永遠に」(英娘)

 「ハーレムスレの英雄であるあなたに敬服のキスを贈ってよろしいでしょうか」
 (はなじる氏を讃える熱狂的な住民達の様子が映し出される)
508名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 03:21:24 ID:K2+llakv
はなじる氏GJ!!
そして他の職人様のカムバックを俺はいつまでも待つぜよ
509名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 14:07:42 ID:8GjlQreX
赤いパパ氏のサキュバスの続きが読みてぇ。
510名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 21:16:57 ID:uTIwVzVD
はなじる氏GJ!
この勢いってか雰囲気?がたまらないっす。

さりげに記憶操作とか親は何者。
511名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 05:06:33 ID:tfIW8Qhz
サンタ協会の関係者なんじゃね。

はなじる氏の雰囲気というかは俺も大好きだ。
とくに主人公が完璧超人じゃなくてちょっとチンピラくせえのが好きだなぁ。
スルーと突っ込みのリズムがよくて楽しい。
512名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:37:05 ID:zD9yTtuC
>>502
GJ!!

流れをぶった切ってすまないが、以前ここのスレに投下されていた
凡人主人公のクラスメート(各分野の才能あり)が神頼みで性転換する
小ネタがあったはずなんだが知らないか?
513名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 17:50:46 ID:7iT3kO6P
>>512
そんなネタもあったね・・・。
共学だか男子校だか知らないが親友全員の性転換モノ。
514ラック ◆duFEwmuQ16 :2008/01/13(日) 21:29:41 ID:L0t/wJix
蒼白く輝くあの上弦の月でも眺めながら、静かに酒を飲んでいればよかったか。クリスタルの灰皿に吸いかけたタバコの灰が落ちた。
自分の寝ぐらがどこにあったのかなんて、当に忘れた。オスカーはつまらなそうにベッドに視線を移した。
真新しいシーツに覆われたベッドの上で横たわる三人の女達──母親に抱かれた赤ん坊のように、安らかな寝息をたてていた。
昨日知り合った三人の女達──三人とも同じベッドで同時に抱いた。ひどく物悲しかった。気が滅入ってしまいそうになる。
「俊介さんどうかしたの?」
眼を覚ました女のひとりがオスカーに声をかけた。セックスの余韻に浸っているのか、瞳がまだ潤んでいる。
「……オレは渡胸俊介ではない。オレの名はオスカー。超人ダミー・オスカーだッ」

あの漫画もわりとハーレムでしたよね。どうも皆さんお久しぶりです。
ふらりと帰ってきました。
515名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:44:55 ID:GRhVA1sr
おかえりなさいませ。

私の少年時代のバイブルのような作品でした。>>オスカー
516名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:46:31 ID:fhzSuOKs
おかえり。
517名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 10:14:52 ID:VEbCqT9N
9スレ目位からの新参ですが、おかえりなさい。
作品待ってます
518名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:50:08 ID:imx52ui+
古参だの新参だのっていう選民意識はやめとけ。スレの寿命が縮む
519名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 08:34:19 ID:+NrMPByt
古参新参関係ねぇ
ハーレム好き皆兄弟!
520名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 14:06:23 ID:eolczl99
自分を新参とか言うなよ
「9スレ目からの弟分です」ぐらいの飛び込み方しなよ!

書き残してる職人さんたちのご帰宅をお待ちしております!
521名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:42:16 ID:dJUB5Vzn
>>517を見て…

>>514称賛の為ハーレムスレへ潜入する>>517。だがそれはスレ住人の巧妙な罠だった。
>>517のガードは
>>514のSSに崩される為に築いたものなんですね」
「いつもの力が出せれば…こんな変な>>518の言葉責めなんかに…」
「良かったじゃないですか。>>518のせいに出来て」
「んんんんんんんん!!」
「へへへ。おいはなじる氏のSSを用意しろ。
みんなで気持ち良くしてやる」
「耐えなきゃ…今は耐えるしかない…!!」
>>517のつぼなSSゲ〜ット」
(いけない!GJなSSに感じやすくなってるのを知られたら…!)
「生>>517様の生×××を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんなスレ住人の奴らに…悔しい!!でも感じちゃう!!」
(ビクッビクッ)
「おっとストライクゾーンに当たってしまったか、甘い痺れがいつまでも取れないだろう」


すまん反省している
このネタの元ネタはなんなんだろう?
(OUT氏の作品や歴ゲー板でも確認したんだが)
522名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:46:42 ID:c8BeEsTX
クリムゾンコミックスだな
523名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:58:30 ID:H1Qqj3Cr
OUT氏といえば、
ガーディアンが更新されそうでされなくて
一人で勝手に悶々としてるのは俺だけじゃないはず
524名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:33:26 ID:PjlAtWak
>>521
ワロタw
525名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:52:25 ID:ITfRAfyx
ttp://himazinn22.blog34.fc2.com/

これは期待できる
526名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:39:56 ID:DxImYLOX
>>525
紹介しようと思って書き込みにきたらもう紹介されていた
このスレ住民の感度のよさに驚いたwwwwww

これからさらにメンバー増えそうで期待
はやく続きが読みたいわぁ
527名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:52:30 ID:ww9w0HHR
>>525
うひょー!ほんと久々に新しいサイト見た気がするなw
紹介してくれてありがと!

>>523
一昨日また1話から読み始めてしまったwww
まあ忙しいんだろうね。春ぐらいまでに更新があったら嬉しいなと俺は思ってる。
528名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:57:49 ID:1gAMlk/a
ページ下の矢印が「前へ」「次へ」とかじゃなくて「2話へ」となってるのに感激した
作者はいい人
529名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:06:40 ID:PUfeji7M
>>527
「サルでも書けるハーレム小説教室」の新作希望
530名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:52:06 ID:FsBzrvyz
九十九勇者やへたれエロ勇者の再臨を待ってるのは
俺だけじゃないはず
531名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 02:29:26 ID:uns2k8QJ
ヘタレ勇者とかチビバスケとか、色々待ってます
532名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 02:50:10 ID:3ETgqmXV
執筆途絶や中断には作者の事情があるんだから、あんまりしつこいクレクレはやめておけ

書きたくても書けない職人さんには、プレッシャーにしかならんから
533名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 09:04:02 ID:halyIadY
「大きな女の子は好きですか」の作者も執筆を断念してしまったのだろうか?
続きが気になっていたのに……。
534名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 14:27:10 ID:dvBJyVRc
新作くれは駄目だが、たまには懐かしがる位はさせて貰おうや。
悪役好きとしては釜茹でが気になって居るが、PiPi's Worldの「世界の中心で平和を叫ぶ。」で戦闘員ハーレムを探し始めたぜ。
535名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 16:09:06 ID:e5CrBJPH
その「世界の中心で平和を叫ぶ。」悪の組織エロ好きとして行ってみた
作者が登場人物と会話するのはともかく、エロシーンでまで出張ってくるのはちょっと・・・
536名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 19:41:15 ID:GfYg/RVe
>>535
俺もそれ思ったけどある程度読むと作者との会話はなくなるよw
書き始めの最初の頃に読んだ時は「やだ・・・なにこれ・・・」とは思ったけどもw
537名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 20:26:55 ID:LUgMiHD0
悪の組織でハーレムモノか。いいな。

相性のいいシチュエーションとしては、
まず変身ヒロインあるいはファンタジー世界、
人外、触手、調教、MC、魔法あたりか。

「悪の秘密結社モノ」と「魔王軍モノ」ならどっちの方が面白いと思う?
538名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:08:56 ID:b5Nu3HMG
>>537
魔王軍モノといともうえろげでありそうだけどな。巣ドラなんかも大体そんな感じだし
539名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:42:24 ID:VHZSPsz5
ハーレムと言うだけで悪の集団な気もするが。
鬼畜王ランス当たりが魔王軍ものかねぇ?
強い主人公で独占的な悪の軍団モノは少ない気がするよ。
世界は独り占めしたいのに悪だからってすぐ輪姦に成りやがって。
540名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:55:39 ID:pcXwg/Do
>>537
逆転の発想で「自分好みの女性を集めてハーレムを作りたい個人が集まった悪の組織」はどうだろう?

敵対する魔法少女を捕まえてきたけど、趣味に合わないから同僚に渡したり(手を付けず)、人妻ハーレムを作る同僚の作戦に協力中、自分好みを見付けて内緒でハーレムに入れちゃうとか。
秘密組織唯一の掟が
「他人の女に手を出さない」事でどう?
541名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 06:41:07 ID:OUI6iQMM
いいんじゃない?
さあぜひ書いてくれ
542名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 09:59:38 ID:9VU5GxYA
>540
間違えて逆ハーレムを作りたい女が来ちゃったとか。
543名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 19:25:27 ID:9Oyw5u/y
>>542
どう考えても、スレちがい。
544名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 19:41:58 ID:uDfpM3yp
なんてこったい!みんなハーレムになっちゃった!?


ってネタが脳裏に浮かんだ
545名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 09:17:37 ID:MB648EbE
キルタイムの新作巫女巫女ハーレム
吹いた8Pかましてくれたww
546名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 17:20:21 ID:49yHTke/
「ザントベルクの娘里」 Forbidden DOOR
あの皇帝陛下の作者、扉行広氏の新作

魔法使いの少年が彷徨い、半死半生でたどりついた先が、老人以外男がいない辺境の村。
行くあても無いが帰る手段も無い少年は、「授けびと」として「村」に婿入りすることを呑まされる。
同い年の僧侶(みたいな役割)の少女
ひとつふたつ年下の田舎の娘
教師兼学校の番人の20代の女性
食堂の女将であり二児の母である30の未亡人
が登場する。まだ未完であり今のところ三人と関係を持つ。魔法使いだが別にエッチで使うわけではない。

相変わらず文章力というか筆力は折り紙つき。サイトはリンク集から行ける。
547名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 18:23:33 ID:zZwQsGyi
>>545
レズプレイまみれなので、ちょっと…ね。男女さえどうでも良くなる乱交と、ハーレムエッチは違う。

>>546
報告、乙。15歳の作者か、期待して見守る方向でいきたいね
548名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 21:37:15 ID:5ws1AWC7
>>543
逆ハーレムを作りたい女ばかりが集まって、ハーレム結成。
549名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 23:34:59 ID:51NyZSLQ
>>548
逆ハーレムを作りたい女というのは、ハーレム内に女は自分しか必要ないと考えるので、ハーレムを成立させるのは難しい。
そして、彼女は主人公(男)以外にも他の男を引き入れようとするので、結局は乱交になる。

それでも良いなら、かってにやりたまえ。
550名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 06:54:20 ID:PA58VTNy
>>548
他の男問題は御都合主義でどうとでもなる、が・・・
しかし少なからぬ確率で修羅場ハーレムに一直線、読者を選ぶかもな
551名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 11:54:49 ID:+3zZ2lUI
想像しただけでムカついてきた。
552名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:30:24 ID:0XC57iqM
普通の逆ハー、ショタハーレムなら大好物です^^
553名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 16:19:31 ID:3LBMwqSE
逆ハーレムやりたいなら他所でやってくれ。
ハーレムとつけば何でも書けばいいってわけじゃないし、俺は男1人と女複数の話
が見たいからココにいるんだ。
554名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 17:24:43 ID:gbkC1464
変化球もいいけど、ベタベタな展開のもいいと思うんだ
555名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 17:45:59 ID:FkGBjYcj
ベタといえばロザリオとバンパイアがベタベタなラブコメハーレムだったな
556名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 19:00:13 ID:jI1DM1gd
レズハーレムを作りたいお姉さんと二人で悪巧みなら楽しいかも。
557名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:20:20 ID:hiVxpSO1
ヤンデレハーレムを…
558名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:21:23 ID:Q5ev5bk/
スレ的に勿論男主は女顔で女主の好みでラブラブ
女主のみの塗れ場は描写無し(乃至別場所にて)
の方向でならきっとストライクさ
559名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 23:32:10 ID:l9uNVcoh
解読班がんばれ
560名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:07:26 ID:ndVGWvlf
女主人公がレズハーレムを作ってるけど、
そのハーレムの中の1人が女顔の男主人公
ってことでは。
561名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:22:14 ID:5K/YKkDs
早く六つ子の続きを読みたいんだけど
このペースでは梅の時期に突入するのはいつになるやら…
562名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:15:46 ID:otKhDxZa
>>558
よくわからんが多分危険球だ
563名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:44:59 ID:nLHCmtdh
そのアニメは犯罪的手段で手に入れたんだな?
564名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:45:20 ID:nLHCmtdh
誤爆orz
565名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 05:24:59 ID:GT0Bv7ie
最近、エロパロに誤爆したらSS投下って流れがトレンディらしいぞ
566名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 08:43:11 ID:5K/YKkDs
>>565
どこの絶倫スレだ、それは。
567名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 09:33:52 ID:pX/hayV0
>>565
スネーク乙
568名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 12:56:46 ID:p2WdFJ42
レズ集団の一人が、悪の魔法使いの呪いで、男に変えられてしまう。
569名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 13:55:49 ID:Duesme7P
もうくだらん設定だけ貼るのはいいから
570名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 16:33:45 ID:JS51wWWl
ショーマン気質のないお客さん気分の奴がいるな。
571名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:59:36 ID:jMTGmJi/
>568
「男とか女とかは関係無い、例え性別が別々に成っても、私たちは貴方が大好きよ」

最後には、悪の魔女をハーレムに加えてハッピーエンドだな。
572名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:33:53 ID:RHCnz49A
ご奉仕メインの、エロよりも侍らす事を優先した女主百合ハーレムに男を紛らす事は可能かも・・・
573名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:56:33 ID:x00ZTExN
…えっと、さすがにスレ違いだと言わざるを得ない。
そっちの話の為にレズ・百合萌え板があるんだから、な?

>>555
深夜にやってたので見てみた。原作ってあそこまでパンツ満載だったっけ…かなり笑った。
というか、妖怪、魔女っ子、サキュバスという無節操なラインナップのオカルトハーレムって
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164655218/
の住人の方が泣いて喜びそうだな。
574名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:21:08 ID:otKhDxZa
ハーレムという割には振り回されすぎてる気がする

ハーレムの主ってしっかり女の子たちの手綱を握れるタイプと
振り回されまくるけれどいざという時頼れるタイプとの2つがあるんだろうか
575名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:44:27 ID:x00ZTExN
>>574
前者:精神年齢が高い(年齢高め)、S、すでに成熟、恋人というよりご主人様タイプ多し
後者:精神年齢が低い(年齢低め)、M、成長過程、ショタ・学園ものの主人公タイプ多し
ハーレムものばっかり読んでる者の培った偏見からすれば、こういう傾向があるかも。

社会人や大学生だと年齢考えると、流されっぱなしのキャラよりも自発的なキャラが自然だし、
10代だとそこまで悟りきってないので、どちらかというとギャルゲ的な優しい無個性主人公の方が
動かしやすい。始め頼りない方が後々成長を示せるし。

でも、なぜかベッドでは往々にしてSとMが逆転するけど。いや、そこに萌えるんだけどね
576名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 00:42:02 ID:c4bjqFCM
あるある…あるあるあるwwww
577名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 01:10:15 ID:LCXXtSuy
ここでは催眠術ハーレムとかは需要はないんだろうか。
578名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 01:19:33 ID:1LVNsE0V
俺は詳しくないが、催眠術はすでに専用スレがあるらしい>>2
もちろんハーレムを描きたくて催眠ネタでってのなら、需要はありまくりじゃないか?
579名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 01:35:41 ID:EHCkuGtg
>>577
需要はあるが催眠をメインで書くなら専用スレの方が良いと思う。

どうせ個々の住人も関連スレが目を通すさw
580名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 04:05:29 ID:UJJOqd+k
>>577
洗脳、MC(マインド・コントロール)まで行ってしまうと、嫌悪感を覚える人もいるらしいから、そっちのスレか、MC注意と入れるのが無難かも。
軽い暗示程度ならOKだと思う。
581名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22:35:24 ID:1LVNsE0V
流れ無視して悪いが、昔シスプリに嵌った人はココにいるだろうか。

さっき、同じ電撃G'sの新企画と言うことで話題のBaby Princessを知ったんだが…
上は社会人から下は0歳児まで計19人の姉妹てw
なんか異常にパワーアップしてないか、ものすごいハーレムができそうだ
582名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22:41:12 ID:z48L04S1
俺はあれを知った瞬間、何考えてんだメディアワークスwww、って思った。


……まぁ、シスプリのゲーム買った奴の言う言葉ではないが。
583名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 23:06:33 ID:1LVNsE0V
12人の妹ってのでも衝撃だったのにな…、萌えの記号化が更に細分化されて
全てを我がモノにしたい漢の欲望に応えたらこうなっちまったのか。

まあ、なにより救えないのは0歳児ってのを見た瞬間、
「前代未聞!? ハーレムでリアル赤ちゃんプr(ry」と思った俺の脳味噌です
584名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 01:10:43 ID:CY2FQ6xc
昔読んだ筒井康隆の小説に、女と見れば誰彼かまわず犯しまくる性豪の話があった。
かなりのエログロで、閉経してしまった老婆を犯したり、生まれたばかりの新生児を犯したり(もちろん相手は死んでしまった)
みたいなのがあったのを思い出した。

その頃、「さすがに赤ちゃんや幼稚園児を犯す、ってのは無理があるだろ〜」とか思っていたが、
近年「園児ぇる」なる、幼稚園児未満の子供を性欲の対象にしたエロ漫画(オムニバス)が発刊されたりしたもんだから、
時代は変わっていくものだなぁ、という感想を得た。

とりあえず俺は、エロパロを書くときの最少年齢は小学3年生としています。
(上限は30代後半)

ペドな話題嫌いの方、申し訳ない。
585名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 03:41:43 ID:0eeu99LS
シスプリって元々兄一人妹一人だったんだけどなぁ……
いつから変わったんだろう(A:アニメ&ゲームから

Baby Princessはノーコメント。
586名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 12:33:16 ID:Yai+IzML
それよく言われるが、一応連載第一回の企画紹介では一人の兄に複数(この頃は9人)の妹とされてたような
一兄一妹はノベルからじゃないか?
587名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 16:01:18 ID:I9m2ZIbw
>>584
心の奥の有り得ないような変態的欲望を満たせるのは作り話の中だけだからな。
人として駄目な欲望もフォローしてやるのは崇高な事だと思うよ。
氏賀Y田とかのエンターテイメントシップにはある意味感動した。
588はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:09:58 ID:Ir2w3wQr
投下するね

キャラは
>>121-122
589はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:10:54 ID:Ir2w3wQr
ドミニク・コードウェルは毎朝2杯のコーヒーを飲む。不活性の脳のままで豆を引き、お湯が沸くまでの間にパンを3口、一緒に1カケラのチョコをかじるのが至福の瞬間――そう、今の彼女を満たすのはカフェインと糖分くらいしかない。


幼い頃から特ダネを追い続けてきた彼女にとって、ダンジョン暮らしは退屈そのもの。なるほど従業員は変態ばかりで、それこそ始めのうちは恋にも似た情熱で追い掛け回していたのだが、そんな鉱脈はとうの昔に掘りつくしてしまった。

後はただ、うんざりするほど代わり映えのない毎日。

彼女の商隊での地位はたんなるアルバイト、いくら彼女が商隊のボスであるシャマニの肉親であるからといって、3食昼寝がタダでついてくるわけではない。自分の食い扶持は自分で稼ぐ、その辺はむしろ姉の方が厳格で、ドミニク自身も当然のことだと納得している。

「……………ぁ……は…ぅ…………………んっ!」

熱いコーヒーがのどを通ると、彼女の身体はようやく起きだして仕事に向かう。見せる相手もいないから、化粧もしないし顔だって洗わない。油がつくから、クシで鋤くのも気が進まない。
寝る前と違うのは、ゴムの伸びきったズボンを強制的に腰に止めるためのベルトくらいで、それすら、トイレのときに邪魔だからできればつけたくないのだ。どうせフリフリの制服が待っている、彼女は廊下を行く間の一過性の他人の眼に、たいした価値は見出せない。

「ん……ぁ…」

口をポカンと開けたまま、親鳥のゲロを待つだけの空洞化した蝋人間のいうつまんないと違って、彼女の叫びは莫大なエネルギーを内包したままの核廃棄物に似ている。
情熱は並外れてあるから、それゆえに平地では満たされない。危険な不完全燃焼はブスブスとガスをだし、その鬱屈は負の圧力で毒のマグマへと変貌する。

そんなものを身体に溜めて、正気を保てる人間などいやしない。彼女は彼女なりに自分の性質を理解して、どうにかこうにか自分をごまかそうとするのだが、そのやり方というのがとどのつまりがオナニーである。

「あっぁ……ぁ…、…ゃ」

やり方自体は小さい頃から知っている。無知なりに、おしっこをするところが、それ以外にも妙な役割を担っていることを、大人たちの雰囲気からそれとなく嗅ぎとっていて、指でぺとぺとやることを繰返していたらある日突然一線を越えてしまった。

大げさでもなく、世界が丸ごとひっくり返るような快楽。よだれがやたらと糸を引き、それがほほを伝ってこぼれる感触すら、頭蓋骨を振動させるほど心地よい。

今思えば、それが秘め事に対する甘い思いの原風景。人がてのひらで物を隠せば、その裏に必ず蜜が塗ってあると、なんだか知らないが身体で覚えてしまった。

卑猥な気分に浸る時、夢想の中で相手をするのは常に姉。当時は男性器の形もセックスのなんたるかも知らないから、もやもやと霧がかった股間を必死でこすりつけるという行為をただひたすらに頭の中で反芻していた。

「あ……ゃぅ…だめ…」

それから時が経ち、生理がきて、人並みに胸が大きくなっても、定期的に自慰にふける習慣は変わっていない。
ここ数年は、世界の裏に隠された真実を追いかけるのに必死で、それこそ寝る間も惜しんで知識の泉にしゃぶりついていたのだが、なんだそこそこ世界の形が掴めてみればたいしたことはない。やってることは自慰と一緒なのだ。

迷っているうちは森を抜けよう抜けようとそればかりを考えて、抜けさえすれば世界の全てが安定するかのように思えるのに、いざ目の前が開け、一瞬のオルガスムが終わってみれば何のことはない、森に入る前と同じ景色だ。

霧は惑っているうちが良く、湖は底が見えないから神秘。
なるほどねとしか思わなかった。

「んっ…ぁっ……ぅ…んん!」
590はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:11:26 ID:Ir2w3wQr
気がついてみれば、世界に知りたいことなどほとんど残っていない。森を抜けることには達者になり、それゆえ抜けたときの感動など水で薄めたように味がない。未知も禁忌も、子供の時のような強烈な焦燥感を与えてくれるものは何もない。

「んっ!…んぁ!…ぁぁあ!!」

いまや唯一の希望はまだ見ぬ人の、肌の味。彼女は自分の分泌液を手に受け、その味で精液の味や舌触りを夢想する。プルトニウムが止まらない。はやくはやく新たな燃料を燃やさなければ。ほんとうにこのままでは、女でもいいかなどと考えてしまう。

更衣室には宝の山。汗と体臭と、経血とホルモン物質。

そうして彼女が倒錯の沼に片足が沈みかけた頃、のこのこと現れたのがミスラである。


・・・・・・。


「こんなところで始めてらっしゃるたぁ…」
「ドミィ…」

更衣室の扉を開けたのはドミニク・コードウェルだった。ミスラをお腹の下でふにゃふにゃするミリモ姫をいじくりつつ、見まごうばかりに変身したドミニクを見る。

変身、まさしくそれ以上ない変わり様。

普段は開口一番、ネタはありませんかと雑誌の締め切りにでも追いかけられていそうなこの少女だが、いまでは適当に結んだ髪も後ろにおろし、胡散臭そうな眼鏡も外している。
洗いたての髪のにおい。肌の肌理の細かさも、南国のキラキラ光る浜辺の砂のような色をして、ここにくるまでにどんな魔女と密談を交わしたのか、その眼に湛えた光は蠱惑的な、深海の貝殻のような色をしている。

「どうせなら広いトコで…ってどうしたんですかいミスラさん?」
「ドミィお前…こんないい女だったとは…ぐるるる」
「やぅ…ちょ、ミスラのダンナ、痛ぇですよ…そんなゴツゴツと押し当てて…」
「うはははは、よいではないかよいではないか…、それともなにか、この猫バッジが眼にはいらんのか」
「もう…ダンナ…」

乙女らしく恥らう少女を、両手で退路を断ちつつも壁際に追い詰める。そんな仕草ができることを今までどうやって隠していたのか、少し眼を背ける様子とか、身体をかばおうとしてやっぱりやめる様子とか、いちいちミスラの心をワキワキさせる。

「あれー?ホント、ドミニクなん?」

リットーサが従者のモチャを抱いて寄ってくる。ドミニクは少しバツの悪そうな様子、やはり普段しないような格好を、同僚に見られるというのは恥ずかしいものか。

「なになに仲良いの、2人は?」
「別にー、会ったら話すくらいだし、当番が回ってきたりしたらね」

なげやりな吸血鬼は、ほかってあったタオルで己の性器を拭い、次いで腰、首、口の端を拭う。順番がおかしかろう、そう思ったが何のことはない、さりげなく精液のにおいを嗅いで酔っているのだ。

「いきやしょうダンナ、ウチの従業員はまだまだ数がいやすから…」

ミスラがリットーサに気をとられたスキをついて、ドミニクはするりと更衣室から外にでる。ミスラはエサでつられた猿みたいについてって、着いた先は3号車。なんでも、50人くらいは同時に入れるスペースはあるらしい、どこにそんな空間的余地が、もちろん魔法、超便利。

異国の花のにおいが鼻につく。ミスラはゆっくりと、見上げるようにドーム状の異空間に眼を配る。

薄暗い、少し緑の混じった茶色の天井に、フワフワと黄色い提灯が浮いている。点在する広めの丸イスはなにかの皮でできているのか、おそらく同じ動物の毛でできているのだろう絨毯が敷いてあって、見るからに高そう。
妙な紋様のタペストリー、土でできた帽子、鉢植え、今にも死にそうな人形。聞いてみればほとんどがデッドストックだそうで、そこまで粗末に扱うものでもない微妙なものがここにくるとかこないとか。
591はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:12:13 ID:Ir2w3wQr
「あ、来たねミスラ君」

出迎えたのは、バスタオルの美女少女軍団。知った顔もあれば知らない顔もある。
座る者壁にもたれる者、モジモジする者、物事一切に興味のなさそうな者。

年頃の少女たちが、そろいもそろってふとももをさらけだすその異様さは、名品珍品不良在庫の比ではない。色とりどりの髪の色、肌、瞳の全部が、ミスラの身体をうかがうように見つめている。
少しだけ廊下の冷気に頭を冷やされたミスラは、改めて状況の異常さを痛感、少しだけげっそりした。

「事情は大体分かってます、もう準備はできてますからね」
「んん…一体アナタは…」
「私はテンネといいますね。一応参謀というか、軍師というか、頭脳労働担当ですね」
「ほほぅ…しかしこれはまたいいおっぱいをお持ちで…ゲフゲフ」
「あらうれしい。でも先に紹介だけ済ませましょうね」

クロガネ・テンネ。黄金猫商会ではNO2に当たる人物。

生まれつき光を知らない彼女の目は常に閉じ、そうであっても、魔力素粒子の流動すら将棋の駒のように頭の中で把握している彼女を、人は「天眼」と呼ぶ。
彼女がカサをさせば必ず雨が降り、彼女が米を蓄えれば必ず飢饉になる。月国出身で、カリンザもヨフネも、名前を聞いたら飛び上がるような大人物なのだが、もちろんミスラにわかるはずもない。ただただいやらしい目でおっぱいを見るばかり。たゆんたゆん。

「この子がクロル。私の弟子ですね」
「こ、こんにちわ。不束者ですがよろしくお願いします…」

なんだか男の子みたいな少女が、ぺこりとお辞儀をする。一目見てこの子賢いなと分かる顔で、動作も自然で無駄がない。綺麗な黒髪にショートカット。本当に女の子か?と疑問に思ってしまったミスラは、お願いしますといいつつもバスタオルをピラリとめくる。

「あ…あの…」
「生えてないね」
「すいません…気にはしてるんです…」
「毛のほうじゃなくてね」



そんなこんなで、ちょこちょこと紹介が始まった。
基本的には戦車の中ででくわした順番、気のせいかもう随分昔の話である。

ミスラを分解云々で困惑させた科学者態の変人はブラッドダリアというらしい。その助手的な、紫色の髪をした、セリフが全部棒読みな人は一号だとしかいわなかった。
続いて風呂場でミスラが突撃した三人。男装の麗人っぽい人はセネア・セピア、売れない劇団員。気のいいおねぃさん的な人はキャリベルローズといって、酒場担当看板娘である。ちびっこいお姉さんはエノと名乗った。

ロト・ハーヴェル、彼女の名は事前に聞いた。バスタオルのまま本を読み、ミスラがちんこを向けても反応しない。
キゥリート・セグネスシティ、自己愛にふけっていた彼女は、今はキリリとして威厳があり、2人の部下を連れていた。

「アリスナインよ」
「ギャラ・メイラです」

いかにも職務に忠実な、といわんばかりの女性2人と握手をする。キゥリートを17・8歳とするならこの2人は20代半ばだろう、青みがかった薄氷のような髪をしたアリスナインと、自由に、方々に跳ね回る焦げ茶の髪をもつギャラ。久々にまともな大人の人だとミスラは思う。
戦闘特化というよりも、むしろ隊内のめんどくさい事務処理を一手に引き受けているのがこの2人。企画立案、経理に総務、税金対策まで全部カバーしているのだそうだ。

奇術師シェロソピがいて、眠たげなトメキチがフガフガいいながらミスラの足に抱きつく。寝ぼけているのか、引き離そうとすると噛みつくので放っておくより仕方がない。

守備隊長ムナク・ジャジャは、ヘロヘロになったユイラとユキボタルを興味深げに眺めている。この謎の不可思議隊長も、一応2人にしてみれば直属の上司なのだそうだ。
592はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:13:07 ID:Ir2w3wQr
「あれ?なんでヒスカがいんの?」
「うっせ、折れたんだよ、足、足、バーカ」

こちらはザクロ団のダメな大人の見本、ヒスカ・クランクアイ。そんな彼女の横にはリリィとアザカゼ。リリィは危ないから待機、アザカゼはお守りとして連結戦車に残った。
してみると宝剣探索メンバーはモナ、クリス、シャマニ、ティコ、ヨフネ、ミルチア、エルエンということか。魔族3人娘はどうしたのだろう。探索に参加してたら感心だが、案外ミルケロルやガニメロ、マユーなんかと遊んでるかもしれない。

現在ミスラの状況把握能力が的確であるならば、リットーサ、モチャ、ミリモ、タツカゲを加えて、小計25人もの美女少女が一同に会していることになる。さすがにもう、なにがなんだか。

「えーと、ニッケルくん?」
「クロルです」
「あーごめん、あの人達は…」
「あっ、バスカーヴさん、コカさん、ベノさん、おつかれさまです」

3人追加。

クロルがさわやかにあいさつを交わす。確かに社会人として最初に覚えるべきはあいさつだ。それはとてもよいことだ。
ミスラはテキパキ動く少女をを見ていると、ついついお小遣いをあげたい衝動に駆られる。

「ひゃぅ!…なんでしょうかミスラさん…」
「キミはなんかすごくいい子だね、いい子はこうやって頭を撫でて育てないとね」
「え?…はぁ。…あの……」

「はいはいミスラ君、コカちゃんを紹介しますね。あっちのおぶられてる子、体内で金の糸を作ってくれるこの隊の稼ぎ頭なんですけどね。足が弱っちゃって自分は歩けないんですね。」
これはテンネ。



「んー?だーれー?」

コカと呼ばれた少女はクッションの上に横たえられると、物憂げにミスラの方を覗き見る。線が細い。羽ペンの先でこすったように細い。それをゆったりとした服が覆っていて、浮いた鎖骨が妙になまめかしい。
流れるような銀髪は、その体躯の栄養を搾りとっているのではないかと思えるほど綺麗で、丁寧に手入れされていて、キラキラとわずかな光すらも跳ね返している。

「この人はミスラさん。コカちゃんのいいひとですよ」
「ふぇー?」
ミスラを見たり、テンネを見たり、不思議そうに、警戒しがちに、あるいは興味深げに。

「そうなのー?」
「ん?んん?多分そうだよよくわかんないけど」適当に応えるミスラ。
「きぁー、どうしよ、どうしよ、なんでいってくれないのよー、おフロおフロ、ロトー…」

少女はオロオロと、ロト・ハーヴェルに助けを求める。ロトは読んでいた本をその場において少女に寄りそい、よしよしとばかりに頭を撫でる。すごい仲よさそうな2人。
593はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:14:46 ID:Ir2w3wQr
「おう坊主、よろしくな」
「ぼ、坊主…?」
「いやー、しっかしテレくせーなーオイ、はっはー」

バンバンバンッ

真っ赤になりながら豪快に背中をたたくのはコカを担いでいた人。いわゆるサラシというやつをして、今から祭でも始めるのか、そういうのが好きそうな感じがありありとする。後ろで縛った髪は先の割れた筆みたいになって、鼻先にかけている眼鏡は多分ダテ。
やけにさっぱりして、すがすがしく、腹に含むものが一切感じられない。同時に、すげー頑固そうだとミスラは思った。この人の前に、ちゃぶ台置いたら危険だろう。

「ミスラ様ー、こんなオッサンまぜたらつまんねーすよ」
「てやんでい!!テメェは黙ってろこのすっとこどっこい!」

「て…てやんでい?すっとこ…」

ちゃらちゃらとミスラに甘えてきたユイラが一喝されてしまった。バスカーブ・ヴィレ、黄金猫商会最古参のメンバーで、機械類の修理修繕、武器の加工まで一手に引き受ける職人である。

「かーっ!まかしたぜにーちゃん、オレぁやり方しらねーからな!ホレ譲ちゃんも挨拶しな!!」

バスカーヴの背中に隠れるように、少女が一人オドオドしている。ずっと地面を見て、ミスラの問いかけにも答えない。バスカーブいわく、なんでも一番新しいメンバーで、極度の恥ずかしがり屋。それゆえ商隊にもあんまり溶け込めてないからよろしくたのまぁ、とこうきた。

「嬢ちゃんよ、名前くらいいってやりねぇよ」
「よろしくねー」
「……。」

応えない。

「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「そりゃーー!!!!」
「…っ!!」

脅かしたら、ビックリして、走って逃げて、こける。

「ば…ばばば、ばっきゃろう、てめぇなにしてやがんでい!!」
「あ、いや、ちょっかいかけてみたくて…」

少女は転倒時に頭をガードしなかったため、せっかくのボブスタイルがくっちゃくちゃになって、半べそである。普通、こけたらガードしないほうが難しいと思うのだが。

「おいおい譲ちゃん、つばでもつけとけってわけにゃぁ…いかねぇよな」
「……ぐす。」
「リリィ!リリィヘルプ!ヘルプミー!!」
「あっ、なんでしょうかミスラさん…あら」

リリィはずっこけた少女に近づくと、よしよしと頭を撫でてやる。少女はリリィにがっしりと抱きつく。予想通りというべきか、リリィなら多分こういう子に強いだろうと、なんか雰囲気で呼んだら当たった。
594はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:15:52 ID:Ir2w3wQr
「ベノちゃん大丈夫ですよ、この人は怖くないですから」
「……。」
「そうか、ベノちゃんっていうのか」
「……。」
「……。」
「……。」
「そりゃーー!!!!」
「…っ!!」

「だ、だめですよミスラさん、なにを…」
「あ、いや、ごめんねベノちゃん、仲良くしよ」

ガブリ。

噛まれた。

「あたたたた…痛い、痛いよベノちゃんでもかわいいよ」
「……!?」


ベノ・ザレロ。体内に毒物を代謝する血族。呪われた一族の血を絶つために旅にでて、頼りないながらもこれまで数々の修羅場を潜り抜けてきた猛者である。
普通なら、その噛みつきは魔界の大陸クジラすらしとめる猛毒であるのだが、ミスラにはあんまり関係なかった。呪われた血、親しくなった者を些細なことで殺してしまう運命。だから人には関わらないように生きてきた。心も内側に向けてきた。それなのにミスラ、この人は……

引っ込み思案だからそんなこと口にださないが、ベノにとってこの出会いは、本当に驚嘆すべき出来事なのだ。


・・・・・・。


少し間が開いた。

再確認的な意味合いで、軍師テンネが現在の状況を説明。黄金猫商会はミスラの所有物となったこと、シャマニは宝剣を探しにいったこと、魔族の接近、ミスラの爆発が近いこと。

ミスラは少し離れたところからその輪を見つめる。横にはリリィ、アザカゼ。リリィはヒザに、眠たげなトメキチを抱いている。

「なんかよくわかんねーことになってんなぁ…」

ヒスカ・クランクアイがめんどくさげにミスラにもたれかかる。バスタオル越しの全体重。相手にちょっかいをかけて、そこから会話を探るのはこの娘の常套手段だ。

「確かにアホになれとはいったぜアタシは…まさか実行するアホがいるとは」
「なんだよ」
「なに?そっちのお2人さんはもう食べちゃったの?」
「いいだろ、オレの嫁1号と2号だ。お前等と違ってオレにやさしくしてくれるのだ」

リリィとアザカゼを両脇に抱える。リリィの柔らかいわき腹、アザカゼのぐにぐにする腹筋、2人ともやはりバスタオルで。アザカゼは一瞬イラっとした表情を見せるが、特に文句もいわない。
ちりちりと指先ではぜる陰毛。ヒスカに見せるように、果肉を少し開く。

「あぅ、ダメですミスラさん…そんな」
「んお?なにがダメだリリィ、この透明な汁はなんだ、ん?ん?」
「や、…ダメ。開いちゃやぁ…」
「ぐはははは、リリィのリリィ部分が蜜蜜になってもう…」

「うおーい、ホントにダメだなコイツ…」
595はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:16:27 ID:Ir2w3wQr
そうしてアザカゼと一緒になってリリィをいじいじしているところにクロルが寄ってくる。話はまとまったらしい。

「まず模範演技としてボクからすることになりました。なにぶん未熟者ですがよろしくお願いします」
「ああいえいえこちらこそバナジウムくん」
「クロルです。間違えるにしてもクロムかなんかですよね」
「…オホン。ってか、ここに集まってる人たちはフラミアちゃんみたいにはならないの?ちんちんをまんまんにえっちらおっちらするんだよ分かってるの?」
「え?…ぁ、っと、そ、そうですよね、おおかた大丈夫です。皆さんいろいろあった上でこの場におられるので…」

クロルがどう説明しようかといった感じで周囲を見渡す。その視線の上にイケイケのお姉さんがひっかかる。横にはちびっこいお姉さん、エノ・アセアリア。

「きゃはは、アタシはオーケーでーす。だってぇー、人生楽しまないと損だもんね、もうすぐ世界終わっちゃうかもしれないしー」
「はいはいアンタは空っぽでいいねキャル。…ああ気にしなくていいさ、私はキミを助けるためだと思ってる」
「はぁ…」

「心配しないでねミスラ君。納得してない子もすぐに合流すると思うからね」
軍師テンネが締めた。それを合図に、クロルが居住まいを正す。

「それではよろしくお願いします!」


・・・・・・。


「ふぁ……痛ぁ…」

くち…ちぐぐ……ぐ
くぷん。

四つん這いに尻を上げるクロルに、ゆっくりと挿入を開始する。
なにが嫌かって、ほぼ全員が、食い入るようにみてるからやりづらい。いきなり本能を開放して、どぎついまぐわいを見せつけるわけにはいかない。ハッキリいえばミスラはそうしたい、尻の穴とかそうしたい。

「あぅ…ごめんなさいミスラさん…、だ液を足してもらってもいいですか…っぅ」
「ああ、はいはい」
「皆さんも…十分に潤しておかないと…あぅ、スムーズに行きませんから…あたた」
「だいじょぶ?」
「はい…なんとか…がんばりますぅぁぁぁ」

終始模範演技という義務感にとりつかれたまま、スコスコと射精する。なぜか一同拍手。先ほど更衣室で先行挿入したグループは少し得意そう。

「こ、このように…性的な刺激が一定に達すると射精が開始されます…あぅ。…ミスラさん、皆さんに見えるようにしていただいても…」
「はいよー」

ぶぽ。びゅくん、びゅくん

また拍手。なごんだ空気の中で、クロルの尻は濁ったゲルで汚されていく。

「ぅぅ…こんな言い方は失礼かもしれませんが…やはりこの量は異常なようです。また、通常男性器は射精後すみやかに収縮しますが、ミスラさんの場合そういったこともありません。我々の目指すべきところは、まずそれを正常な範囲に戻すことで…」
「ふんふん」
「もうご存知かもしれませんが、我々の魔力をミスラさんにぶつけます。術の方はスケアクロウさんがコントロールしてくれますので、ミスラさんは自由になさってください」
「んー、ってか、ぶつけられたらオレ爆発するんじゃ…」
「中和の意味合いですね、水で薄めるみたいなもんです」
「あーなるほど」
「子供が欲しい方は膣内で精子を受けてくださいね。そうでない方はあちらでロトさんに着床回避の術式を受けてください…ひぁ、やだ、まだでてくる…」
596はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:17:00 ID:Ir2w3wQr
それからはもうとっかえひっかえという感じで、押付けられる尻やふともも尻の穴、あまねく応戦し、舌でなぶり、一番近い膣に挿入する。
キャリベルローズとシェロソピ・ロンドンドン、チャラチャラした2人にユイラが加わって、順に突き、コカを抱いたセネア・セピアに後ろからかぶりつく。

「うおおおおお意味が分からない意味が分からない」

一号はなにを考えているのかよく分からない、ガクガクと口を台形にしながらうろたえ、ものすごい眼でミスラを睨んでいる。

ブラッドダリアは終始冷静、こんなもんかとむしろつまらなそうにされたのは腹に応える。その手に掬った精液を舐めとる有様、いやらしさもなく義務的に。


・・・・・・。


「にくひこぉ…」
「はいはい今行くよトメキチ」

集団から外れて、半分寝ぼけたままの天使がふにゃけている。この娘、自分がなんでバスタオルを巻いているのかも分かってはおるまいに。

「ほれ離れろアザカゼ」
「…ん?」
「やーん、ミスラ様もっとー」
「へいへい、はしたないよユイラ」

体液でべとべとになった身体を誰かのタオルで拭きとる。こびりついたにおいがきつ過ぎて、鼻が馬鹿になっている。

「にくひこ…」
「ん?」
「約束……守ってくれるの…?」
「なんぞ?」
「オラ…待ってただ…ずっと…ずっと…ずっとぉ…」

トメキチはそういうと涙を流し、ミスラのくちびるに舌を寄せる。ミスラも応える。なんだか分からないが応える。とろとろのだ液が、頭のどこかで乳臭いと感じつつも、どういうわけか甘く感じる。

細い腕で、もう離しはすまいとしがみつく少女。きゅぅきゅぅと、糸を引くような声が、ノドの奥から途切れることなく続いている。その糸を手繰るようにノド元にキスをし、鎖骨を伝い、まだ生えた痕跡もない腋の下へ。

タオルが密かに解けていく。その風圧で髪が舞う。

「ふぁ…。ん、ぅぅ…」

ミスラを押しやろうとするてのひら。その手に力はなく、むしろ甘えるように髪の毛をかき乱す。その指を捕まえて咥えるミスラ。すると少女はだ液に濡れた自分の指をくちびるに寄せ、悩ましげな表情のまま口に含む。

「きゅぁう!…にくひこ、にくひこぉ…」

少女の指から、だ液の味が消えていく。少女はそれに恐怖する。濡れたくちびるは糸を引き、その糸はまた愛しい人の存在を求める。味、におい、ぬくもり。少女は唾液のついた指でミスラのほほを捕まえ、ようやく安堵。

さてもミスラ。心身ともにとろとろになった少女を見るに、これ以上とろとろになる所もあるまいと肉物を果肉にあてがう。

「おめーそれ、犯罪じゃねーの?」
「うっせー現役犯罪者、時代背景だ、しかたがないのだ」

後ろからおっぱいを押付けるヒスカと舌をかみ合い、懐かしいだ液でノドを潤す。その行為をうらやんで、キャリベルローズが寄ってくる。

肝心のちんぽこはというと、先端がぬっぽりと包まれしばらく、なんだかつっかかってもげそうな感じがしていた。熱い体温。このまま進んだらポロッととれるのではあるまいか、んなバカなで進めてみれば、ちゃんとうまいこと軌道にのるから良くできている。人体の不思議。
597はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:18:27 ID:Ir2w3wQr
「…んぐ…ひぅ……ぅ……ぁぁ………」

深く深く。角度を変えて、また奥へ。先っちょから、なんとなく少女の息づかいが聞こえてくる気がする。狭い。亀頭と肉茎の間あたりが妙に締めつけられる。痛いまでもいかない、粘膜を削られている少女のことを思えば痛いというわけにもいかない。

「…ぅぁ、うぐ……。…ふぁぁ…」

その場で少し、縦に横にと揺らすように腰を動かし、少しでも緊張を感じたら動きを止める。少女は熱に浮かされたように、ふぅふぅと息を吐く。それを吸い、吸いあいながら、背中や尻に指を這わす。彼女の額には、汗の粒。

発育途中の間接。浮いた骨。白い頭皮。

汗の粒が一つ、丸イスのクッションに音も無く吸われる。少女はずーっと、痛みに耐えて、こらえている。くちびるをくちびるで開くと、こらえていた少女の不満が、口の中に爆発する。
彼女はミスラの身体の中から、あらゆるものを吸い上げようと試み、ミスラの舌になだめられる。そのまま、ツンとはった乳首を指で押し、周囲を撫でる。ミスラは自分のためだけに数度揺すり射精。少女は己の中に注がれているものを感じ、放出の脈動を確かめる。

「ん…ぁ」

最後に一度、少女は今のミスラには分かりようのない言葉でお礼を言った。ミスラにはなんとなくそれが分かった。


・・・・・・。


時計は全然進まない。

クッションの効いた丸イスの上では、優等生のクロルと、エノ・アセアリアが同時に組み敷かれていた。身体を守るように丸めて伏せり、その尻を、掻き分けるようにミスラが舌で責める。

2人とも、ベトベトになったタオルを海藻みたいに巻きつけて、なんやら分からない体液でぬるぬるに、下腹部は、湯気でもでそうなくらい熟れている。両者ないまぜになった痛みと快楽でボーっとして、時々くる快楽のうねりに、熱いため息を吐くばかり。

「ふぁ……ん……ぅー…」
「はぁ……ん、……んっぁ…」

同じくらいの体躯。感度。それでもさすがに肌のハリの差は明白で、その事実をエノに伝えると歯をむきだしにして怒る。

「う…うっさいな…!…ぁぁ、っぁ、んぁぁ、あーもう!!!」

周囲の評判いわく、プライドの塊だというこの賞金稼ぎの小さなあねさん。ミスラごときにいいようにされるのがよっぽど悔しいのか、うんうんと呻いた後に突然叫んだり足をバタつかせたり。

最終的に気に食わなければ、ぶん殴って押し通す。そういう分かりやすい生き方をしてきた彼女にとって、まぁこのセックス的なことは何から何まで始めてづくし。
元々男女の性が自分に影響を与えるなんて考えたこともありゃしない、黄金猫商会に入ったのも気のいい仲間がいたという理由だけで、ミスラのことも、ちょっと困ってる子がいるから、気まぐれな慈善行為に手を貸そう、その程度のことだった。

よい意味で天真爛漫。ある意味で、育ってないのは身体だけではないのだ。
598はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:19:51 ID:Ir2w3wQr
「ぁぁぁ…ぅぁ!やっ!ぁぅ…!!!ちょっと…それどこまでいれんの…!」
「ん?まだ入口だけど…」
「ウソだウソだウソだ!!舌!舌ヤダ!絶対入ってる!ちょっとバカほじくるなぁ!!」

肥え太った長い舌が、身体の内側でひっくり返るたびに、意思とは無関係に身体が跳ね、だしてもいない声がキーキー漏れる。頭の中の線という線が通電しては断線し、こんがらがって新たな刺激に押出され、関係ないこと意味のないこと、考えては止め、考えては止め。

一応戦闘要員でもあるエノ、まさかその脚力でミスラを蹴っ飛ばすわけにもいかないから、暴れようとする自分を懸命に内側に力を押さえ込もうとするのだが、変な汁がずっと漏れてて、それと一緒に身体を制御する力も抜けていく。
尻の穴に近づいたミスラの鼻に、思わず肉を押付けたりぶつけたり、やってから「あ、ごめん」とか思うのだがそれをいうのもなんか変で気まずくて、
そう思うとなんでこんな出会って大して時間もたってない男に性器を舐められているのかとか、根本的な所から考えたり考えなかったり。

痛いのか気持ちいいのか好きなのか違うのか。汚らしいのか自然なことなのか。申し訳ない気持ちと得体の知れない充足感と、この少年は自分の身体で興奮しているのだという誇りと、まだまだ背とか伸びるんだという期待と不安と。

まあ要するに、もうわけが分からない。



「まってよ…まって…!一回止めて…やだもう…!!」

クロルの性肉を優しく撫でつつ、顔中エノの愛液まみれなミスラ。くちびるの裏っかわで陰唇をねっとりと舐り、小刻みに舌を動かしては、控えめな刺激を雛尖に与える。
ミスラはミスラで、没頭というか、あんまり理性が働いている状態ではない。

「違う違う違う!!違うの…こんなんじゃないの!!」
「んぁー?じゃぁどんなんなの?」

…づぷ。ちぷ。…ぢゅぷぅ

「ぁっぁう!やっ、った、っか、…だ、めぇ…奥は…っ!!」
「エノさんは…えらい感度がいいね」
「ふぁ…、や…ぁ、ぁっぁん!!」
「感度がいいというか、年齢のせいで鈍化した神経と、真新しい粘膜がうまいこと融合してこう…エロいことに丁度よいというか、セックスしたくてしょうがない身体になってるわけだ」
「んぁ!…や、…許してもう……、それは…ホントに…やぁぁ」
「ところでエノさんっつった方がいいの?エノでもいいの?」
「ひや!!…もぉっぉぉお…ぁぁぁ」

ミスラは膣の奥に中指と薬指を突き入れて、奥の奥の肉をぐねりとひねる。ちょっと凝ってる肉があって、それがヒクヒクと、痙攣しているのが伝わってくる。
肉が溶けたようにねとねととした、脂のような愛液。反射で跳ねる腰。尻の穴が、そのたびにすぼまる。

「つまりこう、痛いのには慣れてるけど、慣れてるからこそ、快楽のキャパがでかいというか処女なのに感じちゃうというか…あ、ここ切れてる」
「勘弁してホント勘弁して…ぁぁっぁぁぁぃぁぁ…ひぅ…ひ。…ひぅ」
「ん?んお?エノ?ちょ、やば」
「ひぐ…ひっ、…ひっぅ…ぁっ、ぁぐ」

ひっひっ・ふー

エノ・アセアリア。過呼吸にてリタイア。


・・・・・・。
599はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:20:35 ID:Ir2w3wQr
「ホレこの紙袋でスーハーしてたまえ」
「うぐぅぅ…ちくしょうちくしょう…クソガキのクセに…クソガキのクセに…」

ダウンしたエノ・アセアリアを、ブラッドダリアが冷静に処置する。その横で、エノの狂態に意味がわからなそうなのが助手一号。



「痛くないの?」
「えー?大丈夫だよー」

ミスラの上ではキャリベルローズが腰を振る。大雑把で結構雑な動きなのだが、それがミスラから見れば新しい。何より、一生懸命。

生来不器用だから、おちゃらけて笑い飛ばすことで生き抜いてきた人生。自分一人で何もできないことを自覚しているからこそ、人を思いやり全力でその人に向き合おうとする、それが彼女だった。
誰かが争えば何もできないくせに割ってはいる、だから、このゲテモノぞろいの黄金猫商会の中ですら、誰一人彼女を嫌う者はいない。

「お、お、どーよキャル。…オメーひざ笑ってんじゃん」
「やーん、ユイラちゃん…いじわる」

傭兵ユイラがキャリベルローズの後ろから乳房を揉み、いつもやってる様子でおっぱいとおっぱいをくっつけあう。
セネア・セピアがミスラの顔にゆっくりとまたがって、失礼、などといいながら果肉を前後。ミスラの手に、嬉々として性器を押付けているのはバスカーヴ・ヴィレとユキボタル。

皆してミスラをおいてけぼりに楽しそうに、意味ありげな顔でクスクスクスクス。ともすれば寓話の中にでてくるイタズラ好きの妖精の群れ。魔の海に誘う人魚。
彼女達の関係をミスラは知らない。見る限り特別仲悪いことなんてことはないだろう、新参はミスラの方なのだ、そう思えば妙にさびしい。

「仲良いことなんかねーすよミスラ様…ん、ウチら酒入れたって話すことねーし」ユイラ。
「お前はバカみたいな妄想を勝手に垂れ流すだけだしな」ユキボタル。
「戦場で兵隊さんたちに片っ端から犯されたいのよねー」キャリベルローズ。

うっせーバカ、といいながら、ユイラとキャリベルローズが本気くさいキスを始める。それが見えたのもつかの間、視界はセネア・セピアの尻で埋まる。
この麗人の、飄々とした感じはなんとなくはぐれた仲間のローキスを思わせる。話に入ってはこないが、楽しんではいるのだ。自分の立ち位置をわきまえているというか、なんというか。



きゃーきゃーいう声。わいわいいう声と熱っぽい声。逃げていく体温と、痛いくらい押付けられる性器。



「ん?今入ってるの誰?」
「オウ…悪ぃな坊主、つき合え…」

バスカーヴ・ヴィレが、これまた漢らしく大雑把に腰を振る。思いっきり痛みをかみ殺している顔で、前へ後ろへ。

「悪いね少年、そろそろ私もまぜてもらうよ」

セネア・セピア。

時計は全然進んでない。ぬこぬこぬこぬこ。


・・・・・・。
600はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:21:44 ID:Ir2w3wQr
一号。

人の粘膜とこれほど無関係そうな人間もおるまい。人というよりはなんか他の金属が数パーセント混ざった合金のような無骨さで、いつも上から目線だから、それはもうその自信を裏付けるような、さぞかし精緻を極めた極限の人間能力を有しているのだろうと思えばそうでもない。

どちらかといえばぶきっちょ、ちんこに触れる指もたどたどしいし、力の加減も分かってない。

「おおおうううああああ」

一人でバグって一人でパニくる。

そんな人がなんでまた口腔愛撫なんぞする気になったのか。既に何人もの体液でぬるぬるにぬめったちんこは難易度が高かろうに。

「意味が分からない意味が分からない意味が分からない意味が分からない意味が………」

ブツブツブツブツ、糸を引く透明な液に怯えつつ、ゆっくり上下。両手で包むようにするのだが、ヒナでも抱えるようにやるもんだからくすぐったいだけで快楽はない。
震えながらくちびるを亀頭に当てては、あからさまに嗚咽を漏らし、口を押さえた指の間からは、ゲロの前にでる大量のだ液がこぼれでる。涙目で、あきれた博士が助け舟をださなければ本当に吐いていたかもしれない。

「ホレホレばっちいな、この紙にペッてしたまえ、ペッて」
「ブラド様あおえあ…うおぇ」

ブラッドダリア、黙ってさえいれば色っぽいのは助手と同じで、少し濡れた髪を今はおろしている。

「お前にはまだ早かったか?なぁ一号…」
「分からない博士これなにが面白い意味分からない」
「ホレ、舌を伸ばせ。…ふふ、力はゆっくりいれるのだ」
「うぎううもうやだぁぁ」

ちぽ。…つぷ。…ちゅぼっちゅぼ…。
ちゅぶ…。

ブラッドダリアにうながされ、一号がしぶしぶと口腔愛撫を再開する。眼をつぶって、ちんこがを見ないように、それでも気持ち悪いときは、ブラッドダリアのだ液でうがいをする。

「えぶ……ぅぁ、ん、ん、んぐぁ…っぇ、…ぇぅ」

ぐぷ、ぐぷ……ぶぷ。…きゅぷり。

とろりとしただ液が、濡れたくちびると尿道を繋ぐ。ぜぇはぁとノドの奥の方で呼吸をして、やはり嗚咽。少し休んでまた再開。
ちんこを支えているのはブラッドダリア。彼女は一号のくちびるが離れた時など、スキを見ては緩やかに茎をしごいて快楽の隙間を埋める。時折サービスで這う舌。肛門をマッサージする指。

「ん……ぇぶ。……ん、ん、んっ。…ぐ…ぁぷ」


きゅぽん、きゅぶ。…ちゅぷんちゅぷん…ちゅぶぶ。…ぐぷ。
ひゅぶ、…くぽんくぽんくぽん。
ぶぽ。ぷぽん、ぷこぉ…
601はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:22:15 ID:Ir2w3wQr
ねちっこい、舌と舌の裏の交わりの愛撫。熱い粘膜が、ひゅぽひゅぽとマヌケな音を立てながら抜けていく。しつこいくらい絡みつくやわらかい指。あるいは無骨な指。尿道が、舌の腹に弄ばれる。睾丸を咥えるくちびる。一号のノド奥に、尿道が当たる。

「うえあぅぅぁあなんかでてきた博士」
「ん…ゆっくり吸ってやりたまえ、ゆっくりだぞ」
「ううううう」

ちゅぶ…ちゅぼ。

「あるいは不意をついて無機質にしごく」
「ううううううやあああ」

ぬっこぬっこぬっこぬっこ

「ほれでるぞ一号。舌、もっと伸ばしたまえ」
「はうううううう」

びゅぐ、びゅる、ぎゅぶ。

「うぇうぁああぅあ生ぬるいいいあああ」
「中に残ってるのも搾ってやるのだ」
「ううううううう」

ぎゅっぽぎゅっぽぎゅっぽ…ちぅぅぅぅ

「ふふ…そのまま飲まずに…よだれと絡めてち○こをすすってやれ」
「うううう博士のバカ博士のきちがい博士の轢断死体いいぅうういうあ」

ミスラのだした精液は、一号の舌の上には乗り切らず、おでこやら鼻筋やら、汚すに汚して飛び散り跳ねる。ミスラ、最終的に、汁の残った尿道を彼女の舌の腹で拭う。


・・・・・・。


「あ…あのミスラさん…はぅ、何でボクばっかり…」
「ブロードウェイくんの肌はこう…一番すべすべするのだ…」
「もう…やだ…ロしかあってない。……クロルです」

顔の上にクロルを乗っけて、飽きることなく果肉をすするミスラ。その下腹部を、相変わらず一号がすすっている。彼女の髪の毛は精液でべっとべと。コツを掴んできたのか速度が上がり、加えこんだまましがみつく様にミスラの腰にひっついている。

「んぶ…ぁぅぅぅまたでたみすら」

飽きる事がないといえば一号も一緒。舌の上で、射精のために硬直する肉茎を感じると、器用に抜いては指でしごく。射精を眺め、その汁をアゴやらのどやらで受けきるとまた愛撫の再開。嗚咽一転、通り越して楽しくなってきたらしかった。
602はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:22:51 ID:Ir2w3wQr
「ふぁ…んっぁ………。……くっ……」

クロルはいつしか丸イスの隅っこに追い込まれ、Mの字に開いた股間を責められる。
ミスラの股間には離れようとしない一号。上を向いたその口腔に、ガマンできなくなったミスラは腰を打ち込む。

ぐぽんっくぽん、くぽんくぽ…
きゅぽんきゅぽんきゅぽんきゅぽん…

「ん、んふ、んぁ、……んふぁ、うぐ…ぁん」

同時に親指で、クロルの艶やかな脾肉をぐにぐにと押し、血流を良くして今後の成長を祈ってやる。付け根の部分、汗やらなんやら溜まっていそうなところをいやらしく這っていく舌。中指と薬指が、性器に触れるか触れないかのところの肉を、ずっとうろちょろしている。

ぐねくねぐねくね。

「ふぁぅ!!」

少女の身体を、ビクリ、と小さな痙攣が襲う。クロルは反射の一種だと捕らえてくちびるを噛む。冷静にならなければ…そう思うほどに、既に声をだして呻いている自分がいて、主人の帰りを待つ子犬のような声が、一体自分の身体のどこからでているのか不思議でならなかった。

自分でも知らなかった自分。それを、ついさっき会ったばかりの男に明るみにだされることに酷い羞恥を覚える。脈絡のない思考が、頭の中に飛び散っていく。

「ぁぅ!……ぁっっぁぅ…ん!!…ふぁ…やぁ、だめ…」

柔肉を襲う舌の腹が、ついに蜜肉を覆うように包み、ぎとぎととした息を、産まれる前の肉に当てていく。腐食。クロル、押さえつけられたままの、尻の方から這い上がってくる疼痛のうねりを、なんとか受け入れようと心では思うのだが、身体が先に拒否をする。逃げようとする。



「だめ…ぅ……だめぇ」

ビクビクと跳ねる尻肉。ミスラは強引に引きずりこねり、下から上へなぞりあげる。抵抗する足、それを押さえつける野獣のてのひら。

「ん、…ふく…ぁぁぁぅ」

浮いた腰が、助けを求めてユラユラ揺れる。無毛のそこが、ただれた液のせいでテラテラと照りかえる。ミスラはそこを嫌というほどすすり続ける。それこそ犬みたいに。

ずぷ…じゅぷ、…っぷぷ。ちゅぶ…

「はぁ……くぁ……ぁ」

BGMは、人の口に男の性器がたたきつけられる音。一号さん、そこはそんなことをするところじゃありませんよ、クロルは思う。そんなにいやらしく舐めたら…一号さんだめですよ、はしたないですよ…

一号は白い歯で、亀頭の肉を軽く噛む。口の中の空気を抜いて、ほほの裏の肉で搾るように吸う。尿道の少しだけ内側を、蝶みたいに舌ですする。
603はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:23:25 ID:Ir2w3wQr
クロルまた思う。ああ一号さん楽しそうですね…よかった、一号さんが楽しそうなの初めて見ました…不思議ですね、口でしてても気持ちがいいんですか…ボクは気持ちいいです…うんぬん

「……やっぱり…こういうことから眼をそらしていたら…生きてなんていけないんですね師匠…ぁふ」
「いやいや、声でてるよ」
「…ふぇ?…ぁ、…ぁっ…やだ…」

夢と現実の境界線でうつらうつらとする真面目な少女。
突然、そんな彼女の右腕から肩にかけての肉がギュゥっとしまり、ひきつけを起こしたような発作が襲う。

「ふぇ!?……ぅくっ………あぁあ…ぁっ…っく!!」

達してしまったわけである。

べっとりと濡れた股間から、ニヤニヤといやらしい顔をしたミスラがのぞく。任務達成。そのバカのちんこを、一号が先っぽだけ咥えて、きゅぽきゅぽと肉を飲むようにすすっている。この口腔に何回くらい射精したのか、連続過ぎてそろそろ腰砕け。



横を向けばオドオドと下を向いたベノがいる、リリィがいる。リリィが抱いているのはコカという名の女の子。とろりとした眼でミスラを見つめ、ゆっくりと自分で自分を慰めている。

「リリィや、リリィ!」
「あ、はいミスラさん…」
「ベノちゃんはOKなの?オレのこと嫌ってないの?」
「え?はい大丈夫ですよ。…むしろですね」

そういってリリィはミスラの耳に口を寄せる。

「ミスラさんのこと好きになっちゃったみたいです」
「なにおう!?そんなバカなことがこの世にありえるのか!?」

ベノ・ザレロは髪の毛の間からミスラを見ている。というかミスラのちんこを咥え込む一号を見ている。

「わたしもー」

コカがゆるーく、手を振る。ミスラも手を振る。そっからはもう考えるのをやめた。
嫌がる一号をムリヤリ引き離し、5人をまとめて、抱き込むようにのしかかる。全員オレのもんだなんだいいながら。時計は進まない。


・・・・・・。
604はなじる ◆.qH/g3E8zU :2008/01/23(水) 23:24:34 ID:Ir2w3wQr
このへんまでで

ここぬけたらあとちょっとだから…
605名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 03:03:51 ID:/1Dq/Ah8
GJ!
相変わらずミスラの股間が強力無双だなぁ。
というか、なんというエロ密度……コレが商業作品だったら絵師が死にかねない。

しかし最近愛が少なめで少し寂しい。ベノちゃんに期待。
あとクリスの復帰をマジ楽しみにしてる俺。
606名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 02:46:30 ID:aYNJnde4
ttp://ccfa.info/cgi-bin/up/src/up13378.jpg

あまりに申し訳ないからクリスのエロ絵描いた、イメージと違ってたらごめん

ゴメン…ゴメン…
607名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 05:13:17 ID:AqnuPhT3
GJ!
608名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 15:09:39 ID:kNNPmSTu
>>606
全員分頼みたいくらいだGJ
609名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 04:17:23 ID:rdmOCqgU
>Baby Princess
これ見てて、「ハッ、モロに現代日本版ウェン・スペンサーの世界だ」とか思った
俺も相当イカレてるな。
610名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 10:15:34 ID:FqvODT8k
>>609
イカしてるぜ
611名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:41:16 ID:r2/huVge
関係ないけど橋下弁護士知事選当確か・・・。
612名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:45:42 ID:bMj72oko
それは子宝のひとだから、むしろ孕ませスレとかに行くべきだ。
613名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:15:44 ID:lpqrcpGd
みれ!OUT氏復活だー!
614名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 09:12:27 ID:X0YNKXwO
上でも出てるけどガーディアン更新ですよ皆の衆
615名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 11:13:04 ID:yzONjBjc
>>613 & >>614

かたじけない。
堪能させて頂きました。
これにてごめん。

(なんか悪所で楽しんだ江戸屋敷詰の侍みたいだ)
616名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 12:43:28 ID:dgxWZLgx
一条流の戦い 消えた?
617名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:00:51 ID:AksjITVu
616>> いや生き返った
618名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:11:54 ID:zXbpr658
1、ショタっこな主人公が異世界に召還され、美女にあれこれされるハーレムファンタジー
2、ガチの変態なキモオタが異世界に召還され、美女にあれこれするハーレムファンタジー

あなたならDOCHI!
619名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:27:47 ID:3AY1B5K2
620名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:39:17 ID:V2N/5esm
2
だな
あくまで個人的な嗜好だが受けはハーレム物とは思えん
621名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:43:22 ID:1sUbP92D
理想郷の18禁板で新しくハーレム小説が投稿されてた。
題名「SUMMON」 魔獣と天使と淫魔が召還されて、
実年齢3歳、見た目16歳のホムンクルスの少年に仕えるハーレム物になる様子。
622名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:45:42 ID:1iz5VTXB
俺が書くなら1
読みたいのは2
623名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:53:21 ID:3jfUVtZ4
要するに2の方が需要が高いんだな。

ってか、最近エロ、非エロ問わずにスケベを前面に出したキャラが少ないような。
624名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:32:42 ID:S7xr1sao
>>623
ラル&グラドなら一応…
非エロだと暗黒結社ペタや世間の風潮がなぁ。
エロはその辺大丈夫だが、やっぱり主人公がスケベなイメージだと、魅力を感じにくいってのはあるかもしれん。
スケベ且つ格好いいとなると、結構な情報量がいるから手を出しにくいのでは?
いや、かっこよく自分がエロである事を主張するキャラならオールグリーンだが
625名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:36:01 ID:oBBELqKM
もーランスでいいじゃん、とかなっちゃうのかも
626名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:37:56 ID:kBdgfv5A
もーヨコシマでいいじゃん、となるのかもしれぬ。
627名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:50:45 ID:3jfUVtZ4
>>624
ラル&グラドの問題は主人公の性格じゃなくてバトルの言い訳臭さだろう。
628名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:52:39 ID:9a291UjK
2だな ショタイラネ
629名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:06:21 ID:8u/YX3Lz
>>623-624
エロに貪欲なのはカッコ悪いっ流れが、男性側にもあるからな。
ヤリマンDQNに対する倫理的批判はオタクの方が強いくらいで。


別の人だけどDOCHI第二弾。

1:悪の秘密結社のダークヒーローが、戦闘員や怪人のハーレム部隊を率いて、
  正義のヒロインや民間人まで説得・調教・洗脳などでハーレムに加えていくピカレスクストーリー。

2:モンスターを統べる魔王様か、美少女魔王の腹心が、魔物娘などのハーレム部隊を率いて、
  勇者や王女やエルフなんかを説得・調教・洗脳などでハーレムに加えていくファンタジーストーリー。

あなたならDOCHI!
630名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:11:17 ID:kBdgfv5A
どっちも書いたことがある。
631名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:41:53 ID:SMqEHIFM
>>618
そのネタもらっていいか?
632名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:46:34 ID:zXbpr658
>>631
俺も書いてるけど、欲しけりゃ幾らでも。
633名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 01:41:15 ID:zBAvM3C5
どっちかというと「後宮学園」みたいなかあそこまで行かなくても部活だったり
同好会なんかで男一人女性複数でっていうシチュエーションがいいな。
あと主人公がショタっていうのはちょっと・・・ヤリたい盛りの中学生とかでなくて
もいいがやはりある程度女と寝ることに対してのポリシーって物が感じられる
年齢じゃないとナー。

陵辱系はさっぱり駄目な俺だが、主人公がフェチでもいいから女性陣と愛の
ある繋がりが欲しいってもんよ。
634名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 07:43:49 ID:m2s8Hd26
小輔は夜に寝る
635名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 09:15:49 ID:UIIGILsi
大輔は朝に起きる
636名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 10:52:29 ID:1IJsDF1h
高校の体育祭の最中にクラブの女子の先輩に呼び出されて、一時間後くらいに疲れてるが爽やかな顔で帰ってきた奴がいた。
637名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:01:25 ID:4O18vSmE
>>364です。
空気読まずに投下
変な力、主人公受け(になる可能性大)、女顔、今のところ特別な能力無

ヒロイン=変態

これらのワードで拒否反応が出たら、スルーしてください。
あと、前回タイトルつけ忘れていることにいまさら気づいた。
638他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:04:38 ID:4O18vSmE
 しのぶれど 不思議とばれる 僕の位置

 ああ、何か頭に浮かんだ。まさしく今の僕の心境だよ……嬉しくないけど。
 というより、どうしてこんな状態になってしまったのだろうか? 
 つい先日までは、毎日がハッピーデーだったのに、今では毎日がドキドキハラハラ、心臓に負担をかける毎日だ。
 正直、甘く見ていました。ええ、コーヒー牛乳に、角砂糖を5個投下するくらい、甘く見ていました。
 思い出すは、かつての栄光の日々。神様に授けて貰った超能力のおかげで、日々を平穏に過ごしていた自分。
 そして、現在の自分は、愛に飢えた狩人達から逃げ回る自分。捕まったら、高確率で襲われる。
 太陽の光が小さな窓から差し込む体育準備室、その柔らかいマットの上で、僕はため息を吐いた。
 そばに置いた置時計に目をやる。500円均一で買った、安物の電子時計だが、値段以上に役に立っているものだ。
 時計が表示している時間は午後12時27分。昼休み終了まで、後33分。
 僕は時計から目を離し、上手いこと僕の身体を隠している卓球台から顔をそっと覗かせて、入り口の方に視線を向けた。
 無機質な鉄の扉が、入り口を塞いでいた。どこか重苦しいイメージを与えるが、僕にとっては、頼もしい防壁だ。
 この扉、開けたり閉めたりするの、すごく辛いんだよね。非力な女子だと、まず開けられくらいだもの。
 僕は扉から視線を外し、仰向けに倒れこんだ。柔らかくマットが僕の身体を受け止めた。ふんわりとした心地よさを感じた。

「そういえばこのマット……結構高いマットなんだっけ」

 最近知ったけどこのマット、教育熱心な校長が、生徒が怪我をしないようにと高い物を自費で購入してくれたものらしい。
 なぜマットなんだ? マット使うときとか、体育の時間以外ないだろうに……どうせなら、学食を安くしてくれたほうが、生徒達も喜ぶと思うのだが…。
 僕は大きく欠伸をして、横に立てかけて置いた枕を頭の下に敷いた。最近、この部屋が一番落ち着くようになってしまった。

「今度地下に隠し部屋でも作ろうかな……あの人、犬並みの嗅覚で僕を見つけてくるから、意味ないな」

 できれば後数日はここがばれませんように。ここ気に入っているもの。
 最後に、視線だけで周りの障害物を確認する。僕が寝ているマットを囲むように置かれた卓球台、マットの段差で僕の足は見えないはずだ。

「次の時間はどこのクラスも体育館は使わないことも調べはついている」

 完璧だ……僕は身体の力を抜いた。急速に僕の意識が散開していった。
 そして僕は夢を見た。つい先日、不覚にも経験した僕の初体験を。
639他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:06:40 ID:4O18vSmE
 顔を上げて、教室の時計を見る。時刻は、11時35分。昼休みまでまだ数十分ある。
 視線を下げると、右斜め前の小柄な女子生徒と目があった。
 彼女は、僕と目が合っていることに気づくと、先生に見えないように小さく手を振ってきた。

「……………………」

 仕方ないので、僕も無言で軽く手を振り返す。もちろん、笑顔なんてオプションは付けられない……だって怖いから。
 しかも、笑顔なんて作れないだけでなく、今の僕は気を抜くと泣き顔になりそうなのを、必死で押さえ込んでいる状態なのだ。
 というわけで、自分でもはっきり分かるくらいに無表情で手を振り返している。
 普通なら、少しは嫌な顔をしたり、眉をしかめたりすると思う。僕もそう思って、手を振り替えしたのだけど……。

「……はぁぁ……」

 彼女は頬を赤らめて、恍惚とした笑顔を見せた。瞳も潤み、首もとも赤くなっていた。
 彼女だけではない。僕はクラス全体をぐるりと見回した。返ってきたのは、熱い視線と殺気の篭った視線だった。
 熱い視線は女子生徒たち。それも、美人、美少女と形容してもいい人たちだけが、僕をじっと見つめていた。
 僕に向かって手を振ってくる人、恥ずかしそうにうつむく人、太ももをモジモジと動かす人、うっとりと見つめ返す人、それぞれだ。
 それと比べて、男子の方はもっと単純だ。僕の方を羨ましそうに見てくるか、視線だけで人が殺せたらと思えるくらい血走った瞳を向けてくるか、どちらかだ。
 ぞくりと背中に冷や汗が伝った。
 はっきりいって、とっても怖い。ただでさえ対人恐怖症なのに、せっかく治る兆しが見えそうなのに、これでは逆効果だ。
 つい先日までは、神様の力によって誰も僕に見向きもしなかったのに……今では、誰も彼もが僕に注意を払ってくる。
 あの事件から数日、ようやく異性相手なら逃げることはしないようになれた。これも神様が異性相手ならフレンドリーになれるようにしてくれたおかげか。

 だけど神様、どうせなら、同性もフレンドリーにしてください。そうすれば、僕はもう少し楽しんで学校に通えていたはずでしょう。
 世界の半分は男なんですよ、ということは、僕は世界の半分に怯えなければいけない計算だ。
 それに、異性相手にフレンドリーになれるといっても、元々対人嫌いなんだから、正確にすると7割強は恐れなくてはいけなさそうだ。

 ……話がずれた。とりあえず異性相手なら顔を見ても平気になれたのは、とても良いことだ。
 と、考え事をしていると、チャイムが学校中に鳴り響いた。
 教室の時計に目をやると、授業時間は終わっていた。いけない、最近気づいたら時間が過ぎていることが多い……考え事も控えないと。

「それじゃ、ここテストに出るから、ノート取っておけよ……日直」

 チョークをケースに戻している先生の言葉に、日直が号令をかけて、午前最後の授業は終わりを迎えた。
 男子たち、女子たちは、思い思いに席を離れたり、数人で集まったりと騒々しいが、不思議と一部の女子たちは席を立とうとしなかった。
 言わずもがな、その女子たちは全員美少女であり、美人だった。
 僕が無言で椅子から立つと、それに合わせて座っていた女子たちも席を立った。全員、チラチラ、僕を見ている。
 僕は鞄から手作りの弁当を取り出して、教室を出た。もちろん教室から出た瞬間、廊下を全力で走った。
 はるか後方から、僕を追いかけてくる女子たちを振り切るために。
640他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:10:28 ID:4O18vSmE
一息に大きく伸びをして、欠伸をこぼし、屋上の手すりに身体をあずける。

「はぁ……ようやく落ち着ける……」

 春の陽気な風が僕の身体をくすぐって通り過ぎる。心地よい温もりが身体を包み込んでいく。
 屋上には人の気配もなく、ここに存在するのは僕一人だ。だって、屋上の入り口は鍵がかかっていて生徒は入れないようになっているから。
 僕が屋上にこれるのは、一人になれる場所を確保するために作っておいた合鍵のおかげだ。どう考えても犯罪だけど、気にしない。

「それにしても、いくらなんでも変化が顕著じゃない?」

 誰にともなく、僕は虚空に言葉を投げかけた。別に妄想でもなんでもなく、ただ言葉が口から出ただけ。
 その言葉と一緒に、あの事件からの出来事が次々と脳裏に甦ってきた。

「だいたいさぁ…………僕ははっきり言ったんだよ。今まで僕のこと無視したり、苛めたりしてきたくせに、
 今更仲良くするつもりはないって。なのにさ、なのにさ、何なの、あの人たち」

 始め、僕にあれこれ話しかけてくる女子たちに、いいかげん限界を感じた僕は、一言はっきりと言ったのだ。僕に話しかけるな、と。
 普通だったら、異性から、それも美人美少女から迫られたら喜ぶものだけど、僕にとってはどうでもいいことだったし、いきなりで僕も半分パニックになっていた。
 たとえ、その人たちが美人美少女と言われて、有名であっても、綺麗な顔立ちでも例外はなかった。

 けど、それがいけなかった。

 僕の気持ちが通じたのか、始めは女子たちも涙を流して受け入れてくれたのだ。
 まあ……中には土下座してごめんなさい、ごめんなさいと連呼する人もいたけど、おおむね分かってもらえた。
 泣きながら、明らかにノーブラの胸で抱きしめてきたり、頬にキスをいっぱいしてくる人もいたけど、納得してくれたと思っていた。

 しかし、油断したのがいけなかった。

 放課後、帰ろうとした僕に待ち受けていたのが、靴が見えないくらいに手紙で埋め尽くされていた下駄箱だった。
 悪戯かと思って手紙を捨てようと思ったけど、出来なかった。なにせ、下駄箱の陰で不安げな顔で僕の方を見つめている下級生の女子がいたからだ。
 捨ててしまったら最後、あまりの罪悪感に夜も眠れなくなりそうだと悟った僕は、全ての手紙を鞄に押し込み、学校を後にした。
 ずっしりと重さが増した鞄を抱えて、自宅マンションのポストを開けると、そこにもぎっしりと手紙が詰まっていた。

「…………これは予想してなかった」

 それも両手で抱えて、自宅の部屋に向かうと、ドアに取り付けられた玄関ポストにも大量の手紙が投函されていた。
 僕は新手の嫌がらせかと思った。
 手紙を全てリビングの机に置いて、ベランダに干してある洗濯物を取り込もうとカーテンを開いた瞬間、愕然とした。
 十数点干しておいた衣類が、全て消失していたのだ。しかも、ただ盗まれたわけでもなかった。
 代わりの品ともいうべきなのか、見に覚えのない衣類が干されていた。全て値札がついたままだった。
 回らない頭を動かして、とりあえず新品になってしまった僕の衣類は取り込んだのだが……。

「なんという、一番安い服でも2万円とか……30万円のコートとか着れないよ……」

 なんともまあ、元々干していた僕の服は、一番高いやつでも4千円だったのに、軽く70倍近く値上げされて返品されていたのだ。
 あまりのデフレに思わず意識を飛ばしかけたが、そのときはなんとか踏みとどまれた。
 衣類は全てタンスに収納した僕は、持ち帰った手紙を全てリビングに置いた。
 そして改めて、手紙を一枚一枚拝見した。
 5分で嫌になった。
641他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:17:54 ID:4O18vSmE
「悪戯と思っていたら、全てラブレターとか……」

『愛しき先輩へ、浅はかな後輩から愛を込めて』
『あなたの愛の奴隷』
『恋って、知っていますか?』
『全192話 第一話、後悔』
『ふと見つめた横顔に』
『私の愛を知っていますか?』
『年上の魅力』、などなど……。

 タイトルからしてとんでもない物が多かったが、これはまだ序の口だということを、僕はこの後すぐに思い知った。

『貴方の香りで私は発情する』
『見つめられたら子宮が燃える』
『100万回キスしたい』
『貴方の欲情×私の欲情×二人は獣』
『あなたが私を弄ってくれるのを想像するだけで』。

 内容はさらにとんでもなかった。どこのAVですか、と一人突っ込んでしまうくらいに。
 全体の2割読んだ辺りで限界を感じた僕は、しかたなく手紙は全て処分することにした。
 とてもではないが、返事を書いていたら一週間あってもたりないくらいだ。
 コーヒーでも飲もうと思って立ち上がる。と、玄関に何か投下された音が聞こえた。
 こんな時間に郵便? 変だなぁと思い、玄関に向かった僕を待ち受けていたのは、背筋が凍りつく恐怖だった。

「僕は夢をみているのでしょうか」

 なんと、玄関ポストに入りきらない量の手紙が投かんされていたのだ。
 しかも恐ろしいことに、こうしている最中でも、3分に一回の割合で、玄関のポストに手紙が投函されていくのだ。
 まさしく、終わりがない終わり、黄金体験。
 このとき、既に空は黒くなっていた。出かける気力もなくなった僕は、冷蔵庫からカップ麺を数個取り出して、食べた。いつもより味気ない食事だった。

「そういえば、明日は日曜日か。買出ししとかないと」

さっさと寝ようと僕は押入れから布団を取り出し、床に敷いた。ところで、ピタリと動きを止めた。

「……下着泥棒って、一回盗んだらもう満足するものなのか?」

今日干してある全ての衣類が盗まれているということは、これからも盗まれる可能性を否定できない。
それだけでなく、下手をしたら家の中のものが新品に変わっているかもしれない。
このままエスカレートしていったら、最後は家の冷蔵庫に知らない食材が押し込まれる可能性も……ダメだ、何か対策を考えなくては。

「用は嫌われればそれでいい。だったら、思いっきりいやらしいことをすれば、ドン引きしてくれるかも……ちょっと試してみるか……紙とペン、紙とペン」

思いだったが吉日、僕はさっそく悪戯を決行することにした。
まず、紙に黒マジックで、一言書く。

『脱ぎたてパンツが欲しい人は、明日の夜までにメールアドレスを記入した手紙をここにお入れください。一日はいていたパンツです(10万円)』
まず一枚目。
『僕のオナニー動画が欲しい人は、明日の夜までにメールアドレスを記入した手紙をここにお入れください(金10万円)』
 二枚目、ラストの一枚。
『僕の生だし精液がついたパンツが欲しい人は、明日の夜までにメールアドレスを記入してください。ただし、新しいパンツを使います(金10万円)』

 これで完成。それにしても、自分でも悪趣味なことをしていると思う。もし僕がこんなことが書かれているドアを見つけたら、
 間違いなく通報していしまうと思う。内容は過激な商売を行っている不届き者がおります、と。
 けど、辞めるつもりはない。これを切掛けに僕が変態とでも思ってくれていたら、今の現状がマシになるだろうから。
 というか、これで変態だと思ってくれ。そして広めてくれ。僕がここに住めなくなるかもしれないけど、それでもいいから。
 三枚の紙をセロハンテープを使って、窓ガラスにペタリと貼り付ける。ベランダ側の方に、小さなかごをセット。
 これで準備が終わった。
 僕は戸締りを確認した後、部屋の電灯を消して、深い眠りに付いた。
642他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:20:04 ID:4O18vSmE
翌日、目が覚めたとき、9時を少し回っていた。ちょっと寝過ごしたみたいだ。
 早速、ベランダのかごを見てみる。中には思っていた通り、一枚の紙が折りたたまれた状態で入っていた。
 紙を開くと、メールアドレスと電話番号と目当ての品、本人のものであろう顔写真が貼り付けてあった。

「…………マジですか?」

 紙には3品ともすべて一括で買い取るという趣旨が書いてあった。
 合計30万円、等価交換という言葉を知らないのだろうか。
 とりあえず、さっそく電話をしてみる。受話器から無機質な電子音が数回続き、電話のコール音に変わ

「もしも『沢村謙一さんですね! お待ちしておりました!』」

 ると同時に相手が電話に出た。あまりの早さに二の句が告げられなかった。

『ああ、謙一さんですわ! 謙一さんから電話が、ああ、私、嬉しくて倒れそうですわ! ああ、そういえば名前を書き忘れましたね、
 私、神谷桜と申します。あなた様と同じ高校に通わせて貰っています。以後、お見知りおきを!』

 朝からテンションが高い人だ。こっちは寝起きだから、とてもではないけれど付いて行けない。寝起きでなくても付いて行けない。

「それで、神谷さん。あなたが僕の部屋のベランダに手紙を置いたのは間違いないですね」
『はい、しっかりと私の部下がそこに置きましたわ。あと、私のことは、桜と気軽に読んでください』

 部下とか……ここマンションですよ、4階ですよ、貴女の部下はロッククライマーか何かですか。

「……合計で30万円ですけど、大丈夫?」
『大丈夫ですわ、私にとって、30万円で謙一さんの下着が買えるなら安いくらいですわ。さっそく受け取りにいきますわ』

 30万円を安いと豪語するとは……きっとこの人はブルジョワジーだ。
 しかし、喜んでもらっては意味がない。相手が僕のことを幻滅してくれないと、ただ僕が彼女を喜ばせるだけだ。

「いえ、一度待ち合わせしましょう。ちょっと話でもしながら僕の家に招待しますよ。といっても、僕の家散らかっていますけど」
『とんでもございません、そういってくださるだけで、桜は気をやってしまいそうです』

 気をやるってどういう意味? お嬢様の言葉はよくわからん。
 ていうか、僕って電話越しなら普通に会話できるのか。初めて知ったよ。

「ところで、桜さんが払えるのは30万円まで?」
『……仰る意味が分かりかねませんが、値上げするのでしたら、500万円以内なら、即金で払えますわ。少し時間がかかりますが、80億くらいまででしたら……』
「い、いや、値上げするわけじゃないよ。いや値上げするけど、そうじゃない」

 即金で500万……時間がかかる、つまり銀行からお金を下ろせるのが80億か……ブルジョワ! ブルジョワ!

「紙に書いてあったけど、3品で30万円、これは変わらない」
『はい、存じております』
「もし、桜さんが倍の60万円払ってくれるなら……」

 ここで一度間をためる。電話越しの桜さんも、口を挟まずに黙って聞いてくれている。
 ……もしかすると、逆効果かもしれないが、言わないで後悔するより、言って後悔するほうが。

「桜さんの目の前で下着を脱ぐ、オナニー動画を取る、精液を見ることができ」
『払います!』

 またしても僕の言葉が遮られた。しかもまた即決ですか。

『倍の60万、現金一括でお支払いいたしますわ!』

 あまりの剣幕に内心怯えながらも、待ち合わせ場所を決めて、電話を切った。
 現金前払いの一括払い……いったいどこのお嬢様、これでやくざの娘だったら僕泣きますよ。
643他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:22:17 ID:4O18vSmE
「しまった、朝ごはん食べてからくればよかった」

 人気のない公園の入り口で、僕はひとり後悔していた。
 歯を磨いて、寝癖を梳いてきただけで、顔も洗っていないのだ。さらには昨日の疲労でお風呂にも入っていないから、ちょっと気になる。
 ぐう、とお腹が気の抜ける音を立てた。僕は自分のお腹を見下ろした。薄い水色のパジャマが眩しい。
 おまけに朝ご飯も食べず、パジャマのまま直行したので、お腹が大合唱を奏でてくる。
 一応財布は持ってきているけど、相手がいつくるか分からないので、おいそれと離れるわけにはいかない。
 つくづく自分の段取りの悪さを思い知った。というより、どうして僕はここにいるんだろう、いくらなんでもアホすぎる。
 相手が変態だと知って、ショックを与える作戦は無駄に終わってしまいそうだ。というか、逆に喜ばせてしまったみたいだ。

「あとどれくらいかな……できればご飯だけでも食べたい」

 辺りを見回しても、写真に写っていた女性は見当たらない。
 まだ来ていないのであれば、今のうちに嫌われるよう策を考えなくてはいかんな。

 あれ、でもちょっと待てよ。
 よく考えたら、人の下着盗むやつだから、変態な行動を取っても喜ばれるだけでは……。

 しかし、ならばどうすればいい、どうすれば穏便に嫌われることば可能なんだ。出来る限り速やかにするためには、何を行えばいい。
 辺りをキョロキョロと見渡して……おっと、遠くから黒い車がこっちに向かってくる。なんて荒っぽい運転なんだ、免許取立てか?
 僕は跳ね飛ばされないように、少し公園内に入った。

「まったく、最近の運転手のマナーはなっていない……制限速度を守りましょう。ヒヤリハット運転は事故の元」

 無駄口を叩いている僕に向かって、車がどんどん近づいてくる。その距離が30メートル、20メートル、10メートル、5メートル、そしてゼロ。
 その瞬間、黒い車が僕の横を猛スピードで駆け抜けていった。一瞬、後部座席の人たちと目が合った。
 正真正銘、血統書付のチーマーです、と公言しているような風貌をした男が二人いた。
 そして、間に挟まれている女性がいた。ガラス越しでもわかるくらいに大きな胸をした、美人な女性だった。
 見てて可哀想に思えるくらい身体を震わせて、僕の顔を見つめていた女性は、今しがた待ち合わせをしている相手、神谷桜だった。
 車はそのまま僕を置き去りにして走り去っていった。
 僕は考えるよりも先に、力いっぱい地面を踏みしめ、跳んだ。前方を走っていく車を追うために。
644他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:26:00 ID:4O18vSmE
「ちょっとまって、ちょっとまって、何が起きているの、何がどうなってそうなったの、教えて!」

 車を見失わないように、僕は建物の屋根から屋根を蜘蛛男のごとくとびまわり、神谷桜を乗せた車を追跡し続けた。
 風が僕の身体にぶつかり、耳元で轟音を立てて通り過ぎていく。
 これって誘拐? こんな昼間から、しかも今捕まっているってことは、僕も原因を担っている可能性があるのではないか。
 僕は音を立てないように、桜さんが乗っている車の屋根に着地した。
 ゆっくりと振り落とされないように耳を屋根にくっつけた。そして行うは聴覚能力の最大強化。こうすれば車内の音が拾えるのだ。

『………へえ……いい女じゃん。これなら高く売れそうじゃん』
『だろ、だろ。しかもこの女銀行で大金下ろしていたから、きっとお嬢様だぜ』
『うはは、お嬢様かよ。たまんねぇ〜、たっぷり楽しめそうだぜ』
『おい、怖がるなよ。大丈夫だって、すぐに気持ちよくなるから、ははははは』

 はい、誘拐確定。しかも身代金だけでなく、桜さんの貞操も狙いみたいだ。
 ならば加減はいらん! 僕は対人恐怖症だが、今ならばそれも大丈夫な予感がする。自信はまったくないが。

「高感度変則……開始! 一部を除き、全ての生物は、僕に気づかない!」

 頭の中心から熱が放射状に広がっていく。その力はどんどん広がっていき、海を越えてはるかかなたの大陸までいく。
 ていうか、あっさり使えたよ。昨日は全然できなかったのに……気にしてもしかたないか。
 たった一日使えなかったとはいえ、とても懐かしい気分だ。
 といったって、懐かしがっている場合じゃない。今は桜さんを助けるのを優先しなくては。

「とりゃー、僕の抜き手に貫けるものなしー!」

 抜き手一閃。一撃で僕の右腕が車の屋根を貫通した。指を折り曲げて屋根を掴み、力いっぱい金属を引っぺがしていく。
 おおう、筋力強化しているとしても、金属を折り曲げるのは辛い。無理がありすぎる。

「う、うわぁぁぁ、な、な、なななな、なんだこりぇ!」

 中に居た男たちが僕を見て悲鳴を上げる。正確には、僕の方を見て。
 僕を認識できない彼らは、突然車の天井に穴が開き、折り曲がっていくように見えたのだろう。その顔は恐怖に染まっていた。
 もちろん僕も怖い。なんせ僕が見えていないと分かっていても、僕の方を見ているからだ。けれども……。

「――!? 謙一さん!」

 呆然と僕を見つめていた彼女、神谷桜が我に返った。突然の状況でも、意外と冷静な部分があるみたいだ。

「僕に抱きついて!」

 片手を車内に伸ばした。

「は、はい!」

 桜さんは笑顔を浮かべて、僕の身体に抱きついてきた。桜さんの大きな胸が僕の胸板につぶれた。
 さらに、彼女は黒色の薄いワンピースを着ていたので、彼女の体温がダイレクトに実感できた。
 や、柔らかい。女の子ってこんなに柔らかいものだったんだ。でも顔が近いです、勘弁してください。
645他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 20:27:16 ID:4O18vSmE
 桜さんの背中に右手を回し、左手を膝裏にまわして一気に抱き上げる。つまりお姫様抱っこというやつだ。桜さんも、僕の首の後ろに腕を回して協力してくれた。
 僕は桜さんを力強く抱きしめて、勢いよくボンネットまでジャンプし、はっきりと足跡がつくくらいの力で蹴りつけた。
 反動を利用して、道路脇の歩道まで飛び降りる。車は右に左に揺れて進んでいたが、ついには電柱に衝突して止まった。
 次いで、車は爆発するような勢いで炎を吹き上げた。どうやら中のガソリンに引火してしまったみたいだ。

「このままだと、すぐにでも爆発して」

 最後まで言葉を待たずに、辺りに爆音を響き渡せた。車は大爆発を起こして大破した。
 炎が車を舐め上げていき、車体のインクをドロドロに溶かしていく。
 こうなっては、中に乗っている人達が報復してくることはないな。
 あたりを見渡すと、かなりの人数の野次馬が集まってきていた。さらに、遠くのほうからサイレンの音が聞こえてくる。
 どうやら誰かが通報してくれたみたいだ。
 僕はいまだ震えて僕にしがみついている桜さんを下ろそうと、左手の力を抜いて桜さんの両足を地面に近づけようとした……が。

「――!? 嫌、嫌! 放さないでください!」

 桜さんは僕の首を締め上げるくらいに力強く抱きついてきた。
 それと同時に潰される桜さんの豊満な胸。突きたてのお餅というべきか、マシュマロというべきか、上手い表現が出てこないが、何だか安心できる何かがあった。
 もしかして僕、実はおっぱい星人というやつなのだろうか、それともむっつりスケベか。どっちにしろ、嫌なものだ。

「お願い……少しの間だけでいいから、ちょっとだけこうさせてください」

 そういって、桜さんは僕の胸に鼻を埋めて黙ってしまった。その肩はかすかに震えていた。
 ……あんまりくっつくと貴女の柔らかい太ももやら胸やらが……何も言わないでおこう。
 僕は桜さんを抱き上げたまま、再び近くの屋根に飛び移った。そして忍者のごとく屋根から屋根を飛び移っていった。
 警察に任せようかと思ったが、即座に却下した。
 なぜかって? 事情聴取とか、取調べとか、一対一の対面とか拷問ですもの。現に今も緊張で胃から色々大放出しそうですよ。
 けど我慢します。だって桜さんを抱いたまま吐くことが不可能ですから。
 途中、桜さんが落ち着いたのを見計らって下ろそうとしたが、桜さんの予想外の言葉にできなくなった。

「腰が抜けて立てません、よろしければ私の自宅まで送ってくれませんか?」

 瞳を涙で滲ませて、桜さんは僕にそう提案した。仕方なく、僕は桜さんの自宅までお姫様抱っこで配達することになってしまった。
 もちろん屋根をピョンピョンと跳びながら。不思議と桜さんは何も言わなかった。始終、桜さんは僕の胸元で、はぁはぁと息を荒げていた。
 ちなみにこのとき、ちょっとしたことで、桜さんが僕の下着を盗んだことが判明した。
 顔を赤らめて、はぁはぁしている桜さんに、試しに下着盗んだの君かい、と尋ねたところ、あ、それ私です、と桜さんはあっさり認めた。
 いったいどうして盗んだの、と桜さんに尋ねると、色々楽しむためです、と答えてくれた。
 何をどう楽しむのだろうか、恋する乙女は分からない。
646名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:28:03 ID:4O18vSmE
すまん、唐突だが、用事ができた。またあとで再投下する。
647名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:37:28 ID:fiWYk92b
ぎゃー!なまごろしー!
648名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:08:10 ID:lXS17KsV
これは近年稀にみる生殺しですね^^
649名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:11:00 ID:Cx5pC4sL
 ☆ チン
☆ チン 〃∧_∧
____ \(\・∀・)続きマダー?
\_/ ⊂ ⊂_)
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|         |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
650名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:19:19 ID:HNQ4FVUN
これはなんといういじめ
651名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:57:02 ID:4O18vSmE
用事が終了したので、続きを再投下します。
652他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 21:58:42 ID:4O18vSmE
 桜さんの家に到着したとき、時刻はお昼をとっくに過ぎていた。

「謙一さん、ここですわ」
「……………………」

 まさに豪邸だった。全体的に白でまとめられた姿は、貧乏人に足を踏み入れる資格なしと、無言の威圧感を放っていた。
 入り口には僕の身長の3倍くらいありそうな柵が取り付けられ、横に長〜〜い壁が広がっていた。
 柵の向こうに広大な庭が広がり、はるか奥の方にあってもわかる大きさの豪邸がそびえたっていた。

「………………桜さん、庭の奥にある、数台の車はいったい……」
「あれですか、あれでしたらお母様の車ですわ。お母様ったら、車が大好きで、よく海外にいっては車を見繕ってきますの。
 たった800万の車ですけど、一台あったらもう必要ないでしょう?
 それなのに何台も買ってきますのよ、もう……あ、謙一様、入る前に、そこに手を当てなければいけませんわ」

 桜さんが指差したところを見ると、手のマークが書いてある機械が壁に設置されていた。
 なるほど、どうやらあれで柵の鍵を開けるのか……ところで今、僕のこと様付けしなかった、この人。

「あの、桜さ「桜とお呼びくださいませ」……桜、今僕のこと様って呼ばなかった?」
「すみません、あれは私の指紋でなければ開きません。ちょっと、このままあそこに近づいてくれませんか?」

 華麗に無視された。この人スルー検定でも持っているのだろうか。
 桜さん……もういいや、桜を抱っこしたまま機械に近寄る。すると彼女は、マークの上に手を置いて、
横に付いてある電卓のようなものに、数桁の番号を打ち込んだ。
 機械が静かに動き出し、桜の指紋を読み込む。そして、かちゃりと小さな音を立てて、柵の鍵が開かれた。

「さあ、お入りくださいませ」

 桜が僕の顔を見つめて言った。僕は無言で頷いて、柵に向かう。
 両手が塞がっている僕の代わりに、桜が柵を押してくれた。スルリと身体を中に入れると、柵がガチャンと煩い音をたてて閉まった。

「ところで……そろそろ疲れたから下ろしていい?」

 本当は全然平気だけど、あえて僕は尋ねた。彼女を抱き上げた姿を、家の誰かに見られたら面倒な展開になりそうだと思ったからだ。
 しかし、本当はそれ以上に精神が限界を迎えそうだったのが本音なのは秘密。
 もうね、桜、頼むから胸を押し付けてくるのは止めてください。誰にも言ってないけど、僕って対人恐怖症なのですよ。
 今は異性相手ならなんとか大丈夫ってところですが、それでも怖いものは怖いのです。
本当なら半径二メートルは近寄ってほしくないくらいと思っていますが、口には出さない。
 コミュニケーション能力最悪の僕でも、それを言ったら相手が傷つくことぐらい分かっているのだ。だから心に鞭打ち、震える両足をしっかり隠す。

「はい……私も、そろそろ歩けそうですので、ここで下ろしてください」

 桜がそう言ってくれたので、遠慮なく下ろす。
653他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:01:16 ID:4O18vSmE
 ちょっと心配したけど、桜は何の不自由もなく両足を立たせた。
 すると、自然と桜の横顔を見上げる形になった。むう、なんというデカ女、これはどう見ても身長165cmはある。
 ……それくらいあっても変ではないか……僕の身長150cm…………何度測っても150cm……う、羨ましくなんかないんだからね!
 身長の関係上、桜の胸元が僕の顔の位置なので、仕方なく僕は彼女の胸を睨み付ける。目なんて怖くて見れません!
 しかし何を勘違いしたのか、桜は急に自らの胸を押し上げるように両腕を組んで、胸を反らした。
 僕の眼前に彼女の胸が迫る……でけぇ、マジでけぇ……小さなメロンくらいあるよ……あ、あれ、なんか浮き出てる。
 桜の二つの胸の頂点に、内側から小さくポツンと点が浮き出ていた。これってもしかして乳首? ひょっとして、今ノーブラ?
 僕は吸い寄せられるように、桜の乳首に顔を近づけていく。そしてその距離がどんどん縮まっていき、そして……。

「捕まえましたわ」
「ぶほぉ!」

 桜に思いっきり抱きしめられた。僕の視界が黒く染まり、桜の甘く、それでいて、いやらしい匂いで、肺が満たされた。
 僕の顔がすっぽりと、桜の乳房に埋もれた。なんとか離れようともがくが、凄い力で押さえつけられて動けない。

「もう、謙一様ったら、いけませんわ。胸をそんなに凝視なされては、思わず子宮が疼いてしまいましたわ……これだと、後がとっても楽しみです」

そういって、桜は僕を放してくれたけど、僕は彼女の言葉を聞く余裕はなかった。半分パニック状態で、僕は必死に酸素を体内に取り込んでいた。

「そんなに顔を赤らめて……私、それだけで三回はおかずになりますわ」

 おかずって、なんの? 尋ねたかったけど、嫌な予感がしたので、聞かないことにした。
 もう本当に帰りたい。多分彼女も60万円のこと忘れているから、今帰ったらうやむやに出来そうな気がするし。

「60万円、用意できておりますので、私の家で撮りましょうか」

 ぎゃふん、覚えておりました。誤魔化してしまおう。

「あのさ、桜、やっぱりアレ、無しに」
「このときのために、超高性能ビデオカメラを用意いたしましたわ。しっかりご用意は完了しております」

 僕の願いもむなしく彼女に腕を引かれ、彼女の家に向かうことになった。
 歩くこと10分。やっと彼女の自宅玄関に到着した。
 なんとか桜を騙して帰ろうと思っていたら、桜の母親が玄関先に出てきて、一時ややこしい事態になった。

「お帰りなさい、桜ちゃん、この方はどなたですか?」

 僕が答えるよりも先に、桜が質問に答えた。

「こちらは私の命の恩人の、謙一さんです。私が卑劣な誘拐魔にさらわれていたのを、勇敢にも助け出してくれたのですわ」

 しかし内容はえらく省略されていた。ちょっと待て、話の前後がまったく含まれていないぞ。娘が誘拐されていたと聞いたら騒ぎになってもおかしくないぞ。
654他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:08:52 ID:4O18vSmE
 案の定、桜の母親は目を見開き、両手を口に当てて呆然としていた。
 このときになって、僕は初めて桜の母親の顔を見た。
 頭にふんわりとまとめられた亜麻色の髪に、目元の泣き黒子が不思議な色気をかもし出していた……ような気がした。
 おそらく美人なのだろう。今まであまり他人の顔を見たことがないから、そこらへんの基準がよく分からない。

「謙一さんのおかげでまったく怪我を負うことはありませんでしたわ。お母様、私、彼に見も心も捧げたいですわ!」

 そんな母親を無視して話を進める桜さん。この人、小学生の頃、人の話を聞きましょうと通信簿に書かれていただろうな。
 というか、桜さん。さりげなく爆弾発言を連発するの止めてもらえません。新手の羞恥拷問ですか?
 そんなことを考えていると、呆然としていた桜の母親もついに口を開いた。

「まぁ〜〜! それでしたら、さっそくお祝いしなきゃ。さささ、謙一さん、質素な家ですが、なんなりとお上がりください。
 桜ちゃんも、急いでお風呂を済ませてきなさい。汗臭い女の子は嫌われますよ」
「そうでしたわ、私としたことがうっかりしておりました。謙一さんの汗なら大好物ですけど、他人の汗は不快に感じますものね」
「シャワーだけでも浴びてきなさい、私はおもてなしの仕度をしておきますから……それと、申し送れました、私、桜の母親、静香と申します」

 僕のことを無視してトントンと、話が進んでいく。そういうことは、せめて当事者が居ないときに話してください。
 それとお母さん、言うことはそれですか? それよりもほかに聞くことがあるだろうと小一時間問い詰めたいが、我慢。

「さあ、謙一さん。お茶をお出ししますので、どうぞ中へ、お腹も空いておりますでしょうから、昼食の用意もできておりますのよ」

 桜と母親はにこやかに笑みを浮かべて、僕を家へ誘った。拒否権は行使できなかった。具体的に桜の母親に手を掴まれて中に引きずり込まれたから。
 玄関を通り、広い廊下を進み、僕の部屋が10個くらい納まりそうなリビングに通された。
 途中、何度かメイド! と力いっぱい主張している人たちとすれ違ったけど、見なかったことにした。もうメイドの一人や二人で驚かない。
 
655他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:09:56 ID:4O18vSmE
 それにしても、ある意味、運が良かった。もし同姓の人と出くわしたら問答無用で退散していたと思う。
 しかし異性であってもこんなに大勢は辛い……ていうか、桜、胸が当たっているし、顔が近いし、少し離れて。
 そうやって入ったリビングも屋敷の外観に劣らず、とっても豪邸だった。豪勢なシャンデリアに、豪勢なプラズマテレビ、
 豪勢なじゅうたん、豪勢なテーブルに、豪勢な料理が所狭しに乗せられていた。
 ちょっと待て、玄関からここに来るまで五分もなかったぞ。どうやってこれほどの料理を用意できるんだ。

「先にお召し上がりください。もうすぐ、桜ちゃんも用意ができると思いますから。腕によりをかけて作らせましたの」

 桜の母親はにこやかに椅子を引いて座るよう催促した。なんだかどっと疲れてきた僕は、その椅子に、腰を下ろした。
 ていうか、少し一人にしてください。もうそろそろグロッキーです。胃から大量放出の危険が出てきました。
 静香さんは、ニコニコと笑顔を浮かべて僕を見ている。これでは逃げることができない。
 ならばせめて食べるだけ食べて、さっさと帰ろう。60万円の話はまたこんどということにしよう、うん、そうしよう。
 眼前に広がる料理の山に目を向ける。一皿一皿、とても高そうだ……そうだ。
 脳裏に走った提案に、思わず歓声を上げそうになった。
 ここで、できるかぎり汚く食べたら、静香さんも幻滅してくれるのではないだろうか、それで娘の行動を止めてくれれば……これでいこう。
 僕は手元にあったステーキに手を付けた。ナイフで切り分けることはせず、フォークを突き刺し、かぶりついた。
 口中に広がるステーキの味。力を込めなくても容易く切れる柔らかい肉が、高級感溢れていた。
 なんという美味さ、これはどう考えても100g1000円クラスのお肉ではない。少なくとも、1万円以上はしそうだ、ブルジョワジーめ。
 さらに近の皿に盛り付けられていたソーセージを手づかみで食べる。肉汁がポトポト皿に落ちる。
 これならば幻滅してくれるに違いない。そして帰ろう、帰って引きこもろう。
 そう思い、やけに黙っている静香さんに目をやる。

「…………可愛い顔しているのに、こんなにワイルドな食べ方するのね……」

 顔を赤らめ、モジモジと太ももを擦り合わせている静香さんがそこにいた。
 どこをどう取ったらそうなる。普通はなんて汚い食べ方だとか、意地汚い人だとか、そんなマイナスイメージしか持たないような気がするのに。
 ちくしょう、負けていられない。不思議と敗北感を感じた僕は、やけくそ気味に手当たり次第に皿上の料理を掴み、口に押し込んだ。
656他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:11:02 ID:4O18vSmE
「…………もうご馳走様です……」

 85皿目の料理を平らげたあたりで、僕はギブアップ宣言した。体内の消化器官を限界近くまで強化しても、ここまでが限界だ。

「あら、まだこんなに料理が残っておりますけど、もうご馳走様ですか?」

 静香さんが、驚いた顔を見せた。静香さんが指差す方向に目をやると、確かに大量の料理が盛り付けられた皿があった。
 もうご馳走様って、静香さん。食べたそばから新しい料理を持ってこられたら、減るものも減らないでしょうに。
 こうしている今も、メイドさんが、湯気が立ち上っているステーキ三枚を、ワゴンに乗せて運んできていた。

「もしかして具合が悪いの? それでしたら医者をお呼びいたしますわ」
「いえ………平気です。当分、何も食べなくて生きていけそうです」

 見た目は変化していないけど、一月は何も食べないでいても平気だと断言できる自身があった。
 食べた分を片端から消化、吸収、を繰り返したおかげで、体中から力が漲ってきている。
 今の僕ならたとえ腕の一本を切り落とされても瞬時に再生可能だ。
 ここの人間は加減というものを知らないのか……ん。
 ぐにゃりと、世界が歪んだ。あわてて目を擦ったが、意味がなかった。

「あ、あれ、なに……これ…」

 自分の言葉が遠く、頼りなく聞こえる。ぐにゃり、ぐにゃり、桜の顔が、静香さんの顔が、メイドさんたちの顔が、歪む。
 それどころか、自分が立っているのか座っているのか、それとも寝ているのか、全てがあやふやで不確かなものになっていく。
 そして、僕の意識は完全に闇に閉ざされた。
657他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:13:08 ID:4O18vSmE
 意識が目覚めたとき、自分がどこにいるのか分からなかった。視線を下げると、
 八の字に開かれた両足と、臨戦態勢に入った自分の息子と白いシーツが見えた。
 しばらくの間、ぼんやりと天井とシーツを交互に見つめてから、自分がベッドの上に横たわっていることに気づいた。

「………起きなくちゃ……」

 起き上がろうと、身体を横に倒。
 かちゃり。
 そうとしたが、できなかった。手足を少し動かすと、何かが引っかかって動けなかったからだ。
 何が引っかかったんだろう、頭を動かして、手首の方に目をやって、僕は愕然とした。

「……鎖……だよな…」

 僕の両手は、ベッドの下まで続いた鎖に固定されていた。
 身体能力を強化して、もう一度ひっぱる。が、ぴくりとも鎖は動かない。
 ふん、ふん、気合を入れて引っ張るが、結果は同じだった。
 幸いなことにベッドが、とんでもなくふんわりとしているおかげで、大して辛いとは感じなかった。

「お目覚めですか、健一様」

 突然かけられた言葉に驚いて、声のしたほうに視線を向けた。そして思わず叫んだ。

「さ、ささささささ、さ、ささ、桜、さん」

 そこには、下着すら身に付けていない、桜が立っていた。
 桜は眉をしかめて、一歩一歩僕に歩み寄ってくる。一歩進むたびに、彼女の豊かな胸が、ゆっさゆっさと揺れる。

「桜……と呼んでくださいませと、あれほど申したではありませんか……」

 そして、僕のすぐそばまで近づくと、大の字になっている僕にのしかかって来た。
 彼女の乳房が僕の胸板に押し付けられ、僕のおちんちんが彼女のおへその辺りに押し付けられた。

「さ、さくんちゅ」

 僕がなにか言おうと口を開いた瞬間、僕の口は、桜の口で塞がれてしまった。抵抗する間もなく、桜の舌が僕の舌を引きずり出し、絞るように舐めまわす。
 性的なことにはまったく経験がなく、あまり興味のない僕でもはっきり分かるほどの、情欲のキスだった。
 たっぷり五分近く……実際何分か分からないけど、僕にはそれくらいに感じたキスの時間は、桜の名残惜しい瞳を残して、一時終わりを迎えた。

「んん、ちゅぴ、ちゅぷぷ、ぷぁ……喋ると舌を噛みますよ、んん……ちゅう……ああ、可愛いですわ……
 目元トロントロンして、口から涎垂らして、いっぱい感じてくださっていますのね………」

 そういって桜は再び、情熱的なキスを再開した。
658他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:14:45 ID:4O18vSmE
 先ほどと同じように、僕の舌は再び桜の舌に嘗め回され、吸われた。
 歯の裏側を一本ずつ丁寧にほぐされる。上あごをほじくるようにグリグリと舌で押され、僕の口中は徹底的に桜に犯された。
 頭が痺れたように動かない。桜の舌が、僕の口中を這いずり回る度に、僕の意識は白く溶かされていった。
 満足したのか、桜は笑みを浮かべて唇を離した。桜の唇と僕の唇を透明な橋が繋がり、途切れた。

「はぁ……健一様の涎、とっても美味しゅう御座いました……最高級のワインでも、これに勝る美酒はありませんわ」

 桜が、手を伸ばして僕の頬を撫でる。僕はそれを黙って受け入れた。まるで夢を見ているような、あやふやな気分だ。

「ふふふ……謙一様……お薬が大分効いているみたいですわね。お母様に、改めて感謝いたしますわ。意識を半分だけ覚醒させることもできるのですね」

 桜の指が、頬をくすぐり、唇を撫で、首筋を擦る。
 いったい桜は何を言っているのだろう。それと、顔を近づけるな。

「お腹に当たっていますわ……さっき、あれだけしゃぶってさし上げましたのに、まだまだお元気みたいですわね。これは女で絞ってあげるしかないですわ」

 桜は身体を起こして、僕の足のほうに下がった。僕の太ももがお漏らししたように、透明な液体でびしょ濡れになっていた。
 僕の視線に気づいたのだろう、桜は頬を染めて、僕のおちんちんの上に、腰を近づける。
 ……これはもしかしなくても貞操の危機?
 瞬間、脳の一部が覚醒した。次いで襲ってくる他人のプレッシャー。こんなときでも恐怖症は健在のようです。

「キスしただけで、濡れてしまいましたわ……私、初めてですのよ。殿方のペニスを舐めるのも、キスをするのも、全部初めて」

 桜は左手で僕のおちんちんを掴むと、右手で女の部分を指で開いて、挿入体制に入る。
 不味い……このままでは不味い、完全に相手のペースだ。どうにかして彼女を止めなくてはいけない。
 もしこのまま桜と性交してしまえば、桜と恋人の関係になってしまう……会って半日なのに。
 ていうか、僕のおちんちん、今までと比べてずいぶんと素直じゃありません? 自分でもびっくりするくらいにビンビンに勃起しているのが怖い。
 桜の柔らかい乳房に思わずときめいてしまう自分が信じられない。どうやら今の僕は、多少は思春期の少年ということみたいだ。
 巷ではセックスフレンドなるものがあるらしいが、僕はそんなものは嫌なので、してしまったら恋人だと思っているのだ。
 ああ、考えがまとまらない、しかしどうする? 手足は鎖で動きを封じられ、頭も思うように動かない。どうすればこの状況を脱出できる……は!?
 
 
 その瞬間、脳裏に、ある言葉が甦ってきた。
659他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:16:59 ID:4O18vSmE
『いいかい、謙一……無理に取ろうとするから相手は反発するんだ。ここは逆に発想するんだ、
 発想を逆転させるのさ……あげちゃえばいい、そう考えればいいんだ。』

 そ、そうか! 逆転の発想か! 
 僕の脳裏に、今までの出来事がパズルのピースのように繋ぎ合わされた。
 桜は僕のようなタイプを逆レイプするのが性癖の女性なんだ。
 だから、僕が嫌々と反抗しても彼女を喜ばせるだけで、僕がいくら変態な行動を取っても彼女には関係なかったんだ、そうに違いない!

「……しゃ……桜……待って、ちょっと……待って…」
「…………どうしましたの? これから私、女になるところですのに」

 桜は不満そうに、広げた秘所から手を離した。
 やはり、答えは一つ。これを和姦にもっていけばいいのだ。そうすれば、桜は僕に幻滅して、すぐにでも鎖を解いてくれるだろう。
 僕は桜の瞳を見つめた。桜も、僕の様子に、なにか違うものを感じたのか、真剣な目を僕に向けた。

 うぁぁぁぁ、怖い、怖い〜〜〜そんなに僕を見ないで〜〜〜。

 思いとは裏腹に、僕の身体と頭は緊張に硬直していく。図らずも、自分の頬が赤く燃え上がっていくのが分かった。
 言え、言うんだ、謙一! 今ここで一言告げるか告げないかで、その後の人生が大きく左右されるんだ。最後の勇気を振り絞れ!

「…あ、あのさ、あのね、その……その……もしね、もしエッ、チする、だったらね、しちゃう、んだったらね」

 上手く唇が動かず、よく分からない言葉しかでてこない。けれども、桜はじっと僕の言葉を待ってくれた。
 今だ、今を逃したら、次にチャンスはない!
 僕は一旦大きく、深呼吸をして、震えるような小さな声で桜に告げた。

「一回だけ………一回だけでいいから………優しくキスして……そんでギュッと抱きしめて……それで……それで……好きって……言ってほしい」

 よっしゃーー!! パーフェクトーー!! まさしく愛のセリフ、まさしく女性っぽい言葉。男が言ったら、気持ち悪いと取られそうなセリフだが、今はそれが重要だ。
 桜は、目を見開いて、無言で肩をふるふる震わせていた。
 ふふふ、これで後は家に帰れる。次の貴女のセリフは、そんなこと言われたから醒めてしまいましたわ、だ!

「……大好きですわーーーーー!!!!」

 僕の思いはまったくはずれ、桜は部屋中に聞こえるくらいの大音量で、愛の言葉を飛ばした。
 そして、言い終わると同時に、桜はいきおいよく腰を下ろして、僕のおちんちんを受け入れてしまった。

「うひ、うわ、うわ!」
「いいーーー!! 初めてなのに、イキます、イキますわーー!!」

 おちんちんに感じる、言葉に言いあらわせられない不思議な感触。何本もの手で扱かれている様な、はたまた舐められているような、歪な快感。
 思わず呻いてしまった僕を他所に、桜は身体を痙攣させて、激しく絶頂を迎えた。
 ぎゅぎゅっと締め付けられる感触に、僕は思わず桜の中へ大量に放った。

「あああ! 出る、出てる、はぁぁ、これ、これ、これぇぇーーー!!!」

 桜は身体をくねらせて、嬌声を上げた。桜の身体が痙攣を起こすたび、小さな汗の粒が飛び散り、僕の身体に降りそそぐ。
660他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:18:02 ID:4O18vSmE
 桜の豊満な乳房が、ゆさゆさと踊る姿は、とてもエッチに思えた。

「う〜〜、うう、と、止ま、止まらない」
「あああ! 気持ちいいですわ、気持ちいい、セックス気持ちいい! もっと! もっと! もっともっともっともっと、もっと!」

 まだオーガズムを終えていないと思えるのに、桜は僕のおちんちんを引きずり上げるように腰を持ち上げ、叩きつけるようにお尻を太ももに下ろした。
 こつん、とおちんちんの先端が桜の最奥を小突く。それも桜が腰を下ろすたびに何度も。
 色情に染まった桜は、狂ったように快楽の悲鳴を上げた。まるで全身で僕から受ける快感を貪っているみたいだ。

「ちょ、ちょっと、動かないで、止まってよ!」
「嫌ですわ! 無理ですわ! そんなこと言われたら、もう私止まりませんわ! 感じてください、私の愛を!
 貪ってください、私の女を! 食べちゃってください、私の全てを!」
「なに、なに言って、うう、出る、出る!」
「出してください、私の子宮は貴方の子供を生むためにあるのですわ! 遠慮なく白く染め上げてくださいませ! あああ、愛しておりますわ〜!」

 あまりの快感に、僕は壊れたように射精を繰り返した。チカチカと目の前が光、腰が引きつるのを止められない。
 細かく振動を繰り返す桜の膣道が、出される精液を全て吸い上げる。
 絶えず送られてくる快楽のパルスに、僕は耐え切れず、失神してしまった。
661他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:21:48 ID:4O18vSmE
「…………む〜、ん〜んん」
「……すぅー……すぅー……すぅー……すぅー……」

 僕は桜の乳房に挟まれるような形で目が覚めた。マシュマロの山に埋もれて窒息する夢を見たが、これが原因だったのか。
 驚きのあまり悲鳴を上げそうになったが、かすかに聞こえてきた桜の寝息に、声を押さえ込んだ。
 何度か瞬きを繰り返し、顔を上に向けると、そこには桜の安らかな寝顔があった。
 ええい、顔が近いとあれほど言っているだろうに。僕は急いで視線を下げた、肌色の世界に戻った。
 ふと、手首足首に感じていた鎖の感触かなくなっていた。起こさないように身体を起こそうとした。が、すぐにそれが不可能だということに気づいた。
 僕の身体は抱き枕のように横抱きにされていたのだ。両足をしっかりと僕の腰に回し、僕のおちんちんを受け入れたままの状態で桜は寝入っていた。
 なんで僕の身体を抱きかかえていらっしゃるのですか貴女は。そんなにしっかりと抱きしめられたら身動きできません。
 ていうか抜いてください、おかげで僕のおちんちんがちっとも静まる気配を見せません。

「……すぅー……すぅー……すぅー……すぅー」

 桜の規則正しい寝息が、僕の耳に伝わる。
 桜の乳房に顔を包まれ、僕はゆっくりと深呼吸。口は乳房に塞がって開けられないから、鼻で呼吸する。
 ゆっくりと満たしていく、桜の甘い体臭、包まれていく体温、身体の奥底に伝わってくる桜の心臓の鼓動。
 不思議と、恐怖が薄れていった。桜の全てが、僕の心を解きほぐし、癒していく。

 不思議だった。

 いつもなら勝手に身体が震えて、近づくのも嫌になるのに、なんでだろう。
 恐怖と怯えに覆われていた僕の人生の中で、ただただ逃げ続けてきた僕の人生の中で、初めて訪れた……不思議な感覚。

「…………ん〜?」

 いつの間にか、僕の頬が濡れていた。
 それがすぐに涙だと分かった。しかし、混乱するよりも早く、新しい涙が目から流れ出る。
 次から次へと大量の涙が僕の目元を、頬を、桜の乳房を濡らしていく。
 僕は、止まることのない涙に翻弄されて、目の前の身体に必死で抱きついた。
 どこまでも柔らかく、どこまでも暖かく、どこまでも優しい温もりを。
 そうして涙を流していると、異変に気づいたのか、桜が目を覚ました。

「……すぅー……すぅー……すぅー………んん、んんん〜〜、冷たい……何だか胸が冷たいですわ。なんでこんなに……って、健一様、どうして泣いていますの!?」

 突然声をかけられ、反射的に視線を上げる。僕の視線と桜の視線が繋がった。桜の瞳が驚愕に染まっていた。

「どこか苦しいのですか? それとも痛いのですか? ええっと、ええっと、痛いの痛いの〜とんでけ〜!
 どうしましょう、医者、医者を、いえ、ここは私が抱きしめて擦ってあげれば、でももし病気だったら、ああああ」

 オロオロと周りを見渡したり、僕の頭をペシペシ叩いたり、はたまた窒息しそうなくらい、強く抱きしめてきたり、まるで落ち着きがなかった。
 百面相という言葉が当てはまると思えるくらいに、桜の表情がコロコロ変わる。見ていてとても面白い。
662他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:23:24 ID:4O18vSmE
 さっきの寝顔とのあまりの違いに、僕は思わず噴出してしまった。
 それを見た桜が、呆然とした表情で僕を見つめる。

「……あの、健一様、どこか具合でも悪いのでしょうか?」

 桜が心配した顔で、僕に尋ねた。僕はその瞳を黙って見つめ返した。
 もう、身体が恐怖で硬直することも、怯えて視線を逸らす必要もなかった。
 そうか……そうなんだ……僕が今まで怯えてきたのはこういう理由だったんだ。そうだったから、僕は他人の目を見ることができなかったのか。

「別に悪くない。ちょっと埃で涙がこぼれただけ」

 あまりにも慌てふためく桜の様子に、ちょっと罪悪感を覚えた僕は、そう言って桜を安心させようとした。
 桜は僕の言葉を聞いて、安心半分、疑惑半分の視線を僕に向けた。

「そうでしたの……起きたら、いきなり謙一様が泣いていますから、私びっくりしましたわ」
「驚かせてごめん。だけど、原因の半分は桜のことだよ」
「わ、私ですか!? 私、何か粗相でもしましたでしょうか!?」
「……人のこと、薬を使って逆レイプしたくせに、どの口が言う。今だって、僕のものを離さないじゃないか」

 僕の言葉に、桜は身体を硬直させた。あたかも銅像になってしまったかのように。
 しかし、桜は決して、両足の拘束を緩めようとはしなかった。
 僕も、そこらへんは無視して、桜の顔を見上げる。
 桜の額に、一筋の汗が滴り落ちた。
 ……そういえば、こうやってじっくりと誰かの顔を見るのって、凄い久しぶりだな……幼稚園以来かな?
 改めて見ると、目もパッチリ大きく、ちょっとたれ目なのがとても可愛らしい。
 全体的に幼い顔立ちをしているが、身体は申し分ないくらいに発達しているので、むしろプラス要素だ。
 そんなことを考えていると、桜が口を開いたり閉じたりし始めた。多分、何かの言い訳を言おうとしているのだろうが、いい言い訳が出てこないのだろう。
 僕は自分の頬を、桜の乳房に擦り付けた。すこし硬く勃起し始めている桜の乳首が当たり、先ほどの快感の名残を物語っていた。
 軽く深呼吸すると、桜の甘い体臭が鼻孔を伝わり、脳裏を駆け巡る。

「……あの、その、これは、それで、あの、ですが、でもでも」
「……一個だけ我侭言ってくれたら、許すよ」
「本当ですか!? 許してくれますのね!? 嫌いになったりしませんわね!?」

 僕がそういうと、桜は鬼気迫る表情を緩めた。
 むう、これを言ってくれるのかは分からないが、だめ元で言ってみようか。

「もう一回ね、もう一回だけ…………愛しているって、言ってくれたら許す」

 それだけ伝えて、僕は桜の乳房に顔を埋めた。僕の提案に、桜はぶるぶると身体を振るわせて、顎を上げてしまった。
663他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:24:38 ID:4O18vSmE
 しまった、もしかして怒らせてしまったのか……せめて僕の身体を離してから怒ってほしいが、はたしてどうだろう。
 けれども、僕が何か言う前に、桜は素早い動きで僕を仰向けにして、騎乗位の体制になった。
 満面の笑みで僕の身体を見下ろし、膣がきゅっと締まった。
 思わず、僕は快感のため息を吐いた。

「もう……健一様は、何度私を萌え死にさせるおつもりですか? 不覚にもイキそうでしたわ、というより、半分イキましたわ」
「……そんなに感じてくれた? 僕、初めてだから自信ないんだ」
「大丈夫ですわ、自慰では思いも付かないくらい気持ちよかったですわ。血だってでませんでしたし、これを毎日やられたら私が壊れてしまうくらいですわ」
「そう言ってくれると嬉しいな。ねえ、動いてくれない?」

 桜は、にっこりと笑みを浮かべて、ゆっくりと腰を揺すりだした。

「ふふふ……好きですわ、健一様。愛しておりますわ、健一様。陳腐な言葉ですけど、海よりも深く、山よりも高く、貴方様への愛が止まりませんわ」

 それだけを僕に伝え、桜は身体を前に倒してきた。


 そして、僕と桜は、あらためてキスをした。
664他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:26:09 ID:4O18vSmE
「おはようございますわ……いえ、もう夕方ですから、おはようとは言えませんね」

 緩やかに送られてくる快感、僕はそこで夢から覚めた。僕の夢を覚ましたのは、さっき夢に出てきた、神谷桜本人だった。

「あは、健一様のって、とっても素敵ですわ。こうやっているだけで、頭の中が幸せでトロトロに溶けてしまいますもの」

 そう答えた桜は、騎乗位の体制で、巧みに腰を振っていた。

「……そういってくれると嬉しい、けれど、どうして桜がここにいるの? たしか今は授業中じゃない? いいの? ホイホイ抜け出してきて」
「大丈夫ですわ、私、テストの学年順位一位ですから。一度や二度休んだくらいで成績が落ちたりしませんわ」

 桜が流した愛液ですっかり濡れてしまった僕の太ももが、桜のお尻とぶつかって卑猥な音を立てる。
 腰のストロークが少しずつ早く、強く、単調になっていく。どうやら、桜の限界は近いみたいだ。

「そう、分かった。それだったら、遠慮なく桜の中に出すから、しっかり受け取ってね」
「はい! はい! いっぱい出してくださいまし、全部飲み込んであげますわ、うああ、ああ、ああ、イク、イキます、はしたなく気をやってしまいますわ!」

 ばちん、ばちんと、愛液を激しく飛び散らせながら、桜は絶頂に向かう。僕はこらえることはせず、ありったけの思いを込めて、桜の膣内に放った。

「あは! 来た、いっぱい来た、熱いの、熱いの来た………おお、おおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」

 瞳を裏返し白目になって、舌を突き出すようにして、桜は人間の言葉を捨てて、オーガズムに達した。
665他人が苦手な少年の日々、変態との出会い:2008/01/30(水) 22:29:27 ID:4O18vSmE
 まだ一人しかでていないけど、これからが俺のターン。
 つまり、俺なりのハーレムというやつだ。

 次あたりから超能力を使い出すから、スレ違いなら、超能力スレに移るぜ。
 そういえば、タイトル付け忘れていることに気づいて愕然。



 次回、他人が苦手な少年の日々
 第三話「意地っ張りな彼女は匂いフェチ」

 桜という精神的にも肉体的にも甘えられる相手に出会えた謙一少年。
 ようやく恐怖症から立ち直り始め、少しずつ他者と触れ合うようになってきた謙一は、ある日、自分が誰かに見られていることに気づく。
 そこで、待ち伏せして捕まえると、なんと自分をストーカーしていた人物は、気が強いことで有名な、高円寺ツンだった。
 それだけに止まらず、さらには、桜が60万円の話を覚えていたから事態は急変していく。


 次回は未定、本気にしないでね。
666名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:32:03 ID:qmhAWU4J
乙&とくめー仕事しろ
667名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:52:42 ID:HNQ4FVUN
えらいこっちゃwww楽しいSSだわ。
668名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:28:28 ID:2L9FZquY
ところどころ気になるけど、それを吹っ飛ばすエロスがナイス。
結果的にハーレムになってるならこのスレでいいと思うよ。
669名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:01:02 ID:ly282ZJl
調教系やでぶ凌辱系やMC系や超能力系でもハーレム化はあるしな
その辺区分が微妙ではあるが最初がここでちゃんとハーレム化する前提なら別にここのままで問題ないと思う

ところでこの主人公はヒロインを超える電波に刺されるのが先か
ヒロインが他の女性に刺されて鬱展開になるのが先かって感じな気がするじぇ
670名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:14:41 ID:2IyrTj+/
GJすぐる!!!!
次回も楽しみにしてるよ!!!!!
671名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:40:12 ID:MN1SZ7Fb
乙&とくめー仕事した
672名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:53:08 ID:LLiO7yaY
そろそろ次スレの季節ですね。
皆さん、埋めの準備はできてますか。
673449:2008/02/01(金) 10:06:59 ID:LuVPIcnr
いま出張中なんで、投下出来るのは来週末だー。
というわけなんで他の方、気にせずに投下どうぞ。
674名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 17:38:42 ID:PaAvgbKp
容量不足か。

携帯なんで容量分からないんだが、総数66ページはこのスレに収めるのは無理かな?
675名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:23:44 ID:8iJgexO5
>>674
の時点で447.65kB
676名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:37:11 ID:CNv/Da7M
残り52kb=52000バイト=26000文字。
ただしメ欄とか改行とかが結構容量食うんで、
20000文字ちょっとと考えておくべき。
677名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 08:07:24 ID:i/8+8Yd9
水滸伝ハーレムとかむりだな
678名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 09:27:47 ID:Eqwo4Pfv
>>675>>676
ありがとう。
2スレに跨りたくないから、次スレ立ったら6回くらいに分けて投下する。
もう書き上がってるから、携帯が壊れない限り投下はするから。
埋め様短編でも書きながら次スレ立つの待つよ。
679名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 10:37:29 ID:rX9Kwva3
誰か立ててくれ〜
立てられなかった
680名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 19:44:44 ID:TqDFb+2r
>>679
この板にはこのスレだけじゃないし、もうちょっと待たないと。


で、サブタイどうしようか?
681名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 20:04:16 ID:lQepFzmR
【そこには】【愛がある】
一つ提案
682名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 20:45:54 ID:d+OuTiCB
【腎虚?】【そんなの関係ねぇ】
683名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 21:33:46 ID:z3G+TWD9
【俺の】【女達】
684名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 21:41:12 ID:R3zXNeJK
【みんな】【俺の嫁】
685名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:26:08 ID:f2ZPISqY
【世界の女は】【僕のもの】
686名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:34:28 ID:xFWFsSSH
>>684+>>685に一票

あと>>677の水滸伝ハーレムが見たい
687名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:59:18 ID:zn74WHic
>>681が一番俺はいいと思うが
>>685も捨てがたい・・・。
688名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:14:49 ID:UUb/MiuF
【13人】【連続暴行魔】
689名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:22:53 ID:O22gDx0A
【そのチョコ全部】【俺の物】

時期的に。
何文字までいけるんだっけ。
690名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:28:35 ID:2Q7pHkRI
【来るもの】【拒まず】
691名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:38:14 ID:3XG2gGBT
半角で12文字まで
692名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 01:17:29 ID:WMf44sAP
【スキスキ】【ダイスキ】
693名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 02:12:47 ID:uA+9nSGz
【皆で】【仲良くH】
694名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 06:05:02 ID:RdwZjp6j
【13人目の】【少女】
695名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 08:30:38 ID:hkVWBEhK
【昼はM】【夜はS】とか
696名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 08:51:37 ID:NN1EbJQV
【増える】【わかめ】
697名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 09:20:59 ID:yfYsfOkn
【円卓の】【ヒロイン】
698名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 09:40:10 ID:fJ/6QN9m
【エージェント】【スミス】
699名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 11:33:35 ID:5VMxnOeU
【主専用】【3倍愛する】
700名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 15:36:33 ID:IeQcuJ+v
ワカメWWW
701名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 18:39:50 ID:d/3rszNc
【どうみても】【ハーレムです】
702名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 19:03:59 ID:307+2h0d
>>688 >>694
次は14スレ

703名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 19:35:04 ID:fV+mVn1u
>>702
ハーレム主+ヒロインの人数だと思ってたけど。現スレもそうだし
704名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 11:00:33 ID:nKqheeBq
現行のタイトルって【ヒロイン】【1ダース】だから厳密には13というのではないのでは?
別にどうでもいいけどw
705名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 11:06:27 ID:SSXljAsb
ヒロインが1ダースいれば主人公の男と合わせて13Pだろ。
次は14Pだからレズハーレムでないならヒロインは13人でなければならんのだ。
706名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 11:35:39 ID:JvNSavRG
【蛇遣い座】【始めました】
707名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 12:40:06 ID:89XhCR3W
>>706 ワロタ
708名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 17:22:16 ID:BSn6EipZ
>>703 >>705
ですよねー。まあ、暗黙の了解だったし、説明不足だったと言われても仕方ない

>>706
なんだそれはw と思ったが、でも13星座ってそれ加えた奴だったな。
それに一票。
709名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 21:03:54 ID:nKqheeBq
>>706
蛇という辺りがまたエロイな。
710名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 22:46:45 ID:/+qOOw+K
>>697
俺はこれかな
アーサー王のポジションもヒロインで
711名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 22:51:11 ID:govvA0MF
>>710
マーリンが主なわけか
712名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 22:51:34 ID:nYAs62hb
【オーシャンズ】【13】
713名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:00:45 ID:SSXljAsb
ケンカの耐えないハーレムですね
714名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:23:20 ID:BppyxUZa
アーサー王が主じゃなければ、僕のエクスカリバーが出来ないだろ!!
715名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 00:50:04 ID:vWrtyehK
貴方が私の鞘だったんですね…と


(鞘と変換しようとしたら沙耶が出た)
716名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 01:34:02 ID:nmevr/qc
【カノジョ】【thirteen】
717名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 11:49:31 ID:gyJaiDEx
【イエス+十二使徒】【+パウロ】
718名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 16:19:52 ID:W75scZ6c
円卓の騎士だの十二使徒だの……
まず誰か12人特定してくれよ!!
719名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 18:50:12 ID:0OQ43qnm
その一
おっとりお姉さん
口癖…あらあら。
その二
天の邪鬼なクラスメート
口癖…な、なにデレデレしてんのよ!
その三
可愛い後輩
口癖…これでも高校生だよ!
その四
近所のお姉さん
口癖…初めては君が良かったな……
その五
生意気な妹
口癖…みりゅくでりゅう!
その六
双子のいとこ
口癖…どうだ、惚れたか?
口癖…どうですか、惚れてくれました?
その八
僕っ娘
口癖…女の子なんだよ。



異論は認める
720名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 19:09:05 ID:a/Y8Ifl3
それ、なんてアイマス?
721名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 19:14:19 ID:W75scZ6c
13人だと12+1って感じだね。

12人の妹+メカ鈴凛とか、
鏡面ライダー+オルタナティブとか。
722名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 19:43:28 ID:jq274ndc
俺は普通に、『光明寺博士と13体の人造人間』が思い浮かんだ。
723名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:04:10 ID:Bd+5ycT5
もういっそサブタイを撤廃しても良いのではなかろうか
724名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:20:17 ID:2JcNAOK0
いや、そんな深刻にならんでも。ちょっとしたハーレム雑談だと思えばいい

>>681>>706を推しておく。14を意識するなら>>706で。
14歳て良い年齢だな。ハーレム主とヒロイン共に性を意識しだすというか。
725名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:27:36 ID:jq274ndc
半角12文字、全角で6文字だから、681も706もアウトだなぁ。
726名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 23:07:26 ID:W75scZ6c
最終的にはスレ立て人が決める。これお約束。
727名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 23:18:43 ID:IGwy3aXF
「13人」「いる!」
728名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 23:31:07 ID:2JcNAOK0
あ、それいいな

>>725
そっか。なら推した二つを修正してみる。
【愛こそ】【全て】
【蛇遣座】【参戦】

…上が別物になった
729名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:42:50 ID:zvodb3DV
【みんな】【平等に】
730名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 11:12:39 ID:Wx0Q7NcY
もうそろそろ誰か立てないか?
俺はダメだと言われたんで誰か頼む
731名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 16:36:42 ID:iWcDBwfJ
732名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 18:04:07 ID:j7KQRvZ5
>>731
レッドツェッペリンかよ
733名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 19:48:09 ID:Q5ri7RrA
>>731
乙。13階段か
734名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 07:48:33 ID:yDbSBPfv
うめ
735キャプテン・トーマス:2008/02/08(金) 14:26:52 ID:lLoGbS18
やぁみんな、フラット11と言うのはどうかな?
736名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 22:19:28 ID:+HQ+nAhM
>>735
GK1、DF10ですか?天皇杯でJ1チームと戦う高校生チームでも、そんなことしませんって。
737名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 01:08:34 ID:LVopwqSi
例えディフェンダーが10人いようが、




「うわ…おにいちゃん、もうだしちゃったの?はやいよー」
「あ、あ、あは…
…え?ち、ちょっと待ちなさいよ…んッ、私、これからだっていうのに…」
「早っ」
「随分気持ち良かったみたいね…まだビクビクしてる。
私が満足するまで、何度でもイカせてあげるわぁ…」




「そう なんども
ぬかれて たまるかー!」




 奴 に ゴ ー ル は 防 げ な い




思い付いたので載せずにいられなかった。
今は反省している
738名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:03:57 ID:VTPf2Yy3
739名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 12:38:12 ID:Y7uYjLnx
人間は理想と現実の狭間で苦悩するというが
これってハーレムにすれば解決するんじゃね
740名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 14:28:29 ID:LKViICf0
理想ちゃんと現実ちゃんの概念擬人化系ハーレム?
741名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:34:11 ID:No4lcvrX
むしろデレデレ日曜日ちゃんとツンデレ月曜日ちゃんで(ry
742名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:03:33 ID:d6AAQUfS
埋め支援に昔書いたの投下しようと思ったが見つからなかった…
なので適当に書いたの張ってみる。

「・・・んで、これはどういった状況?MySonなんて舐めちゃって」
「ペロペロペロ…。つい先程締結された淑女協定において、月曜日は私の番となったワケ。正式な施行は来週からだけど、これぐらいの抜け駆けはいいわよね」
「いや、状況の説明できてないし。と言うかそろそろやばいからそこのけ、非常に危ない。白濁的な意味で」
「ビクビクしてきたね…非常に興味深い」
「って、あんたいつの間に来たのよ?大体月曜日は私でしょ?」
「君が先程言ったではないか。正式な施行はまだなのだよ。ならば私が、いやさ私たちが参加したって問題あるまい」
「そうそうそう!別にかまわないよねっ!というか抜け駆けは禁止だよ!!そこの所間違えちゃいけないな?!」
「言い争いながら舐めたりなでたりもんだりするのはやめてくれ。と言うかすまん、出る」
どぴゅ
「苦い…けど甘い?おいしくはないけどあなたの子種はほしいわね」
「実際精子の活動源に糖が入ってるはずだから多少は甘いはずだがね…むぅ、しかし私には苦いな。代わりに体に塗っておこう」
「臭いつけだねっ!とりあえず先に、残っている分は吸い取っておくよ!…じゅるるるる」
「ぬぉお…えーい吸うな!入れたくなるだろう!!」
「一向にかまわないわね。最初は私でいいでしょ?」
「まぁその辺は仕方がないかな…まぁいい、私は彼のお口を頂くよ?」
「あ、いーないーな二人ともっ!!えーい、こうなったら両手両足上下のお口つかってみんなに悪戯してやるぅ!」
「…いや、正直気持ちいいけどさぁ、こんな展開ってアリなの?」
「「「ない」」」」
「わかってんじゃん」

End Of Junk

もはや文字の羅列ですらないな…吊ってくる

743名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:02:25 ID:8kBkQtqm
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
744名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 06:35:14 ID:6V23aW/k
↑ワンクリ業者サイト。注意
745名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 01:34:55 ID:/mDnN+LU
少し出遅れかもしれないが、チョコレート擬人化ハーレムってのはどうよ?
ネタだけど。
746名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 04:14:16 ID:t3rvD5cL
ツンデレ娘の99%カカオ
年上お姉さんな明治ミルクチョコレート
ボーイッシュなキットカット
おしとやかなお嬢様、ブランドチョコ

……北海道弁ばりばりの田舎っ子、がごめチョコレート
フタなり娘、さきいかチョコ

こうですか、分かりません
747名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 09:49:19 ID:Zl+HFn77
>746
つ「とうきびチョコレート」
748名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 09:56:54 ID:JUBdHXP5
色黒で沢山の姉妹がいる麦チョコ
バランスがとれたダース
海外からの留学生、ゴディバ
乙女ちっくでちょっと変なストロベリー


思い付いたのはこの程度
749名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 11:34:28 ID:mu8eXzd7
よっぱらいのお姉さんのバッカス
理系ツンデレのアポロ
お口でとけるM&M's

最近チョコ食ってねーな
750名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 11:35:26 ID:Oa6H8Kor
人気者だったけどサバよんでたのがばれて謹慎、
でも活動再開したら人気に翳りなしな白い恋人

はチョコメインじゃないか…とうきびチョコレートは超うまいね。
751名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 22:55:44 ID:BDzzQRM9
TVで出戻り呼ばわりされて傷心の不二家さん
偽装問題繋がりで。
オマケに一見女の子なカレールウをそっと置いて逝く
752名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 23:04:39 ID:UO2GYBpn
>>746 つ「ROYCEの生チョコレート」

というよりも、ROYCEの生チョコレートだけでも種類があるから
それでハーレムネタできるね。
753名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 13:17:51 ID:GSq/VftJ
というか、道外の人は話について来れているのだろうか?
内地から来た人が「生チョコ=ロイズ」の方程式を知らなくて困惑するらしいよ

ROYCEは北海道のチョコレートメーカーです
754名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 19:20:42 ID:qgo1Rttj
北海道の人がハーレム好きで有ることはなんとなく分かったが…

みんな、チョコボールの存在を忘れてないか?
でも俺はどうしても色黒のおっさんしか思い付かないんだorz
755とくめー:2008/02/18(月) 19:23:34 ID:E8axgKHG
1つの計算式をみんなのパソコンで解く。
分散コンピューティングってハーレム的じゃね?



分散計算処理プロジェクトは、分析計算を世界中のPCで分担して行い
    医療など科学の発展に貢献しようというボランティアです。

つまり 『難病患者を救えたり、未来の科学技術につながる』 って事です

    ┏━━┓┏━┓┏━┓┏━━┓ ┏━┓      ┏┓
    ┗┓┏┛┃━┫┃┃┃┃┃┃┃ ┣┛┃┏━┓┃┗┓
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      ┗┛  ┗━┛┗┻┛┗┻┻┛ ┗━┛┗━┛┗┻┛
           Grid Computing Project Team 2ch
   - あなたのCPUの空き時間を科学の発展に貸してください -

               Team 2ch 支援サイト
           〜まだ見ぬ誰かの笑顔のために〜
               http://team2ch.info/
              _____.    |             ∧_∧
    ∧,,∧    ||\   \ | ̄ |  point  ∧_∧  (´<_`  )
    ミ,,゚Д゚彡  .||  l ̄ ̄ l |:/\ ゲット ( ´_ゝ`) /   ⌒i
  ┌‐ミ つつ/ ̄||/. ̄ ̄//   \   /   \/    | |
   |└ヾ,, ,,|二二二」二二ニ. ∧_∧    \ /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
    ̄||∪∪   | ||    /( ´∀`)// ̄ ̄/_ニつ/  FMV  / .| .|_
  ―――――――― <  ( つ _// 2ch,/  > ――――――――
   (; -_-)_____\ {二二} 三 三} /_ ____
  / つ _//        / \ ̄ ̄ ̄ ̄"/..=| /  / || ∧∧
  し'`|\// _Hikkie_/.   \     / |. ̄ |l ̄ ̄ l    ||(゚Д゚ ,)
    \}..二二二二二_}     \/  | =| \ ̄ \ ||¬ ⊂ ヽ/
   2ちゃんねる www.2ch.net   | [二二二二二二二|二二二」  )



以上、宣伝でした。
756名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:43:28 ID:nKz7o4jf
>>755
むしろ輪姦的とか公衆便所(無論性的な意味で)に感じててちょっと敬遠してたw
757名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:49:38 ID:sD1652F+
1つの計算式=ハーレム主
みんなのパソコン=ハーレムメンバー
と考えると自分のPCが寝取られてる状況だもんなw
758名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:27:19 ID:cv9LGYLo
>>753 俺道外の人だけど、前にお土産でROYCの生チョコもらって以来
そこら辺に売っている生チョコはカスだと思っているし、「生チョコ=ロイズ」
だと思っているよ。

ところで、チョコの擬人化娘とナニすると、ベトベトになりそうだ。
759名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 23:18:02 ID:2cdGrdqQ
>>755
むしろ、ドラえもんがいっぱい
760名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 01:51:08 ID:F/QeQj4U
洋服とかもそのうちハーレムになりそうだなー・・・
761名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 03:09:02 ID:iEE1QaLG
バレンタインとかってハーレムの場合だと
女の子達が男のアレに自分達のチョコを塗って
女の子達「「「「「「「「「「男君のチョコバット、私達に頂戴」」」」」」」」」」
になるのかな?w
762名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 04:45:50 ID:4zFzjqbS
ハーレムといえばセングラとシスプリと卒業につきる
763名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 18:56:30 ID:AbYguugK
全部幼女、そしてそこに一人妹が入ってるようなハーレムはないかい?

……ショタハーレムもいいかもしれんっ
764名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 21:35:07 ID:wS9aGLG8
あんまり特殊なものを要求されてもなぁ。
自分で書くしかないと思うよ?
765名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 02:56:00 ID:pld+zNux
>>763
ショタはスレチだと何度言えば・・・。
766名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 18:19:11 ID:XEatjPPb
ショタハーレム布教の為、13スレに潜入した>>763
しかし、それはスレ埋めを待つハーレムスレ住人の巧妙な罠だった。
(以下略)


ところで時代劇ハーレムSSなんてあるのかな?
767名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:42:26 ID:cXKgGzju
>>時代劇ハーレム
つ「大奥」
768名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:52:33 ID:3ElyQkZC
睦月影郎とか月影ケンとか。でも鳴海丈が好きだ。
769名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 23:04:55 ID:RrU1zl+K
二次元ドリーム文庫はハーレム率が高いね。さすがドリーム。
770名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 23:51:19 ID:rWwO9RCy
でも地雷率もそれなりだ。さすがキルタイム。
771名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 23:58:59 ID:06+UZe9H
そこでとくめー先生の出番です。
リストはやめちゃったみたいだけど。
772アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:24:25 ID:5Lyaecsx
誰もいない。埋め立てするなら今の内。

触手あり。エロ無し。文才無し。以上がダメだと思った人は「触手日記」でNG推奨。
773アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:24:54 ID:5Lyaecsx
○月○日
 また今日も勇者一味が来た。うざい。頼むからそっとしておいて欲しい。
 全身タイツに法衣という相変わらず妖しげな格好の僧侶が、「触手さん、今日はシチューですよ〜」とか、もういい加減にしてほしい。まだこっちはお前らにやられた傷が治ってないんだよ。畜生。
「触手さん、大丈夫ですから、ね? おいしいですよ〜」とか、そんな見え透いた罠にかかるかボケ。あの時は油断していたが、そう何度もかかるほど俺の知能は低くない。触手舐めんな。
 もうお前ら魔王倒したんだから、俺みたいな人畜無害な触手にいつまでも構ってるんじゃないと言いたい。激しく言いたい。でも俺に発声器官は無いので言えない。くそう。
 でもせめて怒っていることくらいは主張しておきたかったので、ちょこっとだけ顔を出した。決してシチューの匂いにつられたわけではない。
 ……魔法射かけられた。くそう。ミニスカートの魔法使いが、「ああっ、触手さん!? ち、違うんです! び、びっくりしちゃって――!」とか言っていたが、信じられるか! 畜生。
 また今日も触手が減った……。
774触手日記 ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:25:40 ID:5Lyaecsx
○月△日
 まだ勇者が居た。こっそり見たところ、かなりの荷物を持ってきていた。長期戦の準備か。うざい。
 今日は近くの村の村長の娘が来る日だった。いい加減、近くの村の村長の娘と書くのも面倒臭いので名前を聞きたいが、発声器官が無いので聞けない。くそう。
 いつもは広場で薬とかを渡しているのだが、今は勇者がいるので行けない。くそう。あの娘と会うのは俺の数少ない楽しみの一つだと言うのに。
 こっそり薬だけ置いておくかと思っていたら、広場の方がなんか騒がしかった。こっそり見てみたら、近くの村の――面倒だな、セシリア(仮)とでもしておこう。なんかそれっぽい感じだ。そのセシリア(仮)と勇者の一味が言い争っていた。
「出て行ってください! 貴方達のせいで触手さまが迷惑しているのが分からないんですか!」
「そっちこそ、毎週毎週薬をたかりに来て、触手さんが困っているのが分からないのですか!」
 ボディコンみたいな服を着ている賢者と言い合うセシリア(仮)。修羅場!? 修羅場なの!? 魔王も倒した勇者一味と互角に睨み合えるセシリア(仮)が凄いと思った。
 結局、薬は部屋の隅っこにこっそりと置いてきた。あんな修羅場空間に乱入する勇気は無かった。第一、勇者一行に見つかったら殲滅されるし。
 今日は触手が減らなかった。良かった。
775触手日記 ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:26:19 ID:5Lyaecsx
○月□日
 朝起きたら昔の上司のダークエルフ(女)がいた。びびった。しかも、そうとう怒っているようだった。
 やばい。以前酒の勢いでヤってしまったことをまだ根に持っているのか。しかし、アレは一応合意の上だった筈っ!
「ようやく見つけた……」なんて、ひぃぃ、そこまで恨まれていましたかっ! 掌の上でなんかバチバチさせ始めるダークエルフ(女)(そういえば、この娘――外見は。実年齢はどうか知らない――の名前は何だったか。覚えてない……何故だ?)。
 殲滅されそうだったので戦闘体勢をとったら、何故か動揺し始めた。「な、なんで……?」とか、お前が危ないからだよとつっこみたかったが、発声器官が無いので言えない。くそう。
 その後、魔力を感知したのか勇者一行がやってきて睨み合いに。
「貴様っ、触手さんから離れろ!」とか、「くっ、今度は、今度は私が守るんだ!」とか奴らがやっている間に離脱。洞窟の奥の奥まで逃げた。まあ、ここまで来たら追って来れないだろう。危なかった。今日は疲れたのでもう寝ることにする。それにしても、危なかった。
 今日はなんとか触手が減らなくて済んだ。良かった。
776触手日記 ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:27:12 ID:5Lyaecsx
○月×日
 そういえば、今日は生贄が来る日だった。
 毎年毎年丁重にお帰り願っているのだが、いい加減止めてほしい。俺、基本的に草食だし。人間に欲情するようなアブノーマル触手でもない。
 もしや、世間一般からはそういう触手に見えるのか? だったら最高に欝だ……。
 朝っぱらから欝になったが、とりあえず生贄の方にお帰り願おうと動き出す。が、すぐに考え直す。
 生贄の娘――なんでも、村一番の器量良しらしい。正直興味ないが――はいつもなら広場にやって来るはずで、今年も恐らくそうだろう。だとしたら、今はそこに勇者一行が居るはずで――。
 ヤバイ。最高にヤバイ。いや、ヤバかった。
 あやうく虎穴に入るところだった。もちろん、そこに虎子はいない。メリット無し、デメリット満載の素敵空間である。
 まあ、勇者どもが帰らせるだろ。正義の味方だしな。
 とはいえ、ちょっとは気になったので、こっそり広場の方まで行って見る。
「私はっ! 触手さまの妻になるためにっ! 過酷な修行にっ! 耐えてきたのですっ! こんなっ! ところでっ! 負けてっ! たまるかぁっ!」
「くっ!? こいつ、村娘のくせに強いっ……!」
「意地があるんだよ! 女の子にはよお!」
 逃げた。
 まだ震えが止まらない……。
 なんだよ! 勇者一行と互角以上とか、どんな化け物だよ! 生贄っていうか、俺余裕で退治されるよ! なんだよ! ちくしょう! 怖っ!
 とりあえず、生贄には要注意だ。
777アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:35:13 ID:5Lyaecsx
とりあえずここまで。
昔、触手ハーレムが盛り上がったときに書いた。
何故か朴念仁しているのは仕様です。

皆忘れてると思うけど、でも俺はハーレムスレを見守っているから……。
ビバ、ハーレム。ノシ
778名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 23:59:11 ID:I0NI9XfD
>>777
ラッキーじゃないか


触手の新たな可能性を知った。
とてもGJ、触手にGJ。
村娘TUEEEEE
779名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:29:00 ID:4LaEs+90
GJ!!!
> 発声器官が無いので言えない。くそう。
フイタw 繰り返すのがいいなw
780名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:37:00 ID:44CIF/1N
GJ!
それにしても触手、お前って奴は……w
あれ?でもダークエルフは酔った勢いでヤってるのに、人間には欲情しないのはおかしくね?
781アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/23(土) 00:51:01 ID:+iCp1uKm
>>780
触手もダークエルフも魔族なんでおkという持論でした。

ドラ○エモンズターズみたいな感じで一つ。世界観がドラ○エなんで……。
782名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 01:01:34 ID:44CIF/1N
件のそれはよく知らないけど、要は広義で同族なのか。了解。
でもそうすると、孕んだ時凄そうな気も……
783名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 05:53:39 ID:4OXWfN20
ん?
孕ませられるのは魔族だけとか?

人間は生殖には使えないから嬲るだけ。
魔王の命令で姦ってただけだから、心優しい触手さんは
もうそんな鬼畜なことはしたくないという妄想が。
784名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 08:08:55 ID:SnkDzJ+o
とりあえず触手さんには「筆談」を教えたい。
知能は高そうだから。
785名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 11:26:39 ID:88xPT3Vc
激しく黒糖焼酎吹いたw
ダークエルフ孕ませられるなら人間も孕みそうな気もむしろ孕め。
つか触手さまの妻になるための修行ってどんなだよ。
786名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 12:03:34 ID:fbXS3I/V
ヒント

指話
787名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:32:11 ID:6JbEU29I
よい埋め立てでした。
788名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:45:46 ID:8YFW4hJz
某図書館の触手様を思い起こさせる
789名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:34:50 ID:IGxPfbsg
>777
GJ!
続きが読みたくなる面白さでした。

 別の話題ですが、「悪場所の小径」更新再開してましたね。
 それとここの「髪長姫は最後に笑う。」もハーレムですよね。
 ハーレム結成が遅いので気づいていない人いないかもと思いましてご報告です。
 「髪長姫は最後に笑う。」のNGになりかねない要素はふたつ。
 一つ目はしょぱなから主人公以外とメインヒロインが(主人公と会う前に)性行為を
行なった事があるような描写がありますが、特に問題ないかと。
 もう一つは「彼女はくノ一!」のハーレムメンバーが「髪長姫は最後に笑う。」の
主人公に好意があるかのような描写があること。まあ、あくまでもコメディのレベルですので
問題は無いかと。
 それでもいやな人がいるかもしれませんので書いてみました。
790名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:45:20 ID:ebH92bCj
>>789
掲載サイトに難のあるものとしてすでに紹介されてる
791名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:50:47 ID:IGxPfbsg
「彼女はくノ一!」は書いてありましたが、「髪長姫は最後に笑う。」は書いてなかったので。
失礼しました。
792名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:16:43 ID:JvHF53bR
>>788
俺こういうイメージを受信したんだけど、誰か心当たり無いか?
手近な紙の裏に描いたものを携帯で撮ったものだから画質はよろしくない

ttp://f.pic.to/nupqv
793名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:28:24 ID:1KVtUH7J
>>788
俺もそう思ってたが、なんとなく言えなかった。
けど、周りの反応は正反対だな。

>>792
溜め息ついてるな。
なんか味のあるイラストだ!
794名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 22:17:27 ID:FwJ+5Z6d
なんで触手がこんなもててるんだw
過程を読んでみたい
795名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:53:14 ID:dj4heLoF
触手ではないが、巣作りドラゴンを思い出した。
そういえばあれも二つはハーレムENDだったな。
796名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 00:21:14 ID:1eJc0NzI
今日「アメリカン・ギャングスター」を観てきたんだが、劇中でこんな台詞があってドキッとした。
無論、意味は違う。

「俺が面倒を見たハーレムが俺を守る」       ──フランク・ルーカス
797名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 09:49:33 ID:dUOetlbh
今のハーレムって昔に比べて安全度が上がってるらしいな
ハーレムでハーレムを作るギャングの親分とか、一発ギャグとしては面白そうだ
798名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 11:08:44 ID:KyV/CPn6
ハーレムキングの話題はここですか?
799名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 02:50:10 ID:oq9cRV5r
はなじる氏が前に書いてた、
獣人の女の子(名前はミィシャだったと思う)と錬金術師とのSSどこにあるか知らないかな?
どこかで見たんだが見つからないOTZ
800名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 03:23:07 ID:3MiXnNwX
>>799
孕ませスレ保管庫にあるよ
801名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 16:43:14 ID:oq9cRV5r
>>800
Thanks!
802名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 17:01:40 ID:5IhoaTi4
>>799
あれはなじる氏のだったのか。
孕ませスレの8もまだ落ちてない(現行は9)から
一応そっちでも見られるよ。
803名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:11:17 ID:Dc+8sPoe
いや、はなじる氏ではないよね
804名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 09:53:25 ID:LWAQZKMO
地名と人名と環境のハーレムが混在するのか。

……ハーレム地区にハーレム氏のハーレムが……
805名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 10:22:43 ID:3p91s1JD
>>804
ナンだって?By近隣のアレム氏
806名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:44:07 ID:IAPPScT4
 未完の話を投稿します。武具娘のあたりにページ数分の人数娘が出る話をやろうとして挫折したものですが。書いてるうちに追いつかなくなって
807名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:46:44 ID:IAPPScT4
 朝、日の光で眼が覚めた。今日は日曜日。目覚ましはセットしていない。今朝の布団は義妹の緑と綾先輩とお隣の逸子さん。みんな全裸だ。
「おはよっお兄ちゃん」
「お目覚めかい?」
逸子さんはまだ寝てたけど、緑と綾先輩はもう目を覚ましていて僕の体に自分達の体を擦り付けてくる。緑のまだ膨らみかけのおっぱいと綾先輩の丁度いい大きさのおっぱいがふにふにぷよぷよと体にあたって気持ちいい。
「さて、起きなきゃ。ご飯を食べないとね」
 僕がベットから起き上がると2人は何故か残念そうな顔をする。
「お兄ちゃん、これつらくないの?」
「目覚ましに使われなかったんだから、私たちで処理するよ?」
「別にいいよ。それよりお腹が減ってるんだ」
 男性の生理現象は無理にしなくてもちゃんとおさまるもんだ。そのまま部屋を出ようとすると引っ張られた。起きたらしい逸子さんが手首を掴んでいる。
「駄目だよぉちゃんと発散させられるときにさせないとぉ」
 手首を引っ張られてベットに腰掛けさせられると知り合いの中でも大きいおっぱいで僕のナニを挟み込んだ。
「うおっ!」
「いただきまぁす」
 逸子さんは手馴れた様子で僕のものを飲み込んでしゃぶる。
「駄目だよ邪魔しては」
「お兄ちゃんはこっち」
手を使って体を離そうとしても緑と綾先輩が手を掴んで自分達の胸や秘所にこすりつける。
「はうあっ」
変な声を上げて思わずイッてしまった。
「凄いいっぱい。やっぱり一番絞りは違うわぁ」
 最後まで絞りとるようにおっぱいでもまれてナニはまた大きくなる。
「逸子さんいいなあ。あたしにも頂戴」
「一番絞りは飲んだことないからな。先輩、ぜひ私にも」
 逸子さんのおっぱいにかかった分を緑と綾先輩が舐めとっていく。
「駄目ぇ。これ、わたしのぉ」
 逸子さんの声を聞きながら僕はこっそりと階段を下りていった。
808名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:53:46 ID:IAPPScT4
「おはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
「おはよう」
 挨拶して食卓に着くと、それまでおしゃべりしてた茜義姉さんと元家庭教師の皐月さんが僕の左右の椅子に座った。まあいつも通りの風景だ。
 桃子義母さんが味噌汁をついで持ってくる。三人とも裸エプロンで食事当番の時の格好だ。今日の当番表をみると母さんがコップ、姉さんがスプーン、皐月さんが箸と書かれている。
 母さんがご飯を持ってくると僕の前に立つ。
「今日はどうする?母さんを食べる?やめとく?」
「もちろんいただきます!」
 僕の言葉に母さんは笑ってエプロンをめくりあげた。結構濃いい縮れ毛の奥からむわっと女の匂いがする。見なくても母さんの女穴が濡れているのが分かったので僕はナニの先端を母さんに当てる。
「いただきます」
「んんっ」
 母さんの中は相変わらずあったかくて気持ちいい。僕がしばらく快感に身を委ねていると首が横に向けられた。
「んちゅっ」
「んふっ?」
 姉さんが左から味噌汁を口に含んで流し込んでくる。
「おいしい?」
「ちょっとしょっぱいかな」
 姉さんに応えると反対側から皐月さんが箸を突き出してきた。
「はい、あ〜ん」
「あ〜」
 ん、とご飯を口に含む。ご飯を飲み込むと今度は姉さんがオカズのウィンナーを噛み砕いて流し込んでくる。
交互に食べさせてもらっている間、僕の手は母さんのおっぱいをゆっくり揉んでいた。大きい母さんのおっぱいの先からは白いミルクがこぼれ出している。
 喉が渇いた僕はコップである母さんのおっぱいを強く揉むとそのまま吸い付く。
「はあぁぁん」
 達したらしい母さんのおっぱいから勢い良く母乳があふれ出した。同時に秘所も動き出して僕は精を放ってしまう。
僕はごくごくと音を立ててミルクを飲み干す。口に含んでなかった方のおっぱいから出た母乳で体がびしょ濡れになってしまった。
「ねえ、わたしのミルクも飲んで」
激しく息をして僕の頭を抱きしめている母さんを見て興奮したのか皐月さんが僕に声をかけてきた。
「あたしが先よ」
 姉さんが対抗するように僕の腕を掴んだ。
「待って待って二人とも飲むから」
 僕は母さんの穴にナニを入れたまま二人のおっぱいを片方ずつ一度にくわえた。両方の乳首から飛び出す母乳を口いっぱいに含む。
「いいぃぃ」
「ああぁ」
 皐月さんと姉さんがおっぱいを僕に押し付けてくる。僕は更にミルクが出るようにくわえているいるおっぱいを潰すように握る。
「お母さんおはよっ…あ〜!」
「今日は桃子さんがコップ係のはずですよぉ」
「あら、あらあら、慌てないの」
 入ってきた途端文句を言う緑と逸子さんを母さんがなだめる。でも母さんの穴は僕のものをくわえ込んでいて柔らかく刺激してくる。
「し、仕方ないじゃない。ああっミルク出るのがコップがかりぃ」
 姉さんが途切れ途切れに口にする言葉に先輩が口を挟む。
「箸係やスプーン係なら私にも勤められる。だからコップ係をやるんなら交代しましょう」
「駄目。もう朝ごはん終わりだもの。ね、ご主人様」
 皐月さんが僕から離れた。僕も終わるつもりで姉さんのおっぱいから口を離す。するとすばやく皐月さんが僕の口に吸い付く。
「ちゅっちゅっむちゅぅ」
 皆をからかうように僕にキスをする皐月さん。それを唯一笑って見つめる母さん。実は皐月さんのキスと同時に僕は母さんの中に精を吐き出していた。
809名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:56:56 ID:IAPPScT4
 ミルクで体がべとべとになってしまったのでシャワーを浴びることにした。うちの風呂は自慢の風呂で同時に10人入っても大丈夫という特別製だとはいえ今回はシャワーを浴びるだけのはずだった。
「いらっしゃい」
「ようこそおいでに」
 風呂には後輩の双子がいた。
「ええと、今はシャワーを浴びに来ただけで風呂に入る気はないから」
「承知いたしました」
「分かりました」
 輪唱のように同じ意味の言葉を別の言い方で繰り返す2人。一卵性の双子の上そっくりな格好もあって見分けられる人間は少ないらしい。それを承知でわざとやってるらしいけれど、僕は見分けがつく。右が夕日ちゃん、左が朝日ちゃんだ。
「わたしたちが今日のスポンジ、タオルです」
「わたしたちがタオル、スポンジ係です」
『先輩をきれいにしてあげます』
 最後にピッタリ息を合わせて僕を浴室へと引っ張り込む。そのまま椅子に座らされてシャワーをかけられた。
「っぷぷ」
 顔にシャワーがかかって思わず眼を閉じる。顔をぬぐっていると前後から柔らかいものに挟まれた。いつものパターンからいって2人のおっぱいで洗われてるんだけど。
「どうですか」
「痒いところはありませんか」
「うん。気持ちいいよ」
 この2人は息がピッタリということもあるけれど体型もそっくりなのでこういう同時の作業だと分身の術のような気がする。
前と後から左右に位置を移して2人が洗っていく。僕は左右の肩に2人のおっぱいが来たときに手首をひねって2人の秘所に指を差し込む。
『ひゃん!』
 2人の口から同時に声が出る。そのまましばらくいじっていると蜜液がこぼれ出す。
「あぁ、もっとクリこすってください」
「あぁアナルに指を入れてください」
 ここら辺が2人の違うところだ。朝日ちゃんがクリトリス派、夕日ちゃんがアナル派。2人とももう一つの方でも感じるけれど一番が違う。
『イイイクウゥ!』
 もう2人とも僕の体を洗うどころじゃなくて、逆に僕の体に摑まって支えにしている。絶頂に達していっそう愛液を流しながら2人は寄りかかってくる。
僕はそれを支えながらキスをした。
810名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:01:25 ID:IAPPScT4
 ここまでです。武具娘を見て、道具の役目のハーレムを考えたんですがネタが付きました。
 もう少しあるんですがキリが悪いんで、もし完成したら出すかもしれません。
811名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:04:45 ID:I3pXeldP
待ってる…きっと
812名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:49:28 ID:r7TaHquX
枕と布団係なんかは?あとは歯ブラシ係も有りかもしれないですね。
813名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:43:40 ID:puemCdgI
どう考えてもトイレ係が必要です
嫌いな人もいそうだが
814名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:50:22 ID:9ZLqLv1v
エディ・マーフィー主演「星の王子ニューヨークへ行く」を思い出した。
815名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 10:41:45 ID:/2qwodR5
うまらねぇなぁ。

何か、きっちり埋め切ってしまえるネタは無いかなぁ……自販機の中?
816名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:17:01 ID:e43m736L
>>815
悪魔と契約することで使える様になる、
寿命と引き換えに一時の安楽を得る、恐怖の自販機が話題になっているな。
http://www.taspo.jp/
これとハーレムって相性いいの?悪いの?
817名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11:39:52 ID:1jkpiYxT
449さん投下しないのかな?
818名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:15:21 ID:g4WIxyVe
MILK HAREM 秘書キター
819449:2008/03/09(日) 22:30:29 ID:sTMDxx1N
いろいろあって、ようやく時間がとれました。すいません。
>>817のレスのあとだと、自演のように疑われてしまうかもですが、遅刻の罰として甘んじて受けておきます。

以前投下した、『ラブレター、貰いました』の、ハーレムプレイ編です。全体の話を、ダイジェストにまとめました。
エロシーンは『起承転結』の『結』にありますので、それ以前は適当に読み飛ばしてください。
注意点
人によってはグロさを伴う描写もあり。ドリー関係のネタに生理的、倫理的な拒絶反応を示す方はスルー推奨。

残りのスレ容量では足りないので、投下しきれなかった分は補助スレにあげておきます。
820『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:32:31 ID:sTMDxx1N
 


「あの・・・」

「なに?」

「おはなしがあるの・・・」

夕暮れの教室、窓から差し込むオレンジの光が幼い少女と少年を照らす。
少年はランドセルを背負い、今にも帰宅の途につこうとしていたところを、クラスメイトの少女に呼び止められたのだ。
しかし、少年は先を急ぐ。
ごめん、早く帰らなくちゃいけないんだ、と素っ気なく言い残して、教室を出ていった。

残された少女は、そっと涙をこぼす。



これが、二人が交わした、最後の言葉となった。










唐突でしたか?

このような出だしを、アバンタイトル、などとも言います。
作品によっていろいろな役割を持ちますが今回の場合、重要な意味があります。
物語の導入部でありながら、核心に迫るキーを含ませた、小さなカットです。





さて、みなさま。

山下君と中森さん、その交際のいきさつを読んでいただいた方のなかには、その後の彼らにいくらかの興味をお持ちになった方もいらっしゃるかも知れません。
そういった方々のために、その顛末を掻い摘んで紹介していこうと思います。

それでは、オーソドックスな作劇の基本である『起承転結』になぞらえて、お話ししていきます。





『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』






821『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:33:38 ID:sTMDxx1N
 

『起』

はい、これが『ラブレター、貰いました』本編と、その付属7篇にあたります。

ここでは、あえて補足すべき事はありません。






『承』

おそらくこの部分が、彼と彼女らの関係において最も重要で、かつ長い時間が費やされた部分です。
平たく言えば、修羅場です。


山下君はといえば、彼女らからの告白の翌日、激しい衝撃を受けました。

一人の女の子と思って心奪われだした女の子が、実は3人の少女が間の悪い具合に入れ替わってしまっていたのです。
まさか、顔形が全く同じ女の子が、同時に告白してくるとは夢にも思わなかったわけですから、途中で気が付かなくとも仕方がないのかも知れません。
そして根が真面目な彼ですから、そのことを知って激しく動揺しました。
一人の女の子と誠実な交際を、と考えていた彼としては、思いもかけずに不義理な行いをしてしまっていたわけです。


同様に、中森の6人姉妹も、大きく揺れました。
自分一人が彼に受け入れてもらい、他のライバルに大きく差を付けたと思っていたら、実はそうではありませんでした。また、手紙が届かず気持ちを伝えられなかった三人も

、大変なショックを受けました。
そして、ある者は心を閉ざし、ある者は涙に暮れ、ある者は他者を攻撃し、そして怒る者、逃避する者、いじける者と、姉妹はバラバラになってしまったのでした。


山下君は、彼自身もはっきりと心が定まらないまま、それでも性根の真面目さから姉妹それぞれと向き合っていくことになるのです。
そうやって姉妹一人一人と接していくうちに、同じ顔かたちをした姉妹ながらも、それぞれに明確な個性の差があることに気付きます。

『あかね』は引っ込み思案で、自分の殻に引きこもりがちです。
『みどり』は幼く、少女趣味なところがあります。
『ましろ』は腹黒いのですが、どこか憎めない愛嬌があります。
『みずき』は明るく、曲がったことが嫌いな性格です。
『あさぎ』は恥ずかしがり屋ですが、健気で前向きです。
『さくら』は控え目な性格で、ほとんど自己主張をしません。

はじめはどう見ても見分けの付かなかった6人ですが、性格を理解していったことでようやく山下君もその雰囲気の違いを感じ取ることが出来るようになりました。
そうして彼と彼女たちは、しばらくの時間を共有し、お互いの理解を深めていきます。
最初は、漠然とした『中森さん』に好意を持っていた山下君ですが、次第に6人それぞれに惹かれていくのでした。


しかし結局は、姉妹の誰も彼を諦めず、彼も姉妹の一人を選ぶことが出来ずに、膠着状態に。


そのあとさらに、とうとう6人姉妹の大喧嘩、平手が舞い拳が唸るドタバタ騒ぎ。側にいた山下君も止めようと分け入ったのですが、何しろ相手は顔も身体もまるで同じの6

人姉妹、頭がこんがらがってもう訳が分かりません。髪を乱し声を荒げ、張られた頬を赤く腫らしての大喧嘩は続きます。
山下君が仲裁に疲れヘトヘトになった頃に、ようやく掴み合いの喧嘩は終了しましたが、まだまだ修羅場は続行中。今度は6人が彼に詰め寄り、今すぐ誰か一人に決めてくれ

、と究極の決断を迫ります。
822『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:34:16 ID:sTMDxx1N
 
さて。
こんな時あなたならどうしますか?
やはり、6人全部コースを選ぶのでしょうか。

しかし、この場面、この作品の主人公である山下君はどうでしょうか。
生真面目な彼は、複数の女性を選ぶ、などという選択肢を思いつくはずもありませんし、よしんばそれを閃いたとしても彼に、たった今まで大喧嘩していた6人を全員まとめ

て説得できるような胆力はありません。そんなものがあれば、そもそもこんな大喧嘩にはなりません。
そうするとやはり、とにかく一人を選ぶしかないわけです。
ですが、情の深い山下君ですから、6人それぞれに愛着を持ち始めています。その中から一人だけ選ぶということは、残りの5人にはごめんなさいをするということですが、

その5人の傷心をさらりとスルー出来るほど、山下君はドライな性格ではありません。

というわけで、山下君は逃げました。

彼を責めないであげてください。
極限まで追いつめられた人間の精神がとった防衛行動です。



気が付いたとき、彼は、日本人の心の癒し場、箱根温泉郷にいました。



はい、そこ、いまどき箱根かよ、とか言わないように。



ぼんやりと温泉に浸かる彼ですが、ここでとある男性と出会います。

陽に良く焼けた、20代くらいの青年です。旅先の気安さからでしょうか、山下君の隣に並んで湯に浸かり話しかけてきました。
他愛のない世話話でしたが、その男性は、山下君がなんだかとても疲れ果てていることに気をかけてくれたのです。
そして山下君は、その青年にほだされて、今までのいきさつと悩みを打ち明けました。それまでは、こんな境遇は誰にも相談できずに一人で抱え込んでいた山下君でしたから

、愚痴にも似た悩みをとにかく聞いてもらえただけでも、ずいぶんと心が安まってきます。もちろん、話すだけでは解決しないのですが。

一通り話し終えた山下君が青年を見ると、彼は何とも微妙な表情をしています。

実はこの青年も、若い頃、同じような悩みに苦しんだことがあるのです。
多情な性格故に、血の繋がらない姉や妹に肉親以上の好意を抱き、葛藤した少年時代。他人を傷つけ、自分も傷つき、そして逃げ出すように家を出ました。
もちろん今は、彼なりの答えを出して、愛すべき人たちと共に生活しています。

それから彼は、なにやら運命じみたものを感じながら、目の前の少年に、かつて自分を救ってくれた先輩の言葉を託すのです。

「なぁ、少年、・・・・・・ハーレムはいいぞ?」





823『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:36:13 ID:sTMDxx1N
 
『転』






激しく、強く降りしきる豪雨の中、一組の男女が叫んでいました。
傘もささずにずぶ濡れで、二人は車道の傍らにうずくまって叫んでいます。
しかしその声は、滝のように降る雨の音に掻き消されて。

それでも二人は、もはや動くことの無くなった少女の身体を抱きしめて、ただ懸命にその名を呼ぶのです。

最愛の、娘の名を。



暗転、そして現在へ。







結局、山下君の箱根逃避行は、一晩で終わりました。
中森さんの家に行き、まずは平謝りです。

ちなみに中森さん宅は、大層豪華な邸宅で、そこそこ広い庭持ちです。

箱根の夜、出会った青年から聞かされた彼の過去は、少年にとっては衝撃でした。自分と同じ悩みに苦しみ、そして出した青年の答えは、
山下君にとっては考えもしなかったことです。

つまり、6人姉妹すべてを受け入れろ、と。

もちろんこの山下君、だからといって一晩で直るような優柔不断ではありません。未だに6人全員を平等に愛していく、などという踏ん切りはついていません。
青年に諭され、逃げるのをやめて戻ってきただけなのです。

さぁ、これからどうしようか、などと考えながらの平謝りでしたが、姉妹たちの様子が変であることに気が付くのです。
姉妹の一人、みずきが代表して、口を開きました。

「『パパ』がね、山下君と話がしたいって・・・」

さてここで、今更ですが彼女らの家族構成を説明します。
中森姉妹には、父と母がいます。
両親は海外の研究施設で指揮を執り、現地で暮らしています。
そして姉妹だけが日本に残り、時折帰ってくる両親を待っているのです。
以上。

とまぁ、そんな風に簡潔に説明されたくらいの情報しか山下君は知りません。ですので、ここで唐突に出てきた人物の名前に、かなり動揺します。

たしかに、可愛い愛娘のほとんどを傷物にされたとなれば、たいていの父親ならば憤慨するでしょう。しかもたった一人の男に。

山下君は、帰ってきていきなりですが、再び箱根に逃げ出したくなりました。
しかし、さすがにそれを踏みとどまった彼は、それなりの覚悟を決めて、姉妹の父親に会うことにしました。
824『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:39:13 ID:sTMDxx1N
 
しばらくして姉妹の家に到着した男性は、中学生の親にしては少々年かさのはった老人でした。それもそのはず、彼は姉妹の父親ではなく、
両親に雇われた弁護士で、保護者代理のような仕事をしている人物だったのです。そして山下君は、彼に導かれ車に乗ってべつの場所に移動します。

・・・ところが、ずいぶんと時間をかけた割には、車は出発地点である中森さん宅からそう遠くない場所に止まりました。そして駐車場に車を止めた後、
老人は山下君に徒歩を促し、結局中森さん宅に戻ってきたのです。
状況を掴めないまま、弁護士からいわれたとおりこっそりと裏口から庭に入ります。後に従っていくとそこはひっそりとした庭の隅、なにやら深く茂った
植え込みの足下をまさぐったかと思うと、地下へと続く階段がありました。
山下君、成り行きに理解が追いつかないまま老人の後に続くと、地下室の一つ、大型のコンピュータ筐体が立ち並ぶ制御室に案内されました。
なぜ地下にこんな部屋が?と混乱する山下君に、老人はいくつかの端末を操作しながら話し始めます。

「これからここで知る事柄は、彼女たちには他言無用に願います」

家の地下に入るために車で遠くに出かける素振りを見せたりする念の入れ様から、中森6姉妹には絶対に秘密なのだということは、山下君でも
分かります。
そして老人が語った内容は、確かに、彼女らには秘密にせざるを得ないものでした。
以下、簡単にかいつまんでお話します。



中森の6人姉妹は、元は一人の人間から作られたクローンだったのです。



昔、一人娘を事故で失った夫婦は、とある異端の技術を取り入れ、ぼろぼろになった娘の肉体、その遺伝子から、新しい身体を作り上げました。
そして、瀕死の脳から出来る限りの記憶を抽出し、その肉体に移し込んでいったのです。娘の身体を何人分も用意したのは、この記憶転送が
非常に困難であり、一度失敗した肉体は再使用不可能だったためなのです。
この、倫理的に問題のある方法で娘を甦らせようとした夫婦ですが、何度も失敗を繰り返し、使えなくなった肉体を破棄するうちに歪みが生じ始めました。
或いは、もとより狂っていたのかもしれませんが。
愛し合い、同じ目的に向かって行動してきた二人ですが、ある日諍いが起こりました。夫は成功を焦って何体ものクローン体を同時に調整し始め、
妻は失敗して破棄される娘の肉体に心を痛めていたのです。
その諍いの結果。

「彼は、妻を殺しました」

はたして、『娘の姿をしたクローン体の失敗作』を潰すのと、『普通の人間である妻』を殺すのと、いったいどんな違いがあるのか?
そのあたりの考えが彼の中でどう捕らえられていたのか、もう今となっては窺う術はありません。そのあと彼は自ら命を絶ったからです。

「・・・そんなの、すごく自分勝手だ!」

山下君は、その話を聞いて憤慨しました。
淡々と続けられる老弁護士の言葉、それは山下君には、現実味を帯びないまるで出来の悪いSF映画のようなストーリー。
それらを信じるか否かを別にしたとして、山下君が素直に思ったことは、それだったからです。

そして老弁護士の話は、ようやく6姉妹のことに及びました。

姉妹は、夫婦の死後に生まれた、6体のクローンです。
父親は死ぬ直前、残ったクローンすべてに記憶転送の処置を施しました。この処置は完了するまでの期間にばらつきがあり、数ヶ月〜数十ヶ月を
要するのですが、彼はその結果を見る前に死んでしまいました。皮肉なことですが、夫婦の死後になってようやく、彼らの願いが叶ったのです。
記憶転送に成功したクローン体は、夫婦の残した莫大な資産とともに、この弁護士に委ねられました。そして彼は遺言とも言える生前の指示を元に、
姉妹の身元引受人となり、修学の手続きや援助を継続し続けているのです。
もちろん、姉妹はこのことを知りません。
記憶転送に成功し、クローン培養槽から出てきた彼女らは、自動的に記憶補完がなされ、そのことを忘れてしまうのです。
825『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』

完全な人間のクローンを成功させたなどという話は、まだ聞きません。
衝撃的な内容に山下君は混乱しますが、弁護士から語られる数々の言葉や、次々と見せられる研究施設などの証拠に、それらのことを信じるしかなくなっていきました。

そしてそれらの話が一区切りついた頃合い、扉の後ろで物音が聞こえました。
ぎょっとした山下君が扉を確かめると、そこには、二人の後を付けてきた6人が。



中森姉妹は、自分たちの出生についての驚くべき事実を知り、青ざめた表情で山下君を見つめるのでした。





(補助スレに続く)