【FFXI】ミスラとまんこしたい12夜目【エロ総合】
1 :
名無しさん@ピンキー :
2007/08/27(月) 23:17:12 ID:ujZb4Mxq
2 :
名無しさん@ピンキー :2007/08/27(月) 23:17:44 ID:ujZb4Mxq
専用スレが立つ様な、読む人を選ぶジャンルは投下前に注意書きとして表記をしておいた方が無難です。 また、どこまでを該当ジャンルと分類するかは人それぞれなので、こだわりがないのであれば、 詳細に書いておいた方が良いでしょう。 ホモと女体化は、専用スレがあるのでそちらに行った方が幸せになれるかもしれません。 注意書きに関しては強制ではありませんが、つけなかった事で作品を叩かれても自己責任です。 ここはエロ総合なので禁止ジャンルはありません。読んでしまってから orz となっても自己責任です。
そろそろ必要かなと思って立てました。 そろそろミスラも欲求不満でしょう
スレタテ乙カリー
5 :
名無しさん@ピンキー :2007/08/29(水) 13:52:25 ID:HyVd3zbx
>>1 スレ立て乙〜
ミスまんスレが帰ってきたなぁ〜
6 :
名無しさん@ピンキー :2007/08/29(水) 20:52:27 ID:KEodFq5j
SS、推敲しながら書いてるんだけど・・・ 推敲てキリないw書き始めはン年前だ!w SS初挑セン!うちのミスラとはまんこなし(予定)ですが、よいですか?w
登場人物 おかっぱミスラ メル 彼氏餅 話にからまないけど赤魔 通りすがりのカポー ヒュム男 ななしw エルメス 匿名希望w グロとか無しのあっさりめ?エロス まあ、開始してみる。 ダングルフの涸れ谷に、ミスラが一匹。名前は、メル。バスで暮らしている。 やや幼い印象は、レベルの低そうな装備もあってだろうか。 今日は、とかげの卵を探しに来ていた。 「ん〜、ココすっごい複雑な地形〜。なあんかさっきからおんなじとこ ぐるぐるしてる気がする… なーんかとーぶん他の人見ないし、奥の方きちゃったかな?」 ミスラは、ヘロヘロと走っている。ゴブには基本的に見つからないように 隠れ回っているところを見ると、大して剣の腕はたたなそうだ。 「うにゃぁ〜!行き止まり〜…もういいや、今日はとかげ探しやめ。 さんざんはしり回って疲れちゃったにゃ…ちょっと休もう…」 ミスラが、へたっとその場に座ると、近くに水溜まりがあった。 あたりには湯気がたちこめている。 …あったかいのかな? そこで、裸足になって足を浸けてみた。 「あ、ちょうどいいかんじに気持ちいいかも…」 ぬるめの温泉のように、こぽこぽと、丁度いいお湯が湧きだしていた。 しばらく淵に腰掛け足湯の心地よさに、ぽ〜〜っとしていたが 「ほんとにだーれも通らないにゃん〜、、、」 通りすがる冒険者もおらず、行き止まりで岩陰だし、当分誰も来そうにない。 ミスラはだんだん膝まで浸かりふとももまで浸かったところで、 「いいにゃ、全部浸かっちゃおっっと」 と、するすると装備も下着も脱いで、一糸まとわぬ姿になった。 冒険者にはちょっと向いてなさそうな、筋肉っぽさのあまり感じられない やわらかそうな肌。触り心地のよさそうなふわふわした毛並み。 すっかり露天風呂気分で、のびのびと湯につかる。 「ふに〜…露天風呂かあ…どうせならだーりんと一緒に入りたいなぁ。 …会いたいなぁ」 エルヴァーンの彼氏を思い出し、ミスラは淋しくなってしまった… LSも所属国も違う彼とは、別行動が多く、生活がすれ違うことも多く、中々会えない。 「温泉だしお肌にいいかなー?するするお肌のふかふか毛並みになって、 今度帰った時には、だーりんに思いっきり抱き締めてもらっちゃお。」
ミスラは、自分で自分の肩をぎゅっと抱き締めた。 「んで…だーりんに…いっぱいナデナデしてもらって、気持ち良く…してもらいたいにゃん…」 そんな事を考えてると、自然に手は、肩から首筋、腕や脇、体のあちこちを ナデナデして、だんだんと… 「…ぁ……にゃふぅ…」 その手が胸元をなでたとき、ミスラは体が火照っているのを感じた。 ミスラにしては筋肉が少ないやわらかそうな胸。 消して小さくはなく、やや華奢な体には、むしろ大きく見える。 「そう、だーりんはいつもこうやって、メルのおっぱいを…もみもみして、 ぺろぺろって……ちゅっ、ちゅる・・・ちゅぱっ……んっ、ちゅっ」 ミスラはその特有の体の柔らかさを生かして、自分で自分の胸を舐めたり乳首を 口にふくんだりしていた。 両手でさわさわ、もみもみしていたが、やがて片方の手は、 おヘソの周りをなぞって、その下の、ふわふわの毛が繁っている奥へと・・・ 「んにゃっ…メル、こんなに、なっちゃったぁ、ぁんっ」 ミスラのそこは、お湯の中でも分かる位に熱くてなめらかな蜜で溢れていた。 ミスラの指はクレバスにうまると、つぼみのまわりをくるくるして 「だーりんはこうやって、お指で…あん、にゃうっ…気持ちよくしてくれて、 お口はおっぱいを…ちゅるっ、ちゅ…ぅん、ンん」 ミスラの双丘のてっぺんは、紅潮してあざやかな桃色になり。 「にゃあっ、だーりん、だーりん、好き好きっ。気持ちイイよお〜〜」
ミスラはすっかり自分の世界。 「にゃあん、頂戴、だーりんの…を、メルにちょうだ〜い、いっぱい、してぇ、にゃ〜ん」 そこでミスラは四つん這いになり、指をあそこに入れだした。しっぽは跳ね上がって、後 ろから丸見え状態。とは言っても、すぐ後ろは岩壁だったが… 「あぁん、だーりん、ィいい!そう、後ろからついて、堅くておっきいので、にゃぁん」 ミスラの細い指一本で、くちゅり、くちゅくちゅっ…と、エッチな音があたりに響く。 …んにゃっ、そう、だーりんのおっきいのが、ここに、こうやって、指なんかよりもっと もっとぎゅっぎゅって感じできつきつで、あっつくて…… ミスラが想像するほどに、そこは指をきゅっきゅと締め付けて来た。 ミスラの指の動きが早まる…腰も振り上げ、胸もたぷたぷと揺れる程に体が自然と動く。 「あっ、あっ、いい、気持ちいいよぉ〜、いいのぉ〜・・・」 想像しただけで鮮明に聞こえる、激しくぶつかる体と体の音、愛しい人の息遣い、 時々もれる上擦った声…、 「キモチ良すぎて、だーりんの声がホントに聞こえるみたいにゃぁん… 愛してる、ぁあンいして、るぅ〜」 ミスラはだーりんとのHを思い出しながら、どんどん上昇してゆき、 温泉の中で片手では体を支えられず、四つん這いの体制がグラリとくずれかけ その鼻先に水面が付きそうになったので体を起こし、フラフラと背後の壁に 寄りかかろうとした… 「きゃっ!」 フラフラになっていたミスラは、勢いよく倒れ込んでしまった。岩壁の、中に。 外側から見たら、完全に壁だ。だが、そこは幻術でもかかっているのか、壁は存在せ ず、中は洞窟のようになっていた。そこから外ははっきりと見える。 そして、派手に倒れ込んだミスラが顔を上げると、そこには…
−−−15分前−−− 「うん。ここだよ。この奥に怪しい装置があったの。」 エルヴァーン女はそう言ってヒュム男の手をひき、壁の中に消えた。 壁があるように見えたが、そこは隠し通路になっていた。 通路の入り口を奥まで行くと、確かに、静けさの中で 謎の装置が、時を越えたかのようにたたずんでいた。 「何だか、見たこともない装置だな。何につかうんだろうか?」 「うーん・・・なんの反応もしないし・・・もう使えないんだろうね〜?」 二人はしばらく装置をさわったり観察したりしていたが、動きそうにないので 「もう、もどろっか」 「おう」 と通路を戻りだした。外の光が見えてきた、その時。 「あふ。。。ああん、後ろからぁ、も・・・いっぱいぃ〜、だよぉ・・・」 なんと、ミスラがこちらに秘所を見せ付けるようにして、恥ずかしい声を出して ・・・一人で、オナニーしている。 二人ともかーっと赤面した。しかし出るにも出られず。 「は、はは・・・サカってるねぇ・・・」 「外からは、こっちが見えないんだわ・・・」 小声で、話し、二人は顔を見合わせたが、その間もミスラはどんどんエスカレートしていく。 もう、丸見えで・・・髪と同じ銀色に輝くアンダーヘア、紅に咲き誇る柔らかそうな肉のヒダ、 その中に入れて動きまくるミスラの指も、快感に跳ね上がるシッポも、あふれかえって太ももを つたい流れる透明な液体も。 大きな声をあげてあえぎまくって、ちゅくちゅくと音も響きわたってきて・・・ 二人でソレを見ているしか、なく。 エル女がふと男の方を見ると、ソコが大きくなっているのが判った。 「やだ・・・他のオンナで大きくしてるゥ」 「だ、だってしょうがないだろぉw本能だよ」 「ほかの子で大きくするくらいだったら、ちゃんとアタシで・・・ね?」 恥ずかしそうに上目遣いで見つめながら、エル女の手がすうっと、男の股間をなでた。 「あぁ・・・」男も吐息を漏らしながら、キスを開始した。
なんかこうした方がいいとか指摘どんどんお待ちしています。 改行もっとあったらいいんかな?
エル女の口に、首筋に、キスを落とす。エルヴァーンならではの大きな耳を、つぅーっ、と 耳たぶから先端まで舐め、また耳たぶに戻り、甘噛みする。 「耳ぃ、あン。。。いいの・・・声、、、でちゃう。。。」 エル女は男の唇を捉え、自分の口をふさいだ。 舌を絡め合わせる。それでも繋がった口元から声がもれつつ。 お互い装備をゆるめ、ゆるんだ隙間から女は男のモノに触れ、男は女の太ももをなでつつ、 もう片方の手は胸を揉み、一番先端を指でくるくるといじる。 「ン・・・・ぅン・・・はぁ」 「フぁ・・・あぁあ・・・」 甘い声はどんどん漏れていく。ももを撫でていた手は、するするとエル女のサブリガを 脱がすと、指で、そこを目掛けてゆるゆると攻め始めた。 「ンーンー・・・ンンー」 エル女は大きくなる声をもらさないよう、必死で男の唇に吸い付いていた。 もちろん指が進んでは戻り、そしてさらに進み、沈んでいく谷は、すでに熱く、 とろとろとした蜜があふれ、指に絡んで外のミスラに負けない水音をたてていた。 くちゅくちゅ・・・・ くちゅくちゅ・・・じゅぶ。 指が、挿入った。エル女はとろんとなり、口元も力が抜け、「はァン」と、声がもれた。 外れてしまった唇は、半開きで、つー・・・・・っと男と繋がる糸を垂らせた舌を覗かせていた。 じゅ、っくじゅ、っく・・・ 指を出し入れさせると、ソコは熱く絡みつき、細かな凹凸にくるまれる感触。 「あぁああ・・・アア〜ん・・・」
「俺・・・もうガマンできね。」 自分もサブリガをずり下げて、エル女になでられていたモノを奪うように掴むと、エル女の脚を 自分の肩に担ぐように乗せ、開かせると −−−ズブッ!!!!!! あっという間に、ソコを貫いた。 「ひゃンっ!!!・・・だめぇー、ゆっくり、挿入れてよぉ」 エル女は頭まで響く衝撃にのけぞり、表情はトロンとしたまま、弱弱しく抗議したが、男はもう その状態に興奮しきっており、しょっぱなから飛ばして腰を激しく撃ちつけた。 パンパンパンパン・・・・ ぶつかる音が響く。外にも聞こえるだろう、高らかな音で。 「アッアッ、ダメぇ、ってばぁ、つッ・・・痛い、よぉ」 寝心地よいとは言えない地面に押し倒されて、押し付けられた背中が赤くなる。 だがもう男は止まれない。 「ご、、め、、、ハァハァ、すげぇ・・・いい」 「アッ、ンッ、ゥン、ン、アン、アン、アン、ア・・・」 汗を滴らせながら、リズムよくピストンを繰り返していると、背中の痛みも、全部 快感になっていく。二人ともぐんぐんと高みに上っていき・・・ 「いいわ、キモチ、い、いぃいィ〜」 「俺も、も、ヤバ、、、」
( ^ω^)・・・
1の保管庫何処も見れないの俺だけ?
16 :
名無しさん@ピンキー :2007/08/31(金) 21:40:17 ID:CsWkPJ7W
ヴァナ保管庫さんのミラーサイトさん
ttp://www.mithra.to/~manko/vana/ffxi.html 1のリンクは飛べないねー
中途半端に投げてもしょーがないので、ゆるゆるもづく・・・
「きゃっ!」
どしーーーーーん☆
そこへ、ミスラが、壁を越えて、倒れこんで来た!!!
「うっ!いったーーーーーーーーぁぃ」
間抜けた声をあげた全裸のミスラと、はだけた装備で繋がった状態のヒュム・エルのカップルの
視線が合う。時が止まったように思えた・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・にゃ」
(思いっきりコケた。痛い、壁に寄りかかったはずなのに、なんで・・・??)
と壁の方を見ると、自分が今まで居たところが見える。
(ここはどこー?通路?さっきのとこに通路の入り口なんて、なかったのに。
・・・ハダカっ!っていうか人っ!!!)
さっと体を丸めて座り、カップルに側面を向けて大事なところを隠し、目を伏した。
視線が外れたうちに、とカップルは繋がっていた体をほどく。暫く気まずい沈黙。
「えっと・・・大丈夫?」
腰まで隠れる丈の乱れた装備で胸元を隠しつつ、エル女も座りなおして聞いた。
ヒュム男はサブリガに、愛液でべとついたソレをしまっている。
「は、はい。。。。」
エル女は脱がされたサブリガを探しあたりを見回すと、座り込んだミスラのお尻の
下にソレがあるのを発見した。
「あ、あの・・・それ・・・私のサブリガ」
ミスラは指差された自分のお尻の下に、サブリガがあるのに気づきあわてて拾い上げた。
拾い上げたサブリガから、つう・・・と、とろみがかった液体が垂れた。
ミスラのお尻の下に水溜りが出来ていた。
「メルの・・・・で、汚しちゃったみたい、です、、、ごめんなさい」
半泣き顔で差し出す。
「ん、あたしのかも・・だしw気にしないで。そうだ、洗ってくるわ」
と、エル女はぐしょぐしょになったサブリガを受け取り、さっきまでミスラがつかっていた
温泉へ向かう。
18 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/08/31(金) 22:05:04 ID:+hSCTzAl
「んにゃぁ、メルが洗いますぅ」 ミスラもエル女について通路を出て、振り返ってみたがそこにはやはり岩壁しかないように見えた。 岩壁を触ろうとしても感触はなく、手が岩のなかに消える。 「隠し通路みたい。外からは見えないけど中からは見えるの。」 エル女が言いながら、もう温泉の脇にしゃがんでサブリガをすすいでいた。 立っていれば腰も隠れる丈の装備の裾から、チラチラと白くキレイな大きなお尻が 見え隠れしている。 「あの、じゃあ、、、見てたんですよね??」 「うん・・・ばっちり見えちゃって・・・アナタがあんまりHなもんだから、 彼が押し倒してきちゃってwゴメンネ」 「俺より先におまえが俺の触ってきたんだろー!!w」 壁の中から男の反論が響いた。 「声も、やっぱ聞こえますよね・・・」 ミスラは真っ赤で、サブリガを絞り始めたエル女の横にしゃがんだ。 「だーりんだーりんって言ってたわよw」 「はぅ。。。。」 そういえば、やけにリアルに体のぶつかるパンパンって音が聞こえてたような・・・。 あれは、この人達の・・・?気がつかなかった・・・。 エル女はサブリガを絞り終え、脇に立っている枯れ木の枝にひっかけた。 男も壁の外に出てきた。 「あー・・・俺もさ、アレ・・・かぴかぴwwもういっそ温泉入ってまうかw」 「んもう!・・・まあ、そうね・・・アタシもだし。アタシらだけミスラさんの裸 見ちゃってアレだし、折角だから入っちゃおうかw」 「お互いあんなトコ見られた者同士、裸の付き合いといこうやw」 そう言うと男はぽいぽいっと装備を外した。
バス暮らしのメルにとっては、たまにしか見ない強そうな装備。 重そうな音で、メルの脱いだ質素な装備の横に置かれていった。 エル女と比べると身長は低いものの、がっちりと筋肉が付き、程よく焼けた肌。 エル女も高そうな生地で出来た装備を、するすると脱ぎ、白く美しい肌で、 やや下半身に片寄っているがしかし、それはそれでバランスの取れた体をさらした。 「これで見せ合いっこ、お互い様よねw」 ミスラの視線はついつい男の股間に・・・、まだ先ほどまでの興奮覚めやらぬようで、 天に向かうまでは行かないが、前方に向けてビシっとタゲ固定していた。 (だーりんのよりは短い。。。。太さはおんなじくらいにゃ。。。) つい比べる。視線を感じた照れ隠しのように、男は 「それじゃあ 行・く・ぜ!!w」 と温泉に勢い良く入っていく。 エル女もすっと入っていった。 「ぷはーーーーーwいい湯だなこりゃ」 「癒されますわw」 リラックスモードに突入しかけた時。 「あ、あの、、、」 まだ温泉に入っていないミスラが言う。 「{ちょっといいですか?}メルも、、、壁の中から見てみてもいいですか?」 「えっ・・・、そ、そうね。浸かってるから、見てらっしゃい・・・」 エル女がすこし困った顔で答えた。 ミスラが壁の中に消える。残された二人は壁のほうをじっと見つめた・・・。
「おねぃさん、あの・・・そこで、こっちに背中向けてもらえます?」 「・・・ええ。」 「あの。メルみたく・・・こっちにお尻向けて、四つん這いになってみて、下さい」 「エッ、それは・・・」 「メルのは、見てたんですよね?お互い様なんですよね?」 どうしましょう、とエル女が男の顔を助けを求めるように見た。 男も、考えるような面持ちで見つめ返す。そして、小さくうなずいた。 「じゃあ・・・四つん這いまでなら・・・でもそれ以上はダメよ」 と、ミスラの声のする壁にそのお尻を向けて、四つん這いになった。 夕暮れ前、まだ明るく輝く太陽の光は、ちょうどよく傾き、エル女のお尻を 影なく映し出した。 温泉のお湯が、大きなお尻をつたい、割れ目に向かう。濃い金色の濡れた毛から ポタポタと雫が垂れている。 膝はぴったりくっつけていたので割れ目の奥は見えなかったが、お尻の穴は キュっとすぼまっているところまで見えた。 「おねぃさん・・・・お尻、キレイ・・・」 ミスラが感嘆の声をあげる。 エル女は、姿なく見つめられる視線に、火照ってくるのを感じた。
「メルの・・・どんな風に見えました?」 「メルちゃんのも、キレイだった。かわいいお尻で・・・良く、見えたわ。アソコまで。 ・・・エッチだった」 「いま、おねぃさんのお尻の穴まで見えます・・・アソコは見えないです。メルの見たんなら、 おねぃさんも見せて下さい」 エル女は真っ赤になり「それは・・・」とまた男に視線で助けを求めた。 男も、そこまでは、と首を横にふって口をはさんだ。 「あー、それ以上は、ちょっと・・・やっぱ俺、専用のトコなんでー」 「だってメルの見たんですよね、おにーさんも。」 「そりゃ見えたけど、ソコで君がやってたから見えちゃったんだから・・・」 「…おにーさんは、メルの、どこまで見えちゃったんですか?」 「そりゃーもう、ケツも肛門も、ぐちょったアソコにユビがズバズバ入って、 ダラダラとエロい汁が垂れてくとこまで見えたねぇ。」 困る彼女にあれこれ要求を言うミスラに、ちょっとイラモードに入っていた男は、 ミスラにわざとキツく言い放った。 「じゃあおにいさんがおねぃさんのアソコにユビ入れて、えっちなお汁たらすとこまで、 ちゃあんと見せてください!」 カチンときたのか、ミスラも強く言い返してきた。が、すぐに、ぐすっぐすっとすすり泣く 声が、壁の中から聞こえてきた。 「ぐすん、こんなの・・・見られて・・・だーりんに怒られちゃうよぉ・・・ひっく」 「…メルちゃん」 エル女は自分のことをメル、メルと、名前で呼ぶミスラに名前で呼びかけた。 「ごめんね、その・・・恥ずかしかったよね。いいわ。私、するから」 と、エル女は、自分で、指をあてがい、ゆるゆると動かして・・・始めてしまった。
22 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 01:32:30 ID:LT76oXsx
「お、おい・・・」 と男は顔を曇らせたが、思い直したのか、エル女のそばに来て、髪をなでた。 くちゅくちゅと音を立て、ハァハァと息を上げ始める自分の彼女に、さっきまではここで同じように それをしていた、今は見ているであろうミスラ。しゃくりあげる声は、もう、聞こえない。 また、壁の向こうで、して、いるんだろうか・・・。 そんな状況で男のそれも、いきり立たずにはおられない。 そして、先ほどは中断せざるを得なかった、充血したソレを、何とか、どうにかして欲しい。 壁に向かって自慰を見せている彼女の、右手はアソコに、左手は体を支えるのにふさがっている。 彼女の、甘い息のもれる口元へと、ソレをあてがう。 彼女も、口で、奉仕を始めた。激しく求めるような舌使いに、男も、息を荒げはじめた。彼女の髪を ひたすらなでながら。 二人とも、見られている、と視線を感じつつ再び高まる・・・・ 当のミスラは、さっきまでと逆の、見るだけの立場に、体を火照らせてはいたが、 二人のあまりにも気持ちよさそうな様子に、孤独を感じずにはいられなかった。 寂しさに耐えかねて、壁から出てきたが、そこはもう、二人の世界。 もどかしい思いで、二人の近くに、へたりこむように座る。お湯が、波打っている。 壁の向こうから見ていたより、すぐ目前に、自分が要求した光景がひろがる。 日の光を浴び、あふれる蜜にキラキラ輝くエル女の花びら。指の動きにあわせて、 くちゅくちゅ音を立ては形を自在に変える。 エル女は時々、つぷん、と指を引き抜いて、先ほどまでは見えなかったが、ミスラより ずっと大きい…親指の先ほどの大きさのクリも撫で回す。 ミスラは思わず自分のそこに手を伸ばしてみた。お湯の中で、クリの周りまで蜜液が泉を作っている。 ちゅぷ・・・大きくは無い。固く尖ったような、コリコリした感触・・・ 「にゃふン・・・」 自分で覗きこんでみたが、やはりお湯にゆらめく銀色のアンダーヘアと谷間に隠れて、見えるか 見えないか、というところだ。 もう一方の手は、無意識のうちにエル女の大きなクリに、伸びる。 ミスラは好奇心が強く、後先考えないタイプが多い。特にメルに至っては回りも見えてないようで。 (触ったらどんななんだろう。だーりんのみたいに、硬くて熱いのかにゃあ・・) ヒュムやエルと比べると、肉球の名残か、ミスラのぷにぷにした指先が、触れた。
23 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 02:23:19 ID:LT76oXsx
ダラダラ・・・ なかなかイけなくてスマソ; 思った以上に長くなった>< 「ン!!!!!」 エル女にはふいうちだったようだ。ビクッと体を震わすと、勢いで男のモノが喉の最奥まで 入り込み、ゴホゴホとむせ返った。涙目になっている。 「ご、ごめんなさいにゃぁ・・・・つ、つい・・・」 「だいじょうぶよ・・・ハァ、ハァ」 「ってソコは俺専用だー!見るだけって話だったろう!そっちが触るならこっちも触るぞw」 「だっだめですぅ・・・だーりん以外の男の人なんて絶対ダメですにゃあ」 「じゃあ私ならいいの・・・?」 エル女は素早く、ミスラの方に向き直り、膝を開き座ったミスラのクリをちょんっとつついた。 「にゃっ!!ダメですぅ」さっと膝を閉じる。 「小さくて、かわいい・・・・他の女の子のココ見たのなんて、初めて。」 「メルも初めてにゃー」 「ね、私の。ずいぶん近くで見てたわね。・・・私ももっと近くでメルちゃんの見てみたいな」 「はぅ・・・近くって、どんくらい近くですか?」 さわってしまった、という罪悪感から、耳をしょぼくれさせつつ、聞いてみる。 「そうね、じゃあ・・・・」 エル女は、温泉の淵に上半身を仰向け、天を仰いだ。 「アタシの顔の上、またいで」 「えっ・・・」 「俺もwwww見たいwwww」 「あなたは駄目w」 「ちぇーw」 (うーん、、、、おにゃのこだけなら、いいのかなあ・・・?) 迷いつつ、お湯から出て、エル女の頭を跨いで、立った。
24 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 02:25:43 ID:LT76oXsx
エル女の顔に、ぽたぽたと雫がたれた。 「んふ・・・・・見えるけど。しっぽで隠さないw」 無意識にしっぽで隠していたようだ。エル女が手を伸ばし、しっぽを掴んで軽く後ろに引っ張ったから、 「にゃっ!」 バランスを崩して、膝立ちでエル女の顔に尻餅をつく寸前になり・・・目と鼻の先に、ミスラの秘部が 匂うように花開いていた。 「あんw大サービスね・・・フぅッ」 息を吹きかけるとミスラはくすぐったそうな反応をした。 「ほんとにココの、小さく尖っているのね。かわいくて、女の子らしくて・・・うらやましいわ」 『/tell 俺はお前のエロい大きなのが好きだぜ』 エル女が赤くなりヒュム男に視線を移したスキに、 「あのっ、もういいですか?」 と、その体勢から逃れようとした。 「もうちょっと、見せて・・・ホントにかわいいの。」 エル女は脚をつかまえ、今にも触ってくるのでは、と思えた。触られる前に触れ、何はともかくこの 恥ずかしい体勢から逃れたい・・・。 「おねぃさんのは、メルのよりおっきくって。。。でも、あのぅ、、、もう一回触らせて、 ください・・・さっき触っただけじゃあ、ちょっとすぎて分んなかった」 「?分んなかった?」 「おねぃさんのソコの・・・硬いのかなあー?熱いのかなぁーって」 赤面するエル女。男はニヤニヤと 「wwwwwそうだぜー俺のティンポみたいに硬く熱くなるんだぜww」 そういうと温泉の中であぐらをかき、エル女を抱き寄せその上に座らせた。そしてミスラのほうへ エル女の脚をM字に広げて、かかえた。 「やだ、恥ずかしいっ、降ろして」 「ここまできたらトコトン猫さん満足するまで付き合おうぜw」
25 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 02:29:05 ID:LT76oXsx
ミスラは好奇心のままに、今度はしっかりと確かめるように、触れた。 「ほんとに、硬い・・・熱いにゃん」 「ああん、ダメよ、メルちゃんったら」 つまんだり、人差し指と親指で握ったり。 「あ・・あ・・・んっ・・ふ、んぅ」 男は脚を抱えながら、エル女の胸を揉む。 「やべ・・・・・この体勢wこのまま入れちゃっていい?w」 あぐらの中央にあるモノは、エル女のお尻の割れ目に挟まり、ミスラが触っているクリの下で びんびんになり、上へ、上へと催促するように波打っていた。 「だ、め、よぅ、やぁぁぁっ!!!!」 ーーーーーーーズブっ!!!! 軽くエル女のお尻を浮かせたかと思うと、ミスラの目の前でエル女と繋がった。 しかし、腰はミスラの方に突き出す形で抱えられていた為、角度的にヒットしたのは、後ろの穴だった。 エル女らしく(?)、そこも開発済みだったので、お湯の中でもすんなり受け入れ、すぐに快感が襲う。 「やぁぁあん、あふう、お尻ぃぃぃ〜〜」 ミスラからは、繋がり、ソレの太さにあわせてめいっぱい広がるお尻の穴と、傍でひくひくと動く小さな口、 その手前にも小さな穴、そして自分が触っている大きく硬くしこったクリトリス・・・ 揉まれて形を変える胸と、後ろからうなじや耳にキスをする男、エル女の恍惚の表情・・・全て、 近すぎる距離で、見えていた。 ミスラは、クリの感触を存分に確かめると、大きくうねりだしたエル女の腰の動きに合わせて、 パクパクと動く、小さな口が気になった。 (ほんとうに、お口、みたいにゃん、、、、) そしてまた本能のまま、そこにも手を伸ばす。
26 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 02:31:54 ID:LT76oXsx
「アンっ、ソコも、ダメぇ〜」 さっきまでエル女が自分で指を入れていた、ソコに。 指をあてがうと、つぷっと、飲み込むように取り込まれた。 「おねいさんの中、熱いにゃー、おにいさんの、グリグリ当たってるのが、わかるにゃー」 ミスラは、一本だった指を二本、三本、四本と増やし、エル女の膣中から、肉壁ごしに男のモノをさすった。 エル女にとっても、ヒュム男にとっても、その感触はとどめに近かった。 もっと快感を得ようと、激しく二人の腰が動く。 ゆるゆると撫でていたミスラの指は、動かさなくても膣をえぐり激しく突いているかのように感じられた。 お湯が、三人を中心に激しく波打つ。 「ダッ、メッ、え、いっちゃあう〜〜〜〜〜〜!!はぁん、イク〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」」 「このまま、出す、ぞ、、、っく、ハッ、ハッ、ウ、ンッ!!!!!!!!!!!!!・・・」 びゅくん、びゅくん、、、と注がれてゆくのも、 ピクン、ピクンと痙攣しきゅうっと締め付けられるのも ミスラの指に伝わっていった。 「あー、猫さんよう、俺専用の穴にいつまで指入れてるのかなー・・・?」 余韻に浸ってまだ時々ピクンとなるエル女のアソコ。 「あわわわわ、すっすいません」 慌てて勢い良く指を抜く。 ズッポ。。。。 「ぃやン」 下品な音を立て、抜けた。 「猫さんが手マンしたんなら、こっちもさせてもらおうかなーw」 「わ、ご、ごめんなさいっ、それはだめですっ」 慌てて温泉から出る。 びたーん。 勢い良く転んで、ヒュム男に足首を掴まれる、もうダメだ。。。。 「ちょっとぉ、彼女の目の前で堂々と浮気する気ー?」 エル女は軽くにらむ。 「しねーよ、俺はもう満足だよwわりーわりーww」 「んもー、メルちゃん怖がっちゃってかわいそうじゃない。でも・・・・メルちゃんだけイッてないの、いいの?」 「い、いいですう、だーりん以外にいかされちゃったら、オシオキされちゃう。。。」 「あら?どんなオシオキ?」 「あー、うー、んーっと、、、、」
27 :
おかっぱミスラ@温泉編 :2007/09/01(土) 02:32:56 ID:LT76oXsx
ミスラその後。 だーりんに馬鹿正直に一部始終を話したところ、(様子が怪しかったので問い詰められたw)オシオキとして、 同じ場所で同じ事をさせられ、エル女がお尻でイッちゃった事まで詳細に白状させられ、ミスラのお尻も だーりんに開発されてしまったそうです・・・・。 「お尻、いったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!(泣)」 めでたしめでたし?
長々と失礼しました〜〜〜〜〜 神待ちに戻りますw
長編お疲れ様ですw めっさ楽しく読ませてもらいました 今度はミスラ白髪のタイプでw 【楽しみ】 なんて
30 :
名無しさん@ピンキー :2007/09/05(水) 10:01:48 ID:RQKtGcRV
復活記念に初めてSS書いてみても…エロにならね
エロなしでも良いと思うぞ。 納得できないのなら手直ししてから投下も良いけど。 ワクテカしながら待ってるお!
ぐっぴんがパパってのを見たが いまだにタルタルがセクロスするのが想像できない
パンクラティオン?のあの金網前の人混みは痴漢シチュに使ってくれと言わんばかりだ
俺のフレにめるってネコいるwwwふいんき違うし、f7ミスラだけどw ちょっと妄想がふくらんだww
>>29 >>34 白髪ってf6かな?
f7もf6もリアフレ&リア兄弟ミスラだから絡みネタよう書かんw
メルって名前は某メルルって猫キャラから取りました。
>>33 の話を聞いて興味なかった闘技場に初めて行ってみたけど
あれはエロいところですね?
そいでもう一個メルさんの話書きかけてんけど、書いてみたらパターンが似たり
寄ったりで、自分そういうプレイ好きなのか!?と気が付いたりもしたけれど。
神待ちといいつつ・・・イっていいかね?
イヤならやめてもいいんじゃよ?w
イヤならスルーすればいいだけ、つまり YOU!いっちゃいなYO!!
37 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:15:45 ID:vOjhWObr
おかっぱ氏のSSで妄想が膨らんだので投下。 俺のフレのイメージでwww める=ミスラf7金髪 忍 カイト=エルf1白髪 赤魔 その他痴漢諸君 ########## 闘技場が再開されてからはや三日。 物珍しさに集う冒険者や、モンスターを映した板をこの機会に売りさばこうとする商才にたけた者達、便乗して何がしかの雑貨をあわよくば金にともくろむ商人らで闘技場はごった返していた。 と、ここにまた、冒険者の姿があった。
38 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:17:30 ID:vOjhWObr
「みーえーなーいーっっ!!!」 きーっ!!と尻尾を震わせて地段駄踏むミスラが一匹。佩楯と呼ばれる豪奢なショートパンツからすらりと伸びた足が地面を踏み鳴らす。 ぴょんぴょんと飛びはねてみるものの、前に立ちはだかるエルやガルカの高い壁の向こうは見えない。 「むきーっ!!!タルタルなら、足元から前にいけたのにーっ!!めるも見たいーっっ」 それにしても、人人人…… 係員の姿すら人波の彼方で、闘技場のシステムを説明する声さえ歓声と怒号にかき消されている。 雑踏と熱気と沸き上がる歓声。 獣の咆吼。物売りの声。 一際大きな歓声が響き人波が更に強い圧力でめるを押し流す。 「きゃんっ」 小さな悲鳴をあげて、すさまじい人の群れにおしこまれる。 ぎゅううぅっと前に立つ人の背に押し付けられ、めるは眉をひそめた。
39 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:19:37 ID:vOjhWObr
秋だしぃ〜……と選んだ、体よりだいぶ緩やかなラインの紫の上衣ごしに伝わる人々の蒸れたような熱が気持ち悪い。 と。 尻尾の先を誰かが掴む感触にめるはびくっと身をこわばらせた。 「にゃっ」 尻尾をふりほどこうともがくも、人と人の間にはさまり、身動きがとれない。 もじもじと身をよじる彼女の胸に今度は誰かの手がのびた。 金色の細い髪を揺らしてめるは周囲を見回す。 後ろからのびた手が、上衣の上からめるのミスラにしては豊かな胸に軽く触れていた。 (ち…痴漢?) 不意に尻尾を掴む手の感触がなくなったと思うと同時に、次の対戦を見ようとする人波が揺れた。 よろりと身を揺らしためるの腰に腕をまわし、誰かが彼女を抱きこんだまま、金網側にともに押しながされる。
40 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:28:58 ID:vOjhWObr
相変わらず胸を掴んだ手が離れないところを見ると、痴漢その人に腰を抱かれている模様であった。 がしゃん、とぶつかった勢いで金網が音をたてる。 めるはとっさに金網で体を支えた。 無防備になった脇から、腰に回された片手が上衣の裾をめくりあげる。脇腹が外気にさらされる。 「にゃっっっ」 まくりあげられた裾から忍び込んだ左手は直にめるの素肌を撫であげ、爪の先でまだ柔らかな乳首をきつくつまみあげた。 その間も右手は服の上からやわやわと豊かな乳房をこねまわす。 くすぐったいようなじわじわとした心地よさがこみあげ、時折対の胸をぎゅっと爪の先がいじめる。 「……ん」 鼻にかかった声が人知れず漏れると、彼女を抱えこんだ男の声が耳元にささやきかけた。 「める、やっぱりエロネコだね。乳首とがっちゃったよ?」 「ぁ……その声……」
41 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:35:08 ID:vOjhWObr
もじもじと体を揺らしながら彼女は昔所属していたNMLSの赤魔道士の顔をぼんやりと思い浮かべていた。 「カイト(-_-メ)あんた何考えてるのよっ」 左手で器用に上衣の前をほどくと、ふるっと両方の乳房がはだけられた衣の間で震えた。 「ゃん」 とっさに両腕で胸もとを隠した彼女の腰の上に、やや堅くこわばった感触が触れた。 「める強いからさぁ、なかなか手、出せないうちにLS辞めていなくなっちゃうんだもんなぁ。あんまり声出すとまわりの人にばれちゃうよ?」 くすくすっとエルの赤魔は笑い、こぶりなめるの尻をゆっくり撫でた。尻尾がぴん、と張り緊張を伝える。 「や。やぁだ…。こんなとこで……やぁ…っ」 腰紐を緩めた佩遁の腰からさしこまれた手が器用にめるの尻尾を尻尾穴から抜くと、短い丈の下衣はいともたやすく膝まで落ちた。 後ろから回した左手は変わらず胸をもてあそび右手はようやく、とばかりに秘裂をゆるゆるとなで始めた。 「胸だけでびしょ濡れだよ。めるのココ」 きゅ、と指でクリトリスをつままれ、腰から崩れ落ちそうになり、軽く足を開く。
42 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 12:38:14 ID:vOjhWObr
1時から裏だし終わったらつづき投下しまw
GJ! しかし敢えてアドバイスすると、投下するのは どこかに完成させてまとめてからにしたほうが良いと思うy
44 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 17:53:44 ID:vOjhWObr
携帯メールで完成済ww 仕事の行き帰りに書いてたからなw コピペで直し入れながら投下してるし、時間食う為分割投下orz 後半投下いきまー
45 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 17:57:21 ID:vOjhWObr
「自分から足開いちゃうなんて……めるってば、エロネコじゃなくて淫乱猫だったんだね」 言葉責めしながらも、カイトの指先はくちゅくちゅとめるの秘部を悪戯にこねまわす。 と かおりたつメスの匂いに気付いたらしい、隣にたつヒュムが無防備にさらされためるの剥き出しの片方の乳房に手を伸ばす。 「露出プレイかよぉww」 それを契機に、足元からもタルタルの小さな手が、カイトの揉みしだく側の乳房にももう一本の武骨な指が伸びてくる。 体のあらゆる箇所からたちのぼるくすぐったいような、むず痒いような、じわじわとした快楽にめるは崩れそうになる体を金網にしがみつき必死でささえた。 「ぁ……ひゃぅ……にゃっ……んふぅ…」 くちゃくちゃと愛液を垂れ流すめるの秘部にカイトは指を二本三本と出し入れする。 タルタルの指が面白がるかのごとくクリトリスを摘んだ瞬間、めるは体をこわばらせた。
46 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 18:14:58 ID:vOjhWObr
「やっ。漏れちゃう…だめぇ…」 はぁはぁと息をあえがせつつ、はしたない言葉をくちばしるめるの体をおこし、きれいな毛並の耳を甘噛みしつつ、カイトは耳元に囁く。 「めるがあんまりにもエロネコだから、みんなが触りまくってるじゃん。たくさんの人にめるの恥ずかしいところ見てもらおうね」 しゅ…と腰装備をはずす音とともに、めるの痴態に張り裂けそうにこわばった自らの剛直を下衣から解放する。 既に先走りで濡れた先端でめるの腰を突くと尻尾の毛が逆だった。「や。だめぇ」 体を起こそうと金網を両手で掴んだめるの体が後ろから抱えあげられ、爪先が宙を蹴った。 「…にゃっ」 幼子におしっこをさせるような格好に抱えあげられた彼女は羞恥のあまりにうっすらと涙を浮かべる。 その様をモンスターを撮るはずのカメラでかしゃ、かしゃと、足元のタルタルが撮り始めた。 いつもの傲慢なまでの態度をふり捨てて、めるはふるふるっとかぶりを振った。 「………にゃ……」 めるの膝の下を両手で抱えあげ、吃立したペニスの先端でぬるぬると濡れそぼった彼女の割れ目を探る。 先端がクリトリスに触れるたび、めるはハッと息を飲む。 その様を楽しみながら、ようやく探りあてた愛液で溢れかえった秘穴に狙いを定めカイトは一気に彼女を貫いた。 「ぁん………んんっ」 明らかなあえぎを漏らすも、闘技場内の歓声と怒号がそれをかき消した。
47 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 18:20:26 ID:vOjhWObr
挿入の瞬間ぴくりとこわばった尻尾はくたっと力が抜け、ふわふわの毛が陰嚢を撫でさする。 「ん。中狭いな…。やっぱ、ミスラだしキツイわ。」 どうにか根元までペニスを押し込むと先端が子宮口に触れる。 「にゃぅ………ん……はぁっ……おっき…ぃ……」 重力に逆らう姿勢で必死に金網にしがみつくと、剥き出しの乳房が金網に押し付けられ緊縛されたような倒錯したエロティシズムをかもしだす。 「ね。める。Rより俺のほうがでかいだろ?」 異種族の狭い穴をえぐるように深くペニスを押し込んではじらすように抜きながら耳元にめるの彼氏の名前を囁く。 眉を寄せて、きゅっきゅっと、膣でペニスを無意識に締め付けながら、あえぎに息もたえだえに「言っちゃやだぁ」と発情しきった声で答える。 ミスラの濡れたひだはカイトのペニスにからみつき、行っちゃいや、というかのように吸い付いてくる。 ぬちゃっ、ぬちゃっ……と肉棒を出し入れする音をたてながら、カイトは抽送のスピードをはやめていく。 「ぁっ…………はっ。っ………くぅ………ん」 鼻にかかったあまったるい矯声をあげる横顔に軽いキスを落とすと、仕上げとばかりに一気に激しい抜きさしをはじめる。
48 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 18:28:05 ID:vOjhWObr
がしゃんがしゃんと金網が抜きさしにあわせ音をたてる。 ごくっ、と回りの痴漢達が唾を飲み込む。 「あっ、あっ、あっ……あ、あぁぁん、……ん……あっ……」 切なそうに目をつぶり、揺らされるごとに体の奥まで貫かれながら、めるは徐々に高みへとのぼりつめていく。「や………ぁん………イっちゃうぅ……っん…」 ぴくんと尻尾がこわばると同時にきゅーっとペニスをくわえた穴が更にきつくしまり、めるは背をのけぞらせた。 「そんな絞められたら…もたねぇって……」 ひときわ強くつきあげると、熱く濡れためるの穴の奥深くにカイトは精を注ぎこんだ。 びゅくびゅく……と脈うちながら注ぎこまれるミルクの感触にめるはうっすら目を開けてカイトをにらみつけた。 「ゆ……許さないんだから」 目尻を快楽の朱にほんのり染めたまま睨む眼差しは色っぽいばかりで、いつもの凄みにはほど遠く、果てたばかりのものがドクンとまたたかぶろうとするほど挑発的だった。 「める。装備落とすなよ」 すっと腰をひき、めるの中からペニスを引き抜くと、自らの放った白濁した液体とめるの愛液のまざった液体がどろっと足元におちた。
49 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 18:30:05 ID:vOjhWObr
「次は俺だな」と隣のロン毛のヒュムがまえだてをくつろげはじめた様に、カイトは手早く自らのいちもつをしまいこみ、めるの着ていた夜叉作務衣で彼女の体を包みこみ、テレポデムを詠唱しはじめる。 「おまえらにはさせねぇよwおまえらそのままシコってな」 朦朧としたままのめるを抱きかかえた赤魔道士はそのまま闘技場から姿を消した。 ########## コンシュッタットのある風車の中で、第2ラウンドが行われ、カイトが猫の体を隅々まで堪能したこと。 更にその2日後、ランペール王の墓のヴリトラのすみかの側でずたぼろに殴り倒されたエルの赤魔道士が半殺し状態で発見されたことは、余談、である。
50 :
フレで妄想 :2007/09/15(土) 19:13:51 ID:vOjhWObr
駄文すまそ。 再びおかっぱミスラ責任者様の投下待ちにもどりま。
51 :
ミスラの(ry :2007/09/15(土) 23:14:52 ID:eYu8PWg4
[ヤーン]妄想キタワァ 同じ名前にハァハァwエルxミスラなのも壷でしたw 一応前後編にするつもりで前編は終わったけど・・・ 後編がまとまらないや。 前編だけでも投下してみまー。
52 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:19:01 ID:eYu8PWg4
メル ミスラF3A 赤55 匿名 タル Fなんでも 推定白60 「ふーにゃあ〜、ここはドコにゃあ〜!?」 あたりに誰もいない、ジ・ダの奥地。マップも持たずに迷子になっているミスラがいた。 <「どーしたの?迷子?」> LSから、タルタルのずいぶん前からのフレの声がした。 「うん、また迷ったぁー。メル<pos>だおー・・・」 メル、と自分の名前を名乗ったミスラはフレに助けを求める。 「今から迎えに行くよ〜」 と、白魔導士メインの彼は、いつものようにジ・ダまで探しに来てくれた。 よく迷子捜索や何かとお手伝いに来てくれる、仲の良いLSメンの一人。 同じエリアに着いて二人PT組んで、位置を把握したタルが近づく。 タルを見つけて、ミスラも手を振り回しながら、駆け寄った。 合流できたところで、 「なんで…あんなやつと…結婚…したんだよ」 急に恐い声で、うつむいたままタルはそう言った。 「な、なに?どうしたにゃ急に?」 ミスラは3ヶ月前に、違うLSのエルヴァーンと結婚した。 最近は彼と一緒にいてばかりで、このタルと会うのは、「結婚した」ってLSメン集めて報告して以来だろうか。 久しぶりに会っていきなり、いつもとは違う感じ…LSでの会話は、ずっと普通にしてたのに・・・ 普段は温厚とか、柔和という表現の似合うタルタルのフレが、恐い。 「わざわざごめんね?じ、じゃあ帰ろう?もう暗くなるにゃあ」 そう言っても彼はだまったまま、動かない。 「ね、テレポ、お願い…?」 「…‥ボソボソ…」 彼が小声で魔法を唱え始める。 (テレポと違う…?短い呪文?) そしていきなり、ミスラに向かって体当たりしてきた。 「にゃっ!!」 ミスラはその場に、しりもちをついた。 「やっ、何よー、もう」 立とうとするが、その場から動けない。バインドされてる…?
53 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:20:19 ID:eYu8PWg4
「もう、逃げられないよ。次は、ほら、パライズ…」 たちまち体が痺れてきた。そして、彼の小さな体に、あっけなく、押し倒されてしまった。何??そんな…ウソでしょ…? 「いや…な、何するにゃ?やめて…」 声がかすれる。 「だーれもいないよ…こんな森の奥じゃ、声だしても、誰も助けにこない…、もちろんアイツも」 そういうと彼は、メルの王国騎士制式服の襟元に手をかける。そんな、まさか… 「この服もアイツに貰ったって言ってたっけなぁ…」 ブチッブチッ!ボタン金具は破れそうな程に勢い良く音を立てて外れ、あっというまに胸元がはだけて、新婚モードでふりふりな ブラが、露わになった。愛する夫にしか見せる事は無い筈だったのに。 「ふん、すその辺なんかパンツ見えまくりで、アイツの趣味まる出しだな!」 ボタンの下のベルト金具ではだけるのは止まったが、そこから下は元々動きやすいようにスリットが入っている上、片足は出る デザインなので、確かに下に履いている赤い装備が見えまくりになっている。 タルは一通り舐め回すように見ている。 メルはシャム猫のように耳先や手足、尻尾はしっかり濃い色だが、それとは対照的に服で隠れた部分は柔らかな白い産毛に 包まれた体をしていた。 特に胸元は産毛の下に明るいピンクの肌がうっすら透けて見え、柔らかく弧を描くラインの上に行くにつれ、きれいなピンクの肌が はっきりと見えた。 「キスマークだらけだな。新婚だからってやり放題ってか?!」 そう言うと、ブラをぐいっと上にずらし、胸にしゃぶりつく。 でも、まるで赤ちゃん…とまではいかないが、タルタルの彼の行為は、子供がおっぱいを吸っているように見えた。 (なんてのん気に考えてる場合じゃナイにゃ!何とか逃げないと!) 「いやっ!やめてってばぁ!」 口では抵抗するが、体はちっとも動かず彼にされるがまま。自分の上に跨るタルを眺めているしか出来ない・・・。 「ちゅぱ…ちゅぱっ…乳首すげーピンクだな、ちゅる、紅くなって立ってきてるぜ?」 吸われながら、タルの小さな両手で包まれるようにして揉まれる。ふぅン…声にならない吐息が漏れてしまった。 (やだ、こんなので、感じたみたいな声出ちゃって・・・) 「ほら。彼に助けに来てもらったらどうだ?」 そうだ、その通り。彼を呼べば助けに来てくれる… 「こんなエロい喘ぎ声出しながらtell出来るならなっ!それにあいつは今セルビナでレベル上げPTだから、ここに着く頃には 新妻が自分以外の男にヒィヒィ喜んでるか、イかされまくって捨てられた後だな。いっぱい俺ので汚してやるから、そんな姿 見られてもいいんなら呼んじゃいなよ。」 それでも彼ならすぐ飛んで来てくれる…そう思ってTellを… 「だーりんっ!助けてっ!」 「『ん〜、どうした?』」 それほど切羽詰った感のない、tellの彼の声。 (・・・・っ!!!) 「サイレス。あまりかけたくなかったのにな、喘ぎ声まで聞こえなくなっちまうし。ま、そのうち切れて聞けるか。レベル上げの 邪魔しちゃわりいもんなぁ」
54 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:21:26 ID:eYu8PWg4
「『また絡まれたのかぁ??頑張って逃げろ、アビ使え?大丈夫か?』」 (大丈夫じゃないよぅ、早く来て…お願い) 声も出ず、動けない…涙目で、自分の上に乗りかかったタルに、やめてと首を振るだけ。 (…駄目、逃げらんにゃい・・・…) 「『まだPT中だから、後でちゃんと迎えに行ってやるから、もうちょっと待ってろ?もしもーし?』」 (そんな、待ってられないのに!今すぐ来てよ…) 絶望感にポロっと大粒の涙が、こぼれた。 「さあ、観念したかい?じゃあ遊ばせてもらうよ」 そしてタルは自らの下半身を取り出すと、ミスラの、体からすると大きな胸にすりつけた。 揉んでいる乳房の間に挟んで、突き上げるように動く。 「はぁ…気持ちいい…アイツにもこんな事してんだよなぁ?クソっ…」 そのピンクの双丘の間に赤黒い先端が見え隠れする。どんどんと硬さを増しているようだが、タルタルだからなのか、 胸におさまる程度で丈はカンストしているようだ。 一通りミスラの胸を堪能したところで、一旦体を離し、胸元だけ露わに乱れた服の、腰装備に手をかけた。 「アデプトロープかよ。もうちっといいもん装備しろよ…それともこれも奴のエロい趣味か?」 そのままロープも解かれ、王国式服の前面が全てひらけた。胸元だけでなくお腹、その下の装備まであらわになった。 タルはロープでミスラの手首を縛り、ジ・ダの巨木の間にひょろっと生えた木に繋ぎ止めた。 「これでバインド、パラ切れてもおk、と」 タルはミスラ種族装備のサベジロインクロスに手をかける… 「赤いパンティー…いいよな。もらってやるよ」 するすると脱がすと、その股間部分を確認するように見て、匂いをかいで自分のバッグに入れた。 (やだっ。そんな汚れてにゃいって変態っ!ソレ無いと普通に困るにゃ!盗るにゃああ…) ミスラは盗られた装備に気を取られていたが、銀色のアンダーヘアがタルに丸見えになっていた。 麻痺した足を、容易く拡げられ。タルが両脚の間に入る。 抵抗もできないまま、タルの前に軟らかな毛に囲まれた、秘部がさらされた。 タルはぐっと顔を近づけると、指でアソコを広げて観察を始めた。 (いや…いや…) 恥ずかしさと悔しさで、涙があふれてくる。 「エルバーンなんかとやりまくってたら、コッチはゆるゆるになってんじゃねーの?やつらエロサイズだからなwこっちの穴は まだ未使用か?」
55 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:26:05 ID:eYu8PWg4
ぐぐっ…!! 覗き込む顔を離したかと思うと、タルの、硬くいきり立ったモノが、アナルにいきなり挿し込まれた。 後ろも…した事はあったけど、だーりんはちゃんと、こう・・・準備をしてから、やってくれた。それでも痛かったけれど・・・。 数日痛かったので、それ以来使用禁止にしたんだけれど。 急に、挿れられる。 タルのソレは、それこそエルバーンの彼とは比較してはいけないサイズだったが、形はキノコのように、しっかりとカサの部分が 張っていて、亀頭の部分だけなら、同じくらいか、今ならタルの方が大きいかもしれない。 きつい…潤いのない、摩擦の中を無理矢理押し込まれる。ぎゅうぎゅうと奥まで。 (…やだ、助けて…!痛い・・・) 痛みも加わり、ただ無言でひたすら泣く。 「もっと泣けよ。おら、泣くほどいいんだろ?」 ぐいぐいと押し込まれ、戻される。戻るときに、開いたカサが楔のようになって、さらに抵抗感がある。 もう、抜けないんじゃないかと思うくらいに。 ギシ・・・ギシ・・・ 「ウーン、キツ過ぎるな、塗りたくるからマン汁出せやぁ!!」 タルがクリの辺りを攻め始めた。荒い指使いで、グリグリこねる。そんなでも、体は保護のための蜜液を出し始める… 「おいおい、こんな風にされてんのにマジで濡れてきたぜ?よっぽどのMか?ハァ、ハァ…ゆるゆるになったマ○コにはなぁ、 てめーのシッポで充分なんだよ!」 そう言ってしっぽの先をグッとつかまれ、その握った拳、腕ごと… ズチュッ…!!! と、音を立てて突っ込まれた。 「…っっ!!ひアアっ!」
56 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:29:35 ID:eYu8PWg4
声が出た。彼にしか聞かせた事の無い、あられもない声が。 「サイレス解けたか。ほら、そのままよがる声だせよ!」 ちゅぐ、ちゅぐと音を立てるようにしてタルの握った拳が激しく突き上げる。とろりとした粘液があふれてきて、お尻の方まで つたって、動くタルのモノを濡らして滑らせ、多少マシになった。 タルの手に握られた自分のシッポから、内側の熱くからむような感触や、隣の穴で上下するモノの動きも伝わって来る。 後ろからと、前からとの感覚とで、どんどん真っ白になっていく… 「ヒッ・・・ィ・・いッ・・や、ぁ…もぉ…許し…てェ…ああン、あっ、ハッ、ふぁ、やめ…てェン」 抵抗する声も、甘く、くぐもって来て、もはや力はない。 「いいぜ、ケツ穴もマ○コも、キュンキュン締まってきて。おらオラオラァッ!!もうイクぜ?服にぶっかけてやるよ!!!!」 ぐちゅっぐちゅっ、パンパンパンと、ますますタルは動きを激しくした。 「や、ヤ、ィャ、めっ、だめェ、は、ふぁ、んンっ」 「出すぞ、出るっ!!う、うっ・・・!!!」 ず、ぐ、ず、ぐ、ズポッ!!!! びゅっ、びゅっ、びゅるるーっ!! タルは手やシッポは突っ込んだまま、勢い良く怒張を引き抜くと、ミスラのはだけたままの服や下着、胸に白い粘液を飛び散らせた。 何ともいえないニオイ。服をまだ纏っている背中の方まで、つたい流れる生暖かい精液の感触。 「ンにゃ〜、ダメにゃのに・・・ひどいよぅ〜」 「はぁ、はぁ・・・、オラぁ!お前もイケよ!こんなにされてるのに、イイ声だしまくりじゃねぇかよ!」 ミスラの、中で激しくタルの手とシッポが動く。痛かったお尻が開放され、快感だけが支配してゆく。 「や、やだっ、ああん!こんな、ので、イっ…」 「嫌だ?イきたく無い?だけどもだっけーど、でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!!でもそんなの関係ねぇ!!!ww」 タルは力強く拳を撃ち付ける。 ぐちゅ、ぐちゅ、ずぼっ、ずぼっ…
57 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:31:06 ID:eYu8PWg4
(イキたくない、こんなので、イクのは嫌ぁ・・・・) 抵抗して抜こうとする自分の尻尾と、もっと奥まで犯そうと入るタルの腕の動きが、余計にピストンを激しくし、加速させ。 ズッチュッズッチュッズッチュ・・・・ 「やめ、もう、や、あ、ア、ア、い、イヤ」 それでもタルの動きを止めようと、その腕に巻きつく自分の尻尾が、細い筈のタルの腕に、ギュっと螺旋状に巻き付いて倍以上の 太さを与えて一緒に膣口に押し寄せ、でこぼこと波打つような刺激をもたらす。 「にゃぁっ、にゃぁっ、やぁっ、ヤあっ!」 「スゲ、締まって来たぜ?ほら、イきたく無いって言ってたのに、イっちゃうんだ?」 尻尾の先端はタルの手から逃れようと、ばたつき、うねり、暴れ。その場所は勿論、自分の中なわけで。 自分のその動きが、膣内をさらにかき混ぜ。 締まって来たのが、シッポからも伝わって来る・・・。もう、限界・・・ 「にゃぁっ…にゃああ〜んっ!!!!!!あぁ・・・ン…許、しぃ、てェ…!!」 体が大きくしなり、びくびくと痙攣し、頭は真っ白になった。 とうとう、イッて、しまった・・・。 「おいおい、マジでこんなにされてイきやがったぜ?」 ズボっとシッポを引き抜く。くたっと垂れ下がった尻尾はびしょびしょになり、ぽた、ぽたと先から透明な液がたれていた。 「ウ、ぁ・・・はぁ、はぁ…う…ぅ…ぅぅ」 (なんで…こんな…) ずっと、涙は止まらないままだった。 「エロすぎだな、エロバーンと結婚するワケだ」 手に尻尾を握ったまま、ミスラの頬にその尻尾をぴとぴとと打ちつける。 涙と、蜜液が一緒になって流れていく。
58 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:33:04 ID:eYu8PWg4
「さあ、次はどうしてやろうかな。」 そうだ、今の声が出るうちに助けを求めなくては… 「だーりん、…うぅ…助けて、すぐに…来て…っん、んんぐっ!!」 タルはすかさず、口封じにさっきまでミスラのお尻を蹂躙していた、モノを押し込む。 「『おい、どうした?!何があった??』」 彼の返事がかえってくるが、それ以上は言葉にならない。 「おら、奴にイきましたって報告しろよ、オラオラ!」 「んぐむっ…ィ…ヤ…んぐ、んぐ、んぐぅうっ…だ、ぁ…り…ぁうっ、ンッ、グ!」 そのただならぬ声に、やっと彼もいつものリンクやモンスに絡まれただけではないと悟ったようだ。 「『大丈夫か!?すぐ行く、しっかりしろっ、<pos>は?!』」 「サポ上げPTだしアイツ前衛だから移動手段ないし、まだ小一時間は遊べるね、ククク…」 そう言いながら耳を掴んで頭を動かされる。 喉の奥までタルのモノが押さえ付けられる。少し勢いを失っていたカサが、みるみる口の中で膨れ拡がる。 (く・・・るし・・・) 「キレーにしろよ?お前のケツ穴に入れてたんだから。どんな味すんだ?w」 「・・・ング・・・ィ・・い・・・・」 「イイのかよ?wって、もっとちゃんと舌動かせよ、今度は顔にぶっ掛けてやるからよー」 「・・・カハッ、うぐ、ハ・・・」 「つッ・・・ミスラの舌ザラザラは俺のチ○ポには厳しいな・・・さっきの感じだとマ○コもよく締まってたし、マ○コで中出しすっか」 「・・・チ、うっ・・・くは・・・」 好き勝手言いながら、タルは開き切ったカサを口から引き抜こうとした。 が、中で予想以上に開いたため、目一杯口を開けている筈のミスラの歯にあたり、ひっかかっている。 「お、歯が・・・・カリ首当たって、スゲ・・・イイ」 一度は抜こうとしたモノだったが、再度奥に突っ込み、そのままミスラの頭を激しく5、6回揺さぶった。 「イイ、イイ、口ん中、狭くて、奥までガンガン当たって・・・出そ・・・」 「ン、っく、・・・ハ、がフッ」 苦しむミスラをよそに、さらに髪の毛も鷲掴みにして激しく腰を打ち付けた。 チュボッチュボッジュボッ 「出る!!!!口、出るぞ、うっ、うおおー!!!」 ドクッ・・ドクッ・・・
59 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:35:52 ID:eYu8PWg4
口の中に注がれて行く。ミスラは吐き出そうとするが、タルは射精後もモノをすぐに抜かず、頭を押さえつけられたまま。 「飲めよ」 と言われ、ミスラは悲痛な表情で飲み干した。飲下したのを確認し、威力と質量を失ったモノを引き抜いた。 「2発出したから、次のチャージまで時間あるかな?」 うなだれたモノをしごきながら言う。 「かといって、のん気にしてたらヤツが来るし〜。それまでには中出しして、孕ませて、俺のかヤツのか判んないまま、もんもんと しながら産んじゃって、中々デカク育たねぇ、こりゃあ夫のエルヴァーンの子じゃ無くて、あん時の子だ〜っつうの、したいよね?w ドラマだねぇ。うん、ソレいただき。っというわけで、」 魔法詠唱−−−−ストンスキン。タルの、股間のモノのみ、硬さをまとう。 (はっ・・・そういえばメルも今なら魔法使えるんにゃ、えっと、えっと) サイレス!!! 詠唱時間も短いこの魔法は、見事、「強そうな相手」の白タルの口を封じた。 スリプル>>>レジられた バインド>>>タルにバインドの効果 パライズ>>>タルにパライズの効果 ・ ・ ・ 思いつく限りの弱体をかける。取りあえずタルは身動き取れずにいる。 (今のうちに、逃げなきゃ!) ミスラは縛られた手のロープを解こうとする。焦って外そうとしても、そうそう外れない。ひょろっこい木が、頭上でゆさゆさと揺れた。 その揺れが、メキメキという生木を裂く音になる。 そこには、ミスラの夫である、エルヴァーンが、肩で息をしつつ、細いとは言え15cmくらいはある真っ二つに折った木を握り、 ものすごい殺気を放って立っていた。画で言うと、顔は黒く塗り潰されてて目だけ光ってる状態で・・・・。
60 :
おかっぱミスラ@森の中 :2007/09/15(土) 23:39:58 ID:eYu8PWg4
「だ、だぁりん・・・」 ひどく泣き腫らした顔を見て、エルはミスラをぎゅうっと抱きしめた。 「すまん、遅くなった・・・もう大丈夫だ・・・。」 ミスラはエルにわぁっと泣きついた。 真っ二つに折った所から、ロープを外し、手首も解く。 「で、だ。状況を説明してもらおうか」 取り合えずいつ魔法効果が切れるか分らない、と言うと、エルはタルをどついて、うつ伏せになったタルの上に陣取った。 そしてミスラの語る今までの経緯を、聞いた。 途中、サイレスの効果が切れた。タルは何度もデジョンを詠唱しようとするも、その度にエルに殴られ詠唱中断されるのだった。 「さて。お前の言い分も聞こうか。」 冷静を装ったエルは、中立の立場を取るように言う。 「なんでこんなに早くに来れた?」 タルはまず疑問をぶつける。 「外人PTで忍者上げしてて、メルからtell来たのに返事無い時点でおかしいと思って[約束がありますので、これで]で抜けさせてもらって 微塵デジョ>サンドでジョブチェン>OPだ。posはちゃんとE−8とメルが言ってくれたから迷わず来れた。で、言いたいのはそれだけか」 タルは思わずログを確認した・・・。 「くそ・・・LSで前から俺がチェックしてたこいつを、余所者のお前があっさりかっさらって行くから、し返してやったんだ」 反省の色の無いタル。 「そうか。し返しか」 エルは、愛する妻がされたように、一通りタルに、し返してやった。 まず、装備を剥ぎ、ロープで木に体ごと縛りつける。ミスラに自分がかけられた弱体魔法をかけさせた。 「おっぱい吸われたの」と言う証言を元にそこらを跳ねていた青リーチ、グーブーパラサイトに乳首を吸わせた。 もう一匹捕まえ、ストンスキンでしっかり硬く立っている股間のモノにも吸い付かせ。 仕上げに、タルの肛門に強引に、手持ちの忍具 水鉄砲 を突き立てた。 (アッーーーーーーー!!!) タルは何か新しい感覚を覚えたのだった・・・・・。
えー、とりあえずこんだけ・・・ ちなみにコレ、夢で見たのを元ネタにしてたり・・・どんだけエロス!w でももっともっとエロスキル上げするよー
62 :
フレで妄想 :2007/09/16(日) 16:34:33 ID:4hpUlcYC
エロすw 後半ワロタ。 ラブラブ新婚生活に更に妄想… 俺のフレ猫もエルと結婚してたわ。かなり重なって更に妄s
GJとしか言い様がない
64 :
フレでもっと妄想 :2007/09/18(火) 18:07:39 ID:Dw6PR8P/
このまえ、久しぶりに噂のフレをみかけたが、晒しちまった系罪悪感^^; でもそんなの関係ねぇ!(小島ry 誰も見てねぇつづきを投下w
ミスラたん、北の国から〜おしおき編〜 ########## める=f7金髪ミスラ 白/忍 ロンド=f2黒髪エル 忍/赤 ########## 「テレポヴァズ〜」 しょわしょわしょわっと眩い光の中二つの人影が白門を飛びたっていったのは二時間前のことだ。 似合わないイチゴ帽子に白AF。 ちょこんと後ろでひとつに束ねた金髪が帽子からのぞく。 腰にはしっかり二本のダークモール。 数日前に闘技場で友達……と思っていた男に犯られちゃったw感じちゃったwのネコ。 める、であった。 優しげな面立ちでめるの腰を抱き一緒に飛びたっていったエルヴァーンこそが嫁を寝盗られた?被害者。 つまりはめるの夫。ロンドである。 サンドからバスへと移籍したロンドのミッションの為……………とはロンドの真っ赤な嘘。 元々同じNMLSのカイトから、闘技場とコンシュタットの風車の中でめるをゴチソウになったこと。 そのおりのめるの痴態をことこまかに聞かされた為であった。 挙げ句、離婚して、めるをくれとまで言われ、 カイトを半殺しの目にあわせ、骨だらけのヴリトラの巣に「元」友人を捨ててきたのは今朝のことである。
「める、はぐれるなよ」 「はぁ〜い」 危機感のない声で返事をしながらも、めるはちらちらとモンスターたちをチェックしている。 前衛のさがというか、脳筋のさがなのだろう。 たまに左右に道を逸れそうになりながらロンドに着いてくる。 「ロン〜。あれ殴っちゃダメ?」 うふふ…と両手をそれぞれダークモールにかけ今にも駆け寄って殴ろうとしながら、めるは野生のネコのように一匹のデーモンにターゲットを絞っている。 「だめ。用事が先」 ほら、と背を押すと、めるは渋々両手を武器から離す。 「けちー」 「武器没収」 唇をとがらせてふてた風なめるから二本のダークモールを奪い荷物にしまいこむ。 「ほら、行くよ」 「ロン〜。わたしホントに白でよかったの?黒とかなほうがよかったんじゃない?白まだ60だし…」 「問題ない」 むしろ、黒や忍、モンクなどで来られたほうが困る、という言葉を飲み込み、ロンドはめるの背を押した。 「ほら、こっちだ」 そこはヤカマシ部屋だった。 「あれ?ロンが道間違えたww闇王だよね?」 にゃふふ。とめるが笑うのをよそに、ロンドはしらっとした表情で首をすくめる。 「めるじゃないから、道は間違わない。今日は…………闇王じゃなくて説教部屋だよ。」 「【えっ】」 ばたーん、とロンドの背後で重い扉が閉まった。
「カイトから聞いたんだよ。 あいつとセックスしたんだって? で、気持ちよすぎて失神したんだって? しかも中出しされたって?」 ぎく、と音がきこえそうなほど体をこわばらせると、めるは視線を泳がせわたわたと尻尾を揺らす。 「こ…こう闘技場で逃げられなかったというか…なんというか…。 あああ!!!でも生理終わったばっかだし妊娠しちゃったとかないし……」 「当たり前だろう。馬鹿。なんで微塵しなかったんだ…」 「あ!!!!!その手が…」 「忘れてたのか……」 「………えへ」 ロンドは、やれやれ、と頭を振るとこの脳筋ミスラを見つめた。 「カイトはしっかり半殺しにしておいたよ。 次は、める。めるにおしおきだ。 俺以外の男に抱かれた罰だよ」 静かな怒りの炎を瞳に浮かべてロンドはめるの頭からイチゴ帽子を奪った。
艶やかな毛並の耳がぺたんと伏せられ、半泣きの表情でめるは夫をみあげた。 「ごめにゃさい」 不安げなめるの表情に残酷な喜びを覚えながらも顔には出さずロンドは顎をしゃくる。 「おしおきはおしおきだよ。める、まずは自分でやってごらん。俺が見ててあげるから」 「え……」 やだやだっ、と首を勢いよく左右に振り、めるは壁際に一歩後ずさる。 「恥ずかしい。無理にゃ」 「闘技場で知らない連中の前で犯されてあえいでたらしいよね。それより恥ずかしいことかな?さぁ。やってみせてごらん」 なおも、いやいやをするめるの右手をぐい、とひき、背中からめるを抱え込み、ロンドはめるの右手に自分の右手を重ねる。 そのまま、弱々しい抵抗を示すめるの手を彼女のヒーラーパンタロンの股間へと持っていく。 ぎゅ、と閉じた両足の間に後ろから膝を割り入れ、布地の上からそこを押さえた。 「めるは胸も好きだよね?左手で乳首いじってみせて」 ネコの左手に自らの左手を重ねる今度はそのままゆっくりと服の上から豊かな乳房を揉み始めた。
服地の下ですぐに乳首が固くなるのがわかる。 何度も何度もむさぼるように隅々までを知った「妻」の体だ。 どこをどうされるのが好きか。そして、どうすれば彼女はどういう反応を示すのか。 ロンドはそのことを誰より知っている自信があった。 「カイトに胸揉まれて濡れたんだってね。気持ちよかったんだ? める実はMだもんね?知らない奴らに見られてもっと感じたんだろ?」 ぴくん、と耳が立つ。ロンドは口の中でエンブリザドを唱え両手に氷の鎧を纏わせる。 股間に置いたまま動こうとしないめるの手をとり、ヒーラーパンタロンの中にさしいれた。ピリピリっと氷の鎧がしびれるような刺激を与える。 初めての感覚に、めるは尻尾の先の毛までがふわりと逆立った。 「にゃっ」 身をすくめ、両足でぎゅっとロンドの膝を挟み目をつむる。 「濡れ過ぎて佩楯汚しちゃったんだって?洗濯屋さんに出すとき何て言ったの?」 羞恥からか、めるの体が腕の中でかぁっっと熱くなる。 立ったまま、こうして後ろから犯された妻の姿を思い浮かべるとロンドははらわたが煮えくりかえるようであった。 思わずそのまま、自らの手でめるの敏感な箇所を指先で転がす。 エンブリザドのしゃりしゃりとした音がしんしんと雪の降り積もるズヴァの一室に響いた。 「っあ……っ」 「ほら。できるでしょう?」 思わずいじってしまった指をひき、ぺろ、と舐め、優しそうな笑みでめるの耳に息をふきかける。
ヒーラーパンタロンの腰の部分に手をかけひきずりおろすと、それは膝にひっかかり止まる。 めるはロンドに背を預けると観念したというよりは快楽の導火線に火がついたようで、ゆっくりと指先でみずからの秘所をいじりはじめた。 既に濡れていたそこが溢れるほどの愛液に満たされるまで時間はかからず、くちゅ、くちゅ、と小さな水音がこぼれた。 唇をわずかに開き、「ん…ん…」と微かな声を漏らしながら、右手で秘所を、左手で胸を愛撫する。 はじめは服地の上から胸を撫でていた左手は、するりと服の中に潜り込み、こりこりと乳首を転がしていた。 尻尾が呼吸にあわせ、きゅ、きゅ、と左右に振れる。 「める。アソコに指いれて」 「ふにゃぅ……」 とろんとした目で背中ごしにロンドをみあげて、めるはぺたんと冷たい床に座り込んだ。「ぁ…ぅん」 両足をM字に開き指を入れやすくすると、めるは一本、二本と指を入れゆっくりとそれを出し入れしはじめる。 くちゅ くちゅ ちゅ…くちゅ 断続的に音をたてるも、指を増やす様子はない。 ロンドは初めて見る妻の自慰にふぅっと吐息をもらした。 「める。それじゃお○んこ淋しいんじゃない?普段俺のをくわえてるんだから…wこれでしてごらん?」 そういうと、先程めるから取り上げたダークモールの持ち手の側をめるに示す。 「や…やだぁ。そんなの入らなぃ」 「ゆっくりいれてごらんよ」
妻の前に膝をつき、めるの濡れそぼった秘所にダークモールの持ち手をあてがう。 ひくひくとうごめき、挿入を待つそこにダークモールをゆっくり押し込んでいく。 「…っあ。痛っ……」 適当な位置までダークモールを押し込むと、今度はゆっくりと引き抜いていく。 床にこぼれるほどに濡れた箇所はぬちゃぬちゃと音をたてながらも、異物が体内を犯すことを許す。 「ふぁっ……ぁん。ぁっ……」 知らずに腰をうごめかすネコ。 口を軽く開き甘い吐息を漏らしながら自らの手できもちいい箇所に当たるようダークモールを出し入れする。 ますます溢れ出る愛液がめるの尻の下に染みのように広がる。 「める。おもらししちゃってるよ。下のお口が」 ロンドは立ち上がるとAF2の脚装備の前をくつろがせ、すでに勃ちあがったものをめるの口元に持っていく。 「上の口で、してごらん。ちゃんと奥までくわえて。」 こくん、と頷き右手で自らの快楽を高めるべくダークモールを出し入れしつつ、左手をロンドのものに添えた。めるの口には大きすぎるサイズのロンドのものをくわえると、舌先で筋をなぞるように舐めた。 ざらざらとした感触の心地よさにロンドは眉を寄せる。 ためらいがちに口を大きく開いていくめるの唇にぐいっと剛直をおしこむ。 片手をめるの頭におき、自らにダークモールを出し入れするのにともすれば没頭しがちな彼女のアタマを前後に揺らす。 「んぁ…ぁ………」 苦しそうに目をつむり、口の端からは飲み込みきれなかった唾液が糸をひき、床へと落ちる。 「ん……んふ……ん」 ぬちゃっぬちゃっと、ダークモールの立てる音と、ずずっずずっとめるの口いっぱいにくわえられたロンドのものがスロートごとに立てる音の二重奏が室内に響く。
普段のフェラチオでは、めるはチロチロと舌先で亀頭や筋を舐めてから、軽く横向きにロンドのペニスをくわえる。 ミスラのめるには体もあっちもでかいエルのペニスは大きすぎるくらいだからだ。 こうして大きく開いた口であたかも下の口に出し入れするようにスロートするのは、ロンドにとって初めてのことであった。 (カイトにもさせたのか?) ちらりと頭をよぎった嫉妬にロンドはめるの頭を揺らす速度をあげる。 「飲めよ。める。おしおきだ」 ずずっ ずずっ と、唾液と先走りがペニスと唇のはざまでたてる音がテンポを増していく。めるは苦しそうに眉を寄せながら右手をダークモールから離し、両手を床に自らに頭をふりはじめた。 「う………いい。いいよ、める。い…………出るッ………」 めるの口の中ほどで達したロンドのものが、大量の精液を放つ。 けほけほっと、その勢いにむせためるの唇から白く泡立った液体が溢れる。 口の中に残った、生臭い液体を飲み下すと、めるはロンドを涙目で見上げた。 「苦しかったにゃ」 けほっともう一度咳をして、めるはよだれと精液で汚れたヒーラーブリオーを脱ぐ。 まだおま○こに挿したままのダークモールをゆっくりと抜き出し、ロンドを発情しきった顔で見上げた。 装備を脱ぐ間すら惜しみ、冷たい床にロンドはめるを押し倒した。
にゃぁん、と発情期のネコの声でめるが鳴く。 固くとがった乳首を唇に含み甘噛みすると、「ぁん…」と鼻にかかった声を漏らす。 片手で先程までダークモールを挿入していためるの秘所を探ると、そこはしとどに濡れ、とめどもなく蜜が溢れる。 めるの好きなクリトリスを指先で押し込むようにしながらいじると、めるはびくびくと体を震わせた。 「……にゃ……ぁっあっあっあっ………」 かん高い嬌声をあげながらめるは腰を揺らす。めるの手がのび、ゆるりと硬度を増したロンドのものをしごきはじめた。 「ぁっ……ん……んぁん……」 きゅむ、と柔らかな指先で握りこみ、ゆるゆるとしごきあげていく。 時折亀頭をきゅきゅっと撫でながら、手の中で大きく固く変わっていくペニスをもてあそぶ。 「おっきく……にゃてきた…」 あえぎながら妖艶な笑みでロンドを見上げ、ペニスから手を離すと、その首に両手をまわした。 「いれて…」 ロンドの唇に軽く唇で触れ誘う。
耐えきれず、ロンドは濡れに濡れためるの中に押し入った。 先程ダークモールをいれていたとは思えないほど狭く、きつく締まるそこにぐいぐいと押し込んでいく。 愛液で滑らかにすべる内側で、ひだが吸い付きからみつく。 きゅむきゅむ、と指先よりも遥かに繊細なリズムでロンドのものを締め付けるめるの内側に誘われるままに、ロンドは彼女を突き上げる。 ぬちゅっ ぬちゅっ という濡れた音とロンドの熱い吐息。めるのあえぐ声。 「…んっ……んっ…んっ……ぁぁんっ…んっ」 はっはっ……とロンドの吐く息が徐々に間隔を狭めていく。 「ロ…ロン…っ……」 「ん?」 荒い呼吸の下、名を呼ぶ妻を見つめる。 「………好き?……」 にゃぅん、と甘い吐息を漏らし、めるが問う。 「馬鹿か………w愛してるぜ?」 ふん、と鼻で笑うと一層そのスピードをあげる。腰を本能的に揺らす余裕すらなくしためるは、揺さぶられるままにがくがくと体を揺らし、あられもない声をあげつづける。 「にゃっ……ぁっ……あっあっあっ……あん……あっ…ん………ふにゃぁぁぁっっっ」 めるの内側がひときわ強く奥から順にきゅむーっとロンドのものを締め付けると尻尾の先までぴんとたてめるが達する。 「く………」 きつそうに目を細め、一気に加速し、ロンドは快楽の階段をかけあがった。 びゅくびゅく…… (あ。中で出しちまった) まだゆるゆるとうごめくめるの内部に二度目の精を放ち、最後の一滴まで出しきると、繋がったまま、くたりと力の抜けためるの体を抱き締めた。 めるのざらりとした舌が頬を舐め、呟きがきこえた。 「赤ちゃんできちゃたかにゃぁ?」
三度目の絶頂のあと気を失っためるをかつぎ 「絡まれてずたぼろ」 とLSに大嘘をついてデジョンをもらい愛の巣に帰宅した二人だが、発情期のめるは外には出すまいと 以後ロンドはネコ用首輪探しにいそしむことになる。 幸か不幸か、赤ちゃんとやらはできず、日々めるのカラダ開発にはげむロンドであった。
76 :
フレでもっと妄想 :2007/09/18(火) 19:54:29 ID:Dw6PR8P/
駄文ですまそ。 もうシチュ思いつかんので、とりあえず糸冬。 あとはネ申降臨待ちに戻りまw
77 :
MF :2007/09/19(水) 19:04:17 ID:N6NG46Ig
駄文ですが以前見た神子様をSSにしてみました。 お目汚し失礼します。
78 :
MF :2007/09/19(水) 19:04:49 ID:N6NG46Ig
神子の礼服。 それは星の神子に代々伝わる、星読みのための服。 その極小のアストラル生地を纏った姿は、 男のタルタルの民を強く導く。 これは星読みを行うための前日の出来事をこっそりと書きまとめた手記である。 天の塔、ここの最上階は男子禁制の場所であり女性に聞いても教えてはくれない場所である。 そこがどうなっており前日何をやっているのかを調査する依頼を私は受けた。 星読みを行う前日ミスラの警備が塔の入口に集中し見張ることになっているためか中の警備は薄い。 潜入に成功し辺りを見渡すと神子様に使える者は深夜のためか皆寝ていたが神子様の部屋だけドアが僅かに開いており、明かりが漏れていた。 こっそりと覗いてみると衝撃的なものを見てしまった。 「ねぇズババ…どうしても剃らないとダメ?」 「当たり前です、このズババめが剃ってさしあげます」 神子様とズババ様がなにやら話している湯気でよく見えないがどうやら明日の星読みに備えてなにやらしているらしい。 神子様は椅子に座りながらこちらを向き股を広げズババ様がゆっくりと剃刀で陰毛を剃っているではないか! 私はすかさずこの現場をSSに取り尚も調査し続けた。 「私1人でも剃れますから、それに恥ずかしいです…」 「いけません!怪我をなさったらどうなさるのです」 遠くにいるため大きな声しか聞こえないが徐々にツルツルになっていく秘部が実にいい! そして陰毛は完全に剃られると思わず目を疑う行動をとり始めた。 「ささ、神子様次は清めのお時間です」 「これもしなければいけないことなので…ぁ」 ピンク色のローターのような魔法器具を取り出し秘部に当て始める。 …ぶぃぃぃん… …ぶぃぃぃぃん… 機械音が静かに響きズババ様は神子様を責め始める。 「ぁ……んふっ…はぁ…ん…」 「ほら神子様悪い蜜がこんなに溜まっているじゃないですかこのままでは星読みなど出来ません」 本当なのか?と問い詰めたくなったが神子様は愛液を溢れさせながらどんどん上り詰めていった。 ズババ様はローターを中に入れ、上で張り詰めているお豆ぴん、ぴんと弾き始めた。 くちゃくちゃくちゅくちゅ…! 隠微な音が嬌声と共に響きわたる 暫くすると神子様に限界が来たようで大きく鳴きはじめた。 「…あ……ぁっあぁあぁ……イッちゃいます…!」 ズババ様は無言で笑みを浮かべローターを押し込み、お豆指で潰した。 びくん!びくびくん!びくびくっ!ぷしゃあー…! 言葉にならない神子様が叫ぶと盛大に潮を吹いてイってしまった。 神子様はそのまま神子の礼服を着せられるとそのまま眠りについてしまった。 神子の礼服はたっぷりと愛液を含み布が変色をしていたがまさかこれが星読みの媒体に? と勝手な妄想をしつつ塔を後にする。 依頼主には特に何もなかったと報告をし私はたっぷりと撮ったSSで暫く自家発電したのは言うまでもない。 fe様の神子様の絵より製作w
79 :
MF :2007/09/19(水) 19:05:57 ID:N6NG46Ig
駄文でスマソorz 変な所や突っ込みはスルーでお願いします。 ビバタル♀
80 :
名無しさん@ピンキー :2007/09/21(金) 19:49:37 ID:ndbkeL6I
ほしゅ
ガルカとオークのガチホモでもいいから誰か投下してくれ いや、よくないが 過疎るよりましだ いや、よくないが
82 :
名無しさん@ピンキー :2007/09/22(土) 09:31:49 ID:HVVx7ZTY
セミ・ラフィーナがアジドマルジドを目の敵にするのは、星の神子とアジドマルジドが実はデキテルから。 そしてセミ・ラフィーナは星の神子を… みたいなのを思いついたが、このスレ反応薄過ぎて書いても需要ない気がするんだよな…。
だされたものはありがたくいただきます
84 :
MF :2007/09/24(月) 05:53:29 ID:nSfaIjLX
スレ活性化とタルコン量産化の活力薬を投下します。
85 :
MF :2007/09/24(月) 05:55:25 ID:nSfaIjLX
公式:新しい家具のレシピを追加しました。 この文章を見て私は素早く木工ギルドでレシピを確認すると。 [ホビーチョコボ] 「これいい!」 思わず声を上げてしまい私は四苦八苦しながら素材を揃え終えると後ろから声をかけられた。 「お〜い、これ使ってみてよ」 友人から手渡された土クリスタル。 「ありがとう」 お礼をしクリスタルを手に取ると色がおかしい・・・ 友人は錬金術の師範でありこれもなにか細工したに違いない。 そう思ったが好意でくれたものなので使う事にした。 ・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・しゅわわわわん! なんとHQになった! 意味は無いが成功したので友人に感謝しつついそいそとモグハウスに帰りレイアウトしようとしたが 「アダルトホビーチョコボ」 なんか名前違う・・・? まぁいいや。とモグが実家に帰っているので自分で設置してみると・・・ チョコボの置物であるが足はしっかりと固定式になっており、座椅子の部分が三角形になっている。 いわゆる三角木鳥である。 「やだ、なにこれ」 そういいながらも興味津々に見つめ始めた。 「ちょっとだけ・・・ね」 軽くまたがってみる。 「乗り難いだけでどうってこと・・・?・・・あふ????」 体に流れるような刺激が走る。 どうやら座椅子の所に興奮させる独特の音波発生器とバイブレーションが仕込まれているようだ。 乗っているだけでどんどん快感は高まっていく。 ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ 軽い振動音と共に快感が押し寄せ意識はまどろみの世界に引きずり込まれた。 「あぁ・・・・・・んぁ・・・っあ・・・!」 高まる快感にヒーラーパンタロンにじわりじわりと染みを作っていく。 ぷぷぷぷぷぷぷ・・・くちょ・・・ぷぷぷ・・・くちょくちょ・・・ぷ・・・くちょ・・・・・・ 振動音に混じってあそこの状態を知らせる音がし始めは!と一瞬我に返ると何とか降りる。 無言でパンタロンを眺める 「はぁはぁ・・・はぁ、これすご・・・い」 パンタロンを脱ぐと濃厚な愛液が糸をいくつも引かせた。 下着はもうぐっしょりと濡れ、大切な所を隠す事無く晒し、ひくひくと皮から顔を出したクリまで見えていた。 「も、もう・・・無理」 パンタロンを脱ぎ捨てると下着姿でまた木鳥にまたがった。 !!!!???!?!?
86 :
MF :2007/09/24(月) 05:55:56 ID:nSfaIjLX
パンタロンを脱いだためかダイレクトに振動が伝わる。 下着越しとはいえクリを潰し膣を割り開き圧迫していく。 「あぅ・・・ふぁあ!気持いいよう〜〜;」 座椅子を愛液で濡らしすべりをよくしたせいかより食い込み振動し続ける。 その快感に身をまかせ必死に手すりに捕まり自身を支えながら快感にふけっていく。 カチ! 音がすると辺りに甘い香りが立ち込める。 「なんらろ・・・・・いいかおり〜〜・・・・!!??」 どぷ!!どぷ!! 食い込ませている秘部から愛液が間欠泉のように吹き出る。 遅れてくるものすごい快感! ぽたぽたと垂れていた愛液が急に増えたためか愛液の湖を下に作っていた。 「しゅ、しゅごいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!・つる・・ぁぁぁあああ!」 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ!!! 手がすべり手すりから離れ 全体重が秘部とクリを食い込ませる。 「のぉぉぉぉおやややややややあああああああぁぁぁあ!!!!!」 媚薬のお香+振動+音波+全体重がかかり愛液を吹かせながらに悶えている。 ぶち・・・・・・・ぶちぶち・・・・・びり!びりびりりり! 下着が余りの激しさに破れ布切れが下に落ちた. これによりクリは潰すように食い込み膣をこれでもかと食い込むそしてお尻も食い込ませた。 「のぎょぉぉぉぉぉぉぉ!!!いくいくいくいくいくいくいくいっちゃぁぁぁぁぁ!!!・・・???」 快感は限界まで高まり絶頂を迎える、と思いきや迎えない。 それ所か快感が高まる一方であった。 びちゃびちゃびちゃびちゃ! 「らめぇぇぇぇ、もっっとぉぉぉぉぉぉ、ああぁぁあああ!たりないよぉぉぉぉぉお、ぁ!イく!・・・あれ?イくってなんだっけぇぇぇ? いいやきもちいいしぃぃぃ すごいのぉ〜〜」 愛液が水道ホースの水のように撒き散らせながら電池とお香が切れるまでずっとお楽しみ続けるしか道は無かったとさ。 なおこのお香と電池は5時間は効果があるらしい。 それでは良いホビーチョコボをお楽しみください。 終わり
87 :
MF :2007/09/24(月) 05:56:49 ID:nSfaIjLX
以上ホビーチョコボより構想してみました。 駄文で申し訳ないorz
88 :
MF :2007/09/24(月) 06:02:20 ID:nSfaIjLX
書き忘れ追伸フェイス タル♀F4aをモデルにしています。
三角木"鳥"吹いたwww こういうネタ好きだ。GJ
90 :
MF :2007/09/24(月) 18:21:04 ID:nSfaIjLX
アダルトチョコボネタが好評だったので後日のお話も書いてみました。
91 :
MF :2007/09/24(月) 18:22:23 ID:nSfaIjLX
フェイス、本人:タル♀F4-a 友人:タル♀(お好きなフェイスで) 〜アダルトホビーチョコボの後日のお話〜 あの日以来私はあの玩具こと木鳥の虜となっていた。 うぅ……私はこんな子じゃなかったのに……。 毎晩毎晩私はあの木鳥の上で乱れていたのは事実。 そんなある日、友人が訪ねてきた。 「こんにちは、家具出来たと聞いたから見に来ちゃった。」 まずい、これはまずい! あんな形状の木鳥を他人に見せられるわけがなかった。 ましてや座椅子にあたる三角部分は私の愛液がたっぷりと染み込み色も変色し私でさえ恥ずかしくなってしまう。 などと考えていた所いつの間にか友人は中に入り木鳥を見ていた。 「うわぁ、ずいぶんと気に入ってるみたいだね。」 指を三角形の部分にスリスリと擦り始める。 「なんか変な形状であんまり気に入ってないの」 私は必死に隠そうととっさに嘘を付いた。 友人は笑顔でこう言う。 「この仕掛けは私がこうなるようにクリスタルに仕込んだんだよねぇ。」 へ?と頭に?が浮かぶ。 「それにほら、目の部分に盗聴器があったの知ってる?」 確かに目を良く見ると水晶通信機のようなものが目の宝石の変わりに付いていた。 「ま、まさか」 私は、は!と気が付いた。 そう、毎日毎日自慰していた声が聞かれていた!?と 「嘘つきはいけないよ〜? ほらここに録音したクリスタルが」 受け渡されると耳に当てて聞いてみた。 ……ぁぁ…気持いいよう……… 私は顔が真っ赤になり耳から放すとクリスタルを割った。 「輪っても沢山あるからダメだよ。」 友人はニヤリとしながら見つめてくる。 「……何が望みなの?」 私は思い切って聞いてみた。 友人であり親友がこんなことをするなんて…… 「うん、じゃっあ私の実験台になって。君が欲しいんだ!」 真顔でなんてことを言うのかと思ったが実験とは難だろうと疑問に思った。 「明日までに宅配であるもの贈るからそれで実験してね。」 そう言うと素早く友人は帰っていった…… 夜お風呂から出た頃に宅配に届いていた。 私はバスローブ姿で箱を開けると思わず目をそらした。 何が入っていたかというと。 白サブリガなのだがどうにも鍵がベルトのところに付いていて生地が薄く手で持つと透けて指が見えるくらいに薄かった。 それに加えて子モルボルから切り取られたと思われる蔓が2つ縫い付けられていた。 手紙が同封されており内容はこんな感じで書いてあった。 [受け取り次第装備、私が行くまではいててね♪ あ、ちなみにはかなかったりオナニーしたりイったら水晶ばら撒いちゃうからね] はぁ〜……… 私は長い溜め息をつくとそっと足を通す。 腿まで通すと秘部をくすぐる蔓にあたる。 私は横になりそっと秘肉を割り開くと蔓を飲み込ませていく。
92 :
MF :2007/09/24(月) 18:23:17 ID:nSfaIjLX
ちゅぷ………ちゅぷぷぷ……… 中に全部納まると次はお尻の穴を割り開き同じように入れていく。 くぷぷぷぷぷ……… 前後飲み込ませるとしっかりとサブリガを履きベルトの鍵が締まり脱げないのを確認したが、下着より透けてしまい張り付いているため色々恥ずかしいところが丸見えになってしまっていた。 これでは裸より恥ずかしい。 蔓は中でもぞもぞと動き快楽を生み出していく。 その刺激により愛液が垂れると蔓は活性化しより動く仕組みであった。 こんなんじゃ明日まで持たないよ……… そう思うとより動く蔓。 「ふぁ!………だ、だめぇ!」 蔓は予想より的確に私の弱い所を攻め立てていく。 ふと気が付くと愛液が垂れ落ちて行くのがわかり、サブリガを触るとぐっしょりと濡れていた。 ぺっとりと濡れ張り付く秘部は完全に透けてしまいまるで例えるならビニールで出来たサブリガのように透けてしまいお豆もしっかりと充血し盛り上がっていた。 このままではいけないと起き上がるものの可愛らしく頭を出したお豆が擦られ自ら攻め立ててしまった。 「あひぃ、も、もう我慢出来ないよ………;」 毎晩オナニーをしていた私にとってこんなの耐えられるわけが無い。 サブリガに手をかけ脱ごうにも鍵で脱げなくずらそうにもきつく履いているためずらせず、上からお豆を弄ろうにも盗聴器があるため触れず喘ぎ続けるしかなかった。 すっかりと酔いしれた私は蔓2本で責められてなぜイけないのか疑問に思っていたが宅配の箱からお香がタ漂っていたのには最後まで気が付かなかった。 ぐちゅぐちゃぐちゅ 蔓は隠微な音を立てて責め立て私は愛液をどぷどぷと垂れ流し腰を振るしか出来なくなってしまいました。 ぐちゃぐちゃどぷどぷ まさに音の連携。 「イきたいよぉ………したいよぉ………」 切ない声でそういい続ける、その目はもう理性は無くまどろみに満ちていた。 切なそうにふるふると震えるお豆に手が伸びそうになりながらも最後の理性なのか寸前で手は止まっていた。 そしてこの日は次の日の夕暮れまで続けられる……… この行為を盗聴、盗撮している友人はその行為に興奮し自慰にふけっていた……… つづく
93 :
MF :2007/09/24(月) 18:24:35 ID:nSfaIjLX
以上友人からの脅迫? でした。 お目汚し失礼しました。
お久しぶりです(・ω・)ノ MFさんGJですよー(*´д`*)
95 :
MF :2007/09/25(火) 01:44:15 ID:m7pIbhV1
ありがとうです。 その一言が次回のやる気に;
96 :
MF :2007/09/25(火) 05:02:55 ID:m7pIbhV1
お待たせしました。 このシリーズ最後の話をUPします。
97 :
MF :2007/09/25(火) 05:05:08 ID:m7pIbhV1
脅迫から愛へ 設定タル♀2人 ウィンダスの夕暮れ、スキップしながら家を訪ねてくる影が1つ。 「こんばんは、調子はどうかな?約束守ってくれたかな??」 私は絶え間ない刺激で責められ2つの蔓は愛液をたっぷりと吸い肥大化し動きも鈍いため僅かにしか動かな い焦らしの責めが続いていた。 もう限界を超え廃人寸前となっていた。 「うわぁ!こんなにしちゃってイきたかった?イきたいよねぇ??????」 ニヤニヤしながら私の顔を覗き込んで友人はそう言う。 「イき・・ぁぅ・・・・た」 私はイきたい。といいたかったが口が回らない。 「でもねぇ、イっちゃだめなんだよね〜 皆にエッチな言葉聞かれちゃうしね?」 そう言うとサブリガ越しにぴくぴくと震えているクリ豆をつつく。 「ひぃゃぁ!」 私は頭の中が真っ白になりかける。 突付かれるたびに愛液がぶしゅ!ぶしゅゅ!!!と吹き出てしまう。 「いい感じになっちゃってるねぇ〜 どれどれ」 鍵を外されサブリガを脱がされる。 「ヌルヌルで滑るよこれ・・・・・・わぁ!見てみて!ほらほら、すっごい糸!」 サブリガが脱がされ始めると蔓を飲み込んだ秘部とサブリガの間にいくつもの糸がつぅ・・・・・・と引いた。 体からゆっくりとは言え蔓の圧迫感、刺激が離れていくのがほてった私を安心させていくが。 「うふふ、うっとりした顔しちゃってもう〜♪」 ぐちゅん!!!!! 脱がしかけていたサブリガを再び履かせぎゅっ!と食い込ませる。 「みぃゃぁぁぁぁぁ!」 私は突然の刺激に変な声が出た。 友人はサブリガを脱がせては履かせての繰り返しを数回する。 ずる、じゅぷ!ずる、じゅぷ! その度に秘部に蔓がねじ込まれては出されてのピストン運動で責められる。 ましてや1晩弄られた上に2つの穴を責められるのであっさり絶頂に向かいだす。 「あ、ぁぁ・・・・・い・・・・・いっひゃ!」 イく!そう思ったところで蔓がじゅぷん!と音を立てて抜け落ち、快感が止まる。 友人はにこにこしながら脱がしたサブリガの蔓を見ながらこう言う。 「イかせてあげないからね、こんなに蔓を肥大化させちゃって助かるな〜これを煎じるとあのお香数ダー ス作れるんだ。」
98 :
MF :2007/09/25(火) 05:06:04 ID:m7pIbhV1
今まで蔓が飲み込まれていた膣とお尻は刺激物がなくなりぱっくりと口を開けてひくひくしていた。 その口は一向に閉じる様子が無く新たな刺激を求めていた。 「ぃ・・・・かせて、お願い;」 もう我慢が限界を超え、イきたくて仕方ない。 良く見ると友人のズボンにも染みが出来ていた。 どうやら責めながら本人も感じてしまっているようだ。 「ん、んもぅしょうがないから私が弄ってあげる。」 友人は衣服を脱ぎ下着姿になる。 その下着はぐっしょりと濡れ愛液をぽたぽたと垂らしている。 「じゃあまずはこれを炊いてと。」 部屋中にお香が炊かれた。 いつものように甘い香りが部屋に溢れる。 「ではいただきます。」 「ぅぅぅ、ああ!イ、イ・・・」 友人は飛びつくと私のクリ豆を膣をお尻をぺろぺろと舐める。 それだけでイきそうになるがお香のためイけない。 ぴんぴんころころとお豆を転がされるだけでも意識が飛びそうになるのにあそこやお尻まで・・・ 「私も我慢できなくなっちゃった。」 はっ!と気が付くと友人は下着を脱ぎ準備万端であった。 友人と足を交差し松葉くずしの格好になる。 くちゅ 「あぁん、解る?今私たちのあそこがキスしたんだよ?」 既に目は虚ろになり快楽の奴隷となっている私はただうなずくしかできなかった・・・ くちゅん!ぱちゅん!くちゅん!ぱちゅん! 激しく擦り合わせてはお互いのをぶつけ合い秘部がくっつき合いをしクリ豆の相撲試合。 私のあそこにはべっとりとあの薬が塗られているためすり合わせている友人も狂っていく。 「わたしぃね〜昔からあなたのことすきぃだったの〜 ゆめみたいらよ〜」 うっとりした顔をしべろべろに快感に酔っている。 「私もすきぃぃぃぃぃぃ ずっとくっついてよ、ね、ね」 お互い止める理由はもはや無くどんどん擦り合いが加速する。 ・・・・・・・・・気持いい、もっと一緒にやりたい。・・・・・・・・・ お互いこれしか頭に浮かべなくなりお香が切れるその時まで乱れていた。 その後彼女ら2人は生涯離れる事無く幸せに暮らしたとさ。 THE−END
99 :
MF :2007/09/25(火) 05:07:06 ID:m7pIbhV1
最後はレズもので〆てみました。 長々と駄文のお付き合いありがとうございました。
100 :
名無しさん@ピンキー :2007/09/25(火) 05:20:55 ID:IrS3S7uB
_(._.)_ 現人神に敬礼!
ツインばっかりやね
102 :
MF :2007/09/26(水) 00:28:28 ID:EMv8cTVY
ツインが好きなのと3本続き物なのでこうなりました。 ただ文中に特徴を書いていないので好みのフェイスに置き換えても違和感無しです。
103 :
MF :2007/09/28(金) 20:28:16 ID:H2IKhv0d
ハードばっかりだったのでラブなのを書いてみました。
104 :
MF :2007/09/28(金) 20:29:45 ID:H2IKhv0d
ボヤーダ樹。 ここは古の地 ジ・タの奥地に存在する洞窟である。 皆はここの奥地で龍が居た!とか言うけれど僕は見たことが無く存在しているのかさえ知らない。 そんなこの地に来た理由とは 親しい彼女が「幸運の卵を欲しい!」と騒ぐため取りに来ていたのだった。 彼女が言うには王冠が欲しいらしくこの卵で必要なものは全部そろうらしく取れるなら何でも言う事を聞くとまで言っている。 「ここの芋が落とすんだよね?」そう僕は問いかける。 「うん、かなり低い確率だから大変かも・・・」と困り顔で彼女は呟く 「頑張ろ〜!」と笑顔で答え狩り続ける事 約数時間、一向に出る気がしなかった・・・ 出るのはクロウラーの繭と絹糸のみであり目当てのものが出なく疲労ばかり溜まっていったのであった。 「出ないね・・・;」僕は腰を下ろすと彼女に語り始めた。 「うん・・・でないね・・・」かなり俯いたまま落ち込んでるようであった。 まずい。このままでは気まずい!何とかして和ませないと・・・ 「気にすることないよ がんばろう」 「うん、あのね先に好きな事聞いてあげる気分転換にもなるし」 何か変な方向に行ってきたような? まぁいいや何頼もうかな〜 「う〜んそうだね〜」手料理が食べたい!でもいいしあれやこれもいいな〜 「ん〜 じゃあ決まるまで待ってるね〜」ちょこんと彼女が座りくつろぎ始める ん? 座っている彼女のとある部分に目が行くと目が点になった。 白サブリガを履いていたのだった!さっきまで後ろに居たので気がつかなかった・・・ 白い布地からめが離せなく釘付けになっているとそれに気がついたのか足を閉じてしまい見えなくなってしまった・・・ 「こういうのがいいの・・・?」上目ずかいで見つつ語り掛けてくる。 こういうのも何もそんな気になる物なんで履いてるのだ!と言いたかったが僕は思わず 「うん、かなり刺激的でいいね」と答えてしまった・・・ 彼女はにこりと微笑むとこう答えた。 「ちょっとだけだよ?」と足を広げてサブリガを見せてきた。 コレだけでくらくらしてきたが僕はあえて意地悪してみることにした。 「そのままオナニーして見て」今思うと とんでもない事を言ったと思う え?と言う表情から顔を赤くし頷くと着ていたローブの前をはだけさせ下着越しに赤い胸の突起を弄り初めた。 「くぅ・・ふん・・はぁ」乳首を摘みコリコリと指で弄っているとじょじょに口から喘ぎ声が漏れ始める。 僕は興奮しながら見ているとサブリガの大切なところがぽつりと濡れているのがわかった 「感じてるんだね 可愛いよ」僕は彼女の濡れ染みの部分に指を合わせ軽く擦ってみると彼女は大きく跳ねた 「そ、そこ!あぁ・・だめ・・いや・・・おかしくなっちゃう」どんどん染みが広がっていく。 「おかしくなっていいよ どんどん僕で感じて」もはやオナニーではないが僕も止まらなくなってきていた
105 :
MF :2007/09/28(金) 20:30:21 ID:H2IKhv0d
擦っているとどんどん濡れていき中で大きくなっていくお豆を確認するとそこを集中的に僕は突付いた 「ひぅ!そこは!!!! だめだめだめだめ;」僕の手はもうびしょびしょになり大切なところが濡れてスケスケになっていた。 「もう脱いじゃいなよ」彼女の答えを聞く前に手を腰にかけずるりと引き抜いた。 うわ〜すごい大切なところがもう丸見えでエッチだ・・・・ 「見ないでよ;」 「はやく弄って弄って」彼女の手を使いお豆の皮を剥かせるとさこに触れさせた。 「ひゃあう!だめ!だめ!もういっちゃう!!!!」そう言うもののその手は一向に止まる様子はない 「イっちゃうイっちゃ!!!あぁぁぁぁぁあああ!!!!!」びくびくびくびくと腰がびくつき達っしてしまった彼女をみて思わず頭を撫でてしまった。 「よくがんばったね」ちゅ!とキスをすると達したばかりの膣を軽く舐める。 ペロペロペロ 愛液を舐め取っていくエッチな香りで頭がおかしくなりそうだったけど舌先でお豆を突付いていくと愛液がまた溢れる。 「こんなにしちゃってエッチだね」 「そ、それは・・・ぁそこ舐めてるからで・・ひぁ!」 膣の中に舌を入れビョロビョロとかき回していく 「それだぁぁぁぁめぇぇぇぇぇ; あああああぁぁぁぁ!」がくがくと腰を揺するががっしりと押さえ膣の味を堪能していく。 「いゃあああああああ!」ぷしゅぷしゅ!とお潮を吹き僕の顔に直撃してしまう。 「元気だね〜」と僕は微笑みかける でも僕は解放せず中を舐めつつ彼女の手でお豆を弄らせる。 「もう気持ちよくてとけちゃうよぉぉぉ;」 「溶けていいよもっともっと感じていいよ」Gスポット当りをがしがし突付くと彼女はより可愛い声で鳴き上り詰めさせていく。 「もぉうもぉうらめぇぇぇ・・・・」 「いってきな気持いいところに」そういうとお豆をぐり!と摘む 「くぅぅぅぅぅああああ・・・・・・うぁぁぁぁああああああ!!!!!」ちょろちょろ! 彼女は失禁しつつ気を失っていった。 ちょっとやりすぎたかな・・・・そう思いつつ彼女を見つめつつ何度もキスをする。 数時間後目が覚めるとテレ隠ししながら着替えて狩りを再開する。 「お!」1匹目で卵が出る 「でた〜〜〜〜!」 ロットを済ませこれで終わりか〜と残念に思うと彼女が振り向いてこう言った。 「今日はありがとう あの・・・今度は本番もしよ? 好きだよ・・・」 「え!?も、勿論僕もす、す、す」 その後、よくその2人が一緒に行動している姿をよくみかけるとか。 おわり
106 :
MF :2007/09/28(金) 20:32:16 ID:H2IKhv0d
う〜んどうにもハードが目立つため目立ち難い作品になった気がしますorz お目汚し失礼しました。
透け白パンGJ.
乙です〜 らめぇと聞くとつい樽を思う俺はロリコヌか…
タル♀といえば「らめぇ」だと思う私が通りますよ…
そういえば、こないだ某えぅろ漫画家が樽♀のエロ漫画描いてたが・・・ あの体型、露離じゃなくてキューピーちゃん人形なんだな・・・萎えた。
111 :
MF :2007/09/30(日) 13:12:38 ID:BlX4tyyw
タル好きはロリコヌではなくタルコンですね〜 タルコンの私が言うのもなんですがね・・・・
112 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/01(月) 01:38:29 ID:Zm6+3znQ
本番もぜひ。
113 :
MF :2007/10/01(月) 03:26:48 ID:/SSx/mHP
流れぶったぎりでスライム責め入ります。
114 :
MF :2007/10/01(月) 03:28:32 ID:/SSx/mHP
梅雨の時期のとあるダンジョンにて 1人のタルタルの冒険者が長く暗い道を進む このタルタルの名はリリ、見習いの黒魔導士で修行のため来たのだが。 「暗いし、じめじめ暑いし・・・・ もう帰ろうかな〜・・・・・・・・え?」 ぶつぶつ言いながら奥地に進むと、突然床がガタン!と共に抜け落ちました。 落ちた先にはただっぴろい部屋がありました。 「痛〜〜〜っい! なによこれ・・・・」 上が暗くて見えないためどれだけ舌に落ちたのかすらわかりません そのリリの背後に迫りし姿がありましたが、リリは気がつきません・・・・・・・・ ゴプッ! 「うわ! なにこれ!?」 背後から襲ってきたものはスライムでした。 「この、どろどろして気持悪いから離れて!」 スライムはもがくリリを頭だけ出してすっぽり取り込み動けなくします。 もがけばもがくほど絡まってくるスライムにリリは魔法を詠唱します。 「このスライムめ、サンダ・・・・・・・・ひゃあ!」 スライムがぶるぶる震えだすとくすぐったさにリリは笑ってしまい詠唱できません。 スライムは生物の体液、排泄物、小型なら丸ごと、などを取り入れ栄養としているため このダンジョンには元々人は居ないのでスライムは匂いを頼りに餌を探します。 スライムの動きがもぞもぞ動き出すと汗ばんだ腋の下に狙いを定めます。 リリのローブの裾から進入し腋の下を執拗に擦りあげてきます。 「あは、あははは、苦しい、あははは、そこくすぐっちゃいや、あはははは」 リリは腋をくすぐられ、大笑いをしてます。 スライムは腋に飽きたのか他の部分を探すよう服の中にどんどんと進入してきます。 「あ!・・・・・・・・スライムってつめたくていいかも・・・・じゃなくてそろそろ怒るよ!」 スライムは胸の辺りに侵入しぬらぬらと乳首を擦りあげていきます。 「ひぃ!だめ、おっぱい擦っちゃ嫌;;」 徐々に乳首が勃ってくるのが実感してくると、スライムは不思議がって刺激してきます 「あ、ああう・・・ん、ん、ん、乳首擦っちゃ・・・・らめぇ・・・・・・・・」 リリは体が熱くなり下半身がジュン!と熱くなると、スライムがびく!と動きます。 「はぁ、はぁ、濡れてきちゃった・・・・・・・・ あれ、スライムの動きが・・・・・?」
115 :
MF :2007/10/01(月) 03:29:08 ID:/SSx/mHP
スライムは物凄い速さでリリのスロップスを消化液で溶かし下着に取り付きました。 どうやら愛液の匂いに釣られたようです。 「ちょっとちょっと!そこは、そこは!駄目駄目!・・・・・・あぁぁぁああ!」 ぐじゅ・・・ちゅ・・・・ちゅるるるるるるるる! スライムは下着の横から膣に入り込むとワレメを押分けくぱっ!と膣を広げます そして中から溢れ出る愛液を吸い上げ始めます。 「いやぁぁぁ、あ、あ、あ、あ・・・・くぅぅ・・んんんん! ひぁ!」 吸われれば吸われるほど愛液は溢れスライムはむさぽるように吸い上げます。 その刺激にクリがぷくっ!と勃ってしまい。運悪くそこに軽く擦られてしまいます。 大きくリリが反応し愛液が溢れ出るとスライムはクリも力強く吸い上げられてしまいます いつの間にかスライムは膣内に入り込み満遍なく吸い上げられます。 「!!!!!!」 声にならない叫びをあげびくびくと体を動かし、悶えます。 スライムは貪欲に愛液を求めクリと膣を攻め上げます。 「もう、もうだ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ぷしゅ・・・・・・・・! リリは激しいスライムの攻めの前で達してしまいスライムの中で潮吹きしてしまいます。 ゴポポ・・・・・・・・・・・・・・・・!! 突然の潮吹きに驚くスライムでしたが美味だったのでしょう・・・・・・・・ スライムは動きが激しくな膣に入り込み吸い上げたまま、クリと尿道を激しく弄り攻め子管の入り口 をこりこりと刺激します 「だ、だめぇ!・・・・・・・・イった・・・・イったばかりな・・・ひぁぁぁぁぁああああ!!」 リリは体をガクガクさせながらイきつづけます。 スライムの吸収が間に合わないのか膣の周辺に時折スライムのとは違う液体が溢れ出ます スライムの攻めがさらに激しくなり、リリま失神寸前まで追い込まれます。 「ひぃぃ!ひぃぃ!もう・・・もう・・・・・・・・おかしくなる・・・・・・・・・・・・・・・・」 グチュングチュングチュン・・・・ 激しい水音が聞こえ、ぐちゅ!とクリを揉み潰すと 「っっっっっっっっっっっっ!!!!!!!! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!」 ちょろろろろ・・・・・・・・ スライムの中でこのうえない刺激をうけたせいか、失禁してしまいスライムが喜びます。 スライムは満腹になったのかリリを開放するとそそくさと逃げていきました。 「スライム・・・気持いいかも・・・・・・・・」 その後、そのダンジョンでよくリリがスライムを求めて何回も出入りしているとか・・・ 終わり
116 :
MF :2007/10/01(月) 03:30:38 ID:/SSx/mHP
以上、「スライムレイプ」でした。 本番物ですか・・・善処しますorz
117 :
MF :2007/10/03(水) 02:45:13 ID:FTF9nmyN
本番物なんとか出来ましたが変なところはスルーでお願いします・・・
118 :
MF :2007/10/03(水) 02:48:26 ID:FTF9nmyN
年末最後の夜、年が明けると年明けを祝う声が響く中、白門の茶店の奥で座り、雑談をする2人。 いつも通り、僕は彼女を抱きかかえるようにして座っていた。 身に着けている装飾装備にお互い変化こそあれ、基本的にお揃いのローブを纏っている。 「しっかし、人少ないね。」 目の前に座る彼女の結えられた髪を弄りながら言った。 いつもは数百人を越える人で賑わうこの店も、今日は人出が少ない。 それでも、つい数分前まで新年を祝うシャウトや、酔っ払いなどでにぎわっていた。 「ん?」 なに?と言わんばかりに大きな目を開き、僕のの顔を見つめてくる彼女。 いつも2人で旅をするようになってからは、何度も目にする……クセのようなものだろうか。 どうせ、僕の話も適当に聞いていたに違いない。まぁ、いつものことだ。 そう考えながら言葉を続ける。 「いや、人少ないねって思ってね」 「あ、そうだよね。でもさ、まだ年明けたばっかりなのに、冒険に出てる人も結構いるよ?」 「私たちもどこかいく?」 そう微笑む彼女を見て、少し考えてから口を開いた。 「んー、でも、知り合いも居ないよ」 2人なら、どこかに行くこともできる。しかし、強い敵やNMをやるには人手が要る。 「ねえ」 「ん?」 彼女は、僕が考えていることになど気づいてもいない。屈託のない笑顔を返してきた。 「2人じゃなくて大勢の知り合いと居るほうがいいの?」 じっ…と眼を見つめながらそういう。 「ぇっ……」 「いや、僕じゃなくて、ほかの人に虐められたいのかって言ってるのね」 そう言葉を続けた。 彼女は言葉責めに弱いことを僕は知っている。 「……そ、そんなこと……」 明らかにさっきまでとは表情も声も変わっている。 「なんで? さっき大勢がいいっていってたよね」 「い、嫌……」 「弄ることぐらいできるよ」 「ダ……だめ……。恥ずかしいもん……。」 もう先ほどまでの明るさはない。 小刻みに身体を震わせ、周囲の目を気にしながらもじもじしていた。 「ぃゃ……;」 (目の前で震える彼女を見ながら、さらに言葉を付け加える。 「うそつきだね。嫌な訳ないでしょ?もう濡れてたりしない?」 「ぬ、濡れてなんかないよっ!」 そういって、精一杯の強がりを見せる。 「確かめてあげる、そこに立って下脱いでみなよ」 「えっ!? 嫌だよぉ……こんな……ところで……」 顔を赤らめるがかまわず、言葉を続ける。 じっと彼女の顔を見つめる。 「……ぅぅ……」 そういうと軽く息を吐き立ち上がって素直に装備を外しはじめた。 そのまま下半身を丸出しにし、目を潤ませながら見つめ返してくる。
119 :
MF :2007/10/03(水) 02:49:09 ID:FTF9nmyN
「ぬ、脱ぎま……し…た」 「ほら、こんなに濡れてるよ?」 アソコに手を当て、湿り具合を確かめる。 そこは、もう信じられないほどの愛液であふれていた。 わざと音が出るように触りながら、耳元で囁く。 「ほら、音聞こえる?」 「しょうがないな。やっぱり他の人にも弄ってほしいの? この変態」 「ぅぅぅ………ちっ、違う……もん」 「どこが違うの? 今は居ないけど誰かくるかも知れない茶店で、こんなに濡らして……。」 「だっ……だってぇ、これは……」 「なに?」 「ぅぅ、なんでもありません……」 一声掛けるごとに震え、自分の下半身で発せられるピチャピチャとした音を聞きながらも、理性を保とうとしている。 「なんだ。履きたいの? 履きたいなら履いていいんだよ……。 なんなら、僕が履かせてあげようか?」 それまでアソコを触って濡れている手をパンタロンに触れてやる。 「どうするの?」 「ぅ……は、履かせなくていい……。い、嫌じゃなぃ……か、ら……」 「僕がしろっていってしているんじゃないよね? 君がしたいっていったからこうしているんだよね?」 「違うかな?」 そういって、手をそのまま下に持っていきアソコに浅く入れる。 「んっ……ふぁぁあ……」 「もうほしくてたまらないみたいね……」 指を締め付けてくる膣の感触と、温度を確かめながら後ろに手を回す。 僕は何も言葉を発せない。抱え、両足を広げたままの状態で固定しながら自分のモノをあてがった。 「んぁっ!!!!」 軽く中に挿入するとそのままの状態で少しずつ中に大きなモノを埋めていく。 「なんだ……良く濡れてるから、どんどん飲み込んでいくよ? 気持ちいい?ねぇねぇ?」 「はぅぅぅぅぅ……ちっ、違うもん……」 「何が違うのさ。ちょっと自分で見てみなよ」 そういって、片手を足から外すと、繋がっている部分を無理やり見せる。 視線の先には、膣で精一杯に僕のものを咥え込んでいる様子が見て取れる。
120 :
MF :2007/10/03(水) 02:49:45 ID:FTF9nmyN
「い、いや! 見せないで……!」 もうここが茶店だということも忘れてしまっているらしい。 声を上げて叫ぶ、目の前にさっきから冒険者が座っていることにも気づかないようだった。 「どうなってる? 見えたでしょ。言ってごらん?」 そういって再び手を足に戻し、中の感触を楽しんだ。 相変わらず締め付けが強い。 「ほら、どうなってる。ちゃんと見えたでしょ?」 常にかかる刺激に耐えながらも、声を絞りだした。 「はぁう……」 「ぁっ……が……わ、私の……」 「………」 「、おち……んちんが……」 「わ……私のアソコに……い、いっぱい、入ってます……んぁっ」 恥ずかしさも忘れ、夢中で快感を貪っている。 「気持ちいいんでしょ? こんなに垂らしちゃって……」 僕のモノには、中からあふれ出した愛液が大量に滴りおちていた。 「ご、ごめんなさいぃぃ……あ!ぁぁ!」 ぷちゅ……ちょろろろろ…… 「あぅ……あぅぅぅ」 「お漏らししちゃってそんなによかったな?」 「ほら、もっと気持ちよくさせてあげるね、本格的に動かすよ?」 「ん……やだぁっ」 イヤイヤしながらも、強くなった刺激に身をまかせる。 僕はそのまま動かしながら、絶頂のタイミングを計った。 「どう? 茶屋でするのは」 「目の前の居る人にも見えてるかもしれないよ?」 キュっと膣が収縮し、今までにない力で締め付けてくる。 「う……うぅ……いぃよぉ……おちんちん、気持ちいいよぉ……」 「ほら、もっと締め付けて」 「くぅん……」 「ほら、そろそろイクよ 一緒にイこうか」 「くっ……そんなに締めちゃったら……新年だし。中に出すよ?」 「え、今は中でだしちゃ!!!!」 店に響きそうな大声を上げ、絶頂を迎えた。 ……どくどくどく…… 「中はぁ!あぁぁあ!!いや……あぁあああああああ!!」 ぷしゅぷしゅぷしゅゅゅゅ…… それと同時にお潮が霧吹きのように飛び出た 「………」 「可愛かったよすごくエッチで」 そう声を掛けながらしばらく抱きしめてやる。 幸せそうな顔をしてぐったりする彼女を抱きかかえてモノを抜いた瞬間、膣からは、愛液と混ざり合ったものがあふれ出していた……。 その後モグハウスで2ラウンド目をする2人でしたとさ。
121 :
MF :2007/10/03(水) 02:51:10 ID:FTF9nmyN
以上「茶店の行為」でした。 本番物はやはり難しいです・・・
連続で乙&あり&GJ!!! 樽♀はやっぱり「らめぇ」 だよな
124 :
MF :2007/10/04(木) 03:42:14 ID:y8w7Yc3k
タルスレ等で連投のしすぎだ!な意見が多数出たため少しの間自重します。 お騒がせしました。orz
>>124 正直、タル系は全スルーさせてもらってるが、どんどんやってほしいよ
スレの活性化にもなるしなー
127 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/04(木) 12:41:51 ID:mwld00XF
>>124 正直、タル系は全スルーさせてもらってるが、どんどんやってくれ!!
ようやく出来上がりましたので投下します。 予定より大幅に長くなってしまったので50KB近い容量になってしまいました。 アルーア・シュドリアンヌの手記3、ナダ・ソンジャのコラム ナダ・ソンジャ:ミスラF7B アルーア:エル♀F3A ジューン:ヒュム♀F1A メトト:タル♀f4A 所長 タル♂f3A
「ふにゃぁー」 船着場を降り、港から出ると思わず感嘆と呆けの入り混じった声を漏らす。 口を半開きにしながら辺りを見回す、ナダ。 ジュノに勝る程の人並みに、喧噪。 乾いた風が吹き抜けると、ちょっと埃っぽさを感じるのはレンガの町並みのせいだろう。 眩しくも優しい色合いの青空に、白い雲。 頭に布を幾重にも巻いた「ターバン」を着けた人達をあちらこちらに見かける。 強面の冒険者らしき者や、警備隊らしき者まで、ただならぬ空気を持ち合わせているように見える。 目に映る様々な光景に、ナダはただ立ち尽くす事しかできなかった。 「ナダさーん」 しばらく立ち惚けていると、懐かしい声が聞こえてきた。 正面の上…… 一階の屋根を通路とした多層構造式の所に、その声の主が手を振っている。 少し明るい栗色の髪の毛で、後頭部の頂に揺れるポニーテール。 自分より少し先にアトルガン皇国に旅立った同僚、ジューンだった。 「ジューンさーん、お久しぶりにゃーん」 思わず笑顔が浮かび、大きく手を振って返す。 ジューンは小走りで階段を降り、ナダの方へと向かう。 「待ってましたよ、ナダさん。また一緒にお仕事できるなんて嬉しいです」 ナダの手を取り、満面の笑顔で迎えてくれる、ジューン。 思わず胸が熱くなり、未知の土地に辿り着いたという不安など一欠けらも無くなった。 「さっ、アル―アさんもナダさんのこと、お待ちしてますよ。行きましょう」 「はいですニャ!」 ナダはジューンの言葉に、元気一杯で返事をした。
アトルガン白門、茶屋シャララト。 店内の座敷に座る、二人の女性。 いつもならそこに座っているのは、すらりとした美しい体のエルヴァーンに、雪のように白い肌のヒューム。 だが今日は馴染みの二人ではなく、ヒュームでは無くミスラが腰かけている。 アルザビコーヒー一つに、チャイが一つ。 「で、ナダは何の目的でここに来たワケ?」 ナダが持ってきたパママのタルトを齧り、アルーアは言葉を投げ掛ける。 「はいー、ジューンさんの皇国の広告を見て、とっても楽しそうだにゃーと思いまして」 淹れたてのチャイを冷ますように息をフーフーと吹きかける。 「楽しそう、ねぇ……」 「はいですニャ」 子供のような物言いに、呆れたような表情のアルーア。 「はい、ナダさん」 カウンターでオーダーしていたジューンが、チャイとシュトラッチを持って座敷に腰掛ける。 シュトラッチをナダの前に置くと、にっこりと微笑んだ。 「皇国名物シュトラッチ、食べないと損ですよ?」 「わぁー、いただきますニャ!」 添えられたスプーンを手にし、はしゃぐナダ。 「まっ、人手が増えるのはありがたいことだわ。私の書く皇国特集は口調が厳しすぎるってジューンからも言われてるし……」 アルザビコーヒーを一口啜る。 「いつまでたっても特集が出来ないんじゃ、私の首だって危ういわ」 ふぅー、と一息つくアルーア。 「任せといてくださいニャ、アルーアさん! わたしが来たからにはガルカにハンマーですニャ!」 「ふふ、頼もしいわね。それじゃ、ナダにはどんな仕事をしてもらおうかしら?」 アルーアの問いかけに、ナダは手を止める。 「ええとですね、わたしは五蛇将っていう人達にインタビューをしたいと思ってますニャ」 「五蛇将の方々に?」 ナダの言葉に、ジューンが身を乗り出す。
「はいー、もし皇国の特集雑誌を作るとしたら、やっぱり有名人の生の声が欲しいかにゃーと思いまして」 チャイを一口啜り一息つくと、ナダは再びシュトラッチに手を付ける。 「うーん、良い発想だとは思うけど……ええと、この茶屋によく来るヤツに一人のタルタル詩人が居てね……」 アルーアは鎮痛な面持ちで、話を続ける。 「ファリワリっていうヤツなんだけど……こいつが最近、冒険者を使って五蛇将の過去とか馴れ初めを聞きだして、詩にしたのよ」 「ええ……ガダラル将軍とミリ将軍の詩はひどいものでしたけど……」 ジューンもばつが悪そうに、人差し指で頬を掻く。 「だから、五蛇将へのインタビューは、どんなにうまいコラムになっても二番煎じになっちゃうかも知れないわ。だから……」 「だいじょーぶですニャ、アルーアさん」 ナダは二人の様子と反し、明るい声で答える。 「その詩人の詩は、一般大衆向けに作られた英雄譚でしょーし、脚色もあるでしょーし」 シュトラッチを食べ終え、チャイを一口。 「そんなの楽しめるのは大衆だけですニャ。わたしのインタビューは冒険者のみなさんにも楽しんでいただけるよーな、五蛇将達の生の声をお届けしますニャ」 自信満々、と言った様子のナダに、二人は顔を見合わせる。 しばし静止すると、再びナダに向き直る。 「ま、まぁそこまで言うなら……構わないけど」 「安心してくださいにゃ、ヴァナ・ディールトリビューン本社の看板にドロを塗るようなマネはしませんニャ」 とん、と胸を叩き、ナダは気合十分といった感じだ。 「……解ったわ、それじゃお願いするわね、ナダ」 アルーアの言葉に、顔を輝かせるナダ。 「任せてくださいニャ!」 「はい、これ。アルザビとアトルガン白門の地図。この赤い印の所に私とジューンの泊ってる宿があるから、何かあったらここに帰ってきなさいね」 地図を渡されたナダは早速、 「ありがとうございますニャ! 早速いってきますニャ!」 と言い、懐をまさぐってその場にお金を置いて、勢い良く走り去って行った。 「別に私の奢りでいいんだけどさ……これじゃ足りないよ、ナダ」 溜息をつくアルーアを見て、ジューンはさぞ楽しそうに笑っていた。
場所を移して ――― アルザビ。 まずは環境に馴染もうと考えたナダは、アルザビの大通りに店を構えた織物屋に行き、衣服を新調した。 今現在のアトルガン皇国の流行である「アミール・ファッション」と呼ばれるものらしく、赤を基調としたデザインで、 所々に象牙色の生地を組み合わせた服である。 もちろん本来は皇国に使える兵士や、傭兵業を営む者達が着込む戦装束であり、本当なら服の下に鎖帷子や 布の中に金属を埋めて縫い合わせたものなのだが、今ナダが着ているものはイミテーション…… すなわち、見た目だけ真似たと言うただのお洒落着である。 「よしっ……と。準備万端!」 服を身体に馴染ませるかのように、肩を回したりするナダ。 心なしか周囲からの視線をちらほらと感じるが、自分がまだ皇国に馴染んでいないのが解るのかも知れない。 まぁ、今日来たばかりなので仕方がないかぁ、と胸のうちで呟く。 愛用のペンと手帳を持ち、アルーアから渡された地図を広げた。 顎に手をやり、ペン尻で地図を叩く。 各将軍の持ち場が青いインクの丸印で囲ってあり、その横にはしっかりと各五将軍達の名前も記してある。 アルザビに場所を移す前に、冒険者や街の人々から聞き込みである程度の知識は得ておいた。 各将軍達の評判は上々で、これは良い対談のコラムが書けそうだと確信していた、ナダ。 空を見上げ、深呼吸。 「レッツゴー ニャー」 腕と尻尾を同時に振りながら、ナダは足を進めた。
「あのー、こんにちはー」 「ぬ?」 アルザビの玄関とも言える、監視塔と水路の区画。 ワジャーム樹林とバフラウ段丘へ通じる門を一望できる、橋の上。 臙脂と黒を基調にした鎖帷子を着た、背の高いエルヴァーン。 その背には、皇国の将たる証の、二双式刃の両手剣。 かの高名な天蛇将、ルガジーンに、ナダは声を掛けていた。 「お忙しい所すみませんにゃ、わたしはナダ・ソンジャと言いますニャ」 「こら、そこのお前! 気安く声を掛けるでないぞ!」 後方から激が飛ぶ。 シパーヒ装束に身を包んだヒュームの女性がにじり寄り、ナダの肩を掴んだ。 「ビヤーダ、穏便にするのだ」 落ち着け、と言わんばかりに手で制する。 ビヤーダと呼ばれた女性は渋々と、ナダの肩から手を離した。 「私の部下がとんだ失礼をした、申し訳ない。私はアトルガン皇国軍天蛇将のルガジーン、何の御用かね」 軽く一礼し、颯爽たる物言いに立ち振る舞い……其の身から滲み出る風格。 ナダは思わず小さく頷き感心した。 「……?? 如何した?」 「ああ、ごめんなさいですニャ。噂通りのお方と、つい感心してしまいまして」 ルガジーンに対し、深々と頭を下げる。 「実はわたし、はるか西の国から船に揺られてやってきました、とある雑誌記者達の一人なのですニャ」 「遠路はるばる皇国に参じた幾人かの文書きの話は耳にしている……記者魂ここにあり。恐れ入る」 「そこでですニャ、いちコラムとして五蛇将様達との本音の対談の場を設けたいと思いまして……よろしければ、インタビューをお願いしたいのですニャ」 ナダの言葉を聞き、ルガジーンは腕を組み顎に手をやって考え込む。
「つい最近、旅の詩人が私達五蛇将の詩を作り、吹きまわっていたが……そういった類の話かね?」 怪訝そうに眉をしかめるルガジーン。 「いえいえ、そういった英雄譚のようなものでは無くて、冒険者や傭兵などに向けての雑誌なので、脚色ナシの生の声を皆さんに聞かせたいのですニャ」 「将軍と言う肩書はあれど、我々は凡庸な軍人だ。最低限の学はあるにしろ、決して語彙が豊かである訳ではない。そんな我等との対談を雑誌に載せても、皆の眼を楽しませることなど不可能ではないかね」 「そのままの皆さんを伝えたいのですニャ。ルガジーン様の皇国に対する熱い思いとか、そういった素直な言葉を載せたいのですニャ」 ふむ、とナダの言葉に更に考え込む様子。 瞳を閉じて考え込み、しばらく間を置くと、 「解った、幸いにも現在蛮族の動きは見られない。私で良ければ、何なりと答えよう」 ルガジーンの返答を聞き、ぱぁっと明るい顔になるナダ。 「ル、ルガジーン様! 何故そのようなお戯れを!」 一歩下がっていたビヤーダが、言葉を投げる。 「戯れなどでは無いぞ、ビヤーダ」 組んでいた腕を解き、咳ばらいを一つ。 「私の皇国に対する思いを読んだ者達が感化され、立ち上がってはくれんかと淡い期待からの判断だ」 真剣な眼差しのルガジーン。 決して戯れや気紛れなどから引き受けたのではないという意思が、見てとれる。 それを感じ取ったビヤーダは、もう口を挟まなかった。 「ありがとうございますニャ」 ビヤーダとルガジーン、二人にお辞儀をする。
―― アトルガン突撃インタビュー ―― テーマ:五蛇将 インタビュアー:ナダ・ソンジャ 回答者:天蛇将ルガジーン ― 初めまして、この度はお忙しい中、わざわざありがとうございます。 ルガジーン(以下 ル):お気遣い無く。お手柔らかに頼む。 ― 五蛇将を束ねる皇国の守護神と謳われる天蛇将の立場であるとのことですが、どのような経緯で今の位に? ル:その事については以前旅の詩人が詩にしたと思ったが……もう一度聞かせた方が良いかね? ― これは失礼致しました、では別の質問に移ります。最近の皇国の兵について憂いを感じておられるとのことですが、それは一体どのような? ル:そうだな……私自身が言うのはおこがましいが、最近の皇国兵は我等五蛇将を奉るかのような目で見ている。本来その目は聖皇様に向けるべき眼差しなのだが……困ったものだ。 ― 兵士の方々は前線で活躍する五蛇将を目の当たりにしますから、仕方のない事なのかもしれませんね。 ル:聖皇様は誰よりも皇国の未来を憂いておられる……その思いが皇国の民に伝わらぬのは歯痒いものだ。時に聖皇様の御命を狙う不届き者も街に潜むせいもあり、その御姿を見知らせられぬのもある。 ― ルガジーン様は、聖皇様を拝観なさったことがあるのですか? ル:申し訳ないが、それについては口を噤ませて頂きたい。 ― 解りました、次の質問です。民衆や兵士、冒険者や傭兵の方々からも人気の高いルガジーン様ですが、それについてはどう思われますか? ル:慕われる事は純粋に嬉しいことだ、特に冒険者や傭兵の者達は皇都を護る同志みたいなもの。特に戦での彼等の伝令、戦術には我々も大きく助けられている、ありがたいことだ。 ― ガダラル将軍とのカップリングが良いという声が、一部の女性冒険者達から挙がっていますが。 ル:ワラーラ哲学を少々嗜んだが、時に西洋文化はそれを根底から覆す。……理解不能だよ。 ― ルガジーン様の必殺技、ビクトリービーコンはどこかで見たことがあると皆が口を揃えておっしゃいますが……「五」蛇将とか、「天」蛇将とか、名称も相まって。 ル:ぬう、気のせいだとは思うのだが。もしかしたら西洋の国でも同じような技が編み出されているのかも知れぬ。 ― 皇都防衛の終戦の勝鬨の際に、必ず咳きこむので「もっと修行しろ」と言う声が挙がっておりますが……? ル:うむ、不甲斐無いようで済まないがその通り。聖皇様のため、そして民のために更なる精進を積まねば。 ― 最後に何か一言、お願いします。 ル:皇国を護るのは我等五蛇将にあらず。勇敢なる兵、傭兵あっての賜物の勝利。皆と共にくつわを並べて皇都防衛に当たれる事を、私は何よりの誇りと思う。 ― 本日は色々な質問に答えて頂き、ありがとうございました。
ふぅ、と一息つくルガジーン。 「……意外と緊張するものだ。何か不手際はあったかね?」 「いえいえ、とんでもにゃい。とってもよかったですニャ」 手帳にインタビューの内容を書き終えたナダは、満足げに答えた。 「きっとこの記事を読んでくれた皆さんが、ルガジーン様の事を更に慕ってくれるですニャ」 鼻息荒いナダをよそに、ルガジーンは落ち着いた様子で考え込む。 「済まぬが、そのペンと手帳の紙を一枚貸してくれんかね」 ルガジーンがそう言うと、ナダは言われるままにペンを渡し、手帳のページを一枚切り離し、それも渡す。 さらさらと何かを書きこむと、切り離した手帳のページとペンを返す。 「これを機に、聖皇様のために奮起してくれる者が増える事を願う」 そのページには流暢な皇国文字が羅列され、何と書いてあるかナダには理解できなかった。 「これは何ですかニャ?」 「私からの同意書みたいなものだ。他の四将軍達に見せれば快く取材に応じてくれるだろう」 ルガジーンの言葉に、ナダは尻尾を立てて左右に振る。 「ほ、本当ですかニャ!? それは助かりますニャ!」 うむ、と首を縦に振る。 「文章とは予想を超えた大きな力を生む……我等五蛇将の胸の内を皆に伝えてほしい、よろしく頼む」 「任せてくださいニャ!」 ルガジーンが握り拳を己の手の平に当てると、ナダもそれにならい同じ動作をする。 ナダはルガジーンの取材同意書を手にし、その場を後にした。 「次の将軍サマは……っと」 ルガジーン様の後はやっぱりあの人かなと、独り言を呟いた。
「……何だ貴様。俺に気安く話しかけるな」 鋭い目つきで睨んでくる。 その瞳の奥には凛凛と燃え盛る炎のようなものが見て取れた。 「初めましてですニャ、ガダラル様。わたしはナダ・ソンジャと言います、しがない雑誌の記者ですニャ」 「そんなことは聞いてない……黙って失せやがれ。俺は西方訛りの言葉を聞くといらいらするんだ」 素気ない様子で、吐き捨てるかのような物言い。 確かに、噂通りの性格だった。 「実は、とある雑誌の企画で五蛇将の方々にインタビューを……」 「黙って失せろ、と言ったのが聞こえなかったか?」 ナダに背を向け、取りつくしますら見せない。 「これ……ルガジーン様からの預かりものなのですニャ」 ナダがルガジーンの名を口にすると、再びこちらに向き直る。 「ルガジーンからだと? ヤツの使いか?」 目もとに皺が寄り、一層険しい顔つきになった。 その背後には陽炎のようなものが揺らめき、疑心の眼差しがナダを捕えるかのようだ。 「いいえ、そんなんではないですニャ。とにかく、どうぞ一瞥を」 取材同意書をガダラルに差し出すと、強奪するかのように掴み取る。 しばし、沈黙の一時。 ちっ、と舌うちを一つ。 「あいつめ、余程暇を持て余しているのか……まぁいい。この筆跡から見て、ヤツのものであることは間違いないようだな」 取材同意書をナダに突き返す。 「良いだろう、その取材とやらに応じてやる」 面白くない、とでも言いたげな表情のガダラルであったが、ナダはそんなことお構いなしの様子で喜んだ。 「ありがとうございますニャ」
―― アトルガン突撃インタビュー ―― テーマ:五蛇将 インタビュアー:ナダ・ソンジャ 回答者:炎蛇将ガダラル ― 初めまして、この度はお忙しい中、わざわざありがとうございます。 ガダラル(以下 ガ):やれやれだぜ、まったく……手短にしろよ。 ― 早速質問です。人々はガダラル様の事を、その勇猛さから『猛将・羅刹』と言う二つ名で畏敬を込めて呼んでいますが、それについてはどう思いますか? ガ:知るか、そんなこと。勝手にそう呼ばれてるだけだ……気にしたことなんざない。 ― 世俗世相のことはお構いなしですか? ガ:俺はただ皇国の興廃のために戦っているだけだ。 ― なるほど、皇国の未来を憂いておられるのですね。 ガ:……さあな。 ― 次の質問に移ります。冷血無比と言われるガダラル様ですが、実は大いに部下思いで、かつて部下を逃がすために一人で殿(しんがり)を務めたことがあると聞きましたが? ガ:……誰から聞いた? ― ルガジーン様からです。 ガ:あ、あのヤロウ……! 知るか! 俺はただ雑魚の兵士どもに足を引っ張られたくないから一人で殿を務めたのだ! 決して部下を思いやってなんかじゃねえ! ― 俗に言うツンデレですね? ガ:ふん、西方の奴等はそうやって俺達の知らない単語で翻弄させようとしやがる……さっさと次の質問に移れ。 ― 解りました。傭兵達の事を嫌っている節があると聞きましたが、これについては? ガ:傭兵どもは一言めに金、二言めには金……誇りと言うものがまるで感じられん。奴等とくつわを並べていると思うと虫酸が走る。 ― 傭兵や冒険者達の中には、ガダラル様を慕っている者も結構多いと聞きますが、これについての感想は? ガ:ほう……それは初耳だな。いいだろう、そいつらが討ち死にした際は特別に俺が骨を拾ってやる。 ― 『またガダラルか』『らせつw』は一世を風靡した、名言ですが、当の本人は如何な気分でしょう? ガ:う、うるせぇ! 畜生め、好き勝手言いやがって……下らん質問はするな! ― 『ファ・イ・ガ〜!』『俺サマのサラマンダーフレイムを見て腰を抜かすんじゃねぇぜ』等が流行語大賞候補ですが、どちらが大賞に輝くと思われますか? ガ:もう止めだ! くそッ! 無駄な時間を費やしちまった! ― ルガジーン様とのカップリングが良いとの声も挙がっておりますが、これについては? ガ:もう終わりだっつってンだろうがッ!! ― 本日は色々な質問に答えて頂き、ありがとうございました。
「貴様ッ! 俺をコケにするつもりで取材に来たのか!?」 固い握り拳を作り、わなわなと震わせるガダラル。 「いえいえ、お陰さまでとても良い内容になりましたニャ。この記事を見た皆さんが、更にガダラル様を慕ってくれるですニャ」 深々とお辞儀するナダ。 歯を剥き出しにして、怒りに震えるガダラルの様子など知る由もなく。 「クソが……ルガジーンからの紹介じゃ無ければこの場で灰塵にしてやるものを……!!」 顔を真っ赤に染めて怒るガダラル。 溢れる魔力が赤い陽炎のように揺らめき、大気を熱くする。 ちょっと、やばいかにゃ……と、ナダは初めてガダラルの怒りの大きさに気付き、思わず後ずさる。 「畜生がァァァァァーーーッ!!」 「ぎにゃあああ! ありがとうございましたにゃぁーー!!」 ガダラルの叫びと共にその身から、炎柱が間欠泉のように吹き出る。 踵を返し、一目散に逃げるナダ。 「フォオオオーーーーッ!!」 一際大きな叫び声と共に、空に大きな火球が舞い上がって爆発し、花火のように散る。 周囲に居た近衛兵や冒険者達の驚きの声が遠くから聞こえた。 「はぁ……はぁ……アブナイところだったニャ」 次は穏やかそうな人がいいにゃ、と汗を拭いながらその場を後にした。
「あのーお忙しいところ失礼しますニャ」 背中に大きな弓を背負ったヒュームの女性に声を掛ける。 「はい、何でしょう?」 お洒落なトレダーシャポーの下から覗く黒髪は、つややかで美しく、風に揺られて軽やかに踊っていた。 にっこりと優しく微笑むその顔は慈愛に満ち、同性ながらに胸が高鳴る。 「あ、あの、初めましてナジュリス様。わたしの名前はナダ・ソンジャ、しがない雑誌記者ですニャ」 「これはご丁寧に。初めまして、不肖ながら五蛇将の一席を担う弓士、風のナジュリスです」 ナダが頭を下げる前に丁寧にお辞儀をする、ナジュリス。 それを見て、慌てて頭を下げる。 「じ、実はわたし。とある雑誌の企画で五蛇将の方々にインタビューをさせて頂いているのですニャ」 「まあ、それはわざわざ御苦労さま。西方から来た雑誌記者のお話は聞いております、皇国の観光広告を作ってくださった御方の同社のお人ですか?」 「は、はいですニャ」 懐をまさぐり、ルガジーンからの取材同意書を取り出し、ナジュリスに差し出す。 「ルガジーン様からの、預かりものですニャ」 「ルガジーンから?」 ナダの差し出した取材同意書を受け取り、目を通している。 うんうん、と一人で頷くと、ナダの方を向き、笑顔で答えた。 「解りました、冒険者の方達や傭兵の方々と私達のコミュニケーションにもなりそうですね。是非ともお願いします」 取材同意書をナダに手渡しで返すと、ナジュリスはまたしてもお辞儀をした。 そしてまた、ナダも慌ててお辞儀を返す。 「あ、ありがとうございますニャ」 噂以上の物腰の低さに、丁寧な態度……そして花のような笑顔にナダは感心するしかなかった。
―― アトルガン突撃インタビュー ―― テーマ:五蛇将 インタビュアー:ナダ・ソンジャ 回答者:風蛇将ナジュリス ― 初めまして、この度はお忙しい中、わざわざありがとうございます。 ナジュリス(以下 ナ):初めまして、こちらこそわざわざ西方からご足労頂きありがとうございます。今日はよろしくお願いしますね。 ― では早速質問に。東西随一の弓士との噂をお聞きします、その事についてナジュリス様自身はどう思われますか? ナ:東西随一と言うのは言い過ぎですね……ただ皇国の中では、私の弓に肩を並べる者は少ないと思います。 ― 皇都防衛戦の際、傭兵や防衛隊の網目を通り蛮族に矢を浴びせるその様は、まさに天才、と謳われておりますが? ナ:人の波の中から、風の流れを感じるんです。そしてその流れの中で瘴気を纏う者は独自の匂いを放ちます。私はそれを感じ取り、矢を放っているだけです。 ― それを天才と言うのではありませんか? ナ:うーん…… 特技、と自分では思っています。天才と言われるのはちょっと恥ずかしいので、やめて欲しいですね。 ― 同じく皇国に仕えているライアーフ二等兵は、実の弟君と聞きましたが。 ナ:はい、恥ずかしながら我が愚弟です。いつまでたっても二等兵から上がらないので、良い加減退役して欲しいのですが…… ― ナジュリス様、ライアーフさんのどちらにしても比喩の対象になってしまうからですか? ナ:……私的な意見を述べますと、やっぱり唯一人の血縁ですし、比喩されて引け目を感じるのは弟ですから……他にも色々ありますが、肉親が兵役なのは精神的に辛いです。 ― 弟思いなのですね。 ナ:ライアーフからは「弟離れしてよ」と、よく窘められます。姉としても、将としてもまだまだ未熟です。 ― 傭兵や冒険者の方々からは、ナジュリス様のような姉をもって、ライアーフさんが羨ましいとの声も挙がっておりますが? ナ:そ、そうですか。ありがとうございます。 ― 上記の者たちから色々な噂が行き交っております。例えば、料理の腕がイマイチだとか錬金術の知識に長けているとか。 ナ:そ、そんな……料理の腕は、まぁその……自慢できるほどではありませんが、そこそこの腕はあると思います。錬金術の知識は、嗜む程度にしかありませんよ。 ― 次の質問です。常にお淑やかで慎ましく、凛とした出で立ちのナジュリス様ですが、やはり東方の血筋を引くからでしょうか? ナ:そんなに褒められると照れてしまいますね。ですが、誰に対しても礼節を欠かさず、というのは父から教わった東方の最低限の教育でして、これを教えてくださった父にはとても感謝しています。 ― なるほど。それで傭兵の方々や冒険者の皆さんに対しても優しく、きさくに答えてくださるのですね。 ナ:礼を持って接すれば、礼を持って返してくれます。ただそれだけの事ですよ。 ― では最後に、皆さんに対して何か一言お願いします。 ナ:はい。私ナジュリスは皇国のため、市民のために粉骨砕身で挑む所存です。志を共にしてくださる皆さん、未熟な私ですが、どうかよろしくお願いします。 ― 本日は色々な質問に答えて頂き、ありがとうございました。
ふう、と一息つくナジュリス。 「ふふっ、緊張しましたけど……こういったやりとりも新鮮ですね」 「ありがとうございますニャ、とっても良い感じでした。お蔭さまでスムーズにインタビューが進みましたニャ」 ナダが一礼すると、それに答えるかのように一礼して返すナジュリス。 「いえいえ、お粗末さまでした」 「この記事を読んだ皆さんが、更にナジュリス様を慕うようになるのは間違いないですニャ」 鼻息荒いナダをよそに、ナジュリスはふと己の背後へと顔を向ける。 「ナダさん、ほら。丁度良い所に……」 ナジュリスは顔を後方に向けたまま、指を差す。 すると、その先には大地をも震わせるかのような巨躯の男が、通路を歩いてきていた。 天蛇将を除いた四将のトレードマーク、アミール装束を着こんだガルカ。 アダーガ、と呼ばれる真紅のカタールを両脇に差したその姿は、間違いなく土蛇将ザザーグ。 「ザザーグ、ちょっと」 「んん?」 角を曲がり、持ち場に戻ろうとしていたザザーグにナジュリスは呼びかける。 のしのしと悠々とこちらに歩み寄る。 「どうしたナジュリス? 俺になんか用か?」 「ええ、丁度良い所に通りかかってくれたわ。貴方に合わせたい人がいるの」 少し身体を引き、ナダの姿をザザーグに見せる。 「こちらの御方は西方から参った雑誌記者の人で、私達五蛇将について取材を行っているのよ」 「ほぉう、わざわざ西方から俺達に取材するために……そいつぁ感心なこったな!」 ヒュームで言うなら顎鬚にあたる部位のたてがみを撫で、歯をむき出して笑う。 「ザザーグがナダさんの事を知らないということは、まだ取材を受けてないってことね?」 「取材? いいや、初耳だぜ」 「それじゃあザザーグ。彼女……ナダさんって言うのだけど、取材に答えてあげてくれない?」 ナジュリスの言葉にザザーグは、 「おう、全然構わねえぜ。よろしくな、嬢ちゃん」 と、快く承諾してくれた。 「あ、ありがとうございますニャ! ナジュリス様、ザザーグ様!」
―― アトルガン突撃インタビュー ―― テーマ:五蛇将 インタビュアー:ナダ・ソンジャ 回答者:土蛇将ザザーグ ― 初めまして、この度はお忙しい中、わざわざありがとうございます。 ザザーグ(以下 ザ):気にすんなって。こっちこそよろしく頼むぜ! ― 最初の質問です。ザザーグ様は西方の大陸の一国家、バストゥーク共和国出身の御方とお聞きしましたが? ザ:おう、その通りさ。もともと軍職だったんだがな、一悶着起こしちまって国からほっぽりだされちまった! ガハハハハ! ― 何だか、国から追われたようには見えない口ぶりですね? ザ:なぁに、ただ単に水が合わなかっただけだぜ。皇国に出向く良いきっかけだったって事さ。 ― その前向きな姿勢と豪快な人柄からか、部下や傭兵、果ては冒険者達から「兄貴」と呼称されますが、如何なお気持でしょう。 ザ:ガハハ、みんな可愛いもんだぜ、まったく! 結構気に入ってるんだぜ、その呼ばれ方! ― ガルカ族特有の強靭な肉体、と言うのもありますでしょうが、ザザーグ様の戦いぶりを見た者達はモンクとナイトが合体してるんじゃないかと疑惑がかかっておりますが? ザ:ガハハッ、生まれつき体が頑丈なのが取り柄でよ。まぁナイト様みてぇに剣振り回すなんてこたぁ俺には出来ねぇな! 男ならやっぱり己の拳よ! ― ではかつて軍職についていた頃から、武器は己の拳で? ザ:おう、当り前よ! ― 次の質問です。ザザーグ様の思想を聞くと皇国のためと言う大義が無いのでは? という声が挙がっておりますが。 ザ:大義か。こう見えても、そう言った目に見えないモンのことはよく考えてるつもりだぜ? ただ堅苦しい物言いは好きじゃなくてよ……部下達に俺の考えを押し付けるつもりはないぜ。 ― 他の蛇将の方々と違って「皇国」と言う言葉をあまり口にしないみたいですからね。 ザ:そうさなぁ。あっ、別に皇国の事を軽んじている訳じゃないぜ? ただ俺個人としては、やっぱ皇国も大事だが部下や傭兵達も大事でよ。あんまり大義やら何やらを教え込むと、自分の命を軽んじちまうヤツも出てくるからな。 ― 兵士である前に、人間でありたいと? ザ:良い事言うねぇ、嬢ちゃん。皇国の防衛も大事だが、建築物は直せても、人の命は無くしたら拾えねぇからな。国っつうのはやっぱ民あってのモンだからよ……特に若ぇ兵士とかには命を大事にしてもらいてぇな。 ― ザザーグ様が戦う理由というのは何なのでしょう? ザ:そうだな。臭い話になっちまうが、俺の拳が人を救えるかも知れねぇって考えで戦ってる。別にこれと言ったきっかけは無いんだけどよ、俺がやれる事をやってるだけだぜ。 ― 最後に皆さんに向けて何か一言、お願いします。 ザ:しみったれた話になっちまってすまねぇな! お前さん達 傭兵のことはみんなアテにしてるからよ。これからもよろしく頼むぜ! ― 本日は色々な質問に答えて頂き、ありがとうございました。
「いやぁ、慣れないコトしたせいか肩がこっちまったぜ。うまく出来てたか?」 照れくさそうにはにかみながら、頬を掻くザザーグ。 「ありがとうございますニャ、とっても良い感じでしたニャ」 「ガハハッ、そりゃよかった」 「ふふふ、ザザーグも案外真面目に物を考えてるのね」 ナダとザザーグのやりとりを思い出し、くすくすと笑うナジュリス。 「ザザーグ様、ナジュリス様、ありがとうございましたニャ。お蔭さまで残るインタビューは一つとなりましたニャ」 二人に対し、深々と頭を下げるナダ。 いやいや、と気にしないでくれと言わんばかりの二人。 「それじゃ、俺は持ち場に戻るとするぜ。お嬢ちゃん、頑張って良い記事にしあげてくれよ?」 背を向け、その場を立ち去るザザーグ。 ありがとうございましたニャ、と再度頭を下げると、振り返ることなく手を上げて答えた。 「残るはミリだけね」 ナジュリスがナダに声を掛ける。 「はいですニャ」 「ザザーグが持ち場に帰るって事は……次の休憩はミリだから、接触さえ出来れば取材に応じてくれるんじゃないかしら」 「おおっ、それはラッキーですにゃあ」 眩しい笑顔に圧倒されながらも、ナダは好機を逃す手はないと意気込む。 思わず尻尾が一瞬ピンと垂直に伸びたのを見て、ナジュリスはまた微笑む。 「頑張ってくださいね、ナダさん」 「はい、ありがとうございますニャ。本当に助かりましたー」 ナダが頭を下げると、ナジュリスもまた頭を下げる。 「ではでは、失礼しますニャ!」 軽快な足取りで、ナダはその場を後にした。
ナジュリスの持ち場を後にした、ナダ。 水蛇将、ミリ・アリアポーの持ち場は、ザザーグの持ち場の少し手前の所だと言う。 幸いにして五蛇将は、ワジャーム樹林とバフラウ段丘へ通ずるアルザビの玄関にまとまっている。 すぐに向かえば間に合うだろうとナダは踏んでいたが、その予想は外れ、 向かったその場所にミリ・アリアポーの姿は無く、既にその場を後にしてしまっていたらしい。 遅かったかぁ、と呟く。 次の休憩はミリ、と聞いていただけで何所に向かったかも想像つかない。 またナジュリス辺りに聞きに行きたいところだが、流石に何度も手伝ってもらう訳にはいかない。 このままここで待とう……ナダはそう考え、通路の壁に寄り掛かって待つ事にした。 澄み切った青い空を見上げ、呆けたように立ち尽くす。 アル―アさんもジューンさんも、文の口頭には必ずこの澄んだ青空の事を書いていたなあと考えていた。 頬をくすぐる乾いた風が心地よい。 ……と同時に、何処からか人の囁く声が聞こえだした。 ちら、と視線を移すと、少し離れた所に数人の男達が屯している。 見た目からして冒険者か傭兵だろうが、一体何をしているのだろうかと不思議に思った。 ナダからの視線に気がつくと、嬉しそうな顔をし、はしゃぎ回る男達。 「ん?? なんだろう?」 冒険者や傭兵達の変わった様子に首を捻らせる。 「こら! そこのキミ! 何してる! そこはボクの持ち場だぞ!」 冒険者と傭兵達の後方からの声で、賑わった場が一瞬にして静まり返る。 口を尖らせながら、ずんずんと歩いてくる。 アミール装束に身を包んだ、ミスラ。 その容姿はよく見ると、自分とそっくりだった。 「何者かは知らないけど……キミ、その格好は何? ボクを馬鹿にしにきたの?」 つんつんと眉間を突かれる。 「いたたっ、ち、違いますにゃあ。わたしはただのしがない雑誌記者ですニャ、この服装は単なる異文化交流の一環ですニャ」 「そのしがない雑誌記者がこんなとこで何してるんだい、怪しいぞっ」 遠くから見ている男達の声が聞こえてくる。 「おい、ミリたんが二人だぞ!?」 「どういうことだ!?」 ミリ? じゃあもしかして、この人が。 「あのー失礼ですが、アナタはもしかして、水蛇将サマですかニャ?」 ナダの言葉にフンッと怒ったように鼻息を荒く一つ。 「そうだよ、ボクが水蛇将のミリ・アリアポー」
なるほど、遠くに屯していた男達は水蛇将のファンだったのか、と納得した。 「初めまして、とんだご無礼を働いてしまいましたニャ」 相手が目的のミリ・アリアポーと知り、丁寧にお辞儀するナダ。 「わたしの名前はナダ・ソンジャと言いますニャ。とある雑誌の企画で五蛇将の方々にインタビューをさせて頂いているのですニャ」 「ふ〜ん……」 ミリ・アリアポーからの疑惑の視線が少々痛い。 「キミ、そんなこと言っといて本当は西方諸国のスパイかなんかじゃないだろうね?」 ナダとの距離を詰めてくる。 やばい、ガダラル将軍と同じ空気を感じる……と、危機感を覚えた。 「こ、これ……ルガジーン様からの預かり物ですニャ」 懐から、ルガジーンからの取材同意書を取り出す。 ミリ・アリアポーはナダが差し出した取材同意書を手に取り、目を通す。 しばらくして、大きなため息をついた。 納得のいかない様子だったが、 「しょうがないね、ルガジーンが言うんじゃ。インタビューだっけ? 受けてあげるよ」 取材同意書をナダに突き付けるようにして返す。 ルガジーン様様だなぁ、とナダは心底ルガジーンに感謝した。 「ありがとうございますニャ、それでは早速……」 紙とペンを取り出し、取材に移ろうとしたその時、 「伏せて!」 ミリ・アリアポーが叫ぶと同時に、こちらに飛びかかってくる。 そのまま頭を抱えられ、いきなり世界が回転する。 ドッドッドッ、と二人の立っていた所に、三本の矢が刺さり、振動している。 レンガ状の床に突き刺さる、ということは相当な力で射られた矢だ。 「ミリ将軍!」 ジャリダ装束に身を固めたヒュームの男が走り寄る。 「イファーフ! 奇襲だよッ! 伝令を!!」 「はい!」 抱きかかえたナダを離し、ミリ・アリアポーは真剣な眼差しで見据える。 「敵襲が来ちゃったみたい。悪いけど、インタビューはその後でね! キミも早く辺民街区に避難して!」 そう言うと、ナダの返事も待たずにミリ・アリアポーは走り去っていった。 「そ、そんにゃあ」 ナダはミリ・アリアポーに礼を言う間もなく、その場に置いてけぼりにされてしまった。
アルザビに警報が鳴り響く。 「第一級戒厳令発動!! 敵軍奇襲!! 一般市民、非戦闘員は辺民街区まで退避せよ!! 繰り返す……」 シパーヒ装束に身を包んだ義勇兵が各所で退避の警告を繰り返す。 「何で誰も敵軍の奇襲に気付かなかった!?」 人々の逃げ惑う中、一人の義勇兵を捕まえて激を飛ばす声の主はガダラル将軍。 「はっ、それが……どうにもラミア共、新たな奇術を編み出したらしく、人間に化ける術で皇都に接近していた模様で……」 「クソがッ! 姑息なマネをしやがって……!!」 西方から訪れる人間が増えた今となっては、外から訪れる不審者を勝手に撃つ訳にはいかない。 故に、人間の容姿に化けたラミアは防衛ラインを護る兵士達に気付かれる事なく近づき、奇襲。 皇都の玄関まで誰に気付かれる事なく進軍できた、と言う事だろうか。 「いいかッ! 奇襲で戒厳令の発動が遅れた。そのせいで人民街区には非戦闘員が多数残されたままだ! 兵どもはそいつらの誘導に当たれ!!」 「し、しかしそれでは将を護る兵の数が……」 「いいからやれッつってんだろうが!! 」 身体から溢れる、魔力の熱気が炎のように揺らめく。 「わ、解りました!!」 ガダラルの迫力に負け、兵は逃げるようにその場を後にした。 血気に満ちた冒険者、傭兵達、そしてミリを除いた五蛇将が水路のある広場の塁壁通路に集い始める。 皆、百戦錬磨の強者だと言うのは、身に固めた装備や佇まいで解る。 皇都防衛戦の際、五蛇将達には各員に持ち場があると聞いたが、ミリ・アリアポーとナジュリスを除いた三人はその場で待機していた。 ルガジーンが背負った二双刃の大剣を取り出し、こちらへと向く。 「各冒険者、傭兵、義勇兵諸君、よくぞ集まってくれた。今現在皇都は奇襲を受け、混乱状態にある」 ガダラル、ザザーグも各々の武器を手にする。 「辺民街区からの応援も直に駆けつけてくれるだろう。だがそれまで我々がこの場で敵軍を食い止めねばならぬ。無論、命の保証はない」 男三将軍、武器を天に掲げ、ぶつけあって金属音が響く。 「君達同志の勇気に心からの敬服と敬礼を示す……諸君が皇国の剣とならば、我は護国の楯として、その命を懸けよう!」 「いいか貴様等! 敗北は許されんぞ!! その手足が落とされようとも、残った口で蛮族の喉を喰い千切れ!!」 「敵さんは奇襲に成功していい気になってやがるぜ、調子に乗ったアイツらに一泡吹かせてやろうじゃねえか!!」 おおっ!! と、鼓舞に対して勝鬨で答える一同。
「かっ……かっこいいですにゃあ〜」 ナダは避難するのも忘れ、皆の戦前の高揚ぶりに心を鷲掴みにされていた。 「来たわ!! ルガジーン!!」 監査塔の頂上の窓から凛とした、美しい声。 弓に矢を番える凛々しい御姿は風蛇将、ナジュリスだった。 その視線の先を見ると、外へと続く門から、ラミア、と呼ばれる半人間の怪物が見えた。 蛇の頭の下に人間の顔、そして蛇の下半身……赤い舌をちろちろと覗かせ、勝鬨を上げる。 「もう勝った気でいやがるぜ、敵さんよお」 ヘッと鼻で笑うザザーグ。 「まさか出鼻に我等将軍が迎え撃つとは敵も考えまい。ザザーグと私達が前線に出る……ガダラルとナジュリスは上から狙い撃つのだ!」 「フンッ、ちゃんと持ちこたえろよ?」 ガダラルの皮肉めいた口ぶりに、ルガジーンは笑い、傭兵達もつられて笑う。 「いくぞ!!」 ルガジーン、ザザーグが縁に足を掛け、空に舞う。 傭兵達もつられて、高い塁壁の通路から飛び降りる。 着地の瞬間の一閃。 先頭に居たラミアが、左肩から一直線に剣を浴び、分断される。 五蛇将を束ねるルガジーンが最前線に出てきた事に敵は驚き、一瞬戸惑いの空気。 それを感じ取った傭兵達が一瞬にして距離を詰め、ラミア達の波に斬りかかる。 紫色の血が飛沫のように舞い、激痛の叫びを上げる。 後に続いたラミアが、斬りかかった傭兵達の隙を見て、剣を振り上げるものの、瞬時にその腕が無くなった。 ナジュリスの放った矢がその腕を射抜き、吹き飛ばしたのである。 「散れ!!」 ガダラルからの怒号にも似た叫びと同時に、前線の皆が四散する。 巨大な炎の柱が幾重にも間欠泉のように吹きあがり、その真紅の柱に飲み込まれた蛮族は無残に骨すら残さず消え去った。 それでもラミア達の進軍は止まらない。 「これでも喰らいな!!」 拳に気を溜め続けていたザザーグがそれを蛮族に向かって放つと、突風のような気の塊が吹き荒れ、ラミア達の波を押し返す。
「敵を門へと押し返すのだ! さすれば、狭い門の通路で片方だけでも敵線が詰まる!!」 ルガジーンの伝令を聞き、傭兵達も合わせて動く。 縁に身を隠すようにして屈み、将軍達の戦いぶりを必死に書きつづるナダ。 戦の高揚が移り、自分自身血が高ぶっていくのがよく解る。 勇猛果敢な五蛇将と傭兵達の活躍を目の当たりにして、血が躍っているのだ。 「ガダラル将軍、伝令です!! 封魔堂前にゴースト部隊の空襲と!!」 義勇兵からの伝令の叫び。 「何だと!? 状況は!」 「ミリ将軍と傭兵達が持ちこたえております!」 「傭兵どもの数は!?」 「はっ! 既に五百は参戦しているかと!」 よし、とガダラルが頷く。 「ルガジーン!! ザザーグ!! 傭兵どもの応援が駆け付けたぞ!! 一旦退け!! 持ち場につくぞ!!」 ナジュリスが監査塔から飛び降り、通路に着地する。 「よぉし、その言葉を待ってたぜ!!」 「解った!! 皆、一旦退くぞ!」 前線に居た皆は踵を返し、駆けだした。 その背を護るため、ナジュリスとガダラルが弓矢と魔法で援護する。 同時に、ラミア達の雄叫びも増す。 本隊が合流したのであろうか、それは大気を揺るがすような大きな音であった。 外に通ずる門から、藍色をしたスケルトン族と、オークの体型に酷似した包帯巻きのモンスターが現れる。 ちぐはぐな体型を持った、金色の機械人形らしきモノ。 多種多様なモンスターが次々と姿を見せる。 わたしも引かないとマズイにゃ、とナダも倣って、一旦退いた。
広場に通ずる通路には門が取り付けられており、防衛戦の際には閉じて錠を掛けるようだ。 前線を押さえていた五蛇将と傭兵達が退くと、待ち構えていた義勇兵達が急いで門を閉じる。 「各自、持ち場で待機! 敵を迎え撃つのだ!!」 ルガジーンの叫びに誰一人答える事無く、散開してゆく。 言われなくても分かっている、という様子だった。 市街戦も激化を迎えるであろう、と傭兵や義勇兵達が固唾を呑む中、ナダは五蛇将達の活躍を収められた喜びに胸が一杯だった。 残るはミリ将軍の活躍を収めるだけニャ、と地図を広げて封魔堂の位置を確認する。 人々が刃を構えて行き交う中、一人佇んで地図を眺める姿は、場違いな事この上無い。 「この北にある広場が、封魔堂かニャ」 地図を懐にしまい、駆け足で封魔堂へと向かう。 ナダが着いたその時、北の広場は正に戦場と化していた。 青い布状のゴースト族達が、傭兵達と戦っている。 ナダは身の危険を考え、上から広場を見渡せる通路立っていた。 黒い霧を撒き散らして視覚を妨げたり、強力な精霊魔法を放ったりと激戦を繰り広げる。 しかし傭兵達も負けてはおらず、物理攻撃に対して強いゴースト族を前線の隊が挑発しながら引き付け、そして別隊が魔法で攻めていた。 その中で、ミリ・アリアポー将軍も傭兵や義勇兵達の援護を受けながら、懸命に戦っていた。 愛用の片手棍を振り上げると、美しい水飛沫が舞い、球状となった水は破裂してモンスターを弾き飛ばす。 「ミリたんを守れー!」 「ミリたんをやらせるなー!」 傭兵達からの局所的な伝令が飛び交う度に、 「う、うるさい!! ボクは傭兵がキライなんだッ!」 と、叫んで返す。 傭兵がキライと言う割には、戦闘で傷ついた傭兵達に回復魔法を詠唱し、積極的に手助けを行っている。 これが人気の所以……所謂ツンデレか、と納得する。 「蛮族の指揮官が皇都に侵入!! 各自、厳戒を強めよ!!」 伝令の叫びと共に、皆のざわめきが一層強まる。
「さ、流石にそろそろアトルガン白門に避難しないとまずいですかニャ」 ミリの活躍にペンを走らせるナダであったが、更なる激戦が予想される伝令を聞き、冷や汗を垂らす。 封魔堂の広場から出て、大通りの二階通路に出ると、既に辺民街区の扉は封鎖されているのが解った。 「そっか、防衛戦を辺民街区にまで飛び火させちゃあマズイですニャ……」 考えればすぐに解ることだったのだが、戦の熱に浮かれて高揚しきっていたせいか、頭が回らなかった。 どこか安全なところ……あるかどうか解らないが、どこかで敵が撤退するまで待つしかないか、と考える。 鼓膜を震わせる轟音。 先程の水路のある広場の門が破られたのだ。 歪曲した閂と共に、義勇兵達が吹き飛ばされてくる。 「ナンバープレートつきラミアだ!!」 血と埃に塗れた傭兵が、大きな声で叫ぶ。 爬虫類独自の匂いと共に現れたラミアは、今まで見たラミア達より一回り大きく、首元にプレートが埋め込まれていた。 妖艶な微笑みと共に、熱い吐息を放っている。 「くそ……大通りまで引っ張るんだ!」 一人の傭兵が叫び、注意をひきつけるべく弓を構えた。 が、その弓から矢は放たれることなく、カランと軽快な音と共に転がり落ちた。 「ミンナ……イッショ ニ オドリマショウ……」 人間のものではない、しゃがれた声と共にラミアの眼が妖しく光る。 うああ、ぐああ、きゃあ、とその場に居た傭兵達が一斉に苦しみだす。 ラミアは眼を赤く輝かせ、身体をくねらせ回る。 さながら、蛇が求愛のダンスでも踊っているかのような……そんな感じに見て取れた。 「サア ワタシ ノ カワイイ ニンギョウサン……ソノ ホンノウ ヲ カイホウシテアゲルワ!」 苦しむかのように呻いていた傭兵達の動きが止まる。 武器を収め、一人の男の傭兵が走りだす。 「う、うわああ! か、身体が、勝手に……!!」 その先に居たのは、一人のエルヴァーンの白魔道士の女性だった。
「えっ……ちょ、ちょっと! きゃ、きゃああ!」 味方を回復して回るエルヴァーンの女性に、男はタックルをして魔法の詠唱を中断させた。 「ご、ごめん! 俺、今操られてて……」 傭兵の顔はとても申し訳なさそうな表情であったが、その勢いは止まらず、押し倒した女性の服に手を掛ける。 「オホホホホ……アノコ ハ エルメス ガ スキナノネ」 何かしらの妖術をかけたらしく、傭兵は己の意志に反して体が動いているようだった。 「サア ミンナ! スベテ ヲ カイホウ シナサイ!」 手を掲げ、ラミアの体から桃色のオーラのようなものが撒き散らされる。 先程ラミアに睨まれた傭兵達をソレは包みこむようにして覆い、吸い込まれてゆく。 「ちょ、ちょっとやめて! 正気に返って!!」 「マジすんません、あ、操られてて俺の意志と関係なくあああエルメスイイ!! エルメスイイ!」 複雑な表情をしていた傭兵の男が、いつの間にか眼が座り、欲望の炎を宿らせていた。 「あんっ、だめ! ああっ……ん、ん……」 唇を塞がれ、服の上から乳房を揉まれる、エルヴァーンの女性。 「も、もしかして、これは……噂に聞くラミアの魅了技かニャ?」 ナダは遠くから惨状を目の当たりにしていた。 魅了された男性の傭兵は「ミスラとまんこしたい!」とか「もいんマジでもいん!」とか「タルメスとにゃんにゃん!」などと叫び、目当ての女性へと飛びかかる。 同じくして女性の傭兵は「ダルメルイイ!」とか「ガルカ道!」とか「ティーダ顔萌え!」と言いながら男性へと襲いかかっている。 血と埃に塗れ、火薬と死臭漂う市街戦は一瞬にしてピンク色に染まり、汗と汁の行き交う場となってしまった。 大通りを見ると、未だに激しい戦闘が繰り広げられているものの、この一角だけ別次元になってしまったかのようだ。 男女の嬌声の入り混じる、この場は正に生と死が行き交う、恐ろしい場へと変貌した。 「こっ……これはマズイですニャー」 今まで書いた五蛇将インタビューの紙をターバン状の帽子の中に入れ、封魔堂へと退こうとしたその時、 「ミリたん萌え!!」 性欲を持て余した男性の声と共に、その肩を掴まれた。
「うにゃっ!?」 ナダは強力な力で引き寄せられる。 「ミリたん萌えぇぇぇぇ!!」 魅了された男の叫びを聞いた周囲の者達も、反応する。 「ミリたんハァハァ!」 「ミリ=ツンデレ!!」 幾つもの妖しい眼光がナダを捕捉する。 まるで子供が楽しいオモチャを見つけたかのように『キラーン』と……。 「や、やめてくださいにゃあ〜 わたしはミリ様じゃないにゃあ〜」 男の手を振りほどこうともがいたが、逆に強い力で抱き寄せられてしまう。 「ミリたんが『ニャ』キャラになった!」 「だ、だからわたしは違っ、んむむ!」 否定の言葉を続けようとしたが、それは叶わず、唇を塞がれてしまったのだ。 男の舌が捩じ込むかのように唇を強引に開かせてきて、口内に侵入してくる。 背中にしっかりと腕を回されて振りほどけない間に、男達がナダを取り囲む。 「クンカクンカうぉぉぉぉ」 そう呟きながらナダの小ぶりな臀部を後ろから鷲掴みにしてくる。 「んーっ、んんーーっ」 服の上から臀部に顔を埋め、股間で息を荒くする。 「ぶはっ」 唇をようやく解放され、大きく息を吸い込む。 「み、皆さん! わたしはミリ将軍じゃ……わわわっ!」 臀部に顔を埋めていた男が離れると、すかさずナダを押し倒し、その四肢が押さえ込まれた。 「ちょっ、ちょっと待ってくださいニャ!」 性欲と煩悩を剥き出しにさせられた皆に、ナダの懇願が届くはずもなく、その衣服へと手がかかる。 イミテーションの偽アミール装束は悲痛な音と共に、あっさりと剥ぎ取られてしまい、双房が男達の前に露にされた。 「キャッ!!」 恥ずかしくて思わず胸を隠す……と、いきたかったが四肢を押さえられているせいで、それは叶わなかった。 「オパーイオパーイ!」 ナダを囲む男達が、歓喜する。
「や、やめ……」 拒絶の言葉を放そうとしたが、それも叶わなかった。 露になったナダの両方の双房に、男が食らいついたから。 「んあ……ああー……ふぁぁ………」 戦の熱ですっかり高揚していた肉体が、快感を一瞬で鋭く強いものへと変化させたのだ。 興奮で立っていた桃色の突起が二人の男に吸われ、舌で転がされて弄ばれる。 両方の乳首を同時に吸われ、舌で愛撫されるなんていうのは初めてだったため、一気に性感が高まっていく。 ナダは、自分の体の奥から熱い滴りを感じ始めた。 囲っていた内の一人の男がナダの佩楯状の脚装備に手をかけ、脱がせてゆく。 「あっ、だ、だめにゃああ」 両足を押さえていた男達も手伝い、懇願虚しくあっさりと脱がされてしまう。 下着の上から指が幾度か上下に這うと、そこにあっという間に染みが作られ、ヌチュッと粘質な音を立てる。 「うあっ、あああっ」 ナダが喜びと情欲の色を混ぜた声を発する。 四肢からは力が抜け失せ、快楽の坩堝に落ちる。 貪るように群がる男達の愛撫にその身を任せ、ただ快感に体を捩らせる。 一本、また一本と触れる手が増えてゆき、ナダの身体中に男の手が這いずりまわる。 「ああっ、ん……気持ちいい……にゃあ……」 快感に悶える中、更に強い快感がナダを襲う。 「んにゃああッ」 下着ごしだった指が、直接ナダの秘部を這い出した。 そのまま下着はおろされ両脚を開帳させられると、男達の指が、まるで蜜蜂のように蜜の溢れた花へと群がる。 「あんんっ……んああっ、だめえぇ……あああっ、すごいにゃああ」 秘裂を広げられ、内部を行き来する数本の指に、敏感な陰核を剥き出しにさせて押さえ、擦り上げてくる指。 何人もの男達に囲まれているからこそ味わえる快感。 ナダは快楽の虜となり、ただ喘ぎ、嬌声をあげるだけだった。
「ふああっ……んにゃあっ……あっ……?」 心地よい快感に身を任せたナダの顔の前に、大きな一本の男のシンボル。 天に向かって一直線に起立していた。 ぐいっと寄せ付けられると、ナダは自ら顔を動かし、己の口へと運んだ。 「んん……んむ……」 久々のオスの匂いにすっかり酔い、発情モードのスイッチが入ってしまった。 「うおおおミリたんが俺のをっ」 ハイテンションな周囲に乗せられているのではなく、自分の意思で煩悩の乱痴気騒ぎに加わる。 口内でたっぷりと唾液を塗りつけ、滑りを良くして舌で転がすと男は喜びの声を上げる。 「あむっ、んぷっ……んんーー」 「あっ、畜生。いいなぁ、俺も混ぜろよ」 囲ってた男のうちの一人が、ナダの手を取る。 その柔らかい手に、熱く漲る男根が添えられると、ナダの手を使って扱き始めた。 「ミリたんの手ぇ柔らけぇー」 先走る液体がすぐにナダの手を汁塗れにし、ヌチュヌチュと粘質な音を立てる。 陰核を擦り上げていた男はそれを見て、ナダの脚の間に入る。 鋼鉄のように硬く猛ったモノを、淫らに濡れそぼったその秘裂へと狙いを定めた。 「んんっ!!」 身体全体が挿入の衝撃に反応し、弾けて跳ねる。 「うおお、超気持ちいい……! ミリたんがオレのチンポを飲み込んでくよ!」 腰を掴まれると、そこから一気に男のピストン運動が開始された。 凄まじく硬く猛った男根は、内部の肉壁を強暴なまでに引っ掻き、擦り、抉り回す。 「すっげえ濡れてるぜ……! ミリたんの中……!!」 男の喜びの実況を聞き、周囲の男達の眼が色欲に塗れて光る。 「マジかよ、いいなぁ」 「早くイけよ! みんな待ってんだから!」 「俺も早くミリたんとヤリてぇよ……さっさと出せよ!」 荒い呼吸に包まれ、貪られるナダ。 久しぶりに味わう肉棒の感触に、心と体は快楽に屈し、全てを受け入れていた。 ……もうミリ将軍でもいいや。 ナダは、そう考えることにした。
「はっ、はっ、くっ、ふっ……ミ、ミリたんっ」 腰を振る男の呼吸が荒くなってゆく。 打ち付ける腰も、だんだん強く激しい打ち込みになってきた。 男根を銜えさせていた男は、快感で動きの鈍くなったナダに痺れをきらし、頭を掴んで性交するかのように腰を前後に動かす。 「やべっ、イキそ……ううっ!」 「んんっ!」 膣内で男根が更に硬くなり、ビクビクと跳ね回る。 絶頂の証を思うまま、ナダの体内で大量に放出した。 「んっ、んむむふぁむっ」 な、中はダメ、とナダからの懇願の言葉であったが、口を塞がれているため、ただの呻き声にしかならない。 「くぅぅぅ……すっげぇ出たわ……あー……」 「悦ってないで早くどけって」 射精した男が退くと、間髪入れず違う男がナダの膣内に侵入してくる。 「んんんっ!」 「うおっ、マジだ……吸いつくみたいに飲み込まれていく……!」 実に滑らかに男根が入ってゆき、ナダの最奥を侵す。 さっきの男より、長いのだ。 「くっ……飲んでよ、ミリたん!」 「んむむっ!」 膣内に侵入してきた男根に気を取られていると、口内を行き来していた男根が弾け、精を放出する。 口の中に広がる噎せ返るようなオスの香りに、神経が痺れるかのような快感。 ちゅぽん、と音がして口から男根が抜かれると、ナダは躊躇いもせずに口内の精液を飲み込む。 おおっ、と男達からの歓声が上がる。 「ふにゃぁぁ………」 ナダは甘えるような声を出すと、空いた片方の手で先程口内に射精した男のモノを掴み、粘液に塗れたそれを舌で掃除する。 熱心に熱心に舐めとり、それを終えると、 「みんな……いっぱいヌイてあげるニャ……」 と、顔を紅潮させ、舌舐めずりをしながら呟く。 うおおーっ、と男達は興奮と歓喜と煩悩のままに叫んだ。
「……ナダさん、遅いですねえ」 「んー……そうねえ」 アルーアとジューンが宿泊している一室。 ジューンはベッドに腰掛け、アトルガン皇国発行のワラーラ哲学文書を読みながらアルーアに声をかけた。 「五蛇将にインタビューするって言ってから随分経つわね……人民街区に死者の軍団が奇襲を仕掛けたっていうから、それに巻き込まれているのかしら」 机に向い、ペンを走らせるアルーア。 部屋の中に、紙に字を綴る音が絶え間なく続く。 「だとしたら……ううーん、縁起の悪い言い方で申し訳ないですが、無事だと良いのですけど……」 しおりを挟んで分厚い哲学文書を閉じると、顎に手をやる。 心配そうな面持ちのジューンとは正反対の様子で、まったく気にかけていない様子のアルーア。 「大丈夫よ、ナダはああ見えても仕事に真面目だし。蛮族に襲われて死ぬような間抜けな子じゃないわ」 ふう、と一息つくと、アルーアは背もたれに寄り掛かる。 ジューンはワラーラ哲学文書を傍らに置き、アルーアの元へと歩み寄る。 「順調ですか?」 「ええ、お陰さまで。所長には随分と待たせちゃって、申し訳ないけど」 己を皮肉るように鼻で笑うアルーア。 ジューンは机の上に置かれた原稿へと視線を移す。 「あれ……??」 ふと、違和感に気がつく。 「随分多くないですか? その原稿の数……」 ああ、とアルーアが気がついたように答える。 「まっ、出来上がってからのお楽しみってやつよ」 そう言うと、アルーアはジューンにウインクして答えた。
「んん………っ、あー……ん」 身体中到る所に精液が浴びせられ、口の中はオスの青臭い匂いでいっぱいだった。 膣だけでは飽き足らず、後ろのほう……お尻のほうまでも使われ、男達のオモチャと化していた、ナダ。 両方の穴を擦られる快感に何度も絶頂を迎え、そして勢いよく体内に放たれる。 それの繰り返しだった。 そして今は、また新たに魅了された一人の男に、覆いかぶさられていた。 「あんっ、あんっ、あんんっ……」 「ミリ……ミリ……!!」 相変わらずミリ・アリアポーと勘違いされ、ひたすらに犯されていた。 ナダの嗅覚からは戦場の火薬と血生臭い匂いは消え、汗と男の官能な匂いしか嗅ぎ取れていない。 「ううっ……ミリッ! だ、出すよ!!」 男の腰の振りが一層早くなり、絶頂に向かおうとして激しく動く。 ナダの最奥まで突き入れ、深く深く押し込んでくる。 「あああ……な、中はだめにゃぁ……」 「くっ……で、出る!」 根元まで突き入れたまま、男は絶頂の証をナダの体内へと思いっ切り放つ。 「ふにゃ……ま、また………中に出されちゃったニャ……」 魅了された男達に何回も何回も輪姦され、既に結合部からは白い粘液が泡立っているほどだった。 男根がビクビクと跳ねるたびに膣内では新たな精が放たれ、そして内部で留まっていた他の男の精液が溢れる。 「できちゃったら誰の子供か解らないニャ……」 茫然としながらぽつりと呟くナダ。 だが、その心の奥底にはこの上ない快感と満足感に満たされ、その証拠に輪姦の最中、何度も絶頂に達していた。 精液を身体と体内に浴びせられる度に、その熱に絆され、快楽の渦に捉われる。 射精した男が離れると、また別の男が鋼鉄と化した肉棒を宛がい、突き入れてくる。 「んにゃぁぁ………」 膣内を抉られ、掻き回されながらナダは、 「アトルガンさいこうニャ……」 と、呟いた。
――ジュノ。 全世界に向けて発行される新聞、ヴァナ・ディール・トリビューン本社。 チーフデスクには所長のタルタルが腰掛けており、その傍らには金色の髪を二つ対にして結わえたタルタルが、背を高くするための足場に乗って覗き込んでいる。 ナダ・ソンジャが手掛けたと言う「アトルガン突撃インタビュー:五蛇将編」の下書き文の写しが、所長宛てに送られてきたのである。 二人のタルタルは何とも複雑な表情でその文章を読んでいた。 「うーん、随分とまぁ個性豊かな面々のようだね、皇国の防衛の要と呼ばれる連中は……」 「でも、これを雑誌の一コラムにするなら、悪くない出来だと思いますわ、所長」 拡大鏡代わりのスペクタクルズの位置を正す。 「そうだな、これこそが正に現地の者達……皇国で生活する者達が楽しめるものなのかもしれない。アトルガン特集として発行するためには、もう少し説明文が欲しいな」 「ワタクシ達は五蛇将の特集と言われても、ピンとこないですものね」 うむ、と頷く所長。 「まぁそこらはアルーアくんとジューンくんに任せておけば問題ないだろう」 所長はナダの書いたコラム文書をデスクに置く。 「それでは、そろそろワタクシの出番ですわね?」 再度スペクタクルズの位置を正すかのように、指でクイッと押す。 そのキラリとレンズが光を跳ね返した。 「そうだね、メトトくん。鬼編集と呼ばれた君がアトルガン皇国に行けば、大いに彼女達の助けになるだろう」 所長の言葉に「解ってますわ」と答える、メトト。 「ワタクシの厳しい原稿チェックのもと、皇国特集誌を珠玉の一冊にするために皆で力を合わせますわ」 使命感に燃え、胸を張って鼻息荒く答えるメトトだった。
毎度のこと、エロに至るまで長々で申し訳ありません。 手記シリーズはおそらく次で終わりになると思います。 そうしたら番外でナリーマさんでも、また書きたいですね。 アルタナの神兵をアルタナの心配と読みつつ、プロマシアの再来に ならない事を祈って…ではまた _(. .)_
GJすぎる。。。 乙ですた( ・ω・)b
長編GJ!おつかれさまでした
163 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/06(土) 13:30:31 ID:C0YAmaOF
うぉぉ!手記シリーズ新作ktkr! これ好きで待ってたんだよ〜GJGJ! ありがとう〜
164 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/08(月) 09:07:47 ID:LEgtEJwW
最後までピントのずれたナダに萌え。 GJ!!
165 :
fe その1 :2007/10/08(月) 10:51:16 ID:ex9yEwhe
「コーカバに3時ジャストに集合だから。ちゃんと来なさいよ。」 ハルの奴がいきなり、しかもなんの前触れもなくtellをよこすのはいつものことだが、「こーかば」ってどこだ?俺たちがいつも待ち合わせに使 っているのはシャララトなわけだが、何の施設なんだろう?サーチすると奴は白門にいるらしいし、3時まで@10分ほどで他に移動するわけでもあ るまいから白門内の施設には違いないだろうが・・・ 「あ、いい忘れたけど、合言葉は【spring】ね。じゃ遅れずにくるのよ?オーバー♪」 再び唐突にtell。しかも合言葉だと? まあそんなわけで【船宿コーカバ】に俺がたどり着いたのはすでに3時を15分も過ぎていたわけだ。こんな施設あったんだな・・・いわゆる時 間制の貸切エリアみたいなものらしいが、予約制にもかかわらず、予約はハルがしたもの以外はなさそうなところからして、白門にいるPCでもこ こに来たことがあるのはあまりいないんじゃないだろうか。そういうわけだから遅刻は俺のせいじゃなく、奴のtellの情報不足にあるわけで、こ この払いをまたいつものように俺が全部持つのは止めにしていただきたいものだ。 何でも知ってるフレ樽のアルジジに聞いて(こいつは多分知らないことなどないんだろうな)、なんとかたどり着き合言葉を入力する。払いは前 払いのようでまあなんとなくほっとする。遅刻を責めるハルの第一声も慣れたもんなので特に心構えもせず、コーカバの中に入って俺が目にした ものは、 見知らぬタルタルの子供二人の睦み合う姿だった。
166 :
fe その2 :2007/10/08(月) 10:52:42 ID:ex9yEwhe
…どうやら時間かなにかを間違えたようだ。俺が知ってるフレでタルタルなのは黒樽♀のアルジジくらいだし、ハルの奴はミスラだ。お邪魔して もなんだと思い、一応失礼しましたの一礼をして踵を返すと、背後からよく聞きなれた声に呼び止められた。 「まってくださいぃ〜」この甘い少し間の抜けた声は、俺の数少ない癒しでもあるヒュム♀F1b白雪さんに違いない。白雪さんマニアを自負する 俺がこの声を間違えるわけもない。 「おっそいわよ、まったく!あんたが遅いからもう始めちゃったじゃない!」とまあ半ギレのこの声はこれも聞きなれたというか聞き飽きたとい うか、ミスラF7bのハルの声だ。記憶から消去したい音声データではあるが、どうやら耳の奥にこびりついた耳糞のようにとれないらしい; しかし、おかしなことに振り返ってみても、辺りを見回してもいるのは俺と、タルタルの子供、男の子と女の子の3人しかいない。はて? ・・・こども? 子供が大人のする行為をしているのにも違和感があったが、そうかあれか菱餅柏餅か。 「そーよ菱餅! ここはそういったもんが100Gでがんがん使い放題なのよ!」となぜか胸を張りながらいう樽少女。こいつがハルの変身したすがた か。100Gかかるんなら使いたい放題ではなかろうというつっこみを心の中でしつつ、恥ずかしげに裸の胸元と股間を隠す樽少年を見る。「白雪さ んですか?」「はい・・・」普段の姿ではその胸元には童顔と不釣合いな巨乳があるのであるが、樽変身した場合それまでは引き継がれないよう だ。まあ少年なわけだからそこに巨乳があってもかなり不自然だが。
167 :
fe その3 :2007/10/08(月) 10:56:27 ID:ex9yEwhe
「で・・・なんでここに俺は呼び出されたんだ?」 「見てのとおりよ。こんな施設があるなんてこの前初めて知ったんだけど、 こういう変身してエッチするのって楽しそうじゃない? 菱餅や柏餅って街中でしか使えないけど、ここなら合言葉を知ってる ひと以外は入って来れないし、好き勝手できるじゃない。」 俺にはお前はどこでも好き勝手しているように見えるが。 「なによ。別に雪ちゃんと二人でいろいろえっちぃことしてもよかったんだけど、 せっかくだからって呼んでやったのに文句あるっていうの?」 まあ文句はない。あえて注文をつけるなら予約だけして 白雪さんと二人にしてもらえると更にありがたい。 「バカなこと言ってないでアンタもとっとと柏餅食べてこっちきなさい!」 まあこうなったら俺一人ヒュム♂の姿をしているわけにもいかず (そのままやったらかなり痛いことになりそうだお互いに)、 ハルはおまけとして白雪さんとこういう行為をするのは大歓迎なので、 柏餅を食べ、樽少年になる。 菱餅を強要されなかったのは幸いだが、白雪さんも樽少年ということは・・・。 「そ。一度両穴責めってされてみたかったのよー。 でも普通にやったらなんとなく痛そうじゃない?それにアンタ以外の男を捜すもいや… じゃない面倒じゃない!まあ別に他の男でもいいんだけど…いろいろ付きまとわれたりさ? で雪ちゃんに男の子に変身してもらえばなかなか萌えなシチュだし。」 まあ俺ならあとくされもなくできる相手だしな。 実のところ半年前にこいつに誘われて以来週1ぐらいのペースでSEXをしている仲でもある (あくまでお互いSexfreiedだ。ここ重要。)
168 :
fe その4 :2007/10/08(月) 10:58:40 ID:ex9yEwhe
「あ、ちょっともう少しやすんでっ…」とじたばたする白雪さん(樽少年)だったが、 強引にハル(樽少女)にのしかかられ、肩をおさえつけられてしまっていた。 普通男と女が逆じゃないか?ハルは俺が来るまで、白雪さんで楽しんでいたらしく (まあ白雪さんは無理やりハルに乗っかられていたのかもしれないが) そっちのほうの準備はおkという感じ。 ハルは既にたっぷり濡れた秘裂から自分の愛液を白雪さんのかわいいペニスに 塗りたくると指とわめれをうまく使ってそれをあっという間に勃たせてしまう。 そうして自分でヴァギナを開くと慣れた手つきで白雪さんのペニスを自分の膣内に導いた。 俺が来る前に何回かはしてたではあろうが、白雪さんは男の感覚にまだ慣れてはいまい。 必死で声を出すまいとしているようではあるが、手で隠した口からは喘ぎ声が漏れ出していた。 まあいろいろと問題のある奴だが、ハルのそこは極上なそれで、ただ入れているだけでも 絶妙な締め付けと、中のうねりさざめきは相当なものだったからしようがあるまい。 もしかしたら白雪さん…入れただけで軽くイってないか? 二人の結合部からは白くにごった液体が染み出していた。
169 :
fe その5 :2007/10/08(月) 11:01:04 ID:ex9yEwhe
そんな姿を見て俺自身が興奮しないわけもなく、 まだ何もしているわけでもないが男の本能モード全開バリバリ、 股間のモノもちょっと樽少年には不釣合いな大きさじゃないかこれ?という感じ仕上がっていた。 「じゃあアンタはこっちのほうに頂戴。」 とハルは自分のアナルを開いて俺を誘う。 まあいれてもいいが、なんだ・・・おまえちゃんと準備はしてあるんだろうな? 「あたりまえでしょ!結構きれいにするの面倒だったんだからありがたく入れなさいよね! …もしかしてきれいにしないほうがよかった?wそっちの趣味?w」 そんなわけあるか。俺は結構きれい好きなんだ。 …ところでもしかするとこいつアナルセックスの経験も初めてじゃないか? 結構遊んでる風にも見えたが、セックスの経験自体も実は俺が始めてだったみたいだし… 「当然初めてに決まってるじゃないの!だから痛くしたら殺すわよ!やさしく入れなさいよ!」 なんと言うかこいつは…半年前初めてSEXしたときも似たような事をいわれた気がするぞ。 俺もそのときは初めてだったし、今回も同じく俺もアナルは初体験だ。 痛くするなというほうが無理があるってもんだが。 まあこいつは口ではそういってても、強がりからか間違っても痛いなんて 泣き言はこっちに漏らすわけはなく、そういうところは可愛いのではあるが・・・。
170 :
fe その6 :2007/10/08(月) 11:10:08 ID:ex9yEwhe
【
http://imgbbs1.artemisweb.jp/3/tarutaru/img/l1191809064_029280_000001.jpg 】
俺は白雪さんとハルの結合部からとめどなく漏れ出してる液体を
自分のモノにたっぷりとなすりつける
(このまま前のほうに白雪さんとご一緒したらどうだろうという誘惑もあったが)。
ハルの臀部をつかみ、アナルをできるだけ拡げてペニスの先端で擦りあげるように愛撫すると
ハルの背筋がそのたびひくつくのが面白い。
「ちょっ…遊んでないでさっさと入れなさい!」
感じさせられるのが悔しいのか、さっきはやさしくしろといっておきながら勝手な奴だ。
先端を菊門の中に少しずつ沈める。
それに呼応するようにハルの膣内が動くらしく、白雪さんの喘ぐ声のトーンが変わり始めた。
「うああっ……んにゃあっ……あっ……?だめぇだめれすぅ〜…」
ハルの後ろは押し返しがきつく、亀頭部はかなり強引にいった感じだったが
カリがある程度沈んだところで急にするっと全部が収まった。
「なっ!?…ったは…バカばか馬鹿!いきなり全部いれんじゃないわよ!」
すまんな。何せコッチも初めてなもんで力の加減がわからん…痛いなら抜こうか?
「バカ!抜いたら殺すわよ!…でもちょっとじっとしてなさい。」
抜いたらころす、はこれも2度目。じっとしてろというのも同じくだ。
ただ今回はもうひとりいるわけで、ろくにピストン運動をしているわけでもなかったが、
白雪さんはもう限界寸前だったようだ。
「あひぃひぃででちゃいますうぅあああああああああああああああああああ」
俺のがハルの中に納まったときにハルの膣内が激しく締め付けたらしい。
それが引き金となって白雪さんはハルの中に盛大に白濁を放出した。
「あつっ!だめじゃないっゆきちゃあぁああ・・・っ」
だめとかいっているがハルの方もビクビクと痙攣しながら子宮に撃ち付ける白雪さんに
かなり感じているらしい。ハルヒの直腸の熱さは増し、収縮と蠕動がきつくなってきた。
171 :
fe その7 :2007/10/08(月) 11:18:56 ID:ex9yEwhe
このまま何もしないというのもつまらないので、こちらもグラインドを開始する。 自分の腰をまわすと同時ハルの腰を持ち、白雪さんにも刺激を与えるのも忘れない。 こうすることでハルを介して白雪さんを攻めるというわけだ。 ハルの膣内の具合のよさもあるだろうが、このせいで白雪さんのペニスは放出後も萎えることを許されず 「ひぃあぁらめへまぁたほあぁぉあきひうぅ・・・こんなのこんなのぉふあぁ」 ハルも快感と痛みがごっちゃになっているようだ。 「バカぅあっ・・っまだうごくなっていったでっしあぉぉっぅ」 こういうときは聞こえなかったふりか聞き取れなかったことにしておく。 ハルの直腸は入り口の締め付けはすごく押し返すような感があるが 中に入ってしまえば柔らかな肉で心地よく包むような感じがある。 突き入れるときの締め付けと抜き出す時の感覚は膣のそれとは 異質というかまあすごい、こちらにはまる男が多いのもわかる気がする。 「おぃっ、もういくぞっ!」 「 っあ・・・ュっな…いいっいっしょにひぃんん」 「あっあっあっあっあっふっふああああああああまたでりゅううううううううううううううう」 偶然のタイミングであろうが、白雪さんと俺はまるで示し合わせでもしたように、 ハルの中でペニスをびくつかせ、大量の精液(?)を膣内と直腸内をはなった。 「ぁあふでてるっ!いっしょにっいっしょにでてるっうう! あたしもあたしもいっ…あぁああああああああああああああああああああ〜」
172 :
fe その8 :2007/10/08(月) 11:24:39 ID:ex9yEwhe
白雪さんは軽く失神してしまったようだ。 軽く寝息を立てているところを見ると、心配はなさそうだな。 茫然と陶然の混じったような表情のハルを眺めつつ、カウンターから頼んだパママオレを飲む。 こいつもおとなしくしてれば可愛いんだが…などと感慨にふけっていたのがいけなかったらしい。 いつの間にか復活したハルがこんなことを言い出した。 「ふーっ結構気持ちよかったわね!あんたはどお?」 まあよかった。というか、とてもよかったということにしてやってもいい。 でもここじゃなくっても普通にアナルをしてもよかったんじゃあないのか? 「ふん。ばっかねえ。おもしろくもないこというんじゃないの。 それよりも今度はアンタ【菱餅】食べてよね。あたし【柏餅】食べるから。」 おいおい…おれは肩をすくめながらここの占有時間は後どれくらい残っているのかを考え、 そしてハルの食べる柏餅がエルヴァーンやガルカのものでないことを切に願っていた。 コーカバラプソディー 〜完〜
長文駄文失礼しました。 その1,2の改行がおかしかったり(プレビューせずにupしたため)、 時々sage忘れているのは初投稿ゆえのご愛嬌ということでご容赦を。 元々絵のほうが本分です。 登場人物の名前と語り口からご察しの方もいると思いますが、 「ハルヒ」のそれをオマージュしています(新刊まだかな)。 オリジナルの文調でやれるかたはすごいですね。
174 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/08(月) 16:45:45 ID:LEgtEJwW
おもしろかったですwww 俺もまた何か書きたくなってきt 途中の挿し絵がこれまたGJGJGJ!
んっふ☆と「・・・・」とめがっさも入れてやるよ、可愛そうに
176 :
MF :2007/10/09(火) 05:04:28 ID:3MWuqcpS
第二の眠らない町アルザビ。 僕はこの町でコーヒーを飲みつつ町並みを見ていた。 何時も騒がしく時折ビシージの警報が鳴りなんとも落ち着かない町であった。 1人の冒険者が茶屋にてコーヒーを飲んでいた。 そんな中いきなり背中を叩かれる。 「お兄ちゃん こんばんは!」 友人であるプミミちゃんだ。 僕のことをお兄ちゃんと呼ぶなかなか可愛い子だ。 「いきなり叩くからコーヒー吹いちゃったじゃない」 恨めしそうに言うとお互いの顔に笑みが浮かんだ。 コーヒーのお詫びとして一緒にコーヒーを飲んだ後、街中の散歩に付き合ってもらった。 「相変わらず人がすごいなぁ・・・・・・プミミちゃん迷子にならないでね?ってもう居ない・・・・・・」 その頃プミミちゃんはもよおした為トイレを探してうろうろしていた。 「うぅ・・・・・・トイレどこだろう・・・・あ、あった!」 うろうろしている所を僕はなんとか見つける。 「やっといた!ほらほら次は向こうでからくりのショー見るよ〜!」 「あ、あのちょっと・・・・・・あ!」 強引に腕を掴みトイレから遠ざかるプミミ。 ・・・・・・ボクノナマエハキントキ ヨロシクネ・・・・・・ 大道芸を見ながら笑いが声が周囲から絶えない。 そんな中1人で尿意と闘うプミミ。 「今の笑えたねプミミちゃん!」 「う、うんそうだね・・・・・・」 頬を赤く染め片手を股間に当ててもじもじ耐えている。 大道芸が終わる頃には我慢が限界に近く目を潤ませながら真っ赤になり耐えていた。 が、それを笑いすぎてそうなったと勘違いされる。 「面白かったね、喉渇いたでしょ?はいジュース」 手渡した物は並々と普段のものより大きなお徳用容器に入ったパインジュースであった。 今こんなに飲んだらそれこそ漏らしてしまう。 しかし飲まないと心配一気に飲み干した。 ごくごくごくごく・・・・・・ 空の容器をきちんと鞄に詰めるとよたよたと歩き始めるが相変わらず腕を捕まれて早歩きになる。 我慢の限界だ。 そう思い歩く途中トイレを見つける。 まさに天の手助け! 「お、お兄ちゃんちょっとトイレに行ってくるね。」 返事を貰う前に最後の力を振り絞りトイレに走る。 が、しかし。 トイレに貼られた紙にこう書いてあった。 [故障中] 天の手助けところか悪魔の囁きであった。 どくんどくん・・・・・・ 下半身に迫る尿意の感覚。 それはもうバルラーン絶対防衛ラインを超えそうな勢いであった。 ぷるぷると足が震えだす。 目をぎゅっと瞑り両手で股間を押さえなんとか止めようとする。 もうだめ!そう思ったとき急に腕をひっぱられ裏路地に連れて行かれる。 ここは滅多に人はと折らなく存在すら忘れられつつある路地であった。 「我慢できないんでしょ?ほら僕が瓶で受けてあげるからここにしな」 恥ずかしい。そんな感情はもう尿でかき消され今にも漏れる寸前であった。 プミミは急いでベルトを取りズボンと下着を一気に下ろし秘肉を自分の手で割り開き尿道を瓶口に押し当てた。 「で、でちゃ・・・・・・う!」 外気に触れて冷えたのか尿意は限界まで達した。
177 :
MF :2007/10/09(火) 05:05:16 ID:3MWuqcpS
・・・・ちろちろ・・・・・・ちょろ、ちょろろろろろろろ、じょばぁぁぁぁぁぁああああ! 勢いよくおしっこを吹きだすプミミ。 尿道口に当てられた瓶口からどんどんと溜まっていく。 勢いが衰え最後の一滴が垂れると瓶は口まで溜まっていた。 「あぶなかった〜、すごく溜まってたんだね、気が付かなくてごめん」 すっきりしたプミミは今の格好の恥ずかしさに気が付く。 「お、お兄ちゃん!見ないで!」 じっくりと凝視されていたことに気が付き下着とズボンを一気にたくし上げようとしたが押さえられてしまう。 「もうちょっといいしゃない、ね?おしっこ漏らさなくてすんだでしょ?」 明らかにお兄ちゃんの股間の物が起き上がっているのが見えた。 「お兄ちゃんのバカ〜!」 軽く股間を蹴っ飛ばすとその隙にズボンと下着をはいた。 「痛いじゃないか何するんだよ」 ぷい!とすると残りの散歩道最後は船宿だ。 アシストは全部引き取っていただき2人だけで食事などをする。 「さっきはすごかったよねあんなに出るんだもん」 さっきからプミミの尿の話ばっかりだ。 「お兄ちゃんわかったから、何すればいいの?」 「じゃあ下着とズボン脱いで立ってて それでもういいから。」 ううう、と泣き顔になりながらベルトに手をかけるプミミ。 かちゃかちゃとベルトを外し下着とズボンを脱ぎ、下半身は隠すものがない生まれたままの状態になった。 「は、恥ずかしいよ;」 そんなぷるぷる震えるプミミの足元に潜り込むと秘部の下に顔が来るような体制を取った。 「可愛い可愛い」 指でそっと秘肉をくぱっと割り開いていく。 「触っちゃやだよ〜;」 片手で割り開きもう片方の手の指で割り開いた縦線を撫でていく。 くちょ・・ 指が柔らかい穴に滑り込む。 「お、可愛い穴があった」 わざとらしく言うとそのまま奥へ奥へと潜りこんで行った。 「中は中はだめ〜;」 膝をがくがくさせながら上でよがり、愛液もぽたぽたと垂らし僕の顔に落としていく。 中に入れていた指が内壁にコリコリとした部分を見つけると、くにっ指を折り曲げその部分をぐりぐりと刺激した。
178 :
MF :2007/10/09(火) 05:05:52 ID:3MWuqcpS
「そこは!そこはぁぁぁぁぁ!だめ、だめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 弱い所を突付かれ愛液が吹き出る。 「プミミちゃんのイく所が見たくてね。気持いいでしょ?」 顔や手を愛液まみれにしつつそう言うと。 「も〜だめ〜;そこは弱いのぉ;」 腰をがくがくと震わせ自ら指を擦り付ける。 入れていた指がきゅぅきゅぅと締め付けられる。 これはもうイくな。 「ほら、イっちゃえ!」 割り開いていた手を可愛く皮が弾けていたクリの頭をつまみ親指で押し込む. 「イくいくいくいくいくいっちゃぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ぷしゅぷしゅぷしゅ! 潮が溢れ出て僕の顔は潮だらけになった。 「可愛かったよ」 そう言い指を抜きクリから手を放した。 ギンギンにそそり立つ自分のモノを入れようとこの体制から出ようとした時。 力が抜けたプミミが崩れ落ちる。 ・・・・・・ 今僕はプミミちゃんのおまんこに口付けしている。 いわゆる岩清水のような体制になっている。 口は膣口と鼻は肉土手に挟まり濃厚な♀の匂いから逃げられない。 ずっと開いていたためか肉土手が緩み鼻をしっかりとホールドする。 何より完璧な顔面騎乗であった。 幸い呼吸は出来るので窒息することはないが、気を失ったプミミの匂いと味を長時間味わうことになった。 変に動くと愛液が溢れ僕の脳内に♀の匂いで一杯となり力が抜けていく。 その間自分の物はその匂いに興奮しびくびくと刺激を求めていた。 「ぷぃぃてぃあん、ひょっろろいて」 もごもごと動かすと。 びくびく!とぷとぷとぷ・・・・・・ 愛液が流れ僕を嬉しく喜ばせる・・・・・・ このまま刺激も受けず入れる事無く出してしまうのか、それとも先にプミミちゃんが起きるか。 脅迫まがいな事をしたためまさに天罰。 ・・・・・・数十分後どぴゅ!という盛大な音を立ててナニが爆発していた。 僕の顔は愛液でオイルマッサージをしているのごとくテカテカになりおなかは愛液に満たされこれでもかというくらいに香りをかいで僕のナニは耐えられなかった・・・・・・ プミミちゃんは朝まで寝ていたとさ。 おわり
179 :
MF :2007/10/09(火) 05:07:10 ID:3MWuqcpS
以上タルカップル?のお話でした。 やはりタル物は書いてて楽しいです。 では失礼しました
( ´д)ヒソヒソ(´д`)ヒソヒソ(д` )
181 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/10(水) 22:34:04 ID:mw8eDBSh
ほしゅなのら
182 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/13(土) 20:03:19 ID:7RStq7o7
ほしゅにゃぁ
何となく投稿〜 注意点 ・陵辱系 ・ちょっとだけふたなり出てくる予定。 では、投稿
Stain of Mind 【キャラクターフェイスタイプ】 アルム ヒュム♀ F1-B エリザ エル♀ F6-A ディ・フーナ ミスラ F4-B アズネ ミスラ F6-A ラテーヌの風が女ヒュームの頬を撫でる。 新品のリザード装備を手に入れ、ご満悦な上に快晴のこの天気。 気持ちの悪い訳が無い。 苦心の末に手に入れたブレイブハートを背負い、大きく伸びをする。 「アルム!ボーっとしてると置いていくわよ!」 グレーの髪の女エルヴァーンが少し離れた位置から呼んだ。 スケイルメイルを身につけ、腰には輝くロングソード。 「あ、ゴメンすぐに行くね。」 「ディも行くよ!早くしないと日が暮れちゃうわ。」 「はいよー。」 だるそうな声をあげ、ふらふらとついて来るボーン装備をつけたミスラ。 均整の取れた体に、はちきれそうな胸と女性らしいのに、だらし無く歩く。 腰にはストライクセスタスが、やはりだらしなく装着されている。 片手には酒の瓶を持ち、飲みながらついてくる。 「昼間から酒を飲まないの!」 昼間から酒を飲むディに注意する女エルヴァーン。 「良いじゃんかよ〜エリザは堅すぎるぜ。こーして良い天気の元で酒を飲むのが酒に対しての功徳ってもんでさ…」 「この前は、雨を見ながら落ち着いて酒を飲むのが酒への礼儀。その前は夕日を見ながら酒を飲むのが旨い酒。 更に前は月を見る酒こそ史上の酒!あんたは酒以外の事を考えられないの?」 エリザと呼ばれたエルヴァーンはディに詰め寄る。 「まーまー、二人とも落ち着いて。」 アルムが間に入る。 「じゃ、こうしましょ。夜になるまでディの酒は私が預かる!食事の時だけ許可!!」 俊敏な行動でディの酒ビンを奪い取り、蓋をする。 「お、おいそりゃ横暴だ!」 「アンタの酒の臭いの方が余程暴力よ!」 「と、取り合えず…二人とも先に進も?ね?」 「はぁーあ。酒、酒…酒は悪魔か仏か、毒か薬か…。」 酒を取り上げられたディがぶつぶつ呟いている。 「最低限、あんたが飲んでたら毒にしかならないわ。」 「まあまぁ、美味しく飲むディにお酒もきっと感謝してるよ!」 「だよなぁ…ああ、酒が飲みてぇ…。」 1分前に飲んでいたのに既に酒を所望するディ。 こんなそんなで、漫才を続けながらも3人は快晴のラテーヌ高原を歩いていく。
Stain of Mind 【キャラクターフェイスタイプ】 アルム ヒュム♀ F1-B エリザ エル♀ F6-A ディ・フーナ ミスラ F4-B アズネ ミスラ F6-A ラテーヌの風が女ヒュームの頬を撫でる。 新品のリザード装備を手に入れ、ご満悦な上に快晴のこの天気。 気持ちの悪い訳が無い。 苦心の末に手に入れたブレイブハートを背負い、大きく伸びをする。 「アルム!ボーっとしてると置いていくわよ!」 グレーの髪の女エルヴァーンが少し離れた位置から呼んだ。 スケイルメイルを身につけ、腰には輝くロングソード。 「あ、ゴメンすぐに行くね。」 「ディも行くよ!早くしないと日が暮れちゃうわ。」 「はいよー。」 だるそうな声をあげ、ふらふらとついて来るボーン装備をつけたミスラ。 均整の取れた体に、はちきれそうな胸と女性らしいのに、だらし無く歩く。 腰にはストライクセスタスが、やはりだらしなく装着されている。 片手には酒の瓶を持ち、飲みながらついてくる。 「昼間から酒を飲まないの!」 昼間から酒を飲むディに注意する女エルヴァーン。 「良いじゃんかよ〜エリザは堅すぎるぜ。こーして良い天気の元で酒を飲むのが酒に対しての功徳ってもんでさ…」 「この前は、雨を見ながら落ち着いて酒を飲むのが酒への礼儀。その前は夕日を見ながら酒を飲むのが旨い酒。 更に前は月を見る酒こそ史上の酒!あんたは酒以外の事を考えられないの?」 エリザと呼ばれたエルヴァーンはディに詰め寄る。 「まーまー、二人とも落ち着いて。」 アルムが間に入る。 「じゃ、こうしましょ。夜になるまでディの酒は私が預かる!食事の時だけ許可!!」 俊敏な行動でディの酒ビンを奪い取り、蓋をする。 「お、おいそりゃ横暴だ!」 「アンタの酒の臭いの方が余程暴力よ!」 「と、取り合えず…二人とも先に進も?ね?」 「はぁーあ。酒、酒…酒は悪魔か仏か、毒か薬か…。」 酒を取り上げられたディがぶつぶつ呟いている。 「最低限、あんたが飲んでたら毒にしかならないわ。」 「まあまぁ、美味しく飲むディにお酒もきっと感謝してるよ!」 「だよなぁ…ああ、酒が飲みてぇ…。」 1分前に飲んでいたのに既に酒を所望するディ。 こんなそんなで、漫才を続けながらも3人は快晴のラテーヌ高原を歩いていく。
おわ、2重投稿…さーせーんヽ(;´Д`)ノ Stain of Mind 【2】 3人は駆け出しの冒険者だった。 バストゥークの冒険者アルムが初めて来たサンドリアで飲んだくれてるディに声をかけ、道を聞いたのが始まり。 エリザとはその後暫くして出会い、3人は行動を共にした。 ロンフォールでオークの徒党に追いかけられた事もある。 ランペールの墓所で1日迷っていた事もある。 バルクルム砂丘でボギーと追いかけっこを繰り広げた事もある。 時たま別行動を取る時もあったが、3人は仲良く徒党を組んだ。 そんな中、アルムが言った言葉。 「ねえ、3人でジュノに行って見ない?」 3人ともジュノには行った事が無かった。 中立国家として名を馳せるジュノには各地から冒険者が集まる冒険者の坩堝であった。 儲け話を始め様々な情報、物品が流れ込む。 貴重な品もジュノならば見つかり易い事は良くある話。 エリザは自分の腕を上げるにはジュノへ行くのも良いだろうとそれを許諾し、 ディは旨い酒を探すと言い一緒にジュノを目指す事にした。 「はぁ、全く。お昼回っちゃったじゃない…。」 ジャグナー森林の入り口に差し掛かった時には、既に太陽は傾きかけていた。 「こりゃ、森の中で野宿決定…かな。」 「じゃ、こっから気をつけないとね。」 ラテーヌ高原にも注意せねばならない相手はいるが個体数は少ない。 が、ここから先は敵のランクが上がる。 襲われる確率、死ぬ確率は段違いにアップする。 また、ここを抜けてもすぐジュノではなく、その先にあるバタリアも危険地帯であった。 「じゃ、ここから先は気をつけて行かないとね!」 そう言うとガラスの粉の様な物を各自アイテム袋から出す。 プリズムパウダー。 光を屈折させ、対象者を補足し難くするアイテム。 注意深い奴らには見破られてしまうが、それでも生存率は格段に上がる。 そして3人は森の奥深くへと足を踏み入れた…。
Stain of Mind 【3】 虎にオークがあちこちに見え隠れする。 襲ってこない敵もこちらよりは強いのが何と無しにわかる。 時たま立ち止まり、新しいプリズムパウダーを降りかける。 順当に…危険も無く進む3人。 このまま無事乗り切れる……と思いきや。 「ねぇ?何か後ろからオークが迫ってきてる気がするんだけど……?」 アルムが後ろを向くとオークが一直線に、こちらへ向かってきている。 「え?」 エリザも振り向けばオークがこちらへと向かってきている。 その数3体。 だが、走るうちに3体は4体。4体は5体…と段々と増えてきている。 「だ、誰も切れてないわよね!?」 当然、全員プリズムパウダーをつけていた。 その時、はっとやな予感がした。 プリズムパウダーでカット出来ない物には音と匂いがある。 ただ、オークは余り耳が良くないのか足音程度は気にしない。 だが、だがもしも…。 何がしかの拍子にこちらを見られ、強い匂いの物を辿られたら…。 例えば……酒だ。 「この飲んだくれミスラー!!あんたが原因よ!!」 「えぇ!?お、俺かよ!!!」 「そ、そんな事より速く速くー!!」 最早3人とも必死に走っていた。 追いつかれたら死ぬ。 どれだけ走ったろうか。 「ね、ねえ…あ、あいつら…ぜっ…はぁ…臭いで…ハァ…追ってきてるんだよね!?」 アルムが息も切れ切れに口を開く。 「そ、…ハァ…そのはずだ…!」 そう言うと、アルムがエリザの背にある旅嚢にくくりつけたディの酒瓶の栓を開けをあらぬ方向へと投げ飛ばす。 「ああああああーーーーー!!お、俺の酒ええええええええ!!」 追いかけに行こうとするディをエリザが羽交い絞めにする。 するとオークは酒瓶の方へ走っていった。 「ほら、今のうち!!」 3人はその場を素早く離れ森の奥へと入っていった。
Stain of Mind【4】 「ここ…どこだろ。」 地図を広げるアルム。 出鱈目に走ってきたので場所が解らない。 「知るかよぉ…はぁ……」 尻尾を力なく下げたディがやはり力なく答える。 助かるための行動ゆえ、アルムを非難する事は出来なかった。 「あんたが酒を飲んでなかったら追いかけられなかったの!自業自得!」 「取り合えず…今日は野宿だよね……。」 陽は既に山の向こうに微かな残滓を残すだけであった。 その時。 「あ!あれあれ!!」 アルムが指した方向。 「んあ?」 「え?」 かすかな焚き火の様な光が見える。 もしかして人が…? しかし、ここは森…しかも恐らく奥地だろう。 確率からすれば獣人の方が高い。 「……オークじゃねーの?」 ディが最もな事を言う。 「でも、ほら。」 それよりちょっと手前。 カラの袋が転がっている。 恐らくはパママ・オレか何かの袋だろう。 獣人がオレを飲むなど聞いた事は無い。 「…でもその袋と奥の人物が一緒だとも限らないわよ?」 「じゃ、じゃあさ!こっそり行って確かめてくる!」 アルムがぐっと拳を握り締め、 「そうね…、取り合えず3人で行こうかしら?」 「…いや、俺が行く。人なら叫べば良いし、もしオークだったら素早く走って戻るからよ。」 「き、気をつけてね!」 「……ま、これで追いかけられた責任はチャラ…ね。」 素早く、足音も僅かに光の方へディは走る。 パチ……パチ… 時たま火の音が聞こえる。 そして魚の匂いもする。 木の陰からそっと覗くと、銀髪のミスラが焚き火に向かっていた。 火に赤いハーネスが照らされ、腰には二本の短刀が見えた。 「そこにいるなら、こっち来たら?」 そのミスラはそっと、しかし良く通る声で木陰にいるディに話しかけた。
Stain of Mind 【5】 「おーーーーい!!大丈夫!こっちこっち!」 ジャグナーにディの声が響き渡る。 それを聞いてエリザとアルムは焚き火の方へ走ったのだった。 「ははは!そりゃ災難だったね。」 焚き火を囲み、今までの経緯を話す。 3人を暖かく迎えてくれた焚き火の主はアズネと言うミスラだった。 色々な雑談を交える。 これもまた、冒険の醍醐味と3人は内心高揚していた。 ディも酒にありつけてご満悦だ。 「それにしても…アズネさんって、ミスラっぽい名前じゃないですね?」 ふとした疑問にアルムが口を開いた。 「ああ。私はバストゥーク生まれでさ。 母親がミスラの名前にこだわる必要も無いだろうって事でヒュームっぽい名前になったんだ。」 「へー。珍しいな。バスにいるミスラなんて。」 ディが酒に酔いながら口を開く。 「確かにね。珍しい目で見られたり、昔は貧乏で辛かったけど…。それでも、あの街は何となく好き何だよ。色々あったけど。」 ニコリと笑って話すその顔からは優しさが伺える。 「それよりも、ジュノ目指すんだっけ?」 「え、あ、はい!」 アルムが元気良く返事する。 「あそこは発展して、理想国家の様に振舞っている…が、しかし裏は結構どす黒いよ…。」 真剣な目で口を開くアズネ。 「……発展の影に犠牲になる物はある物……悲しいが…事実だ。」 エリザが現実的な目線の肯定をする。 「ふっ。犠牲…か。確かにそうだ。かつてはただの田舎の漁港が発展する中失った物は多数ある…。 だが、それだけではない。今も尚、影で犠牲になる物はいるんだ…。」 ごくりと唾を飲むアルム。 ディも酒の手を止めアズネの話に耳を傾ける。
Stain of Mind 【6】 「冒険者を目指す者は数多い。強いモンスターを倒す。貴重なアイテムを手に入れる、 伝説のかの地へ行く、秘境を踏破する…。そう。冒険者は夢のある“商売”だ。 いや、博打…かな?当たれば一攫千金。しかし下手を打てば命を失う…。 だが、全員がそうじゃない。夢を追いかけ続けられる奴がこの世界に何人いると思う? 達成出来ずに…それでも走り続けられる奴はまだ“幸せ”さ。だが、諦めて膝を折る者、 怪我を負い仕方なくどっかの小間使いになる者、用心棒崩れになる者…。そんな奴が腐る程いる。 そうして真っ当に商売出来るなら、まだ良い。酷くなると体を売ってその日暮らしをする女。それを援助する組織もある。 女は体を売ってしのげるが男はそうは行かない。路地裏のゴミを漁って仕方なく生きる。 女も体についた酷い傷で客も取れないとなれば同じ事。金持ちのド外道に玩具にされ壊される奴もいる…。」 ゾッとする様なジュノの裏に潜む現実…。 「目指すなとは言わない。だが、こう言う現実の中に足を踏み入れようとしている事は覚悟しておけ…。 それでなくても冒険者の世界は脅威と恐怖、危険に満ちている。 獣人に殺されるだけじゃない。沼に足を取られ沈んで死ぬ奴もいる。 穴に落ち、足を折ればもう残るは餓死しかない。助けは来ない事の方が多い。 そういった危険を乗り越えないと目指す物は中々手に入らない。 失う物も大きい。私の知人はかけがえの無い恋人を虫に食われ、精神を病んでしまった。 同業の冒険者くずれに騙され、気がつけば娼館入りってのもあるのさ。」 想像だにしない現実。 もしかしたら、同じ地に立った…まだ見ぬ仲間もそう言った目にあった者もいると思うとゾッとした。 「だが、しかし…。このリスクを背負って尚…この世界を楽しめてこそ、冒険者と言える…。私はそう思う。」
その時だった。 「ありゃ…。何だか体が痺れてきひゃ……。」 ドサッ ディが力無く地面に横たわる。 「ディ!どうした!!」 「見知らぬ人間に出された物を素直に食べる…。フフッ危機感が足りないねぇ。」 そう言ったアズネの顔を見れば、邪悪な笑みを浮かべている。 先ほどニコヤカに笑っていた人物とは思えない。 「貴様!」 エリザが呪文を唱え、アズネにパライズをかけた。 フッ 焚き火に座っていたアズネの姿が消える。 「な、何!?…何処に!?」 瞬間、エリザの体も痺れだす。 攻撃は食らっていない。酒を飲んでもいない。 魚は同じ物を食べた筈だった。 ふと腕を見ると、何か紙が貼られている。 「ふふっ。動けないでしょ?呪縛の術って言うんだけど…結構皆知らないのよね。」 暗闇のどこかから声が聞こえる。 アルムが背中から剣を抜き身構える。 どこから仕掛けてくるか解らない。 「そうそう、もう1つ、危険な物ってあってね。」 「ど、どこ!?出てきなさい!!」 「焦らない焦らない。二人とも死にはしないわよ。でね、危険なのが熟達した冒険者、ね。 色々なタイプがいて、名声を利用して金儲けする奴はまだマシな方。 酷いのになると、見聞きした情報を捏造して金を儲ける奴…。でも最悪なのはね。 獣人と繋がってる奴。あとは金が腐る程あるのにわざわざ山賊になってる奴もいる…。 若い、未熟な冒険者を騙して、その体を犯す快楽を求める奴も腐る程いるのよ…!」
題字つけ忘れ。前のは【7】ね Stain of Mind 【8】 その時、暗闇からふとアズネの姿が見えた。 「そこ!てやあああああああああ!!」 両手剣を振り下ろそうとした時だった。 ガシッ アルムの手は巨大な手に掴まれていた。 「な、何!?」 後ろを見れば、大きなオークが一匹。 だが、良く見れば左腕が無い。 「ぎょうの獲物はゴイヅらが?」 オークが口を開く。 「そうよ。とっとと運んで楽しみましょうか。」 そう言うとアズネはアルムに呪札をはり呪文を唱えた。 アルムの体も痺れてくる。 「あ…くぅ……!離せ…!!」 力を込めようとしても全く力が入らない。 「ヒューッ。こりゃ今日は豪勢だ。」 何人かのオークとヒュームを始め様々な種族の人が現れる。 「ほら、とっととそこのエルヴァーンとミスラ運びな!」 「へいへい。」 なす術も無く、三人は担がれて運ばれて行くしかなかった。
Stain of Mind【9】 ドサッ 「あうっ!」 乱暴に置かれ、体を打つ痛みに呻く。 見渡せば数々の人。 その数は大体10人前後か。 他にオークが4人ほど混ざっている。 オークのうち2人は腕を失い、一人は足を引きずっている。 まともな一人も何か怪我をしているのか喉に大きな裂傷があった。 「気になるのか?こいつらの傷が。」 アズネが片腕の無いオークの手を指差す。 「こいつらは、戦えなくなったから、オークの集落から追い出されたのよ。 仕方無く森を彷徨い、時に冒険者に追われながらも、こいつ等は生き残った…。そいつらを拾ってメンバーにしたのよ。 ある意味…ここもジュノと一緒で、色んな人種の坩堝なのよ。」 その時、若いヒュームが前に出る。 「で、今日のボスのお楽しみはどいつっすか?」 それと同時に後ろから笑い声や談話が聞こえてくる。 「若いねぇ。ま、その位精力あった方が良いやな。」 「俺は、あのエルヴァーンが…。」 「私はあのミスラが良いなー、癖になるのよね〜」 「おいおい、俺のチ○ポに昨日がっついてたのはどこの誰だよ!」 その騒がしい談話をアズネが手を上げるとピタリと談話が止む。 「この前のヒュームは散々いたぶったし、エルヴァーンは結構場所柄食っちまったしねぇ…。 たまには同族と楽しむかな。私は。」 その言葉にディの顔色が変わる。 だが、考えてみれば横の二人よりは安全かもしれない。 最低限、実質的に犯される事は無いわけだ。 だが、自らの安堵と同時に横の二人の身を案じた。彼女らはタダでは済むまい。 「くそぉ……そいつらに……手ぇ出すなぁ!!」 痺れが切れかけた体を奮い起こし、拳を身構える。 「あら、麻痺薬切れちゃったか。」 「てりゃあああああ!!」 大きく踏み込んでアズネの顔面に一撃を入れる!
Stain of Mind【10】 だが、その拳は顔面に届かなかった。 僅かに体を動かし、拳を避けていたアズネ。 「ぐぇえ…うげえ…!」 ディは苦悶の表情をすると、小屋の床に胃の中の物を吐き出す。 その腹には片手刀の柄頭が突き刺さっていた。 「吐くだけ吐いてスッキリした?じゃ、奥の部屋で楽しみましょうか…!」 ディの首を掴み、軽々と持ち上げ運ぶアズネ。 「じゃ、残りは自由にして良いわ。楽しみなさい。」 そう言うと、アズネは扉を閉めた。 「よっしゃきた!」 「まずは誰から行く?」 「お、おではあっちのエルヴァーンが…」 「まあ、待てよがっつくなって。」 「いやいや、がっつくのも元気がある証拠、良いんじゃないの?」 「まあ、まで。どりあえず、順番をだな…」 「私は、あっちの子が良いなあ…カワイイし。」 「私はエルヴァーンが良いニャア。」 オークとその他の人種が仲良く喋っている異様な光景。 両者が世界中で争っている中、ここだけは平和だった。 もっとも、アルムやエリザにとっては危険極まり無い場所だったが。 「おい、じゃあもうサイコロで決めようぜ!」 自らの体を蹂躙する相手がサイコロ1つで決まる。 その行為にエリザとアルムはゾッとした。
Stain of Mind【11】 サイコロ大会が盛り上がる中、アルムとエリザは徐々に痺れが抜けるのを感じていた。 ディを見捨てれば多分逃げられる。 今、入り口は手薄。 武器を取られたと言えど、必死で逃げれば助かるだろう。 その後、誰かを呼べばディの救出も可能…。 エリザはそう考えていた。 だが、アルムはその意見に賛同するだろうか? 心優しいヒュームを説得出来るだろうか? だが、時間は無い。 「アルム…。痺れが抜けたら…そこから逃げるよ…。」 小声でアルムに話しかける。 「そんな!ディを見捨てるの!?」 「静かに!気付かれる…!私達が逃げて、誰かに助けを求めれば…ディは助けられる! 殺される可能性は少ない筈よ。あのボスが楽しんでいる間、ディは無事だと思う。」 「でも…!」 「良いから!このままだと、私達も逃げられない!」 ほんの少し目に涙を溜め、アルムは少しだけ首を縦に振った。 「お、おで一番のり!!」 「ちぇっ、俺4番かよ〜」 「私はあっちの子1番のり〜」 「俺は二番…。」 そして、一番のりの二人が近づいてきた瞬間。 痺れが殆ど消えた二人は立ち上がり、扉に向かって走る! 「あ!」 「に、にげだ!?」 驚きの声を上げる面々。 もう少しでドア。 開けて二人バラバラに逃げれば捕まる確率も減る。 「もうちょっと…!!」 ドアを開けた瞬間。 二人ともばたりとその場に倒れた。 「ふぅ、手を焼かせるんだから。」 赤いチュニックを来た女が呟く。 二人とも深い眠りに身を任せていた。 瞬時に唱えられたスリプガUで二人は目も覚める事無く、別の部屋へ運ばれていった。
Stain of Mind【12】 「ん……う…ん…」 体をまさぐられる感覚にエリザは身悶える。 音が良く聞こえず周りの状況がわからない。 だが、まさぐられ時たま性感帯を刺激されるのは悪くない感覚だった。 「んぅ…ふぅ…」 「はは、こいつ…感じてやがる!」 「あっはは、ホント…清純そうな顔してるのにね!」 ほんの少し声が聞こえる。 何だ、何がおきている? 頭がボーっとして働かない。 「じゃ、おで…行ぐ!」 「おー、やれやれ!」 「気付いた時のこいつの顔が見物だぜ!」 「叫ぶわよ、きっと!良い声で!」 その時、エリザは自らの女陰に何かが押し付けられる感覚がした。 「んくっ…はぅあ……」 色っぽい吐息を吐くと同時に、オークはエリザの体を貫いた。
Stain of Mind 【13】 ブツッ 「あぐっ!!ひっ!!」 痛みで強制的に覚醒状態まで持っていかれる。 上に乗るオーク。 「な、何!?やああああああああああああ!!やめて!!痛い!痛いいいいい!!!」 急に襲い来る痛みとオークに犯されると言う現実に頭がパニックになる。 自らの鎧は大半が剥がされ、殆どは布で作られた部分が残るだけなのに気付く間も無い。 簡素なベッドに敷かれたシーツが破瓜の血で僅かに染まる。 「おいおい、初物かよ。ちっくしょー良いなー!」 「はは、男相手にする暇も無かったんだろ?」 笑いながら話す奴らをよそにエリザは痛みに身悶える。 「おい、バルゴダッゴ。ちょいと、そいつ持ち上げな。逃げた事の罰を与えないとよ。」 「お、おう…ごうが?」 バルゴダッゴと呼ばれたオークは片腕でエリザを持ち上げ、尻をそのヒュームの方へ向ける。 「ぐっ…あああう!」 動くと中でゴリゴリとオークの男根が膣を擦る。 その痛みに涙が自然と流れてくる。 「そうそう、やっぱエルヴァーンは尻だよ尻。」 そう言うと僅かに残る布を横にずらし、エリザの肛門に男根をつける。 「な…何を……まさか…」 「おや、気付いちゃった?そのまさか、だよ!」 ニヤニヤと笑うヒューム。 「や、やめろ!くそ、この!!離せ!!!」 暴れるエリザ、オークの物を抜こうと必死に尻を振る。 「おーおー、暴れちゃって。でもそいつ。力強いから逃げるなんて無理無理。 尻を振って…そんなに入れて欲しいのか?」 そう言うと、尻を掴み、強引に肛門の中へと突き入れた。 「ぎゃあああああああああ!!やだ!!やだ!!!お願い…ぬいでえええええええ!!!」 涙と汗でぐしゃぐしゃになりながら泣き叫ぶエリザ。 肛門を貫かれた痛みは今までに体験した事の無い物だった。 「逃げた罰って言っただろ?痛くなかったら罰じゃねえだろが!!」
Stain of Mind【14】 そう言うとガンガンと腰を突き入れる。 「うぐあああああ!!うああああああ!!」 痛みで身もだえ、それがオークの物を更に締め上げる。 「おお!ぎ、ぎもぢよぐなっだ!!」 「ほ〜。おい、そっちでも突いてみろよ!」 それと同時にオークも力強くピストンし、血で滑る膣を責める。 「いぎゃあああ!!!ああーーー!!あーーーーー!!!!」 体を仰け反らせ、痛みから逃れようとする。 「くぉっ!?すげえ締め付け!こりゃ良いや!もっとやれ!!」 膣と肛門の強烈なピストン。痛みに仰け反り、時に叫ぶ。 「うぎぃいいい!!」 だが、そんな叫びの中でも膣が濡れ始める。 「おいおい、こいつ…濡れてんぞ!」 「あはー。無理矢理犯られるのが趣味だったのかニャア?」 部屋のそこかしこで、順番待ちの男女が絡む。 淫靡な空気が部屋を侵食していくのが良く解る。 エリザはそんな声も関係無く、男とオークに身を突かれ身悶える。 その時、後ろの男がピタリと動きを止める。 「え?」 紅潮とした顔で驚く。 「くっくっく。今ちょっと期待しただろ?」 僅かに生み出た快楽は密かにエリザの体を犯していた。 叫び声を上げながらも感じ入っていた事を見透かされたのだ。 「何を馬鹿な…!あぐぅ!!」 オークに突かれ、嬌声をあげる。 「おい、こいつ皆で尻犯そうぜ。どいつでイクか賭けようぜ!」 「よっし、じゃイカせた奴は…この前手に入れたミセリコルデやるぜ!女は3分でいかせられなかったらアウトな!」 そして、エリザの地獄は始まった。
Stain of Mind【15】 「いぎぅ!!!」 尻を激しく犯される。 イク訳には行かない。イッってしまえば自らの尊厳は地に落ちてしまう事を感じていた。 オークに膣を貫かれながらも快楽に耐えるエリザ。 「こ、こいつの尻スゲエな…こりゃもたねえ…!!」 最初の男が射精する。 ビュッ!! 「いやあああ!!やめろ!!やめろおおおおおお!!!」 だが、叫びも空しく腸の中に熱い塊が打ち込まれる。 ドクッ…ドクッ… 「ちっ、いかなかったか!」 「じゃ、次私〜!」 二番手は若いヒュームの女だった。 指を入れ、段々と広げていく。 「ひゃん!」 指を僅かに動かすと嬌声があがる。 ニヤリと笑みを浮かべるヒュームの女。 「ここね?ほーらほらほら!!どう!!どう?!!」 嬌声を上げた場所を激しく擦る。 「くあぅ!ひあああ!!」 身悶えて体を捩る。 だが、歯を食いしばりながらも何とか耐える。 「はい、3分経って終了〜!次はお前!」 喉に裂傷のあるオークが前に出てくる。 そして、オークが逸物をいきり立て尻に入れる。
Stain of Mind【16】 「うああああぐうううううう!!」 太い物を入れられるが最初よりはすんなり入る自分の体に少しだけ絶望を感じるエリザ。 しかし、絶望をゆっくり享受するより先に腸を突かれる快楽が襲い来る。 「ひいぃいいい!!!ああぅ!!」 力強いピストンに意識が一瞬飛ぶ。 だが、それを振り払い必死に耐える。 オークにいかされたらそれこそ、恥だった。 「あ、今、気をやり掛けたニャ」 「おーし、もっと突いてやれ!」 その声を受けて、オークは声を出す事も無く更に激しいピストンを続ける。 「やだっ…やだっやだ!!いやあ!!!」 だが、オークの物を自分の尻が締め付けて離さない。 膣も勝手にうねり、自分が乗るオークを刺激していた。 意識が飛ぶ感覚が増えてくる、そして時は訪れた。 「うああ、いやああああいやああ!!」 顔を押さえ、身悶える。 意識が真っ白になり、膣と肛門を強烈に締め上げた。 「うぐっ!だ…だずぞ!!」 下のオークが顔を歪め、射精する。 尻を犯すオークも、声には出さないが少し表情を歪め、腸の中に射精した。 「あああああああああああああああぁぁぁ!!」 エリザは一際大きい叫び声をあげると、体を震わせ力なく項垂れた。 オークにいかされた屈辱で、涙が出てくる。 だが、まだ宴は終わらない。
Stain of Mind【17】 「じゃ、次俺ね。」 エリザの片足を持ち上げ、無理矢理足を開かせる。 白いオークの精液が漏れ出る。 愛液と精液が混ざる中、男根は突き入れられた。 「うあん…!」 甘い声を上げてしまう自分に驚く。 「おーおー、強姦で感じちゃう…ってか〜?」 「じゃ、後ろ私が貰うニャ」 サブリガにディルドーを生やしたミスラが肛門に狙いをつける。 ツンツンと軽くつっつくと、ヒクヒクと動く様がとても面白い。 「あは、お尻犯されるの期待してるのかにゃ…?」 「ち…違…う…。」 力無く答えるエリザ。 自信は無かった。確かに自分は肛門を犯され感じてしまった。 そしてその快楽をまた享受したい気持ちもあったのだから。
Stain of Mind【18】 「うああああああ!ああー…!!お願い、いかせてええぇぇ!!!」 その時部屋の片隅から大きな声が聞こえた。 壁に手を固定された女が見える。 間違い無く。アルムだった。 口から涎をたらし、腰を振る。 その顔に最早面影は無い。 「ほーら、こうすると…!」 一番手の女が小瓶の液体をアルムの体に流し、アルムの体に塗りこんでいく。 「ひいぃぃぃいい!!」 ビクンと体を震わせるアルム。 快楽に震えるが、その頂点が来ない。 焦らしに焦らされた故の叫びであった。 「じゃ、そろそろ…良い物あげるわ。」 そう言うと小箱から、小さい銀のわっかを取り出す。 「…お願い…お願いですから…!!いかせてぇ…!!」 涙を流し、懇願するアルム。 「多分、思いっきりいけるわよ?気持ちの良い位…!」 そして、横のテーブルにある針を取り、アルムの乳首に近付ける。 小ぶりながらも整った乳房を掴む。 「ああ…早く…早く…!!」 痛みが襲い来る事を解りながらもアルムは懇願する。 「ほーら…」 プツッ 「うくぅあああ!いくうううううう!!」 腰をガクガクと激しく振り、触られてもいないのに愛液を大量に噴出していた。 貫通された乳首にシルバーピアスをつける。 「流石に片方だけじゃ可哀想だから…こっちにもあ・げ・る。」 左の乳房を掴み、再び針を近付ける。 口から涎を垂らすアルムは息も絶え絶えに期待の体勢だ。 「あら、そんなに欲しいの…?ほら…!」
Stain of Mind【19】 ブツッ! 今度は一気に貫通させる。 それと同時に快楽の絶叫が響く。 「いぃぃいいいいいいい!!ああああ!!あー!!!いぐぅ!!!」 小便まで漏らし、床に水溜りを作る。 体を激しく捩り、痙攣させる。 「あら、後一個…残っちゃったわね、ピアス…。」 銀のピアスをアルムの目の前に持っていく。 強烈な快楽を引き起こしたピアスを物欲しそうに見つめるアルム。 「どこに刺そうかしら?」 口を開かせ下を軽く掴む。 「ここかしら?」 口から手を離し、乳房を伝い、臍に到達する。 「それともここかしら?」 ゆっくりと撫で回したあと、更に舌に行き、クリトリスを掴む。 「それとも…ここが良い?」 ピクリと体を震わせるアルム。 完全に体と心は快楽に押し流されていた。 快楽を求める獣。 それをエリザは愕然とした目で見つめる。 自らも犯され、快楽に身を任せつつある。 ディの事が頭をよぎるが、彼女が一番マシなのかもしれない。 最低限、犯される事は無いだろう。 アルムもあの後は男達に体を蹂躙される。 自分は既に何度も犯され、頭も快楽に飛ばされていた。
Stain of Mind 【20】 「じゃ、ここにあげるわ…!」 クリトリスを針でつつくと、アルムは体を通る電気に何度か身を揺らす。 足にもう力は入っていない。 完全に手の拘束にぶら下がっている状態だ。 ブツッ! 「いぎいいいいっ!!!いぐうううううううぐううううう!!!ひいぃぃいいいいいい!!!」 醜い声をあげながら舌を出し叫ぶ。 愛液を再び噴出し、それが何度も続く。 「おい!もう俺はコイツを犯すぞ!!」 その様子を見ていた男が堪らず前に出る。 「ええ、私は楽しんだし、もう良いわよ。」 それと同時に3人の男とオークが群がる。 男をくわえ込み、乱れるアルム。 破瓜を奪われても嬌声をあげ乱れるばかり。 エリザはそんなアルムが羨ましかった。 中途半端な理性が自分を苦しめている。 快楽に流されれば…自分も…。 だが、それを心の僅かな自尊心が許さなかった。 何度いかされても、理性を保つエリザ。 それが彼女を苦しめている。 「ひぃ…うううああっあああーーー!!」 何度イカされたろう? もう、自分でも何が何だか解っていない。 男に、女に、オークに体を舐められ、犯され、蹂躙された。 救いは恐らく無いだろう。 なのに、何で自分はこんなに快楽を頭で拒絶するのだろう。 快楽はじわじわと精神を…理性を蝕んでいた。
とりあえずは一端ここまで。 続きは明日投稿する!! 駄文失礼しますたー!
こんばんわー! お久しぶりです。以前投稿した「博士の異常な愛情?」5章の続きで、 あの兄妹の新ネタ作りましたー! 「愛のバカンス」・序 イカせていただきます!
あますず祭、納涼祭。ヴァナ・ディール全土で行われる夏の祭典。もちろんここウインダスでも、その時期に向けて、ちゃくちゃくと準備が 整いつつあった。そして、職員達も、自分達の夏休みに胸をときめかせていた…。 「え?バカンス?」 いよいよ今週末があますず祭のクライマックス、納涼祭という週の始めの朝。私は、コーンスープの入ったマグカップを両手で抱えたまま、 すっとんきょうな声を上げて聞き返してしまった。 「そうだ。俺もたまには人並みに夏休みというやつを楽しまないと、と思ってな。南の楽園、プルゴノルゴ島のリゾートホテルを予約しようと思う んだ。アプルルのところも、週末の3日間は休みだったろう?」 おにいちゃん…泣く子も黙る口の院院長アジド・マルジドはパンをかじりつつ、そのホテルのパンフレットを私に差し出してくる。 「うん、休みだけど…おにいちゃん、毎年夏休みの期間はシャントット博士のところへ入り浸りだから、すごく珍しいよね。もしかしてこんなの 初めてなんじゃない?」 パンフレットに目を通しつつ、私は既に南の島の楽園を想像して顔がほころんでしまっている。あんなところに行きたい、こんなところにも 行きたい。お土産はアレを買わなきゃ…などなど。 「確かにそうかもな。この3日間は思い切り楽しむぞ。そこで提案があるんだ。」 おにいちゃんは唇の端に笑いを浮かべ、指を1本立ててみせた。いったい何だろう? 「…ずっと毎日シテたけど、今週はバカンスまでお互いにガマンしてみないか?自分で弄るのも禁止な。」 「…えっ!?」 私は突然、ものすごい喪失感に襲われた。…以前、シャントット博士に頼まれて作っていた改造カーディアンにつける、男性のアレを 模したアタッチメントで自分のあそこをこねまわしてヨガり鳴いていたのをおにいちゃんに見つかって以来、私達は毎晩のように身体を重ね、 お互いの愛を惜しむことなく与え合い続けていた。それが、いきなり週末まで…ってことは、5日間もお預け!?…私が明らかに動揺した のが分かったのだろう、おにいちゃんは、その両手で私の手を包み込むように握り、私の目をのぞきこんで、あの低くて暖かみのある 声でささやいてきた。 「その代わり…バカンスの間は、ずっとお前と繋がっていたいんだ。」 「おにいちゃん…。」 わかったよ、おにいちゃん。週末の3日間、ずっとおにいちゃんと繋がってられるの、ホントに楽しみに待ってるからね。 …☆…☆…
その日の夜から、私は絶え間ない喪失感と抑えがたい性欲に苛まれ続けることになる。おにいちゃんなんて、枕元に何やら難解な 魔導書を持ち込んで、隅から隅まで丹念に読み込むことで下半身の猛りを鎮め、布団に入るありさまだった。最も本人は、 「難解この上ない内容でさ、目を通すのすらおっくうになるような本なんだ。でも、もしかしたらこのチャンスに最後まで読み通せるかも しれないぞ。」 なんてニコニコしながら余裕っぽいようなことを言ってたけど、日を追うごとに、その難解な魔導書に没頭する時間が増えていってるのが 分かった。とうとうバカンスに行く前日、おにいちゃんはその難解な魔導書を読み終えてしまったのだった。そうでもしないと、快感を求めて 猛り狂う下半身を制御できなかったのだから…。 私も、「今日から5日間はガマンなんだ…」と思うだけで自然と下半身が熱を持ち、身体の奥底からトロトロと蜜があふれてきて、あそこが 熱く濡れてしまう。午前中の仕事を終えた時点で下着はぐちょぐちょに濡れそぼってしまい、履き替えるはめになってしまったぐらいだ。 その日の夕方には、下半身からの熱で頭がぼうっとなってしまっていた。これから週末まで、もつのだろうか…?何だか不安になって しまうけど、おにいちゃんと約束した以上、自分から弄るわけにはいかない。確かにおにいちゃんは見てないけど、何だか負けてしまった ような気になるから。スタッフみんなにさよならを言って自宅に戻るわずかな間にも、歩く振動が伝わって、とろとろの蜜であそこ全体が 激しくこねまわされるのが分かる。ぷっくり膨れ上がったクリトリスが下着にこすれて、息が熱く乱れて…油断すると喘ぎ声が漏れそうに なるのを、歯を食いしばって必死に耐える。 ようやく家についても、弄って気持ちよくイッて…ということができない。下半身の熱をちょっとでもひかせようと、シャワーを浴びて全身を クールダウンしてみたけれど、火照りが収まるのはそのときだけ…。部屋着に着替えて夕飯の準備など始めると、身体を動かすたびに はちきれそうにふくらんだクリトリスが下着にこすれ、身体の奥底からトロトロと蜜があふれ出す。おにいちゃんが帰ってきて、水晶玉の 映像を見ながら2人で夕食をとっているときだけは食事に集中できたけど、寝るまでの時間がいちばん辛かった。おにいちゃんが自らを 鎮めるために難しい魔導書に集中してる横で、私は小さなカーディアンの詳細なミニチュア模型を持ち出し、部品1つ1つになるまで分解 してはまた丁寧に組み立てる、という作業に集中して、身体を鎮めることにした。種類によっていくつかのモデルがあるので、とっかえ ひっかえ分解しては組み立てる。…やがて、静かに眠気が私を支配し始める…。 …☆…☆…
私はこの5日間、毎晩夢を見た。場所は、パンフレットで何回もずーっと眺めたプルゴノルゴ島の真っ白な砂浜。向こうにはエメラルド グリーンの海、上には真っ青な空と真っ白な雲。…そして、向かい合って座るおにいちゃんと私。 「…ん…。」 おにいちゃんが、おもむろに唇を重ねてくる。びっくりしたけど、その肩に手をやってみると、これから訪れる快感を期待してか、すごく 甘い熱を持っているのが感じられた。多分おにいちゃんも、そう感じてるんだろうな。だって、絡み合ってる唇も舌も、すごく柔らかくて、 熱くて、そしてたまらなく甘くて激しいもの。 「んはっ、ぁふん……はぁん!」 激しく唇を貪り合いながら、おにいちゃんは私を優しく敷物の上に押し倒した。片手で水着の上から胸をもみしだきながら、もう片方の手で 私の頭を抱き、敏感な耳たぶに唇をはわせたり、耳の穴の中を舌先で犯したりしてくる。おにいちゃんの手の中で、もまれてる胸の先っぽが 熱く固く立ち上がり、水着の布にこすれる…。程なくして、おにいちゃんの指先にも、固くなった乳首が触れる。 「すごく、敏感になってるな…。」 いつもどおり、おにいちゃんが涼しい声で揶揄してくると、私は余計に感じてしまい、もじもじと身をよじらせる。 「ぁふ…、おにぃちゃんに…はやく、触ってほしくて…ぁん、身体が、すごく熱くて、しびれてる、の…。」 「…ふふ…どこを、触ってほしいんだ?」 おにいちゃんの意地悪。分かってるくせに。でも、言わなくては触ってもらえない。私は恥ずかしくて真っ赤になりながら、恥ずかしい 言葉を、いやらしい懇願を口にした。 「…ん、ぁ、ピンピンに立った、はぁん…乳首、直接コリコリして…。…ぉ、お…、おまんこも、もぅ…トロトロに、ん、んはぁ…ん、なってるの…。 恥ずかしい、お豆さん、いじめて…。」 「アプルルはホントに淫乱だなぁ…よぉし、触ってやる。」 くすくすと笑いながら、おにいちゃんは私の背中に手を回して水着の上部分を取り去り、すっかり充血して立ち上がった乳首を指先でそっと なでてきた。それだけで全身を軽い電流が流れ、ぴくんと身体がはねる。おにいちゃんはそれを見て気をよくしたらしく、指で乳首をつまんで こねたり、そこに舌を這わせたり、ちゅぅっと吸ったりし始めた。 「んぅあっ!…はぁん、やっ…ぁはぅっ……ぃやぁん!…ぉ、おにいちゃん…キモチイイ…よぉ…。」 「…ここだけで、いいのか…?」 おにいちゃんが乳首から口を離し、ニヤニヤしながら訊いてきた。あぁ…また言わせようとしている…。私は快感に浮かされながら答えた。 「んふっ、ゃ、ぁ…ぉ、おまんこ…アプルルの、淫乱なおまんこ、グチャグチャにして…。」 普段の私だったら、こんなこと絶対に言わない…でも、今は夢の中だから。おにいちゃんはニヤニヤした顔のまま「よぉし」とつぶやき、私の 水着のパレオを指でほどいて脱がせてきた。常夏の浜辺、太陽と青空の下に、私のトロトロにとろけた秘所が露になる。おにいちゃんは顔を 近づけて私の女の香りをかぎ、とめどなく蜜をあふれさせる花びらにゆっくりと指を近づけた。…くちゅ…。 「ぁんっ!んふぁっ……やぁぅ…っはぁん…!」 おにいちゃんの滑らかな指が、私の花びらをぐちゅぐちゅとかきまわしたり、その中心部分に指を入れて中をカリカリとかいたりするたびに、 私の腰がびくんびくんとひとりでにはねまわり、全身を激しくてもどかしい快感の電撃がかけめぐる。快感に脳を支配され、頭の中が次第に 真っ白になってゆく。…やがて、私の蜜にまみれたおにいちゃんの指先が、ぷっくり膨れ上がってぴくぴくと痙攣しているクリトリスに触れた。 「…っぁあああーーーーッ!!」 …その瞬間、快感が真っ白に爆発し、私は声にならない声を上げながら、果てた…。 …☆…☆…
「…はぅっ!!……ん、朝か…。」 目が覚めると、外はいつもの朝。いつもの時間に目覚めたらしい。もぞもぞと布団の中で手足を動かし、のびをしようとした。…あれ?何だ この熱い液体?下半身と、なぜか自分の右手が、熱い液体にまみれているのだ。 「!!?」 もしかしておねしょ!?私はガバッと起き上がり、ベッドから飛び降りて布団を払った。…シーツは濡れてない。でも、すごい熱気が感じ られる。そのときになってようやく、その熱い液体が自分の下着やパジャマぐらいまでしみていただけだということに気づいた。布団の中に こもっていた熱気とあいまって、まるでもらしたみたいな感触になっていたのだ。 …私、寝ながら、夢を見ながら、オナニーしてた…!? …しばらく呆然としていた私が、すぐに時間がないことに気づいてあわてて服や下着を着替えて朝食の準備をし、時間ギリギリで出勤した のは言うまでもない。 そんな日々が続いた後、ついにバカンスの日はやってきた…。
とりあえず、序章なのでこんなもんで…(/ω\) 3日間の旅行で、2人はどれだけヤリまくるのか…作者としても【楽しみ】です^−^
1ヶ月ほど覗いてない間に大量に投下が来ててびっくり。 このスレはかなりスローペースだったはずなのに。
213 :
パラノイド ◆Y/DoYXGA12 :2007/10/14(日) 19:57:03 ID:UBHpXI83
投稿しまー。 名もなきタル好きさんの小説ぶった切っちゃうけどゴメンヨォ(´・ω・`) で、一応ラストの方の二人組急遽追加。 ルエンサ ヒュム♀ F2-B リズン ヒュム♀ F4-A では、Stain of Mind投下します。
Stain of Mind【21】 「ふう、まだやってたのか。」 夜も更け、相当な時間が経っている。 扉を開け中からアズネが出てくる。 上のハーネスを脱ぎ、中々大きい胸をさらけ出している。 下は最初にあった時のズボンのままだ。 片手に酒瓶を持ち、時たま口の方へ持っていく。 「あ、ボス!結構、良い反応してますよ、こいつら。」 突かれては身悶えるアルム。 嬌声を上げながらも、アズネを睨むエリザ。 エリザの視線を無視しながら、アズネはアルムの方を見る。 「おーおー。そっちのヒュームはもう狂ってるねぇ。 って、事は一番手はネリーズか。くく…哀れ極まりないな。」 アルムは男にまたがり、口に男の物を咥え、身体の全てを使い奉仕している。 舌を出し、息を切らしながらも快楽を求める為に腰を振る。 「で、こっちは強情の様だね。あっちの様になっちまえば、後は楽しいもんだ…。なあ、認めちゃえよ?」 エリザの髪を引っ張り無理矢理顔を上げさせる。 「きゃぅ!あっくぅ…。ディ…ディはどう…あっあっ!したの……?」 突かれながらもエリザは口を開く。 「ああ、あいつも強情でな。まだまだ素直じゃないが…くくっ奥でへばってるよ…。今持ってきてやるよ。」 そう言うと奥の部屋に入り、暫くするとアズネは再び姿を現した。 四つん這いになって歩くディ。 その頬は既に真っ赤に染まり、手と足の方向も定まらない程ふらふらしている。 「くっく…。どうだ?お仲間の素晴らしい姿は?」 「くそぉ…や…やめろ…ぉ…!」 四つん這いになりながらも、顔をあげアズネを弱弱しく睨む。 「ふふん。まだまだ気力はありそうね?まあ、ちょっと勘違いしてる所があるけれど…!」 バチン!! アズネは手を振り上げディの尻を思いっきり引っぱたく。 「うあぅ!?」 「あんだけやられて、つくづく解ってないようだから…また躾が必要だな!」 そう言うと四つん這いのディの背中にまたがり、尻を勢い良く叩き始める。
少しだけスカっぽいの入っちゃうかも注意して下され。 (スカじゃないんだけど) Stain of Mind【22】 バチン!バチン!!! 「ぐあぅ!!うあぐっ!」 尻を叩かれるたびにディは痛みに身を捩る。 「お前は今、ここで身悶えるだけの奴隷だって教えただろう!?奴隷が主人に命令なんて出来ないんだよ!」 身悶える度にディの大きな乳房が震え、場を賑わす。 「や、やめろおお!!うあっ!!」 声を張り上げるエリザの声は、後ろから突かれるペニスによって中断される。 「感じてる雌犬が何言っても説得力無いねえ…。さて、お前には“また”これをくれてやるよ…!」 そう言うとディはびくんと身を震わせた。 「や、やめろ…い、いやお願いやめくださ…」 ディが懇願の言葉を言う間も無く、アズネの酒瓶の口がディの肛門に入っていった。 「う、うあああっやける…熱い…あづいいいいい!!!」 アルコールがディの腸壁の粘膜を刺激する。 焼ける様な感覚に身を捩らせる。 「くく、やめてほしいか?だがな、手前のケツに一度突っ込んだ酒だ。全部くれてやるよ!」 回す様に酒瓶を動かし、無理矢理酒を流し込んでいく。 酒に強いディが酔っ払い、足も立たない状態になったのはこれが原因であった。 「あっあっぐうううう!!うううっ!!!」 歯を食いしばり耐えるディ。 エリザはそれを見つめるしかなかった。 「よーし、全部入ったな…。じゃこれからがお楽しみだ…。お仲間が見てる前で…出来るかな?」 そう言うと、酒瓶を引っ張り抜こうとする。 「ひっ…ぬ…抜くなぁ!!」 「おいおい尻が良くなったのか?このままだと可哀想だから余りある慈悲で抜いてやるって言ってんだ。感謝しな!」 そう言うと、一気に酒瓶を引き抜いた。 「ああうっ!」 僅かに肛門から酒の雫が垂れる。 だが、ディは必死な顔で力を込めていた。 酒が噴出さない様に、必死で肛門を締める。 「さーぁいつまで持つかな?」 ニヤニヤしながら、ディの苦悶の表情を眺めるアズネ。 「ほらよ、心配のお仲間の姿だ、しっかり見てやれよ!」 エリザの頭を掴み、無理矢理ディの方へ向ける。 「ディ…。」 赤い顔をしながら苦しみ悶えるディ。 せめて、仲間の前で恥ずかしい姿を見せまいと言う努力だった。 全て徒労に終わると解っていても、素直にそれを受け入れる気だけは無い。 「ふふん、頑張るねぇ。さっきはすぐに噴出したくせに…じゃ、少し手伝ってやるよ。」 そう言うと指でツンツンとディの肛門をつつき始める。 「うあ!」 びくんと身体を硬直させるディ。 「それとも…こっちの方が良いのか?」 腹を軽く押す。 それだけでディは苦しみの表情をする。 「それとも…ここが良いのかな?」 濡れた膣に指を入れ、軽く刺激する。 「うああっ…ぐうっ!」 僅かに肛門から酒を噴出す。 「そうか、ここが良いのか…。だったらそら!」 指で膣を刺激し、クリトリスもつまむ。 「うああっああっ!!…やめうああぅ!」 だが、抵抗も空しく限界の時は訪れた。 「頼む…っ…見るなぁ見るなあぁああああああ!!」
Stain of Mind【23】 ぶしゅっ…しゅっ……ぶしゃああああああああ!!! 本の少し茶に染まった液体を盛大に噴出すディ。 部屋の中から歓声と笑い声が聞こえる。 「おーっ!こりゃ良い見せもんだ!」 「あっははっはは!」 「おおお…ご、ごりゃいい!!」 部屋の中に響く嘲笑をよそにアズネはディに声をかける。 「くくっ。さっきみたいに糞は混ざってないみたいだな。腹の中が綺麗になったって証拠で良かったじゃないか。」 呆然としたディは床に顔をつけていた。 徐々に悔しさと惨めさと羞恥、そして仲間に見られたと言うショックが顔を歪め涙が流れ出す。 「うっ…うあっうあああああああああああああああ!!」 涙を流し泣き叫ぶディ。 その光景をエリザはただただ、見るしか無かった。 「さて、じゃあ次はお仲間の前で…また泣き叫ぶ?」 そう言うと、アズネはズボンを下ろす。 女性的な外観には程遠い物がそこにはついていた。 あまりに異形。 股間についているのは男根…。それもとても太い。 多分、この中にいるオークより太く、大きかった。 そして、所々に小さい瘤の様な物がつき、グロテスクと言っても良い。 「ほら、とっとと足開きな。」 無理矢理仰向けに転がし、足を開かせる。 「も…もうやだ!お願い…ですぅ…ぐすっ…あう……うああああああ!!」 懇願の言葉も僅かにまた泣き叫ぶ。 エリザがそんなディの姿を見るのは初めてだった。 不思議そうに見ているエリザ。 「くくっ。こいつが泣き叫ぶ理由…教えてやるよ。」 そう言うと、アズネはディを部屋に連れた後の事を話し出した。
Stain of Mind【23】 「ほら!」 首を引っつかんだアズネがディを投げる。 「あぐっ!」 ドサッ 投げられた先はベッドの上。 それなりに片付いた部屋に、マホガニーベッドが置いてある。 この小屋の中からしたら豪華な方か。 「さて、と。大人しくするも良し、暴れるも良し、好きにしな。私も好きにするからよ!」 そう言うと、ベッドに横たわるディに襲い掛かる。 腹がまだ痛むディは、何とかアズネの左手を掴む。 「抵抗するのか?」 そう言うと、右手でディの脇の下を思い切りぶっ叩いた。 「あぐっ!」 痛みに力が緩む。 そしてアズネの左手はディのボーンハーネスのブラを掴む。 「さて、まずはこの馬鹿みたいにでかい胸をじっくり見せてもらおうか!」 ビッ! 意外なほどあっさりとブラは切れた。 大きな乳房はその重みで少しだけ下がる。 「手前!!!」 胸を隠し、暴れだす。 両腕を広げるようにしてつかみ、その胸をマジマジと見つめるアズネ。 「ふうん、立派な物持ってるね。何人の男を篭絡した?」 そっと、顔を近づけ乳首を口に含む。 ミスラ特有の少しザラザラとした舌で転がし、軽く噛む。 「くふぅ…そ…そんな事してねえ…あふっ!そ、それよりも…手前は変態か!?俺は女だぞ!!」 乳首を弄ぶ舌を離す。 「何をもってマトモと言うのか知らないけど…私は楽しければ良いんだよ。 で、今はあんたの身体を楽しむ事が私が楽しい事…ってな訳で良い声をあげろよ!」 そう言うと、乳房に激しいほどのキス。 舌で舐め上げ、時に乳首を吸われる。 「あっ…はぅ……ひあぐ…!」 「女にされて感じてるんだろ…?気持ち良ければ良いじゃないか。」 「ち…ちが…あうっ!」 徐々に快楽で力が抜けるディ。 「そうそう、抵抗しなけりゃそれなりに気持ち良く私のペットにしてやるよ。」 するとアズネは素早くボーンサブリガの股間部分にある装甲を外す。 そこは既に愛液で濡れていた。 「やっぱり、な。何だかんだで大好きなんだろ?こう言う事が。」 そう言うと、棚の上に置かれているナイフを取り、股間の部分を切り裂く。
番号間違えた。前のは【24】です Stain of Mind【25】 ベッドが濡れる程の量の愛液。 「はぁ…あふ…。」 息を切らすディ。 頭がぐらぐらとしてハッキリしない。 その間にもテキパキと鎧を外していく。 「さて、じゃあ、こっからがお楽しみ…。」 そう言うと自分の着ているスコピオハーネスを外す。 ディよりは小さいがそれでも大きい胸が飛び出す。 形がよく、ディは一瞬それに見とれてしまった。 しかし、それは次の物を見た瞬間恐怖に視線が釘付けになる。 ズボンを下ろし出て来たのは異形とも言える男根。 ミスラにはその様な女性が低確率で生まれるとは聞いていた。 だが、それでも通常の男性のソレと同じ…またはやや小ぶりである。 それと比べて明らかに大きい。 しかも所どころゴツゴツしている。 「な…!?あ…?」 パクパクと口を開くディ。 「じゃ、とっとと咥えな!痛いのは嫌だろ?」 その口に無理矢理ペニスを突っ込む。 独特の匂いと味が口の中に広がり、ディの顔が歪む。 「むぐっほがっ!!」 「へえっ…結構良い具合だね…お前の口…!」 そう言うとゆっくりとストロークを始め、ディの喉を突く。 「ぐぇう…あがっ!」 喉の奥に入り、息が出来ない。 詰まるような感覚が嘔吐感を呼ぶ。 「くぅ…こりゃ久々に気持ちの良い口…!濡らすだけじゃ勿体無い…!」 そう言うと徐々にストロークが早くなる。 「うぼぇ…ぐえぇう!あぐああ!」 胃液が喉に上がるような感覚。 しかし吐く訳にも行かず、無理矢理胃の中に戻す。 それがまた嘔吐感を呼ぶ無限ループ。 「くぅっ…!!」 そして、ディの口の中にアズネの欲望が吐き出された。 「ぐぶっっ!ぶーっ!あぶぐ!!」 突如吐き出されたものに嫌悪を抱き無理矢理引き剥がそうとするが、 アズネの手が頭を抑えて引き剥がせない。
Stain of Mind【26】 その時、無我夢中になって、ディはやっては行けない事をやってしまった。 「あぐっ!!て、めえええ!!!」 アズネが無理矢理ディを引き剥がす。 僅かにディの口からは赤い線が精液に混ざっている。 苦しさの余りディはアズネの男根を噛んでしまったのだ。 「げほっ…げほっ!」 精液を吐き出すディ。 苦しさの余り、怒りのアズネの姿は見えていない。 「…のやろお…。そんなに乱暴なのがお好みかよっ!!」 口調も変わり、ディの髪を掴む。 「あつっ…て…手前が勝手……にい…したこと…だろぅ…。」 この言葉が決定打だった。 「そーかよ…だったら、勝手にやらせて貰う!!」 無理矢理足を開き、強引にディの中に突っ込む。 「ぎあっ!!うぎいいい!!あっぐっ…!」 ゴツゴツとした瘤がディの膣をえぐる。 破瓜と同時に訪れる自らの女性器を傷つけられる痛み。 逃れようともがけば、更に痛みが増す。 「いてえだろ!?なあ!?いてえんだろ!!だったら少しは反省しやがれ!!」 全くの理不尽な怒りだが、その声も痛みで突かれるディには届かない。 「いぎぃ!あああぐ!!」 破瓜の血以外の血がベッドを濡らす。 ディの膣は血塗れだった。 「や…やめうああぐ…ろ…ぉぐぎぃ!!」 「手前…何命令してんだ!?手前はここで最下層の奴隷だろが! お前の今の地位ってのは!虫けらみたいなもんなんだよ!」 そう言うと、ディの乳首を思いっきりつねり上げる。 「うあうううううあああああ!!」 あまりの痛みに涙が出てシーツにしみを作る。 「おら!いくぞ!!」 酷い程激しいピストンにディは泣き叫ぶしかなかった。 男勝りで無頼なディが泣き叫ぶ姿は誰が想像できたろう? 突かれるたびに泣き、引き抜かれる感覚に身を捩る。 今のディはただ、悶えるだけの雌だった。 どの位突かれただろう? 「ほらよ、くれてやるっ!」 そう言うと、ディの膣にアズネは大量の精液を放出した。 「ぎいぅ…や、やめ…うあぐうううう!!!!」
Stain of Mind【27】 ビュッ…ビュルルルルル…ビューッ! 長い射精、まるで排泄の様にディの中に射精する。 その精液が膣に沁み、ズキズキとディを苦しめる。 長い射精の後、アズネは男根をディの中から引き抜く。 射精したにも関わらず、アズネの男根は未だに隆々といきり立っている。 「じゃ、次は体位変えて2ラウンド目な。」 片足を持ち上げ、開かせた股間に角度をきつく変えて突き入れる。 「ぎゃあううううあああああああああ!!!!」 その激痛にディは狂った様に叫び続けた。 「くっく…。でその後気付けにケツに酒突っ込んでね…。 仲間の前で少し強気な態度を取ったようだが、今じゃこの通り…!」 アズネの男根を見て震え、泣き叫ぶディ。 よく見れば、ディの性器は何かで拭かれたらしいが、血の赤がまだ見えている。 「じゃ、やるぞ?」 そう言うと、ディの性器にペニスを突き入れる。 「うあああぐういいいいいい!!!」 治ってもいない膣に無理矢理突っ込まれる痛みが再びディを襲う。 「頼むぅあうぅ!!もう…もうやめ…あふっ!てぇ!」 悲痛なディの叫びを聞きながらエリザが突かれながらも懇願する。 「やめる?楽しい事をやめるってのは相当の事があった時だけだ…! お前は玩具を飽きるまで使っただろ?それと同じこと!」 ここでアルム達は完全に物だった。 「そーそー。さすがボス!良い事言う! エリザちゃんも楽しんどけよ、どうせ拒絶したって辛いだけだぜ?」 そう言うと目の前にヒュームが立ち、いきり立つペニスを眼前に差し出す。 もう、自分は助からない。 もう、あの空の元で冒険は出来ない。 自分の冒険はここで終わる……。 それでも…それでもこの3人と一緒なら… 快楽に狂ったアルム、痛みに泣き叫ぶディ。 そしてエリザは自らの意思で、その男の物を咥えた。 後は覚えていない。自分の嬌声と、アルムの狂ったような叫び、そしてディの泣き声だけが彼女の脳に刻まれた。
Stain of Mind【28】 数ヵ月後… 「うーん。迷っちゃったかなぁ。ねえ、リズン?」 ジャグナー森林で迷うヒューム二人組みの女。 リズンと呼ばれた方はアイゼン装備をしている。 「そうねぇ…ケチって地図位買っておくべきだったわね。ゴメンね、ルエンサ」 ルエンサと呼ばれた方はチェーンメイルを着込んでいる。 何とかこの場所の敵なら追い払えるが、そうそう長居もしたくは無い。 「ねえ?あれは何かな?」 陽もくれかけ、闇が支配しそうな中、僅かな光を見つける。 「あれは…?」 それはほんの少し崖の上に経つ小屋だった。 「オークの物じゃ無いみたいだし…行ってみようか!」 二人とも長く迷って少しへばっていたが、それでも野宿と小屋でも風避けがあるのでは違う。 小屋のドアをノックする。 「はーい。」 中からは透き通る女性の声。 「あの〜少し道に迷ってしまいまして…。」 そう言うと、中から出て来たエルヴァーンの女性は快く小屋の中に二人を入れる。 ルエンサとリズンは喜び勇んで中に入る。 小屋の主と思しき女性は二人に暖かいスープを出し、僅かながらパンも出す。 武器を置き、鎧も取る。 食事の歓談で盛り上がる最中…。 パチン! その女性が指を鳴らすと、ドアが開き多数の男女とオークが出てくる。 そして二人を囲み、襲い掛かる。 合図をした女性はエリザだった。 「な、何をするの!?」 「ど、どう言う事!」 「ごめんなさい…それが…私の役目なの。」 謝るが、顔は全然申し訳なさそうには見えなかった。 上品な立ち振る舞いだが、その目は二人を邪悪な視線で見ていた。 身体を値踏みするようなその目が二人をぞっとさせた。
Stain of Mind【29】 そして、二人は奥の部屋に連れられて、見た。 ベッドの上で狂った様に絡む美女の姿を。 「ああうううう!もっとぉおお!!お願い、もっと!!そこぉ!!!」 アルムは快楽攻めから逃れられず、食事を始め基礎的な生活以外の殆どを性交に費やしている。 子供を一人生み、その子供は奴隷として売り払われた。 気付けばアルムの小ぶりの乳房からは乳が止まらなくなっていたが、それもまたアルムの快楽を呼び覚ます物となっている。 痛みすら快楽として受け入れる彼女は皆に気に入られ、売られる事も無く、今もメンバーの大半の性欲を処理している。 エリザは正気を失わなかった物の快楽を受け入れ、仲間として加わった。 元々良い所の生まれで、清楚な感じで迷い込んだ旅人を油断させる“餌”として働いている。 エリザは餌としての役目をする時以外は、常に膣に何かを入れている状態で、 愛液がしとどに垂れ流す程の女性と化した。 アルム程ではないが、時に性欲が疼くのか輪姦を自ら求める事もある。 ディは今もアズネに気に入られて、専属ペットになっている。 アズネの物を気に入り、膣をえぐられないと快楽が得られない様になってしまった。 アズネに隅から隅まで開発され、全身性感帯となった。忠実なペットとして他のメンバーの相手はしない。 最も、アズネの逸物の形を膣が覚えてしまい、他のメンバーもディではさして、快楽を得られないのだが…。 一部を千切り取ったボーンハーネスを今でも愛用し、扇情的に振舞う姿は今でもアズネを欲情させるらしい。 その為アズネの物がよく隆起するので、アズネはズボンを履く時に少しきつめの下着を履く様になった。 3人は焼印を押され、所有物として振舞っていた。 冒険はもう出来ないが、楽しく気持ちよくなれれば何でも良かった。 あの時と同じで…3人一緒なのだから。
Stain of Mind【30】 そして、アズネは今もこの組織のボスとして君臨している。 メンバーはちょっとづつ増え、今は30人程になった。 アジトを各地に持ち、時に転々と移動する為、各地のガードは今も彼女の事を全く捉え切れていない。 女性ガードをさらい、数日後、裸にして木にくくり付けて発見させる等その被害は広がっている。 その女性ガードは最早再起不能。今は少し隔離された場所でひたすらに、快楽を求めているという…。 「ふん、馬鹿がまた来たのか…」 そう言うと、奥の椅子に座るアズネが立ち上がる。 一糸纏わぬ姿で、ディに奉仕させている。 「おい、ディ…あいつら少し…可愛がってやれ。」 「でもぉ…さぁ…これ欲しいな……。」 男勝りの性格はどこへ行ったか、完全にディはアズネの虜だった。 「あいつらを可愛がったらいくらでもくれてやるよ。」 「ああん、解ったよぉ…。」 そう言うとディは二人に近づく。 「お、おい、エリザもあいづらを可愛がっでやれ!」 オークもエリザに命令をする。 「ふふ…じゃあ、後で“コレ”頼むわよ?」 そう言うとオークの物をそっと握る。 「ああ、まがぜどげ!」 「アルム、ちょっと中断だ…。」 上に乗るエルヴァーンの男がアルムにそう語りかける。 「やだぁ!もっと…もっとおお!!」 身体のほてりが止まらないアルムはそれを拒否する。 「そう言うなよ、そこの奴を犯すのを手伝ったら後でいくらでもやるからよ。」 そう言うと、渋々アルムは立ちあがり二人のヒュームに近づいた。 淫猥な性技を積んだ3人が二人の前に立つ。 「な…なに…怖いよ…ルエンサ…!」 「リズン…大丈夫…大丈夫だから…!」 二人とも抱き合い3人を見る。 当然、大丈夫な訳は無い。 「ふふ、大丈夫…大人しくしてれば…大丈夫だから。」 と、エリザがゆったりとした服を脱ぎ裸になる。 「もぅ、早く…早く!!欲しいんだから私!!!」 口から涎を垂らし、狂人の目をしたアルム。 「ああぅ…欲しいなぁ…。だから…とっととイッちゃってくれよぉ…!」 淫らに変化した身体をさらけ出し、紅潮した顔のディ。 叫び声がかすかに森に響いたが、その声も夜の空気にかき消された。 後に響くは悲鳴か嬌声か。 それも全ては闇の中。 THE END
これにて一応終わりと言う事で。 駄文、失礼致しましたー! 他の職人さんにも期待何だぜ!! そいじゃ(´ー`)ノシ
>>224 乙〜
この手の展開大好きな俺は久しぶりにwktkさせてもらった
コテつけてるってことは何度か書いてます?
どこかでこの文章の感じ見た気がするのだが
226 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/15(月) 00:40:27 ID:NwDKanms
GJです! 設定も描写も細やかですごす!! わたくしめも見習いたいと思います。 ソフトしか書けないがなー…orz
>>225 ありがとうございます、久々に筆が載ってそれなりに満足出来る作品に。
作品は何度か書いてますね。
レッスルエンジェルスサバイバーと、
名前が違うけど(実はトリップ忘れてた。)あずまんがの所に顔出してました。
昔の作品を投稿しに別の板でアクエリアンエイジの作品も投下…。
実はコミケでSS本を無料配布してた事有。(FF11とかの。)
うちで埃かぶって焚き火で芋焼こうか悩んでます。
やっぱ、字の本は難しい。
>>226 私は逆にソフトが書けない…。
どーしてもハードよりになっちゃって…。
ソフトなSS期待してまっせ!(゜Д゜)ノ
>>227 スゴクイイ!!GJです(゜Д゜)
最近は賑ってて、本当に嬉しい限り
みんなすごいなあ。パラノイドさんもMFさんも+2さんもGJ!!(・ω・)b ぼくも精進しなくては…
230 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/17(水) 18:48:47 ID:vlQjflHh
ほしゅにゃん
次の作品(ソフト的な感じ?を目指す予定)書いてるんだが…。
長くなりそうで、何章みたいに区切れる場合は章ごとに投下した方がええのかなあ?
それとも一気に…が良いんだろうか。
誰か返答…をたの……む…。
>>228 お褒めの言葉ありがとう。
久々に書く気になったから凄く嬉しくて暴走中。
>>229 頑張って書きまっしょい!
続き期待してますよ(=゚ω゚)
私は章ごとに投下してますよん。だいたいHPにのっける量が1章ずつなので、 区切って投げております^−^ 続き、がんがって書いてます^−^
233 :
フレde妄想 :2007/10/18(木) 10:01:25 ID:oPjVXHYx
wktk エロ前寸止め以外ならどっちでもおk
ふう。 今日の仕事中に内容練ってたら座り仕事が一部が立ち仕事になっちまったぜ。 お陰で、2時まで休憩無しとかもうね。 って、事で1章目投下しまー! 一応1章につき1回は最低でもエロを入れる予定! 注意点 ・やっぱソフトとか無理。ダークなエロで行くわ。 ・あ、レズを後半入れる予定。前半はちょっと暴力表現あり。 ・てか、シリアスっぽいがええのんか、ほんとにええのんか? ・ふたなりは今回は無い…と言う予定だが、気紛れとか期待されちゃうと出すかも。 そんな訳で、投下します。総員!退避ー!!
Love & Death ディエリーザ・エリュデュナス エル♀ F8-A アネシア・ロアン ヒューム♀ F4-A エザン・リューディ ミスラF6-A [Prologue] ジュノの雑踏の中、3人は出会った。 それは、捻じれ歪んでいても…再び絡まりあう世の患いか。 離れても…最後には絡まりあい、溶け合うのが魂か。 待ち受けるは、生か死か。美か醜か……愛か憎か…。 回廊を歩く。 ボロボロで、今にも砕け散りそうな装備を着込み。 足を引きずりながら。それでも確実に前へと進む。 天井からは、神々しい光が射し神聖な空気を作り出す。 少々の階段を昇る。 「…!!」 足が、痛む。 それでも尚、前へ…前へと進む。 細長い回廊を抜け、その場所へと辿り着く。 回廊と同じ、骨の様な白い回廊。 天から射す神々しい光。 目の前には、腕を広げ来る者を抱き止めるかの様な手。 今にも飛びたたんとする、美しい翼。 女神アルタナ…。 生きとし生ける者全ての根源であり、この世の始原とも言える存在…。 光が尚も女神の神々しさを増すかの様に見えた。 そして、ある程度進むと。 その像に跪いた。
第一章 [God Hates Us All!]【1】 ジュノ下層の雑踏。 人通りが多く、煩わしい。 そんな中、一人の少年がアルタナ神の像を抱えて歩く。 家に飾る石像だ。 だが、少年の足でこの雑踏を行くのは難儀であった。 大人達は下を見ず歩く。 蹴り飛ばされてしまうかもしれない少年は、小走りしながらも慎重に歩いていった。 コッ それは僅かに出来たタイルの割れ目。 足を引っ掛け、転ぶ少年。 ゴトン! ほんの少し先に落ちた像は僅かに欠けた物の大きい損傷は無い。 胸を撫で下ろす少年。 しかし… ゴッ! パキィン! 黒いソルレットがアルタナ像を蹴り、像の翼と少し広げた手の部分を折った。 堅い音を立て像は破損した。 泣き叫ぶ少年に、視線が集まる。 しかし、蹴り飛ばした本人は端が綻んだマントを翻し悠々と道を行く。
第一章 [God Hates Us All!]【2】 「待ちなよ!」 赤い帽子…全身を優美とも言える赤い防具を着たヒュームの女性が黒い鎧の主を呼び止める。 ワーロック装備…。 赤魔道士の象徴的な装備で手に入れるのには相当な苦心をしなければならない装備。 しかも、所々に強化と補修が見受けられた。 腰に下げたジュワユースが陽に照らされ光る。 ピタリと歩を止める銀髪の黒鎧。 だが、振り向く事はしない。 「あんた!この子の像を壊したでしょ!キチンと謝りなよ!!」 その時、初めて黒い鎧の主は体ごと向けた。 目に眼帯をつけ、カオス装備をしている。 やはり強化と補修は見られる物の、兜はしていない。 背に光るバルムンク…そして、手に下げたデスサイズが鈍く光る。 暗黒騎士としては珍しく、彼女はミスラだった。 その口から出た言葉は赤魔道士の想像を超えていた。 「石ころ蹴飛ばして…何が悪い?」 像…それも、この世界の母たる象徴とされる神像を蹴り壊して悪びれない態度が赤魔道士の怒りに火をつけた。 「これの何処が石ころなのよ!!アルタナ様の神像じゃない!!」 「ふん。大した造型でもなく…どこにでもある様な石ころだろう。」 取り付く島も無い態度。 「だ・か・ら!神像だってば!!あなたは職人が苦心して彫った像を何だと思ってるのよ!!」 「代わり映えしないデザインだけ彫って。二束三文の物を高値で売りつける。言うなれば…詐欺師か?」 赤魔道士の手がブルブルと震える。 アルタナへの侮蔑。また、苦心して彫る職人の余りにも酷い侮辱。 神を信奉する者にとって…そして、職人を親に持つ赤魔道士にとって、これ以上無い屈辱だ。 「あんた、この像彫るのにどれだけ苦心すると思ってるのよ!!それに!そもそもこの像はこの子のでしょ!!謝って、弁償しなさいよ!」 ふうと、一息吐く暗黒騎士。 「石ころに値段がつく御時世…か、堪らないねえ…ああ。堪らない。」 そう言うと、壊れた神像の前へ足を伸ばし、そっと自らの眼前へ持ってくる。 マジマジと彫像を眺める暗黒騎士。
第一章 [God Hates Us All!]【3】 ああ、やっと謝るのか。 そう思った赤魔道士の期待は打ち砕かれる事となる。 「解んないねえ…。たかが石ころ。こんなの拝んで幸せ来てりゃ……何の苦労もしねえ!!」 そう言うや否や、神像を高く持ち上げ、地面に叩きつける! バギン!! 神像は四散し、まさしく『石ころ』となった。 「ほらよ、これで正真正銘の石ころだ。こんなゴミに金を出す気がしれないね。」 「あんたぁ!!」 腰のジュワユースを抜く赤魔道士。 「やるのか?急ぐんだが…。まあ、拒みはしない」 そう言うと、手に提げたデスサイズを構える。 一触即発の空気…が流れる。 その時だった。 遠くから笛の音がする。 「ちっ、親衛隊か。妙な事に巻き込まれるのはゴメンだね。石ころ欲しけりゃ、これで買いな。」 そう言うと、ポイと貨幣の入った袋を少年の前へ投げる。 「ちょっと、待ちなさい!!」 「急いでいると言った。無駄な時間はこれ以上使えない。」 ジュワユースを持つ手が震える。 「覚えてなさいよ!私は…アネシア!アネシア・ロアンよ!」 ギッと睨み、アネシアが叫んだ。 「覚えてたら、な。ついでだ。覚えなくて良いけど…。こっちはエザン。エザン・リューディだ。」 振り向きもせず、手をひらひらとさせる。 それを睨みながら、怒りの声を出すアネシア。 「絶対!絶対に許さないんだから!!」
第一章 [God Hates Us All!]【4】 程なく、ジュノ親衛隊が到着し、アネシアはジュノ親衛隊に騒ぎの理由を説明。 群集の言動と一致した事により、素早く彼らは去っていった。 残ったのは泣き止まない少年と地面に落ちる神像の欠片。 アネシアは、しゃがむと散らばる落ちた神像の欠片を拾い始める。 集めてどうしようと言うのか。 そんな事は全く考えていない。いや、考えられなかった。 少年はまだ泣いたままだ。 集めてどうするか。 困った顔で少年の方を見ると、エルヴァーンの女性が少年の前にしゃがんでいる。 「ほら、男の子がいつまでも泣いてちゃダメだ。」 白く輝くガラント装備。 腰に下げるは、フロッティ。 「ほら、お姉ちゃんのコレあげるから。泣かない。ね?」 にっこり笑って差し出すのはアルタナの神像だ。 しかも、あの色は恐らくエルシモ産の名石製だろう。 軽く見積もってお値段20万ギルはくだるまい。 そんな物を簡単にあげてしまうナイトに驚愕するアネシア。 神像を受け取ると、泣きはらした目で頭を下げ、大通りをゆっくり戻っていく。 「あ、貴方…あんなに高級な物あげていいの…!?」 横にいる女性に気付いたのか、女性ナイトが顔を向ける。 「ああ。良いんだ。また取りに行けば良いだけだから。」 そう言うとニコリと笑う。 出来た人間もいるもんだ…。 アネシアは感心した。 あのエザンとか言うミスラの様な外道もいるが。 そして傍と気付く。 エザンの置いていった小銭の入った袋だ。 「あ〜。これどうしよ…。」 地面に転がる袋を見てアネシアが頭を抱える。 「貰っちゃえば?あの態度だし…。大した額も入って無いと思うよ。」 ナイトもあの態度には閉口していたらしい。 途中からの見物と人ごみで前には出れなかったのだが。 そう言うと、袋を拾い上げ、中を開く。 意外と重い…。こりゃ1万ギルでも入ってたか?と思うや否や…。
第一章 [God Hates Us All!]【5】 「…………」 「……………15万ギルはあるわね…。」 ぽつりとナイトが呟く。 「なななななななな!?あの態度で15万ギルぅ!?」 アネシアの見積もりでは、あの壊された神像を見積もっても2万ギルは行かないだろう。 中流家庭用の物として1万と少々が相場か。 それの10倍以上の額をポンと出したのだ。彼女が言う「たかが石ころ」に。 「ど…どどどどど…どうしよ……。」 袋を持ったまま硬直するアネシア。 「これは…流石に届けましょうか。」 「届けるって…ジュノ親衛隊にでも?それともあいつに…?」 「あの人に直接届けた方が…良いでしょうね。額が額だし…親衛隊の誰かが途中でネコババしそうな額だし。」 「あ、そういえば…その。貴方は?」 考えれば名前を聞いてもいなかった事に気付く。 「私はディエリーザ。よろしくね。」 ディエリーザはそう言うとニコリと笑う。 「どの辺りに行ったのかしら、あいつ…。チョコボ屋に入ったとこまでは見たけど…。」 「人づてに聞いていくしか無いんじゃない?何だかんだで…一番良いと思うよ。」 「それしか無いかぁ…。じゃ少し行って来るか…。ありがとね。また!」 別れを告げるアネシアにディエリーザは同行を申し出る。 「危険地帯だと不安だし…私も行くわ。」 「い、良いわよ。私だって、結構、修羅場くぐってきてるし!」 パタパタと手を動かすアネシア。 「いえ。事故とはどこで終わるか解らない物よ。だから、私も行く。 貴方みたいに物をハッキリと言える人…死なせたら勿体無いわ。」 その言葉に少し頬に赤みがさす。 「そ、そうかなぁ?父さんから良く、言われてただけよ!正しいと思った事はハッキリと、胸を張って言え!ってね!」
第一章 [God Hates Us All!]【6】 “父” その言葉にディエリーザの胸がズクンと疼く。 そして僅かだが、悲しい目をする。 ディエリーザにあの日の事が思い浮かんだ。 ディエリーザ・エリュデュナスは裕福な家に生を受けた。 サンドリアでも古くからの名家である。 彼女が三つの時、父が外交官としての役目を賜り、ウィンダスへ赴任。 そこから、彼女はウィンダスで育つ。 自然の多い中、ディエリーザは大した病気も無く育っていく。 だが、不幸がやってくる。 母、ジェルリアの死。 十歳の彼女に対するショックは大きかった。 死因はウィンダスに昔からある風土病。 子供の頃かかってしまえば、僅かな熱を出して終わるだけだが 大人になってから罹れば、生死に関わる程の熱を出す難病。 それでも、初期の内に対策を取れば簡単に治る物だった。 だが、父は地元の医師ではなく、サンドリアから連れてきた医師に見せた。 サンドリアの医師は何度も診察したが、原因不明とし、 断腸の思いでウィンダスの薬師に掛かった。 その時のミスラの言った言葉。 「あと、3日持てば良い方…。」 絶望だった。 薬師の予想を裏切り、彼女は4日後に死んだ。 母が死んだ後、父はそれを振り払うかの様に働いた。 夜遅くまで職務を遂行し、机に突っ伏して寝る事もあった。 彼は言った。 「ディエリーザ。心配は要らない。絶対に、お父さんは死なないから。」 力強い父の言葉と時間が彼女を癒した。
第一章 [God Hates Us All!]【7】 次の不幸は彼女が十六の時だった。 陽気な日だった。 近所の子供達に…本を読み聞かせて、帰った矢先…。 日が沈んだにも関わらず、家は明かり1つ点いていなかった。 「ん、もう!またお父様ったら明かり点けないんだから…。」 そう言うと、火打石で種火を作り、燭台に一つ一つ明かりを灯していく。 今日はお手伝いさんは休みで、家事はディエリーザの役目だった。 「お父様―!」 暫くして、食事の用意が出来たので2階にいると思われる父を呼んだ。 だが、降りてこない。 「お父様―?」 何の気配もしない事に嫌な気配を感じた。 ディエリーザは、そっと父親の寝室を開けた。 ギッ… 軽く軋んだ音を立て開く扉。 明かりが全く点いてない。 扉から入る光が床に横たわる足を照らす。 「お父様!!」 扉を開けると父が…床にうつぶせになって倒れていた。 周りには何かの薬が散らばっている。 「お父様!お父様!!」 息はしている。 心臓も動いている…だが…もしも…死んでしまったら…。 自分は…一人だ。 そんな事に耐え切れる程、彼女はまだ強くなかった。 「お願い!お父様ぁ!!目を覚まして!!」 軽く揺さぶると、父がかすかに目を開けた。 「ああ…良かった…お父様……。」 目に溜めた涙を流すディエリーザ。 父のぼやけた視線がディエリーザを捉える。 「おお……。」 その目に映るのは、娘のディエリーザでは無かった。 「ジェルリア……。」 「え…?」 ディエリーザは父が自分と母を見間違えてるのだと思ってクスリと笑った。 「私ですよ。ディエリーザですよ?」 だが、父にその言葉が聞こえたかどうか。 「おお…ジェルリア…。何度…何度あの愛を…確かめた事か…。」 「お父…様?」 ゆっくりと起き上がる父。 ディエリーザの方へ向き直ると肩を抱いた。
第一章 [God Hates Us All!]【8】 「え?あ…。」 突然の出来事にディエリーザは呆然とする。 「君は…あの時のまま…変わらないな…。」 そう言うと、父はスッとディエリーザの腰へ手を回す。 「ちょ…ちょっとぉ、お父様!冗談はおやめください!」 ディエリーザは笑いながら、答えていたが、父は止まらない。 「何年ぶりだろう…君にあって…。今…また、私の心に…炎が灯る…。」 その時、ディエリーザは見た。 父の瞳に妖しい炎が灯っているのを。 「愛している、ジェルリア!!」 そう言うと、娘を床に押し倒し、服に手をかける父。 「お、お父様!正気に…正気に戻ってください!!私です!娘のディエリーザです!!」 「おお、おお…そうだとも。私は君を…何年待っただろう!また…愛を確かめられるとは!」 スカートの中に手をいれ、下着をそっと脱がす。 「お願いよ!お父様ぁ!やめてぇ!!!」 抵抗するディエリーザ。 だが、僅か十六の娘が、壮年の男の力にかなう訳も無かった。 キスで口を塞がれる。 娘と父がするキスではない。 これは、恋人同士の…。 いや、これから交わる者がする接吻だった。 「んむぅう!!うー!!」 余りの事に、息が出来ない。 その時、ディエリーザの手がそっと、父の手によって、その股間へと無理矢理誘われる。 「君の事を思うだけで、私はこれだけ猛っている…!君だけしかいないんだ!」 その手は、熱い…励起した男性自身がズボンを通して伝わってくる。 大きさは、昔一緒にお風呂に入ったその時より…大きかった。 服は徐々に乱れ、胸元をはがされ、キスをされる。 「あぅう!やめてえ!!おとうさまあああああ!!うああっ!ダメ!!お願いします。お父様あ!」 壮年の技が娘の体に襲い掛かる。 的確な愛撫。絶妙な力加減。 娘のディエリーザは徐々に体に熱い物を感じる。 それは、性経験の無いディエリーザには初めての事だった。 (何…これ…何なの!?…いやあぁ!!怖い…怖い!!!私は…私はぁ!?) 恐怖と光悦が入り混じる複雑な表情。 「ああ…ジェルリア…。君は…美しい…。」 乳首を吸われた時。ディエリーザの体は父を受け入れる体勢へと…徐々に誘導されていった。 股間はしとどに濡れ、内腿に雫が垂れている感覚すらある。 「さあ…1つになろう…ジェルリア…!」 ズボンを下ろし、その励起した男性器を見たディエリーザの目は覚めた。 「ダメ!ダメよ…お父様!!」 スカートで自らの女性器を隠し、後ずさるディエリーザ。 「お父様…ここで…ここで交わってしまえば…私は、貴方の娘ではなくなってしまいます!お願い!正気に…戻って!!」 だがその声は父には届かなかった。
第一章 [God Hates Us All!]【9】 「ああ、恥ずかしがる事は無い…ジェルリア。初めてのあの時と一緒だよ…さぁ!」 説得は無駄だと知ったディエリーザは快楽で痺れた足を引きずり、ドアへと向かう。 「ああ、そうか。今日は顔を見たかったのだけど…君はそう言えばそれが好きだったね…。」 そう言うと、四つん這いで逃げる娘の体に覆いかぶさるように圧し掛かる。 「誰かぁ!!誰か!あうっ!?」 そして、素早くスカートをたくし上げ、濡れた女性器に自らの男根を突き入れた。 「あぐあぅうううう!!」 痛みがディエリーザを襲う。 まだ未通の女に壮年の男の男根は大きすぎた。 ミヂ…ミヂィ…。 「いぎっ…ぐううぅぅっ…うっ…!」 押し広げられる痛みに耐えるディエリーザ。 あまりの痛みに涙が頬を伝う。 「良い気持ちだ…ジェルリア…これが…君の愛何だね…。」 「お願い…お父…様……!」 尚も懇願するディエリーザ。 だが、それは空しく砕かれた。 ブヂ! だが、次の瞬間、強く突き入れられた男根により、ディエリーザの処女は失われた。 「うぎぃい!うううううああああああああああああ!!!あー!!!!あーーーーー!!うあああああああ!!!」 ほんの少しの悲鳴の後、彼女は泣きじゃくった。 とうとう、娘では無くなってしまった事を心のどこかで感じていた。 これからは…父の女になってしまったのだ、と。 「ああ、君の声が響いているよ…愛している…ジェルリア…。」 悲鳴が嬌声にでも聞こえるのか、尚も腰を押し出し、根元まで入れようとする父。 「うああああぅああああ!」 押し広げられる感覚。 ともすれば、腹が押しつぶされる感覚が彼女を襲う。 痛みであるが、そこには確かに…快楽が混ざっていた。 「ううっ…気持ち良いぞ…ジェルリア…ジェルリアっ…!」 ストロークが早くなる。 それと共に血以外の物がディエリーザの膣を濡らす。 「うああん!あっ…ふぁ!!くぅう…あぐっ!!!」 泣き声に混じる快楽の嬌声。 そして……。 「出るよ…ジェルリア…!ジェルリアっ!!」 そして、彼女の胎内に父の精液が打ち込まれた。 ディエリーザはぐったりと床の上で息も絶え絶えに呼吸をしていた。 だが、彼女は目の端で捉えていた。 父の男性器はまだ収まっていない。 つまり、次があるのだ。 一度犯されてしまい、投げやりな気持ちに心地よい倦怠感が体を支配する。 拒む事無く、ディエリーザはそのまま体を父に任せた。 その夜、ディエリーザは何度も父に犯された。 朝になって、自らに起こった事実にむせび泣いた。
第一章 [God Hates Us All!]【10】 その日から、父の頭から娘、ディエリーザは消えた。 ディエリーザはジェルリアになった。 そして、父は“ジェルリア”を夜毎犯した。 “ジェルリア”は父に体を貫かれる内に、女の悦びを体に刻み込まれて行く…。 誰に言えただろうか。 あの体の疼きを。 夜が待ち遠しくなっている自分が居た事を。 女陰は昼から父を待ち望み蜜を垂らす…。 気がつけば、ディエリーザは自らベッドへ赴き、父の相手をした。 光悦の顔を浮かべた自分を嫌悪しながらも、拒みきれない快楽。 更には数年の間、父の“妻”として、ねぶられた未成熟な体はエルヴァーンには珍しい程の大きな乳房を彼女に与えた。 それが恥ずかしくて、彼女はあまり外には出なくなった。 だが、一度寝床に入ると、その胸をさらけ出し、彼女は乱れた。 犯されてから2年後。 長年の職務からディエリーザは父と共にサンドリアへと帰還。 サンドリアへ帰ってきても情交は続く。 広い屋敷の一室で起こった事は使用人の誰一人知る事は無かった。 その更に2年後。情交の最中父は死んだ。 冷静にも体を清め、シーツも何もかも清めてディエリーザは情交の跡を消し去った。 葬儀はつつがなく行われ、全ては元通りになる。 筈だった。 父が死んだ時、背徳からの開放感と背徳への別れの狭間に彼女は突き落とされた。 父が死んでから暫く、男を買っていた事もある。 だが、他の男はディエリーザを満足させるに至らなかった。 絶頂も全て演技で押し通した。 父が刻み込んだ快楽は、彼女に二度と快楽を与えてはくれぬ枷となった。 その後、途轍もない額の請求書が来る。 父が長年服用していた薬だ。 滋養強壮の薬品で一瓶あたり10万ギルを超える大金だった。 使用人を解雇し、目ぼしい財産を売り払い、土地、屋敷全て売っても、まだ足りぬ。 爵位を売って残った金は5万ギルを残し、雇っていた使用人に配った。 サンドリアを未練無く出ると、彼女は育ったウィンダスへと戻る。 そこで冒険者としての一歩を踏み出すのは間もなくの事だった。
第一章 [God Hates Us All!]【11】 余談だが、彼女がサンドリアから出立した三日後。 豪遊していた貴族が刺されて死んだ。 刺したのはエリュデュナス家に使える元使用人。 刺された男は爵位を金で買ったあの男だった。 男の以前の職業は薬売りだった。 「あ、え…あの…私何か…悪い事…?」 その言葉にハッとするディエリーザ。 「あ、いえ。何でも…無いから。気にしないで。」 そう言うと右腕を差し出す。 「うん!!」 二人はギュッと握手を交わした。 陽気な返事と暖かな手にディエリーザはニコリ微笑む。 そして、2人はチョコボに乗って駆け出した。 (あの目……凄く悲しそうで…何でも無い訳…無いじゃない…。) あの瞳はよっぽど悲しい事が無ければ出来ない。 アネシアはそう思った。 だが、たまたま出会い、ホンの少し一緒に行動するだけの人の事を根掘り葉掘り聞くのも失礼だ。 その事は胸の奥底にしまい、二人はロランベリー耕地へと出た。 のどかな天気が二人を出迎える。 チョコボを使えばすぐに追いつくかと思ったが、存外そうでも無いらしい。 道行く人々にそれらしい人物の所在を聞くが、どうにもバシュハウ沼へ向かってるらしい。 「…あんなとこで何をするのかしら…?」 バシュハウ沼は敵も然したる物ではなく、小銭稼ぎ以外の用途が思いつかない様な場所だ。 後はバリスタと言う戦闘競技が行われる物の、今は閑散としている。 「もしかしたら…ベドー…?」 「…うーん。まぁ…このままコンシュタット行くよりは可能性高そうよね。」 ベドー…。 クゥダフ族の本拠地であり、手前は兎も角として奥に至っては熟練の冒険者が幾度と無く餌食となっている場所である。 二人は、ベドーへと歩を進める。 その直感は当たっていた様だ。 自分達より僅か前に通ったチョコボの足跡が見えた。 「当たり!」 そして、突如…チョコボが嫌がり進まなくなる。 そこから先は危険地帯である事を示していた。 「ありがと。もう帰って良いよ。」 ディエリーザがチョコボの頬に口付けをし、手を振る。 チョコボは颯爽と来た道を戻っていった。
第一章 [God Hates Us All!]【12】 独特な臭いのする沼地を暫く歩く。 そこは凄惨な光景だった。 広場に横たわる数々の屍。 首を刎ねられ、あるいは甲羅ごと両断されたクゥダフがそこかしこに転がっている。 「な…何これ…。」 思わずアネシアは口を塞ぐ。 血と、臓物…そしてベドー特有の腐敗した泥の臭いが酷く鼻をつく。 「でも…まあ。道標になってくれてはいるね。」 確かに。死体は転々と奥に向かって転がっていた。 「ま、サッと返して。サッと帰りましょう。ここ…健康に悪そうだし…。」 「そ、そうね」 クゥダフには良いのだろうが、空気が悪い。 二人は小走りで奥へと向かっていった。 血に塗れる燭台。 脳が叩きつけられた壁面。 洞窟の様な所でエザンは戦っていた。 「シャッ!!」 掛け声と共に、デスサイズが振り回される。 その鎌の刃が、ジルコンクゥダフの頭をぐずぐずに破壊する。 「こぉのぉ…侵入者がぁあ!」 大剣を持ったクゥダフがその手を振り上げる。 ガギィン!!ジュブッ! エザンはクゥダフの頭を砕いた速度をそのままに、体その物を回転させ、鎌を鎧の隙間である脇につき立てた。 大剣は振り下ろされる事無く、地に落ちた。 暫く痙攣したあと、クゥダフは大剣を落とし、生き絶えた。 「こっちだあぁ!こっちにいぃるぞおぉ!」 間延びした独特の声が聞こえる。 その声を聞くと、持っていた袋から小袋を出し、そっとクゥダフの死体に潜ませる。 そして、黒い粉が入った小瓶の蓋を開け、中身を撒き散らしながら走る。 追って来るクゥダフ達の前には、黒い“もや”がかかっていた。 「なぁんだぁ?これはぁ?」 振り払おうとしても、中々晴れない。 「目くらましのぉつもりかあぁ!?」 足元もおぼつかぬ中、慎重に、剣や杖で先を探りながら歩く。 その時、一体のクゥダフが持つ杖が仲間の死体に突き当たった。 ゴロン クゥダフの死体に仕掛けたボムの腕が転がり、起爆する。 ズバゥン!! 「ぐあぁああぁう!!」 「あぢぃい…!うああぐぅ!!」 ボムの爆発の威力を発火薬の粉塵爆発で数倍にあげた特性爆弾。 近くにいたクゥダフは甲羅だけを残し、首と四肢を失った。 広範囲に渡り撒かれていた発火薬は、後続の追っ手にも火が襲い掛かった。
第一章 [God Hates Us All!]【13】 「ふん。これで少しは片付いたか。」 そう言うと、外へ向かいエザンは走り出す。 目的は……さらわれた子供の救出。 ジュノ近郊で何人か子供がさらわれていた。 ベドーにいる所までは掴んだのだが、そこから先がいけない。 危険な場所もあるが、幾つも小部屋があり、どれが牢として使われているか解らない。 その間に人質に取られれば手も足も出ず、更に環境の悪いベドーではいつまで保つか解らない。 迅速に、かつ出来る限り無事に…。 無理な注文だ。 エザンはその依頼を受けた。 子供の無事の是非は問わない事を条件に。 外に出て、横を見ると、背を向けたクゥダフが見える。 ボーっとしているのか後ろにいるエザンに気がつかない。 「おい。」 声をかけると一閃。 クゥダフの首に鎌を引っ掛ける。 「お前達が誘拐した子供はどこだ?」 恐ろしい殺気。 「あ、あううぁ…」 「さっさとしろ。このまま首を刎ねるぞ。」 「ま…まてぇえ。あ…案内するぅう…。だ、だからあぁ。」 「だったら、とっとと案内するんだな。」 そう言うと、ナイフを手放しクゥダフは歩き出した。 「な…何…?さっきの音。」 爆発の音はアネシア達の耳にも届いていた。 あまりの音に一瞬耳を塞ぐアネシア。 「あっちみたいね。」 少しキーンとする耳を抑えディエリーザが指差す。 その先にある洞窟からは、もうもうと煙が出ている。 「何…やったのかしら…?」 「さぁ…?ファイガ…とか?」 確かにファイガUかVならあり得そうな威力ではある。 だが、彼女は暗黒騎士だ。黒魔法のガ系はポイゾガ以外は使えない。 「流石にそれは無いんじゃない…?しかし…あいつ、何しにこんなとこまで…。」 ベドーと言う場所での目的に相変わらず首を捻るアネシア。 「……仕事かもね…」 「仕事?」 思わず首を捻るアネシア。 「ああ、あいつの横を横切った時仕事の話が聞こえてきてね。子供がさらわれてる…って。」 かすかに耳を動かすディエリーザ。 エルヴァーン特有の聴力だった。 「あいつ…。少しは良いとこ…あるのかなあ?」 子供の物品を冷酷に打ち壊した人間が、子供を助けると言うのも何かと不釣合いだ。 「どうかしら。ただ、彼女なら受けない様な仕事だと思うと…何か裏があるのかもね。取り合えず、先急ぎましょ。」 「そうね…!」 そう言うと二人は煙が噴出する洞窟へと足を進めた。
第一章 [God Hates Us All!]【14】 ギゴゴゴゴゴォ…。 かなり大きく、耳障りな音を立て、扉が開く。 中には4人の子供がバラバラの位置に寝かせられている。 「こ…ここだあぁ…。」 スッと鎌をクゥダフの首から外す。 「……とっとと、失せろ。」 中に入り、子供の一人を見た。 エルヴァーンの少女だ。 息はしている物の顔色が悪い。 恐らくここに連れられてからは飲まず食わずだろう。 オマケに空気も悪い。 早く連れ帰らねばなるまい。 その時だった。 「動くなあぁ!」 壁に寄り添う様に寝ていた少年を抱え上げ、クゥダフ 棚に置かれていた加工道具としての刃物を握っている。 スッと、向き直り立ち上がるエザン。 「動くなあぁ!と言ったはずだあぁ!」 少年の首に刃を当てるクゥダフ。 力無くダラリとした少年の体。 恐らくは相当衰弱しているだろう。 じりじりと後ろに下がるクゥダフをエザンはただ冷たい目で睨むだけだった。 ディエリーザとアネシアが走る。 かすかについた足跡を頼りに歩を進める。 「ねえ、もしかしてアレ!!」 そこにはクゥダフが良く作る小部屋の一室。 入り口から背中向きに出てくるクゥダフの姿。 そんな行動をするからには何かが起きている筈だった。 「そうみたいね…行くよ!」 子供に何かが起こっているのか? それとも、エザンに何かがあったのか? 良くは解らないが、放っておける状況ではなかった。 パシャパシャパシャ… 水音が聞こえた時、そのクゥダフは二人の方を向いた。 「動くなあぁ!!こいつのおぉ首ぃ…かっ切るぞおぉ!」 力無く垂れ下がる子供から、急いで救出せねばならない状況である事は確かだった。 このまま一雨来たら恐らく体温の低下で死んでしまうだろう。 剣を抜けぬまま、二人は身動き一つ出来なかった。 「どうしよう……あの子…死んじゃう!」 子供の状態に気付いたのか、アネシアが悲痛な顔をする。 「くっ…どうする事も…!」 卑怯だが、敵の足を確実に止める…。 そう言う意味で人質と言うのは合法的だ。 逃げるのには苦労するが、幸いここは彼の家…。彼の住む国。 地の利はある。そして暫くすればエザンを追い掛け回す者達が集まってくるだろう。 つまり、負ける事は無い。 「貴様らぁが、人質ぃになるならぁ…残りのやつらぁ離してやってもぉ良いぞお?」 勝利の美酒を目前に控え、クゥダフは余裕の笑みを浮かべる。
第一章 [God Hates Us All!]【15】 「もっとも、舌掻っ切ってぇ、腕とぉ足の腱もぉ掻っ切るがなぁ!」 呪文も唱えられず、立ち上がる事も出来ず、剣を振るう事すらも出来ない状態。 つまりは肉達磨に近いを意味している。 子供を助けて、自分は犠牲になるのか。 そして、自分は生きて、子供一人を殺すのか。 「……解ったわ…。私が…私が人質になる!だから、子供と…この人だけは離してあげて!」 「待ちなさい!それでは…!」 アネシアはディエリーザを見据える。 「私一人で済むなら!!ディエリーザ、貴方はあの子達をジュノに連れ帰って!お願い!」 「馬鹿な事を…。ならば私が行く。お前が子供達を……。」 「そんなの……!」 その時、ふとディエリーザの頭に疑問がよぎる。 エザンはどうしたのだ? 「一つ…聞きたい。」 「なんだぁ?」 「先に来た、暗黒騎士はどうした…?」 緊迫した空気が流れる。 「あいつはぁ…。動けなくなってる間にぃ、この部屋に閉じ込めたぁ。後でいたぶってやるぅ!」 ガゴォン! 激しい金属音と共に、扉が蹴り飛ばされた。 「な!?」 「な、何?」 驚愕するディエリータとアネシア。 部屋の奥からエザンが姿を現す。 「お、お前…動くなぁ…とぉ!?」 エザンの方を向き直ったクゥダフは戦慄した。 背中にある剣を取り、今まさに斬りかからんとしているエザンの姿がそこにあった。 何をするのだ?この人間は。今、自分は人質を取っている。負ける筈は無い。 負ける事はあってはならない。あいつは攻撃をする真似をするだけだ。 振り下ろせる筈が無い。自分には今、最強の盾があるのだから。 そんな事を彼は考えたろう。 「ま、まぁてぇ!コイツがぁ…」 ザゴン!! 剣は振り下ろされた。 クゥダフの左肩から腰まで甲羅ごと袈裟切りにされた。
第一章 [God Hates Us All!]【16】 ドチャ ズズッとずれ、クゥダフの胴がベドーの泥濘に落ちた。 斬られたのはクゥダフだけでは無い。 抱えられたヒュームの少年も同時に切断された。 その子の死体もベドーの泥濘に落ちたのだ。 意外過ぎる行動。 凄惨な情景。 ディエリーザとアネシアは我が目を疑った。 エザンが目の端に二人を捉え、少し顔を向けた時、アネシアはハッと気がついた。 それと同時に、エザンの方へ走る。 「うああああああああああああ!!!!」 ギイィン! ジュワユースの一撃をバルムンクで軽々と受ける。 「なんで……何でなのよ!!」 「なにがだ?」 さも当然の様な口ぶり。何がアネシアを激昂させているのか解っていないのかもしれない。 「何で!何で子供まで殺したのよ!!貴方は子供を助けに来たんじゃないの!?」 「はぁ…。ストーカーの次は…盗み聞きか?趣味が悪い。」 「答えなさい!!」 震える声で問いただすアネシア。 「お前は何か物を斬るのに態々理由がいるのか?だとしたら…凄い面倒だ。」 「なん…なのよ…それ……。何なのよ!!」 シュィン! その時、もう一本の剣がエザンに向けられる。 「こちらも聞かせて。救出するなら、もっと隠密に行動出来た筈…。わざわざ、ここまで騒ぎを大きくせずとも… 貴方の腕ならもっと迅速に隠密に行動、何一つ殺さず出る事も出来た筈…。そうすれば、あの子も死なずに済みましたよね?」 残った右目でエザンは二人を見る。 「理由が本当に必要なのか?」 「あるのなら、お聞かせ願いたい。」 ディエリーザは毅然として答える。 「こっちに剣を向けながら話す奴に答える…そんなお人好しに見えるのか?」 「………」
第一章 [God Hates Us All!]【17】 そう言うと、ディエリーザは剣を引き、手を掴みアネシアの剣も引かせる。 涙目でエザンを睨むアネシア。 射抜く様な目のディエリーザ。 「まずは、あんたから。」 そう言うとディエリーザを指差す。 「私は隠密行動ってのは嫌いでね。そして、殺さない理由も無い。だから殺した。 ここに来るまで、延べ30匹を超えるクゥダフを手にかけた。命を奪わないと誓う人でも無いんだ。こっちは。 一々見つかれば切りかかる相手に気を払いながら歩くなんざ疲れるだけだ。だったら、最初から切り倒し、すり潰す。 私なら“それが一番速い”そう判断した。それだけだ。」 雨のベドーでの対峙は続く。 「それと、次はあんた。」 アネシアを指差すエザン。 「あのガキ、どの道、もたなかった。あの亀野郎は運悪く…一番状態が悪化しているガキを選んだ。 あの状況からすぐに雨は降るのは予測出来たし、あのガキを無事連れたとして…ま、運が良くてロランベリー耕地が精々。 だったら、一思いに楽にしてやるのも慈悲って物だろ。ああ、言っとくが…他のガキはまだ生きてるよ。 ここで、訳の解らない問答を繰り返して時間を浪費するなら、そいつらを助けた方が得じゃないか?」 悔しいが、合理的な面から見れば正しい行動にも思える。 子供一人の命で、自分はおろか、ディエリーザとアネシアは五体満足で帰れる。 どの道死んでしまう子供なら、その命を“有効利用”したと言う所か。 「ふう。ま、こいつは放置した方が良いぜ。五体満足で死んでたって言った方が…親も幸せだろうよ。」 キッとアネシアはエザンを睨む。 「こんな事…アルタナ様は望んで無いわ…!私は…許さない!」 「ふっ。あんな石ころに何も出来やしないさ。」 また、石ころ呼ばわりするエザンに、アネシアは怒鳴ろうとする。 しかし、エザンは言葉を続ける。 「まあ、本当に神様…ってのがいたとして、だ。人間って奴を慈しんでるとは私は到底思えないね。」 「な…何でよ!!私達、アルタナ様のお陰で生きていられるのよ!?アルタナ様のお陰で、私達は今ここにいられるのよ!?」 右目でギロリとアネシアを睨む。 それは憎悪の瞳だった。一瞬、アネシアは体を硬直させる。 「だったら…。 もう少しマシな所に人間を置いてる。 こんなゴミみたいな混沌とした世界を生み出す奴なんてろくな奴じゃない。 神様はよっぽど憎いんだな…人間が!」 憎悪、神に対する憎しみか、世界に対する憎しみか、はたまた信者の理論を振りかざすアネシアへの憎しみか。 「そんな事無い!世界がそう見えるのは、貴方の心が荒んでいるからよ!もっと、周りを見れば…!!」 「周りを見た結果が…ゴミ捨て場にいるガキで。 女のガキは体売って日銭を稼ぎ…。挙句のはてにゃ病でコロリ。明るいか?」 冷たい瞳。この世の色々な物を見てきたのだろう。 辛い事もあったのかもしれない。その全てが彼女をそうさせたのか?
第一章 [God Hates Us All!]【18】 アネシアは問答はこれ以上無用と部屋の中に入る。 「中の袋に毛布が入ってる。使いな。」 アネシアにそう言ったが、アネシアは無反応で部屋の中へと入っていった。 そして、ディエリーザがエザンに近づく。 「忘れてたわ。これは…貴方のよ。」 ディエリーザがスッと大金の入った袋を出す。 「お前、ガキの物を取ったのか?」 そう言うと首を横にふるディエリーザ。 「いいえ。あの子が受け取らなかっただけ…。だから、これは貴方のよ。」 ふぅとため息をつくエザン。 「…やった物を…また受け取るってのは趣味じゃない。お前らで分けな。駄賃だ。」 子供を連れ帰る面倒を請け負う駄賃と言う所か。 「…そう……。なら…戴くわ。いくらかは…その子の弔い代になるけれど…。」 悲しい目をしてディエリーザは切り落とされた子供を見る。 「一々断るな。もう、私の金じゃない。」 視線を子供に向けたまま 「そう…。この子…どうするの?」 アネシアがそっと子供の死体を指差す。 「ふん。腐れば土だ。どこで腐ろうが…一緒だろ。」 確かにそれは道理だ。 土になれば、どこだって一緒だ。 だが、ディエリーザは、この場で腐って行く事に哀れみを感じた。 「そう…。でも…少し可哀想…。」 あまりに悲しい瞳にエザンはばつが悪そうにする。 どうにもこう言う目は苦手なのか。 下らないセンチメンタリズム…。 ほんの少しの静寂の後、エザンは口を開く。 「……遺髪だけ…持っていけ。残りは…コンシュタットにでも埋めておく…。」 意外な答え。 それを聞くと僅かに微笑むディエリーザ。 「貴方…優しいのね。」 「…初耳だ。」 スッと髪の一部をナイフで切り取るエザン。 起用に紐でくくり付け束ねる。
誤字発見。起用× 器用○ 第一章 [God Hates Us All!]【19】 「ほら。持っていけ。」 遺髪を渡すエザン。 「解ったわ…。じゃあ…。」 そっと手に取ると部屋からアネシアが出てくる。 「行きましょ。ディエリーザ。」 抱えた子供をディエリーザに渡し、自らも抱える。 スッと横を通り、先に進むアネシア。 エザンには目もくれず、元来た道を通る。 「……じゃあな。趣味の悪いお嬢さん。」 からかいなのか、皮肉を言うエザン。 キッと一瞥すると、前を向き、歩き出す。 「この世界が嫌いなら…早く、この世から消えなさいよ…!」 履き捨てる様に言うと、二人は進む。 小雨降る中二人が遠くへ消え行く。 一人残されるエザン。 仕事が残っている。追ってくる残存勢力の殲滅。 「早く消えなさいよ…、か。」 屍と化したクゥダフの腕から子供の遺骸を引き剥がし、袋に詰め込む。 「確かに…ね。」 雨雲が曇り空になり、僅かな隙間から光が突き刺す。 小部屋に置いたデスサイズを手に取ると、再び歩き出す。 暫く後、ベドーには血の雨が降った。 鉄錆で茶色の沼地が赤く染まった。 雨が降り、死体が積もる沼地で、鎌を振り血を払う。 「神は…私達を憎んでいる…。じゃなかったら…!!」 天を仰ぎ見る。 睨むエザンに天は何もせず、ただ雨を降らすだけ。 その先の言葉はエザン口から出る事は無かった。 子供の死体を背負い、歩く。 その顔は悲しそうで、どこか晴れ晴れとした表情に見えた。
第一章 [God Hates Us All!]【20】 ディエリーザとアネシアが歩く。 アネシアは泣きながら。 ディエリーザは悲しい瞳をしながら。 子供を抱えながら歩く。 ディエリーザは小さい頃、父の腕に抱かれウィンダスの港を散歩した事を思い出した。 「大きくなったらね、お父さんと結婚するの!」 そんな事を言った気もする。 あの時は純粋にそう思っていた。 暗転…。 「やめて!お父様!!やめて!!」 自分の叫び声が頭でリピートされる。 父に襲われて暫くは、拒んでも拒みきれず…寝床で犯された。 この時、自分はどうするべきだったのか、未だに答えが出ない。 アネシアの言う通り…嫌いな世界から消える為、首を掻き切るべきだったか? 暗転…。 「あ、ああう…お父様……もっと…頂戴…!」 体についた精液を舐め取る自分がいる。 乱れに乱れ、朝まで父と交わる日も少なくなかった。 正気に戻ると、徐々に自分の体が変わって行く事に絶望した。 外見も…内面も…。 暗転…。 「あぅひいいいぃぃ!あなたぁ…ああっくぅ…あなたあ、愛してるわ!」 気付けば父を“あなた”と呼んでいた自分に気がつく。 体が疼き、昼間から父を求めていた。 心は高揚とし、絶望が背徳に変わった。 “お父様”と再び呼んだのは、父が死んでからだ。 母の相手を奪い、母に成り代わり、自ら父を求めた背徳。 それを恥と思わず、今、こうして生きている。 私は、この世界が好き? 神様は…私を憎んでいる? 答えは出ないまま、ディエリーザの涙は雨に濡れて泥の中に落ちた。 To Be Continued
Love & Death 次回予告!! 煌く白刃。 落ちる首。 叫び声がこだまする。 ベドーのあの日から一週間経ち、再び出会うアネシアとディエリーザ。 打ち解けあって、一緒にお風呂!? そして…胸に顔を挟んで亀○人!? 快晴の空、美味しいご飯! だが、その時サンドリアでアイツを中心に大騒ぎ!? 次回、Love & Death 第2章『Spiritual Awakening』 アネシア「見ないと…ひっさーつ!電撃当身!!」 ディエリーザ「それ…エンサンダー…。」 エザン「…くだらん。」
はい、やりすぎです。調子乗りすぎです。 後半になって、エロエロパートに突入…したいなぁ!? と、取り合えず暫くは少な目で実用に耐えうるかどうかは疑問。 ちょっと趣向を変えてみましたが、如何でしたでしょうか?
258 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/21(日) 02:28:31 ID:XM38NaWO
ほしゅにゃん つづきにきたいにゃん
とてもいい。 続きが気になってしょうがないです。 樽戦士は夢を見るだっけ?あれを思い出した
続き楽しみに待ってます!
どもー(=>ω<)ノ タル好きです^−^某兄妹バカンスネタの1日目をUPしにきましたーw 愛のバカンス・1日目
「え?何これ?おにいちゃん…。」 いよいよプルゴノルゴ島へ出発するという日の早朝、おにいちゃんはあますず祭のスタッフをしてるモーグリから買ってきたという紙包みを 2個、各々のベッドに放り出してニヤニヤしている。 「まあ、開けてみろよ。今回俺達はこのカッコで行くぞ。」 いったい何だろう…?ガサガサと紙包みを開けてみると、そこには、冒険者のみんながこの時期に着て歩き回ってる…水着だった。私達 タルタル族は男女の体型の違いがない、と言われてるけど、水着は一応男女で形が違っていた。おにいちゃんのは日焼けした肌にあった カーキ色、私のは真夏の太陽を思わせる濃いオレンジ色。各々背を向けて着替え、一緒に姿見を見てみた。 「おお!」 「かーわいい♪」 毎年夏にたくさん見かける冒険者達と同じようないでたちだ。 「プルゴノルゴ島へは、冒険者達と同じマナクリッパーで行くからな。これなら目立たないだろ?」 なるほど、そんな意図があったのか。私はすっかり納得し、旅行の荷物の最終点検を始めた。 家を出てすぐに、おにいちゃんの<テレポメア>でタロンギ大峡谷へ。そこからはチョコボに乗って、マナクリッパーの乗り場がある、ブブリム 半島のはずれ、ビビキー湾まで一気に駆けていく。 ビビキー湾のマナクリッパー乗り場。そこには、すでにパラパラと冒険者さん達が集まっていた。みんな考えることは同じなんだなぁ…と 思ってると、おにいちゃんに肩をつつかれた。 「ほら、マナクリッパーがくるぞ。」 「わぁ…!うわさには聞いてたけど、ホントにこぎ手がいない…。」 マナクリッパーは魔法で動くイカダだから、当然こぎ手がいない。舳先にいるヒュームの船頭さんは、もっぱらガイドさんの役目をしている。 他にも2人ほどミスラのスタッフさんがいるようだけど、彼女達も釣りをしたりガイドさんの真似事のようなことをしたりしてるらしい。 乗り場に集まっていた私達と他の冒険者さん達がみんな乗り込んだのを確認すると、船頭さんが出発の合図を送った。 「うわぁ〜〜、キレイ…♪」 私はまるで子供みたいにはしゃいで歓声を上げてしまった。朝から容赦なく照りつける真夏の太陽がエメラルド色の海に反射して、たえず キラキラと光り輝いている。その光をすかして、何匹かの魚がスイスイと泳いでいくのが見える。いや、魚だけではない。浅い所なら海底まで はっきりと見える。そこで生活している生き物の姿も、ゆらゆらと波にゆれる海草も見えるのだ。 「アプルル、こっち来たら、もっとよく見えるぞ。」 おにいちゃんが私の手を引いて、マナクリッパーの端の方、あまり人がいない方に連れてってくれた。…どくん…。おにいちゃんと2人きりで、 しかも、私達の周りには他のお客はおろかスタッフもいない…。これってもしかして…。そう感じただけで、5日間ガマンし続けた私の全身は 反応し(最も、朝起きて水着に着替えたときから、少しずつ濡れ始めてはいたけれど)、熱い蜜があふれて水着を濡らす。
「…んっ…。」 いきり立ったクリトリスが水着に激しくこすれ、私は軽く喘いでしまった。おにいちゃんがそれを聞き逃すわけがない。もう誰も見ていない、 2人きりの世界。背後から私をきゅっと抱きしめてきたおにいちゃんの、冷静な、でも興奮で息を荒げた声がささやいてくる。 「…言っただろ?このバカンスの間は、ずっとお前と繋がっていたいって…。」 5日間自主的なオナニーすらせずにガマンし続けた私の身体にとっては、その声が耳に入ることすら快感の引き金になる。おにい ちゃんの唇が私の耳の先をかすめ、私は快感に目を閉じてびくんっと身体を震わせた。震えている間の無防備な顔を手でとらえ、 おにいちゃんがゆっくりと唇を重ねてくる…。 「ん…っふ……ぅ…。」 たまらなく熱くてやわらかくて、そしてこの上なく甘い感触が口内に、そして全身へと広がり、身も心もとろけてゆく。後ろから抱きしめて きてた手が、ゆっくりと胸やあそこを水着の上からさわってくると、快感への期待で腰がひくひくと勝手に動いてしまう。 「…もう、準備万端って感じだな。ほら、こんなに濡れて糸引いてる。」 おにいちゃんは、水着の上からあそこをまさぐって蜜で濡れた手を見せながら、うれしそうに言った。そんな恥ずかしい!私は耳まで 真っ赤になって、思わず顔をそむけてしまう。 「んっ、ぁっ、…そんなのぉ…見せないで……!」 「何言ってんだか。お前のココは、ずーっと期待してたんだな?」 意地悪な口調でささやきながら、おにいちゃんは「ココ」と強調するようにつぶやき、パレオの下に蜜で濡れた指を滑り込ませて、あそこを 直接こね始めた。おにいちゃんの言ったとおり、相当濡れていたらしく、くちょくちょといやらしい水音がひびいてくる。 「ぁんっ!……っやぁ…キモチイイ……おにいちゃん…キモチイイよ…。」 私は身体にたまりきった変な熱で頭がぼうっとしていて、うわごとのように「キモチイイ」と繰り返していた。腰が自然に動き、脚からは がくがくと力が抜けていって、甲板にひざをついてよつんばいになってしまう。おにいちゃんは、そんな私を器用に抱いたまま、マストの 柱に背中をもたせかけて脚を伸ばして座った。 「…アプルル。これがほしいんだろ?」 背後の何だか切羽詰ったような声に、私は振り向いた。…おにいちゃんが、タルタルボクサー+1の裾をずらして、今までに見たこともない くらいに大きく膨らんだ自身を取り出していた。それは一種の気品すら感じさせる程立派にそそり立ち、先端から零れ落ちる露で全体が ぬらぬらと赤黒く濡れ光っている。 「…ぁ……ぅん…。」 そそり立ったおにいちゃんのをうっとりと眺めながら、大きくて固くて熱いそれが自分の中に入ってくる感じを想像してしまい、私は快感へ の期待で思わず目を細めながらうなずいた。それを確認したおにいちゃんは、片手で私のパレオをめくり上げ、ショーツを少しずらして、 もう期待でとろとろに蜜をあふれさせている蜜壷を露出した。 「いくぞ…?声、ガマンしろよ…?」 おにいちゃんの低い声にこっくりとうなずいて返すと、腰が一気に引き寄せられ、私の腿の辺りに、おにいちゃんの熱くて固い肉棒が 感じられた。おにいちゃんは私をそのままひざ立ちにさせ、おにいちゃんの開いた両脚をまたぐ格好にさせた上で、ゆっくりと私の中に いきり立った自身を挿入し始めた。…くぷ……ずちゅ…!空気と蜜がまざり、奇妙な音が響く。
「…んっ……ぁあっ…。」 おっきくて熱いおにいちゃんのが、私の中でこすれてる…。ガマンしろって言われたけど、気持ちよくてガマンしきれない…。口に手を あて、耐え難い快感を何とか耐えているうちに、おにいちゃんのが完全に私の中に納まったらしい。おにいちゃんは私の腰を抱いて自分の 方に引き寄せた。途端におにいちゃんの先端が私の最奥部をコツンとつつき、思わず声が漏れてしまう。 「…んはぁっ!…ぁ…。」 私は、挿入されたままの状態で、おにいちゃんのひざの上に座ってるような感じになっていた。めくれ上がった水着のパレオを戻せば、 傍目には重なって座っているようにしか見えない。…ところが、おにいちゃんはそれから、全く動かないのだ。私の中に入ってるそれは、 マナクリッパーが振動する度にこすれて、私の最奥部のいちばん感じるところをつつき、私がそれに感じてぴくんっと腰を震わせると、 余計に中に入ってるおにいちゃんのを感じて、大きく膨らむのも感じて、ますますおかしくなっていく…そんな快感の連鎖を、私は手で 口を覆って耐えていたのだが、真っ赤に染まった顔と、へにょりと垂れた耳が、感じまくっていることを如実に表しているらしかった。 「はぁっ…ぁ、ぁん、ぁ…ぁ!」 「アプルル…俺は入れてるだけなのに、すっごく感じてるんだな。」 おにいちゃん…声は低くて冷静そうだけど、かなり息が上がってるよ…。 「ぁ、ぁっ…ぁん、ぁぁ、ぁ…ぉ、おにいちゃんの、ぁん、な、ぁ…中で、すごくおっきくなってて…こすれて、ぁん…す、すごく…ぁ、ぁぁっ… もどかしい…ぁん…。」 「お前が、マナクリッパーが揺れる度にきゅんきゅん締め付けてくるからだよ…すごく、熱くて、キモチイイぞ…。」 あぁ…おにいちゃん、私の中がキモチイイんだ…そう思うと、ますます下腹部がきゅぅんとうずいて、私の中がおにいちゃんのを締め付け ていくのを感じる。 「ね…ねぇ、お願い…。」 私はだんだんとガマンができなくなってきて、振り向いておにいちゃんに懇願した。 「おにいちゃん、動いて…ぁっ…ん……イキそうなのに、ん…はぁっ…イケないの…。」 「それは俺もやまやまなんだけどな…もうすぐ、到着みたいだぞ?お前がイクのと同時に到着とかしたら、どうなる?」 おにいちゃんは、意地悪な笑いを浮かべて、とんでもない事実を告げてきた。私の中にたまっていた熱が、急速に冷えてゆく。 「ぁ…じゃ、じゃあ、降りる準備、しなきゃ…。」 私は、脱力したまんまの足腰を叱りつけながらおにいちゃんにモノを抜いてもらい、なんとか立ち上がろうとした。快感と正気の狭間に いる私の耳に、船頭さんの声がすごく遠くから響いてくるように聞こえた…。 「おぉーーい、もうすぐ、プルゴノルゴ島に到着するぞぉーー!!」
真っ青な空、エメラルドグリーンの海、真っ白な雲!私達がプルゴノルゴ島に上陸したのは、お昼前くらいだった。一緒に乗っていた ほとんどの冒険者さん達は、ホテルに荷物を置いてすぐに海に行ったみたい。青い海を臨む窓には、既に遊びまわっている冒険者さん 達の姿がたくさん見えていた。 「はぅ…!」 私は、荷物を部屋の中央に据えてあるベッドの脇に置くと、そのままベッドに倒れこんでしまった。さっきまで、心地よく揺れるマナ クリッパーの上で、イキそうでイケないギリギリのラインで辛うじて正気を保っていたのだから。腰が、あそこが、甘く痺れて、早く 気持ちよくなりたくて、もう、どうしようもなくて。うつ伏せで倒れこんでいた私は、寝返りを打って仰向けの体勢になり、身体をはすにして 色っぽくおにいちゃんを誘った。 「おにぃちゃん…さっきの続き…しよ?」 「…はぁ…はぁ…。」 おにいちゃん、さすがにいつもの意地悪を言う余裕もないみたいだ。水着の前がこれでもかってぐらいに大きく膨らんで、激しく息を 荒げている。それでも、優しげににこっと笑って、荷物をベッドの脇に私のと固めて置き、ゆっくりとベッドによじ登って、私に覆い かぶさってきた。 「…っ……んふ…んんぅ…。」 いきなり激しく唇に吸い付き、息を継ぐヒマもないくらいに私の口内を熱い舌と唇でこねまわし、かきまぜてくる。全身がぼーっと熱く なり、早く溶け合いたくてたまらなくなってきた。…ようやくおにいちゃんが唇を離してくれたときには、甘い熱にすっかり浮かされ、意識も 朦朧としかけていた。 「ぁっ!…ぁはぁっ、ぁん…はぁん……んっはぁ…。」 おにいちゃんは私のタルタルトップ+1をずらし、すっかり立ち上がった胸を指先でこねながら、私の耳たぶに舌をはわせたり、唇で先を くわえてちゅっちゅっと吸ったり、耳の穴を舌で犯したりし始めた。私はいつも以上におにいちゃんのテクニックに翻弄され、口からは甘い 鳴き声がもれるのが止まらない。おにいちゃんはうれしそうに目を細めながら、胸を責めていた手をゆっくりと下半身に移動させ始めた。 パレオをめくり、タルタルショーツ+1の裾をずらすと、さっきのマナクリッパーでのこともあってか、そこは既に洪水のように蜜があふれ、 5日間もの間触らずに放置されていた恥ずかしいお豆さんは、「早く触ってほしい、こねまわしてほしい」と自己主張しているかのように 立ち上がってぴくぴくと震えていた。
「こんなになるまでガマンしてたんだな…。」 おにいちゃんの心底驚いたようなつぶやきが聞こえ、すぐに指が周辺の花びらをこね始めた。既に蜜まみれになっていたそこは、すぐに くちゅくちゅと淫らな水音を発し始め、身体の奥の方から、さらに濃厚な熱い蜜がトロトロとあふれ出してくる。 「ぁん、ぃやぁん!……はぁっ…ぁ、はぁんっ……ぉ、おにぃちゃん……キモチイイよぉ…!」 5日ぶりにおにいちゃんに本格的に愛撫され、私は既に快感のとりこになりつつある。おにいちゃんはいつでも、どうしたら私がいちばん 気持ちよくなるかを分かってる。私が蜜や潮をあふれさせながらヨガリ鳴くポイントを熟知している。…すっかり肥大して、ふるふると震え 続けているクリトリスを、そっと指先でなでてきたのだ。 「ぁっ、ぁはぁあぁあぁっ!らめぇ、おにいちゃん、それらめぇ…おかしくなっちゃぅ…!」 一瞬頭の中が真っ白にフラッシュしてしまう程の快感が全身を襲い、私は自然と腰を震わせて高く鳴いた。 「アプルル…イキたいか?」 おにいちゃんが、不敵な笑みを浮かべて訊いてくる。もう私は、快感への期待で、思考力がなくなりかけていた。 「イキたい……おにいちゃん、イカせて…。」 当然、正直にそう答えてしまった私。でもおにいちゃんは、フフンと意地悪な笑みを浮かべて、こう続けてきたのだ。 「そうか…アプルルは俺の指でイキたいんだな?…ほら、こうやって…。」 言いながら、くちょくちょと中指で蜜壷をかき混ぜつつ、人差し指で恥ずかしいお豆さんをなでたりこねたりし始めたのだ。私の中でずっと こらえ続けていた快感が爆発する。おにいちゃんの指と、身体の奥からあふれ出す熱い蜜が、余計に快感に拍車をかけるのを感じながら、 私は激しく腰を震わせて鳴き続けた。 「ぇえ!?…あっ!ゃぁん…らめぇ、そんなにしたら、ぁん、やぁん…イッちゃうよ、おにいちゃん…らめぇ…!」 「でも、イキたいんだろ?腰がすごく動いてるぞ?」 ちがう…おにいちゃんの指もすごくキモチイイけど、ちがうの、おにいちゃんの…で、イキたい…のに…! 「ぁん!やん!…イキたいけど……ぁあ…らめぇ、こんなの、らめぇ…おにぃちゃん、ぁ、イクぅ、イッちゃうぅ…イッちゃ…ぁあぁぁっ!!!」 ――ぷしゅ…っ…! …私は軽く潮を吹き、カクカクと腰を振りながら、イッてしまった。おにいちゃんの的確な指だけで、イッてしまった…。 「イッちゃったなぁ、アプルル。俺の指で。すごくいやらしかったぞ。」 「……ぁ…ぉ…ぉ、おにぃちゃん…。」 私は軽くイッた後の痺れるような余韻に、涙をにじませながらおにいちゃんの手をそっと握った。 「何だ?…もうイッたから、満足だろう?」 …おにいちゃんの意地悪。私がホントにほしいモノを知ってるくせに。でも、私が懇願しないと、おにいちゃんはしてくれない。 「…おにいちゃん、お願い。……ぉ、おにいちゃんの、おっきくなってるおちんちんを…、ゎ、私の、ぐちょぐちょに濡らしてる、ぃ、淫乱な… おまんこに…入れてほしぃの…。」 私がそこまで言って、おにいちゃんはようやくニヤリと笑った。 「…入れるだけで、いいんだな?」 おにいちゃんは、一旦意地悪になると、とことんまでいくのが悪いクセだ。私が恥ずかしいのをこらえて最後まで言わないと、絶対に 言った以上のことはしてくれない。 「らめぇ…奥まで入れて、いっぱい突いて……おにいちゃんの大樹の樹液、私の中にいっぱい出して…。」
ようやく、おにいちゃんは満足げにうなずいてくれた。 「やっと全部言えたな。」 おにいちゃんも、きっと待ちきれずにいたのだろう。私の腰を片手でぎゅっと抱えて支えながら、赤黒く巨大化した自分のを私の蜜壷に 素早くあてがった。…やがて、ちゅぷっと微かな水音をさせながら、おにいちゃんのが私の中に入り始める…。 「ぁぁ……アプルル、すごく狭くて熱い……力、抜いて…。」 「…っぁあ!…はぁあっ……ぉ、おにいちゃんの、すごくおっきくて、こすれてる…!」 熱くて大きいのが、私の気持ちいい箇所を悉くこすりながら入ってくる。私は既に意識を半ばトバした状態で、おにいちゃんのを全身で 受け入れて感じていた。 「…入った…ぞ!」 私の奥に、おにいちゃんの先端がこつんと当たる感触がして、そこから快感が波のように私の中を駆け抜けていった。私は、自分に 覆いかぶさってきているおにいちゃんの身体をぎゅっと抱きしめ、長い耳にそっと唇をはわせながらささやいた。 「おにいちゃん…一緒に…イこう?」 「…あぁ。」 おにいちゃんの低い声がした直後、私の背中に両手が回され、腰がゆっくりと引いていって、激しく打ち込まれてきた。ぴたん!ぴたん! ぴたん…!ぐちゅぐちゅとという淫らな水音と共に、大きなおにいちゃんのモノが、私のキモチイイところ全てをこすりあげながら、私の 淫乱なおまんこの中を出たり入ったりしている…。 「あっ!…ぃやぁん!んぁはっ……っぁあぁん!…ぉ、おにいちゃん…キモチイイ…すごく…すごく、キモチイイよ…!」 「おぉ…ぉ、俺も、最高の…気分だ……ぁあ…キモチイイ…!」 お互いに5日ぶりということもあってか、私達2人は互いに「キモチイイ」と言い交わしながらぴたんぴたんとひたすらに腰を打ちつけ 続けていた。…まあ、すぐに2人とも限界がきてしまったのは、仕方のないことかもしれない…。 「ぁあっ!ぁ!…ぉ、ぉ…おにぃちゃん…ぁ、わ、私、もぅ…キモチよすぎて…ぁん、らめぇ、イキそう…!」 「ぃ、いいぞアプルル…俺も…ぅう…もぅ、イキそうだ…っくぅ…!」 「おにいちゃん!抱きしめてて…一緒にイッて…もうらめぇ…おにいちゃん、イッちゃぅ…!」 ――ぴたんぴたんぴたんぴたぴたぴたぴた…!! 「…っぁあ…っ!出すぞアプルル…ぅぁあぁあぁ―――ッ!!」 「ぁあっ!ぉにぃちゃん!私も…ぁイクぅ、イッちゃ…ぅ…ぁはぁあぁ―――ッ!!」 ――びゅくん!どくん!どぴゅぅ…びゅるるる…! おにいちゃんの大樹からほとばしる白い樹液が私の中を満たしてゆき、私の蜜壷は激しく収縮しながらそれを1滴残さず吸い取って いった。私は5日ぶりの激しい快感に酔いしれ、高らかに甘い鳴き声を上げてイッてしまった…。
「ぁあ、っくぅ…ぁ、アココ、そろそろ出すぞ…!」 「んぁはっ…ぃやぁあん!…レン…中に出してぇ…ぁ、ぁあ…あたし、もぅ…らめぇ…!」 どこかの部屋でも、お楽しみの人達がいるようだ。おにいちゃんも私も、ベッドに横たわりながら、快感の余韻を楽しんでいた…。 …☆…☆… その後。昼から海に出て、水着にこびりついた蜜やおにいちゃんの樹液を洗い落としながら、私達も海水浴を思いっきり楽しんだ。 夕方には、ホテルで南国名物の珍しい料理をいただき、夜は…。 「あっ!ぁあ!…おにいちゃん、激しいよぉ…!」 外の暗闇は、ホテルの部屋の窓を鏡に変える。私はその窓に全裸で手を付き、後ろからおにいちゃんを受け入れて淫らに喘いでいた。 「はぁ、はぁ……ほらアプルル。お前がいやらしくヨガリ鳴いてる姿が、くっきり窓に映ってる…。」 「ぁっ…はぁあぁん!ぉ、おにい…ちゃん、恥ずかしい、よぉ…!」 私が身をよじると、余計におにいちゃんの大きさや形が全身で感じられて、さらに気持ちよさが増してくる…。 「恥ずかしいとか言いながら、すごく腰を振ってる…アプルル、お前はこのバカンスで…きっと、もっといやらしくなる…!」 おにいちゃんが、背後から激しく突きながら、とんでもないことをつぶやいている…でも、その予言は、後になってホントに当たってしまう ことになる…。
っと、こんなもんです^−^ さて、アジドの言うとおり、アプルルはこの旅行中にさらにいやらしく なっちゃうのでしょうか…?2日目以降もこうご期待(=>ω<)ノ
ふっ…昨日と一昨日にした…アレのせいで体が痛いぜ…。
(ただのヘッドバンギングとエアギターです。)
興奮も冷め遣らぬまま、『Love & Death』第二章を投下!
3章との内容を合わせる為の修正やらで時間かかりました。
ゴメンナサイ。
今回は少し明るめ?
>>269 お疲れ様〜
エロエロですな〜(゜Д゜)
こっちもエロエロにしなければ…!!
おっちゃんの名にかけて!!(誰だよ)
Love & Death 第2章[Spiritual Awakening]【1】 この章に参加するキャラ紹介 ロアド ヒューム♂…F2-A エルグラード エル♂…F1-A ネアス ヒュム♀…F1-B
第2章[Spiritual Awakening]【2】 ヒュパン! ゴトリ 刃が空を切る音がして、男の首が落ちた。 偽貨幣作りの罪で逮捕された、鍛冶職人リード・ロアンの処刑だった。 「いやああああああぁぁあああ!!!」 少女が前に駆け寄る。 少女を押さえる兵隊達。 「お父さん、お父さん!!お父さん!!!」 手を伸ばしても届かない。近くて遠い間。 父が働いていた鍛冶工房の師匠が少女を引き離す。 「アネシア…ダメだ…。堪えなきゃ…ダメだ…!!」 目に涙を溜めた鍛冶の親方はアネシアにそう言った。 「ほら、祈るんだ…アネシア…。お前が泣いてたら…あいつは…天国にいけなくなっちまう…!」 アネシアは膝を折り、アルタナへ祈りを捧げた。 涙は、枯れ無かった。 ノーブルベッドの中でアネシアは目を覚ます。 「う〜〜…。」 起きれば日が昇り掛けている様な時間だった。 下着で寝ていた為、少しだけ冷えた。 「……はぁ…。」 強烈な体験のフィードバック。 処刑の瞬間が今もって鮮明に思い出させる。 それもこれも、全てはベドーの一件が原因だった。 子供が敵ごと寸断されるのを見た頭が、似た様なシーンを強烈に浮上させたのだ。 お陰で最近の夢は全て、その悪夢だった。 汗でべったりとする肌。 「…お風呂にでも入るか」 そう言うと、彼女は簡単にシルクのローブを着るとモグハウスの外に出た。 朝日は昇ったばかりでまだまだ暗かった。
第2章[Spiritual Awakening]【3】 ホンの少し、居住区の説明をしよう。 居住区は、かなり広い。 冒険者を受け入れるモグハウスに、他国の冒険者の活動の中心となるレンタルハウスが犇いているのだから。 未だに増える冒険者の為、あちこちで改築工事が起こっている程だ。 しかし、基本的に冒険者が使えるのは1部屋のみの狭い部屋だ。 キッチンも無いし、トイレもお風呂も無い。 そう言う物は全て共同施設として部屋とは別個に作られているのだ。 (当然、区画は広いから幾つか点在はしているが。) 風呂等は無料にし、衛生面での悪化を防いでいる。 他にある物としては、歓楽街としての機能もあった。 冒険者奨励とは言った物の、結局の所は有象無象なのだ。 街になだれ込み、犯罪を起こし治安を悪化しかねない。 よって、都市の歓楽街の機能をも兼ね、また、安く利用させる事により犯罪を起こさない様にしている。 中には冒険しないにも関わらず、冒険者として登録し娼館を利用している者もいる。 更に娼婦だけではなく、男娼もいる。 ただし、街でその手の犯罪を起こした場合は他国の冒険者と言えど厳しく罰せられる。 これにより、街での冒険者による性犯罪はほぼ0だった。 ここまで涙ぐましい努力をしているのも全てはコンクェストでの結果で得られる代理戦争での利益だった。 これだけ至れり尽くせりの設備を整えて尚、コンクェストでの利益は大きい物なのである。 アネシアはまだ暗い道を歩き、共同の風呂に到着する。 服を脱ぎ、扉を抜けるとそこは、だだっ広い空間。 広い湯船がアネシアを出迎えた。 湯は一定の間隔で緩やかに流れている。 何でもバストゥークの技術らしい。 湯を循環させ清潔な環境を保つ仕組みだった。
第2章[Spiritual Awakening]【4】 ゆっくりと湯船に浸かり、朝の悪夢を洗い流す。 忘れてはならない過去。 だが、思い出して俯いていても仕方が無い。 アネシアはそう思っていた。 前へ進むには、気持ちを上へと上げる…。 それが、アネシアの歩き方だった。 キィ… ゆっくりと、扉が開く。 珍しく利用者がいる者だと思い、目を配る。 「おはよう。お先に利用させて貰ってるわ。」 ニッコリと笑って後ろを見る。 「あ。」 「あら。」 利用者はディエリーザだった。 「お久しぶりですね。」 「ええ、あれから1週間…ね。」 この広い世界を股にかけ走り回る冒険者が再び出会うと言うのは珍しい事だった。 「……。あいつ…見ました?」 あいつ…とはエザンの事だ。 アネシアの宿敵(?)であり、無礼極まりない隻眼ミスラ。 「いいえ…見て無いわ…。」 あの後、依頼者は報酬を渡し、子供たちを引き取った。 孤児院の運営費から捻出した金は重かった。 依頼を直接受けた訳でもない二人はお金を返し、ジュノで別れたのだ。 「でも…何であんな仕事を…。」 「さて…ねぇ…何か思う所でもあったのかしら…?」 報酬は700ギル。 一般の報酬よりかは多いが、明らかに報酬と仕事の危険が見合っていない。 通常の冒険者で、この報酬で働くのは稀だ。 正義感がよっぽど強くなければ受けるまい。 「ホント…何だったのかしら…。」
第2章[Spiritual Awakening]【5】 子供達を運ぶ時に気付いたが、僅かに甘い臭いがしたのだ。 ペルコシスの臭いに僅かに口に残る白い汁。 恐らく、ペルコシス・オレを飲ませたのだろう。 だが、気を失っている子供に流し込んでも恐らくは飲むまい。 二人があのクゥダフと対峙している間に、口移しにして飲ませたのだろう。 そんな事をする人物が、いきなり子供を両断したり、子供の物を壊したり…。 全く先が読め無い人物として二人の中にリストアップされていた。 「ま、この先関わらない事を祈りたいわ。ホント。」 徹底してウマが合わないアネシア。 「うーん、素直になりきれてないだけの気も…」 何となく“良い人”説を唱えるディエリーザ。 ふと、アネシアの視線がディエリーザの胸元へ行く。 アネシアの胸は小さい訳じゃない。 確かに小さめだが、標準の範囲内だろう。 だが、ディエリーザのその胸は大きかった。 自分のよりも大きく、ヒュームの女性に当てはめても大きい方だ。。 エルヴァーンの胸は基本的には控え目だ。 大抵はヒュームよりも小さいのが常…。 なのに、ディエリーザの胸は大きかった。 少し小さい事を気にするアネシアは自分の胸と見比べてショックを受ける。 (………いいな…) 心の中で指を咥えながら、マジマジと見てしまう。 「あ、あの…アネシアさん?」 マジマジと見ている先が胸だと気付き頬を赤くするディエリーザ。 大きい胸を自分に当てはめ妄想するアネシア。 町を行けば並み居る人々の目は釘付け。 いざと言う時にもセクシーに服装はバッチリ。 そして、カッコいい男を引っ掛けて…その後はディナー…。 ……その後は… 「あ、あの…えーと…?」 あまりの恥ずかしさに胸を少し隠しながらぶつぶつ言うアネシアを眺める。 (ど、どうしちゃったの…?) そして、ハッと我に返るアネシア。 「あ、え、い…ご、ごめんなさい。つい…」 少しだけ寂しそうな目をしながら。 目を正面に戻す。 「?」 何故悲しそうな目をするのだろうか。 ディエリーザは解らなかった。
第2章[Spiritual Awakening]【6】 アネシア・ロアンはサンドリアで生まれた。 父は鍛冶職人でサンドリアに修行の為来ていた。 母はアネシアが生まれた時に死亡。 男手一つで育てられた彼女は、鉄を打つ父の後姿を見ながら育つ。 玄翁を握り、一心不乱に剣を打つ父の姿は忘れない。 自分も将来は、玄翁を持ち鍛冶職人になると彼女は疑わなかった。 父は真面目一徹で、常に熱心だった。 そんな父だからこそ、周りに認められていた。 親方も彼に目をかけ、熱心に指導した。 アネシアが十三の時だ。 修行を十分に積み、サンドリアを出て、バストゥークへ帰り錦を飾って帰ろうと言う話が出て暫くの事。 サンドリアで打つ最後の一本を熱心に打っていた父。 親方もそれに見入っていた。 完成すればこいつは名剣になる…。 そう確信せざるを得ない出来。 製作途中でそう思える剣なのだ。 最後まで打ち続けられるのなら、死んでも厭わない気持ちで父・リードは剣を打っていた。 その時だった、ドアを開け、神殿騎士団が入ってきた。 親方が出ると、そこで剣を打つリードに偽貨幣鋳造の容疑が浮かんでいた。 親方は当然否定した。真面目一徹で1ギルたりともネコババをしない。 この男がそんな事をする筈は無かった。 しかし、問答無用とばかりにリードは引き立てられた。 名剣が露と消えた瞬間だった。 最初は誰もがすぐに帰ってくると思っていた。 しかし、1週間経っても帰ってこない。 親方は何度も城へ上訴を続けたが面会すら許されなかった。 卓越した鍛冶の技術が彼を犯人だと証明するに十分とされ、彼は刑場に引き立てられた。 家族と言葉を交わす事も無く彼の首は地に落ちた。 娘の誕生日まで後1ヶ月だった。
第2章[Spiritual Awakening]【7】 アネシアは祈りながらも神を恨んだ。 清廉潔白な父が何故…。 不幸は続く。 父が死んで2週間後の夜。 ドンドン!ドンドン!! 家のドアが叩かれた。 沈んでいるアネシアは俯いた表情で扉を開けた。 「アネシア・ロアン!お前を貨幣鋳造補助の罪で逮捕する!」 その言葉にアネシアの眠気が一気に覚めた。 「嘘よ!!そんな事…私はしてない!!」 叫ぶアネシア。 「訴えは城で聞く!来い!!」 無理矢理引っ張る神殿騎士団。 「違う!やってない!!私も…父も…そんな事やってない!!」 叫び声がして、隣の家から親方が出てきた。 「アネシア、どうした!?」 「助けて…!」 泣きながら口を開くアネシアを神殿騎士団が制す。 「道中、口を開く事は罷りならん。慎め。」 「おい、待て!」 親方は手を伸ばすが、それと同時に槍を突きつけられる。 「む…う…!」 親方はその場に膝をつき、神に祈るしか出来なかった。 「アルタナよ…あの子にせめて……慈悲を…!!」 ジャラララッ 目の前に出されたのは偽貨幣だ。 「この貨幣に…見覚えはあるか?」 そう言うと、アネシアは首を横に振る。 「本当だな?アルタナに誓って…言えるか?」 「……はい。」 首をかすかに縦に振る。 「しかしな、お前は短剣位作れたと言うじゃないか?不当な利益を得る為に…この貨幣を…鋳造したのだろう?」 暗く、ジメジメした中。 尋問官は丁寧な口調だが、アネシアは怖かった。 貨幣の偽造は漏れなく死罪だ。 故に、誰もが口を揃えて言う。「やってない。」と。 アネシアは正直に身の潔白を訴えた。 しかしながら、神殿騎士団は頷かない。 何故ならアネシアが“やってない”と言う証拠が無いからだ。
第2章[Spiritual Awakening]【8】 世の中“あった”と証明する事より、“無かった”と証明する方が難しい。 例えば、「ラテーヌにゴブリンがいる」と言う事を証明するには、 ゴブリンを一人連れてくれば良い。 簡単な事だ。 だが、いないと証明する場合、ラテーヌを隈なく調べ上げる必要がある。 また、犯罪も“やってない”と言うのに証拠は出せない。 特に、証拠と呼ばれる物が人の証言主体であるこの時代であっては尚更だ。 この様な事を“悪魔の証明”と言う。 故に、本来ならば、「あった」と言う証拠を出すのが筋と言う物なのだ。 それも決定的な証拠を幾つも積み上げる必要がある。 だが、神殿騎士団はその証拠を“噂”だけで判断し、“鍛冶技術”が証拠と言うのだ。 「何で…私がそんな事をするんですか…?やって無いんです……本当に…やって無いんです…。」 俯いてポロポロと涙を流すアネシア。 「そうか、しかしだ。アネシア。君の父親は貨幣を偽造し、世に流した。これは“事実”何だよ?」 何が事実な物か。 父はずっと剣に向かっていたのだ。 貨幣鋳造等する時間も無かった。 だが、それを説明したとて、不毛な答えが返ってくるだけだ。 「それを、誰が証明する?もしかしたら寝てると思ってた間にやっているかもしれないじゃないか。」 最早完全に有罪を固める為の尋問だった。 1週間…。 アネシアは牢獄の中で過ごし、昼に尋問室で尋問される生活を送った。 精神と体力が削られていく時間。 暗く、陰鬱な空間で彼女は神に祈った。 せめて、救いの手を…と。 その夜、アネシアに面会があった。 見知らぬ若いエルヴァーン。 二人は尋問室で対面した。 「あの…貴方は…?」 見た事も無い男性に首を傾げるアネシア。 美形の男性に少しだけ頬を赤くする。 「貴女の父に世話になった者です…。あの人の剣は逸品だった…。」 父の剣を褒められ一瞬喜ぶ顔をするアネシア。 だが、頭に斬首のシーンがフラッシュバックし再び項垂れる。
第2章[Spiritual Awakening]【9】 「君、暫く…二人きりにしてくれ無いかな。色々と話がしたい。」 横のエルヴァーンに言う。 「し…しかし…。」 「私が誰か知らぬ訳でもあるまい。大丈夫だ。」 「き…規則は規則です!」 一瞬たじろぐが、若者はそっと、小袋を手渡す。 「少し休憩すると良い。何、ばれても私が何とかする。」 そう言うと、ペコリと見張りは頭を下げ、外に出た。 周りに誰もいない、静かな空間。 尋問室は分厚い壁で区切られ、ドアも分厚い。 中で何があろうとも外に知られぬ様にする為だ。 例えば、殴った際に泣き叫ぶ人の声を聴けば囚人は怯え竦む。 それが噂となってはいけないので音は殆ど漏れなかった。 「…さて、邪魔者は…いなくなりましたな…。」 そう言うと立ち上がり、若者はアネシアの横に立つ。 「……あの…?」 不思議な雰囲気のアネシアの胸元に若者の手が滑り込んだ。 「きゃあっ!!」 「ふっふふふ…素晴らしい手触り…きめ細かな肌だ…。」 舌で唇を舐め、膨らみかけの乳房を揉みしだく。 「や、やめて!何の冗談よ!」 「冗談とは失敬ですな…。あの日…刑場で貴女を見たのです…美しかった…貴女の泣き顔は…!」 人の良い顔はどこへやら、それは雌を犯す獣の目だ。 「貴女の様な美しい泣き顔を見ると…堪らないのですよ…!」 「助けて!!誰かー!!助けてぇ!!」 あらん限りの声で叫ぶ。 「無駄ですよ。ここで叫んでも…声は外に出ません…ですが…ふむ。私とて紳士の端くれ… 無理矢理戴くのも不躾でしたな…。」 そう言うとそっとアネシアの耳に囁く。 「その体…今、ここで好きにさせて戴けるのならば…貴女を釈放して差し上げよう。」 瞬間、ピタリと体を止める。 「ふふふ、私にはその力がある…。このまま行けば貴女は死罪…または利き腕の切断です。 そんな目にはあいたくないでしょう…?たった一晩…しかも、この時だけで良いのですよ?」 清廉潔白な彼女は、このまま行けば刑場の露と消える。 父と同じ様に。 自分は無実だ…。だがそれを証明する事が出来ない。 「いかが致しますか…?勿論…無理にとは言いません…。」 先ほどまで無理矢理犯そうとしていたのに何を言うのか。 しかし、アネシアに選択の余地は無かった。 アネシアはこくりと頷いた。 それを見て自称・紳士はアネシアの体を触り始める。
第2章[Spiritual Awakening]【10】 「ふふ…やはり素晴らしい…。今までの中でも極上の肌触り…!」 体中を撫でられる感覚に唇を噛んで耐える。 そっと、パンツの中に手が滑り込む。 「…っ!!」 ビクリと体を震わせ、硬直させる。 「ふふ…やはり…まだ、誰も通ってはいない様ですね?」 そう言うと、尚も体を全体をねぶっていく。 頬を舐め、首筋も舐める。 「やはり果実は青いうちに食すのが…一番だ…。」 徐々に体がじっとりと汗を流していく。 少女は神に祈った。 “助けて” ただ、それだけを。 「ふ…用意は良いようだ…。」 そう言うと、椅子を壁際に置き、アネシアを座らせる。 「そう、良い子だ…そして…足を開いてください…。」 下着はとうに剥がれていた。 スカートを捲くり上げると、そこには露に濡れる堅く閉じた蕾があった。 それを見ると男は股間の物をズボンから出す。 「ああ、貴女の美しい物を見て、私の物はとても堪らない様だ…!」 それはやや細めだが、長めの男性器。 あれが自分のここに入るのか…。 初めての物をこんな獣に散らされるのか…。 「うっ…ずっ……ううあぅ…っ…うううっ…」 アネシアは泣き出す。 「美しい泣き声に…泣き顔だ…それこそが…私にとって最高の食前酒です…!」 そう言うと、アネシアの足を掴み、まだ誰も通った事の無い女陰に先をつけた。 ググッ… 堅く閉じた蕾は開かない。 当然だ。彼女はまだ子供だ。 花開く時には至っていない。 だが、尚も無理矢理に押し付ける。 クチュ… 僅かに先が入った。 それと同時にアネシアを襲う引き裂かれそうな痛み。
第2章[Spiritual Awakening]【11】 「あぐうぅっ!!」 堪えなければ。 自分は生きてここを出るのだ。 堪えなければ…! 尚も奥に進むペニス。 「あぎぃいぃいいぃ…!」 歯を食いしばり、涙を流すアネシア。 「おお…この締め付け…。予想外です…。ここまでの極上の花だったとは…!」 そして…。 プチン 軽い音がして、アネシアの処女は奪われた。 「うぎいいいいいいぃぃぃぃっ!!」 痛みがアネシアの体を駆け抜け、女陰からは血が滴り落ちた。 ストロークをする度に血の音がする。 ヌチュ…クチュリ…… 「ぐっ…うううあぅ…!!」 歯を食いしばり堪えるアネシア。 いつまで堪えれば良いのだろう? 「堪える顔もまた美しい…。しかし…果実は食べたら…それまでなのです…ですから出来る限り味わい尽くさねば!」 処女を犯す事が彼の目的だった。 その為この監獄に来るのだ。 兵士はそれを解っていたからこそ、一度は断った。 そう、ささやかな同情だったろう。 だが、そのささやかな同情は金に流れた。 そう、この一晩だけで…彼女は解放されるのだから、と。
第2章[Spiritual Awakening]【12】 ぐちゅ…ずちゅ… 淫猥な音が尋問室の中に響く。 僅かな愛液と血が潤滑油となり、アネシアは腰の動きにあわせ、揺られるだけ。 痛みに堪え、うめくだけのアネシア。 快楽は僅かにある物の痛みが強くて涙しか流れなかった。 「ううぅむ…これはっ…!」 そう言うと、若者はアネシアの胎内へと精液を放った。 「うぅ…うああああっ!!うううううー!」 汚された事の後悔がアネシアを襲う。 「ふむ…美しき花が…咲きましたな…。」 アネシアの膣から自らの物を抜き取ると精液が女陰から滴り落ち、血と混ざり綺麗なピンク色に染まる。 「良い顔だ…。それでこそ…貴女です。」 そう言うと、ホンの少し顎を手に取り、アネシアを見た。 涙が蝋の火で照らされ光っていた。 アネシア14歳の誕生日だった。 次の日の朝、アネシアは釈放された。 汚された体は洗ってもいなかった。 家に帰り、風呂に浸かり…。 また泣いた。 その後のアネシアは悲惨だった。 見知らぬ男性に対し恐怖を抱く様になった。 優しく対応してきても、獣の様に変わるあの顔が思い浮かぶ。 少し気を惹かれても、いつ顔が変わるのか…怖かった。 父もいなくなり、彼女は心の拠り所を失い泣き続けた。 親方だけが、彼女の告白を聞き慰めた。 その胸には大いなる怒りの炎を灯しながら。
第2章[Spiritual Awakening]【13】 その後、事件は急展開を迎える事になる。 貨幣鋳造の真犯人が見つかったのだ。 捕まえたのは、鍛冶工房の親方だった。 必死に真犯人を探した親方は1年ばかり修行した一番新参者の部屋を調べた。 そこには貨幣の形を取った物がゴロゴロと出て来た。 新参者は貨幣偽造がばれかけた時、一部をリードの責任とし、 逆に神殿騎士団に訴え出たのだ。 そして、真犯人として自らが捕まってはたまらないと、一番恨みを抱きそうなアネシアが逮捕された。 男の唯一の誤算はアネシアが釈放された事だ。 アネシアが釈放されて、喜ぶ鍛冶場の中にあって、少し引きつった顔をした新参に違和感を覚えたのが切欠だった。 順当に行けば、アネシアが処刑される予定日の2日後の事であった。 真犯人は改めて処刑され、杜撰な誤認逮捕と冤罪で神殿騎士団は王立騎士団に糾弾される事となり、 アネシアへ多大な慰謝料と、父の罪は間違いであったとする免罪証が発行された。 アネシアの目には神の思し召しに映っただろう。 失った物は大きい。 だが、僅かでも返ってきた。しかも父の無罪まで証明された。 アネシアは受け取った金で父の墓を建て直し、残りを孤児院と教会に寄付。 家も売り、僅かに残ったお金で冒険者になった。 僅かでも良い。 不条理に泣かされる人間を助けたい。 こうして、アネシアはサンドリアの冒険者となった。 後日…。 アネシアを犯した青年の死体が発見された。 神殿騎士団に繋がりがある彼の胸元には、ナイフが刺さっていた。 アネシアが作った物と言う意見もあったが、 アネシアはその時、葬式の段取りを教会関係者と話しているのが目撃されている。 また、神殿騎士団は批判と糾弾で容易に動けず 王立騎士団によって『暴徒によっての殺害』とされ、神殿騎士団もそれ以上は追及しなかった。 真偽は定かではないが、鍛冶工房の親方がアネシアが旅立つ時、言った言葉があるという。 「仇は取った」と。
第2章[Spiritual Awakening]【14】 「…?」 悲しい瞳を見てディエリーザ、顔を近付ける。 「あ、ごめんなさい…ちょっと…嫌な事思い出しちゃって。」 手を顔の前で軽く振るアネシア。 「でも…良いなー…胸おっきくて…。」 再び、マジマジと見るアネシア。 その視線に再び、ディエリーザは赤くなる。 「ちょ…ちょっと恥ずかしい…。」 胸を隠すディエリーザ。 「なによ〜女同士…良いじゃない!それ!」 ディエリーザに飛び掛り、胸を掴むアネシア。 「キャッ!」 まるで、綿の様に柔らかい感覚。 「ちょ、ちょっとぉ…!」 明るく笑うアネシアにディエリーザは顔を赤らめ身を捻る。 「へへ、つーかーまーえたー!」 ガシッとディエリーザの肩を抱き、胸に顔を押し付ける。 「キャッ!」 力で振りほどくのは簡単だった。 だが、悲しい瞳を見た後、何故かそうする気にはなれなかった。 「…お母さんって…こんな感じなのかなぁ…。」 ポツリとアネシアが言った。 「え…?」 「私ね…お母さんの顔…見たこと無いんだ…。」 心の傷を吐露するアネシア。 体を止め、アネシアの声に耳を傾ける。 「父さんが…育ててくれて…。毎日が楽しかったけど…。お母さんのいる子が羨ましかった…。 でも、それをお父さんに言うと…悲しいと思ったから…。」 ポチャン 涙が湯船に落ちる。 「そして…父さんも…いなくなって……。私は一人…!どうして…辛い事ってあるんだろうね? この前もそう…。助からないとしたって…助けたかった!何であんな死に方…!!」 助けに来た筈の人間に切り殺される。 あまりにショッキングだった。 「そう…。辛い事はある…誰にでも…。」 ディエリーザが頭の中で辛い記憶を反芻し、口を開く。 「それでも…。楽しい事はあって…。辛い事は…忘れたらいけないけど…。歩かないと…私はその事実を認められないの。 お父様が死んだ時がそうだった…。心の中にぽっかり穴が開いて…自暴自棄になって…。でも、前に進んだら… 楽しかった。それでも辛い事はあったけど…。目を背ける事もあるけれど、世界は楽しい…。」 胸に顔を押し当てたまま、アネシアは言う。 「あいつは…どうなのかな…。」 “あいつ”とはエザンの事だろう。 「気にするのね…結構。」 「あいつ…憎んでた…。色々な物…。神様が嫌いって言ったけど、きっと違う。 あいつは世界が憎いんだ…。楽しい事とかあったけど…多分…辛い事の方が多くて…。」 そっと、ディエリーザはアネシアの頭を抱え込む。 「それでも、彼女は生きている…。本当は…優しいのよ…。彼女も…。」 「…まだ…許せそうに無いよ…私…」 涙はディエリーザの胸を流れ、湯船に溶けた。 そんなアネシアをディエリーザは黙って、抱きしめる事しか出来なかった。
第2章[Spiritual Awakening]【15】 「ご、ごめんね…」 ふらふらと共同風呂から出るアネシア。 着ているのはシルクローブだ 「だ、大丈夫…。」 同じく、ふらふらとしながらウールガンビスンを着たディエリーザが出てくる。 二人とも顔が赤い。 長々と風呂に入り、のぼせてしまった二人はフラフラとモグハウスに入る。 「そうだ、どうせなら…お昼一緒に食べない?一人じゃ味気ないし…。」 ディエリーザからの昼食のお誘い。 「そうね…。そうしましょ…じゃ、着替えてからすぐに…。」 少し、湯だった体を冷まし、いつもの服へと着替える。 ガンビスンを脱ぎ、裸身を晒すディエリーザ。 ブリーチズを履き、ベッドに腰かけレギンスをはめる。 ガントレットを装着し、サーコートを着込む。 最後にコロネットを装備し、軽く鏡の前で服を正す。 「うん!」 ニコリと笑うと扉をゆっくりと開けた。 南サンドリア 商店が立ち並び、サンドリアの経済の中心と言っても過言ではない。 競売前は今日もにぎわっている。 「今回はサンドリアがトップ取ったから賑やかだね。」 特産品が所狭しと並んでいる。 調理を嗜む冒険者が売る料理を買い、芝生に座って食べる。 歓談の時。 (この楽しい時が続けば、皆笑えるのに…。) アネシアはそんな事を思いながら、空を仰ぎ見た。 その時だった。 「だっからよー!!あの時、あの女がさ!」 気持ちの良い気分は酔っ払いの声で吹き飛ばされた。 「馬鹿ね。そんな女に引っかかるから悪いのよぉ!」 「ハッハッハ。ロアド、お前が悪いぜそりゃ!」 ヒュームの男女に、エルヴァーンの男が道を悠々と歩く。 道行く物を押しのけて。
第2章[Spiritual Awakening]【16】 ムッとするアネシア。 「はぁ…。有象無象がいると…大変だ。」 ディエリーザも頭を抱える。 冒険者優遇政策のマイナス面がコレである。 治安の悪化…。 取り締まるには取り締まるが、修羅場をくぐった冒険者では国が抱える兵士では取り押さえられない事も多い。 強い冒険者相手では、見てみぬふりをする事もあった。 あの3人組は確かに強いだろう。 だが、それでもアネシアやディエリーザよりかは数段下であるとも言える。 それは装備を見れば大抵推し量れる。 問題は彼らが3人だと言う事。 強さは上でも、3対2では分が悪い。 つまらない事で怪我を負うのも得策では無いだろう。 だが、ここで止めねば冒険者の沽券に関わる、と思い、立ち上がったその時だった。 テコテコと歩くタルタルの女の子が袋を抱えている。 ヒュームの女性がそれを見るやいなや、スッと足を出し引っ掛けた。 「あうぅっ!」 ベチャっと地面を転び、袋を前に落とすタルタル。 「あ、種…。」 袋の中には種が入っているのだろう。 道には黒い種がパラパラと散らばる。 「飯の種にもなりゃしないじゃない。こんなもん。」 袋を蹴り上げ、道端に種が散らばった。 「はーっはは、ひでえなぁおい!」 「アーッハハッハ!」 「フフッフフハハハハハ!」 3人は声をあげ笑う。 案の定、兵士は見て見ぬ不利。 触らぬ神に祟りなしと言う所か。 アネシアの頭にあの日の事が浮かび上がる。 蹴り壊されたアルタナ像…。 泣き叫ぶ少年をよそに更に打ち砕かれる少年の“宝物”。 あいつは笑いこそしなかった…だが、目の前にいる奴らは…!!
第2章[Spiritual Awakening]【17】 アネシアが飛び出そうとした時。 ロアドと呼ばれたヒュームの男が前につんのめった。 「のあっ!」 道路に突っ伏す男。 ゴスッ! 黒いソルレットが男の頭を踏みつけた。 隻眼、黒鎧、銀髪。 エザンだった。 「な、何しやがる!!」 足をのけようともがくロアドと呼ばれた男。 エルヴァーンの男は腰からダークアクスと連邦軍師制式帯剣を取り出し構える。 「ちょっと、いきなり失礼じゃない!?」 女も短剣を抜き、身構える。 剣先から雫が滴り落ちている。恐らくはベノムナイフ。 それを見ても動ずる事無く言葉を紡ぐ。 「歩くのに邪魔だ。消えろ。」 その言葉を発するや否や、ソルレットを頭から離しロアドを蹴り飛ばした。 「ぐおおっ!!」 少しのたうち回った後、ロアドは背中に背負ったダーククレイモアを抜き放つ。 「何のつもりだ手前!!」 目は怒りに染まっている。 「邪魔だ。そう言った。それとも、言葉が理解出来ない奴か?」 ぶっきらぼうに言うエザン。 「ちょっと腕が立つからって…でかい態度しやがって!」 酒でデカイ態度を取っているのはどちらだろうか。 傍目には明らかだった。 だが人々は災厄を恐れ、手を出さない。 「おい、こいつ…ぶっばらすぞ!“アレ”行くぞ!ネアスは右、エルグラードは左だ!」 そう言うと、ロアドが正面に。 エルグラードと呼ばれたエルヴァーンの男は左後方。 ネアスと言うヒュームの女は右後方の位置がつく。 「後悔しても、もうおせえ!!行くぞぉ!!ダークフェニックスフォーメーショーン!!」 ダサい。 余りにもダサいネーミングセンスにある人は笑い出しそうになる。 それでも、災厄を恐れて笑いを堪え口元を抑える。 ネアスがナイフを構え突っ込む。 ガントレットでいなすと同時に、エルグラードが両手の武器で連撃を繰り出す。 何とか避け、時には手で払う…その時…。 「もらったぁ!!」 ロアドが真上に飛び上がり、大上段に構えた剣を振り下ろす!
第2章[Spiritual Awakening]【18】 バギィン!! 「のぐぁ!!」 情け無い声を出し、ロアドが吹き飛ばされた。 ケーニヒシールドがエザンの後ろにあった。 白いサーコートを着込んだディエリーザがそこにいた。 それと同時に、エザンの回し蹴りを食らったエルグラードが近くの街路樹に頭をぶつけていた。 「だ、誰よあんた!」 ヒュッ! 蒼い剣線がネアスを襲う。 キィン! 鋭い響きが場に響き渡った。 「貴女の相手はこっちよ!」 真っ赤な装備に身を包むアネシアがそこにいた。 「…やってくれるじゃない!」 「あら、褒められちゃった?じゃ、一撃はオマケしてね!」 そう言うと、ネアスの肩口から血が僅かに吹き出た。 「な!?」 「油断したらダメよー。歩き方も解らない赤ちゃんは特・に・!」 「何ですってぇ!?」 激昂し、突っ込むネアス。 ゴールドバックラーで相手の右腕を払い、そのまま左手をネアスの腹に当てる。 バジィン!! 一瞬、激しい音がして、ネアスが吹っ飛ぶ。 「必殺!電撃当身…なーんてね。」 雷の正体は放つ直前のサンダー。 エンサンダーの応用だ。 「エザン!今日は助けてあげるから、少しは感謝しなさいよ!」 快勝したアネシアはエザンに剣を向ける。 「……………。」 黙ってアネシアを見るエザン。 「…な、なによ。」 「……誰だ?」 ベシャ! その場につんのめるアネシア。
第2章[Spiritual Awakening]【19】 「……私は覚えてる…?」 背中合わせのエザンのディエリーザが不安そうに問う。 「んー…どっかで見た気はするが…?」 本気で覚えて無いらしい。 「あんたねぇ…どこまで人を舐めてんの!?一週間前、ジュノとベドーで会ったでしょうが!!」 そう言われて、少し首を捻る。 「ああ、そんな事もあったな。確か…アムネジアだったか?」 ガクッと膝をつくアネシア。 「そ・れ・は!今のあんたの状態の事でしょうが!!アネシアよ!アネシア!」 アムネジアとは健忘症及び記憶喪失の事である事をここに記す。 「で、あんたの名前は…聴いてないはずだが?」 背中にいるディエリーザに問う。 「ああ、そうだったね。私は…ディエリーザ。宜しくね。エザン。」 「ふん。だったら、とっとと蹴散らすぞ。」 そう言うと、エザンは背中の大剣を抜いた。 「ぐぐぅ…。てんめぇ…!」 ヒュームの男が立ち上がる。 「あっちのは私がやる。あんたはそこの男をお願い。」 そう言うと、エルグラードの方を向くディエリーザ。 そして、街中の乱闘は始まった。 「ふざけんじゃないわよ…!」 バザーに突っ込んだネアスが立ち上がる。 「しぶと!!」 まあ、アネシアも殺さぬよう手加減したから当然ではあるのだが。 「へへーん、じゃあ次は…爆炎当身でも…!」 その瞬間、女が何かを投げた。 黒い何かが先についているそれは、くるくると回る。 バズン!! 女が投げたそれは、空中で爆ぜ、爆音を響かせる。 「きゃああっ!!」 「うわああ!!」 「うあーーん!」
第2章[Spiritual Awakening]【20】 悲鳴と泣き声が聞こえる。 「あんた…!」 炎を見て睨むアネシア。 「こいつで…バラバラにしてやるっ!」 ネアスは手に持った震天雷を再び投げつける。 「シャレになって無いわよ!!」 飛び上がるアネシア。 空中で震天雷の柄を掴み、女の方へ投げつける。 「ちょっと…そんな!?」 信じられない事をする。下手すれば爆発に巻き込まれるというのに。 バズン!! ネアスの間近で震天雷が爆ぜ耳が爆音で塞がれた。 「くっ…信じられない…!」 そして…。 「少し…反省しろ!!」 ジュワユースによる、エンファイアを纏った連撃。 「きゃあっ!!」 複数箇所を火傷を伴う刺突がネアスを襲う。 ファストブレードの応用。 刺突に向く武器故に、彼女なりに考え出した方法だ。 何とか後ろに逃れるネアス。 「天誅!!」 ズバォオン!! サンダーVがネアスを直撃した。 「どうだ!」 焦げたネアスの口から煙がポワッと飛び出して気を失った。
第2章[Spiritual Awakening]【21】 「そらそらそら!!」 エルグラードがディエリーザに襲い掛かる。 斧と剣の連撃。それは全てを巻き込む竜巻の様だった。 「はっ!!」 バキィン!! 盾で剣を持つ手を強打する。 「ぐおっ!」 痺れて、剣を落とすエルグラード。 「降参なさい。貴方に勝ち目はありません。」 剣を落としたエルグラードを見て、ディエリーザが降伏を呼びかける。 「ふふふん…何のこれしき!必殺!」 斧を構えるエルグラード。 「バーサクウォークラィデリシャス山串ランペー…」 ヒュン。 男が自ら自慢の技の名前を言い終わる前に、ディエリーザがエルグラードの横を駆け抜けた。 「過信は貴方の足を掬うだけですよ。今しばし…修行しなさい。」 パシュッ! 複数箇所から血を噴出しエルグラードは地に倒れ伏した。
第2章[Spiritual Awakening]【22】 「おらおらおらおろぁああ!!」 ダーククレイモアを振り回すロアド。 素早く力強い…だが、どれも剣筋が粗い。 ガッ! ギィン!! チュィン! そのどれもが、エザンのバルムンクに弾かれた。 「その程度の腕前で…良くそこまで自信を持てたな。」 はっきり言って大した事は無い。 「…のやらぁ!!」 突っ込むロアドを足を引っ掛け地面に倒す。 「ふんぐぉお!?」 盛大に転ぶロアド。 確実に厄日だった。 「……無様だな…。」 その言葉にカチンと来る。 「て、手加減してりゃ頭にのりやがって!」 完全な負けフラグである。 「こいつで…どおよぉ!!」 剣にサイレントオイルを振り掛ける。 「力だけが強さじゃねえ!技だけが強さじゃねぇ!!オレは…頭で戦うんだよっ!!」 すると、ロアドは火打ち石を取り出し、サイレントオイルに火をつける。 ゴオッ!!! 赤々と燃える炎の剣がそこに出現した。 「どぉよ…この輝き!!さあ、土下座すんなら…!!」 赤々と燃える炎を前にエザンはポツリと呟いた。 「………ただの馬鹿か。」 「んだとぉ!?だから、オレは知恵で……!?」 その時だった。 「ずわっちゃああああああ!?」 刀身の熱が柄に伝わり、それが男の手を焼いたのだ。 堪らず、剣を地面に突き刺し、手を冷ますロアド。 「そんな腕では剣が哀れだな。」 そう言うと、バルムンクを高々と振り上げる。 容赦の無い目。 明らかに自分の首が飛ぶ恐怖を脳裏で垣間見たロアドは怯えていた。 「ま、待ってくれ!お、俺たちが悪かったぁああああああああ!」
第2章[Spiritual Awakening]【23】 ヒュオン!! その叫びを切り裂く様にバルムンクは振り下ろされた。 パキィン 重厚な黒鉄で出来た剣はガラスの様な音を立て、砕け散った。 パシュ! それと同時にロアドの顔に斜めの傷が開いた。 「う…うぉおあああああ!!」 「殺すのも面倒だから…それで勘弁してやる。」 そう言うと、踵を返し種を泣きながら種を拾い集めるタルタルの元へ行く。 「…ほら。これやるから…とっとと家へ帰れ。」 そう言うと、色々な種が入った袋を3袋タルタルの前へ置く。 「………何なのアイツ…。」 以前は堂々と石像を破壊したのにも関わらず、いきなり優しくなる。 その行動の読めなさがアネシアとディエリーザを呆然とさせる。 泣きはらした目をエザンに向けるタルタル。 「えと…あの……。」 「………。」 黙ったまま門の方へ歩くエザン。 「おねえちゃん!!ありがとぉ!!」 手を大きくぶんぶん振るタルタルの声が聞こえたのか、耳を一瞬が動いて、門の向こうに消えた。 その後、騒ぎを起こした3人組は神殿騎士団に捕縛され、アネシアとディエリーザは一夜の英雄となり 町の人々から酒を振舞われた。
第2章[Spiritual Awakening]【24】 アネシアは上機嫌で騒ぎ。 頬を赤くしたディエリーザには男が群がるが、やんわりと返す。 ふられた男達が横で涙を流し項垂れていた。 アネシアは思う。 泣きたい時もあるけど。 嫌な事もあるけれど。 楽しい時が沢山ある! お父さん、お母さん、産んでくれて…ありがとう!感謝します! お父さん、私を見てますか? お父さん、天国でまた、私を抱っこしてくれますか? お父さん、まだ見ぬお母さんに伝言を頼みます。 お母さん、天国で会ったら色々話す事があります! お母さん、色々と聞かせてくださいね! お母さん、少しだけ…甘えさせてください。 二人とも…私は…アネシアは…楽しく騒いでます! 夜は更けていく。 祭はまだまだ…終わらない。 To Be Continued
うひょー、パラノイドさんもすげえ(゜Д゜) お疲れ様です(`・ω・´)ゞ
次回Love & Death予告! 凍りつく様な寒さの中、震える。 凍てついたのは体か、それとも心か。 幸せと不幸を垣間見て、彼女は…死んだ。 黒い衝動だけが、彼女の内にある。 世界を憎む彼女を抱き止める一対の腕。 その目に映るのは、憎か哀か。 次回、Love & Death 第2章『Die Young』 エザン「見なくても良いぞ。くだらん。」 アネシア「あ、あんたちょっと何を言ってんの!見てくれる人に失礼… てか私の出番わあああああ!?」 ディエリーザ「えと…その…こ、こうご期待…!? コレで良いんですよね?」
297 :
パラノイド ◆Y/DoYXGA12 :2007/10/22(月) 01:46:14 ID:uyPmla5S
げお、間違えた!第2章じゃねえ。第3章だ!
次回予告は第3章『Die Young』ね、しっつれいしましたー!!
3章はエロシーンが増えます。
きっと。
てか、ふたなり注意になっちゃいます第3章。
ダメだ、俺の頭はもうダメだ。
本来は2章はもっと暗いはずが、アネシアの性格に合わせてたら嫌に明るく。
こ、好評だと良いなぁ…ドキドキ。
>>258-260 どうもありがとうございまーす。
続きはこんなんですが、如何でしょうか?
>>295 長いよなあ…どう見てもコレ。
お互い頑張りまっしょい!
ついでにちょとあげちゃう。
ヘドバンとエアギターって… あなたもラウドパーク参戦者?w しかし良いね。 これからどう絡んで行くんだ。 3章も期待してるお
299 :
名無しさん@ピンキー :2007/10/24(水) 16:20:37 ID:d+h0cNAQ
にゃうにゃう(ほしゅ)
>お兄ちゃんの大樹の樹液、私の中に いっぱい出して…。 このフレーズに爆笑してしまった…! それまでエロさをビンビンに感じていたというのに…!! 名もなきタル好き…恐ろしい子!
>>298 ああ、見てたさ…。
Black Sabbath(Heaven & Hell)カッコ良過ぎて泣いた。
で、どういうわけか今むっちゃ肩痛い。
3章は出来てるが投下はちょっと待ってくれ。4章の内容次第で手直しが必要だから。
遅くても土曜日には投稿出切ると思う。
肩のキーボード打つのも辛いんだ…。ゴメンね。
どうでも良いが、俺の小説はメタルアルバム名かメタル曲名何だぜ!
(ホントにどうでも良い。)
>>300 アプルルにとって、おにいちゃんのは星の大樹並みに
信仰の対象なんですよぉ(/ω\)
笑わせるつもりなんて、一切なかったのに…(´・ω・`)
首猫とか岩猫とか岩樽とかもふやしてくたさい
どもー(=>ω<)ノ 愛のバカンス・2日目 イキますよーw
翌朝。いつもよりも少し遅めに起きた私達は、また海に出た。冒険者さん達は、早朝からでも歓声を上げて遊びまくってる。元気だなぁ。 「ああ…このカッコだと、また寝られそう♪」 空気で膨らます小さなイカダに乗り、すっかりリラックス気分の私。この時間ばかりは、赤字決済の山が積み上がる手の院の現状も 空のかなたへ忘れ去ってしまう。 「寝たら、落っことして起こしてやるよ。」 にひひひひ♪と、まるでいたずらっ子みたいな笑い声を上げるおにいちゃん。すっかり子供に返ってしまってる。 「えー?じゃあ後でおにいちゃんの番でも、寝たら落とすからね♪」 「わはははは♪」 あぁ、ホントに至福の時間♪バカンスの時間がずうっと続けばいいのに…。 たくさんの人で賑わう海岸も、端の方にはあまり人がいない。おにいちゃんが泳いで端の方をうかがってみたところ、どうやら岩壁に 囲まれたプライベートビーチ、もしくは浅瀬みたいなところがいくつかあるようだ、とのこと。 「行ってみようぜ。」 「うん!」 そこは、サンゴの崩れて粉になったようなのが幾層にも積み重なった所に藻が生えてできた、かなり広い浅瀬だった。深さは大体 私達タルタル族の胸ぐらい。他種族にとっては足元ぐらいかもしれない。海流にふわふわと揺れる藻と、その間を優雅に通り抜けて いく南国特有の魚達の動きが、足裏にくすぐったい。 「お。いいもんめ〜っけ♪」 おにいちゃんが海底に何かを見つけたらしく、前屈するようにもぐってすぐにざばっと上がってきた。 「ほら。海のリラコサージュだ。」 「わぁ…♪」 海底に張り付いていた、周辺にひらひらとした花びらのようなひれがついたヒトデだった。頭にのせてポーズをとってみせると、 おにいちゃんはうれしそうに歓声をあげた。 「私も探してみるね。」 私も、おもしろそうな生き物を探して、海底に目をこらしてみた。…さすがは南国。大した時間もかからずにそれは見つかった。 「おにいちゃん、私もコサージュ見つけたよ♪」 海中をゆらゆらと漂う半透明の白い花のような生き物を手にすくい上げ、掲げて見せた。でも、おにいちゃんはそれを見た途端、 顔色を変えて叫んだのだ。 「ちょ!おいアプルル、それは刺されたら痛いぞ!早く手を離…せ……うぎゃたぁ!!」 「おにいちゃん!?」
…私がコサージュそっくりと思った生き物は、クラゲだったのだ。クラゲはその長い触手を伸ばし、おにいちゃんの内腿の辺りを 刺したらしい。刺された箇所が見る見るうちに大きく赤くはれ上がってゆく。 「と、とりあえず、あそこの浜に上がって様子を見よう。」 おにいちゃんに肩を貸して、粉末化したサンゴでできた真っ白な砂浜までゆっくりと歩いていく。そこは結構広くて、3人くらいが中で くつろげそうな感じ。モグハウスと同じくらいといえばいいのかな。おにいちゃんは浜辺にどかっと座り込むと、タルタルボクサー+1の裾を ずらして、はれ上がった患部を露出した。 「ぅわ…痛い?おにいちゃん…。」 「…多分、もうすぐ痛くなってくる…そうなる前に、毒を吸い出してくれ。自分でやろうかと思ったが、口が届かん。」 丁度脚の付け根の辺りが赤く膨れ上がっている感じだ。私はこくりとうなずくと、まず患部全体を口に含んで海水の塩分をなめとった。 そして、ほほをすぼめてちゅーっと何度も吸ってやる。すぐに口内に苦い味が広がり始めた。多分これが毒だろう。うっかり飲み込まない よう気をつけながら何度も吸い、海に入ってぺっと吐き出す。最初は果たしてこれが小さくなるんだろうか?と思っていたのだが、何度も 毒を吸い出しては吐き出しに行ってるうちに、少しずつくわえている患部が小さくなり、はれがひいていってるのが分かる。 …でも、だんだんと小さくなっていく患部と対照的に、おにいちゃんの脚の付け根に生えている、アレが…私が口づけてしゃぶっている せいなのか、だんだんと大きくなっていってるのが目の端にうつる。気にしないでおこうと思えば思うほど、目に入ってくるのだ。しかも、 おにいちゃん、明らかに息が上がってきてるし…。 「…ぁ……はぁ…っ…はぁっ…。」 痛そう、辛そうというよりは、切なそう、気持ちよさそうといった感じ。顔がぽぅっとピンクに染まり、耳も力なく垂れ下がっている。と、 岩壁1つ離れた砂浜の方から、男女のあられもない喘ぎ声が聞こえてきた。 「ぅ、…んんぅ…。はぁ、…っはぁ…。スピピ、こんなにぐちょぐちょになってるぞ…。」 「っはぁん、んぁはっ…ゃあん!…らめぇ…ティムル、そこはらめぇ…!砂入っちゃう…。」
「…おにいちゃん、ここがこんなにはれ上がってるよ…。」 向こうの2人の冒険者さん達に触発されたのか、後になって思うととんでもなく恥ずかしいことを言いながら、私はおにいちゃんの 大きく膨らんだアレを手でゆっくりとさすり始めた。 「ぁ!…あぁ……そ、そこも…吸って…しゃぶってみて…。」 私の手が往復する度にびくんと身体を震わせながら、おにいちゃんはささやいた。私はおにいちゃんのタルタルボクサー+1の裾を さらにずらし、大きく膨らんだアレを露出させた。赤黒くて大きくそそり立っているそれにそっと指を這わせると、たまらないくらいに熱く、 脈打つようにぴくんぴくんと震えた。 「ん…ふぅ…。」 とんでもなく恥ずかしいのをこらえつつ、私は舌を出して、おにいちゃんの根元から先端までを何度もつつーっとなめ上げてみた。 「あ!…ぁあ…。」 おにいちゃんの声が、たちまち甘い喘ぎに変わり、はぁはぁという荒い吐息が切なそうに響く。私は、何度もなめ上げてぬらぬらと いやらしく光る肉棒を右手で握り、左手は玉袋を包み込むように持つ。そして、快感への期待で既に輝く露を少しこぼしている先端の 鈴口に、優しくキスをした。 「ぁ…っ!」 おにいちゃんが顔を真っ赤にして甘い吐息をつく。普段の冷静で意地悪そうな視線はどこへやら。私はおにいちゃんの表情を楽しみ ながら、右手で肉棒をしごくのと同時に舌で鈴口をチロチロとくすぐってみた。熱い肉棒がますます熱を持ち、熱い露をこぼしながら ぴくぴくと震える。 「おにいちゃん…私がしゃぶるの、ちゃんと見てて…。」 多分この時の私は、向こうの砂浜で愛し合ってる冒険者さん達の嬌声や、南国の砂浜でシテいるというシチュエーション、そして 照りつける真夏の太陽に、すっかり酔いしれていたのだと思う。私はおにいちゃんの感じてる顔を見つめながら、肉棒を口に含み、 ちゅぽちゅぽとしゃぶり始めた。こぼれている露をなめとりながら、根元から先端まで唇で包んでこすり上げる。…あぁ…大好きな おにいちゃんのが、こんなにおいしいなんて。外の、真夏の太陽が降り注ぐ砂浜で、こんな恥ずかしいことしてるのが、こんなに キモチイイことだなんて。おにいちゃんも、気持ちよくなってくれているのだろう。息を激しく荒げて喘ぐ度に、私の口の中のモノが 震え、先走りがとめどなくあふれてくる。それを舌でなめとっては全体に塗り込め、唇でこすり上げ、ぬるぬるになった手でしこしこと しごくと、おにいちゃんのはますますはちきれそうに膨らんでぴくぴくと震える。 「んくっ……っちゅぅ…。おにいちゃんの、すごくおいしいよ…。キモチイイ?」 おにいちゃんのから口を離し、吹きこぼれてきた先走りを指先でぬぐって舌でなめとる。もちろん視線はとろりととろけたおにいちゃんの 顔から寸分もそらさない。 「あぁ…すごくキモチイイ…。アプルル、お前今の顔を鏡で見てみろよ。すげぇエロいぞ…。」 恍惚とした表情のおにいちゃんが、手でモノを包み込んでしごいてる私の頭をゆっくりとなでてきた。 「…おにいちゃんのしゃぶってたら、私も気持ちよくなってきちゃった。」 半ばとろけた意識の中で私はつぶやき、再びおにいちゃんのをくわえ込んでじゅぷじゅぷとしゃぶり始めた。同時に自分のかかとに あそこをこすりつけてゆっくりと腰を振る。かかとは、既に私自身の淫らな液体でどろどろになっていて…もぅ、気持ちよすぎて、らめぇ…。 「…ぁ…あぁ……も、ヤバ…イキそう…!」 「いいよおにいちゃん…私の口でイッて……んちゅっ、はむぅ…ちゅぷ…!」 おにいちゃんのがびくびく震え始めた。私の口でイッてくれる…!私はうれしくなって、ますます激しく舌をからませ、手でしこしこと こすり上げ続けた…そして。 「ぁっぁあぁっ……でっ、出る…―――ッ!!」 「…んふぅ…っ!!」 ――びゅくん!どくん!…びゅるるる…っ!
「…っ!…んくっ、んく…。」 私の口の中でおにいちゃんのが爆ぜ、熱い液体が私の口内を一気に満たした。あそこをかかとにこすりつけて軽くイッてしまい、その 衝撃で液体を口の端からこぼしそうになりながらも、すんでのところでこらえて、ゆっくりと飲み込む。その間にもおにいちゃんのモノは どくんどくんと脈打ち、その度に熱い液体が注ぎ込まれてくる。時々ほほをすぼめてちゅーっと液体を吸いだしてやりながら、私は おにいちゃんのを1滴余さず飲み干してしまった。 「…ぁ、はぁっ……すげ…アプルル…。すげぇエロいわ…。」 おにいちゃんが呆けたような顔でつぶやいた。私のエロい顔で感じているのは、まだおにいちゃんのが固く立ち上がっているのですぐに 分かる。私は妖艶な瞳でおにいちゃんを見つめながら、水着を脱ぎだした。腰のパレオをほどき、トップ+1とショーツ+1と一緒に砂浜に 置いて、おにいちゃんのボクサー+1にゆっくりと手をかける。下ナナメ45度の角度から、おにいちゃんの瞳をのぞきこんだ。 「…ねぇ、いい?……私も、したくなっちゃった…。」 「…あぁ…。」 おにいちゃんが呆けた表情のままうなずいてくれたのを確認すると、私はおにいちゃんのボクサー+1を焦らすようにゆっくりとずらして 脱がせていった。脱がせると、おにいちゃんは自分で脱いだマイヨー+1と一緒にまとめて自分の傍らに置いた。私はゆっくりと立ち上がると、 そそり立ったおにいちゃんのモノの真上に移動して、ひざ立ちの状態で跨った。バランスを保つためにおにいちゃんの両肩に自分の手を 乗せると、すっごい至近距離で目が合った。 「…いくよ?」 「…あぁ。」 私は片手であそこを割り開きながらゆっくりと腰を落とし、真下にあるおにいちゃん自身を下の口でくわえ込み始めた。先走りと私の 唾液でぬらぬらになっていたおにいちゃんのモノは、これからの快感への期待で悦びの蜜をあふれさせている私の蜜壷にすんなりと 収まってゆく。やがて熱い杭が私の中に完全に飲み込まれ、余りの気持ちよさに思わず声が出てしまう私。 「ぁっ…ぅぁあん…っ!」 「…ぁ…んはぁっ、やぁん…ぁあっ…。」 おにいちゃんの熱い杭に貫かれ、私は自然と自分から腰を振っていた。動く度におにいちゃんのが奥に当たって、根元がクリにこすれて、 身体がきゅぅってなると余計にあそこ全体でおにいちゃんのが感じられて…まさに快感の連鎖というより他なかった。 「ぁっ、ぁん!ぁあ……ぉ、おにいちゃん、ゎ、私…おかしくなってる…!気持ちよすぎて、おかしくなってる…!」 「あぁ…もっとおかしくなっていいぞ、アプルル。…俺も、夢みたいだ…!」 おにいちゃんも、ニヤリと笑うだけの余裕はあるみたいだけど、かなり息が上がってて、気持ちよさそうに目を細めている。
「おにいちゃん…!」 も、もうらめぇ…。気持ちよすぎて、好きすぎて、おかしくなる…。私はおにいちゃんの両肩に置いてた手を、うなじに回して抱きついた。 中に打ち込まれたおにいちゃんのがこすれて大きな喘ぎ声が出そうになるのを何とか耐え、私は自分からおにいちゃんに口づけた。 「んっ…ぅ、んふ……!」 完全に脱力して半開きの唇をちゅっちゅっとついばんでやると、おにいちゃんは顔を真っ赤にして目を見開いている。下ではゆっくりと 腰を振りながら、私はおにいちゃんの舌に自分の舌をゆっくりとからませ、心行くまでディープキスを楽しんだ。 「…んふっ…ぅふぁあぁっ!……ぁっ、んはぁ…っ。」 おにいちゃんも、どうやらキスで興奮したらしく、私の中に打ち込まれてる杭が、さらに大きくなって中をこすり始めた。ぁあ…さらに 気持ちよさが倍増する…!思わず口を離して喘いでしまうぐらいに。 「ぉ、おにぃちゃん…もぅ、イッていい?」 おにいちゃんの気持ちよがる顔をもっと見ていたかったけど、私の方がガマンできなくなってきちゃった…。涙が少し浮かんだままの 顔で、荒い息をつきながら、私はイクことを告げた。 「ああ、いいぞ。ちゃんとイッたら、今度は俺がイカせてやる。」 「…うん!」 私はすっかり安心しておにいちゃんの腰に自分の腰を打ちつけることに集中した。おにいちゃんのが、私の中の全ての性感帯と、根元の クリを余すことなくこすってくる…あぁ、キモチイイ…おにいちゃんとシテる今が、私、いちばん幸せだよ…。 「ぁ、ぁ…ぉ、おにぃちゃん…ぁ、んぁ…イク、イッちゃ…ぅ……んはあぁ―――ッ!!」 「ぅうぁっ!あぁ…―――ッ!!」 その瞬間、あそこが一気に収縮して、おにいちゃんのをぎゅうぎゅうと絞り上げた。直後におにいちゃんの熱い精液がほとばしり、私の 中を一気に満たしてゆく…。私はおにいちゃんに抱きつき、腰をのけぞらせて絶頂に達した…。 …☆…☆…
生まれたままの姿のまま、軽く海で身体を洗い、私達はまた繋がっていた。…今度は海中で。 「ぁ、ぁあん!…ぉ…ぉ、おにいちゃん…恥ずかしぃ……ひ、人が、キちゃう…ぁはぁっ…!」 私は必死で抗議するが、喘ぎ声の方が先に出てしまい、説得力などありはしない。水着を着ていないのがバレないくらいの深さの ところで、私は駅弁スタイルでおにいちゃんに貫かれ、淫らに鳴いているのだ。 「へ…へへ…。アプルル、恥ずかしいとか言いながら、すごい締め付けてるし。昨日もそうだけど、思いっきり自分から腰振ってるじゃ ないか…。ほら、また締めてきた…。」 「ぁん…はぁん…。だってぇ…ぉ、おにいちゃんの、すごく…んはぁっ!おっきくなってる…ぃやぁん!ぁはぁあっ…海の中…スゴイ… キモチイイ…ぁはぁん、ぃやぁっ…んっはぁ…!」 私は気持ちよさのあまり、冷静な思考力がだんだん鈍ってきてるようだ。おにいちゃんはニヤニヤしながら私に訊いてくる。 「ほら…海で、外でするの、キモチイイだろ?」 「ぅ…ん…キモチイイ…!」 おにいちゃんは、さらにうれしそうな笑みを口元に浮かべた。 「よかった…俺達、ここ来てよかったな…。」 「…うん♪」 私も極上の笑顔で応えた。おにいちゃんも、私とシテる今が幸せなんだな…。そう思うと、私の体の奥底がきゅぅんとなって、中が一気に 締まってゆくのを感じた。 「ぁ!あぁ!…アプルル、そんな締めたら…ぁあ…出そう…!」 「出してぇ…おにいちゃんのが、欲しい…!」 「…!…っくぅ…!」 その日、私達はずーっと、海辺で何度もシた。そして、数え切れないくらいイッた。明日にはもう、ウインダスに帰らないといけないから、 時間を惜しむように何度も愛し合った。…明日は、あますず祭りのクライマックスだ…。
…以上でーす(=>ω<)ノ さて、次回はいよいよバカンス最終日。2人の淫乱っぷりも 最高潮に達しますよー(/ω\)w
遅れてスマなんだ。
第三章を投稿するんだ。
>>311 オツカレサマです(=゚ω゚)ノ
頑張りますのぉ。
こっちも頑張るんだZE!?
あ、3章はふたなりあるんで注意して下さい。
Love & Death 第3章[Die Young]【1】 地面にへばりつく様に生きてきた。 殴られ、蹴られた事も数知れない。 半死半生で冬の外に放り出された事もある。 親の顔は知らない。 神様は石ころだ。 あいつらは、見ているだけで…何もしない。
第3章[Die Young]【2】 ガゴッ! オークの頭が顎から脳天へ断ち割られる。 ドッ! 魔道士オークの両腕が吹き飛んだ。 抑え切れない衝動が身の内にある。 その疼きを沈める為に殺す。 食う為でも、救う為でもない。 毎日沸き起こる衝動を沈める為に、朝から夕まで何かを殺している。 エザンはゆっくりとデスサイズを収めた。 血が滴り、地面に黒い染みが出来る。 快晴のラテーヌの昼過ぎ。 陽気な日には似合わない様な屍の山。 まだ殺し足りなかったが辺り一帯は血の海。 周囲にはもう殺す対象がおらず、少し休む為の場所へと移動する。 「…ふう。」 そして、オルデール鍾乳洞の入り口に座り込む。 ひんやりとした空気が少し気持ちが良く、火照った体には良い塩梅に沁み込む。 洞窟の壁に背を預け、ゆっくりと…目を閉じた。
第3章[Die Young]【3】 エザン・リューディはバストゥークで育った。 生まれも親の顔も知らない。 だから、当然名前も無かった。 そんな名前の無い状態でエザンはおよそ10年以上を過ごした。 泥棒、あのガキ、猫娘…他にも色々と呼ばれたが名前では無かった。 最も、名前など必要無かったし、いらなかったのだが。 路地裏で捨てられた布に包まり夜を過ごし、ゴミを漁り、時には盗む。 見つかれば大人達に酷く殴られるから必死だった。 何度か酷く捕まり、一度は殺されそうになった事もある。 その時は鉱山区のガルカが助けてくれて九死に一生を得たが。 それでも、食うには困るから盗む。 見知らぬ魚を食べ、腹をくだす事もあった。 10歳の時だ。 体を買うと言う男の前で服を脱いだ事がある。 だが、その時の男の目は忘れない。 彼はエザンの体を見るなり、約束の金の3分の1程を放り投げ、舌打ちして帰っていった。 他の女の体は違うのか? ならば、自分は何なのだ? 人と違う。 神は自分に呪いの全てを詰め込んだのだ。 自分自身すら呪いながらも、生きていたかった。 良く、覚えている。 盗んだ剣で、女を襲い、その服を無理矢理剥いだ。 裸の女を射抜く様な目で見た。 そして…自分にはあるのに、その女には無い。 これが、普通の女なら私は何だ? 何の為に生まれ、辛い思いをして生きている? 考えるエザンをよそに女はそっと持っている物をエザンに向け差し出す。 「…お願…い…です…こ…これは差し上げますから…どうか…!」 切り裂かれた服を頼りに体を隠しながら、エザンに渡したのは紙に包まれた物だった。
第3章[Die Young]【4】 何か食べ物でも入っているのかと思い、開けた。 マンドラゴラとチョコボのぬいぐるみ。 子供へのプレゼントか。 ふと、一瞬優しそうな目をするも、ハッと我に返り、包みごと女に投げつける。 踵を返し、駆け抜ける。 家族何ていない。 名前も無い。 暖かい寝床も無い。 お金も無い。 寒さをしのげる暖かい服も無い。 玩具も、暖かいスープすら口に出来ない。 持つ者と持たざる者の格差を垣間見てしまった。 あの女は幸せなのだろう。 ぬいぐるみを貰った子供はどんな顔をするだろう。 「う…ぐっ…うっう…ぅ…」 寝床に使う倉庫に入ると、声を殺して泣き始める。 顔を抑え、涙が頬を伝う。 夜が来て眠くなるまで泣き続けた。
第3章[Die Young]【5】 その日は寒かった。 倉庫の隅に丸まって寝ていた。 寒さが突き刺さり、更に丸まって寝た。 その時だった。 「おい、寒いのにこんなとこでやんのかよ!」 「しゃーねーべ。ここしかあいてねーんだからよ!」 そう言うと、2人の男は縄で縛られ抱え込んだ女を倉庫に投げる。 「はは、馬鹿だよなコイツ!」 「そうそう。俺たちの縄張りでこそこそ商売しやがって!」 「むぐぅー!うぅー!」 口に布を詰め込まれ、女はうめく事しか出来ない。 女の歳は恐らく16歳程か。 女として成長の狭間にある未成熟な体だ。 エザンはあまりのやかましさに目を覚まし、その光景を荷物の隙間からそっと見ていた。 「とっととやろうぜ!」 そう言うと男たちは服を脱ぎだす。 「そうだな。まずコイツをひん剥いてから…!」 そう言うとナイフでローブを切り裂いていく。 「んむぅー!うーぅーーーぅ!!」 飛び散る布キレ。 響くうめき声。 「じゃ、俺1番な!」 「ちっきしょ、じゃ手前が楽しんでる間…こっちだな!」 そう言うと、同時に膣と肛門にいきり立ったペニスを突き刺す。 「もがぅーーー!!ぐもぉおおおおおぉおおおおお!!」 涙を流し、肛門と膣から血が流れ出す。 首を振り暴れる女。 だが、それも空しい抵抗にしか過ぎない。 「おおっ、こいつ中々良いぞ!」 「ケツも締め付けやがる…!」 痛がる女性。 快楽に顔を歪める男。 あまりに醜い光景。 何度も酷い光景を見て来たがこの手の光景は初めてだった。 目を背けたくなる光景だが、何故だか目が離せなかった。
第3章[Die Young]【6】 女の口から、布が外れる。 「あぐぅうかはぁ…。た、助けあうぅん!」 「喘いでるくせに何が助けてだ!」 「そうそう、ま、朝まで相手してやっからよ〜!」 ぐちゅぐちゅと液体の音がする。 男たちが女を激しく犯す。 女も体が動き、腰を動かす。 「かっ…はぁ…ううぅん…!」 グリグリと回転させる様に男根を動かすと快楽に悶える女。 その時だった。 ガタン エザンが、かすかに動き箱を動かした。 「だ…誰かいるのか!?」 「何!?」 そう言い、男達が音のする方へ注視した瞬間。 女は力の緩めた男達から逃れ、走っていく。 血と愛液を垂らしながら。 呆然とする男達。 その男根は天をつくようにいきり立っている。 「ざけやがって!虫か!?それともネズミか!?」 がたがたと箱をどけて行く男二人。 エザンは、音を立てた少しの後悔を抱き、嵐が去る様に祈った。 見てもいない子供達は幸せなのだ。 母親がいて、玩具も貰えて、暖かいご飯も、家もある。 それだけ恵まれた子供がいるのだ。 自分がいるこの状況を神様はきっと見過ごしてくれる。 あの女の人だって逃げられた。 だから、自分は見つからない。
第3章[Die Young]【7】 だが、その期待は裏切られた。 神様は性欲に狂った男達から哀れな少女を助ける事はしなかった。 バガン! 髪を引っ張られ、木箱に叩きつけられる。 「くそっ!こいつ、邪魔しやがって!!」 「ああ、ったく…良い所でよ!こいつに突っ込んじまおうぜ!」 そして、無理矢理服を引き剥がされた時の男達の嫌な笑い顔。 「やめろ!離れろ!!」 じたばたもがくが、少女の腕力では男の力には適わない。 あっと言う間に上の服をはがされる。 ほんの僅かな膨らみが女になろうと言う少女の体を形作っていた。 「じゃ、こっちもご開帳…!」 パンツも剥ごうとする男達。 「やめろってば!!こいつ!こいつっ!!!」 足で蹴りながら抵抗するも男達にとってはさしたる痛みではない。 徐々に剥がされ、そして全ては剥がされた。 「こいつ…男か!?」 「いや、見ろ…女のもあるぜ。…くっくっくおもしれえ!」 エザンの股間には男根と女陰が両方存在していた。 彼女が悩む理由。ショック。呪いの全てがそれだった。 そう言うと、濡れてない堅く閉じた貝を舐め始めた。 「気持ち悪い!?やめろお!!」 「おいおい、湿らせとかねえといてえぜ?少しは気持ち良くなれるかもしれないぜ?」 「やだぁ!!離れろよ!!!」 暴れても無駄ではあった。 だが、一縷の望みにかけて自分もあの扉に駆け込もう。そう思った。 そして… ぎじゅっ…! 唾液で濡れた幼い女陰に男根は無理矢理突き入れられた。
第3章[Die Young]【8】 エザンの頭から音が消えた。 叫び声を上げても聞こえない。 男達が下卑た笑い声を上げながら、無理矢理ストロークを繰り返す。 痛いだけだ。快楽が微塵も無い。 もう一方の男も無理矢理覆いかぶさり、肛門を貫いた。 激痛。 涙を流し、狂いそうな痛みの中悶える事しか出来ない。 ドクン!!ビュ!ビュルビュッ!! 熱い物が体内を焼いた。 気持ちが悪く胃の中の物を吐きかけたが堪える。 股間を伝って小さい血溜まりが出来た。 「くっく、流石に大人しくなったか?ほら、手前の血で汚れちまった綺麗にしろよ。」 そう言うと、虚ろな瞳のエザンの口に男は無理矢理男根を突き入れる。 「ごもぉ!?」 その時だった。 「ぐあぁっ!?」 男が男根を引き抜いた。 血で染まる男の逸物には僅かな歯型。 ミスラの歯は他の種族のそれより鋭い。 急に入れられた事で歯に当たり、突き刺さったのだ。 完全なる自業自得、 だが、男は逆上する。 「ざけやがってえええええ!!」 エザンは扉へ向かって逃げ様とした。 だが、尻尾を掴まれ、引き戻された。 ナイフを持った男に体中を切られた。 もう片方の男は笑いながら見てる。 痛みでのたうち回るうちに、左目に白刃映り…暗くなった。 「あぎぃううあああ!あー!あー!!!!」 片目を押さえ、のた打ち回るエザンを見て、男は溜飲を下げたのか倉庫を出て行った。 汚れた床と傷だらけの少女を残したまま。
第3章[Die Young]【9】 3日ほど経った。 千切れかけた服と、汚れた布で体を覆い、夜のバストゥークの町を彷徨う。 手には刃のかけたブロンズソードを持ちながら。 力無く歩く。 気がつけば商業区のある家の前。 そっと、窓から覗いてみた。 暖かいご飯。 暖かい家。 暖かい家庭。 綺麗な服。 何もかもが自分には遠い。 同じ歳位の子供達が幸せを享受出来ているのに。 ああ、そうか。 私に、親はいないから…。 そっと、その場を離れて足を引きずり、外へ出た。 バストゥークの外へ。 そうだ、どうせなら、もう死んでしまおう。 その方が幾分かマシかも解らない。 だが、その考えは何かによって払拭される。 世の中のあまりの不条理。 それに同情したのか。 それとも嘲笑っているのか。 門から5分も歩かぬ内に、エザンは岩の陰に隠れて泣いた。 手に持ってる剣で自殺しようか。 そう悩んだ時だった。 ゴッ!ザブュ!! 何かを斬る音がした。 「きゃぁっ!!」 そっと見ると、クゥダフにヒュームの女が切られていた。
第3章[Die Young]【10】 女が事切れた事を確認したのか、クゥダフ達は徐々に遠ざかる。 エザンはそっと、その女に近づく。 もしかしたら、お金を持っているかもしれない。 その時。 不思議な光が女を包み。 一瞬空中に上がったと思うとその場に立ち尽くしていた。 その女は後ろのエザンには気付いていない。 「いたたた…はぁ…。また負けちゃった…」 女は肩を落とすと、その場に座りこんだ。 今なら殺れる。 相手は瀕死だ。 殺せ。 お前が欲しい物を手に入れる為に。 暖かいご飯も、家も、綺麗な服も。 「はぁー全くこれじゃ、冒険者形無しね…。さて、そろそろ帰って…あれ、書かないと…」 エザンは容赦なく剣を振った。 ドガッ! 女は何一つ解らなかっただろう。 首筋を切られ、あっと言う間に死んだのだから。 死体を物陰に運び、物色する。 女は見た目の装備以上に金を持っていた。 装備品も剥ぎ取った。 地図を始め、持てる物は持てるだけ持つ。 冒険者認定証を手に取る。 字はあんまり読めないエザンだったが、簡単な単語と文字位なら読めた。 「ラニス…リューディー…。」 ポツリと名前を読み上げる。 女が少し羨ましかった。 名前がある限り、誰かには覚えていて貰える。 今、自分が死んでも時と共に痕跡も無く消えて終わる。 その時、ひらりと絵が一枚地面に落ちた。 それは一人の子供と今横たわる女のニコリと笑った絵。 良く描けている。 幸せな女のこの先を奪い。 子供の幸せすら奪う。 「……仕方ないよね…。だって…くれないんだもん…。」 そう言うと、エザンは穴を掘って、死体を埋めた。
第3章[Die Young]【11】 トントン ドアを叩く音がする。 スラムに建つ一軒の家。 そこには少年が一人、座っていた。 「あ、お母さんだ!」 トタトタと歩く、ドアを開けるとそこに建っているのは母じゃなく、ミスラの少女。 「だーれ?」 少年がそう言うと、黙ってエザンは剣を振りかぶった。 血溜まりの家の中。 エザンは佇む。 こうする事がこの子の為なのだと。 無理矢理心の罪悪感を胸の底へとしまう。。 その時、机に何かが置いてあるのを見た。 それは家の権利証。 色々と考えた、恐らくコレに名前を書けば家が手に入るのだろう。 そして、名前の部分は空白であった。 この権利証には名前が無い。 名前…名前がいる。 何かを思いつき、本棚の中から、色々と本を出す。 難しい字で書かれた物、絵がついている物、色々あったが、 その中の童話を手に取る。 勇者、お姫様、悪い魔法使い、ドラゴン… 様々な登場人物がエザンの手の中ですり抜けていく。 そして、一つの登場人物を見つけた。 それは悪魔。 悪魔エザン。 悪魔は勇者によって首を刎ねられて終わる。 しかし、悪魔が死ぬと呪いによって姫は殺されてしまい、勇者も最後に悲しみにくれ自害する…。 正確には解らないがそんな内容だろう。 何となく、惹かれたその名前。 見よう見まねで字をその権利書に書いた。 その時、名も無き少女は死んだ。 悪魔の名前を受け継いだエザンがそこにいた。
第3章[Die Young]【12】 後日、鉱山区の一角の家に小さなミスラが住み着いた。 傷だらけの少女は、奪った金で医者にかかり傷も治療した。 食べ物だって事欠かない。 一見満足したかに見える。 しかし、日に日に大きくなる衝動。 奪っただけでは満たされない。 どす黒い衝動。 人を殺めた時、ほんの少し…それが収まった事を思い出す。 また、人を殺すのか? リスクを犯してまで? じわじわと考え付いた答えは一つ。 外にいるモンスターを殺せば良い。 冒険者になって、世界を駆け回り、殺してやる。 殺す殺す殺す。 どいつもこいつも殺す。 ……あいつが…神が愛した物、全て壊してやる。 あの日から4年後。少女は家を売り、冒険者になった。 南グスタベルグの海岸に佇み、冒険者証明書を見る。 「エザン…リューディ…」 そう呟くと、粗末な錆びた大剣を背負い、歩き出した。
第3章[Die Young]【13】 「あの〜?」 唐突に聞こえた声。 それは間近だった。 反射的に剣を抜き放つ! ガキィン! 盾に受け止められ、残響音がした。 「ま、待ってください!敵じゃありませんよ!」 目を開けてよく見れば、それはディエリーザだった。 「……何の用だ。」 ホンの少し眠い目を擦る。 「あ、いえ…風邪…ひきますよ?」 辺りは夕日に染まり、暗くなっていた。 「……そうか…。」 嫌な夢ではない。 それは自分の原点だ。 誇る事も無いが、事実は事実。 受け入れるしかない。 結局、今は何を欲する事も無くただ、殺戮を繰り返す。 自分は一体何者なのか。考える事も忘れていた。 「……戻る。」 そう言うと、立ち上がり坂を上る。 「あ、じゃあ、私もご一緒に。」 トントンとついてくるディエリーザ。 何故、こいつは自分に話しかけてくるのだ。 こんな得たいのしれない奴に話しかける奴もそうはいない。 「あの…。」 「……何だ。」 答えない理由も無い。 少し億劫だが口を開く。 「ジュノで…子供の石像…壊しましたよね?」 「……正確には転んだ時点で壊れてたが、それがどうした。」 罪悪感の無い口ぶりだ。 「でも…サンドリアのこの前の子には……種まであげて…。」 同じ様な状況なのに全く持って違う対応。 少年の時もギルを渡したと言えど、放っておけばそのままチョコボに乗っていた筈だ。 「………男が嫌い何だ。それだけだ。」 ポツリとそう呟く。 「何故…?」 「答える義理は無い。」 素早く切り返される。
第3章[Die Young]【14】 痛みだけの快楽の無い性行為は男を見るだけで憎悪する心になった。 それが、あどけない少年であっても。 そして、日々溜まり行く衝動がベドーの少年を両断した。 助けようと思えば助けられた。 だが、それはエザンの中の衝動が拒否した。 助からない等と言うのは後付の言い訳に過ぎなかった。 黙ったまま、二人はロンフォールの森を歩く。 「何で…。貴女は、そこまで戦いをするのですか…?」 「………。」 答えが得られないまま。サンドリアに着く。 黙って冒険者居住区まで歩く二人。 そして、各々の部屋へ戻ろうと言う時、エザンが口を開く。 「………来い。」 何故、そう言ったのかはエザンにも解らない。 気付けば口から出ていた言葉。 自分の居室を開けると、レンタルハウスの最低限の家具一式。 扉を閉めるディエリーザ。 「良く見ろ。」 そう言うと、鎧を外し始めるエザン。 鎧を外し服も脱ぎ、下半身の鎧以外の全てを取り払った。 眼帯を取ると下からは痛々しい切り傷が現れる。 ディエリーザとためをはるほど、いい張りをした乳房。 少し焼けた肌がその魅力を更に引き立てている。 だが、エザンの体は傷だらけだった。 切り傷、刺し傷を始めとする傷が体の至る所に見られた。 こんな体では恐らく売り物にならないと、娼館の主は言うだろう。 それは一種猛々しくも映る。 しかし、これが戦闘の傷で無い事はディエリーザには解った。 魔法を使えるなら傷は跡形も無く治る。 例え塞がった傷でも、その傷が2日以内ならば治る事はある。 だが、それでも尚傷跡が残っていると言う事は、魔法で治療を受けられなかった傷だと言う事だ。 「私の中に…衝動が沸き起こる。止める事が出来ない衝動が、人を殺した事もある…。 後悔しながら殺して、気がつけば気分が良くなって、今じゃ…ただの作業だ。 これは…その時からの傷。衝動の源は…多分、これだ。」
第3章[Die Young]【15】 傷だらけの体を見たディエリーザはその痛々しさに心を痛める。 「…もうこれしか出来ない体何だ。何かを殺し…最後には私も誰かに殺される。それで良い…。」 だが、それと同時にディエリーザはもう一つの感情が生まれているのに気がついた。 戦いに戦い抜いたエザンの体はやや筋肉質だ。 そして、無数の傷…。 ディエリーザの目にはそれが、猛々しく映り、実に何年ぶりか解らない。 冒険にのめり込んでからは、そんな感情を抱いたのは実に数年ぶりだった。 ディエリーザはエザンに欲情していた。 「……?どうした?」 視線の種類が先ほどと違うのに気付いたエザンが口を開く。 ディエリーザの顔は赤く染まっていた。 開発されきった体は滝の様に愛液を垂れ流していた。 「あ、いえ…その…し……下も傷だらけなのかな…って…考えちゃって。」 顔色が少し変わるエザン。 「あ、いえ、思っただけだから…そのだ、大丈夫。うん。」 男達では自分の体を鎮められ無い。 だけど…もしも…と考えてしまう自分を抑える。 「………解った。」 自分の体を見れば、こいつも自分を得たいの知れない奴として、自分から離れるだろう。 これ以上、鬱陶しくなられても困る。 (ならば…自分の呪われた体を見せれば…) カチャリ…カシャン 鎧を外していくエザン。 下着も取り払い、その裸身をディエリーザの前に晒す。 「え…!?」 驚くディエリーザ。 傷だらけの体に、ディエリーザが恋焦がれていた物が見えた。 そう、これで終わりだ。 鬱陶しく話しかけられる事ももう無い。 望み通りでありながらも、どこか悲しげだった。 だが、ディエリーザは隆々と生えるペニスを見て自分が抑えきれなくなっていた。 無理矢理抑えてきた性欲は一気に噴出し口を探していたのだ。 盾と剣を壁に立てかけ、自らも服を脱ぎだす。 「…!?」 目を見開くエザン。 流石にこの反応には驚いたらしい。 ディエリーザの体は傷一つ無く綺麗だった。 しなやかで女性らしい肉体。
第3章[Die Young]【16】 エザンは気付かなかったが、ペニスが僅かにピクリと反応する。 「もう…ダメ…久しぶりに見ちゃうと…ダメ…」 下着も取り、裸身を晒すディエリーザ。 ふとディエリーザの太腿を見れば愛液が光っている。 「…え…あ……?」 流石にこのパターンは予測が出来ない上に、性に関しては全く無頓着、無関心だったエザンは面食らう。 「ああっ……素敵…!」 そう言うと、ディエリーザはゆっくりとエザンに近づき、ペニスをそっと掴む。 「な…、ま、待て!」 ディエリーザを引き離そうとするエザン。 だが、そっと優しくペニスを擦ると、不思議な感覚がエザンを貫いた。 「あぁぅ!?」 エザンらしからぬ声を出す。 「んふ…カワイイ…。」 そっと、指で優しく擦る。 指使いは的確で、エザンの感じる所を焦らす様に弄る。 「うああぅ!?」 後ろからそっとエザンの逸物を握り、ゆっくりと擦る。 徐々に血が集まり、堅く、熱くなっていく。 自分の体の一部が自らの意思から離れている。 「…くぁああっ…やめろ…!」 快楽に流され、語気も強くない。 抵抗らしい、抵抗もしていなかった。 「あ…、こんなに熱い…!」 ディエリーザはそう言うと、そっと首筋を舐めた。 「あっ!な、何を…!?」 ホンの少し汗でしょっぱい肌。 「はぁ…。久しぶり…。こんなの…!」 手の中でそそり立つ男根は、今まで見た中でもそうそういないサイズ。 「こ…こんな…!」 自らの体の変化に対する恐怖。 どうなるか解らない未知の体験がエザンを支配する。
第3章[Die Young]【17】 それと共にどこかにある快楽への期待。 ディエリーザの愛撫で迫り来る射精感に耐える。 ドサッ エザンは一瞬の隙を突かれベッドの上に押し倒された。 咄嗟に、子供の頃の様に丸まって、自らの男根を隠す。 僅かに胸にあたると、その熱さ、硬さがエザンにも認識できた。 「…っ!」 一瞬の快楽に顔を歪める。 「ほらぁ…もっと…見せて…!」 無理矢理体をこじ開けようとするが、エザンはぎゅっと体を閉じたままだ。 「じゃ…ここのところを…!」 そっと、僅かに濡れだした女陰を指で撫で、擦る。 「ひゃあん!?」 またも未知の感覚に襲われ、つい、体を開いてしまった。 仰向けに転がされるエザン。 「じゃ…入れる…わっ!」 エザンの上に乗り、滝の様に愛液が滴る女陰へとあてがう。 ヌルリとした感覚がエザンを襲う。 「ふぁあ…!」 「んっ……太い…!」 自らの肉を分け入る感覚にディエリーザは震えていた。 恐怖では無い。歓喜の震え。 「あっ…あう…うう…!」 ディエリーザの愛液で滴る膣がエザンの物を包み込む。 「んふ…じゃ、これで…よし…と!」 一気にエザンの物を自らの奥まで突き入れる。 体の中を貫かれる感覚に体が震えた。 そして、エザンに覆いかぶさる様にして、腰を動かす。 「あふっ…ああん!!」 抉られる感覚に喘ぐディエリーザ。 「あ…ううっ…くっ…!」 顔を歪め射精感を堪えるエザン。 だが、開発されたディエリーザの動きは凄まじかった。 腰をうねる様に動かし、膣を締めたり緩めたりの連続。 先ほどまで童貞で、それも性の快楽を全く知らなかったエザンが耐えるには辛すぎた。 「う…あっ…ダメ……もう…んあ…何か…!!」 いつもの態度からは予想も出来ぬ弱々しい声。
第3章[Die Young]【18】 「うふ…良いわよ…?奥に…出して…!」 「やだ……お願い…止まって…!」 いつかの情景が思い出された。 強姦された女に、強姦する男。 あの時女は苦痛に顔を歪め、泣きながら喘いでいた。 男は笑いながら、女を犯していた。 だが、今、目の前のディエリーザは舌を出し、快楽を貪っている。 今、自分は快楽を堪え、抗い辛い思いをしている。 流されてしまえば…目の前のディエリーザの様に楽しめるのだろうか? そして…、エザンは快楽を受け入れた。 ビュ! 「んぐっ!」 一度堰を切った射精は恐ろしい勢いでディエリーザを満たし始める。 ビュル…ビューッ!ビュッ!!ビュルルルルルルルルルル! あまりの快楽に声の出ないエザン。 ゼリーの様な濃い精液が精管を通して出る快楽に震えていた。 「ああっ!凄い…こんなぁっ!?」 ディエリーザも自らに打ち込まれる精液に酔いしれていた。 ディエリーザの乳房からも白い液が撒き散らされる。 かつて、父と交わった時に飲んだ薬の副作用。 快楽を求め、快楽に狂った自分が行き着いた先がそれだった。 それによって体は変わってしまった。 子供を産まずとも乳が出る体になっていた。 汗と精液と母乳がベッドを濡らす。 長い射精が終わった。 だが、エザンの物は未だに隆々とそそり立つ。 息を切らす二人。 まだ、行為は終わらない。 「はぁ…。凄い…。」 そっと引き抜くと膣から大量の精液が滴り落ちる。 「うあ…あ…あ…。」 あまりの快楽に目が虚ろのエザン。 ディエリーザは、そのペニスを口に含む。 「あ…ひう!」 体を少し震わせると、ペニスに走る快楽に身を任せる。 だが、それだけでは無い。 ディエリーザはエザンの女陰に指を二本、突き入れた。 「あ…ぐ…ひぃ…」 ペニスを丹念に舐め、しゃぶり、時に吸い中の精液を吸い出す。 ディエリーザの口に甘い味が少しだけ広がった。
第3章[Die Young]【19】 チュプ…クチュ…ニュチャ… しゃぶる音、舐める音、弄る音。 淫靡な音が部屋に広がった。 「あうああ!」 嬌声をあげ、イク。 精液を噴出し、愛液はしとどに流れ、ベッドを濡らした。 そして… 「ねえ…今度は…貴女が攻めて…。」 発情した目、紅潮した顔。 そのどれもが淫らであった。 尻をエザンに向ける。 その光景にますますエザンのペニスは硬さを増し、熱くなっていく。 ふらふらと、本能に導かれるまま、エザンはペニスでディエリーザを一気に貫いた。 「きゃあっ!」 そのまま、激しくストロークを繰り返す。 「あ…ああうん…こ…こんあぁ…!」 鍛えられた体は疲れを知らなかった。 ベッドの上で、前から、後ろからディエリーザを激しく犯す。 汗が飛び散り、ディエリーザの体が妖しく光る。 重ねあう乳房、乳首は既に堅く励起していた。 それを見ると更に興奮するエザン。 「…何で…ぐぅ…こんな…!ああっ!!」 認めたく無い感情。 知らなかった感覚。 ただ、快楽に身を任せ、犯し、犯され、体を重ねると言う行為。 相手の全てを貪りつくし、相手に全てをさらけ出し、食われる。 エザンはその行為に気がつけば耽溺し、ディエリーザも父が死んでから初めての絶頂に身を狂わせる。
第3章[Die Young]【20】 その夜、何度も何度も精液を吐き出し、ディエリーザの体を汚した。 果てぬ快楽の中、2人が疲れて火照った体を冷ましたのはそれから大分後だった。 ベッドで2人抱き合って横になる。 暖かく、とても優しい心地。 体を重ね合わせる事と心を重ね合わせる事は初めてだった。 暫しの静寂の後…。 ディエリーザが口を開く。 「ごめんなさい……」 起きていたのか、とエザンは僅かに耳を動かす。 普段の自分からは考えられない行動をしたとあって、エザンはちょっと恥ずかしかった。 「……ん。」 軽く返事をする。 「…私……。また快楽に流されて…あんな事…。」 そっと、エザンの頭を抱え自らを責める。 「……私は…16の時、お父様に犯された…。」 その告白は普通の人間なら驚嘆に値したろうが、エザンにとっては何ら変わり無い事だった。 「拒んでいたのに…体は父に対して欲情をして……気がつけば…心まで…!」 涙が流れるのをエザンは見た。 「本当の自分じゃない…!そう思う為に…冒険者になって!暫くは平気だったのに…!! 貴女の裸を見た時、あの時の気持ちがまた湧いて出て…。抑え切れなくて…!ごめんなさい…。」 エザンはその告白に対して口を開く。 「…構わない。私は…初めてだった。こんな感覚…。 苦痛、憎悪の中にあって…こんな気持ちは生まれて初めてだった。」 僅かに、エザンは笑ったかの様に見えた。 許された気がして、ディエリーザは再び涙を流す。 その夜、二人はぐっすりと眠った。 あの夢は今日は見なかった。 ただ、幼い頃まだ見ぬ母と戯れる自分の姿が映って消えた。 「な…何なのよ…あの二人ぃ…。」 ドアの外、物陰に隠れてアネシアがいた。 淫らな声は外にまで聞こえなかった物の、ドアに耳をつければ筒抜けだった。 アネシアは自らの股間が熱く濡れている事に、まだ気がつく事も無かった。 To Be Continued
次回Love & Death予告! 心に揺らめく炎 それは暖を取る灯火か。 全てを焼き尽くす業火なのか。 体を重ね合わせ、快楽を受け入れるエザンとディエリーザ。 だが、背後から忍び寄るは嫉妬に燃えるアネシア!? 言い出せない気まずい空気。 そして、アネシアの取った行動とは…!? 次回、Love & Death 第4章『Born of the Fire』 アネシア「わ・た・しが主・役〜!やったー!!」 エザン「……キノコの毒でも頭に回ったか?」 ディエリーザ「えーと…私はこのまま、突っ走るんでしょうか…?」 アネシア「いーじゃないの!!私がやっと出るんだし!ね! じゃ、次回もおったのしみにぃ〜!!」 エザン(……そんなに良い役…だったか?)
ふたなりあんま興味なかったけど、良かった〜。(*´∀`)濡れる エザンのかわゆさに萌え。
最近投下ラッシュですな。 お二方ともGJですた( ・ω・)b
>>333 やっとお休みが取れたので、一気に読ませてもらいました!
God hates us all は私も持ってますよ!
そして、暗黒騎士のまとめサイトの名前もGod Hates Us Allなんですよ!
何が言いたいってエザンかわいい(*´Д`*)すごくかわいい
続き期待してます!
337 :
フレで妄想(発電中) :2007/10/31(水) 10:11:44 ID:tHWvC/Dk
にゃんにゃん(ほしゅ) 首猫製作中
338 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 02:59:36 ID:8lYNCiuZ
初投下故、作法がよく分かりませんが、駄文投下させていただきます マウラにて (猫の目線) エル♂×ミスラ♀のゴールデンカップルです。
339 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:00:16 ID:8lYNCiuZ
「う…」 眠りと目覚めの合間で、今まで何度も経験した、重苦しい熱っぽさにうなされ、リルはうめきながら目覚めた。 柔らかい毛の生えた、三角の耳と、長い尻尾という、猫に似た特性を持つミスラという種族は、猫と同じように 周期的に発情期を迎える。 これには個人差が激しく、普段とほとんど変わらずに過ぎるものから、強烈な興奮状態になる者まで様々で ある。 そのうち、ほんの一握りの「強い」発情期を迎えるものが、とても数の少ないオスのミスラと性交する機会を 持てず、他種族にその相手を求めることも少なからずあり、そのために、一部の他種族の男性から、ミスラの 女性へ偏見と誤解を植え付ける元となっている。 リルの発情期のサイクルは4〜5ヶ月と長めだが、比較的「強い」部類に入る。 「やだ…今日に限って…」 乳首は固くなって、下着にすれてチリチリと刺激が走る。下腹部は火照り、両脚の間がむずむずと疼き、 刺激を求めている。 素肌に指を這わせたい衝動を我慢して、いやいやしながら起き上がる。 普段はその期間は自室に籠もって、波が過ぎるまでだらだら自慰行為を貪って過ごすのだが、今日は 外すことのできない、大事な約束があった。 「しょうがない…あんまり、使いたくないんだけどな」 モグハウスの棚の中から、錠剤の入った茶色の小瓶を取り出し、何錠かまとめて飲み込む。発情期の衝動を 抑える、ミスラ秘伝の薬品だった。 頓服の一種なので、感覚が鈍るし、何より副作用が強いので、めったに使うことがないのだが、仕方のない ことと割り切り、コップに注いだ冷たい水を一気にあおる。胃に流し込んでしばらくすると、頭がボーっとして きて、鋭敏だった部分がじわじわと冷めてきた。 のろのろと着替えを済ませ、亜麻色の髪をきゅっと束ねると、リルは重い足を無理やり動かして、待ち合わせ 場所に向かった。
340 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:00:59 ID:8lYNCiuZ
大都市ジュノのル・ルデの庭。待ち合わせ場所の噴水の前には、黒っぽい鎧をまとった、長身のエルヴァーンの 男性が、不機嫌そうな表情で立っていた。 「ごめんなさい、クラード、遅れちゃって」 リルがぺこりと頭を下げると、クラードと呼ばれたエルヴァーンは「別に」と表情を変えずに答える。 不機嫌そう、というだけで、本当に不機嫌ではない。彼はいつもこんな顔だ。 「忘れ物はないね?」 クラードの確認に、リルは鞄をごそごそとさばく。 「渡航証と、緊急時の薬品、あと、デジョンの呪符…一応、大丈夫だと思います」 「k。じゃあ、行こう」 「はい。」 冒険者特有の了解の合図を受けて、リルはテレポメアを唱えた。 慣れ親しんだ柔らかい魔力に包まれ、、二人は遠く離れたゲートクリスタルに導かれる。 タロンギ渓谷のメア石の前で、レンタルチョコボを借りて、二人は港町・マウラに向かう。 アトルガン皇国。 この近東の大国には、いままで、冒険者が渡ることは許されておらず、ただ風の噂に名を聞くのみだった。 ところが、最近になって、天晶堂が秘密裏に、冒険者の渡航を仲介するという情報が、一部の冒険者の間に 流れた。 リルは、その手の情報を集めることに長けている。 獣人達の持つ「証」を天晶堂が集めていることを聞きつけ、クラードと共に2枚の「証」を獣人から奪い取り、 それを交渉に利用して、マウラから出航するアトルガン皇国行きの船の渡航証を手に入れたのは、昨日の深夜の ことだ。 2〜3日もすれば、噂は冒険者達の間を一気に駆け巡り、皇都アルザビには、新し物好きの冒険者があふれかえる だろうが、今ならまだ、渡れる者は少ないだろう。 本来なら新天地を夢見て、リルの心はもっと沸き立っているはずだった。 (チョコボ使ったの、失敗だったな…) チョコボの鞍と、股間がどうしても擦れて、その刺激で、薬で殺してあるはずの衝動が、むずむずと蠢く。 こうなることを見越して、露出が多い普段のサベジロインクロスではなく、布地が厚いズボンを履いて きたのだが、その内側は擦れて熱くなり、じわりと湿り気を帯びてきているのが自分でもわかる。 (どうか、クラードに感づかれませんように…) 前を行く相方のの、向かい風になびく淡い金髪を眺めながら、小さく祈る。
341 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:01:45 ID:8lYNCiuZ
昼過ぎ、マウラに到着して、やっとチョコボを降りた頃には、薬の効能はすっかり役に立たなくなっていた。 「船は、いつ頃着く?」 クラードの問いにも反応できず、ぼーっと、近くの柱に寄りかかる。 「リル?」 いぶかしんで振り向き、近づいてくるクラードに、彼女慌てる。 (ちょっと、近づかないで…) 鞍に刺激されて下着はじんわりと湿っているし、両胸の突起は、生地を通して見えてしまうのではないかと 思うほどとがり、固くなっている。 なにより… 広い肩幅、大きな手、厚い胸板、前衛らしく引き締まった筋肉、そして…目の前の仲間の「男」の部分を 意識してしまっている自分がいる。 近づいてくる速度にあわせてリルは2、3歩下がった。 「どうした?」 そんな彼女の気を知ってか知らずか、クラードは高い背をかがめて、リルの顔を覗き込んだ。 (そんな接近しないで…) リルは顔を赤らめて手を振り、とっさに言い訳を考える。 「昨日から、なんかちょっと風邪ひいたみたいなんですよ…寝不足かな?」 「そうか…昨日まで強行軍だったしな…疲れが、出たか」 クラードは心配そうな表情を見せて、彼女の額に手を当てる。ひゃっ!と叫びそうになるのを、リルは必死に こらえる。 「少し熱っぽいな。休んだほうがいい。」 「うん、船が出るのは…えーっと」 メモを取り出す動作で、彼の手を不自然にならないように振りほどく。これ以上触られたら、ドウニカサレタイ 欲求を抑えられないかもしれない。 「4時、12時、20時…12時の船は、さっき出ちゃったみたいです。次の船は晩だから…これが着くまで休んでて いいですか?」 「構わんが、大丈夫か?」 「宿で少し休めば大丈夫。荷物預かるから、釣りでもして待ってて。あ、私の分の切符も買っといてくださいね!」 そう言ってクラードの荷物を強引に奪い取って、一人で宿のほうまで駆け出した。一緒に部屋に入られては たまらない。密室に二人きりなんて、この状態では爆発しそうだ。
342 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:02:46 ID:8lYNCiuZ
ベッド一台の他には、ほとんどスペースがないくらい狭いが、この際、寝床がある密室ならどこでも構わない。 荷物を床に放り投げ、リルは、エルヴァーンでも眠れる、広いベッドに仰向けに倒れこんだ。 呼吸は荒く、心臓はドクドクと音を立て、体は火照り、じっとりと汗ばんでいる。薬で抑えていた反動で 衝動はかえって強くなる一方なのだ。 こうなってしまったら、一度発散しなければ、冷めることはない。 上着のの前をのろのろとほどき、胸の部分をはだけて、窮屈な下着を上にずり上げると、はちきれそうな 乳房がふるんと顔を出した。 「あ…」 開放感と、外気の刺激に、それだけで声が出てしまう。 リルは目を閉じて、両手で張りのあるやわらかな乳房を揉みはじめた。 「ん……クラード…して」 自分で自分を慰める時、いつもしているように、一番身近な男性である「彼」を想像していた。唇を重ね 長い指で愛撫されることを夢見る。 クラードとは、所属していたLSが崩壊した時からずっと、二人で行動している。が、恋人同士ではない。 彼の強さはもちろん、冷静な判断力と、頭の回転の速さ、不器用な優しさ、全てがリルの憧れだった。 側にいたくて、ずっと後についてきた。 しかし彼から迫られることはもちろん、キスひとつされたことはない。 リルは自分のミスラ特有の生理と、それにまつわる偏見が大嫌いだった。 「ミスラは好き者だから、すぐにヤラせてくれるw」 男達が、影で平然とそう言い放つのを何度か聞いたことがあった。 それを体現してしまうのが嫌で、発情期はいつも自分で慰めてきたし、憧れの彼に「抱いて」と迫って 軽い女と軽蔑されたくなかった。 「あっ…!…きもちいい…」 乳首を指の腹でつまみ、転がし、軽くつねる。電流が背筋を走り、体がぴくん、と跳ねる。 息ができないくらいに責めたてると、片手は乳房を揉みしだいたまま、もう片手は体に沿って下に降りていく。 張りのある太股を、自分をじらすように撫でまわしてから、もっと大事なところに指を伸ばす。 「そんなところ…恥ずかしい…あ…」 パンティの隙間から指を差し入れると、中は、愛液でぐっしょりと濡れていた。割れ目に沿って指を這わせると ぞくぞくと快楽が背筋を駆け上がってくる。 「だめぇ…おかしくなりそう」 普段の彼女からは想像も出来ない、甘い声であえぎながら、もどかしげに濡れたパンティを脱ぎ捨てる。再び 割れ目を往復させながら、胸を愛撫していたもう片方の手を離して、 もっとも敏感な突起を探る。 「ひゃう!」 細い指に刺激された肉芽は既に固くなって、指の腹で揉み上げると、気の狂いそうな快感を撒き散らす。 「あ、あ、あ、あ、あ…!」 両脚をいっぱいまで開き、快楽に酔いしれる。入り口はぱっくりと開い、透明な蜜はあふれてシーツに染みを作る。 (「どうして欲しい?」) 想像の中で彼女を愛撫するクラードが、意地悪そうな笑みを浮かべて聞く。リルは身もだえしながら答える 「挿れてほしいの…」 人差し指を咥えて唾液で濡らし、そっと第一関節関のところまで沈める。 くちゅり くちゅり いやらしい音を立てて、ミスラの細い指がくねる。入り口の粘膜がこすられて、快感で彼女の感覚がとろとろに とける。 「んあぁぁ…んあぁぁぁぁ…」 もっと奥に もっと奥まで 身体はそう要求する。 しかし、男性を知らないリルは、怖くてそれ以上射れることができない。奥まで差し込めば、処女を失って しまうのではないか?彼女の周りにはそういう知識を教えてくれる人はいなかった。 まるで、じらされているように入り口をなぶりながら、肉芽を責めたてて絶頂を迎える。それがいつもの 彼女の自慰だった。 「あ、あ、あ、あ、あ、クラード、クラード、きて!!」 それでもじわじわと昇りつめ、内側のひだが痙攣しはじめる。想像の中の彼の名を呼んだその時 「呼んだか?」 現実の彼女の耳に、聞きなれた彼の声が響いた。
343 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:03:28 ID:8lYNCiuZ
冷水を浴びせされたかのように、全身の熱が一気に冷め、彼女の時間は凍りつく。 いつからそこにいたのだろうか、クラードがベッドの端…彼女の足側の方向に立っていた 開脚した彼女の大切な部分は、丸見えになっているはずだ。 「…!!!」 驚きのあまり声も出ず、あわてて身体を隠そうとした彼女を、クラードの逞しい腕が抱きすくめ、ベッドに 押し倒す。 「…独りで慰めるなんて、寂しいだろう?」 今まで聞いたことがない、熱を帯びた静かな声。戸惑い混乱する心とはうらはらに、雄の体温と体臭に 反応して、リルの身体はぞくそくと、再び熱を帯びてくる。 「違うの、クラード、違うの!」 心のどこかで望んでいたこととはいえ、突然のことで、男性経験のない彼女は恐怖し、逃れようともがく。 しかし、魔道師の彼女がエルヴァーンの前衛である彼に、力で敵うはずもない。 抵抗する彼女の顎を押さえ、強引に口付ける。 「…んん!」 リルの初めてのキスは、想像よりずっと濃厚だった。戸惑う彼女の舌を絡めとり、唇を、口腔を犯すように 舐めあげられる。 頭の中がくらみ、全身の力が抜ける。くったりと目を閉じた彼女から、クラードは乱れて汗で張り付いた服を 脱がし始める。 「だ…め…」 泣き出しそうな目で、弱々しくリルはいやいやするが、それもさらに男の興奮を誘うだけだ。よれよれになった 衣服はベッドの下に投げ捨てられ、リルは一糸まとわぬ姿になる。 「みないで…」 乳房は揉みしだいた指の跡がうっすらと紅く残り、乳首は、咥えて欲しいとばかりに勃っている。押さえ つけられ、足を閉じて隠すことも出来ず、しどしどに濡れた秘所は花弁を開き、心細げにうち震えている。 「可愛いよ」 クラードが耳元でささやいた。敏感な耳に息が吹きかかり、リルの身体がぴくんと震える。 「クラード、やめて、私、こんなの…」 弱々しく訴える彼女の乳房にクラードの手が伸び、乳首を吸い上げる。 「ひゃぅ!」 自分で慰める時とは全然違う、強い快感。両手と唇と舌が、容赦なくリルを責める。 「身体は、そう言っていない」 そして、秘所に指を這わせる。 「あっ…やぁっ…そこは…」 リル自身が昇りつめる直前までそこは、透明な粘液があふれ、太股までしたたっている。 さっきリルがしていたように、指先だけで入り口をもて遊び、もう片方の指は肉芽を貪る。唇は乳首を咥えて、 舌と歯で弱く強く刺激する。 「あぁっ!や…あぁ、だ…ぁぁ…め…ぇあああ」 発情期の敏感な身体を同時に何箇所も責められ、拒否の言葉は喘ぐ声に消される。容赦なく追い詰められた 彼女が、クラードの腕の中で悶える。 「どうして欲しい?」 想像の彼と同じ台詞で、クラードが聞く。 (いつもいつも、夢見ていた。ずっと、こうして欲しかった)(…い…しい…ほしい…欲しい…欲しい!) 身体と心の要求が一致する。リルの中の何かが吹き飛んだ 「…挿れて、ほしいの…」 甘い声でリルがねだる。 クラードは満足げに笑みを浮かべ、その指を根元まで一気に差し込んだ。 「あぁッ!!」 エルヴァーンの長い指が、リルの内壁の奥まで擦りあげる。未知の快感と、初めて中に受け入れた悦びに、リルは 一気に高みに持ち上げられる。 「あ、あ、あ、あああああああああ!!クラード、クラード!!」 クラードがその指を激しく動かすと、リルの身体は大きく仰け反り、びくびくと痙攣して、彼女の意識は白い闇に 飛んだ。
344 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:04:19 ID:8lYNCiuZ
リルがぼぅっと目を覚ますと、クラードが衣服を脱ぎ捨てているのが目に入った。 引き締まった浅黒い身体、そして、赤黒いモノが目に入る。ソレは彼女が想像をはるかに超えた太さと 長さだった。 ベッドがぎしりと音を立て、クラードが彼女にのしかかる。逆光で彼の表情は見えない。 「くらぁど…」 忘れていた恐怖が不意によみがえる。逃れたくても、脱力した全身は思うように動かない。両脚を楽々と 開かれ、クラードのモノがリルの入り口に押し付けられる。 「クラード、待って、わたし…!」 リルの言葉を待たずに、クラードのものが、強引にリルの中に進入した。 「うぁっ!!いたいっ!いたいっ!いたいっっ!!」 両足を持って引き裂かれるような感覚に、リルは泣き叫ぶ。最初は痛いとは聞いていたけど、これほどまでに 痛いものなのか。小柄なミスラの初めてのそこには、エルヴァーンのそれはあまりにも大きすぎた。 「……リル?」 クラードが動きを止め、いぶかしげリルの顔を覗き込む。 「初めて…なのか…?」 「…うっ…ううう…うぅぅ」 苦痛のあまりうめくことしかできないまま、リルは子供のように何度も頷いた。クラードの表情が驚きに 変わり、そして、すぐに、とびきり優しい顔になる。 「済まん…少しだけ、我慢してくれ。」 リルの身体に密着して、背中に腕を回し、腰を少し浮かせる。リルもクラードの背中に手を回し、ぎゅっと 抱きつく。 「ぐっ…うぅぅぅ」 さらに奥に挿入が再開され、リルが苦しげにのけぞって、クラードの背中に爪を立てる。クラードは彼女の尻を まさぐり、背中の下につぶされていた、長い尻尾を探り当て、根元を軽く握って、先まですうっとなで上げた。 「はぅぅん!」 くすぐったいような、全身が総毛立つ感じに、痛みで硬直したリルの全身の力がへなへなと抜ける。 その瞬間に、クラードは彼女の奥深くまで貫いた。 「……奥まで、入ったよ」 クラードは背中を丸めて、泣きじゃくるリルの頬に唇を這わせ、涙を舐めとる。 リルの膣は限界までぎちぎちと拡張されながら、なんとか彼のものを飲み込んでいる。 「…くらぁど…くらぁど…」 痛みと喪失感と繋がった悦びの混乱で、リルは壊れたように彼の名を繰り返す。 「…くらぁど…すき…くらぁど…」 「…私も」 リルの告白に、控えめにクラードが答える。リルの瞳から、新しい涙がこぼれた。 「…くらぁど…スキって言って…嘘でも、いいから…」 「好きだ。ずっと…前から。嘘じゃ、ない」 リルは彼の胸に顔をうずめた。それと同時に、彼女の奥がじわりと熱くなり、新しい愛液があふれる。
345 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:04:54 ID:8lYNCiuZ
クラードはゆっくりと抽出をはじめた。それはまだとても苦しいが、痛みの峠は過ぎていたし、愛液が潤滑剤に なって動きを滑らかにする。 「…ぁ…ぁ…ぁ…」 苦痛の悲鳴とは違う、ずっと甘い声が、リルの口から漏れる。発情期の身体は、望みどおり雄を受け入れる ことができたことに悦び、初めての彼女にも少しずつ甘い快楽をもたらしていた。快楽は苦痛を忘れさせ、 それによってまた新たな快楽が訪れる。 「…んぁ…んぁぁ…んあぁぁ…くらぁどぉぉ…」 彼女の嬌声を受けて、クラードの動きが激しくなる。子宮の入り口まで激しく突かれて、リルはもう痛みと 快感の区別がつかない。刺激はすべて熱いうねりとなって、リルを高いところに連れて行く。 「んぁぁあああぁぁああっ!クラード!クラード!!」 「リル、出すぞ」 クラードのかすれた声とともに、リルの中に吐き出した。身体の奥にどくどくと熱いものが奥まで注がれるのを 感じながら、リルもまた絶頂に登りつめた。 遠くのかすかな霧笛の音を聞きながら、リルは意識を放棄した。
346 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:05:34 ID:8lYNCiuZ
「…ん」 彼女が深い眠りから目覚めた時には、もう夜は更けて、氷曜日の青い満月の光が、窓辺から明るく差し込んで いた。 ここがどこなのか、なぜここにいるのか、一瞬思い出せず、リルはごそごそと身体を起こそうとしたが、 身体の奥に鈍い痛みが走る。 「目が覚めたのか?」 隣で横になっていたクラードが声をかける。 半裸の彼の姿と、痛みが、彼女の記憶を鮮明にさせる。 「きゃぁっ!」 自分が服を着ていないことに気づき、リルは毛布を頭までかぶって、丸くなって隠れた。 「まだ、寝ていればいい。」 クラードの声は至って平静だった。半身を起こし、左腕を軽く回す。その腕で、今まで腕枕されていたことに リルは気づいた。 恥ずかしくて、顔を見ることが出来ず、丸くなってそっぽを向いたまま、沈黙が流れる。 「…船」 リルが、ためらいがちに声を出す。 「…船、出ちゃいましたね。ごめんなさい…」 「謝らなくても」 クラードが鞄から出した蒸留水を2つのコップに注ぐ。片方は自分があおり、片方はリルの枕元に置く。 「眠くなるだろう、…あの時期は」 クラードは口ごもっって目線をそらした。直接単語を口にするのは、さすがにはばかられたらしい。 「…やっぱり、知ってたんですね。…気づいてた?」 リルは自分の膝を抱きしめた。毛布からはみ出た、耳と尻尾が、しゅんと垂れる。 「いや…ここに来たのは偶然だ」 そして、気まずい沈黙がまた続く。 「済まない、優しくしてやれなくて」 クラードが、背中を向けたまま謝った。 「初めて、だったのにな。」 「わたし…」 リルが丸くなったまま、つぶやく。 「自分の身体が大嫌いだったんです。何でミスラに生まれたんだろう、なんでこんな風におかしくなっちゃうん だろう、って」 クラードはベッドの端に腰掛けて、静かにリルの背中を見つめている。 「おかしくなって、流されて、どうでもいい男に奪われるのが嫌で…いままで…」 「私みたいな男に、か」 自嘲気味にクラードがつぶやく。リルはぴょんと起き上がって振り向いた。 「違うよ!私はずっとクラードが好きで!」 毛布がはだけるのも気にせず、両手を伸ばしてクラードの首に、ぎゅっとしがみつく。 「…貴方が好きで、好きで、…ずっと好きで、好きって言ってくれて嬉しかったの…に…」 うそだったの? 言葉の最後は、嗚咽に混ざって、ほとんど聞き取れなくなっていた。 「…嘘じゃ、ない」 クラードはしぼり出すように答えると、彼女を抱きしめて、髪を撫でる。緊張の糸が切れたリルは、彼の 腕の中で声を上げて泣いた。 ずいぶん長い間、リルは泣き続け、泣きつかれて、クラードの胸に頬を埋めた。 「…眠るまで、こうしていて、くれます…か?」 リルの目はとろんとして、ろれつも怪しくなっている。 「起きるまでこうしているから、朝まで寝なさい。あんまり可愛いと、また食べてしまうぞ」 「あは」 ほんの少し、笑顔を見せて、リルは睡魔に身を任せた。 クラードは安心しきった彼女の寝顔に、そっと口付け、抱きしめたままベッドに転がり込むと、短い眠りに ついた。
347 :
首猫ファン :2007/11/01(木) 03:07:42 ID:8lYNCiuZ
以上駄文失礼しました。 二人ともフェイスタイプにイメージはありますが、お好みに脳内変換 してください。 猫の目線とありますが、首の目線を書くかどうかは謎です。
そろそろ獣人モノが欲しいんだぜ よかったら書いてくれなんだぜ 昔見たヤグミスラの純愛モノみたいなのがもう一度見たい 今度はオークとエルメスあたりで
クラードかっこいいです(*´Д`*)テラGJ!!!
うあぁぁ、リル可愛すぎる。 クラードは幸せ者だ(*´д`) GJですた( ・ω・)b
351 :
村野の一 :2007/11/01(木) 14:18:33 ID:2BFKRxpJ
世界最強の厳選中の厳選 郎
ジョブ別攻略【全ジョブ】 ?FF11ジョブ?戦術攻略情報板 ?FF11ジョブ?戦術板隔離板 ?FFXIジョブ?戦術攻略情報船 ?FF11 ... 地図?エリアのつながり【POL】 ?Lonely Vana'diel ?FinalFantasyXI 攻略MAP ?ヴァナ?ディールの地図屋 ?国産MMO? ...
http://www.flipcjip.net/FFXI/
こんな所まで・・・ ご苦労なことだ
引退者も多いと思うから一応書いとく >351は危険なシナのサイト 詳細は知らんが、最近IEの脆弱性ついてトロイしかけるサイトのひとつだと思われ
アトルガンはわからないけどマウラはすごい好きな場所だったから余計にGJ
355 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/03(土) 00:18:09 ID:K7vIW2D9
Love & Death 期待ホシュ
久しぶりに来たら読むのに時間かかった 賑わってて嬉しいなぁ。 雑食なんですべてGJですた(´ω`) 職人さん、いつもありがとう。
パソが不調で中々作業進展せず。 あと、今週忙しいのでキツイのだぜ。 もーちょい待ってて下さい。 頑張りますんで! と、今週来てないんで一応、報告だけでも…ヽ(;´Д`)ノ
358 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:42:36 ID:5VWviIRl
パラノイドさまの投下が無い様なので(首を【ダルメル】にしてお待ちしております) 懲りずにまた駄文投下失礼します。 マウラにて (首氏の壁) 首♂×猫♀ >339- の別視点です。 …ところで首パート書くときのイメージ沸かせるために、設定資料集を 眺めていたわけなのですが、 ひょっとして、マウラの宿屋には ド ア が 無 い ??? 猫パート書くとき現地までは行ったのですが、そういえば宿の中までは見なかった… リルちゃん、外まで聞こえちゃってますよ・・・ ライチャードさんに襲われても困るので、とりあえずドアは残しました。 という言い訳です。
359 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:43:14 ID:5VWviIRl
(遅いな…) 大都市ル・ルデの庭の噴水の前で、クラードは長い間、待ちぼうけを喰らっていた。待ち合わせの時間は6時 と約束したはずだが、もう太陽はずいぶんと高く上がっている。 彼女は時間に厳しく、待ち合わせの時間にたとえ遅れることがあっても、いままでなら必ず事前に連絡を 入れてきていた。理由もなしに遅刻することはない。 と、階段の上から、小柄なミスラの女性が、尻尾を揺らしながら走ってくるのが見えた。 待ち人来たれり。 クラードは不安と心配の表情を隠す。 「ごめんなさい、クラード。遅れちゃって。」 はぁはぁと息を切らせながら、彼女…リルはぺこりと頭を下げ、真剣に謝る。 (相変わらず他人行儀だな…) 「待った〜ゴメンね☆」くらいの、軽いノリで良いのに、と思う。 一緒に行動するようになってかなりになるのに、彼女との間にはいつもどこか、微妙な壁を感じる。 「別に」 そんな思いを微塵も顔に出さず、そっけなく答えてみせる。 「忘れ物はないね?」 基本的にしっかり者の彼女はそうそう失敗はないが、いざ失敗する時は派手にやらかす。 船を目の前にして「渡航証…忘れました…」とか言いかねない。 (まぁ、それはそれで良いんだけどね。可愛いし。) 「渡航証と、緊急時の薬品、あと、デジョンの呪符…一応、大丈夫だと思います」 ゴブにさえヨバクリ呼ばわりされた大きな鞄(しかもいつも、目いっぱい何か詰まっている)をごそごそさばいて リルが答える。今回は大ポカはないようだ。 「k。じゃあ、行こう」 「はい。」 冒険者特有の了解の合図に、リルはテレポメアの詠唱を始める。…10歩ほど離れた場所で。 (もう少し近付いても良いんじゃないか?テレポ漏れしたらどうするんだ) この微妙な距離感はいつ埋まるのだろうか…見えないようにこっそりとため息をつく。
360 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:45:01 ID:5VWviIRl
昼過ぎ、二人はマウラに到着した。 「船は、いつ頃着く?」 こういう事前調査はリルの得意分野だ。 しかし、リルはだるそうに近くの柱に寄りかかって、返事をしない 「リル?」 不審に思って近付くと、リルはさりげなく2、3歩後ずさった。 (またか) 内心舌打ちしつつ、かがみこんで彼女の顔を覗き込む。ぼうっと上気して、頬は赤らみ、目は潤んでいる。 (…なんだかやけに、色っぽい…な。) もやもやとしたものが湧き上がるのを抑えて「どうした?」と尋ねる。 リルはそんな彼に、ぱたぱたと手を振って軽く答えた。 「昨日から、なんかちょっと風邪ひいたみたいなんですよ…寝不足かな?」 (…何だ、風邪か。) 「そうか…昨日まで強行軍だったしな…疲れが、出たか」 内心どこかがっかりしつつ、それでも心配して、彼女の額に手を当てる。亜麻色の柔らかい前髪が心地よく 彼の指をくすぐる。 「少し熱っぽいな。休んだほうがいい。」 「うん」 彼女はにこりとして、次の瞬間その手はさっと振りほどかれる。 「畝が出るのは…えーっと、4時、12時、20時…12時の船は、さっき出ちゃったみたいです。次の船は晩だから… これが着くまで休んでていいですか?」 「構わんが、大丈夫か?」 看病しようか?と、切り出す前に、 「宿で少し休めば大丈夫。荷物預かるから、釣りでもして待ってて。あ、私の分の切符も買っといてくださいね!」 そう言って彼女は、クラードの荷物をさらっと奪い取り、クリムゾン脚を装備したかのような俊足で 走り去った。 「逃げられた…」 取り残された彼はぽつりとつぶやく。あまりに鮮やかなスルーっぷりに、クラードは、自分の下心が 見透かされているのではないかと、ふと、不安になる。
361 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:46:19 ID:5VWviIRl
夕方の船の入港まで待つのは、はっきり言って暇だった。マウラの村には今まで何度も訪れていて、もう とりたて見るべきものはない。 これでリルが隣にいるなら、新天地への期待に会話も弾むだろうが、肝心の彼女はぐっすりお昼寝中だ。 「…釣りでも、するか。」 そう思ってふと、荷物を全部、リルが持っていってしまったことを思い出す。 竿も、疑似餌も、財布もあの中だ。切符を買っておいてと頼まれたが、先立つものがなければどうにもならない。 クラードは宿に向かった。カウンターで、先ほどのミスラの連れだと言うと、部屋を教えられる。 鍵は彼女が持っているので、確認を取って中から開けてもらって欲しいとのことだった。 教えられた部屋に向かい、ノックしようと扉に手をかけると、すぅっと音も無く隙間が開く。 (鍵をかけ忘れたのか。無用心な) まぁ、寝てるのを起こすのも忍びないし、荷物を取ったら、鍵をかけておけばいい…そう考えていたその時、 中からかすかに誰かの声が聞こえた。 「ぁ…」 甘ったるく、鼻にかかった、声 (………リル?) それは確かに彼女のものだが、今までに聞いたこと無い彼女の声。 クラードは隙間に近付き、耳に意識を集中させる。 「あっ…きもちいい…そんなところ…恥ずかしい…ぁ…」 (何だ!?) 確かにリルのものと思われる嬌声に、混乱して頭がクラクラする。 「だめぇ…おかしくなりそう」 (中に誰かいるのか?誰かとヤっているのか!?) 普段の落ち着いた彼女からは信じられない甘い喘ぎに、興奮と怒りでクラードの全身の血は沸騰しそうになる。 ドアを蹴り開けて、相手を殴り倒したいところだが、そこで一度ブレーキがかかった。 どういう状況か見極めたい。 リルの声は特に抵抗している感じは無く、むしろ悦んでいるように聞こえる。もし彼女が望んで誘った相手 だとしたら、自分の立場が無い。 クラードは廊下を少し戻って、完全に声の届かない場所で、スニークとインビジを詠唱した。未開の地に 向かうとあって、今日は(都合よく)サポ白だっだ。 インビジが切れないように、慎重に扉の隙間を抜け、部屋を覗き込む。
362 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:47:44 ID:5VWviIRl
そこで見たのは信じられない光景だった。 ベッドに横たわったリルが、あられもなく足を広げて、自分で自分の秘所をまさぐっている。 上着もはだけ、小ぶりだが形のよい胸があらわになり、もう片方の手で丁寧に揉みしだいている。 ベッドの足側は扉のほうに向けられていたので、クラードからは、ぐっしょりと濡れた花芯の内側まで 見えてしまいそうだ。 「ひゃぅ!…あ、あ、あ、あ、あ…!」 胸を愛撫していた手が、敏感な突起に伸び、リルの身体が跳ねる。 (…そうか、発情期か。) クラードには思い当たることがあった。猫に似た特性を持つミスラという種族は、猫と同じように周期的に 発情期を迎える。ミスラの雄はかなり数が少なく、性交の機会をめったに持てない女性たちの中には、 その衝動を静めるために、他種族にその相手を求めることもあるため、口さがない連中は 「ミスラは好き者だから、すぐにヤラせてくれるw」 と言い放つ。クラードにはそこまで偏見は無かったが、実際に関係を持ったミスラの女性は両手の指に余る。 先ほどまでの妙に色っぽい仕草も、納得できた。 リルが誰かに抱かれている訳ではないと確認して、内心ほっとしつつも、ふつふつと怒りが沸いてきた。 (私では相手にならんということか…!?) 風邪をひいたと嘘をついてまで、独りで自慰にふけりたかったのか。 そんなクラードの怒りどころか、存在すら気づかずに、彼の目の前でリルは自分だけの甘い時間に夢中になって いる。 「挿れてほしいの…」 固く閉じたまぶたの奥で誰を想像しているのか。細い指を想像の相手のものに見立てて、リルの甘い声が誰かに ねだる くちゅり くちゅり 「んあぁぁ…んあぁぁぁぁ…」 いやらしい音とせつない声がクラードの耳に届く。その声が彼の劣情を誘い、彼のモノは、はちきれそうなほど 昂ぶっていた。いますぐ押し倒して、淫らな肢体をを壊れるまでめちゃくちゃにしてやりたい。 だが、それをしたら、彼女は自分の元から去ってしまうだろう。 リルを抱きたい。しかしなにより、リルを失いたくなかった。 いたたまれなくなって、クラードは彼女から目を背け、静かにこの部屋から逃げ出そうとした。 そのとき、ひときわ感きわまったリルの声があがる。 「あ、あ、あ、あ、あ、クラード、クラード、きて!!」 彼の中のなにかが弾け飛んだ。
363 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:49:57 ID:5VWviIRl
「呼んだか?」 意識して声を出したため、知覚遮断魔法の効果は切れ、クラードは姿を現す。 驚いて声も出ないリルを抱きすくめ、ベッドに押し倒した。 甘酸っぱい雌の体臭が鼻腔をくすぐり、柔らかい彼女の肢体が、すっぽりと腕の中に納まる。 一歩踏み出すだけで、壁の向こうのずっと望んでいた物が、簡単に手に入れられたことに、今頃気づく。 「…独りで慰めるなんて、寂しいだろう?」 できるだけ静かに、ささやく。 「違うの、クラード、違うの!」 リルは束縛から逃げ出そうと必死にもがく。魔道師である彼女の腕力では相手にならない。 (どうして逃げる?) 甘い声で名を呼んだ彼女とのギャップに彼は苛立ち、抵抗する彼女の顎を押さえつけ、強引に口付ける。 「んん!」 リルの歯列を割り、舌を絡め取る。噛まれないかと一瞬警戒したが、戸惑う彼女にはそんな余裕もない ようだった。甘い唇を吸い、口腔の中を舐め取る。彼女への初めてのキスにしては強引すぎて、まるで犯して いるような錯覚に捕らわれる。 リルの抵抗がゆるみ、くたりと目を閉じた。それを自分を受け入れたサインだと、勝手に解釈する。 クラードは乱れて汗で張り付いた服を脱がし始めた。 「だ…め…」 リルは泣き出しそうな目で懇願する。いやいやと首を振る仕草は、悩ましくて逆効果だった。クラードは 黙々と服を剥ぎ取り、ベッドの下に放り投げた。リルの、ミスラにしては色白の肌があらわになる。 乳房は揉みしだいた指の跡がうっすらと紅く残り、乳首は、咥えて欲しいとばかりに勃っている。押さえ つけられ、足を閉じて隠すことも出来ず、しどしどに濡れた秘所は花弁を開き、心細げにうち震えている。 「みないで…」 弱々しい声と羞恥の仕草すら、いとおしい。 「可愛いよ」 耳元でささやくと、リルの身体がぴくんと震える。 「クラード、やめて、私、こんなの…」 か細い声で拒否し続ける彼女に、クラードの支配欲が刺激される。 この心も屈服させたい。もう一度、彼女自身から求めさせたい。 クラードは彼女の乳房に手を伸ばし、顔をうずめた。揉みつぶし、舐め、噛み、吸い付いて、点々と赤い痕を つける。 「ひゃぅ!」 激しい愛撫にリルが良い声で鳴く。 「身体は、そうは言っていない」 熱い秘所に指を這わせる。彼女自身が昇りつめる直前まで愛撫したそこは、透明な粘液があふれ、太股まで したたっていた。指を舐めて濡らす必要すらない。 「あっ…やぁっ…そこは…」 さっきリルがしていたのを真似して、指先で入り口と肉芽をいじめる。 「あぁっ!や…だぁ…」 嫌、駄目、と拒否の言葉を口に出そうとすると、乳首を痛いほど噛んで、おしおきする。 聞きたいのはそんな言葉ではない。 「だ…ぁぁ…め…ぇあああ」 敏感な部分を同時に責めたて、発情期の淫らな身体を、容赦なく追い詰める。 クラードの腕の中でリルは、苦しげにせつなげに悶える。 「どうして欲しい?」 弄びながら、クラードはわざと意地悪に問う。その声にリルはびくんと震え、潤んだ瞳で彼を見つめた。 「…挿れて、ほしいの…」 とびきり甘い、リルのおねだりに、クラードは満足した。 入り口を弄んでいた指を、一気に奥まで突き刺す。 「あぁッ!」 リルが歓喜する。驚くほどきつく狭いそこを、ぐちゅぐちゅとかき混ぜ、擦り、激しく突き上げる。 「あ、あ、あ、あああああああああ!!クラード、クラード!!」 ひときわ高い声を上げて、リルは大きく仰け反り、びくびくと痙攣すると、そのまま意識を失った。
364 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:53:09 ID:5VWviIRl
絶頂を迎えて、ぐったりと動かなくなったリルから身体を離して、クラードは服を脱ぎ捨てる。 散々、リルの悩ましげな肢体を見せ付けられて、クラードのそれは昂ぶり、痛いほどそそり立っていた。 「くらぁど…」 リルが、不安げに名を呼ぶ。 (今度は私も、楽しませてくれ) リルの足を開き、とろとろにとけた秘所にあてがう。 「クラード、待って、わたし…!」 クラードはリルの制止を無視して、強引に彼女の中に進入した。 「うぁっ!!」 期待していた歓喜の声とは、別種の叫びが上がる。 「いたいっ!いたいっ!いたいっっ!!」 「……リル?」 泣き叫ぶ彼女の姿に唖然とする。さっきまで彼の腕の中で甘い声で鳴いていた彼女とは、まったく別人になった ような錯覚を覚える。 熱くとろけていた膣内も、今は痛いほど固くきつく中を締め付けて、奥への侵入を拒んでいる。 (まさか…) 「初めて…なのか…?」 「…うっ、…ううう…うぅぅ…」 苦しそうにうめきながら、リルはこくこくと頷く。 (まさか…) あれほど乱れていた彼女が、まさか未経験だと思っていなかった。 しかし、心の奥でわだかまっていた疑念も溶けていく。あれほど必死に拒もうとしたのも、未知の行為に怯えて いたのか。 (私が初めての男か) あらためて、彼女がいとおしくてたまらなくなる。 初めて男性を受け入れる狭いそこに、エルヴァーンのそれは規格外だろう。苦しんで泣き叫ぶ姿は胸が 痛んだが、もう止める事はできなかった。 「済まん…少しだけ、我慢してくれ。」 リルの背中に腕をまわし、上半身を密着させると、リルも背中に手を回してしがみつく。抱きあった姿勢で、 リルの奥へさらに押し進める。 「くぅ…うぅぅぅ」 再び襲ってきた苦痛に、リルはのけぞり、彼の背中に爪を立てた。 痛みで硬直した膣内は狭く締まり、彼の侵入を妨げる。力を抜かせようと、クラードはリルの尻尾を探り 根元を軽く握って、すうっと先までなで上げる。 「はぅぅん!」 リルの力が抜ける。クラードは彼女の奥深くまで貫いた。狭い内壁はぎちぎちと彼を苦しいほど締め上げる。 「……奥まで、入ったよ」 子供のように泣きじゃくるリルを見ると、まるで犯しているかような罪悪感に駆られる。 (頼む、泣かないでくれ) 背中を丸めて、彼女の頬に唇を這わせ、涙を舐めとる。 「…くらぁど…くらぁど…」 壊れたように、リルが彼の名を繰り返す。 「…くらぁど…すき…くらぁど…」 弱々しいが必死な告白に、クラードの胸が熱くなる。 「…私も」 愛している、と答えようとして、彼の言葉は詰まった。 強引に奪ってから、好きだ愛してると口にしても、あまりに都合が良い話はないか? 「…くらぁど」 迷いを見通したように、リルが再び名を呼ぶ。 「…スキって言って…嘘でも、いいから…」 「好きだ。ずっと…前から。嘘じゃ、ない」 彼が必死に絞りだした思いに、リルは満足したかのように、彼の胸に顔をうずめた。
365 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:53:52 ID:5VWviIRl
クラードは、できるだけゆっくりと抽出を始めた。中はまだきつく、リルは苦しそうだったが、彼女の奥は 少しづつ温かくなって、新しい愛液があふれてきて、滑らかに動けるように助ける。 「…ぁ…ぁ…ぁ…」 か細いが、悲鳴と違うずっと甘い声が、リルの口から漏れた。 自分の行為が、痛み以外のものも与えていると知り、クラードは嬉しくなる。 「…んぁ…んぁぁ…んあぁぁ…くらぁどぉぉ…」 リルが感じれば感じるほどに、中は温かくうねり、ゆるくきつく絡みつく。快楽に押し流されるように、 クラードは激しく突き動かし、子宮の入口まで突き上げた。 「んぁぁあああぁぁああっ!クラード!クラード!!」 「リル、出すぞ」 激しく乱れるリルの中に、クラードは自分の欲望を吐き出した。昇りつめたリルの身体が跳ね、くたりとベッドに 落ちた。 気を失ったリルの身体から、クラードが自分のモノを抜き取ると、白濁した粘液と血が混ざったものがあふれ 出てシーツを汚した。 涙で頬は濡れて、くしゃくしゃになった柔らかい髪の毛が張り付いてた。身体のあちこちには点々と紅い痕が 残っている。痛々しい姿は、まるで強姦された後のようだ、とクラードは思った。 (いや、犯したも同然か。) 発情期の弱みに付け込んで、強引に奪ったことに変わりはない。快楽の余韻が冷めてくると、苦い後悔がじわ じわと湧いてくる。 やめてと懇願する目、痛みに泣き叫ぶ声。 (もっと優しくしてやれば良かった) 眠っているリルの顔は、普段の彼女よりもずっと幼く見える。 ミスラの年齢は外見からは分かりにくい。落ち着いた物腰と雰囲気に、自分と同じくらいの年頃だろうと勝手に 解釈していたが、実はずっと年下だったのかもしれないと、ふと思う。 「くらぁど…」 繋がったときの、か細くすがる声が耳に残っている。 (目が覚めたら、君はどうする?) 熱病のような衝動から醒めて、自分が汚されたと知ったら、泣くだろうか、怒るだろうか、罵られるだろうか。 (いなくなってしまうかもな。それも自業自得か) クラードはリルの細い肩を抱き寄せて横になった。狭い一人部屋のベッドに二人で眠るには、こうするしかないと 誰にともなく言い訳をする。 かすかな寝息と、柔らかい体温が心地よかった。 目を閉じると、皇国へ向かう汽船が出航する霧笛の音が、遠くに聞こえた。
366 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:54:49 ID:5VWviIRl
「わたし…自分の身体が大嫌いだったんです。何でミスラに生まれたんだろう、なんでこんな風におかしくなっ ちゃうんだろう、って」 目覚めたリルはそう告白した。 「おかしくなって、流されて、どうでもいい男に奪われるのが嫌で…いままで…」 頭から毛布をかぶり、膝を抱いて丸くなっている彼女の姿はとても小さい。 今まで、リルとの間に感じていた「壁」の正体が分かったような気がした。 そうやって距離をおくことで、今までにも知り合ってきた他の男達からも、自分の身を守ってきたのだろう。 「壁」が壊れた素顔の彼女は、か弱く頼りなげで、触れば壊れてしまいそうにすら感じた。 (どうでもいい男に奪われるのが嫌…か) 「私みたな男に、か」 一番最悪な手段で、彼女を傷つけてしまったことを思い知らされ、自嘲を含んでつぶやく。 ぴょんと跳ね起きて、リルが振り向いた。 「違うよ!わたしはずっとクラードが好きで!」 両手を伸ばして抱きついてくるリルを、呆然と受け止める。 「…貴方が好きで、好きで、…ずっと好きで、好きって言ってくれて嬉しかったの…に…」 リルしがみついて、嗚咽を漏らす。最後のほうはほとんど聞き取れなかったが、何と言ったのかは聞かなくても 分かった。 「…嘘じゃ、ない」 必死にそれだけ声を絞り出す。 (泣かないでくれ) 自分が抱えていた苦い罪悪感の正体に今ごろ気づいた。 今まで、リルが涙を流したところを見たことがなかった。ずっと一緒に行動していたのに、リルは今まで、 一度も誰かの前で泣いたりはしなかった。 (泣かないでくれ、リル) 彼女を抱きしめて髪を撫でると、リルは声を上げて泣いた。 それを自分への罰と受け入れ、泣き止むまでの長い時間、クラードはずっとリルを抱きしめていた。 泣き疲れて眠りに落ちる前の、ほんの一瞬のリルの笑顔が、クラードをどれだけ救ったか、彼女は知らない。
367 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 15:57:13 ID:5VWviIRl
以上、駄文失礼しました クラードがすっかりアホの子になってしまい、>349さまに申し訳なく…
368 :
首猫ファン :2007/11/03(土) 16:07:27 ID:5VWviIRl
あーっ!
一部欠落してました!
話の流れ的には問題ないと思いますが
>>359 と
>>360 の間に本来これが入ります。
タロンギ大渓谷のメア石の前で、レンタルチョコボを借りて、二人は港町マウラに向かう。
アトルガン皇国。
この近東の大国には、いままで、冒険者が渡ることは許されておらず、ただ風の噂に名を聞くのみだった。
ところが、最近になって、天晶堂が秘密裏に、冒険者の渡航を仲介するという情報が、一部の冒険者の間に
流れた。
クラードはいつも不思議に思うのだが、リルはこの手の情報収集に非常に長けている。
特別な人脈やツテがあるとは思えないのだが、今回も、天晶堂が獣人たちの持つ「証」集めていることを
どこからか聞きつけ、クラードと共に2枚の「証」を獣人から奪い取り、それを交渉に利用して、マウラから
出航するアトルガン皇国行きの船の渡航証をやすやすと手に入れた。
どこでそんな情報を調べるのだと尋ねても、「ネジツに」「カイセキで」等、謎の単語をごにょごにょと出し
最後に「世の中知らないほうがいいこともあります!」とか真顔で言ってのける。
…まぁ、本人がそう言うなら深くは追求しないのが良いのだろう。
リルとは、以前所属したLSで知り合った。そこはメンバー同士の人間関係のトラブルで崩壊した。
知的で落ち着きがあり、大人らしい細かな気遣いの出来る彼女は、男女問わず人気があった。多分他の
メンバーからも誘いの声はかかったであろうが、リルはクラードについてきた。
最初は正直に言えば、大勢の中から自分が選ばれたという期待に舞い上がった。
しかし、いつまでたっても彼女は他人行儀で、微妙な「壁」は消えない。
二人きりで行動していても、LSの中の一員だった時となんら変わりなく振舞う姿に、軽い失望を覚えた。
勝手に期待した自分が悪いのだが。
(しかし、男女一緒に行動していて、この色気の無さはなんとかならないものかね?)
ちらりと後ろを振り返ると、彼女は少し離れた所をとことこと走っている。いつも決して隣には並ばない。
今日は服装までいつもより厚着で悲しくなってくる。
369 :
フレで妄想(妄想中) :2007/11/03(土) 18:21:35 ID:vTzYawae
首猫ファンさんのファンになりそうです。 GJ!!
370 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/03(土) 19:12:03 ID:K7vIW2D9
これは期待
最近投下が増えて嬉しい限り
373 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/04(日) 00:52:57 ID:YnKJ47/l
ネジツにワロタw
視点変わってもいいものはいい。 GJですた( ・ω・)b
外ヅラと内ヅラのギャップがまたいいのですよ もともとINTは(ry またゲロ甘な話をよろしくおながいします
376 :
MF :2007/11/04(日) 20:34:14 ID:P4/KeOVu
お久しぶりです。 毎度お目汚しですが獣姦?なSSを投下してみます。
377 :
MF :2007/11/04(日) 20:35:19 ID:P4/KeOVu
ジ・タそこは聖地と呼ばれ冒険者以外の人は滅多に立ち入られない場所である。 そんな聖地の深夜召喚士の卵が鍛錬に励んでいた。 その子はタルタルの女の子であった。 日々ここでひっそりと召喚の練習などをし何時から居るのかわからないくらいに疲れた顔をし側にあった木で指示の練習をしている。 「ふぅ、疲れたよ………」 カーバンクルを出したまま座り込む。 「カーくん、私このままやって行けるのかな…AFまで揃ってカーくん以外未だに扱いきれないなんて………」 カーくんの頭を撫でながらそう呟く。 カーくんは困った顔をしながら頬を摺り寄せて慰めてくる。 「ありがとう、今日はここまでにして寝ようか」 護衛のカーくんを出したまま今日も木に寄りかかり野宿をする。 静寂な世界に風で木々が揺れる音がする中深い眠りに落ちていった。 眠りについてから数時間が経ったであろう なにやら胸の辺りがむずむずとする。 そのむずむずはとても心地よく気持いいのである。 暫くさの感覚に身を任せた後ゆっくりと目を開けてみると。 上着ははだけぷっくりと膨らんだ乳首をかーくん前足で捏ねていたのであった. 「カーくん………?」 ぷにぷにと肉球の感覚に思わずうっとりとしてしますがカーくんがこんなことをするのに驚いた。 すると頭の中にカーくんの声が響いてくる。 「いつもあんなにがんばってそして悩み苦労しすぎだよ。僕が君を疲れを悩みを開放してあげる。だからこのまま身を僕に任せて」 そういうとカーくんは手を離しぺろっ!と舌を出した。 ツンツンに立ち上がっている乳首をペロっ!と舐めるとその快感に思わず腰が浮いた。 舌はざらざらとしていて舐めるたびにびくんびくんと体が反応してしまう。 カーくんはにこりと笑うと乳首にかぶりついた。 口の中でころころと遊び時折あむあむと甘噛みしどんどん快感が高められていく。 「カーくん気持いいよ〜;」
378 :
MF :2007/11/04(日) 20:35:48 ID:P4/KeOVu
彼女もずっと聖地にこもっていたため溜まっていたのだろう涎を垂らしその責めを受け止める。 どんどん体が熱くなり下半身がじゅん………と熱くなっていく。 上目使いで反応を見ながら責め続けるカーくん。 もう片方の乳首も爪でカリカリとされぴんぴんになり責め続けられていた。 静かな聖地にタルタルの甘い鳴き声が木霊する……… カーくんは乳首から離れると私の股間に顔を埋めた。 ほんのり濡れていたエボカースパッツにカーくんは鼻を押し付けてきた。 「か、カーくんそこはだめぇ!」 くんくんと嗅がれていくたびに秘部が熱くなり徐々に足が開いていく。 「ふふ、君のここすごくいい匂いだよ。すごく君の濃い匂いでいっぱいで僕もうれしくなってきたよ」 機用にスパッツを前足で脱がしていく。 露になる下着は期待と先ほどの行為でぐっしょりと濡れていた。 カーくんは下着をずらしちょんと顔を出してふるふるしていたお豆を先ほどの乳首のようなしゃぶり始めた。 「か、か、か、かカ〜く〜〜ん;そこはそこはだめだめだめ〜!!!」 カーくんはにっこりと笑いながらお豆から口を離し、膣に鼻を突っ込む。 「やっぱり、君のいい匂いがたくさん………乳首は悪いけど自分で弄ってもらっていいかな?では続きをするね」 彼女ミトンをはずし手で乳首をぐにぐにと摘んでいく。 もうたまらない! 彼女もカーくんも夢中で弄り舐めあげ責め立てていく。 びょろ!びょろ!と膣に入れられた舌が動き愛液を舐め取りつつざらつく舌で内部を刺激し前足はしっかりとお豆を揉んでいた。 「かーくんかーくんもぅ、もう、もううう!だめ;」 愛液にまみれたカーくんは右前足を膣に入れていく。 ちゅぷぷぷ……… ゆっくりと慣れされたそこは抵抗なく入り激しくピストンした。 「だめだめだめだめだめだめ!!いっちゃうよ〜〜〜!!!!」 奥深く突いた後お豆を噛み軽くひっぱって揺すった。 「あ!あぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」 びくんびくんびくんびくん!じょわぁぁ……… 彼女は思いっきり絶頂しそのまま失神してしまった。 カーくんは思いっきり潮を被りつつも溢れ出た愛液を舐め取っていく。 「開放できたかな?、僕が出来るのはこのくらいが限界だよ。また明日からがんばろうね」 そういうとMPが無くなり維持できなくなったカーくんは消えていく。 翌日目がさめると身なりがきちんと治っている。 「あれは〜?夢だったのかな〜?」 外したはずのミトンもはめており横に丸まって寝ていたカーくんも居た。 「うん、夢だね」 立ち上がると異変に気が付いた。 エボカースパッツがグチョグチョに濡れてぽたぽたと液体が垂れていく。 よく見ると寄りかかっていた所に水溜りが出来ていた。 「え、えと?お漏らし…しちゃった?手で垂れる液体を掬うと愛液であることがわかる。」 糸をねばねばとさせながら赤面していくとこう叫んだ。 「私寝ながらオナニーしちゃったの!?されともあれは・・・・・うううん、そんなわけないし」 溜まっててオナニーしちゃったと思い込むと下半身が気持悪いまま今日の練習に取り組む姿があった。 その横にはものすごくつやつやしたカーくんが居たとか。 おわり
379 :
MF :2007/11/04(日) 20:36:40 ID:P4/KeOVu
以上かーくん物でした。 駄文で申し訳ないorz
召還獣モノは不足気味だからありがたいgj 犬とカー君あたりは召還獣モノの王道 シバガルはなんか別ジャンルだから気にしない
これはいいカー君 GJです( ・ω・)b
どもー(=>ω<)ノ 連続で投稿ですが、例のバカンスものの3日目、最終日のお話を持ってまいりましたーw 愛のバカンス・3日目 イキまーす(=>ω<)ノ
帰りのマナクリッパーは午後1番に出るらしい。それならと、私達はホテルでそれぞれの職場へのお土産を買いに出かけた。そして お昼、お土産でいっぱいになったカバンを抱え、私達は他の冒険者さん達と共に港に集まった。 「え…!?何この人だかり…。」 冒険者さん達や一般のお客さん達が、まさにすずなりといった状態でひしめいていたのだ。思わず声を上げてしまう私。 「…ま、今日までこのプルゴノルゴ島にいたら、この時間のマナクリッパーに乗らなきゃ、今日中に母国へは帰れないからな。」 おにいちゃんがしれっと言い、周りの大きな冒険者さん達をぐるりと見回した。私の肩に、大きな手がポンと置かれる。 「アプルル。スシづめ状態になるが、この船でウインダスへ帰るぞ。納涼祭は俺達五院の院長がいないと成り立たないからな。」 「うん!」 …☆…☆… 「…むぎゅぅ…。」 「うぅ……。」 マナクリッパーの上は、文字通りのスシづめ状態だった。身体の小さい私達タルタルは、あやまって海に落ちたりしないように、人々の 真ん中に集められていた。おかげで落とされることはなかったけれど、周りを見ればタルタルと大きな人だらけ、上を見ればキラキラと 輝く空しか見えない。常に押しつぶされているせいか、何だか息が苦しい…。 「…ぅ…ごめ、おにいちゃん…。」 「気に…するな…。」 マナクリッパーが揺れる度に、私は向かい合って立っているおにいちゃんのたくましい身体にしなだれかかる以外何もできなかった。 「…。」 「…ん…。」 押しつぶされそうなぐらいに人がひしめいている中だから仕方ないとはいえ、ずーっとおにいちゃんのたくましい胸に自分の胸が 押しつけられていて、腰も激しくこすりつけることになって…何か、だんだん変な気分になってきた…。 「はぁ……ん…。」 どうやらおにいちゃんも同じような感じらしい。私が身体を押しつける度に、おにいちゃんの身体も熱くなってきてる。マナクリッパーが ゆらりと揺れ、その瞬間私はおにいちゃんの両肩に手を乗せ、まるで抱きつくような状態になった。そして、踏ん張った私の脚の間に は…おにいちゃんの手がいつのまにか伸びていた。 「どうした?アプルル…。」 「…っ!」 おにいちゃんてば、ホント意地悪なんだから。私がだんだん変な気分になってきてるのを分かってて、自分自身もだんだん欲情して きてるのも分かってて、それでも尚私を焦らそうとしてる…。
おにいちゃんの指が、私の水着の上からあそこをゆるゆるとなで始めた。さっきから熱くなってきていた私の身体は、いとも簡単に 反応してしまい、腰が甘くしびれて、とろとろと蜜をあふれさせる。 「んっ……ぁ…はぁ…っ…。」 「どうした?俺はまだ軽くさわってるだけだぞ?」 ぴくぴくと震える私の耳元で、おにいちゃんが意地悪にささやく。でも、言ってる内容なんてもうどうでもいい。もうその声が耳を くすぐるだけで身体の奥から甘い熱がほとばしり出てきて、私は必死で喘ぎ声をかみ殺しながら、おにいちゃんの身体にしがみついて 甘い吐息をついていた。 「お前、この3日間でホントに淫乱っぷりが増したな。すんごい敏感になってる。」 おにいちゃんの指が、既にぷっくりと立ち上がっているお豆さんを水着の上からコリコリとこね始めると、まるでそれがスイッチのON・ OFFにでもなっているかのように、私の身体はびくんびくんと反応を示す。 「…っ!…ふ……はぁぁぁ…。」 こんなところで喘ぎ声なんて出したらえらいことになる。落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃ…。私の頭の中のどこかが必死でそう叫んで いた。でも、頭の中がそう思えば思うほど、水着の上からこねられているクリから快感の電撃が発せられて全身を駆け巡る。踏ん張って いる脚がカクカクと笑って、このままだと立っていられなくなりそう…。 と、おにいちゃんが、正面から私のあそこをこねていた手をすっと抜いた。え?まさか、私が人ごみの中で喘ぐことができないから、この まま到着するまで放置?…かと思ったけど、違った。おにいちゃんは、片方の手を私の背中に回し、倒れないように抱きとめてくれた。で、 もう片方の手も同じように背中に回し…パレオの裏側から直接私の中に指を進入させようとしていた!
「…ぁ…っ!」 ちゅぷ!と音を立てて、おにいちゃんの指が私の蜜壷に埋まった瞬間、私は思わず小さな喘ぎ声を上げてしまう。すぐに快感が寄せては 返す波のように打ち寄せてくるが、唇をぐっとかみ締めて辛うじて耐える。 「アプルル。顔を上げて。」 少し上からおにいちゃんの声がして、私は顔を上げた。すっごい至近距離におにいちゃんの顔がある。 「こうすれば、声も出ないだろ…?」 そう言って、おにいちゃんは目を閉じ、顔を近づけてきた。快感で身体どころか頭の中もすっかり甘い熱に満たされていた私も、同じように 目を閉じて顔を近づける。すぐに、私の唇とおにいちゃんの唇が重なった。 「…んぅ……。」 ちゅく…ぷちゅ、くちゅ…。上では2人の熱い唇と舌とが激しく絡みあい、下半身ではおにいちゃんの指が私の蜜壷をかき混ぜつつ、この 3日間の刺激ですっかり大きくなって過敏になってしまってるお豆さんをなでたりこねまわしたりしている。おにいちゃんの激しいキスも、 いやらしい指も、気持ちよすぎておかしくなっちゃうよ…。私の脳はすっかり快感でとろけてしまっていて、今の私が淫乱そのものの潤んで とろけた表情をしていることも、おにいちゃんの指が気持ちよすぎて自分で激しく腰を振ってることも全く分からなかった。 「ん……んふっ…―――ッ!」――びくびくっ!!ぶしゅ…っ! おにいちゃんの指がお豆さんを軽くつまんでこね、熱い唇が私の舌にしゃぶりついた瞬間、頭の中が真っ白にフラッシュして、私は身体を 震わせ、軽く潮を吹きながらイッてしまった。 「…すごいな。こんなところでイッちゃうなんて…。」 おにいちゃんがくくっと笑いながらつぶやく。私はまだ快感の余韻が残っていて反応ができなかったけど、スシ詰め状態のマナクリッパーの 上で、おにいちゃんと抱き合いながらあそこを弄られ、激しく唇を貪りあいながらイッたのだということは、おぼろげに理解していた。 「…俺も、ちょっとヤバいしな…よぅし。」 低い声でつぶやいた後、おにいちゃんは私の背中に回していた手を戻し、印を結び始めた。 「…<デジョンII>!!」 途端に私の身体は黒い光に包まれ、飛ばされていくのが分かった。…って…、 ――この魔法があるなら、マナクリッパーに乗らなくてもよかったじゃない! でも、私はそれをおにいちゃんに訴えることはしなかった。だって…すごく恥ずかしかったけど、キモチよかったから。
私が<デジョンII>で飛ばされてきた先は、もちろん私達の家の前。数秒後にはおにいちゃんも<デジョン>で帰ってきた。 「…予定よりは早めだけど、それでももうすぐ夕方だね。」 ようやく理性と冷静な思考が戻ってきた私がつぶやくと、おにいちゃんもうなずいた。 「そうだな。さて、帰ってきたからには、気分を変えて着替えるか。」 「…着替える?いつもの院長のローブでしょ?直前でいいじゃない。」 帰ってきたから気分を変える…?私の頭の中には「?」が飛び交っていた。顔をしかめて首をかしげる私に、おにいちゃんは意味ありげに ニヤリと笑ってウインクしてきた。 「違うよ。…俺も、もうガマンできないんだ。」 やっぱり、おにいちゃんはどこまでもいやらしい。私といる時は、いつでも「繋がる」ことしか考えてないもの。…でも、私だって人のこと 言えないもんね。あっという間に終わったこの旅行だけど、始まるまでの数日間は、この3日間いかに気持ちよくなるかで頭がいっぱい だったし、旅行の間だって、いつ求められるかワクワクしっぱなしだったし、いざ求められたら求められたで、うれしくて幸せで、この状況 だけで胸がドキドキして身体が熱くなって、すぐにイッてしまいそうになってるのを、必死でガマンしたりもした。 …あぁ、私、本当にこのおにいちゃん…いや、アジド・マルジドという男の人に夢中なんだなぁ、本当にどうしようもないくらいに大好き なんだなぁ、惚れ込んでしまってるんだなぁ…って、心の底から実感してる自分がいる。きっとおにいちゃんもそうなんだろうな。だって、 普段口の院で仕事をしていたり、冒険者さん達としゃべっているのとは全く違って、とっても表情や感情が豊かなんだもの。私にだけ 見せてくれる表情やしぐさ…それがすごくうれしいの。 「…おーい、これこれ。これに着替えて行くぞ。」 ぼうっとしていた私に、おにいちゃんはクローゼットから取り出した紙袋を指差して呼びかけてきた。受け取って、ガサガサと開けて みると…浴衣だった。やっぱり冒険者さん達がこの季節に着ている殿方浴衣と姫君浴衣。 「わぁ…これ、いつの間に買ってきてたの?」 藤色の姫君浴衣を持ち上げて、私はおにいちゃんに尋ねた。 「ん?水着買ってきた時さ。驚かそうと思って、クローゼットに隠しておいたんだ。」 そう言って、おにいちゃんはいたずらっぽく笑った。私もつられてにこっと笑ってしまう。 「おお、かわいいじゃん!」 「おにいちゃんも、かっこいー。」 水着の時もそうだったけど、いざ着替えてみると、ホント楽しい。私達も冒険者になったみたいな気がする。 「さ、祭だ祭だ!」 おにいちゃんは子供みたいにはしゃいで、私の手を引いて外に飛び出した。 …☆…☆…
ちんちち♪ちんちち♪ちんちち♪ちんちち♪ ――…ドーン!…ドーン!……ぱちぱちぱちぱち…。 にぎやかな祭囃子と一緒に、打ち上げられる花火の音。 「すごいな〜。」 「きれい〜…。」 森の区の噴水を見下ろす林の中で、私達はよりそって花火を見上げていた。 「おにいちゃん…今年の夏は、今までで最高に幸せ。」 私は、自分から今回の感想を述べた。いつも、おにいちゃんが訊いてきてから答えてるからね。 「…うん。俺も今年の夏は最高に幸せだ。…お前とずっと繋がっていられたから。」 おにいちゃんも、私の瞳を見つめながら答えてくれた。…あぁ…もうこの花火に彩られた星空は私達のもの!私達は、星と花火に 見守られながら、静かに唇を重ねた。 「…ぅん…んふ……っ…。」 もうバカンスも今夜で終わり…。残された時間を惜しむように、私達はお互いの唇を、舌を、貪欲に貪りあった。しばらくして漸く唇が 離れたときには、2人とも激しいキスに酔って、はぁはぁと息を荒げながら見つめあうようになっていた。と、不意におにいちゃんが私の 手を取り、自分の下半身へと導いた。 「ぇ…?ぉにぃ、ちゃん…?」 「…さっきの続き。俺、まだ1回もイッてないからな。」 私は合点がいった。本人の言うとおり、おにいちゃんの脚の間にある男性のシンボルは、はちきれんばかりに大きく膨らみ、ぴくぴくと 震えている。浴衣の裾を払って手を触れると、それはたまらないくらいに熱く、既に露がこぼれているのだろう、しっとりと湿ってさえいた。 「ぅん…おにぃちゃん、私の口でイッて…。」 私はおにいちゃんの下着に手をかけ、スルリと引っ張り下ろした。押さえつけるものがなくなってぴょこんと元気よく立ち上がったモノに 手を沿え、まずは全体に優しくキスの雨を降らせる。 「…っ…!」 もう感じてるらしく、おにいちゃんがぴくりと身体を震わせた。顔を真っ赤にして、耳をへにょりと垂れさせ、気持ちよさそうに息を荒げて いる。おにいちゃんが気持ちよくなってくれてる…私はうれしくなり、今度は手でしこしことおにいちゃんのをしごきながら、先端を口に 含んで丁寧に舌を絡ませてみた。 「……っあ!ヤバっ、そんな…されたら……出…――っ!!」
口の中のモノが急激に膨らんでびくびくと震え、おにいちゃんはあっという間に私の口内で果てた。放たれた大量の白濁液を、浴衣に こぼさないように気をつけながら、私は全て飲み干し、なおもおにいちゃんのをちゅぅっと吸って、残りを吸い出してあげた。 「ぁ…ぁぁ…。」 ちゅっちゅっと音を立てて吸う私の顔を見つめるおにいちゃんは、恍惚としている。 「…気持ちよかった?」 まだ口内に残るおにいちゃんの白濁液の後味を楽しみながら、私はおにいちゃんに訊いた。 「…ぁぁ…。半日ためただけで、こんなに早くイッちゃうとは思わなかった…。しかも、お前、うまくなってるし。」 「…そ、そんなこと…。」 …私は、おにいちゃんのが欲しくてたまらないから、愛しくてたまらないから、一生懸命しゃぶってるんだよ。…でも、それをうまく言葉に 出せなかったから…私は一瞬言葉に詰まった後、ぎゅっとおにいちゃんに抱きついた。昼間、スシ詰めのマナクリッパーで押し付けられ てた時の切ない苦しさがすぐに蘇ってきた。 「…あ…アプルル…?」 おにいちゃんがかすれた声で私を呼ぶ。それに応えるように、私はおにいちゃんのほっぺに優しく口づけた。続いて、真っ赤になってる 長い耳にも先から根元へと順番に口づけてゆき、耳の穴を舌で犯す。…と、おにいちゃんが片手を自分の懐に突っ込み、院長専用の シグネットを取り出して指差した。…いけない!納涼祭の開始を告げる式典の時間が迫ってるんだった…。熱に浮かされたままの私も、 懐から院長のシグネットを取り出した。持ち回りで今年の主催は耳の院院長代理のコル・モル博士だ。彼の声がシグネットを通じて私達の 脳裏に響いてくる。 (口の院院長アジド・マルジド、手の院院長アプルル。もうすぐ式典が始まりますぞ。至急例の場所に集合しなさい。) (分かりました。すぐ行きます。) (…すぐ行きます。) シグネットに掌を触れて念を送った後、私達は土を払って立ち上がった。祭の時だけは、院長のローブをまとわなければならないけど、 その後は浴衣に着替えて祭を楽しむ院長がほとんどだ。 「…アプルル。ごめんな。式典が終わったら…。」 おにいちゃんがすまなさそうにささやき、私の耳に舌を這わせた。私は身体の熱が冷め切っていない、ぼうっとした頭で答えた。 「…ぅん…式典が終わったら…。」 そして私達は、急いで院長の正装を身にまとい、森の区の噴水前に他の院長達と共に集結した。
「…今年も、3国首脳陣及び、モーグリ達の協力により、あますず祭をとどこおりなく終えることができるということに、わが国の星の神子様、 そして、女神アルタナに感謝の意を表しようではありませんか!」 コル・モル博士の演説に、院長達を始め、天の塔のスタッフ達、そして集まった冒険者さん達が一斉に拍手を送った。私達院長が、手に 持っていたワインのグラスを一斉に掲げると、彼はまた口を開いた。 「…今宵はあますず祭の最終日にしてクライマックス、納涼祭です。今宵だけは普段のもろもろの憂さを忘れて、無礼講で楽しもうでは ありませんか!…それでは、ウインダスの今後の発展と、星の神子様、そして女神アルタナ様のご加護の多からんことを願って、乾杯!!」 コル・モル博士の音頭にあわせて、私達院長が「乾杯!!」と声を上げ、ワインを飲む。終結したスタッフ達や冒険者さん達もワインを 飲み干し、大歓声を上げた。いよいよ祭のスタートだ。院長達もお互いにグラスをぶつけあい、儀礼用のワインを飲み干す。 「さて、今年も我ら院長がやるべきことは終わりました。今夜はお互いに祭を楽しみましょう。」 壇を下りたコル・モル博士が笑顔で言い、院長達も笑顔でそれぞれの家に散っていった。これから浴衣に着替えて、祭に混ざりに行くのだ。 でも、私達兄妹は少し違った。森の区にある自宅へ浴衣に着替えに行き、祭を一通り見回るところまでは一緒だったけど。おにいちゃんと 並んで祭を見物してる途中から、だんだんとひざが笑ってきていることに気がついていた。…さっき、おにいちゃんが欲しくて、繋がりたくて 抱きついて腰を擦り付けていた熱が、身体の中でくすぶっているのだ。式典の間に熱が冷めるどころか、ますます煽り立てられてるように 燃え上がっていく。おにいちゃんと楽しく談笑しながら祭を見物し、出店で夕飯をとって、自宅のそばの茂みにたどり着いたとき、とうとう 私は耐え切れなくなり、おにいちゃんの腕にすがりついた。 「…はぁ…ぁぁ……ぉ、ぉにぃちゃ…ん…。」 つぶやきながらふっとおにいちゃんの下半身に目をやると、そこは大きく膨らんでいた。…おにいちゃんも、私と同じ気持ちだったのかな? おにいちゃんはすがりついた私の身体をゆっくりと抱き上げ、人目につかない大木のそばに下ろしてくれた。意外とつるつるしている木肌が 背中に心地いい。 「…もう、待ちきれなかったんだろ…?」 そう訊いてきてるおにいちゃんの声こそ、待ちきれない快感への期待で、息がすっかり上がってる。私はこくりとうなずき、おにいちゃんの 手を取って、浴衣の上から私のわずかに膨らんでる胸に当てた。 「…ほら……もう、こんなにドキドキしてる…。」 「…ぁぁ…。」 2人の荒い呼吸と胸の鼓動が耳にうるさい。私の胸に当てたおにいちゃんの手がゆるゆると円を描くように動き、その感触に私はぴくんと 頭をのけぞらせた。すっかり無防備になった唇に、素早くおにいちゃんが吸い付いた。
「んっふっ……んぅ…。」 おにいちゃんの熱い唇と舌が、私の舌に吸い付いて絡みつき、同時に、胸に当てた手がゆるゆると動いてもみしだいてくる。やがて、浴衣を ゆっくりとはだけて、直に乳房に掌を這わせ、敏感な先端を指先でこねまわしてきた。 「……っあ…はぁん!…っ、キモチ、イイ…!」 指先が胸の先端をこね、舌が私の耳を這い回るたびに、私の身体がびくびくとはね、脱力した口からは甘い喘ぎ声が漏れるのが止まら ない。やがて、おにいちゃんの手が私の下半身へ伸びる。浴衣の裾を丁寧に払い、下着の上からすーっと指を走らせた。 「ぁ、ぁあん…ぉ、おにいちゃん…らめぇ…。」 「何がダメなんだ?もうすごく濡れてるぞ…?」 おにいちゃんの揶揄するような低い声が、火照った耳に心地いい。私は潤んでとろけた目で、おにいちゃんを見つめた。 「ぅん…下着の上からなんて、らめぇ……直接、おまんこくちゅくちゅして…おにいちゃん…。」 「淫乱な、おまんこ、だろう…?」 おにいちゃんはくっくっと低く笑いながら、なおも下着の上からタテ筋をすりすり、こねこねしてきている。その中で、既にあふれてる蜜が ぬちゅ、くちゅ、といやらしい音を立てていた。 「んっ…ぃやぁん!…ぁ……ぃ、淫乱な、おまんこ…くちゅくちゅしてぇ…!」 下着越しのもどかしい快感に、思わず私は声を上げてしまう。おにいちゃんがフッ…と勝ち誇った笑いを漏らしたのが分かった。私の下着に 手をかけ、するすると脱がせ始めると、あふれた蜜がつーっと白い糸を引いているのが目に入った。 「すんごい濡らしてるなぁ…期待してたのか?」 おにいちゃんに甘い吐息混じりに訊かれ、私はうなずいた。顔がかーっと熱くなるのが分かる。 「いやらしいなぁアプルルは。…これから、お前のいやらしいところ、全部愛してやるからな…。」 耳に唇をつけたままささやかれ、私の身体がまたびくん!とはねる。耳から始まって、おでこ、ほっぺ、唇、あご、のど、鎖骨、胸、お腹と、 順番に優しく口づけていくおにいちゃん。唇がおへそに到達すると同時に、下着をすーっと下まで引っ張り下ろしていった。 「…すごい。湿ってる。」 下着を足から抜き取り、おにいちゃんはつぶやきながらそれを傍らに置いた。そしてゆっくりと立ち上がり、左手で私の身体を抱きしめ ながら、右手を露出した私の蜜壷にそっとあてがった。おにいちゃんの指が蜜壷をくちょくちょとかき混ぜはじめると、途端に私の全身を 快感の電撃が走り始め、私はびくびくと身体を震わせながら高く鳴いた。 「ぁっ…ぁ、ぁあっん…ぁ、ゃ……っ…はぁん…!」 「アプルル…浴衣がはだけて、すんごい色っぽいよ…。」 おにいちゃんの言うとおり、私は藤色の姫君浴衣の前がかなり開いてしまっており、胸が完全に露出していた。このまま袖から腕を 抜いてしまってもよかったんだけど、帯で止められている分、もろ肌脱ぎみたいになっちゃうのもカッコ悪いので、前だけをはだけた 状態にしていたのだ。…どうも、それがおにいちゃんの劣情を刺激してしまったみたい…。
「ぁ…ぁ!…ぉ、おにいちゃん……あんまり、見つめないで…。」 私は顔を真っ赤にしてかぶりを振った。でもおにいちゃんは、はだけた浴衣の前に手を入れ、胸をもみながら、私の唇に再びしゃぶり ついてきた。私も負けじとおにいちゃんの肩に抱きつき、自分から唇を貪る。 「はぁ、はぁ……ぁぁ…アプルル…俺の、俺だけの女(ひと)でいてくれ…。」 おにいちゃんが私の目をのぞきこんでささやく。私は笑顔でうなずき、おにいちゃんの首筋に抱きついて耳に唇を這わせた。 「…ぁ……ぉにぃちゃん…。」 ちゅっちゅっと、わざと音を立てて、ほっぺや耳に優しく口づけていくと、おにいちゃんの息がますます荒くなり、顔や耳が湯気を出さん ばかりに真っ赤に染まっていく。その顔を両手ではさみ、自分のまん前に向かせて、私はささやいた。 「おにいちゃん…世界でいちばん、愛してる…!」 瞳をのぞきこんでささやき、私はおにいちゃんの唇にゆっくりとじぶんの唇を重ねた。そのまま舌にしゃぶりつこうとしたけど、さすがに おにいちゃんの方が上手みたい。あっという間に主導権をとられ、おにいちゃんが私の舌にしゃぶりつき始めた。同時に下半身に伸びた 手が、私のピンピンに立ち上がったお豆さんをクリクリとこね、私は唇を重ねたままうめき声を上げてしまう。 「んっ!……んふぅ…っ…んはぅうっーーっ!!」 腰ががくがくとひとりでにはね、おにいちゃんの腰にすりつけるような形になる。すっかり立ち上がって準備万端なおにいちゃんのが、 私の腰に触れた。…私も、早くおにいちゃんと繋がりたい…。私は唇を離し、おにいちゃんの目を見つめて言った。 「おにいちゃん…入れて…おにいちゃんのおっきなおちんちんで、私の…淫乱なおまんこ、いっぱい愛して…。」 「…あぁ…。今夜は、寝かさないからな…。」 おにいちゃんは、不敵な笑みを浮かべてささやくと、私の左の太ももに手を当て、普段のM字開脚ぐらいの高さにまで持ち上げて、 左手でそのまま樹の幹に押さえつけた。そして、右手で自分のモノに手を沿え、私の蜜壷に狙いをつける。 「…いくぞ…アプルル…。」 私がうなずくと、おにいちゃんは腰を沈め、少しの間入口をにちゃにちゃとこねまわして全体に蜜をまとわせた後、ゆっくりと私の 中に進入してきた。大きくて、熱く脈打つおにいちゃんの肉棒がゆっくりと奥まで打ち込まれ、私は快感にびくりと身を震わせた。 「んっ……ぁはぁっ…。」 おにいちゃんは右手を私の背中から腰にかけてまわして抱きしめ、長い耳に唇をつけてささやいてきた。 「…お前の中、いつも以上に締め付けてくるな…ほら、動くぞ。」 そして、私を抱きしめる腕に力がこもり、おにいちゃんは私の全てを味わうように、ゆっくりと、ねちっこく腰を振り始めた。 ――ぴたん!ぐちゅ…ぴたん!ぐちゅ… 「あぁん!…ぁはぁっ……んぁはっ、ぃやぁん!ぁあ…。」 おにいちゃんのが私の奥に当たるたびに、快感が爆発し、性感帯をこすりあげるたびに全身がぴくぴくと震える。腰がぶつかる度に クリがこすれ、あふれる蜜が媚薬のようにさらなる快感を引き出す。おにいちゃんは全てを味わうようにゆっくりと動くため、もどかしい 快感で常に全身がしびれるようにうずく。爆発するほんの寸前くらいの快感が常に与えられている状態が続き、だんだん意識が朦朧 としてきた…。
「ぁ……ぅぁ…ぁん!ぁふ……ゃん…!」 「…っく…ぁ、アプルル…すごく、キツくなってきた…。」 おにいちゃんが辛そうにつぶやく。ゆっくりと動くのすら、辛そうな感じだ。 「ん、ぁ、ぉ、おにいちゃんのが…ぁ、すごく、おっきいから…ぁ、んぁ……おにいちゃん…。」 「ん?」 おにいちゃんは、たまらないくらい優しい瞳で私を見つめてきた。 「…お願い、もっと、早く動いて…。もっと、乱暴にしてくれて、いいよ…。」 私も優しく見つめ返し、おにいちゃんの唇に乱暴にしゃぶりついた。貪欲に舌をからませ、息が続く限りしゃぶり続けてから、やっと唇を 解放してやる。荒い息をつくおにいちゃんに、私は言った。 「おにいちゃん…私と一緒に…壊れよう?」 「…。」 おにいちゃんは私の覚悟が分かったらしく、ニヤリとしながらうなずいてくれた。そしてあらためて私の身体を抱きしめ、今度はいきなり トップスピードで腰を打ち込み始めたのだ。 ――ぴたんぴたんぴたんぴたん…! 「く…っすごい…締め付けだ……アプルル、すごくキモチイイぞ…。」 「ぁっ!ぁっ!…っはぁん……ぃゃぁん!ぉ、おにいちゃん……私も…すごく、イイ!キモチイイ…よ…!」 おにいちゃんのが私の奥をゴツゴツと打ち付け、快感が連続して爆発する。立っている大木の幹にもたれかかるという不安定な状態の 中、私達が限界を迎えたのはそう遅くはなかった。 「…うぅ…っくぁ…あ……で、出るぞアプルル…―――ッ!!」 「んっはぁっ…やぁあっ…イク、イッちゃうよおにいちゃん…ぁあイッちゃ…ぁ―――ッ!!」 びくびくびくっ!…どくっ…どくん…! 「…あ…ぁあ…!」 おにいちゃんのが私の奥で激しく爆ぜ、熱いマグマが私を満たしていく。 「おにいちゃん…しよ……もっと、もっとしよ…?」 いくらしても、したりないような気がした。私が快感に潤んだ目でおにいちゃんにおねだりすると、 「あぁ。さっき言っただろ?…今夜は寝かさないって。」 まだまだ余裕があるような、不敵な笑みを浮かべて応えてくれた。 …☆…☆…
そして、深夜…いや夜明け前―もう何十回目なのかも分からないけど―の合体、そのフィニッシュの瞬間、事件は起こった。 「う、っくぅぅ……アプルル…出すぞ、出すぞ…―――ッ!!」 「っひゃぁあぁん!おにいちゃん…中に出して……―――ッ!!」 ―どくんっ!!ぐぎごぎぃっ!! 「ッ!!」 「ぁぁっ!!」 私達の身体の奥深く…そう、腰の辺りで何かが折れ砕ける音が響いたのだ。 「…か…っ…!」 「…ぁ…ぁぁ…!」 全身を激痛が走り、動くことはおろか、悲鳴を上げることすらできない。…脂汗をだらだら流しながら、ひたすら誰かに見つけて もらえることを期待しながら、私達は、この窮状を救ってくれる存在を待ち続けるしかなかった…。 「ぁあっ!…シ…シャントット博士……も、もぅ…勘弁して…くださ…い…ぅぁあ―――ッ!!」 「ぁっ!…ゃ、ぁはぁあん!ヒウォン、熱いのがいっぱい出てますわぁっ!わたくし…もぅ…ぁはぁあぁ―――ッ!!」 どこかで、シャントット博士と、哀れな犠牲者の悲鳴が響いていた…。 …☆…☆… そして翌日。あますず祭も終わり、全ての国で通常通りの業務が行われるようになった。しかし、ウインダスの口の院と手の院では、 スタッフ達が不在の院長の代わりに現状を説明したり、本来の院長の業務を兼任したりと、忙しく走り回るハメに陥っていた。 「冒険者の皆さんへ。 本日、当院の院長は、休暇中に部屋の模様替えをしようとしてぎっくり腰になってしまったため、やむなく休暇をとっております。 院長の依頼等でお越しの皆様は、数日ほどお待ちになっていただき、後日再びお越しいただけるとありがたく思います。 尚、お見舞いの品はこちらでお預かりいたします。1日も早く院長が復帰できるよう、共にお祈りしていただけると幸せです。 スタッフ一同。」 こんな張り紙が受付に張られており、冒険者達は何があったのだろうといぶかしみながらも、ねぎらいの言葉をスタッフにかけて、 1人、また1人とどこかへと立ち去っていった。冒険者達の相手をしながら、スタッフ達は思っていた。 「まさか、院長がHのしすぎでぎっくり腰になったなんて、絶対冒険者達には言えない…!!」と…。 …☆…☆… その頃。ジュノ上層。モンブロー病院。 「まったく。どうしたんですか?2人共…これは、これ以上ないほどの見事なぎっくり腰ですよ。…短期間に極度に激しく腰を酷使した としか思えない…いったい何をしたんです?」 モンブローが不思議で仕方ないといった表情でストレートに訊いてきた。でも、私もおにいちゃんも、恥ずかしすぎて、この ぎっくり腰の原因を説明する気には…とてもなれないのであった…。 -THE END-
394 :
名もなきタル好き :2007/11/04(日) 23:29:59 ID:idzYhNWI
ってなもんです^−^ やっぱ、はだけた浴衣はいいよなあ。劣情をそそられる(*´д`*) 今回、あまりにアプルルが甘々で、砂糖を吐きながら書いてたことはヒミツです(/ω\)w
甘甘GJですた( ・ω・)b でも気になる点が一つだけ。 アプルルの一人称と第三者視点が混同してるように思われます。 ぎっくり腰でフイタので気になりませんでしたがw
あますず祭が終わった次の日だけ、第3者にせざるをえなかったというか…orz ごめなさい、精進しますです(/ω\)
誰かに聞いたことにして第三者視点を回避するのがオヌヌメ
その手があったか!
>>397 さんありがとうw今後の参考にします!
まとめのリンクに、いつのまにか首猫ファンさんのサイトがあって続きが
400 :
フレで妄想(妄想中) :2007/11/08(木) 20:38:31 ID:dzEylWDC
ほしゅ。 そして、エロ突入前に疲れてるんだが、前半投下していいだろうか?
402 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:01:34 ID:BxXBuLNM
お言葉に甘えて前半投下しまw みなさんの真似して、エロ以外の部分書きはじめたら、エロ突入前に燃え尽きかけましたww
403 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:02:55 ID:BxXBuLNM
める…ミスラF7金髪 戦/シ ロンド…エル♂F2黒髪 暗/シ モーグミ…モーグリ♀ カイト…エル♂F1白髪 赤/暗 【don't leave me】 〜これは、まだ二人が婚姻を結ぶまえのお話。 「連続魔きたよ!!」 澄んだ声が戦いの雑然とした音の中に響く。 めるの声だ。 ファイガで焦げた髪をばさっと振り払い、素早く両手斧をひくミスラの姿が視界の端にうつる。 ロンドはかまえた剣をおさめると、一目散に魔法の範囲外へと走った。 背後からもう一度、叫びがきこえた。 振り返ると、まだLSに入って日の浅いヒュムの侍が、影縫いで足を止められた朱雀に刀を振り下ろそうとしていた。 「殴るなって!!言ってんだろぉぉ!!」 既に範囲外へとむけ駆け出していためるが足を止め叫んだ。 直後、ぼふっ、と音をたて彼女と、馬鹿侍を炎が包んだ。 事態に慌ててかけよったメイン盾のナイトが朱雀を挑発する。 ロンドがスタンを詠唱する背後で、赤魔道士が渾身の力で連続魔を発動させた気配がした。 スタン。 スタン。 スタン。 スタン… 炎に晒され赤く焼けた頬を手の甲で一度拭うと、朱雀にむけめるがかけよる。 朱雀の詠唱をはばむ「スタン」の嵐。 「赤、スタンまかせた。殴れっ!!」 エルナイトの大声が響くと、範囲外に退避していた前衛達が一斉にかけよった。
404 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:19:14 ID:BxXBuLNM
「熱かった(-_-メ)」 不機嫌極まりない声で低く呟くと、ケアルを唱える赤魔道士に八つ当たりするネコ…。 朱雀には勝ったものの、機嫌は著しく悪い。 「見えてなくって(>_<)」 立派な装備のヒュム♀侍が目を潤ませて弁明する。めるの機嫌は更に急加速して悪くなる。 「あのさあ、他でもやってたんでしょ?空。君もう二回目だよ? 百烈で青竜殴って、朱雀でしくじって。あたしちゃんと、連続魔来たって言ったよね?見えないって目でも悪いわけ? 今日はカイトとリダのおかげで勝てたけど、下手すりゃ全滅だよ? みんなでとったトリガーもおしゃか。 戦闘前に説明だってしたんだからさ、やることちゃんとやろうよ。 ミスは誰にでもあるけど、ちゃんとミスしたらみんなに一言謝るのが筋じゃない?」 ケアルの柔らかな光の中で傷ついた皮膚からすうっと傷が消えていく。 まだ赤みの残る腫れた頬に斜め後ろに立ったカイトが手を当て、ケアル2を詠唱している。 めるは意に介した風でもなく、腕組みをして新入りさんを睨みつけている。
405 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:24:39 ID:BxXBuLNM
確かにこの新入りさんはミスが多い。あらかたよそ見でもしているのだろうミスだけに、めるが怒るのも無理はない。まぁもっとも、元々めるは直情径行だが。 だが、めるはヒステリックなわけではないし、むしろ筋の通らないことにははげしく怒るが、基本的にはこのlsのムードメーカーでもあり、 それなりのプレイヤースキルもあるため、lsメンバーからも一目おかれている。 それに、戦闘中の闘争本能のままに闘う姿と、時折見せる少しまのぬけた可愛らしい仕草のギャップに、狙う男も多い。 このカイトも…その一人だろう。
406 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:25:15 ID:BxXBuLNM
当人は気づいていないようだが、カイトは回復の為とは言え無闇にめるに触れている…気がして、俺は少しばかりイライラした。 そんな俺の雑念を追い払うように手を叩く音がした。 めるvs新入りの女の争いに、リーダーが終了を告げる。 「よーし。める〜。もうおしまい。ミユキさんも次は気をつけてな。フィルターとか戦闘の仕方とか、わからんことがあったらテルでいいから聞いてくれ。じゃあ、今日は解散。お疲れ様」 ふんっ( *>ω<)=3 と、めるが鼻を鳴らすのが聞こえた。 いまだ怒りは覚めやらぬようだ。ちらりと盗み見ると、新入りのミユキが射抜くような眼差しでめるを睨みつけていた。
407 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:30:02 ID:BxXBuLNM
モグハウスに帰ると、モーグリがやけに華やいだ声で俺を出迎えた。 「ご主人様お帰りなさいクポ」 「ただいま。荷物届いてないか?」 モーグリのやつはかばんから、怪しい料理を取り出した。 「めるさんから届いてたクポ」 めるは調理をあげているのか時折珍しい料理を送ってくる。今日のは…なまずのグレープ煮… これは…あまり食べたくない外観だ。 丸のままのナマズが黒っぽいどろりとした液体につかっている…。 その形状に思わずげんなりとする俺を覗きこみ、モーグリがもじもじとしながら話し出す。 「ご主人様、モーグリお願いがあるクポ。モーグリ、許嫁のモグ太さんからデートに誘われたクポ。」 「え!?」 定型文辞書で言うなれば【衝撃】だ。 何がって…俺のモーグリ…♀だったのか…。 俺は平然を装う。 「そうか。久しぶりに会うんだろ。しっかり交尾してこい。」 モーグリは顔を真っ赤にして、羽根をばたつかせる。 「そそそそそんなこと、するけどクポ…じゃなくて、モーグリ、モグ太さんにお土産をあげたいクポ。モグ太さん、セクシー下着が好きだから、すけすけパンティと精力がつくようにカエルの黒焼きをあげたいクポ。」 モーグリがすけすけパンティ… 一瞬想像しそうになるのを振り払い、快く了解する。 まぁ、モーグリだってお年頃なのだろう。年齢は知らないが。 大体冒険者が増えると、その分モーグリたちだって繁殖せねばなるまい。あまり、まぐわるモーグリを想像したくはないが。 競売でモーグリの依頼品を買い、手渡すと、モーグリはいそいそとでかけていった。
408 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 02:38:16 ID:BxXBuLNM
翌日。 モーグリのいない静かな朝。 惰眠をむさぼる俺を起こしたのは、ビシージのサイレンだった。 とりあえずアルザビの街にでると、たくさんの人でごったがえしていた。住民の避難はとうに済み、功をあげんと気を吐く者や、普段とは異なるジョブの経験を積もうと目論む者らであふれかえっている。 押し寄せてきたトロールの大軍の埃くさい、そして生臭い獣の臭いがする。随所で戦闘がはじまり、魔法を詠唱する声や刃を交える音が響き渡る。 俺はいつものように封魔堂前へと向かった。あまり乱戦にもならないこのあたりが、一番戦いやすいからだ。 雑踏をかきわけ、封魔堂の前につくと、二階の柱のあたりで光が走った。 (奇襲か?) 俺は薬品を飲み準備を整え二階へ駆け上がった。 そこには、見慣れたネコと、なぜかそれを取り囲む三人の人影があった。 「よう。待たせたな」 もちろん、約束などあるはずもない。 俺の声にめるは弾かれたように目をあげた。 パクパクと口を動かすも声がでていない。サイレスでもくらっているらしい。 ブラクロ姿のタル♂がスリプガ2を詠唱しはじめる。そいつにスタンを唱えると、俺は彼女にかけよった。 よく見れば、種族装備を巻いた腕は切りつけられた思われる傷がぱっくりと口を開き、力なく下ろした指先からは血がしたたり落ちている。 ジョブを隠しているためよくわからないが、おそらくはビシージで不慣れなジョブの経験を積もうと外に出たところを襲われたようであった。 悔しさからか、痛みゆえか、唇を噛み締めためるが薬品を飲み下す。 いつもより数段はか弱く見えるめるを背にかばい、俺はドレッドスパイクを唱えた。 血を吸う闇の鎧が体を包み込む。 じりじり、と予期せぬ乱入者に一瞬ひるんだ男達が徐々に間合いをつめる。
409 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 08:14:56 ID:BxXBuLNM
「ロンド、ありがと」 背中から声がした。 俺は軽く頷き、サブドゥワを構えた。 頭を剃ったヒュムが地を蹴り殴りかかってくる。モンクだろうか。 背後でめるがスリプルを詠唱するのがきこえた。 「おい。める。こいつら何だ?」 「知らにゃい。急にやられた」 プロテア2シェルラ2… ぱきん、ぱきん、と魔法の盾がロンドとめるを包む。 「ごめにゃ。あたし今、ケアルくらいしかできない…」 「まかせろw」 黒タルタルを剣の柄で小突き倒し足で踏みつける。髪をくくったエル竜騎士にそのまま剣を振り下ろし、子竜を叩き落とした。槍が胸元を掠め、頬にわずかな痛みが走る。と、モンクが目を覚まし、百烈拳を発動させた。 (想定外…) モンクの拳がものすごいスピードで繰り出される。ドレスパで身を覆っているため、互いの体力が勢いよく減じていくのがわかる。 「………ッ……」 「ロンドっ」 げふっと血を口から吐き捨てて、下からすくいあげるようにモンクにむけて剣をないだ瞬間、暖かな光が俺を包んだ。 (女神の祝福かw) 「ありw」 チッ、と竜騎士が舌打ちをする。たまりにたまった力を振り絞り、そいつにスピンスラッシュをかます。 (・∀・)ぉ、クリティカル。 竜騎士が膝をがくりとつく。ドレインでモンクから体力を奪い取っていると、背中にかばっためるがいきなり叫んだ。 「思い出した(-_-メ)おまえらミユキとかいう、下手くそバカヒュムの取り巻きかっ」 ぜえぜえと背中で息をしながら、言い放った言葉に合点がいった。そういえば、昨日めるとやりあったあと、新入りが凍るような眼差しでめるを睨みつけていたっけ。
410 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 08:19:17 ID:BxXBuLNM
ちっ、とモンクが舌打ちした。倒れ伏したままの竜騎士。身構えたモンクがじりじりと間合いを詰めてくる。今のお互いの体力を考えれば相討ちか…。なんとかこいつをのさなければ、俺の子猫ちゃんが…。 と、俺の足の下から逃げ出した黒タルが、いつの間にか、ブラッドを詠唱しはじめていた。 「める、逃げろッ」 殴りかかるモンクの拳を受けながら叫ぶも、めるは動かない。 女神の印、ケアル3。 ふわりとした光が俺の体を包み込む。その一瞬後、水柱が轟音とともにめるを襲った。 声もなく、俺のお気に入りの子猫は水びたしの床に崩れ落ちた。 俺は怒りのままに、剣をなぎはらい、モンクを叩きのめす。モンクが地に倒れこむと、ヒーリング中の黒タルを蹴りとばし、水の中にぐったり横たわっためるを抱き上げた。 「てめぇら覚悟しとけよ。」 ずたぼろの装備をかろうじて纏った体は水に濡れひどく冷たかった。 戦闘の轟音が遠のき、すべてが他人ごとのように思えた。 指先に挟んでおいた呪符を投げると、世界は瞬間暗転した。
411 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 09:29:27 ID:BxXBuLNM
モグハウスに帰ると、既にモーグリが帰ってきていた。 モーグリは俺の腕の中でぐったりとしたままのミスラを見ると目をまるくした。 「ご主人様。ただいまクポ。それは…痴話喧嘩クポ?」 モーグリの声に漸くめるがうっすら目を開ける。かすれた、消え入りそうな声が「寒い…」と訴える。 「痴話喧嘩なわけないだろう…。モーグリ、ストーブに火を。」 とりあえずベッドにめるを横たえると、重たい装備を脱ぎ捨てる。 本能からか、ベッドの上のめるは背を丸め体を両腕で抱え込んでいる。 ほぼ布切れと化した種族装備から伸びた尻尾がフルフルと震えていた。 俺は棚に置いたあった濃い酒を口にふくみ、ベッドに近づく。 丸まったまま小さく震えるめるを抱きかかえ仰向かせ、半開きの唇に口腔に含んだ酒を流し込んだ。ごくん、と口に流し込まれたものを反射的に飲み込むと、けほっ、とむせ、めるがまたわずかに目を開け、やんわりと俺を睨んだ。 膝の上に抱えたまま片手で頭を撫で、 「気付けだ。飲め。」 と言うと、めるは再び目を閉じ俺の胸に体を預けた。 初めて触れためるの唇は、妄想通りに柔らかかったが、驚くほど冷たくなっていた。 水を吸った種族装備の布地が俺の服をも冷たく濡らす。 「脱がすぞ。他意は…ない。」 そこから体温が奪われるのは明白で、だが、正直、密かに思いを寄せる女の肉体になんの劣情も抱かなかったといえば嘘になる。 そのうえ、相手はあの勝ち気なNOUKIN猫だ…。 足蹴にされ憎まれ口を叩かれることこそあれ、腕の中でおとなしくされるがままになっているなど、いまだかつて想像だにしなかった事態だ。 その普段とはまったく異なる弱々しくはかなげな様子に萌えないはずがない…。 もっとも、この衰弱しきった体を犯すには、俺は理性と良心の人でありすぎた。
412 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 09:35:58 ID:BxXBuLNM
既にただの布切れ同然のサベジガントレットをはずし、サベジゲートルをほどく。冷たく冷え切った指先が無意識にか、俺の服にしがみつく。その仕草にドキンと胸が高なる。 (いや…脱がさないと体温奪われるからな!!脱がせたいわけじゃないぞ!!) 自分の良心に言い訳して、サベジセパレーツの胸元を見つめる。 濡れて張り付いた胸元は、くっきりと胸の形をあらわにしている。…というより、むしろ、このほうがいやらしい…。こう、倒錯したエロさというのか… 服地の上から触れたくなるのを抑え、腰紐をほどいてやる。 「手、あげられるか?」 俺の服にしがみついたまま、うとうととしている様子に、手近にあったナイフで水に濡れた装備を切り、肌からはがす。 前衛として数え切れないほど傷を負ったはずのその肌は思ったより滑らかで、大きな傷跡がふたつ残っている他は、殆ど傷らしい傷はなかった。 昨日の空で、めるの傷を丹念に癒していたカイトの姿が頭をよぎった。 吸いつくような滑らかな肌に思わず掌を押し当てると、肌は冷え切り小さく震えていた。 はたと我に帰り、サベジロインクロスの太腿部分もナイフで切り外す。 まあ…種族装備くらい新しいのを買ってやればいいだろう…。 最後に残ったパンティとほぼ同義のサベジロインクロスのパンツ部分に手をかける。 にゃ…とめるが呻くのが聞こえた。 尻の辺りから手をさしいれてそっと尻尾を抜き出す。体を丸めているため、足を抜くことができず、腰の脇でパンツを二カ所切り、そっとそれを抜き取った。 完全に生まれたままの姿になっためるを両腕で抱き込むと、腕の中でその手がきゅ、と俺の服を掴み、胸の辺りに頬を擦り寄せてくる。 毛布を引き寄せ、濡れネズミならぬ濡れネコを抱いたまま、体温を少しでも逃さぬように毛布にくるまった。
413 :
フレで妄想【前半】 :2007/11/09(金) 09:58:06 ID:BxXBuLNM
モーグリがストーブの火を起こしてくれたおかげで、室内が徐々に温まる。 めるの耳が動き喉元をくすぐる。 (うーん。生殺し。) 本来ならば風呂に入れてやりたいところだが、現時点でも元気な下半身は堅くなり、理性と欲望が聖戦を繰り広げているというのに、風呂なんて入れた日には… ようやく震えのおさまった体を抱き直すと、無意識にか、めるの足がからみついてくる。冷たいつま先。 それでも先ほどの氷るような肌の冷たさよりは、遥かにましだ。 気分は雪山遭難者。 できる限り、無心を念じ、俺は目を閉じた。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 目が覚めれば既に昼。 冒険者なんて気楽な稼業をやっていると、時間の概念がおかしくなってくるらしい。 ことさら、俺たちのように、HNMと呼ばれる奴を倒してその戦利品で生計をたてていると、日々前後する張り込みの時間に合わせて暮らすことになる。 それゆえに、朝必ず起床するという習慣がなくなってしまっていた。 いわゆる「廃人」に類する俺に比べ、めるはほかにもまともな稼業でもしているのか、夜は定時になると姿をあらわし、戦闘中でなければ眠くなると立ったままでも眠ってしまう。 それでも責任感が強い女だ。 眠い様子を隠しきれずに徐々に呂律があやしくなりながらも、なんとか張り込みを続けようとするあたりがいじらしくて、かわいらしい。 無防備な寝姿は、俺の妄想をかきたてもするが、不安でもあった。 事実、ls内にもちらほらとめるに好意を寄せる者もあったし、フレらしい奴でもあからさまにめるを見かけるなり駆け寄ってくる奴もいる。 もっとも俺もそのひとり…と言えなくはないが。 いつものように、身を起こそうとして、はたと思い出す。 腕の中では安らかな寝息をたて、めるが眠っていた。 下衣ごしに体温が伝わってくる。 耳の付け根あたりの髪に顔をうずめてみると、微かに草の匂いに似たかおりがした。 頬に落ちた細い絹糸のような金髪を指先ですくいあげても、めるは起きる気配もない。 俺はそっとそのまぶたにくちづけて、こっそりとベッドを抜け出した。
414 :
フレで妄想【中断】 :2007/11/09(金) 10:04:58 ID:BxXBuLNM
後半は後日… 半分くらい仕上がってます。 が、俺のやりたいように書くとワンパターンになる… 刺激が欲しいが、フレのめるが最近インしない… 萌えなかったらスマソ。
ちょ…それってもう特定されてるんじゃ… すいません。余計なお世話ですね
416 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:31:36 ID:PblNo/0N
>415 きっとフェイクはいってるから! 後半、お待ちしております。 お茶請けに駄文を持ってまいりました。 猛毒 首♂×猫 >339- と同カップルです
417 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:32:23 ID:PblNo/0N
最初はちょっとした好奇心だった、と思う。 噂にはちらっと聞いたことあるけど、実物は一度も見たこと無かったし、実はそんなもの存在しないんじゃないかと、あまり信じていなかった。 それは身も心もとろける、甘く強力な媚薬。しかも、好きな相手を目にした時だけ効果を表す、魔法の薬。 まるで、おとぎ話の中に出てきそうじゃないですか? そんなアイテムのレシピなるものが偶然ころりと手に入ってしまって、しかも材料も(特殊だけれど)極端に難しいものでなくて、しかも自分に、それを作れる技術と道具と資金が一通りあるとしたら。 そうしたらつい、作ってみたくなるのが、長いこと錬金術を修めてきた者の性分のようなもの。 そしてわたしは『魔法の薬』を調合した。彼とわたしとふたりぶん、安易にそう考えて。 しばらくして、わたしは恐ろしい猛毒を作ってしまったことに、気づいた。
418 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:37:25 ID:PblNo/0N
「…なるほど、ね。」 『魔法の薬』の説明を聞いて、私は疑わしげに小瓶を目の高さまで差し上げ、軽く振ってみた。 好きな人を見ると発動する媚薬。彼女…リルの説明によると、これはそういうものらしい。 約束の時間に部屋を訪ねたら、散らかった作業机と、脱ぎ捨てた錬金術エプロン、そしてコソコソと何かを隠そうとする彼女。 あんまり怪しいので捕まえて問い詰めてみたら、しぶしぶ、そう白状した。 正直なところ、かなり胡散臭いと思った。そんな都合の良いものが、この世に存在するのかと。 ただ、逢瀬の夜に、そういう小道具を用意した彼女が少し可愛いと思った程度で。…下着にローブだけ羽織った姿も、 ローブの裾から伸びてゆらゆら揺れる尻尾も、十分、可愛らしいのだが。 どれどれと、瓶のふたを開けて、中を覗き込もうとしてみる。 「だめっ!!」 顔色を変えて、彼女が瓶を私から奪い取る。 …なんだ?飲むために作ったんじゃないのか? 怪訝そうな私に、リルはうつむいたまま、顔を上げない。 「…だって。好きな人にだけ、発動する薬、なんですよ?」 「?」 言いたいことがよく理解できない。 二人で飲んで朝までお楽しみしましょうね、というつもりではないのか?それともただ恥らって、じらしているだけなのか。 とにかく、彼女の煮え切らない態度と、貴重な短い夜が無駄に過ぎていく事にいらいらして、私は彼女から強引に瓶を奪い取った。 一本目を開けて口に含む。 どろりとした、甘苦く舌に絡みつく独特の匂い。 「あ!」 奪い返そうとあわてて伸ばした彼女の手を、掴んで引き寄せる。逃げられないように、頬と頭を押さえて、唇を重ねた。そして 口に含んだ薬を、唾液と共に彼女の口腔に流し込む。 ぴくっと彼女の尻尾が震える。こくん、と喉を鳴らしたのを確認すると、もう一本の瓶の封を開けて、一気に飲み干した。 「さて」 かすかに震えるリルの頬を、今度はもう少しやさしく両手で包んで、逃げられないように私の方を向かせる。 「検証してみようじゃないか?」 「クラード…」 怯えた彼女の瞳をのぞき込んだとき、カチリ、と何かのスイッチが入ったのを、確かに感じた。
419 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:38:10 ID:PblNo/0N
あの時まで、まさか、あれほどの効果だとは、思っていなかったのだ。 次の瞬間、私は彼女を押し倒していた。 部屋着の上品な黒いローブに手をかけ、力任せに引きちぎる。私が以前、彼女に贈った品だ。レベルが上がってからもずっと、 倉庫にしまい込まずに、自室に帰れば袖を通していたのを私は知っていた。 下着ももぎ取り、細い身体を思いのまま蹂躙する。 私の指も舌も唇も肌も、彼女に触れた瞬間に歓喜して、全身をくまなくまさぐり、白い肌の隅々まで、痣と痕を刻み付けていく。 リルは悲鳴とも嬌声とも区別のつかない声をあげて、ただ身悶えるだけ。 その、叫び声をあげる口にも、猛る器官をを無理やり押し込む。 これは愛し合っているのではない。暴力だ。 そしてそんな自分ををただ、遠くから冷めた頭で見つめる私の存在。 『魔法の薬』は私を、彼女の身体を貪るただのケダモノにしながら、ご丁寧に、私の自我は切り離して、きちんと残してくれて いる。 両手の指と舌は、もっともやわらかくあたたかくてきもちいい場所を、争うように奪い合い、めちゃくちゃにする。 …やめろ、やめてくれ!彼女が壊れてしまう!! それでも私は止まらない。 そしてケダモノはにやりと笑う。これがお前の本当の姿だよ、お前はずっとこうしたかっただけさ、と。 彼女がのけ反り、痙攣して、くたりと倒れこんだのを確認して、その口の中に白濁したものを吐き出す。 リルが激しくむせ返る。そして、焦点の合っていない、虚ろな瞳を私に向けた。 おそらく私も同じように、虚ろな表情で彼女を組み敷いているのだろう。
420 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:38:56 ID:PblNo/0N
どくり、とケダモノの私の心臓が期待に跳ねた。 上質のご馳走に手を伸ばし、逃げられない彼女の脚を割って、ふたたび欲望が形を成したそれで、強引に奥深くまで貫く。 くは…っ リルの喉から乾いた声が漏れた。目を見開き、苦痛にわななく。 もともと小柄なミスラの彼女に、種族の違う私のそれは本来不適合だ。たとえ初めてでなくても、ゆっくり、優しくしなければ とても受け入れきれない。 そこは無残に引き裂かれ、血と粘液が混ざったものが、結合部から流れる。 もはや声も絶え絶えな彼女を、容赦なく突き上げ、力の限り陵辱する。 身も溶けそうな快感がそこから全身を走る。汗がぽたぽたと落ち、彼女の上半身もすら汚す。 彼女の頬に涙が流れても、ケダモノは喰らうことを止めない。 それどころか、快楽ではなく、彼女を虐め、痛めつける事そのものを、狂喜している自分すら、どこかに感じるのだ。 彼女の快楽と苦痛を喰らう自分を呆然と見つめながら、彼女の独白を反芻する。 (わたしは…自分の身体が大嫌いだったんです…なんでこんな風におかしくなっちゃうんだろう、って…) こういうことなのか… 自分の意思を置き去りに狂っていく恐ろしさ。理性を殺す、猛毒のような快感。 「リル…」 喉から声を絞り出すと、呻きとも喘ぎとも分からない、かすれた音が出る。 「怖い…か…?」 それを聞いて私はどうしようというのか。 リルは一瞬正気に戻った目で私を見つめた。その瞳は涙で濡れながらも、嘘のように穏やかで。 (だいじょう…ぶ) 唇がかすかに動き、そう私に答える。 (うれ…し…い…) こんなに苦しそうだというのに、彼女は少し笑って、目を閉じた。 そこから私はケダモノと共に、また快楽の海に溺れていく。ボロボロになった彼女を、何度果ててもまた犯し続けた。
421 :
首猫ファン :2007/11/10(土) 15:40:12 ID:PblNo/0N
薬を飲まされて、彼と目が合った時。 足元に大きな穴があいて、すとんと、どこかに落ちたような感覚を覚えた。そして全身を沸き上る熱と震えは、いつもの発情期 の時とどこか似ていて、『魔法の薬』の効果が全身に回るのを確信した。 あぁ わたしは安堵した。 わたし、ちゃんとクラードのことが好きなんだ。 彼がわたしに襲い掛かり、めちゃめちゃにしていく。 クラード、あなたもわたしを愛してくれているのね。 好きな人を見たときのみ効果を表す。それはなんて罠なんだろう。 『魔法の薬』には嘘はつけず、心の本音をさらけ出す。 彼を見て、もし何も起こらなかったら、それはわたしが本当に彼を愛せていないということ。 彼がもし、わたしを見て、何も起こらなかったら、それは彼が本当はわたしを愛していないということ。 そうだったら、わたしの心は簡単に死んでしまう。あの薬はそんな毒。わたしを簡単に殺せる猛毒。 怖い?ううん、怖くなんかないよ? わたしが男で、身体がもっと大きくて、力があったのなら、わたしがあなたを襲っていた。それだけのこと。 だいじょうぶ。ありがとう、愛してくれて、うれしいの。大好きよ、だからあなたも泣かないで。 そう言って抱きしめたいのに、身体の動かないのがもどかしい。あなたの名前を呼びたいのに、かれた喉からは声が出ない。 精一杯の想いを込めて、笑顔を作って、力尽きる。 クラード…あなたに…届きました…か…?
422 :
フレで妄想(投下準備完了 :2007/11/10(土) 16:27:58 ID:LJihouW9
>415 特定されないとおもわれww 鯖も明かしてねぇしlol 性格と名前とフェイスに思いあたるなら、おまいのフレ鴨YO。 >416 あざっすw
423 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 16:39:03 ID:LJihouW9
その日の深夜。 ライバルLSに釣り負け、白門の茶屋で安い菓子と飲み物を買い部屋に帰ると、眠り猫は目を覚ましていた。 「目が覚めたか。」 紙袋に入ったシュトラッチを軽く持ち上げてみせる。 「食うか?」 「うん。…てか、ロンド……ありにゃ。」 まだベッドの中で毛布にくるまり、ちんまりと座ったまま、いつになくしおらしくめるが礼を口にする。 「おまえな、ヤバそうなら助けくらい呼べよ。LSにでもいいし、テルでもシャウトでもいいから。」 ドサッとベッドに腰かけると、スプリングがきしみ、めるの体が揺れた。 紙袋からシュトラッチをひとつとり、残りをめるに渡す。 毛布の中から手を出し、紙袋ごと甘い菓子を受け取ると、毛布にくるまったままそいつをかじる。 「だって…イヤでしょ。負けてるのとか、かっこ悪い。」 ぺろ、と口の周りについた蜜を舌でなめとりながら呟く。 「そんな変な意地で、とんでもないことになったらどうするんだよ。おまえは(-_-メ)。」 「だって、だって、だってさぁ!!」 しゅん…と俯くと、艶やかな毛並みの耳も一緒に伏せられる。 「だって、なんとなく、ロンドが来てくれそうな気がしたんだもん。」 (どういう根拠だ…;) 「ほら!!テレパシーってやつ?」 ぱ、と顔をあげると、一瞬毛布がはだけ、胸元をさらす。 慌てて毛布をかきよせ、あらわになりかけた乳房を隠す仕草に、たまらなく萌える。
424 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 16:46:37 ID:LJihouW9
と、なんとなく意地悪してやりたくなり、俺はめるの肩を毛布越しに抱き、耳元に低くささやいてみる。 「隠すなよ。昨日全部見せてもらったぞ?体の隅々まで。」 「…………っ。なんて!!!」 かちん、と音がしそうなほど勢いよくめるが俺を睨む。 俺の好きな目だ。 屈服させたくなる、男の支配欲をそそる、目。 「右の胸のがでかくて…」 言いながら、抱きすくめたまま片手を毛布の中に差し入れる。 「先っぽは綺麗なピンクだった。」 「……っ……!!」 かぁっとめるの肌が掌の下で火照る。俺はあえてにやりと笑って手を引いた。 「なんてな。見てないよ。ほんとは犯したいくらいだったけどな。」 「嘘つき!!」 頬を真っ赤に染め、めるはぷいとそっぽをむく。 毛布ごと抱き寄せ、身をかがめると、顔を覗き込み、伏せた目を見つめる。 「体の奥の奥まで犯して、俺の匂いがつくくらい蹂躙して、誰にも触れさせたくないくらい、好きだ」 「……あんた、何言って…」 「ってくらい好きな女だから、生殺しのまま、我慢したんだぞ?わかるか?」 ぐ、とめるは言葉につまると目をそらす。 「嫌いか?」 じろりと睨み、めるはふん、と鼻を鳴らす。 「そーいうことは、簡単に口にするもんじゃにゃい。だから言わない。」 「もっと素直になれよな…」 俺はいきおい、めるを仰向かせると、唇を奪った。 抵抗するように手を伸ばした途端、毛布がはだけ、体のわりにはアンバランスに大きな胸がふるるんと目の前でふるえる。 抗う手を掴み、そのまま一息にベッドに押し倒し、もう一度、唇を重ねる。
425 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 16:51:25 ID:LJihouW9
「んふ……っ」 くぐもった声のかけらを封じ、舌で歯列を割り、上顎の裏を舌先でくすぐる。 ぴくん、と耳をとがらせ俺の体の下でめるが体をよじろうとする。 種族差ではるかに勝る体格。押さえ込むのはたやすいことで、胸板を押しつけると、服ごしに豊かな乳房が触れる。 シュトラッチの甘い味のする唇。 舌をからめると、控え目に舌をちろりと動かす。 飲みきれなかった唾液が、めるの唇の端からこぼれ、頬を伝い、シーツにしみを作る。 「…ふぁ、っ……ん。」呼吸が苦しくなったのか、緩く首をふり、顎を仰け反らせると、跳ねっ返りの猫は色っぽい吐息をもらした。 「ほら。まだ何にもしてないのに、俺こんななんだぜ?」 両手首をベッドに押さえつけたまま、既に半勃ちの自らをめるの下腹部に押しつけてみせる。 めるの頬がふわりと赤くなり、俺を睨む目を逸らす。 「女なら誰でもいいくせに!!」 横を向いたまま、ぽそりと漏らす一言が、カチンと俺を刺激した。 「俺はおまえみたいに、男なら誰でもくわえこむ淫乱じゃねぇ。どうでもイイ女を気持ちよくさせてやる気はないし、勃たねえよ。」 ぎゅ、と握り込んだ手首を思わずきつく掴む。 「……痛っ」 つん、とそっぽ向いたまま、小さな悲鳴をあげるめるの声を聞かないそぶりで、高ぶりをグイグイと押しつける。 「今まで何人くわえこんだ?10人?20人?言ってみろ。」 「…ご……5人……。でもっ!!!」 ギロリと音がしそうなほどの強いまなざしで俺を睨み返し、めるが言い放つ。 「好きじゃなきゃしないっ。好きだったのに……好きだったのに!!みんな、めるを置いてっちゃうんだからっ!!」 言い終わると同時に、めるの瞳に涙が溢れる。 俺は溢れためるの涙を舐めとり、そのままもう一度彼女にくちづけた。今度は触れるか触れないかくらい。軽く。 「一生俺のものになれよ。他の男のにおいが消えるくらい抱いてやる。置いていかない。俺のものになれ。俺を求めろよ。」 囁いてから押さえつけていた体を解放し、俺は手早く装備をとく。
426 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 16:54:57 ID:LJihouW9
めるは身を起こし、ぺたりとベッドに座りこんでいた。ようやく涙は止まったようだが、まだ瞳は濡れている。 いつもはうしろで束ねている髪はほどけ、頬に幾筋もの繊細な影を落としている。 「………ロン」 俯いたまま表情を隠しためるの、消え入りそうな小さな声が俺の名を呼んだ。 「……ほんとに置いてかない?ほんとに好き?……」 弱々しい、不安に満ちた…声。 下衣を脱ぐより先に、俺はめるを抱え込み、深く深くくちづけた。 言葉をつむぎかけた半開きの唇に舌をねじこみ、ネコ特有のざらりとした舌にからめる。 応えるように、めるの舌が俺の舌の裏をつっと舐めた。 俺はめるを足の上に座らせ、くちづけを続けながら、胸元をまさぐる。 張りのある乳房は手のひらにおさまるより少し大きく、小さめの乳首は指先で転がすとすぐに尖った。 めるの両腕がためらいがちに俺の首にまわされる。 もっと、とねだるように、舌をからめ、僅かに背伸びする。 向かいあう格好になると、俺の堅く勃ちあがったものを下衣ごしにこするように、めるが無意識に腰を揺らした。 唇を一端離すと、俺はにやりとめるに笑いかける。 「やらしいな。腰、振ってw挿れてやるから…待ってろ。」 言葉にめるは耳の先まで真っ赤になる。 「……ばっ………そんなことっ……」 「俺を求めろ、って言っただろ?もっと、欲しがれ。」 俺は下衣が幾分窮屈になった男根をぐいぐいとめるの尻に押しつける。 尻尾が、ぴくん、と正直な反応を示す。 「言え。ちゃんと言えよ。める。」 身をかがめ、張りのある肌のそこかしこをきつく吸いあげ跡を残す。 首筋、胸元、乳房。 乳首を舌で転がし、甘噛みすると、めるが鼻にかかった吐息を漏らした。
427 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 17:02:20 ID:LJihouW9
「…言ってごらん?いい子だから。名前を呼んで?」 乳首から唇を離し囁くように告げ、今度は少しきつめに、赤く堅く尖った乳首を噛む。 片手で尻側から手を差し入れてみると、めるのそこは既にしっとりと湿っていた。 ぬるっとした愛液を指先に触れ、それをめるの鼻先に突き出す。 「体は正直なのに。素直じゃないな。」 俺はめるをベッドに下ろし、上から見下ろす。 なおも恥じらうように体をよじろうとする、その両足を捕まえ、割開いた。 「……やっ…」 5人と関係していた、という言葉とは裏腹に、色の薄い猫毛に被われためるの秘処は、ピンク色でふっくらとした花びらのようだった。 逃れようと腰に力を込めるたび、そこがひくつく。 俺は両手でめるのそれぞれの足を抱えあげ、うごめき、素直に男を求めてぴくつくめるの下の口にくちづける。 雌の、匂いがした。 「今まで何回抱かれた?そのわりにキレイだな。めるのま○こ。ピンクで、ぴくぴくして『いれて』って涎流してる。」 舌で、そのうえの小さな豆をねぶると、ひゃぅっとめるが声をあげる。 「言えよ。」 ぺろり… 「言え…」 ぺろり… 「………」 ぺろり……… クリトリスをなめるたびに蜜壷は新たな愛液を垂れ流し、尻を濡らし、シーツにたれていく。 「ろ……ロン………。ロンのものに………して。全部……全部犯して…」 両手で顔を覆ったまま、めるが折れた。 震える声で、甘い吐息まじりにつむがれた言葉に、俺は小さく息を吐く。 (すべて、征服してやるよ……) じらすように、弄んでいたクリ○リスを親指で押し込むように激しくなぶりながら、時折舌先で先端を舐める。 蜜壷からはとめどなく愛液が溢れ、くちゃくちゃと指の動きに合わせ音をたてる。 「…にゃっ…………っあっ、ぁっ、あっ…………あっ………」 隠しきれない嬌声をあげ、めるは乱れはじめる。声を抑えようとするためか、片手の指の背を唇ではみ、もう一方の手はシーツを握りしめている。 俺はめるの反応を楽しみながら、昇りきる直前まで、めるを追いつめていく。 俺はめるの反応を楽しみながら、昇りきる直前まで、めるを追いつめていく。 痛いほど(痛いんだが…)張り詰めた下半身を、片手で下衣から解放し、自ら軽くしごく。 俺の剛直は、既に天を仰ぎ反り返っていた。先端は先走りに濡れ、女を貫くことを待ち望んでいる。
428 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 17:15:50 ID:LJihouW9
(やべぇ。挿れてぇ……) 俺はベッドに膝で立つと、ぐしょぐしょに濡れためるの蜜壷に一気に自身を突き入れた。 処女ではないはずが、きつく固いそこは、突き入れた瞬間、ぴたりと俺のものにからみつく。 (うはw名器) 挿入しただけで、軽くイったらしいめるが、一瞬遅れて、にゃぅ……と色っぽい鳴き声をあげる。 目尻に朱をはき、艶っぽい眼差しで俺を見つめ、めるは両手を俺にさしのべた。 「ロン……いっぱい、突いて。抱いて………」 俺はめるの両足を肩に担ぎ上げたまま、顔をよせ、めるの薄い唇に軽いキスを落とす。 姿勢が変わると、きゅ、とめるのやらしいま○この入り口が俺のものを締め付ける。 「悪いが、手加減できない…な…」 入り口あたりまでゆるゆると引き抜こうとすると、膣壁がからみついてくる。 温かな肉を擦る感触。 一気にもう一度つきいれると、繋がった箇所が、ぐじゅっと湿った音をたてる。 「おまえン中……気持ちイイ……」 きついくらいの中を、何度も深くゆっくりと、味わうようにえぐる。 そのたびに、漏れる音。 ぐちゃっ……ずちゅっ…ずずっ……ずちゃっずちゃっ…… 「……ふぁっ……ぁっ……ぁん…ぁ…。ろ……ん、おっき………ぃ……」 色素の薄い耳の毛の下の皮膚は紅潮し、きれいな薄紅に染まっている。 嬉しい感想を漏らすめるのその耳先を噛むと、めるは首を仰け反らせ、鳴いた。 ゆっくりとした抽挿で、初めてつきいれた、想い人の内側を楽しんだ俺は、本格的に腰を動かしはじめる。
429 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 17:41:06 ID:LJihouW9
「…ぁっ…ん、あ、あ、あ、ぁっぁっっ、あ…………」 時折ちゅぱっと音をたて、俺の指をしゃぶり、腰を振るめるは……淫らで……扇情的で。 じゅっ、ずちゅ…ぐじゅ……じゅぷっ…じゅぷっ…… 淫らな水音が室内を満たしていく。 めるの喘ぎが徐々に高くなる。 「……はっ…はっ、はっ……っ………はっ………」 自分自身の呼吸がまるで獣のそれのように荒く激しく、淫らな音にかぶさる。 激しく出し入れするたびに、ぱんぱんぱん、と肌と肌が鳴る。 汗がつたい、めるの頬に落ちた。目をつむり、快楽に身をまかせていためるが薄く目を開き、ゆるりと笑んだ。 「……もっと……して……」 俺は最後の坂をかけのぼるように、本能のままに激しく腰を打ちつける。 出そうになるのを限界までこらえ、何度も何度も…… 「……出すぞッ……」 喘ぎで返事にならない声をよそに、俺は勢いよくめるの中にミルクをぶちまけた。 どくどくと脈打ちながら、精をまく俺のものを、なおもきゅっとめるの内側がしめつけ、絞り出そうとする。 「………あった……かい……」 恥ずかしそうに呟くめるは、まだ達していないのか、意図的に俺のものを締め付け、手をのばしキスをせがむ。 「もう一回………好きって……言って?」 放ち終わったものを抜かずにそのままめるを抱え対面坐位にし、俺はめるに口づけた。 「好きだ。」 (まぁ…こいつに「好き」を言わせるのは今度でいいか…) 言葉に確かめるように、内側で俺のものをくわえこんだめるは、興奮に尻尾の毛を逆立て、ゆるく一度腰を振る。 俺のものは一度放っても萎えることなく、再び硬度を取り戻しつつあった。 「……おっきく……にゃてるの…わかる。」 ……ん…、と、鼻にかかった声を漏らし、ゆるゆるとめるが腰を振ると、正直な下半身はみる間にふくれあがる。 繋がった箇所から、俺のはなったものと、めるの愛液のまざった、うす白い液が流れ落ちた。 「……ロンド。好き。」
430 :
フレで妄想【後半】 :2007/11/10(土) 17:42:32 ID:LJihouW9
%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 「ただいまクポ〜。」 モーグリが大きな包みを抱え、俺の頼んだ遣いから帰ってきた。 俺は指をたて、声を落とすよう示す。 隣では、俺の腕を枕代わりに占拠し、愛する子猫ちゃんがすやすやと寝息を立てている。 何度も繋がり、穿ち、えぐり、放った後、めるはいつものようにすとんと眠りに落ちた。 モーグリがにかっと笑う。 「ご主人様よかったクポね〜。」 モーグリが重そうに下げた箱には、オパーラインドレス一式が入っている。 いつか永遠の契りを結ぶ日まで、これで我慢してもらうとしよう。 俺は、温かなぬくもりを伝える腕の中のひとを見つめ、そっと額にくちづけた。 終。
431 :
フレで妄想 :2007/11/10(土) 17:49:26 ID:LJihouW9
モーグリのお土産=秘薬を複線引いたが使うの忘れたな…(´・ω・`) 特定についてだが、フレ猫モデルにつき、名前(まあ俺の呼び方だからキャラ名じゃない)や性格はまんまだけど、その他のキャラクターについては名前は適当ww 特定されないはずd 首猫さんみたいな、女側からの描写のできない妄想野郎でした。
>>421 クラードかわいいのうwwwかわいいのうwwww
ブログもがんばってクダサイ!!
>>431 めるかわいいのうwwwかわいいのうwww
特定は【気をつけてください。】
433 :
フレで妄想【訂正】 :2007/11/11(日) 17:25:56 ID:XBGMnOHE
428と429の間抜けてますた。スマソヌ。 以下の文章が挿入されま。 ↓↓↓ ミスラにしては肉付きのよい体。いつも戦っている姿からは想像のつかなかったその柔らかな体を、抱く。 めるは乳房を揉みしだく俺の手をとると口に含み、ちゅぱ…ちゅぱとねぶりはじめる。 恍惚としたような表情で喘ぎまじりに俺の指をしゃぶる仕草に……俺は更に欲情する。
首猫の人のブログに、まとめで陵辱/無になってたのが意外 てなことが書いてあったんだけど、どうなんだろうな、あれ。 まぁ、自分もあれは無で良いような気もするけどね
>>434 ご指摘ありがとうございます
投下に特に注意書きとか無い場合自分の一方的な判断になっちゃいまして
変だなと思ったら指摘貰えると助かります
普通に間違えている時もありますし・・・種族なんかも
あっちゃいけないんですが
436 :
首猫ファン :2007/11/12(月) 12:10:09 ID:gDdg8ks2
首猫です。お気遣い感謝します。 紛らわしい文面になって、本当に申し訳ありません。 おぉ、あれは「無」なんだなーって、 自分的にも納得したというか感心したというか… まとめのジャンル分けは、見に来る方が自分の趣向に合うものを探すためにあると思うので 第三者である、まとめの中の人の判断に委ねたいと思います。 いつか誰がどう見ても「有」なのを書けるように、ダボイあたりで修行してきます
保管庫初めていってみた 話題に出してくれてありがとう ガルカ×タル探してくる(・ω・)ノシ
>>437 1夜目から居る俺でも、さすがに岩x樽は記憶にないわ・・・w
たぶん無いんじゃないかなぁ
そういえばガルカネタは岩×猫かジュウジンとのカチホモネタしかでてないな 岩×樽だとプラトニックすぎてアレだから 岩×首でもかいてみようか
そのガチホモ書いたの俺だなんていえない空気 獣人はトンベリが無いのか?まだ サハギンは一つあったはずだが イフリートあたりとエル♀とかどうだ? 魔力不足をセクロスで補うみたいな
トンベリとサハギンは連作であったはずだ アンティカが無いと思うw
獣人は濃いなw
獣人濃すぎで笑ったw アリは生殖機能ない雌ばっかだから難しそうだ…
排卵菅をさしいれてレズレズ 甲ですか?わかりません><
ここでリアルクィーン登場ですよ!
446 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/15(木) 11:14:46 ID:u7gTGAtY
保守
ここで、キキルン×タルの登場ですよ!
キキルンとは新しいなw
>447 キキルン攻めなのかw
ききるんのぴるぴる震える鼻先をタルっ娘の○○○に… 「ぁあっ…らめぇ!ぴるぴるしてるの、らめえぇ!」 ごめんなさい、脳が腐ってきました… |出口| λ............トボトボ
451 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/16(金) 22:25:06 ID:9rmoHfmO
バター犬ならぬ(rya
あんなにかわいいキキルンをなぜ挿れたし。
ナシュモのクエストで、確かキキルン大好きなタル娘がいたような気が…。 あのクエ、まだクリアしてないんだけど、もしかしたらそれを使って書けるかもしんまいw …え?あの子はまだ子供? |出口| λ............トボトボ
そういえばナシュモにキキルンなまりのミスラいたよね きっとキキルンに色々いたずらされちゃttうわなにするやめr
455 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/19(月) 00:38:15 ID:+3dcwsHy
パラノイドさんマダーーーーーーーーーーー????(*´Д`*)
もうすぐ500KBで、投下できないのでは?
457 :
フレで妄想 :2007/11/19(月) 17:17:04 ID:ehi4SW5D
新スレたてかたわからないんだよな。 おとなしくSS投下チャンスを待つ。
>>455 生きてまーす!
パソコンいかれて2日潰し、SSパーに。最初からやり直し(ノД`)
次の日社長に八つ当たり気味に怒鳴られ気分はブルー。
やっと精神状態持ち直し、カリカリ書いてます。
アルタナ前には投下したいです。
限界だそうなので解りませんが……。
皆さんのリビドーに敬礼。活性化してきておいちゃん嬉しいや。
459 :
名無しさん@ピンキー :2007/11/19(月) 20:07:31 ID:+3dcwsHy
ヒュム♀輪姦とかやってみようとおもうんだけど なかなか…w パラノイドさんktkr!(*´Д`*)応援してますおー
>>460 さん乙
パラノイドさんがんばれ。私もがんばります。
こんばんは。 460さん(新スレ1さん)乙でございます。 何かこっちでは投下できない…?という事でしたので 新雪を汚すように踏むがごとく 新スレに1本投下しました。 …【えーっと…】もしかして獣(人)姦支配らしく それも書いた方がいいのでしょうか?(笑)
463 :
フレで妄想 :2007/11/20(火) 01:09:51 ID:7WVq5QlZ
460さん、ありりw
アルタナがリトライオンライン中なのにおまいらはミスラとまんこか!!
465 :
るーふぷーり :2007/11/24(土) 12:14:01 ID:acp2W3/z
埋め用小ネタ。 メロウ:暇ぁー。見張り飽きたー。何かぐっと来るモノ降ってこないかなあ。 ぷかぷか… メロウ:ん、あれは… 人間か!人間が浮かんできたぞ!すぐ知らせなきゃ!…ん? こ、これはもしかしてヒュム♂F4金髪勇者様…!!??やーめたやめた!知らせるのやめた〜つれて帰っちゃうからね。 墨タル婆さん:んで?アタシにあんたの下半身をヒュームのものにしてくれっていうのかい。 メロウ:そうなんです!彼との甘い生活を楽しんでるんですけどえっちだけどうしても最後までできないんです! お口で奉仕だけじゃだめなんです!あたしだって彼にめちゃくちゃにされたいんです! こんなこと仲間には言えませんし、あとは人里離れてこんなところに庵を構えてワケわかんない薬ばっかりつくってる貴女様だけが頼りなんです! 墨タル婆さん:はあ…お盛んだねえ。まああるにはあるよ。この薬に彼氏の髪とクトゥルブの鼻毛をいれればいいんだよ。これ、ため蔵。 ため蔵:アイ、ご主人。 墨タル婆さん:あんたの鼻毛をよこしな。 ため蔵:アイ、ご主人。 ぶちっ 墨タル婆さん:これを入れてと。はいできあがりだよ。あとは飲む前に彼氏の髪の毛を入れな。 この薬があればあんたはヒュームになれるよ。ただし、これを飲んだら15分以内に彼氏とセックスをして中に出してもらわなきゃ あんたは一生声を失うし、この鼻毛をくれたため蔵の性奴隷として生きる呪いがかかることになるよ。いいね! メロウ:ありがとうございます!さっそくいってきます!! ため蔵:……… ごくっごくっ。シュワワワワ…… メロウ:よしっ。 メロウ:だーりん♪みてみてっ! 勇者:え、きみヒュームに……!? ため蔵:スリプガII! メロウ&勇者:ぐがー …バタッ …zzzzz ため蔵:連れて帰るか。悪いな姉ちゃん。 めでたしめでたし。
バロスw
ちょwwww めでたくねええええええええ