【一人で】ハーレムな小説を書くスレ【総食い】 11P
朝からヌルー検定?
現代日本で閣下と呼ばれるのにふさわしいのは、
デーモン木暮閣下ただお一人かと。
早くきてくれ260氏!
さもないと美少年ハーレムになってしまう!
たかが国家公務員のくせに、「大使閣下」と呼ばせるのはえらすぎですか?
このスレでも幾度か話題になった『ハーレムパイレーツ』は2が出るらしいね。
海の男にはハーレムがよく似合うぜ。
>>687 >>834 読んだ。まとめてみた。参考にでも。
○一条流の戦い
wombatの官能小説>一条流の戦い
房中術を受け継ぐ家系の息子が主人公。
ハーレム感があるのは第1部だけ。
第2部からは女系房中術の組織が主人公に接触するために、
セックスバトルを挑んでくる。
このとき、多くの女性とセックスするが、別に彼女たちに恋愛感情はないので
この辺りから、ハーレム感は全くなくなる。
主人公を仕事抜きで明らかに慕うようになる女性も一人のみ。
そして、当然だが、組織の女性は仕事でセックスばっかりしている。
第3部ではアメリカ組織の男女が出てくるが、
当然のように日本組織の女性はその男とセックスする。
いわば、スワッピング。
だが、そもそも組織の女性は全員がハーレム女性というより同僚として
描かれてるので、今更という感じでコメントしづらい。
まあ、愛という概念からはほど遠いセックスばかりなので、ハーレムとは言い難い。
○四聖獣SS
「擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプ」の保管庫>動物別メニュー>その他>四聖獣
白虎〜龍(魂剛)まで全て続き物。
ヒロインは現在8人。ちなみに全員、妖怪や神が擬人化した女性。
だが別にエロの最中に変身する訳でもないので、そう問題でもない。
続編が出るなら、あと1人はヒロインが増えそう。
基本的にマンツーマンHで、3Pが2つあり。
スレの趣旨に沿って基本的に女性に襲われるが、雰囲気は和姦な感じが多め。
つまり、良いハーレム。
で、↓はついでに同サイトでたまたま見つけたSS。
○複数SS
「擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプ」の保管庫>動物別メニュー>その他>複数
複数1-5まで続き物。
こちらも人外の擬人化したヒロイン4人。
基本的にハーレムH。
スレの趣旨に沿った女性が攻めるシチュばかりだが、
主人公をご主人様と慕うメンバーばかりで、ハーレム度は高い。
ちなみに、両SSとも動物と言うより妖怪の擬人化が多かったので、
擬人化娘に縁がない人でも比較的敷居が低い?かも。
>>852 非常によくまとまっててわかりやすいね。GJ!
読んでない奴はこれから読むとするぜ
>>848 デーモン小暮閣下の場合は、現在では「デーモン小暮閣下」までが芸名であり正式名なので、
愛称として「閣下」や「デーモン」と呼ぶのでなければ、
厳密には「デーモン小暮閣下さん」と呼ぶんだ。みんなには内緒だぜ!
855 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 04:27:26 ID:qGnrb/vb
当方260です。
ちょっといじり直してるので、明日か明後日くらいには投下できそうです。
ブツは、『新春ハーレム双六』の続き、というか追加エンディング。
まぁ、オマケみたいなものです。
暇な人はまたちょっと遊んでみてください。
現在450kbなんで新スレ立てようとしましたが、出来ませんでした。
どなたか、適度なタイミングでスレ立てお願いします。
857 :
リンク修正:2007/10/06(土) 09:20:38 ID:GpCJa3/r
MCスレはともかく悪の奴隷スレはいらんだろ。
>>859乙です。
私の投下はあまり気にせずに、他に埋めネタお持ちの方はどんどん投下していってください。
角二のスレ落ちっぱなしよね。最後見れてないんだけどどうなったんだ?
わからんね。
立てないって事は需要無いんだろうに。供給も。
双六待機。
個人的には、スフレ姫様ENDを期待。
もうキャラは決まってるんだろうけど。
それでは投下します。
今年の正月に投下した、「新春ハーレム双六」の、追加エンディングです。
登場キャラクタ。
藤堂武史(とうどうたけし):主人公。二十歳ちょいくらい。
エクレア:お姫様の従者。クール系。だいたい中学生くらい。
梓:謎の侍巫女娘。侍言葉。だいたい高校生くらい。
藤堂美青(とうどうみさお):主人公の姉、次女。乱暴者。だいたい二十代中頃。
NGワード、『新春ハーレム双六』
ちょっと青臭いことも言ってみたり。
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『えくれあ』『あずさ』がいる】%%%%%
「エクレアって、いつも姫様と一緒だよねぇ」
「当然です。それが私の務めですから」
そんな会話が行われたのは、とある春の夜。
もっとも、これと同じやり取りは、この日に限らず、今まで幾度と無く行われてきた。
聞いた方も、それほどきっぱりと答えられてはそれ以上話を続けるにも白けてしまうし、聞かれた方も、それ以上の追求がないのならばそれで
会話は終わり、とばかりに口をつぐむ。
だが、この日のやり取りは、このあとの流れが少し違った。
最初に聞いたのは、藤堂家次女の、美青(みさお)。長身の、すらりとした体躯の女だ。長い黒髪を乱暴なポニーテールに束ね、活動的な体育
会系の印象だが、ポニーといえどもばらけて流れる黒髪や、睨むようなツリ目など、粗雑で乱暴な気性を隠すことも出来ない。
その美青が夕食の団らんの中で発した問いに、エクレアという少女が答えた。
エクレアは、シフォン姫の警護役だ。同じく姫のお世話係であるカスタードといっしょに、今はこの屋敷に住んでいる。
彼女らがこの屋敷に住むことになった顛末、それは、武史にとって、いまだに小首を傾げる成り行きだ。
とある国のバカな国王が、海外で、大事なものを失った。
まがりなりにも一国の王に対して、『バカな』を付けるのも恐れ多い話だが、実際バカなのだから仕方がない。
公務の合間、大勢の従者達の目をかいくぐり、お忍びでその国の観光を楽しんだ。そしてその迂闊さから、荷物の一部を盗まれてしまう。さらに
運の悪いことに、その荷物の中には、『国王の証』が紛れ込んでいたのだ。
何とも間抜けな話である。
幸い、その証は数日で発見されたものの、王は別のものを失う羽目になった。その王の迂闊さのツケは、周りの者達が色々と支払わなければ
ならない類のものであり、今回は彼の娘、第2王女であるシフォンが被る形となった。
「国を守りしものには、国の宝(姫)が与えられる」という、王室代々密かに伝わるしきたりにより、国王の証を発見し、届け出た日本の青年の元
にシフォンは送り出された。この時すでに王族から市井にくだり、わざわざご丁寧に日本に帰化までしている。
当のシフォンは、自分の父ながら愚かな国王は、遅かれ早かれこういった過失を犯すだろうと考えていたので、それほど動揺はしなかった。
どのみちいつかは政略的に、好きでもない男の元に嫁ぐ身なのだから、それが少し早まっただけのこと、くらいの割り切りを持っていた。
そして、武史の元にきて3ヶ月。国からの援助も充分にある彼女は、本人が望めば武史の元を去り、日本人としてのんびり生活することも可能
なのだが、今のところそれをする気配はない。夜の伽も含めて、ここでの生活がすっかり気に入った様子だ。
そして、シフォンに付き添う形でやってきた二人、エクレアとカスタード。この二人こそ、本来のしきたりにおいても、武史の元に来なければいけ
ない決まりなど無いのだが、シフォンに従う形で離れようとしない。
彼女ら曰く、自分たちは姫様の影、いかなる時も姫の傍にある、とのことで。半ばモノ扱いで国から離れた姫と共に、武史のハーレムに加わった。
姫が身体を差し出すのに、自分たちが清いままでいるわけにはいかない、のだそうだ。武史の伽に姫が加わる際は、必ずエクレアとカスタードも
加わる。常に3人で1セットなのだ。
さて、話が逸れた。
冒頭のやり取りに戻るついでに、少しだけ時間を遡る。
その日の夕食の団欒。
大きめのちゃぶ台に武史が着き、彼の女達も同じように卓を囲む。
男一人の武史に対して女が多い食卓、かしましいと言うほどではないにしろ、おしゃべりの多い賑やかさである。
その日のメニューはスパゲティー。作ったのは藤堂家長女の美紅だ。
「またスパゲティーかよ・・・」
武史が溜息とともに呟く。
ちゃぶ台の真ん中に、でんと居座った大皿には、どっさりと大山となって盛られたスパゲティー。大量に茹でてバターを絡めただけのパスタを
各自が好きなだけ皿に取り、ミートソースやらタラコなど、出来合いのソースをかけて食べるというシステムだ。
「だって、他のお料理は難しいんだもの・・・」
だからといって、食事当番のたびに毎回毎回毎回毎回スパゲティーというのはいかがなものか。ちなみに食事は当番制、女達だけでなく武史
にも当番が回ってくる。スパゲッティしか作れない美紅、料理はそれなりに上手いが高級な材料を惜しみなく使う美青、貧乏レシピ大好きの美黄と、
なかなかの強者揃いだ。母親の味を受け継ぎ、家を出た後も友人宅で台所を任されていた武史が、藤堂家の中では一番まともな料理を作れる、
というのが何とも。
さてそんな農家の夕食。大きな卓袱台の上で武史と彼の女達が思い思いにパスタを取り分けていると、一人の女が思いだしたかのように、あの、
武史様、と彼の名を呼び発言した。
「私、今夜の伽、参加できなくなりました・・・」
一人の女、とは言ったが彼女、まだ十四の乙女であり、とある国のお姫様でもあった。主に過去形で。
そのお姫様、シフォンの残念そうな申し出に武史が理由を聞くと、彼女は、始まってしまいましたので、と恥ずかしそうに答える。何が始まったのか
などと問い返すのも無粋というものだ。
そのハーレムの主役、藤堂家長男の藤堂武史は、一人が抜けた今夜の伽、残りの参加者を、卓袱台を見渡しながら確認した。
両手に持ったフォークで、卓袱台中央の大皿からどっさりパスタを取り分けている藤堂家次女・美青。で、まず一人目。
取り分けたスパゲティーをスープに浸し、箸を使って蕎麦のように手繰る侍巫女娘、梓。で、二人目。
予定していたシフォンはお休み、そしてその従者、世話係のカスタードは、ここ数日外出中である。なんでも、姫様の夏の衣服を買い揃えるために、
一時帰国しているのだとか。
というわけで、いつも3人組の姫様御一行だが、今夜の伽にはエクレアだけが参加、ということになるようだ。彼女は皿に取ったパスタの上にミート
ソースをかけ、その上からこんもりと粉チーズを振りかけている。そんな姫様警護の少女、エクレアで3人目。
美紅を始め他の女達は、シフォンと同じような理由でお休みだ。
というわけで今夜は3人がお相手、となる。
・・・と思ったのだが。
「姫がお休みになられるので、私も伽は休みます」
と、エクレアが言った。
・・・まぁ、仕方ないか、と武史は了承することにした。
エクレアはあくまでもシフォンに仕える従者である。そのシフォン自身は、最初のいきさつはどうあれ、今ではぞっこん武史に惚れ込み、セックスにも
積極的であるのだが、そのことを従者にまで求めるのはさすがに気が引ける。あくまでも彼女ら従者は、姫のために武史に抱かれているわけである。
もちろんそのあたり、実のところ少しおもしろくない武史であった。
さて、武史がそんなことを考えているとき、美青が冒頭の問いを発した。
「エクレアって、いつも姫様と一緒だよねぇ」
「当然です。それが私の務めですから」
あっさりと答えるエクレア。
確かにこのやり取りはよく見る流れなのだが、今夜はそこに、梓が続いた。
「気に喰わぬな」
ずぞぞ、とパスタを啜っていた梓。丼に箸を置き、一息ついてから、そういった。
「確かに自分の仕える主君が第一なのは分かる。じゃがのう、その主人が世話になっておる者に対してのぞんざいな仕打ち、
あまりに礼を欠くのではないか?」
まるで椀子蕎麦のように、パスタの無くなった丼に美紅が新たな麺を投入する。かたじけない、と礼を言ったあと、その表情を変え、やや半目がちに
エクレアを眺めながら、その言葉を続けた。
明らかな挑発に、エクレアの眉根も強く寄る。
「・・・何が言いたいのですか?」
ぐ、と脇に置いた細剣の鞘を掴むエクレア。かちゃり、と鍔の音が鳴り、一気に険悪なムードへ突入する農家の卓袱台。
おいおい、らしくないぞ、そんな挑発なんかして。武史は言葉に出さず、表情と目配せで梓にそう伝えたのだが、対する梓はそれをどう受け取った
のかは知らないが、ばちーん!と大きなウィンクをして見せた。大丈夫かね、おい。
「いやなに、おぬしがあまりにも普段から姫様姫様と姫様が過ぎるのでな、つい。
主君が果たせぬ事を引き継いで成すのも、家臣の勤めじゃろ。
それを捨て置いても姫様姫様か」
なるほど、梓はエクレアを挑発して、伽の場に引っ張り出そうとしているようだ。武史は何とかその意図を読みとり、少し安堵した。別に、ケンカをする
とかそういった荒事が目的でないのだったら安心だ。そして同席したシフォンも、梓の意図に気が付いたようで、エクレアの隣から梓の援護をする。
「そうですね。私は大丈夫ですから、武史様にたっぷり可愛がってもらいなさい♪」
すっかり日本食を食べることに慣れたシフォンは、箸を持った右手をオーケストラの指揮者のようにゆったりと大きく振りながら、自分の従者に話しかけた。
しかし、それでもその従者は頑なだった。
「いえ、やはり私が姫様のお側を離れる訳にはいきません」
へろへろと力をなくして指揮棒をおろした指揮者。険悪なムードを明るくしようと陽気に振る舞ったのが徒となり、返って気まずくなってしまった。
意気を落とす姫の傍で、従者が決意を新たに息を吐いた。
絶望的に落ち込んだ食卓で、その家長である武史が、見るに見かねてようやく言葉を紡いだ。
「まぁ、無理しないでい―――」
・・・のだが、その言葉を梓が遮った。まぁ、任せておれ、といった意味を込めたウィンクを盛大にばちこーん!とかましながら。
「ふむ。では、拙者と立ち合い、勝ったほうの意を通すというのはどうかのう?」
ぎょ、と肝を跳ね上げる武史。
そんな彼を目端にも止めず、エクレアが答えた。
「くだらないな」
一言で切り捨てたエクレアだが、梓もそれしきでは引かない。
「ほう、姫様大事を傘に、立ち合いにも応じぬか」
梓は、ふふんと鼻で笑った後、
「なるほどそうまで、負けるのが怖いのか?」
言葉単純、直球ストレートに挑発した。それも、時速160km級の剛腕で。
「なんだとッ!!」
「わーわー、ケンカやめーい!
おめーらがケンカするとただじゃ済まなそうだから、やめーいっ!」
憤ったエクレアが剣の鞘に手を掛け立ち上がるのと同時に、武史が二人の間を割って制した。
しかし、当の梓は涼しげな顔で。
「案ずるな。拙者とこやつの力量であれば、お互い怪我もあるまい」
剛腕も剛腕、それも、ジャイロボールのような、タチの悪い球だ。
「これほど差があれば、拙者も念入りに手加減できよう」
そして、そこまで言われてはエクレアも引くわけがない。
「貴様! いいだろう、受けてやる!」
激昂するエクレアを見て武史、やれやれと溜息を吐く。
怪我さえしないのであれば、たまにはケンカも悪くない。いざとなれば、根性キメて仲裁するか、と覚悟を決めた。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「つーわけで、ケンカにはこれを使うこと!!
それ以外の私闘は認めません!!」
そういって武史が用意したもの、二振りの竹刀である。高校の頃に彼が学校の授業で使ったものが物置に残っていた。それなりに年月は過ぎて
いるのだが、当時あまり身を入れて使っていなかったためか、傷みもさほど目立たない。
二人は居間からそのまま縁側を抜け、庭に出た。武史が竹刀を二人に渡したあとその縁側に腰掛け、他の女達も横に並んで見学と相成った。
外の畑とは柵で仕切られてはいるものの、そこそこに広い庭で、テニスコートよりも少し小さめ、くらいの大きさはある。
そこに梓とエクレア、二人が5〜6mくらい開けて向かい合った。
「ふむ、この竹でこしらえた竹刀とやら、なかなか良くできておる」
ひゅんひゅんと振り回し、獲物の具合を見ていた梓がそういう。
ふと、武史はその言葉に違和感を抱く。いくら世間に疎くとも、おおよそ日本で剣に携わって生きてきた人間が竹刀を知らないとは、妙な話である
ように思えた。
「拙者の『くに』ではな、剣の修練といえば樫を削った固い棒を使っておったからの、当たり所が悪うて死ぬ者もおった」
しみじみと、物騒な内容を懐かしそうに語る梓。あいかわらず未だ得体の知れないところが多い。出身地を聞いても、なにやら聞き慣れぬ土地の
名を言うだけだし、年齢や学年を聞いても要領を得ない。風貌もだいたい高校生くらいで、抱いた武史だから分かる身体の発達具合から判断して
も、まぁそのあたりで間違いないとは思えるのだが。
あとは、妖怪退治を生業にしているらしいのだが、これまたさらに得体の知れない素性なので、あえて深く聞かないことにしている。
「おい、こっちはもう用意できた。さっさと始めろ」
痺れを切らしたエクレアに急かされ、武史も物思いをやめた。まだまだ謎の多い梓だが、あまり詮索しても仕方のないことだ、と頭を切り換えた。
そのエクレアはといえば、愛用の細剣を竹刀に持ち替え、やる気満々である。竹刀を振るうにしては違和感のある、フェンシングに似た半身の
構え。竹刀を持った右手右肩側を前に、足はバネを溜めて瞬発の力に変える、そういった姿勢。
「先程の傲慢な言葉の数々、後悔させてやる」
先程の怒りを、程良いパワーに変えて臨戦の態勢を取る。視線の先はもちろん梓。
さてそのエクレアの、錐で突き刺すような視線を受けても梓は、飄々とした表情を崩さない。竹刀をだらりと構え、両足を緩く開き、半身どころか
前身を全て相手にさらしている。
「こちらも支障なし。武史どの、始めても良いぞ?」
え、おい、構えないの? と尋ねる武史に曖昧に答える梓。さっさと始めろ、ということらしい。
「あー、じゃあ、いくぞ? ・・・・・・始め―――」
―――との、武史の掛けた声、その息の吐き終わらぬうちに、エクレアが動いた。ど、と爆発的な勢いで地を蹴って、梓との間合いを詰める。
そして、
ばばばばばばばばちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!
爆発音。
その音に驚いた武史は、先程吐きかけた残りの息を詰まらせて仰天する。
そして、その音がなんの音かを理解するよりも先に、すでに闘いは終わっていた。
どざぁっ、と地面を擦りながら何かが落ちる音。武史の視界、その端っこに映るその影。エクレアが開始位置よりも随分後退した位置に倒れ
ている。そしてそのエクレアの開始位置には、先程とさほど姿勢の変わらぬ梓が立っていた。
「まぁ、こんなもんじゃろ。怪我もしてはおるまい」
きょろきょろと、梓エクレアそれぞれを慌ただしく目で交互に追った武史だが、いったい何が起こったのかさっぱり分からない。エクレアが倒れ、
梓が立っている、つまり梓が勝った、ということは何とか呑み込めたものの、それ以外はさっぱりだ。動揺して、立ち会いの終了を宣言すること
すら忘れている。
そんな武史に、彼の傍に座っていた美青がフォローしてやった。
「エクレアが突っ込んだまでは分かるよな? あとはエクレアが、多分、10段突きくらいを仕掛けたんだろうけど、梓が竹刀の鍔で受け、
剣先で払い、エクレアの鍔を打ち、8連続までで攻撃を無理矢理止められた。その残りのパワーを持てあまし、バランスを崩したところに梓が
1発の突きを仕掛け、受けきれなかったエクレアが吹っ飛んだ、ってかんじかな?」
さっぱりわからん。
爆発音のように聞こえたあの音が、竹刀の激しく打ち合う音なんだということくらいは辛うじて理解できた。
「ふむ、義姉上どのは、なかなか良い目をもっておられる。あえて申すなら、受けきれずに吹き飛んだのではのうて、吹き飛ぶように加減して
受けさせた、といったところかのう」
事も無げにそういう梓。なんだかトンデモ武術論に発展しそうだったので、武史はこれまた曖昧に分かった振りをした。そして、よろよろと
起きあがったエクレアの傍に近づき、声を掛けた。
「まぁ、その様子じゃあ、今晩は無理だろ、休んだ方がいい」
確かに梓の言うとおり、怪我をした様子は見られない。吹き飛ばされて地面に落ちた際に出来た、小さな擦り傷くらいだ。しかし武史はそれよりも、
敗北の屈辱感に満ちたエクレアに無理はさせられないな、と判断したのだ。
しかし、今の彼女にとっては、武史のその言葉こそ逆効果だったようだ。
「・・・いや、約束は約束だ。私が負けたのだから、伽には出る」
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
もちろん武史に他意はなく、ただエクレアを気遣っただけの言葉なのだが。
「ここまで来て、約束を反故にするつもりか?」
といった梓の挑発の言葉に、
「いや、無理しないで良いから」
という武史の言葉を繋げられては、
「・・・く、無理なんかしていない!」
となって、エクレアを追いつめ、意固地にさせてしまう。
にやにやと生笑いをうかべる梓にしてみればしめたものだが、本来は武史の顔を立てようと思って打った狂言。別にここまでエクレアを苛める
つもりはなかったというのが実のところ。しかし、いざエクレアをつついてみると、その跳ね返りっぷりが楽しく、ついついやりすぎたと反省してもいた。
さてそんなやり取りを何回も繰り返した。
寝所に来ないつもりか? 無理しなくても、行くに決まってるだろ、でエクレアは武史の部屋に入り、
服は脱がないのか? 無理しなくても、脱ぐさ! でエクレアは服を脱ぎ、
やはり裸には成れぬか、無理しなくても、恥ずかしくなんかないっ!! で素っ裸になった。
そうして半ばヤケになったエクレア、そして彼女をからかう梓、そんな二人をニタニタと笑いながら眺めている美青、と本日のフルメンバーが
武史の寝室に集まった。
「ふふ、おぬしと会うのも、しばらくぶりじゃの。元気そうで何より、息災息災」
「あいかわらず、素敵なヤツだ♪ 今日も私を、可愛がってくれよ?」
「あのー、オマエラ誰と話してますか?」
武史が呆れて言う。
なんというか、すでに服を脱ぎ去り全裸となった彼の足下に二人の女がしゃがみ込み、彼の股間の主に話しかけている、という光景。なんだか
置いてきぼりにされたような孤独感もあって、武史はそんなことを言って抗議してみるのだ。
「いつも拙者を狂わすこの愛おしい肉棒にも、ちゃんと挨拶してやらぬとな」
「だって、可愛いんだからな、武史のペニス」
梓と美青は二人して武史の勃起したペニスに顔を寄せ、甘く語りかけ、どちらからともなくキス、そして徐々に濃厚なフェラチオへと移行していった。
武史は、部屋の隅でそっぽを向いているエクレアを気に掛けてはいたのだが、次第にそんな余裕は奪われていった。常日頃は粗野で乱暴な姉と
普段は清廉で色事には興味を向けない侍が二人して自分の男性の象徴に傅いている様を見ていると、その征服感についつい気を引き寄せられ
てしまう。
「不思議なものじゃ、おぬしのコレをしゃぶっておるだけで、拙者の子宮(はら)がじんわりと熱く疼いてくる・・・」
侍言葉だけ聞いていると妙に年寄りじみた印象を受けるのだが、こうしていつもの装束を脱いでしまえば、高校生くらいの美少女である。長い黒髪を
サラサラと揺らせながら、武史のペニス、そのサオの右側に舌を這わせ続ける。
「それは間違いなく、私たちが武史の『オンナ』だっていう証拠さ。梓もずいぶんといやらしくなったねぇ」
梓の反対側から同じように、サオの左側を舐めあげる美青。フェラチオの空いた手で髪を結わえていたリボンを解く。艶のある髪がバラバラとほどけ、
彼女の背中を隠すほどに拡がった。
武史は、自分のペニスをしゃぶる二人の女、その首筋に手を伸ばし、さらなる愛撫に移るよう促すと、二人は武史を見上げ、そして二人で見つめ合い、
クスリ、と笑った。
二人は同時に、亀頭の左右から、チュ、とキスをした。それを開始の合図として、二人の唇で亀頭を挟み込むように吸い付いていく。
ちゅ、ぶちゅ・・・ちゅば・・・
唾棄で滑らせた亀頭を、二人して吸い、ちゅぱちゅぱと浅ましい音を立てる。二人の唇は、間にペニスを挟んではいるものの、時に唇同士が
触れ合い、女同士の怪しいキスにもなってしまうの。それでももちろん、その唇は亀頭から離れることはない。
そうして唇同士が繋がったまま、その隙間から割り込むようにペニスが進入する。亀頭の先端が梓の内頬の粘膜を擦りあげ、美青の舌が
亀頭のカリに絡まる。そして今度は美青の口の中へ。
「んぼっ、ん、じゅ、ちゅう・・・」
「はぁ・・・ぴちゃ、ちゅ、ちゅむ・・・」
二人の女が交互に、奪い合い、譲り合うようにして亀頭に吸い付いていく。美青は亀頭をしゃぶりながらサオを指で扱き、裏筋を軽く爪で
ひっかくような愛撫を続ける。梓も亀頭をしゃぶりながら、武史の陰嚢をゆっくりと揉み続ける。そんな二人の熱のこもったフェラチオに、
武史の射精欲もどんどん高まり、とうとう限界が訪れた。
「梓、実青、出るぞッ!」
武史は低く呻き、二人に射精を告げるが、当の女達にしてみれば、愛する男のペニスの様子からその瞬間が近いことなどとうにお見通し。
二人して頬をくっつけ合い、口を大きく開けて亀頭から飛び出してくる精液を嬉々として待ち受けた。
「はよう、はよう射精(だ)せっ! 拙者のクチに、たっぷりとぶち撒けてくれっ!」
「私の舌に、武史の熱いザーメン、思いっきり射精(だ)してぇっ!!」
「うおおおっ!!」
びゅ、ぶびゅうううーっ! びゅううううううううっっっ!!
武史は、堪えていた精を解放し、勢いよく射精した。その勢いを美青は舌で受け止め、梓も舌で、口内に招き入れていく。何度も脈打つ
武史のペニスはそうやって二人の口の中めがけて精液を飛ばし続ける。時折勢いがよすぎて口からそれ、二人の顔に飛び散っていく
ザーメン。武史は射精を続けながら、そうやって二人の勇ましい女達を白濁駅で汚していくことに、極上の征服感を味わっていた。
「ん、ぐちゅ、・・・はぁん、武史どのの精、もっと欲しい・・・」
「ぺちゃ、くちゅ、私にも、もっと武史のザーメン、飲ませてぇ・・・」
射精の勢いも弱まりだした頃、二人して亀頭に吸い付き、最後の一滴まで二人で分け合った。そしてお互いの顔にかかった汁を、お互いの
唇と舌で舐め合い、すべての精液を二人の唇の中に納めていく。
武史はそうやって、普段は気の強い女をペニスとザーメンによって屈伏させると、満足げに大きく息を吐いた。
「・・・・・・ひめ、さまぁ・・・」
武史はその声に、ぎょっと、快感の気怠さから引き戻された。
梓と美青、二人のフェラチオに夢中になっていたが、この寝室にはもう一人の少女、エクレアが居たのだ。半ばそのことを忘れかけていた武史は
慌ててフォローしようとしたのだが、よくよく彼女を見てみると、何か様子が違う。
「・・・ひめさまぁ・・・どこぉ・・・?」
なにやら目も虚ろ、あらぬ方向を見つめながら、まるで幼い子供のように、姫を呼んでいる。
「・・・・・・ひめさま、ひめさまぁーーーーーーっっ!!!」
そうしてエクレアは、普段の気の強さを全く忘れたかのように、泣き始めた。
それからしばらく、武史と、梓、美青は何度も彼女に呼びかけ、泣き止むようなあやしてみたのだが、一向に効果がない。まるで迷子の
子供のように、姫さま、姫さまはどこ? と泣きわめき続ける。
「武史、こりゃ、シフォンを連れてきた方がいいんじゃないか?」
美青が武史に提案し、梓もそれには同意した。
確かに、こうなってしまったのには、自分たちの知らない某かの理由があるのだろう、と武史も思う。そうなれば、その事情を知っているのは、
彼女の主であるシフォン姫くらいだろう、と見当もつく。
『あー、やっぱりそうなってしまいましたか』
すでに床に入っていたところを無遠慮な電話におこされて、シフォン姫は眠たげに答えた。一応この屋敷の各部屋には、内線電話が
付けられている。
「『やっぱり』って、どういうことだ?」
武史は、電話越しの姫に、やや呆れ気味に問いただした。彼女、こうなることを知っていたのか?
『あの子、孤独恐怖症なんです』
シフォン姫によると、エクレアは幼い頃にとある惨劇に巻き込まれ、両親を亡くしてしまったようだ。そしてそのときのトラウマで、一人に
なることを極端に恐れるのだという。
「じゃあ、エクレアを入れないでエッチを始めたから、ってのが原因なのか?」
一人になるのが怖い、と言いながらも、室内には武史を始め何人かの人間が居たはずだ。それでも孤独を感じた、というのだとしたら、
武史は、彼女を放置してしまったことが原因なのかと考えた。しかしその言葉にシフォン姫は、違います、と否定した。
『今のあの子は、なんというか、私、『シフォン姫依存症』、ってかんじになっているんですよ』
孤独恐怖症のエクレアは、シフォン姫が側にいることでその恐怖を感じずにいることが出来る。しかし、そのことに依存しすぎて、今度は、
シフォン姫がそばにいないと恐怖を感じる、と言うふうにまで悪化してしまったのだ。
姫を護るために絶えず側にいる、というエクレアであったが、実のところそうしないと自分を保てないという、困った女の子なのであった。
なんとか事情を理解した武史は、さすがにこれ以上彼女を都議に付き合わせることも出来ないだろう、と判断した。
「悪いけど、エクレアを休ませてくれないか?」
今もまだ幼子のように泣き続けるエクレアをこのままにしてはおけない、と言うことで、シフォンにそう訊ねた武史であるが、彼女はそれを
やんわりと断り、こういった。
『今がチャンスですよ、武史様』
そして彼女が言うことには。
過去、そういった状況にエクレアが陥ったときに、シフォンが彼女を優しく抱きしめ、あやしたことで懐いた、という。だから今、シフォンが
いない状況で、武史がエクレアを抱きしめて優しくあやしてやればよい、と。
『あの子を、ギュッ、とハグしてあげてください、武史様。そして優しく宥めてあげれば、あの子はたぶん、今度は武史様に依存しますから』
電話を切り、その顛末を梓と美青に説明すると、二人して意見は同じだった。
「よくは分からぬが、そうすることでこやつが大人しゅうなるのじゃったら、それでよいのではないか? さっさと手懐けてしまえ」
「そうだなぁ。それで懐いたら、もっとエッチも積極的になって、楽しくなるかもなぁ」
さぁ早く、と二人に急かされ、武史はエクレアに向かい合う。
「ひめざまぁ、あたしをひとりにしないでぇ・・・」
泣きじゃくり、ただただ姫を呼び続けるエクレア。
彼女を前にして、武史はしばし考える。
(コイツがこんな風になった原因は、シフォンの話によると、両親を亡くした過去の出来事だ。それを癒してやれるんだったら、
『依存』という状況も悪くない、か)
武史は、エクレアを抱きしめた。
(こうすることで彼女は俺を求め、俺やシフォンの側にいることで『いつものエクレア』でいられる・・・)
あとはじっくりと、優しく宥めるだけ。
だがしかし、武史には何か、引っかかるものがある。
(ほんとうに、それでいいのか!?)
武史は考える。
シフォン姫は、自分の国のしきたりに従ってこの屋敷に来た。そこに彼女の意志は存在しない。
だが、身体を重ね、共に暮らしていく内に、彼女は心を開いた。当初、いつここを出ていっても良い、と言われているにもかかわらず、
彼女はここに残ることを望み、武史のそばを離れようとしない。もちろん、武史も、もう彼女を放すつもりはない。
そこには、お互いがお互いを求めた、という過程がある。
特に大きな事件があったわけではなくとも、時間をかけて、お互いの心を触れ合わせて、お互いが引かれ合う関係になった。
だが、このエクレアはどうか。
ここに来ることになった顛末は、姫と同じだ。従者という役割に従って、さらに言うならば、自分の依存する相手から離れないように、
いっしょに付いてきた。
しかし、彼女は姫のように、武史に心を開いていない。あくまでも、姫と一緒にいるために、やむなく抱かれている。
そんな彼女の心を、いまから、武史のものにする。
(ほんとうにそれで、いいのか!?)
す、と武史は、エクレアから身を放した。
そして。
「こンの、アホたれっ!!!」
ぐりぐりぐりぐり!
「!! いたいいたいいたいいたいいたいたいたいたいた!!!!」
武史は、エクレアのこめかみに拳を当て、左右両方からぐりぐりと力任せに押しつけた。痛みに大声を上げ、泣きじゃくりながら逃げようとするエクレア。
そんな彼女を武史は逃がすまいと捕らえたまま、こめかみを圧しながら彼女に言葉を投げつける。
「オマエはこれからずっと、誰かが側にいないとダメなのか?
今のオマエといつものオマエ、どっちが本当のオマエなんだ?」
「いたいいたいいたいたいたいたいたいたいた!!!!」
「いつものオマエと今のオマエ、本当はどっちになりたいんだ?」
「いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいたいたいたいたいたいた!!!!」
そして最後に思いっきり拳でこめかみを擦りあげ、ようやく彼女を解放した。
「・・・・・・俺はなぁ、棚ボタで抱ける身体は大好物だが、棚ボタで手に入る『心(ハート)』には興味ねぇっ!!」
武史はそういって、彼女に背を向けた。
そしてそれまでの武史を、呆気にとられて見つめていた梓、美青に向かって、今夜は中止だ、と宣言した。
「・・・・・・ま、まて」
内線電話を取り、シフォンを呼び出してエクレアを任せようとしていた武史だったが、小さく聞こえた声に動きを止めた。
「今夜は、約束通り私も伽をする・・・情けを掛けるな!」
先ほどまで泣きじゃくっていたエクレアには、いつもの瞳の力が宿っていた。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
ちょうど先ほど、武史と梓、エクレアの3人で行っていた会話のやりとりは、今ここに至って奇妙にその配役を変えていた。
「別に無理しなくても良いぞ?」
と武史が言えば。
「無理なんかしていないっ!」
とエクレアが反発する。
先ほどまでは、武史は梓の挑発を宥める役に徹していたのだが、今は違う。武史のそれは、言葉面は同じでも、明らかにエクレアを挑発していた。
武史は仰向けになり、両手を頭の上で組んだまま、自分の腰の上に跨ったエクレアを眺めている。騎乗位で、ペニスを割れ目にあてがったまま、
挿入に手こずっているエクレアを眺め、だがそれでも手を貸そうとはしない。
梓と美青は武史の両側に添い寝する形で、彼女らもまたエクレアに手を貸したりはしない。そのように、武史に言いつけられた。
「くっ・・・」
エクレアが、ゆっくりと腰の角度を合わせる。彼女自身の体重で、割れ目が開き、亀頭を膣口に導いていく。
彼女は今まで、こんな風に自分で武史を迎えたことがない。いつもは受動的に、それなりの快感を受けながら、武史に貫かれるまま応じていただけだ。
そして心では、彼を拒絶していた。
しかし、今の彼女は、何かが変わろうとしていた。
「んああっ、」
くにゅ、とエクレアの膣口が拡げられた。彼女の膣の向きが腰の角度によって調節され、受け入れを始めたのだ。
「ひ、う、ああああっ、ああん」
そして彼女は、腰を悩ましくうねらせた。すると自然に、男を迎える最適の角度が導かれ、あとは体重の降下によって彼を飲み込んでいく。
ずぬぬぬぬぬ・・・、
「ああうううううううううん、んはぁっ!」
ずん、とすべての体重がかけられ、彼女の膣は楚辺手男のペニスで埋まった。そのまま、続けて腰をまわすように動かすと、亀頭先端が彼女自身の
子宮口をこじ開けるような動きで深く食い込んでいく。
「ひにゃああっ!」
「おっ、これがエクレアの子宮かぁ・・・」
武史にしても、彼女の子宮を味わうのは、実のところ初めてであった。あまりセックスに馴染まなかった彼女は、回数も少なかった上に、身体を固く
して最奥までの進入を許さなかったからだ。
だがこうして今は、武史に彼女自身の一番深い部分を許した。
「く、ばかっ、あんまり恥ずかしいこと、言うなっ!」
生まれて初めて子宮を突き上げられた感覚に、エクレアは震えて動けなくなってしまった。膣の襞は悩ましくうごめき、武史のペニスを怪しく刺激し
続ける。彼にしてもこのじれったい快感は堪えるのに苦労する。しかし、彼はあくまでも、安易に快楽を貪ったりはしない。
「で、これからどうする? 俺が動いてやろうか?」
気を抜けばそのまま激しく貪ってしまいそうになる彼女の身体に、武史はそんな弱みを見せることなく、エクレアを挑発する。
「くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ん、んはああぁっ!」
歯を食いしばって息を詰め、男のペニスから与えられる快楽を必死委に堪えているエクレアは、溜まらずに大きく息を吐いた。
「う、うごく、わたしがうごくっ!!」
それでも意地を張るエクレア。ならば武史も、彼女の慕いようにさせるまで。その動きを待った。
彼女は両手を武史の原に着き、そこに体重を傾けて、自分の腰を浮かせようと力を込めた。
「ふ、う、ん、あああぁあぁぁああぁあぁぁぁぁぁあああっっ!!」
ずぬぬ、と、彼女の腰が持ち上げられ、膣からペニスが引き抜かれていく。亀頭を残してサオが空気にさらされたとき、カリによって掻き出された
彼女の愛液が、どろりとこぼれた。
そしてそのまま、しばらくふるふると震え、我慢できなくなった彼女はゆっくりと、勢いを殺して再び腰を沈めていく。
「ああううぅぅうううううぅぅぅうううぅぅぅううぅぅうぅぅううううっっっ!!」
最後まで、再び最後まで腰を沈めたとき、彼女の両手は彼女の身体を支えることが出来なくなって、前のめりに倒れ込んでしまった。
「は、はぁっ、はああっ、はっ、はあんっ・・・」
ぺたりと胸を武史の胸に押しつけ、身体を重ねながら、それでも懸命に彼女は再び腰を持ち上げようとする。
ちゅにゅ、にゅちゃ、と粘つく液の湿った音をさせて、腰だけをゆっくりと持ち上げ、そして下ろす。すでに、勢いを殺すことも出来ない。
「ん! あはあぁ、んあああっ、ひん! ふあっ、あああっ・・・」
そして、彼女はとうとう動くことも出来ないくらいに、身体を快楽で震わせてしまった。
「ん? もう降参か?」
そんな、意地悪な笑みを浮かべた武史の挑発に、
「く、う、ううう、うううううううううっっ、んんんんんんんんんっっ!!」
懸命に腰を持ち上げようとして、ようやく彼女は、
「だ、だめぇ・・・・・もうだめぇ!武史さん、武史さんも動いてぇっ!!!」
彼に懇願した。
彼女の言葉に、待ってましたとは武史の心の叫び。彼女の膣が与える刺激もさることながら、懸命にがんばる彼女を、思いっきり貫いてやりたい、
という衝動に抗うのは、なかなか大した苦行であった。
それから解放を許されたのだ、もはや何も我慢することはない。
「んにゃあああああああっっっ!!!」
彼女の腰を掴んだ武史は、思いっきり自分の腰を突き上げた。掴んだ彼女の腰を回すように動かしながら、自分の腰だけは強く上下にピストンする。
「ひいっ、ひにいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃいっっっ!!!」
何度も何度も、彼女の腰を突きまくる。その度にこつこつと、彼女の子宮口が亀頭とぶつかる。身体を縦にして子宮を突いた姿勢よりも、ペニスは
深く入らないはずだが、それでも今は、彼女の子宮自身が降りて、男を迎えようとしている。
「ひっ、ひっ、ひああっ、く、くあん、あはああああっつっ!」
首を振り回して、快感にのたうっていた彼女だが、次第にその首を持ち上げる力すら奪われてしまったようだ。武史の胸に頬を擦りつけるようにして、
それでも男の責めに狂い、よがり声をあげた。
そして、その男の鎖骨に唇を当て、ちゅ、ちゅうと強く吸い付いた。
「ん、ちゅ、ちゅう、ちゅう、は、はあ、はんああん・・・」
彼女は男の身体に唇を当て、何かを求めていた。武史は、そんな彼女の求めていることを悟り、頭の上で組んでいた手を使って半身をおこした。
「これが、欲しいか?」
そういって、彼女の顔、その正面まで自分の顔を持っていき、その可愛らしい鼻の頭に、武史は小さくキスをした。
「あう、あ、ああうううぅ、し、しい、ほしい、ほしいですっ」
武史は彼女のその答え、ずいぶん素直になったそれを満足げに聞いてから、彼女の唇にキスをした。
「ん! んんんんーーーーーっっ!!」
そしてエクレアは、武史のキスを受けながら、幸せそうに身体を震わせ、生まれて初めての絶頂を迎えた。
そして武史は、その彼女の子宮に、どくどくと何度も精液を流し込んだ。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「こ、これで、伽の義務は、はたした、ぞ・・・・・・」
絶頂の並を味わったあと、しばらくしてようやく意識を取り戻したあと、エクレアはそういった。頬を彼の胸に当て、すべてを彼に預けるように
抱きついている。
義務、などと言っている割に、ずいぶんと幸せそうに甘えてくるんだな、などと思った武史は、行為のあとの甘い息を聞きながら、また最後に
意地悪なことを言ってみる。
「じゃあ、もうオレとはセックスしない?」
するとエクレア、びく、と身体を硬直させたかと思うと、
「こ、この家でずっと世話になるからには、これからたびたびは義務も発生するっ!」
何とも可愛らしい言い訳をした。
そしてそのあと、僅かに間をおいてから、小さな声で。
「お、おまえが、したくない、というのなら、もうやらない・・・」
そんな、不安を含んだ声で、彼女は言った。
これは、さっきのようなトラウマにより幼くなっての言葉ではない。
いつもの彼女が、いつもの彼女のままで言った言葉だ。
これは、エクレアにとっての変化になるかも知れないな、と武史は思う。
別段、今日一日の触合いで自分を好きになってくれるとは思わない。だが、こういう触合いの繰り返しがあって初めて、お互いのことを大事に
思えてくるのだろう。
自分の周りにいる他の女達がそうであったように、いつかはエクレアも、自分に心を許してくれるだろう。そんな日が来るような気がする。
だから、先ほどの彼女の不安な問いには、はっきりと答えてやらねばならないのだ。
「俺は、したいよ、エクレアと、セックス。これからずっと、な」
「あのさぁ、二人でいい雰囲気作ってるけどさぁ、私たちのこと忘れてない?」
「武史殿、それはあまりにも寂しいぞ・・・・・・」
そのあとはもちろん、盛大に3人の女とのセックスを楽しんだ武史であった。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「あーもう、ケンカはやめろっつーの!」
そんな二人を、武史は溜め息と共に制止する。
喧嘩においては、やはり梓はエクレアの常に上位にいて、エクレアはその度に地に伏せることになる。しかし、だからといって刃向かうことを
止めるわけではない。まぁ武史にしても、それが一つのスキンシップであるとも思えているので、言葉以上に彼女らを止めることはしない。
武器は竹刀、という約束事も守らせている。
そうして睨み合った梓とエクレアであるが、そんな彼女らを武史と同じように溜め息で眺めたもう一人の女が居た。
武史の胸の上に身体を預けながら、そのもう一人の参加shな、シフォン姫が言った。
「まぁまぁ武史様、あんな二人は放っておいて、早く楽しみましょう♪」
そういって、未だ力を失わない武史のペニスに指を這わせる尊き白の姫。
「そうだな、そうするか」
そしてキス。さっそく行為開始し始めた二人に、
「ま、まて、早まるな!」
「姫、そんな、ズルイです!」
と、梓エクレアも慌てて喧嘩を中断した。
そうやってその夜も、その農家の寝室からは、仲のよい女達の嬌声があがるのだった、
END OF TEXT
すいません、879は間違いです。
とある初夏の夜。
「武史さん、これから私は、あなたを護ることにしました」
と、伽の最中、エクレアが言った。
その日のメンバーが一巡した頃の、甘い吐息の中の言葉だ。だがエクレアの言葉には、しっかりとした意志が込められていた。
どうして?と理由を聞く武史に、彼女は一瞬戸惑ってから。
「あなたは、我が姫の思い人です。その身に何かあったとき、姫が悲しむからです」
そして、そういう彼女に、武史は物足りなそうに、それだけ?と問えば。
「あ、あなたは、わ、私の思い人でもあるからです・・・」
と、顔を真っ赤にして、そう答えた。
「待て待て待て」
と、そういって武史とエクレアの空気に割り込んできたのは、同じく今夜の伽に参加していた梓である。
「おぬしはあの姫だけを護っておればよい。いろいろと因縁や深い業を背負っておる武史殿を護るには、おぬしでは荷がかちすぎる。
武史殿を護るのは、背者を置いて他になかろうよ」
と、なにやら少々彼女らしからぬ焦りを感じる声で、言った。
相変わらずこの二人、エクレアと梓の関係はこんな感じで、その梓の言葉にエクレアは、
「なにを。貴様など、ゲゲゲポストの守でもしていればいいのだ。化け物相手に励んでいろ」
などとすでに喧嘩腰。
「意味をこそ良くは分からぬが、さしずめ拙者を愚弄しておるのだろう? よかろ。相手になってやる」
もちろん梓も、その喧嘩を買わない道理はない。
「ふん、望むところだ。腕の2、3本は覚悟しておけ」
「あーもう、ケンカはやめろっつーの!」
そんな二人を、武史は溜め息と共に制止する。
喧嘩においては、やはり梓はエクレアの常に上位にいて、エクレアはその度に地に伏せることになる。しかし、だからといって刃向かうことを
止めるわけではない。まぁ武史にしても、それが一つのスキンシップであるとも思えているので、言葉以上に彼女らを止めることはしない。
武器は竹刀、という約束事も守らせている。
そうして睨み合った梓とエクレアであるが、そんな彼女らを武史と同じように溜め息で眺めたもう一人の女が居た。
武史の胸の上に身体を預けながら、そのもう一人の参加shな、シフォン姫が言った。
「まぁまぁ武史様、あんな二人は放っておいて、早く楽しみましょう♪」
そういって、未だ力を失わない武史のペニスに指を這わせる尊き白の姫。
「そうだな、そうするか」
そしてキス。さっそく行為開始し始めた二人に、
「ま、まて、早まるな!」
「姫、そんな、ズルイです!」
と、梓エクレアも慌てて喧嘩を中断した。
そうやってその夜も、その農家の寝室からは、仲のよい女達の嬌声があがるのだった、
END OF TEXT
以上です。
ぐだってしまってすいません。
ちなみに、女達のローテーションで作る料理について。
まゆり キノコ料理。
みちる 貧乏料理(季節の彩り野草鍋、積みたて野草の天ぷらetc)
かおる 貧乏料理(野草サラダ、野草のおひたしetc)
ユリア 普通の家庭料理。主に野菜系。
シフォン 訓練中
カスタード 訓練中
エクレア 訓練拒否→訓練開始
あずさ 美味しいご飯。というか、ご飯だけ。
るり コンニャク料理、とろろご飯、たまにカップラーメン。
スフレ スパゲティー
だから何、と言うわけではありませんが、ついでに作ったデータですので。
リアルタイムでナイスハーレム
料理作れても作ってあげる相手が居ない/(^o^)\
あと数レスでおしまいか。
まだdat落ちされると困る。
何故ときかれると答えられないが困るのだ・
1レスあたりの容量とか改行数ってどこで調べるんだっけ?
読んでくれた方、コメントくれた方、ありがとう&お疲れさま。
どうも、最後の校正分を保存し忘れてたみたいで、けっこう酷い誤字とかがちらほら。
追々修正依頼スレにまとめます。
>>887 書き手の控え室にあるまとめに書いてあるよ。
18 :名無しさん@ピンキー :2006/07/30(日) 17:43:27 ID:2M1VITYA
流れをぶった切って質問したいんだが
1レスの投稿制限は「4096バイト・60行まで」だよな?
じゃあ、「一行の制限文字数」って何字まで?
何か、「一行の長さが長すぎます!」ってはじかれちゃったんですよ
自分で改行すればいいんだけどさ……
なんとなく気になる
どこまで長い段落を入れられるんだろう?
控え室の倉庫探したけど、それらしい情報なかったので
19 :名無しさん@ピンキー :2006/07/30(日) 17:46:19 ID:nI44x6vN
>>18 試してみりゃいいのに。
あああああいいいいいうううううえええええおおおおおあああああいいいいいうううううえええええおおおおおあああああいいいいいうううううえええええおおおおおあああああいいいいいうううううえええええおおおおおあああああいいいいいうううううえええええおおおおお
61 :名無しさん@ピンキー :2006/08/01(火) 00:42:52 ID:0ttGnBwK
そういえば
>>18 の件なんだが、一行に書き込めるのは最大で全角128字(256バイト)まで、らしい
>>888 GJ!エクレアかーいいな
これが時間経過型ツンデレか
それにしても、ここ数日で100kb近い投下とは、お疲れ様です
このスレも残りわずかとなりました。
ハーレムなサイトとハーレムとは認めがたいもののサイトの両方に超世紀莫迦がありました。
作品が違うからいいのです。
ハーレムなオリジナルのコーナーとハーレムな二次創作のコーナーのどっちにも、
Arcadiaがあるようなものです。
893
Arcadiaは途中で放置されてる作品が多いからな
とある来訪者のとある冒険譚にすげえ期待してたがたったの3話で放置だからな・・・
むしろArcadiaで完結期待とかする方が無理だと思うが
-―─- 、
, '´ /ヽ/レ'^\`¨  ̄`ヽ
//^∨ \ ⌒\ \
// \ \ \
/ ̄7/:/ l \ \ ヽ
/ / ./: ,':.../!:. |:::l:{ :.. \ Vハ
/ / .:::/:'::. !:::/ |::.. |:::l:::ヽ::.. \ ヽ Vj __
|.:/,イ...::::::l::l::::. |:::| l::::.. |::.l:::::::.\ :::..\::... ∨::Y `\
l// :!.::/:::|::l::::. |:::l !::::: |::.{ヽ::{\ ヽ、::: \::... .l::::|⌒ヽ l
//:::::|:::l:::::|::l ::::.、|l:_| \_;{ ヽ \ \ \:_丶‐::.|.::|:::::::::l j
/イ ::::::|:::l:::::|::l :::::::|ヽ「二ニヘ:ヽ `ニ二下\:ヽ:::|.::! :::::::| { 其れなら私を
{ !| :::::::l:/!::::|:ハ::::::::V仟アてヽ\ 仟アてヽ乂:::|/ ::::::: | l し、尻穴奴隷にしてくださいっ!
? :::::::{:∧::∨{\_::ヽ∨少'_ ∨少'_//リ:::: | |
`ト、::::::ヽ:∧:?:::: ハ /// ///イ:::::::|! :::: | l
l ::::::::::/::∧\:::::小、 ' 小 ::: |l :::::. ∨
i ::::::::/::/ ヽ:ヽ:::|:::l\ (⌒) //l| l:::: |.| ::::: {
l :::::/::/ /|::::: :|:::|ハ{> 、 _ , イヘV /' |::::.| ! :::..
l ::::::::/:! {ハ::::::::|::{ ヾ:{ F==v===7}:}/ !::: l人:::::. ヽ
:::::::/:::l ヽヘ::: ト \ rK ((db)) h<_ /:::./ |\:::.. \
/ :::::::/ l:::! , -‐- ヽ:::l/ ̄ ` ‐-|l|-‐ ´ `/:::./. ___j_:::.\:::.. \
/ :::::::/ j:// \{ |l| /:::./ / `\\::. \
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/ ::::::/ / :l | {__rx/{\ `}} ̄:/ / \\::. \
. / ::::::/ { ∧ヽ / _,>!:::}::::}\ / ∧ } \::. \
/ ::::::/ }ヽ l /∨ /}ーく \,∧ヽヽ ,/ \::. \
/ ::::::/ {\ l l l{ 二 }::::::{ l l│ / \::. \
/ ::::::/ 人 \___/l l j } ヽ/:::::::} l l│ / \::. \
/ ::::::/ < ヽ____ ハ_{ { ! l::::::::::l l l人__// \::. \
/ ::::::/ / ー─/ ̄}厂{j /| ::::::::| 孑/ ヽー‐ イ \::. ヽ
/ ::::::/ / ∠二ニヘ \ /{│::::::::| ニ二 /´l| \__,/│ \:: \