オリジナル・二次創作を問わず、男一人対女複数をテーマにした物語を書くスレです。
ネット小説等に関する情報交換も行っています。
基本的には複数プレイや、そこに持っていくまでの過程を中心にしたいですが、
二股三股等、とにかく男一人が複数の女性と関係を持つ話もOKとします。
・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)ダイスキ
(・∀・)スキ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・)スキ(´∀` )<ハーレムはいいぞ。語れ!
(・∀・)スキ( ) \_____
(・∀・)スキ| | | (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(_(_) (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)スキ
外部リンク集(保管庫付) ハーレム小説リンク集
ttp://www11.plala.or.jp/FX_junkyard/harem.htm
乙です!
ところでPIPIのハーレム物の現状ってどう思う?
>>6 もうちょっと具体的に。作品名とか挙げてよ。
>>7 全体的にって意味合いなんじゃね?
>>6がどのくらい見てるのかわかんないけど。
>>4 学園の花嫁はレイプの所にあるにもかかわらずただのハーレム物にしか見えません!!
10 :
7:2006/12/05(火) 08:12:57 ID:LSLHAt7y
失礼。聞き方が悪かった。
ただ最近のもそんなに悪くない気はしてたので、どの辺がヌルいと感じるのか聞きたかっただけです。
>>9 「学園の花婿」ね。
最初は逆レイプ物の予定だったのが、共同執筆者がハーレム物がいいと言い出してああなったらしい。
>>10 「学園の花婿」、作品名で検索しても無いと思ったらリレー小説だったんですね。
まだ半分くらいしか目を通してないけど、確かにこれは
レイプ物のジャンルにはそぐわないかも・・・。
でも私はこの方が好きだから、残りも楽しみに読ませていただきますー
即死回避
>>1乙。
さすがに12月ともなると、みんな忙しいのだろうね。
最近書き込みは減ったけど、それでも一年前に比べれば雲泥か。
なんでもいいからシリーズ物の続きを待つ
せっかくの埋め祭り用スペースが減ってしまうとモッタイナイので、
こっちに感想。おっちゃん、GJ!
埋め祭り第一弾は449のおいちゃんの非エロネタでした。
夏のお嫁さんたちが読みたいです。
それじゃあエロ勇者の降臨を待つ
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:30:12 ID:fXTYVNPS
羽田結花と羽田瑞希の、召しませ姉妹丼の続きも見て見たいです。
エロ勇者
あえて『龍が如く』もとい『狂竜』に一票。
ハードボイルドヒーローで複数プレイを!
『は〜れむもの』の続きがあったら凄い嬉しい
お嬢様メイドが見たい
何故にここで飛び道具の惑星が出ないのか。
という訳で、飛び道具に一票。
でも、票を入れておいて何だが、ここで最期まで挙げられなかったら作者凹むんじゃね?
まだ上がってない作者(Pakuri氏、186(仮)氏、RAM専氏、偽きゅーせーしゅ氏、twist氏)の方々も、
待望しているので、好きな時期に好きなように投下どぞ。
新規作者も絶賛切望中。
↓そんな感じで以下、何事もなかったかのように進む。
何事もなかったように。
ファンタジーシティーの続きが読みたいです。
まぁ、ここで言われなきゃそりゃベッコベコに凹むわな。
本音を言わせてもらえば続きでも新規でも何でも読みたいぜ
もちろんサイトの紹介もウェルカムだ。
ぎぶみーアカ・ソ・ノモノ
A(アイディア担当)「今日はハーレム小説について学ぼう」
B(物書き担当)「俺はハーレム小説なんて書いたことが無いのだが、大丈夫か?」
A「ふ、安心しろ。ポイントさえ掴んでいれば、誰でも書けるものだ」
B「ポイント?」
A「そう、すなわち主人公の設定だ!日常において、ハーレムなどという非現実的な出来事は有り得ない。それを正当化する設定が必要なのだ!」
例1 高貴な血筋
主人公は身分の高い血統で尊ばれており、更にその血筋を絶やしてはならない。
身分の高い主人公を楽しませるために、もしくは子供を得るため、多数の女性との性生活が求められる。
例2 特殊能力を持っている
一見平凡な主人公だが、女性を引き寄せる特殊能力が備わっている。
その力によって次々と女性を落とし、ハーレムを形成していく。
B「なるほど、こうやって見るとハーレムも違和感無く見えるな」
A「だがこれらの設定を生かすには重要な要素がある」
B「要素?」
A「ハッタリだ!」
33 :
6:2006/12/07(木) 12:43:04 ID:kQ7BSgfr
非常に遅いが返答。
最近の投稿作品としか言い様が(汗
エロは結構なんだがそこに至る過程がご都合主義通り越してワープしてるのが萎える。
俺の名前は勇者○○だ。今日も朝から仲間達とのセックスに勤しんでいる。
女戦士「や、あぁぁあん! 凄い、凄いの……勇者のオチンポ、固くていいのぉ!」
俺の上に跨り、腰を振っている女戦士をペニスでずんずん突き上げる。
流石は筋肉があるだけあって、この女のアソコは締まりがいい。
適度に楽しんだあとで、俺は女戦士をイカせることにした。
女戦士「あ、ああ、凄い。イク、イク、イクゥゥゥゥゥ!」
俺が射精すると共に、女戦士は声をあげて絶頂に達した。
流石に五回連続でイカされたために、そのまま倒れて気を失ってしまったようだ。
女魔法使い「ねえ、勇者様。勇者様とのセックスは、何でこんなに凄いの?」
むくりと身を起こした女魔法使いが俺に聞く。
既に膣と尻穴で三回づつイったためか、ヘトヘトのようだ。
勇者「ふ、俺は小さい頃から勇者の穴と呼ばれる場所で、セックスと戦闘のエリート教育を受けてきた。女の悦ぶ108の性感帯をマスターしているのだ」
女賢者「でも何でそんなに一杯セックスできるんです? 幾ら何でも身体がもたないですよ」
身体中が精液でガビガビになった女賢者が聞いてくる。
こいつにフェラチオさせて三回ほど身体にぶっかけた後、そのままアソコに四回中出ししてやった。
勇者「ふ、俺は勇者でもあるが、母親は魔族なのだ。一日百回しても、俺にとってはラジオ体操みたいなものだ」
女魔法使い「ああ、それで勇者様のお母様はあんなに若々しいのですね。妊娠されてますけど、勇者様のお父様は十年前に亡くなられたのでは?」
女魔法使いの危ない突っ込みを、俺はあえて無視する。
女武闘家「道理で勇者様の精液が多いわけですね。一回の射精でコップ一杯分も出るなんて凄いです」
女武闘家が腹を押さえながら、うんうんと頷いている。
こいつの尻と膣に嫌というほど中出ししてやったので、腹が張って苦しいのだろう。
女僧侶「でも、冒険に行かずに毎日宿屋にこもってていいのでしょうか?」
勇者「ふ、伝説ではまず勇者が子供をたくさん作って、その子供が魔王を倒すことになっているのだ」
妊娠して腹が大きくなった僧侶を俺は引き寄せる。
昨日まではアナルセックスのみだったが、ようやく安定期に入ったので、今日はアソコにぶちこんでやった。
今まで我慢していたためか、ついついやり過ぎて七回連続でセックスしてしまった。
女僧侶「じゃあ、こうやってセックスしててもいいんですね」
女賢者「勇者様、実は今日危険日なんです。たっぷり種付けして下さい」
勇者「ああ、世界のためにも全員孕ませてやる」
精液にまみれた女達に、俺は再び圧し掛かっていった。
B「うーむ、何だかご都合主義だな」
A「その通りだ、だがそこをゴリ押しするのだ。一見するとハーレムはただの浮気に見えるがこうやって色々正当化することによって、読者に安心感を持ってハーレム小説を堪能して貰うのだ」
B「なるほど、無茶を通すのか」
A「読者もちゃんとハーレム小説していれば、どんなに設定が凄くてもあまり気にしない。嘘をつくなら、大きくそして凄い嘘をつくのだ」
ま た 一 歩 ハ ー レ ム に 近 づ い た
適当にサルまんのパロディを書いてみました。
多分、ハーレム小説ってこういう風に書くんだと思うんですが……。
皆さんの意見はどうでしょうか?
うん、馬鹿らしくて(褒め)非常に良いね!!!
確かにいい意味で馬鹿らしいなw
エロいやつのインフレを期待
こういういい意味で馬鹿っぽいのは大好きです…続き読みたい〜
エロインフレの起爆剤になりたいtwistです。
例によって注意点は以下です。
)今回は話が重いです。若干の陵辱描写などがあります。ご注意下さい。
)アホみたいに長いです。
エロの割合は三分の一弱といったところです。
)いつものことですが、誤字脱字の類はご指摘下されば幸いです。
では、寒い夜に僅かでも暖まって頂ける事を祈りながら・・・
「謝るなっ!!」
彼女は絶叫した。
ミノヤマと名乗った日本人の男が、今にも掴みかからんとする彼女を押し留める。それでも、彼女の中の怒りは収まらなかった。
「あんたがここで謝ったら、私はどうすればいいのよ!!あんたのせいでこんな体になってまで生きてきた私は、どうしたらいいのよ!!
悪党なら、最後まで悪党のまま死ね!!」
怒りに任せ、彼女は叫ぶ。日の差さない暗い地下室に、その声はキンと響いて、消えた。
「あとは、任せる」
その場に居た、もう一人の男に向けてミノヤマは言う。
男は無言のままで軽く手を振って見せただけだったが、それを確認すると彼は叫び続ける女を引きずるようにして、地下室から出て行った。
壁の蝋燭だけが、仄明るくそこに居るものを照らす。
しばらくして、閉じた扉の上に魔方陣が浮かび上がった。ミノヤマの手で封印がされたのだ。人間にしては上出来だ、と彼は思う。
彼の目の前には、広い地下室の三分の二を占める、恐ろしく巨大な肉の塊が、呼吸に合わせてぶよぶよと動いていた。
自己修復機能と、魔力臨界突破の成れの果て。
人の身には無謀な量の魔力を搭載した身体はその負荷に耐えることが出来ず、自己を再生する機能が暴走していた。
今は人間の名残を肉に埋もれるように見える、僅かな顔面に残すのみだ。
その半ば崩れた顔が、途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
「ろ・・・ろごぉ・・・・・さん・・・・・ご・・・ごめ・・・ん・・・ね・・・・」
ぐじゅぐじゅとした水音混じりの発音は、謝罪の対象が居なくなっても、呪詛のように地下室に響いた。
その禍々しくグロテスクな外見にそぐわず、声は十代の少年のように幼い。
それがこの肉塊が195年の間に負ってきた業を思わせた。
男の翳した手を中心に、直径1メートルほど光の球体が空中に出現した。
「言い残すことがあれば、聞いてやる」
もはや、まともな意識もないのは明白だったが、彼は肉塊に尋ねた。
「ごぶ・・・・ろ・・・ね、ねえさん・・・・ねぇ・・・さ・・・」
手の中の光が、次第に強くなっていく。全てを焼き尽くすエネルギーが、彼の掌の中に完成しつつあった。
「ね・ぇ・・さん・・・・お・・・おぉ・・・」
「・・・・もういい。幕だ」
彼は言う。
放たれる直前、光球は一気に手の平に収まるサイズに圧縮され、そこから一直線に輝く矢のように肉の塊へ突っ込んでいった。
――――――――――――――――――――――――――――
7章 『組織』と『機関』の対立について
(中略)
7−9 『組織』の壊滅とその後
ここまで見てきたように、後天性吸血鬼の『組織』は人間に取って代わり、世界を支配しようと画策してきた。
それは、我々『機関』の理念と真っ向から対立し、断固として容認できるものはなかった。
30年前、我々『機関』が誇る特殊戦略魔導師の活躍により、『組織』のトップであるアレン=ヘルメスベルガーは抹消された。
こうして『機関』と『組織』の抗争は、我々の勝利という形で幕を閉じたが、
『組織』の手によって作りだされた後天性吸血鬼は、以後大きく二つの道を辿ることとなる。
一つは、『機関』の監視の下で、人間としての暮らしをする選択。
もう一つはあくまでも『機関』に対抗し、『残党』として『組織』の再建を図る選択である。
現在でも、人外種における殺人・強盗・強姦などの重要犯罪のうち、およそ半分が後者の『残党』達の仕業であると言われている。
抗争の終結は、『残党』とと呼ばれる、分裂した小さな『組織』を生んだ。
また事件も年々大規模なものが増え、我々『機関』にとって彼らの発見・捕獲も一つの大きな課題となっている。
――――――――――――――――――――――――――
――発見・捕獲も一つの大きな仕事となっている。
テキストの一文に、爾は苦笑する。
実際のところ、捕獲したところで、人に戻すことも叶わない上に、更正も不可能に近い。
捕まった程度で『機関』の世話になるなら、初めからそうしているはずだ。
実情は、他の『機関』に協力的な人外種の手を借りて、『処理』しているだけである。
発見・捕獲、などという穏やかな言葉を使っているだけで、実際は『私刑』を黙認している状態だ。
手は汚さず、徹底して『後片付け』を行うのみ。昔はともかく、今の『機関』はその程度の影響力しかないのである。
爾は電車が自宅の最寄り駅に到着したのに気付き、テキストを閉じた。
改札を出て、コンビニで弁当とペットボトルのウーロン茶を買い、自宅へ向かう。
家路を辿りながら、爾は夜空を見上げた。
幼い頃に両親をなくし、『機関』に拾われた爾は、子供のころから星を見るのが好きだった。今の季節は、そろそろオリオン座が見えるはずだ。
最近の都市計画で電線の類は全てケーブルとして地下に埋められたために、見上げれば空が良く見えた。
爾の自宅は、『機関』の持ち物であるアパートの一室だった。築3年のまだ新しい建物には、カムフラージュのために一般の住人も何世帯か住んでいる。
部屋の明かりを点けて弁当を電子レンジに放り込むと、上着をハンガーにかけ、ネクタイを緩める。
スラックスを脱ぎ捨てると、姿身に下着姿の自分が写った。
平均を大きく超えて、可愛げのない域にまで育った身長に、貧弱な胸がスポーツブラに包まれてくっついている。
色気も何もないボクサーパンツからは、筋肉質に鍛えられた下半身が嫌な自己主張をしていた。
せめて、紫苑のようにもう少し胸が大きかったら。あるいは、胸は小さくともエマのように可愛げのある身長なら。それとも、テオのようにすらりと伸びる細い脚だったら。
あの人は、少しでも自分を見てくれるだろうか。
そっと、爾はスポーツブラの上から胸に触れる。寄せても谷間が出来るかどうか解らない慎ましやかなそれを、勇太の顔を思い浮かべながら触れる。
先端は軽く触っただけで、ピリピリと刺激を送った。
「ふぅ・・ん」
思わず声が漏れるが、手は止まらない。そのままフローリングの床に膝を着いて、ボクサーパンツの中に右手を入れた。
湿気が篭った秘所に外気が触れて、ひやりとする。
指が割れ目に触れると、粘っこい感触と共に、背筋が引きつるような快感が襲う。
「ふぅっ・・・んんっ!!」
オナニーをしながら、爾は思う。
自分は、どういう存在なのだろう。
決して人に言えない職業をしている自分は、決して人に言えない存在の『彼ら』とどう違うのだろう。
指がブラをめくり上げ、乳首を摘んだ。同時に膣に指を入れ、責め立てる。
「あ・・・ん・・・はぁっ・・・あぁ」
目を閉じれば、勇太が目の前に居る。今自分を快楽に送り込んでいるのは、勇太の指。
必死にそう言い聞かせる。
「んっ・・・んあぁっ・・・あっ・・・あぁ・・ゆう、た・・・さん」
爾は今年22になるが、処女だった。
仕事にかまけて、恋などしている余裕はなかったし、肉体的なコンプレックスも恋愛への興味を削いでいた。
だからこそ、勇太への思いは心に深く根を張ってしまっている。
スーツで押さえ込んだ欲求の反動であるかのように、快感の炎はあっという間に彼女の神経を爛れさせた。
指を水っぽい愛液が伝い、パンツの染みを無節操に広げていく。
「ふあぁ・・・あぁ・・・・はああぁぁっ!!」
完全に『女』の声をあげて、爾は行為に没頭していく。
――レンジの中の弁当は、再び冷め切っていた。
※ ※ ※
――『記憶』。
赤。白。黒。青。
注射針。メス。錠剤。点滴。
消毒液の臭い。麻酔の臭い。血の臭い。
エルザは、全裸で冷たい寝台の上に縛り付けられていた。
静脈には点滴針が刺さっており、それには不気味な青色の液体が満たされたチューブが繋がっている。
それが身体に入ってくるたびに、自らの体がそれまでと全く別のものに作り変えられていくのを、彼女は明確に感じていた。
決して日が差すことの無い地下室。
地上には、研究所だった後の建物が、それ自体大きな骸のように横たわっているはずである。
はず、というのは、エルザのすっかり頼りなくなった時間感覚でも、すでに一月以上をこの地下室に幽閉されて過ごしているのは間違いないからだ。
地上では自分の行方が知れなくなって、どんな騒ぎになっているだろうかと思う。
一方で、家族と呼べる者はもう誰も居なくなってしまったという現実も、脳裏を掠める。
母は、父が研究に打ち込むあまり、寂しさから酒に逃げて死んだ。
科学者だった父は、妻が死んだ悲しさからに逃避するべく、ますます研究にのめり込み、そして彼もまた身体を壊して死んだ。
弟は――弟ではなくなっていた。
弟は、いまや彼女の平穏な日常を奪った、『略奪者』と化していた。
「う・・・ぐ・・・」
呻きは、エルザのものではない。
下肢を切り落とされ、両手を頭の上で壁に繋がれた哀れな虜囚。
生きたまま切り刻まれ、それでもなお、死ぬことすら出来ず、かといって自ら傷を修復することもできず、腸(はらわた)を剥き出しにして呻き声を上げている。
乱雑に両脚の切断面を覆う白い包帯のすぐ上には、エルザと同じような針が二本刺さっており、中は血液で満たされていた。
チューブの先は二本とも、ガラス管やフラスコや試験管がのたうつように配置された、奇妙な装置に繋がっている。
この部屋の主が自慢げに語るところによれば、一方の針から彼女の血液を抜いて、装置を通すことで血中の『魔力』を消滅させた上で、もう一度体内に戻しているのだという。
それは、この時代からずっと後に実用化される、『人工透析』という技術に似ていたが、そのことは無論、この装置を作り出した『略奪者』さえ知らないことだった。
その『略奪者』は壁の前で、囚人の診察をしながら呟いた。
「ふぅん・・・まだ、生きてるんだ・・・・この状態で342時間か・・・
やっぱり、吸血鬼ともなると、すごいもんだ」
字面とは裏腹に、その言葉には大した感動もなかった。
「・・・のじょ・・は」
すでに腹筋の大部分を抉られた彼女は、木枯らしのような声を、うわ言のように呟く。
「ん・・・?」
「わたしは・・・いい・・・から・・・彼女は・・・お姉・・さんは・・・たす――」
恐らく、彼女の今の全力を使ったであろう訴えは、むき出しの腸を深々と抉ったメスで中断された。
「黙れよ・・・実験動物が、喋るな」
「あ・・・・・・ぎ・・・」
口と鼻から、血が噴出す。口から出るのは能動的な声ではなく、吐き出された息が僅かに声帯を振るわせただけの、音に近いものだった。
エルザは、それを見ても、もう何も感じない。
感情や感覚があった自分が、酷く昔に感じられる。
「どうだ!!お前が母さんを奪ったんだ!!思い知ったか、化け物!!」
メスが、何度も何度も振り下ろされ、その度に女の白い喉から虚ろな音が漏れた。
「ははっ、あははははははははっ!!」
笑い声と共に、エルザの腕から点滴針が乱暴に引き抜かれる。
肘の裏に出来た小さい点のような傷は、エルザがもう人間で無いことの証明であるかのように、すぐに塞がって跡形もなくなってしまった。
「姉さん、見せ付けてやろうよ・・・あの化け物に・・・人間の愛し合う姿を」
――彼は自分の身を自らの手でその『化け物』に作り換えていることに気がついているのだろうか。
自分がその『化け物』を抱こうとしていることにも、自覚はあるのだろうか。
狂った『略奪者』は、何のためらいも無く、自分の剛直をエルザの中に侵入させた。
「姉さん。言っておくれよ・・・『愛してる、アレン』って。昔みたいにさぁ・・・」
甘えるような声で彼は言う。だが彼女は答えない。
しかし、狂った笑い声は、いつまでも響く。その、ばっくりと開いた口の中に、人間とは違う犬歯が覗いていた。
異物に突かれてそれを見ながら、自分の口の中にも同じものがあることを再認識し、嫌悪に首を振る。
水音が響く部屋で、縋るように彼女は記憶を掘り起こす。
それは、ささやかな現実逃避だった。
――食卓には父と母、弟が座っている。
自分より3つ下のまだ幼い弟は、スプーンからシチューを零してクロスに落としてしまう。父親が半分は笑いながら、それを叱る。
母親は、ただ微笑んでいるだけ。中年の召使いだけが、洗濯の手間を考えて少しだけ苦い笑顔でそれを見ている――
それから程なくして、弟はウィーンの全寮制の学園に入ることになる。
明日には旅立つという夜。アレンはエルザの部屋の窓から、空を見上げていった。
「ねえさん。流れ星って、なにか知ってる?」
弟は度々、そうやってエルザの知らない知識を、父親の書架から持ってきた本で仕入れてきた。
そもそも、その年齢にそぐわない利発さを見て、父親は都会の学校に入学させることを決意したのだ。
九歳だったエルザは、実際には知らなかったが弟の手前、幼い見栄を張って
「ええ、もちろん」
と答えた。アレンは年齢相応の悪戯っぽい笑みを浮かべると、
「そう・・・流れ星はね、おそらのずっと上の上の上の方から落ちてくる、“いんせき”っていう石なんだ」
「ええ、そうね。知ってるわ」
「それはね、おそらの上でもえ上がって、ひかるんだ。それで、あんなふうにみえるんだよね」
「ええ、そうだったわね」
エルザは初めて聞く話だったが、姉としての威厳を保つため、すまして言った。
そもそも石は燃えないし、なんで落ちてくるだけでそうなるのか、とも思った。
だが、それを口にすると自分が何も知らないということがバレてしまいそうだったので、黙っていることにする。
「そう・・・でもね、きっと、僕が流れ星を見てるときは、姉さんもおんなじ星を見てるはずなんだよ?」
「・・・え?」
さっきまでの自慢げな様子が無くなり、突然しおらしくなった弟に、エルザは首を傾げる。
――今思えば。
この時の、弟の年齢にそぐわない気障な台詞は、やはりある種の感情が露になった瞬間だったかもしれない。
このときに、何かしていれば、今のような事態にはならなかったのかも知れない。
汚れた頬に、涙が伝った。
全ては無駄だ。思い出も、この涙も。
どれだけ思い出に浸っても、それは只一つの事実しか照らさない。
――『彼女の弟』だったアレンは、もう、居ないのだ。
――そして、彼女自身も、もう以前の自分ではない。
「あぁっ・・・姉さん・・・気持ちいいよ、姉さんっ・・・!!」
感極まったようにアレンが叫ぶが、エルザの耳にはもう届いていなかった。
※ ※ ※
――これは、『記憶』ではなく、『記録』である。
エルザ=ヘルメスベルガーは、弟のアレンに陵辱され、その身を無理やりに吸血鬼へと改造された。
約3ヶ月の監禁の後、彼女は監禁されていた地下室から、主が居ない隙に逃亡を果たす。
その際に、エルザは研究所の一切を焼き払っている。
無人であったこと、また付近に民家がなかったことから、建物は地下の研究資料もろとも、あえなく全焼してしまった。
それから、およそ195年の間。
アレンは改造を終えた自らの体を再解析し、そのデータを元に、次々と『仲間』を増やしていった。
それは次第に徒党を組み、やがて組織力だけならば『機関』と拮抗するまでに至る。
彼らは自らその団体名を名乗ることはなかったため、ただ漠然と『組織』と呼ばれた。
『組織』の目的は、世界の完全な支配。夢物語のような話だったが、それは本当に紙一重のところまで来ていたのだ。
『機関』がどうにか彼らを抑えられたのは、ある決定的な唯一の要素が欠けていたお陰だった。
焼き払われたデータの中には雌体――つまり、女性の吸血鬼に関するものも含まれていた。
アレンは事態の発覚を恐れ、データの写しや持ち出しは一切していなかった。
どれほどの労力と時間を費やしても、ついに失われた雌体のデータを補完することはできなかったのだ。
結果として、後天性吸血鬼は人体を改造して『増殖』することは比較的容易になったが、それらに頼らない『繁殖』は不可能となった。
生物としての機能が欠けた後天性吸血鬼を、真祖は『まがい物』『欠陥品』と蔑んだ。
――失われた雌体のデータは、どこにあるのか。
無論、エルザの中である。
エルザは唯一無二である、女性の後天性吸血鬼なのだ。
『組織』はその更なる勢力の拡張を行うべく、躍起になってエルザを求めた。
それは、『機関』も同様であった。
エルザを押さえれば『組織』に対して利用することも可能ということもある。
だが一番の理由は、必要なものを手に入れるのに手段を選ばない『組織』の方針は、『機関』と真っ向から対立するものだったからだ。
しかし、その足取りは両者とも掴むことができなかった。
エルザを発見できないまま、その理念の違いから『機関』と『組織』は対立を深めていった。
※ ※ ※
愛のないセックスを何とも思わない。
弟に汚された体が、今更どうにかなるはずもない。
だから今、エルザは娼婦として働いている。
日の光を避け、血を吸わなければならない身にとって、この職業は隠れ蓑としては最適と言えた。
恐ろしく長い年月を、彼女はこうして過ごしている。肩書きは多少違ったこともあったが、アレンに見つかることを思えばあまり目立つことも出来なかった。
酒や薬に逃げたこともあった。しかし、それは不死の身にとっては殆ど無意味だった。
結局、彼女が駆使できたものは『女』だけだ。
死ぬことも出来ず、常に追われる身のエルザは、いつ見つかるとも知れない焦りと、あとは惰性で生きている抜け殻に等しかった。
男に身を任せても、快感を得ることはなくなっていた。生活のために、つまらない演技をベッドの上で繰り広げる日々が続いた。
――その日、いつもの通りに眠りこける客にクロロフォルムを嗅がせて、注射器で血を失敬したあと、エルザは部屋を出た。
この娼館は、5人ほどが常駐しているだけの小さな宿だ。
ふと、彼女は廊下で足を止める。
――気配がない。
今の時間は確かに客も娼婦も寝静まる頃ではあるが、どの部屋の前を通っても全く人の息遣いが感じられない。
背筋を嫌な予感が伝う。
すぐ横に、ドアがある。この部屋は確かダリアという、エルザの先輩に当たる娼婦の部屋だったはずだ。
目元のほくろに、パーマをかけた長い髪。あだっぽい空気をまとう三十女。
少し崩れたボディラインを、熟した女の色気に変える術を知っていて、よくそれを自慢していた。
ノブに手をかける。
なにも問題が無ければ鍵が掛かっているはずだ。
開かないことを祈って、エルザはゆっくりとドアノブを捻る。
廊下の小さな窓から、冷たい刃のような月明かりが差し込み、ノブに反射した。
祈りを裏切って、何の抵抗も無く、ドアは開く。
狭い部屋が、赤で染まっていた。
むせ返るような生臭さに、思わず口元を押さえる。
ダリアと客の二人分の体が、弾けてばら撒かれていた。
ベッドの上に、パーマのかかった長い髪の毛だけが見える。彼女の少し垂れた乳房が、どういう加減か壁から生えるように張り付いていた。
それを視認した瞬間、背中に突然衝撃が走る。
背筋が引き攣るような痛みに、彼女は溜まらずその場に倒れ込んだ。
黒い影のような姿の男たちが、いつの間にか狭い廊下を占拠している。
口元から僅かに除くのは、鋭く、血まみれの歯。
――とうとう追いつかれた。アレンが、自分を捕らえにやってきた。
そう覚悟した彼女の記憶は、ここからスライドのようないくつかの場面にブツ切りになっていた。
――自分を取り押さえようと手を伸ばす男。
――その胸板から、いきなり突き出す三本目の手。
――何が起きたか理解できない表情の男は、そのまま崩れ落ちる。
――その手の持ち主は、彼女には目もくれず、男たちに風のような俊敏さで向かう。
―――そして、赤。
一面の赤。赤。赤。赤赤赤赤あかあかアカアカアカアカアカ・・・・。
視界が赤に埋め尽くされて、そして――
「大丈夫か・・・・?怪我は・・・問題ないな」
ガラスと血と肉が散らばる廊下に、たった一人残った影は、そう言った。
それからの体験は、エルザには別の星の出来事のように思えた。
だが、一方でその全ての発端は自分でもあるのだ。
吸血鬼の『組織』と、それに対抗する人間の『機関』の戦い。
決して歴史の表舞台に出ることは無く、しかしその抗争は熾烈を極め、死傷者の数は知れず――。
自分が発端になっている以上は関係ないという顔も出来ず、かといって何も知らずに190余年を過ごしてきた彼女に役立つようなことが出来るわけでもなく、
エルザは結局保護という名の軟禁を受けることになった。
『機関』は彼女の行動の自由を、割り当てた部屋に限定するだけで、実験も検査もせず、三食の食事もきっちり支給された。
あの日、娼館で自分を助けた男はユウタと名乗った。
そして、地下室で解体されながら死んだ吸血鬼と同じ顔の女を連れていた。
初めて見たときは驚いたが、血の繋がりはないと言う。
軟禁された状態で、エルザは何故かユウタから戦況の報告をいちいち受けた。
なぜ、彼がそんなことをするのかは、未だに彼女には解らないままだ。
だが、少し推測するならば、ユウタは彼女が今のような身体になったのは、自分のせいだと思っているようだった。
そして、それは多分、あの地下室で朽ちていった女吸血鬼と関係があるのだろう。
その程度の推測しか、彼女には出来なかった。
それから二週間ほどの軟禁生活の後、彼女は突然出るように言われ、そして、アレンと再会をしたのだ。
――巨大な肉の塊と化した、アレンに。
一通り泣き叫び、罵声を浴びせ、ミノヤマに引きずられるように地下室の外へ連れて行かれる。
それでも、エルザは、胸の奥に湧き上がる感情をこらえることは出来なかった。
195年間、ひたすらに殺してきた感情。
それは、怒りでも憎しみでもなく――
『ねえさん。流れ星って、なにか知ってる?』
あぁ、どうして・・・。
あの建物の地下で、今まさに殺戮が起きているというのに。
『そう・・・流れ星はね、おそらのずっと上の上の上の方から落ちてくる、“いんせき”っていう石なんだ』
どうして頭の中で繰り返されるのは、この記憶なんだろう。
『そう・・・でもね、きっと、僕が流れ星を見てるときは、姉さんもおんなじ星を見てるはずなんだよ?』
――どうして。
憎い相手が死んだはずなのに。父の仇を取れたはずなのに。
どうして、こんなに悲しいのだろう。
涙が次から次に溢れて、止まらない。
それは、195年分の涙。
ただ、悲しかった。
憎しみも怒りも絶望も、自分には初めからなかったのだと気付いた。
ただ、何も知らない小娘が、泣きたいのを我慢しながら長い時を生きていただけのことだった。
あの死んだ吸血鬼の顔をした女が、エルザの傍に寄り添って、その肩を優しく抱いた。
暖かい、母のような香りの髪に顔を埋めて、エルザは大声を上げて泣いた。
『機関』の人間が、後始末に慌しく奔走する中、エルザの周囲だけ時が止まったようだった。
時間を忘れて泣きじゃくり、ようやく顔を上げると、ユウタがいつの間にか音もなく立っていた。
その表情は、晴れ晴れとするでもなく、ただ、暗い。
火の点いた煙草が、酷く不味そうだ。
アレンの死を手放しで喜べる者は、アレンのことを何も知らない。そう彼女は思う。
喜ぶには、エルザも、ユウタも深く関わりすぎていた。
煙を吐き出すと、彼は言った。
捨てられた子犬を拾うような哀れみと同情と、そしてその他の自分には解らない『何か』で出来た顔で。
「・・・来るか?」
彼が言って、手を出す。
彼女は黙って頷き、その手を取った。
弟を殺したその手を――。
「・・・来るなら、名前を変えなきゃならんな・・・。どんなのがいい?ちなみに、そいつはシオンっていうんだが」
ユウタが、彼女の隣の女に向けて言った。
シオンは、にこにこと微笑んでいる。エルザは彼女の名前を始めて知った。
少しの思案の後で、彼女は言った。
「――Meteol」
その声は、埃っぽい空気に凛と響き、すぐに紛れて消えた。
「Meteol(隕石)・・・ね」
ユウタは大して興味がなさそうに言うと、煙草を吹かしている。
「苗字は、任せるわ」
それ以上の言葉は無く、ユウタの手を握り返す。それだけで十分だった。
――エルザ=ヘルメスベルガーはこの日を境に、この世から完全に消えた。
そして、代わりにメテオール=シュルツという吸血鬼が『機関』に登録されることになる。
人をやめる。
それは、人の世界の法に縛られない代わりに、人の法にも頼れないということだ。
だが、それでいいと思う。
今まで、人と化生の境を行ったり来たりしていたのだ。開き直ることが出来れば、これ以上楽なことはない。
ユウタに抱かれようと思ったのは、今までの自分と決別するためだった。
「ん・・・ちゅぷ・・・ふぅ・・・」
ユウタとディープキスを交わしながら、メテオールは思う。
すぐ後ろで、素裸にシンプルな金のネックレスだけという格好のシオンが羨ましそうな表情で二人を見ていたが、今日は譲る気はない。
ユウタに初めて抱かれる日なのだから、今日くらい我が儘を言ってもいいだろう。
口の端から唾液が溢れて顎を伝い、シーツに垂れる。
「ずるいわ、テオ」
長く熱烈なキスに、シオンが焦れたように呟く。
突然、後ろから胸を揉まれる。
白く吸い付くような肌は、シオンの細い指によって弄ばれた。
「ふぅ・・・ん」
「綺麗な肌ね・・・」
背中から、豊かな胸を押し付けられる。女同士のはずなのに、鼓動が高鳴るのを感じた。
愛のないセックスをなんとも思わない。
でも、今、この瞬間だけは、例え偽りでもユウタに愛して欲しいと思う。
テオはこの不器用な吸血鬼を愛してしまっているのだから。
そんな彼女の心を察したのか、ユウタは微笑んでいった。
「愛してるよ、テオ」
「あ・・・・」
それは、何気なくぽんと言われた台詞だった。
だが、初めて言われたにも関わらず、その言葉は何十回も言われてきたかのように、彼女の心に馴染んでいく。
「あら、感じてる・・・?」
「え・・?ふぅ・・・ん!」
勃起した乳首をつままれ、思わず口から声が漏れる。ピリピリとした刺激が、195年前に、あの地下室に置いてきた快感を掘り起こしていく。
「綺麗だよ・・・テオ」
「綺麗なわけ・・ないでしょ・・・・私が、今まで何して生きてきたか、知ってるくせに」
「知ってはいるが、あまり興味はないな。昔のことなんか」
「自信を持ちなさい。私からみても、あなたは綺麗よ」
シオンが耳元で囁いた。その言葉で、自分の秘所が勝手に潤っていくのを感じる。
今まで数え切れない数の男に身を任せてきたが、こんなことは初めてだった。
「ふあ・・・そんな・・・」
身体の反射ではなく、心の底から濡れていく。
ユウタだけではなく、きっとシオンもテオを愛そうとしているのだろう。
彼女の性格は未だによく掴めないが、テオのことをユウタが好きな『同好の士』と捉えているようだ。
あるいは、ユウタは愛するものは、自分もまた愛する価値がある、と考えているのか。
普通は嫉妬の一つでもしそうなものだが、その辺りの精神構造が多分テオとは大きく違うのだろう。この状況を楽しんでいる。
「濡れてるね。匂いで解る」
ユウタがわざとらしく鼻をひく付かせて言った。言われた途端、テオの顔が爆発しそうな朱に染まる。
「な、なに言って・・・ひゃあんっ!!」
反論しようとするが、シオンに後ろから股間を撫でられ、膝が笑ってしまう。
「うん、濡れてるわね。あんまり弄ってないのに・・・可愛い」
そういうと、彼女はテオの頬に、少女が縫いぐるみにするようなキスをする
「これなら、もう挿れても大丈夫だと思うけど・・・どうする?」
ユウタの方に悪戯っぽい眼差しを向けて、シオンが言う。
「テオ・・・いいか?」
「・・・うん・・・私は、いい・・・ユウタが、欲しいよ・・・」
生娘のように、テオは言う。
それは、人の身と決別するための交わり。
人外としての処女を、今日彼女は捨てる。
ぬち、と粘膜と粘膜が触れ合うと、それだけで身体が跳ねた。
「ふあ・・・あぁ・・・」
「可愛い・・・声だけで、私も濡れてきちゃう・・・」
熱っぽい吐息を、シオンが吹きかける。
腰がゆっくりと沈んで行き、ペニスがテオの中に飲み込まれていく。
「ふあんっ!!」
全てが収まると、テオは硬く目をつぶってから、それからゆっくりと開けた。
鳶色の瞳。長い髪。人懐っこい笑顔。
彼女を抱いているのは、『略奪者』でもなく、『客』でもない。
正真正銘、彼女自身を愛し、同時に彼女自身が愛している男。
ふと、愛し合うセックスは人間の寿命の倍以上を生きてきて、初めてであることに気付く。
そんなことに今更気付いた自分がおかしくて、彼女はかすかに笑うと、安らぎに任せてその体重を勇太に預ける。
線は細いが、がっしりと絞り込まれた胸板にしっかりと受け止められて、テオはそのまま眠ってしまいそうになる。
「大丈夫か?」
「うん・・・平気・・・動いて・・・」
テオはいま少しまどろみから抜け出して、答えた。その声で、ゆっくりとユウタは動き始める。
「あ・・・あぁっ・・・はぁ・・ん・・・・」
じれったいような快感に、テオは身を捩って耐える。
「はぁ・・・もっと、激しく・・・しても、いいよ・・・?」
「そう?じゃぁ、遠慮なくさせてもらうわね」
「ひゃあんっ!!」
ふいに、背後から抱きつかれ、テオは声を上げた。シオンが、両方の乳房を揉みしだき出したのだ。
背中に、たっぷりとした量感の乳房と、その頂点で固く尖っている乳首の感触が感じられる。
「あ、あんたじゃ・・・ないっ・・・んっ・・・ふぅ・・・ああぁ・・・」
ユウタの伸ばした脚に股間を擦りつけながら、上半身はテオの身体に蛇のように絡み付いている。息を荒くして、シオンは行為を続けた。
「あっ・・・・やぁっ、そんなっ・・・あはぁっ!!」
背後に気を取られると、今度はユウタが深く突き込んで来る。ユウタに注意を向けると、背中から手が伸びて、テオの性感帯を責める。
息の合った責めに、彼女はとうとう悲鳴を上げて懇願した。
「やはぁっ!あぁっ!おねがい、もっと・・・もっとしてぇっ!!はあぁぁんっ!!」
「「了解」」
二人同時にそう答えると、ユウタは腰の動きを激しく、シオンも愛撫の手を早めた。
ユウタがテオの腰をしっかりと掴み、一気に抉る。
シオンの細い指が、テオのクリトリスを包皮ごと押し潰し、こね回す。
ピッチが上がるにつれて、テオの中の官能が一気に爆発していく。
「あああぁぁっ!!いいっ!シオン、ユウタぁ・・・気持ちいいのぉっ!!」
「あぁ・・・・俺も、出そうだな」
「いいよぉ、出してぇ、わたしも、もう・・・イくぅっ!!」
テオの銀色の髪が宙になびく。いやいやをするように首を振って、来るべき絶頂に備えた。
「あっ、あぁぁっ!はぁん、うあぁぁっ!!イ、イく、わたし、もお、イくううぅぅぅっ!!」
「う・・・くっ・・・出るっ!!」
「あ、はあああぁぁぁっ!!あつい、あついいぃぃっ!!」
シオンがクリトリスを摘み、ユウタが膣の奥で射精した瞬間。
身体が灼ける感覚と共に、テオは全身を痙攣させて、絶頂に達した。
息を切らして、ユウタの胸に倒れ込んだ。
人の身ならば、この交わりは大多数に不道徳なものとして取られるだろう。
だが、もう自分は人ではないのだ。
この吸血鬼によって生まれ変わったのだと、テオは感じながら、まどろみに落ちていった。
※ ※ ※
――そして、『現在』。
「んっ!!ふああぁ・・・ゆうた・・・ええよぉ・・・」
テオは今、勇太の上に跨って、懸命に腰を振っている。その度に、ブレスレットが音を立てた。
一見、手首にフィットした普通のブレスレットだが、良く見れば継ぎ目がない。
取り外しが出来ない以前に、どうやって着けたのか見た目では解らないものだった。
「大丈夫か、こんなに激しくして?明日、学校じゃないのか?」
掌に収まる、丁度良い大きさの胸を揉みながら、勇太は尋ねた。
「野暮なこと・・・いいなや・・・自分も、ノリノリのくせに・・・うあぁっ!!」
「まぁ、そうね。じゃぁ、楽しんでくださいよ・・・っと」
「ふぁっ!ああぁぁっ!!!」
テオが大学に通っているのは195年と言う長い年月を、追われる身だったとはいえ殆ど無為に過ごしてしまったことにある。
だから、勇太と住むようになってから30年は、行く先々で出来る限り学校に行くようにしている。
たまにテレビなどで、定年を過ぎてから大学に通う老人の話を聞くと、その気持ちはテオには理解できる気がするのである。
エマと紫苑が、すぐ隣でキスをはじめ、二人でお互いを愛撫している。
それを見ると、自分の中でまた興奮が燃え上がるのが解った。
紫苑のネックレスに反射した光が目に入り、テオは少し目を細める。
テオの手首に掛かっているブレスレットも、勇太の手によるものだ。
このブレスレットのお陰で、テオは太陽の下でも普通の生活を送ることが出来る。一種の護符なのだ。
だが、それ以上の意味で、テオにとってこのブレスレットは彼女と勇太を繋ぐ『しるし』でもある。
「ああぁぁ・・・きもちええ・・・紫苑も、エマも、来てぇな・・・」
「あ、はぁい」
「あらあら」
テオが誘うと、二人はお互いの愛撫をやめ、すぐにテオに取り付いた。
一気に増えた四本の手が、テオの身体をまさぐって、より高い絶頂に導いていく。
「ふあぁぁぁぁっ!!、あっ、あぁんっ!!ダメッ、あかんって・・・!!」
「あかんって、テオねぇが『来て』っていったんでしょー?」
「そうそう、発言には責任を持たなきゃね」
「そない言うたかて・・・ふああ・・・激しいすぎぃ・・・」
身体をくねらせて、テオは悲鳴を上げる。
紫苑はクリトリスと、右の乳首を。エマは性感帯を直接触ることはないが、その動きは焦らすように背筋や腿を撫でる。
そして、勇太は下から突き上げながら、左の胸を揉み続けている。
「あはぁっ!!あかん、イく、ボク、もうイってまうぅ!!ああああぁぁぁっ!!!」
往復が早くなっていく。湧き上がる快感が噴出して、身体から溢れそうになっているのを感じる。針が突き刺さる寸前の風船のようだ。
「あぁ、イく、イくうううぅぅぅぅぅ!!」
快感という風船が破裂し、絶頂に達した瞬間、勇太の腹の上に潮を噴出して、テオは身体を痙攣させた。
「あらまぁ・・・派手にイったわね」
「テオねぇ、えっちぃなぁ、もう・・・ぺろ」
エマが勇太の腹に飛び散った愛液を、掃除するように舐め取った。
「あぁ・・・エマぁ・・・」
勇太のペニスを入れたまま余韻に浸っていたテオは、その短い髪を撫でる。
自分とは違う、真っ直ぐな純真さ。
それを羨ましく思うが、妬ましいとは思わない。
むしろ、可愛らしいと思う。自分もこの半分でも素直になれればいいのだけど。
そんなことを考えていると、勇太が言った。
「愛してるよ、テオ」
それは、あの人同じ。初めて抱かれた夜と同じ、何気ない一言。
それが、どんな愛撫よりも、滑らかにテオの心を梳かしていく。
「うん・・・ボクも、愛してる・・・」
もしも、勇太と同じ真祖だったら、これほど彼のことを愛することはできなかったと思う。
もしも、ただの人間だったら勇太に出会うことはなかったはずだ。
例え『まがい物』と罵られようとも、勇太との出会いを思うときだけ、テオは自分の身体をありがたく感じるのである。
「あー、あたしはー?」
「わたしにも言って欲しいわ」
「はいはい、二人とも愛してるって」
「な、なんか、軽くない!?」
「そうよ、あなた。もっと情感を込めて・・・」
「えっ?えぇっ!?」
勇太に迫るエマと紫苑を見ながら、テオは笑って手首のブレスレットを撫でるのだった。
以上です。
年内までには過去編を終わらせたいと考えております
※次回予告!
過去編最後は勿論あの人!
サキュバスですもの。エロ度は五割増し!!
最近出番が少なかったしねー。
遅ればせながら>>OUT様
GJです。
書き方としてはほぼ同意です。
やはりハーレム自体が非日常である以上、大きいハッタリとともに話を組んだ方が楽ですね。
あとは、それが容認される『環境』を作れば完璧かと。
まぁ、エロゲの主人公のごとく『一軒家にワケあって一人暮らし(義妹除く)』で十分な話ですが。
twist氏gj!
>>54 それは、ここでしかできないことなのか?
たしかに文章うまいし、面白いけどハーレムおまけじゃね?
苦言を呈するようで悪いが、このノリで書いてけば、アンチがでると思うぞ。
自分で、HPでも作ったほうがtwist氏のためになると思う。
>>56様
そこは常に自分でも悩みどころなのです。
OUT様が
>>32で提示した、エロに直結する強い設定(ハッタリ)がないため、
どうしてもエロが薄く、本末転倒な感は否めないです。
思い切ってHPを作ってしまうのもアリとは思いますが、
ひとまず自分がこの話を書くきっかけになった、スレの住人皆様のご意見を伺いたいと思います。
また、これとは別で、まとめサイトの問題もあります。
これはとくめー様との兼ね合いになると思いますが・・・
仮にHPを作った場合、掲載して頂いている分はどういう処理になるのでしょう?ご教授お願いします。
>>56 言わせて貰えば、お前さんも十分アンチと取れる発言しとるぞ。
「ハーレム形成の経緯」なんだし、あっても良いと思うがね。
それに、最近主に複数スレで活動する職人さんに対して「自サイトでやれ」的な発言をする奴がいるんだよ。
そんな事になってみろ?
この板ロクな運営できないぞ。
他スレでも言われてるように、無視しとけばそんなに事も荒立たないんじゃね?
反論なんかされたら、アンチでもそうじゃなくても荒れるわけだし……。
>>54 とりあえずまずはGJ!! サキュバス期待してます!
>>56>>57 俺はtwist氏の作風が好きだから、客観的な判断は下せてないかもしれないけど、
一時期の作者がほとんどいなかった頃を思えば、全く問題はないと思う。
「エロシーンよりもストーリーを重視して読んでる」って前スレで公言した奴もいたし、ハーレムが構成されてる
以上はここに投下して悪いはずはないし、嗜好が合わないっていう
>>56氏なんかは、読むのをスルーすればいいだけかと。
あと、もしもtwist氏がHPを作成した場合は、とくめーさんの考えにもよるだろうけど、
保管庫の169氏(『は〜れむもの』の作者さん)みたいにすればいいのではないかと。
長文スマソ
あ。
……169氏じゃなくて162氏でした。
訂正しときます。
個人的にはストーリー重視でもあくまでハーレム形成を描いたストーリーとかならいいと思うけどね。
ハーレムが完全におまけなのはちょっとどうかと思うが。
あくまで自分の感想なのでここで書くなとは言わないけど。
いな あ
いん ,─--.、 な
言と ノ从ハ从 た
葉聞 .リ ´∀`§ の
かこ X_@X た
|え U|_____|U め
|の ∪ ∪
! !
「ここでしかできないこと」ってなんですか?
自サイトではいけない理由、なんてとんと思い浮かばないのですが。
だって、誰よりもこのスレっぽい作品を書く人、
たとえばmoolichさんとか、サイト持ちじゃないすか。
強いていうならネタ投稿?
小ネタコーナーに入れたような投稿ばかりになったら、
わたしゃわざわざ保管庫を管理する意義を認めませんが。
サイト作ったらどうするか? うーん、やはり162氏方式ですかねー。
しかし、自作自演までしてスレの発展に尽力した身としては、
「途中までスレに投稿しておいて続きは自サイトで」などというやり方を推奨することは、
twistさん程度の逸脱を認めることよりずっと有害だと思います。
そもさん、おまけのハーレムとはなんぞや?
せっぱ、おまけのハーレムなど存在せず、有るとしたらハーレムの主がおまけの作品なり(天上天〇のクズが好例)
twist氏の作品はストーリー重視だからこそハーレム分が控え目になってしまうわけで
でも控え目でもしっかり感じ取れるハーレム分がtwist氏には有る訳で
そんな彼にHP作られるとこのスレは干上がっちまうぞー……
蛇足
ハーレムは有ってもエロが無いから投稿出来ない奴だっているんだーだーだーだー(エコー
ハーレム重視だとストーリー分が薄いとか言われて
ストーリー重視だとハーレム分が足りないと言われる・・・大変だな。
狭量だとハーレムの主になれませんよお前ら
ひとまず、ここで結論します。
結論としては、このままこのスレで投下を続けさせて頂きます。
もともと、このスレに出会わなければ書く予定のなかった話ですし、
正直サイトを立ち上げても、管理・維持していく自信がありません。
また、結末まではこのまま投下するのが、始めた以上、自分の責任と考えます。
『とにかくエロが読みたい!』という方は、いっそ『或る吸血鬼の懸念事項』でNGとしてください。
色々なご意見があるとは思いますが、皆様のご好意と度量に甘えて、ある意味ここは開き直らせて頂きます。
ご了承下さい。
A「さてハーレム小説についてだが、絶対にやってはいけないことがある」
B「絶対やってはいけないこと?」
A「寝取られだ!」
一口コラム:
ハーレムというのは性的嗜好と共に、男性の権力の象徴でもあります。
過去においてハーレムは王家などの血統維持のための機関という役割とは別に、
これだけの女を俺は自由に出来るぞという力の誇示でもあったのです。
現代においても棚一杯に美少女フィギュアを飾るのは、可愛い物を飾っておきたいのと同時に、
こいつらは全員俺の嫁だと自分が独占していると示す動きでもあるでしょう。
「妙子、どうしても行くのか?」
「ええ、ごめんなさいね」
俺の恋人の一人であった妙子が荷物を纏めている。
「俺より、そんな奴の何処がいいんだ?」
「だって正太郎さんって、あなたより可愛いんですもの」
妙子の腕の中で猫の正太郎がニャーと鳴き声をあげる。
畜生、俺の大事な妙子を肉球で寝取ったこの猫が憎い……。
B「た、確かにこれは凹むな……orz」
A「そのためにも、話を作る上では絶対に男を女に近づけさせてはいけないのだ」
「ごめんごめん、待ったー?」
約束の時間に二十分遅れて、待ち合わせ場所に克子がやって来る。
彼女は駆け寄ってくると俺の片腕にしがみついてくる。
克子は黒髪ポニーテールの女子高生で、十人に一人も居ないような可愛い子だ。
片目を覆っている黒い眼帯がチャームポイントだ。
「いやー、電車が混んでいて大変だったでござる。申し訳無い」
克子と一緒に刀子もやって来る。
刀子も克子と同じく女子高生だが、こちらは袴を着ている。
緋色の長い髪の毛を無造作に伸ばしており、人懐っこい笑みが特徴の美人だ。
頬にある十字傷が印象的で、常に竹刀袋を持ち歩いている。
「電車が混んでいても、普通は遅れないんじゃないか?」
「おろー、気付いたでござるか」
「細かいことは気にしちゃダメだって。さあ、行こう行こう」
克子が腕を引っ張りるので俺達は歩き始めたのだが……。
>>67 ガンガレ(´・ω・`)ノシ
一読者としてマターリ次の投稿を楽しみにしてる、ゼ
「ようよう、お姉ちゃん達。これから彼氏とデート?」
「そんな冴えない男は放っておいて、俺達とデートしない?」
アロハシャツを着た見るからにガラの悪い男達が声をかけてきた。
いきなりデートの出鼻をくじかれて、克子と刀子がむすっとした顔つきになる。
「おい、あんた達。人のデートを邪魔しないでくれよ」
「うるせえ、おめえは引っ込んでろ」
男の一人が俺の肩を軽く突き飛ばす。
その瞬間、克子の目がギラリと光った。
「キャオラッッッッ!」
何の構えも見せずに克子が動いた。
必殺の拳が男の人中、喉仏、水月を叩き、右足が金的を蹴り上げて相手の身体が浮く。
「……ッッッッ!」
これだけの攻撃をしたのに一秒に満たぬ。
克子が得意とする空手の奥義、正中線四連撃だ。
「な、何だてめえ!」
声にならぬ悲鳴をあげて倒れた相棒を見て、慌ててもう片方が俺を人質に取ろうと動く。
すると今度は刀子が動いた。
「うおおおおおおおおっ!」
開いた竹刀袋を既に左手に構えて鯉口を切り、右手が柄を掴んでいる。
刀子の顔は既に人切りの凶暴な顔だ。
「ぐああああああああっ!」
常の抜刀術とは逆の左足が一歩踏み出してアスファルトを砕く。
神速の逆刃刀が相手を捉え、地上から5メートル上空へと男を打ち上げた。
「ふう、変な邪魔が入っちゃったね」
「そうでござるな。さあ、気にせず行くでござるよ」
何事も無かったように克子と刀子が笑うと、両方から俺の腕に抱きつく。
ピクリとも動かない男が気になったが、両脇を抱えられて有無を言わさず歩かされる。
「それじゃ、今日もホテルに一直線に行こう!」
「克子殿は最近そればっかりでござるな」
「だって、すぐにアナルセックスしたいもん」
「本当にお尻が好きなのでござるな」
「刀子は前が大好きだもんね。あんまりし過ぎると妊娠しちゃうぞー」
結局、あれから男達がどうなったかわからないまま、俺はホテルに連れ去られた。
A「このように、他の男には見向きもしない。主人公だけが絶対だと示すことが必要なのだ」
B「なるほど」
A「主人公だけに女性の目が向いているというのは、読者も楽しい。それに寝取りが無いとわかれば安心して小説も読めるものだ」
ま た 一 歩 ハ ー レ ム に 近 づ い た
荒れているときはとにかくネタを放り込め、
というわけでまた下らないのを投稿してみました。
まあ、笑って流して下さい。
バロスwwwwwwwwww
なんて素晴らしいセンスだwwwwwwww
またかwwwやはりいい意味で馬鹿らしすぎるwww
しかも猫かよw
>>72 ハーレム業界ではエスパーより稀少なアナル大好きっ娘ゴチ。
>>73 割り込みスマン
ちょwww剣心とオロチwwww
他にもボクサーの一子とかあらゆる乗り物を乗りこなす鳩子とかいるのかwwww
コワカワイイwwwwwwwww
やはり俺は馬鹿らしい(褒め)ハーレムが好きだわ、だがこのスレには俺だけじゃないから
色々なハーレムが好きな人が色々居るよ!
キャオラッッッwwww
この娘は極道の娘に勝ってカンフー娘に秒殺されそうな気がする
どうでも良いが眼帯つけてるのに克子とはこれいかに
>>79 独子というのも考えたんですが、あまりにもあんまりな名前なんで。
「独子、こつかけ大好き!」「あなたのペニスを回し受け」とか言うのはちょっと……。
>>80 独じゃなくて歩のほうにしたらどうだ。あゆむ。
中谷響子さん
趣味:バリトンサックス
別名「音界の覇者」
なんてのが浮かんだ。
>80
>「独子、こつかけ大好き!」「あなたのペニスを回し受け」とか言うのはちょっと……。
笑い死ぬかと思ったw
>>80 あなた、馬鹿ですね 愛してます。
俺は諜報活動の成果報告で、このスレに貢献させていただく。
1.紅月の姫と銀の左腕の騎士 (みきやすハウス内namelessのおへや)
連載中。ラブひなの二次創作ハーレムだが、限りなくオリジナルな設定を含む。
ストーリーを抜粋すると、
若くしてとある国の王室親衛隊を率いる主人公が、王室の末娘の護衛として
16年ぶりに日本に戻る事に。留学先の女子寮に住むヒロイン達や、
彼を慕う親衛隊員(総て女性!当然だ!!)が日本に押しかけてくる事で
ハーレムの輪が広がっていく・・・てな話。
戦いなんて飾りです。飾りですが、そちらの部分も長いので注意。
親衛隊員は全員主人公にべた惚れ、サクラ大戦に似た空気を思い起こしてくれればと。
現在6人とH済み、3Pあり。
敵キャラのHシーンが1話あるが、
ヒロインキャラではないのでサクッと読み流してくれ。
2.勇者様がんばって!(NearDeath Happinessの読み物内)
連載中。「ドラゴンクエストV」の二次創作。
ハーレムパーティー(♂勇者+♀戦士・武闘家・僧侶)のエロエロ話。
パーティーでエロエロな展開が続くと思われる。
まだ2話しか公開されておらず、戦士とのHのみなので様子見。
ちなみに作者は、二次元ドリーム文庫でも書いてる方。
A「今回はハーレムの登場人物についてだ」
B「うむ」
A「やはりハーレム物なのだから、色々な女性を読者は見たいわけだ。登場人物には個性を持たせなければいかん」
B「だが、俺はキャラ作りなどさっぱりだぞ」
A「安心しろ。キャラ作りには幾つかの方法がある。今回は一番簡単な方法を紹介しよう」
B「一番簡単な方法があるのか!?」
A「そう、パクリだ!」
「ほらほら上がって上がって」
「お邪魔します」
今日は克子に誘われて、彼女の実家に遊びに来ている。
克子の家は大きな空手道場を経営しているのだ。
「あらあら、いらっしゃい。よく来てくれたわね」
道場の廊下を歩いていると、克子の母親の歩さんがやって来る。
笑顔がかわいい和風の美人で、年に似合わずかなりのお茶目さんだ。
彼女は盲目の片目に眼帯をしており、克子は母の真似をして眼帯をしているらしい。
何にせよ、母子揃って美人なのだ。
「もう、お母さんったら。今日は私と遊ぶ約束なの。邪魔しないで」
「別にいいじゃない。お母さんだって、彼の恋人なんだし」
不満を訴えて音速を超える拳を放つ克子の一撃を、歩さんは回し受けで軽くかわす。
この母子の強さにはたまに恐怖を覚えることもある。
「歩さんも克子も相変わらず凄いね」
「ふふふ、それは空手家ですもの」
「そうそう、伊達に一撃必殺の看板は出して無いよ」
二人は明るい笑顔で俺に答える。
その間にも次々と正拳突きを放つ克子と、散眼を使ってそれを受け続ける歩さん。
この短い会話の間に五十を超える手数の攻防が繰り広げられている。
「それでいて二人とも美人だから、更に凄いよ」
「や、やだ。いきなり何言うのよ」
「おばさんをからかっちゃ嫌よ」
克子と歩さんの顔が真っ赤に染まる。
照れ隠しに放った克子の虎口拳が眉間に決まって俺の視力を奪い、歩さんの掌が風摩殺で俺の顎関節を外した。
「ッッッッッッッ!!!」
「あ、ごめん!」
「や、やだ……私ったら、つい……」
二人は慌てて俺を寝かせて、あれこれと治療を施す。
「お詫びに後で手で抜いてあげるから」
「私も特別にたっぷりしてあげる」
歩さんも克子も手コキに対しては凄いテクニシャンだったりする。
歩さん曰く、何でも人間が生まれたときの形である菩薩の手が重要とのことだ。
克子は全身の関節を同時に加速させることによって、手に脅威のスピードを生むという。
何にせよ、こういうテクニックを日々俺のために考えだしてくれる女性が傍に居て、俺は幸せだ。
B「うーむ、何処かで見たようなキャラクターだな」
A「その通りだ。だが名前を変えてあるので、知らない人は知らないから安心だ」
B「し、しかし……いいのか、これで?」
A「大丈夫だ。パクリとどうどうと公言してれば、パロディで済む。どうしても嫌なら二次創作と言えばいいのだ」
B「しかしだな……」
A「大体、人の物の見方というのはそれぞれ違ってだな、例えばハーレム物が多いエヴァの二次創作でもアスカのキャラクターが可愛かったり、傲慢で鼻持ちならなかったりするだろう」
B「うむ」
A「書く人物によって全く別人になるのだ。名前などが違ったら、オリジナルだと思われることもある」
B「そういうものなのか」
A「更に設定を細かく変えれば、性格も自然と書いていて変わる。全くの別人に化ける可能性もある」
B「おお、なるほど」
A「ディテールさえイジれば、キャラクターもオリジナリティが出てくるものだ。普通の小説でさえ、モデルにしているキャラクターは居る。気にすることは無いぞ」
B「試しに俺もキャラクターをパクってみたぞ」
A「おお、どれどれ聞かせてみろ」
B「女の名前はデューク。眼光が鋭い暗殺者で、眉毛がかなり太い」
A「ほほう、なかなかいいではないか」
B「凄腕のスナイパーで、M16という愛用の銃を使う。好物は牛丼だ」
A「ちょ、ちょっと待て。その女の姓は東郷って言うんじゃないだろうな?」
B「おお、よくわかったな」
A「そ、そんなキャラをパクってどうする!? もっと萌えるキャラを探せ!」
三時間後
B「今度のキャラクターはマスクのプロレスラーだ。彼女は実は異星人なのだ」
A「ほ、ほほう。五十回くらい没にしたが、今度こそ面白いキャラクターが出来そうだな」
B「そしてマスクの額には『肉』という文字がだな……」
A「やめてくれ、ビジュアルイメージが悪すぎる」
六時間後
B「主人公は尻尾が生えた拳法家なんだ。明るいカラッとした性格で、凄い純真で朴訥だ」
A「ほほう、萌えそうな設定ではないか」
B「満月の夜には大猿になってしまうという裏設定がある。口癖はオッス、オラ……」
A「皆まで言うな! そんな地球を吹き飛ばせるくらい強い女はハーレムに要らん!」
十二時間後
B「ならば、こういうのはどうだ。主人公の姉で拳法使い。巨大な馬に乗って、世紀末の覇者を名乗って……」
A「おまえは何でことごとくパクるキャラを間違えるんだ!?」
変 な ハ ー レ ム に 一 歩 近 づ い た
とりあえず、適当に投下などを……
エロがさっぱり無いですが、次回辺りはエッチなのを投下します
実用性は壊滅的だと思いますが
超絶バロスwwwww
gj
おもろいww
歩さんの目はどこかの地下闘技場で地上最強生物と戦ったときに受けた傷ですか?
GJ
MILK HAREMさんの媚獣の館更新されているな
いや、克子と歩さんも充分パクるキャラ間違ってると思うぞw
だが、それがいい
Happy☆Lessonの二次を書かれていた「料理長の調理室」
「落書館」という名前で2006年12月31日再開の予定だそうです。
>>89 ハーレム小説を書くのに、以前主人公の設定って話があったけど、二次創作の場合それはできませんよね?
その辺の設定をある程度ならばともかく、あまり大幅に変えるてしまうと、二次創作である必要がなくなってしまいますし。
例えば赤松作品なら、ラブひなにしてもネギまにしても、ハーレム要素が初めからあるから、動機付けとかに苦労はしないでしょうが。
あまり要素がない作品におけるハーレムの『できてから』ではなく『できるまでの』形成をご教授願いたい。
次回のエッチな話についての講座も期待してますw
A「前回は大失敗だった」
B「そ、そうなのか? 折角後宮が出来るくらいのキャラを思いついたのに……」
A「あんな戦闘能力が強い、アクが異様に強い女どもは萌えん! 今度は別のアプローチだ」
B「というと?」
A「職業によるキャラクターの作り方だ!」
B「職業?」
A「そうだ。大体、職業ごとに誰もがある種のイメージや憧れを持っている。それを具体化すれば、立派なキャラが出来る」
例、1 看護婦
優しく、明るく、美人でえてして胸が大きい。
主人公とはエッチな診察などで楽しむ。
例、2 警察官
ちゅっと勝気で、高圧的な態度。
主人公に落とされた後は、「逮捕しちゃうぞ」などと可愛らしく言ってくる。
例、3 ウェイトレス
主人公と同級生でツンデレ、ポニーテール。
店に来た主人公に、「は、早く注文しなさいよ」などとツンツンしながら言ったりする。
例、4 女教師
メガネとスーツで、ちょっと怖い印象がある。
主人公とは個人レッスンと称したセクハラなどをしたりする。
B「おお、確かにこういうイメージがあるな」
A「ふふふ、そうだろう。こうやって各キャラの職業を決めれば、簡単にキャラを作れる」
B「これなら俺にも出来そうだ」
B「職業のリストが出来たぞ!」
A「おう、どれどれ。見せてくれ」
八百屋、花屋、魚屋、ラーメン屋
俺はついに商店街の女を落し、ようやくハーレムを完成させた。
その記念に、今日は全員揃っての乱交を開催している。
「あーん、凄い凄いの……た、堪らないわー」
ズコバコと俺が貫いているのは八百屋の桜子だ。
「あ、あなたの大根が、私のスイカをかき回して……や、やーん、ダメェェ。果汁が一杯出ちゃう!」
流石は八百屋だ、言うことが違う。
次は花屋の蘭子の尻を掴んだ。
「や、やっ、凄い、あなたのおしべ凄いのー」
光子の花弁の中をミツバチのようにかき回してやる。
「あ、あーん、あなたのおしべで私のめしべに受粉させてー」
花屋らしい可愛らしい表現だ。
次は魚屋の光子の中へと俺は突き込んだ。
「ひゃあああああん、お、おちんちんす、凄い。ダツのように長くて、鮭みたいに暴れまわってるー!」
光子の中はカズノコ天井で、俺は猛烈な快感を覚えた。
魚屋の膣内はやはり違う。
「やーん、私のイクラに精子かけちゃだめー! ししゃもになっちゃうー!」
子持ちししゃもはマズイので、俺は慌ててチンポを引き抜く。
次はラーメン屋のレイレイに俺はインサートする。
「はーん、す、凄いの……わ、私のアソコ、す、水餃子みたいにグショグショになってるー」
スープ一杯のアソコの中で、俺の肉箸にレイレイのうねうね動く麺が絡みつく。
「出して、あなたの濃厚トンコツスープ頂戴!」
レイレイの叫びに応えて、俺は白濁スープを彼女の丼に注ぎ込む。
一度女を食しただけでは全然収まらない俺は、替え玉を注文するのだった……。
A「ちょっと待てー! 何で普通の自営業なんだ! キャスターとか、スッチーとか、巫女とか、メイドとかもっとエロい職業があるだろうが」
B「しかしだな、そういう職業の人は少なくないか?」
A「レアでいいんだよ! 小説なんだから!」
B「おお、なるほど」
A「はぁはぁ……だが、まあ上の例はありきたりだからな。少し変わったバリエーションでもいいかもしれん」
B「少し変わったバリエーションが出来たぞ。これは今までに無いハーレムになりそうだ」
A「おお、それは楽しみだ」
解剖医、葬儀屋、保険屋、イタコ
A「きええええええっ! 何だこのラインナップは! 主人公を殺す気か!?」
B「いや、降霊セックスというものをだな……」
A「そんなマニアックなプレイは要らんー! やり直しだー!」
B「出来たぞ」
A「どれどれ、見せてみろ」
テロリスト、美人局、殺人鬼、轢き逃げ常習犯
A「きしぇしぇしぇしぇーーーっ! 何だこれはーーーー!?」
B「いや、奇をてらってみたのだが……」
A「これは職業じゃない! 犯罪者だーっ!」
B「危ない香りがするハーレムというものを考えたんだが」
A「危なすぎだーーーっ! 主人公を危機に陥れてどうする!」、
一 歩 進 ん で 二 歩 ハ ー レ ム か ら 遠 の い た
ようやくエロを入れることが出来ました、バンザーイ
八百屋も魚屋もラーメン屋も居るので、適当に晩のオカズにして下さい
>>95 そういうことの研究はしてませんでしたね
ちょっと考えてみたいと思います
ここで妙な電波を受信した俺が馬鹿ネタ1つ
>>68借りるぜ
あれから数日後、妙子から電話があった。急いで家に来て欲しいとのことだ
理由は分からないが正直期待と不安が半々だ
まさか正太郎との仲を見せ付けられるのかよりを戻そうとするのか・・・
ま、まさかまた一人奴に寝取られたとかいうことはないよな!?
「おーい、来てやったぞ〜」
「あ、今開けるわね」
ドアが開き久しぶりに妙子を見る。うむ、相変らずの美人だ
くそう、やっぱり奴が憎いぞ・・・
「ニャー!」
居間に通されたがいきなり誰かからタックルを受けた
「いたた。一体誰がこんなこ・・・・・ゑ?」
良く見ると俺にしがみ付いているネコ耳娘が・・・
胸が当たって気持ちいい・・・はっ!そうじゃないだろ俺!
「えーと、これはどういうことなんだ?」
「正太郎さんよ」
「はい?」
いやいやまてまてまて、何故に性別が違う?てかそれよりどうして人型に?
「正太郎さんを連れて帰った次の日、正太郎さんは私ではなく貴方の・・・が染み付いた下着にしか振り向かなくて」
うぉぃ
「触ろうと近づいても威嚇されて、ついには昨日の夜こんな姿に・・・シクシク」
「なんだそりゃ・・・んあ!?」
下半身に刺激を受けて視線を下げる。そこには俺の物を嬉しそうにしゃぶっているネコ耳娘(正太郎?)が
「ニャー、ニャム、ニュム」
「うお、な、なんか上手いぞこの子」
「あらほんとに。日課のバナナ舐めを見て覚えたのかしら?」
日課にしてたのか、道理で妙子のフェラは上手いと思った
「しっかし、ん、確かに気持ちいいが、くっ、この子が奴だと思うと微妙な気分だな」
「そうね。ちゃっかり私より胸大きかったりするし・・・それはそうと私もいいかしら?数日振りだし」
「勿論だぜ。二度と俺から離れられなくなるくらい犯ってやるぜー」
後は任せたぜ。ネコの神秘は気にするな
101 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 13:05:47 ID:/t+BDE/W
ふと思い浮かんだネタを一つ。動物を人間化するタイプのハーレム。落ちはコレラ菌なんかを毒つきで人間化。
>主人公の姉で拳法使い。巨大な馬に乗って、世紀末の覇者を名乗って
コレがひっかかってちょっと調べてみたら、やはり以前ゲーム化されてた。
でもプレイしてないし・・・あれはハーレムなのかなぁ
ペットで思い出したんだが、
猫って、ハーレム作るかな?
昔、うちの母方の祖父母の家で餌をやっていた
半…というか八割方野良の雄猫がいたんだが、
あいつの子供、かなり数がいたし、バラエティにも富んでいた気がする。
>>テロリスト、美人局、殺人鬼、轢き逃げ常習犯
こんな前科を持った女性達が主人公と触れ合ううちに更生していってハーレム形成…
なんてことを瞬時に思い付いた俺は嗜好がおかしいかもしれん。
お兄ちゃんの周りには、たくさんの女の人が集まってきたの。
生まれも育ちもみんなバラバラなのに、みんなお兄ちゃんのことを好きになっちゃんだ。
私も、その一人なんだけどね。あっ、お兄ちゃんって言っても、本当のお兄ちゃんじゃな
くて、わたしが「好き〜☆」って気持ちを込めて、そう呼んでるだけなんだけどね。
最初は誰がお兄ちゃんのお嫁さんになるかって、喧嘩したり、いがみあったりもしてたけ
ど、みんなで一緒に暮らしているうちに、だんだんお兄ちゃんを含めて全員が家族みたい
になってきたんだ。
みんなを「○○お姉ちゃん」って呼ぶようになったのも、そんな風になってからだよ。
わたしは一番ちっちゃいから、末の妹だね。
それで3年前に、お兄ちゃんが言い出したの。
「こんなの、ずるいかもしれないけど、俺には誰か一人だけを選ぶことなんて出来ない。
今のみんなで過ごす毎日はすごく楽しいし、みんなもお互いを家族に思ってるよね?」
「だから・・・こんなこと言ったら、呆れられちゃうかもしれないけど・・・」
「みんな、まとめて俺のお嫁さんになって欲しい!」
それで、みんなでお嫁さんになったんだ。もちろん、わたしもだよ♪
それからも、みんなと一緒の生活は楽しかったけど、みんなでお嫁さんになってから、少
しだけ変ったことあるの。
それはね、夜にお兄ちゃんとお姉ちゃん達がしてるエッチなこと。
順番に一人ずつすることもあれば、みんなで一斉にすることもあるみたい。
みたい・・・って言ったのは、わたしだけはずっと仲間はずれだから。
お兄ちゃんと一緒に寝る夜も順番で回ってくるけど、ほんとに一緒に寝てるだけ。
新婚の頃は、わたしもちっちゃかったから、それだけですごく嬉しかったんだけどね。
でも、今は学校の友達ともエッチなお話とかだってするし、ずっと一緒に暮らしてれば、
お兄ちゃん達がそういうことをしてるのを見ちゃったことだってあるんだよ。
だけど、いつまで経っても、お兄ちゃん、わたしにエッチなことしてくれないの。
わたしだって、もう中学生で大人なのにさ。
いつまでも、子供だ〜って思われるのかな? でも、自分から言い出すのってエッチな子
みたいでちょっと・・・恥ずかしいよ。
だから、お兄ちゃん、はやくわたしにもエッチなことしてね? 待ってるんだから!
<了>
> 解剖医、葬儀屋、保険屋、イタコ
これ全部2時間ミステリドラマの主人公でみたことあるなあ。
つまり、殺人の冤罪をかけられてはこいつらと一緒に真犯人捜し、
その捜査過程で心が通じ合っていくという展開でばっちりだ。
>>106 > 解剖医、葬儀屋、保険屋は見たことあるが、
イタコ?
>97
ちょっw洗濯屋が入れなきゃwwwwwwwwwwwwwww
>>107 ちょっと調べてみました。
犯人が自称霊能者のドラマはあるようだけど探偵役はなさそうです。
尼さん探偵でご勘弁ください。
>>103 猫、猫科という意味合いではなく、イエネコ(ネコ目ネコ属ネコ科イエネコ亜種。そこらにいるネコのこと)としての猫ならば、ハーレムという概念はないかもしれない。
動物の生態をハーレムに当てはめようとすると、結構血なまぐさいので気をつけた方が良いかも知れない。
繁殖期に雄猫が子猫を殺しているところとか、野良猫の多い地域なら見かけることもあるんじゃなかろうか。
こういった行動は、野生動物にはよく見られる行動で、特に珍しいものではないが見ていて気持ちの良いものでもない。
基本的にヤリ捨てご免の世界なのがイエネコとされるが、西表山猫は繁殖期に長期的につがいで行動することが確認されているという。
どちらも、発情または繁殖期ではない場合は単独で行動すると言われ、群れを形成しないとされる。
111 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 19:09:38 ID:Un727ePB
100よなんと素敵な奴だ
68で受けたダメージが癒やされる
擬人化TSとは恐れ入った
twist ◆mswnQv7VS6さん、OUT ◆ksotXqlcUUさん、遅ればせながらGJです。
>テロリスト、美人局、殺人鬼、轢き逃げ常習犯
小池一夫の漫画にこの設定とよく似たハーレムモノがあったはずです。
小ネタコーナーがひたすらのびて嬉しい悲鳴です。
>>105 収録しますた。職人候補生乙。
胸きゅんロリっ娘のモノローグでありますな。
エロについては将来の課題として、
ほんの2・3行でもほかの女性について具体的に触れると、
ハーレム感がグッと上昇すると思うのです。
>>113 保管乙です。
エロパロ板にSSを投下してきて、一番丁寧な批評を貰ったかも。
参考にして、次回以降に活かしたいと思います。
近所のマンガ喫茶がいつも週刊誌を早めに入荷するのでジャンプを読んできたが
「ブルードラゴン」はとんでもないな。エロいのは話題集めの一話だけと思ってたが
ココまでするとは。
主人公が寝室に女性(二人)連れ込むわ、フロで女性(四人)に身体洗ってもらうわ、
挙句の果てに女「だけ」守る宣言(男は家来)するし。
その上、現在のラスボスの女王の目的は究極の美を手に入れてソレにふさわしい
オスに孕まさせること。「子を作る」とか「種族を増やす」てな表現でなく、はっきりと
「孕む」と言ってるしw
この次ぐらいからは旅に出ちゃうからエロ描写は減っちゃうかも知れないけど個人的
にはこのバックボーンで十分にハーレム物として認識できるよw
>>116 大丈夫。そのうちハミ毛スク水姿を見せてくれるさ。
>>104様の書き込みを見て
・主人公は刑務所の所長
・『愛こそが更正の要』という独自の理論に基づき、重犯罪者に対する独自の更正プログラムを考案
・更正プログラムの内容は・・・書くまでもないですねw
・美人局は男を引っ掛ける役の妹と、男を強請る男装の姉の姉妹。
・テロリストは褐色の肌をしたロリ爆弾魔
くらいまで考えた自分は、もはやこのスレで生きていくしかないのだなと腹を括った次第です。
自営業ハーレム読んで夜中に爆笑してしまったw
>>115 まあ正直あそこまでやっても腐女子の手にかかればグラド×ラルになるのは避けられないな
A「前回もキャラクター作りに失敗したので、今度は変化球で行くぞ」
B「変化球?」
A「種族によるキャラクター制作だ!」
「すまんなー、待ったかね?」
「チョー、ゴメン」
「いや、全然待ってないけど」
待ち合わせに遅れてやってきた俺の彼女達がやって来た。
「しかし、秋葉ちゃんもしぶやちゃんも凄い格好だね……」
「そうかな?」
秋葉ちゃんはいつもの通りTシャツの上からワイシャツを着ている。
Tシャツには流派当方不敗の文字がプリントされていて、頭にバンダナをして指抜きのグローブをはめてる。
しぶやちゃんは全身が真っ黒に日焼けしており、目の周りをパンダみたいな大きさで白く塗っている。
髪は金色でショートパンツにタンクトップという臍出しファッションに身を包んでいる。
まるでアフリカからやって来た人みたいだ。
A「違う! それとは別の種族だ!」
B「何、別の種族? 北京原人?」
A「ファンタジーの種族だ! 天使、悪魔、妖精、エルフ、人魚などと色々あるだろうが!」
B「ほほう。確かに聞いたことはあるな」
A「幸いにして、ハーレムはファンタジーと親和性が高い。前回の職業と同じように、種族にも性格的特長があるので、キャラクターを作り安いのだ」
例、1 天使
清く優しくて、おっとりとした性格。
羽が生えており、母性が全身から滲み出ている。
例、2 悪魔
角と蝙蝠の羽が特徴で、肌の色も赤かったり青かったりする。
性格はイタズラ好きで、更に床上手でもある。
例、3 エルフ
知的な美人でスレンダー。
少しお高くとまったところがあり、近寄り難い。
B「なるほど。職業みたいにこれもいいな」
A「そうだろう。それにこのテンプレートに沿った性格で無くても、全然構わないのだ。怖い天使や甘えん坊の悪魔などでも全然受け入れられる。融通が利くのだ」
B「よし、ネットなどで調べて俺も種族をチョイスしてみたぞ」
A「どれどれ」
俺はビーストマスターのケン。
各地を回ってモンスターを仲間にしている冒険者だ。
モンスターの中には可愛い女の子モンスターも居て、ウハウハだったりする。
今日も女の子達と俺は楽しく旅をしている。
「ご主人様、今日はお天気がいいね! こんな日は思いっきり駆けたくなるよ」
俺を背中に乗っけてくれているのは、ケンタウロスのレミだ。
パーティーで一番明るくて活発な元気っ子で、彼女とのセックスはいつも荒々しくなる。
レミのアソコは独特で、かなり深い奥行きがある。
最近は平気でフィストファックさせてくれているので、かなり嬉しい。
「私はのんびりお昼寝したいですねー」
ほんわかした雰囲気でにっこり微笑むのはスキュラのマイナだ。
一見清純そうな彼女だが、エッチするときは凄い乱れる。
下半身の触手で身体に抱きつかれながらセックスするのは一度やると病みつきだ。
「私は水浴びしたいなー。冷たい水で思いっきり泳ぎたい」
メドゥーサのミクは、俺の優しいお姉さんと言ってもいい存在だ。
普段は年上だから説教臭いところもあるのだが、俺とエッチするときはまるっきり甘えん坊だ。
セックスのときは彼女に全身を噛まれて、一杯キスマークが出来てしまう。
「そうね、こういう日はのんびり草原でピクニックしたいわ」
柔らかな笑顔を見せるマーサはナーガで、最年長の彼女は全員のお母さんという感じだ。
もちろん俺にとっても母親みたいなもので、エッチするときは下半身全体を使って抱いてもらっている。
締め付けられながら抱っこされて繋がると、本当に安心できるのだ。
A「ちょっと待てー!」
B「どうした? 何か問題があるのか?」
A「問題があるどころの騒ぎじゃない! 何でこんなモンスターばかりなんだ!?」
B「いや、種族って言うから、好みの種族を集めたんだが……」
A「何で下半身がマトモな種族がほとんど居ないんだ! 獣姦ものになってしまうだろうが!」
B「でも、人魚だって下半身は魚だぞ」
A「あれはいいんだよ、メジャーだから! メドゥーサもビジュアルが良くない!」
B「うーん、いけると思ったんだが……」
A「ハーレムは動物園じゃない!!!」
B「選定のやり直しをしたぞ」
A「どれどれ……」
オーガ、トロール、オーク、ゴブリン
A「おまえには金輪際ファンタジーは書かせん」
B「なにー!?」
半 歩 ハ ー レ ム に 近 づ い た
短めですが投下しました
ハーレムはやっぱりファンタジーが合いますよね
125 :
449:2006/12/10(日) 16:01:56 ID:LsBaOg+F
埋めネタにネタSSを用意してたんだけど、エロシーンをいじってたら、31kbに到達。
前スレに投下するつもりだったんだけど、前スレ残り29kb。
どーしよう。
1・ハンサムの449は、もっと推敲して27kbくらいに削る。
2・仲間が来て、いますぐここに投下しろと助言する。
3・このスレの埋めに使え。現実は非情である。
3.....3...........3...........3................3..........................................
特定の特撮番組ネタ(ウルトラマン)を使ってるんで、微妙な感じ。
ちょっと迷ってます。
126 :
イギー:2006/12/10(日) 16:05:37 ID:5PLPwet3
私が現れたからには2だな
リロってなかった・・・スミマセン。
>>124 あやまれ!
足の裏に毛の生えたホビットに足コキしてもらうSSを書いたことのある、449にあやまれっ!
GJ!
いやぁ、いいネタだ(笑)
>>124 あやまれ!
メガテンでラミアとアルケニーとついでにネコマタをパーティに入れていた俺にあやまれ!
このシリーズすごく好きだw
メデューサは髪の毛プレイだと思うがいかが?w
131 :
449:2006/12/10(日) 20:21:58 ID:LsBaOg+F
流れ仏契り
変な書き込みしてすいませんでした。
1は無理でした。私、ハンサムじゃないし。
3も、そのころにはまた別のネタが出来上がってそうなんで、却下しました。
つうわけで投下しますが、長文投下でout氏に迷惑がかかりそうなのが忍びない。ゴメン。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
えー、なんというか。
『兄のように慕う青年からの教えを通じて、悩める少年の成長を描いた爽やか感動ストーリィ』
です。
夕焼けを見るような慕情、そして少年の胸に去来する朝日のようなすがすがしい感動。
全米が、泣いてアカデミー賞にノミネートしなかったとかされなかったとか、話題悄然。
・・・騙される人もいないと思いますが、ただのネタSSですから。
注意事項
・寝取り寝取られは無いので安心してください。文章の視点は神様視点、もしくは『少年』視点ですが、ハーレムエロを
楽しみたいのであれば『青年』気分で。
・日本特撮検定初級(オーソドックスな特撮ヒーロー作品の知識)をお持ちの方は、少し楽しめるかも。
そうでない方には、エロの部分で楽しんでもらえるよう、がんばってみましたが、微妙かも。
いつもの449ですから、駄目な人は 『誓い』 でNG登録を推奨します。
132 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:22:52 ID:LsBaOg+F
またひとつ、飛行機が飛び立った。
空港から少し離れただけのこの街で、少年は、その轟音を聞きながらたたずんでいた。
冬の寒さは肌を刺すが、天気はよい。子供たちのはしゃぎまわる公園の片隅で、その少年はぼんやりと空を見ている。
少年の、名は次郎という。小学6年生になる12歳、学年では比較的身長の高い部類に入るのだが、まだまだ幼さの残
る顔立ちである。いつもならばこの時間、校庭でジュニアサッカークラブの練習に励んでいるはずなのだが、今日は休む
と伝えてあった。
体の調子が悪いわけでも、用事があるわけでもない、ただのずる休み。しかし、例え練習に出ても、今の自分は集中で
きないに違いない、と考えて、思い切って休むことにしたのだ。
「よ、どうした、元気ねェな!」
そんな少年に声をかけるものがあった。声に呼ばれ振り向くと、少年の元に一人の男が歩み寄ってきていた。その青年、
がっしりとした体格で、ハーフらしい端正な顔つきの好青年である。どうやら仕事帰りのようで、全身の緊張感を和らげ、
程良い疲労具合。彼はこの地区の交番に勤務する警官で、昨晩から昼まで続いた夜シフトを終えたところであった。
「秀兄ちゃん!」
少年の顔がほころぶ。彼は、その『秀(ひで)兄ちゃん』とよぶ青年を、実の兄のように強く慕っていた。青年の名前
は秀樹(ひでき)、少年を幼い頃から優しく、そして厳しく見守る、頼りになる存在であったからだ。
「・・・・・・なんか、悩み事か?」
青年は、自分を見てもまた元気のない表情になってしまった少年の様子から、おおかたの見当を付けた。そしてその見
当は正解であり、少年は元気なく、うん、とだけ頷いた。
「おれで良かったら相談に乗るぜ。言ってみな?」
優しく、そういって救いの手を差し伸べる青年に、少年は黙ったままだったが、やがてぽつりと呟くように話し始めた。
「好きな女の子がいるんだ」
そうか、と青年の笑顔の相づちに、少年は首を振ってその好意を否定する。
「でも、僕は、女の子を好きになる資格なんて、無いんだ。・・・僕は、最低だ」
「・・・・・・言ってみろ」
少年の悩みの深さに、青年は言葉短く、続きを促した。
「3人の女の子を同時に好きになっちゃったんだ」
少年は、力無く、わずかに泣くような声で話し始めた。
133 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:24:51 ID:LsBaOg+F
「クラスメイトの『さゆり』ちゃんっていう、すごくかわいらしくて元気な子がいるんだ。この子といると、すごく楽し
い気分になって、すごく好きなんだ。
それと、おしとやかで優しい『しおり』ちゃん。この子も同じクラスなんだけど、すごく思いやりがあって、話をして
るとなんだか落ち着くんだ。
あともうひとり、クラスの隅っこでひっそりと目立たない『すみれ』ちゃん。すごくおとなしくて、いつもクラスの輪
から離れてる子なんだけど、ほっとけないんだ。初めて見た時の笑顔が忘れられなくて」
その少女達のことを語るとき、少年は、泣きそうな声ながらもわずかに微笑む。そんな少年の泣き笑いのような表情か
ら、彼女たちのことを思う彼のピュアな気持ちを、青年は感じた。
「僕は3人みんなが同じぐらい好きなんだ。だから、もう少し一緒にいて、そのなかの1人が一番になったとき、その子
に告白しようと決めてたんだけど・・・。
こないだ、3人からべつべつに、告白されちゃったんだ」
青年は、少年が話すことを黙って聞いてやっていた。心にため込んでいたことを吐き出すような少年の言葉に、ついに
涙が混じり始めた。
「でもまだ、誰か一人をなんて、決められないよ・・・。
僕は、優柔不断でだらし無い、最低のスケベ男なんだ!!」
とうとうしゃくりあげて嗚咽を漏らす少年。この、優しく真面目な少年が、その不義理な自分を責めてどれほど悩んだ
のか。青年はそれをおもんばかって、小さく溜息を吐く。
そして彼は、この少年を導いてやろう、と決めた。
「なんだ、そんなことで悩んでたのか」
ひょうひょうと、事も無げに話す青年の言葉。少年は、思わずそんな青年を責めた。
「そんなことって! ひどいよ、こんなに悩んでるのに!」
だが青年は、少年のそんな訴えを受け止め、力強く言葉を繋いだ。
「優柔不断、良いじゃないか。スケベ上等!!」
「・・・・・・え?」
青年の言葉に、呆気にとられる少年。そして青年は、こんどは穏やかに諭すように話し始めた。
「なぁ、告白してくれた女の子、一人を選べないくらい、みんな好きなんだな?」
「う、うん・・・」
「じゃあ、選ぶ必要は無い。3人同時に付き合え。それで解決だ」
思いがけぬ言葉に、少年は驚く。
134 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:26:26 ID:LsBaOg+F
「だ、駄目だよ! そんな二股、じゃなくて三股、最低じゃないか!!」
その驚きを、青年はニヤニヤと笑って制する。
「馬鹿、3人別々にとは言ってないだろ。女の子3人と仲良く付き合う、つまりハーレムを作れと言ってるんだ」
「・・・ハーレム?」
「そうだ。女の子達が仲良く一人の男を好きになって尽くし、男はその子達を均等に満足させてやる、そういうハーレム
を作るんだ」
少年にとって、青年の提案は理解の枠外にあった。
「そんなの、できっこないよ!!」
強く否定する。自分のモラルから外れた提案、そんなこと認めてしまえるはずがない。それが出来るようなら、悩んだ
りしない。
「馬鹿、やるまえから諦めてどうする」
しかし青年は、少年のその頑なさを否定した。誠実であろうとする少年が、それ故に選択できない答えを、青年は彼に
説き始めた。
「確かに、女達を納得させてハーレムを作るのは難しいよ。それに、ハーレムが出来た後だって、女達を満足させて繋ぎ
止め、維持するのも大変だ」
何かを思い起こすような青年の言葉。少年は、そんな彼の言葉を黙って聞いていた。
「でもな、次郎、お前はその女の子達3人とも好きなんだろ?
その女の子達3人とも、お前のことが好きだっていってくれてるんだろ?」
少年の肩に手を置き、問いかけるように言葉を紡いでいた青年は、その手に力を込めた。
「だったら迷うな!
お前の想いを捨てるな!
女の子達の想いを拒むな!
ようは、お前がでっかい度量を見せて、3人共まとめて受け止めてやれば良いのさ」
青年は、言葉に一片の気後れや誤魔化しもなく、強く言いきった。それは彼の信念である。そして、その信念を、こう
して自分を慕う弟分に伝えてやれることに、彼は幸福を感じた。
しかし、彼の言葉は重く、少年が素直に受け止めるには至らない、抵抗を感じさせる何かがある。少年は、彼の言葉に、
自信なげに俯くのみだった。
135 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:27:09 ID:LsBaOg+F
「そんな、僕に、そんなこと・・・」
「ハーレムは良いぞ〜。これぞ男の本懐ってやつだ」
そういって好色そうに笑う青年を見て、少年は当然の思いに至る。
「もしかして、秀兄ちゃんがハーレムを!?」
少年の問いは、青年からすれば待ちかまえていた問いでもある。にやり、と口の端をあげたあと、まぁな、と応じ、こ
れもまた用意していた言葉を続ける。
「よし、特別に、俺のハーレムを見学させてやろう」
「ええっ!?」
驚く少年に、青年は悪戯っぽく笑った。
「もちろん、見るだけだからな!?」
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「え!? 牧島さん!?」
「坂田くん!」
お互いが、この場所にいるはずの無いお互いの存在に驚いた。
青年が少年を従えてアパートの自室に戻ってくると先客がいた。その先客、『あゆみ』は、次郎もよく知る、自分のク
ラスの委員長だった。彼女はしっかり者で、女子をからかう男子達を諌める、などの毅然とした態度で女子からの人望が
厚い。さらに、さらさらした黒髪の美少女っぷりで、諌められたた男子からもかなり人気があるのだ。
「秀樹さん、なんで?」
あゆみはとまどいの言葉を発するものの、青年のキスによって遮られてしまった。
「見学だよ」
そういった青年は、少年に向かって、話すぞ?と念押しした後、顛末を話し始めた。
「ふぅん、あの3人がねぇ・・・。ま、いいんじゃない?」
「あゆみ、なんかあったらフォローしてやってくれないか」
「オケ。秀樹さんがそう言うんだったら、外堀固めるくらいならしてあげるよ」
少年からすればまだ意志が固まったわけでもなく、ただ成り行きが飲み込めずに、自分をおいて話を進める二人へと曖
昧な返事をするしかなかった。
136 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:28:24 ID:LsBaOg+F
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
そして、あゆみが台所に行き、湯を沸かし紅茶の準備をし始めたとき。台所から少し離れた居間にいる男達のうち、こ
れから起こることに気を取られてそわそわしている少年の耳元で、青年が呟いた。
「我慢できなくなったら、遠慮なくオナニーしてもいいからな」
「ええっ!!」
慌てる少年をみてニヤニヤ笑う青年。何の話?と尋ねながら台所で紅茶の葉を選んでいるあゆみに、なんでもねえよ、
と笑ってごまかした。
少年は、ますます落ち着かなくなって来た。
なにせ、ここに来た目的、ハーレムセックス見学ということを考えると、ここにいる同級生の少女も青年に抱かれると
いうことである。あゆみは、少年から見て自分と同じ小学生、特に大人びている、というわけでもない。自分達の年齢に
はまだ早いと思っていた大人のセックスが、これから始まろうとしているのだ。
そしてもう一つ、気になること。ハーレム、というからには、パートナーはあゆみ一人ではないはずだ。果たして、ど
んな女が何人来るのか、少年はドキドキしながら待った。
ぴんぽん、とドアベルが鳴った。しかし、青年もあゆみも動こうとせず、また来客も自分で勝手に鍵を開けて中に入っ
てきた。あゆみもそうだが、女達はこの部屋の合い鍵を持っているのだろう。
「秀樹さん! 逢いたかった〜っ! ・・・ってあれ、お客様?」
入ってきたのは、身なりのいい上品そうな女だった。20代前半の、清楚な感じのする女であったが、少年という来客
の存在を知らなかった彼女は、入ってきていきなり青年に抱きつき、ごろごろと甘え始めたのだった。
「ンちはーッス♪ 秀樹さん元気だったーっ?・・・って、これ、どゆこと?」
こんどはドアベルを鳴らすこともせずに女が入ってきた。セミロングの髪が似合う陽気娘。学校の帰りらしく、高校の
制服を着たままだ。そして彼女に続いてあと二人、同じ制服の少女達が入ってきた。
「え・・・秀樹さん、もしかして今日は中止なの!?」
「そんな・・・ご主人様ぁ・・・」
ショートカットの勝気そうな少女が状況を勘ぐって詰問し、ロングヘアの気弱そうな少女が涙で瞳を潤ませる。
「『ふゆみ』、それに・・・『たまえ』、『かなえ』、『のぞみ』、よく来たな。もちろん中止にはしないよ、こいつは
今日の特別ゲスト。ちょっと見学させてやってくれ」
137 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:29:11 ID:LsBaOg+F
青年が、少年の頭をかいぐりながら紹介する。大勢の、美しく可憐な女たちに囲まれて、ますます少年は落ち着かなく
なってしまった。
集まった女達は5人。それだけでも少年は驚くのだが、今日集まることができなかった女はあと4人、あわせて9人い
るという。少年は、青年の築いたハーレムの大きさに、尊敬とも取れる驚愕を覚えたのだった。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「ご主人様がそうおっしゃるのなら・・・」
おとなしい少女、のぞみが初めにそういった。青年のことを『ご主人様』と慕う彼女は少々被虐趣味のあるM女で、
彼が言うことに恥ずかしがりながらも頷いた。そして彼女の了承に合わせて、セミロングの陽気娘、たまえと、ショート
カットの勝気娘、かなえが続いて賛同した。
「ま、いーか、たまには見られてスルのも♪」
「そうだね。少年、あたし達と秀樹さんの愛の営みをしっかり見学して、キミも立派なハーレムを作るんだぞ?」
彼女らは、そうと決めるや否や、早速立ち上がり服を脱ぎだした。不意をつかれてしまった少年は、思わずひゃあっ、
と声を上げて自分の目を隠してしまった。そんなウブな反応を微笑みながら眺めていた清楚な女、ふゆみが言う。
「でも、君には刺激が強すぎるかもしれませんねぇ・・・」
ふゆみも続いて、着ていたセーターをたくし上げた。下着に覆われた豊かな胸が、ぶるんと揺れる。そのままキャミソ
ールを脱ぎ、ブラジャーのホックをはずした彼女は、暴力的なまでのボリュームを誇るバストを披露した。恥ずかしがる
少年が、目隠しした指の間からこちらを伺っていることを見抜いてのイタズラだった。
あゆみにしてやったのと同じ説明を後から来た女達にしてやると、それぞれの反応を見せつつも了承をした。そしてそ
れを受け入れた女達を見て、あゆみが派手なため息をついてようやく脱ぎ始めた。
「ホントは、秀樹さん以外にハダカ見せるのイヤなんだけど、・・・しょうがないか」
そして少年は初めて、母親以外の女、それも多数の裸を同時に見た。しかも皆、若く美しい。瑞々しい魅力にあふれて
いる。
「よし、じゃあ始めるか。次郎、悪いが部屋の端に座って見ててくれ」
そういって少年に指示した後、青年は自分も服を脱ぎ始めた。その体格からも想像できるように、青年の体にはしっか
りとした筋肉がついており、武道によって鍛えた無骨さが溢れている。自分もサッカーをしているから体こそ貧弱ではな
いものの、それでも男盛りの青年と子供である自分とでは比べるべくもない。それは同じ同性として圧倒される姿だった。
そして、コタツを片付けて布団を敷いた居間で、青年と女達のセックスが始まった。
138 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:30:18 ID:LsBaOg+F
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
青年と女達は、順番に、そして交互にキスをした。女達は元気に、または恥ずかしそうに、お淑やかに、嬉しそうに、
そしてぶっきらぼうに、各々が思うがままに青年とのキスを楽しんだ。だが初めは女達の、三者三様五者五様のキスであっ
ても、そのキスがだんだん深さを増すことによって皆一様にうっとりと、甘く求め合う激しいキスになっていった。
「ンン・・・ちゅン、ちゅ・・・、ちゅは・・・、はぁ・・・・、ね、そうろそろ秀樹さんのオチンポにもキスして、いい?」
女達が一巡し、何度も入れ替わりキスを繰り返してお互いの情感をシンクロさせていく。そしてふゆみが、何度目かの
長くネットリとしたキスを終えて、次のステップをおねだりをした。
青年が深く頷くと、そのままふゆみが彼に傅くようにしゃがみ、すでに臨戦態勢になっているペニスを捧げ持った。
「すごい・・・」
思わず漏れてしまった、これはふゆみの言葉だった。牡のエネルギーを凝縮したような荒々しい屹立に、ふゆみは自分
の牝の部分が屈服していくのがわかった。
そして同時に、少年も同じ言葉で驚愕していた。性器はセックスに使うものだという自覚の少ない彼は、改めて自分の
体にもそれが備わっていることを意識した。まだまだ少年のそれは青年のものには遠く及ばないのだが。
少年の動揺の間にも、ふゆみは早速ペニスにむしゃぶりついていた。強く吸い付くようなキスを亀頭や竿に満遍なく施
し、舌の先をつかってチロチロと、舌の腹を使ってベロベロと舐めあげる。
「ン、ンフ、れろ、んちゅ、・・・ちゅぱ、ああン、ステキな味・・・」
夢中で舐め、牡のペニスにまとわりつくエキスを堪能していると、彼女の横からあゆみが割って入る。
「んもう、ふゆみさん、ローテ、ローテ、次は私だよ?!」
ローテーション、順番だから次に早く代われ、といっているのだ。急かされて、名残を惜しみながらふゆみが離れると、
あゆみが青年のペニスを横咥えにしゃぶりだした。少女が学校で使うハーモニカの倍はあろうかという巨大なペニスを舐
りまわす姿は、明らかに背徳的なショットだった。少年がその絵をギラギラした目で見ていると、弾みであゆみと目が合っ
てしまった。
「あんまりジロジロ見ないでよ〜」
あゆみにしても、青年以外の男、それも同級生の男子にフェラチオを見られているのだと思うと、急激に気恥ずかしく
なってしまう。あわてて少年は目をそらすものの、あゆみのほうは一度意識してしまったもので、恥ずかしさが残ってフェ
ラチオに集中できない。
「まぁまぁ、次郎のことは人形かジャガイモだとでも思って、俺達はいつもどおり楽しもうぜ?」
139 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:31:10 ID:LsBaOg+F
青年はそういって、自分の勃起したペニスをあゆみの目の前でブンブンと揺らしてみせる。そして竿を頬や鼻に擦り付
けると、あゆみの意識も再びペニスに集中していく。そして、小さな口を精一杯広げて勃起を咥え、頭を回すように揺ら
して吸い付いた。すでに少年のことなど頭から消え去り、目の前の愛しい男に尽くすことでいっぱいになっていた。
「じゅ、じゅぷう、ンぐ、ンンンンンンン・・・・・・、あはぁ、ン、ひ、秀樹さぁん、オチンポ美味しぃ・・・、これ、
好きぃ・・・」
12歳の少女が、野太いペニスに頬擦りしながら男に媚びるような台詞を口にする。そんな光景、少年には刺激が強す
ぎる。
そして、あゆみに続いて、たまえ、かなえ、のぞみが順番にフェラチオ奉仕を続けていった。一人の男に何人もの女が
順番交代で奉仕していく。そんな花びら大回転のサービスを続けられるうち、青年の体の筋肉がこわばり始めた。
「ようし、いくぞ?!」
そういって青年は、ペニスを深々と飲み込んでいたのぞみの頭を荒々しくつかむと、尻の肉を引き締めて射精を限界ま
でこらえたまま、少女の喉を突くようなピストンを開始した。
「ン! ングッ!!」
乱暴に口と喉を扱われつつも、のぞみは抵抗しない。むしろ頬をすぼめて青年の猛々しい動きを歓迎した。
「くっ!!」
青年がうめき、射精した。奥歯を強く噛み締め、腰を焼き尽くすような激しい快感に耐える。あゆみは、ペニスを喉の
奥に押し込んでの『飲ませる』射精ではなく、腰を引いた舌の上での『飲むことを禁じる』射精に、何度も慣らされ教え
込まれた動きで応える。ペニスの先端から勢いよく迸る精液の奔流を舌で遮るように受け止め、咽ることのないように口
の中に溜め込んでいった。長く長く、何度も何度も脈打って粘液を吐き出し続ける肉棒を強くしごくように出し入れし、
のぞみは口の中の精液をぐちゅぐちゅと攪拌した。鼻に抜ける生臭い精液の匂いが、のぞみのマゾ性を激しく打ちのめし
ていく。
「ふぅ、いっぱいでたなぁ・・・」
青年はそういって、のぞみの口からペニスを抜き取った。じゅぽん、と粘つく音をさせ、白く太い糸を引きながら抜い
たそのペニス、その汚れを落とすかのようなしぐさで彼女の顔に擦り付けていく。
「・・・・・・ん、んーーーーーーっ、んふ、んん・・・・・・・」
口の中にいっぱいためた精液を、のぞみは嬉しそうに舌で転がす。口を開くことのできない彼女は、鼻で荒い息をしな
がら、もぐもぐと噛んでいるようだ。
「のぞみ姉さん、私にも分けて?」
あゆみがねだるように肌を押し付けてキスを求めてきた。のぞみがそれに応え、キスの口移しで精液を流し込む。同じ
ようにして、ふゆみ、たまえ、かなえもキスを求め、男の精液を仲良く分け合った。そして皆がその味に酔い、心酔しな
がら、惜しむように嚥下していった。のぞみなどは、その被虐的な行為に、嚥下と同時に絶頂を迎えて身をぶるりと震わ
せる。
140 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:32:34 ID:LsBaOg+F
「・・・んはぁ・・・・・・ご主人様ぁ、お恵み、ありがとうございます・・・・・・」
のぞみが、とろりととろけた瞳で、絶頂に至ったまま青年に言葉で傅いた。自分の絶頂を奴隷としての隷属に結び付け
てしまっている彼女は、絶頂のたびに青年に礼を言わねば気がすまないのだ。
そして他の者も口々に、美味しかった、うーんサイコー♪、この喉越しが堪ンないよ! ネバネバ好き好きぃ〜、など
と、牡の精を喉に流せたことを喜び合っていた。
(・・・みんな、飲んでる?! あの、おちんちんの先から出る、ねばねばの『セーエキ』を、あんなに嬉しそうに・・・・・・)
少年も、しばらく前に精通を済ませ、何度かの自慰も経験している。そのときに出る精液は、同じ穴から出る小便と同
様に、汚いものだと思っていた。しかし青年のそれを飲む女達は、なんと嬉しそうなことか。まるで、彼の体の一部を自
分に取り込む行為に喜びを見出しているようだ。
(すみれちゃんも・・・・・・僕の出したものを、飲んでくれるだろうか・・・?)
先ほど最後にフェラチオをしたのぞみと印象の被る、すみれのことを思い出し、少年はあわてて頭を振った。あのおと
なしく気弱な少女の口に、自分の性器を押し込んでいるところを想像し、口の中を汚すことを思い描いてしまうと、それ
が頭から離れてくれない。
少年が、そんな悶々とした想像に囚われていると、青年と女達は次のステップに移っていた。
「ああン、やっぱり秀樹さんのオチンポ、でっかいよぉ・・・」
あゆみが、胡坐をかいて座る青年に向かい合ってまたぎ、対面座位で繋がろうとしていた。
小学6年生の少女が持つ性器は、青年の萎えを知らない大人のペニスと比べると、まるでジョークかと思えるような対
比だった。直立するペニスの上に、少女は自分の性器を乗せるように触れ合わせ、腰をくねらせて挿入の瞬間を楽しんで
いる。少女の愛液がお互いの粘膜をぬめらせ、ぬる、にゅる、と滑るような触れ合いで、お互いの性器を味わうための期
待を高めていた。
(まさか、あれが、あそこに、・・・・・・入るの? 本当に? ・・・・・・入ったとしても、それが気持ちいいの?)
少年の目にも、青年とあゆみの性器は歪な組み合わせだった。青年を自分に重ね、あゆみを、自分の好きな少女、小柄
なさゆりと置き換えて想像してみる。そうすると、自分の快楽よりも相手にかかる負担のほうが気がかりになってしまう。
そんな、気の柔らかいところが少年の気質だった。もちろん少年も自覚している。よく言えば優しい、悪く言えば自信の
ない臆病な性格。
だが、こうやって本物の性交を間近に見るに至って、想像の中のさゆり、その小さいであろう性器に興味を強く惹かれ
る自分がいることに、新たに気つかされてしまった。
「ん、んぁ、だめぇ、もう我慢できない、・・・挿入れたい、挿入れたいよぅ、秀樹さぁん・・・・・・秀樹さんのぶっ
といオチンポ、早く挿入れたいよぉッ!」
141 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:33:46 ID:LsBaOg+F
幼い少女、まさに青年の年と比較すれば半分の齢にも満たない少女が、腰を悩ましくくねらせて、太い肉の槍で串刺し
になれることを望んでいる。今にも腰を落としてしまおうとするあゆみだが、青年にがっしりと腰を掴まれてしまってそ
れもままならない。青年は少女の淫らな言葉を聞いて、口の端を歪めて喜ぶ。しかしまだ青年は満足していないのだ。
「どこに?」
少女が、自分のいやらしい言葉自身によって情欲の炎を燃え盛らせていく様を、青年はニヤニヤと見つめている。動き
を焦らされ、言葉で嬲られ、少女は今にも泣き出しそうな表情をする。眉根を寄せたその顔は、青年の嗜虐心をくすぐり、
満足させていった。そしてついに、その幼い唇から、自身を淫らに貶める言葉が漏れた。
「秀樹さんのぶっといオトナチンポを、私のちっちゃなコドモマンコにぶち込んでくださいッ!! 私のマンコを、秀樹
さんのチンポの太さに、押し広げてくださいっ!!」
「チンコをぶち込んだら、きっちりと締め付けてくれるか?」
「うん、うんッ!! しめる、しめるよぉっ! マンコのいりぐちも、なかも、いちばんおくも、ちゃんとギチギチにし
めて、ひできさんにヨロコんでもらうからぁッ!! だから、はやくブチこんでェッッ!!」
「ンー、よし、じゃあ、楽しもうか」
そういって、少女の腰を掴んでいた青年の手が動き、彼女の体を少しだけ、下げた。
ぐぬ・・・・・・・ぬぅ、
少女の小さな膣の入り口が、カリの高い青年の亀頭に、ゆっくり、ゆっくりと押し広げられていく。愛液が溢れ出し、
少女の性器がひく、ひくと痙攣して早く男のカリを飲み込もうと蠢くのだが、その少女の欲望さえも、青年の腕力でコン
トロールされていた。
「アアアッッ、・・・ひろがる、ひろがるッ! ッおおっッ、おっきいのが、入って、くる、よぉッ!!」
そして今にも傘がすべて膣に潜り込もうかというギリギリの抵抗を、ミリ単位で青年は楽しみ、そして・・・・・・カ
リの最大幅の部分が膣にもぐりこむと同時に、一気に膣奥までペニスを送り込んだ。
ずるるーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!
「ひィーーーーーーーーーーーッッ!!!!」
ぐい、と青年が少女の腰を引き寄せ、先ほどの焦らし方を真逆とする力強い一撃を与えると、少女は悲鳴を上げてのけ
ぞり、自分の膣を埋め尽くした圧倒的な体積に狂わされた。
「ンアアアアアアああああああああオオオおおおおおおおおああああああああああッッ!!!!!!」
がくがくと震え、青年の肩に爪を立てるようにして掴み、蝶の蛹のように背をのけぞらせて泣き叫んだ。
(入った! 本当に入ったッ!! 秀兄ちゃんのデッカイおちんちんが、僕らみたいな子供のアソコに、本当に入ったん
だッ!!・・・・・・でも、でも、泣いてるよ!?)
142 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:35:06 ID:LsBaOg+F
青年は最初の一突きのまま、動かない。少女の淫らな言葉のとおり、ギチギチと、ギュギュウと締め付ける少女の性器
に、心を奪われているようだ。
そして、少女は頭を激しく振りながら、泣き声をあげ続けていた。そしてその泣き声は、少女の体の奮えとともに大き
く増していった。
(泣いてる、牧島さん、泣いてるよっ!! 泣いて、・・・泣いて、喜んでるよっ!!)
少年から見える同級生女子の泣き顔は、喜びに打ち震えた泣き顔だった。そして、その表情をさらに歪めさせる為に、
青年がついに動き始めた。
「動く、ぞ?」
青年は、そう宣言した後、よっ、と体勢を持ち直し、少女の体全体を抱きしめる。肩を掴んでいたあゆみの手も、肩越
しに首へ巻きつけられ、ぎゅぅ、としがみついて来た。
「うん、動いて、うごいてぇ、ん、ん、んはぁあん、いっぱいいっぱい、ぎゅっ、てするからァ、いっぱいいっぱいうご
いてぇ!!」
あゆみがそう泣いて、ぎゅっ、っと青年にしがみつき、ぎゅっ、っと膣を締め付けて懇願してくる。青年はその言葉を
耳のすぐ横でくすぐられるように聞いたあと、オッケー、と短く了承した。
それからの青年の動きは、『激しい』の一言に尽きる。
荒々しい動きで少女の腰を上下させ、腰を回して膣をこねくり回すように突き立てていく。少女も青年に応えようと、
太腿を捻るようにして膣を締める力を増し、尻をくねらせていく。そして、青年の名を呼びながら、何度も何度も絶頂の
波を迎え、その波が引く前に新たな波を与え続けた。
少年は、喜びに泣き叫び、何度も何度も壮絶に気をやるあゆみから目が話せないでいた。いつしか、青年にからかわれ
たように、ズボンを下ろして自分の性器をいじり始めていたのだ。この目の前の衝撃は、小学生の童貞少年には発狂を伴
う強烈な刺激だった。
「あゆみっ、俺ももうそろそろ、行くぞ、おまえの子宮に、だすぞっ!!!」
「ン!ン! うん、うん!! 出してェッ、セーエキドクドク出してェッ!! ひできさん専用の子宮に、ドクドク出し
てェェェェェっ!!」
青年は、いよいよラストスパートに入った。がくがくと少女の体が揺さぶられ、結合部からは激しく愛液が飛び散った。
「だめ、だめぇ、いく、またいく、またいっちゃううっ!! ひできさぁん!! すき、だいすきぃいいぃぃいいぃぃぃぃ!!!」
そして少女は何度目かの絶頂を迎え、そして青年もそれに合わせて、子宮に精を放った。
ビュウッ! ビュクゥッ! ブビュウゥゥゥーーーーーーーーッッ!!!
143 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:36:13 ID:LsBaOg+F
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」
少女が涙を流して絶叫し、壮絶に果てた。そして青年は、何度も何度も勢いよく肉槍を脈打たせ、子宮口から直接、子
宮の中に熱い精液を流し込んだ。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「・・・・・・に、にいちゃぁん、秀兄ちゃぁん、僕、僕、もう我慢できないよぉっ!!」
少年は、目の前の激しい性交に正気を奪われていた。
自分の性器をしごき、何度も射精を果たし、それでも我慢ができず、目の前の女体に心ばかりか体まで吸い寄せられよ
うとしていた。少年は、今ここで目の前の女肉を味わいたくて、我慢の限界にいたのだ。
しかし、その、性欲に我を忘れた哀れな少年を見て、青年は強く切り捨てるように、言った。
「ばか、この女たちは、俺のもんだ。他の男なんかに抱かせたりするもんかよ」
そして、諭すように。
「お前だって、しおりちゃんが他の男とセックスしたりしたら嫌だろ?」
その言葉に、はっと我に返る少年。情欲に曇っていた少年の瞳に、強い後悔の色が宿った。それを見届け、青年は、少
年の心に染み込ませるべく、強く、やさしく、言葉を送った。
「いいか? 惚れた女を一度ハーレムに入れたら、絶対に手放すな。
男が、我侭で女をたくさん囲うのがハーレムなんだ。
だから当然、男の勝手な都合で女を捨てるなんてもってのほか。
もしも女が自分から離れていこうとするようなことがあれば、それは男に、魅力がなくなったってことだ。
ちゃんと男を磨いて、いつまでも女たちを惹きつける甲斐性を育てるんだ」
そういってから、青年は少し照れて頭を書いた後、茶化すように女達に言った。
「もちろん女にも、自分を磨いてもらわないと困るがな」
そんな風に、話の後味を少しおどけさせてもらったものの、少年は我を忘れて青年や自分の好きな女の子を裏切ってし
まった後悔に、素直に謝った。
「ごめんなさい、秀兄ちゃん・・・」
しゅんと落ち込む少年、その様子を見たふゆみが、すこしの同情と母性を沸かせた。
144 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:37:23 ID:LsBaOg+F
「まぁ、さすがにかわいそうだし、私が手でして上げようか?」
そういって青年の伺うと、ま、それくらいなら、とお許しが出た。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
少年のペニスを冬身が手コキする間、青年は女を抱くのを再開した。
あゆみはいまだぐったりしたままで動く気配がない。いくら青年の大きなペニスを受け入れたとしても、体力そのもの
の底は所詮小学生のそれである。しばらくは休まなければいけないだろう。
そうすると次は、のぞみ、かなえ、たまえのうち、誰かの番となる。三人の少女は、次は自分の番であるように、それ
ぞれが淫らに青年を誘う。
三人の少女が、うつぶせの状態から尻を高々と差し掲げて、青年のペニスを自分の穴へと誘導する。
たまえが、股の下から伸ばした両手を使って、性器を開き粘膜を露出する。ゆっくりと、だが強い力で、媚肉を押し広
げ、押し伸ばす。
「ああん、つぎ、つぎ、次はあたしのメス穴に、秀樹さんのチンコさしこんでェッ♪」
そしてかなえが尻肉を左右に割るように引っ張り、両手で粘膜を見せ付ける。その広げ方だと、青年からは尻の穴まで
はっきりと見える。もちろんそれは、彼女の意図したアピールだ。なにせかなえは、アナルを肉棒でほじられるのも大好
きなのだから。
「秀樹さん、どっちでもいいから! オマンコでもケツ穴でもいいから、秀樹さんのオチンポ下さいッ!!!」
最後にのぞみが、右手を股の下から、左手を知りの上から伸ばして、性器を外気にさらす。そしてその右手は指二本、
膣穴の中に押し込んで、中から開くようにして膣壁をダイレクトに見せ付けた。さらに左手は尻の穴を広げ、穴の周りの
しわを伸ばす。
「ごしゅじんさまぁ、どうか、どうか卑しいメスののぞみに、太いオチンポで栓をしてくださいぃ・・・どちらの穴でも、
お好きに使ってくださってかまいませんからぁ・・・」
青年は、目の前の3人の少女の尻を撫でて可愛がりながら、思うが侭に好きな穴を犯し始めた。3人を同時に高め、自
分の射精欲もどんどんと高めながら、最後はどの穴に出してあげようかな、などと少女達をからかってみる。
今度は、3人の少女達による精液ねだりの口上合戦が始まった。
少年は、女の掌に性器を弄ばれながら、目の前の性宴を見つめていた。
自分を導いてくれる兄のような青年。彼が見せてくれるものは、ただ男女が性の喜びに耽るだけの交わりではない。女
を酔わせ、自分という牡に屈服させるための儀式のように見えた。少年は、青年のその行為、手さばきや腰の動きなどの
女を喜ばせる動き、焦らし方をはじめとする牝の扱い方を、すべて見逃すまいと目を凝らした。
145 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:39:01 ID:LsBaOg+F
そして、青年とのぞみ、かなえ、たまえ達の交わりを見ていた少年の目には、その女たちが自分の恋する少女、さゆり、
しおり、すみれであり、それを犯す男が自分であるような幻影を重ねていた。
(ハーレムって、なんて素晴らしいんだ。いつかきっと、僕も自分だけのハーレムを作りたい・・・)
それが、少年の心に、強くまばゆい夢が芽吹いた瞬間だった。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
夕陽の中、またひとつの飛行機が飛び立った。
少年は時計を見る。
(あの飛行機に、秀兄ちゃんが乗ってるんだ・・・)
青年は、今日、故郷に帰る。
彼の父が経営する警備会社受け継ぐためだった。警官をしていたのは、社長としての経歴作りなのだが、思ったよりも
やりがいのある仕事だったようで、青年としてはまだまだ警官を辞めるつもりはなかったのだが。
しかし、父親が病に犯され、先の思わしくない体となってしまった。そこで急遽、実家に呼び戻されたのだ。少し傾き
がちだった会社だそうだから、立て直すのには大変だと彼はこぼしていた。しかし、警官としての働き振りを見てきた少
年からすれば、きっと無事に立て直すに違いない、と踏んでいた。
彼の愛するハーレムの女たちは、もちろん彼についていくことを決めた。周囲の説得を終えた彼女達は、自分たちの仕
事や、学校の転校手続きが終わり次第、彼の元に向かうこととなった。
だから少年は今、あえて空港に、最後の見送りには行かなかった。青年との別れの挨拶は先に済ませている。青年と女
たちに気を使い、しばしの別れを惜しむ時間を邪魔しないことにしたのだ。
(兄ちゃん、僕にハーレムの素晴らしさを教えてくれて、ありがとう。
僕も兄ちゃんみたいに、すごいハーレムを作ってみせるよ!)
そう誓って、夕焼けに軌跡を描く飛行機を見上げる。
これが永遠の別れではない。
また会う日もあるだろう。
しかし少年は、今日こそが、自分が青年から巣立つときなのだと思った。
いつまでも彼の元で、幼い弟のように庇護されていてはいけないのだ。
少年は、一国一城の主、自分だけのハーレムを作ると決めたのだから。
146 :
『誓い』:2006/12/10(日) 20:39:52 ID:LsBaOg+F
「兄ちゃん・・・・・・」
じわりとあふれる涙をぬぐい、少年は走り出した。
そして、機上の兄に届けとばかりに大声で叫ぶ。
別れのとき、彼から教わった、誓いの言葉を。
「ハーレム五つの誓い!!」
空を見上げ、夢中で走り出した少年は、足元を取られて転びそうになる。しかし立ち直り、また走り出した。
「ひとつ! 腹ペコのまま学校に行かぬことッ!
ひとつ! 天気のいい日には布団を干すことッ!
ひとつ! 道を歩くときには車に気を付けることッ!
ひとつ! 他人の力を頼りにしないことッ!
ひとつ! 土の上を裸足で走り回って遊ぶことッ!
兄ちゃーーーーーーーーーーんッッ!!!
僕ッ! がんばるよーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!」
その言葉は、兄に届いただろうか。
少年の誓いは、わずか軌跡の残る夕焼けの空に、吸い込まれるように消えていった。
END OF TEXT
147 :
449:2006/12/10(日) 20:40:54 ID:LsBaOg+F
以上です。
一応解説しておきます。
一見すると、『帰ってきたウルトラマン』ことウルトラマンジャック(地球人の姿をとるときの名前は、郷秀樹)が故郷
に帰ってしまう際に、地球の少年の人間的成長を祈って託した言葉『ウルトラ五つの誓い』に似ていますが、意味合いは
若干異なります。
内容読解の一例として、NHK(日本ハーレム協会)による解説文を掲載します。
ハーレム五つの誓い
・一つ、腹ペコのまま学校に行かぬこと。
ハーレムの主にとって最大の活力源はといえば、もちろん女達との交流です。彼女たちと触れ合い、まぐわい、愛し愛
されることによって飢える心を満たしていくのです。つまり、学校や仕事に向かう前には、充分に女達と愛し合って、
活力を満たすことを推奨しているのです。
また、職場や学校にハーレムの女がいれば、現地で飢えを満たすことも出来るでしょう。この役割の女達のことを『お
弁当』といいます。
・一つ、天気のいい日には布団を干すこと。
この布団とは『肉布団』のことです。つまり、晴れた日には、『肉布団』=『ハーレムの女達』を外に連れ出してあげ
て、普通にデートもしてあげましょう、という意味です。
お日様の匂いのする肉布団は、非常に気持ちよいとされています。
・一つ、道を歩くときには車に気を付けること。
ハーレムを持つものにとっての天敵は、女を奪おうとする略奪者、寝取り男です。しかし、自分がハーレムを作る際に
は、得てして自分が寝取り男になってしまうことがあります。これは、歩行者と車の関係に似ています。
車に乗る(寝取る)側の人も、普段はただの歩行者です。他人の運転する車(寝取り男)には十分気を付けましょう。
・一つ、他人の力を頼りにしないこと。
ハーレム内で起こった問題は、基本的にハーレム内で収めなければいけません。もちろん、それを解決するのは、ハー
レムの王たるあなたです。
残念ながら、一般民衆はハーレムについての理解が浅いので、浅薄な倫理観しか持ち得ない一般人や、警察、裁判所な
どにハーレム内で起こった問題を相談しても、彼らの倫理に基づいてこちらのハーレム自体を否定されるだけなのです。
がんばってあなたが女達を先導して、問題を解決しましょう。
そして、その問題をあなたとハーレムの女達の力だけで克服したとき、あなたたちハーレムの絆はより深いものになる
でしょう。
・一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと。
これは、言葉の通りですね。野外プレイを推奨しています。
女達とピクニックに出かけ、人気のない山林やプライベートビーチで戯れ合うのも、たまには良いのではないでしょうか。
・・・・・・あー、アホだ、俺。
読む人を選ぶネタをチョイスしてしまって、申し訳ありません。
ネタがわからない人には、『ちょっとイイ話』風に読めるようにしてみました・・・って、ダメですね、最後でぶち壊し。
リアルタイムで遭遇できるとは…
元ネタは知らなかったのですが、面白く読めました〜^^
長文投下でご迷惑をおかけしました。
本日始めてこちらを覗いた方へ、out氏の『サルでも書けるハーレム小説教室』が更新されていることをお知らせしておきます。
>>121-124
ウルトラ五つの誓い吹いたwwww
つか秀樹って名前で先にジャック思い浮かべちゃった俺ウルトラマン好き
Σd(・∀・)good job!!
めだかの兄弟吹いた。
>>150 ちょwwwジャック呼称は特オタの地雷踏むから気を付けれw
ハヤタ・暖子(あだ名:ダン)・秀美・レズの北斗とミナミ・光
そして義妹のあずと
を手ごめにするウルトラマン俺
って言うのを幻視した。
A「そもそも、いきなりオリジナルから入ろうというのが間違いだったのではないか」
B「むっ、すまん。この俺の不甲斐なさのために……」
A「まあ、そう自分を責めるな。ここは一つ、二次創作のハーレム小説から入ろうではないか」
B「二次創作か!」
A「大体にして、アニメやゲームの主人公はモテる。周りに居る可愛い女の子などは、主人公とくっつくために居るようなものなのだ」
B「そうなのか!?」
「お兄様、おはよう!」
朝の清々しい通学路の途中、咲耶が僕に抱きついてきた。
大きめな胸をムギューッと僕に押し付けて、ほっぺにキスしてくる。
「おはよう、咲耶」
「ふふふ、お兄様と会えるなんて今日もラッキー! 友達に自慢しちゃおう」
僕の首筋を甘噛みしながら、咲耶が微笑む。
咲耶は妹達の中でも一番の年長だが、いつまで経っても甘えん坊さんだ。
たまにパンツを履き忘れてきたりと、こう見えて幼いところがある。
「お兄ちゃん、お早うございます」
今度は可憐が僕に挨拶してきた。
可愛い笑顔を振り撒きながら、可憐は僕の傍に寄ってくる。
「お兄ちゃんに会えて良かった。可憐、お兄ちゃんのことを考えて、昨日は眠れなかったの」
「そうなの?」
「うん、凄くドキドキしちゃって……今でもとってもドキドキしてるの」
可憐が僕の手を取って、自分の胸へと押し当てる。
まだ膨らみかけの柔らかな胸に僕の指が軽く沈み込む。
「本当だ、凄いドキドキしてるね」
「お兄ちゃん……可憐ね、お兄ちゃんのこと思うと胸が苦しくなっちゃうんです」
可憐が上気した眼で僕を見上げる。
可憐はお兄ちゃんっ子だから、こんなにドキドキしてるのだろう。
僕のことを思って夜中に急にやってきたり、他の女の子と僕が喋っていたら包丁で刺しそうな目をするくらいの子なのだ。
「にーいーやー、おはようー」
今度は亞里亞が僕に声をかけてきた。
とことこと亞里亞が傍にやって来ると、僕のワイシャツを握る。
「珍しいね、こんなところで会うなんて」
「うん、兄やのことまっていたの……」
焦点の合わない目で、おっとりと亞里亞が答える。
こういう夢見がちなところが可愛い子なのだ。
「兄や……でもね、亞里亞まっていたら、おトイレいきたくなっちゃった」
「まあ、大変!」
「お兄ちゃん、早くおトイレに連れて行ってあげないと」
僕は亞里亞を抱えると、咲耶や可憐と一緒に慌てて近くのトイレに駆け込んだ。
A「上の例を見ろ。この話の中では兄はモテモテで、妹はいつでもどこでも押し倒してくれという感じだ」
B「しかし、どの話でも主人公がモテモテというわけではないだろう。そういう場合はどうするのだ?」
A「そうなると確かに難しいが、ハーレムが出来ないわけではない。その場合は話を積み重ねて、少しづつ女を落す過程を書けばいいのだ」
作品紹介: 横島忠夫のハーレム伝説
GS美神一の問題児、あの横島がついにハーレムを築き上げる!
個性とプライドが強い女揃いの面々を彼は一体どうやって落したのか!?
超大河作品、全二十七万六千八百四十七話。
A「これだけ話をかければ、どんなモテないキャラもハーレムを作っても説得力があるはずだ」
B「な、なるほど……だが、こんなに話をかけては大変ではないか?」
A「確かにそうだ。だが実は別の方法があるのだ」
B「べ、別の方法!?」
A「デスノート形式だ!」
一口コラム
大体にして恋愛は二人でという常識がある世界で、ハーレムを作るのは大変な作業です。
もうこの辺は割り切って、モテ薬や超能力などによって急にモテたということにしてしまいましょう。
第三新東京市に住むシンジ君はある日、ノートを拾いました。
「なになに、ハーレムノート?」
ハーレムノートの説明書には、ノートの持ち主が人物の名前を書くと惚れてしまうということが書いてありました。
「わー、すごいぞこれは。早速、ミサトさんとリツコさんの名前を書こう!」
シンジ君は二人の熟女の名前を書いて、ウハウハな毎日を送りました。
A「このように、ご都合主義で済ませてしまえばいいのだ。前も言ったがハッタリが大事だ」
B「しかし、そんな能力一つで話の感じを捻じ曲げていいのか? 物語の主人公は正義漢が多いはずだが……」
A「安心しろ、大体人間なんて誰も似たようなものなのだ」
一口コラム
主人公が二股をかけないような誠実な人間でも、大体力を持てば暴走し始めるものです。
漫画デスノートの主人公は物語初期ではごく普通の好青年でしたが、デスノートという強大な力が彼を変えてしまいました。
人間は強力な力を持つと腐敗するもので、昨今の知事逮捕などを見れば力=モラルの退廃という構造は明らかです。
桃太郎さんは鬼退治の途中、変なノートを手に入れました。
「ハーレムノート? 何だろう?」
そのノートには書いた物を女体化、人間化して自らに屈服させる力があったのです。
「くくく、俺はこれで新世界の神になる!」
桃太郎さんはハーレムノートによって猿、犬、キジを女に変えました。
三体のお供を愛人にして、おまけにノートを使って鬼たちをレイプしてやっつけました。
ついでに亀、臼、カニ、蜂、栗、兎、狸、鶴などと手当たり次第に女体化してハーレムを作ってしまいました。
めでたしめでたし。
B「ほほう、これなら俺にもハーレム小説が書けそうだ」
A「だろう。二次創作のハーレムは設定をあまり考えなくていい分、意外に簡単なのだ」
B「くくく、これで……」
A「俺達もハーレム小説界の神になる!」
一 歩 ハ ー レ ム の 神 に 近 づ い た
投下するだけしておいて、コメントを付け忘れました
まあ、今回も役に立つかわかりませんが、適当に読んで頂ければと
>>154 GJ! あんた、朝っぱらから何してんだw
> 亀、臼、カニ、蜂、栗、兎、狸、鶴
なんか桃太郎、違う物語にまで乱入してないか?
>>154 GJ。
相変わらず愉快な展開に笑わせてもらってるw
だが、横島は意外とハーレム遺伝子を持っている。
父親がそんな感じだったからね。
あの美神すらキュンとさせていた。
>超大河作品、全二十七万六千八百四十七話。
三蔵法師が取りに行ったお経みたいな量だなwwwwww
A「うーむ、キャラクター作りをしていて気付いたのだが……」
B「どうした?」
A「おまえはハーレム小説を書くに当たってお前には妄想が足りないのではないか?
B「モウソウ?」
孟宗汁
鶴岡の郷土料理。孟宗竹を味噌と酒粕仕立てで煮込む
A「違う! 妄想だ、妄想。ハーレムを妄想する力だ!」
B「ふーむ、妄想か……」
一口コラム
これについては特に申し上げることはございません。
このスレッドを読んでいる皆様の妄想の力は既に周知の通りです。
凄いハーレムを想像することができる
↓
ありとあらゆる物がハーレムの女に見える ←スレの皆さんはいまこのへん
↓
妄想でハーレムの女を実体化できる
自分の女を寝取った猫が、よもや人間になってハーレムの一員になるなんざあ、私には逆立ちしたって思いつきやせんぜ旦那。
A「こんなハーレムが見たいという思いが、力になるのだ! それがキャラクターを作り、書く原動力となるのだ」
B「お、おお、なるほど。目から鱗が落ちる思いだ」
A「おまえも書いてみたいハーレムの一つや二つはあるだろう。それを書けばいいのだ」
B「早速書いてみたぞ! 俺の妄想を見ろ!」
A「おお、見せてみろ、見せてみろ」
俺はビーストマスターのケン。
今日はとある町の宿屋にやって来ている。
もちろん今晩も俺の可愛い女の子モンスター達とエッチする気まんまんだ。
俺は既にケンタウロスのレミをバックから突いて……
A「きえーーーーーーーっ! だから獣姦はやめろと言っているだろうが!」
B「いや、これこそが俺が書きたかったものなのだ」
A「バカヤロウ、他のスレでやれ! 大体、獣姦は普通は女を犬などが(以下略)
一口コラム
人の性癖はそれぞれです。
ハーレムを読む人も単にハーレムが好きなわけではなくてなくて色々な人が居るはずです。
例、1
男の子が女の子になってしまって、ハーレムに入るのがいい
例、2
足の裏に毛が生えているホビットに足コキさせるハーレムがいい
例、3
自分の女を寝取った猫が突然女の子になってしまってハーレムに入るのがいい
このように枚挙に暇がありません
A「はぁはぁ……つい感情的になって済まなかった。本来ならば、どんなハーレムがあってもいいはずだ」
B「そう言ってくれると助かる」
A「だが最初はマイルドに行こう。ハーレム好きの万人に受けてこそ、真のハーレム小説が完成する」
B「うむ、確かにそうだ」
A「とりあえず、ノーマルなら何でもいい。好きなハーレム小説を書いてみろ」
俺はビーストマスターのケン。
今日はとある町の宿屋にやって来ている。
もちろん今晩も俺の可愛い女の子モンスター達とエッチする気まんまんだ。
俺は既にケンタウロスのレミをバックから突いて……
A「きえーーーーーーーっ! だから獣姦はやめろと言っているだろうが!」
B「いや、これこそが俺が書きたかったものなのだ」
A「バカヤロウ、他のスレでやれ! 大体、獣姦は普通は女を犬などが(以下略)
一口コラム
人の性癖はそれぞれです。
ハーレムを読む人も単にハーレムが好きなわけではなくてなくて色々な人が居るはずです。
例、1
男の子が女の子になってしまって、ハーレムに入るのがいい
例、2
足の裏に毛が生えているホビットに足コキさせるハーレムがいい
例、3
自分の女を寝取った猫が突然女の子になってしまってハーレムに入るのがいい
このように枚挙に暇がありません
A「はぁはぁ……つい感情的になって済まなかった。本来ならば、どんなハーレムがあってもいいはずだ」
B「そう言ってくれると助かる」
A「だが最初はマイルドに行こう。ハーレム好きの万人に受けてこそ、真のハーレム小説が完成する」
B「うむ、確かにそうだ」
A「とりあえず、ノーマルなら何でもいい。好きなハーレム小説を書いてみろ」
B「よし、俺の妄想を見ろー!」
A「うむ、見せてみろ」
「うーん、気持ちいい朝だなー」
いつもの登校風景。
清々しい朝の空気を吸いながら、俺は大きく伸びをした。
「おはよー、今日はお天気いいね」
「おはよう、克子」
「おはようでござる。克子殿の言うとおり、今日はいい朝でござるな」
「おはよう、刀子」
登校の途中で克子と刀子が声をかけてくる。
こうやって三人で登校するのもお馴染みの風景だ。
「おはよう、今日もいい朝だね」
十字路の影で、俺はショートカットの少女にいきなり抱きつかれた。
この娘は同級生の九十九。
背が少し低くて、人懐っこい笑顔が特徴な子だ。
飄々としていて、掴み所が無いときもあったりする。
「おはよう、陸奥さん」
「あれ、愚地さん居たんだ」
九十九の言葉に、克子のこめかみがひくつく。
実を言うと、最近俺の彼女になった九十九と他の子達はまだ折り合いが悪い。
「こらこら、喧嘩はよくないよ」
「あ、おはようございます、ミンミ先輩」
やんわりと仲介してきたのは中国人留学生のミンミ先輩だ。
お下げで長い髪をまとめており、思わず安心してしまうような笑顔が特徴だ。
外見通り、非常に物腰が柔らかい性格で、誰にも好かれている。
「二人とも落ち着いてね。折角こんなに気持ちいい朝なんだから」
「はい」
年長者のミンミ先輩の言葉に、二人は一応矛を収める。
だが元々性格が合わないのか、またすぐに喧嘩を始めてしまう。
「ちょっと、陸奥さん。彼から離れてよ」
「嫌って言ったら?」
「こ、このぉ……」
克子が足のスタンスを広げ、腰を落す。
彼女が本気になったと見て、九十九もすぐに俺からバックステップで離れた。
「来い!」
「そうこなくちゃ……」
大音声で叫ぶ克子に、九十九が狂気のこもった目でにんまりと笑う。
仕掛けたのは九十九だ、一直線に克子へと走る。
だがこのままでは克子の音速拳の間合いに入る。
「ひゅうっ!」
「!?」
九十九が飛ばした唾液が克子の片目へとぶつかる、訃霞だ。
散眼を使い瞳孔への直撃は避けたが、克子の視界が潰される。
伊達で眼帯をしていたのが仇となった。
「克子殿!」
親友の危機と見たか、刀子が九十九の前に立ち塞がる。
得意の抜刀術の構えを見せるが、
「なにっ!?」
九十九の前蹴りが柄を捉え、刀子に抜刀させない。
すぐに鞘による一撃からの派生技、双龍閃・雷に切り替えようとするが九十九の方が速い。
九十九は間髪を入れずに連続蹴りである旋で、刀子の頭部に二段目の蹴りを叩き込もうとする。
「てぇい!」
ミンミ先輩が飛び蹴りで、刀子を狙った九十九の回し蹴りを迎撃する。
九十九は着地をしたミンミ先輩の隙を狙おうとするが、彼女は一瞬で体勢を整えた。
「「!!!」」
九十九の放った拳とミンミ先輩の伸ばした掌がぶつかり合い、互いの身体がビリビリと震える。
互いの得意技、虎砲と通背拳だ。
両者共に僅かに動きが止まった後に、拳を庇って後ろに飛ぶ。
「喧嘩はダメだって、言ったでしょ」
「いや、ちょっと治まらなくて……」
困ったという顔をしているミンミ先輩に対し、九十九がにっと笑う。
この攻防の間に克子は眼帯を外し、刀子も抜刀している。
対峙する四人は激突が必死かと思われたが、
「「「「!?」」」」」
振り下ろされた巨大な剣に、四人が飛んで回避する。
超大な剣は轟音と共にコンクリートにを真っ二つに切り裂いた。
「おいおい、何やってるの。学校に遅れるわよ」
巨大な鉄塊を片手で持ち上げると、勝子先生が自慢の得物であるドラゴン殺しを肩に担ぐ。
勝子先生は俺の学校の体育教師で、ロングヘアーで背がかなり高い美人だ。
夏でも黒いマントをしているのが特徴で、その大きな剣と一緒に見れば遠くからでも一目でわかる。
何でも義椀に仕込んである武器が銃刀法に引っ掛かるので、隠しているらしい。
「あ、先生……これはですね」
「ほら、とっとと行くわよ」
先生は片手で腰を抱いて俺をマントの中に入れると、スタスタと歩き始めた。
置いてけぼりを食って、慌てて四人が追ってくる。
「しかし、みんなも飽きないわね」
「あはは、そうですね。でも、いつものことですよ」
そう、いつもの風景だ。
B「どうだ! 俺もちょっとは妄想で書けたと思うぞ!」
A「おまえの好きなハーレムは、何でこう奇をてらった物になるんだ?」
B「むう、やはりまずいか?」
A「い、いや……まあ、これはこれでいい。好きに妄想してくれ……」
最 強 へ と 一 歩 近 づ い た
ぐあ、送信ミスとは
申し訳ありません
いつも思うんですが、このスレの住人の方々の許容力にはただただ驚かされます
修羅の門には驚かなかったが流石にガッツは予想外だった
GJ!!
>孟宗汁
民明書房の本に載っていたりしますか?
>孟宗汁
ネタかと思ったがググってみて本当にあったから困る
いい加減正気に戻れ
まさに最強ハーレム。万人にうけるかは微妙なラインですが。
>孟宗汁
食べたことある……
なにげに結構な執筆ペースだな。
つーかこの最強ハーレム、サルでも分かる〜の裏でちょっとずつ話が進行しとるなw
>>170 >いい加減正気に戻れ
えっ、正気!?
もっとまともなハーレムにしろってことですか?
>>172 自分のホームページ放っておいていいのか、少し悩みますな。
いや、放っておいてあるわけじゃなくて、息抜きのつもりですが。
書けるうちに書く、これ基本。
>169
同じくググってみて驚いた。
つか、猛烈に食べて見たくなってきたww
>ミンミ先輩
もとネタはチンミなのだろうが、名前的に将来先生になってあだ名がミンチン先生になりそうで正直困る
>ありとあらゆる物がハーレムの女に見える ←スレの皆さんはいまこのへん
なぜだろう、とっても失礼なことを言われているはずなのに
なにも反論できないwwwwww
アリの巣1つでどんぶり飯7杯は軽いぜぇ・・・!
おれ、「はてしなくハーレムを追求する男」をキャッチフレーズにしているぜ。
って、サンガリアは全国区だよな?
182 :
100:2006/12/12(火) 01:02:52 ID:wcDV8U7+
動物ッ子がハーレムに入ったっていいじゃまいか!
と主張してみる。まあTSは流石にネタだが
どこかにあったよな、拾った雌猫が人間になるって話
>ありとあらゆる物がハーレムの女に見える ←スレの皆さんはいまこのへん
なんかエロゲであったよな、PCとか枕とか洗濯機が〜っての
ここでネタを一つ
バイトが長引き既に夜も深い
急いで家に帰る為に近道をしようとしたのがそもそもの間違いだった
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
うん、深夜の裏道は族やら不良やらの溜まり場だったよな、HAHAHA
「でてこい糞餓鬼ー!!」
「さっさと出てこないとヤキ入れるぞコラ!」
やっべ、もう追いついてきやがった。ちくしょう、散々走り回ったけどいつの間にか見覚えのない場所に
「くっそ、どこか隠れるところは・・・ぉ、あそこに隠れるか」
そして俺はその扉を開けて中へと入った。しかし・・・・・・
A、主人公に好意を持っている不良少女達で結成されているレディースの溜まり場
B、男に免疫のないお嬢様学校の寮。困っている人を助けて→ありがとう→笑顔に落とされコンボ発生
C、現実は非常である。天使ッ子と悪魔ッ子による魂の争奪戦勃発
B!ビービービー!
>>184 不良少女軍団with悪魔ッ子とお嬢様軍団with天使ッ子による主人公争奪戦を希望
いや、そこはむしろ不良集団with小悪魔的性格天使っ子とお嬢様軍団with純情内気悪魔っ子の方が
Aだな
Bでお嬢様達が族やら不良に犯される展開を一瞬想像して思考回路を閉じた。
Bも捨てがたいがここはあえてAで。
普段はツンツンしているけれど主人公のためなら一肌でも何でも脱いでしまう
少女達。
追いかけていたのが主人公に好意を持っている不良少女たちで、逃げ込んだ先がお嬢様学校の寮。
彼女たちを裏で手引きしているのが天使っ子と悪魔っ子ということでひとつ。
そこで女子寮の先生が漁夫の利と。
192 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 20:50:58 ID:/1lNnRsa
>>188詰まり、悪魔っ子が族娘に好きなら犯っちゃえよと手引きして
天使っ子がお嬢に愛しの殿方と結ばれる機会が来るようようにおまじないをしてあげましょう…
となったわけですな?
193 :
名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 20:52:01 ID:x/MYe6Mh
アゲ
>>191 そこで女子寮の先生(26才独身眼鏡ポニテ)が主人公の幼なじみ、もとい隣家のキツメのお姉さんが参戦ということで一つ。
「小沢さん!」
休日の昼下がり。ささやかながら見事に整えられた純和風の庭。その庭に面した縁側で日向ぼっこを楽しんでいた小沢の顔に影がかかった。
「んあ……榛名ちゃん?」
目を開けてみれば、そこには見事に育ったおっぱ……げふんげふん。頭にリボンをつけた可愛らしい少女がこちらを覗き込んでいた。
「えへへ〜小沢さん〜」
靴を脱いであがりこんでくる榛名。猫のように小沢の身体にまとわりついてくる。
「んふふふふ〜」
小沢の胸に頬をすりつけ、幸せそうに笑う少女。頭をなでてやるといっそう幸せそうな顔になり、ついつい小沢もつられて笑ってしまう。けっしてその豊かな胸が小沢の腹の辺りでふにゅんとかふにゃんとかそんな感じで潰れて気持ちがいいためではない。
「はは、今日はどうしたの?」
「……小沢さんのえっち」
「ははは、今 日 は ど う し た の?」
爽やかな笑顔で何もかもを誤魔化そうとする青年。大人というのは、こうして何かを誤魔化しながら生きているのだ。
しかし、少女はまだそうした生き方など知らない。
「……小沢さんがしたいなら、いいよ」
「は!? あ、いや、その――」
「…………」
「…………」
沈黙する二人。両者とも顔を真っ赤にして、あっちを見たりこっちを見たり。それはもう落ち着きのないこと甚だしかった。
そんな砂を吐きそうな甘ったるい青春の一コマを、冷静な少女の声がぶち壊した。
「……二人とも、なにやってるの」
「っ!! こ、金剛ちゃんっ!?」
「お、お姉ちゃん、い、何時の間にっ!?」
「小沢さんのえっち、の辺りから」
「そ、そんなに前から!?」
湯気を吹きそうなほど真っ赤な顔のままフリーズする榛名。そんな榛名を他所に、小沢と金剛の間には少々険悪なムードが漂っていた。
「浮気」
「違うんです生理現象なんです男の性なんですごめんなさい」
金剛の一声で土下座する小沢。
「確かに、胸は小さい」
「うん、そうだね――いや、それくらいが丁度良いと思うよ?」
金剛に睨み付けられて言を翻す小沢。
「ほんとう?」
「うん、金剛は今のままでも十二分に可愛いよ」
「……だったら、ん」
両手を前に差し出し、何かを催促する金剛。無表情な上に無口なのでいまいち分かりづらいが、そこは小沢も慣れたもの。むしろ嬉しそうな顔で金剛を抱きしめる。
「ん、ちょっと苦しい」
「はは、ごめんごめん」
またもや砂を吐きそうな雰囲気に満ちる縁側。しかし、今度もまた少女の声でそれは破られた。
「う〜〜〜〜」
ぽすん、と。そしてふにゅり、と。小沢の背中になんとも言えぬ心地よい感触が広がっていく。
「榛名?」
「う〜〜〜、ずるい」
「ずるい?」
「お姉ちゃんだけ小沢さんの彼女なんてずるい」
「へ? い、いや、榛名ちゃん? 何言って――」
「私だって小沢さん大好きだもん。今すぐ結婚したいくらい大好きだもん!」
その榛名の言葉に、流石にこの歳で人生の墓場には行きたくないんだがなぁとずれたことを思う小沢。それほど混乱しているという事だろうか。
「じゃあ、榛名も彼女になる?」
「んなっ!?」
「いいの!?」
「榛名ちゃん、いいの、じゃなくてね、っていうか金剛ちゃん!? 何言ってんの!? 左舷、だんま――違う! これは俺の台詞じゃねえ!」
金剛の放った予想外の攻撃に大混乱の小沢。それとは逆に、クリスマスプレゼントに目を輝かせる子供のような顔の榛名。
どちらにせよ喧しいが、しかし金剛だけはどこまでも冷静だった。
「一号さん、二号さん」
一号で自分を、二号で榛名を指し示す金剛。しかし、そんなことは榛名には関係のないことのようだった。
「えへ、えへへへへ、小沢さんの彼女……」
「あくまで二号。どぅーゆーあんだすたん?」
「えへ、えへへへへへ……」
どこかいっちゃった目で――それでも小沢を抱きしめる力はまったく緩めずに――にやけきった顔をさらす榛名。
そんな榛名を呆れた風に見やる小沢。拒否権云々は昔から――彼女たちがまだ赤ん坊だったころから無かった
ので、今更気にはしなかった。それにまあ、こうも慕ってくれる女の子がいるというのは、なんだかんだで嬉しいもの
だ。それがこんなにおっぱいの大きな女の子なら尚更――げふんげふん、それが昔から妹のように可愛がってきた
女の子なら尚更。
――うちの娘はやらんぞーてか。
年若い男に向かって怒り狂う自分の姿を想像して、小沢はくすりと微笑んだ。微笑んだまま、まだあっちの世界に逝っている榛名の頭をくしゃくしゃと撫でた。
男の隣に座っていた娘の顔は、この姉妹に良く似ていた。
「そういえば、比叡ちゃんと霧島ちゃんってそろそろ帰ってくるんだよね?」
「ん、修学旅行。ハワイに」
「翔鶴お姉ちゃんとか瑞鶴お姉ちゃん、お土産買ってくるっていってたけど、なんか嫌な予感がする……」
「赤城さんたち、ちゃんと引率できてるのかな……不安だ」
「校長先生が一緒だから、平気」
「でもあの人、ああいう行事に向いてないからなあ」
「そういえば、比叡お姉ちゃんと霧お姉ちゃんも彼女にするの?」
「は? あ、いや――」
「三号、四号」
「仲間外れは良くないもんねー」
「……まあ、大体分かってたけどね」
「ふふふ」
「えへへへ」
「ははは……はぁ」
>ありとあらゆる物がハーレムの女に見える ←スレの皆さんはいまこのへん
この言葉にかっとなって書いた。毎度のエロ無し萌え無しオチ無しという三重苦は本当に反省している。ごめんなさい。
頑張ってどうにかします。ハーレムの神に誓って。
追伸
お嬢様メイドはクリスマスイブくらいになりそうです。ええ、彼女いませんが、何か?
しかも予告無しに流れぶった切り……本当にごめんなさい orz
やるな
>>188……!(池田秀一の声で)
>>199安心(?)しろ、俺もいない。
俺は彼女作らず(作れず)待ってるから…君一人ではないから安心して夢を作りあげてくれ
船って女性っぽいな
>>202 女性っぽいというか実際英国や日本では船の事を「彼女」って呼ぶからな。
「処女航海」とも言うし。
戦場で何故か生き残れる船を「幸運艦」と呼ぶそうだがこの場合だと「彼女
は幸運な船だった」とでも呼ぶのだろうな。
*ちなみに変人と発明家の国である英国の軍艦には変わった名前の船
が多いと聞くがどーなんだろーね。
波平って男性っぽいな
関係ないがエヴァンゲリオンの初号機も、
英訳版では「She」と女性として扱われているな。
>左舷、だんま――
(´;ω;`)ブワッ
量産型エヴァ子に陵辱されてーなー。
なー?
208 :
100:2006/12/13(水) 00:52:25 ID:H8/0yu/G
>>188 「はぁ、はぁ、はぁ」
夜道をひたすら走りぬける。背後から忍び寄るは絶望への使者。ならば逃げ切らなければ希望はない
「はぁ、はぁ。くそ、道に迷った・・・ええい、こっちだ」
いつから走っていただろうか?既に辺りはまったく見覚えの無い土地、行動範囲圏外である
故に感のみで道を駆け抜けていく
事の起こりは少し前、バイトの帰り道に近道をしようとうっかり裏道を通ったのが原因だ
深夜の裏道には族系な人かヤバイ人や何か良くない霊体やらが住み着いているのだ
え?霊はありえないだろって?HAHAHA!俺は餓鬼の頃からそんなのが見えたんだよ!
そのせいで周りから変な目で見られるわちょっかい出してくる霊に怯えてお化け嫌いになるわでもうテラセツナス(ノД`)
まあそんな経験のお陰で多少の常識と偏見は吹っ飛んだがなっ!
そう、常識やら偏見やらが普通の人と違ってるのが理由か何故か俺は温和で寛容な人と言われている
中学校の頃虐められていた子を助けたり高校の不良同級生が困ってたのを助けたりしていたからか?
後時々助けを求めてくる幽霊を少し怯えながら話聞いて成仏させてあげたり・・・
それがこの事件の発端になるなど俺は少しも思っていなかったんだ・・・
その通りを進もうとした時、俺は嫌な予感を感じた。こう、背筋にゾクッっとくるような悪寒が
やっぱり普通に帰ろうかと反転しようとした、が間に合わなかった
「あれ?晴夢君?どうしたのこんな時間に?」
声をかけて来たのは翔子さん。高校のクラスメイトでまあ、所謂不良だ
中学時代から洋子、美耶子という友人達3人で色々やっていたらしく評判は悪い
クラスの奴等や教師達にも煙たがられていたがとある件で困っていたのを助けてからは普通に友人として付き合っている
「ああ、バイトがちょっち遅くなっ・・・て・・・・・・」
そこにいたのは翔子さん達3人。とその後ろになんか黒い浮いてる物体・・・・・・
あれが悪寒の原因かっ!なんか黒い羽やら角やら尻尾やらが見えるのは俺の気のせい、であって欲しいと願うのですよ?
「そうなんだ〜。あ、それじゃあこれから暇だよね?一緒に遊ぼうよ!」
そう言いながら手をワキワキさせて近寄ってくる3人+1霊
「あー、えっと・・・明日も早いし俺はこれで」
そそくさと逃げ出す。ここにいると何かヤヴァイ事に巻き込まれそうだ
「あ、こら!待ちなさーーい!」
「あ、待ってよー!」
「なんで逃げるの!?」
って追ってきたー!?やばい、全力で逃げないと!
君達は悪くない。昔のトラウマを抉る雰囲気を発している後ろの黒いのがいけないのだよ
船だけじゃなく国もsheって代名詞を使うぞ。
『船や国は男が乗るもの、と考えられていたから』って英語のセンセが言ってた!
210 :
100:2006/12/13(水) 00:53:02 ID:H8/0yu/G
「翔子!あっちにはいなかったよ!そっちは?」
「あ、洋子。ううん、こっちもダメ。美耶子は?」
「全然。完全に見失っちゃったし、あの人に聞いてみる?」
「それしかない、のかぁ。出来れば私達だけで捕まえたかったな・・・」
「うーん、それには同意かな〜。手伝い1回につき晴夢君と1回・・・うう、なんか悔しいよぅ」
「2人共落ち着いて。見つからないことには何もできないんだから。オヤシロさん?晴夢君の居場所はわかりますか?」
3人の側に突然現れた女性。黒い羽に角に尻尾。その要望はまさに物語の中の悪魔である
ただよくあるゲテモノ風ではなくすらっとした体格に豊かな胸、妖艶な表情に肌の露出の多い服
某爆乳大元師を想像して貰えれば分かりやすいか
「ふふ、勿論よ。今彼は・・・・・・あっちね。この道の角を右に曲がったところから見える坂道を走っているわ」
「ありがとう、オヤシロさん。それにしても坂道、ね。この辺りにあったかしら?」
「うーん、記憶にあるような無いような」
「兎も角!居場所が分かったならさっさと追うよ!」
そうして3人+1悪魔(?)は走り去っていく。それを見ていた者に気づかずに・・・・・・
「何やら懐かしい気配を感じたけど、そういう事だったのね。あの時の子供、か。随分美味しそうに育ったのね」
舌なめずりをしながら現れた女性。白い羽衣に白い羽と神話に出てくる天使のようである。が
「ふふふ。このまま直接、では面白味に欠けるわね・・・先回りして罠でも仕掛けてみようかしら?」
他人が見れば即座に引くであろう気配8割邪気1割色気1割
お前の方がよっぽど悪魔じゃね?という天使とはいえない感じの天使がそこには存在していた
「あら?あらあら?・・・うふふ、どうやらついでにお仕事も出来そうね。これで当面はゆっくり出来るわ」
何も無い虚空から弓とハート型の鏃を持つ矢を取り出し誰かに向かって呟く
「安心なさい。貴女の恋は私が叶えてあげる。ふふ、少し他の子達とは違う方法で、だけどね?」
そしてまた誰もいなくなる。そこには1つの白い羽が残されていた・・・
こうですか?分かりまs(ry
ええい、このスレにはエロい人しか居ないのか!
つまりGJというわけだ。
>>100 GJです!!続きが気になるw
あと『鏃(やじり)』が読めなかった自分はどうなんだろうorz
船といえば、英語圏で港に停泊している船に郵便を送るときは『Ms.』をつけるのが慣習ですね。
『クイーン・エリザベス号』とか、女性の名前が多いのも『船は女性』という認識の元でしょう。
――――――――
以下、故あって船にはちょっと拘る自分の私見です。
昔から、海というのは女性・母性の象徴として見られてきました。
そのイメージが、セイレーンやスキュラに代表される『海の怪異』の女性的なビジョンに繋がっていると推測すると、
その海に関する災い(難破、座礁等)はかつての船乗りにすれば、ある意味『女性トラブル』だったのではないでしょうか。
なので、船乗りは船に女性名をつけ、女性として扱うことで、その『トラブル』を避けようとしたとか。
『私は女なんだから、セイレーンのなんかの歌声に惑わされないんだからね!』ということですねw
私見終わり。話半分ですから、あんまり間に受けないで下さい。
スレ違い長文失礼しました。
―――――――――
そう言えば、船というのは一度出港すれば、
密室な上に治外法権(船内は法律上、船籍国の領土と見なされます。領事館と同じ)なわけで。
1・船長以下乗組員がみんな女性の船に、たまたま漂流していて助けられた男が・・・
2・船長が男性で、ハーレムで海賊稼業
3・一夫多妻制の国に船籍がある船で働くことになった航海士の男が・・・
等など、案外ネタの宝庫かもしれません。
1はファンタジー設定じゃないと辛いだろうし、3は法的には無理がありますが、言うだけタダということでご容赦下さい。
>>212 >>100様に敬称を忘れるという無礼をしてしまいました。
レス番ならまだしも名前ですので、言い訳もございません。失礼致しました。
>>199 >>210 ええい、続きは、エロはまだか!
何でもかんでもハーレムにするあたりバカだ(←褒め言葉)
以下蛇足。蛇足のほうが長くてスマン。
>>203 「処女航海」の処女は単に最初の、の意味。
処女雪・処女峰あたりともかく、男が書いても処女作だ。
イギリス軍艦に変な名前が多いってのはイギリスの艦艇命名で一般名詞が使われることがある
からじゃないかな(Indefatigable=不屈とか)。
他所だと人名地名あたりから取られることが多いから。
>>212 いや、船は女性名詞として扱われることが多いが
船名に女性名が多いってことはないだろ…
キングジョージV世/ビスマルク/シャルル・ド・ゴール/コンテ・ディ・カブール /
インペラートル・アレクサンドルIII世/アルフォンソXIII世/エイブラハム・リンカーン …
君主や政治家・軍人に女性がほとんどいないせいかも試練がヤローばっかりだよ
稀に女王や王妃の名前が付いてることがあるけど
215 :
情報:2006/12/13(水) 07:13:11 ID:Ei3AWJGu
【妖怪】人間以外の女の子とのお話20【幽霊】スレ
作者『くなさん』
タイトル『まつろわぬもの』
ハレム開始2話 現在連載中 要員2名
GS美神の二次っぽい雰囲気(っか元虹にしかみえぬ夜華系の)
メインヒロインが自分が愛されていれば増員ヨシ
むしろ応えてあげてとのこと
遠隔ワッフルワッフル
216 :
100:2006/12/13(水) 07:55:25 ID:H8/0yu/G
>>214様
言われて見れば・・・;
拘るという割りに、印象で語っていますね。ごめんなさい。
>>100様
やっぱりあるのですね。
まぁ、自分程度が思いつくことですから、
どこかにあるとは思いましたが、特定されるのが流石です。
不勉強だなぁ、自分w
219 :
100:2006/12/13(水) 15:26:06 ID:H8/0yu/G
>>217 訂正。2もどきのハレパイはそこに至るまでの過程の話だった。勘違いスマソ
>>212 5.制御を失って暴走する宇宙船をなんとか助けたら、それは女ばかりの船。
彼女らは軍事独裁惑星国家から、銀河中に賞金付き指名手配をうけ逃亡していた。
迫り来る敵の巡洋艦から彼女らとともに慌てて逃げ出して、行き先は宇宙のゴミ箱、
スペースバミューダ。
しかし敵に後を付けられていた俺達は、包囲されてしまう。
俺は彼女らに導かれて、ある残骸の中に入り込み、そして驚く。
残骸に見えたのは、偽装された船、かつての銀河大戦で失われたとされる戦艦。
帝国を滅ぼした連合軍首脳の悪夢。
巡洋艦の砲撃に小揺るぎもせず、主砲が砲門を開き、一瞬にして二つにちぎれ飛ぶ
敵巡洋艦。
こうして俺達の冒険と戦いが始まる。
>>212 1と3はともかく2は現代だとちとつらいな。
近代以前なら「私掠船」のお墨付きをもった海賊一家というのは十分ハーレム
になりそうだけど。
あ、あとSFでもアリか。
223 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 07:08:31 ID:Q4v0sED/
224 :
100:2006/12/14(木) 11:42:28 ID:Mq2v4Rji
>>220 それって1のとあまり変わらない気がするような・・・
青い海に広い空。時折吹き付ける潮風が心地よい・・・・・・
漂流中でなかったらなorz
俺はとある国の貴族ご用達の客船で見習いコックをやっていた
もっとも、まだまだ未熟なので親方から怒鳴られたりコック長から叩かれていたりしていたが
出港してから数日、嵐に見舞われ舵が効かなくなり、何度か転覆しかかった
さらに運が悪いことにどこかで船底を傷つけてしまったらしく、浸水が始まった。まるでタイタニックだ
なんとか船上に上がり救命具を着けて救命艇に乗ろうとしたがその時、落雷が発生し俺は気を失った
漂流のお約束である丸太や板等なんてものはなく、服が濡れて重くなっているので浮いてるだけでもそれなりに厳しい
「は〜、せめて無人島でもいいから陸地があればいいんだが・・・救援が来るなら最高だな」
そんなことを呟いていたら彼方から船影と思わしきものが視界に入った
「うぉ、まじで救援ktkr!?おっしゃ、なんとか気づいて貰わんと・・・・・・これだ!」
胴に絡まっていたワカメを振りながら船影の方へと泳いでいく
命の危機に晒されると何かが開花するってのは本当だね。我ながら器用なことやってるもんだ
船がよく見えるところまで近づいてきた。めちゃくちゃ古い木造の船に髑髏マークの旗・・・・・・海賊船かYO!?
ちょwおまwwwこの辺りの警備隊なにやってんだよwwwwwまさか木造だからレーダーに引っかからないとかいうオチか?
さらに船が近づいてくる。帆船かと思ったがオールがいくつもついている。ざっと50本ほどか
大きさはかなりのもの。そして黒光りする大砲がいくつも・・・
いやいや、ここは太平洋だよな?外洋だよな?なんで対波のないヴェネチアンガレアスが来れてるんだ?
そんな疑問を他所に俺はこの船の人達に助けられた・・・
「ふ〜ん、嵐に落雷、ね。この辺りじゃ滅多に起きないんだけど、よっぽど運悪かったのね」
助けられた船、パイレーツ・クイーンの1室で船長に暖かいスープを飲ませてもらいながら休むことができた
船長も船員もみな美人という素晴しい場所だ。海賊船だということに目を瞑れば
「ところで、貴方は何か出来るの?何も出来ないなら下で奴隷達と一緒に漕ぐことになるけど」
「じ、自分はコック見習いです!」
奴隷とか肉体労働とかマジ勘弁
「コック見習い?なら厨房を任せるわよ。私達だけだと雑なのばっかでね〜」
「はい、分かりました」
「私の名前はバイオレット、貴方は?」
「俺は纏河空斗。よろしく」
225 :
100:2006/12/14(木) 11:44:37 ID:Mq2v4Rji
それから数日、女性達にいびられながらも俺は健気に働いていた
曰く上品すぎる、曰く味が薄い、曰く豪快さが無い等
反論しようとしてもマスケット銃を突きつけられ何か文句あるのかと脅され・・・・・・
「くっそう、何かあいつらにギャフンと言わせられるような手はないものか・・・ん?」
部屋と服を与えられた時に放置していた服の側に何かが入っている小瓶が落ちていた
「これは・・・そういえば流の奴が「こいつは媚薬とホレ薬を混ぜたようなものさ。君の好きな時に使うといい」とかいってくれた奴・・・」
流とは俺の親友でとある一流企業を経営している貴族でもある
女癖が悪く軽い事でも有名でこれを渡された時はどうしたものかと思っていたが・・・
「まあ・・・・・・仕返しにはなるかな?よし、次の時に混ぜてやろう。あ、でもあくまで仕返しだし少しだけでいっか」
ふっふっふ、多少の媚薬なら軽く感じやすくなるくらいだろ、皆の前で恥ずかしいことになるがいい!
「あ」
とってもイージーミス。俺をいびってた奴等の食事に入れようとしたが手違いで船員全員のスープの鍋の中に・・・
「ま、まあいっか。うん」
今のことは忘れることにして食事の支度を続ける。大丈夫だろう・・・・・・多分
226 :
100:2006/12/14(木) 11:45:11 ID:Mq2v4Rji
「あはぁ、ご主人様ぁ、もっとください・・・」
「ちょ、ちょっとバイオレットさん!?」
「はやくぅ、もう我慢できないのぉ」
あの凛然とした船長がただの淫乱な雌に!?
「うぁぁ」
「ふふ、お頭と違ってしっかり鍛えているからね、気持ちいいだろう?」
「あ、ずるいリョウキ、私もするのー」
「はいはい、ちゃんと次はさせてあげるから大人しく待っていてねラピカ」
散々自分の事をいびきってきた船員達が次々と襲ってくる、主に下半身を
「大丈夫よ、しながらでも操舵はちゃんとやれるんだから」
「で、でも・・・」
「いいのいいの。さ、ここにタップリと注いでね」
「ハルナさんずるい・・・ね、空斗さん、次は私にもしてよね?」
航海士や副長、砲撃士等にも誘惑され繋がっていく
「ふふ。私達の奴隷はご主人様の奴隷。この子達はご主人様の自由になさって結構なのですよ?」
「そうですぅ、私達は奴隷です。ご主人様方のお好きなようにお使いくださいませ」
巻き添えを食った女奴隷達との大乱交、ちゃっかり加わるおちゃめな船長
「そこの船舶、停泊せよ!さもなくば砲撃する!」
「あらあら、また鴨になりに来たのかしら」
「今のは?」
「ああ、私掠船よ。私の美貌と才能に嫉妬しているのね。海軍学校時代から目の仇にされていたわ」
「ええ!?」
海軍から海賊への転向とは一体船長に何が?
「よっしゃあ!いつもいつも逃げていたけど、ようやく捕まえられたぜ!」
「そうだね〜。これでこの辺り一帯は私達の物ね」
「くっ、殺せ!」
「嫌よ、散々迷惑かけられたのにすぐに楽にする訳ないでしょう?」
「ね、船長、この人達全員腕は確かだし、調教して服従させてみない?勿論空斗さんにも手伝って貰うことになるけど」
「それはいい考えね。早速始めましょうか♪」
「なっ!何をする気だ貴様ら!」
その提案により私掠船船員全員の調教の手伝いをすることになった。まあ俺の役目はひたすらに犯すだけなのだが
寄航した際、町と、そして今まで気にしていなかった船の違和感に気が付く。そう、まるで中世のような建物や船等ばかりなのだ
「なあ、男がまったく見えないのは気のせいか?」
「え?男って何?」
「はあ!?」
「あ、私聞いた事あるー。なんでも20年前の戦争時にかなりやばめな流行病で死滅したって」
「あーそういえばそんなこと誰かが言っていたっけ。人類全滅の危機か?とか」
今明かされる衝撃の真実!空斗に待っている未来は天国か地獄か!?
色々ごちゃまぜハーレム海賊生活、男として羨ましいその日常が今明らかに!
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
キャラがナデシコかよ
瑠○なのかラピ○なのかわからんが二十歳かよ
即興過ぎていろいろ矛盾してないか?
魔法技術で子供創ったり船動かしてたりするのか?
ワッフルワッフル
228 :
100:2006/12/14(木) 13:08:03 ID:Mq2v4Rji
見習いコックと船でそれが浮かんだから少し拝借しただけだYO
船長&私掠船はハレパイからちょびっと
時代的矛盾は・・・・・・各々で想像snhblihgv;gj;og:@g]k]:329
そこには血文字でこう書かれていた
「登場人物は全て21歳以上、またふたなりッ子による繁殖も可能なものとします。船は全て人力か帆船で」
つ、続きを…(*´Д`)ハァハァ
230 :
sage:2006/12/14(木) 21:59:29 ID:mADsCI8e
ワッフルワッフル
最初ワンピースネタかとオモタ
当方おっさん故、海賊といえば『宝島』を思い出す。
♪行く手には、みんなまだ知らない、不思議な巫女や婦警が、待っているだろう。
宇宙ならば、ハーロックもいいな。
♪君が、気に入ったなら、この船に乗れ。
>>231 当方ヤングなのでシルバー船長なんて知りません(><
『マップス』もいいよ
海賊といえば
「ならば海賊らしくいただいてゆく!!」
だな
前スレ、無事に埋まりました。
みなさま、お疲れさまでした。
当方の用意した埋めネタ15kbは、またこのスレ埋め用に。
流れと関係無いけど、システム固まらずに製作滞ってる同人ゲー用のネタを投下
1/2
近未来。佐野孝久(仮名)が通うのは、全寮制の元女子校。共学になってかな
り経つが、今だに男女比率は圧倒的に女子が多数。余所の人間は羨むものの、通
ってる男子達は肩身の狭い思いをしていた。
といっても、女子からイジメられる訳ではない。
違いといえば、普通の共学校に通うよりも、必然的に女友達が多くなる程度だ
ろう。しかし、プールにさえ男子の更衣室が無いとか、増築された男子寮が安普
請だとか。細かい苦労は多く、積み重ねれば山となるのだった。
さて。この学校、高校のカリキュラムは一年時しかない。
小学校から大学までの一貫校だが、高校の二、三年を他校で学ぶのが女子校時
代からの伝統だ。狭い女学校の中だけで完結しない人間を育てる、という理由ら
しい。生徒達には国内留学や、昔の連中への揶揄を込めて市井見学と呼ばれてい
た。
適性な学校へ割り振られた表を眺めて、男同士の友人達は残念がる。マイノリ
ティだけあって、この学校の男子は結束力が高かった。
その一年生を終えて迎えた春休み。
孝久は色々と馬鹿をやって騒ぎ明かし、名残りを惜しんでいた。転校の準備も
進み、出発を間近に控えた、ある日の午後。一年時の学級委員の上田(仮名)が、
転校先の制服姿で現れた。
「上田、向こうでもよろしくな。お前が一緒だと心強いよ」
「私が行くのは、あんたのお守りをする為じゃないって。それより、説明会だっ
てさ。待っててあげるから、向こうの制服に着替えてきなさい」
面倒臭がりつつ、てきぱきと制服を着て部屋を出る。先導する上田のポニーテ
ールは、黄色いリボンに縛られていた。
目的の教室に着くと、同じ学校に移る二十人ほどの女子は、すでに全員揃って
いるようだ。向こうの制服はともかく、女子の間での流行りなのか、全員が上田
と同じ黄色いリボンをしている。
前に立った教師の説明を、だらけながら聞き始めた孝久だったが。内容は冒頭
から、理解し難い代物となっていた。
「これ、女子には一年の終わりに話したんだけど、佐野君は初めてよね。嘘でも
冗談でも無いし、時間を無駄にしたくないから、しっかり聞きなさい。この学校
は男子が少ないと思っていたでしょうけど、実は全国で最も多いんです」
というより、同い年の男は、孝久が知る同級生で全てらしい。
混乱する彼を置き去りに、話は進んでいく。実は、かなり昔から男子は生まれ
難くなっていたのだそうだ。
「ちょっと待って下さい。もし本当なら、隠しておく必要が無いでしょう」
「それが、あるのよ。男子出生率だけではなくて、男子の性欲も減退していたの。
研究の結果、第二次性徴期まで伏せておく事が効果的だと分かったわ」
教師は証拠として、様々な雑誌を孝久の前に並べた。
男子全員を特集した雑誌に、個人個人の解説本や写真集。この学校の外では、
普通に書店で売られているそうだ。月刊佐野孝久をめくると、彼の写真がカラー
ページを占めており。先月読んだ漫画や、見た映画、ついでにどこで笑ったかな
ども解説されていた。
ついでに、テレビ欄のゴールデンタイムには、普通に各年代の男子生徒特集の
番組があった。
公共広告機構が宣伝で、クスリへよりも強い口調で同性愛の反対を訴える。
同性愛を犯罪と認定して、「ホモには無限搾取、レズは人工授精」という罰則
を与えようという法案が国会で審議されている。人権団体が反対するものの、ア
メリカでは議会を通過したらしい。
「……冗談にしちゃ、タチ悪くありませんか?」
「いい加減、理解しなさい。佐野君の行く学校には、これらの情報から君の子供
が欲しいという生徒が入学するのよ。高校二年までの間に、接点も無いのに相手
を選ぶなら、情報しか方法は無いでしょう」
2/2
男子生徒を迎え入れた高校は、その名誉を分かり易く示すらしい。つまり、孝
久の通う学校も、国立佐野孝久高等学校に改名している。
「なんすか、そりゃ」
自分に自負も無いのに持ち上げられても、孝久は晒し者にされた気分だった。
「もし、好みじゃない娘だろうと、俺の方は強制?」
「まさか。でも、まず無いと思うわ。過去のデータを元に、対象外の娘は省いて
るから。好みじゃない娘がいた場合は、申請すれば良いだけよ」
色々と説明を続けられたが、孝久は飽和状態になっている。しばらく時間を貰
わないと、整理どころか飲み込む事すら出来ないだろう。
彼の様子を見たものの、教師は最後に一つ大事な規則を教えた。
「向こうにいったら、これだけは忘れちゃ駄目よ。君に抱いて欲しい女生徒は、
制服だけでなく、髪にリボンをつける決まりなの。青は問題無い日、赤は生理等
でダメな日、白は排卵0日、紅白のチェックは妊娠中」
リボンといえば、と孝久は周りの女生徒を思い出す。彼の首筋を緊張感が伝っ
たが、教師はごく事務的に教えてあげた。
「黄色は処女を奪って欲しいという印ね」
横から覗き込んだ上田が、熱い吐息と共に話し掛けてきた。
「えっと、佐野。こういう事になって驚いたけど……私、前から佐野のこと」
はにかむ彼女を抱き寄せて、前戯もそこそこに、濡れきった下着を脱がせて貫
く。たっぷり膣内に注ぎ込んだ満足感に浸る間も無く、二十人以上いる女子の処
女を次々に貰っていった。
転校先には、男子トイレが二つしか無かった。孝久しか使わない上、別に女子
トイレを使っても構わないから良いだろうが。一つは普通に便器があるものの、
もう一つはトイレ当番が肉便器として精液専用n(省略されました)
>215
いや、元ネタ隠して無いけどさw
購入決定。決まったら報告してくれ
>>237 このリボンみたいに、ハーレムが当然でちょっと事務的になっている状態に萌える
みんなで奪い合いじゃなくて、淡々とシフト表つくってる感じ
>>くなさん氏
いよいよご本人が降臨された。GJ!
>>239 私も好きです、シフト表。
『順番を みんなで守って 仲良しハーレム』
標語風に。
ローテーションもの、もし良ければ『ホームルーム』をどうぞ。
(自薦カコワルイ!)
もう師走ですね。
みなさんも、お仕事や忘年会など、お忙しいでしょうが、なにとぞ、ご自愛ください。
というわけで、ハーレム嘘短歌。
『ひゃくやっつ 除夜の鐘の音(ね) 数えつつ
侍らす女 名を読み上げる』
除夜の鐘を聞きながら、ハーレムの女達と過ごす大晦日。
鐘に合わせて、108人いる女達の名前を読み上げていると、
まるでこの女達が、自分の煩悩を象徴しているように思えて、なんともおかしなものだなぁ。
おそまつさまでした。本当に。
>>236 素晴らしいゲームだな、これは。
つまり、主人公を迎え入れた高校には
「べ、別にあなたなんて好きでもなんでもないのよ?」といいつつも
何故か髪には黄色のリボンを欠かさないツンデレ乙女がいたり、
主人公の月刊誌をたまたま手にとって以来、人間になって主人公と
結ばれる事を夢見るメイド型アンドロイドが人知れず入学していたり、
主人公が入寮して以来離れ離れに暮らしていた妹が、兄に一言の
相談もせずに転入済みだったり、
主人公にべた惚れな双子(妹)を思いとどまらせるべく、彼女を追って
一緒に転入してきた双子(姉)がいつのまにか双子(妹)に競うようかの
ごとく主人公に惚れてしまったり
という展開もありうるわけだ!
と、ほんの数分でここまで馬鹿な妄想を膨らませてくれる事自体が
ハーレム嗜好者のハート鷲掴みにすでに成功している証ですよ、
と自分の恥ずかしい妄想スキルを弁護してみたりする。
月刊佐野孝久ワロタ
5年間買い続けると佐野孝久1/1フィギュアが完成するみたいなノリかw
ちょっとのネタから空想が広がるこのスレ有る意味恐ろしやw
>>236 俺も買うわ、それw
しかし、何だな。
前スレ、最後の発言が「語れ」なのにさ。
AA使ったもんだから容量一杯になっちゃってるよw
すげー消化不良を味わったよ。
245 :
220:2006/12/15(金) 14:36:55 ID:avhUPWe3
>>224 遅れたけどGJ!
そしてありがとう!
ちなみに船倉でオールを漕いでる奴隷たちも女の子なんすかね?
daydream、更新。
スレの悪の秘密結社モノも更新しないかな・・・・・・
248 :
100:2006/12/15(金) 21:14:57 ID:n5fqM1Y4
>>245 >>226 >>246 海賊といえば赤髭とヴェネガレって意識が・・・
ナイル川下流とか嵐中の太平洋で襲われてね・・・
>>ワッフルワッフル
「きゃ」
「うわっ」
ただひたすらに走っていたらいきなり人と当たってしまった
俺は大丈夫だったがぶつかってしまったその女性はしりもちをついてしまっている
「いたた、すまない、急いでいたので。大丈夫か?」
そういって手を差し出す
「あ、いえ大丈夫です」
俺の手を取り立ち上がる彼女。礼を言おうとしたのか口が開くが声が届く前に驚いた表情で固まってしまった
「あの、もしかして、晴夢君?」
「あ、ああそうだが、なんでそのことを・・・ってまさか幸子さんか?」
中学生の頃、穏やかで心優しい彼女は人気があり、それで一部の奴等から虐めを受けていたのを助けたことがある
それから卒業まで友人として付き合ってきたがその時の面影が残っている
流れるような長い髪、誰もが見とれてしまいそうな美しい顔立ち、抜群のプロポーションにそれが分かってしまう薄着のパジャマ
「ってパジャマ!?」
「あ、これはですね、先ほど友人達とダンスパーティーの練習をしていたのです」
「だすんぱあてぃ?」
「ええ。私が通っている恵戦女学院ではクリスマスの日に生徒会主催のダンスパーティーを行うのです。
それで、私は最上級生の代表として下級生の方達と踊ることになったの、本番で恥ずかしくないよう練習していたのですよ」
うわまぶし。幸子さんの背後から後光が見える、お嬢様だ、お嬢様はほんとに実在していたんだ
トス
聞こえないはずの音が聞こえ、見えるはずのない、キューピットが使うと言われているハート型の矢が見えてしまった
ものすごーく嫌な予感がする
「え?これって・・・」
「あ・・・晴夢さん・・・」
顔を赤らめてこちらへと擦り寄ってくる幸子。そういえば手を繋いだままだったなぁ・・・
なんて現実逃避は意味なく、俺は檻に閉じ込められてしまった
「晴夢君見つけた!って何やってるのよ!?」
うん、矢を見ちゃった時にいやーな予感はしてたんだけどね、追っ手に捕まってしまいましたとさ・・・・・・
「貴女、彼を放しなさい」
「何を言っているのですか?私と晴夢君はラブラブなのです、貴女方こそお呼びではありませんわ」
「なっ!どういうこと晴夢君!?」
ぎゃいぎゃいと騒ぎ出す4人。頭の中には争奪戦という文字と包丁で背後から一刺ししようとしている某整備隊長の姿が見える
ああ、現実逃避してる場合じゃないな。どうにかしてここから離れないと・・・・・・
「あらあら、何時までも戻ってこないと思っていましたら、こんなことになっていたのですね」
「うーん、幸子ちゃんがあれだけ熱くなってるのも珍しいね〜」
「あ、鞠子に汐子さん。すみません、ちょっとトラブルが起きちゃいまして」
2人増えてるー!?
249 :
100:2006/12/15(金) 21:15:29 ID:n5fqM1Y4
「ふっふっふ、成功成功♪後は仕上げにご馳走と行きましょうか♪」
「何か嫌な気配を感じてみたら、お前だったのか、ラヴァ」
「ん?げ、ラフィ。あんたどこかの神社に封印されたんじゃなかったの?」
「ええ、封印されていたわ。でもあの子達が助けてくれたの。だからこうしてお礼をしているのよ」
「おーれーいー?はっ、狡猾で残忍なあんたにも恩を感じる心なんてものが存在していたのね、意外すぎるわ」
「ええ、そうよ。もっとも、それもお前に言われるのは心外ね。淫魔族以上の性欲しか持っていない不良天使さん?」
「ふっ、よく言ったわ。此処であったが500年、決着をつけようじゃないの!」
「そうね。いい加減その顔を見るのも嫌だしね。灰にしてあげるわ」
「あ、物理的手段は却下。どうせだからあの子をどっちの眷属にするかで競いましょ。あんたも久々でしょ?」
「む・・・・・・・・・・・・それもありか。わかった、その提案を受けよう」
「そうこなくっちゃ♪」
ゾクゾク
夏の暑さ我慢大会で暑さによって意識が朦朧としてきた頃に背中の中に氷入れられるくらいの寒気がしたぞ!?
辺りを見回し、元凶を探る
見えてしまった、うっすらと見える天使と悪魔によるにらみ合いが。その後ろに見えるカラスとフクロウの威嚇も・・・
「どかないなら、力ずくでいくよ」
「まあ、すぐ暴力にでるとは情けない。ですが私も恵戦の生徒。戦いとあれば容赦はいたしませんわ」
どこからともなく木刀を取り出し構える翔子と同じくどこからか枕を取り出し構える幸子
「翔子ったら気が早いんだから〜。ま、私もそろそろ抑えられないかな」
「悪いけど、幸子ちゃんの邪魔はさせないわ。私個人としても彼には興味あるし、ね」
またもどこからかスタンガンを取り出す洋子と催涙スプレー二刀流の鞠子さん
「気は進みませんけど、2人と晴夢君の為にも戦うしかありませんね」
「ふふ、久々に本気で戦えそうですわね」
微笑みながらデザートイーグル44に装填する美耶子とAT−1を構える汐子
やばい、みんな殺る気だ。止めないと惨事が起こる、特に後ろ2人
「ちょっとまてって!こんな所で暴れたら周りに迷惑が」
「「「「晴夢君は黙ってて!」」」」
「「貴方は黙ってて!」」
「・・・・・・ハイ」
速攻沈黙させられた俺、うう情けない。だけど、みんなの目が怖かったんだよぅ
ああ、こんな混沌とした状況から俺を助けてくれる神はいないものか
トントン
悲観に暮れていると何者かに肩を叩かれた。まさか警察!?いやでもこの際誰でもいい、俺に助けを!
そして殺伐としたこの場に俺の救世主が・・・・・・
250 :
100:2006/12/15(金) 21:16:04 ID:n5fqM1Y4
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | <喧嘩はいけないクマー
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ ヽノ /´> )
(___ ) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
ドカッ
めちゃくちゃ嫌なものを見て思わず蹴っ飛ばしてしまった
だが蹴った感じからただの着包みであることが分かり慌てて謝罪する
「すみません、いきなりだったものでつい。大丈夫ですか?」
「あいたたた。んもう、折角作ったのに汚れちゃったじゃないの」
熊の着包みから現れたのは眼鏡をかけたポニーテールのやや童顔の女性
「えっと、貴女は?」
「私はここの寮長兼恵戦女学院の教師よ。紗織って呼んでね」
ウインクをしながらフレンドリーに話す紗織。しかしその胸にはさっきの矢が見える・・・
「ま、まさか・・・」
「うふふ〜。捕獲っ!」
「ちょ、離してくれー」
「はいはーい、そっちのみんなも注目〜」
「あー!紗織先生ずるい!」
鞠子が真っ先に叫んだが他の子も冷たい視線をこちらへよこす
「いいから少し落ち着いて。ここで暴れては他の人へ迷惑でしょう?だから、こんなもの用意しちゃいましたー」
そういって着包みから一つの錠剤を取り出す
「先生、それはなんでしょうか?」
「んー、精力剤?なんとなーく使うような気がしてさっき作ってきたところなのよ」
なんでそんなもん作れるんだよ!?てかなんとなく使う気がしたって・・・
「せ、精力剤・・・なんでそんなものを・・・・・・」
「いいじゃない、ここにいる皆は彼の事が好きなのでしょう?なら、全員相手にしてもらえばいいのよ」
「「「「「「おお〜」」」」」」
そこ、納得するなっ!
「それじゃ行きましょうか。幸い私の部屋は防音効果が完璧だからね」
そのまま7人の女性達に連行されていく俺。ああ、目から水が、ハハハ、ちょっぴりしょっぱいや
「えーと・・・」
「これは・・・引き分け?私あの人に矢を撃った覚えはないのだけど」
「私の担当だよ」
ラヴァとラフィの前に現れたのは赤い長髪の天使。これもまた天使といえないくらいの妖艶さを持っていた
「「ルミ!?」」
「何、こっちに2人程いたのでね、とりあえず近場から、と思ってやったんだが・・・これは少々予想外だったな」
そう言いながらもニヤリと笑って晴夢が連れて行かれる方を見ている
「予想外、ねえ・・・」
「確信犯・・・」
「ま、こうなったらしょうがない、あの娘を選ぶよう仕向けるしかない。私も少しばかり楽しませてもらうとしよう」
姿を消してそちらへと向かうルミ
「あ、こら、待ちなさい!」
「抜け駆けするつもり?ふふ、そんなことは赦さないよ」
後を追うラヴァとラフィ
果たして彼の運命や如何に
クマーで脱力したまま最後まで読んでしまった…orz
クマーズルイよ、ズルイよクマーwwwwwwwww
252 :
サルでも書けるハーレム小説教室:2006/12/15(金) 23:26:19 ID:K39+/Vv6
A「今回は大規模ハーレムについてだ」
B「大規模ハーレム?」
「ち、畜生……一体、いつになったらつくんだ」
後宮の入り口から旅を続けて三日、俺はまだ本殿に辿り付いていない。
もう既に食料も尽き……
A「違う! 大人数のハーレムのことだ。住んでいる場所はそこまで大きくなくていいのだ!」
B「ふむ、大人数か。そうなると十人くらいか?」
A「甘い! 最低二十人以上だ」
一口コラム
ハーレムの人数が多ければ多いほどいい、という方が世の中には居ます。
こういう方向けの小説を書くとなると、もちろん数より質になってきます。
大人数ハーレム小説は大体のところ、数十人単位のハーレムが多いのですが、中には数千単位以上という方も居られます。
B「そ、そんなに女性を増やして大丈夫なのか?」
A「もちろん個々の女性の描写は甘くなる。だから数が居るということ自体がポイントなのだ」
B「数自体?」
A「それだけの大人数でしか出来ない描写をフォーカスして、個性というものはそれほど重要視されないのだ」
B「なるほど」
A「そして、大人数ハーレムには幾つか重要なポイントがある」
B「ポイント?」
A「まずは日常だ!」
253 :
サルでも書けるハーレム小説教室:2006/12/15(金) 23:28:08 ID:K39+/Vv6
「それで、俺はどうすればいいんだ?」
後宮の入り口から旅をして一週間、ようやく俺は本殿に辿り着くことができた。
途中で食料を納めているという業者に会わなかったら、危うく命を落とすところだった。
サルでも分かるハーレム教室というガイドブックを事務で貰ったが、俺は未だ主として何をすればいいかわからない。
「えーとですね、皇帝には大体こちらの予定に従って貰います」
俺の秘書になったという女が、何かの予定表を渡す。
5:00 起床、下腹部への口による清掃
6:00 朝食、献立は新鮮な処女など
7:00 朝の運動、裸のインストラクターとの運動
8:00 移動、特別満員電車での移動(女性専用車両)
9:00 公務、危険日の子に種付け
10:00 休憩、メイドによるご奉仕
11:00 公務、学生への性講習及び交流(月:小学生、火:中学生、水:高校生、木:大学生、金;軍事学校生)
12;00 昼食、献立は主に中華丼、親子丼、姉妹丼、ハラミなど
13:00 公務、女性警察官とのコミニケーションなど
14:00 公務、巫女との神事
15:00 休憩、ファミレスでの休憩。メニューは様々なウェイトレス(食事後は必ずテイクアウト)
16;00 公務、敵対国の捕虜、及び軽犯罪者への刑の執行(妊娠者は後宮へ移送)
17;00 公務、美女コンテスト、スポーツ入賞者、研究者への表彰など
18:00 移動、特別大型バスによる移動
19:00 夕食、献立は女体盛りなど
20:00 飲み会、各種遊郭、高級娼館からの派遣者による接待
21:00 入浴
22:00 勉強、美人教師による特別講習
23:00 家事、妊婦への胎教
24:00 ベッドイン、妻たちとの夜の生活
25:00 休憩、お好きなところへの夜這い
26:00 夜食、人妻などのつまみ食いなど(食事後は強制的に後宮に徴収)
27:00 再びベッドイン、子作りなど
28:00 就寝、五十人の女性への種付けが終わった時点で睡眠可
「えっと、俺が寝る暇が無いみたいなんだけど……」
「大丈夫です。薬で何とかします」
「薬!?」
B「おお、何だか面白そうだな」
A「だろう。このように大人数ハーレムの凄い日常を描くだけでも、エキサイトできるものだ」
B「しかし、日常は描き終わったら終わりだろう」
A「そんなことはない。大人数ハーレムにはもう一つ醍醐味がある」
B「ほほう」
A「祭りだ」
一口コラム
大人数ハーレムは日常自体もイベントの連続です。
しかし、それは序の口でしかありません。
大人数ハーレムの醍醐味はやはり祭りの如き、大型ハーレムイベントです。
「皇帝様、今度の日曜日のイベントはどうしますか?」
俺の秘書が聞いてくる。
日曜日は何でも皇帝陛下のための感謝デーらしい。
「そうは言ってもなあ。たまには普通に休みが欲しいな」
「そんな勿体ありませんわ。ああ、それなら皇帝陛下のお気に入りだった、素人娘野球拳大会はどうです?」
「あれ、楽しいんだけどさ……この前、女の子一人泣いちゃったじゃん。実は恋人に内緒で来てたって」
その子はすぐに帰してあげたが、気まずくて仕方無かった。
野球拳大会と言っても、パンツを脱いだら即エッチだから、ハーレムに入りたい人間以外は誰だって嫌だろう。
「リアル鬼ごっこはどうです?」
「あれ、捕まえるのにも疲れるし、そのあとエッチするから疲れが二倍なんだよ」
「じゃあ、ガールハントはどうです?」
「山の中に女の子放して、ペイント弾撃って捕まえるってやつ? あれ、女の子大変じゃん。捕まえたとき、怪我してる子多いし」
「全国温泉巡りの旅はどうですか? しばらく公務を休んで」
「あれって、各地の女将さんとエッチするだけじゃん」
「南国バケーション、ドキッ女だらけのプール大会はどうです?」
「あのさ、うちの奥さんの四分の三が妊娠してるから、あんまり長旅できないって」
「人間回転寿司はどうでしょうか?」
「あれ、四十五皿以上食べなくちゃいけないでしょ。大変なんだよな」
「人間流しそうめ……」
「一緒だって」
「人間女牧場はどうです? 搾乳とか大好きじゃないですか」
「まだ母乳出る子が少ないんじゃないの?」
「大女相撲大会はどうです?」
「うーん、あれって見ててもイマイチなんだよね」
「全裸ドッジボールはどうです?」
「だから、スポーツ系はイマイチなんだって」
「危険日中出しロシアンルーレットはどうです?」
「だから、もう妊娠してない子少ないじゃん」
「皇帝、ではどうすればいいのです?」
秘書は弱り果てたように俺を見つめる。
万策尽きたらしい。
「肉布団ってやつ? あれやろう。女の子全員で一日中ゆっくり寝ようぜ」
「そんなのでよろしいのですか?」
「妊婦ばっかしなんだからさ。たまにはこうやって産休取らないと」
秘書の大きく膨れたお腹をポンポンと優しく叩く。
「はい」
俺の子を宿した秘書は、妻の顔でにっこりと微笑んだ。
B「うおお、これは何だか凄そうだ。どのイベントも面白そうだ」
A「そうだろうそうだろう。これなら読者の度肝を抜けるはずだ。祭りは派手に盛り上げてこそ、大規模ハーレムが生かされるというものだ」
ま た 一 歩 ハ ー レ ム に 近 づ い た
よーし、お兄ちゃんもハーレム小説書いちゃうぞー!…なんか騙されているような?
sage忘れ、失礼しました
またバカな話だと笑って流して下さい
ぶっちゃけルナルサーガだとトロールって絶世の美女なんだよな。
クマーも鳴かずば蹴られまいにw
>サル書け
大規模即、食料が尽きるというBの感性に嫉妬w
>214
声出してワロタw
上田「聞いたわ、佐野とシたんだって?リボンの色変えないと校則違反よ」
ツン「何かの間違いよ!あ、あたしだって…ボソボソ」
情報屋「そーお?」
出された写真に動揺するツン。孝久と彼女が、ベッドで寄り添ってる寝顔
脇から自称『お兄ちゃん研究家歴十五年』の妹が覗き込む
妹「あ、これ1/1佐野孝久くん人形だ。滅多に当たらないのに」
ツン「応募なんかしてないわよ!十年継続間の定期購読者には全員プレ…はっ!?」
こうですか?わかりません><
んじゃ名無しに戻ります
260 :
sage:2006/12/16(土) 00:41:10 ID:aG9EjgfC
モンスターメーカーで可憐なゴブリナ(ゴブリン)
エンゼルコアかテラ系のオーガ(鬼)
オークもウルクにしとけばエルフのアンデット風なのでがんばりゃあみ〜んなびじんさんだよ
ソードワールドの闇の王子(ホモ)はモン娘ハレム作ってたし
TRPGは美人モンスターの宝庫だぜ!
メドゥーサは最近だとFateの彼女とかいるしな
>>250 く、くま・・・力抜けちゃったぜ。GJだ。
>>259 10年前から秘めたる想いとは、いいツンデレですな。
俺の煩悩マルッと本絞りな妄想をしっかり形にしてくれるあなたは素敵だ。
その勢いのまま、全力で俺にそのゲームを買わせるんだ!!!
皆さんよくこんなにネタが思い浮かびますね、羨ましいかぎりです。
自分は前スレで本命がいるハーレムは有りか無しかを質問した者なんですが、
他で公開したssをここでも投下するというのはOKなんでしょうか?
初めてハーレム物を書いたのでいろんな意見を聞き、今後の参考にしたいと考えています。
>>252 >ハーレムの人数が多ければ多いほどいい、という方が世の中には居ます。
>こういう方向けの小説を書くとなると、もちろん数より質になってきます。
ここは「質より数」じゃないの?
つ【情報】
リンク&紹介ではだめなの?多重投稿は軋轢の元、
保管庫なし&DAT落ち済みならわからないでもないがそうでなければ……
そですねー、多重投稿は困ります。
リンク集&保管庫管理人泣かせです。
は〜れむものとか洗脳戦隊とか妖精学者とか、
自サイト掲載作でさえ頭を悩ませるのに、なんてめんど…ゴホッ、ゴホッ
もとい、先方スレと軋轢、荒らし流入などという事態を避けたいのです。
保管庫泣かせといえばここんとこのリレーっぽい展開もですね。
見てる分には非常にGJなのですが、どこまで「本文」だとか作者は誰だとか、
いろいろ考えることがあるので、ちょいと収録は後回しで。
>>262 それはあまりよくない気がする。
順番が逆ならいいと思う。(ここに投下→あとで他でも公開)
コメディもいいんだけど、エロエロなやつが読みたい。
まさか本当に眼鏡ポニテ女教師が出てくるとは…
サンクスです。
たくさんの女性を使った遊びといえば女体麻雀があるけれど、
あれはエッチには結び付けにくい……
>>270 多分、女の体を麻雀牌に見立てて、麻雀するってことじゃないかな。
少なくとも、136人いるからな。
それを捨てるなんてとんでもない!
ポンとか! カンとか! そんなことされたら!
いややー、女体麻雀なんていややー
盲牌とかいって乳もむのか?
一気通貫という字面にハアハアする
>女体麻雀
女体盛りの麻雀版で
素っ裸に剥いた女性を雀卓にするんじゃなかったっけ?
女体神経衰弱
13組の双子に耳栓目隠しではめていき姉妹を当てるゲーム
一定回数間違えると再びシャッフル、全員当てるまで延々と続くw
麻雀の対戦相手は誰なんだ?ハーレムマスターになびかないツンキャラか?
ハーレム追加予定の子だろw
勝負に負けたらバツゲーム!!みたいなw
三人の相手はハーレムの中の三人。
主人に振り込むと、主人に奉仕という、
罰ゲームと言う名のご褒美が待っている、というルール。
そのため三人の娘は主人の待ち牌を読み、それを振るという
振り込み競争となる。
いちおう主人のツモあがりなら、三人同時奉仕だが、
独占奉仕に比べると当人達にはあまりおいしくないらしい。
「こんな所になかなか来なかった一稗が」 コリコリ
282 :
単発ネタ:2006/12/16(土) 21:42:03 ID:iGRJcoaW
わたしが訓練教官のハート先任夫人である。
話しかけられたとき以外は口を開くな。口で愛液たれる前と後に“レディ”と言え
分かったか、雌豚ども!
貴様ら雌豚どもがわたしの訓練に生き残れたら―――
各人が夫人となる ご主人様にま○こを捧げる性の司祭だ
その日まではウジ虫だ! 地球上で最下等の生命体だ
貴様らは人間ではない 両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!
貴様らは厳しいわたしを嫌う
だが憎めば、それだけ学ぶ わたしは厳しいが公平だ 人種差別は許さん
巨乳、ツルペタ、ツンデレ、パイパン、剛毛、
すべて―――
平等に価値がない!
わたしの使命は役立たずを刈り取ることだ
愛するご主人様のハーレムの害虫を!
いきなり質問なんだがハーレム物で主人公の身体年齢が可変なものって
どう思う?
ちょっと分かりにくいが普段は10才ぐらいの容姿だかHシーンの途中で18才
ぐらいになっちゃったりするの。
人によっては容姿や性格が変わると同一人物とは認識しにくくなってNTR感
なんかを感じたりするかな〜、とか思っちゃうがどうだろう?
やっぱりハーレム物とは受け入れられない?
ショタいらん
ショタが''何故か''処女のお姉さんに誘惑されまくるようなフェロモン体質なら大好物だ
いあいあ、見た目10才位と言っても中身は18才で10才の姿で気の強い女を
精神的にネチネチ攻めて、心が落ちたところで18才の姿で身体をガンガンに
攻めるのもいいかな〜、って思ってな。
>>282 思わず笑ったw
うちの妹とファックしていいぞw
>>286 別に18才にならなくてもいいんじゃね?
ショタのまま、ガンガン攻める方が俺は興奮する
ん…ショタはねえ…
ショタな子が処女のお姉さんめろめろフェロモンを出してて、
えっちするとき、お姉さんがキスをしたらショタの子の封印が解け、
大人になってしまう。ちなみに大人になったら鬼畜っぽい。
で、えっちのあとキスをしたらショタに戻ってしまう。
そんな感じ?
>289
まあ、283の言いたいのはソレだろうね
…山ほど似たようなのあるし、需要はあんじゃない?
>>283 ゼンキとかのエロパロなんか、そんなかんじだね。
今週からジャンプで始まった新連載も、ハーレムではないが少年から大人になる主人公だった。
>>たくさんの女達を使った遊び。
百人ぐらい集まった自分のハーレムの女達全員参加で、
『ドキッ!?女だらけの水着運動会!ポロリもあるよ!?』
を開催する。
もちろん男は自分だけなので、とりあえず解説役をやることにする。
司会者やカメラ、裏方さんもすべて自分の女。
「うおおおっっと〜!!あずさちゃんのヒッププッシュで、とうとうみゆきちゃんが浮島から落ちた〜っ!!」
「よしよし、でかした、あずさ!」
「小学生のあずさちゃんが大学生のみゆきちゃんを倒しちゃうなんて、大番狂わせですね〜。ご主人様、勝因はなんだと思います?」
「やっぱり、小回りの利くあずさの小さなお尻が、破壊力はあるが鈍重なみゆきよりも勝ってたんだろうなぁ。あの尻も捨てがたいけど、この局面は機動力重視だろ、やっぱ」
みたいな感じで。
あとでビデオに編集して楽しむ。
もちろん、画面の隅で女の子に歌わせるのも忘れない。
妄想垂れ流しでスマン。
>>290 思い浮かんだイメージはバスター(ryの前のウィザー(ryだったりする。
>>292 >もちろん、画面の隅で女の子に歌わせるのも忘れない。
ちょっとツボに入ったwww
>>292 いいよ、その妄想w
紅白別れて、勝ったほうに御主人様からの(性的な)ご褒美が貰える、とか決めたら、勝負にも熱が入るし応援合戦も盛り上がるな〜。
エロゲとネット小説以外にも、
もっとハーレム情報が欲しいなあ。
CGとかコミックとか同人とか。
コミックなら今メガストアで連載中の『ギリギリSisters』が最近のオススメだな。
この人の今までのマンガは結構NTR色が強かったが今作はいいね。
余り油断は出来ないけど・・・。
>>295 つ安能務『隋唐演義』
「ほう! 桃花源記が読めるのか?」
「読める時と読めない時があります」
「またふざけおって! ちゃんと答えよ」
「昼間は読めなくて、夜になると読めます。ウソだと思し召しなら、お試し下さいませ」
「よし、さっそく今夜にでも試すぞ」
「やったあ!」
と妥娘は大声で叫び、秦夫人の面前かまわず煬帝に抱きつく。不作法も無礼もあったものではない。
少女の特権、いや人徳である。(安能務『隋唐演義』より抜粋)
ハーレムが主体の小説ではないけれど、とにかく煬帝のハーレムが萌える。
『封神演義』が楽しめた人になら、普通にオススメできる作品。
彼岸も過ぎて、掛け布団を厚いものに変える頃合の今日この頃。
私は風呂にいる。
我が家の風呂はでかい。
大人四人が入ってちょっと隙間が出来るくらいである。
今日はその風呂に六女の土萌と末妹の日曜子と一緒に入ることにした。
我が家ではまず最初に10分ほど湯に浸かってから体を洗うようにしている。
「さて、土萌、背中を流そうか?」
そろそろいいかなと私が呼びかけると、那水についで姉妹の中では大人しい土萌は、
頬を赤めながら、消えるような声で、はいと頷いた。
ざぱりと、水音と共に土萌が立ち上がる。
昔からインドア派な土萌の白い肢体がほんのり赤く染まり、肩口でざっくり切られた
黒髪がはらりとこぼれる。
「それと日曜子はお姉ちゃんの前を洗ってあげような」
「はーい」
私の言葉に今まで目を閉じて数を数えていた末妹の日曜子が元気よく返事する。
風呂用のイスを三つ並べ、私の前に土萌が座り、更にその前に日曜子が体を反転させて座る。
「さて、それじゃあ、洗おうか、日曜子」
「はーい、あっらおう、あっらおう」
私と日曜子はそれぞれボディーソープを手に取り、私は背中へ、日曜子は胸へと手を伸ばす。
私はまず、うなじへ手を伸ばす。
「んっ」
次に肩、背中、脇腹、を念入りに洗う。
「っ……んふ……」
それから太ももへ、外側から内側、特に汗が溜まりやすい内ももの付け根は念入りに。
そして脹脛、すね、足の指も。
「んぁ……んんっ……ゃ……あっ……っ」
日曜子は少し、洗浄を遊びと勘違いしてる所があるようで、土萌のふくらみかけの胸を
泡だらけにしながら、そこから手を離そうとしない。
「あぅ…ヒヨ、ちゃん……そ……ちくび、だめぇっ……ひっ、あっ」
「こら、遊んじゃだめじゃないか」
「あぅ、ごめんなさい」
「ほら、お姉ちゃんのおまたを洗ってあげないと」
「うんっ」
「やっ、まって……お父さん……ヒヨちゃん……私、ああんっ」
遊んでいる日曜子を軽くしかって、土萌の体を洗う。
洗う。
洗う。
ひたすら洗う。
「んん……私、も、もう、ひぁ、あっ、あぁぁぁぁぁっ」
そうしている内に、全身を震わせて脱力した土萌を胸に抱きとめる。
少し意地悪しすぎたのか。
それとも日曜子がすごいのか。
お父さんはちょっと将来が心配です。
それはともかく、体を泡だらけにして、くてんとしている土萌の膣に手を這わせると、しっかりと潤っている。
「さて、それじゃあ、中も洗おうか?」
「はぁはぁはぁはぁ………………………うん」
土萌の体をももから抱えて持ち上げる。
そうして何時の間にか天を見上げている、我が家の一人息子の上にゆっくりと下ろしていく。
ぐっ、と一瞬強い圧力を感じ、ついで、それを少し弱くしたようなモノに包まれながら奥へ奥へと向かう。
春先に私の『娘』になったばかりの土萌の中はいまだに、長男、もしくは末弟をぎゅうぎゅうと抱きしめる。
私はそれに負けないように腰に力を込めると、猛然と抽送を開始した。
「ひぃぃ、あひぃぃ、ひ、ヒヨ、ちゃぁぁん」
ふと下を見ると私と土萌の結合部に舌を這わせる我が家の末姫の姿が。
やっぱりちょっと将来が心配です。
そんな埒のない事を考えつつ、今日は仕事が厳しかったので土萌が失神するまでやってしまうかもな、と思う私です。
以上です。
曜日娘ものの続きなんぞ書いてみました。
GJ! イノセントな責めのヒヨちゃんと恥らう土萌ちゃんがいい!
>>298 古本屋へGO!
あと、普通の書店でも売れ残っていることがあるかも。
ジャンプの藤崎版封神が流行した頃に、結構出回ってたみたいだから。
ブラザー、そこまで来てイかないのは殺生ですw
>>299 GJ!
土萌ちゃん、かーいーなw
ひよこちゃん、オソロシイ子っ!
HAPPY☆LESSONの落書館(元、料理長の・・)が仮設運営中です。
現在、2話まで。ハーレムは遠いのです。
>>292 GJだが、なんかマウスみたいだな。
確か、そんな話あった気がする。
ていうか、マウスのつなぎの回はそんなんばっかりだ。
魔眼屋本舗更新してる
相変わらず、良いノリだ。
309 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:00:21 ID:pQuvacVI
Night Talker
よろず掲示板にある
幻想砕きの剣は出た?
週1ペースで投稿されておりクオリティは高いと思う。
読み応えもある
310 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:59:33 ID:uIxSzIaT
幻想砕きは俺もお勧め
ただ、紹介したいが全て既出ってのに泣いた
時に萌えた体験談コピペにある「寝取られ体験談」ってのは実際の話なのか?
創作にしてはクオリティ低いし、とても素人感が否めないから、なんか現実にあったと思うと鬱になってしょうがないんだ
あそこちょいハーレムも多かったけど、好奇心が災いしたぜ・・・
教えてくれないか?
紹介はともかく下げろよ・・・。
312 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:46:59 ID:uIxSzIaT
あああ
>幻想砕きの剣
戯画から出てtる「Duel Savior」の二次モノ。
途中で、同じく戯画から出てる「BALDR FORCE」のコラボが発生する。
現状、「Duel〜」はハーレム、「BALDR〜」がハーレム結成直前。
交流はあるが、チームごとのスワッピングとか寝取られとかはないから安心してOK。
あと、「Duel Savior Justice」にゲスト出演した武内優香がハーレム入りする寸前。
>>310 9ヶ月分の情報が溜まってるから、オリジナルの良作は軒並み出尽くしたかと。
既出でも紹介文を書けば後の利用者に役立つ。
4にもあったけど、PIPIで更新の早い物ってある?もちろんハーレム物で。
最近PIPIを知ったからどれが更新早くて面白い奴なのか分からんのですよ
PIPIは、質の差が激しいし、分からん。
kwsk解説できる人いる〜?おすすめ上げてくれ
このスレの、ノリのいい職人さんたちならば、
クリスマスネタスペシャルハーレムエスエス大会を開催してくれると期待して、
当日は家で待つことに決めた!!
↑
と、いっておけば少しは気が晴れるかも。
く、悔しくなんかないんだからね!
今週のガールフレンド(ヤンジャン)読んで双子3Pはハーレムネタとしては基本&ベタだが
最強だなとオモタ
>>317 家で待つ間に君もハーレム小説を書こう!
サルでも書けるハーレム小説を読めば、君もすぐにSS作家だ!
>>314 んじゃ、最近読んだのをざっと
「処女の惑星」PIPI
べたに始まりべたに終わる、普通には読ませるハーレム話
ただ、中盤以降は少し食い足りない感じ
「性交女学園 〜種付けされる美少女達〜」PIPI
エロエロなのは良いんだけど、文章が邪神レベル
あまりの日本語力に、読んでると脳が痒くなってくる
「境界崩し」アルカディア エロ無し
とくめー氏のブログ読んで目を通したけど、かなり邪気高い
個性的なキャラと、差異の同居のエピは面白かったが
説明と設定が作者の頭の中から文章に出てきていない印象
「太郎の育ての親は外なる神だってさ♪」同上
神話ちゃんぽん。雰囲気はわりと好きだが、
よくある『最初に設定ありき』な話
「発明・ざ・わーるど!」エロ無し
異世界に飛ぶ高校生が、料理人として生計を立てるアイディアは秀逸
終盤はgdってるけど、悠久幻想曲とか好きなら文句なくお奨め
それで書けないとなれば、サル以下と言うことか・・・。
とりあえず私は、コアラということで。
ああ、ペネロペかわいいよペネロペ。
というわけで、『コアラでも書けるハーレム小説』を書いてください、OUT氏!
315》ハーレム物で更新してる物なら
リレーで↓
ファンタジー
メロンワールド、学校で死のう→これほとんど一人の人が書いてるから文体が安定してる。
SF
処女搾乳物語のシリーズ。
だいたい毎日更新してる。エロいね。描写が濃いと思う。これも一人〜二人が書いてるだけだから安定はしてる。
あとはレイプで学園の花婿。全然レイプじゃないけどね。
携帯からだから、改行とかうまくいってなかったらスマン
>>315 その他
牝奴隷?との生活も作者2人で結構安定してるよ
更新速度も速いし主人公が独占するのも良い点
ただ主人公が初めハーレムに戸惑っているのが
難点かも
たしか処女〜と牝奴隷?〜をメインで書いてる人同じだったと思う。
まだ二人しか出てないけど問題ないでしょ?受け身ハーレム好きだから安心して読める
BBSにも幼なじみ出現させるって書いてるからね。
今後の展開に期待也
A「今日はハーレム小説の文章についてだ」
B「うううっ」
A「む、どうした?」
B「実は俺はエロい文章が書けないんだ!」
一口コラム
ハーレム系のSSに限らないのですが、文章が書けないという方が数多く居ます。
書いていきなりスレッドに投下して、叩かれたりなどしたら、ショックが大きいですし。
ですが自分の想像や設定を他人と共有しないのは、極めて勿体無いです。
A「安心しろ、手はある」
B「うう、慰めはよしてくれ」
A「そんなことは無い。エロ小説の文章など、何でもいいのだ!」
むかしむかし、あるくににおうじさまがいました。
とくにこれといったとくぎはないのですが、えっちなことにかけてはてんかいっぴんでした。
あるひのこと、おしろでぶとうかいをひらきました。
おうじさまはそのぶとうかいですばらしいびじょをみつけました。
おどるのもそこそこに、さっそくおうじさまはそのこをトイレにつれこみました。
「お、王子様、やめて。い、痛い、痛いですわ。いやあああああっ!」
おうじさまはいやがるじょせいを、にじかんつづけて。おかしました。
さきほどまでしょじょだったのもおかまいなしです。
じょせいはあそこからせいえきをながしながら、なきじゃくりました。
ぼろぼろになったじょせいですが、じゅうにじのかねのおとがなるのをきくと、ひっしにおうじをふりきりにげだしました。
「うーむ、あんな美人は滅多にいないぞ。探して俺の嫁にする」
おうじさまはびじょをよめとしてさがすきでしたが、だれもしょうたいをしりません。
「あの素晴らしいアソコは憶えているぞ。国中の女とハメて探してやる」
「王子、勘弁して下さい。暴動がおきますよ。その代わり、ガラスの靴を置いていきましたから、それで探しましょう」
おうじはみごとにびじょをさがしだし、シンデレラというなまえのかのじょをよめにしました。
シンデレラをあいするおうじさまはまいにち、あさはやくからよるおそくまでかのじょをだきました。
「お、王子……ゆ、許して……し、死んじゃいます……」
きょうだけですでに、にじゅうごかいエクスタシーをかんじているシンデレラがなきながらこんがんします。
むきゅうでまいにち1リットルものせいしをそそぎこまれているので、むりもありません。
シンデレラのふたんをかるくするために、おうじはあたらしいびじょをさがすことにしました。
「王子、隣の国で眠りの呪いにかかったお姫様がいるそうですぜ」
「ほほう。じゃあ、隣国に攻め入ればいいのか?」
「いや、そうじゃなくて……お姫様の呪いを解きに行って下さい」
おうじはびじょのためにとなりのくにの、いばらにおおわれたしろにいきました。
ちかづくだけでねむりにおちるといわれている、のろわれたしろです。
おうじはやりたいといういっしんで、ねむけにもうちかって、ひめのねどこにたどりつきました。
「うほっ、いい女」
うわさにたがわぬシンデレラにもおとらぬびじょに、おうじはべっどにルパンダイブしました。
ねていることをいいことに、しょじょをうばい、すきなだけせっくすしまくります。
ひにんなどということもかんがえずになかだしして、かおやむねにもいっぱいしゃせいします。
ようやくおもいだしたようにおひめさまにキスしたのは、いっしゅうかんたってからでした。
「い、いや……私、汚されちゃった……あ、赤ちゃん出来ちゃう……」
きせいじじつをつくられてしまったおひめさま、アウロラはひたんにくれます。
おうじはせきにんをとるということで、レイプしたのをうむやむにしてしまいました。
おひめさまはよばいしたアウロラをつれて、いきようようとくににかえりました。
おうじはふたりのびじょをよめとしてむかえてうちょうてんでした。
こうふんしてにじゅうよじかん、ずっとセックスすることもしばしばでした。
「お、王子。私達だけではもちません」
「もう少し後宮に人を増やして下さい」
せいえきまみれで、ひっしにこんがんするふたりに、おうじはあたらしくよめをさがすことにしました。
シンデレラとアウロラはたがいにしっとすることがなかったので、さらによめをふやしてもいいとおもったからです。
じっさいはまいにちおかされていたふたりは、たがいにたすけあうしかなかったからですが。
くにじゅうをあるきまわってよめをさがすおうじですが、あるひドワーフによびとめられました。
「おい、あんた。王子さまだろ? ちょっとこの子、呪いにかけられてるんだが、キスで起こしてくれないか?」
「ほほう」
みればねているのは、ゆきのようなはだをもったびしょうじょです。
おうじはいちもにもなく、しょうじょにきすしてのろいをといてあげました。
「ああ、私を起こしてくれたのはあなたですね。あなたこそが私の運命の人……」
かしじょうたいだったびしょうじょ、スノーホワイトはおうじにむかってこういいました。
このひとことがうんのつきでした。
「ひ、ひあああああ、王子様、やめて! こ、こんなの嫌、いやああああ!」
おうじはしろにもどるとちゅうにあおかんでスノーホワイトのしょじょをうばいました。
そのうえ、つながったままかのじょをはくばにのせて、しろにつくまでずっとセックスしつづけました。
スノーホワイトはそのひのうちにこんいんとどけをだされて、おうじのおよめさんになりました。
びじょさんにんをよめにしたおうじは、にじゅうよじかんねんじゅうむきゅうといういきおいでセックスしました。
「王子、やめて下さい!」
「このままではスノーホワイトもアウロラも壊れてしまいます!」
「私達をもっと休ませて下さい!」
はっこうのさんにんのびじょのこうぎで、おうじはまたもよめをさがすことにしました。
さすがにぜんしんせいえきまみれで、からだをあらうひまもないというのは、かわいそうだとおもったからです。
おうじはびじょをかりに……もとい、さがしにくにをまたウロウロしました。
あるひのこと、おうじはみずうみにいたはくちょうがつきのひかりでびじょにかわるのをみつけました。
「やらないか?」
「は? あ、あの、どなたです?」
はくちょうからびじょになったのは、オデットというひめでした。
えいえんのあいをちかわないとにんげんにもどれないということで、おうじはつぎのひのぶとうかいでえいえんのあいをちかうのをやくそくしました。
そしてつぎのひにやくそくどおりにオデットがやってきました。
「ああ、愛しい王子よ。約束通り永遠の愛を誓いましょう」
「……君、誰?」
「わ、私ですよ、オデットですよ!」
「嘘こけ」
ぶとうかいにきていたのは、じつはあくまのむすめであるオディールでした。
あたまにきたおうじは、オディールをだんしべんじょにほうりこんで、せいえきせんようのべんきにしてしまいました。
あらためてオデットをさがしたおうじは、かのじょとえいえんのあいをちかいました。
「ひあ、あ、あっ! お、王子……ち、誓いとはせ、セックスじゃありません……や、痛い、痛い!」
おうじはオデットのしょじょをうばい、えいえんにかのじょとセックスすることをちかいました。
よにんのおひめさまをてにいれたおうじは、まいにちたのしくくらしてます。
にしゅうかんもしないうちに、またあたらしくだれかさがしてくれとたのまれたことは、またのきかいにおはなししましょう。
めでたしめでたし。
「しくしく、毎日セックスしかしてないわ」
「最近、腰痛が激しくて……」
「もう身体がエッチでボロボロです」
「ちっともめでたしめでたしって話じゃないですわ」
B「おお、こういうのであれば、俺でも書けそうだ」
A「だろう。何も小難しい表現を使うことは無い。こういう風なおとぎ話風味などの既存のフォーマットなど、真似できそうなのを使えばいい。最初はこういうので修行するのだ」
ま た い っ ぽ は ー れ む に ち か づ い た
め で た し め で た し
今回は死ぬほど読み辛くて申し訳ありません。
朗読して貰えばスムーズに読めると思います。
>>322 とりあえずコアラでも書けるようにしてみました。
これでハーレム小説もばっちり書けるはずです。
333 :
315:2006/12/22(金) 22:30:58 ID:AJZo7Pef
色々な紹介ありがとうございます!おかげで楽しく読めそうっす!
OUTさんgj!です!童話でのハーレムもなかなかオツですね!
毎度のことながらGJ!
しかしこの文読んでるとどうしてもランス思い出す。
今ちょうど戦国ランスやってるけど
やっぱハーレム好きにはきついなーこれ
自分が寝取るのはまだしも寝取られるのはorz
先生!
>>332のOUT氏がGJなんですが、
オディールもハーレムに入れたくてしょうがありません!
でもOUT氏の手間を煩わせるのもアレだから
勝手に一部改定しました!
「ああ、愛しい王子よ。約束通り永遠の愛を誓いましょう」
「もちろんだ。」
「かかったわね。私はオデットではなく、悪魔の娘、オディール。貴様は永遠にオデットとは結ばれ…」
「ああ、それなら問題ないよ。うちの国、王族は重婚OKだから。ささ、早速…」
「ええ!って何するのよやめqあwせdrftgyふじこlp」
おうじはオディールをしんしつにつれていき、
じぶんのおよめさんけんつかいまになることをちかうまでなかだしせっくすをつづけました。
オディールはさいしょはこばんでいましたが、さんじゅうななかいめのエクスタシーにたっしたとき、
ついにおうじのおよめさんけんつかいまになるとせんげんしました。
おうじはかのじょへのあいのあかしとしてオディールをさらにろくじゅうさんかい、いかせてあげました。
ごじつ、オデットとぎじふたごさんぴーをしたり、むすめをとりもどしにきたあくまを
すさまじいぼんのうのちからとぶつりょうさくせんでうちやぶり、
オディールのははおやや、しまいたちをねとったのはいうまでもありません。
マッチ売り「あ、あ、あ、マッチよりあったかいぃぃ」
「だめぇ、あ、あ、いく、いく、
おばあちゃんのところにいっちゃううぅぅぅぅ」
>>332 うほっ、ハーレムもので人数が2ケタ3ケタと増えていくのは多いが
主人公の絶倫ぶりの回数や時間を明言してるものは見たことないな。
数字の冷酷さに(;´Д`)ハァハァした。
ていうか女の方が多いのに、女の方がヤられ杉で音を上げるSS最高。
他の女とやってる隙に逃げようにも腰が抜けて動けずまたハメられたり
せめてマンコだけでも休ませようと自ら尻穴も使ってくれと懇願するとこ
想像した。
童話シリーズだけでも十分連載にたえられそうだw
あかずきんや白雪姫、親指姫なんかを加えて続かないかなぁ
ハーレムっぽいオリ作品見つけたんだが、
女教師による逆レイプがある。
そこに同級生も混ざってくるって感じなんだ。
COMING SHADOWの「誘惑の勝敗」
好みによっては、ダメなやつもいつかもしれない。
どうだろうか。
>>338 >おばあちゃんのところにいっちゃううぅぅぅぅ
こんな夜中に吹かすなっ!w
>よにんのおひめさまをてにいれたおうじ
個人的に童話4大美姫というとオデットよりラプンツェルが入るイメージなんだが
まさかハーレムスレで、うっかりペネロペの名前を見かけるとは。
>>out氏
どうわふうのぶんたいは、むしろしょしんしゃにはむつかしいとおもいます。
かたりくちがたんちょうにならないようにするくふうもひつようになりますし。
すくなくとも、こあらさんにはむつかしいでしょう。
コアラさんには、台本形式をおすすめします。
2ちゃんねるで時折見かける、
ラン「はやく私にかわってよ〜」
スー「ちょっと、次はあたしなんだからね!」
ミキ「まらひぇーえひろんれらいはら(まだ精液飲んでないから)」
ミキはチンポを口にくわえながら喋った。
みたいなやつ。
主な活躍の場は、アニメの二次創作、キャラクター描写を省いても大丈夫なネタ。
台詞の前の名前は、嫌う人も多いので、取っ払ったほうが無難ですが。
ちょうど、サスペンスドラマの副音声みたいな感じ。
この形式をいつまでも続けるのはさすがにアレですが、とりあえずのファーストステップには無難かも。
>>343 台詞前の名前が取れても誰が言った発言なのかが分かるくらいに
キャラクターの肉付けが出来てくるとなお素晴らしいよな。
「ああ、この子はこんな事言うよなぁ」ってわかるから読んでいる方
も楽しめる。
>>345 特に問題ないです
とくめーさんに限らず、皆さんも好きに改変しちゃって下さい
こんばんは。
今年最後の投下に参りました。
注意点は以下の通りです。
)快楽責めの要素があります。ご注意下さい。
)誤字脱字の類は毎度気をつけているのですが、なかなか消えてくれません。
ご指摘下されば幸いです。
では、聖なる(性なる?精なる?)夜にお楽しみいただけるよう祈りつつ・・・。
「んっ!!ふああぁ・・・ゆうた・・・ええよぉ・・・」
あたしはエマ。漢字でフルネームを書くと、篠倉絵麻。
勇太っていう吸血鬼のところで、家事手伝いをしてる淫魔(サキュバス)なんだけど、今日は一緒に住んでるテオねぇが、色々大変だったから、あたしはおあずけ。
でも勇太は優しいから、あたしにもちゃんとしてくれるはず。
あ、テオねぇっていうのは、やっぱり勇太と一緒に住んでる、吸血鬼の女の人で、勇太が言うには『後天性吸血鬼の第一次雌体サンプル』なんだって。
あんまり難しいことは解んないや。あたし高校も行ってないし、この家じゃメチャクチャ年下だし。
もう一人『しーねぇ』っていうお姉さんが居るんだけど、その人も含めてみんな年齢3ケタ軽く超えてるからね・・・。
ピチピチの若さで勝負・・・って、みんなもうずっとピチピチだから、あんまり意味ないかも。
淫魔の一族は、精気を取らなきゃいけないから年取っても見た目は若いけど、でも寿命自体は人間と大して変わらないんだ。
でも、質のいい精気を長い間かけて吸収すれば、たまに『おばば様』みたいに200歳超えてピチピチしてる淫魔もいるし、勇太がいっぱいしてくれたら、きっと、あたしも・・・。
「ふあああぁっ!そんなん・・・はげし、んぁっ!」
テオねぇが、勇太の上に跨って、腰を振ってる。
気持ち良さそうだなぁ・・・いいなぁ、なんて思ってると、しーねぇが擦り寄って来た。
ちょっと嫌な予感。
「エマぁ・・・」
うわぁ・・・そんな潤んだ瞳で見られると、女同士でもドキッとしちゃう。多分テオねぇにアテられちゃったんだろう。
あたしも人のコトは言えないけど。もう結構濡れてきちゃってるし。
これ以上言葉は要らないな。さっき『二人でする?』なんて冗談のつもりだったんだけど。
あたしはしーねぇとキスして、そのおっきいおっぱいを揉んだ。お餅みたいで気持ちいい。
あたしも将来的には、このくらい大きくなるもんね・・・多分、きっと。
――初めて、四人でしたときってどんなだったかな。
しーねぇに耳をはむはむされながら、あたしはそんなことを思っていた。
※ ※ ※
「ふぃ〜〜〜、極楽、極楽・・・」
湯船に入ると、思わずそんな台詞が出た。
広い露天風呂には勇太の他に7、8人ほどが、それぞれ思い思いに温泉を楽しんでいる。
2メートル半ほど囲いに囲まれた浴場は景観こそ望めないが、それが過剰な観光地らしさを削いで落ち着いた雰囲気を醸している。
たまの気まぐれで、旅行に出たのは正解だった。
こういった鄙(ひな)びた風情は勇太の好みだし、旅は金をかければ良いというものではないのは、身に染みて解っていた。
勇太はもとより、地味でシンプルなものが好みなのだ。
脚を伸ばしてくつろいでいると、中年の男が湯船の中を泳ぐように近寄り、訛りの強い言葉で話しかけてきた。
「兄ちゃん。旅行かい?」
「えぇ、解ります?」
勇太は長い髪を掻き上げながら答えた。
「解るよー。兄ちゃんみたいな目立つ男、この辺じゃ見かけないからねぇ」
「目立ちますかね」
「おうよ。つーか、あれだろ?兄ちゃん、ガイジンさんだろ?日本語うまいなぁ。一人旅かい?」
一度に大量の疑問符を並べる男に、勇太は苦笑して、パターンになった自己紹介で答える。
「いやー。ガイジンっていうか、ハーフなんですけどね。ほとんど育ったのは日本ですから。
一応、今日は妻と、妻の妹と一緒ですね。今、二人でお土産見に行っちゃって、邪魔にされたもんで」
「はぇー。そうかい、そうかい・・・」
感心したように、男は頷く。何がそんなに感心するところだったのか、勇太にはいまいち解らなかったが、とりあえず一緒に頷いておく。
それからしばらく世間話をしていると、急に相手が神妙な顔になった。
「そうそう、兄ちゃん。気をつけなよ?この辺はよぉ、最近、覗きが出んだ」
「覗きですか・・・?まぁ、連れに伝えておきますけど――」
「いや、兄ちゃんの奥さんの話じゃなくてな」
怪訝な表情の勇太を遮って、男は何故か声を潜めた。
「男湯に出んだよ。女の覗きが」
「へぇ、そりゃまた珍しいですね」
「おうよ、しかもまだガキだって言うぜ?世も末だよなぁ・・・。俺もなァ、婿養子入って、この辺に住んで30年になるけど、こんな変な話は始めてだなぁ」
「ハハ・・・。」
首を振って溜息を付く男に、勇太は苦笑いをしながら、一方で別のことを考えていた。
――30年。
テオと紫苑、そして勇太の三人で生活し始めてそろそろ30年が経つ。始めは上手くやれるか正直心配だったが、杞憂だったようだ。
女性陣の仲に関しては、750歳の吸血鬼と言えども、ただ顔色を伺ってバランスを取るしか術はなかったのである。
もっとも、そのバランスはそれほど危ういものではなく、勇太が思っているよりはずっと強固なものなのだが・・・。
「んふふ〜、みっけー」
エマは木の上から、男湯を双眼鏡で観察していた。
さっきから、中年のさえないオヤジばかりが入れ代わり立ち代りしていて、いい加減場所を変えようかとしていたところだ。
といっても、既に何箇所か見つかって出入り禁止を喰らっているため、男湯が覗けるポイントがある露天風呂はもうそんなに残っていなかった。
その点では、彼女にとって、その髪の長い男を見つけたのは僥倖と言える。
家を出る前に、『おばば様』に習ったことを、彼女は復唱した。
「良い宿主を捕まえるポイントその1、魔力の大きな男を狙うこと・・・」
エマの見る限り、その男の魔力は温泉にだらしなく浸かっているオヤジは勿論、同年代の男に比べても飛びぬけていた。
「まずは、1ポイントかな?」
彼女がもう少し慎重ならば、その飛び抜け方が些か異常なことに気づいたかもしれないが――
「さぁて・・・どうやって落とそうかなぁ・・・?」
既に獲物を捕まえるための算段を立てている彼女の頭には、そんな懸念は微塵もなかった。
紅葉が終わりかけの鮮烈な色彩を残す山の裾野に、硫黄の匂いが僅かに漂うその温泉街はあった。
「う〜ん・・・ええなぁ、のどかっちゅーか、うらぶれた感じで」
「それを言うなら、ひなびた、でしょ?怒られるわよ?」
「う・・・」
「それでよく大学に合格できたわね?」
「うっさいねん!!日本語は難しいんや!!」
「関西弁を先にマスターする方がよっぽど難しいと思うけど・・・」
漫才のようなやり取りをしながら、土産物屋が並ぶ通りを歩いているのは紫苑とテオだ。
ここに来た経緯に関しては、特に珍しいこともない、勇太の気まぐれだった。
『旅行に行くぞ』と言われたときには、全て必要な準備は勇太が進めてしまっていたので、今回も二人は流されているだけである。
大体、5年前に日本に移住したときも似たような感じだった。
ケーブルテレビでやっていた日本の特集を見て何に惹かれたのか、その翌週には『引っ越すぞ』である。大方今回も、温泉地の特集でも見たのだろう。
とはいえ、やはりいつもとは違う環境で少々テンションが上がっているのも確かだし、なんだかんだで楽しんでもいるのだが。
一軒の土産物屋の店先に掲げてあるノボリを見て、テオが声を上げた。
「紫苑、見てみ。オコジョ饅頭やって!」
「何でまた、オコジョなのかしら?他にも動物なら居そうなのに・・・」
「さぁ?観光地の名物なんか、あんまし深く考えてもしゃぁないやろ」
「そうそう、こういうのは雰囲気だよ」
いつの間にか、勇太が旅館の浴衣に半纏という姿で二人の後ろに立っていた。
「あら、お風呂はもういいの?あなた」
「まぁ、時間はあるし、後でまたゆっくり浸かるさ」
半纏の袖に手を突っ込んで答える姿に、テオが苦笑いした。
「なんか、勇太もすっかり馴染んでもうてるなぁ」
「おう、日本大好きだからな。いつかチョンマゲ結おうと思って髪伸ばしてたんだけど」
「そんな理由で髪長いん!?」
「前来たときは出島から出られなかったしなぁ・・・」
「どんだけ昔やねん・・・ちなみに、何しに来たん?」
「猿と魚のミイラを縫い合わせて、『人魚ノ木乃伊デース』って売りに来たの」
「え、マジ・・・?」
「洒落のつもりだったんだけどなぁ・・・本当に売れるとは思わなかった」
どこまで本気か解らないやり取りに、紫苑が珍しく声を出して笑いながら見ている。
年齢3桁を軽く超す人外でも、旅がもたらすハイテンションからは逃れられないようだ。
そして、その3人の様子を物陰から伺っている影が一つ――。
「良い宿主を捕まえるポイントその2、妾を囲ってる男は精力旺盛・・・」
エマは再び『おばば様』の教えを口の中で唱えた。
一人の女は、男のことを『あなた』と呼んだ。これが正妻だろう。
もう一人、銀色の髪をした色の白い女がいるが、こちらも男とはただならぬ雰囲気である。きっと愛人に違いない。
あの会話のどこにそう思わせる要素があるのかは不明だし、そもそも正妻と愛人が何故仲良く旅行に来ているのかという疑問は彼女の頭には、ない。
「1ポイント追加・・・」
なにはともあれ、これほどの獲物を逃す手はない。
温泉のときは遠目で良く見えなかったが、湯上りの髪を頭の天辺で団子に纏めた横顔も中々に精悍でエマの好みだ。
男が何事か耳打ちして女達から離れていくのを見ると、エマは行動を開始した。
勇太はフラフラと土産物屋を冷やかしながら、通りを歩いていく。
「ガイジンさん!ほらこれ、お饅頭だよ!」
「お兄ちゃん、ちょっと見てってよー!!」
呼び込みを笑顔でかわしながら商店街を歩いていると、前方で蹲っている人影が見えた。
15,6歳くらいの女の子が、具合が悪そうにしている。
ミニスカートから見える脚は白く、十分男の下心を刺激しそうなものだが、
「う〜ん・・・う〜ん・・・」
というわざとらしい呻き声が、それを台無しにしてしまっていた。
余りの怪しさに、周囲の通行人が避けている有様だ。
だが、勇太は何のためらいも無く、声をかけた。
「どうした?大丈夫?」
「ちょっと・・・持病のシャクが・・・」
時代錯誤の症状を、その女の子は心底辛そうな顔で訴えた。
もっとも、それは『おばば様』直伝の『良い宿主を捕まえるポイントその3、ちょっと弱いところを見せると男は弱い』『その4、古風な女に男は弱い』から彼女が考えた仮病なのだが、何から何まで間違っている。
だが、勿論そんな自覚は彼女にはないのだった。
(フフフ・・・病気で弱っている女の子をほっとけない優しさはさらに1ポイント――)
腹の中でそう思ったとき――。
「大丈夫?」
「あ・・・。」
覗き込まれて、エマは病気を装うのを忘れ見蕩れてしまう。
優しげな鳶色の瞳に、通った鼻筋。彫りの深い顔立ちは人懐っこい笑顔が良く似合う。さっき物陰で伺っていたときには解らなかった、顔の細かな造作までがはっきりと見えて――
「・・・100ポイント」
「え?」
「あ、いや、なんでもないです。はい。あいたた・・・」
訝しげな顔を浮かべる勇太にエマは慌てて首を振り、仮病を再開する。
「あぁ、なんでもなくないじゃないか・・・とりあえず、そうだな、この近くに、俺が泊まってる旅館があるから、そこで休む?」
勇太の無防備な発言に、エマは内心で
(よっしゃ!!おばば様、あたしやりました!!)
とガッツポーズをした。
勇太が泊まっているのは、エマが覗いていた男湯がある旅館の、ごく普通の部屋だった。畳敷きに、古いダイアル式のテレビ。
窓際には向かい合わせに椅子が置かれて、その間にテーブル。元々は家族用の部屋なのだろう。
座椅子と机は、今は部屋の隅にどかされていた。
「具合はどう?」
「あ・・・大分・・・平気です」
病人らしく、しおらしい口調で答える。
「まぁ、とりあえず横になって休んどきな。ちょっと連れを探してくるから」
「え、ちょっと!!」
布団に寝かされたエマは、慌てて部屋を出ようとする勇太の浴衣の裾に取りすがった。
「うわっ!!」
いきなり裾を掴まれた勇太は、なす術なく転ぶしかない。
その上にエマは素早く覆いかぶさった。
(良い宿主を捕まえるポイントその5・・・トラブルを上手く利用すべし!!)
段々、雑誌に書いてある『クリスマスに向けて彼氏をゲットするコツ』のようになっていることに彼女自身は気付いていないようだが、まぁ、とにかく。
上目遣いに、エマは勇太の整った顔を見る。相手はキョトンとしているが、目を逸らすことはしない。
「あの・・・勇太さん、優しいし・・・えっと・・・あたし、お返しって・・できなくて・・・」
そもそも、お返しが必要なほど大層な話ではないし、その展開自体に無理があるのだが、宿主を見つけることしか頭にないエマにはそんな懸念は欠片ほどもない。
「あの・・・よかったら、あたしの・・・初めて、貰ってください・・・」
今度は本心から、顔を真っ赤にしてエマは言った。
初めて、というのは本当だった。何しろ、家を出て始めての『ハンティング』である。淫魔と言えども、年相応の羞恥心くらいは持っている。男湯を覗いていたけども、まぁ、とにかく。
そんなエマの決意に満ちた発言を、勇太は真顔で見た。
緊張が張り詰める。ほんの数秒が酷く長い。エマは細い喉をこく、と鳴らして唾を飲んだ。
「プッ・・・ハハハハハハハハ!!」
静寂は、唐突な笑い声によって破られた。
なにが起きているか解らないエマに、追い討ちをかけるように部屋のドアが開く。
「あなた・・・そんなに笑っちゃ可哀想よ?」
「せやで?初めて言うてたし・・・」
テオと紫苑が、言葉とは裏腹に、やはり笑いをこらえた顔で入ってくる。
ますます混乱するエマに、勇太が口を開いた。
「お前さん、サキュバスだな」
「!!」
「宿主探しか?」
突然核心をつかれ、エマは絶句した。
一体、彼らは何者だ?魔力が普通の人間より飛びぬけているのは確かだが・・・。
「まぁ、別に過度に干渉する気はないが、覗きは感心しないな」
「なぁ、どうすんの?この子?血でも吸う?」
そう言って、テオはわざと普段は隠している犬歯を剥き出しにして見せた。
「血!?」
「あぁ、悪くない考えだな」
エマの下で勇太も同じように鋭い歯を出して笑う。大慌てで、エマは飛びのいた。
「ま、まさか・・・あんたたち・・・きっ・・・きききゅ、きゅっ・・・」
「あらあら、慌てちゃって・・・まぁ」
紫苑が冷たい笑顔で言うと、エマが溜まらず叫んだ。
「きゅうけつきぃ!?」
「一人は違うけどね」
勇太が言いながら身を起こした。
吸血鬼といえば人外種の中でもトップクラスの魔力を誇り、その存在は不死に近く、それから、それから・・・
パニックになった頭でも、サキュバスごときでどうこうなる相手ではないという答えは出せた。
まんまと嵌められたエマは、顔を赤くしたり青くしたりして、完全に固まっている。
「おーい、嬢ちゃん。だいじょぶかぁ?」
「あら、面白い表情ね。ここまで綺麗に引っかかってくれるとは思わなかったけど」
「まぁ、俺が名乗ってないのに、名前呼んだり色々抜けてたからなぁ。初歩だよ、初歩」
石になっている間に勝手なことを言う三人に、エマは涙目で叫んだ。
「だっ、騙したの!?」
「騙したっつーか、ほら、覗きとか不健全な真似はやめろって言いたかっただけなんだけど」
「ほんま、お節介やなぁ・・・」
暢気な声を出すテオを余所に、エマは恐る恐る尋ねた。
「い、いつから気付いてたわけ?」
「木の上で露天風呂覗いてたときから。」
即答で答えられ、まるで床が抜けたような感覚を得る。じゃぁ、今まで自分がやっていたことは何だったというのか。
恥ずかしさの余り、目頭が熱くなる。
「うぐぅ・・・ば、ばかああぁぁっ!!」
泣き出す顔を見られたくなくて、エマはドアに向かって走り出した。進行方向には、紫苑とテオが立っている。
二人に向けて、エマはせめてもの対面を保つため、大声で啖呵を切った。
「どいてよ!オバさん!!」
それは、何気ない、負け惜しみの一言。
騙された屈辱と、本気で初めてを捧げかけた後悔を覆い隠すための、せめてもの虚勢だった。
――だが、その一言が、彼女の運命を分けた。
「「――オバさん?」」
二人を押し退けて、ドアノブに手をかけようとしたとき、低い――とても低い声と共に両肩がガッチリと掴まれた。
「え?」
振り返ると、紫苑の右手がエマの右肩に、テオの左手がエマの右肩にそれぞれ掛かっている。見た目からは想像もつかない、強い力だった。
「なかなか、ええ度胸しとるやんか・・・えぇ?嬢ちゃん」
「オバさん・・・宇宙が出来てから初めて言われたけど、こんなに不快とは思わなかったわね・・・」
「クク・・・クククク・・・」
「フフ・・・ウフフフフフ」
地獄から響くような笑い声に、エマの背中を冷たいものが伝う。
「いや、あの・・・紫苑さん?テオさん?ここは穏便に・・・」
「「黙って!!」」
「はい!」
――『キシャ〜〜〜ッ!!て感じの二人の間で、勇太がオロオロしてるのが変だった。』
それが、後のエマがした描写であるが、実に的確である。
「ちょっと注意して帰したろ思てたけど、これは、お仕置きやなぁ・・・」
「えぇ・・・お仕置きね。サキュバスらしいし・・・たっぷり・・・ね?」
「えっ・・・・・えっ?・・・・きゃああああぁぁぁぁ!!!」
静かな温泉街に、エマの悲鳴がこだまし――かけたが、それは勇太が反射的に張った防音結界で、外に漏れることは無かった。
――そもそも。
片方は年齢250歳の吸血鬼、片方に至っては年齢など数えるのも馬鹿馬鹿しいほどの情報生命体である。
今更『オバさん』の一言の、何がそれほど気に障るというのか。
女心の不可解さに思いを馳せながら、勇太は裸の紫苑を膝の上に乗せて突いている。
「あっ!ああぁっ!あなたぁっ!・・・・はぁん!!」
動くたびに、その豊かな乳房が上下に柔らかく動く。だが、勇太の主な注意はそっちではなく――
「んぁぁぁ・・・これ、解いてよぉ・・・・こんなの、ふあんっ!ひどいよぉ・・・」
サキュバスの少女は、浴衣の帯で後ろ手に縛られた格好で、テオにその身体を好き放題にされていた。思えば、まだ名前も聞いていない。
上半身は上着を脱がされ、セーターとその下のシャツを首下まで捲り上げられている。
Aカップのブラは、ずらされて乳首が露になり、取り去ってしまうよりもかえって卑猥な状態になっていた。
ミニスカートはめくりあげられ、薄いピンクのショーツが覗く。
女の子らしいフリルが付いたそのショーツも、既に失禁したように盛大に濡れてしまっていた。
そのショーツの股間の部分が不自然に盛り上がり、モーター音が漏れている。
「買っててよかった、ってヤツやな」
「それは絶対に違うと言わせてもらう」
ピンクローターを操作するテオに勇太が口を挟むと、紫苑がその頬に手を当てて自分の方を向かせた。
「駄目よ・・・今は、私を見ていて・・・。見せ付けてあげましょう?」
「いや、見せ付けてって・・・んっ・・・」
言葉を継ごうとすると、そのまま顔を胸に押し付けられた。
「あなたは気にしないで・・・たまには、こういうのも・・・いいでしょ?」
「・・・・」
もう自分が何を言っても無駄だろう。勇太は腹をくくると、腰の動きを再開した。
結合部の水音が激しくなる。紫苑も、勇太の動きに合わせてたっぷりとした量感の尻を振った。
「はぁっ!・・あなた・・・すごいわ・・・んはぁっ!!見られて、興奮してるのぉ・・・?」
「どこでそんな言葉覚えてくるんだ?」
「だってぇ・・・あぁ・・・テオが、DVD買ってきて・・・」
テオの方を見ると、エマのシャツをめくりながら、明らかに『まずい』という表情をしている。
「・・・テオ、あとでな」
「・・・ほれほれ、ここがええのか?」
勇太の台詞を黙殺すると、テオはオヤジのような口調でエマの小さな胸を撫で出した。
「ふぅっ・・・そ、そんなの・・・よくなんか・・・」
焦らすように、細い指が膨らみかけの胸を愛撫している。ぷっくりとした乳首の周囲を回り、ゆっくり中心に向かう。
しかし頂点に到達する寸前で、その指は焦らすようにまたすぅっと引いていった。
「うあぁ・・・」
「ほぉら、見てみ。気持ちよさそうやろ?」
テオがエマの顔を掴み、勇太と紫苑の方を向かせる。
「はぁんっ!!やぁっ!こ、こんなの!!す、すぐにぃ・・・あああぁぁっ!!」
エマにしてみれば、先ほどまで上品そうな顔で笑っていた女が、いまや本能のままに乱れて、肉の悦びを貪っているのだ。
嬌声と水音と肉がぶつかり合う音が、合わせてエマの鼓膜から脳を犯していく。
多分、紫苑も意識していつもより大きな声を出しているのだろうが、エマは自分の中から溢れてきたものが、またショーツを濡らしていくのが解った。
「そういや、名前、聞いてなかったな。教えてや」
テオが尋ねるとエマは紅潮させた顔できっと睨みつけ、懸命に怒っている顔を作って言った。
「な、なんでっ・・・こんなことする人に教えなきゃいけな・・・ふやあああぁぁぁっ!!」
ローターのスイッチが『弱』から一気に『強』にされ、取り繕った表情はあっけなく瓦解する。ニヤニヤしながら、テオは再度質問をした。
「な・ま・え・は?」
「え、えまああぁっ!しのくら、えま、ですう!と、止めて、これっ、とめてええぇぇ!!」
「エマやな。名前くらいに手間かけさせんなや・・・」
苦笑いして、テオはローターのスイッチを再び『弱』にした。
「ふうぅ・・・」
ぐったりとエマは脚を投げ出して脱力していたが、ふいに、
「エマ、勇太に惚れたな?」
と、耳元で囁かれ、跳ね起きた。
「ふなっ!?な、なんでわかっ・・!?あ、や、じゃなくて・・・」
図星を突かれ、思わず自白と同等のことを口走ってしまったエマを、テオはニヤニヤしながら見ている。
「ふふん、女の直感ってヤツや。でも、ゴメンなぁ?アイツはボクたちのもんやねん。」
「う・・・」
「でもな・・・?」
テオはここで、エマにキスをしそうなほど顔を寄せた。透けるような白い肌に、汗の甘い香りが纏わり付いて、エマの鼓動は更に高鳴った。
「エマが、ボクたちと同じになれば、勇太はエマのもんや」
「お、同じ・・・?」
「せや。あんたがな、勇太の精気だけ目当てやったら、こんなこと言わんよ。エマが、勇太のこと好きやって解ったから、提案しとんねん」
「・・・」
「あんたが本気やのに、こっちは笑ったりしたさかいな。そのお詫びいうのもある」
――テオは言わなかったが、実際は一緒に暮らし始めて30年。そろそろ新しい『刺激』が欲しい、と紫苑と話していたところだったのだ。
勇太は今の生活に満足しているようだが、正直マンネリは否めない。
勿論、その程度の理由で勇太の元を去る気はないが、それとこれとは別の話なのである。
そこに、カモがネギと白菜と豆腐を背負ってやってきたのだ。
つまりエマが勇太を狙っていたように、テオ達も土産物屋の前で勇太に耳打ちされてから、エマのことを狙っていたのである。
エマの視界の大部分を占める距離にテオの顔はあり、その背景に勇太と紫苑が絡み合っている姿が見える。
「あ、はぁっ・・・ダメっ、あなたぁ・・・こ、壊れちゃううぅぅっ!!」
紫苑は完全に余裕をなくして、声も高く叫ぶ。既にエマの存在は頭にないようだ。
ローターの刺激が、一秒ごとに自分の理性を刈り取っていくのが感じられ、エマは息を荒くした。
「気持ちええで?勇太上手やし、こんなオモチャの何倍も、何十倍も気持ちええ・・・」
殆ど悪魔の誘惑のように、テオが続ける。催眠術でもかけているようだったが、効果は絶大だった。
ローターを着けられたまま、紫苑のキスから前戯、挿入までの流れを見せ付けられたのだ。
勇太が欲しかった。
サキュバスとして。女として。獣として。恋する少女として。
「どや?ボクらと来るか?嫌やったら、すぐ解放したる。後は、自分で決めぇや」
そういうと、テオはローターをショーツから取り去った。
ねっとりと僅かに白く濁った液体に塗れたそれを、テオは目を細めて目を細める。答えなど一つしかないだろう、という顔だった。
下腹部の熱が頭にまで伝わり、神経を焦がしていく。
男を手玉に取るサキュバスの誇りや、人間のものとは若干違うものの確かにある道徳感が、熱に押し流されていく。
自分は今レイプに近いことをされている。
しかし、それがなんだというのだろう。
自分は勇太を宿主にしようとしていたのだ。
何の不都合がある?
結果は同じではないか。
その考えに至ったとき、エマの理性は完全に崩壊した。
震える声で言葉を発する。
「・・・ぃ・・・ま・・・す」
「ん?なんや。」
途切れ途切れの台詞に、テオがわざとらしく眉を上げる。
「はっきり喋りや。どうすんねん。」
「あぁ・・・い、行き、ます・・・連れてって・・・下さい・・・!!
限界だった。唯一の刺激だったローターを取り上げられ、エマの理性は決壊した。
「ふぅん・・・やって、どうする?勇太?」
いつの間にか、勇太がテオのすぐ後ろに立っていた。
紫苑は、布団の上で息を切らして横になっている。
呼吸の度に上下する豊かな乳房。長い髪が汗で顔に張り付いて、それが絶頂を迎えた女の艶かしさを際立たせていた。
膣からは精液と愛液が混じって溢れ、布団に垂れている。
――自分も、ああして欲しい。ああなりたい。メチャクチャにして欲しい。
エマは心の底から、そう願った。
だが、当の勇太はこの期に及んでも、乗り気ではないようだった。
「どうするって・・・それでいいのか・・・?」
「あ、あたし、頑張って働きます!料理得意だし、頑張って働きますから・・・!!」
「いや、そういう問題じゃなくてだな・・・」
困ったように頭を掻く勇太の背中を、テオが思いきり平手で叩いた。
「ほれっ!!」
「いっっでぇ!!」
「女の子にこれ以上恥かかせんなや!!男やったら、ビシっと決めんかい!!」
そう言い捨てると、エマの腕を縛っていた帯を解く。
「はぁ・・・あたし・・・勇太さんが、いいです・・・。して・・・下さい・・・」
立ち上がったエマは、もはや殆ど用を成していなかった服を自ら次々と脱ぎ捨てた。
セーターとその下のシャツを一緒に脱ぎ、スカートを畳に落とす。
ずり上がってしまっているブラジャーも、愛液の盛大な染みが出来ているブラと揃いのショーツも、一気に身体から剥ぎ取って見せる。
細く引きしまった身体は、『女』と『少女』の中間である危ういバランスを保っていた。
薄桃色の乳首は破裂しそうなほどに張り詰めて勃起し、ほのかに朱に染まった太腿は切なげにに擦り合わせられる。
その姿に、勇太も遂に腹を括った。
「解った・・・。だが、俺は、女を抱くときは一生世話するって決めてるからな。覚悟しろよ?」
「はい・・・お願い、します・・・」
「おうおう、おアツいやないか」
この状況を作り出した本人が、他人事のように囃し立てているのが勇太には納得の行かない点だが、こうなっては責めても仕方ない。
エマは布団にうつ伏せに横たわり、尻を高く上げた。そのまま、尻の肉を自らの手で広げて見せる。羞恥は、すでに遥か彼方に吹き飛んでいた。
薄目の陰毛に覆われて口を開いたそこはサーモンピンクの肉がひくひくと蠢き、その上にある菊門までが露になっている。
溢れてきた蜜が細く引き締まった腿を濡らし、糸を引いて早くもシーツに垂れ始める。濃厚な女の香りが、部屋に立ち込め始めた。
それはサキュバスが分泌する微弱な魔力を帯びたフェロモンでもあったのだが、勿論真祖の吸血鬼に通用するものではない。エマもそれは解っていた。
勇太は勇太の理性でエマを抱くのだ。それが彼女には何よりも嬉しかった。
催淫効果のある体液や口先の手練手管ではなく、素のままの『篠倉絵麻』が勇太に『抱く』という選択をさせた。それを思うだけで、身体の奥から熱が湧き出てきた。
「あの・・・ホントに、初めてだから・・・色々、解んないかもしれないけど・・・、来て、下さい・・・勇太さんのオチン○ン、あたしに、下さい・・・!」
「・・・解った。最初はゆっくりするから」
直接的な言葉でせがむエマの粘膜に、勇太は自分のペニスを宛がい、ゆっくりと腰を沈めた。
一度紫苑の中で精を放ったものの、それは全く萎えておらず、エマの膣を荒々しく貫いていく。
「あ・・・ああぁぁぁ・・・・」
そこは既にテオの愛撫(拷問?)によって、たっぷりと潤っていた。さしたる抵抗もなく、あっけないほどに根元までが埋まる。
「ふあぁぁぁ・・・くぅ・・・全部、入りました・・・?」
「あぁ、入ったよ、エマ」
名前を呼ばれただけで達しそうになる身体に、エマは確かな喜びを感じる。
まだ入れられたばかりなのに、すっかり勇太に調教されてしまったような錯覚を覚える。いや、実際に調教したのはテオなのだが。
「動くぞ?」
「はい・・あっ!ふああぁぁっ!!はぁん!!ああぁぁぁっ!こ、こんなの・・・っ!!」
サキュバスとしての本能が、貪欲に快感を神経に叩き込む。その小さな身体から溢れそうな快楽を、エマは享受していた。
「ああぁぁっ!すごい、すごいよぅ!!こ、こんにゃの、こわれひゃうぅ、ふやぁぁっ!」
ろれつが回らなくなっても、腰は更に勇太を求めるように蠢いていた。勇太もそれに応えるべく、腰を掴んで奥を抉る。
「ごっつい感じてるなぁ・・・なぁ、勇太、ボクにもしてぇな・・・な?」
テオが四つんばいの格好で、エマの横に並んで尻を突き出す。
勇太は右手で、その既に潤っている陰唇に触れた。暖かい泥に沈んでいくように、抵抗無く指が入っていく。
「ふやああぁぁ・・・。」
「こっちも、すっかり出来上がってるな」
「だって・・・ボクも、お預けやったしぃ・・・ふあぁ・・・紫苑と激し、かったからぁ・・・」
「見てるだけで濡れてきちゃった?」
「・・・・ふくぅっ!」
喘ぎながら、テオは何度も頷く。
内壁を引っかかれて身体を振るわせるテオと、エマの二つの嬌声が空中で絡み合うように響く。
「あぁぁっ!エマ・・・気持ちええか・・・?はぁ・・・」
「うん、うん!!気持ち、いいよぉっ!!・・・ふあぁぁっ!!」
「さよか・・・んっ・・・これで、ボク達と一緒や・・・エマも、勇太のもんや・・・」
「あぁ・・・」
エマの唇の端から、涎が垂れた。それを舐め取るように、テオは唇を重ねる。
余談だが、これがエマのファーストキスだった。
「んんっ・・・ちゅぅ・・・ゆうたぁ・・・あたし、の中、気持ちいい・・・?」
「あぁ、エマの中は気持ちいいぞ・・・ぬるぬるしてて、ギュウギュウに締まって・・・」
「あぁ・・・嬉しい、よぉ!はぁぁっ!!んああぁ!」
自分の身体で、相手も悦んでくれている。その事実が、エマを更に焦がしていく。絶頂はすぐそこだった。脳裏に、脱力して横たわる紫苑の姿が映る。
「ああぁぁっ!!らめっ!もう、あたし、イっちゃう、イっっちゃうぅ!!」
「あかんっ・・・ボクも、指でぇ・・・はあああぁっ!!」
「あぁ、俺も、出そうだ・・・」
「出して!あたしの中に、ゆうたのせーえき、せいき、全部、ちょうだいぃ!!」
エマは涎をシーツに垂らし、半狂乱になって懇願する。
「くぅ・・・出すぞ、受け取れ!!」
「あぁ、来て、来てぇ!!あ、ふあっ、ああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
思考が真っ白に染まり、エマは生まれて初めての絶頂を味わう。
膣の中に出された精液から、まるでスポンジに熱湯が染みるように、圧倒的な熱を持って精気が全身に伝播した。
「あっ・・・ああああぁぁぁっ!!!りゃめぇっ!!ふあああ、こ、こんにゃぁ、聞いてひゃいい・・・っ!!」
勇太のペニスが抜かれても、エマの視界は真っ白のままだ。
それまで一人でやっていた自慰とは全く違う、怖いほど長く続く絶頂感にエマは全身を痙攣させて悲鳴を上げた。
「イってる!!あらし、じゅっとイっひぇるううぅぅ!!」
シーツの上を快感に任せて悶絶するエマの股間から、勇太の精液が溢れて飛び散った。
その飛沫が、勇太本人の顔に掛かる。
「うわっ・・・と。スゴいな・・・噂には聞いてたけど」
「スゴいんは、勇太の精気とちゃうの?」
勇太の頬に掛かったザーメンをペロリと舐めて、テオは言った。
「まぁ、精気の量に応じて、強い絶頂を迎えると聞いたが・・・そんなにかな?」
「そんなになんやない・・・?なぁ、勇太・・・ボクにも、ちょうだい・・・?」
腕を絡めながら、テオがせがむ。
エマはそれを見ながら、自分がもう普通の人間の精気では満足できない体になったのを感じた。確かにこれは、一生面倒を見てもらわねば割に合わない。
脱力するエマに、誰かが後ろから抱きついた。
「ひゃぁっ!!」
「駄目よ、休憩しちゃ・・・これは、お仕置きなんだから・・・」
「えっ・・やぁんっ!!」
有無を言わさず、紫苑はエマの乳首を摘み、捻り上げた。
「や、やだっ!こんな・・・あああぁぁっ!!」
エマは、今度はテオと勇太のセックスを見せ付けられながら、紫苑に弄ばれるのだった。
※ ※ ※
――そうだった。今の状況とそっくりだ。
テオねぇが勇太としてて、しーねぇがあたしとしてて・・・。
そう言えば、あまり意識してなかったけどファーストキスってテオねぇだったんだ、あたし。思い出したら、ちょっとだけ腹が立ってきたかも。
次の日の朝起きたら、しーねぇが『旅行に来たらすごいお土産が付いたわね』って笑ってたな。正直腰が立たなくて、それどころじゃなかったけどね。
まぁ、初めのうちはやっぱり色々考えたけど、今はもういいかなって思ってる。
だって、毎日凄く幸せなんだもん。
勇太のことだって、一日ごとにちゃんと好きになっていってるし、好きな人に毎日ご飯作ってあげられて、『おいしい』って言われるとウキウキしちゃう。
少しだけ心配があるとしたら、あたしの知らない昔のこと。
勇太の昔のことなんて解らない。
しーねぇもテオねぇも、色々あったみたいで、その辺あんまり話したがらない。
それがちょっと時々寂しかったりするけど、でもいつかあたしにも話してくれると思うし、あんまり今は気にしない。
おんなじ人が好きな者同士だもん。きっと、最高に趣味が合う仲間なんじゃないかな、って思う。ポジティブなのはあたしの取り柄だし。
「ああぁぁ・・・きもちええ・・・紫苑も、エマも、来てぇな・・・」
テオねぇからお呼びが掛かった。あたしとしーねぇは、キスをやめると、目を光らせてテオねぇに襲いかかる。
「ふあぁぁぁぁっ!!、あっ、あぁんっ!!ダメッ、あかんって・・・!!」
「あかんって、テオねぇが『来て』っていったんでしょー?」
「そうそう、発言には責任を持たなきゃね」
「そない言うたかて・・・ふああ・・・激しいすぎぃ・・・!」
思い出したんだし、一年前の仕返ししなきゃね。
※ ※ ※
「ふむ・・・首尾は上々・・・と言ったところかな」
向かい合わせに座ったイルマに、携帯電話をしまいながら男は言う。
男は狩野竜馬(かのう りょうま)といった。もとは『組織』で『15』のナンバーを持っていた、後天性吸血鬼である。
リムジンの後部座席は、狩野の隣に人間の女が座り、その向かいにイルマが身を竦ませているという状態だった。
運転席との間には強化ガラスの板が嵌っており、こちらとは隔離されている。
「少し早いが、祝杯を挙げようか・・・。ワインは飲むかね?」
「・・・」
イルマは首を振った。
「そうか・・・では、勝手にやらせてもらうとしよう」
そう言うと、狩野は隣の女を抱き寄せた。女は、甘えるように彼の首に手を回す。
イルマはフードを被り、固く目を閉じて耳も塞いだ。
「なぁにぃ・・・・?この子?」
女がその様子を見て、不機嫌そうに言う。息が鼻に抜けるような、だらしない喋り方だった。
「なぁに・・・刺激が強すぎるのさ。気にしなくて良い」
「あらぁ・・・こんな車の中で、何するつもりなの・・・?」
香水の臭いを下品に振りまいて、女は媚びるように尋ねる。
――何も知らずに。
狩野は、女の首筋に顔を埋めたまま、言った。
「ワインを、飲むだけさ」
――獲物が異変を察知した時には、何もかもが遅かった。
悲鳴がこだまし、香水の香りが血の生臭さに変わる。
断末魔がやみ、それが液体を啜る音に変わっても、イルマは耳と目を塞いでひたすらに妹のジルマと故郷の村のことを考えていた。
今回は以上です。
実も蓋もないことを言うとクリ○ゾ・・・やっぱり忘れてくださいw
やっとこさ三人の過去編が終わりました。過去に空いた穴は、後々埋めていく予定です。多分、きっと。
※来年のことを言うと鬼が笑う次回予告!!
ようやく舞台は現代へ!
巨大魔方陣の目的とは!?
そしてイルマとジルマってやっぱり・・・?
そんなわけですが、先に謝罪を。
今後の展開上、最低でも二回ほどエロなしの回があると思います。
無論、できるだけエロを出せるよう、最大限の努力は致しますが、なにとぞご理解下さい。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年もハーレムスレに栄光あれ!!
359 :
336:2006/12/24(日) 09:34:18 ID:Khd+e5UJ
>>twist氏
シリーズおつかれ様です。
エマゲットイイ!
>>とくめー氏
こちらとしてはむしろ感謝したいくらいです。
むぅ、エロいな!
クリスマスネタで投稿します。クリスマスが嫌いな人は読まないほうが無難です。
おれはいつも飲んだくれていたい男、俺の人生あまりに惨めだ
おれはいつも飲んだくれていたい男、俺の人生あまりに惨めだ
もしも生き方を変えられるなら、とてもありがたいことだけれど
おふくろの家を出てから、俺は追い立てられ通し
おふくろの家を出てから、俺は追い立てられ通し
悪い女とどうして俺は手がきれないのかわからない
おやじが死んで、かわいそうなおふくろが一生懸命にやってくれた
おやじが死んで、かわいそうなおふくろが一生懸命にやってくれた
誰しもラブは好きだろうけど、ちっともためにはならないものだ
おれはいつも飲んだくれていたい男、その原因は罪なんだ
おれはいつも飲んだくれていたい男、その原因は罪なんだ
悪い女で弱気になったら、それが男の身の破滅
ロバート・ジョンスンのブルース『Drunken Hearted Man』に耳を傾けながら、辣がスピリタスを呷った。
喉仏が上下するたびに、酒が臓腑へと送り込まれる。外ではクリスマスの夜に浮かれ、騒ぐ声が聞こえてきた。
流れるクリスマスソングが店内のブルースと混ざる。折角の酒がまずくなりそうだ。苛立たしいことこの上ない。
クリスマスほど侘しいものはない。クリスマスなんか糞食らえだ。
胸裡に眠る幸江と一緒にすごしたクリスマスの思い出は、今の辣にとってはただ、重苦しくのしかかってくるだけだ。
もう一度、スピリタスのボトルを傾けてラッパ飲みする。心臓が胸板を激しく殴打した。こめかみの血管が疼いた。
様子を見ていた綾が、辣の手からスピリタスをボトルごとひったくった。辣が舌打ちする。
「もうこれ以上飲んだら体に毒ですよ……」
「まだ飲み足りないんだ。飲ませてくれよ」
醒めた表情で綾の瞳を見据えながら、辣はボトルに手を伸ばした。綾が素早く身をかわした。
今日ですでに九本目のボトル──辣が酒に強いとはいえ、これでは身体を壊してしまう。辣は極度のアルコール依存症だった。
「いい加減にしてください。辣さん、こんな事では身体を壊してしまいます」
「俺の身体は……壊れるほど上等なもんでもない……いいから返してくれ」
それでも綾はボトルを離そうとしなかった。余計なお節介だった。辣の苛立ちが募った。その苛立ちも、すぐにどうでもよくなってきた。
身体が酒を要求した。酒を飲めと脳細胞のひとつ、ひとつが訴えてくる。このまま酒に溺れたい。酒に溺れて何もかも忘れてしまいたい。
辣は切に願った。酒を飲んで飲んで飲み続けて、死んでしまいたかった。辣は慢性的な自殺願望者だ。
ドラッグ、あるいはアルコールに耽溺する者は、真綿で首を絞めるかのようにゆっくりと自らの足で、死への道を歩み続ける。
綾にもそれがわかった。そうだ、生きているということは哀しい。自分で選んだ孤独は心地良いが、他人に与えられた孤独は苦痛でしかない。
目の前に広がる世界が灰色でしかないなら、人は何を思って生きていかなければならないのだろう。
人は互いに寄り添い慰め合うのだ。人は孤独と悲しみを分かち合う誰がいなければ生きてはいけない。
男は女を、女は男を求め、慰め合う──それが男と女だ。だが、辣の背負う孤独はあまりにも深すぎた。
愛しい人の孤独を癒せぬ無力感──綾の痛切な思いは辣の心には届かない。胸が張り裂けそうだった。去ってしまいたくなる時もあった。
それでも──綾は辣から離れられないでいる。初めての人だ。処女を奉げた相手だ。女の哀しい性だった。
──いや、綾は魅了されたのだ。辣の悪魔の如き極悪なまでの美貌と、綾にとって現実離れした、その取り巻く世界に。
世間知らずだった綾にとって、辣の存在そのものがあまりにも毒々しく鮮烈だった。あらゆる悪徳に身を染めし者は、美徳と魅力を兼ね備える。
辣はアウトサイダーだ。社会からのはみ出し者だ。少なくとも善人ではない。だからこそ色気がある。では色気とは何なのか。
辣と出会い、綾は理解した。色気とは孤独であり、腐敗だということを。孤独は人間を腐らせる。色気の本質とは腐臭なのだ。
綾から酒を取り戻すのを諦め、辣はマホガニー製のカウンターを叩き、バーテンに新しいボトルを持ってくるように言った。
「それよりも辣さん、注文の品が手に入りましたよ」
バーテンがウイスキーグラスを磨きながら、綾に眼をやった。思わず、綾が視線を逸らす。
「この女の事は気にするな、俺の情婦だ……それよりも四番のペイ(ヘロイン)、見せてもらおうか」
四番ヘロインとは八十%〜九十九%以上の高純度のヘロインを指す。
逆に六%未満の低純度ヘロインを三番ヘロインと呼ぶ。辣が綾にむかって顎をしゃくった。あっちにいっていろという合図だ。
バーテンと辣はカウンターの奥にある部屋へと消えていった。五分ほどでふたりが戻ってきた。
「いくぞ」
辣が綾の肩に手をかけた。そのまま店を出る。路地を少しばかり進むと客待ちのタクシーを見つけた。手を降ってみせる。
運転手が相好を崩した。タクシーのドアが開く。リアシートの冷えた感触が尻を撫でた。極彩色に輝くネオンが横顔を照らす。
「お客さん、どこまでいきましょうか」
「適当にそこらを流してくれ」
運転手はいぶかしげな表情を作ったが、黙って言われたとおりに車を走らせた。辣が綾の指先に自分の指を絡ませた。
湿り気を帯びて、しっとりと濡れた滑らかな辣の指が、綾の白い指の付け根を揉んだ。
女の裸体を愛撫するような繊細でエロティックな指の動き──綾の女芯がじわりと熱くなる。
「はあ……んん……ッ」
運転手が横目でふたりをみた。何やら物欲しげな顔つきだ。辣は運転手に、綾の唇をわざと下品に舌で嬲って見せてやる。
太腿に手を伸ばした。充血する運転手の眼。中年ドライバーの舐め回すような視線に晒され、綾が身悶えた。
そこで携帯が鳴った。運転手はお楽しみが中断されたことに不満の表情を浮かべた。
無視して携帯を取り出し、耳に当てる。隣では綾が瞳を潤ませていた。
「辣、仕事だぜ。圭子が客を紹介してくれてな、圭子も一緒だから今夜は3Pだ。とりあえず圭子のマンションにいってくれ、迎えがくるはずだ」
早口でまくしたてる高津の耳障りな声が鼓膜に突き刺さってくる。相変わらずむかつく声だ。
「わざわざ、マンションで待ち合わせてホテルにいくのか。まどろっこしいな。悪いが連れがいる。4Pに変更し直してくれ。嫌なら断るぞ」
「連れがいるって、誰だよ、また女か?」
「お前には関係ない。駄目ならもう一度かけ直せ。OKならかけるな。じゃあ、切るぞ」
一方的に携帯電話を切った。キャメルを咥え、火をつける。最後の一本──キャメルのパッケージを握りつぶす。ラクダの絵がひっしゃげた。
綾の耳元に唇を近づけ、耳朶を舐めた。熱い息を吹きかけ、耳孔を舌先でつつく。
「俺の仕事に興味があると言っていたな。丁度いい、どんなものか綾に教えてやろう」
運転手に目的地をつげる。万札を二枚差し出し、もっとスピードをあげるように急かした。諭吉ふたり分の効果は大きい。
通常の半分ほどの時間で圭子のマンションに到着した。マンションの入り口に黒いメルセデスが停止していた。
車の横に立っていた若いブラックスーツの男が声をかけてくる。がっしりとした体躯の持ち主だ。
呼びつけた客のボディーガード兼運転手なのだろう。少し窺えば勘の良い者であれば、男に隙がないのがわかる。
「失礼ですが、辣様でございますか?」
「ああ、そうだ」
「お迎えに伺いました。さあ、どうぞお入りください」
恭しくベンツの後部座席のドアを開き、どうぞとふたりを促した。ベンツに乗り込む。本革を使っているのか、座席の座り心地はよかった。
イブ・モンタンのシャンソンが静かに流れている。ムードがあった。悪くはないが気取っている。車は世田谷方面へと向かっていた。
閑静な住宅街にはいると、豪奢な煉瓦作りの邸宅前でベンツがストップする。ベンツのドアを開き、ロートアイアン風の門扉の前に降り立った。
敷地を見回した。最低でも四百坪はある。圭子は上客を紹介してくれたようだ。玄関のドアが開かれ、メイド服を着た端麗な容姿の少女が現れた。
紺色の衣装にフリルのついた白いエプロンとカチャーシャが少女のイメージに良く似合った。綺麗にカットされたショートヘア、
目鼻立ちがくっきりとした端正な顔に切れ長の二重瞼の黒い瞳、ウエストからヒップにかけての曲線が艶ましかった。
ある程度は男を知っている身体つきだ。辣がメイドの少女を眼で口説いた。一瞬、陶然とした面持ちを作る少女。数秒の時が流れ、少女が我に返った。
「も、申し訳ありません……つい、見惚れてしまって……お待ちしておりました、どうぞこちらへ」
広い玄関ホールに入り、二階へ続く階段を昇っていく。案内された階段脇にある部屋──二重扉を通った。
天蓋つきの豪奢なベッド、緋色の厚いビロードに覆われた床と壁、室内には薄暗い光が燈されていた。
窓際の籐椅子にひとりの女が座っている。その傍らには圭子の姿があった。圭子と女はシルクの薄いブルードレスを身に着けていた。
「いらっしゃい、辣。そっちの女の子がさっき、高津さんから伺った子かしら?」
圭子は笑みを浮かべていたが眼だけは笑っていなかった。きつい視線が綾に突き刺さる。それは綾に対する嫉妬の視線だ。
それでも綾は怯まず、毅然とした顔つきで正面から敵意の視線を受け止めた。優越感の為せる行為だ。
「綾と言います。どうぞよろしくお願いします」
綾が圭子と女に軽くお辞儀をした。女が妖しい微笑を返す。物腰が静かな雰囲気の上品そうな女だ。美しい富士額と細面の顔のなかに飾られた
眼、鼻、口は小作りで全体がバランス良く整っている。薄茶色の長い髪の毛がセクシーだ。
実際の年齢より十歳は若く見える。それでも圭子より大分年上だと辣は見当をつけた。相手の雰囲気でわかるのだ。
二十代後半、三十手前だろう。新鮮な肉もうまいが、熟した肉もまた味わい深い。
ドレスの下に隠れてる柔肉はどんな味がするのか。いや、それよりもこの女からどれだけ金を引っ張れるかだ。
(この女、俺の情婦にすりゃどんどん貢ぎそうだな……)
辣の本職はスケコマシだ。女に貢がせてナンボの商売なのだ。スケコマシの語源とはスケ(女)にコマセ(餌)をまく事から来ている。
コマセは快楽であり、セックスを指す。己の股間の一物を竿にしてコマセをまいて女を釣り上げるのがスケコマシのスケコマシたる所以だ。
女から貢がれないのはただのスケベというものだ。スケコマシは女で稼いで始めてスケコマシなのだ。
スケコマシ、ジゴロは関東の極道社会においては外道と呼ばれ、蔑まれる。逆に関西ではスケコマシは立派なシノギの一つとして数えられる。
「……圭子さんから聞いていたけど、本当に美しいわ。オスカーワイルドじゃないけど、まるで象牙と薔薇の葉で作られたようなアドニスよ」
「それは『ドリアングレイの画像』に出てきたヘンリー卿のセリフだろう」
「貴方、ワイルドを読むの?」
以外といった顔つきで女が辣に聞き返す。どうやら綺麗な顔だけの男と思われていたようだ。辣は腹の底で苦笑した。
「まあ、多少はな」
やや皮肉を込めて言ってやる。女の表情が一瞬、強張った。こういう類の悪意には敏感な性質なのだろう。
「……クラシックはお好き?」
「クラシックよりもハードロックがいい。スリップノットか、マリリン・マンソンはあるか。なければロブ・ゾンビでもかまわないぞ」
「ごめんなさい。ないわ」
「あるとは思っちゃいないさ、それよりも本来の目的に戻ろうか。服を脱ぎなよ、それともドレスを着たままでセックスするか?」
ドレスの背中に手を回し、人差し指でつうっとなぞっていく。女が欲情しはじめるのを見抜くと、辣は細い首筋に軽くキスをした。
「んん……キスがとっても上手なのね……」
「いい肌だ。あんた、今までどれだけの男にこの肌を揉んでもらったんだ」
「ふふ、内緒よ……ねえ、名前で呼んで……由梨って……」
「由梨……由梨のおマ○コを味わってみてえな。パックリと割れた由梨のおマ○コに俺のナニを突っ込んでやりたいぜ」
由梨を椅子から立ち上がらせると、背中のファスナーをおろしていく。辣が圭子と綾に命じた。
「圭子も綾も黙って見てないで服を脱げよ。それとも俺としたくないのか」
圭子と綾が衣類を脱ぎ始めた。女達の甘美な香りが室内に満ち溢れ、辣の鼻腔に入り込む。香水と体臭が混ざった独特の甘い匂いだ。
「この香水の匂い……ゲランの『夜間飛行』だな」
「そういえば、圭子さんから聞いた話では貴方、背中とペニスに刺青をいれているらしいわね、見せてよ」
「いいだろう」
辣はハーフコートを剥ぐように脱ぎ捨てると、さっと向きを変えて背中の彫り物を由梨に見せた。蒼墨は濃く、紅はなお鮮やかな、親子竜のその姿。
「天才彫師と呼ばれた初代彫三が俺に残していった最後の作品だ。さあ、その眼でとくと拝みな」
* * * * * *
仁王立ちの姿勢で辣は女達に奉仕をさせていた。由梨が亀頭を咥え、圭子が肛門を舐めしゃぶる。由梨が舌を尖らせ、鈴口をつついた。
尿道から分泌されるカウパー液を唾液と一緒に喉を鳴らしてすする。
「あれだけしたのにまだ勃起してるなんて、本当にタフなのね……それにこの水仙の花もすごくエキゾチックでいいわ……」
負けじと圭子も激しく肛門を責めたてる。ベッドの上では失神し、顔を赤く染めながら仰臥する綾の姿が見えた。
「圭子、そんなに舐めたら俺の肛門がふやけちまうぞ。お返しに圭子のいやらしいアヌスをたっぷりと俺の舌とナニで可愛がってやる。
尻をこっちに向けな。由梨も舐めるのをストップして圭子と一緒に尻を並べろ」
「ふふ、またナメナメしてくれるのね……嬉しいわ……」
「次はどんな事をしてくれるの……」
圭子と由梨が四つんばいになり、尻を並べた。豊かに稔る四つの白い果実に両手の指を這わせ、辣が感触を味わう。柔らかく肉厚で豊満な美尻だ。
瑞々しくて弾力がある肌は、きめ細かくなめらかで光っていた。ふたりとも文句のつけようがない女盛りの臀部をしている。
「ふたりとも、自分の手で尻を開いてみろ」
「は、恥ずかしい……」
由梨が吐息を漏らしながら、ぐいっと尻肉を割り開く。茶色いイソギンチャクのような肛門と、真っ赤に熟れた襞肉が淫欲をそそった。
顔を近づけ、香りを堪能する。淫らな雌の刺激的な匂いが鼻をついた。男心を痺れさせる発情した女の匂いだ。
「いやらしい匂いがプンプンするぞ。この匂いで男を誘うのか」
「ああ、そんな事言わないでちょうだい……」
子供が駄々でもこねるかのように由梨は尻を振りたてた。舌で蟻の門渡りを舌でゆるやかに舐めた。
「あ……あああッ……あ……ッ」
ふっくらとした由梨の唇から法悦の呻き声が洩れはじめる。肝心の秘所とアヌスには触れないように絶妙な舌使いでじらしながら、辣がほくそ笑んだ。
長時間かけて門渡りを舐め続けていた辣は、次に肉の割れ目に舌を挿入し、右手を股の間にくぐらせた。
薄い皮に包まれた肉の芽──皮の上から触れるか触れないかのタッチで優しく撫でる。由梨が背中をぷるぷると震わせた。
あまり強い刺激を与えず、最初はゆっくりと感触を楽しみ、徐々に激しくしていく。こうしたほうが強い快感を得られる。
セックスとは何も射精だけが目的ではない。眼で見て、肌で触れて、舌で味わい、肉の喜悦に戯れる。深い快感を伴ってこそのセックスだ。
「はううッ……お願い……貴方のを入れてちょうだい……このままじゃあまりにも切ないわ……」
甘い嬌声を搾り出しながら、由梨が哀願した。蜜液がこぼれる襞肉から舌を抜き、口元を拭うと辣は圭子の尻に視線を移した。
「まだ待ちなよ。次は圭子の番だからな」
ラブジュースまみれの熱く濡れた由梨の肉穴に中指を差込みながら、辣が答えた。指を折り曲げ、ねっとりと粘つく膣壁をほじる。
「くうぅ……ッ」
由梨が鼻で鳴いてみせる。甘酸っぱい雌の粘液が中指から手の甲にまで伝っていった。
「ああ、嬉しい。辣、早くあたしのお尻を苛めて……」
大胆に尻を突き出し、自分の尻肉を左右にくつひろげながら圭子が肛門を収縮させて誘った。内臓まで見えそうだ。
口をパクパクとさせる開閉させる後ろの穴がユーモラスで愛くるしく感じられた。
真っ白い尻に隠された濃い菫色の排泄器官が淫猥な雰囲気を増していく。顔面を柔らかい尻肉に押し付けると、秘所を無視して肛門に舌を突き刺す。
「いひぃッ……さ、最初から激しいのね……ああッ……」
唾液を肛門にたっぷりと送り込みながら、奥のほうへと舌をねじこむ。直腸内部をえぐられ、圭子が上体をのけぞらせた。
「相変わらずたまらない尻の穴だ」
ドリルのように固く尖らせた舌でかき回し、唇を吸いつけて襞を吸った。内臓が吸引されるような激しい衝撃に圭子が目尻から涙を流す。
延々と肛門を舐めしゃぶられ、ついに圭子がけたたましく叫んだ。
「ああ……ッ、たまらないわ、入れてッ、辣のチンチンが欲しいのッ!」
「おいおい、順番だろう。次は由梨にいれてやる番だぜ。生憎と俺のナニは一本しかねえんだ、我慢しな」
指を勢い良く抜き出し、由梨のうねる豊かな腰を両手でしっかりと抱いて一気に怒張を熟れた襞肉へと叩き込んだ。
「ひああぃ……ッ、し、死ぬッ、死んじゃう……ッッ!」
全身の肌がビリビリとひりつくような、凄まじい衝撃が股間から襲い掛かってきた。圧倒的な肉の塊に身体を貫かれる。
金切り声を響かせ、爪で床をかきむしりながら由梨が尻をゆすった。辣が荒々しく腰を叩きつける。子宮が粉々にくだけてしまいそうだ。
「あああ……ッ、こ、壊れるぅぅッ、壊れちゃうッッ!」
美しい裸身を汗で光らせながらわなないた。充分な愛撫を施せば、女はたったひと突きでアクメに達する。中出しされたと感じた次の瞬間、
堪えに堪えていた快美が怒涛の如く押し寄せ、由梨の脳天を直撃した。純白なる世界が由梨の目の前に広がっていく。
床にくず折れた由梨は眼球を上擦らせた状態のまま、裸体を痙攣させた。膣壁から引き抜かれた男根にはスペルマの残滓がこびりついていなかった。
空打ちだ。辣はある程度までなら射精もエレクチオンも自由にコントロールできる。青い血管が浮き出た、力強く脈打つ肉根の鼓動が圭子にも伝播した。
「次は圭子の番だな。忍び茶臼としゃれこもうか」
床にあぐらをかいた辣が圭子に向かって両手をいっぱいに広げて見せる。立ち上がり、圭子が辣に向かい合った。
またぐようにして座り、自分で肛門に男根を迎え入れる。対面座位の体勢だ。お互いの首に手を回し、きつく抱き合った。
女の欲望に潜む強烈な情念の業火が、圭子の芯を灼き焦がしていった。首に巻かれた圭子の腕──首の骨がへし折れそうだ。
突き上げた。何度も何度も激しく突き上げた。獲物を追い詰める狩人のように、辣の男根が猛り狂いながら駆け抜けた。
肛門を貫きながら、圭子の薄い唇を舌でつついた。すぐさま舌を絡める。唾液を流し込み合い、すすった。
唾液、愛液にアヌスの饐えた匂いが混ざり、鼻を突く。内臓の味と匂いだ。生き物の味と匂いだ。
「愛してる……ッ、辣、ああ……ッッ、お、お尻がめくれるぅぅ……ッ!」
腸管を圧迫される衝撃と快感に圭子は乱れ狂った。睫を切なげに震わせる。灼けつく直腸粘膜の刺激に息も絶え絶えに圭子が呻く。
今度は本物のザーメンを内部にぶちまけた。白い炎が圭子の網膜を灼いた。
「あああ……」
悶絶し、由梨と同じく床に後ろから倒れた。窓際を見ると外では雪が降っている。辣は吐き捨てるようにつぶやいた。
「バスタードメリークリスマス」
もう少し続きます。次はメイドも加わっての乱交。
出来るだけ早く投稿したいと思います。ああ、文章力をもっと上達させたい。
ナイスエロス
お嬢様メイドに期待
371 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 15:46:34 ID:0Ai1+5ZM
Happy Lifeの性奴隷シリーズはハーレムとは違うんじゃないか。
直接の描写はないけど、部下に輪姦させてるし。
主人公がそれを支持してるってことは違うと思うんだが。
>>371 さいでっか。
初期のポンポンポンと名前があがってた中に入ってた作品ですし、
とくめー自身ですべてを確認はしてるわけじゃないんですよね。
んじゃ、失格行きにしましょう。情報多謝であります。
373 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 12:33:00 ID:gxvTtvW6
らぶえっちの妄想劇場が更新してた。ただしハーレムではないけれど。
エロ勇者って今年の冬には投稿できるって言ってなかったか?
ただ単に冬とだけだったか
別のスレで粘着されて、筆を折った可能性はある。
キュンキュン氏、落ち着いたらまた来てください。
さらに別のスレでは普通に書いてる
このスレで書かないのは感想と称して、いらん突込みを入れるやつがいるからだろう
>>377 自分ではロクに小説書けないのに文句だけはという奴か?
このスレは比較的、住民のマナーも良いように思うよ。
>>374 ちゃんとハーレムになってから紹介するべき
久し振りに、紫羽尋人図書館の緋道の神器を
1話から読んでみたんだが…
なんか、もの凄い拒否反応が出たorz
あの作品から寝取られ臭を感じ取る自分が居るぜ
独占好きにはよくあること
地雷臭に敏感になったのだな
彼の作者もヤり棄て派だそうだからのう
寝取りはインセストの華
同じ相手で満足感が得られぬ者との合併症は真に
来年はもっとたくさんハーレムSSを見れますように・・・。
385 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:23:23 ID:CknuOG83
Y・KエンタープライゼスのCLANNAD・アンソロジー
爆弾発言InハーレムEnd
4月Inお花見(↑の続き)
エロ本inハーレムエンド(↑の続き)
がハーレムでした。
メンバーは朋也&渚&藤林姉妹&智代&ことみ。
朋也と渚がつきあっていたが、ことみの爆弾発言(赤ちゃんってどうやってできるの?)をきっかけに爆弾発言の連発。
キレた女性陣が迫ってきて処女喪失×5あ〜んどハーレム結成な話です。
ごめん、sage忘れた。
元旦に10レスほど使いたい。
新年早々、超・暇な人向け。先に謝っとく系ネタ。
10でいいのか?
390 :
449:2006/12/28(木) 12:35:06 ID:F154pXCd
投下の少し前にNGワードを報告するので、少々スレチ気味なのはご容赦を。
それではみなさん、よいお年を。
ハーレム小説で、Arcadiaの18禁板にある「少女病」は既出?
微エロだがなかなかいい感じ。
∧_∧
(∀` )
と つ
l |
∧_∧ \ |
( ・∀・) ) |
/ し J | /
Cl l | /
し ´J |j_
どうでもいい質問だが多種多様な女性に足コキされるようなハーレムSSってない?
周りの女性が皆Sで主人公?ってゆーか男がM的な…そんなハードなやつじゃなくてただ俺が足コキが好きなだけであって…いや、なんでもない。
聞き流してくれ
同人ゲのChuッパChaップス!足コキ版みたいな感じ?
>>393 君が書く、もしくはここにネタを書けば誰かが文章化してくれるかもしれないし
されないかもしれない。だけど所詮は妄想。男は度胸、なんでも試してみるもんさ。
>>387 それを元旦のうちに保管庫に収録できそうな自分が悲しい
>>397 逆に考えるんだ
「速攻で保管できるぜ」
とな
それでこそ、とくめーさんだ!
「我々の語るハーレム論は濃い!何故だ!!」
童貞だからさ
>>401 ( ´Д`) ……。
_、_
( ,_ノ` )フッ
「お前は今までに抱いた(自分の)女達との回数を覚えているのか?」
脳内の美女美少女が多すぎて数え切れません!
>>391 原作:ヤマモト・ヨーコか。
あれってどうなったんかなー。かれこれ5年ぐらい前に切ってそれ以来……
わりと「フツーの女子高生」してる感じがいいですね。
>>407 なぬ? あれってヤマモト・ヨーコだったんか?
一話当たり適当にチェックしてから読んでないんだが、気付かんかったな。
俺ももう原作は数年読んでないんだが。
保管庫のへたれエロ勇者の続きはまだかあああああああああ
冬だねえ……
>>411さん
彼女とHして、逝ったことがない俺も仲間にいれてください
クリスマスに、一日何回オナニーできるかにチャレンジして、8回までがんばれた俺も仲間に入れて欲しい。
ちなみにおかずはエロゲ「炎の孕ませ転校生」しかもケータイ版。
さすがに一日で全キャラ制覇は出来なかった。
>>412 あー、なんかもったいなくてイくタイミング逃すんだよね。わかるわかる。
ってそれは仲間になれないだろう。
クリスマスの夜、孤独な男の元にかつての友人の幽霊が現れる。
それを期に3人の精霊たちがつぎつぎと男のところにやってきて……
こういう話が読みたい
つクリスマス・キャロル
拝金主義者が改心して子供にプレゼントあげる話だったっけ?
プレゼントとして与えられたのは3人のメイド!(ペット、雌奴隷でも可)
>>418 メイドより「お姉ちゃん」「世話焼きツンデレ幼馴染」「ブラコン気味妹」の三人
のほーがいい。
>>419 「姉」「妹」は問題無いけど
「幼馴染」を与えるってことは洗脳して捏造の過去を刷り込むってこと?
>>420 ハーレム主の通ってた幼稚園〜中学校の同級生の中から適当にチョイスするのはどう?
>>415 OKおっきした。
星新一の「コレクター」ってショートショート読んで目覚めた口だから、
ハーレムというと人外がデフォなんだよなあ……。
だからプレゼントは普通に本とかペットとか雑貨とかでいいです。
それがおにゃのこになりさえすれば。
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 18:03:37 ID:SowGGAJm
3P 4Pぐらいじゃなんか興奮して来ない。
もう入り乱れて10Pくらいだとエライ興奮しちまう。人数が多いとそれだけ興奮してしまう
なんなんだこれは.....一体
>>423 「女体風呂」とか。
想像して興奮しないか?
風呂もいいけど布団の中で抱きしめられて寝るのが・・・・。
>>418 与えられるんじゃなくて自分で手に入れてなんぼのもんよw
>>426 いやいや、プレゼントだよ?
女の子がリボン付けて
「私たちをどうか貰ってください」
とくるのですよ
アレルヤ
>>422へのプレゼントはハーレム要員としてボッコちゃん×3で。
オフィスの妖精も送っとく
「おれの女になるかい?」
「あなたの女になるわ」
「あなたの女になるわ」
「あなたの女になるわ」
>>427 OKすまない。それなら文句などあるはずがない。
いよいよハーレムスレ2度目の年越しだねぇ。
<<大変だジャン・ルイ 女の子は全員リボン付きだ>>
裸リボンのおんにゃのこたちに囲まれて
「あなたはどの娘に撃墜されたい?」ってきかれるんだね
で全機撃墜ってわけですね
437 :
RIN:2006/12/31(日) 23:11:12 ID:BxYExHG+
投下させて頂きます。
2ちゃんねるはほぼ初心者ですので、駄文誤字はご容赦を!
(もともとはPIPI人です)
一応従姉弟、ツンデレ?幼馴染@、巫女さん幼馴染Aとの4Pのつもりです
…が、諸事情により前編の導入部のみです。すいません(汗
438 :
RIN:2006/12/31(日) 23:12:50 ID:BxYExHG+
夏の終わりに姫三昧(一日目)
「あ、暑い…」
蝉の声がジーワジーワとうるさく響いている。
ここに一人の青年がとある家の縁側で『のびて』いた。
ここは関東のとある山間の町、神楽宮(かぐらのみや)。
ひなびたローカル線の通る小さな町だ。
「そろそろ干からびちゃうのか…?」
彼のいる場所は、神楽宮の町の中心部から少々離れた祖父母の家の旧宅。昔ながらの茅葺の屋根だ。
草木も萎れる八月下旬、当たり前だがクーラーの無い縁側でだれているのが冒頭の声の主、明石孝憲(18)。
彼は一つ年上の本家の従姉弟に呼び出され、およそ7年ぶりに一人で昔住んでいた明石本家(というか祖父母の家)に来ているのだった。
439 :
RIN:2006/12/31(日) 23:14:08 ID:BxYExHG+
…が、
「なんで誰もいねえんだよっ!携帯は充電切れちゃってるし!」
彼が10時にこの家に着いたとき、家の主や呼び出した主は留守だった。
それから、一時までずっとこの家で待っていた…が、誰も帰ってこなかった。
(ちゃんと連絡してたのになぁ…忘れられてるんか…)
それから一時間…
最も暑くなる時間である二時、孝憲もそろそろやばくなっていた。
「お〜いっ!唯姉ぇ〜!もう孝憲きてるんでしょ〜!…って、留守ぅ!?」
孝憲が脱水症状で意識朦朧としかけていた時、新宅の玄関の方で声が聞こえた。
(あの声…綾乃か?…助かった…か?)
そんなことを考えている間に、足音がこちらに近づいてきた。
彼女の名前は高木綾乃。本家の隣に住む同い年の幼馴染で、
孝憲一家が引っ越すまでずっと一緒に遊んでいた間柄だった。
440 :
RIN:2006/12/31(日) 23:15:23 ID:BxYExHG+
「あ〜?誰…かしら?…って、あんた孝憲!?ちょっ!大丈夫っ!?」
孝憲の頭の上から声が聞こえる。がくがくと頭を揺さぶられるが、
それによって逆にどこかへ飛んでいきそうになる。
逆光と熱中症による視界狭窄のせいで綾乃の顔はうかがえない。
「あ゛…とりあえず揺するのやめろ…んっ…久しぶりだな、綾…の…」
そのまま孝憲の意識は落ちてしまった。
この時綾乃の顔に驚愕と何かの企みの表情が浮かんだことを知らずに…
441 :
RIN:2006/12/31(日) 23:16:26 ID:BxYExHG+
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気を失った孝憲は過去の記憶の井戸に落ちていた。
(なんだ?これは?夢…か?…いや、これは…?)
今日と同じような暑い暑い夏の日の情景が浮かぶ。
ここはどこかの神社の境内だろうか?そこには自分と三人の女の子がいる。
一人はおかっぱ頭の小さな子。一人は少し背の高い活発そうな子。
そして最後の一人は白のような、銀のような長い髪をした女の子。
三人が三人、ぐずっているように見える。
「じゃあ、約束。絶対に私たちとけっこんしてよね!」
「うんっ!じゅうはっさいになったらみんなぼくのおよめさんにするからっ!」
「ぜったい、ぜったいだからねっ!あんたがじゅうはちになったらここまたもどってくること!」
「やくそく…ですからね」
「ぜったいもどってきてよね!」
「うん!わかったあやか!ぼく、ちゃんとかえってくるから!」
そこまでで孝憲の記憶は突然途切れる。まるでこれからを暗示しているかのように…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
442 :
RIN:2006/12/31(日) 23:17:40 ID:BxYExHG+
それからどれくらいたったのか?次に孝憲が目を覚ました場所は、
どこかの部屋のベットの上だった。
クーラーが効いていて快適であるが、妙に身体がスースーする。
「…んっ、んぅ?…」
「あっ!孝憲起きた?大丈夫、身体?」
部屋の少し離れたところから聞こえてくる綾乃の声に。
その声に、孝憲はここが綾乃の部屋なのだと直感する。
443 :
RIN:2006/12/31(日) 23:18:49 ID:BxYExHG+
「あ、あぁ…すまん、悪か…っ!?って!お、お前っあ、綾乃なの…か?」
ベットから起き上がって礼を言おうとした孝憲だったが、そこに立っている人間を見て絶句してしまった。
彼の印象では綾乃とは『小さくてガリガリでおかっぱ頭の女の子』がイメージであった。
しかし、今ベットの傍らで心配そうに孝憲を見つめている女性は…
身長は低く150cmほどだが、巨乳で、腰くらいまである黒髪ストレートの美少女であったのだ。
少なくとも孝憲のイメージの中にこんな綾乃は存在していない。
そんな孝憲を訝しげな目で見る綾乃(仮)。
「当たり前じゃない…あんた熱中症で頭おかしくなった?」
この声と口の悪さは確かに綾乃のものだし、良く見れば昔の面影もあるが…
(いやっ、しかし…変わったな…特に胸が・・・)
孝憲の性春真っ盛りの健康な男児。じっと胸の辺りを観察してしまう。
444 :
RIN:2006/12/31(日) 23:20:37 ID:BxYExHG+
失礼っ!443間違いです!正しくは445デス
445 :
RIN:2006/12/31(日) 23:21:44 ID:BxYExHG+
「あ、あぁ…すまん、悪か…っ!?って!お、お前っあ、綾乃なの…か?」
ベットから起き上がって礼を言おうとした孝憲だったが、そこに立っている人間を見て絶句してしまった。
彼の印象では綾乃とは『小さくてガリガリでおかっぱ頭の女の子』がイメージであった。
しかし、今ベットの傍らで心配そうに孝憲を見つめている女性は…
身長は低く150cmほどだが、巨乳で、腰くらいまである黒髪ストレートの美少女であったのだ。
少なくとも孝憲のイメージの中にこんな綾乃は存在していない。
そんな孝憲を訝しげな目で見る綾乃(仮)。
「当たり前じゃない…あんた熱中症で頭おかしくなった?」
この声と口の悪さは確かに綾乃のものだし、良く見れば昔の面影もあるが…
(いやっ、しかし…変わったな…特に胸が・・・)
孝憲も性春真っ盛りの健康な男児。じっと胸の辺りを観察してしまう。
446 :
RIN:2006/12/31(日) 23:23:18 ID:BxYExHG+
「ん、どうかした?」
「えっ!?いやっ、何でも…無い」
(いかんいかん、落ち着かないと)
「そう?でもあんた災難よねぇ〜?さっきうちに電話あったんだけど、
重爺が畑でぎっくり腰になっちゃったからみんなで病院行ってるんだってっ!あんな炎天下の中よく死ななかったわよ」
重爺とは孝憲の祖父の名だ。
そう言いながら、まるで当然のことのようにいきなり綾乃は自分の服に手を掛け、脱いでいこうとする。
孝憲はビックリして慌てて布団を被る。幸い行動が早かったので、ほとんど何も見ないですんだ。
「おいっ!?何してんだよ男の前で!ぬ、脱ぐなって!」
「あんたと私しかいないじゃない、わ、私は気にしないわ。私も汗かいちゃったの。それに…あんただって裸じゃない」
綾乃は服を脱ぎ続けながら、あっけらかんとしたように言い放つ。
447 :
RIN:2006/12/31(日) 23:25:57 ID:BxYExHG+
しかし、孝憲は見ていなかったが、この時、綾乃の顔は熟したトマトのように真っ赤だった。
そう、まるで何か無理しているかのように…
そんなことには気づかず、自分のことばかりに目が行く孝憲。
「いや、でもっ…ってえぇぇっ!?」
全く今まで気づいていなかったが、孝憲はここで目覚めた時から全裸の状態であった。
鈍すぎる男である…
「あんたさっきから驚きすぎ。少しは落ち着きなさいって」
「…っ!?…」
言葉を失うとはこの事なのだろう。孝憲は布団の中で固まってしまった。
「汗凄かったから脱がしたのよ。今洗濯中!いいじゃない。私とあんたの仲でしょ?」
だんだんと声が近づいて来る。そしてギシッとベットが軋む音がした。
「お、おいっ。冗談は…よせよ?」
そんな声虚しく、無常にも布団は剥ぎとられ、豊かな乳房を持つ綾乃の肢体が孝憲の前に露になった。
「これは私のベッドよ。私がどうしようが自分の勝手。そう思うでしょ?」
448 :
RIN:2006/12/31(日) 23:29:58 ID:BxYExHG+
(いやいやいや!どこの逆レイプ女だよっ!なんでいきなり再会した幼馴染に犯されなければならないんだっ!?
てか、やっぱ胸でかっ!!)
「いいじゃない…ねっ?約束、守ってよ?」
そんな孝憲の心を知ってか知らずか、そのまま仰向けの孝憲に身体を重ね、
グニュっと孝憲と綾乃の胸の間で豊かな乳房が形を変える。今までに触れたことの無い柔らかさ。
まるでプリンのようであるが、決して崩れることの無い張りをもった女性の象徴。
「抱いて…くれるよね?わ、私だって初めてなんだから…だれにだってこんな事するなんて思わないでよね」
耳元で真っ赤な顔をした美少女が真剣な顔で訴えてくる。男には極上のシュチュエーションだろう。
現に孝憲の愚息は既にビンッと天井を向いている。
(や、約束ってなんだろう…でも、初めて…なのか?んっ、いやでも、これは…据え膳食はぬはって言うし…
あぁ~綾乃ってこんなに可愛かったんだ…)
449 :
RIN:2006/12/31(日) 23:30:59 ID:BxYExHG+
「あ、綾乃…」
少々心の中でも支離滅裂な孝憲。しかし、その真摯な態度に気づいたのだろう。そっと背に手を伸ばそうとする…が、そううまくいかないのが世の常である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドカァーンッ!!
「はいっ!そこまでぇぇっ!!」
ドアが壊れるのではないかと思うほど激しく開けられ、いろいろな意味で顔を赤くしている妙齢の美女が突入してきた。
「「唯姉っ!?」」
「そうよっ!久しぶり孝憲!さて、あんたたち何や―」
「ゆ、唯姉ぇっ!重爺の所じゃなかったの!?」
妙齢の美女(仮)の言葉を遮って、綾乃が孝憲の上で驚いて声をあげている。
450 :
RIN:2006/12/31(日) 23:32:10 ID:BxYExHG+
「ふんっ、貴方の考えなんてお見通しっ!抜け駆けはしないって三人で言ってたのに、急いで戻ってきてみたらやっぱりこの通りじゃないっ!
この事を優奈が知ったらどうなることやら?」
この突入してきた女性は明石唯華(ゆいか)。孝憲の従姉弟で彼を呼び出した張本人。
現在19歳で、家で家事見習いをしている。そのメリハリのある身体は一流のモデルにも引けをとらず、
胸もグラビア級である。孝憲や綾乃からは『唯姉』で呼ばれている姉御肌な女性だ。
ついでに彼女の言葉の最後に出てきた『優奈』とはここから近くの山を登った上にある神社、
『武蔵神社』の神主の娘「度会優奈(わたらいゆな)」で、孝憲の一つ下にあたる人物だ。
引っ越す前まで孝憲、唯、綾乃そして優奈の四人でよく遊んでいたのだった。
「とりあえず、服着て離れなさい。話はそれからっ!」
唯の声に渋々従う綾乃。流石にこの状況で事を進める考えは無いらしい。
「はいっ!孝憲も、服っ!さっさと着なさいっ!」
孝憲も頭が上がらないため慌てて服を着ていく。
451 :
RIN:2006/12/31(日) 23:33:07 ID:BxYExHG+
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ、綾乃?説明してくれるかしら?私がこの部屋に入ってきたらいきなり抜け駆けしてS○Xしようとしてた訳をっ!」
怒髪天を突くとはこのことだろうか?久しぶりに見た従姉弟殿はえらくご立腹であった。
(まぁいきなりこんなシーン見れば当たり前だが…)
「あ〜その、なんだろうねぇ?」
「…っ」
全てのものを眼力で破壊しつくせるほどではないか、と思うほどの勢いで唯華が綾乃を睨みつける。
(唯姉…お、おっそろしぃ〜っ!!)
「わ、悪かったって、ごめんなさい!」
耐え切れなくなったのだろう、綾乃がついに根負けして謝る。
「分かれば宜しい!まったく…孝憲もちゃんと私達と約束してるのだから安易にS○Xしようとしないの!分かった?」
452 :
RIN:2006/12/31(日) 23:34:16 ID:BxYExHG+
孝憲には全く何の話だか見えてこない。
「何の話?綾乃もさっき『約束』って言ってたけど…」
その言葉に一気に部屋の空気が変わる。いや、どちらかと言うと意識のベクトル軸が変わったと言う方が正しいか?
「なっ…!?」「ちょっ、あんた…」
驚いたような、怒ったような、しかし悲しんでるような。良く分からない複雑な表情をする綾乃と唯華。
しかしそれでも孝憲は何の事だか分からない。
「孝憲…なんで私があなたをここに、今日呼んだのか…分からないの?」
唯華は怒りを通り越して、顔が真っ青になっている。
孝憲はここまで哀しんでいるような従姉弟を見たことが無かった。隣を見れば綾乃も同じような表情をしている。
「ご、ごめん…分かんない。えと、何か…あったっけ?」
「本当に…覚えていないのね、貴方は…」
「じゃあ私、あんたにたいして物凄い事…しようとしてたんだ」
少し自嘲気味に言う綾乃。そこには孝憲に対する侮蔑も混じっている。
「…」「……」「………」
三人に重い沈黙が流れる。
クーラーが効いていて涼しい部屋であるが、孝憲には嫌な汗が流れていた。
そんな沈黙を破るかのように、蝉の声が響いていた。
「仕方ない…か…」
「唯姉?」
「そうだよ、仕方ないよ。何せ7年も会ってなかったんだからさ。
私たちのこと分かっただけでも良しとしなきゃ。じゃ、行こっか?」
一人で確認するかのように唯華がつぶやく。
453 :
RIN:2006/12/31(日) 23:34:58 ID:BxYExHG+
「まぁね。でもそうすると私達だけ『約束』覚えてたのがちょっとバカみたい。優奈もがっかりするわね。」
チラッと孝憲を見て、綾乃もため息をつきながら言う。
「えっ?…ちょっと…話が見えてこないんだけど…?」
「い・い・か・ら!!じゃあ孝憲!さっさと行くわよ!」
唯華がグイと腕を引っ張る。
「えっ!?いや、だから何処に?」
「優奈のとこっ!あんたまだ優奈に挨拶しに行ってないでしょ!!」
同じように反対の腕をつかまれ、孝憲はロズウェル事件の宇宙人のように外に連れ出されていった。
454 :
RIN:2006/12/31(日) 23:35:42 ID:BxYExHG+
とりあえず、導入部です。後半はがんばってエロエロで行きたいと思います。
駄文失礼!
455 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:40:39 ID:fk8pbjt+
sageは半角で入力しないと意味がないよ
(武器屋の前に立つ城下町の住人の口調で)
457 :
RIN:2006/12/31(日) 23:46:09 ID:BxYExHG+
げっ(汗
失礼しました!これで大丈夫でしょうか?
458 :
456:2006/12/31(日) 23:56:41 ID:T8/u+moO
OKOK。
GJとは言わないぜ! まだエロまで行ってないからな!
あけましておめでとうございます
今年も一年このスレッドをよろしくお願いします
豚に1761円?
つまり雌豚を1761円で買えると言う事か
461 :
RIN:2007/01/01(月) 04:58:40 ID:tbMXtS3z
387氏の書き込みが終わりましたら投下させて頂きます。
予告ですが、前後編から前中後編になってしまいました。
中もエロなしっす…なんかこう、無駄にダラダラしちゃってるんですよね…
また、後編はロリと非処女が好きな方、ごめんなさいです。
処女巨乳(+年上)成分が多めですので、投下した際にはご注意ください!
>>RIN氏
エロシーンに期待!!
いちおう387なんですが、もしよろしければお先に投下していただいても
全然オッケーですよ?
詳細は以下。
「俺、みんなに言わなくちゃいけないことがあるんだ。
10レスなんて、本当はうそっぱちなんだ、本当は30レス、いや、何レスになるか、見当も付かない。
ああそうさ! なんか、いろいろ書き足してたら、80kb超えちまったんだよ!」
「そんな・・・、嘘だといってよ、バーニィ!」
次回、「ポケットの中のハーレム」
皆様、あけましておめでとうございます。
数日前に、10レス予約してましたが、いろいろあって首記のようになってしまいました。申し訳ない。
さらに言うと、まともなSSではありません。
SSの形態を成していないと言うか。
非常に迷惑な投下になってしまいますので、
また449かよ、明らかにスレチだろ、無駄に長いレスを消費すんなや、
という方は『新春ハーレム双六』でNG登録推奨。
お手数ですが、よろしくお願いします。
正月早々ヒマで、ちょっとした暇つぶしなら相手してやっても良いかな、という方は、お付き合いください。
投下は、NG登録が十分行き渡った頃合いを見計らって、本日夜〜明日早朝あたりを予定しております。
ですがもし、他に投下予定のある方がいらっしゃれば、お気になさらないでぜひ投下してください。
前に投下された方より、半日は開けるようにしますので。
最後までエロないの?
そう思って100レス予約入れといたぜ
466 :
RIN:2007/01/01(月) 11:27:58 ID:tbMXtS3z
>>449氏
私も今からお年始にいきます(日本語の使い方あってるかわかんないけど)ので、
どうしても今晩以降になってしまいます。
ですので、氏が先に投下していただければと…
私のほうは2日の夜〜3日にかけてさせていただきますので…
サーバスペース確保の目処が立ちました。
現状10MBですが、これに100MBを加えて110MBになります。
もちろん、宣伝バナーなどありません!
80kbのSSでも、CGでもなんでもこいやっ! と、いったところです。
姉妹ハーレムで、中出しして主人公と妻の間に生まれた娘も
ファザコンになって父親と結ばれる近親相姦ハーレム(゚д゚)ウマー。
449氏は寝過ごしてる、に100ハーレム。
> 本日夜〜明日早朝あたりを予定しております
あと一時間で午前が…
落ち着けよ。お前らみたいに一年365日家にいてモニターに向かってる人ばかりじゃないんだから
474 :
449:2007/01/02(火) 12:32:21 ID:mE4OWeBs
流れ仏契り。
遅れて申しわけありません。
それでは投下します。
本来ならば、埋めネタにでもすべきものなのでしょうが、やはりお正月に合わせたかったのです。
・趣旨
今年のハーレム運を占うための、双六風ミニゲーム。
あなたは何人の女の子をハーレムに加えられるか?!
・用意するもの
六面体サイコロ 6個(推奨) 無ければ1個でも可。
紙と鉛筆。
・ルール概要
普通の双六と違うところは、下記の点です。
☆一人用です。
☆マスを進むために振るサイコロの回数は決まっている。5回です。
☆マスを進むために振るサイコロは、あらかじめ最初にまとめて振っておかなくてはならない。
☆出たサイコロの目は、好きな順番に並べ変えてマス目を進むことが出来る。
(例。5個まとめて振ったら、1・2・2・5・6が出た。これを使って、2・6・1・5・2と進んだ。)
(サイコロが1個しかない場合は、最初に5回連続で振って、出た目をメモしておきましょう。)
☆ゴールインすることが絶対目的ではありません。
・ゲームの進め方
『新春ハーレム双六』は大きくわけて<<<双六マップ>>>と<<<イベント説明>>>と<<<エピローグ>>>に別れます。
<<<双六マップ>>>を使って、ゴール目指して進みます。途中、セリフの書いてあるマスに止まったら、イベント発生です。
分岐無しの一本道です。逆走は出来ません。
止まったマスに何も書かれていなければハズレです。もちろん、通過するだけではイベントは起こりません。
例。5個まとめて振って1・2・2・5・6が出たので、2・6・1・5・2の順に進むことに決めた。
スタートからはじまって、2マス目《B》に止まるが特に何もナシ。次にそこから6マス進んで《H》、次に1マス進んで《I》、5マス進んで《N》、2マス進んで《P》にとまり、それぞれのマスのメッセージに従った。ゴールインは出来なかった。
475 :
449:2007/01/02(火) 12:33:57 ID:mE4OWeBs
<<<イベント説明>>>の、該当するアルファベットのシナリオを読み、【 】の指示に従って、それぞれ◎【 】に分岐します。
分岐したシナリオは(((イベント終了)))が区切りとなります。
ここの指示に従ってサイコロを振る場合、マス目を進む他の5個のサイコロと違って、最初に振っておくわけではありません。
指示があったとき、その場で振ってください。
例:【サイコロを振ってください】
◎【出た目が1・2】 何も起こらない。
◎【出た目が3・4・5・6】 女の子が仲間になった。
うまくいけば、女の子をゲットできます。ゲットした『女の子の名前』をメモしておいてください。
また、『女の子』ではなく{アイテム}をゲットする場合があります。この場合も、それをメモしておいてください。
5回分のサイコロの目を進んだ結果、ゴールインしてもしなくてもゲーム終了です。
また、ゴールに上がるのに、ちょうどの数である必要はありません。
獲得した女の子の人数や、ゴールインしたか否か、または特定の組み合わせの女の子がいるかいないかを<<<エピローグ>>>で判定して、
その部分のシナリオを読んでください。
ここまでがゲームの流れです。
・ヒント
ディスプレイ上のマス目ではなにかと分かりにくいので、あらかじめA4くらいのメモに《スタート》《A》〜《U》《ゴール》を並べて記入し、セリフ(イベント)
のあるマスに○を付けておくと良いでしょう。
振ったサイコロの出目をどの順番に使えばより効果的に女の子をゲットできるのか、検討するのに適した方法です。
このゲームは、より多くの女の子をゲットするのが目的ですが、獲得難易度の高い女の子もいますので、そちらを狙ってみるのも良いでしょう。
では、次のプロローグを読んでください。
読んだあとは、<<<双六マップ>>>を使ってゲーム開始です。
がんばってください!!
プロローグ。
「うう、寒いぜ・・・」
その青年、藤堂武史(とうどう たけし)は、冬の寒さに身を縮めた。
もちろん、冬だから、寒い。
しかし、彼の感じる寒さは、それだけが原因ではない。
懐が寂しい。それもあるだろう。なにしろ、財布の中にある数千円が現在の所持金であり、全財産。安手の風俗に行けばそれで終わり。
あとはゆっくりと餓死するのを待つだけだ。だからもちろん、そんなことは出来ない。
家がない。これも大変なことだ。父親からの束縛に煩わしさを覚え、思いつくまま家を飛び出した。そしてそのまま数年間、同郷の友人の
部屋にずっと世話になっていたのだ。ろくに生活費も出さず、まるで寄生するかのごとく住み着いた武史を、その友人は笑顔で受け入れ
てくれていたのだが。
その友人が、近所のコンビニでバイトする可愛い女の子のハートをようやく射止めた。数日前のクリスマスから、その友人に気を遣って、
その部屋を出ることにしたのだ。
しかし、なかなか部屋は見つからず、金もない。勤務先の社長の厚意に甘えて宿直室を借りたりもしたが、今日から数日間は部屋に空き
もなく、頼るわけにもいかなかった。
そのような、寒さの理由はあるだろう。
そして何より。
彼女がいない。
「うう、寒いぜぇ・・・」
繰り返す。
青年の感じる寒さは、独り身特有の寂しさから来る、寒さだ。
この街にきて就職した武史は、務める警備会社の社長に出会って、衝撃を受けた。
その社長は、少し前に体調を崩した先代社長のあとを継いだ若社長ではあったが、なかなかのやり手であった。
面倒見も良く、親しみのあるひととなりに加え、画期的な会社経営の手腕や、社員に対する待遇などもあり、社員からの信用も高かった。
武史も素直にその若社長を尊敬した。
それほど優れた人物であったが、何よりも武史の心を強く掴んだのは、その若社長の生き様だった。
若社長は、12人の女を独占する、ハーレムの主だったのだ。
酔いつぶれた武史が若社長の慎ましい自宅で介抱されたとき、その家に住まう12人の女達を見た。
小学生や中学生、高校生、そして二十代前半の美しく年若き女達を自分の家に住まわせ、愛のある生活をしていた。
後日、若社長と二人で酒を飲む機会があり、そのときにハーレムの素晴らしさを教わったのである。
それ以来武史はハーレムに憧れ、自分だけのハーレムを夢見てきたのだ。
街を見下ろす高台の公園で、若社長から教わったハーレムの心得を大声で叫ぶのが武史の日課だ。
だが、武史にはいまだハーレムどころか、一人の彼女もいない。
その虚しさが、冬の寒さと相まって、武史の体と心を凍てつかせているのだ。
「・・・しかたねぇ、実家に帰るか・・・」
すでに、ずいぶんと陽も傾いてきた。寒さはこれからいよいよ増すだろう。
たまには家族に会うのも、悪い事じゃない。
武史は、財布の中の紙幣を心細く眺めながら、帰郷の途に付いたのであった。
(((プロローグ終了)))
<<<双六マップ>>>
《スタート》―――――《A:「ん?あれは・・・」》―――――《B》―――――《C:「なんだ? 何か光ったような・・・」》―――
――《D》―――――《E》―――――《F:「俺だって貧乏なんだよ!」》―――――《G》―――――《H》―――――《I》――
―――《J》―――――《K:「俺は信じねーからなッ!!」》―――――《L》―――――《M》―――――《N》―――
――《O:「悪りィ、俺、そーいった手合いのは・・・」》―――――《P》―――――《Q:「ヤバイのに関わっちまった・・・」》―――
――《R》―――――《S:「おっす、久しぶり・・・」》―――――《T》―――――《U》―――――《ゴール》
<<<イベント説明>>>
ここより先は、イベントの説明です。止まったマスのイベントのみ読むようにしてください。
ゴールに到着した方は、<<<エピローグ>>>に進んでください。
%%%%%%%%%% 《A》イベント %%%%%%%%%%
「ん?あれは・・・」
武史は、高台の公園から去る際、公園の木々に何か動くものを見たような気がした。
【女の子ゲットのチャンス!サイコロを振ってください】
◎【出た目が1・2だった】
「・・・・・・なんだ、カラスかよ・・・」
彼はそれ以上気に留めることなく、公園をあとにした。
(((イベント終了)))
◎【出た目が3・4・5・6だった】
「髪の長い・・・女?」
彼が感じた違和感。
先程の黒髪が消えた公園の奥。
遊歩道から逸れ、林の奥に向かっていった。
違和感はいつしか得体の知れない不安感となり、じりじりとした焦燥を募らせていった。
(思い出せ、あの林の向こうに何があった?!)
そして、その場所のビジュアルが頭を掠めた瞬間、武史は駆け出した。
自殺名所の、隠れ滝。
まにあえ!!とだけ念じ、林の奥に消えた黒髪の影を追いかけた。
間の悪いことに、侵入防止の柵が誰かのいたずらで壊されたまま放置されていた。
間違いなく、あの影はこの向こうに進んだ。
武史が追い縋るその先に、はたしてそいつはいた。
冬の凍てついた滝壷を前に、この世で最後になるはずの言葉を呟いていた。
「おとーさんおかーさんおじーちゃんおばーちゃんいちろうじろうさぶろう、
じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつ
くうねるところにすむところやぶらこうじのぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅー
りんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょーきゅーめーのちょーすけ、
ごろうにろくろうにしちろう、あと、シロにクロにピーコにポコ太にサメ之助。
まゆりは一足先に、天国にいくね」
「まちゃーがれッ!!」
間一髪、今まさに身を投じようとする少女に、飛び付き、引き止めた。
「早まるんじゃねーよ!!」
武史は、暴れる少女を押さえ付け、落ち着かせるために、根気よく説得した。
少しは寒さを凌げる公園の管理小屋に場所を移し、運良く電気の通ったヒーターの傍で。
体も少しずつ温まり、武史の言葉に少しずつほだされ始めた少女は、ようやく自殺の理由を話した。
彼女の名前は『まゆり』、近くの女子校に通う17歳の乙女である。
黒の長髪に黒縁眼鏡、黒のスカート黒のセーター黒のジャンパーと、徹底した黒ずくめ。その黒の合間に見える肌は真逆の白さで、
まるで闇夜に浮いているように見えた。
「わたし、疫病神なんです」
「は?」
彼女の話をかいつまむと、こういうことになる。
もともと裕福であった家庭だが、まゆりが生まれてから傾きだした。そして、まゆりと親しくなろうとする友人達は、皆何某かの重大な
不幸があって、彼女から離れていく。
そしてとうとう、父の経営する会社が潰れた。常々、みんなの不幸は自分が原因だと思い始めていたまゆりは、この出来事で確信し、
周りに迷惑をかけないように命を絶とうとしたのだ。
「バカじゃねーかッ?!」
武史はまゆりを押し倒し、怒鳴った。大切な自分の命を絶ってしまう理由としては、あまりにも身勝手だ。例えそれが周りの不幸を嘆き、
自分を責めての結果であっても、死んでしまってはただの逃避でしかない。
そして、武史はまゆりの唇を奪った。
まゆりは、初めての口づけを不意に奪われ、抵抗する。しかしそれは武史の力によって押さえつけられてしまった。
やがて抵抗をやめたまゆりは、青年の荒々しさの中に、暖かな何かを見つけたような気がした。
「まゆり、俺の女になれ」
唇の離れる瞬間、小さな寂しさを感じてしまっていた少女。今度は、青年の真剣な瞳と強い言葉に、小さな胸の鼓動を早めた。
「なんていうか、俺はもともと不幸が多いし、ちょっと増えたくらい、気になんねーよ。
それに、俺は、お前が傍にいて起こった不幸を、絶対に、お前一人のせいにしたりしない。
俺に何かマズイことがあったら、いっしょに解決しようぜ。
そしたら俺も不幸じゃなくなるし、俺が不幸じゃないなら、まゆり、おまえも不幸じゃないだろ?」
青年と少女がともにいることで、青年に不幸が襲いかかることを少女が恐れるならば。
青年は、その不幸を不幸と感じることが無くなれば、少女が気にする必要もない、という。
それは、青年と少女が常に一緒にいることが条件であり。
だからこそ、青年は言うのだ。
俺の女になれ、と。
ずいぶんと勝手な理由だ、とは、まゆりも思う。だが、勝手さで言えば、自殺をしようと早まった自分の方が遙かに罪は重い。
そんな過ちを犯すところを救ってくれたのだ。まゆりは、この男だったら、自分を変えるきっかけになってくれるかもしれない、と感じた。
「うん。私、あなたの女になるよ。命だって助けてもらったし、ね」
良し、上等だ、と応じた武史は、その約束を確認し合うようなキスを再開した。そして、お互いの体を温め、新しいつながりを深めるように、
身体を重ねていった。
(まぁしかし、こいつを助けた一番の殊勲賞は、名前の長い弟、四男坊くんだな)
彼の名前が、ただの「しろう」君だったら、きっと自分は間に合わなかった。
まわりはどうであれ、間違いなくまゆり本人に、幸運が付いているのだ。
もし彼女が言うとおり、武史が不幸になるとしても、ふたり一緒にいれば相殺されるに違いない。
それならそれで、不幸も幸運もまとめてやってくる賑やかな毎日も、きっと楽しいだろう。
武史はまゆりの無垢な身体を抱きながら、そんなことを考えていたのだ。
【女の子『まゆり』があなたのハーレムに入った!】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《C》イベント %%%%%%%%%%
「なんだ? 何か光ったような・・・」
武史の目が、地面にきらりと光る金属片を捉えた。
普段から、落ちている硬貨を見つけるのに長けている彼は、例え数歩先に進んでいようとも、それを拾うために引き返す労力を
惜しんだりはしなかった。
「ち、カネじゃねーのかよ、」
落ちていたのは、何かキーホルダーのようなもの。肝心のカギ自身がついていない、ただの飾り。革布に、なにやらメダル状の
プレートが取り付けてある。そのプレートには、見たことのないエンブレム。
「しゃーねーな、交番にでも届けるか」
武史は、割と律儀な男だ。
特に金目のものともしれないが、落とした人間がいる以上、そいつはこれを探しているかもしれない。
もしそいつがこのあたりの交番に頼るほど探すのならば、そいつにとっても大事なものなのだろう。
どうせヒマなのだ、それくらいならしてやっても良いだろう。
【アイテム{キーホルダー}を手に入れた】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《F》イベント %%%%%%%%%%
「俺だって貧乏なんだよ!」
武史は思わず怒鳴ってしまった。
相手は目の前の、二人の少女。
彼女たち姉と妹は、お金のために、行きずりの男である青年に、その清らかな身を委ねようとしていたのだ。
【女の子ゲットのチャンス!サイコロを振ってください!】
◎【出た目が5・6だった】
喰うに困った貧しい姉妹が日銭のために体を売る。そんなことが許せない武史は、彼女らを懸命に説得した。
そして、その説得の甲斐あって、姉妹は清く貧しく生きることを決意し、立ち去った。
よし! いいことしたぜ!!
(((イベント終了)))
◎【出た目が1・2・3・4だった】
例え相手がいたいけな少女であっても、出された据え膳は喰らわねばなるまい。
例え代金を払う当てがあろうが無かろうが、そんな些事はコトが終わってから考えればいい。
実に欲望に忠実な青年、藤堂武史。
しかし。
そんな武史にも、やはり限度というものがあって。
事情を理解してもらうためには、この二人の少女と武史が出会うところまで話を戻さねばなるまい。
実家に帰省するべく駅に向かう達也だったが、そこに呼び止めの声がした。
武史が声のする方、薄暗い路地裏に繋がる細い道に目をやると、そこに声の主らしき少女の姿。
このあたりにある高校の、見覚えのある制服を着た、少し背の高い少女。
そしてその後ろに、これまた見覚えのある、中学の制服を着た背の低い少女。
二人とも髪は短く、こざっぱりとしたショートカットにしてある。顔立ちもよく似ており、見分けのポイントは身長、というか
年齢だろう。さすがに寒いので、制服の上から厚手のジャンパーを羽織っている。
こんな夜遅く、男に声をかけてくる見知らぬ少女。これが世に聞く援助交際というやつか? とは思うものの、その二人の
少女はそんな、遊び慣れた風ではない。しかし、立ち止まった武史に対して、背の高い少女が、表情を不安で曇らせ、
どもり、震えながらも言葉を紡いだ。
「おにいさん、よ、良かったら、私たちと遊びませんか?」「お、お姉ちゃんといっしょに、私もお相手しますから!」
うお、やはり援交だったか! しかも、姉妹丼!? なおかつ、あまり慣れてなさっぽい!?
しかし、武史には先立つものがない。
「俺だって貧乏なんだよ!」
とりあえず怒鳴ってみた。しかし相手も引かず、お安くしておきますよ、歳末大売り出しですよ、と誘ってくる。
どうする!どうするの、おれ?と武史は手持ちのカードを広げてみたが、どれも『ヤる』としか書いていない。
webに続くまでもなく、買うしかないだろう、目の前の少女を。
ま、なんとかなるだろ。所詮援助交際なんだから、うまく言いくるめればタダにもなるさ。
武史は浮かれ、彼女らの肩を抱きながら、そのまま暗い路地裏へと向かった。
そして。
「ちくしょー、また俺がババひいちまった!」
本当に遊んでしまった。ババヌキで。
そしてようやく、少女らとのババヌキも5回戦に突入しようかという頃合いに、我に返った。
「ちがーーーーーーーうっっ!!」
「ふぇ!」「ひぁ!」
突然叫び出す青年に、少女達は咄嗟抱き合って驚いた。
「違う、こーゆーあそびじゃなくて、オトナの遊び!!」
「それじゃあ、」「麻雀ですか?」
「だァホッ!! お約束のボケかますんやないっちゅうに!!」
やすし師匠が一瞬、ご降臨なされた。
「おまえら、援助交際やってるんじゃないのか?!」
「ひゃいっ!」「ひにゃ!」
「もしかして、援助交際の意味、分かってないんじゃねーか?」
「男の人と楽しく遊んで、」「お金をもらえるアルバイト」
「間違ってねーけど間違ってるっ!!」
青年は、この会話の不毛さに、脱力した。
「はいはい、いいですかー、お兄さんが今から説明するから、良く聞いてねー」
「はいっ」「はいっ」
「援助交際ってのは、女学生がオトナと交際し、オトナは交際してくれる女学生にお小遣いを渡す。もちろんセックス込みの
お付き合いだけど、一応、恋愛の上での行為だから、けっして売春じゃありませんのことよー? はいここ重要ッ!!」
「!!」「!!」
二人はようやく、顔を真っ赤にして慌てだした。
「セックス、」「するんですか?」
「モチのロン、あたりきしゃりきのこんこんちきです。するよしますよ、やらいでかーーーーーーっっ!!」
「でも私たち、まだ」「キン肉ドライバーとか、使えませんけど」
「それは親に騙されてるッつーの!深夜に親の寝室覗いたらギシアンやってて、これがオトナのセックスなんだ、っておもったら
いきなり親父がお袋にキン肉ドライバーをかけて、やったッ!これでミート君の胴体は奪回したぞっ!って叫びだして、ってマジで
プロレスやってたんかいっ!!!」
青年は、姉妹があまりに非常識すぎて、ツッコミに忙しい。忙しすぎて、キン肉マンのあれはすでにプロレスではないというところまで、
ツッコミが及ばない。というかすでに、ツッコミですらない。
「はいはいはいーーっ、これから特別授業始めますよーーーーっ、試験に出るからちゃんと聞いてくださいねーーーーっ!!」
青年のヤケもどんどんとヒートアップ。
「はいっ!」「がんばります、先生!」
そこで小一時間、保健体育の授業からおさらい。
習ってるはずでしょ、普通?
しかし姉妹の知識は、雄しべと雌しべ止まりだった。
あげくキャベツ畑人形とかコウノトリとかコワトリクエとか言い出すお約束。
そんな姉妹に、きちんとした性教育を施す武史。
生徒も熱心に授業も受け、教師も的確に教えを進めていった。
「・・・・・・というわけで、男女の交わりから射精にいたり、その精子が女性の胎内で・・・はい、どうなる?」
「卵子と結びついて」「受精します」
「そうだ、良くできた!」
「せんせい!」「ありがとうございます!」
姉妹が飛び付いてくるのを、武史は抱擁で迎えた。ここで武田鉄矢の定番「贈る言葉」が流れてちょっぴりホロリ。
「よし、じゃあ、セックスしようか」
音楽も止まり、青年はいそいそと服を脱ぎだした。場所は相変わらずの路地裏で、恐ろしく寒いのだが青年、そんなことは気に
ならないくらいせっぱ詰まっているようだった。
しかし。
「いてぇっ!!か、噛むな、そこ!!」
「ぎにゃああああっ!! タマを掴むなっ!!」
二人の少女は、男を喜ばせるには、まだまだ未熟だった。
いや、いーかげんエロシーンに行ってくださいよ、読んでる方も迷惑なんですから。
とりあえず服を着た青年、こんどは黙って、二人の手を引いて、裏路地から風俗通りへ。
いきつけの個室ビデオ視聴店にずかずかと入り込む。兄ちゃん、うちは同伴お断りだよ!と押し止める店長を、本番やらねぇよ、
ただの勉強会だ、と薙ぎ払った。本来はアダルトビデオを男が一人で見て自慰するのが目的なので、個室は狭い。青年が椅子の
上に腰掛け、開いた両膝左右それぞれに少女を座らせる。右に姉の『みちる』、左に妹の『かおる』。ようやくヒロインの名前が出てきた。
「はい、これが最後の授業です。といってもフランス語のポルノを見るわけではありません。これから見るビデオで、男女のセックスを
学んでください。女の子が男を気持ちよくしたら、男も女の子を気持ちよくします。ギブアンドテイク、これぞ資本主義。オケ?」
「はい!」「アメル先生!」
そしてビデオの視聴開始。二人の少女を抱き寄せて、顔を並べて画面を見つめる。都度起こる少女達の質問に青年が適切に答え、
ここぞというポイントを見計らって青年が適宜解説を行う。途中、店のおばさんが手扱きサービスに来たのを追い返した。代わりに姉妹の
掌を自分のペニスにあてがい、ゆっくりと優しく撫でさせて、二人のペニス慣れを促した。
そして授業は、早朝まで続いた。
店を出た3人を、朝日が出迎える。
「どう?これで大丈夫?」
「はい先生、」「バッチリです!」
「よし、それなら安心だ」
「こうやって、3Dアートを見る要領で」「薄目がちに見ると、モザイクが消えて見えるんですね!」
「そうだ、わざわざ裏ビデオ買わなくても良いから、経済的なんだ」
すでに突っ込むこともしない青年。いや、徹夜明けのハイな頭では、この受け答えがナチュラルなのか。
「よし、いよいよ次は実技試験だ、覚悟は良いな!?」
「がんばります!」「よろしくおねがいします!」
早朝のバス待合室。
さすがに早朝、屋外でのプレイなど、寒さで少女達が体をこわす。
せめて風を凌げる場所を、と探した結果、路線バスの停留所、待合室が小部屋になっている場所を見つけた。施錠はされていたが、
幸い小さな南京錠だけだったので、近くに落ちていた合い鍵(金属バット)をつかって開けることが出来た。始発が来るまであと2時間弱、
それまでが3人に与えられた時間となる。
「はぁ・・・・ん、」「ごしゅじんさまぁ・・・」
待合室に並べられた座席の上に立ち、少し広げた足を伸ばして、前屈するようにして青年に股間をさらす、姉のみちる。尻を高々と上げた
姿勢で、スカートはみっともなく逆さまに捲れてしまい、今時の高校生にしては質素で可愛い白のショーツが露わになっている。
その姉の足下、座席の足下にぺたりと座り込んだ妹のかおるは、体育座りの膝を抱え込むようにして、回した指先でショーツごと性器を
弄っている。くちゅくちゅ、と湿った音が早くも漏れだし、彼女の吐く息を短く白く染める。セリフの中にご主人様とか混じってるのは、おそらく
先程まで見ていたビデオの影響だろう。
「ンは、・・・もう、おとうさァん、」「わたし、我慢できないよぅ・・・」
近親相姦ものも見たようだ。
今こうやって武史の目の前に淫らな姿をさらす姉妹、とても数時間前ババヌキだのプロレスだのいっていた無垢な乙女達とは思えない。
しかも、まだ彼女たちは正真正銘の処女である。その乙女が、数時間の教育でここまで変わってしまったのは、素質があるのかはたまた
教え方が良いのか。
「ふむ、いいスケベっぷりだ。それでこそ、男をその気にさせる女学生のプロ、援交職人!! たとえ実戦経験はなくとも、そこいらの
新兵よりも格段に優れた人材、いわばセックスの士官学校出身者!! しかもそこを首席でスピード卒業した士官候補生、
ま さ に 援 交 の エ リ ー ト だ っ!!」
武史のセリフも、なんだか古舘伊知郎じみている。3人とも夜通しぶっ続けでアダルトビデオを見たもので、かなりイかれている模様。
武史は、腰をかがめ、膝立ちする姿勢で姉妹と相対した。低い座席に立っているみちるの尻は、ちょうど武史の眼前に位置し、その武史の
ペニスは座席の足下に座るかおるの眼前に来る。
「早く、みちるのオマンコ食べてぇ、」「早くオチンポ、食べさせてぇ・・・」
そういって、みちるはショーツの両脇に親指を引っかけ、つるりと滑らせた。高校生にしてはまだ幼い風貌の、まっさらな性器が露わになる。
同時に、武史のペニスに少女の指が絡まった。中学生の小さくて細い指先が、男のグロテスクな肉棒の表面を触れるか触れないかの
かすかなタッチで撫で回す。それは、乙女の繊細さと、おんなの貪欲さが織りなす、今この時期の少女でしか為し得ない天上のテクニック
であった。
そうして武史は、ぱん、と柏手を打つように合掌、いただきます、と宣言したあと、みちるの割れ目にむしゃぶりついた。
「ひゃううううう!!!」「んんんんんんんんっ!!!」
同時にかおるが、小さな口を精一杯開けて、武史のペニスをぱくりと含んだ。じゅるるる、と唾液をぬめらせて口内粘膜とペニスが摩擦する。
まるで火花が散るような快感の閃光が青年の脳を焼く。かおるは、ペニスを呑み込んだかと思えば、可愛らしく首を傾げるような仕草を
したあと、口からペニスを引き抜きながら首を傾げ直す。ペニスをこする動きが直線ではなく、螺旋の軌道を描くのだ。
「うおおっ!」
武史はたまらず、強く呻いた。自分が教えたテクニックとはいえ、いきなりここまで使いこなすとは、少女の淫靡な素質に深く感嘆する。
先程のビデオ学習の際、掌に握らせたペニスをWiiリモコンのようにつかって、AV女優のフェラテクをトレースしながらイメージトレーニング
させた。かおる、そしてみちるの上達具合は、半端なものではない。
負けじと、みちるの性器への攻めを強める青年。指で菱形に広げた割れ目の粘膜を、舌の腹全体でぞろりと舐めあげる。吸い付くように
唇を突き出して、ぬるぬるのそこにキスを繰り返す。そのたびにみちるの身体はびくびくと痙攣し、尻をうねらせるようにして身悶えた。
小さな待合室に響くように、彼女が嬌声をあげる。
そして、舌先でみちるのクリトリスを責め、皮をむきあげたとき、武史は自分のペニスが限界に近付いてきたと悟った。
「ヤベ、なんかもう、出そうだ!」
青年を早漏と責めないでやって欲しい。かおるの行使する天使のフェラの威力もさることながら、先程までのビデオ学習において、無垢な
少女の手遊びにとペニスを与え、さんざん弄られまくった快感の名残が残っているのだ。
そして青年は、みちるのクリトリスに吸い付きながら、享楽の堰を切った。
「やああああああああああああああああああああああっっっ!!!」「んんんんんんんんんんんんんんんんんっっ!!!」
一段と高い声を上げてのたうつみちる、その少女らしからぬ嬌声を聞きながら、その妹の口の中にビュクビュクと白濁を放出した。
ふらり、と脱力して座席から倒れ落ちそうになるみちるを支えてやった武史は、彼女の華奢な身体をそのまま横たえさせると、妹の唇から
ペニスを抜き解放した。口の中に溜められたドロドロのザーメンは引き抜かれたペニスの後を追って太い糸を繋ぐのだが、やがて途切れ、
かおるの唇から顎、胸元に滴った。
「姉妹丼の心得、その3!」
口の中にたまった精液を、嚥下しようか吐き出そうか迷っていたかおるは、青年のその言葉で我に返る。そして、リスの様に頬を精液で
満たしたまま、んーんんーんーんんんー、などと唸った。先程の学習の際に教わった「姉妹丼の心得5箇条」の三つ目、「口に出された
精液は、姉妹仲良く分けあうべし」を復唱したのだ。
人生で初めての絶頂に、息を荒げて脱力する姉、みちる。その唇に、精液でぬるぬるになった唇を寄せる妹のかおる。重ねられた唇、
かおるは姉の唇へと精液を流し込もうとするが、朦朧としているみちるは上手く受け取れず、唇の端からとろとろとこぼしてしまう。武史は、
自分の精液を介在した姉妹の百合キスをしばらく楽しげに見ていたのだが、そろそろ次に移りたくなってきた。みちる、こぼれてるぞ、
と急かすように青年が声をかけると、我に返ったみちるが5箇条その3を思い出し、妹の唇から自分の取り分を吸い出していった。
二人とも、実によい生徒である。
そして青年は立ち上がり、次の行為に移った。
・・・と、その前に、窓の外から覗き見していた郵便配達アルバイト、ゆうメイトに向かって合い鍵(金属バット)を投げつけ、追っ払っておいた。
「あああ・・・、こんな」「格好、恥ずかしいです・・・」
座席に腰掛け、自分でM字開脚の太股を抱えるように引き寄せるかおる。その股根に顔を埋め、顔と両足の三点立ちで尻を掲げる
みちるの背後から、武史がニヤニヤとその姿勢を眺めている。妹の性器を姉がむしゃぶりつく姿勢、そしてその姉をバックから貫こうと
しているのだ。すでに二人とも、先程までの淫行に湿ったショーツは脱ぎ捨てられ、姉妹のショーツを並べてヒーターの傍で乾かしている。
それ以外は中学、高校の制服のままであるのが、また青年の背徳感を刺激する。
「それじゃあ、みちるのバージン、俺がもらっちゃうよ?」
「は、はい、どうぞ、」「優しく、お願いします・・・」
先程の愛撫ですでに十分ふやけた少女の性器。武史はその腰を抱えるようにして支え、狙いを定めると、ひと思いに貫いたのだった。
「ひぐっ!!!!」「ッッッ!!!」
青年のペニスが、みちるの処女膜を裂いた。純潔を失った当のみちるが痛みに顔をしかめるのは当然しかるべきとしても、妹の
かおるまでが痛そうにしているのは不思議なものだ。それなりに年が離れた姉妹なのだ、たまに聞く双子のシンパシーというわけ
でもあるまい。
それでもかおるは、姉の痛みを気遣い、その痛みに同調したのだ。だから青年も、あえて二人に声を掛けた。
「だいじょうぶ、優しくするから」
じわじわと痛みを与えるのではなく、一気に貫くことを選んだ武史は、根本まで怒張を埋め込んだまま、しばし馴染むのを待った。
しかし、青年が動くよりも早く、みちるが腰をくねらせてきた。
「私たちは大丈夫ですから、」「せんせいが気持ちよくなってください・・・」
そういってみちるがうねうねと尻を動かすと、青年のペニスを絡め取る膣襞が怪しくうねりだし、彼を喜ばそうと迎え入れていった。
その動きに青年も応え、ペニスの出し入れを開始した。
「く、みちるの膣内(なか)、スゲエ気持ち良いっ!」
「ああん、嬉しいです」「もっと、いっぱい頑張ります・・・」
みちるは、妹の股間に顔を埋めたまま、こんどはその秘所に愛撫を加え始めた。少し短めの舌を懸命に突きだして、妹の割れ目を
舐めあげていく。そしてその間にも、青年のペニスを迎える膣の動きを凝らすことを忘れない。
「んん・・・ちゅ、ぴちゅ」「んはぁっ、だめえぇ、そこ舐めちゃダメぇっ!!」
いつしか青年の腰の動きも、相手を労る動きから、相手を喜ばせる動きに変わっていった。力強く腰を打ち付けるものの、ペニスが
膣奥でいきどまり、ブレーキがかかってしまうため、先程姉妹が見たAVのようなパンパンという肉打つ響きはない。
しかし、ドスンドスンと突き上げるたびに内蔵ごと押し込まれる衝撃は、確実に少女の性感を高めていった。
「やべぇ、気持ちよすぎて、俺もあんまり持たないっ!!」
青年が音を上げる。それほど処女の膣は極上の快楽を生み出していた。まだ充分にこなれていない、未成熟の硬さが生み出す強烈な
刺激に、青年の射精も間近に迫った。
「んんんんあああっ、あはあああんっ、だめ、せん、せい、わたしもっ!!」「わたしも、きもちいいっ!!」
「く、くそっ、ここまでかーーーーーーーっ!!」
青年は叫び、歯がみしつつも、思い切り引き寄せた少女の腰、そのまっさらな子宮めがけて、特濃の精液を吐き出した。
「んはあああっ、でてる、いっぱいでてる・・・」「すごい、これがほんとうの、せっくす・・・」
最後の一滴まで搾り取ろうとするみちるの膣に、武史は遠慮なく全てを出し切った。強烈な目眩を伴う射精に酔いしれた彼は、このあとに
抱く妹の膣の味を想像して、ペニスに力をみなぎらせるのだった。
@@@@@@@@@@
「おまたせ」「しました〜」
「いや、待ってなんかねぇって、俺もさっき上がったところ」
武史はちょいちょい、と姉妹を手招きした。素直にとっとこと近寄ってきた二人を抱き寄せ、彼は順番にキスをする。
3人は身体の汚れを落とし、24時間営業の風呂屋の出口にて、さっぱりした表情で落ち合った。ちゃんと新しい下着にも履き替えてある。
すでに陽は昇り、あたりの店も開店準備を始める頃合い。
風呂に入ってる間に気温はさらに下がったようで、ちらほらと雪が混ざり始めた。
これで自分の肩に雪が積もってたら、逆神田川だな、などとつまらないことを考え、武史は苦笑した。
そしてふと、さっきまでの出来事を思い返す。
早朝、待合室にバスの始発が来るより早く、職員が近付いて来た。待合室を暖め、掃除やらなにやらの準備をするのだろう。
幸い、そのころにはみちるに続いてかおるのロストバージンも終えて、疲れ果てた姉妹がうとうととしているところだった。その職員が
来る前に、青年が慌てて二人を起こし、待合室から逃げ出した。しかも、慌てていたものだから、姉妹ともショーツを乾かしたままで、
ノーパンのまま逃げてきてしまったのだ。
充分に逃げおおせた頃合い、姉妹がそのことを武史に打ち明けた。ぴったりとスカートを抑え恥じらう姉妹を見て武史はスケベな
楽しみを得ていたのだが、少しずつ、姉妹の様子がおかしいことに気が付いた。
そこにコンビニあるから、パンツ買ってこいよ、と武史が勧めても、姉妹は動こうとしない。
いぶかしんだ武史が理由を聞いて初めて、姉妹は告白した。
自分たちは、一円たりともお金を持っていない、と。
彼女たちの家族は、1年前に交通事故で父親を失った。それから、母親と姉妹の3人で暮らしてきたのだが、ある時期から母親の
様子が変わった。それまでは、それなりに仲良くやってきた家族であったのだが、どうやら母親に新しい男が出来たらしく、娘のことが
邪魔になったようだ。
そして数ヶ月前、姉妹を置いて姿を消した。
姉妹は、わずかに残された金と姉のアルバイトで何とか食いつないでいたのだがそれも底をつき、数日前にとうとう家賃を払うことも
出来なくなった。そして、この寒空の中、放り出されてしまったのだ。
「それで、これからは二人いっしょに頑張ろうと」「援助交際しようとおもったんです」
二人は手を繋ぎ、笑ってそういった。
青年は思った。
こいつら、バカだ。
お人好しすぎる。世の中を知らなさすぎる。
体を売るにしたって、こんな甘ちゃんなんだから、うまくいくはずはない。
きっと誰かに騙されて、ヤクザあたりに捕まって、タダ同然で働かされて、ボロボロになっちまうに決まってる。
ああそうさ、俺だって、ヤリ逃げするつもりだったさ。
こんなバカな子供を騙すのは、俺みたいな大バカヤロウなんだよ!
青年は財布を取りだし、中から紙幣を抜き出そうとした。
なけなしでも、出せるだけは出しておかないと、自分が許せなくなりそうだったからだ。
しかしその手は、揃って重ねられた姉妹の手によって押しとどめられた。
「先生からお金はいただけません」「だって、私たちの先生なんですから」
姉妹は無垢な笑みを浮かべて、青年の逃げ道を断った。その純真さが、今の青年にとっては、果てしなく残酷に思えた。
しばしの葛藤。
少女達は、急に俯いてしまった青年の様子に戸惑った。
今は、青年のその葛藤すら、無意味だ。少女達に戸惑いを与えるだけでも罪を重ねる。
ええい、こうなりゃ、ヤケだ!!
こんな時にどうすればいいのか、昔、恩人である若社長から受けたアドバイスがある。
(開き直れ!)
「よし! みちる、かおる、お前達、援交はやめろ!!」
(俺たちハーレム好きは、『二者択一』を迫られることが、ままある。A子、B子、どっちが好きか、なんて迫られることがある。でも、
どっちも捨てたくないんだ。両方好きだから手を出したんだ。そんなときは開き直れ)
「二人とも、俺が面倒見てやる!」
(二者択一のどちらを選んでも後悔が残ると思ったら、両方選べ! 自分がしたくない選択をするな! 自分がやりたいようにやれ!)
「俺はお前達が欲しくなった。これからもずっと抱いていたい」
(な、ずいぶん無責任なことを言うだろ? でも、当たり前だ。責任なんて、実行する前に発生するもんじゃない)
「でも、それじゃあ先生に」「ご迷惑をおかけしちゃいます・・・」
(自分が選んだ選択を、最善のものにすることが、本当の責任なんだ!)
「先生、」「どうしたんですか?」
姉妹の問いかけに、青年は我に返った。
「ん、いやなに、なんでもねェ。とりあえず、朝メシでも喰うか?!」
青年は、少女達を欲した。少女達も、青年に応えた。
その始まりが、たとえ性欲だろうと、無知だろうと、罪悪感だろうと、純真だろうと。
最後に笑って、幸せだと思えれば、それで良いはずだ。
「ゼニの無いヤツぁ、俺ンとこに来い!俺もないけど、心配すんな!」
【女の子二人姉妹『みちる』『かおる』がハーレムに加わった!!】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《K》イベント %%%%%%%%%%
「俺は信じねーからなッ!!」
そんな武史の言葉に、老いた占い師はただ白い顎髭を撫でるばかり。
「もしそれが本当だとしたら、いままで気が付かなかった24年と6ヶ月と17日、俺はそのチャンスを棒に振ったということじゃねぇかっ!!」
「まぁ、生まれてからすぐにこの呪文を唱えられるわけはないからのう、棒に振ったとしても、せいぜいおぬしが初めて精を漏らした
小学5年生の3月3日からといったとこじゃろう」
「うわっ!道ばたの占い師に、人生初オナニー記念日を当てられたッ!!」
少し話を遡る。
駅に続く商店街。大方の店がシャッターを下ろした寂しげな通りにいた、露店の占い師。
武史はその老人に呼び止められた。
「おぬし、憑いておるのう」
神仏はもとより、幽霊妖怪狐狸狢、天使悪魔に冥土ロボ、そんな怪しげな類のものをいっさいを信じていなかった武史からすれば、
この老人の言葉はただの客寄せでしかなく。ポン引きの言う「可愛い娘いるよ!」と同じだ。
「しかも、たいそうめんこい娘っこじゃあ」
ほらね、まるで同じじゃねーか、ポン引きと、などと武史は思ってから、老人の言葉をもう一度整理して、反芻してみた。
自分には、可愛い幽霊の女の子が憑いている。
ふ、と思わず失笑してしまった武史。どれほどの可愛い女の子かは知らないが、相手は幽霊だ。どうすることも出来ない。
いわば、絵に描いた餅だ。
この場合、「絵」とは武史のお友達であるアダルトビデオのことであり、「餅」とは登場する女優さんの餅肌のことである。いくら可愛い
女の子であっても相手が幽霊で手が出せないならば、せいぜい眺めてオナニーするくらいしかできないわけで、その点で言えば
アダルトビデオを見てるのと何ら変わりがない、という例えだ。
「出せるぞ、手」
「は?」
その占い師は、青年の表情から色々と邪な思考の流れを読みとっていた。
「いまここで、ワシの目の前で、ちゃんとした儀式と呪文の詠唱をすれば、その娘っこは実体となるはずじゃ」
「うっそだァ〜?」
「いやいやマジじゃて」
「俺は信じねーからなッ!!」
そして冒頭に戻る。
誰にも知られていないはずの秘密を言い当てられたことで、武史はすっかり占い師を信じてしまった。
「呪文はこうじゃ。驚天動地是楽園也・・・・・・」
「じーさんスマン。俺、第2外国語全然駄目なんだわ。ついでに第1外国語も、現代国語も」
「別に中国語とか言うわけでもないんじゃがのう。しかたがない、わかりやすく訳してやるか」
「サンキューじーさん」
「『びっくりするほどユートピア』じゃ」
「・・・えらくテキトーだな」
「まずは素っ裸になるのじゃ。そのあと、白目をむいて尻をバンバンと叩き、そこのゴミ箱の上に登ったり降りたりを繰り返しながら、
この呪文を叫ぶのじゃ。もちろん、ハイトーンでな」
「ちょ! 俺を変質者に仕立て上げるつもりか!? まだ人通りのある商店街で、そんなことしたらすぐにあそこの交番から
お巡りさんが来る!!」
「できんというなら仕方がない、諦めよ」
「くっ!足元みやがって・・・」
「どうした? おぬしの、おなごに対する気持ちはそんなもんか?」
【女の子ゲットのチャンス!まず服を脱ぎ、全裸になってから白目をむいて、尻をバンバン叩いてください。ハイトーンで
呪文を叫びながら、ベットもしくは椅子の上に登ったり降りたりを繰り返してください。これを10分間続けられれば合格です】
◎【ンなこと出来るかーーーーーッ!!】
「じーさん、ありがとう。アンタのお陰で、まだ俺はマトモなんだって、思い知ることが出来たよ・・・」
「そうか・・・娘っこは随分残念そうにしておるがのう・・・」
「いいんだ、じゃあな、じーさん!」
武史は老人と固い握手を交わしたあと、その場を去った。
(((イベント終了)))
◎【・・・正月早々、こんなことさせやがって・・・】
武史の名誉のために、その10分間の詳細は伏せておくことにしよう。
いま、彼は、女の子を連れて走っている。逃げている。なにから? もちろん警官から。
「ここまで来れば大丈夫だろう・・・」
何とか警官達を煙に巻き、人通りのない路地裏に逃げ込んだ武史。
息を荒げ、とにかく服を着た武史は、夢中で引っ張ってきた女の子を見る。
濡れたように艶やかな黒髪は、脹ら脛まで届こうかという長さとボリュームがあり、小柄な少女をより小さく見せてしまうほどだった。
おまけに前髪も長く、愛らしい表情の右半分は隠れてしまっている。黒目がちの瞳は意外とぱっちりと開き、ただ単純な幽霊らしい
陰鬱さをうち消していた。
そして、その装束。
この寒い中、薄手のまっしろな着物。さらに衿は左前の死装束。
定番というか、すでに固有の記号と化した三角の天冠を頭に結わえている。
これは誰がどう見ても、女の子の幽霊か、幽霊のコスプレをした女の子だ。少し捻ったところでは、突然心臓が止まった少女が
今まさに火葬されようとしていたところで突然蘇り、棺桶から抜け出してきた、という線もあるかもしれない。ごく少数のケースだから
この線は省くことが出来るだろうが。
「ありがとうございます、私、あなたの守護霊なのに、逆に助けられちゃって・・・」
そういった少女、『瑠璃(るり)』は、自分で名乗ったとおり、武史の守護霊である。
しかし、武史に憑いていた悪霊たちの呪いが強く、彼女は思うような働きが出来ないまま、ただ見ているだけしかできなかった。
そして武史の、人間として大切な何かを捨てた儀式の成功により呪いが晴れ、ついに実体化を果たしたのだ。
「というわけで、さっそくエッチなこと、しましょう♪」
唐突に瑠璃は、武史の手を自分の胸にあてがった。
「え! いきなりだなおい、いやむしろ俺は大歓迎なんだが、そんなんで良いのか?」
武史は、瑠璃の唐突な申し出に驚きながらも、空いた手でズボンのベルトを外し、さっき履いたばかりのズボンを再び脱ぎだした。
自分で彼女に理由を問うておきながら、例えどんな返事が返ってこようともエッチをやめるつもりはないようだ。
そんな武史の固い意志の現れが、脱ぎ捨てたパンツの下から現れた。
「もちろんです!私、あなたが生まれたときからずっと見ていました。本当ならば実っていたはずの恋もあったのに、私が悪霊の呪いに
打ち勝つことが出来なかったせいで、あなたにはずいぶんと寂しい思いをさせちゃったんです。だから、その分も、あなたに幸せになって
欲しいんです!」
瑠璃は、長い間秘めた想いを打ち明けた。話しながらも瑠璃の身体は武史の身体に密着し、頬をこするようにしゃがんでいった。
セリフの最後あたりは、武史に言ってるんだかその息子に言ってるんだか分からない。
「でもなぁ、なんか慌ただしいのって、どうもなぁ・・・やっぱり、こう、愛を育みながらのセックス?ってのが理想だよ」
そういいながらも武史は、待ち受けるような瑠璃の唇に、長大なペニスを押し込んだ。ぬるぬるとぬめる少女の喉奥は、普通の人間ならば
えづいてしまうような反応すら見せず、武史の肉柱を素直に深く呑み込んでいった。
「んんんーんんんんーーーんんーんーーーんん」
口いっぱいに男の得物を含み、喋ったとしても喉しか震えない。端から聞いていても、彼女がいったい何を言っているのやら分からないの
だが、不思議と武史にはその言葉を理解することが出来た。どうやら喉奥に差し込んだペニスの先端が声の振動を武史自身に伝えている
ようだ。これがいわゆる『お肌の触れ合い通信』、もしくは『骨伝導』というやつだろうか。とにかく彼女は、「もう少しで消えちゃいますから、私」
と言った。
「そんな、やっと逢えたのに!?」
武史は少女の言葉に衝撃を受け、喉を突く腰の動きを強めた。瑠璃はその動きを受け入れ、両手を青年の腰に回してしがみついてくる。
そして、相変わらず言葉を発することが出来ないが、先程と同じように喉を震わせ、青年に言葉を伝えるのだ。そして、その喉の震えが、
青年のペニスに引導を渡すことになった。どっくどっくと脈打ち、大量の精液を少女の喉に流し込む。
「くっ!!・・・・・・そ、そうか、そうなんだ、よかった、安心したよ・・・」
射精の開放感と先程の少女の返答に、表情を和らげ、安堵した。彼女の実体化にはそれなりのエネルギーを使うらしく、常にそのままで
いられるわけではない、らしい。だからしばらくすれば消えてしまうが、またエネルギーが溜まれば実体化出来るそうだ。
「じゃあ、やるか!?」
「うん、しよう♪」
ペニスを抜き去られ、口の中を埋め尽くしていた栓が無くなった少女。こんどは武史の言葉に、ちゃんとした言葉で明るく応じた。
「見て、私、もうこんなに濡れちゃってるから、すぐにでも大丈夫だよ?」
青年の射精からしばしの間も置かず、それでいて少しも勢い萎えることもなく、いそいそとせわしなく、二人は繋がろうとしていた。瑠璃は
白い死装束の裾を大きく開き、初々しい割れ目を武史に見せつける。確かに彼女の言うとおり、そこは蜜に溢れ、だらだらと太股を濡らしていた。
「24年と6ヶ月と17日、ずっと我慢してた、私の我慢汁なんだからっ!」
「ようし、その我慢も、24年と6ヶ月と17日で記録更新終了じゃあ〜〜ッ!!」
武史は、怒張の先端を少女のクレヴァスにあてがい、一気に腰を押しつけた。
すかっ!
むなしく空を切る武史のペニス。
「あれ・・・?」
・・・さっきまでの勢いが止まった、っていうか。
瑠璃が、消えた。
(ごめ〜〜ん、エネルギー、保たなかったみたい・・・)
頭の中に、瑠璃の、間の抜けた声が伝わってくる。
武史は、商店街の路地裏で、たった一人で、下半身丸出しで、固まっていた。
「いたぞ! あそこだーっ!!」
そんな武史に、ようやく警官達が追いついた。
すぐそこまで迫る警官達に、武史は脱ぎ捨てていたズボンを拾い上げると、脱兎のごとく駆けだす。
「どちくしょーーーーーーーーーーーーっっ!! あんな恥ずかしい真似させておいて、お預けかよーーーーーーーーっっ!!」
武史は、夜の街を、まるでケムール人のような走り方で逃げ出した。
ズボンは持ったがパンツは忘れてきただろ、とか、そんな些細なツッコミは、彼が逃げ延びたあとにしてやって欲しい。
【ハーレムに、『るり』が加わった! 人間として、何か大切なものを失った!】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《O》イベント %%%%%%%%%%
「悪りィ、俺、そーいった手合いのは・・・」
丁寧に、丁寧に、武史にしては至極丁寧に、お断りしたのだが。
「なに、遠慮するでない。困っている者を助けるのは、拙者のつとめじゃ」
いや、そういうアンタにつきまとわれるのが、一番困ることなんだが。
武史は、何とか目の前の、巫女装束なのになぜか帯刀した、奇天烈な和風コスプレ少女から逃げ出そうと考えていた。
【女の子ゲットチャンス!サイコロを振ってください!!】
◎【出た目が1・2・3だった】
「・・・・・・ふぅ、何とか捲いたか」
武史は、スパイもびっくりの逃走経路をつかって、何とか少女から逃げ出すことに成功した。
(((イベント終了)))
◎【出た目が4・5・6だった】
「これ、こうみえても拙者、いたいけな乙女なのだぞ? その乙女に、やむなしとはいえ殿方の厠へ入らせるような所為に及ぶのは、
いかがなものかのう?」
男子便所に逃げ込めば、逃げられると思ったのが甘かった。武史が閉じこもった個室の扉の上から、ひょっこりと頭半分を出して、
覗いてきた。学校の怪談なんかで、深夜看護婦の幽霊にやられると失禁してしまいそうなシチュエーション。だがある意味、
幽霊よりも質が悪いかもしれない。
観念して個室から出た武史は、彼女を伴って、早々に男子便所から退散した。
そして、列車の出発時刻になった。色々なことをうやむやにしたまま、二人はその車両へと駆け込んだ。
少しばかり時を戻す。
青年は、商店街を抜けて駅に着き、電車に乗ってこの街を立った。
目的地、実家のある駅はかなりの田舎町で、そこにたどり着くためには、電車を2本、乗り継がなくてはならない。最初に乗った電車は、
都会を巡る網の目を走り、次に乗り継いだ電車は青年を遠くの街へとにかく早く運び出し、最後の電車はゆっくりゆっくりとその土地の駅を
一つ一つ丹念に訪ねる。
武史はこの2本目から3本目に乗り継ぐ駅で、しばし体を休めていた。特に疲れている、というわけではないのだが、とにかく乗り継ぎには
時間が余ってしまうのだ。
冬の陽はすぐに暮れて、あたりはもう真っ暗だ。
「のう、おぬし、少し良いか?」
そんな声が聞こえてきて、武史は目が覚めた。ヤバイ、ねむっちまった、と慌てて時計を見たあと、安堵する。眠っていたのはほんの
数分といったところのようだ。
ふう、と大きな溜息を吐いたところで、自分に声を掛けてきた相手に気が付いた。
その姿を見て、寝起きの頭が、これは夢なのではないか、などと混乱した信号を発生させる。
声の主は、巫女装束を着た高校生くらいの少女だった。
冷然とした表情、流れるような黒い長髪、白と朱の目にも鮮やかな巫女装束、そしてなぜか、腰に下げた大小の刀。
「こすぷれ?」
青年は、ついと口からその言葉が出てしまうのを止められなかった。
その言葉に、ほんのわずか眉根を動かし、少女が言う。
「ちょうど良い機会なので尋ねたいのだが、その『こすぷれ』とやらはどういう意味なのじゃ? 拙者を見た者が、時折口に出す言葉なの
じゃが。意の知れぬ言葉で指さされると、なにやら陰口をたたかれているようで良い気分ではないのじゃ」
コスプレ娘に、コスプレの意味を教えるというのも、普通は無い経験だよなぁ、と感慨に耽りつつ、武史はかいつまんで説明してやった。
「ふむ、拙者の装束と同じものを身につけて、童のように合戦遊びをしておるのじゃな、そのこすぷれとかいう輩は」
どれほど正確に伝わったのかは不明だが、面倒なので、うんうん、と頷いておいた。
それで、本題である。
青年に声を掛けたのは、是々という駅までの切符を買って欲しい、という内容の依頼だった。その程度、さほどの労力もないので、武史は
応じてやったわけだが。なんでそれくらい自分で出来ないのか、という問いは、何かしらよろしくない方向へ会話が進みそうなので
やめておいた。
金は?と聞く武史に、金子(きんす)じゃな、と懐をまさぐり、無造作に一万円札を5、6枚掴み出してきた。
「いや、こんなにかかんねーよ。せいぜい1枚くらいで充分だ」
そういって一万円札を一枚受け取り、切符を購入して、お釣りを渡してやった。しかし、その数枚の千円札と硬貨を、いらぬ、おぬしが
取っておけ、と突き返した。
「いや、そーゆーわけにはいかんて。俺は別に、お前から金をもらうようなことを、何もやっちゃいない」
ふむ、なかなか律儀な男じゃな、少女はそういって、釣り銭を掌で握りしめた。
「じゃが、この細かい方の銭は、今ひとつ使い手が分からぬ。ものが買えたり買えなんだり、色々ややこしくての、好かんのじゃ」
と、ここまでのやり取りで、武史は思った。
これは、本格的にヤバイ人なのでは。
そんな風に考え、彼女から早々に離脱すべく、タイミングを見計らっていた武史なのだが。
「よし、特別に、拙者がおぬしに憑いておる物の怪を、落としてやろう」
得意げにそういった少女を見て、武史はますます話がヤバイ方向へ向かいだしたことを理解した。
「悪りィ、俺、そーいった手合いのは・・・」
丁寧に、丁寧に、武史にしては至極丁寧に、お断りしたのだが。
「なに、遠慮するでない。困っている者を助けるのは、拙者のつとめじゃ」
そういって、腰の刀を按ずる。
そして、武史は逃げ出した。冒頭に戻る。
それからどしたの。
列車に揺られる二人。
その車両には、その少女、名前を梓(あずさ)というのだが、彼女と青年、武史だけしか乗っていなかった。
「おぬしには、よほど業の深い物の怪が憑いておるようじゃのう。よくもそれで何事もなく過ごしておれたもんじゃ」
「・・・あんまり不便を感じたことが無いなぁ。別にこのままでも良いんじゃないか?」
武史は出来るだけ穏便に、何もしないで良いだろう、という結論に持っていこうと努力しているのだが、なかなか梓がうんと言わない。
他に誰もいない車両なので、会話に気を遣う必要がないのは幸いだった。
で、結局、武史が折れた。
まぁ、ほんのちょっと、おまじないのようなものをされて終わりだろう、とタカをくくったのだが、それは認識が甘かった。
「・・・ええと、それ、おもちゃだよね?」
「たわけ。この霊刀『地獄極楽丸』が、なまくらのわけ無かろう」
車内の出入り口付近、少しだけ広さを確保できる場所で、扉に背を預けた武史を前に、梓が抜刀した。
刀身はそれほど長くないのが、この狭く天井の低い車内で振り回すのに幸い(?)したようだ。
その刀を右手で持ち、左肩に担ぐように構えてから、空いた手で印を結ぶ。そしてそれに合わせて、呪文のようなものを唱えている。
あれって、ナルトとかがガマ呼び出したりするのに似てるなぁ、そういえばあのガマとか、もう出番なさそうだなぁ・・・。なんか呪文みたいな
もの唱えてるけど、こうやって聞いてると、まるでお経か、そろばんの読み上げ算みたいだ、とか、武史は現実逃避している様だった。
そしてひときわその声が高くなったと思うと、気合いのかけ声と共にその呪文は終わった。続けて、先程まで印を切っていた手を刀に回すと、
そのまま肩掛けから振り下ろすように、刀を振るった。
「きえい!」
一閃、武史の鼻先を掠めて振り下ろされた刀。
「ひ!」
刀の軌跡に、思わず短い悲鳴を上げる武史。間違いなく、寿命の一年や二年は縮まったろう。
すると、武史の周りで異変が起こった。
何もない空中から、無数の真っ黒なヘビが現れて、電車の床にぼとぼとと落ちていく。
「な、なんじゃこりゃ!」
「ふむ、情欲を司るヘビの化身じゃろう。これでもまだまだ、いくらも払い切れておらぬ。さ、続けるぞ?」
冗談じゃねぇ、と思った武史。しかし彼の身体に、突然の変化が現れた。
「ぐはぁっ!!」
「む! どうした!!」
身体に電流のようなものが走ったかと思うと、動悸が限界を超えて激しくなり、苦しい。がくがくと全身が震え、だらだらと脂汗が吹き出す。
呼吸が出来なくなるほどの苦しさの中、自分の身体、ある一カ所だけに力が集まっているのがわかった。股間だ。
性器が痛いほどみなぎり、それに合わせて、武史を強力な興奮が襲った。そして彼の思考が、『犯せ』という言葉で満たされていく。
目の前の女を犯せ、脳の奥、心の奥、魂の奥、そんな深淵の何かが、武史を揺り動かす。目の前の女、梓を犯せ、と。
「まずい、邪の大元に、いらぬ刺激を与えてしまったようじゃ、不覚!!」
武史を介抱しながら梓は思索を巡らす。しかし、それが隙となった。
「ひぐっ!!」
一匹の黒いヘビが、梓の額に、溶け込むように進入した。
どさり、と力の抜けた身体を崩す梓。そして彼女の身体も、そのヘビの力によって発情した。
「ンあああああッッ!!!」
彼女は、これまであげたことのない、性の喜びに震える声を上げた。何者かに弄ばれるように身を悶えさせ、細かく、そして大きく震えさせる。
「く、こ、このままでは・・・よがり狂ってしまう・・・」
必死に抗う理性、そのせめぎ合いの中、梓は、股間の逸物を限界まで膨らませ苦しむ武史を見た。
「やむを、えまい、このままでは、二人とも気が触れてしまう・・・」
一度お互いの情欲を果たせば、ひとまずは落ち着く。その為には自分も、男と交わらなければいけない。
覚悟を決めた梓が、自分と同じように床を這いずる男に言う。
「おぬし、我慢せずとも、良い、拙者を、抱け・・・」
「ぎ、く、、・・・し、しかし、・・・」
「このままでは、おぬし、心の根が焼き切れてしまうぞ・・・」
「だ、だめだ、だめだ・・・・ちくしょう」
青年は、必死に抗った。その抵抗が自分の首を絞める、そのことを伝えたい梓であったが、彼女とて余裕があるわけではない。
「かまわぬ、拙者、まだ未通じゃが、かまわぬ・・・おぬしに、抱いて欲しいのじゃ」
梓のその言葉に、武史の心が強く惹き付けられた。
「抱いて、良いのか、俺が・・・」
「かまわぬ、おぬしに、抱かれたい・・・」
武史の身体が梓の身体を押さえつけた。はしたなく広げられた彼女の腿に、男の身体が重ねられる。
いよいよ、いよいよか、いよいよなのかというその時、武史は叫んだ。
「やっぱりダメだーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!」
「なにっ?!」
この期に及んで武史は抗った。いや、なぜ抗えるのか?!
「せっかくバージンの女の子とエチー出来るッつーのに、こんな訳のわからん状況で、誰かに操られるみたいに、流されるままにヤるのは、
勿体ないじゃないかーーーーーーーっ!!」
「はぁっ!?」
梓の、身体を支配する情欲すらひととき忘れるほどの、絶句。
「ヤるんだったら、じっくりヤる、自分の意志でヤる、楽しんでヤる、相手も満足させてやらなきゃ、男じゃねぇっ!!」
「ま、まて、今のおぬしは、すぐにでもおなごの胎(はら)にぶちまけねば、収まり付かぬはず、無理をするなっ!!」
梓の制止を振り切って、武史は立ち上がった。
「ひとまず落ち着け、俺!!」
そして彼は、力一杯目をつむり精神を集中、限界を迎えようとするペニスのコントロールを試みる。
「88歳のおばあちゃん、米寿の祝いのヘアヌード写真集!!!」
「老人会の慰安旅行、業者が間違えてヌーディストビーチへ!!!」
「○○○×××△△△!!!」(←さすがにこんなのばかり書いてると、皆さんにおしかりを受けそうなので自粛)
青年はそうやって、無理矢理自分の性欲を御した。諸刃の剣の危険な手段だが、何とかその方法で自分のペニスを萎えさせていった。
そうしていくつかの危険ワードを叫ぶことで、青年のペニスは完全に萎え、収まった。
同時に、梓の身体を内部から縛っていたヘビも姿を消した。
まさにこの時こそ、業深き神魔の戒めを、青年の意志の力が制した瞬間だった。
・・・手段はどうあれ。
「・・・だいじょうぶか、梓」
床に倒れている彼女を起こしてやりながら、青年が声を掛ける。
「ああ、なんとかな・・・それにしても、」
巫女装束をあられもなく乱して、全身をべっとりと汗で湿らせ、荒い息を吐く。
「それにしても、凄いな、おぬしは・・・」
彼女は、魔にたいしてここまで抗える人間を知らない。だから素直に、すごい、としか思えない。
「少しは落ち着いたか?」
武史が、梓の息の具合を見る。まだまだ荒いが、幾分かは落ち着いてきたようだ。
「よし、それじゃあ、やろうか」
「・・・・・・は?」
一瞬、呼吸が止まった梓。
「抱かせてくれるんだろ?」
「や、ちょ、あ、あれは、その、」
「処女、俺にくれるんだろ?」
「えええ、な、そ、そんな・・・」
矢継ぎ早に、先程の淫蕩の言葉を使って同意を求めてくるのだが、梓はそんなに気持ちの切り替えが出来る少女ではない。
「・・・ダメなのか?」
答えあぐねる梓に、こんどは武史の搦め手。一転して、寂しげな表情で。
そうするともう、梓は武史の掌の上で。
「い、いや、ダメじゃ・・・ない・・・」
顔を真っ赤にして照れながら、そんなおもねる答えを返してしまう。
「だったらしよう、いますぐしよう!」
「そ、そんなぁぁぁ〜っ、」
「これから、本当のコスプレHってのを教えてやろうじゃないかッ!!」
「せ、拙者はこすぷれではのうて、ああっ、やめい、やめんか、そんなところに手を、ひっ、舐めるな、か噛むなぁあっ!!」
・・・とまぁこんな感じでその夜は、少女の嬌声を乗せて列車は進むのだった。
【女の子『あずさ』がハーレムに加わった!】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《Q》イベント %%%%%%%%%%
「ヤバイのに関わっちまった・・・」
駅から続く地元の商店街を、少しの感傷と共に歩いていた武史は、不意に声を掛けられた。
武史のつぶやきを聞いているのかいないのか。その金髪碧眼女は、こう言った。
「ワタシワ、ワクセイU40カラヤッテキタ、ウチュウジンデス。コノタビワ、マタイトコノメビウスガ、ズイブントオセワニナッテオリマス」
わざわざ、自分の喉を小刻みにチョップしながら、声を震わせて喋っている。
マズイ、真性の、電波女だ・・・。
【女の子ゲットチャンス!サイコロを振ってください!!】
◎【出た目が2・3・4・5だった】
「ああ、メビウス君なら、この先の交番を曲がったところにあるコンビニでバイトしてますよ。それじゃ!」
青年は、逃げるようにその場を立ち去った。つか、本気で逃げた。
(((イベント終了)))
◎【出た目が1・6だった】
「ああ、メビウス君なら、この先の交番を曲がったところにある酒屋でバイトしてますよ。それじゃ!」
青年は逃げだそうとしたのだが、がっしと腕を捕まえられた。
「ソノサカヤナラ、モウツブレタ。イマワコンビニニナッテシマッテイル」
武史の腕を掴みながら、空いた腕で喉をチョップするのはやめない。
「っておい、何で宇宙人のくせに、こんなド田舎の商店街情報に詳しいんだよ!」
あまりにも当たり前すぎて、これホントに突っ込んで良いところ?と疑いたくなる気持ちをねじ伏せて、とりあえず突っ込んでやる。
その意見に、ようやく喉チョップをやめた金髪女は、小さな溜息を吐いた。
「そりゃーもつろん、なげぇこつここさすんどうからにきまっちょうよ、あいかーらず、あたまさかてぇの、藤堂さーは」
自称金髪宇宙人は、思いっきりこの土地訛りの日本語で話し出した。しかも、青年の名前を知っている。
「って、おめ、ユリアじゃねーか!」
「やーっとおもいだすたんけ、おそかー」
青年は思いだした。高校の頃、転校してきた外国人。ユリアとは、所属する陸上部の部員仲間だった。武史は長距離、ユリアは棒高跳び。
バーをロールして飛び越えるときに見えた、彼女のたわわな胸は、当時の青少年の目にしっかり焼き付いていた。
そしてそれ以上に、二人は一時期、つき合っていたことがある。
昔の恋人で、しかも印象の強いはずの外国人である彼女。そんな重要な人物を忘れていた武史を薄情と責めるのも、少し可哀想な部分が
ある。当時短かった髪はずいぶんと様変わりし、今は緩やかなウェーブのかかった長髪になっている。髪型から来る印象と、いきなりの
悪戯が、記憶の中の彼女を曇らせたのだろう。
そして二人は、商店街の中にある八百屋の店先で、長椅子に腰掛けながら、思い出話に花を咲かせた。
その八百屋は、ユリアの自宅である。
二人は昔、ユリアの告白から始まった恋仲であった。しかし、高校卒業前の冬、武史が別れを切り出し、破局となった。
そのころの武史は、内に秘めたハーレム好きの性分に苦しめられていた。つまり、あまりにも多情で、ユリアとつき合っていながら同時に
他の女性にも好意を寄せてしまう自分が許せなかったのだ。
「なぁ、タケシはいまも、浮気性なんけ?」
「あー、悪化したかもしれん」
苦笑して答えるタケシに、ユリアもつられてくすくすと笑いだした。
「そんならあたすも、悪化しちょうよ」
笑いを抑え、それでも笑みを残したまま、ユリアが言った。
「あたすの、タケシに一途なとこ、あんころよりも、ずーっと、悪化しちょうよ」
区切るように、そういったユリアの笑みは、確かにあのころの笑みと、何一つ変わっていなかった。
【女の子『ゆりあ』がハーレムに加わった!】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% 《S》イベント %%%%%%%%%%
「おっす、久しぶり・・・」
向こうもそう思っていたらしく、青年の挨拶に、よう、久しぶりじゃあな、としわがれた声で返してきた。
彼女は、青年の実家近くにある地蔵堂の守をしている老婆で、昔は子供相手の駄菓子屋も営んでいた。だから、青年も、小さい頃
ずいぶんとこの老婆の世話になった記憶がある。
「帰るんじゃろ、乗ってくけぇ?」
そういって勧められた、荷牛車。よ、ジョセフィーヌ、お前も元気そうだな、と青年は雌牛の頭を撫でてやる。彼女も久しぶりの青年を
覚えていたのか、心なしか嬉しそうにも見えた。
そうして青年は、勧められた荷台に乗り、わらのクッションに身を預けた。
【女の子『じょせふぃーぬ』をハーレムに加えないでください! そして、3マス進みます。つまりゴールいっとけ、と。】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%% イベント説明終了 %%%%%%%%%%
<<<エピローグ>>>
お疲れさまです。これ以降は、%%%%%【 】%%%%%内の条件を満たしているイベントのみ、お読みください。
(((イベント終わり)))で区切りですが、他の条件を満たしている%%%%%【 】%%%%%があれば、そこもお読みください。
END OF TEXTが記載されているイベントは、他と複合できないエピローグなので、そこで終わりです。
%%%%%【ゴールしないで、女の子が1人しかいない】%%%%%
武史は、短い休みを実家に帰ることもなく、ぶらぶらと過ごしたあとで仕事に戻った。
以前居候させてもらっていた友人は、彼女との交際も順調である。結婚の噂を聞いたときには、さすがにもう彼の部屋におじゃまするには
忍びなく思うわけだ。
さらに、会社の宿直室を借り続けるのも申し訳ないので、新しい部屋を借りることにした。敷金や費用は、若社長に頭を下げてボーナスを
前借りしたのだが。
「ふぅ、なんとかサマになったな・・・」
ワンルームのアパート。狭い部屋だ。家具もほとんどなく、同僚に譲ってもらったお古や、やむなく購入した安手のものがほとんどだ。
何とか一人で、片付けも終わった。
そんな質素な部屋に、自分一人で過ごす、というこれからの生活を思い、ほんの少し寂しさを感じる。
「そういや、一人で暮らすのって、本当は初めてなんだよな・・・」
実家から出てすぐに、友人宅に転がり込んだ。会社の宿直室には、勤務する他の同僚が絶対いる。
こうして、自分の部屋に、自分一人で住むのは、武史にとって初めてのことだ。
だが、そんな生活、すぐ慣れる。順応性には自信がある、と武史は弱気な心を振り捨てた。
ようし、それじゃあまずは、俺様特製の引っ越しそばでも打つか、と袖をまくり上げたとき。
ぴんぽん、とドアベルが来客を告げた。
END OF TEXT
%%%%%【ゴールしないで、女の子は二人以上いる】%%%%%
「♪一つ積んではアイツのため〜、二つ積んではあの娘のため〜」
武史の鼻歌が、明かりの消えたビルのフロアにこだまする。
ずいぶんと陽気に歌い、順調に見回り業務をこなしていく。
その鼻歌の元はといえば、あの世にある賽の河原で、積んで持つんでも鬼に崩される、無為な労働を指す。
武史は、何人かの女とつきあい、彼女らを養っている。もちろん、全ての金銭的な面倒を見ているわけではないが、それでも
ハーレムの主たるもの、女達だけに苦労させるわけにはいかない。
だから、武史は仕事を頑張った。プライベートを減らしすぎて女達に寂しい思いをさせるのは本末転倒なので、そこはそれ、
資格を取ったりして仕事のステップをあげ、社内での責任を十分に果たして主任にもなった。
「どーでもいいが、その歌、何とかならんのか?」
そんな努力をしている武史だが、さすがにその歌はないだろう、と、差し入れにやってきた若社長は思うのだ。
武史は、すっかり若社長に気に入られた。仕事ももちろんだが、ハーレム同好者として、共に語り合う仲となった。
「ま、いーじゃないッスか。秀樹さんだって、似たようなもんなんだし」
ビル管理室に戻ってきた武史が差し入れの缶コーヒーのプルタブをあける。ビデオモニタを眺めながら、そのコーヒーを流し込んだ。
「そういや、今度、次郎君が遊びに来るんでしたっけ?」
武史が社長に雑談を仕掛ける。次郎、というのは、社長が昔世話した少年で、現在中学生の弟分だ。当然、ハーレム持ちである。
若社長は、その少年のことを思いだしては、いつも優しい笑顔をうかべている。そんな社長のひととなりに武史は改めて満足し、
さらに好感を高めた。
ハーレムが好きな同好の士が増えることは、良いことだ。女を取り合いしたり、他を羨んだりするような真似はタブーだが、こうやって
お互いを刺激し会える仲間が増えるのは、良いことなんじゃないかと思う。
だから武史も、これからの生活に、新たな『活』を入れるのだ。
みんなが楽しく暮らせる、極上のハーレムを作るために。
「ようし、俺も次郎君に負けないように、ハーレムを大きくするか!」
青年は缶コーヒーを飲み干し、大きく背伸びをした。
END OF TEXT
%%%%%【ゴールもせず、女の子を一人もゲットできなかった。】%%%%%
古き良き時代の特撮ヒーロー番組、「アイアンキング」のエンディング、『ひとり旅』が聞こえてきた。
軽妙なメロディのくせに、子門真人の伸びのある歌声と侘びしげな歌詞のお陰で独特の印象を残す。何ともすがすがしく、
そして切ない名曲だ。
音源は、武史の持つ携帯電話。この着うたは、数日前まで部屋に居候させてくれていた同郷の友人からの電話だ。
もしもし、いま、どうしてるんだ? そう尋ねてくる友人。どうもしねーよ、実家にも帰りにくくて、その辺ぶらぶらしてる、武史はそう答えた。
「部屋に、戻ってこいよ」
友人は、そう切り出した。
バカ、彼女とよろしくやってるところに、邪魔なんかできねーよ、と武史はぶっきらぼうに答えるのだが、友人はその言葉に。
「振られたんだ、さっき」
カラ元気で答える友人に、武史は、そっか、とだけ。そして懐をまさぐる。あと少しの金ならば残っている。
「じゃ、ナベの材料でも買って帰るか」
帰る先には友がいる。
そんな、気の置けない友人とナベをつつく正月だって、良いじゃないか。
青年は、残った金を握りしめて、来た道を引き返していった。
END OF TEXT
%%%%%【ゴールした(他のイベントと重複可。まずはここを読んでください)】%%%%%
「お帰りなさい、武史ちゃん・・・」
ここを飛び出して、いったい何年になるだろうか。
「しばらく見ないうちに、ずいぶんとヤサグレちまったなぁ、武史」
彼は、逃げ出していたのだ、この家から。
「武史兄ちゃん、お帰り。待ってたよ、ずっと・・・」
そして、この家族から。
青年は、数年ぶりに実家の敷居を跨いだ。
出迎えたのは、二人の姉と、妹一人。
もう一人、いるはずの父は、もちろん出迎えなかった。
彼は病の床にふせっていたからだ。
「もう、良い。お前の好きなようにしなさい」
幼い頃の武史を縛り、暴君のように振る舞ってきた男は、その病の床で、信じられないくらい弱々しい声を出した。
病とは、その命を削り、気力を削っていく。
富と名声、野望に心を売った男の末期、それがこの病とは、なんとむごいことか。
数日後、武史と姉妹、数人の使用人だけしかいないこの屋敷で、この男は息を引き取った。やせ衰えながらも命長らえ、一人の息子を
待っていた父。帰ってきた息子にかけた言葉は、息子の呪縛を説くためのものか、それとも、自分の心に赦しを与えるためなのか。
武史は、父を見送ったあと、ぼんやりと考えていた。
地方の名士であった彼が、『金』という力を得て、『権力』を得るためにその『金』を使い、そして新たな『金』を得るために『権力』を使う。
そのループの中に、政治や、暴力、女、いくつもの後ろ暗い世の中の仕組みを巻き込んでいった。
その挙げ句が、病による死なのであれば、おそらくこれほど馬鹿馬鹿しいことはない。
だが、武史は、今の自分が彼を嗤うことは出来ない、と考えていた。
「喪主、お疲れさまでした」
屋敷の縁側に腰掛け、遠くの山を眺めていた青年の傍に、長女の藤堂美紅(とうどう みく)が並んで腰掛けた。
幼い頃から武史にとって優しい姉だった彼女は、もう28に手をかけた、大人の女性だ。今は黒の着物、喪服に身を包み、いつもの
穏やかな笑みを、少しだけ奥に押し込めている。肩に届く髪を指先で弄る癖は、武史が知る昔の姉と何ら変わらない。
彼女は、武史と血が繋がっているわけではない。そのことに関しては、他の姉妹も同じだ。彼を含む4人の子供は、みな別の母を持つ
異母兄弟である。たまたま男の子を産んだ武史の母が正妻となり、他のものは妾になった。
「武史ちゃん、これから、どうするの?」
美紅がそういって、熱い茶を入れてくれた。受け取った湯飲みを傾け、茶を啜りながら武史は、さてねェ・・・と曖昧に流すだけ。正直、
まだ考えはまとまっていない。
長男だから、という理由だけで、父の遺産を受け継ぎはした。だがそれも、一時期の隆盛に比べれば、無いに等しいものだ。屋敷と、
それを含む幾ばくかの土地、それだけ。
「美紅姉さんは、どーすんの?」
質問に質問で返す、そんな弟のはぐらかしに、姉は生真面目に考え込んだ。指先を顎に当て、んー、と小さく唸るように考える仕草は、
まるで童女のようだ。普段の上品な大人の仕草の中に含まれるこんなあどけなさが、たまらない魅力となって武史を惹き付ける。
「私は、この家にいるわ」
そっか、と、まるで安堵するかのように武史は呟いた。彼女ほどの器量があれば、いくらでもこの家を出ていく道はある。だが彼女は
あっさりとその道を捨て、この家にいることを選んだ。理由は、あえて今は考えない。武史は、この美しい姉が離れていってしまわない
ことに、素直に安堵したのだ。
何とも自分勝手なものだ、と武史は自分自身に呆れてしまう。美紅だけではない、自分より二つ年上の姉である美青(みさお)、そして
今年で高校生になったはずの妹、美黄(みき)。そんな大事な姉妹のことを、肉親以上の感情で執着しながらも、自分のほうから距離を
取ってしまった。そして今、彼女らが自分から離れていってしまうことを恐れている。
大事な肉親だから、例え彼女たちを女として愛してしまっても、それを叶えることは出来ない。父への反発と、姉妹への葛藤に苦しみ、
逃げ出した自分は、果たして何を得てここに戻ってきたのか。
なぁ、美紅姉さん、と声をかけた武史は、わずかの間迷い、言葉を選び、そして心を決めて、言った。
「俺、美紅姉さんを抱きたい。ずっと、自分の女にしたい」
そんな武史の、意を決していった言葉を聞いて、この美しい姉はわずかに眉をひそめた。
「んー、」
少しの間、そんな風に可愛らしく唸ったあと。
「それは別に良いんだけど・・・」
と、事も無げに、答える。自分が言葉にした常識はずれの不謹慎な言葉、それに対するこの姉の反応。武史は瞬間的に我を忘れてしまった。
しかし、彼女が眉をひそめた理由はそのことではないらしく。
「武史ちゃんが抱きたいのは、私だけなの?」
核心を突いてくる姉。うぐ、と唸る武史。
なんて事を言ってくるんだ、この姉は、などと考える。
昔の自分が悩み、苦しんだこと。しかし、目の前の姉を求めた今の自分ならばどうなのか?
その決断は、苦しむべき迷いなのか?
自分がこの屋敷をはなれ、とある会社に勤め、そこで出会った人物から学んだこと。離れていても、そんな武史の変化など
見通しているかのような、姉の言葉。
武史は、敵わないなァ、姉さんには、と大きく息を吐き、そして答えた。
「・・・まさか。みんな抱きたいに決まってるじゃないか」
家族として以上に、女として恋い焦がれた3人。
今の武史は、そのころ感じたタブーを枷に思うこともない。
「あいつらが俺を求めてくれるか?って問題はあるけどね」
そんなこと、と美紅は笑い、ちらりと後ろを振り向く。
柱の影から、先程まで聞き耳を立てていた二人が、ばつの悪そうな表情で出てきた。
「・・・まぁ、なんだ、その、武史がそうしたいっていうんなら、・・・いいぜ、私は」
ごにょごにょと、言葉を呑み込むような歯切れの悪さで、次女の美青。
「ずいぶん待たされましたけど、やっと決めてくれたんですね、武史兄さん」
ほっ、と一安心、おだやかな表情で、三女の美黄。
堅苦しい喪服をさっさと脱ぎ去り、いつものラフなジーンズ系の姿に戻った美青は、長い髪を無造作に束ね、乱暴なポニーテールにしている。
普段は勝ち気な表情も、今は照れて真っ赤に染まっている。意外なうぶなところも昔のままだ。
喪服代わりの制服に身を包んだ美黄。彼女は、しばらくみなうちにずいぶんと美しく成長した。もちろんまだ十代の少女なのだが、
すでに落ち着きさえ見せる大人の表情だ。幼い頃自分が与えたバレッタで髪を留めている彼女を見て、なんだかくすぐったい気分になる武史。
「おまえらな・・・」
立ち聞きなんて行儀の悪い、とは思うものの、そのことを責めるつもりもない。
武史は、呆れるような溜息を吐きながらも、こうして自分を受け入れた姉妹のことを愛おしく思う。
そして、ふ、と笑みがこぼれた。
「俺はやっぱり、親父の息子だ」
たった一人の女に絞ることが出来ない、多情な自分。
何人も妾を作り、彼女らに子を産ませた自分の父。
「でもまぁ、俺は親父じゃねぇからな」
そう呟いた武史に、美紅が、先程と同じ問いをもう一度口にした。
「武史ちゃんは、これからどうするの?」
父の生き方を否定したりしない。もちろん倣うつもりもない。
自分が何をするべきなのか、を考える前に、自分が何をしたいのか、それを思い出そう。
でもそのまえに。
「・・・みんなを抱きたい。答えを出すのは、そのあとだ」
@@@@@@@@@@@@
夜。
3人の姉妹とのセックスのあと、身を寄せてくる彼女らを布団のように抱きしめながら、青年はまどろみの中にいた。
「武史よ・・・」
「カーンデジファー様、・・・じゃなくて、オヤジかよ」
まどろみが見せる、虚ろな世界、そこで武史は、父親と向かい合っていた。
「美紅たちの具合は、どうだった?」
にやり、と笑って聞いてくる父。その風貌は、死に臨んだやつれた顔ではなく、武史の知る、厳しく、威厳のあった頃の父。
しかし、そんな笑い顔など、この夢にいたって初めて見た。
「最高に決まってる。あんな最高の女達に初めてを捧げられたら、これからもずっと手放したくなるに決まってるじゃないか」
その答えに父は、わはは、そうか、と満足げに笑った。
じゃあ、手放すな、と父。
たりめーだ、手放すもんか、と息子。
そして二人は、生前に出来なかったことをこの夢の場で果たすかのように、たくさん語り合った。
やがて時が過ぎ、父は終始笑みのまま、くるり、と踵を返す。
「最後の心残りは美紅たち3人のことだったんだが、それもお前に任せて大丈夫だろう。せいぜい楽しく暮らせ」
そして武史は、目を覚ました。
@@@@@@@@@@@
その後、武史は会社を辞めた。
世話をしてくれた社長には申し訳ないことをしたが、彼は何も言わず送り出してくれた。
そして、武史は3人の家族、そして何人かの同居者と一緒に、この屋敷で暮らすことにした。
夢の中で父に言われたこと。
「これからのことは、ようく考えろ。その間何をして良いのか分からないんだったら、とりあえず裏の畑でも耕しておけ」
その言葉に甘えて、今は農業三昧だ。
これからどうなるのか、どうしたいのか、今はまだ分からない武史であったが。
それでも楽しい毎日を送っているようだ
【『みく』『みさお』『みき』がハーレムに加わりました!!】
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『るり』『あずさ』がいる(他のイベントと重複可)】%%%%%
それから、武史の守護霊、瑠璃は、あのときの言葉通りたびたび彼の前に姿を現し、そして愛し合った。
エネルギーの溜め方、使い方などの問題も随分効率よくこなせるようになっていて、三日休んで四日現れる、くらいの頻度にまで向上
しているようだ。そして彼女は、漠然とではあるが未来予知を使うことが出来るため、畑の状態維持や、作物栽培量の目安など、色々と
アドバイスをしてもらうことにした。
そして、梓がこの家にやってきた。
いまだ色々と謎の多い彼女だったが、とりあえず青年の誘いに応じて、屋敷で暮らすつもりにはなったらしい。
それでも本職、自称『退魔士』はやめるわけではないらしく、世に妖の動きあらばそこに赴き、仇なす物の怪を成敗する、といった、
武史が言うところのボランティア活動を続けていた。そして普段は畑仕事を手伝うのだった。
ところで、梓には少し気にしている点があった。
あの、列車の中での一件、武史にまとわる魔を払うことが出来なかったことが、いまだに悔しいらしい。
しかも、なぜか彼女には、姿を消した瑠璃は見えない。
もちろん実体化したときは別で、梓だけでなく他の人間にも瑠璃を見ることが出来るし、触れることも出来る。
だが瑠璃が霊体に戻って身を隠したとき、確かにそこにいるのは分かっているのだが、梓には姿を見ることが出来ないらしいのだ。
こと心霊のプロを自称している人間が、人間に憑いた霊を見る事が出来ないとあっては沽券に関わるというもの。
さすがにこれは彼女のプライドを傷つけるらしい。
「じゃあ特別に、あいつを見ることが出来る呪文と儀式を教えてやろう。霊感ゼロの俺でも大丈夫だったんだ、安心しろ」
「うむ、かたじけない」
「呪文だが、『びっくりするほどユートピア』という」
「・・・えらくぞんざいだな」
「次は儀式な。まずは素っ裸になる。そのあと、白目をむいて尻をバンバンと叩き、ベッドの上に登ったり降りたりを繰り返しながら、
さっきの呪文を叫ぶんだよ。もちろん、ハイトーンでね」
「な! 拙者を変質者に仕立て上げるつもりか!? いくら身体を許しあった仲とは言え、お、・・・おぬしの前で、そのような姿は
見せられぬ!!」
「出来ないなら仕方がないね、諦めたら?」
「くっ!足元みおって・・・」
「どうする? おまえの、退魔士の誇りなんて、そんなもんか?」
このあとの10分間の出来事は、梓の沽券に関わる問題なので、あえて伏せさせていただく。
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、アイテム{キーホルダー}を持っている(他のイベントと重複可)】%%%%%
首実検。
「本当に、この人なんだな?」
「はい、まちがいありません」
武史の目の前で、若い警官が念の入った確認作業をさせられていた。
何度も何度も真剣に、正面から、横から、はたまた斜めから、武史の顔を何度も見つめた上で、先ほどの答えを出した。
それが終わると彼は用済みだったようで、結構な額の協力手当てをもらった後、部屋を出て行った。
彼は、あの街の交番に勤務する警官で、あの日、落とし物を届けた武史の対応をしてくれた男だった。
ここは、屋敷の一室。
武史がここに戻ってきてから、数週間がたったある日のこと。
身なりのいい老人が、武史の元を尋ねてきた。
そして、いくつかの確認を終えたあと、その身なりの良い老人は、武史に事情を話し始めた。
曰く。
武史があの日、道ばたで拾い、交番に届けたキーホルダー、たいそう重要なものだったらしい。
どれくらい重要かというと。
それがないと、とある国の王様が、その身分を剥奪されかねないほどのものらしい。
いきなりスケールの大きい、突飛な話は、平和な日本に住む青年、藤堂武史にとっては冗談のような、フィクションの世界の
お話にしか聞こえないらしく。
へぇー、そうなんだ、たいへんなんだね。
・・・などと呑気に構えていたのだが。
話の矛先が武史本人に向かい始めると、・・・しかしそれでも突飛な話なので。
へぇー、そうなんだ、たいへんなんだね。
・・・としか思えない。
「あの、王の証の紛失を防いだもの、つまりあなた様には、国の宝、つまり『姫』が与えられる決まりなのです」
そして、その老人が招き、部屋に入ってきた人物。
白を基調とした高価なドレス。それを身に纏った少女は、そのドレスに負けない気品を持った美しさ。
銀の髪をたなびかせた14歳の姫は、武史の前に現れると、『姫』としての礼儀作法に則った、ひどく回りくどい礼をしたあと。
「藤堂、武史様・・・そのような由故、これよりわたくしはあなたのものになる。よろしく頼みます」
そういって、ふわりと頭を下げた。
彼女の後ろから、姫と同い年の、お付きの従者と警護役の少女もそれに倣って礼をする。
「我ら、姫を守り、姫に傅くもの」
赤毛のポニーテール、きりりとした身なりの警護役の少女と、
「姫があなた様のものとなられたならば、我らもそれに従い、共に仕える所存にございます」
こざっぱりしたメイド服に身を包んだ、ブラウンの髪の少女。
最後に老人が締めくくり、
「姫とその従者、警護の者、この3人が、あなたのものになります」
深々と礼をした。
へぇー、そうなんだ、たいへんなんだね。
武史は、やはりそうとしか思えなかった。
そして、姫が屋敷に住むことになってから、1週間。
「んで、姫はここに、何しに来たわけ?」
武史が、そんな惚けたセリフを口にするものだから。
「た、武史殿・・・まさか、いまだにそれを理解してらっしゃらなかったとか・・・?」
仰向けになった武史の腰の上に跨り、野太い肉棒をまだ幼い性器でくわえ込み、この1週間で覚えた悩ましげな腰の動きで
男に奉仕していた尊き姫、シフォンは、思わず呆れてその動きを止めた。
「ちょ、お待ちください、武史様!」
男に奉仕する姫の、露わになった裸身を包むように抱きしめて、その未成熟な胸に愛撫を施していた警護役の少女、エクレアが
慌てて言う。そして、武史の顔の上に跨り、彼の舌によってあられもなく身悶えていた世話係の従者、カスタードが言う。
「それでも私たちに手をおつけになるあたり、大したお方ですわ、武史様は♪」
姫の身の上を聞き、いまだに「へぇー、そうなんだ、たいへんなんだね」とかのセリフで返していた武史だったが。
「ええと、よく分からないんだけど、まずかったのか?」
動きを止めてしまった姫に代わり、下から突き上げ始めた武史。それらの事情は事情として、今こうやって3人の少女と身を重ねて
いること自体は、まったく別の問題であるようだ。
そして、子宮ごと突き上げてくる男の力強い動きに、姫は甲高い嬌声をあげて身をくねらせた。
「あああああ・・・・・・・、ま、まずくなどありません、あなたのこれ、たいへんよろしいです・・・」
恍惚として男におもねる白の姫。
それに気をよくした武史は、より腰使いを荒く、容赦なく突き上げ、絶頂に至る姫の子宮に熱いザーメンを流し込んだ。
【女の子ゲット!ハーレムに『しふぉん』『えくれあ』『かすたーど』を加える!】
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『ゆりあ』がいる(他のイベントと重複可)】%%%%%
ユリアはあのとき言った。
「私が武史に一途なところ、あの頃よりずっと、悪化しちゃってるよ」
その言葉の通り、ユリアは本当に一途だった。
屋敷に帰った武史は、自分が昔悩んでいた浮気性を受け入れることにした、と打ち明けた。すでに、何人かの女を同時に愛していることも。
ユリアは、そんな武史に対して、特に驚くでもなく、怒るでもなく、軽蔑するでもなく。
割とあっさり受け入れてしまった。
彼女は二人がつき合っていた頃から、武史が自分の姉や妹に対して家族ではなく異性に向ける愛情を抱いていたことを、薄々感じていた。
タブーである肉親への愛情や、たった一人を愛することが出来ない多情さから目を背けるために、手近な自分とつき合っていた、
とユリアは思っていたのだ。
当時はそれでも良いと思っていた。その行為が本当に矯正され、自分一人を愛してくれるようになれば嬉しい、と考えていた。
しかし、その想いも、武史の葛藤によって、打ち切られた。
代替え品となることも、叶わなくなってしまった。
しかし、今の武史が打ち明けた言葉を聞いて、ユリアはむしろ安堵した。
今の武史ならば、一人の女だけを愛することはなくなったとしても、昔のような、誰かの代わりとして他人とつき合うことも、しなくなったのだろう。
ユリアは、もし彼が本当に自分のことを見てくれるならば、たとえたった一人の存在になれなくても十分幸せになれる、と思えた。
それからしばらく、武史とユリアは交際を再開した。
まるで高校時代のやり直しをしているかのような交際の末に、ようやく二人は結ばれた。
ユリアは、それまで一途に守っていた純潔を、ようやく青年に差し出すことが出来たのだ。
そして彼女は、他の女達といっしょになって武史と性の戯れを楽しみながら、こういう関係も悪くない、と思うのだった。
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『みちる』がいる(他のイベントと重複可)】%%%%%
「任務終了しました」「隊長!」
大きい姉と小さい妹が、揃って敬礼をする。
ジャージに軍手、いつのも農作業スタイルで、田畑を駆け回る二人。良く動き、仕事もマメだ。
さすがに力仕事には不向きだが、真面目に働く勤勉さは、農業人としては優れた素質だった。
いつも二人で行動し、仲の良い様子を見ていると、自然と笑みがこぼれる。
彼女らはこの屋敷に移り住み、学校に通う傍らこうやって農作業の手伝いに励んでいた。
武史は、まだまだ頑張って、この二人がいつまでも笑顔でいられるようにしてやろう、と改めて誓うのだった。
もちろん、『夜の士官学校』は、まだ続いている。
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『みちる』『まゆり』がいる(他のイベントと重複可)】%%%%%
「お師匠様!なんだか」「不審なものを発見したです!」
みちるとかおるが姉妹仲良くこちらにやってきた。そして彼女らに手を引かれ、敷地の奥、先祖代々の墓に向かう青年。
するとそこには先客が。
「武史さん、ごめんなさい、またやっちゃった・・・」
まゆりが、申し訳なさそうに頭を下げた。
そこは墓地とは言ってもきちんとした墓石が並ぶような質のものではなく、土着信仰に基づいた霊所である。
野ざらしの地面に、不規則に置かれた自然石。その一つ一つが故人の選んだ墓石であり、供養の対象であった。墓石である岩
の大きさは様々で、人の背丈くらいある岩もあれば、漬け物石程度のものもある。ここいらの風習で、成人と共に自分の墓石と
なる岩を自分で選び、家に保管しておくのだ。そして死んだとき、葬儀のあとでこういう霊地に運ばれる。もちろん武史も選ばされた。
その、無作為に置かれた岩のうち、一つが大きく横倒しになっている。
まゆりが言うには、みちる達と3人でここの掃除に来た際、急に倒れたのだという。たまたま傍にいたみちるとかおるは、間一髪
巻き込まれるのを免れた。
まゆりは、これも自分が起こした『不幸』なのだ、という。
しかし、危機にあった当の姉妹は、そのことをまるで気にした風はない。それよりも、何か別のことで興奮している。
「それよりも見てください」「こんな所に何か埋めてあります」
姉妹が発見したそれは、ビニール袋で包まれた、A4サイズ程度のスチール缶であった。周りの土の色を見るに、ここ数日のうちに
埋められたもののようだ。岩が倒れた原因も、大方このせいだろう。青年が掘り出してみると、なにやら中はごそごそと音がする。
開けてみると、厳重な布に包まれた、いくつかの大きな宝石が出てきた。
このあとのことを、顛末のみ語る。
隣の市にある博物館から盗まれたこの宝石の、隠し場所を変えようとやってきた犯人は、肝心のものがなくなっていることに慌てた。
そして、この霊地に仕掛けられた監視カメラに映され、すぐに捕まった。宝石を発見した武史らがすぐに警察へ届け、急遽カメラが
仕掛けられたのだ。
その宝石は、宝石自身の価値もさることながら、国外の名士より借り受けた品で、奪われたとなれば最悪外交問題まで発展する
恐れもあったとか。そして、捜査協力した武史達に、情報懸賞金として用意されていた500万が与えられたのだ。武史は、発見した
みちる達が受け取るように勧めたが、姉妹はこれを辞退した。何となくそうなるであろう事を感じていた武史は、その金を姉妹名義で
銀行に預けておくことにした。
一段落したあと、元に戻された墓石を掃除する姉妹とまゆりを眺めながら、武史は考えた。
まゆりのもつ、『他人を不幸にする力』。これ、実は考え方がそもそも違うんじゃなかろうか、と。
他人に対して、絶対的な不幸を与えるのではなく、他人の幸運を不幸に変換する、のでは?
つまり、数学で言うところの、マイナスの性質を掛ける、という考え方。
だから、他人が持つ幸運(+)は、プラスにマイナスをかけてマイナスに。
もともと幸薄い(−)みちるとかおるは、マイナスにマイナスをかけて、プラス、つまり幸運に。
だけど、そんな仮説がどうだろうと関係ない。
例えどんな幸運、不幸があろうとも、武史はこの少女達を手放さない、その意志だけは変わらないからだ。
(((イベント終了)))
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『しふぉん』『まゆり』がいる(他のイベントと重複可)】%%%%%
高貴な姫、シフォンとその家来2人が屋敷に住み着いて数ヶ月後。
「ああ、姫様、そのほこらはまだレベルが高すぎます。こちら、右手の『いけにえの塔』にてレベルをお上げになった方がよろしいかと」
「そうでしょうか、もうそろそろ問題ないと思ったのですが・・・」
「いえ、姫、例えゲームといえども、姫を危険な目に遭わせるわけにはまいりませぬ」
コントローラーを握って画面上の勇者を動かす姫に、攻略本片手にエクレアが警護を務める。
「少しお休みになられてはいかがですか?いくら、魔王の復活を阻止する大役とはいえ、こう何時間も根を詰められては、姫のお体が・・・」
姫の背後から、肩を揉みマッサージに務める世話係のカスタード。
季節はもう夏。太陽の光が燦々と、熱い日差しを投げかけている。
クーラーの効いた室内で、RPGゲームに励んでいた姫達。
「ひめさま〜、スイカ、食べます?」
そこに、まゆりがやってきて、切り分けたスイカを勧める。
縁側のガラス戸を開け、そこに武史達も集まって、冷えたスイカにかぶりついた。
「姫、こちら、種を取り除いております」
エクレアが、袂から取り出したナイフを使って、スイカの切り身から器用に種だけを取り除いていく。
そんな光景を見ながら、いやいや、スイカの醍醐味は『タネ飛ばし』だろ、などと思いながら、口の中に含んだタネを庭先にばらまく武史。
すっかり農作業になれ、まごうことなき農家の若旦那と化している。
そして、エクレアが使い終わったナイフを袂に戻したとき、はずみで同じく袂に入れてあった携帯電話がこぼれ落ちた。
「あ、落ちましたよ?」
そういって、傍にいたまゆりがそれを拾い上げ、エクレアに渡そうとした瞬間、その携帯電話が鳴り始めた。
受け取ったエクレアがそれに応じ、話し出す。
「は、・・・え? そ、そんな!」
なんだか緊迫している。
周りの者は、スイカを堪能しながらその様子を窺っていたのだが。
沈痛な面もちで、電話を終えたエクレアが、事情を説明し始める。
「本国に、クーデターが起こりました」
そして現在、クーデターを起こした軍部が、新しい政権を立てたそうな。
今、こうしてここにいる姫は、すでに国のしきたりによって王族ではなくなってしまったらしいので、この事件には直接の関係はない
らしいのだが。だが、亡命した国王が、資産の全てを軍部に抑えられてしまったために、今まで姫に送られてきた資金援助も全て
ストップしてしまうのだ。
「ですので、もう本国からの援助はなくなるかと・・・」
くら、と貧血を起こしたように倒れるシフォンをカスタードが支えた。
みーんみーん、と蝉の鳴く声。
「まぁ、そうなったら仕方ないよなぁ・・・」
武史は、ゆっくりと立ち上がり、姫に近付いた。
そして、シフォン、エクレア、カスタードの3人に向かって、にこやかに声を掛けた。
「それじゃあ、庭の草刈りから始めようか」
そういってにこにこと、3人の手に草刈り鎌を与えた。
「働かざる者、喰うべからず、ってな」
大変ですねぇ、と、このころは割と他人の不幸にも無頓着になりだしていたまゆりが、呟いた。
@@@@@@@@@
「あ、あと、大変申し上げにくいのですが・・・」
と、庭の草を刈っていたエクレアが、同じく庭先でトラクターの整備をしていた武史に声を掛けた。
「姫の妹君、スフレ様が亡命されておいでになって、もうすぐこちらに到着するとのことなのですが・・・」
後ろ盾の無くなった身としては、色々と迷惑がかかりそうなことを頼むのに少々気が引けるらしく、いつもは毅然としたエクレアも
なんだか言葉尻が怪しい。
対して、武史はというと、別に気にした風もなく、
「いいよ、べつに」
とだけ、呑気に答えた。
「ありがとうございます・・・」
同じく草刈り鎌を不慣れな手つきで扱っていたシフォンが、武史に深く頭を下げた。
【女の子『すふれ』をゲット!ハーレムに・・・
「って、お待ちください、武史様!!」
トラクターの燃料を継ぎ足していた武史に、カスタードが声を上げた。
「スフレ様はまだ、9歳になられたばかりの幼きお方、さ、さすがに私どものようには・・・」
「は? いや、俺、別に何もいってないじゃんか。どうしたの?」
「え? あ、・・・そ、そうですわね・・・武史様、申し訳ありませでした・・・」
「?」
首を傾げる武史に、ほっと一息安堵したカスタードは、再び草刈り作業に戻った。
一同に麦茶の差し入れにやってきた藤堂家長女、美紅は、そのやり取りを眺めてひとりごちた。
「うちの武史ちゃんをナメないでほしいわね♪」
出す気になったら、例え9歳でも手を出す、そういう男だ、と美紅は、最愛の弟のことを無駄に誇るのだった。
【女の子『すふれ』をハーレムに加えるか否かは、お任せします。】
(((イベント終了)))
%%%%%%%%%%ゲーム終了%%%%%%%%%%
さて、皆さんのハーレムには、いったい何人の女の子が集まったでしょうか。
今年もまた皆さんと、このスレで楽しいハーレムの夢が見られますように。
END OF TEXT
520 :
449:2007/01/02(火) 14:02:02 ID:mE4OWeBs
以上です。
お疲れさまでした。
私も、2006年最後のエネルギーを使いました。
文章が割と雑なのは、仕様です。すいません。
エロシーンに偏りがあるのも、・・・すいません、仕様です・・・。
ハーレムスレに投下するハーレムゲームなのに、登場キャラ全員攻略の完全ハーレムエンドがないとは
いったいどういう了見でしょうか。私にもわかりません。あるとすれば、それはあなたの心の中に。
具体的には、デバッグモードでサイコロの数を5個から10個くらいに変更。
それではこれで失礼します。お付き合い下さった方、ありがとうございます。
ながらくスレを占有してしまい、申し訳ありませんでした。
寝ながら書いて、あとで慌てて修正したところ。
《スタート!暗黒の破壊神》《帝王ゴール》
わけわからん。
521 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 14:02:40 ID:vEClFFLp
ゴールしないで、女の子は二人以上いる だった
GJ
sage忘れたorz
6・1・3・4・4。ゴールせず。Fイベントのみ。イベントの出目は5。説得成功につきおんなのこナシの年越しでしたorz
一度、難易度を調整した際に、ミスしてるかもしれません。
hard さいころ5個
nomal さいころ6個
easy さいころ7個
くらいでいいかもしれません。
5個だと、3(C)→3(F)→5(K)→6(Q)→「2(S)+3マス」or5でゴール
『みちる』『かおる』(F)
『るり』(K)
『ゆりあ』(Q)
『みく』『みさお』『みき』(ゴールイベント)
『しふぉん』『えくれあ』『かすたーど』(キーホルダーイベント)
が、ベストかな……?
6個なら5個+(A)で『まゆり』と『スフレ』
7個なら6個+(O)で『あずさ』 を加える形で完全攻略。
526 :
RIN:2007/01/02(火) 18:23:38 ID:2PaO43TW
お疲れ様です!
私は「ゆりあ」と「あずさ」でしたね。個人的に異人さんと和人さんの組み合わせは
ナイスだと思いました。
ただ初めイベントをスルーしすぎて
少しへこみました。姉妹欲しかったのにぃ〜!!!
もう少ししましたら、私も書き込みたいと思うのですが宜しいですかね?
いいんじゃない?
誰も止めたりしませんよHAHAHA
528 :
RIN:2007/01/02(火) 19:25:11 ID:2PaO43TW
それでは行きます。
またエロなし、導入部です。すいません。
次はエロシーンはあると思いますのでご勘弁!
夏の終わりに姫三昧(一日目) 中編です。
529 :
RIN:2007/01/02(火) 19:26:39 ID:2PaO43TW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小高い山の頂上にある境内までの長い長い石段。
三人はそのふもとにいた。
「ここは…流石に覚えてるわよね?」
「一応…。優奈…の神社の入り口…だよな?…だが…」
ここを登れば本堂や社務所を備える神社にたどり着く。昔はよく三人で一気に駆け上ったものだ。
今では孝憲たちにそんな気は起こりはしないだろう。
「こ、これを登るのか…この暑さの中で?」
一応孝憲はテニス部である。巨乳好きの部員がなぜか多い部活であるが、一応体力には自信がある。
…が、この暑さの中、しかも先ほど熱中症で倒れた身体の孝憲には少々きつかった。
滝のような汗を流し、荒い呼吸をする。孝憲は今にも死にそうな顔をしているが、
両隣の巨乳美女達はなんともないような顔をしている。
「あんた、都会行って少し鈍ったんじゃないの?」
そんな綾乃の言葉にもほとんど言い返すことも出来ない。一つ言い返すとすれば、彼の引っ越した先は都会ではなく、
関東中部の県北の中都市であることくらいだ。
530 :
RIN:2007/01/02(火) 19:27:16 ID:2PaO43TW
「でも、孝憲もこの町出てから色々あったんでしょ?ねえ、今の近況聞かせてよ!ま・さ・か、彼女なんていないわよね?」
「あんたが話したいんならき、聞いてあげるけど?」
「ん〜?…あぁ、いないけど…近況、ねぇ?例えば…」
律儀に答えながらだらだらと登っていくのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ようやく石段の終点が見えてくる。チラッと下を見てみれば遥か下に町が見え、唯華や綾乃の家もすでに小さくなっていた。
531 :
RIN:2007/01/02(火) 19:27:54 ID:2PaO43TW
「あ〜ようやく到着っと!優奈いるかな?」
綾乃は先に走って優奈を呼びに行った。後に、唯華と孝憲のみが残される。
「ふ〜やれやれっと、本当に今日は暑いわね。ちょっと孝憲、着いたんだからシャキっとしなさい!」
唯華が孝憲にカツを入れ、石段を登らし切らせた。石段を登り終えた孝憲達にスゥーっと心地よい風が吹く。
フゥーと一息つけ、雑木林に囲まれた境内を見渡す。昔良く遊んだところだ。
(そういえばここでカブトとか捕まえたっけ?まだいるんかなぁ?)
しばし感傷に耽る。その時ふと、頭の片隅にもやが浮かんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあさ、わたしたちの中からおよめさん決めてよ!」
「お、およめさん!?むりだよぉ!ぼくみんなすきだもん!」
「ばかじゃないのあんた!こ、このえろがっぱぁ!」
「で、でもたかのりさんがそういうのでしたらどうします?」
「そうねぇ…じゃあ―
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ん…?なんだこれ?なんか…ここであったような…ん…駄目だ思い出せなぃ〜!
多分これが唯姉たちの言う『約束』の一部なんだろうけど…)
そのもやは孝憲の頭の思考スペースを徐々に占領し始める。
532 :
RIN:2007/01/02(火) 19:29:56 ID:2PaO43TW
「―っ!ちょ―憲っ!孝憲ってばっ!!」
「…え?おわっ!?あ、あぁ、ゴメン唯姉!何?」
慌てて我に返る。あと少しで分りそうな時に声がかかったため“もや“も霧散してしまった。
「ほら、来たわよ」
唯華がちょいちょいと指をさしている。視線をそちらに送ってみると…
…孝憲は目をこすった。よぉ〜くこすった。「多分これは俺の目が妄想しすぎたんだろう!」、そう思うくらいにこすった。
上の文は決して間違った表現ではない。しっかりと繋がった文である。事実、彼は自分の見たものを信じられなかった。
まさか自分の妄想がここまで実現するなんてありえんっ!と考えていた。
だって、そうだろう…
まるで大きなお友達がやる、18歳未満お断りのゲーム(人はそれを美少女ゲームとかエロゲーとか称する)
からそのまま抜け出してきたような美女が立っていたのだから!
533 :
RIN:2007/01/02(火) 19:30:55 ID:2PaO43TW
いや、こんな回りくどい表現は避けよう。孝憲のためにもそれはよくない。
綾乃が社務所あたりから連れてきたのだろう。
孝憲の幼馴染B、渡会優奈が神社の正装(?)である巫女服で孝憲に微笑み、こっちへ来ているのだ。
彼女は元々生まれつき身体の色素が少ないせいであろうか?色白で、どこか儚げな雰囲気を漂わせながら、
その銀髪は夏の日を浴びて輝いている。
さらに見かけによるものか?彼女がいるだけで体感温度が少し下がった気がする。彼女自身は全く汗をかいていない。
しかし、しかしであるっ!
性少年孝憲は違うところを見ていた。そう、「胸」である。
胸、乳、乳房、おっぱい、肉房…呼称は色々あるがそんなことはどうでもいい。
優奈の胸は『トテツモナク、デカカッタ』のだ。
534 :
RIN:2007/01/02(火) 19:33:38 ID:2PaO43TW
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
少しわき道にそれるが例えてみよう。
結論から言えば孝憲の幼馴染は三人が三人とも立派な胸に成長していた。
しかし、それのサイズにも違いがある
あくまで孝憲の目算であるが
綾乃のそれが『ズキューン!』と拳銃級。
唯華のが『ダダダダダッ!!』とマシンガンもしくは小銃級であるのに対して、優奈の乳は…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『メイデーメイデーっ!こちら800小隊っ!現在敵本隊の襲撃を受けているっ!至急援護をっ!』
『こちら072砲撃支援隊!了解した800小隊っ!ただちに援護砲撃を行うっ!座標を指示されたしっ!』
『こちら800小隊っ!砲撃座標はっ―
ズゴォーンッ!ズオンッドンッ!
『どうした800小隊っ!?応答せよ、応答せよっ!!』
『ザッ――ザッーくそっ!隊長がやられたっ!砲撃座標は、コード19、暗号OPIだっ!』
『了解したっ!opiで19だなっ!ただちに砲撃する!それまで持ちこたえろよ!』
『OK072!敵さんに白いのたくさん出させてあげろ!』
ヒュゥ〜…ドォンッ!!カッ!!!
『どうだ?800?盛大に白いの打ちあがっただろ?』
『おぉっ!流石だ072!敵さんみんないっちまってるよ!伊達じゃないなっ!
こりゃこちらも800の名を返上しなくてはいけないなっ!』
…こうして、チチハル平原攻防戦は終結したのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というくらい凄いのだっ!
すなわち…
巫女+銀髪+爆乳=最胸!
という方程式が簡単に成り立ってしまうのである…
…くだらない例え話は置いておこう。まぁ、とりあえず優奈の胸がそれほど凄い、
という事だけは分かっていただけただろう。
それでは本編に戻る。ついでに小隊、支援隊、攻撃座標については何も突っ込まないで欲しい…
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
535 :
RIN:2007/01/02(火) 19:35:22 ID:2PaO43TW
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
巫女服は双乳によっていびつなほどに盛り上げられてはいるが、
その愛くるしい瞳は昔と変わらずに孝憲に安心感を与える。
「お久しぶりです…えと、秀憲さん?」
昔から天然であったが、間抜けなのも変わっていなかった。盛大にずっこける一同。
「…俺は孝憲だ!秀憲って誰だよっ!?」
誰であろうか?優奈の脳内オリジナルキャラなのだろうか?
「え、あっ!はい、冗談です。変わってませんね孝憲さん」
(あ〜、多分「素」だな。忘れているというよりも、間違って言ってしまったんだと思うが…)
「うん、久しぶり。優奈も…いや、優奈は変わったな?『色々』と、な?」
視線は勿論『乳っ!』である。一直線な性少年の性(さが)であるのかもしれない。
536 :
RIN:2007/01/02(火) 19:36:06 ID:2PaO43TW
「あ〜、あのさ?二人で喋ってるのは良いんだけど、とりあえず中入らない?
さっき、こいつ熱中症で倒れたばっかだしさ」
自分も暑くなってきたのだろうが、なんとなしに孝憲に理由をつけたがる綾乃。
「えっ!?孝憲さん倒れたんですか?じゃ、早く中にどうぞ。あっ、私麦茶用意しますね」
そう言って、シタパタと走って戻っていく優奈。勿論その爆乳を揺らして…
(あっ、凄いっ!ありゃJくらいあるのかな?)
「…はい、孝憲っ!成長した優奈の感想は?」
その揺れをボーっと見ていた孝憲だったが、いきなり唯華が後ろから声を掛けてきた。
突然であったため正直に答えてしまう。
「胸でかすぎ…あれ揉んだらすんごい気持ちよさそう…って、あ!」
振り向いた孝憲が見たものは、ニヤニヤ笑っている唯華と、妙に機嫌の悪い綾乃の二人組みであった。
537 :
RIN:2007/01/02(火) 19:36:59 ID:2PaO43TW
「そうよねぇ〜私も結構育った方だけど、優奈には勝てないわねぇ」
タプンと自分の乳房を揺らす。
「昔からあんた、む、胸好きだったからね!このエロガッパっ!!」
プイと横を向く綾乃…だが、その動きでやはり乳房がプルンと揺れる。
さりげなく自己主張しているようだ。勿論孝憲はただ単に揺れたことに対してのみ興奮しているだけで、
二人が気を引こうとしてやっているなどとは微塵も思わないが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのまま社務所の中に入る一同。中には全員がくつろげるくらいの畳敷きの部屋もあり、
そこでとりあえず体を休める。
優奈の出してくれた麦茶は身体を隅々まで潤していく。
「ふぅっ!ありがと優奈。助かったよ」
コップを返しながら礼を言う。
「確かにあんたへばってたもんねぇ!」
一気に麦茶を煽る綾乃。気持ちいい飲みっぷりだ。
「あらあら、そうだったのですか?確かに今日は暑いですからねぇ…えと…36℃…ですね」
全くの涼しい顔をして、優奈が外の備え付けの温度計を見る。クーラーの効いている中との気温差は12度もあった。
538 :
RIN:2007/01/02(火) 19:37:37 ID:2PaO43TW
そんな日常会話をしている三人に、唯華が割り入ってきた。
「はいはい!そんな日常会話してる場合じゃないでしょう?はい、孝憲そこに座って!綾乃も優奈も反対に座るっ!」
ビシッと座りなおさせる唯華。さすが姉御肌なだけある。
「いい?今日ここに来たのはね、あの時『約束』の答えを聞くためなの!優奈、貴方も約束は覚えているわね?」
宣言する唯華。その目は孝憲に向いている。
「はい、勿論です。いくら私だってあんなに大切なことは忘れたりはしませんって」
いつもの勘違い等が実例としてあるため、少々苦笑いの優奈。
539 :
RIN:2007/01/02(火) 19:38:47 ID:2PaO43TW
「OK。でもね、孝憲は…すっかり忘れちゃったみたいなのよ」
さらにギロリと孝憲を睨む唯華。しかも綾乃付きで。
「そ、そうなのですか?」
優奈もジト目で見る。
「し、仕方ないだろ。忘れちゃったのは事実なんだから…」
「「「はぁ…」」」
女性陣一同ため息だ。
「酷いです。孝憲さん…私、ずっと覚えてたのに…」
「ほんとよ!お陰で私、あ、あんな目に会っちゃったんじゃないか!スケベ!」
さっきの綾乃の抜け駆けは明らかに綾乃側が悪いのだとは思うのだが、
しっかりと『約束』を忘れてしまっているため、孝憲は何も言い返せない。
「だ〜か〜らっ!悪かったって!全面的に俺が悪いっ!…俺が悪かったから…そろそろ『約束』を教えてくれ。
流石にこのままじゃ自分で思い出せそうもない」
Give up!とばかりに両手を挙げる。
「「「………」」」
三人が三人とも顔を見合わせ黙りこくる中で、最終的に唯華が口を開いた。
「そうね、このままではお互いに埒が明かないわね。いいわ、教えてあげる。
貴方はこう言ったの。『18歳になったらこの三人の中からお嫁さんを選ぶ』ってね。
そして、貴方の誕生日はもう過ぎてる。何も問題はないわよね?そういう事よ?分かった?」
540 :
RIN:2007/01/02(火) 19:40:36 ID:2PaO43TW
そこで一息つく唯華。その目はどこか孝憲を睨んでいるような、試しているような…
そんな良く分からない目をしている。
「じゃ、善は急げ。早速いきましょう。さぁ孝憲?私たち三人の中から誰を選ぶ?」
究極の選択を突きつける唯華。
しかし、しかしだ。この唯華の言った『約束』は本来四人で交わされたものとは違う。
唯華は何故か嘘の「約束」を言ったのだ。
三人の女性達の心の中で今も鮮明に覚えられている『約束』とは、
『孝憲が唯華、綾乃、優奈の三人をお嫁さんにする』と言った子供っぽいものであったはずだ。
現に、この唯華の言葉に残りの二人は目を丸くしてしまった。
「えっ!?お、俺そんなこと言ったの?」
見に覚えの無い(本当は言ってないのだが)『約束』に孝憲は驚く。
「そうよ。ねぇ、二人とも?」
「唯華さん、それは― 「え?唯姉ぇ違―
抗議の声を上げようとする…が…
「ね?そうよね?」
そう言って二人に目配せをする唯華。「分かってる」と言いたいらしい。
どうやら唯華にも何か考えがあって、こう言ったようだ。
「あ、うん言った。あんた自分の言ったことも覚えてないのね、バッカみたい。」
「おそらく、言いました…ね」
何か唯華が考えていることに気がついて、同意する二人。
541 :
RIN:2007/01/02(火) 19:42:22 ID:2PaO43TW
「そういうこと。さぁ?結婚してくれるのかしら?」
再度孝憲のほうを向く。
(孝憲が覚えていないならば、もう一度同じ事をすればいい話。前の時だって私はこう言ったのだから…)
逃げ道の無い選択肢。思いもしない状況に孝憲の頭はパニックの自問自答状態になる。物凄い勢いで頭を流れる言の葉。
(俺そんなこと言ったのか?いや、でもさっき此処に来たとき頭に浮かんできたのは確かにそんな感じの事だった。
…でもなんかあそこの部分は大切なとこじゃなかった気がするんだよなぁ。てか俺はその時にたしか『無理って』言ったような…あの時に俺はこの三人から誰を選んだんだ?
…分からん。で、でも大切なのは昔の答えじゃなくて今の俺の答え。お、俺の答え?俺の今の答えって何だ?今俺は誰が好きなのか?この三人から選べるのか?)
いったん三人の顔を見る。皆、外見も中身も美しいし、皆が彼の事を好いてくれている。
(…なんだ、答えはもう決まってるじゃないか!…いや、でもそれじゃ納得してくれないよなぁ。仕方ねぇ、腹括るか)
下げていた頭を上げ、スッと正面に正す。
「さぁ?決まったかしら?誰を選ぶ?」
三度の唯華の問い。孝憲の答えはもう決まっていた。
542 :
RIN:2007/01/02(火) 19:44:29 ID:2PaO43TW
…以上です。お目汚し失礼しました。
後編は勿論エロを入れていきたいと思っています。
出来れば明日か明後日程度には書き込みしたいと思っています。
あけましておめでとうございます。
『新春ハーレム双六』作者さんとRINさん、GJです。
双六を一マスをアンカーレスでまとめりゃ専ブラでプレイ出来るなーと思ったけど
容量喰いまくるなーと気付いて止めた
正解だと思った
さサイコロ探すか
遊んでくれた方、ありがとうございます。
>>とくめーさん
html化お疲れさまでした。すごく遊びやすくなっております、感謝!
ところで、『じょせふぃーぬ』にチェックボックス付いてるんですけど・・・
これはあれですか、ジョセフィーヌエンドを書けと(笑)
あと、お手数ですが、
>>524の難易度設定を追加して欲しいのですが・・・。
>>RIN
でかいおっぱいいいですよねぇ。
出目が34556
65435、FKORルート>守護霊、退魔師、実姉妹ゲッツ(貧乏スルー)
35546、CHMQルート>姫様一行、外人、実姉妹ゲッツ
新年早々縁起が良かったw
RIN氏はパイオツ星人なのね
遊びやすくなってますってーか、
こんぐらいやらんとプレイするのは非現実的かと……
と、言いつつ、HTML組むより先に、
プレイしているつわものがいっぱいいるのがこのスレなんですよね。
え? じょせふぃーぬはヒロインではないとw
だって、ほら、農家じゃないですか。
農家といえばえっちら牛に鋤を曳かせて畑を耕すものですよ。
ハーレムハーレムぅっ。
改訂の依頼受けましたー、こんなもんでどうでしょう。
http://www11.plala.or.jp/FX_junkyard/6_474.htm
549 :
RIN:2007/01/04(木) 01:03:53 ID:cCXKSCZE
>>547氏
いや、まぁパイオツ星人と言われれば反論は出来ませんな。ええ、確かに。
今までに普通のも書いたことはありますが、少なくとも貧乳キャラはいませんね。
今、推敲中なので明日の今頃には書き込みできるかと思います。
※巫女服エッチを予想してた方、ごめんなさい。
巫女服でのエッチは今のところ一日目には在りません。二日目以降をお待ちください…
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
初おっぱいwktkさせてもらいます
449氏GJ!
もう、どこから突っ込んでいいやら。
あいかわらずあなたが馬鹿なようで安心した!(褒め言葉)
とりあえず俺は貧乏姉妹と不幸娘でした。ゴール出来ず。
552 :
RIN:2007/01/05(金) 01:25:49 ID:u5fSNtYL
えと、とりあえず行きます。夏の終わりに姫三昧(一日目)
エロ編です。
と言っても途中まで。まだエロ編導入部あたりでしょうか?
オイテメェ何やってんだ!!と仰る方、
申し訳ないです。間違ってファイルを消してしまったものですから…
スイマセン…
私が濡れ場を書くと直接的性描写のシーンが増えますので、
スッキリアッサリ事を終えた方が好きと言う方、本当にスイマセン…
なんかさっきから謝りっぱなしでスイマセン。
553 :
RIN:2007/01/05(金) 01:29:25 ID:u5fSNtYL
「無理…だ。俺には選べないよ。俺は三人とも好きだったし、今も大好きだ。
何でその時は「約束」で選ぶと決め付けちゃったのか分からないし、
その時に誰を選んだのかも覚えていない。今の…今の俺には三人の中から一人なんて選べないっ!!
俺はみんなが好きだっ!!!」
一気に言い切る孝憲。その答えは、昔と全く同じであった。
「…や、やっぱり駄目…だよな?」
チラッと三人の方を見る。孝憲自身はこんな考え、到底受け入れられてもらえないと考えていたのだが、
三人の顔は驚きと、そして喜びの混じった顔をしていた。
「そ、その答えはあんたの本当の気持ち?」
「ああ」
「その、現在の法律では重婚は認められていなかったとしてもですか?」
「ああ、勿論」
再び沈黙が流れる。皆唯華の言葉を待っているようだ。
「正解…よ。ふふっ、変わってないわね。…ごめんなさい。
さっき私は貴方に嘘をついたわ。
私達四人の間で交わされた本当の『約束』は
「私達三人全員を貴方のお嫁さんとすること」、よ。孝憲を少し試してみたの。貴方は変わっていなかった。」
一言一言、噛み締めるようにして言の葉を紡ぐ。
「昔も私は今と同じような質問をしたの。
貴方が引っ越すときに『今度戻ってきたときに誰と結婚してくれるのか』ってね。そしたら孝憲。
そしたらあなたなんて答えたと思う?『僕はみんなのことが好き!みんなと結婚したい!』って言ったのよ?
まるで今も変わってないわね」
嬉しそうに、本当に心から嬉しそうに微笑む唯華。さっきまでの険しい顔がうそみたいだ。
554 :
RIN:2007/01/05(金) 01:31:24 ID:u5fSNtYL
「そっか、だから唯姉はさっきはあんなふうに言ったのか。」
その言葉に綾乃が答える。
「そゆこと。ま、まぁこんないい女達を目の前にしたら、あんたみたいなエロガッパなら、
ぜ、絶対ああいう風に言うのは目に見えてたけどね」
そういう言葉とは裏腹に物凄く安堵したような顔の綾乃。
しかし、そんな安堵の一方、孝憲には聞かなければいけないことがある。
「…で、三人の答えは…?」
そう、答えである。三人の顔を窺うようにして聞く。やはり言ったことが言ったことだけに答えを聞くのも恐ろしい。
昔、孝憲が言った『答え』は受け入れられたのかもしれない。
しかし現在、常識を持った成人になりかかっている三人に言った『答え』は『三股掛けさせてください!』と言っているようなものであり、
現にさっき唯華は『昔と同じ答えを言った』と言っただけで『答えを了承した』とは言っていないのだ。
「ど、どうでしょう?」
滅茶苦茶弱気な孝憲である…
「そんなの決まってるわよ、ねぇ?」
「そ、そりゃあ、あんたが三人と付き合いたいって言うんなら別に良いけど…」
「はい、孝憲さん…」
・・・・・・・・・・・・・・
「宜しくお願い(します)(するわ)(してあげるわよ!)」
…こうして孝憲は三人の幼馴染との約束を果たしたのだった。時刻はもう既に5時を回っていた…
555 :
RIN:2007/01/05(金) 01:32:51 ID:u5fSNtYL
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから四人で当時の思い出話を話す。
「えっ!?何さ、そん時俺そんなに恥ずかしいこと言ったの?」
「そうよ。おかげで三人ともあんたのおかげで男っ気なしの青春を送ってたんだから!
結構格好いい人にも告白されたのにあんたのおかげで断ったことも在るんだから!」
「でも、綾乃さん。それは別に孝憲さんのせいでは無いのでは?」
「いや、昔から綾乃は俺のせいにしたがるからな。」
「なっ!?べ、別に私はあんたの事なんか…」
「あんたの事なんか?…なによ、綾乃?その続きは?」
「う、うぅ〜!あんたの事なんか……」
「あ゛〜唯姉。いじめるのはよしとこうぜ。また昔みたいに癇癪起こすから」
「それもそうね。やめときましょ」
「綾乃さんも変わりませんよね。その照れ隠し」
「ゔ〜!!ゆ~な~!」
「うなるなって!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…そのような会話をしていた為、時刻は夜の8時を越えていた。
「あれ!もうこんな時間!唯姉、そろそろ俺達戻った方が…優奈の親父さんにも悪いし」
流石に田舎、特に神社は都会とは違って夜が早い為、そろそろおいとましようと提案する
このまま『約束』が果たされて大団円…かと思えたが、そうは問屋がおろさない。
「あ、大丈夫ですよ。父様は今日は夏祭り打ち合わせ、
と言う名目で町会長さんのお家でお酒飲んじゃってると思いますし」
そういやそろそろ夏祭りだな、と思う孝憲。小さい頃は彼がとても楽しみにしていたお祭りだ。
「じゃあ今晩は泊っちゃってもいいって事?」
556 :
RIN:2007/01/05(金) 01:35:33 ID:u5fSNtYL
唯華が不穏なことを言い出し、それに優奈が頷いた。その時三人の目が光ったように見えたが、
このような時に、孝憲にとって良かった試しなど一度も無い。
夜中にオオクワガタを取りに行こう!と唯華に誘われ、間違って眠っていたスズメバチを起こしてしまい、
夜の森を逃げ回ったり事然り。
雪の積もった日にかまくらを作って中に入っていたら、
綾乃にいきなりかまくらを崩されて生き埋めになりかかった事然り。
おとなしい優奈でさえも、修行です!といきなり起こされた挙句に、
無理やり『たかのりさんのためです!』とか言われて滝に打たされた事然り。
その他三人三様に諸々、etc…である。
「お、おい!唯姉っ!俺まだおじさんとかにも挨拶してないから…今日は戻ろうぜ?
綾乃だって家に連絡して無いだろ?」
孝憲必死の抵抗。されどその抵抗は昔からあっさりと打ち砕かれ続けていた。
そして今回もまた然り…である。
「いいわよ。どうせ今は重爺の件で忙しいだろうし。
どうせ綾乃だって問題ないでしょ?」
「うん、さっきメールしておいた。大丈夫だって!」
こう、妙に携帯の電波が入ったりするところが現代的である。現代文明侮るべからず!
「さ、他に何か言うことは?」
こうなってしまっては孝憲には成す術もない。
「わかったよ。どうせこれ以上言ったって無駄なことくらい分かってるし…」
唯華の命令に従うことは身体に染み付いてしまっている。
結局泊まることが決定してしまった。
「ん、じゃ決定ね。優奈もそれでいいかしら?」
「ええ、勿論です。あ、じゃあお風呂入ります?汗、かいちゃってますよね?」
そんなこんなでお風呂タイムとなった。
三人は孝憲に「いっしょにどう?」と言ってきたが孝憲は丁重にお断りしていた。
557 :
RIN:2007/01/05(金) 01:36:40 ID:u5fSNtYL
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一人先に風呂から上がって、先ほどの社務所の和室で入れ違いに入った三人が出てくるのを一人孝憲は待つ。
(いや、なあ?色々と不味くないかこの状況?いや色々と…)
孝憲はドアを背にして、窓を見ながら座っていた。そして今日一日に会った出来事を頭の中で反芻していた…が、
そのとき、ドアが開かれ優奈が入ってきたことに気がつかなかった。
まぁ音も無く近づいてくれば、考え事をしていた孝憲に気がつく道理など有りはしないが…
「何が不味いんですか?」
後ろから抱きつかれる。
「ううぇっ!?ゆ、優奈ぁぁっ!?」
「そんなに驚かれるのも困るんですけどねぇ」
孝憲の肩甲骨辺りに、浴衣の包まれた優奈の爆乳がグニャリと形を変え密着している。
風呂上りなので当たり前かもしれないが、ブラジャーをしている様子は無く直接コリッとした物の感触が背中を刺激していた。
「おおおおお、おいっ!ちょっ、離れっ!やばいっ、やばいって!」
孝憲はじたばた暴れるが上から体重を掛けられている体勢だけに男とはいえ立ち上がれない。
(実際にやってみればわかるだろう。重心とかで本当に立ち上がれないんです)
逆に優奈の乳を揺らす結果に終わるだけであった。
仕方なしに暴れるのをやめる孝憲。そんな孝憲に優奈はさらに密着するのであった。
558 :
RIN:2007/01/05(金) 01:38:10 ID:u5fSNtYL
「でも、孝憲さん本当に宜しいんですか?三人と付き合うのは大変なことだと思いますよ?」
優奈が耳元に囁く。清純そうながらも、女性として魅力ある声。風呂上りの女性らしい匂いが孝憲の鼻腔をくすぐる。
「え?あ、あぁ。覚悟は…してるよ。」
そう返すのがやっとであった。そこに更にドアが開き、唯華と綾乃が入ってくる。
「そう…なら、きっちりちゃっきりはっきり!責任を果たしてもらいましょうかしら?」
優奈と同じように身体を寄せてくる唯華、その顔は赤くなりながらも何かを期待し、狙っている顔だ。
「えっ!?せ、責任って!?」
突然のことにうろたえる。優奈だけであったら何とかできたかもしれない…が姉御格の唯華までとなると孝憲のはどうしようもない。
しかし、孝憲は忘れていた。昼間、綾乃の部屋で唯華が入ってきたときになんと言ったか…
『抜け駆けはしないって三人で言ってたのに』
『抜け駆けしてS○Xしようとしてた』…
である。
この二つに共通する単語、お分かりいただけるだろう。『抜け駆け』である。
Q・誰がどんな事を抜け駆けしたのか? A・ 綾乃が一人でS○Xしようとしたのである。
Q・つまりこれは何を表すのか? A・『三人が三人とも孝憲と一緒にS○Xをする』と言うことだ。
つまりこれは初めから決まっていたことなのである。
「貴方はさっきなんて言ったのよ?『三人が好きだ!』って言ったのよ?
ま、確かに現行法では重婚は出来ないけど、でも既成事実は必要じゃない?
それに貴方が私達を愛してくれる証拠も…」
もうほとんどゼロ距離に近いほど密着してくる唯華。浴衣の隙間から胸の谷間が露に成りつつある。
同様に、優奈も背中側から孝憲に理性をぶち壊しそうな刺激を与えてくる。
559 :
RIN:2007/01/05(金) 01:39:21 ID:u5fSNtYL
孝憲の頼みの綱は綾乃しか残されていなかった。まぁ「綱」でなく「糸」くらいに太さしかないと思うが…
綾乃は一人この様子を真っ赤な顔をして見ていた。必死に助けの視線を送る孝憲・・・だが。
「し、知らないっ!あんたみたいな変態知らないわよっ!!」
バタンっ!!
あろうことかそのまま外に出て行ってしまった。
(えっ・・・おいおい…)
言葉をなくした孝憲に二人の身体が密着する。
浴衣一枚と言う凶暴なほどの威力を兼ね備えた瑞々しい肉体は、
孝憲を興奮させるには十分極まりなかった。
「あの子らしいわね。二人っきりのときは大胆だけど、
私達がいると恥ずかしいでしょ?でもさ、これで頼みの綾乃もいなくなっちゃったわ。
ね?孝憲だってもうココこんなじゃない?」
唯華はゆっくりと孝憲の肉棒をズボンの上から撫でる。触られただけでビクビクとなる肉棒。
「でも、綾乃さんはいいんでしょうか?前から『三人一緒』と言ってたのに…」
560 :
RIN:2007/01/05(金) 01:40:57 ID:u5fSNtYL
そういいながらも、優奈は体を孝憲の横に移し、孝憲の手を自らの豊満な胸の谷間へと導く。
(う、うわぁぁっ、や、柔らけぇぇっ!!んっ、唯姉の手の動きもヤラシイし…んっ!)
同時攻めに身悶える孝憲。しかしまだまだ序の口だ。
そんな優奈の行動を見たのか、唯華が孝憲の反対の手を股間部に持っていく。
「ま、綾乃なら大丈夫よ。絶対途中で戻ってくるから。
それよりも…もう私のココ、あっついんだから…責任とってよね?」
フッと耳元に熱い吐息を吐きかける。それだけで肉棒はズボンの中で一回り大きくなってしまった。
「唯華さんもエッチですわ。負けられません。さ?孝憲さん、存分に揉んでください」
孝憲の手に自分のを添え、その爆乳ともいえるサイズの胸を揉ませる。
それは力をこめれば崩れそうなほどの柔らかさと、押し返してくる反発性を兼ね備えた、
究極のさわり心地の物体であった。
「わっ!優奈もやるわねぇ!でも、ただ、さ?こんな恥ずかしいことやってるけど、私たちまだキスもしてないじゃない?
ね、孝憲…ヴァージンの前にファーストキス、貰って?」
すっと顔を近づけてくる唯華。成熟した『女』のようで、しかし何も知らない少女のような眼差し。
いつもは勝気そうな瞳が期待と不安で潤んでいる。
「わかった。唯姉のファーストキス、ちょうだい。」
目を閉じ顔を近付ける。
唇同士が触れるだけの簡単なキス。しかしそれでも二人には十分であった。
照れて目をあわせられない。
561 :
RIN:2007/01/05(金) 01:42:19 ID:u5fSNtYL
「ありがと…じゃ、次は優奈ね」
唯華に顔を後ろに向けられる。そこには先ほどのキスシーンをみて目が輝いている優奈がいた。
「今度は私です、んっ、ちゅっ…んぅ、んむ…」
いきなりのディープキスだった。孝憲の唇を優奈の舌が割り、中に侵入する。
孝憲が驚いて目を見開いているのにもかかわらず、優奈はキスをやめようとしない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
優奈がようやくキスをやめると二人の間には優奈の髪のように銀色の橋が繋がっていた。
「あ、あう、優奈?お、お前も…変わったなぁ…」
「そうですか?でも、心も身体も孝憲さん一筋ですから」
にこっと笑って唇をペロッと舐める。
(俺は…さっきまであの唇と繋がってたんだよな…凄…)
「ほらほら、何呆けちゃってるのよ?まだまだ始まりじゃない。
ほら、私達の体…孝憲の自由にしていいんだぞ?」
すっと孝憲から離れ、誘うような目をする唯華。優奈もそれに習う。
少し乱れた浴衣の胸元と裾から、悩ましいほどの色っぽさを持つ乳房と太ももが見える。
「俺の…自由?」
ポツッと呟く。
「そう、あなたの自由。私も優奈も、そして綾乃だって…それを望んでるの。」
「孝憲さん以外の男性と交わるなんて…想像しただけで虫唾が走ります。」
口々に放たれる魅力的な言の葉。この女達が狂おしいほど愛おしい、そう思う孝憲であった。
「分かった。二人の身体、俺が貰う。いいね?」
二人を同時に押し倒そうとする孝憲。しかし、そこでなぜか唯華が待ったをかける。
562 :
RIN:2007/01/05(金) 01:42:53 ID:u5fSNtYL
「な、なんでっ!?いま唯姉だって言ったのに!」
「落ち着いて。私は三人が望んでると言ったの。二人じゃないわ…そうよね?友里!」
ドアの方に声を掛ける唯華。ん?と思って孝憲が振り返ってみるとドアの向こうからバツの悪そうな顔をした綾乃が表れた。
563 :
RIN:2007/01/05(金) 01:44:17 ID:u5fSNtYL
…今回は以上です。もし期待してくれる方がおりましたら、その方スイマセン!
がんばって残りを打ち直しますので…
それでは失礼しました。
>>563 GJ!
いよいよ本格的なエロシーン、楽しみだ!!
あと、謝りすぎるのもアレなんで、スイマセンの数を30%くらい減らすことをオススメするよ!
つうか、もう435kbですね。次の投下で次スレ立てですか?
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
569 :
RIN:2007/01/05(金) 13:42:49 ID:XhqJ1G2N
最後の文は「表れた」でなく「現れた」でした。
すいません!
残りはがんばって成人式前には出したと思います。
誤字が多いやうな気がする
>>441 わかったよあやか! あやかって誰? とか。
人名だけはちゃんとしようね
新人さんいじめはやめようね?
まぁ、いじめというほどではないだろうけど。
RIN氏も、2ちゃん(pink含む)では、あまりマジメに謝ってばかりだと『誘い受け』と叩かれやすいので、程々にね。
サー、イエッサー!御忠告感謝であります、サー!
くらいのノリで返しされたほうが、指摘したほうも気楽でいい。
あ、もちろん謝る内容にもよるからね、と書き漏らした。
ばか殿で肉布団ktkr
ばか殿での肉布団って、もう二回目だよな……。
576 :
RIN:2007/01/05(金) 21:23:23 ID:VDUt9uNP
了解です!
次は気をつけますね!と言いますか、他の書いてるのと混合してしまったんですね(汗
駄目じゃん!
最後も「綾乃」が「友里」になってるし…友里って誰やねん!!!
>>とくめーさん
スイマセンがもし保管庫に載せていただけましたら修正お願いできないでしょうか?
何時からここは「 大 喜 利 」 ハ ー レ ム に な っ た ?
俺も思った。何それ?
そういや、エロなしだけど「HIROの部屋」にある「藤田家のたさいシリーズ」「私立了承学園」とかどうなのだろう?
ハーレムには間違いないと思うのが。
ちょっぴりエロスあり。
>大喜利ハーレム
真打ち6人が寵愛を競う
しかし実は座布団運びが一番の子沢山とかそんなの?
>大喜利ハーレム
座布団運びが主人公で、円楽役の子に「〇〇ちゃんに一発ハメとくれ」と
いわれるままにセクロスして一番中出しされた子が勝ちとか。
これじゃ円楽役の子はおあずけか。
>>580 あそこはちょっと・・・なぁ。
元々が二次創作なのにキャラクタのイメージが崩れるとかで主観が入ったSS
を投稿したら袋叩きにするようなとこだから俺は厨の巣窟だという印象がある。
>>584 俺も嫌な噂しか聞いたことないけど、作品とサイトの品性は別問題だから、とくめーさんがゴー出したらいいんじゃね?
え?もしかして、HIRO二十七祖とか書いた人?
>ヒロ二十七祖【ひろにじゅうななそ】
>『死徒二十七祖』に対抗して、アルクェイドが勝手に作った一覧表。ヒロの一族に含まれる者、さらにその配下の者までが入っている。一部違う人もいるが、要するに、いざというときに味方になりそうな人?(笑)
>アルクェイドの個人視点で作られた表なので、その並びにはかなり独断と偏見が含まれている。ちなみに22番以降は人員不足により欠番なのだが、遠野家は『一族』じゃないので入れないらしい。
>
>1/ヒロ 最強なのにゃ〜 大好きなのにゃ〜
>2/アルクェイド・ブリュンスタッド わたしなのにゃ〜
>3/シエル うーんとサービスしてここだにゃ
>4/弓塚さつき ヒロゆずりの必殺技がこわいのにゃ〜
>5/琥珀 策士なのにゃ 油断するとやられるのにゃ
>6/アルトルージュ・ブリュンスタッド ヒロのペットだからこのへんだにゃ
>7/愛音・エルローズ・ブリュンスタッド 子供はこのへんがせいぜいだにゃ
>8/空神弓広 シエルの子供だからわたしの子供よりも下だにゃ
>9/弓塚いおり 夢の十三段階変身だにゃ〜
>10/珊瑚 ヒロが萌え萌えだから意外と強敵なのにゃ
>11/プライミッツマーダー アイネとなかよしなのにゃ
>12/ゼルレッチ 爺やなのにゃ〜
>13/リィゾ-バール・シュトラウト アルトのお守りにゃ
>14/フィナ-ヴラド・スヴェルテン アルトのお守り2号にゃ
>15/メレム・ソロモン わたしのことが好きらしいにゃ
>16/無式零 場を盛り下げるのが得意にゃ
>17/Kohji いるのかいないのかわかんないにゃ
>18/萌 かわいい顔して攻撃は痛いのにゃ
>19/月光 ヒロと合体してパワーアップするのにゃ
>20/アンティノラの紅い月 ヒロの生みの親なのにゃ 敵に回すと死ぬにゃ!
>21/ACE うーんと……リアルなのでノーコメントにゃ
>ex/シオン・エルトナム・アトラシア ヒロを狙ってるのかにゃ?
……たぶん、違うよな。スマソ
あー、あそこ? ダメです。
理由はエロじゃないから。厨房サイト云々は関係なく。
http://d.hatena.ne.jp/FXMC/20061108/p2 前にもこーゆーご紹介をいただいているのですが、
基本的には「エロ前提」というのが、リンク集と小説保管庫の運営方針でして。
これはもちろんリンク集についての話で、
スレの話題として語る分には、スレ違いではないと思います。
しかし、クロスオーバーのハーレムは難しいですよ。
単独の主人公が全部食うなら「寝取られ問題」が直撃することになりますし、
作品別に分けると今度は「複数主人公問題」というこれまた大きな問題が。
このあたり、どうやって解決したらいいものでしょうね。
クロスオーバーにうるさい私にも、解決策は見出せません。
おっと忘れてました。
>>576 実は既にパソコン内のHTML上では修正してあります。
上記にあるように当保管庫は「エロ前提」なので(小ネタ例外)、
掲載はエロシーンに到達してからとなります。というわけで、エロカモ〜ン。
片方がアーケード格ゲーの「アルカナハート」や○○×姉妹物語みたいな、
明確な男性キャラが登場しなさそうな作品や
シリーズ物の1と2の主人公が同一人物で、ヒロイン達を
混ぜてみました…みたいな作品ならクロスオーバーできそうなんですけれどね。
後者はクロスオーバーとは言い難いだろうし。
593 :
RIN:2007/01/06(土) 21:57:01 ID:Px505B23
>>とくめーさん
すいません!どうもです!!
がんばって月曜には載せられたらと思ってます!!!
小学生の女の子達と担任の先生、というハーレムものが読みたい。
結局、乱交スレは何の進展もないまま消えたらしい。
ほかに関連スレってないのかね。同人とかさ。
>>597 やり逃げは、良くないけど、レイプでも全員囲っていけばおkじゃない?
俺のもんだ!的な感じで
最近の少女漫画はレイプからでも恋が始まるらしいね
うらやましい。
そろそろ埋めのSSS準備しようかな
>>599 それ狂ってるとしか思えんな
SSSwktk
ストックホルム症候群の親戚とかか?
男性向けのマンガやエロゲでも、女の側がアプローチしてくる話は増えてるだろ。
その裏返し版と見ればいい。より直接的な形態になっているのは、
物理的な力関係の都合と、男は誘惑という手段が取りづらいから。
美女美少女あるいはイケメンに全部お任せのドリームって点では何も変わらん。
努力して相手に振り向いてもらうなんてのは流行らないんだよ。
(そーゆー恋愛観の不毛さは既に露呈している。結局、金と容姿が全てだ)
450まで少し残ってるようですが、どなたか、次スレ立ててもらえませんか?
当方スレ立て失敗しちゃったんで。
梅に18kb用意したんだけど、明日から出張なんで、出来れば今晩投下しておきたいな、と思いまして。
需要が微妙かなとは思うんですが、『双六』のジョセフィーヌEND書きました。
604 :
449:2007/01/07(日) 22:40:38 ID:/JDkOoWn
書き忘れました、449です。
んじゃ、やってみます。
次は
神聖
モテモテ
あたりに汁
八方美人で
わがままを言ってすいませんでした。
先日投下した『新春ハーレム双六』の、追加エンディングです。
とりあえず必須パラメータとしては、ユリアを仲間にして、ジョセフィーヌにあうこと。
Hardだと、サイコロ一つが2を出して、残り4つの合計が17ちょうどになるか、
サイコロ5個の目が、1・1・5・6・6でないとダメ、という、鬼難易度のレアイベントです。
ですがまぁ、あんまり気にしないで、普通に読んでいただければよろしいのではないでしょうか。
エロとしては、本番無しのパイズリSSです。
NG登録は本編と同じ、『新春ハーレム双六』で。
%%%%%【ゴールして、ハーレムに『ゆりあ』がいて、『じょせふぃーぬ』フラグを立てた】%%%%%
(注:土地の訛りは標準語っぽく変換しております。)
ユリアが武史(たけし)と交際を再開し、彼のハーレムに入ってから数ヶ月。季節は夏真っ盛り。
実家の八百屋を手伝うのは午前中だけで、昼以降は彼女の両親が店に出るので、ユリア自身は割とヒマだった。その空いた時間は
武史の家に行き、畑仕事を手伝ったりしていたのだが、最近は駄菓子屋の店番もするようになった。
もちろん駄菓子屋とは、武史の店でもユリアの家の経営でもなく、町のとある老婆の店のこと。地蔵尊を祭る地蔵堂があり、そこを
管理している老女が、町の子供達のために開いた店である。だが最近老婆は体調を崩し、しばらく入院することになったため、その
あいだにユリアと藤堂家の三女、美黄(みき)が店番をするようになった。武史は子供の頃、老婆に親切にしてもらった経緯があり、
店を閉めたくないと言う彼女の相談に応じて、ユリア達に手伝いを依頼したのだ。
そしてこの日は、ユリアと美黄、二人が揃って店の奥の椅子に腰掛けていた。もちろん、駄菓子屋の店番など一人で十分、普段は
交代にしているのだが、この日は少し事情がある。
老婆の孫娘が見舞いにやってくる予定なのだが、入院先の病院が分からないため、案内することになっているのだ。病院名さえ
伝えておけば、普通ならば一人でたどり着けそうなものだが、その孫娘さんとやらは都会育ち、昔この老婆の家に数度遊びに来た
だけらしい。病院は隣町にあり、一人で行かせるには不案内だろう、ということでユリアが付き添ってやることにしたのだ。
というわけで二人はいつものように、ユリアは『少女ジャンプ』『少女マガジン』『少女サンデー』『少女チャンピオン』といった
少女漫画誌を読みながら、美黄は家計簿のやりくりにそろばんをはじきながら、店番をしていた。
「あの、少々おたずねしたいのですが・・・」
そういって、店先から声がする。
「○×病院の場所を教えて欲しいのですが・・・」
その声の主は、ユリアと同じ金髪の、外国人だった。年の頃は20歳前後といったところだろうか。
夏らしい、薄手のタンクトップにミニスカート、健康的に焼けた小麦色の肌。なんともボリュームある、肉感的なプロポーション。この
夏の暑さで汗をかき、白のタンクトップはべっとりと肌に張り付いている。幸いブラジャーはシンプルなデザインで、見ようによっては
水着に見えなくもない。男にとっては、非常に目の毒な姿だ。成熟した身体に相反した童顔と、つぶらな瞳がアンバランスな魅力と
なっている。
「ああ、いらっしゃい」
ユリアが出迎える。彼女も、武史のハーレムの中では一番のバストの持ち主で、長身の欧州系グラマー美女である。日に焼けにくい
体質なのか、それなりに屋外で働いているわりには色白である。シャツの上に薄手のジャケット、膝下でカットしたジーンズと、その
豪華なスタイルの割には露出度の低いファッション。日焼けは肌を傷めるから、という理由にしてはいるが、実のところは武史以外の
男にジロジロ身体を見られるのがイヤ、という、何ともいじらしい理由。
こんなド田舎の、時代遅れの駄菓子屋の店先に並べておくのには、あまりにも非現実的な二人。
ユリアはB95、そしてその客人はおそらくB100は優に超える見事なお宝の持ち主。二人ともそれほど大柄ではないのに、胸の
膨らみは明らかに標準を超えている。
店の奥でその光景を眺める美黄は、ついつい自分の胸を押さえ、敗北感に打ちのめされた。美黄も、けして貧しい胸ではない
ものの、駄菓子屋の店先にそぐわぬ二人の外人さんの特大バストを見てしまうと、これが民族の差かッ!と歯がみせざるを
えない。普段からユリアの豊かな胸に羨望を抱いていたところ、それがダブルで襲ってきたものだから悔しさも倍増するのだろう。
あなたがお孫さんね?とユリアが訪ねると、客人はほんの少しだけ間を空けて、はい、と答えた。
そして、店の奥でなにやら巨乳退散、巨乳退散と怖い目をして呟く美黄を店番に残し、客人を乗せたユリアの小型車は病院へ向かった。
病院の傍、駐車場に止めた車の中、窓を開け放したままユリアが待機していた。客人は今、老婆と面会中。その待ち時間の間、
持参した少女漫画を読んでいた。ユリアのお気に入り、『グラップラーばきこちゃん』がイイトコロなのである。
そんなユリアの持つ携帯電話が、呑気なメロディを流し始めた。美黄からの着信だ。店に何かあったのか?と思いつつ電話に
出ると、なにやら要領を得ない美黄の声。
「あのね・・・、おばあちゃんのお孫さんが、いまこっちに来たんだけど・・・」
は? その人ならいまここに、とユリアが言うのを遮って、美黄が。
「案内する約束したの、こっちの人みたいなのよ」
ということは、いま連れてきてる人は、約束のお孫さんではなかったわけだ。
まぁその事自体は、大した問題ではない。いま駄菓子屋に来ている人には少し待ってもらうことになるが、ユリアがもう一往復
すればいいだけのこと。寂しい老婆の見舞いに来る人間が、多くて困る道理はない。
「でね、おばあちゃんの孫に、外人さんなんていないって・・・」
その美黄の言葉に驚き、じゃああの人は?と混乱し始めた頃、問題の外人さんが戻ってきた。そして、動揺して上手く喋れない
ユリアに、彼女は言った。
「次は、武史さんに会わせてくださいませんか?」
帰りの車中、客人から聞いた話は、何から何まで突飛な話だったのだが、ユリアはとりあえず判断を保留した。その、謎の客人が
武史に用があるといい、それは大事な話だ、というものだから、とにかく彼の判断を仰ぐことにしたのだ。
ひとまず駄菓子屋に戻り、本当の孫娘を乗せて病院を往復したあと、その客人を連れて武史の屋敷に向かった。
そしてその屋敷で、面会となった。
時刻はもうすぐ陽も暮れようという頃合い。その部屋には、武史と、ユリアと、麦茶を運んできたまま座り込んだ美黄と、そして
問題の客人である。
「ええと、君は?」
要領を得ないユリアと美黄の話に混乱を伝染させられた武史が、その美女に尋ねる。しかし、返ってきたのは、ユリアから聞いた
内容と何ら変わりのないものだった。
「私、ジョセフィーヌです。武史さんに可愛がってもらった、雌牛のジョセフィーヌです」
それは、先程ユリアから聞いた。冗談としか思えないからもう一度、本当の名前を聞いたのだが、返ってきた答えは全く同じだった。
ちなみにその雌牛、品種こそは海外種であるものの、生まれも育ちもこのド田舎である。『ジョセフィーヌ』などという名前はもちろん、
別にあの雌牛がフランス生まれだから、というような理由で付けられたわけではないのだ。
目の前の女は、どう見ても外人ではあるが、喋っている言葉はバリバリの方言である。ユリアと同じように、土地の言葉に十分
馴染んでいる。だから微妙に、その曖昧さが混乱を招く。(初対面、都会育ちという触れ込みの孫娘が、自分たちの土地訛りに
馴染んでいる時点で不審に思うべきだった、とはユリアの後悔)
混乱は招くものの、何となく説得力も、無くはない。・・・ような気がする。
「信じてもらえないのは、何となく分かっています。でも、私にもあまり時間がないので、そこを何とか、お願いできませんか?」
真剣に言う彼女、その瞳に見つめられ、武史は腕を組む。
「肩の、その痣は?」
武史が指摘した、その客人の右肩。ノースリーブで露出した肩に、コイン大の痣がある。
「あのときの傷よ、武史さん。あの牛泥棒どもから助けてくれたときの、傷」
信用するしかない、と武史は観念した。
確かに二人しか知らない過去である。だが、絶対捏造できない、とは言い切れないだろう。神や仏、幽霊妖怪狐狸狢、天使悪魔に
冥土ロボ、そんな怪しげな類のものをいっさい否定してきた半年前の武史ならば、どんな理由を付けてでも信用しなかっただろう。
だが、武史は観念した。
「えーい! 今の俺は、どんな非科学的なことでも、3秒で信じることが出来る!!!
宇宙人リトルグレイは、プロテッサー、デリンガー、ガービンと分身合体して、闘士ゴーディアンになる、1、2、3、ハイ! 信じた!」
とりあえずもの照れ隠しとはいえ、なんとも意味不明の言葉を叫んで、大きく息を吐いてから、言った。
「わかった、信じるよ、ジョセフィーヌ」
痣よりも、過去よりも、何よりも、その瞳を見てしまっては信用するしかない、と武史は観念した。
「で、ジョセフィーヌは、なんでここに?」
「おばあちゃんのお見舞いのついでとか?」
武史が信じたのなら、自分も信じることにしよう、と腹をくくったユリアが尋ねた。
どうやって牛が人間に、などと考え始めたら際限がないので、もう投げやりに信じることにした美黄も理由を聞く。
「私、あとちょっとで死んじゃいます」
少し、寂しそうにジョセフィーヌが言った。
「だから、大事にしてもらったウメさんにお礼を言いたかったんだけど、退院されるまで私の方が持ちそうじゃなかったんで、
ちょっと無理しちゃいました」
そして、武史に会いに来た、理由。
「で、私も武史さんのハーレムに入れて欲しいんです」
一日、今晩だけでも。そういって彼女はぺこりと頭を下げた。
老婆の元で生まれてすぐに、母牛も兄妹牛も死んでしまった。もう老婆も自分がそれほど長く生きないだろうと考え、あえて新しい
仔牛を作ることもしなかった。それから、老婆はジョセフィーヌ一頭と暮らしてきたのだ。
「それで、ずっと武史さんのことが好きだったんですけど、さすがに牛の姿じゃ、抱いてもらえないですし」
あたりまえだ。
「人間の女の子になりたいっ、て願い続けてたら、こうなりました」
武史は腕を組んだまま、うーん、と唸った。
こうなりました、って、簡単に言ってくれる。
それで済むなら、自分に好意を持つ犬でも猫でも文化包丁でも、可愛い女の子になってくるだろ。
まぁ、経緯はどうあれ、目の前にいるのは、一人の可愛い金髪の女の子である。
だが、牛でもある。
だがまぁ、この際、気にしないようにしよう。
武史は開き直った。
「よし、ウダウダやっててもしょーがねーな」
開き直った武史は、強(したた)かだ。
強かで、エロい。
「んじゃあさっそく、始めようか」
やった、と嬉しげに飛び跳ねた、ジョセフィーヌの豊満な胸がぼよん、と揺れた。
@@@@@@@@@@@
「はい! やって参りました第186回藤堂家乱交大会! 参加者は俺! もちろん俺! 当然俺無くしては始まりません!!」
威張る武史。ひゅーひゅー、っという歓声とぱちぱちぱちの拍手。
「そして、我らが巨乳っ娘、ヨーロッパから来た刺客、ユリア選手ーっ!!」
いえーっ、と立ち上がり両手をあげてアピールするのはユリア。服を脱ぎブラを外し、ショーツ一枚になった彼女、体を動かす
たびにぶるんぶるんと揺れる真っ白な乳房は、絶対のボリュームでその存在感をアピールしている。
「迎え撃つは純・国産、これからの可能性を秘めた発育途上の美乳娘、藤堂家三女、美黄選手ーっ!!」
兄さん、あとで覚えてなさいよーっ!と小声で怒鳴り、立ち上がる美黄。同じくショーツ一枚の姿で、手を腰に当て、
その発育途上の美乳を誇るような立ち姿。
「そして本日のスペシャルゲスト! その言葉に偽りナシ、これが本当の牛乳娘(うしちちむすめ)・ジョセフィーヌ選手ーっ!!」
やーやーやー、と拍手声援に感謝しつつ立ち上がるのはジョセフィーヌ。タンクトップや短いカットジーンズに隠れていたところは白、
露出していたところは小麦色、と、まるでマーブルな牛模様を連想させる肌。そしてなんと言っても圧巻なのはその大質量を誇る
バスト。もう、壮絶としか言いようのないその乳房、彼女がくるりと一回りすれば、遠心力で人が殺せそうな大迫力だ。
藤堂家の寝室は広い。そこに敷かれた布団の上に、武史と3人の女の子が集まった。普段ならこの家には他の女もいるのだが、
残念ながら本日は所用で留守にしていた。故にこれが今夜のフルメンバー。
彼らは毎晩毎晩、こんなハイテンションな、滑り気味のMCをやってるわけではない。寿命とか、今夜が最後とか、少し湿っぽい
話題が出たあとだけに、バカでもやらなければ割り切って楽しめないと考えたからだ。
転じて言えば、湿っぽいセックスではなく、バカっぽくても、楽しいセックスにしようと彼らは考えた。
たった一晩でお別れする仲間だからこそ、これからの睦み合いを、『楽しい』と思える時間にしたいのだ。
それから3人の女達は、順番に武史とのキスを楽しんだあと、いよいよ本格的にお互いの身体を絡ませ合った。
@@@@@@@@@@@
もう、『ばふ!』ってな具合に。
武史のペニスを、二つの巨大な乳房が包み込んだ。仰向けに横たわった彼の、すでにいきり立ったペニスに、ユリアの巨乳が
襲いかかったのだ。ペニスが挟み込まれる際、ばふ!と風圧が発生したのを、武史は腰のあたりに感じた。同時に、のしかかる
双球の重量感。
「おおう!」
「ふふふ、タケシ、どう? 気持ち良い?」
思わず武史は呻いた。風圧が発生するほどの勢いで空気が外に逃げたのなら、ペニスを挟む乳との隙間はぴったりと密着する。
ユリアの胸は大きいだけではなく、みずみずしい張りを持っているので、ペニスをむにゅむにゅと弾き返すような弾力で圧迫する。
武史のペニスはしばらくユリアの胸に挟まれ、むにゅむにゅとした圧力を楽しんでいたのだが、それも中断された。
さらに、『ぼふ!』ってな具合に。
今度は、ジョセフィーヌの巨大な乳房が、武史のペニスを挟み込んだ。彼女のバストは、ふっくらとしたモチを思わせる柔らかさで、
もにゅもにゅと吸い付くような心地よさ。ちょうど胸は、日に焼けていない白地の部分、まさにモチそのもの。
「うおお!」
「武史さん、私のオッパイ、どうですか?」
その柔らかな感触はペニスをくすぐるような圧迫を加えてくる。もにゅもにゅとジョセフィーヌが乳房を揺らすだけで、これまた至福の
振動がふるふるとペニスに伝わってくる。その振動に刺激され、タケシのペニスにますます力がみなぎってくる。しばらくの間、
もにゅもにゅふるふるを続けたあと、ジョセフィーヌもそれを一時中断し、武史のペニスを巨乳の拘束から解放した。
ついで、『ぷにゅ。』ってな具合に。
武史のペニスを美黄がパイズリしようと胸を押しつけたのだが、ボリュームが足りずに挟めなかった。
「えーと・・・」
「兄さん、今のは見なかったことに・・・」
無念そうに言って、胸での奉仕を中断した美黄。無駄だとは分かっていたのだろうが、何となく、やらねばならないような流れだったので。
その代わりというか、照れを隠すように美黄はフェラチオを開始した。兄の長大なペニスを、たっぷりの唾液で潤すような奉仕。
そして美黄の目配せに応じて、ユリアとジョセフィーヌの二人も武史のペニスに群がった。三方から囲むように顔をつきあわせ、
三枚の舌でドロドロと唾を塗りたくった。
その刺激に、青年のペニスは早くも埒(らち)の解放へと駆け上るのだが、ユリアがペニスの根っこを掴んで抑えた。
「タケシ、まだまだ、お楽しみはこれからだよ?」
そういって、武史の左右から、ユリアとジョセフィーヌのダブルパイズリが始まった。
彼の右からはぴちぴちオッパイのユリアが、左からはふわふわオッパイのジョセフィーヌが。一本のペニスに左右から二人の女が
豊満な乳房を押しつける。さらに、先程たっぷりと塗り込めた唾液がローションのようにぬめりを与えている。二人が両側から乳房を
抑えて揉み込むように動かし、にゅるにゅるとペニスを滑るように擦りたてていく。ある時はペニスを四つの柔肉に埋め、ある時は
弾みをつけてペニスを浮上させる。その光景はまるで、四つの乳房の海にペニスが溺れるかのようだった。
「くうっ! それ、むちゃくちゃ気持ちいーってば!!」
もう、青年はその刺激を前に、堪えるとかなんとかという状態ではなく、為す術もなく高められていく。ペニスに与えられる刺激だけ
でなく、その光景の淫靡さがますます射精へ向けての火をくべていく。
「兄さん、私の『発育途上』の胸、責任を持って大きくしてくださいね!?」
そういって、青年の頭上から覆い被さる美黄。ちょうど青年の口の上に差し出された妹の乳を、兄が責任を持ってしゃぶりついた。
「ん! んああああっ!」
小さくとも敏感な胸、その乳首を甘噛みするように引っ張られ、甲高い嬌声をあげる美黄。武史はしゃぶるだけでなく、空いた両手を
美黄の胸にあてがい、こね始めた。
「あうん、んん、兄さん、もっと、もっといっぱい弄ってください、兄さんの手で私の胸を、もっと大きく育ててください・・・」
言われなくても、とばかりに動く青年の手は、しっかりと少女の胸を揉み、刺激していく。指の間で乳首を挟み、わし、と掴んだ
乳房全体を強く捏ね、震わせていく。
「ああっ、おっぱい、おっぱいが捏ねられてるっ!! 兄さんに滅茶苦茶にされてるっ! 育てられてるぅっ!!」
そんな風に声を上げ、嬉しそうに泣く美黄。
そしてそのころ、青年のペニスでも。
びきびきと、今にも破裂しそうなくらいの硬直を見せる青年のペニス。その硬さとは対照的なぐらいに柔らかく、弾むような二人の
乳房。二人は時折、ペニス先端を唾液たっぷりの舌で舐め、ぬめりを補充しつつ奉仕を続けた。ぎゅうぎゅうと圧迫を続ける乳肉で、
ペニスを包み込んでは、扱くようにして亀頭を飛び出させる。包んで、押し出す、包んで、押し出す、その動きを、ユリアの右乳が、
ジョセフィーヌの左乳が、ユリアの左乳が、ジョセフィーヌの右乳が、まさしく波を作るがごとくの波状攻撃で、青年のペニスに休む
暇のない快感を与え続ける。
しかしそれで快楽を得ているのは、青年だけではない。
「あん! それ、キモチイイ・・・」
「私も、ユリアさんの乳首、キモチイイです!」
二人が一本の肉棒を挟んで、溶け合うように乳房を密着させている。ペニスを扱くために乳房を擦りつけるうち、固く尖ったお互いの
乳首が擦れ合い、女同士の情交が行われた。二人は、その乳首による気持ちよさを、愛する男にも味わってもらおうと企み、先程
から続けられる乳肉奉仕の海にそれを投じた。
「アアアッッ!!」「あああああっっ!!!」
二人の女が揃って嬌声をあげた。青年の固いペニスに押しつけられた乳首は、その自らの乳房の圧力で潰され、肉棒に絡み、
ぬるぬるとした唾液でこすられる。その刺激といったら、二人の女をして同時にのけぞらせるほど、強烈だった。
そしてその刺激は、初めは怯むものの、続ければ続けるほどますます度合いを強めていく、たちの悪い快感だった。
「アアアアアアッ! すごい、スゴイィッ! 私の乳首が、タケシのオチンチンに絡んで、すごいのッ!!!」
「んんんんんんんんッッ!! 武史さんの固いオチンチンに、たくさん擦られて、だめぇっ!!!」
「もう、兄さん、もっと、もっと、もっと私のおっぱいおおきくしてぇっ!!!」
三人の女達が、自分の乳への刺激に狂った。そして、その高ぶる嬌声の中、武史の限界が訪れた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!」
ブシュウ! ブビュゥーーーーーーーーーッッ!!!!
乳の圧力と自身の強張りのために、限界まで細くなっていた武史の尿道から、すさまじい勢いでザーメンが噴きだした。
噴水のように高く飛び出したその粘液は、雨のように二人の顔に降りかかる。何度も何度も何度も何度も脈打ちザーメンを
吐き出すペニスがようやく大人しくなり出した頃、二人の金髪美人、ユリアとジョセフィーヌの美しい顔はベトベトの精液で
汚されていた。そして、勢いの大人しくなった射精によって二人の乳房の海はドロリとした粘液溜まりと化した。
「・・・っ、ぷは、・・・あーーーーー、気持ちよかった・・・」
青年が精を出しきり、脱力する。
「・・・もー、いっぱいこぼれてる。もったいない」
快感の名残で息も絶え絶えに、美黄がそういった。青年の頭の上に逆向きで覆い被さっていた彼女は、そのまま手を付いてユリア
たちの元へ近付いた。そして、いただきまーす、とお行儀良く礼をしたあと、二人の四つの乳房の上に溜まる精液を舐めとりだした。
乳肉の中から顔を出す亀頭に舌を這わせる様を横から見ると、まるで公園の水飲み場で喉を潤す少女のようだ。
ユリアとジョセフィーヌは、自分たちの乳房の上に這い回る舌をくすぐったく感じながら、その掃除が済むと今度は二人顔を寄せ、
お互いの顔を彩るザーメンを舐め撮り始める。
そんな、女達が淫らにじゃれ合う様を眺めているだけで早くもペニスへ次弾が装填されたことに、武史は苦笑した。
@@@@@@@@@@@
そうして武史は、ジョセフィーヌを始め、ユリアと美黄、3人の女を抱いた。
それはもう、全身全霊、己の精力をこの女達に全て注ぎ込むつもりで、抱いた。
何度も何度も、女達を狂わせ、そのわななく女体の奥深く、子宮の中をなみなみと満たすように、精を注ぎ込んだ。
ジョセフィーヌは、処女だった。
まぁ、人間の女の子の姿になったのが初めてならば、人間男女の性交も初めてなのだろう。けれど彼女がいうのは。
武史はそれを打ち明けられたとき、確かに複雑な気分だった。彼女が雌牛として、仔を産むことを強いられたり、乳牛としての役割を
求められたりしなかったため、飼い主の老婆は他の雄牛とつがわせなかったようだ。近くに手頃な雄牛がいなかったことも理由ではある。
武史は、あえて意識しまいとしていた彼女の正体のことを生々しく思い出し、すこし気後れしつつも、ジョセフィーヌを人間の女の子
として抱いた。
武史にとっても若干混乱を招く告白だったが、彼にとっても、どこぞの雄牛と穴兄弟になってた、などという事態は避けられたの
だから、良しとするべきか。
夜も更け、性の宴の灯も消えた。
武史は、先にダウンして熟睡してしまったユリアと美黄を傍らに抱き、ジョセフィーヌの豊満な身体を掛け布団のようにして胸の上に
乗せながら、女三人の肉布団で横になっていた。
「・・・武史さん、今日は、わがまま聞いてくれて、ありがとうございます。・・・嬉しかったです」
男の肌に頬を寄せ、まどろむような声で、彼女は言った。
しかし、武史は、少し表情を曇らせた。
「俺、やっぱりジョセフィーヌは、ウメ婆さんの所にいる雌牛のジョセフィーヌとして、好きなんだ。人間の女の子と同じに、
ってわけにはいかないよ。・・・ごめんな?」
それは仕方のないことだ。そもそもは、彼女が種族の違いを超えて抱いた、青年への恋慕から始まった奇跡だ。
だから、そのことを真剣に考え、正直に気持ちを打ち明けてくれた真摯な青年を、どうして非難できようか。
むしろ、それを踏まえた上で、彼女のわがままに応えてくれた青年には感謝しているし、ますます青年に向ける気持ちは強くなった。
いま、青年と肉の喜びを交わした姿は、いわば偽りの姿。そんな人間の姿に惑わされず、それでも本当の彼女を、好きだ、といって
くれたのだ。仮の姿ではなく本当の自分に向けてくれた感情は、彼女にとって最高に嬉しいものだった。
だから彼女は、嬉しさにこみ上げる涙を堪え、いいんですよ、そんなこと、と答えた。
「・・・というわけで、私、ちょっとお出かけしてきますね」
別れの言葉、のわりに、彼女はむしろより身を寄せてきた。
「次に生まれ変わるのが人間だったらいいんですけど、そうそううまくいかないだろうし。
でも、犬でも、猫でも、文化包丁でも、・・・まぁ、出来るだけ、武史さんに嫌われないようなものに生まれ変わって、また会いに来ます。
その時はまた、抱いてもらえますか?」
そんな風に言われて、イヤだなんて答えられるほど、武史は情の薄い男ではない。
「まぁ、お手柔らかになー。とりあえず、出来るだけ、お前だって分かる目印付けといてくれよ。お前が来るたびに、こんなに混乱
してたんじゃ、俺の寿命がへっちまう」
そういって、苦笑と共に、彼女を受け入れた。ジョセフィーヌも笑って、努力しますね、と答えた。
真夏の夜更け、そうして二人は、まどろみに包まれた。
朝、武史が目覚めたときに、彼女の姿はなかった。
@@@@@@@@@@@
その朝、老婆の家にある小さな牛小屋に行くと、『彼女』は草わらの上に身体を横たえ、動かなくなっていた。
武史達はそのことを老婆に電話で伝え、許可を取ってから、庭の隅に埋葬した。
老婆は昨日、訪ねてきた雌牛自身からこの死期のことを聞いており、武史の報告にも、そうかい、と静かに呟いたのみだった。
そして、月日が流れる。
翌年の初夏、ユリアが出産した。
生まれたのは女の子。
肌の色、そして産毛の色を見ても、母親であるユリアに似た金髪巨乳美人に育つことは間違いないだろう。
そして肩には、ちいさな痣。
あの、奇跡みたいな、なんとも不思議な一日。
その夜の交わりで授かった子供だ、これくらい、奇跡のオマケが付いてても不思議じゃない。
「おかえり、ジョセフィーヌ。これからもよろしくな」
武史は、その保育器の中の赤ちゃんに、そういって笑いかけた。
(((イベント終了)))
END OF TEXT
以上です。
巨乳キャラ、難しいなぁ。
要・修行です。
なんかエロシーンに変なところがあったら教えてください。
それでは失礼します。
とにかく乙ーーー
622 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 14:48:49 ID:a99dY2DV
GJ!巨乳万歳!
ところで話は変わるけれどエロ漫画が読みたくなった。お勧めハーレム漫画ってなんかありませんか。
ハーレムリンクの小説をめくってるが・・・受身ハーレムが多いような
男性主体の攻めハーレムでお勧めありますか?
攻めでハーレムって難しいね。
主人公好き好き、あの子と一緒にかわいがって、の方がハーレム的にやりやすい。
能動的に攻略してハーレム形成となると、MCモノが多くなるな。
E=MC^2の作品、洗脳戦隊、魔眼屋本舗、ふらっとはーれむとか。
虹だが幻想砕きの剣はやっぱりいいと思う。
主人公が絶倫で体が持たず第一婦人?が許可して後はだーだー
第一婦人がS百合に染まっていったりするが・・・
>>625 そこのサイト、どうやったら第一話から読めるのかわからないんだが…
途中からエロ分がなくなってる気がする件については?
>>626 データ量が膨らみすぎた為に隔離された過去ログ掲示板(旧投稿掲示板)が別にある
で、そこで 作者名途中で変わった気がするから作品名で検索書ければいいかと
た、タイトルを聞いただけで、スコッパーとしての血が騒ぎそうだ……。
同じスコッパーとして掘り甲斐は保証してやるぞw
気持ちはよくわかるが自重しろスコッパーどもw
スコッパーってなんですか?
元は「塹壕戦ではスコップ最強!」というスコップ信者のこと。
転じて、SS界隈では、 スコップで地雷を掘り出すという意味で、
最低SSを追い求める求道者に対して贈られる称号のようなもの
自称するのはあくまで邪道だと思う。
なんとなく非エロのハーレム、つーか家族ものを紹介してみる
電子の海底 の
鋼鉄少女・人間兵器
歴戦の戰闘狂が遺伝子操作された少女達の面倒見る話
グダり具合にはお気をつけ
>>634 なるほどなー。
ありがとうございました
>>634 なるほどー、ぐぐっても不明で気になってた。d。
幻想砕きの剣はDUEL SAVERなんだかタイラーなんだかわけわかんなくなったので放置
>>634 二つだけ言わせろ。
元々は塹壕戦とか関係なく、刀ばかり持たせる最低SSの主人公に対する提言だ。
そして自称も何も、俺は某所の勲章を数多く持つジャンキーだw
>>639 某池田先生よりも多くの勲章と称号を持っているの?
や、やめるんだ!
ネタとは思えないタイミングでそんな自慢にもならない自称を振り回してはいけない!
今週のジャンプに載ってた読み切りが、女4人くらいのハーレムものだったよ。
ただ、俺の嫌いな作者が描いてたから読まなかったが。
なるほど、つまり、伝説のスコップを引き抜いた主人公が、血と硝煙の匂い溢れる塹壕戦で刀ばかり持っているヒロインたちと出会い恋に落ちるという話だな?
644 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:24:31 ID:0T8qbSQS
シンノスケ警報発令中って小説のつづきの妖怪退治の話ってありますか?
二次だがANGELFRUITSの作品たちって最強のハーレム?
序盤を見てる限りだとそう思ったが同士らの意見を聞きたい。
下手に地雷とかあると嫌だし。
最強のハーレムとか言い出すあたり、地雷以前におまいがDQN
>>646 どうして「最強のハーレム」で
美女ばかりの傭兵部隊を連想しないのか?
>>645 そうだねー、なんか随分性格違った碇シンジが女の子になったキラやらニコルを抱いてたりしてるけどねー。
人の命なんて軽く考えてるし、他者の主義主張を一方的に潰す展開はあるけどハーレムっぽいですヨ?
スコッパーどものバーボンハウスになっている……
埋めモードだからいいけど、新スレではやめような、こーゆー流れ。
>>646 サルでも書けるハーレム教室のシリーズがそれに近いような。
今放映中のシャッフル総集編をみてるんだが、
『容姿端麗』『スポーツ万能』『料理上手』
ヒロイン紹介ともなると、こんな言葉が大安売りだ。
あんまりありがたくなくなってくるな。
正直、『容姿端麗』はギャルゲのデフォだから、紹介から外しても良いんじゃないか?
容姿端麗という表現しかできないってのは、
文章書いてる奴の能力か裁量権が足りないんだと思う。
>>646 小説のジャンルとしての「最強物」でかつハーレム物か?
と聞いたんじゃないだろうか。
>>651 CGは容姿端麗だけど、ブサという設定かもしれず。
赤とか青とかピンクとか色とりどりの髪の毛のキャラが出てくるADVで、
「犯人は髪の毛を染めている」とかいわれても・・・というのがあったので疑っちゃうね。
作中は違う設定なのかと。
容姿端麗ってわざわざ書くってのは
チンカス並みの才能しかもってないライターの可能性もあるけど
対比としての「ほかのキャラクターよりきれいな顔してるんですよ」って言う記号的表現の場合もある。
ゲームとか漫画とかだと基本同じ人が描くからみんな同じくらいかわいくなっちゃうしね。
まあまがりなりにもプロが書いてるならそっちの可能性のほうが高いだろう、と思う。
まがりなりにもプロなら顔描き分けろよと思うのだが。
だからといってブサイクが欲しいわけでもないしな。
>>656 そうは言うがな
正直656の知ってる範囲で書き分けできてるのあるか?
あれはFSSぐらいしか思い浮かばんし、ファティマともなると判別不可能だが
つかあれって男の顔の書き分けの方が上手いよな
>>647 オレァ梁山泊の師匠面々が全部女性化したバージョンを思い浮かべたが。
俺は656じゃないけどさ。
>>658 書き分けとは。
同じロボットを、年代違いやパイロット違いでちまちまとデザイン変更して、ボースク辺りのガレキ屋に儲けさせる行為じゃありません(笑)
冗談はさておき、FSSぐらいしか!と言い切るあなたは、もうちょい他の漫画も読んだほうがいい。
奇抜な髪型やファッションに頼らなくても、ちゃんと書き分けが出来てる作家さんなんて、たくさんいるから。
ましてや、作中の描写などで書き分ける漫画家、小説家としてはFSSの作者、けして高いレベルにいるとは思えないし。
あの人は、優れたデザイナーだとは思うけど。
というわけで俺は、ジョジョを推すぜ!
あの奇抜なファッション、書き分け出来てるだろ?(笑)
男の書き分けもすげーうまいよな?
なんてな。
661 :
645:2007/01/10(水) 22:08:32 ID:TtDVVpla
あー・・・言い方が短すぎたみたい、653が言ってくれた意味であってるよ。
まあ、最強云々は兎も角としてハーレムとしてはどうなのかなと思ったのですよ。
まだロクに見ちゃいないが女神館の方は序盤を見る限りではラブひなみたいに住民ハーレムになりそうだし
外伝ではキラやニコルが入りそうだしハーレムSSとして認定していいのかな?
自分で読みもせずに認定どうこうって・・・・・・
>>661 ええっと、下手に地雷とかあると嫌、という君の気持ちも分かるが
それをこらえてだ、まずは読んできてくれ。
それも全部だ、全部。
ハーレム好きならば分かるだろうが、ハーレム嗜好に適う作品を探すには
多くの痛みを伴うのは付き物で、ここに紹介されている作品は皆、情報班の
涙ちょちょぎれる激痛を乗り越えて紹介されてる・・・はずなんだ。
なのでだ、できれば読了後、ハーレム作品か否かを
>>648の言うNG要素(他作品ヒロインの寝取られ?)辺りを踏まえて
マルッと報告してくれるとひじょーーに嬉しい。
エロいならなお嬉しい。
>>84あたりの書き方を参考に。
クロスでTSで最強主人公で人外バトルって、
それ典型的な最低SSではないだろうか・・・・・・
665 :
645:2007/01/11(木) 01:00:35 ID:DDP9nAi/
>>663 案外ハーレム作品探すのって難しいんだな・・・。
かなり大量にあって全部読み終わるのが大変そうだが勇気を出して逝ってくる。終わるのがいつになるか分からんが。
でも主人公がここまで破天荒だとあまり期待しないほうがいいのかも。
>>660 そうはいってもこの手のジャンルの場合書き分け以上に見てる側が萌える絵かって言うのが重要だからな
パターンがあればいいって物じゃない
667 :
655:2007/01/11(木) 04:04:15 ID:22cz4u5j
ちょっと書き方が悪かったかなあ
描き分けって、往年のTLSとか水上広樹とかみたいに、髪型を入れ替えたら誰が誰だかわかんねーよ!
って意味の描き分けじゃなくて、
美形とブスの書き分けね。具体的な特徴(デブとか黒子とか)があるならそれだけで不細工に見えるけど
普通の女の子として描いたキャラと美少女として書いたキャラの違いなんて、なかなか出せるもんじゃないと思うのよ。
そもそも創作に携わるものとして自分の子供のごときキャラクターをわざわざデッサンを崩して描いたりなんかできないっしょw
まあそりゃあ出来るに越したことはないんだけど、そこまで求めるのは酷ではないかと。
最近のゲームの手法でモブ(群集)は目無しで表現、ネームドはきちんと顔を描く、見たいな描き分けもあるけど
メインキャラ同士をそういう区分けするわけにも行かないしねえ。
埋めネタがないのが悔しい
669 :
OUT ◆ksotXqlcUU :2007/01/11(木) 16:49:34 ID:PDxzd8Lq
>>665 ハーレム作品が見つからない場合は自分で書こう!
ハーレム小説もコツさえわかれば、三分で書けるようになるぞ!
横からですが話題のANGELFRUITS作品について少々。
メインの話題になっているのは『妖華−女神館の住人達』のようですが、
・サクラ大戦ぽい世界にシンジ達エヴァキャラを投入した霊能系バトル物。
・主人公は碇シンジですが、原型はかけらも残ってないと言って良いかと。
『五精使い』というオリ設定で、精霊魔法のような技を使います。ほぼ最強。
設定上ヒロイン勢がエヴァに乗って戦うのですが、敵はシンジ他が吹き飛ばす方が多い…
・冒頭でシンジが寮(女神館)の管理人を押し付けられます。
そこにいるのがサクラ大戦系ヒロイン+レイとアスカで計6人。
・他、ストーリー中にもヒロイン増えます。
問題要素になるかもしれないものをいくつかあげておくと、
・妖狼フェンリルや吸血鬼の姫など人外ヒロインあり。
・クロスオーバーのネタ数がだんだん増えていきます。
ごたまぜ嫌いの方はご注意を。
・ヒロイン?死亡イベントあり(途中出場ですが)。
・扱いが軽いので今確認するまで見落としてましたが、一応大神さんいるようです。
寮生は最初からシンジとやりとりがあるので寝取りっぽくはないかと。
・ハーレムに重点を置いているわけではないようなので、Hシーンはあまり(分量的に)ありません。
特に寮生勢は被保護者として書かれるシーンも多く、シンジが積極的に彼女らを求める印象はないです。
・長い。07・1/11現在196話まであります。(一話30kbとかそのくらいです)
また、その外伝(『ドクトルシビウの闇カルテ』)は、
・上記のシンジがガンダムSEED世界に飛ばされる異世界物。
ヘリオポリスから始まり、地球降下後現在オーブに向け航海中。
SEED世界にはシンジに対抗できる能力を持つ存在がいないのでほんとに主人公最強物です。
・キラ・ニコル女体化。
・ステラ等2作目のキャラも最初から登場します。
・更に、ハマーン・カーンなど他のガンダムキャラも登場します。(赤い彗星は今の所出てません)
・更に、ガンダム以外の作品キャラもわずかに登場。
・ヒロイン(シンジらぶ?な人)としてはキラ・ステラ・ニコル・マリューなど。
・Hシーンの割合は本編より多いです。
問題要素ぽい物としては
・レズシーンあり。
・妙な三角関係あり。(シンジ←マリュー←ナタルとか)
なお、やはりシンジは積極的に独占するスタンスはとりません。
拾ったラクスや捕虜にしたニコルをザフト側に返したりしています(Hシーンの後で)。
総じて女性陣の一方通行が多いので、主人公がヒロインをちゃんと愛してないとダメ、という人は避けた方がよいかと。
あと、スパシンはじめ主人公最強物が駄目な人はやめておくのが無難。
個人的には闇カルテの方が好みですし、ハーレム物にも近いと思います。
何しろ長いため645さんの読了までどのくらいかかるかわかりませんでしたので、
個人的な印象ですが、ひとまず書き込ませていただきました。
形式の不備やわかりにくい点がありましたら失礼。
671 :
645:2007/01/12(金) 00:00:20 ID:apKBwmhN
>>670 長文お疲れ&感謝。
軽く見ただけで女神館と外伝とで200は超えてるんで読み終わるのいつになるかなぁ
と、思ってたんでマジで感謝。
こうして見るとやっぱり地雷あったな。俺レズって苦手なんだ。寝取りは無かったのが幸い。
基本的に放任主義か。うーん・・・そういうのも苦手。やっぱ女大事にしてこそハーレムだし。
>>670 おいらは放任という時点でもう却下だった。
>>670 長文まとめ、ご苦労様。
196話×平均30kbとは・・・この文書くためにざっと読み直してくれたであろうそちに幸あれ。
さちあれー
449です。
読んでくれた方、コメントくれた方、ありがとうございます。
とくめーさん、こまごまと修正したり、ちまちまと追加したり、いろいろとお手を煩わせて申し訳ありません。ありがとうございます。
帰りの車中で、埋めSSを携帯で作成、投下しようとするも、改行が多すぎます、のエラーでおじゃんに。
帰ってきてからもう一度作成するも、PCフリーズでハイそれまでよ。
もうダメだ、俺。
・・・とまぁ、落ち込みも終了。
一眠りして、まだ容量が残ってたら投下します。
ほんとはね。
>>668のレスを受けて、
『×××とハーレム』
という埋め方を提案したかったんですよ。
簡単に言うと、三題ばなしの簡略版ハーレムスレ特化バージョン。
前の回答者が出した『お題(一つだけ)』とハーレムを組み合わせたネタや、シチュエーションを書き込む、みたいな。
出されたお題が『海』だったら、『海とハーレム』、『聖徳太子』なら、『聖徳太子とハーレム』といったかんじ。
ミニSSを書くも良し、プロットを提案するも良い。連想するシチュエーションを書くだけでもいい。
『海とハーレム』ならば、『プライベートビーチに女の子を集めて、ビーチバレー大会を開きたい』といった感じでもオケ。
そして、書いた人は次の人に向けて、新しい『お題』を出す。
さらに次の人はそれに続く、という感じの埋め方。
一つのお題に複数の人が書いてもオケ。直前のお題じゃなくて、遡って出されたお題で書いてもオケ、くらいの柔軟な
ルールを付けて。
んで、サンプル替わりに自分でちょっとネタを書いてみたら、スレの残り容量が中途半端に減ってしまい、あんまり意味の
ない提案になってしまったみたいなので。
ええい、もういいか、埋めちゃえ!
と開き直ってしまいました。
本気の埋めモード。
お題は、
>>668のレスから、『埋め』ということで、『埋めとハーレム』でひとつ。
ネタは、OUT氏から無断拝借。
(注意:寝取り、MCっぽいのアリ)
女の顔を知っていて、そいつの正しい名前を書き込めば、
書かれた女は書いた男にベタ惚れになり、無条件で身体を許すという。
これが伝説の『ハーレムノート』だっ!!
ズギャーン!!(効果音)
・・・といっても、ページの隅っこ、3センチ角の切れ端一枚だけだがなw
一月前、アングラネットオークションに出品されていた、どーみても騙す気マンマンの紙屑。
でも、アングラのさらに裏、もっとディープな界隈じゃ、あれは本物だ、って噂。
自他共に認めるハーレム大好き☆な俺は、貯金全部を使い果たす覚悟で競り合い、120万、飛んで5円で落札した。
これで偽物だったら首吊りものだけど、ちゃんと本物でしたよヨカッタネ俺!!
んで、さっそく。
小さい頃から俺をいじめてくれてた幼なじみの亜希子をメス奴隷に。俺の尻穴だって喜んで舐めるようになりました。
可愛いんだけど生意気で、俺のことを粗大ゴミ、生ゴミ扱いした妹の佳奈子も、今ではすっかりお兄様大好きっ娘に。
会社のエリート野郎どもが狙う美人受付嬢・真奈美を、横からあっさり奪い取る。見せつけてやったときの、アイツらの
しそうな顔と言ったらケッサクだった。
社長の孫娘・裕美子は、どんどん金を貢いでくれる。こないだは別荘も貰っちまった。
TVの海外旅行番組で、ちらっと顔を見せて自己紹介をしただけの女の子・ジュディは、わざわざスイスから俺の所に
やってきた。
他にも、婦人警官や中学2年生女子弓道部、人気アイドルや美人女優、小学生から人妻まで。
以前から気に入ってた女や、街でたまたま出会って気に入った女なんかも書き込み、俺は念願のウハウハハーレムを
手に入れたってわけ。
以来俺は、裕美子がくれた別荘で悠々自適の生活。金はあるから働かなくても良いし。
毎日毎日女達と遊んで、好きなときに好きな女を抱く、酒池肉林の日々。
今日も俺は、室内プールでのんびりとくつろぎ、女達の奉仕を受けていた。今は冬なのだが、適度に暖かい室内で快適だ。
プールサイドのリラックスチェアに身体を預け、周りには何人もの水着美女達が傅いている。
全面ガラス張りの室内温水プールで、遠くに富士山も見える、金を湯水のように使った贅沢設計。
もちろん外から覗かれないような特殊ガラスを使っている。
「はい、お兄様、あーん♪」
佳奈子が匙ですくったアイスクリームを俺に差し出す。俺がぱっくり口を開けると、舌に伝わる冷たい感触。
そうやってアイスを堪能しつつも、俺は次のリクエスト。佳奈子はそれに、嫌がるどころか喜んで応じる。
「じゃあお兄様、・・・んーーー」
そういって佳奈子が、突きだした自分の舌の上にアイスを乗せ、口を開けて待つ俺にキスでアイスを食べさせてくれた。
「もう、佳奈子さん、そうやって甘やかすの、良くありませんわ。ちゃんと自分でお食べになるようにして差し上げないと、
お体が鈍ってしまいますからね」
佳奈子と同じく俺の傍にいた美人受付嬢・真奈美は、水着の肩ひもを外してそのたわわな胸を露出させ、匙ですくった
アイスを乳首の上に乗せた。
「はい、もっとアイスをどうぞ。早くお食べにならないと、溶けて落ちちゃいますよ♪」
俺はがば、と起き上がり、真由美のオッパイにむしゃぶりつくようにしてアイスを舐めた。アイスの冷たさを乳首で感じて
身を震わせていた真奈美は、俺に吸い付かれて、ああんと大きく悶える。舐め残しが無いようにちゅーちゅーと乳首を吸
い上げると、真奈美は俺の頭を抱え込んで、もっと、もっと吸ってください、とアイスよりも甘い声で懇願。
「それじゃあ私は、旦那様の棒アイスを頂こうかしら」
社長の孫娘・裕美子が、俺の海水パンツをずらす。元気に天を仰ぐ逸物を取り出すと、べろべろと舐め始めた。しかも、
「く、アイスを口に入れて、俺のチンポしゃぶるとは! くぅ、冷たくてぞくぞくするぜ!!」
彼女は口の中にアイスをひとかけ含み、それを口中とチンポの熱で溶かしながら全体になすりつけてきた。それを繰り
返し、ドロドロのベタベタになったチンポを、スイス人少女・ジュディといっしょに舐めしゃぶる。
「ング、・・・ジュプ・・・、Oh・・・ ダーリンのアイスバー、とっても美味しいヨ!!」
「ああ、素敵、旦那様の棒アイス・・・じゅる、とっても美味しいですわ・・・」
俺のチンポを美味そうにしゃぶる二人の女、そして、アイスを塗りつけたオッパイをこぞって差し出す女達。
俺達がそんな風にイチャイチャといやらしく戯れていると、俺の足下から声が。
「あのう、ご主人様・・・」
メス奴隷の亜希子が、俺の足元で平伏したまま声を掛けてきた。
「あたしにも、早くご主人様のお情け、いただけませんでしょうか?」
あれほど勝ち気で、俺のことを邪険に扱ってきた亜希子が、こんな風に俺におもねる様は、いつ見ても爽快だ。
俺は亜希子に、いつもの『謝罪』をさせてみる。
「は・・・はい、えと、小学五年生の時、あなたの机の中に給食のレーズンパンを入れたのは、あたしです。あなたが
レーズンパンを嫌いなのを知って、あたしも嫌いだったから、つい・・・。申し訳ありませんでした・・・」
やはり、こいつだったか、あのレーズンパン。
こうやって、昔にやった嫌がらせを一つずつ謝らせている俺、かなりネクラ!!
でもまぁ、そうやって一つずつ謝らせて、それを一つずつ赦すことで、俺たちの愛は深まるんだよ、とかキモめの
ことを考えて肯定してみる。
まぁあれだ、昔は昔、今は今、ってことで。
「うん、良く正直に言った。赦しちゃうぜ!」
俺の言葉に、ありがとうございます!! と感激する亜希子。
いやぁ、痛快爽快。
ジャイアンに苛められたのび太がドラえもんの道具で仕返しをするってのは、こんな気分なんだろうなw
「よし、じゃあ最初に、亜希子にハメてやることにする!!」
俺は、王様よろしくそう宣言して立ち上がった。さらに感激した亜希子は、くるりと姿勢を入れ替え、今度は四つん
這いになり俺に向かって尻を差し上げた。
「ありがとうございます!! 亜希子の、いやらしいオマンコに、ご主人様の逞しいオチンポ嵌めてください!
あたしの膣に、ご主人様のチンポをたくさん突っ込んでください!!」
さっきの懺悔は亜希子にとってはオナニーみたいなもので、俺に向けたオマンコはすっかりトロトロのヌレヌレになっている。
俺は四つん這いの亜希子にのしかかり、女達の唾とアイスクリームでベトベトになったものをいきなり埋め込んだ。
グニュゥーって感じで、亜希子の膣内を奥深く分け入り、ジュプジュプと愛液を泡立てながらチンポでかき混ぜる。
「あひぃーーーーーーーーーっ、・・・・あぁ、う、うれしいぃ、あたしのオマンコ、奥まで埋まってるぅ・・・」
亜希子は軽く逝ってしまったみたいで、キュウキュウと膣を締め付け、俺の喜ばせてくる。
危うく俺も逝きそうになるけれど、いやいや、こんなんでダウンしてちゃご主人様の名折れ、もっともっと頑張りますよ?
ぎゅ、っとケツ穴を引き締めて射精を堪え、ガンガンとピストンを開始した。
グチュ!グチュッ!
俺の動きに、結合部からいやらしい水温が響く。亜希子も喜んで、腰をうねうねとくねらせてきた。
でも、なんかまだまだだ。
亜希子の背中に覆い被さっている姿勢だと、なんかこう、ダイナミックな動きに欠ける。
俺は身を起こし、繋がったまま亜希子の両足を持ち上げ、人力車の姿勢に体位を変えた。
「これでバッチリ!」
足を抱え腰を掴んで、思いっきりピストン開始。パンパンパンという肉を打つ響きが響く。
「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!! だめ、ご主人様ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!」
どんどんと絶頂への階段を上っていく亜希子、もちろん俺も!
でも、そうやって俺が亜希子だけにかまけていると、他の女達が寂しそうにすり寄ってきた。
「お兄様ぁ・・・次は佳奈子のオマンコにお願い・・・」
そういって、亜希子の横に並んで四つん這いになった佳奈子が、俺の足にヌレヌレのオマンコを擦りつけてきた。
「んん・・・、旦那様ぁ、私、旦那様のキスが欲しいです・・・」
裕美子が俺の背中から抱き付いて、肩越しにキスをねだってくる。
二人だけじゃない、真由美も、ジュディも、他の女達も、早く早くと俺に愛されるのを待ち焦がれている。
「よーし、今日も張り切って、みんなを犯してやるからな、覚悟しとけよ!?」
俺は思いっきりラストスパートをかけ、亜希子の膣内にびゅーびゅーと射精した。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「出してッ! 膣内でたっぷり出してくださいッ!! 真由美を妊娠させてください!!!」
「オラオラ喰らえい、膣内で出してやる、孕ませてやるからなっ!!!」
そういって俺は、またまた盛大に膣内射精(な・か・だ・し)した。女達を一巡して、勢い余って二巡目突入、再び亜希子、
佳奈子、裕美子、と来て今度はまたまた真由美のオマンコに嵌めていたのだ。我ながら良く出るなぁw
俺は真由美のオマンコの後味を楽しんでいた。そのアクメ顔をみながら、そういえば真由美には、妹がいたなぁ、などと
思い出す。そうだ、まだ子供だけど、かなり可愛い娘だったよなぁ。よし、今度は姉妹丼で行ってみるか。
俺は、『ハーレムノート』の切れ端に、新たに名前を追加した。
これで何人目になるだろうか。けっこう書いたよなぁ。
3センチ角の紙切れだって、字を小さくして書き込めば、結構な人数が書き込める。もちろん裏表使ってね。
「はー、こんどは8歳の小学生ですかぁ、あいかわらず外道ですねぇ♪」
そういって現れた女。まさにたった今、そこに出現した。
こいつはニナ、『ハーレムノート』の管理者だ。
ノートが効果を発揮するたびに現れる女神。
実に、俺好みの女だ。顔も、声も、スタイルや性格までも、完璧。まさに俺の女神様だ。
こいつもノートの力で俺のモノにしたいんだが、ニナは愛称、当然ガードも高い。
俺が本名を聞いても、おほほほほほ、とかわざとらしく笑って誤魔化しやがるし。
まぁいい、いつかチャンスが来るだろうさ。
それよりもまずは姉妹丼だ♪
@@@@@@@@@@
それからあとも、俺の欲望の赴くままに、ハーレムの女達は増え続けた。
そんなとき、ノートの余白も少なくなって、あと2〜3人くらいで埋め立て完了、って頃合いに、やっとチャンス到来。
なんのチャンスかって?
もちろん、女神様、ニナをモノにするチャンスだよ!!
酒も媚薬も睡眠薬も全然効かなかったくせに、ニョクマムひと舐めであっさりグッスリ。
目を覚ます前に手早く持ち物検査。
あったあったよ身分証明書!!
さ〜て、名前名前っと、なになに・・・
ニナ・フォーマルハウト・ユルギスタンクライツネリウス・ゴーショ・デューリオパリックシムスティン・パラメシウムゴトキテキ
デハナイ・セッカクダカラオレハコッチノアカイトビラヲエラブゼ・オオユウシャアアアアヨ・シンデシマウトハナニゴトダ・インド
ジンヲミギニ・ギンノツバサニノゾミヲノセテ・トモセヘイワノアオシンゴウ・ユウシャトッキュウマイトガイン・テイコクドオリニタ
ダイマトウチャク・タダノニンゲンイハキョウミアリマセン・コノナカニウチュウジンミライジンチョウノウリョクシャガイタラアタシ
ノトコロニキナサイ・クロイツバサニサツイヲノセテ・トモセキケンノアカシンゴウ・ワルモノトッキュウブラックマイトガイン・テイ
コクヤブッテタダイマケンザン・チキュウニワサンゼンナナヒャクキュウジュウヨンノナゾガアルトイワレテイル・ソノナゾトジケ
ンヲオッテゴニンノワカモノタチガイマタチアガッタ・アイノツバサニユウキヲノセテ・マワセセイギノダイシャリン・ユウシャトッ
キュウマイトカイザー・ゴキタイドオリニタダイマトウチャク・トヨトミヒデヨシガマダキノシタトウキチロウダッタコロビワコノミナ
ミニキンメキョウトイウアヤシイシュウキョウガハヤッテイタ・ソレヲシンジナイモノハオソロシイタタリニミマワレルトイウ・ソノ
ショウタイハナニカトウキチロウハキンメキョウノヒミツヲサグルタメヒダノクニカラカメンノニンジャヲヨンダソノナハ・アカカゲ
サンジョウ・ジェーナインッテシッテルカイムカシタイヨウケイデイキニアバレマワッテタッテイウゼ・イマモヨンナカアレホウダ
イボヤボヤシテルトウシロカラバッサリダドッチモドッチモドッチモドッチモ・クロイチカラヲセイギニカエテ・トモセアクヘノアカ
シンゴウ・ユウシャトッキュウブラックマイトガイン・セイエンウケテタダイマケンザン・アアオニイチャンアミトンジャウーーー
ーー・・・(以下500文字くらい続く)
・・・さて、米粒に字を書く職人さんを捜し出して、弟子入りするとしますかね。
END OF TEXT