幻想水滸伝エロ妄想スレPart13

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 21:13:31 ID:+0x6YPu9
3ウィルボーン:2006/07/04(火) 21:15:20 ID:+0x6YPu9
前スレの最後、申し訳ありません。
誘導も出来ないまま書き込みが出来なくなってしまいました。
初めてスレたてしたけれど、上手くいっているかな・・・。
4ウィルボーン:2006/07/04(火) 21:17:27 ID:+0x6YPu9
即死回避も兼ねて、前スレで尻切れトンボになっていたのを投下します。

テオ×ソニアで、エロはないです。
嗜好のあわない方は、お手数ですがスルーしてください。
5テオ×ソニア:2006/07/04(火) 21:18:27 ID:+0x6YPu9
遠征の前日にソニアの屋敷で過ごすことは、すでにテオの習慣になっていた。
数ヶ月前までは、それはほんの一時間ほどの短い逢瀬であった。父親として、
一家の大黒柱として、出征前の最後の夜を家族で過ごすのは至極当然のことだったからだ。
だが、今は家に帰っても迎えてくれる者はいない。
家政婦によって掃除され塵一つない部屋、コックが作る豪華な食事も、テオにとっては
無味乾燥のものでしかない。
あの雨の日を境に、全てが変わってしまったのだ。
テオが年若い恋人であるソニアに温もりを求めるのは自然の成り行きであった。

「どうしたソニア、今日はやけにおとなしいな」
食事を終えて寛ぎながら、テオはソニアに問いかけた。普段のソニアなら、たとえどんな
過酷な遠征の前日でも笑顔で接してくれていた。同じ武人として、残された者に悲しい顔を
されるほど滅入ることはないと分かっていたから。だが、今夜ばかりはそうもいかない。
「いつもは笑って送ってくれるじゃないか。今回も笑って見送ってくれ」
テオはいつもと変わらぬ笑顔でソニアの肩を抱いた。伝わってくる熱にうかされ、ソニアは
意を決して顔を上げた。
「テオ…。こんなこと言ってあなたを迷わせるのは本意ではないけれども、一度だけ言わせて。
今からでも間に合うわ。戦には行かないで」
「君らしくもない弱気な発言だな。私が負けるとでも思っているのか?」
「わたしは、あなたがティルを殺すのも、ティルに殺されるのも見たくないのよ」
ソニアは俯いて長い睫毛を震わせた。しばらくの沈黙の後、テオはソニアの手を取った。
「私は行かねばならぬ。ティルは私の息子である前に、陛下に弓引く反乱軍のリーダーだ。
私は帝国五将軍筆頭として、そのような輩を野放しにしておくわけにはいかぬ」
「でも、あなたの大事な息子よ」
「ソニア、君にも分かっているだろう。武人とは親子の情より優先すべき忠義があるということを」
テオに眼差しはゆるぎなく、ソニアはそれ以上言葉を紡ぐのを諦めた。何を言ってもテオの決意は
変わらない。言葉の代わりに涙が溢れ、頬を伝う。テオは困ったように頭を掻き、無骨な仕草で
頬の涙を拭った。
「すまない。私はこういう風にしか生きられぬ」
「分かっているわ。そんなあなただから、惹かれたのだもの」
ソニアは涙が滲む瞳を細め、精一杯の笑顔を浮かべた。
6テオ×ソニア2:2006/07/04(火) 21:19:03 ID:+0x6YPu9
「わがままついでに、一つ頼まれてくれないか」
「なあに?」
「私が死んだら、ティルのことを頼む」
「テオ!!」
ソニアは顔を強張らせたが、テオはあくまでも普段と同じ、穏やかな顔だった。
「もちろん私とて負けるつもりで戦に臨みはしない。だがソニア、時代には流れがある。
帝国の腐敗はもはや我々も認めざるを得ない。新たな力の台頭は、起こるべくして起こったのだ。
その中心にいるのが私の息子であること、それは喜びでもある。よくぞ起ってくれた、と」
そう話すテオの表情は明るく、息子の成長を喜ぶ一人の父親だった。
「あれは周囲の人に恵まれている。だがまだ若い。側で苦言を呈す者がいなくては。
ソニア、私の代わりに君にその役目を託したい」
「いやよ!そんなの自分勝手だわ。自分の役目なら、自分で果たせばいいのよ」
ソニアは激しく頭を振って、テオの胸に縋りついた。
「そんなにティルが心配なら、帝国を出ればいいわ。クワンダ殿もミルイヒ殿もすでに解放軍と
共にあるというじゃない。わたしだって、あなたと一緒なら…」
「ソニア」
高ぶる言葉を、テオの感情を抑えた冷たい一言が遮った。
「ソニア、そのようなことは間違っても口にしてはならぬ。我々帝国五将軍は陛下のために
生きると誓った。その誓いを、いかなる理由があろうと破ることはできない。帝国をここまで
腐敗させてしまったのは、我らにも責任があるのだ。だから私は、たとえなんと言われようとも…」
テオは言葉を詰まらせた。実直で正義感溢れるテオにとっては、帝国が腐敗しきっていると
認めるのは辛いことだろう。だが、官吏が私腹を肥やし平民が無理な税と徴兵に苦しんでいる
という事実は、隠しようがない。
十年前の継承戦争で、そういった輩は一掃したはずなのに。歴史は繰り返すと言うのか。
いや、絶対のカリスマであった皇帝の威光に影が差しているということなのか。
数年前から亡き王妃に良く似た素性の知れぬ女を招きいれて以来、皇帝は変わってしまった。
あらゆることに無気力になり、たがが外れた国は一気に腐敗した。
それでも、テオにとって仕える主君はバルバロッサただ一人。たとえ歴史が解放軍を選んでも、
その軍門に下ることはない。それが滅びの道だと分かっていても。
7テオ×ソニア3:2006/07/04(火) 21:19:37 ID:+0x6YPu9
「たとえ相手が自分の息子だろうと、ソニア、君だとしても。私は陛下をお守りする将軍として
全力で戦うのみだ。分かってくれとは言わない。許してくれとも言わない。私はこの役目に
誇りを持って立ち向かうだけだ」
一度収まった涙が、再びせりあがってきた。
「泣かないでくれ。その、君に泣かれると困る」
「あなたが泣かせるんじゃないの」
ソニアは口を尖らせて、涙を拭った。無骨で生真面目で男らしい、そんなテオに惹かれたのだ。
もう何も言うまい。戦う男の道を塞ぐことはすまい。残された女に出来る、ただ一つのことだ。
「わたし、待ってるわ。あなたの好きなもの作って、あなたの帰りを待っているから」
「特別な用意などいらないよ。ソニア、君の笑顔があればそれだけでいい」
普段は決してこんな甘い言葉を使うことはない。残されるソニアへの、テオの精一杯の優しさだった。
ソニアは微笑んでテオの頬にキスをした。お返しとばかりにテオの唇がソニアのまぶたに
触れる。まぶた、耳、頬と伝い、ふっくらとした唇に触れた。欠けたピースが重なるように
それはぴったりと符合する。
ソファに押し倒され、ソニアは全身でテオを受け入れた。今日を最後の夜になどしたくない。
でも、覚えておかなくちゃ。自分が愛した男の逞しさを、熱を、吐息を。
二人は飽くことなく互いを貪り、求め合い続けた。


テオの戦死の知らせが届いたのは、シャサラザードへ向かう行軍でのことだった。
ソニアはどこか遠い世界の出来事のように、その知らせを受け取った。心のどこかで
ああやっぱり、そんな風に思った。
息子との一騎打ちの末、壮絶な戦死を遂げたと言う。武人として父として、満足して
死んでいったのだろう。テオがそれを望んだのなら、それは悲しいことではない。
8テオ×ソニア4:2006/07/04(火) 21:20:37 ID:+0x6YPu9
シャサラザードでの攻防戦は、解放軍の奇襲もあって、数の上では勝っているはずの帝国軍が
押されていた。五将軍のうち四人が抜けた今、軍の規律は大きく乱れ、脱走や寝返りも
後を絶たないのだ。
時代が変わる。テオの言っていた意味がソニアにも分かるような気がした。
ティルたち解放軍は今や日の出の勢いで驀進し、方や帝国軍は黄昏に追い立てられている。
解放軍の一群が、ソニアのいるところまで迫って来ている。
テオを殺したティルが憎いわけではない。ただ一人残った将軍として、ここで負けるわけには
いかないのだ。
「いたぞ!ソニア将軍だ!」
大声といくつかの足音が聞こえ、ソニアは立ち上がり剣を抜いた。角から数人の人影が現れる。
「あ…!」
その中の一人を見て、ソニアは驚きのあまり立ちすくんでしまった。テオに良く似た少年。
一年前はまだ幼さすら残す少年だったのが、少年の俤は残るものの、今では背も伸び、
筋肉もつき、なにより父と同じ強い眼差しでソニアを射る。
傍らにはテオの部下だったアレンとグレンシールがいる。カシムもクワンダもミルイヒも。
独特の額飾りをつけた少女は竜洞騎士団の者だ。エルフもコボルトもドワーフもいる。
一年前雨の中僅かな供人と都を追われた少年は、今や種族も派閥も超えた大勢の仲間を従えて、
目の前に立っている。
叶わない、素直にそう思った。時代の転換点が今、この瞬間なのだと思い知る。
ソニアは剣の切っ先を自分の方に向けた。
テオ。あなたの息子は大丈夫よ。大勢の仲間に見守られ、健やかに成長している。
あの子はわたしがいなくても大丈夫よ。だから、あなたのそばに行ってもいいかしら。
もう、疲れてしまったわ…。
「ソニア!」
喉を突こうと身を乗り出そうとしたソニアを、強い力が引きとめた。それはティルの声でも
あり、テオの声でもあった。

……少女の頃、母に連れられて行った宮中で、テオの指揮する軍事訓練を見るのが好きだった。
早くに父を亡くしたソニアにとって、テオは父親のような存在だった。
少女の憧れが、確かな恋に変わったのはいつのことだろう。
母が事故で亡くなったとき、一番に駆けつけて全てを取り仕切ってくれたのは、テオだった。
自身もその少し前に妻を病気で亡くしており、ソニアの悲しみをまるで我がことのように、
全身で受け止めてくれた。
しっかりしなければ。絶望と不安の中で家を守るために、歯を食いしばって立ち続けるソニアが
泣けたのは、そのテオの腕の中だけだった。
多分その時には、テオを一人の男として愛していたのだと思う。
片思いでも構わなかった。だけど、少しでも近づきたくて。側にいたくて。自らを厳しく律し、
少しでもテオに相応しい人間になりたかった。
テオが自分を受け入れてくれたのは、ずいぶん後になってからだった。お互いの立場や過去、
年齢が二人の間に壁となってそびえていたから。だから、テオが自分と同じ気持ちだと知った時。
初めて唇を重ね、体を重ねた時。愛していると囁かれた時。涙が出るほど嬉しかった。
この人と出会うために生まれたんだと。体の奥に熱いものを受け止めながらそう思った。
やっと自分の半身を見つけたような、そんな気さえした。
やっとみつけた片割れを失って、もう生きている意味などない。
だからテオ、あなたのそばに…。
9テオ×ソニア5:2006/07/04(火) 21:21:11 ID:+0x6YPu9

額にひやりとした感覚を覚えて、ソニアはうっすらと目を開けた。
…死ねなかったのか。
「ソニアさま、ご気分はいかがですか?」
一人の女性がソニアの顔を覗き込み、ほっとしたように破顔した。テオの屋敷の食客の女性だ。
何度か使いとして屋敷に来たことがある。確か名をクレオを言った。
「ここは…」
起き上がって周囲を見る。薄暗い牢獄のようなところだ。
「本拠地の牢ですわ。シャサラザードは落ちました。帝国軍は捕虜として捕らえております」
「わたしも捕虜というわけね。心配しなくても、わたしはもう戦う気なんてないわよ。
見せしめにさっさと殺せばいいわ。どうせこの世に未練なんてないのだから」
「ソニアさま」
ソニアがじろりとソニアを見た。
「そんなことをおっしゃられては坊ちゃんが悲しまれます。シャサラザードで命を絶とうと
なさったあなたを助けたのは、坊ちゃんですよ」
「頼んだわけじゃないわ。それに…あの子を見るのが辛いのよ。あの子はテオに似ているし。
あの子がテオを死に追いやったこと、それは恨んでいないけれど…。だけどあの子は
わたしに会いたくないでしょう。あの子にとっては父を奪った女よ」
「…そんなこと、ない」
入り口から声がした。右手を吊ったティルと、熊のような大男が立っている。
「父はきっと、あなたと過ごせて幸せだったと思う。僕たち家族には与えてあげられなかった
安らぎを、あなたに求めたのだから。だから、僕に負い目を感じる必要はないんだ」
テオに比べれば、まだ若く細い少年だが、意志の強そうな眉と、人をひきつける大きな瞳は
まさしくテオの遺伝子を受けている。まるでテオがそこにいるかのようだ。
「あんたを死なせたら、俺たちゃみんなテオ将軍に祟られそうだしな。なあソニア将軍、
死ぬのなんていつでもできるんだぜ?せっかく生きてんだからもうちょっとその命を有意義に
使ってみないか?」
ティルの傍らの大男が言う。
「ソニア、僕たちの力になってよ。あなたの力が必要なんだ」
…私が死んだら、ティルのことを頼む…
最後の夜、テオはソニアにそう言った。その約束を、今果たすときなのだろうか。
「…わたしは、その辺の仲間みたいに甘くないわよ」
「うん、分かってる。間違ったことがあったらガンガン叱ってよ」
家族みたいに、さ。ティルは照れ臭そうにそう付け加えた。
もしティルが起たなければ、テオが死ななければ、家族になっていたのかも知れない。
テオからの最後のプレゼントだ。早くに家族を亡くしたソニアに、もう一度家族の暖かさを
味わわせてくれようとしたのだ。
…そうなんでしょう、テオ?
決まりの悪そうな顔をして、頭をかくテオの姿が目に浮ぶようだった。
10テオ×ソニア6:2006/07/04(火) 21:21:46 ID:+0x6YPu9

首都グレッグミンスターは、今日もいい天気だった。
ソニアはマクドール家の墓所に来ていた。クレオの手入れが行き届いているのか、墓所には
雑草の芽すらなく、生前のテオのような荘厳な佇まいであった。
ソニアは手にしていた花束をそっと墓前に手向け、手を合わせた。
そこにはテオが妻と共に眠っている。
英雄の父の墓にしてはあまりにも質素だったが、ティルが盛大にすることを嫌ったし、
テオもまた、生きていれば嫌がっただろう。その執着のなさがテオらしい。
戦争が終わって、もうじき三年がたとうとしていた。
赤月帝国はトラン共和国に名を変え、腐敗官僚は一掃され、大統領レパントのもと、
幅広い人材を積極的に登用し、国は一丸となって礎を築きあげていった。
ソニアも共和国の水軍頭領の任につき、首都の防衛と水害対策に翻弄される日々を送っていた。
それでも、月に一度は必ずテオのもとを訪れるようにしていた。
高台から吹く涼やかな風を受け、ほんの一時テオと話す、その幸せ。
たとえ声は返ってこなくても、そこに確かにテオがいる。それだけでいい。
「ねえテオ、さっき官邸に使いが来たの。ティルが戻ってくるそうよ」
ティルは後事をレパントに託し、気ままな旅を続けていた。この戦乱で家族や友人を失った
少年には、心の休息が必要だったのだ。泣いて引き止める人々を制し、レパントは言った。
リーダーがいつ帰ってきてもいいように、安心できる故郷を作って待ちましょう、と。
ふと、風が、やんだ。
人の気配を感じて振り返ったソニアの目に写ったのは、三年前よりさらに逞しくなったティルだった。
「…ただいま、ソニア」
「おかえりなさい、ティル。長い間お疲れさま」
笑顔を浮かべようとしているのに、涙が後から後から出てきて止まらない。
三年間にあったこと、聞きたいこともたくさんあるのに言葉にならない。
ティルは困ったように頭をかいて、無骨な手でソニアの涙を拭う。いつかテオがそうしてくれたように。
…この二人ってば、やっぱり親子だわ。
ソニアは泣きながら小さく笑った。

おわり
11ウィルボーン:2006/07/04(火) 21:23:18 ID:+0x6YPu9
以上です。重ね重ね、不手際申し訳ありませんでした。

12名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 11:51:40 ID:Gq5evIQD
GJ!そしてスレ立て乙です。
渋い感じでいいですねえ
13名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:24:53 ID:qmRuYmho
1乙
そして次は囚われのソニア将軍がティルに凌辱されるバージョンを
前から後ろから、時には右手の紋章使ってハードな責めを
14名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 10:29:03 ID:W7lYHkY5
>>1
スレ立て乙
前スレにレスが付いてなかったから変だと思ったら容量オーバーだったのね
156スレ970:2006/07/06(木) 17:29:56 ID:lJ7wYl4t
>>11
gj!エロスが少ないのが残念。

>>13
それ書きたいなwソニア様ってかなりすごい設定のキャラですよね。
16名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:07:12 ID:Lw3+hy57
スレたて&良作乙!
テオとソニアって、萌えるシチュだなぁ。
久しぶりに1がやりたくなった。
17名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 23:46:37 ID:EFV+IHnK
少し酔いを醒ます必要があった。自室に戻り着替えてから、夕飯に向かうことにする。
自室の2,3戸離れたところに、男子の部屋に混ざってハヅキの部屋がある。先刻の淫猥な妄想が頭をよぎった。
様子を見るくらいなら構わないはずだ。ノブには鍵がかかっていない。中で音がするのでハヅキはやはり今日の日課を忘れていたのだろう。
(一体何をしているんでしょう)
自分との一騎打ちよりも大事なことなのだろうか。
些細な好奇心が道徳心を打ち破り、ベルクートに部屋の中を覗かせた。
ドアの間隙を縫って、限られた視界に映るのは時折もぞりと動く影だ。

「―――ん、………ぁ、っ」
粘つくような女の甘い声が耳に届く。
(いや、まさか、そんな)
ベルクートはもはや隠れることも忘れて、ドアを押し開けるように部屋に入った。
ちょうど入口に背を向けているハヅキは、無用心にもベルクートに気づかない。
「……んく……」
自身の鞘を袴の隙間から通し、擦れる感覚に焦れては甘い溜め息を漏らしている。
それより先が怖いのか、知らぬのか、同じ緩やかで稚拙な動作を繰り返していた。何て淫らな少女の秘め事だろう。
眉は切なげにひそめられ、ずっと達することの出来ない体をもてあましながら、また思い出すように鞘を揺する。



………と、この辺りまで書いて他神の貯蔵庫にある作品と展開が被っていることに気づいて止めた……orz
18名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:03:09 ID:+wvw9AdB
>>1乙。

なんでスレとまってるんだろうと思ったらそういうことだったのかw
19名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 21:44:03 ID:uyrO+XrZ
>17
17さんなりの展開でぜひ続きを。
20名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 08:04:31 ID:std2UPN7
(。∀゚)アヒャヒャ
ティルぼひゃーんにウホられるリオウキュンがよみたい
21名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 19:57:52 ID:J/t9abH9
ほしゅあげ
22名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 21:55:33 ID:723sS0Gx
今日、幻水5のキャラクターガイド買ってリムの短編読んだが・・・素晴らしいな!
妄想意欲が沸いてくる
23名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 22:54:08 ID:Uo0lsjYj
カミーユとカスミをレズらせてください!
終戦後捨てられた女の子同士、寂しい身体で慰め合うみたいな
あくまで性欲だけが目的なんで、やるだけやって一言も口聞かないのが二人の暗黙ルール
お互い喋らせたくなくてベロチューから入るの
で、会話一言もないから、すっげぇハードなプレイしてんのに
結局はオナヌーと変わらん事思い出して二人とも泣きながらまた絡む
24名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:48:19 ID:ek3s6Jdb
保守
255主とサイアリーズ:2006/07/11(火) 12:07:49 ID:kHpXBmtl
余計な事を考えるな。僕はリーダーだ。 恐るな。 「早く寝ないと。万全の状態で明日の戦いに望まないと。リムを助けないと。早く寝ないと…。」
26 ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:46:45 ID:gp+FcDzT
通りすがりですが、5のカイルとベルナデットで落とします。
27カイル×ベルナデット 1  ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:50:14 ID:gp+FcDzT
「ファレナの男、群島の女」

ベルナデットは、図書室から借りたフェルナの本を読んでいた。
彼女は群島諸国の艦隊に所属しているが、今は、ファレナの王子軍にいる。
群島諸国では見られない本の興味深い内容に没頭していると、
扉がノックされた。
彼女は立ち上がり、扉を少しだけ開ける。

「今晩は」
「あ、今晩は……ええと、確かカイル殿ですよね?何の御用でしょうか?」
外には、フェルナの女王騎士の男が一人で立っている。
戦乱の世の中、娯楽のない船では大概夜半に尋ねてくる男は、下心がある。
ベルナデットは、警戒しつつ用件を聞いた。
同時に一瞬で男を観察する。

「いや、用というほどのことではないんだけど、
 群島諸国の戦術について教えてもらえないかと思って
 色んな戦術を知ってた方が、王子の役にたつでしょー?」
「なるほど、そういうことでしたら、私もフェルナの戦術に、
興味を持っておりました。どうぞお入りください」
にっこり微笑むと、ベルナデットは部屋に男を招き入れた。
「あと、これ、チーズケーキ。どーぞ」
カイルは、シンロウの店で買ってきたばかりのチーズケーキの箱を見せる。

「ありがとうございます。今お茶をいれます」
ベルナデットは、お茶とお皿を出し、ケーキを皿に出した。
彼女は、ほとんどの女性がそうであるように甘い物が大好きで、
しかもチーズケーキは大好物だった。

カイルが食べるのを確認し、ベルナデットもフォークを
ケーキに差す。

「このケーキおいしい!」
「良かった。レストランで見かけて、甘い物好きかな?と思ってー」
「え?はい。好きです。凄い観察眼ですね」
「いやー、そうかなー?、美人だからーついつい見ちゃうんだよねー」
「そ、そんなこと、ないです」

カイルの目の前で、ベルナデットは照れながら、
おいしそうにチーズケーキを食べていく。
たまに上目遣いで、カイルのことを見ている。

カイルのタイプは、高貴ながらお高く止まってない女性だが、
彼女は甘い物を食べている時は、まさしくそんな感じだった。
で、今晩、この部屋に訪れたのであった。
こんなに簡単に部屋に入れるとは、思いもしなったが。

――なんだかかわいいなー
と見蕩れているうちに、身体は既に動いていた。
28カイル×ベルナデット 2  ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:50:54 ID:gp+FcDzT
カイルは、ケーキを刺そうとするベルナデットの右腕を掴んで、
身体の横にすばやく移動し、左肩も押さえる。

「なるほど!相手の油断をさそい、敵を押さえ込む。
 柔和にして、力強く。『柔は剛を制す』ですか!」
「いや、うん。ま、まあねー。
 ファレナの戦い方は、割とそういうとこあるかもねー……」
そのまま、カイルは首筋から鎖骨、胸の上を触り軍服をはだけさせる。
白い服の下は、小麦色の肌が露出する。
「あ、あの、カイル殿!?」

「あ……ゴメン。つい癖でー。
 綺麗な女の人見ると、触っちゃうんだよねー」
にっこりと明るく微笑みながら、しかしカイルの指先は、彼女の服の中で、
乳首をコリコリと弄くりまわす。
「……ぁっ、」
「好きだよー、ベルナデットちゃん」
好きと言えば好きなのだろう、多分。3番目か4番目くらいには……
「えっ……はぁんっ!」
女王騎士の腕はいともたやすく、ベルナデットの白い群島諸国の軍服の
ズボンを膝まで下ろした。
柔らかい小麦色の太ももを触る。
彼女の肌は、絹のように滑らかだった。
露出した、肌を何度も優しく触る。
「すべすべだなー」
「もっ……」
「はいはい、なんでしょう?」
ベルナデットのキッと睨んだ瞳に返すように、慣れた仕草でにっこりと笑う。
ベルナデットはそれ以上何も言わず、その余裕の笑みに押し流されるように、
カイルのされるままに下着も膝まで下ろされた。


古いシンダルの遺跡の城の部屋のベッドに、中途半端に服を脱がした女性を抱き運ぶ。
ベルナデットのしなやかな指は、彼女の首筋に降りた艶やかな金髪の先を遊んでいる。
彼女は、上着から小麦色の大きな胸が見え、ズボンと下着が膝まで下ろされ、
ブーツは履いている。
カイルも上着を脱ぎ、上半身裸になった。
身体を覆うようにかぶさり、唇を合わせた。
舌を入れ、右手は、薄茶色く茂る丘を撫で、襞をさぐる。
「あー……そんな、いきなり……」
男は真剣な顔になり、ベルナデットの胸と陰部を中心に、優しくなでた。
仰向けのベルナデットの太ももを両腕で開く。
膝にあった布は、開いて太ももまで落ちる。

「いきなり行くのが、フェルナ式なの」
男はにっこりと陰部に指を差し入れた。まだそこは狭い。
ベルナデットは、スカルド――つまり彼女の父親――と常時一緒に行動することが
多かった。しかるに、船において彼女の部屋に訪れる男は、あまり多くは無かった。
ベルナデットに認められ、なおかつスカルドが黙認するくらいの男はそうそうはいない。
29カイル×ベルナデット 3  ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:52:30 ID:gp+FcDzT
「あー……あれーもしかして、処女?」
「、しょ、処女では、ないけど……そんなには、あ、だから……その……」
「大丈夫、安心してー」
カイルはそう言って、陰壺に入れた人差し指を半分まで抜いた。
しかし、その後人差し指と共に中指も入れ、出し入れをする。
「ん、いやぁん、そう言って……は、激しすぎ……ん」
「慣らさないと、痛くなっちゃうからねー」
「ふひゃん!……っ」
二つの指を開き、狭いその壺の中を拡張していく。
蜜を称えたその口の狭い弾力性のあるピンク色の壺の中をくちゃくちゃと
指はかき廻す。
もう片方の指は、大きな乳をぷにゅぷにゅともみしだく。
肌はつるつると肌理細かく、中はやわらかい。
経験が少ないベルナデットのそこからも、少しずつ蜜が垂れはじめてきていた。


「っ……も、もう……」
「じゃあ、そろそろ入れましょうかねー」
カイルは自らのズボンと下着を脱ぐ。
下半身には、大きくそそり立った肉の剣があった。

それをベルナデットの茶色の毛と小麦色の肌から覗くピンクの陰部に押し当てる。
「ん……」
そして、襞と襞の間にその先を廻しながら、ゆっくりと奥に差し入れる。
その間にも、蜜はどんどんとあふれ出てきている。
「ん、ん、ぁん」


その剣先の膨らんだ所まで入れこむと、カイルはベルナデットに聞いた。
「どうする?俺も一応女王騎士だしー。嫌だったら止めるよー」
「ぁ、ん、ここまできて……聞く、なん……てぇ……」
ベルナデットは首を横に振る。
束ねたくせっ毛の髪が、左右に揺れる。
「そうだよねー、じゃあ」
「ぁああん!!!」
カイルは途中まで差し入れられた肉の剣を奥まで勢い良く差し込んだ。
ベルナデットは弓なりにのけぞる。
上に乗ったカイルは、ベルナデッドの上半身を抱き起こす。
男は女の唇を塞ぎ、動き出した。
はじめはゆっくりと、浅く揺さぶる。

「どう?きもちいい?」
「は、はっいっっ……」
「じゃあ、もっと奥まで入れても大丈夫だねー」
カイルはそう言って、普通にピストン運動をはじめた。
30カイル×ベルナデット 4  ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:54:57 ID:gp+FcDzT
「っ……っん、……ん」

「この城、壁が厚いから、もっと声出しても大丈夫!」
「っ……ぁ……で、も……」
「ベルナデット殿の激しく淫らな声が、聞きたいなー」
カイルは、右のピンク色の乳首を咥え舌で舐めまわし、
腰の力で激しく上下にベルナデットを突く。
涙眼のベルナデットは、顔をゆがめてそれに耐えている。
大きな小麦色の胸は、乳首と身体を基点に上下にぷるぷると揺れる。
「ぁあ、あっあ、ああっ、だっ、だめぇ……からだ、が……」

「ん……もっと、提督の娘さんの乱れた顔が見たいなー」
カイルの口は左の乳首を咥え直し、腰は更に激しくベルナデット
の身体を上下左右に揺さぶる。
白い軍服からはだけた小麦色の大きな両胸の先端は、ピンク色の乳首が
淫靡に屹立し、ズボンが下ろされたままの下半身には、膝まで彼女が
分泌した粘液が垂れ、その股はいやらしく、ぐちょぐちょと音を立てて
カイルの男のモノを咥えて震えている。
唇と瞼はしっかりと閉じられていて、茶色い睫毛が涙で湿って
あそことおなじように震えている。
シーツはベルナデットから出た蜜液で、色が変わっている。

ベルナデットは、今にも壊れそうに、奥まで激しく突かれていた。
しかし、その剣は、痛みをあたえず、快感だけをベルナデットに与えてゆく。
「ぁあっ!あっ、ぁあふゃ…ん」
狭いベルナデットの肉壁がピクピクと痙攣し、カイルの肉の剣を刺激する。
それによって、大きなカイルのモノはさらに膨張し、身体の中にある
彼女の膣を圧迫し、更なる快感を彼女に落としていく。


「ぁっ、ぁあっ、あっ、ああっ、ぃ、いやぁっ、いやゃぁっ、いやあああああん!!
 お……おかしく、ああん、なっちゃうぅん……も、もっと……奥まで……ちょうだい」
群島諸国の提督の末娘であり、副艦長であるベルナデットの口は大きく開き、
どこかで見たことがあるような顔は快楽で歪み、獣じみた声が部屋にこだまする。


「はいはいー、俺もそろそろ、おかしくなっちゃい、そーだし、」
カイルはそんな女の姿に満足し、ベルナデットをベッドに押し倒し、
素早く腰を動かし続ける。
奥へ奥へと吸う肉壁にしたがって、女に快感を与えるそれは奥まで貫く。

「んっ!」
「ぁああんっ!!」

ベルナデットの最奥で露を飛ばし、男と女は強く抱き合った。
31カイル×ベルナデット 5  ◆1gCekNYzJg :2006/07/13(木) 22:58:31 ID:gp+FcDzT
行為が終了すると、男は直ぐに服と鎧を付けた。
一番の女でない時、カイルは何時もそうだった。

「今日は楽しかったよー」
カイルは剣を取りながら、手のひらを上げた。
ベルナデットも、なんとなく一夜の遊びだと分っていたように真面目な顔で、
群島諸国の軍服を自ら着る。

カイルが部屋を出際、色っぽくベルナデットは目を細めた。
「……そのうちまた。ファレナのこと色々とを教えに来てください」
「ああ」
「他に遊ぶ相手が居ない夜にでも……」
「!」
「ふふ。知っていてあえて黙っていて欲しい物を頂くのが、
 群島式なのです、カイル殿。
 では、おやすみなさい」

茶色い癖毛の群島出身の娘は、あやしく微笑み、
そして、部屋の主によって木戸は静かに閉められた。


おわり。
32名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 00:41:01 ID:sT8wduv7
続き!続き!
33名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 04:58:42 ID:cjCFEl1x
ベルクート×マリノがみたいです。
34お茶:2006/07/14(金) 05:02:28 ID:/n3YCwIT
>17の続きが読みたい。熱烈読みたい。
是非書いてくれ!

そしてもう忘れられていること間違いナシですが、ベルハヅちょっとだけ投下。
前スレ480からの続きです。
35ベルクート×ハヅキ:2006/07/14(金) 05:04:43 ID:/n3YCwIT
「ぅ…んっ、やぁ…!」
ベルクートの舌がハヅキの陰部を這い回る。ぬるりとした感触と熱にハヅキはただ身を捩り、喘いだ。
既に先程までの行為でとろとろに濡れていたハヅキのそこは、更に直接的な刺激を加えられたことで、
更に蜜を溢れさせ、ベッドに染みを作っていた。
ベルクートは自身がそう言ったように、まるで獣のようにハヅキの身体を貪る。
ぴちゃぴちゃと音を立ててハヅキの敏感なそこを舐め、指を差し入れては内部を刺激した。
淫らな水音が耳に届くたび、羞恥が湧き上がる。先程までの、優しい、甘い愛撫ではなく、
荒っぽく与えられる刺激に、ハヅキはもう声を抑えることもできず、ただされるがままになっている。
「ベルクート…っ、あ、ああっ…!」
差し入れる指を増やして、ハヅキの内部をかき回す。
高い嬌声が上がるのと同時に、ハヅキはまた達してしまう。内部に沈んだ指がぎゅ、と締め付けられた。
指を引き抜いてぺろりと舐める。その仕草が、ひどく淫猥に見えた。
先程まで自分の中にその指が入っていたのだと思うと────背筋にぞくり、と妖しい震えが走る。
36ベルクート×ハヅキ:2006/07/14(金) 05:05:59 ID:/n3YCwIT
「あ」
目が合う。同時に、熱が陰部に触れた。
「今ならまだ、やめられますよ」
真剣な目でベルクートは言った。その声は、ハヅキが聞いても余裕がないとわかるものだった。
まるで飢えた獣のような瞳。きっと、自分も同じ瞳をしているに違いない。
ハヅキは首を横に振った。
ベルクートはきっと自分が初めてだと知っている。その上で何度もこうして言葉で確かめるのは、
本当に大事に思ってくれているからだと、ハヅキは感じていた。
それを嬉しいと思うし、思うからこそ、構わないのだ。
「っもう…っ、確かめなくて、いい…!」
だが、余裕がないのはハヅキも同じだった。達したばかりなのに、身体の中が熱い。
発散しきれていない熱が篭もっているような気がするのだ。
早く───処女なのに、こんな事を望むなど、はしたない。
そう思いながら、早く、欲しいと思ってしまう。痛いだろうかとか、
そんな事はどうでも良いとまで思っていた。
「なるべく痛くしないようにしますから」
最も、既に薄紙よりも薄くなった理性では、抗われた所で止まれはしないだろうと思っていたが。
やはりハヅキは「いちいち言わなくていい」と言って顔を背けた。
37ベルクート×ハヅキ:2006/07/14(金) 05:07:32 ID:/n3YCwIT
ゆっくりと、宛がわれた熱が体内に沈む。ハヅキはまた目を閉じた。
ベルクートは腰を抱え上げると、ぐい、と一気に深く押し入った。
「うぁ……っ…!」
───痛い。思っていたよりも。裂かれるような痛みに涙が浮かんだ。
ベルクートがそれに気付かないはずがない。やめてしまうかもしれないと不安になった。
ずっと気遣ってくれていた彼なら、痛みが深ければきっとこれ以上はしない。
ハヅキは必死にその痛みに耐える。
「ハヅキさん、力、抜いて」
耳元で囁かれる言葉にも、ハヅキは答えられない。身体の中心を貫く、鈍く、重い痛みと熱。
そこに確かに目の前の男がいるのだと思うと、切なくなる。痛みさえもその一部であるかのように。
答えられないハヅキに、ベルクートは優しく口付け、頭を撫でる。
空いた手で陰部に触れ、刺激を与えてやると、ハヅキの身体から力が抜けてゆく。
閉ざした瞼が切なげに震えるのに、そっと口付けを落とすと、ゆっくりと動きはじめた。
始めは浅く、慣らすように。ハヅキの内部は熱く、吸い付くように強く締め付ける。
痛いのだろう──動くたびにハヅキの表情が辛そうに歪む。必死に耐えている姿が痛々しくも見えた。
少しでも苦痛を和らげてやることが出来ればと、突き上げるたびに揺れる胸に触れた。
舌を這わせ先端を刺激すると、切なげな声が漏れる。

38お茶:2006/07/14(金) 05:10:38 ID:/n3YCwIT
中途半端ですがここまで。お目汚しスマソ。
エロシーンなんてろくに書いたことないのですが難しい…。
微妙な上淡白なエロですが、もう少しお付き合い下さると嬉しいです。
39名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 05:11:09 ID:d9P0gTIc
 夢を見た。
 ソルファレナにいた頃の夢。

「ふぁー。・・・・いい夢だったな。」
 本当に・・・・。
「んー泣きそう。」
 見る夢が良ければ良いだけ。
「ふぁー。」
 背伸びをしてみる。
(きゃー!!!)
 体中が悲鳴をあげた。
「うるさい!!本当は気持ち良いんだろ?」
 右足を首の後ろに回してみた。
(いや!!やめて!!堪忍してー!!お代官様ー!!)
「やめてーなんて言いながら、しっかり濡れてんじゃねーか。」
 もちろん汗のことだ。
(あー!!いく!!イク!!行く!!往く!!逝くーーー!!)
 パタ。
「・・・危ない、逝くところだった・・・。」
 疲れが残っているのに無茶をしてしまった。
「どれくらい寝たんだろ?」
 窓の外を見る。
「真っ暗。」
 視点を窓の外から窓ガラスに写してみる。
「・・・ひでえ顔。」
 窓ガラスに写った顔はデート中に彼女が犬の糞を踏んで滑ったのに、
 何事もなかった様にすり足で歩き出した様を見つめていた時の顔ににていた。
「寝て疲れをとらないと。」
 こんな顔じゃ皆を心配させる。
 それは良くない。
 だって、
「僕はリーダーだから。」
 しっかりしないといけない。 
 自分に言い聞かせる様に言ってから、目を閉じる。
「良い夢を見ませんように。」
 本気で願う。辛いから。
「おやすみ。」
 ・・・誰にだよ?
 おやすみって誰にだよ?
 誰も居ないよ。
 ・・・・寂しいよ。
 寂しいよ。寂しいよ。寂しいよ。
「・・・・寂しいよ。」
 自分の体に言葉責めをするという荒技で独りだということを意識しないように
 していたけど無理だった。
 ・・・もう限界だった。独りで強くなるのは寂しすぎた。
「ふぇ、ふぇん、ひっく、ひっく。」
 すがりたい。
 慰めてほしい。
 ぎゅうってしてほしい。

 だから自室を出て
 あの人の部屋をノックした。 
40名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 07:59:41 ID:cvzCGwjr

何これ?
41名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 01:37:37 ID:lxoqnbJH
寂れたな…
ああ40よ、それ↑は主人公の絡みがなく
サブキャラのカップリングばかりのこのスレに対する憎しみと憎悪だ
42名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 02:10:02 ID:qGl5xDnU
>>26
実はベルナデットのほうが一枚上手だったってところがいいな!GJ!
>>34
続きまったりと楽しみにしてますよー!
43名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 09:22:03 ID:31TMptSK
>41
腐向けの王子ウホッ系サイトなんかで見る話っぽい。王子が女々しくて。
何その泣き方w
44名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 12:42:22 ID:lQrjdH7O
「綺麗だねー。」
湖の水面に映る満月を見て一人呟く。
酒を飲む理由なんて月が綺麗だからで十分だろう。
「はー。嫌になっちゃうね。」
今日は酔いが悪い方にまわっているみたいだ。
甥の事を考える。
「あの子は強いね。」
故郷を追われ、両親を亡くし。唯一生き残った妹さえも敵に捕われているというのに。
国を妹を取り戻す為に皆をまとめ、先頭に立って戦う。
それに比べ私は………。
あの子の事を助けてあげられているだろうか…。
「はー……。」
自己嫌悪が止まらない。
「やめやめ。私は自分の出来る事をやれば良じゃないか!!」
その為にさっさと寝てしまおう。
そう思った時にドアが叩かれる音が響いた。
45名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 13:40:55 ID:lQrjdH7O
コンコン。
こんな夜中に誰だろうね?と思い。ドア越しの人間に声を掛ける。
「誰だい?」
ちょっとして声が返ってくる。
「僕。」
たった一言だったがすぐに分かった。
「ピエロかい?」
どうしたんだろうね?こんな夜中に。
「良かったー。起きてて。入っても良い?」
「ああ、勿論さ。入っておいで。」
どうしたのかと思い。その事を聞こうと思ったのだけど、あの子は入って来るなり答えを述べた。
「おねしょしちゃった。」
おねしょ?
「おねしょかい?」
心の声をそのまま声にして発した。
「うん。」
そう答えたので目線を下にずらす。けどズボンなどを濡らしている様子は無い。
普通に考えてこの子がオネショなんてするはずがないと思い、もう一度どうしたのか聞こうと思いこの子の顔を覗き込む。
すると目から涙が次々に溢れていた。
泣いている?
強いこの子が?
「目からオネショしたのかい?」
とりあえず、この子の言った事に重ねて言う。
「うん。」
この子が泣いているという事実に驚きながら、原因は何かと思い聞いてみる。
「怖い夢でも見たのかい?」
理由としては妥当だろうか?けど、強いこの子がそれで泣くだろうか?
「ううん、良い夢を見たんだ。」
良い夢?
「じゃあ、どうして?」
泣いているんだい?
「ソルファレナに居た頃の夢を見て。とても楽しくて、温かくて。」
…………ああ……そうかい。
「けど起きたら誰もいなくて。」
強い?この子は、まだ子供じゃないかい。
「だから、ちょっと寂しくなっちゃって。グスン。」
私はなんにもわかっちゃいなかったのかい。表面上だけのこの子を見て、強いと決めつけて。
ごめんね。ごめんね。ごめんね……。
「ピエロ。」
ごめんね。これからは私が側にいるから……。何も出来ないけど。側にはいるから。
「サイアリーズ…。」
この子を守らないと。弱いこの子を…。
「ここにおいで。」
ベッドの端に寄って、空いたスペースを叩く。
「ダメだよ。僕はリーダーだから誰の前でも強くなくちゃいけないんだ。」
辛くて、寂しくて我慢出来ずにここに来たはずなのに。それなのにこの子は。
「サイアリーズと話したら元気になったから。もう大丈夫だから。」
何が大丈夫だい。そんな顔をして。
「おいで。」 もう良いんだよ。
46名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:41:45 ID:lQrjdH7O
「大丈夫だよ!!僕は強いんだから!!」
やっぱりこの子は強いね。けど、このままじゃいつか壊れてしまうよ。
「ああ強いよ今のピエロは。皆もそう思ってるだろうね。」
「そうだよ!!僕は強いんだ!!神の子ピエロさ!!」
「けど私は弱いピエロも知ってるよ。マザコンでシスコンのピエロ。」
「それは前までの話さ!!今の僕は反抗期で母上の事をババアって呼んでやるし。
もういないけど……。
シスコンはシスコンでも今の僕は姉萌えの方だから妹なんかには興味ないんだ!!
だから助けてあげたらリムの添い寝提案を断ってやる!!
それと父上に姉が欲しいって無理を言って困らせてやるんだ!!
…あ、もういないんだった……。」
「ピエロ。」
ぎゅっと抱きしめてやる。
47名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:38:12 ID:9OfNOn15
もう夏休みですか?21才未満はかえりましょうね。
48名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:47:33 ID:lQrjdH7O
 なんだろうこの状態は?
 えーと、寂しくてサイアリーズの部屋に来て。
 散々泣き事を言って。
 サイアリーズが優しくしてくれたのに、反抗して。
 僕はリーダーだから……。
 で、反抗し続けて今。えーと、抱きしめられてる?
 顔がおっぱいに吸収されている。
 いや、おっぱいが顔に吸収されているのか?
 いや、合併か?
 じゃないよ!!そんな事はどうでも良いんだ!!
「サイアリーズ?」
 やっと、声を出す事が出来た。
「もう良いじゃないか。ピエロは強いよ。皆も、そう思ってる。それで良いじゃないか。」
 そうさ、常に強い僕を演じて来たからね。
 じゃないとリーダーなんて出来やしなかったから。
 ていうか、おっぱい気持ち良いなー。
「強いふりしちゃってさ。私はずっとピエロといたじゃないかい。無理してるのがバレバレなんだよ。」
 なんだ、ばれてたのか。そりゃ、そうか。サイアリーズとは生まれた時から一緒だったから。
このおっぱいと一緒に生きてきたんだから。
「でも、サイアリーズの前でも……。」
この、おっぱいの前でもリーダーでなければいけない。
「私の前で位本当のピエロを見せておくれよ。」
このおっぱいは本物なのかな?シリコンなんて入ってないよね?
「私の前で位弱いピエロを見せておくれよ。
 誰にも言いやしないさ。」
良いのかな? 「泣いても?」
「ああ。誰にも言いやしないよ。」
良いのかな?
「頼っても?」
「ああ。」
良いのかな?
「添い寝しても?」
「ああ。」
良いのかな?
「おっぱい触っても?」
「ああ。」
なんだ良かったんだ。
嬉しいな。
救われる。
「サイアリーズ。」
「ん?何だい?」
「今日、一緒に寝てくれる?」
「ああ。」
 寂しくなくなったら。今度は嬉しくて涙が溢れてきた。
そして眠気が襲ってきた。
「ピエロ、今日は疲れただろう?一緒に寝ようかね?」
「うん。」
そして言ってやる。
さっきは言って後悔した言葉を。
「おやすみ。」
「ああ、おやすみピエロ。」
49名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:54:38 ID:lQrjdH7O
「ああ、おやすみピエロ。」
そう言ってからピエロの方を向き、上になった方の腕をピエロの背に腕をまわす。
「寝苦しいかい?」
「ううん、落ち着く。」
「そうかい。それなら、もう寝てしまいな。ずっと、こうしててやるから。」
「うん。」
ピエロはそう言うと胸に顔を埋めて来た。
少ししてからピエロがもぞもぞと動くので、やっぱり寝苦しいのかと思い、声を掛けてみる。
「どうしたんだい?」
するとピエロは胸の間から二つのそれを分け入る様に顔を上の方に向け、私の目を見て言った。
「おっぱい触っても良い?」
あまりに真顔で言うので、おかしく思い。冗談を言ってみる。
「ママのおっぱいが恋しくなったんでちゅかー?」
少しして。
「………うん。」
と、寂しそうな顔をしていうので。しまったと思い。速攻で服を胸の上まで捲る。
「ホラ。」
すると、ピエロは胸を両手で被せる様に包み、何度か揉んで。
「おっきいね。」
 と言うので、素直に「まあね。」
と答える。これで小さいなんて言ったらリムやらが激昂するだろうからね。
「けど、母上の方が大きいね。」
まあ確かに、そうだけど。あれは大きすぎて、あれだと思う。
言うなれば、少し開発してしまえばピエロの位のなら乳首の穴に突っ込んでしまえる様な。
まあピエロのあれを見たのは結構前の物なんだが。
「これ位が良いあんばいだよ。」
「そうかな?」
そう言って、胸を何度も揉んでくる。
「ピエロは本当に胸が好きだねー。」
「母上があれだからね。小さい頃はいっぱい触ってたし。」
まあ、親がああだと、あれを普通に思ってしまうのかね。
「野いちご。」
野いちご?
「いただきます。」
そう言うと、ピエロは野いちごというニックネームをつけられた乳首を口に含んだ。
「ちょっと、ピエロ。野いちごなんて食べたらお腹を壊すよ。」
ピエロの頭を離そうとすると。
「喉渇いたから。」
と言って、チューチューと吸ってくる。
「母乳なんて出ないよ。」
と言うのに、やめずに吸い続ける。
吸ってる時の顔が余りに安らかな顔をしてるので、このままでも良いかと思う。
しばらく吸ってるとピエロは乳首を口に含んだまま寝息をたてた。
「ははは、子供が出来たらこんな感じなのかね。」
ちょっと、うれしく思い。ピエロを抱いて私も目を閉じた。
50名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:08:49 ID:lQrjdH7O
また夢を見た。
また良い夢だった。
目を開けるのが少し恐いが観念して目を開ける。
おっぱいがあった。
「おはよう。おっぱい。」
白雪姫にするかの様におっぱいにキスをする。
おっぱいのオーナーはまだ寝ていた。
オーナーがいる事が分かると、寂しい気持ちにはならなかった。
おっぱいに顔を埋めると、温かくてうれしい気持ちになった。
ソルファレナを追われてからなかった余裕が生まれてきた。
だから、まず着ている服を脱いだ。
そして煙草をふかす。
後はその時を待つだけ……。
51名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:45:32 ID:lQrjdH7O
 目を醒ました。
 一番最初に見たのは、裸で煙草をふかしているピエロだった。
 ……まさか!!!
掛布団を剥いで、シーツを見る。
良かった。やってない。
「おはよう。ピエロ。」
「おはよう。オーナー。」
「オーナー?」
「あ、いや気にしないで。おはよう、サイアリーズ。」
「夢は見たのかい?」
「うん。良い夢を見たよ。」
「そうかい。大丈夫かい?」
「うん。サイアリーズが居たから。」
「そうかい。」
良かった。
「おいで。」
呼ぶと、ピエロは吸っていた煙草の火を消して私の前にちょこんと座る。
そして、ピエロを抱きしめる。
「いつでも来て良いんだよ。」
「ありがと、サイアリーズ。」
「ああ。」
「ていうか、サイアリーズ何で驚かなかったの?」
驚く? ああ、さっきしてたいたずらの事だね。
「ピエロ!!」
「何?」
「煙草は吸っちゃ駄目じゃないかい。」
「……それだけ?」
「ああ。他に何かあるのかい?」
「……ううん。」
ピエロ。何で驚かなかったのかと言うとね。
恥ずかしながら私は乙女だからね。
シーツに印が無かったからね。
52名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:56:58 ID:lQrjdH7O
とりあえず、途中まで書いてみたんですけど、やめた方が良いですかね?
53名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 01:36:32 ID:lBW+YSOK
取り合えずさ、メール欄に半角で「sage」と入れて
全編投下しようや。
話はそれからだ。
54名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 07:46:18 ID:9WJ6uqGP
チラシの裏に書いてろ
55名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 08:23:29 ID:zhErczkJ
>52 なんというか今までに無い個性だな。未完は良くないとので、最後まで
さっさと書き上げた方がいいと思う。
56名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 16:16:24 ID:VKBnE0ct
とりあえず5主人公はファルーシュで頼む
57名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 18:44:31 ID:aEGCIN42
王子のキャラがおかしいというか、そこまでいくと別人というか。
あと、単純に意味がわからない。
58名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 23:27:56 ID:5IdeguhW
あれだ、ポエム
59名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 06:15:40 ID:aAqND3AX
肝ポエムだな。
通りすがりの投下逃げかと思ったのに続くのか…。
何スレか前の「トリップって何だ?」って奴よりひでえw
60名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 10:39:47 ID:pK9KatWU
そういえばそんなのもいたな
たまにほんとに21歳↑か?ってレベルな香具師が沸いてバロス
61名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 13:55:51 ID:CLBZdqXn
遅ればせながら、カイル×ベルナデットGJ!
ベルの方が一枚上手なワケね。
ベルハヅもGJ!
62浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/07/18(火) 11:39:56 ID:SDsbgyy6
ネット上の駄目なエロSS 第六章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151634440/

チェックされてるらしい
63名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 21:18:59 ID:O4nJVQGa
>>39タンは多分オナゴ。ハァハァ。
64名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 06:47:12 ID:zG92vrCA
>>39が、ハァハァされちゃっター(。A。)ー!
>>39タンに特殊なプレイを強要される王子キュンキボン
65名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 20:56:38 ID:DLIG8Vtl
こんな過疎ってるこそ初心に帰ってアグネス×4主を!
・・・って何でやねん
でも今さってのは自覚してるけどやっぱ見てみたいんだよ
66名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 21:20:40 ID:DLIG8Vtl
>>65
すまん、今さじゃなくて今さらだったな
67名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 11:16:53 ID:EI+VGxn+
>>39
まだ見てるなら、最後まで続きを書いてくれ。
これで2chで求められているものと同人との種類の違いが分かっただろうし。
痛いキモい叩かれても、作者には広げた風呂敷を畳む義務がある。
他の作者の投下の仕方を見て、どれが読みやすいか模索した上で投下していって欲しい。
6839:2006/07/23(日) 11:53:53 ID:61a6Q6AI
「…なんだ、夢だったのか」


69名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 16:59:39 ID:2Cxly8th
待て、勝手に終わらせるなw

2ちゃんに小説投下するのは良くも悪くも博打。
ここは自分のサイトみたいに特定のキャラ、カプに特化していないかわりに、
書き手も読み手もたくさんいる。
サイトだとカプ贔屓で生ぬるい感想しか貰えないが、ここで投下した小説の感想は
匿名だけあって遠慮はないし的確だと自分は思う。
とりあえず一本書き上げてみろ。>67も言ってくれてるが、
いろいろ模索して成長していけばいいさ。
70名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 18:22:46 ID:CCftGYwL
涙が出る程心暖まるインターネッツ
。゚(゚つД`)゚。>>39頑張って
BIGな文神になって帰って来いよ
71名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 18:58:17 ID:CCftGYwL
前スレでレックナート様のエロチシズムに感動したわけだが
DQN姉のエロチシズムも読みたいですよっと
ウィンディ×ユーバーの獣っぽいエロチシズムキボン
72名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 21:40:44 ID:wggWCXMy
最近PSPで1と2やったので、>>5のテオ×ソニアがすごいタイムリー。
エロはないけど、それぞれの視点から見る幻想水滸伝って感じで面白い。

>71
私はバルバロッサ×ウィンディきぼん。
73名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 10:06:35 ID:JmlAj8XE
最近ハヅキ萌えがひどい。よってベルクート×ハヅキ希望。
誰か>17の続きを書いてくれないか!!
74名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 14:32:02 ID:9sMtaEZl
林間されるサラ・ブライトを是非!
75名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 15:30:09 ID:ZrgXqw4y
ベルナデット!ベルナデット!
76名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 19:54:00 ID:0+84m85I
カミーユ!カミーユ!
レイチェル!レイチェル!
77名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 20:22:59 ID:k/9oCWno
>76
その2人が同室でグレミオとセドリックを客にとる娼館話を妄想したものの
肝心のエロシーンが書けませんでしたw
78名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 21:09:07 ID:0+84m85I
>>77
あれだな?
ツンデレ故に、客である男二人を説教だけして返して、一人枕に顔埋めて後悔したり…
エロ無しでもいいからupしろよコンニャロー
(;´Д`)=3
79名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:02:43 ID:p740UEcg
そんなの誰も見たがらないよ
80名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:43:27 ID:56D1LxBX
セドリックは早漏なのか
それとも回復が早くて抜かずに何発もいくのか

グレミオの特製シチューは特濃こくまろなのか
それともスープタイプなのか
81名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:52:32 ID:K5y/+SGe
接合部から煙が立ち上る様を想像した俺は
だいぶ脳がやられているようだ
82名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 12:36:14 ID:pL7IRXYP
ここは鬼畜系でもおkなの?
本拠地脱出の際逃げ送れたルウがアーメス兵に…とか
東方王国の滅亡で捕虜になったおばさんリオン他がアーメス兵に…とか
エストライズのごろつきに返り討ちにあったイサベル様がアーメス兵に…とか
闘神決勝前夜にさらわれたマリノが西の森でアーメス兵に…とか
そんなネタしか思い浮かばない

83名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 12:41:58 ID:pL7IRXYP
あと盗賊の咎を許してもらえなかったフェイレンがロイと兄者かばって
一人で罪背負ってセーブルの公衆便所に。
その後ターンが進んで進入してきたアーメス兵に…とかな
84名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 12:43:15 ID:UD1lOTN/
>>82
ちょww後半二つアーメス兵関係ねえwww
85名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 12:45:01 ID:K5y/+SGe
そんなにもアーメス兵が好きかw

まあ>>1にも書いてるから合法だ。気にすんなよ。
(ネタじゃなくてホントに書く気ならw)
86名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 15:19:01 ID:WljIcD+p
ワロタww
87名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:04:08 ID:PQ1Zo5Gd
最初に陵辱アリとアナウンスしてくれれば嬉しい。
陵辱は苦手な人もいるだろうし。
…で、なんでそんなにアーメス兵が好きなんだ。
88名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:46:14 ID:pHmKOBKr
>82
ガヴァヤ×ルウ
ガヴァヤ×サイアリーズ
ガヴァヤ×イザベル様
ガヴァヤ×マリノ

これでおk?
89名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:02:31 ID:Z6qGzUxB
>>82のルウと>>83が非常に興味深い
東方王国に目をつけるとは中々の才を感じるが
大長編になるようならチラシでやってほしい
90名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 02:51:30 ID:aZZqYYS9
>>77
いっそのこと発想を転換して
「例によって何も考えてないまま、女性向け風俗店(……?)で働きはじめたセドリッ君と
 彼を追跡中にそれを知ってしまい客として潜入したレイチェル」
などではどうだろうか。

セドリック馬鹿だから途中まで気がつかない。
91名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 10:58:47 ID:w8uNSubJ
カズラーに飲み込まれて服が「と、溶けてるー!」なレイチェルキボン
ジーンさんから惚れ薬として貰ったのが実はエロ秘薬で
獣と化したグレミオに逆に犯られちゃうカミーユキボン
92名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 19:32:20 ID:OqijI43V
セドリックって4様より年上なのにな。
親はどんな教育をしてたんだ。
93名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 21:25:02 ID:eBzqJWI0
飲み屋で食っても金払うこを知らない奴だもんな
わざとやってる気がしないでもないけど
94名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 22:46:58 ID:w8uNSubJ
何も知らないセドリックは公の場で爆弾発言しまくるんだな
「レイチェルさんの乳首はミツバさんのより黒いですね」
95名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 23:41:28 ID:eBzqJWI0
つまりミツバ>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>レイチェル
というわけですかセドリックにとっては
96名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 06:09:21 ID:RgIB4FPb
乳首の黒さはな
97名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 10:26:34 ID:mzUQM+Fe
乳首だけじゃなくて抱き心地もそうだったりしてw
98名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 11:19:42 ID:RgIB4FPb
レイチェルはジャジャ馬なんだなつまり
「逃がさないよ!」
「い、痛いよレイチェルさん!」

ボキ

「「折れたー!?」」
てな

技ステ高いからエロテクは凄いに違いない
99名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 11:41:53 ID:RgIB4FPb
そんな事より早くレイチェルタンとカミーユタンの
エロチックショートストーリーズが読みたいYO!
100名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 21:41:28 ID:8qGo9kNQ
フェリドとアルシュタートの夫婦もの だれか たのむ …
101名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 21:51:59 ID:mzUQM+Fe
かゆ…うま…
102名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 20:45:39 ID:jY0ceFcL
よーく考えてみたら
カミーユは幻水シリーズで一番最初に宿星入りした女の子なんだよな
最初に幻水やった時は「おっ、この娘がパーティの紅一点か」と嬉しく思ったもんだ

そのせいか、今でも1やる時はカミーユが常にパーティに入ってる
103名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 21:19:14 ID:BmeAWfly
クレオ………。
いや、「女の"子"」じゃないけど…
104名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:22:35 ID:CycW1/oq
流れを読まずに5時代のキリィ×ローレライ投下します。
フォルダの中に眠っていたのを掘り起こしてみた。
105名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:23:29 ID:CycW1/oq
「(くっ……不覚だっ…)」
せっかくキリィを出し抜こうとありったけの罠を作動させておいたというのに、自分がひっかかってしまうなんて…。
あろうことか同じ罠に引っ掛かってキリィもこの空間にいるということが耐えられなかった。
「(今日は最低だ……)」
ローレライは足を庇いながら、溜息をついた。
キリィはというと部屋に落ちてくるなり、ローレライを横目で見遣って、全部お見通しのように何も言わず、部屋の隅に立っている。
「(ふん…相変わらず嫌なヤツ)」
せめてものの救いはキリィがローレライの方を見ないということだ。
もうすぐ日が暮れる。落とし穴から差し込む光がゆっくりと薄くなっていく。
「(喉、渇いたな……)」
キリィを待ち伏せしている間に全部飲み干してしまった自分を呪いつつ、ポーチの中のクッキーをつまむ。
早くこの部屋から脱出したいが、足を引きずりながら部屋を探索すれば怪我のことがばれてしまう。
キリィが何やら壁を調べているみたいだから、もし脱出経路がわかったら自分もそのあとに便乗してしまえばいい。
「…………」
「…………………」
「(……なんか……足が熱いな……)」
 ローレライはぐたりと石を背にもたれこんで、だるくなってきた体を休めた。
「………………おい」
「…………(キリィ……うるさい…)」
「ローレライ。」
「…気安く呼ぶな……。」
「水いらないのか。」
「………いる。」
キリィが差し出した水筒をふんだくり、残りを気にせず飲んだ。
106名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:24:04 ID:CycW1/oq
「さっきからお前は何やっている。」
「……キリィには関係ない。」
だるい体を叱咤して、出来るかぎりの悪態をついた。キリィはローレライの足を見遣って、
「血が滲んでるが。」
「放っておけ!関係ないと何度言えばわかる…!」
キリィはローレライの睨みには応えず、ローレライの足元に屈み込んだ。
「薬だけで治るかこんな傷。……………破るぞ。」
「…!」
ローレライの返事も聞かないうちに、ズボンの裾を破り、傷口を露にする。まだ固まらぬ血が、地面に鮮やかな色を落としていく。
ローレライはなんだか霞んできた目を擦りながら、キリィが自らの足を手当するのをぼんやりと見ていた。
「落ちてきた時に何か刺さっただけだ…。」
「消毒しないと痕が残るぞ。」
「…ふん。おまえがそんなところまで気が回るとは思わなかった。」
キリィが毒消しを傷口にあてると、焼きごてを当てられたような痛みが足全体に走る。
「痛っ…!」
水筒の水をかけ、毒消しをかけた後に、緩く包帯がわりの布を巻こうとする。
「い、痛い!手当するならもっと…」
「動くな。ずれるだろうが」
「く…………。」
ローレライは悔しいんだか恥ずかしいんだかで、顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
なんだかキリィなんかに礼を言うのも馬鹿馬鹿しくて、
「(……だ、大体なんでコイツは無許可で私の足に触ってるんだ)」
「………………終わったぞ。」
手当が終わると、キリィはまた帽子を深くかぶりなおしてローレライに背を向けた。
「…………。(ふん…愛想のないヤツ)」
ローレライはそっと丁寧に手当された足を撫でて、また水筒に口を付けた。
天井に開いた穴からきらきらと星の光が落ちてきている。そのおかげか部屋はほのかに明るくて、互いの影がぼんやりと解った。
107名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:24:39 ID:CycW1/oq
すっかりローレライの方は寝入ったころだろうかと彼女に目を送る。
「………うぅ…。」
呻き声が部屋にこだました。キリィはやれやれと思いながら、足音を殺してローレライに近づいたが、彼女は己を抱きしめるようにガタガタと震えていた。
「……………おい。」
「………っう………」
「おい。」
「………キ、キリ…ィ?」
「…………」
「寒……い。」
「寒いのか。」
キリィは巡礼者のマントを脱ぎ、かぶせてやる。
どうもこの女のペースにはまっている気がしなくもないが、反応が面白いので構っているのかもしれない。
「まだ寒いか。」
「………はぅ…。」
ひたりとあてた頬は冷たいどころかひどい熱だった。呼吸は甘い熱を含んでいて妙に艶やかだ。
「は………はぁ……あ……寒…。」
「傷がうんだか…適切な処理はした。今夜ぐらい我慢しろ。」
キリィが立ち上がろうとすると、何かにくんと引っ張られる。
「………服を離せ。」
おそらく無意識だろう、幼子が親の服を掴むように弱々しく握られていた。
「……ふん。」
108名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:25:14 ID:CycW1/oq
キリィは観念して、ローレライの傍らに座る。静かな夜なのに、遺跡に女の荒い息だけが木霊する。
「………」
まるでローレライがひとりで行為に耽っているようだ。そんな考えがふと頭をよぎり、自嘲する。
「はぁ……はァ…。」
「熱はひいたか」
甲をまろい頬にひたりと当てると、ローレライはそれに手を重ね、浮かされたような声で、
「……キリ、ィ…。おまえの手…熱いな……。」
「……そんなに寒いのなら手伝ってやる。」
キリィはローレライの上に覆いかぶさり、彼女を組み敷いた。
「……!?」
「自分の無防備さを憎むんだな。」
ただそれだけ言って、首筋に噛み付くように口づける。それだけのことで過敏に反応した。
キリィは目を細めて、ローレライの服を躊躇もなく剥いでいく。
纏う装備が薄くなる度に、コロンの香りか、それともローレライ自身の香りか、甘い香りが鼻を擽る。
「……キリィ?!なに…やっ…!」
「そこまで鈍くないだろう。今までの礼を返してもらうだけだ…。」
薄黄色の服をめくり、まだ発展途上の胸をまさぐる。すっぽりと手の中におさまってしまうほどのそれをきゅ、と握れば、
まだおそらく経験したことのない快楽に怯えているのか、眉をひそめ、熱に潤んだ瞳でキリィを睨んでいる。
「その方がおまえらしいな。」
「最低だ……っ!」
「それで結構。」
尖った爪先でぴんと先端を弾くと声があがる。それに気をよくしたキリィは剥き出しの白い腹部を胸部から浮き出ている骨に沿って舐めていく。
109名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:25:53 ID:CycW1/oq
「キリィ……ッ!……はぁ…冗談のつもりなら、早くやめ…!ぁ…んっ!」
ローレライの嘆願に耳を貸さず、ベルトを引き抜きズボンを膝までずりおろす。絹の下着はしっとりと濡れていて、もはや下着の役割を果たしていない。
筋に沿って下着の上からなぞってやると、犯されている恐怖が蘇ったのか、吐息に恐怖が滲んだ。キリィの腕を掴む手にも力が入る。
「…や……!!やめ…!」
キリィは既にズボン上からでもわかる憤りをまるで挿れるように押し付けた。布の上からずりずりと擦る。
「あ…っ!ん……んん……ッ」
淫蕩な輝きが青い瞳に宿ってキリィを映す。
「おまえ、処女だろう。」
「……っ…う、うるさいっ…。」
「処女でないなら優しく扱う必要はないな。」
「く……………」
「……処女じゃないんだな」
「………っ…。…は、はじ……なんだから、せめて……」
小さく掠れそうな声でキリィに悔しそうに請うた。もう、逃げる気はないのだろう。キリィは掴んでいた腕を放し、地面に当たらぬように腰を引き寄せた。
110名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:26:32 ID:CycW1/oq
「―――馬鹿みたいだ。」
行為が終わった後、ローレライは不機嫌極まりないといった表情で、キリィの衣服で自分の体を隠した。
「ああ、くそっ!どうしてこんなことになったんだ!?」
「………お前が罠を仕掛けたからだろうが。」
「黙ってろ!」
ローレライは冷静なキリィを怒鳴りつけて、背を向けた。耳朶は赤く、子供の我侭のような態度にキリィはため息をつく。
「ヤられ損だ、こんなの。」
「そうか、じゃあそれに見合う情報を教えてやろう。」
キリィが呟くと、ローレライの肩がぴくりと反応した。
「それは、シンダルに関係することか?」
「どうだかな………まあ、関係ないとも言えなくはない。」
「教えろ!!!」
キリィは立ち上がり、昨日探し当てた、部屋を脱出する仕掛けを教えた。
埃をかぶってまるで価値もなさそうな像の首を捻ると、壁の一部が沈み、外へ続く入り口が現れる。
「―――」
「………で、これがどうシンダルと関係するんだ?」
ローレライが歩み寄るキリィに心底わからないといった様子で問いかける。
キリィはローレライが纏っているマントを剥いだ。
「外に出なければシンダルの謎も追えんだろう。」
そういって、ローレライに背を向けた。
「………………な」
彼女の声は怒りに震えている。どうせこの後罵詈雑言が飛ぶのだから、早々に退散してしまったほうが面倒に巻き込まれないだろう。
キリィはやや早足で、その場から逃げ出した。どうせ、ローレライとはまたどこかの遺跡で会うだろうから、別れの挨拶も不要なのだった。
111名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 19:27:12 ID:CycW1/oq
以上です。この二人も因縁だよなあ。
2と5のキリィは別人で爆笑した。
112名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 22:25:48 ID:lPuNpAZT
>>111
乙! GJ!!
113名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 20:06:44 ID:DxkgzUQl
>>111
最後の一文が二人の関係を表していてとてもいい。グッジョブ!
このコンビの投下ずっと待ってたよ!!
114名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 12:44:49 ID:hNT3Mok1
神作品たのしみに待ってます!
115名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 13:21:35 ID:5hBRxZD0
ウホッ
116名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 10:22:51 ID:JZWDzB4T
捕手
117名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 13:34:32 ID:2IWH0hAp
ほしゅあげ
118名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:06:39 ID:yjO0NGS/
カスミ×カミーユ終戦後レズ自慰
投下します
119名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:09:23 ID:yjO0NGS/
コツ…コツ…コツ…
窓を爪で叩く音がする。
『もう何度目になるだろう?』
そんな事を考えながら、カミーユはベッドから起き上がると、眠い目をこすり窓の側に向かった。
「ドアから入りゃいいのに」
呆れ混じりの愚痴を零し、窓の小さなベランダで待っているであろう真夜中の来客を迎えるため、寝間着のボタンを一つ二つ外す。

窓を開けると、聞こえてくるのはフクロウの囀り…そして、来客の荒い吐息。
湿気を帯びた風とともに、そして風そのもののように部屋に入ってきた来客は、そのままカミーユの細い体に絡みつき、唇を重ねた。
カミーユの視界は、一瞬で黒い髪に覆われ、その中から赤く火照った右耳が見え隠れする。
彼女自身の耳には、来客の小刻みな鼻息が触れ、こそばゆく、舐めるようにくすぐった。
そして、頬に触れる頬は、かすかに濡れていた。
『こいつ…また泣いてたな…私も泣きたいよまったく!』

来客は基本的に、カミーユの意見など求めない。
だから窓から入ってきた“彼女”は、まず真っ先にカミーユの唇を奪い、会話の手段を奪うのだ。
そして有無を言わさず、ベッドの上に押し倒す。
カミーユの両手に自らの指を絡ませ、締め付け、腕をひねり上げてベッドの柵に押し当てると、シーツをねじってロープにし、縛り付ける。
カミーユは特に抵抗しない。そういう約束になっているからだ。
だから無理に、自分の舌に絡みついてくる相手の舌を押し退け、抗議の声を上げることも、逆に甘く囁くような事もしない。
今夜この時この場所は、来客である彼女…“カスミ”の物だから。
湿った音を立てて口内を貪っていたカスミの舌が離れ、唇と唇が糸を引きながら離れる。
カミーユの上に馬乗りになったカスミの顔は、予想通りの泣き顔であった。
カスミはそっと、カミーユの胸元に指をなぞらせ、寝間着のボタンを外していく。
カミーユが事前にボタンをいくつか減らしておかなければ、しびれを切らしたカスミは、力任せにそれを引きちぎってしまっていただろう。
ようやく最後のボタンが外れ、寝間着の前を開くと、日頃鍛えたカミーユの引き締まった腹筋と、形の良いヘソ…それから、標準以上には大きく、また張りも良い乳房までもが、夜の空気にさらされた。
だがカスミとしては、女性的特長であるこの胸はあまり好ましくなく、すぐに懐からサラシの包帯を取り出すと、それを強くキツク、力任せにカミーユの胸に巻き、締め付けた。
「いづっ!」
思わずカミーユは歯を食いしばり、乱暴な扱いに抗議するかのように悲鳴をあげてしまったが、そんな事を今のカスミがかまう筈も無い。
120名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:10:05 ID:yjO0NGS/
カスミの目はいつしかトロンとたれさがり、だらしなく開いた口の端から唾液を一筋流して、うっすらと笑っていた。
懐から小さな便を一つ取り出し、栓を抜いて中の丸薬を取り出すと、それを口に含んで噛みしいてクチュクチュ唾液と混ぜ合わせる。
それから再び、カミーユの唇にむしゃぶりつくと、ロッカクの里秘伝の媚薬を、その喉にどくどくと流し込む。
一瞬刺激臭に喉を詰まらせ、咳き込もうとするも口を塞がれているために適わず、カミーユは涙目になってそれを受け入れるしかなかった。
だが、ほんの少しそれが喉を通ったとたん、カミーユの体の芯は一気に火照り、全身の神経が逆立つのを感じる。
まるで、カスミの鼻息一つ触れただけでも、全身の敏感な所を一斉に愛撫されたかのような快感が走った。
「はぅぅっ…くぅっ…」
切なく堪えているカミーユの唇を、ようやく開放したカスミは、目を閉じて顔を見ぬように、まるで、自分自身に言い聞かせるように言った。
「くるしいですか?つらいですか?もっと感じさせて欲しいですか?…貴方が悪いんですよ“ティル様”貴方が、私を置いて消えたりするから…」
カミーユはそれに答えず、堪えるしかない。
今カスミが妄想の中で相手にしているのは、同性のカミーユではなく、憧れの“ティル様”なのだ。
ただ単に、妄想のおかずとして、本物の人間の体温、そして重さを貪りたいがため、カスミはカミーユの体を弄る。
「どうですか?脇の下弱いんですよね“ティル様”?ほら、もうこんなに熱くなって…」
カスミの細い指は、器用にくねりながらカミーユのわき腹をくすぐる。
カミーユは枕を噛んでそれに堪えるしかない。
「お尻の穴の使い方知ってます?ほら…」
「っ!?ふぅーーーっ!」
突然肛門に指を入れられ、驚いたカミーユが悲鳴をあげる。
もちろん女性の彼女に前立腺等無いわけだが、それでも本来入るべき場所でない所に入れられたショックと、媚薬の効果もあってすぐに快感に変わってしまう。
カミーユの下半身はベッドから三センチ程跳ね上がり、カスミの体を突き上げる。
気を良くしたカスミは、真っ赤に充血したカミーユのクリトリスに舌を這わせ、涎を絡ませる。
また、足を猥褻に開かせ、両手の指をフルに蠢かして、前後の穴を同時に攻め立てた。
「ん…ちゅ、どうれすか?くちゅ…“ティル様”…きもひいれすか?んく…もう、イキそうですか?」
サラシの下の胸が上下し、谷間がチラリチラリと月明かりに影を落とす。
赤い髪を振り乱し、口と目を必死に閉じていたカミーユは、まるで懇願するように頭をこくりこくりと前後させた。
「それじゃぁ…一緒に…イキましょう」
秘薬を口移しする際に、カスミ自身もいくらか飲み込んでいたのだろう。
せっせと服を脱いで全裸になったカスミも、乳首はしこり、股間はぐしょぐしょに濡れて毛がべとついてしまっていた。
「あぁ!ティル様!」
カスミが三度カミーユの唇を奪うとき、勢いあまって前歯がぶつかってコツリと硬い音が響いたが、興奮しきった彼女達は構わずにお互いの唾液を奪い合った。
こすれ合う度、割れ目と割れ目の間では淫靡な水音が響き、ベッドのスプリングはギシギシと悲鳴をあげる。
絡み合う黒赤の髪の下では、二人の少女が泣きながら、舌を絡み合わせ、お互いに別々の顔を想像しながら、同時に別の名を心の中で叫んだ。
『『ティル様グレミオ!!!』』
121名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:11:06 ID:yjO0NGS/
汗に濡れた体を横たえ、静かに息をしながら、ベッドに目を伏せているカミーユ。
その背中を横目でちらりと見てから、カスミは服を直して帰り支度を始める。
顔など見ずとも、その目が涙で濡れているであろう事は、カミーユには容易に想像できた。
『泣くくらいなら、最初からこんな事するんじゃ、ないよ』
そう心の中で呟きつつ、彼女自身、枕に押し付けている目元は真っ赤に充血し、痛む喉で嗚咽を必死に堪えていた。
『アンタは、いいさ…惚れた男消えたからって……この世から消えちまったワケじゃ、ないんだから』
二人は互いに、この行為が単なる自慰に過ぎない事に気づいている。
だが、それで一時でも、寂しさが紛れるのなら…

カミーユはまた、窓から来客を迎えるだろう。
122名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:16:07 ID:yjO0NGS/
年齢も近く、恋愛対象の男がスルーなこの二人はきっと必要以上に仲が良いに違いない。
勿論振られた後はお互い慰めあったり暖めあったり…あれ?
123名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 22:52:14 ID:WNwDJFLC
良作品投下乙
124名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 01:21:23 ID:Hwm93cbl
坊ちゃん→気づいてるけどスルー
グレミオ→気づいてない

案外、カミーユはグレミオとくっついてそうな気がするけどなー。
女二人はトランに残り、か。
125名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 09:30:43 ID:Vmaut6sz
>>119-121
良かったよ
乙でした

外伝をやってると坊ちゃん&カスミのほうがくっつきそうな感じだけどね
あくまでグレミオが全く気付いてない前提だと
126118:2006/08/10(木) 12:53:12 ID:twUg57V7
忘れてた
118はグレミオ死亡ED後ですょ
127名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 19:33:38 ID:j3Zj8da8
最近保管庫更新してないね
128名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 20:42:28 ID:to4Ss0gq
管理人が忙しいとか
129名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 18:58:11 ID:OVWyRluP
ヒント:夏の祭典
130名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 22:23:14 ID:bYOdQ4Jb
ごめん、ここ初心者なんだけど、保管庫でオススメとか読んどいたほうがいいとかなのってどんなの?
131名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 22:42:18 ID:DM7fE+EU
トモ
132名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 01:56:28 ID:79Oferh/
キャラも作風もまちまちだからなあ…
明るい陵辱、とか純愛悲恋、とか
読みごたえなら長さだけならルセリナ陵辱のが多分一番長い。
好きなキャラがいるなら手っとり早くそのキャラの話から読むのがいいんじゃないか?
133名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 14:57:37 ID:t0xjIl62
とりあえず娼館シリーズで笑っとけば?
134名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 19:07:23 ID:TyLfFdJb
135名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 19:09:59 ID:TyLfFdJb
136名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 14:36:57 ID:KARbiueZ
告知とか無しだけど、ゲームキャラ板のリオンスレで書いた簡単ものに続き添えて投下しますね
ランのスレでも同じような事してたけどリオンの方がまだ続けやすかったもんで、こっちに持ってきました
137エレベーター:2006/08/16(水) 14:38:21 ID:KARbiueZ
がたん、と何かが変なかみ合わせをする音と共に床が揺さぶられて止まった。
エレベーターでの事。
快調に昇り降りを繰り返すこのカラクリに異常が起きたのは夏の真っ盛りであった。

「あれ…?」
「止まっちゃいましたねぇ…」

なにぶん、そもそもエレベーター自体がはるかかつてに失われた文化の賜物である。
その事故においては、この場で呆けるしかないファルーシュ、リオン、ミアキスなど遭遇した事などない。
戸惑いながら、扉を叩き、外へと連絡をとろうとする。
が、幾度かの叫んだり扉を強く弱く殴りつけるがどうにも返事も反応もない。
感覚として、階と階の間で停止したのだろうとうすうす感づいていた三人は、中からはお手上げだろうと声にしないが確信する。

「ど、どうしましょうか…?」
「待つしかないでしょうねぇ……ま、みんな使う設備ですからぁ、すぐに気づいてくれますよぉ」

不安げなリオンとは対称的に、なんともあっけらかんとミアキスは笑う。
三人であれば無理に突破もできるだろうが、ミアキスの言うとおりみんなが使い設備である。
そんな強行突破して、後々に影響がでるのもはばかろう。
というわけで、三人は救助を待つ事にしたのだが、

「あ、暑いね……」

そう、暑いのだ。
しかもいつもならば湖の真ん中という事で適度な涼を呼ぶ丁度よい水気も、ここでは篭ってしまう。
つまるところ蒸すのだ。
暑さに加えて、とどまらぬ湿気。
これにより、停止したエレベーターはサウナに似た環境を織り成して三人を苦しめる。

「あはは、た、確かにこれは堪えますねぇ……」
138エレベーター:2006/08/16(水) 14:41:54 ID:KARbiueZ
汗だくになりながら、ミアキスはそれでも軽快を振舞って笑う。
下着などは三人が三人ともびしょびしょになるほどで、とめどなく汗が吹き出るのだ。

「こ、これは……どうにかしないと……」
「う〜ん…脱いじゃいますかぁ」
「「……は?」」

リオンとファルーシュの目が点になる。
と、言うが早いか、衣服に手をかけては手早くミアキスはそれを脱ぎ去った。
若く、瑞々しい肌がするすると露になっていく。
そこそこに生傷や古傷が残っているのにも関わらず、その肉体の美しいことよ。
また、美しさ同様に、童顔の容姿と実に相性よい丸みを帯びた可愛らしさも強調されるボディラインである。
それに暑さに火照った肌の色合いが絡まり、なんとも色っぽい。

「ちょ、ミ、ミアキス!!」
「あわわわ……!!」

リオンは両手を顔で覆い、ファルーシュはとっさに顔をそらしてどうにかミアキスを視界からはずし、背を向ける。

「仕方ないじゃないですかぁ。ほらほらぁ、リオンちゃんも王子も脱いじゃいましょう!!」

下着のみとないり、格段に露出度を増したミアキスが先の明るいものと打って変わり、いたずらっ子のような笑顔になる。
しかもそれに艶っぽさが含まれているのだからファルーシュとリオンの焦り様を楽しんでいるのは間違いなさそうだ。

「あ!ちょ、ゃん!!そ、そこは……!!」
「あらぁ?リオンちゃん、脇は苦手ぇ?」

暗殺者の訓練を受けたリオンを捕らえる足捌きを以ってして、ミアキスは鮮やかにリオンの背後を取るや否や彼女の衣服に手をかける。
その手つきがまた手際よいもので、するりするりと身を縮こませるリオンから滑るようにその衣服が落ちていく。
139エレベーター:2006/08/16(水) 14:44:38 ID:KARbiueZ
「ぁ…ふぇ…………んん!駄目!そこ!ひゃぅ……」

もちろん衣類のみに手をかけるミアキスではない。
ねっとりとした手つきでリオンの脇や胸元、太ももに指先を這わせては、ゆぅるく刺激してはくすぐり弄る。
あまつさえ、耳たぶを噛んだり吐息そよがせたりとやりたい放題だ。
ミアキスの一挙一動のたびにリオンが湿度よりも熱い吐息を零して身をよじる。
どうにか逃げようと身をくゆらせるのだが、緻密に計算された衣服脱がせのせいで、中途半端に足や腕に衣服を引っ掛けられたリオンはあられのない格好のままでミアキスに揉まれたり撫でられたりこしょばされたりと、まるで蜘蛛の巣にかかった蝶の如し。

「ちょ……ぅひぃゃ…ん…ミ、ミアキシュ……さ…」
「いや〜リオンちゃんが逃げるから服が変に絡まっちゃったじゃないですかぁ。これは王子にも手伝ってもらわなきゃ駄目ですねぇ…」

ミアキスの言葉に、リオンの桜色のほっぺがさらに深みある色を帯びていく。
弄り回されてなんとも力はいらぬ今、全身の筋肉は弛緩し、いつもは凛々しく眼差し正しい顔ももはや崩れそうに蕩けたものである。
そんな表情で、下着隠れぬ姿を見られようものならば……
圧倒的な羞恥にリオンは首まで赤くなり、さながら茹蛸のよう。

「ほぉらぁ、王子ぃ、リオンちゃんとぉっても可愛いですよぉ?」
「だ、だめぇ…お、王子ぃ……こっち見ないで……」

振り返って男の野性を魅せてくれる事を期待したミアキスの視線と、恥じらい滲むおどおどしたリオンの視線。
それを背に受けて、ファルーシュは、

「見…見ないでぇ……!!」

リオンを直視した。
いや、直視というのは語弊がある。
俯きかげんで、どうにかこうにか視界の端にリオンを捉える程度の視認だ。
だが、どうあれ振り返り、リオンを眺める意思を示したのである。
140エレベーター:2006/08/16(水) 14:46:33 ID:KARbiueZ
リオンがぎゅっと目を瞑り、羞恥に身をよじって半泣きになってしまう。

「ぁ〜ん、リオンちゃん泣かないでくださいよぉ」

少々の困惑と、まるで小動物と接してはしゃぐ心持ちでミアキスはリオンの耳元でささやく。そして、まぶたに軽い口付け。
それも、一度だけではなく、何度も何度もリオンのまぶたへとキスの雨を降らせ、なぞるようにリオンの顔を唇で撫でた。
いやいやをするように、ミアキスが口付けをするたびに反応するが、そこに新たな感触。

「ぉ…王子!?」

目を見開けば、リオンは己のぷにぷに桜ほっぺに唇をあてがう主君を見た。
彼なりに目一杯勇気を出した行為なのだろう。
首筋まで真っ赤であるのが見て取れる。

「や! お、王子! あ…あ、汗で汚いですよ!?」
「んっふっふっふ、リオンちゃんの汗なら美味しいに決まってますよねぇ?」
「ん……ちょっとしょっぱいけど…リオンの…甘い匂いもするから……」

言った方も言われたほうも、そこで赤い頬がさらに濃くなる。
熱さにあてられたか、と己の発言を振り返ってファルーシュはリオンから大げさに目をそらす。
しかしミアキスはその通りだと言わんばかりに、リオンの顔中に軽くつつくようなキスや、吸い付くように激しいキスを交互に繰り返し続けた。
141エレベーター:2006/08/16(水) 14:48:33 ID:KARbiueZ

「ほらほら、王子ももっと積極的にリオンちゃんにチューしちゃいましょう。リオンちゃんだってそうして欲しがってたまらないんですから」
「!!!? そ、そんな…違…!」
「え〜違うんですかぁ?」
「ぅ……」

否定しようと、首を振ったリオンだが、真意はどうだったのだろうか。
問い詰められて、即座に「はい」と言えなかったのは、熱さのせいか、心の奥底のせいか。
そんな躊躇いの隙にだった。

「隙有り!」
「んひゃっ!」

背後からリオンを羽交い絞めにしているミアキスが、リオンの唇を奪った。
大きく口を開けて、まるで食べてしまうかのようにミアキスはリオンの唇を頬張る。
強引に歯の隙間に舌を差し入れ、無理やりにでもリオンの口をこじ開けて口内へとぬぅろりと侵入。こね回すようにミアキスは己の舌でリオンの歯茎、内頬、舌をなぶって唾液をかき集めていく。

「んんんぁ……っふぇ…」
「ん〜〜〜っぐっんぐ…んぐ……ごく……」

リオンの口内が豪快に刺激されて唾液が滲むはしから、即座にミアキスはそれらを吸い散らかし、嚥下していく。
苦しさ半分に脱出しようともがくが、両手両足が上手に絡まり、それに加えて逃げずにこのままでいたいという気持ち半分が合わさり、ただリオンはぴくんぴくんと痙攣じみて身を奮わせるだけ。

まるでマッサージのようなミアキスの舌は、しかしまだまだリオンの舌を離さない。
つつくように舌先と舌先を絡めあい、ざらざらとした舌腹を擦りあい、裏側までなぶってくる。
それでも、流石にリオンも呼吸が苦しそうになってくると、ミアキスは少し引いた。
142エレベーター:2006/08/16(水) 14:49:58 ID:KARbiueZ
「ぁ……ふぅ…ぇ……」

終わった、と性的な興奮を十分に蓄えたリオンが吐息をつけば、ミアキスは急襲のようにリオンの下唇にしゃぶるつく。
唾液でつやつやした二人の唇は潤滑そのもので、ミアキスは抵抗のないリオンの下唇を集中して上下の唇でなすりつけ、吸い付く。

「はぇ………んん……!!」

最後に、唇が伸びるほど吸い付いていたミアキスが、ちゅぽっと音を立ててキスを終える。離れていく唇をつなぐ銀の糸がこれでもかと言わんばかりにいやらしく照り返る。
ぐったりと体中の力を抜き取られたリオンは、荒く呼吸を繰り返し、ぼんやりとした双眸でミアキスに身を預けた格好だ。
それを、ミアキスは名残惜しそうにファルーシュに倒す。
食い入るように、今しがたの激しいキスを見つめていたファルーシュは、はっと我に返ってリオンを抱きとめた。

「さ、次は王子の番ですよぉ」
「え……?」

間の抜けたファルーシュの声。
ミアキスは楽しげにリオンを指して笑った。

「だ・か・ら、次は王子がリオンちゃんにチューする番ですって。あ、別にチューだけじゃなくて、もう何でもして下さいって感じですねぇ」
「ぉ…王子ぃ……」

自分の胸の中で、見上げてくるリオンの瞳と視線が絡まった。
ふやけた表情に座する湿ったその双眸は、否が応でもファルーシュの情念をたぎらせ、興奮のよるものであろういっそう強く甘いリオンの女の香りに、理性がはがれていく。

「リオン……」

気づけば、唇が重なっていた。
143エレベーター:2006/08/16(水) 14:51:43 ID:KARbiueZ
優しく、慈しむような静かなキス。
先ほどの荒々しい接吻を目にして、興奮していたファルーシュは自分でも、何故こんなにゆるやかな口付けをしたのかと驚く。
ミアキスのように劣情に身を任せて激しさの限りを尽くせばいいものの、ごくごく自然に、柔らかくリオンを唇を味わった。
穏やかに首をゆすり、触れ合う唇を刺激し、吸い付く。
強く抱きしめながら、ファルーシュとリオンはなんともいたわり合った姿勢を崩さない。

そして、どちらともなく唇が離れる。
それも、惜しむようにゆっくり、ゆっくりとでだった。

「ぉ…ぅ…じぃ……」

幸せそうな声色だった。

「リオン……」

幸せな声音だ。

室温よりも熱い視線で、見つめあいながら、二人は最高潮までに興奮を上り詰めさせる。

「んっふっふっふ〜、ここまで来たらぁ……」

音もなく、リオンの背後に張り付くミアキス。
含み笑いのまま、慣れた様子で肌蹴たリオンの服の隙間に手を差し込み、下着をずらす。

「ぁ……」

小さな呟き。
それはファルーシュのものであったのか、リオンのものであったか。
全部を脱いだわけではないリオンの衣服の隙間から、胸と秘所が熱い外気にさらされる。

「ゃ……待っ……」
「さて、わたしはこの可愛いおっぱいいぢめちゃいますからぁ、王子はリオンちゃんの大切な所を愛しちゃって下さいねぇ」
「う…うん……」

どぎまぎしながらファルーシュが頷く間に、ミアキスは服の下に差し込んだ手をリオンの胸へと宛がう。発展途上の小ぶりなそれ。
144エレベーター:2006/08/16(水) 14:54:06 ID:KARbiueZ
手のひらで包み込み、指先で弄くるように円を描いて刺激する。
しかし上半身の淫核とも言えるニプルにはまだ触れない。
やわやわと弱々しく、焦らすようにミアキスはリオンの両のふくらみを玩んだ。

そんな淫靡なミアキスの指の動きを眼前に叩きつけられ、情欲膨れるファルーシュもリオンの秘所へと指を滑らせる。

「あ……」

一瞬だけ、身をこわばらせるリオンに、ファルーシュは軽く頬へとキスしてやる。ただそれだけで、リオンはもう脱力してファルーシュのされるがまま。
ふっくらとした入り口のあたりを、なぞるようにファルーシュは撫でてやる。緩かったり早かったり、強かったり弱かったり、しかしその手つきは一貫してガラス細工を扱うように優しい。

二人はそのままたっぷりと時間をかけてリオンを愛撫してやり、気づけば胸の先端は固くしこりはじめ、ファルーシュがやり易いように足を広げ、花弁も開いていた。

「リオンちゃん、とぉっても色っぽいですねぇ」
「うん、すごく綺麗だよ、リオン……」
「そ、そんなぁ……は、恥ずかしい……」

なんとも率直で心底から出るミアキスとファルーシュの感想に、照れたように目を背けるリオン。その一動がまた二人の劣情の火に油を注ぐ。

「さぁってぇ、そろそろ本気でイキますよぉ」

性感に触れそうで触れなかった先程と一転、ミアキスはリオンの尖ったニプルをきゅっとつまむ。

「きゃっ…!」

痛くならぬような力加減だが、何分急な変化だ。
びっくりしたように短い悲鳴を上げるリオンに、ミアキスはさらに攻め立てた。親指と人差し指で摘んだ先端を、こねる様に弄り回してはしごく。
強烈にはっきりとした快感を叩きつけられ、思わず背筋を伸ばしたリオンだが、ファルーシュの指が中にまで侵入してきた所で背筋を丸めた。
145エレベーター:2006/08/16(水) 14:56:39 ID:KARbiueZ

「ぁああ……」

陰唇や茂みだけでなく、事はいよいよ膣にまで及ぶのだ。
ニプルを強く擦られている快感のせいで自然と力が入ってしまうためだろうか、そもそもサイズが小さいのだろうか、ずいぶんと狭い印象を受けながらファルーシュは中指を徐々にリオンの中へと差し入れる。
今までの過程で、十分に興奮の度合いは高まっていたのだろう、溢れんばかりに愛液は満ちているので、それほど指に対する抵抗は強くない。
すっぽりと、中指が収まったところでゆっくりと引き抜くが、絡むヒダが膣圧の強さと相俟って引き止めるように抵抗がある。
そして、中指の全部が抜かれた所で、もう一度挿入。
今度は先よりも速度をあげ、さらにねじるような回転も加える。

「ぁ……ぅん…」

リオンが喘ぐ。
さっきよりも強い刺激である事に加え、感度が徐々に高まっているのだから当然と言えば当然の反応だ。
この往復を終えた所で、ファルーシュは第二間接ほど差込んだところで膣の上側を擦り始める。ざらざらとした手触りが特徴的な場所だ。
それに加え、親指の腹で淫核を被った皮の上から撫でてやる。

「あぁ……ぁッ……ひゃ……ふぁ……!」

女性の弱い場所を一度に二つ攻め立てられて、リオンの反応も大きくなる。閉じそうになる足を必死で静止させ、快感に奮える足で懸命に立つ。

「おうじぃ……ミアキスさまぁ………きもちい……きもちいいです……ぁ……はぁん……」
「リオン……もっと気持ちよくしてあげるから……」

涙さえ浮かべながら、甘く息つくリオン。
そんな彼女のために、二人はさらに強く激しくリオンをくすぐるのだった。
巧みに親指を繰り、皮をめくったファルーシュは、顔を出す肉芽を直に擦り、撫で、軽く押しつぶす。
それに伴い、膣のざらざらとした部位へとなすり付ける中指の強さをより激しいものにする。

「あ―-――」

怒涛のように大きくなった肉色の悦び。
146エレベーター:2006/08/16(水) 14:58:52 ID:KARbiueZ
瞬く間、リオンの意識は飛んで体が痙攣するように震えた。
そこでファルーシュの手に温かな感覚が降ってくる。
リオンの、いわゆる潮だった。
まるで失禁のように潮を吹いて、骨が無くなったかのようにリオンは崩れ落ちてしまう。

「あらぁ、大丈夫ですかぁ、リオンちゃん?」
「だ…い……りょう…ぶ……で……す」

呂律も上手く回らぬ雲の上で漂う心地のリオンをミアキスはよいしょと抱き上げる。
抱き上げて、足を高々と天井に向くよう持ち上げた。
ファルーシュに対面するようにリオンの菊門も肉花を咲かせる格好である。
なんとも卑猥な格好に、生唾を飲み込むファルーシュへとミアキスはまるであっけらかんと言うのだった。

「大丈夫なら、本番といきますかぁ。さ、王子」
「う…うん…」

もうどうしようもないほどに大きくなってしまった自分の下半身のそれを、ファルーシュはゆっくりと露にして、
147エレベーター:2006/08/16(水) 15:02:20 ID:KARbiueZ

「おー、あったあった、エレベーターってこんなところにも扉ついてるんだなぁ」

がたりとエレベーターの天井の一部が外れてロイが顔出した。

「おーいリオン、助けに……………………………………………」
「……………………………………………………………………」
「……………………………………………………………………」
「……………………………………………………………………」

四人の時が止まる。
一気にリオンと王子のは背筋に凍り突っ込まれた気分になり、ロイはなんかもうマジげっそりするくらい驚き、ミアキス一人だけが本気で笑いこらえてた。







「ジーンさん……」
「あら、いらっしゃい」
「王子と俺が入れ替われる紋章一つ」
「御座いません」

その日の夜、ロイの枕を血の涙で濡らしました。

148名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:04:38 ID:KARbiueZ
「強襲のマリノ」とか「ライバル攻撃」みたいな出だしではなくても、この板では自分が書いたものにはジーンさんを出すのが信条です
お目汚し失礼しました
149名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 17:31:40 ID:ZTSYaYWU
まさか本当に続きを書いてくれるとは、GJ!!!
やはりリオンは神々しいまでに受け体質だな
150名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 17:50:07 ID:vMAvOUpH
ミアキス好きとしても天サドっぷりが、グッド!!!
乙で〜す!!
151名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 06:44:16 ID:ZWHZC0rL
>その日の夜、ロイの枕を血の涙で濡らしました。

そして同時刻王子とリオンはあらためてギシアンしてるわけだな
152名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 09:37:38 ID:1//iJvuc
ロイ(´・ω・`)カワイソス
153名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 15:24:21 ID:qDAOGrcZ
GJです!
154名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 00:43:56 ID:L2RCClbh
リオンキモイ。リオンいらね。
155名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 02:32:21 ID:x+/bfkUC
ミアキスGJ!
156名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 17:01:07 ID:2D9UYCpI
ロイカワイソス
157名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 17:27:01 ID:L2RCClbh
まずリオンクソがいるのは我慢するとして、小説がまるまるドジンサイトのパクリって
このスレ的にはぜんぜんおkなの?
管理人さんカワイソス。それとも本人?
158名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 19:20:53 ID:xW+qEfbC
パクリ・無断転載は前あったとき叩かれた
本人か本人許可済ならおk
159名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 00:29:39 ID:hE97+LlQ
転載が事実なら忌むべき事態だ……
でも確認なんてできないしな……
160名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 08:26:01 ID:2cyYXfFf
いくら夏だからってコピペしていいの?とか糞すぎるだろ・・・
161名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:21:45 ID:asKuvVP2
事実エレベーターの話は改変コピーをいかにも自分が書きました、って投下されてるからな…。
物書きのプライドないか本人か…。
162名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:51:27 ID:cN+HSpk0
幻覚でも読んでるのかお前ら・・・
163名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:20:53 ID:Ua14T0q0
適当な文字列いくつかコピペしてググれば
真偽の確認なんてすぐできるのにねw

該当するものはありませんでした。
164名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:41:27 ID:cN+HSpk0
まあ、検索除けをhtmlに組み込んでりゃ出てはこないけどね

3、4スレ前にアンチリオンネタ投下して総スカン食らった挙げ句見るに耐えない自演擁護レスつけてた馬鹿
前スレに居座っていた、自分以外の物書きがマンセーされてると我慢出来ない醜い嫉妬野郎
いずれか、もしくはその類縁が巣食っているな
165名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:44:51 ID:nM3EPy7I
待てあわてるな、>>154>>157のIDをみるんだ。
これは孔明の罠じゃ。
166名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:47:46 ID:a7Aar/9a
アンチリオンって同人に詳しいよなw
167名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 11:13:48 ID:BcdGQbyJ
リオンクソの小説イラネ
まあ猟奇物や死姦などリオンクソを虐殺する小説なら見たいがな
168名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 16:27:17 ID:BVEYRD+3
神作品楽しみに待ってます リオンも大好きです
169名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 18:16:09 ID:Iu1zLKLF
キング輪姦
170名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:10:41 ID:ebb2XCFy
>>169

「らめええぇ!そこはっ!!そんな穴じゃないのおぉぉ!!」
部屋に響き渡るキングの絶叫を無視し
彼女、ミアキスは特大、巨大…いやむしろ凶器といっても
差し支えのない逸物を備えたペニバンを
容赦なくキングの菊穴にぶち込んだ。
「ひぎいいぃぃぃぃぃぃ!!裂けっ、裂けちゃうよおぉぉぉぉぉぉ!!!!
絶叫は悲鳴へと変わる。
慣らされてもいなかったのに加え、そこに凶悪なまでのサイズを誇るディルド。
そもそもの話、穴の用途が違うのだ。
結合部からはとめどなく鮮血が溢れ出ていた。
「キングちゃん、少しばかりお声が大きいですよぉ?」
そんな彼に気にする事無く、むしろ血液が潤滑油代わりになったと言わんばかりに
ミアキスが激しく腰を振る。そこに容赦という文字は無かった。
「いやあぁ!!いたっ!痛い!!抜いててぇぇええ!!!!」
キングの悲鳴は止りやまず、むしろひときわ大きくなりつつあり
「…もぉ、しょうがないですねぇ。言う事を聞けない悪いお口にはぁ…」
にやり、と妖艶な笑みを浮かべるミアキス。
「169ちゃ〜ん」
名を呼ばれ、姿を現した169。
この人物もまた、ミアキスを同じに
黒光りする凶器を備えたペニバンを付けて。
この子のお口を塞いだげてぇ、とのミアキスの声にこくりと頷き
キングに逸物を咥え込ます。
「んんむぅうう〜〜!!」
両肘両膝を床に付け、痛みと屈辱に顔を歪ませたその姿に
アートプロデューサーとしての威厳などはとうなく。
「……キング………」
そんな彼の姿を遠くから、川上智弘 が。
嫉妬混じりの瞳で見つめるのだった。
171名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 12:32:27 ID:HpjrE4H9
保管庫入れないんだが
ひょっとして更新中?
172名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 00:07:46 ID:YfNqXREK
オロクとニケアで何か出来ないかと考えたが、
食い物の話で終わってしまった……
話を作るのって難しいね
173名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 00:56:17 ID:ZyrkbHU5
>>172
なんかすっごいほのぼのしたイメージがわんさか湧いてくるんだが
174名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 01:10:39 ID:Lz/1X0Td
構想練り始めた時点で人選ミスにきづくべきキャラクターの筆頭。


ジョセフィーヌ。
175名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 03:36:34 ID:noLZL9n1
ラプソをやって初めて、カズラーのエロさに気付きました
幻水でショクーシュ粘液責めが拝めるとは
176名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 06:20:01 ID:G28ujRZG
>>174
ジョセフィーヌにはシュラと言う兄がいるじゃまいか
177名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 15:34:22 ID:w4TgVB/+
カミーユタンやレイチェルタンのエロいSSが、もっとあってもいいはずだ!
自分で書こうとすると先に股間に血がいっちまって集中できませんぬ
178名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 15:35:52 ID:w4TgVB/+
やっぱおまいらあれか?書くときは一発抜いてから作業する?
どうもムラムラしてると文章に集中できなんだ
179名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 18:24:00 ID:YfNqXREK
ニケアって、改めて考えると日焼けしてないところとかエロいよな
彼女自身の性格とかそーゆーのは全然エロくないんだけど
そのギャップがイイ(゚∀゚)

誰か俺の代わりに彼女を書いてくれ
180名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 19:20:29 ID:F5YpT/pT
ニケアとオロクなら、ニケアが王子に負けちゃったので
依頼を果たせなかったから、お詫びを体で払うから!でいいじゃん。
181名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:37:43 ID:lKDzXKCb
>>177
そんな奴の話を読みたがる奴なんていねーよww
182名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:46:04 ID:noLZL9n1
Gタン定期ツンデレ乙
Gタンは本当に、おいらが呼ぶと現れ
おいらの予想通りにツンデレてくれるよね
Gタン早くカミーユタンに振り向いてもらえるといいね
183名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:49:49 ID:noLZL9n1
ツンデレGタン×カミーユタンの萌えSSキボン
184名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 21:02:08 ID:lKDzXKCb
Gに限らずカミーユ嫌いな奴多いよ?
185名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 21:27:01 ID:noLZL9n1
その方がGタンにとって都合がいいもんね
なんせカミーユタンはGタン憧れのオネイサマだもんね
キモオタのオカズなんて許せないもんね
Gタン乙女心丸だしだYO!
186名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 22:20:36 ID:oLSmQTuz
>>181
じゃあ

ラウド村で文化の香り探すジョセフィーヌが出会った理想の粋を凝結したかのような華麗な男性
そう、彼こそは戴冠式の後に個人的趣味で視察に来たミルイヒ・オッペンハイマーその人
熱烈に想いをぶつけるジョセフィーヌに、ミルイヒはしかし大人な対応でやんわりと受け答え
ミルイヒが赤月帝国に帰る日の前の晩
情念にかられたジョセフィーヌがミルイヒの部屋に忍び込んで―――

とかどうよ?
いや、俺は書けんが
187名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 22:22:59 ID:oLSmQTuz
あぁ、>>181のアンカーを勘違いしてたわ
上のレス流してくれ
188名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:31:02 ID:1tDGvzrM
>>172
 ネタはあるが オロク×ニケア←シュン で
シュンが何だか不憫で青くさくて乙女くさい感じになるがそれでもいいか?
189名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:51:29 ID:fOH2kvFP
>>188
悩める青少年てやつですかね?
姉を取られる弟か、憧れの隣のお姉さんを取られる年下の男の子って感じとか?
ニケアがかっこかわいけりゃイイっす
というかお願いします
190名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 18:01:54 ID:mWaJS+nj
>>178
俺は逆
ハァハァしてなきゃエロは書けん
191名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:36:53 ID:YUpcQowl
俺の股間が光って唸る!
192小ネタ(エロなし):2006/08/25(金) 22:14:41 ID:uN96hGHP
風呂イベント 忠義の塊
イザベル「ふぅ、巨悪を倒した後の風呂は気分の良いものだな」
ビッキー「あ、イザベルさんメイク落とし持ってませんか?私置いて来ちゃったみたい」
イザベル「そのカゴに入ってるのを勝手に使えばいい」
ビッキー「ありがとう〜。って、あれ?カラッポだよ?」
イザベル「しまった、昨日で使い切ってしまったようだ。おーいマティアス!」
マティアス「お呼びでしょうか、イザベルさま」
ビッキー「!!!!!」
イザベル「メイク落しが切れてしまったようなんだ」
マティアス「こちらが詰め替え用でございます」
イザベル「助かった。さあビッキーこれを使え」
ビッキー「な、な、なんでマティアスさんが入ってくるのーっ?ここ女湯だよ?」
マティアス「イザベルさまがお呼びになったから参上したまでのこと」
ビッキー「そういうことじゃなくて、ここ女湯…」
マティアス「わたしには女性の体はみなカカシやカボチャにしか見えないのでお気になさらず」
ビッキー「そういうことじゃ…」
イザベル「マティアスは私の優秀な護衛だ。護衛が主人の側にいるのは当然だ。何を怯える?」
ビッキー「そう…」
イザベル「そうか、マティアスが鎧を着ているからおかしいのだな。おいマティアス、ここは
    風呂場なのだから、それに相応しい格好をしなくてはいけない」
マティアス「仰せのままに」
ビッキー「わーん!こんなのばっかりーーーーっ!」
イザベル「…消えた」

おわり
193名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:25:31 ID:lLwkDNB8
ワロタw
194名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 08:02:29 ID:k+cJZ0Tu
マティアスならさもありなん
酒食らいながら書きマスタ
誤字とかあるかも

広大な草原を駆ける二つの影。
「捕まんないよ!」
綺麗な長い金髪をなびかせ、膝上まである草を風のようになぎながら走る青年。
常識では考えられない程の速度で走る彼は、脚に特殊な紋章を宿した、天性の持ち主、セドリック。
「こら待て!逃がさないからね!」
それを追う炎のような赤い髪の女性は、気性の荒いツノウマに跨り、その息さえ荒げさせるほどの豪傑ぶりをみせつける。
神話の登場人物の名を冠す槍を携えた、狩人のような目付きの借金取り、レイチェル。

はて、追われる理由なんぞや。
はて、追う理由なんぞや。
はたして二人は、結局の所お互いにその理由を忘れていた。

「レイチェルさん!もうボクの借金は無いのに、何で追って来るんですかぁ!」
これだけの速度で走って尚、セドリックが大声で叫ぶ事が可能なのは、やはり真神行法の紋章のおかげである。
「セドリック君が逃げるからでしょう!待ちなさい!」
ツノウマの脚力をぎりぎりまで駆使して追えば、目を開いている事も困難なはずだが、夜叉の通り名を持つ程の腕利き借金取りは
ジグザグに逃げるセドリックを、微妙なテクニックでショートカットし、追い詰めていく。
その姿は正に、逃げるウサギと追う狼。
しかもこの狼は牙を持ち、飛び道具まで使う本物の狩人である。

「うわぁ!あっちっちっ!」
突然目の前の枯草が燃上し、セドリックの行くてを阻む。
振りかえれば、心底嬉しそうな笑顔を浮かべるレイチェルが、その手に赤い球体を弄んでいた。
衝撃を与えると発火する、烈火陣の玉。
セドリックが風を巻き起こしながら、炎の中に駆けこめば…想像したセドリックは本気でそんな真似をやってのけるレイチェルに恐怖し、身震いする。
「はっはぁー!もう逃げられないからねセドリック君。大人しく捕まりなさい」
「うぅぅっ…?」
ふと、セドリックの表情が変わる。
彼はレイチェルの後ろを指差し、きょとんとした顔で「何ですかそれ」と言うが、レイチェルは請合わない。
「そんな手に乗るもんか。ウソばっかり言ってると、本物の狼が…?」
しかし、突然地面がゆらゆらとゆれ始め、土が大きく盛り上がり始めると、ようやくレイチェルも以上に気がついたが、既に遅し。
「うわっ!」
驚いたツノウマはレイチェルを振り落として逃げてしまい、自慢の槍も遠くに転がってしまうと、顔から地面に落ちた彼女が、悪態をつきながら振りかえった、そこには…
「げげっ!」
「う、うわぁ!」
仰ぐ程に巨大化した食虫植物の化け物、カズラーが大きな口から粘液を滴らせ、二人を見下ろしていた。
「セドリック君逃げて!」
咄嗟にレイチェルは槍に手を伸ばすが、すっかり空腹をこじらせていたカズラーは彼女にそのヒマを与えない。
巨大な洞穴を思わせる口の蓋が開き、中から無数の蠢く触手が飛び出してきた。
粘着質の液体にヌラヌラ覆われた触手は、次々にレイチェルの手足や腰、首に巻きつき、締め付け、あっという間にその小柄な身体を宙に持ち上がると
彼女が悲鳴をあげるヒマもなく、アタマから丸のみにしてしまう。

「きゃぁああ!」
その光景に怯えたセドリックは女々しく悲鳴をあげると、這うようにその場を離れ、それから一気に駆け出した。
その刹那彼の目の端には、小さな雫が丸く溜まっていた。

「んっ…あぁ、うわぁ!」
生暖かいカズラーの体内で目を覚ましたレイチェルは、その身体に絡み付く無数の突起のざらざらした感触と、内壁から分泌される消化液のぬめりに悲鳴をあげる。
カズラーの消化は遅く、飲み込まれてから数週間遺体が未消化のまま見つかった例も報告されている。
このおぞましい感触を何日も受けなければならない、そう思った途端、レイチェルはパニックを起して暴れ様とするが、身体に絡み付く触手は彼女を強固に捕らえ蠢き、その全身の隅々にまで粘液を絡めていった。
それだけではなく、内壁全体がブヨブヨと蠢き、時に圧迫し、時に吸いつき、分解しかかったレイチェルの衣服はこすれ、引き千切られていく。
「わーっ!とけてる!?セドリック君!助けて、食べられちゃうよぉ!…いやぁああ!」
ぞるりと、レイチェルの股の間を太い突起が舐めるように動き、ぴったりフィットしていたタイツの一部をさらって行く。
急に涼しくなった下半身の感触に、レイチェルは思わず涙をながし、むせび泣いた。
「やだ…やだよぉ…気持ち悪っんぐぅ!?」
顔の近くで頬をなぞっていた突起が、突然レイチェルの顎を押しのけ、口内にもぐりこんでくる。
触手は全体から粘液を分泌しながらレイチェルの口の中を嬲り、その生酸っぱい味と不気味な舌触り、おぞましい臭いに吐き気を催してしまう。
『セドリック君……』
何故か彼の笑顔が頭の中をよぎり、レイチェルは意識を手放した。

「ああぁぁどうしようどうしよう!レイチェルさんが…た、食べられちゃう!」
涙目をこすりながら走るセドリックには、しかし脚の速さ以外に取得はなく、ましてあんな怪物と渡り合い、彼女を救い出す手立てもない。
「ボク何にも出来ないよ…ごめんなさい、ごめんなさいレイチェ…あ」
ふと彼の目線の先に、レイチェルの乗っていたツノウマが映る。
ツノウマは主人の危機等何処行く風、呑気に草を食んでいたが、その脇にぶら下がっている荷物袋を見つけたセドリックは、思わずコブシを握り締めた。
「これだ!」

「…ゃぃ……ゃぁぃ!」
『ん…あぁ…セドリック君の声が…助けに来るわけないのに…もう、ダメかな…力、でないや…』

果たしてセドリックは戻ってきていた。
その手には、ツノウマの荷物から奪った(三度蹴り殺されそうになり、1度突き殺されかけた)烈火陣の玉が握られている。
「やあい!でくの坊!こっこまでおーいで!へへへーんだ!」
セドリックに気付いたカズラーは、巨体を引きずって彼の方に向かっていく、が、巨体ゆえに彼に追いつく事は叶わない。
対するセドリックは、逃げ回りながらも烈火陣の玉を投げつけ、草むらに火を放つ。
野火はすぐに広がるが、その程度では脚止めにしかならず、カズラーは尚も迫ってきた。
だがセドリックは、回れ右してカズラーに向き合うと、地面に片膝と両手を付き、短距離疾走の姿勢をとった。

「ボクには、これしかないから!」

土を蹴り上げる足。
空を切る腕。
空気の抵抗をあえて受ける姿勢で、しかしセドリックの生涯で最も全力で、彼は走り出した。
その速さはもはや音速ぎりぎりの速さであり、もう少しで彼自身の身体がバラバラにされてしまう程であった。
彼の身体が野火の中を、カズラーの脇を走り抜けると、遅れて凄まじい風が巻き起こった。
突如、炎はその勢いを増し、酸素量の一気に増えた野火は、地獄の業火の如くカズラーを飲み込んだ。
紅蓮の炎に悶えるカズラーは、やがてその動きをとめ、焼け野原の上に横たわると、巨体は見る見る形を崩して液状化してしまった。
辺り一面に焼け焦げる臭いと、溶けたカズラーの臭いが立ち込めていた。

「あち!あっちっちっちっ!」
文字通り尻に火のついたセドリックは悲鳴をあげながら走り回り、尻餅をついて消火すると、ようやくレイチェルの元に駆け出した。

焼け死んだカズラーは早速形を留めていなかったが、その身体はぐずぐずに崩れ、駆けつけたセドリックが顔を顰めながら手を突っ込むと、簡単に穿る事ができた。
やがてドロドロの死体の中から水のような液体が噴出し、同時に見知った姿が地面に横たわる。
「…レイチェルさん!」

全身粘液に覆われたレイチェルの意識は無く、呼吸もしていなかった。
セドリックは彼女の肩を掴むと、何度も力任せに揺すって名を呼んだ。
「レイチェルさん!レイチェルさん!目をあけてよ!またボクを追いかけてよ!ねぇ!」
「げほっ…」
レイチェルの口から水が噴出し、それと同時に彼女の胸が小さく上下を始める。
意識は戻らないものの、彼女が息を吹き返したのを確認したセドリックは、まるで腰が抜けたかのように尻餅を付き、胸をなでおろした。
「良かった…よかった…」

事件はそれからだった…
中々目を覚まさないレイチェルに毛布をかぶせ様と、ツノウマの荷物から取って来た毛皮のマントを手に彼女の傍らに立ったセドリックは
彼女の身体を見て急におかしな気分になるのに気付いた。

レイチェルの服はぼろぼろに破け、はみ出した胸を被う白い下着も、粘液にぬれて先端が透けて見えた。
おまけに全身ぬめぬめした液体が光り、頬にべた付いた赤い髪の先が、力無く開いた口に入っていた。
普段あれだけ凛々しく雄雄しく強がっていた男勝りの彼女が、今やその面影無く、浅ましい姿で弱弱しく横たわっている。
セドリックは目を大きく見開き、得体の知れない欲求のまま、レイチェルの形の胸に手を伸ばし、触れる一歩手前で慌てて引っ込めた。
「なに、何してるんだボク…でも……」
「うっ!…せどりっく……」
「え、あ…」
レイチェルが寝言のように彼の名前を言った途端、セドリックの理性は飛ぶ。

白い下着は消化液でボロボロに崩れ、簡単に引き剥がされた。
セドリックはゆっくり、ゆっくりとした手つきで、その肉のふくらみをもみしだく。
手に力を入れれば、その通りに形を変え、離せば元に戻る。
「あっ」
レイチェルの眉間に皺が刻まれ、無意識に口から出た甘い声が、セドリックの神経を逆撫でした。
「あれ…おかしいな、ボク、どうなっちゃったんだろう…」
セドリック22才。
よく人からは幼く見えると言われるが、全くその通りで、当然性の経験もなく、知識すらもなかった。
だから、彼のズボンを押し上げる程に膨らんだ男根、行き場の無い情欲にも、彼は戸惑い、大きく見開く目はあちこちと忙しく泳いでいた。
「レイチェルさんの…体…柔らかいんだな……女の人って、暖かいんだ…」
「あ…せどりっく…君?」
うっすらと目を開き、ようやく意識の戻り始めたレイチェルの目に、何やら必死になっているセドリックの顔が写る。
だがその彼の顔が急に近づき、自分の下唇に乱暴に噛みついてくると、彼女は自分の置かれている状況に気付く。
「んんっ!?」
セドリックの荒い鼻息が彼女の耳を擽る。
セドリックの欲情を知り、それが今正に自分に向けられている事に気付いたレイチェルは、必死に彼の身体を引き剥がそうとした。
だが、いつもナヨナヨして見えるセドリックでさえ、身長も体重も彼女より大きく、ましてすっかり弱ってしまっている今の彼女には、大の男を跳ね飛ばす元気は無かった。
セドリックは自分とレイチェルとの間に割り込もうとする腕を掴み、無理やり地面に押し付けると、更に身体を密着させ、全身で彼女の身体に覆い被さった。
「うぁ!んんぅ、やめっ!…せどりkん…んんう!」
自分の臍の下辺りに押しつけられる、セドリックの硬くなったモノ…
レイチェルは更に慌てて懇願し様とするも、セドリックはレイチェルの唇を痛いほどに噛み、血まで流れていた。
『ダメだよセドリック君!今日は、ダメな日なんだってばぁ!』
女性の扱いを知らないセドリックは、それが犯罪行為であるという事も知らないし、ましてその日が、レイチェルの危ない日である事等知る由も無い。
彼は未知の欲望の赴くまま、ズボンのファスナーを下ろし、普段は別の目的にしか使った事の無い、硬く大きくなったイチモツを取り出した。
そのイチモツが、白い下着の上からレイチェルの割れ目に触れると、いよいよレイチェルは慌てて暴れた。
セドリックは尚もレイチェルの身体を押さえつけ、口を手で強引に塞ぐと、首、腕、乳房にまで乱暴に口付けしていく。
セドリックが大きく迫り出したレイチェルの乳首に吸いつき、歯を立てて無理やり吸い始めると、レイチェルは何度も身体を上下させ、涙を流して泣き叫んだ。
「んんああぁあ!いやぁああ!やぁぁあ!」
セドリックはそんな彼女の顔を間近で睨みつけ、今まで見せたことのない強暴な目つき…飢えた雄の目で、レイチェルを睨みつけると、静かな口調でこういった。
「なんで?今まで、ボクの事…さんざん追いかけたじゃない…ボクの事、いじめたじゃない…助けてあげたんだから、1度くらい、ボクの好きにしたっていいじゃない」
「………っっ」
その眼力はレイチェルを一瞬で凍りつかせ、怯えさせた。
あの情けない男が、いつも追いかけられ泣きべそをかいていた青年が、今は自分より上の立場になり、完全に支配されている。
普段強がっているレイチェルも、所詮は人の娘。
強姦されるという恐怖の前には、為すすべも無く震えているしかない。
レイチェルが大人しくなると、セドリックはいよいよ下の下着に手をかけ、白いパンティーを引き千切った。
セドリックは女性のそこを見るのは初めてだった。
が、初めてみたにもかかわらず、それを美しい、奪いたい、汚したい、支配してしまいたい、と感じた。それも…自分の男性でだ。

「セドリック君…おねがいだから…やめ…っぁああっ!いやぁぁあはぁああ!」
レイチェルの懇願は聞き入れられず、セドリックは自分のモノをレイチェルに突きたてた。
何の前戯も知らず、女性を濡らす技術も持たない若者は、レイチェルの気持ちなどお構いなしに、貫き、犯し、汚しぬいた。
何度も何度も、力任せに身体をぶつけ、苦痛に喘ぐレイチェルの悲鳴さえもオカズに、乱暴に…
セドリックの初めての射精は、よりにもよって、新しい命を迎える準備を完全に整えていたレイチェルの中に行われた。
しかも1度では飽き足らず、セドリックは何度も、何度も、悲鳴をあげるレイチェルの喉が潰れるまで、全てその中に注ぎ込んだ。
やがてセドリックは満足したかのようにレイチェルの身体を離し、地面に仰向けに寝転がると、荒い息を静め様と深呼吸をした。
そして、いままで感情の赴くまま、理性の飛んでいたアタマに、しっかりした思考が戻ってくると、彼を支配していた感情は、情欲から恐慌にとって変わった。

「あぁあ…あぁあ…」
再びセドリックが見たレイチェルは、惨い姿であった。
全身あちこちに、無理やり抑えつけ、吸いついた為にできた青痣をこさえ、首や乳房、力無く投げ出された腕からは、出血さえ伴っていた。
彼女の膣からは白濁が溢れだし、綺麗な太ももまでもが汚れていた。
そして何よりセドリックの良心を苦しめたのは、弱弱しく小さな嗚咽を「ひっ…ひっ…」と繰り返し、両目から止めど無く涙を流しているレイチェルの表情であった。

「いやだって、ひっぐ!言ったのに…今日は…ひっ…ダメな日なのに…どうしよう……妊娠しちゃったら、ヒィ…どうしよう」
「…ア…ごめんな、さい…今…おくすり…」
「うわぁあああああああああん!うわぁああん!」
青空にレイチェルの悲鳴が響き渡り、居た堪れなくなったセドリックは、逃げるようにその場から駆け出していった。
逃げ際にセドリックは投げていった毛皮のマントを抱きしめながら、レイチェルは泣き声で呟いた。

「責任とらせてやる…ぜったい、どこに逃げたって、追いかけて、捕まえてやるんだからぁ!」


その後、二人の姿を赤月帝国領内で見たという者がいるが、真偽の程は定かではない。




150年後…

「にがさねぇぞゴルァ!」
「ひぃぃ!カミーユさん何で、借金はもう無いのに!」
「てめえのケツ見てると追いかけたくなるんだよボンクラがぁあぁああ!!」
200名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 16:31:08 ID:TLE2eFiO
カズラーはエロぃのにあんまネタにされんな
皆触手は嫌い?
201名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 17:06:49 ID:RIFDzMCm
>199 オチまでついてGJ!
202名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 18:22:46 ID:XYVttmUL
>>200
触手大好物! 確かにカズラーは狙い目。
だけど、このスレ違いカエレとか言われそうではある。

それはともかく、GJ!セドリックおばか過ぎ(褒め言葉)。
オチも効いてて大好きだ
203名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 18:54:08 ID:Pc6b3V9O
>195
激しくGJ!
最初はレイチェル「が」セドリックをゴカーンかと思ってたw
204名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:19:06 ID:v6vBhnMN
>>195
GJ!
ありそうで今まで無かったカズラーネタ良かったよ

あの後男としての責任を取らされるセドリックが想像できて笑える
205名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:44:03 ID:aBOpZfiB
でもグレミオとカミーユがそれぞれの子孫だとすれば
2人は結ばれず別の人間と一緒になるってことだよな
206名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:51:07 ID:zrcWsCf6
150年あるからね。
2人に子供が複数生まれてその子たちがネズミ算式に増えていった子孫なら、
遠い親戚ということになる。
207名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 11:29:20 ID:SpcoVOMf
このスレでまで俺俺言うのやめられない?
208名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 13:20:17 ID:+nVQVbgP
日本語でok
209名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:26:59 ID:H0MtWIKw
グレミオは別にセドリックの子孫じゃないと思う。
210名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:40:20 ID:2RORQtfs
天速星だったら有り得たけどなw
ただ、カミーユの遠い遠いおばあちゃんがレイチェルで、そのだんながセドリックって可能性は高い
211名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 07:55:56 ID:9Kr0DVTL
けど親子だからって宿星がまったく同じとは限らないんじゃない?
だから先祖と子孫で宿星が違ってもおかしくはないと思う
212名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:06:43 ID:A4drkkPp
まま
カプ宿星云々は専門スレで
あまり話題が偏りすぎるのイクナイ
213名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 14:25:03 ID:9Kr0DVTL
まあ、これ以上きもい話を続けるなってことかw
214名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 15:18:54 ID:A4drkkPp
残念だったねGタン
SS投下したのはオイラなんだ
このスレは皆の物だからね、独り占めはダメだからね
215名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 16:47:43 ID:A4drkkPp
>>感想くれた方々
読んでくれて有難う
マイナーキャラなんで受けるか心配でしたが好評みたいで良かった
またいつか投稿させてください
216名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 18:35:56 ID:9Kr0DVTL
次はあんなんじゃなくて萌えキャラでなw
217名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 10:49:19 ID:hDSaZOo4
>>216の萌えキャラとは!?
218名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 11:31:02 ID:BhwdVryv
ユズorタキorミクミク
といったところか
219名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 11:56:08 ID:wQHumObJ
僕は、ハヅキちゃん!!
220名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 15:43:21 ID:uS0wOIjB
フレイルたん萌え
221名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:05:15 ID:lLdsnKKC
リム
222名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:28:18 ID:0H+FERNk
コルセりあ!
223名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:49:53 ID:WmsRFVTd
わーかーばー!
224名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 08:02:45 ID:pyZN6hgn
豚の人
225名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 11:02:35 ID:1uh1If6K
セシルタン
226名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 21:15:03 ID:+BfZt1Cl
リオンタソ
227名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 22:02:19 ID:SFdA7ipf
ビッキービッキー!
228名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:50:58 ID:LwE7Kl7m
サギリたん
229名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:17:29 ID:8ueJbZfd
夜な夜なルセリナが王子の夜伽をしていることを知ったチャックがトチ狂ってしまい、ルセリナを監禁、暴行するって話を思いついたんだが、今携帯からしか参加出来ないんだよなぁ‥‥ 誰か代わりに書いてくれないかなぁ‥‥
230名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:34:29 ID:cqg8OKWC
自分で書け
231名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:38:44 ID:elLo9ZyM
携帯からSS投下するのって大変なんだよな。一度やって懲りた。
232名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 13:16:07 ID:gjN4I/Ob
ルセリナが王子の夜伽してても、チャックはトチ狂うどころか喜ぶような気がするのは俺だけか
233名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:00:35 ID:Atl/dHB6
ニケアとオロクのネタに今でもwktkしてる
自分で書こうと思えば・・・いや、やっぱ無理だな。
234名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 21:53:41 ID:wcIPSJFh
誰か5の公式アンソロ買った?
235名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:01:46 ID:VsL2zeUU
相変わらず過疎ってんなぁ…
236名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 02:45:46 ID:D4OSPX+V
需要もないし書き手もいないしね
237名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 09:26:35 ID:B/AAvBaz
相変わらず倉庫更新しねーな
管理人さんひょっとして、ここ続いてるの気付いてないんかな
メルしてみっか?
238名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 09:36:38 ID:U7iw9fYI
忙しいんだろ
239名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 20:07:18 ID:tIh/327Q
あげ
240名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 20:33:45 ID:B/AAvBaz
角煮ってなんであんな空気悪いんだ
煽りと釣りしかいねぇ…
241名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 01:52:59 ID:9JZJGiw2
ここと比べても目糞鼻糞だと思うが
242名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 11:31:16 ID:IhCnOta/
角煮っつーか幻水スレだけ異常
243名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:48:10 ID:zBKevlui
外部板行くとマタリなんだがな
大人しい板に限って、妙にこう…

負の臭いがするんだよ
244名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:50:08 ID:cqD/d8Bx
久しぶりに投下しようかなと…ハンナ×ロウエンで(百合)
245名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:08:56 ID:kMHcU76f
なかなか濃いなw
246名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 12:39:33 ID:IDcEtfo9
とりあえず投下しろ
247名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 14:56:28 ID:vXzbDhdu
御託は投下してからな
248名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:44:32 ID:OdMhOOWX
wktk
249名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:46:33 ID:TXjEumsC
フレイアドゥールってどうよ
250 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:37:09 ID:VaNFyYiB
今日も非番だ…する事が無いとここまで暇なのかと思う。

オウランはリオウの護衛をして出払っている。他に親しい人間は居ないから外を出歩くのは正直苦痛だ。

こんな日は部屋で過ごしているのが一番だが、それでも無性に酒が飲みたくなる…こればかりは仕方ない。

酒場の隅の方で独り、リキュールをちびちびと飲むのが日課だ。

一気に一瓶を開けようとはせずウオッカを飲むグラスに少しずつ注ぎ足しながら楽しむのが私流の酒の楽しみ方だ。

オウランからは「体格に似合わない飲み方だね」と揶揄されるがそれは愛嬌があって言える事。

今日も酒場へ足を運ぶと普段に比べて顔見知りが随分と少ない。

今日はやけに空席が目立つ…普段は荒くれ共がたむろしている筈なのに今日はその気配が全くない。

その光景を横目で見ながら私はいつもの席に座る。

「いらっしゃい、いつもので良いかい?」

酒場の女将・レオナさんがリキュールを片手にやってきた。

私は黙ってそれを受け取るといつも通りにちびちびと飲み始めた。そんな光景をレオナさんはイスに腰掛けて眺めている。

「今日はいつものメンツがみんな出払っててさぁ、これじゃ商売上がったりだよ」

だから私の隣りにずっと座っている訳か…普段ならカウンターで接客に忙しい筈だ。

確かにこの客の数では商売にならない。私の他には紫の着物を着た長髪の女が一人居るだけだ。

「ところで、そのリキュールはどんな味がするんだい?良かったら少し分けとくれ」

言われるままにリキュールをグラスに空けるとベイリーズ独特の甘ったるい匂いがテーブル上に広がる。

「どれどれ……んー…甘いねぇ…」

やはり合わなかったのだろうか…レオナさんは苦笑いを浮かべている。
251 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:37:42 ID:VaNFyYiB
「…酒と呼べないだろう……悪い」

「いやいや…初めて飲んだから味が分からなかったのさ。へぇ…こう言う酒もあるんだねぇ。

いつもアンタ専用にしかリキュールは仕入れてないからね。今度から仕入れの量を増やそうかしら」

個人的には今のままでも良い気がするけど私は何も言わなかった。

別にこれを飲んで酔い潰れようとは思わない、息抜きをする為に飲みたいだけの話だ。

その気になれば大勢の中でも飲めるが人付き合いは苦手だからどうしても気が引ける…結局は顔見知りと一杯やってしまう。

「…決めた、今日はもう店じまいだ。商売になりゃしない」

「そうか…」

レオナさんがそう言ったからには部屋に戻るしかない。

「これからどうしようか…」そんな事を思いながら席を立とうとした時、レオナさんが私の腕を引いた。

「何処に行くんだい?」

「店じまいだろう………帰る…」

「ちょいと待ちなって。確かに店じまいだけど……アンタも鈍いねぇ…」

「…?」

言葉の意味が今一つ理解出来ていない私は呆然と立ち尽くしていた。

店じまいなら後片付けの邪魔をしない様に関係者以外は出て行くのが当然だ。

しかし、レオナさんはそれを許さなかった。

「ロウエンさん、説明してやってよ…これじゃあ本当に帰っちまうよ」

呼ばれた着物の女はロウエンと言うらしい。名前は聞いた事がある、確かティントの方で山賊をしていたとか…。

「アンタ……ハンナさんだっけ?」

呼ばれて私は黙って頷く。

「そうかそうか!噂には聞いてたけどなかなかの麗人だねぇ。女の私でも惚れちまうよ」

「……………」

私が有名人だったとは今まで聞いた事が無かった。

特に女性陣の中では絶対に人気が無いと言うのは私自身が自覚していたし、実際に声を掛けられた事もない。

こんな大女に寄りつこうとする奴は相当の物好きだ。恥ずかしい話だが時々男に間違えられる事も…。
252 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:38:19 ID:VaNFyYiB
「で、レオナさんが何故アンタを呼び止めたかって話だけど」

「……何故だ」

「簡単な話じゃないか、要は「暇だからこれから三人で飲み直し」って言いたいのさ。

こんだけ暇なんだし、客もこなけりゃ商売上がったりさ。だったら店を閉めて私らだけで宴会をしてた方が楽しいだろ?」

「あぁ…」

「だからアンタもここに残って飲んでたら良いのさ、誰にも気兼ねする事なく…ね」

そう言ってロウエンはニッと笑う。

そう言う理由なら断る訳にも…私は再度イスに腰掛ける。

「そうと決まれば早速肴の準備でもするかねぇ…」

そう言ってレオナさんはカウンターの奥へ消えた。

残された私達はとりあえず酒を煽る。

「男らが仕事をしてるって時に一杯やってる私らってどう思われてるのかねぇ…」

「…呼ばれなければ仕方ない」

「ま、それもあるけど。まだここへ来て日が浅いからさぁする事が無くて暇なんだよねぇ。

小料理屋でも開けたらそこで一日過ごせるんだけど既に先客が居るみたいだし…」

先客とはレストランのハイ・ヨーの事だろう。私も時々あそこで飯を食う。

「したければ別にしても良いと思う…」

「そうかい?じゃあ、今度頼んでみようかねぇ…」

空き部屋があるのは事実だが果たして店を開けるかは分からない。

カウンターの奥から香ばしい香りが漂う。たかが三人だけなのに何を作っているのか興味が沸く。

「ところでさぁ…一つ聞いても良いかい?」

「…何だ」

リキュールを飲む手が止まる…彼女は何を聞きたいのだろうか。

「大した事じゃないんだけどね。ホラ、アンタっていつも一人だろ?」

「まぁ……」

「ここに来てもいつも同じ席で一人飲んでて楽しいのかな…って余計なお節介だと思うけどつい思っちまってね」

そう言ってロウエンは酒をグッと煽る。

「酒を飲むってのは、単に酔い潰れるだけが目的じゃない。けどねぇ、アンタは何を目的に酒を飲んでるのか分かんないねぇ…」
253 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:38:50 ID:VaNFyYiB
「目的か……」

次の語句が出て来なかった。二人の間に沈黙の時が流れる。

互いに視線を合わせず黙々と酒を飲む。

「…どんな事でも良いのか?」

「勿論」

視線を上げた先にロウエンの顔があった。彼女の瞳と私の瞳とが合う。

「あまり大きな声で言えないが………息抜き…だな…」

「なるほどねぇ…だからアルコールの低いヤツを飲んでるって訳か。

私らみたいな飲んだくれは酒さえあれば何でも良いってタチでねぇ。

後先考えずに飲んじまうから翌朝の二日酔いが辛くて辛くて…トシも考えないと」

そう言ってロウエンは笑う。

「あれか、ちょいと一息入れたい時にはアルコールの低いヤツを飲めば良いんだね?」

「…酔いが回らないから」

「なるほど…これからは酒の飲み方も変えないと…」

これだけの会話で参考になったのだろうか…いや、なったみたいだからこの場は流そう。

「お、随分と盛り上がってるみたいだねぇ」

レオナさんがトレイ一杯に肴を作って持ってきてくれた。

炒め物に揚げ物、焼き物とこれだけの酒には豪勢な肴だ。

「酒が進みそうな肴ばっかだねぇ」

「そうだろ?腕によりを掛けて作ったからさぁ、ドンドン飲んで食べとくれよ」

「いやぁ、飲みたいのは山々だけど…」

「ロウエンさん、酔いが回ったのかい?」

「いやぁ……ねぇ…」

そう言ってロウエンは私の方を向いた。

「…ついさっきまで酒の飲み方を話してて……彼女も色々と思う所があるみたいだ」

「へぇぇ…そんな真面目な話をしてたのかい?」

それを聞いてレオナさんは不思議な顔をした。ロウエンの方は何となく照れている。
254 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:39:35 ID:VaNFyYiB
「折角の料理だ………食べよう…」

私は出された料理を黙々と食べる。

「そうだね…折角レオナさんが作ってくれた料理を残すのは勿体無い」

ロウエンも私につられて料理を食べ始めた。

私は黙々と箸を進めるがロウエンの方は箸の進みが悪かった。

「やっぱり酒が欲しいねぇ……」

「じゃあさ、酔いが回らない酒を持ってきてやるよ」

そう言ってレオナさんは奥の棚から一升瓶を持ち出した。

「こいつは度数が低いから酔いの回りは遅い方だよ。但し、飲み過ぎたら元も子も無いからね」

レオナさんはロウエンに飲み過ぎない様に念を押して瓶を渡す。

「はいよ…さて、ハンナさんの言う通りに飲んでみようかねぇ…」

ロウエンは新しいグラスを準備した。私と同じウオッカのグラスに酒を注ぐ。そして、一口口を付けた。

「フゥ……こんな感じで良いのかい?」

「あぁ…」

ロウエンの飲む姿はとても艶やかだった。

着物を着ているのもあると思うが、飲む合間に見せる女性らしい仕草がやけに扇情的だ。

「アンタ…色っぽいねぇ」

彼女の飲む姿はレオナさんにも色っぽく見えたみたいだった。

「そう?私は別に普通だと思うけど…」

「いやいや、そんだけ色気があれば店でも開いたらどうだい?良い女将になれるよ」

「レオナさんのお墨付きを貰ったから本気で考えようかなぁ…」

ロウエンは本気で考えているみたいだ。真剣に悩む彼女の顔もイイ女だ。

「…フッ」

それを見て思わず笑いを漏らしてしまった。驚いた表情を浮かべて二人がこっちを見つめる。

「………?」

「…アンタも笑うんだね、初めて見たよ」

ロウエンがそう言うとレオナさんも頷いてみせる。そんな二人を私は黙って見ていた。

「さて…メンツも揃った事だし再度飲み直そうか」

ロウエンがグラスを掲げる。私も促されるままにグラスを掲げた。

「どんちゃん騒ぎとまでは行かないけど、たまにはこう言うのも良いね。まったりと……乾杯!」
255 ◆IGA.li4jPs :2006/09/14(木) 23:44:01 ID:VaNFyYiB
以上です…有難うございました(礼)
256名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:55:53 ID:o27rERTw
ニフサーラ・リンファ×ヨラン・ニックとか妄想してた。
257名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:39:29 ID:xgSPNNfH
その妄想を早く文字に、文字にしてくれ!!!
258名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:09:55 ID:JJHOn509
>>257
あれから文字にしてみたが、レベルの低い作文になっちまったorz

漏れにSSは無理なようです。
エロい神様、どうかこの無念をはらしてください。
259名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:27:40 ID:Rh4mB+wm
>>258
恥ずかしい想いをしなきゃ、文章は上達しないよ
投稿すべし!
260名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:26:17 ID:GUpgv6xB
wktk!!

ランとユマでツンデレ合戦
261名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:57:38 ID:gBtT1QXe
ランとスバルでおっぱい合戦!

巨乳 対 ひんぬー
262名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:43:36 ID:f7k0ahqo
貧どころじゃないな>スバル
263名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:12:11 ID:KoLMul9t
無乳

むにゅう
264名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 15:59:33 ID:q4JTnNaN
>>263
うむ、むにゅうって呼び方は良いよな
小さいけど柔らかそうで

どっちにせよラン対スバルでは勝負にならんけど
265名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:19:43 ID:+4DvkgaM
王子に胸で奉仕するランを対抗心を燃やして、無理矢理、王子にむにゅうでパイズリしようとするスバルに勃った。
266名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 02:11:22 ID:o4p20rgj
スバルは乳首ズリで対抗すればよし
267名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 02:39:04 ID:S42C/PXH
データが全部飛んだ…何も悪い事をしてないのにorz
268名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 20:30:26 ID:dGQWyjGm
>>255
なんかしっとりしました。
GJ!!
269クレオ、カミーユ(エロ未遂):2006/09/26(火) 20:43:46 ID:d0N7Y5+j
昨日一昨日の本ヌレの流れ見てたらムラムラしたので書いた。
反省はしていない。


祭りの夜

トラン共和国、旧暁帝国帝都、グレッグミンスター。
夜の街は彼方此方灯りがともり、赤い服に緑のバンダナを身につけた小さな子供たちが
家々を練り歩いて戸を叩き、大人達は彼らに笑顔と御菓子をくれてやる。
終戦記念日の夜はいつの頃からか、誰が言い出したわけでもなく、英雄を称える祭日となっていた。

一際大きな屋敷。
当の英雄が生まれ育ったマクドール邸には、多くの子供達が我先にと押し寄せ
たった一人で留守を守る女主人…クレオは、部屋一杯の御菓子を一晩かけて彼らにくれてやらねばならなかった。
やがて夜もふけ、子供達の足音も聞こえなくなると、ようやく一息つく事のできたクレオは、まだテーブルの上に残っているキャンディを一つ口に含み
ファレナ産の上品な紅茶をカップに満たし、時計の鳴らす規則的な音を聞きながら、暇な一時を満喫しようとした。
「?誰だいこんな時間に、まだ起きてた子供がいたのか」
戸を叩く音に腰をあげ、袋詰めのクッキーを片手に玄関の戸を開ける。
「さぁ、これをあげるからもう御家に…カミーユ?」
「よっ、姐さんコンバンワ」
戸を叩いていたのは、トラン共和国軍警備隊指揮官のカミーユ。
今夜の祭の警戒にあたっていた彼女がここにやってくるという事は、今宵の宴も幕を閉じたという事なのだろう。
「近くを通ったんでね、挨拶しようと思ってさ」
「まぁ入りなよ」
解放軍の頃から妙に肌のあったこの女傑を、クレオは快く家に招き入れる。
幾つか年上の彼女を、カミーユは「姐さん」と呼び、一杯やるときは誘ったし、良い相談相手として慕った。
良い、相談相手として…生活の事、仕事の事、時には男の事も…
「まいったね今夜は、ようやっと解放されたのはアタシの方ってね、解放軍様様さ」
「ふふっ、相変わらず口の悪い子だよ」
進められるでもなく椅子に腰掛け、出された紅茶を遠慮もなく口に含むカミーユは、一見楽しそうに一方的に語りだす。
だがクレオは、そんな彼女の本当の気持ちが、痛い程に分かっていた。
カミーユの座っている席は、絶対にあの部屋が見えない位置だったからだ。
「美味いねこのクッキー。姐さんが焼いたの?」
袋詰めのクッキーを頬に貪り、ボリボリと噛み砕きながら、カミーユは伏せ目がちに問う。
クレオは一瞬言葉に困るが、声色を変えることもなく答えた。
「あぁ…グレミオに教わったんだ」
「…へ、へぇ…アタシにも今度教えてくれよ」
カミーユがワザト話題をそらしている事など、クレオはお見通しだった。
現にカミーユの声は、どこか余所余所しく、震えている節さえ感じられる。
「あ、そうだよ…今度、料理習おうと…思ってさ…食わせる相手は…まだなんだけどさ!」
「カミーユ」
「あ、アタシもそろそろ…」
「カミーユ」
270クレオ、カミーユ(エロ未遂):2006/09/26(火) 20:49:20 ID:d0N7Y5+j
抱擁はごく自然の成り行きだった。
カミーユの前に屈みこみ、その背にしっかりと腕を回し、強く、暖かく包み込む。
頭の天辺から首の後ろにかけて、ゆっくりと手を撫で下ろして、彼女の燃える様な赤い髪を解きほぐした。
「カミーユ、良いんだよ…」
「え…あ…」
カミーユの胸から、呼吸の乱れが感じ取れる。
頬と頬の間は湿り、塩辛い液体が唇を濡らして口に入ってきた。
やがて震えは大きく、呼吸も荒れ、背中がビクンビクンと脈打ち始めると、カミーユの口からは切なげな嗚咽が漏れ始めた。
「アンタは泣いたって良いんだ…アンタには、その権利があるんだから」
「ひっ、うぐぅ…あた、アタシ…ああぁ…うぐっ!」
手に持っていたクッキーが床に落ち、砕けて粉になった。
クレオは泣きじゃくるカミーユの体を、いっそう強く、強く抱きしめる。
「あぁぁっ!あぁっ!ゆ、夢…を…るんだ…あたし……まだアイツの…」
「グレミオの夢かい?」
「ぐえみおに……抱か…る夢…アイツ、あアタシの事…きしめて、耳元でひぅっ!んだ…アタシの名まえひっぐ!呼んでくれんだ…!
でも…えっ…えも…おもさが…軽いんだよぉ!それで、真っ黒になってあいつ…崩れっちまって…消えちまうんだよぉ!」
カミーユの爪がクレオの背に食い込み、クレオはその痛みに、ただ歯を食いしばって耐えた。
ボサボサの髪に指を通し、クシャクシャとかき回す様に頭を撫でながら、クレオはまるで、子供をあやす母親のような口調で、優しく宥めた。
「よしよし、辛いよね、本当に悲しくて寂しいよね」
「どうしよ!アタシどうしよ!…カスミのやつ、アタシに泣きつくんだ『ティルが居ない』って!何て言えば良いんだよ!」
「カスミもアンタも辛いんだね、泣きたければアタシの所に来ればいいさ、一晩だってつきやってあげるからさ」
「うえぇぇぇっ!えぇぇぇぇん!」
戦争中は見たこともなかったカミーユの表情。
三年たって、ようやっと本人の口から聞けた心の声だったが、クレオは自らの声を固く閉ざし、ただただ胸の中で泣く小娘を受け止め続けた。
『カスミがアンタに泣きついて、アンタが私に泣きついて…じゃあ一体、私は誰に泣きついたらいいんだい?なぁ、パーン…』

震えるカミーユの体を抱きしめながら、クレオは無気力な笑顔を浮かべ、誰も居ない男の部屋を見つめ続けた。

祭の夜
子供達が寝静まると、女達は泣いた
多くの男達が去り、戻らなかったからだ

エロくないねすんませんorz
カミーユって弄り易いキャラだと思う
271名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:33:26 ID:71wzNtJi
>>269-270

カミーユは好物だから嬉しいぜ
272名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 12:22:36 ID:7aPSv23T
カミーユ好きってありえないだろ
釣り?
273名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 15:41:40 ID:omtvXWPA
ラプソディアネタが出ないのが不思議でならない
274269:2006/09/27(水) 16:46:05 ID:BEzuzlWx
>>271
感想ありがと
でもなんか辛いな
自分の好きなキャラなのに、自由に書けない空気になってるし

でも俺、このスレ住人の事信じてるお
275名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:45:37 ID:OrS9iMKM
>>274
スレの空気を悪くするお馬鹿さんは放っておこうよ
ともかくGJ!





読んでないけど
276名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 20:55:13 ID:7aPSv23T
キャラがキャラだしなww
277名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:16:47 ID:BEzuzlWx
ありがと、これからもカミーユネタ書くけど、よろしく
良ければ>>269も読んでみて
短いけど解りやすく書いたつもりなんだ
278名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:31:02 ID:PqfPcG0Q
>>276
本スレだけじゃなく、ここでもカミーユ叩きかよ。
別にカミーユなんざどうでもいいが、お前のキチガイっぷりはいい加減ウザイ。
279名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:52:15 ID:yBg6nfvJ
>>273

カズラー×エマさんでも書けというのか、君は!!
280名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 01:55:51 ID:I0PfRNSn
>>273
少し前にカズラ×あの人がある
ラプソ専門キャラならまだないな
コルセリアとか見たいかも
281名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:08:53 ID:YmIrVoJY
>>278
スルーしとけ
本スレは六将軍がどうとか名前がどうとかGに餌与えてるんでこまる
282名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 03:44:06 ID:jr3w744n
>>269-270
ここに何度ブッ倒れられても最終決戦まで
カミーユ連れて行った、ガチのカミーユスキーが
おりますよ。

このカミーユも可愛いけど、いつかエロいのも
書いてくんなまし。おながいします。
283名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 12:03:16 ID:cdi+sd6z
そんな何回もぶっ倒れるような使えないやつなんて連れていくなよww
1だったらもっと強くて可愛い女キャラなんていっぱいいるじゃんww
284名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 12:56:09 ID:I0PfRNSn
カミーユの百合も良いが、マキシンの百合も見たい
ジーンさんに手玉に取られるとか
ラプソのマキシン反則ですだよ?
285名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 14:47:46 ID:P5qn/eZy
コルセリアとセネカは見たい
エロさを感じない河野絵で妄想するのは難しいかな?
286名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 16:04:10 ID:I0PfRNSn
正直幻水の公式絵はどのキャラでも勃たん
脳内補完が必要
287名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 16:04:43 ID:YmIrVoJY
4のジーン、ビッキーなんか最高だが
肌の弾力感がタマラン
ttp://www.suikosource.com/chars/stars/
ここで歴代絵を見比べてみればダントツ
288名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:05:53 ID:3SIAiVEX
「や…王子さまぁっ…そんなとこなめたらきたないの…っ」
「汚くなんかないよ…もうこんなにえっちな汁が出てるよ。シュンミンはえっちな子だね」
まだ幼い恥丘に顔を埋め、熱を持ったクリトリスを執拗に舐めては吸う
「ひぁぁんっ…も…おかしくなっちゃうぅ」
「可愛いね…シュンミン」
空いている手で、まだ育ち始めたばかりの胸をやわやわと揉むと、ぴくんと腰がはねる


という場面が頭から離れない
シュンミンものは無いのか…
289名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 04:05:36 ID:kp/ilGTA
シュンミンは既に結末が判っているからなぁ
290名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 05:15:41 ID:gZTanhUq
ジーンさん以外は既に判っているが俺は無視する。
291名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 14:31:27 ID:tjfvNQt5
ジーンさんは乳が本体だからなぁ・・・
292名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 10:23:02 ID:pefEKJWb
「……と、トーマス様ぁ!変な、変な箱が動いてキャアァッ!」


「パラメディック、鎧っ娘をキャプチャーした」
「セシルタンを生け捕りにしたのね
セシルタンは、ゼクセン近郊に棲息」
「そんな事は良い、味はどうなんだ」
「スネーク…食べる気?」
「勿論性的な意味でだ。で?味は?」
「通報シマスタ」
「何!?」
「だから、通報シマスタ」
「くっ!」
293名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 11:28:51 ID:BLxAg/W/
通報しないでやるから、鎧っ娘のSS読みてえ。
294名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 11:43:36 ID:pefEKJWb
本拠地に侵入したスネークが
♀キャラ(♂も)を次々に補食していくんだな
萌えてきた
295名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 14:35:56 ID:5ObkCBIQ
 ξ .__
 γ..iゝ iゝヽ      ______
 .|.. l从从))     /  /  /|
 ..〉【#゚ー゚】〉     | ̄ ̄ ̄ ̄| |   
 ⊂):::¥::)=O━━| MGS  | ┿━K>
  く/卅|〉      |      |/
  (ノ (ノ       ̄ ̄ ̄ ̄
296名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 14:55:45 ID:m90UeEAZ
「スネークどうした!?応答しろ、スネーク!スネェェェェェィク!!!」

MISSION FAILED
297名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:01:10 ID:XZjqHGXI
スネークのスネークが私の中に入ってきます。

ニュル・・・ニュル・・・

セシル「あ、あんっ・・・」
298名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:00:21 ID:wPv5ARlI
城主であるトーマスからの放送で、侵入者捜索キャンペーンが展開されてから数時間。
かわいい門番を陵辱され、怒りに震える声でトーマスは、30分おきに、普段見せた事もない高圧的な口調で放送を繰り返した。
『現在、このビュッセデュクセ城には、某国の工作員が侵入している。発見した場合直ちに攻撃し無力化の後(略)
仕留めた者には城主権限において、10万ポッチの賞金を出す!各員の一層の努力に期待する!』
城内の警戒が一層厳しくなった頃、当の侵入者は…

「こちらスネーク、食料庫に侵入した、支持をくれ」
『気をつけろスネーク!そこは樽がいっぱいじゃないか!』
「…何?」

箱に隠れながら倉庫を進むスネークの姿を、赤い瞳が二つ見つめている。
その視界は暗黒の中でも見えるナイトビジョンで、画面を見つめる少女に侵入者の姿を伝えていた。
「いいわよカラクリ丸Z、これで10万ポッチは私のモノ!さぁ、むき出しのコックをぶち込んでやりなさい!」
『ラージャ』


「シギント!樽から攻撃されている!」
『落ち着けスネーク。そいつは『カラクリ丸Z』。樽に化ける事ができる特殊なカラクリだ…あんたと同じだな』
「言ってる場合か!」
『大丈夫、いつもあんたが相手にしている精密機械と同じで、そいつは電波障害に弱い…チャフグレネードを使ってみろ』

突然画面が暗転し、カラクリ丸の絶叫がインカムを焼いた。
『あwせdrftgyふじこlp;@!!!!』
「カラクリ丸Z!どうしたの応答しなさい!」
299名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:11:36 ID:wPv5ARlI
『カラクリ丸Zの破壊に成功したようだな。だがまだ安心するな。近くで操作している奴がいるはずだ』
「性欲をもてあます」
『何?』
「例えそれが小学生でも、性欲をもてあます」
『…』

暗闇の中、壁に手を着きながら恐る恐る進むメル。
物音がすればすくみ上がり、物陰が動けば硬直する程、彼女は怯えきっていた。
「ま、まずいよぉ〜〜!捕まったら私までセシルちゃんみたいに…」
「……性欲をもてあます」
「ひぃっ!?」


「メカっ娘をキャプチャーした」
『メルタンを捕まえたのね?』
「中々旨かったぞ」
『えぇ!?もう食べたの?性的な意味で?』
「ょぅι゛ょの割りに発達していて、良いセンスだった」
『そ、そう…(やっぱり通報した方がいいんじゃないかしら)』
「?」
300名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:31:15 ID:ZWqq7P5t
ワロタww
でもこういうのはやっぱMGSスレでやった方がいい。向こう過疎ってるし。
301名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:50:40 ID:LWngM6Vb
別にいいじゃん
萌えるし
302名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:54:31 ID:pefEKJWb
じゃ次、ゲドに変装してクイーン凌辱で
誰かよろ
303名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 23:48:42 ID:3UxPCsD1
クロスオーバーは…嫌いな人はほんとに嫌いだからなあ
304名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 05:17:24 ID:tdv5U9h3
5のアンソロ発売されてたけどなにか使えそうなネタはないだろうか
305名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 09:54:36 ID:hFvJFxoO
>298普通に面白かったんだが…駄目なのか。
最近は過疎がすぎて投下してくれるならおk、おもしろければなおおk、な気分だよ。
306名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 15:44:14 ID:FuoTGE+Y
まぁたまにネタとしてやるなら面白い。>>295のAA作ってて楽しかったしw
といっても幻水関連スレだから主流になることはないと思う
307ジーンさんVSスネーク:2006/10/03(火) 16:22:37 ID:393T8Pw/
>>305
おk、これ最後に置いてくわ


「あら、ふふふ…何の御用かしら…紋章?それとも…」
「性欲をもてあます」
「まぁ!ふふふ…私でよければ」

ぱん!ぱん!
「あっ!あぁ!…玩具のように弄んで」
ズガン!
「ふうぅ!」

「ふふふ…またいらしてね」



ネタ思い付いた頃またくるわ
308名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 19:05:41 ID:vhRIirwn
((((((((( ;゚Д゚)))))))))
309名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 11:12:53 ID:s/Ynv2Lw
そろそろエロが欲しい

エロの紋章
310名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 23:04:45 ID:oBeFBAvw
じゃ次、ジーンさん×マキシン(ラプ)で書くわ
マキシンのコンプレックスとかオリジナル設定とかおk?
311名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:02:25 ID:JsKpTwah
おkkk
百合ハァハァハァ
つかジーンさん百合多いなw
312名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 22:44:07 ID:WFqB2TSj
全裸で正座して待ってます(;´д`)ハアハア
313ジーンさん×マキシン:2006/10/08(日) 19:05:15 ID:srbn8LVz
「いよ!マキシンさん、こんちわ」
「…」
何とも尻の軽そうな声で馴れ馴れしく話しかけてくる青年。
しかし、錆びた鉄のような赤黒いコートに身を包む女性は、そんな彼と馴れ合う気など無いらしく
無視しているのかいないのか、気づいているのかいないのかも分からぬといった態度で受け流した。
「…マ」
「聞こえてる」
「…これだもんな…なぁ、同じ魔法使い同士、もう少しわかり合いましょうよ」
「お前の事なら十分分かっている。魔術は結構凄いが、口数が多い」
終始無表情なマキシンとは裏腹に、新参者の若い青年…ロジェという魔法使いは、コロコロと表情を変え
一々オーバーリアクションし、ジェスチャー等も交えて兎に角喧しく目立とうとした。
「褒めてんだか褒めてねぇんだか」
「褒めてるつもりだ。だが話すことは無い」
「…」

群島諸国での一件後、マキシンがラマダから新たに引き受けた依頼。
キリルという青年の元で、彼の仲間と共に、彼に協力して欲しい…
その仲間達には、群島で見かけた顔も多く、またこのロジェのような新しい顔もあった。
だがそんな事等マキシンにはどうでもよく、今度の依頼についても、殺し屋を生業とする者にとってやる事は唯ひとつ…
『サーチ&デストロイ』
目の前に立ち塞がる敵を葬る事。
それが彼女の仕事であり、生き方だった。

「ふん」
キャラバンの中心に据えられた焚き火で少し温まると、何かと自分について回る煩いロジェから逃れるように
マキシンは外れの方へと、誰も居ない所へと、明かりの届かない方へと歩いていった。
『所詮は、日の光のあたらぬ側の人間』
自分に言い聞かせるように心の中で呟き、大きな丸い月を見上げ、物思いに耽るでもなく、ただそれを眺める。
短く切った銀髪が風に靡き、月よりも白い頬をこすった。
それと共に、身体に残る過去がほんの少しだけ蘇り、彼女は苦しげに胸元を手で抑え、唇を噛み締めた。
「クソ…」
314ジーンさん×マキシン:2006/10/08(日) 19:07:39 ID:srbn8LVz
「綺麗な月ですこと…」
「!!」
突然背後から響いた女の声に驚き、マキシンが振り返ると、そこには群島で共に戦った女魔法使い、ジーンが立っていた。
夜風に靡く髪、月明かりに照らされる白い肌、しっとり濡れた唇に潤う瞳。
例のごとく、肌の覆われていない部分をあげた方が早いという程、際どい衣服(今回は黒いレザーのパンツルックである)
恐ろしいほどに美しい女魔法使いは、マキシンすらも驚く程の魔力を秘めていた。
「…ジーンさんか(私の背後を取っただと?馬鹿な!)」
「こんばんわ、マキシンさん」
何度も見ているが、ジーンの笑顔にマキシンは背筋を凍らされた。
『こいつ、本当に人間か?敵には回したくないな』
いつもの無表情を繕い、目を細めたマキシンは回れ右して、その場を立ち去ろうとする。
敵には回したくないが、お近づきにもなりたくない。
そんな態度が背中に現れ、ジーンはじれったそうに微笑むと、甘い声で追った。
「んもう、マキシンさん…もう少しお話しましょう。月があんなに綺麗ですのに」
「…」
「マキシンさん!」
「…」

「マキシンさん」
「………っっ!?」

三度ジーンがマキシンの名を呼び、それに対しマキシンが苛立たしげに振り返って「なんだ」と問いただそうとした時。
その唇はジーンのそれによって塞がれ、何が何やら分からぬ内に進入してきた、まるでナメクジのように蠢く舌によって口内を隈なく嘗め回され
唾液を隠微な水音と共に吸い上げられ、腰に回された右手はグイグイと身体を押し付け、左手には短い銀髪をかきあげるように後頭部を捕らえられた。
1秒、2秒、3秒…
そして、4秒たってようやくマキシンは抵抗を思い出し、ジーンの身体を引き剥がしてその場に尻餅をついた。
「……なにを…なにを…」
両目を怯えた小鹿のように見開き、涎をふき取るのも忘れて震えるマキシンを、ジーンは月明かりを背に、まるで魔女のような妖しい笑顔で見下ろす。
『そんな、馬鹿な、いつの間に、なぜ、どうして、どうやって……この私に気付かれず、そんな真似ができる!』
315ジーンさん×マキシン:2006/10/08(日) 19:09:19 ID:srbn8LVz
「…今夜は本当に綺麗…月も…そして、貴女も…」
「…?…はうぅっ!」
ジーンの瞳が一瞬光ったように見えたその時、マキシンは身体の心がカッと火照り、全身の汗腺が一斉に汗を吹き出したのを感じた。
そして下腹部には、一瞬刺すような痛みと、それに変わるように熱、痒み、次には性的な疼きがこみ上げてきた。
「…くっ、そんな…この私に、同性の私にチャーム(魅惑の術)だと…ありえん、でたらめだ」
弱弱しくそう漏らす口も、やがて荒い息だけしかもれくなり、草の上に転がったマキシンは肩を震わせながら、内股を切なげにこすり合わせ
両手で股間を必死に抑えて疼きを抑える事しかできなくなる。
ジーンはそんな彼女を満足げに眺め、微笑んだ。
「あら、どうなさったの?お顔が熱そう…お腹を抑えて、お風邪を召しましたか?」
「ひぃっ!くはぁぁ!」
触られてもいない、ただジーンの言葉を聞いただけ。
にもかかわらず、魅惑の術に陥ったマキシンは、術師であるジーンの声一つで、一人あっけなく絶頂を迎えてしまう。
身体は弓なりに反り、腰を宙高く突き上げ、仰け反った顎は大きく開かれて、飛び散った唾液が月明かりを反射する。
必死に抑えていた股間からは愛液が溢れ出し、分厚い生地のタイツからも染み出して、指の間から漏れ出した。
「はぅっ…くぅぅ!や、やめろ…」
ゼイゼイと嗚咽するマキシンは、いつしか両目にの恥に涙を称え、いつもクールで通していた彼女からは想像もつかない程に狼狽していた。
ジーンはマキシンの目の前にかがみ込み、鼻先が触れるか触れないかの距離まで近づくと、頭の中に直接響いてくるような甘い声で囁く。
「こんな所で寝てしまっては、お体を壊しますわ…私のテントでお休みになって…そこでユックリ…貴女の事を聞かせでください、ね?」
そして、長い指先、美しく鋭く磨がれた爪先で、コートの上からマキシンの乳首の辺りにツンと触れる。
「っっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!………………」
声にならぬ絶叫をあげ、マキシンは意識を手放す。


「……ぅ…あ?」
重い瞼をこじ開け、自分の物でなくなってしまったような頭を動かし、辺りを伺う。
紫色の明かりが天井から漏れているのが分かり、ついで何とも形容しがたい、甘い匂いの香が焚かれているのに気付く。
青い光を放つ封印球が机の上に置かれているのを見て、そこがジーンのテントである事を悟ると、マキシンは自分の身体が未だ捕らわれの身であり
手足を拘束する物等なくとも、自分がその部屋から、いや、ベッドからすら逃れられない状態であることも理解した。
「マキシンさん」
「うぐぅっ!」
耳元で囁かれた自分の名前にさえ感じてしまい、情けない声をあげてしまうが、テントの床に描かれた魔方陣を横目で確認したマキシンは
そこが結界の中であり、自分の悲鳴も外にはもれる事は無い…つまり、ジーンの望むままによがり狂わされ、はしたなく泣き喚こうと誰一人助けには来ない事を覚悟した。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
恐る恐る頭を声のする方に向け、自分を覗き込むように寝そべるジーンを見つける。
彼女は既に何も着ておらず、たわわで張りのある胸、引き締まった腰、長く細い四肢と、まるで計算され尽くした美術品のような、現実感のない肉体を惜しげもなく晒していた。
「さぁ、貴女の事を聞かせてください…」
ジーンはそう言って、マキシンの身体の上に馬乗りになると、髪を結んでいた紐を解き、長く美しい銀髪を、彼女の上にたらす様に覆いかぶさった。
髪の先が腰から胸、首を伝って頬をなぞると、その度にマキシンはヒィヒィと鳴き、涙を流してよがった。
そして視界がジーンの顔で覆われると、まるで憑り依かれたようにピクリとも動かなくなる。
「貴女の事を、聞かせてください」
「……」
316ジーンさん×マキシン:2006/10/08(日) 19:10:53 ID:srbn8LVz
頭の中に直接響いてくるジーンの声に対し、マキシンは強靭な精神力で抵抗する。
頑なに閉ざされた心に気付いたジーンは、マキシンの唇に人差し指をあて、一語一語噛み砕くように唱えた。
「あ、な、た、の、こ、と、を、 き、か、せ、て、く、だ、さ、い」
するとマキシンの唇は、ジーンのそれに合わせるように動く。
それをみたジーンは満足げに微笑み、続けた。
「何故貴女はいつも、こんな無骨な服をきていらっしゃるの?」
「私…わたしは……やだ、入って来るな…」
「こんなに、綺麗な肌をお持ちなのに…」
ジーンの指先が、マキシンのコートの襟首にあるジッパーを掴む。
それがユックリ、ユックリと下ろされ、普段人目に晒される事のない、マキシンの素肌が
首から順々に、肩、胸、鳩尾、臍の下辺りまでがむき出しにされた。
「くっ!」
途端にマキシンは歯軋りし、視線を逸らして悔しそうに唸る。
それを見たジーンは、一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐにいつもの妖しい笑みに戻った。
「本当に、本当に綺麗!」
「…嘘だ、嘘をつくな…私の身体は…あぁぁああ!」
マキシンの口からは嗚咽が漏れた。
それは快感や悔しさ等ではなく、純粋な悲しみ、マキシンが心の奥底に封じていた感情の一部だった。
「やめろ…これは私の傷だ!お前達には関係ない!」

マキシンの身体にはあちこち、醜い傷が刻まれていた。
殺しを生業とする者ならば生傷は当たり前だろうが、これはらは最近刻まれた物ではなく
治ってから成長した痕跡がある事からも分かる通り、彼女の幼少期に刻まれた傷であった。
それも一つや二つではなく、彼女が普段固く鎧うような服で覆い隠している部分全て
腕にも、足にも、背中にも刻まれた切り傷、刺し傷、焼き鏝の後、針金の食い込んだ後等、見るに耐えない傷ばかりだった。
だがジーンは、そんな彼女の肌を見て尚、それを美しいと称し、うっとりと見つめた。
「この傷は、誰に?」
ジーンの言葉にマキシンは、過去のおぞましい記憶を呼び起こされるが、首を振ってそれを必死に否定する。
「やだ!やだ!やめてパパやめて!私いい子でいるから…魔法なんて勉強してない…やめろぉぉお!
私の中に入ってくるな…やめろ…やめてパパ…ごめんなさい、パパ…あんなつもりじゃぁ…あんな………あぁぁぁああ!うわぁあぁぁん!」
幼子のように泣き叫ぶマキシンの唇に、ジーンが人差し指をあてると、途端にマキシンは鳴くのをやめ、我に返ったようにジーンを見上げた。
「私は…私は…あの男を殺したんだ…悪いのはあいつだ、だから焼いてやったんだ…消し炭になるまで……覚えたばかりの魔法で…」
ジーンはマキシンの言葉に両目を伏せ、悲しそうな表情を浮かべる。
両手で顔を覆うと、その指の間からは涙が滲み出してきた。
マキシンは自分の頬の上に落ちたそれを拭きもせず、いつもの冷たい声で自嘲を始める。
「わかっただろジーンさん…私は自分の親を焼いたんだよ…私は所詮そういう人間だ、だから…」
「だから、関わるなと?」
顔を覆っていたジーンの指の間から、鋭く眼光が光り、マキシンは再びチャームに陥ってしまう。
ジーンは再びマキシンの身体の上に覆いかぶさり、腰に手を回して、その身体に刻まれた傷跡一つ一つに、愛しく口付けしていった。
その度にマキシンはよがり、弓なりに仰けり、下着もズボンもビショビショになるのも構わず絶頂した。
「ちゅ、私は、くちゅ、言いました、ちゅぱ、この傷も美しいと、くちゅ、刻まれた貴女の人生全てが、ちゅっ、美しいと!」
最後の一言と同時に、ジーンはマキシンに止めを刺す。
左胸乳首を抉る、一際深い傷跡に舌を這わせ唾液を絡め、そして血がうっすら滲む程に強く噛り付いた。
「んあぁぁあああああああ!あぁぁはぁあぁあああああああああんんんんっっっ!!!」
マキシンの絶叫がテントに木霊する。
汗と涙と唾液を振り乱し、一際大きく飛び上がったマキシンは、頭の中が真っ白になるような衝撃を受け、そのまま卒倒してしまった。
後に残されたジーンは、そんな彼女の浅ましい姿を満足げに眺め、切なげに声をあげて自らの身体を愛し始めた。
317ジーンさん×マキシン:2006/10/08(日) 19:11:48 ID:srbn8LVz


「よっ、マキシンさん!」
昼下がりのキャラバンに響き渡るロジェの軽薄な声。
マキシンはいつもの無表情でそれを迎える。
「……ロジェか」
「そうそ、名前覚えてくれたんだ!」
「今度、お前の魔法を見せてもらおうか」
「えぇぇ!?俺のっすか!?こりゃいったいどういった風の吹き回しで?」
いつも聞けない、会話のその先をマキシンの口から聞いたロジェは驚き、またオーバーに表情を作って問う。
だが、マキシンの返答は曖昧なものだった。
「風向きが変わった、それだけだ」
「はぁ!?」
立ち去るマキシンの背を追ってしつこく付き纏うロジェを、軽く頭の天辺に火花を散らせて追い払いマキシン。
その視線の先には、今日も妖しく微笑むジーンの姿があった。

『まぁ、こういうのも悪くない』
318名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 19:16:28 ID:srbn8LVz
以上ですだよ
ラプソ絵のマキシンは4に比べて大分萌えます
ロジェっつう性格シーナ魔法使いにツンツンしてみたり
ジーンさんに手玉に取られたりします
319名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 19:42:53 ID:vk8fyrqH
>>318
乙です!ラプソ持ってないけど欲しくなってきたw
320名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 16:07:41 ID:5TM2rFv+
乙!!!
4やってないんだが十分萌えた!!!
321名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 17:38:47 ID:BbaSuk8o
初ラプネタキター!
乙、すごく萌えた
322名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 17:46:32 ID:R92122Wy
GJ乙!!切ないけどエロス。
ただ一度起きた時、既に何も着てない状態なのに
その後、下着やズボンを履いてる描写があったよ
323318:2006/10/09(月) 18:38:46 ID:zYpar6CZ
感想あざす
何気にラプソは萌え所が多くてお勧めです
特に大変身するマキシンとレイチェルは萌え萌え

>>322
マキシンの過去云々や、傷だらけの肌はオリジナル設定ですが
傷フェチの気があってか、もう少しSMちっくにしてもよかったかなと後悔してます
服の有無ですが、もう一度確認した所
「彼女は既に何も着ておらず…」
これが誤解の元でしょうか
彼女、ではなく、ジーン、と書くのがこの場合適切でした
この場を借りてお詫びします
よく見れば誤字も多く、まだまだ修練が必要ですね
324名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 22:52:21 ID:BbaSuk8o
マキシンは萌えるけどレイチェル萌えはありえねーだろww
325名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 04:20:22 ID:vDtR9ff9
>>324
いや、まじで萌えるんだ
なんつか、台詞一つとってもツンデレてるし
セドリックとセットで美味しくいただけちゃうわけ
326名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 07:55:35 ID:9K5MGoHH
レイチェルって顔微妙で性格もきついし男が嫌いなタイプのキャラだろ
某スレでは戦力として使えないとかこいつがいるとゲームがつまらんとか色々言われてたしなーww
327322:2006/10/10(火) 19:53:02 ID:upPp6QWS
>>323
あ、そうだったのか。ごめん
328名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 21:18:49 ID:vDtR9ff9
>>327
いえいえ、物書いてるもんにとっちゃ、そういう指摘が凄く嬉しいんです
勿論、GJや乙してくれるのも励ましになりますが
読みにくい所や、イメージしずらい表現なんかは、読者の視点じゃないとわかりませんから

まだまだ練習中の身なんで色々おねがいします
リクなんぞあったらどぞ
5と外伝は未プレイ
329名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 11:08:38 ID:Q7meXz6a
ラプソのマキシンの顔グラ萌えす
330名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 13:29:08 ID:wlE77xWa
ラプソの顔絵は全体的にカアイイよね
ミツバは俺ちと苦手だったけど
コルセリアとか犯罪、犯罪誘発キャラ
クープーとかに犯られそう
331名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 13:52:10 ID:SZTNQx/v
何故コルセリアネタが投下されないのかと小一時間ry・・・
332名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 14:02:07 ID:wlE77xWa
コルセリアのポリはフカフカなヌイグルミみたいだよね
ギュッとしてチュッチュしてそのまま汚したい
333名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:43:27 ID:sSCLm+JJ
コ、コルセリアアアアアアアアアア
334名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:47:19 ID:xEJldUul
過疎ってるな
倉庫ももう半年近く更新してないし
管理人に連絡してみた奴挙手

335名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:46:43 ID:OqGPEmPJ
管理人生きてるんだろうか
336名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:40:44 ID:bvqxsx0R
半年か。
ちょうど半年前くらいは黄金時代だったな。
毎日のように作品が投下されてて凄かった。
337名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:55:17 ID:DcJen2/F
あのころは5ネタがフィーバーしてたなぁ…。
おかげでゲオルグ→ミアキスの構図が自分の中で完成してしまったしw
未完の作品の続きとか来ないかなと密かに期待している。
338名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 16:05:53 ID:cAUQVSrX
メグがエロからくり「クリトリ丸」で本拠地の♀キャラを次々に食ってく話考えたんだが
良く考えたら3には二世が…



ジーンさんに逆レイプされて孕んだ事にすればいっか!
俺頭いい!(゚∀。 )
339名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 14:34:37 ID:PywoKe7i
>>338
何をしているのです。早く投下しなさい。
340338:2006/10/17(火) 18:37:20 ID:qA1Rvyse
ttp://nurupo.net/cabinet/gssd/%E3%83%A1%E3%82%B0%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AD%E5%A5%87%E8%A1%8C1.lzh?ak=4d90f02de4c5311753c13769e03b9d38

悪いがうぷろだ使わせてもらう。
そしてlzh、理由は察してくれ。

あと、鬼畜陵辱で微妙にグロだから注意。
おまけにいきなりティル女体化。
341名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 02:53:35 ID:96A+5DXI
きもいんだけど
342名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 04:25:16 ID:WvcKmCQG
乙!!!!
けど一発目から女体化は…
濃いなぁ。。
343338:2006/10/18(水) 05:48:03 ID:UbWZswC/
感想ありがとう

>>341
狙ってキモく書いた
反省はしていない

>>342
最初女体化させる予定なかったんだけど
それだとタイトル詐欺になるからやった
次回以降普通に♀キャラ凌辱奇行
相変わらずハードコア路線
344名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 07:46:54 ID:/iPj6dRP
まとめサイトの7_745の作品とまったく同じ小説を一般のサイトで見つけたんだけど
作者本人? どちらかの勝手な転載なら問題だよね
345名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:40:58 ID:KjP/lsRE
論より証拠
346名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 19:06:07 ID:/iPj6dRP
ヤフーで「世界が優しいものであるように サイアリーズ」と入れれば出てくる
347名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:06:44 ID:brnKseU0
ミナの飼ってた猫の名前なんつったけ
348名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 18:26:47 ID:sz2SJaqa
ミナ
つーか逆だw
349347:2006/10/19(木) 18:41:21 ID:brnKseU0
マジでw
SS修正しとくわ
350名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:27:09 ID:fiHnYAGD
ロッテがミナを飼ってるんだっけ
351名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:25:49 ID:brnKseU0
ロッテだな
ロッテと仲良さそうな女の子いたっけか
352名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:47:59 ID:4MJI7wq6
日ハム
353338:2006/10/20(金) 23:04:37 ID:10lqdbKx
メグの次の犠牲者、エリにしようかカスミにしようか迷ってる
両方同時に犯るのも考えたけど、取って付けた様なシチュになりそう
取りあえずオマイ様方、どっちがい
354名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:14:59 ID:HkcJmvYY
カスミ!カスミ!
355名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:30:36 ID:R2M/9OzL
エリって誰だっけ?
356名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 01:30:05 ID:MpGWz0eq
他ゲー?
357名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 03:21:29 ID:/I3s3Wfs
バナーの村で英雄イベントのときでてくる赤毛の香具師じゃね?
358338:2006/10/21(土) 06:26:32 ID:vrLsaKRa
>>357それ
倉庫覗いたけど一個しかなくて、しかもエロ無しだったからヤろうかと思って
宿星キャラ以外でヤりたいのは後
レックナート
ラウド妹
ジルとピリカ(セット)
リリー
ぐらいかな

勿論宿星もヤるよ性的な意味で
359名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:52:19 ID:MpGWz0eq
リリィ!リリィ!
360338:2006/10/21(土) 19:52:20 ID:TL6Qf7ON
361名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 22:18:16 ID:xE1WlTmd
なんつーかキャラを完全に無視しててただキモイだけだな
オナ駄文はHPでもつくってそっちでやってろ
362338:2006/10/21(土) 23:11:02 ID:vrLsaKRa
感想ありがとう
次回作以降の参考にするよ

次誰にしようかな
ロッテとテンガアールは河野絵じゃ見分けつかねぇ
363名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 02:03:15 ID:BqpU5s5I
レス全然ねーしドン引きされてる空気がなぜ読めない?
つまり(・∀・)カエレ!!
364名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 07:06:31 ID:ZM808S1r
すまん。実は密かに期待してる俺がいる。

まあもうすこし快楽責めに寄ってくれると嬉しいかなー
なんて
365338:2006/10/22(日) 09:18:06 ID:QS9d4+FZ
覗き魔みたいな事して悪いが、ファイルDL回数が分かる
一話目が修正版合わせて40
二話目は今のとこ17
過疎ってるようで結構ROM多いんだな
いろいろ好みあって当然
読んでくれるだけで嬉しいけど、意見やリクエストあったら何でもどーぞ
ある程度は反映させるから
366名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 10:09:09 ID:UQFShPEZ
次はナナミがいい
367名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 15:13:21 ID:rrn5Tn7X
肉体的にではなく、もっと精神的に嬲ってほしい
368名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:41:57 ID:PW4GAFao
>>365
どれだけ読まれてるかが気になるのは人として当たり前の事だと思うよ。
まあ俺は女体化は苦手なんで読んでないけどね
369名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:52:24 ID:a8+NR03t
楽しみにしてます
370名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:53:29 ID:GLUh8e+l
口調をなんとかしてくれ、内容もアレだが叩かれてる原因はこれだろ
371名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 04:09:45 ID:I0TJB/Hb
もっと嬲る部分・人物とそれ以外のメリハリを。
常にメグがテラワロスゆーてたら誰もついてこない。
サスケを心底馬鹿にしているようなカスミには読者はついてこない。
372名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 12:01:16 ID:cUfAZbe1
現状じゃ厨がチラシの裏に書きなぐってるようなわけわからん駄文だもんな
まともなレスが付かないのがそれを物語ってる
373前野199:2006/10/23(月) 16:23:37 ID:m9JmPlVM
ハード描写ができない自分が流れを読まずに5ネタ投下しますよ?
王子→ミアキス→?っす。まあ「?」は好きなキャラを保管してくださいな。
374前野199:2006/10/23(月) 16:24:44 ID:m9JmPlVM
古ぼけた窓から入るのは月の光。
ふと目を覚ましたミアキスはしばらくそれを眺めていたが、月が見えるようにもぞもぞと寝台の上を移動した。
「…」
満月を見たのはどのくらい久しいだろう。
そもそも昼夜問わず空を眺める余裕などなかったかもしれない。

内乱終結から数年。月は変わらず静かに夜を照らしている。


「騎士長の護衛?わたしがですかぁ??」
まだ幼さが残る女王の言葉にミアキスは目を丸くした。
「女王騎士長ファルーシュにロードレイク視察の任を命じたのじゃ。
 わらわの護衛はリオンに任せるから、お主が行って参れ」
「いえ、そうではなくてですね…?」
それ以上は何も触れず、もうよいぞ、とミアキスを下がらせた。
納得がいかないまま謁見の間を後にする。そのまま理由を聞いてもよかったのだが
リムスレーアの仕事の膨大さは誰よりも理解していた。僅かの時間も無駄にさせるわけにはいかない。

「私、左遷ですか?クビですかぁ〜??」
「ミアキス…それは遠まわしに僕にケンカ売ってるかな?」
女王騎士詰め所のさらに奥、騎士長室の扉を半壊されたファルーシュはため息混じりにミアキスをなだめる。
「ロードレイクに行く間だけなんだから、戻ればまたリムの護衛についてもらうよ」
「だって、リオンちゃんが護衛の任務できないわけじゃないし、
そもそも王子に護衛なんていらないじゃないですかあ」
見知った人の前では昔のように呼んでくれる部下に思わず笑みがこぼれる。
「リムの気持ちを察してあげなよ、ミアキス。本当はリムが一番ロードレイクを気にかけてるんだから。
僕とミアキスを向かわせるのは自分の代理として見て来てほしいんだよ」
改めて君に言うのは恥ずかしかったんじゃない?とかつての王子は書類に目を通しながら付け加えた。
「…姫様」

「大丈夫ですよ、ミアキス様」
振り返ると、リオンが扉を軋ませながら入ってきた。ファルーシュとミアキスに紅茶を差し出す。
「お2人のいない間は私がちゃんと陛下をお守りしますから。
ミアキス様は陛下の分までロードレイクの様子をご覧になってくださいね」
「リオンちゃん」
「ガレオン様やトーマ君にもよろしくお伝えください」
どんな時でも王子についていく専属護衛にこのように言われてしまってはこの状況もひっくり返しようがない。
ミアキスは眉を八の字にひそめながら温かい紅茶に口をつけた。
「……リオンちゃん、お砂糖じゃなくてお塩入れちゃいましたぁ?」
「…」
「ええっ!?ご、ごめんなさいっ!!って、騎士長閣下!!大丈夫ですか!?」
「いや…ルセリナほどじゃなかったから、まあこれでもいいかなって…」
「王子ぃ、味覚が変わらない程度に我慢してくださいねぇ?」
375前野199:2006/10/23(月) 16:26:04 ID:m9JmPlVM
そして現在、ミアキスはロードレイクの宿屋から月を眺めていた。
向こうの壁側にある寝台ではファルーシュが静かに寝息を立てている。
かつての内乱時から同室に宿泊するのも、仲間達と風呂に入るのも日常茶飯事だったファルーシュは
戦後も王宮外では特別な待遇をよしとしなかった。
幼さの残る寝顔に思わず笑みがこぼれる。
(寝顔の可愛さは昔と変わりませんねえ)
そうして、また外の月に目を向けた。

「…」

久しぶりに静かな夜だからだろうか。
久しぶりに月を見たからだろうか。
久しぶりにソルファレナを離れたからだろうか。

「かっこわるいなあ…わたし」

思い出すのは、広い背中。
悠然とした、低い声。

幾年と時が過ぎても、記憶が鮮明に蘇る。

「…っ」

姫様のために、王子のために、ファレナのために。
がむしゃらにがんばって、弱音など吐きもしないで、ここまで来たのに。
記憶の中のあの人には、到底追いつくことができなくて。
つらいんじゃない。かなしんじゃない。

「わたしの、ばか…っ」
ファルーシュを起こさないよう、静かに、つぶやいた。

今でも、再び逢うことができたらなんて。
儚い望みにしがみついている自分が醜くて仕方がない。
頭から布団を被り、溢れ出る記憶を懸命に振り払った。

「我慢しなくていいよ」
ふと、優しい声が降り注いだ。
ようやくそれが現実の声と気づき、ミアキスは慌てて布団から顔を出す。
「王子…ごめ、んなさい、起こしちゃいました?」
笑顔をつくってみせるが、頬に残る涙の跡は隠す暇がなかった。ファルーシュは寝台の端に腰を下ろし、そっとミアキスの頬を撫でる。
「もういいから、ミアキス」
「大丈夫ですよぅ、ちょっとヘンな夢をみちゃって」
「ミアキス」
月の光のように、優しく、優しく微笑む。
「ごめんね、僕じゃまだ、頼りないかもしれないけど…がんばるから。だから、我慢しなくていいよ」
「おうじ…」
頬を優しく包むのは、大きく骨ばった男の手。
いつの間に、腕も、肩も、こんなに逞しくなったのだろう。
王子と呼んでいたあの頃よりも、声も低くなっていて。
「ミアキスが今までリムのために頑張ってくれてるの、僕もリムも嬉しいし、頼りにしてる」
ゆっくりミアキスを抱きとめ、頭をぽんと撫でる。
「でもねミアキス、君がリムのことすぐにわかるように、リムも君の事をいつも心配してるんだよ。
時々、すごく寂しそうだって。でもそれを必死に隠してるって」
小さな肩がビクリと震える。
「…僕も、気づいてた。他の誰にも言っていないけどね」
おびえる様に見上げる瞳にファルーシュは優しく微笑む。
「大丈夫。リムは怒ってるわけじゃないよ」
「でも、じゃあ、今回の任務…」
「僕がリムにお願いしたんだ。ミアキスとゆっくり話したいから」
376前野199:2006/10/23(月) 16:26:54 ID:m9JmPlVM
「ねえ、ミアキス…逢いに…行きたい?」

その反応で答えを聞く必要はなかった。ミアキスの大きな瞳はさらに見開かれる。
「…リムはそこまで考えてない。僕一人の勘ぐり」
でも、ハズレていないでしょ?とおどけて笑ってみせる。
「…ずるいですよ、王子」
必死に抑えたはずの涙腺がわずかに緩む。
優しい微笑みは前女王を思い出させ、おどけた仕草にかつての騎士長の笑顔が交差する。
「でも、だめです」
涙に濡れた瞳に、強い意志が宿っていた。
「君がいなくなるのはファレナにとって大きな痛手だ。でも、僕もリムも君を縛り付けたいとは思っていない」
「うふふ、そこまで必要としてくださるなんて感無量っ、ですね」
「ミアキス」
ぽすん。
今度は自分からファルーシュの胸に身体を預ける。
「心配かけて…ごめんなさい」
「そんなのお互い様」
大きな手が紫の髪をやさしく撫でる。
「ホントは…あいたい、ですよ」
「…うん」
「でもまだ、今の私は、こんなに弱くて、へなちょこで。こんなんじゃ、馬鹿にされるだけです」
「…」
「だから、もう少し。とびきりのいい女になったら」

自分に自信を持つことができたら。

「その時は、ちょっとだけ、お休みもらっても…いいですかぁ?」
そこにはいつもの笑顔があった。
ファルーシュは両の手でその笑顔を包み、頬に残る涙を拭う。
「それで…いいの?」
「あんまり留守にすると姫様が寂しがっちゃいますから、すぐに戻ってきますよぉ」
だいたいどこで何してるのか、生きてるかどうかもわからないですから。
そういった瞳は少し寂しそうで、気づけばミアキスを強く抱き締めていた。
377前野199:2006/10/23(月) 16:27:31 ID:m9JmPlVM
「…ちゃんと、帰ってきますよ。姫様のお傍が、私の居場所ですから」
ミアキスの脳裏に、かつての記憶がよみがえる。
あの時も、何も言わずに抱き締めてくれたのはファルーシュだった。
アルシュタートを、フェリドを、守ることすらできず。
リムスレーアを傀儡人形のように扱われるのを見てることしかできず。
リムスレーアとのつながりを求めるためだけに、この人に刃を向けた。
それが何よりリムスレーアを悲しませることだとわかっていたのに。
「王子が、私の居場所を教えてくれたんですよ。あの時はボコボコにされちゃいましたけど」
「あの時はごめんね」
「いえいえ、悪いのは私だったんだし、あれで目が覚めましたから」
「そうか、あの時だよね…」
ぽつりと、ファルーシュがつぶやいた。
「?おうじ?」
胸の中に納まっていたミアキスを見下ろすと、紫の瞳がきょとんと覗いていた。

君が幸せならばそれでいいと 思っていたけれど。

「…僕も、我慢するの、やめていいかな」
蒼の瞳にミアキスが映る。その言葉だけで自分の心を読まれるであろうと、ファルーシュ自身が知っていた。
「王子…わたしは…」
「確かにずるいよね。逢いに行けって言ってから、こんなこと言うの。でも…悩むくらいなら逢いに行って欲しいって、思っているのは本当」
「ご趣味が悪いですよぅ、私なんか、こんなにへなちょこですよ?」
「弱い所も含めて、僕はミアキスが好きだよ」
あの時から。
いつも笑顔で、からかうような態度で、リムも僕も頼りにしていた。大人だと思っていたミアキスが、あんなにも弱くて。
守りたいと思うようになった。
そっと顎に手をかける。拒絶される覚悟はできていた。
だがミアキスは静かに目を閉じ、ファルーシュの唇を受け入れる。
「…ほら。過去を引きずっているくせに王子の優しさに甘えちゃうんですよ?幻滅ですか?」
よくみせる意地悪な微笑。
「僕への同情だけで受け入れられるほど器用じゃないくせに。その位じゃ幻滅できない」
「あっ」
一瞬の隙を突いて勢いよく押し倒した。月明かりの中、戸惑うミアキスの表情がさらにファルーシュの想いを駆り立てる。
「ミアキス…僕の名を呼んでくれなくてもいい、代わりでも、いいから」
「代わりなんてそんなのっ…だめですよぉ、っ、」
言葉を紡ごうとする桜色の唇を塞ぎ、口中を蹂躙する。
代わりで満足できるはずがない。
だがミアキスの想い人は自分もよく知っていたし、父のように憧れていた。
そして今の自分が彼の人の存在に届いていないと、ファルーシュもまた自分の未熟さを理解していた。
「ん、ふぅんっ…」
激しい舌使いにもミアキスは抵抗をみせず、ファルーシュにしがみつくように腕を回してくる。
時折漏れる吐息は艶かしさが漂い、それだけでファルーシュの中に僅かに残っていた罪悪感は吹き飛んだ。
378前野199:2006/10/23(月) 16:28:16 ID:m9JmPlVM
「っ、もう、これ以上はぁ、ダメ…っ」
「本気で嫌がってくれないと無理だよ、もう」
耳元で囁きそのままうなじへ舌を這わせる。ファルーシュの肩に顔をうずめ押し寄せる快楽を必死に抑えるが
激しい波が来る度に漏れる吐息の熱がファルーシュの理性を削っていることにミアキスは気づいていなかった。
着崩れた裾の合間へ指を滑らせると柔らかい太腿がビクリと跳ね上がる。
「だめですぅ、そんな、トコ」
「ほら、力抜いて…」
いつも見慣れているはずの彼女の脚が扇情的なのは月明かりのせいか。
細い腰を持ち上げて帯を緩めると、ずるりと浴衣の襟元が乱れていった。
鼻先で襟をずらせば容易に衣がはだけ落ちて左胸が露わになる。
「あぅ、んっ」
ミアキスの僅かな抵抗も許さず既に主張している桜色の突起を口に含んだ。
大きな刺激の波の隙を突いて下腹部を這っていた指を其処へ伸ばすと下着の上からでも卑猥な水音が聞こえてくる。
「こんなになってる…嬉しい。もっとよくしてあげる」
「やあんっ、おうじっ、おうじっ!!」
いつも結い上げられた髪は汗ばんで首筋にはりつき、シーツの上を流れてゆく。
長年知ることがなかった彼女の女の姿を、この姿を、あの人は見ていたのか。
憧憬の記憶に嫉妬の雲がかかり、ファルーシュは頭の奥がちりりと焦げつく思いがした。
379前野199:2006/10/23(月) 16:29:15 ID:m9JmPlVM
ファルーシュが与える絶えない刺激にミアキスの思考は虚ろになっていく。
(軽蔑…されちゃいますよね…こんなの)
その言葉がどちらに対してのものか、彼女自身もわからなくなりそうだった。
昔覚えた温もりを忘れることができないくせに、目の前の優しさに甘えてしまった。

嬉しかったのだ。

どこかではちきれそうだった想いを受け止めてくれたことに。
そして、女として求めてくれたことに。
上辺の理性が働いても、自分の身体は正直に答えを出している。
さびしかった。もっともっとだきしめて。
「ひゃあん!!」
膣内に2本目の指が入ると、ミアキスは一際高い声で鳴いた。
静かだった室内に卑猥な水音と甘美な嬌声が響き渡る。
「そんな大きい声じゃ下の人間に気づかれるよ?」
「っ、王子、いつのまに、こんな、テクニシャンに、なっちゃったんですかあ?
悪いことばっか、り、覚えると、姫、さまが、泣いちゃいまっ、んんっ」
「内緒。好きな子を悦ばせられないじゃ、男としてカッコ悪いでしょ?」
意地悪そうに微笑んで、腫れあがったクリトリスをつまみあげる。
「ひううぅっん!!!」
枕に顔を押し込み、必死に声が漏れないように嬌声を枕に吐き出す。
ふと隙を突いてミアキスはファルーシュの腕から逃れ、ころんと壁際に転がった。
枕を抱きしめたまま、乱れた呼吸を整える。
「はあ、はあ、んっ…?」
「よいしょ」
ファルーシュは軽々とミアキスの片脚を持ち上げ、肩にかける。
ミアキスの予感はすぐ現実のものとなった。ぬるりとした熱い感触に思わず鳥肌が立つ。
「やぁ、まっ…」
その声を遮るようにファルーシュはためらいなく腰を沈めた。
「っ、ああああっっっ!!!!」
最奥まで貫くと潤った膣内が絡みつき、柔らかな太腿がガクガクと痙攣する。
大粒の涙をこぼし呼吸にならない呼吸を繰り返すミアキスに、ファルーシュは優しく口付けた。
「ごめん、痛い?抜こうか?」
「ひゃ、あっ、まって…」
涙を拭い、ミアキスに深呼吸をさせる。体勢を整えようとするとミアキスが大きく首を振る。
「ひゃっ、王子っ…動いちゃ…」
「やっぱり、痛い?なら」
「ちが、うんです、ちょっと、動かれると、…っちゃい…そう…」
忘れかけていた快楽がミアキスの身体を支配する。挿入されただけで意識が飛びそうだったというのに。
懇願する瞳からはまだ涙が溢れていた。ばか、と優しい音とキスを瞼に落とす。
「いいよ、我慢しなくて。壊れちゃうミアキスの顔、見せてよ」
「ああっ、だっだめえ!!!!」
堪えてたものが爆発したかのように激しく腰を打ち付ける。
接合部から卑猥な水音が弾け、すぐに膣内は激しい収縮で締め付けてきた。
「はあっ、あああっっ……!!!!」
足の痙攣が一際大きくなった後、だらりとミアキスの体から力が抜けていく。
380前野199:2006/10/23(月) 16:29:47 ID:m9JmPlVM
やがてミアキスの呼吸落ち着く頃、挿入したまま細い腰を抱き上げた。
「きゃっ!」
「僕はまだだから、もうすこしつきあってね」
それは「王子」の頃と変わらないあどけない笑顔。
その純粋な瞳に悪寒を覚えたのは長い付き合いの間で今日が初めてかもしれない。
「王子っ、ま、待ってくださいっ!なにするんですかぁ!??」
うなだれた両脚ごと抱かかえると、ファルーシュはそのまま寝台から降りた。
「大丈夫だよ?ミアキス軽いから」
「そういう問題じゃなくてぇっ!これっ、だめ…っ、奥に入りすぎ、ちゃいますっ…」
開脚したまま抱えられた状態のミアキスは必死にファルーシュの首にしがみつくが
自分の体重を支えることは出来るはずもなく、常に最奥まで貫かれていた。
先程達した為か膣内がさらに敏感に反応する。
ミアキスの反応にファルーシュも気づいて次第に振動を与えていく。ミアキスを揺さぶり、腰も愛液溢れる蜜壷に容赦なく打ち付ける。
「これだめえっ!!王子っ、こわれちゃう、こわれちゃうぅっっ!!!!!」
「いいよ、もっとっ、啼いて、っ、壊れてっ、いいから・・・っ!」
乱れた呼吸の中、ファルーシュはそれだけ答えるのが精一杯だった。
部屋中に響くは荒げた呼吸、愛しい人の艶かしい声、絶えない水音。それをミアキスと自分が共有してる。
代わりでいいなどとよく言えたものだ、と少し前の自分を酷く蔑む。
「おうじっ」
ちがう。
「なまえで、よんで?」
どす黒い征服欲を抑え込んで、できるだけ優しい音で言葉を紡ぐ。
「ファルーシュっ、さまぁっ!!」
何も考えなくていいよ。僕を感じていればいいから。
「ファルーシュさまっ、もうっ、っぃくっ、あっあああああっっっ!!!!!!!!!!」
二度目の絶頂が訪れ、ファルーシュも激しい収縮に任せて膣内に放出する。
「ひゃあうっ、ああっ、ああ…」
381前野199:2006/10/23(月) 16:30:31 ID:m9JmPlVM
押し寄せる疲労感とともにファルーシュはふと我に返った。欲望を吐ききったのか、自分でも驚くほど心が静かになる。
寝台に横たわらせたミアキスが大きな瞳をぼんやりとさせてファルーシュを見ていた。
「…ごめん」
冷静になればなる程、後悔の念が押し寄せる。彼女を助けたいだけだったのに。
その時、ミアキスが手を伸ばし、ファルーシュの頬に触れる。
「よかった、ですよ」
いつもの優しい微笑み。幼い頃から大好きだった笑顔がそこにあった。

「本当に気持ちよかった?痛いの我慢してなかった?」
「しつこいのは嫌われますよぉ?でも、まさか王子があんなに手練れなんて思わないから何も出来なかったじゃないですかぁ」
ミアキスの寝台は汗と体液まみれの為、ファルーシュの寝台に2人で寝ることになった。
「それに…その、出しちゃったことは大丈夫ですよ。もしだめだったらそう言ってますから」
「うん…ほんとに、ごめん」
祖母の継承権争い、そして先の内乱から、ファルーシュは結婚や自分の世継ぎの話題には一切関わらなかった。
せめてリムスレーアが結婚し、次世代の女王候補が生まれるまでは自分から争いの種を作るわけにいかない。
ファルーシュのそんな気持ちをミアキスも知っていたので、あえてそれ以上は言わなかった。
「ぼくもまだまだ、子供だね」
「うふふっ、私はいつまでもそんな王子のままでいてほしいですけどぉ」
「そんなこといって、また襲ってもしらないよ」
「お相手しましょう。今度は負けませんよ?」
いつもの意地悪な笑みがかわいくて、なんだか悔しかった。

その夜、ミアキスは夢を見た。
今まで幾度か見た、どれだけ手を伸ばしても届くことのない彼の人の後姿。
いつもは苦しくて、胸が締め付けられるだけだったのに。
今夜ははじめて、その背を追いかけようとはしなかった。
いつかまたあいましょうと笑顔で叫ぶことが出来た。
夢の中で彼が振り返ってくれたのも初めてだったかもしれない。
どんな表情をしているのかわからないうちに目を覚ますと、そこには優しい寝顔。
可愛い寝顔の上司の頬に優しくキスを落とすと、ミアキスはそっと寝台から降り、女王騎士服に着替えた。
彼の人への想いも、ファルーシュの想いも、きちんと受け止めて。
ミアキスの背中には、もう寂しさは消えていた。
382前野199:2006/10/23(月) 16:31:32 ID:m9JmPlVM
翌日。
「トーマ」
「うわあっ!!王子さっじゃなくって騎士長様ごきげんうるわしゅーですハイ!!!」
ファルーシュに肩を叩かれた少年は必要以上のリアクションで振り返った。
昨日会ったときに思わず「王子様っ」と呼んでガレオンに説教をくらっていたが、この過剰反応の理由は別にあった。
周囲に人気がないことを確認し、ファルーシュは身長が近づいてきたかわいい弟分に耳打ちする。
「だめだよ、深夜の立ち聞きは。用があるなら時間作るから」
「っっっ!!!!!!!!!」
ゲッシュ自慢のトマト並に色づいた少年に女王騎士長が意地悪く微笑む。
昨晩、情事の真っ最中にトーマはファルーシュを訪ねに来ていた。
階段を上ったところで部屋から漏れるわずかな声を瞬時に判断し、できるだけ気配を殺して去ったつもりだったが。
扉の向こうの人物がトーマだと見抜いているとは、ファレナの英雄は伊達ではない。
「そのっ、立ち聞きはしてないから!本当に!!誰にも言わないし!!!」
「うーん、僕も別に口止めする気はないけど。トーマの安全を考えるなら…ね?」
トマト色が今度はフェイタスの青に染まる。女王騎士を目指す彼にとってミアキスは後々の先輩である。
トーマの脳裏にセラス湖での思い出がよみがえる。
元山賊をバスタオル1枚で追い掛け回していたミアキス。本気でちょん切る気満々だった彼女は鬼神にすら見えた。
「あ、騎士長閣下、トーマ君とご一緒でしたかぁ」
「ミアキス」
ミアキスがファルーシュの隣に着く頃、トーマは豆粒の大きさになるまで遠ざかっていた。
「…どおしたんですかぁ?」
「日頃の訓練の成果を見せてくれてるんだよ」
「あらあら、将来が楽しみですねえ」
実の所、昨晩トーマの気配に珍しくミアキスは気づいていなかった。
トーマの方も言いふらす性格でないことはファルーシュもよく知っていたのだったが。
「イジワルしすぎちゃったかな」
「??」
「なんでもない。行こうか」
「はい、お供します」

ロードレイクに芽吹く緑を背に。
二人は新たな気持ちで歩みはじめた。

END
383前野199:2006/10/23(月) 16:33:50 ID:m9JmPlVM
以上です。毎度のことながらラブラブ物より一方通行ものに萌えてしまう…。
久々で乱文乱筆でした。失礼しましたーノシ
384名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 16:41:48 ID:70497CE/
>>383

そしてGJ!!!
リアルタイムで見れて感動した
一見爽やか実は腹黒スケベな王子がいい味だしてる
385338:2006/10/23(月) 17:00:07 ID:FmFXKYt3
>>383
5やった事ないんだがエロかった。
文章も巧くて尊敬する。



そして三個目投下しますよ。
精神的な攻め&快楽攻めが欲しいって事なんで、今回は羞恥プレイで。
メグの口調も気に食わない人が多いみたいなんで、ある程度抑えた。
ttp://nurupo.net/cabinet/gssd/%E3%83%A1%E3%82%B0%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AD%E5%A5%87%E8%A1%8C3.lzh?ak=af662ff7270959f8a75f44c6c5787158

ナナミはその内書くつもりだけど、今のとこ良いネタが思いつかないんで先送りさせてもらうよ。
後、中身に関して、キャラの名前はスレ内では伏せるつもりだから、その辺くみとってくれると嬉しい。
386名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 20:21:32 ID:76IJWO0u
最後のトーマのオチに吹いたw
387名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 16:17:28 ID:pKD8dx26
声と姿の特徴からゲオルグかガレオンかフェリドってとこか
388名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:00:27 ID:QCNWsFhi
>>383

やはりミアキスは好きだと再確認
389名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:03:16 ID:6Itjg0TQ
自分の中ではゲオルグと脳内補完。
別の人の作品だと思うけれど、出て行ったゲオルグを思って
リューグ(あれ?ラハル?どっちか)とエチーする切ないミアキス話を
読んで、すごいいいなーと思ったので。
390名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:20:54 ID:pKD8dx26
>>389
風のように雲のように、だっけ
リューグとミアキスだったとオモ
391名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:16:29 ID:BC+SFPRS
自分もゲオルグに読めた。GJ
392名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:36:31 ID:NplXjP/P
>>387
どうでもいいけどガレオンはカイルとの間違いじゃないか?
さすがにガレオン→ミアキスは犯罪の匂いが…w
393名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:45:11 ID:F/mN8Dh8
その展開だと鉄壁防御がウリの最古参女王騎士が退役間もなく医療ミスで死ぬぞ
394名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 02:20:41 ID:JRy/4yNF
前野199も338もGJ!
ここから盛り上げていこー

俺も5ネタで計画中
リムを使いたいんだが意見求む
395名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 08:35:35 ID:e3m629AO
338スルーされすぎでワロスwww NGにでもぶっこまれたか
396名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 21:13:58 ID:A6pz7CBb
意見…じゃあトーマ×リム希望とつぶやいてみる
397名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:32:28 ID:4wqLArpK
>>396
当然10歳で
398名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:36:18 ID:NrvTaNJy
以前投稿されてたトーマ×リムのSSに萌えたなー。
399名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:39:36 ID:qSG1za0f
>>393
マリノじゃあるまいしw
400名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 06:20:43 ID:VLggmJT7
>>399
IDが狙撃銃
401名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 06:22:58 ID:VLggmJT7
pとq間違えたぞばーろー
402名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 06:28:51 ID:VLggmJT7
と思ったらPSG1の原型になったSG1てのがあった
やっぱ>>399はテッポーだばーろー
俺必死杉
403名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 10:41:19 ID:vmOwfBQb
レスありがとうございます。前野199です。
>>389-390みて保管庫で読み直したんですが、シチュが被りすぎと言うか
ミアキスのセリフとかリムの考えとか、もう、インスパイアしすぎてて死にそうですorz

とにかく10_114様、本当に申し訳ありませんでした。
リアルタイムで読んでGJしてたんですが…頭の隅にssの設定が残ってたかもしれません。
決して故意ではないのでそれだけいわせてください。

以上、スレ汚しすまんです。ソウルイーターの餌食になってくるノシ
404名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 00:19:24 ID:SehOPH9N
ゴドウィン家の跡継ぎをつくるためにギゼルに無理矢理種付けされるリム
405名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 00:47:07 ID:VlcuVwrA
ギゼルもマジでイヤそうにしているので
悲惨度大幅うp(掛け算。)
406名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 16:50:01 ID:NqVVIvrX
おいおいwwリムの生理は始まってないかもしれないのに・・・
いや、それはそれで(´Д`;)ハァハァ
407名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:45:21 ID:Jn6XuCmC
>おいおいwwリムの生理は始まってないかもしれないのに・・・
そのへんはあれだよ、幽世の門特製の秘薬で解決するんだよ。
408ピンキー@名無しさん:2006/10/28(土) 00:48:42 ID:df28Qd68
ベルクートとハヅキのエロを今日から少しずつ書いていこうと思う。
時間がかかっても一括で投稿してほしい場合は是非仰ってください。




「今日の味つけはどうですか?」
「ええ、とてもおいしいですよ。マリノさん」
マリノはこうして、たまにベルクートに夕食を振舞うことがあった。
手作り感の溢れる普段と何ら変わらない味、ただ一点を除いては───

食事を終えてベルクートが自室へ戻ると、マリノは密かにほくそ笑んだ。
「早く今日のぶんの仕事を終わらせないとね。薬の効果が切れる前に・・・」


部屋に入って一時間ほど経過した頃、ベルクートは少しずつ体に妙な違和感を覚え始めていた。
ただ、それが何なのかは言葉にしたくなかった。
普段の真面目で潔白な彼とその違和感の正体とがあまりにかけ離れていたためか。
そうした一人の男の戸惑いや悩みなどを何も知らずに突然の来客は大きな音を立てドアを叩いた。
「ベルクート!!部屋にいるのだろう」
その強気な声を聞くと、彼はすぐに艶を放つ深緑色の長い髪の美少女を浮かべた。
「・・・・・・ハヅキさんですか」
名を呼ばれると彼女は部屋に入るなり、つかつかと歩み寄った。

「今夜私と剣の勝負に応じろ。他言は許さん」
「ハヅキさん、申し訳ありませんが」
「その言葉は聞き飽きた。他言は許さんと言っただろう」
「・・・・恐らく私は今日、体調に何の異変もなくともその申し出には応じなかったと思います。
 しかし敢えて言わせていただくと、今日の私の調子はいつもとは違うんです」
冷静な口調のベルクートの発言に、ハヅキの苛立ちが一気に募る。
「そのような腑抜けたことを言うな!!私は今日こそと決め込んでこの場に立ったのだぞ!」
それを・・と言いかけたところでふいに彼女の口はふさがれた。


「・・・なんで今日に限ってなかなか仕事が終わらないんだろう」
宿仕事をしながらマリノは独りため息をついていた。
客足は途絶える様子を見せず、一人また一人とこの宿を訪れては彼女の前に立つ。
(私が向かう前にあれの効果が切れたら・・・)
彼女が密かにベルクートの食事に盛ったのは媚薬だった。
積極的なアプローチにも関わらず、なかなか彼との仲が煮え切らない彼女は、ついに隠れてジーンから薬を受け取ったのだった。
409名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 10:27:57 ID:wScTQ6dy
できれば一括でお願いしたい。
あまり長くなるようなら、前後編とかにしてもいいと思うけど。
410ピンキー@名無しさん:2006/10/28(土) 10:38:41 ID:df28Qd68
>>409
把握しました。多分長くなってしまうけども。
411ピンキー@名無しさん:2006/10/28(土) 22:21:01 ID:df28Qd68
「ぐっ・・・・な、何をする」
口を覆った手を離されると、ハヅキは少し戸惑いながら応えた。
しかし、穏やかなベルクートが何故いつになく落ち着かずにいる様子を見せたのかには気づくはずもない。
「ハヅキさん、お願いです・・・・今日は帰ってください」
「なんだと・・?お前はいつもそう応える。私がどういうつもりでお前に挑もうとしているのかも知らずに」
「今はあなたのために言ってるんです。私は・・」
言いかけてベルクートは俯いた。実際、ハヅキが部屋に入った時からこの異変は彼の体も心も蝕んでいたのだ。
「このまま部屋にいたら、私はあなたを───

いきなりハヅキが強く肩を掴まれ、ベッドの真ん中に寝かされたのはそれから間もなくのことである。
ベルクート!?と声を上げるが、既に彼を止めることはできなかった。
そのまま半ば無理やりに唇同士を重ね合わせられる。
「・・!!な、なにを・・・何をする!何故こんなことを!?」
ベルクートは何も応えず、一瞬離した唇をもう一度重ね、今度は舌を伸ばしていく。
触れ合ったお互いの舌には熱を感じた───

思いもかけない彼の行動にハヅキは驚きの感情しか浮かばなかった。
「帰らなかったのはあなたのせいです。・・・・・すみません、こんなことをしてしまって」
冷静に言い放ったかと思えば、途端に気の引けた調子で続ける。
だが、ベルクートはついにハヅキの体を開放することはなかった。
「お前・・・何かに操られて」
「それはわかりません・・・。ただ私は今純粋にあなたを求めているんです」
まっすぐにそう言われハヅキは思わず少し顔を赤らめるが、事態はそれどころでは済まなくなった。
ベルクートは彼女の革の胴着や腰紐などを外しにかかったのである。

剣一筋で生きてきたハヅキにとっては異性からこのようにされることなど初めての体験だった。
それだけでなく、ベルクートはある意味で彼女が最も強く信頼を寄せていた男なのである。
剣技に関して尋常ではない能力を持ち合わせているにも関わらず、それを不当な理由では決して振るわない。
それはハヅキにとっては悩ませる種であったが、ベルクートのそういったところをかえって誰よりも信じていた。
その彼が今、己の欲望のままに力で自分の体を押さえつけ、衣を剥がそうとしている。
何かが彼を支配していると思いたかった。

唖然としている間にハヅキの格好は薄い衣と袴だけになったが、そこでようやくベルクートの腕を振り払った。
声を上げて怒鳴るでもなく、ただただ激しさを潜めた瞳で彼を睨みつける。
「・・・・・・・・・・」
ベルクートは彼女の瞳を見つめ切ない心持がしたが、その衝動を抑えることはついになかった。
412名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:22:52 ID:df28Qd68
「ベルクート・・・もうこれ以上こんなマネをしたら許さんぞ」
しばらく目を合わせた後、ようやく重々しくハヅキは口を割った。
「ではあなたが抵抗できないようにするだけです」
「・・・・・!!!お前・・」
「ハヅキさん。私があなたの人となりを信じていたようにあなたが私のことを信頼していたこと・・
 とても嬉しいんです。ただ今夜ばかりはその気持ちを裏切らせてください」
「何故・・・そこまで」
ベルクートは応えないままついに衣の胸元に手をかけると、ハヅキの焦りは急に増した。
「やめろ!!手を離せ!」
声を上げ抵抗するが、空しくもまだ発達しきっていない乳房は男を前にして俄かに振るえながら露になる。
天井に向け、つんと立った薄紅色の小さなつぼみがハヅキ自身の視界に入った時、彼女は頬が熱く火照るのを感じた。
「ハヅキさん・・・・やはりあなたは美しいです」
真っ白な肌を見つめながら、呟くようにベルクートは言った。

ベルクートは大きい手で片胸をすっぽり覆うと、もう片方の胸の乳房には指を絡めだす。
羞恥や焦り、恐怖、戸惑い、屈辱といった感情がハヅキの全てを支配した。
「いや・・・・」
普段の彼女らしいとは言えない弱々しい少女の声が辺りに響く。
誰にも触らせたことのない乳房を指先で器用に優しく摘まれると、ハヅキは体を硬直させた。
そしてまもなくベルクートは顔を胸に寄せると、そのまま唇につぼみを含み、上下左右に転がしてゆく。
「ん・・あっ!!!は・・・ぁ・・や・・め・・・!」
指先よりも熱がこもって、ねっとりとした感触は彼女の羞恥心をいっそう掻き立てていた。
ベルクートは舌先で、彼女の乳房がさっきよりも固まっているのに気づくと、ついに両手を彼女の腰へと運んだ──

胸元から手を離されるとハヅキは咄嗟に両手で胸を覆ったが、その隙をついてか
ベルクートは片腕で両膝を持ち上げると素早く袴を脱がせ、腰の下に手を入れると
彼女の白桃に直接触れながら下着をスルリと脱がせてしまった。
「触るなっ・・!!」
「ハヅキさん。閉じている脚を開かせてください」
「う、うるさい!!!!お前このまま・・・・」
「あなたを見せてください」
「・・・お前は・・・ベルクートなんかじゃ・・」
ハヅキの目尻についに滴が募る。
「・・・・・・・・そうですね。私自身、何故今あなたにこんなことをしてしまっているのかわかりません。
 何かに操られていると言われればそうかもしれません。しかしそれだけじゃないんです」
「では・・なんだと・・」
「さっきも言ったように、きっと私はあなたを純粋に求めているんだと思うんです」
「・・・・・」
ベルクートはハヅキの両の膝小僧に手をかけると、左右に開き始めた。
「やめろ・・やめろっ!!!見るな!!私は・・・・」
声を振り絞ったが、それ以上は言葉にならなくなった。
ベルクートの目に彼女の最も見せたくなかった部分がとび込む。
ハヅキの桃色の恥部からは既に蜜が滴り落ちていた。
「・・・・やはり感じていたんですね」
413ピンキー@名無しさん:2006/10/28(土) 22:25:08 ID:df28Qd68
頬に涙が伝った。
決して認めたくはなかった。
認めてしまうと一生彼には敵わないような気がした。
・・・だが、本当は初めて会ったあの日から受け入れていたのかもしれない。
この男の全てを。ハヅキはプライドという言葉でその自身の想いを認めたことがなかった。

ベルクートが股間に顔を近づけると、吐息を感じたのか、触ってもいないのに蜜はますます溢れ出した。
恥ずかしさに耐え切れずハヅキは既に目を固く閉じて顔を背けていたが、
滴る愛液の入り口にそっと唇で触れられると、思わず腰がビクンと跳ねた。
「・・・味わわせてください」
ベルクートは彼女の赤くなったクリトリスを人舐めすると、そのまま舌を割れ目に宛がい上下に動かした。
ハヅキは彼の頭を押さえようと震える手を伸ばすが、中心の穴の中に舌を這いずり込まされると
電撃でも走ったように高い声を上げて体を仰け反らせてしまった。
そうしてやっと顔を離すとハヅキと目を合わたが、彼女は自らの愛液で唇や鼻先に濡らしたベルクートの顔を見て
既に赤い頬をますます火照らせていた。

「・・・・・ハヅキさん」
「・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・もう・・・いい」
ハヅキは呻くような声で続ける。
「私は・・・・誰よりも・・お前にこんなことをされるのが一番・・・耐えられないのに」
「・・・すみません。あなたを本当に傷つけました」
「違う・・・。私が自分でも信じたくないような、こんな・・こんな姿になってしまっているのはお前が・・・・」
言いかけたがやはり言葉にはできなかった。
それ以上ベルクートは何も言わず、下半身を彼女の下腹部に近づけていった。
そしてそのまま一気に腰を落としていった────

「ん・・ああぁぁっ!!!!!!」
少女の悲鳴が響き渡る。
ベルクートの息づかいも既に荒くなっていた。
処女膜すら貫かれ、ハヅキは体内の下腹部の辺りで何かが溢れるのを感じた。

部屋の中にこもっていた熱さが静けさに変わった頃、ハヅキはただ天井を見つめていた。
だが疲れてしまったのか、やがてはすぐ隣にいるベルクートとともに目を閉じた。
ようやく宿仕事を終えることのできたマリノが部屋を訪れたのは夜中になってからのことである。


414ピンキー@名無しさん:2006/10/28(土) 22:26:44 ID:df28Qd68
以上でした。なんか412だけHNをそのままにしてしまった
長ったらしくてすいません
415名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:22:42 ID:q869SJh0
GJ!
416名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 02:04:05 ID:IWcJqPlo
乙です。
あえて社製シーンを書かないとこにエロスを感じた。
417名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:29:28 ID:R7HcAPnY
亀だがギゼサイの転載についてば作者が
「某巨大掲示板に投下したものですが」
と断りを入れてたよ
418名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 12:10:40 ID:PvKhS1+h
良いね。乙。
あとはマリノ版も欲しいね
419名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:51:47 ID:cHZuj+RD
ふと思ったんだけど、マリノって純愛ネタがないな。
出てくるとしてもギャグネタか陵辱ネタかの両極端な気がする。
420名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:08:19 ID:dSTp4nHC
>>419
思うに、マリノが純愛だとあまりにも
「フツーに想像がつきすぎる」からではないだろうか。
421名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:52:32 ID:0HAzGK8A
>>419
毒女だから
422名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 11:08:48 ID:Mx75eCKT
マリノってなんかおばさんくさいなーと思ってたが19なんだってね
423名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 11:37:44 ID:pAO2K7ap
>>419
そんなネタあったの?
424名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 22:27:11 ID:DR6Qrmp9
>>423
ジーンになんかのエロイ紋章貰ってベルクートを襲ったり
ベルクートと既にヤッたハヅキに嫉妬して彼女を鬼畜攻めするとかいう話なら見た
425名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 12:47:50 ID:RUOwMW7t
>>424
場所キボンヌ
426名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 14:04:02 ID:OgVaTWJO
>>425
>>1ぐらい見ようぜ
427名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 17:46:14 ID:GH174j5/
>>422
設定年齢19歳!!!とか叫びながら突然脱皮するピザを幻視した
428名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:26:18 ID:vz/dkTVi
あんまりキャラ叩きするのもどうかと…。
マリノに思い入れは無いけど、見てていい気分でないですがな。
男女カプスレでも言われてたけど、自分の好きなカップリング
の印象が悪くなるよ。
嫌いなカプ&キャラはスルーした方が平和で良いぞ〜。
429名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 23:41:48 ID:SVPjdYcq
カップリングとかもう死ぬほど腐臭がする
430名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 03:09:59 ID:AdydQfU5
そういえばリオンとマリノからは同じ臭いがしたっけなー
ああいう黒い女は嫌いじゃないが惚れられた男は災難だよなw
431名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 06:27:07 ID:5rpnSgYc
トン切ります〜。遅まきながら
漫画の最終巻見てヒューゴとクリスにちょっと萌えたので
投下したくて書いてるんだけど。1つだけ質
432名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 15:14:51 ID:PpWg5bJ9
>>429-430
空気嫁

>>431
漫画最終巻はいいよな
…で、何が起きた?!
433名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 15:26:49 ID:Hr0Q3YtD
うふふふ…
434名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 20:43:52 ID:wV8FLiEX
>431
何を質問したいのだ!?
435名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 21:30:57 ID:aejTX3E9
433>>ガクガクブルブル((((;゜Д゜)))


最後までトン切ってどうするんだ。スミマセヌorz>>432-434

クリスのヒューゴの呼び方って「あなた」で良ろしかったのでしょうか?
ゲームで「少年」と言っていたのは覚えているんですが。漫画では「あなた」
だった気もして
この手の呼び方って間違えると違和感が出てしまうので
このスレでの準公式設定のようなものがあったら、教えてもらえないでしょうか?
と、言うのが質問内容でした。
436名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:35:52 ID:dI0bLn9f
クリスはヒューゴと呼び捨てにしてなかったけ
437名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 03:28:59 ID:ihl57hSs
確認してみたけど漫画では「ヒューゴ」もしくは「お前」だったよ。
「あなた」はロミジュリの劇以外はなかった。
438名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 15:12:54 ID:FdyyTQpp
おや、変な勘違いをしていた模様。やっぱり聞いといて良かった〜。
濡れ場はできてるけど前後がまだなんで
「おまえ」に統一し直して書き足します。教えてくれてどうもありがと>>436-437
439名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:22:40 ID:9lhge2/q
age
440名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 14:45:41 ID:ankh+VR2
テオ様とソニアの不倫エロが読みたいお
441名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 16:27:52 ID:CCdKptna
不倫じゃないぞw
442名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 23:10:40 ID:InyPUfBD
奥さんなくしたあとだから不倫にはならないのか?
443名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 06:07:18 ID:sfcYSGyU
クレオいわく、
貴方は坊ちゃんの母親になったかもしれないお方らしいが。
444名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 20:27:12 ID:SCgK/WvZ
>440
エロはないけど、このスレの最初にテオとソニアがあるよ。
445名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:34:07 ID:Y+Qy/KA6
>>444
レスありがとうです
あの年の差とダンディ親父×美女なとこがたまらん
親父ならではのテクでソニアをどーにかしてほしい
446名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 07:20:38 ID:eD1txo4a
保管庫一通り見たけどここってラプソネタはいいのかね?
447名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 12:21:19 ID:5uL+1+3t
>>446
もちろん。
448名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:56:46 ID:iESVhCvN
>>446
萌えたらおk
449名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:09:00 ID:07CEhsMQ
>>313-317のSSが何気に初のラプソネタなんだよな。
発売から一年以上も経っているのに…
450名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 07:42:39 ID:rtORuXKl
195も何気にラプネタだぞ
451名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:55:00 ID:ue95NT67
ヒント 萌え度の違い
452名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 13:26:09 ID:rtORuXKl
初ラプソネタはレイチェル×セドリックでFA
453名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 14:31:06 ID:ue95NT67
ラプ的表現ってあったけ?
454名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 16:07:53 ID:rtORuXKl
ツノウマ
455名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 17:26:43 ID:cPhaUL3M
ラプキャラのが見たい
まぁ、コルセとセネカとオルネラぐらいしかいないが
456名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:30:58 ID:rtORuXKl
誰か忘れてるヨーン
457名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:32:37 ID:I8F9SuTU
ララクルもいるぞ。
458名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 13:12:54 ID:F9h/Pnfa
コルセママに傭兵隊長もいるな
459名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:58:51 ID:RtYdxaMo
ここで禁句。

声がkうわなにをするやめ
460名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 06:14:18 ID:vFm79evz
河野凌辱きぼ

キリル一行に破れ、紅一点の体長が4始めキリルやクープ等童貞ぽい♂にまわされる
最後はライバルのヌコボルトのデスペニス(ヌコはペニスに刺がはえてる)に獣ぽくレイプされる
461群島好き:2006/11/17(金) 14:46:59 ID:X8Wq+2un
萌えるか萌えないかで言われりゃ確実に萌えない話だとは思いますが、
キリル×コルセリアものです。また無駄に長くなってしまいそうですが。
462群島好き:2006/11/17(金) 14:47:32 ID:X8Wq+2un
赤月帝国とクールーク皇国の国境近く――だった場所、人里離れた場所の控えめな家。
誰もが好んでこんな不便な場所に住みたがる所ではない地域に、住む者達がいる。
既に存在そのものが消えたクールークとの国境という概念はなく、
また赤月側も脅威がなくなったことから警備もさほど強化はされなくなった。
故にそんな場所に住み着くのは帰る場所を失った者達や、大手を振って表を歩けない者達ばかりである。
そんな場所でも比較的整っていると言える家にいる者もそういう人物だ。
帰るべき家どころか、家族の殆どを一人の男に奪われた少女、コルセリアはそこにいた。

「んっ…はぁ、やぁ…ひゃうっ!そ、そこはやぁ……」
暗がりの中、絡み合う男女がいる。いや少年と少女か。
「感じ、過ぎ…ひゃあぁっ!そんな、激しすぎるっ…はぁっ、はぁ…」
少年は少女の――コルセリアの秘唇を指で雄雄しく抜き差しをし、唇で密壷を纏わりつくように刺激する。
自らを抉られるような痛みにも似た刺激と、ねとりとビリビリくる快楽にコルセリアは躰を振るわせる。
「そこっ…気持ち、よすぎ、んあっ!やぁ…ゆびとっ、ひゃあっ!舌でなんて…!」
まだ経験の少ないコルセリアには抗う手段などなく、ただひたすらに襲い来る快楽に溺れてしまう。
だが拒否する気持ちなどどこにもない。
普段のどこか気品を持ち、年の割には凛々しさをも備える姿など惜しくもない。
「でも…もっと、もっとして…?お願い…キリル…」
大好きな、否、愛する少年の前では全てを晒けだしたいのだ。
自分をどこまでも案じてくれて、常にという訳にもいかないが傍にいて欲しいと思った時には必ずいてくれる。
父を、母を、祖父を全て失った。身を裂かれ悲しみに打ちひしがれながらも尚立ち上がれるのは、
同じ経験をしたキリルが支えてくれたからなのだ。
「キリルと…一緒に気持ちよくなりたいの…。だから…お願い……キリルぅ…」
まるで淫婦のように囁く。既に何度も受けたあの刺激を思い出しながら眼前の愛する少年に。
体を貫かれるような衝撃に初めは痛みのあまり泣き出してしまった。
未だ成熟したとは言えない躰にキリル自身を受け入れるには早すぎたともいえよう。
しかし今では快楽のほうが受ける割合が多くなっている。
その感覚に多少身震いしながらも、愛する人と体を重ねる事は至福の時でありやめられない。
だからこそ今ではあれ程憎んだ母の気持ちも分かる気がしてきた。
こうして誰かに愛され、抱かれる事は何よりも安心できる。全てを委ね、また委ねられるのは女として幸せなのだろう。
もしも今キリルが世界を滅ぼすと言っても、今の自分では逆らえないだろう。
いや、望んで逆らわないに決まっている。
「んああっ!入って、きたっ…!ひゃああっ!すごっ、いいのっキリルっ!」
ズン、ズンと断続的な刺激に頭の中が麻痺する。
成長しきっていない体をキリルが貫く様はどこか暴力的である。
まだ経験の足りない二人だから仕方のないことではあるが、優雅な大人の情事とは程遠い。
それでもコルセリアにはキリルが自分を大事に扱ってくれているのを分かっている。
ただ自らの欲望を果たす為だけには扱わず、必死にコルセリアの快楽を引き出そうとしてくれている。
だからこそ安心出来る。安堵する。家族を失った悲しみよりも幸せが勝る。
「はぁ、はぁ、あうっ!ね…キス、して…。もっとっ、ひゃう、キリルと一つに…」
唇を合わせ舌を絡め合う。唾液を飲ませあい、顔も小振りな胸もドロドロになる。
ここにいるのは二人ではなく、まるで一個の生命になっている気がする。
だからこそ。
コルセリアは思う。
  どうして時々寂しげな表情をするの?
463群島好き:2006/11/17(金) 14:48:06 ID:X8Wq+2un
「ですから姉上、今すぐという訳ではありませんがまだまだここも安全ではないんですよ。
 また近いうちに移動しなければいけないと思います」
ある晴れた日の午後、二人の男女が食料などの荷物を運びながら歩いている。
「ふぅ…、まだ諦めてはいないのか。いい加減、情勢というものを学んでもらいたいものだ」
外から見ればどこにでもいるような男女だが、その会話、その威容に並みの者ではないとわかる。
何かあればすぐに携えている剣を抜き、また会話の最中でも周囲への警戒は怠らない。
「そんなもの学ぶ奴でしたらもうこの国にはいませんよ。っともう「この国」はないんですがね。」
どこかおどけたように皮肉を口に出し、男―バスクは乾いた笑いを浮かばせる。
対照的に女性のほう―オルネラは硬い表情を崩さず溜息を一つ付く。
「そんな風に割り切れるお前が羨ましいよ。未練があるわけではないが、コルセリア様の事を思うとどうにも、な」
「姉上、名前はあまり出さないほうがいいですよ。どこに耳があるとも限らないのですから」
一連の事件の後、皇族の殆どが死に、崩壊寸前のクールークをコルセリアはそのままにする事にした。
立ち直す国力はどこにもなく、たとえ群島諸国の援助があったとしてもそこに住む人の為にはならないだろう。
だがそれでも権力に妄執する者達は未だ復権を願っている。
その近道が傀儡としてコルセリアを手に入れる事。
それ故にコルセリア達はこんな辺境に隠れなければいけないのだった。
「まぁ群島の方々も個人的に協力はしてくれてますし、長老派の情報もロジェが流してくれますし。
 楽観は出来ませんが我々さえしっかりしていれば可愛い姪っ子には危険は及びませんよ」
「…うむ、それに『彼ら』も常に気をかけてくれているからな」

「しかしそんな中で姫を独りで残す我々もあさはかというか何というか…」
「仕方なかろう。誰かを雇うにしろそれには身辺調査などしなければならないし、
 何故か最近異様なほど食料の減りが早いのだ。まさかとは思うがツノウマなどこっそり飼ってないだろうな?」
「あ〜、えと、それはないんですが、その色々と複雑な背景がありまして…」
バスクにしては歯切れの悪い物言いにオルネラは不審に思う。
「…何か隠しているな。正直に言えば罰は多少は軽く……ん?あれは…?」
問い質そうとする時にオルネラの瞳に煙が映る。周りに民家はない。それは調べた。
そこから意味するのは――
「っ!!まさか追っ手が!?」
言葉よりも早く荷物を投げ捨て剣を抜き、コルセリアの下へ駆け出す。
こんなにも早くだと!どうかご無事で!
悲愴な願いを掲げて隠れ家への道を駆け抜けていった。
464群島好き:2006/11/17(金) 14:48:44 ID:X8Wq+2un
「姫様っ!コルセリア様!ご無事ですか!?どうかお返事を!」
ドアを蹴破り家の中へ駆け込む。外から見た限りでは煙は内部からしか出ていない。
家の周りに人がいるかもと警戒したが、今は一刻も早くコルセリアを見つける事の方が重要だ。
迷いなく家に入ったが、思っていたより煙が充満している。窓を割り少しでも換気をする。
「ゴホッ、ゴホッ、く…目暗ましか…?姫様、姫様っ!いらっしゃるのですか!?」
最悪の事態を予測しながら頭を振るう。今はそんな事を考えている場合ではない!
「あ、姉上!少し落ち着いて下さい。これは多分…」
少し遅れながらもバスクが到着するが、その落ち着いた態度が今は癇に障る。
「落ち着けだと!?姫様が攫われたかもしれないのに何故貴様はそんなにも――」
「ケホケホッ、お、叔母様?それに叔父様もですか?」
探し人の声に、天に感謝をしつつ駆け寄る。
「良かった!ご無事でしたか!」
「え、えぇと、どちらかと言うと無事だけど、無事じゃないとも…」
「いえ、今は姫様がいらっしゃるだけで十分です!ここは危険です、早く外へ!」
「あの姉上…、外に出る必要はないと思いますが…」
「む?そうか、敵はこの煙で炙り出そうという魂胆か!ならば二階へ行くぞ!そこで迎え撃ってくれる!」
何か言おうとしていたコルセリアを抱えて二階へ上がる。
窓の外を見たがこちら側には影も形も見えない。全員一階のドアや窓の所に集中しているのか。
「姫様は私の後ろに!く、バスク!何をしている!早く上がってこい!」
そう叫んだ時に剣を収めたバスクが上がってくる。しかも慌てた様子を微塵も感じさせずに。
「姉上…、話ぐらい聞いて下さいよ…。それに匂いぐらい嗅いでみましょうよ…」
「火が出てるのだから焦げた匂いぐらい当然だろう!そんな事よりも――」
「それだけではないでしょう?木が焦げるのと肉が焦げる匂いの分別ぐらい出来るでしょうに」
呆れたのとどこか疲れた表情を浮かべバスクが苦笑する。
「肉だと?いや、確かにどこかいい匂いの名残が……はっ!」
「ようやく気付きましたか…。いや、言ってなかった我々も悪いとは思いますが…」
確信に近付いて呆然としながら、ギギギ…と音を立てたかのように首を回しコルセリアを見やる。
オルネラの勘違いに気付いてしまったコルセリアもバツが悪そうに口を開く。
「すいません…、お料理に失敗してしまいました…」
465群島好き:2006/11/17(金) 14:49:22 ID:X8Wq+2un
「…それでキリルの為に料理を作ってあげたいが為に、私に内緒で料理の練習をしていた、と」
台所の惨状…とまではいかなかったもののその後片付けが終わった所に、
バスクとコルセリアは身を縮こまらせながらオルネラの説教を聞くはめになった。
「しかし何でまた彼の為に料理を?いえ、勿論近々彼が訪ねてくるのは知っていますが」
「そこは姉上、複雑な乙女心というものが…」
「あなたに乙女心を諭される覚えはありません。それに私はコルセリア様にお聞きしているのです」
バスクの横槍に一喝で黙らせ、コルセリアに顔を向ける。
「えっと、キリルの為にわたし自身の手で何かしてあげたくって…。
 それで叔父様に尋ねたら、男性には女性の手作りの料理が一番だ!って言われたから…だから…その…」
邪念のないその瞳にオルネラも気付く。コルセリアはキリルの事が好きなのだと。
周りにいたのは軍人や政治家ばかり。そんな環境の中で育ってきたコルセリアに、
何の見返りも求めずただ自分の事を応援し、また守ってくれたキリルが好意の対象になるのは想像に難くない。
「ふぅ…、つまり彼の事が気になるからその気を惹くために料理をつくりたかった訳ですね」
「ええっ!?そ、それはそういう事になるのかもしれないけど、べ、別にそれ以上の関係を求めてたりとかは――はうっ!」
「姫…動揺しすぎです…」
「しかし腑に落ちません。なぜ私にではなくバスクに教えを請いに行ったんです?」
同じ女である自分に尋ねずにいったコルセリアに、若干不機嫌になりながらも尋ねる。
「それは……えっと…」
気まずそうに言葉を詰まらせるコルセリアにバスクは助け舟を出す。
「そりゃ姉上はそういう事には疎そ…ひいっ!」
眼光のみでバスクを威嚇する。
「そ、それに姉上、料理は苦手じゃないですか。だから比較的まともな私が教えて差し上げたんですよ。
 昔からそうでしたし、い、今も失礼ながら腕が上がった訳ではないでしょう?」
「む、失礼な奴め。料理など数え切れない食材・薬物を精密なバランスで配合し、特殊な味付けを施し
 煮込む事七日七晩すれば問題ないのだろう?」
「お願いですからそれだけは止めてください…色々な意味で危険ですから…」
「黙っていて御免なさい、叔母様。でも信用出来なかったとかそういうのじゃないの。
 本当は叔母様にも驚いてもらいたかったの。だから…」
どこまでも真っ直ぐな想いにオルネラも、コルセリアが成長しているのを感じ取りそれ以上の野暮を慎む。
「わかりました。それでは今度キリルが来る時に盛大なおもてなしが出来るよう頑張りましょう。微力ながら私もお手伝い致します」
その答えにコルセリアの顔がパアッと笑顔に花開く。
「うん、ありがとう、叔母様!」
「それでどういった物をお作りになろうとしていたのです?」
「えっとね、叔父様から教えてもらった物に―――」
女性陣がキリル歓迎の話で夢中になったところでバスクは一人思いを馳せる。
「いざとなったら私が味見役か…。薬の用意だけは怠らないようにしないといけない、か」
466群島好き:2006/11/17(金) 14:50:03 ID:X8Wq+2un
「なるほど、それで顔色があまり良くないわけですか。…心中お察しします」
キリルがコルセリアの下を訪れる日、直接コルセリアが迎えに行く訳にもいかず、バスクと途中で合流し隠れ家へ向かう。
「いや、本当に大変な日々だったよ。しかもどちらかと言うと姉上のほうが失敗が多かったし。
 あ、これは聞かなかった事にしてくれ」
心なしかやつれたようなバスクは苦笑する。
「ええ、コルセリアが作った事も知らない事にしておきます。でも元気そうでなによりです」
「まぁ君が来る時はこちらも見ていて微笑ましいからね。私としては心配はしていないが、
 姉上は姫の身にふさわしいかどうかテストする気満々だからね、気をつけたまえよ」
「ぼ、僕はそういう下心で通っているわけじゃあ…」
いくら様々な経験をしてきたキリルもいまだ恋愛経験はない。
「いやいや、私は応援しているよ。もはや姫にも柵はないし、君のような強く優しい人間には安心して任せられるよ」
ぞわり
体が震える。「人間」。その言葉に何よりもキリル自身が確証を持てない。
父は言った。お前はヨーンとの間に生まれた者だと。ならば自分は少なくとも半分は「人間でない」のだ。
ヨーンは覚えている限りでは成長していた風には見えなかった。
今までは他人と同じように成長してきた自分も、この先同じように老いていくとは限らない。
どちらにせよ確信が持てない。誰にも話せない。
「――い、おい!どうしたんだ、急にボーッとして」
考え込んでしまっていたようだ。今こんな事を考えても仕方ない。
「いえ、どんな料理が出てくるか想像してしまいまして。楽しみだなぁと」
「あまり過度の期待はしないほうが――っ!…キリル、気付いたか?」
普段の二枚目半の顔から、かつての軍人の顔つきに豹変する。
「…ええ、囲まれてますね。尾けられた気配はありませんでしたからこれは…」
ほぼ同時にキリルも周りの気配に警戒する。
「待ち伏せされてたか…。まったく権力に縋る奴らは熱心な事だ」
「どうします?あと少しもすれば恐らく出てきますよ?」
「君は先に姫と姉上の所へ。ここの連中は私が相手をする。すまないね、せっかく歓迎の準備をしてきたというのに」
「…わかりました。バスクさんも気を付けて」
そう言い終ると同時にキリルは駆け出す。コルセリアの下へ。
完全に虚を突かれたタイミングに包囲も間に合わない。そしてバスクも剣を抜き、戦闘態勢に移る。
「待て待て、お前らの相手はこの私がしてやる。既に瓦解した言え、元地方部隊隊長。
 お前達のような狗相手に戦ってやるから感謝したまえよ」
467群島好き:2006/11/17(金) 14:50:36 ID:X8Wq+2un
  コルセリア――!
いつかこうなるのではないかとは思っていた。仮にも一国の姫。
利用価値がある連中に狙われる理由は十分にある。何故無理矢理にでも赤月に連れていかなかったのかと悔やむ。
あんなにも慕ってくれていたのに。あんなにも頼りにされていたのに。
自分の目的を果たした事に満足して、気遣ってあげられなかったのか。
そうこうする内に剣戟の音が聞こえてくる。そして少し安心する。
バスクさんはオルネラさんがコルセリアと共にいると言っていた。
彼女の強さは先の戦いで知っている。そこらの連中に引けを取る人ではない。
ならばと速度を緩めずに突撃する。案の定、待ち伏せしてた者だけで十分と思っていたのかこちら側に然程警戒はしていない。
まず一人の四肢を斬り、その脅威を無効化し、続く二人目を峰の部分で昏倒させる。
「う、後ろから!?」「別働の奴らは何をしていた!?」
その動揺する様子を尻目に一番の脅威である弓を持つ者の武器を破壊し、オルネラと合流する。
「良かった、二人とも無事なようで。…コルセリア、遅くなってごめん。大丈夫かい?」
「キリルっ!!」
敵から目を離さずに語りかけ、そして背中からポフッと抱き締められる。
背中から回された震える手を握り、もう大丈夫、と口にせず語りかける。
「よく来てくれた。君が来てくれると非常に心強い。…しかしバスクはどうした?」
同じく敵から目を離さずにオルネラも尋ねる。
「バスクさんが待ち伏せていたほうを引き受けてくれました。先に行ってくれと言われたので。
 人数的に大丈夫とは思いましたが…」
「いや、心配はしていない。あれでも私の弟だ、それなりに強いのは承知しているよ。しかし全く…格好つけおって」
憎まれ口をたたきながらもそこには信頼の情が見える。流石並みの人達ではないと感心していると、
「ごめんなさい、キリル…。わたしのせいでこんな事になってしまって…」
声色から泣きそうになっているのが分かる。しかしキリルはどこまでも優しく諭す。
「コルセリアのせいなんかじゃない。僕こそコルセリアから少しでも目を離してしまってすまない」
「キリル……」
「もう大丈夫だよ。…もう戦えるかい?」
「うん!キリルが居てくれるからわたし、戦える!」
その会話を聞き、オルネラは頼もしさと少々の寂しさを感じる。
やはりこの二人に立ち入る隙はない。もうしっかりと歩いていけるのだと。
468群島好き:2006/11/17(金) 14:51:50 ID:X8Wq+2un
とりあえずここまでです。しかし誰だこのバスク…
469名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 15:56:37 ID:pYKOVpRJ
>>462-468

おまえってやつは・・・・




最 高 だ !wwwwwGJ
470名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 14:25:26 ID:huDtW3iW
姉上可愛いよ姉上www
丁度ラプ3週目始めたとこだったんで、タイムリーに萌えた
471名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:38:56 ID:XAN0XqEb
あれだけ騒がれたのにまた来たのかよ群島…
過疎ってるから投下してもおkとか思ったのか?
お前の駄作来るくらいなら過疎のままでいいんだよ。
472名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:56:43 ID:+aF/OjS4
久々に覗いてみたら良作が、何はともあれGJ!!
続き楽しみに待ってます
473群島好き:2006/11/19(日) 21:42:11 ID:guPT0aQF
>>467からの続きです。途中に軽いスカ描写あり。お気をつけを。
474群島好き:2006/11/19(日) 21:42:48 ID:guPT0aQF
その後は圧倒的だった。お互いの長所を活かしつつそれぞれの死角を補う。先の戦いによってもたらされたものを存分に出していく。
人数的に上回る敵に、文字通り手も足も出させずに屠っていく。しかも誰も死なせることなく。
そうして全員を捕縛していく。
「ふぅ…、何とか全員無力化出来ましたね。どうやら他にはいないみたいだし」
「コルセリア様もお怪我はありませんか?…しかし、こんなにも早く居場所が割れてしまうとはな。
 残党共の情報網を過小評価しすぎていたか…」
「これから先もこうなるんだったら、やっぱりわたしはここにいないほうがいいんでしょうね…」
一件落着したもののコルセリアはまた自分を責める。
「コルセリア、ならば僕たちの――」
所に来ないか、そう言い掛けた所に兵士の一人が叫ぶ。
「ふざけるな!我らクールークの民を見捨てて皇族が逃げるのか!皇族には皇族の義務がある!
 それすらも捨てて我らに死ねというのか!」
薄々自身でも感じていた事を言葉にされ、コルセリアはショックの色を隠せない。
しかし内情を知るオルネラにその言葉は禁忌以外の何物でもない。
「貴様ら長老派の連中がその言葉を口にするのか…!貴様らがコルセリア様にしでかした事を忘れてよくもほざけるものだ。
 私個人的には貴様らを殲滅したい所を、コルセリア様の温情によって見逃してやろうというのにだ。よかろう、ならばここで死ね!」
「叔母様!」
剣を振り上げた所にキリルが割り込み、虐殺を止める。
「駄目です、オルネラさん。こんな下っ端の人達は何も知らないんですよ。…それにコルセリアの前でそんな貴女の姿を見せたくはない」
コルセリアの前で、その言葉の前ではオルネラも何も言えない。
多くの、しかも親しい身内が死んでいったコルセリアは死というものに敏感だからだ。
剣を下げた後にコルセリアを男から遠ざけようと後ろを向く。
「ふぅ、貴方もこれ以上の口は塞いでもらいたい。真実の欠片も知らない貴方がたに彼女達を責める権利はない」
「真実、真実だと!?我らに見えるのは散々皇族に従いながら、何の見返りもなく死んでいく仲間達だ!
 貴様のような化け物じみた奴に攫われていく姫だけだ!」
ぞわり
また体が震える。先程よりもはっきりと。意識が若干途切れる。
「かつての赤月のように我々から奪って――」
シュパッ…と一つの風が吹いた後、鈍い音と金属が打ち合う音がほぼ同時に響く。
その音に驚いて二人から見えたものはまるで無抵抗の人間の首に斬りかかっているキリル。
キリルの性格からはとても考えられない光景にコルセリアはへたりと腰を抜かす。
  何で?どうして?何でキリルが無抵抗の人を…?
「キリル!?お前、何を――」
コルセリアよりも多少冷静なオルネラはキリルの肩を掴んだ。
475群島好き:2006/11/19(日) 21:43:27 ID:guPT0aQF
しかしそこに惨劇の様相はない。
「間一髪、ですか。こういう輩に何を言っても無駄です。とっとと黙らしたほうがコルセリア様の為ですよ」
地面に打ち刺した剣でキリルの刃を止め、恐らく鞘で男を黙らせたバスクがいた。
「バスク…」
「すいません、遅れました姉上。しかし一体全体こりゃどういう事になってるんです?」
その言葉にオルネラもはたと気付く。
「そ、そうだ。おい、キリル、お前は何を――」
言いかけて言葉をつぐむ。まるでキリルの瞳に色が感じられない。言うなれば放心状態だ。
バスクもその異変に気付きキリルの肩を揺らす。
「おい、キリル?おい、どうした。しっかりしないか!」
「…あ、あれ、僕、一体何を…?」
「…何も覚えてないのか?」
「あれ、バスクさん。いつの間に…?」
本当に何も分かっていない様子に姉弟は訝しげに顔を見合す。
「ふむ、どうやらここに長居はしないほうがいいようですな。よくわかりませんがお二人の為にはならないようですし」
「…そうだな、とりあえず何処かに身を隠さないとな。これ以上の追っ手が来ないとも限らんし」
キリルを座らせてとりあえずの相談をしている所に、ようやくコルセリアも正気を戻しキリルの元へ駆けつける。
「キリル…大丈夫?顔色が悪いけど…」
「コルセリア……、僕は今何を…?」
「ううん、何もなかった。何もなかったわ、キリル」
476群島好き:2006/11/19(日) 21:44:11 ID:guPT0aQF
「では、我々が偵察と偽情報の分散を行ってきます。明日には一度戻ってきますが、それまではお二人で居て下さい」
「そういう訳だ、我らが居ない時にはちゃんとコルセリア様をお守りしてくれよ?キリル」
あれから追っ手が来ないのを確認しつつ、とりあえずの宿を確保してから今後の相談に移っていた。
近辺にどれほど長老派の手が回っているのか、またその場合には嘘を撒き散らし包囲の穴を多くするためだ。
「まさかまだこんな目と鼻の先にいるとは相手も思ってない、か。油断は出来ないけど今はちゃんと休まないとね、コルセリア…?」
二人が出て行ったあと、一つの部屋でキリルとコルセリアは身を隠している。明日、二人が戻ってくるまでは。
それがコルセリアの気分を落ち着かせない。しかも出かけ間際にバスクが
「今夜は姉上もいらっしゃいませんし、勝負ですよコルセリア様」
などと余計なはっぱをかけるものだから緊張を違う意味でほぐせなくなってしまっている。
勝負といわれてもどうでていくものか迷いながらもひとまずは会話でもして糸口を見つけるべきか。
「う、うん、そうね。…本当なら今頃は楽しく食事でもして、キリルを歓迎してたはずなんだけど…。
 せっかくキリルの為に作った料理、無駄になっちゃった…」
「コルセリアが作ってくれたのかい?それは是非とも食べたかったなぁ」
今初めてそのことを聞いたかのように振舞う。
「でもどうして作ってくれる気になったの?」
「だってキリルには一杯助けてもらったし、どんな時でも守ってくれてたから何かわたしの手でお礼がしたかったの。
 世の中の事、何も知らなかったわたしがここまで来れたのもキリルがいてくれたから。だから!」
だがそれらは突然の乱入者によってなくなってしまった。その無念はいかほどか。
「ありがとう、今はその気持ちだけ受け取っておくから。それで…コルセリアさえよければ今度作ってくれるか、
 料理じゃなくてもコルセリアのしてくれる事なら何でもいいからしてほしいな」
何でもいいからしてほしいな、その言葉にコルセリアはピーンときてしまった。
学ぶべき事の殆どは専用の教師から学んだ。しかし一つだけ叔父のバスクから教えてもらったものがある。
それがオルネラにバレてボコボコにされたのはコルセリアの関知することではないが、今、この場で、このタイミングでしか出来ないことがある。
それはとても恥ずかしく勇気がいる事。
「……てあげる」
か細く震えた声。キリルにはよく聞き取れない。
「コルセリア?」
だが彼女に迷いはない。キリルに近寄り顔を真っ赤にして囁く。
「わたしが…してあげる…。わたしの初めて、キリルにしてあげる!」

硬直。理解したとも理解できないともキリルの頭は混乱する。だが彼とて男。「それ」がどういう意味かは分かる。
「え、えと、それは、つまり…」
「うぅ〜、キ、キリルはわたしに色々な初めてを教えてくれたから。だからわたしもキリルに初めてを――」
やはり「そういうこと」のようだ。興奮と動悸が激しくなるが、ギリギリの理性を働かす。
万が一、ここで誤解してしまっては取り返しのつかないことになる。
「そ、それは僕がコルセリアを、す、好きにしても、いい…ってことなのか、な?」
もう少し言葉を選ぶべきだったか!?そう後悔しながらも返事を待つ。
そしてコルセリアは言葉ではなく態度で示す。小さな手が真っ赤になるほど組み合わせ、その潤んだ翠の瞳でまっすぐに見上げる。
半ば催眠術にかかったようにフラッと立ち上がり、コルセリアの肩を優しく掴む。
それが合図だったかのように、二人は目を閉じて、互いの唇を合わせた。
477群島好き:2006/11/19(日) 21:44:45 ID:guPT0aQF
合わせた唇をそのままにコルセリアをベッドに横たわらせ、その上に覆いかぶさる。
安宿の一人用の小さなベッドがギィッ、ギィッと音を軋ませる
「ふぅ、はむぅ…キリルぅ、キリル…!」
自分の名前を呼び、必死に求めるその様子がとてもいじらしい。ただなぞるだけでは勿体無い。
「んんっ!?…ひゃう、はぁ、はぁ」
舌を潜り込ませコルセリアの歯をなぞり、口内をかき回し、舌を絡み合わせる。
少しばかりの驚きがあったがすぐに順応し、離したくないとばかりに求めてくる。
いくばくか続けるものの、物足りなさともの惜しさを感じながら唇を離していく。
最後まで絡み合っていた舌からは唾液が糸となって垂れ、そしてコルセリアの口へ落ちていく。
「はあっ、はあっ、キスがこんなにも、はあっ、すごいなんて…」
強烈な経験に今のコルセリアは羞恥心すらも感じない。
「もっと、コルセリアを見たい…。服を脱がすよ?」
その言葉に理性が少し戻ってくるも、もう後戻りは出来ない。いや、後戻りなどしない。
真っ赤な顔で頷き、今まで触れさせていない場所を触れさせる。そして生まれたままの姿を初めて男性に晒した。
鮮やかな金髪と澄んだ翠の瞳。そして白く滑らかな絹のような肌を前にキリルはゴクリと音を立てて唾を飲み込む。
「あうぅ…覚悟してたけど、やっぱり恥ずかしいぃ…」
自分でも気にしているのか、まだ成長途上の小振りな胸を手で隠して呟く。
しかしその場所こそ男が最も見たい所。必死なその様子に意地悪をしてみたくもなる。
「コルセリア…隠してたら見えないよ。ほら、手をどかして僕によく見せて」
自分から見させるのは優しさか、それとも恥ずかしさを増長させるためか。
その姿を露にした胸を掌で優しく揉み解す。
「やぁ…さわられてる、はぁ、ごめんね…?まだ小さくて…」
やはり気にしていたようだ。女性と言うのはみなこだわるものなのか。いや、人のことは言えない。
「そんなことないよ。こんな可愛くて綺麗な胸、触るだけじゃ物足りなくなっちゃうよ」
「え?…ひゃうっ!く、く、口で!?やっ、だめ、そんなの…ひぅっ!?」
舌で乳首をコロコロ弄ると今までで一番の声を上げる。学んだ知識を総動員して快楽を与えにかかる。
「はっ、はぁっ、そ、そこいじられると、ビリッと、きちゃう。な、なに、これ?
 なんなの、この感覚…ひゃうんっ!キリル…こわいよ、わたし、どうなっちゃうの?」
未知の体験に涙を浮かばせる。
「大丈夫、何も怖いことなんてないよ。気持ちよくなっていくだけだから。僕を信じて、ね?」
「う、うん…はぁ、んんっ!キリルにさわられてる…キリルにむね、食べられちゃってるよぉ…」
キリルの言葉を信じたのか、身を快楽に委ねていく。何も考えることが出来なくなっているのだろうか。
自分のいまの状況を呟いて、そしてそれがキリルの興奮をも増加させていった。
478群島好き:2006/11/19(日) 21:45:24 ID:guPT0aQF
「うぅんっ!はあっ、ひゃう!から、だが、ふわふわして、あんっ!あつい、やんっ!」
どうもコルセリアは胸の感度がいいようだ。口と手の愛撫で嬌声が増えてくる。
胸だけでこうならば下の部分ではどうなってしまうのか。ゾクゾクするのを抑えきれない。
「コルセリア、じゃあ次は君の一番大事な所を触ってあげるね…」
「ふえ…?だいじな、とこ――ひゃああんっ!」
今日一番の声をあげ、コルセリアの体がのけぞる。
まだあまり毛の生え揃ってないくぼみをまさぐり、クリトリスをはじく。
自慰すらもしたことのないコルセリアにその感覚はあまりにも衝撃的で、声すらも出ず口をパクパクさせる。
これはやりすぎたかと思い、しばらくはその閉じた割れ目をなぞるだけにしておく。
「――っは!はぁっ、はぁっ!な、なに、いまの…?あんっ、意識が、とんで」
既にまともな思考は出来ていない。あまり説明しすぎるのもどうかと思ったが愛らしい嬌声に行為は止められない。
「大丈夫、大丈夫だから。何も心配しないで」
胸の愛撫だけで十分の湿り気をおびていたそこは、続ける内にほぐれていく。
「もう濡れてきたみたいだね。これなら大丈夫かな?挿れてみるけど、痛かったら言ってね」
「はぁ、はぁ、ひゃんっ!い、れる?どこ、に、な、に、〜〜〜〜〜っ!」
言葉にならない悲鳴がもれる。指一本挿れてみたものの、凄い締め付けを感じる。
慣れさせるために入れた指はそのままに、片方の手で胸を、そして開いた口にキスをする。
ポロポロ零れる涙を舐め取り、頭をなでてあげる。
締め付けが少し緩まり、汁気を帯びた時にコルセリアは喋れるようになった。
「ひっく、キリル…なに、したの、ぐすっ。すごく、痛かったんだから…」
「ごめん、コルセリア。指、挿れてみた。…そんなに痛かったんなら、やめようか?」
欠片も考えていないことを口にする。しかしコルセリア相手にはこれが効果的になる。
「っ!大丈夫!続ける!痛くなんて全然ないんだから!」
予想通りに思わず口がほころんでしまう。性格を考えればこう答えるだろう、というよこしまな考えと裏腹な言葉を紡ぐ。
「…わかった。でも本当に痛かったらちゃんと言うんだよ?」
「むぅ〜〜、ぜ、絶対言わないんだから!あうっ、んあっ!」
言い終わると同時に、しかし優しくゆっくりと抜き差しをする。少し意地悪をしてもコルセリアを気遣う気持ちによこしまなものはない。
そして痛みを少しでも和らげてあげようと、先ほどは遠慮したクリトリスへの愛撫を再開する。
「んあぁ…、おなかの、なかで、うごいて、あんっ!」
両者の刺激が功を奏したのか、愛液は増え、指を動かすたびにニチャニチャと音を立てる。
「やあぁ…わた、わたしもらしちゃったの…?やだぁ、やだよぉ…」
体の変化に戸惑い、泣きそうになる。
「違うよ…これはちゃんと気持ちよくなってる証拠。恥ずかしいことなんてないんだから。
 …だから、もっともっと濡らしていいんだよ?」
「あうんっ!あんっ!でも、でも、はずかし、ひうっ!おと、たてないでぇ…」
その台詞に背筋がゾクゾクしてしまう。愛らしさに、いじらしさに自らの興奮も最高潮になっていく。
「やっ、はぁっ、はっ、はやく、なって、だ、め。おかしく、なっちゃ、ひゃうっ!」
声にはもう甘いものしかない。指の速度を早め、愛撫にも遠慮はない。あとは絶頂へ向かわせるだけ。
「はっ、はっ、はっ、あた、まが、しろく、なに、これ、んっ!?んああああぁっ!!」
生まれてから最高の声をあげ、キリルの手を盛大に濡らして、コルセリアは絶頂に達した。
479群島好き:2006/11/19(日) 21:46:05 ID:guPT0aQF
体をのけぞらせ、今まで味わったことのない感覚にまるで息をする事すら忘れてしまったようになってしまう。
どのぐらい余韻を味わったのか。意識を取り戻しても力は入らないし、言葉も出せない。
「ちゃんと最後までイケたようだね。初めてだっただろうけど、どんな感じだい?」
「はぁ、はぁ…なにも、かんがえられなくて、あたまの、はぁ、なかがしろくなって…」
途切れ途切れに言葉を出して、ピクピク震える様子はまるで小動物を見ているようだ。
「ちょっと疲れさせちゃったかな。まずは気持ちよくなってからって思ったんだけど…」
「だいじょう、ぶ、だいじょうぶだから…だから、キリルも……っ!?あわわ…」
急に顔を青ざめるコルセリアに、何かしでかしたかと不安になる。
「どうした!?気分でも悪いのかい!?」
「だ、だめぇ…ちからが、はいらなくて…だめぇ、やだやだ、おねがい、みないでぇ…」
そう言い終わるとチョロチョロと水音が聞こえてくる。何事かと思い音のするほうを見ると、コルセリアの股から水が零れ落ちている。
「やだ、やだぁ…とまんないよぉ、キリルぅ、みないでよぉ…」
その光景に目を離せなくなる。普段の凛々しくも可愛らしい姿からは想像もつかない、あられもない姿に再び興奮は抑えられなくなる。
人前での排泄行為、しかも大好きな人の前でのお漏らしにコルセリアは泣きじゃくってしまう。
しかしこんなものを見せられて、もう興奮が止められるキリルではなかった。
コルセリアにキスを、口だけでなく顔に、胸にキスをしてこぼした涙を舐め取る。
「こんな可愛いすぎるから、もう止められない。コルセリア、最後までするけどいいね?」
「ひっく、ぐす、そんな、わたしあんなはしたないまねをしたのに。キリルも冷めちゃったでしょ?」
「ううん、逆。すごく興奮した。コルセリアが僕に全部晒け出してくれて、ほら…もう治まりがつかないよ」
「え?…ひゃうっ!そ、そ、それが、おとっ、おと、おとこのひとの…す、すごい大きいよ?」
コルセリアの前に天を衝かんばかりの自身を見せ付ける。
「ふわぁ…さ、触ってみてもいい?……こ、こんなにも硬くって熱いなんて」
「これが今からコルセリアの中に入るんだよ。…正直今の手だけでも気持ちいいけど、コルセリアをもっと感じたいんだ」
「は、入る、のかな?ううん、そこはわたしが頑張るところだよね。ちょっと怖いけど…」
怖がる気持ちを少しでも和らげようとキスをする。そしてペニスを入り口に添える。
自分でも、指だけであんなにきつかった所にこれを入れてただで済むとは思えない。
しかし熱気に中てられたのか、やめるなどという選択肢は見つからない。
この小さい体のコルセリアを自らの手で貫くというおぞましい興奮にも陥る。
「いくよ…」
長引かせては恐怖を与える事になりかねない。そう考えて一気に貫いた。
480群島好き:2006/11/19(日) 21:46:47 ID:guPT0aQF
「か―――はっ―――」
衝撃はいかほどのものだったのだろうか。指の時とは比べ物にならない痛みだろう。
涙はボロボロ零れ、口は酸素を求めるように喘いでいる。
罪悪感と征服感に満たされながら、今は落ち着くまでただ手を握り時を待つ。
こちらとしても食い千切られそうな圧迫感と締め付けで下手に動かすことなど出来ない。
しばらく経ってから涙混じりにコルセリアが口を開く。
「も、もう、だいじょうぶ、だから。うごいて、いいよ?」
それが強がりだと一目で分かる。
「キリルにも…きもちよく、なってもらいたいから、ね?」
痛みを抑え、自分を想ってくれるそのけなげさにキスをして応える。
「うああっ!?ひっ、ぐっ、あ…は…」
ゆっくりと抜き差しをするだけでも悲痛な叫びが木霊する。ただの挿入と感じられる訳がない。
まさに身を抉られているような痛みなのだ。男を受け入れられるほど成長していない彼女に快楽は欠片も生み出されない。
しかし女性としての本能か。その痛みすら愛おしく思えてしまう。
「キリル、キリルっ!」
逆にキリルには一片の余裕もなくなる。何回か繰り返すうちにスムーズに出し入れ出来るようにはなったものの、
感じる熱さ、自らに絡みつく胎内の感触は脳髄に電気が走るようだ。
赤い液体が見えて、そして小さい体を貫通している様は視覚的にも興奮を増加させる。
「ひぐっ、はっ、はっ、あうあっ!」
そしていつの間にか腰を振る速度も速くなる。今はただ穢れを知らないコルセリアを汚したいとしか考えられない。
他の誰にも見せた事のない痴態に満足し、自分だけのものなのだという不埒な考えまで浮かんでしまう。
「うああっ!?また、なかで、おおきく?」
「コルセリア、コルセリアっ!だ、出すよ!」
奇妙な音が聞こえた気がした。それと同時にコルセリアは自らに流れ込む感覚を味わう。
「あっ…はっ…、そそがれてる、あついのが、たくさん、でてる…」
キリルも何回も身を震わせ絶頂の余韻に浸る。止まらないのではないかと想うほどの射精を繰り返し、
思う存分コルセリアの膣中に流し込んでいった。結合した部分からもブピュッ…と音を出して溢れさせるほどに。


「あの頃はお互い経験がなくて、大変だったよなぁ…」
時間軸は再び冒頭に戻る。
「ついつい寝ちゃって、叔母様達が戻るまでに後始末に慌てたもんね」
最初の頃のようながむしゃらなものではなく、今では甘い言葉を掛け合いながらの情事を終えた二人が睦み合う。
「でもね、キリル。わたしを置いてどっかに行ったりしないよね?」
「……なんでそんな事を?」
急な、そして心を読まれたかのような言葉に冷静を装いながら笑って答える。
「さっきも、ううん、さっきだけじゃない。キリル、時々淋しそうな目でこっちを見てるの。
 それがまるでわたしを置いて遠くに行ってしまうような感じに思えたから…」
また笑って答える。ちゃんと笑えているはずだ。
「…大丈夫だよ。ほら、心配なら僕を抱き締めて。…離してしまわないように」
優しい嘘をつく。置いていくから淋しい訳じゃない。置いていかれるから淋しいのだ。
真の紋章を持つ友人はこう言っていた。
「いずれ僕も人前から姿を消すと思う。…そして誰も僕を知る人がいなくなった時に戻ってくるんだろうね」
淋しげに笑いながら彼は言った。いずれ自分もそうしなくてはならないのだろう。
今はまだその勇気は持てない。今必死に自分に抱きついている彼女の温もりが惜しいから。
コルセリアを見捨てる訳ではない。コルセリアの生きる世界で生きていく。その決意が出来た時に自分は消えるのだろう。
だから、せめてそれまでは。その時が来るまでは、
「…大好きだよ、コルセリア」

<完>
481群島好き:2006/11/19(日) 21:49:33 ID:guPT0aQF
最後はかっ飛ばしすぎたかも。読んでくれたかたどうもです。
しかしもうコテつけないほうがいいみたいですな。
次からは名無しでやりますね。
482名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:43:36 ID:0Mg3Mv9G
GJ!!
キリルがエロくていいな
483名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 10:57:48 ID:1x77fexi
エロイけどしんみりきたー
あんまり4とラプって人気ないみたいだけど、俺は好きなんで萌えたよ!
484名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 11:23:47 ID:M6iLLCBA
100回

保 存 し た
485名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:19:56 ID:LIeoFhOG
コテつけようとつけまいとどうでもいい。二度と来るな糞。
お前に書かれたことでキャラが汚されたようなもんだ。
これだけ言われてよくもまだこのジャンルで物書こうと思えるな…。
486名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 13:18:33 ID:cOPGRHP0
私怨乙
自分の苦手なものはスルーすればいいじゃないか
汚されるのが嫌ならエロパロ板にくるな
487名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 13:19:01 ID:zzAFekwS


>>485
オメーが二度と来るな糞
488名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 14:59:05 ID:3YurfK2l
釣られて煽ってんなよヴォケ。おまいらも同罪だ
489名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 16:19:11 ID:3+hnSKve
煽る必要はない
461を応援すれば済む事だ
490名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 07:48:12 ID:xFQZ3/VM
キモイ群島信者晒しagewww
491ルック×セラ:2006/11/22(水) 08:37:47 ID:893/Ueyl
群島で盛り上がってるとこすんません。
今更ですが3のルック×セラ投下します。
魔術師の島を出るちょっと前くらいです。
やや誘い受け。苦手な方はスルーしてください。
492ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:04:53 ID:893/Ueyl
「欲しい…」
ぼくは、きみを自分のものにしたかった。


トラン共和国、魔術師の島。
薄暗い部屋には、ペンが羊皮紙の上を走る音だけが響いていた。
塔の中頃にあるその部屋は石造りで、備え付けられた家具は少ない。
部屋の隅にはベッドとサイドテーブル、窓際には使い古された机が置かれ、細い腕が隅のインク壷に伸びる度、木製の脚がかすかに揺れている。
その他の家具は、今自分の体をうずめている小さなソファが扉の横にあるだけだ。
ランプのほのかな明かりに照らされた真剣な横顔を、少女はただじっと見つめていた。

ふいにペンの音が途切れる。

「…セラ、もう遅いから部屋に戻って寝たほうがいい」
緑色の瞳を机の本から離さず、彼はつぶやいた。
「ルックさまがお休みになられたら、セラも部屋へ戻ります」
「……」
ルックの困った表情が横からでも分かる。
炎の揺らめきを映すその顔はひどく疲れ、それでいて泣き出す寸前の幼い少年のようだ。
ここ数日、彼がほとんど眠っていないことをセラは知っていた。
それだけではない。
彼の師であるレックナートの頼んだ仕事以外の用事で、ルックはここ数ヶ月の間、頻繁に島を外出している。
以前はよく仕事のついでだと言って、近くの街や村にセラを連れて行ってくれたのに…
最近では、セラは塔でその帰りを待つばかりだった。


がたりと椅子が床を鳴らす。
セラの気持ちが伝わったのか、ルックは柔らかな表情で彼女に視線を向けた。
「…分かったよ。ぼくももう眠るから、セラも部屋へ戻るんだ。いいね?」
子供をあやすように微笑む。
しかしその言葉が真実を語っていないことも、セラには分かっていた。
(私を気遣っている……)
その優しさがさらにセラの胸を締め付ける。
「セラ?」
「………は…い、ルックさま…」
哀しみと…そして悔しさがこみあげた。
493ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:07:34 ID:893/Ueyl
冷たい音を立て、木製の扉はゆっくりと閉じた。
ランプの火が消されたのか、部屋から漏れていたかすかな明かりも暗闇にのまれる。
廊下には窓の隙間から入ってきた冷たい風が流れ、セラの足首をなでた。

セラは自分の部屋には戻らず、じっとその扉を見つめていた。
目を閉じ、そっと部屋に耳をすませる。
ぱらぱらと本をめくる音が聞こえた。
今夜は月が明るい。ランプを消しても文字を追えないことはないだろう。

(どうして……)

どうして彼は自分に何も言ってくれないのか?
自分にはそれだけの価値もないのか?
知らず、セラの水色の瞳に涙がこみ上げた。

(私にはルックさま以上に必要なものなんてないのに……)


手を添えていた扉が内側に引かれ、セラの身体はぐらりと傾いた。
「あっ……」
衝撃を予想し身を硬くしたが、感じたのは冷たい石の床ではなく、温かな腕の感触だった。
ルックの細い指が、セラの肩を優しく抱きかかえる。

「セラ、部屋に戻れと言ったろう?」
ルックはあきれた顔で言うと、ぱっとセラから手を離し、再び椅子へ腰をおろした。
「ルックさまこそ、もう眠ると言ったではないですか」
「ぼくのことはいい」
セラの言葉を遮るように語気を強める。
うっすらと月明かりに照らされたセラの顔を見て、ルックははじめてその涙に気付いた。
「セラ」
手招きされ、セラは操られるようにルックのそばへ歩み寄った。
ルックは立ち上がり、シャツの袖でそっとセラの涙をぬぐってやる。
「ぼくは平気だよ。今夜はちょっと眠れないだけさ。
セラは明日もレックナート様の手伝いがあるだろう?夜はきちんと眠ったほうがいい」
ルックの指の動きを感じながら、セラは甘えるように言葉を漏らした。
「……キス。おやすみのキスをしてくれたら戻ります」
「…キ、キス?」
意外な言葉にルックの手が止まる。
「セラが子供のころ、眠る前にしてくれたではないですか」
ルックは少し考えたが、ふぅとため息をつくと、涙をぬぐっていた手をセラの頬に添えた。
「これきりだよ、セラ」
494ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:09:48 ID:893/Ueyl
セラがこの塔に来て何年が経ったろうか?
並んで立つと、わずかに彼女の顔がルックよりも上にある。

背伸びをして、ルックはセラの額に軽くくちづけた。
大切なものを傷つけないように、壊さないように……
2人の身体は密着するほど近くにあったが、その間にある、目には見えない脆く頑丈な壁をルックは感じた。
ゆっくりと唇を離すと、セラの大きな瞳がまた潤んでいるのに気付き、どきりとする。
そのままわずかな時間が流れた。

(手を…離さないと)
ルックの両手はセラの頬に添えられたままだ。
どちらの体温なのか、冷たかったセラの頬はだんだんと熱を持ち、月明かりにほんのり赤みを帯びている。
すっとセラの手がルックの両手に重なった。
見つめあったまま、2人の唇は吸い寄せられるように重なった。


「ごめん…」
頬に添えた手をそのままに、ルックは声にならない言葉をつむいだ。
静かな表情の裏で、じわじわと湧き出ては絡み合う感情が内側から自分を攻撃してくるようだ。
だが、答えはとっくに出ている。
気付いていた。
セラが何より自分を求めていることを。
しかし彼女は知らないだろう。
ルックもまたセラを何より求めてきたことを。
(でも……ぼくは…)
これから自分がなすべきことを思うと、その一言は決して口には出せないのに……
「ルック…さま……?」
甘い声。
セラの吐く息の温かみが顔をなでる。

「セラは……ルックさまが欲しいんです」

ルックの頭の奥で、何かが切れる音がした。
495ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:16:25 ID:893/Ueyl
「セラ…」

左手を頬に添えたまま、もう一方の手でセラの腰を引き寄せ、ルックはそのまますぐ後ろにある椅子にもたれた。
膝の上にセラを抱くと、ズボンの上からでも肌の温かさが伝わってくる。
ルックが顔を引き寄せるとセラは目を閉じ、2人の唇は再び重なった。
「ん……」
一度離れ、また重なる。
ついばむようなくちづけはだんだんと深みを増していき、ルックの舌先がセラの口内へ入ると、舌と舌とが絡みあった。
これまでに感じたことのない深い温かみに、セラの頭の奥が甘くぼうっとする。

セラの腕が自分の首に巻きついてくると、ルックは左手を彼女の胸元に伸ばし、ブラウスの上からそっとふくらみをなぞった。
「……あ」
セラの少し驚いたような声を自分の口でふさぎ、ルックはゆっくりと釦を外すと、優しく包み込んで愛撫した。
そのまま右手も服の中に差し入れ、両手で両方の胸の突起を摘んで弾く。
「…っん、ぁ……」
セラは胸を弄られるたびに湧く快感に耐えきれず、身をよじって退こうとするが、その意思に反し、ルックの首に絡みついた自分の腕はさらに強く彼を抱きしめる。
ゆっくりとだが確実に感覚を溶かすようなくちづけに、セラの瞳は熱を帯びていた。


2人は小さな椅子の上で夢中にくちづけを交わし、互いに互いの体を愛撫した。
ルックの指はセラの太股の内側をたどる。
下着の上から指で触れると、そこは温かく濡れた感触があった。
「…っ!」
敏感な部分に触れられ、セラの体がぴくりと動いた。
「あっ……ルック…さま、そこ……」
「嫌…か?」
「恥ずかし…ぃ…んぅ……」
ルックは左手を服の中から出してセラの顎に指を添えて上を向かせ、また深く口付けた。
そのままセラの肩を左手でギュッと抱き締め、右手で下着を脱がせて足に引っ掛ける。
指を直接割れ目に宛てがうと、敏感になってしまっているそこに触れられ、セラはびくっとした。
「…ん…っ」
ルックは指先でセラの割れ目をなぞり、左手はまた服の中に入れ、胸を愛撫する。
細く冷たい指が動くたび、セラはひどい快楽に襲われ小さく震えて腰を引いた。
「熱…い、あっ……ルックさま……」
「セラ…」
ルックが指を中へ入れると、セラの呼吸はますます荒くなった。
496ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:19:17 ID:893/Ueyl
セラは暗闇のなか月明かりに浮かぶ自分の脚を見た。
その左脚はルックの肩の上で揺れ、まるで自分のものではないかのように感じる。
2人は部屋の隅のベッドに身を投げ、長い間互いの名前以外の言葉を口にしていなかった。
聞こえてくるのはこぼれる甘い吐息だけだ。

「あ……あっ…あんっ」
ルックが動くたびに先がセラを突き上げ、どうしようもない感覚が迫った。
「セラっ…」
ルック自身もその快楽に衝き動かされて、徐々に動きが大きく早くなる。
うわごとの様に…すがる様に……激しく腰を動かした。
「……っはぁ」
大きく息をつく。
ルックはベッドに投げ出されていたセラの右脚をつかみ、さらに奥を探った。
「やっ…あ、あんっ」
挿れられたまま脚を動かされ、深く貫かれる。
「ルック…さまっ」
「なに?セラ……」
動きを止めずに、セラの脚を優しく撫でる。
「セラを……置い…て、行かないでくださいっ……」
セラはルックをぎゅっと締め付け、すがるように腰を押し付けた。
「あんっ…ル、ルックさまがいなければ……セラはっ…」
「うん。分かってるよ、セラ……」
そう言うとルックはセラの両足を抱えて壁に押し付け、敏感な部分を下腹に密着させて、セラの子宮口を思い切り突き上げた。
「ひ…!」
予想もしなかった動きにセラは驚くが、ルックはさらに激しく突き上げる。
セラの背中は壁とこすれ、乾いた音が響く。
「あぁっ……」
思わず声をあげ、思い切り突き上げられた快楽が一気に倍化した。
「ルックさま…気持ち……い」
「セラ…ぼくも……っ」
深く、腰を突き上げて、ルックはセラをしたたかに撃った。
頭の中が真っ白になる。
「ルックさま…」
中に流れ込んできたものを感じ、セラは締め付けたままルックに抱きつき体を預ける。
2人は繋がったままベッドに倒れこんだ。
497ルック×セラ:2006/11/22(水) 09:21:24 ID:893/Ueyl
窓から朝日が差し込む。
塔の周りの木々は優しい風に葉を揺らしている。
小さな寝息を立てて眠るセラを、ルックは胸に抱いて横になっていた。

静かだ。
セラの心臓の音が聞こえる。
自分のものとは違う、熱を持った鼓動だ。
「……ルックさま?」
「おはよう、セラ…」
セラは哀しそうに手をルックの顔へ伸ばした。
「泣いています……」
頬に手を添えると、そっと涙をぬぐった。

自分の腕の中で小さく微笑むセラを見て、ルックは自分を責める様に言う。
「ごめん…ぼくは、セラが欲しかった。でも、それはセラ自信であって、セラの力のことなんだ。ぼくはきみを……自分のものにしようと…」
とたんに大粒の涙が流れ出す。
「セラは、ルックさまに必要とされている限り生きていけます。だからどうか、セラを残して行ってしまわないでください……」
涙の一粒さえも愛おしく、セラはゆっくりとルックの頬に唇を這わせた。


498名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 12:36:42 ID:DwEofuXj
>>491
GJ
だけどあえて言わせてくれ。
断り書きの最初の一行は要らんだろ。
499名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 13:23:19 ID:KTJ/mG5/
GJ!ルクセラはやっぱりいいですな>>491

この場合の誘い受けって本来の意味で使ってるのでは?
SSの中でセラがルックを誘ってるからだと思ったんだけど…
別に作家さんが誘い受けしてるわけじゃない
>>498
500名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 13:28:28 ID:KTJ/mG5/
あ、ごめん。最初の一行か。スマン最後と間違えた。
確かにいらんかったねorz
501491:2006/11/23(木) 01:47:55 ID:8B+AcP1O
読んでくれた方どうもです。

断り書きは申し訳ない。
トラン湖に浮かんできます……
502名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 08:06:40 ID:TkG/XnUn
GJ!ちょーGJ!
503名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:53:31 ID:il/ls57R
>>499
本来の意味以外の誘い受けって何すか!?
504名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:18:49 ID:d0MRViDQ
>>503
そろそろググレカスの出番かなww
505名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 08:54:55 ID:EAmwGQxU
>>504
ググレカスって何すか?
506名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 10:44:11 ID:NlnNc6vE
>>505
お前みたいなやつに捧げる言葉じゃね?
507名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 10:46:41 ID:FCHiIEOn
>503-506の流れにワロスw
>491さんGJでした。萌えました。
508名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 20:09:25 ID:yMPY9IAU
ヒューゴとクリスのはまだか……
5096スレ970:2006/12/07(木) 23:38:56 ID:Q0gS6Der
貼らせていただきます
510受難:2006/12/07(木) 23:40:16 ID:Q0gS6Der
間近で物音がした。そう思った瞬間目が覚めた。
武器を手に取れ。師から授かった大剣はベッドに立てかけてある。
それを握って立ち上がり、すぐに振り上げる。息を吸い、丹田に貯める。
貯めたまま、辺りを見回した。見覚えのある風景。ここは…まぎれもなく自分の部屋だ。
遠征の報告書を仕上げようとしていたはずだったが、机につっぷして寝ていたらしい。
ふー、と息を吐き出す。とりあえず、襲撃される覚えはない。
しかし、警戒しておくに越したことはない。切っ先でドアを開け、しばらく待つ。
踏み込んでくる人間がいないことを確認してから、廊下を確認した。誰もいない。

やはり俺の気のせいか?このところ野営が長かったから、警戒心が高まりすぎていたか。
昂ぶった気を落ち着けようとしたところで、ここが「どこか」を思い出した。
ここは、竜洞だ。俺なんかよりももっと狙われる存在がいる。真の紋章、ミリア団長!
「ちっ!」
やはり寝ぼけていたようだ。一番に守らなければならないものが何かを失念していた。
そんな自分に舌打ちし、足音を立てぬよう気をつけながら、団長の部屋に駆け出した。
511名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:41:48 ID:Q0gS6Der
「フッチ大隊長!どうかされましたか!」
夜中に突然駆けつけた自分に、団長の部屋を守る衛兵たちが驚き身構える。
「何かの気配を感じた。襲撃者かもしれん。団長は無事だな?」
「ここを通ったものはおりませんが、すぐに確認します!」
衛兵の一人がドアを開けようとして手をかける直前に、内側から開いた。
「何があった?」
竜の角を思い起こさせる跳ね上がった金髪と共に、ミリア団長の顔が覗いた。
「ご無事で何よりです。私の気のせいかもしれませんが、侵入者の気配を感じたもので。」
ひとまず胸を撫で下ろしながら言った。しかし、懸念は彼女のことだけではなかった。
赤月帝国時代に、侵入者によって竜に毒を盛られたことがある。
ブライトが心配だ。竜の紋章と同じくらい大切な相棒。守ってやらねば。
「お騒がせして申し訳ありませんでした。
ですがやはり気がかりですので、竜たちの様子も見ておくことにします。」
「フッチ様はお休みください。自分が見て参ります。」
衛兵の一人が言う。断って、俺が見にいくと言おうとしたが、その前にミリア団長が口を開く。
「竜たちの様子は…見てこなくてもいい。」
「は?」
竜たちのことを誰よりも愛し、気にかけている彼女の言葉とは思えなかった。
「しかし…」
「いえ…いいのよ。フッチが聞いた物音、ちょっと心当たりがある。」
「心当たり、ですか?」
予想もしない言葉だったので、思わず聞き返していた。
「ええ。私や竜たちは大丈夫だと思うけど、フッチは気をつけた方がいいかもしれないわね。」
ふふ、と微笑み、胸に手をかざす。気づくと、彼女は薄い寝巻一枚だった。
柔らかい笑みと、いつまでも年老いない美しいままの肢体の曲線が、
さっきのことはやっぱり何でもないことだったのかもしれない、という安堵を生み出す。
はっ、と唐突に、こんな時に邪な妄想に走りそうになっていた自分に気が付く。
「はい、分かりました!それではお休みなさい!」
急いで言い切って、その場を足早に辞した。
512名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:44:33 ID:Q0gS6Der
「…何をやってるんだ俺は…。」
自室にトボトボと戻る途中で、自己嫌悪に襲われた。
わけもわからず「気をつけて」といわれ、それに対する答えが「はい分かりました」…。
言っている自分でも意味が分からない。たったあれだけのことで動揺してしまうとは。
ハンフリーさんならこんな時もきっと終始無言のまま切り抜けるのだろう。
大隊長と呼ばれるようになった身なのに情けない。俺にはまだ精進が足りないな。
「でも…やっぱり綺麗だったな…ミリアさん…。」
部屋に戻り、さっき開けっ放したドアを閉めながら呟く。そのままベッドに腰を落として…

「フッチの大ばかやろーーーーー!!!」
いきなり毛布が襲ってきた。人間の言葉を喋って、俺にがばっと覆いかぶさってくる。
まったくの無警戒だったため、頭がひどく混乱した。
なんだ?もさもさの仲間か?ふかふかか?いたか?そんなの。
見当違いなことを考えていると、毛布から人間の手が生えて、自分を叩いてくる。
「このっ、このっ」
子供のものというほどではないが、あまり大きな手ではない。
モンスターというともっと無骨な手を想像し…いかん、まだ混乱している。しっかりしろ俺。
「この声…シャロンか!?」
じたばたと暴れる腕を掴んで止める。未だ顔は毛布に隠れたままだが、この手と声は間違いない。
「女が一大決心してきたっていうのにっ!その母親に色目使うなんて!最っ低!死んじゃえ!この!この!」
なおも、俺の腕を振り払い暴れようとする。
怒っているというより、癇癪を起こしているといったほうが正しいか。
「待ってくれ。誤解だ。俺は団長に対してそんな感情は持ってない。」
なんだかよく分からないが、とりあえずシャロンを落ち着けようと言い訳しておいた。
「嘘つくなっ!さっき言ってたじゃないか!それに、ママをやらしい目で見てたろ!!
ボクは見てたんだからなっ!」
「見てた?…ああ、さっきの物音はお前か?」
「そうだよっ、こっそり忍び込もうと思ったのに、フッチが跳ね起きてくるから…
隣の部屋に急いで隠れて、フッチつけたら、ママのところいって…それでそれで…浮気男!」
言うと、がばっと毛布から顔を上げた。そうじゃないかとは思ってたが、泣き顔だった。
そのまま勢いよく毛布を跳ね上げると、細く白い体が表れる。
旅をしている頃からあまり日焼けしなかった体に、幼さの残る乳房が…何!?
「な!?お、お前裸じゃないか!?」
「夜這いに来たんだから当たり前だろっ!
こんな美少女が夜這いに来てやったのに、それなのに、ばっかやろーーー!!!」
また、ポカポカという形容詞が似合う攻撃を繰り返してくる。
それ自体は大して痛くはないが、俺はこの状況をどうすればいいのかを考えるのに必死だった。
一体俺に何が起こってるんだ…!?
ブラック…!ブライト…!ハンフリーさん!分かりません!教えてください!!
513名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:46:14 ID:Q0gS6Der
「フッチ大隊長!どうされましたか!!」
突然ドアの外から声がして、ガチャっと押し開けられるのを感じた。
刹那、体が動き、毛布を持ってシャロンの体を押し隠す。
まだ事態を把握し切れてないが、今この場面を見られるのが非常にまずいことだけは分かる。
「な、なんでもない!多分寝言だ!」
「は?し、しかし先ほどの襲撃者の話もありますし」
「本当に何でもないんだ!今日の俺がおかしいだけだ!見回りに戻ってくれ!うっ!?」
下腹部に違和感を感じた。毛布の中で何かがもぞもぞと蠢いている。
ちらっと衛兵に見られない角度で毛布を持ち上げると、悪い予感は的中していた。
シャロンが、口に俺自身のものを含んで上下に動かしている!
(シャロンーーー!!!よりにもよってこんな時に、何を!?)
「ど、どうされました!?」
「いや、悪寒が走っただけだ!何でもない!」
「は…?やはりどこかお体におかしいところが」
「そうかもしれんが、はぁっ…い、いいんだ。今夜はこのまま…っ!
ね、眠りたい。すまんが、そっとしておいてくれないっ…か…頼む。」
「わ、分かりました。失礼しました。」
衛兵はまだ何か言いたそうだったが、俺のただならぬ様子に気圧されたのか、
どうにか扉を閉めて戻っていってくれた。寿命が30年ほど縮んだ気がする。
気が抜けて、ベッドにそのまま倒れこんだ。シャロンはまだ動きを止めていない。
「ひょう?ひもひいいれしょ?」
口に含んだまま喋らないで欲しい。
下に目を向けると、シャロンの目はいたずらをする時のような輝きに満ちている。
色々言いたいことはあったが、このまま目を瞑ってブライトの背中に乗って飛んでいきたい。
そんな衝動に駆られた。
514名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:46:51 ID:Q0gS6Der
とりあえずここまでです。
515名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 01:03:45 ID:dYOMzKHC
これはイイ!
なんだかすごくイイよ!w

現実逃避しまくりフッチが可愛いwwwwww

516名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 01:11:09 ID:xzV2Qyy8
母娘丼の予感
517名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 07:12:46 ID:bzLQu+3F
うおー、待ちわびたフチシャロがー。
生きててよかったあ。
続き待ってます
518名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 16:53:49 ID:FH8Gz7MP
フッチバロスwww
519名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 21:09:16 ID:IH9DhjDb
久しぶりに神きたる!続き待ってます。
520名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 23:12:41 ID:I0PBA248
それどんな衝動だww
5216スレ970:2006/12/09(土) 06:06:53 ID:WwpEyHbJ
続き貼りますね。
522名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:08:30 ID:WwpEyHbJ
「ぷはぁ!んー、どしたのフッチ。あんまり硬くなってないって感じだよ。
男の人ってこういう時、カチカチになるんでしょ?」
口を離してシャロンが喋りかけてくる。
彼女の印象からか、このおかしい状況の中だからか、卑猥な内容なのだが淫靡な感じはない。
こんな状況で、増して口に入れられたまま喋られたりもしていて、興奮できるわけはない。
「あ!もしかしてボクにされてもその気にならないって言うんじゃないんだろうな!
やっぱりママぐらい胸がないと駄目だとか!この変態!」
また怒り顔になって、シャロンが俺の下半身から上半身の方へ身を乗り出してくる。
見ると、確かに胸はあまり大きくないが…そういうことはあまり関係がない。
そう言い訳するべきかとも思ったが、それよりも前にやることがあると思い至る。
少しずつ落ち着いてきて、やっと飲み込めたことがあった。
目の前の娘は俺のことを好きで、関係を迫ってきている。
俺の気持ちや返事はまったく聞かずに。聞かれていないが、答えなきゃいけないだろう。
「待っ、待ってくれ。俺は…君の事をそういう目で見たことはないんだ。」
心苦しかったが、言った。きっぱり断った。
彼女がこれまでの自分の人生の中で大きなウェイトを占めていたことは確かだが、
しかし幸いにもと言って良いのか「相棒」と呼べる存在が自分には多かったため、
彼女をさして特別な目で見て来たわけではない。ある時期の相棒の一人というだけだ。
健康的で綺麗な子だとは思うが、旅の中で手を出そうとしたことは一度もない。
それに、大の男に自分の娘を任せたミリア団長の思惑を考えなければいけないとも思っていた。
俺はそういうことをしない人間。そう思ったからこそああいう仕事を任されたのだ。
このままズルズルと男女関係を持つようになることは避けなければ。
断ることで、怒ったり、泣いたりされるかと思った。それを宥めようとも思っていたのに、
彼女から帰ってきた反応は予想していないものだった。
523名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:11:07 ID:WwpEyHbJ

「フッチはさ、ボクとブライトのどっちが大事?」
「え?」
さして怒っている風も悲しんでいる風も見せず、ぽつりと一言聞いてきた。
何でそんなことを聞いてくるのかを考える前に、一応の答えが自分の中で出てくる。
比べられるわけもない…が、もしもの時には自分はブライトを命を張って守るかもしれない、と。
普通の人からすれば、人間の仲間を見捨てるとは何事だと糾弾されるのだろう。
しかしそれは俺に限ったことではない。竜騎士としては当たり前の感情だと思う。
竜は化け物なんかではなく、竜騎士のことを大切に思ってくれている。
竜騎士が死ねば寂しさで死んでいってしまうような存在だ。
竜騎士にとっても竜を失うことは死とほぼ同じ意味…あの時のような思いは死んでもしたくない。
ここにいる皆が、俺と同じような思いでいることだろう。
何よりも大事な、お互いが死ぬ時以外は離れることのない存在。
他の竜騎士が俺より自分の竜を取っても、俺は何も咎める気にはならないと思う。
シャロンは最近の竜が減少している事情で特例と認められ、騎竜がまだいない状態だが、
持つようになれば、何よりもその竜を大事にするようになる。もちろん俺よりも。
何とか彼女を傷つけず、釈明しようと言葉を考えているその沈黙を、
彼女は正しく受け取ったらしい。心なしか険悪な顔になっている。
「…ぶっとばしてやりたいところだけど、いいんだ。みんなそんなもんなんだもん。
何を置いても竜りゅうリュウ…だからね!」
ばちん!と彼女の大きくはない手で顔を挟みこまれ、そのまま間近に迫られる。
「それをママに相談したら、言われたんだ。『襲っちゃいなさい』って。」

言葉の意味を理解できない。今夜は自分の理解できないことばかり起きる。

「竜洞は男も女もみんな竜にかかりっきりだから、まごまごしてたら絶滅しちゃうって。
思い立ったら襲っちゃうくらいでいかなきゃ駄目だって。あ、もちろん竜が側にいない時に。」

ああ、そうかもしれないな。みんな竜のことが大好きだから。
ある程度は仕方ないよな。子作りしないと、竜の前に人間がいなくなる。

「ママもそうやってボクを作ったんだって言ってた。
だからフッチも、別にこれまでとか気にしなくていいから。
これから、竜以上に、ボクがいなけりゃ生きていけないようにしてあげればいいんだよね!」

そうか、ミリアさんも。何だか俺の中のミリアさんが少し崩れた気がするけど、
でもミリアさんになら襲われてもいいかもしれないな。
ああでも、これからシャロン抜きにはいられない体にされるから、駄目だな。
524名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:13:14 ID:WwpEyHbJ
頭のどこか遠くの方で、もう一人の自分が勝手に考えていた。
俺自身はといえば、もう何も考えたくないというか、考えられない。
そんな状態だったから、隙だらけだった。シャロンの顔がもっと迫ってきて、
気がついたら唇にやわらかい感触を感じる。どうも、キスされたらしい。
「んむ…ふうぅ」
彼女の荒い鼻息が顔にかかる。呆然としている間に、シャロンの舌が俺の口の中に入ってくる。
舌が別の生き物のように口の中を動き回り、彼女の唾液も流れ込んでくる。
一体こんなことどこで覚えたんだろう。そういう場所や情報には近づけさせなかったつもりだが。
「ぷは!…んー、これでもまだなの?フッチって感じにくいの?」
口を離すと、ぺろりと舌なめずりする。そのまま俺の股間に手を伸ばして確かめていた。
なんだか、その光景はすごく卑猥だった。さっきまではそんな風に思わなかったのに、
目の前にいるのは「女」だった。保護してあげようとしていた「少女」とは違う生き物。
「じゃあさー、これならどうだ。」
シャロンががばっと身を起こす。白い裸体が露になる。
そのまま白く長い脚を割って、俺の体にまたがる。
俺のものを手で抑えて、そこに股間をぴったりとくっつけてきた。
はっきり見える。彼女の濡れた秘部が押し付けられている。
そのまま、彼女は前後に腰を動かしだした。押し付けて、擦り付ける。
「うわっ、これやっぱ気持ち良いっ…フッチも、はぁ、気持ち良い、でしょっ?」
そう言って彼女は笑った。強く抱いたら壊れてしまいそうなほど細い腰が揺れている。
俺の上でゆらゆらと。まだ小さいけれど形のいい乳房も、あどけなさの残る可愛い顔も一緒に。
手が乳房に吸い付いていく。いや、それは言い訳だ。俺が自分で手を伸ばしている。
乳房を優しくなで、乳首をつまんでやる。すぐに硬くなりだしたそれが興奮を伝えてくる。
「あ、あぁ…もっと触って…ん…」
聞いたことがないほど甘い声が耳に届く。俺の股間はもう硬くそそり立っている。
525名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:15:33 ID:WwpEyHbJ
それでもまだ今ならやめられる。動く彼女の両脇に手を差し込んで、上に持ち上げればいい。
その後諭す。こんなことはまだ早い。君は一時の感情に走っているだけだ。
そう話して、自分は手淫でもして興奮を鎮めて寝ればいい。特に問題はない。
だけど、そうするだけの理由はもう思いつかなかった。
自分を求めているこの少女を引き剥がす理由はない。この柔らかい体を抱いていたい。
「んっ…もう…十分硬くなったよね…入れるよ?」
前後に揺れていた彼女の動きが止まる。濡れそぼっている秘部に自分で指をいれ、
割り開いたその中に、俺のものを入れようとしている。
その光景に釘付けになっていて、まだ無理だと言ってやる暇もなかった。
「女は…度胸!一気に…んわぁぁぁぁ!!!」
腰が落とされ、彼女が俺のもので貫かれる。俺が飲み込まれると言ったほうが正しいのか?
包み込むと言うよりは、痛いほど圧迫される。そのまま、上体が倒れこんできた。
「はぁ、はぁ…な、なんだ…大したこと、ないじゃん…。」
そんなつらそうな顔をしながら言っても、説得力がない。
俺は彼女の背に手をまわし、ゆっくりとさする。
シャロンもしばらくはそれを拒まず息を整えていた。繋がりあったままで。
「よしっ…もう動いても大丈夫だよ、フッチ。」
「…まだ無理、というかもう無理だろう。休もう。」
そう言いつつも、自分からは動かない。体中に感じる柔らかい感触に未練が残る。
卑怯だとは分かっているのに。
「何言ってんの!最後までやるんだからねっ」
また彼女の体が跳ね起きる。暖かな体が離れるのが惜しい。
「んう、はぁ、はぁ!」
半ば無理やりに、腰を上下する。
痛いだけだろうに、幼い膣が大人の男のそれをくわえ込んで動く様子は、
俺を酷く興奮させた。流れ込む血がさらに快感を増す。
さっきシャロンに言われたとおり、俺は最低の変態なのかもしれない。
抑えきれない衝動が、彼女を突き上げる。最奥を抉ろうと狭いそこに打ち付ける。
526名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:17:27 ID:WwpEyHbJ
「くうっ…ボクのなか…気持ちいいんだね、フッチ。」
健気にそういい耐えるシャロンに、今すぐこんなことやめて抱きしめてやりたい思いと、
構わず突き上げたい気持ちがないまぜになった。
できれば彼女にも気持ちよくなってもらいたいが、初めてでそれはまだ無理だとも思う。
ずっと年下だというのに労わってやれない罪悪感が胸をつく。
「もっと…気持ちよくさせてあげるからね…んっ!」
彼女の腰の動きがさらに激しくなる。
肉壁で擦られるそこに痺れるほどの快感が伝わり、限界へと責めたてられていく。
「シャロンっ…!どいてくれ、もう!」
「いいの、出して!ボクのなかに出して!」
彼女の手で腰が押さえつけられ、俺は彼女の中に快感を何度か吐き出した。
言っていることと矛盾するように、全てを搾り出すように流し込む。
「んっ…」
シャロンが腰を動かして引き抜くと、白濁した液と赤い血が混ざりあったものが流れる。
「へへ…しちゃったね、フッチ。」
笑って、指で流れ出したものを掬い取る。
「ああ。」
「気持ちよかったでしょ?」
気持ちよかった。これまでに、こんな風な快感は味わったことがなかった。
「ああ、気持ちよかったよ。」
「そっ!よかった。」
そう言って、再び俺の胸の中にばたっと倒れこんできた。彼女の体を抱きすくめてやる。
細い。でも今の自分はこの体に今までとは違う感情を抱いてしまっている。
「あー疲れた…このまま眠らせてね。」
このまま…?この状況のまま、ここで寝るつもりなのか?
とても受け入れ難いことを聞いた気がする。拒否しないとまずい。
「へへへ…好きだよ、フッチ。」
拒否する前に、照れくささを隠さない笑みで言われてしまった。
そういえば、夜這いはされたがまともな告白はされないままだった。
言葉で俺も好きだよと返してやるべきかとも思ったが、迷った。
結局、頭をなでてやることにした。昔から触ってきた、母親よりも少し柔らかい金髪。
そうしているうち、胸の中からはすー、すーという静かな寝息が聞こえてきた。
…やっぱり、このままなんだな。このまま…裸で上に乗られて抱き合ったまま…。
こんな状況で寝られると思ってるのか、と突っ込みたくなったが、起こすのもかわいそうだ。
ここは、俺が我慢するべきなのだろう。あと何時間先か分からない、夜明けまで…。
527名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:20:54 ID:WwpEyHbJ

気が付くと朝日が部屋の中に差し込んでいた。
寝られないと思っていたが、どうも俺も眠り込んでいたらしい。
想像だにしないことに巻き込まれて、思ったよりも脳が疲れていたようだ。
体の上に前夜まで感じていた重みは感じない。顔を動かすとすぐ横で寝入るシャロンがいた。
寝返りを打つうちに俺から落ちていたんだろう。
起こさないように気をつけてベッドから立ち上がり、乱れた着衣を整える。
この後、どうすればいいだろう。朝の調練とかシーツのこととかも頭を巡るが、
何よりシャロンとのことをしっかり考えなければいけないだろう。
再びベッドに腰を落とし、ゆっくり彼女の頭をなでる。
こうしていると、今までと何ら変わりない、可愛い後輩の寝顔なんだが。

「フッチ、起きてる?」
いきなりドアの向こうから声がして、心臓が飛び出るかと思うほど鼓動する。
聞きなれた声だから、誰かはすぐに分かった。ミリア団長だ!
なぜミリア団長がこんなに朝早くから俺の部屋に来るんだ!?
まずい。何がまずいのかがもうよく分からないほどまずい。
とりあえず、この部屋の中を見られることが一番まずいことは確かだろう。
「は、はい!起きてまう、けど、ちょっと入室するのは待っていただきたいというか。」
噛んでしまうほど慌てている。落ち着くんだ!俺。
夜中にいきなりモンスターに襲われたときも、教わったじゃないか!
『……………………………………………………………………息を整えろ。』
そうだ、息を吸って全身に力を満たして
「シャロン、いる?」
「います。」
整えている最中に聞かれたので、即答してしまっていた。虚を突かれた!?
駄目だ。ここが戦場なら俺はもう死んでいる。いや、むしろ死にたい。
「そう。シャロンのこと、お願いね。」
その言葉を最後に、かつかつと足音と気配がドアから離れていくのを感じた。

「…はーーーーーーーーーーー。」
全身の力が抜けて、息を吐いて、その場にへたりこんでしまった。
さっきのは、どういうことだったのだろう。シャロンは『襲っちゃいなさい』といわれた、
と言ってたっけ。こうなることは、団長の予想のうちだったのだろうか?
昨日のことを思い出す。団長は、侵入者の気配に心当たりがある、とも言っていた。
シャロンがどんな風に動いているか、何が起こるか、分かっていた発言とも受け取れる。
けれど、本当に俺が事に及ぶとまでは思っておらず、軽蔑された可能性も残る。
「はぁぁぁぁ。」
もんもんと頭の中をさまざまな考えが過ぎるが、答えは出るはずもない。
シャロンを見ると、心底幸せそうな寝顔で、俺のベッドによだれを垂らしている。
「守るものが増えたと思えばいいか…。」
知らず呟いていた。しかし、それが答えでいいような気もした。
あれこれ考えても、始まってしまったのだ。
『ボクがいなけりゃ生きていけないようにしてあげればいいんだよね!』
昨夜の彼女の言葉が頭の中に響く。ああ、もうなりかけてしまってるみたいだよ。
ばふっとシャロンの横に倒れる。
ごめんなブライト、今日の朝飯は抜きになってしまうかもしれない。
疲れた。今はただ、静かな寝息を立てる彼女の近くでこのまま眠りたかった。
5286スレ970:2006/12/09(土) 06:22:38 ID:WwpEyHbJ
これで終わりです。フッチが当初の予定より大幅にへたれになりました。ご了承ください。
529名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 06:23:47 ID:WLRzmlhx
グッジョブ!!
朝起きたてで勃起した漏れも大喜びさ!!
530名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 15:49:57 ID:2bktWK1W
GJ!
いや、むしろGod Job!
健気なシャロンにテラモエス〜
フッチはへたれがデフォでしょうーw
531名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 00:51:38 ID:krfu5vTH
ブラックの事を思い出してしみじみしてしまった
フッチがブライトを何より大事にしてるのも無理ないんだよな
532名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 06:17:28 ID:R99FwXaX
シャロンもバルバロッサに騎乗する様になれば分かるさ。
533名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 09:42:53 ID:6YeU1wHx
残念だがバルバロッサは俺に跨がっている
534名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 17:26:47 ID:cz1nqFEM
アッー!
5356スレ970:2006/12/11(月) 23:27:28 ID:sc6c+Rmd
せっかくだから俺はスレがkskする可能性なんか一切ないマイナーどころを選ぶぜ!
536名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:29:38 ID:sc6c+Rmd
けだるい気分になる日だったことを覚えている。庁舎の窓からは暖かな光が差し込む。
そんな日でももちろん仕事はある。ジェスと二人で廊下を執務室へと歩いていた。
ハイランドと和議を結べた今、とりあえず残るのは戦後処理と言える仕事だけ。
そう大して緊急性はないが、生真面目なジェスは歩きながらも書類内容の説明をしている。
内容をそれなりに頭に入れながら進む。
ふと、窓の外を見る。そう遠くない場所に、見知った男がいた。

ビクトールだ。見知らぬ女と笑っている。

「傭兵の給金としてはこれだけですが、砦の修繕費として10万ポッチほど要求が出ており」
ドガン!
「ひっ!?あ、アナベル様?何か不都合がございましたか?それとも私が何か…」
壁を殴りつけてしまった。ジェスが何か言っていたが、もう耳に入ってこなかった。
神経が目に集中する。ビクトールが小奇麗な女に笑いかけて何か喋っているところだった。
いや、ビクトールが街や酒場で女にちょっかいを出すところは何度も見た。
そのたび、女は怖がって逃げ出す。人家に熊が出没したみたいな目で。
あいつも、「あーあ、また逃げられちまった。」と笑って、それで終わり。

それが今日は…女も笑っている。ビクトールの話にあわせるように、けらけらと。

「…とこのように度重なる攻撃で痛んでおり、やはりここはミューズとしても」
ズドン!ミシミシ
「ひやぁ!す、すいません!私などが意見すべきではありませんでした。私は…」
床を思いっきり踏みしめてしまった。少しヒビが入ってしまったかもしれない。
そんなことはどうでもいい。今は眼前で繰り広げられていることの方が大問題だ。
ビクトールはがさつだ。熊みたいな大男で、仕事といえば剣を振り回すことしかできない。
野蛮が服を着て歩いているような男だ。大声だし大酒飲みだしすぐ無茶をする。
当然、そんな男が女から好かれるわけがない。いくら女に声をかけたって無駄なんだ。
けれど、私はあいつが本当はどういう男かを知っている。
人の心をすぐ読む。何も言わずに見守って、本当に助けて欲しい時だけ手を貸してくれる。
自分から汚れ役を引き受けて、それぐらいなんともないと言って笑う。
どんなにつらくてもそれを人に見せない。故郷がなくなった時以来泣き顔は見ていない。
女を誘っても、本当に弄ぶつもりじゃない。故郷で死んだ女のことをいつも思ってる。
そんなことは昨日今日会った女には分からない。
そして、傭兵を生業としているあいつと長く付き合える女なんていない。
だから、あいつの良さが分かるのは私だけ。あいつを拒まない女は私だけ…。
537名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:31:37 ID:sc6c+Rmd
そのはずなのに、あの女はビクトールから親しそうに首に手を回されて、
それを拒もうとしていない。ぱしぱしとあいつの胸を叩きながらなおも笑っている。

「…のような状況です。優先順位は低いと思いますが、しかし却下する理由が」
ドカン!バキバキ
「ぎゃあああ!も、申し訳ありませんでしたー!!!」
思いきり蹴ったら、置いてあった花瓶台を蹴り砕いてしまった。
あの男は何をやっているんだ。確か青雷のフリックとか言う奴。
キザな名前をつける男だと思っていたが、顔も女に好かれそうな二枚目だ。
その青雷がビクトールの側にいれば、女の目は全部そいつの方へ向く。
それに、すぐに「悪ふざけはやめろ」と言ってビクトールが女に声をかけるのを止める。
ビクトールは不満そうだったが、私にとっては好都合だった。
なのに今はいない。肝心な時に役に立たない男だ。これだから優男は困る。

しばらく経って、やっと女がビクトールから離れて歩き出す。
親密そうに手を振って、ビクトールもそれに答えて手を振っている。
一体どういう関係だったのか。まさかこの街で出来た恋人というわけはないだろう。
「あの女はなんだったんだ?私を差し置いていい度胸じゃないか。」
と言いに行けたらどんなに楽だろう?けれど、あいつに見せている顔はそんな顔じゃない。
今更変えることは出来なかった。最初から別の顔で接していられたら…。
何とか、それとなく聞き出そう。嫉妬の影をまったく出さずに。

そんな風に考えて、私も歩き出そうとした。しかし、進めない。
目の前に、泣きながら地面に頭をこすりつけて土下座するジェスがいたからだ。
何があったのだろう?こいつはやはり優男ですぐ落ち込むから、嫌なことでもあったのかもな。
「何をやってるジェス。さっさと今日の仕事を片付けるぞ。」
そう言って腕を取って起こしてやって、執務室へと急いだ。
538名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:33:36 ID:sc6c+Rmd
「はぁ、ビクトール…!!」
後で庁舎に誘って酒を飲みながら聞きだしたところによると、あの女は大したことなかった。
何でも、赤月時代の知り合いらしい。たまたま会ったが、またトランに帰るそうだ。
「それは良かった。もし恋人などと言い出したら、お前を殺して私も死んでいたよ。」
そう言いたいところだったが、やめた。冗談と受け取ってもらえるか微妙だったから。
くちゅくちゅと自室には水音が響く。
「はっ……んっ…!…」
あいつを想像しながらの自慰。共に酒を飲んだ夜はいつもこうだ。
あいつの大きな手でベッドに押し倒されて、抱きしめられる。
「あっ…ああっ」
酒臭いあの口を思い切り押し付けられる。私が嫌がっても離してくれない。
「あぁっ!」
自分の意思では止められず腰が動き出す。
そんな私の様子を見て、あいつはもう我慢ができなくなって。
「んっ!!!」
ここに、あいつのものが押し当てられて、入っていく。
「あっ!ああ…私、私は…」
ぐちゃぐちゃと何度も出し入れされる。
「んんっ!!」
あいつは必死な顔か、余裕な顔をしてるのか、どっちか分からないから、
想像の中で色んなあいつの顔がグルグル回る。その顔で、達してしまった。
「はぁ、はっ…はぁ、はぁ…」

呼吸を整えながら、少しずつ冷えていく頭でこれからどうしようか考えた。
休戦ということは、とりあえずは平和が訪れたということだ。とりあえずは。
しかし、ルカ=ブライトはそんな約束で信用できる男ではない。
都市同盟は、これから結束を固めて対抗手段を考えていかなければならないだろう。
でもそこに、傭兵隊はもしかしたらいらないかもしれない。
ルカが動き出すのはアガレスが老死した後かもしれない。
それまで、あいつを養っておいてやることはできないだろう。
どこか別の戦場に行って…そこであいつが死ぬかもしれない。
あいつのいない間に私が死ぬかもしれない。どうなるかはわからない。
あいつが帰ってこない「ここ」を想像するのは嫌だった。
あいつの中で過去になる私を想像するのも嫌だった。
少し冷たい夜の空気が自分の周りを流れていることを感じ取る。肌寒かった。
539名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:35:26 ID:sc6c+Rmd
目が覚めた。別に眠っていたわけではないが。これが走馬灯という奴だろうか?
だとしたら、随分変な場面ばかりが頭をよぎるものだ。おかしくなった。
あの子たちは駆けていった。捕まらなければいいと思う。父が迷惑をかけたことだし。
「さむいな」
そう言ったつもりだったが、うまく言葉にならなかった。唇がちゃんと動いてくれない。
ジョウイから刺されたところからは血がどんどん出ている。
恐怖はなかった。むしろ、自分にこんな穏やかな死が訪れるということの方が驚きだった。
少しずつ物を考えるのがおっくうになって行くのが分かる。すごく静かな死に方だ。
ミューズはどうなるだろう?たくさん殺されるだろうな。
でも、私は精一杯やったからあまり後悔はない。やれるだけのことはやってきた。
後は、ビクトールやフィッチャーやハウザーとかがどうにかしてくれると思う。きっと。
結局、ビクトールと恋仲になれないまま死んでいくことだけは、少し悲しかった。
私としては精一杯の告白をしたのに、軽口で返されてしまった。

でも、そんな悲しさよりずっと嬉しいことがあった。
こうなる直前、私はビクトールと二人で酒を飲んだ。カナカンの酒で語り合った。
あいつは、カナカンの酒を飲むたび思い出すだろう。
あの時もう少し長く留まっていたら、アナベルを助けられただろうか?
そんな風に思いながら、泣いてくれるんだ。心の中だけで。誰にも見られずに。
それを知ってるのは、私だけ。この先も、ずっとずっと私だけ。

「ビク…トー…ル」
忘れないで。ううん、忘れてもいいから、思い出して。
貴方のことを見ていた女がいたことを。想っていた女がいたことを。
5406スレ970:2006/12/11(月) 23:37:45 ID:sc6c+Rmd
これで終わりなんだ。すまない。
ところで、誰か読みたいシチュとかある人とか、いるだろうか。
もうマイナーどころしか思いつかないので教えて欲しい。
541名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:01:27 ID:9S+49JmN
アナベル様、せつない……

次は、ササライ×レナとか、是非。
って、すみません、マイナーが上にもマイナーでした
542名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 07:17:50 ID:cNh+79Qb
ナケタ…ノд`)



マイナーどころか…
5のスバルを料理してもらえると嬉しい
543名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 18:29:02 ID:2n2d3LFN
いや、確かに結末だけ見れば切ないんだが
ジェスカワイソスw
544491:2006/12/12(火) 22:14:06 ID:wk2qTq9T
また貼らせていただきます。ルクセラで同カプですが…
続編ってワケではないですが、カラヤ焼き討ちとかその辺のつもりで。

>>540
ぜひレックナート様を…
545名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:15:37 ID:wk2qTq9T
グラスランドは赤く染まっていた。
風に波立つ平原は沈みゆく太陽へ何者にも邪魔されることなく伸びる。
夕日は不気味なほど鮮やかで、まるで先刻流された血を吹き付けたようだった。

「臭うな……」
焼けた草や泥、黒く変色した返り血で汚れた上着を脱ぎ捨て、手袋を外す。
広大な平野に伸びたささやかな小川の淵にひざまずくと、両手で水をすくって乱暴に顔を洗った。
嫌な熱を帯びた頬に、ひんやりとした水が気持ちいい。
「ルックさま…」
華奢な腕に彼が脱ぎ捨てたコートを抱え、少女は後ろから遠慮がちに言葉をかけた。
白金色の髪には灰が付着し、普段の面影はまるで無い。
ルックは顔をそらした。
「服はいい、宿に戻って洗わせよう。
……それよりセラもおいで。ひどい顔だ」
言われてセラは短い草の上にコートを置くと、同様にひざを着いた。
ブラウスの袖に水をしみ込ませ、汚れた顔を丁寧に拭く。
ルックは横目でセラを窺った。
彼女の手はかすかに震えている。
川の水が冷たかったのか、それとも目の前の赤色が先程の光景を思い起こさせたのか……
「…ひどい格好だな」
ごく小さな呟きだったが、セラはいつもルックの声には敏感に反応する。
「そんなにひどいですか?」
濡れた袖で再度顔をこすりながら尋ねた。
真剣な顔つきが、何だか妙におかしい。
「とにかく宿に戻ろうか、川の水はまだ冷たい」
ルックが上着をつかんで立ち上がると、セラもあわてて後に続いた。
「この格好じゃ目立つから、直接部屋へ送ってくれ」
少女が杖をかざすと、光が2人の体を吸い込んだ。
546名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:16:10 ID:wk2qTq9T
さっき湯を張らせたばかりの浴槽は、2人で入るには小さすぎた。
無理もない。
そもそもこの浴室は宿泊客がたまに使う程度のものだ。あの塔のものとは比べ物にならない。
浴槽の他には小さな窓がひとつ。
月のない夜。外からは風の音すら聞こえない。

「……ん…」
深いくちづけのなか、舌が絡み合う。
いや、小さな浴槽の中では腕も、声も、体も…
伸ばせない脚を曲げて座るルックに馬乗りになり、セラは夢中で彼のくちづけを受けていた。
「…はぁ」
唇がゆっくり離れる。
唾液が糸を引き、セラの胸元に落ちた。
ルックは両手でセラの腰を引き寄せると、胸に舌を這わせてそれを舐めとった。
「苦いな…」
顔をしかめる。2人の体にはまだ細かい泡が残っていた。
セラは慌てて湯をすくい胸元の泡を洗い流そうとしたが、ルックの細い指に両腕の手首を掴まれわずかな自由を奪われた。
ルックはセラの右手を口元に運び、指先から手首、腕、肩と丁寧に唇を這わせた。
くちづけというより、動物が体を洗う仕草に似ている。
血や灰の汚れはすっかり落ちていたが、それでもルックはしつこくセラの体を舐めまわした。
セラはされるがまま彼に体を預けている。
「セラ…」
ルックはセラの腰を抱く腕に力を入れ、体を離した。
そのまま無言で促され、セラは浴槽の淵に座った。
何をされるかセラが考えるより先に、ルックはセラの両脚を掴んで自分の肩に乗せ、やわらかな太股の間に体を滑り込ませた。
割れ目にくちづけ、舌を這わせる。
「…ルックさまッ」
セラは下腹部に埋められた頭をあわてて押し戻そうとしたが、両足を掴まれているため、バランスを崩しそうになる。
必死に胡桃色の短い髪を掴んで抵抗したが、ルックはかまわず水音を立てた。
「や…ん、だめ…です……」
「洗ってるんだから、じっとして」
ルックはそこに熱い息を吹きかけ、唾液を塗る様に優しく舐め始めた。
「っん……」
ゆっくりとした刺激が走る。セラは浴槽の淵を握って何とか体を支えた。
狭い浴室に、自分の吐息と卑猥な音が響いている。
あたまがくらくらした。
いくら暗くて狭い浴室でも、脚を広げられたこの格好は恥ずかしすぎる。
しかし今はそれすらも刺激となってセラを濡らした。
547名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:16:50 ID:wk2qTq9T
長い前戯だった。
何度も口内を犯され、体中を舐めまわされて、いつの間にか張られた湯も冷たくなっている。
今日のことを考えるとルックも疲れているはずだが、それでも彼は執拗にセラを求めた。
「…あ」
浴槽の壁に体を押し付けられたセラは、ルックが指をひとつ増やしたのを感じた。
二本の指でクチュクチュと掻き混ぜ、片方の手で太股をなぞる。
さらに親指を伸ばしてクリトリスに触れ、膣内の二本指とで挟む様に揉み込んだ。
「…ん、あんっ」
途切れない刺激にセラは自分の体を支えきれず、ぐったりと横たわった。
浴槽の湯はたいして残っていなかったが、口や鼻から入りそうになり軽く咳き込んでしまう。
ルックは指を抜いてセラの体を乱暴に抱きかかえると、冷たい緑の瞳で見下ろした。
セラは一瞬背中に冷たいものを感じたが、指を抜かれた部分はまだ熱い。
「ルックさま、セラは…もう」
「欲しい?」
決して優しくはない、だけど甘い声。
愛すというより、その瞳や腕はセラの乱れを楽しんでいるかのようだ。
「はい、ください…」
ルックの首に腕をまわす。できるだけ体重をかけないように、ゆっくりと…
セラの慎重な動きに対して、ルックは粗い動きで彼女の体を壁に押し付けた。
そしてそのまま一気に挿れ…
「っくしゅん!」
狭い浴室にセラのくしゃみが響いた。
ルックの動きが止まる。セラは自分の顔がどんどん熱くなるのが分かった。
暗闇では見られる心配はないが、きっとすごい顔色になっているだろう…
「…ぶっ」
セラの腕にルックの肩の動きが伝わる。どうやら笑っているようだ。
「…すみません」
「いや、ごめん。
 そうだね、もう湯がこんなに冷たいや」
セラを放し、ざぶんと浴槽を出る。
「おいで」
ルックは置いてあったタオルで軽く自分の体を拭くと、もう1枚を広げてセラを呼んだ。
セラはなんだかいたたまれない気持ちになったが、黙ってルックのタオルに身をゆだねる。
やわらかなタオルは気持ちよかったが、ルックの手が秘部にかかり体が一瞬硬直した。
「まだここだけは温かいな」
のん気な言い方にセラは絶句した。
何だか今日のルックはひどい気がする。
「…ルックさまは?平気ですか?」
彼女にしては精一杯の皮肉を言ったつもりだったが、ルックはタオルごとセラを抱きしめてにっこり笑った。
「服は着なくていいね。どうせまた脱ぐし」
548名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:17:28 ID:wk2qTq9T
耳元に、セラの寝息がかかる。
深い眠りだ。肩を撫でるルックの手にも反応はない…
疲れているのだろう。当然だ、昼間あれだけ魔法を使わせたのだから。
それなのにわざと乱暴に抱いた。
ルックは肩に置いた手をケットの中に入れ、セラの体をゆっくりなぞった。
自分の出したものが、まだ薄く残っている。
結局あのままベッドに入って行為に及んだので、せっかく湯を浴びたのが台無しになってしまった。
それでもセラのなめらかな肌はルックの指に快感を運ぶ。
(今日はまだはじまりだ。ぼくの計画は…)
指先にあたるセラの体とは違い、ルックの体には無数の傷跡がある。
以前戦争に参加したときに付けられたもの、そして自分の魂に絡みつく真の紋章が宿主を蝕もうと付けた傷跡だ。
このまま思惑が上手くいけば、きっとセラの体も傷つき汚れるだろう。
(いや、今日ぼくはセラを真っ直ぐ見れなかった…)
自分が手を汚させたのに、思い出すとその卑怯さに吐き気がする。
隠すように洗い流して、また抱いて汚した…
(それでも…)
頬に手の甲をそわせると、セラの体温が伝わってきた。
未来だけじゃない。今も、全てが灰色に見えるときがある。
それでも、セラだけはずっと優しい色を持っている気がする。
「きみはきれいだ…」
両手で温かい体を抱きしめ、ルックは眠れないのを承知で目を閉じた。
549名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:23:07 ID:wk2qTq9T
以上です。
思ったより暗くなっちゃったんで、↓にオマケ投下します。

ひどいです。心の広い方のみどうぞ。
550名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:23:53 ID:wk2qTq9T
ギシッギシッ
「あ、あ……あんっ…」
ルックの動きに合わせ、甘い声が小さく漏れる。
完全に水気をふき取らなかった体が、ベッドの中で温かく湿っている。
「あ…ルックさま、や……」
「…ダメ?もうやめる?」
セラの両足を抱え、グッと腰を突き上げながら持ち上げた。
「……あん、ちが…」
「…セラ?」
「…やめ、ないでください……」
「気持ちいい?セラ…」
「いい…ですぅ」
快楽の連続にかけられる言葉にさえ感じてしまい、セラはルックをさらに締め付けた。
「…ぼくも、いいよ…セラ」
大きく腰を打ちつけ、セラの声がひそめきれず部屋に響いた。

「………」
「…どうした?」
手元の本に目を向けたまま、アルベルトはソファで寝るユーバーに気遣いの声を掛けた。
「…キサマこそ何で平然と……」
「慣れだ」
どうやらユーバーは部屋の反対、窓側から聞こえる音に文句をつけているようだ。
「何で四人で一部屋なんだっ!?」
「金がないからだ」
必死だがひそめた声のユーバーの問いに、アルベルトは冷ややかに答えた。
取った部屋はダブル。
ルックとセラの二人は当然のように並んでベッドに入り、もう一つはアルベルトが大量の本を広げている。…連日硬いソファで睡眠をとるのはユーバーの役割になっていた。
「しかしもう遅いな…」
アルベルトはそう言うと読んでいた本を閉じてランプの灯を吹き消し、毛布にもぐりこみながら主に声を掛けた。
「ルックさま、明日も早いのでそこそこにして下さいね」
「…ん、分かってる」
ルックは一度動きを止め、乱れた息で答えた。
「…ゴミムシが。これだから計画が進まんのだ」
いいかげんアタマにきていたユーバーが不機嫌そうに毒を吐くと、突如高い声が割って入った。
「ユーバー、ルックさまを侮辱しましたね…」
「セ、セラ…いきなり動かないで」
暗闇で様子は窺えないが、突然下になっていたセラが体を起こしてルックが反応したようだ。
「キサマもキサマだ、この白アヒル女
 男の体力を削ることしか知らんのか?女なら飯のひとつでも作ってみろ」
「ルックさまにはいつもつくって差し上げています」
「だ……だめだって、セラッ」
「あ、ルックさますみませ…」
「うるさいぞチビムシ!男が情けない声をだっ…」
ユーバーの声が途切れ、ゴトッという乾いた音が暗い部屋に響いた。
どうたらセラの投げたランプがユーバーの鼻にクリーンヒットしたらしい。そのままソファに倒れこみ眠りについたようだ。
「ルックさまを愚弄したらセラが許しません
 …さ、ルックさま続けましょう」
そんなやり取りを無視し、既にアルベルトは安らかな寝息を立てていた。

翌日、宿代を稼ぐためユーバーはモンスター狩りに精を出したとか出さないとか…
そして金策と夜の疲れが原因で一行は英雄に敗北したとかしなかったとか……
551名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:09:03 ID:ymIfAJi6
わらた
5526スレ970:2006/12/12(火) 23:49:58 ID:kuR9PX2d
ワラタww
ユーバーって愛すべきキャラだなぁ。もし幻水の世界に2ちゃんがあったらとかでも大人気だし。
パーティの中で実は一番真面目なのも、実際のユーバーを反映してていいと思うっスww


リクエストについてだけど、ビーフシチュー頼んだらナナミケーキ出してきた>>541に惚れた。
想像もつかないどマイナー。がんばって書かせていただきます。そのうち。
553名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 11:20:42 ID:cB9QE9Y3
切ない終わりかと思ったらおまけでワロタw萌えと笑いをありがとう。
554名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 19:56:21 ID:FPr6sD3q
主導権はセラなんだwww
可愛いいエロで好きだ
555名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 03:57:54 ID:E+tt2/Lr
群島が来ないと平和でいいな。二度と来るなよ。
結果どうあれ粘着来るってわかってるのに同じハンドルに固執して投下するあたり
プライド高いのかもしれないがw
556名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 11:41:43 ID:ndFck3r2
誰でもいいからエロいの投下しろハゲ






と3週間程オナ禁の俺が来ましたよ
557名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:33:12 ID:L87k0ejQ
>>556
いやぁ、オナ禁中なら邪魔しちゃ悪いかなってwww
558名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 09:02:32 ID:VQZfyLb4
今ゲームやりなおしたらトマ×セシ熱が再燃してきたから書こうかと思うんだが、このスレ的にエロないとNG?
今まで一度もエロ書いたことないんだけども。
559名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 12:41:05 ID:UWDa+sGI
まあなにごとも最初はあるものだ。
560名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 07:36:21 ID:qVSeE2lT
ほす
561名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:35:06 ID:VveWqrc3
上の奴だけど、まだエロ入ってないのに30KB超えた…どうしよう、これ…
562名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 02:11:11 ID:Gz7+hadk
がんがれぇ!!!
563残像・1(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 15:53:06 ID:F+g1e9JT
こんにちは。ずっとみなさんの作品を楽しませてもらってましたが、
ようやく自分の書いてたものが出来上がったので初めてですが投下します。
今年中に書き終わってよかった……。

いくつか前のスレにあった、カイル×サイアリーズに触発されて書いた、カイル×フェイレン です。
少々長いのですが、お気に召しましたらお付き合いください。



「残像」

1.
 遠くで鳥が鳴く声がした。一筋の余韻を残して、甲高い声が通り過ぎていく。見上げれば、空はそろそろ夕闇に支配されたディープブルー。その色は彼にいつもあの人を思い出させる。
 脳裏に過去が蘇る。サファイアブルーのようなあの人の瞳が。
 ここでは何もかもの色が、故郷よりも薄く透き通っている。全てに霞がかったような景色にも、ようやく慣れてきた。
 思えば女王騎士を辞めてどれくらい経つだろう。ファレナを出てからの時間を数えるのも面倒なほどの時が経っているのは確かだ。
 ベルナデットを頼って群島諸国を渡り、イザベルの話をアテに赤月帝国へ入った。路銀がなくなれば傭兵稼業で稼いでは、カイルは街道沿いの宿屋や木の室で一夜を過ごしながら、歩いていた。
「雪が降ってるとこ、見たことないんだよね」
 あの日、彼女が目を伏せて呟いたこの言葉だけを荷物に入れて。
 ここは故郷を遥か遠く離れた、北の大陸。
 サイアリーズ様。
 あなたが求めていた風景には、まだ辿りついていません。


 今日はもう街には辿りつけないかもしれない、そんなことを思いつつ、カイルは川沿いの林の中で体を休めていた。うっそうと茂った木々の中、荷物と体を上手に道から隠して腰を下ろし、少し目を閉じる。
「やだよロイ。こんなところで……。もう少しで街に着くって団長が言ってたじゃないか」
 女の子の困った声がする。驚くことに、フェイレンの声だ。
「街の宿屋じゃダメなの」
「そこまで待てねえよ。いいだろ、久しぶりにふたりなんだから」
「あっ、ん」
 懐かしい名前と懐かしい声が聞こえてきたが、とても名乗り出られる雰囲気ではない。
 そっとその場を離れようとすると、ふたりが林の中に入ってくる音がした。動いたらふたりにも聞こえてしまう。カイルは立ち去るに立ち去れなくなり、その木の室でじっと息を潜めた。
564残像・2(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 15:55:47 ID:F+g1e9JT
2.
 シュ、とファスナーの音がする。
 カサリと何かが落ち葉に落ちる音が続く。
 ドン、と木の幹に体があたり振動がカイルに響く。
 にじり、悶えて靴が落ち葉を踏みしめる。
「あ、痛い……。ロイ、お願い、いきなりいれないで」
 ああダメですよロイくん、いきなりなんてそんなことしちゃあ、女性には優しく、優しく。カイルは心の中でふたりに指導する。
「それにロイのだってまだ……」
「じゃあ、入るようにしてくれよ」
「ん……」
 フェイレンが膝をついたのか、落ちた枝がぱきりと折れた。ジュル、と水音がした。
「ああ、いいぞ。じゃあ、こっちを可愛がってやるよ」
 ぴちゃり、ずぶり。そんな音がした瞬間、フェイレンがひっと息を飲んだ。
「休めるなよ。気持ちよくしてくれ。お前のここも、気持ちよくしてやるからさ」
「あ、あぁ」
 目隠ししてするセックスってこんな感じなんだろうか。と思わぬ疑似体験にしみじみする。
 ああでもオレは全く気持ちよくない。むしろご無沙汰続きだからこの至近距離でこんなに可愛い喘ぎ声は犯罪だ。カイルは好奇心と戦いながら耳をふさぐ。指はちょっと隙間をあけて。
「っん、あ、うぐ……あ、は……」
 小さくもれる声と、ひたすら聞こえるロイがフェイレンの泉をかき回す音。
「お前は本当にいやらしいな。男のモン咥えて舐めまわして、それでこんなに濡れてやがる」
「そ、んな……ぁ」
「うるさい、後ろ向け」
「きゃ」
 木に再度衝撃が走り、フェイレンの悲鳴に近い声がしたと思うと、ずぶりとロイが自身をフェイレンの中へ突き入れた鈍い音がした。
「ああ、どうしたんだよお前、こんなにぐしょぐしょだぞ。なんだよ、俺にこうして欲しかったんだろ。ずっとそう思ってたんだろ」
「ロイ」
「胸も触ってやるよ、触って欲しいんだろ、なあ」
 そうやってロイがフェイレンを責めている間も、肌と肌がぶつかりあう破裂音は続いている。よほど気持ちよく濡れているのか、くちゅりじゅぶりと愛液が混ざり合う音も聞こえてくる。


「あ……あん、はぁっ」
「乳首もこんなに立ってるじゃないか。いやらしいなお前」
 キスの音。
「はぅっ」
「首にキスしただけでそんなに悶えるのかよ。なあ、教えてくれよ。なんでお前はこんなに俺を締め付けてくるんだ。
 あそこもこんなにぐしょぐしょにしてさ。そんなに欲しかったのかよ。俺のこと」
「ロイ……あ……」
「もっとして欲しいだろ、こうやって自分の中を、俺にかき回して突き上げて、気持ちよくして欲しいだろ。
 じゃあ、もっといやらしい音立てて、尻を突き出して、俺のモン咥えて、腰振ってみろよ」
 体があたる音がより激しく、大きく、早くなる。
「ぅ、うん。あふっ、もう。んっ、ダメだよぉ、イっちゃうよぉ」
「言えよ、俺が欲しかったって言えよ。ずっと欲しかったんだって。
 初めて会った時からずっとこうして欲しかったんだって、言えよ!」
「あぁ、ぁ、欲しい、欲しかったの、ロイ、あなたがずっと」
 激しい息の中でフェイレンが小さく叫んだ。続いてロイも息をつめた声をもらした。
 しばらくはふたりが呼吸を整える声だけがした。
「先に行ってるぞ。始末したら来いよ」
 ガサリと落ち葉を踏みにじって、ロイが去っていった。
「ロイ――」
 ポツリとフェイレンが呟いた。カイルも同じ名前を心の中で呼んだ。
 ロイくん、もしかしてまだ――?
565残像・3(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:01:07 ID:F+g1e9JT
3.

 フェイレンの気配が消えた頃合を見計らって、カイルはようやく林から出た。
 休むつもりが休めなかったなあ。とひとりで呟きつつ川で顔を洗う。冷たい水が、図らずも興奮してしまった身にしみて気持ちいい。
 水筒を水で満たし街道へ戻る道を歩いていると、大きな樽を持って苦労しているフェイレンと鉢合わせてしまった。
「久しぶりだね、フェイレンちゃん!」
 声をかけて、樽をひょいと持ち上がる。突然の再会に驚いているのかフェイレンは言葉も出ず、ただカイルを茫然と見ている。
「ん? 声も出ないくらいオレ、さらにいい男になったー?」
 あはは、と笑いながらフェイレンを歩かせる。
 そうは言いつつ、実のところカイルの方がフェイレンの成長ぶりに驚いていた。まだ幼さが残っていたあどけない顔は、髪が伸びたせいもあるのかぐっと大人びて、すらりとした手足には以前より丸みを帯びて女性らしくなっている。
「綺麗になったねー、フェイレンちゃん」
「え、やだ。そんなこと、ないですよ」
 顔を真っ赤にして照れるフェイレンを見てうっかり、先ほど悶えていた裸の彼女を想像してしまう。その映像を消そうと頭を振った。
「カイルさんは女王騎士を辞めたんですね」
 一人妄想と戦っていたカイルを、フェイレンの言葉が現実に引き戻す。
「うん……。まあね」
 それ以上を語らないカイルに、フェイレンもうつむいて無言になった。樽の中で水が揺れる音だけがする。
「あ、フェイレーン!」
 心配になって探しにきたのか、フェイロンのこれまた懐かしい声がする。
「兄貴!」
 フェイレンが笑みを浮かべて大きく手を振る。フェイロンもそれに答えて走りながら手を振り回す。
「変わらないね」
 カイルの言葉に、うん! と頷きフェイレンは破顔した。樽は持っていくから、いいよ。とカイルも微笑む。
 駆け出すフェイレンの尻の動きを追ってしまう自分に自己嫌悪しながら、フェイロン・フェイレン兄弟の元へ歩いていく。


 二人に導かれて劇団員達の旅の目的地の近くまで用心棒として同行することになった。
 ロイ、フェイロン、フェイレンの3人の、ファレナを出てからの話を聞いたり、剣士役をするというロイの剣のけいこをしたりと懐かしい感覚に戸惑いながら、カイルは他の劇団員とも仲良くなっていった。
 そのまま数日歩き、街道沿いの大きな街に到着して同じ宿に泊まる。この街の中央広場が今度の舞台なのだという。
 劇団員達と食事をし、酒を飲み、カイルはいい気分で自分の部屋にたどり着く。一人用のその部屋は宿の中でも端にあり、ベッドと書き物机で身動きが取れなくなるほどの小さな部屋だ。
 それでも久しぶりのベッドということもあり、カイルには実に快適な環境だった。しかも風呂もあるというので、旅の汚れと疲れを落とすために荷物を置くのもそこそこに、カイルは風呂へ向かった。
 風呂の入り口でフェイレンとすれ違う。
「カイルさん、お風呂ですか?」
「うん。フェイレンちゃんは上がったところ?」
「ううん。姉さんたちの着替えを持ってきただけ。あたしはもっと、一番最後」
 下積み劇団員の厳しい現実だった。一人旅の自分ののんきさが申し訳なくなるほどだ。
「あの、カイルさん」
「ん?」
「お風呂上がったら、寝ちゃいますか?」
「え。いや、そんなことないよ。いつでもノックしてよ」
 風呂に入ったらすぐに寝て明日からの旅に備えようと思っていたのだが、にっこりカイルは微笑んで、そう言った。
 フェイレンもほっとしたように笑っていた。
 風呂から上がったら食堂へ行って酒をもらってこよう。そう思いながらカイルは久しぶりの風呂を楽しんだ。
566残像・4(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:04:07 ID:F+g1e9JT
4.

 洗った髪も暖かい風に吹かれてあらかた乾いた。丈の長いローブを羽織り、腰を紐で止めただけの簡単な夜着に、風が心地よい。
 窓を全開にして窓枠に腰掛け、書き物机に置いた酒をちびちびと飲む。ゆるやかに体が火照ってきた頃、ドアをノックする音がした。
「カイルさん」
「入っておいで、フェイレンちゃん」
 つまみが乗った皿と新しい酒の瓶を抱えたフェイレンが入ってきた。
「これ、おかみさんがカイルさんにって」
「お、いいねー。フェイレンちゃんは――って飲まないか」
 ハハ、と笑ってグラスを机において窓枠から降り、フェイレンに椅子をすすめて自分はベッドへ腰掛ける。皿と酒瓶を机に置いたフェイレンを間近に見て、にっこりとカイルは微笑む。
 じっとカイルを見つめたフェイレンに押し倒されたのは、グラスに酒を注ごうとした時だった。
「フェイレンちゃん……?」
 フェイレンを見上げて目を白黒させた。するとフェイレンはいきなり上着を脱ぎだし、上半身を露にした。
 豊かに育ったふたつの果実がおいしそうにカイルの目の前で揺れる。
「カイルさん。あたし、魅力ないかな。女としてダメなのかな」
「え?」
「ロイは……あいつはあたしを女として見てくれない。ううん。あたしとして見てくれない。
 あたしを、あの子に見立ててる。林の中の、見たでしょ、カイルさん」
 搾り出すように言うとはらはらと悔し涙だろうか、瞳から涙が零れてカイルの胸を濡らす。
「ロイはあたしを抱きながら、リオンを抱いてる。
 だからあたし、フェイレンとして抱かれたことないの。フェイレンとして愛されたことないの」
 カイルはすぅと息を吸い、深く、優しく微笑んだ。
「こんなに綺麗な子が側にいるのに、勿体無いなあ、ロイくんも。オレなら、抱きしめて離さないのになー」
 触れてもいい? と微笑んだまま問いかけた。
 フェイレンがこくりと頷くのを待って、カイルはそっと両手でフェイレンの頬を包み込む。
「自信持っていいよ。フェイレンちゃんは綺麗だし、魅力的だよ。十分すぎるほど」
 だって、と笑う。
「今さ、キミを抱きたくて堪らないもん、オレ」
 そう言われて初めて自分の格好に気づいたのか、フェイレンが慌てて体を起こして、胸を両手で隠そうとする。
 その隙を逃さずにベッドに座り、ぐいと自分の膝の上に座っているフェイレンの体を抱きしめて耳元で囁く。
「ここまでして、オアズケはずるいよねー?」
 そのまま耳たぶを口に含み、舌でゆっくりとねぶっていく。右手でフェイレンの細い腰を抱き自分の腰に押し当てる。豊かな胸を必死で隠している小さな手に左手を重ね、やがてその手をそっととって頬に当てる。ふるりとフェイレンの胸が零れた。
 耳を愛撫していた唇を徐々に首筋へと移動させ、ふとフェイレンの顔をまじまじと見つめる。
「いいよね……? ダメって言ってももう止まらないよ」
 フェイレンの返事を待つことなく唇をふさぐ。フェイレンがカイルの首に両腕を回して抱きついてきて、カイルの言葉に返事をした。
 目を閉じて長くお互いの唇と舌を絡めあう。その間もカイルは自分の背中と髪をまさぐるフェイレンの長い指を感じていた。
567残像・5(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:07:49 ID:F+g1e9JT
5.
 ようやく唇を離し、高揚して赤く染まっているフェイレンの頬に軽くキスを落とし、カイルは彼女の服を脱がし始めた。
 上半身はすでに自分から脱いでしまっていたから、ショートパンツのファスナーをおろし、足から引き抜く。秘所を覆う小さな布きれ一枚で恥らっているフェイレンをベッドへ横たえる。
「ホラ、綺麗だ。今日は満月だから、綺麗なフェイレンちゃんの体がよく見える」
「カイルさん……」
「もっと見せて」
 フェイレンの頬を撫でてから、じっくりとカイルは唇と舌でフェイレンの体を愛撫していく。
 おでこ。
 まぶた。
 頬。
 耳たぶ。
 首筋。
 うなじ。
 肩。
 腕。
 手。
 指。
 ふいに自分の中指をフェイレンの口にねじ入れた。突然のことに驚いた声を上げたフェイレンだが、音を立ててカイルの指を舐め始めた。
 カイルがフェイレンにしているように、指の付け根から爪の先へと硬く尖らせた舌を這わせ、関節部分をしゃぶる。カイルは中指でフェイレンの舌をさすり、空いた親指で唇を撫でる。
 唇はフェイレンが必死で隠していた胸にたどり着く。乳房の輪郭を舐め、ゆっくりと頂上へと上っていく。
「もう硬くなってるよ。胸を舐められるの、好きかい?」
 返事を期待しているのかしていないのか、独り言のようにカイルは話し、もうひとつの乳房に手を乗せてふくらみをつぶすようにして撫でる。片方の乳首は舌で、もう片方は指で責めたててフェイレンの喘ぎ声を楽しむ。
「こんなに濡れてる……。ホラ」
「あっ」
 フェイレンが小さく叫んだ。カイルが最後に残った布ごしに秘所に指を這わせたからだ。唇は胸からへその辺りへ移動している。
 へそのふちを唾液で濡らし、カイルはフェイレンの片足を自分の肩へ持ち上げる。ふとももを舐め、唇だけで甘く噛み、手の指にしたように足の指も丁寧にしゃぶる。
 普段は剣を握るしっかりとした指は、愛液でたっぷり濡れた下着ごしに割れ目やその上のふくらみを撫で続ける。その度にフェイレンがなまめかしい息をつく。
「ここも、見せて」
 足をベッドへそっと置き、もう一度フェイレンの顔をしっかりと見下ろす位置へ体を動かす。
 フェイレンをつぶさないようにカイルはフェイレンの上に体を落とし、その体を抱きしめた。
「腰を浮かせて」
 言われるままに腰を浮かせたフェイレンの体からショーツを抜き取ると、体を起こしてフェイレンを見下ろした。月明かりの下でフェイレンの白い体を眺める。上から下まで。恥ずかしがって身をよじったフェイレンをもう一度抱きしめる。
「綺麗だよ。こんなに魅力的だ。恥じることはないよ」
「本当……?」
「もちろん。だから、もっと綺麗な顔を見せてね」
 微笑みながらカイルはフェイレンの中へ指を入れる。
「はぁっ」
 びくん、とフェイレンの体が弓なりにのけぞり、乳房が震えた。乳房にもう一度しゃぶりつきながら、中を探る指をもう一本追加する。他の指は黒い茂みに覆われた丘を撫でる。
 探る指を愛撫するようにフェイレンの中が締まってくる。ゆっくりかき回し、指をぎりぎりまで抜く。泉の蜜壷のふちを指でしっかりと撫で、叩くようにして責める。
 フェイレンが一息ついた瞬間を狙ってまた奥まで指を入れてかき回す。
 くちゅくちゅと水音が部屋に響く。聞こえてくるのは淫靡な水音と、フェイレンの熱い吐息とカイルが体中をしゃぶる音。
 舌で乳房と乳首を責め、指で体の中をまさぐる。わざと音を立ててキスを落とし、水音が聞こえるようにかき回し、抜き、また入れる。何度も何度も。
 フェイレンの喘ぐ声を聞きながら、フェイレンがカイルの頭を抱き、髪を撫で、唇を求めているうちはカイルは指の動きを止めなかった。
「ああぁっ……!」
 それまでの声よりも高い声を上げて、フェイレンの体がのけぞった。フェイレンの絶頂を指で感じてから、カイルは指を抜く。
 とろりと中から液があふれ、フェイレンの太ももとシーツを汚す。
「あ、ん」
 抜いた指を求めるようにフェイレンの腰が動く。
「こんなになってるのに、まだ足りない?」
 フェイレンの愛液でどろどろになった自分の指を、フェイレンの顔の上で見せて、カイルは笑った。
568残像・6(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:09:53 ID:F+g1e9JT
6.

「ここでおしまい。これ以上進んで、フェイロンくんとロイくんに怒られるのは、オレ、ヤダなー」
 椅子にかけてあったタオルで指をぬぐい、ぼんやりと紅潮した頬で見上げているフェイレンを抱きしめた。
 これ以上抱きしめてると、ほんとに止まらなくなるから、と微笑むとタオルで汚れた足と秘所を拭いてやる。
「オレが我慢できてる間に、部屋にお帰り」
 起き上がってタオルを胸に抱きしめ、瞳を濡らしてカイルを見つめているフェイレンの頬に軽く口づけて、髪をそっと撫でる。親が子供をあやすように。
 ベッドから降りて椅子に座り、さっきまで飲んでいた酒を一口飲む。
「ね? 早くしないと、ホントに今度は襲っちゃうよー?」
 冗談めかして言ったが、それでもフェイレンは動かなかった。
 苦笑のようなため息を漏らし、カイルはフェイレンに言った。
「報われないで終わった恋はね、残像として残っちゃうんだよ。記憶の奥底に」
「え……」
「でもね、残像は残像なんだ。現実じゃない。残像を思い描きながら誰かを抱くことなんて、そんなにずっとはできないよ」
 酒を口に運びながらカイルは続けた。
「いつかはロイくんの残像を、現実が消していく日がくるよ」
「現実って――あたし?」
 震える声でフェイレンが訊く。
「そうだね。ロイくんが抱いてるのはフェイレンちゃんなんだから。
 いつかはきっとロイくんもフェイレンちゃんをフェイレンちゃんとして愛して、抱きしめるようになるよ」
 にっこりとカイルは頷く。
「だからその日まで、自分は大切に持っていた方がいい」
 本当はここでやめるのは悔しくてしょうがないけどねー、とカイルは酒を飲みながら笑った。
「――カイルさんの残像は……?」
 言ってしまってからフェイレンは体を抱いて下を向く。
 カイルの目から笑みが消えたからだ。
569残像・7(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:12:48 ID:F+g1e9JT
7.

 カイルの脳裏に、あの夜のことが蘇る。
 ずっと密かに愛していた女性――サイアリーズを、初めて抱いたあの夜が。
 きっと彼女は出て行くという確信めいたものが、カイルを駆り立てた。
 王家を守るために、大切な甥と姪を傷付けないように、彼女はきっと自分が犠牲になるに違いない。
 焦燥感だけで抱き合った。
 口づけている間も、体をまさぐりお互いの名前を呼び、サイアリーズの熱い体の中を貫き、ふたりで同時に達した時も、彼女を抱いた喜びよりも苦しみと切なさとやりきれない気持ちで胸が締めつけられたあの夜。
 サイアリーズの中で果て、サイアリーズの体を抱きしめたまま何度も何度も彼女の名前を呼んだ。
 行かないでくれ、という言葉は、言っても無駄だと諦めていた。それでも堪えきれずに吐き出した。
「行かないで。行っちゃ駄目だ」
 微笑んだサイアリーズがカイルの体を指でなぞり、カイルの胸にキスをして、それだけだった。
「あたしさ、見てみたいものがあるんだよ」
 服を着ないまま、カイルの腕の中でカイルの胸に体を預けたサイアリーズが言った。
「雪が降ってるとこ。見たことないんだよね。見てみたいんだ。きっと綺麗なんだろうね」
「戦いが終わったら、一緒に見に行きましょうよ」
「そうだね……」
 そしてサイアリーズは立ち上がり、明日は早いよ、早く部屋へ帰りな、とカイルに服を投げてよこした。
 それが最後だった。最初で、最後の夜だった。
 戦争が終わり、女王を中心に復興への道を歩むファレナ女王国に、愛した人の姿はなかった。
 見てみたいと呟いたサイアリーズの言葉を胸に、カイルはファレナを旅立った。旅の途中、浮かぶのはサイアリーズの瞳ばかりだ。
 街娘を抱いても、娼婦を抱いても、優しく抱いても、まるで犯すようにして抱いても、何をしてもその残像は消えてくれない。
「ロイくんのことを偉そうに言えないね、オレも」
 ぽつりと呟いて、カイルは窓の外を見た。グラスの中はすでに空になっていて、小さく舌うちをする。
「フェイレンちゃん、部屋へ帰りな」
 酒を注ぎなおしながらカイルは言った。
 フェイレンはそんなカイルを見つめ、ゆっくりとベッドから降りた。抱きしめていたタオルはベッドの上だ。
「あたしじゃ、ダメ?」
「え……?」
「あたし、やっぱり魅力ない?」
570残像・8(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:15:22 ID:F+g1e9JT
8.

 カイルは目の前に立つフェイレンの裸の腰を抱き、腹に顔を埋めた。そっとカイルの肩にフェイレンの手が置かれる。
「そんなことないよ。さっきも言ったでしょー。ここでやめるのは悔しいって」
「それじゃあ……」
「でもね、オレは誰かをあの人の代わりに抱くつもりはないんだ。
 それが、フェイレンちゃんならなおさらだよ」
「あたしだって、ロイの代わりに抱かれるつもりないし、カイルさんの誰かの代わりになるつもりもない」
 フェイレンが大きな瞳でカイルを見つめる。
「だけど、旅先で出会った男と女が、昔の記憶を慰めあうために抱き合ったっていいと思う……」
 20にもなっていない少女が妙に大人びたことを言うものだ、とカイルは苦笑する。


 サイアリーズを失ったことを慰めて欲しいと思ったことはない。
 ただ慰めて欲しいと思うのは、思い出すたびに胸が苦しくなる時だ。
 苦しみを味わいたくないために、サイアリーズとの、ひいてはファレナでのことを思い出したくないと思ってしまうことだ。
「カイルさんの残像がカイルさんを苦しめてるんなら、
 その苦しい記憶を消すためじゃなくて、優しい記憶にするために、慰めさせて」
 ロイのこと、慰めてくれたお礼。フェイレンが微笑んだ。
 真摯な少女の視線が、カイルの心を射抜く。記憶を消すためじゃなく、優しい記憶にするために。
 ふと気づくと、フェイレンがかがんでカイルに口づけてきた。まだ幼さの残る、ぎこちない、唇だけでするキス。
 そしてそのまま、はだけていたローブのすきまから見えるカイルの胸に唇を這わせていく。床に膝をつき、下穿きごしにカイルの股間にも口づける。
「フェイレンちゃん――」
 ドクン、とカイルの下半身に熱がこもる。
「帰れって言ったのに……」
 自分の股間に顔を埋めているフェイレンの肩に手を置き、膝をついている彼女を立たせる。椅子に座ったままフェイレンを見つめ、彼女の頬に手を当てて包む。
「帰るなら、今のうちだよ?」
 フェイレンは動かなかった。
 ふっと笑みを浮かべたカイルだったが、次の瞬間に立ち上がりフェイレンをベッドへ押し倒し、その上に覆いかぶさった。
571残像・9(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:19:08 ID:F+g1e9JT
9.

 ローブの腰を止めていた紐を取り、ローブを脱ぎ捨て、下穿きも脱ぎ、荒々しくフェイレンの唇を吸う。
 さっきまでの優しい愛撫とはまるきり違っていた。突然の変化におびえた目をするフェイレンにかまうことなく、カイルはキスを続けた。
 舌を絡め、ねぶるように唇をまさぐり、口の中をぐるりと舌でたどる。ふたりの唾液がお互いの口を汚していく。
「もう、限界だ」
 帰らなかったキミがいけない、とカイルは囁いた。そう言わせてくれたフェイレンの優しさを肌越しに感じながら、カイルはフェイレンの胸を愛撫した。
 唇で、舌で、指で、先ほどの愛撫の記憶が飛んでしまうほど、激しく、丁寧に。
「あっ……あぁ……はぁっ」
 フェイレンの喘ぎ声も先ほどとは比べ物にならないほど切なく熱い。
「カイル……さん」
 とぎれる息の間でフェイレンがカイルを呼んだ。胸の谷間に顔を埋めていたカイルがフェイレンを見る。
「キスしてください」
 カイルを受け入れるように両腕を伸ばし、目を閉じた。カイルはその腕の間に体を入れ、ゆっくりとフェイレンの唇を吸った。ぎゅっとカイルの体を抱きしめたフェイレンの指が、カイルの背中を撫でる。


 すでに硬く屹立したカイルのそれは、フェイレンの肌に触れて更に大きく立ち上がっていく。そっとフェイレンがそれを握った。手で優しく扱かれ、こみ上げてくる欲望の波に、カイルはしばし身を任せた。
 ふとフェイレンの茂みを探ると、すでにそこは再び濡れそぼっていた。奥にある泉は蜜を溢れさせ、溢れた蜜はフェイレンの尻をも濡らし、シーツへ零れていた。
 フェイレンを見ると、恥ずかしいのか目を伏せて横を向き、カイルと目を合わせようとしない。
「恥ずかしいのかい?」
「だってまたこんなになって……いやらしいと思うでしょ……」
「思わないよ。オレももうこんなに硬くなってる」
 ほら、とカイルは硬く大きくそそり立つ自身の先端をフェイレンの入り口へあてた。瞬間、フェイレンの泉はぴくりと動き、カイルは熱が集中していくのを感じた。
「あ……は……っ」
 フェイレンの泉のふちを先端で触る。頭の部分を出し入れして入り口を刺激する。
 フェイレンの声が次第に甘い吐息になっていくのを確かめると、カイルは愛撫の動きを止めた。
「今度はお互い、オアズケなしだ」
 くすりとフェイレンが笑ったのを見て、カイルはフェイレンの中へ一気に根元まで突き入れた。
572残像・10(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:23:42 ID:F+g1e9JT
10.

 奥までたどり着き、奥壁を突き上げる。フェイレンの肉のひだがカイルを包み、締め付け、うごめいている。
「あ……ああああっ!」
 フェイレンが背中をのけぞらせて嬌声をあげる。高く早く打つ鼓動で乳房が揺れ、カイルの胸を刺激していく。
 奥を突いた状態で、カイルはフェイレンを抱きしめた。
「気持ちいい?」
 カイルの腕の中でフェイレンが小さく頷いた。瞬間、カイルはまた腰を打ちつける。
「あ……! はっ……ぁ……ん」
「綺麗だよ。オレに貫かれて、感じてる顔がたまらなく綺麗だ」
 もっと見せてよ、と手のひらでフェイレンの顔を掴み、指で顔を触りながらカイルは腰を動かす。
 ゆっくりと、ひだの動きを確かめるように少しづつ。
「ああ……んっふ……ぅ」
 フェイレンの声が小さく吐息のように吐かれる。
「ああ、いいね。喘いでる声も可愛いな――もっと聞かせて……」
 そう言って奥まで自身をたたきつける。衝撃でフェイレンが上に移動するほどに。
「はぁ…っあ!」
 切ない叫びを上げ、フェイレンはカイルの背中に指を立てる。
 そしてカイルはまたゆっくりと、腰を回して壁全体を先端で探るように入り口へ戻る。中へ入る。
 じらすように今度は奥を突くことはしない。フェイレンの膣の中をじっくりと感じながら動く。


 笠の部分を残して外に出る。そのまま抜かれてしまうのかと、目を閉じていたフェイレンが目を薄く開いて抗議した。
「欲しいのかい?」
 こくりと頷く。
「もっと……奥まで欲しい」
「おねだりには弱いんだよなー、オレ。――しかも、そんな目で見られてそんな声でお願いされたら、抵抗できないね」
 いくよ、と囁いて、カイルは再びフェイレンの中へ身を沈めた。求めていたものが入ってきて、フェイレンは一層きつくカイルを締め付ける。その肉の間を割るようにして、カイルは自身を動かす。
 肌と肌がぶつかる破裂音と、溢れ出ている愛液の混ざり合う水音と、ベッドの軋む音が響く。
 カイルはフェイレンの顔の横に手を置き、片手で腰を抱いて肌を密着させる。
 フェイレンの長い足はカイルの腰に巻きつき、快楽を求めてフェイレンも腰を動かす。
 カイルの背中に置かれていた小さな手は、その背中をまさぐり、快楽のポイントをカイルが突いた時にはぎゅっと力がこめられた。
573残像・11(カイル×フェイレン):2006/12/31(日) 16:36:02 ID:F+g1e9JT
11.

 次第にフェイレンの吐息が早く高鳴ってくる。
「あ……はぁっ……。も……、だ……め」
 高ぶる息の間からフェイレンが懇願する。その口をカイルはキスでふさぎ、腰を動かす速度を速めた。
 出し入れし、回し、突き上げる。舌を絡ませてこちらもねぶり責めあげる。空いた手は乳房をまさぐり硬くなった乳首をつまむ。
 フェイレンが頭を振ってカイルのキスから逃れた。逃れた瞬間、鼻にかかる甘い声で叫ぶ。
「もぅ、だめぇ……イっちゃうっ……!」
 目をぎゅっと閉じ、背中に爪をたてて叫ぶフェイレンを見て、カイルは最後の仕上げにかかった。
「もう少し見ていたいけど……。オレもそろそろ限界かな」
 実際、フェイレンの中を行き来するカイルのそれは、これ以上ないほどに猛り、あとはその欲望を吐き出すぎりぎりの状態になっていた。
 達するために更に早く激しく責めたてる。中をこすり、奥を突き上げる。カイルを温かく包むフェイレンの中が、熱いほどに熱を持ち、カイル自身を締め付ける。ふたりの腰の動きが激しくなり、互いに相手を責めていく。
 カイルはひたすら抽出を繰り返し、フェイレンはカイルを求めて腰を振る。
 フェイレンの白い肌が桜色に染まっていき、桜色の乳房の真ん中で乳首が赤く、硬くそそり立っている。
 ふたりの汗が混じりあい、シーツに染みを作る。
 カイルの腕に筋肉の筋が浮かび、マットレスを握り締めるかのように力をこめて体と動きを支える。
「あ! はぁぁあっ……!」
 フェイレンが先に達し、ひときわ高く鳴いた。
「……くっ……!」
 カイルは最後の瞬間に自らのモノを抜き、フェイレンの腹の上に白い欲望を放った。
 その液体を体に受けながら、フェイレンも大きく背中をそらせて痙攣し、絶頂の快楽をむさぼっていた。
 交わった汗で全身を光らせて火照ったふたりを月明かりが照らした。
 荒い息を整えることもせず、肩で息をしながらフェイレンはにっこりと笑ってカイルを見上げた。
 カイルもまた、フェイレンを見下ろして微笑んだ。ベッドの下に落ちたタオルを拾い、自らの欲望の痕を拭き、そして抱きしめた。
「ありがとう。フェイレン」
 フェイレンはカイルの首に腕を回し、カイルの頬に口づけた。呼び名が変わっていたことに気づき、フェイレンはもう一度口づけた。
 そしてカイルはフェイレンの白い体を抱きしめて、ふたりは軽い眠りに落ちた。



 翌朝、まだ夜も明けきらないうちにカイルは旅立った。
 フェイレンがつけた爪の痕が背中で疼いたが、その痛みも心地よく思えるほど、どこか心は晴れ晴れとしていた。
 いくつか季節を越えれば、求めていた景色にもうすぐ辿りつけるような、そんな予感がして、カイルの足取りは軽かった。


 サイアリーズ様。もうすぐです。もう少し、待っていてくださいね。
 そうしたら、あなたとのことを優しい記憶として、思い出しますから。
 あなたの記憶と一緒に雪を見たら、一度ファレナに帰るのもいいかもしれない。
 今度は、あなたが愛した女王と王子が作る、新しい国をあなたと見ましょう。
 オレは、あなたの側で酒でも飲みますよ。付き合ってくれますよね? サイアリーズ様。


 やがてくる朝焼けを心待ちにしながら、カイルは再び歩き始めた。

 ――了――
574名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 16:39:13 ID:F+g1e9JT
以上です。
「残像」というタイトルが使いたくて、こんなカップリングになってしまいました……。

また何かできましたら、投下させていただきます。

ここに集うみなさま、よいお年をお迎えください。

575名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 18:59:26 ID:WvsyNc8Z
激もえた。
GJGJ!
ロイとの絡みももえた…
よい年末だ(´∀`)
576名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:46:27 ID:j2CoEhyS
とっても良かったです!えろなのに爽やか。なぜだー。
触発されたカイル×サイアリーズって、もしかして
ラストが二通りあったやつかな?(実は私もひそかにお気に入り)
なんか最後のカイルのモノローグが似ているような希ガス。
577名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 01:59:07 ID:vVHCUL4V
年明け一発目のおかずに使いました。
ありがとう!!!
578名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:07:45 ID:MmAEXBV6
何気に気をつかってるカイルがめっちゃ微笑ましいですね。
素晴らしく乙ですた。
579名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:13:23 ID:2Ko8r4u4
圧縮対策
580名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:52:17 ID:utsXcu9z
今はまだちょっと時間の都合がつかないので無理ですが、
そのうち前に書いたトマリムの続きのようなものを書いていいですか
そういいつつミアキス中心の話になりそうですがいいですか
581名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 21:09:35 ID:WuTKZX0b
もちろん、是非お願いします

あの話は個人的に非常に気に入ってるので続き期待してます
582名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 04:01:33 ID:kZPZY7kx
期待して待ちます。
あの話の続きにミアキスをどうやって絡ませるか楽しみ。
583名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:47:32 ID:5Qre4/ef
トマリム話、途中まで投下します。
すいません、エロはまだありません……それなのにだらだら長いです。
584名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:48:42 ID:5Qre4/ef
この世に生れ落ちて間もない緑、幾重か年月を重ねた緑。
黄緑、浅緑、若緑、青緑、深緑、萌黄色、常盤色……全て緑。
一口に緑と言っても、様々な緑がある。
全てこの地に萌え育まれた草木たちが魅せてくれる色だ。
この草木に囲まれ、抱かれるようにして、湖はあった。
湖はこの一帯の草木の命の源だった。草木だけではない。森に住む動物たち、湖で泳ぐ魚たち、
そしてここで暮らす人々の命や生活そのものだった。
だから、人も動物も同じくこの湖を守り、慈しむ。

「支えあって、生きておるのじゃな……」

天高く昇った太陽の光に照らされ、風に揺らめき煌めく湖を見つめて、まだ若い女王は呟いた。



時を遡ること数週間前、いや、2年前から話をするべきであろうか。
女王陛下が一介の、しかもまだ見習いの女王騎士の部屋で一夜を過ごしたという事実は、
あっという間に太陽宮中を駆け巡った。
それが首都ソルファレナの民たちに飛び火したのは言うまでもない。
尾ひれに背びれ、いらない推測や邪推を付けたそれは、民たちの当面の話題の中心となった。
女王陛下に想い人がいる……これはファレナの民にとって初めての経験であった。
これまでずっと、女王の伴侶は闘神祭によって決められていたのである。女王に密かに想う者があっても、
闘神祭で勝たなければその想いは何の意味も成さないのである。だから、これまではその手の噂が立っても、
2、3日もすれば霧のように消えていた。
だが、今回は違った。内乱が終わって再興への準備がひと段落着いた頃、これ以降闘神祭は行わなず、
女王の伴侶は女王自身が決めるとリムスレーアの名で発表がされた。
これからは女王も想い人と一緒になれる時代になったのである。
そうなれば民の注目が想い人に向くのは必至。ファレナの守護神とも呼ばれているファルーシュ女王騎士長の
後を継ぐのはどこの誰だと皆がその噂に夢中になった。
何でも、陛下と同じ年頃の女王騎士見習いらしい。ロードレイクの出身で、昔からお互いに想いを寄せていたんだとか。
このほとんど事実に近い噂に対し、仮にもうら若き乙女、しかも女王が男と一夜と過ごすとは何事か、とか、
まだまだ未熟な、しかも貴族ではない男を想うなど、女王の目も曇ったものだと批判する者はいた。
だが、多くの民はこれを祝福した。婚礼はいつ行うかと尋ねる者は何人もいた。
リムスレーアの結婚は、彼女が改めて即位したその時からずっと待ち望まれていたものだった。
今まで結婚を拒んできた陛下が選んだ人だ、それに貴族はもう信用できない、
もうそろそろお世継ぎが期待できる年頃であるし……
噂が民たちにまで広まり、内心冷や汗を掻いていた王家一同であったが、
それが思いの外受け入れられていると知り、胸を撫で下ろした。
585名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:49:25 ID:5Qre4/ef
が、このことで困った発言をする者が出てしまった。
他でもない、リムスレーア女王陛下である。
婚礼の儀はいつ行うのかという問い合わせが後を絶たないとの報告を受け、満面の笑みを浮かべると、
「それではわらわは、トーマと結婚してしまうかのう」
と皆がいる前で言い放った。
この発言に驚き、動揺したのは彼女の護衛のミアキスである。
「そんなぁ、姫様、姫様に見捨てられたら、わたしどうすればいいんですかぁ!」
「見捨ててなどおらぬだろうが!」
「でも、でも、姫様ぁ……」
おどけた口調ではあったが彼女は人生最大の危機を感じていた。
愛しい姫様の守り役をある種でとても憎いあの子に取られてしまう。
リムスレーアがこの手の発言をする度に、まだ姫様には結婚は早いですぅ、と断固反対の姿勢を崩さなかった。
ミアキスの稽古が一段と厳しくなったのは当然の流れであった。
リムの『発言』すると、その日の彼女は、さも烈身の秘薬を服用しているかのような気迫で襲い掛かってくるのだった。
「そうだね、リム、もうちょっと待ってもいいんじゃないか」と柔和な笑みで双方をなだめたのは
臨時女王騎士長であるファルーシュである。まだ彼女は16歳。女王としてはむしろ遅い方であるが、
一般的な観点で言えば結婚するにはまだまだ早い。
過去に若い歳で結婚し、命と引き換えに世継ぎを生んだ女王が何人かいた。
愛する妹にそんなことにはなって欲しくないのである。
彼女が結婚するのは、肉体的にも精神的にも成長してから、というのがファルーシュの意見だ。
そして女王とともに事の中心にいる女王騎士見習い……トーマは、「今は」応じることは出来ない、と答えた。
「何故じゃ、何故じゃトーマ!」
「へ……陛下、オレは」
「呼び捨てでも構わぬと何度言えばいいのじゃ!」
「え、あ、ミ、ミアキスさんがいるし……
 陛下、オレはまだ「見習い」です。学ぶべきことは多い。今のオレじゃまだ陛下と並び立つことは出来ません」
ふーん、いずれは並び立つつもりなんですかぁ……とミアキスは敵意を剥き出しにし、
ファルーシュは昔の自分らを見るような気持ちでトーマを見ていた。
「見習いならば明日にでも正式な女王騎士に昇格させる!じゃから」
「ほら、そこだよ、リム」
「……何じゃ、兄上」
「リム、女王は公式な場でそう易々と感情を顕わにしてはいけない。
 それにトーマを昇格させるというのもそうだ。そう簡単に大切なことを、自分の独断で決めてはならないよ」
「む、むぅ……」
「そ、そうですよ姫様、姫様がまだコドモのうちは結婚なんて早いです!」
「もう子供ではない!と言いたいところじゃが、まだわらわにも学ぶことは沢山あるようじゃの……」
こうして、この場は丸く収まった……ように見えた。
586名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:50:10 ID:5Qre4/ef
それから数ヵ月後。
リオンに宿っていた小さな命が、太陽と大河の祝福を受けて、この世に生れ落ちた。
リオンと、ファルーシュの、子供である。
生まれたのは、白銀の柔らかな髪と、目に深い蒼を宿す、桜色の頬の女の子であった。
リオンとの婚姻を済ませ、生まれた子や、自分の子孫が王位継承の諍いに巻き込まれないように、
何よりこれからのファレナの繁栄と平穏のためにと臣籍降下も済ませていたファルーシュは、
フェリド並みの親バカっぷりを遺憾なく発揮させ、ことあるごとに自分の娘を可愛がった。
ファルーシュだけではない。その女の子は、太陽宮中の誰もから愛されるようになった。
叔母のリムスレーアは勿論、ミアキスもこの時ばかりはトーマと手を取り合って喜び合った。
まだ物心つかない赤ん坊の一挙一動に皆喜び、時々慌てさせられた。
「り、リリリリオン、そ、その子を抱かせてはくれぬかのぅ……」
「陛下、もちろんですよ、でも、気をつけてくださいね……」
生まれたばかりの、小さくとも強い命を胸に抱く。とても暖かだった。
母上も、このような気持ちだったのか……
「……わらわも赤ちゃんが欲しいのじゃ」
「ひ、ひひひひ姫様ぁああああ!!!!」
ミアキスの絶叫が、太陽宮中にこだました。
それを気にすることなく、ファルーシュが相槌を打つ。
「いいんじゃない、可愛いだろう、リム。もう一人生まれたらもっと可愛いよね、きっと」
「おうじーーーー?!!!!」
あんたこの前は姫様が成長してからとか抜かしていたくせに、この親バカめ!
ミアキスが二度目の絶叫を放つと、流石に赤ん坊も泣き出し、
ミアキスは騎士長閣下と女王陛下からお咎めを受けることとなった。

ファルーシュとリオンの間に生まれた女の子の存在により、リムスレーアは一気に形勢逆転、
元々民からの要望も強かったため、トーマとの婚約にまで漕ぎ着けることが出来た。
しかしその先はしばしお預けということになった。
ひとつはトーマの現在の身分。正式な女王騎士ならまだしも、彼はまだ女王騎士見習いである。
年齢的にも精神的にも、女王を支えるには足りないものがまだ多い。
女王騎士に昇格して、婚姻はそれから一年以上経ってから、と言うことになった。
もうひとつある。それはトーマが騎士長になった後、ファルーシュはどうなるのか、どうするのか、ということであった。
騎士長がいるなら、僕はリオンと子供と楽隠居……と冗談で言ったら物凄く怒られた。
トーマが女王騎士長になった後も、太陽宮に留まるのは確定として、騎士長を辞任した後、彼はどうなるのか。
元騎士長、そして王兄殿下。ただの女王騎士に降格させるわけにもいかない。
僕は女王騎士でも構わないと言ったら、また怒られた。
救国の英雄であり、元女王騎士長が部下になるなんて耐えられないとトーマは震えた。
だからといって、騎士長の上に特別職を置くわけにもいかず、しかし下に置くわけにもいかず……
協議が難航するのは確実だ。トーマが女王騎士長になるまで一年以上あるわけだし、国の情勢を見ながら
ゆっくり決めていこう、と言うことになった。
587名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:50:51 ID:5Qre4/ef
それから2年。
あの騒ぎのあと1年でトーマは女王騎士となり、それからもう1年が経とうとしている。
最近ではトーマもミアキスやリオンとの稽古で一本を取ることも多くなってきたし、
何より女王騎士としての心構え、見識が随分身についてきた。
これもミアキスの鬼のような稽古と婚約による重圧の賜物である。
姫様に近づく者は許さない、と半ば八つ当たりのようにトーマに課してきた稽古が、皮肉にも婚姻を早める結果となった。
この度、トーマとリムスレーアの結婚の日取りが決まったのである。


結婚が近づけばそれだけ太陽宮は忙しくなります。
陛下はあの内乱から休むことなく公務に身を投じ続けてきました。
女王騎士さまの国の復興のために尽力し続けています。
ファルーシュさまのお子さまも遊び盛りのようですし、ここをひとつの区切りとして、
一度皆様一緒に休暇に向かわれてはいかがでしょうか。
その間は私どもがちゃんと仕切りますので、大丈夫ですよ。
――一般的な新婚旅行の代わりにもなりますし、ね。

ふむ、それもそうじゃのう……

では、どこに行かれますか。ヤシュナ村などいかがです?

いや、わらわは……ロードレイクがいいのう。

ロードレイク……ですか

うむ、トーマの故郷じゃからの!

588名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:53:12 ID:5Qre4/ef
今回はここまで。
赤ちゃんの名前は、サイアリーズにしようかと思って止めました。
お好きに補完してください。

次からエロに入ります。今の流れはトマリムですが、
たぶんミアキスが中心になるはずです。
ではおやすみなさい。
589名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 07:56:44 ID:Fmdd60Zr
新年初投下乙です!
ミアキスが珍しく周りに振り回される立場で新鮮でした。
そして相変わらずシスコンで予想通りに親バカな王子も素敵だw
続きも期待しています。
590名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 08:13:00 ID:WY6+KNCK
GJ!!
ほのぼのとしていていいな
続きも楽しみにしながら待ってます
591名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 13:11:00 ID:uwlymc66
いいなぁ、妄想が膨らむww
乙です!!
592名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 14:29:40 ID:c30cXpWb
トマリム萌えた!
続きが気になる・・・んだが、できれば王リオ前提ならその旨記述が欲しかった。
細かい所だが、すまん。
593名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 19:15:32 ID:bDg8/EpI
保管庫に書いてあるじゃんか
594名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:11:33 ID:gkk42sfc
そういえば最近保管庫更新されないね。
595名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 04:58:38 ID:UnF9utX4
去年からカミーユネタ書きまくってるもんなんだけど
そろそろ腐女子が大激怒するグレミオ×カミーユ手出そうかと思うんだ
んでうかがいたいんだけど、このスレではグレミオ死亡がデフォなのかベストエンドがデフォなのか
死亡ならティル絡めてややホラーに
生きてるなら変態チックなプレイで書きたい
596名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 07:43:48 ID:Ld+MGe+h
特にデフォとかはないと思う。

自分はベストエンドの変態チックなプレイを読んでみたい
597名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 17:27:11 ID:aLb09B3d
どっちでもいんじゃね?カミーユネタ少ないから読みたいです
ややホラーな前者に興味がわいた
598名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:07:44 ID:UnF9utX4
わかった、2、3日中にうぷる
599名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:36:00 ID:hWoQddL7
ちょっと前にトマセシ書くって言ってた奴です。ほんっとーにやたら長くなってしまいました。
しかも三人称に初めて手を出すので前半が……エロに入るまで読み飛ばすのも、アリだと思います……
一行がやたら長いことがあるので、文字を小さくした方が見栄えがいいと思います。


宿屋の食堂、そのテーブルには所狭しと料理が置かれ、暖かな湯気を放っている。
座っている人間は皆手にコップやグラスを持ち、乾杯の音頭を今か今かと待っていた。

「えー、皆さんの力でこの城を守ることが出来ました。不甲斐ない城主かもしれないけど、これからもよろしくお願いします……えーと、では、乾杯っ!」
『カンパーイッ!』

トーマスの音頭で皆コップを高々と掲げ、隣の人間とコップを鳴らし合う。
ただし、お子様連中の分は酒ではなく、ジュースだが。

「うわぁ……おいしそうですねー!本当においしそうですねー!」
「当然だよ、このアタシが腕によりをかけたんだからね」

目を輝かせるムトにマーサが言って腕をポンと叩く。顔はいかにも自慢気といった風だ。

「あ、わたしも手伝ったんですよ!!」

セシルがハイハイと言わんばかりに手を挙げ、テーブルに身を乗り出した。
その自分も手伝ったという発言を聞いて、トーマスの顔が一瞬引き攣る。
トーマスは大の甘党なのだが、セシルは筋金入りの甘党。
味覚に関しては全くと言っていいほどに噛み合わないのだが、悲しいことにセシルにその自覚はない。
トーマスがセシルの作ったものを、不平の一つも言わずにおいしいと言いながら、残さず食べてしまうからだ。
無名諸国で決して楽ではない暮らしをしてきたトーマスには、食べ物を残すという選択肢がない。
加えて、可愛い女の子が作ってくれたものを、苦手だからと残すことが出来るだろうか、男として。
しかしそんなトーマスの健気な努力を嘲笑うかのように、セシルの料理は作る度にその辛さを増していく。
普段はセバスチャンが作っているのがせめてもの救いだが、このままだといつか限界を迎えるだろうな、と人事のようにトーマスは考えていた。
600名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:37:14 ID:hWoQddL7
「そ、それにしてもセバスチャンさん。こんなに豪華にしちゃって大丈夫なんですか、お金?」

そうだ、当面の危機は回避したものの、この城にあまりお金がないことは変わりがない。
この祝賀会の話も、もう少し質素なものにするつもりで話したのだった。

「ハ、ハイ……確かにあまり余裕はないですが……トーマス様の案のおかげで、以前と違ってきちんとした収入はありますから……
 城の修繕は遅れますが、こんな時ぐらいは、と」
「そうなんだ。お金のやりくりはセバスチャンさんに任せっきりだからなぁ……ありがとうございます」
「い、いえいえ!自分の仕事をしているだけですから……しかしそう言っていただけると、嬉しいです、ハイ」

そうしてトーマスが世間話をしながら安全な料理と危険な料理を見極めようとしていると、セシルがその鎧をがしゃがしゃと言わせながら近付いてきた。

「トーマスさま、さっきから全然食べてないじゃないですか。ほら、これとかとっても辛くておいしいんですよ!」

セシルは目をきらきらと輝かせて、トーマスにやたらと赤い何かの揚げ物を勧めてくる。
見るからに辛そうだった。
眼前にあるそれを見て、トーマスの背中が嫌な汗でぐっしょりと濡れる。
脳が『これは危険だ』と信号をぎゅんぎゅん送っていた。

「どうかしたんですか?」

セシルが首をかしげながら尋ねてくる。きっとこの料理は彼女が手伝ったものなのだろう、目には期待するような色があった。
もう白状してしまおうか、なんて考えが一瞬トーマスの脳裏をよぎるが、そういうわけにもいかなかった。

「あ、あぁ……いただくよ」

トーマスが意を決してそれを口にすると、全身に稲妻が走った。衝撃、と言ってもいい。
痛い、というのがまず最初に思ったことだった。舌の上で、何か剣山でも転がしているような、そんな感覚。
少なくとも、食べ物を食べているようには、思えなかった。
次に口の中全体を灼けつくような熱が支配し、またたく間にトーマスの口内は草一本生えない焼け野原となった。今なら火も吐けるかもしれない。

「お味はどうですか?わたし、一生懸命作ったんですよ!」
「う、うん……とてもおいしいよ、セシル」

水をくれと叫びだしそうになるのをなんとか抑え、ひりつく痛みを飲み込んで。
なんとかそう口に出来た自分を、トーマスは心の底から褒めてやりたい気分だった。

「よかったぁ〜、まだまだい〜〜〜〜っぱいありますから、どんどんおかわりしてくださいっ!」

言って嬉しそうに笑うセシルを見て、トーマスは耐えて良かったと思うと共に、その手に持っている大量の赤い料理の皿を見て、自分は今日生きて帰れるだろうか、なんてことも考えていた
正直、生きた心地がしない。
601名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:38:03 ID:hWoQddL7
「おーい、こっち料理足りてないぞー」

少しト置くの席でジョアンが声を上げる。見ればムトが近くの料理をがつがつと次から次へと食べていた。
料理はみるみるうちに減っていく。

「あ、ごめんなさい…おいしかったから……」
「いいんだよ、どんどん食べな。せっかく作ったんだからね……おーいあんた、追加取ってきとくれ」
「あ、はい、わかりました!それじゃあトーマスさま、たくさん食べてくださいね!」

そうしてセシルは来た時と同じく、がしゃがしゃと音を立てて去っていった。

「た、助かったぁ……」
「……あの子もいい加減に気付きそうなものだけどねぇ……大体、あんたもあんたさ。辛いのが苦手なら苦手だって言やぁいいのに、まったく……」
「いやでも……あんな嬉しそうな顔されたら、言えないですよ……」
「ふん、青いね……ほら、ミルクだよ。これでも飲んでこっそり外をぶらついてきな。その間にあの子はなんとかしとくよ」
「ありがとうございます……あぁ、生き返る……」
「ほらほら、飲んだらさっさと行く。あの子が帰ってきちまうよ」

半ば追い出されるようにして、トーマスは宿の外に出た。あたりはもうすっかり暗く、少し肌寒く感じられる。

「……そういえば、日誌、たまってるんだっけ」

息を大きく吸い込んで、溜息を吐く。
冷えた空気が、ひりつく舌に心地良かった。



「あれ、トーマスさまは?」

セシルが追加の料理の皿を持って帰ってくると、そこにはトーマスの姿はなかった。
とりあえず皿をテーブルに置いて、中を見渡してみるが、やはりいない。

「あぁ……あいつだったらさっき、ちょっと用事があるからって出ていったな、確か。なぁバァさん」
「誰がバァさんだいまったく。ああ、すぐ戻るって言っていたから、気にしなくていいさ。ご苦労だったね」
「あ、そうなんですか」

ジョアンとマーサが口裏を合わせて、トーマスの離席を取り繕う。
まさかその原因が自分だとは夢にも思わないセシルは、それを素直に信じて席についた。

少しして、マーサが何か思い付いたように手を叩き、使っていないコップに酒を注いでセシルの前に差し出した。

「そうだね、めでたい席だし……あんたもこの機会に酒でも飲まないかい?」
「え……でも、お酒は大人にならないと駄目だって……」
「いいんだよ、こんな時ぐらい。それとも……アタシの注いだ酒は、飲めないってのかい?」
「い、いえ!いただきますっ!!!」

慌ててコップを手に取ると、ぐぃっと一息にあおり、当り前だがむせこんだ。

「けほっけほっ……へ、変な味なんですね、お酒って」
「ふふふふふふ、良い飲みっぷりじゃないか。ほら、もう一杯いきな」
「え……あ、はい……」

その後、セシルがすっかり出来上がるまでに、さしたる時間はかからなかった。
602名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:39:54 ID:hWoQddL7
「あぁー、トーマスさまだ〜!」

もういいだろうと戻ってきたトーマスを迎えたのは、いつも以上にハイテンションなセシルだった。
トーマスの姿が見えると、がしょがしょと走っていって飛びついた。

「うわっど、どうしたの……ってセシル、お酒臭いよ!?」
「えへへー」

にへら、と緩んだ頬は上気してほのかに赤く染まり、口元からは酒の匂いがもれてくる。
抱きついた腕は力の加減が上手くいっていないようで、少し痛い。明らかに酔っ払っていた。

「マーサさーん!?」
「なんだい、その子を『なんとか』してやったんじゃないさ。あんたも抱きつかれてまんざらでもないだろう?」
「そ、それは……」

トーマスが言葉に詰まっていると、腕の力が緩んだ。
見れば、セシルが潤んだ瞳でトーマスをじっと見上げていた。

「ご迷惑、でしたか……?」
「あ、いや……そういうわけじゃないけど…」
「じゃあ、いいですか?」
「う……うん」
「えへー」

今にも泣きだしそうだった顔は喜色に塗りつぶされ、また強くトーマスを抱き締めた。
トーマスにしても男として、抱きつかれて嬉しくないわけがないが、マーサを始めとした面々のなんだか暖かい目線が無性に恥ずかしかった。
顔を赤らめて助けを求めるように周りを見ると、奥の方でセバスチャンとムトがなにやら話していた。
酒の入ったセバスチャンの愚痴を、ムトが聞いているらしい。しきりに頷いている。
とてもじゃないが、助けが来るような気配はなかった。

「セ、セシル?とりあえず座るから、ね?」
「いやです。トーマスさま、またすぐ用事があるからとか言って、どっか行っちゃうんですから」
「今度は行かないってば。ほら、セシルの手伝ってくれた料理も冷めちゃうよ」
「むー……」

渋々、といった風情でトーマスを開放する。ようやくほっと一息吐いてトーマスが席に戻ると、当然とでも言わんばかりにセシルがその隣に腰を下ろした。
いつのまにか、自分の周りの席はすっかり空席になっていた。助けは、来ない。
603名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:40:32 ID:hWoQddL7
「トーマスさま、料理取って差し上げますね!」
「え、いいよそんな……」
「いいからいいからー」

取り皿の中に次々と料理が山と積まれていく。やはり、赤い。
トーマスはと言うと、乾いた笑いをもらしながら、それを何処か呆然と見ていた。

「はい、どうぞっ!」
「あは、あはははは…………ありがとう……」
「まだまだありますからねっ!」

半ばヤケになって、トーマスなりに高速で皿の料理を処理しはじめるが、食べるはしからセシルが皿に料理を積んでいくため
料理の山は低くなるどころか、より高く高くなっていくばかりだった。
少し離れた席でジョアンたちがその様子を、対岸の火事とでも言わんばかりの暢気さで眺めていた。

「なぁ……さっきより酷いことになってないか?」
「さぁてね。面白いから良いんじゃないかい」
「……それもそうか」
「ほっほっほっほっほ」

いささか薄情なことを話して、くぃっと酒をあおる。
酒が入ってハイテンションなセシルと、青くなったり赤くなったりで奮闘しているトーマスを見ながら
なるほど確かに、酒の肴には悪くないなどと、ジョアンはぼんやり考えていた。


内心ヒーヒー言いながら皿の料理を食べてしばらくすると、いつのまにか隣が静かになっていた。
見れば、先程まで料理を積み上げていたセシルは、幸せそうに寝息を立てていた。

「…………寝かせて、おきました……」
「ア、アイクさん!?い、いつから……?」
「……随分と、疲れていたようですから……申し訳ないですが、部屋まで連れていってもらえますか?」
「あ、はい。でも、どうやって…?」
「それは……もちろん……」

604名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:41:16 ID:hWoQddL7


「よいしょ……っとぉ!」

セシルを後ろに背負い、トーマスは城に行くまでの階段をやっとの思いで登りきった。
祝賀会にいた面々にからかわれながら出てきた宿から、いくらも離れてはいないはずだが、腕はもう悲鳴をあげていた。
やはり女の子とはいえ、甲冑を身に着けていれば充分重い。あまり力があるとは言えないトーマスには少々きついものがあった。
が、しかし。

「……太股、柔らかいなぁ」

そういうわけで、全然大丈夫だった。


「着いたぁ〜……」

その後ドアなどの関門も通りぬけ、ようやくセシルの部屋に着いたトーマスは、セシルをベッドに下ろして一息吐いた。
やはり腕はきつかったので、ひとしきり振るってたまった疲労をほぐした。

「ん……」

不意に、ベッドの上でセシルが小さく身じろぐ。それによって決して長くはないスカートが少しめくれて、際どいことになっていた。
いつもは見ることの出来ないスカートの中が、体を少し屈めれば、簡単に覗ける。
頭の中に先ほど手の平に感じた、太股の柔らかさが甦る。知らず、喉がごくりと鳴った。

「……いやいやいやいや。何を考えているんだ僕は」

頭をぶんぶんと音が出るほど振って、雑念を払う。そうしてこほん、と咳払いを一つしてスカートのめくれを正した。

「あ、鎧とかは……外しておいた方がいいかな」

呟いて兜に手をかけ、そっと外す。普段はそれの中にしまわれている、艶のある長い髪がはらりとこぼれた。
その髪に目を奪われて、手を伸ばす。触れるとセ汁がくすぐったそうに声をもらした。
すくいあげた髪は指の間からこぼれ落ち、またベッドの上に広がった。

「……だから、何をしてるんだよ」

自分で自分に突っ込みを入れて鎧の方を見てみるが、どうやって外すのかよくわからない。
どうやらセシルを起こした方が話が早そうだと判断して、さっそく起こしにかかる。

「おーいセシルー、起きてー」
「ぅん……あれ、わたしなんでここに……?」
「祝賀会で寝ちゃったから、連れてきたんだよ。ほら、水飲んで、鎧脱いで」

セシルはまだ意識ははっきりしていないようだったが、言われるままに差し出された水を飲み干してから鎧を脱いで、大事そうに鎧かけにそっと直した。
605名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:42:15 ID:hWoQddL7

「うん、ここ最近大変だったからね、疲れてるんだろう。ゆっくり休むといいよ。それじゃあ、おやすみ」
「あ、あの……」

部屋を出ていこうとしたトーマスを、セシルが呼び止める。

「ん、なに?」
「そのぉ……あ、いや、やっぱりいいです!」
「何か言いにくいこと?セシルにはお世話になってるからね、僕に出来ることだったら何でも言ってよ」
「えと、じゃあ……一緒に、寝てもらえませんか?」
「…………へ?」

トーマスの思考が一瞬停止する。一緒に、寝る?
停止したままのトーマスに構わず、セシルは続ける。

「不安、なんです。皆でお城を守れたっていうのは嘘で、これはわたしがベッドで泣きながら見てる夢なんじゃないか……って。
あはは、馬鹿みたいですよね!お酒が入ってるからかな……そんなわけ、ないのに……」
「セシル……」

鎧を脱いだからだろうか。下を向いてうなだれた顔は、とても弱々しく見えた。
今トーマスの目の前にいるのは、いつもの快活な彼女でなく、不安に震えるか弱い少女だった。

「あの、だから……今日は一人で寝たくないんです……駄目、ですよね」
「……えい」

うなだれているセシルの頭に手を置いて、わざと乱暴にわしゃわしゃと紙を撫ぜた。
そんな暗い顔を、見たくなかった。

「わわっ!?」
「なんでも言ってって言っただろ、それぐらいお安い御用だよ」
「……ありがとうございますっ!」

沈んでいたセシルの顔に、いつもの明るさが戻る。
ああ、やっぱり笑っている顔が一番似合うなんて、とてもじゃないけど口には出来ないような恥ずかしいセリフを、頭の中で呟いた。


「トーマスさま、もっとこっち寄らないと入らないですよ」
「わ、わかってるよ」

二人で入るには手狭なベッド、一緒に寝ようとすれば、自然に今にも体が触れそうなほどに近付くことになる。
すぐ近くにセシルの体温を感じて、少しどぎまぎするトーマスだが、強いてそれを抑え込んだ。

「えへへ……でも、こんな風に誰かと一緒に寝るのって、久しぶりだなー……」
「僕も、まだ小さい頃に母さんと寝て、それ以来かな」
「あ、私はお父さんだったんですけど…お父さんの背中はすごく大きくて、あったかくて……とっても安心出来たんです。それを思い出しました」
「僕の背中は、そんなに大きくないけどね」

他愛もない話を続ける。一緒に寝るということで、少し期待するものもあったが、そういうことはなさそうだった。
少し残念な気もするが、それで良いような気もしていた。何より、セシルが元気になってくれた。
トーマスには、それだけで充分だった。
606名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:43:26 ID:hWoQddL7

「……少し寒いから、そっちに寄ってもいいですか?」
「あ、うん。僕はあっちを向くから、どうぞ」

しばらくして、セシルの方からそんな話が出た。断る理由もなく、仰向けだった姿勢を横にする。
少しの間があってから、背中に寄り添うようにセシルが体を寄せた。思った以上に、近い。

「トーマスさまの背中、あったかいです……」
「そ、そそそそそうかなっ」

鎧を付けている時とは違う、柔らかい感触。自分のものではない温もりと、ささやかではあるが確かな胸のふくらみ。
それらを背中にほんのりと感じて、トーマスの心臓はばくばくと早鐘を鳴らす。
頭の中は、完全にパニックを起こしていた。

「心臓、すごい鳴ってますね」
「それは、その――――」
「……わたしも、ですよ」

横からするりと手が伸びて、引きよせるように軽く、トーマスの背中を抱き締めた。
軽く当てられるだけだった胸が、ぐいと押しつけられる。
それにともなって、セシルの鼓動と感触が背中からはっきりと伝わってくる。

「これって、わたしにどきどきしてくれてるってことなんですよね?」
「っ……それは、そうなんだけどっ!」
「じゃあ……わたしと、えっちなことしたいですか?」
「え、えっちなことって…!」

言われて連想した行為に、これ以上赤くはならないと思っていた顔がさらに赤く染まる。
そうしてトーマスがまごついていると、逃げることは許さないと言わんばかりに腕の力が強くなった。

「わたしは……わたしは、トーマスさまなら……」

呟くセシルの震えに気付くと、トーマスの思考は先ほどまでのパニックが嘘のようにクリアになっていった。
自分はセシルのことを憎からず思っていて、そのセシルが小さな体を震わせながらも、勇気を出してくれた。
それでいいじゃないか。ここでやらないと男じゃない、そうだろう。

腕に逆らって振り向いて、今度はトーマスの方から抱き締めた。セシルはしばらく驚いたように止まっていたが、すぐに抱き返した。髪から、ふわりと良い匂いがした。

「……僕も、そういうのは初めてだから……その、上手く出来るかわからないけど……」
「おたがいさま、ですよ」

二人、どちらともなく唇を重ねた。ぎこちないキスだった。
607名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:44:17 ID:hWoQddL7

「……ふ、服っ!服、脱いじゃいますねっ!」
「あ、あぁ、うん。僕も脱いだ方が良いかな」

しばらく抱き合って、さぁどうしようといった風な沈黙を破ったのは、セシルの方だった。

「こ、こっち見ないでくださいね?」
「どうせ後で見るんだから、変わらないんじゃ……」
「とにかく、駄目なんです!」
「う、うん……わかったよ、見ないって」

妙な迫力に押され、トーマスは頷いた。
着替えは見られたくないものなんだろうと無理矢理納得して、ベッドの上でセシルに背中を向けて、もぞもぞと自分の服を脱いでいく。

「も、もういいですよ」

全ての服を脱ぎ終えた頃、セシルの方から声をかけられた。
言われて振り返ると一糸纏わぬ姿のセシルが、恥じらうように秘所と胸を腕で隠してぺたりと座っていた。
まだ成熟していない、子供から大人へと変わろうとしている体の描く曲線は、今にも壊れてしまいそうな危なげな魅力を放ち、トーマスは金縛りにでもあったかのようにそれに目を奪われた。

「ま、まじまじと見ないでくださいっ」

その視線から逃れるようにセシルが身をよじる。その仕草は何処か幼く、トーマスは倒錯した興奮を覚えずにはいられなかった。
ぐいと手を引いて、横に寝かせる。

「その……触っても、いいかな」
「……いいですよ」

少しの逡巡の後、セシルはゆっくりと頷いた。
手を伸ばして、露わになった肌に触れる。いつも鎧を付けて槍を振り回しているとは思えない柔らかな感触にある種の感動を覚えながら、脇腹や太股を撫でまわした。
指が肌の上を滑る度に、ぞくぞくするような感覚がセシルの背筋を走る。

「さ、触り方がなんかやらしいですね……」
「実際そうだしね」
「それはそうですけど……んっ」

胸を触ると他とはまた違う、不思議な柔らかさがあった。押すとふにりと形を変え、かすかな弾力を伝えてくる。
その中心には小さな桃色の乳首が可愛らしく頭をのぞかせていた。それを指の腹で優しくくりくりと刺激する。

「んぅっ……く、くすぐったいです……」

(えっと、これからどうすればいいんだろう)

トーマスは以前に見たそういった本の内容を思い返した。確か、そう、あの本ではここから……
608名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:45:00 ID:hWoQddL7
記憶に従って片方の乳首を口に含んで舌で転がして、もう片方を指で弄る。
セシルはやはりくすぐったそうにしていたが、しばらくするとその吐息に甘いものが混ざり始めた。

「ろ、ろうはな?(ど、どうかな?)」
「ふぁ……んっく、へ、へんな感じです……」

まだ未発達な性感帯ではあったが、思う人の執拗な愛撫でかずかに目覚めつつあった。
胸の頂点を指の腹でくにくにと潰され、舌で優しく転がされる度に、今まで感じたことのないような甘く痺れるような感覚がセシルの全身を駆け巡る。
月明かりにぼんやりと照らされた肌は少しずつ上気して、ほんのりと朱が差しはじめていた。
トーマスが下の方に回ろうとすると、セシルは無意識の内に膝をぴっちりと閉じていた。

「セシル、足開いて?」
「……はい」

おずおずと開かれる膝の間に顔を入れた。
うっすらと生える金色に隠れきれない秘裂は、ぴったりと閉じてはいたが、少し充血して柔らかさを持ちつつあった。
指で開くと、セシルが鼻にかかったような声をあげる。そこは既にしっとりと湿り気を帯び、少女の香りを漂わせていた。
しかしそこはとても小さく、とてもではないがトーマスのものが入るようには見えなかった。

「あ、あんまり見ないでくださいぃ……」
「ご、ごめん!その、このままだと入らないから……舌、入れるね?」
「え……だ、だめですよっそんな、汚いです……ひぅっ」

セシルの声を無視して、舌を差し入れる。そこは本当に狭く、差し入れるという表現がまさしくといった具合だった。
(あ……これが、セシルの味なんだ……」
トーマスはもう夢中で、ひくつくそこに舌を出しては入れ、左右にくねらせた。
何か柔らかいものが、自分でも触れたことのない場所深くでぐにぐにとうねるのを感じて、セシルはびくりと体を震わせた。
反射的に腰が逃げ出そうとするが、トーマスの腕が太股をしっかりと掴んで逃さない。
胸の時よりも強くはっきりとした、体の芯がとろけていくような快感。自分がまるでいけないことをしているかのような背徳感。恥ずかしいところを顔を近づけて見られ、あまつさえ舐められているという羞恥心。
それらの全てが今まで無垢だったセシルの精神にじわりじわりと染み込んで、悦びの色を刻こんでいた。

「あっ、ひぅ……やっ、だめ、きたな、きたないですっ……あぅっ、くぅん……」

甘ったるい声は拒絶しながらも、確かに快感を覚えていることを如実に伝えてくる。
自分の愛撫で感じてくれている。そう思うと嬉しくて、トーマスはさらに激しく舌を動かした。
ちゅぷちゅぷと、いやらしい音が立てられる。それを耳にする度に、今何をされているのかをまざまざと見せつけられているようで、セシルは頭の芯から痺れていくのを感じていた。

「んぅっあっ……とーます、さまぁっ……ひゃうっ……あぁっ!」


流石に舌が疲れて、口を離す。セシルの顔を見ると、潤んだ瞳は放心したように虚ろで、口からはよだれが少し垂れていた。
それは幼い容姿とはあまりにもミスマッチで、否応無しに劣情をかきたてる。
触らなくても射精してしまいそうな下半身に、さらに血が集まるのをトーマスは感じた。
もう、限界だった。
609名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:46:00 ID:hWoQddL7
体勢を変えて、そこに自分のものをあてがう。
こうしてみると、そこはそれほど大きくはないトーマスのものと比べても絶望的に小さく、これからする行為にトーマスの背筋が粟立った。

「セシル……い、いれる、よ……?」
「…………はい」

意を決したように頷くセシルを見てから、一気に腰を突き込んだ。

ずぷぅっ!!

「いぎぃっ!……あ、ぐ……!」

身を引き裂かれるような痛みに、セシルの口がぱくぱくと喘ぐ。
痛い。信じられないほどに痛かった。今にも暴れだして、トーマスを突きとばしてしまいそうなぐらいに。
裂けんばかりに張りつめた秘所からは破瓜の血が流れていた。
突き入れた中は熱く、トーマスのものをただきつく締め付けた。しかし、セシルの酷く痛がる様子を見て、先程までの射精感は吹きとんでしまっていた。

「だ、だいじょうぶ……?」
「……痛い、ですけど……嬉しいです」
「え……?」
「トーマスさまが……本当に、ここにいるって、思えるから」
「あ……」

少し前のセシルの話を思い出す。夢のようで、不安だと言っていた、その話を。

「だから……わたしは、もう、だいじょうぶですから……どうぞ」

痛みに涙を浮かべながら微笑んだ。少しぎこちないその笑みはとても美しく、何より強かった。
気遣うように、ゆっくりと腰を動かし始める。それと同時にせめてと、手で胸や脇腹を優しく愛撫していく。
セシルの中はその幼さからか、からみつくような襞はほとんどなく、ただ強くトーマスのものを包み込み、締め付けた。
その締め付けの中で、今にも荒々しく腰を叩きつけてその中に精を放ってしまいたくなるのをぐっと抑えて、穏やかなペースを維持する。

「あっぐぅ……ぃっうっ……はぁっ……」

やはり当然だが、声に痛みを我慢しているような響きがあったのが、トーマスには心苦しかった。
後ろに回されたセシルの手の爪が、肉に食い込む。これで少しでも痛みが和らいでくれたら。トーマスはそう願わずにはいられなかった。
610名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:46:42 ID:hWoQddL7
少しして、セシルが声をかける。

「トーマス、さま……少し、楽になってきましたから……もっと動いて大丈夫ですよ」
「え、でも……」
「女の子は……トーマスさまが思ってるより、強いんです……それに、トーマスさまが気持ち良くなってくれたら、わたしもうれしいから……」
「セシル……」

少し考えてから、トーマスは腰の動きを速くした。
痛いのはそんなにすぐに変わりはしないだろう。なら、早く終わらせた方がセシルの負担は少ないはずだ。

「んっく、ふぅっ……あっあぁっ……トーマス、さまっ……ぎゅって、ぎゅってしてくださいっ……!」

言われて、強くセシルを抱き締めて、キスをした。
抱き締められた体と交わした唇から愛しさが伝わってくるような気がして、セシルは体のこわばりがほぐれていくのを感じた。
ただ貫かれる痛みしかなかった行為の中に、あの甘い痺れが混じり始める。
抱き締められて奥をこつんと突かれるたびに、荒々しく中から引き抜かれるたびに、痛みと共にへその下から広がる熱が、じわじわとセシルの頭の中を犯していく。

「あっあくぅっ……なん、か……へんっにぃ……ふあっんぅっ!」

セシルにはもう自分が痛みを感じているのか、それとも快感を覚えているのかさえ、わからなくなっていた。
トーマスの方もまた射精感がこみ上げてきた。腰の動きが、がぜん速くなる。
もう、いくらも持たない。

「あ、もう……セシル、セシルッ……!」
「とーますさまっ……とーますさまぁっ!」

互いの名前を何度も呼びあって、まずトーマスが果てた。

びゅくっびゅるるるっびゅくんびゅくんっ!

一際深く突き込んで、セシルの奥にほとばしる白濁を次々に吐き出していく。
溢れんばかりに注ぎこまれた精液は、瞬く間に狭い膣内を白く染め上げて満たし、収まりきらない精液が行き場をなくして、猛烈な勢いでセシルの子宮になだれこんだ。
甘い熱にとろけかけていた最奥に、溶岩のように熱く煮えたぎった精液を叩きつけるように浴びせかけられ、セシルの意識が白く染まる。

「あっ出て、やっあついぃっ!なんか、きちゃ、ふぁあああぁあぁああああぁああっ!!」

響く嬌声の中で長い射精を終えて、全てを吐き出したトーマスはセシルの上に崩れ落ちた。

「あ……とーますさまのが、じわぁって……」

荒々しい息遣いの中で、そのセシルの言葉が何処か遠いもののように聞こえていた。

611名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:48:03 ID:hWoQddL7



目を覚ますと、見覚えのない部屋のベッドに裸で寝ていた。
少し混乱するけれど、部屋の鎧を見てすぐにセシルの部屋だとわかる。
窓からはまだ光は差していないが、覗く空はゆっくりと白みはじめている。
早朝の澄んだ空気が、素肌にしんと染みた。

「あの後、寝ちゃったのか……夢、じゃないな……」

自分と同じく裸で、幸せそうに隣で眠るセシルを見て、昨日のことを思い出す。
もうそれだけで赤面しそうだった。

「あ、そういえば祝賀会……あのままほっぽってきちゃったなぁ……」

ということは、もう皆には大体何があったかバレてるわけで。
これからのことを思うと少し頭が痛くなりそうだったけれど、セシルの寝顔を見ていると、何だかどうでもよくなってきた。
僕の隣にセシルがいる。ならそれでもういいじゃないか。槍でもマーサさんでも持ってこい。

「ふぁぁ……僕も、もう一眠りするかな……」

あくびを一つして、セシルを起こさないようにまたベッドにもぐりこむ。
次に目を覚ましても、この小さな恋人が隣にいることを願って。
目の前で眠る、幸せそうなセシルの顔を焼き付けて、僕はゆっくりと目を閉じた。
612名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:53:47 ID:hWoQddL7
これで終了です、はい。書けば書くほど三人称がよくわからなくなっていきました。
最後の部分はもう開きなおって一人称に。
…が多かったり、くどかったりでさんざんですが、昔から書きたかった二人が書けて満足です。
と思ったらセシルが何か違うような気がしないでもない。愛が足りないのか。
あとなんだこのトーマスは。貴様本当に童貞か。
それでは、失礼しました。
613名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:36:47 ID:UnF9utX4
エロいなぁ
>>612は本当にエロいなぁ

人称について
ttp://www.cre.ne.jp/user/tenmyo/writing/person_and_viewpoint.html
俺とやかく言える立場じゃないんだけどね
614名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:47:50 ID:UnF9utX4
夜叉ファンは一部のキャラの品位をおとしめる目的で信者を演じる輩とは何の関係もありません
また、他のキャラに対して何の恨みもなく、ファン同士の対立でスレが混乱する事は一切望んでいません
615名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:38:25 ID:w+LnugF2
GJ!
616名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 17:33:05 ID:u5VxbU4q
初々しいトマセシGJッ!!
617六尺ほも男:2007/01/12(金) 03:10:40 ID:m35A7o/f
>614
ムキになるなよ、青二歳w
たかがゲームキャラ(オナペット)だぜ?ケチつけられたぐらい
でかっかすんなや。
618名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:58:27 ID:tyXGeJ1+
>>617
Gの書き込みでミレイファンが被害受けてる
カミーユファンは関係ないってやっとかんと
投票スレとか見てて心配になってさ
619名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 08:20:50 ID:KpoHp3dS
ひどいよな
ミレイのほうがずっと魅力的なのにあんな奴のせいで…
620グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:26:24 ID:1st3vNFi
『霧の多い場所で待っている 君の欲しい物をあげよう』
カミーユの元に送られてきた、一通の手紙には唯一文、そう記されていた。
差出人にトランの英雄、ティル・マクドールの名が記されている以上、それが悪戯ではない事だけは確かだが(故意に彼の名を騙れば厳しく罰せられる法律が制定されたばかりだ)
当の本人がその気であれば話は別だろうか。
カミーユはその色々な意味で厄介な代物をクシャクシャと丸め、暖炉で赤い舌の様にヌラヌラ艶かしく揺らめく炎の中に放り込み、同じく燃え上がる炎のような己の赤い髪をかきしだいた。
もう三年もたつだろうか。ティルも彼女も、同じく大切な者を失って久しい。
「はぁ…」
カミーユの表情に覇気は無く、またその溜息にも鬱積した負の感情が染み付いていた。
終戦後行方知れずになったティルが、都市同盟との国境境の村で発見保護され、戻りたくもないであろうグレッグミンスターに連れ戻されて、既に一月。
何度か宮廷で宴が開かれ、そこでティルの顔を見る度、彼女は複雑な気分にさせられた。
目の前で優しく寂しげに微笑む一人の少年が、トランの英雄が、以前と違う、何か異質なモノに変わってしまったのではないか…
彼の右手には、彼の親しい者の魂を幾つも食らい、彼の命を長く薄っぺらに引き伸ばし続ける紋章が、死神の様な禍々しい染みが取り付いている。
普通の人間ではなくなってしまった彼が、果たして今も魂だけは健全な人間のままでいる事が可能なのか。
祝いの席で時たま彼が垣間見せる不思議な笑みは、今もカミーユに得体の知れない不信感を抱かせた。
「アイツ、何のつもりだ、今更」
暖炉の中で消し炭へと変わる手紙の内容は、もはや確認する事はできない。
だがそんな余地等なくとも、その文章、言葉は、カミーユの脳に焼きつき、新たな不安を煽り、また…
どこか言い知れぬ、グロテスクな期待を抱かせずにはいなかった。
翌朝には彼女は自宅を後にし、トラン湖に浮かぶ古城…先の紛争で彼女達解放軍が拠点とした要塞跡へと、小さな船に二つだけつけられたオールを漕ぎだした。
まるで船自体が水面すれすれを、宙に浮きながら滑っているかのように、船はみなもに波紋を一切広げることも無く、静かに、静かに朝霧の中を進む。
だが、その霧がいよいよ濃くなるにつれ、カミーユは又しても異様な雰囲気に感づき、鳥肌の立つのを感じた。

あの城に、こんなに霧が立ち込めたのは、何時以来だろうか…

三年前、初めてこの城にやって来た時、彼女は自分の追っている負債者と共に、この城に巣食う魔物…魔霧の主を打ち倒し、城の新たな主として君臨した。
今はもう不要となり、打ち捨てられた筈のこの城に、霧が立ち込めるとすれば、それは?
だが奇妙なことに、カミーユは特に不安を抱くことも無く、半ば投げやりな感情が心の奥底から、墨汁のように広がって来るのを感じ、盲目的にオールを漕ぎ続けた。
やがて霧の中から現れた、怪物を思わせる奇怪で巨大な古城のシルエット。
その船着場に船をつけ、カミーユが降りると同時に、まるで何か、見えない力に引かれるように、主を失った小船は、沖へと浚われて行く。
カミーユのは目を細め、ただその様を呆然と眺めていた。
それでも尚、カミーユの思考に危機感という言葉が浮かぶことは無く、今はただ
『ティルが何の用で自分を呼んだのか』『自分が欲しい物とは何なのか』それを本人に聞かなくては…ただそれだけしか頭に浮かばなかったのだ。
「今日はやけに冷えるねぇ…」
カミーユは自分の体を包む、ややサイズの大きな黒いコートをギュッと締め付け、そのコートの由来が、他でもないこの地にあった事を今更のように思い出してしまう。

『今日こそ全額返してもらおうか』
『すいません、今持ち合わせが!』
『ないってんならしようがねぇ、このご立派なコートでも頂いていこうかね』
『あぁ!それは!坊ちゃんが大きくなったらさしあげようと!』
『あきらめな。あいつはもう、あれ以上大きくなりゃしないよ』
621グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:28:27 ID:1st3vNFi
「くくっ…」
俯きながら自嘲を込めた笑みを零し、カミーユはそのコートを、自らの体を、振るえる両手でしっかりと締め付ける。
「馬鹿だねアタシは…結局、借金はとれずじまいかよ…?」
ふと霧の中に足音を聞き取り、カミーユがその方向を向くと、消え入るような小さな人影が走り去っていくのが見えた。
カミーユは考えるよりまず先に走り出し、その人影を追いかけた。
「ティル!ティルなのか!?」
叫べど追えど返事は無く、また借金取りたてで馴らした彼女の脚力を持ってしても、その子供のような小さな影に追いつくことができない。
やがて影は霧の奥に消え去り、追うべき目標を喪失したカミーユは、ただ霧の中を迷走する他なくなってしまった。
「くそ、くそ!人を呼んでおいて…鬼ごっこがやりたいってのか!?」
カミーユの愚痴を聞く者はおらず、彼女の荒い息だけが霧の中に響いた。
だが、今はもう誰もいないはずのこの城に、まるで何かが潜んでいるような、誰かが見ているような気配を感じ
カミーユは改めて、霧の中に目を凝らした…

いた

何か、先のほうに、岩場の影に、何やら動いている影が。
先ほどのティルに似た影よりもずっと大きく、そしてどうやら人間のようである。
カミーユはそっと、足音を立てぬように忍び寄り、岩場の影から影へと隠れながらその人陰に近づく。
だがその人影は近づけば近づくほど、見慣れた背中の形を成し、そして遂にそれは現実となってしまう。
「そんな…そんな馬鹿な」
その人影は見紛う事無く、三年前に命を落とした、彼女の愛しい獲物…
「グレミオ…グレミオなのか!?」
ティルの付き人、そしてカミーユの追った負債者の姿だった。
グレミオはカミーユの声に驚いた様子で振り向き、まるで惚けた表情で口をポカンとあけて立ち尽くしていた。
「カミーユさん?私はいったい…あれ、皆さんは何処へ?何処なんですかココは」
「だってお前は、死んじまったじゃぁないかっ!」
カミーユはついに感情を抑えきれず、顔を顰め、目じりに皺を刻み、両目の端を潤わせて、その馬鹿でドジでどうしようもない鈍感男の体にしがみついた。
慌てふためくグレミオを他所に、カミーユは整理の付かぬ頭で、必死に結論を導き出そうとしていた。
自分の腕の中で慌てている馬鹿男は、間違いなくグレミオである。
それも、生前の記憶はそのままに、どうやら自分が死んだときの事は覚えていないようだ。
「お前は!お前は死んだんだよこの馬鹿ど畜生!借金ほったらかして!ティルを守ってくたばっちまったんだよ!」
「な!なんですって!そんな馬鹿な!」
まるで狐につままれた様な表情を浮かべ、ますます混乱した様子のグレミオを力いっぱい抱きしめ、その体温を、体重を確かめるようにカミーユはその胸に顔を埋めた。
「なんでお前生きてんだよぉぅ!ちゃんと死んでろばかぁ!でなきゃ金返せ!」
三年前酒場で見つけてから、何度も借金の返済を迫り、その度に何かと理由をつけて逃げられ、またその背中を追い…
時に傷ついた彼を庇い、時に主人であるティルにお株を奪われ、そうこうしている内に相手を単なる負債者ではなく、異性として意識し始めるようになるまで、それ程時間はかからなかった。
だが結局、彼女の再三のアプローチも、鈍感なこの男に届く事はなく、結局その気持ちを伝えられる事もないまま、彼は帰らぬ人となってしまった。
だが、今目の前にいるそれは、間違いなく、そのグレミオなのだ。
「畜生!畜生畜生!今までどこ行ってたんだよう!うぐぅぅっ…」
自分の胸で泣きじゃくるカミーユの姿は、グレミオの目にはどう映ったのか…
今まで見せた事も無い、彼女の一面に戸惑うのか、それとも、本当は気づかない振りをして楽しんでいたのではないか…
カミーユがそんな事を考えている内、彼女の両肩にそっと暖かな手が触れ、彼女がはっと顔を上げると、グレミオはまるで母親のような柔らかい笑顔を浮かべていた。
「コート、売らないで取っていてくれたんですね」
622グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:30:24 ID:1st3vNFi
「っ!!!!…」
途端にカミーユの顔が耳まで真っ赤にそまり、目をまん丸に広げた彼女の口からは機関銃の様に言葉が吐き出された。
「そりゃお前お前が金返しにくるかもしんないしこんなきたねぇコート売ってもいくらにもなんないしそれにもう寒いし
これくらいしか着るもんないならしかたなく着るしかないよな別にこれ暖かくて着たまま眠ったり顔埋めたりとかそういう変なことには使ってないからお前が観念して金返すならいまs…」
その口をグレミオの指がそっと触れ、震える唇に人差し指が差し入れられると、カミーユはまるでスイッチが切れたかのように喋るのをやめた。
グレミオは変わらぬ笑顔のまま「ありがとう」と一言だけ言うと、カミーユの頭に手を回し、三年前より少し伸びた髪を、クシャクシャと撫でた。
カミーユは何とも照れくさそうに目を逸らし、言葉につまったように、ぶっきら棒に答える。
「いいんだよ、そんな事は…」
そしてようやっとカミーユは例の手紙の事を思い出し、その内容の内一つを何となく合点する事ができた。
『ティルの奴、どうやってこんな真似を…そうだティル!』
カミーユは再び必死な表情でグレミオに迫った。
「ティルがここに居るんだ!アイツなら何か知ってる」
ティルの名前が出た途端、グレミオの表情も急変する。
「坊ちゃんが居るんですか!?そうだ坊ちゃん、あの方は今何処に!?」
まるで子を探す親の様に右往左往する様に、カミーユはまたいつかの様な子気味よいイラツキを覚えてほくそ笑みを浮かべた。
「まだ坊ちゃん離れができねぇのかこの馬鹿!まだ城の中は探してない。ここは寒いし中を二人で探してみるか」
カミーユがグレミオの腕を引く様に、二人は門をくぐる。
1階に未だ恨めしく構えるドラゴンの死体も、もう動くことのない“えれべーたー”も、古びてボロボロになってはいるが、昔のままだった。
2階3階と調べた所で、出てくるのは埃にまみれたガラクタばかり。
ティルの姿が見えないグレミオが、また騒ぎ出すのではとカミーユが心配していると突然、グレミオが一枚の絵画を持ち出してきてカミーユの前に掲げた。
「カミーユさん、これ知ってますか?」
「はぁ?…うっ」
その絵は一目でカミーユの神経を逆なでする、薄気味の悪い内容であった。
裸婦画の様だが、うら若い乙女が恍惚とした表情で腕を回し、唇を重ねている相手は、不気味な髑髏。
その様はグロテスクでありながら、どこか妖艶な雰囲気をかもしだしている。
「La Danza Macabra…『死の舞踏』と呼ばれる絵です…これは確か、終戦間際に坊ちゃんが購入なさったんですよ…」
カミーユはあからさまな不快感を顔に出して黙って聞いていたが、やたら熱っぽく語るグレミオの話を聞いている内、何故かこの絵が酷く美しく艶かしく妖美に見えてきてしまった。
カミーユはその感覚に戸惑いながらも、まるで吸い寄せられるようにその絵に顔を近づけていく。
そして、まるですがる様に躯にしがみ付き、むさぼる様に口付けしている少女の顔が、妙に自分の顔に似ている事に気づいた途端、カミーユは背筋に冷たいモノが走るのを感じた。
623グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:32:24 ID:1st3vNFi

「グレミオ、なんでお前……………“終戦間際”の事を…?」

カミーユの背中に嫌な汗が流れ込み、表情は一気に凍り付いてしまう。
だが、その恐ろしい事実に対しても、グレミオはまるで動じるでもなく、また楽しそうに話を続けていた。
「そんな事どうだって良いじゃないですかカミーユさん、大切なのは、貴女がこの行為をどう思うかなんです」
「何言ってんだよお前…質問に答えろよ…何でおま…っ!」
彼女の台詞を遮るように、グレミオの伸ばした手が顎をつかみ上げ、その唇を無理やり奪い、更には乱暴に舌をねじ込んで唾液をかき回し始める。
あまりの事に絵を放り出したグレミオは更に、驚いて体を引き剥がそうとするカミーユの手首をつかみ上げ、痛みを伴うほどに捻りあげてしまう。
「んっ!あぁっ!んん!」
くちゃくちゃと口内を散々犯され、手首の痛みも相まって、カミーユはいつしか涙を流して怯えていた。
ようやっと口を開放したグレミオは、子犬のように震える彼女の表情を楽しむように、瞳を息のかかる距離で覗き込み、また、顎を離した手で彼女の髪を多めに鷲づかみにしながら抱きかかえた。
「久しぶりの再開なんです、少し静かにしましょうよ」
その表情も声色も、普段の優しいグレミオのままだったが、それはお願いでも命令でもなく、明らかに脅迫であった。
乱暴な口付けによって切ったのか、血の滲んだカミーユの唇は震え、また、今にも泣き出しそうな目元にも、大きな水玉が膨らんでいる。
恐怖によって言葉に成らない言葉が、震える喉から搾り出された。
「ぉお…おおまえ…いぃ、一体………」
グレミオはその問いに答えることは無く、代わりにカミーユの額に一つキスを落とす。
そこでようやくカミーユは、全ての疑問に対する答えを得た。
だがそれは決して、決して健全な物ではなく、実に奇怪で残酷で、そして猥褻な答え。
床に押し倒されたカミーユに、その答えに抗えるだけの気力は残っていなかった。


コートのボタンがパチパチと飛んで転がり、その下から体系の強調されたコスチュームが覗く。
「相変わらずこんな服を着て…私が坊ちゃんの前で、どんな気分で貴女の体を見ていたか知っているんですか?」
グレミオはその胸元を真ん中から左右に、力任せに引きちぎる。
皮製の弾力性のある生地が裂け、その下で窮屈に眠っていた二つの丘が、たわわにしなって揺れる。
涙目のカミーユは小さく 「やっ…」と言いかけるも、その先が続かない。
裂いた生地を掴んだままのグレミオの手首を、カミーユの小さな手が震えながら掴んでいた。
それは抵抗の素振りを見せてはいたが、その意思が感じ取れない程に弱弱しい様だった。
グレミオはダラダラと粘性の高い唾液を纏わり付かせながら、少々長すぎる感のある舌で、カミーユの喉笛から胸の谷間にかけてを舐める。
そのざらついた感覚にカミーユの体は敏感に反応し、ビクンと震えて小さく跳ねる。
「私が貴女への性欲を、どんなに苦労して抑えていたか、わかりませんでしたか?」
グレミオの赤い舌は今度は、カミーユの敏感な場所…胸の先端の突起に巻きつくように絡み
ざらざらと刺激する度、カミーユは甲高い悲鳴をあげ、それに合わせてグレミオの手首を掴む手に力が加わった。
「んんぁあん!あぁうっ!うぅぐっぐれみおおっ!やぁめ…やめぇてっえぇっ!」
まるでリズムを刻むように、小刻みに、執拗に、強弱を着けながらの刺激は、やがてカミーユの下腹部に熱いものをこみ上げさせる。
肌は上気し、荒い呼吸と共に胸が、肩が上下する。
すっかり霞のかかってしまった頭では、心の葛藤も意味を成さず、自分に跨る愛しい男の“形をした物”から受ける愛撫に対し、抵抗するだけの意思は生まれない。
グレミオ舌による攻めを休めずに、人差し指をカミーユの女性の部分に押し当てる。
まだコスチュームは、ベルトより上の部分が裂かれただけで、彼女の恥部までは露出していなかったが、グレミオはそんな事はお構いなく、やや乱暴な力でそこを押し上げた。
「ひぃっ!あぁうぅっ!」
624グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:33:30 ID:1st3vNFi
その痛みと乳頭部への快感が背筋の辺りで合わさり、カミーユは完全に腰砕けの状態となってしまう。
だらしなく投げ出された両脚は、もう走って逃げるという選択肢を放棄していた。
「それじゃぁ、まずはこれを差し上げましょう」
カミーユの胸の上で膝立ちとなったグレミオは、ズボンのボタンを外して、いきり立った自分の一物を取り出す。
目の前に現れた男性、それも自分が求めてやまなかった男のモノ…例えそれがまがい物であったとしても、今のカミーユにそれを拒む勇気は無い。
カミーユは何を言われるまでも無く、切なげな表情でそれをほお張り、胸の谷間に挟むようにして愛撫する。
フェラチオの経験は無かったが、そっと目をあげると、グレミオはやはりあの笑顔で彼女を見下ろしている。
もはや一刻も早くグレミオが欲しいカミーユは、舌の動きを更に繊細にし、同時にペニス全体を自分の体温で暖めるように、胸で強く圧迫した。
これが功を制したのかは彼女には分からなかったが、グレミオは放出の瞬間、カミーユの髪を荒々しく掴み、彼女の喉奥に先端をぶつける勢いで突きつけた。
同時にグレミオのモノは大きく、より太く脈打ち、カミーユの口内に滾りを放出する。
カミーユが夢にまで見た男の精液。口に広がる苦味を飲み下しても尚、彼女の口からあふれ出した大量の滾り。
それを両手に広げ、うっとりとした表情で眺めるカミーユの髪を、またしてもグレミオは柔らかく梳く。
「次は貴女の中にさしあげます」
カミーユのベルトを解くと、呆然と手を広げて精液を眺めている彼女の両手をそれで縛り上げ、そのコスチュームを今度こそ完全に引き裂いて
ようやっと露になった彼女の恥部を、間近でジロジロと眺め回す。
ようやくそれに気づいたカミーユが逃れようと身を捩る間もなく、グレミオの長い舌はそこに伸び、ひだの裏側や茂みに覆われた小さな核を、くちゅくちゅと猥褻に水音を立て、丹念に嘗め回していく。
カミーユは小刻みに体を震わせ、恐怖と期待の入り混じった、切なげな悲鳴をあげる。
「はぁぁ、んん、グレミオぉぉ…ぉお前、はんっ!はぁああん…ソウル…イ、んっ!」
「えぇそうですよカミーユさん、貴女の仰るとおりです」
クンニをやめたグレミオは、カミーユの耳を包み込むように握って、再びその唇をカミーユのそれに重ねた。
今度はより深く、しつこくカミーユの舌にからみ付き、自身の愛液も混じったすえた匂いのする唾液を、カミーユは求めるように飲み込んでいく。
ふと横に目を移せば、絡み合う二人の隣に放置された絵…骸骨と交わる裸婦の背徳的な情景が、まるで絵から飛び出したような錯覚を覚える。
「もう、何でも良いよ…グレミオ…はやく…」

夢でも現実でも妄想でも良い。
次に目覚めるとき、病院のベッドの上であろうと、自宅のベッドであろうと構わない。
この不条理な世界がティルのお膳立てした狂気の産物だとしても、その中で永遠にのた打ち回る事になろうと知ったことではない。
カミーユは今、あの手紙の内容の通り、欲しい物を手に入れたのだから。
625グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:35:55 ID:1st3vNFi
縛られた両腕をグレミオの首に通し、その唇を執拗に求めながら、カミーユは目を閉じてその時を待った。
腰の後ろに手が回され、片足を無理矢理広げさせられ、秘所にあてがわれるカリの生暖かさに、カミーユは身震いする。
「お願いだから…ずっと一緒にいてくれよ」
「元よりそのつもりです…」
十分に濡れたソコに、グレミオは容易に侵入して行く。
しかしかなりの太さを誇るグレミオを丸々飲み込むには、カミーユのソコは少々狭すぎたのか、奥へ奥へと侵入するたび、グレミオの首にからんだ腕は締め付ける力を強めた。
「痛かったですか?」
「止めんな馬鹿!」
一々人の顔色を伺う相変わらずのグレミオに対し、カミーユの強気に返すが、グレミオは元より止める気等ないらしく、肉棒を出し入れする速度、腰を打ち付ける強さ、中を抉る角度は少しずつ荒々しく、激しくなり
カミーユは苦痛と快楽の中で被虐的な倒錯した快感を覚えた。
「いっ、あぁぅっ!んんぐっ…痛っ…あぁああ、ん!」
「もっと力抜かないと、怪我をしてしまいますよ」
「ぎりっ」
グレミオの忠告を無視し、一つ歯軋りしたカミーユは、グレミオのストロークの瞬間、最も際奥に至る瞬間に、満身の力を込めてそれを締め付けた。
「ひぃいっぎぃっっっ!!!うわぁあああああんっ!んんっ!」
痛みに耐え切れずにもれた悲鳴と共に、カミーユはグレミオの体を一際強く抱きしめる。
引き出されたグレミオの一物には、何処を切ったのかカミーユの血が薄っすらとにじみ、それは直ぐに愛液と交じり合って床に滴り落ちた。
グレミオはそんな彼女の体を気遣うようにペースを落としながら言った。
「何やってるんですか、痛いにきまってるでしょ」
「うぅ、うん、分かってる…だけど、だけどさ…これ、夢じゃないんだよね?…アタシもアンタも生きてるし、ココに居るんだ!ここに居て、一緒にエッチな事してんだ!」
手首を拘束するベルトがギリギリと食い込み、恐らくは痣になっているだろう。
血の出るほど締め付けたアソコもヒリヒリと痛み、カミーユは涙を流しながら、より一層強くグレミオを抱きしめた。
やがてグレミオはカミーユの中で果て、一度目のフェラチオの時より、更に大量で濃厚な滾りをそこに注ぎ込むと、未だ勃起状態の続く陰茎をそっと、いたわる様に抜き取った。
カミーユは涙目で顔をしかめながら、それでも何が面白いのか、ケラケラと自嘲気味に笑い始める。
グレミオは呆れた表情でそれを眺め、やがてまた唇を重ねてから言った。
「そんなに私が欲しかったんですね?」
「うんっ」
「狂おしい程に?」
「うんっ!」
カミーユは大げさに首を縦に振り、グレミオの首にすがり付いたまま何度も頷いた。
グレミオはまた、優しげな表情で柔らかくカミーユの体を抱きしめると、真っ赤に染まった耳元で甘く囁く。
「もう私は貴女の中にいるんです。貴女はずっと、私と一緒に居られるんです…ただ、一つ条件がありますが」
「?」
626グレミオ×カミーユ(サイコ気味):2007/01/12(金) 12:37:36 ID:1st3vNFi
キョトンとした表情でカミーユが顔をあげると、グレミオはニコニコと微笑んだまま、彼女のお腹の臍の辺りに触れる。
そしてその途端、カミーユの下腹部に激痛が走り、同時に言いようの無い吐き気を催し、身を捩る間もなく、グレミオにこみ上げてきた物を吐きかけてしまう。
「うえぇぇっ!げふぉっ!えほっ!げえぇっ!」
吐しゃ物にまみれながら、グレミオはまるで動じず、微笑みながら、体をくの字に折って暴れるカミーユの腹部を撫で続ける。
薄れ行く意識の中、カミーユが最後に見たものは、ボコボコと歪に形を変えて膨れていく自分の腹部だった。


「あぁぁっ!」
自宅のベッドで目を覚ましたカミーユは、下着も寝巻きもビショビショにする程の汗をかいて飛び起き、肩を何度も上下させて荒く呼吸をした。
やがて夢の最後の光景を思い出したか、慌てて寝巻きをめくりあげて腹を確認する。
そこにはいつもの通り、少し張った腹筋と形の良い臍、ブラが無くとも形を変えない両胸があるだけだった。
一つ小さく溜息を吐き、臍の下を愛撫するように摩る。
安堵の気持ちとは別に、あれが夢だったという寂しさ…いや、空しさがカミーユの心に広がっていった。
「…」
膝を抱き、切なく俯きながら、カミーユは涙する。
顔を足に押し付けて、涙が頬と膝の間で広がり、鼻の上がキンキンと痛み、肩はやがて、小刻みに痙攣をはじめた。
『あんなに気持ちよかったのに…あんなに、痛かったのに!あんなに、うれしかったのに!』

ゴチ

硬いものが床に落ちる音が響く。
それはどうやら球体のようで、コロコロと転がる音が暗闇の中で響き渡った。
カミーユがはっと発起してベッドから立ち上がると、その球体はボウッと黒く輝きながら、彼女の足元に転がってきた。
そのガラス球のような球体には、中に黒い染みのような紋章が封じ込められた封印球…
そんな物を購入した覚えは無い。
それを震える手で拾い上げ、間近で凝視すれば、まるでその紋章は赤子が喜ぶかのように点滅を繰り返した。
「アァ…ア…アァア…」
声にならぬ声がカミーユの喉から搾り出され、やがてそれは嗚咽となって暗い部屋に響いた。
カミーユはその封印球を抱きすくめると、頬を強張らせて涙をポツポツと床に落とした。
カミーユの下腹部には微かな疼きがこみ上げ、それは堪らなく彼女の理性をかき乱した。
「あぁぁぁんっ…うわぁぁあんっ!」

ゴチ、ゴチゴチゴチ
ゴツンゴロゴロ ゴチ ゴチ
ゴチッゴロゴロゴロゴロゴロ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

硬い球体の音が幾つも響き渡る。
カミーユの視線の先にあったのは、テーブルの上に、いすの上に、床の上に幾つも散乱して転がっている黒い紋章の封印球達。
それらは皆皆、まるで兄弟達のように同じリズムで明滅を繰り返した。
カミーユは緩く微笑むとその場に腰を下ろし、愛しいげに封印球を抱きしめ、そして目を閉じた。
彼女の腕の中には、生と死を司る紋章の眷属…闇の紋章の封印球が、黒い光を放ち続けた。
627名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 12:42:14 ID:1st3vNFi
以上です
やっつけ仕事でかなり文章も荒いし、いまいちホラーになりきれなかった
もう少し猟奇的にしようかと思ったんだけど、このスレじゃやばそうなんで止めときました
グレミオ死亡ED後という設定ですが、生存EDの方も書きたいのでまたその内うぷします
ただグレミオ生存で書くとラブコメ以外が想像できない俺駄目
628名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 15:43:39 ID:Jm2UNxUg
GJ!!

是非、生存EDの方も書いてくれラブコメな二人が読みたい
629名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 16:54:19 ID:T2k3nNk0
GJ乙

そんな>>627

つ死の指先
630名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 17:03:17 ID:YkYAIsHF
やっぱカミーユはエロいよGJ
普段と違うグレミオもまた(´Д`;)
631名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:39:24 ID:oIFCOQng
GJ!脇腹痛くなってきた・・・グロいぜ
ラブコメもうぷうp!
632名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:19:55 ID:Sv3yvdZ4
闇の紋章って何だっけ?
教えてエロいひと
633名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:59:23 ID:wHXDslCr
シエラ様がデフォで持ってたプチソウルイーター
死に神の鎌みたいなデザイン
解説にも「生と死を司る紋章の眷属」みたいな事書いてた
店売りしてたっけか?
634名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 07:10:11 ID:ncjTtMGD
眷属紋章もいろいろ増えたな・・・
635名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:27:23 ID:Sv3yvdZ4
>>633
d
そういやそんなのあったなぁ。3以降消えたっけ?
紋章も多すぎて効果とかリスクとかごちゃまぜになってきたんだぜ。
636名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:37:00 ID:m/DmZlPa
普通に店売り。横列攻撃ありHP吸収ありで結構使い勝手良し。即死攻撃も確率高い。<闇
637名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 12:44:43 ID:SOGQNGHP
闇の紋章
盾の紋章
断罪の紋章
禿の紋章
星の紋章
蒼い門の紋章
獣魔の紋章
五行の紋章
638名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 14:34:43 ID:UoW30mgE
禿の紋章w
639名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 14:06:21 ID:cT1lYdFq
ナオミ
オナ紋章が壊れた

アナタがオナ紋章を使えなくしたわ

俺を殺す気か!


スネーク
これ以上ジーンさんとの淫行は許されん

彼女とセーックスさせろ!
ならん、彼女はもらった


相変わらずだなスネーク

クライブ
今までどこに?

君と同じく淫行生活だ
たまにはゼクセン兵とやったりはしてるがな
我慢できなくなってなぁ
640名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 18:34:11 ID:GopMSULO
性欲を持てあます
641名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 12:37:14 ID:xxPQDd5J
オナの紋章…フェロの紋章の眷属(スネーク専用、装備部位股間)

LV1、オナマシン
自分で性欲を持て余す
LV2、バイアグラ
一定時間仲間全体に性欲を持て余す
LV3、スーパー生搾り
敵全体に精子とばす
LV4、セーックス
敵一体に肉棒ぶち込む
相手はイく
642某弟子:2007/01/21(日) 16:49:36 ID:VA8T6wQf
ウィンディとレックナート様の姉妹レズキボン
レックナート様受けで
643某娘:2007/01/21(日) 17:22:21 ID:9xEPxWIv
る、るっくさま……!?
644名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 02:09:02 ID:VBP1b1yd
レックナート様自体は、前々から構想があるが……3以降やってないからなぁ。
645某弟子:2007/01/25(木) 07:19:40 ID:7FjnywI5
目の見えない妹をなぶり犯す姉

しかもそれをまな弟子に見られる
646名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 11:00:12 ID:pKzKEpR+
「ダメだ、セラ!こんな所で」
「いいえ、止めません、セラはルック様のが欲しいのです」
「うっ…く…レックナート様が監てる!」
647名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 11:28:02 ID:SopRJe5D
保守
648名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 06:29:01 ID:/51ZRAqD
ホス
649名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:11:03 ID:YybQYcfl
盛り上がらないのでせめて希望を
ミアキスがじらされてじらされて、「挿れて」ってお願いする小説希望!!!
愛あるセクースでも、陵辱物でも
カップリングも誰でも可
職人さんお願いします
650名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:04:44 ID:m2/N6YDY
カップリングの希望もあると書きやすいなぁ……

なんて言ってみたりして。
651649:2007/01/30(火) 01:54:31 ID:r5N0quLF
チーズケーキとかのおっさんがいいな
おっさんのテクに翻弄されるミアキスタソハァハァ(*´д`*)
652名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:13:37 ID:Y2OWeBUJ
王子に一票
653名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:12:36 ID:6nocM33l
ありそうでなかったギゼル→ミアキスに一票。
戴冠式前の「姫様が戴冠を断られた場合、ミアキス殿がどうなるか…」
みたいな台詞がもちろん性的な意味でエロスw
654649:2007/01/30(火) 20:29:51 ID:r5N0quLF
>>653
あっ、漏れもそれで妄想したことある〜
んじゃそれに変更で!

文士さん、くれくれくんになってしまい申し訳ないです
よろしくです
655650:2007/01/30(火) 21:33:17 ID:+jemcBLF
ごめん、すでにゲオルグで書いちゃってた。
校正終わって読み込んだら王子とかギゼルとかの意見もあって、そっちも書ければ書いてみたくなったけど。
まずはゲオルグでよろしく。

年末に「残像」を書いた者なので、エロのパターンが同じに感じたらすまぬ。

656「優しい罰・1」(ゲオルグ×ミアキス):2007/01/30(火) 21:35:54 ID:+jemcBLF
1.

 するする、とすんと衣擦れの音が部屋に響く。
 ギシ……とその人物がベッドへ乗るとベッドが軋んだ。
「ゲオルグ殿ぉ……」
 小さく、小さく切ない声で呟き、ベッドへ乗ってきた人物――ミアキスはベッドに寝ている男へ寄り添った。
「さっきからお前は何をしているんだ」
「き、気づいてたんですか」
 びくっと全身を震わせ、ミアキスはゲオルグを見た。
「当たり前だ。侵入者に気づかない武人がどこにいるんだ」
 いつでも飛び出せるように、服を着たままで寝ているゲオルグが呆れたようにミアキスへ言う。
「そう、そうですよねぇ……あはは」
「ああ――髪を」
「え?」
 すっとミアキスの長い髪に手を当てて、ゆっくりと梳く。
「髪を下ろした姿は初めて見るかな」
 そしてふっと微笑みを浮かべる。
 ミアキスの身体に、甘くせつない電流が走る。
「ゲオルグ殿」
 寝たままのゲオルグにまたがった格好のミアキスは、そのままの体勢でゲオルグの首に抱きついた。
 ゲオルグもそれに応えミアキスの裸の肩を抱き、髪を撫でながらしばらく無言で抱き合った。
「あのぉ、そのぉ……」
 心地よい沈黙を破ったのはミアキスだった。
「なんだ」
「えっと……。キス、していいですか」
「駄目という理由もなかろう」
 言い様、ゲオルグはミアキスの唇を奪う。
「んん……む……ん」
 ゲオルグの舌がミアキスの口の中へ差し入れられる。差し出したミアキスの舌を絡めてその舌をゆっくりと舐めていく。
 根元の部分へたどり着き、そこからは口の中を硬くすぼめた舌が這いずり回る。たっぷりと口の中を味わった後、ミアキスの舌先を軽く吸い、ちろちろと舌でつつき、ゲオルグはようやくミアキスの唇を開放した。
657「優しい罰・2」(ゲオルグ×ミアキス):2007/01/30(火) 21:37:18 ID:+jemcBLF
2.

 見つめあう。ゲオルグの瞳に自分が映っていることに安心し、ミアキスはゲオルグの目を見ながらその服を脱がせるべく手を胸に置いた。
「何をしている」
 シャツのボタンを外そうとしたミアキスの手が止まった。
「何って、そのぉ。服を……」
「服?」
「あ、あのぉ、わたしだけ裸なのは恥ずかしいですぅ。その、ゲオルグ殿も早く……」
 もじもじとゲオルグの上でミアキスは顔を赤く染める。
「ミアキス殿」
 ふいにゲオルグが身を起こし、ミアキスの裸の身体をじっと眺めた。
「はい」
「綺麗だな、ミアキス殿の身体は」
「えっ!? そんな何を突然――あっ」
 ゲオルグはベッドにあぐらをかいて座り、その上にミアキスを座らせた。ちゅ、と音をたてて鎖骨に口づける。
「あ、あの、ゲオルグ……殿ぉ?」
 ミアキスのわずかな抵抗は無視して、ゲオルグの唇はそのままミアキスの胸へ移動していく。
 乳房の周縁を舌が這う。胸の頂にゲオルグの頬が触れ、舌とともにミアキスを愛撫している。
 もう片方の乳房は大きな手で揉まれている。太く硬いゲオルグの指の感触に、ミアキスはゲオルグの男根を想像して更に興奮してゆく。
「あ……ふ」
 赤い唇からため息とも喘ぎ声ともつかぬ声をもらす。
 ゲオルグの唇は頂へと上り、乳輪をすぼめた舌先でなぞった。ぐるりと一周するとまた乳房へと下りていき、谷間から腹、へその縁と丁寧に攻めていく。
「ゲオ……ルグ……どのぉ……」
 ゲオルグの肩に両腕を絡め、その頭に自らの頬を乗せてゲオルグの愛撫を受けているミアキスの身体が一瞬震えた。
「ゲオルグ殿の服……。汚しちゃいますぅ」
 だから脱いで、と暗にミアキスはお願いしたのだが、ゲオルグはそれを意に介さない。
「替えなどいくらでもある。気にするな」
 座っていたミアキスは、膝を折った状態で半立ちにさせられた。ちょうどミアキスの股間がゲオルグの顔の前にくる。
 ゲオルグの息を身体に感じ、ミアキスは熱い露を滴らせる。太腿に伝ったしずくをゲオルグは舌で舐めとり、再び唇での愛撫を開始する。
 へその縁で止まっていた攻めは徐々にミアキスの黒い茂みへと到達する。
「脚をもう少し開け」
 言われるままに脚を開き、快感の波に身体をゆだねる。茂みの中を掻き分けてゲオルグの舌が赤いひだに触れた。
「はぅっ」
 ミアキスはのけぞり、あまりの気持ちよさに涙を浮かべた。
「動いてるぞ。気持ちいいのか」
 ひだを分け入り、秘裂の中へ舌を差し入れたゲオルグが訊いた。息がふんわりとひだにかかり、その柔らかい感触にも攻められているような気が、ミアキスはしていた。
「あ、あああああっ。もう、ダメで……すぅ! は……ン……あああっ!」
 とろりと蜜をゲオルグの顔へ垂らし、ミアキスは一度目の絶頂を迎えた。
658「優しい罰・3」(ゲオルグ×ミアキス):2007/01/30(火) 21:39:35 ID:+jemcBLF
3.

 ひとしきり秘所を味わい、その後何度もミアキスを絶頂へ至らせると、ゲオルグの舌は先ほどのルートと交差して、上っていった。
 最後に再びゲオルグの顔がミアキスの顔の前に戻ってきて、自分の蜜で濡れているゲオルグの唇がミアキスの唇に重なった。
 ぐいとその身体を抱き寄せられ、ゲオルグの身体を服越しに感じる。その衣類が邪魔でしょうがなかった。ゲオルグの肌に触れたい。蕩けて理性が飛んだミアキスは震える指でゲオルグの服を脱がす。
 シャツを脱がせば、その広い厚い胸と、たくましい腕が。
 ベルトを外し下穿きと一緒にズボンを脱がせば、がっしりとした腰と、すで勃ちあがりかけている大きく太い男根がミアキスの眼下に現れてくる。
 それをみてほぅとミアキスはため息をつく。
 だが、その胸に触れようとした手をゲオルグに掴まれ、両手を合わせたまま押し倒されてしまう。掴まれた両手は頭の上でしっかりとゲオルグの左手に押さえ込まれた。
 ふるん と揺れたミアキスの乳房をもう一度口に含み、先ほどは触れなかった乳首を舌の上で転がされる。
 いやいやと頭を振って、ミアキスは快感に耐える。
 乳首への快感に集中して感じていたミアキスの身体に、違う快感が突然襲った。
 ゲオルグがすでに潤みきった蜜壷へと指を挿入したのだ。
「あっ……ああぁぁ……っ!」
 今までの快楽とは比べ物にならない刺激がミアキスの全身を震わせた。無意識に腰をひねり、感じやすいところへと指をいざなう。
 いざなわれた先の肉壁にゲオルグの指が触れ、強弱をつけてそこを執拗に攻められる。いつの間にか2本の指がさし入れられていて、休む暇もミアキスに与えてくれない。
 胸をむさぼっていたゲオルグが唇を離し、もう一度ミアキスの唇を吸った。
「ゲオルグどのぉ――もう、もう……ぁ……ダメ……ですぅ。んん……はぁっ」
 喘ぎ声の間から、ミアキスは必死でゲオルグに懇願する。
「そうか」
 ゲオルグは言い、ミアキスの中をかき回す指の動きに激しさが増した。残りの指でふっくりとしている秘裂の頂を撫でられ、ミアキスは降伏した。
「ひっ。ひああああぁぁ……」
 今までで一番の快感に達したミアキスは、のけぞり、震え、ベッドに深く身を横たえた。
 とろりと溢れた自身の蜜でベタベタになった指を、ゲオルグがようやく引き抜いて言った。
「今夜はここまでだ」
659「優しい罰・4」(ゲオルグ×ミアキス):2007/01/30(火) 21:44:22 ID:+jemcBLF
4.

「ええっ」
 もうすぐ、ゲオルグのあのたくましいモノで貫かれるのだと、その快感を想像してうっとりしていたミアキスは、目を丸くして驚いた。
 ここでオアズケだなんて、不完全燃焼もいいところだ。
「罰だ」
「えっ。わたし、何か悪いことしましたか?」
 謝りますからぁ。何でもしますから、ここで終わりなんて言わないでください。白い腕がゲオルグの首に絡みつき、キュっと裸の胸にゲオルグを抱きしめようとした。
 するとゲオルグはそれを拒むように身体を離してしまった。
「どうして。ゲオルグ殿、どうしてぇ」
 素肌に、身体に触れることすら許してくれない理由が分からず、どうして、と涙を浮かべてミアキスは繰り返した。
「――服を脱がす楽しみを俺から奪った罰だ。帰れ」
 風呂に入っていて身体が火照ってきてしまい、どうしても堪らなくなり、すでに寝ていたゲオルグの部屋へ侵入した自分を思い出す。
 普通に言っても抱いてくれないと思ったミアキスは、だから服を全て脱いでゲオルグに寄り添ったのだ。
「そんなぁ……。もう一度着ますから、だから……だから……」
「だからなんだ」
「――挿れて……ください」
 耳元でそっと囁いた。顔はもう恥ずかしさで真っ赤だ。
「ミアキス」
「はい……」
「望みがあるなら、俺の顔を見てちゃんと言え」
「えぇぇ」
 のろのろと身体を離し、ゲオルグを見上げてミアキスは目を伏せながらもう一度言った。
「そのぅ……。挿れて、くださ……い」
 ふんとゲオルグは笑い、先ほどまで入っていた指をもう一度ミアキスの秘裂へと突きたてた。
「んっあああああああっ」
 そのままゲオルグは再び指でミアキスを攻めたてた。あと一瞬で絶頂を迎えそうに身体がわなないたところで、指の動きを止めて問うた。
「欲しかったのはこれか?」
「あぁ……ぁ……。違いますぅ……」
「そうか、違うのか。残念だ」
 あっさりと指を抜く。
「ふ……ぁ……。お願い……します、ゲオルグ殿ぉ。挿れて――ねぇ……?」
 紅潮した顔、とろりと蕩けた瞳でミアキスはもう一度ゲオルグに言った。
660「優しい罰・5」(ゲオルグ×ミアキス):2007/01/30(火) 21:48:04 ID:+jemcBLF
5.

「何が望みだ?」
「……コレを……」
 手を伸ばしてミアキスはゲオルグの男根に触れる。
 先ほどよりも硬く太くなってきているゲオルグのそれをミアキスは愛しそうに撫でる。ミアキスの手の中で硬さを増したゲオルグの男根は、体勢を変えるためにミアキスが手を離すと、勢いよく腹に当たった。
「コレを……。ゲオルグ殿……」
 今度はミアキスがゲオルグを押し倒す形で体勢を逆転し、ミアキスは再びゲオルグのものに触れた。
「欲しいのか?」
「……欲しいですぅ。い……挿れてください」
「しょうのないやつだな」
 おいで、とゲオルグは横たわったままミアキスを迎え入れるために両手を広げる。
「自分で、望みどおりにしろ」
 ゆっくりとミアキスは動き、ゲオルグの硬く太くそそりたつ肉棒を自身の中へ導いていく。
 ぐちゅりと粘着質な水音をたてて、ミアキスは下の唇でゲオルグをくわえ、自らの身体をゲオルグの上へ沈めた。
「ああ……ん……ふぅ……」
 ようやくゲオルグとつながることができた喜びからか、ミアキスは歓喜のため息をついた。
「これでいいのか?」
「ん……はい……」
「満足したか?」
「はい……」
「そうか、これだけで満足なんだな?」
 恍惚としていたミアキスの顔に一瞬で理性が戻る。
「えっ。あ、いえ……。その……」
 なんと答えていいのか、ミアキスの頭の中をさまざまな言葉が駆け巡る。
 この間抱いてもらった時のゲオルグの姿を思い浮かべながら、それでも言葉が見つからず、ミアキスはとうとう、ぷいと横を向いてしまった。
「こんなこと何度も言わせるなんて、意地悪です……」
 恥ずかしさに顔を赤くしているミアキスをゲオルグは抱き寄せ、頬にキスをする。
「そうか? 随分優しい罰だと思ったんだがな」
 そして抱き寄せたまま、腰を突き上げてミアキスの身体をむさぼり始めた。


―――了
661名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:14:47 ID:MfpsWnxm
>>656-660
キタコレ!(゜∀゜;)ミアキス様萌えス!!
662名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:24:24 ID:518lvp3A
リクから投下までのスピードに激しく乙
GJでした!!
663名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:34:22 ID:mYHbMkSj
>>656-660
ゲオミア(・∀・)イイ!
大人の余裕なゲオルグに振り回され気味なミアキスがエロスw
このカプもおいしい

個人的にはシグレ×サギリ、リューグ×ミアキス、ラハル×ミアキスとかも読んでみたい!
何気にミアキスてリューグと会話多いような?
名前呼ぶ時にリューグが先だったり、ランス可愛がったら「甘やかすなよ」「嫉妬〜?」みたいな会話とか深読みしてみたりw
664649:2007/01/31(水) 03:25:29 ID:9b+XCf9H
リクからすぐ書いてくださってありがとうございます!!!
切なげなミアキスにハァハァ(*´д`*)
めちゃ(・∀・)モエッでした
まさにこういうのが読みたかったんです
GJおつかれさまでした!!!
665名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 09:14:22 ID:BjrfANUw
初めてですが、王子×ミアキスを書いてみました。文体など至らないところも多々あるとは思いますが、見たいという方レスお願いしますm(__)m

設定的には、
実質王子←→リオンという感じではありますが、告白などはしていないという状況です。
666名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 09:55:19 ID:9b+XCf9H
盛り上がってきましたね
(・∀・)イイヨイイヨ

投下ヨロ
667名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 14:14:39 ID:nnVUkZJs
いいですね、ゼヒ投下して下さい
668開かずの間(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:29:15 ID:BjrfANUw
それは戦い続くある日のこと。

セーブルに着くはずだったビッキーのテレポートがものの見事に大失敗したらしく、王子ファルーシュと女王騎士ミアキスは仲間とはぐれ二人きりで暗く冷たい部屋の中にいた。
「…ここはどこなんだろう?ミアキスわかる?」
「ひょっとしてぇ、ここわたしたちのお城の中じゃないですかぁ?」
ファルーシュの疑問にミアキスは答える。
「えっ?」
「だってぇ、見てくださいよぉ!この壁、お城の壁っぽくありません?」
言われてみれば、もはや見慣れた自分達の城の壁にそっくりである。
しかし、
「ねぇ、ミアキス?僕達の城にこんな部屋なんてあったっけ?」
「ん〜わたしは知りませんねぇ…。…あれ?」
何か心当たりがあるのか、ミアキスは首をかしげる。
「ミアキス、何か心当たりでもあるの?」
「わたし以前このお城を回ってみたんですけど、そういえば扉が開かない部屋が1つだけあったんですよぉ。」
ミアキスの言葉に、ファルーシュは聞き覚えがあった。以前リオンに、
『地下の1番奥に開かずの間があるそうなんです。人気がないので王子に何かあっても困りますから、近づかないようにして下さいね。』
と言われたのを思い出したからだ。
ここはどうやらその部屋の中らしい。
「王子?どうしたんですかぁ?」
と下を向き考え込んでいるファルーシュにミアキスが問い掛ける。
リオンから聞いた言葉をミアキスに告げると、ミアキスは悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ということはですよぉ?今わたし達って人気のない場所にある部屋で二人っきりということですよねぇ…?」
確かにその通りで、そういわれてしまうとどうしても相手意識をしてしまう。
「…な…何言ってるの!すぐ出られるでしょ?」
「だって元々開かない扉ですよぉ?開く訳ないじゃないですかぁ。」
「だ…大丈夫だよ!こちら側からならきっと開くから!」
そういってファルーシュが扉に近づいていくと目の前に、何かを思いついたような表情のミアキスが立ちはだかる。そして甘えた声で、
「王子ぃ…わたし前々から王子のことが好きだったんですぅ…。だからわたし…王子の彼女さんになりたいですぅ…ダメですか…?」
669開かずの間2(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:31:13 ID:BjrfANUw
!!?
ファルーシュは焦った。今まで、弟みたいだのなんだのと言われてからかわれたことはある。
そのためミアキスの事は姉に近い存在だと思っていた。だから今の言葉には当然困惑する。
「ちょ…ちょっと何言ってるのミアキス!?本気なの!?だって僕年下だしそれに…」
「…ふふ、うふふ。王子ったらぁ照れちゃって!冗談ですよぉ!王子にはリオンちゃんがいますもの!」
「…み、ミアキス〜」
見事にミアキスの策にかかり、からかわれたファルーシュ。少々落ち込む。
「でも好きなのは本当ですよ〜。ただ王子はちょっと奥手すぎますねぇ…。リオンちゃんが悲しみますよ?なんならお姉さんが教えてあげましょうか?」
「ミアキス…からかってるんでしょ?」
「あらぁ?わたしはいたって本気ですよぉ?」
「もう…そんなこと言って…またいつもの冗談で…ぅむ…!?」
遮るようにミアキスが不意にファルーシュの唇を奪う。
「…ぷはぁ…どうですか?本気だって言ったじゃないですか!」
「な…ちょ…ちょっとミアキス!!?」
「あらぁ?わたしが教えてあげるって言ったの忘れちゃいましたぁ?」
そういってミアキスはファルーシュにぐぃっと顔を近づける。突然のことにパニックに陥っているファルーシュはその顔をみて自分がされたことを自覚し、顔を真っ赤に染める。
「どうですか王子?わたしが練習台になりますよ?ここなら誰も来ませんし声だって…」
「ぇ…ちょ…ミアキス!?れ…練習って…な…何の!!?」
「えぇ〜?王子は女の子にそんなこと言わせるんですかぁ…?」
「…え……?」
「そのまさかですぅ!王子のえっちの練習ですぅ!」
「い…いいよ!」
強い口調でファルーシュは断る。しかし相手はミアキス。そんな言葉で引き下がるような甘い相手ではない。
670開かずの間3(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:33:42 ID:BjrfANUw
(スルスル…)
おもむろにミアキスはその服を脱ぎだした。
「み…ミアキス!?何してるの!?」
目の前で服を脱ぎ始めたミアキスにファルーシュは動揺し、慌てて背を向く。
「あれ?『いい』んじゃないんですかぁ?」
「オッケーっていう意味じゃないよ!早く服を着て!!」
「え〜?王子はここまで脱いでしまったうら若き乙女を放っておくほどのかい性無しだったんですかぁ?」そんなミアキスの声にファルーシュはますます動揺していく。
「ぅ……。い…いいよかい性無しで!お願いだから早く服を着て!!」
背を向いたまま必死にミアキスの誘惑に堪える。
しかしミアキスは強かった。服を着るつもりなど微塵もなく、それどころかそのままファルーシュに抱きつく。
「ちょ…ちょっとミアキス!!?」
「どうですかぁ?暖かいでしょお?」
ふわりとミアキスの胸が背中あたる感触…
「い、いいから離れて!!」
「いやですぅ!こうなったら力づくでもその気にさせちゃいますぅ!!」
そんなことを言いながらミアキスはファルーシュを押し倒す。
「あ…ちょっと…ミアキス?あの…どいてくれないかな…?」
「いやですぅ!このまま先に進ませてもらいますぅ!」
ミアキスの手がファルーシュの腰元に添えられ、そのまま服を脱がしていく。
「ちょ…み、ミアキス!…やめてよ…」
「やめませぇ〜ん!」
これまた悪戯っぽく笑み浮かべるミアキス。ついにファルーシュは服を脱がされ、その下半身にあるモノがあらわになる。するとすぐさまミアキスはソレを口に含んだ。

「…はむ……はぁはぁ…んむ…」
あまりにも突然のミアキスの行為にファルーシュは声がでない。

ピチャ…ピチュ…ジュ……

そんな淫靡な音をたてながら、ミアキスはその行為を続ける。
ようやく我に返ったファルーシュだが、ミアキスの行為がいかに卑猥なことなのかに気付き、興奮していってしまう。
「……ん…ぷはぁ……あれぇ?王子ぃ…大きくなってきましたよぉ?」
「だ…だってミアキスがそんなことするから…ふぁっ…」
ファルーシュをもてあそぶかのようにミアキスは再びその行為に戻る。今度は激しく…。
671開かずの間4(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:36:37 ID:BjrfANUw


ジュポジュポ……ジュル……

吸い込むようにミアキスは口を前後に動かし、さらに手を使ってファルーシュのソレを快感へと誘っていく。しばらくの間その行為を続けていくと、
「ぅ…み、ミアキス、…僕…もう…だ、ダメ…」
とファルーシュから言葉が漏れた。するとミアキスはすんでのところで口を離す。
「…え…?ミアキス…?」
「だめですぅ!王子ばっかりぃ!わたしのもしてくれたらイかしてあげますぅ!」
ようは焦らされたわけである。
「で、でも……初めてだし…。」
「うふ…やっとその気になってくれましたかぁ!大丈夫ですよぉ!なんとかなりますぅ!」
そう言うとミアキスは自らの纏っていた衣服、普段なら肌身離さず持っている武器までも置いて、上下下着姿になり、『ちょっと待ってて下さい』と言って床を拭き始めた。
それはすぐに終わり、ミアキスはすぐさまコロン…と仰向けになる。
「じゃあ最初は胸から触っていってくださぃ。でもそっとですよ?」
「う…うん。わかった」
まるで怖いモノを触るかのように恐る恐るファルーシュはミアキスの双丘に手を伸ばす。そしてまるで割れ物を触るかのようにやさしく、それを扱っていく。ファルーシュのその動きに
「ぁ…ぅン…」
とミアキスは声を漏らす。その声の艶っぽさはさらにファルーシュを興奮させ、つい力が入ってしまった。
「ぁ…いたっ…。もぅ王子ぃ!優しくって言ったじゃないですかぁ!」
「ご、ゴメン…ミアキス…。気をつけるよ…」
そういって今度は付けている上の下着を脱がした。
じかにその二つの丘を見て、ファルーシュは思わず声を詰まらせる。
「王子ぃ…ぁ、あんまり見ないでください…」
そういってミアキスは顔を背ける。その仕種に何かを駆り立てられ、ファルーシュはミアキスの胸に触れていく。

「ん…んん……はっ…あぁん…」
そんな切なげな声を上げるミアキス。その声をもっと聞きたくなり、ファルーシュは次の行動に出る。片手で片方を触り、舌先でもう片方の丘の先を舐める。その行為はミアキスをより敏感にしていく。

「ぃや…あぁん…王子ぃ……い、いぃですぅ……。…はぁはぁ…そ、そろそろ下の方も…」
「う…うん…。」
頷き、下着の上からできたラインをそっとなぞっていく。
672開かずの間5(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:39:13 ID:BjrfANUw

「ひぁ…王子ぃ…くすぐったいですぅ…」
「ご…ゴメン……。」
謝りながらも、ファルーシュは自らの指を今よりも強くその筋に擦り付けていく。この動きにミアキスは
「んァ…はぁん……あァん…王子ぃ」
とだんだんと甘い声を上げていく。そして下着が湿り気を帯びたところでファルーシュはそれを脱がしていった。
するとミアキスはさっと脚を閉じ、
「…は、恥ずかしいですぅ…。王子ぃ…や、優しくして下さいね…」
「うん…大丈夫。」
そう返事をして、ゆっくりと脚を開いていく。薄い茂みを帯びたソレを見て、ファルーシュは思わず生唾を呑む。
そして、両手の指を使い、そっとその閉じた花を開いていく。甘酸っぱい香りを放ち、露になったその花びらをファルーシュは舐めていく。
「ん!んアぁ…い、いあぁ…はあぁーン!王子ぃ…ダメ…ナメちゃ…汚いですぅ…」
「ミアキスだってさっき僕のしてたでしょ?」
「それはそうですけ…あぁァぁん!!」
やはりソコは刺激が強いのか、ミアキスは顔を紅潮させ、さっきよりも一層甘い声をあげる。
ふとファルーシュはその花弁につつまれた小さな突起を見つけた。そしてそのままその突起を舐めていく。すると
「ぁ、んあぁ〜ん!!!」
とミアキスは一際大きく声を上げた。
「お…王子ぃ…もっと…いろいろ…」
「え…と、こういうこと?」
ファルーシュはミアキスに答えて、花びらの内側にある小さな穴に指を埋めていく。ソコはファルーシュが思っていたよりもずっと温かく、既に甘い蜜で溢れていてキュウっと指を締め付けてくる。
ファルーシュが指を動かす度に、

ミアキスのソレはクチュクチュ…といやらしい音を立てていく。
「あっッ!!んん!!はぁん!ゆ、指が…中で……はあぁん!!!」
と声をあげる。さらに、指をもう一本増やし、その穴の内部の上を擦る。そこが女性の弱いとこだと知っているはずがないが、さらなる快感がミアキスを襲う。
「いっッ!!!ぁあ…んはぁ!!!だ…だめ…王子ぃぃ…んあぁ!!あぁ…んんん!!!!」

クチュクチュと音を立てていたそこはもはやグチョグチョと音を立てるようになり、どんどん蜜が溢れていく。
そしてファルーシュは手をより早く、より激しく動かし、ミアキスは頂に昇っていく。いや…もはや落ちていくといったほうがいいかもしれない。
673開かずの間6(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:44:23 ID:BjrfANUw


グチャ…ジュボ、ジュポ…
「ミアキス聞こえる?ミアキスの音だよ…?」
「ふぁっッ!そんなぁ…アぁん!!い…言わないで…んぁ…ああァ!!!」
完全に攻守が変わって、今や完全に受け身である。
そして・・・
「ぁっ!だめェ!んあァ!!イくぅ!!イッちゃうぅゥ!!ハァアァン!!…はぁはぁ…え?」
なんと、すんでのところで今度はファルーシュが手を止めてしまう。
「そ…そんなぁ…王子ぃいじわるしないで下さいぃ…お願いしますぅ!」
「さっきミアキスだって意地悪したでしょ?お返しだよ!」
「むぅぅ…いじわるぅ…ぁあ…もう挿れて下さいぃ…ガマンできないんですぅ…」
「…う、うん。わかったよ。」
流石にちょっとファルーシュもためらう。が、覚悟を決めて、自分のモノをミアキスのソコにあてがう。しかし、またそこで止める。
「お、王子ぃ…お願いしますぅ…早く挿れてくださぃ…」
「わかってるよ。…じゃあ挿れるね…。」
ファルーシュのモノはミアキスの蜜も手伝って、ヌルッと入っていく。しかし途中で詰まり、
「ァ…いつっ…!」
とミアキスが顔をしかめて痛がる。
「み、ミアキス?も…もしかして…」
「…そ、そうですぅ…わたしまだ処女なんですぅ…。でも…王子なら…」
「ミアキス…。いいんだね?いくよ…?」
「キて下さいぃ…王子ぃ…」
グッと腰に力を入れて、腰を沈めていく。すると、スッと何かを突き抜ける感触を残し、ファルーシュとミアキスは深く結ばれた。
途端に
「ぁ…いつっッ!んぁ…やぁぁん…!王子…ちょっ、ちょっとそのまま…」
と、相当痛いのか、ミアキスがそう懇願する。


しばらくして、
「ん…も、もう動いていいですよ…」
「ん。じゃあ…」
ミアキスの承諾を得てファルーシュはゆっくりと前後に突いていく。
「んぁ!あぁァ!んん!!!はぁァン!!んあアァ!!」
と腰を動かす度に、苦痛とも快楽ともとれるような声を上げる。そして次第に、「あン!!イィ!王子ぃ!!はああぁ!!んんぁ!ひあぁ!!ヤアァン!!」
とどんどん甘い声を上げ、感度もましていく…。
快感におされてミアキスのソコは一層ファルーシュのモノを締め付けていき、またファルーシュは一層動きを激しくする。
674開かずの間7(王子×ミアキス):2007/01/31(水) 14:53:30 ID:BjrfANUw


ジュプっジュプっ…

そんな音が暗い部屋にこだまする。
そして…
「お、王子ぃ…わたし…クゥ!!もぅ…はぁ!!い、イッちゃいそうですぅ!!!はアァン!!」
「み、ミアキス…僕ももう…」
「な、中に…中に出して下さいぃ!!」
「えっ?で、でも…」
「んぁ!!き、今日は大丈夫だからぁ…はぁん!!」「う、うん!わかったよ!」
「アっ!王子ぃ!!キて下さいぃ!はああぁん!!!!!!!」
「うぅ…ミアキスぅ!!」
ビクビクっと体を震わせながら、二人は同時に達した。
ファルーシュはクタっとミアキスに覆いかぶさる形になり、ミアキスはうっとりとした目でファルーシュを見ていた。
「はぁはぁ…お、お腹の中が熱いですぅ…」
「ご…ゴメンねミアキス…」
「謝らないで下さぃ…お、王子ぃ…はぁはぁ…よかった……ですよ?」
「そ…そぅ…?ぼ、僕も凄く気持ちよかったよ…」
「うふふ…これでリオンちゃんとも…大丈夫ですね…?」
「…ミアキス。ありがとう…」
「はい…。」

チュッ
そっと頬にキスをした。





ガンガンッ
「それで、扉は開かない…と」
「王子ぃ…どうしましょう…?」
・・・・・。

『「誰か〜助けてぇ〜!!!!」』


〜fin〜



え〜いかがだったでしょうか…?
初めて書きましたが、文才に欠ける分書き師の凄さがよくわかりました…いやホント…orz
場所はプレイしたことある人ならわかるアソコですねwww
PCがないため携帯からカキコムという究極的なことをしでかしたので、手がグッタリですw
まあ感想、アドバイスなど聞かせてやって下さい。
675名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 15:18:52 ID:nnVUkZJs
GJ!!最高です
676名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:01:36 ID:nnVUkZJs
王子×ランorベルナデットを読んでみたいですね
677名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:28:26 ID:BjrfANUw
ランはともかくベルナデットは書きにくそうだなぁ…。
よし、ベルナデットでかくか!
678名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 20:29:30 ID:jmBKSmRp
乙だ!!!!!!!!!!!!

読んでないけど
679名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 20:39:19 ID:BjrfANUw
>>678
あ…うん!ありがとう…?
680名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 20:47:16 ID:+tn5soVK
>>679
いや、敢て書きにくそうな道を選んだ君の勇気に対しての乙だろうときたもんだ
681649:2007/01/31(水) 20:52:31 ID:9b+XCf9H
おお、ミアキスもの二つ目が!!!!
アリガト!(´▽`)
682名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 23:04:39 ID:BjrfANUw
>>680
いぇ…読んで下さってほんとにありがとうございます!ご満足頂けたでしょうか…?
683名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:31:31 ID:41xBjdr9
ふぁ!!?Σ(・A・;)
すいません861です
684名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:32:56 ID:41xBjdr9
ぬぁ!さらに事故った!!!Σ(´Д`;)
何度もすいません…
680→681に訂正です…
685649:2007/02/01(木) 20:26:58 ID:hlkFNk2N
もちろん!!!
大満足&感激です!!
ありがとうございます(^▽^)
686名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:58:15 ID:41xBjdr9
喜んで下さって何よりです!
次、王子×ベルナデット書く予定なのですが、少々時間をいただきます!
いまちょっと立て込んでて…
687名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 11:27:49 ID:dgdxoN+1
楽しみですね!
686氏頑張ってください
688名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 17:12:11 ID:/xLOHcoj
2ちゃんじゃないかと思った
689名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:56:54 ID:Ve3BmLmU
こういう流れも含めて2ちゃんということで…
690名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:33:34 ID:Fbv2wsZ0
だが正直、過度の馴れ合いは控えたほうがよいかと。
ここ、たまーに粘着が沸くし。
691名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 08:47:22 ID:GvgEcO8i
馴れ合いってほどでもないけどナー
692名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:53:22 ID:DFfqK2tw
媚びでもしないと投下されないから乞食どもも必死なのさ
693名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:08:24 ID:PK1Z8p59
フヨウさんとか見てみたい
694名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:19:08 ID:Gx29jDOY
またルクセラ投下します。
毎度同カプですみません。ルビークです。
695名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:22:23 ID:Gx29jDOY
「神官将さま?」

薄い木製の扉がコンコンと2,3度叩かれた。
背中越しに、小さな振動が伝わってくる。
「……誰だ?」
セラの首筋に唇をあてたまま、ルックは気だるげな声で返した。
「あの、お…僕は虫兵のフランツといいます。
 ルビークの民として、神官将さまにお願いがあって…その、よろしければお話を……」
「…言ってみろ」
「あ、ありがとうございます!」
恐るおそる紡がれていた声は、神官将の意外な返答に若者らしい語気を取り戻した。
扉を一枚挟んでいても、セラには廊下に緊張気味で立っている虫兵の姿が容易に想像できた。
昼間、ルビークの二等市民昇格を嘆願してきたあの青年だ。
一般の兵が神官将と直接話ができる機会はそうない。このチャンスに、どうしても自分の口から伝えておきたかったのだろう。
……しかし、セラはまさかそれを今ルックが許すとは思っていなかった。

ハルモニアの片田舎、ルビークの宿屋。
突然扉に押し付けられ、熱いくちづけに体が痺れはじめたのも束の間。セラの両手首を掴んだまま、ルックはこの青年と会話を始めてしまった…
身動きのできないセラが目だけでルックに抗議すると、彼は扉に押し付けていたセラの片手を解放した。
しかしルックの右手はそのままセラの口元に運ばれる。
立てた人差し指で、軽くその唇に触れた。
静かに、と口の動きだけで伝えると、ルックの指はつぅとセラの細い首をつたって胸元へと下りていった。
「あの、ルビークの市民権のことなんですが…」
服の上から、そっと包む。
敏感な部分には触れずに、円を描くように指で形をたどっていった。
セラは自由になった左手で自分のスカートをぎゅっと握り締めた。
「ああ、今は三等市民だったな」
言いながら、釦をひとつふたつ、外す。
セラの抵抗はなく、ルックはブラウスの下の薄い肌着を掴むと、それをゆっくりと上に持ち上げていった。
白い胸が露わになる。
ルックは胸元にひとつくちづけ、そのまま突起を口に含んだ。
舌で転がすと、セラの小さな呼吸は少しだけ荒くなった。
696名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:24:16 ID:Gx29jDOY
「あの……それで、ぜひ神官将さまに二等市民昇格の口添えをしていただければと…」
「…この、ルビークをか?」
唇を離して問う。
唾液で濡れた先端にルックの息がかかり、セラは体を強張らせた。
「わ、分かっています!
しかし、戦功次第で二等市民への道を開いた例があると聞きました」
「ああ、そういう場合もあるらしいな」
特に興味のないといった風にルックは淡々と答えると、赤くなるまで握り締めていたセラの右手を離し、今度は腰へ腕を回した。
軽く引き寄せ、右手はたくし上げたスカートの裾を探す。
ルックの冷たい指がふとももの内側を上り始めると、セラはその細い腕を彼の首に巻きつけた。
もう、自分で体重を支えていられない。
セラのその動きに、廊下とふたりを隔てる扉がギシと乾いた音を立てた。
「…神官将さま?」
やけに近い音に、フランツが問い掛ける。
ルックはあわてて答えた。
「い、いや、確かにそういう例もある。
 今回の戦功次第で、ルビークにもその可能性はあるかもしれない」
「……はぅ」
無意識に下着の上から割れ目をなぞっていたルックの指に、セラの吐息がひそめきれず声になった。
そろそろ限界かな、とルックは考えるものの、耳元に当たるセラの息に指はますます熱を求めて奥を探ってしまう。
「では、口添えを、その……」
「戦功次第だ。
 明日のチシャ出陣を楽しみにしよう」
ルックはぐっと彼女の体重をささえ、湿ったセラの中に中指を挿しいれた。
セラは漏れそうになる声を飲み込み、自分の口を塞ごうとルックの首筋に歯をたてた。
甘い刺激に、ルックの方もそろそろ限界を感じた。
697名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:26:18 ID:Gx29jDOY
「…他に、何かあるのか?」
神官将の言葉を健気に待っていたフランツに、ルックはぼそりと言った。
「い、いえ!
 あの、俺なんかの話を聞いていただいて、本当にありがとうございます。
 明日は虫兵総員、全力で奮戦いたします!」
「…期待してるよ」
「それでは、失礼いたします」
衣擦れの音が聞こえた。
見えてもいないのに、青年は深々とお辞儀でもしたのだろうか。

小気味良い靴音がだんだんと遠ざかり、それはやがて消えた。
698名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:28:03 ID:Gx29jDOY
部屋に残されたふたりは、抱き合ったまま勢いよくベッドへ倒れこんだ。
「ああ、腕がだるくなったよ。セラも大きくなったな…」
彼の場合、これは決していやみではない。
「…ご自分のせいでしょう?」
こっちは彼女のささやかな皮肉だ。
「はは、声を出せないのはきつかったか?」
「はい。少し…」
抱きしめたまま、ルックは右手で自分の体をささえ、セラの上になるよう体を起こした。
何度かついばむようにくちづけると、首に巻きついていたセラの腕をほどき、みだれたスカートをするすると脱がせた。
難なく脚をひらかせ、割れ目に舌を這わせる。
「……っん」
「もう我慢する必要はないよ、セラ」
再び湿り気を帯びてきたそこを舐めながら、指でも刺激を与えていく。
「あっ……ルック、さま…灯り、を………」
「…灯り?」
そういえば、今夜は本を読もうと灯りを点けておいたのだった。それなのに突然扉に押し付けてしまったわけで……当然灯りはそのままである。
「……面倒だよ」
「…っあん、でも…」
「目を閉じていろ」
「…はい」
ルックにそう言われれば反論はできない。セラは自分の腕で目を覆った。
その間も、ルックの舌と指はセラを攻め続ける。
じゅるじゅるとルックがわざと立てる音に、今度は耳を塞ぎたくなった。
ふるえるセラにルックは舌を挿し入れ、そのまま激しくかき回し始めた。さらに親指と中指で強く摘む。
「ひぁっ……」
短い悲鳴をあげてがくんと体が跳ね、耐え切れずセラは達した。
699名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:30:04 ID:Gx29jDOY
「セラ…」
ふとももをやさしく撫でられ、次の動きを促される。
明るい部屋に戸惑いながらも、セラはもう少しだけ脚をひらいた。
押し当てられたものは硬く、そこから伝わってくる彼の体温に体中の感覚を持っていかれそうになる。
小さく息を漏らして顔をあげると、ランプの灯りに照らされたルックの苦しげな表情が一瞬彼女の視界に入った。あわててセラは目を閉じる。
再び強張ったセラの体をほぐすように、ルックは浅く入れ、緩い動きで徐々に探っていった。
「……んぅ」
入れて、また抜く。繰り返されるゆったりした刺激は、セラに体の奥の疼きを感じさせた。
セラの腰がゆるく揺れ始めると、ルックはやっと奥を求めて動いた。
挿れたままセラの片足を持ち上げ、自分の右肩に乗せる。深く入ってきたルックが奥に当たり、セラの声が小さく漏れた。

「……あ」

彼女の反応を頼りに、ルックはもう一度そこを突く。
「あ…ぁっ……」
徐々に激しさを増す動きにベッドがギシと軋んだが、今はそれを気にする余裕はない。
ルックはさらなる快楽を求め、セラに覆いかぶさるように腰をかがめて押し付けた。
乱れた呼吸のまま、汗ばむ彼女の頬にくちづけを落とす。
ちいさく弧を描いた紅い唇に誘われて、そのまま口内へ舌を差し入れた。
セラはそれを受け入れると、ルックの首にしがみつき、自分からも絡めてきた。
音を立てて唾液が混ざりあい、熱い息が頬を湿らせた。
700名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:33:24 ID:Gx29jDOY
くちづけに夢中になっていると、セラの両腿がルックの腰にからみついてきた。
めずらしいな、とルックはぼうっとする頭で考え、慎重にセラの腕を首からはずすと、細い腰を掴んで半ば抜いた。
そして一気に、深く貫く。
「あん……あっ」
求めていた快楽を与えられ、セラの体がびくんと跳ねる。
ルックは左手でセラをささえ、そのまま容赦なく腰を突き上げた。
「や…あ、あぁ……ルック、さまっ…」
「…くっ」
締め付けに、ルックの欲はさらにその動きを早めた。動きにあわせて体の下からセラの声が幾度も漏れる。
「ルックさま……ルックさまっ…」
最奥をえぐる刺激に、とろけそうなほどの快感がセラの下半身に広がった。突き当たる度に中で大きくなるそれは、限界が近づいてきたことを伝える。
セラはいっそうきつくルックを締め上げた。
「…っ……セラ、もう」
そのきつさが気持ちよすぎて、ルックが音をあげる。
「……あぁんっ」
セラの高い嬌声に、我慢するだけ無駄だと悟った瞬間が限界だった。
「っ、っ…………」
体ごと震わせながら、滾った欲望を吐き出す。
「は……ぁ、ルック、さま…」
それをうっとりと受け入れる彼女が愛しくて、ルックは最後に甘いくちづけを与えた。
701名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:39:14 ID:Gx29jDOY
「イク!!」
ノックもせず、青年は勢いよく部屋に飛び込んできた。
「…フランツ、どうしたの?」
服を繕う手を止め、少しだけ彼を見上げる。昼間の口論があってか、あまりその顔を直視できない。
「今、神官将さまと直接話してきたんだ。
 今回の戦功次第で、ルビークに対する二等市民への道を考えてくださるそうだ!」
一気に言うと、夜の静けさが再び部屋を満たした。
「……フランツ」
「…何だよ?イクまで、俺をハルモニアの狗だっていうのか?」
「ちがうの。…無理をして、フランツに何かあったら、私は……」
「イク…」
机に置かれたイクの細い指に、知らずフランツの手が重なった。
「………フランツ?」
「…っ!
お、俺は平気だ。ルビもいるし。明日は…ち、チシャなんだ。もう寝る!!」
あわてて手を引っ込めると、フランツはそのまま振り返らずに部屋を後にした。

夜風の中、足早に自宅へ向かう。途中、先ほどの宿屋からうっすらと漏れる灯りが歩を照らした。
明日の準備か、あの神官将はまだ休んでいないらしい。
きっと、明日はルビークにとっても重要な日になる。フランツは息をのんだ。
「…頑張らないと、な」
ルビークのため、そして彼女のためにも…
この純真な青年をよそに、宿屋の神官将は灯りを点けっぱなしで眠っていたのだった。


おわり
702名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:19:27 ID:yQsvjVZ1
>>695-701
GJです!!!
703名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:34:49 ID:GtK+AMyM
この前、私は初めて渋谷に行きました。
1日を過ごして、泊まる予定のホテルに行こうとしました。
その日は人がたくさんいて、私は友達とはぐれてしまいました。
必死で探していると、前から来た人にぶつかってしまいました。
「ごめんなさい」
私は誤り、顔を見るとその人は仁でした。
「仁、何してんだよぉ!」
そこには、カメと山Pもいました。
「ごめん。この子とぶつかっちゃってさ」
すると、仁は
「そうだ、お詫びに今から4人で遊びに行かない?」
私は友達がいる事言い出せずにOKしてしまいました。
一緒に夕食を食べたり、買い物をしたりしました。
すると、仁君が
「じゃあ、そろそろメインに行こうぜ!」
と言いました。
私は何のことか分かりませんでした。
「メインって何?」
「ま、いいからついてきなって!」
言われた通りについていくとそこはラブホテルでした。
部屋に入って、やっと状況が分かった私は逃げ出そうとしましたが、
カメと山Pに抑えられてベッドに寝かされました。
仁が私の服を脱がせて、3人で私の胸を揉んだり、
アソコを舐めてきたりしました。
だんだん気持ち良くなってきた私は、3人のアソコを舐めてあげました。
これを違う掲示板5箇所に貼り付けると【】にアドレスが出てきて、
そのときの様子を見ることができます。
最高のHだったので、見て損はないと思います。【】<-ここにアドレスが出てくれば成功


704名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:19:47 ID:+WVW69Ls
ルクセラごちです!!!
ベッドシーン前の描写がすごくうまいですね
705名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 02:34:44 ID:Gffw7XQ2
萌 え た

>>702
あまりageてやるな
投下直後にコピペされて気の毒だ
706名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:02:15 ID:RxOHBuC6
>>701のイク!!がルックの射精言葉だと一瞬思ってしまった。
707701:2007/02/10(土) 12:32:38 ID:U5Ir8hQd
>>706  スマン。
708名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 07:49:45 ID:xOaDnV1n
過疎ってるな
709名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 13:59:42 ID:Xt2kIlXw
ゲオミアゲオミア。もしくはロイリオ見たい
710名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 22:38:25 ID:+BrrARuM
ヒューゴ×クリスを希望と言ってみる
711名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 23:44:53 ID:HOuT28lj
>>710
同意せざるを得ない
712名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 08:38:50 ID:Je/F5TSe
キルデリク×リムでFA
713名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 09:56:48 ID:edMIJtSj
漏れはゲオルグ×ルクレティアを希望してみる。
寧ろルクレティアだったら何でもいい。
7141/3:2007/02/16(金) 20:29:20 ID:nCviA5Iw
適当に。

ゴゴゴゴ・・・・。

激しく振動する湖上の城―その滅亡は間近であった。

王子、戦死。
リオン、同上。
ミアキス、捕虜―おそらく性奴隷としての人生を歩むのだろう。
その他大勢の仲間の運命も、決して明るいものではない。
なにを悲観することがあろうか。

「はぁはぁ、はぁはぁ」

パンパン

城の最上階の屋上で、シウスはルクレティアの腹の上で腰を振っていた。
一生懸命。
そう、その言葉どおり、命を懸けて。

ドガーーーンッ!
塔の基底部に砲弾が直撃する。
飛び交う怒号、悲鳴、叫び、断末魔、矢、そして砲弾―そんな状況の中で、
シウスはルクレティアを犯し続けているのである。

「小官はっ、いや、俺はっ、貴女のことがっ、貴女のことがっ」

シウスは恍惚の表情を浮かべ、口の端からはヨダレをたらしながら、
ルクレティアを突く。その小さいがぶっといマラで。
7152/3:2007/02/16(金) 20:30:45 ID:nCviA5Iw
嗚呼、何度、ルクレティアを陵辱する夢想にふけったことか。
何度、自分を慰めたことか。
ルクレティアのかわりに、大人しいチサトを犯していても得られなかった快感と
充足感―まさにそれを今手にしているのであった。シウスは。

「・・・・・・・・」

ルクレティアは、さるぐつわをされ、手足を折られ、身動き一つせずに冷たい
石の床の上に横たわっている。
側には、コルネリオの死体―その表情はあまりにも満足げで・・・。
彼女は、なにも感じなかった。
シウスにかれこれ二時間ほど犯され続けている恥辱も、嫌悪感も、快感も、なにも。

ただ、絶望感と虚脱感しか感じられなかったのだ。

(私たちの絆は・・・連帯は・・・力は・・・知恵は・・・これほど無力だったのか・・・)

彼女は、王子と出会い、その軍師を務めると誓ったときにひそかに感じた高揚感、
充足感、そして使命感をかすかに思い出し・・・はしなかった。
できないのだ。
目の前に広がる残酷すぎる現実があるかぎり。

戦略、戦術、政治、謀略、全ての面において遅れをとった王子軍はなすすべもなく、
キルデリクの部隊に蹂躙されていった。

次々と殺され、つかまり犯され、そして殺され、陵辱されて殺されて・・・
そう、それこそが108星たちの真の役割であるかのように。
7163/3:2007/02/16(金) 20:33:16 ID:nCviA5Iw
そして、それは全て軍師であるルクレティア、彼女自身の責任である。
・・・そんなことは、本当は信じていなかった。
彼女一人の責任というはずがあるわけがなかった。

しかし、目の前で、あの可憐で無垢な―自分とは正反対の―ルセリナ嬢が
ゴドウィン兵につかまり、おそらくはズタズタに輪姦されてその後殺されるために
引きずられていったのを見捨ててこの塔に逃げ込んだ時、
ルクレティアのなかのなにかが壊れてしまったのだ。

だから、シウスが後ろから襲い掛かり、自分を無理やり犯そうとしたときも、
一応は抵抗をしてみたものの、すぐに諦めた。
いや、受け入れたのだ。
自分の最後の部下、シウスの思いを。
彼に対する謝罪の一つの形として、己の身体を自由にさせてやろうと決心したのだ。

「ルクレティアさまっ、ナカに出しますよっ、出しますよっ、また出ますよっ!」

ドプ・・・
自分の股間でそのような音を聞いたような錯覚を覚える全裸のルクレティア。
十数回目の射精のために感極まってし彼女にしがみつく全裸のシウス。

「ルクレティアさまぁ・・・愛しております・・愛して・・・」

シウスの妄言も彼女には聞こえてはいなかった。

「・・っとと・・じゃあ、またきれいにしてくださいね・・」

シウスが自分の唇にホヤホヤと湯気の立つチンボを押し付けてきても
なにも感じなかった。
機械的に、ヂュウ、とシウスの小汚らしいチンボから尿道に残った精液を吸い取って
やることしかできなかった。
うつろな目をした彼女には。

>ここまで、つか飽きたので終了。本当は、
>
> ゴドウィン兵乱入→ルクレティアが肛門に隠し持っていたマイトで自決
> 「愛しておりました、ルクレティア様」
>  ジ・・・(画面白黒反転)
>
>って感じで終えようと思ったのだが。
>すまんな、イロイロと。
717名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:03:25 ID:XkzL2jEh
本当は、
>
> ゴドウィン兵乱入→ルクレティアが肛門に隠し持っていたマイトで自決
> 「愛しておりました、ルクレティア様」
>  ジ・・・(画面白黒反転)
>
>って感じで終えようと思ったのだが。

GJ!
ダークなのにちょっと感動してた所だったのに吹いたw
それなんてヤマジュン?
718713:2007/02/17(土) 01:25:55 ID:BQLxhPpi
>>714
GJ!
リク受けてくれてありがと!こういうのも切なくていいな。
続きが気になるよw
まさか書いてくれるとは思わなかったから嬉しかった。
本当にありがとう!
719713:2007/02/17(土) 01:27:36 ID:BQLxhPpi
ごめん。別にリク受けたわけじゃないよな…?
自惚れたwスマソ;
720名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:22:26 ID:MZNiqK9V
ナルニヤ国物語のラストみたいな感じだな。
721名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 07:13:58 ID:hhbCvqXU
ジーンが年下の少年キャラ(シュンとかニックとか)に筆下ろしするのキボンヌ
722名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 13:53:46 ID:N+4ow1eO
保守
723名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 18:53:16 ID:Wwxc56KT
ギゼル×サイアリーズ期待
724名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 19:16:42 ID:DVPzxeP4
ラクジーキュンのふたなりチンポミルクをリクエストしてみようか
725名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:21:22 ID:CZvIuTIw
>>721
むしろヨランがニフサーラに風呂に連れ込まれて大人の階段5段ぐらいすっ飛ばし…。
で、終わったと思ったらリンファに捕まってまたアレな展開に…。

想像してたら指が止まらないんだが、需要はある?
726名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:45:14 ID:uBWDelfB
>>725
ヨランはそんなことはしない・・・・


といいたいところだけど、需要を作ってくれ。
727725:2007/02/19(月) 22:50:24 ID:CZvIuTIw
>>726
『連れ込む』んじゃない、『連れ込まれる』んだ!
どーやってもその逆はありえないから安心してくだせぇw

よし、今週中には上げられるように頑張る!
728名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 00:59:08 ID:ywik72oi
超wktk!!!
729名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 11:43:28 ID:9KQB9ipZ
初投下 流れd切って4キカ
需要あるか禿しく謎なので反応見て続き書きまつv


「こんばんわ。」
船室の扉をノックもなしに開けて入ってきた少年の姿を認めてキカは無表情のまま頷いた。
少年ーラズロは片手に下げていたカナカン産の酒瓶をテーブルの上に置くと勝手知ったる、とばかりに戸棚を開けてグラスを1つ取り出す。
トクトクとグラスに酒を注いでキカに差し出すと隣の椅子に腰を下ろした。
「・・・お前は飲まないのか・・・?」
おそらくは極上のランクに分類されるだろう、芳しい香りを放つ酒を含みながらキカは問うた。
少年とはいえ彼も立派な海の男だ。船上では水の変わりに酒を飲むことなどそう、珍しいことではない。
「うん。僕はこっちでいいや。」
そう言うなり、ラズロはキカの頤を片手で捉えて薄いつくりの唇をむさぼった。
口紅を引かなくとも淡紅色に色づいた唇の感触を楽しみながら、ラズロは己の舌でその上下をかき分けその奥へと進ませた。
濃厚な香りの余韻を残すキカの口内のやわらかな粘膜と整った歯列をなぞり、なすがままに応える彼女の舌に自分のソレを絡ませる。
「・・・・ん・・・むぅ・・・んっ・・」
息の継ぐ間もなく貪る口づけに微かな抗議を示す瞳を見て、ラズロはヤレヤレ、と唇を離した。
「キカさん、せめてキスの間は目を閉じませんか?」
身体を繋げる関係に進展しても一向に堕ちない女に、ため息まじりの提案をしてみる。
「私に情緒だの女らしさだのを求めるのは間違いだな。 男の浪漫とやらを満足させたくば他へいけ。」
冷淡に言い切ったキカに苦笑しながらラズロは再び触れるだけのキスをした。
「うーん、分かってないなぁ、キカさん。男はね、簡単に手に入ったモノなんてすぐに飽きちゃうんだよ?」
言いながら腕を回しスレンダーに引き締まったキカの身体に指を這わせる。
服の上から乳房に円を描くように撫でまわされキカの長い睫毛が微かに震える。
実際この少年は、この若さでありながら、女を悦ばせる術に長けていた。
見た感じ華奢な大人しい少年なのだが、普段めったに喋らない口以上にモノをいう強い瞳で見つめながら、その卓越した技能で女に絶頂を与える。
つい、と乳房に触れていた指を服の中に滑らせてつんと立つ先端をつまみ、また押しつぶす。
さらりと流れるキカの髪を弄んだままだったもう片方の手をキカの唇へもっていくと、そのまま人差し指を口内へと侵入させた。
くちゅり、と小さな音を響かせながら続けて差し入れた中指とともにキカの口内を蹂躙していき、上顎や舌の付け根をくすぐりながら充分に濡れたところで指を引き出す。
いつの間にか外されていた留め金に、難なく引き降ろされたズボンを床に落とすと、キカの唾液で濡れた指を下着の中へと這わせた。
「・・ん・・ぁ・・」
キカの口から微かな媚声が漏れた。


続く・・?

730名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:58:15 ID:dfjPnVRE
キカさんいいよキカさん(*´Д`)ハァハァ
731名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 12:14:50 ID:/4zQM3Xf
゚(Д)゚ !!!!
キカ様キター
732名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 03:39:26 ID:KT5d4pQ4
久々に保管庫行ったら掲示板消えとる・・・orz
神の描いたミアキス保存しとくんだった
733名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:29:58 ID:cgkIOyOG
ルクレティア×レレイとか…
『軍師たるもの、胸を触られても平然としていなければダメです』
みたいな感じでw
734名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 19:31:51 ID:DpHa4cWm
キャザリーが好きなんだが漏れの足りない頭では料理できん
誰か頼まれてくれ
735名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:06:38 ID:DpHa4cWm
>>734
なんか偉そうですいません
736名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:09:14 ID:C8ZUrb2w
半時間の間にどんな心境の変化が
737名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:10:46 ID:2L88NJyG
>>721
ジーンさんの筆下ろし…



書けたら投下してみますノシ
738名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:24:06 ID:naCYBL5h
>>737
激しく猛烈にwktk
739名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 13:04:52 ID:V3FjHcmq
幻水はどんなキャラにも事欠かないな
740名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:27:32 ID:re9aGm23
言われてみれば、
どすけべおくさんとかですら担当可能キャラが居るよな。
なんか「これはさすがに居ねえだろ」ってキャラ居るか?
741名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:22:23 ID:dp9SC72I
メイドロボ
742名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:27:47 ID:re9aGm23
え?セラってそれじゃなかったっけか?
743名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:52:57 ID:B+ZuJCC4
じゃあ、健気淫乱とか
744名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:55:28 ID:ygzeD0Dv
リオン?
745名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:12:42 ID:B+ZuJCC4
それも有りだな


逆に、ポーラはどんなキャラだ?
746名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 02:42:20 ID:Rw66ijxj
ポーラはポーラです
747名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 02:54:50 ID:3fU4ubhS
ポーラですよ。
748名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:21:40 ID:GP3Fc4Jt
マンゴーフェチ
749名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 01:40:10 ID:2JsLc1wC
ポーラにはなんとなく、着替えてこいとか言われたら
男子の前でも平然と脱ぎ始めそうなイメージがある。
750名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 19:09:40 ID:w2bfY5Qq
ポーラって地味に評判いいよね
運命の木板でキャラ絵を流し見てるときに
ポーラの所でとまってしばらくながめてた俺の感性は正しいようだ
751名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 19:32:38 ID:rgFa/TQl
緑パンツ
752名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 20:04:27 ID:VN8z0Aoy
ポーラって誰かに似てると思ってたら
銀河漂流バイファムのカチュアだと気付いた。
753名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 16:45:31 ID:ocvAdJov
ポーラは結構人気あるけどジュエルの絵やSSってあんまり見ないな
754名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 19:42:16 ID:9mJtE8iG
ジュエルはあんまりエロいイメージ湧かないからな〜
755名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 20:56:53 ID:2qLE1RlF
なんていうか、男友達と同じように接することができるみたいな感じ
756名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:38:33 ID:utIELeLW
タル×ポーラなんて妄想したのもいい思い出だ
757名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:11:41 ID:tUH8TbJr
話の流れぶった切って悪いけどカタリナさんにエロスを感じるのは俺だけかね?
紋章関連で拷問されたとかいうし・・
758名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 00:36:06 ID:u9TDdIMH
>>755
わりと自己主張の激しいおっぱいしてるわりになw

>>757
ラプソまで含めて、あの微妙に疲れた表情がなんだか色っぽいと思う。
そして生真面目で団長でファザコンで
「たぶん一生、男の人に縁はなんかないのよね……」とか
諦めたり焦ったりしてそうな感じがまたそそる。
759名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 12:50:03 ID:CCug5eXz
カタリナの拷問

カモン!!
760757:2007/03/07(水) 20:24:28 ID:BJkPLqJq
>>759
お、マジで?
じゃあ時間作って書いてみようかね
761名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 02:33:46 ID:dP9QcPhI
よおしガンガレ。超がんがれ。
762名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:59:07 ID:r//pkQqv
4の本拠地船最下層でアヤしいキノコとか作ってる双子の部屋で
ジュエルあたりが安易に催淫キノコとか培養しようとして大増殖、
船まるごと乱交パーティー会場にみたいなのを思いついた。
763名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:06:10 ID:4SnaIf1T
>>762
思いつきだけで終わらせてはならぬぞ
軍師のは見たくないが
アグネスのは見たい・・・
764名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:04:13 ID:49Pl/zAK
>>763
お前は俺か?
765名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:01:05 ID:UKHeldDT
ジーンさんとエッチしてえなあ
766名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:45:39 ID:Os+Llk3O
ジーンさんに凌辱されたい私は
やっぱ腐女子だな…
死んできます…
767名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:26:03 ID:+xhogJ40
<これまでのあらすじ>

ちょっとしたイタズラ心からロイに変装した王子は、深夜、リオンの部屋に忍び込む。
寝ているリオンを起こして、驚かそうという魂胆だ。
しかし、驚かせたものの、リオンにその変装を見破られる王子。
だが、リオンは見破ったことに気がつかないフリをして、容赦ない攻めを開始する―
日ごろの鬱憤と己の中で疼く王子に対する欲情をぶちまけようとするのであった。


リオン「ロイさん、こんな時間に女性の部屋に忍び込むなんて、どうかしてますね(冷たい目で)」

王子「ちょ、うそでしょ、リオン、ボクだよ、ボク」

バシッ!!

リオンの平手打ちが炸裂し、王子は頬を押さえながら冷たい床の上に転がる。
そんな情けない王子の股間に、リオンの容赦ないつま先蹴りが炸裂する。

王子「びゃっっ!」

リオン「情けない声ですね、ロイさん。そんなんで王子の影武者だなんて、笑えますよ」

リオンは虫けらをみるような表情と声で蔑む。
しかし、その心の中は背徳と優越感の快感に打ち震えている。
768名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:27:42 ID:+xhogJ40
王子は床に腰をぶつけてしまい、腰を抜かしてしまっている。
立てない。
その股間はリオンの絶妙なつま先蹴りによって勃起しているというのに。

リオン「ちょっとロイさん!汚らわしいです、そんなものを見せて」

リオンは欲情と嘲笑をこめた口調で毒を吐いた。その視線は、王子の
パジャマ越しからそびえ立つ肉棒に釘付けにされながら。

王子「なあ、リオン、ボクはロイじゃないよ、ボクはボクだよ」

王子は苦笑しながら、そして内心少しばかりの怒りに燃えながら、静かに抗弁する。
が。

リオン「ふざけないでくださいっっ!この下賎の影武者ごときが王子の名前を騙るなんて!!」

ビシィッッ!!

リオンの、パジャマの裾からのぞく白い脚に乗っけられたミドルキックが床の上の王子に炸裂。
王子はわき腹を押さえ、痛みにもだえる。

王子「リ、リオン・・ぐ・・・ぎ・・・」

リオン(ああ、王子、もうしわけございません、私は悪い子です、でも、でも!!)

リオンは攻めることの快感に目を細め、紅潮させた頬を冷ますかのように、舌なめずりをした。

<続く>
769名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:30:09 ID:NIpRn+jP
エロス!!!
ぜ、是非リオンによる王子ペニバンファックも!!!!!!!!!!

さらに贅沢をいうならルクレティアさまも絡んで、主従揃ってちょうきょうyわなにするやめ
770名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:42:01 ID:LtT+sb43
王子が攻めにでるのかそれともリオンが責め続けるのか、続きに期待
771名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 07:23:27 ID:3tlyYJUx
こないだオードリーの「暗くなるまで待って」見てすっかり盲目萌えですよ
レック納豆様のエロスを再びキボンですよ
弟子にやられるもよし
美少年夜ばうでもよし
DQNの姉にレズっぽくなぶられるもよし
772名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 09:44:42 ID:PzFcIoUj
王子が攻めに転換ルート希望
773名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 11:40:20 ID:KYGl3ge9
ちょwwwwwwww
まさか本当に続きを書くとは思わなかったw
とにかく職人さん超GJ!
774名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:20:51 ID:0wfeD0dt
王子「いいかげんにしなよっ、リオン!!!ボクはロイじゃない!」

王子はわき腹をさすりながら怒鳴る。
ベッドの淵に立ち上がろうとする。

リオンは一瞬ビクッとするが、彼女はもはやいつものリオンではなかった。
王子に叱責される恐怖よりも、加虐の悦びが勝ってしまったのだ。
彼女の心の中で。

リオン「・・・そうですか。そこまでいうんですか。じゃあ、その証拠を
    見せてください」

ベッドにかけ、立ち上がろうとしている王子を冷たく見下ろすリオン。
ペロリ、と舌なめずりをする。

王子「しょ、証拠・・・?」

リオンは少しだけ顔を赤らめ、躊躇しながら

リオン「そうです、証拠です。影武者のロイさんだからいうんですけど、
    あ、これ誰かにバラしたらロイさんのことバラしますから、ゴニョゴニョ」
775名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:21:54 ID:0wfeD0dt
恥らうようなそぶりを見せるリオンにドキっとしながら王子:

王子「は、早く言ってよっ、なんだよ証拠って」

リオン「私、王子と臥所を共にしてるんです。だから、王子のアレとか
    見たことあるんです、その、だから、あなたが本当に王子なら、
    アレを見せてください。それが証拠です」

王子は一瞬ポカンとし、激昂:

王子「バカなこといわないでよ、いつボクがリオンにそんなことをしたんだよ!?
   調子に乗るなよ、リオン!!
   自分の立場がウッ!ゴホッゴホッ!わがっゴホッ!!」

ドサッ!

バランスを崩し、腰掛けているリオンの側に崩れおれる王子。
部屋中にはなにやら妖しげなガスが煙っていた。

リオン「なにやってるんですか、ロイさん。そうやっていれば、誤魔化せるとか
    思ってるんですか。変な人ですね、ロイさんは」

目を欲情に潤ませながら、リオンは自分の隣、ベッドの上で身を丸め、
必死に咳き込む王子をみつめた。
776名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:23:30 ID:0wfeD0dt
その側、ベッドの枕元には、金色の壷からお香の煙が立ち昇っていた。
王子は知っているのだろうか。
それが、幽世の門に伝わる、指向性を持ち、狙った標的だけを麻痺させる魔香だということを。

リオン「仕方がないですね、あまり気が進まないんですけど、私が調べてあげます。
    いつまでもこの部屋にいられても困りますし。勘違いとか、されたくない
    ですからね」

王子「リ・・」

気が進まない、というのはもちろんウソだ。
みろ。
リオンは黄色い布地の薄いパジャマの上から己の胸の膨らみをねっとりともみしだいているではないか。
呆けたような表情で、半開きの口からよだれを垂らしながら。

リオン「それじゃあ、ちゃんと横になってくださいねっ、と!」

咳はやんだものの、鈍く重い痺れに体の自由を奪われた王子はぐにゃりとベッドの上でカラダを伸ばさせられた。
777名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:25:12 ID:0wfeD0dt
リオン「あっ、そうだっ、明日シーツ代えなくちゃいけませんね、ロイ菌に感染し
    たら大変ですし」

クスクス、とリオンは、うつむき加減に静かに笑った。
そして、プチプチと、ベッドの上の王子のパジャマのボタンを外し始めた。

リオン「ロイさん、意外と鍛えてるんですね、カラダだけは王子そっくりです。
    でも、他は全然似てませんから。勘違いしないでくださいね」

王子(リ、リオン・・・キミは本当にリオンなのかい?)

パジャマのズボンを力任せに剥ぎ取られながら、王子はそう口にしようとしたが、
窒息しない程度に麻痺した彼の舌と口からは

「くぁすぇdrfgtyふじこlp;」

といううつろな言葉がつむぎだされるだけであった。

ビリリィッ!ビイィッ!(パジャマの布の裂ける音)
<つづく>
778名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 23:00:06 ID:7T6TsH6M
なんだろうこの違和感のなさはw
たまってたんだねリオン……。
779名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 16:58:15 ID:t3ruT0ah
久々に5を取り出して、クリア直前のデータからラストを見て感動して。
なぜか久々にここを覗いてみたら目に入ったのがこれかw

リオンお前どうしちゃったんだwww
続きが楽しみです。
780名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:45:38 ID:1/SY4/lU
盛り上がっている所申し訳ないが
リオンはロイの事は
「さん」ではなく「くん」と呼んでいる…少なくともゲーム中では
781セラルク:2007/03/16(金) 04:15:13 ID:z0Itb/pz
「ルック様っ、ルック様ぁああっ!!」
水飴の様に甘い声を唇から発する女性がいた。
色素の薄い髪を振り乱し、喘いでいる。掌を男の腹につかせ
騎乗位で。両足を広げ、胴体を跨ぎ膣内では強欲に雄を咥え込んでいる。
「セ、セラ…少し激しいんじゃないかい?」
ルックは乗りこなされている自分に苦い想いを感じ、
痴態を魅せ続けるセラに声を掛けた。
「ハァっ、あんっ、あっ。そ、そんな事…っ!!
ルック様も、もっと動いて下さいィっ、セラを突き上げてっ!」
「…あ、ああ…そうだ…ね」
運命の歯車は何処で狂ってしまったんだろう。
要望に答え、腰を動かしながら遙か遠くを見た。
懊悩し、頭が割れる様に痛む。
「は、やく…早く…っ、セラに慈悲を下さいませ…っ!!」
「判ったよ」
短く返事をし、一心不乱に彼女を突上げ高みへと昇らせる
事に専念する。
(――ああ、胃が痛い……キリキリするよ…
あの可愛かったセラは何処へいってしまったんだ?)
ルックは、【女】へと変貌を遂げたセラに畏怖の念を感じず
にはいられない。
(昔に戻りたい。魔術師の島へ…レックナート、様…)
搾取され続ける毎日にげんなりしたルックは、情事が
終わった後にお星さまに願いをかけるのであった―

ルックはへたれ。そんなイメージw
782名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 19:50:39 ID:KU4PI4UL
イイヨイイヨー
リオンといいセラといい従者が攻めに転じるってシチュもなかなかいけるw
783名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:52:55 ID:YH1dg9lG
しかしこのセラ、ノリノリである。
784名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:41:33 ID:AGfgbPLx
一週間後

そこには、元気に走り回るルックの姿が

ルック「いやぁ、もう二度とあんな目に遭うのはごめんだよ」
785名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:16:20 ID:IxRUEmOx
>>782
そういえばトーマスとセシルも一応主従関係なんだろうけど、
いつもセシルのほうが主導権を握っていそうだ…
786名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 04:39:28 ID:/7gEnj7a
「トーマス様、こちらのほうに挿れてくださいね。間違えて後に挿れちゃダメですよ」
「ああ……うん…大丈夫だよ……たぶん」
787名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 07:02:34 ID:bV54C/kd
「アッー!」
「ごめんなさいジョー軍曹!」
「Bull Shit!口で糞垂れる前と後に、Sirをつけろ!」
「Sir!Yes、sir!」
「ふざけるな、大声出せ!タマ落としたか!」
788名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:29:26 ID:NChv8X0h
むしろその役はジェファーソン
【戦争イベントは】FULL METAL水滸伝【地獄だぜ】
http://yy32.kakiko.com/test/read.cgi/gensousuikoden/1135902527/
789警察犬:2007/03/25(日) 11:40:34 ID:Qu+hkWjv
生意気なビクトールをシめてやるッ!

軍師マッシュが見守る中、制裁は行われた。
既にビクトールの口にはフー・スー・ルーのサオがねじ込まれている。
「クレオ、コマしたれ」
マッシュがいうと、クレオは下着の横から一物を取り出した。
ゆうに一尺はあろうかという巨大な業物に、ビクトールはぶるっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に〜いや、ビクトールにとってはその恐怖こそが
色欲を沸き立たせるものだったのかもしれないが〜ビクトールの花らっきょうの
ような小振りの一物は痛い程にそそり立っていた。
その「花らっきょう」の皮をパーンが唇でちゅるんと器用に剥く。
パーンの口中にアンモニア臭が広がる。
そして、クレオの一尺竿がZ武の菊門にねじり込まれていく・…
総人数108名を越えるド迫力の4Pファック。
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…
790名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 14:05:14 ID:nkjAJGRw
>>788
ジェファーソンはアニマルマザー

ヒィヤッハー!
791名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 09:08:59 ID:Vi066Hmb
801板に池このクソ腐女子
792名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 13:08:18 ID:a6k484P+
コボルトやネコボルトがヒトと性交した場合、
それは獣姦になるのか?
793名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 13:14:13 ID:IAHaiArN
発情したチャンポがノアにのしかかった場合
単なるネコボルト同士の交尾なので問題はなにもない。(かたっぽは自称ハーフだが。)
キャラバンのみんなもちょっと顔を赤らめて目を逸らしながら
「まあ、でもネコボルトだし……。しかたないよね」と
気を利かせて立ち去ってくれることだろう。




……ネコの交尾ってめっちゃイタいらしいね。
ノアたんカワイソス。
794名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 22:29:43 ID:wWmH9ZfK
ふと思ったけど、コボルトやネコボルトってメスのメインキャラが出てきたことがない…。
795名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 16:21:44 ID:CojCgNQh
トラヴィスがネコボルトを襲ってるところを一瞬想像してしまった。
796名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 18:08:58 ID:YZUA94vT
つ「CHAT SHIT ONE(小林源文)」


ニャー!ダーイG.I!
797名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 19:44:40 ID:kLJnpe6s
>>793
何て事言うんだ!

読んでみたくなってしまったではないか。
798名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 04:07:23 ID:assYT3Dp
獣姦といやあ

辺境の森の中を歩いていたりりしい黒髪の青年剣士が
絹を裂くような悲鳴を聞きつける。

すわ、レイープか!ゆるさん!!
即座に断定して悲鳴の発信源に猪突猛進。

性欲をもてあましてヤギっぽい生き物になんかしようとしていた
下半身丸出しの山賊と遭遇。

超バツの悪い沈黙が流れる。

「てめえこいつを分捕る気だな?そうなんだな!?」と
なぜか異様にキレて襲い掛かる山賊をやむなく撃退。

なぜかついてくるヤギみたいな(ry。
しかたなく、その日の宿には一緒に泊まる。

なんということでしょう!
ヤギっぽい(ryは、見目麗しい美少女に姿を変えかけて途中でやめました。
しかし顔と胴体だけおにゃのこというのも、これはこれでなかなか……

のちのウォルターとヨーンの、これがなれ初めであった。
799名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 06:25:33 ID:aYFeoJ+t
ヌコのテムテムはセクロスの時抜け難いよう、トゲトゲなんだお
だからヌコキュンは痛がるヌコタンが暴れないよう、首に噛み付いて動き封じるんだお





ここは猟奇OKですかそうですか(@∀@)
800名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 06:37:28 ID:HLMG/ENN
>>798
> ヤギっぽい(ryは、見目麗しい美少女に姿を変えかけて途中でやめました。

途中でやめました、てのが異様にツボってワロタ
801名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 11:16:46 ID:9IYzSbj1
>>799
やべえ、なんか本気でちょっと辛くなってきたぜ
猫愛好家なだけに・・・
802名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:03:36 ID:aYFeoJ+t
というよりも、ょーじょに刺々テムポ突っ込んで身体に噛み傷つけるという図柄が
非常にサイコかつ犯罪くさい




嫌いじゃないですよそういうの
803名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 01:08:14 ID:mia9IXWi
精神科池
804名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 13:22:45 ID:sJQSidzK
ツンデレっぽい女キャラが襲われて必死で抵抗しまくるんだけど
「こんな濡れてちゃ帰る時困るだろ」的にあれこれ難癖つけられて、
仕方なく「じゃあここ舐めて・・」というシチュが個人的に禿萌える。
気持ちよすぎて求めるという従来のパターンよりこっちの方が好き。
805カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:44:26 ID:RJo38BFg
>>804
丁度書いたやつがニアミスだよバカヤロウ
似てるかと言えば、ツンデレ以外全然ちがうんだけどな!

とある安宿…宿の名前など問題ではない。
重要なのは、テーブルについて顔を引きつった笑みを浮かべる少年が、トラン解放軍リーダー、ティル・マクドールだという事だ。
そしてそのVIPの席に本来無ければならないお茶や菓子の類は無く、変わりに泥のついたシューズが二つ足を組んで乗っているという事ももちろん問題ではない。
重要なのは、そのVIPの前で平然とだらしない姿勢をとり、顔をしかめている女性が借金取りというヤクザ家業を生業としている事だ。
VIPと借金取り…スキャンダルのネタには事欠かない。
「で?いつになったら返すんですかねぇ?」
重苦しい沈黙を破り、先に口を開いたのは女…夜叉の二つ名を持つ借金取りカミーユだ。
動きやすさを重視した露出の高い衣装の合間から伸びる四肢は、それぞれテーブルと頭の後ろで組まれ、後ろ足だけで立つ椅子を軋ませて体を揺らしながら、切れ長の三白眼でVIPをにらみ付ける。
「いや…うん、すぐにね…」
額から大粒の冷や汗をドクドクと流すVIP…ティル・マクドールは、必死に恐怖にひきつる笑顔を取り繕いながら答える。
彼としても自分の立場が悪くなるような借金は早く返してしまいたいのだが…
「そのわりには、随分良い靴履いてんじゃないの?んん?」

ギクリ

そんな擬音が聞こえてきそうな程にティルの体が跳ね、彼は指先で右頬を書きながら、斜め右上の方向に視線をずらす。
所謂、言い訳を都合するときの典型的な状態だ。
「グ、グレミオがね…その、うち一応貴族だからさ…新しい靴買っ…」
「そ の グ レ ミ オ ち ゃ ん な ん だ よ ね 、 借 金 の 保 証 人 は さ」
一文字一文字噛みしだくように、はっきりとした口調で言葉を遮り、カミーユは冷酷な薄ら笑いを浮かべる。ただし、目は笑っていない。
「あはは、こ、怖いなぁカミーユ…」
ティルは頭をかきながらわざとらしく笑い、場を濁らせた。
カミーユは一度ドスンとテーブルを蹴ると身を翻し、ため息を一つもらしてドアの方に向かう。
「他でもない、アンタの頼みだから今まで待ってやったんだ…これ以上引き伸ばされたら、奴をバラして下取りに出さなきゃねぇ」
ティルに背を向けながらサラリと恐ろしい事を言うカミーユだが、実際解放軍の兵士の中で、彼女の取立てによって“腎臓が片方しかない”者もでている。
だからティルには、それが冗談などでは到底無い事を覚悟していた。グレミオは少々抜けているが大事な家族のようなものである。五体不満足にされてはたまらない。
実はティルはこの日、ある作戦を用意していたのだ。
806カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:45:52 ID:RJo38BFg
「……男日照り」
「………………」
そう一言、ティルが口を漏らしたとたん、部屋を出ようとしていたカミーユの歩みが止まる。
「男日照り」
次は更に強めに言う。
するとどうだろう、カミーユは踵を返し、すたすたとティルの前に歩み寄ってくると、息が掛かるほどの距離まで顔を近づけてきた。
しかも相当必死な表情だ。
「なんだとこのガキ」
「男日照り…だよねぇ?」
カミーユの手は既にティルの襟首を掴んでおり、その手はふるふると震えている。
「フリック、グレンシール、グレミオ…色男はたくさん要るけど…こう仕事が忙しくちゃ、ねぇ?」
ティルの表情からはさっきまでの焦りが消え去り、代わりに何とも悪辣なほくそえみが広がっていた。
彼はカミーユの手を握り返すと、尖った八重歯を光らせながら続けた。
「グレミオさ、ああ見えて絶倫らしいよ」
途端にカミーユの手の力が強まるが、ティルは彼女の喉が「ごくり」と生唾を飲み込むのを見逃さない。
「前に父さんが遊びに連れてった時の話したんだけど…グレミオの相手した女性が、宿からヘロヘロにになって出てくるの見たんだって…」
そこまで言って、ティルはカミーユの手を軽く叩く。彼女はようやくティルの襟を開放すると、やや俯きながらケラケラと笑い出した。
はたから見れば気が触れたように見えなくも無いが、ティルはあえて口にしなかった。


「ただいまー」
「おかえりなさいませ坊ちゃん」
本拠地の最上階はティルの為に少々こった造りになっており、グレミオが腕を振るうたの専用調理場まで用意されている始末だ(これには階下の宿屋から相当なクレームがついたらしい)。
この日は早く帰るとの事なので、子煩悩ならぬ坊ちゃん馬鹿のグレミオは、早速特製のシチューで冷えた体を温めてもらおうと、腕によりをかけていた。
厨房から立ち昇る湯気が鼻をつく香りをかもし、ティルの帰宅の声に小躍りしながら、グレミオは最後の仕上げに入ろうとしていた。
しかし…
「今日は、お邪魔いたします」
「…カスミさんも一緒だったんですか」
清清しい少女の声に、グレミオの笑みが一瞬引きつる…
くの一カスミは献身的で健気な娘なのだが、付き人兼保護者のグレミオとしては、どうもティルとの関係が気になってしようがなかったのだ。
『まぁ、しょうがない。ティル様もお年頃ですし…』
807カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:46:57 ID:RJo38BFg
「カスミ、早くきなさい…分かってるね?」
「はい、ティル様…あの…初めてなので…やさしくして下さいね」
「僕だって初めてさ…でも、はじまったら分からないな…」
「うおぉおおおおいいいい!!!!!!」
隣のティルの部屋から漏れる妙な会話に、グレミオは思わず奇声を上げてしまう。
「うるさいぞグレミオ、これからカスミとゲームやるんだから静かにしてくれ」
「えっ、あ、ゲーム?」
振り返ればそこには、ティルが何やら大きな箱を手にして猛抗議をしているところだった。
箱には「twister」と記されていたが、グレミオにはどんなゲームなのか分からない。
しかし、とりあえず自分の考えすぎ、早とちりなのだろう、そう合点して頭を下げた。
「もうしわけありません、その…『うおぉおい』が居たものですから驚いて」
「は?」
少々意味不明な言い訳だったが、とりあえずティルは首を傾げながらも厨房から部屋に戻っていった。
グレミオはため息を一つついて頭を落ち着かせた。
『まったく、あのティル坊ちゃまがあさましい事等するはずが無い…そこらの馬の骨とは出来が違うんだ出来が』
だが、彼の鼻を焦げ付いた香ばしい香りがつくと、鍋がほったらかしになっているのを思い出し、慌ててかまどから鍋を持ち上げた。
深底の鍋には特製の濃厚シチューが滾っており、その重さと熱さに喘ぎながら、グレミオは必死にそれを流しの方まで運んでいった。
折角丹精込めた料理をここで無駄にするわけにはいかないのだが…彼は背後から聞こえる女性の声に、またしても凍り付いてしまう。
今度はしかし、驚愕ではなく恐怖によってだ。

「どんな気分だ?動けねえのに背後に立たれる気分はよ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…という効果音が聞こえてきそうな程の迫力を纏いながら背後に立つ女…そう、カミーユだ。
「動けねえのに背後から近づかれる気分ってのは例えると…借金抱えた間抜けな男が…熱いシチュー鍋を持ち上げた瞬間グイィッ!
…と生理前のイラついた女取立人に捕まる…どうかな?」
「例えじゃなくてそのまんまです!」
「しかし…アンタの場合全然、カワイソーとは思わないねぇ」
グレミオの悲痛な叫びを無視し、カミーユは彼の腰にスルリと両腕を回す。
「ねぇグレミオちゃん?そろそろ利子が大分たまってんだけど…」
「あああああああのですねかかかかかカミーユさん!?今は持ち合わせが…」
808カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:47:54 ID:RJo38BFg
震えるグレミオの言葉を遮るように、カミーユはグレミオの股間を鷲づかみにする。
途端にグレミオの甲高い悲鳴が響き渡り、それを聞いた彼女は満足そうに邪悪な笑みを浮かべた。
カミーユの負債者に対する黒い噂はグレミオも耳にしていた、だから今彼女の手の中で萎縮している彼のふぐりは、じわじわと嫌な汗をかきはじめている。
『ば、ばばば、バラされる!殺される!』
「…お金ないのは知ってんだよ…だからさ、今日は代わりのモノでさ…」
そういって一際強くグレミオの一物を握るが、その感触はグレミオが怯えるような乱暴な手つきではなかった。
まるで愛しく愛撫するかのように。強弱をつけた猥褻な手つきで、細い指を纏わりつかせてきた。
「…カミーユさん?あなたまさか…」
「だぁからぁ…今日はアンタの特製こくまろシチュー、全部頂いちゃおうって思ってね」
カミーユはグレミオの抱える鍋に指を一本くぐらせ、グツグツ泡をたてる白濁をねっとりと纏わりつかせた。
「あつっ…すげー熱かった」
「できたてです」
「アンタはどうなんだ?熱くならないか?こことかさ…」
そしてもう片方、グレミオの股間に伸ばした指先を、袋の下の菊門少し手前に伸ばし、そこをきゅっと押し上げた。
途端に手のひらを押し上げる、ムクムクという感触を感じたカミーユは、またしても怪しく微笑んだ。
グレミオの広い背中に顔をうずめ、その長い金髪の感触を頬に受けながら、カミーユは鼻から大きく息を吸い込んだ。
無沙汰していた雄の匂いに、若干の目眩を覚えながら、カミーユは自身の疼きを高鳴らせた。
グレミオとて女の体は久しく拝んでいない。うら若い娘にここまでされれば、普段なら間違いなく押し倒して自慢の豪物を唸らせていた事だろう。
だが、彼らのいる厨房の隣には主人であるティルがいる。この場で欲望に身を任せるわけにはいかなかった。
「お、お金は、必ず払います…」
「あっそう」
以外にも呆気ないカミーユの返答、だが、その手はいまだグレミオのモノを握ったまま離さなかった。
『ふふ、ソロソロだな…頼むよティル』
809カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:49:20 ID:RJo38BFg
「あぁぁ!そんな所…駄目ですティル様ぁ!そんな格好…」
「大丈夫だよカスミ、さぁ触って…」
「あっ…ティル様の…とても硬い…」
「少し痛いけど、我慢するんだよ?」
「ひぎっ!あっ…ティ…ル様…私、もう…」
「さぁカスミ、力を抜いて、もっと脚を開いて!」
「あっあぁぁあっ!ティル様!ティル様ティル様ティル様ぁぁあああ!」

突然隣の部屋から響いてきた声に、再びグレミオは奇声をあげそうになった。
隣は明らかにただ事ではなくなっている。もちろん彼自身も同じようなモノだが、彼の頭はそこまで回っていない。
「ティル様なんて事を!お止めしなければっ!」
鍋をドスンと台に置き、厨房を飛び出そうとするグレミオの前に、カミーユが腕組して立ちふだがる。その表情は嘲りと哀れみ満ちていた。
彼女は下を指差しながら、グレミオの体のある一点を舐めるような視線で眺めている。
「あんた馬鹿?手前の息子そんなにしてどの面さげてお説教?」
「うっ」
グレミオのズボンを押し上げているモノが何なのか、カミーユはよく分かっていたし、彼に自分でそれを治まらせる程の余裕が無いことも分かっていた。
「隣はもう始めてるみたいだけどぉ…ひょっとして、声だけで感じちゃった?それとも坊ち」
「違います」
「ヘンタイ」
必死に反論するグレミオをいたぶる様にカミーユは言葉で責め、その嗜虐の中で、彼女自身園の奥が、確かに熱を持ち、濡れ始めていた。
カミーユはもう、これ以上焦らすのにあき始めていた…というより、“焦らされるのに”だ。
彼女は聞く耳持たずグレミオの前に進みより、その足元に屈み込むと、すばやい手つきでズボンのボタンを外して行く。
グレミオは慌ててとめ様としたが、カミーユはその手に獣か何かのように噛み付き、また唸り声をあげて威嚇した。
「説教しにいくんだろ、その前にこいつ何とかしな教育ママさんよぅ」
そう言って最後のボタンを外す。すると…

「いてっ…え、ちょっ…なにこれ…」

先ほどまで勇ましかった彼女の表情が、途端に驚愕と畏怖に塗り替えられた。
ボタンを外し、噂の豪物とやらを拝見しようと期待に胸を膨らませていた彼女の鼻先を打ちつけた、それ…
それは完全に常軌を逸した代物だった。
子供の握りこぶし程もあるカリ首は、黒々と充血し、脈打つ血管が浮きでた竿は、ビクビクと波打つように、雌の体を求めて躍動している。
太さも、硬さも、もはや人間の体に収まる限界に達していた。
まるで男性の体をはじめて見たギムナジウムの少女のように、ヘナヘナと尻餅をついたカミーユは、目を大きく見開き、それを凝視し続ける。
当のグレミオはというと、何ともばつの悪そうな表情で天井を見つめ、歯をちらつかせながら困り果てていた。
810カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:50:08 ID:RJo38BFg
「カミーユさん、あの…」
「だまんな」
「無理なさらなくても」
「黙れっつってんだろ!」
ここまで来て後戻りできるか…そう言いたげなカミーユは言葉より先に、その怪物にむしゃぶりついていた。
舌が焼け付くほどに熱のこもったそれを、口を最大まで広げて銜え込もうとしたが
あまりに大きなカリ首は先端部分がようやっと彼女の口に収まった所で喉の奥に達してしまう。
「オゴッ!…ふグゥッ!」
だが泣く思いで銜え込んだグレミオの竿は、非情にも更に怒張を強め、もう一回りも成長を遂げる。
口の中の異物が突然サイズを変えたため、危なくカミーユは顎を外すところだった。
『この馬鹿!なんてモノもってやがんだ!』

『遊女が腰を抜かして逃げ出してきた』
最初は誇張された冗談かと思っていたのだが、その甘い考えにカミーユは今更ながら後悔した。
だが、ここで諦めては夜叉の名が廃る!等と少しズレた執念に燃え、カミーユは涙目になりながらそれを愛撫し続ける。
くちゃくちゃと、卑猥な水音をたてながら、先端の割れ目、その下の筋、余裕なく張り詰めた襞を、丹念に嘗め回していく。
口は完全に塞がっているため、不規則な荒い鼻息がグレミオの陰毛をなぎ
それが、カミーユの赤い髪の下で何が行われているか、グレミオに想像させるのを容易にさせる。
「うまいですねっ…どこでこんな事をっ…」
はやくも先端から先走りを滴らせ始めたグレミオは、少々焦り気味の声で問う。
「…………」
カミーユは無言だ…いや、答える余裕が無かった。
完全に密閉された口内にグレミオのカウパーが充満し、その濃厚な苦味と匂いに、カミーユは完全に“ヤラれ”てしまっていたのだ。
必死だったカミーユの表情は、いつしか甘く切なげに、細められた目はいとおしくグレミオの顔を見上げてきて、その吐息にも熱が篭っていた。
グレミオはカミーユの髪の色と同じに染まった頬を両手で包み、その顔を見下ろし、目を合わせた。
「……綺麗ですね」
途端にグレミオが達した。
カミーユの口内は瞬時に白濁で溢れ、必死にそれを飲み下すべく喉を鳴らすが、とても飲みきれる量とも思えなかった。
まるで顔が破裂するのではないかと思えるほどの量に、カミーユの目が再び大きく見開かれ、余裕の無い恐怖にも似た表情が戻ってきた。
慌てて口を離そうとしたが、グレミオはそんな彼女を逃すまいと、少々乱暴にその短めの髪を鷲づかみにする。
811カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:51:12 ID:RJo38BFg
「んんんんぐぅぅ!?ぐふぅうぅっ!」
「すいません、厨房なんで汚さないで…」
カミーユの訴えに少々の罪悪感を覚えながら、食品衛生上しかたがない…そう諦めをつけてカミーユの口に全てを流し込む。
カミーユの方は死活問題であった。グレミオの滾りは量もさることながら、その濃厚さも人一倍粘性が高かった為、飲み込もうとした分は殆どが喉につまってしまった。
おまけに幾分かが鼻を逆流し、彼女の呼吸を完全に止めてしまったのだ。
『ば、ばか!離せ、死んじまう!』
髪を掴むグレミオの腕に爪をたて、必死に抗議するが、性的な高ぶりが頂点に達していたグレミオには多少の痛みなど感じていなかったらしく、カミーユの懇願も空しかった。
「お…おご…うむぅ………ぶふぁっ!」
ドクドク、ゴボゴボと、グロテスクな音をたてる粘液がようやく留まり、グレミオが髪を離した途端、カミーユは顔を背け
同時にその口と肉の凶器の先からは名残が糸を引き、また深呼吸しようと喘ぐカミーユに追い討ちするかのように、グレミオのおまけの一絞りが飛び出して彼女の顔を汚した。
「ヒィ、ヒっ…えほっ、げほ!…ひっ…」
酸欠の地獄から開放され、尚且つ鼻や喉に詰まった精液にむせながら、カミーユは空ろな瞳に涙を浮かべ、その場に仰向けに横たわる。
まだフェラチオ…殆どイラマチオだったが…しか終わっていないにも関わらず、カミーユの姿は輪姦後のようであった。
グレミオはその姿に若干自責の念を感じる。
「いままで私の相手をしてくださった、殆どの女性がそうでした…私と本番を向かえる前にばててしまいまして…」
『そんなゲテモノぶら下げてりゃ当然だ』
肩を上下させながら喘ぐカミーユは、そう心の中で囁く。
「馬かお前は」
「いえ、鹿の方かと…」
「馬鹿」
上体を起こしたカミーユが、未収まらぬグレミオの怒張を指先で突くと、それは再び嘶き、先端に雫を溜めはじめた。
グレミオはふらつくカミーユに手を差し伸べて立ち上がらせ、その顔を手ぬぐいで拭く。
「本当に最後まで付き合ってくださるんですか?」
その言葉にカミーユは一瞬戸惑いを隠せなかった。
はたして自分はグレミオを受け入れて無事でいられるだろうか…
言いだしっぺでありながら、フェラチオだけであんな思いをした相手を扱えるのだろうか、と…
『ええい写楽せぇ!』
812カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:52:14 ID:RJo38BFg
カミーユはグレミオに背を向け、腰布の帯を解くように指差す。
「もとよりそのつもりよ、借金チャラにしてやるってんだ、かかってきな」
彼女自身、これは求めていた事なのだから、だからこれで良かったのだ。

グレミオはカミーユの指示に従うことも無く、体を自分の方に向かせると、その唇を問答無用で奪った。
互いの舌を絡ませ、唾液を混ぜ合わせ、奪い合う獣のような濃厚なキス。
そしてそのまま、調理台の上に彼女を押し倒し、その上に覆いかぶさると、大きく開いた彼女の服の側面から両手を差し入れ、形の良い量胸を、まるで乱暴に揉みしだく。
張りのある女の証は、グレミオの手の中で歪に形を変え、また押し返し、先端は硬くしこって服の上からもそれが分かるほどに屹立していた。
その度にカミーユは鼻で喘ぎ、十字の傷跡の残るグレミオの頬に熱い吐息を浴びせる。
下半身では、カミーユの薄地の衣装越しにグレミオの巨根が彼女の割れ目をなぞり、その刺激はすぐにも彼女を滾らせ、身震いする程に高ぶらせた。
カミーユは両手を首の後ろに回し、接吻を中断した二人は互いを見つめあい、熱っぽい声で言葉を交わす。
「調理台、汚れちまうじゃないか」
「後で消毒します」
言うなりグレミオは犬か狼のように喉を鳴らし、カミーユの服の胸元にあたりにかじりつくと、力任せにそれを引き裂き
半場食いちぎった所でさらに両手も駆使し、腰布から下の部分までビリビリと引き裂いてしまう。
カミーユの体は、腰布の周りに名残惜しく絡みついた幾らかのぼろきれと、肩当首当てを残して、全てグレミオに奪い取られた。
外気に晒されたカミーユの肌は既に紅潮し、引き締まった足腰も、うっすら筋の浮いたへそ周りも、形のよい両の丘も、全てが彼女の荒い呼吸に合わせ、艶かしく蠢いていた。
「服代は別料kひゃぁ!」
カミーユの言葉を待たず、グレミオはその左胸に熱くキスを落とす。
時に快感を、時に痛みを、舌で先端を回すように舐めまわしたかと思えば、次の瞬間には前歯によって甘噛みされ、その度にカミーユは悲鳴をあげそうになるが、グレミオはその口に人差し指を当てて諭した。
「ちゅ…らめですお、くちゅ…声をらしては…隣に…ズッ…きこえてひまいまふ…ズズズズッ!」
そう言って一際強く吸い上げると、それだけで軽く致してしまったカミーユは身を仰け反らせ、硬い調理台に肩当をぶつけて高い音をたてた。
「ふあぁぁっ!らめ…あふぁぁぁあんんっ」
だがその口には一瞬早くグレミオの指が侵入し、舌を捕らえていたため、その声はくぐもった間抜けなものでしかなかった。
グレミオは息も絶え絶えの様子のカミーユに休む間を与えず、次の作業に入った。
ずりずりと彼女の体を押し上げると、そのすらりと伸びた両脚太ももに下から手を回し、開いた股の間を直に覗き込む。
既に軽くアクメに達していたカミーユのそこは、既に蜜壷の如くずぶぬれであったが、それではまだ足らない。
もしかしたら彼の侵入によって、彼女のそこは二度と使い物にならなくなってしまうかもしれないのだ。
だから彼はせめて、万が一そんな事になってしまった時の事を思い、せめて少しでも苦痛が和らぐよう、また最後に少しでも快感を味わってもらう為にも、そこを口で愛する事にした。
カミーユが気をやって数秒の後、今度は下半身に生暖かい感触を覚えて覚醒し、顔を起こしてみれば、そこには彼女の内股に顔をうずめてキスをするグレミオの頭が覗いていた。
「あ…」
カミーユはへたりと調理台に頭を投げ出すと、右腕で両目を覆い、熱で霞のかかった思考を冷まそうとした。
『畜生、こいつ巧いよ…また声出す前に自分でなんとか…』
813カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:53:05 ID:RJo38BFg
そしてカミーユは、調理台の上に投げ出されていた手ぬぐいを見つけると、目を輝かせてそれを口に咥える。
それは先ほど、彼女の顔を拭いた手ぬぐいであり、当然グレミオの精が染み付いていた。
生臭さが鼻を突き、それだけで彼女の奥からはジワジワと愛液が染み出してくる。
目の前でその様を見ていたグレミオは一言
「貴女もヘンタイですね」
と呟き、それから、その泉に口付けして吸い上げ、喉を鳴らして飲み下していく。
下半身から響く水音を聞きながら、カミーユは更なる高まりを覚え、噛み痕の残った左胸を自ら愛しく愛撫し、また蜜を啜るグレミオの頭を掴み、その金髪をかきしだいた。
「ふっ…んふぅぅ、ふぅぐっ!」
手ぬぐいを噛み、それから染み出してくるグレミオの名残を味わいながら、下半身のうずきに身を任せ、カミーユは期待を膨らませていく。
やがてグレミオは、カミーユの赤い茂みの中から、充血して張り詰めたサネを探り当てる。
それにそっと息を吹きつけただけで、太股を押さえていたグレミオの腕を、彼女は逆に力強く締め付け、分かりやすい反応を示した。
だからグレミオがそっと、それに舌を纏わりつかせ、粘性の高い唾液をまぶしながら転がした途端、カミーユの股が弾みにグレミオの頭を挟んで万力のように締め付けたとしても、それは無理からぬ話だった。
「カミーユさん、今…」
「………」
カミーユの答えは無く、グレミオが見上げても、ただ両胸が彼女の体の動きに合わせ震えているだけだった。
必死に声をあげまいと耐えるカミーユの姿に気を良くしたグレミオは、今度は股をしっかりと押さえつけ、いよいよ執拗に例の場所を攻め立て始める。
「んっ!んっ!んんんんっ!んんんんーっ!」
案の上カミーユの反応は著しく、舌のざらついた上面がなぞる度、悶えて暴れ、グレミオの髪を掴んで離さず、また股もぐいぐいと締め付けてくる。
これ以上は可愛そうになったか、グレミオはお情けをくれてやるべく、一度口を離してカミーユに念を押す。
「声出さないでくださいね」
「ん、うん!」
大きく首を縦に振るカミーユを一瞥し…そこに白い歯をたて、ほんの少し強めに甘噛みをくれた。

「くふぅーーーーーーー!ひぃーーーーーーーーーっ!」

カミーユの目は大きく見開かれ、彼女の体は、尻と頭だけでブリッジするように、背中を調理台から30cmも跳ね上げるほどの柔軟さを見せた。
同時にグレミオの目の前では、彼女の奥から泡立つ粘性の高い液体があふれ出し、それを逃すまいと、グレミオは再び音を立てながらそれを飲み干していく。
グレミオの左肩にはカミーユが爪をたてていたが、そんな事はお構いなしにねぶる、舐める、啜り尽くす。
20秒間程カミーユは仰け反った後、事切れたかのように調理台に身を投げ出し、荒く息をする。

「じゃぁ、カミーユさん…仕上げますか」
「はぅ…」
グレミオは空ろな表情のまま首をもたげるカミーユの口に一つキスをした。
意識の戻ったカミーユは強がって笑ってみせ、白い歯を見せながら
「前置きがなげぇんだよ」
と言い放ったが、その目に余裕はなかった。
両足を開き、ヒクヒクと秘所を振るわせるカミーユに、グレミオはドシリと覆いかぶさる。
814カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 19:53:56 ID:RJo38BFg
「ひっ…あ、うっ…!」
「そっと、そっとです」
ゆっくりと、注意深く…十分に塗れたそこに、笑えるほどの大きさの竿をおしあてる。
「あぁっ!あつぅ!」
グレミオの両肩を必死に掴むカミーユの手は振るえ、両目には見る見る涙が溢れてくる。
カリ首がようやく収まっただけで早速、カミーユの中は余裕が無くなり、身を裂かれんばかりの痛みに耐えなければならなくなった。
ズキズキと痛む連結部とグレミオの顔を必死の形相で交互に見つめながら、カミーユは両目からハラハラと涙をこぼす。
「いてぇ、いてぇよぉ畜生っ!」
「やめますか?」
グレミオが気を使って言うが、カミーユは駄々をこねる子供のように両目を真横にぴっと閉じ、眉間に皺を寄せて叫ぶ。
「…んんん、やだ!」
その様を見てグレミオは思わず「かわいいです」と呟く。
途端にカミーユの顔は耳まで真っ赤に染まるが、すぐにも痛みを思い出して目尻に皺を寄せる。
「や、やるなら…はやく…いぃぃ…ひぃ、一…一思いに!」
いつもの彼女なら、ここで憎まれ口の一つでも叩くところであろうが、そんな余裕は当に吹き飛んでいる。
「…わかりました」
グレミオはそう言って、繋がったままのカミーユの上体を起こし…

「くはぁぁっ!」

そして、一気に刺し貫いた。

「あ…あぁっ…あぁっ…」
白目をむいて天井を仰ぎ、口をパクパクさせるカミーユ。
その腹部は、グレミオを受け入れた分歪に膨れ上がり、その痛々しい様にグレミオは思わず心を痛めた。
自分は取り返しのつかない事をしたのではないか…
目の前の美しい娘が、このまま壊れてしまうのではないか…
だが、そんな彼の心理とは裏腹に、その一物はまるで別の生き物かのように、ムクムクと怒張しはじめた。
カミーユを貫く前、前戯の間にある程度落ち着いていたが、それでも常人のモノを超えた代物であった怒張は
カミーユの中の暖かさ…そして彼女のあげる悲痛な喘ぎもあいまって、彼女の中で尚も膨張を始める。
「あっ…くふぅぅうううっ!」
『おっきくなってる…あたしの中…こわれちまう!』
カミーユは元々小柄な体格であり、グレミオとの身長差はかなりのものだった。
今彼女を支えているのは、調理台の縁を除けばグレミオとの連結部だけであり
床から10cmも浮いているスラリと伸びた両脚には、血と愛液の混じった液体が床に滴り円を描いている。
全身を震わせる彼女の姿を目の当たりにし、やがてグレミオの心の底から、得たいの知れない凶暴な何かが湧き上がってくるのを感じた。
『綺麗だ貴女は…本当に今の貴女は、何物にも代え難い』
「動きます」
「ひっ!」
815カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 20:04:15 ID:RJo38BFg
カミーユの体を縦に貫く衝撃。まるで剣を一本徹されたかの如く、それは彼女の背骨を伝い、脳天を直撃した。
「や!ぐうぅ、ひうぅっ!ひ、ひぎぃっ!」
グレミオの豪物は根元まで入らない。それは既にカミーユの子宮口をこじ開け、頂点に達してしまっているからだ。
それでも、グレミオは自らの欲望に身を任せ、カミーユの腰をしっかり抱きしめ、体を上下させる。
「いぃぃっ!いぐっ!ひぃぃっ!いい…あぐぅっ」
ミシミシと骨盤が悲鳴をあげ、もはや快感を通り越した、言葉にしがたい衝撃がカミーユを貫く。身も心も、魂さえも…

「私はっ、く、貴女を、何度でも抱きたいっ!これからも…くっ!」
「あが、あ…うぎぃ!ひぃ!」
「貴女を、私のモノにっ!ふっ…私を受けられるモノに!」
「はぁあぁっ!あああぁぎぃいっ、いぎいぃ!」

やがてグレミオの高ぶりは頂点に達し、体の底から熱いものがこみ上げてくるのを感じる。
グレミオの呼吸の乱れを感じ取ったカミーユは、途切れそうな意識の中でそれを察し、グレミオの限界を悟った。
口淫の際受け止めたグレミオの量を思い出し、カミーユはただ呆然とその時を待った。
『この馬鹿、中にする気だ…あんなの中にされたら…』
カミーユはその想像に何ともいえぬ背徳的な、被虐的な期待を感じてしまう。

自分は被レイプ願望があったのではないか?
こんな誘ってるような服を着て、今更淫乱じゃありませんなんて言えないんじゃないか?
それが彼女の結論だった。

『私は、こいつに“ヤラれ”たいんだ』

グレミオは射精の準備を整え、それを精神力だけで押さえ込み、呼吸をあらげてカミーユの鳩尾に顔を埋めていた。
もう何秒も持たない…そう思っていたグレミオの頭の上に、暖かい物が触れる。
見上げる彼の頬を、その手はそっと撫で、恍惚とした表情のカミーユは、消え入りそうな小さな声で言った。

「ぐれみ……中で…いいよ…」




816カミーユ×グレミオ(ラブコメ風):2007/04/08(日) 20:04:59 ID:RJo38BFg
「坊ちゃん!何をやってるんですか!」
鼻息をあらげてグレミオがドアを開ける。
その部屋で行われているであろう、あさましくもはしたないインコウを正そうと息巻いて来たものの、そこで垣間見た光景はグレミオの予想の外であった。
部屋の中央で、くの一特有の柔軟な体を駆使し、とんでもな姿勢でマットの上にブリッジしているカスミ。
そして、同じく悲鳴をあげそうな表情で柔軟体操真っ青な無理な姿勢をとるティル。
二人とも体を絡ませているが、服は着たままだし、全然楽しそうでもない。
いや、楽しそうではあるが…
「グレミオ!なんだ急に!」
「てぃ、ティル様!私、私もう!」
「あぁ!駄目だカスミ!」

ずでんっ

絡み合ったまま尻餅をついた二人は、そのまま何事もなかったかのように、横においてある小さなルーレットを回し始めた。
「あの…ティル様これは?」
「『ツイスター』だよ、知らないのか?」
「ティル様運が強くて…」
「普通ならカスミには勝てないよねー」
ケラケラと笑う二人を呆然と見詰めるグレミオの背後から、少々だぶついたパジャマを着たカミーユが艶々した顔を出した。
「お、やってんな二人とも…うちらも混ぜてもらおうかねぇ?」
これまたクスクスとほくそ笑むカミーユに、グレミオはすぐにも直感する。

『グルだ…はめられた』

「来てたんだカミーユ、でもそれグレミオの寝巻きじゃないか」
「いやぁ、こいつが料理中に取り立てたら、この馬鹿熱く滾ったコクマロシチューをブチマケやがってさぁ、けっけっけ」
「そりゃぁ災難だ!あっはっは!」
この二人が共謀していたのは、彼らの凄まじい笑みを見れば明らかだったが、グレミオはそれに何か言える立場ではなかった。
実際彼はカミーユに、自家製の濃厚シチューを二度もご馳走し、危なく火傷を負わせるところだったのだから。

「じゃ、そゆ事でアタシは今日は帰るから…またなグレミオ」
「はい…また今度」
「そうだ、あんた一つ忘れてない?今日何の日だっけ?」
「は?」

「『例えになってない』とか、なんとか…」

「……?……ひぃっ!?ひやぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!」
それから一週間、グレミオはストレスによって胃に穴が開いたという。
817805:2007/04/08(日) 20:08:01 ID:RJo38BFg
長いけど最後まで読んでいただければこれ幸い
818名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:30:53 ID:3gxVogLn
じっくり読ませてもらうよ。

イマラチオ死活問題カミーユ咳き込みシーンにはチンチンオッキした。

GJ。
819名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:20:17 ID:CaCaFUi+
ヒューゴ×クリスまだかな…
820名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 02:29:18 ID:FCcQ4G8X
>>817
おお、>>815あたりのカミーユ、すげーエロ可愛い!
好きな取り合わせなんだがあんまエロはみかけなかったんで
嬉しい。GJ!
821名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 14:54:54 ID:GWGidXx7
GJ!!情景が脳裏に浮かびやすくてハァハァだったぜ。
822名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 19:34:07 ID:XOb9blRh
萌えキャラまだかな〜
823名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:53:25 ID:uIKjxLvs
>>805
GJ。グレミオ×カミーユ、面白かった。
824名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:57:41 ID:87SvQf8F
流を読まずに疑問投下。

つ[コボルトは玉葱を食べられるのか]
825<`∀´>:2007/04/10(火) 08:24:18 ID:AwTsXNC7
流れを読まず質問ニダ
つ「コボルトは食べれるのか」
826名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 16:16:01 ID:C7J+S6lD
犬にたまねぎって食わせちゃいけないんじゃなかったっけ。
猫もだけど
827名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 16:57:52 ID:OoCki4+f
>>825
つ外伝1第1章
828名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:50:25 ID:QqZCf7n+
だめよスネーク!
ゲンゲン隊長を食べたら許さないんだから!
829名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:11:16 ID:odsieaiI
猫や犬にニボシはいけないらしい(結石ができる)が、ネコボルトやコボルトはどうなんだろうな。
830名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:07:31 ID:C8ZxplBu
レックナート様の姉妹レズをキボンですよ
831名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 08:33:38 ID:y9WqGiWQ
4の作品もたまには読みたい
832名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 11:19:08 ID:hoi6xZpc
んーとじゃあ、
ラインホルトさん×ミツバで
中年独身男性の秘めた情欲に迫るエロティックサイコホラーを。
833名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 12:40:18 ID:hX39Pn3v
有能だった頃のエレノア×クレイきぼん
834名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 00:14:24 ID:oSRqOXan
>>833
ハードルたけえよw

……読むほうの。
脳内展開される絵面的に。
835名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 20:44:52 ID:ZzyfhvQ1
流れを読まずに坊×ナナミ希望
もしくはビッキー絡みのやつを・・・!
836名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 00:18:00 ID:9ng1Iotj
836ゲト
837名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 20:05:39 ID:2BVf9jti
ビッキーに挿入

ビッキーくしゃみ

ビッキーと一緒に挿入部分だけテレポート

竿無くなちゃたー!!

てな展開
838名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 10:55:05 ID:w9Xs5xAl
うっかりザンジバーランドにテレポート
スネークやゲノム兵に性欲を持て余されるビッキー
839名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 11:07:59 ID:JPVKBFPq
ジーン総受け 百合で
840名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 11:43:03 ID:w9Xs5xAl
ジーンさんを責められるキャラだと?
レックナート様?その姉?シエラ様?アルママン?ゼラセ様?

小ビッキーやルシア程度なら逆に食いそうだな
ダークホースでラウラを上げてみる
841名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:27:50 ID:OxqjJucZ
>>840
シエラさまが攻めのはずないだろう!

842名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 19:25:46 ID:w9Xs5xAl
ナッシュ「ぐだぐた言わずに話を聞け!妖怪オババ!」
シエラ「オババ?流石は泣く子も黙るハルモニア、貴様らヒクサクは300年前から何も変わらん」
ナッシュ「はじめましてシエラ・ミケーネ、生で見るのは初めてだ」
シエラ「はじめましてナッシュ、そしてさようならだ、貴様は私の年齢をオババと読んだ
お前ここから生きて帰れると思うなよ、ぶち殺すぞ人間(ヒューマン)!」
以上ネタでした

今考え直した
フタナリ小ビッキーに「うい奴よのう」とか言われて後ろからズコバコ喘がされるジーンさん見たい
843名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 01:17:03 ID:kPv8JAP+
>>832
あのひと絶対三日にいっぺんくらいは
ミツバちゃんを犯す夢見てパンツ汚してるよね
844名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 19:47:44 ID:YLVQzuJf
チープーが傭兵隊長凌辱するやつキボン
もちCVは河野で


ところでここ、レイプ以外で幻水キャラ×兵士Aみたいなオリジナルキャラのはダメなん?
オウラン姐さんが超エロい元彼の登場でいつになく取り乱す妄想が頭から離れない
稽古場や食堂裏、果てはエレベーター内で別れたはずの雑魚にヒイヒイアンアンイかされまくって心が揺れちゃう姐さん
845名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 20:51:26 ID:lh5EdcKv
>>844
オウラン姐さんスキーな俺にはたまらん妄想だ
ぜひ文章化をたのむ
846名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 10:54:07 ID:JjuOYLzg
>>843

実のところ言うとね、ラインホルトさんってば、ミツバちゃんにお酒を飲ませて
そのままお持ち帰りして犯しちゃったんだよね。

ミツバちゃんはそれを覚えていないんだよ!?だよ?
てか、気づいていない(そんなことがリアルでありうるかは別)。
しかし、ラインホルトさんは贖罪の念から、今でもこうしてミツバのために働いているわけだよ。

まあ、時折、ミツバを犯した夜のことを思い出し、

(い、いけない、いけない(汗 二度とあんなことはしてはいけないんだ)

とか想いながら、ミツバの飲み物に睡眠薬を盛ってるんだよ。
ラインホルトさんは。
847名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 00:46:12 ID:r4Om6U8e
>>843
ミツバちゃんも手合わせで狩った人たちをおいしく頂いてるかもよ!

あたしがボロボロにしちゃったから騎乗位かなって言いながら
草むらで何ラウンドも。
そうやって体力と気力と金銭を奪ってるんだ。

4だと人気な女性はミツバちゃんなの?
フレア様?キカ姉?ポーラ?ジュエル?


848名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 09:13:47 ID:FeUM9597
>>847
ジーンさん。
849敬愛すべき永遠の美少女レックナート様:2007/04/28(土) 09:17:18 ID:07FMsUTp
呼びましたか?
850名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:59:46 ID:ZP6X4Jfs
>>847
ミレイに決まってるだろ
今までのSSの多さとクオリティをよく見てみろ
851究極且至宝レックナート様:2007/04/28(土) 15:40:10 ID:07FMsUTp
つまりシリーズ皆勤賞の私こそ最高の美女
852名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:43:21 ID:AJ0d31LS
ジーンさんもビッキーも皆勤賞だよ
853名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:53:55 ID:I6lPUA1n
ジーンに関しては、5で「それぞれが別の個体(※)である」ということが
判明してるから、微妙なところ。

ビッキーも、それぞれの時空に存在するパラレルな存在であるという公式発言が
なされているし。


※人物ではなくて、あくまでも個体。
854名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 22:50:55 ID:hshOjTUi
ジーンについて5でそんな描写あったけ?
855名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 07:33:59 ID:fPDk7Nwr
びっきーは時を掛ける少女じゃないの?
856某弟子:2007/04/29(日) 08:35:30 ID:flHMuH5S
か、どうかは分かりませんが
レックナート様はショタコンです
857名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:57:58 ID:qqZ8FTiE
>>853
>それぞれ別の固体である


それって2の公式発言じゃね?
「ラウラこのジーンの幼なじみです」「このって事はジーンは複数いるんですか?」「それはノーコメントで」
みたいな記事があったはず
858名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 22:57:17 ID:ZiVkAoPI
ジーンさんの謎にはあんまり深入りシナイホウガ身ノタメヨ

…あれ、記憶が途切れてる…?
859ディープスロート(内部告発者):2007/04/30(月) 00:05:50 ID:x900X5TU
レックナート様
いい加減、僕のパンツ口に含んでタンスに戻すの止めてください
それと、セラに同人誌描かせるのも止めてください
860名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 12:45:01 ID:O53XfGiS
何気にワタリ×アヤメの完結作品がないんだな
861名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:43:06 ID:+eZ3DgWT
>>860
自分もそれ読みたい。是非
862名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 21:52:38 ID:8msQ6fd+
オウラン姐さんが街でこらしめたならず者に
863名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 01:51:40 ID:IrjeTgSF
むしろならず者を
864名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 06:04:52 ID:GrUNJyi2
ぐぐる「THEガッツ」
865名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 00:32:27 ID:q9cqp04v
あと4KBだが立てられなかったー
誰か頼む
866名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 02:06:19 ID:RyUC1IMx
もうそんな季節か。
つかこのスレで投下された作品はどうにかならないの?
管理人さんは音沙汰ないし29chはもうないし…
867名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 15:48:14 ID:Hn6S33qJ
放置でおk
868名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 17:15:52 ID:NXITSDxo
俺は残して欲しいに一票
869名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 18:02:53 ID:RRNWIBsF
870名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:14:12 ID:d5ptKlLE
 ミ レ イ た ん の 話 を 書 け
871名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:36:04 ID:59QydQJZ
ume
872名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:10:54 ID:90Qs/Ack
 あの夏。駅のホームでよく見かけた女の子に声をかけた。
彼女は同い年で駅の側にある高校に通っていた。
初デートは駅の改札で待ち合わせ、映画を見て、その後近くの『タリーズ』へ入った。
僕は初めてだったのでメニューの一番上に書いてあった『ラテ』を注文した。
彼女は『アイリッシュマグクリーム』を注文した。
僕たちは1時間くらい店内で話をした。
 僕は朝から晩まで彼女のことばかり考えそうになる自分を必死に抑えた。
そして春。僕は東京の大学に、彼女は愛知の大学へ進学をきめた。
お互いだんだんと連絡を取らなくなってしまった。
今年の夏。僕は『タリーズ』でアルバイトを始めた。
バイトにも慣れ始めたクリスマスの少し前、僕はこのアルバイトのこと
そして遠距離恋愛でも構わないから恋人になりたいと伝えるため彼女の携帯へかけた。
「現在、使われておりません」のメッセージ。ショックだった。
 『ワンショット・アイリッシュマグ!』このコールを聞き
『アイリッシュマグクリーム』を作るたび
現在でも僕は彼女の笑顔を思い出す。
873名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:12:34 ID:90Qs/Ack
おい1よ!どうしてお前らは見てくれにこだわる!
女友達に自慢できない彼氏はハズカシイのか!
ピカピカの車とイケてるツラじゃないと一緒に歩きたくないのか!
オレの新しい時計には即気づくのに、どうしてオレが悲しんでいるコトに
気づかない! 十年以上飼ってる金魚が死んだんだ! わかるかオイ!
悲しいんだよ! ただの金魚じゃねぇんだよ!
オレの人生見てきた金魚が死んだんだ!わかるかゴルァ!
サッカー小僧の消防時代も改造学ラン厨房時代も知ってる金魚だぞ!
初めて女に電話した時、手に汗かいてたオレを知ってる、
童貞捨てた日にひそかにガッツポーズとったオレを知ってる金魚なんだぞ!
どうして気づかないなんだよ!ゴルァ!
「あれ?どうしたの?・・・いつ時計買ったの?」、、、!!!どうして気づかない!
なぜオレの気持ちに!少しだけ赤い目に! お前にとって時計の方が重要か!
その程度かオレは!オレの隠れたヒッキー気質を知ったら離れていくんだろ!
音信不通になるんだろ! ダチにキショイから切ったと言うんだろ!!
わかってんだぞゴルァ!
わかっていても好きなんだぞゴルァ!
他のヤツには一般大衆に埋没したようなコギャルに見えるかもしれないケドな!
パラパラとブランドしか知らない女と思ってるんだろうけどな!
オレは好きなんだよ!お前の望むイケメンのために必死なんだぞゴルァ!
隠れてBIDAN読んでんだぞ!クロムハーツ買うためにバイトしてんだぞ!
誕生日プレゼント買うためにバイトして!なにがグッチだヴィトンだのと!
オレにはわかんねぇよ!恥を忍んでアネキにプレゼントの相談しちまったよ!
どうしてくれる!アネキに一生頭あがんねぇよ!
GW退屈させないように必死こいてイベント情報チェックして!
ワリカンしたくねぇからバイト掛け持ちして!
時々ムナシクなるんだよ!
「お金持ちと結婚したいなぁ・・・」って!!!なんだよソレ!
オレはなぁお前との将来夢見たりしてんだよ!
人並みな結婚式とか、お前のドレス姿とか、淡い夢見てんだ!
ぶち壊してくれんな!今日ばかりはキレるぞ!
GW最終日だろうとお前には会わない!電話しない!迎えにもいかない!
オレは一人で金魚を埋めに逝く!夜になったら郊外まで埋めに逝くからな!
オレの人生の一部のために墓をつくってやるんだ。
お前は一人で遊んでろ!!
874名無しさん@ピンキー
少し前に、「カードキャプターさくら」という、NHKで放映された
マンガが流行っていました。うちの息子(36歳、無職)も、「さくら
たんハァハァ」と一生懸命見ています。だいぶ前に終わったのに、
ビデオ屋などに行くと、根強い人気を持っているとのこと。
さて、「さくら」という名前を女の子に付ける親が、ここのところ急
増したと、先日の「朝日新聞」に書いてありました。今の若い人は知
らないと思いますが、桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。アジア
の人々の心をあざ笑うかのように、最近の靖国公式参拝を公言し、異
を唱える市民を「頭のおかしい人」と冷笑するタカ派の小泉首相の異
常な人気を考えると、さもありなんという気がします。

このマンガは、主人公の女の子がいきなり「あんたはカードキャプ
ターや!」と有無を言わさず言われて、戦わされます。私はふと、か
つて若者が「赤紙」1枚で無理やり兵隊に取られた過去を思い出しま
した。そんな時代はもういやです。スタッフの皆さんには、戦争で亡
くなった方はいないのでしょうか。平和を愛する人間らしい気持ちは
ないのですか!なによりも平和が一番です!

また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」と言って、悪役と戦う
シーンがありますが、侵略戦争はいつも「お国のため」といったきれ
い事のもとに行なわれるのです。このマンガが、軍国主義を扇動して
いる危険なマンガに見えるのは、私だけでしょうか。

NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも書
いておられます。実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろにする、
危険なマンガを垂れ流しているのです。

私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の「は
にゃーん」という声が、若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こ
えてなりません。カードキャプターならぬ、赤紙キャプター「同期の
桜」の時代はもうたくさんです!