ガンダムSEEDエロ総合スレ Part24

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
ここは読み手がリクをしたものを職人様が書く場ではありません。クレクレは帰れ。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
雑談はほどほどに。考察やアンチは新シャア板http://anime.2ch.net/shar/でどうぞ
職人さんに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
職人さんはタイトル欄にカプ名を入れてくれるとうれしい。

次スレは>>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ ガンダムSEEDエロ総合スレ Part23
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136130870/

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part18
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1140278578/

板障害に関しては、エロパロ板総合情報室 5号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1140665140/
過去スレ保管庫・即死防止については、エロパロ板ガイドを参照
「エロパロ板ガイド」 http://hhh111.s4.x-beat.com/

Part1〜Part15スレ目まではここ http://kakolog.cun.jp/seed/
※Part16以降の過去ログ倉庫は現在ありませんが、html化したものが>>2-5あたりにあります。
2名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:01:52 ID:hNIzG47+
3名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:02:52 ID:hNIzG47+
4名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:03:52 ID:hNIzG47+
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/(dat落ち)
http://2ch.pop.tc/log/06/01/08/1747/1074382296.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html
5名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:04:55 ID:hNIzG47+
◆作者に無断で他板・他スレへの転載禁止◆
◆南極及び各保管サイトはそこのルールに従う◆

↓お勧めしない雑談用例など

・クレクレ・キボン禁止
某さん来ないかなあ
○○×△△マダー
○○×△△有とか言ってみる

・イラネ禁止
○○×△△ありえない(投下直後)
○○×△△萌えね
○○×△△とか今更むなしくない?
○○×△△なんて捏造カプイラネ

・叩き考察は新シャアへ
○○×△△最近良いと思います!〜理由をレス(結局クレクレ・キボンに移行)
○○×△△ありえない〜理由をレス(結局イラネに移行)

・自治レスにキャラ名カプ名を含めるのは避けましょう。
「○○×△△イイ!嫌いならスルーしなよ」
→「○○×△△厨が○○×▲▲が出るたびにを叩いてたのは棚上げか?おめでたい」
エンドレスになる。

・書き手の誘い受けは時間をかけて荒れる原因になるので控えよう。
ここは職人の妄想をぶつける場所ですが、お茶会会場ではありません。
馴れ合いは外から見ていると痛々しく、スレを疲弊させます。
6名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:08:27 ID:3vTKISSX
>1乙
7名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 19:09:48 ID:EV3iLPCP
>1乙
8名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 04:18:11 ID:1SEgUxcw
>1 
|ω・`) つ旦  もつかれさま〜
9名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 20:16:19 ID:wPJamV6f
せっかくなのでお役立ちサイトを貼っときますね。

種&デス種台詞(TV放送版)
ttp://zakkuzaku.tripod.com/index.html
10メイリン愛の劇場 1/3:2006/04/28(金) 03:26:37 ID:WF2eBBLt
 メイリン・ホークは困っていた。
「アスランさんの家に押しかけたはいいものの、進展はいっさい無し。まだカガリさんのことが忘れられないみたいだし、どうしたらいいんだろう?」
 と、そこにかかってくるどこまでも怪しい一通の電話!
「はいはい、こちらアスラン・ザラとメイリン・ホークの愛の巣です」
『困っているようだね。君がアスランを墜とせるよう、僕が知恵を貸してあげよう』
「本当ですかアリガトウ! ところであなたはいったいどなた?」
『ちょっと暇を持て余してる謎のスーパーコーディネーターさ。K・Yとでも呼んでくれたまい』
 こうして謎の男K・Yに唆され、メイリンのちょっとHなアスランげっとだぜ大作戦が始まった!

「ただいま〜。ふう、今日も疲れたなっと」
「お帰りなさいアスランさん、ご飯とお風呂とどっちにします?」
「そうだなぁ先に風呂に入らせてもらえるかい?」
 仕事から帰ってきたアスランと熟年夫婦さながらの会話を交わす。彼を風呂に誘導し、上着をハンガーに掛け、諸々の準備を整えると、メイリンはついに行動を開始した。
「ありがとうK・Yさん。私、今日、見事女になってみせます!」
 洗面所へ突撃! そそくさと脱衣! 決戦の地へ、いざ行かんッ!
「アスランさんお背中流しますよ〜」
「ぶわあああなんだなんだあああああ!?」
 シャワーを浴びていたところにいきなり踏み込まれ、アスランは目を白黒させた。
「ふ、ふわあ。これが生まれたままの姿のアスランさんなのね」
 引き締まった肉体を見て、メイリンは思わずその場に崩れ落ちた。鼻から溢れる鮮血を押さえていると、アスランが咎める口調で言う。
「メイリン!? なんのつもりだ、君みたいな若い娘がはしたないじゃないかっ!」
「ごめんなさいっ! 少しでもアスランさんの力になりたかったんです!」
「そうか、ありがとう。でも、だからといってだね」
「私、迷惑ですか? 私は、私はこうすればアスランさんの疲れも取れると思って。ウルウル」
 アスランのためを思っての行動であることを強調すべし。優しさにつけこめばアスランはいくらでも譲歩する――K・Yのアドバイスである。
「OK、わかった。そこまで言われちゃ仕方無い。俺も男だ、お願いしよう」
11メイリン愛の劇場 2/3:2006/04/28(金) 03:28:08 ID:WF2eBBLt
「ふふふふふ情報通り。では準備です、まず私の体を洗ってください!」
「なぜ君が俺の体を洗うのに俺が君の体を洗わなければならないんだ」
「これは古来より伝わる伝統的な手法なのです。文句を言わずにさぁやれ」
「よくわからないがわかった。同じことを違う言い回しで二回言うくらいだ、その効果を信じよう!」
 ボディソープを掌に取り、それをメイリンの胴に塗りつける。そのまま、アスランはタオルで乙女の柔肌をゴシゴシと擦り立てた。
「はう〜、アスランさんが私の肌に触ってる〜〜〜〜」
「口に出して言うのはどうかと思うぞメイリン。しかし当たり前だが、女性の体というのは男とは全然違うんだな。柔らかくて、スベスベで」
「あれ、カガリさんと恋人同士だったんじゃないんですか?」
「確かに恋人だったが、人間やっぱり結婚まではプラトニックだ。つまり自慢じゃないが俺は童貞だ」
「本当に自慢になりませんね」
「言うなっ。心の古傷が疼くじゃないか!」
 じゅうぶん泡だったところで、メイリンはそれを流しもせず、アスランを座らせてその背後に回った。
「うう。真後ろに人に立たれるとなんか不安だ」
「悲しきかな兵士の習性。なんてかわいそうなアスランさん。私がめくるめく官能の世界を教えてあげましょう。メイリン・ホーク行きます!」
 いきなりガシッ、と抱きつくと、メイリンは自分の体でアスランの背中を擦りたてた。
 自分自身を体を洗うスポンジかタオルに見立てるという荒業である。小振りな乳房がぷにゃっと潰れ、瑞々しい肌が男の背を摩擦する。
 ともすれば性的に暴走しがちな肉体を日々一生懸命抑制している十八歳童貞の少年に、それは恐ろしい威力を発揮して発揮して発揮しまくった!
「はぅあ!? メメメメメメメイリン、胸が、胸がああああああああ!?」
「どーですか!? 気持ちいいですか!? 最高ですか!?」
「個人的にはもうちょっと大きい方が。いや、でもこれはこれで!」
 やがて当然の反応が起きる。体を固定するためアスランの胴に腕を回していたメイリンは、体を動かした拍子にそれに気づいた。
「アスランさん。勃起してますね? 感じてるんですね? Hな気分なんですね?」
「うう、だってだって。こんなことされれば、男なら誰だって!」
12メイリン愛の劇場 3/3:2006/04/28(金) 03:30:03 ID:WF2eBBLt
「ふふふふふ体を洗ってるだけなのにイケナイ子。でもまぁ私のせいなので、責任取って鎮めてあげましょう。とうッ!」
「はひゃっ!? ふはあああ〜〜〜〜!?」
 背後から右手を伸ばしてペニスをムギュッと鷲掴み。気持ちいいからか痛いからか、アスランがビクビクッと体を振るわせた。
「ううっ……! 痛い、痛い……!」
「あ、すみません強すぎましたか。これくらいならどうですか?」
「まだ痛いよう。お願い、デリケートなところなんだからもっと優しく……!」
「ごめんなさいアスランさん、私も初めてでして。こんな感じでどうでしょう?」
「あ、うん。それくらいなら」
「ふむふむナルホド、これならいいんですね。じゃあ動かしますよ〜」
「ええっ!? 動かすなんてそんな、待って、あっ……!」
 メイリンが(右手の)上下運動を開始する。思わず身構えるアスランだったが、かつてない快感が背筋をパキパキピキーンと駆け抜けた。
「ふふっ。アスランさんの、暖かくてイイ感じですよう」
「あっ、あっ。なんか、なんか変な感じが……」
「初めてなのに感じてるんですか? ヤキンの英雄は変態さんなんですねぇ」
「ち、違っ……! だって、こんな、されたらっ……ああっ!? もうダメ、イク、イっちゃううう〜〜〜!!」
「いいですよ、イっちゃってください! このまま出してあげますから!」
「ああっ!? (風呂の)中(で)はイヤ、中(で)はイヤァ〜〜〜〜〜〜〜!?」
 ビュクッ! ビュルビュルビュル、ドピュピュピュッ!
「うわあタイルがベトベト。ずいぶん溜め込んでたんですねぇ」
「うう。(風呂の)中(で)はイヤだって言ったのにぃ」
「あはは、ごめんなさい。でも気持ちよかったでしょ?」
「ああ、なんかスッキリした気分だ。ありがとうメイリン!」

 こうして謎の男K・Yの助言により、メイリン・ホークはアスラン・ザラに右手の処女を捧げることに性交、いやいや成功した。
 だが、彼女の(愛の)戦いはまだ始まったばかりだ! 次の(愛の)戦場がメイリンを待っている!
 戦えメイリン・ホーク! がんばれメイリン・ホーク! 負けるなメイリン・ホーク!
 いつかアスランをゲットするその日まで、彼女の(愛の)戦いは続くのだッ!!!
13名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 03:31:56 ID:WF2eBBLt
前スレでメイリンがかわいそうとか言ってる人がいたから書いてみた。

続きが読みたい人がいたら書くかもしんない。
まぁこんなんでよければね。
14名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 03:34:35 ID:LIUctKoJ
>>13
リアルタイムで読ましてもらいました
GJ!!!
メイリン可愛いよメイリン可愛いよ!
ちょっと小悪魔的なのがよいですね
メイアス結構ツボかも知れないw
15名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 07:44:25 ID:fXrVIR0+
続きは自らが書きたいときだけ書くものだ
16名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 16:01:22 ID:m81zf7NQ
>>13
何やってんだスーパーコーディネーターw
17名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 20:32:04 ID:JJRqTgkA

>>16

   ;´从V∧) 
  ヽW ´Д`)ノ
  (____) 
  |   |  
だってピンク鬼がやれって言ったかrくぇrtっいおいp@
18名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 09:11:19 ID:d0lXZp7P
K・Yと読んでまず朝日新聞が思い浮かんでしまった。
19名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 14:40:41 ID:eCQBTkt4
キララク金使い込んだ上にヒドスw
20名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 19:11:22 ID:s7z2OTLg
とりあえずここにK.Y置いときますね。

         ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_,.、,、,..,、、.,、,、、..,_
       ´゙:..`.゙:‐'゙`.゙ヾ:゚`.゙:`.゙:`.゙:`.゙:`.ヾ゙: ゚`.゙: ゚''.`.゙:..`.゙:;゚.`.゙:`
    ´.: ,.゚ `.゙::、`___:;.:.:.:゚..____゙:`.゙::゚゙:::_ ヾ''. ''. ヾ''.`:.;:.;:..゙ヾ:゚.゚`.゙:.゙゙:`
   ´,..`.゙::: '゙.`::.゚| |゚、. / /.゙:.゙::く\゙::_ `.゙.゙/^>'゙:'.`.゙;.;;゚.;.;;゚.;.;;゚..゙:`
  ´: ゚..: ''.`゚.,:. :.、| |:/ /`.゙`.゙`.゙:..\ \:/ /'゚ ''.`.゙:_;. ''..:.;.;;゚..:`
 ´;: .゚.: ,:. :、.',: '゙ .|   く''.`.゙::_`.゙:`.゙:;.`.\ /`..゙:`.ヾ゙:`.゙:;.`.:.:.゙:`
 ´;: ゚...: ,:. ゚ ''.: '゙゙|  |.\ \.、.:',.'..゙.:.゙.:゙ :.|  |`.゚゙:'.ヾ`.゙:;.゚`.゙:.`.゙`
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 `: ゚''.`.゙:゚`.゙:..`.゙:‐'ヾ゙`.゙:゚`.゙:`ヾ゚Д゚.ヾ゙`.゙:`.゙: ゚`.゙: ゚''.`.゙:゚`.゙`.:`
   `゙:゚`.゙:..`.゙:‐'゙Copyright 1989.4.20 AsahiShimbun.`

21名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 21:21:05 ID:h9/as1fE
作品そのものより>>18にウケタw
22名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 08:45:42 ID:cCchTvws
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part18 は
http://pinktower.com/2ch.pop.tc/log/06/01/05/1346/1118503389.html

上のURLだと、ガンダムSEEDエロ総合スレ Part19と同じ。
23名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 18:12:33 ID:Z+Wan3v7
24名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 21:50:15 ID:rfHX/AWM
はあはあ
25名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 16:23:15 ID:XzOgfAXr
26名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:04:48 ID:2rNFLPzH
シンがミーアに押し倒される話希望します。
27名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 01:08:59 ID:jcck4Xa2
キラがルナに押し倒されるくらい難しいネタだな...
28名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 11:07:48 ID:cK5TlKoS
アレックスの代わりにキラ同行でプラントに行って
ミネルバで破砕作業にも参加してたら、もしかしたら・・・.

ザフトに戻ったアスランへのルナの媚び方をキラ相手にさせてみたいな
アスラン程貞操観念があるわけじゃないから、据え膳はイタダキマスするよね
29名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 13:44:05 ID:Aml8bRV4
確かにシンとミーアってまったく絡まなかったな
30名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 14:52:11 ID:w/T2U+LY
>ザフトに戻ったアスランへのルナの媚び方

          ∧_∧
        _( ´_ゝ`)なかったことにしてください
      /      )           _  _
     / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
    / / |   ( 〈 ∵. ・( >>28〈__ >  ゛ 、_―
   | !  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ
   | |   `iー__=―_ ;, / / /
    !、リ  -=_二__ ̄_=;, / / ,'
        /  /       /  /|  |
       /  /       !、_/ /   〉
     / _/             |_/
     ヽ、_ヽ
31名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 15:36:13 ID:gVmdwzbA
それは>>30が間違ってるとオモ
32名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 18:18:08 ID:KieDgeMe
>>30にワロタw
33名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 21:00:34 ID:I4wfuBZm
>>28
処女のルナじゃキラと目が合っただけで妊娠しちゃうよ
34名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 21:30:06 ID:xjBjPUEC
処女かどうかなんて誰にもわからない…
35名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 22:00:40 ID:sGs6kuJ7
アホ毛のある非処女なんてありえない。
36名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 22:28:45 ID:ewzOhT3g
ルナ=非処女だとばっかり思ってた
37名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 22:44:10 ID:sILP02YZ
>>35
貫通したらアホ毛が萎れるのかw
38名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 00:27:34 ID:VkibS61t
アホ毛=処女だったら殆どのキャラ非処女になるぞ
39名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 01:55:39 ID:H1jlq3wO
ルナの性格見ると結構恋愛してそうだしすることもしてそうだと空気読まずにマジレス
40名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 02:16:50 ID:6N0vz+xH
>>37
それじゃあ、小学生の時にはあったアホ毛が
中学生になったら無くなってたCCさくらは・・・
41名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 02:54:35 ID:OB/EYdN1
>>39
化粧品に興味が無い(メイリンがいっぱい買ってたの見て必要ないみたいなこと言ってた)
  ll
恋愛経験薄
42名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 03:22:08 ID:h6YZSEOY
化粧を知ってる人は必要最小限で十分。
たくさん買えばいいってもんじゃない。
43名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 05:41:39 ID:lmrP2kV9
21話の動揺っぷりとかは処女だとおもた。
44名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 09:32:06 ID:7uJHx98J
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い  非  ア ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ、,:::::::::::::::::::::::::
ま  処   ホ   〉∧i i゙i .|l, 、ヽ斗l' ヽ::::::::::::::
せ  女  毛  /`トl、{.ヽ.l!、 イ℃)ヽ,i::::::::::::
ん   な   の  >! (℃}`ヽ ヽ!"´´ ヽ l,:::::::::::
!!!!  ん  あ  l 、 "///  ////// u |:::::::::
    て  る   i /// ヽ  ._....-- 、.  !::::::::
        v-"!、u . .r‐''''"゛     l .il:::::::::
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: .l'ヽ    ./  .|,,./′.,ノ_./    l    !::::::::::
.゙'、ヽ_,,,..i''|′.l ./ ./ ''''ー′   l   /::::::::::::
::::::.`'ー--'゙/ ./ .│ .|  / ""''''""l  .!::::::::::::::
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45名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 09:43:58 ID:7uJHx98J

             _,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
           i、|` ⌒ヾ 、`、/  ノi ‐'ソ
           ト、/  =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
           'ァl! /  、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
              {i/,ノ  | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′
            {/ ,ノノ !|..:::.  .:')ノ li; } l/ lヽ
           r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ
              |{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l 
           l>,i  l  ̄  ,:::l;:' ̄l |、   ヽ |! |  
          O'ri!l  |   、;/  '/ `O  ,!ノ /  
           |\ヽ  -===-‐ /ノ!   く 」'′ 
           l``ヽ、\  'T'' //!   _ノノ
              |;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
          ,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
      ,.. ィ"i  l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、

アホ毛があるからといって非処女だとは限りませんよ。メルヘンやファンタジーじゃあないんですから。
46名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 09:53:57 ID:IeAgRwbL
男に媚びるキャラは基本的にヤリマン設定で不足無い
よってルナはヤリマンで貞操観念うすい
凸に相手にされなかったストレスを整備やシンで晴らすのがルナらしいと思う
47名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 10:21:26 ID:jjePd/03
キャラ談義は新シャアで
48名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 10:21:44 ID:7uJHx98J
>>46

   〃∩  ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)    はいはいわろすわろす
     `ヽ_っ⌒/⌒c    
        ⌒ ⌒
49名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 14:19:56 ID:NKiEcOKA
処女で無いと萌えないのか、君たちは?
攻めエロ女の好きな俺としてはむしろ非処女の方が萌えるんだが。
まぁ男なら誰でもいいってのは短絡的な気もするけど。
50名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 14:22:10 ID:kklfpSA0
俺も俺も
シン(非童貞)がルナ(処女)攻めるよりはルナ(非処女)がシン(童貞)攻めるとかの方が好きだ
51名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 14:25:49 ID:7uJHx98J
52名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 16:12:01 ID:VkibS61t
シンは童貞くささがいいんじゃまいか
ファイナル蛇足の最後の場面ではどうか知らんが
53名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 18:08:13 ID:xqpCZWTL
つうか2世代目コーディなんか妊娠しないし性病の心配はないし
貞操観念?なにそれくらいの乱れっぷりかと思われ
旧赤福勢は坊ちゃん揃い、シンはオーブ育ちだから例外として
ホーク姉妹やミーアあたりが一般的コーディの性意識っぽ
(いい男を見つけたらとりあえず迫ってヤってみる→子供できたらラッキー)
54名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 18:57:10 ID:uRmDHMwi
>>53
まあ、そんなものこちらの妄想しだいで
黒にも白にもなるんだから別にどっちでもよくない?
職人様の書いた世界観の道理に素直に従おうや。
55名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:02:49 ID:7uJHx98J
>>53
>いい男を見つけたらとりあえず迫ってヤってみる→子供できたらラッキー

そういうモノか? いくら何でもその解釈はチョットねぇ……
だいいちアレは負債の蛇足描写だからなるべくなかったコトにしたいんだが。

バイアス掛かってんじゃねえかとか言わんで下さいよ。
56名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:23:49 ID:NKiEcOKA
>>51
敢えて言うが信用できねーwwww

あ、言って置くが別にお前の好みにけちつけてるわけじゃないぞ
5735:2006/05/06(土) 22:03:18 ID:RNR1/vg+
俺の学説に異を唱える者がいるようですね。
もう一度言おう。
アホ毛のある非処女なんてありえない。

>>53
妊娠と性病でやるかやらないかって決める時点で貞操観念ないだろw
58名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 23:11:58 ID:jIEYYO4V
>>57
>>51見てなんか納得してしまった自分がいたw
59名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 23:50:44 ID:1fm2dT+p
でもミーアの遺書の「私もアスランと仲良くなりたいv」は「私もアスランと一発ヤリたいv」に聞こえた
60名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:35:55 ID:ZdAYXinl
じゃあルナは中古でいいじゃん
新品でもいいけど
どっちでもエロパロなら無問題
61名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 02:43:08 ID:DFrzvRIr
>>59
布団に入り込んだ位だからそれは間違えではない
他人の婚約者でもコーディは気にしないんだろう
どっかに他人の婚約者じゃないと萌えない奴もいたしw
62名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 02:52:08 ID:Dw+es1VC
ルナ厨必死だな

処女だとかんがえようが非処女とかんがえようが
勝手だが自分の価値観押しつけんな
63名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 02:53:03 ID:Dw+es1VC
>>57へのレスな

64名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 03:04:06 ID:I1N18G0a
別にルナマリ・アホーゲなんてどうでもいい。
65名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 10:06:49 ID:zCsVXALL
>>35>>57
             _,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
           i、|` ⌒ヾ 、`、/  ノi ‐'ソ
           ト、/  =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
           'ァl! /  、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
              {i/,ノ  | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′
            {/ ,ノノ !|..:::.  .:')ノ li; } l/ lヽ
           r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ
              |{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l 
           l>,i  l  ̄  ,:::l;:' ̄l |、   ヽ |! |  
          O'ri!l  |   、;/  '/ `O  ,!ノ /  
           |\ヽ  -===-‐ /ノ!   く 」'′ 
           l``ヽ、\  'T'' //!   _ノノ
              |;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
          ,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
      ,.. ィ"i  l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、

アホ毛があるからといって処女だとは限りませんよ。メルヘンやファンタジーじゃあないんですから。
66名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 10:36:47 ID:TF+7PoTq
ルナ厨とシンルナ厨(またはアスルナを無くしたい面々)は新シャアでお話してよ
放送時からやたらルナ話をここでやりたがるのが謎でたまらん
67これは良い淫具でつね。:2006/05/07(日) 16:45:09 ID:zCsVXALL
http://img197.auctions.yahoo.co.jp/users/5/3/5/1/movement_jf-img550x389-1146888262b008-02.jpg
羽ミーアたんキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
オリジナルのミーアトートバックか!!

http://img173.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146931461gazou_2965.jpg
巨乳ミーアたんキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
ニュウリンエロス!(*´д`*)ハァハァ

クリトリスもエロス!造形がすばらすいね
http://img173.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146931480gazou_2940.jpg

http://img173.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146931503gazou_2953.jpg
みっけつみっぱいみっちく(*´д`*)ハァハァ

http://img169.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146932441gazou_2963.jpg
デカチクビ(*´д`*)ハァハァミーアタンエロス〜

http://img169.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146932463gazou_2941.jpg
ぼりゅーむたっぷりのみっぱいエロス

http://img169.auctions.yahoo.co.jp/users/6/5/9/7/darichan1978-img450x600-1146932483gazou_2952.jpg
乳姫様がご降臨なされた(*´д`*)ハァハァ
68名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 17:25:06 ID:2Fnitdkq
栗でか杉
69名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 18:21:06 ID:6eNOe8Tn




70名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 18:22:42 ID:6eNOe8Tn



71名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 10:18:06 ID:2Wh1/Nbl
まとめ・倉庫はないんでしょうか。
72名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 10:36:49 ID:NC8yWtEX
73名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 11:31:11 ID:6XKAJ8yl
エロパロ板ガイドって死んでるんじゃなかった?
74名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 11:44:24 ID:NC8yWtEX
>>73
>>1
Part1〜Part15スレ目まではここ http://kakolog.cun.jp/seed/
※Part16以降の過去ログ倉庫は現在ありませんが、html化したものが>>2-5あたりにあります。

の話であって、ガイドのことは知らん。
75名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 11:49:47 ID:6XKAJ8yl
言われて>>1見て気付いたから言っただけで倉庫の話と絡めたわけじゃなかった。
紛らわしいタイミングでスマソ。
76名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:00:40 ID:KbTDVywJ
もうSSも終わりか……無理も無いやあんなアニメじゃ
77名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 04:23:13 ID:Psfe+GSz
ま、新シャアがエロだろうが投下OK(無法地帯)の板だからなぁ
78名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 07:54:02 ID:KbTDVywJ
>>77
例えば↓でございますか。
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1140359375/

特に932-937は――ある意味で――必見です。
79名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 08:50:55 ID:RPRSMLEd
厨かアンチか知らないが、ルナ関係はどうしてこうやることが痛いのだ
80名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 08:56:02 ID:KbTDVywJ
>>79
「新シャアがエロだろうが投下OK(無法地帯)の板だからなぁ」へのレスとして
あのスレッドをあげただけなのに……
81名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 10:56:29 ID:Gweg/VBe
>>80
あれ?晒し者にする意図で書いたんじゃなかったの?
82名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 11:03:57 ID:ajZ5EnND
とりあえずピンクと2ちゃんは相互不干渉のはずなんだから、無闇にリンク貼るなよ
83名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 17:52:31 ID:eMHCtw+4
板違いで削除依頼する住人すらいなくなってるのか…
積もり積もってそのうち新シャーごとあぼんされそうだな
84名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 17:56:40 ID:Gweg/VBe
あっちでこつこつ続けてるスレもあるんだよ(もちろん年齢制限ネタなしで)。
こういう馬鹿な奴らの煽りを受けて巻き添えアボンされたら堪ったもんじゃない。
85名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:24:22 ID:Psfe+GSz
>>83
エロパロ板に持ってくると種物だけでスレが乱立するから
あっちに隔離しているのでしょう
86名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:13:27 ID:f2i73yGv
久しぶりに来てみたがここも終わりか…
あんな本編じゃ仕方ないのか
87名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 13:59:09 ID:3O6xpzu4
どうもエロパロのこのスレと新シャア板の住み分けができない奴が多いな
88名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 14:24:10 ID:6yWTGBVi
エロパロ:カップリング関係なくエロが読みたい人向け
新シャー:カプ固定で萌えたい人向け
89名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 15:25:10 ID:GPJDe1Iy
>>88
それでは18禁ネタ禁止のはずなのに嬉々としてエロネタ投下してる理由がつかない。
90名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 15:34:14 ID:V1STYmg3
"カプ固定で萌え"られれば
エロもありだって姿勢だからじゃないんかね?

俺はそれでも良いんだけど。
91名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 16:31:42 ID:FJ0O5KB3
>>89
ヤツラの感覚は、赤信号他人が渡ってるから俺らもおk
「18禁?新シャアにエロスレいくらでもあるよね?萌えられればいいんだよ。
見つからないって。やっちゃえ。仲間だけの方がマタリ萌えられるし」

新シャアのカプスレだともう好きな奴だけが集まってるので、GJマンセー付きやすい。
そしてエロが一番反響がある。
職人はSS絡めたカプ萌え話や馴れ合いが一番楽しいのに、エロパロではやりにくい。
「カプ話は新シャアでやれ」「馴れ合いは個人サイトでやれ」と言われただけで
有り得ないほど傷つくらしい。

削除依頼・または削除された後の実際のレス
「削除されても何度でも立て直せばいいさ」←実際また立てて、また削除依頼されると
「エロスレ沢山あるのに何で○○×△△だけ?ずるい。アンチに負けない」←板違いは棚に上げてなぜかアンチのせいに…

削除人に放置もされるわな。そんな新シャアもすっかり過疎に。
92名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 16:54:30 ID:3O6xpzu4
かといってエロパロ板でやれば叩かれたりするから新シャアにエロ厨が
逝っちまうんだよな。
93名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 17:09:22 ID:mON1fm5i
ルール守って投下されてる物は叩かれてないだろ
カプ絡みで叩くような椰子は論外だし
「大人板だと怒られちゃって怖いからルール違反でもいいもん!」って園児かっつの
94名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 17:26:06 ID:lMCWQpO/
ここで新シャア板のこと話しても仕方ないだろ

向こうはそういう流れになってしまったんだから。こういう議論こそ新シャアですべきだろ

エロパロしか見てない俺にとっちゃこんなところで新シャア板の議論されるほうが迷惑。
新シャア板のことは新シャアでかたつけろ。エロパロにまで話持ってくるな
95名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 17:40:06 ID:3O6xpzu4
>>94
やだ

>>93
まだエロSSならいいさ、でもエロ系の入ったAAネタやキャラの会話を寄せ集めただけのネタは
ここでは投下できないでしょ。まぁ他にも手段があるだろうからいずれも新シャアで
やるべきことではないだろうけど。
96名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 19:22:52 ID:MBqhbpuv
87 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 13:59:09 ID:3O6xpzu4
どうもエロパロのこのスレと新シャア板の住み分けができない奴が多いな


92 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 16:54:30 ID:3O6xpzu4
かといってエロパロ板でやれば叩かれたりするから新シャアにエロ厨が
逝っちまうんだよな。


95 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:40:06 ID:3O6xpzu4
>>94
やだ

>>93
まだエロSSならいいさ、でもエロ系の入ったAAネタやキャラの会話を寄せ集めただけのネタは
ここでは投下できないでしょ。まぁ他にも手段があるだろうからいずれも新シャアで


先生、>>87クンの前に鏡置いてください。
97269:2006/05/14(日) 19:24:31 ID:5t7+7qIE
みなさん、こんにちは。

流れをぶった切って前スレの続きです。
俺×ステラ
超俺様設定なうえエロ成分少な目、趣味の合わない方はスルーよろしく。

投下
98269:2006/05/14(日) 19:25:04 ID:5t7+7qIE
子供は危険な遊びほど、順応が早いのかもしれない。

ステラはこちらが戸惑うほど素直に脚を広げ
俺の侵入をあっさりと受け入れた。
鮮やかなピンクのステラの秘所は俺の赤黒い肉棒の先端を宛がわれ
嬉し涙を流すごとくぬらぬらと甘い蜜を溢れさせる。
深い裂け目のその奥にはもっともっと甘美な秘密が隠されている。
「痛い?」
「ううん・・・痛くない。」
ステラの答えにほっとした俺はゆっくりと二人の隙間を詰めて行った。
肉を埋め込むような音がして俺の者がステラの中に沈みこむ。
「は・・・あうっ・・・」
息を吐き出したステラの胸が上下に揺れ、桃色に染まった皮膚が火照りを増す。
ステラの中はとても窮屈で温かい。
ステラ自身はたぶん無意識の動きなのだろうが
俺が中に進むたびにきゅっきゅっと俺の分身を締め付け奥へ奥へと引き込もうとしていた。
先端の敏感な部分はもちろん、がちがちに硬直している幹の部分もステラの秘所は優しく包み込み
じわじわと俺の意識を溶かしていくようだった。
「ステラの中、とても気持ち良い・・」
俺は思わずそう呟き、ステラに覆いかぶさるようにその胴に腕を回し
まるで小さな子供のようにしっかりと抱きしめた。
下半身は繋がったまま、しっかりとステラにしがみつく俺の様子に
ステラは首をかしげてしばらく考えていたようだったが
やがて俺の頭に手を乗せるとこわごこわと髪を撫で始めた。
99269:2006/05/14(日) 19:25:37 ID:5t7+7qIE
二つの乳房の間に顔を埋めるように繋がっていると、どくんどくんとステラの鼓動が聞こえてきた。
その音はまぎれもなく温かい血の通った生命の発する音であり、
俺はつい先程までステラのことを「使い捨ての消耗品」だなんて
考えていたことがひどく申し訳ない気持ちになった。
「ステラ、ごめんよ。」
謝ったからと言って何が変わるわけでもない
まして、何も知らないステラを辱め、この瞬間も犯している自分が
今更詫びを口にするにはあまりにも身勝手すぎて俺は自分が情けなくなった。
「・・・・?」
もちろんステラは俺の心情などわかるはずもなく、
俺の腰に脚を絡ませおとなしく俺の頭を撫でている。
どのくらいそうしていただろう。
すっかり戦意喪失した俺はのろのろとステラの体から起き上がり
繋がっていた箇所を見下ろした。
小さく萎えた俺の分身は力なくステラの秘所から抜け落ち情けない姿を晒していた。
100269:2006/05/14(日) 19:26:08 ID:5t7+7qIE
「ははは・・・これくらいで萎れるなんてなぁ・・」
自嘲気味に言う俺の台詞にステラは不思議そうに首を傾げていたが
すぐに春の日差しのような笑みを浮かべると
母親が子供を慈しむ様に俺の頭を胸に抱き寄せしっかりと抱え込んだ。
「あのね、さっきこれがステラの中にあったとき・・気持ちよかったよ?」
慰めの言葉が胸に染みる。
「そうか?」
「痛くなかったよ?・・ふたりとも、きもちよかったよね?それなのに、どうしてそんなに
・・・悲しい顔なの?悲しい顔・・ステラも悲しい・・」
ステラはそういうと俺の首に腕を回し、そっと俺の額に口付けをした。
驚く俺に向かい、ステラはにっこりと笑い天使の笑顔で俺に告げた。
「ステラがもう一度、気持ちよくしてあげる。だから・・悲しい顔しないで。」
101269:2006/05/14(日) 19:26:42 ID:5t7+7qIE
れろれろと舌先を使い丁寧になぞりあげる。
一番先端の部分まで辿り着いた舌が鈴口の部分を刺激したとき
俺はもう我慢できなかった。
「ステラ、もう、もう・・大丈夫だから・・」
だから、ステラの中に挿入したい、という俺の言葉を合図に
向き合ったままステラが俺の腰に跨り片手で自分の秘所を広げ、
起立した俺の性器を宛がうと何の躊躇いもなく自ら腰を下ろした。
一度目の時よりもステラの中は熱く、甘く、絡みつく。
「あっ・・あああっ・・・!」
甘えるような声でステラが鳴く。
「ステラ・・ステラ・・・・すごく・・いい・・!」
切なく目を閉じ俺の上で腰を振るステラはとても綺麗だった。
交わるたびに溢れ出る蜜が俺の下半身を濡らし
擦り付けるように前後に揺れるステラの腰を下から突き上げたとき
ステラの嬌声は啜り泣きに変わっていた。
「ああんっ・・ひっく・・ひうっ・・」
突き上げて突き上げて、激しく揺さぶり、突然訪れた破裂するような感覚に
俺たち二人は同時に絶頂を迎えていた。

102269:2006/05/14(日) 19:27:22 ID:5t7+7qIE

心地よい脱力感に浸りながら、俺はうとうとしていたらしい。
俺の腕の中で子猫のようなステラの寝息が聞こえ
俺は今まで感じたことのない暖かな満足感に自然と笑みが浮かび、
緩む頬を隠そうともせずそっとステラの体を抱きしめた。
その途端、ステラの体がびくんと反応し、桜色の唇から苦しげな声が漏れる。
「・・いや・・・ごめんなさい・・ステラ・・・何でもするから・・
だから・・お尻に挿れるのは・・いや・・・・痛いの・・いやあ・・」
「ステ・・ラ・・?」
俺は驚いてステラの体から腕を解いた。
「そのおくすり・・・飲むと・・変な声・・でちゃうの・・・・
ステラ・・何もしないでも・・・いや・・助けて・・・・!」
「ステラ!」
目を閉じたままがくがくと身体を震わせステラが宙を切るように腕を振り回し、
俺は慌ててその腕を掴み再びきつく暴れるステラの体を胸に抱き寄せると
ステラの全身から力が抜け啜り泣きが聞こえてきた。
「ステラ・・・どうしたんだ?怖い夢でも見たのかい?」
精一杯優しい声で聞くと、ステラははじめて気がついたように目を開け
俺の顔を見て、それから部屋を見回し、最後に自分の体を見下ろすと
何事もなかったかのようにまた俺の顔を見た。
「こわい・・ゆめ・・・?・・・わからない・・」
「うなされていたよ?」
「・・ゆめ・・・ステラ・・夢なんてみないの・・
いつもポットで横になって、気がつくと・・・朝になるから・・」
先程までの恐慌状態が嘘のように、ぼんやりと答えるステラに
俺は背筋が冷たくなるのを感じながらも
しばらくそのままステラを胸に抱き、じっとその暖かく柔らかい体温を感じていたが
ふと、俺はステラを離し脱ぎ捨ててあった服を身に着けると
壁にかけてあった鏡に向かい髪を整え
最後にステラに向かって真面目な顔で決してこの部屋から出てはいけないし
誰が来てもドアを開けてはいけない、と言い残し
俺は一人で通信室へ向かった。

103269:2006/05/14(日) 19:28:15 ID:5t7+7qIE
ロード・ジブリール。
年は俺とそう変わらないはずのこの男は
ロゴスの長老の面々からも一目置かれる生まれながらのサラブレッドだ。
通信画面の向こうから勿体つけたように顎に手を当てこちらを見るその顔は
いつもどこか人を見下しており
そういえば膝に乗せた猫とよく似ている、と俺はこっそり思ったりする。
「ああ、今回あの生体CPUは君の所に回されたのだね。」
にやにやと癇に障る笑みを浮かべ、ジブリールが画面越しに話しかけてきた。
「今までの統計からいっても被実験体で女児が残ったのははじめてだったので
研究者たちもロゴスのお年寄りの面々もかなり興味があるようだったよ。
大人の女相手では体力が続かないお年寄りたちでも
小さな子供ならばいかようにも可愛がる事ができる・・
ましてや命令には絶対服従を叩き込まれている子供ならば尚更だが。
中でも旧ヨーロッパの某国の代表はえらく気に入ってしまわれてね、
もうかなりの御歳だというのに一週間もの間ありとあらゆる方法で嬲り回した挙句
子供を引き取り自分専属のペットにしたいと言い出されてね・・
こちらとしても生体CPUは大事な秘密兵器なのでね、やっとのことでお引取り願ったのだが
その後、研究者の話によると返却された子供の記憶を消すのにもだいぶ苦労したようだよ。
くくく、ご老人の所でだいぶ無理なプレイを強いられていたらしく
性器も排泄器官も暫くは使い物にならない位、傷ついていたと当時、報告書があがってきていたよ。
まあ、報告によれば今でも時たまその時の記憶が残っていて
情緒不安定になる時があるらしいが放置しておいてかまわないそうだ。
何ならロアノーク大佐に言ってすぐにでも回収させよう。
ああ、ステラという名があるのかい・・どうでもいい、所詮、消耗品だ。」
104269:2006/05/14(日) 19:28:47 ID:5t7+7qIE
俺の違和感の理由が、わかった。
ステラは処女なんかではなかったのだ。
いや、本人は覚えていないだけで、すでにその身体の上を
何人、何十人という男達が通り過ぎていっていたのだ。
ロアノーク大佐がファントムペインの指揮官として任命されたのは確か1年ほど前のはずなので
それよりも昔、まだステラが実験施設からファントムペインへ配属されるまでの短い間に
『テスト』と称してロゴスの上層部の男たちの性奴と扱われていたのだ。
頭では忘れていても身体は当時のことを忘れてはいなかったのだ。
だから・・だから、初めての男を相手にあれだけ激しく乱れ
熟練の娼婦のように俺を受け入れることができたのだ。
俺は悲しみと怒りで頭の中が真っ白になった。
・・・悲しみと怒り?
そんな感情は当の昔に忘れ去ったと思っていたのに
今更組織の実験体を相手にそんな青臭い感傷を感じる自分が嫌だった。
俺は無言で通信を切った後、重い足を引き摺りステラのいる部屋へと向かい
歩き出した。
知りたくなかったステラの過去を思い、
今晩のうちにステラを大佐に引き取ってもらおうと考えていた。
本人の意思に関係なく、年月とともに積み上げた記憶は消去され
忘れたい記憶は完全には消し去れない生きた兵器の運命。
俺はステラの顔を見るのが辛かった。
105269:2006/05/14(日) 19:29:18 ID:5t7+7qIE
部屋に戻って真っ先に目に入ったのは
全裸のまま、無防備にどこも隠そうとせず
壁にかかった海の絵を眺めていたステラの姿だった。
絵画から抜け出したような・・若さと美しさの結晶とでもいうべき
裸体を惜しげもなく晒したその姿に
先程のジブリールの言葉が重なり、俺は顔を曇らせた。
まだ幼さの残るこの少女が更に幼かった時
欲と権力に塗れた紳士面をした年寄りどもが
寄ってたかってこの身体を弄び辱め一時の快楽の捌け口として
利用したという事実に吐き気がしたせいでもある。
それは俺も同じ下種な人間の仲間だという現実に他ならないのだが。
ステラは俺が戻ってきたのに気がつき、嬉しそうに笑みを浮かべ
小走りに駆け寄ってきた。
「おかえりなさい。ステラ、ちゃんと待っていたでしょ?」
にこにこと微笑むステラに俺は胸が締め付けられた。
最初の人間、アダムとイヴですらここまで美しい笑みは浮かべないだろう。
よく見ればステラの内腿には俺が吐き出した白濁とステラの愛液が
行く筋もの跡となり白くこびり付いているのがはっきりとわかる。
しかも今までステラが立っていた場所にはそれが垂れた後が
雨漏りのようにカーペットに染みついていた。
106269:2006/05/14(日) 19:29:49 ID:5t7+7qIE
俺は苦笑いを浮かべて腕を組んだが、ステラはまったく意に介した風もなく
俺の腕にしがみついて来た。
「もう、ご用はおわったの?ステラ、ひとりでいるのいや。」
ステラがここまで俺を信頼するのは大佐の言付けだからなのだろうか。
せめて・・せめて、ステラが自分の意思で俺を必要としてくれていれば良いのだが。
「せめて・・・そうだな、コレでも巻いておけば?」
「うん。」
俺はとりあえず目に入った大きな布・・・
豪華な刺繍が施されぐるりと金糸の房が付いたいかにも上流階層が好みそうなラグを
革張りのソファから引き剥がすと、
全裸のままぼんやりと立ち尽くすステラに向かって差し出した。
どうせこの部屋には俺たち二人しかいないし、
ステラの裸はもうどこもかしこも、それこそその細いうなじとか
細身の体には少し大きすぎる、柔らかい乳房とか
青く血管の浮き上がる真っ白な太腿とか
快感にしなる背中から腰にかけての悩ましいラインとか
ありとあらゆるステラが俺の目に焼きついているが、
やはりこうして事が済んでからふらふらとはしたない格好で歩き回られるのは
俺の美学に反する気がするのだ。
107269:2006/05/14(日) 19:30:24 ID:5t7+7qIE
「あ・・・こっちのほうがいい。」
ステラがテーブルに掛かっていた真っ白なテーブルを指差し俺に向って言った。
確かに、重くてごついソファーのカバーより
こっちのほうが身動きは取れるだろう。
俺はテーブルの上に飾ってあった花瓶を床に置き
掛けてあったテーブルクロスを剥ぎ取るとそれを
くるくるとステラの身体に巻きつけ
その端を胸元できゅっと縛り固定してやった。
割と大きめなその布は床スレスレくらいの長さがあり、
ぱっと見ならば今時の白いドレスのように見えなくも無い。
俺は我ながら自分の手先の器用さに驚いてしまった。
「シャワーを浴びるまではこうしていたらいい。」
ステラは布の端を指先でつまみ、しげしげと自分の姿を見下ろしていたが、
ひょいと動いた拍子に裾がひらひらと広がったのに喜び
その場で爪先立ちになるとくるりと回って見せた。
「わあっ」
ふわりと風を含みスカートの部分が花のように広がる。
軽やかに広がったその影が
踊るようにカーペットに映し出された。
「きれい・・・」
ステラはうっとりと小声で呟き俺がいるのも忘れて
何度も何度も飽きることなくその場で一人踊り続けていた。
108269:2006/05/14(日) 19:30:55 ID:5t7+7qIE
翌日、約束の時間きっちりにロアノーク大佐がステラを迎えに来た。
「ネオ・・・!」
満面の笑みでステラは大佐に駆け寄り、忠実な飼い犬の瞳で大佐を見上げている。
俺は何故か寂しかった。
「迎えに来たよ、ステラ。表に車が待っているので先に行っていなさい。
私は少し話をしてから行くので・・・そうだな、10分したら行くと運転手に伝えてくれ。」
「うん、わかった。」
ステラは一度も俺のほうを振り返らず部屋を出て行った。
俺は大佐と二人きりでいるのが苦しくて、わざと挑発するように大佐に言った。
「・・・・昨日、俺がステラにどんな行為を行ったか、報告書が必要なんですか?」
「まさか。」
「ステラの記憶、消すんですよね。」
「勿論。はじめからそういう約束で昨晩はステラを君に任せたんだ。
第一あの娘にとって必要の無い記憶でしょう?
見ず知らずの男に接待代わりに抱かれた記憶なんて。」
大佐の穏やかな口調にもかかわらずこちらを突き刺すような言葉と視線が
俺にぶつけることのできない大佐の深い怒りを感じた。
「見も蓋も無い言われ方だな。」
俺は苦笑し、足元に用意しておいた大きな包みの入った紙袋を大佐に差し出した。
「・・・・コレは?」
大佐が不審がるのも無理はない。
およそ軍施設には相応しくない、色鮮やかなロゴとプリントの施された紙袋なのだから。
「大佐からステラに渡してもらえないかな。もちろん、俺からだ、何て言わなくていいから。」
「中身は?」
「つまらないものだよ。昨日の晩、急遽取り寄せたものだから・・・
サイズも色も俺が適当に選んだものだし、気に入らなかったら処分してくれて構わない。
テーブルクロスよりはマシだと思うけれど。」
大佐は少し考えるように紙袋と、俺の顔を見比べていたが
やがて何もかも理解したかのように頷き俺から荷物を受け取った。
「わかった。」

109269:2006/05/14(日) 19:31:26 ID:5t7+7qIE
「ステラ、今度の作戦の時、コレを着るといい。
流石にいつもの制服ではまずいし、たまにはこんなのも良いだろう。」
薄紙から取り出された青と白のワンピースを手に、ステラは驚いてネオを見上げた。
「きれい・・・これ、ステラの・・?」
「そうだよ。ステラがいい子にしていたから神様がプレゼントしてくれたんだ。」
「かみさま・・・?」
「そう、神様。俺たちはいつも神様の手の上で踊っているんだ。
いくつもの国が神の手によって動かされ、人々が戦っている・・」
深く、自分に言い聞かせるように語るネオの言葉の意味が分からず
ステラは目をぱちぱちさせて首を傾げた。
「・・・・?」
「いや、なんでもない。それよりも早く着替えてきなさい。
スティングやアウルはもうブリッジに来ているはずだ。遅いとまたアウルにちょっかい出されるぞ。」
「うん。ステラ・・・この服好き・・。」
ひらひらと風に揺れるワンピースをしっかりと胸に抱き、ステラは嬉しそうに更衣室に向かって走っていった。


その数時間後、アーモリーワンは謎の集団に新型MSを強奪され
俺は遠い地球の、ある国の一室でその第一報を聞いていた。
再び会うことのない、もしくは会ったとしても俺のことなど記憶の片隅にもとどめていないであろう
悲しい運命を背負った、無垢な少女の笑顔を脳裏に思い浮かべながら。



・・・・おわり・・・・
110269:2006/05/14(日) 19:32:52 ID:5t7+7qIE
以上です。どうもありがとうございました。

さようなら。


以下、何事も無かったかのように続きドゾー

  ↓
111名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:25:24 ID:tN9H3/f9
投稿しにくい流れの中GJ!
相変わらず表現が細かいですね
また来て下さい
112名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 00:36:00 ID:yFwR7Y3e
ステラ可愛いよステラ
GJ!
113名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 15:43:56 ID:7Q37wH0T
GJ!GJ!なんて切ないんだ。ほろりときたよー。
114名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:47:09 ID:xZbyAhAp
なんつーかね、269氏のって、切ねーし世の中の汚い部分
なんか黙ってちょっと見せてたりしててエロいのよね・・
こいつネ申
115名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 08:16:32 ID:dNEOJO6J
こいつ呼ばわりについて
116名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 13:41:00 ID:EXot+KVU
それはツンデレって奴ですよ
117名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 14:08:54 ID:dNEOJO6J
ツンデレって便利だな。どんな失礼な言い回しもチャラにできるから。
118名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 21:36:48 ID:QTzq1pYS
>>114も悪意はなかろうし、そこまで引っ張らんでもよくない。

以下、何事も無かったかのように続きドゾー

  ↓

119名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:50:20 ID:JSgNiXjd
では流れに乗って私も投下します。前スレでシン×ルナマリア。
シン×ルナマリア×メイリンを書いた物です。
今回もシン×ルナマリアです。前回とは違った設定になっております。どうぞ。

「ふざけんじゃねーぞ!」
シンの怒声が部屋一面に響き渡り、シンは職場の同僚を力任せに殴り飛ばした。
その結果、静寂の後にシンの解雇が告げられた。
「上等だよ! こんな所、こっちから辞めてやるよ!」
解雇通知と同時にシンは今まで溜まっていた鬱憤を爆発させたのか、
そこ等中にある物を投げ飛ばし、
職場を台風が通った後の様にしてシンはその場を去って行った。
「又なの…」
「ウルセェ!」
家に帰ってルナマリアとの会話にシンはウンザリとし、
思わずルナマリアに対して声を荒立てた。
ルナマリアは今回の様なケースは初めてではないが、
何度も続く同じ様な状況にルナマリアもウンザリとしていた。
「お前は在宅で稼いでいるから問題無いだろ。お前はお前、俺は俺で良いだろ」
「そうも行かないわよ。今から話す事はシンの為でもあるのよ」
「何がだ?」
ルナマリアの言葉が気に入らなかったのかシンは露骨に嫌そうな声を出し
ルナマリアの対応に回った。
「こんな事ばかり繰り返していたら、本当にその内シンの周り誰も居なくなるよ」
「お前には分からないだろうがな。
男ってのはプライドで生きているのだよ。
それを無くして生きている様なゴミでたまるか!」
「そんな!
シンのはプライドでも何でも無いよ思う様に行かないから
周りに当り散らしているだけでしょ!」
「そう思う?」
シンは答えを求めるかの様な口調で話して来た。
平手打ちの1つでも覚悟をしていたが意外なシンの反応に驚かせながらも
ルナマリアはシンと話を続けた。
「そう見えるか? プライド貫いた男とは見えないか?」
「何よ急に? まぁ、そうは見えないけど」
「そうだよな、どうせお前も俺の事、嘲笑いたいから俺と一緒に居るのだろ?」
「何よそれ? 急に話を飛躍させないでよ!」
ルナマリアは思わず声を荒立てたがシンの悲しそうな表情を見て、
只事では無いと感じ黙って話を聞く事にした。
「まず、シンがそう思う理由だけ聞かせて、そうでないと話も出来ないから」
「人がさ1番、幸せだと感じる瞬間って何か分かる?」
「そんなの人夫々でしょ?」
「違う。それはね自分より下の人間見ている瞬間、
つまり人見下している瞬間だけが幸せ感じられるの」
「そんなの!」
「聞けって。俺だって願うなら穏やかに暮らしたいよ。けどさ、出来ないよ…」
そう言いながらシンは膝を抱え込み、
体全体から負のオーラを発生させながら話を続けた。
ルナマリアはシンの真意を察しながら慎重に言葉を選んで話し始めた。
120名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:52:02 ID:JSgNiXjd
「それは軍での生活が原因?」
「そう。復讐の為に行ったけど結果がこれだ。
俺はこの世で最も見下されるべき存在か?」
「そんな訳無いでしょ!」
「けどよ…」
「そんな卑屈な考えを持つ様になったのは、アスランが原因なの?」
ルナマリアの核心を突いた質問にシンは黙って首を縦に振った。
それを見るとルナマリアは溜息を1つ吐きシンの元に寄り添った。
シンは多少、怯えたがルナマリアは子供を安心させるかの様に蹲る
シンを抱き止め話し始めた。
「そんなに悲しい考え持たないでよ、
軍人として上手く行かないからって全てに於いての劣化者と言う訳では無いでしょ」
「けどよ…」
「知っているよ、寝ている時、隣の部屋から何時もシンが魘されているの。
怒りだったり、悲しみだったり情緒不安定な状態なのは」
「俺は…」
「もし本当にダメだと思ったら私もシンの傷が癒える様に手伝うから、
だから、もう少しだけがんばろう。ね」
「本当に…俺ルナが羨ましいよ」
シンの言葉に疑問を感じ、ルナマリアは一旦、
シンから離れてシンの話を聞こうとした。シンは相変わらず俯いたままであった。
「私の何が良いの?」
「お前は女だからだよ」
「え? 何よそれ?」
シンの言葉をルナマリアは理解出来ず、
ルナマリアは思わず素っ頓狂な声を上げた。
シンは自分の考えを整理しルナマリアに伝え始めた。
「だから、女だから羨ましいって言っているだろ」
「理由は一体?」
「お前はその気になれば戦場に出る事もしなくて
良いガンダムにだって乗らなくても安心な所で過ごす事が出来る」
「待ってよパイロットに関しては私が望んでやっている事よ!」
「でもよ女なら、俺よりもずっと楽に生きていけるだろ」
「何でそうなるのよ?」
「子供産めるからだろ!」
シンは顔を勢い良く上げルナマリアに対して怒鳴り散らした。
ルナマリアが見るとシンの目には涙が溜まっており限界が近いと言う事が理解出来た。
シンは我慢が出来なくなったのか目から涙を流しながら話を再開させた。
121名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:53:59 ID:JSgNiXjd
「どんなにモビルスーツを撃墜しても軍を辞めた俺にとっては
人殺しのレッテル以外無い、それを回避するには軍に在籍し続ける以外方法は無い」
「それは私だって同じよ!」
「言っただろ、お前は必要だろ! これからの世界には次世代が必要だ!
その為にはお前の体は重要だろ!」
「それは…」
「どんなに時代が変わろうと、これだけは変わらないよ。
女って奴は何時だって自分勝手で! 我侭で! そして、それが罷り通る!
子供産みさえすればすれば少なからず世の中には貢献出来るしよ!
どうせ才能が無いなら俺だってそうしたいよ!
あんなふざけた代表でもオーブが認めるのは、あれが女だからだろ!」
それだけを言うとシンは話すのが辛くなったのか再び俯き静かに泣き出した。
シンの胸中を知りルナマリアには多くの悲しみが頭の中に広がった。
シンはアスランもそうだが、女でも多く傷付けられた。
自分やメイリンがアスランを慕う態度。代表の存在。連合軍の恋人。
自分に傷を負わせ死んでいった妹。そして彼女達の傍にも行けず。
軍人としての名誉である戦死も出来ずに生きている事にシンは苦痛しか
感じていないと言う事をルナマリアは十分に理解出来た。
さめざめと泣き続けるシンをルナマリアは再び優しく抱き止め
耳元で安心させる様に話し始めた。
「もう良いでしょ…私1人で子供産める訳無いでしょ。
プランクトンではないのだから」
「優秀な種なんてそこら中に居るだろ…だからお前等、アスランにさ…」
「アスランが選んだのはメイリンだし、繁殖だけの為に人間は生きていないわよ」
「俺だってな…俺だってな…」
「どうしたい殴りたいの? 説教したいの? 導きたいの?
良いよシンの好きな様にして」
「ルナ!」
122名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:56:01 ID:JSgNiXjd
それだけを言いシンはルナマリアの胸に顔を埋め、
そこから堰を切った様に大声で泣きじゃくり続けた。
それをルナマリアは責め立て様とはしなかった。
シンの気が済むまで胸を貸し頭を優しく撫で続けた。
日も傾きかけ、シンの顔が原型を留めない程クシャクシャになった頃、
漸くルナマリアは解放された。だがシンの表情は暗いままであり、
感情に任せても心が晴れやかになる事は無かった。
「俺だってな…」
「落ち着いてよシン。私だって失敗をすれば罰は受けるわ」
「だが受けなかった」
「それは結果論でしかないわ、こっちはこっちで色々と大変なのよ」
「何処かだ?」
「今は良いよ言っても理解してくれないと思うから。
それよりもどうしたい? ちゃんと言った事は私守るわよ」
「腹減った」
「ああ、ハイ」
ルナマリアは立ち上がりエプロンを付け台所へと向かった。
今、ここでシンと男女論を口論した所で何の意味も無いと言う事は
十分にルナマリアは理解している。
今はシンの事だけを考え行動しようと思いルナマリアは料理を作り始めた。
テーブルに出された料理の数々をシンは物凄い勢いで食べ続けた。
殆ど噛まずに飲み込んでいるような形で片っ端から胃に収め続けて行った。
その様子にルナマリアは呆然としていたが、
余りの暴飲暴食振りが心配となってシンを制そうとした。
「ちょっと待ってよ、そんなに焦らなくても…」
「ウルセェ! 俺はお前と違ってな問題児で良く殴られては懲罰房に叩き込まれるよ!
だから食える内に破裂するくらい食いたいって気持ち分からねーだろ!」
シンは邪魔をするルナマリアに怒声を浴びせ、再び料理を食べ始めた。
最後にある物を全て自分の口に限界まで放り込み。全てを飲み干し、
最後にコーヒーを流し込むと、その後は電池が切れた玩具の様に動かなくなり、
ソファーに寝そべって遠い目をしていた。
勝手極まりないシンの行動にルナマリアは多少、呆れたが、
食い散らかされた残骸を処理する為、台所へと向かった。
洗い物を全て終え、
テレビも点けずに呆けているシンの横に座ってルナマリアは話を再開させた。
「満足した?」
「うん」
「先程も言ったけど子供を産むには男が必要と言うのはシンだって分かるでしょ?」
「けどよ…」
「卑怯だよシン」
その言葉に悲しみを感じ取ったシンは顔を上げルナマリアの方を見た。
見ると今にも泣き出しそうな悲しい表情をルナマリアはしていた。
「何処で手に入れたか分からないけどさ。
シンが言っているのってメディアが面白おかしく
書き綴った戦時中のエピソードみたいな物でしょ?
そんな物で全てを評価されたらたまらないわよ」
「でもな…」
「じゃあさ、女ではなくて私を見て。
1人の人間ルナマリア・ホークとして私の事、どう思う?」
「そんな事言われても…」
「私は平気よ裸見られても殴らないし、包丁だって振り回さないし、
シンを理不尽な理由で責めたりだってしないから、これでどう?」
「待てよ! 最初の何だよ?」
123名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:58:24 ID:JSgNiXjd
シンは始めの発言を疑問に感じ取り。起き上がってルナマリアに真相を求めた。
「言った通りよ、他の人なら話は別だけどシンなら別に良いよ」
「本気なのかよ? そんな…」
「前にもこんな事あった時、シン私にキスしたよね、感情に任せて」
「忘れろって言っただろ!」
「言っておくけど私、同情で初めてを渡す程、流されやすい性格ではないよ」
「それって…」
シンが全てを言い終える前にルナマリアは自分の唇をシンに押し当て、
シンの口内に自分の舌を潜入させ右往左往に動かし、
シンの口内を味わった。
唇を離して呆然としているシンを見ながらルナマリアは話し始めた。
「私はシンを見下したいから寝食を共に何てしていないよ。
もう良いでしょシンの願い適えて上げるから」
「ルナ…」
そう言いながらルナマリアは着ていた服に手を掛けゆったりと脱ぎ出した。
その妖艶な姿にシンは只、見惚れる事しか出来ずにいた。
互いに全裸となった状態で2人はソファーに寝そべりお互いの1番、
大事な部分を愛し合っていた。
ルナマリアの舌が自分の物に絡まる感覚にシンは何度も遠い所に意識を持って
行かれそうになったが、自分も必死にルナマリアを愛撫する事により、
意識を保っていた。
「ん…ふぃう…ぬふぅ…あはぁ」
時折、聞こえるルナマリアの快楽吐息にシンは気を良くしたのか
更に奥へと舌を挿入した。
「ああ…良いよシン…」
自分の行為で快楽を感じている事を嬉しくシンは感じ、行為を続けていた。
互いに我慢が出来なくなったのか、
シンは行動を起こそうとしたが次のステップに移ったのはルナマリアであった。
「動かないでね」
ルナマリアはシンの上に乗ったままシンの怒張を優しく持ち自らの恥部へと導いた。
始めに円を描いてある程度慣らした所でルナマリアはシンを一気に挿入して行った。
「んぐぅ! あつ…」
ルナマリアの反応に思わずシンはルナマリアの方を見た。
見ると決して快楽に喜んでいるとは言えない状況であり、
繋がっている部分からは綺麗に鮮血が流れ落ちていた。
「ルナ、お前…」
「平気よ、子供産むとなったら、この程度では済まないわよ」
「でも俺達、2人ともコーディネーターだし…」
「もう平気、この辺りの適応能力もナチュラルよりは上みたい」
軽口を叩きながらルナマリアはシンの了解も取らず乱暴に腰を動かし、
行為を続けた。自分の物がルナマリアに包まれ蠢く感覚に
シンの理性は完全に吹き飛んでルナマリアとの行為に没頭した。
起き上がり乳頭を舐め回したり、
自らも乱暴に腰を動かしたりして2人は行為に溺れて行った。
「ハァ…あああ…シンで一杯…」
「ルナ…俺、もう…」
「良いよ出して! 私もイクから一杯出して! あああ!」
ルナマリアの許しと同時にシンはルナマリアの中に思いの丈をぶちまけた。
物を引き抜くと精子とルナマリアの血が混ざり合った物がルナマリアの中から
出て来て、先程までの行為の凄まじさを物語っていた。
ルナマリアはシンを優しく抱き止め話し始めた。
124名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 03:00:29 ID:JSgNiXjd
「今なら話せられる?」
「うん」
「お風呂、行こう沸かしてあるから」
ルナマリアはシンを引き連れ風呂場へと向かった。
「だからさ、俺はもっとな…」
ルナマリアの膝に乗せられ湯を掛けられながら話す
シンの表情は至って穏やかな物であった。
ルナマリアはまるで泣いている子供をあやす様な感じでシンの話を聞いていた。
「俺はどっちにもなれなかった…」
「何よそれ?」
「英雄にも悪役にもなれない最低な存在だよ」
「大体の人間がそう言う存在だし、
そう言う人達によって世界は成り立っているのよ」
「でもさ…」
「感情の捌け口が分からなくて苦しんだのでしょ?」
「うん」
「もう平気だから、これからは嫌になったら全部、私にぶつければ良いから」
「本当?」
「まぁ暴力とかは嫌だけど、そうだシンのPC見たけど、
ああ言ったプレイは止めてね」
「見たのかよ…」
シンは顔を軽く赤らめ情けない表情を浮かべた。溜まった鬱憤を晴らす為、
シンのPCには多数のSM動画が保存されていた。
少し申し訳なさそうな表情でシンはルナマリアを見たが
ルナマリアから怒っている雰囲気は伝わらなかった。
「別に良いけどさ、シンだって男の子だし。けど程々にしてよその内、
死姦とかに走られたら困るから」
「正直な話、このままだとしそうで怖い…」
「そう言う時は遠慮無く私に言って、ダメな時でも口でするから」
「うん」
「大丈夫だよシンは優秀だし、すぐに仕事見付かるよ、
それでもダメなら私が慰めるから。今はこの時間、大切にしよう」
「分かった」
短くそう言うとシンは正面に方向転換してルナマリアの胸に顔を埋めた。
ルナマリアはシンの頭を撫でながらシンが望んでいる時間を与え続け、
自身も穏やかな時間に酔い痴れていた。

以上です。どうもありがとうございました。
125名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 10:54:00 ID:TE5tNZlL
「ら抜き言葉」の逆、「さ入れ言葉」だな。>「話せられる」
126名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 12:24:49 ID:q4tDw2mQ
GJ
普通のカプ物はまったりしますな
127名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 18:54:52 ID:MCelGdsE
GJ

>死姦とかに走られたら困るから」
それだ
128名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:35:06 ID:qiV8kJoi
GJ!
シンになりたい
129名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:09:40 ID:G8J7OkWM
コズミック・イラ最強のコーディネーター「K.Y」といえば?

A.クウキ・ヨメ    B.コンヤクシャ・ヨコセ
C.キラ・ヤマト    D.コンゴトモ・ヨロシク
130269:2006/05/18(木) 01:46:51 ID:W/BMldNg
みなさん、こんばんは。

今日は双子の誕生日ということで記念投下。
エロ成分は皆無ですが大目に見てくださると嬉しいです。

投下。
131269:2006/05/18(木) 01:47:24 ID:W/BMldNg
5月18日は双子の誕生日である。
プラントとオーブ、遠く離れていてもどんなに仕事が忙しくても
キラとカガリは必ずこの日は予定を空けておくのがここ数年の習慣だった。
今年はどうしてもカガリのスケジュールがぎりぎりまで空かなかった事もあり、
盛大な誕生パーティーを開くことはせずに本当にごくごく内輪だけ・・
キラとカガリ、そしてラクスとアスランの4人だけで
ひっそりと祝うことになっていた。
幾多の苦難を乗り越え固い絆で結ばれているこの4人は
家族でもあり兄弟でもあり、親友でもありそして恋人でもある、といっても過言ではないだろう。
カガリは久しぶりに味わう自由な空気に足取りも軽く
待ち合わせの場所へと向かっていた。
132269:2006/05/18(木) 01:47:58 ID:W/BMldNg
<from ラクス>

「お誕生日おめでとうございます、カガリさん。
これは私からのプレゼントですわ。」
ラクスが差し出したものは赤いリボンで止められている一枚の紙だった。
「・・・・?」
カガリがその紙を開くと難しい専門用語と数字が細かい文字で紙一面に書き込まれていた。
「それはプラントの超一等地およそ甲子園球場8個分の土地と
そこに建てられたお菓子の家の権利書と設計図ですわ。気に入っていただけまして?」
ラクスがにっこりと笑い、これはおまけです、と
リアルに色塗りをされた完成予想図を壁に映し出したみせた。
勿論、映写機はキラが用意したものだ。
屋根はビスケット壁は板チョコ、マジパンで作られた色とりどりの花や小鳥がそこかしこに飾られ
ホットケーキのソファにはメイプルシロップとバターがたっぷりとかかっている。
中でもカガリの目を引かれたのは鼈甲色に輝く天窓で
美しい影絵が時間の経過とともに絵本のように進んでいく、という非常に凝った造りだった。
「あ・・ありがとう!すごいな、本当に絵本にでてくる家みたいだ!」
「うふふふ、この次からカガリさんがプラントにいらしたときは
わたくしと二人っきりでこのお菓子の家に滞在しましょうね。
二人で体中にチョコレートやクリームを塗ってお互いに舐めっこをするとか、
ソーダ水のお風呂に一緒に入ったりとか、太いキャンディーを挿入するとか・・
ああん、体中が蕩けるくらい甘い甘い時間が過ごせそうですわ!」
頬に手を当てて幸せそうに言うラクスの姿にカガリは本気で背中に冷たい汗が流れるのを感じながら
それでも何とか引きつった笑みを浮かべ、そっと自分の股間を手で隠してみた。
「ラクス・・・お前プラントの議長になってから性格変わったんじゃないか?」
「そうでもないよ。ラクスは昔からちょっと変わった性癖の持ち主だったよ。」
にこにこと答えるキラを見て、カガリは
それじゃあそれと対等に付き合えるお前も相当変わっているんだな、と
心の中でため息をついた。
133269:2006/05/18(木) 01:48:31 ID:W/BMldNg
<from キラ>

「えーと、カガリ、ごめんね・・ぼくは何も用意できなかったんだけど・・
ほら、ライブドア株でちょっと失敗しちゃってさ、
しかも先週ストライクフリーダムでコペルニクスまでラクスの好物のふくさやのカステラを買いに行った時、
駐車禁止で切符を切られてその上走行中に携帯使って罰金取られたりしたもんだから・・・」
いやに具体的に説明するキラにカガリは同情を禁じえなかった。
きっといつもラクスにそういう風に調教・・もとい、教育されているんだな、と思った。
「災難だったな。いいさ、キラ。わたしだって今年は何も用意できなかったんだからおあいこだよ。
お金をかけて高価な品物を買うばかりがお祝いじゃないんだから。」
「うん、そうだよね。カガリならそう言ってくれると思った。
だからぼくは誕生日のプレゼントとして、心からのキスを贈るよ。」
キラキラと目が潰れそうな程に眩しいシャイニング・スマイル。
この笑顔の前ではどんな堅物も腰砕けになってしまいそうだ。
「ふふふ、それじゃあ、わたしからもキラにキスを贈るぞ。」
双子は互いの腰に腕を回し、マウスtoマウスで互いの唇に祝福を与える。
「んんっ!?」
覆いかぶさるようにキラの上体がカガリを組み敷き
とうとうその場に崩れ落ちると
キラの舌がカガリの口腔に潜り込み強引に唾液を流し込む。
「・・んんっー!!!」
じたばた暴れるカガリにお構いなくキラの接吻は激しさを増し
いつの間にかカガリの両足を割るかたちでキラの膝が差し込まれ
どう見ても舌が使われているキラの口の動きに
それまで皆のやり取りを黙ってみていたアスランが無理やりキラを引き剥がすと
目を白黒させているカガリに自分のプレゼントを差し出した。
「ちえっ」
あきらかに臨戦態勢になっていた己の息子をなだめながら
キラは渋々アスランに場所を譲る。
134269:2006/05/18(木) 01:49:03 ID:W/BMldNg
<from アスラン>

「おれは・・馬鹿だから・・」
頬を染め照れながらプレゼントを差し出すアスランの姿にカガリは軽くデジャヴを感じる。
そういえばあの時はきれいな石のついた指輪をくれたっけ・・・。
「?」
アスランが差し出したのはピンクのリボンの束だった。
包みも箱も無い、ただリボンだけ。
きょとんとするカガリの前でアスランはいきなり服を脱ぎだし全裸になると
ピンクのリボンをぐるぐると体中に巻き始めた。
「そっ・・それは・・!」
「去年のクリスマスにキラとラクスがピンクの裸リボンをやった、と聞いた時から
おれもいつかはクラウン・・いや、いつかは裸リボンと思っていたんだ。
さあ、カガリ、おれと一緒に裸リボンに巻かれようじゃないか!」
カガリは両手を広げるアスランの姿にまたしてもデジャヴを感じていた。
ああ、そうだ。8頭身だ。
・・・きみの姿は〜ぼくに似ている〜・・なぜかカガリの脳裏にEDが流れだす。
が、はっと我に返るとダッシュでその場を逃げ出した。
「いーやーだー!!というか、何で自分の誕生日に裸リボンをしなくちゃならないんだ!!」
しかしアスランも負けてはいない。
全裸にリボンを巻いたまますかさずカガリの後を追い走り出す。
「それではおれの誕生日には全裸で首にリボンを巻いてくれるというのか!?
そうなのか!?カガリ!!」
「なんでそうなる!?」
「アスラン、話が全然噛み合っていないじゃないか!!
ぼくらはいま、カガリを亀甲縛りにしたいんだよ!!」
「そうですわ!カガリさんは首にリボンよりも皮の首輪と前張り用のバタフライのほうが
似合うに決まっているではありませんか!」
口々に勝手なことを叫びつつ
いつの間にかキラとラクスも二人の後をものすごい勢いで追いかけていた。
135269:2006/05/18(木) 01:49:44 ID:W/BMldNg
・・走り去る4人の影をこっそり物陰から見つめる少年がいた。
黒髪に赤い瞳の少年はぶるぶると震えながら感激したようにつぶやいた。
「これがヤキン・ドゥーエを生き延びた者の力か・・!」


・・・おわり・・・

お誕生日おめでとう!カガリ&キラ!


以上です。

ありがとうございました。さようなら。
136名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 01:54:42 ID:cqP4VRBq
いつもGJ!!!テラワロスwww
137名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:10:41 ID:iy5ixF5t
GJ!
お菓子の家プレイも是非お願いします!

双子、お誕生日オメ!


138名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:40:32 ID:z7l2nENj
>>135
GJ!!
予感がしてのぞきに来たら案の定!
コミカルでちょっとエッチで凄く面白かったです
しかも何気にちゃんと誕生日なキラが一番役得だなw

姉者も弟者も誕生日オメ!!
139名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 03:36:13 ID:5FJ9lVR7
>>135
わーい!やっぱりやってくれると思ってた

双子オメ〜!
140名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 04:25:13 ID:Y2Ana+HW
きょうだいおめー
141名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 11:42:12 ID:yYbDhr2P
GJ!GJ!
弟者!姉者!誕生日オメ!!
期待を裏切らない269氏に愛!
142名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 01:23:52 ID:vKiAETXO
ライブドア株wwwww
キラおまえもかww
143名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 01:24:41 ID:vKiAETXO
おっといい忘れてた
269氏

    ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /"
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /
(       /  good job!
 ヽ     |
  \    \
144名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 02:38:23 ID:LpCUFVTj
GJ! ライブドア株ワロスw
145名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 09:51:10 ID:ge+3x05r
わーい、269氏だ
GJです
楽しかったですありがとう
146名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:05:44 ID:DZM1Kpf9
>>125-128皆様、お褒めの言葉ありがとうございます。
私の場合シンルナだと湿っぽくなる傾向が強いので
これからはシンルナメイリンでなるべく行きたいと思っています。
では投下します。どうぞ。

季節は鬱陶しい梅雨が明け、日差しが強くなって来た頃であった。
シンとホーク姉妹の奇妙な共同生活は今でも続いていた。
メイリンも来たばかりの頃に比べると大分、明るさを取り戻していた。
だがシンの方は今でも時折ではあるが戦時中並の鬱状態へと陥る事があった。
そして、この日もそれ程、酷くは無いが軽い鬱にシンはなっており、
ホーク姉妹はそれを心配そうに見ていた。
「なぁ……お前等さ」
寂しげな表情を崩さず、
こう話を切り出して来た時はシンが鬱であると言うシンなりのサインであった。
それを2人は受け止め真剣な表情でシンの話に耳を傾けた。
「何?」
「どうしたのシン?」
「これ、どう思う?」
シンが渡した新聞に掲載されていた記事は
孤児院で子供達が楽しく水遊びをしている様子をキラ、アスラン、ラクス、カガリが
1歩離れた所で穏やかな表情で見ている様子であった。
鬱の原因はこれだと言う事が分かったが、
理由が理解出来ず2人は困惑の表情を浮かべた。
「これがどうかしたの?」
「確かにシンも戦災孤児だけど、この子達ほど小さくは無いでしょ、
それを僻むのはおかしいよ」
「メイリン! そんな言い方シンに失礼でしょ!」
ルナマリアはメイリンの空気を読まない発言を厳しい表情で叱責した。
それに対してメイリンは軽く肩を震わせて小さくなった。
「そう言う事ではないよ、別に俺はこの子達に嫉妬している訳ではない、
正直な話、羨ましいとも思ったよ、
3食付いて、戦場の2大女神に愛されるからな、もし俺がこの子達位の年齢なら、
あれに憎しみの感情を持っていないと思うし、
今の様な生活は送っていなかったと思う」
「では一体どう言う事なのシン? 何が気に入らないの?」
「それは代表達さ。こんな事をしても惨めになる人間が増えるだけだからな」
「どう言う事よそれ?」
ルナマリアもメイリンもシンの真意が全く読み取れずに困惑し続けていた。
シンは自分の意見をしっかりと伝える為、
内容を整理して2人に解かり易く説明し始めた。
147名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:07:28 ID:DZM1Kpf9
「辺り一面焼け野原の状態だぞ、
オーブ中の戦災孤児をここ1つで受け止め切れるとお前達思うのか?」
「それは……けどやらないよりは何か行動した方が……」
「それはその通りだ。けどな多くの孤児は貧困、暴力、飢え、苦痛、
それ等に耐え忍んで大人になって行く物だぞ、そんな環境で育った大人なんて、
ろくでなしの屑野郎ばかりだろ」
「そんな! それをバネにして成功した人だっているかもしれないでしょ!」
「それは極めて一部の人間だけだ。だから大きく取り上げられるのだよ。
多くは俺が言った様な人間になる。
ザフトに入隊するまでオーブに留まったのは僅かな時間しかなかったが、
そう言う子供達を腐る程見て来た」
「でも、それでも!」
「こんな事したってこいつ等の自己満足。
俺から言わせれば自分1人気持ち良くなる為のオナニーだよ。
けど、これで充実した物の考え方出来ると言うのも
又、事実だ。結局、この子達は勝ち組。
俺を含めた多くの子供達は負け組って訳だ。やってられねーぜ本当……」
それだけを言うとシンは悲しげな表情を崩さないまま、
遠い目で窓の外に映る景色を見ていた。シンの言葉に2人は押し黙った。
全てを否定して感情に任せて暴走していた軍人時代とは違うが、
論理的な物の考え方が出来た分、鬱が酷くなったのが現実である。
部屋を暗い空気が覆っていたがそれを振り払ったのはメイリンであった。
「ほ、ほら! シンもお姉ちゃんもそんな暗い顔しないで!
今日は2人に話したい事があるのよ!」
「何よメイリン?」
「ほら見て!」
元気良くメイリンが広げたチラシはこの近くに出来た大型プールの物であった。
チラシには割引券が付いており、遊具施設も多々、存在し、
世界最高峰の美しさを誇っているオーブの海にも匹敵すると言う
キャッチコピーが書かれていた。
「ねぇ! 今度のお休み、ここ行こう!」
「そうね……興味あるかも」
「ねぇシンも行こう!」
「俺は良いよ2人で楽しんでくれば……」
「ダメだよそんなの!」
ここでメイリンは強い口調でシンを責めた。
メイリンはシンに対して多少、怒った様な表情で睨み付け話を始めた。
「何? シンは私達がどうなろうと知った事では無いって言うの?」
「何でそうなる?」
「だってさ、こんな美人姉妹が水着でウロウロしているのよ、
ナンパだけでは済まないと思うけどさ」
「お前等2人共コーディネーターだから、そんな心配要らないだろ」
「嫌よ! 行くったら行くの!」
148名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:09:20 ID:DZM1Kpf9
半ば強引にメイリンはシンの腕を取り引っ張り上げた。
シンは困惑こそしているが明るさを取り戻しつつある表情であった。
それを悟ったルナマリアは空いている腕を取り同じ様に引っ張った。
「そうよ行くの! それにこの中でオーブ出身はシン1人だけだから、
この文句が本当なのかその目で確かめてよ」
「こんな物、嘘に決まっているだろ。自然の力に勝てるかよ」
「それは自分の目で確かめよう」
「そう! お姉ちゃんの言う通り、行こう!」
「行こうシン!」
2人分の屈託の無い笑顔に引かれシンは渋々ではあるがプールに行く事を了承した。
初めは余りの強引さに腹も立っていたが、
自分の為にここまでしてくれた事を考えるとシンの中に暖かな気持ちが生まれ、
その日が来るのを楽しみに待っていた。
そして当日、人気スポットで休日なだけにプールには多くの人が集まり、
思い思いの方法で楽しんでいた。そんな時であった。
プールサイドに居た男達の視線は1つに集中した。
ホーク姉妹が水着で現れたのである。
メイリンの水着は特に飾ったデザインが無い黒のビキニであり、
髪の方は何時ものツインテールでは無く、真っ直ぐに下ろした状態であり、
何時もとは違った魅力が出ていた。
ルナマリアの方は青を基調としたワンピースタイプの物であり、
前面の露出こそ大した事は無いが、
背中が大きく開いたデザインとなっており通好みの物であった。
着ている中身が最高の物である為、男達はチャンスを伺って行こうとしたが、
後からラフなトランクス1丁で欠伸をしながら気だるそうに現れた
シンに2人が腕を絡ませながら歩き出すと全員、深い絶望を感じ、
肩を落として諦めた。2人は遅く現れたシンを軽く責め立てた。
「もう遅いよシン! もう少しで言った様な状況になる所だったでしょ!」
「男なんて皆、その事しか考えていないよ」
「だったら、私達の事しっかりと守りなさいよね」
「ウルセェな……軍人なら他人を頼りにするな、
その程度の状況、自分でどうにか出来ない事を恥じろ」
「だ〜も〜! 煩い! 煩い! 遊びに来たのに軍人トークは禁止!
良いねお姉ちゃんも! シンも!」
「私は初めからそのつもりよ」
「わったよ……っせえな」
シンはわずわらしそうにメイリンの相手をして適当に相槌を打ち、
その場を乗り切った。2人は歩く速度を速めて、
目的地へと向かいシンも2人に遅れない様、
歩く速度を速めて2人に歩調を合わせた。
149名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:11:05 ID:DZM1Kpf9
始めに流れるプールを3人は楽しんでいた。
3人はレンタルした小型ゴムボートに乗り、
揺ら揺らと流れながらまったりプールを楽しんでいた。
水面を遠い目で見ていたシンにルナマリアは質問をした。
「どう? オーブの海に対抗出来る?」
「お前等はどう思う?」
「そうね、プール何て最近では軍の訓練用でしか行った事無いから…
それよりは綺麗だし楽しんでいるよ。メイリンは?」
「私も楽しいよ。水は綺麗だし、言う事無しだよ」
「なら良いだろ、オーブと比較する事なんて無いだろ」
言葉に何処か陰りを持っていたのを2人は見逃さずルナマリアは自分の無神経な発言に反省をした。
だがここで暗い表情を見せるとシンは更に落ち込むと思った
ルナマリアは精一杯の笑顔を作りプールを楽しんだ。
「行くよシン!」
プールを楽しんだ後、3人はビーチバレーが出来る広場でビーチバレーを楽しんでいた。
人工の砂浜に少し熱めに設定された室温と強い日差しが臨場感を出した。
だがシンには1つだけ納得出来ない事があった。
「何で2対1何だよ!」
「良いでしょ私の場合、メイリンはハンデでしかないから、
逆にシンの方が羨ましいわよ」
「お姉ちゃん酷い!」
「そんな訳無いだろ! メイリンだってコーディネーターだろ、
どう考えても俺の方が不利だろうが!」
「先程の言葉、そっくりそのまま返すわ、この程度の状況、
自分でどうにかしなさい!」
「待て、オイ……うわぁ!」
シンの言い分も通らず、
2対1の変則ビーチバレーはルナマリアのサーブで強引に開始された。
勝負魂に火が点いたのか、初めの内は良い勝負をしていたが、
次第に2人の息があったプレイに翻弄され結果、
圧倒的な大差とまでは言わないがシンの敗北で終わった。
「遅いシン!」
「そう急かすなよ。ほら、これで良いだろ」
ビーチバレー対決で負けた罰ゲームとしてシンは昼食の買出しに出ていた。
遊ぶ事を優先させる為、3人とも果肉が多く入ったトロピカルドリンクで済ませた。
紙コップの中にある果肉を美味しそうに食べる2人を見てシンは今まで見なかった
2人の眩しい姿に思わず見惚れてしまった。
楽しそうに食べていたがシンの視線に逸早く気付いたメイリンは多少、
渋い表情でシンの額を軽く拳で小突いだ。
「シンのエッチ!」
「ウルセェ! 言わなければ分からないだろ。
それに先程も言ったが男が考えている事は四六時中、その事だけだ!」
「威張って言う事では無いでしょ!」
「ちょっと2人とも場所を考えてよ!」
150名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:12:56 ID:DZM1Kpf9
シンとメイリンは不毛な言い争いをしていたが、
ルナマリアの一喝で事は収まり2人は軽く頬を染めながらルナマリアに一礼して、
その後は黙って食事を続けていた。食事を終え一段楽し再び動き出そうとすると、
ルナマリアがシンの元に寄り沿って耳元で一言小さな声で言った。
「夜は夜でちゃんと用意してあるから、そんなにがっつかないでよ。ね」
ルナマリアの大胆過ぎる発言にシンは顔を真っ赤にして恥ずかしがった。
それと同時に楽しみが1つ出来、心を軽やかにして2人の後を付いて行った。
「ねぇ次、これやろう!」
そう言いメイリンが指差した物はゴム丸太の上に2人で乗り、
ゴムの棒で殴り合うと言う遊具施設であった。
それを見たシンは露骨に嫌そうな顔をした。
「又、2人掛りか?」
「違うよ、これは2人までしか出来ないから、
私は見ているからシンとお姉ちゃんでやって」
「分かったよ行くぞルナ」
「OK。久し振りに対戦よシン」
2人は夫々、端に乗り係員の笛と同時に棒で夫々襲い掛かった。
リーチが若干、長いルナマリアにシンは押されていたが、
追い込まれた事で作戦を思い付き、それを実行に移した。
「悪いけど俺の勝ちだルナ!」
「ちょっと! 何よ止めて!」
シンは体全体を使って土台の丸太を揺らしバランスを崩す作戦を取った。
これは高度なテクニックの様であり係員がマイクで盛り上げていた。
このままでは負けると思ったルナマリアは強引に突っ込む特攻作戦を決行した。
「負けないから!」
「待てよルナ! ゴバァ!」
ルナマリアの体事使った特攻で2人は同時にプールへと落下し勝負は引き分けに終わった。
だが2人の勝負はまだ続いていた。水の中で絡み合い、
無意識の内にシンはルナマリアの胸を掴んでそのまま愛撫をし始めた。
「ちょっ、ああ…止め! シン!」
それに気付いたルナマリアは慌ててシンを突き飛ばした。
中々、上がって来ない2人をメイリンは心配したが
顔が紅潮しているルナマリアを見て水面で何があったのかは大体の想像が付き
メイリンも羞恥に顔を赤らめ、プールから上がった後、
2人で軽くシンを責め立てた。
結局、シンの行動が原因でその後、
2人はプールのみを楽しむ事が出来ずに予定よりも速く切り上げ、
ルナマリアが用意してくれたホテルへと向かった。
2人は真ん中に居るシンに腕を絡ませながらも両側から文句を言ってシンを責め立てた。
151名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:14:58 ID:DZM1Kpf9
「もう! シンのエッチ!」
「やかましい! あれは事故だ!」
「まだ楽しみたいのあったのに……ウォータースライダーとかさ……
まぁそんな所かな」
「それだけかよ! なら良いだろ!」
メイリンとルナマリアの愚痴を適当に受け流しながら
3人はホテルへとチェックインした。
用意してくれた部屋に入ったが、大きなベッドがある以外は特に目立った物は無く、
言葉に期待をしていたが大した物は無くシンは拍子抜けした。
「なぁルナ……用意って場所を変えただけか?」
「違うよ、お楽しみはここではなくて別な所にあるの」
「何だよそれ?」
「良いから、良いからメイリン来なさい」
ルナマリアはメイリンを手招きし、バッグを持って浴場へと入って行った。
シンも行こうとしたがルナマリアの『入ってくるな』と言うジェスチャーに制され1人、
その場で待たされた。5分ぐらいした時であった。
浴槽のドアが勢い良く開き現れたのは昼間と同じ水着に身を包んだルナマリアとメイリンであった。
「もう、一泳ぎしよう! シンも着替えて!」
「大丈夫なのかよ?」
「平気よ! 速く着替えて凄いんだから」
メイリンはルナマリアが用意してくれた物が気に入ったのか明らかに
テンションが上がった状態でシンを誘い、2人は再び浴槽へと消えて行った。
訳が分からないままシンはバッグから水着を取り出し着て浴槽へと入って行った。
ここで漸くシンはメイリンが舞い上がっていた理由が分かった。
「泡風呂か」
シンが見た光景は一流ホテルのジャグジーレベルである広く大きな浴槽一面に
泡が入った泡風呂であった。
女性ならば誰もが1度は憧れる状況にメイリンは舞い上がっていたと言う事が
理解出来た。
泳ぐとまでは行かないが広く大きな浴槽にシンもテンションが上がった状態となった。
「凄いな、これルナ!」
「でしょ。人間、偶には心の洗濯しないとダメになるからね」
「早く入ろうシン! お姉ちゃん!」
メイリンに促され、2人は浴槽へと身を投じた。
シンは多少、泡の感覚がこそばゆいとも感じたが、
初めての体験を悪くは感じなかった。
両脇に美女を2人はべらした状態でリラックスをして王族にでもなった様な
気分にシンは酔い痴れていた。
「シン! バン!」
その時であった右隣に居たメイリンがシンに対して両手を使って水を噴射し、
シンを攻撃した。完全に油断した状態なので、
まともに食らい面喰ったシンを見てメイリンは大笑いしていた。
メイリンの相手をしようとした時であった。下半身に違和感を感じ、
下を見ると先程まで自分が履いていたトランクスが無いのに気付いた。
すぐに左隣のルナマリアを見ると悪戯めいた笑みを浮かべて、
何時の間にか脱がしたシンのトランクスを持って、シンに見せ付けた。
152名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:16:50 ID:DZM1Kpf9
「お前な!」
「シン、ゆったりするのも良いけど、本来の目的、忘れないでよね」
「それって……」
シンが全てを言い終える前にメイリンは水着の上から胸を触らせ、
ルナマリアは恥部を触らせお湯とは違った感覚をシンに感じさせた。
「シンのせいでこんなになったのだからね」
「そうよ、男として責任を取りなさい」
女性が放つ2人分の色香にシンの男は見る見る内に素直な反応をして、
行為が出来る状態となった。即座に2人を自分の元に呼び寄せ、
2人同時にキスをすると行為を開始させた。
「まずはメイリンからだ、脱がすぞ」
メイリンは頬を赤らめながら首を縦に振った。
シンの手は胸を隠していた首と背中で止めていた紐を簡単に解いて、
あっという間にメイリンの胸からブラを取った。
「又、胸大きくなっていないか?」
現れた膨らみにシンは率直な感想を述べ、手で軽く重さを確認したり、
触り心地を確かめ楽しんでいた。
「ひぅ! だって……シンが何時も揉んだり舐めたりするからだもん……」
「それにしたってだな……」
「嫌! 胸だけではなくて下もして!」
話ながらもシンの手はメイリンを絶頂に導こうと巧みに胸を責め続けていた。
それによって我慢出来なくなったメイリンは股をムズムズさせながら
更なる行為をシンに求めた。
シンは『仕方が無いな』と言った表情を浮かべて胸を揉んでいた手を下へ移動させ、
脱がし始めた。
腰の両端で結び止めていた紐を簡単に解かれメイリンはシンの手で生まれたままの状態にされた。
髪の毛と同じピンクっぽい赤色の恥毛はメイリンの愛液で濡れておりシンを誘った。
メイリンはシンの手をそのまま自分の恥部へと持っていった。
シンは自分が何を求められているのかを即座に理解して指でメイリンの中を掻き回し始めた。
「ああぁぁ……良いよシン。もっと掻き回して……」
「シン……私の事、放ったらかしでは嫌だよ……」
ルナマリアがわざとらしく甘えた声を出してシンを挑発した。
シンはそれに応える様にルナマリアの方向に体を変えて、
ルナマリアの水着を脱がし始めた。
「首の後ろに紐あるから、それ取ったら一気に行けるから」
「分かったよ」
水着の脱がし方を説明してもらい、
シンは言われた通り紐を解いてそこからバナナの皮を剥く様に水着を脱がして行った。
あっという間にルナマリアは2人と同じ状態にされ満足した表情を浮かべて
シンの頭を抱き抱え自身の胸へと持って行った。
「吸って……お願い」
言われた通り、シンはルナマリアの乳頭を赤子の様に吸い、
ルナマリアに快楽を与えた。その間もメイリンを責め続け、
2人のボルテージは瞬く間に最高潮へと達した。
それと同時にシンも物が限界にまで膨れ上がり快楽を通り越し苦しみへと感じ、
2人に解放して貰う様に望んだ。
153名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:18:59 ID:DZM1Kpf9
「オイ、俺の方も……」
「じゃあ、一旦出て」
ルナマリアの言うがままにシンは一旦、浴槽から出た。
現れた物は限界寸前にまで膨れ上がっており、猛獣の牙を連想させた。
2人は物に激しい興奮を感じながらも、感情に流され無い様、冷静に行動を始めた。
ルナマリアも浴槽から出て傍に掛けてあった空気が入ったゴム製のマットを
タイルの床に敷きそこに寝そべる様、シンを誘導した。
シンは言われるがままに仰向けに寝て物が天を仰いだ状態で2人の行為を待った。
「オイ、早くしろよ」
「焦らないで。今から普段では出来ないプレイ始めるからね」
そう言いルナマリアは近くに置いてあった液体が入ったプラスチック容器を取り出し、
中身を出し始めた。
中身は透明でドロドロしたゲル状の液体でありルナマリアはそれを自分の体中に塗り手繰った。
シンもメイリンもルナマリアの行動に唖然としていたが、
ルナマリアはメイリンを手招きし同じ事をやる様、命じた。
「メイリンもしなさい、2人でシン苛め様」
「でも、どうしたら良いか……ん! お姉ちゃん!」
困惑するメイリンを無視してルナマリアはメイリンの体にも液体を掛け、
それを自分の手で体全体へと広めた。メイリンはルナマリアの手で胸を弄くられ、快楽に悶えた。
「お姉ちゃん……それ気持ち良い」
「そう? これはね『ローション』と言って夜の営み楽しむ為のアイテムなのよ」
「もうダメ! イカせて!」
乳頭や恥部にも満遍なくローションを塗り手繰られたメイリンは快楽に身を任せた。
「ダメ」
「え?」
「言ったでしょ、2人でシン苛めるって、私の真似すれば良いから始めるわよ」
「オイ! お前等……っく!」
シンが意見を言う前にルナマリアはシンの体に覆い被さり、
自分の豊満な胸をシンの胸板に押し付け、上で円を描く動きをし、
シンの反応を見た。
「ルナ……」
「シン、私のおっぱい気持ち良い?」
「ヌルヌルしていて気持ち良いよ……」
シンはルナマリアの体で快楽を感じて成すがままになっていた。
それを見ていたメイリンは普段、
自分が言い様にシンに弄ばれているのを復讐するチャンスだと思い行動を起こした。
上半身はルナマリアに奪われているので空いている下半身に体を持って行き、
右足を掴んで体全体を右足に擦り付けた。
「メイリン……」
「気持ち良いでしょ〜」
メイリンは悪戯めいた笑顔を見せて、
快楽で痙攣するシンの右足を心地良く感じ取った。
ルナマリアは臀部に感じる脈ずく物に気付き体を移動させ、物をじっと見た。
154名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:20:44 ID:DZM1Kpf9
「メイリンはシンにしてもらって」
そう言うとルナマリアは自分の胸でシンの怒張を包み込み、
そのままやんわりと動かして行った。
「あぐぅ! ルナ……そんなの……」
胸でされるのは初めてではないがローションの感覚によって
今までに無い快感を感じて、苦痛にも似た喘ぎ声をシンは発した。
その間、メイリンはシンの顔に自分の恥部を押し当て自分を絶頂に導く様シンに求めた。
「舐めて……シン……」
言われるがままシンはメイリンの恥部に舌を伸ばして縦横無尽に舌でメイリンの中を暴れ回った。
「んふぅ! あ! シン良いよ、もっとして……」
メイリンは快楽に悶えながら更なる快楽をシンに求めた。
シンは空いている手でメイリンの胸を揉み出し、快楽を与えて行った。
ローションでヌルヌルになっていた為、時折、滑ったが、
それが更なる快楽へと繋がった。
「シン……良いよそれ……もっと私のおっぱい苛めて!」
メイリンは快楽を感じているが、
自分は思う様に掴めないもどかしさに苦しんでおり、
物が爆発寸前なのも手伝ってシンの理性は爆発をした。
「もう我慢出来るか!」
「ちょ……シン?」
「嫌、らめ……シン!」
強引に体を起こし体制を変えるとシンはメイリンに覆い被さり、
怒張をメイリンの恥部へと押し当て、
乱暴に挿入し一気にメイリンの1番奥の部分へと突っ込んで行った。
「ひゃう! シン!」
「覚悟しろよ、俺の報復は怖いぞ」
一瞬、メイリンは背筋が凍り付くような悪寒を感じたが、
それはすぐに喜びへと変貌した。シンは繋がったまま立ち上がり、
メイリンをコアラの様に抱き抱え、腰を動かし貫いて行った。
シンも自分もローションでヌルヌルの為、
体を動かす度に今まで以上の快楽が全身を走り、メイリンは快楽に酔い痴れた。
「あはぁ……良いよシン……もっとお仕置きして……」
メイリンの言葉通り、シンの腰は激しく動き続けた。
貫いている間も胸を吸われたり、菊の花を指で弄繰り回されたりされた為、
メイリンは限界を迎え様としていた。
「もう……らめぇ……イカせて、シン……」
「俺も出すからな。ちゃんと受け止めろよ」
「うん。来て。頂戴。あああ!」
メイリンの叫びと共にシンはメイリンの中で爆発を起こした。
2人は少しの間、そのままの状態で荒い息遣いをしていたが、
シンがメイリンから物を引き抜きメイリンを下ろす事で
メイリンとの行為を終了させた。
1度、放出しているにも関わらずシンの物は硬度を保っており、
臀部を向け挑発しているルナマリアをそのまま貫いた。
「はぁあ……やっと来た……」
「お望み通りムチャクチャにしてやるよ」
言葉通り、シンは乱暴なまでにルナマリアを貫いた。
継続的に襲って来る快楽の波にルナマリアは悶える事しか出来ず、
先程まで責めていたとは思えない程、シンに対して従順であった。
「もっと……もっとして……」
「じゃあ、こういうのはどうだ?」
155名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:24:00 ID:DZM1Kpf9
そう言いシンは強引にルナマリアの体を持ち上げた。
ルナマリアは落ちない様にシンの首に両手を絡めて体を支えた。
だが、状態が完成して漸くルナマリアはシンの目的が分かった。
「メイリン……」
「お姉ちゃん……」
この状態だと自分が貫かれ快楽に悶える状態が妹に丸見えであると言う
事がなってから分かった。両手を首に持って行っている為、
体を隠す事も出来ずに羞恥に顔中を染め上げながらも
ルナマリアはシンが与えてくれる快楽に悶えた。
「あ、ああ、あああ……もう何だって良いよ」
メイリンは2人が繋がっているのを呆けながら見ていたが、
大きく上下する豊満な胸を見てメイリンも行動を起こした。
「お姉ちゃん、頂戴……」
虚ろな目付きのままメイリンはルナマリアの胸に吸い付き、
乳頭に舌を絡ませて行った。
「だから私からはミルク出ないって……」
「ミルクは無理だけど、変わりの白い奴、注ぎ込んでやるよ」
姉妹が行うレズ行為に興奮をしたシンは一気に腰を動かす速度を上げて、
終わりを迎え様としていた。ルナマリアも限界が近付いて来た。
「出すぞ! ルナ!」
「良いよ、もう……私、ああああ!」
恋人の怒張と妹の舌でルナマリアは絶頂に達した。
シンが下ろして、物を引き抜くと中から精液が溢れ出た。
行為がどれだけ凄まじかったのかが分かる物であった。
その後、3人は全裸のまま泡風呂へ入り直し、穏やかな時間を過ごしていた。
始めはローションを落とす事に専念していたが、
時間が経つに連れて行為を思い出し、2人は快楽と羞恥に頬を染めた。
「良かったよシン……私、美味しかった?」
「ああ、美味かったぜ、メイリン」
「じゃあ私はおっぱい良かった?」
「ああ、ルナの胸、最高だよ」
「そう? だったら……」
2人はほぼ同時にニヤけた笑みを浮かべ、
シンの物をやんわりと手で包んだ。
2人の手の中にある物は既に回復をしており行為が出来る状態であった。
「もう1回ね」
「ああ覚悟しとけよ」
3人は2回戦をあっさりと了承して、そのままローションプレイへと移行した。
こうしてホーク姉妹の手によってシンは又、1歩前進したのである。

以上です。私としては過去217氏が書いた傑作『キラ・ヤマトの女難』の様な感じで
このシリーズを行きたいと思っています。では又、思い付き次第、投下します。
156名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:40:14 ID:Enal38f1
>>146-155
GJ!雑談で伸びたかと思ったら姉妹丼ktkr
夢中になって読ませてもらいました
次も期待してます
157名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 19:57:36 ID:iOPBKDmB
>>155
内容はいいと思いますが
269氏に少々失礼な投下の仕方かと
158名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:15:46 ID:0NMzNQRF
>>157
何時間も開いてるから別に問題ないと思うが。投下するには前SSにいちいち感想つけないといけないのか?
159名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:27:49 ID:u0fHjql+
>>157
どして?
160名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:30:10 ID:T5JlKA5Z
>>158
前回の投下も失礼な形だっただろ
今回もかよ!
だいたい挿入から2,3行でエロ終わりていくらなんでも
161名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:34:19 ID:0NMzNQRF
>>160
投下の方法についての話だろう、それを内容批判に摩り替えるな。
162名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:36:24 ID:T5JlKA5Z
1.投下の仕方がDQN
2.内容がDQN、会話重視ならそれなりの板へ逝け
3.エロが足りない
163名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:37:19 ID:T5JlKA5Z
4.神217氏には遠くおよばない
164名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:12:38 ID:udPCzjCb
シンの性格と口調がなあ…女キャラに言わなそうなセリフの方が多い。
「捉え方は人それぞれ」レベルを超えて原作と違わないか?
165名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:26:18 ID:Enal38f1
荒らしだったら彗星板だけにしてくれ
166名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:31:30 ID:AvO7GnBz
>>165
あらしと感想は全く違う。DQN板住人ぽいレスだな
これでも抑えている
167名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:54:07 ID:JjpvoZI1
こいつらが何を言いたいのかわからんけど、
俺はすごくGJ!!だった。
気にせずにがんばって欲しい。

>>166
とりあえず、職人様に意見するなら敬語使うべきだろう。
エロが足りない→もう少しエロシーンを多くしたほうがいいと思います。
お前は何様だ、って感じにならないか?
もう少し大人のマナーというものを学ぶべきだと思う。
168名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:59:38 ID:U5hPeXCh
俺は単純に複数が苦手だったり
なんか感情移入できないと言うか…
169名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:00:15 ID:AvO7GnBz
ですからGJいただけませんが、正直職人です
マイナスの感想も勉強になります
170名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:56:04 ID:bjaNdHap
>>166
DQN板は知らんけどさ、手放しに書き手マンセーする気はないけど
おまいさんの人を見下したような態度はどうかと思うよ
普通に批判したいにしてももう少し言い方があるだろ
171名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 01:59:19 ID:v6Y+L5JR
ID:T5JlKA5Z
ID:AvO7GnBz

二度と来なくていいよ
つーか失礼もDQNも自分でしょ
172名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 04:13:28 ID:MBWlZDAo
なんでこんな論争起きてんだ…発端がさっぱりなんだけど
>>155は何も悪いことやってないのに、こんな空気になる所が2chっぽ

>>269>>155
高いクオリティ作品GJ!そして乙
また暇を見つけて投下してくれると嬉しいっす。
173名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 04:18:29 ID:QsAAi/bn
やめてよね、ネットで喧嘩したら常人がDQNに勝てるわけないんだから。
174名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 04:20:32 ID:QsAAi/bn
語尾間違えたorz
175名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 10:30:21 ID:cNsM4vi4
>>167「職人様」ってなんじゃ。読み専の人か?職人が書いていたらそれこそオイオイだもんな。
マンセーでない感想や批判(常識の範囲内)書くのは、まずどこかしらの職人が多いよ。
このスレの場合は彗星メインや他スレ職人も多いと思うが。

気になったところを全無視するより、感想付けてお互いいいもの書いていけるようになるなら、
それでいいじゃんか。批判見たくない人はスルーすればいいんだし。
読み専の人だって誉め以外の感想を書いて問題ない、というか普通の行為。
ただの叩きだったら、読み専だろうが読み書き両方する人だろうが論外だが。

要するに>>160>>163-164や自称職人>>166>>169は論外なわけだが、他の人は普通の感想。
176名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 11:25:55 ID:UmSSiKiq
>155氏GJ

空気悪くしたり、書き手叩きすると結局困るのは読み手だってのをいつになったら学習してくれるんだろーね

>157
二日経ってるのに投下の仕方が失礼?
それを言うなら>269氏も>124の一日後に投下してる訳だが?

気に入らないから難癖つけてるでok?




177名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 14:55:56 ID:2aPOvNGb
とりあえず、もうこの話題やめない。
これ、以上やったって不毛な争いにしかならない。
178名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 15:24:54 ID:dNHWP01H
179名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 15:39:25 ID:Y/DlTK5n
職人さんアンタは男だ!
180名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 22:59:25 ID:679WacL5
シンルナメイってだけで最高っすw
181名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 12:45:40 ID:Al5kHjlT
182名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 12:31:00 ID:HQceRZdi
>空気悪くしたり、書き手叩きすると結局困るのは読み手だってのをいつになったら学習してくれるんだろーね

荒らしはSSなんてどうでもいいんだから、そんな正論で説教しても喜ばせるだけ
無視するしかないっていつになったら(ry
183名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 14:11:07 ID:nOKd5xp2
>>182
今更蒸し返すお前も同類
184名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 14:18:13 ID:6itigSrS
185名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 15:16:13 ID:YpyBHNRD
ラクスじゃん
186名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:17:18 ID:PL7C7OS5
ラクス以外の何者でもない
187名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 19:13:23 ID:NMAbz2GZ
胸あるからミーアじゃね?
188名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 19:42:50 ID:8fhxtR5Y
エロゲのキャラだろ
189名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 23:41:56 ID:hdVt/NLB
>>184
それなんてエロゲ?
っていいたくなった。
190名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:08:00 ID:Oz68y4rG
ミーアってラクスより胸大きいの?
191名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:20:39 ID:i635jIt3
>>190
かなり違う。例えるなら、メロンとウメボシ
192名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:24:55 ID:Oz68y4rG
>>191
おおサンクス
違うのか・・・
193名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:12:34 ID:PaCACbnU
>>192
こいつはいったい何なんだ・・・
本編見てねえでここだけ見てるDQNか?
194名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 10:07:51 ID:pNvWmgcZ
エロ板だし別に良いんじゃね
195名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 11:42:53 ID:FJxPd0YU
本編見てないならもっと他にエロを楽しめる場はいくらでもあるだろ。姿もろくに分からんキャラでどうこうする神経が理解不能。
196名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 12:49:25 ID:pNvWmgcZ
まあ落ち着け
無印見ていても死種見ていない人は居ると思うよ
連ザでガンダムや種に興味持った人なら特にね
197名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 14:39:18 ID:4KyBG3om
誰が何にどんな手段で興味を持とうが自由だし誰にも咎める権利はない。
アニメは見てないけど見た目が萌えたってやつもいるだろうし。
198名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 14:50:08 ID:GCWz6sV3
種死はアニメに見る価値があるかどうかも疑わしい。
199名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 15:00:39 ID:FJxPd0YU
>>197
それならイラストサイトに行くべき。話の内容が分からんのに二次文章じゃ意味ないだろう。
200名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 16:07:45 ID:4KyBG3om
まぁ確かに字よりかはイラストや同人誌のが萌えるかもしれんな

でもいいんじゃね?萌え方も人それぞれじゃん
絵でじっさいにみるより字で頭の中に想定しながら考えた方が萌えるかもしれんし


そもそも「見てないから来るな」とか言ってスレの空気を悪くする方もどうかと思う
見てない奴禁止なんてルールはどこにもないし
201名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 16:23:38 ID:3KJ/eCt8
胸の大きさだけが本編の全てかw
202名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 16:32:20 ID:FJxPd0YU
見てない奴が威張るという、この不思議な現象。
203名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 16:38:28 ID:3KJ/eCt8
見てないと勝手に決めつける、この頭おかしい人
204名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:08:30 ID:Nnof+gxx
荒れそうなのでこの話しはこれ以降禁止!!
205名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:34:23 ID:p4u2MvEy
乳こそが本編の全てという人もいるんだな
206名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:35:24 ID:o5WmsLTJ
話もグダグダだったし、乳揺れしか見るものもないアニメというのも悲しい話だよな
あ、揺れる乳も揺れない乳も大好きだよw
207名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:47:32 ID:9l+VupXj
ようするに乳なのかw
208名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 02:04:53 ID:hQuEYeUq
負債のせいで俺らよりずっと頭いいはずのコーディネーターが馬鹿に見えてしまって失笑ものだったな。
サイドストーリーは話は負債ほどグダグダじゃないけどとんでもメカだらけだし、SEEDシリーズが21世紀ガンダムの
スタンダードだとするとあと百年は耐えねばならんのか。
パワーゲイザー?はプラモはいいできだが本編は見ないかも。
209ディアミリ1/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:32:44 ID:Gqi+ZITc
久しぶりに投下します。ディアミリ後日談、例によってエロは後編のみです。内容は甘々。
…ああ、なんか緊張するなぁ。


【Spiral lover 前編】

 薄暗い部屋で、3人の男女が小さなテーブルを囲んでいる。
 明かりの乏しいその場所で、飲み物さえ置かれていないテーブルの上に唯一ある旧式の
レコーダーが、雑音混じりの音声を奏でていた。
 ザフトの軍法会議と思われるやりとりを記録したその音声が、正規のものとは思われない。
間違いなく盗聴されたもの――。
 裁かれているのはイザーク・ジュール。先の大戦での過ちを許され、功績を認められて
出世街道を驀進していた筈の白服が、祖国を裏切ったのではないかという罪を問われて
立たされた場所だった。
 検事役の軍人が淀みなく述べる罪状について、イザークは言葉少なに肯定の言葉を発する
のみだった。レクイエムの第一中継ポイントを破壊し、エターナルの先導役を務めたことを認め、
全ては隊長である自分が命じたこと、部下に咎めは要らないことを最小限の言葉ですらすらと
説明する。その声音は落ち着き払っていて、立派とすら言えた。――だが、しかし。
 これでは追求されている罪を認めて刑に服することになる。法廷としては実にスムーズで、
判決はすぐに出るのではと思われた、その時。
「あー、裁判官さん、ちょっといいですか?」
 法廷にはそぐわない、妙に明るい声が割り込んでくる。
 女は微かに眉を顰めた。
 レコーダーは微かな動作音とともに、法廷でのやりとりを流し続ける。
 先の発言がその場の空気を一変させたことは、音声だけでも明白だった。
210ディアミリ2/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:34:40 ID:Gqi+ZITc
 「証人は何か発言があるのですか?」
 裁判官の生真面目な声の後、椅子から立ち上がる衣擦れの音がした。
「えーとですね、自分は証人という立場には不適だと思うんですよ」
「確かにこんな奴の発言に信憑性を求めるなど、無駄なことだな!」
 冷静だったイザークの声色までが、本来の彼の激しい性格を窺わせるものに変わっている。
 どこか聞き慣れた声と会話の内容に、男の一人は噴き出しそうになったが、どうにか笑いを
堪えることに成功したようだった。
 レコーダーからはまた、裁判官の声が流れた。
「被告人は黙りなさい。証人、それはどういう意味ですか?」
「自分はジュール隊の副長なもんで……えーと、本来副長とは、隊長の判断が誤っているとか
行き過ぎだと思われた場合は意見を述べることが許されている者です。今回、ジュール隊長の
行動を自分は副長として制止せず、寧ろ隊長がその決断を速やかに下すよう促す発言さえして
いました。自分はジュール隊長のこの度の命令は決して隊長の独断ではなく、副長の自分の
同意を得て正式に隊の決定として下されたものだと認識しております」
「おい! ディアッカ!」
「被告人は黙りなさい! ああっと、君、証人、今の発言は……」
「どうして貴様はこんなときだけ淀みなくすらすらと弁舌を振るうんだ!」
「被告人! 法廷侮辱罪で退廷させられたいのか!」
「ああ、すいませんね。こいつ、ホント血の気が多くって……」
「貴様ァ! 誰のせいだと思ってるんだ、ああ?!」
「静粛に! 証人に尋ねますが、今の発言は公式記録に残してよろしいか? 君自身、別の法廷で
ジュール隊長と同じ罪に問われることになるが」
「冗談じゃない! 記録からは削除を求める!」
「そういう発言は弁護人を通じてするように。どうですか、証人の意見は?」
「もちろんそれで構いませんよ。きちんと軍の公式記録に残してください。『ジュール隊長の
独断ではなく、隊として正式に下された命令』ってとこは、赤字で」
 パカン! という間抜けな音の後、誰かが椅子ごとひっくり返るけたたましい音がし、身を
乗り出して成り行きにじっと耳を傾けていた3人は同時に仰け反った。
「いってぇ! 何するんだよ、イザーク!」
「貴様を黙らせるのに言葉は不要だと今さら気づいたんでな!」
「せ・い・しゅ・く・に!! 一旦、閉廷します。審議再開は30分後、以上! 全員退廷!!」
 レコーダーの音声はそこで、プツリと途切れた。
 男の1人がレコーダーのスイッチを切り、もう1人の男の顔を窺った。意見を求められていると
悟った男は、苦笑しながら言った。
「相変わらずのようだな、あいつらは。で……どうする?」
 3人の中で一番年長らしいその男の左目には、大きな傷痕が縦に走っていた。厳粛な法廷の
雰囲気を件の明るい声がぶち壊した辺りから笑い出したくてたまらなかったのだが、自分より
年若い女の方はそうも言っていられない心境であろうと察して我慢していたのが、少々こぼれ
出してしまっていた。
「軍法会議の場であんな発言してちゃ、処分は免れないですからね。悪ければ……銃殺?」
 もう1人の赤毛の男が怖々と言った途端、女は勢い良く立ち上がった。
「そんなことは、させないわ……!」
 強く言い切るその姿に、男2人が頼もしく視線を向けたのも束の間。
「あいつの頭に、銃弾をブチこむのはあたしよ!!」
 勇ましさを通り越して物騒なくらいの決意を女は叫び、男達はやれやれと溜息をついた。
211ディアミリ3/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:36:18 ID:Gqi+ZITc
 「まったく、貴様のような阿呆は今まで見たことがない!」
「おまえには叶わないけどなぁ」
「ふざけるな貴様ァ!! この裏切り者がッ!」
 前を歩いていたイザークが振り向き様に咬みついてくる。ディアッカはさすがに閉口した顔に
なったが、やれやれと肩を竦めて宥めるように言った。
「裏切り者って、俺は何も約束してないぜぇ?」
「副長副長と連呼するくらいなら、隊長である俺の真意くらい計れんのか!」
 また怒鳴られて、ディアッカは軍靴の踵の形に赤く腫れ上がっている己の額をさすった。
 イザークが投げつけた彼のブーツが額のど真ん中に命中し、星を瞬かせたその名残だ。
ディアッカは法廷の中央で無様にひっくりかえった自分の姿を想像し、全くこいつの副長をやって
いるといろいろと割に合わないことばかりだ、と内心呟いた。
「わかってるよ、おまえの考えてることは。……だから、ああしたんだろ」
「余計な世話だ、この大馬鹿者がぁああ!!」
 一際大きな声でディアッカを怒鳴りつけたあと、イザークの怒りの矛先は案内していた見張りの
兵士に向いた。
「さっさと独房に案内しろ! いつまでこの馬鹿と一緒に居させるつもりだ!」
「早くしないと、誘爆しちまうぜ、おまえらも」
「俺の頭は爆発などせんわ!」
 イザークに一喝されて怯んだ兵士を慰めるディアッカの言葉も、最早イザークの導火線を縮める
役にしか立たない。
「おまえは本当にわかってやってるのかっ」
 若干怒りを押し止めながら、イザークはディアッカを詰問した。
「何をだよ?」
「俺達を庇うような酔狂な奴は、もうザフト――いや、プラントにはいないんだぞ」
 振り向かずに言われて、さすがのディアッカも少し真面目な顔になった。
 ギルバート・デュランダル議長がレクイエムと共に命を落としたことは、既にザフトには
知れ渡っていた。議長が脱出しようとせず要塞と運命を共にした理由も、彼が死ななければ
ならなかった理由も公にされてはいなかったが……。
 かつて立たされた法廷で自分を弁護し、ザフトに残れるよう計らってくれた政治家の姿を
思い浮かべると、やはり胸が傷む。
 後悔はしていないが、結局はまた、同じ事をしてしまった――進歩がない。
 人は間違いを繰り返し、自分は裏切りを繰り返す。コーディネイターとナチュラルが戦い
続ける限り、こんな中途半端な生き方をいつまでもやめられないのか。
 間違う前に正すほどには賢くもなれず、世界を変えるだけの強さも力も持たない。
「いったい、何のために俺達はザフトに残ったんだ……!」
 廊下を進みながら、イザークはイライラと壁を拳で殴りつけた。逃亡の意志はないとして
手錠はかけられていない。護衛の兵士が一瞬銃を構え直したが、銃口はすぐ下げられた。
 ザフトの中にもまだ、自分たちに同情する向きもあるらしいな、と頭の隅で考えながら、
ディアッカは憤然としているイザークに神妙な声で言った。
「――最後の引き金を引かせないため、じゃねぇの?」
 イザークはちらりと振り返ったが、何も言わなかった。
 それは成功しただろ? と言いたげなディアッカの笑みを、親友は見たくなかったのかも
しれない。
 この身を犠牲にしてもできることは、そんなちっぽけなことでしかなかったのだ。
212ディアミリ4/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:37:47 ID:Gqi+ZITc
 独房でディアッカは、かつて身を寄せた戦艦の姿を思い浮かべていた。
 懐かしいアーク・エンジェル。
 あそこに、まだあの少女は居るのだろうか。
 いや、居る筈がない。居ない方がいい。居ないでくれ。
 あいつは民間人だ。フォト・ジャーナリストになると言っていた。軍には、入らないと。
 何より、全く成長していない自分のしたことを、あんな間近で見て欲しくはなかった。

 ジャーナリスト、という言葉からふと思いついて、ディアッカは部屋に備え付けのモニターの
スイッチをつけた。
 独房と言ってもディアッカが監禁されているのは、ザフトの通常の懲罰房ではなかった。
政治犯や亡命者など扱いの難しい人間が一時的に入れられる部屋で、場所も地下ではなく、
ザフト本部の外れにある建物の20階にある。もちろんドアは施錠されて見張りも立てられて
いるし、窓には鉄格子がはまっていたが、外の景色は独房にしては破格の見晴らしだ。テレビや
ユニットバスも備え付けられ、小さなテーブルの上には水差しとプラスチックのコップが置いて
ある。ベッドのスプリングも、場末の安ホテルよりは充分柔らかい程だった。
 この特別扱いはどういうことなのだろうと、ディアッカは遅蒔きながら考えた。ザフトでの
地位を慮ってのことか。名家の出身であるからか。結果的には停戦に手を貸したのは間違いでは
なかったからか。――それにしても初めての裏切りではない自分に対しての処置にしては、
些かザフト上層部も甘いと思わざるを得なかった。
 おそらくイザークも同じような部屋に閉じ込められているだろう。いくら何でも隣室という
ことはないだろうが。
 画面には既に何度も見た映像が映し出されていた。破壊されるレクイエムの中継ポイント。
月に墜ちるメサイアと共にデュランダル議長が死亡したニュースが読み上げられ、暫定評議会が
地球軍との停戦協定の話し合いを始めたことを伝える。その後はお決まりの、各地の民間人の
様子だ。レクイエムの第一次攻撃で破壊されたヤヌアリウスの映像と、徹底抗戦を訴える遺族や
強硬派の面々。怪我人で溢れ返った病院の様子、地球でのレジスタンス鎮圧の模様。画面が
地球各国の首脳のコメントに替わった辺りで、ディアッカはモニターのスイッチを切ってまた、
ベッドに横になった。
 前大戦のときと変わらない。ほんの2年前のことなのに、同じ愚行を繰り返したのだと
思い知らされるだけだ。
(ま、俺も他人をどうこう言えないけどな。まったく何度同じ事をやりゃあ気が済むんだか……)
 目を閉じて自虐的な思考の堂々巡りを飽きもせず続けていたディアッカは、やにわに跳ね起きて
ベッドを降り、窓の側の壁に背をつけて外に向かって言った。
「誰だ?」
 驚き戸惑った気配が、窓ガラスを通して伝わってきた。
213ディアミリ5/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:39:16 ID:Gqi+ZITc
 「誰だって聞いてんだろ?――何の用だよ、俺に」
 重ねて誰何しても相手は答えない。やがて小さな溜息が聞こえ、漸く、声がした。
「窓から離れて」
 聞き覚えのある声にディアッカは、思わず息を呑んだ。
「おまえっ……?!」
「さっさと離れて。今、爆薬を仕掛けたところなんだから」
「ばっ、爆薬ぅ?!」
「大声出さないでよ。鉄格子、外すだけよ」
 言いたいことは山ほどあったが、とりあえずディアッカは窓から離れた。これ以上ぐだぐだ
言っても、相手は構わずやりたいことをやるだろうと察せられたからだ。
 案の定ディアッカが窓から離れた途端、大きめの紙風船を潰すようなくぐもった音がして
鉄格子の三方が外れ、ドアのように外側に開いた。
 ディアッカは肩を竦め、もう一度窓に近づいて鍵を開けた。窓を大きく上にスライドして
開け放ってやると、外にいた人物が器用に足から、部屋の中に滑り込んできた。
 間髪入れずに侵入者に詰め寄りたい気持ちを抑え、ディアッカは開けた窓から身を乗り出した。
上半身を無理矢理捻って見上げると、建物の外壁によく似た色のワイヤーが素早く巻き上げられて
いくところだった。24階建てのビルの屋上にちらりと見えた人影は、仕事を終えるとすぐに
見えなくなった。建物の下にも人影はない。――警備兵の巡回時間にぶつけてしまうほど迂闊でも
ないのだろうが。
 安直なやり方ではあったが、侵入者のスキルを考えれば方法としてはこんなものかと、
ディアッカは妙に納得した。室内に体を引っ込め、一辺だけを壁に張りつかせてぶらぶら揺れて
いる鉄格子を引き寄せて窓を閉めると、一見しただけではわからないくらいに元どおりになった。
 安全は確保されていると判断してディアッカは少しだけ安心した。しかし部屋の中に別の人物が
いるというだけで、状況はすっかり変わってしまっている。
 ザフト特殊部隊用の黒いスーツに身を包んだ細い体を、ディアッカは剣呑な顔で睨んだ。
「何やってるんだよ、ミリアリア」
214ディアミリ6/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:42:31 ID:Gqi+ZITc
 入ってきた人物――ミリアリアは顔につけていた大きな暗視スコープを外すと、悪びれもせず
ディアッカの姿を頭の天辺から爪先まで眺め回した。身構えていたディアッカにはそれ以上目も
くれず、腕時計を見たかと思うと背負っていた小さなリュックを降ろし、中から取り出したものを
乱暴にディアッカに投げつける。
「それ、つけて」
「はぁ?――何だこりゃ……ガスマスク?」
「早くしてよ。あと10秒しかない」
 言いながらもう1つ同じものをリュックから取り出したミリアリアは、テキパキとガスマスクを
被っている。ディアッカはまだ文句を言いたそうに口をぱくぱくさせていたが、部屋の換気扇から
薄いピンクのガスが噴き出して来たのを見て、慌てて言われたとおりにした。
 そのガスの色と空気への沈み込み具合は、見覚えのあるものだった。
(ザフト御用達の催眠ガスじゃねぇかよ……無味無臭が特徴で、確か即効性も持続性もあったよな。
30秒で手足の自由を奪って1分でオネンネ、そのまま8時間は目覚めない……型番は、何だっけ)
 アカデミーで教わったことを思い出しながら、ディアッカは傍らに立っているミリアリアの方を
ちらりと横目で窺った。
 ミリアリアは至って冷静に、腕時計とにらめっこしている。
 耳を澄ますと、部屋の外では慌ただしい物音がしていた。恐らくガスの噴出に気づいて警備兵が
騒ぎだしているのだろう。「警報を鳴らせ」という声がガタガタとした騒音にかき消され、格闘
しているらしい気配が感じられたが、それもすぐに聞こえなくなった。
 あっと言う間に辺りは気味が悪いほどの静寂に包まれた。ミリアリアとその一味は、目標を
制圧することに成功したらしい。
 8時間――ということは、明日の朝、6時がタイムリミットか。
 その間に何をするつもりなのだろう。
215ディアミリ7/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:44:13 ID:Gqi+ZITc
 催眠ガスはたっぷり3分間換気扇から噴出し続け、その後10分かけて外へと吸い出された。
 ピピッという電子音に気づいてディアッカがミリアリアの方に顔を向けると、彼女が胸ポケット
から小型の通信機らしきものを取り出したところだった。相手からの連絡に頷いていたミリアリアは
短く「了解」とだけ応答して通信を切り、ガスマスクを勢い良く脱いで深呼吸をした。
 それを見てディアッカもガスマスクを外し、今度は彼の方が彼女をジロジロと検分する。
「この建物のザフト兵は全員眠らせたって。これで朝まで、邪魔は入らないわ……何、睨んでるのよ」
「睨みたくもなるだろ」
 ディアッカはそう言って、ガスマスクを乱暴にミリアリアに投げ返した。
 ミリアリアが身につけている装束と使われたガスの種類からして、彼女の背後に誰がいるのかは
容易に想像がついた。この『特別室』に自分が入れられたのも、忍び込みやすいから、という
理由だろう。見晴らしの良い窓は近くに建物がないことを意味する。ザフト基地内の他の建物に
背を向けているから、見咎められる危険は少ない。お誂え向きに今日は月も出ていない――畜生め!
「これはいったい何の真似だよ」
 不機嫌さを隠そうともしないディアッカに、ミリアリアも同じくらいムッとして答えた。
「何の真似って、見ればわかるでしょ。この建物をちょっとの間、自由にさせてもらいたいだけよ」
 荷物を床に降ろしながら、禄に顔を見もしないで説明するミリアリアをディアッカはしつこく
追求した。
「何のためにだよ? おまえ、いったい何に首突っ込んでんの?」
「何にって――」
「危ないことはしないって、おまえ、俺と約束しなかったっけ? いったい今度はどこの軍に
入ったんだよ!」
 急に大声を出されて、ミリアリアはびくっと身を竦めた。忽ちその表情に怒りと悲しみが同時に
押し寄せてくる。
 ディアッカはそれ以上は言い募れず、ミリアリアに背を向けて首の後ろをがりがりと掻いた。
 その顔をされると、何も言えなくなる。
 だが折角の再会がこんな形になるとは予想してもいなかったし、望んでもいなかった。
(せめてもう少し、まともにできなかったのかよ……)
 内心で愚痴っていても始まらない。結局はまともになるかならないかは、ディアッカと
ミリアリア次第なのだ。
 思い直して、ディアッカはもう一度ミリアリアの方を向いた。
「おまえ、何しに来たの?」
 気まずさを振り払おうと、わざと飄々と気安い口調で言ってみる。
「まさか俺のことが心配で、脱走でもさせようと思ってこんなとこまで来たわけ?」
「そんなんじゃないわ」
 ミリアリアはあいかわらず仏頂面で答えた。
「何であたしがあんたを助けに来なきゃならないのよ」
「ああ、はいはい、そうだよな。だったら、何で?」
「あたしは」
 言うなりミリアリアは腰に差していた銃を抜き、銃口をディアッカに真っ直ぐ向けた。
「あんたの命をもらいに来たのよ」
216ディアミリ8/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:46:03 ID:Gqi+ZITc
 「はぁっ?! な……っ、お、おまえ、ちょっと待てよ!」
 さすがのディアッカも面食らった。みっともなく声が裏返っても、そんなことには構って
いられない。
 こんなことは、前にもあった。――前にも、彼女に殺されかけたことが。
 あの時とはミリアリアの表情は違っている。あの時のように、血走った目に涙を浮かべて
叫んだりはしていない。普段と変わらぬ冷静な顔が、かえって恐ろしかった。
「何よ。もうすぐ銃殺になるかもしれないんでしょ? 今さら何を怖がるの?」
 声すらも落ち着いていて、心のどこかで悪い冗談だと思おうとしているディアッカの耳を
冷たく刺した。
「だっ、だからって何でおまえがっ……」
「あんたのことは一度殺し損ねてるし、他人の手にかけるくらいなら、あたしが……それが
ハウメアの慈悲ってものかと思ったのよ。あんただって、どうせ殺されるならあたしに殺された
方が本望じゃない?」
「んな勝手な……慈悲とか、本望とか――俺にだってなぁ、都合ってもんが」
 ミリアリアに引き金を引かせまいと喋り続けていたディアッカは、ミリアリアが眉一つ
動かさず撃鉄を上げたのでびくりと肩を震わせた。
 ミリアリアはそのまま銃口を少し脇にずらし、ディアッカの傍らにあるテーブルの上に置いて
あったコップを、躊躇いもせず撃った。

 まずは銃声。それに続く鋭い音と共に破片が飛び散る。ディアッカは思わず目を閉じた。
 恐る恐る目を開けると、コップはど真ん中を撃ち抜かれて粉々になっていた。
「基地に忍び込むなら最低限、自分の身を守れるくらいの腕前になれって言われて、特訓した
のよ。短期間だったから距離が遠いとまだ無理だけど……このくらい近ければ外すことはないわ」
 淡々と説明しながらミリアリアが、素早くまた銃口を向けてくる。
 思わずディアッカは両手を顔の脇に上げた。
 銃声がしても、誰も来ない。建物全体を制圧したのはどうやら嘘ではないようだと、頭の隅で
どうでもいいことを考えてしまう己の性格が恨めしい。かと言ってこの場を逃れる方法が
思い浮かぶわけもない。
「ジャ、ジャスト・ア・モーメント・プリーズ! ホールド・アップ! フリーズ!」
 ディアッカの無茶苦茶な命請いに、ミリアリアはさすがに呆れたようだった。
「……後の2つはあたしの台詞じゃないの?」
「あ、あぁっと……ヘルプ・ミー!」
「OK、正解。でも――聞けないわ、ディアッカ」
「お、おい……本気じゃないよな、ミリアリア……?」
「祈りなさい!」
 ミリアリアが再度、撃鉄を上げ――ディアッカもまた、目を閉じた。
217ディアミリ9/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:47:35 ID:Gqi+ZITc
 いつまで経っても銃声がしない。目を閉じたまま硬直していたディアッカは、冷や汗を
びっしょりかきながら片目を開けた。
 ミリアリアが、銃を腰のホルスターにしまっているのが見える。
 ディアッカが安堵し、へなへなとベッドに座り込むのを見て、ミリアリアはさらに呆れて
溜息混じりに言った。
「本気で撃つわけないでしょ。腰が抜けたの? だらしないわね」
「――おまえが俺をからかうためだけに、こんな大がかりなバカを企てたってことはよぉっく
わかった……」
「そんなわけないじゃない。あたしは、あんたに大事な伝言があって」
「ああ、そうですか。だったらそれを早く言えば?」
 ディアッカはミリアリアの方を見ようともせずに、投げ遣りに言った。
 ミリアリアの答えは返ってこない。
 ふとディアッカが顔を上げてミリアリアの方を見ると、彼女は困ったような拗ねたような
複雑な顔をしていた。
 伝えるべきことを伝えてしまえば、もうここにいる理由はない。ミリアリアが2人だけの
時間を惜しんでいるのだとわかって、ディアッカは鼓動が少し速くなるのを感じた。
 意地を張り合っていてもその時間を無駄にするだけだ――ディアッカは立ち上がり、
ミリアリアに歩み寄った。
 大事な伝言とは何だと、問いつめられるのを嫌がるかのように顰めっ面で自分を見上げる
ミリアリアの顔を間近に見据えながら――
 ディアッカは素早くミリアリアの細い腰に手を回し、強引に引き寄せて口づけた。

 「――――っ!!」
 ミリアリアの手が胸を押し返す前に、もう一方の手を肩に回してさらにがっちりと拘束し、
深く唇を合わせる。
 きつく抱き締められて2人の間に腕を入れることはできない。ミリアリアはディアッカの
背中に両手を回し、軍服の後ろ身頃を掴んで引き離そうとしたが、ディアッカの体はぴくりとも
動かない。力ずくで押さえつけられたまま、唇を割られ、舌の侵入を許してしまう。
「ん……ん! んぅ……! ぁふっ!」
 顔を左右に振ってどうにかディアッカから逃れたミリアリアは、嘘のように緩められた腕の
中から抜け出すと、ディアッカをキッと睨み据えた。
 そのまま右手を振り上げる。拡げた掌は、真っ直ぐにディアッカの顔面に振り下ろされた。
218ディアミリ10/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:49:02 ID:Gqi+ZITc
 バシィン!
 上がった音の大きさに、ミリアリアの方が驚いた。
 あまりにも綺麗にディアッカの頬を打った自分の手を、信じられないモノを見る目で見――
続けてディアッカの顔を見る。
 衝撃で横に背けられた彼の顔は、すぐに彼女の方に向けられ、不思議なほど表情がなかった。
「な……んで……?」
 加害者であるミリアリアの方が泣きそうな顔で尋ね、被害者のディアッカは妙に申し訳
なさそうに、沈黙を持って彼女に答えた。
 動態視力と反射神経に優れているコーディネイターのディアッカが相手だからこそ、殴ろうと
しても必ずかわされるという『自信』があった。今までも何度か平手打ちを喰らわそうと試みた
ことはあったが、一度も成功したことはない。避けられるに決まっているからこそ思いきり、
利き腕を振り下ろしたのに。
 劇的なほど見事に、それはディアッカの頬にヒットした。
「バ、バカ、何でわざと殴られたりするのよっ!」
 どうにか恐慌から立ち直って、ミリアリアは以前のようにディアッカに食ってかかった。
 そしてディアッカの方も、以前のようにマイペースに、ミリアリアが呆気にとられるような
理屈を述べる。
「あ〜、ちょっとむしゃくしゃしてたから……おまえに殴られれば少しはスッキリするかと思って」
「そんなことに人を使わないでよ」
 言いながら、ミリアリアはディアッカに近づいて殴った場所をよく観察した。うっすらと
ミリアリアの指の形がわかるくらいに赤くなったそこに、僅かではあるが血が滲んでいた。
「ちょっと、血が……」
「あ?」
 ディアッカは無造作に手の甲でぶたれた辺りを拭ったが、大した傷ではないと判断したのか
特に何も言わなかった。
「ねぇ、冷やした方がいいんじゃないの? 腫れるかも」
「どうってことねぇよ、これくらい」
 確かに血が出たと言っても長さ1cmくらいの浅い爪痕でしかなく、力一杯叩いたと言っても
ナチュラルの女の腕力だ。ディアッカにとっては大したダメージではないのかもしれない……が。
 わざわざ「殴られてやった」彼の気持ちの方が思いやられて、ミリアリアは神妙に黙り込んだ。
 ディアッカは何の罰を受けようとして、その執行人に自分を選んだのだろう。
 覗き込んだディアッカの顔に影が差して見えたのは、独房代わりのこの部屋の照明が悪かった
わけでも、周囲が静かすぎるせいでもないようだった。
219ディアミリ11/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:51:12 ID:Gqi+ZITc
 次に口を開いたのはディアッカの方だったが、その声もやはり沈んで聞こえた。
「おまえ、やっぱりあの時、あそこに――って、愚問か……」
 ここにいるということは、やはり彼女も、あそこにいたのだ。
 あの白い軍艦に乗っていた。そして、自分のしたことを見ていた。全部。
 忌々しげに小さく舌打ちしたディアッカの態度を、ミリアリアは別の意味に解釈した。
「『軍には入らないって、言っただろうが!』とか、怒鳴らないの?」
「別に……正式に入軍したわけじゃねぇんだろ」
 そこまではしないと確信していた。その予想どおり、ミリアリアは頷いた。
「自分だけ何もせずに安全なところに残るのは、嫌だったのよ。平和になれば、また民間人に
戻るわ。……で、軍人になったと思ったわけじゃないんなら、何であんたはそんなに不機嫌なの?」
「あー……おまえ、俺のしたこと、見てた?」
「あんたのしたことって?」
「だから、あんときさ――月で、レクイエムが」
「って言うか、そもそもあんた、何処にいたの?」
「え――ええ?!」
 深刻ぶってぼそぼそ呟いていたディアッカは、顎が外れそうなほど大口を開けてミリアリアを見た。
「おまえ、俺の機体の見分けもついてなかったのかよ?!」
「はぁ? 機体って……ザフトの機体なんて多すぎて、どれがどれだかわかんないわよ。おまけに
やたらと新型ばかりで――あんた、もうバスターには乗ってないんでしょ?」
「……いくら愛着があっても、いい加減型落ちも甚だしいんでね……」
 幾分上の空でディアッカはまた、ぼそぼそと呟くように言った。
 どれがどれだかわからない、だと。そもそも何処にいたのか、だと。
 前大戦の後、バスターが連合に返還されたことも忘れてる――そもそも、知らなかったのか?!
(俺はいったい何をシリアスに悩んで……所詮、コイツにとって俺ってその程度の……ああああ)
 髪を掻き毟り始めたディアッカに、ミリアリアは少々困ったような笑顔を向けた。
「ウソよ。……ちゃんとわかってたわ」
「え?」
「あれでしょ、ジャスティスの前で棒立ちになって立ち話してた、黒いザク。あれがあんた」
「たっ、たちばなっ……しィ?!」
 嘘だと言うミリアリアの言葉に元気良く顔を上げたディアッカは、それに続く失礼極まりない
発言に目を剥いた。
220ディアミリ12/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:53:06 ID:Gqi+ZITc
「おっまえ……! 俺の命がけの決断の瞬間をそんっ……立ち話だとォ?!」
「命がけって、何よ。大げさな」
「大げさって、実際あのときの行動のせいで、今此処で銃殺かってな窮地に立たされてるん
だろーがよ!!」
 ディアッカの口振りは窮地に立たされている者の言葉とはとても思えず、ミリアリアは笑いを
堪えるのに苦労した。顔に力を入れたために僅かに歪んだ唇で、ミリアリアはディアッカを
宥める言葉を口にした。
「すぐにあんただって、わかったわよ。あんなときに真っ先に……誰よりも早く、簡単すぎる
くらいにあたし達に味方する決断をしてくれるのは、ザフト広しと言えどもあんたしかいない
でしょ」
「えっ……あ、ああ……」
「ホントにもう……後先考えないんだから」
 ミリアリアはもう一度、ディアッカの頬に触れた。
「大丈夫?」
 その問いが叩かれた場所のことではないのは明らかで、だからこそディアッカは何も言えなかった。
 自分が情けなくてミリアリアの目を見ることもできない程だったが、彼女の方は反らすことの
できない真っ直ぐさで彼の内面に踏み込んでくる。
 ディアッカは自嘲的な笑みを浮かべてミリアリアの肩を軽く押し返し、心持ち自分から遠ざけた。
「おまえ、強く……つか、逞しくなったよなぁ……そんな風に変わらなくたっていいのになぁ」
 ディアッカの言い分にミリアリアは眉を吊り上げた。怒らせるつもりはないのだろうが、
突き放す態度に加えて他人事のように言われると癪に触ってどうしようもない。
 まずい流れだと思いながらもミリアリアは声を荒げた。
「それはあんたが情けないからでしょ! だからあたしがしっかりしないと」
「何で?」
 言葉を遮るように問いかけられて、ミリアリアはぽかんとした。
「えっ……? だ、だからあんたが」
「俺が情けないと、何でおまえが逞しくなったりしっかりしたりしなきゃなんないの?」
「……!」
「関係ないじゃん? おまえには」
 ニヤリと笑ったディアッカの顔を見て、ミリアリアは頬を膨らませた。
221ディアミリ13/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:54:43 ID:Gqi+ZITc
 今度こそ、迷うことのない怒りが湧いてくる。からかうことで気まずさを払拭することにした
らしいディアッカに、ミリアリアは感情的な言葉をぶつけた。
「あ、あんたは、2年経っても変わってない! 相変わらず、ムカつく!」
「おまえは2年経っても素直じゃないねぇ」
「だからそれも、あんたのせいでしょ!!」
「何で俺のせいなのか説明してみろっての」
 ミリアリアは憤慨してますます顔を紅潮させ、ディアッカはますます満足げに微笑んだ。
「俺のこと、心配した? ミリアリア……」
「だっ、誰がっ……誰が心配なんか――あんたのことなんか、何ともっ……」
「じゃあ何で、おまえは今ここにいるんだよ?」
「今度こそ本当に撃たれたいの?!」
 怒りにまかせて腰の銃に手をかけたが、ディアッカが素早く両の手首を掴んで動きを封じた。
 抵抗しようとしても力で抗する術がないのも、2年前と同じだ。ジタバタと腕を動かしていた
ミリアリアの瞳を、ディアッカが間近で見つめる。
 真剣な目をされてミリアリアははっとし、暴れるのをやめた。
 もう一度キスされるかと思った。だが、ディアッカはそうしない。
 喧嘩をしているときよりももっと、居たたまれないその空気にミリアリアは硬直した。
 イヤだ。こんなの――耐えられない。
 耐え切れず、ミリアリアは自ら沈黙を破った。
「やめてよ。そんな顔するの」
「そんな顔ってどんな顔だよ」
 わかっていて、ディアッカはわざと気づかない振りをする。掴んでいた手を離し、ミリアリアの
自由にさせて彼女の出方を窺う構えだ。
 ミリアリアは意を決してディアッカに真っ直ぐ向き合った。
「そんな顔されたら、あたし、どんなことをしたって」
 上目遣いでディアッカを見上げたミリアリアはそう言うと――
「慰めたくなるじゃない」
 自分よりかなり上背のある男の胸板を両手で押した。
222ディアミリ14/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/27(土) 02:56:50 ID:Gqi+ZITc
 「慰めるって、おまえ……っ!」
 不意を突かれたためか、ディアッカはいとも容易くベッドに押し倒された。慌てて身を起こそうと
した機先を制するように唇を塞がれる。
 自分からするのではない、与えられるキスの特別な感触にディアッカは思わず目を閉じた。今度は
ディアッカが体をひきつらせる。ミリアリアの体に手をかけることもできず、引き寄せたいのか
突き放したいのかも定かではない。強弱をつけて吸い寄ってくるミリアリアの暖かい口づけに頭が
くらくらし、反射的にシーツを握りしめた。
 ファスナーを下げる金属音がして、ディアッカは不意に我に返り、唇をもぎはなした。中途半端な
姿勢のまま心持ち後ずさりした彼の目の前で、彼女は上着を脱ぎ捨て黒いアンダーシャツを頭から
潔く引き抜いた。
 動きやすくするためか、いつも身につけているものより強く押さえつけるタイプの黒い下着の
その向こうに、浅い谷間が見える。懐かしい肌の白さに、ディアッカは思わず顔を背けた。
「イヤ、なの?」
 ミリアリアの声がやけに近くでする。のしかかられると、芳しい女の匂いが鼻をくすぐる。
――色気のない軍隊式の衣服を身につけていても、誘惑する方法はいくらでもあるようだ。
「あたしを抱きたくないの、ディアッカ……?」
 甘い響きが躰に染み込んでくる。鼓膜を浸透し脳幹を伝わって全身へ拡がっていく。
 何かを吹っ切るようにくっ、と息を吐いたディアッカは、ミリアリアの肩を掴んで半裸の
その姿を自分の下に組み敷いた。

 ミリアリアが抵抗しなければ、こんなにも簡単に躰を入れ換えられるものなのだと、初めて
知った気がする。

つづく

223名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 13:07:28 ID:xnlzdkOm
>>209
ひっそりとお越しをお待ちしておりました。
うわー、ディアミリ!
素敵すぎるよ、ディアミリ! 
二人が二人らしくてすげーいいです。
続きも楽しみにしてます。

224名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 22:36:43 ID:LwScZVy0
神キター!甘あまですね!
反応が遅いのは、障害のせいだから神様気長に待ってくれ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147747457/597
225名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 15:29:38 ID:b1ShveQM
ディアミリなんて終わったのいらないよ
糞職人が
空気嫁
226名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 18:21:14 ID:yhptNXw4
>>209
久々にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
いつもながら読み応えあるSSですな
227名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 21:42:14 ID:RgqbJXtv
>>209
GJ!!です。ご馳走様でした。
228名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:30:53 ID:3Ae2fT2g
229名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:26:39 ID:/uAab2PP
世界観おかしい
230名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 09:19:31 ID:+rmHwviu
>>209
ディアミリGJ
このCPが一番すきなんだよ・・・
続きお待ちしてます
231ディアミリ1/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:29:47 ID:9J+H7AKi
ディアミリ前編にレスくれた方、ありがとうございます。励みになります。
後編置いておきます。


【Spiral lover 後編】

 ミリアリアの手がディアッカの頬に添えられる。
 一瞬幸せそうに微笑んだディアッカは、すぐに何かに気づいてミリアリアの手首を掴み、
柔らかい感触を遠ざけた。
 睨むようにミリアリアの掌を見たディアッカは、血豆の痕をすぐに見つけて眉をしかめた。
 最初に触れられたときは気づかなかった――気づかれないよう掌を浮かせていた?……ような
気がする。
「――基地に忍び込むからには、訓練くらい受けるでしょ。……大したことないわ」
 ディアッカの視線から逃れるように手を握って傷を隠したミリアリアは、ディアッカが
切ない表情もそのままに顔をこちらに向けたので、少し怯えた。
 ディアッカのことを笑えない。ミリアリアが怒ったり泣いたりする度に右往左往する彼の
態度に、どこかで満足していた自分がどうしようもなく愚かに思える。普段は朗らかで、
バカなことばかり言っているディアッカが真剣な目や辛そうな顔を見せると、無力感に苛まれる。
 どうしたらいいかわからない――日頃はあんなに容易く手に入れている彼の笑顔が遠い。
自力で笑わせることが、こんなに難しいなんて。
 ディアッカの方は、いつも簡単にミリアリアを笑わせてしまえるのに。気持ちを素直に
表現するだけでいい。それだけで。
 同じ方法を使ってみようかと、何か言いかけたミリアリアより早くディアッカが口を開いた。
「サンキュ」
 困ったようなその声の響きに、ミリアリアは忽ち真っ赤になった。
「なっ、何が?!」
「いや、こんなことしてまで、会いに来てくれてさ」
 その言葉が終わらないうちに掌を開かせ、ディアッカはミリアリアの傷口に口づけた。
 今度はミリアリアが切ない顔になる――そっと触れ、愛おしむように少しずつ這っていく
感触に胸が締めつけられる。何かがミリアリアの躰の中でトクンと音を立てた。
 ――キスして欲しい。もっと激しく。
 口づけられた掌をもう一度ディアッカの頬に宛ったミリアリアは、身を起こして自ら欲しい
ものを奪いに走った。
 互いの唇を深く重ね合わせ、濡れた舌を絡ませて忙しなく動かし合う。
 紅い塊はそれぞれの口腔を行き来し、外で、中で、飽きもせず吐息と唾液を交換しながら
確かめ合っている。自分が相手を求め、相手も自分を求めているということを。
232ディアミリ2/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:31:17 ID:9J+H7AKi
 キスだけで躰の自由を奪われてしまったのか、ミリアリアはぐったりとベッドに横たわっていた。
 ディアッカが指先を汗ばむ肌に軽く突き立て、反応を楽しむように上下させる。触れられている
場所を中心にして、震えが全身に伝わる――まだ下着をつけたままの乳房の上を指が通過する瞬間、
ミリアリアは一際大きくびくりと跳ねた。
「で、次は、どうしたい?」
 ディアッカが質問してきても、何も応えられない。耳を近づけると漸く聞き取れるくらいの声で
ミリアリアは喘ぎ始めていた。
「もう答えられなくなっちゃった? おまえから言い出したんだぜ?」
 唇が動く度に耳介に触れるほどの距離で、ディアッカはわざとゆっくり囁く。
 誘惑しておきながらキスだけで、先へ進もうとしないミリアリアに焦れているのか。
「自分で動けないなら、して欲しいこと、言えば……?」
 悪戯な唇が耳たぶを軽く摘んだ。それだけで呼吸が止まる。
(あ……もう……逆らえない……っ)
 頬を染めながらミリアリアはディアッカの手をとり、触れて欲しい場所へ誘う。
 いつもより低い胸の膨らみは、ディアッカの手にすっぽりと収まった。下着の上から触れただけ
なのに、ミリアリアは顎をぴくぴくと反らす。指先をバラバラに動かして稜線に窪みを刻むと、
中央のものが徐々に固くなってくる感覚が掌の中央を突く。
 さっきまでの勢いはどこへやら、硬直してまともに動けなくなったミリアリアをディアッカは
さらに追い詰める。
「――下も、脱げよ」
「えっ……」
「俺に抱かれたいんだろ? そのためにここに来たんだよな」
 ミリアリアの瞳に僅かに抵抗の色が浮かんだが、すぐに自ら手を伸ばして命令に従った。ベルトを
外し、ファスナーを開き、細身のズボンを降ろそうとする。震える指先ののろのろした動きを
眺めていたディアッカは、ズボンの中に覗いた黒い下着の中に手を突っ込んだ。
「あっ、イヤ……!」
「勿体ぶらねぇで一気に全部降ろしちまえば?」
 力尽くで脱がせようとするのに逆らうつもりか、ミリアリアは降ろしかけていたズボンを僅かに
引き上げた。その動きを押し止めるようにディアッカの指が下着の中で蠢く。
「あッ、あ……!」
 閉じた溝に長い指が宛われ、先がぐいと曲げられる感触にミリアリアは仰け反った。悔しくて
下唇を噛んでも、躰は悦んでいるとしか思えない反応を見せる。……嫌なのに。
「今日は、イヤとかダメとか、禁止な?」
 先回りしてディアッカに言われてしまった。指先がわざと軽く入り口をつついて、返事を促す
――もう冷静に考えることはできなくて、ミリアリアはこくこくと頷いた。
 途端に指先が深く埋め込まれ、強く、大きくそこを掻き回し始める。
「あ……ああっ…っん……」
 久しぶりに与えられる感覚の中に、ミリアリアは瞬時に沈み込んだ。掬われた足を掴んで
そのまま深みに引っぱり込まれる。溺れる――溺れちゃう……苦しいのに、逃れられない……。
 僅かに、連れていって欲しいと思ってしまった。苦しさの向こうにあるあの瞬間、それを
味わえるところまで。
 だから、拒絶の言葉は自然と出なかった。
 最後の一枚を脱ぎ捨てて、心も躰も露になるのに、そう時間はかからないとお互い、知っている。
233ディアミリ3/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:33:08 ID:9J+H7AKi
 入れ込まれた2本の指が左右に大きく開く。入り口が拡がって、蜜がじわりと滲む。
 まだ足りないと、ディアッカは判断した。濡らして困るものは、全てベッドの下だ。躊躇う
理由はない。
「ミリアリア、膝、立てて。――足、拡げて」
 恥じらって頬を赤く染めながらもミリアリアはおずおずと言われたとおりにした。内股に
ディアッカの髪が触れ、彼がそこに、顔を埋めようとしているとわかった。
 出番を待ちわびていた蕾に宛われた唇が、慣らすこともなく強く吸い上げてくる。
「あ――あ! ああっ!」
 拡げたばかりの膝が反射的に閉じようとするのを、ディアッカの手が少し乱暴に払いのける。
さらに大きく拡げさせると、ミリアリアの足の指がくっと曲がってシーツを引っかいた。
「久しぶりなんだし、濡れるだけじゃキツそうだからな。……溢れさせてやるよ、すぐに」
 声を出す度にディアッカの吐息が浅い茂みを揺らす。秘部に分け入った指は遠慮なくミリアリアの
内面を暴いてしまう。――記憶すらも。
(覚えてる……あたし……)
 昔、ディアッカの指が、そこでどんな風に動いたかを。
 唇で摘まれる感触を。散々焦らされて、求めて求めて、漸く与えられたものが躰の中のどこに
触れたかを。それに自分はどう反応して、どんな風に、乱れさせられたかを――。
 唇と歯の先端を交互に使って、ディアッカは感じる場所を責めたてる。柔らかいものと硬いものが
絶妙な力加減で可愛らしいものの上を滑り、掠っては焦らし、感覚が強まったところを見計らって
刺激を強める。震えが止まらない。流れる汗に別の液体が混じる。それを舐め上げられる。また
溢れる……。
 過去と現実が重なり合う。シンクロして、内と外と二重の責め苦でミリアリアを追い詰める。
(あ――そこ、前にも触れた……感じるとこ、覚えてるの、ディアッカ……?)
 同じでありながら、微妙に違う快感が駆けめぐっている。躰の上を。頭の中を。心の奥を。
「……ぁ……くぅ」
 押し殺そうとして我慢できずに漏れた声。
「ミリアリア。声、出せよ」
「……ゃぁ……」
「いいだろ。どうせ誰も聞いてないんだから」
「だ、め……あんた…が、聞い……てっ……っ!」
「俺が聞かなくて誰が聞くんだよ」
 ディアッカは身を起こし、首を限界まで横に捻っているミリアリアに迫った。顔と顔とを近づけ、
迷わず耳たぶに狙いを定めると、すばやく喰わえて唇でコリコリと揉みしだく。
「あァ――!」
「あいかわらず弱いんだな、ここ」
 限界を超えて絞り出される声というのは、何て色っぽいんだろう。感じやすい部分を唇で摘んだ
まま囁くと、ミリアリアの反応はすぐに激しいものに変わった。
「あッあ……あぁっ……い、いやァ……ッ」
 逃れようとのたうつミリアリアの頭に反対側から腕を絡ませて、ディアッカは強く彼女を引き寄せ、
喰わえた場所を強く吸い上げた。禁じた言葉を口にした罰であるかのように。
234ディアミリ4/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:35:09 ID:9J+H7AKi
「はぁんっ!」
 甘く淫らな声を上げた後、ミリアリアは両手でディアッカの腕にしがみつくようにして堪えた。
瞼をきつく閉じ、眉を寄せて唇を噛みしめようとしたが、尖った舌のざらつきを穴の縁に感じて
また、声を漏らす。
「あ……あ……もっ……あァああ……っ」
「ミリアリア……いい?」
 愛撫の合間に差し込まれる言葉にも、躰がびくんと反応する。
「何に感じてるんだよ、おまえ。やめてやっても全然、収まってないみたいだけど」
 急に自信満々になっていたずらに囁くディアッカと違い、ミリアリアは余裕のない声でどうにか
答えた。
「あ、や……声……あっ、声が……っ、あぁ……っ!」
 そう言えばこいつ、俺の声に弱かったっけ――思い出しながらディアッカはミリアリアの頭を
もう一度しっかりと手で抱え込み、耳介を喰みながら愛撫の合間に囁きを繰り返す。
「嫌じゃねぇだろ。好きなんだろ、こうされるのが」
「やだぁ……あぁはっ……はぅ……」
「だったら、こっちは?」
 秘所に入れたまま動きを止めていた指を抜き、乳房の先端を軽く弾くと、ミリアリアの躰が
大きく跳ね上がった。
「あぁんっ! あんっ!」
 反応は大きいが、声にはどこか甘えたような響きがこもっていた。僅かだが鼻にかかっている。
ディアッカが続けて同じ場所を弾くと、ミリアリアの背中が弓なりに反ってそのままの形で
固定された。
「あッ! あッ! あッ! ディ…アッ……カ……ああッ!」
 愛撫の手を止めて悶える顔に見惚れていると、ミリアリアが閉じていた目を開けた。
 瞳の中に涙が溜まって輝いているその中央に、ディアッカの姿が小さく歪んで映っている。
ミリアリアの頬は上気して赤く染まり、唇は濡れて小刻みに震えていた。
 ディアッカの唇が震えを覆い隠すように押しつけられると、ミリアリアの方からも吸い付いて
くる。繰り返される、きつく密着したキス。
「んっ……ん」
 時折漏れるミリアリアの声も、求めるようなねだり声に変わっている。白く細い指がディアッカの
癖のある髪に触れ、くしゃりと絡んだ。
 何て幸せなんだろう。ミリアリアの方も欲しがっている、と感じることができるのは。
 もう一つ贅沢を望めるのなら、それを彼女自身の言葉で聞きたい。
 「ディアッカが、欲しい」と。
235ディアミリ5/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:36:45 ID:9J+H7AKi
 ミリアリアが求め続けていると知っていて強引に唇を離すと、ディアッカが切望していた言葉は
すぐに手に入った。
「キ、キスしたまま、入れて……ディアッカ……」
 意外な提案に、まだ理性が残っていたのかディアッカはミリアリアを気遣った。
「それじゃおまえ、苦しいだろ?」
「だいじょ…ぶ…だからっ……は、はやくぅ……」
 ミリアリアの両腕がディアッカの首に絡んで、自ら顔を近づけてくる。望みどおり何度めかの
キスをしてやると、ミリアリアの手が股間に伸びて来た。
 まだ躊躇っているディアッカの中心にあるものを、柔らかい掌が包んで入り口に誘う。
 さすがに堪えきれず、ミリアリアの招くスピードを上回る速さで、ディアッカは分身を中へと
押し進めた。
「んくゥ……ッ」
 苦しげな声が直接喉の奥へ注ぎ込まれる。ディアッカは焦って唇を離し、ミリアリアの表情を
窺った。挿し入れようとしたものを抜こうとしたが、ミリアリアの手が腰の後ろに素早く回って
遠ざけまいとする。
「だ、だめ……そのまま――来て……っ」
 重ねて強請られてはもう、労る気持ちでもこの欲望を抑えられない。
 大事にしてやりたいのに、辛くさせるとわかっている行為をやめられないのは何故なのか。
 今ここで抱いても、別れの時は必ずやってくるのに――。
 複雑な思いを振り払うように、ディアッカは一息に狭い場所を突き進んだ。充分に濡らされた
内壁がくねくねと動いて迫ってくる感覚をまざまざと感じながら。
 記憶が蘇る。ミリアリアの躰が与える暖かさ、溢れる液の滑りと、こすれ合う肉の立てる音までも
ディアッカは思い出していた。
 ミリアリアの肌がひくつき、表情が変わった後、甘すぎる声が遅れて耳に届いた。
「は……あァんんっ……っ」
 彼女の方も覚えていると、その声でわかる。驚きはない。待っていたものを与えられて、苦しみ
ながらも愉悦を貪っている。――内壁の動きが変わる。まるで目で見て確かめているように
ディアッカにはそれが伝わる。当たった場所が最初に反応し、それが部屋全体に伝わって鳴動する。
やがてディアッカの方が包み込まれて、どちらが責め苛んでいるのかわからなくなる。
 ディアッカが腰を動かして奥地を突き刺すと、ミリアリアの下半身もがくがくと蠢いて反応を
返した。与えられたものを2倍、3倍にして、自分自身が感じる悦びも増幅させている。
「あああッ……ああッ……ディアッカ……ディアッカぁ……」
「ミ、ミリアリア――うぁ……!」
 名前を呼びたい相手が今、目の前にいる。直接肌を触れ合わせ、相手の存在を感じることができる。
 想い合う関係なら当たり前のことなのに、2人からは奪われていた幸せ。
 それが今、確かにこの手の中にある。
236ディアミリ6/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:38:25 ID:9J+H7AKi
 また自身を深く埋める。注挿のリズムに合わせて激しく締めつけられる。さすがに覗き込むことは
できないが、ディアッカの頭の中には映像が浮かぶ。何度も達して疲れ切っている筈なのに、
そこだけは休むことがない。
 淫らな壁がうねっている。ただ動くだけでなく、全体を揉み絞るように圧迫してくる。吐き出させ
ようとしてる――もう充分過ぎるほど濡れて、溢れるどころか垂れ流しているような状態なのに
次々と新しい液を注いで、心も躰もぐちゃぐちゃに混ぜ合わせようとしている。
「そ、んなに――欲しかったのかよ……ミリアリア……!」
「くぅ……違う……あ、あたしは――あうゥ……っ」
「こんなところまで、取りに来たんじゃなかったのか?」
 今2人で、感じているものを――ディアッカとミリアリアとでなければ、感じられないものを。
「――生きてて欲しいと、思っただ、け……んんっ」
 扇情的な息遣いの合間に、ミリアリアは言葉を挟み込んだ。
 半分は声になっていない。息でしゃべっているような掠れた音が、不思議なほど鮮明に聞こえた。
「あっ、あたしのこと……好きでいてくれなくても、いい――そばにいてくれなくてもいい。
――抱いてくれなくても…いいっ……くゥ……ただ……生きていてくれれば、それで――あァあっ」
「ミリアリア……好きだ」
 哀しい告白を続けるミリアリアの声に、ディアッカの甘い台詞が重なって、意味を変える。
「好きだ……おまえが、好きだっ……」
「あたしも、好き――」
 彼女よりもプラントを選んだ彼。
 そんな彼をこっぴどく振った彼女。
 それはいったい誰のこと?――少なくとも、ここにいる2人ではない。
「あっ、好き……ディアッカ……好き……ッあ、あァン……ああぁ……ッッ!」
 気まずい過去はきっと現実ではなかったのだろうと錯覚してしまいそうになりながら、
ミリアリアは同じフレーズを連ねる。
 繋がっている部分が限界まで熱くなり、ミリアリアの背が思いきり反らされる――間を空けずに
ディアッカがミリアリアの躰をしっかりと抱き締め、共に頂点へ駆け上がる瞬間も、彼女は
ディアッカに想いを伝え続けていた。
 睦言を繰り返しても、本当に言いたい、聞きたい言葉は言えない。
 離したくない。
 離さないで。
 いつか言葉ではなく、現実にそうなれると信じられる明日が。
 ただそれだけが、欲しかった。
237ディアミリ7/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:39:57 ID:9J+H7AKi
 力強く、暖かいものに包まれて、ミリアリアは目覚めた。
 目を開けると、まだ眠っているディアッカの顔がすぐ側にあった。
 それだけで、自分を包んでいるものが何なのかわかる。
 2年の間に成長したディアッカの腕は、以前より少し広い空間を作ってミリアリアの体を
抱き締めていた。
 その場所が心地よくもこそばゆくて身じろぎすると、寝惚けた声を微かに漏らしながら
ディアッカの腕が動いて、さらにぎゅっと抱き寄せ、髪を撫でてくる。片足が伸ばされて
ミリアリアの膝裏に絡み、下半身まで密着するように体が沿わされた。
(抱き枕か何かと勘違いしてるんじゃないの……)
 また可愛くないことを考えながらも、ミリアリアはディアッカの肩に頬を摺り寄せ、顔を
埋めた。
 何だか胸がきゅんとして、目の奥が熱くなる。ミリアリアの両目から、涙が1筋2筋、
流れ落ちた。こぼれる雫を拭おうとも、目を閉じようともせず、ミリアリアは暫しぼんやりと
していた。
 突然長い指が伸びてきて涙を拭ったので、ミリアリアは驚いて濡れた顔を隠そうともせず、
傍らで寝ている筈の男の方を向いた。
 ディアッカは、いかにも心配でたまらないという顔でミリアリアの涙に見入っていた。
「起きてたの……?」
 問いかけても答えず、濡れた道筋を指で辿る。ディアッカの真剣な表情にミリアリアは
赤くなって俯いたが、すぐに顎に手をかけられ、上を向かせられた。
「おまえ、いつもこんなふうに泣いてんの?」
「い、いつもってわけじゃ……何よ、人を泣き虫みたいに」
「泣き虫なのは事実だろうが」
「別にこれは……哀しくて泣いてるわけじゃないわ」
「はぁ?……嬉しくて泣いてるようには見えねぇんだけど」
「嬉しいのとは、ちょっと違うかもしれないけど……」
 嫌な涙ではない、とミリアリアは思った。
 誰かの腕の中で泣けるというのは、何て幸せなことなんだろう。
 そしてその涙を、その誰かが拭いてくれる、というのは。
「――ちょっと、ほっとしただけよ」
 ミリアリアは漸く聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟いた。
238ディアミリ8/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:41:17 ID:9J+H7AKi
「まぁいいけど……俺の見てないところで、泣くなよ」
 そんなこと言ったって、そばにいないんだから、あんたはあたしを見ていてはくれないでしょ。
 ミリアリアは少し、口を尖らせた。
「そんなこと言うくらいなら、側にいてくれればいいのに……」
「あ〜、ごめん。それは当分無理……」
「じゃあどうすればいいのよ」
「だからさぁ、おまえ、今から泣くの禁止」
「なっ、何よそれっ……」
 あまりに身勝手なディアッカの言い分に、ミリアリアの声音は忽ち険しくなった。
 そしてディアッカの方は、そんなことには構わずマイペースを貫く。
「他の男に拭かせたくないだろ。だから禁止」
「あんたはどうして、そうやってすぐつまらない命令とか指図とかするのよっ!」
 一旦はミリアリアがディアッカを振って、別れた筈の2人。その顛末を思い出してミリアリアは
声を大きくした。
 あのときもミリアリアの戦後の去就にディアッカがあれこれと口を出して、結局は喧嘩別れ
だった。プラントに戻ることに決めたディアッカがわざとミリアリアを怒らせ、それにまんまと
引っかかって彼のシナリオどおりに動いてしまったような気もして、後になってミリアリアは
さらに腹を立てたのだったが――。
 泣かせるくらいなら怒らせる方を、いつもディアッカは選ぶ。その決断がミリアリアには気に
入らない。ミリアリアの一番大事なところから逃げているような、彼女を傷つけないためには
それで正解のような。相反する分析結果はミリアリアを悩ませ、イライラが抑えられなくなる。
 結局ディアッカは、どう思っているのだろう。2人の将来ことを――私のことを。
 今度は何を意図しているのかと疑わしげにこっちを見ているミリアリアに、ディアッカは少々
勝ち誇ったような口調で言った。
「そりゃおまえが、俺のせいで強くなったりすんのと一緒だろ?」
「どこが同じなのよ!」
「……心配だからだろうが」
 ディアッカはミリアリアを引き寄せ、頭の天辺に軽くキスをした。
「どこにいたって、何をしてたって……考えてるから、おまえのことは」
 側にいて守れないからこそ、余計な線を引いてまでもミリアリアの安全を確保したくなる。
 離れている今は、それくらいしかできない。ミリアリアが満足するとは思っていないけれど。
 ディアッカの予想とは裏腹に、ミリアリアは自ら躰を近づけ、小さくこくんと頷いた。
「離れてるのは……」
 甘く細い声が耳をくすぐる。
「……また、出逢うため、だよね……?」
 その約束は自分にはもったいない――ディアッカは時計仕掛けの幸せに酔い、心の赴くままに
それをしっかりと捕まえた。
239ディアミリ9/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:43:14 ID:9J+H7AKi
 どんな時にも終わりは来る。最悪の瞬間も、最高の瞬間も、永遠ではない。
「――で、大事な伝言って、結局何だったんだよ?」
 迫る『時間』に追われて身支度を整えているミリアリアに、ディアッカはベッドに座ったまま
未練がましく話しかけた。
 彼の方は既に身支度を終えている――上着は適当に羽織っただけで、前を開け放しただらしない
格好ではあったが。
 今さらそんな話をしても、時を引き延ばせるわけでもないのに。
 ミリアリアは手を止めず、早口でぞんざいに答えた。
「えっと……もういいわよ。後で、お仲間に聞いて」
「もういいって、おまえ」
 それを言いに来たんじゃなかったのかと言いかけたディアッカを、ミリアリアは焦った様子で
遮った。
「時間がないのよ。イザーク・ジュールのところにも人が行ってる筈だから」
 今度はミリアリアの言葉が、ドアをノックする音で遮られる。どうやら本当に時間がなかった
らしく、同じノックをミリアリアが返すと、すぐにロックが外れて自動ドアが空気音と共に開いた。
 別れの時間だ。ディアッカは立ち上がり、ドアから出て行くミリアリアの背中を追いかけた。
「あ、の……ディアッカ……?!」
 ドアから出たところで名残惜しそうに振り向いたミリアリアは、目を大きく見開いた。
 目の前にディアッカの顔が迫ってきて、最後のキスに捕まえられた。
 どこかで予想していた行動のような気がするが、避けることができなかったのは、そうして
欲しいという密かな願望がミリアリアの方にもあったからか。が、だからと言って冷静に受け止める
こともできない。ミリアリアはびくりと背中を震わせ、きつく目を閉じた。
「――――!」
 最後とばかりに強く押しつけられた唇が熱い。咄嗟に突き飛ばそうとしたが、予想済みだと
ばかりに背中と腰に手を回されている。もがいても徐々に失われていく力が、ミリアリアに己の
本心を知らしめる。
 離れたくない――本当は。例えこの先、何度出逢うことがあったとしても。
 一方ディアッカは、目を開けてドアの側にいるであろうもう一人の人物の姿を捜した。キスを
続けながら視線を走らせると、見覚えのある赤い髪が狭い視界の端に入った。
 不敵にもディアッカはもう一度目を閉じてミリアリアの唇に集中する。側にいた人間が一瞬
まごつく気配がし、ぶつぶつ呟く声が聞こえても、やめることはなかった。
240ディアミリ10/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:44:47 ID:9J+H7AKi
 やがてミリアリアの腰が崩れ、がくりと倒れ込みそうになって漸くディアッカは唇を離し、
彼女の体をしっかりと支えた。
「こいつを巻き込むのは今回だけにしてくれって、あんたのボスに言っといてくんない?」
 脱力して己の胸に縋りついているミリアリアを抱えながら、ディアッカは傍らの赤毛の男に
言った。
「あっ、あたしはっ……巻き込まれたわけじゃ……!」
 赤毛の男――マーチン・ダコスタが何か言う前に、ミリアリア本人が抗議の声をあげる。
怒りが力を取り戻させるのか、どうにか自力で立つことぐらいはできたらしく、ディアッカの
腕の中でもぞもぞと動いて、彼女は彼の腕から逃れた。
「頼まれても断ってくれよ。心臓に悪いからさ」
 ディアッカは構わずダコスタに向かって話を続ける。軽い口調とは裏腹にディアッカの眼が
真剣になっているのに気づいて、賢明にもダコスタは言葉では何も答えず、曖昧に頷いて見せた。
ミリアリアは2人の様子を見比べて少し赤くなっていたが、やがて時計に目をやった。
「時間、押してるんじゃ……すみません」
「定刻から2分遅れってとこか。――まあ、大丈夫だと思うけどね。こっちの『作業』も
押し気味だったし」
「120秒遅れは砂漠じゃ罰則ものだったぜ」
 余計な口を挟んできたディアッカをダコスタは軽く睨んだが、咎めはしなかった。湿っぽい
別れを見せつけられるよりはましだと思ったのか、気の好い男はこんな提案までしてくれた。
「何か欲しいものがあれば、届けさせようか?」
「あー、そうだな……替えのシーツとか?」
 飄々と宣ったディアッカの言葉に、ミリアリアの顔はこれ以上ないというくらいに真っ赤に
なった。
「――5分後に持って来させます!」
 最後に怒鳴って、ミリアリアはディアッカを部屋の中へと突き飛ばし、そのまま自動ドアは
あっけなく閉じた。
 どうしてこういう別れ方しかできないのかと、双方ともに悔やむことはわかっていたのに。
 こんな些細な事ですら、2年前から変わることはできないものなのだ。
241ディアミリ11/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:46:36 ID:9J+H7AKi
 「ラクス・クラインがプラントに戻って来るらしい」
「はぁ、何だそれ……ホントかよ」
 指定された会議室の外の椅子に座らされ、ディアッカは『開廷』を待っていた。
 隣にはこの法廷の被告人であるイザーク・ジュールが座っている。
 本来、被告人と証人を隣り合わせで待たせるなど有り得ないことなのだが、今日のザフト本部は
妙にざわついていて、昨夜の侵入者の件だけでここまで乱れるものなのだろうかと、さすがの
ディアッカも訝しむ程だった。
 イザークがもたらしたその情報は、この落ち着きのなさを裏付ける理由としては充分なもの
だった。天地をひっくり返したような大騒ぎとは違うが、不安と期待を背負いながら、先行きの
見えない混沌からとにかくどこかへ動き出そうと足掻いている。そういうときに付き物の、
バラバラになっていたものが寄り集まって地鳴りを起こしているような騒々しさが感じられる。
 2人は周囲の慌てっぷりになどまったく影響されずに話を続けた。
「暫定評議会から内々に打診があったそうだ」
「結局そこに頼らなきゃならないのかねぇ、俺達の世界は」
「まぁラクス様……ラクス・クラインのカリスマ性を考えれば、とにもかくにも1つにまとめ
あげねばならない今の時期には、必要な存在とは言えるだろう」
「大丈夫なのか? ちょっと前にその……偽者騒ぎとか、あったばかりだってのに」
「だからこそ、その証拠集めに昨日の騒ぎが必要だったと聞いているが。――前議長はいろいろと、
謎の多い人だったしな」
 一度は自分を庇ってくれた人物を悪し様に言うのはイザークの正義が許さないのか、彼は
デュランダル前議長の名前をはっきり言おうとはしなかった。
「ああ成る程……地盤はそれなりに固めとくわけね」
 ディアッカは納得して頷いた。いくら何でも、自分とミリアリアの一晩だけの逢瀬のために
あんなことを仕組む筈はない。
「さすがに虎さんは抜け目がないね。……あの人も戻ってくるのかな?」
「さぁな……もう表舞台は窮屈だから俺達に任せるとか、そのために助けるんだとか何とか、
昨日、俺のところに来た副官は言っていたが」
「ん? それはおまえに国防委員長になれって内示じゃねぇの?」
「気が早いわ、バカが」
 イザークは一瞬まんざらでもないような笑みを見せたが、またすぐ深刻な顔に戻って言った。
「そんなことでうまく行くなら、どんな重責でも引き受けてやろうと言うものだがな……」
「……ラクスが戻って来るなら、親父さんと同じ路線かな。ナチュラルとの融和政策、だっけ」
「先のことはわからんが……いくら彼女が本物の『ラクス・クライン』だろうとプラントは
民主国家だ。評議会に招かれても最初はオブザーバーのような立場だろうし」
「と言っても、次の選挙で選ばれることは間違いないだろうねぇ。最年少議長もアリ、って?」
「おまえは、歓迎なんだろうな。ナチュラルとの融和は」
242ディアミリ12/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:48:30 ID:9J+H7AKi
 ディアッカはちょっと考える顔になったが、すぐに皮肉な笑みを浮かべた。
「どうだかなぁ。政府がそういう方針を打ち出しても、アイツが乗ってくれなきゃさぁ」
「ふむ。まぁ、それはそうか」
 イザークは突然、クックッと笑い出した。
「結局おまえにとっては、政治より1人の女の気持ちの方が大事らしいな」
「幸せってのはそういうもんじゃねぇの? 結局は人の心さ。社会がどうのとか、そんな大げさな
ことじゃないって」
「そう言うな。政治も大事だ。俺達“コーディネイター”という種にとっては、な」
 ナチュラルとの融和は、コーディネイターにとって最大の問題である『出生率の低下』を解消
できる。
 しかしそれは、今でさえ少数民族であるコーディネイターをさらに先細りさせることにもなる。
 問題は簡単ではない。さらなる迫害を生むのではないか。だからと言ってコーディネイター
だけで存続していけるのか。ナチュラルは受け入れてくれるだろうか。
 2つの種族の真の融和はあるのだろうか。
「とりあえず、俺達の処分ってどうなるわけ?」
 踏ん切りをつけるように、ディアッカは目の前の問題に話を変えた。
「裁判官と取り引きが成立したそうだ。書面上は、レクイエムの破壊は『一時的な錯乱』とやらの
せいになって俺とおまえは精神鑑定を受け、結果が出る前に軍法会議のデータが“どういうわけか”
消失してうやむやになるとか何とか。引き替えに向こうはラクス復帰後にそれ相応のポジションを
約束される――それも昨日、説明されたんだが、実はあまり覚えていないな」
「珍しいな。おまえが」
「あの裁判官、かなり女癖が悪いらしい」
 イザークは潔癖な彼らしく、苦虫を噛み潰したような顔になった。
「その弱味を握られているから、取り引きにもあっけなく同意した、だと。まったくザフトは
どうなってるんだ! そんな奴が人を裁く立場にいるとは!」
 さすがにディアッカは、声を小さくしろと言わんばかりに膝でイザークの脚を小突いたが、
彼の方も笑いを堪えきれなかった。
 裁判官である上官に対する怒りのあまり、自分たちの扱いについての細かい説明を忘れて
しまうというのは、如何にもイザークらしい。取り引きで罪を免じられることだけでも、本来
受け入れ難い性格なのだ。一応わかってはいるだろうが、彼のブーツが今日こそ裁判官の方に
飛んでいかないよう、気を付けてやらなければならないだろう。
「とにかく、短気を起こさず取り引きを受け入れ、ラクス様――ラクス・クラインがプラント
入りするまで我慢しろ、と。そういうことだ」
(そりゃあ主に、おまえに対する注意だろ)
 からかいたい衝動に耐えて精一杯、真面目な表情を作り頷くディアッカを、イザークは横目で
睨んだが、何も言わなかった。
243ディアミリ13/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/05/30(火) 22:49:59 ID:9J+H7AKi
 会議室から出てきた係のザフト兵が、イザークを見て声をかけた。
「間もなく開廷時間です。被告人は入廷してください」
 『被告人』という呼称にイザークは忽ち不機嫌になり、額に血管を浮かせたまま立ち上がる。
 何か言いかけて腰を浮かせたディアッカに、イザークは顔も見ずに言い放った。
「わかっている。言うな」
「……ホントに?」
「くどい!」
 それだけ言って、踵の音を響かせながら会議室に入っていく親友を見送った後、ディアッカは
深く息を吐いて椅子の背によりかかった。
 この面倒な手順を踏んでまた自由になれれば、ミリアリアにももっと頻繁に会えるだろうか。
 会えたとしても、また離れる。2人の関係はまるで螺旋のようだ。つかず離れず同じ方向を
向いていながら、1本に交わることは決してない。
 永久に平行線でいるより、ときどきは重なり合えるのならば、まだましだろうか。
 螺旋は1本になってしまっては、意味がない。
 この先ディアッカとミリアリアは、まさに螺旋のごとくくっついたり離れたりくっついたり
離れたりを一生繰り返すことになるのだろうか?
(それも悪くないかもねぇ……縁は切れないわけだし、やっぱエッチは、したいしさ)
 本来の楽天的な考え方を取り戻して、ディアッカは自分に都合の良いように解釈した。
 素直に流れに従っていれば、自然に近づき寄り添い合う運命とも言える2人がそうなれないのは、
己の性格にも原因があると、彼はまだ気づけないでいる。
 ミリアリアにしても、同じ事だ。そういう2人だからこそ、今の関係がある。
 全ては、ハウメアの思し召し――信仰心など持ち合わせてはいないくせに、ディアッカは
勿体ぶって、胸の前で十字を切った。

おしまい

244名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:51:34 ID:VQnuZtrm
リアルタイムキタ!ディアミリ超GJGJGJGJ!!
245名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:14:05 ID:M0LlpkfA
螺旋のような関係って、ぴったりだなあ。
うまくいくようないかないような、二人がとてもイイですね。
待ってた甲斐がありました、GJ!
246名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 12:55:20 ID:LtskKScU
>>245
同意

職人様ありがとう
ディアミリはツンデレっぽいのが好きだ!!!
247外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/06/01(木) 06:27:03 ID:EzANrDz8
アスラン×ミーア死姦を投下します
死姦注意
248アスラン×ミーア死姦:2006/06/01(木) 06:29:01 ID:EzANrDz8
「あたしの歌、命……どうか……忘れないで…」

 抱きかかえるミーアの冷たさを感じながら、アスランはアークエンジェルの通路を進む。
 初めは暖かかったミーアの体。だんだん失われていく体温が、どうしようもなく彼女の死を実感させた。
 そして軽い。こんなにも軽かったのかと、アスランは感傷を抱いていた。
 アスランのあとをキラとラクスが付き従い、クルーたちは左右に整列して敬礼で見送っている。
 それは正しく葬送の行列だった。

 ミーア―デュランダル議長のラクスは死んだ。最後に本物のラクスを庇って。 最後に、本当の自分を取り戻して。
 そのラクスそっくりとのミーアを、アスランは霊安室のベッドに横たえる。
 美しい死に顔だった。それがまた哀しみを誘う。
 そう感じるのはやはり生者の感傷だろうか。
「プラントの子だよね? 名前の他は…?」
「いや、わからない…」
 キラに訊ねられ、アスランは気付いた。自分がミーアのことを何も知らない事に。
「なにも聞かなかったんだ、俺も…」
 ラクスの偽者。それだけでミーアを疎んじ、距離を置いてしまった。
 だが今は後悔と罪悪感だけが募る。

 どうして、もっと彼女を知ろうとしなかったのだろう。
 どうして、仲良くしようとしなかったのだろう。
 そしてあの時に―ザフトを脱走する時に―無理に連れ出さなかったのだろう。

 過ぎ去った時が後悔と共に思い出される。

「これは……?」
 ミーアのハンドバッグを漁っていたラクスが声を上げる。中から取り出したのは記録ディスクのようだ。
 
 自室へ行き記録ディスクをコンピュータに挿入してファイルを開く。
 そこに収められていたのはミーアの日記だった。ただの少女の日常。

<―十月十一日。今日、やっと包帯が取れた。なんだか不思議な感じ。
 鏡を見たら、そこには本当にラクス・クラインの顔が映ってた―>

 三人は食い入るように日記を読みふける。少女の日記を盗み見るという罪悪感は無い。
 そこに書かれているミーアの素直な感情をただ感じたかった。
 日記にはラクスの代わりという大役への、興奮、迷い、逡巡が少女らしい文体で綴られていた。
 そして『婚約者』アスランのことも。

<―今日は、思い切ってアスランさんのベッドに潜り込んじゃった! ミーアってば大胆!
 でも、あの人ったら、驚いて逃げるだけで何もしてくれないの。やっぱりあたしがニセモノだから?
 でも、本物のラクスさまとはもうヤったのかしら?
 まさか、……ドーテーなんてことはないよね―>

 日記の内容にアスランはつつと冷や汗を浮かべる。
249アスラン×ミーア死姦:2006/06/01(木) 06:30:22 ID:EzANrDz8
「アスラン…?」
「まあ。アスランったら」
 キラとラクスの視線が突き刺さるように感じられる。
「……ミーアの所に行ってくる」
 居たたまれないようにアスランは部屋を飛び出し、霊安室に戻った。
 そこではラクスと同じ顔の少女が安らかに眠っている。

「ミーア……」
 そっと頬に触れると、ひんやりとした冷たさが伝わってくる。もう彼女に温もりが戻ってくることはない。
「すまない」
 謝って済むことではないと分かっていながら、謝罪の言葉が口を出る。
 だが言葉だけでは足りない。意志は行動を持って示さなければ。
「君に、何もしてあげられなかった」
 だから今しよう。もう遅いけど。
 何もしないよりはいい。
 アスランはその場でズボンをと脱ぎ、迷う事無くパンツまで脱ぎ捨てた。
 そしてちんちんをぷらぷらと揺らしながら、遺体が眠るベッドへと上がる。
「君は……必要ない子なんかじゃない」
 そっとミーアの胸の傷に手を触れる。胸に穿たれた丸い小さな穴。ミーアの命を奪った銃弾の痕。
 たった一発の銃弾で死ぬなど不運としか言い様がない。
自分やキラなど、乗っているモビルスーツが大破しても生き残ったというのに。

 ラクスそっくりのピンクの長い髪をさらさらと撫でていく。どこか、干からびた感じがした。
生気を失っているせいか。
 上から覆い被さるように、服の上から胸に手を置く。
 むにゅう、と柔らかい感触が伝わってきた。
「柔らかいよ。ミーアの体」
 だがそれでも冷たい。そして―
「大きいな……」
 なんだか本物のラクスより大きい気がする。ラクスそっくりに整形されたというのに、胸だけ大きい。そんな気がする。
 気のせいだろうか?
 しかしむにゅうと圧迫した乳房の感触は、確かにラクスにはないものだ。
 アスランは一端胸から手を離し、自分の手をまざまざと見つめる。さっきの感触を思い出すように。
 そしてまた両手で乳房をそっと包み、力を入れてみる。
 豊かな胸の脂肪はアスランの指を食い込ませていった。
 やはりラクスより大きい気がする。気がするだけ。
 胸から手を離すと、アスランは彼女の顔を覆うように抱きしめ、そっと頬を寄せた。
 冷たいほっぺたがアスランの体温も奪っていく。そして囁いた。
「いいかい?」
 死体は応えない。死んでいるから。
 顔を離すと、アスランは彼女の下半身に回り込みスカートに手をかける。
 捲ると、純白のパンティが見えた。無地の白い布。
 そのパンティを引き降ろし、畳んで大事に置く。思い出の品として取っておくように。
 そしてスカートの中を凝視する。
 すっと一本の線のような肉の割れ目に、うっすらとピンクの毛が覆っていた。
陰毛までもラクスと同じ色。
 そこまでラクスを真似るミーアが一層哀れだった。
 すでに、ちんこは大きく膨らみ天を向いていた。
 死体でも、真に想う気持ちがあれば反応する。
250アスラン×ミーア死姦:2006/06/01(木) 06:31:31 ID:EzANrDz8
 アスランはピンと勃ったちんこに手を添えて、ミーアのスカートの中に進ませる。
 先端に、固く冷たい壁が突き当たった。
 どんなに愛撫しても、そこが濡れることはもうない。
「くっそおおおぉぉぉぉっ!」
 理不尽な憤りにアスランは吠えた。
 ミーアが死ぬことは無い。無かった。
 だが守れなかった。側にいながら。
 そして下半身にぐっと籠められた力が、肉の壁を引き裂き、内へと突き刺さっていく。
「ぐっ……!」
 冷たく固い肉壁に敏感な部分を包まれ、アスランは痺れるような痛撃に歯を噛み締めた。
 だがこれは罪だ。守れなかった自分への。
「すまない。ミーア……」
 ラクスの偽者。そしてラクスの身代わりとなった少女。
 その顔を見ながら、アスランは突き刺した分身に力を籠める。
 どくん、とミーアの死体が揺れた。その刺激がアスランに返って来て、さらなる刺激をもたらす。
「うおおおっ……!」
 冷たい膣でアスランが爆発し、中を熱く満たす。わずか一瞬だけだが、ミーアの躯に、生きる温もりが戻ってきた。
「ハァ、ハァ……」
 だが温もりも一瞬。すぐに冷めるミーアの内を直接感じながら、アスランは汗をかいた顔でミーアを見下ろす。
 蒼ざめた唇。その口にアスランは口を重ねた。
 ミーアの唇は冷たく、固かった。
 口を離し、アスランはミーアの下半身を合わせたまま亡骸を抱きしめる。
 そして泣いた。

(おわり) 
251名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:34:52 ID:Ink+lSH3
ごめん、死姦なのに読んでて笑って素股。

ちんちんぷらぷらに哀愁を感じますた。何はともかく、GJ!!
252名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:18:54 ID:kKLYmKVE
GJなんだろうけど
楽しくないSSだな
253名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:10:07 ID:RGe+8+mR
楽しくはないし気持ち悪いけどGJ
254名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 06:02:03 ID:asQ3xfdM
BlueRayディスクを間違ってBLディスクと略したらナオミが目を輝かせてウホッな話を始めた。
俺にはさっぱり状況が飲み込めない。オタコン解説してくれ。
255名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 06:52:37 ID:LT3BqxMl
ナオミって南空さんですか?
256名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 11:09:07 ID:/Z4KnKl+
257名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 11:58:43 ID:Rf0QWQ0+
…マジレスしていいですか?BLはホモです。男にはつらい話題かも。一部のぞいて女にも気持ち悪いですが。異世界だと思う。
258名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 12:29:52 ID:3kKyMP1z
>>254
>BlueRayディスクを間違ってBLディスクと略したら

確かにBRディスクと略すべきだなw
259名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 22:38:46 ID:lpghxi0j
>>255
多分メタルギアソリッドシリーズの
ドクター・ナオミハンターの事だと思う。
最後にオタコンって言ってるし…。
260名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 01:20:31 ID:mNi28v56
間違ったといっている相手に確かに間違っているといいつつ笑ってる>>258の意図がわからない。
261名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 01:29:31 ID:agDDZB4b
>>250
>ちんこ
ワロタ。なかなか面白かったし、もの悲しい部分もありで
これぐらいはグロに入りませんよ
最近のレスの変貌を見ると、スレ1から住人がごっそり変わっているのかもしれんね
262名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 21:48:45 ID:ST99gEMv
最近は腐女子しかいない
263名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:06:11 ID:70Ln2Uwb
正直キモいし面白くないよ…
264名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:45:15 ID:mvNshGEM
801書かないだけマシだろ
文句言うなら自分がまずうpする、それがSSスレの鉄則
265名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 00:13:22 ID:9LfE2+rU
>気に入らないカプやシチュは、徹底スルー
全てはこれで解決する。
266名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 00:31:09 ID:3+75b4zH
267名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 00:34:17 ID:3+75b4zH
宇宙航空研究開発機構 (JAXA) ttp://www.jaxa.jp/
TMD計画構成 ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/mg9810-2.htmGPS衛星ttp://www.enavi.jp/gps.html
ttp://www.hi-ho.ne.jp/takayoshi/kaijo/or.html
ttp://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/message11/ms.03.html
参照しますた。
設定、キャラ、汁男無理ありすぎワカッテマスが、本編では味のある登場人物から
逝ってしまったので、どうしてもオリジナル出さないと自分は話立てられないっす。
神曲は観音から由来で、綴りはkanonで合ってます。canonではないです。
ラクスは冬眠中、キラはメンデルです。
seedで13〜14歳、destinyで15〜16歳だったら話まとめやすいのですが
次世代予定すると本編の年齢設定は、結構キツイものがあります。
できれば今のパラレル話は19〜20歳あたりで。スライムは某漫画のパクリです。
268アスカガ 1/13:2006/06/07(水) 00:35:36 ID:3+75b4zH
――こちらムラサメ・ワン、こちらムラサメ・ワン、オーブコントロール、
応答せよ、オーヴァープッ――
――こちらONG(オノゴロ)管制塔。カノンへ部分再開放申請中だ。
3分待て。適正コース、適正進入角を再計算する。
指示があるまで高度制限を維持し旋回せよ――
――了解、8000フィートを維持する。
燃料が心配だ、早く窓の位置をはじき出してくれよ――
最新鋭ムラサメ改良機3機が、編隊を組み護衛する。。
トリコロール色を施された首長専用航空機、ムラサメ・ワンが、オーロラの
ように太陽光を反射させる虹色を反射する半透明な膜を周回しながら待機する。
ムラサメ・ワンというコールサインから、要人輸送任務中、さらに
オーブ代表が搭乗中ということがわかるだろう。
落ち着いたベテラン管制官の声がコックピット無線レシーバーから雑音紛れに響く。
――プッ。お待ちどう、軌道データを送信した、降りてくれ。
最終進入経路にレーダー誘導する。
こちらは快晴、マイクロバーストの危険はないが下降気流に注意しろ――
――了解。プッ――
広げられていたローブが天から開かれ滑走路へと誘導レーザー線が2本
まるで空に敷かれた道のように紅く煌くと、首長専用機が白い腹を見せ
ギア・フラップダウンし、着陸滑走路へ向け機首を30°に向ける。

5年前、機動要塞メサイヤの破片が地上に落下したことで、急速な温度変化が
起こり、穏やかであった地球環境は激変した。
そのため太平洋上空では気象予測から外れ、積乱雲や厚い雷雲が不定期に
乱発生するのである。
北亜連合代表、コープランド大統領との会談を終えて帰宅の道、
首長専用航空機は厚い雷雲に襲われ、大きく左旋回迂回したため、
到着が予定より大幅に遅れたのである。
269アスカガ 2/13:2006/06/07(水) 00:36:33 ID:3+75b4zH
数分の遅れでもやっかいである。
オーブ沿岸をドームのように囲むバリアーを一時解除しなければ
何人たりとも無事には入国できないのである。
オーブの守護バリアー、『天女の衣』は
対戦域高高度広域防宇宙空拡大射程迎撃システム、カノンの一部だ。
カノンは表向き激変した地球環境を観測するという目的にて、
オーブの高技術により開発された衛星システムである。
一世代前の技術となった北亜連合の情報偵察衛星システム『エシュロネ』を
遥かに凌ぐ性能を誇る。
一説にはプラントや月、宇宙からのジェネシス波動砲攻撃をも弾く機能をもつ
軍事衛星群とも噂される。
自立型マザーコンピュータ衛星、カノンはミラージュコロイドの
ステルス機能応用により、どこをたゆたっているか観測不能であり
まるで存在を感じさせない。
わずかに目視で太陽光に煌く空間を確認したと思えば、GPS衛星の
透明ソーラーパネルを確認できるだけである。
GPS衛星は民間製造業者が製作していることから、オーブの技術の高さが
評価できる。
目軌道高度約2万キロ、軌道傾斜角55度、周期6時間の同期軌道に
投入されており、24基毎の衛星コンステレーションを4式は形成しているはずだ。
カノンのその機能、能力はオーブ首脳陣でも一握りの者にしか全貌を
把握されていない。
確実に言えることは、マスドライバーで宇宙へ打ち上げられるシャトルや
戦艦の情報は全てカノンの管制下に置かれているということである。
善良なオーブ国民が乗組員である漁船さえ、カノンへ申請せず200海里を
離れようならば、警告なしに天空から突き刺すレーザー光にて焼き消されてしまう。
もっとも予測不能の自然現象災害が頻繁に起こり、それによりドームの
加護のない付近は人の住めるような状態ではない。
自然の国境線が敷かれているような状況で、国家の許可なく国外へ密航など
企てることは不可能に近い。
270アスカガ 3/13:2006/06/07(水) 00:37:52 ID:3+75b4zH
シャトルのタラップを降りるや否や報道陣の喧騒に飲み込まれる。
各国にて情報規制が強化される中、この長閑な雰囲気はここ自由の国
オーブならではであろう。
割烹着を羽織り、しゃもじを持った主婦に、地元オノゴロ銀座商店街の
勘定上手な禿げたおやじ達がゼッケンを胸につけ居並ぶ。
いかにも知識階級の学生達が長幕に独特の赤文字をペンキ塗りした
横断幕をかざし、シュプレヒトコールを上げる。
「難民は宇宙へ追い出せ!」
「オーブ住民軽視いい加減にしろ、税金返せ」
「家計は火の車、増税反対!」
長身のSPの一人が、生活臭の漂う善良そうな市民たちの合間に
サングラスをつけ表情を隠した男がぽつりぽつりと隠れ、小型無線を
使い通信している。
タオルを首に巻いた学生がせわしげに、ビラを配布しながら右手を上げる。
やがて、要求は生活に密着したものから政治的なものへと変化していく。
「北米帝連合とオーブ政府の宇宙支配体制、ジェノサイド断固阻止!」
「平和を願う世界の民衆はヲ北帝同盟争覇に反対する、
東亜連合へ再度加入せよ!」
主婦のうちの一人が藤の編み籠を差し出し、日に焼けたいかにも少年野球の
監督をやっていそうな幼年学校教師面をした男性が、なにやら白いものを
手に腕をしならせた瞬間、SPが身体機能の限界を尽くし目にも留まらぬ勢いで
カガリの前へ飛び出す。
――ガゴッ!
ベチャッではない。
カガリが視野枠の左端に白い野球ボールのような物体が勢いをつけて向かって
くるのを確認したやいなやの直後の衝撃は、痛みより驚きに近かった。
鈍い音が左こめかみから脳震盪へ響く。
体のバランスが崩れ、視線がゆれる。
倒れなかったのは襲撃阻止できなかったSPが、カガリの腕をとったからであろう。
ぼんやりと左手をこめかみにあてぬぐうと、どろりと透明の液体が指にまとわり付く。
卵白はこめかみから頬へと垂れて、黄身と粉々に割れた殻が白い正装の
軍服にまとわりついていく。
271アスカガ 4/13:2006/06/07(水) 00:38:57 ID:3+75b4zH
スローモーションの世界が終わり、喧騒の世界が再び始まる。
「――代表、オーブ養鶏場の卵の味はどうでしたか。
飼料が暴騰してあと数ヶ月で閉鎖が決まっているようですが」
「――代表!また婚約したんですか?
今のお気持ちは?増税法案は通すつもりですか!?
ちょっと代表、答えてくださいよ!」
視線を突き出されたマイクへ向けるうちに、意識がはっきりとしてゆく。
「……そうか。できれば続けてほしいな。
――ただ私は甘党でな、次回は生クリームのたっぷり乗ったパイのほうがいい。
――国民の今の苦しい生活はわかっている。もうしばらく耐えてくれ」
付き従う恰幅のよくまた身長も一際高い若手官僚が差し出したハンカチで、
垂れる卵液をぬぐいながら、何事もなかったかのようにハイヤーへ歩きだす。
そこへ今度はレーザー銃を振りかざす若者が、盾のように並び警備していた
警視庁第6機動隊のトリコロール色の制服が取り押さえられている。
セイラン家に繋がるものであろう、紫色の髪と、独特の垂目で判別できる。
「ちくしょー!外務省内定返せー!
定年後の天下り先までもう決まっていたんだ、それを台無しにしやがって!!
お前なんかが治めるオーブなんて死に体だ!
一族全員でヘリオポリスに移住してやる!!
オーブはそのうちお前以外みんないなくなるんだからな!!」
長髪を後ろで一つにくくったSPのリーダーが、耳打ちし、警備隊からの
情報にイヤホン越しに小さく頷きながら、あきれぎみに黙り込む官僚達を
ひきつれハイヤーへ向かう。
272アスカガ 5/13:2006/06/07(水) 00:39:50 ID:3+75b4zH
元オーブ陸軍第21特殊空挺部隊レドニル・キサカ一佐である。
――このところ、カガリを狙った暗殺が頻繁に勃発する。
警備の隙を突くようなタイミングでかろうじてSPが阻止する状況から鑑みても、
恐らく内部情報が漏れているのであろう。
関係者しか知りうべない過密スケジュールが漏れていると仮定しなければ
偶然にしては不可思議な隙を狙ってのことだ。
異常事態のため限定的に現場に戻り、カガリの護衛、指南役をこなして
いるのである。
「――目を合わせないでください。
急がずそのまま何事もなかったように進みなさい」
「……わかっている。
だいたい今まで縁故で族長枠採用があったことがおかしかったのだ。
そんなに外交の仕事がやりたければ、実力で入れ」
「――いえ、成績で言えばおそらく彼のほうが、あなたよりはるかに上ですよ……。
あなたが代表の席に着いてからまず着手した外務省別枠試験を廃止、
ヲ国Tに統一したあの難関試験を受けて合格しているんですから。
当然特権を奪われた事と平行に、実質的に入省してからの競争が
激しくなった弊害がありますからね。
現場からもいろいろと突き上げがあることを認識していただかなければ」
「――わかっている」
うんざりした表情を、カメラに収められないように小さく溜息を
つき再び歩を進める。
帰国早々、これから閣議に入らなければならない。
長老会からの非公式な会談にも対応しなければならない。
感傷にひたる時間は彼女には与えられていなかった。
273アスカガ 6/13:2006/06/07(水) 00:40:52 ID:3+75b4zH
副艦長室の狭いベッドで、寝返りを打つ。
明日のブリーフィングでは、急襲後の段取りを詰めなければならない。
成功したとして――いや、自分は必ず成功する。
関門は宇宙から大気圏突入時のカノン通過、それはグロード家の密偵が
遣したデータが本物であればたやすい事だ。
万一通過道にて敵国艦と認証されてしまった場合は、オーブ本土上空からの
襲撃をあっさりあきらめて、太平洋友軍基地へ降下、地上から精鋭襲撃部隊を
派遣して、海岸に打ち付けられているバリア基軸を数本破壊すればよい。
問題はカノンの保守パスワードを書き換えられた場合だ。
現在の情報では、その権限を与えられているのは現代表のみであると
いうことである。
襲撃時間は約1時間。カノンの防御能力に絶対的な信頼を置き、
本国内の警備は確実に薄くなっている。
オーブの自衛力を担う海軍は、北亜連合との合同演習遠征で空っぽだ。
週末は、役員体質のオーブ国防軍の脆弱さを露呈させるだろう。
しかしわずか1時間で降下、オーブ国防本部を制圧しなくてはならない。
あくまでもカノンシステムが沈黙していることが絶対条件である。
カノンが復活すれば、オーブ本土を一時的制圧占領することは可能ではあっても、
すぐにオーブ軍に主導権を握られ、退路を絶たれ兵糧攻めにされてしまうだろう。
長居は袋小路に進んで浸入する鼠と同じことだ。
1分でも遅れることが予測されればその時点で撤退を勇断しなくてはならない。
自分ならできる。
被害を最低限に抑えるため、ある程度の拷問は止むを得ない。
彼女も覚悟ができているであろう。
いや、一番の難関はアスハ私邸である。
収奪した国防本部防衛のため、人数はそう多くは割けないが、
精鋭部隊を送る必要がある。
古くより表向きはメイド養成、裏では暗殺者養成機関であった
あの館を制圧するのは、なまじ軍を相手にするより、血生臭い激闘が
繰り広げられるのは必至である。
清楚な白いエプロンと紺のワンピースに騙されてはいけない。
あのスカートの中のガーターベルトには丹念に研がれたフォークとナイフが
仕込まれている。
メイド頭を筆頭にあの館に仕えているのは、訓練されたコーディネイターが
大半である。
油断をすれば澄まし顔であのメイド達は、頚動脈ぐらい簡単に切ってしまう。
現にあの屋敷に匿われていた頃は何度となく、命の危険に晒された。
だがこれも代表を捕獲すれば、一件落着である。
274アスカガ 7/13:2006/06/07(水) 00:42:39 ID:3+75b4zH
生かして捕らえる事に執着しているわけではない。
必要があれば手足を切り落とせばいい。
亡命時代、別に好きなどと特に思い入れがあったわけではない。
とにかくジェネシス攻防の時、ふいにぎゅうっと抱きしめたかっただけなのだ。
なのに彼女はいつしか英雄と崇め立てられ、一人で政治的責務を
負うようになった。
明るかった鳶色の瞳がいつしか伏目がちになるにつれて、保護欲が
失せてしまった。
そしてこの自分が人の背後を追っていくなどという余裕のなさを自覚した。
打ち寄せる屈辱感に喘ぎ、彼女も全く自分を励ますような余裕もなく。
デュランダル議長に誘われたあの大戦から、自分は彼女を過ぎ去った
青春時代に攻略できなかった砦と捉えるようになった。
唯の砦だ、特に今後の人生で重要な鍵となる壁ではない。
だが、捨ておくには受けた屈辱が大きい。
「キラが悪い」
一人独白する。そう、キラが悪い。
あいつがもっと前に自分を取り戻していれば、自分は時代に流されることなど
なかったのだ。

さて、捕虜として捕獲した場合はアスハ独裁専制に対して逮捕
政治犯として拘留暴走する民衆からの保護という名目でもいいだろう、
苦労を知らないあの女は、一日いや数時間独房に入れただけで
音を上げることだろう。
錆びた音を立てながら鉄の扉を開き日の光を射し込ませると、
ぼんやりと視線をこちらにやり、警備にあたるザフト軍の深緑の制服と
下げた銃に自分が置かれた状況をようやく把握するのだ。
『国際法違反だ。出せ!わたしを責めても何もでないぞ、殺せ!』
どうせ面倒をかけさせることを放言するから、あきれた部下が自分に
報告しに来る。
仕方なく独房へわざわざ出向いてやる。
暴れるところを冷たく見下ろし
『君を待っている人などいない。オーブ国民は移り気だ。
プラントの支配も安定した政治、豊かな経済を約束してやればすぐに
従順に従う。
さっさと吐いたほうが、オーブのためだ』
とでも説得する。
頑固で馬鹿だが国民からの不信任決議が提出されたとなれば、
一気に気力が抜けるだろう。
いやあの女は……私利私欲を満たすための条件を出しても飲まない。
その辺りの若いオーブ軍下士官を捕らえて引き摺り出し、
『しゃぶらなければこいつの頭を吹き飛ばす』とでも安い脅しを
掛けるだけで十分だ。
275アスカガ 8/13:2006/06/07(水) 00:43:57 ID:3+75b4zH
監視カメラを切り、それから優しげな言葉をかければいい。
軍服をせり上げる猛り狂った自身をズボンの布越しに握る。
あの仰々しい統帥服のボタンを一つ一つをナイフの先で弾き飛ばし、
下着姿にさせる。
冷たいコンクリートの床に跪かせて、股間に頭をねじ込ませる。
体のバランスを取ろうとして、白い腕が緑のズボンに絡みつく。
乳房を揉んでやらないため、自ら柔らかな乳房を太腿に押し付けてくる。
頬を紅く染めながら彼女は布越しにキスするように唇をあて、
白い指がファスナーを少しずつずらしていく。
太く脈動を打つ自身が露わになり、独房のひんやりとした空気に晒されると、
柔らかな頬が摺り寄せられる。
だらだらと透明の液を垂らした自身の口からたらりと液が白い乳房の谷間を
濡らすとうれしそうに上目遣いにこちらを見やる。
髪を指に絡ませて頭を抑えてやる。
『アスラン……好き……』
色付いた唇がゆっくりと開き、猛る自身の口にキスをする。
唇に口付けると。白い歯が見えたと同時に亀頭がぬめりを帯びた肉につつまれ
竿の血管が浮き出た裏筋にやわらかに指が絡みつく。
――くちゅっ……ちゅっ……ちゅぱっ……ちゅうちゅう――
カリの部分を甘噛みしてくる。
腰に熱くなった腕を絡み付け、汗を滲ませながらベルトをぎゅっと握り、
夢中で陰茎を嘗め回す。
276アスカガ 9/13:2006/06/07(水) 00:44:54 ID:3+75b4zH
銀の線をひきながら、彼女の紅い唇が自身から離れる。
上目遣いに、こちらの表情を確認してくる。ぷるぷると震える胸の谷間と、
パンティから愛液を染み出しているのが見下ろせる。
『……気持ちいい?』
『……続けろ』
――ぴちゃっぴちゃ……ちゅうちゅうっ……ちゅぱっ――
卑猥な水音がさらに妖艶さを増す。あまりにも必死に吸い付いてくるので、
口の中で角度を変えてやる。
時折ひくひくと反応させてやろう。
唇を尖らせ、必死に喉を詰まらせながら、ずぽっと根元まで咥えこむ。
温かな湿気につつまれると、上目遣いに金褐色の瞳がくるくると瞬く。
『……おいっ、大丈夫か』
『平気。……アスランの、太くて大っきい……このまま出して。いっぱい出して!』
――ングッ、んんんっ、ちゅううううっ!じゅぷじゅぷ!!――
甘噛みしながら再び咥え始め、喉奥にあたるまで一気に自身を飲み込む。
さすがに頭がくらりとする様子に、満足気に目を細めてくる。
仕方がない。金髪に絡めた指に力が入ると同時に、あっさりと溜めきった
白い欲望を放出してやる。
『ゴクッゴクッ……ん……んっんあっ……アスランの、おいしいっ……もっとぉ!』
ふっくらとした唇から白い液が垂れるのも気にせず、更に要求してくる。
『おいっ、カガリ……やりすぎだ』などと褒め言葉をかけてやると
『ずっとこうしたかったの……もっとぉ!』などとさらに強請る。
白濁の液は彼女の涎と混ぜ合わさり、とろりとろりと彼女の唇から
顎へと伝わり、冷たい床に雫の跡を残す。
277アスカガ 10/13:2006/06/07(水) 00:46:18 ID:3+75b4zH
――いや、それぐらいでは不十分だ。
あの女にはやはりもっと拷問を加え、カノンのパスコードを
吐かせなくてはいけない。
飾りとはいえ、国民からは絶大な人気を誇る。
捕虜にしたとなれば、最終的には大臣達から切り捨てられるだろうが、
数日の時間稼ぎぐらいには役立ってくれるだろう。
どんな拷問をしようか。
まず、銀マットを詰問室に敷きつめ、右手首、左足首に鎖のついた
拘束具をつけ、下着姿で立たせる。
なに、下着ぐらいなら化繊嗜好型スライムが食い千切ってくれる。
全裸で寝かせて、そうだ。遺伝子改良病理改善型スライムをかけよう。
プラントで開発された遺伝子調整をする無害のスライムがいい。
ナチュラルにも無害、逆に有益であることがここ数年の臨床実験で立証済みだ。
安全は確認されている。
内臓、子宮膣部糜爛など付着した病原菌をきれいに掃除してくれる。
目や耳から進入されても安全である。
その齎される快楽のために、月1度などではなく、毎日スライム風呂につかる
コーディネイター女性も多い。
手錠をかけて、脚を硬く閉じているだろうが、あのスライムは
人体の穴を見れば、勝手に移動を開始し、弱った部分に穏やかに
作用してくれる。
目を尖らせて、あまり鑑賞できるような代物にならないようであれば、
薬を処方するのも仕方がない。
ベンザミド系スルピリドなど少し処方すれば、どんな貧相な胸であっても
豊胸されるし、乳房を押せば乳が飛び散る。
気分もやりたい気分にさせる。
278アスカガ 11/13:2006/06/07(水) 00:47:23 ID:3+75b4zH
コーディネイターの娼婦などは、まるでキャンディーでも舐めるような
手軽さで大量摂取し、サービスの一環として重たげな乳房を片手で持ち上げ、
乳首を自身で舐めるかのようにして、母乳をびしゃびしゃびゅっと
飛抹させるのである。
それにPCPダストを少々。直接皮下注射などさせない。
詰問室中に焚き蒸し出してやれば5分とせずに、たまたまそばにいた
異性に対してであっても、欲情するはずである。
溜まっている下仕官達にまず回してやってもいい。
数人でレイプするところをモニター室から眺めてやってもいいだろうが、
まずはスライムで十分だ。
これは彼女のためでもある。
ナチュラルのように野蛮に小突き回していれば素直に吐くとは限らない。
こちらのやり方のほうが、スマートだし目の保養にもなるだろう。
スライムが初めてならばとても驚くだろうし、いい声を聞かせてくれるに違いない。
彼女独特の声で喘ぐのか、それとも聞いたことのないような
女性らしい高い声を上げよがるのか。
『こわがらなくていい。とても気持ちいいから。君を拷問にかけたくない』
人肌ほどの温かさのスライムをどこからかけていこう。
そうだな、白い胸の谷間から腹へととろりとかけてやる。
スライムは透明のものが主流だが、白濁のスライムもある。
そうだ、それにしよう。
下着に掌をまぐわせ、下から持ち上げるように片房だけ露にだす。
ツンと立った桜色の乳首をコリコリと親指と人差し指で抓り、転がす。
『んぁ……っ……!』
『大丈夫、もっと声を出して』
『いやぁ……!』
279アスカガ 12/13:2006/06/07(水) 00:48:06 ID:3+75b4zH
――ピチャッ!
飛抹するようにぴしゃりと乳房に白濁スライムをかける。
オーブでの2年の間に、彼女も走ると乳ゆれが少しできるほど育った。
5年経った今はまた育っているだろうか。
モニター室に戻り、しばらく眺めていると、化繊嗜好型スライムがもぞもぞと
乳房を覆う白い下着に染み込んでいく。
逃げるように肢体をくねらせるが両手首に手錠を掛けられ、
鎖で繋がれているため、無駄な動作を繰り返すだけだ。
ブラの紐を食い千切り、谷間をつくる橋を千切っていく。
ぱっくりとブラが破れ乳房が圧力から開放され、ぷるるっと開放される。
上体をひねり、乳房を上へ跳ね上げながら叫ぶ。
『ああん……いやぁ!……』
また一方は触手を伸ばしパンティへと押し寄せる。
金髪の濡れた下毛を少しずつ露にさせながら、筋が見えてゆく。
モニターのアップに写されないように脚を内股にさせながら、もじもじとする。
『おねがい……もうやめて……』
――ちゃんと言えばね――
『それは……ああん……アン……アンッ……いや!……』
声はだんだん艶を帯び、妖艶になり始める。
医療用スライムが、股間に達したのである。
じゅるじゅると音を立てながら、浸入を開始する。
――ピクッひくっピクッ――
全身を震わせ、顔を真っ赤にさせうつむき加減に、快楽の波に耐える。
『……きゃッ!膣に入らないでぇっ!』
スライムが、陰豆を揉み解し、陰唇を熱く燃え上がらせる。
金髪を散らし、銀マットに乳房を摺り始める。
股間からはみ出る金髪の体毛から体液を滴らせるのを合間から見せるように
片足を上げ、紅い秘所を露に見せていく。
両手を拘束しているから、当然自慰はできない。
280アスカガ 13/13:2006/06/07(水) 00:49:15 ID:3+75b4zH
『ん…っ!アン……アンッ……ぁ、はぁ…っ』
全身で息をし、その都度露になった乳房と千切られた下着が揺れる。
そろそろだろう。
『いやぁッ、やめて……あああ……ッ!』
――やめるも何も、君が素直に教えないからだ。こちらも気が
とがめるが仕方がない。……欲しいんだろ、本物を。挿れて欲しいんだろ――
『……おねがいっ!挿れてぇっ!もう我慢できないっ!誰でもいいのぉっ!
太くておっきいのが欲しいのぉ!もうだめぇっ!』
仕方がない。誰でもいいのではなくて、これが欲しいんだろ。
軍服をせり上げる猛り狂った自身をズボンの布越しに握る。
モニターを切り、銀マットが敷かれた詰問室へと入る。
『早くぅっ!』
わがままな女だ。
スライムが、体内の病原菌を食べつくし自然に体内から離れるのを待つ。
火照った肢体をくねらせ、大きく背を反らせる。
『ああああんっ、もう……だめぇっ!アンッアンッア――っ!!』
あの女はスライムごときで、目の前で一度目の絶頂を迎えてしまう。
火照った肢体をぴくぴくさせ、頬を紅潮させているところを、
しゃがみこんで覗き込んでやる。
『……もういいだろ。満足しただろう。お預けだ』
『……いや……我慢できない……おねがい……挿れて……』

さてどこから攻めるか――思考はCICからの呼び出しでかき消される。
――ディノ副艦長、ブリッジまでお願いします――
「わかった、すぐ行く」
上着を羽織り仮面をつけると、それまでの思考は全て消え去っていた。
281名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 00:50:45 ID:3+75b4zH
ヤッパツマンネデスカ
282名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 01:02:55 ID:HGJ+akgL
      ,.-''"´ ̄ ̄`丶、
.     /::::::;;;;::;-、::::::::::::::::ヽ
      {:::::::::「`"ヽ:i::::::::::;::::::;',
     ';:::::;::',_ '1:::ト;jij;:::::ハ
.     };イ::ヾヒシ` ノ'"ヒテj::{′
.     /`|::::::'、  :::}  7::::',
    ''ヘ;i::;::「、  (_フ ,イ::::j`゙ <カカソって誰?ああキラタンナチュラルバーヅョソね
     「`ゞミ;、`ーイ‐'イ/
  __,ノ _」 | |「`f=17
./   ´  ノ jj ヽ /{ト,`ヽ
  _ - 、  く   "   ゙「  ` 、 l
''´ _-''_,.ベヾ、      ',  ,イ}. }
ヒ'_r'´  /  }       ! /<.∨
.丶   {>''、_,.-‐''77''ー-'、
  ヽ  /ミ、   /  _ノ-'   ヽ、\
   ヽ  ', ゙7  _ゞゝ、__ 、>'. ` ‐'
    `'T''" ̄ i!   | `fイ {
      |.     ||   | ||ヽ',
     |    ',',   ! || ヾ,
     |     {{   | ',!  ',
.     _ノ___ノ/    } ヾ,  ',
    j−−'_-''    {   ヽ, ヘ
283名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 02:52:34 ID:/sJP5yzd
キラタンナチュラル厨に叩かれそうなSSだなw

GJ!
284名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 08:18:52 ID:7yfV7y54
GJ
逆襲の凸キタコレ
おもしろいから続きキボン
285名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 15:48:36 ID:m3FGkinz
アストレイの面々や整備士コンビの事もどうか忘れないで下さい皆さん
286名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:02:06 ID:++W4glIk
>>280
GJ!
密かに続き待ってました
相変わらずディノさんの妄想はドSですね
287名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 00:18:08 ID:eX+eWzpm
>>283
キラタンナチュラル厨って何?
288名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 01:49:33 ID:tTZywEoF
289名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 02:49:01 ID:M/YOPsNk
参考資料より先に、内容説明注意書き入れといてほしい感じ
人を選ぶ嗜好だしw
290名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 11:13:50 ID:lCSkbr0L
>>289
同意。次回からはトリつけてもらえないですか
アスキラなら読めたけどなwww
291名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 13:39:23 ID:BUAn78Uf
カガリ=キラタンナチュラルバージョンって言われてるけど、
やっぱりひとつの受精卵を半分に分けてひとつがカガリ、
もうひとつが遺伝子操作されてキラタンになったのかな?
292名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 13:45:31 ID:VKY30Uxz
>>291
それでどうして性別が異なるのだ?義務教育本当に修了したのか?
293名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 14:11:15 ID:BUAn78Uf
普通の一卵性双生児なら性別も同じってのは知ってるよ。
遺伝子いじって性別を変えるのは無理だとでも?
294名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 15:15:09 ID:FmTIeYJO
>>293
荒らし相手にすんなって
わけわからん説明不足の脳内設定SS投下されてもなw
劇場版のシナリオを今から予想スレのほうがよっぽど練られているわww
295名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 17:06:22 ID:KAkXtzul
やっぱり荒れたか
アスカガのダーク系は荒れやすいからなぁ...
296名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 19:00:52 ID:gON85vl2
SSの内容と関係ない部分で荒れているように見えるのですが
297名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 19:05:05 ID:VKY30Uxz
>>293
遺伝子と染色体の違いも分からぬか…
298名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 19:26:11 ID:BUAn78Uf
>>297
染色体は遺伝子の集合体でしょ?
299名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 19:48:43 ID:VKY30Uxz
>>298
単位が違いすぎる。コーディネイトして遺伝子をいじるのはそんなデカイレベルじゃないだろ。
そもそも現在のナチュラルですらその程度の    遺伝子操作   は可能だ。つーかさ、
「普通の一卵性双生児なら性別も同じってのは知ってるよ。 」無理して嘘つかなくてもいいよ。
300名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 20:02:34 ID:BUAn78Uf
まさか染色体を丸ごと書き換えるとは思っていませんが、絶対に不可能ですか、そうですか。
最近の中学生は賢いのですね。
301名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 20:48:35 ID:dN9pKcvK
アスハ邸のメイド凄スギス
302名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 20:56:25 ID:1Mvgc37e
この方の凸のカガリ犯したい妄想はなんとなくオナじみててワロエル
とりあえずGJ
303名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 21:36:15 ID:3nAnf6l6
>>302
はぁ?今回のが初めてじゃねーのか
とりあえず「つづく」「おわり」ぐらい書けっつーの。わけわからん
304名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 22:59:04 ID:QXO0nNMC
>>303
以前アスメイ書いてたやつの続きだと思う
305名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 23:27:33 ID:ZywzwBLB
ミーアが愛人やってるやつじゃなくて?
306名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 23:46:55 ID:1Mvgc37e
乳姫が愛人やってる凸の続きだと思ったんだが
307名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 00:19:53 ID:7P3TOnMJ
シンルナまだー?
308名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 15:07:13 ID:5H7DoiRc
俺もアスミアの続きだと思ってた
309名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 20:10:53 ID:pBw8aEha
でもアスミアの奴だとアスランは昔はカガリを好きだったって言ってなかったか?
310名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 21:03:12 ID:6t45oA5f
>>309
こういうことさ。

やっていて思ったのは、テレビシリーズというのは どんどん変わっていくんです。
一人一人の役者に合わせて進めていくと、必然的に変化していかざるをえない。
そういうライブ感を大事にした方が、全体としてはプラスだと判断したんです。
いきあたりばったりの方をむしろ優先しました。
脚本家の方はやはりその辺の辻褄を気にするんですけど、あの井上さんであっても(笑)。
311名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 22:23:36 ID:gr3Ey8k/
実は今までエロ成分が妄想だと気づかなかったorz
でもやっぱりアスミアの続きに見える
312名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 00:18:22 ID:f1j8izMM
>>309>>310
んな事書いてなかったぞ
とりあえず269氏出現待ちで来なかったことにがっくり
313名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 05:53:56 ID:eepbj4CW
>>305-306>>308-311
すまん、色々混じってた・・・
アスメイの前振りの設定アド紹介とディノ副艦長っての
とカガリ拉致計画?みたいのばっかり覚えてたんだが、
妄想プレイとカガリの婚約云々はアスミアの方だった
つーかこれ全部続きっぽい・・アスミア→アスメイ→今回のかな?
職人さん違ってたらスマン
314名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 10:49:11 ID:E0V3DbPl
>>312
269氏はまともだが、ファンは痛いねえ
ブラウニー氏に定期的に文句たれる品
315名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 17:41:45 ID:6VQZLPMS
>>314
ブラウニー氏が痛いことしたからだろ
だいたい269ファンが文句言ったってどうやってわかるんだw
316名無しさん@ピンキー :2006/06/11(日) 06:22:41 ID:zVp0hLxv
おいおい、ブラウニー氏が何時どんな痛い事をした?
317名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 11:11:04 ID:H52iVqdz
>>315
ある状況に置いて、両氏の投下に関するレスでわかるだろ。
何回か繰り返されているから。
318名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 15:07:27 ID:7zEU4FG5
ああ〜uzeeeeeeeeeeeeeee

空気も読めない腐女子はまとめて801スレにでも逝ってろ
319名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:40:54 ID:d3ThLk+d
カガリなら立ちションが似合うと思う?
320名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:12:07 ID:JUZZpYks
>>319
全然問題なし。立って道の端でやりそwww
321319:2006/06/11(日) 19:24:41 ID:d3ThLk+d
>>320
立ったまま、ズボンのチャックを開いてマンコだけ出しておしっこ出すのが似合うと思う?
322名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:30:51 ID:JUZZpYks
>>321
ちんこついてそうだから問題なし
323319:2006/06/11(日) 19:42:54 ID:d3ThLk+d
>>322
カガリにチンチンは無いけど、まるであるかのような雰囲気を醸し出してるということ?
324名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:51:31 ID:JUZZpYks
>>323
男なのですが女装が趣味なのです
325名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:14:30 ID:zvYRLjFC
逆に女なのに男装が趣味なのがキラたんv
326名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:23:10 ID:fq3l5PIr
女体化厨は失せろ キモい以前に場違いだ
327名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 13:13:09 ID:7JPT1TT+
うはwwwwwww
この殺伐感たまんねwwwwww
328名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 18:46:55 ID:n3Aopoib
ナタルがパンツの股の部分ずらしてマンコだけ出しておしっこ出すのも萌えるかな?
329名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 19:04:51 ID:yrOEhy3n
>>328
ナタルさんは大人の女性ですからそんな事しません
マリューあたりはしそうです
330328:2006/06/12(月) 19:14:24 ID:n3Aopoib
>>329
マリューはパンツの股の部分ずらしてマンコだけ出しておしっこ出すと思うのかな?
331名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 21:56:32 ID:mUxy2Wg3
>>330
ちんこもパンツずらして簡単挿入ですから問題なしです
公衆便器ですから
332名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 22:32:40 ID:sKdR7tjr
スカトロ系ネタはルナを連想する
エロ同人に毒されすぎだ自分w
333名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 00:23:17 ID:cVwa6k3S
アスキラアスシンキラシンきぼんぬ
334名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 05:29:56 ID:CNLL7EXZ
「やったー!私って凄いわ。」
ルナマリアは敵モビルスーツ1機を撃墜したので快感だった。
戦闘もミネルバ側の勝利で終わり、ルナマリアは上機嫌でミネルバに帰還した。
ルナマリアは女子トイレに駆け込んだ。
ルナマリアは尿意に耐えていたのであった。
しかし、女子トイレの個室は満員であった。
ルナマリアは個室が空くのを待つ余裕が無かったので、やむを得ず男子トイレに駆け込んだ。
ところが、男子トイレの個室も満員であった。
ルナマリアは覚悟を決めて男子用小便器の前に立った。
ルナマリアはスカートを捲り上げて、パンツの股の部分を手で横にずらした。
マンコだけを曝し出したので、目立って余計にエロい格好であった。
ルナマリアは両手でマンコを引っ張り上げながら開いた。
そのとき、シンが男子トイレに入ってきたのである。
「ルナマリア、何でこんなところでおしっこしているのだ?」
ルナマリアは慌てず理由を説明することにした。
335名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 05:31:24 ID:CNLL7EXZ
ガンダムSEEDネタで書いて見ました、続きはまだ考えていません・・・
何か良いアイデアは無いでしょうか?
336名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 07:01:07 ID:Mtxvzmrx
立ち小便ネタの奴他スレでも見たな。
んで荒れの原因になってた。
種でやってくれなくて結構だから消えてくれ。
337名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 07:18:45 ID:MFLkZBWX
そろそろ調子乗ってるラクスたんが強姦されるSSキボン
338名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 20:08:10 ID:ZV5baT3Q
「ルナマリア、何でこんなところでおしっこしているのだ?」
339名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:44:17 ID:SvoBlOBV
>>334-335
こんなのはどうかね

「そうだ、いいこと思いついた。ルナ、俺の観てる前でションベンしろ」

「えーっ!? シンの観てる前でェ?」

「男は度胸、いや女も度胸! 何でもためしてみるものさ。
きっといい気持ちだぜ? ほら、遠慮しないでやってみろよ」
  
女性が小便してる所を見たいだなんて、なんて男なんだろう……
しかしシンの期待に満ちた紅い瞳を見ているうちに、
そんな変態じみたことをためしてみたい欲望が……

「それじゃ……やるわよ……」

続きは皆さんの反応しだいで。
340名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 04:28:47 ID:3ItFttOP
もともとルナマリアは立ちションするつもりだったのだけど・・・
でも、細かいことは気にしないで続きを期待していますよ。
341339:2006/06/14(水) 07:23:42 ID:WwBd26hs
元ネタはくそみそテクニックさ

やっぱ他の人お願い(時間取れないんで)
342名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 16:00:04 ID:pNSHQ0km
いくらカガリでもそのまま立ちションは無理だろ。
ちゃんと尿道にストローぶっ挿してからじゃないと。
343340:2006/06/14(水) 18:03:56 ID:3ItFttOP
>>341
そこまで書いたのなら、他人に頼らず自分で書いたら良いと思いますよ。

>>342
尿道口の左右を指で押さえて、尿道口を凸型にすれば可能かもしれないですね。
344339 駄文でゴメン:2006/06/14(水) 19:34:15 ID:WwBd26hs
ズルッ バッ スッ グッ

「よ……用意できたよ……」

「ああ……つぎはションベンだ」

「それじゃ出すよ……」

『ジャーッ ヂュヂューッ ヂューッ』 

「いいぞ、ルナの股の間からどんどんションベンが出てくるのがわかるよ。
この光景をしっかりこの眼に記憶しておかないとな」

「くぅっ! 気持ちいい……」

この初めての体験はオナニーや性交では知ることのなかった絶頂感を
私にもたらした。私は小便を出しながら、あまりに激しい快感のあまり
何時の間にかしとどにアソコを濡らしてしまった。
ここは男子トイレだと云うのに……

「見ろよ、ルナの出したションベンが便器から溢れそうだぜ?
このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな? それにションベンと違う
何かが股の間から出まくってないか?」

「あんまり気持ちよくて……こんなことしたの初めてだから……」

「だろうな、俺もこんなシーン見たの初めてだよ。
ところで俺のオルトロスを見てくれ。こいつをどう思う?」


続くかな?
345340:2006/06/14(水) 20:53:00 ID:3ItFttOP
>>344
それで続けたいなら構わないと思います。

ただし>>334の続きということになると・・・
>ルナマリアはスカートを捲り上げて、パンツの股の部分を手で横にずらした。
>マンコだけを曝し出したので、目立って余計にエロい格好であった。
>ルナマリアは両手でマンコを引っ張り上げながら開いた。
この部分が重要になってくると思いますね。
つまり、ルナマリアはパンツの股の部分をずらしてマンコだけを曝し出しているのですよ。
そして、両手でマンコを引っ張り上げながら開いたところでシンが来たのです。
ルナマリアが両手でマンコを引っ張り上げたのは、マンコにおしっこが
かからないようにするためだと考えるのが妥当なところだと思われます。
つまり、ここから続きを書くためには以上の要点に注意すれば良いと思いますよ。
346名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 21:29:50 ID:7rZ+NnGU
正直うざいなぁ……
347名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:47:26 ID:Wc4UXMgQ
ここ小説スレだったよな?
誘い受け自演ネタ合わせ喫茶に変わったの?
348名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 00:14:13 ID:LGox8JRs
くだらな杉…
私物化すんなよヴォク
349名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 02:30:04 ID:Db5RMlX/
ただの荒らしじゃねーのか
350名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 12:09:24 ID:RbztuGQI
つーかそんなにやりたいならガイドライン板に行ったほうがいいな。
351名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 16:39:06 ID:FTMwkOjv
ユウナが仮面を被ってでてくる小説キボン
 (話しの流れをかえたかった スマン)
352名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 18:12:44 ID:RXHzcVJI
わたし、シンを倒します。
353名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:12:42 ID:B/CNjzVj
過去の作品が纏めてあるところないの?
354名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 22:26:13 ID:LUUw6hq8
なんきんじょうやく
355名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 00:18:31 ID:8cPoGfA5
>>351>>352
これはお前の物語だwww
なんつーか、GJ!!!!
356名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 01:12:44 ID:+oRKaG/J
>>353
南極逝け
357名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 13:22:24 ID:KBZmmK9G
今日はガンダムSEEDのエッチな漫画を貼ったよ
『おしおきツユダクで!』
お時間できたら覗きに来てください(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
http://bbs7.fc2.com/php/e.php/eroero/
358名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 17:37:48 ID:X6EjZZlU
>>352 
一体あんたはなんなんだーーーーーーーー!!!!!
359名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 17:42:04 ID:X6EjZZlU
仮面ユウナ×首長カガリ

まさか生きているとは思わなかった。

『地下シェルターに護送途中、上空より敵陣機体が落下、セイラン家嫡男ユウナ様死亡』

そう報告を受けていた。

「あっ…」
それに、自分の下肢を舐めあげる体温の低い舌が生きている人間のものだとは、信じがたかった。

「や…….やめてくれ、お前‥っ…ほんと…にゆ‥な……?」

抗う事のできない強靱な力で腰を押さえつけられ、相手を払おうとした両腕は会議室のドアノブに括りつけられていた。


360名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 17:44:23 ID:X6EjZZlU
(´-`).oO(……ってなかんじのを妄想しちゃったよ) 

仮面の設定を活かせずスマン_ト ̄|○
361名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 21:15:21 ID:1MAVcKxa
>>339
続きは書かないの?
362名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 21:56:16 ID:q1W55PAW
>>359
ドリーム?
363名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:06:27 ID:xRjTeRNp
>>360
もっと練ってうp!
364名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:14:59 ID:HFQnP2SA
>>363
おまえ何様だよ!過疎スレに投下があっただけでもありがたいと思え
365名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:40:34 ID:gIzLsdwa
>>357
これお前が描いたんじゃねーだろ
PSPで流れてるのうぷしてエロサイトへ誘導してんじゃねーぞゴラァ!!
種の有料エロサイトは儲かってねーよ月型でも貼っておけやヴォケが
366名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 01:19:44 ID:Dc+xm0Cg
そもそも仮面被って出てくるやつって彗星のネタだろ?
367名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 11:31:32 ID:ylj5IJBa
>>364
ごめんなさい
368名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 18:51:32 ID:rWVXU1TZ
仮面ユウナ…

仮面を被って秘密の乱交パーティに出るユウナ。
本人はばれてないつもりだが喋り方と髪で他の出席者にはバレバレ。
よって周りには贅沢な生活を求め彼の愛人の座を狙う美女が集まる。
美女たちに奉仕されてアヘアヘになりながら「やっぱり僕はイイ男なんだなあー。
カガリンも照れてないで早く僕に素直になればいいのに…ウッ」
とか妄想してる、そんなユウナ。
369名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 09:17:29 ID:yv74mXMK
>>368
なにそれw (褒め言葉)
370トダカ:2006/06/18(日) 16:26:27 ID:A6IsdkTq
>>368
妄想はその位にして下さいユウナ様
371名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 16:56:06 ID:bYOWLokQ
ユウナって実際裏設定だと愛人たくさんいそうだな
372名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 17:09:54 ID:2+sDerh1
そりゃいるっしょ。親父ともども。
373名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 01:36:29 ID:YIsjiYBD
むしろ俺はユウナを愛人にしたいよ














なんちゃってwwww
374名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 19:25:46 ID:GG7SS2er
誰かカガリのレイプ物書いてくれ
375名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 21:12:36 ID:Uw76x0cf
カガリがオーブの軍服を着ていて、ファスナーを開いて立ちション・・・
そして、レイプされるというストーリー展開は?
376名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:14:55 ID:4hHvKlTV
立ちションはもういいから
377名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:21:02 ID:MheB/iT9
>>347
アンチサイトいけば?
378名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 01:39:13 ID:OGEABoJG
初めてエロ書きましたので投下します。
(そしてたぶん最後)
シンルナです。
舞台はレクイエム強襲作戦寸前のミネルバです。

すいません、一部改変AAになります。
379378 1/10:2006/06/23(金) 01:40:21 ID:OGEABoJG
「……っ!さっきより…激しっ」
「ル…ルナがっ…良すぎるっ」
「そんな…だって…シン…」
「そ…それに急がないと…じ、時間が…」
「やだぁ…そんな事でっ…あぅっ」

ダイタロスへ急行中のミネルバ艦内。
その中のルナマリアの部屋で、シンとルナマリアは情事の真っ最中だった。

「あたしがオーブで討ててれば…」
レクイエムの破壊作戦の説明前に呟いたルナマリアの一言。
それ以来、作戦会議からずっとルナマリアは思い詰めていた。
端から見ても気持ちだけが前へ出すぎていて、全く余裕がない。
これから危険な任務が待っているのだから緊張するのは当然と言えば当然だが…
余りに余裕が無いのも、むしろ危険である。

「ルナ、入るよ?」
作戦開始までの間はパイロットは休ませてもらえる。
パイロットにとっては休憩も仕事。
肉体的にも精神的にも過酷なパイロットは、
艦内ではかなり時間の融通の利く職種だ。
しかし、それだけに自己の体調管理には責任がある。
だからこそシンは、テンパっているルナマリアの元へ訪れた。

部屋にはいると、ルナマリアはインナーウェア姿でベッドに腰を下ろし、反対側のベッドを見つめていた。
反対側のベッドとは…もちろんメイリンが使っていたものだ。
「ルナ…」
視線をこちらに向ける。
「え?あ、シン?ゴメンゴメン…なに?」
慌てて目元に手をやりながら応えるルナマリア。
(泣いてたのか…)
今更泣いていたことを隠そうとしないルナマリア。
今更それを見たことを取り繕うとはしないシン。
ここ数日ですでに互いの涙は流し合い、今更隠す仲でもなくなっている。
380378 2/10:2006/06/23(金) 01:40:55 ID:OGEABoJG
「なに?シン」
「あ・いや…少し話でもしようかと…」
「…なあに?出撃前でビビってるの?」
(それは…ルナのほうだろ?)
心でツッコミを入れつつルナマリアの横に座るシン。

しばらく無言。

「…恐がってるのは私か」
ぽつりと呟くルナマリア。
「ルナ…」
「300万…300万だよ?もうそれだけの人が…亡くなったんだよ?
 私があのシャトルを討ち漏らしたばっかりに…」
「だからそれは…」
「今度こそ…もうこれ以上あんなものは…」
ますます思い詰めるルナマリア。
「ルナ!作戦までまだ時間があるんだ
 いまからそんなに焦っていてはだめだよ?」
「…焦ってなんか無い!私は!私の役目を果たすだけ!」

シンを振り向いたルナマリアの瞳は、狂気がかっていた。

「だから…今はそれだけを…今度こそ…」
全く余裕のないルナマリア。
シンから見てもこのままでは…

「きゃっ!?」
シンは唐突にルナマリアをベッドに押し倒し、そのまま自らの唇でルナマリアの唇をふさぐ。
「ん〜…ひゃ…んぁうっ」
今までになく激しく舌を絡ませ、ルナマリアに反論の余地を与えない。

そんなルナマリアも、本気でシンに抵抗しようとはしない。
…ここ数日、毎晩のように激しく肌を触れ合っているシンとルナマリア。
既にシンを力ずくで排除しようなどとは思いもしなくなっていた。

初めて異性を知った数日前。
同時に、様々な刺激の誘惑を、快楽を知ってしまった。
その刺激の数々は、今のルナマリアの身体には禁断の蜜の味。
元々出撃前で興奮状態にあった身体は、快楽を得るべく刺激を受け入れる体制をとった。

押さえつけていた腕からあっさりと力が抜けるのを感じたシンは、
その手を離してルナマリアのうなじに手をかける。
「ふぅんっ」
その手が触れた瞬間、ルナマリアの身体がビクッと震える。
首筋を撫でる腕と反対側の腕でルナマリアの胸の膨らみをインナーウェア越しに触れると、
「ふうぅんっっっ!?」
面白いように身悶え始めるルナマリア。
(…なんか今まで以上に感度がいいな)
インナーウェア組み込みのソフトパッド越しに胸を撫で回すシン。
「むは…あ…」
とうとうこらえきれないのか、絡めていた舌を解き、口をずらすルナマリア。
381378 3/10:2006/06/23(金) 01:41:55 ID:OGEABoJG
「はぁっはぁっ…何?なんなの?激しすぎ…」
「…いつもと同じだよ?今日のルナが敏感なのさ」
「え?そんな…違…あうっ!」
シンは少し身を起こし、首筋を触っていた手でインナーウェアをまくり上げる。
ウェアのパッドが捲り上げられる時に乳首を刺激し、思わず声を上げるルナマリア。
ウェアの上から刺激していた側はともかく、既に両乳首とも堅く天を突き上げている。

「…綺麗だ」
ほどよい大きさに弾力をもって突き上げるような形の双丘を見て思わず呟くシン。
「なっなによ今更?」
「今更でも綺麗なのは綺麗さ」
「え〜…ひゃぅ!」
答えに詰まった瞬間を見逃さず乳首に吸い付くシン。
「ひ…酷…不意打ちっ」
「んは?」
「だいたい、もうすぐ出撃…!?」
脱力してる腕でシンの肩を押し出そうとするルナマリア。
しかしそのとき、乳房をいじっていた筈のもう一方の手は、
いつの間にか下着越しに恥部を捉えていた。

「〜〜〜っ!」
ルナマリアの身体が一瞬震えた後、一斉に身体の各所から汗が噴き出す。
「…え?もうイッちゃった?」
「はぁっはぁっはぁっ…」
ここ数日で知った快楽の味。
作戦直前で気を張り詰めていたこと。
そんな状況でのこういった刺激。
ほんの数日前に初めて芽生えた巨大な快楽に、ルナマリアの理性はまだ抗う術を持っていなかった。

「は〜…は〜…は〜…」
全く自分の意志と関係なくイキナリ絶頂に達してしまったルナマリアは完全に混乱していた。
身体は弛緩し、思考にはモヤがかかり、考えていた事がなんだったかさえワケが解らなくなっていた。
「あ…あれ?シン…な…何を…したの?」
「なにも…ただルナが…こうしたらイキナリ」
「あううっ!」
再びシンが恥部に触れる。
ただし、今度は直接。下着は先にイッた時に脇に避けてある。
「いやっ!なに?…んっ」
シンは既に濡れそぼった秘処をまさぐり、再び空いている手で乳房を揉みながら身体にキスをしていく。
そのシンの唇が触れる場所場所が、ルナマリアには電気が走ったように感じ、再び思考が混乱していく。

なまじ知ってしまった蜜の味。
今はただ快楽に身を任せるしか術を持っていなかった。
382378 4/10:2006/06/23(金) 01:42:48 ID:OGEABoJG
それはシンも同じ。
ルナマリアと同じ回数しか経験のないシンは、まだ視覚だけでも興奮しすぎてしまう。
いつも以上に悶えるルナマリアの姿に、シンは猛烈な興奮を覚える。
しかし、まだ男性が弱い直接刺激を受けていないシンはまだ辛うじて理性が残っていた。
その理性が、シンにルナマリアの元を訪れた目的を、辛うじて忘れさせなかった。

もっとも、今回の目的は既に達成されており、正直忘れても別段問題はなかったのだが。

「あっ…いや…うぅっ!」
シンの指、舌、唇の動きに逐一反応するルナマリアは、すでに呻くことしかできない。
瞳は潤み、唇もどちらのものとも言えない唾液で濡れそぼっている。
そして汗から芳る分泌物は、シンの深層へ確実に興奮を促していた。

シンの愛撫はエスカレートしていき、とうとうルナマリアの股間に顔を埋め、指を、舌をルナマリアの中でかき乱す。
「あぁぁぁっ!」
「痛くない?」
初日は痛みで蹴られまくられた記憶が、シンにルナマリアへの確認をさせる。
「う…うう…ん…大丈…」
快楽の刺激に攻撃され続けるルナマリアがやっとの事で答えると、シンはその潤んだ瞳をみて猛烈な征服欲に満たされる。

しかし、シンは少し不満だった。
あまりにもルナマリアが快楽に溺れすぎて、シンへの愛撫が全くないのだ。
すっかりシンになすがままのルナマリア。
普段二人で触れ合う時と違い、イキナリシンが始めてしまったので仕方が無いとも言えなくはない。
さすがに経験浅い二人には、まだそこまでのペースはつかんでいなかった。

「ん〜〜〜〜〜っ!」
再びルナマリアが汗を吹き出す。
…再び絶頂に達したようだ。
「ルナ…そんなにイイ?」
しかしルナマリアは完全に放心状態で、返事は無い。
酷く収縮するルナマリアの体内から指を抜き出すと、その膣圧に押し出された愛液が少しだけ飛沫をあげる。
「あうっ!」
悪戯心にその上にある陰核に触れた途端、今度は2〜3回飛沫がはじける。
「…なんかすげぇ面白い」
「あ…遊ばないでよぉ…」
「ご…ごめん」

シンが一旦ルナマリアの呼吸が落ち着くのを待つ間に、ルナマリアの服を全てはぎ取っていく。
おそらく開放感を得たいが為の無意識な動きだろうが、
シンの作業に協力するような動きをしたため、あっさり生まれたままの姿にされるルナマリア。
対するシンはベルトを外し、ズボンとパンツを下ろすも、
インナーウェアとジャケットは脱ぐのがもどかしくなってそのまま羽織っていた。
383378 5/10:2006/06/23(金) 01:43:27 ID:OGEABoJG
衣類の抑圧から解放され、充分に興奮しているシンの怒張。
まったく構ってもらっていないそれは、痛いほど張り詰め、また刺激を求めていた。

それを視界に入れたルナマリア。
既に理性が吹き飛んでしまっているため、ただそれが与えてくれるであろう刺激を待ち望んでいた。

「あっ!」
「な…なに?」

今まさに挿入しようとするときに、コンドームが無いことに気がつくシン。
…アーモリー1でヨウランたちとノリで買った1箱は、昨夜で使い切っている。
もちろん、今までの情事では全て避妊をしてきている。
しかしまさか、この数日でルナマリア相手に使い切るとは、当時は考えもしなかった事だが…

「シン…どうしたの?」
動きを止めたシンを不審に思い、問いかけるルナマリア。
しかし、その問いかける顔は、まだ17歳の少女ながらもあきらかに欲情したオンナの顔。
経験が少ないなりに、それはオンナの持つ…色香。

(もういいや…このまま)
その瞳を見たシンの理性は、とうとう吹き飛んだ。

「いくよ…」
「うん…」

その二言だけが融合への合図。
すっかり濡れそぼった恥部へ、やはりすでに先端が潤ってる熱い怒張をこすりつけ、しっかりと全体を濡らす。
「あ…熱…」
ルナマリアはいつもと違う温度を感じていた…が、
既に慣れない欲情に支配された思考では、それが何を意味するのかは知るよしもなかった。

先端がルナマリアの粘膜に接した瞬間、シンの欲求は最高潮に達する。
シンの腰が一気に沈み込み、ルナマリアが奥まで貫かれる。
「ふあああっ!ぁ熱ぃっ!」
「あ…はぁ〜…」
今だ新鮮な刺激に二人が同時に声をあげる。

今までになく敏感になっているルナマリアの中。
今までになくはち切れそうなほどのシンの怒張。

それは、二人にとって未知の刺激だった。
384378 6/10:2006/06/23(金) 01:44:05 ID:OGEABoJG
シンの粘膜がルナマリアの粘膜に直に触れる。
粘膜同士が混ざり合う、文字どおりの融合。
いつもは二人の間に立ちはだかる数ミクロンの距離は、今は全くなかった。
「や…なに?熱い…熱いょぅ…」
「ル…ルナっ!…ああっ…これスゴ…」
シンは反射的に動きを止める。
このまま激しい刺激を受けては、すぐに果てそうになる。
ルナマリアの最深部でシンは動きを止めたまま、少し落ち着くつもりだった。
しかし、そのままでもルナマリアの荒い呼吸の度に収縮する膣の脈動は、
それだけでシンが少し落ち着こうとするのを阻害する。

「ルナ…」
「シ…シン」
しばらく互いの息が整うまでシンは抽送をせず、しばらくルナマリアの身体を愛撫する。
今まで攻められっぱなしのルナマリアも、ようやく息がつけたのか、シンの首に手をまわす。
愛撫してルナマリアが反応すると、同時にシンを包み込む膣も適度に動き、
粘膜が張り付く快楽の中でシン自身に少し余裕が生まれてきた。

「なんかいつもと…熱い…シンが熱い…」
「ルナも…凄く温かい…ルナの体温が…ぬくもりが…」
「なんで…動いてないのに…イキそう…熱いのが…はぅ…」
ルナマリアはシンから伝わる熱が膣を越え、子宮を越え、どんどん身体全体に広がってゆく気がした。

「ルナ…そろそろ動くよ」
「うん…もっと…シンをっ…」
ルナマリアの言葉が終わる前にシンが腰を退き、ルナマリアの言葉がとぎれる。
いつも以上に粘膜が引っ張られ、ルナマリアの粘膜がシンのカリに引きずられていく。
だが、それは引っかかっているわけではない。
膣全体がシンの怒張に吸い付いてゆく。
その感触にすぐにシンは再び奥まで侵入し、ルナマリアに抽送を始める。
(うわ…昨日と全然違う…これが生?)

「あっあっあっ!」
ルナマリアはシンが退いた瞬間に、いつもと違う感触に思考が消し飛んだ。
ただシンを体内に感じ、
ただシンに腕を絡め、
ただシンの存在を全身で感じていた。
それだけが、ルナマリアを占めた。
385378 7/10:2006/06/23(金) 01:45:14 ID:OGEABoJG
ただ喘ぐだけに墜ちたルナマリア。
それを見てシンはますます遠慮無く動き出す。
「ルナ、ちょっと変えるよ?」
ルナマリアの返事を待たず、シンはルナマリアの足を取って貫いたまま向きを変える。
昨日までは、ひたすら正常位が基本で、下手に向きを変えるのはコンドームの破損を考えて控えていたのだが、
もはやそんな事を気にする必要の無い今、シンは怒張のアタリを変えてみたくなった。
「あぁ…な…やっ…」
片足を担いだままルナマリアを貫くため、シンは足をベッドから下ろす。
そのまま抽送を始めるが、挿入向きが難しく、上手く奥まで届かない。
まだシンは、この初めての体位で、上手く融合点の向きを合わすのが解らなかった。
(こ…これじゃ奥まで・・・)
事実、少しだけルナマリアの喘ぎが少なくなる。
それは、シンには不本意だった。

「あん」
シンはルナマリアを完全にひっくり返し、自分はベッドから完全に降りてバックに持っていく。
ひっくり還されたルナマリアはしがみつく先を探し、たまたま手の届いた枕を引き寄せ、しがみつく。
再び怒張を付き入れた途端に、再び膣内の融合が奥まで行き渡る。
いや、それどころか行き止まりに当たる圧力が増し、シンの先端にまともに堅いものが押しつけられる。
「ああっ!ふ…深い!深いよォ…」
「うわっ!こ…これ…すごくイイ!」
抽送の度にシンの先端に当たる堅い子宮口。
ルナマリアがそのシンの圧力にますます絶頂に達し始め、子宮ごと膣側に降りてくるそれは、シンの先端を押しつぶさん限りに締め付ける。
その刺激が、一気にシンを絶頂に持って行く。

(あ…このままじゃ膣内に…)
限界に達する直前、はたと今の現状を思い出すシン。
だが、既に勢い付いた抽送はゆるむことはない。
シンの僅かな理性に関わらず、身体は限界に向かってひたすら走り出している。

「あ〜だめぇ…き…来ちゃだめ…シン…私…」
「ルナ…俺も…もう…」
「シ…シンっ…シンっ!わた…私っ」
ルナマリアの中が震えだしてきている。
そろそろ彼女も本日何度目かの限界のようだ。
(う…そ…外に…ああっ!)
ちょうどそのときルナマリアが頂点に達し、背中をのけぞらすと同時に膣が猛烈な圧力でシンを引き入れようとする。
「わあああっ!」
抽送が最奥部で引き抜きを抵抗され、その脈動がシンも限界に達しさせた。
奥でしっかり怒張は膣圧に包まれ、本能が腰を退くことを拒絶し、シンはルナマリアの膣内で爆ぜた。
その熱き精をルナマリアの子宮口へ、猛烈な勢いで叩き付ける。
(な…なかに…ナカに…膣内に…)
「ひゃあああっ!」
ルナマリアがその熱を受けてさらに絶頂が続く。
その締め付けが、シンの精を搾り取るが如く動き、同時にシンの意識は一瞬とぎれた。

「「あぁぁ〜〜〜っ!」」
その叫びはどちらのものだったかは、二人には最早どうでも良かった。
386378 8/10:2006/06/23(金) 01:59:33 ID:OGEABoJG
ほんの瞬間の間ではあったが、シンの意識が戻る。
男性独特の、絶頂からの立ち直りの速さが、シンの思考をよみがえらせる。

まだバックで繋がったままのシンとルナマリア。
もの凄い脈拍と荒い呼吸で、まだ達した直後なのがわかる。
シンの怒張はすでに残滓を吐き出し切っていたが、僅かに硬度を失いつつも今だ性交可能な状態のまま。
それが貫くルナマリアの膣内は、熱い液体に満たされているのが感触でわかる。
そしてルナマリアは、肩で息をしながら汗だくで呻いていた。

性経験の浅いシン。
いつもはコンドームを装着して膣内で爆ぜていたため、
どのあたりで膣から抜けば間に合うかなど、興奮の渦の中で解るはずもない。
初めての生で、シンは快楽に任せて行為を続け、間に合うどころか、最も奥でその精をルナマリアにぶちまけてしまったのだ。

「…まずい…かな?」
そう思いつつも、今だ自身をルナマリアの体内から抜けずにいるシン。
まだやる気のある怒張は、温かいルナマリアから出ることを猛烈に拒否している。
…いや、この場合は怒張ではなく、本能、とでも言った方が正解かもしれない。

「シ・・・シンが…シンのが・・・ぁっぃょォ…」
ルナマリアが目を開け始める。
それを合図にようやくシンはルナマリアから怒張を抜き出す。
「あん…」
ルナマリアも一瞬名残惜しそうに呻くが、うつぶせのまま腰がベッドに落ちる。
肩越しにルナマリアがシンを見つめ…いや、
ちょうど目線の高さに来たままの、白く染まった怒張を見つめる。
ぼんやり見つめるルナマリアの瞳。
その目に映った怒張の状況をだんだん理解し始めたのか、目に正気が戻ってくる。

慌てて跳ね起き、ベッドに座り込むルナマリア。
「えっ!?ちょっとまさか…生で膣内…あっ!」
小さい悲鳴を上げたかと思うと、ルナマリアは自身の股間を見る。
ちょうど起き上がった為に、膣口から粘性の高い白い液体が少し垂れ出てくる。
…量的には、ほんのごく一部。まだルナマリアの膣内には、何倍もの精液が残っているのは必至だろう。
それを指ですくい、確かめるようにシンの精液を見つめるルナマリア。
「ごめん…コンドーム切れてて…その…」
「…うそ…殆どイキナリ押し倒して膣内射精?」
「………ごめん…気がついたの挿入直前で…俺自分の欲望のまま…」
シンの顔を見るルナマリア。その顔には険がある。
「こんなの…殆どレイプだよ?イキナリ押し倒して…」
「悪気は無いんだ…」
「あったらただで済まさないわよ!」

「だたルナが余りに思い詰めているから…リラックスさせてあげたいと思って…」
「…………え?」
「その、ずっとメイリンやジブリールの事考えて余裕無くなってそうだったから…少しの間だけでもそれを忘れさせて、余裕を持たせたかったから…」
「シン…」
「俺、不器用だから気の利いた言葉も言えないし…した後はうなされたりしない事知っていたから、ちょっとエッチしようと思っただけで…」

そう、シンは思い詰めているルナマリアをリラックスさせたかったのだ。
だがシンはその方法を知らない。
強いて言うなら、うなされ続けている仮眠時とは違い、行為でイッた直後の睡眠では、ルナマリアがうなされる事が無いことを知っていただけ。

だからシンは、出撃前のこの短い時間を使い、かなり強引に性交渉へ持っていったのだ。
387378 9/9 に変更:2006/06/23(金) 02:00:34 ID:OGEABoJG
「あ……」
ルナマリアは自分が寝る度にうなされているのは解っていた。
睡眠からさめると大量の汗と不快感。
そしてそれがメイリンやジブリールの事と理解し、悩み、そしてうなされる。
この数日事実上一緒に寝ているシンはよく分かってるはずだ。
そして・・・まさかそんな方法でうなされない事を見切っていたとは!

確かに、シンと交わって、満足して寝る時は寝起きがすっきりしている。
むしろ、シンだけを考えている事になるので、嫌なことは抑えられている。
それを解った上での、この情事だったとは…。

「ま、まあ…俺もその不安があるし、ルナに元気を貰えればっていうのもあったけど」
「…でも、これはやり過ぎ」
先程すくったシンの精液の付いた指をさしだし、問い詰めるルナマリア。
「ごめん」
「でも…シンが私を思っての事だったのは…正直、ありがと」
「え?」
「確かに、今はレイプじみた事して膣内出ししたシンへの怒りしかないわ」
「えええっ!」
「…うそ…ありがと、確かになんかリラックス出来ちゃった♪そうね、焦ってもしょうがないものね。やるだけのことやるだけだもん。私達は」
「ルナ…」

「まあ膣内出しの件は…周期的に大丈夫だと思うし…そもそも私達第二世代だしね!そうは簡単に子供出来るンなら、プラントも出生率で苦労してないわよ」
「そんな身も蓋もない…」
「ま、子供作るんなら戦争が終わってからだよね?うん」
「え?…そ、それって」
「たとえ話よ!たとえ話!」
赤面しつつ言うルナマリア。
そうして向いた先にはまだシンは全裸で立っている。
「…え?まだやる気なの?」
「え?あ、こ…こいつ!」
シンの精液まみれの怒張は今だ健在で、まだ硬度は充分維持していた。
「ふふ…そうね。私ばっかりいじられたから、今度は私がシンをリラックスさせてあげる」
「えっ!いや、その…」
「そのまんまじゃ…パイロットスーツキツイでしょ?まだ少しは時間あるし…」
「いや、でも、コ…コンドーム無いし!」
「な〜にを今更?…ここまでしたらあとは一緒よ?」
そう言って中腰で膣口に手を添えて開くルナマリア。
まだ少しヒクつく膣口の周りには、シンの精液が付いている。
その動きを見たシンの中で、確かに興奮がよみがえり、シンの怒張がさらに起き上がる。
「…もっとシンの熱を頂戴?そうすれば私、シンをここに抱いたまま、シンと一緒に戦えるから…」
下腹部に手を添えるルナマリア。
「ルナ…」
「ここにシンがいる。今、シンが放った熱が私の中にある。だから…もう一緒だよ?シン」
「ああ、一緒さ。それじゃ…イイかな?」
「うん。今度は一緒に…」
「ああ、一緒に」

再びベッドへ倒れ込むシンとルナマリア。
今度はお互いに押し、押され、重なっていく。
少々短い時間でしか無かったが、まだ刺激に対する耐性のない二人が再び登り詰めるのには充分な時間。

その効能は、充分に発揮されたことは………言うまでもない。
388378:2006/06/23(金) 02:02:34 ID:OGEABoJG
以上です。

実はエロAAを最初作ったんです。(合成ですが)
でもエロAA投下場所ないな〜とか考えてたらSS絡めようとおもって前後のエロ書きました
実は8にエロAA入れたかったんですが、大きすぎて描けませんでした

スレ汚しスマソ
389名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 14:40:19 ID:5XyTK5qs
少しくらいAAあっても怒らないでしょう
…というか、種のエロAA投下場所って無いんだよね

そういうわけで2分割してでもAA投下きぼん
390名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 18:42:16 ID:py8Hg794
シンルナは18禁ありのスレが新シャアにあるんじゃなかったっけ?
そっちに貼れば?
391名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 19:03:03 ID:4kVV59VT
レイプ物がいいす
392名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:21:45 ID:9fo4+eGN
>>390
本気で言ってるのか?
新シャアは全年齢板だぞ
エロは削除申請されてなくてほったらかしにされてるだけ
もしくは削除人が来ないだけ


つーわけでここに投下キボン
393名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 01:45:27 ID:JCN7S06y
それらしいの見たけど(見えない)水着じゃないよな?
394名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 02:28:27 ID:LkwVCQOB
俺も見たけど、アレじゃSSと全然関係ないと思う

種のエロAAスレって無かったっけ?
とりあえず検索してみたけど、アニメ総合しかなかった
395あぼーん:あぼーん
あぼーん
396あぼーん:あぼーん
あぼーん
397あぼーん:あぼーん
あぼーん
398あぼーん:あぼーん
あぼーん
399あぼーん:あぼーん
あぼーん
400あぼーん:あぼーん
あぼーん
401名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 14:31:45 ID:BH7rpwTt
シンだけ服を着ているなんてズルいよ
402名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 14:39:50 ID:Q/TV7FqK
ID:BH7rpwTt 
つまらんことするなボケが
403名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 15:34:21 ID:48lNqrAP
やっぱ荒れたな。すまん
これから用事があるんでネカフェでまとめて削除依頼出しとく
404名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 15:43:36 ID:yL6yIC3Z
SS職人さんGJ! 最後だとか言わないでこれからもお願いしますよ
405名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 19:09:27 ID:rcMQNfb4
AA荒らしと変わらん
406名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 19:39:12 ID:ZWQpp00R
403じゃないけど削除依頼出してきたよ
以後378とそれ関連はスルーで
407378:2006/06/24(土) 21:21:45 ID:SPQbtO33
SSと395-397、400は私でした。
お騒がせしました
408名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 22:22:07 ID:SgzFENFP
まあこんな感じに荒れるからさ、エロAAネタは新シャアでこっそりなw
留奈メイミーアは専用のエロスレがあるじゃないか
409名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:00:40 ID:tA6fZx2v
>>378
ヒント教えてやるよ
初めてって書くな、せっかく良SSも萎えて読む気が失せる
410名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:26:26 ID:TTaAF2tt
さらにヒント
シンルナ(ステラと対立)
アスメイ(カガリと対立)
この2つのカプは荒れやすい
411名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 03:32:44 ID:pRCLsyq6
行為じゃなく対立厨のせいかよw
さすがだな
412名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 16:26:39 ID:hovSZBMa
いや、単純に住人のモラルの問題。
心の狭い奴が多すぎるんだね、きっと。
>>378のやったことは確かによくないがみんな言うにも態度悪すぎ。
もうちょっと、落ち着いて指摘すれば。
413名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 17:37:57 ID:pRCLsyq6
ああ、確かに
こういう展開になる事は分かり切っているのに無責任に「貼っていいよ」とか言った香具師ら
モラルがないよね
414名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:40:10 ID:TTaAF2tt
まあ1枚だけならさほど問題ではないんだが、
分割して張ったりそれがズレてたりで修正連投されたから問題なんだな
415名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:01:56 ID:srZi0Gy7
>>414
こういうのを1枚許したら後から後から似たのが沸いて出てくるのは世の常。
416名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 21:16:39 ID:UJNgvVXL
あげ
417名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:44:12 ID:Q4F9qWnW
負け組厨ほど良く吠える・・・
418名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 01:16:20 ID:AXAWY/2Q
あーあもうこのスレだめだな
職人もいないんだし
エロパロ板の容量無駄だから潰したら
419名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 21:46:17 ID:eTyzs5iu
420名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 16:07:08 ID:xnXHfJMo
419からジサク(・∀・)ジエンのカホリ
421名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 03:09:23 ID:UtSjFaPt
422名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 08:26:23 ID:+7GBo7RR
糞スレ晒し上げ
423名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 09:44:26 ID:pEm/lyZP
ワッフル
424名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 00:11:53 ID:RINMR+S7
保管庫ってないんですか??
425名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 04:43:01 ID:GPvbymtG
前スレのシンカガがとてもツボです
あのときのスレの流れで変なことになってしまったみたいですけど、また職人さんの気が向いたら投下してほしいです
426名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 13:21:48 ID:QJz/GqGN
>>424
>>1
>Part1〜Part15スレ目まではここ http://kakolog.cun.jp/seed/
>※Part16以降の過去ログ倉庫は現在ありませんが、html化したものが>>2-5あたりにあります。
427名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 19:43:50 ID:J8Uukpzc
>>425
俺もあのSS好きだ!
あのくらいのハァハァSSがいつも投下されればいいのにな
シンルナカプ厨のおかげで職人さんが気を悪くしたようだが
また投下してほしい。待っている!
428名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 21:24:46 ID:6XxxEVYt
せっかくSS投下した>>378のこと忘れないでやってくれよ皆……
シンルナだから認めないって言うんじゃないだろうなまさか。

俺は良SSだと思うんだけどさ。
429名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 22:47:53 ID:ZUMyDaMp
アスカガ・アスメイ・シンルナは荒れやすい運命だからな
まあ仕方あるまい
430名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 00:08:09 ID:txA+gQ1y
未成人禁止の板なんだから、そうそう荒れはしないと思うが。
新シャア板は厨房板かVIPみたく荒れてるように見えることが多いけどね。

最近投下されてないように思うフレイ物とかミリアリア物、ナタル物見たい。
種デスより初代種のほうが萌えなんだ。男キャラは種デスのほうが好みではあるが。
自分で作るのが一番なんだろーけど。
431名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 01:39:29 ID:RYXPI9kT
荒れやすいって言うかへんなアンチが取り憑いてるからな
432名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 01:56:10 ID:aPtVC3eA
>未成人禁止の板なんだから
一体何千人が守っていないことだろうか
433名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 10:57:03 ID:yS5q/Cqc
>>432
そんなにいないって。彗星板からも見捨てられているスレだし
434名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 11:45:54 ID:CU005XtP
>>433
板人口≠スレ人口
435名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 22:54:12 ID:bC+QD5r3
女の子が攻めてるSSがみたい
ルナシンとかルナアスとかミアアスとかフレキラとか…
前々スレぐらいにあった某氏のアスカガ&ルナシンのSSが今なお萌え
436名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:35:00 ID:1fvBszB0
カップリング別で分けた保管庫ってないですか????
437名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 08:29:57 ID:4/ifStZ7
ない。以上。
438名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 18:07:18 ID:VTvmxoLZ
あったと思うが…
439名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 18:11:53 ID:i2hyCkWM
>>438
あの泥棒アスカガサイトのことか?
440名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:47:13 ID:FMHs+1gA
南極のことじゃね?
441名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 21:31:11 ID:mDCZ/n9C
シンルナあたりぐらいまとめた保管庫あってもいいと思うけど
このまま流れると職人さんもがっかりだろう
南極も全然更新されてないし
442名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 21:55:35 ID:8WPL9Zqp
職人さんデータ自分で持ってるだろうし
南極に依頼にいけばいいじゃんか
しかし南極デス種になってからの作品少ないな
443名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:11:27 ID:pul/RYpW
黄昏さんとか青いヤシさんとか(株)日昇さんとかまた来てくれないかな……
444名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:18:32 ID:pul/RYpW
>>442
それもこれもアニメがry

まあデス種のエロ成分は
そのほとんどが"なぜか"エロ同人漫画&WEB上のエロイラストに行ったんで
SSが少ないのもしょうがないか。
445名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 02:53:45 ID:/+/joRhn
>443
青いヤシさんて誰ぞな?もし…
446名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 06:28:34 ID:0hHiNIix
カガリ、キラ、アスラン、ラクス
それぞれ、どんな方法でおしっこすると思う?
447名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 09:34:06 ID:TKIdYfUz
尿オタは去れ
448名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 11:56:19 ID:DYgLJJ9R
どんなってそんなにおまえにはするやり方があるのか
しょうもない、もう来るな
449名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 14:46:49 ID:MumYrsTJ
>>443
自分語りなどで大荒れした職人ラインナップだね
450名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 15:50:13 ID:acZ69X+s
>>446
カガリはきっとトイレでオナしながら放尿だな
451名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 15:59:06 ID:LGGSjQ7+
ギルミアって人気ないのかな?
452名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 17:04:10 ID:sjb6VuwG
>>449
SS内容「以外」のところで記憶に残る人々、ってか。
453名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:54:51 ID:Wvvjf9qL
>>452
そんな事言うんじゃねえって(SS好きだからさ俺は)
454名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 21:39:28 ID:/+/joRhn
◆T/HLq95UzMさん
の復活を希望しているのは俺だけではないはずだ
455名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:09:34 ID:Wvvjf9qL
>>454
代表作何だったっけ?
456名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 00:01:30 ID:Wvvjf9qL
>>445
参考:南極条約
457名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:40:32 ID:akEw13PE
あー次こそはマトモな新しい職人来ないかなー今までの人たちにはもうウンザリ
458名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:58:40 ID:hzKbHrRh
職人さんたちが沢山いたあの頃は
にぎわってたのに荒れてないという奇跡のような時期だったなあ…
459名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:31:34 ID:i0dzX1WC
455 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:09:34 ID:Wvvjf9qL
>>454
代表作何だったっけ?


456 :名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 00:01:30 ID:Wvvjf9qL
>>445
参考:南極条約

ID:Wvvjf9qL君は素敵な一人上手だ。
昔の職人と南極を語りたくて仕方無いようだ。
しょうぼうさんに迷惑かけないようにしてね。
460名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 01:52:54 ID:zyubZEcH
糞スレはここですか?
461名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 02:17:09 ID:bsLKdyik
>>459
っていうか日付変わってるのにID同じってあるんだな
462名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 07:59:15 ID:vlxKkAbM
でもこれはどう見てもジサク(・∀・)ジエンだな。同一スレで2つ続けて、全くの別人が偶然IDかぶるなんて確率低すぎw

はい、>>443のラインナップ「黄昏さんとか青いヤシさんとか(株)日昇さん」に「◆T/HLq95UzMさん」も追加。
463名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 13:34:14 ID:TShqXO3/
そういや職人にさん付けって珍しい希ガス
>>443=>>454=455=456で一部携帯?

ちなみにIDは日付が変わった瞬間直ぐ変わるというわけではないんで
同一人物で間違いないはず。可能性低杉。
前にこれをやってジサクジエンバレした職人がいたなあ
464名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 13:35:17 ID:TShqXO3/
あ、可能性低すぎは「別人の可能性」低すぎね
465名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 13:57:19 ID:5olsIc6I
>>463
>ジサクジエンバレした職人
だれだれ?
466名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 14:46:49 ID:vlxKkAbM
---------------------------------------------------------
443 名無しさん@ピンキー age 2006/07/07(金) 01:11:27 ID:pul/RYpW
黄昏さんとか青いヤシさんとか(株)日昇さんとかまた来てくれないかな……

444 名無しさん@ピンキー sage 2006/07/07(金) 01:18:32 ID:pul/RYpW
>>442
それもこれもアニメがry

まあデス種のエロ成分は
そのほとんどが"なぜか"エロ同人漫画&WEB上のエロイラストに行ったんで
SSが少ないのもしょうがないか。

453 名無しさん@ピンキー sage 2006/07/09(日) 20:54:51 ID:Wvvjf9qL
>>452
そんな事言うんじゃねえって(SS好きだからさ俺は)

455 名無しさん@ピンキー sage 2006/07/09(日) 22:09:34 ID:Wvvjf9qL
>>454
代表作何だったっけ?

456 名無しさん@ピンキー sage 2006/07/10(月) 00:01:30 ID:Wvvjf9qL
>>445
参考:南極条約
---------------------------------------------------------


これ全部一人上手の悪寒。
467名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 14:59:25 ID:d2a3z193
>>466
そんな感じだな

昔の職人の話をしたら昔の職人が帰ってきてくれるならともかく
そんな確証もないし
あっちのことはあっちでかたればいいのに
なにがしたいのかわからん

俺はひたすら全裸でエロSS待ち
468名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 20:28:00 ID:G/5faYkt
ID:Wvvjf9qLが黄昏さんとか青いヤシさんとか(株)日昇さんとかの
可能性大だね。で、後で大御所の◆T/HLq95UzMさんを付け加えたと。

>>467
南極は語るとこないから、ここで語っているのでは
種運命になってから、なんとなく扱いが悪いし
469名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 20:33:20 ID:vlxKkAbM
>>468
>南極は語るとこないから、ここで語っているのでは

BBSが思いっきりあるのだが。
470名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 20:35:59 ID:d2a3z193
大御所って…そんなもんなくね?職人は皆等しくネ申。ハァハァネ申
あと南極はBBSあるじゃん
あそこ使えないのか?
てーかこれもここで語ることじゃないか、すまん
引き続き全裸待ち
471名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 20:57:28 ID:G/5faYkt
>>469
BBSはSS投下用で感想書くところはないだろ
472名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 21:01:56 ID:vlxKkAbM
>>471
南極のBBSを見たことすらないだろ。嘘はよくないな嘘は。
473名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 21:41:02 ID:/4MGL5F4
女体化がないのは困る
474名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:33:30 ID:hljWexRL
それはイラネ(;^ω^)
475名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:16:17 ID:GD/mhwvy
454 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 21:39:28 ID:/+/joRhn
◆T/HLq95UzMさん
の復活を希望しているのは俺だけではないはずだ


455 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:09:34 ID:Wvvjf9qL
>>454
代表作何だったっけ?


456 :名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 00:01:30 ID:Wvvjf9qL
>>445
参考:南極条約

ID:Wvvjf9qL一人上手のヒント
・◆T/HLq95UzM氏は南極に作品がある
・南極にあるのだから簡単に確認できるのに>>455で代表作を聞き、
>>456では南極に誘導
・「黄昏さんとか青いヤシさんとか(株)日昇さんとか」←本命は目立たないところに
置くもの(勝ち組カプ〜とか列記する時の法則と同じ)
・三名のうち南極に登録してある職人は鞄昇氏以外

まあでも職人本人じゃなくファンの仕業ってことにしましょう。
行動があほすぎて、むしろ面白かったです。ありがとうWvvjf9qL!
476名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:53:30 ID:iStAk4nf
>>475
456は445にレスしてるぞ?

ID:Wvvjf9qL=ID:pul/RYpWだから
>>443で黄昏や日昇や青いヤシの話を振ったところ
>>445に青いヤシって誰?と聞かれて、
>>456で南極に行けと答えてるんだと思ったが

それと>>454に◆T/HLq95UzMの話を振られて
>>455で代表作を聞き返してるのが混ざってね?
それがこっちの勘違いならすまんけど

ID:/+/joRhnまで同一人物だったら確実に自演だが
普通に読んだだけだとただの雑談厨に見える
477名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:19:41 ID:TIm8FYSA
デス種になってから一気に投下SSが減ったが彗星板カプ別スレに
投下されていたから?
478名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 00:43:13 ID:eiOwU45f
>>476

>>443で黄昏や日昇や青いヤシの話を振ったところ
>>445に青いヤシって誰?と聞かれて、
>>456で南極に行けと答えてるんだと思ったが


南極に誘導をしているが、南極に作品を置いている◆T/HLq95UzMの作品はわざわざ聞く。
では南極にアクセスさせて注目して欲しいところを、限られたレスで想像しましょうってだけ。
ちなみに今回の一連以外でも、似たような文体の職人回顧と南極誘導が定期的にあるだろ。
自作自演とは言ってないので。
479名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 02:42:26 ID:Tb+qf3K6
自作自演が出ただけでこんな論争
480名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 11:32:46 ID:QpdkKFTm
職人は案外自己顕示欲強いからねえ
仮に◆T/HLq95UzM氏だとしたら、それこそ神がスレに戻ってきてるんだから
新作投下お願いしたい
481名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 00:56:46 ID:pWCY/55k
胸フェチだった人かw好きだったな
でも種死では全くこなかったからなあ…
482名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 01:03:55 ID:AqIPtHR7
いつの間に職人が自演したことになってんだ?
カプにケチつける奴、厨争いを大人の板でまでする奴、職人のファンが別職人を叩いたとか言う奴、
立ち小便野郎、さらにもういない職人まで引っ張り出して自演扱い。
これじゃあ寂れもするわな…
483名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 01:24:03 ID:x+veMVCF
>>482
キミは誰?
484名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 08:40:55 ID:gwfVSULs
>>482
>いつの間に職人が自演したことになってんだ?

一度本当にやってしまった事実があるし。失われた信用ってのは回復困難。
485名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 20:23:02 ID:XQnwur4L
南極のほうで、こっちの方に誘導する書き込みがある。
486名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 20:55:46 ID:gwfVSULs
>>485
意味分からん。こっちで南のことを話せという意味か?それこそ>>475の一人上手がそう仕向けているだけじゃないか?
ここで南の話をしたがっているのは奴さんなんだから。
487名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 21:05:12 ID:gwfVSULs
>>485
あんまり気になったんで南極BBSをチェックしてみたが、どのスレにその誘導書き込みがある?
URLは要らない(厨が流入する危険があるから)ので、当該スレタイだけを記してほしい。



まさかまた嘘を吐いたのではないだろうな。>>485よ、>>471と同一人物じゃないか?
-----------------------------------------------------
471 名無しさん@ピンキー sage 2006/07/11(火) 20:57:28 ID:G/5faYkt
>>469
BBSはSS投下用で感想書くところはないだろ
-----------------------------------------------------
南極BBSはSS投下用だと、虚偽を書いたなお前さん。そこまでしてこのスレで南の話をしようという歪んだ情熱は何なんだ?
488名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 21:50:53 ID:E9WFEbZS
>>487
「金髪プリンセス」スレ
感想は書けないので直接投下される職人さんへエールが送れない
>>485とは別人で、どのスレで誘導があったかは知らない
種運になってからSS投下が少なくなったのは事実だから回顧主義に
走っても仕方ないと思う

まー南極自体ヒゲや禿作品主体のところで、種のために容量食うのは
好かれない傾向があるけどな
489名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:06:12 ID:XQnwur4L
SS依頼の書き込みに対して、南極の方にあまり職人が来ていない様だから、
2ちゃんねるの方で頼んだ方が良いと言う書き込みがあった。
490名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:15:14 ID:E9WFEbZS
>>489
ピンクは2ちゃんじゃないよ。隔離扱いです
491名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:46:19 ID:JNlmdA9s
すっかりここも廃墟に成り果てたな。
まぁ、種死本編が糞だったのに加えて、住人は厨、ときたら当然の成り行きか。
492名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 09:26:04 ID:ZBkJpxKb
女体化キラの保管サイトがorz。
493名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 14:06:18 ID:LwuXWjG/
>>1でも述べてありますように当スレは女体化は管轄外です。
該当スレへ行ってお嘆き下さい。

繰り返します、当スレは>>1でも述べてありますように女体化は管轄外です。
該当スレへ行ってお嘆き下さい。
494名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 18:07:06 ID:tFm2iHeI
立ちションネタも管轄外ですか?
495名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 18:28:54 ID:ULftxeSP
まだいたのか・・・
496名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 21:37:50 ID:MpMshK40
キラのうんこ食うラクスきぼん
497名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 08:16:50 ID:9sx4LuCb
食わなくても、アスランと戦って大怪我をした後のキラの下の世話はやってただろうな。
汚れたところを執拗に拭いて、綺麗になったか匂いを嗅いで嘗め回す。
498名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 09:31:45 ID:kr9HW6Db
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´∀`)>>497 残念、それはぼくの仕事さ
499名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 18:15:36 ID:085K9R/w
>>498帰れw
500名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:58:38 ID:yC30VK9D
ここに801はないよ腐れ女
僻地へ帰れ
501名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 03:17:05 ID:l2PC0Ab7
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`) キラタンのアナルにつっこみたい
502名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 15:20:33 ID:l2PC0Ab7
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`) キラにぼくのちんぽをしこしこさせたい ああんでる〜
503名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 13:14:42 ID:N+IuisB0
ヨウランの冗談に空気読めず説教するカガリに切れたシンとヨウランがグルになって犯すSSきぼん
504名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 17:21:15 ID:DqV2okMP
>>503
自分で書いてみるとか。
505名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 20:31:04 ID:jlAIEGwP
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`) なら僕は君を討つ!ってキラタン言われてキラタンに
犯されるアスランのSSきぼん
506名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 21:43:10 ID:T3w2pxnZ
その通りとはいかんがシンカガなら書く気あるよノシ
507名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 00:40:57 ID:P4MiRLNC
ここって保管庫ないの?
508名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 03:02:22 ID:UUtAxiae
>>506
シンカガ是非見たいです!
509名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 21:02:22 ID:2YLHuBs6
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`) みたかねーよw それより俺×キラタンきぼん
510名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:30:49 ID:fADadV8s
アスラン、キラならくれてやるからおとなしくしてろ。
つ鬼蓄攻め属性キラ


シンカガ熱望します。
511名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 02:26:42 ID:eH3P/WZu
ラクスたん陵辱
512名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 07:38:30 ID:jDqxOyqW
了解。遅筆なんでのんびり待ってて下さい、シンカガ。
513名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 11:45:13 ID:AZZaB4kr
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`)>>510 攻めキラたんも萌え〜
514名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 17:49:37 ID:fYQQi4y9
アスランとキラが汗まみれになって、激しく合体するところを読みたい。









間に、お尻も開発済みのカガリを置いてw
515名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 19:06:16 ID:LW/sDpZP
>>514
それいいね。何なら空いてる上のお口にシンを交ぜてあげたいくらいだ。

「……くっ、カガリ!」
「ふぅっ…ん。」
「ほらほらカガリ、アスランとばかり楽しまないでちゃんとお尻も絞めて。」
「この人すーぐ舌休めちゃうんですけどー。」
「仕方ないよ、三穴攻めだし。でもまさかアスランがここまでカガリを開発してたなんてね。」
「いいだろ、別に。カガリは酷くされるのが好きなんだ。ねぇ、カガリ?」
「まあ俺だったらいくら誘われても自分の妹とは出来ませんけど。」


会話ばかりの妄想してみた。
516名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 19:17:57 ID:AMtZzTt/
801厨の次はカガリ自己投影厨かよ。デテイケ
517名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:48:12 ID:F2E4c4ze
カガリ厨超ウザスヽ( ´ー`)ノ
518名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:03:58 ID:l6yJC9qu
どうでもいいから誰か小説書けよ
519名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 08:22:19 ID:qKo2FbsI
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`)>>515 カゴリ邪魔だ失せろ キラタンとの愛を邪魔するな


520名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 13:35:43 ID:pEB7tH0u
ホモいらね
521名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:02:49 ID:gxfhDfE7
ゴリ以外ならホモでもいいから誰か投下しろよ
自己投影厨キモス
522名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:24:17 ID:1iK1+wzw
>>521

>職人さんに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。

キミってルールも読めない人なの?
523名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:42:12 ID:1q9PNjBh
ゴリってw
524名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:53:35 ID:qKo2FbsI
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ*´д`)アスキラまだー?

525名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 17:50:46 ID:cemWug6g
シンカガ熱望してます。

801厨は板違い。
ここで待ってても誰も投下しないだろw
526名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 19:11:37 ID:Wens9JVv
ここも変わったな

こんな雰囲気の中投下してくれる書き手がいるのか
527名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 17:25:15 ID:TVE+8WR8
801希望のとか蔑称自己投影とか言ってるやつは
ただ荒らしたい荒らしだろ
放置汁
528名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:10:23 ID:1o/7oz/Q
「はぁっ、やめてアスラン!?」
「ふふ、駄目だなキラは おちんちんこんなにおっきくして…」
「あ、アスラン…も、もう出るぅぅぅ!」

ドピュ

「だめだなぁキラ、まだいったら駄目じゃないか」
「はぁはぁ…もうやめて…アスラン…」
「じゃ、お仕置きだ。俺のジュニアをお前のお尻に差し込んでやる」

「あ、あああ、駄目だよ、アスラン!あっ!!あっあっあ!!!」
「うっ!いいよキラのアナル…凄く締まってキモチイイ…」
「はっはっ…ああ、いくぅいくぅ!」
「あっ…俺もだキ、キラああああああああああ」
「ア、アーッ!」


「…まったくアスランったらエッチなんだから」
「キラがそんな嫌らしいからだめなんだぞうw」
「もう!アスランってば!」


おわり
529名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:55:01 ID:OtE8A8vT
前は他キャラ・他カプ批判や叩きなんて全く無かったのにな
幼稚にも程がある
530名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 22:17:41 ID:AT+VT5qJ
夏だからな
531名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 02:49:08 ID:3iQA1r/S
GジェネAで自軍にキラがいるのにマチルダ生存状態でウッディが戦争が終わったら結婚するとか言い出してあせった。
532名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:46:49 ID:f79aduDs
糞スレ晒し上げ
533ユウナ×カガリ:2006/07/31(月) 06:18:18 ID:uCymDK2/
「やめろっ、ユウナっ!」
部下達に四肢を押さえつけられているカガリを、僕は興奮しながら眺めていた。
ほどこうと、必死にもがくところがいじらしい。
僕は部下達に微笑む。
奴らは手筈通り、彼女の服をひきちぎりはじめた。
「いやぁーっ」
細い体、薄い胸。
あまり僕の好みではない体。
しかし、彼女の血は尊い。卵もまたしかり。
そして、僕の血も尊い。
僕の精と彼女の卵は結合し、新たなるものを産み出さねばならない。
「お前達」
僕は部下に声をかけた。
すでにカガリの肌を汚していた奴らの動きが止まり、一斉に僕に向く。
「ダメだよ、前は僕専用だからね。後ろにしておいてくれよ」





とりあえず、ここまで書いてみました。
どでしょ?
朝エロ書くのは、テンションあがらん(^_^;)
534名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 12:01:19 ID:2qhSlqYO
ユウナ×キマリに見えた
535名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 21:35:30 ID:/+q+Ltka
私、シンを倒します。
536名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 22:29:42 ID:nelJLFQc
シンカガもユウカガもイイヨ〜 (*´ー`)=3
続きを待ちますね
537名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 02:36:21 ID:+d6OJrXR
死種のカガリってむっちりエロボディじゃなかったっけ?
538名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 05:11:21 ID:NR8IVNVl
それ以前の話なんじゃねーの?
539名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 05:59:08 ID:JaZ+jCe4
OPで無意味に下着姿になる露出狂>種死カガリ
540名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 12:49:34 ID:JjSeeNDB
じゃあ裸ダイブしとるキャラはどうなるんだ
541名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:01:31 ID:FsugJRo3
 ドミニオンから射出された救命ポッドが目のフリーダムの目の前で打ち抜か
れる。
「フレイぃーー!!」
 キラが絶叫する。身命を賭して守ろうとした大切な命が今ドラグーンによっ
て吹き消された。
(また、守れなかった・・)
 絶望に打ちひしがれるキラ、その時モニター画面の隅に何かが光ったように
見えた。 コンソールパネルを操作して拡大画面を出すとそこにはパイロット
スーツが漂っている。
(まさか!)
 キラはそう思ってプロヴィデンスの方に向けライフルとバルカンを乱射し、
距離を離すと、発見したパイロットスーツの方に急行した。その漂っている人
物がフレイ・アルスターで、なおかつ生存しているなどとは万に一つの可能性
すら無いように思えた。
(確認している暇はない!回収するんだ)
 そう思ったキラはハッチが開くのももどかしいとばかりにフリーダムを飛び
出した。キラの祈りが通じたかそれとも奇跡かパイロットスーツに身を包まれ
た者はフレイだった。気を失っているか、それともその命の灯火が失われてい
るかは外見からは解らなかったが、急いで機体内にフレイをつれて戻った。
 そこへクルーゼの操るプロヴィデンスが襲いかかる。
(もう誰にも負けるわけにはいかない!)
 キラはそう心の中で叫ぶとフリーダムのバーニアを最高出力に上げた。


ーーヤキンドゥーエ崩壊後ーー
 ボロボロになった機体ごとアークエンジェルに回収さると、格納庫の作業用
アームに固定された。
 フレイは意識が戻り、医師の診断でも特に異常が認められないと自室でゆっ
くり休んでて良いと言われた。
艦内の修理が一段落するとキラはフレイの部屋に戻ると隊長が戻ったのかフレ
イが起きていた。
「起きていて大丈夫?」
「うん、特に痛いところも無いし。キラが助けてくれたんでしょ?」
「う、うん」
 しどろもどろになりながら答えるキラ、無我夢中だったが気まずい別れ方を
していた事を思い出していた。
「私、キラの事好きよ」
 唐突打ち明けられた想いにキラはフレイが何を言っているのか解らなかった
、ポカンとしているキラにフレイが少し苛立った様に言う。
「キラの事が好きだって言ったの!」
「・・フレイ」

542名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:02:38 ID:FsugJRo3
 キラの返事を遮ってフレイが続ける。
「今言わないと駄目だって思ったのよ・・。前にキラがいなくなった時本当に
死んじゃったんだって思って、生きているって解ってからも会いたいのに会え
なくて・・」
 そういいながらフレイの頬をひとしずくの涙が伝い落ちた。キラはフレイの
頬に唇を寄せた。驚いたようにキラの方を見るフレイ、
「僕だってそうさ、本当にフレイの事好きだったんだよ。でも、フレイと付き
合っている間はずっと戦ってばかりだったし、体を重ね合った時も近づけば近
づくほどフレイの心が離れていく気がしていたんだ。さっきの戦いでもそうだ
けどフレイを守れない自分が本当に無力だなって思ったんだ」
「私たちずいぶん遠回りしたのね・・」
 フレイがそういってキラを見つめる。
どちらとも無く顔を寄せ合う・・二人の唇が重なった。互いの存在を確認する
ようにそっと、だが確かに二人の唇は求め合う。
「んんっ・・はぁ、はぁ」
 フレイの口から甘く、そして興奮を伝える吐息が漏れる。
「ンッ・・はあっ」
 半身を起こしているフレの背中に手を回し、上半身をはだけさせると白くツ
ンと上を向いた形の良い美乳が露わになった。
「や・・嫌っ」
 照明の下でキラに裸を見られたフレイは小さな拒絶を告げると背中を丸めて
しまう。と、キラは上半身の服を脱いでフレイの背後に座った。
「そのまま、胸を隠したままで良いからもたれてみて」
 キラに促されるままに体を預けるフレイ。
(暖かい・・)
 そう思うと自然と緊張がとけ力が抜けた。
 頑なだった背中の緊張が解れてくるのを感じたデニムは両手で優しく包むよ
うにフレイを抱きしめ、愛撫しだした。
「あっ、な・・なんだか、凄くドキドキする」
 キラの抱擁と愛撫に身を任せるフレイ、
「気持ち良い?」
 というキラの問いにコクリと頷く。気分が良くなってきたキラは段々と大胆
になり、うなじや背中に口づけをし、舌を這わし出した。
「ああっ!そ・・こは、駄目ぇ!」
 悦びの音色を奏でるフレイ、胸を隠していた腕から力が抜ける。キラは双乳
の頂をこすりあげたり、人差し指と中指でキュッ、キュッと締め付けると、ど
んどん硬く尖ってきた。
「も・・もぅ、キラったら・・ああっ」
543名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:03:58 ID:FsugJRo3
すみません、本日はここまでです。
遅筆のためなかなか書き溜まりませぬ_| ̄|○
544名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:36:48 ID:2hL7cYUp
 〃⌒`⌒ヽ 
 i ((`')从ノ
 i,,ゝ#´Д`)糞フレイが!俺のキラタンに手を出すな!!




545名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:49:01 ID:tokP0Akl
キラカガのベリーハード希望
546名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:51:30 ID:HEtci7Pq
キラフレキテール!うほほーい!
547名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 03:22:36 ID:eilXWufT
>>543

いいよいいよ (*´ー`)=3
SEEDのころなつかしい
548名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 23:49:14 ID:RYqBdsnT
しかしそんな様子をサイがこっそり見てますよ
549シンカガ:2006/08/05(土) 21:26:41 ID:qZPsI9Bo
「――傍にいてやる」
 深紅の目を持つ少年は、琥珀色の双眸を真っ直ぐに見据えて言った。
 
「離れずに、ずっと俺がアンタの傍についてやる。アンタの言葉が、ただの綺麗事じゃないって言うなら、
俺がずっと傍で見ていてやる。もう一度の迷いや間違いも許さない」

 その紅の双眸にあったのは憎しみか、哀しみか、決心か、願いか。

「アンタがもし間違いを犯そうとするなら俺は――アンタを消してやる」

 その紅の双眸にあったのは憎しみであり、哀しみであり、決意であり、
 ――次なる平和への、痛々しいまでの願い。

「他の連中から俺はアンタを守る。同時にアンタは俺にずっと――アンタを憎む相手に背中を狙われ続ける。
どうする?――アスハの代表」

 愛した『彼』は、それぞれの力を信じて道を別ち――今はもう、己の傍らにはいない。
 この背中を守り続けてくれた、思慮深い男の姿はもう幻にもならない。自ら手を離し、そして彼も、
その意志を受け入れ手を離した。再び彼が傍らに戻ることは、ないだろう。辛くはない、寂しくはない。
 それは自らが望んだこと。平和の為に、守るべきものの為に。彼が守るべきものは――だと、言ってくれた
けれど。守るべきは亡き父の意志とオーブというひとつの、そして大勢のいのちと平和である己には。
 その想いにもう――応えられないと気付いてしまったから。進むべき未来の為、光差すその先を望んで、
二人は道を別ち、新しいそれぞれの一歩を踏み出して行った。
 代わりに己の前に現れたのは、肉親を失いその憎しみを常に母国に、そしてアスハに注ぐ一人の少年。
 憎しみを生きる糧に、憎しみを力に、戦い続けた少年。彼は進んで憎むべき者の傍に立つと言う。
 お前は――辛くないのか?お前自身は。そんな詞を声にしかけて、己が言えば彼には侮辱でしかないだろうと
気付き詞を音に成さず開きかけた口を閉ざした。否。否。辛くない筈等無い。憎むべき者の傍らにいて、
哀しみの疵は癒えることなく、疵から血は止まらずに溢れ続けるだろう。それでも尚、憎む相手を追い詰めるが
為だけに、その身を傍に置くという少年。血色の瞳が逸らすことなく自分を捉え、応えを待っていた。
 一呼吸、おいて。
 
「――お前が望むなら、それに応えよう」

 琥珀の双眸を持つ彼女の微笑は、玉座を持つ者の余裕故のものなのか、
 己の、アスハの名の大罪を償う機会を得たことへの安堵なのか、
 消えてしまった傍らを補う者が現れたことへの喜びなのか、
 シンには、分からなかった。
 
 ただその微笑は、微笑んでいながら今にも泣き出してしまいそうな、か弱いものだったのは、今でも覚えている。
550シンカガ2:2006/08/05(土) 21:28:32 ID:qZPsI9Bo
「私とてそうみすみす殺されるようなことはしないからな。その前にやらなきゃいけないことが山積みなんだ。
やるなら平和の礎が固まってからにしてくれ。――キサカ、悪いが例の資料をフラ、…ロアノーク一佐に」
「そんなの知るか――知りませんよ。アンタが平和に繋げられないような奴だと判断したら迷わず消してやる」

 オーブ内、アスハ公邸のひとつ。不穏な会話に似つかわしくない穏やかな日差しの中。
 執務室の大きな卓の前でホログラムで浮かべられた幾つかのデータを見つめながら右に佇むキサカに指示を
出しつつ、左に立つ少年と言葉を交わす。こんな遣り取りは既に日常的なものになっていて、微かに顔を顰める
ものの、キサカも二人の遣り合いに口を挟む事はない。精々目につく口の聞き方にそちらを見遣る程度だ。

 シンのウエストベルトにはホルスターが掛かっており、その中には漆黒の武器が納まっている。本来それは
オーブ代表首長であるカガリを守る為のものだが、シンはそれを守る為の武器とは思っていない。何時かの時、
この手で目の前にいる相手を討つ為の凶器――そう、何時か――きっと。幸か不幸か、「護衛」という立場で
からも今だそれを抜く機会は無かったが。

何の前触れもなく新しい護衛官だとシン・アスカを紹介されたキサカは、彼の生い立ちとその目的を聞いて
猛然とカガリに抗議したのだが、カガリは一切を聞かず不貞腐れた顔で「要するに私がそれに足る働きをすれば
問題ないんだろ?新しいお目付け役が出来ただけだ」と答えてキサカの危険過ぎるやめておけという言い分を
却下した。自分を殺そうとしている相手を護衛に置くなど、狂気の沙汰だと怒鳴った時、カガリは顔を上げて
「マトモな神経じゃ頭でっかちの連中とは渡っていけないからな、コレくらいの度胸がなくて何が代表だ」と
そう笑ったのだ。――この時、何故彼――アレックスと別名を持ったあの青年が傍にいてくれないのかと、
声には出さずキサカは拳を握り思った。一番支えて欲しい時に、彼女を守れる唯一の相手は、いない。

 キサカのシンを見る目は冷ややかだった。あれほど反対していたのにも関わらず、カガリが一度認めた後は
その言葉遣いに睨みを聞かせるだけで、特別警戒するような様子もない。時折刺すように鋭い視線が投げ掛け
られるものの、キサカが直接シンに声を掛けることもなかった。シンはそんな相手に睨み返すだけで、無論
元より目的はアスハの代表その一人でしかない為、言い返すことも銃を抜くこともしない。――ただ、彼の
無言の視線が「何故お前は『彼』ではないのか」と訴えている。それがシンにとって居心地が悪かった。
551シンカガ3:2006/08/05(土) 21:30:53 ID:qZPsI9Bo

『彼』とアスハの代表であるカガリの関係が、恋人同士のそれであったことはシンも前々から気付いていた。

 だがその相手はここにはいない。本来己がいる位置には、『彼』がいた筈であるのに。だが居ないことで
シンは代表に最も近い位置に己を置くことが出来た。好都合であったのは確かだが、それでも矢張りキサカの
視線にはすわりの悪いものを感じた。――いちいちそんなことに構っている暇など、ないのだけれど。
「軍人に代表から渡すモノって何だよ?新しい兵器か?MSの資料か?平和平和と言っておきながら、まだ戦争
を続ける気か?」

 キサカが下がった後、データとして彼がカガリから受け取ったものに対し皮肉に鼻を鳴らすシンに、カガリ
は振り返ってシンを見つめた。静かな眼差しが睨むような紅に対峙し、そして零れる溜息と共に言葉が綴られる。
「あれは軍備に関するデータなんかじゃない。オーブ兵の、被害報告書だ。ロアノーク一佐が確認しておきたい
と言ったんで、私が保管しているものを渡しただけだ」

 間接的とはいえ、ユウナ・ロマ・セイランを手中の駒にしオーブの信念を捻じ曲げて戦争に向かわせた罪を、
彼は感じているのだろう。だがその罪は、連合軍の大佐であった彼よりも、その隙を作ってしまった自身にある
のだとカガリは思う。全ては己が未熟だった為に――救えなかったいのち、奪ってしまったいのち。

 彼等に自分が出来ることはただ一つ、過去の、平和で穏やかなオーブを取り戻すこと、それだけ。

「……アンタの言うことは信じない」
 その言葉に偽りが無いとわかっていても、そう言うことで、疑うことで、カガリに対する敵対心を露わにする
シン。射殺さんばかりに睨みつけても、だが相手は好きにしろ、と言うだけで傷ついた様子はない。


続きはエロ導入部分含め明日辺りにでも投下させて貰います。
暫しお待ちを。
552名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 21:53:37 ID:txofC7QX
乙です!
続き楽しみに待ってます〜
553名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 23:36:30 ID:fiItmDwQ
久しぶりにきたら、シンカガが・・・!
たまりません、続き待っています!
554名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 01:19:38 ID:4TLKbqo1
GJ! 続き楽しみに待ってます。
ただ改行をもう少し分かり易くして欲しいかな
555名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 01:54:39 ID:E8/BDI4m
これはいいシンカガですな。
ひっそりこのスレに通い続けた甲斐があったー!
続きもお待ちしております。
556シンカガ4:2006/08/06(日) 02:11:54 ID:zykNEAnH
傍にいることで罪の意識を感じさせ追い詰めてやろうと思った。常に憎しみを向けられることに苦しめばいいと
思った。なのに目の前の女はまるでシンを気心許した部下のように扱う。
 最初――それこそがカガリがシンに対する負い目を感じての態度だと思っていたが、カガリのシンに接する態度に物怖じした様子はなく常に向ける嫌味にも動揺もせず、既にその遣り取りは二人の間で挨拶を交わすような自然さで行われている。
 まるでシンの詞等気にも留めていないように見える、カガリの態度。深く暗く抱えた負の感情をその背にぶつけてもカガリは振り向くことすらない。それが、シンを苛立たせる。
 ――傷つけばいい、苦しめばいい。こいつにはその責任がある。

 自分から大事な妹を、父母を奪ったくせに。自分には義務がある、奪われた者の苦しみを、喪った者の哀しみを。
 そして決して消えない怒りを――この目の前にいる女に知らしめる義務が。
 ギリ、と握り締めた掌のグローブが軋んだ。革にめり込んだ爪は、黒革を越えて皮膚に薄く血を滲ませる。

「『あの人』は、もう守ってくれないんですか?アンタのこと」
「………」

 何か、何か少しでもいい、飄々とした仮面を打ち壊すものであればどんな刃でもいい。そんな思いでシンは語尾
を上げ、勿体ぶった口調でその薄い背中にキィワードとなるだろう単語をぶつけた。
 
 あの人。あの人。アノヒト。
 
 ――ぴくり。一切の反応を示さなかったカガリの肩が一瞬、微かだが震えたのをシンは見逃さなかった。小さな
動揺。だが隠しようもないカガリの纏った仮面の、綻び。シンの唇の端に、酷薄の笑みが浮かんだ。

「……お前が言っている人物が私の予想通りの相手なら、彼は彼の進むべき道を選び――
私も自分の選ぶべき道を選んだ。それぞれに使命を持って――」

「分かれた。――じゃあもう『あの人』はアンタを守ってはくれないんだ?」

 く、と低く笑ったシンの方へ、ゆるりとカガリが振り向き嘲笑を浮かべた唇と紅い双眸を見つめた。
 遠回しに言ったところで、結局はそうじゃないか。守ってくれる王子様はいない。一人ぼっちのお姫様。
 悪魔は彼女の直ぐ後ろ、爪を磨いで待っている。その甘美な心臓を引き裂く機会を。
 
「――望んだのは私だ」

 ふっと瞼を伏せて吐息と共に呟くそれは、シンに伝えるというよりもカガリが自分自身に言い聞かせるような。
 シンにそう伝えたければ視線等逸らす必要はない。シンから視線を逸らすのは真っ直ぐに見つめ告げられない
後ろめたさがあるからだ。望んだのは私?――何を偉そうに。心の中でシンが毒づく。
 
 くるりと椅子ごと身体を正面に向けたカガリを追い掛け、シンは絨毯に靴を深く沈ませながら卓の前に両手を
たたきつけた。バン、と大きな音を立てて、間近になったカガリの顔を真っ直ぐ見据える。額が触れそうな距離。
 カガリの琥珀に映ったのは、紅蓮の炎の如く紅い紅いシンの双眸。憤怒と悲哀を篭めた紅い眼。
 ギュッと眉間に皺を寄せて睨みつけるシンの顔を、カガリは今度は逸らさず受け止めた。卓の下に潜めた膝上の
掌をそっと固く握り締め。小さな唇の間から息を吸い込み空気を、そして何よりカガリの心を深く震わせる怒声を
静かに待つ。

「……恋人――」
「…………何?」
557シンカガ5:2006/08/06(日) 02:14:56 ID:zykNEAnH
 だがシンの唇から漏れたのは、低い声でその一言だけ。相変わらずカガリを睨みつける眼光の強さは変わらず、
視線僅かも逸らすことは許さないとカガリを捉えたままだったが、シンの言葉はほんの一言のみで、カガリは
思わず怪訝そうにその顔を覗き込んでしまった。

「恋人だったんじゃないの?アンタ等二人、さ。それがお互い恋人より大事なモノがあって、
しなきゃなんないことがあるって別れて――じゃあ今のアンタの恋人って……この国そのもの?」

 愛すべき国。愛すべき国民。守るべき国。守るべき国民。己の命にもかえられぬ尊いモノ。
 恋人という甘美な響きはきっと似合わないだろうけれど、喩えるならばそうなのかもしれない。

 じっと見つめるシンの紅を見つめ返し、カガリは小さく頷いた。そして微笑する。そうなのだろうな、と。
 シンに初めて微笑みかけた時と同じ、幼子の泣き濡れた後浮かべるそれのような、切なげな。
 
 一瞬。ほんの瞬きほどの僅かな間。シンは針が胸の奥深くを刺すような痛みを覚えた。だがそれは余りにも
微かで、その痛みが何かの警鐘であったとしても、その時のシンにはそれに気付くことは出来なかった。
 負の感情を詰め込んで張り詰めた皮袋に小さな疵が入り、そこから裂けて零れるどす黒いものがシンの胸を
いっぱいに浸していく。背筋がゾクゾクした。身体は熱を帯びていくのに指先だけが冷たくなっていく。

「じゃあ俺も――今はアンタの恋人ってことになるよな?」

 オーブでカガリの護衛官となったと同時、シンにはオーブの住民権が与えられた。忌々しい愚国の、阿呆な
国民の権利を貰ったところで何も嬉しくは無い。叩き返そうかと思ったそれだったが、機会をなくして突き返せず
にいたことが逆にシンにとっての他に無い好機を呼んだ。

「何を言っている……シン?」

 オーブでカガリの護衛官となったと同時、シンにはオーブの住民権が与えられた。忌々しい愚国の、阿呆な
国民の権利を貰ったところで何も嬉しくは無い。叩き返そうかと思ったそれだったが、機会をなくして突き返せず
にいたことが逆にシンにとっての他に無い好機を呼んだ。

「何を言っている……シン?」



続きはまた明日(今日?)の夜にでも。
改行こんなもんでよいかな?と思って試し投下したら↑改行ミスってました…。
折角ご指摘下さったのにスイマセンでした。
558名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:19:30 ID:zykNEAnH
OK、落ち着け自分。
今後は送信前にチェックを怠らぬよう致します。
重ね重ね申し訳ないorz
559名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 04:45:37 ID:qEhdSbs8
>>558
待望のシンカガ!!!
ここまででも充分GJ!!!
文章すごく格好良いです
続きもwktkしてお待ちしております
560名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 20:33:48 ID:I2ladVBs
硬質な感じがたまらなくイイです
後半期待してます
561シンカガ6:2006/08/07(月) 00:59:35 ID:7oAtx3/G
 怪訝な表情で訊ねるカガリ。そんなカガリにシンは唇の端を吊り上げて唇を重ねるように顔を傾けカガリの顔を
 覗き込んだ。揺らぐ琥珀色の瞳。
 ほんの少し身を引いてシンを避けるカガリの顔に、一層自分のそれを近づけて離れただけの距離を埋める。

 能面のように張り付いた笑みを浮かべたまま、シンはカガリの細い顎を掌で掴んだ。背けられないよう強い力で
押さえつけ、戸惑うその双眸を覗き込む。そこには歪んだ微笑を浮かべ捻れた持論を捲くし立てる男が映っていた。

「だってそうだろ?今俺はアンタの愛してる大事なオーブの国民なんだからさ。この国が恋人って言うなら、
そこに住む俺だってそれにあたるんじゃないのか?
 しかも俺は昔オーブにいてアンタみたいな愚かな指導者がいたお陰で大事な肉親を奪われてる。
 特別大事に扱わないといけない『恋人』だよな?俺は。なぁ、そうだろ?……――なあ、答えてよ。アスハ代表。
 …………どうなんだよ!? 答えろよ!?」
 
 自らの疵を抉って滴る疵口を開き見せつけ、これがお前の行った事だと突きつける。塞がりかけた疵は何度も
繰り返し己の手で開かれ、二度と塞がることがないかもしれない。誰にも癒せない過去の――哀しい疵。
 それでも良かった。癒されたいとも癒して欲しいともシンは望んでいなかった。この疵の痛みが、愛する者を
喪ったことの哀しみであるなら、ずっと抱えて生きていこう。そして偽善者面をした薄っぺらい平和を唱え続ける
「国の代表」とやらに叩きつけてやる。理想ばかりの甘言に躍らされ傷つけられてゆく、連中が守ると繰り返す
愛されるべき民の姿がどんなものであったか。

 引き攣った笑いからやがて憤怒露わの表情になってカガリを追い詰めるシン。カガリの小さな震えが、顎を乱暴に
掴んだシンの手にも伝わってくる。
 今まで無理矢理冷静を装っていた偽りの仮面がボロボロと剥がれ落ちて、やがて剥き出しになる、脆く弱く、
感情の波に揺さ振られ易い本来の――シンが知る過去の通りの、一国の代表と言うには余りに未熟な、10代の娘
の姿が。

「どうなんだよ、答えろよ。――早く。アンタが愛してやまない国の、大切な国民だろ?俺は。なぁそうだろ?」
「――そ、ぅ…だ……」

 消えてしまいそうな声で、掠れた声で、掴まれたままで頷くことも出来ずカガリが肯定する。もとより否定する
事等カガリには出来はしなかったのだろうが。ふん、と満足そうにシンは鼻を鳴らし笑った。

「アスランよりも?」
「――っ!?」

 カガリの琥珀が大きく見開かれ、声なき悲鳴が――確かにシンの心まで響き、震わせた。
 望んだのは自分だと言っておきながら、今でも引き摺ってるじゃないか。
 所詮ごっこ遊びで国を動かしている女など、この程度の覚悟でしかないのだ。国を守る為愛した男と離れた――
そんな安っぽいドラマの様な展開に酔いしれているだけなのだ。そんな連中につき合わされ信じたが為に不幸な死
を遂げた、両親と妹。許さない、許さない、許してなどやるものか、アスハ――!!
562シンカガ7:2006/08/07(月) 02:15:28 ID:7oAtx3/G
「どうなんだよ、答えろよ。もう切れたんだろ!? 離れたんだろ!? 要らないんだろ!? アンタが今愛してるのは
あの男じゃない、アンタの恋人はこの国で、国民なんだろ?ならその国民の一人の、俺は、アイツより愛されて
当然だよなぁ!? ――答えろよ。アスランよりもこの国と、人と、……俺を愛してるんだろ!?」

 別にこの女の愛情が欲しいわけじゃない。そんなもの要らない。けれど想う相手がいるコイツに無理矢理自分を
愛せと言えばどうなるか、どんな風に傷つくか、試してみたかっただけ。
 唇を歪め、笑いかけながらシンはそう、己自身に言い聞かせる。愛されたいわけではない、もう誰からも、愛情など求めてはいない。もう愛されたいとも、愛したいとも思わない。そんなもの、要らない。
 愛した家族は、戦火の中に消えた。心通わせた無垢な少女もまた、いなくなってしまった。共に戦い仲間として
傍にいてくれた彼女とは、触れ合うことは出来ても心繋ぎ合うことは出来なかった。
 もう誰も愛さない。愛されなくていい。でも――それでも。この女が誰かを愛し、愛され幸福に生きることだけ
は許さない。

「答えろよ、早く!!」
「――っ……、ぅ……っあ……」

 一筋の滴がカガリの頬を滑り、褐色の卓の上に小さな沁みをつくった。小さな、か細い声が苦しげに言葉を綴る。

「あいして、ぃる……」

「誰を?」
「この、くにを……」
「それから?」
「このくにの、皆を…」
「誰よりも?」

 ……暫しの沈黙。シンが促すより先に、カガリは口を開いて。

「アスラン、よりも……わたしは、くにを、たみを、シンを、あいしている……」
 
 もうひとすじ。澄んだ滴がカガリの頬を濡らし、落ちた。
 
 
 
 白い、白い肌。性別を特に意識させないようそこから「女」らしさを削ぎ取った素っ気の無いスーツの中に
潜んでいたのは、柔らかで甘い香りの漂う、成熟に近くなれどまだ完成されていない女の身体だった。
 
 広い卓の中央に腰を下ろし、大きく開いたシンの膝の間に、纏う衣服を全て脱ぎ捨てたカガリが身を寄せる。
 
 恋人なら当然の行為だろう、とそう言った言葉に対し、カガリは俯いたまま無言で自ら服を脱ぎ始めた。
 シンは恋人だ。この国と同様、愛すべき存在なのだ。虚しさばかりが広がる胸の中で、カガリは己にそう言い
聞かせる。
 選んだのは、アスランではない。己の意志で、己の心で、選んだ。この国と、民と、平和を、何よりも愛し育み、
その為だけにこの身を捧げるのだと。だから、これは――己にシンが求めることはごく当然のことなのだ。
 
 狭苦しいスーツの中に隠れていた膨らみはシンの掌に余る程の豊かな大きさで、白いふたつのまろみのそれぞれの
中央には、控えめな弧の上にブラウンピンクの頂があった。今はまだ大人しいそこも、弄ればいやらしく固く尖って
いくのだろう。
 括れた細い腰に広がるまろやかな輪郭。隠すな、とシンの一言で晒された恥部は、カガリの髪の色より明度は低い
ものの、縮れたそこの色もまた金色だった。きちんと手入れが成され、逆三角形に整えられている茂みを掻き乱し、
そこの奥に隠れた秘めやかな部分を暴いてゆくのはどんなに心地良いことか。
 
 目の前にある女の身体――しかもあの憎いアスハが、己の言葉に屈して晒したものだ――に、シンの昂りは布越し
では隠しようもない程張り詰めていた。純粋な若き雄として抱く、女の身体への欲望と、アスハの女を穢すという、
歪んだ復讐の上に感じる興奮。この国を統治する女は、己を憎む相手の慰みとなろうとしている。
 この女は、服を脱ぎ、裸を晒して、雄の昂りを鎮める為にこれから自ら乳房を使って淫戯を行うのだ。
 愛する『恋人』の為に!!
563名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:32:15 ID:7oAtx3/G
エロ導入部にまで行き着かず申し訳ないです。
次回は水曜日あたりに投下しにお邪魔します。
564名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:55:57 ID:v39Cq8/T
うおー、なんてところでおあずけをっっ
水曜日が待ち遠しいです!
565名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 04:40:16 ID:0hrllTPd


ウワァァァン!!オトーサマー!  (( 
        バキッ!! 〃´   `ヽ
   。 "⌒` 、. ゚( (( ))ノ i   なんで俺がゴリラと
  .゚ 。ハノルノノ〉从 (`Д´#W     交尾してんだよ!!
   。・ルレ,;゚;◇(,;⊂ (    )つ  ̄==  フザケンナ!!
    と ,;;; つ ・  し ノ  三==
    O,,*,,つ      ∪≡===

566名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 07:14:07 ID:PKzwEg/F
妙にこう、カガリは精神的に追い詰められるパターンが似合うな…。
シンカガ乙です。続き心待ちにしておりますです。
567名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 07:35:47 ID:KBExzX8T
>>563
今作品が全体のどのあたりかわかりませんが、完結時期の目安をお願いします。
ただ、今過疎ですから投下方法はこのままでもいいと思います。
568シンカガ書き手:2006/08/07(月) 08:03:10 ID:rOF0xohA
>>567
7/15 くらいで現在で半分前後と見ています。
次回投下時にはもう少しまとめて投下させて頂きます。

また、読んで下さっている方々に感謝致します。
569名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 10:41:11 ID:4Fk3Mbc5
>>568
シンカガGJ!!

携帯からだと大変でしょうが、頑張って下さい。
570名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:16:50 ID:GhJYqwNE
571名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 10:43:33 ID:q/PHpF2c
>>568
         まだやるのか
     ゴリラに萌える変態SSに
       俺を勝手に出すんじゃない
        .((  ふざけんな   
 ―=≡ 〃´   `ヽ     \从从/// 
 ―=≡ i .( (( ))ノ      ,, "⌒` 、  ぐちゃっ!
―=≡三 W#`Д´)つ''""  ルハノルノル  ´"''::;:,  
 ―=≡三 ヽ     ̄ ̄⌒)>◇;゚;ノリ,,::;:,
 ―=≡三 /  / ̄ ̄´"'''⊂;;;#':*,'´ノ ::;;;;::'''"´
 ―=≡三 \__); ///(_ ,、 `^)^) \\\

572名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 10:45:40 ID:q/PHpF2c
                                ((_
                             〃´   `ヽ  おらっ、死ね糞ゴリ
                             ( (( ))ノ i
                            と(`Д´#W ミ 
                         , "⌒` /⌒    つ  
                      ⌒ルハノルノ(_)´ \ \    
                  ⊂_:#: ルリ:;。◇(# バコッ (__)
                               バコッ

573名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 10:47:13 ID:q/PHpF2c
                       
                  , "⌒` 、
              ν⌒ ルハノルノノ
             ⊂_:#:ルリ゚:◇:。#ル

           ,n
       ((_   uE)
     〃´   `ヽ.| |     
     i .( (( ))ノ | |   おーい蝙蝠ハゲ 汚いから
     W ´Д`ノ / /  片付けておけよそのボロクズを 
    /      ノ    
   / /\   / ̄\
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \_
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)
  ||\            \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
  ||  ||              ||
                    
574名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 12:33:44 ID:87Z+Mrc4
>>571-573
空気嫁カス
575名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 12:57:20 ID:IjDUbv1e
夏だねぇ・・・・

職人様はどうか気にしないで投下よろしくおながいします。
576541:2006/08/08(火) 13:46:47 ID:zrB/oHUQ
 フレイの体が弓なりに反り返り、胸を突き上げる形になる。
「お願いだから電気を消して」
「駄目だよ、こんなに綺麗なフレイが喘ぐところを見られないなんて我慢でき
ない」
「やん、うあっ・・、も・・もう・・ッ」
 昂ぶった熱い吐息がキラの耳にかかり。官能の波に翻弄され続けるフレイの
スカートの上から手を差し入れて割れ目をなぞるとそこはすでにグショグショ
に濡れていた。
「ストッキングの上からでも濡れてるのが解るよ、フレイ」
フレイの耳を甘咬みしながら囁くキラ、
「ああっ!駄目えぇっ!」
 弓なりになったままピクンピクンと快感の余韻に意識を預けるフレイ。無意
識にその脚が拡がり、自然とMの文字を形作る。
「欲しい?」
「入れてぇ!お願いだからっ!」
 哀願に近いフレイの喘ぎを聞いて、キラはフレイのショーツの結わえを解い
て引き抜いた。ショーツの生地が敏感になった淫核をこすり上げる感覚に悲鳴
を上げるフレイ。さらにキラがストッキングの中に手を入れて直に割れ目をな
ぞり淫核をつまみ上げると、見事な脚線を描いている脚がガクガクと震えた。
「イっちゃったんだ」
 そう言いながらフレイの愛液で濡れた指を口腔に差し込み抱きすくめるとフ
レイは潤んだ瞳でキラを見つめるのが精一杯だった。
577541:2006/08/08(火) 13:49:06 ID:zrB/oHUQ
投下しますた〜
現在筆が重くて思うように執筆作業がはかどらず申し訳ない。
えと、短くても定期的に投下するか、書き貯めした方がよいかいかがでしょうか?
578名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 13:57:34 ID:ACheI6Ta

……1レスで「執筆作業」というのはいかがなものか。
579名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 14:40:30 ID:o7VqJc+i
何ヶ月も先になるのなら別として、そうじゃないなら
ある程度書き溜めてからの方がいいと思うよ
580名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 14:42:44 ID:M6BQj/oi
書き溜めして一気に投下希望。ストッキングモエスハァハァ
581名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:22:56 ID:0+S2gw+J
>>574
おまえがカス。>>571-573は言いにくいことをよく言ってくれた
よくあるアスシンパターンをずらずら書かれてエロなしかよ!
修行してから出て来い
582名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:23:11 ID:q/PHpF2c
>>574
それはキモゴリとツンをくっつけようなんてやつに言えよwww
ゴリ厨の方も嫌だろうしな


                             ∞ 〜
               ∞ 〜    , "⌒` 、
                   ν⌒ ルハノルノノ ∞ 〜
                  ⊂_:#:ルリ#◇。#ル

  腐って異臭してるじゃねえか
  アンタのお古なんだから責任持って
  片付けとけって言ったろハゲ
     

           .,__    ., \
        ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\  `:, ;  ’, ・
          "‐ニ‐-> "`"'-' \ ∴.'  ∴   〃⌒`⌒ヽ       グハ…      ,、`;:,";:,`,・
   ______二)  \      ヽ ’, ; .∴. '∴.`((`')从ノ―= ̄`ヽ ,,;:`;:";+,;:"`";:,`;";:,;・
      ̄"'''─((、             ヽ ; . ',∴' ,i(´Д`#<,i_ >  ゛(;・;:`,;:"";:+,;`;:*,;:
        〃´   `ヽノノ             ヽ .';  ∴.'’,;∴.'; ,(/ , ´ ノ `"・;:`,;;・*
         i .( (( ))ノ      _ _   ヽ`; ,’;.∴.;.,`;/ / /
        W #`Д´) _ - ― = ̄  ̄`:,  |’, ;';.`’;;`/ / ,'  ドガッ
        / -'' ̄    __――= '   i` ,;` ; / /|  |
        ノ   , -―  ̄  ̄         ! ;∴;!、_/ /   〉
       (  ` ̄ 、 ヾ、 _、         |.`: , ;      |_/
       / ン―ゥ   )ヾ./_     _   // ∵ ・ 
  / ̄"⌒ ノ  /  /、ー`、-、ヾ、、,  、, /i/
  l__/ ̄ ̄  〈__)  // ./// /
              /  / / /

583名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:39:18 ID:yU8Cy9L+
アスキラ投下まだぁ〜?チンチン
584名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 00:34:30 ID:gfVZPzPB
あーあ('A`)
585名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 01:14:34 ID:2K41Stvp
精神年齢が21未満の香具師は失せろ
586名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 01:57:15 ID:wcjFR7m+
このスレの住人は「スルー」という物を知らんのか?
587名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 11:15:16 ID:+GrrMMly
糞スレ更し上げ
588名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:51:04 ID:P4FRf9u2
シンカガまち〜〜 (ワクテカ
589名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:44:44 ID:chOdh1Am
シンカガ神、まだおいででないのかー
590名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 01:17:20 ID:PZYCKCAO
 …見えない…
 屈辱の涙か。
 それとも今日までの自分とアスラン、そしてシンに関わる諸々の事柄への悔恨の涙か。
 泣くまいとしても、どんなに堪えてもあふれ来る涙がカガリの視界を乱していた。
 一糸纏わぬ自分の姿を目にしているシンがどんな顔をしているのか、今のカガリにはわからなかった。
 あの真紅の瞳――初めて出会った時、自分を射すくめたあの瞳――の鋭い視線が自分に向けられているのは痛い
ほどに感じられる。
 それでもシンの表情は窺い知れない。
 相変わらず、憤怒と憎悪に満ちているのか。
 それともこんな不様な自分を嘲笑っているのか…。
 あるいは――。
 そこまで思い至ったところで、カガリは軽く首を横に振る。
 そんなはずはない、自分を憎んでいるシンが、と。
 …そうだ、たった今、わたしの肉体を求めているのも、彼にとってはわたしがしなくてはいけない償いに過ぎないんだ…
 そう思い込もうとしても、心の奥底で何か熱い物が込みあげて来るのを、カガリは抑えることが出来なかった。
 たとえそれが憎悪からの、悪意に満ちた物であっても、 シンはカガリの肉体を求めているのだ。
 国家元首として、国のために生きることを決意し。
 アスランと決別した時に捨て去ったはずの女としてのカガリ・ユラ・アスハ。
 その捨てたはずの物が、自分の中で、こんな状況にも関わらず燃え盛っているのだ。
 カガリは大きな勘違いをしていた。
 女としての自分を捨てたつもりでいたが、、実際には心の奥底に仕舞い込んでいただけだったのだ。
 そう、その落し込めていた物は、こんな状況にも関わらず、ではなく、こんな状況だからこそ燃え盛り始めていた。
 強烈な自己嫌悪にカガリは襲われる。
 シンの前に身体を投げ出したのは贖罪として彼の憎しみを受け止めるためではなく、単に抑えきれぬ肉欲に身を任せ
手近な相手に身体を開いただけなのでは…。
 そこに思い至ったカガリは慌ててシンを制止しようとしたが、彼はそま顔を自らの秘所へと近づけていた。
 今更ながら、眩暈のするような羞恥心に襲われるカガリ、そして…。
 シンの口から一言言葉が漏れた。
 「臭ぇ…」
 耳を疑うカガリ。
 折よく涙の乾いた目をシンへと向けると。
 あろうことか彼は鼻をつまみ、顔をしかめている。
 「臭え、本当に人間かあんた、なんだこの匂いは?」
 「えっ?」
 思ってもみなかったことを指摘されて、カガリは言葉を失った。
591名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 01:33:06 ID:/egZ5/Cc


592名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 13:10:40 ID:6SXxBVyY
まったりまつのだ〜〜且_(・_・。)
593名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 02:09:15 ID:E1igWGrA
■ ピンクちゃんねる(bbspink)は閉鎖 !?
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erobbs/1154154630/311
■ あなたの一票でBBSPINKの存続が決定 !?
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erobbs/1154378253/
594名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 12:15:35 ID:AChc/B2P
>>590
やるなぁ
いろんな意味ですごいなぁ
595名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 11:01:16 ID:MRgqiesZ
久しぶりに来たが・・・
何だこれは
596名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 22:01:21 ID:lLZkbDmC
うはwwシン鬼畜www
597名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 23:42:23 ID:ZAO6I9Iq
>>576の続きだよねコレ?
598名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 23:43:33 ID:ZAO6I9Iq
× >>576
○ >>562
599名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 00:15:14 ID:T9mKHxs/
別人だろ。改行の仕方が全然ちがう
上手くやったつもりだろーけどw
600名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 12:00:36 ID:ly/hZAFA
>>599
バレたかw
タイトルつけて改行校正する前に間違って送信しちゃったんだよw


          ((__    臭ぇんだよ、やっぱり獣だな
        ,〃 ´ ` ヽ        このクソゴリラ
        . ( (( ))ノ  ドカッ!      
     ミ ○、w#`Д´)    バキッ!       
       ヽ/,r´ ○`ヽ  ゴスッ!          
     ;:+,;` ルハノルノノ〉,`;:,";:,`             
    ミ ヘ丿ルレ!#◇。#          
    (ヽ_ノ ゝ _ノ ブギャァッ!
        ;:+,;`
601名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 12:05:09 ID:ly/hZAFA


_____|___|且且且 ((  |_______________
_____|_|__〃´   `ヽ______________
     | ̄ ̄| ̄\  i .( (( ))ノ \
     || ̄ ̄\  \W*´∀`ノ \
     || ̄ ̄ ̄|__/( ⊃¶¶¶   / 汚物は焼却だ
     ||___| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     |____.|__〔〕))))))〕_|
        >∪<     ||
                   ||
                   ||
                   ||
                  〔〇〕
                  /  \
            ..   〈ハノル〉  
               リ;A;iル
               ⊂  ⊃
               ⊂ * ⊃    ゴォォォォォォォ
         _______________
        //|              ...//|
      //  | 从从从 从从    //  |
     //  从|从. 从从从从从从)//    |
    |. |   从,,,,从∧从 从,,,∧ 从 |. |     |
    |. |  从从从从从从从从从从.|. |     |
    |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  .|     |
    |        焼却炉  .     .|     |
602温もり:2006/08/14(月) 07:31:40 ID:IXjM1EGJ
思い立ったから投下。キラ・ラクス。destinyの始まる少し前の話。
603温もり:2006/08/14(月) 07:32:18 ID:IXjM1EGJ
━━自分の叫び声で目が覚めた。

また、あの頃の夢を見た。
アークエンジェルの個室で、自分の欲望をただぶつけていたあの頃。
燃えるような赤い髪の彼女を組み敷いて、
それを受け止めてくれる彼女に甘えていて。

偽りだったとしても、あの時の僕には、彼女が必要だった。
どこにも行き場がなくて、気が狂いそうだった僕を受け止めてくれた。
彼女の肌で癒してくれた。

結局彼女を好きだったのか、それを確かめることはできなかった。
彼女は連れ去られ、そして僕の目の前で…

きっと僕は彼女を好きだった。
離れ離れになって、戦場での一瞬の邂逅で、それが確信になった。
だから、彼女に会いたかった。
彼女に、好きだと伝えたかった。

それが叶わなくて、僕の感情はあの男への憎しみへと変わり、
そして戦闘が終わったとき、僕の感情は行き場を失った。



本当に大切なものを守れなくて、それでも生きている自分は何をしたらいいの。
最高のコーディネイターと言われても、大事なものを失うばかりで何が最高なのか…
604温もり:2006/08/14(月) 07:33:21 ID:IXjM1EGJ
『…キラ…』

自分を呼ぶ声にびくっとした。
ラクス。思考の闇に嵌っていて気付かなかった。

そのまま何も言わずラクスは近付いて来て、僕の頬を撫でた。
知らず、涙が流れていたのか。

そのまま、透き通った目で、見つめてくる。
瞳には無様で情けない僕の顔が映っている。

縋り付きたい衝動を覚え、以前にも同じことがあった事を思い出して
胸がちりちりと焦げ付く。
僕は、あの時から何も変わってない、守りたい人を守れなくて。縋って。
そして…

突き放そうとした瞬間、抱き締められた。

『縋っていいのですよ。キラ』

穏やかな声。頭を撫でられる。
縋りつきたい想いと、相反する感情が心の中で軋む。
両腕は抱き締め返したいのか突き放したいのか、
そのどちらもできずに空気をつかむのみ。

しばらくそのまま、されるがままでいた。
彼女の体温が悪夢で冷え切った体にじわじわと伝わってくる。
素肌が触れ合う所は特に。
605温もり:2006/08/14(月) 07:34:08 ID:IXjM1EGJ
「あったかい…」

いつの間にか凶暴な感情は収まって、自然と彼女を抱き締め返す自分がいた。
目が合う。どちらともなく、唇を合わせる。

長い時間のキスだった。
舌も何もない、唇を合わせるだけのキス。だけど触れ合うだけで、
あたたかく穏やかな感情がその部分から生まれてくる。

彼女の目から一筋の雫が零れ落ちたのは、そんな余韻を感じているときだった。

「ごめん! 嫌だった?」

気の利かない台詞だって思うけど、それくらいしか頭には思い浮かばない。

黙って首を振るラクス。
微かに震えながら、か細い声で、言った。

『貴方が、壊れてしまうのではないかって、怖かった…』



今度は逆に、僕が彼女の頭を胸に抱き、頭を撫でる番だった。
どのくらい、そうしていたのだろう。

『…貴方の鼓動が聞こえます』

「そう?」

『ええ』

さっきまで囚われていた悪夢の恐怖が嘘の様に霧散していた。
彼女が顔を上げる。潤む瞳、上気した頬。
鼓動が早鐘を打つのがわかる。わかるだけ、余裕がある。

唇を合わせ、静かに押し倒す。
606温もり:2006/08/14(月) 07:34:38 ID:IXjM1EGJ
昔のように、何かから逃げて縋るのとは、明らかに違った。
彼女の体温、素肌がただ愛おしい。
だから下着姿の露出した肌に唇を這わせる。至る所へ。
顔、首筋、腕、かすかな胸の谷間、お臍、足…
そのたびに体を震わせ、押し殺した甘い声が漏れる。
ただ愛おしい。

全身への口付けだけで、彼女の下着はその奥の形を透けさせるほどに湿っていた。
キスをしながらその部分を優しく撫でる。
キス越しに甘い喘ぎが伝わる。

「声、我慢しなくてもいいよ」

耳元で囁くと、顔をこれ以上ないくらい紅潮させて睨まれる。
今はその表情すらも扇情的だ。

唇を合わせ舌を入れてみる。恐る恐る舌を絡ませてくる。同時に、彼女の下腹へ手を伸ばす。
下着の下へ指を潜り込ませるが、彼女は抵抗せず、むしろ両腕で抱きついてくる。
甘い吐息は途切れ途切れで僕の口の中に吸い込まれる。

十二分に潤った下腹を指で擦る。息が続かなくなって唇が離れる。
耳元で、上気した声で喘がれる。

『貴方と、繋がりたい、です』
607温もり:2006/08/14(月) 07:35:08 ID:IXjM1EGJ
ゆっくりと当てて、挿し入れていく。まだ先が触れているだけなのに、
それだけで果てそうになる。
昂ぶる気持ちを必死に抑えて、埋めていく。
途中で彼女が痛みに耐える仕草を見せる。
一瞬心が痛んだけれど、ここで引くのは一番悪い。
ごめん、と呟いてゆっくりと怒張を埋めきる。

声にできないほどの痛みを彼女は感じているのだろう。
しかし、彼女の中は、侵入者にとてつもない快楽をもたらしている。
勢い腰を動かしたい、しかし彼女の苦悶の表情が衝動を辛うじて止める。

大きく二つ息をして、彼女の下腹の突起に手を伸ばす。
動かなければそれほど痛みはないのだろうか、甘い吐息が漏れた。
連動して、彼女の中が蠢いた。断続的に締め付けてくる。
繋がっているところから背筋へと電撃のような恍惚が走る。
頭が真っ白になる。
なおも突起をいじる。彼女の両腕が僕の背中に回る。
動かす前に出てしまいそう。突起をいじるたびに、締め付けが変幻自在に動くんだ。

感極まった声で、耳元で僕の名前を呼ぶ声が聞こえ、僕の欲望が彼女に注がれる瞬間、
必死に彼女へと伝えた。


好きだよ、って。
608温もり:2006/08/14(月) 07:35:58 ID:IXjM1EGJ
夜明け前の海岸は暗い闇に閉ざされている。
今夜のように月も星も雲に隠れていれば何も照らすものはない。
だけど、それでもいつかは日が昇るんだ。
ずっと闇のままであったりはしない。

ラクスは、彼女は闇の中の僕を照らしてくれた。
だから。今度こそ、守るんだ。
…今度こそ。
609名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 09:28:34 ID:sTKMFLdy
ルナで緊縛プレーがしてみたい今日この頃
>602-608
GJ
610名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 16:32:07 ID:xiHFGQI8
保守
611名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 01:02:16 ID:zyLOB+vK
キララクGJ
612名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 14:17:05 ID:Npw8UxM4
GJ!
613名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 18:46:36 ID:juUfQA6y
またゴキララクソか
614名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 22:45:52 ID:D3ii+hr5
職人別、カプ別で編集した保管庫ないですか
615名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 00:58:22 ID:VGQIxXpK
>>614
>>353-356

>>356について語ったり質問するのは変な奴が湧くのですすめない
>>436〜後50レス位参照
616名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 18:48:23 ID:HycbItAg
夏だな
617名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 22:24:16 ID:TaKf1ULK
お盆だな
618名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 22:32:00 ID:vH94XOkZ
死者が帰ってくるんだぜ
619名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 22:35:49 ID:c3wdtdWO
フレイとステラとウズミが帰ってくる
620名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:34:59 ID:l0U9d91+
シンが幽体離脱してステラかと思ったら何故かフレイに色々弄られるSSマダー?
621―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/18(金) 01:35:29 ID:khrgmqJP

 ある日の、そこそこに平和らしいAA内。
 小鳥が囀るように楽しげに笑い合う、アスランとキラ、カガリとラクス達の四人と擦れ違った彼は。
 ふと足を止め華やかな彼等の後ろ姿を見て、ぽつりと呟いた。

「若いっていいねぇ」

 正に青春真っ盛り。酸いも甘いも知り尽くした大人と違って、今が一番楽しい頃か、青春してんなぁあいつ等。
 ――などと、顎に手をやり一人勝手に納得して頷き繰り返す彼を、共に歩み進めていたマードック軍曹が
 眉間にくっきりと皺を寄せて、「何一人じじむさいこと言ってんですか」と呆れた口調で呟き見遣る。
 暫く四人の背中を見つめていた彼は、くるりと振り向き何やら要らぬ考えを含んだような、
 ニヤリ顔で軍曹の顔を覗き込んだ。
 眉間ギリギリの距離で突き出された指と、不穏過ぎる笑みを浮かべにじり迫ってくる相手の顔から
 必死に逃げようとする軍曹に、彼――ムウ・ラ・フラガは、
 
「若い連中を導いてやるのも、大人の役目って思わない?軍曹」

 そんなことを言って、にまりと笑みを深くしてみせた。
 
 どうせロクでもない事を考え付いたに違いない。
 確信としてそう感じたマードック軍曹は、多分にこれからその彼の対象となってしまったらしい、
 若い四人を心から気の毒に思った。
 




 カッとなってやった。後悔はしていない。
 続きはまた近々投下しに来ます。
622名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 03:57:02 ID:wrgrGR/t
アスランに掘られたい(><)
623名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 03:19:32 ID:JhIOhfyZ
>>621
後悔する必要はないからはやく投下してくれw
624名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 05:55:12 ID:IbcoEQT3
悲惨なやられ方をしたミューディーがあの後生きていて
ザフト兵にやられるシチュきぼん
625名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 12:18:46 ID:g/osoi9F
>>621
ktkr!
続きを全裸待ち
626名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 12:19:17 ID:/a0D3mUc
保管庫もどきを作ろうと思う・・・
627名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 18:15:38 ID:W7EltcaH
>>626
人柱キター(゚∀゚)!!頼む神よ
できればシンルナ保管庫からつくってくれるとうれしい
628名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 21:24:52 ID:CKjGjoH/
人柱とか特定カプ押しつけとか…
夏厨の見本キタコレ
629626:2006/08/19(土) 22:12:04 ID:/a0D3mUc
まぁ最初のほうから造ってるからいつになるかわからないし
適当に作るから漏れ落ちも多いだろうし、とにかく欠点だらけになるだろうから
期待しないでくれ。
630名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:29:48 ID:++5nr0bP
age
631名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:06:53 ID:Y2uqyqPS
ルナマリアがシンに胸を触られたら怒ると思う?
632名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:10:30 ID:3fIqL7TW
怒る→シンが言い返す→ルナキレる、変態呼ばわり→シン仕返しにルナ犯す
でおk
633イザミア1/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 21:51:37 ID:d5FgYoDl
無理は承知でイザーク×ミーア。3回の分割投下で、エロは2回目と3回目です。
今回はエロなしにてすいません。


【Actor-Actless 前編】

 どれほど遠くにいても見つけ出してしまう。そして、見間違うことも有り得ない。
 それはイザークやディアッカだけでなく、同世代のプラントの若者ならば、誰だって
そうだろう。
 腰の下まで届く豊かな髪は薄紅の羽衣のように、彼女の姿を際だたせる。
 見間違いではない。しかし、その姿が現在、此処にある筈もないことをイザークと
ディアッカは良く知っていた。
 だからこそ2人は顔を見合わせずにはいられなかった。
 デュランダル議長を出迎えるために、ゲートに詰めかけた人々の中にその姿を見たとき
には。
「な、にぃ……?」
「ラ、ラクス?……何で?」
 当のラクスは、イザーク達の当惑になどまったく気づいていない様子で、いつもどおりの
微笑みを議長に真っ直ぐ向けていた。
634イザミア2/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 21:54:18 ID:d5FgYoDl
 ユニウスセブンの破砕作業の後、思いがけずデュランダル評議会議長を迎え入れることに
なり、ボルテールは当初の予定を変更してアプリリウスの宇宙港へと入港した。
 ここまでの道のりの上でもその後の地球の様子はミネルバやカーペンタリアから続報が
入っており、降り注いだ破片のもたらした深刻な事態に出迎えの人々にも笑顔はない。
デュランダル議長はボルテールにいる間から今後の対応策についてプラント本国と協議して
いたし、イザーク達にしても破砕作業の報告――ジン部隊や地球軍と交戦したこともあって、
終わってみれば重要な任務がさらに重要になってしまったその顛末を、直に司令部に報告する
ために休む間もなくザフト本部に呼び出されていた。入港したからと言って息をつけるわけ
でもなく、寧ろ気を引き締めての帰国であったのだが――。
 そのピンクの髪の少女がもたらした驚愕が全ての責任感も憂慮も吹き飛ばしてしまったと
言うように、イザークとディアッカはぽかんとした顔をして、自動で人を運ぶ通路が進むに
任せた。
 彼らの先を行くデュランダルが先に通路を降りて、出迎えの人々の先頭に立つラクスに
微笑みかける。
「やぁ、ラクス・クライン。あなたにお出迎えいただけるとは思いませんでしたよ」
 局面の深刻さに厳しい面を崩すことの少なかったデュランダルの顔も、この少女の前では
多少和らぐようだ。議長の差し出した手を握りながら、ラクスは鈴を転がすような声で答える。
「状況が状況ですので、一刻も早く、と思ったのですわ。まずは無事にお戻りくださったこと、
わたくしも評議会の皆様も、プラントの全ての人々も安堵しております」
 このやりとりをデュランダルのすぐ後ろで聞いていたイザークとディアッカは、ますます
目を白黒させた。イザークが斜め後ろに立つ副長の方を振り返り、「おまえは本当に何も
知らなかったんだろうな」と視線で問いただすと、ディアッカは慌てて首を横に振って見せた。
 どうやらこの件に関しては、親友――もとい、腐れ縁の悪友であるこいつも自分と同じく
蚊帳の外だったらしいと納得したものの、イザークはますます不機嫌になった。それを表情に
出さないようにするだけで、なけなしの自制心を使い果たしてしまいそうだ。
(ラクス様はオーブにいる筈じゃなかったのか? 俺は何も聞いていないぞ――どういう
つもりだ、アスランの奴め!)
 地球にいる間、ラクスがどこに滞在していようとそれをいちいち連絡しろとは思わない。
無事でいるなら便りはなくとも納得できる。
 だがプラントに戻ってくるのなら、一言ぐらい――ましてや今は状勢が――
 そこまで考えて、イザークの心に疑念が湧いた。
 ユニウスセブンの破砕作業の後、ボルテールは最短距離でプラントに戻った。ラクスが
今ここで自分たちを出迎えているからには、彼女はもっと早く地球を発ったに違いない。
 それでは、彼女の帰国は今回の事件とは無関係ということになる。
635イザミア3/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 21:56:27 ID:d5FgYoDl
 いったいどんな理由で、この2年の間一度も戻らなかった――イザークの知る限りでは
――プラントに、彼女は戻って来たのだろう。
 しかもどうやらデュランダル議長とは初対面ではない様子だ。
「では、ジュール隊長、私はここで失礼するよ。このような事態だ、お互いに多忙なことでも
あるし――ゆっくり話す時間もとれず残念だったが、またの機会に」
「あ、は――光栄であります」
 デュランダルに声をかけられ、我に返ったイザークは少々ピントのずれた返答をし、彼に
してはぎこちない仕草で議長と握手をした。大恩ある議長との挨拶にも関わらず、傍らに
いるラクスの方をちらちらと窺わずにはいられない。続けてディアッカが議長と握手を
交わしている間も、イザークはラクスから目が離せなかった。
 つい儀礼を忘れて、捕虜を尋問するような目つきで自分を観察しているイザークの視線に
気づいたラクスは戸惑った顔を見せ、その後、如何にも初対面の人間にするような他人行儀な
会釈をし、ついに一言もイザークにかけることなくデュランダル議長とその側近と共にその場を
去って行った。
「……どーいうことだよ、こりゃあ」
 イザークが何か言う前に、ディアッカが同じ疑問を口にする。
「聞きたいのは、俺も同じだッ」
 デュランダルとラクスの姿が通路の角に消えるのを見計らって、イザークは吐き捨てるように
言った。

 「さっきの人たち、何ですか?」
「うん? イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマンのこと――かな?」
 ミーアが不満げに漏らした疑問に、デュランダルは鷹揚に答えた。
 宇宙港と居住区を繋ぐ高速エレベーターに乗り込んでから、ミーアは本来の彼女の性格
そのままに、頬をぷうっと膨らませて怒りを表現していた。ここにはミーアとデュランダルと、
その他はマネージャーとボディガード、デュランダルの側近など、彼女の秘密を知る人間しか
いない。詰めかけた他の評議員やザフト幹部達は、デュランダルから『重要な任務』やら
『緊急を要する対応』を言いつけられて体よく追い払われていた。報道陣は言わずもがなだ。
素材にできる写真やコメントを適当に与えてしまえば、それ以上彼らに付き合う義理もない。
 彼女の秘密――イザーク達がラクスだと信じた少女の正体が、実はミーア・キャンベルで
あるということを知っている人間は、ごく限られていた。
「人のことジロジロ眺め回して、感じ悪い。……あたし、どこか変なとこ、ありました?」
 完璧に演じた筈なのに。言外にそう匂わせるミーアの言いっぷりにデュランダルは微笑んだ。
636イザミア4/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 21:58:26 ID:d5FgYoDl
「そうは思わないが……イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマンか……ふむ。これは
少し、相手が悪かったかな?」
「……ラクス様と親しい人たちですか?」
 少し不安になって尋ねるミーアを安心させるように、デュランダルは優しく言った。
「いや、ラクス・クラインとはそれほどとは思わないが、彼らはアスランとアカデミーで同期
だったからね。卒業後も同じ部隊に配属されている。……クルーゼ隊、だね」
 デュランダルの言葉には若干の含みがあったが、ミーアはそれには気づかず、先を続ける。
「ザフトのアカデミーでも、その後も一緒で、ってことは、アスランからラクス様の話も聞いて
いるかもしれませんよね?」
「それだけではないだろうな。君も知っているだろう。前大戦の折、ユニウスセブンでの
追悼式典に出かけたラクスが一時的に地球軍に拉致されるという事件があったことを。あのとき、
捕虜となったラクスを解放させたのがクルーゼ隊であり、アスラン自ら迎えに行ったと聞いている」
 その事件のことならミーアも記憶にあった。プラントの唯一無二の存在である歌姫ラクスが
捕虜にされ、婚約者であるアスランが彼女を救ったという美談は、2人に憧れる若い女性達に
とっては殺伐とした戦争中に聞いた数少ないロマンチックなエピソードだったからだ。戦意高揚の
意味もあって大々的に報じられもしたし、2人の人気をさらに上げる効果も大きかった。
「アスラン達クルーゼ隊はそのままラクスを保護したので、短い間ではあっただろうが、あの
2人もラクスと同じ艦に乗っていたことになるな。それにディアッカ・エルスマンの方は、
前大戦でラクス達と行動を共にしている。時間にして数カ月というところか――同じ部隊に
いれば、それなりに会話もあったかもしれない。2人きりで話すほど親しかったかどうかは
疑問だがね」
 説明を続けるデュランダルの一語一語を、ミーアは次第に真剣な顔になって聞いていた。
 それでは、ただのザフトの一隊長とその副官、という存在ではなかったのかもしれない。
『本物の』ラクスにとっては。
 軽い会釈程度で済ませたのは失敗だったかも――そして相手も、そう思ってしまったかも。
 不安そうに黙ってしまったミーアとは裏腹に、デュランダルは何か面白いことを思いついた
かのような、明るい声音で言った。
「これはいい機会かもしれないよ、ミーア……いや、ラクス」
「え――?」
「君が本物のラクスとして通用するかどうか、公の場に出る前に試してみるテスト相手が
見つかった――そんな風に考えてみてはどうかな? いや、これは面白い」
 デュランダルは愉快でたまらないとばかりにクスクスと笑いだした。既にミーアのことすら
目に入っていないかのような施政者の無邪気な笑顔に、曇っていたミーアの顔にも釣られた
ような笑みが浮かぶ。
 穏やかな笑みを表情筋に張り付かせたデュランダルが楽しんでいるのは、世にも酷薄な
運命ゲームであるのだが――このときのミーアには想像することさえできない世界の話だった。
637イザミア5/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:00:41 ID:d5FgYoDl
 「で、これはまた、何の冗談?」
 『イザーク・ジュール殿』と宛名書きされた招待状の封筒を団扇代わりにしているディアッカを、
イザークはじろりと横目で睨んだ。
「わざわざおまえをご指名で、おまえ1人だけ、ご招待――って?」
 神経を逆撫でするような回りくどい言い方は意図してのものなのだろう。ディアッカは扇ぐのを
やめ、今度は宛名書きを眺めながら両手で封筒を弄んでいる。
「まさかこんな状況下のときに、遊びたいわけでもないだろうにねぇ――まぁその、狩猟ゲーム
でもやろうってんなら別だけど。おまえは獲物、つーか囮? 匂うよねぇ、コレ。罠でなくて
何だって言う」
 ディアッカに最後まで言わせず、イザークは彼の手から封筒を引ったくり、
「何度も言うようだが――聞きたいのは、俺も同じだッ!」
 宇宙港で吐き捨てたのと同じ台詞を今度は大声で怒鳴ると、それでも足りずテーブルを両手で
思いきり叩いた。
 ザフト本部近くにある軍の宿舎。イザークに割り当てられたこの部屋は防音完備だったが、
振動が廊下まで伝わったのではと思うほどの勢いにも馴れているのだろう、ディアッカは
怯まなかった。
「先日は議長との会談も予定されており、スケジュールが詰まっていたとは言え満足なご挨拶も
できず――つきましては是非お食事などご一緒させていただき、今後の対応策について貴方の
ご意見を拝聴したくご招待申し上げ――って、他人行儀というより慇懃無礼って感じじゃねーの?」
 封筒の中身を暗記しつつあるのか、空で読み上げながらディアッカはからかい半分、心配半分に
話を続ける。
「で、ラクス本人が企んだかどうかはともかく、この招待自体は罠としか思えないんだけど、
おまえはバカ正直にそれにはまってみる、っての?」
「――断ったところで、それで明らかになるものは何もないだろう」
 些か落ち着きを取り戻して、イザークはディアッカの問いに答えた。
「もしも彼女が本物のラクスで、プラントと地球の今後について相談したいと思っているなら
力になりたいと思うし、そうでないならその真意を確かめる必要がある。――彼女は議長とも
既に近しい立場にいるようだしな」
「ああ、そうなんだよな。それが一番解せないって言うかさ……」
 言いながら、ディアッカは首を左右にコキコキと鳴らした。
638イザミア6/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:02:49 ID:d5FgYoDl
「デュランダル議長はクライン派だから、以前から何らかの接点があったとしても不思議は
ないのかもしれないけど、何だかなぁ。ラクスらしくないっつーかさ……だいたい、何で
おまえ1人をご指名なんだか」
 ディアッカ自身、罠だろうとそれに飛び込んでみたい気持ちがあるらしいと見てとって、
イザークは余裕の笑みを浮かべた。
「2対1じゃ分が悪いだろう。向こうはラクス様……ラクス・クライン1人とのことだしな」
「2人っきりでお食事、ねぇ」
 本来ならもう少し艶のある言葉なのだが、今この状況においては、真剣勝負のルール説明と
何ら変わりはない。ディアッカは眉間に皺を寄せて、彼にしてはかなり真面目な意見を言った。
「やっぱり、三隻同盟に荷担してた俺がいたんじゃ不味い事情でもあるんじゃねぇの?」
 その不味い事情が、1つしか思い当たらない。
 ディアッカがイザークを1人で行かせたくないと思う理由も、イザークが1人でも乗り込んで
みたいと思う理由も、同じだった。
「議長さえも騙されている可能性があるからな。放っておくわけにはいかんだろう」
 イザークの声音は結論じみていた。この2年、ずっと彼の副官を務めていたディアッカには
阿吽の呼吸で解る口調だ。
「まぁ、もし本物のラクス・クラインだったなら、俺は今度こそあいつをブチのめさないと
気が済まないがな!」
 イザークと違って本来物静かな性格なのに、何故かイザークの闘争心の矛先になってしまう
聡明な緑の瞳を思い出して、ディアッカは少々同情する気持ちになった。

 ラクス・クラインがイザークに対して指定したレストランは、ホテルの最上階にあった。
 人目を慮って私服のスーツでその場所を訪れたイザークは、素早く辺りに目を走らせた。
ディナー・タイムであるにも関わらず、他に客の姿はない。奥から進み出てきたウエイターに、
イザークは軍人であることを隠しようもない態度で尋ねた。
「イザーク・ジュールだ。他の客は、いないのか」
「本日は貸し切りとなっております」
 答える相手もただの従業員ではないと見て取って、口元に浮かびかけた笑みをイザークは
ぐっと抑えた。
(軍人あがりの私設ボディガード、というところか……こういう奴を側に置くということは、
やはり……)
 できれば外れて欲しい予想だったが、と思いながらウエイターの案内するままにレストランの
奥へと進む。
 薄紅の女神は、宇宙港で見た姿そのままに、そこに立っていた。
639イザミア7/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:04:52 ID:d5FgYoDl
 偽者ではないかと疑いながらも、本人を目の前にすると確信は揺らぐ。
 それほどに、姿形はラクスと寸分違わない。紛れもない、『ラクス本人』がそこにいる。
 若干胸の辺りが成長したようだが、衣装のせいだろうか……という不謹慎な感想を、イザークは
どうにか振り払ってラクスに敬礼した。
「本日はお招きいただき、ありがとうございます!」
 軍隊式の挨拶に面食らったのは一瞬で、ラクスの表情はすぐにいつもの微笑みに塗り替えられる。
「お待ちしておりましたわ、ジュール隊長。――こちらの席にどうぞ。夕陽がよく見えますわ」
 その声も聞き慣れたラクスの声そのままだ。姿だけならプラントの科学力でどうにかなる
だろうが、声までも変えることができるものだろうか。
 だが、いくら姿や声が似ていても。
「エルスマンから伝言を言付かって来ました。本日はご招待に預かれず残念至極、デートの
邪魔をする気はありませんが、次回があるのならば是非に――とのことでしたが」
 あらかじめ決めてきた言葉をすらすらと述べるイザークに、目の前の『ラクス』は少し動揺
したようだったが、疑うほどの間は空けずに答えた。
「そうですわね。エルスマン副長ともいずれ旧交を温めたいと思っておりますわ」
 にっこりと微笑むラクスに笑顔で応じながらも、イザークはディアッカの言葉を思い返していた。
 ――2年前、ラクスは俺のことを『ディアッカ』と呼んでいたけどね。今のラクスは、どうかな。
 あっさりと彼女は口にした。『エルスマン副長』と。
 それが月日を経た故の距離感なのか、他の理由なのかを、確かめなければならない。

 ミーアはミーアで、この日のために予習をしていた。
 イザークとディアッカが前評議会議員の子息であり、いわばアスランと並べても遜色ない
名家の出であること。
 アカデミーの成績も拮抗しており、卒業写真を一緒に撮る仲であったこと。ザフトに入った
後も同じ部隊で共に戦った戦友であること。その間イザークはアスランに対するライバル心を、
明確にむき出しにしていたこと。
 戦いの中で、ニコル・アマルフィを失ったこと……。
 アスランが父を裏切り、命令に背いてラクス達と行動を共にしたときも、結局は彼らは同じ
道を選んでいたこと。
 調べれば調べるほど、彼らの関係は一括りに『親友』という言葉に押し込められるものでは
なく、デュランダルから与えられた「彼らを欺いてこそラクスの代役が果たせる」という課題が
如何に難しいかを思い知らされる。
640イザミア8/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:07:00 ID:d5FgYoDl
 記録に残る限りでは、イザーク・ジュールはラクスとは親しい間柄ではなかった。アカデミー
時代はファンだったという証言もあったが、アスランの婚約者に思慕の情を向けるには彼の
プライドは高すぎたらしい。パーティなどでラクスと直接会う機会はあっただろうが、そういう
場でのことなら、寧ろ「忘れてしまいましたわ、ごめんあそばせ」とかわすこともできただろう。
 ミーアにとって厄介なのはやはりディアッカの方であり、最初だからと彼を外してくれたのは、
デュランダルなりの思いやりであったかもしれない。数カ月も生活を共にしていた彼とでは、
忘れたでは済まされない会話や思い出もあっただろう。ましてあの激しい戦闘の中、肩を並べて
戦っていたに等しいのだ。戦場で散った仲間の話でもされようものなら、いくら何でも切り抜ける
自信がない。
 どこをどう捜してもラクス軍の『公式記録』は残っていない。あのときラクス側に味方した
者の殆どが戦後は行方を眩まし、ザフトに復帰したのはディアッカくらいであり、戦後の
ゴタゴタに紛れていくつもの重要な情報が消失した。作為であれ無作為であれ。
 よくわからないものには手を触れないこと――人を欺くときには。
 不特定多数の人間を騙すときには。
 ミーア・キャンベルはディアッカの存在を遠くに押しやった。
 彼女の的はただ1人。イザーク・ジュール。目の前にいる、この男を今は、攻略しなければ。

 食事の間もずっと、イザークはラクスの一挙手一投足に鋭い視線を向けていた。
 相手に気取られぬように自然な態度を装いながらも、どこかに『ラクスではない』という
証が見られないかと観察してみたが、どうにも怪しいところは見当たらない。元よりラクスと
そう親しいわけでもないのだ。彼女の癖も、食べ物の好みも知ろう筈がない。アスランなら
簡単に見分けがつくのだろうかという不愉快な考えが頭に浮かび、イザークは側にあった水の
グラスを掴んで一気に飲み干した。
「ジュール隊長は、お酒はお飲みになりませんの?」
「自分は、嗜みませんので」
 ラクスの問いにイザークは慇懃に答えた。本当は全く飲まないということもない。ただ、
今は飲んでいる場合ではない、というだけのことだ。
(以前、ラクスとパーティで会ったときは2人ともまだ未成年だったか――これは証拠には
ならないな)
 アスランに対する僅かな嫉妬心に、目的を見失うイザークではない。ラクスの言葉を1つ1つ
吟味することは忘れていなかった。
641イザミア9/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:09:36 ID:d5FgYoDl
 ユニウスセブンの破砕作業は大変だったかとか、地球の人々は大丈夫だろうかとか、謎の
ジン部隊の正体は誰なのだろうというような政治向きの話から、ラクスの歌の中では何が好きか、
今日の衣装はどうかなどという浮いた話まで一とおりこなしたが特に会話が弾むわけでもなく、
目の前の『ラクス』がぼろを出すわけでもなく、時間は無為に過ぎていった。こちらから
彼女の尻尾を掴めない以上、彼女から何かを引き出すしかない――イザークは意を決して、
少し踏み込んだ話題を口にした。
「そういえば、ユニウスセブンではアスランも破砕作業に参加していたようでしたが……」
「ええっ、アスラン?!」
 思わず素っ頓狂な声を出したラクスは手で口を押さえ、取ってつけたような笑顔を無理矢理
浮かべた。
「お、お元気でしたか、アスランは?」
「……婚約者殿とは、連絡をとっていないので?」
「彼はその――戦後は、微妙な立場に立たされていましたから」
 ラクスは急に演技することを思い出したように、落ち着いた口調で説明を始めた。
「お父さまのこともあって、政治的に祭り上げられるのを恐れたのだと思います。名前も変えて
――婚約も、今は無期延期というか、保留されているようなものですの。ミネルバに偶然
乗り合わせて、破砕作業に協力してくれたことは議長から聞いて知っていたのですが……まさか
貴方には本名を名乗っていたとは思わなくて、驚いてしまいましたわ」
 そこまで言って、ラクスはにっこりと微笑んだ。
「名もなき一兵士として振る舞ったものとばかり思っていましたのに、いくらお友達だからって
……困った人ですわね」
 イザークを真っ直ぐ見て、ピンクの女神は愛らしく首を傾げる。
「わたくしにだって、そうそう連絡はくださらないくらい、身を隠していましたのよ?」
 ラクスのその言い方は、世間一般で言う『婚約者』らしく若干艶めいていたが、イザークには
それがどうしようもなく嘘臭く聞こえた。
 ラクスとアスランの婚約が今だ継続中であると信じている者たちならば、何も感じなかった
かもしれない。だが、イザークはディアッカを通じて、そうではないことを知っている。
 ラクスの今の相手はフリーダムのパイロット、キラ・ヤマトであり、アスランの相手は
オーブ現首長のカガリ・ユラ・アスハだ。だからこそラクスはプラントに帰らず、オーブで
愛しい人の傍らにある――と思っていた。
 ロイヤル・カップルのスワッピング、とゴシップネタにされかねないこの事実を知る者は
少ない。
 もし彼女が偽者だとしたら、目の前にいる『ラクス』さえ、自分の相手がアスランではない
ことに気づいていないのかもしれなかった。
 そしてそこにこそ、付け入る隙がある。
 アイス・ブルーの瞳が新たに注がれたミネラル・ウォーターに溶けこみ、グラス越しに油断
なく光る。
 見据える先にあるのは、プラントの誰もが憧れる聖少女。
 夜明け色の髪が、揺れている。
642イザミア10/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:12:19 ID:d5FgYoDl
 目の前で優雅に食事を進めている若き軍人の姿を、ミーアはまた別な感慨を持って眺めていた。
 初めて会ったときは、デュランダル議長に気に入られることばかり考えていて気づかなかったが、
このイザーク・ジュールという青年は、実に整った顔をしている。
 美貌と言っていい。整いすぎて冷たさも感じるところがミーアの好みではなく、やはり
アスランの方がいいと改めて思ったが、綺麗さで測るならイザークの方が上かもしれない。
 彼の母親はザラ派ナンバー2の政治家だった。運命の歯車が少し違えば、ラクスの相手は
彼だったかもしれない。――遺伝子さえ、合えば。
 ラクスとアスランは、家柄、容姿、才能に恵まれた2人が『対の遺伝子』の持ち主であったと
いう、それこそ神に定められたとしか思えない組み合わせだったが故に、プラントで絶大な
人気を得ていたのだ。
 その中でも遺伝子の適合は最重要ポイントと言っても良かった。次世代を担う象徴としての
2人の間に子供が産まれないと言うのでは、希望の旗印にはなれない。
 だからこそ遺伝子さえ合えば、イザーク・ジュールがアスラン・ザラの立場になっていたと
してもおかしくはない。家柄や能力に多少の差はあっても、明らかに見劣りするという程では
ないではないか。
 もしも、そうだったら――?
(あたしの相手も、彼だったかもしれない、というわけね……)
 そして、ミーアの遺伝子は、ラクスとは違う。
 表面だけを作り替えた偽者のラクス。それが自分。ラクスと同じになったのは『表皮』だけだ。
 ミーアの遺伝子がアスランの遺伝子と適合するかはわからない。今すぐ子供を作る必要は
ないし、『偽ラクス』としての生活がいつまで続くかも知れたものではないが……。
 もしもプラントの象徴として子供をもうけるなら、ラクスを母に、アスランを父に持つ子と
同じくらい、優秀な子が欲しい。
 そうでなければならない。
 遺伝子調整を施せば、見た目はいくらでも手を加えられるだろう。だが能力は持って生まれた
才能にも由来する。オリジナルからかけ離れるほど成功の確率は低くなる。
 能力の高い子供を求めるなら、自分にない能力を持った配偶者の存在は、必須だ。
 その候補の1人が、今、目の前にいる。
643イザミア11/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:14:25 ID:d5FgYoDl
 「アスランと離れての生活は、どうでしたか?」
 突然問いかけられて、『目の前のラクス』ははっとしたようだった。
 彼女が深い物思いに沈んでいたことに気づいて、イザークは食事の手を止め、礼儀正しく詫びた。
「驚かせて、すみません。プラントの人々は、あなたのいない味気ない2年間を過ごさなければ
ならず、自分もその1人でしたので――あなたの方は、どうだったのか、と……」
 イザークらしからぬ殊勝な物言いは、当然のことながら、事前にディアッカと打ち合わせた
台詞だったからだ。
 呼び名の次に彼女を陥れる2つめの罠。
 この2年の間、本物のラクスが暮らしていた場所――そこに繋がる話題。
 本物なら答えに窮することはない。

 さすがのミーアも、この問いに即答はしかねた。
 アスランと離れて――この2年間、本物のラクスがどこで、どうしていたのか。
 デュランダルは、言っていた。
 ――イザーク・ジュールを騙し仰せるだけでも君は充分合格だよ。だがもし、本物のラクス・
クラインの居所を彼の口から聞き出すことができたら、これは大手柄と言ってもいいだろうね。
 これは、イザークを騙すよりも難題と言って良かった。
 『ラクス』ならば知っていて当然のことを、ミーアは知らない。
 それをイザークに見抜かれないよう会話を進めるだけでも苦労するのに、答えを彼の口から
言わせるなど、至難の業だ。
 プラントを離れて、ラクスはどこにいたのだろう?
 本物のラクスなら、イザークの問いにどう答えるだろう?
644イザミア12/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:16:24 ID:d5FgYoDl
 「歌、が――」
「えっ?」
 イザークは思わず聞き返した。
 頼りなげな風情で一言口にしたラクスは、急に自信を取り戻したかのようにすらすらと答えた。
「歌があれば、わたくしにはどんな場所も楽園ですわ」
 ふわりとした聖母の微笑みで、迷いなどどこにもないかのように彼女は続ける。
「愛する人が側にいなくても、その存在を歌が感じさせてくれます。アスランも――今は亡き、
父も、母も。ですから……寂しくはありませんでしたわ」
 思いがけない返答に混乱しかかっていたイザークに、ラクスはとどめを刺すように言った。
「わたくしの歌が、プラントにまで届かなかったということでしたら、皆様には大変申し訳なく
思いますけれど」
「いや……それは、遠く離れていることでもありますし――」
 言いかけた言葉をイザークは慌てて飲み込んだ。ラクスの居場所についてこちらからヒントを
出すわけにはいかない。ラベンダーの瞳がきらりと光ったような気がする。騙されるな。だが、
しかし――。

 一瞬――
 イザークは、目の前にいるのが本物のラクスで、自分はとんでもない思い違いをしている
のではという目眩に襲われた。
 もしかしたら自分が知らないだけで――そもそもディアッカの勘違いで――ラクスとアスランは
よりを戻したのではないか。彼らは今でもプラントの象徴たるべき理想のカップルで、ラクスは
心からの想いでアスランのことを語っているのではないのか。
 たった2年で変わるようなラクスの純情ではないかもしれない。だが、2年もの月日があった
のだ。
 その間オーブで何があり……何かがあり、元の鞘に収まったのだとしても不思議ではない。
ラクスも、アスランも、まだ若い。――この俺も。
 キラ・ヤマトとのことは一時的な『釣り橋効果』で、やはり彼女の運命の相手はアスラン
だったのでは……キラとは遺伝子が合わなかったということも考えられる……そもそも自分の
知っていることが全てだという保証はない……女との付き合いのことなど、アスランがいちいち
連絡してくる訳がない……。
 ――オイオイ、最後の札を切る前に勝負を投げないでくれよ!
 脳裏に剽軽すぎる悪友の声が響いて、イザークは自分を取り戻した。
 ――それを確かめたいなら、あの質問をすればいい。そうだろ、イザーク。
(ああ、そうだったな)
 ディアッカの言葉を思い出すまで、考えないようにしていたその質問。
 まだ何か引っかかることでもあるのかと、イザークは内心自嘲した。
 ラクスに向かってその名前を口にすることに、プライドが疼く。
 「キラ・ヤマトはどうしているか?」と、ただそれだけのことなのに。
 アイリーン・カナーバの配慮で全ての資料から抹消されたその名前を、彼女は知っているだろうか。
645名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:17:22 ID:pihNH9ws
U
646イザミア13/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:18:42 ID:d5FgYoDl
 しかしイザークはなかなかその話題を切り出せないでいた。
 彼の方にもキラの名前をおいそれとは出せない事情がある。
 アスランの話から自然な流れでそちらに持っていけないものかと思案していたら、ラクスの
方から話を振ってきた。
「アカデミーでは、アスランとは良いライバル関係でいらしたのでしょう? その頃の話を
お聞きしたいわ」
 アカデミー時代の話ならラクスがそれほど詳しく知らなくてもおかしくはない、とイザークは
油断なく考えた。生真面目なアスランのことだ。ラクスに対しても守秘義務をきちんと守って
いただろう。
 多少強引だが、ここから話を繋げられそうだ。
「良い関係であった、とは言いがたいですね。あいつ……アスランは温厚そうに見えて、何故か
周囲とうまくやっていけないところがありましたから」
 アスラン本人が聞いたら「おまえにだけは言われたくない」と眉をしかめそうな台詞を、
イザークはさらりと口にした。
「私とも散々ぶつかって来ましたが、他の人間ともそうであったと聞いていますし――例えば
幼年学校の知り合いとか。アスランはあの幼なじみとは仲直りをしたのでしょうか?」
「え……幼なじみ?」
「そう、あなたもご存知でしょう。ええと、名前は何と言ったか……肩にいつも、ロボット鳥を
乗せていた」
 学芸会のような演技だと思いつつ、イザークは目の前にいる少女の反応をつぶさに観察して
いた。本来ならキラのことをイザークがこんな風に言うこと自体が不自然で、本物のラクスなら
当然それに気づく筈だ。
 もしもこの少女が偽者だったとして、彼女1人でこんな大それたことを企てたとは思えない。
背後に潜んでいる人物が、必ずいる。
 黒幕に通じることを恐れて、イザークはキラの名前を口にしない質問の仕方を選んだ。
 できればその存在を炙り出したい。偽ラクス自身にも気づかれないままに。
 この少女に「うまく騙せた」と思い込ませたまま、彼女の口から背後関係に繋がる手がかりを
掴みたいというのが、イザークとディアッカの真の目論見だった。
 彼女1人を潰せばいいのなら、ラクス本人しか知らない事実をいくらでも突きつけて、すぐに
ぼろを出させることはできた。しかしそれでは解決には繋がらない。蜥蜴の尻尾切りで、下っ端
だけを掴まされたところで意味はないのだ。――バレたときに一番危険な立場に立たされるこの
少女が、下っ端であることは疑いようがない。
 困ったように考え込んでいる『ラクス』を、イザークはほんの少しだけ気の毒に思った。が、
よりにもよってラクス・クラインに成り代わろうなどと考える者たちを、許す気などはさらさら
ない。
 これほど時間がかかったというだけで疑いは色濃くなるというのに、ラクスの答えはイザークの
疑念をさらに裏付けるものだった。
「さぁ――どうでしょうか。今度アスランに聞いてみますわ」
 決定的だ。
 アスランに聞くまでもない問題だ。あなたと共にある、その幼なじみ本人に聞いてみれば良い。
 いや、本物のラクスなら、当人達に確認する必要すらない質問なのだ。
647イザミア14/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:21:13 ID:d5FgYoDl
 公の場で確証となるような言葉ではなかったが、イザークにとっては、それで充分だった。
 確証は彼女ではなく、黒幕の正体を暴くために必要なもの。今はここまでだ。これ以上彼女
自身に突っ込んで、ラクスに疑いを持っていることを気取られては困る。
 後は黒幕についての手がかりだが、一度にそこまで望むのは性急過ぎるかもしれない。搦め手は
自分の得意とするところではないし――となれば。
 もう時間をかける必要はない。こんな食事会、さっさと終わらせてしまおう。

 イザークの態度が変わった、とミーアは思った。
 『ラクス』の姿を得て以来、自分に向けられる賞賛と心酔の視線に慣らされ始めていた彼女は、
急に冷めたような表情からイザークの内面の変化を敏感に察知し、同時に自分が何か不始末を
しでかしてしまったと悟った。
(まずいわ……このまま帰すわけにはいかない。でも、どうすれば……)
 いくら何でもボディガードに命じて拉致監禁などしては、おおごとになる。相手は軍人だ。
ここに来ることも身近な人間には伝えているだろう。軍人とは用心深いものだと、デュランダル
にも念を押されている。だいたいミーアにそこまでの権限はない。
 疑いを持たれてしまった。そしてその失点を取り返せないのなら――他にできることは、1つ。
 同情を買ってでも、彼をこちら側に引き込むしかない。

 「今日は、とても楽しく過ごせましたわ」
 レストランの出口に立つイザークに、ラクスはまたふんわりと柔らかく微笑んだ。
 偽者め、何を――と思いながらも、イザークは作り笑顔でそれに応じ、手を差し出した。
「自分も同じです。もしも適うのなら、今後もこのような機会を持ちたいものですが」
 イザークの方は、自分の抱いた疑念について相手に見抜かれたとは思っていない。
 黒幕の存在に近づくためには彼女とももっと親密になっておく必要がある。できればもう一度
機会をつくり、口実を設けてディアッカを同席させたい。2人いれば、裏を探るにも何かと
都合が良い。そんなことを考えて差し出した手を、ラクスは軽く押し返した。
「男女の別れに、握手は無粋ですわ。私は議長とは違いますのよ」
 そう言ってラクスは、その白い手をイザークの頬に伸ばし、反対の頬に軽く口づけた。
 いきなりのことにイザークは真っ赤になった。動くに動けず棒立ちになっているその様子に
気づいたラクスは――
 イザークの正面に回り、今度は唇を奪った。
648イザミア15/15 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/20(日) 22:23:11 ID:d5FgYoDl
 「――――!! なっ、何を――!」
 動揺のあまり、イザークは力一杯ラクスの体を押しのけた。
「あん、痛っ」
 微妙にラクスらしくない声を上げた少女は、よろけながらもムッとしてイザークを見た。
 拒絶されるとは思っていなかったらしいその不満げな顔を、イザークは口元を手で
押さえながら睨み付けた。
(に、偽者だっ! ラクスが、こんなっ……あり得ん! この女――!)
 舌 を 入 れ よ う と し や が っ た。
 いったいこれ以上、どんな証拠が必要だと言うのだ。
 イザークの心を僅かに迷わせたのは、こんなことは軍部はもちろん、ディアッカにも
報告などできないということだけだった。
 別人のように感情を露にしたイザークに、当の『ラクス』はあっけらかんと言った。
「わたくし、何だか別れ難くなってしまったみたいですわ」
 笑顔はどこまでも清らかで、どこまでも欺瞞に満ちている。
「わたくしの部屋で、少し休んでいかれません――?」
 本物のラクスが、いったいどうしてこんな台詞を言うだろうか。

つづく

649名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:26:26 ID:zu19225R
>>648
乙。続き楽しみにしてます。
650名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:29:01 ID:pihNH9ws
U
651―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/21(月) 01:37:07 ID:nfr0q27+
え?ラクスとの関係で……悩み、事ですか?」
 
 下仕官用のキラの部屋に、ひょっこりやってきたムウ・ラ・フラガ。
 マリューさんとの痴話喧嘩の愚痴でも零しに来たのかと怪訝そうな顔で出迎えたキラに、
 やたら人の良さそうな笑みを浮かべてフラガがキラの肩を抱きながら「この手の悩みは人に言い辛いだろ?」
 と音が出そうな程派手なウィンクをしてみせる。
 キラ・ヤマトは大きな目をぱちぱちと瞬きさせてフラガの顔を覗き込んだ。
 ここは何か一つでも悩み事を持ってこないと、この人の顔を立てられないよね…とか
 加藤鷹と鷹繋がりで指南役に名乗り上げるにはこの人だとちょっと頼り無いというか、
 安易なネタとしてもキャラが弱いんじゃないかな――とか、気遣い以外の余計なところまで考えるキラだったが、 
 無論そのことを顔に出すようなことはしない。眉間に少し皺を寄せて顎に拳を当て、悩む仕草をする。
 や、あるだろ?そっちの方の悩みがさ!!そう言って勢い良く叩かれた背中の痛みに顔を顰めつつ、
 うーんと呻って考えること約3分。カップラーメンも具合良く出来上がる頃、何かを思い出したらしいキラは、
 やや思い詰めたような面持ちでフラガを見つめた。
 順風満帆な僕とラクスの関係で、唯一悩みがあると言えば――。
 
 
 case-1.キラ・ヤマトの場合。
 
 「彼女の部屋でコレを見つけちゃったんです」
 
  そう言って、ベッドの下からあるモノをフラガに差し出したキラ。何々、と興味深げに覗き込んだフラガは、
  そのモノを見て思わず絶句した。――コレが?あのピンクの髪のお姫さんのトコに?
  見間違いと思って数回瞬きし見直すも、目の前に聳え立つソレの姿は変わらない。
  黒々と輝くシリコンのソレは、キラの手首よりも太い竿にビー玉サイズのイボを浮かべ、立派過ぎるエラを
  張って、キラの手に握られている――ソレ、は。キラのもう片手にある遠隔操作のリモコンによって大きく
  回転し始めた。卑猥に回る雄々しいソレの姿を目の当たりにして、さすがのフラガも言葉が出てこない。
  キラはスイッチを切るとソレを見下ろしながら力ない声でぽつりと零した。
  
 「こんなモノがラクスのところにあったなんて、僕ショックで……」
 
  そう呟き俯くキラに、気を取り直してフラガが慰めるように肩を叩く。そりゃ男として彼女がこんなもん
  持ってたりしたらショックだよな。うんうん、分かるぜ?でもそれを乗り越えて――と口に出す前に
  心の中でセリフを繰り返し呟くフラガの前で、俯いたキラが「どうして…」と繰り返す。
652―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/21(月) 01:37:55 ID:nfr0q27+
 そう呟き俯くキラに、気を取り直してフラガが慰めるように肩を叩く。そりゃ男として彼女がこんなもん
  持ってたりしたらショックだよな。うんうん、分かるぜ?でもそれを乗り越えて――と口に出す前に
  心の中でセリフを繰り返し呟くフラガの前で、俯いたキラが「どうして…」と繰り返す。
  
  「キラ――女ってのは目の前のモンよりちょっと先にあるモンが美味しそうに見え……」
  「だって僕テクも持久力も回復力も全てにおいて満足させられなかった女性はいないんです!
   ミリィやナタルさん、それにマリューさんさえ泣きながらイキまくっちゃうような凄テクの持ち主である
   スーパーコーディネイターのこの僕が相手をしてなんで、どうして……!!」
   
   ……あれ?キラってこんな奴だったっけ?
   そのモノを強く握り締めながら眼を潤ませ泣きながら訴えかけるキラの姿に、自分の知る彼と本来の彼の
   密かなギャップを感じたフラガである。しかも名が挙がった女性達の中に何かとても引っ掛かる名前が
   あったような――?
   
  「今、マリューって言わなかったか?キラ」
  「 言 っ て ま せ ん 。」
  
   にっこり。即答で返って来たキラの無垢で無邪気な微笑に、ああそう、そうだっけ…とうっかり流された
   フラガが、この後恋人と年下少年との浮気の重大事実に気付く事は無かった……合掌。
   ――いやいや。問題はそこでなく。
   
   若き性に苦悩する少年に救いを差し出すべく、フラガは過去の経験から良きアドバイスを――…と、
   考えた結果、無難な慰めしか思い当たらず、いっそここはネタで笑い飛ばしてしまおう、等とアドバイス
   を受けると言った手前すら守れずに、「もしかしたらお姫さんはお前を虐めたくて持ってたのかもなー」
   なんて、冗談にしてもあまりタチの宜しくないセリフを、うっかり口にしてしまっていた。
   
  「え……?」
  
   それまで俯いていたキラが、顔を上げてフラガを見上げる。やはり不味かったか、いや今のは冗談だから、
   そう言って誤魔化そうとしたフラガの言葉を断ち切るように、キラが「やっぱりそうだったんだ」と
   先ほど以上に思い詰めた表情になって呟く。
653―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/21(月) 02:02:11 ID:nfr0q27+
  『キラ、これは何なのですか?』
    
    黒の艶やかなボンテージ姿に、慎ましいサイズの胸を収め黒の編み上げブーツを履いた彼女が、
    ベッドに両手両脚を大の字に縛り付けた裸のキラの、濡れ光るそれを視線で指し、何時もの通りの穏やかな
    口調で問い掛ける。
    羞恥と屈辱に眼を閉じるキラの直ぐ傍らで、ひゅんっと風が鳴いた。しなやかな曲線を描く黒の一線。
    床を打つ鞭の音に、キラの身体が竦む。ラクスは片手で悠々とそれを弄びながら、キラに語りかける。
    
   『このような状態でいて――どうしてここは、こんなにだらしなく涎を垂らしているのでしょう?』
   
    鞭から離れたラクスの手を収めた黒革の手袋の指が、キラの先端を突いた。冷たい革の感触に、
    キラのそれが小さく震えて反応する。黒の指が離れるとそこには、無色の糸がねっとりと引いていた。
    
   『まあ、本当にいけない子ですわ、キラのお○んちんは』
    ああ、やめてラクス。君がそんな言葉を使っちゃ駄目だよ。
    
    泣き声に近い、震えた喉から搾り出したキラのセリフに、ラクスが微笑する。
    
   『縛られて裸にされて、されるがままになっているのが嬉しい変態さんの、いやらしいお○んちん。
   こんな程度の言葉でも感じてしまうのですか?本当にはしたないですわ、キラ。ねぇ…?』
   
    くりくり。指先の硬い革の縫い目が鈴口を抉るように回し弄る。キラが呻いて手足をばたつかせても、
    きつく固定されて身を捻ることもろくら出来ない。敏感なそこをラクスはオモチャを弄ぶかのように
    顔を近付け覗き込み――ベッドの上のキラの股の間にちょこんと正座をして――そそり立つ肉棒を
    弄り続ける。
   
   『まあ!今震えましたわ!お返事するみたいに。うふふ、気持ち良いんですのね、キラ』
    違う、違うんだラクス、僕はこんなこと嫌だよ、本当に駄目だってば。
   『嘘はいけませんわね、ちゃんとココは気持ちいいと言ってくれていますのに……ね?』
   
    ちゅっ。指が離れてキラの鈴口にラクスの柔らかな唇が触れた。掠めるだけの絶妙な感触にぎゅっと
    キラが眼を閉じ堪える。切ない、じれったい感じが堪らない。苦痛なのか快感なのか、分からない。
    けれどそれがいい。――ああもっと、ラクス。お願い。
    
   『ちゃんと良い子にしてましたらご褒美を上げましたのに、悪い子のキラには<待て>ですわ?』
   
    そう言って――ラクスは腰を上げるとベッドから降りるとボンテージのビキニ部分だけを外し、
    薄い陰毛に覆われた箇所を晒して再びキラの上に跨ると、密かに手にしていた極太のバイブをキラの
    目の前に突き出した。
    ぎょっとするキラに対して、やはり何時もの微笑を浮かべバイブへ口付けをするラクス。
    
   『ちゃんと<待て>が出来ましたら、ご褒美をあげますから。頑張って下さいね?キラ』
   
    綺麗な笑みをキラに向け、ラクスがキラの顔の真上に股を開き、膝を付いた。軋むベッドの上、
    キラの視線の上には熟れた色のラクスの秘裂がある。ぱっくり割れ熟した秘肉と、元よりの白い肌の色、
    そして控えめながら両脇を囲む陰毛のコントラストが視線、真上に。
654―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/21(月) 02:31:38 ID:nfr0q27+

    何時までも眺めていたいその箇所、白とピンクと赤肉色の三色の間を割って入るように、
    武骨な黒の硬い物体が秘裂をふさいだ。ゴツゴツしたイボ付きのバイブの竿は、
    ラクスの割れたクレパスをぴったり隠してしまう。
    黒のいやらしい擬似物の向こうに隠れてしまった秘肉はどうなっているのか――
    キラがそう疑問を浮かべるよりも早く、頭上高いラクスの唇が歌うように……
    
   『ああ……わたくしのおま○こにブツブツしたものが触れて……。押し当てただけなのに襞が刺激されて
    堪らないですわぁ。これを上下縦に動かしたなら、イボにヒダヒダが擦れて……濡れてしまう』
    駄目、やめてよラクスそんなこと言わないで。
    
   『きっとわたくしは我慢出来なくなって、下から竿をぐっとおま○こに押し付けて強く、強く擦って
    しまいますわ。ゴリゴリと音がする程。――でもその内、擦れる水音が立って、グシュグシュ…なんて
    いやらしい音を立ててしまいそう』
   
    ラクスの口調は相変わらず穏やかで、うっとりとした響きがあるものの特別興奮した様子はない。
    だが余計、その唇から語られる言葉の卑猥さと滑らかな調子のギャップが、視線の上に迫った光景と
    相まってよりリアルにその情景が脳内に再現されてしまう。
    ラクスの箇所は口調と同じく、ぴったり吸い付いた形でバイブを受け止めながら、蜜を零すことはない。
    
   『ネトネトの愛液が溢れて、キラの顔にいっぱい零れてしまいますわね。でもわたくしも我慢出来ませんの、
   キラの可愛いお顔が汚れてしまっても、いいえ……汚してしまうことにも感じて、一層強く擦り付けて……
   濡れた箇所を引っ繰り返して、愛液が絡まっていやらしく濡れたイボイボの様子をキラに見せてあげますわ』
    ……ラクスの愛液で濡れたバイブ。甘酸っぱいにおいをさせてイボイボからいくつも愛液の雨を僕の顔に。
    
   『そして我慢出来なくなったわたくしが、立派なエラを張ったおち○ちんの先を、ゆっくりと中に……』
    ……ぷっくりした膨らみの間の、いやらしい熟れ肉を割って、黒いバイブがラクスの中へ。
    小さく開いた口が抉じ開けられていって、襞がゆっくり包み込むようにバイブを…そして愛液と空気と
    両方を奥へ押し込めるバイブの、ずぶぶって言う音が響いて……
    
   『最初は苦しいかもしれませんが、おなかがいっぱいになる苦しさが逆に興奮を誘うんですわ。
   ああわたくしはこんな大きなものに犯されてしまって……これからもっと苦しく、けれど気持ちイイ
   ことになるんだって……期待しながら底を掌で押さえて、押し込んでいきますの』
    ゆっくりと少しずつはいっていくの?それとも――
    
   『うふふ。どうでしょう――?たっぷり濡れていますから、一気にお行儀悪く飲み込んでしまいそうですわ。
    亀頭でぐんぐん先を拡げられて、吸い付いて寄せる膣をゴリゴリとイボが抉って進みますの。
    きっと天井を仰いで声を上げてしまいますわ。悲鳴や喘ぎなんかじゃなく、品のない獣のような声……』
655―フラガ兄ィのお悩み相談室―:2006/08/21(月) 02:48:22 ID:nfr0q27+
……ラクスのそんな声なんて――ああ、僕……僕っ……!!
    
   『キラ?……<待て>を出来ましたらと云いましたのに、どうしてそうせっかちなんでしょう?
    想像だけで零してしまうなんて、お行儀が悪すぎますわね?』
    
    ラクスの視線がゆっくりと背の後ろに向かい、キラの白濁を零し果てたモノに注がれる。残念そうな溜息。
    あらあらどうしましょうか、と首を傾け股間に当てていたバイブの先を顎に添える。
   
   『お行儀の悪いキラは、コレでお仕置きして差し上げますわ?――見て下さいな?
    クリを苛める部分がコレ、ついていないでしょう?お尻にもちゃんと使えますわ』
    
    にっこりと、ラクスが微笑んだ。
    
   『さあ、愉しみましょうね?キラ』
   
   
   
   「…………」
   「…………」
   
    気まずい沈黙。
    あらぬ妄想を繰り広げたキラは、潤んだ眼でうっとりと何処か知らぬ場所を見つめ、熱い息を漏らした。
    ラクスの声真似までされてそれをひたすら聞かされてしまったフラガは、何も言いようがない。
    キラのこの素敵過ぎる妄想のお陰で、プラントの羨望を集める美少女は、実は美少年好きの女王様、
    という印象がフラガの頭の中に刷り込まれてしまった。
    この強烈なイメージは、きっと何事があっても拭えないだろう。ついでにキラがMだということも、
    今日しっかりくっきり記憶に刻まれた。
    ――ああ、じゃあ「きょうだい」のあのツンデレ嬢ちゃんも、そうだったりするのかな。
    やや現実逃避気味にそんなことを明後日を向いた視線でぼんやり考えるフラガだった。
    
   「ムウさん!」
   「お、うわ?!」
   
    がしッ。叫ぶようにフラガの名を呼んで、キラがその両手を握る。先ほどまで握り締めていたバイブは、
    何故だか軍服のポケットに突っ込まれ――おいおい、それどーすんだ、お前。
    
   「僕、僕……頑張って彼女の期待に応えようと思います!アドバイス有難う御座いました!」
    
    心から感謝の笑顔で頭を下げられ、いやまあ俺とお前の仲だし気にすんな…と言いながら、
    その足は確実に後ろ足で扉へと向かっていった。これから僕も自分で出来ることはしないと!なんて、
    拳を握って宣言するのは良いが、する事が確実にアレな内容である為に、頑張れとも言えない。
    
    まぁ程ほどにな。そう言葉を濁し、万事解決の笑顔で見送るキラの、部屋を後にした。
    ふわふわと廊下を行きながら、フラガ溜息。
    
   「最近の若い子ってのは、なんだかなぁ……」
   
    感謝されても今一つ素直に喜べない、フラガだった。
    
    
    ………「アスランの場合」に続く。
656651:2006/08/21(月) 02:58:53 ID:nfr0q27+
忘れた頃に保守を兼ねてまた投下しにきます。

イザミア、エロ無しでも十分読み物として面白いですGJ!!
読み手を引き込む文章力に脱帽、続き期待してます。
657名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 12:06:34 ID:eZLGCz2c
up
658名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 17:21:33 ID:m+bCzPhU
ラクスは種世界一のドSだな

だがそれがいい
659名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:24:40 ID:N+eT3F4u
キタ━ヽ( ;´Д`)人( ;´Д`)人( ;´Д`)人( ;´Д`)人( ;´Д`)人( ;´Д`)ノ━!!!!
>>651
GJ!ワロタ
660名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 02:09:12 ID:KSusNMFF
>>651
GJ!俺もワロタwww
アスランVer.楽しみだ!
661名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 02:14:11 ID:joR+jZhx
GJー!ギャグエロ好きだw
相談された兄貴が悩みを抱えてしまっただけのようなキガスww
662名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 02:58:59 ID:EfCwbiUx
保管庫ないですか
663名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 13:35:05 ID:ViLZQpDz
>>662
>>1
Part1〜Part15スレ目まではここ http://kakolog.cun.jp/seed/
※Part16以降の過去ログ倉庫は現在ありませんが、html化したものが>>2-5あたりにあります。
664名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 17:16:57 ID:uIQd5igB
新彗星板みたくカプ別保管庫あればスルーとかする必要なくていいのに
665名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:57:41 ID:tqvkgEF9
簡単にお金稼ぎ!!!

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666名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:43:11 ID:mhX44v7T
>>651
続きマダー?
667シンカガ投下前:2006/08/25(金) 01:34:09 ID:FGpcQ/Ad
山無し落ち無しです、何でとかどうしてとかあまり考えずに流し読みでお願いします。
嫌悪感を抱く方はスルーで。アスカガ前提、本番は無しです。
668夢の痕1:2006/08/25(金) 01:42:02 ID:FGpcQ/Ad

 「おい」

 声が、聞こえた。
 聞き覚えのある、耳に重たい声。刺すように鼓膜へ響く。
 吐息のあたたかに湿った風が耳朶を擽る。突き放すように、強く、きつく。自分の名を呼ぶ声。
 ゆっくりと瞼を持ち上げる。ぼんやりと霞んでいた視界は次第にクリアになっていく。
 滲んだ輪郭がはっきりと浮かび上がって――それ、が。誰であるかを――知る。
 鴉色の髪と深く濃い血色の双眸。忘れもしない、忘れられない、少年の姿。――しかし何故、彼がここに?
 そんな小さな疑問符を抱えたまま、相手の名を、呼んだ。

 「シン……?」

 名を呼ばれた相手はただ唇に薄い笑みを浮かべてこちらを見つめている。
 どうして、何故、シンがここにいる?
 ――ザフトの臙脂の軍服を纏ったシンは、カガリの身が置かれているベッドの上にブーツを履いたまま
 片膝を上げて乗り込んでいる。
 ふと己の身を見てみれば纏うものも一切無い裸に頼りなくシーツを被せてあるだけの格好で、
 カガリは慌ててそれを引きむき出しであった乳房を隠した。
 確か今日は公務を終えた後公邸に戻って、食事を済ませて仕事を済ませアスランとベッドに――
 そうだ、アスランは何処にいる!? 
 シンがこんなところにいて、彼が気付かないハズがない。
 アスランは……と、そこで背中に触れた人肌の温もりと細い身体を抱く力強い二本の腕が前へ廻って、
 抱きすくめられたと知る。

 「何を動揺してんの?あんたは俺の女だろう?」
 「…違う、私は、お前の女なんかじゃない。冗談はよせ。これは何かの間違いだ。
 ……シン。頼むから離してくれ…それにアスランは何処にいる?」

 ふるりと首を振り、金髪を揺らす。
 シンは、そんなことを望んだりしない筈だ。ただ彼の感情は憎しみのみ、
 己に向けられていることを知っている。だからこれは、きっと夢、なのだ。
 ――何とも奇妙で歪んだ夢。これは、夢――……そこまで考えていたところで
 節くれだった硬い指が、柔らかな乳房に食い込んだ。

 「ひぁゥッ!!」
 
 ――ぎゅにゅ。
 深々と指が白い乳房に呑まれていく。膨らみは力を篭めた指先を溢れる乳肉で隠してしまう。
 指の間からプツンと突起した乳首を残し、シンの手が半円状の柔い肉を揉みしだく。
 薄い皮膚の下にあるのは脂肪でそこに感じるモノなどない筈なのに、武骨な指が食い込む度に
 びりびりと痺れるような感覚が沸き上がって、握られた瞬間など悲鳴のような甲高い声が唇から零れた。

 「何かの間違い? こんなやらしい胸晒してて、何かの間違いだって?
 なぁ…じゃあなんでアンタはここにいるんだよ。何で俺の前で裸になって、こんなことされてるんだよ!」
 ――…ぎゅっ、ぎゅぅううッ!!

 「あ、ィ、痛ッ――ッッ!!」

 シンの掌が全体に力を篭めて乳房を搾る。膨らみの根元から絞り上げられた乳房は、
 シンの手が届かないところから弾力ある膨らみを零してぐにゃりと卑猥に歪んでいる。
 身体の痛みは偽りようもなく、搾乳でもするかのように強く乱暴に搾り捻る手によって感じる苦痛に喉を震わせ呻いた。

 「なぁ、これは誰の?この胸は誰のだって言うんだよ。なぁ……答えてよ」

 ――ぎゅっ、ぎゅぅっ、ぐにゅっ…
 「い、痛っ…シンやめ…ッ、離せっ…!」
 「答えろよ、ほら。俺の手で今こんなになってるのは『誰の女』の胸だよ?」
669夢の痕2:2006/08/25(金) 01:48:46 ID:FGpcQ/Ad

 シンの手を振り解こうと小さな手で乳房を揉む手の首を掴んだが、どれだけ引っ張っても非力な女の力では
 引き剥がす事は出来ず、辛うじて出来ることといえば抗議に手の甲を掻くだけだ。
 これは夢だ、何かの間違いだと否定しても、その身体に宿る感覚は己自身のもの。シンの声も力も、
 現実的な感触で在る。けれどいくら己がシンに罪悪感を感じていたとして、このような行為を望んだりはしない。絶対に。
 
 そう、自分にも。自分の傍らには彼が――……愛する彼がいて……
 愛するべき相手の名を思い出そうとして愕然とする。思い出せない。何も、何も。
 先程までは確かに記憶にあった筈のものが、ない。
 彼の名は何だったか、どんな目を、髪をしていたのか。どんな声で笑い掛けてくれていたのか。
 どんな体で自分を抱き締めてくれていたのか。その姿の輪郭すらも思い出せなくなっていた。

 「シン……」

 不安げな声で後ろを振り向き、琥珀色の双眸を眇めて観察するように己を見つめるシンを見遣る。
 薄ら笑みを浮かべ微かに首を傾けて訊ね返す仕草をする相手に、おずおずと聞いてみた。

 「ア、アイツは……今何処にいるんだ?お前なら知ってるだろ?同じ軍に所属していた、んだから…」
 「――は。何、言ってんの?アイツって誰?分かんないよ、全然」
 
 記憶からすっぽりと抜けてしまった彼の姿は如何様であったかと――
 口にしていく間にも彼に関することは砂のように記憶から零れて消えていく――
 訊ねる声にシンは呆れた調子に笑いながら答えた。

 「アンタは最初から俺の女だろ?――ずっとずっと俺が守ってやる。そう誓っただろう?あんたのことを」

 暗示のように囁く声は甘い。戸惑いと不安を抱える意識を絡めとり、まるでそれが真実であるかのように錯覚させる。
 必死に否定して首を振る度に、乳房を嬲る手に力が篭められた。

 「ァああァッ…シン、や、やめッ…痛い…!!」
 「痛い?俺以外の男のコトを考えるような女に、優しくしてやることもないだろ?……それにほら、痛いだけじゃない
 みたいだし?」

 下から乳房を掬い上げて包みこむようにしたシンの掌、
 その人差し指と中指の間にある突起した乳首をシンの指がキュッと挟んで締める。
 くっきりと立ち上がったそれをシンの指が挟み潰していく。
 堪えようのない愉悦が乳首から腰へと直下して、広げ落としていた膝は持ち上がり逃げるように細い脚がシーツを掻いた。

 「あ、ァう!」
 「ただ胸揉んだだけでこんなにココを固くして…。そんなに良かったんだ?やっぱやらしーなアンタ」
 「ち、ァ…や、やめぇえっ…シン…ぅうッ!!」
 
 指の間で挟まれた乳首は既に充分過ぎる位勃起し、シュシュ…とニ本の指が起こす摩擦に下腹部のある箇所まで疼き始めていた。
 充血し濃く色付いた乳首は、乳房の大きさとの比率で見ればまだ小さい方ではあるが、男のものとは云えまだ細い方であろうシンの指から、
 いやらしく染まり始めたブラウンピンクの先端を覗かせる程刺激を受けて肥大していた。
 ぐにぐにと乳房を下から揉み込まれながら、音もなく擦り上げられる乳首。否定の声も言葉にならない。
 
 自分の身体はこんなにも感度の高いものだっただろうか。
 本来男の刺激を受ける為にあるものではないその箇所、なのにシンの指がそこを擦るだけで抵抗する手もくたりと力が抜けてしまう。
 既に腰に力は入らず、力の差故振り払えずにいたシンのの身体に背を預けた格好で、ただ脚だけが逃げ場所を探して白いシーツを波立たせた。

 「ァあ…ァあああっ、シ、シンっ…もぉや、やめろッ…!こ、こんなのは違ァ…ぁあああッ!」
 「何が違うんだよ?…なぁ、こんなに感じまくって喘いでんのに、何がどう違うって!?」
 「ひィあぅああッ!!」

 びいいんッと強くシンの指が乳首を摘み引っ張る。引き攣れる痛みと痺れが下腹部の奥まで響いた。
 荒れた男の指に敏感過ぎる突起を擦られ、共に引っ張られた乳房が指の離れるその都度にブルブルと悩ましげに震える。
 言葉はもう出てこない。ただただ与えられる刺激に声は悲鳴のようなそれを続けるばかり。
670夢の痕1:2006/08/25(金) 01:57:26 ID:FGpcQ/Ad

 「ここだけでイキそうな位感じまくって、何が違うって言うんだよあんたは!? ホラ、嫌なら抵抗してみろよホラぁ!!」
 「ひぅうッ、ぅぅうぁああッ、い、ァああッ!!」
 
 怒鳴るに近いシンの声に嫌々と首を振り、力ない手で腕を引っ掻く。嫌がってもシンの指が乳首責めは終わらない。
 人差し指と親指の間でギュッと押し潰し、そのまま前へと引っ張って離す。柔らかい乳房に指で乳首を押し込め、
 弾力に跳ね返ってくるそれを今度は親指の爪で弾く。開きっぱなしの口で喘ぐばかりの表情の女――
 カガリを後ろから覗き込み、シンは深い紅の双眸を細め嗤った。

 首筋に掛かる金髪を口で銜えて振り払い、すべらかな首筋の肌に舌を這わせる。
 蛞蝓が這うが如くねっとりと薄い肩から細い首筋までを舐め上げた後、
 今度は蛇が舌を出すようにチロチロと唾液に濡れた肌を再び舐める。
 カガリは逃げるつもりでの仕草であろうが、首を逸らして嫌がる姿は細いその首を好きに冒してくれと云わんばかりで、
 指の乱暴な刺激に対し労るような舌での愛撫を続けていく。
 潤みきった琥珀色の眸ふたつが隠しようのない戸惑いと混乱に染まって、怒りより答を求めて縋るようにシンを見下ろしている。
 それこそがシンの胸に在る貪欲な征服欲を掻き立てているのだと――
 他でもない、誘っているのは己自身だということに、カガリは気付いてはいない。シンは乾き始めた己の唇をぺろりと舐め、
 聞こえない程の小さな声で呟いた。
 アンタが俺をおかしくさせるんだ。――もう、後戻りなんか出来ないよ、アンタも、俺も。
 
 執拗なそこへの刺激だけで甘たるい痺れが続く最中、そこより熱い蜜が溢れシーツを濡らす。
 女の身体が与えられる刺激に応えている正にその証が、戸惑う己の思いを無視して溢れ零れる。
 ――奥まったあの箇所が苦しい程に疼いて堪らない。

 「シン…も、ぉ…や、やめてくれ…ッ、こんなこと…違う…ッ」
 「何が違うの?なぁ何が違うって?――乳首弄られて喘ぎまくって、ココだって濡らしてるアンタが何を言っても無駄なんだよ!」

 背後からシンの脚が細い脚を跨ぎ引っ掛け、グイッと後ろへ押しやった。
 無意識の内に内股になっていた脚は力強いシンの足が導くままに大きく股を開いて、
 既に濡れてシーツに薄い沁みを作っている秘所が背後のシンの目にも露わとなる。
 守るには薄く頼りなげな金色の茂みは、湧き上がる蜜液で濡れ輝いていた。
 薄く少ない茂みの上からもいやらしい恥丘の輪郭がはっきりと分かる。
 深い谷の秘裂までその目にしたカガリが、感じ入った女体の急所から唇を噛んで目を逸らした。

 「すげぇ…シーツまで濡らしちまうほど良かったんだ…?びしょびしょにして……そんなに気持ち良かった?」
 
 ごく、とシンの息を呑む音が耳の近くで聞こえた。カガリの肩から首を突き出し、しどどに濡れたそこを凝視している。
 見惚れたように吐息を吐き出してじっとそこを見つめるシンの視線から逃れようと脚をばたつかせるが、
 枷となったシンの足がしっかりと固定して足を閉じることは叶わない。

 「やっぱ胸より…こっちの方がいいよな…?」

 するりとシンの片手が降りていく。やめろと声を上げる暇もなく、硬い指が臍の下を進み茂みを掻き分けて、プツンと膨らんだ秘芽を探り当てた。
671訂正:2006/08/25(金) 01:58:08 ID:FGpcQ/Ad
>670
タイトル1→3
672夢の痕4:2006/08/25(金) 02:04:14 ID:FGpcQ/Ad

 ……ぐりッ。
 「ひッ!!」

 ビクンッと跳ね上がる腰。甘皮の上からでもそこに与えられた刺激は乳首に感じたものとは比べ物にならない、
 それこそ身の毛がよだつ程の快感だった。

 「やっぱココは小さいのな?…ココだったら…直ぐにでもイケるんじゃない?――見てみたいな。
 アンタがイくトコ。俺に見せてよ…?」

 ぐ、ぐりゅッ…ぐちッ!!
 散々乳首を嬲っていた両手が今下肢の尤も敏感な箇所を割り開き、
 甘皮を左手の指二本が捲り上げて愛液に濡らした右手指がグリグリと充血しきった淫芽を刺激する。
 ガクガクと腰が震えた。脚が引き攣る。目を大きく見開いて喉を反らし仰け反る。堪らない、堪らない。
 乱暴な指遣いでは敏感過ぎるそこは苦痛すら覚えるだろう愛撫も、たっぷりと溢れた愛液が潤滑液となり
 痛みを知ることなくただただ愉悦だけをそこに感じる。
 心臓を刷毛で直に撫でられたような――一ゾワァッと身体の内を駆け抜けた恐ろしい程の快感。
 心臓から広がったその感覚は電流の速さで腰を駆け下り、子宮を穿つ。
 毛細血管までも侵す愉悦の痺れが手足の指先まで奔った。

「くァあッ、あァぁああぁああッ!!」

 嬌声というよりそれは悲鳴だった。限界まで瞼を押し上げたその目のふたつから、生理的な涙が零れ落ちる。
 目の前にバチバチと火花が散って、視界が白濁していく。
 シーツから腰を上げ、シンの枷に捉われながら太腿を震わせガクンガクンと揺れる身体。
 ――絶頂に登り詰め、呼吸さえままならず悲鳴を上げてシンの腕に無我夢中に縋りついて爪を立てるカガリ。
 ――行き過ぎた快感は拷問の如し。身体が受ける快感に、精神<こころ>は追いつけない。
 ボロボロと零れる涙を拭うことすら出来ずに、引き続く余韻の中シンの腕に抱かれ震える柔肌の身体。
 身体を侵食する快楽に涙腺は決壊し、溢れる涙が頬を辿り顎を滑ってシーツに落ちた。
 ぽた、ぽた、と小さな水玉の浮かぶシーツには、秘芽への愛撫で悦を強請り再び溢れた愛液が先刻よりも大きな泉を生んでいる。
 ヒクヒクと物欲しげに痙攣している秘肉の動きを、己の身体ではないと――だらしなく開いた唇から否定しようとして――
 だがもう、声は出ず、切なく乱れた呼吸が続くばかりだった。

 「ァぁああーッ!! ひぁぁッ、あぅうぁぁああッ…!!」

 喉が裂けるほど声を上げて、か細い身体はもう何度目なのかも分からない絶頂に戦慄いた。
 シンの纏っていた軍服のインナーが頭上の上で細い手首に巻きつけられ、脚の間に顔を埋めるシンの肩に縋ることも出来ず、
 裂けるほど押し広げられた脚を何度も引き攣らせながらカガリは喘ぐ。膝を立たせひし形に無理矢理開かせられた脚にじっとりと汗が滲んでいた。
 押さえ込むシンの手も何度か汗に滑って、時折小さな舌打ちと共に腿を押さえる指に一等の力が篭められる。

 ちゅ…ちゅッ…くちゅッ…ちゅく…っ。
 「ひィっ…ぅぁンッ!!…は、うぁあぁァ…っ」

 ドロドロに熔けた粘膜の中を這い巡るシンの舌。溢れて止まらない愛液を掬い、震える膣の中を舐め回す。
 
 舌が愛液と膣壁を打って鳴らす音が己の上げる嬌声に混じってシンの耳にも届いた。シンの口淫によって蕩けた箇所が悦び奏でる淫靡な音色。
 嫌々をするように首を振っても鼓膜に焼きついて離れない。
 狭い膣内を下から上へ掬い上げて動くシンの舌。膣中を侵すばかりではなく、浅く舌を引き抜いては強引に開かせた秘裂の入り口から
 秘芽までを犬のように唾液の音を立てて舐め上げる。
 浅く挿入された舌先のじれったさから、敏感過ぎる秘芽を舌が押し潰す眩暈を起こしそうな鋭い快感。
 シンには嫌がるカガリの抵抗も喘ぐ声もまるで届かない、四つん這いに這い顔だけを深くカガリの股間に埋めて愛撫を続けていた。
 盛りのついた犬のように雌の蜜をしゃぶるシンの姿を、愛撫を施されながら見つめることしか出来ないカガリ。
 薄暗い中でも輝く鴉髪が俯き行為に没頭する彼の表情を隠している。シン、と掠れた声で呼んでも返事はない。
 応える声の代わりに、秘芽をシンの唇が挟んで吸い上げた。
673夢の痕5:2006/08/25(金) 02:09:48 ID:FGpcQ/Ad

 「ひッ!!…ィぁあ、あァ――ッ!!」

 シンの下歯の硬いエナメル質が甘皮を剥かれた秘芽に当たる。唇で柔く食み、吸い上げて擦り付けられる歯の硬さ。
 ビクビクとシーツの上を跳ねる背中、もうイキたくはない、苦しい、辛い、なのにそこを弄られれば際限なく強制的に登り詰める身体。
 ぶわっと素肌に湧き出る汗とぼたぼたと溢れて頬を汚す涙。
 ――違う、違う。こんなのは、違う。間違ってる。これは――夢だ。
 快楽責めに遭いながら、今だ手放せずにいる理性をこの現状をを否定することで辛うじて繋ぎ留めていた。

 「んっ…すごいな。舐めても舐めても溢れてくる。これじゃキリないよ。あんた濡らし過ぎ。
 なぁ、さっきからイキまくってるけど、大丈夫?まだ指だって入れてないのに、こんなに感じまくってさぁ。アレ射れたらどうなるんだろうな」

 口周りを愛液に汚し淫猥に濡れた唇を手の甲で拭って、シンはカガリの股間から顔を上げ笑いかける。
 絶頂を迎えた脱力感にぐったりとしているカガリが荒い息を零し、重たい瞼を持ち上げて新を見遣る。シンは愉しげに唇を歪めて笑った。
 シーツに沈むカガリの腕の傍らに片手を付き身を乗り出して、秘裂の蜜を掬い取った指をカガリの目前まで突き出す。
 筋張った指の間を粘つく粘液が糸を引いている指を広げられ、ぷつり途切れた糸が重力に従いねっとりと落ちていく様を、シンは満足そうに双眸を細め見つめていた。
 カガリの視線はそこから離れた。痛い位に首を横に捻って目を、顔を逸らす。シンは薄い笑みを浮かべたままどこか夢を見るような調子でカガリに語りかけた。

 「なあ見てよ。――あんたが俺に感じて、イッた跡だよ。アンタには分からないだろうけど、俺は嬉しいんだ。アンタが俺を受け容れてくれた――
 身体だけでも、それだけでも……」
 「シン……」

 頬を紅潮させ、呟くシンの双眸にカガリは映っていない。語りかけているのかそれとも独り言なのか、判断の付かない呟きにそっと名を呼んでみる。
 そこで漸くシンの紅い眸がカガリを捉えた。…何?と微笑を浮かべて緩く首を傾げるシン。鴉色の髪、紅い瞳。微笑む表情。
 ――それらに云いようのない違和感を覚えて、だが口にすることもせずにシンを見つめる。シンは、あの「シン」が、私にこんなことを望むだろうか……?

 「何考えてる――?」

 俯き意識巡らせるカガリに、低く響くシンの声が耳を打ち、強い力で顎を掴まれ意識と視線を再びシンの元へと求められる。

 「――つまんないこと考えてんなよ。すぐに何も――……考えられなくしてやるから」
 ずぐッ…!!
 「ひィん…っ!!…ぁ、ハァぁあんッ、あぁうッ…ぅああッ…」

 二本の指が秘裂を割って突き立てられた。
 存分に濡れた箇所で受け止めた指は痛みこそ感じなかったが、舌での愛撫とは違う、硬い指は舌では届きようの無かった深くまでを掻き回し、抉っていく。
 喘ぐ声が――奥を弄る指の動きに合わせて唇から漏れた。ぐじゅぐじゅと泥濘を掻き混ぜるような音が聴覚を刺激する。嫌という言葉が出てこない。
 こちらの意志すら汲み取らず一方的な行為を行われているのに、あれ程嫌と否定し逃げようと必死でいたのに、喉から溢れる声にその単語が含まれることはなかった。

 「ひぃン、あっ、シン、シンッ…んァあああ!!」 
 「またイッたんだ?…中で俺の指銜え込んで締め付けてる…ほら、分かる?こうして指動かすのもキツいよ?」
 「ぅああッ、ぁうンぅううッ!! そ、そこッ…ひ、ァあああッ」
 「何?ココがいいの?……ココ擦られるのが、そんなにイイんだ?なぁほら、イイならイイって云えよ」

 ぐじゅぐじゅッ…ぐしゅッ、ごりゅッ…
 中のざらついた壁をゴリゴリと無遠慮にシンの指が擦った。きゅんッと奥にまた新たな快い疼きが生まれて一瞬に脊髄を駆け上がる。
 数え切れないほどの絶頂に追いやられ、次第に意識は理性ごと白く濁っていく。屈辱も、困惑も、躊躇も、幾つもの疑問も全部、シンの与える快感に呑まれて――
674夢の痕6:2006/08/25(金) 02:14:41 ID:FGpcQ/Ad

 「イイッ…ぁああっ、シン、っンぁ、そ、そこ…ひぁッ、んぅううぁああんんッ!!」

 意識のないままに、自ら快感を認める声を上げていた。ひとつ唇から零れれば後は躊躇なく続いていく声。
 羞恥も何もかもかなぐり捨てて――そこに燐片ほどに遺っていた彼への想いすらも放棄して――
 腰が深くを求めて浮き上がる。
 踵を持ち上げ、足の爪先で腰を上げて背をシーツより浮かせ、頭をシーツにめり込ませて背中を反り上げた。
 ほんの少し腰を使うだけで、シンの指が中深くの一番敏感な箇所に巧く当たる。
 態とそこから外れるように動くシンの指を追いかけ、腰を揺らした。

 「ァ、あッ…ァあッ、ンぁあっ!! シン、ぁはぁあっ…!!」
 「すげ…自分が何してるか分かってる? 自分で腰上げて振って、やらしートコ見せ付けて……」

 息を飲み込むシンが見下ろす箇所、鮮やかなピンクが摩擦で紅く色付き粘つく愛液に濡れてヒクついていた。
 荒い呼吸と喘ぎに合わせて狭い口が物欲しげに指を飲み込みながら開閉する。
 仰向けになった格好でも大きすぎる乳房は丸い形を保ったままで、ツンと勃ち上がった乳首が乳房震えるその都度
 淡いブラウンピンクの残像を描いていく。
 泣きながら、喘ぎながら、自由の利かない手でシーツを掴み髪を振り乱して喘ぐカガリ。
 開いた唇の中から扇情的に覗く舌。唇を汚す唾液が尖った顎まで伝い落ちている。
 涙濡れた金色の眸は虚ろ、やがて身体を蝕む快楽だけを追いかける為に自ら瞼を下ろして視界を塞ぎ、
 きゅっと眉間に眉顰めて全身の感覚を子宮穿つ快感にのみ委ねたその様。
 
 ――もう直ぐ、もう直ぐだ。シンの唇に一等酷薄な微笑が浮かんだ。
 
 「ァ、あッ、シンぅっ…あぁああッ、も、ァま、また…ン、ひィんんん――ッ!!」

 離すまいとシンの指を銜えた肉襞が引き際のそれを締め付け、浅ましく蠕動する粘膜が嫌々と硬い指の節に絡んでいく。
 だがきつい抵抗も無視してシンの指は鍵型に関節を曲げて中を掻き乱しながら大量の愛液と共に冷たい外へ――
 結果鋭敏な粘膜は狭い口の最後まで擦られることとなり、カガリは泣き声を上げて達した。
 ずぼっと栓を引き抜かれたような音がして、受け容れていた箇所が余韻にひくつく。
 指を銜えていた分だけ開いた口が外気に撫でられ、ぞくとする寒気さえ今はオーガズムを呼び起こすモノでしかない。
 中を犯していた指を喪い、そこに残るのはたまらない飢餓感。グズグズと続く快感の種火は次の大きな刺激を求めたままで消えはしない。
 途中から支える力を失って、中を突き立てるシンの指を軸に背を持ち上げていた脚が弛緩し鈍い動きでシーツに再び沈んだ。
 声は掠れ、息を吸い吐けばひゅうひゅうと喉笛が鳴る。涙でぼやけた向こう、手首まで愛液に濡らしたシンが、
 指に纏わりついたカガリの体液を口に銜えてしゃぶっていた。

 「なぁ、アスハ…?」
 「ン、ぅ……」

 シンの声は甘い。

 「もっと気持ち良くなりたい?」

 甘いささやき。毒と同じく。

 「なぁもっと太いので――俺のでアンタのココ、掻き回してやるよ。今以上に気持ち良くしてやる。……なぁ、気持ち良くなりたいだろ?」

 こくんと素直に頷いた。
675夢の痕7:2006/08/25(金) 02:17:36 ID:FGpcQ/Ad
 
 何かを考えるのが億劫だった。確か、シンに抱かれる前までは『何か』を必死に思い出そうとしていたような気がする。
 何かを――でも、もうその時己が何を考えていたのか、忘れてしまった。思い出す必要等ないから。

 「――それでいい、それでいいんだ。もう……」

 もう?

 「戻らなくていい。ずっとここに居てよ。――ここに、居ていたいだろ? 俺に、気持ち良くされていたいだろ? ずっと――」

 戻る? 何処に? ずっと此処に居る。気持ち良くされていたい。シンにずっと――

 (――…リ…)
 シンの唇が近付いてくる。ゆっくりと瞼を下ろし、それが重なるのを待つ。
 
 (――……カガリ……)
 耳元で、誰かの声が聞こえた。誰だろうと考える気もない。ただ、己は、シンの与えるもの全て――
 快感を受け容れるだけだから。他は何も要らない。何も、必要ない。

 (――カガリ……)
 名を呼ぶ声は続いている。誰――? 誰だろう、自分の名を繰り返すのは。 
 聞き覚えのある声。 良く知った声。遠くからゆっくりと、確実に近付いてくる声。

 「ここに居ろよ……ここはアンタが望んだ世界。俺が願った世界。
 赦されたいアンタと、アンタを奪いたい俺の――二人だけの世界。
 ここでは俺はアンタを憎まずにすむ。
 アンタだって俺に、憎まれずにすむ。嫌だろ?
 もう傷つけあうのは沢山だって、アンタと俺の悲鳴が、創り上げた世界。
 ここにアイツは要らない。アンタと俺だけがいればいい――
 なぁアスハ……?」

 シンの声に瞼を持ち上げた。そっと。――ぼんやりと視界に映る、シンの表情。
  
 「――アスハ、――……カガリ………」
 (――カガリ…!!)

 シンと、その『声』が、重なった。
 
 
 その声は――
 

 「アスラン――!?」
676夢の痕8:2006/08/25(金) 02:21:42 ID:FGpcQ/Ad

 虚ろな双眸に強い光が再び宿る。叫ぶように声を上げた。――張りのある強い声が空気を震わせ、己の鼓膜にも響く。

 目前まで近付いた「シン」の顔――血色の紅と、鴉色の髪の、「シン」が昏い眸を見開きカガリを見つめ――
 苦渋に顔を歪めて次の瞬間、硝子が砕ける音と共に整ったその顔の中心が大きな罅にまみれ、
 蜘蛛の巣の如く幾筋もの傷を広げて……――

 ――パァアアアン!!
 
 
 「カガリ!!」
 
 硝子が散る音に続いて聞こえたのは、アスランの声とパン!と乾いた掌の…頬を打つ音だった。
 
「――アスラン……」
 呆然と見上げた視線の先には、己の表情を心配げに伺い見つめるアスランの碧の双眸があった。
 濃紫の髪を額に垂らしたアスランが、目に掛かる前髪を掻き上げることもせず鼻先が触れそうな近い距離で
 じっとカガリを見つめている。
 アスランの後ろには良く知った――と言うより何の変わりもない、オーブの公邸の中にある自室の、見慣れた風景がある。
 暫くじっとカガリを見つめていたアスランが、一度だけ瞬きした後ホッと息を付いて乗り出した身体を離す。
 カガリと共に同じベッドで過ごしていたアスランはバスローブ姿で、ベッドのスプリングを軋ませ狭いベッドの端に腰をかけ、
 ベッドの上に呆然とした顔で目を見開き動けずにいるカガリを振り返り見遣った。

「ごめん……すごく魘されてたから。……悪い夢でも見てたのか?何度呼んでも起きなかったし」
「魘されてた……?――夢…?」

 気付けばびっしょりと肌が汗で濡れている。頬にも額にも汗で髪が張り付いていた。
 手の甲で額の汗を拭い、アスランの言葉を反芻してみる。夢――を、見ていたのだろうか。魘される程の悪夢を?
 だが思い出そうとしても夢のこと等何一つ浮かび上がってはこなかった。夢を見ていたとしたら、一体魘される程の悪夢とは何だったのか。

 「大丈夫か?すごく顔色悪い……――って…」
 「ああ、大丈夫だ、悪かったな起こしてしまって」
 顔に張り付いた髪を手で払いながら苦笑するカガリに、アスランの言葉が途中で途切れた。碧の目がじっと、カガリの乳房を凝視する。
 「アスラン…?」
 「その痣、どうした?」

 差すアスランの指を追って辿り着いた己の身体に視線を落とし、カガリは声を失った。
 ……思い出してしまった、あの悪夢を。全て。その瞬間に。
 くっきりと掌の痕が残る右の乳房。きつく握り締められた痣のような、赤黒い痕。痛みはなくともその色は、あの――臙脂の衣を思い出させる。
 よろめいた身体を支えようと脇に伸ばした腕の、先の指が硬く細いものに触れる。
 恐る恐るそちらを見つめて――何悪夢、は、終ってはいないのだと、知る。
 
 黒い一筋の髪。アスランのものでもなければカガリのものでもない、鴉色の。

 『 今 回 は、還してやるよ 』

 視界の端に、紅い双眸の少年の影が見えた――気がした。

                                       end
677名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:26:19 ID:efKP5Wfi
おお、久々にリアルタイムに立ち会ったー!

真夏の作品らしい、エロエロしくもちとホラーっぽい
展開ですな。ここのところシンカガ゙不足だったので
堪能させていただきました。GJ!
678シンカガ・フラガ兄書き手:2006/08/25(金) 02:30:17 ID:FGpcQ/Ad
一部見事に改行ズレてすいません。
投下しながら改行じゃなく、改行してから投下すれば良かったよ。

フラガネタはその内ぼちぼちと投下させて下さい。
それではお邪魔しました。
679名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 04:19:25 ID:jh9Udnbu
>>678
お疲れさまです。
今からまったりと拝読させていただきます。
680名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:01:04 ID:/n2bMaqQ
681名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:55:50 ID:EdPhg9Ki
>>678
乙!ぼちぼちと待ってるぞ(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
682名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:04:51 ID:EdPhg9Ki
感想忘れたw
夢の入れ子方式ちっくな文章とホラーとエロのミックスがいいな
683名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 18:19:48 ID:H2U5QFSJ
>>631
恐らく↓の通りになるのではないかと思うのですが俺は
ttp://porarisu1987.fc2web.com/sunrise-garally.htm
684名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:23:12 ID:9Ez0wvyo
一般サイト晒すなよ
685名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:59:16 ID:kj683DFL
>>684
いいじゃないか、いいもの見せてもらって感謝してる人もいるんだし
自サイトだけで作品公開してる職人さん結構いるんだねー
686683:2006/08/26(土) 22:15:11 ID:aZZfcdO1
アドレスが間違ってたんで訂正。
ttp://porarisu1987.fc2web.com/comic-seed-luck.html
687名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:19:38 ID:IGKLmzaL
カガリの立ちションとか萌えるかも・・・

しかし、このスレではスカトロが嫌われているみたいだから
興味がある人は、こちらのスレで議論に参加したらいいよ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156264548/l50
688名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:58:45 ID:S5HEsthS
アサギ、ジュリ、マユラアルー?
689イザミア1/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:07:41 ID:y4BE2k1x
読んでくれた方、レスくれた方、どーもです。
>>648の続きです。


【Actor-Actless 中編】

 イザークが演技を忘れて怒りを爆発させなかったのは、この2年の間に個人的な感情を
忠誠心で塗りつぶすことを覚えた彼の成長の証だったかもしれない。
 沸騰しかけた頭をどうにか冷やし、イザークは『偽ラクス』の部屋を訪れていた。
 黒幕の手がかりを掴む件は次回に持ち越すつもりだったが、部屋に入れるとなれば話は
別だ。この少女の持ち物を調べれば何か見つかる可能性は大きい。
 どんな方法で連絡を取り合っているのかと部屋を見回していたイザークの手を取って、
少女はベッドに誘おうとする。
 また頭に血が昇りかける。――いや、この展開は寧ろ好都合だ。
「……シャワーを先に。あなたから、どうぞ」
 際どいところでまた、イザークは自分を抑えた。少女は少し不満そうな顔をしたが、
初めての相手なのだからと思い直したのか、素直に従った。
 脱衣所に姿を消すや否や鼻歌混じりに服を脱ぎ始める気配がする。激しい憤りの中に
僅かに波立つ感情が入り込んでいることを認めまいと、イザークは早速行動を開始した。
 偽ラクスの荷物はそれほど多くはない。正確には、クローゼットには衣装が何着も吊して
あり、机の上には化粧品がてんこ盛りになっていたのだが、ファッションに関係のない荷物は
僅かだった。衣装用と思われるスーツケースは部屋の隅にきちんと並べられていて、揺すった
だけでも空だとわかる。あとは2、3泊程度の荷物が入るバッグが1つきり。
 時間は限られている。調べるべきものが少ないのは有り難い。
 バッグの中からはみ出しているCDが一番怪しいと睨んで、イザークはシャワールームから
水音が聞こえてくるのを待ち、そのうちの1枚を一緒に詰め込んであったプレーヤーにセット
した。
 イヤホンからラクスの歌声が聞こえてくる。ただの音楽CDか。いや、カモフラージュで
最初だけそうしてあるのかもしれない。適当に早送りをしながら確認していくが、目指す
ものはそこにはないようだった。
 それにしてもCDの数が多い。本物のラクスが発売したものは殆どあるのではないだろうか。
これを全部確認するには時間が足りない。
 何かもっと手っ取り早いものはないかと鞄を覗き込んだイザークは、奥の方にある分厚い
手帳のような冊子に眼を止めた。
(日記――か?)
 鍵がついているようだが、開けられるだろうか。
 イザークはシャワールームの方を窺いながら、鞄の中に手を伸ばした。
 指先に手帳ではない、金属のようなものが触れたと思ったその瞬間――
「ぐうッ!!」
 全身を電流が貫いた。
 イザークはそのまま白目を剥き、仰向けに倒れ込んで気を失った。
690イザミア2/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:09:42 ID:y4BE2k1x
 「ちょっと、起きないじゃない……大変、どうしよう」
「グーッモーニーン。ウェークアーップ! ハリーアーップ!!」
「うるさい、ちょっと黙ってて! だいたいおまえのせいじゃないの」
 耳障りな合成音に無理矢理起こされるようにして、イザークは意識を取り戻した。
 聞き覚えのある機械の声だ。これを聞いたのは、まだヴェサリウスに乗っていた頃か。
 突然乗り込んで来たピンクの歌姫。ラクスが同乗したことに乗組員の殆どは浮かれ、アデス
艦長は喜びながらも対応に苦慮し、仮面の隊長は薄ら笑いを浮かべていた。
 あのときもラクスの側にはいつもこいつがいて、ただでさえ鬱陶しいのにそれを作ったのが
アスランだと聞いてますます煩わしく思ったものだった。
 ――ラクス様がペット代わりにするには、些か品がなさ過ぎるんじゃないか、アスラン?
 そんな嫌味を言いたかったのに、当のラクスがとても気に入っていた……ハロを。
 癪に触る。
 アスランは俺をむかつかせる天才だった。あの頃から、既に。

 そこまで考えて、イザークは勢い良く起きあがった。
「キャーッ!」
 大げさな悲鳴が鼓膜を突き刺す。イザークは思わず、傍らにひざまずいて様子を窺っていた
少女を睨んだ。
 うるさい、大声を出すなと言いかけて、本物のラクスにならそんなことを言える筈がないと
辛うじて思い出したイザークは、剣呑な視線をハロの方へ向けた。
 忌々しいロボットは、思い出の中と同じく床の上でぴょんぴょん跳ねていた。
「……ペットではなくボディガードとしても役立つようですね、こいつは」
 うかうかと電撃を喰らった自分の間抜けさが許せない。
 我慢できずに嫌味を言ったイザークを、偽ラクスは逆に咎めるような眼で見た。
「あなたが荷物を探ったりするからですわよ。……下着はそこにはありませんけど」
「お、俺は下着泥棒じゃない!」
 意外な突っ込みに慌てふためき、ついつい敬語を忘れて大声を出したイザークに偽ラクスは
ツンとして冷たく言い放つ。
「どうかしら」
「いくらラクス様でもその発言は撤回を要求するッ!!」
「――じゃあ、どうしてわたくしの荷物に興味を?」
 あらぬ疑いに激昂していたイザークは、偽ラクスの鋭い追求に硬直した。
 少女は、本物のラクスが持つ柔らかさの中の強さを体現したような視線でイザークを見据えて
いる。
691イザミア3/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:12:21 ID:y4BE2k1x
 演技としても大したものだと思いながら、イザークは必死に言い訳の言葉を考えた。
「考え事をしていたら、バッグに躓いて中身を多少、拡げてしまっただけですよ。ほら、CDが
何枚か飛び出してしまった。これを元に戻そうとしただけです」
「だとしても、女性の荷物に無闇に手を触れるものではありませんわよ?」
(ああ、そうでしょうね。特にラクス様の『影武者』みたいな真似をしている女性の荷物にはね)
 どちらかと言えばディアッカが思いつきそうな感想を心の中で述べながら、イザークは表面上は
おとなしく頭を下げた。気絶などしてしまって、折角の探索の時間を無駄にした。その自己嫌悪に
比べればこの少女にバカにされることなど、どうということはない。
 この後はどうするか。できればこの子に眠って欲しいのだが、ルーム・サービスで酒でも頼むか
――当て身を喰らわせて気絶させるようなことはできればしたくない。こちらに疑いを持たれても
困る。
 イザークが策を練るより、少女の行動の方が早かった。
 偽ラクスは黙ってしまった男の顔を両手で包み、そのまま床に押し倒すようにして激しいキスを
浴びせた。

 「う――?!」
 驚愕がイザークの行動を鈍らせる。備えをしていなかった体は女の力でも簡単に抑えることが
できた。こんなところまでラクスに似せているのか少女の唇は柔らかく、微かに石鹸の匂いがし
――信じられないほど淫らに動いて、イザークはどう抵抗すれば良いかもわからなくなった。
肩を掴めば舌が入り込んで来て動きを封じ、首を振って逸らそうとすれば桃色の髪が降り注いで
視界を遮る。
 イザークは少女の肩を強く掴んだまま押し返すこともできず、ピンクに染まった空間を嫌がる
ように目をきつく閉じた。
 視覚を封じると、他の感覚が強くなる。また匂いを感じる。彼女本人の匂いだ。
 深く合わせた口唇から唾液が伝い落ち、イザークの顎の線をなぞる。少女の舌が綺麗に揃った
歯列を舐め回し、上顎に伸びてぴったりと張りつく。イザークの舌が戦慄くように震えたのを
逃さず、まるでからかうように絡む――こちらからは動けないのを嘲っているのか、彼女の舌の
方は一切躊躇うことなく動き続けてイザークの理性を鷲掴みにした。
(ラクスじゃない……こんなキス、ラクス様の訳がな、い……!)
 今さらな結論がイザークの頭の中を行ったり来たりし、警鐘を鳴らす。
 この女は、俺が思っていたよりずっと危険だ――別の意味で。
692イザミア4/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:14:19 ID:y4BE2k1x
 キスを堪能した後、ミーアは自ら唇を離して眼下に寝そべる男を見下ろした。
 見た目より純情だったこの堅物な軍人は、荒く息をつきながら、まだ目を開けることも
できないでいる。
(なんだ、簡単なのぉ……ちょっと拍子抜け? ま、いいか)
 これなら色香で惑わせて、味方に付けるのも簡単かもしれない。とりあえず口止めくらいは
できるだろう。
 ミーアは自信たっぷりに微笑んだ。
 でも確実にしとめるためには、写真の1枚でも撮っておいた方がいいかな。もっと決定的な
構図で。最後までしなくても写真があれば充分だろうし。
 まずは裸になってもらいましょう。

 「息が苦しいの、イザーク? 緩めてあげますわ……」
 少女の指が胸元に伸びる。嘘のように澱みのない手つきでネクタイを外す。
 続けて上着とシャツのボタンを全部外し、緩めるだけでなく前を大きく開け放つ。
 細い指がベルトにかかったところで、イザークは漸く自分を取り戻した。
「ちょっ、おま……ラクス!」
 もうラクスとは呼びたくなかったが、本名を知らないのでしょうがない。両手で白い手首を
がっしと掴み、イザークは自分を襲おうとしているその手を引き離した。
「痛い……! そんなに力を入れたら、痕が残ってしまいますわ、イザーク」
 しおらしい言い方にもイザークはもう揺らがなかった。全ては演技だ。自分を騙すための。
 プラント全てを欺くための。
 強かでずうずうしい女――! あんなキスをしておいて、まだラクスを騙ろうというのか!
 今すぐ正体を暴いてやりたい衝動を抑えながら、イザークは思いつく中で一番もっともな
抗議をした。
「アスランがこのことを知ったら――あなたは俺に、親友を裏切れと言うのですか?!」
「黙っていればわかりませんわ。……だいたい、あなたはどうしてこの部屋にいらしたの?」
 残念ながら、少女の意見の方が理に適っている。
 アスランを『親友』などと片腹痛い表現を使ってまで抵抗したのに、あっけなく論破されて
しまってイザークは狼狽えた。とりあえず身を起こしたが、それ以上は動けず、言葉も出ない。
 この女、どうやら場数を踏んでいる――こういうことに関しては、自分より、上だ。
 どうしてそんな女がラクスの替え玉に選ばれたんだ。許せない冒涜だ。
 だが一番許せないのは、そんな女にまんまと言いくるめられてこんな状況に陥ってしまった
自分自身だ。
693イザミア5/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:16:09 ID:y4BE2k1x
 「どうして、ここにいるの、イザーク――?」
 偽者のラクスがにじり寄って来る。――完璧に作られた顔。傷一つない滑らかな肌。
 本物と寸分違わぬ見事な出来だ。
 イザークから見てそうなのだから、一般のファンを騙すことなど簡単だろう。彼女は
プラントの女神を座を、容易くモノにするに違いない。
 そしていったい、何をするつもりだ?
 追求したいのに、澄んだ瞳に弾かれる。映し出されるのは彼女の内面ではなく、不甲斐ない
自分の姿。
 紛い物だと知っているのに、どうして魅せられてしまうんだ。何故動けない。何故、彼女の
質問に答えられないんだ。
 イザークは生まれて初めてプラントの科学力の高さを呪った。
 ここまで出来の良い贋作は、存在するだけで、罪だ。
 本物のラクスはアスランとの婚約を解消し、キラを選んでプラントを離れた。近づくことを
許されたのは、偽者だからだ。
 ラクス・クラインはイザークの誇りを一枚一枚剥ぎ取っていく――“あのラクス”も、
“このラクス”もだ。

 ラクスのことを一人の女性として愛していたなら、ここまでの怒りは感じなかったかも
しれない。
 イザークにとってラクス・クラインは『聖域』なのだ。何者にも冒されてはならない
清らかな存在。それを『ただの女』に貶められたことに屈辱を感じる。ラクスに憧れる
気持ちを踏みにじられることで、己の中に残る青臭い部分を罵倒されているような気になる。
 だからこそアスランとの婚約も、いろいろな意味で、許せなかった……。
 いつまでも憧れ続けていられるのは、結局の所ラクス本人を無視して都合の良い偶像を
作り上げているからではないのか。
 ラクスと直接会ったことのないプラントの若者達ならともかく、イザークは僅かながらも
面識があり、またアスランの存在がイザークとラクスの関係を近しくもしていた。それなのに
いつまでもラクスを生身と認められない。
 それは――認めてしまえば別の何かをも同時に受け入れなければならないからではないのか?
 ラクスの遺伝子が選んだのは、アスランの遺伝子。
 こんなところでも彼に負けた自分。アスランの方が優れていると――彼の優位性を否定
したいがために、ラクスを崇高な存在に祭り上げて、欲望を否定したのではないのか。
 本当はラクスを抱きたい。自分だけのものにしたい。でもそれが適わないから。
 女としては見ていない、見るべき存在でもないと理論武装して、敗北の惨めさから、逃げた。
 そのくせ今になって、ラクスの偽者相手に自ら否定した欲望を晴らそうなどとは――
694イザミア6/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:18:16 ID:y4BE2k1x
 ――違う!!
 俺は、本当にラクスに憧れていた。自己欺瞞の道具になどはしていない。
 彼女は、俺にないものを持っている。
 逆巻く波のような激情を迸らせる自分とは対照的に、凛として決して動じぬ豊かな大地。
 北風と太陽の寓話に似ている。
 相手を責めたて、攻撃することでしか人を動かせない俺とは違う。彼女は全てを包み込み、
相手の方から心を開かせる。……俺には、できない。
 だから憧れた。自分にできないことを易々とやってのける人物への純粋な崇拝。
 ――その彼女に近づくことを許された、運命により定められた別の男が、イザークにとっては
死んでも負けたくない生涯の好敵手だと言うのは、実に皮肉な筋書きだ。
 ラクス・クラインとアスラン・ザラ。イザークのコンプレックスを両側から刺激して止まない
2人がまさか婚約するなどと……これ以上に忌々しい悪夢があるだろうか。

 「いい加減にしろ!」
 激情を抑えることができず、イザークは我を忘れて怒鳴った。
「俺の知っているラクス・クラインは、こんなことはしない! 断じて――!」
 そこまで言って、漸く声が止まった。
 まずい。
 バレたか――?

 ミーアは顔を真っ赤にしたまま自分の顔を凝視しているイザークを冷めた目線で見やった。
 イザークが、彼女の嘘に気づいたとは思っていない。ミーアの目には、理想のラクス像を
壊されて憤慨している一ファンに見えている。
 微かな違和感くらいは芽生えてしまったのかもしれないが、自分の演技は完璧だと言う自信が、
ミーアの判断を若干『ご都合主義』なものにしてしまっていた。
 まだ挽回できる。ラクスのこの姿があれば。

 「俺の知っているラクス・クラインって、何ですの?」
 ミーアは余裕たっぷりにイザークに語りかける。
「わたくしだって恋もしますし、殿方に頼りたいと思うこともありますのよ? 木石では
ないのですから。あなたにとってラクス・クラインは、ただ綺麗な歌を歌うだけのお人形さん
だったのですか?」
 軽く睫毛を伏せ、男を惑わせる気たっぷりの流し目でミーアはイザークに顔を近づけた。
「そうだと言うなら……正直、ガッカリですわ。アスランのお友達なら、わたくしのことを
そんな風には見ないだろうと思っていましたのに」
 ここで愁いを秘めた眼差しに変化させ、イザークから顔を反らしたミーアの態度はすべて
計算だ。
「あなたも、わたくしではなく歌姫ラクス・クライン、聖少女のラクスをお好きなだけの、
大勢のプラントの若者と同じでしたのね……」
 ミーアは眼に涙まで浮かべていた。それを隠そうと指先で拭う振りをしながら、ミーアは
こっそりイザークの顔色を窺った。
 イザークはすっかり血の気の失せた、少し青白いくらいの顔をして真剣な眼でミーアを
見つめていた。
 これで落ちない男などいない――ミーアは勝利を確信した。
695イザミア7/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:20:49 ID:y4BE2k1x
 イザークは冷めた気持ちで偽ラクス演じる茶番劇が終わるのを待っていた。
 まったく、軽挙妄動も甚だしい。
 この程度の演技力、判断力でラクスに成り代わろうなどとは。
 画面を通して民衆に呼びかけるだけならまだ良い。生放送でなければいくらでも撮り直しは
きくし、見た目の整形は申し分ないのだ。彼女の望みどおり、相手が誰でも騙し通すことが
できるだろう。
 しかし直接会ってしまえば、別だ。彼女は自分自身を隠し切れていない。
 また、ラクス本人に対する理解も足りない。おそらく本物との面識はないのだろう。雑誌や
テレビから得た印象だけで、ラクスの言動を決めている。――自分の中にラクス・クラインの
虚像を作っているのは彼女の方だ。その虚像に従って演じているから、本物とは微妙にズレが
ある。
 本物のラクスが、こんな風に男に弱味を見せてしなだれかかったりするものか。一万歩譲って
そういうことがあるとしても、それは余程切羽詰まったときに、唯一の存在にだけ、そうするの
だろう。
 寂しさに負けて相手を選ばず色香を振りまくようなことはない。
 ラクスは強く、誇り高い。そうでなければ、戦争を止めることはできなかった。
 今の彼女の行動は――彼女のしていることは。
 ラクスを侮辱する行為だ。
 こんなことを本物のラクスがすると、この子は本当にそう思っているのか?

 燃え盛る怒りを僅かにつり上がった眉に覗かせながら、イザークは女の腕を掴み、ベッドに
押し倒してのしかかった。
 さすがに驚いたのか、見開かれた瞳が真っ直ぐこちらに向けられる。花のように薄い紫。
昔見たラクスの瞳が見事に再現されている。
 女が纏ったガウンを左右に大きく開け放つ。こちらは未だ見たことのない白い肌と、見事な
プロポーション。下着1枚つけていない。
 抱かれるための準備は万端のようだ。イザークは意地悪な微笑みを浮かべ、女は怯えた
ように睫毛を震わせる。この睫毛の1本1本も、本物のラクスと同じ長さなのだろうか。
「――ラクス」
 呼び捨てにされて、また睫毛が震える。答えようにも答えられないのか、唇もわなないて
いる。
「何故、返事をしない。君はラクスだろう?」
「そ、そうですわ……私は、ラクス」
 重ねて問われて、漸く女は答えた。ここで退くわけにはいかない理由が彼女にもあるの
だろう。無理に己を奮い立たせて、表情を作ったのがわかる。一度見抜いてしまえば、
どうにも頼りなく見えてしまうその微笑み。
「ここにいるのが、本物のラクス」
「ええ、そうよ――私は……私はラクス・クラインですわ」
「では、確かめさせてもらおう」
 その言葉が終わらぬうちに、イザークは女の豊かな胸の間に顔を埋めた。
696イザミア8/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:22:59 ID:y4BE2k1x
 どこまでが演技なのだろうと、イザークは考えていた。
 自分の下で、与えられる愛撫に細かな反応を返す偽者のラクス。
 胸の膨らみを強く揉むと、肌が震える。濃いピンクに染まった頂点を弾くと、全身で感じた
かのように背中が跳ね上がる。髪の毛が少し遅れて波打っている。
「あっ、あ……ああ……イザーク……あぅ……」
 声なら演技で出せるだろう。では、汗は?
 演技で汗腺まで支配できるだろうか。どんな訓練をすれば、そんなことが?
 噴き出している液体は汗だけではない――ここも。
「はぅ……! はッああぁ……ああ、あんッ!」
 触れられてもいないのに既に滲み出している液を広げ、塗りたくるような仕草でイザークは
ミーアの秘所に触れた。肉襞の1枚1枚に快感を揉み込む。表面を割って蕾に触れると、また
躰がビクリと動き、発する声が激しくなる。
「あぁんっ、あっ、あっ……あぁはあ……っ、はぁあん……」
 別の男の姿でも思い浮かべれば、濡らすことくらいはできるだろう。では、中は?
 指が深く、内側に入り込む。中は驚くほど濡れていて、熱くたぎっていて、入ってきた
異物を悦ぶように揺らめいている。柔らかい肉には強すぎるかと思うほどに擦りあげると、
予想に反して女は甘い息を吐いた。
「あぁ、あん……そこぉ……気持ち、い……ああっ、イイ……」
「――そんなに、いいのか、ここが」
「あぅ、いい、いいのっ……感じるゥ……感じちゃう……あはぁ……ッ」
 イザークの指を包み、さらに取り込むように愛液が湧いてくる。これも演技なのか。演技で、
ここまで?
(何を考えているんだ、俺は――本気で感じて欲しいとでも言うつもりか)
 自嘲するほど指の動きが激しくなる。イザーク自身も意識してはいなかった。偽ラクスに
怒りや憤りを感じるほど頭は冷めていき、欲望は膨らんでいく。感情が理性を凌駕し、半ば
自棄になって責める手を強くする。脳と躰の中間で、どっちつかずの心はぐちゃぐちゃに
乱れていた。自分が何をしているのか、どうしたいのかわからない。
 やみくもに動かしていた指を締めつけるように中が一瞬収縮し、緩んだ瞬間に愛液が迸り出た。
「――ッ! ああぅ……ッ」
 女の濡れた声が追いかけてくる。酷く冷めた気持ちになって、イザークは指を引き抜き、
溜息を吐いた。
697イザミア9/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:25:08 ID:y4BE2k1x
 正気をなくさせれば何か決定的なことを喋らせることができるのではと思ったが、いざ試して
みるとそんなことを思いついた自分自身に嫌気がさすばかりだった。下半身も萎えてしまって、
続きをする気にもなれない。
 さっさと偽者であることを暴いて司令部に引っ張っていった方がいいのか――ベッドの上に
座り込んで考えていたイザークは、突然ベルトを掴まれてはっと我に返った。
 あっさりと達してぐったりしていた筈の偽ラクスが、いつの間にか身を起こしてイザークの
股間に顔を埋めようとしていた。
「おいっ、何を――!」
 肩を掴んでもぎ離そうとしたが、女の方が早かった。あっと言う間にベルトが外され、
ファスナーが引き降ろされる。偽ラクスは躊躇うことなく下着の中に手を突っ込み、中の物を
引きずり出した。
「うっ……!」
 敏感な部分を鷲掴みにされてイザークは息を詰めた。女の肩を掴んでいた手からも力が抜ける。
その隙を逃さず、女は両手で彼の分身を握り、先端をぱくりと喰わえた。
「な、何を……やめ…ろ……!」
 思わずピンクの髪を掴んで引っ張ったが、大した力は入らなかった。偽ラクスは難なく
イザークの自由を奪い、思う存分、口に含んだ物をしゃぶっている。濡れた舌が音をたてながら
這い回る。唇が時に強く、時に焦れったくなるほど弱く動いて刺激する。柔らかい指が上下に
動いて幹の部分をしごき、失われた欲望を呼び覚ます。
 女の手の中で徐々に固さを取り戻していく己の分身に気づいて、イザークは愕然とした。
(俺は……俺は致命的な判断ミスをしてしまったのか――?)
 この女……慣れている。男の躰を知り尽くしている。
 このままでは、欲望に翻弄されて余計なことを口走ってしまうのは、こっちの方かもしれない。
そんなことも考えていられないほど脈は早くなり、息が苦しい。
 女の舌が――尖らせた舌の先が丸められて、括れの部分を下からつつく。声が出そうになる
のを必死で抑える。だが脈動までは抑えきれない。何かがむくむくと起きあがり、熱を帯びて、
はちきれそうになっている。それを知って、責める手はますます忙しなくなる。
 一旦離れた唇が横から肉棒を喰わえこむ。上下に移動しながらびくびくと震え始めたそれを
弄んでいる。鈴口に当てられた指が溝を強く擦り、溢れそうになる液を抑え込んでいる――
勝ち誇ったように。
「くっ……あ!」
 出口を封じられたまま裏側の筋を大きく舐めあげられて、イザークは全身を震わせた。欲望が
ドクリと音を立てて注ぎ込まれていく。その気などまったくなかった筈のものが、女に煽られる
ままに勢いを取り戻して、一つのことしか考えられなくなっていく。
 溜まったものを吐き出したい。もっと、気持ちのいい場所で――!!
 ――いや、ダメだ! このまま主導権を奪われるなんて!
 だが、どうすればいいかわからない。
698イザミア10/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:27:32 ID:y4BE2k1x
 迷っている間にも女の責め手はますます激しくなり、イザーク自身は追い詰められていく。
さっきより深く喰わえこんだ女は、唇を幹に滑らせるようにして注挿を始めた。浅く、深く、
行ったり来たりしながら唾液を満遍なく塗り付ける。唇が180度から圧迫して逃げ場がない。
引き離すために髪を掴んでいたイザークの手は、無意識のうちに後頭部を押さえつけていた。
喉の奥にぶつかる程に飲み込んでいるのに女は苦しそうな様子さえ見せず、今度は舌を右から
左へ大きく動かしながら舐め回してきた。
 音が響く。吐息がまとわりつく。今にも溢れそうだ。だがこんな場所で……この女の口の中に
全てをぶちまける気にはなれない。我慢するほど脈動は大きくなり、滴る唾液の感触がやけに
ゆっくりと上から下に伝わっていく。ぽたぽたと根元に落ちて、出してしまえと急かす。
(く、そ……やめろ……もうっ……!)
 ここから引き返すには、どうすれば――引き返せるのか? もうこんなに、なっているのに
――だいたい、引き返したところで、その後は?
 後退できないなら、前へ進むしかない。
 この前進は暴挙だろうかと僅かに訝しみながらも、イザークは自ら服を脱ぎ捨て、既に硬く
なっているそれを一気に深く、女の躰に突き入れた。
「ああああッ、ああッ――イ、イザ……ク……ぅうッ、ううぅあッ!」

 女の声を聞いた瞬間、イザークは自分が罠にはまったことを悟った。
 最初から相手はこうなることを望んでいたのだ。後戻りのできない深みにイザークを引きずり
込み、恐らくは取り引きの材料に使おうと……。
 それがわかっていても、イザークの欲望ももう、止まらない。考えるより先に腰が動いて
しまっている。十分に濡らされた女の内部は想像以上の快楽を彼に与えていた。
 また、目を閉じてしまう。もっと深く味わいたいと、躰の奥底が求めて止まない。
 慣れている女の恐ろしさというものを、イザークは初めて味わっていた。
(くッ、何て気持ちいいんだ……それに、この反応――全体がまとわりついて来て、離れないっ)
 偽ラクスの内壁は柔らかく膨らみ、肉棒にぴったりと張りつきながらビクビクと痙攣して
いた。呑まれることを嫌がるようにイザークが腰を退くと、新しい液が溢れて戻ってこいと
誘う。逆らえずにまた挿し入れると、嬉しそうに締めつけてくる。
「あぁンッ、ああッ、いい――すご…い……!」
 いやらしい音に混じって、いやらしい声がする。恥ずかしげもなく淫らな言葉を吐いている。
 夢中になりかけていた頭が、一瞬冷めた。
 イザークは目を開け、四肢を広げてのたうっている『ラクスに似たもの』の姿をしっかりと
捕らえた。
699イザミア11/11 ◆VD8DX/Tl/M :2006/08/27(日) 01:29:57 ID:y4BE2k1x
 女が激しく首を左右に振っている。偽物の髪が宙を舞う。流水のような模様を描き、ぱらぱらと
シーツの上に解けていく。
 よく知っている顔でもあり、初めて見る顔でもある。
 戸惑いがイザークの動作を鈍くさせると、それを補うように腰を振って行為を先に進める
――躰に染みついた動きだ。今すべきことは何か、自分はどうすればいいのか、彼女の方は
良く知っているらしい。
 何度か大きく突き上げた後、イザークはゆっくりと分身を引き抜いた。
「ああっ、いや、まだっ……まだ、欲しいっ……」
 本物なら決して言いそうもない言葉で女は強請る。イザークは何も言わず、乱暴に女の躰を
ひっくり返して俯せにした。命令しなくても女は膝を曲げて腰を持ち上げ、挿入しやすい高さを
作る。少し焦らしてやれと言わんばかりに先端だけを挿し込んでは抜き、また挿し込んでは
抜いてやると、さらに言葉を尽くして相手は求めてきた。
「やあぁっ、そんなのぉっ……あぁっ、もっと、もっ……深く、欲しっ、欲しいぃ……」
 要求されるまま、半ばまで入り、また戻る。注挿を始めてすぐ、男の固さが増した。呼応する
ように女の内側は熱くなる。
「はッ、はぅ……はうぅ……! イザーク、して、してぇえっ」
「――そんな風に、アスランにも言ったのか」
 イザークの冷ややかな声に、女の息が一瞬止まった。しかし、長くは続かない。ズッ、ズッと
愛液を従えて往復するものの重みに、言葉の意味を理解しようとする意志はすぐにもぎ取られた。
「はぅ! はぅうっ! つ、強く……ふか、く……入れてッ! 突き上げてェ!」
「あなたがこんなに自分に忠実だとは、知らなかったが……」
 知らないままで居たかった、とイザークは心底思った。
 ラクスの顔で、ラクスの声で、ラクスの躰で、女の欲望をこれでもかと見せつけられるとは
思わなかった。
「アアッ! そこ、そこよォ……ッあ……ア! いいっ……いいィ、アゥ、ウ、アァア……ン!」
 絶え間なく嬌声をあげながら、女は快感の虜になっている。
 自らも汗で全身をびっしょりと濡らしながら、イザークは別のことを考えていた。
 色事に慣れている女をここまで夢中にさせていることに一抹の疑念は感じていたが、慣れて
いるからこその快感の深さ、ということもあるのかもしれない。――だとしたら。
 今なら、聞き出すことができるかもしれない。
 彼女が自分を――『ラクス』を見失っている、今なら。

つづく

700名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:27:15 ID:MhNXECnX
>>689

なんか違和感があるというか新鮮だなイザミア
701名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 01:33:48 ID:CnvppvtK
アスカガ書けクズが
702名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 17:15:07 ID:zUgUoJNS
>>701 シン「やめろよ、このバカッ!」
703名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 20:43:08 ID:Y7IUtQbo
アスミア書けクズが
704名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 20:56:31 ID:zjdSiEdz
>>703
キラ「何度も言わせないでよね」
705名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 21:32:24 ID:wYYrD4cp
んじゃシンアスカガ、キラアスミアで
706名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:44:52 ID:3HXpQvOQ
イザミア、なんかすごっ
707名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:35:43 ID:LNxJFZGU
シンカガ、キララク、イザミアと読み応えのあるSSが来てるのに
なんでこんなに感想少ないの?
糞アニメだったから人も少ないのかな
708名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 01:50:39 ID:XV8mGTL5
>>667-676

          |
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         _∩
         |  つ ))))
  ((_      |  | 
〃´   `ヽ   , "⌒` 、
i .( (( ))ノ  .: ルハノルノル  
W*´∀`ノ三○,,;;::)◇;゚;ノ。゜
 ((○  ノ   U∴U  リ
 人  Y   ・∵ ・
(__)_) ゴリラキモ
709名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 04:17:14 ID:Yr3g6gK1
あーあやっぱきた
シンはださないほうがいい
710名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 06:04:42 ID:Haef1tgh
>>707
糞アニメだってのもあるけど
ここが糞スレだからだろう
711名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 09:44:41 ID:m50fWEsw
イザミアすごいな・・。
続きもワクテカ
712名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:06:30 ID:XV8mGTL5
>>709
誰がシンを出すなといってるんだ?
ゴリラとくっつけるなと言ってるんだろ、どさくさに紛れてシン叩くなゴリ厨
ゴリラにしたって別にシンとかかわらせないなら文句は言わねーよ


            ぐちゃぁ!   ((_
             "⌒` 、. 〃´   `ヽ
        . 、 ハノルノノ〉   ( (( ))ノ i三
       ,・。` ルレ,;゚;◇(,;⊂ _三(`Д´*W_=
             (,, つつ   ヽ  と,,>三
             `  _つ   Y  人=
              し'゙    (_三  J三 
713名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 17:05:49 ID:vzMI5qni
ここは読み手がリクをしたものを職人様が書く場ではありません。クレクレは帰れ。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
714名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 03:40:31 ID:lni9NjDo
>>713
ムダムダ
715名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 22:23:13 ID:dEHQzNYI
ここに上げる前提で書くなら監禁モノとかあり?
まぁ、50%完成しないけどさ・・・。
716名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 22:27:06 ID:BGd5ppiy
>>715
あり。むしろ大歓迎。
717名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:24:19 ID:Wv89I2ep
シンルナ人妻編です。
内面描写がいつも欠けているのかと思い、今回は少し多めに
したんですが、セリフだらけになってしまいました。
エロは後半4レス程度です
718シンルナ 1/19:2006/08/31(木) 00:25:25 ID:Wv89I2ep
――疲れた。パイロット用個室へと戻ると、ベッドにどさりと横になる。
出航してから、本来なら済んでいるはずの微調整に振り回されている。
今日は万一ミネルバの識別コードが読まれ、敵と判断されてカノンから
総攻撃を受けた場合、MS部隊のみ単独大気圏降下に備え、
降下ポッドを用意、その調整が終わったところである。
ノックの音がする。
先ほど実戦が怖いと白状した新兵が泣きつきにきたのか。
やれやれ、と上体を起こそうとするが、ここ数日の激務で生活重力の
一気圧が鉛のように重く感じる。
「開いてるよ、勝手に入ってくれ」
扉が開くと遠慮なく部屋の奥まで入り、勝手に椅子を引きどさりと
腰をおろす音がする。
新兵にしては態度が大きすぎると、ムッとしながら寝返りを打つと
そこにはサングラスをした副艦長が脚を組み、ベッドに向かっている。
「――なんだ、あんたかよ。
こんなとこまでいったいなんのご用時ですかね」
黒いサングラスを外し机に置き、今は長年の戦友となった
黒髪の元エリート・パイロットに親しげに声をかける。
「調子はどうだ、シン」
「どうだと言われても。俺はあんたほど能天気じゃしてねえからな。
市街戦想定して、50口径対歩兵用機関銃弾余分に装填、
微調整したところ。
ヨウランが嘆いていたぜ、地球の天候は予測不能、晴天か雨天か。
それぐらいはっきりさせてもらわないと、照準が合わねえって」
眠たげに肘をまくらにして、ベッドに寝そべったまま答える。
まるで上官とは思っていないらしい。
美辞麗句を並べ立て、風向きを機敏に読んではあっさりと裏切る
小市民的こざかしさがなく、そのため実力はあれど出世と無縁、
されど友人としても部下としても、信頼に足る人物で、いかにも
シンらしいとくすりと笑う。
719シンルナ 2/19:2006/08/31(木) 00:25:59 ID:Wv89I2ep
「市街地ではビームライフルは極力使用するな。
市内施設は俺達が後で使わせていただくのだから」
「へーへーわかってますよ。だが俺は部下の生命を最優先にさせてもらう。
そっちもタンホイザーの用意しておくんだな。
でないとこっちが蜂の巣にされるのが関の山だろ」
やれることにも限度があると、シンが指摘するのももっともなことである。
元々少人数精鋭部隊であるミネルバ乗組員を地上制圧部隊、
オーブ防衛軍本部急襲部隊に分け、更に古株の熟練兵はほぼ制圧部隊に
配置するのである。
カノンシステムが完全に沈黙していれば、スクランブルもなく、
地上制圧部隊の役目はなく暇を持て余すだけだろうが、更に新兵に
実戦経験をさせようとは、現場の意向を無視するにもほどがある。
シンの指摘を無視して、続ける。
「……あいつの顔を直接知っているものは少ない。
余裕があれば、MSから降りて本部急襲部隊に加わってくれ」
「ハァ?そんな余裕あるかよ。
まーうまくいったら加勢してやっけど、俺のことだから間違って
撃ち殺すかもしれないぜ」
「――そうだな。ところでこの間の休暇に、ルナマリアと会ったか?」
上体をとっさに跳ねるように起こし、きっとつりあがった右目が
射抜くようにアスランを見やる。
「会ってねーよ、そんな暇なかったし。あんたに何の関係がある」
「この作戦の事、漏らしたか」
「……一言も言ってねーよ、あんたとことん人を信用してねえんだな!」
「彼女から連絡は?ウィリアム・ホーク議員が何か言っていたとか」
「知らねえよ、そんな事。用が済んだならとっとと出てってくれ!」
ただでさえ小さい堪忍袋が切れたようだ。ぷいっと壁のほうへ体を倒し、
これ以上はもう話さないと体全体で抗議するシンに、やれやれと手を
上げ席を立つ。
「今回の作戦が成功するかどうかは、おまえがオーブオノゴロ島
空軍基地を先制する時間で決まる。
だが、勢い付いてカタパルトを破壊しすぎるなよ」
「はいはい、わーりましたよ、極力努力しますよ。
どーせ大気圏突入前にドカーンと全員やられる可能性のほうが高い
ですけどね!」
720ンルナ 3/19:2006/08/31(木) 00:26:36 ID:Wv89I2ep
一言多いところが売りのシンだが、これはなかなか鋭い。
苦笑しながら、居住区通路を腕組みしながら歩く。
そうか。やはりホーク議員はアマルフィ最高評議会議長から何も
知らされていない。
側近達も信用できないと議長は判断されたのだろう。
この半場博打のような作戦、失敗すれば部隊は全滅である。
ウィリアム・スノー・ホーク議員から事前に聞かされれば、
ルナマリア・ホーク最高評議会議員夫人は必ずシンを止めに連絡する。
アマルフィ急進政権は、軍にこそ絶大な支持を得ているが、
市民からの支持はそれほど得られていない。
市民から絶大な信頼を得ているクライン-デュランダル派との
弱小連合政権なのである。
評議会での議長の地位も、ちょっとした事で揺らぐほどである。
今回の作戦の承認は評議会でまだ承認されていない。
ザラ派であった彼が、評議会議長へなんとか登りつめることができたのは、
亡きパトリック・ザラの地盤を受けついたおかげである。
軍属の者の世論調査・選挙区を強引に線引し直し、首都アプリリウス市に
所属させて水増し、マザー・コンピュータの目を巧妙にごまかし、
一票の格差の比率を拡大させた。
歪な選挙区は、火蜥蜴に似ており、いわゆるザラマンダーと
揶揄されている。
一瞬ではあったがクライン派を徹底的に蹴落とした父の狡猾さに
あきれ果てるやら、ありがたく思うやら、なんとも複雑な気分である。
カシアス艦長のあの収賄ファイルで、デュランダル穏健派を一掃、
いや分裂させる事が出来れば、過半数の支持は取れる。
作戦直前までに取れるかどうか、いや承認が降りなくてもオーブの
コーディネイターへの人権無視に対する制裁と後付すればよいことだ。
作戦が失敗すれば、どうせ一部氾濫分子の暴走と切り捨てられる
自分達である。
カノン突入直前に、オーブ政府へ適当に宣戦布告文を電文すればよい。
市民の支持など、情報操作でいとも簡単に覆すことができる。
あの優しかったアマルフィ氏が、プラントの頂点に立ち
自ら手を汚すことを決意した、その英断に報いねばなるまい。
721シンルナ 4/19:2006/08/31(木) 00:27:11 ID:Wv89I2ep
厚かましい副艦長が十分遠ざかった頃合に、ふとベッドから降り、
クローゼットのトランクからがさがさと一枚の写真を取り出す。
先の大戦で市民の人気をかっさらった元赤服パイロットが映る。
昔と違うのは、紅い髪が肩まで伸び、そして薄い茶毛と、赤毛の目の
くりくりとしたかわいらしい小さな2人の赤子を両手に抱いている
ことだろう。母性を湛えた目でこちらに微笑んでいる。
――そして手前の藤のゆりかごには薄い黒毛の赤子。
聖母子4人の微笑みについ、勝つためにはどんな手段も辞さない
蛮勇と最近は妙な褒め称え方をされる、ネビュラ勲章所持者も
頬を緩ませてしまう。
「……たく、しばらく連絡がないと思っていたら、こんな写真
いきなり送りつけて。いつも人を驚かせる奴なんだから」

――ミネルバ、オーブ侵攻計画が実行される、
その一年前の秋の日の昼下がり――
「シン、遅いッ!!なにやってたのよ!風邪引かせる気?!」
IDキーを差込み、バロック風の彫刻が彫られた扉を開けると、
いきなり枕を投げられ、顔で受け止める。
「痛ってーな、たーく。
こっちだって忙しいとこなんとか抜けてきたんだから」
見ればルナマリアが天蓋ベッド上で上半身を起こし、シーツを
露になった胸を隠すようにまさぐりよせている。
薄いシーツのしわのよりかた、陰陽で元恋人を全裸で待っていた
ことが明らかだ。
シンは目の端で、腹から柔らかな曲線を描く腰、張りのありそうな
太ももへと嬲るように追ってしまう。
722シンルナ 5/19:2006/08/31(木) 00:27:59 ID:Wv89I2ep
ルナマリアが電撃結婚してから三ヶ月になる。
が、式を挙げた翌週にはすでに『寂しい、会いたい』というメールが入り、
恋人時代より頻繁に逢瀬を重ねる今日に至る。
十代の健康的な色気を舞い散らせていたルナマリアも、今は人妻、
艶花な雌蘂から零れるような匂いがする20歳となっていた。
「ずっとこーやって悩殺ポーズとって待ってたのよ、ばっかみたい」
どさりとくたびれた風情でソファーに腰を下ろすシンに、
白い胸の谷間をシーツからちらりと覗かせ、股シーツ挟みこみ、
赤いマニキュアが塗られた指先をつんとそらせて、白い右脚を上げる。
そう、彼女のちょっとした仕草、小憎らしい言いようだが、2時間も
待たせた黒い髪の持ち主が謝罪の言葉ばかりを発しないように
配慮しているのが、最近になってわかるようになってきた。
「悪い、昨日から徹夜でさーっ、新型コックピットの脳波リンク機能が
うまくいかなくってさ。
メイリンからはどつかれるわ、新人指導しなきゃいけないわで。
とにかく寝たいし、腹減ったー」
「あーんたまさか、睡眠とるためにここに来ただけってわけじゃ
ないでしょうね。
誰のために三ツ星ホテル取ってると思っているのよ。
数年前まで議長のお気に入りでネビュラ勲章まで取った英雄と
崇められてたのに、行く先々で揉め事起こして、
今じゃすっかり辺境出身の荒くれどもの部隊に左遷させられて。
あんたの安月給じゃこの部屋だって取れないでしょーよ」
「あー毎度毎度すいませんね、俺の財布範囲のモーテルじゃ、
不潔だから絶対やだって言ったの誰でしたっけね。
つーか、いくらなんでも、こんだけ頻繁に会っていたら支払い明細で
ばれるだろ、おまえ大丈夫なのか?」
723シンルナ 6/19:2006/08/31(木) 00:28:43 ID:Wv89I2ep
「へーきっ。旦那には支払い明細見せるまえにこっちで処分するし。
ジャジャーン。
この黒い魔法のカードであたしのご機嫌取ってるんだもの、好意は
最大限活用しなきゃね」
そういうと得意げに滅多に発行されないという上限無限のブラックの
クレジットカードをバックから出し、ひらひらとさせる。
「このあいだ会ったばっかだし、いい加減にしねーと
そろそろ旦那にばれるんじゃないか」
「ぜーったいにばれない。
あの人はホーク家のコネクションのために率先して婿養子に
なっただけなんだから。
助かるほどすっごい無関心なのよ。
それにシンと会った日の夜は、あたしだってちゃんと考えて
家族サービスぐらいしてるわよーっだ」
家族サービスの内容を想像したのか、さっと表情を変え、
明らさまに不機嫌になるシンにふふんと笑う。
「ねぇ、ちょっとは嫉妬した?」
「――ああ。んじゃ、まずは魔法のカード様に昼飯
おごっていただくとしますか。ほら、服着て」
んっもうっ!とふくれっつらをするルナに、クローゼットに
下げられたワンピースを投げる。
髪を一房ぴょこんと跳ね上げて、ワンピースの袖に手を入れる
ルナを扉へとひっぱる。
「ほら、いくぞ!」
「ちょっと化粧してないってば」
髪を手櫛で整え、あわててミュールを拾い上げる。
「食った後どうせ落ちるんだからいいだろって」
手を握られるとルナが一瞬頬を染め、小走りになりなから
ビュッフェへと付いていく。
724シンルナ 7/19:2006/08/31(木) 00:29:17 ID:Wv89I2ep
三ツ星ビュッフェの遅い昼食時間、人影はまばらであった。
シンがバイキング料理を飢えた乞食のように皿から零れ落ちるほど
山盛りにし、頬を膨らませながらガツガツと掃除機のような勢いで
食事する。
ストロヴェリー・パフェのクリームを上品に掬い、ふとくすくすと
笑う声が耳に入り、俯く。
テーブルのお相手がザフト軍エリートの赤服を着用しているから
注目を集めているのではない。
高級レストランには少々不釣合いなその仕草とのギャップであろう。
頬杖をつき、テーブルクロスの下で脚を小突く。
「シンってば、誰も取ったりしないんだから、その食べ方いい加減
止めなさいよ、恥ずかしい。」
「……ぅに?……んふぁ言ったふぁ?」
消え入るようなルナマリアの小言に口元をモグモグさせ、炒飯の
ご飯粒を飛ばしながら答えるその様子に
「なんでもない」と口元を歪める。
「だっからルームサービス取ればいいじゃないって言ったのよ」
「それだと色々食えねえだろ。
毎度毎度、暗ーい部屋の中で食い終わるのおまえにじーっと見られて
待ってられるのはうんざりだからな。
ルナと会っていい事って、そうだな、味気ねえパイロット食なんかより
いいもの食わせてもらえる事ぐらいか。」
「……あんたねぇ」
拳がわずかに震え、そうルナが呟くと同時に、スプーンを持ったまま
シンが椅子から跳ね上がる。
くっきりとヒールで踏まれた穴跡のつく左足甲を足を痛そうにさする
愛人に、更に不意打ちを打つ。
725シンルナ 8/19:2006/08/31(木) 00:29:54 ID:Wv89I2ep
「で、巡り廻ってシンはまたミネルバに配属されたのね。懐かしいー。
で、メイリンはまだあの人にくっついているの?」
「――あ?あの人って……」
のどを詰まらせ、水を飲みながらシンが質問する。
「とぼけちゃって。メイリンを車で家まで送っていたわよ。
こんなサングラスしてね。
アスラン・ザラはメサイア地球落下シーケンスでMIAと
公表されているけど、偽名使って辺境地出身の一兵卒からプラントで
やり直しだって噂。なんだかがっかり」
これにはおずおずと聞かずにはいられない。
「――まさかルナ、おまえまだあいつの事気になるのか?」
「――冗談!後輩が先輩にあこがれるって時期があるじゃない。
同い年の異性の存在に気がつかずに。あれといっしょよ。
まー旦那と同じ地位まで昇りつめたら、考えてもいいわ」
まんざらでないそぶりに、さらに不機嫌になる。
「でも、あたしがシンの面倒みなきゃねー。
こんなにいい男なのにもてないなんて、あたしが会いにこないと
女日照りで困っちゃうでしょ。――メイリン、本当大丈夫かしら」
「だいじょうぶじゃねーの?」
年子の姉妹というものは、姉妹というより互いにライバルのようである。
プライドは高く、妹はいつも姉である自分のものを欲しがり、
周りを味方につけてついには手に入れてしまう。
今は別のものに夢中になっているほうが都合がいい。
あの子がシンに目をつけないためにも。
726シンルナ 9/19:2006/08/31(木) 00:30:48 ID:Wv89I2ep
「メイリンってぼーっとしてて要領悪そうなのに、アカデミーで
赤服取れなかったほうが家督継ぐって約束してたのに。
あの子ったら、脱走の手引きまでしちゃって相続権脱落。
ほんと羨ましいほど自分に素直に生きて、くやしいったらもう」
「おまえだって、もうちょっと素直になれば?
なんども俺が忠告してやったのに」
ドンッ
ルナがパフェ用スプーンを握り締め、テーブルに拳をつく。
「うるさいっ!!シンは口ばっかなんだから!
あんた花嫁争奪ぐらいやんなさいよ。
あたしずっと待ってたのよ、誓いの言葉唱える時だって
ずっと教会の扉が『バタンッ』て開いて『ルナッ、おいで!!』て
シンが登場すんの。
それがまー聞けば、あたしの結婚式の時には新型機のテスト
してたっていうじゃない。
ちゃんと招待状も送ったのに。ほんっともう、役立たずなんだから」
そんなルナの喧騒も慣れているかのように一瞥すると、今度は
ビーフシチューを平らげに入る。
「どーも何も、俺に相談する前に招待状送ってきただろ。
いっつもおまえは相談もなしに勝手に決めるから」
「相談したわよっ!なのにあんたったら
『どっちでもルナの好きにしたら?』って全然関心なかったじゃない!
ちょっと食べるかしゃべるかどっちかにしなさいよっ」
ふと、忙しげに動いていたスプーンが止まる。
――俺が何言ったって聞かないくせに
「――待ってたんだから……」
ルナが少し瞳に涙を溜め、ぐっとこらえると陽気なテラスの日差しを
眺めるに、まぎらわし指でぬぐう。
――いけっかよ、おまえの式なんかに
「なに?なんか今言った?」
「言ってない」
「言ったわよ、ちゃんと言いなさいよ」
膨らんだシンの頬を人差し指で突っついて、催促する。
「言ってないって言ってるだろ」
「もうっ。いーわよ、あんたの口から甘い言葉が聞けると期待した
あたしが馬鹿だったわよ」
ふうっとため息をつく。温度調整され紅葉になった葉が一枚、
微生物管理をされた腐葉土へと落ちていく。
一瞬、暗い影を落とし、哀しげに視線をそらすと、何事もなかったかの
ようにパフェのいちごを頬張りながらにっこりと笑う。
「とにかくシン、お仕事は死なない程度にがんばってね」
727シンルナ 10/19:2006/08/31(木) 00:31:20 ID:Wv89I2ep
部屋に戻ると上着を脱ぐ。
ふと背中が温かくなる。ルナが抱きついてきたのだ。
「――シンったら。ちょっとはこっち向きなさいよ」
ルナの頭に手をやり、くるりと向きをかえると、シンのシャツを
両手で握り、大きな瞳が見上げている。
見下ろすと、深い胸のカットで豊かな谷間をのぞかせている。
ルナマリアの着ていた薄手のワンピースは、俗にいう
エンパイア・ドレスであり、ハイ・ウエストで絞られ更に胸を
強調している。
どうも谷間の影までやはり覗きこんで、隠れた乳首や椀のような
曲線を追ってしまう。
手をずぼりと胸の谷間に入れて腕で乳房を揉み、そのまま
腹まで撫でたくなってしまう。
クンクンとルナが鼻をならし、胸に顔を埋める。
男のむせ返るような汗臭い匂いが鼻につく。
ルナはシンの体臭を心地よく思っているが、口についたのは
逆の言葉だった。
「……臭い」
「だから昨日徹夜で風呂入ってないって言ってるだろ。たーく」
見上げるルナの首が辛そうである。
「シン、また背が伸びた?」
「あ?そういや制服がきつくなったし、ルナがまたチビに
なったからそうかも。――また、キスしにくくなるな」
くしゃりと紅い髪に左手を差し込み、後頭部を支える。
顎をつかみ、腰を少しかがめると、ルナが瞳を閉じ、濡れる
ルージュの唇を差し出す。
左右に頭を振り、始めは軽く、啄ばむように舌を突き出し、
絡めあい、唇を合わせる。
728シンルナ 11/19:2006/08/31(木) 00:31:59 ID:Wv89I2ep
「――んっ」
ルナの両腕がシンの首に巻きつく。
ルナが小さな嗚咽を鳴らしたのを合図に、シンの右手が
顎から鎖骨、柔らかな乳房を沿わすように下へなぞり、
反り始める細い腰へ手をまわす。
――ちゅっ……ちゅ……ちゅぱっ……
猥褻な水音が、部屋に木霊する。
歯列をなぞり、舌を絡みつかせ、シンが貪るように吸い付く。
絡みつく舌を跳ね除け、喉奥まで小突くように上顎を上げさせると、
有無を言わさず浸入していく。
「――んんっ!」
呼吸をしようとするルナの口元から銀糸のように唾液が流れる。
ごくりと喉奥に溜まった二人の唾液を飲む。
どうも三ツ星レストラン自慢の炒飯の味がする。
シンらしい、と苦笑しながら、あいかわらず一方的なキスを甘受する。
ぼうっとする景色のなか、口元をぬぐう指の感触に、
優しげな黒い瞳が覗き込んでいることに気がつく。
数年前までは、身長も同じぐらいで、互いの傷を舐めあうように
労わり合う、戦友のような関係だった。
それがいつの間にか彼にリード役を奪われている。
「――シンはあたしを置いてどんどん変わっていく。ずるいよ」
「んー。おまえも変わっただろ」
「……どう変わった?……」
「え……どうって。やっぱ若奥様って感じかな」
綺麗になったなどという言葉を期待した自分が馬鹿だった。
腹に一発拳を入れられたシンがよろよろとバスルームへ消える。
729シンルナ 12/19:2006/08/31(木) 00:33:24 ID:Wv89I2ep
――変わったのだろうか。自分は相変わらずで、戦災孤児は
保護されずストリート・チルドレンとして生き残る為に
日々犯罪に手を染めていく。
世の中何にも変わっちゃいない。
変わったのは連合が弱体化し分裂したこと、連合の代わりに
オーブが勢力を増していることぐらいだ。
――カチャリ
シャワーの水音の合間から、小さな物音に気付く。
濡れる黒髪をバックに上げながら振り向くと、ルナマリアが俯き
加減にワンピースを来たままバスルームへと乱入するのが見える。
「な……おまえさっき浴びたんじゃ……」
さすがにこれには動揺する。
服が濡れるのも気にせずに表情を隠して、ルナがシャワーの中へと
ずんずんと歩を進める。
シャワーの飛沫に、薄いワンピースはすぐに透け、乳房にぴったりと
くっつき、勃った乳首を露にする。
紅い髪から水摘が滝のように垂れていく。
しばし、シャワーの中で二人呆然と対峙する。
「あー、ちょっと待てよ。時間はまだあるだろ」
コックを捻ろうと背をむけたシンが、一瞬固まる。
シャワーが降り注ぐ中、背にぴったりと抱きつかれ、白い手が
胸に回される。頬を背に摺り寄せてくるのがわかる。
胸をひっかくように、白い指がぎゅっと強く握り締めてくる。
「シンッ……どうして来てくれなかったのよ。
あたしを抱いてさらってくれるの、待っていたのに。
ずっと、待っていたのに!!ルナは俺が守るって言ったのに!
金髪のあの子の時にはそうしたじゃない!
銃殺刑覚悟で、捕虜を逃がすために軍から逃走して!!」
730シンルナ 13/19:2006/08/31(木) 00:33:59 ID:Wv89I2ep
しばし水音が響き渡る。
――ステラのことか。俺が忘れかけていたのに、まだ覚えていたのか。
いつもの明るく気丈なルナらしくない。
いや、周囲に元気を振りまくような言動こそ、偽りなのか。
そんな事、わかっている事だろう。
大体元難民の自分が迎えになどいけるわけがない。
無理な話だとルナマリアだってさっき言ってたじゃないか。
なぜこんなに責め続ける。
壁に視線を漂わせながら、振り絞るように言葉を捻り出し、
体の向きを変えて、ルナマリアを抱きしめる。
「――ごめん」
黙り込んだまま、トントンと小さく濡れる胸板を叩き続ける。
シャワーは降り注ぎ――青い瞳から涙が流れているのかどうかは、
シンにはわからなかった。再び許しを請う。
「……ごめん」
世の中には逆らえない運命がある。
自由平等を詠うプラントではあるが、いち早くコロニーへと
移住してきたものが権力を持つ傾向にあるプラントでは、
生まれた時から階級分けされており、家の名がものをいう。
ホーク家は、開拓者世代にいち早くプラントへ入植した名門である。
そのファースト・ボーン(長子)である重責はルナマリアにも
わかっている。スノー・ホーク評議会議員夫人。
この肩書きだけで、街を歩けば、遮るように歩いていた群集が、
左右へと自然と道を空ける。
ウィリアム・スノー議員は、本来クライン−デュランダル派閥に
属していたが、昨今の評議会改革により、ザラ派−アマルフィ
評議会議長付へと鞍替えした非常に政治的先見眼がある人物である。
この政略結婚により、ホーク家当主はこれで安泰とばかりに
引退まで口にする始末である。
731シンルナ 14/19:2006/08/31(木) 00:34:32 ID:Wv89I2ep
――子供じゃあるまいし、そんなこと出来るわけがない。
簡単に仲むつまじく出来ればいいだろう、
だがオーブ難民である自分とは到底つりあわない。
しばらくすれば、自ら落としたみじめな生活水準の低さに
ルナマリアが発狂する事は明白である。
自分でも知っているくせに、いつも俺だけを責める。

いきなりばりっとジッパーを飛ばすように、ワンピースを剥がす。
乳房にはりつく布地を容赦なくずらし、足元へばさりと落とす
腰を落とし、脇から手を差し込むようにして、乳房を跳ね上げ、
ぢゅぱっと音がするほどに吸いつく。
「ぁ……ぁシン、だめぇ。ウィルが今日帰ってくるの。
だめ、痕がのこっちゃう」
上半身を捻り、嫌がるルナの腕をねじり、壁に手をつかし、
股間に脚をいれて開かせる。
ぴちょびちょに濡れ、空気が少し入った白と青のラインの入った
パンティに手を差し込み、尻を揉みあげる。
「シン、ちょっと――ぁあああ!」
パンティを脱がすのではなく、布地を逆に吊り上げ、股間に
縫いこませたのである。
思わぬフェイントをかけられ、ルナの秘部がひくひくと熱くなる。
「ちょっと、伸びるじゃないのぉ!シン」
「――じゃあ、脱げよ」
パンティをくるくると尻下までずらすルナマリアの指を羽交い絞めにする。
完全に脱ごうと、脚をあげようとするところをじゃまするかのように、
ルナマリアの秘部から肛門へと指を差込ながら、尻を上げさせ腰に
両手を巻きつける。
732シンルナ 15/19:2006/08/31(木) 00:35:04 ID:Wv89I2ep
パンティは膝のあたりで伸びきるように、ブリッジを渡し、
張り切った太腿を引き立たせる。
紅い秘部、紅い陰毛から水摘がたれ落ちるさま、薄いピンクの尻穴が
ばっちり見れる体勢である。
覆いかぶさるように、両手で垂れる乳房を鷲掴みにする。
もみもみと執拗に揉み上げながら、ルナマリアの首筋から
背中を顎で撫でる。
さらに背中から尻へのライン、腰のウェストの縊れから尻への
丸みを帯びたラインを何度も確認するかのように、両手の掌でなぞる。
「――ちょっと、シンッ!いきなり……ひゃん!」
ピンクの小陰核部を前から弾かれて、ルナがぴくんっと
後背位の姿勢で仰け反る。
このルナが嫌がる恥ずかしい体勢が、ルナマリアを一番綺麗に
演出する体勢なのだ。
征服感を満足させ獰猛に滾った自身が硬く張り詰めていく。
「大丈夫、ゆっくりやるから」
こくんと小さくルナマリアが頷くのを見て、尻に噛み付くように
キスをする。
腰を引き寄せ紅い果肉に指を嘗め回し、カリを引っ掛けるように
大陰部をマッサージする。
「……シン……早く……っ……お願い……」
クネクネと白い腰から尻を捻らせる。
じらしまくったおかげで、先ほどまでの悪態はどこへやら
従順な態度に、更に強度を増し、熱くなる。
――ズボッ!!
「ぁあっ!!」
一気に串刺しにされるかのように子宮口付近まで奥深く挿入され、
突いた反動でルナマリアの縊れた尻がぷるりと持ち上がる。
彼女はバックの姿勢から突かれるのが好きらしいが、
どうもいつも挿入の時には処女のように顔を歪ませる。
「ごめん、大丈夫だった?」
壁に拳を握り締めたまま、またこくりと小さく頷くと同時に、
背が反り、妖艶な喘ぎ声を発する。
シンが彼女の返事も聞かずに、尻を掴み、ゆっくりと
突き始めたのである。
733シンルナ 16/19:2006/08/31(木) 00:35:35 ID:Wv89I2ep
――パンッ……パンッ……パンッ
ゆったりと弾く音がバスルームに響く。
「大丈夫、ルナ?……ルナの……すごくいい」
一旦動きを止め、様子を伺うと、んっと小さな喘ぎが返る。
緩やかなピストン運動にのの字を描くような回転運動を加える。
勃起角度のまま斜め上に突くだけでは彼女は満足しない。
ぷるんぷるんと揺れる乳房を掌で掬い上げるように揉みしだくと、
呼吸音と喘ぎ声が段々大きくなる。
「んんっ。シンの硬くて熱いのが、くるよぉっ。
……あんっあんっ、すごい、すごいいいよぉっ……シン、もっとぉ!!」
「下から結合部が見えるよ、ルナ。……もっと尻を上げて」
ピンクの窄んだ肛門を親指で刺激すると、結合部からどちらの
体液なのか、白濁の汁がとろりとたれ落ちる。
元々閉まりのいい膣が更にきゅっと膣が閉まり、このままあえなく
撃沈しそうだ。名器とはこういうのを言うのだろう。
「――ぁっ……熱いっ!壊れちゃう!!シンッ、このまま壊してぇ!!」
「いいのか?壊しちゃって」
「ぐちゃぐちゃに壊してぇっ!!もっとシンの凄いのが欲しいっ!
んぐっ、止まらないよぉっ!!」
「……じゃ、もっと凄いの、あげるよ」
先ほどキスした尻の部分がだんだん赤みを帯びてきている。
他人のものになど、させるか。
ぐいっと腰を引き寄せ、弾みをつける。
――パパンッパパパパパパンッ……パパパパパパンッ
目にも見えぬ物凄い速さでピストン運動を繰り返し、突きまくる。
ルナの小ぶりの引き締まった尻と、乳房がその都度、波うち、
上下に揺れる。
734シンルナ 17/19:2006/08/31(木) 00:36:34 ID:Wv89I2ep
「んああああっもうだめっ……いっちゃぅ……いっちゃううう!!」
子宮をえぐる様に突き上げる。
尻の割れ目を引き裂くように、尻を両手で鷲掴む。
根元付近を執拗に捻り締める生温かい膣。動きに少し緩慢さが
見られる頃。
「――ルナ、俺もうだめ」
射精寸前で、抜こうとするシンを静止する。
「だめぇええっ!!中で、中でして!!おねがいっ!!!!」
最後の力を振り絞り、飛び跳ねるように激しく突き上げる。
――ドルッツドルドルドルッドピュ――
シャワーのコックをようやく閉める。
気だるそうにようやく立っているルナマリアにローブを着せ、水気を
ふき取ってやる。
股間を何度も綺麗にふき取ってやるのに、白濁液がたれ落ちるのに
苦笑する。

先にベッドへ戻ったルナマリアが頬を蒸気させている。
記憶が少々ぶっ飛んでしまうほど、気持ちよくやってしまった。
気だるげに頭を振り、ベッドから降りて、木枠の下に手をいれる。
引き出したジュラルミンケースを開けると−180度の冷気が
白くこぼれる。
――しまった。一番の濃いのを採取するはずだったのに、
あたしったら夢中になっちゃって。
とりあえず、今からフェラして、上に乗ってシンにわからないように
ゴムかぶせちゃえば2回は採取できるし。
シンの事だから絶対気付かないだろうし――
「ルナ、どうかしたか?」
「なんでもない、早くきて」
バスルームからの声に勤めて明るく返答する。
735シンルナ 18/19:2006/08/31(木) 00:37:13 ID:Wv89I2ep
――ベクテルプラント不妊クリニック
ナチュラルの難民らしき代理母の借り腹を撫でながら、定期健診に
仲良く付き従う若いカップルが、2、3組まばらにソファーに座る。
窓際のソファーに腰を下ろした彼女は、問診表に目を通していく。
バインダーの下には、あの液体窒素保存容器であるジュラルミンケースを
下敷きがわりに置いている。

※ 奇形児、ナチュラル、規格外コーディネイターが生まれる
可能性は、昨年度のプラント産婦人科医師会調査では約5%ですが、
プラント不妊クリニック研究連合会では約18%程度との調査結果を
得ております。
出産をご希望でない場合は、超音波検査時に早期部分堕胎されることを
お勧めします。
※ 精子ドナーの承諾、無承諾は本クリニックは一切関知いたしません。
※ お子様が正式な手続きにより、DNA鑑定を希望、情報開示を
本クリニックへ請求された場合、契約者様の承認を得ずに
情報開示する場合がございます。
後日トラブルにならないためにも、治療開始前に戸籍上の父と
ご希望のシード・ドナー双方の承諾を取る事をお勧めいたします。

精子提供者(X=戸籍上の父、Y=戸籍外の父)
※ Xの精子を受精させた受精卵とYの精子を受精させた受精卵を
体外受精させた割合と同じ比率で、着床、胎児となるわけではありません。
全ての受精卵が流死産する場合もあります。
また、X、Yの受精卵を2:1の割合で胚盤胞移植したが、
無事出産できた胎児はX受精卵1体のみという場合もあります。
ご希望の胎児を出産できなかった場合、本クリニックは
一切の関知をいたしません。
※ 多胎妊娠による中毒症の発症により、母体、胎児双方死亡の
おそれがあります。
736シンルナ 19/19:2006/08/31(木) 00:37:49 ID:Wv89I2ep
地球のナチュラル達はなぜまるで神さまと会って聞いてきたように
「神への不道徳」とコーディネイターを非難するのだろう。
人はみなその生を得た時より主への冒涜を続け許しを請い
生きていく運命なのに。
――わたしの上に主の御霊がおられる。
主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、
わたしに油を注がれたのだから。 主はわたしを遣わされた。
捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。
しいたげられている人々を自由へ(ルカ4章18)――

吹っ切れたかのように、カルテの「承認します」に続けて
チェックを入れていく。
「ルナマリア・ホークさん、診断室へどうぞ」
「はーい」
元気よい挨拶に、診断室の白い眩いカーテンが揺れた。
737名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:40:15 ID:Wv89I2ep
ムリスギデスカ('A`)
738名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:59:02 ID:ePaH9QJs
イザミア読んでてすごくおもしろいです
黒幕を明かそうと相手を試すようなところとか
739名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:14:14 ID:GsoGszp0
>>737
オリジナル設定はいってますよね?
どこまで本当なのかわからんが
とりあえず乙!
740名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 03:13:54 ID:xzIclgGf
続き待ってました!
先が気になります。
741名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 04:00:05 ID:0ucLa1vi
>>737
よかったよー(*´∀`)
742名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 10:19:31 ID:Hp0ST8Nv
>>737
以前アスミア(アスカガ)投下された職人様でしょうか?
殺伐とした感じが好きです。GJ!!
743イザミア1/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:20:38 ID:TRzdyTHp
>>699の続きです。よろしく。


【Actor-Actless 後編】

 ベッドの上で泳いでいるような女の腕の動きが、2人の躰の下にシーツの波を作る。
散らばった桃色の髪がアクセントの高波だ。2色の水紋の上で重なりあった躰から滴る
汗は、湿った空気を生み出す。限界まで挿したイザークの分身は濃密な液体に包まれ、
女の内壁が痙攣するたびに水圧が増していく。
 罪悪感で窒息しそうだ。僅かな空気を求めてもがく偽のラクス。その頭を掴んで、また
快感の水底に沈める。
 激しく喘ぎながら彼女は泳ぐ。もう息を継ぐのも苦しそうだ。溺れてしまえ。そのまま。
事切れる寸前で引き上げてやる。だから何もかも吐き出してしまえ。全てを。
 ラクスの姿と名で、最後まで泳ぎ切ることなど――できるものか! いや、させない!!
「君は、誰だ――誰なんだ?」
「くぅ……わ、わたくしは……ラクス……ラクス・クライ……あぁああッ、あッ!」
 これほど感じさせてしまえば拷問と変わりないだろうに、女はまだ強情を張る。
 何が彼女をそこまで駆り立てるのか。
 本当の自分を捨てて、彼女は何を手に入れた?
「何故ラクスがこんな――こんなことをする?」
「あっ、ラ、ラクスは……プラントに、必、要……っ、だからっ、あぅ……」
「君が、必要?……本当に、き み が 必要だと?」
 皮肉なテンポで綴られるイザークの追求も、本当の意味では女には聞こえていないのだろう。
「プラントのぉ……へ、平和のっ、ために……できることぉ……はぁん……」
 返答は譫言のようで、質問とは妙に噛み合わない。イザークにとっては耳障りな不協和音で
しかなかった。耳をそばだててもすぐに意味のない喘ぎに変わり、それほど忍耐力のない
イザークの神経を逆撫でする。
「はっ、はゥ……はゥウン……ぁはァんッ、はんッ」
「誰が言ったんだ。君が必要だと」
「ぎ、議長が、言っ……あぁあ、アンッ」
「――議長が?」
 珍しく核心を突いた答えに、イザークは鋭い声を発した。
744イザミア2/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:23:12 ID:TRzdyTHp
 最早、秘密を守ろうとする意志も残っていないのか、女は先を続ける。
「あっ、そぉ……ラクスで、ない、とっ……できな――アァンンッ! あうッ!」
「だから、君は……?」
「な、何でもするのぉ……約束、したっ……ラクスはぁ……み、みんなのため、にィ……
はぁうゥ…んんっ、いい……!」
 答えた分だけ欲しがるものを与えてやる――急に動きを変えて中をかき回し始めたイザークの
分身から受ける刺激に、ミーアの声が上擦った。もっと欲しい。答え……答えなければ……!
「な…んでも……する……するからっ……あ、あたし……ラクス…ううっ…ラクスだから……
っあ……ッ、いいっ、あっ、いいのォ…するぅ…何でも、す、る……!」
 今がその時だ、とイザークは悟った。
 待ちかまえていたその質問を耳元で、吐息がかかる微妙な距離で囁いてやる。
「誰が必要なんだ――君は、誰だ?」
「ああっ、ラ、ラクス……必要なのは、ラクス……クライン……ミーアじゃな……あぅっ!」
「ミーア……?」
「私っ…は……ラクスぅ…ううっ、ミ…アじゃ…な……ラクスなのぉ……ぁはッ、はぁああンッ!」
 2つの名前を交互に繰り返しながら、女は1人で最後の坂を駆け登る。
 取り残された男が呆然と動きを止めても、勝手に締め上げて快感を搾り取りながら。

 議長が、望んだ。
 プラントにはラクスが必要だと。
 だから彼女は、姿を変えた。名前を変えた。他人になった。
 ラクス・クラインに、なった。
 馬鹿な!
 やり場のない怒りによる扇情が、またイザークの躰を支配する。
 集中していくその1点を、彼は再び狂ったように暴走させた。
745イザミア3/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:25:07 ID:TRzdyTHp
 「んゥッ、んゥッ、んゥッ……ァアァンン……!」
 3回突き上げた後、腰を大きく回した。その動きに合わせて囀る躰。
 抑え込めなかった衝動がイザークの意志に反して動き出そうとする。本能のままに快楽を
追い求めようとしている――目の前の女が苦しもうと構わず、滅茶苦茶にしてやりたい。
寸前で押し止めても僅かに漏れる。下半身がビクリと動く度にまた、女は声を合わせる。
硬い先端をグリグリと押しつけてやると、うっとりしているような表情を浮かべた。
「ぁああ……っは、ぁんっ……」
「うッ……そんなに締めつけるとっ――」
 思わず言葉にしてしまい、イザークは羞恥に顔を赤らめながら続きを飲み込んだ。女が
うっすらと眼を開けて不思議そうにこちらを見ている。感じまくっているくせにしっかり
聞こえているその余裕が許せず、怒りがまた本能を解放しようとする。――腰が勝手に
大きく動いた。
「あうっ、あああっ……ああっ……」
(俺まで、感じてしまう――冗談じゃない。何で俺が、偽者なんかに……)
 しかし目の前では憧れのラクスそっくりの顔が、悶え、喘ぎ、よがっている。
 こんな顔をするのか――こんな顔は見たくなかった――こんな顔を誰に見せるのか――本物は。
 女の柔らかい肉の感触が、次第に上がる熱が、男の欲望を煽る。下半身だけは興奮しまくって
いる。流れる汗の軌跡に唇を這わせて強く吸い付き、別の痕を刻むとどうしようもなく征服感が
掻き立てられる。
 この女は俺のもの……何をしてもいい……好きなようにしても構わない。
 本物ではないのだから。
「はっ……はぁっ……イ、イザーク……あぁん、いいっ……」
 嬌声がやけに呑気に聞こえる。いやらしくて、淫らで、とても愚かだ。簡単に男に躰を許し、
真実など欠片もない愛撫にもこんなに反応して――誰でもいいんじゃないのか。
 ミーアの内心の覚悟のことなど、イザークには伝わらない。伝わるのは目に見えるもの――
所詮、彼女の一部でしかない、ごくごくわかりやすい部分だけだ。
 会ってまだ2度目で、互いに騙し合うばかりなのだ。正直に触れ合おうとしても誤解して
しまう人間同士で、こんなことをしていては無理もない。
 人形と同じだ。中身のない空っぽの存在。
 人形なら、傷つけてもそれほど心は痛まない。
746イザミア4/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:27:24 ID:TRzdyTHp
 躰がしなう。
 しなって、しなって、しなって――それでも足りず、しない続ける。
 嵐に翻弄される枝のように、上半身が持って行かれそうになる。男と繋がっている場所
だけが筋肉質の腕に固定されていて、そこを中心に四肢が乱れる。
 そして感覚もそこを中心に沸き上がり、迸り、駆け抜ける――!
 返して。
 返して。これは私の躰。勝手に持って行かないで。
 ――違う。これは君の躰じゃない。
 いいえ、これは私の躰。私の全てと引き換えに手に入れた、私の躰。
 ――違う。この躰は別の女のもの。ここにあるのは借り物に過ぎない。
 いいえ。これは私のもの。永遠にずっと、私のもの。
 ――違う。この躰は持ち主に無断で作られたもの。盗品に過ぎない。
 いいえ! これは本物よ。本物よりも本物らしい、私の躰なのよ! あなたを狂わせる
表情も、淫らな声も、病みつきになりそうなこの感覚も、私、私なのよ!
 彼女ではない。

 「は……っ」
 達した後、長く息を吐いた弾みに声が漏れた。また、聞かれたかと、そればかり気になる。
 屈辱を噛みしめながら女の反応を窺うと、女――ミーアの方が激しく息を乱していた。
 仰向けに返しての3度目の行為。体力の限界だとしても無理はない。軍人としての鍛錬を
積んだイザークでさえ、声を抑えられないくらいに疲労していた。互いの股間は女が何度も
吐き出した愛液に濡れそぼり、それが乾く間もなく男の精に上塗りされてびしょびしょに
なっていた。
 気の毒になるくらい苦しそうにしているのを見て、思わずイザークは手を伸ばし、汗に
まみれた頬に触れた。長い睫毛が擡げられて瞳がこちらに向かって動く――細い腕が甘える
ように絡みついて、ミーアは躰を寄せて来た。考える前に抱き返してしまったイザークは、
肩越しに長い髪をすくい上げて唇を寄せた。
 何をしているのか気配で感づいたのか、ミーアは躰を離し、悪戯に囁いた。
「髪にしかキスしてくれないの?」
 イザークが思うより、相手は余裕を残していた。男を知り尽くしている所以なのだろう
――どこまでも不愉快な奴だ。
 ラクスの象徴である薄紅の髪に口づけたのは、自分だけではないに違いない。
747イザミア5/14 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:29:44 ID:TRzdyTHp
 再び躰が近づいて、今度は唇が触れ合った。眼を閉じ、後戯に没頭しつつあるミーアの
顔を見つめながら、イザークは酷く白けた気分になっている自分に気づいていた。
 ――何をしているんだ、こいつは。
 ――何をやっているんだ、俺は。
 怒りにまかせてミーアの肩を強く掴み、無理矢理引き離した。
「いたっ……」
 抗議の声を上げたミーアは一瞬不満そうな顔をしたが、不安の方が優った。
 急に冷たくなった男をおどおどと見上げる視線に、イザークは溜息をついた。
「いったいどういうつもり――なんです」
 辛うじて敬語をくっつけた。彼女は『ラクス』だ。ラクスとして扱わなければならない。
 躰が繋がっている間はまだしも熱を感じられたが、それすら去ってしまったこの状況で
ミーアをラクスとして尊重することは、もともと自重に欠けるイザークにとっては至難の
業だった。
 軍人としての責務と人一倍誇り高い性格が、ギリギリのところで踏みとどまらせている。
思いきり罵倒し、縛り上げて、ザフト本部まで引きずって行けたらどんなにすっとする
だろう。
 いや、それとも、別の場所に?
 もっと彼女を……思いのままいたぶれる別の場所に――?

 イザークの内心の惑いに気づいているのかいないのか、偽のラクス――ミーアは妖艶な
微笑みを浮かべた。
「あなたこそ、どういうつもりですの、イザーク?」
 重ねた行為に裏付けされた自信が見て取れる。男を骨抜きにできたと確信している。
 本当の名を口にしたことなど覚えていないのか。それがあっても、なお騙しとおせると
思うのか。
「あんなに何度も何度も、わたくしにいやらしいことを……アスランに申し訳ないと思い
ませんの?」
「――それは、あなたも同じだ」
「そうかしら? ねぇ、アスランはどちらを信じると思う?」
 女は顔をぐっと近づけて、魔性の微笑みを浮かべながら言ってはいけない台詞を口にした。
「わたくしがあなたに力ずくで、無理矢理犯されたと言ったら、あの人はわたくしとあなたと、
どちらを信じるかしら?」
 イザークの中で何かが弾け飛んだ。
748イザミア6/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:32:19 ID:TRzdyTHp
 僅かに残っていた少女に対する憐れみ――事が露見すれば真っ先に切り捨てられ、残酷な
運命を辿るであろう彼女を、ほんの少しだけ気の毒に思う心が、一気に砕ける。
 イザークは投げつけるような乱暴な仕草で女の躰をベッドに押しつけ、両肩を強く掴んで
爪を立てた。
「いたっ……痛い! イザーク、いやっ……!」
「うるさい!」
 文字どおり怒りで膨れ上がったものをまた、匂うほど濡れた場所にずぷりと深く埋めた。
「ひっ、ひィああぁ……ッ!」
 悲鳴をあげるのも構わず、感情のままに中をかき回す。
 女性に対してこれほどの怒りを感じたことも、本当の意味で壊してやりたいと思った
こともなかった。
 暴虐の限りを尽くし、虚飾に満ちたこの躰を粉微塵に破壊してしまいたい。こんな陰謀に
加担したことを一生後悔させて――いや、この女の一生を今ここで、終わらせてやりたい
くらいだ。
「くッ……何故なんだッ」
 その先の言葉を心の中で叫ぶ。
(俺もこの子も、願いは同じだ。プラントの平和――それなのに何故、この子はこんな手段を
選ぶんだ。そして何故、俺はこの子を許せないんだ――!)
 切り裂くような叫びを心の奥底に沈めながら、イザークは相手を苛むだけの行為に及んだ。
「ア……ア、ア……アア、アアアアァッ!!」
 断崖から突き落とされたかのような悲鳴を残して女も墜ちていく。
 繰り返し達して感じやすくなり、それ故に苦悶も大きくなった人工の躰を引きずりながら。

 何もかもが壊れていく。
 君が殺した――ラクスの姿をした、君が。
 俺の中のラクスを。
 同時に君は、もう一人、殺した。
 本物の君を。
 急激に上げられた熱は冷めるのも早い。
 今はこんなに熱い躰も、やがて死体のように冷えていく。
 行き先は墓場以外にない。
 誰も訪れることのない墓標に刻まれるのは、どちらの名だろうか。
749イザミア7/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:34:42 ID:TRzdyTHp
 涙で濡れた眼の周りに張り付いている髪の毛を、イザークはそっと指先で避ける。
 少女は目を覚まさない。深い眠りに落ちたままだ。
 ミーア。
 それがこの少女の本当の名なのだろう。
 犯されながら、彼女は何度も「プラントを守るため」だと口にした。
 名を捨て、姿を捨て、自分の存在を捨ててまでも、叶えたい夢なのか。
 イザークには理解できない。虚偽を認めることのできない彼にとって、こんな方法で手に
入れたものに何の価値があるのかわからない。それが永遠に続くことなど、もっと信じられ
ない。
 唯一つわかるのは、彼女がそんなもののために何もかもを失い、こんな場所で自分に躰を
投げ出して、少しも後悔していないと言うことだけだ。
 ミーアの言葉から、議長もこの偽りのシナリオに一枚噛んでいることが伺い知れる。
 そんなにも危ういのか。プラントと地球の間に築かれた『平和』と言う名の架け橋は。
 こんな茶番劇で支えられるほど脆く崩れやすい条約の上に、何と多くの人々の生活が
成り立っていることだろう。
 ――きっとまた、戦争が起こる。
 砂上の楼閣……いや、蜃気楼だ。
 確かな形など、最初から存在していなかったに違いない。
 全ては錯覚――そんな平和でも、価値はあるのか――おそらく、あるのだろう。
 この偽者のラクスでさえ、プラントが必要とするのなら、大事なのは真実などではない。
 どれだけ多くの人間が、それを信じるかが、問題なのだ。
「騙されてやるしか、ないのか……今は?」
 以前なら決して受け入れられない呟きを、イザークは思わず、口にした。

 眼を閉じたまま、ミーアはイザークの独白に耳をそばだてていた。
 堅牢な意志を持つ軍人はそれ以上は何も言わず、ベッドを降りて衣服を身につけ、そっと
部屋を出ていく。
 ミーアは溜息をつきながら身を起こした。
「失敗……ね。バレたわ。確実に」
 騙しとおすことはできなかった。しかし、追求もされなかった。
 これはどういうことだろうか。
 イザーク・ジュールは、この後、どうする?
750イザミア8/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:36:49 ID:TRzdyTHp
 「特に何も言ってきてはいないようだが……私の所にはね」
 ミーアの報告を聞いても、デュランダルは眉一つ動かさなかった。まるで最初から失敗
するとわかっていたようだ。
 悔しげに唇を噛みながらも、ミーアは幾分ほっとしていた。デュランダルの表情には、
落胆も失望も浮かんではいなかった。――お払い箱になるかと思っていたが、どうやら
それはないらしい。
「ラクスとの会食の件については周囲の誰にも言っていないようだしね。ディアッカ・
エルスマンに対してはわからないが、とりあえず2人とも、通常どおり業務をこなしている。
誰かと接触したとか、地球と連絡をとったとか、怪しい素振りもないようだ。……成功とは
言えないまでも、不問に付してくれるのか……どう思うね?」
「そう……だと思います」
「まぁそうでなければ、君を直ちに拘束していただろう。ジュール隊長の性格なら」
 ミーアは僅かに身を震わせた。そうならなくて良かった――抱かれている間は忘れていたが、
イザークはザフトの若き司令官なのだ。ラクスになりすましている自分を、危険分子として
捕縛できる立場にある。
 安心させるつもりでもないのだろうが、柔和としか表現のしようのない微笑みを浮かべ
ながら、議長は別の話を切りだした。
「ところで、今夜の予定はどうなっているかね、ミーア?」
 途端にミーアの顔色が変わった。愁眉を隠しきれない仕草で髪をいじりながら、ミーアは
憂鬱そうに溜息を吐いた。
「……また、ですの?」
「君の人気はこちらの世界でも素晴らしいよ。希望者は後を絶たない。――気が進まないかね?」
 ミーアは少し恨みがましい目でデュランダルを見た。嫌だと言っても無駄だとわかっている。
『ラクス』として、この姿を利用して、プラントの役に立ってくれる人間達――各国の王族や
政府高官、裏社会の実力者達を味方につける。それもミーアの大事な仕事の一つだった。
 大して難しい仕事ではない。ラクスの容色を持ってすれば、朝までの時間を与えるだけで
事足りる。難しい議論も、取り引きの材料も必要ない。これほど確実に要求を通す手段は
他にはない。
 断ればどうなるかはわかっている。だから今夜も彼女は従う。
 もう慣れた――その言葉で自分をごまかす必要すらない程に繰り返された行為なのに、
今日になってまた嫌悪感が頭を擡げてくるのは、イザーク・ジュールのせいだろうか。
 『ラクス』が相手をするのはミーアよりずっと年上の男ばかり。自分に見合った年齢の
男性と躰を重ねたのは久しぶりだった。『ラクス』としてでは決して味わえない感覚……
若い躰だからこその情熱と、欲望と、激しい高ぶり。それを集約した怒張の固さ――
貫かれる瞬間に開かれる世界。自分を見失えるほどに没頭した世界。
 あの甘美な場所に、もう一度――。
751イザミア9/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:38:57 ID:TRzdyTHp
「――どうしたね、ミーア」
 デュランダルの声がミーアを現実に引き戻す。知らず知らずの内に指先を髪から唇に
移動させ、うっとりしながらなぞっていたミーアは我に返り、どぎまぎしながら返答した。
「大丈夫ですわ。義務は果たします」
「いい子だ。では、ご褒美をあげようか」
 ミーアはまた眉を顰めた。既に彼女も、デュランダルが見たままの人となりでないことに
気づき始めている。今度は何を要求されるのかと内心身構えたが、議長の言葉は思いがけず、
裏はなかった。
「アスラン・ザラから連絡があった」
「――アスランが、戻ってくるの?!」
 打って変わって輝くような笑顔を浮かべたミーアを見て、デュランダルの方は苦笑した。
「プラントに戻ってくるわけではないよ。……やれやれ、簡単に機嫌が直るものなのだね」
「アスランは、何て?」
「私と話がしたい、と。まぁ彼の方から会いに来てくれるのだから、プラントに滞在する
ことにはなるのだが――」
「何日くらいいられるんですか? いつ、どの便で? 私、アスランに会える?」
「そう立て続けに聞かれても答えられないよ、ミーア。私も忙しい身なので、日程については
今、秘書に調整させている。……心配しなくても、会えるさ。会ってもらわなければ困るしね」
「じゃあ、いよいよアスランをこちら側に?」
「うん、そうだね……その件だが、少し作戦を変えてみようかと思う」
「え?」
 ミーアは怪訝な顔をした。予定では、デュランダルが自らアスランを説得し、同盟者と
なってもらった後でミーアと引き合わせる筈だった。アスランの性格では、ラクスの偽者を
立てるというこの穿った作戦に首を縦に振るとは思えなかったからだ。ミーアの存在は
ギリギリまで隠し、秘密を共有する前に、仲間になると誓ってもらう必要がある――
そういう手筈だったのだが。
「私より先に、君に会ってもらうことにするよ。その方がどうやら、良いようだ」
「え、ええ? いいんですか?……でも、何を話せば……」
 シナリオを根底から覆すプロデューサーの発言に、主演女優は戸惑った。では覚えた
台詞も全て白紙に戻して――自分は何を言えば良い?
752イザミア10/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:41:13 ID:TRzdyTHp
 デュランダルは、演じる必要はない、と言うように、ミーアに向けて首を軽く横に振った。
「アスランには最初から、嘘はつかずに本当の君自身をぶつけてはどうかと思うのだよ。
彼は誠実な人間だ。プラントを守りたいという君の想いは、きっと通じるさ」
(イザーク・ジュールすら騙せない君の演技力では、本物のラクスに成り変われるなどと
主張したところで、無駄だろうからね……まぁ、アスランの方も本物を表舞台に出したくは
ない筈だ。健気なミーアでいた方が、勝算はあるさ)
 デュランダルは本心を打ち明けない。ミーアは同盟者ではなく、唯の駒に過ぎないのだから。
 もっとも、口にした言葉も全てが嘘と言うわけではなかった。イザーク・ジュールが
ミーアの嘘に気づきながら、最後の最後に沈黙を選んでくれたのは、彼女の行動に何かを
感じてくれたからなのだろう。
 意固地な程に真っ直ぐで、偽りを嫌う彼でさえ妥協してくれたのだ。騙すのでなく情に
訴えるなら、アスランはもっと容易い壁だろう。
 こちら側への取り込みは、間違いなくうまく行く――この確信が得られただけでも、
デュランダルにとってこの『実験』は意味のあることだった。
 全てを握る男は、また不安になって儚げな風情をまとった少女の肩にそっと手を置いた。
 細い。簡単に握り潰してしまえそうだ。
 彼女の存在のように。

 頭から湯気を出しながら報告書の束と格闘している隊長を、ディアッカは少々心配そうに
眺めていた。
 イザークはいつも以上に熱心に、寧ろ無心になって書類作りに没頭している。根っから
真面目な性格で、こういう仕事も手を抜くイザークではないが、今日はかなりムキになって
いるようで、そこが副長にとっては頭痛の種だった。
「ディアッカ、この報告書は書き直しだ! 俺のところに持ってくる前におまえがちゃんと
目を通せ。それと、カーペンタリアからの続報はどうなっている? 月基地にはまだ、
動きはないのか?!」
 ディアッカが何か言いかけると、それを遮るようにイザークがわめく。――余程聞かれたく
ないことがあるのだろう。
 どうせ理由は、決して話そうとしないこの間の夜のことに違いない。
「――別にそんなことしなくたって、聞くなと言われりゃ聞きゃしないがねぇ」
「何だ!」
 追求されたくないのなら無視すればいいような呟きに返事をするイザークに、ディアッカは
また独り言のように答える。
「夕食をとるだけだった筈なのに帰りが深夜になることなんか、俺達くらいの男には珍しく
ないって話だよ」
「貴様! 何が言いたいッ!」
「風俗に行ってたとか、それくらいの嘘はつけるようになれよな」
 イザークはやにわに立ち上がり、飄々と書類をめくっている副官の胸ぐらを掴んだ。
753イザミア11/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:44:07 ID:TRzdyTHp
 弾みでディアッカの手から落ちた書類が床に散らばる。イザークは思わずそれに目を走らせた。
 あの日、シーツの上に散らばった桃色の筋とイメージが重なり、彼は吹っ切るように首を
横に振った。気をとり直し、少しも動揺している様子のない副官を睨みつける。
「貴様は、俺を愚弄する気か?」
「嘘をつけってのが愚弄することになるんなら、そうかもな」
「何故俺が嘘をつかなければならんのだ!」
 ディアッカを突き飛ばすようにして、イザークは手を離した。ディアッカはやれやれと
ばかりに乱れた衣服を直し、落とした書類を拾いながら言った。
「聞かれたくなきゃ命令すりゃいいんだよ……おまえ、隊長なんだから」
 イザークは何も言わず、拾った書類を揃えているディアッカの背中を見下ろした。
 こいつならああいう場面も、もっとうまく切り抜けられたのだろうか。
 もともとディアッカより与し易しと相手に判断されていることはわかっていたが、余計な
ことまでそうだったのだと思い知らされたようで、癪に触る。実際、ディアッカにすら
あの夜のことを話せないでいるというのは、まんまと敵の術中にはまったことになるでは
ないか。
 あの女の手練手管で沈黙を選ばせたと思われているとしたら――想像しただけではらわたが
煮えくり返るようだ。
(俺はあんな女に同情なんかしていない! 全ては議長のためだ。議長が絡んでいるとなったら、
おいそれとは追求できんだろうが!)
 それに、プラントと地球を取り巻く状況は、そんなことにかかずらっている場合でも
なくなっていた。
 月の地球軍が、プラント侵攻の動きを見せている。
 情報では、核攻撃部隊もその中に含まれているらしい。防衛戦にはジュール隊も出動する
ことになっており、イザークがデスクワークに忙殺されているのもそのせいだった。
 空母ゴンドワナを中心とした大規模な防衛ラインは、敵の攻撃もそれだけ本格的なものに
なることを意味している。
 イライラと歩き回り出したイザークに、ディアッカはいつもの調子でこう言った。
「別に後回しにしたって、何も言わなくたって、俺は何とも思わないぜ?」
 内心の焦燥を見抜かれたような気がしてイザークはまたディアッカを睨んだが、それで
怯むようなディアッカでもなかった。
「もともとおまえほど清廉潔白な性格じゃねぇし、結果がいい方に転がりゃ、それで
いいんだけど、ね……」
「いい方に転がると思うのか」
 落ち着きを取り戻したイザークの問いに、ディアッカはニヤニヤと笑いながら答えた。
「いーや。思わない」
「だったら何で!」
「お手並み拝見ってことで、いいんじゃねぇの。当面はさ」
「誰の手並みだ。おまえが言ってるのは」
 偽ラクスを演じるミーアの? 仕組んだ者達の?――知っていて動けない俺の?
754イザミア12/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:46:29 ID:TRzdyTHp
 何を聞きたいかはわかっているだろうに、ディアッカは憎らしいほど答えを逸らす。
「誰でもいいだろ。とにかく今は、プラントを守ることが大事だ」
「わかっている! そんなことは!」
「わかってるなら、忘れろ」
 断言されて、イザークは珍しく絶句した。
 ディアッカは口元に笑みを浮かべてはいたが、表情とは裏腹に真剣な口調になっていた。
「そんなに器用な方じゃないんだからさ、今は防衛戦のことだけ考えてろよ。どうせ結論は
出てんだろ?……書類、差し戻してくるわ」
「おいっ……ディアッカ!」
 思わず呼び止めようとしたが、ディアッカは振り向きもせずに部屋を出ていった。
 1人になって、イザークはほっとしている自分に気づいて少し顔を赤らめた。
 結論は出ているとディアッカは言ったが、本当のところはそうでもない。ラクスの偽者が
いるということは確かだが、それをどうするかは決めかねている。イザークの性格では珍しい
ことであり、だからこそ彼は自分を持て余していた。
 忘れろ。
 ――そう言って欲しかった。
 嘘にまみれた女の存在も。それを赦した己の不甲斐なさも。
 今はもっと大切なことがあるのだからと言い訳してでも、忘れ去ってしまいたかった。
 そうでなければ、考えてしまう。
 今このときにも、あの女は――誰にどんな嘘をついているのだろう。
 今度は誰の前で、ラクスの名を騙っているのだろう。
755イザミア13/13 ◆VD8DX/Tl/M :2006/09/01(金) 22:49:33 ID:TRzdyTHp
 今夜の彼女を手に入れた男の相手を務めるために、ミーアは高級ホテルの最上階にある
豪奢な部屋を訪れていた。
 ホワイト・シンフォニー。
 ラクスが初めてコンサートを開いた場所と同じ名を持つ白薔薇が、部屋に強い香りを
放っていた。……噎せかえるようだ。
 ミーアはこの香りが好きではない。清廉すぎて自分にはそぐわない気がする。色も、
赤やピンクの方が『ラクス』の容貌には合っていると思うし、もっと砂糖菓子のように
甘く、酔ってしまうような香りだったら良かったのに。
 空気を新しくするような涼やかな白薔薇の印象は、塗り重ねた虚飾を払い落として本来の
自分に戻れと言われているようで、押しつけがましく感じる。
 あたしは、もっと酔って、溺れていたいの。今の立場に。
 プラントのトップが全てのお膳立てをしてくれたのだ。何も心配することはない。
 巧言令色を弄ぶがごとく、デュランダルはミーアに聞き心地の良い言葉だけを告げる。
「鏡を見てごらん。ラクスが映っている。本物でないなどと言っても誰も信じないよ、
そうだろう?……偽者が本物と同じ役割を果たして皆が幸せになれるのなら、それでも
構わないと私は思うのだよ。結果が全てだ、こればかりはね……自信を持ってやりなさい。
君は立派にラクスの代役を勤め上げているじゃないか? プラントはラクスを必要として
いる。それに応えられるのは、君だけなんだよ、ミーア」
 そうよ。議長の言うとおり。
 プラントの薔薇は、汚れを知らない白薔薇でなくても構わない。
 汚れすら養分として吸い上げて、美しさに変えて咲き誇る花の女王――そんな紅薔薇に、
あたしがなってあげる。なってみせる。
 今は溺れているだけに見えても、立派に泳ぎ切ってプラントの太陽になってみせる。
 決して沈んだりしない。だってあたしは、本物以上に『ラクス・クライン』に成りきって
いるのだから。
 ここにいるのが本物のラクス。あたしが演じるラクスだけが、唯一のラクスなのよ。

おしまい


番号打ち間違いスマソ。では。

756名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:37:07 ID:65zsPiHB
読み応えある作品でした、GJ!
エロ可愛くも、ミーア切ないよミーア。
この後に起きる諸々のことを考えると、なおさら。
757名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:44:42 ID:2AjMf3E3
イザミアGJ!!
758名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 01:08:59 ID:SlgTf/i/
グッジョ
いい話ダナー(;∀; )
759名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 01:10:14 ID:K09COZcj
いつもせつない話をありがとう!!
760名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 02:15:23 ID:K09COZcj
いつも叙情的なお話で毎回楽しみにしています
ミーアがかわいそうですごくいいお話ですね
761名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 13:07:49 ID:v1T0yRI6
>プラントの薔薇〜
ここの文章に感動してしまった・・・本編もこんなやりとりがあればよかったのに
762名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 02:08:56 ID:F7bBTFrJ
GJ !
763名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 03:36:17 ID:q5nNBI5N
>>イザミアGJ!GJ!!GJ!!!
エロだけじゃなく、ストーリーに引き込まれた!
764名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 14:56:33 ID:QvkUh8fj
すごくいい話だー(;∀; )
職人様、また投下してください!!待っています!!
765名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 18:52:22 ID:jzSUPZun
>>756
同感。とても読みごたえありました。
ミーアイイヨ
766名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:55:11 ID:LwE7Kl7m
シンマユが読みたい・・・ヤバイ?
767名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:25:50 ID:pzNrB1W8
イザミアGJ!
風俗・・・ワロタ
768名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:59:31 ID:xcLHtvVd
>>こんな顔を誰に見せるのか――本物は。

その頃、オーブで本物のラクスがキラに貫かれてアンアン言ってたらワロス
769名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 05:02:49 ID:nuRrf6Tg
イザミアGJ!GJ!
770名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 06:48:21 ID:Dkfn5tYQ
ミーアエロかわいいよ、ネ申職人様GJ!!
771名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 14:51:51 ID:eGhbKIGE
912 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/08/23(水) 17:37:10 ID:???
やっぱりエロスレは需要があるのかな?
エロイだけで、内容が無いもの。
と、言っては失礼かもしれないが、そんな物でも、スレは盛り上がっているな…


913 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/08/23(水) 19:20:30 ID:???
>>912 エロはねえ。エロパロ板行ってほしい。ただエロパロ板読むと、ちゃんと「エロ小説」
になってるのが多い。だから、この板でエロSS書いてるのは、21歳以下で、まだ日本語で
何かを表現することが苦手だからエロパロ板に行く資格も勇気もない人が多いんだと思う。

89 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/08/16(水) 18:47:55 ID:???
後は
21禁のエロパロ板で生まれた
Voice Of The Earth
が良SSかなぁ
オリキャラをいれた新約Zみたいなもんだ
エロ小説だけど戦闘描写とかもしっかりしてて
むしろエロ無くても良いや派とかもいたりする素敵なエロ小説だ
772名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 19:16:21 ID:d2fW7dix
ええと、これはマッチ(・∀・)ポンプと理解すればいいのかな
773名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:01:13 ID:gP7hcGCL
17 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/07/27(木) 15:00:50 ID:???
http://duelkingfk.fc2web.com/
ここは絶対におすすめ。
見て損はしないってか、見ないと損をする。
言ってみれば、人生損する。

19 名前:通常の名無しさんの3倍[age] 投稿日:2006/07/28(金) 01:09:59 ID:???
つ流離う翼たち
 紅蓮の修羅
 武神装攻ゼンダム


でまずぐぐれ(鑑伝は出てるからオミット)


「ヤザン−ユウ(UC、Z→一年戦争)」
ttp://www7.atwiki.jp/yazan/

「ダブルエックス in C.E.73」
ttp://aw0015.hp.infoseek.co.jp/DinAW/XinCE.html#ss2

「ディスティニー in A.W.0015」
ttp://aw0015.hp.infoseek.co.jp/DinAW/DinAW.html#ss

「スターダストメモリー・イン・レッドアイ」
ttp://www.geocities.jp/inredeyesstardustmemory/top.html

新彗星板でもこのスレは無視されている糞スレ
774名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 04:26:07 ID:yMDp90Ys
U
775名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:00:11 ID:8jDE6DcN
職人しかいないような気がする・・・
776名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 22:53:49 ID:9UsQGceF
お気に入り登録してるから気にするな〜
777名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 03:53:37 ID:fsr0/OI/
エロでごまかしているだけで構成甘いし文章下手だし面白くない
流離う翼、紅蓮、ゼンダム読んだらわかると思うけどすごく読ませる
つまらないと思っている人が大半なのでは
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1153581121/
778名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 02:36:52 ID:Uvkgw+r8
>>590 神
779名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 13:48:42 ID:xbg+g0m/
シンカガ神お待ちしております
780名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:48:50 ID:WZ7qZVsn
シンカガネ申こないかなー
781名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 05:38:16 ID:0qdDAPNG
俺もシンカガ神の書く話好きだ。待っている
782名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 07:48:49 ID:dMC0yRLV
シンカガ神って誰?
シン(アス)×カガとムウ兄貴ネタ書いてた人?
それとも前半でシンカガ書いてた人?
シンカガの続きを改変して書いた人?
783名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 12:41:37 ID:cuAXo1lR
新シャア板のシンカガネ申は実はカガリアンチだったw
784名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 12:51:30 ID:x8bydFX9
事の真偽は知らないが、本当だとしたらその職人さんは凄いと思うね。
785女帝ラクス☆アスラン1/9:2006/09/09(土) 23:44:03 ID:E6LInyfP
初めまして!ラクスクラインを描きました。不人気キャラではありますが、
「電波」ではなく「魔性」の女として、彼女がのし上がって行く様を描いて
行きたいと思います。まずは原点となる、アカデミー時代のアスランとの
物語です。お気に召さない方はスルーにてお願いします。それでは。

漆黒の宇宙に浮かぶ巨大な建造物群、「砂時計」とも呼ばれる産業生産用
スペースコロニー「プラント」の艦船用ハッチから、5機の訓練用ジンが
編隊を組んで飛び立った。アスラン・ザラは、初めての宇宙空間飛行に、
スロットルを握る手が汗でじっとり濡れていることに気付いた。
〈アスラン、、〉開いたモニターは、親たちが勝手に結婚を約束した少女、
ラクス・クラインが凛々しいパイロットスーツとヘルメットに身を包んだ
姿を映し出した。
〈宇宙にはこんなにもたくさんの星があるのですね。。〉
「駄目ですよラクス、教官に怒られます」
〈よくわかってるじゃないか、ラクス、アスラン。今は
ドライブじゃないんだぞ!〉間髪を入れずアカデミーのMS飛行訓練教官、
ビル・エシュランが画面に割り込んだ。
〈これからアルファ280空域の小惑星群にて訓練飛行を行う。
各機、最大加速。しっかり飛ばせよ!!〉
既に旧式化しつつあるとはいえ、ザフトが誇る主力MSのフルブーストは、
肺が押し潰されそうな強烈なGで、獰猛な雄叫びを上げ鋼鉄の塊を後ろ
から蹴飛ばす。真っ直ぐに支えた筈の操縦桿が弾みで手前に倒れ、
アスランのジンは編隊から離脱しそうになる。
「うわッ・・・!」
〈しっかり操縦桿を握れ!アスラン!〉
すかさず教官の激が飛ぶ。尤も、この初体験に手間取っているのは
アスランだけではない。レシーバーからは「うおぉ!」「ぐえっ!」と
声にならない同僚たちの呻きが聞こえてくる。
ラクスは?果たして彼女にこんな事が出来るのか?
<アスラン、、大丈夫ですか・・・?>
ラクスは一人、教官機の後ろをぴたりとマークし、事も無げに
この猛獣を乗りこなしていた。

786女帝ラクス☆アスラン2/9:2006/09/09(土) 23:47:33 ID:E6LInyfP
プラントから飛び立つ5機の訓練用ジンを、アカデミーの指揮官室から
眺める2人の男がいた。
「全く、議長閣下にも困ったもんですよ。いくらご令嬢とはいえ、婚約者と
常に同じスケジュールで講義を受けさせろとは。ここはカレッジじゃないんだ、
他の受講生への示しが付かない。。」
アカデミー主席代表のジョン・マクドネルは溜息をついた。
「それだけご心配なんでしょう、いくら本人が行きたいと言い出した事とは
言え、まだ15歳の箱入り娘、しかもわが国のプリンセスを軍の士官学校に
通わせるお父上の心情、察して余りあるものがあります。仕方ありませんな。」
仮面の男、ラウ・ル・クルーゼは、口元に笑みを浮かべた。
「しかしクルーゼ殿、今日はまた何故にこちらへ?」
「この国の未来を背負うお2人の初飛行、見ておきたいと願うのは私ばかりでは
ありますまい。」
マクドネルはフン、と小さく鼻で笑い、「さすがに抜かりがない。両陣営の
ご子息ご令嬢を配下にされれば、未来の議長も夢ではありませんな。」
「私はそのような器の者ではありません。ただ、」
「軍人としての彼らの可能性を見ておきたい、と。」
「さすがは代表、全てお見通しのようで。」
こやつ、ただMSの技量だけでのし上がった男という訳ではないようだな、、
マクドネルは、ザフトのMSパイロットの中で唯一、このアカデミーを卒業して
いない仮面の男の横顔を見た。クルーゼは、そんなマクドネルの視線は意に介
さず、彼方へ消えゆく5つの紅い炎を眺めていた。。
君たちは「鍵」だ。新たなる時代を切り拓いてもらわねばならぬのだよ、
私とともに。。
787女帝ラクス☆アスラン3/9:2006/09/09(土) 23:53:23 ID:E6LInyfP
訓練飛行を終えた新米パイロットたちは、ラクス・クラインを除く全員が
息も絶え絶えになり、ドックの床に倒れ込んだ。
「あらあら?皆さんどうなさったの?」
「ハア、、ハア、、君は、、、何ともないの、、?」
「はい!とても楽しかったですわ!!」
ほうっ、エシュランはにやりと笑った。
「楽、しい、、って、」
ディアッカ・エルスマンは、こみ上げる嘔吐感を噛み殺しながら、呻くように
言った。
「そうか!、楽しかったか!!おいお前ら、そんなんじゃ姫様に笑われるぞ!」
何故かコーディネーターは女性のほうがG耐性が強い、エシュランは多くの
教え子を見てその事を知っていたので、目の前の光景を見て特に驚きはしなかった。
ただ、初フライトを「楽しい」と表現した生徒は、彼が知る限りラクスが初めてだった。
ドックの入り口が開き、マクドネル代表が現れた。
「おいみんな、お客様だぞ!」
「…?!ハッ!!」
代表の後に現れた人物を見るやいなや、教官は背筋を硬直させ、ビシッと敬礼をする。
振り向いた生徒たちは皆一様に「あっっ!!」と声を上げた。
憧れの白服、隊長服を着たマスクの男、軍人ならずとも誰もが知るザフトのエース、
ラウ・ル・クルーゼの姿がそこにあった。生徒達は一様に教官を真似て敬礼をしようと
するが、ラクス以外の男子は皆、腰に力が入らずよろめいた。
「構わんよ、楽にしてくれ給え。」
そうは言われても、と思いつつ男子3名、アスラン・ザラ、ディアッカ・エルスマン、
ミゲル・ノイマンは、へなへなと尻餅をついた。
「どうかな、モビルスーツは?凄い乗り物だと思わないか?大空を駆ける翼、
人類の英知の結晶、そして、ザフトの誇りだ。皆頑張ってくれ給え。」
「はっ!!!」男子3名は下半身が未だ動かぬまま、上半身だけで最敬礼をした。
「よしおまえらッ、基地に戻ってまずやるべき事、機体整備だ!ほら行けぇっ!」
「うへえぇっ!!」教官は容赦なく、ミゲルとディアッカの背中を押し、自機に向かわせた。
「アスラン・ザラ、ラクス・クライン、ちょっと良いかな?」
クルーゼが声を掛ける。エシュランは再度敬礼すると、ディアッカとミゲルの
後を追った。
「お二人の父上方から、君たちを宜しく頼むと仰せつかっている。」
アスランとラクスは一寸顔を見合わせる。
「立場というものはあるかもしれないが、アカデミーに来た以上は是非、赤服の
資格を取れるよう頑張ってくれ給え。期待しているよ。」
そう言い残すとクルーゼは、きびすを返してドックの入り口へと去って行った。
ラクスと、体の感覚が戻りつつあるアスランは、
最敬礼でザフト最強の英雄を見送った。
788女帝ラクス☆アスラン4/9:2006/09/09(土) 23:59:22 ID:E6LInyfP
ミゲルとディアッカは早々と整備を終えた。
「おい、これ終わったらもう自由行動で良いんだよな、ミゲル?」
「チェックリストに教官のサインもらってからだ。」
「かーッ、なんか『やり直せ』とか言われそうだな。アスラン!先行ってるぞ、ラクスは?」
「もう少しかかります、お先にどうぞ。」
「あそ。んじゃお先な。おいアスランっ!イチャイチャしてんじゃねーぞ〜。」
ドックにはアスランとラクスだけが残った。
「素敵な方ですわね、クルーゼ隊長。」
アカデミーを出るまで愛機となるジンのコクピットで作業をするアスランが
顔を上げると、コクピットフードに両肘をついたラクスが悪戯っぽい微笑みを
アスランに向けていた。ラクスはパイロットスーツの上を脱いだのか、白地に
緑のザフトエンブレムが入ったTシャツ姿になっていた。
「そりゃクルーゼ隊長は誰から見ても素敵で格好良いですよ。」
アスランはちらりとラクスを見ると、また何事もなかったように、淡々とマニュアルに
定められた整備項目を、一つずつ確認しながら、同じように淡々と、ラクスに返事した。

ラクスは自分の婚約者だし、誰がどう見てもアイドルのように可愛い。だけど、
だからと言って彼女を愛してるとか、そういう感情を持っている訳ではない。
それは、自分の意志ではない「押しつけ」から始まった関係だからかも知れない。
ただ、、、

「あら、焼き餅?」ラクスがふわりとコクピットに入って来た。辺りがラクスの
匂いに包まれた。
「いや、そういうのじゃないですけど…」
アスランは横のモニターを見たままで、カタカタとキーボードを打ち続ける。
「けど?」
「いや、だから………!?」
ラクスの方に向き直ると、アスランの口はラクスの口でぴたっと塞がれていた。
アスランは驚き、とっさに口づけを中断する。
「ラクスっ!……」
ラクスはアスランを見つめ、そして目を閉じて、再び唇を寄せて来る。
「ん、、」
甘い香りとラクスの腕がアスランを包み、暖かくてとろんと柔らかいラクスの舌が、
アスランの舌に絡まる。アスランもそれを拒まない。初フライトの異常な緊張状態に
あった体のこわばりが、がくっと音を立てて抜け、アスランは目を閉じた。
ラクスは手の平をアスランの両頬に当てると、その口をアスランから離す。
柔らかな舌の官能を中断されたアスランは目を開く。もっと舐めて欲しい、そんな気持ちからか、
アスランは少し口を開く。まるで餌をねだる小鳥のようなアスランを見てラクスは目を細め、
アスランの耳元で囁く。「可愛い。」
その声の振動と生暖かい息がアスランの耳にかかると、アスランは下半身に血液が固まるのを感じた。
「んふ、、」
ラクスはアスランの耳たぶを軽く噛み、それから耳を舐めた。
「あっっ」思わず小さな声を上げたアスランは、下半身がぴくんと脈打ち、
パイロットスーツの窮屈な空間を突き破りそうに己れのモノが堅くなっているのを感じた。
789女帝ラクス☆アスラン5/9:2006/09/10(日) 00:03:28 ID:+9GImm7J
ラクスはアスランのパイロットスーツのジッパーを、チ、チ、チと音がする程
1段ずつゆっくりと、一番下まで下げる。だがそんな事に気が付かない程、
アスランの神経は、ラクスに舌を差し込まれた耳に集中していた。
次は、目かな、、
いつもラクスがしてくれる順番を、アスランは心待ちにする。その期待どおり、
耳から口を離したラクスは、目を閉じる仕草をして、アスランに目を閉じるよう促す。
ラクスはアスランが目を閉じると、そのまぶたにキスをし、暖かい舌で舐めた。
そして頬、首筋。アスランは、15歳の、自分と同い年の少女が与えてくれる
快楽に溺れた。
「アスラン、、」
彼は虚ろに目を開けた。その締まりのない口から唾液が垂れている事にも気付かずに。
「私はあなたのもの、あなたは私のものですわ。。」
彼女は右手をアスランのパイロットスーツの中に潜り込ませ、いきり立った彼の
男性自身の、首の後ろ側の最も敏感な部分を、その細い指で撫でた。
「うっ」アスランは指の1本すら動かせず、少女になされるがままとなった。
再び彼女の口がアスランの口に重なる、、
「ん、ん、」
そっと撫でていただけのラクスの指は、いつの間にか彼のモノを包み込み、
優しく上下に動かしていた。
「んんっ!」
アスランの鼓動に合わせ、ラクスの手の動きが早まる。アスランは暫く射精して
いなかったせいか、異常な早さで上り詰めるのを感じた。さらにラクスは左手を
アスランの胸に置き、爪でアスランの乳首をころころと転がし、それから指で摘んだ。
「あぁっ!」たまらずラクスから口を離し、声を上げるアスラン。
その瞬間、、ラクスは手を彼の股間から抜き去った。
目と口を見開き、なんで!?と無言で訴えるアスラン。
いつもなら、「最後」までしてくれるのに…
「あら、パイロットスーツが汚れちゃいますわ。。」
何の悪意もない、天使のような微笑みを残し、
彼女はアスランのコクピットを離れた。その甘い匂いを残して。。
アスランは、ラクスを愛してると感じた事はない。ただ、出会って1年、
既に、彼女が彼に与えてくれる快楽に、どっぷりと浸かり、彼の体は、
幼い彼女の奴隷となっていた。。
790女帝ラクス☆アスラン6/9:2006/09/10(日) 00:06:58 ID:+9GImm7J
アカデミー卒業の前日、アスラン、ラクス、ディアッカ、ミゲルの4名は
マクドネル代表に呼び出された。明日の卒業式で着る「赤服」を受領する為に。
「おめでとう!今期は君たち4人が赤服の資格を得た。君たちは即戦力として
MS部隊に配備される事になるだろう。ちなみに今期の首席は、ラクス、君だ!
以下、アスラン、ディアッカ、ミゲルの順だ。」
「あの…」
ラクスが一歩前に出る。
「私、軍には参りませんわ」
「は…??」全員が唖然としてラクスを見る。
「君は、なにを言っているのかわかってるのかね?」
「はい!!」ラクスは自身と強さに満ちた微笑みで続ける。
「私、争いは好みませんの。ただ、MSに乗れるようになりたくてアカデミーに
参りましたの。ですからこれは、お返しいたしますわ。」
ラクスから赤服を返されたマクドネルは、開いた口が塞がらず、ただ呆然と
部屋から出ていくラクスを見送った。
「ラクス!」受領を終えたアスランが、真新しい真紅の軍服を小脇に抱え、
ラクスの後を追って来た。ラクスは自室の前まで戻っていた。
「あら、アスラン。。」
「一体どういう事ですか?」
「まあ、中へお入り下さいな、お茶でも入れて差し上げますわ。」
アスランはラクスに促され、ラクスの部屋に入った。
「でも良かったですわね、アスラン。」
ラクスは二杯の紅茶を入れ、一つをアスランに差し出した。
「これであなたが首席卒業生、お義父様もお慶びになられますわ。」
「なっ…まさかその為にあなたは!?」
「そうではありません。私には、やりたい事がございますの。」
「え?」
「私、歌を歌おうと思いますの。」
「歌!?」
「貴方はこの国に平和をもたらす為に軍に行かれる、私は歌を歌う、、
素敵だと思いませんか?」
「いや、しかし…」
「それよりアスラン、約束、覚えていらっしゃいます?」
「約束…」
アスランは心臓が大きく脈打つのを覚えた。
791女帝ラクス☆アスラン6/9
「ええ、貴方がアカデミーを首席で卒業なさったら、私を貴方に差し上げると。。
貴方はそれをなさいましたわ。」
ラクスはベッドに座っていたアスランの横に座り、白くすらりと伸びた手を
アスランの手に重ねる。その手の平は、連日の訓練で血豆が潰れたアスランとは違って、
とても柔らかかった。
「しかし、僕は、、」
受けようによっては屈辱、とも言えるラクスの行為、だが、ラクスに対して
そんな感情が湧かない自分、ラクスの手の感触で、これまでにラクスがしてくれた
様々な悦楽を想像する自分が、アスランは少し情けなく、腹立たしく思い、うつむいた。
「アスラン、、」
ラクスは、その生まれ持った天使の微笑みで、アスランを見つめる。
「貴方は私との約束を果たしていただきました。貴方は明日胸を張って、首席として
お式に望んで下さい。そして、これは貴方が勝ち取られた栄誉への、私からのお祝いです。」
ラクスはうつむいたアスランの頬を両手でそっと持ち上げると、薄いピンク色の唇を寄せた。
「でも、ここじゃあ、、」
「明日のお式が終われば、貴方はすぐにクルーゼ隊に配属されますわ。しばらくお会い
出来なくなりますから。。」
どうしてそんな事をあなたが?言い出す前にアスランの口は、ラクスに塞がれた。
いつもそうだ。ラクスは自分がそれ以上しゃべっても言い訳にしかならなくなりそうな時、
必ずキスをする。そして、優しくも一方的な快楽を与えてくれる。だけど、今日は、、
2人で一緒に気持ち良くなる事を許された日、おれが、初めてラクスの中に入る事を
許された日なんだ。。アスランは、自分の意識が全てラクスで満たされ、
2人だけの真っ白な世界に入って行くのを感じた。