ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071202685/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
2團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 08:35 ID:0XPNZtby
乙です。
3269:04/01/18 09:12 ID:xVFWSxH2
>1氏
スレ立てオツー&ありがとうございます。
さて、長編待機組の職人さん方、カモーン!!!
お待ちしています。
4死の人:04/01/18 12:32 ID:4ixrSc25
「いやっ!なんだっ!やめろっ!」
整備兵たちの部屋に連れられたカガリは手足を縛られ、身動きを取れなくなっていた。
「なんのつもりなんだっ!おまえたち!」
「・・・なんのつもりだ・・・だと?」
カガリの叫びに反応した整備兵が声をあげる。
「そりゃこっちのセリフだぜ、スカイグラスパー・・・勝手に乗って壊しやがって・・・」
「あっ!・・・」
「別にお前は正規パイロットじゃないんだし、俺たちの働き分ぐらいは払ってもらいたいんだがな」
そういって整備兵たちはカガリの身体を視線でなめまわす。
「どうするんだ・・・?」
疑問符を浮かべたままカガリが聞く。
「何簡単な事よ、ちょっとその身体で奉仕すればいいんだ」
「なっ・・・!?」
驚きと言葉の意味に顔を真っ赤にしながらカガリが言い返す。
「な、何をいってるんだ!?金なら払う!私はオーブの王女なんだ!!オーブについたら払うから・・・」
あまりの驚きに今まで隠していた身分までも明らかにし、哀願するカガリ。
だが、そんな言葉を整備兵たちが信じるわけがなかった。
「そいつはいいやっ・・・俺たちは王女様を犯せるわけだな?」
「せいぜいいい声でないてくれよ?」
「やめて・・・くれ・・・・」
無駄と分かりつつもカガリは必死に声をだす。
しかし、その最後通告ともいえる言葉の前にカガリの胸に広がったのは絶望だけだった・・・
5死の人:04/01/18 12:33 ID:4ixrSc25
初めて書きました。
続きは・・・もうすこししたらで
6名無しさん@ピンキー:04/01/18 13:45 ID:mcgOBt5e
全く同じシチュのSSだか同人漫画だかを、どこかで読んだぞ。
7名無しさん@ピンキー:04/01/18 14:47 ID:bNH2tJUp
初代スレ?
それはともかくメール欄にsageって入れて欲しいんだが…。
ってかそのメールアドレスは…、実際に使っているモン?
最近2chに来た人?まぁピンク鯖は厳密に言えば2chじゃないけど。
8名無しさん@ピンキー:04/01/18 14:48 ID:bxZ1zFSR
まあ誰もが想像するシチュなのであろう。
同じネタでも調理法が異なればちゃんと違う料理に仕上がるはず。
9名無しさん@ピンキー:04/01/18 14:50 ID:RiodOo0+
>>1
乙でした!

10名無しさん@ピンキー:04/01/18 14:54 ID:foX/Tzro
エロ同人ではカガリはAAの整備士やゲリラ仲間、ラクスは連合兵士や
黒服やザフト兵士、フレイはヘリオ仲間や変態仮面にレイプされるのは
お約束の定番物だからね。
即死回避は32KBだよね。
11名無しさん@ピンキー:04/01/18 16:15 ID:Btx93Zpm
ttp://hhh111.s4.x-beat.com/
ウアーシマッタ
これもリンクに入れておくんだったか……。
12名無しさん@ピンキー:04/01/18 18:12 ID:YhZ4vUVp
そう考えると
王道なのかわからんが
同人誌作者たちの妄想の力は枠にはめたように同じだな
13名無しさん@ピンキー:04/01/18 18:17 ID:9kS3UVGl
枠にはめたように同じというわけじゃなくて、てっとり早く抜かせる為には
レイープものが一番なんだろ。御奉仕系とか。
前置きいらねーし。
で、レイープものになると、シチュが似てくるのは仕方ねーな。
14ポチ@駄文職人:04/01/18 21:14 ID:gyME1Rjs
久々ポチのダメポなアスカガシリアス投下します。

そして前回のシリアス同様にアスランサイドとカガリサイドで話が続きます。

今後の展開としてグロ鬼畜スカトロ(小)当て馬描写(多少変更の場合有)を含みマターリペースで話が進みますので苦手な人はスルーでお願いします。
15ポチ@駄文職人:04/01/18 21:17 ID:ne4vp+6Y
Athrun



皮膚が捲れ…肉が裂け…骨が砕け散る…そして臓器…すべてが一片の欠片も残らず蒸発して無に還る筈だった肉体が今ここにある。
 戦争では最大の罪を犯した父親と、自分もまた多くの命を奪った犯罪者…死してなお償い切れない程の罪を背負った俺は何故今もまだこの世に存在しているのだろう…。
誰でもいい、俺が生きる意味を教えて……。





「…ラン…アスラン」
暗闇の底に沈む意識が金色の光に導かれ覚醒する。
俺の目に映るのは少し癖のある金髪と長い睫毛に琥珀色の瞳、そしてピンク色のふっくらした唇と心地良い声…。
16ポチ@駄文職人:04/01/18 21:19 ID:wSPlM+Ui
その全てがまるで癒しを与える天使のような存在。
「……カガリ」
「おはよう、アスラン」
窓から差し込む光に反射してキラキラと輝かく金髪を揺らし微笑む彼女に目を細める。
「…お前、悪い夢でも見たのか?汗びっしょりだぞ」
汗ばむ額にハンカチを添え、心配そうに覗き込む顔に大丈夫だと言い起き上がる。
「…何か用だったか?カガリ」
今日は何も予定はない筈だと思い聞くと、カガリは一瞬瞳を伏せるが直ぐにいつもの彼女に戻り俺を見た。
「アスランに会いたかったんだ…それだけの理由じゃ駄目か?」
17ポチ@駄文職人:04/01/18 21:20 ID:yztsNsAR
人懐っこく好意の瞳を向ける…真っ直ぐで純粋な彼女。
「…いや、駄目じゃない…嬉しいよ」
そう言うとカガリは安堵の表情を見せた。
「なぁアスラン、私さっきお菓子を作ったんだ!食べるか?」
ニコニコと子供のように無邪気な彼女の姿に断れる筈も無く頷くと、燥ぎながら既に持って来ていたティーセットを用意し始めた。
「…俺、先にシャワーを浴びてくる」
ベタベタと汗で貼り付く服を不快に思い、上着を脱ぎながら言うとそれを見たカガリが声を上げた。
「わっ…バカ!こんなとこで脱ぐなよ!」
18ポチ@駄文職人:04/01/18 21:23 ID:WiY5W8ag
顔を真っ赤にさせ慌てる彼女に苦笑いしてしまう。
「別に初めて見るわけじゃあるまいし…」
「…あの時はお前のこと…まだ好きじゃなかったし…」
「じゃあ今は?」
「……す…好きだ」
真っ直ぐな彼女の気持ち…恥ずかしそうに目を泳がせソワソワする姿にいつから君はそんなに女らしくなったんだと思わずにはいられない。
「…ありがとう、カガリ」
本当は俺も君のことが好きだよと言って返してあげるべきなんだろう…だけど今の俺にはそれは叶わない。
浴室の扉を閉めるとカガリの鼻唄混じりに支度をしている音が聞こえる。
19ポチ@駄文職人:04/01/18 21:25 ID:IliUsLpS
彼女は俺の何処がいいのだろう…元ザフト軍の軍人である自分、しかも父親はザフトの最高議長。
中立とはいえ平和の国オーブを代表するカガリ・ユラ・アスハには俺の存在はマイナスにしかならない筈なのに…。
コックを捻りシャワーを浴びると僅かに聞こえていたカガリの声が掻き消され自分1人の空間へと変わる。
勢いよく出る温水が身体から弾かれ底へ流れてゆく光景にも忌々しさを感じてしまう。
何故この身体が存在し、何故俺は生きているんだ?
1人になると思うことはそればかり…死にたい…死んで無に返りたい。
20ポチ@駄文職人:04/01/18 21:27 ID:UvJWKs/a
勿論何度も死のうとした…けれど頭部に銃口を向け、心臓を狙いナイフを突き立てても死ぬことが出来なかった。
引き金を引く寸前…ナイフの刃が皮膚に触れた瞬間、自分ではない他の誰かの意思が働いているかのように手が硬直し動かなくなる。
そしてその時脳裏を霞める金色に輝く少女の存在。
「…カガリ…君が俺を止めているのか?」
きっと俺は彼女の傍にいる限り死ぬことは出来ないんだ。




「あ、遅いぞアス…わぁっ!」
「…今度は何だ?」
浴室から出た俺の姿にまた赤面した彼女に呆れながら聞くと、どうやらバスローブ姿がいけなかったらしい。
21ポチ@駄文職人:04/01/18 21:29 ID:QhuL4viX
「女の子の前でそんな格好をするなよな!」
そう言いながらもチラチラ見るカガリに少し意地悪したくなる。
「俺のこの姿を見て欲情したのか?」
その言葉にカガリは更に顔を真っ赤にしながらベッドにあった枕を投げつけてきた。
「変なこと言うなよバカ!」
飛んできた枕を軽く受け止めソファに腰掛ける。
カガリといると楽しい。
彼女は1人になった時の絶望的な痛みを和らげ生きている喜びを与えてくれる。
「あっ!お前、髪の毛濡れたままだと風邪引くぞ」
パタパタとタオルを手に取ると俺の前に立ち、濡れた髪を優しく包む。
22ポチ@駄文職人:04/01/18 21:31 ID:NJj1p3RN
「…ん…ありがとうカガリ」
「ふふ…お前は本当に世話が焼けるな」
クスクスと嬉しそうに笑う彼女の手を取り隣に座らせ、用意されてあるお菓子を摘む。
「食べていいか?」
「うん!それはマーブルクッキーで、そっちはチョコなんだ」
楽しそうに説明するカガリにいただきますと言ってクッキーを口に運ぶ。
サクサクと口溶けの良いほんのりした甘さが口一杯に広がり喉を通る。
その横でカガリが心配そうに俺の反応を窺っている。
彼女がお菓子を作ってくれたのはこれで2度目…1度目は生焼けのパウントケーキ。
23ポチ@駄文職人:04/01/18 21:33 ID:ZEBoeKPo
捨てる筈だったそれを君が作ってくれた物だからと口に運ぶと次はもっと頑張るから…そう言って半泣きになっていた彼女の姿を思い出す。
きっとこのお菓子も一生懸命作ってくれたに違いない。
「ありがとうカガリ…すごく美味しいよ」
素直に感想を述べると彼女の顔が花が咲いたような可愛らしい笑顔に変わる。
「良かった!これ全部アスランが食べていいんだからな!」
そう言ってクッキーを摘み促す彼女に従い大人しく口を開けると白く細い指が口元に添えられ思わずそれごと口に含んだ。
24ポチ@駄文職人:04/01/18 21:36 ID:HLenuVso
「…ぁ…バカ!私の指は食べ物じゃないぞ!」
「んぐ…ごめん」
彼女の指が暴れ、少しムセた俺に慌ててアップルティーを差し出す。
「お、お前が変なことをするからだぞ」
そう言いがら心配そうに俺の背中を摩り顔を覗き込む。
林檎の甘い香りが漂い2人を包むとお互い自然と唇を重ねた。



Next
25名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:09 ID:asEPldkb
>>24
乙です。
前書きから察するに、結構ハードになりそうですな。
期待してます。ガンガッテください。
26269:04/01/18 22:12 ID:+u7xyW76
ハラショー!
ポチ氏のシリアス来てたー!
自分も少しだけ投下。このスレ、また活気が戻ると良いな。
27269:04/01/18 22:12 ID:+u7xyW76
静かな宇宙の暗闇の中をAAは滑るように進んでいく。
このまま何事もなくコロニーに到着できれば良いが・・・。
「周辺に機影なし。」
定時報告の声に、マリューは肩の力を抜いて軽く頷いた。
「そう、あなた達も疲れたでしょう。暫らく部屋で休んできたらいいわ。ここはわたし一人で大丈夫。」
マリュー艦長の言葉に、ブリッジはほっと安堵のため息に包まれた。
そして皆、しばしの休息のためにてんでに席を立ち、ブリッジにはマリュー一人が残された。
戦艦を預かるのはとても神経を使う。マリューは大きくため息をついた。
もともと自分は艦長など務まる器ではない。
実際、ナタルとフラガがいなければ、ヘリオポリスでザフトに攻撃された時点でAAは撃沈されていただろう。
そしてあの少年・・・キラ・ヤマトがいなかったら、今頃5機のガンダムは全てザフトに奪われ、
地球軍は壊滅的な打撃を受けていたかもしれない。感謝してもしたりないとはこの事だろう。
28269:04/01/18 22:13 ID:+u7xyW76
マリューはキラの姿を思い返してみた。
やはり遺伝子操作のなせる技であろうか。
同年代の少年達と比べると、ひときわ目を引く整った顔立ち、女の子と見間違うばかりの顎のライン、菫の花を思わせる紫の瞳、
神業のような速さでボードを叩く白く繊細な長い指・・・。
あの美しい指がストライクのOSを戦闘のさなかに書き換えをし、私の命を救い、AAを救ったのだ。
いつの間にかマリューの指はスカートをくぐり、薄い布越しに湿った部分を擦り始めていた。
「・・・は・・あっ・・」
マリューはキラの指と自分の指を重ねてみる。
熱を持った裂け目からはじゅん、と蜜が溢れ出て、下着に恥ずかしい染みを広げていく。
29269:04/01/18 22:15 ID:+u7xyW76
やがて布越しの刺激に我慢できなくなった指はいったんその動きを止め、
履いているタイツと下着を一気に引き下ろすと、再び深い快感を探しに肉の狭間へと進んでいった。
既に布越しの刺激で潤みきっていた秘所は易々とマリューの指を咥え込んだ。
「・・あんっ・・キラ・・くん・・・・いい・・」
目を閉じて柳眉を寄せ、マリューは切なげな表情で己の秘所を掻き混ぜ続ける。
ぐちゅぐちゅと水音を立てながら、熱くざらついた肉壁が指を締め付けていく。
指の動きは更に激しくなり、半ば腰を浮かすようにマリューは指を出し入れした。
「・・・・キラくんっ・・キラくんっ・・イくぅっ・・・イっちゃうっ・・!」
艦長席で大きく背をのけ反らし、痙攣しながらマリューは絶頂に達した。

「・・・・・マリュー艦長・・・・・」
そんなマリューの痴態をブリッジの扉の影から見つめる人影があった。
30269:04/01/18 22:17 ID:+u7xyW76
今日はここまで。
ウッシャー!次は気合入れてエロに行きます。
それでは、さらばです。
31名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:22 ID:asEPldkb
>>30
乙です。
マリュさんのイケナイ場面を覗いてた人が誰か楽しみっす。
32名無しさん@ピンキー:04/01/18 23:15 ID:AbNvPQQE
スレ立て乙。
書き手さん達投下乙。
33名無しさん@ピンキー:04/01/18 23:52 ID:YhZ4vUVp
どーも
書き手の方
お疲れ様です

キラは本当に使いやすいキャラでいいな
他の奴は掴みにくいが奴は単純だからな
34名無しさん@ピンキー:04/01/19 00:02 ID:V2l6XNC5
個人的にはキラは種キャラでは分りにくい方のキャラに分類されるかと思うぞ。
単純というのならそれこそ遺作やカガリとかじゃないかと。
35名無しさん@ピンキー:04/01/19 01:35 ID:R5pG0C0k
人それぞれキャラ解釈はあるだろうなー。
36名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:04 ID:u3fFIHle
>269氏
キラマリュ(*´д`)
さ…最高です!これでサイマリュだったら泣きますよw
37ポチ@駄文職人:04/01/19 02:07 ID:u3fFIHle
>>15-24


今まで何度か味わった柔らかな感触。
触れるだけでは物足りず、ぽってりとした唇を口に含みながら舐めると身体が強張ってゆく。
「…ふぅ…んん」
そして薄く開けられた唇の間から口内に浸入し歯列をなぞる。
逃げるカガリの舌を追い更に深く口付けると唇の端からは互いの飲み切れなかった唾液が流れ出しカガリがビクビクと震えもがき出した。
「…んんっ…ぷはぁ!」
苦しそうなカガリに唇を解放すると、大きく息を吸い込んだ。
「カガリ…お前ずっと息を止めていたのか?」
「なっ!だってあんなキスされたら息出来ないだろ!?」
38ポチ@駄文職人:04/01/19 02:09 ID:uMcAFFFL
唾液で濡れた唇を袖で無造作に拭いながら言うカガリに思わずプッと吹き出した。
「鼻で息をすればいいだろう?」
「………あっ」
俺の言葉に恥ずかしそうに俯くと、パッとすぐに顔を上げる。
「次はちゃんとする!…だから…その…」
もう一度して欲しいと頬を染め瞳を閉じる愛らしい姿に戸惑った。
「…カガリは俺が初めてだったのか?」
「…え…何がだ?」
キョトンと首を傾げるカガリの唇に指を添えると意味を察したのか途端に顔が赤くなる。
「あ…当たり前だろ!お前以外の人とそんなことしたことない!」
39ポチ@駄文職人:04/01/19 02:10 ID:WCFRXVTq
その言葉に自分がカガリを汚してしまった気がして胸が締め付けられる。
「アスラン…お前は…したことあるのか?」
不安げに双眸を揺らすカガリの問いに今までの記憶を辿り思い出す。
「……あるよ」
「…………え」
「ザフトにいた訓練犬のシェパードと」
自分が訓練生時代の頃によく追いかけっこをしたものだなと懐かしさに浸っているとカガリにクッションで叩かれた。
「カ、カガリ?」
「アスランのバカァ!犬となんてしたうちに入らないだろ!?」
ポロポロと涙を流しながら胸に縋る彼女にゴメンと詫びる。
40ポチ@駄文職人:04/01/19 02:12 ID:LwiNQ9xO
「バカバカバカ!ひっく…アスランっ」
俺は君を試してしまったんだ…どれだけ自分のことを愛してくれているのか…君と今から離れられる心の距離があるのかどうかを…
「…アスラン…アスラン」
俺の名を呼び子犬のように擦り寄るカガリを抱き締める。
「…カガリ…俺がもし…」
「…アスラン…んっ」
俺がもし死んだら君はどうする?
そう言いかけた俺の口を塞ぐ彼女に目を見開いた。
カガリからの初めてのキス…一生懸命不器用に押し付けられた唇に彼女の俺への気持ちが伝わってくる。
41ポチ@駄文職人:04/01/19 02:14 ID:kFxYpP3H
君と離れたくない…離れたい…抱きたい…汚したくない…
俺の頭の中でグルグルと繰り返される葛藤。
「…私には…アスランだけだ」
俺の手を握り指を絡めて必死に手放すまいとしている君に自分の心の中を見透かされているのではないかと錯覚してしまう。
「…カガリ…俺も君を…」
愛している…誰よりも…
この想いを君に伝えたい…けれどそれは許されない…自らに架せられた禁断の言葉
「何だ?アスラン」
「…何でもない」
「っ…何だよ言えってば!アス…んむぅ」
俺の言葉を求めるカガリにはぐらかすように口付ける。
42ポチ@駄文職人:04/01/19 02:16 ID:bmDruJAa
「…やっ…アスラン」
カガリは抵抗し、俺の肩を押し身体を離すと上目使いで言い辛そうに唇を震わせた。
「…カガリ?」
「お前…私のことどう思ってるんだ?」
「…君の…こと?」
「そうだ!好きなのか嫌いなのかハッキリしろよな!」
琥珀色の瞳に今にも溢れそうに涙を溜める彼女に心が痛む。
ごめん…俺は君が好きだよ…だけど…
「……わからない」
「…なんだよ…それ」
カガリは俺の答えに不満そうに唇を尖らせ視線を逸らす。
43ポチ@駄文職人:04/01/19 02:18 ID:Pa3PdhPd
「…ごめん…もう俺…君とは…」
言ってしまえばいい…君とはもう終わりにしたい…だから…
ーーさよなら
「もういい!!」
俺の言葉を遮り突然カガリは立ち上がり歩き出す。
カガリが俺から離れていく…苦しい…寂しい…哀しい…
「……アスラン」
扉に手をかけカガリは背中を震わせながら笑顔で振り返る。
「別に私はお前に好きになって貰わなくても構わない!アスランがいなくても全然平気だしな!」
明るく声を張り上げるカガリの言葉が重くのし掛かる。
44ポチ@駄文職人:04/01/19 02:21 ID:U3+F2JOs
彼女に対する罪悪感…苦痛から逃れられる開放感…愛する人と別れる絶望が身体を支配してゆく…
「…そうか…すまない…今まで…俺の傍にいてくれてありがとう…」
これで全てが終わった…後は死を迎えるだけ…
「……嫌だ…アスラン」
「…カ…ガリ?」
俺の思考に反応するかのような声に顔を上げるとポロポロと涙を流しながらカガリは俺の胸に縋り付いた。
「…ひっく…ウソだ…私…本当はお前がいないと寂しい…アスランのこと…大好きだから…ずっと一緒にいたい…だから…死なないでアスラン」
「…っカガリ」
彼女の言葉に身体が震えた。
45ポチ@駄文職人:04/01/19 02:23 ID:oy3Qfv4S
カガリは全部知っていたんだ…俺が考えていたこと…苦しんでいたこと…そして支えていてくれた…
「アスランの苦しみを私も背負う…だから生きよう…2人で…」
「…カガリ…カガリ」彼女の言葉に生きる意欲が沸いてくる。
カガリならこの苦しみから解放し、生きる意味を教えてくれる…そんな気がした。
「…カガリ…俺…君と一緒に…生きていい?」
「当たり前だろ…アスラン」
そう言い俺の身体を抱き締める。
柔らかな胸の膨らみに触れ、まだ戦うことも…人を殺めることも知らなかった幼い自分に戻った気がして安らいだ。
46ポチ@駄文職人:04/01/19 02:27 ID:82NR94mO
「…カガリ…少しこのままでいさせて」
「うん、アスランの気が済むまでずっと傍にいるからな」
「…ありがとう…カガリ」
彼女の優しさに包まれながら意識が遠のいてゆく。
…今まではこのまま目が覚めなければいい…そう思っていた。
けれど今はカガリの傍にいたい…生きていたい…その想いが全て。
「おやすみアスラン」
彼女の温もりを感じながら手を握ることで言葉を返す。
目が覚めたら君を愛したい…許されるなら身体を奪いたい…すべてを君に…
ーー愛している…カガリ



Next
Cagali
47名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:37 ID:cFoKDc1+
>>46
乙です。
ヘタレたアスランは良いなぁ。修羅場は良いなあ。
もっとこんがらがっても良いくらいっす。萌える。
48名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:38 ID:IDEiCHWN
書き手さん達投下モツカレ
新スレになってペース早まった?
49名無しさん@ピンキー:04/01/19 03:12 ID:Ic6aN0wN
アスカガです。
ただひたすらイチャついてるだけです。
御注意下さい。
9レス頂戴します。
50アスカガ (1/9):04/01/19 03:13 ID:Ic6aN0wN
時刻は既に昼に差し掛かる頃だった。
窓から差し込む陽の光が、カガリの頬に強くあたる。
心地良い微睡みに身を任せていたが、これではいけないとカガリはゆるゆると瞼を上げた。休日と
は言え、いつまでもベッドの上でだらだらと時を過ごしてはいられない。
今のカガリは、寝巻き代わりにだぶついた白いシャツを素肌に通しているだけの姿だ。熱いシャ
ワーを浴びて、きちんと身装を整えようと、上肢を起こす。
しかし、ベッドから抜け出そうとしたカガリの身体は、強い力で引き戻された。
「こらっ! はーなーせー!!」
アスランに背中から抱き締められ、じたばたと暴れる。
「何処に行くんだ?」
まだ寝惚けた声が問い掛ける。
「シャワー浴びて、ちゃんと服を着るんだよ! いつまでもこんな格好してられないだろ」
「別にこのままで良いだろ」
アスランの手がシャツの上からカガリの身体の線をなぞる。
「どうせ、外に出ないんだし」
「そういう問題じゃない! 止めろってば、もう!!」
アスランの手はいつの間にかシャツの中に潜り込み、直接カガリの肌を楽しみはじめていた。
肌の上を遊ぶアスランの手を両手で押し止める。そのまま腕の拘束を解こうともがいたが上手くい
かない。
やがてカガリは抜け出すことを諦めると、こてりとアスランに背を預けた。
「ったく、もう……」
拗ねたようにカガリは頬を膨らませた。
カガリの肩口に顔を埋め、アスランが訊ねる。
「別にこのままでも良いじゃないか。何がそんなにカガリは嫌なんだ?」
「あのな。幾ら休みだからって、いつまでもだらだらしてられないだろ! それに……」
「それに、何?」
「……それに、最近は、その……、会えば必ず、こ、こういうことになるだろ」
恥ずかしさに頬を染めて、照れたような怒ったような口調でカガリが言う。ベッドのシーツの乱れ
が伏せた目に入り、嫌でも昨夜のことを思い起こさせ、一層カガリは頬を赤らめた。
51アスカガ (2/9):04/01/19 03:14 ID:Ic6aN0wN
「嫌なのか?」
「嫌って訳じゃない、けど。でも何かこればっかりって言うのはさ……」
何だか寂しい、とカガリは呟いた。
はじめて身体を重ねてから、アスランと会う度にいつもベッドを共にする。
それまでは、互いの近状や他愛もない話をしたりして時を過ごしていたが、今はただひたすらに身
体を重ねて過ごす。言葉よりも肌を求めることが、何だか寂しい。
行為自体が嫌な訳ではない。肌と肌が触れ合うのは気持ち良いとカガリは思う。人の温もりに触れ
るのは、堪らなく安心する。それが好きな相手のものならば、尚更に。いや、好きな相手だからこ
そ。
しかし、身体を求められるのは嬉しいけれど、一方で心は置いてけぼりなのではと、不安になる。
「……お前。ひょっとして、私の身体目当てとか言わないよな?」
疑るカガリの言葉にアスランは思わず吹き出した。笑いの波動が、触れている肌越しにカガリに伝
わってくる。
「な、なななな何で笑うんだっ!」
「いや? カガリは自分の身体によっぽど自信があるんだなあって思ってさ」
「なっ、違っ!」
「だって俺がカガリと会うのは身体目当てだって思うくらいには、自信あるんだろ?」
「ちーがーうー!!」
真っ赤になって、カガリは再びアスランの腕の中から逃れようと暴れはじめた。アスランが腕をゆ
るめてやると、カガリはするりとそこから抜け出す。
「違うんだからな、そんなんじゃないんだからなっ、馬鹿ぁっ!」
枕を掴むと、癇癪を起こしたこどものように、ばふばふとアスランに向って何度も振り下ろした。
それを手で防ぎながら、アスランは更に笑う。
「ごめんごめん」
アスランは謝るが、その声はいまだ笑いに震えている為、益々カガリを激怒させた。
「笑うなっ、もう!!」
「だから、ごめんって」
今度は正面から抱きすくめられた。大人しくカガリはアスランの腕に捕われたが、その顔はすっか
り拗ねてしまっている。
52アスカガ (3/9):04/01/19 03:15 ID:Ic6aN0wN
「……ホントに、違うんだからな……」
「冗談だよ」
アスランは額に口付けを落し、宥めるように頭を撫でてやる。
「でも、カガリは俺のことをそんな風に思ってたのか。俺がカガリの身体だけ目当ての、そんな男
だって」
「……! ご、ごめん」
「別に良いさ。まぁ、傷付かなかったと言えば嘘になるけどな。――そうか、カガリは俺のことを
そんな風に思ってたんだな……」
カガリの罪悪感を煽るように、殊更傷付いたような顔をして、アスランが呟く。
「いや、だから、その……、ご、ごめん」
あたふたとカガリはアスランの腕の中から彼を見上げる。そんなカガリの様子を面白そうにアスラ
ンは見詰めた。
「まぁ、良いけどな」
アスランはカガリの身体を抱き直し、掛布越しに自分の膝の上に彼女を座らせる。逃さぬよう、カ
ガリの腰にしっかりと腕を絡めることを忘れずに。
「俺は、カガリとこうしているのが凄く好きなんだけど、カガリは違うのか?」
カガリの頬の輪郭を指で辿りながら、アスランは囁く。
「……わ、私も……、嫌いじゃあ、ない」
一瞬口籠ったが、やがてカガリは小さな声で呟いた。
「嫌いじゃないのか。じゃ、好きか?」
「……うぅ。す、好き、だけど……」
「だけど?」
「……っ! 好きだよ! これで良いかよっ、もう!!」
カガリは自棄気味にわめく。恥ずかしさの余り、耳まで赤くなっている。
「じゃ、やっぱり問題ないじゃないか」
「……そうだなっ!」
何だか丸め込まれたような感じがして釈然としないカガリは、膨れっ面をして、アスランの裸の胸
に凭れ掛かった。とくとくと規則正しい心音がカガリの耳を打つ。黙ってその音に耳を傾けている
カガリの頭を、優しくアスランの手が撫でる。
心地良い沈黙がふたりの間に静かに降りた。
53アスカガ (4/9):04/01/19 03:16 ID:Ic6aN0wN
「……キサカとかに、さ」
やがてカガリが沈黙を破り、ぽつりと呟いた。他の男の名前に、カガリの頭を撫でていたアスラン
の手が止まる。
「ばれてたりするかな、私たちのこと」
「……ばれたら、不味いのか?」
いつもより、やや低い声でアスランが問い掛ける。
「不味いって言うか……、気まずいって言うか……」
困ったような顔でカガリが言い淀む。
「やっぱり、不味いよなぁ」
「だから、どうしてばれたら不味いんだ?」
「だって、さ。キサカは……、キサカやマーナは、今となっては私の親代わりとでも言えるような
人たちなんだ。なのに、黙って、その……」
悪いことをしている訳じゃないのに、アスランと会う時はいつも人目を憚っていることが、カガリ
には心苦しく、居心地が悪い。ふたりの置かれた状況を考えれば、伏せておかなければいけないと
わかってはいても、後ろめたい気持ちでいっぱいになる。
今回もこうして、オーブを訪れたアスランと会う為に、キサカたちには何も伝えずに、こっそりと
王宮を抜け出してきている。書き置きだけ残し、お忍びでカガリが姿を消すのは良くあることだ。
けれど、ひょっとしたら既にカガリが誰に会う為に、そして何の為に姿を消しているのか、彼らに
ばれているかもしれない。
カガリも彼らも黙ったまま、何も言わないけれど。
好きな人のことを、好きな人たちに堂々と明かせない。それが、カガリの胸に小さな棘のように刺
さっている。
もしも、アスランとのことが、彼らに知られることがあるのならば、自分の口からはっきりと明か
したい。そう、願うことは悪いことだろうか。
「こうなったこと……、後悔しているのか?」
「ちっ、違う!」
伏せていた顔をカガリは勢い良く上げ、アスランに食って掛かる。アスランは平らかな声でそれを
制した。
「別に、無理をすることはない。カガリの立場からすれば、俺と付き合うことは、プラスになるど
ころかマイナスにしかならないから……。だから、カガリが俺のことを重荷に思ったとしても無理
はない、と思う」
薄く笑みを唇に浮かべ、アスランは穏やかに言った。
54アスカガ (5/9):04/01/19 03:17 ID:Ic6aN0wN
「ホントにホントに、後悔なんてしていない! 大体、そんなのはお互い様じゃないか!!」
アスランの腕を取り、ぎゅっと胸に抱き締める。ゆるく開かれたアスランの掌に、頬を押し当て、
カガリは直向きに訴えた。
「本当だからな。後悔も無理もしていないんだからな。それだけは絶対にないんだからな!」
例え、大切な人たちを騙しながらでも、アスランと一緒にいたいと思う。罪悪感がない訳ではな
い。ただ、それでも尚、アスランと共に在りたいと望んでいる心がある。
触れた部分から、熱と共にこの思いも伝われば良いのに、とカガリは願った。
カガリにされるがままになっていたアスランの手が不意に動く。ゆっくりとカガリの頬を撫でる
と、彼女の顎を持ち上げた。
「……アスラン?」
「わかってるよ、ちゃんと。ただ、少し不安になっただけだ。……いつも、俺からばかりだから」
「え、何がだ?」
「……だから、キスするのも、抱き締めるのも、俺の方からばっかりだろ」
思いも寄らないことを言われ、カガリはきょとんとアスランを見詰めた。アスランは拗ねたよう
に、顔を背けてカガリから視線を逸らす。
暫し、小首を傾げて思案した後に、カガリは両手でアスランの頬を挟み、こちらへ向けた。切なげ
に揺れる瞳で、アスランが不安そうに見詰めてくる。
そっと唇を重ねる。触れるだけのキスをすると、カガリは真っ赤になってアスランを睨み付けた。
「……カガリ」
驚きに目を瞠ってアスランはカガリを見詰める。
「アスランの方からばっかりって、仕方ないだろ! だって、いっつもお前が、その、先に……、
やるのが悪いんだからな!」
「そうか?」
釈然としないといったように、アスランは首を捻る。
「そ、う、だっ!」
「……そうかもしれないな」
柔らかく微笑むと、アスランは今度は自分からカガリに口付けた。
アスランの舌がゆっくりとカガリの唇をなぞる。
触れた部分から甘い痺れが広がって、カガリは思わず熱い吐息を洩らした。その隙にカガリの口腔
にアスランの舌が侵入する。
アスランは逃げるカガリの舌を深く追い詰め、絡ませた。舌と舌が熱く絡み合い、熱い吐息を混じ
らせ合う。
55アスカガ (6/9):04/01/19 03:17 ID:Ic6aN0wN
キスを交しながら、アスランの手はカガリが身に着けているシャツの釦をひとつずつ外してゆく。
「ちょっ、アスラン……! や、止めろってば!」
慌ててカガリは身を捩る。さすがに陽の光が差し込む明るい場所で、自分の裸体を晒すことには抵
抗があった。
「さっき、カガリは好きだって言ったじゃないか」
「あ、あれはそういう意味じゃ、……んんっ!」
抗う言葉は、深いキスによって封じられてしまった。やがて、カガリは抵抗を諦めると、目を閉
じ、アスランの首にゆっくりと腕を絡めた。
アスランは唇を解放し、カガリの耳朶へと移動させる。
アスランはカガリの耳にそっと息を吹き掛け、舌先で舐め上げた。そのまま、首筋へそして鎖骨へ
と舌を這わせる。時折強く吸い、カガリに甘やかな刺激を与えてゆく。
「ん……っ」
シャツをはだけ、膨らみの輪郭をなぞるように優しく撫で擦られる。掌で乳房を包み込み、持ち上
げるようにやわやわと揉みしだかれ、カガリは熱い吐息を洩らした。
硬度を持った頂を、指で優しく摘まれ揺らされれば、カガリは背を仰け反らせ、目を瞠った。
次第にカガリの喉から抑え切れない艶やかな喘ぎ声が洩れはじめた。その頬は快感の為、桜色に上
気し、琥珀の瞳は潤んで輝きを放っている。
アスランから与えられる愛撫によって、身体の奥から徐々に甘い疼きが広がっていく。
身体を蕩けさすその指先に、カガリは切なく息を洩らした。
「ふっ……、っ、あぁっ」
頂を唾液をたっぷり絡まれて吸われた後に息を吹き掛けられると、カガリは堪えられないといった
ように、アスランの首に絡めた腕に力を込めた。アスランは更に口の中に含み、舌先で転がし、唇
で軽く挟み擦って、引っ張り、執拗に弄ぶ。
「やっ、も、う……、駄目、だっ」
既にカガリの身体の奥は熱く昂り、中心部は潤んでいる。カガリの下肢から流れ出る蜜が掛布に染
み込み、アスランの膝を僅かに濡らした。
しかし、アスランは確実な刺激は与えずに、尚もじりじりと愛撫を続ける。
素肌に張り付いたシャツを脱がせ、腰から背中へとゆっくりと撫で上げた。そのまま、脇腹を愛撫
し、刺激を与える。アスランはカガリの脇腹を撫で上げていた手を、更に下へと伸ばした。
56アスカガ (7/9):04/01/19 03:18 ID:Ic6aN0wN
刺激を求める中心部をわざと避け、その周囲を焦らすように撫で擦る。アスランは掌をカガリの太
腿や腰のあたりで、そのなめらかな肌を味わうかのように、ゆっくりと遊ばせた。
「ふっ、あ、っく、……ん、あぁっ」
ゆるく与えられる刺激に、カガリは熱い吐息を零して身を震わせる。
カガリの腰のあたりで遊んでいたアスランの手が、やがてあわせた足の間へと潜り込んだ。
「あぁっ……!」
中心部を触れられ、カガリはびくりと大きく背中を仰け反らせて、高い喘ぎを放つ。既に、そこは
熱く濡れそぼっており、アスランが長い指を踊らせる度に密やかな水音を立てた。
カガリは顔をアスランの胸に埋め、自分を追い詰めてゆく熱を必死に堪える。しかし、熱はおさま
るどころか益々昂り、広がってゆく。
「アスラン……っ」
カガリは強請るように、火照った身体を擦りつけた。
「もう、我慢出来ないのか?」
「……っ!」
アスランのからかうような言葉に、カガリは快楽に上気した頬を、更に赤く染め上げる。
本当のことを突かれて何も言い返せず、カガリは唇を噛み、潤んだ瞳でアスランを睨み付けた。
意地悪げな光を浮かべた瞳で、アスランはカガリを見詰め返す。
「じゃあ、カガリから、すれば良い」
「え?」
何を言っているのかわからない、と言う表情でカガリはアスランを見詰めた。
「だって、俺がカガリを抱くと、身体目当てって思われるからな」
「なっ……!」
「だから、欲しければカガリからやれば良い。それでも別に、俺はカガリが俺の身体目当てだなん
て思わないからさ?」
「あ、謝っただろ……!?」
「俺は別に怒ってない」
「――アスラン」
カガリは泣きそうな顔でアスランを見詰めるが、彼は笑うだけで動こうとする気配はない。
「ア、アスラン」
もう一度、懇願を込めて名前を呼ぶ。しかし矢張り動こうとする気配はない。
カガリは身体の疼きに堪えられず、アスランに凭れ掛けていた上肢をそろそろと起こす。
身体をずらし、アスランから僅かに離れると、カガリは腰を浮かせ膝立ちになった。
57アスカガ (8/9):04/01/19 03:19 ID:Ic6aN0wN
躊躇ったが、やがてアスランの膝に掛かっている掛布を思いきって除けると、彼の屹立した欲に手
を添える。アスランが僅かに堪えるように眉を寄せた。羞恥に頬を赤く染め、目を伏せながら、カ
ガリはゆっくりと腰を落していった。
「……っ、ああっ!!」
アスランを呑み込み、カガリは高く喘いだ。自分の中を満たすアスランの存在を強く感じ、身体の
芯が焼け付くような幸福を感じる。いつもは遠く離れている距離を埋めるように、身体の距離を限
り無く零にしたいと願い、更に深く腰を沈めた。
背筋を這う痺れるような快楽に、何も考えられなくなる。アスランの首に腕を絡め、意識を保つ。
「カガリ……っ」
アスランもまた、カガリのその細い腰に腕を廻し、愉悦を堪える熱い息を零しながら、彼女をきつ
く抱き締めた。暫くふたり、抱き合い、互いの熱だけを感じあう。
「んっ……」
やがて、身体の奥の疼きに動かされるように、アスランの肩口を強く掴み、カガリはゆっくりと腰
を揺らしはじめた。
「ああっ……、ふっ、ん、あ、ふぁっ」
切なく喘ぎを洩らしながら、もっともっとと、貪欲に愉悦を求める。身体の奥で燃える愉悦を更に
高める為に、カガリは一心に腰を踊らせた。
アスランもまた、カガリの動きに応じ、激しく腰を突き上げる。
どうしてここまで自分が乱れるのか羞恥を感じながらも、最早、止める術を持たない。今は昂る熱
に突き動かされるまま、快楽を掴み寄せることに夢中になる。身体の奥底が熱く甘く痺れ、カガリ
の思考を奪ってゆく。
ただ、快楽だけを求め、アスランだけを感じ、嬌声を放つ。
「ア、スラン……、わ、私、あぁっ、も、アスラン!」
必死になって、飛びそうな意識を繋ぐ。しかし、限界はそこまで迫ってきており、カガリは息を詰
めて堪えることしか出来ない。
カガリの瞳に映る世界は、次第に霞み掛かり滲んでくる。
「やぁっ、私、アス、ラ、ン――!!」
アスランに一際強く突き上げられ、カガリは高く喘ぐと、身体を強張らせ極まりに達した。
「……くっ!」
アスランもまた、カガリを強く抱き締めると、低く呻き、彼女の中に熱い欲を放った。
目を瞑り、身体の奥に拡散する熱を感じながら、カガリはゆっくりと意識を手放した。
58アスカガ (9/9):04/01/19 03:19 ID:Ic6aN0wN
目覚めた時、真っ先にネイビーブルーの髪の青年の寝顔が目に入った。
カガリがぼうっと青年の腕の中でその寝顔を見詰めていると、彼は微かに瞼を震わせ、目を開け
た。どうやら眠っていた訳ではなく、目を瞑っていただけだったらしい。
アスランはカガリに柔らかく微笑み掛ける。優しい光を浮かべるその碧緑の瞳に、カガリは知らず
知らず見愡れてしまう。
そんな自分に照れて、カガリはアスランから視線を逸らすと窓の外に目を向けた。
既に日は傾きはじめている。後何時間もしないうちに、外は夜気で満ちるだろう。
「明日には、プラントに戻るのか……」
低く、独り言のようにカガリは呟いた。
また暫くの間、会えない日々が続く。そう思うと、胸が軋む。
「ずっと会えない訳じゃない。それに、通信では話は出来るから、少しくらいは我慢しないとな」
アスランは寂しげに微笑みながら、自分自身に言い含めるように呟く。
その微笑みが酷く胸に切なく、カガリは目を伏せた。
束の間、躊躇ったが、カガリはアスランの腕の中から彼を見上げ、思いきって心に秘めていた想い
を告げる。
「――いつか、今は無理だけど、いつか、な。オーブがちゃんと落ち着いたら、迎えにいくから」
アスランの顔を覗き込み、琥珀色の瞳で彼を見据えて強く言う。その言葉の意味に、アスランは思
わず目を瞬かせた。
「その時にはちゃんと、周りの皆も納得させる。だから、お前も頑張れよ」
「それって普通は……」
男の台詞じゃないのか、とアスランは呆気にとられたように呟く。
やがて、アスランは悪戯っぽく笑うと、カガリを抱き締める腕に力を込めた。
「そうだな。カガリには責任をとって貰わないとな」
「それこそ普通はこっちの台詞だろ!?」
カガリは猛然とアスランに食って掛かった。それをやけに余裕ぶってアスランがさらりとかわす。
「カガリは普通じゃないからな」
「どういう意味だっ!!」
「言葉通りの意味だよ。でも、だから俺はカガリが――」
アスランは自分の額とカガリの額をこつんと合わせると、碧緑の瞳を和ませる。それにつられるよ
うに、カガリも膨れっ面をゆるませた。
触れた部分から、熱と共にアスランの思いが伝わってくる。
心をくすぐる思いに突き動かされるまま、カガリは強くアスランの身体を抱き締め返した。
59名無しさん@ピンキー:04/01/19 03:22 ID:Ic6aN0wN
以上です。
ワン('A`)パターンでスミマセソ、キャラが偽者でスミマセソ
カガリもですが、特にアスランが偽者ですな。アスランはもっとヘタr(ry
でもそれだとカガリ相手にエロエロに持っていけない……('A`)
読んで下さった方、サンクスです。
60名無しさん@ピンキー:04/01/19 03:22 ID:Ic6aN0wN
と、これで即死回避。
61名無しさん@ピンキー:04/01/19 03:28 ID:v6y5Lnq0
リアルタイムキタ━━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━━ !!
二人のやり取りに激しく萌えますた。イチャイチャも良いですな。

仕事明けに一杯やりつつひっそり待っておりました。
萌えss読めてとても嬉しいです。ありがとうございました。
62名無しさん@ピンキー:04/01/19 03:29 ID:alSyfLZ8
60、お疲れさま。
いつも作品を楽しみにしています。偽者だともちっとも思いません。
またナイスアスカガ読みたいと、強く願って待ってます。
63名無しさん@ピンキー:04/01/19 06:19 ID:XsI7rDzp
(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)
>60氏
ラブいアスカガ、ゴチでした。
いつもながら丁寧で美味しい文章、萌えますなぁ。
次回作品も楽しみに待っています。
64名無しさん@ピンキー:04/01/19 11:49 ID:V2H+hvE9
アスカガがいちゃいちゃしてるだけでも萌えるっていうのに、ラブい
エチー(;´Д`)ハァハァ
60氏のアスカガめっちゃ好きです! 次が読める日を楽しみに再読して
(;´Д`)ハァハァしながら待ってます。
65名無しさん@ピンキー:04/01/19 15:09 ID:3HIYr+rd
なんか最近このスレ、人が少ない気がするね。
コテの書き手が「名無し」でレス入れている場合もあるし←自分だ
5.6人でまわしているような錯覚に陥る・・・
そりゃ進行速度が遅くなるわけだw
66名無しさん@ピンキー:04/01/19 16:22 ID:C+IrjVB8
進行速度遅いか?
年末年始を挟んでいたのに、前スレは一ヶ月ちょっとで埋まりそうなスピードだぞ。
大体前々スレとかと同じ消費スピードだ。

Part1(02/10/16-03/06/05)
Part2(03/06/04-03/07/30)
Part3(03/07/26-03/09/06)
Part4(03/09/01-03/10/05)
Part5(03/10/05-03/11/07)
Part6(03/11/05-03/11/24)
Part7(03/11/24-03/12/13)
Part8(03/12/12-)
67名無しさん@ピンキー :04/01/19 21:56 ID:TSsYzTGz
鋼に鞍替えした住人が半数以上と思われ。
68名無しさん@ピンキー:04/01/19 21:56 ID:5HI469mY
初代スレから今まで投下された作品の数は176本(完結154本)だった。
数え方が違えばもっと多いかもしれないけど。
カプで多いのはアスカガ。後はキララク、キラフレ、キラカガ、フラマリュが同じ位。
その次辺りが痔ミリ。
書き手さん達、乙です。
いつも楽しませてもらってます。
今後とも頑張って下さい。
69名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:09 ID:JD9ZwGCW
最近、消費スピードが遅くなったと嘆く人がいるが、今でもこのスレは凄く恵まれているよ。
一日に1人でも投下してくれるだけ全然マシだ。
スレによっちゃ、ずっと保守書き込みばかりの所だってあるんだぞ。
70名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:15 ID:5HI469mY
行っているスレのひとつは、最後に投下されたのが数ヶ月前、その後の
保守書込みが何十レスも続いているってのがある。・゚・(ノД`)・゚・。
ネタがなさ過ぎて雑談すらねーの。
71名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:50 ID:PFh1BPjS
まぁまぁ、ママリしようぜ。
職人さん達の負担になってもいけないし。
各自お気に入りの神職人さんを待ちましょう。
72名無しさん@ピンキー:04/01/20 06:12 ID:hJU8+Z/q
ありゃ、「進行速度が遅い」発言は揶揄というか何というか、
言葉の額面どうりの意味で言ったのではなく
「5.6人でまわしている」に掛けたつもりだったのですが、誤解を招く発言で申し訳ないです。
自分、前々スレからの参加なのでついその頃の感覚でいたもので。
ちなみに65=269です・・。
73名無しさん@ピンキー:04/01/20 07:13 ID:FCzhG4zz
5、6人もいれば十分じゃん。
職人が投下して投下して感想レスがまったくつかねーってスレもあんだから。
前スレで投下少ないとか書き手にプレッシャーかける事は言わない方がいいと注意
してたんなら、愚痴とも取れる事もあまり言わない方がいいんじゃないか?
>>71の言う通り職人さんの投下をマターリ待つべし。
74269:04/01/20 07:30 ID:Pp/+qTiQ
全くその通りでお恥ずかしい限り。
今まで全力疾走し続けたので燃え尽き症候群かもね。
マターリ精神を思い出して逝ってきます。
75名無しさん@ピンキー:04/01/20 07:34 ID:EdOv+S5l
(´ー`)ノ旦
お茶でも飲んでマターリマターリ
作品楽しみにしてますよ。
76ポチ@駄文職人:04/01/20 11:44 ID:iXnnU2tl
>>15-24>>37-46

Cagali



戦火の中での奇跡の出会い…一度は銃口を向け敵対した相手…藍色の髪と翡翠の瞳…そして真っ直ぐ純粋ゆえに傷付いてゆく最愛の人…アスラン・ザラ


元ザフト軍の軍人であり最高議長である父を持つ彼は終戦後、平和の国オーブで私と共に生きる道を選び傍にいてくれた。
戦争で幾度も命の危険に曝され、自ら自爆を決意し命を絶とうとした彼が今ここに存在することが奇跡のように感じる。
しかし彼はまだ死という呪縛から逃れられていない。
1人になった時の彼は何かに嘖まれるように苦痛に顔を歪める。
彼を苦しみから救い支えたい。
私はアスラン・ザラを愛しているから…。
77ポチ@駄文職人:04/01/20 11:46 ID:6iOGbJTi


私の胸に顔を埋め、スヤスヤと寝息を立てる彼の身体を抱き締める。
まだシットリ濡れた髪に口付けしその存在を確かめた。
「…アスラン」
彼の名を呟くとピクリと反応しアスランの手が私の胸を弄る。
それがまるで乳房を探す赤ん坊のようで堪らなく愛おしい。
「…アスラン…アスラン」
彼の手を導き胸に添えると気持ち良さそうに擦り寄るその姿に涙が溢れる。
私はアスランが好き…彼を失いたくない…ずっと傍にいたい…しかしそれは私の一人善がりな想い…彼の幸せは死ぬことでしか得ることが出来ない…それを私は認めたくないんだ…
78ポチ@駄文職人:04/01/20 11:48 ID:ki7+080A


「…ぅん…カ…ガリ」
「目が覚めた?アスラン」
綺麗な翡翠色の瞳が私を映し触れるだけの口付けが交わされる。
そして私の胸に触れていた手に気付き恥ずかしそうに頭をクシャクシャ掻き苦笑いする彼に笑ってしまう。
「ふふ…なぁ、もう夜になるし御飯でも食べるか?」
乱れた藍色の髪を直しながら聞くと少し考えた様子のアスランが口を開く。
「…いや、カガリのクッキーがあるし…それでいい」
「バカ!それはお菓子だろ?本当にお前は子供みたいな奴だな」
「…カガリ程じゃないけど」
小さく呟いた彼の言葉を聞き逃さず反撃する。
79ポチ@駄文職人:04/01/20 11:50 ID:tOsDfJa3
「そんなことを言う悪い子にはお菓子も御飯もやらないぞ」
「……じゃあ要らない」
少し意地悪な私の言葉に拗ねる訳でもなく淡々と答える彼に悲しくなる。
アスランが最近ろくに食事を摂っていないのは知っていた。
先程の言葉も本心で本当に食欲がないのだと思う。
でも何か食べさせないといけないと色々考えているとアスランの指が私の頬に触れる。
「…ごめん…また君を泣かせてしまって」
その言葉に自分が泣いていたことに気付き慌てて袖で涙を拭った。
「…なっ、何でもない!目にゴミが入っただけだ!」
80ポチ@駄文職人:04/01/20 11:52 ID:B8icq2qk
アスランのこととなると直ぐ泣いてしまう自分が大嫌い…でもそれ程までに彼を愛しているのだと実感させられる。
「…果物なら食べられるかも…一緒に食べてくれる?」
そう言って微笑んだ彼の優しさにまた泣きそうになりながらキッチンにリンゴやオレンジがあった筈だと立ち上がる。
「待ってて!直ぐ持ってく…きゃっ」
ずっと同じ体勢でいた為か痺れた足が縺れ倒れそうになった私を寸前で彼が抱き止めた。
「大丈夫か?カガリ」
自分のせいだと申し訳なさそうな顔をするアスランに平気だと言うが再びソファに腰掛けるよう促され素直に従う。
81ポチ@駄文職人:04/01/20 11:54 ID:+W22kfKP
「俺が取って来る…だからカガリは待ってて」
「嫌だ!私が行く!」
「…じゃあ一緒に行く?」
「うん!」
その言葉が嬉しくて燥いでいると着替えを終えたアスランが私の前で跪き背中を向ける。
「…アスラン?」
「おぶって行くから乗って」
「何言ってんだよ!私はちゃんと歩けるぞ!」
過保護に扱われ納得がいかないもののアスランにおんぶして貰いたい気持ちもあった私は渋々彼に身体を預けた。
「よいしょっ」
そう言って私を軽々と持ち上げると颯爽と走り出した。
82ポチ@駄文職人:04/01/20 11:56 ID:o3R5XOeb
「きゃあぁっ!バカ!走るなよアスラン!」
「大丈夫、しっかり掴まってて」
流石コーディネイターだと思わずにはいられない程軽やかな足取りに恐怖は薄れ楽しさが増してくる。
「アスラン転ぶなよ」
「転んで欲しいのか?」
「そんなことしたら許さないからな!」
意地悪な彼に仕返しとばかりに肩に乗せていた腕で首を軽く絞める。
「うわっ…ごめんカガリ」
フラつきながら謝る彼にしがみ付きお互いクスクス笑う。
最高に幸せな瞬間…ずっとこの瞬間(とき)が続いて欲しい…アスランと2人で過ごし生きて行きたい。
でもそれは叶わぬ願いなのだろうか…。
83ポチ@駄文職人:04/01/20 11:59 ID:fMXV6H96
「ほら、口開けて」
「…アスランって結構世話好きなんだな」
テーブルの上に置かれた大量の果物を前に、私は皮を剥いて差し出されたリンゴを口に含む。
始めは自分がアスランの為にとナイフを握ったものの、覚束ない手付きの私に見かねた彼に逆に世話をされる形となった。
「カガリ、イチゴ食べるか?」
何一つ満足に出来ない自分にふてくされる私に赤く熟したイチゴが口に触れる。
「…ん…はむっ」
「カ、カガリ!?」
子供扱いされ面白くない私は今朝のアスランの真似をしてイチゴを摘んでいた彼の指ごと咥え込む。
84ポチ@駄文職人:04/01/20 12:01 ID:H9SDei8L
先程剥いていたリンゴの味だろうか…彼の指がほんのり甘くて思わず舌で舐めてしまった。
「……こら…カガリ」
頬を染め動揺の色が窺えるアスランに満足し彼の指を解放する。
「アスランが私を子供扱いした仕返しだ」
してやったりとニヤリと笑った私に熱の篭もった翡翠色の瞳が向けられる。
「…じゃあ大人の扱いをしてあげようか?」
アスランはその言葉と共に私を座っていたソファに押し倒しカチャカチャと金属音を響かせベルトを外した。



Next
85名無しさん@ピンキー:04/01/20 13:04 ID:xg7BhGb4
>>84
萌え(*´Д`)ハァハァ
続き楽しみにしてます。
86名無しさん@ピンキー:04/01/20 13:29 ID:zOo9zFCR
なあ、エロ小説の職人になるためにはどうすればいい?
絵の技能を手に入れる方法は色々考えられるけど、
文の技能を手に入れる方法が思いつかん。
87名無しさん@ピンキー:04/01/20 13:35 ID:lP/g9ele
88   :04/01/20 13:54 ID:kVHM0z7e
>ポチ神様
いつもハァハァとドキドキを氏のSSからいただいています!
ゴチです!!
89名無しさん@ピンキー :04/01/20 22:07 ID:epy092uX
>60氏
イチャこいアスカガごちですた。
文章が丁寧で会話がすごく萌えます。
アスランはへたれでも、カガリをリードしててもどっちにしても萌える!

さ〜てポチ氏の作品読もう(*´Д`)ハァハァ
90217:04/01/21 01:15 ID:Cpqonrgx
どうも。すんげ気合入れすぎて長いので途中まで落とします。
とりあえず今日は10レス。
初代スレ見てたけど、双子人気すごかったなぁ。
再放送ももうすぐキラカガだし、双子人気再燃化のためキラカガ。
キラの女難、お風呂でカガリ編。純愛爆発です。アスカガは後ほど。
ホントはラクス編→フレイ編→カガリ編の順番なんだけど。
三つとも初心に戻って書いてみました。時間あるかた、どぞ。
「キラ、どうしたんだよ、一緒に風呂に入りたいだなんて」
「いや…ラクスやフレイとも入ったから…さ…」
「そ、そうか」
湯船に浸かりながら、カガリは恥かしいのか、顔を真っ赤にしながら顔を半分湯船に
埋めていた。
キラはそんなカガリの様子をじっと見ていた。
とはいえ、向かい合って湯船に浸かっているのだから、カガリを見るしかないのだ
が…
「な、なんだよ…あまり見るな…」
「し…仕方ないじゃないか」
しばし見つめ合いながら、沈黙の時間が過ぎる。
カガリは相変わらず、顔を半分湯船に浸けながらキラを見ていた。
やがて、この沈黙に耐え切れなくなったのか、キラがゆっくりとカガリのもとに近寄
せると…
「あ、おい! ちょっ…」
カガリの体を自分の方へすっと抱き寄せた。
「…イヤ?」
「…う。 ……勝手にしろよ、もう……バカ…」
カガリは恥かしそうに目を伏せながら、そっとキラに体を預けた。
互いの顔は近く、キラはさらに腕に力を入れた。
互いの鼓動が聞こえてくる。 どちらも胸が少し高鳴っている気がする。
「…なぁ」
「何?」
カガリが不意に口を開いた。
「キラは…三人も相手にして大変じゃないのか?」
「ハハ…もう慣れたよ」
「なんか、毎日疲れた顔してるからさ…心配なんだ」
「ありがとう。でも、大丈夫だよ」
キラはにこっ、とカガリに微笑んでみせた。
またしばしの沈黙が流れたが、決して気まずいものではなかった。
こうしているだけでも、十分安らぎを感じているから。
この沈黙を破ったのは、再びカガリであった。
「あのさ」
「…何?」
「二人でさ…一緒にオーブにでも行っちゃわないか?」
「それは…出来ないよ」
「どうしてだ? やっぱり、ラクスやフレイの事も好きだからか?」
「それもある。 逆に聞くけど、カガリは僕を必要としてくれるの?」
「それは……そうだよ。 だから、私はここにいるんだ」
カガリもキラの腰に手を添えて、肩にそっと頭を置いた。
「ラクスや、フレイも僕を必要としてくれてる。 僕を必要としてくれているなら、
彼女達を置いて行くなんて出来ないよ」
「何で…そこまで」
「みんな…一人だから」
「……え?」
突然の思いもよらない言葉に、カガリはふとキラを見上げた。
「フレイもラクスもカガリも…大切な人を亡くしているから。 僕の…せいで。 で
もさ、こうしてここにいる事でみんなが大切な誰かと笑っていられるでしょ? まし
て、みんなが僕なんかを必要としてくれるなら、置いて行くことなんて出来ないよ」
「キラ、私はお前のせいだなんて…」
「それでも…さ。還るべき場所があっても、誰も一人じゃ生きていけないから。 大
切な人に、もう悲しい思いをさせたくないから」
「やっぱ…バカだな、お前」
カガリは呆れたように、笑いながらキラを抱き締めた。
「…カガリ」
「…だから、好きだ」
互いに額をコツンと合わせて、視線が絡み合い、照れくさそうに微笑むとそっとキス
をした。
…暑い…な…
風呂に入っているから?
そうじゃなくて…このバカの心が、優しさが…ホントにあったかくって。
なんか、頭とかポーッとして…
こんな時に、優しさを見せるのは…ずるい。 なんか…照れる。
「ちょっと、暑いな…」
少しのぼせたようにキラの胸の中で、カガリは真っ赤になって天井を見上げた。
「じゃあ、そろそろ体洗おうか。 カガリ、背中流してくれる?」
「え…? あ、ああ…」
キラがザバッと浴槽から洗い場に上がると、カガリも後についていった。
カガリはタオルを手に取ると、タオルに泡を立てていき、キラの背中を満遍なくタオ
ルで擦ってやる。
「…意外に背中、広いんだな」
「何でそんな事言うの?」
「そりゃあ、最初会った時は、ただの優男だと思ってたからな…」
「会った時、その優男に助けられたのは誰だよ…」
「私は別に…頼んだわけじゃ…それに、お前が勝手に…」
カガリは俯きながら、キラの背中を洗っていく。
…そういや、悪びれずにありがとうなんて言ったこと…なかったな。
「…いや、ホントは…すごく感謝してる」
カガリが洗面器にお湯を汲み取りながら、ポソッと呟いた。
「まあ、女の子だったからね」
キラがクスッと笑いながら言い放つと、カガリはムッとしてキラの背中を指でギュッ
とつまんだ。
「痛い! 痛いよ!!」
「……バカ!」
ザバッと背中にお湯をかけると、カガリは目を伏せて呟く。
「…キラ、こっち向け」
「…え?」
「いいから!」
「う…うん」
怒らせてしまったのかな、そう思いながら恐る恐るカガリの方に体を向けた。
しかし、カガリは恥かしげにキラの腕を取ると、彼の腕に泡を塗し始めた。
「…?」
「前も洗ってやる…」
「あ、ありがとう」
(何か、恥かしいな…向かい合ってこんな風に体を洗ってもらうのって…)
キラがそんなことを思いながら、ちらっとカガリの体を一瞥する。
タオルを体に巻いているとはいえ、体のラインが濡れたタオルで強調されている。
キラは彼女の体を見つめては、ごくりと唾を飲んだ。
「こ、こっち見るな!」
「前を洗ってくれるって言ったの、カガリじゃないか」
「でも! 恥ずかしいからあまり見るな!」
「ムチャだよ…それに、今までに裸だって何度も見てるのに…」
「何となく恥ずかしいんだよ…って、お〜ま〜え〜!!」
カガリが怒りながら顔を真っ赤にし、視線を向けるとその先には、キラのタオルの上
からでもわかるほどに勃起した肉棒だった。
「あ、いや、その…だって、滅多にこういうことってないから…つい…」
風呂場という密室で、お互いに向かい合って体を見つめる事なんて今までになかった。
濡れたタオルがカガリの肢体に貼り付いて、ツンと可愛らしい乳首の様子も伺える。
その扇情的な光景が、キラの性欲を無意識のうちに煽っていた。
「……この、バカ!!」
「ご……ごめん」
何となく二人に気まずい雰囲気が流れる。
カガリは顔を真っ赤にしながらも、キラの体を洗っていく。
しかし、キラの性欲の衝動は抑えきれるわけもなく…
バッ!
キラは突然、何かを思い立ったように、腰に巻いたタオルを取り払った。
「――! こ、こら! 何やって…」
「カガリ…手とか足とかだけじゃなくて、ココも洗ってよ…」
「〜〜〜〜〜〜〜〜」
カガリはもう、恥ずかしくて何も言えなくなってしまい、目を見開いて大きくそそり
立ったキラのものを見つめる。
キラは天を向いた肉棒を手で押し下げて、カガリの頬に擦り付けていく。
柔らかな弾力が返ってきては、キラはさらにぷにぷにと彼女の頬に肉棒を押し付けた。
その行為に驚いたカガリが、ビクッと体を反応させる。
「や、やあっ…や、やめろぉ…バカ!」
「ラクスは手で、フレイは胸で洗ってくれたよ? カガリは…何処で洗ってくれる?」
(こ…ここで…ラクスやフレイと………した…のか…)
「〜〜〜〜わ、わかったよ…その…く、口で……洗ってやる」
ラクスやフレイに負けたくないという気持ちもあってか、カガリはそう言って観念し
たようにキラの肉棒を咥え始めた。
(…口って洗うって言うのかな? まぁ…気持ちいいし、可愛いから…いいか)
キラはそっとカガリの頭に手を置いて、彼女の髪を優しく撫でていった。
「――! んっ…、んんっ………、ん…」
カガリが自分の肉棒を根元まで咥え込んでは、先端部まで唇で肉棒を扱いていく。
何度も、何度も、瞳を閉じて懸命に、キラの肉棒を飲み込んでいった。
カガリのそんな様子を見つめていると、キラにある欲望が芽生えた。
「あのさ、カガリ…」
「…?」
「僕の顔を見ながらやって」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!バ、バカ! そんなの…できるわけ…」
「やって」
「うぅっ……」
目から火が飛び出そうになるのを堪えながら、カガリは諦めたように再び肉棒を咥え始める。
もちろん、羞恥心に耐え、キラの顔を見つめながら。
キラは嬉しそうに、上目遣いで自分を見つめるカガリを微笑みながら見ている。
(…見、見るなぁ…バカ……私がどれだけ恥ずかしいと思って…)
そう思いつつも、カガリは従順にキラを見つめながら肉棒を舐め回し、奥まで飲み込
んでいく。
「カガリ…可愛い、すごく…可愛いよ…」
「んんっ…、んふっ……んむっ…ン……」
キラのその言葉を救いとしながら、カガリはキラを見上げながらの口腔性交に励む。
キラの肉棒から、先走り液が止め処なく溢れ出してくる。
いつもよりも多くの液を分泌しているような気がするのは、見つめているから?
カガリがそんな事を思いながらも、愛撫を続け、滴る先走り液も飲み込んでいく。
「ふ…ぅ…んっ、んン…ちゅるっ……ちゅ……ぅ…」
「あぁ……」
次第に彼女の口から彼女の鼻息だけでなく、淫音が響き始める。
カガリはキラの快楽に悦んでいる証拠の液の放出に喜び、羞恥心も忘れて、キラの肉
棒を激しく唇で扱いていった。
どことなく、キラを見つめていることさえ楽しくなってきた。
自分の一挙手一投足に、肉棒が反応して、キラが熱い吐息を漏らす事が嬉しかった。
(…キラ…気持ちよさそう…)
さっきまでとは違い、涙目で自分を見つめていた少女とは変わって、頬を赤く染めて
少し嬉しそうに肉棒を咥えながら、カガリは上目遣いでキラを見上げる。
カガリの様子の変化に、キラは興奮を覚えながらも快楽に耐えて、眉をひそめながら
股間に顔を埋める少女を見つめた。
じゅるっ、じゅるっ、と激しい水音が響き、カガリの頭の動きは早まっていった。
湿った唇は肉棒の竿を、口内で蠢かせる舌は亀頭を包み込んでは、ねっとりと先端部
の割れ目に這わせていく。
「うっ…く、も…もう…」
「…んっ……んふ……ふぅん…」
カガリの小さな口の中で、キラの肉棒はさらに大きくなり、限界が近いからかビクビ
クと口内で律動する。
その律動を止めるように、きつく唇を締めて、ちゅうっと肉棒に吸い付きながら、根
元まで口腔に飲み込んでいく。
頬の口腔粘膜が肉棒に擦りついては、裏筋を舌が這っていく。
吸い付く力は変えず、ズルッ、ズルッと音を立てながら再び先端部まで肉棒を扱いて
いったが…
「…っ…くあああっ…!!」
「んっ! んぐぅっ…! んあぁぁぁっ…」
その途中でキラが限界に達して口内に大量の精を放つ。
一回目の大量の精液を口腔で受け止めた後に、まだ射精を続ける肉棒が口内で暴れ、
たまらず口外に肉棒が飛び出しては二回目、三回目の白濁液がカガリの顔に激しくほ
とばしる。
「ふあああぁぁぁぁぁ…」
震える肉棒と、白濁液で濡れた唇を白糸が繋いだ。
びちゃびちゃと熱い精液がカガリの顔を汚し、熱っぽい瞳で呆然とカガリは顔にかか
る精液の熱を感じる。
カガリの顔からぴちゃ、ぴちゃと精液が床に糸を引きながら垂れていった。
「はぁっ……はぁっ……」
「ふぅ…ん……んく…」
キラが息を整えている中、カガリは口内に射精された分の精液を飲み込んだ。
「ごめんね…カガリ」
「ふぅっ…、よくこんなに出たな…」
キラが謝りながら、カガリの顔にこびりついた精液を拭う。
キラはシャワーを手にとって、カガリの顔にゆっくりと浴びせて、顔についた精液を
洗い流していく。
シャワーを止めて床に置くと、カガリのタオルを取って彼女を押し倒した。
「あ! オイ! 何す…」
「今度は僕がカガリを洗ってあげるよ」
「えっ…ちょ、ああっ!!」
キラは手をすぐさまカガリの秘所に這わせると、既にそこは湿り気を帯びていた。
お湯だろうか? それにしては…変にぬるぬるしている。
「カガリ…口でしながら感じてたでしょ?」
耳元でキラがそっと囁くと、カガリはカアッと顔を赤くしてビクンと体を反応させた。
「そ、そんなわけ…」
「お湯にしては…ぬるぬるしてるし…ここなんか、もう…」
「ひぁっ…! バ、バカぁ……ぁぁ…」
キュッとキラがカガリの既に勃起した肉芽を摘む。
肉芽を弄り、やがて膣内に指を一本挿入していくと、ぬるりとした暖かな感触にキラ
の指が包まれる。
「すごいね。 こんなに濡れて…指なんか…一本しか入れてないのに…」
「や、あっ……」
「ねぇ、僕の咥えながら、何考えてたの?」
キラが悪戯っぽく微笑んで、ゆっくりと焦らすように膣内の指を動かしていく。
「バ、バカっ……知らないっ……」
カガリのそんな反応も予想していたかのように、キラは笑い、カガリの乳首にチュ
ウッと吸い付いた。
「ひゃうっ…」
カガリは吐息を漏らしては、ギュッと胸に吸い付くキラの頭を抱き締めた。
「ふぅぅぅ…私は……ただっ、キラが気持ちよくなってくれれば…それでいいと……」
「なのに、こんなに濡らしたワケ? 指でさえ、こんなにきつく締めて…」
「ふああっ…ば…かっ…」
ゆっくりとキラが膣内をかき回し、口に含んだ固くなった乳首を舌で転がしていく。
しかしそれは、カガリに悦びを与えるというよりは、ひどくむず痒い快感であった。
もっと…して…ほしい… 早く………欲しい………
しかし、キラの言葉はほんの少し残酷で、けれど優しい声でカガリに語りかける。
「だとしたら、カガリは本当は一番厭らしい子ってこと? ラクスや、フレイよりも…」
「ち、違っ…私は…」
普段ラクスやフレイに責められたり、三人で襲われたりして、受けに回ってしまうた
め、カガリに対してはキラは少しいじわるになってしまう。
ごめんね、カガリ…
でも、普段強気な彼女がこうして恥らう表情を自分に見せてくれるのは、体を重ねる
時だけなのだ。
その表情が、キラは堪らなく好きだった。
「ね…何考えてたの?」
「うぅ…キラの…欲しいって……早く、キラの……そのっ……挿れてほしいって……
うっ…ぐすっ…」
カガリが顔を真っ赤にして、涙目で答える。
「僕のを欲しいって思ってたから、こんなになっちゃったの?」
キラの恥ずかしい質問にも、カガリは恥辱に耐えながらビクッと体を震わせて、コク
リと小さく頷く。
「ふぁ…う……えぐっ…」
「カガリ…ごめん、その…泣かないで…」
とうとう羞恥のあまりカガリは泣き出してしまったが、キラはカガリの瞳から零れる
涙をそっと優しくキスで拭った。
…本当に…ずるい。こんなことされたら…許さないわけにはいかないじゃないか…
いや、もう何でもいいのかもしれない。
ただ、この体の疼きを早く止めて欲しい…
「だからっ…早く……もう、私…」
「わかったよ。ごめんね…カガリ。それに、僕のも…ほら…」
「あ……」
キラがカガリの手を取って、そっと自らの肉棒に導く。
カガリは、その手でキラの熱を、鼓動を感じていた。
(キラ…さっき出したばっかなのに…)
既にキラの肉棒は、はちきれんばかりに大きくなっていた。
101217:04/01/21 01:35 ID:Cpqonrgx
中途半端だけど今日はここまで。
今回の話書くにあたり、初代スレのカガリ専さんのキラカガにモチベーション高められました。
あの話面白かったなぁ…未完だけど。
続き読みたい…
では今から神々の作品を読んで参ります。
102名無しさん@ピンキー:04/01/21 01:38 ID:/w1bhitd
>217氏
リアルタイム遭遇!!乙です。
堪能させて頂きました。
103名無しさん@ピンキー:04/01/21 02:15 ID:f1Gebj+m
背徳感無いのね。
104名無しさん@ピンキー:04/01/21 18:43 ID:J4Ddx3SJ
でも、たまには近親でないキラカガも(・∀・)
続き待ち。
105名無しさん@ピンキー :04/01/21 21:15 ID:jw6lWVRy
217氏、復活!
みんな…一人だからってエロの合間に泣かせるな。萌え。
双子マンセー!!風呂シリーズお待ちしております。
106名無しさん@ピンキー:04/01/21 21:34 ID:VnmdoN34
久々に来たら新スレになってて、しかも立ってから一週間も経ってねーのに
もう100レスオーバー、62KBオーバーですか。
早っ!
職人氏ら乙彼。
107名無しさん@ピンキー:04/01/21 21:46 ID:OXyqW3EU
職人様乙です。
312様、おまちしてます!
108名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:18 ID:ROqplZDO
>217氏
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!
キラカガ良かったです! 幸せだ……。
109ポチ@駄文職人:04/01/22 03:44 ID:PcbyI3qD
>>15-24>>37-46>>76-84


「…ぁっ…何してるんだよお前!?」
突然の彼の行動に意味を察し震える私に悪戯っぽい笑みを浮かべ口付ける。
「…驚いた?」
一瞬状況が理解出来ずポカンとした私だがアスランにからかわれたと気付き口をパクパクさせてしまう。
「っお前…最低だ!!バカヤロウ!!」
ちょっとその気になった自分が恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら立ち上がろうとするが手が滑りソファから落ちそうになる。
「きゃあっ!」
「カガリ!」
咄嗟にアスランが私を支え倒れ込み目を開けると彼が床に倒れ私がその上に乗っていた。
110ポチ@駄文職人:04/01/22 03:46 ID:U9jl0wAh
「…ケガしなかった?」
私を気遣いかけられた言葉に先程のことはすっかり忘れ彼に感謝した。
「…ありがとうアスラン」
上体を起こし彼に跨っている私にアスランは顔を赤くしながら口を開く。
「…カガリ…早くどいてくれ」
その言い方に少しムッとした私はアスランを困らせようと彼が起き上がれないように更に体重をかける。
「どいて欲しかったら力ずくでやってみろ」
我ながら子供だなと思いつつアスランに構って欲しい一心で意地悪してしまう。
111ポチ@駄文職人:04/01/22 03:49 ID:xdhHng19
「…俺に敵うと思ってるのか?」
ニヤリと笑う彼に絶対負けまいと私は意気込みアスランの身体にベッタリ張り付く。
密着した彼の身体からは心地良い温もりとトクントクンと心臓の鼓動が聞こえる。
アスランが生きている証…それだけで嬉しくて…大切で…
「…ぐすっ」
「えっ、カガリ?」
膝を折り立ち上がろうとしていた彼は私のグズる声に驚き動きを止めた。
「…すまないカガリ」
彼に身体を預け泣く私に謝罪するアスランを不思議に思い起き上がる。
「何でお前が謝るんだよ」
112ポチ@駄文職人:04/01/22 03:51 ID:QfOEK2BD
少し納得がいかずアスランの顔を見ると頬を染め艶のある色っぽい表情をしている彼に思わず見惚れてしまう。
「もう限界なんだ…取り敢えず離れてくれないか」
何が限界なのかサッパリ判らず私は嫌だと下半身に体重をかけ抵抗するとお尻に何かの膨らみが当たる。
それが何か確かめようと自然に腰を動かし擦り寄せるとアスランが声を詰まらせた。
「っ…カガリ」
その瞬間に私は全てを察し赤面した。
私は彼の股間の上に跨りその膨らみはアスランの高まった熱。
「…ぁ…バカ…変なとこ反応させるなよ!」
113ポチ@駄文職人:04/01/22 03:54 ID:/8mnR4WQ
そう言いつつ彼が私に欲情してくれたのではないかと思うと堪らなく嬉しくなる。
「…カガリ…頼むから」
腕で顔を隠し恥ずかしそうに懇願する彼が愛しくてもう少しこのままで居たいと拒絶する。
「だから力ずくでって言ったろ?」
「…君は本当に子供だな」
「なっ!私は大人…あぁん!」
その時アスランが突然私の乳房を鷲掴みにし私は自分でも知らない甘い声を発して彼も驚き目を見開いた。
「…やだっ…ゴメン」
アスランの反応に恥ずかしくなり謝ると彼も赤面しながら私の乳房を優しく包む。
「綺麗な声…もっと聴かせて」
114ポチ@駄文職人:04/01/22 03:56 ID:X0lukfPZ
その彼の言葉に身体がゾクゾクし震えてしまう。
「…ひぁ…アス…ラン」
自分で触れても何も感じない乳房が彼の手だというだけで甘い刺激が走る。
「…カガリ…カガリ」
彼も余裕がない表情で私の胸を揉みながら高まった熱を陰部に押し付けてくる。
「あぁあ…もぉダメ」
アスランの固いモノが秘部の割れ目を擦りクリトリスに触れるのが気持ち良く自分からも腰を揺らしてしまう。
「…くっ…カガリ」
「アス…きゃっ!」
彼は私を引き寄せ口付けると体勢を逆転し覆い被さる。
115ポチ@駄文職人:04/01/22 03:58 ID:TyDJhWEc
そして荒々しく唇を塞ぎ私の両足を折ると腰を密着させ秘部に熱を押し付けた。
衣服を身に着けたまま胸を揉まれ互いの性器を擦り合わせる行為に快感を感じ溺れてゆく。
唇の合間から漏れるアスランの熱い吐息…乳房を嬲る彼の手…そして次第に固さを増す彼のモノ。
その全てが自分に向けられていることに最高の幸せを感じていた。
「ぁん…はぁ…アスラァン…もっと…して」
甘ったるい声で彼にお願いする恥ずかしさと彼に求められている嬉しさで涙が溢れる。
「…っカガリ」
私の言葉にアスランは上着を捲り腹部に触れる。
116ポチ@駄文職人:04/01/22 04:01 ID:29mTbVvF
「…ひゃっ!…アスラン」
彼の手が直に私の肌に触れる度、ビクビクと身体が反応してしまう。
そしてブラの上から包むように優しく撫でると中央にあるホックを外され支えを失い揺れる乳房が彼の目に晒された。
その瞬間アスランが息を呑むのが判った。
私の胸は彼に気に入って貰えるだろうか…そんな心配をしてしまう。
そして緊張し目を瞑りながら彼の行動を待つと指先が谷間に触れる。
「…んっ」
次の行為に期待し声を詰まらせるとアスランは捲っていた上着を一気に元に戻し身体を離す。
117ポチ@駄文職人:04/01/22 04:03 ID:KkQOQ8cR
「…え…アスラン?」
その行動に戸惑い彼を見るが藍色の髪に隠れ表情が掴めない。
「…ごめん…カガリ」
そう言うと私の頭を撫で立ち上がる。
私はその間、床に寝たまま呆然と天井を見つめていた。
どうして…私は彼の気に触ることをしてしまったのだろうか…。
そう思い彼を探すとベッドに腰掛け頭を抱えていた。
その姿に私が彼をガッカリさせるようなことしたのだと思いまた涙を流した。
「…ひっく…私のおっぱい…小さかったから?」
「…カガリ?」
「いっぱい…エッチな声…出しちゃったから…アスラン…私のこと…ぐすっ…」
118ポチ@駄文職人:04/01/22 04:05 ID:ZkkpYbLA
床に座り泣いている私にアスランも翡翠の瞳に涙を溜めて首を左右に振り否定する。
「…違う…俺…君のことを大切に思ってる…だから抱けない…」
「アス…ラン?」
「君がいつか違う人を好きになった時…きっと後悔する…だから」
私は彼の言葉が理解出来なかった…他に好きな人…アスラン以外の人を好きになる…それは絶対有り得なく…考えたくもない。
私はアスランを愛し、この身体も彼のためにだけに存在している…そう思っている。
119ポチ@駄文職人:04/01/22 04:08 ID:0KtLzL55
「私が好きなのはアスランだけだ…今も…この先もずっと」
「…カガリ」
私の気持ちの全てを彼に伝えたい…その為には言葉だけでは足りないと着ている服を脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿で彼の前に立つ…すべてを貴方に…
ーー愛してる…アスラン



Next
Athrun
120名無しさん@ピンキー:04/01/22 06:35 ID:o9lI3GTH
ポチさん━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

…このムラムラした気持ちを抱きながら仕事に逝くのがちょっと辛いw
121名無しさん@ピンキー:04/01/22 07:12 ID:D73hAT3q
ポチはエネルギーがあるなぁ(笑
いえ、誉めてるんですけどね

どうもお疲れ様です
やっぱりここ過疎じゃねーな
122名無しさん@ピンキー:04/01/22 11:56 ID:vnl4wYuv
>>119
ヘタレてるアスランに思いきりの良いカガリは良いですな。
萌え。
続き楽しみっす。
123269:04/01/22 21:42 ID:Xers98vU
皆さん、今晩は。
マターリとランチをいただいて気力が戻った269です。
続きを投下します。
124269:04/01/22 21:43 ID:Xers98vU
絶頂の余韻に浸り満足げに息を吐く唇、今は秘所から挿し抜かれて肘掛に力なく置かれている腕、そして自らの愛液で濡れ光っている指先。
透明な粘液がその指先から一筋滴り落ち、床に小さな水跡を作った。
広げられた両膝は熱を冷ますかのようにそのままの状態で晒されており、正面に回ればその奥にあるほの暗い淫穴までも見てとれるだろう。
脱力感に捕らわれ艦長席の背もたれに寄りかかっていたマリューだが、
ふと、視線を感じて頭を廻らし、ブリッジの扉の影に人影を見つけ慌てて体を起こした。
「其処にいるのは誰!?」
鋭い声で誰何され、人影は一瞬驚き逃げようとしたが、観念したようにおずおずと姿を現した。
「あなたは・・・」
マリューは驚いて自分の下着が足首に絡まっているのも忘れ、椅子から立ち上がった。
「確か・・キラ君のお友達の・・・」
「・・・はっ・・はいっ・・・カズイって言います!その・・・キラに・・ブリッジにある携帯通信機を持ってくるように頼まれて・・その・・・・」
カズイは先程の光景で興奮し半立ちになった股間を押さえるよう手で隠し、
マリューの顔とその足首にわだかまっている下着に交互に視線を走らせながらしどろもどろに答えた。
「・・・・・・」
その様子を見てマリューはカズイに少し同情した。
  この少年とキラ君を比べるなんて全くお話にならないことだけど、でも同じ年頃で、同じ性別で、そのうえ友人だなんて・・・。
ただ生れ落ちる前にちょっと科学の恩恵に与るかそうでないかで容姿、能力にこれほど差が付くなんて、
コーディネーターなんて罪な存在よね・・・・。
125269:04/01/22 21:43 ID:Xers98vU
黙って自分を見つめるマリューの視線に怒りが無いのを見てとると、カズイはおずおずと申し出た。
「・・あの・・ぼく、いま見たことは誰にも言いませんから・・・」
あまりに卑屈なカズイの態度に、マリューは心の中で苦笑いしながら、少し遊んでやろうと舌なめずりをする。
艶めいた表情で微笑を浮かべ、マリューはカズイのすぐ側まで歩み寄った。
「いま見たこと?」わざとらしく足首から下着を抜き取り、それを手近のダストボックスに放り込む。
「何かしら?」そしてカズイの手を取ると、豊かな自分の胸に押し当てた。
「うわっ」
カズイは真っ赤な顔をして驚きの声を上げるも、全く抵抗せずにマリューにされるがままになった。
軍服の上からでもはっきりと感じられる肉感的な膨らみに思わず指に力が入り、カズイはマリューの乳房を鷲掴みする。
「ああっ、ごめんなさい!ぼく・・そんなつもりじゃ・・・」
慌てて手を引き剥がそうとしたが、マリューはカズイの手をしっかりと掴んだまま更にぎゅうと押し付けた。
そしてカズイの眼前に自分の顔を寄せると、息を吹きかけるように囁いた。
「いま見たことって?私が自慰をしていたって事?ふふふ・・・いいわよ。でも、それよりももっと凄いことを誰にも言わないでいてくれるかしら・・?」
そのままマリューは舌をちろちろさせてカズイの頬をくすぐった。
カズイは期待と不安に顔を紅潮させて、マリューに聞き返した。
「も・・もっと凄いことって・・?」
126269:04/01/22 21:44 ID:Xers98vU
「知りたかったら、其処に座って御覧なさい。」マリューはいままで自分が座っていた艦長席を指で指し示した。
「・・・?」
わけが分からず名残惜しげにマリューの胸から手を放すと、カズイは言われるがままに椅子に腰掛けた。
マリューは満足げに頷くと、腰掛けたカズイの前にひざまづき、カズイのズボンのジッパーに手をかける。
「・・えっ・・えっ・・?」カズイは驚いたように腰を浮かしたがマリューはそれを制し、ズボンの中で固まっている男のモノを取り出した。
「・・・あら・・・」マリューは思わず息を呑んだ。
それはカズイの頼りなさげな姿からは全く想像がつかないくらいの太さと長さを持っており、
既に半立ちになっているとはいえ、そこらの屈強な大人の男でさえ及びも付かないほどの凛々しさと猛々しさを漂わせている男性器だった。
「これだから、人は見かけによらないのよね・・」
マリューは小さく呟くと、自分の軍服を脱ぎ捨てて後ろに手を回し、レースで飾られた下着も外すとその胸の谷間にカズイのモノを挟み込んだ。
温かい人肌と柔らかな乳房の感触に、カズイのモノはどくんと脈打ちまたひとまわり大きく、硬く変化した。
「うふふ・・・可愛い・・」
この少年は母性本能をくすぐる魅力がある。いつしかマリューは思う存分カズイを悦ばせてあげたいと思った。
マリューは胸に挟み込んだまま、ちろりとその先端に舌を這わせる。
「あうっ!」
初めての刺激にカズイの背中に目も眩むばかりの快感が走り抜ける。
127269:04/01/22 21:45 ID:Xers98vU
カズイは夢を見ているような錯覚に陥った。
目の前には年上の魅力的な女性、しかもそれはAA艦長という雲の上のような人・・・それが自分の前に半裸でひざまづき、
その豊満な胸で男の・・・自分の性器を挟み込み、そればかりではなく時折口に含んで愛撫してくれている。
そんなAVでしか見たことが無いような光景が自分の身に起こっているのだ。
カズイは目を閉じて快感に身を任せるしかなかった。
マリューは乳房を使いカズイの茎の部分を擦りあげ、時折その先端を口に含みじゅぽじゅぽと卑猥な音を立てて吸い上げた。
先端の溝からはじんわりと先走りの液が滲み出て、まるで泣いている様に見える。
どくんどくんと脈打つたびに硬く太くなり、カズイは荒い息を吐きながら哀願するようにマリューに言った。
「はあっ・・も・・もう、ぼく・・・・」
「もう限界?」その言葉を聞いてマリューは唇を離し、カズイのモノを解放した。
「えっ・・!?」
そのままイかせてもらえると思っていたカズイは肩透かしを食らい、お預けを喰らった犬のように情けない顔でマリューを見つめていた。
そんなカズイの前でマリューは妖艶に微笑み、身につけていた最後の1枚であるスカートを脱ぎ捨てる。
それはまるで1枚の絵画のように美しい女体だった。
栗色の長い髪、しっとりと脂の乗ったのきめの細かい肌、均整の取れた手足、幾分大きめながらツンと上を向き張りを保った乳房、
手入れをしているのか無駄毛1本無くつるりと桃色に光る股間、其処に走る割れ目はきっと神様が自らの指ですじをかきこんだものだろう。
128269:04/01/22 21:45 ID:Xers98vU
「君は女を抱くのは初めて?」
マリューはカズイから一歩下がるとそのまま床に腰を下ろした。
「はっはい、初めてです!」
答えながらカズイはマリューの胸と股間を食い入るばかりに見つめている。
「だったら・・ここを見るのも初めてって事ね。」
そう言うとマリューはカズイに向かって大きく脚を開いて見せた。
「!!!!!」
カズイとて年頃の男子である。レンタルビデオやその手の雑誌でそれなりに知識はあるが、
やはり生身の女の醸し出す卑猥さと媒介を通しての映像では天と地ほどの違いがあった。
カズイの目の前に晒されている其処はぬらぬらといやらしく濡れ光っており、白い土手のすぐ下に肉の色をした襞が深みに誘うように蠢いている。
襞が隠す合わせ目からは後から後から透明な蜜が溢れ出てきて早く熱くて硬い男の性で貫いて欲しいと懇願しているようだった。
カズイの喉がごくりと鳴る。
マリューはもっと奥まで見えるように指をVの字にして自らの秘所を押し開いた。
「どうかしら。美味しそうでしょ?君、味見してみたいと思わない?」
ねっとりとした口調で言われてカズイはふらふらと引き寄せられそのままマリューの股間に顔を寄せた。
129269:04/01/22 21:46 ID:Xers98vU
既に蜜を垂れ流し甘い芳香を漂わせている其処はほんの少しの刺激でも過敏に反応し、まるで媚薬のようにカズイの脳髄を狂わせる。
はじめは恐る恐る舌先で舐めているだけの愛撫も、次第により奥まで味わおうと陰部全体を大きく嘗め回し、
齧り、吸い上げ、捏ねくりまわし、ありとあらゆる方法でマリューの淫肉を貪りつくそうと夢中で舌を働かせる。
にちゃにちゃ、ぐちゃぐちゃと粘ついた音と、快感を抑えきれずに唇から漏れるマリューの熱い喘ぎ声が静かなブリッジに響き渡り、
二人だけの饗宴は更に加速していった。
「はあっ・・・すごいっ・・・感じるぅ・・・!」
カズイの舌でよがり狂うマリューは我を忘れて叫び声をあげた。
「ああんっ!もっと、もっとしてぇっ・・・」
マリューの反応を見て自信を持ったカズイは無言でマリューへの奉仕を続けていた。
が、突然マリューはカズイを足で押し退けると、そのままカズイを蹴り倒した。
「ま・・・」
訳も分からずマリューさん、と言いかけたその上に、肉感的な体が覆いかぶさる。
「もうだめぇ、ここが疼いて我慢できないのッ!」
唖然とするカズイの上に跨ったマリューはそのまま躊躇なくカズイの勃起したモノを熱く蠢く自分の股間にあてがい、
そのまま一気に腰を沈めた。
130269:04/01/22 21:47 ID:Xers98vU
「はあっ・・深いわぁっ」
その一撃はマリューの最奥まで貫き、快感のあまりマリューは悲鳴のような声を上げる。
「うひゃあっ」
なんとも情けない声を上げて、カズイはそれだけで絶頂を迎えてしまった。
マリューの内部にどくどくと精を撒き散らし、カズイは放心したように手足の力を抜く。
しかしマリューはもちろんそれで終わらせるつもりはなく、手を後ろに付くと腰を突き上げるように激しく上下させて、射精したカズイのモノを締め上げた。
「・・ああんっ・・まだよっ、もう一度、今度は私をイかせてちょうだい・・あっ・・」
「あっ、あっ、そんなにしたら・・っ!」
淫肉で激しく擦られ、萎える間もなくカズイのモノは再びマリューの中で硬く太くなっていく。
熱を持った肉襞は擦られるたびに蜜を滲ませ、男の欲望を更に奥へと誘い込む。
じゅぶじゅぶと粘つく音を立てて男根がマリューの割れ目に出入りする、その往復がカズイのモノを膨張させてマリューの蜜壷を掻き混ぜる。
「・・・ああんっ!あそこが壊れるぅ・・・すごく・・太い・・ああ・・!」
激しく、貪欲に、絡みつくようにマリューの秘所はカズイの欲情を味わい尽くし、ついに最後の砦をも崩壊させる。
やがてマリューはがくがくと痙攣し、ひときわきつくカズイを締め上げると激しく潮を噴き上げてそのまま達してしまった。
「ぼ・・ぼくももうだめですっ・・!」
そしてカズイもほぼ同時に二度目の絶頂を迎え、白濁した青臭い液体をマリューの中に溢れんばかりに吐き出した。
131269:04/01/22 21:47 ID:Xers98vU
ビーッビーッ
突然、艦内の警報が鳴り響く。ブリッジのモニターにはザフト軍の戦艦が大きく映し出されていた。
「ザフト艦!?しかもナスカ級ですって!?」
「艦長、敵艦ですか!?」
ナタルやイノマンたちがブリッジに飛び込むのと、
カズイが汁を吐き出しつつマリューの股間から性器を抜き取るのとがほぼ同時だったということは、
後にクルー達に回し読みされたという「アークエンジェル内における超極秘航海日誌、作者不明」に
詳しく記されているという。

・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・
132269:04/01/22 21:51 ID:Xers98vU
以上です。
ちなみにランチのメニューは
シャンパン、スモークサーモンとチーズのサンドウィッチ、
苺のブラマンジュ←名前うろ覚え
美味しゅうございました。
133名無しさん@ピンキー :04/01/22 21:58 ID:Dje+eR9K
カズイかよ!?゙輪姦ネタでさえ、その他端役の方々に役とられていたのに。
農耕型だから案外需要あったりしてな。
134名無しさん@ピンキー:04/01/23 00:44 ID:QvRMfXIw
職人さん達投下乙!

ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
ttp://hhh111.s4.x-beat.com/test/read.cgi/eroparod/1071202685/l50
保管スレに保管されてました。
別に依頼しなくても、埋まったら保管してくれるっぽい。管理人さんありがとう。
135217:04/01/23 01:27 ID:uJI8khyH
>>102 104 105 108
ありがとう。もうちょいお付き合いください。
>>103
…ゴメンw

>>91-100の続き書いてきました。とは言え6レスで完結だったり。
結構、かなり純愛路線の双子…です。
「カガリの中に入りたくて、こうなったんだよ?」
「ふぁ……」
キラはカガリの膣から指を引き抜くと、湯船の中に再び入った。
「おいで、カガリ…」
カガリは促されるがまま、湯船の中に入る。
二人、向かい合うとキラがカガリに近づいていき、肉棒を秘所にあてがった。
「じゃあ、いくよ」
「待っ…キラ、こんな所で…なんて……あああぁぁぁっ……」
否応無しに、キラの肉棒がカガリの膣内を満たしていく。
同時に、お湯がカガリの拡げられた膣内に入り込んでいく…
ビクビクとカガリの体は震え、そのどこか恍惚とした表情と様子は、キラの挿入を悦
ぶ証拠としか見えなかった。
「んああぁぁ…熱いっ…! キラ…熱っ……ひああぁぁ…!!」
「カガリ…感じすぎだよ…熱くて、絡み付いてくる…」
「うぅ…バカ…」
キラが浴槽のお湯に波を立てながら腰を動かしていく。
水圧でいつもより腰を使う力を必要としたが、コーディネーターの自分にはあまり負
担にならない。
熱で顔を上気させ、カガリの体はキラが腰を抱き寄せると、くにゃりと力なく曲がった。
湯気と二人の吐息が熱く、混ざり合っていく。
「はぁぁぁ…」
全てが…熱い…
肉棒の熱さだけでなく、お湯の熱が膣内を満たし、カガリを別世界へと導く。
カガリはキラの背中に足を絡め、腕をキラの首に回して、さらに深い挿入を促した。
カガリの瞳から歓喜の涙が流れ、トロンと瞳を閉じるとキラの唇に自らの唇を重ねる。
「んんんっ! んんーー! ぷぁぁぁ……」
キラがカガリの舌を絡めとリ、淫らに絡ませては快楽を増進させる。
最奥まで肉棒が到達すると、キラは今までよりも激しく腰を動かしていく。
ちゃぷちゃぷと大きく浴槽の湯が波打って、洗い場へと溢れ出した。
肉棒を膣内から抜け落ちてしまう寸前まで引き抜いては、一気に根元まで肉棒を押し進める。
(ふぁ…熱くて…なんか、ボーッと…する…)
気を抜けばすぐに意識は飛んでいってしまいそうなほど、カガリは未だかつて味わっ
た事のない熱のもたらす快楽を享受する。
「んっ…キラ…」
「…どうしたの?」
そんな崩れそうな思考の中、カガリは言葉を紡いだ。
いや、崩れそうだったから、口を開いたのかもしれない。
何かを喋っていれば…この思考は止まることはないから。
「私…さ、ホントは少し…男に生まれたかったんだ…」
「だろうね」
「…っ…、『そうなの?』 くらい言ってくれたって…」
「ゴメン……」
「でも、今は…女でよかったって思ってる」
「…どうして?」
「女じゃなかったら…お前を好きにはなれなかったから…」
カガリはキラと見つめあって、話している。
こんなに素直になれるのは、繋がってるから?
繋がってると、イヤでも自分は女だって思わなきゃいけないけれど、最近はそれが少し嬉しい。
だから、体…心…何もかも全て、いつまでもこうして繋がっていたいんだ。
いつまでも…
「…女ってさ、時に無力を感じたり、面倒だったり…男よりも弱いと思わされたり、
思われるかもしれないけど…それでも、誰かが自分を大事にしてくれるなら、そ
のっ……たまには、弱くても……いいかなって…」
「え?」
「いや、だから、さ……これからも……」
お前を…好きでいさせて欲しい。
大嫌いな弱かった自分さえ、一瞬でも好きになれる瞬間だから。
あえて、言わなかったけれど、きっと伝わっていると思う。
なぜかカガリはそう確信した。
キラはカガリの意を汲み取ったのか、優しく微笑むと、口付けを交わして止めていた
腰の動きを再開させる。
確実に動きは今までのものよりも大きく、二人の気持ちを高揚させていく。
「はぁっ…! ふぁ…はぁぁぁ! あっ! ああぁっ! ひあぁぁ…」
「カガリ…くっ、すご…締まって…うぅ…」
キラも快楽を享受しつつ、カガリを抱き締める力をさらに加え、抽送を続ける。
涙も、汗も、口から零れる唾液も、愛液も全て、この浴槽という海の中に溶け合う。
キラも、カガリも…溶け合う。
「…っ! ひぅっ…あぁ…! も、もう…私……」
「う、く…僕も…もうすぐ…」
お互いに絶頂が近い事を確かめ合うと、さらに激しく腰をぶつけ合わせていく。
最奥部を何度も何度も力強く刺激していく度に、湯で熱の加わった肉棒が膣内に出た
り入ったりしては熱を加えた。
湯と愛液がキラの肉棒に絡みつき、キラの快楽をかつてないほどに引き出していく。
それが二人の絶頂を近づける要因となり、キラはとうとうカガリの膣内にすべての精を放った。
「もう、出すよっ…!! 出るっ…!!」
「あっ…! やあぁぁぁっ!! キラぁ…! ふあっ、あふっ…ひあああぁぁぁぁ……!!」
肉棒よりも、湯よりも熱いキラの精液は、瞬く間にカガリの膣内を満たし、カガリを
絶頂へと導いていった。
「かは…あ……」
キラの肉棒が震えるペースに合わせて、カガリも体をビクン、ビクン…と大きく震わせた。
カガリはビクビク震えながら涙を流し、口を力なく開いては、唾液がだらしなく唇か
ら垂れていった。
ドクン、ドクン…
カガリの膣内に精液を全て吐き出し終えると、キラは肉棒をようやく引き抜いた。
肉棒を引き抜いたその瞬間、二人の愛液が湯船の中にふっと現れてはすぐ消えた。

カガリはのぼせてしまったのか、快楽のあまり失神したのか、気を失っていた。
キラはカガリの体を抱きかかえて風呂から上がり、水気を拭き取り、カガリをベッド
にそっと寝かせた。
キラもカガリの隣に寝そべって、カガリが目覚めるのを待っていた。
しばらくすると、カガリがゆっくりと瞼を開く…
「あ、カガリ」
「このバカ!! 湯船の中でなんて!」
目覚めの第一声は、怒号。
「いや、その…でも、気持ちよかったでしょ…?」
「う、うるさい! そういう問題じゃなくてだな…」
「それに、ベッドに連れてく間も惜しむほどに、カガリは欲しがってたじゃないか」
「なぁっ……」
カァッとカガリが顔を真っ赤にして固まってしまう。
今考えると、目から火が出るほど恥ずかしい事を言わされ、させられていた事に気付く。
「この、バカバカバカバカバカ!! あんな…あんな事…もう、お前なんかとは風呂
に絶対入らないからな!」
「ご、ごめん…でもさ、カガリ…可愛かったよ。涙目で耳まで真っ赤にしてあんな……」
「うぅ……」
キラに思いもよらないことを言われて、再び目を伏せて、カガリは照れを隠している
のか、ベッドの中に潜り込んだ。
「お、お前なんか知るか! もう私は寝るからな!」
「カ、カガリ〜ごめん…だから、その、こっち向いてよ…」
「フン…」
カガリはキラに背を向けて、口調や態度では怒りながら微笑んでいた。
やがて、カガリはそっと瞳を閉じた。
キラもカガリが寝静まったのを確認すると、しぶしぶ諦めたように溜息をついてベッ
ドの中に入った。
「カガリ…寝たの?」
「……」
カガリからは返事がない。キラは頭をカリッと掻いて、口を開いた。
「寝てる方が…いいか。 こんな事、面と向かっては言いずらいし…ね。でも、どう
しても今、言いたくなったんだ。どうか…してるでしょ?」
また一つ、溜息を間に挟み、息を整える。
「…女の子らしくなくて。素直じゃなくて。でも、本当にまっすぐで、ひたむきで。
いつしか、真っ直ぐなその瞳に…惹かれてたな。 あの時、抱き締めてくれた温も
り。 まだ覚えてる。 冗談で女の子なの?って言うと…本気で怒る。 顔を真っ赤に
して怒る。 いつも同じ。 でも、それがどこかおかしくて、可愛らしくて。 ホント
は、いつも怒られるのを承知で言ってるんだ。 バカ、バカ…そう言っているにもか
かわらず、君は笑っているね。 …それでいい。 お父さんいなくなって、本気で君は
泣いていたけど。 お父さん、言ったんでしょ? お前は、一人じゃないって。 そう
さ。 君は一人じゃないよ…僕がいる…」
一つ一つ言葉を捜すように、キラは優しく語りかける。
三人と暮らしていて、「コトバ」を捜す事って難しいなと思う。
教科書にだって書いてない、気持ちの表し方。
「…なんか、今日を逃したら言えない気がした。ただ、それだけだよ…」
でも、今は少しずつ時間をかけて、自分の気持ちを言えた気がした。
「おやすみ、カガリ……」
キラはそう言い残すと、パチッと部屋の灯りを消した。
そして、キラが寝息を立て始めると、カガリがすっと体の向きを変えた。
「……ホンットに……ばか……」
嬉しそうに、でも照れくさそうに、キラの寝顔を見つめて微笑んだ。
キラ、ありがとう。 私は今、本当に幸せだよ――
キラの頬にそっとキスをして、彼の腕に抱きつくと、今日だけは過ぎていって欲しく
ないな。
そう思いながら、カガリもやがて瞳を閉じた。
まどろみの中、夢の中ででも逢っているのだろうか。
寝顔までもが笑顔で、幸せを感じながら、二人の夜は老けていく……
当たり前の幸せを、その胸に抱いて。
142217:04/01/23 01:39 ID:uJI8khyH
たまには、こんな双子もいいのかな?なんて思いながら書きました。
また何か書けたら、落とさせて下さい。お願いします。
南極には…三編揃ってから転載しようかな…
143名無しさん@ピンキー:04/01/23 19:03 ID:5RPkvtfN
ありがとうございます
GJ!!
いいっすね。何かポエムみたいな文がこそばゆかったですがw
こんな双子もオールOKですよ

フレイ編も見たいです!
144 ◆6ND4A4JAAQ :04/01/23 19:28 ID:7ufAIvt5
連絡遅くなってしまいました。

いつもはdat落ちしてから保管するんですが、
こちらで保管希望なさってるの見てましたので、容量オーバーした時点で保管してました。
html化されてエロパロ板の過去ログ倉庫で見られるようになるまではうちで保管しておきます。

ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
ttp://hhh111.s4.x-beat.com/test/read.cgi/eroparod/1071202685/l50
(↓携帯用)
http://hhh111.s4.x-beat.com/test/r.cgi/eroparod/1071202685/l10

リンクをクリックしてPINKTOWERに飛ばされるブラウザからは
直接飛べませんので、先頭のh抜いてます。
携帯用cgi(r.i)からなら直接飛べますので、携帯用は直リンクのままで。
145名無しさん@ピンキー:04/01/23 19:37 ID:OO3xtQ0k
>>144
乙です。
>217氏
乙でした!自分もこれはこれでかなり好きですよ。
やっぱ双子もイイですね。フレイ編も読みたいです。
146名無しさん@ピンキー:04/01/23 19:54 ID:rU9bXIAL
>>144
ありがとうございます。
お手数お掛け致しました。
大変でしょうが、ガンガッテ下さい。
147269:04/01/23 20:14 ID:cHUwZ8n0
皆さん、今晩は。
今日早速11巻をレンタルして観ました。
そこでこんな小ネタなんぞ。
投下。
148269:04/01/23 20:15 ID:cHUwZ8n0
星が遠くできらめき、暗く静かな宇宙をエターナルは滑るように進んでいる。
そしてまたいつものごとくラクスは一人、エターナルの廊下をふわふわと漂っていた。
廊下を曲がり誰もいない食堂に入ると、ラクスはピンクのハロの描かれたマイカップを取り出し、紅茶を淹れる。
「本当はこんな略式ではなくちゃんとポットで淹れたいのですけれど・・・仕方ないですわ。」
こんなに穏やかな時間を過ごすのはいつ以来だろう。
知っているつもりでも何も知らない見ていただけの自分と、いまこうして戦艦を統べる自分。
ずいぶん遠いところに来てしまったと改めて感じ、ラクスは静かに目を閉じた。
しかし後悔はない。これは自分で考え、選んだ道なのだ。
ラクスは静かにカップに口をつけ、紅茶で喉を潤した。
149269:04/01/23 20:24 ID:cHUwZ8n0
ふと見上げると、棚の上部に雑誌が一冊読み捨てられている。
ラクスはふわりと跳び上がるとそれを手に取り、ぺらぺらとページをめくった。
それは成人女性の写真集らしく、妙齢のモデルがきわどい水着姿でにっこりと微笑んでいた。
「まあ・・」
ページを捲っていくうちに水着をもつけず、あられもない姿で肢体を晒す写真が登場した。
ラクスはぎょっとしてきょろきょろと辺りを見回し、誰もいないのを確認すると食い入るように写真を見つめた。
「まあ・・まあ・・ずいぶんと大胆な方たちですこと。」
モデル達は惜しげもなく二つの乳房や股間を晒し、挑発するようにポーズをつけている。
そして終わりのほうのページをめくると、そこには「マル秘袋とじお宝ショット」なるものがあった。
ラクスは好奇心に負けてがさがさと袋とじを手でちぎって性急に中のグラビアをめくっていった。
「あらあらあらあらあらあら」
そこにはモザイク無しの秘所に、ニンジンやらキュウリやらゴーヤそのほかもろもろの野菜を突っ込み
あへあへ言って悶えている卑猥な写真がこれでもか!というほど掲載されていた。
ラクスははじめて見る光景に、すっかり度肝を抜かれてしまった。
「そんな・・・知りませんでしたわ。こんなものが体の中に入るなんて・・・しかも皆さん、気持よさそう・・」
ラクスは自然と足をもじもじ擦り合わせ、夢中でページをめくる。
150269:04/01/23 20:25 ID:cHUwZ8n0
「やあ、ラクス、こんな所にいたの。」
いきなり声を掛けられてラクスは跳び上がって驚いた。
「ききききききキラ!!」
いつの間にか、ラクスの後ろにキラがニコニコしながら立っていた。
「何をそんなに驚いているの?その本は何?」
ラクスは慌てて後ろ手に本を隠しながら目を漂わせて白々しく答える。
「何でもありませんわ。・・・その・・・お野菜とか、あけびとか、そんな本ですわ。それよりもキラこそどうしましたの?」
キラはそんなラクスの言葉に、ふーん料理の本なんて珍しいね、と言いながらキッチンの下の棚を探っている。
「何を探しているのですか?」
ラクスはキラの様子を不思議そうに覗き込んだ。
やがてキラは両手にニンジンとキュウリを持って振り向き、がぶりとキュウリに齧り付いた。
「最近ずっと野菜不足だからね、生野菜を食べようと思って。ラクスも食べる?」
151269:04/01/23 20:26 ID:cHUwZ8n0

ラクスも食べる?ラクスも食べる?ラクスも食べる?ラクスも食べる?ラクスも食べる?

頭の中でキラの声がこだまする。
ラクスは元気よく返事した。
「はい!下のお口でいただきますわ!!!」
キラはまたもや失血死寸前まで派手に鼻血を吹き上げるのだった。

・・・・・おわり・・・・・

152269:04/01/23 20:27 ID:cHUwZ8n0
・・・・おまけ・・・

それから数時間後。
「ダコスタ君、ここにあった本知らないかい?」
「いえ、知りません。」
「まいったな・・・ストライクの彼に借りたものなんだが。仕方がない、代わりにボクの秘蔵の『緊縛・縄と鞭シリーズ』を差し出すとするか。」

まさかその探している本がプラントの歌姫、ラクス・クラインの本棚に納まっているとは、さすがの砂漠の虎にもお釈迦様にもわからなかった。

・・・・おわり・・・・・・

153269:04/01/23 20:38 ID:cHUwZ8n0
以上です。
途中「負荷が高くて・・」と表示が出てしまい、
じりじりしながらの投稿でした。
>217氏
今迄の濃い〜作品とはまた一味違ったラブいキラカガものすごく新鮮でした。
キラ、カガリ相手だと主導権取れるんだな。
どう考えても後の2人には太刀打ちできなさそうだし。
>144氏
ありがとうございます。これで当分楽しめます。
154名無しさん@ピンキー :04/01/23 21:16 ID:2gwBW0HX
◆6ND4A4JAAQ 氏、乙です、初めて降臨されてるところに遭遇した。
(-人-) ナムナム、いつもお世話になります。

269氏、おまい…。黒キライイヨイイヨー。アイシャ、確かに好きそうだな。
155名無しさん@ピンキー:04/01/23 23:34 ID:5RPkvtfN
>>144
ありがとうございます
お疲れ様です

>>153
面白かったです
しかしコーディは凄い種族ですな
野菜をまるかじりとは…やりそうではあるが
156名無しさん@ピンキー :04/01/24 01:38 ID:oQXHDunj
アスカガ神がハムスター出されていて、ラットからハムスターに変更、スマソ。
ソフトSMラクアスです。
157ラクアス 1:04/01/24 01:40 ID:oQXHDunj
馨しい乳香の湯気に酔う。
ようやく事態を把握し濡れた藍紺色の髪を横に振り、内ポケットに手を入れる。
通信機を軽く操作し、生きている事を確認する。
「ふう…」
今日は溜息ばかりついているような気がする。
湯に浸かったまま手を伸ばし、ジャグジーから豊かに零れる湯を避け安全地帯へ
通信機をおく。
ネイビーハロがぽんっと濡れた頭に弾む。
正面に対峙するとジーという微音がする。
ネイビーの下半球はレンズに改良されており、左下に「REC」と白い文字が
逆に見える。
「なに考えてるんだ…」
女同士で戯れているところを録画していったい何になるのだろう。
ラクスの思惑に鈍感になりつつある自分に今更ながら愕然とする。
一安心すると先ほどの淫靡な濡れ場が目頭に焼きつく。
ラクスに出し抜かれるばかりで、自分ときたら彼女が開放的に喘ぐ声を
聞いた事がなかった。
況や半年振りに会えたのに、まともな会話すらしていない。
不甲斐なさともどかしさに情けなくなる。
158ラクアス 2:04/01/24 01:41 ID:oQXHDunj
「っ痛――」
そういえばここ暫くオーブとの通商協定を整える下準備の為、ろくに自慰すら
していなかった。
情報漏洩を恐れ、互いに連絡を避けていたのだ。
一気に沈殿した欲求が浮上するかのように自身を襲い、硬度を増し言う事をきかない。
芯がきりきりする。悶え自己主張する自身を解放するべくそろりとファスナーに
手をかけた時、ばさりとバスタオルが手荒く濡れた頭に投げつけられる。
濡れた金髪をそのままにバスローブを纏い、仁王立ちする。
「ったく、何時まで浸かってるつもりだ。もう怒ってないから上がって来い。
ほら、服、クリーニングに出してやるからさっさと脱げよ」
腕組みを解き、湯を抜こうとカランに手を伸ばすのを察知し、慌てる。
「―いい!湯は後で抜くから」
いつもは気が効かないのにどうしてこんな時に限って気が回るのか。
更にさきほど投げられたタオル生地より大きなものを頭に投げつけられる。
今度はバスローブらしい。
変なの、と呟きながら、ぷいっと背を向ける。
カガリの引き締まった双丘が揺れるたびに、張り付いたバスローブが滑らかな
カーブを描き、引き攣られる様を眺める。
通信機の上に投げつけられたバスタオルとバスローブを手を伸ばして置く。
再び湯に浸かると、遠ざかる後ろ姿を眺めながらファスナーを降ろす。
湯面が白く濁っていたのが幸いした。
見られたらまた変態呼ばわりされるであろう。
159ラクアス 3:04/01/24 01:43 ID:oQXHDunj
髪を拭きながらミニバーへ戻ると、Tシャツに士官服のズボンに着替えたカガリが
止り木に腰を掛けている。ラクスは寝室で髪を乾かしているらしい。
「ったく、おまえ、覗きが趣味なのか?」
「…なっ」
自分の迂闊さに深い溜息をつくと同時に、昔と変わらず屈託のない笑顔を見せる
カガリに安堵する。
正直、他人行儀に正装し幕僚たちに囲まれるカガリに、改めて距離を認識し
少々気落ちしていたのだ。
半年ぶりに会えたにも関らず互いの立場を鑑み、視線を交わすことすら避けていた。
ようやく二人きりになれたというのに、焦れた瞬間の会話の冒頭がそれはないだろうと思う。
ぎこちない空気をピンクの妖精がふわりと包む。
「お待たせですわ」
「…ラクス、その格好…看護士さん?…」
ラクスは純白のレースで飾られた詰襟と、ふんわりとした膝丈のフリルのスカート、
結い上げた豪奢な桃色の髪にナースキャップを冠し、登場したのだ。
「今日のステージで着るはずだった衣装ですの…
とっても楽しみにしておりましたのに」
哀しそうに長い睫を瞬かせると気を取り直し、ハーブの葉を詰め合わせた
ガラス瓶の蓋を開け、お茶の用意をし始める。
「お疲れの時には、ローズヒップティーが最適ですわ、さあ、召し上がれ」
可愛らしい看護士さんの格好をしたラクスが淡い桃色をした茶を白磁器に注ぎ、
客人へすすめる。
薔薇の甘い香りが三人が屯するミニバーに充満する。
「うーん、いい匂い。癒されるなー。ラクス、砂糖、ある?
ちょっと疲れちゃって。あ、ごめん、あった」
カガリが木製の盆に置かれていた砂糖袋に手を伸ばす。
160ラクアス 4:04/01/24 01:44 ID:oQXHDunj
「…カガリ、それは!」
アスランが声をあげる前にラクスが神業的に摘み取り、にっこりと微笑む。
「ごめんなさい、これはお砂糖ではありませんの。
わたくしのダイエット用の強化パルスィートですわ。
カガリさんは身体に悪いですから、我慢してくださいな」
「冗談だろ。ラクスにダイエットなんて」
不平の声をだすが、ラクスの柔らかいが押しの強い口調にしぶしぶ従う。
ラクスの調合したローズヒップティーは絶妙な配合で、一口毎に安らぎと癒しが
身体に染み渡る。
すっかり睡魔に襲われカガリが軽く欠伸をする。
「ラクス、先に寝させてもらうな。
アスラン、おまえはソファーに毛布置いといてやったから」
「まあ、カガリさんったら。
ベッドはキングサイズですから、三人仲良く並んでお休みしましょう。
アスランも狭いソファーより、ぐっすり眠れますし」
ナースキャップを傾けながらラクスが無邪気に提案する。
「…ラクス、そういう問題じゃないです…」
ラクスがどこまで本気なのか計り兼ね、アスランが観念した声をあげた。
161ラクアス 5:04/01/24 01:46 ID:oQXHDunj
カガリとラクスの姿が主寝室に消えるのを見届け、しばらくハーブ茶を酒代わりに嗜む。
「カガリさんは、ぐっすり寝ましたわ」
しばらくするとラクスが主寝室から足音を偲ばせ現れる。
婚約者の彼女とは長い付き合いだ。
戻ってくる事は無意識に覚悟していたのかもしれない。
首を傾け優しく微笑し、アスランが凭れるミニバーカウンターへ近づく。
気後れしないようきっと正視しようとしたが、ラクスはアスランに構わず
ふわりとスカートを広げながら跪く。
「ハムナチュちゃん、ハムコーディちゃんに近寄ってはいけないと言ってますでしょう。
また犯されて子宮破傷しちゃいますよ」
蹲っていたふさふさした毛のハムスターを白い指で摘み上げ、ケージの中に入れてやる。
茶毛のハムスターは愛嬌一杯に滑車を回していたが、暫くすると眠りにつく。
ラクスは何事も無かったかのように静かに語り掛ける。
「ハムコーディちゃんはハムナチュちゃんの事をとても気に入ってましてね。
お掃除のとき少しの間だからとハムナチュちゃんを同じケージに入れてしまいましたの。
そしたら、ハムコーディちゃんがハムナチュちゃんの背中に乗ってしまって。
それはとても酷い光景でしたわ。
ハムナチュちゃんが嫌がっているのに背中に爪をたてて押さえつけて。
…まるで人のような交尾で、赤面してしまいましたわ。
おかげでハムナチュちゃんは会陰部裂傷の血まみれ、わたくし直ぐにお裁縫して、
ピルをあげた事がありますの」
「…ラクス、そんな話をしたいわけでは…」
「定位置へ戻し忘れるとは危ないところでしたわね、アスラン。
ナチュラルのカガリさんがスプーン一杯も摂取したら、ショック死するところでしたわ。
…お話したい事とは、この事でしょう?」
色彩鮮やかなハーブを詰め合わせたガラス瓶の横に放置されていた、白い粉末の
詰められた小さなビニール袋を摘み上げ、竹籠に納めながら深海色の瞳を
アスランへゆっくりと向ける。
162ラクアス 6:04/01/24 01:47 ID:oQXHDunj
白衣の天使の姿に氷魅の瞳。
先ほどまで湛えていた女神のような微笑は微塵も無く消えている。
ぞくりと背筋に悪寒が走る。
心を見透かすようなラクスの言動に戸惑いながら、動揺を悟られないように取り繕う。
「…ラクス、あなたは…」
気後れしながらも、必死に問いかける。
一体いつから、病気を隠していたのか。
依存症に苦しんでいた事に気付かなかった自分の不甲斐なさが許せない。
決死の問いは、カタカタと悶絶する物音に遮られる。
先ほどアスランが応急処置をしてやった紅毛のハムスターが再び禁断症状を
起こしたのである。
「…ごめんなさい、ハムコーディちゃん。お薬、まだでしたわね。
最近パニック発作が頻繁で投薬時間も早くなってますわ」
再び微笑を取り戻し、安心させるかのようにアスランに語りかけながら、
慣れた手つきで白粉を計量する。
すり切ったスプーンの白粉をガラス板に落とし、生理食塩水と攪拌する。
苦しげな小さな呼吸音とカチャカチャとガラスの擦れ合う音が静寂に響く。
ピストンを軽く押し、ぴゃっと薬液を出し空気を抜くと、紅のハムスターは
くるりと毛が抜け硬直した皮膚を露出した尻を向け、自ら強請る。
ラクスは慣れた手つきで注射を施すと、直後ぐったりと眠りにつく。
「以前は経口投与でよかったのですけど…最近は静脈注射でないと効かないんです」
「…ラクス…懐かせるためにペットを麻薬依存にさせたのですか。
…まさかあなたも!?」
ラクスは首を擡げ、天使のように微笑する。
163ラクアス 7:04/01/24 01:49 ID:oQXHDunj
「世間知らずと思っておりましたが、ご存知でしたか。
ザフトも初めは鎮痛剤目的に使用していたのですけど、あっという間に
蔓延してしまったようですね。
赤服さんたちはそんなザフトの内情、ご興味ないと思っておりましたが」
ちらりと含んだ視線をアスランへ流す。額に汗が光ってしまう。
地上部隊が乱用し問題になっていると士官学校で習い、一通りの知識は身に
つけていたつもりだ。
しかしこんなに多量にストックされているのを見るのは初めてだ。
ブリキ缶の中の容量は、10万アースダラーは下らないだろう。
売人であってもこれだけの量を調達する事は容易くない。
一体どこで。入手ルートは。思考が交錯する。
「ご安心を。わたくしはもちろんまだ手をだしてませんわ。
でも今日はもう寂しくて。もしカガリさんがいらっしゃらなければ…。
キラとお会いしてからわたくしなど只の弱い女という事、思い知らされますわ。」
小さな寝息を立て別々のケージで眠る二匹を眺めながら続ける。
「この子は人と会話できるペットとして開発された試作品、その第二世代ですわ。
いま処方しましたのはお察しの通り、フェンサイクリジン。
通称エンジェルダスト、平和の薬と呼ばれています。
でもこの子の症状は禁断症状ではありませんのよ、生きていくためにどうしても
中枢神経系刺激薬剤が必要なのです」
ラクスは微笑を絶やさず、注射器を片付けながら語りつづける。
「コーディネイタは余程でないと病気をしないといわれております。
…公表されていませんが後天的に、ドパミン系ニューロンへ必要な物質を
分泌生成できない固体が発生しております。
もちろん疫病にかかることもありますし。
疾患の為欠陥品と見なされるのを恐れ、激痛に耐えながらひっそり死を迎える
人々の存在をご存知かしら」
深海色の瞳が鋭い光を放つ。
164ラクアス 8:04/01/24 01:50 ID:oQXHDunj
「…それは、知っています。プラントの市民なら誰しも関心のある事ですから…今更」
コーディネイタの抱える内在的制約。
戦時中設けられたゲットーの事を言っているのか。
アスランが反論をしようとすると、やんわりとした口調でラクスが諭すように語る。
「慰霊団におりました時、国民的アイドルが負傷者を目にして乱してはならないと、
マネージャーさんが下さいましたのはこれ、リゼルグ酸ジエチルアミド」
ラクスがナースキャップを傾け、小型の瓶を持ち上げる。
「LSD…」
「わたくし達コーディネイタが向精神性の副作用を得るためには、これと
天然メスカリンをカクテルしないといけませんわ。
この子もそろそろこちらに切替えなければいけません」
頭がくらりとする。徹夜続きで思考が纏まらず、まるで悪夢を見ているかのようだ。
天使の微笑が途絶えると、深海色の瞳が銃口のようにまっすぐ見据えてくる。
「あなたはとても幸せな方ですわ、アスラン・ザラ。
なんでも鵜呑みにされて、光に隠されている小さな闇を見ようともしない。
この戦争の発端、血のバレンタインでは24万もの人々が犠牲になりました。
ところが連合に核を撃たれる数年前からのユニウス7の公文記録書が忽然と
消失しているのはご存知ですか?
バイオハザードの兆候を察知し調査団が入った経過すら抹消されている事も。
既にカガリさんは気付き始めているようですわね。
モンツァント・カーライル社に無謀とも言える戦いを水面下ですでに
仕掛けられています」
「MC社に!?逆に潰されるのは目に見えてる…!」
165ラクアス 9:04/01/24 01:51 ID:oQXHDunj
目の前がくらりと揺れ二重に見える。
「まあ、大丈夫ですか」
「…ラクス、何を入れたのです。まさか麻薬を…?」
「…人聞きの悪い。よく眠れるようにお酒を数滴いれただけですわ。
ウォッカごときで泥酔なんて、ぶざまですわね、アスラン」
舞い降りた白衣の天使が、くすりと微笑する。
徹夜続きで頭がくらくらする。目の前が、揺らぎ、二重に霞む。
「さあ、患者さんはこちらですよ」
ラクスがよいしょとアスランに肩を貸し、居間のソファーまで導いてやる。
ぐったりとソファーに寝そべらせると、ラクスはアスランの鳩尾にぽんっと弾み乗る。
「…っぐ」
そよ風のように体重は軽いが、油断していた為内臓を押され咳き込む。
「…ラクスッ!」
「―アスラン、貴方は何時も肝心な時に役に立たない方なのですね。
今回の連続爆破テロでもホテルまで送り届けた直後の事だったそうですわね。
このままカガリさんを貴方にお任せするのは…とても不安ですわ」
事実を指摘され、アスランが目を伏せ俯く。
自分でも判っているのだ、そんな事は。
ラクスの言葉の一つ一つが胸に突き刺さり、苛まれる。
平手討ちされるほうがまだましだろう。
下腹部の上で貴婦人乗りをするラクスが、なにやらグミのような物体をぷにぷにと
掌で弄ぶ。
166ラクアス 10:04/01/24 01:52 ID:oQXHDunj
薄紫色のクリップ状の台に、人差し指を突き出したような流線型の突起が付いており、
包むラクスの掌より若干大きめである。
細長く誘う柔軟な突起を愛おしそうに濡れた口唇に咥え、丹念に舐めていく。
やがてクリップ状の土台は口唇に吸い付くような形状に変形していき、
細い突起はラクスの口唇が触れる度に膨張していく。
トクトクと鼓動させながら頭を擡げ、やがて首らしきものが現れぷるりと震える。
ラクスが白く繊細な指で根元を少し摘むと嘴のような細い突起が割れ現れる。
竿の中央を擦ってやるとビーズ球のようなものが不規則に数列出現し、
ふるふると低速微弱に回転する。
つるつるしていた表面は、人肌に限りなく近いざらりとした感触の表皮へと変化し、
軸棒を擡げ堅く反り勃っていく。
「こけしにしてバイブ。
キラがインポテンツに悩むご夫婦の為に開発した、最新作ですわ。
キラったら自身を形状記憶させたのですね」
痙攣するそれに想い人の記憶を重ね、ぽっと頬を染める。
ラクスは道具を用意し終えると、くるりと腰を捻りアスランと対峙し、
白い指でアスランの胸板をつうっと撫でる。
「…っう…ラクス、何を」
思わず背を背を撓らせる。
「わたくし、キラと会えなくても、耐えられると思っていました。
でも…胸が痛いんです!…叶わぬ想いなど…狂いそう…」
ラクスは清楚な立襟から胸にかけてのボタンを外していく。
167ラクアス 11:04/01/24 01:53 ID:oQXHDunj
レースで飾られた白衣より白く煌る谷間が覗くと、胸板に擦りつけられる。
絹のようなラクスの餅肌がしっとりと纏わりつき、振り解けない。
手で祓おうとするが、遠近感が無く乳房に触れてしまう。
「偶には殿方の肌が恋しいもの…キラ…」
耳元で囁き息を吹きかけ、すんすんと鼻を嗅ぐ。
「でも匂いが違う…カガリさんの匂いは…キラと同じ性質の匂いがしますのに…」
フリルのついたドレスを弄り、今度は白い右脚を高く上げ回転させ、
ソファーに横たわるアスランを蔑むようにちらりと見、馬乗りになる。
秘所をつうっと擦りつけ後ろに移動させ、反り勃つものに触れるか触れないかという
位置へ移動させる。
「…ラクス…やめ…て…く………」
自身の上ずった声に気付き、アスランが懇願の言葉を飲み込み顔を背けると、
ラクスが満足そうな微笑を浮かべる。
「まあ、ではこれは何かしら」
バスローブ一枚を隔てたアスラン自身を擦りながら、秘所を更に後ろに移動させ
アスランの太腿に桃丘を下ろし、両手を下腹部に下ろす。
柔らかな感触と妖艶な表情に、ついゴクリと唾を飲む。
右膝をソファーにつき、するりとフリルで飾られた下着を滑らす。
左脚を伸ばし、器用に包まった小さな下着を細い足首へ移動させる。
眉を顰めるアスランの顔へ反りかえった足の甲を差出し、包まった下着を鼻先に落とす。
「…はうっ!」
アスランがびくりと肢体を戦慄かせる。
ラクスはピンッと人差し指を弾かせ、容赦無く屹立したものを突ついたのだ。
「先ほどはよくも邪魔をして下さいましたね、アスラン・ザラ。
この貧弱なナニでカガリさんを犯ろうだなんて…十年早いですわ」
膨張したバイブをアスラン自身と並べ比べると、一回り小さな実物が哀しげに頭を擡げる。
168ラクアス 12:04/01/24 01:54 ID:oQXHDunj
顔を顰め、身体を震わす。
自身が冷やりとした薄い布に包まれたのを察知したのだ。
どうやら跨るラクスが除菌ティッシュを手にしている。
メントール入りなのか若干ピリピリする。
上半身を起こそうとするが、とてつもない重力が圧し掛かるようで、力が入らない。
下目で何とか股間に視線をやると、除菌ティッシュに包まれた自身が儚げに
勃ち上がっている。
ラクスはティッシュ越しに割れた先端に人差し指を立て嬲る。
首の窪みでくるりと摩りつうっと根元へ滑らせると、方向を転換させ
屹立した裏面を今度は上へと嬲る。
「…いい子ですわ。消毒完了」
先端を軽く摘みティッシュを剥ぐと、ラクスはちろりと舌を妖艶な口唇から出し、
アスランの先端を舐めてやる。
押し退けようと試すが身体に力が入らない…声を出しては拙い。
カガリが気がついて目を覚ましたら、弁解できない。
喘ぎを押し殺し、肩で息をする。
「…ラクス、目的は?…!!」
ラクスは微笑を浮かべ、結い上げた桃の髪から垂れた一房を耳にかけ、
ゆったりとアスランの股間へ顔を腰を埋めていく。
舌の先端を尖らせ頂点でくるくると円を描くように丹念に嬲ってやると、
透明の液体が滲みでる。
首から竿にかけて執拗に上下に舐めてやる。
膨張しきり小刻みに震え、太い脈動がラクスの舌につたわる。
「…うぁ…」
堪らず、喘ぎが零れてしまう。温かな湿潤に包まれる。
ラクスがぱくりとアスラン自身を咥えたのだ。
想い人から優しく触れられた経験のない自身は、血管を浮き出たせラクスの愛撫に
易々と戦慄き呼応する。
169ラクアス 13:04/01/24 01:56 ID:oQXHDunj
拙い、限界が近い。
理性で自身を抑えつけようとするが、頭の中に朦朧と白い靄が逆流していく。
きりきりと血が暴騰するような激痛に自身が解放を求め、閃光が迸る。
もう耐えられない。
アスランが眉を顰め、背を仰け反らせ切なげに喘ぐ。
白い欲望が堰を切って外界へ波出つ。
「……!」
咄嗟の事であった。
アスランが放出するや否や、ラクスがアスラン自身を口膣から吐き出し、
軽く人指しを首に添え、限界まで反らせてやったのだ。
結果アスラン本人の臍の周りに不規則に楕円を描き、白い欲望は噴水のように落ちていく。
自身の白い体液が顔にかかり、アスランが顔を顰める。
「…ご自分のお味ははいかがでして?
…キラのは美味しいと思いましたが…とても生臭いですわ」
貶められ嬲られ屈辱に萎えた自身が、最後の痙攣をし終えるのを見届けると、
ラクスは陰嚢の中心に位置するようにアスラン自身を納めてやる。
「…あっけないですわね」
ラクスはローズティーの残りを口に含み、ころころと軽くうがいをする。
ミニバーの冷蔵庫から紙パックを出し、器用に漏斗を使って入れているように
確実に道具の小さな穴に傾け注ぐ。
「…なっ、それは」
白く遠くなる意識を奮い起こし必死に問う。まさか。
170ラクアス 14:04/01/24 01:58 ID:oQXHDunj
「ただの生クリームですわ。キラが試作品を試してくれって。
挿入の快感と共に膣内をパックできる優れものなんですの。
ふふ…今夜はこれでカガリさんと…。まあ、説明書きが。
『小型パッチアンテナ電極を両こめかみに装着すると被挿入者のオーガニズムを
伝導させることができる』ですって、キラったら」
先端に模られているキラの顔マークに、すりすりと頬を寄せる。
「…さて。これであなたも同罪ですわ。
カガリさんは明日、最高評議会委員長専用機で地球に戻られるそうですわ。
…残念ですわね。ではアスラン、良い夢を、ごきげんよう』
朦朧とする意識の中でハッとする。そうだ、カガリを迎えに来たのだった。
残された僅かな時間を二人で過ごすために。
気怠く遠くなる意識の中、自分の迂闊さ、不甲斐なさに責め悩む。
ラクスはウォッカ以外にも何か入れたに違いない。
バスローブを肌蹴させ裸体を晒したまま睡魔に襲われ、翌朝ペントハウスは
カガリの悲鳴で朝を迎えるのであった。
171名無しさん@ピンキー:04/01/24 01:59 ID:oQXHDunj
補完ばっか。次回はカナカガ予定です。
172名無しさん@ピンキー:04/01/24 08:01 ID:U6mcMCxt
…可哀想なアスラン(w
173名無しさん@ピンキー:04/01/24 09:42 ID:9w5rBFEI
>>171
乙です。
なんでアスランって可哀想なのが似合うんだろーw
カナカガも楽しみにしております。
174名無しさん@ピンキー:04/01/24 14:03 ID:CushiulY
age
175名無しさん@ピンキー:04/01/24 15:20 ID:6iL5ARm+
>>171
ラクスにゾクゾクしっぱなしだ。
半分子供の様に純粋で後の半分は真っ黒黒の上に翳もある。
氏の書くカナーバに興味あり。カガリとの絡みが楽しみです。

>>269
マリューの相手にカズイを選ぶ辺り流石だ。
176ポチ@駄文職人:04/01/24 16:21 ID:BtdnRpSh
>>15-24>>37-46>>76-84>>109-119



Athrun



「…カ…ガリ?」
琥珀色の双眸からポロポロと涙を流し震える手で服を脱ぎ始めるカガリに俺は目を奪われた。
先程の行為で乱れていたシャツを脱ぎ、ホックが外れたままのブラジャーを肩から落とすとふっくらとして張りのある乳房が露になる。
そしてズボンの止め具を外すとストンと下に落ちショーツ1枚の姿になったカガリは俺の前に歩み寄る。
「…私には…アスランだけだ…後悔なんかしない…」
カガリは迷いの無い真っ直ぐな瞳を俺に向け、ショーツの両端に親指を通す。
177ポチ@駄文職人:04/01/24 16:23 ID:OIj4bHbV
「っ止めてくれ!カガリ!」
俺は何を恐れているのだろう…彼女を汚したくない…カガリを愛しているから…重罪を背負った人間は無垢なる少女を犯すことは許されない…
「…私の身体も…心も…全て…アスランのモノだ」
そしてカガリはショーツを脱ぎ生まれたままの姿になる。
俺はその幼さが残る美しい裸体を見ること拒み俯いた。
床にはカガリが脱いだ丸まったショーツと微かに震える白いふくらはぎと足首が見える。
「…頼む…服を着てくれ…」
目の前に立つ彼女の姿に欲情し声が掠れてしまう。
178ポチ@駄文職人:04/01/24 16:24 ID:46TxWf2+
出来ることならカガリを抱き締めてその身体の隅々を愛し自分のモノにしてしまいたい。
けれど俺には彼女を道連れにする勇気はない。
カガリには希望という未来がある…しかし俺には何も無い…生きている意味も何も…
「…アスランは…私のこと…嫌い?」
好きだ…大好きだ…君を愛している…
「…君は大切な友達だ」
「…じゃあ…遊びでもいい…私を娼婦だと思って…抱いて…好きにして…」
カガリの言葉に俺は息を呑んだ…彼女の気持ちを追い詰め傷付けた。
179ポチ@駄文職人:04/01/24 16:25 ID:GCfT8gmT
「…生憎娼婦を買うお金も何も無い…俺には君は勿体なすぎる」
「お金なんか要らない!私と一緒に生きる…それが条件だ!」
カガリと共に生きる…それを彼女が望んでいる。
「…俺は君を傷付けるだけだ…それでもいいのか?」
「傷付いたりしない…私の幸せはアスランと共にあるから」
何故君はそんなにも真っ直ぐに俺を愛せるのだろうか…そして何故俺は君の気持ちに素直に答えられないのか…
「…俺は…本当は…君のこと…」
辛い…苦しい…君への想いを伝えようとするとそれを阻むように身体が痛む…まるで神から与えられた禁句のように…
180ポチ@駄文職人:04/01/24 16:27 ID:LK4ku17X
「…ごめん…アスラン…無理させて」
愛している…その言葉が発せずガタガタと震える俺の頭を撫でる彼女の優しさに涙が込み上げる。
「…っカガリ…カガリ」
俺に残された唯一の光…カガリ…この小さな天使は俺のモノだ。
「…アス…ラン」
「一緒に堕ちよう…カガリ」
「うん、どこまでも…」
そして彼女の言葉に顔を上げ全裸のカガリと向き合うとそこには金色の恥毛と秘部の割れ目…ふっくらした太腿が目に映る。
俺はその美しく清らかな裸体に見惚れながらカガリの腰を引き寄せ小さく窪む可愛らしいヘソにキスをした。
181ポチ@駄文職人:04/01/24 16:30 ID:zweLHDzu
「…ゃ…くすぐったい」
唇に手をあて恥ずかしそうに頬を染める彼女がとても可愛らしく胸が高鳴る。
「…綺麗だよ、カガリ」
「……ありがとう」
俺の言葉に嬉しそうに微笑むカガリを横に座らせ肩を抱き口付ける。
「…んぅ…アスラン」
そして乳房を手で包み中央のピンク色の実を摘む。
親指と人差し指でこねるとカガリは息を詰まらせ乳首も次第に固くなりツンと立ち上がる。
「…んぅ…アスランばっかり…ズルイ」
「…え…カガリ?」
上目使いで拗ねるカガリに俺は意味が判らず戸惑った。
182ポチ@駄文職人:04/01/24 16:32 ID:o9PJIVDo
「お前も早く脱げよ」
唇を尖らせ服を引っ張る彼女に苦笑いしながら立ち上がる。
「ズルイって…自分から脱いだくせに」
少し意地悪してみるとカガリは頬を膨らませ抗議した。
「バカぁ!本当は私すごく恥ずかしくて…だから…」
言い辛そうに口をモゴモゴさせる彼女が可愛くて思わず笑ってしまう。
「はは、ごめんカガリ…いま脱ぐから待ってて」
そう言って着ている服を脱ぎ捨て下着に手をかけた。
その間ずっとカガリは俺の身体を凝視し視線を向けると彼女も目を逸らし見ていないフリをしていた。
183ポチ@駄文職人:04/01/24 16:34 ID:Bci95KOZ
こうゆうことは素直じゃない彼女にまた笑いつつ下着をずらすとゴム部分に引っ掛かり下向きになっていた性器が解放されピンと跳ねるように反り勃つ。
「…ひゃあ!…すごぃ」
カガリはその光景に悲鳴を上げ真っ赤になりながら指の間から俺のモノをしっかり見ていた。
「…そうゆう反応されると俺も恥ずかしいよ」
「ご、ごめん…だって初めて…見たから」
オドオドしながらも俺のモノに目が釘付けになっているカガリの手を引きベッドの中央へ導く。
そして互いに抱き締め合いその温もりに浸る。
184ポチ@駄文職人:04/01/24 16:37 ID:tNsFYcWx
俺の身体に押され形を変える乳房と擦り合わされる太腿…その全てが柔らかくて心地良い。
「…ぁ…熱いよ…アスラン」
下肢をモゾモゾさせ言うカガリに自分の熱を彼女の腹部に押し付けていたことに気付き慌てて離す。
「…ごめん…カガリ」
先走りの液がカガリの身体に付着し透明な糸を繋ぐ光景にお互い顔を赤くした。
「…イヤじゃないんだ…なんか痛そう…だから」
ピンと張り詰める自分のモノを心配してくれるカガリに苦笑いしつつ早く彼女の中に埋めて掻き乱したい欲望も増してくる。
185ポチ@駄文職人:04/01/24 16:39 ID:3M6DZh+Z
「…これを君の中に挿れたいんだ…しても…いい?」
俺の言葉にカガリは勃ち上がり脈打つモノを見ながら熱っぽい瞳でコクリと頷いた。
「…こんなに大きいの…入るのかな…」
そう言いながら恥ずかしそうにに少しずつ脚を開いてゆく彼女の太腿の裏を撫で持ち上げる。
そして脚の間に身体を割り込ませ覆い被さるとカガリは震えながら目を閉じた。
「…カガリ…嫌だったら直ぐ言って」
「…うん…平気」
彼女も初めての行為に緊張し恐怖感がある筈なのにそれを微塵も見せない健気さに心が打たれた。



Next
186名無しさん@ピンキー:04/01/24 16:52 ID:rsRa94Ux
>>185
乙です。
ようやくアスランが動いたか。
この期に及んで拒むところはさすがにヘタレですなぁ(w
続きが楽しみっす。
187名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:48 ID:uKjE86O7
>ポチ氏
続きキタ━━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━━ !!
次はいよいよ貫通ですね。楽しみに待っています。
ところでポチ氏の重大発言はどうなったのでしょう?
188_| ̄|○:04/01/25 18:18 ID:akJW44Qw

こんばんは。

約1ヶ月ぶりでしょうか…極度のスランプ状態でしたが、少し書けるように
なってきましたので投下させていただきます。

11レス使います。途中鯖が重くなった場合、時間を置く事もあるかもしれませんが
その辺りはご容赦を。
189フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:22 ID:akJW44Qw
1/11

信号弾が放たれ、地球連合軍が突然撤退した。
一時休戦となり、友人だというザフトの少年と話しているキラたち
の近くにフラガが行くと、そこにはマリューも居た。
マリューはフラガを見つけると、少し安堵したような表情になる。
それを見て、フラガの心も温かくなった。
こんな、決して勝ち目のない戦いをしている最中でも・・・自分が、血
の通った人間なのだと気付かせてくれる、大切な『もの』だ。
「でも・・・戦争はどんどん広がろうとするばかりで・・・」
キラが不安や苦痛を吐露するかのように、話をしている。
アラスカやパナマがあんな事になったばかりというのに、今度はこ
のオーブが戦場だ。もう、この戦いを止める事は出来ないのかもし
れない・・・。フラガがそんなふうに考えていると、マリューも同様だ
ったのか・・・悲しげに俯いた。
「・・・マリュー」
フラガが囁くようにそう声をかけて肩に触れると、マリューは少し
だけ笑みを浮かべて顔を上げた。
いや、この世にはもともと争いの種は尽きなかった。
この戦争がもし終わったとしても、戦いが全て無くなる事など無い
のかもしれない。
それでも・・・人間は平和を求め、幸福でいたいと願うのだ。
それが人間の本能。
では、戦う事も・・・・・・?
190フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:25 ID:akJW44Qw
2/11

「・・・行かなくては・・・」
キラが、いつ攻撃が再開されるか分からないから、とこの場を離れ
て行くのを聞きながら、マリューもまたそう言った。
「そうだな・・・俺も一旦アークエンジェルに戻るよ」
フラガもそう言って、歩き出したマリューを追うように駆け出した。


「・・・少し、あなたは・・・休まれた方が良いと思うわ」
艦内を共に歩きながら、マリューはフラガの方を見て無理に笑顔を
作り、言った。今の自分は、もう既に軍人ではないのかもしれない。
この、目の前にいる男の事が・・・心配でたまらない。彼が帰ってきて
さえくれれば、もう何も望まないと思えるほど・・・。
「それより、メシかな?」
自分のお腹を押さえてフラガが言うのを見て、自然に笑顔がこぼれた。
マリューには、こんな些細な事がひどく幸せに思える。
「そうね・・・私も少し身体に入れておこうかしら」
「あ、俺・・・先に、パイロットスーツに着替えておくわ」
食堂に行く途中、フラガがそう言って立ち止まる。
「・・・そ」
「マリュー」
マリューが頷こうとした瞬間、部屋に引っ張り込まれ、フラガに唐
突に口付けられた。
「・・・ん・・・っ」
すぐに唇は離れたが、フラガは不安そうな瞳でじっとマリューを見
つめている。
「・・・どうした、の?」
191フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:35 ID:akJW44Qw
3/11

さすがのフラガも、初めてのMSでの実戦がこんな事になってしま
って自信喪失でもしているのだろうか・・・とマリューが思った時、思
いもかけなかった言葉が返って来た。
「ね・・・さっき、嫌がってたのって、俺がいない間誰かと何かあった
訳じゃないよな?」
フラガに似合わぬ、何処か気弱な声。
「・・・は?」
この男は何を言っているのだろう、とマリューは呆れてフラガを見た。
「・・・いない間って、"JOSH−A"でのこと・・・?」
あまりにもばかばかしい過ぎて、言葉が出てこない。
何の冗談だろう、とぽかんとしたまま見つめ返していると、唐突に
腕を掴まれ、壁に身体を押し付けられた。
「・・・俺のいない間、誰かに変な事されてないか心配だから、よく見
せろよ・・・」
冗談を言っているような口調なのに、有無を言わせぬ強引さ。それ
は『最初』の時から何も変わらないと思う・・・。
「あ・・・っ、あなたがどれだけの時間、アークエンジェルを離れて
いたって言うのよ!」
マリューの言葉が、がらんとした部屋に空しく響いていた。
所詮、これはきっと口実のようなものなのだ。先刻だって散々好き
勝手な事をしたくせに、未だ足りないのだろうか。
「・・・マリュー」
「―――――・・・え?」
抱き締められた、と思った時にはフラガの手がスカートの中に入り
込んでいた。
「・・・や・・・っ!」
192フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:40 ID:akJW44Qw
4/11

フラガの指は、内腿を伝って下着に触れ・・・その上から秘部を探るよ
うに擦り付ける。
「・・・ここかな?」
「あ・・・ぅ・・・」
返事の代わりに、マリューの身体がびくんと震える。
「あ、当たり?」
それを見たフラガが低く笑うと、その振動が指にまで伝わってきて
いるような気がして、マリューは気が変になりそうだった。
「・・・待って、誰か来たら・・・っ!」
「来ないよ・・・まあ、来るとしたらキラくらいかな?」
その言葉を聞いて、マリューが表情を変える。
「駄目よ・・・そんな・・・!」
「まあ、そんな野暮じゃないでしょ、坊主は」
「・・・そ・・・ひぁん!」
そういう問題じゃない、と言おうとしたマリューの言葉は、秘部に
直接指を入れてきたフラガの行為によって遮られる。
「さっき挿れた時、マリューがキツかったのってさ・・・充分にここを
濡らしてなかったからでしょ・・・?だから、今回はたっぷりと弄って
やるから・・・さ」
秘部を弄びながらぐいっと腰を引き寄せ、フラガはマリューの耳元
に囁く。
「・・・あ・・・ああっ」
フラガの中指が、内壁を探るように・・・円を描くようにゆっくりとマ
リューの膣内を侵してゆく。
「熱くて・・・気持ちいいよ、マリューの中。早く入れてぇ・・・」
「あぅん、んぁ・・・んんっ」
193フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:44 ID:akJW44Qw
5/11

壁だけでは身体が支えていられず、マリューは足をフラつかせながら
フラガに寄りかかる。
「もう一本、入れちゃおうかな・・・?」
そう言うと、フラガは膣内を押し開くように人差し指も中に入れていった。
「――――・・・っ!」
声にならない悲鳴を上げ、マリューはフラガにぎゅっとしがみつく。
その感触に、フラガがニヤリと口元を歪ませた。
「・・・濡れてきたよ・・・?マリュー・・・」
「あ・・・!ああ・・・っ」
その囁きに感じてしまい、マリューは自分の膣内がびくびくと弛緩
するのを自覚した。
「な・・・?ここがイイんだろ・・・?」
フラガはそう言うと、指をぐいぐい上に動かしてマリューの膣内の
最奥を刺激する。
「・・・く・・・ふぅん・・・!あぅん!」
その度、マリューの身体が少しだけ浮き上がり、しまりのない口元
から淫らな声が漏れていた。
「もっと・・・マリューの身体全部愛してやりたいけど、・・・時間が足
りねえから・・・悪いな・・・」
マリューの窮屈そうな軍服の前を開いてその間から左手を入れ、右
乳房を揉みしだきながら、フラガが言った。
「・・・感じてるんだな・・・服の上からでも乳首、固いのが分かるよ・・・」
「・・・・・・当たり前、でしょう・・・こんなふうにして、何にもならない
はず・・・ないじゃない・・・」
途切れ途切れだが、瞳を潤ませながら必死に抗議するマリューを見て、
フラガは愛しさが込み上げてくる。
194フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:51 ID:akJW44Qw
6/11

「そう、だな・・・、もう・・・すげえ濡れてるし」
「・・・ひああん!」
膣内をフラガの指が激しく抜き差し始め、いやらしい濡れた音がマ
リューの羞恥心を打ち砕いて行く。
「もう・・・俺も限界・・・」
震えるマリューのこめかみにキスすると、フラガは指を抜いて・・・自
らの性器を晒した。
「・・・俺と・・・重力を感じようぜ・・・?」
フラガはそう言いながらマリューの脚を大胆に開かせ、少し屈むと
下着をずらし、すっかり受け容れる準備の整った秘部にどくどくと
脈打ちそそり立つ男性性器を押し当てる。
「いや・・・な・・・に・・・?」
マリューが疑問を持つ間もなくさらに脚を開かされ、膝裏に手が周
ったかと思うと身体ごと持ち上げられた。
一瞬の浮遊感。そして・・・
「ひ・・・いやあああっ!」
充分に濡らしていたはずのそこは、易々とフラガの性器を受け容れ
たが、その勢いにマリューは悲鳴を上げた。一気に最奥まで届いた
その感覚に、身体が背中まで貫かれたかのような錯覚を覚える。
助けを求めるようにフラガの首に掴まると楽にはなるのだが、ほん
の少しでも気を抜くと身体が下がってしまい・・・一番奥に当たって
しまう。
「・・・いい・・・?」
そんなフラガの問いになど、答えられる余裕などない。マリューは
感じ過ぎて泣きそうになりながら、必死で声を抑えていた。
195フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:53 ID:akJW44Qw
7/11

「よく・・・ないの・・・?ほらっ」
「や・・・っ!」
かけ声と共にフラガが腰を突き上げ、マリューが悲鳴を上げる。
「・・・いや・・・もう・・・」
「本当に、いや、なの・・・か?」
「・・・ば・・・かっ・・・」
マリューは返事の代わりに、ぎゅっと強くフラガに抱きつく。
「・・・悪い、いつも突然で・・・。でも、俺はいつでもこうしたいって
思ってる。どんな時でも・・・マリューを抱きたい・・・」
「・・・は!・・・あああん!!」
フラガがそう言いながら腰を突き上げ、マリューはたまらず喘ぐ。
「・・・ああ、あああん・・・はぁん・・・ん」
「さっきと違って、大人しくやらせてくれたのって・・・どうして?」
耳元に、そんなフラガの声が届くが、マリューにはその問いに答え
られる余裕が無い。
「もしかして・・・以前にもそんなことあった・・・?前の男の時・・・さ」
「・・・なに・・・を?」
マリューはようやくそう言って、フラガの首にぎゅっとしがみつく。
「・・・・・・出撃前に、寝る間を惜しんで・・・ヤッたとか、さ、ほら!」
「ひ・・・ぃん!あ・・・ふぅ・・・」
震えるマリューをフラガが容赦なく突き上げると、嬌声が漏れる・・・。
「・・・どんなことされた・・・?」
「・・・・・・えっ・・・?」
最初の言葉といい、何を言っているのだろうとマリューは思う。
だいたい、これだけ滅茶苦茶に犯しておいて唐突にそんな事を聞か
れても答えようがない。
196フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:56 ID:akJW44Qw
8/11

「どう・・・なんだ・・・っ?!」
「・・・ひぁあんっ!」
その言葉と共に、フラガが再び腰を突き上げる。マリューはもう、
答える事も出来ずに、瞳に涙を溜めながらも耐えるしかなかった。
「返事しろって・・・」
フラガの言葉に首をふるふると横に振りながら、ようやくマリューが
かすれた声を出す。
「・・・どうし・・・て?」
そう言いながら、マリューは潤んだ瞳でフラガをじっと見つめた。
「今・・・あなたしか見えていないのに・・・」
「・・・マリュー・・・」
マリューの澄んだ瞳に映る、嫉妬に狂った醜悪な男の顔。それを見
たフラガは思わず目を背け、マリューを強く抱き締めていた。
「は・・・あぅん・・・ん・・・」
結果的にマリューの敏感になった身体を刺激する事となり、淫らな
声と共に膣内を締めつけ・・・フラガの理性を奪ってゆく。
「・・・マリュー、マリュー・・・!」
「あ・・・ん・・・!やっ、や・・・っ・・・いやああ!く・・・ぅ、あぅん」
名前を呼ばれながら激しく突き上げられ、マリューはつい漏れてし
まう自分のいやらしく高い声を抑えようと必死に唇を噛むが、それ
よりも腰の動きが激しくて止めることが出来ない。
「声・・・聞きたいけど、恥かしかったら俺の肩に噛みついてもいいし、
背中に爪立ててもいいぜ?」
「・・・ああ・・・っ!ん!ぅぐ・・・っ」
マリューは必死で、目の前に見えている軍服の前の部分が開かれ
ているフラガのシャツの上から肩先に噛みついた。
197フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 18:59 ID:akJW44Qw
9/11

こんなふうに素直な時もあれば、どうしようもなく頑固な事もある・・・。
どんなマリューも狂おしいほど愛しい、とフラガは思った。
「じゃ・・・遠慮無く・・・」
フラガは舌なめずりをするとマリューを抱えなおし、より激しく突き
上げていった。互いの性器が交わり、刺激し・・・その全てを感じ取
ろうと求め合う・・・。
今はその一部分でしか繋がっていないけれど、本当は全身に触れた
かった。でも、だからこそ・・・そこだけで互いを知ろうと夢中になる
のかもしれない。
「―――――・・・あぅん!?」
絶頂に達しようとした瞬間、フラガは勢い良く性器を引き抜くと、床に
崩れ落ちているマリューの口に無理矢理押し付けた。
「咥えろよ・・・!」
「ぐ・・・ぅふう・・・ん」
抵抗も出来ずに奥まで咥え込むと、その途端にフラガの性器が射精
する。その熱さに思わず吐き出してしまいそうになるマリューだが、
咽喉を掴まれ顔を上げさせられて・・・それはそのまま咽喉を通って
行く。
「ん・・・ふ・・・ぅ・・・」
そのままフラガを見上げると・・・口元から飲み込めなかった精液が
一筋零れ落ちた。それを愛しげにフラガに掬い取られ、マリューは
恍惚の表情でその指を見つめる・・・。
「いいこだ・・・」
フラガはそんなマリューの髪に指を入れ、優しく撫でた。
「お返しに・・・綺麗にしてやるからな・・・」
そう言いながら、フラガは屈んでマリューの秘部に顔を近付けて来る。
198フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 19:03 ID:akJW44Qw
10/11

「え・・・?ああんっ・・・」
戸惑う間も無かった。ぐちゃぐちゃに濡れた太腿から秘部へと・・・フ
ラガの舌が這ってゆく。床に手を付いて耐えるが、狂おしい思いが
身体中を駆け抜けていた。
身体も心も、全てこの男のものになっていくのを感じる。
どんどん夢中になって、彼無しではいられなくなってしまったら、
自分は一体どうすればいいのだろう、とマリューは思う。
フラガの事を考えながらも、思わず服の上からロケットを握り締め
ていた。彼が、自分との性行為をあまり望もうとしなかったのは・・・
自分のもしもの事を考えたからなのかもしれない・・・そう思えた。
軍人は似合わない、とても優しい人だったから・・・。
「・・・マリュー・・・」
フラガがそう呼びかけながら、顔を近付けてくる。マリューはほんの
少し口を開きながら目を閉じ、フラガの唇を受け止めた。ぬるり、と
した感触と共に舌が忍び込んでくる。マリューもまたそれに応え、
口内で、再び互いの精液を絡ませた。
唇が離れると、マリューは名残惜しげに目前の男の顔をじっと見つ
め、瞳を潤ませる。これからも、抱かれるたびにこれが最後かもし
れない、と思うのだろうか。
「マリュー・・・?」
そんなマリューの想いに気付いているのかいないのか、フラガは少
し照れたように微笑んで、もう一度唇を合わせたのだった。


「またも過酷な道だが・・・・・・分かってもらえような?マリュー・ラ
ミアス・・・・・・」
199フラマリュ《crazy for you》:04/01/25 19:08 ID:akJW44Qw
11/11

オーブは今、この瞬間にも失われてしまうのだ。
『オーブの獅子』と呼ばれるウズミは、責苦は自分たちが負う、と
マリューたちを自らの意思を継ぐものとして宇宙への脱出を告げた。
マリューは思わず傍らのフラガを見やり・・・彼も小さく頷いて、それを
優しく包むように微笑む。
「・・・小さくとも強い火は消えぬ・・・と私たちも信じております」
マリューはフラガの思いを感じながら、ウズミにそう答えた。


マスドライバー官制室を慌しく後にし、マリューたちはアークエン
ジェルへと向っていた。
「さっき着替える時ちょっと見てみたんだけどさ・・・すっげーわ、マ
リューのしるしがくっきりと」
その道すがら、こっそりと小さな声でフラガが自分の左肩を指差し、
マリューをからかうように言う。先刻、噛んだ後が付いているのだ
ろう。この忙しい時にとんでもないと思うが、これが彼なのだ。
「・・・・・・」
マリューが呆れて答えずにいると、再びフラガが口を開く。
「・・・ア・レ、今度は、無重力でやってみる?」
「―――――・・・バカ・・・!」
マリューが顔を赤くして肘で小突くのを、フラガはニヤニヤしながら
受け止める。
前を行くノイマンが自分たちのそんな様子をちらりと見たような気が
して、マリューはますます顔を赤らめた。

おしまい。
200名無しさん@ピンキー:04/01/25 19:17 ID:BmIjW6My
>>188-199
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!
久々の投下ですね。
これからも頑張って下さい。応援してますよ。
201_| ̄|○:04/01/25 19:18 ID:akJW44Qw

失礼しました。

リハビリとしてはそれなりではないかと思っていますが…もっと精進したい
と思っています。本人、もうコレがエロイのかどうかすら分からなかったり。
まあ、自分の書いているもののベースが小説版ですから…最終巻が
未だですので、どちらにせよこの先は投下出来無いという言い訳も立つの
ですが…もう少し、ペースを上げて書きたいですね。

それと、待っていてくれた方、本当にありがとうございました。
そして、ごめんなさい。

ではまた。
202名無しさん@ピンキー :04/01/25 21:49 ID:LghBAmbu
おおおお、_| ̄|○ 氏、待ってましたよ。噛みつきエロイ!
203名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:38 ID:0yDqJsko
_| ̄|○さんキテタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!

十分エロいですよ。そして切ない処が堪らなくイイ!(゚∀゚)
204217:04/01/26 01:27 ID:x42aalIu
フレイ編逝きづまった。
痔ミリ恋しい。というわけで痔ミリ。
でも、眠くなってエロまでたどりつかなかったんで、こっちもまた今度…
今日は5レスか6レスで力尽きた…
205farewell:04/01/26 01:28 ID:x42aalIu
一年の中で、たった一日だけ泣く日がある。
毎日強がってきて、堪えた涙をすべて流す。
結局どれだけ涙を流しても、心は痛むまま…
目の前にある十字架がいつも霞んでく。
いつまでたっても、きっとあなたのことを忘れられそうにないから。

「……また泣いてんの?」
「うるさいわね…! 悪い…!?」
「悪かないけど…さ」
「今日ぐらい…泣いたっていいでしょ…」
今日ぐらい…
普段涙を見せないミリアリアが、この日…トールの命日となると必ず泣く。
涙を隣にいるディアッカに見られたくないのか、顔は俯いたままだ。
「私…もう帰るね」
「…ああ」
「それと…今日は来ないでね」
「…ああ」
やっとの事で二人は付き合い始めたものの、この日だけはミリアリアはディアッカを拒む。
一人で泣いているのだろう、ディアッカを部屋に入れることもない。
ディアッカも一人残されて、毎回しばらくしては舌打ちをして寂しく帰るものだった。
206farewell:04/01/26 01:30 ID:x42aalIu
けれど、今日は違った。
暫く時間が経っても、ディアッカはトールの墓石の前に一人佇んでいた。
気付けば、雲が立ち込めて雨が強く降ってきていた。
この雨は何だか止みそうにない気がした。そんな気がした。
だって、この雨は…
「アンタ…知ってるだろ? アイツ…いっつもこの日に泣いて、アンタの前に来んの」
ディアッカが雨に打たれながら、下を向いて口を開く。
「ホントに…ずっと泣いてんだよ…いっつも、笑顔のアイツが。 なんか、そういう
のって…なんつーか、嫌でさ。わかるだろ? 同じ相手を好きになったモン同士、ミ
リィが一番可愛いのって、笑顔だ。 俺がアンタなら…さ、たまには好きな相手が自
分の為に泣いてくれるのもいいけど、やっぱ一番見せて欲しいのって…いつものミ
リィだよな…?」
溜息を軽くついて、空を見上げた。雨がぴしゃぴしゃと顔にかかる。
「俺と、アンタは違う。 でも、ミリィが毎回あんなに泣くんだから、相当大切だっ
たんだろ? なら、やっぱそんな相手にはさ…笑っていて欲しいだろ? 勝手かもしん
ないけど、今度来るときは、必ず笑顔のミリィ連れてくる。 俺も、アイツないてん
の…もう嫌だから」
そう言い終えると、やっとディアッカは墓に背を向けた。
ようやく雨が降っていたことに気付いたのか、くしゃくしゃと髪をかき上げて走っていった。
207farewell:04/01/26 01:31 ID:x42aalIu
ピンポーン
「……」
ピンポーン
「……」
ピンポーン…
あまりにもしつこくベルを鳴らされると、ようやくミリアリアは立ち上がってドアの
方へふらふらと向かう。
「どなた…ですか…?」
「俺、俺」
「ディアッカ?」
「…開けてくれよ」
「イヤ…今日は帰って」
「帰ろうにも、帰れないんだって! 外見ろよ…どしゃぶりでさ」
ミリアリアはしぶしぶ了解して、ドアを開けた。
びしょぬれのディアッカが玄関へと入ってくる。
ミリアリアがそっとタオルを渡すと、何も言わずに部屋の奥へと進んでいった。
「何だよ。まだ…泣いてたのか?」
「……うん」
ディアッカがタオルで濡れた髪を拭いて、ようやく部屋の中に歩を進めた。
「アンタこそ何やってたのよ…そんなびしょびしょになるまで…」
「まぁ…ちょっと男の約束をな」
「ふぅん…」
どうせろくな事ではないと思いながら、ミリアリアは壁にもたれるように壁際のベッ
ドに座って枕を抱いた。
「しばらくしたら帰ってよね」
「わかってるよ」
ディアッカも人一人分彼女の隣に空けて座ると、タオルで再び頭を拭き始めた。
頭を拭きながら、一呼吸して、ディアッカは口を開いた。
208farewell:04/01/26 01:33 ID:x42aalIu
「あのさぁ…」
「何よ…」
「別に忘れろとは言わないけどさぁ、せめて笑顔くらい見せてあげたら?」
「どうして笑ってなきゃいけないのよ…!? 好きだった人が死んじゃった日に…」
「イヤ、だって…俺、ミリィの笑顔好きだもん」
「ハ…ハァ…!? 何言ってんのよ!? それとこれとは関係ないでしょ!」
突然、突拍子もない事を言われて、ミリアリアも戸惑う。
トールが死んだことと、ディアッカが自分を好きなこと、何の因果があるのか。
「関係、あるよ」
「…!?」
「好きな女の悲しい涙見て、喜ぶ男はいないだろ?」
「……」
「逆に、好きな女に悲しい思いはしてほしくないって、守りたいって奴がほとんどだ
と思うんだよね。一部のSを除いてさ」
ディアッカが笑いながらミリアリアを見るが、彼女はすぐに目を伏せてしまう。
「だから、俺はアークエンジェルに移ったワケだし…キラの言葉に何かを見出せたワ
ケだし…トールって奴も…おんなじ理由でパイロットに志願して、お前を守ろうとし
たわけだし…まぁ、なんつーか、だから…さぁ…そんだけ大切に想ってる相手には、
誰だって泣いて欲しくないし…」
「ディアッカ…」
「だから、少しくらいアイツに笑顔…見せてやろうぜ」
ディアッカの言葉が少しずつ、ミリアリアの心に響く。
笑顔…
そういえば、トールも…笑顔が好きって言ってくれたっけ…
ディアッカはやがて溜息をついて、窓の外を見つめた。
「お!なんか雨止みそうだな。 じゃあ、俺帰るわ」
「あ…! 待、待って…!」
立ち上がるディアッカの手を引いて、彼を引き止めるミリアリア。
「…何だよ?帰って欲しいんだろ?」
「あ…その、ゴメンね。あと…ありがと…」
照れくさそうにちぐはぐな言葉を繋いで、礼の言葉を紡ぐ。
209farewell:04/01/26 01:34 ID:x42aalIu
「あー…まぁ、いいってことよ。 だから、もう泣くなよ」
「泣かないよ…だから…」
「?」
「…抱いて」
「……ハァ!?」
ディアッカはようやくミリアリアの方を振り返った。
何を言い出すかと思えば…
「おまっ…何言ってんだよ!? 大体、いっつもこの日にするの嫌がってたの、お前
じゃんか!?」
「〜〜〜だから…!今まで嫌がってたこの日に、トールを想ってたこの日に…抱いて
欲しいの…! 私、もう泣かないって決めた。 それにトールのことは忘れないよ?
ただ…ふんぎりをつけたいのよ…いつまでも、いない誰かを偲んで泣いていたこと
に。 今度は…笑ってられるように…」
「……本当にいいんだな?」
ディアッカはミリアリアの言い分を聞き入れると、彼女の肩を掴んだ。
「…うん」
「後悔しないな?」
「…うん」
「後で恨まないな?」
「…しつこい!」
三度目の正直の後、ようやく二人は唇を重ねた。
さっきまで二人が座っていたベッドに、どちらからともなく倒れこむのに、それほど
時間はかからなかった。
210217:04/01/26 01:38 ID:x42aalIu
次はフレイ編か、この続きもってきます。
あ、前にレス下さった方、ありがとう。
エロなくてホンッとごめんよ。
211ポチ@駄文職人:04/01/26 04:01 ID:YzqPlr6I
職人様方オツカレーです。お互い頑張りましょう( ´∀`)ノ

>>186
そっか…あのアスランはヘタレか…。
自分的にはカガリを愛するが故、悩み苦悩するカッコイイアスランのつもりだったので、そう言われて少しヘコみましたw
ごめんよアスラン…君はこの先ヘタレ王と化す運命なのだよ…
・゚(゚ノд`)゚・

>>187
重大発言…大したことじゃないんですけど、これ言ったらここの住人様に見捨てられそうな気がしたので自粛しました(;´−`)


最近作品投下のみですが自分宛のレスもちゃんと読んでますし、続きを書く気力にもなってます。自分は空気読めない人間なので今後も作品以外のレスはなるべく避けてトラブル防止に努めます。


あの作品はまだまだ続きますのでもう少しお付き合い下されば幸いです。ぶっちゃけシリアスじゃなくなってきてる…早く軌道修正せねば…。

ではまた続きで…
212名無しさん@ピンキー:04/01/26 07:37 ID:Hu50LZnO
>>211
ああっ、済みません!お気に障ったら御容赦を。
でもアスランにヘタレは誉め言葉なんすよ(w
いつも楽しみにしてるので、ガンガッテ下さい。
ポチ氏のシリアスは大好きですよ。ヘタレ王楽しみにしてます。
213名無しさん@ピンキー:04/01/26 08:48 ID:stXGrOsR
皆さん、おはようございます。
週末からインフルエンザキタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
の269です。でも薬が効いているので思っていたより楽だ。

>ポチ氏
自分もポチ氏の重大発言が気になっていたのですが、秘密なのですね。
勝手にいくつか予想していたのでそのうちのドレかということでFAしときますw

それから自分の小ネタに解説つけるのもアレなんですが
野菜本の持ち主はフラガです。分かりにくかったかな。
自分の小ネタのキラとラクスは天然ちゃんです。
クロクナイヨ・・・゚・(ノД`)・゚・。

ついでにさわりだけ投下。
214名無しさん@ピンキー:04/01/26 08:48 ID:stXGrOsR
雲ひとつ無い青い空が広がっている。
木々の緑は青々と茂り、ほんの数ヶ月前まで戦闘が行われていたとは思えないほどの穏やかさで人々は行き交い、
地球とプラントを結ぶラインは互いに行き来する人と物資でいつも賑わっていた。
その人々で混雑する空港に、カガリとアスランの姿があった。

オーブはウズミ主事とそのほか主だった官僚たちが戦死した時点で崩壊し
その後一時地球軍に占領され事も影響して、既にカガリが帰るべき場所は地球にはなくなっていた。
結局、クライン派が用意してくれたプラントの田舎にある一軒家に一人で住むことにしたのだが
わずかな身の回りの荷物を運び込んだその日に手提げ一つを持ったアスランが現れて、驚くカガリに
「壊れたラジオも直せるし電球だって替えられる。おれって結構役に立つと思わない?」と、おどけて笑いかけた。
フリーダム、ジャスティスのパイロットであるキラとアスランは終戦後もなにかと軍部の解体に引き合わされることも多く、
カガリとアスランはほとんどすれ違いの生活を続けており、カガリは時期が来るまで大人しく身を引こうと決心した矢先のことであった。
「アスラン、お前・・キラやラクスとプラント復興委員会のメンバーになったはずじゃ・・・?」
「それよりも大事なことがあるじゃないか。たとえば、じゃじゃ馬なお姫様を一生かけて守るとか、さ?」
「・・・・馬鹿!ばかばかばか!」
泣きながら胸に飛び込んできたカガリをしっかりと抱きしめて、アスランは改めて幸せと平和を噛締めるのだった。

215名無しさん@ピンキー:04/01/26 08:49 ID:stXGrOsR
本当にこれだけかよ!?
ゴメンナサイ 続きはまた後日。
216名無しさん@ピンキー :04/01/26 21:06 ID:eCN8ToNM
本当にこれだけかよ!?

うそです。ごめんなさい。楽しみにしております(*´Д`)ハァハァ
217名無しさん@ピンキー:04/01/26 23:42 ID:BzuteWq0
ここの神々は寸止めが多いなぁ…
いやいや、自分のペースでがんがってください、職人様方。
218名無しさん@ピンキー:04/01/27 00:09 ID:hNynrods
>ポチ氏
自分は氏が空気読めないだなんて思ったことないっす。
それどころか時折氏が見せる周囲への配慮は感心することしきりっす。
自分はシリアスも、そうじゃないのも、とても楽しみにまってるっす。
寒いから体に気をつけてがんがってほしいっす。
219ポチ@駄文職人:04/01/27 01:39 ID:acAMWxmB
>>212
アリガd。全然気にしてないし意見頂けてアリガタヤ(´∀`)です。

>269氏
実はポチは801が…イカン!これ以上は言えん!w

>>218
サンクスです。自分は本当に空気読めない…今も作品以外のレスをしないと言った矢先に耐え切れず…。
ようは我慢が足りない人間らしぃ。
こんな自分に有り難きお言葉…感謝の気持ちを込めて続きを投下します。
220ポチ@駄文職人:04/01/27 01:42 ID:acAMWxmB
>>15-24>>37-46>>76-84>>109-119>>176-185



「…カガリ…俺のカガリ」
目の前の愛おしい存在に啄むようなキスを繰り返し左手を彼女の手と重ね右手で秘部を愛撫する。
既にカガリの秘部は愛液で濡れていて指を動かす度にピチャピチャと微かな水音が響く。
「…ぁん…アスラン」
甘えるような可愛らしい仕草で腰を揺らす彼女のクリトリスを指で摘むとビクンとその身体が跳ね上がった。
「ひゃっ!ゃあん…ダメ…」
「…痛かった?ゴメン」
カガリの反応に驚いて謝るとフルフルと力なく頭を左右に振り大丈夫だと恥じらうような笑顔を向ける。
221ポチ@駄文職人:04/01/27 01:44 ID:IiR7pVYY
「違う…続けて、アスラン」
その言葉に安心した俺は指の動きを再開させ自分を受け入れる入り口を探る。
秘部の中心のヒダに包まれた奥に窪みを見つけ、そこを撫でるとトロトロと蜜が溢れ出す。
「…んっ…」
そして探り当てた入り口に指を挿れようと中指で押すが異物の侵入を拒むように肉壁が締め付ける。
この小さな穴に自分のモノが入るのかと不安と焦りに煽られ乱暴に爪を立ててしまい彼女が小さな悲鳴を上げた。
「…いっ…うぅ」
ぎゅっと唇を噛み締め耐えるカガリの姿に俺は直ぐ指を離す。
222ポチ@駄文職人:04/01/27 01:46 ID:CrqCN3rc
「…す、すまない」
苦痛に顔を歪ませる彼女に詫びて身体を離そうとするとカガリの腕が首に廻されそれを阻んだ。
「…いいんだ…乱暴にして…私もアスランが欲しいから」
俺の耳元で甘く囁かれた言葉に体中が熱くなる。
「…俺も…君が欲しくて…止まらない」
勃ち上がった熱は限界で俺は自分の欲望のままに指を強引に押し込み中へ埋めると温かい彼女の内部が指を締め付け蜜を漏らす。
「…ふぁ…アスラン…アスラン」
縋るような甘い声で自分の名を呼ぶカガリに堪らず指を引き抜き張り詰めた自身を秘部に押し付ける。
223ポチ@駄文職人:04/01/27 01:48 ID:PCwCvpAp
「…カ…ガリ」
緊張と興奮で息が上がり手が震える。
俺はいま目の前の天使を犯す…そして汚して自分のモノだと示す傷を刻み付ける。
心の中に燻る迷いを断ち切り先端を膣口にあて捩じり込むとカガリが息を詰まらせ俺の身体にしがみつく。
「好き…好きだよ…アスラン」
こんな自分勝手で乱暴な行為をしている俺を愛して受け入れてくれるカガリが堪らなく愛おしい。
ゆっくりと彼女の内部に埋もれる感覚に身体と心が満たされ今まで感じた恐怖と絶望…全てが彼女によって中和され癒される。
224ポチ@駄文職人:04/01/27 01:49 ID:JL9NZ+qc
「…っ…カガリ」
次第に先端が埋もれそのまま奥へ腰を押し進めると膣内の肉壁が締め付ける。
「あぁあ…あ…ぁあ」
カガリは目尻に涙を溜めて痛みから逃れようと爪先でベッドを掻くようにもがく。
「…カガリ…カガリ」
彼女の名を呼びながら少しずつ中へ進むと侵入を阻むような肉壁に突き当たる。
それが彼女の純潔の証であることを示し俺の侵入を留まられた。
「…はぁはぁ…アス…ラン」
動きを止めた俺の顔を覗き込んだカガリは何かに怯えるように琥珀色の瞳を揺らしている。
225ポチ@駄文職人:04/01/27 01:51 ID:zk3Rr1jT
「…止めないで…私を…捨てないで…アスランと…一つになりたい…だから」
カガリの手が俺の手と重ねられ指が絡まる。
俺の行動一つ一つが彼女を不安に陥らせ追い詰めている…それは彼女の俺への愛の深さ。
この世界で唯一俺を愛してくれる人…
「…カガリ…ずっと傍に…」
そして死ぬまで君と離れない…愛してる…そのカガリへの愛を叫びたい…けれど叶うことの無い現実がもどかしく涙が滲む。
「…アスラン」
俺の名を呼ぶカガリの火照った頬に滴が落ち濡らしてゆく。
そしてカガリの瞳からもポロポロと綺麗な涙がこぼれ落ちた。
226ポチ@駄文職人:04/01/27 01:53 ID:RMlc8VSb
「…ずっと…傍にいるよ…愛してる…アスラン」
俺はその言葉に衝き動かされ彼女の純潔を汚し最奥へ突き上げた。
「ああぁあっ…ぁあ」
「…うぁ…カガリっ」
内部を貫かれた衝撃でカガリの身体は跳ね上がり重ねていた手に力が篭もる。
そして最愛の人と一つになれた喜びに2人で泣いた。
「…私…今すごく…幸せだ」
「…ああ…俺も」
互いの身体を慈しむように擦り合わせ今この時を感じ合う。
繋がった部分の恥毛が擦れる感触に頬を染めるとコクンと小さく頷いたカガリに俺は少しずつ腰を動かし始めた。
227ポチ@駄文職人:04/01/27 01:56 ID:qIS9xlFi
浅い抜き挿しにも膣内の壁が自身を締め付け何度も達しそうになりながら彼女をもう少し感じていたい一心で耐えて動きを早めてゆく。
「…ぁふ…はぁはぁ」
カガリもその動きに揺らされながら腕と脚を俺の身体に絡ませる。
「…はぁはぁ…カガリ」
互いの荒い息遣いとベッドが軋む音…そして秘部がぶつかる卑猥な音が響く中、夢中で彼女の身体を貪り貫いてゆく。
「…カガリ…くっ…もう」
限界が近付き最後の加速を加えるとそれを察したカガリが俺の身体にしがみつき懇願する。
228ポチ@駄文職人:04/01/27 01:58 ID:dND/Yr43
「…ひぁ…お願い…中に…して…」
途切れ途切れ言葉を絞り出した彼女の願いに俺は最奥を突き上げる。
「…っカガリ!」
「ひぁあぁっ…アス…ラン」
その瞬間今まで感じたことのない開放感と彼女の温もりに包まれながら全ての想いと共に精を吐き出した。
肉壁に擦り付けるように最後の一滴をカガリの体内に射精するとフワリと彼女の身体がベッドに沈む。
「…はぁはぁ…カガリ」
キラキラ輝く金髪を散らし力なく横たわるカガリはまるで翼をもがれた天使のようで俺はその姿に吐精の余韻から醒め彼女の中から自身を引き抜く。
229ポチ@駄文職人:04/01/27 02:03 ID:fHFCIBuE
それと同時に溢れた液体の感触に結合していた場所を見て俺は胸が締め付けられた。
薄く生えた金色の恥毛の奥、開いたヒダの間から自分が放った精液と混ざった微かな赤い血がトロトロと滴りシーツを濡らしている。
自分が彼女を傷付けた証…消すことの出来ない現実。
彼女の同意の上でした行為…そして自分も望んだこと…それなのに沸き上がる恐怖と罪悪感で身が引き裂かれそうな程痛む。
「…カガリ…俺は」
やはり自分が汚してはいけなかった人だったのではないか…それとも別の何かが自分を追い詰めているのか。
わからない…自分のことが何も…一体俺は何を求めているのか…。
カガリ…決別…死…
その答えはまだ見つからない。



Next
Cagali
230名無しさん@ピンキー:04/01/27 15:22 ID:lSnZer+X
>>229
乙です。
続き楽しみにしてます。
231ポチ@駄文職人:04/01/27 17:01 ID:RhDXXtBD
シリアスが停滞したので気晴らしに違うの書きました。多分同じような設定があったような…なので、もしあったらツッコミ入れて下さい。
232ポチ@駄文職人:04/01/27 17:02 ID:RhDXXtBD

「…クッ…腰抜けぇぇ!!」
狭く暗い独房の中、イザークはお決まりのセリフを叫んでいた。
(アスランがフラフラとストライク撃墜の邪魔をするから…)
イザークはアスランのキラキラ病のせいでアークエンジェルの捕虜になってしまったのだ。
「…ガモフに帰還したら生え際の髪を50本抜いてやる…憶えていろアスラァン!!」
アスランへの憎悪を部屋中に響かせハァハァと息切れしていると人の気配が近付いていることに気付きイザークは身構えた。
233ポチ@駄文職人:04/01/27 17:06 ID:Su07T0le
(…むっ1人か、そいつを人質にしてここから脱出してやる!)
ーーギィィ…
そして開いた扉から光が差し込みイザークは素早い動きでその兵士を羽交い締めにした。
「…きゃあっ!…やぁっ」
突然の強襲で苦痛に悲鳴を上げる兵士にイザークはビクリと反応し捕まえていた手を離してしまう。
(…今の声は…まさか…いや…そんな筈は)
暗闇でよく見えない相手にイザークは狼狽え立ち尽くし逃げるタイミングを失ってしまう。
「…怖がらないで…食事を持ってきただけだから」
先程よりハッキリ聞こえた声音にイザークは脳裏に浮かんだ大切な人の名を呼んだ。
「…は…母上?」
そして暗闇に慣れた目が相手を映し出した。


つづく
234名無しさん@ピンキー:04/01/27 18:31 ID:CCLcDcE9
>>229
「こンのバカヤロー!」(ぼかっ)
「何でいつもおまいはそんな風にばっか考えちゃうんだよう!」(びしばし)
「カガリは汚れてなんてないんだよ!おまいがしたことでカガリは汚れたり
 しないんだよ!!おまいがしたことは決してカガリを汚す行為なんかじゃ
 ないんだよっ!!!」(ぶんぶん)
「カガリは翼のない天使に見えるかもしれない。でも、その翼はおまいが
 もいじゃうんじゃなくって、これから、おまいが生やしてやる翼だろ!!??」
「しっかりしろオ!アスラン!!!ウワァァーン」(ぎゅうううぅぅぅぅーっとして号泣)
と、してやりたいくらい、感情移入して読んでしまったっす。
235名無しさん@ピンキー:04/01/27 18:42 ID:CCLcDcE9
>>233
ドキドキドキドキ・・・・


たったこれだけですが書き忘れますた。連続スマソ。
236名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:10 ID:thf+p2tT
皆さん、今晩は。
前回の続きを少しだけ書いたので投下します。
本日分はエロはありません。では。
237名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:11 ID:thf+p2tT
ある晩アスランが寝室に入ると、カガリが一人明かりも点けずに泣いていた。
「どうしたんだい、カガリ?」
アスランが近づくと、カガリはぱっと頭から毛布を被りベットの上に丸まった。
「なんでもない!なんでもないからあっちいけ!」カガリは絶対に顔を見せない。
「何でもない訳ないだろう。」そう言いながらそっと毛布を捲ろうとすると、いきなりカガリが飛びついてきた。
不意を突かれてアスランはカガリを抱えたまま板張りの床にしりもちをつく。
「アスランは・・・・・・」カガリは毛布を被ったまま搾り出すように言った。「アスランは可哀想だ。」
突拍子もない言葉に、アスランは驚いて唖然とする。
「おれが・・・・・可哀想?」
毛布を被ったままカガリはアスランにしがみいて、肩を震わし泣き出した。
「・・・だって・・・・だって・・・アスランはお父さんもお母さんも戦争の巻き添えで死んじゃって、
でも・・・アスランはお父さんと仲直りできないまま・・・・もう謝ることも、許すことも出来なくなっちゃって・・・!」
そのままカガリはわんわんと泣き出してしまった。
「・・・・・・・・」
アスランは無言でカガリのことを抱きしめた。愛おしさで胸が締め付けられる。
カガリはまるで自分の事のように泣いてくれる。
それだけでアスランは自分の背負った罪が洗い流されるような気持になれた。
238名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:11 ID:thf+p2tT
自分のために泣いてくれる人がいる。だからこそ、自分は今日まで生きてこられたのかもしれない。
あの戦いに明け暮れていた日々、キラを殺し、イージスを自爆させて血を吐くような思いを口にしたとき、
そして自分が戦う意味に迷いが生じたとき。
気が付けば、いつもカガリが泣いていたような気がする。泣く事の出来ない自分の代わりに・・・。
しばらくそのままの体勢で二人は抱き合っていたが、やがて毛布の下の泣き声も小さくなり、静かになった。
ごそごそと毛布の中でカガリが身じろぎ、涙で汚れた顔のカガリがおずおずとアスランを見上げた。
感情を爆発させたことがよほど恥ずかしかったのか、カガリは上目遣いで照れたように小さく笑った。
その仕草がまた愛しくて、ついカガリを抱く手に力が入り柔らかい金髪に顔を埋めてしまう。
「ありがとう、カガリ。」
アスランはこの温もりのためならばどんな辛いことにも耐えていける、カガリを守り抜くためならばどんなことでもする、
と、改めてその胸に揺れる護り石に誓うのだった。
「カガリ・・・」
アスランがつと顔を寄せてカガリの唇に口付けをすると、それに応えてカガリも小首を傾げて目を閉じる。
カガリの甘く柔らかい唇は恥らうように小さく震えていて、アスランは壊れ物を扱うように優しくキスの雨を降らせる。
「・・・ん・・・」
軽く触れるだけのキスも次第に熱を帯びた深い口付けへと変わっていく。
しかし、カガリの腕が拒むようにアスランの胸を押した。
「駄目だ・・アスラン・・・。」
239名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:12 ID:thf+p2tT
アスランを押し退けてその腕の中から身を離すと、カガリは顔を背けて消え入りそうな声で言った。
「・・・まだ・・・まだ・・だめだ・・わたしは許されていないから・・・。」
カガリはカガリなりに、あの戦争で深い傷を負っていた。
カガリはアスハの娘として、父と一緒に旅立って行った者たちの家族に直接謝罪をし、
許しを乞いてからではないと自分は幸せになる権利はないと思っていた。
こうしてアスランと穏やかに暮らしていることもとても罪深い気がして仕方の無いカガリは
一緒に暮らし始めて数ヶ月が経とうとしている今も、最後の一線だけは頑として越えようとしない。
「いいよ、カガリ。おれのほうこそすまなかった。」
アスランはカガリを気遣い、くしゃとカガリの髪を優しく撫でると立ち上がり、部屋を出て行こうとした。
「急ぐことは無いよな。おれたちには時間がたっぷりあるのだから。」
アスランの優しさに、カガリは胸が苦しくなる。
いつもそうだ。アスランは決して無理強いはしない。
240名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:13 ID:thf+p2tT
でも、とカガリは思う。それにいつまでも甘えているわけには行かない。
カガリもいつかは自分の苦しさと対峙しなくてはならない、と覚悟はしていた。
しかしどうしても目の前の罪から目を逸らし、アスランとの穏やかな日々に気持をごまかしていた。
でも・・・それではいつまで経っても罪の贖罪にはならないのだ。
カガリはアスランの背に縋り付き、震える声で告げた。
「・・・・あした・・・明日、地球に行く・・・。」
カガリの気持が痛いほどわかるアスランも、腰に回されたカガリの手に自らの手を重ね、静かに、しかし力強く言った。
「二人で・・・な。」
241名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:13 ID:thf+p2tT
久しぶりの地球。もとはオーブと呼ばれた国があった場所は、今は別の国名に変わっている。
しかし見慣れた風景、そして見慣れた人々が暖かくカガリとアスランを迎えてくれた。
涙を流し謝罪するカガリに遺族達は皆、口を揃えて「アスハ様と共に逝けたことは家族の誇りです。」と応え
誰一人としてカガリを責める者がいなかったという事は、誰もがオーブと言う国を信じ愛したに他ならない。
カガリとアスランは改めてオーブの懐の深さを知るのだった。
すべての予定を終えて帰りのシャトルを予約しようとするアスランを押しとどめて、カガリがもう1箇所寄りたい所があると言った。
小型のセスナを乗り継ぎ、着いた所は砂漠の真ん中にある小さな村だった。
村の片隅にある、小さな墓地。その中のひとつにカガリは花を添えて目を閉じる。
それからにっこりと笑って小さな声で「じゃあな。」と言うと、アスランの元に走り寄った。
少し離れた場所に立っていたアスランは、穏やかな表情でカガリを迎えた。
「もういいのか?」
カガリは晴れ晴れとした顔でアスランに笑いかけた。「うん。」
そのまましがみつくようにアスランの腕に自分の腕を絡めて歩き出す。
「報告しなきゃならない人たちには、みんな済んだ。」
絡めた腕にぎゅっと力が入った。
「これからは愛する人と二人で生きていきます、って。」
二人は立ち止まり、互いに見詰め合う。
「今夜、待ってるから。」
カガリの言葉にアスランはいつもの優しい口付けで応えた。

242269:04/01/28 02:23 ID:thf+p2tT
以上です。続きはまた後日。
おや、名前を入れ忘れてました。
今回は甘せつな系を目指しているのですが、またしても萌神様の波乱のお告げが・・・。
早くエチー部分にたどり着くよう努力します。
それでは、さらばです。
243名無しさん@ピンキー:04/01/28 16:06 ID:wU4QVdWw
あったかい・・・(*´∀`*)
244名無しさん@ピンキー :04/01/28 20:08 ID:g7B9o7SW
|∀・)コソーリ
269氏、ソフト鬼畜系キボンヌ。
245名無しさん@ピンキー:04/01/28 22:32 ID:wU4QVdWw
激しくドウイ。
246名無しさん@ピンキー:04/01/28 22:55 ID:HeHUjedH
>>245
メル欄にsageって入れた方が良いと思うよ。
常時ageだと神経質な書き手さんは投下し難いと思うから。
247ポチ@駄文職人:04/01/29 02:19 ID:AncELv5C
>>234
感想アリガd!自分の作品を読んでくれる人がいるだけで嬉しい。しかも本当に読んでくれたんだって>234さんのレスで実感し頑張れる気力が沸きました!
お礼に続きを投下しまっす(σ^∀^)σ

ちなみにダムAの平井アスカガが素敵で萌え。
満面の笑顔なカガリと切ない笑顔のアスラン(#´д`)タマランナハァハァ
248ポチ@駄文職人:04/01/29 02:21 ID:AncELv5C
>>15-24>>37-46>>76-84>>109-119>>176-185>>220-229



Cagali



アスランの熱が身体を貫き熱い迸りが体内に流れ込む。
それは待ち望んだ至福の瞬間(とき)
ビクビクと身体を痙攣させ低い呻きと快楽に顔を歪めるアスランに私の心は満たされた。

「…んぅ」
微睡から覚めると下腹部に鈍い痛みが襲いアスランとの行為が鮮明に甦る。
「…カガリ」
その優しく気遣うような声音に瞼を開けると翡翠の双眸が私を見つめていた。
「…アスラン」
心配そうに私の顔を覗き込み髪を梳く彼の手を取り口付ける。
大切で愛おしい最愛の人…アスランと結ばれた喜びで自然と涙が溢れシーツを濡らす。
249ポチ@駄文職人:04/01/29 02:23 ID:M3/7Y7BN
「…シャワー…浴びておいで」
私の涙を指で掬い取りベッドから降りるとバスローブを纏ったアスランが手を差し延べる。
けれど私はもう少し彼に抱かれた余韻に浸っていたくて毛布に包まり蹲る。
「もう少しこのままでいたい」
「…駄目だ…こっちにおいで」
怒りを含む低い声音にビクリと震えた瞬間、身体を包んでいた毛布が剥ぎ取られ冷えた空気が肌を刺す。
「やぁっ!何するんだよ!」
アスランの行動に声を荒げると手首を掴まれ引きずられる。
250ポチ@駄文職人:04/01/29 02:25 ID:cRSwVQma
「アスラン!ヤダ!」
凄い力で引っ張られ半身が立ち上がると秘部からアスランが放った精が溢れ内腿を伝い流れ出る。
「…ぁっ…」
その感触に動きを止めるとアスランもそれに気付き翡翠の双眸を揺らす。
「…早く…綺麗にしよう」
手首を掴む手が微かに震え、私はアスランの行動の意味を察した。
アスランは私を汚したと思っている…そして抱いたことを後悔しているんだ…。
「もう消せない…どんなに洗い流したってアスランが私を抱いた証は消せないんだからな!」
アスランの酷薄な態度に私は哀しくなり彼を責めたてた。
251ポチ@駄文職人:04/01/29 02:27 ID:MMZ5QwSF
すると掴まれていた手首が解放されベッドに倒れ込む。
そしてシンと静まり返る室内に居た堪れず俯くとシーツに染みついた血痕を見つけ指でなぞる。
アスランと私が結ばれた証…けれど心は擦れ違うばかり。
「…バカ…アスランのバカぁ」
「…ゴメン…カガリ」
「嫌だ!許さない!」
「…ゴメン…本当にゴメン」
「嫌だ嫌だ嫌だ!!何度ゴメンって謝ったって許してやらない!!」
その言葉とは裏腹にもう一度謝れば許してあげようと彼の言葉を待つがアスランは踵を返し離れてゆく。
252ポチ@駄文職人:04/01/29 02:29 ID:c5jn6swr
「…っ…うぅ…」
先程まで幸せだった気持ちが一気に哀しみへと変わる。
相手を愛する想いは同じ筈なのにどうして心を通わせることが出来ないのか…私は上手くいかないもどかしさに泣いた。
「…カガリ…ほら」
膝を抱え蹲る私にアスランが近付き声を掛ける。
私はその声にパッと顔を上げると目の前にチョコレートを摘まんだ彼の手があり意味が判らずぱちぱちと瞬きしアスランの顔を見た。
「…お菓子あげるから…許して…カガリ」
その言葉に私は燃え上がるような恥ずかしさが込み上げ顔を紅潮させた。
253ポチ@駄文職人:04/01/29 02:31 ID:AtjA3RSo
「私はお子様か!?そんなことぐらいじゃ大人な私の機嫌は治らないぞ!!」
私よりも年下(数ヶ月だけ)の癖に保護者ぶるアスランに頬を膨らませ抗議すると何故か彼の表情が緩む。
「…ハムスターみたいだな」
カチーン…なんだよソレ…私が頬袋にヒマワリの種を詰め込むハムスターにでも見えたのか?
「何だよ!お前だって…っお前…うぅ…ね…猫みたいじゃないか!!」
全然貶しになっていないと思いながら止まらず更に捲し立てた。
「今度からお前のことアスニャンって呼んでやるからな!」
「…じゃあカガリは…とっとこカガ太郎か」
254ポチ@駄文職人:04/01/29 02:33 ID:ByqtCv3h
更に意地悪なことを言うアスランに堪らず近くに有った枕を手に取り振り被る。
「もう!絶対許さなっ…あっ」
その瞬間アスランはベッドに乗り上げ私の身体を抱き締める。
ギュッとアスランの身体に包まれ私は次第に力を無くし掴んでいた枕を落とした。
「…ごめんね…カガリ」
「……バカ」
アスランの心からの謝罪を受け入れ彼の背中に手を廻し抱き締め合いキスをする。
チュッと音を立てる可愛らしいキスにお互い顔を見合わせクスクス笑う。
「…仲直りだ…アスラン」
「ああ、ありがとうカガリ」
255ポチ@駄文職人:04/01/29 02:35 ID:wf5uBf0o
そして笑ってくれたアスランに嬉しさが込み上げるのを実感し床に落ちた毛布を拾う。
「アスラン、一緒に寝よう」
ポンポンとアスランの場所を示しベッドを叩いて促すと苦笑いしながら私の横に寝転んだ。
「カガリは男らしいな」
そのアスランの言葉にまたカチンと来たが今度は大人の女性の対応をと心掛け乳房を両手で持ち上げた。
「良く見ろアスラン!私はグラマーでお淑やかな女だぞ!」
本当は小さな乳房を懸命に寄せて谷間を作るとアスランの目が釘付けになり顔を真っ赤にさせた。
256ポチ@駄文職人:04/01/29 02:37 ID:qZkpPjXm
「…わかった…俺が悪かったよ」
そう言って恥ずかしそうに毛布をスッポリ被ったアスランに私は初勝利の喜びに沸いた。
「ふふ、やっぱり私の方が大人だな」
ニンマリとご満悦な私は調子に乗ってアスランに擦り寄り身体を密着させた。
アスランの無駄な肉のない引き締まった身体に触れ気持ちが高ぶる。
「…寝るんじゃなかったのか?」
困ったような顔をしているアスランに寄り添って寝たいんだと彼の腕を抱き枕のように抱えて目を閉じる。
モゾモゾと逃げようとする腕を乳房と股の間に挟み込む。
257ポチ@駄文職人:04/01/29 02:40 ID:rPXFFSyW
「…カガリ」
「……ぁ…ふぁ…」
暴れる彼の手が秘部を掠り私も思わず甘い吐息が出てしまう。
そして先程とは違い意図した指の動きに変わり秘部の割れ目を擦られ私もそのままアスランの思うままに従う。
アスランは私と向かい合いキスをしながら秘部を弄り優しく撫でる。
「…ん…アス…ラン」
「……痛い?」
膣口を撫でられ声を洩らした私を気遣うように見つめるアスランに痛くないよと微笑み返す。
本当はジンジンと痛む秘部も彼に触られることにより緩和され気持ち良さが増してくる。
258ポチ@駄文職人:04/01/29 02:43 ID:4JebyWfQ
アスランのもう片方の手が乳房を包むと甘い痺れが突き抜け悶えてしまう。
「…気持ち…いい」
不思議にアスランが触れる場所すべてが快感を感じ身体が癒える。
そして甘い心地良さで次第に瞼が重くなり私はアスランの温もりに包まれ意識を手放した。



Next
259名無しさん@ピンキー:04/01/29 04:21 ID:6z/F1Jjv
>ポチ氏
よかった〜、よかったっす!
カガリの思いが、アスランに通じて・・・。
>>251あたりでは、「ごめん」と「ゆるさない」の意味さえすれ違って
いるのか?と、もう禿しく心配したっす。でも、アスランはカガリの気持ちを
しっかりうけとめてくれていたっす。はぁぁ〜、パソの前で一気に腹筋が
ゆるんだっす。(w
260名無しさん@ピンキー:04/01/29 06:51 ID:3w/iIETT
>>242
乙です。
269氏の心のままの続き、無茶苦茶期待してます。

>>258
ポチ氏乙っす。
自分としては、無茶苦茶にすれ違ってすれ違ってすれ違いまくってくれても
構わなかったんですが、幸せアスカガも良いですな。
続き楽しみです。
261名無しさん@ピンキー:04/01/29 10:00 ID:8xhcomf/
>ポチ氏
それから、お礼だなんて、とんでもないっす。恐縮っす。
Next,たのしみにしてるっす。

>260氏
キラといい、ポチ氏のカガリといい、なんだかんだいってもアスランには
すれ違いが似合ってしまうコトは否めないっす。(w
262269:04/01/29 20:06 ID:r3ncIg9y
皆さん、今晩は。
続きを書いたのですが・・・またしてもエロがありません。
いい加減場違いと怒られそうですが、もう少し〜あと少し〜(古!)
投下します。
263269:04/01/29 20:07 ID:r3ncIg9y
もうその日はプラントに帰るシャトルもなく、そのまま砂漠の村に宿を取ることになった。
昼間は灼熱の太陽が照りつける砂漠も夜になるとぐっと冷え込み、暖炉には薪がくべられて暖かな炎が薄暗い空間を照らしている。
ロビーに据えられている大きな暖炉の前でカガリはじっと炎を見つめていた。
アスランはカウンターでチェックインの手続きに手間取っていた。
何せ宿にはまったく他の客らしき人影は無いのに、フロントにいる無愛想な男は満室を繰り返すのみだったのだ。
「満室・・って・・・見たところ誰もいないじゃないか。」アスランはこれで何度目かの押し問答にすっかり苛立っていた。
「他を探そうにももう日が暮れてしまったし、とにかく今晩だけ、一部屋何とかしてもらえないか?
それが無理なら彼女だけでもどこか横になれる場所を・・・・」
「もういいよ。」大人しくアスランとフロントの男とのやり取りを聞いていたカガリが口を挟んだ。
暖炉の炎がカガリの影をゆらゆらと壁に映し出す。
「焚き火さえあればわたしは砂漠での野宿もへっちゃらさ。ダテにゲリラの女神様を名乗っていたわけじゃないぞ。」
カガリの言葉にフロントの男の目がすっと細まった。
264269:04/01/29 20:11 ID:r3ncIg9y
「そうは言っても・・・」
なおも渋るアスランに向かってカガリはにっこりと笑った。
「大丈夫、前にも二人で野宿したことあるじゃないか。アスランは心配し過ぎなんだよ。
そんなに心配ばっかりしてると禿げるぞっ。」
「あのなぁ・・・」
やれやれといった表情でアスランが言いかけたとき、フロントの男がカードキーを差し出した。
「お客様、大変失礼いたしました。一部屋だけご用意できますので・・・どうぞ。」
無表情のまま一礼し、アスランの足元に置いてあった荷物を持つと階段を指し示した。
アスランは男の態度の豹変振りにいぶかしげに眉を顰めたが、カガリは気にせずスタスタとついていってしまう。
「アスラン、どうした?いっちゃうぞ。」階段の踊り場からカガリがアスランを呼ぶ。
「・・・・・ああ・・・・」嫌な予感がする。
アスランは少し考えていたが、すぐに足早にカガリの後を追って階段を上っていった。
265269:04/01/29 20:15 ID:r3ncIg9y
二人にあてがわれた部屋は3階の角部屋だった。
部屋の中はベットが二つと掛け時計、小さなバスルームがあるだけの質素な造りで、どう見ても優雅な旅行者が利用する施設とは思えない。
アスランは部屋に入ってからも油断無く辺りを窺う。これといって不審なところは無いが、用心するに越したことは無い。
「それではごゆっくり。お食事は後ほどお持ちいたします。」
男は一礼し、部屋を出て行った。
カガリは早速靴を脱ぎ、ベットの上に大の字になった。
「あー疲れた。やっぱり野宿よりこっちのほうがよかったぁ。」
無邪気に喜ぶカガリの姿に、アスランも表情を緩めて隣に腰を下ろす。
「確かに、野宿で初夜を迎えるのは男として面子丸つぶれだったからな、おれも必死だったよ。」
アスランの言葉にカガリは真っ赤になって飛び上がった。
「・・・・・!!!おっ・・おまえ、そんなこと考えてたのかっ!?」あまりに素直なカガリの反応に、アスランは腹を抱えて笑い転げる。
「・・・冗談だよ。そんな訳無いだろう。・・って、うわっ!」
266269:04/01/29 20:16 ID:r3ncIg9y
怒ったカガリは目に涙を浮かべながら枕でアスランに殴りかかる。
耳まで赤いのは羞恥と怒りと両方のせいだろう。
「ばかばか!おまえってほんっっっっとうに性格悪いな!!」
なおも暴れるカガリの体をアスランはごめんごめんと謝りながら抱きしめる。
本当にカガリは可愛い。素直で、照れ屋で、自由で・・・。
「ごめん、カガリ。おれが悪かった。」
優しく耳元で謝られて、カガリも持っていた枕を手放しそのまま両手をアスランの背中に回す。
「だめ。キスしてくれなきゃ、許さない。」
カガリの琥珀色の瞳でじっと見つめられて、アスランの心拍数は一気に跳ね上がった。
アスランがそっと目を閉じて顔を寄せたとき、  ガツッッ!と、カガリがいきなり頭突きした。
「!!!!」
あまりの痛さにアスランがベットに倒れ込むと、カガリが笑って裸足のまま立ち上がる。
「はははっお返しだ。これでおあいこだよな、アスラン!」
楽しそうに飛び跳ねるカガリの様子にアスランも苦笑するしかなかった。
267269:04/01/29 20:28 ID:r3ncIg9y
窓の外は真っ暗で、時折風に吹かれた砂がぱらぱらとガラス窓に当たり音を立てる。
「もうそろそろ夕食の時間かな・・・。その前にシャワーでも浴びようかな。」
カガリが手提げからタオルを取り出し、時計を見上げて呟いた。
「ああ、もうそんな時間か。」
新聞を広げていたアスランも、時計を見上げてカガリの言葉に応えた。
「ゆっくり疲れを流すといいよ。食事が来たら食べないで待っているから。」
「・・・・・んー・・・」
カガリはタオルを持ったまま、その場でもじもじしている。
「・・・?どうした、カガリ。」
不思議そうにアスランはカガリを見て、それからにやっと笑って新聞をたたむ。
「もしかしておれと一緒に入りたいの?だったらそう言えばいいのに。」
「・・!そんな訳無いだろ!まったく、どうしておまえは言うこと成す事みんなそっちに結び付けるんだっっ!?
わたしは・・わたしは・・・」
そのままカガリはタオルをアスランに投げつけた。
「やめた!アスランが先に入れ。私が入っているときにドアを開けられたらイヤだからな!」
「はいはい。つくづく信用が無いな、おれ。」
「信用を無くすようなことを言うアスランが悪い。」
カガリにぴしゃりといわれ、アスランは苦笑したままタオルを持ってバスルームに入っていった。
268269:04/01/29 20:28 ID:r3ncIg9y
暫らくして水音がし、カガリは手持ち無沙汰になりアスランが読んでいた新聞を広げて読み始める。
「なになに・・・明日の天気は・・」
「そうだ、カガリ。もし食事が届いてもドアを開けるな。」
いきなりバスルームのドアが開き、アスランが頭を濡らしたまま顔を出した。
かろうじて下半身はドアに隠れているものの、カガリは慌てて目をつぶる。
「ばばばかっ!見えるってば!」
「いいな、絶対にドアは開けるなよ。」それだけ言うとアスランはバスルームに引っ込んだ。
「・・・なんなんだ・・?」
カガリがぽかんとバスルームのドアを見るのと同時に部屋のドアがノックされる。
「お客様、お食事をお持ちしました。」廊下からフロントの男の声がする。
「待ってました!」
カガリはドアに向かって歩きかけ、アスランの言葉を思い出して慌てて足を止める。
「アスランはドアを開けちゃ駄目だって言うけど・・・」
おろおろとドアの前で考え込むカガリは、ちらりとバスルームのドアを見る。
「・・・・・・・」
269269:04/01/29 20:29 ID:r3ncIg9y
そしてあきらめたようにため息をつくと、ドアに向かって声を掛けた。
「あー、いまちょっと出られないんだ。其処に置いておいてくれ。後で自分でやるから。」
「・・・承知いたしました。それでは・・・・やれっ!!」
フロントの男が応えたのと同時に突然大きな爆発音と銃声がして部屋のドアが吹っ飛んだ。
「・・・なにっっ!?」
カガリが爆風に吹き飛び、受身を取る間もなく反対側の壁に叩きつけられそのまま床に倒れ込む。
ばらばらと戦闘服を着て銃を持った男達が部屋に侵入し、気を失って倒れているカガリに銃を突きつける。
「どうした!?カガリ!!」
バスローブだけを身に着けたアスランがバスルームから飛び出してきたが、
部屋の有様とカガリに向けられている銃口を見て息を呑んだ。
「カガリッ!」
カガリに向かって駆け寄ろうとした瞬間、後ろに潜んでいた男に後頭部を銃身で強打され、そのままアスランも気を失い膝をつく。
「カガ・・リ・・・」
気を失う直前アスランの目に映ったのは、フロントの男の歪んだ笑い顔だった。

269ゲトーズサー

270269:04/01/29 20:42 ID:r3ncIg9y
以上です。続きはまた後日。

今回はマジ甘せつな系を目指したんですよ・・・。
でも萌神様が言うんだよ。「本当にそれでいいのか?」って・・・。
そうしたら読者様から励ましのレスが。アヒャ
この先パワー全開で突っ走りまっす。もうどうとでもなれ。
それでは、また。

>ポチ氏 
前回の269宛のレス、聞かなかったことにしますw
271名無しさん@ピンキー :04/01/29 21:44 ID:ZZgeQvDG
頭突き、キター!!
269氏の萌神様、弄( ´∀`)つ ミI 暴走させてやってください。
ハァハァ準備おっけー。
272名無しさん@ピンキー:04/01/30 00:18 ID:ovlPDuiB
でもいつか、269たんの切甘アスカガ読んでみたいとも思う複雑な気持ち。
そんな269たんの作品が俺は大好きだぜ。
273ポチ@駄文職人:04/01/30 16:29 ID:pbjAgvdQ
>269氏
269ゲッツおめと(´∀`)
次は阻止してみせますw


自分のシリアスカガは今回あまりすれ違わないです。ていうか微ギャグ甘々化してきました。ヤバイので書き直し検討中…。

最近、黄昏氏降臨しませんね。心配です…風邪引いたのかな。


自分雑談魔と化してきたな…これだけじゃあれなんでイザークの続きを少し…
274ポチ@駄文職人:04/01/30 16:30 ID:pbjAgvdQ
>>232-233



肩まで伸びたフワフワした栗色の髪と地球軍の軍服…イザークは自分が望んだ人物では無かったことに安堵と落胆を感じた。
「…これ、食べなさい。大人しくしていれば悪いようにはしないから」
そう言いトレーをベッドの上に置く兵士にイザークは掴み掛かった。
「ふんっ!ナチュラルの分際で偉そうに!…貴様らの好きにはさせんぞ!!」
「…っ…止めなさい!」
柔らかな身体が抵抗しもがくのをイザークは必死に押さえ付けようとするとバランスを崩した兵士に吊られ床に倒れ込む。
275ポチ@駄文職人:04/01/30 16:32 ID:EXxhOODJ
「きゃあん!」
「ふごっもごっ…ぷはぁ!なっ…貴様ぁ!!」
豊満な胸に顔が埋まり窒息死しそうになったイザークは耳まで真っ赤にしながら怒鳴り身体を離そうとする。
「…うふふ、純情なのね」
その様子にクスクス自分を笑う兵士にイザークは更に顔を紅潮させた。
「だっ、黙れ!!くそぉ…くそぉ」
屈辱でワナワナと震えながら久しく感じていなかった女性の温もりにイザークの下半身は素直に反応していた。


つづく
276名無しさん@ピンキー:04/01/30 17:31 ID:4C2laAUt
マリューエザリア中の人同一ネタキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!


楽しみでつ。
277名無しさん@ピンキー:04/01/31 05:08 ID:3ey1kZNr
マリューさん、余裕ですなー。
278名無しさん@ピンキー:04/01/31 13:08 ID:iqOtu5Zn
スレ立て当初の勢いはどこへやら・・・やはり本編終了した痛手か。
279名無しさん@ピンキー:04/01/31 13:44 ID:zacPDLYT
スレ立て当初の勢いって…。
スレ立て当初の勢いは、もう凄かったぞ。
何ヶ月も作品投下されねーの。
過去ログ見てみ?
280名無しさん@ピンキー:04/01/31 14:05 ID:/tpZBbve
すまん、このスレパート9のことだす。
立ってすぐはあんなに作品があったのに〜♪
281名無しさん@ピンキー:04/01/31 14:51 ID:rNfGYmUE
アスカガ派が引っ張ってたからな。
あまりにもたくさん出たんで、そろそろネタ切れなのかも。
282ポチ@駄文職人:04/01/31 15:27 ID:LDJVaK+F
ちなみに自分はアスカガ派ではなくアスラン派ですw
アスランとならどのカプでも美味しく頂けます。まさにアスラン病(*´д`)ハァハァハァ

ということで
アスカガの続きを投下します。
283ポチ@駄文職人:04/01/31 15:30 ID:LDJVaK+F
>>15-24>>37-46>>76-84>>109-119>>176-185>>220-229>>248-258



「…ひゃっ…アス…ぁん」
私はアスランの巧みな指使いに翻弄されていた。
彼と結ばれて以来アスランの部屋を尋ね甘える私を寝付かせようと愛撫で絶頂へと導く…そんな毎日を繰り返していた。
「…ひっ…あぁ…そこ弄っちゃ…やぁ」
アスランは私に覆い被さり衣服を乱すと中指で膣内部を親指でクリトリスを刺激する。
私だけ肌を晒され彼の手と唇…そして舌使いで煽られ達してしまう。
そんな自分に羞恥を感じながらもその快感に溺れていた。
「…カガリ…すごい…濡れてる」
ワザとクチュクチュと音を立てて言うアスランに意地悪しないでと懇願する。
284ポチ@駄文職人:04/01/31 15:32 ID:bXJH8zfs
彼の愛撫はとても気持ち良い…けれど違うモノが欲しくて秘部が疼いてしまう。
アスランの熱くて大きいモノ…あれでまた私を貫いて欲しい。
しかし彼には私を傷付けたことに対する負い目があるらしくあれ以来契りを交わしていない。
「あっあっ…アス…ラン…して…あふっ」
「…カガリ…可愛い」
私の言葉にアスランの指が早く動き追い立てる。
違う…そうじゃない…何て言ったらいいのだろう…アスランのおちんちんが欲しい…は…恥ずかしくて言えない…そんなこと…
285ポチ@駄文職人:04/01/31 15:33 ID:XFt1tMNq
「…ひゃあぁっ!アスラン!」
そうこう考えている間にアスランにクリトリスをグリグリこねられ達してしまった。
「……おやすみ、カガリ」
ぐったりと横たわる私の乱れた衣服を直し額にキスをするとアスランは浴室に消えた。
「…はぁはぁ…ふぇん…アスラン」
どうしたら彼は私を抱いてくれるのだろう。
いつもなら眠りに就いてる今も物足りない欲求に目が冴える。
そしてボーッと天井を眺めていると一向に聞こえてこないシャワーの音を不思議に思いフラフラと立ち上がり覚束ない足取りで浴室へ向かう。
286ポチ@駄文職人:04/01/31 15:37 ID:VQY8wQJm
そして扉の前に立ち僅かに開いた隙間から中を覗き込む。
「……ぁ…」
私は目に映った光景に熱い痺れが全身を突き抜けるのを感じた。
アスランが浴室の縁に腰掛け自分のモノに手を添えて藍色の髪を揺らしながら艶めかしい息遣いを浴室に響かせている。
私は慌てて彼に気付かれないようにその場を離れベッドに潜り込む。
アスランの自慰行為が目に焼き付いて離れない。
アスランが自分に性欲を感じてくれていた喜び…自分だけ快楽に溺れ彼には何一つしてあげられなかった罪悪感…淫らに歪むアスランの綺麗な顔…抱かれたい…アスランにも気持ち良い思いをさせてあげたい。
私の頭の中はアスランとの淫気な想いで一杯になっていた。
287ポチ@駄文職人:04/01/31 15:39 ID:JvO/eKBd



翌日、私はある決意を胸に緊張しながらアスランの部屋を尋ねた。
「よっ!アスラン!」
ピシッと手を上げて挨拶をするとアスランはキョトンとして私を見つめた。
「…カガリ…どうかした?」
「えっ!?なっ、何がだ?」
「…いや…いつもと違う…何か企んでるような顔をしてるから」
ギクッ!流石アスラン…油断できない相手だなと思いソワソワしていると翡翠の瞳がジッと私の顔を窺っている。
それだけで私の胸はドキドキと高鳴り昨夜のアスランの姿を思い出してしまう。
288ポチ@駄文職人:04/01/31 15:41 ID:y0vjHUJ8
「何ジロジロ見てんだよ!アスランのエッチ!」
アスランの視線に耐えられず声を上げると叱られた子犬のようにシュンと項垂れる。
その姿が可愛くて堪らずヨチヨチと頭を撫でた。
「…ごめんな、アスラン」
私が素直に謝るとアスランは一瞬驚いたような顔をして気にしてないと苦笑いしながら答えてくれた。
「…今日は優しいんだな」
「なっ!…それじゃ私がいつもお前に意地悪してるみたいじゃないか!」
「違うのか?」
「…うぅ…アスランの方が意地わ…んんっ!」
納得がいかない彼の言葉に抗議しようとする唇を塞がれ抱き締められる。
289ポチ@駄文職人:04/01/31 15:44 ID:pzo7Qx3M
「……んぅ…はぁふ」
柔らかく優しいキスが角度を変え何度も繰り返され私は力を失い彼に身を任せそうになるが本来の目的を思いだし名残惜しくアスランの身体をつっぱねた。
「…ダメ…アスラン…そこに座って」
「……カガリ?」
どうしたんだ?と顔を覗き込む彼の手を引いてベッドに座らせる。
「…そ…そこでジッとしててくれ!」
取り敢えず心の準備をしたいと思いアスランに言うと大人しく従ってくれた。
私は今までになく激しく緊張していた…深呼吸と頭の中でシュミレーションし気分を落ち着かせようと試みる。
290ポチ@駄文職人:04/01/31 15:47 ID:voUV8W8b
そして私の脳内には昨夜の光景とソフトクリーム…己が持つ僅かな精に対する知識を呼び起こし、それらを駆使してアスランを快楽へと導く…彼はきっと喜んでくれる筈だと私は生唾をゴックンと飲み込み彼を見た。
「…視姦プレイか?…それとも放置プレイ?」
真面目な顔をして言うアスランにバカァ!と一喝し彼の前に跪く。
「……カガリ?」
その行動に不思議そうな顔をするアスランに構わす私はズボンのジッパーに手を掛けた。
「…さ…触っても…いい?」
恥ずかしさで死にそうなのを我慢してアスランの様子を窺うとジッパーの金具を摘む手を掴まれる。
291ポチ@駄文職人:04/01/31 15:50 ID:fgBaRFXG
「…ダメだ…離れて」
折角勇気を振り絞り大好きなアスランの為にと思いしたことをあっさり拒絶され泣きそうになった。
「…いいじゃん…ちょっとくらい」
ツンと拗ねて俯くが、どうしても諦められない…きっとアスランも照れているだけだと思い、私は渾身の力を込めてジッパーを下ろそうとアスランの手と格闘する。
「…っカガリ!いい加減にしろ!!」
その瞬間アスランの怒声が響き私はピタリと止まり固まった。
何故アスランが怒るのかが判らない…彼の為に良かれと思いしたことなのに…。
292ポチ@駄文職人:04/01/31 15:53 ID:6NwlTo7E
「…ひっく…何で…ダメなの?…どうして…抱いてくれないの?」
「……カガリ」
アスランの冷たい態度に心の中に悔しさと哀しみがジワジワと沸き起こる。
「私の身体よりも自分の手の方が気持ちいいのかよ!?」
興奮し思わず言ってしまった言葉にアスランは顔を紅潮させ目を逸らす。
「私がアスランのおちんちんをペロペロして気持ち良くさせてやるからぁ…だからっ…ひっく…うわぁあぁん!!」
とうとう私は壊れてしまった…涙が溢れ息をするのもまま成らない程号泣し彼の反応を窺い知ることは出来ない。
もう終わった…私はその絶望に崩れ落ちた。


Next
Athrun
293名無しさん@ピンキー:04/01/31 16:30 ID:h62/JOtW
イザマリュ待ち・・・
294名無しさん@ピンキー:04/01/31 16:58 ID:eUzHlTq9
イザーク×シホたん待ち・・・

295名無しさん@ピンキー:04/01/31 18:17 ID:IUnYlIDw
>>292
乙です。
擦れ違い系と言えば擦れ違い系……?
カガリが段々お笑い系に走っているような(w
続き楽しみにしてます。
296ポチ@駄文職人:04/01/31 19:26 ID:6D1K0muI
>>232-233>>274-275



「…あら、可愛いらしい」
兵士も不自然に膨らんだ股間に気付き人差し指で触れるとイザークの身体がビクンと跳ね上がる。
「っふぁ!…なっ…何だ貴様ぁ!!」
兵士の行動に驚きイザークは慌てて飛び退くが刺激された下半身には力が入らず冷たい鉄の床にへたり込む。
「…ふふ、君にはデュエルでお痛した分のお仕置きが必要ね」
兵士は腰抜けと化したイザークに悪戯っぽい笑みを浮かべ歩み寄る。
その艶めかしく歪む唇にイザークはゴクリと唾を呑み込みながら声を荒げた。
「俺は貴様らナチュラルの仕打ちになど決して屈しはしない!!」
297ポチ@駄文職人:04/01/31 19:29 ID:BAAM8EdD
コーディネイターである誇りを胸にキッと威嚇するように睨むと兵士は胸元のジッパーに手を掛けた。
「口だけは威勢がいいのね」
「…なっ!」
冷たく言い放たれた言葉にイザークは己の醜態に言い返せず唇を噛み締めた。
(…くそぉ…母上…俺は…)
いつも優しく微笑み包んでくれた母親の顔を思い浮かべ銀髪を揺らし屈辱に項垂れる。
「…君、名前は?」
「………イザーク…っぁ」
優しい声色に自然と答えてしまったイザークは手で口を塞ぐが既に遅し兵士はゆっくりジッパーを下ろし動揺に揺れる銀髪の少年を見下ろした。



つづく
298269:04/02/01 00:57 ID:LOYYSiYy
皆さん、今晩は。行き詰った269です。
書いても書いてもエロにたどり着かない。
無理矢理入れてみたけど、もしかしたら後日書き直すかもです。
とりあえず今回のエロ部分は271氏,272氏に捧げまつ。
投下。
299269:04/02/01 00:58 ID:LOYYSiYy
暗い沼の底からゆっくりと浮かび上がるように、意識が覚醒する。
アスランはゆっくりと目を開けると焦点が定まらない瞳に次第に意思の力が戻る。
「ここは・・・おれは一体・・・っ?」
瞬時に自分とカガリの身に起こったことを思い出し、弾かれた様に飛び起きた。
「カガリ・・・カガリッ!何処にいる!?」
アスランは半狂乱になりカガリを呼ぶが辺りはまるで人の気配は無く、アスランの叫び声は虚しく壁に吸い込まれるだけだった。
「一体何があったんだ・・・。」アスランは改めて辺りの様子を確認する。
ベットは傾き壁紙は剥がれ落ちている。部屋の中はめちゃめちゃになり、爆発の大きさを物語っているようだ。
アスランは手早く身支度を整えると銃を構えて部屋を出た。壁に沿い慎重に歩を進め、階段を下りていく。
フロントに辿りつくと用心深く中を調べ、カウンターを飛び越えて中に入る。
ぱらぱらと手近な書類を捲り何か手がかりはないかと目を走らせると、その中の1枚に目を止めた。
「これは・・カガリの・・・」
そこにはカガリの写真と共に遺伝子レベルからの情報を事細かに記載したものと、
これまでの行動が逐一記されたメモがいくつものファイルに隠すように挟まれていた。
「まだこんなことをしているのか!」アスランは書類を握りつぶすと力任せに壁を殴りつけた。
300269:04/02/01 00:59 ID:LOYYSiYy
建物に誰もいないのを確かめるとアスランはそのまま建物の外に出る。
路上に止めてあったジープの配線を繋ぎ、そのままハンドルを握った。
目指すは砂漠の虎、バルトフェルドが使っていた屋敷だった。そこならばコーディネーターの研究をする施設がある。
フロントに残されていた資料は明らかにカガリの遺伝子をコーディネイトするための参考資料だった。
たぶんカガリは其処にいる。
アスランは確信に近いものを感じて車を走らせた。
301269:04/02/01 01:00 ID:LOYYSiYy
腕に鋭い痛みを感じ、カガリは目を覚ました。
「・・・あ・・・」
目を開けると白い天井と蛍光灯が見え、あまりの眩しさにカガリは思わず目を細めた。
白い壁と消毒液の匂い。どうやら自分は病院の一室にいるらしい、とカガリは思った。
腕を持ち上げてみて何処も痛むところが無いのを確認すると、上半身を起こしてあたりを見回した。
「気がつかれましたかな。」
カガリが驚いて振り返ると、宿のフロントの男が自分を見下ろしている。
その脇には医者らしき男が数人、なにやらカルテのようなものにいろいろ書き込んでいる。
「ここは・・・わたしはどうしてこんなところにいるんだ?」
カガリが聞くと男は慇懃無礼な態度で礼をし、おどけたような口調で答えた。
「このような所にお越しいただくのはこちらも心苦しいのですが・・・ねぇ?カガリ・ユラ・アスハ様。」
「なんだと!?」カガリは驚いて聞き返す。
オーブ国内ならばいざ知らず、この砂漠の地でカガリの正体を知る人間はほんの数人しかいないはずだ。
それなのに、何故この男は・・・?
「ふふふ、何もそう驚かれることもありますまい。私たちは独自にコーディネーターを研究している秘密組織とでも申しましょうか。
あなたと、双子の弟さんのことは大変よく存じておりましてね。大変優秀な弟さんですな。
先の戦争でも大活躍なさって、いや、まったく素晴らしい。」
302269:04/02/01 01:01 ID:LOYYSiYy
男は大げさに手を振り感嘆の意を表すが、カガリは警戒し鋭い眼差しで男を睨み付ける。
「そこで、我々は考えた。遺伝子操作してあれだけの能力が引き出せるのだったら、更に進化の可能性があるのではないかと。
もともと優れた遺伝子を持つ卵子とコーディネイトされた優秀な遺伝子を持つ精子、これを掛け合わせたら・・・わかりますかな?
そしてその優れた卵子の提供者としてカガリ・ユラ・アスハ様、あなたに我々は目をつけた。」
「ち・・ちょっと待て!」
カガリは声を震わせて叫ぶように言った。
「そんな・・・そんな理由でわたしたちを襲ったのか!?そんなに優秀な卵子が欲しかったらコーディネーターの卵子を使えばいいじゃないか?
コーディネーター同士の組み合わせのほうがよっぽど・・・」
「残念ながら、コーディネーーター同士の組み合わせでは受精の確率が恐ろしく低くてね。
また、運良く受精してもその受精卵が無事に着床、育成するのは天文学的確率のほんの数パーセントなのですよ。」
いつの間にか武装した兵隊が男の隣に来てなにやら小声で耳打ちした。
「・・・・そうか、到着したか。さすがに元ザフトのトップガンだけのことはある。思ったよりもずいぶん早く現れたな。」
そう言うと人払いし、男も部屋を出て行こうとしながら振り返り、最後にカガリに向かって声を掛けた。
「なに、心配しなくてもいい。我々は人道的立場から、卵子提供者の精神的負担を軽減することもちゃんと考慮しているつもりですよ。
なにしろ、大切な研究対象だ。・・・・・アスラン・ザラ。彼は優秀なコーディネーターだ。さぞかし優秀な遺伝子を所有していることだろう。」
意味深な言葉を残し、男は部屋を出て行った。
303269:04/02/01 01:01 ID:LOYYSiYy
「・・・何が・・起ころうとしているんだ・・・?」
カガリは男の言うことがよく理解できず、それでも漠然とした恐怖と危険を感じて思わずベットを降りた・・・が、
自分が全裸なのに今更気が付き、慌てて体にシーツを巻きつけた。
「なんだよ・・いったいなんだってこんな・・・!」
その時、部屋のドアが開けられてアスランが飛び込んできた。
「カガリ!無事か!?」
「アスラン!」
カガリは安堵のあまりアスランにしがみつき、アスランもまたカガリをきつく抱きしめる。
「カガリ、大丈夫か?多分ここだろうと見当をつけたが良かった。・・・どうした?」
いきなりがくがく震えだしたカガリの様子にアスランは驚き、肩を掴んでその顔を覗き込む。

304269:04/02/01 01:02 ID:LOYYSiYy
「そろそろ薬が効き始める頃だな。」
腕時計を見ながら、フロントの男が医者の一人に声を掛けた。
「はっ、投与して15分、そろそろ自覚症状が現れる頃ではないかと。」
男は頷き、満足げに手にした資料に目を落とした。
「この実験がうまくいけば人類は更なる進化を遂げるだろう。そのためにはあの二人には文字通り頑張ってもらわないと。
選び抜かれた優秀な遺伝子を持つ人類・・・さしずめ、私はその創造主というところか・・・。」
人類が再び神の領域を侵そうとしている事に男は気が付いていなかった。
305269:04/02/01 01:02 ID:LOYYSiYy
「気分でも悪いのか?早くこの屋敷から出よう。おれが来たときは全く無人だったが、いつ何が起こるか・・・」
そこまで言いかけて、アスランはカガリの変化に気が付いた。
目を潤ませ頬を紅潮させたカガリは膝に力が入らないように、その場に崩れるように座り込んだ。
「カガリ・・?」
「どうしよう・・アスラン・・・私、なんか・・変だ・・」泣き出しそうな声でカガリがアスランに訴える。
「変って、いったいどう・・」
アスランも身をかがめてカガリの顔を覗き込むと、いきなりカガリがアスランの首に腕を絡めて顔を引き寄せ、口付けをした。
それはいつもの恥ずかしげなキスではなく、驚くアスランの唇を割り強引に舌を差し込んでくる激しいものだった。
アスランの頭を抱え込み、唇を押し付け執拗に唾液を流し込む。
荒い息遣いと舌が絡まる水音に、自然とアスランの下半身も反応してしまう。
「ちょ・・ちょっと待て、カガリ。いったいどうしたんだ!?」
なんとかしがみつくカガリを引き離すと、アスランはカガリを落ち着かせようと試みるが
カガリは激しく喘ぎながら体を震わし、体をアスランに擦り付けて来る。
「・・・中が・・体の中がすごく熱くて、痺れるみたいな・・・アスラン・・助けて・・!」
カガリはそう言うとアスランの太腿を自分の股の間に挟むような姿勢になり、激しく腰を動かし始めた。
「おっ・・おいっ、カガリ・・・」
「あっ・・はあっっ・・アス・・・ラン・・っ」
いきなりのカガリの痴態にアスランは驚きその腕を掴むと、丁度カガリの二の腕の辺りに小さな注射の跡が目に入った。
「まさかカガリ、なにか薬を・・・!?」
306269:04/02/01 01:03 ID:LOYYSiYy
カガリの激しい動きに体に巻きつけてあったシーツも捲くれ上がり、二つの乳房も薄い茂みも顕わになったが
そんなことはお構いなくカガリは尚も動きを止めることなく執拗に腰を振り続ける。
アスランのズボンにはカガリが擦りつけた愛液が染みになって広がり、布地を通してその熱がアスランの足に伝わっていく。
「アス・・ランッ・・・抱いて・・・お願い、今すぐ、抱いてぇっ・・」
カガリの全身から淫靡な香りが立ち上り、アスランの全身を絡め取る。
涙目で訴えられてアスランの理性も限界だった。
「カガリッ」
アスランが噛み付くようなキスをすると、待っていたカガリは自ら進んで口を開きアスランの舌を受け入れ、
激しく舌を絡ませると粘着な音を立てて唾液を啜る。
その間、アスランの両手はカガリの白い胸のふくらみを乱暴に掴み、もみしだいていた。
二つのふくらみの頂点はつん、と上を向き、時折与えられる刺激に形を変えて快楽をカガリの全身に飛び火させる。
「・・んっ・・・んんっ・・・アスラン・・もっと・・・めちゃめちゃにしてぇ・・」
喘ぎながらカガリが腰を押し付けると、アスランはカガリの唇を舐めながら器用に自分のズボンのジッパーを下げて、
既に熱く立ち上がっている己自身を取り出し、空いている方の手でカガリの細い腰を引き寄せる。
「アスラン・・アスラン・・・」
うわ言のように自分の名を呼び続けるカガリの入り口を指で開きそこに先端を宛がうと、そのまま一気に腰を突き入れる。
「・・は・・・うっ!」
307269:04/02/01 01:04 ID:LOYYSiYy
いくら濡れているとはいえ初めて受け入れるアスランの欲望の激しさに、カガリは思わず悲鳴を上げて腰を浮かして逃げようとするが、
アスランはしっかりとその腰を押さえつけて更に深く突き入れようとする。
「駄目だ・・おれも我慢できない・・もっと・・・もっとカガリが欲しい・・!」
そのまま押し倒すようにカガリの体を床に横たえると、アスランはカガリの足を大きく開きその中心部に激しく腰を打ち付ける。
「や・・・あっ・・!アス・・ラン・・・だめえっ」
カガリは抵抗するかのように腰を引くが、それはかえってアスランの欲望を煽ることになり、
アスランは己の全てをカガリの内部に更に激しく突き入れ、最奥を乱暴に掻き混ぜる。
きつく異物の進入を拒んでいたカガリの秘所はいつの間にかじゅるじゅると涎を垂れ流し、アスランが進入しやすいよう
潤滑油の役目を果たして更に奥へと招き入れる。
一段と加速したアスランの腰の動きにはじめは苦しげだったカガリの息遣いもいつの間にか甘く艶めいたものに変わり、
アスランの動きにあわせて内部で締め付けたり緩めたりして、絶頂へと誘っていく。
「・・・アスラン・・・・・・わたし・・もう・・・はうっ・・」
「おれも・・・・もう・・でるっ・・・」
カガリが背を弓なりに逸らし絶頂を迎えるのと同時に、
アスランはカガリの秘所から己自身を抜き取り、カガリの白く滑らかな腹に精を弾け出した。

308269:04/02/01 01:09 ID:LOYYSiYy
以上です。続きはまた後日。

と、いつもなら言うところですが、うーん。
今回は続くかどうか微妙。続いてもエロパロスレ向きじゃないような気がする。
軌道修正するかこのままお蔵入りにするか、少し考えます。
それでは、さらばです。

ちなみに自分はカガリマンセー派。
24話だけでご飯3倍もとい3杯いけます。
309名無しさん@ピンキー :04/02/01 01:46 ID:n3ew16Wz
キター!!逆レイープ!!じゃなかった。
269氏の擬音語ってすげえな。ごりごり、ぎりり、じゅくじゅくってワロタ。
書き直しも一粒で2度3度萌えなので、つっぱしりキボンヌ。
310ポチ@駄文職人:04/02/01 02:16 ID:+H/Ljk7m
>269氏
乙です。カガリにハァハァするアスランにハァハァしてしまいますたw
お蔵入りはイヤンです。続き激しくキボンします( ´∀`)アスカガーラブリン


つうか自分の方がお蔵入りしそうな勢いで。今更見つけた脚本家の某発言に続きを書く気力が萎えますた。取り合えず暫くアスカガ停止します。訂正版か南極で必ず早い内(今月内に終わらすつもり)に完結させますので…。

ということで某脚本家の某発言をSS化エロ無しッス。書き逃げさらば!269氏頑張っちくれぃ!いつも影からコソーリ応援しとります!
311ポチ@駄文職人:04/02/01 02:17 ID:+H/Ljk7m

「カ…カッカッカガリ!好きだっ!!」
停戦協定が結ばれ宇宙に静寂が戻ったエターナル艦内にアスランの噛み噛みな声が響いた。
「うん、その調子だよアスラン」
「うふふ、アスランたらお顔が真っ赤ですわよ」
最後の出撃前にカガリとキッスをしてしまったアスランは、その責任を取るべくキラとラクス監修でプロポーズの練習をしていた。
「大丈夫、キスまでしたんなら想いは同じ筈!アスラン頑張って!」
「そうですわ、アスランご武運を…」
そしてアスランは意を決してカガリの元へ向かった。
312名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:21 ID:O/q9LhkY
乙。269氏のアスランカガリは笑える超展開が売りだな。面白いよ。
カガリ萌えなら一度キサカカガリを書いてみる気は…ないか。
何故かエロ同人でも見かけない。
313ポチ@駄文職人:04/02/01 02:24 ID:kNIa/2Je


「カガリ!」
「あ、…アスラン?」
ガチガチと固まりぎこちない動きにカガリがポカーン(゚◇゚)としているとアスランはピシッと前に立ちカガリを見据える。
「…あの…あのだな…キラ…」
「…カガリだ」
アスランは極度の緊張からキラとカガリの区別がつかなくなっている。
「まったくお前は…言いたいことがあるなら遠慮なく言えよな」
しょうがないなぁとニッコリ微笑むカガリにアスランは少し心が落ち着く。
(待っててくれキ…カガリ…今俺は君に…)
そして好きだとプロポーズしようとしたその時
「私とお前は熱い友情で結ばれているんだ!だからいつでも力になるぞ!」
(エエェー(;゚д゚)友情!?)
てっきり両思いだと思っていたアスランはショックで砕け散った。

おわり
314ポチ@駄文職人:04/02/01 02:35 ID:kNIa/2Je
最後にちょっとだけ…シリアスアスカガ読んでてくれた方々ありがとう&御免なさい。人に影響されやすく単純思考の自分がお恥ずかしい。
これはキラとラクスを絡め擦れ違いグロエロドロとパワーアップさせて帰ってきますので暫しトンズラします。マリュイザは希望があればいつでも投下しに来きます。ではさようなり。
315名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:45 ID:O/q9LhkY
乙、ポチ氏。割り込み悪かった。今ごろ嫁発言を知ったのか。
熱い友情イイネイイネ。種に欠けていたもんだよ。
個人的に体張ってジェネシスまで追ってきてくれれば男でも女でも
愛情でも友情でも構わないだろうと思うが、カプ好きには命取りになるんだな。
マリュイザ待ってるよ。
316名無しさん@ピンキー:04/02/01 03:00 ID:kogxgf8T
ポチ氏、お疲れ。
自分は氏でアスカガにハマったクチなので、
また気力充填完了して、新作ひっさげて還って来てくれる事を
いつでも信じて待ってるよー!
317名無しさん@ピンキー:04/02/01 09:36 ID:SpFrQo3q
>ポチ氏
お疲れさまっす。
氏のご帰還をず〜っと待ってるっす。いつまで〜〜も待ってるっす(^−^)。
マニュイザおねがいしますっす!
318名無しさん@ピンキー:04/02/01 19:19 ID:6J3osx0+
age
319269:04/02/01 23:13 ID:KARt7jkQ
皆さん、今晩は。
アスカガは今日は休みで気晴らしに別のモノを書き散らしてみたり。
>312の案をいただき。
でもこれも途中なんだよなぁ。
投下。
320269:04/02/01 23:13 ID:KARt7jkQ
「まったく、とんだお姫様だ。」キサカは深々と溜息をついた。
オーブの軍に籍を置いてから今日まで、誠心誠意この国の平和のために力を尽くしてきたキサカだが、
今日という今日は心底疲れ切ってしまった。

内密にウズミに呼び出され、きわめて重要な任務を任されると思いきや
ウズミ氏の娘カガリの護衛という、現場とは程遠いポジションにキサカは腐りきっていた。
「なんで私がお嬢さんの護衛など。それはSPの仕事でしょう。」
キサカが困惑してウズミに異議を唱えると、ウズミも諦めた様な表情で額に手を当てた。
「そこを何とか・・・もう頼れるのはお前しかおらんのだ。頼む。このウズミの頼みをきいてくれんか。」
「はあ・・・ウズミ様がそこまで仰られるのでしたら。」
キサカは一礼をし、ウズミの部屋を退出した。
321269:04/02/01 23:14 ID:KARt7jkQ
オーブの主事ウズミには娘が一人いるのはキサカも知っていた。
早くに母親を亡くし、多忙なウズミに代わって乳母が育て上げたという噂も聞いている。
そして、その性格が父親譲りの剛直で正義感に溢れているということも。
いままでその性格が災いし、何人ものSPが護衛に付き、去っていったことか。
キサカは敬愛するウズミに頭を下げられては断りようが無かった。
「しかし、そのような役目が自分に務まるのだろうか。」
不安を抱きながらキサカはアスハの館の長い廊下を渡り、プライベートエリアに入った。
精緻な細工が施された扉の前に立ち、姿勢を正すとキサカは扉を叩き声を掛けた。
「今日からこちらに配属になったキサカです。入ってよろしいでしょうか?」
間髪いれず「どうぞ」と返事があり、キサカは扉を開けて入っていく。
「失礼します。」
部屋の中は品の良い調度品で揃えられているものの、年頃の女の子の個室にしては飾り物が少なく
若干殺風景な気がしないでもないが、それもこの部屋の主の趣味なのだろう。
南向きの大きな窓の前で、部屋の主が立ってこちらを見つめていた。
322269:04/02/01 23:15 ID:KARt7jkQ
年の頃は15.6であろうか。
輝く金髪とすらりと伸びた手足、白い正装に身を包みハシバミ色の瞳でじっとこちらを見詰める少女は無言でキサカのところに歩み寄る。
ウズミの娘、という贔屓目を差し引いてもこれはかなり美しい少女だと一目見てキサカは考え、慌ててその考えを打ち消した。
これから仕える、いわば自分の主人に余計な主観を持ってはいけない。
キサカは思わず緊張して体をこわばらせたが、少女はしげしげとキサカを見上げてから、にっこり微笑み手を差し出した。
「わたしがカガリ・ユラ・アスハだ。よろしくな。」
カガリの愛くるしい笑顔にキサカはすっかり毒気を抜かれてほっと息を吐くと手を差し出して挨拶をする。
「こちらこそ、どうぞよろしく・・・」と言いかけた瞬間、カガリがキサカの手を掴んで腕を引き、間髪いれずに
足をかけて腕ひしぎ逆十字の技をかけてきた。
「・・・くっ・・!?」咄嗟にキサカは反対側の腕を床に着き体を反転させて技を外し、そのままカガリを放り投げる。
カガリは受身を取って床に転がり、ぱっと起き上がった。
「一体どういうつもりだ?」
キサカが腰を落とし構えながら静かにカガリに問いかけると、カガリは全く悪びれる様子もなく服に付いたほこりを叩き落とした。
「へぇ、お父様も今度はなかなか腕の立つ人間を寄越したものだな。」
尚も厳しい表情のキサカに向かいカガリは方目を瞑ってウインクし、真っ直ぐその前に立つと
打って変わった真面目な表情で再び手を差し出しキサカの目を見つめた。
「すまなかった。改めて挨拶しよう。カガリ・ユラ・アスハだ。これからよろしく頼む。」
「・・・キサカです。」
差し出された手を握り、キサカも真面目な表情で挨拶する。
323269:04/02/01 23:16 ID:KARt7jkQ
「いままでのやつは大体あれでギブアップしていたので、そんな弱い護衛なんて意味無いだろ?
今回もその手かなって思っていたんだけど、やっぱりお父様には敵わないや。」
カガリが笑ってそう言うのをキサカは黙って聞いていたが、握っていたカガリの手を引き寄せるとそのまま横抱きにして抱えあげた。
「うわっ!?なんだ!?」
「少しおいたが過ぎますな。これからはそうは行きません。
護衛もそうですが私は全面的にあなたのことをウズミ様より任されていますので、これからは私の遣り方でやらせて貰いましょう。」
キサカはそう言うと抱えたカガリの尻を2回、3回と平手で打ち据えた。
ぱんっぱんっと小気味いい音が響き、カガリが悲鳴を上げる。
「大人をからかった罰です。悔しかったら私より強くなってごらんなさい。」キサカはそう言ってカガリを抱えていた腕を離した。
「・・・っ痛!信じられないよなっ!初めて会った人間にここまでするか?」
目に涙を浮かべながら叩かれた尻をさするカガリは、恨みがましい目つきでキサカを見た。
「花も恥らう年頃の女の子にこんなことして、跡でも付いていたら責任取ってもらうからなっ!」
「そんなモンで責任を取ってたら国中尻打ちが大流行してますよ。」
324269:04/02/01 23:16 ID:KARt7jkQ
キサカにあっさりかわされて、カガリはムキになって言い返す。
「よぉし、だったら絶対に責任取ってもらうからなっ!」
カガリはそう言うと立ち上がり、下着もろとも穿いていたズボンを脱ぎ捨てて剥き出しの尻をキサカに突きつけた。
「ほらっ!よく見ろ!絶対跡になっているはずだぞ。すごく痛かったんだからなっ」
ぐいっと突きつけられるカガリの白い双丘に、キサカは眩暈がした。
「嘘だろ・・・・?」
いくらなんでもこのカガリの行動は世間知らずとかいうレベルではない。
そのとき、キサカの脳裏にウズミが漏らした言葉が甦った。

  「早くに母親を亡くし、それでも主事の娘として厳しく躾け育ててきたつもりだが
  どうもマーナに任せたきりだったので偏った知識が付いてしまったようだ。」
  「ウズミ様、例えばどのような・・?」
  「一番の気がかりは、男女の違いについて娘は全く感じていないようだ。
   何故男がいて女がいるのか、そこが今ひとつ理解できていない・・・ようは純粋無垢、ということか。」
  そういってウズミ様は苦笑しておられた・・・。
325269:04/02/01 23:17 ID:KARt7jkQ
「ほらっキサカ、よく見ろ。絶対に跡が付いているだろ?」
鼻先に桃の果実のような尻を突きつけられて、キサカは我に返った。
こうなったらカガリに正しい知識を伝えるのも仕事の一環だ、と自分に言い訳して、
キサカはカガリの腰を両手で押さえてそのまま四つん這いの姿勢になるようにカガリに言う。
「そうですね、言われてみれば少し跡が。全体をよく調べますのでもっと腰を上げて。」
「こ・・・こうか?」
カガリは言われるがままに床にうつ伏せになると、高く腰を上げて見せる。
キサカの目の前には染みひとつ無い白く輝くカガリの尻とその狭間にある小さな菊の蕾、
そこから続くピンクのクレバスが惜しげもなく晒されていた。
その可憐さにキサカは思わず唾を飲み込みごくりと喉を鳴らす。
「ああ、少し赤くなっていますね。大丈夫です、舐めておけば治りますよ。」
声は平静を装い、キサカは舌で双丘を舐め始めた。
冷たい舌の感触にカガリはびくりと体を震わすが、そのまま大人しくされるがままになっていた。
ぴちゃぴちゃと音を立てて肌を湿らせ、されからキサカの舌は下の泉に狙いを定めた。
326269:04/02/01 23:18 ID:KARt7jkQ
「カガリ、足を開きなさい。」
「え・・・」
有無を言わさぬキサカの強い声に、カガリは操られるように足を開いた。
ぱっくりと開かれた足の付け根の深い割れ目からピンクの花弁がちらりと覗き、
その先には小指の先程の花芽が立ち上がっているのが見て取れた。
「カガリのここはとても綺麗だ・・」
思わず呟いたキサカの言葉に、カガリは嬉しそうに喉で笑う。
「カガリはこれから女になる。」キサカは指でカガリの花弁をなぞり上げた。
「・・・?わたしはもともと女だぞ。」知らず知らずのうちにカガリの秘所は蜜を滲ませ潤み、甘い匂い放っていた。
「キサカは私を何だと・・・ああっ!?」
いつの間にかキサカはカガリの股間に頭を差し入れていて、そのまま強引にカガリのクレバスに舌を捻じ込ませる。
痺れるような初めての快感がカガリの体を貫き、カガリは思わず声を上げた。
キサカはかまわず肉の襞を丁寧に舌でなぞり、先端にある突起も薄皮を剥くように丁寧に舌で絡め取る。
「きっ・・・キサカ・・・何を・・して・・ひっ!」
突起の先端を舌で擦られ、カガリは喉をのけぞらせて背中をしならせた。
それと同時にじわりと体の中から蜜が流れ出る感覚がし、カガリの背骨を無数の見えない虫がぞわぞわと這い上がる。
327269:04/02/01 23:19 ID:KARt7jkQ
カガリは思わずキサカの額に下腹を擦り付け、太腿で頭を挟み込む。
「ああん・・・なんか・・・変なかん・・じ・・」
カガリの声にも明らかに欲情の色が混じりだし、キサカは舌の動きを早くする。
いつの間にか溢れ出していたカガリの蜜がキサカの口元を汚してそのまま床に滴り落ちた。
じゅるじゅると湿った音を立てて尚もキサカはカガリの割れ目に奉仕する。
「・・・やだぁ・・・熱い・・・熱いよぅ・・」
泣きそうな声でカガリが頭を振り、キサカの舌に強く腰を押し付けた。

328269:04/02/01 23:22 ID:KARt7jkQ
今日はここまで。続きはまた後日。

キサカxカガリ、結構はまるかも
今まで需要と供給が無いなんて驚いてみたり。
キサカはじめて見たときランボーって叫んだのは自分だけではないはずだ。
それでは、さらばです。
329名無しさん@ピンキー:04/02/02 00:02 ID:av75ySOu
269さん、キサカガすげぇ萌えますた。
出来れば続きを…
で、自分はいつも通り途中まで…アスカガキララクを…
フレイ編完全に行き詰まって…
330アスカガキララク 1/13:04/02/02 00:03 ID:av75ySOu
「君は、俺が守る…」
「アスラン…」
見つめ合う二人。視線を絡め合い、互いの唇が近づいていく…
しかし…
「カガリさ〜〜ん」
「あ、ラクス、キラ」
カガリはすぐに声のする方へ振り向くと、瞳を閉じて唇を虚空に突き出しているアス
ランを放置して、声のする方角へと向かう。
「どうしたんだ?」
「カガリさんがこれからの戦いで出撃すると聞きましたから…」
「ちょっと、心配でさ…って、アスラン、何やってんの?」
アスランはキラの言葉にようやく我に返り、震えながら突き出していた唇をもとにもどす。
「い、いや! な、なんでも…ない…決して! 俺は…その…」
しどろもどろになって何かを伝えようとしているアスランを尻目に、三人は話を続けた。
「無理しちゃダメだよ。 ずっと前だって無理して、危なかったんだから」
「わかってるよ」
「でも、危なくなったらすぐに帰艦してくださいね」
「だからぁ…心配しすぎだ。 あ、私これからルージュの最終調整あるから戻るな」
カガリはそう言い残して、三人に背を向けてさっさとクサナギに帰ってゆく…
「……キラ、ラクス……」
二人を呼ぶ声に振り向くと、アスランが青い顔をして恨めしそうに二人を睨んだ。
「どうしましたの? アスラン…」
「あー……もしかして、僕達…邪魔した?」
キラの問いかけに、アスランはコクリと大きく頷いた。
331アスカガキララク 2/13:04/02/02 00:04 ID:av75ySOu
「何であと10秒遅く来てくれなかった…」
「そ、そう言われましても…」
「キス、したの?」
「……してない。 せっかく…」
あと10秒あれば…彼女の唇が…
ハァ、と溜息をついて、アスランが肩を落とす。
「いや、でもさ…もうそんな仲なってるのなら、またすぐに出来るよ」
「あら? キラ…それは無理ですわ。 アスランったら、私にも頬にしか口付けはして
くれませんでしたもの」
「婚約者なのに?」
「ええ。 結婚するまでは――とか言って…私、少し寂しかったですわ」
「それはひどいね。 だからディアッカさんにへタレとか、大佐とか言われるんだ」
(へタレは当たってるけど、俺、別にタレ目は……)
キラとラクスにさんざんに打ちのめされ、アスランはさらに肩をがっくりと落とす。
そして、思い返してみれば…
「だが…あの状況でカガリのやつ…まるで、何事もなかったかのように… カガリ
は、やっぱり俺のことなんて…」
アスランが一層自虐的になって、膝、両手までも地につけて、頭を垂れる。
「キラ、ラクス…俺はどうしたらいい? どうすれば…彼女と…その、一歩進める…?」
「相手はカガリだしね。難しいよね…」
「あら、私に考えがありますわ」
ラクスが閃いたように微笑むと、アスランは生き返ったように頭を上げた。
332アスカガキララク 3/13:04/02/02 00:06 ID:av75ySOu
「ただ、それにはキラの協力が必要ですわ」
「僕の…?」
「キラ…お願いだ…! ラクスの言う通りに…」
アスランは、藁にもすがる気持ちでキラに頭を下げる。
(アスラン…よく考えてよ…ラクスだよ? ラクスの考えだよ?)
キラがそんな事を考えながら、隣で微笑む少女をチラッと見る。
この自信ありげな表情は何なのだろう?
逆にどんな無茶を言う事やら…と、キラは思った。
「ラクス、確実ですか? 確実に、その…カガリと…」
「ハイ、一歩どころか、三歩前進間違い無しですわ」
「ああ…ありがとう! ラクス…」
アスランの瞳にはラクスは光を授ける女神にしか見えなかったが、キラの瞳には妖し
い笑みを含んだ少女にしか見えなかった。
どこか、昔こんな笑みを浮かべる少女がいた。
赤い髪の少女の浮かべていた、あの歪んだ笑み、瞳。
(絶対…違う…アスラン、この笑みが見えないの…? 僕は断らせてもらうよ…)
キラがそんな思考を巡らせていると…
「で、ラクス、その考えとは……ゴバァァッ!!」
ドスッ…
鈍い音と共に、アスランは床に崩れ落ちた。
ラクスの正拳が、瞬間、アスランの腹部に直撃したようだ。
「当て身、ですわ」
ラクスはにこっとキラに屈託のない笑みを見せた。
333アスカガキララク 4/13:04/02/02 00:07 ID:av75ySOu
(ああ…もう引き返せなくなった…)
キラは泣きそうになりながら、床に倒れたアスランを見た。
「イヤ、でもさ…アスラン、胃液吐いて泡吹いてるよ…? 当て身って…」
「あら? キラ…何か言いました?」
「何でも、ありません…」
「では、アスランを私の部屋に運んでくれますか? そしたら、次はカガリさんですわ」
ラクスがにやりと目を光らせてキラに微笑んだ。
「ラ、ラクス…アスランにこんな事して、いったいどうする気…?」
「フフッ、では、キラに作戦を伝えますわ」
ラクスはそっとキラに耳打ちをして、そのネジのはずれた思考をキラに打ち明ける。
「え、ええっ!! そ、そんな…」
「アスランとカガリさんの為ですのよ。 キラ…」
ラクスは瞳を潤ませて、上目遣いでキラを見つめた。
「恥ずかしいよ…そんな…」
「でも、早くしないとアスランが起きてしまいますわ。 少し手加減してしまいまし
たから…」
「…絶対しばらく起きないと思うけど…カガリに当て身をするのは僕がするから…」
「私ではいけませんの?」
「ラ、ラクスが行くまでもないよ! 僕が…」
キラは足早にアスランをラクスの部屋のクローゼットに寝かせると、部屋を出てカガ
リのもとに向かった。
ラクスは部屋に残されると、小首をかしげた。
「せっかく当て身の勉強しましたのに…」
ラクスはそう言って、本棚の『鬼殺』と書かれた本を見つめた。
334アスカガキララク 5/13:04/02/02 00:08 ID:av75ySOu
キラはカガリの個室の前に立ち、フゥ、と息をついて顔を引き締めた。
「カガリ」
「キラか? どうした?」
部屋の奥から、目的である少女の声が届く。
「少し話があるんだけど…出てきてくれないかな?」
キラがそう呼びかけると、カガリがすっと扉を開く。
とん。
瞬間、カガリの後首にストン、とキラの手刀が落ちた。
「う……」
倒れようとする彼女の体を片腕を出して受け止めるキラ。
「ふぅ…ごめんね、カガリ」
キラの当て身は、正確で優しかったせいか、カガリは泡を吹く事無く気を失っている。
その表情を見て安心したキラは、カガリを抱えてラクスの待つ部屋へと戻った。
「ラクス、カガリを連れてきたよ」
「まぁ、御疲れさまですわ。キラ」
「カガリもクローゼットに入れて…と」
人一人分がちょうど入れるくらいの大きさのクローゼットに、アスランとカガリを閉
じ込め、扉をパタンと閉めた。
一人分しか広さがないため、中ではアスランが壁にもたれかかるように、カガリはそ
のアスランの体にもたれかかるようになっていた。
相変わらず真っ青な顔で泡を吹いてはいたが。
335アスカガキララク 6/13:04/02/02 00:09 ID:av75ySOu
「…あの、さ。 ラクス…本当に…その、やるの?」
「ここまでやっておいて、キラも立派な共犯ですわ。 おいたはいけませんもの」
「だって…ラクスがアスランにあんな事…」
「フフ…でも、きっとうまくいきますわ。 さぁ、キラ…愛し合いましょう…」
スルリとラクスが服を脱ぎ始めると、白く細い肩が露わになる。
キラはその扇情的な光景に、目を奪われて、ごくりと唾を飲み込んだ。
半裸状態のラクスがキラに抱きついて、彼の背中に腕を回すと、露わになった乳房が
胸板に押し付けられる。
「アスランとカガリに見られるなんて…すごく恥ずかしいけど」
「仕方ありませんわ…お二人のためですもの…」
ラクスがふふ、と笑ってキラの唇に口付ける。
そのまま、ベッドに倒れこむ二人。
「ふぁ、あぁ…」
ベッドの軋む音と、ラクスの嬌声が部屋中に響くのに、それほど時間はかからなかった。

クローゼットの中。
「ん……」
先に目を覚ましたのはカガリだった。
「ドコだ…? ここ…私、たしか…キラと会って…」
…記憶がない。とりあえず、どこか狭い空間であるようだ。
周りを把握する必要がある。 とりあえず、前…
扉から光が僅かに射し込む前方を隙間から、カガリが目を細めて様子を見ると…
「…!? な…あ、あぁ…なんっで…?」
336269:04/02/02 00:09 ID:ZEUafwwU
アッ
312氏を呼び捨てにしてた。スミマセンスミマセン・・・
337アスカガキララク 7/13:04/02/02 00:10 ID:av75ySOu
(目の前で…キラとラクスが抱き合って…セックス…して、る…)
キラはラクスと抱き合いながら、ラクスに激しく腰を打ち付けている。
キラがラクスの奥に肉棒を進めるたびに、ラクスが首をふるふると大きく振って喘ぐ
様子が伺える。
「あ、ああっ…、んっ、ひぁぁっ…キラぁ…」
(カガリさん…目覚めたようですわね…)
カガリは初めて目の前で見る性行為に、暫くの間視線を奪われていた。
(ラ、ラクスと、キラ…が…)
どこか、同世代の自分の知っている少女がそのような行為をしている事や、身近な存
在だったキラが、どこか遠くの存在に思えて戸惑ってしまった。
(い、いやだ…私、何見てるんだ…私はそんな子じゃないだろう…)
自分に言い聞かせて、プイと目を背けて、今度は後ろを確認する。
「…! アスラン…?」
なんと、自分は今、アスランの膝の上にいる事がわかった。
しかし、クローゼットの中は狭く、動こうにも動けない。
仕方なく、泡を吹いて死にかけているアスランのほっぺたをつねった。
「起きろ…」
「…んっ、くぅ……カガ…リ?」
「起きたか…大丈夫か?」
「なんとかな…川の向こうにニコルが見えたが… どうして、こんな暗くて狭いところに…」
「わからない…ただ、ここはラクスの部屋のクローゼットみたいだ」
「そうか…じゃあ、まずはここを出よう」
「ダ、ダメだ!!」
「なんでだ?」
「そ、そのっ…ま、前を隙間から覗いてみろ…」
アスランはカガリに言われるがままに、顔を前に出して隙間を覗く。
「…!?」
338アスカガキララク 8/13:04/02/02 00:11 ID:av75ySOu
「あっ…ああ…っ…! キラ、気持ち…良すぎて、だめっ、です…」
「僕も…もう…、出そうだ…ラクス…」
(…!? うわ…ラクスが…あんなに、いやらしい顔で…声で…)
アスランはキラとラクスの性行為を目の当たりにして、大きく目を見開いている。
が、カガリに頬をつねられて、すぐさま現実に引き戻される。
「あ、あんまり見るな! 見すぎだ! この変態!」
「い、痛っ…!」
「とにかく! アイツらが…その、終わるまでは…出られない…」
「……」
「…アスラン?」
なぜか無言で俯くアスランに振り返って、顔を覗き込んでみる。
「カ…カガリ、その、……ゴメン……」
「…?」
なぜ謝られたのかわからないカガリだったが、三秒後、その意味を唐突に理解する。
「…なっ…あっ…おまっ……」
カガリの顔が羞恥で真っ赤に染まっていく。
アスランの大きくそそり立ったものが、彼の体の上のカガリの尻に当たっていた。
「お、お前なんか大ッ嫌いだ! この変態! バカ! スケベ!」
「だから…ごめん…でも…」
ラクスの普段見せないような表情、艶かしい声、そして、カガリの匂い…
何もかもがアスランを興奮させていく。
ドクン、ドクン…
カガリの尻から全身にアスランの鼓動が伝わる。
神経を集中させると、アスランのものはまだ固くなっていき、伝わる鼓動が早まって
いくのがわかる。
(や、やだっ…私も…何か、ヘンだ…)
カガリも目の前の性行為、アスランの鼓動、耳にかかるアスランの熱い吐息に体をモ
ジモジと震わせた。
339アスカガキララク 9/13:04/02/02 00:12 ID:av75ySOu
「んっ…カガリ、動くな…」
「あっ…」
カガリの体が動くたびに、アスランのものがぐりぐりと刺激される。
「あ、わ…悪い…」
「いや、俺は…」
「……」
「……」
会話もなくなり、気まずい雰囲気の中、二人は前方のキラとラクスの性行為を見る事
しか出来なかった。

「キ、ラ…ぁ…」
激しく腰を動かす二人の動きは終わりへと向かっていた。
ビクビクとラクスの体が震えると、キラの肉棒がその脈動に包まれる。
「うあ……もう、出る…出すよ…」
キラがすかさず、達する頃合を見計らって、肉棒を秘所から抜き出すと、瞬間にラク
スの顔面にびちゃびちゃと白濁液が降り注いだ。
「んっ…くぅ…」
「ああぁぁぁっ……」
ラクスは恍惚として、キラの白濁液の射出を全て受け止める。
(あ、あんなに男って出るのか…)
(うわ…ラクスの顔が…あんなに白く…)
「ふぅ…ラクス、じゃあ…綺麗にしてくれる?」
「んっ…はい…んっ、れ……ろ…」
ラクスが愛しそうにねっとりと舌を這わせて、キラの肉棒についている白濁液を舐め
取っていく。
丁寧に、何度も…まるで二人に見せつけるように。
340アスカガキララク 10/13:04/02/02 00:12 ID:av75ySOu
(お…おいしいのか…? あんなの、口に入れて…)
(ラクスが…キラの、舐めて……信じられない…いつもの彼女と違いすぎて…)
次第に、キラの肉棒が再びラクスの口内で大きくなっていく。
キラのものはラクスの口内から出されると、大きく天を突いてそそり立っていた。
「んふ……キラったら…また大きくなってますわ…」
「…ラクス…もっと…したい…」
(男って…あんなにおっきくなるのか!? キラのあんなおっきいのが…ラクスの中
に入ってたのか? じゃあ…)
カガリは尻に伝わるアスランのものに神経を集中させて、チラッとお尻の辺りを見た。
(アスラン、も…あんなになってるのかな…?)
「じゃあ、いくよ」
「来て……ください。 んああぁぁっ……」
二人の目の前で、キラとラクスが再び繋がり始める。
今度は四つん這いになったラクスを、キラが後ろから力強く犯していた。
パン、パンと尻肉と腰がぶつかり合う音が、二人の耳にも響く。
「ふあっ、んんっ! あっ、あっ、……」
「ラ、クス……」
(ま、まだするのか…しかも、後ろから…なんて…)
(……っ…だめだ。 これ以上このままだと、カガリを……)
性欲を煽られ、二人の胸の高鳴りがかつてないほどに高鳴る。

「アスラン…辛いのか?」
「……ああ」
「お、男だもんな! 仕方…ないよな…」
「ただ、これ以上このままだと、俺……カガリを抱き締めて襲ってしまうかもしれない…」
「アスラン…」
本音をとうとう口にするアスラン。
軽蔑されるかもしれないけど、まだ理性が残っているうちに本音を言えば、少しは言
い訳が出来るかもしれないから。
341アスカガキララク 11/13:04/02/02 00:13 ID:av75ySOu
「ア、アスラン…」
「…?」
「その、さ…す、する……か?」
「…えっ!?」
「だ、だから! こんなこと、二回も言わすなよ!」
「あ…け、けど! その、すごく嬉しいけど…俺に同情してそんな事…」
「違う! お前が好きだから…それに、私も…実は…辛くてっ…」
「カ、カガリ…」
…カガリがこの言葉を口にするのに、どれほどの勇気が必要だったろうか。
自分を好きとも言ってくれた。 すごく、彼女の想いが嬉しかった。
ギュッ… アスランがカガリを後ろからそっと抱き締めた。
「本当に…いいんだな…?」
アスランが耳元でそっと囁くと、カガリはコクリと頭を振った。
「じゃ、じゃあ…その…キスして…いい?」
「えっ…!」
「…いい、か?」
「…うん」
カガリが瞳を潤ませながら、アスランの方にすっと頭を振り向かせる。
そのまま瞳を閉じて、口付けを待つ。 ふるふると、閉じた瞳が震えていた。
少し、緊張しているような……
アスランは、そんなカガリの表情に見惚れていた。
「は、はやく、しろよ!」
「あ、ゴメン……カガリが、なんか…可愛かったから…」
「い、いいから!」
やっと、アスランがカガリの怒声を浴びて、彼女の唇に自分の唇を近づけていった。
近いようで、遠かったこの唇が。 今、ようやく…二つの唇が重なる。
優しくて、包まれるような口付け。
好きって言ってくれて、キスをして。
やっと、彼女との繋がりを手に入れることが出来た。
唇を離すと、アスランが再びカガリに耳打ちをした。
342アスカガキララク 12/13:04/02/02 00:15 ID:av75ySOu
「胸、触っても……」
「い、いちいち聞くな! …好きにしろよ…」
アスランがするりと服の下部から両手を差し入れて、二つの膨らみを掴む。
「んっ……」
ブラジャーは上に押し上げて、じかに彼女の胸を揉み回して刺激していく。
服の中で、胸部にあるアスランの二つの手が蠢いている。
「んんんあぁぁ……」
「カガリ、柔らかい…」
「…ばかっ、あぁ……」
カガリも、キラとラクスによって内に潜む性感を剥き出しにされて、体は敏感になっていた。
アスランは彼女の声を聞くと嬉しくなって、乳首を二つの指でキュッと摘んでみた。
「ひうっ……」
全身にビリッとするような快感で駆け巡る。
アスランはさらに乳首を摘みながら、腕を動かして胸全体を愛撫していった。
「はあっ、ああっ……」
できるだけ声は押し殺してはいるが、ラクスの声がこちらに聞こえているのだから、
当然自分の声も向こうに聞こえているのだろう。
でも、もういい…キラとラクスは私達がここにいるって、知っているだろうから…
アスランはやがて、胸への愛撫を止めると、腕を彼女の服から出して、カガリのズボ
ンに右手を差しこみ、太股を撫でた。
343アスカガキララク 13/13:04/02/02 00:16 ID:av75ySOu
「ちょ、待っ……っ……ん……」
むず痒いような、くすぐったい快感がカガリに加わる。
アスランはそのままつうっと指をなぞらせて、カガリのショーツの隙間から指を秘所
に滑らせた。
「…もう、濡れてる…やっぱ、カガリもキラとラクスを見て感じてたな」
「…!? んんっ、バカっ…! いきなり…、触る前に、言え…よっ…ビックリするだ
ろ……」
「好きにしていいって言ったくせに……好きにさせてもらうからな」
「んあっ…あっ、……!? ひゃうっ……入っ…」
アスランが、指を一本カガリの膣内に侵入させた。
その瞬間ビクッとカガリの体が跳ね上がったが、アスランはカガリを受け止めて愛撫
を続けた。
カガリの中が、一本の指をきつく締め付けてくる。
「…っ…熱いよ、カガリの中…」
「や…動いて…っ…! あ、ああっ…そんな…」
自分の中に、まさか誰かの体の一部が入るなんて…
信じられないし、正直改めて考えると怖い。
でも、相手が相手だから…不思議と怖くなかった。
好きな奴…コイツなら…大丈夫。
344217:04/02/02 00:20 ID:av75ySOu
329は自分
>>330-343も自分が書いたものです。
名前普通に入れ忘れてたし…途中までだし…
それと、269氏モウシワケナイ
睡眠時間ほしさに、スパンを空けず投下してしまいました。
345269:04/02/02 00:32 ID:YHe1trKz
>217氏
こちらこそ割り込みしてしまい申し訳ありませんでした。
本当にすみません。ハンセイシテイマス・・
ラクスの正拳と裏拳コンボで逝ってきます・・・。
346名無しさん@ピンキー :04/02/02 00:46 ID:9IY1QxgJ
すげえ。このスレの住人でヨカター!!
347名無しさん@ピンキー:04/02/02 00:58 ID:XcbWx6nP
>>269
キサカ×カガリ…やべぇ。萌えた…
尻を出しちゃうカガリにワロタ、モエタ。
>>217
笑いと萌えがよく組み合わされて…
狭いクローゼットの中のアスカガ(*´д`)ハァハァ
348269:04/02/02 06:25 ID:Wvg5Kzj/
もう感想言ってもいい?
>217氏
昨晩は大変失礼いたしました。
ちゃんとリロードしないでやってしまいました。改めてお詫び申し上げます。
そしてっ
そうそうそう!!!これこそ種の醍醐味ですよ。
黒天然ラクス、最高!泡を吹いて失神するアスランにも(*´Д`)してよいですか?
続き激しくお待ちしています。
349名無しさん@ピンキー :04/02/03 21:08 ID:36MXLXR1
職人さん達、節分ネタ投下キボンヌ…。
去年はさぞ豆蒔きフレイで賑わっていただろうと思いきや、貼られていたのはサイのAAだった。

    |                  \
    |  ('A`)           ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄        アンアン/


    |   キラカヨッ              \
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)っ        ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄    イイワァァァキラァァ/


    |  フレイ!?                 \
    (((( ;゚Д゚)))        フレイ…モウデルッ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄   アノ短小トハクラベモノニナラナイ/


       ‖              ウッ・・・\
      ('A`)             
      ( )       サスガコーディネーターネ/
   |    | |         ジョウネツヲヒメタカラダ
   |              アジワイブカカッタワ
  / ̄ ̄ ̄ ̄

350名無しさん@ピンキー:04/02/03 21:25 ID:9UltS5mZ


  フレイ…フレイィィィ!  〃⌒`⌒ヽ      〃⌒`⌒ヽ ハァハァ…カガリ…イ、イクッ…!
             | 从从ルリ)     (((`')从 i
          ((  w*´Д`)      (´Д`*く,,i  ))
             / /〃⌒⌒ヽ   , "⌒` 、つ\
          ⊂⌒ ∪.〈〈.ノノ^ リ))  ルハノルノノ〉∪ ⌒つ
 アンアン…キラァ〜  ⊂⌒|ヽ||*´Д`||   リ゚Д゚*レルレ⌒つ  アスラン…ハヤスギダゾ!
              `ヽ_つ⌒/⌒c   つ⌒/⌒c





                      
                       
                        
       ぃ.⌒              
       .!三   .)
       .|三 ノリ
       ノ三 |つ
      (三  .)    ~○~
−=三三ムムん'
351名無しさん@ピンキー:04/02/03 21:37 ID:7qXnNi5F
>>350
この後姿はラクスですか?(w
352名無しさん@ピンキー :04/02/03 21:46 ID:36MXLXR1

     キョウハモモタロウノヒデスワ……
                  フトマキフトマキ……
                   γへ
       . 〃.⌒ノ      〃⌒い i     
       !三(((!´)    (((彳 ヾ i    
       ノ三 ||lヮノ:     :(ヮ|| 从从!   
      (三  ノ⊃+キラ-ン+⊂   )
  −=三ムムん'ゞ三=-=三(__(_つ三=−
353ポチ@駄文職人:04/02/03 23:37 ID:1psSq00c
節分SS



「えい!鬼は外!」
「イテテ…カガリ!?」
今日は節分…カガリは豆が一杯入った升を手に駆け回っていた。
「あらあら、キラが鬼ですの?」
「うん!キラは女ったらしだからな!」
豆が飛び交う中、ラクスは1人優雅に紅茶を味わいながらクスクス楽しそうにその光景を眺めている。
「カガリ〜もう許してよ」
物凄い勢いで豆を投げつけてくるカガリから逃げキラは必死で許しを乞う。
「ラクスが止めればな!」
「うふふ、カガリさんこちらにもまだまだお豆を用意してありますわ」
「よし!まかせろ!」
354ポチ@駄文職人:04/02/03 23:38 ID:9uzWn6wD
「…ラクス〜…あっ!アスランっ!カガリを止めてよ!」
更に気合いが入ったカガリに泣きそうになりながら今度はアスランに助けを求めた。
「…節分に使う豆は大豆を乾燥させた物…豆を撒いて鬼を追い払い福を内に呼び寄せる伝統の儀式」
アスランはオーブ辞書を片手に節分の解説をしている。
「…アスラァン」
その悲痛な親友の声にアスランはパタリと本を閉じる。
「カガリ、こっちにおいで」
「は〜い、アスラン」
アスランの一声でカガリパタパタとは彼の元へ駆け寄り抱き付いた。
355ポチ@駄文職人:04/02/03 23:40 ID:q66o2zIg
「あんまりキラを苛めてはダメだぞ」
「うん、もうしないから…ゴメンなさい」
「良い子だ、カガリ」
「…アスラン…んっ」
そしてチュッチュッラヴラヴしているとアスランが熱っぽい瞳でカガリを見つめる。
「豆といえば種…俺達は2人きりの種撒きをしようか」
「…うん…アスランに種撒かれたい」
ポッと頬を染めたカガリをアスランは軽々と持ち上げお姫様抱っこするとスタスタと部屋を後にした。
ーーパタン
「はぁ…やっと解放された」
キラはカガリ達が出て行くのを見届けるとヘナヘナと床に座り込んむ。
356ポチ@駄文職人:04/02/03 23:43 ID:Gd/9Cvwa
「まだ終わってはいませんわ」
「…え…ラクス?」
その声に顔を上げるとラクスは見たことの無い茶色のハロを持っていた。
「…何…そのハロ」
ーースパァン!
その時、茶色のハロから弾丸のような物が飛び出しキラの頬を霞めた。
「これはアスランが作ってくれた豆まきハロですわ」
「…え…え…それ本気で危険じゃ…」
キラは未だ嘗て無い危機感を感じ後退りする。
「さぁ、いきますわよキラ」
ーードババババッ!!
「うわぁあぁぁーー!助けてぇーー!」
そしてアスハ邸に豆まきの音とキラの悲鳴が響き渡った。



おわり
357217:04/02/03 23:46 ID:lZPsLrZm
「さぁ、キラ。 年の数だけ豆を食べると言いますわ」
「キラは…16粒ね」
「あ……うん…」
ラクスとフレイに両脇に挟まれて、キラが気まずそうに座っている。
「じゃあ、頂きます…」
ぽりっとキラが豆を一粒食べて、二粒目を手に取ろうとするが…
「待ってください。 私がキラに食べさせてあげますわ。 ハイ、あーんして下さい」
「な、何言ってるのよ! 私が食べさせるに決まってるでしょ!」
「じゃ、じゃあさ、その、平和的に半分ずつ食べさせてもら……」
「バカ言わないでよ! キラは、あと15粒しか食べられないのよ!? もしそうなっ
たとしても、私が8粒で、この女が7粒なんだから!」
完全に頭に血を上らせて怒るフレイ。
「あら…今のは少し聞き捨てなりませんわね…どうして私が7粒なんですの?」
にっこり笑いながらも、額に青筋を立てるラクス。
「じゃ、じゃあ…僕がもう一粒食べるから、その後で二人で7粒ずつ…」
「キラは黙ってて!」「キラは黙っててください!」
「ハイ……」
(何で…たかが豆のことなんかで…)
お互い一歩も譲れないといった感じで、キラの平和的な案にも応じない二人。
「やっぱりアンタとは相容れないみたいね…」
「あら…奇遇ですわね。 私もそう感じておりましたわ」
キラの両脇から恐ろしいほどの殺気が伝わってくる。
「もう! アンタなんか許さないわ! 豆投げちゃうんだから!」
「まあ! 私にとって、貴方は私とキラの関係を引き裂く鬼ですわ! 鬼は外、ですわ!」
「二人とも…やめ…」
箱の豆を取ってぶつけあう二人を、キラがこれはまずいと思い止めようとするが…
「げぶっ!!」
(ま、豆なの…? この破壊力…)
両頬に弾丸の様な豆がキラに降り注ぎ、あまりの威力にキラは倒れていくが、二人は
そんな事は気にかけず豆をぶつけ合っていた…
358217:04/02/03 23:47 ID:lZPsLrZm
「あー…アスラン、止めないのか…?」
「カ、カガリは生きる事が戦いだって言ってくれたじゃないか!」
「ま、まぁ…そうだけど…」
アスランとカガリは結局、命惜しさにキラを助けずに、二人で仲良く豆を食べてい
た。
すると…
「鬼はー外!!」
「げぶぅぅ!!」
「ア、アスラン!?」
アスランにも突然、弾丸のごとき威力の豆が降り注ぐ。
「トールを殺したヤツが、福なワケないんだからぁ! 家に居ちゃいけないのぉ!
!」
「ミ、ミリィ、やめろぉ! アスランは福だ! 福なんだーー!!」
カガリの悲痛な叫びが響く中、ミリアリアはこれでもか、というくらいアスランに豆
を投げ、鬼である彼を外に追い出した。
ディアッカに止められ、ミリアリアはしぶしぶ退場し、ラクスとフレイの争いは一日
中続いた。
この日、アスランは泣きながらミリィの投げた豆を外で食べ、キラは一日中頬を腫ら
せて倒れていた…

血の節分を終えた二人に、次回…血のバレンタインが…ありません。




終わり。
359217:04/02/03 23:50 ID:lZPsLrZm
ポチ氏と話被んなくて良かった…
やっぱ、ポチ氏のは面白い。
それと、節分に間に合ってよかった…
画面の向こうで苦笑いでもしてくれれば、それで結構ですんで。それじゃ
360名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:07 ID:niHKGqFT
二人ともワロタ。サンクス。
361名無しさん@ピンキー :04/02/04 00:35 ID:57VkHgrm
「節分なのに萌えエロSSが来てない…」
349、350は最後の力を振り絞り、AA召換呪文を貼る。
「頼む、来てくれ、萌えSS」
漆黒の空に一筋の光がさし、F5を密かに連打するロムラーを哀れんで
次々に八百万の神々が降臨する。

種蒔き!! これはさすがに他スレでもなかった。
ミリィ萌え!ハウハウ、額に青筋を立てる天ラク、最高!!
362名無しさん@ピンキー:04/02/04 21:12 ID:by8d7HCK
必殺・・・・・・age〜〜〜〜〜〜〜!!
363名無しさん@ピンキー:04/02/04 21:26 ID:8NPWeTN6
sage
364名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:31 ID:/NIgOYuK
節分なのにエロがないとはどういうことですの?
下のお豆を年の数だけめしあがれ ということなのでしょうか?
365名無しさん@ピンキー:04/02/05 02:50 ID:o7CqxpSL
そう言うなよ。いつも贅沢言ってるだけの漏れらが
節分SSキボンって言ったら、わざわざすぐに書いてくれた人達もいるんだし…
ここの神は優しすぎるよ。エロだって節分とは関係せずともそのうち神が降臨するって。
366名無しさん@ピンキー:04/02/05 04:23 ID:UaKFHQQ5
個人的には節分のお話は楽しかったです。
短かったから。

出来れば一晩とか、二晩くらいで読みきれるおはなしにはならないでしょうか
これだけコテがいて、たいてい連載で、しかも
ひとりのコテが二つ以上の連載を持っていて、
主役4人の話になりがち(ここは仕方ないとは思うけど)
だと、自分の頭では話が繋がらないんで、
面白くなくなってしまうんです。
367269:04/02/05 06:17 ID:/czjMjLT
最近意味無くageてる人、ここは21歳未満禁止の板です
また、このスレはsage進行が基本です
暗黙の了解が理解できないお子様や雰囲気の読めない人は書き込まないほうが無難です
緑文字の君のことだよ
368ポ(以下略):04/02/05 06:44 ID:6owPvXUz
そうだよね…自分の悪いクセは話を長くしすぎるとこだな。
そして中途半端で続きを書かない…更に同一キャラ&カプばかり…そしてまた更にキボンされるとエロなしでも構わず調子に乗って書いてしまう。







逝ってきます。
у=( ゚∀゚)・:タ-ン
369名無しさん@ピンキー:04/02/05 07:40 ID:L/hI8nUe
書きたいモンを書くのが基本だろ。
商業モンなんかじゃないんだし。
ただなんだから贅沢言いなさんな。
そんなに文句あるのなら、自分で書けばいい。
370名無しさん@ピンキー:04/02/05 07:54 ID:Np6w6ovx
とりあえず、連載というよりは一つの話として書いてます。逆に小ネタの方が考えずらい。
でもって、一回にすべてを打ち込もうとすると疲れます。
まあ、要するに自分がへタレなだけなんだが、さすがに仕事に疲れはもって行きたくないからね…
というわけで、自分は今まで通りで逝きます。ごめんね。
371名無しさん@ピンキー:04/02/05 09:08 ID:EmJwm8Ew
なんで職人さん達が謝らなくてはいけないのだろうか…
お金を払ってる訳じゃないんだから自己責任で読めばいい。
これだけ職人さんが多いのも、むしろありがたい事だろう。
職人さん達には今まで通り、気にせず頑張って頂きたい。
ちなみに自分は続き物は、作品ごとに分けて保存してるから全く問題ない。
372名無しさん@ピンキー:04/02/05 09:18 ID:E2VI8FlT
>>371
おまいみたいな暇人ばかりじゃないんだよ。
373名無しさん@ピンキー:04/02/05 09:39 ID:uNMcOgsy
HTML化していないログは◆6ND4A4JAAQ氏の所で保管して貰えてるんだし、
そんなに言うなら連載ものは飛ばして、読みたくなったら後からまとめて読めばいい
じゃん?
374名無しさん@ピンキー:04/02/05 09:54 ID:EmJwm8Ew
>>372
お気に入りの作品を2〜3本保存してるだけです。
そんなに手間の掛かる事ではありませんがなにか?
375名無しさん@ピンキー:04/02/05 12:23 ID:ht4Mu32T
こんなに素晴らしいってか萌えを提供してくれる
職人さんたちにわがままの言いすぎではないか?
これからも職人さんが気分よく、職人さんの好きなように書けるような
スレの雰囲気でいたいものだが、
376名無しさん@ピンキー:04/02/05 12:52 ID:awFVLXwD
同意。
基本は書きたいものを書きたいときにのような・・
職人様たちは都合のいい機械でもなんでもないのですから
要望の押し付けはやめてほしいです
ロムだったのですが一言失礼します。
377名無しさん@ピンキー:04/02/05 14:07 ID:KqGSZHHP
話が混ざってしまうのは正直同意。
職人さんたちに自由にしてもらうのが一番良いんだが
書き溜めしてうpと言う方法は無理なのかな?

それとは別に「とりあえず最初だけ」と
エロ無しの本当に触りだけ置いていくのはどうかと思うよ。
読み手の我侭ではなくスレの内容として。
378名無しさん@ピンキー:04/02/05 17:11 ID:tnjX9Vg9
そして今度は
「話が長すぎる、分割して投下しろ」
「長いので読む気がしない」
「全体の長さから見てエロの量が少ない」
というのですね?いやはや・・・・

「投稿一度につきエロを一度以上入れるべし」
なんて決まりが出来たら職人が激減するに1000000ペリカ
379名無しさん@ピンキー:04/02/05 17:33 ID:DvmUSH2S
>>377
>それとは別に「とりあえず最初だけ」と
>エロ無しの本当に触りだけ置いていくのはどうかと思うよ。
>読み手の我侭ではなくスレの内容として。

気持ちは分からんでもない。一書き手の目からしても、「もうちょっと餅付いてから投下したら」
と思うこともある。でもまあ、常にSSが投下されまくっている状態ならいざ知らず、
特に投下の無い時にぽんと置かれるのは、別に邪魔にならんし、趣味にそぐわないのならスルーするまでで。

寧ろ注文が多すぎて投下しづらい方向にスレが変化する、そちらの問題性の方がより大であると考えるが。
書き手の立場からも、読み手の立場からも不利益にしか働かぬと考える。
380名無しさん@ピンキー:04/02/05 17:39 ID:z3sucF1I
同意。
とりあえず文句言うくらいなら、好みの長さで好みのエロを入れて自分で書け、と。
どんくらいが長すぎて、どんくらいが短すぎるかなんてわかんないし。
文章を書くということがどれほど大変か理解しる。
381名無しさん@ピンキー:04/02/05 17:44 ID:Z++YE5wg
『気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。』

もう一度この文をよく嫁

そして文句があるなら自分で書け

以上
382名無しさん@ピンキー:04/02/05 17:57 ID:yBlQl17k
萌ーエロよ萌エローよー炎よ萌ーエーロー

みんなキャンプファイヤーを囲んで
歌でも歌ってマターリしる!
383366:04/02/05 18:25 ID:rq2Aw3+U
おまえが書いてみろという主旨のことを
書かれている人がいるので、

自分もこのスレで、書いてましたが、なにか?

2chで書いていることが、読む人の目を意識しているってことだと思うんですよ。
個人サイトに比べて、何らかの反応がある可能性が高いから。

サンライ○だからここで書いている人もいれば
エロだから、サイト立ち上げるよりここの方がらくだから、
いろんな理由があるとは思いますけどね。

中にはリクエスト取ってる人もいますよね、
それって、読み手を楽しませるためじゃないんですか?
もちろんかけるものを書くんでしょうが、
「書きたいもの」の中に「読み手を喜ばせられるもの」の類いは
きっとあると思います。
読みやすくなれば、もっと面白く読めるのに
もったいないな、ということです。

384名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:33 ID:DvmUSH2S
>>383
>中にはリクエスト取ってる人もいますよね、
>それって、読み手を楽しませるためじゃないんですか?

そういう人もいる。そうでない人もいる。でも書き手としてはどちらも大事にしたい、じゃないですか?
読み易さの工夫は、貴方のこのレスによって書き手各自が意識を高めてくれれば(自分を含め)良い訳で。

>個人的には節分のお話は楽しかったです。
>短かったから。

しかしこの理由は、清清しさすら覚えます。嫌味でなく本当に。
385名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:43 ID:L5wR2z19
まだやってたんか。
書き手それぞれのやり方でいいじゃん。
気に入らなかったら、その書き手の作品はスルーする。この板は21禁の
板なんだ、大人ばっかなんだからそれくらいお茶の子さいさいだろ?

>>383
おまいさんも書き手なら、おまいさんはそのやり方を通せばいい。
でも他人にもそれを強要すんのはどーかいなと思うけどな。
386名無しさん@ピンキー:04/02/05 19:23 ID:o7CqxpSL
そうそう。そんな風に書きたいなら書けばいいし、書きたくないなら書かなきゃいい。
読みたくないなら読まなきゃいい。
こんだけ書き手がいるんだから、書き方は十人十色でいいじゃん。
考えがある人もいるだろうし、のんびり書きたい人もいるだろうし。
何より自分に合わない方法で苦しみながら書いたもので、読み手を楽しませる事はできないと思う。
ある意味自由があるってのも、2chだと思うし。
一書き手の意見としては、そんな感じ。
387名無しさん@ピンキー:04/02/05 19:25 ID:sLSSfLA9
まあ、エロ無しの場合は冒頭に書いといてくれればいいや。
388名無しさん@ピンキー:04/02/05 19:29 ID:DvmUSH2S
>>387
IDが。(w
389常夏ラク鬼畜:04/02/05 21:01 ID:ZX3vMOyA
話の流れ

アズNジャマーキャンセラー入手 → ボアーズ陥落 → キラ達、間に合わずにプラント陥落 →
怒り狂ったパトリックがジェネシスで最後の抵抗、地球軍艦隊半数消失 → アズ激怒、ジェネシス破壊命令 →
キラ達もジェネシス破壊へ → ヤキンからプロビデンス発進 →
プロビデンスによりジャスティス、ストライク、バスター、アークエンジェル、クサナギあぼーん → フリーダムによりプロビデンスあぼーん
→ 常夏によりデュエル、ルージュあぼーん →ピースメーカー隊の核攻撃によりヤキンあぼーんで戦争終了 →
→ アズ、フリーダムも落とせと命令

ラクス:「キラ、このままではやられます。投降しましょう>キラ」
キラ:「そんな!>ラクス」
ラクス:「プラントは落ち、戦争は終わりました。私達は間に合わなかったのです。これ以上戦っても私達に勝ち目はありませんわ>キラ」
キラ:「でもっ!>ラクス」
ラクス:「死んでしまっては何もなりません。生きてチャンスをうかがうのです>キラ」
キラ:「くっ・・・」

ラクス:「ドミニオン、聞こえますか?私達は投降します。だからもう撃たないでください>アズ」
アズ:「了解。でもその前にフリーダムのパイロットを拘束させてもらうよ>ラクス」
390常夏ラク鬼畜:04/02/05 21:02 ID:ZX3vMOyA
ラクス:「分かりました>アズ」

キラ、ラクス投降してドミニオンへ、アズとサザーランドが二人に拳銃を向ける
アズ:「君達に本当に投降の意志があるか分からないからね。とりあえず桃色のお嬢さん、こっちへ来なさい>ラクス」
ラクス、アズ達の方へ歩いていく。アズ、ラクスを手錠で拘束してラクスを人質に。
アズ:「坊や、このお嬢さんを撃たれたくなかったら動いてはいけませんw>キラ」
キラ:「くっ・・・」
キラ、サザーランドに手錠をかけられ拘束。
アズ:「捕虜になったからには君たちにはやってもらいたい事があります。分かりますね?>キラ、ラクス」
アズとサザーランド、二人を密室へつれていく。そこに常夏がいる。
アズ:「はーい君達、今日は僕からのプレゼントがあります>常夏」
アズ、ラクスを常夏の方へ押し出す。
アズ:「せっかくだから君にも見学させてあげましょう>キラ」
キラ:「何をする気だ!>アズ」
アズ:「なーに、ちょっとレクリエーションをねw>キラ   では君達、始めなさい>常夏」
常夏、ラクスを押し倒して服を破く。
ラクス:「いやあああぁぁぁ!!!」
キラ:「なっ!?やめろっ!(キラ、アズに体当たり)」
アズ:「ぐわっ!(アズ拳銃を落としてしまう。キラがその拳銃を拾おうとする)」
パンッ!
391常夏ラク鬼畜:04/02/05 21:03 ID:ZX3vMOyA
キラ:「ぐわっ!(サザーランドがキラの右肩を発砲。キラが右肩を押さえてうずくまってる間にアズ拳銃を拾う)」
アズ:「全く君はとんでもない事をしてくれるねぇ(怒)>キラ」
パンッ!(アズ、キラの右膝に発砲。キラ右膝を押さえる)
アズ:「てぇい!(アズその右膝を力一杯蹴る)」
キラ:「ああああぁぁぁぁ!!!!がああああぁぁぁぁ!!!!」
それを見たラクスが
ラクス:「やめてっ!>アズ」
アズ「ん?」
ラクス:「私には何をしても構いません。しかしその人には手を出さないでください>アズ」
アズ:「へぇ〜(ニヤニヤ)、随分と優しいじゃありませんか〜。もしかして君、この子(キラ)に惚れてるのかい?>ラクス」
ラクス:「うぅ・・・」
アズ:「ははは・・・あはははははははは!!!!!これはいい!!愛する男の為に体を投げ出す、泣かせる話じゃありませんかw」
ラクス:「うぅ・・・」
アズ:「君聞いたかい?この子は君の為に体を投げ出す覚悟ですよ。この子に感謝するんですねw>キラ」
アズ、ラクスの方を見る。
アズ:「ではこの子(キラ)のためにあなたにはがんばってもらいますか>ラクス   君達、やってしまいなさい>常夏」
オルガ:「じゃあ早速やらせてもらうぜ!」
クロト:「おいっ!僕が先だ!」
シャニ:「はぁ?俺が一番だよ」
常夏喧嘩しだす。
392常夏ラク鬼畜:04/02/05 21:04 ID:ZX3vMOyA
アズ:「こらこら君達、喧嘩はよくありませんねぇ。ここは公平にジャンケンで決めなさい>常夏」
常夏喧嘩の間
キラ:「ラクス!(キラ、ラクスの方へ行こうとするが脚が動かない)ぐあっ!」
ラクス:「キラッ!(ラクス、キラの方へ行こうとする)」
アズ:「誰がこっちへ来ていいと言いましたか?撃ちますよ?(アズ、キラの頭に銃を向ける)>ラクス」
ラクス:「うぅ・・・」
キラ:「くそっ!やめろ!何でこんな事、平然とできる!?>アズ」
アズ:「だって仕方ないじゃありませんか?この子達は連戦続きで疲れてるんですよ。薬が切れ掛かると「女出せ!」ってうるさくてねぇ、ぐっすり眠れやしないw>キラ」
ジャンケンでオルガ→クロト→シャニの順に
オルガ:「目移りしちまうぜ、おらあぁ!!」
オルガがラクスのマンコに入れる。ラクス激痛を感じる。
ラクス:「あああああああああ!!!!!!!痛い!!抜いてええええぇぇぇぇ!!!!」
オルガ:「すっげーじゃんか!!ははははは!!」
ラクス:「ああああああぁぁぁぁ!!!!やめてえええええぇぇぇぇ!!!!」
キラ:「くっ!(キラ、悲惨な光景に目を閉じる)」
アズ:「ん?何をやってるんですか?彼女は君の為にがんばってるのにちゃんと見てあげないと駄目でしょう(ニヤッ>キラ」
キラ:「・・・(それでも目を閉じる)」
アズ:「見ろ!見ないと弾丸を彼女の子宮を貫通させますよ(ニヤッ」
キラ:「!!!!!」
393常夏ラク鬼畜:04/02/05 21:05 ID:ZX3vMOyA
キラ、イヤイヤ目を開けて悲惨な光景を見て泣きだす
オルガ:「おらおらおらあぁ!」
ラクス:「いやああああぁぁぁぁ!!!!キラああああぁぁぁぁ!!!!」
クロト:「早く出せよ、バーカ!>オルガ」
ラクス:「ああああぁぁぁぁ!!!!だめええええぇぇぇぇ!!!!中に出さないでええええぇぇぇぇ!!!!」
オルガ:「うっせーよ!>ラクス」
クロト:「いい加減に!>ラクス」
シャニ:「うざい>ラクス」
ラクス:「ああああぁぁぁぁ!!!!いやあああぁぁぁぁ!!!!」
オルガ:「ああっ!イクっ!!」
ドピュッ!(オルガ、ラクスの中で達する)
クロト:「とっとと代われよ!この野郎!>オルガ」
アズ:「さっ!お譲さん、第2ラウンドです。がんばってくださいねw」
ラクス:「いや、もうやめて・・・」
クロト:「あはははは!!マンコだぁ!行くぜーーー!!!」
ラクス:「いやあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
394名無しさん@ピンキー:04/02/06 11:39 ID:A70t5dT0
>>389
>>390
>>391
>>392
>>393
三人組×ラクス(・∀・)イイ!!萌えですw


てかいい加減どう書くか書かないかの議論は終わりにしてホスィ。
まぁ職人さんにただグダクダ文句言ってる奴は本当に21歳以上なのかと問いたいね。










395名無しさん@ピンキー:04/02/06 13:34 ID:oT+FMd4E
>まあ、エロ無しの場合は冒頭に書いといてくれればいいや。

エロ無しならこのスレに貼らんで南極にでも投稿してくれ。
エロも含む総合スレ、じゃないんだから。スレの趣旨分かってるか?

それではロムに戻りますか。
396269:04/02/06 13:48 ID:zYVKkRS0
皆さん、こんにちは。
アスカガの最後とキサカがの最後を投下します。
今日の分はエロはありませんが続き物ということでご容赦下さい。
未完のまま捨てるのも忍びないということでこじつけ打ち切り完結。
そのうち補完して南極に持って行きます。
ではアスカガ。
397269:04/02/06 13:48 ID:zYVKkRS0
「実験は失敗だった。」
モニター越しに二人の性交を監視していた男は吐き捨てるように言うと、手にした資料を乱暴に床に叩きつけた。
「なんで膣外射精など小ざかしい真似を・・・アスラン・ザラ、もしや我々の計画に気が付いているのではあるまいな。」
モニターに移るアスランを憎憎しげに睨み付けると、男は壁に掛かったスイッチを押し兵を呼ぶ。
「今すぐやつら二人を処分しろ。証拠は一切消すのだ。我々はこんなところで躓くわけにはいかんのだ。」
冷たく命令を下すと男は気を鎮めるように椅子に腰を下す。
それから暫らく考え込むように目を閉じていたが、再び目を開けたときにはうっすらと邪悪な笑みを口元に浮かべており
男は再びスイッチを押し兵を呼んだ。
「まて。女は殺すな。生きたまま捕獲しろ。男は構わん。」
それだけ言うとスイッチを切り満足げにモニターを見た。
モニターには何人もの兵に押さえつけられるカガリと、銃で狙いを定められ部屋の隅に追い詰められるアスランの姿が映っている。
男は床に落ちている資料を拾い上げ、その中に挟まれていた写真を1枚手に取り目を細めてそこに写っている人物を見た。
「我々としても貴重な人材は失いたくないものだな。カガリ嬢には多少不本意かも知れんが、なに、すぐに慣れるだろう。
かえって特殊な状況こそ思わぬ収穫があるやも知れん。」
それはフリーダムの前で無邪気に微笑むキラの写真だった。

・・・・・おわり・・・・
398269:04/02/06 13:50 ID:zYVKkRS0
そしてキサカガ。

「ああっ・・・!」
とうとうカガリはキサカの舌技で絶頂を向かえ、初めての潮吹きを体験した。
がくがくと体を震わせて飛沫を迸らせたカガリはぐったりと床に横たわり、荒い息をつきながら涙を流している。
「・・・わたし・・・わたしの体・・・・どうしてこんなに震えているのだ・・・?」
キサカは優しくカガリを抱き起こすと、胸元を飾っていたチーフで愛液で濡れ光るカガリの股間を丁寧に拭き清め
赤ん坊にしてやるように下着とズボンを穿かせてやった。
「初めてにしてはずいぶん感度が良いみたいだな。」
キサカは小さく呟くと、震えるカガリを抱き上げてベットに運び布団をかけてやる。
「今日はここまでです。目が覚めたら呼んで下さい。隣の部屋にいます。」
そう言うとキサカはカガリの頬を優しく撫でて部屋を出て行った。
カガリはキサカが出て行ったのを確認すると、大人しく目を瞑り布団の中で今の出来事を反芻した。
399269:04/02/06 13:50 ID:zYVKkRS0
「ここ・・・・」カガリの指は自然と股間に添えられる。
そこはキサカに綺麗に清められたとはいうもののしっとりと熱を帯び、まるで指に吸い付くような錯覚が起こる。
「すごく・・・気持ちよかった・・・・。」
これが女になる、ということなのか・・・?カガリはキサカがいった言葉を思い出す。
確かにあれは今まで一度も味わったことの無い感覚だった。
「今日は・・ここまでって事は・・・・まだ続きがあるんだよな。」
さっきのあれでさえ自分は気を失いそうなくらい気持ちよかったのに、まだあの続きがあるなんて・・・
カガリはいてもたってもいられなかった。
欲しい。
カガリは裸足のままベットから飛び降りると、そのままキサカのいる隣の部屋へと走っていった。
何が欲しいのか自分でもよく分からなかったが、カガリの中の女が欲しいと叫んでいる。
例えそれが何であろうと手に入れる。
カガリの女が目覚めた瞬間だった。

・・・・おわり・・・・

400269:04/02/06 13:53 ID:zYVKkRS0
以上です。

大人気ないかと思いましたが一連の流れを読んで続きを書く燃料が途絶えました。
暫らくロム、名無しになります。
今まで読んでくれた方、ありがとうございました。
401名無しさん@ピンキー:04/02/06 14:51 ID:Cf3saEHX
大人気ないな
402名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:17 ID:RCOB5NzC
大人気ない以前に、書き手の誘い受け、自己語りにうんざりしていました。
他のスレなら叩かれても仕方ないと思うのに。
このスレの人は優しいか、やっぱ厨ジャンルだからなのか。
かまってチャン、マンセーしてもらいたいのが見え見えです。

403名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:23 ID:Zncq03cm
269氏、お疲れさま。
補完お待ちしております。
またいつか戻ってきてくれる事を信じてますよ。

何でも自分の思い通りにしよう、なんて無理だと思うんだが?
書き手さん達も落ち着いたらまた神作品読ませてやって下さい。
趣味で書いてるものであれ、出来た作品を読んで欲しい、
感想が欲しいと思うのは、仕方ないし当然だと思うのだが。
皆さんマジレスすいません。
404名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:32 ID:JiKNh9cE
書き手と読み手は対等で、どっちがどっちに対して指図なんて出来ないと思うよ。
何で、一連の流れは何だかなぁと言う感じ。

>>402
優しいと言うか、無駄にスレを荒れさせたくないだけなのではないかな。
多分、今までのスレの現状を許容している住人の大半がそうだと思われる。
そんな自分には269氏の挑発的なコメントも迷惑だし、おまいさんのコメントもとても
迷惑だなぁ。
書き手の語りがウザイなら、書き手の名前をNGワードに登録すれば良いだけのことだ
しね。
これで作品が投下されなくなったら嫌だなぁとか思わん?
405ポチ@駄文職人:04/02/06 16:41 ID:kVUvlAR2
>269氏
…今まで楽しい作品を有り難う。またの復活をお待ちしております。

確かに書き手側としては読んでくれた合図?感想とまではいかずそれが欲しいのが正直な思いです。けどそれを強制するのはいけないし。
だから自分はコテのままもしくは名無しで職人さんに感想書く訳ですが、読み手スレでは職人同士のマンセーウザイと言われる始末。

あと自分語りも自分よくやっちゃってたので最近は投下のみと気を遣っていたつもりなのですが、どうしてもいらんこてを書いてしまうんですよね。

つづく
406ポチ@駄文職人:04/02/06 16:48 ID:kVUvlAR2
正直何も反応がないSSの続きは書く気が起きない…それが書き手の我侭と言われればそうですが…。

何だか自分も大人げなくウザーな存在になってしまい他の職人さんのご迷惑になってしまい申し訳ありません。

ウザイ大人げないついでにSS投下させて下さい。激しくスレ違いなエロ無しです。今回だけ大目に見て下さい。
407ポチ@駄文職人:04/02/06 16:48 ID:kVUvlAR2



「…さよなら」
「…アス…ラン?」
突然の別れの言葉にカガリの瞳が揺れる。
「…どうしたんだよ?何かあったのか…私のこと…嫌いになったのか?」
ギュッと袖を掴み縋るカガリの金色の髪を撫でるとアスランは細い腰を引き寄せ抱き締めた。
「…ごめん…ここは俺の居るべき場所じゃない…俺は誰からも望まれない人間だから」
今まで数多くの同士が去り消えた今…自分はそれでもここに留まるべきかアスランは沈み欠けた夕陽を見つめ考えた。
「最低だお前!もうアスランなんかいらない!もう何処へでも行っちゃえ!」
408ポチ@駄文職人:04/02/06 16:50 ID:eqOVWeSo
彼の自分勝手で大人げない発言にカガリは怒りを露にしアスランの胸を殴り突けた。
今まで何度も愛し抱かれた身体…カガリの中にその思い出が走馬灯のように甦り通りすぎた。
一緒に阪神を応援したり…媚薬で激しい夜を過ごし…想いの擦れ違い…イージスを奪いあったことも…
「…ぐすっ…バイバイ…アスラン」
「うん、さよなら」
そしてアスランは別れの口付けを交わし去って行った。




end
409名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:09 ID:vszgUqNc
信じないだろうけど、別にマンセー欲しいわけじゃないし、
どこまで行くと自分語りになるのかさえわからん。
カプ名、使用レス数、注意書きくらい書くのはいいんだろ?
ほんのちょっと…たとえば「今回は書くの疲れた」とかほんの一行でさえウザイのなら、
もうそういう事は書かないけど正直少し窮屈だね。
410名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:34 ID:EaeZcneb
269氏もアレだが、逆に402の方が大人げなく見えるな。
それを見ると、なんか書き手も読み手もどっちもどっちって感じ。
あえて言うなら、読み手側が折れるべきだとは思うが。
なんだかんだ言ってる読み手も、話読みたさにここにきてるのだから。
411名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:40 ID:EaeZcneb
あ、それと書き手側の自己語りは、なくてもいいと言えば、ない方がいいのだろうが、
自分はあまり気にはしないな。作品見る方が大事だし。
ただ、つっかかってくる奴がいるんだとしたら、自粛して少しずつ抑える方がいいかな。
412名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:48 ID:P8ynJlQn
確かに自分語りってどっからが自分語りなんだ?
後、書き手が読み手からのレスを返すのも自分語りに含まれるんだろうか。
自分は気にしないけど、書き手からのレス返しがないとムカつくって人も
いるんだよな。
それと、書き手の語りが駄目なら、読み手も種絡みの雑談とかも駄目になる
んだろうか。
それだとすげぇ窮屈だね。
そんな風に雁字搦めになると、人がいなくなると思うがね?
413名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:49 ID:M3H5EMkX
>>402
>このスレの人は優しいか、やっぱ厨ジャンルだからなのか。
>かまってチャン、マンセーしてもらいたいのが見え見えです。

ジャンルは関係ないっしょ。つーか、その「厨ジャンル」を見に来ている貴方も貴方だが。(w

>他のスレなら叩かれても仕方ないと思うのに。

無闇な叩きを肯定するのは如何なものか。
414名無しさん@ピンキー :04/02/06 20:57 ID:snFVhTs0
クレクレAA貼って、キタ━(゚∀゚)━!!! してぐっすり寝て、週末また職人さんきたかなワクワクで
スレを覗くと、あげられ荒れ果て職人さん離散してるのなんでだろ〜。

過去にも同じようなデジャブあるのなんでだろ〜。
415名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:36 ID:FrfJu567
別にもういいじゃん。
書きたくないってんだから書かなくたって、誰に迷惑が掛かるわけでもないし。
来るもの拒まず去るものは追わず。
書きたい人が書いて読みたい人が読む。ただそれだけ。
どうせここは2ちゃんだ。
416名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:10 ID:IG0CJaqF
感想レスも書かないで文句ばっかり言う読み手だけの名無しなんていらないと思うんだが。
つーか何で読み手が書き手より偉そうにしてるのかが分からん。
書き手あってのSSスレだろ?
俺は自分でSS書けないからそこのところ分かってるつもりなんだが…。
あんまり文句ばかり言ってると某スレみたいに書き込みがほとんど「保守」だけで埋まるぞ。
417名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:12 ID:LB8CuBav
貶されんのがイヤなら
もう自分でサイト開けよな
418名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:23 ID:TLUeK7oS
貶されるのが嫌なんじゃないだろ。
別に書き手は自分の作品にマンセーしろとは言ってない。
感想が欲しい・・それだけだろ。それが例えああしたほうがいいとか作品に対しての意見だよ。悪い良い言うことは貶しではない。

もうどうでもいいけどさ。SS以外の書き手のレス禁止と注意書きしてスレ立てれば?
419名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:42 ID:0dl/ZBhJ
創作者なら自分の作品を見てもらいたい、
感想を聞いてみたいと思うのはのは当たり前だと思うのですが・・
SS書けないので何もいえないのですが
職人様たちの作品をいつも楽しみに拝見させてもらってました
特に312氏のイザークの覇道、團鬼八氏の作品、269氏の勢いのある作品
には最上級の萌えをもらっていました。
また元のような雰囲気になったら作品投下お願いします_ト ̄|○
ポチ氏のイザマリュ待ちロムしてたのですが一言失礼します


420名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:58 ID:9yIUosJe
感想ないのはスルーされてるだけだろ?いいんじゃないそういうテンプレも
はいっているんだし。
421名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:25 ID:Q6Ci04f4
確かに、一言でも何か言ってくれれば読んで貰ってる気になり、嬉しいけど
スルーされればそこまでの作品だと、見切りをつける事もできる。
自分にとってはスルーも評価の一つとは思ってるよ。
ただ、コテで落としてるから、いろんなカプやシチュを書いても
脳内あぼーんはかなりされてるんだろうけどね。
脳内あぼーんしやすい様にコテ投下してるのもあるんだけど。
422名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:31 ID:dqAltupe
ポチさんでつか?
423名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:48 ID:Q6Ci04f4
期待させたかもしれんが、はずれ。
たぶんこれからもコテ投下、注意書きはしときますんで、あぼーんやスルーの判断はそちらに任せます。
読んでから不快にさせてしまうのでは、申し訳ないので。
じゃあ、次は何か書けた時にお会いしましょう。
424ポチ@駄文職人:04/02/07 02:02 ID:2SDLS9i4
>>419さんへ



「…イザーク…こっちを向きなさい」
その甘く優しい声音にイザークはビクリと身体を震わせ顔を上げる。
(…は…母上!?)
それは正に自分が唯一愛する人の声…イザークは母親に縋る子供のような邪気の無い瞳を見せると兵士は軍服を左右に広げ露になった大きな胸の膨らみを顔に押し付け抱き締めた。
「…ふぁ…んぐ」
その柔らかく甘い香りにイザークはハッと我に返り兵士の身体を押し退けた。
「…ぁん…イザーク?」
「…違う…貴様は…くそぉ…ナチュラルめぇ!」
425ポチ@駄文職人:04/02/07 02:05 ID:TQT95pwb
声は母親そのモノだが胸の大きさと香りの違いにイザークは目が醒めるとその兵士に欲情し反応した自分を責めたてた。
(母上より大きなおっぱいなど断じて認めんぞ!!)
目の前でプルプルと揺れる乳房を睨み付けるイザークの心とは裏腹に下腹部の熱は更に高ってゆく。
「あなたは本当に悪い子ね…素直にならないと苦しむだけよ」
ズボンを押し上げる可愛いモノに兵士はペロリと唇を舐めるとポケットの中から何かを取り出した。
「…ひっ!…あぁあ…」
それを見た瞬間にイザークはカタカタと震え小さな悲鳴を上げた。
426ポチ@駄文職人:04/02/07 02:07 ID:fvnWgVvr
(あれは…まさか…)
イザークの脳裏に幼少の頃の思い出がよぎる。
悪戯をして母親にお仕置きをされていた光景…目の前で燃える物…ポタポタと落ちる熱い滴…そして下腹部に触れる温もり…
「…ハァハァ…許して」
顔を紅潮させ色のある表情を見せるイザークの反応に兵士は驚きつつもう片方の手で取り出したライターをカチャリと音を立て握っていた蝋燭に火を付けた。
「さぁ、服を脱ぎなさい」
「…うぅ…」
もう既にイザークは恐怖と興奮で何も考えることが出来ず言われるままに上着を脱ぎ捨てた。
427ポチ@駄文職人:04/02/07 02:09 ID:Bmzq7MH/
「…綺麗な肌ね」
真っ白く傷一つ無い引き締まった身体を指でなぞるとイザークはビクビクと跳ね上がる。
「…う…ぁあ」
素直な反応を見せるイザークに兵士は満足そうに微笑むと今にも溢れそうに熔け中央に溜まった液を勢いよく滴らせた。
「あぁあっ!っ痛い痛い痛いぃ!!」
上半身に熱い蝋が垂れ付くと焼けるような痛みと急激な射精感で自身がもどかしく張り詰め堪らずそこへ手を伸ばす。
ーーパシッ!
その時、兵士は無情にもイザークの手を払い退け触れることを許さない。
428ポチ@駄文職人:04/02/07 02:14 ID:sxn07M9M
「まだ駄目よ…分かっているでしょ?悪いことをしたら何て言うか」
そう言う兵士の顔が母親のモノと被りイザークはポロポロと涙を流しながら許しを乞うた。
「…ごめんなさい…もうしません…だから許して…ママ」
本当の子供に戻ったように謝り縋るイザークに兵士は褒美とばかりに高ぶる熱に口付けた。




Next?
End?
429419:04/02/07 03:09 ID:cxJvvpeJ
ああ!ありがとうございます!
まさか蝋燭プレイとは思いもつかなかったです
お姉さんなマリュとMなイザにハァハァしました
お願いですからどうか続けて欲しいです
お願いしますだ(;´Д`)
そして是非南極へ・
430名無しさん@ピンキー:04/02/07 03:51 ID:uthZ1HaO
ポチ氏ワロタ。
431名無しさん@ピンキー:04/02/07 07:16 ID:yPDV8KvH
SEEDの本放送が終わってからしばらく経つし、
そろそろ潮時なのかもな。
432名無しさん@ピンキー:04/02/07 08:10 ID:5tjuqqle
うん。
必死でこのスレを終わらせたい奴がいるのはわかるな。
ここで不平不満を言っている奴らは荒らしの自演だろ?
普通に作品を楽しみたい住人なら、わざわざスレを荒らすような事はしないよ。
流すな。
つーわけで、今まで通りで行っていいんでね?
433名無しさん@ピンキー :04/02/07 09:07 ID:Eg8Unm2t
028氏のかわええキラカガから妄想。なのにエチなし。そうだ、樹海へ逝こう。
434キラカガ 1/10:04/02/07 09:09 ID:Eg8Unm2t
深夜、働き蟻のオーブスタッフたちも各自を迎える温かな家庭へ戻り、官邸は
本来在るべき静かな刻を刻む。
キラがカーソルを打ち込み、画面が常人では切替えられた事も判らぬほどの早さで
切り替わる。拒絶、の文字が赤く光る。
「ふうっ、やっぱりこの段階は結構頑丈だな」
画面に向かって呟いた時、部屋のインターホンが鳴る。
誰が鳴らしたのかは明白だ。確認もせず扉を開くと、枕を抱えてカガリが
眠そうな目を擦りながら、部屋に入る。
「どうしたの、カガリ。こんな時間に」
カタカタとカーソルに指を走らせ、画面に視線を集中しながら優しく語りかける。
「お前こそ、こんな時間まで根詰めていたら、倒れるぞ」
キラの仮眠室はカガリの寝室から徒歩数分のところにある。
キラが座る椅子の横に眠そうに佇み、顔を覗きむ。
「別に、寂しくて来たんじゃないぞ、少し寝られなくて」
キラが画面からふと顔を上げ、本当にそれだけ?と疑惑に満ちた視線をカガリに
向けると、金髪を掻き揚げ、ふて腐れた表情が和らぐ。
435キラカガ 2/10:04/02/07 09:09 ID:Eg8Unm2t
キラは戦後、オーブにて一介の学生に戻っているはずだった。
当初は保護プログラムを獲得する引き換えに、オーブへの協力を要請され、
簡単な暗号文解読を今回だけだからという条件でしぶしぶ承知したのだ。
が、キラはあまりにも優秀すぎた。
最近ではオーブの誇る諜報機関スタッフの指揮を補佐せざる得なくなっている。
あまりにも有名になりすぎたキラ・ヤマトの名、存在を全て抹消し、第二の人生を
歩む事を半場諦めるかのように、官邸に詰める日々を送る。
「すまないな、キラをまた捲き込んじゃって」
「いいよ、元々趣味だったから、楽しんでるよ」
安心させるかのように微笑み、再びカーソルに指を走らせる。
「ハック、できそう?」
次々と変わる画面を横から覗きこみ、さっぱり解らないとカガリが首をすくめ嘆く。
「うん、もう少し。5段階壁があるんだけど、その都度ルート権限を取らないとね。
今、4段階目だからもうちょっと待って。
急ぐと地雷踏んじゃって、アクセスしてるの、ばれちゃうから。
ま、こっちもパナマから繋いでるように偽装してるから、オーブはどうやっても
出てこないけどね」
キラがスクロールする画面の端にモンツァント・カーライル社の番号が灯り、
大西洋連邦国防総省の内部情報が次々に画面に映し出される。
436キラカガ 3/10:04/02/07 09:10 ID:Eg8Unm2t
連合軍とブルーコスモスの癒着、軍民共同で開発されたヒトラウンド・アップ
改良品種の情報。
追放されたモンツァント・カーライル社名誉会長の行方。
裏の株主名簿、権利未行使のストック・オプションの数。
墓石の下に埋葬された真相を探る事は、オーブの国家戦略にとって必要不可欠であった。
「…すまない、次の戦争勃発を数年だけでもいい…遅らせる為に、
何としてでも欲しい情報なんだ」
―モンツァント・カーライル・グループ―
大西洋連邦軍需契約企業の一つ、巨額の資本金を誇る多国籍企業である。
遺伝技術バイオ医療研究分野、コーディネイタを生誕させた軍民共同技術グループに
名を連ねる。
またアスランがカナーパ最高評議会臨時委員長から極秘に動向を探るように
命じられた対象である事から、プラントも興味を寄せている事は明白である。
オーブは地球連合軍、プラント間が停戦中に、大西洋連邦を東西に分断し弱体化を
図る計画を練っている。
まずファンブル砦―大西洋連邦国防総省周辺の軍需産業を狙う前に、大西洋東側
ロビイスト達を買収し、機関投資家を隔離する。
437キラカガ 4/10:04/02/07 09:11 ID:Eg8Unm2t
資金流出は既に成功しつつある。
前代表ウズミ以下指導者が自決を選び、国家機密を死守した事から連合軍の
情報捜査が難航、皮肉にもオーブの評価が高くなり、金が金を呼び資本がオーブに
潤沢に集っているのだ。
金は人より世界情勢に敏感かつ機敏である。
開戦の数年前から既に世界の資金はウォール街から世界各地のタックスヘイブン
・オフショアバンクへと逃避速度を加速していた。
オーブのエメラルダ・マン島へは思想的検閲を嫌い、資産プライバシーの保全を
求め資金が一気に流入、オーブは開戦前夜から小バブルを呈し潤っていた。
オーブ銀行の優良顧客リストには各国要人の名が連なる。
エメラルダ島では、各連邦、プラント側の投資信託銀行がずらりと仲良く軒を並べ、
情報収集の名目でナチュラル、コーディネイタなど関係無く、MOF担達は
酒を酌み交わす。
438キラカガ 5/10:04/02/07 09:11 ID:Eg8Unm2t
大西洋連邦がオーブへ宣戦した際の各金融機関の連携は見事であった。
一族に遺伝子操作を受けた者がいる事をひたすらに隠す多国籍企業オーナーの名簿、
優良顧客リストにロックをかける。
取引明細を本店へ送った後、跡形も無く一気に消失させる。
なにしろ資金洗浄の為、互いを利用し合い、取引を執拗に行なっていたのである。
島内で資金を回せば全て事足りていた事が災いしたのか、一行に捜査が及ぶと、
芋蔓式に悪事がばれる。
あとは連邦の尋問に示し合わせたかのように、エメラルダ島のバンカー達は
しらばっくれ続けるだけである。
一方オーブの官僚達は、高潔な前ウズミ代表と対照的に、南太平洋に浮ぶ孤島で
しかない自国を繁栄させるため、手段を選ばない事で有名である。
「オーブのマキャベリストめ」と罵ると『誉められた』と嬉しそうに感謝の言葉を
返される。
オノゴロ島が爆破された時など、爆破の轟音と硝煙の匂いに官民ともに
安堵の溜息をついたほどである。
こうしてアズラエルが喉から手が出るほど欲しがっていた、オーブに集約されていた
情報は秘守され、参謀本部は初端から捜査に困難を極めたのである。
439キラカガ 6/10:04/02/07 09:12 ID:Eg8Unm2t
カガリの『次の戦争』という言葉に、キラは指を止め、暫し硬直する。
絶望感に泣きそうな笑顔が画面に映った事に気付き、カガリに見えないように
こめかみに手をあてる。
「キラ、大丈夫か。お前、働き過ぎだ」
何か言おうとして、頭を軽く振ると、いつもの包み込むような笑顔を兄弟に向ける。
「大丈夫。それよりちょっと気になるんだ。
1段階目から頑なまでに強固だったのに、3段階目ですんなり通してくれたんだよね。
なんだか簡単過ぎて、罠にかけられているみたい」
カガリが呆れた顔をする。
「…なんかお前、馬鹿にしてるな。
オーブの情報機関でも1段階目の壁、ゲスト権限も取得できなかったんだぞ…。
ほら、今日はここまで、寝るぞ。
お前が起きていたら寝られないじゃないか」
ごろりと当然のようにキラのベッドに寝そべる。
キラが両手を伸ばし屈伸する。
440キラカガ 7/10:04/02/07 09:14 ID:Eg8Unm2t
「わかったよ、カガリには敵わないな」
このところ二人並んで寝る事が多い。
情報解析の為官邸に泊まりこむようになり、初めは悪夢に魘されるキラの
呻き声をカガリが偶々聞き、添い寝してやっただけだった。
重い責任に呪縛され、政治的駆け引きに汚れ疲れ果てたカガリと、叶わぬ事と
判っていても、宇宙に砕け散った紅い髪の想い人に魂を寄せ自責の念に駆られるキラ。
運命に導かれ再び出会った双子。。
いつしか、金褐色と紫紺色の瞳の一対は、互いに安堵感を求め、深夜肌の温もりを
求め寝室を行き来するようになった。
事情を良く知っている者も、本来の仕事に追われ多忙なのか誰も咎めない。
キラがベッドに入ると、カガリが温かさを求め、子猫のように身を丸くし寄り添う。
二人は互いに無くした子供の頃の無垢な笑顔を慈しみ懐かしむように、口唇を
貪り始める。
「…キラ、苦しいよ…」
「…ごめん、カガリ。ラクスはこれぐらいでないと満足しないんだけどね」
キラは勘違いしている。息が出来ないから苦しいのではない。カガリが掌で
胸を押さえると、キラが心配そうな表情で、覗きこむ。
「……アスランと会いたい?」
「え?…うん、まあね。でもアスランは大切な戦友、会わなくても平気。
キラ、お前は私の半身だから…」
ぎゅっと背に手を回し、金髪を擦り寄せる。
441キラカガ 8/10:04/02/07 09:15 ID:Eg8Unm2t
キラの胸板は一見折れそうに細いが、手を回すと重厚で包まれた者は安堵感を齎す。
「アスランとキスしたんじゃ、ないの」
なぜ知っていると頬を膨らませた後、柔らかな口唇をキラの顎に寄せる。
濃茶の髪を梳き、寂しげな紫水晶の瞳に上目遣いで答える。
「…あれは、戦友のキスだって」
くすっと声を出してキラが優しく笑い、幾度となく血に染まったであろう繊細な指で
金髪を掻き揚げてやり、カガリの顎を少し上向かせる。
「じゃあ、これは?」
金褐色の瞳の半身に口付ける。
愛撫するかのように柔らかな口唇に重ね、少しずつを舌を挿し入れる。
びくりと一回り小さな舌が震えた後、キラに呼応するかのように少しずつ絡めてゆく。
銀の糸を引きながら、互いに名残惜しそうに唇を離す。
「…兄弟のキス。なんだか自分にキスしてるみたい」
泣きそうな笑顔のカガリを、キラが背に回している腕をぎゅっと強く力を込めて抱き直す。
カガリは強く逞しい父や周囲の大人に厚く護られ、純粋無垢で笑顔を湛えていた
子供の頃を慈しむように、半身の胸に縋る。
「…キラ、わたしさ、お父様の事全然知らなかった。
マリューさんやアークエンジェルの人達にお父様は『知らなかった』って
言っていたけど…全部知ってたんだ!知ってて、嘘を貫き通していた。
何の為に?国の為に!?
わたしの知ってる世界なんて嘘ばっかリだったんだ」
442キラカガ 9/10:04/02/07 09:15 ID:Eg8Unm2t
金髪の半身が、ぴくりと一瞬身体を戦慄かせ、背を弓のように反らせる。
キラは微笑み、半身の纏うパジャマの裾を少しずつ捲くり、豊かな紅の髪を持つ
少女とは比べるべくも無い、小さな乳房を揉みしだく。
少女のランジェリーは女の子らしいレースのついた小さな布切れだったっけ。
兄弟の子供じみた柄のパジャマのボタンを解いてやると、柔らかな白い肌が露出する。
熱の篭った吐息を首筋にかけると、身を捩りながらカガリが珍しく遠慮がちに問いかける。
「…キラ、フレイに会いたい?」
愛撫などでは簡単に呼応しないキラが、びくりと身体を硬直させる。
「…どうして。カガリはフレイの事、あまり知らないだろう?」
動揺を隠せないスミレ色の瞳の半身に、俯く。
「…すまない…なんだか、あの子に会いたくて」
キラは露出した小振りな乳房に顔を埋め、舌を少し出し舐め始める。
金褐色の瞳は潤み、何かに耐えているかのように細められる。
フレイの胸はしゃぶり付くように舐めなければならないほど発育しており、
マシュマロのようにもっと柔らかだったっけ。
少女と比べるべくもない半身にこの行為をしているのは、舌を動かすと濃茶の髪に
挿し入れられた手が、ただ頭を撫でてくれるから。
人を殺める事を知らなかった子供の頃の自分が戻るような気がして。
半身の細い腰に腕を絡め、ショーツの中に手を程よく締まった太腿を撫でながら
降ろしてやると、脚を折り膝を持ち上げる。足首から包まったショーツを片足ずつ
脱がしてやる。
443キラカガ 10/10:04/02/07 09:16 ID:Eg8Unm2t
裸体になると、カガリがラクスから教わったキラの弱点である首筋を執拗に舐める。
キラは耐えるように濃茶の髪をシーツに押しつけ、息をする。
「…ラクスは…ラクスは慰めてくれなかったの?」
「ラクスは天使みたいに『仕方のない事ですわ』って慰めてくれるんだけど、
地上に這いつくばって生きている人間を神様が癒すような感じ。
それも嬉しいんだけど。
正直、アークエンジェルに搭乗してる時はさ、あの子の事好きになれなかった。
おまえ、騙されてるんだって。
でも、今、会って話をしたいのはあの、フレイなんだ。どうかしてるよな。
汚れきったわたしを『あんた、馬鹿なんじゃないの、利用できるものは利用する、
そんなの当たり前じゃないの』って笑い飛ばしてくれるんじゃないかって。
おまえがなんであの女の事、好きだったのか判らなかったんだけど、今は理解できる。
あいつと会いたい…今更気がつくなんて、馬鹿だよな」
「カガリ…『今、気付いたからいい』は?」
首を何度も横に振りながら、頬を胸板に擦りつける。
キラがスミレ色の瞳を閉じ、くすりと哀しそうに笑う。
「…僕達、やっぱり双子なんだよね…」
宇宙に散った真紅の髪の少女。失ってから気がつく、その繰り返しばかりだ。
――時に自身の存在全てを否定し、壊したくなる衝動に駆られる。僕達は…。
かろうじて自身の存在を許しているかのように、双子は互いの温もりを確かめ、
脚を絡める。
「…ごめんね、アスラン。カガリはもう少し僕が護るよ…」
きみにはまだ渡せない。
小さく呟き、自身と同じ髪質の柔らかな金髪を梳きながら、吐息を立てて眠る半身に
身を重ね、夜は更けていくのだった。
444名無しさん@ピンキー :04/02/07 09:23 ID:Eg8Unm2t
禁断の果実の味は極上をやりたかったのですが、ハメハメまで辿りつけなかったスマソ。
445名無しさん@ピンキー:04/02/07 10:12 ID:8adyC5Vh
なんか、いいなぁ、この話…
うまく感想を言い表せないんだけど萌える。
446名無しさん@ピンキー :04/02/07 19:05 ID:Jk/SQhUh
キラカガ切ないですね。
キラカガというよりキラフレ?カガフレ?よくわからんけど雰囲気出てていいと思う。乙です。
447名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:12 ID:Iwr0aC+z
ポチ氏
あなたの言ってることとやってることが矛盾していてかなりウザーです。
269氏
あなたの自分語りと偉そうな態度はあらためた方がいいと思います。
448名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:15 ID:3NvMhhKm
>>447
もう書き手叩きはいいよ。
おまいさんもこっちからみれば十分ウザーだからさ。
折角書き手さんが投下してくれて雰囲気かえてくれたのに。
何しにこのスレにいる訳?
荒らす為?
449名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:54 ID:Q6Ci04f4
もういいよ。
以下、447はスルーの方向で。
450389:04/02/07 20:02 ID:7JwNca+N
>>394
サンクス

前回の話でおかしい所がありました。
エターナルにはラクスしかいなかったのは他の人はラクスに既に退艦命令を受けたって事で。
あと>>389の台詞も訂正させてください


ラクス:「プラントは落ち、戦争は終わりました。私達は間に合わなかったのです。これ以上戦っても無意味ですわ>キラ」
キラ:「でもっ!それじゃあ何の為にアスラン達は!>ラクス」
ラクス:「だからといって私達までここで死んでしまっては何もなりません。死んでいった人達の為にも私達は生きるんです>キラ」
キラ:「くっ!」

あと新しい話書きますた。
よかったら読んでください。
451389(キララク鬼畜):04/02/07 20:03 ID:7JwNca+N
ラクス:「はぁはぁはぁはぁはぁ」
ラクスは3人の相手を終えた。
アズ:「ではお嬢さん、最後の仕上げです>ラクス   君、あいつら(三人組)と同じ事を彼女にしてあげなさい>キラ」
キラ:「なっ!ふざけるな!そんな事できるわけないだろ!>アズ」
アズ:「僕は彼女の事を想って言ってるんですよ。彼女は君の事が好きなんです。彼女の汚された心の傷を癒してやってください(藁)彼女だってそう望んでますよ!>キラ」
キラ:「ふざけるな!こんな卑劣な事できるか!>アズ」
アズ:「そうですか、なら仕方ありませんね。ではっ!(アズ、ラクスのマンコの中に銃を入れる)」
ラクス:「んあっ!」
アズ:「可哀想ですが君の子宮に弾丸をぶち込まさせていただきますよ(ニヤッ>ラクス」
ラクス:「ひぃ!」
アズ:「恨むんなら僕の優しい心遣いを卑劣呼ばわりしたその子を恨むんですね>ラクス」
ラクス:「いや、やめて・・・」
キラ:「やめろ!」
アズ:「ええ、やめますよ。君が彼女を抱けばね(ニヤッ>キラ」
キラ:「くっ!分かった、だから撃つな!>アズ」
アズ:「そうそう、最初から素直にそうしていればいいんです(藁>キラ」

アズ:「さあ、まずはクンニでもしてあげてください(藁>キラ」
キラ:「ラクス、ごめん・・・」
452389(キララク鬼畜):04/02/07 20:06 ID:7JwNca+N
キラ、ラクスのマンコを舐める。
ラクス:「あはん、はぁん、あっ、キラ、あっ」
アズ:「君、気持ちいいかい?>ラクス」
ラクス:「あっ、はぁん、はぁ!」
アズ:「どうなんだって聞いてるんですよ>ラクス」
ラクス:「あはん、気持ちいいです」
アズ:「君は今何処を舐められてるんだい?>ラクス」
ラクス:「あはん、オマンコです>アズ」
アズ:「ふーん(ニヤニヤ>ラクス   さっ、攻守交替です(藁)今度は君が坊やにしてあげなさい>ラクス」

ラクスはキラにフェラをした。
キラ:「あっ!ラクス、気持ちいいよ」
ラクスは更にピストン運動を続ける。
キラ:「あっ!あっ!イクッ!」
アズ:「はい、ストップ!」
キラが逝きそうになった所でアズがラクスの口をキラのティンポから離した。
アズ:「彼女は君の事が好きなんですよ。坊やは彼女の事が好きかい?>キラ」
キラ:「僕は・・・」
キラの脳裏にフレイが過ぎる。そんなキラの様子をアズが見透かした。
アズ:「おやっ、他に好きな子がいるんですか?残念ですねぇ。それじゃあ彼女が余りにも可哀想です。これ以上はさせられませんねぇ(藁>キラ」
キラ:「なっ!」
453名無しさん@ピンキー:04/02/07 20:06 ID:L5kJ3W/Y
きもい
454キララク鬼畜:04/02/07 20:13 ID:7JwNca+N
キラは逝きかけたのに逝けなかったので気が狂いそうだった。
アズ:「君が好きなのは誰ですか?>キラ」
キラ:「僕は・・・」
キラの脳裏にフレイの姿が過ぎる。
キラ:「僕が好きなのはラクスだ!」
フレイへの想いも虚しく目の前の欲望には勝てなかった。
アズ:「ハイッ、合格です。それでは最後に君のティンポで彼女をイカせてあげなさい>キラ」

キラはラクスのマンコに自分のティンポを入れた。
キラ:「あっ、はぁ、ラクス、気持ちいいよ」
ラクス:「はぁん、あん、嬉しい、はん、あっ、キラ、愛してます!」
キラ:「僕も愛してるよ、ラクス!」
アズ:「おやおや、すっかり二人の世界に入ってますねぇ(藁」
キラ:「ああっ、もうイキそうだよ!」
ラクス:「はぁん、ああ、私の、私の中に出してください!」
キラ:「あああああ!!!!」
ラクス:「あああああ!!!!」
二人は一緒に果てた。

(ここからのアズフレは不快だったら脳内あぼーんしてください)
別室、キラとラクスの様子をモニターで見て涙する少女がいた。
フレイ:「キラ(涙)」
フレイはキラが「僕が好きなのはラクスだ!」と言ったのを聞いて涙が止まらなくなった。
アズ:「残念でしたね。でも安心してください。僕がその分君を愛してあげますよ(ニヤッ」
アズは左手でフレイの胸を揉み、右手でフレイのマンコを撫で、首筋を舐めた。
フレイ:「あっ、いやっ、理事、やめてください・・・」
アズ:「なーに、怖いのは最初だけですぐ気持ちよくなりますよ(ニヤッ」
フレイ:「いや、やめてください!キラ、助けて・・・」

〜END〜
455名無しさん@ピンキー:04/02/07 22:34 ID:IMsQpgxX
>これうざい
一人でなりきりやっているの?
456名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:50 ID:75PYejps
荒らしてる奴、必死だな
457名無しさん@ピンキー:04/02/08 02:52 ID:mtG5xPLn
>>444
ハメハメなしでも、このお話はかなり素晴らしいと思います。
オーブのバックグラウンドとかフレイを回想するカガリとか、新鮮。
添い寝とか二人の会話からキラカガ兄妹色がうまく出てて、萌えてしまいました・・・。
458名無しさん@ピンキー:04/02/08 03:22 ID:UocJTNRr
正義の味方ウザい
459ポ(ry:04/02/08 04:07 ID:UkAVS4HF
(;゚д゚)ガーン
460名無しさん@ピンキー:04/02/08 04:20 ID:g+P9qdZd
ウザイウザイ言う奴がウザイ。






って、小学生レベルのケンカかよ!w

気にせず職人さん方、マターリと投下ドゾー。

↓↓↓
461名無しさん@ピンキー:04/02/08 07:06 ID:e4bD9fHZ
そろそろ荒らしに反応するのはやめにしませんか?
みんなスルーしようよ。
462名無しさん@ピンキー:04/02/08 18:31 ID:EPRj3dMK
荒らしなんか、気にせず投下お願いします。
今まで、マターリとスレが続いたきたのも職人さんのおかげ、
今まで通りでお願いします。

荒らしは無視。
463名無しさん@ピンキー:04/02/08 18:59 ID:9/FUTF0X
荒らしと意見は違う気がするんだが。
書き手に対する読み手の意見、全て汲んで行ったらきりが無いけど
全てあぼーんするのもどうかと思う。
書き手あってのこのスレと言うけど
読み手が居なきゃ書き手も書き甲斐がないだろ。
書き手側も多少自己中心的になってるところが見受けられるし
今回出た「意見」をちゃんと読んでそうかも、と思うところは変えて行ったら?
464名無しさん@ピンキー:04/02/08 19:14 ID:bV+E6w5S
今回は言葉が過ぎる点があったと思うよ。感情的だったし。
やもすれば注意じゃなくて叩き紛いにも見えた。
注意は何度もしつこくネチネチする必要はないよ。一度で十分。
あれで他の職人さんたちも投下しなくなったらどうするよ。
投下してもネチネチ言われるんじゃ、する気も失せるだろ。
465名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:19 ID:k5VrVKYq
書き手>読み手

これ以外に何が言える?
466名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:30 ID:75DOqjut
アツクナラナイデ マケルワ
467名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:16 ID:4aJGcQKC
個人的意見だが
読み手が意見を言ってはいけないって事は無いと思う。
その境目が好き嫌いか、叩きかは個人のレベルだがな。
書き手側としてもどこが良かった、とか言ってもらえればレベルアップにも繋がるし、
読み手の事を考えながら書く、ってのも広く万人に読んでもらいたいなら必要だと思う
読み手の意見の中で叩きだと思うものはスルーすればイイだけ。
読み手側も単に好みでない作品だ、ってならスルーしてるようにな。
ただ、ここの板がエロパロ、って事を考えたら求められる作品が限定されてくるのも事実。
その板に合ったニーズを読み取るのも書き手の仕事だと思う。
エロ無しを書くな、って意味じゃないから勘違いするなよ。
それと、確かに一部職人さん達はちょっと馴れ合い化してないか?と思う点もあった。

色々偉そうに言ったがお互い少しずつ気をつけて楽しい板にしようぜ、と言いたかっただけだ
468名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:19 ID:9SJUpOMx
こうやって廃れていくのか…
469名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:35 ID:EBNFVNL8
悲しいかな真面目に語る奴が増えれば増えるほどスレは寂れていく
考え方は皆違うんだから話がまとまることなどないのだよ
ここでは萌え話に花を咲かせるのが一番平和だ

ってなわけでアスミリ萌え〜
アスラク、アスカガもイイ!けど切なさ一番はアスミリだろう
お互い昇華しきれない想いを抱いていて、一晩だけの関係を持つとかが好みだ

ディアミリも好きだけどなー
470名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:37 ID:TIu/3nXU
なんだか予想通りの展開してますね
471名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:52 ID:hJj/Y88V
ちょっとスレ違いだが
昨日433氏の話を読んで今朝ギルガメ見たら、姉弟が裸で
ベッドで暖めあっていたんでビックリしてしまったよ。てか
自分近親ダメだったのに、このスレとギルガメのせいで
萌えるようになってしまった。ヤバい
472名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:31 ID:n6YU3e7N
433って言うと、某スレのバレ氏みたいだ。
473名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:11 ID:cUA14oal
それぞれの立場でそれぞれの意見を交し合うことは決してマイナスには
ならないと思うよ。どちらにとっても。
でも、そうあるためには相手を思いやる気持ちがあってこそじゃないのか?
2ちゃんとはいえ、相手に前向きに気持ちを伝えたいと思ったら、最低限の
礼節は必要だと思うぞ。
マジレススマソ

474名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:20 ID:FZeCwZJV
正直、エロければそれでいい。
それ以上の議論はノーサンキュ。
475028 ◆Micq87azYs :04/02/09 01:39 ID:L2we6wVV
>444氏
うお?! ありがとうございます!
小説すげ、切なくてよかったっす。続き期待してます。
476名無しさん@ピンキー:04/02/09 02:55 ID:GiLwRqRq
ここは批評スレじゃないからなあ。
ぶっちゃけエロに飢えてる俺様にエサを投げてくれる
ボランティアな書き手様ならいくらでもカモ〜ンって感じなんだが。
477名無しさん@ピンキー:04/02/09 10:47 ID:0bj14j8u
まだ議論してるのかYo(−−;)
>>444
切なくてむっちゃ(・∀・)イイ!!

478名無しさん@ピンキー:04/02/09 11:38 ID:otv6Q7u5
新シャア板の今後スレでここ荒らした犯人が暴れていますよ!!!
アスカガキララク書くのが凄く気に入らないらしい。多分アンチカガリの奴!!!
キラフレの次にラクキラが好きですがキラフレだとどうしてもワンパターンな作品になってしまうのでとりあえずラクキラ。かなりキラがヘタレてます。
まあ盟主が一番好きなのでとりあえず盟主が勝利するという設定が書きたかったのですけどね。前回のオマケアズフレもただ鬼畜盟主が書きたかっただけの理由で書いたので不快だったら脳内あぼーんよろしく。
↓の設定も微妙に変わりますた。

アズNジャマーキャンセラー入手 → ボアーズ陥落 → キラ達、間に合わずにプラント陥落 →
怒り狂ったパトリックがジェネシスで最後の抵抗、地球軍艦隊半数消失 → アズ激怒、ジェネシス破壊命令 →
キラ達もジェネシス破壊へ → ヤキンからプロビデンス発進 →
プロビデンスによりストライク、バスター、ジャスティス、ルージュ、アークエンジェルあぼーん →
キラ種割れ、フリーダムによりプロビデンスあぼーん → 常夏によりデュエルあぼーん → ピースメーカー隊の核攻撃によりヤキンあぼーんで戦争終了 →
キラ、核の光を見てZのカミーユのように「こんなの嬉しいかよ!」と言って気絶、フリーダムはエターナルに回収されて地球へ



地球連合軍の勝利で終わった戦争の後、オーブが失くなって帰る所のないキラはラクスとマルキオとその子供達と共にマルキオの家で生活していた。
キラは家の中でテレビを見ていた。世界放送でアズラエルの演説が行われている。
アズ:「我々が平和を勝ち取れたのも“蒼き清浄なる世界のために”常に努力を怠らなかったみなさんの努力の賜物です。みなさん、今日は盛大に盛り上がろうではありませんか!」
大衆:「わーーー!!!!ムルタ!ムルタ!ムルタ!」
キラ:「(平和か・・・確かに地球は平和になったんだ。例えプラントを滅ぼす結果になったとしてもそれで地球は平和になったのは確かなんだ)」

キラは海岸へ出てしゃがみ込んで一人黄昏ていた。
キラは今回の戦争で死んで行った人達を思い起こした。
キラ:「(アスラン、カガリ、サイ、ミリィ、トール、ムゥさん、マリューさん、これで良かったのかな?)」
キラはふと一人の少女の事を思い出す。フレイ・アルスター。
彼女はドミニオンに保護されて以来離れ離れになってしまった。現在キラにとって彼女は行方不明、消息不明状態だ。
キラ:「(フレイ・・・君は今どこでどうしてるの?君は最後僕に何を言おうとしたんだい?会いたい・・・会いたいよフレイ・・・)」
キラは涙が出てきた。
ラクス:「こんな所にいらっしゃったのですか?」
キラは声のした後ろの方を振り返る。
ラクス:「あら?泣いていらっしゃったのですか?」
キラは涙を拭いた後、海の方を向き直し話し始めた。
キラ:「・・・ヴェサリウスから放たれた捕虜のポッド覚えてる?」
ラクス:「えっ?」
キラ:「あのポッドの中にいた人はね、前に僕が傷つけた、僕が守ってあげなくちゃならない大切な人だったんだ」
ラクスはポッドから聞こえた女の声を思い出した。そして何となくキラはその女の事が好きだったのだろうと思った。
キラ:「覚えてないかな?君がアークエンジェルに初めて来た時、コーディネーターという理由だけで君を毛嫌いしてた娘、あの娘だったんだ」
ラクスは自分を殺そうとしたポニーテールの赤毛の少女を思い出した。そしてその少女に対して憎悪と嫉妬が込み上げてきた。
キラ:「彼女は僕に優しかったんだ。ずっと付いててくれて、抱きしめてくれて、僕を守るって・・・。
でもそれはコーディネータへの憎しみを僕に戦わせる事で晴らそうとしてただけだったんだ。そして僕は彼女に利用されてるだけなんだと気づいた。
だけど、本当は違ったんだ、きっと。ううん、絶対違う。彼女はそんな娘じゃない。ホントはきっと彼女も辛かったんだ。彼女も今頃きっと後悔してるんだ。うぅ・・・」
キラは泣き出しそうになるのを必死で堪えた。
ラクス:「キラ・・・」
ラクスはキラの正面に立って座り込むとキラの手を自分の胸元へと導いた。
キラ:「わっ!」
ラクス:「私ではその人の代わりにはなれませんか?」
キラ:「えっ?」
ラクス:「私はずっとあなたの事を見ていました。でもあなたの目には私が映ってない事は何となく気づいてました。でも私は今こんなに近くあなたの傍にいるのですよ。少しは私の事も見てください」
キラ:「ラクス?」
ラクス:「あなたには私がいます。それでは駄目なのですか?」
キラ:「(ラクス・・・そうだね・・・君は僕が辛い時いつも傍にいてくれた。)」
キラにはラクスが天使のように思えた。そしてラクスに新たな感情が芽生えようとしていた。キラはラクスを抱きしめた。
ラクス「あっ」
キラ:「ごめんね、君は僕が辛い時いつも励ましてくれた。なのに僕は自分の事ばかり考えてて君の気持ちを考えた事なんて一度もなかった」
ラクス:「キラ?」
キラ:「でも、やっと気づいたよ。こんな近くに僕を想ってくれてる人がいるって事に」
ラクス:「キラ・・・」
ラクスもキラを抱きしめた。二人はしばらく抱き合った後、体を離してキスをした。
しばらくキスを交わした後、ラクスは頬を紅くして言った。
ラクス:「キラ、私を抱いてください」
キラ:「えっ?」
ラクス:「キラの全てを感じたいんです。それにそうしてくれないとあなたが何処かへ行ってしまいそうで怖いんです」
キラ:「大丈夫、そんな事しなくても僕はどこにも行かないよ」
ラクス:「でも私、どうしても今すぐあなたに抱かれたいんです」
ラクスは真剣な眼差しでキラを見つめる。
キラ:「・・・分かったよ」
482名無しさん@ピンキー:04/02/09 17:36 ID:EOwbzJmh
脚本のようですね。慣れないと読みづらい。
483名無しさん@ピンキー:04/02/09 17:54 ID:e86ndiy2
自分は慣れなくたってだいじょうぶだったよ〜。つづき、つづき〜〜!
たのしみにしてます。
484名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:53 ID:jKk2ddcQ
総合スレだからこれはこれでよし。
485名無しさん@ピンキー:04/02/10 03:34 ID:2Ikm+VNs
>>463
今まで「正義の味方」の進歩なんて見た事無い
ずっとこの台詞形式で続いてるから即バレるし。
読みづらいのも全然変わってない。
しかも最近は自演で(ry
486名無しさん@ピンキー:04/02/10 04:38 ID:7CXvTTce
これが噂に聞いてた「正義の味方」だったのか…
487ポチ@駄文職人:04/02/10 05:31 ID:Hb64q97H
アスカガの書き置きがあったので投下させて下さい。
今まで色々と皆様のお世話になりました。
今月発売のダムAのSEED重大発表が続編決定だったら復活します。違ったらもう来ません(自分こうゆう意味無い賭け好きだなぁ)

とりあえず最後の投下ということで…

シリアスカガ微エロ微ギャグ化注意
488ポチ@駄文職人:04/02/10 05:31 ID:Hb64q97H
Athrun



床に座り込み泣きじゃくるカガリに俺は狼狽えた。
自分の痴戯を見られた上にカガリの行動と発言に羞恥と戸惑いで心が揺れる。
カガリが苦しむことはしたくない…俺の為に汚れた行為をさせたくない…すべてはカガリを想ってしたことが逆に彼女を哀しませ泣かせている現実に己の浅はかさを感じた。
「っわぁあ…っぁあんっ…ケホッ…ゴホッ」
「カガリ!!」
苦しそうに咳き込み泣くカガリに俺は慌てて背中を摩る。
489ポチ@駄文職人:04/02/10 05:34 ID:M8dM8bK1
「うぅ…ひっく…アス…ゴホッ…」
しゃくりあげ縋るような瞳を向けるカガリの姿に尊重しなければならないのは彼女の意思と想いなのかもしれない…そう考え直しカガリの涙を拭った。
「……してくれる?」
「…アス…ラン?」
「カガリに触って欲しい…君が良ければ…だけど」
「…ぐすっ…うん…したい…アスランの…気持ち良く…させたい」
俺の言葉にピタリと泣き止むカガリに安堵しながらこれからする行為を想像し緊張する。
490ポチ@駄文職人:04/02/10 05:36 ID:77bj2HIE
「…いい?…アスラン」
ベッドに腰掛ける俺のズボンの裾を引っ張りぼのぼののシマリスくんのように首を傾げ許可を求めるカガリに頷き頭を撫でる。
「もう怒鳴ったりしないから…カガリの好きなようにしていいよ」
「…うん…絶対だぞ」
カガリも安心したように笑顔を見せると早速ジッパーを下ろし始める。
その躊躇の無い行為に動揺しつつ彼女らしいとも思ってしまう。
そして中の下着に触れる寸前に真っ赤な顔を上げて俺に視線を向けた。
491ポチ@駄文職人:04/02/10 05:38 ID:4iaSLVhD
「…こっ…こんなことするのはアスランだけなんだからな!!」
耳まで赤くして念を押すカガリの言葉に苦笑いしながら判ってると答えると震える手で下着をずらし火照った指先が俺のモノを摘む。
「…ぁ…」
小さな声を洩らしまだ反応していない俺のモノを掌に置き凝視するカガリの反応に恥ずかしさが増してくる。
「…カガリ…やっぱり…」
彼女以外の人に見せたことの無い自分の性器は緊張と羞恥で縮こまり情けない姿を晒し自信を喪失する。
きっと小さいとか変な形だとか思われているに違いない。
492ポチ@駄文職人:04/02/10 05:40 ID:UGv0NlNv
「……アスラン」
その時カガリは俺の名を呼び萎えたモノに頬ずりをする。
「…カ…ガリ?」
カガリの柔らかく滑らかな頬の感触に思わず掠れた声で反応すると彼女は微笑み俺のモノに口付けた。
「…アスランの可愛い」
…可愛い…カガリのその言葉に喜ぶべきか悲しむべきか俺は悩んだ。
「っバカ!私は褒めているんだぞ!」
俺はかなり複雑な顔をしていたのかカガリが慌ててフォローしてくれた。
493ポチ@駄文職人:04/02/10 05:41 ID:+cjR8D7n
「…ありがとう、カガリ…君もお世辞を言える大人になったんだね」
「あのなぁ!お前はいつもいつも悪い方に考えんなよ!その癖いい加減に直せよな!」
「…じゃあ俺のどこが好きなんだ?」
「全部だ!!!」
俺の質問に間髪入れず答えたカガリに驚きポカーンとしてしまう。
「アスランの藍色の髪も翡翠色の瞳も優しい声も…アスランの隅から隅まで全部が大好きなんだ!!」
「…カガリ」
「勿論アスランの…お…おちんちんもだ!!」
今にも蒸気が出てきそうな程に顔を紅潮させ必死に訴えるカガリに感動で目頭が熱くなった。
494ポチ@駄文職人:04/02/10 05:44 ID:PZ8xr9SG
「…君の気持ち…すごく嬉しい…ありがとう」
「うん、愛してるよ…アスラン」
そして蟠りを解いてくれたカガリは俺のモノを優しく握り込み撫でると躊躇しながらゆっくり上下に擦り始める。
「…っ…はぁはぁ」
その時俺は快感で息を切らしながらカガリの方が性的知識が優れているのかもしれないと思った。
何故なら普通の女の子が男の性処理の方法を知っている訳がない…そう思ったからで。
「…カガリ…君…どこでこんな知識を…」
ちょっとした疑心と嫉妬に駆られ聞くとカガリは言い辛そうに口を開いた。
495ポチ@駄文職人:04/02/10 05:46 ID:gv+bTrRQ
「…だって…アスラン…してたじゃん」
「!!!!」
俺は思わず顔を赤くし絶句した。
そうだ…カガリに自慰行為を見られていたんだった。
「…綺麗だった…アスラン」
「…はい?」
「1人エッチしてた時のアスラン…すごく色っぽくて綺麗だったぞ」
ウットリと瞳を潤ませて言うカガリに俺は羞恥心で一杯になった。
好きな女の子にあんな痴態を見られ綺麗だと言われるなんて…俺は己の情けなさに泣き崩れたいのを我慢して平静を装う。
496ポチ@駄文職人:04/02/10 05:49 ID:4cVJzYgu
「…じゃあ今度はカガリの1人エッチを見せて貰おうかな」
「なっ、何でだよ!?」
「俺のだけ覗き見て…ズルイぞカガリ」
「…うぅ…ワザとじゃいからそれは無効だ!」
「…カガリ…君は等価交換の法則を知っているか?…何かを得るには同等の代価を支払…うっ!」
「イヤだっ!アスランのエッチ!」
俺の言葉を遮るように上下する手が勢いを増し追い立てる。
「…くっ…はぁはぁ…カ…ガリ」
彼女に言おうとしていたことをスッカリ忘れ自分の手でするのとは違い通常の3倍の気持ち良さに浸ってしまう。
497ポチ@駄文職人:04/02/10 05:51 ID:3/YFTpoW
そしてピタリと動いていた手が止まり離れると俺のモノが天を仰ぐように勃ち上がっていた。
「…すごい…私がこんなに大きくしたんだぞ!!」
カガリは無邪気な子供のようにキラキラと目を輝かせピクピクと脈打つ俺のモノを眺めている。
「…可愛いピンク色だな…ん…ここ血管浮いてる…あっ、動いた!」
カガリ…君は新種の生物を観察する科学者かとツッコミたくなりながら疼く自身に我慢出来ずに手を伸ばす。
498ポチ@駄文職人:04/02/10 05:53 ID:0BWXQD5G
「ダメ!アスラン!」
「……カガリ」
「いま気持ち良くしてやるから」
そう言うとカガリはピンク色の小さな舌を出し根元部分から先端を舐め上げる。
「っ…ぁ…」
温かくザラザラした感触にゾクゾクと身体を震わせるとカガリの舌が全体を隈無く這い廻り唾液で自身が濡れて艶を出す。
そしてピチャピチャとくびれ部分や筋を丹念に舐められ淫液を滲ませる。
「…うぁ…カガリ」
思わず洩れる声にカガリが嬉しそうな顔をして先端の窪みを舐め口に含む。
499ポチ@駄文職人:04/02/10 05:56 ID:nqjCKxis
その柔らかな唇と温かい口内に包まれ一気に熱が高まってゆく。
「…アスラン…んっんんっ」
「…はぁはぁ…カガリ」
喉の奥まで一生懸命咥え頭を上下させ金髪を揺らす姿が艶めかしい。
君のこんな淫らな姿を誰にも見せたくない…君は一生俺のモノだ。
500ポチ@駄文職人:04/02/10 05:57 ID:1ptKOKvc
Cagali



アスランが好き…大好き…彼の為ならどんな淫らな行為もしてみせる…私の想いの全てを込めて…。
「…んぅ…んんっ」
唇の端が切れそうな程アスランのモノが膨れ固さを増す。
歯を立てないように慎重に先端から根元を咥え上下に抜き差しさせると次第に彼の息遣いが荒くなり感じていることを窺わせ喜びが心に満ちる。
「…はぁはぁ…っ…カガリ」
覚束ない手で私の頭を撫でる彼の顔が見たくて一旦唇を離すとアスランの出した液が唇と先端を細い糸で繋ぐ。
501ポチ@駄文職人:04/02/10 05:59 ID:dExyMk3n
「…ぁ…」
その光景に恥ずかしくなり俯くとアスランも顔を赤くしながら濡れた私の唇を指で拭ってくれた。
「…ありがとう、カガリ…気持ち良かった」
「…え…まだ終わってないぞ」
張り詰め勃ち上がったままなのに自己完結させるアスランを不満に思っていると立ち上がりトイレへ行こうとする彼を慌てて引き止めた。
「ちょちょちょっと待てってば!アスラン!」
「もういいよ、あとは自分で処理するから」
私はアスランのその言葉にショックを受けた。
502ポチ@駄文職人:04/02/10 06:02 ID:YPdUEIGe
私のペロペロ気持ち良く無かったのか?アスランの精液だって全部飲むつもりでいたのに…。
「ダメだ!アスランのは私が飲むんだ!!」
「…は…はい?…カガリ…飲むって…」
「アスランの…せ…精液だよ!」
「!!!!」
その瞬間真っ赤になりながら後退りするアスランにジリジリにじり寄る。






脳内補完へ
503ポチ@駄文職人:04/02/10 06:10 ID:YPdUEIGe
以上です。
中途半端スマソ…これ全部捨てるつもりだったけど踏ん切りつかんかった。

ちなみにこのスレを去るのは一連の流れのせいではなくて別ジャンルに浮気ということで…。
SEEDも書きたいネタが沢山あるけど文字に起こすほどの気力が沸かない…続編が決まったら元気になると思うのでまたその時に。

ではさようなら
504名無しさん@ピンキー:04/02/10 06:21 ID:yKfOiOyp
ブルータスお前もか!w


ポチ氏、お疲れ様でした。ポチ氏のシリアスが好きでした。
気力が戻ったらまたお願いします。
505名無しさん@ピンキー:04/02/10 11:12 ID:YcMMlA94
ポチ氏、モエをありがとうございました。
ポチ氏の復活と続編の吉報をお待ちしてます。
506名無しさん@ピンキー:04/02/10 14:13 ID:j7TWK/F6
ポチ氏、お疲れ様。
ポチ氏の書かれるものはギャグ有り、シリアス有りで、楽しんで読んでました。
今までありがとうございました。
気が向いたら、ぜひお願いします。
507名無しさん@ピンキー:04/02/10 15:37 ID:wms0oK9h
えぇぇぇーーーー!!!!!そんな!ポチ氏!

そうですか…今までたくさんの萌えをありがとうごさいました…。
思えばいろいろあったな……。ポチ氏は心の神でした。漏れはすごく好きでした。
願わくばまた…と思ってしまいます。お疲れ様でした!!
508名無しさん@ピンキー:04/02/10 23:13 ID:llkrJ012
sage
509389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:39 ID:dTinrHHY
前回ラクキラを書きましたがフレイにも救済措置をしたかったので個人的に結構好きなオルフレ。
オルガキャラ壊れまくり、フレイキャラ壊れまくりです。フレイが淫乱になってます。二人とも「C’s ware」という会社のゲームのキャラをモチーフにしました。
オルガのモチーフ(EVE の天城小次郎、同級生2の主人公、YU−NOの有馬たくや)、フレイのモチーフ(DESIREのマコト&機動戦士Zガンダムのレコア)。



アズNジャマーキャンセラー入手

アズ:「いやったあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

オルガは突然戦闘を中断させ、ポッドの回収に向かわせたナタルに不満を感じ文句の1つ言ってやろうと思いコックピットに向かった。
オルガ:「艦長さんよー、いきなり?ん?」
オルガはナタルの横にいる少女が目に止まった。
ナタル:「彼女は亡くなった外務次官ジョージ・アルスターの娘、フレイ・アルスターだ」
オルガはフレイを見て中々自分好みの美少女だと思った。
オルガ:「へぇー、俺はオルガ・サブナックってんだ。よろしく」
オルガはフレイに手を差し出したがフレイはオドオドして手を出すのさえ躊躇っていた。
ナタル:「サブナック少尉、やめろ」
510389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:40 ID:dTinrHHY
オルガ:「へいへい」
文句を言いに来たオルガだったがそんな事は別にどうでもよくなったのでコックピットを出た。

フレイはナタルに先導されて新しい自分の部屋に連れていかれていた。その自分の部屋へ向かう途中でアズラエルと出会った。
アズ:「ご苦労だったね。さすが“戦争を終わらせる鍵”というだけの事はあるよ。もしこれでくだらない物だったりしたら君の頭をぶち抜いてやる所だったよ(ニヤニヤ」
フレイ:「ビクッ!」
フレイは狂気地味た言葉をヘラヘラしながら当たり前のように口に出すアズラエルに恐怖を感じ体に寒気が走った。
ナタル:「アズラエル理事!言葉を慎んでください!」
アズ:「こいつは失礼しました」
アズラエルは反省の色など全くないがとりあえず口先だけの謝罪をした。

フレイは自室で何をしていいのか分からずとにかく休憩しているとドアをノックする音があったのでドアを開けた。
するとオルガがフレイの目の前に立っていて勝手に部屋の中に入って来てドアを閉める。
フレイ:「何?」
オルガ:「宇宙を彷徨ってるあんたのポッドを回収してやったのは俺なんだ。礼の1つあってもいいんじゃないか?」
フレイ:「そ、そうね・・・ありがとう・・・」
フレイはオドオドしながら言った。
オルガ:「ああ・・・しかし」
オルガはフレイの顔を見た後、無言でフレイに近づく、フレイは何となく恐怖を感じ後退るが壁際に追い詰められてしまう。オルガは壁に右手を着くと
511389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:40 ID:dTinrHHY
フレイの顔をジッと見る。
フレイ:「何?」
オルガはフレイの問いかけを無視して突然唇にキスをする。
フレイ:「!?いやっ!!」
フレイは突然の出来事に思わず目を見開いた後、オルガを突き飛ばした。
フレイ:「はぁはぁはぁ」
オルガ:「何だよ、キス程度でそういう反応されるとすげー引くんだよなぁ。少しは感じてる振りでもしろっての」
オルガはそう言うと部屋から出て行った。
フレイ:「(何なのここは?怖い・・・・怖いよキラ)」

ボアーズ陥落 → キラ達、間に合わずにプラント陥落 →
怒り狂ったパトリックがジェネシスで最後の抵抗、地球軍艦隊半数消失 → アズ激怒、ジェネシス破壊命令 →
キラ達もジェネシス破壊へ → ヤキンからプロビデンス発進 →
プロビデンスによりストライク、バスター、ジャスティス、ルージュ、アークエンジェルあぼーん →
キラ種割れ、フリーダムによりプロビデンスあぼーん → 常夏によりデュエルあぼーん → ピースメーカー隊の核攻撃によりヤキンあぼーんで戦争終了

ボカーーーーーン!!!!!(核でヤキンを破壊した音)

アズ:「あはははははは!!!やったあああ!!!勝った!勝ったぞおおおぉぉぉ!!!」
512389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:41 ID:dTinrHHY
核でヤキンを落とした直後、コックピットにいた人間は戦争に勝って喜んでいいのか悪いのか戸惑っている様子だった。いくら勝つ為に仕方ないとはいえ目の前の核爆発を見るのは気持ちのいいものではない
ただ一人、アズラエルを除いては。
フレイは戦争が終結してアークエンジェルに戻りたいと思ってアークエンジェルの事が気になった。
フレイ:「理事、アークエンジェルは?」
アズ:「アークエンジェルゥ?知りませんよそんな裏切り者の船は。きっともう堕ちてるんじゃないですか(ゲラゲラ」
実際もうアークエンジェルは堕ちていた。

(場所:本編47話でナタルとフレイが会話してた場所でフレイが一人、宇宙の景色を眺めている)
フレイ:「(キラ・・・あなたは今何処にいるの?生きてるの?会いたい・・・会いたいよキラ)」
フレイは今後もうキラに会えないかもしれないと思うと涙が出てきた。悲しい想いにふけっていると突然後ろから自分の胸を揉まれた。
フレイ:「きゃっ!」
フレイは驚いて自分の胸を揉んだ手から離れた。
オルガ:「へぇー、結構いい乳してんじゃんか」
フレイ:「はぁはぁはぁ」
オルガ:「はぁはぁ言ってどうした?感じたか?」
フレイ:「そ、そんな訳ないでしょ!いきなり何すんのよ!」
オルガ:「何って乳揉みだけど?」
フレイ:「そんな事聞いてるんじゃないわよ!あんた、女の胸を揉むなんて最低よ!」
オルガ:「騒ぐなよ、減るもんじゃねーんだし」
513389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:43 ID:dTinrHHY
フレイ:「・・・(な、何なのよこいつは)」
フレイ:「わ、私に何か用?今はあなたに構ってる気分じゃないのよ!」
オルガ:「そうか、でも俺はお前に構いたい気分なんだ」
フレイ:「いい加減に!」
オルガは突然フレイを抱きしめた。
フレイ:「なっ、ちょっ、離して」
オルガ:「連戦続きで疲れた。やらせてくれ」
フレイ:「なっ!何言ってんのよ!」
オルガ:「騒ぐな、いいだろ?」
フレイ:「駄目に決まってるでしょ!」
オルガ:「俺はずっと戦いっぱなしだったんだ。お前もちょっとは働けよ」
フレイ:「イヤッ!」
オルガ:「そうか、まあいいさ、勝手にするから」
オルガはフレイの首筋にキスをして舐め上げた。
フレイ:「なっ!ちょっ!あっ!ダメッ!」
オルガはフレイの胸も揉みはじめた。
フレイ:「いやっ・・・お願い、やめっ、あんっ」
オルガ:「お前、感じてるのか?」
フレイ:「そ、そんな訳、あんっ・・・はぁっ・・・あっ」
オルガは下の方も触り始めた。
514389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:45 ID:dTinrHHY
フレイ:「ちょっ、いい加減に、はぁん・・・あっ」
オルガ:「やっぱ感じてるんだろ?」
フレイ:「だからちがっ!あっ、お願い、やめて、あんっ、人が来たらどうするの?」
オルガは一旦手を止める。
オルガ:「いいじゃん別に」
フレイ:「よくないわよ!」
オルガ:「じゃあ部屋の中ならいいのか?」
フレイ:「だからそういう事を言ってるんじゃなくて!」
オルガ:「うっせーなさっきから」
オルガは再び手を動かし始めた。
フレイ:「あっ!くっ!わ、分かったわ。分かったからここではやめて!どうせだったら部屋でして!」

オルガとフレイはフレイの部屋に入った。
オルガは服を脱いでやる気満々だ。フレイは恥ずかしそうに服を脱いだ。
フレイ:「何で私がこんな事しなくちゃなんないのよ・・・」
オルガ:「まあ細かい事気にすんなよー、それにお前結構感じてたじゃん」
フレイ:「か、感じてなんか!」
フレイは頬を紅くして言った。
オルガ:「まあいいさ、体に訊くから」
オルガはフレイをベッドに倒すと乳首を吸い始めた。
515389(オルフレ純愛?):04/02/11 02:47 ID:dTinrHHY
フレイ:「あっ、ダメ、いやっ、あんっ」
オルガ:「気持ちいいか?」
フレイ:「気持ちよくなんか・・・あはん、あん」
オルガ:「すげー気持ちよさそうじゃんか」
フレイ:「そんな事な・・・あはん!はん!」
オルガ:「駄目だな、素直になれよフレイ」
フレイ:「私は・・・別に・・・」
オルガ:「寂しかったんだろ?」
フレイ:「・・・(寂しい?私が?・・・そう・・・私は寂しかった。パパが死んで、キラが突然消えて、クルーゼっていう変なのに捕らわれて、やっとキラが生きてるって分かったらこんな所に連れられて、
アズラエルみたいな変なのがいて・・・これも全てキラが悪いんだわ!私はこんなに寂しい想いをしてたっていうのにどうしてあの子は私の傍にいてくれなかったの!今だってそうよ!あなたは何処にいるのよ!どうしてここにいないの!)」
オルガ:「でも安心しろ。今日からはちゃんと俺がお前の事を見ててやるから」
フレイ:「ホント?」
オルガ:「ああ・・・」
フレイ:「嬉しい」
フレイはオルガの言葉に安堵を感じた。



とりあえずここまで。
516名無しさん@ピンキー:04/02/11 14:50 ID:dTinrHHY
オルフレ続きの前に前回の部分で2箇所補巻したい点があります。スマソ。

俺はエロシーンがどうも上手く描写できず手抜きになりますが勘弁。



補巻その1(>>511

フレイ:「(何なのここは?怖い・・・・怖いよキラ)」

ボアーズ陥落

アズ:「勝ち目のない戦いに死んで来いって自分の部下を送る人たちより、僕の方がよっぽど優しいと思うけど。さっ、次はいよいよ本国だ。これでやっと終わるよ、この戦争もさ」
そしてカラミティ、レイダー、フォビゥンがドミニオンに帰還する。

プラント本国総攻撃に向けて地球軍は補給作業を行っていた。

艦内

男は手が空いてそうなフレイに話し掛けた。
男:「あっ君、悪いけどこれをサブナック少尉達に渡しに行ってくれないか?」
男は3人分のドリンクを持っている。
517389():04/02/11 14:51 ID:dTinrHHY
上げてしまったスマソ
518389(オルフレ補巻&続き):04/02/11 14:53 ID:dTinrHHY
フレイ:「あっ、はいっ、分かりました」
フレイはあの3人に会うのは嫌だったが嫌だと言う訳にもいかなかったので承認した。
フレイは3人分のドリンクをトレイに載せて3人組の待機室へ向かった。
フレイ:「失礼します」
フレイは待機室の中に入った。オルガは読書、クロトはゲーム、シャニは音楽を聞いている。
フレイ:「これ、あなた達に」
フレイはオルガにドリンクを手渡した。
オルガ:「おっ、悪りぃな」
クロトにドリンクを持って行くと
クロト:「そこ置いといて」
クロトはゲームに熱中していて画面から目を離そうとしない。
シャニはリズムに乗って頭を揺らしている。
シャニ:「・・・」
シャニは無言でドリンクを受け取った。
クロト:「ああああああ!!!!!くそっ!!!」
クロトは突然叫んだ。ゲームオーバーになったのだ。
クロト:「てめーがいきなり入ってくるからだ!この厄病神が!」
クロトはイライラ解消にフレイに奴当たりする。
フレイ:「ひっ!」
クロト:「たくどうしてくれるんだよ!」
クロトはフレイに詰め寄る。
519389(オルフレ補巻&続き):04/02/11 14:54 ID:dTinrHHY
フレイ:「ご、ごめんなさい」
クロト:「ちっ、オドオドしやがって、気持ち悪りーんだよ!」
フレイは体中が震え上がった。泣き崩れそうになるのを必死で我慢した。
オルガ:「やめろ」
クロト:「あん?」
オルガ:「(ゲームで)死んだのはてめーが下手クソだからだろw」
オルガは不適の笑みを浮かべる。
クロト:「オルガ!てめー喧嘩売ってんのか?」
オルガ:「事実だろw」
クロト:「てめーーーー!!!!抹殺」
バコッ!(クロトがオルガを殴る音)
オルガ:「てっ!このおぉ!」
オルガは殴り返そうとした。
フレイ:「やめて!」
オルガの手がピタッと止まる。
フレイ:「ごめんなさい」
フレイは自分が謝れば丸く収まると思ったのでクロトにペコリと頭を下げる。
クロト:「ちっ!」
クロトは待機室を出た。
オルガ:「気にすんな」
フレイ:「え、ええ、ありがとう」
520389(オルフレ補巻&続き):04/02/11 14:58 ID:dTinrHHY
オルガは再び本を読み出した。フレイも待機室を出た。

キラ達、間に合わずにプラント陥落 → ・・・・・・・・ → ピースメーカー隊の核攻撃によりヤキンあぼーんで戦争終了



補巻その2(>>513

フレイ:「・・・(な、何なのよこいつは。最初会うなりいきなりキスしてきて危ない奴かと思ったら、この前は私を庇ってくれたり、と思ったらいきなり胸触ってきたり)」
フレイは前回の件でオルガはクロト、シャニよりは幾分マトモなのかもしれないと思った。ルックスも3人の中では一番いい。しかし今のでやっぱりこいつは変な奴なんだと思った。
フレイ:「わ、私に何か用?今はあなたに構ってる気分じゃないのよ!」

以上、補巻でした。それでは>>515の続き



オルガ:「ああ・・・」
フレイ:「嬉しい」
フレイはオルガの言葉に安堵を感じた。
フレイ:「優しくして」
オルガ:「分かってる」
521389(オルフレ補巻&続き):04/02/11 15:00 ID:dTinrHHY
オルガはフレイをクンニした。
フレイ:「んはぁ、はぁん」
オルガは更にフレイの秘所に吸い付く。
フレイ:「あはん、ダメ、そんなに強く吸われたら・・・はぁはぁ、オルガ、焦らさないで・・・そろそろ来て」
オルガは顔を上げるとフレイにニヤッとして尋ねた。
オルガ:「どうしてほしいんだw?」
フレイ:「それは・・・」
フレイは恥ずかしそうに顔を紅潮させている。
オルガ:「ちゃんと言ってくれないと分からないだろw」
フレイ:「ああ!もう!私のオマンコにあなたのチンポを突っ込んでぇ!!」
オルガ:「了解、今入れてやるよw」
オルガはフレイの穴に自分の肉棒を入れる。
フレイ:「あん、はん、あっ」
オルガ:「どうだ、俺のチンポは?」
フレイ:「あんっ!いい!いいわ!あなたのチンポ、最高にいい!」
オルガ:「へっへっ!あんたの中も温かくていいぜ!」
フレイ:「あん、はぁん、嬉しい」
オルガは腰の動かす速度を速める。
フレイ:「あん、ダメ、そんなに激しくされたらイッちゃう!イッちゃう〜〜〜!!!」
オルガ:「イけよ、イかせてやるよ!」
フレイ:「あああああ!!!!あっ、はぁ、はぁ、はぁ」
522389(オルフレ補巻&続き):04/02/11 15:02 ID:dTinrHHY
フレイは達した。
しかしオルガはまだ達してなかったのでまだ動きを続ける。
フレイ:「はぁ、あん、あっ、はぁん」
フレイは既に達したので先程の激しい喘ぎ声と違い幾分冷静な喘ぎ声になっている。
オルガ:「俺もイキそうだ!」
オルガもまた限界に近づいていた。
オルガ:「うあっ、もう限界!」
オルガは自分の肉棒を抜きフレイの胸に射精した。

二人はベッドで休んでいた。フレイはオルガの腕にすがりついている。
フレイ:「ねぇ、さっきずっと私を見ててくれるって言ったよね?」
オルガ:「ああ」
フレイ:「約束して。あなただけは何処にも行かないで。私を独りにしないで。もう独りは嫌なの」
オルガ:「ああ、分かってる。俺はずっとお前の傍にいる」
フレイ:「ありがとう。愛してるわ、オルガ」
フレイはオルガを抱き締めキスをした。

〜END〜
523389(479ラクキラ続き):04/02/12 00:15 ID:ZGg5TkO7
ジーク・ムルタ!
ラクキラ純愛続きを書きます(最後の詩は2001年にやってた「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」の入江まなとのパクリです。途中でちょっとフザケが入ってますが勘弁)。最後ラクキラで終わりますがあくまでキラの想いは「フレイ≧ラクス」です。

お互い服を脱いで抱き合った。
そしてもう一度キスをする。
唇を離すとキラはそっとラクスを砂浜に寝かせる。
キラ:「ラクスの体は綺麗だね」
ラクス:「ありがとう・・・(恥)」
ラクスは胸のドキドキが自分でも分かる程緊張していた。
キラはラクスの乳首を舐める。
ラクス:「はぁ・・・あぁ・・・」
ラクスは恥じらいを含んだ甘い喘ぎ声を上げる。
キラ:「ピチャ、ペチャ(乳首を舐める音)・・・あれっ?何かラクスの乳首固くなってるよ」
ラクス:「いやっ、そんな事言う人嫌いです」
キラ:「うぐぅ・・・ラクス、僕の事嫌い?」
ラクス:「うぐぅ?」
キラ:「でも、たい焼きは焼きたてが一番おいしいって・・・」
ラクス:「はぁ?」
キラ:「どうしたんだろ・・・何を落としたのか思い出せないよ・・・」
キラ:「大切な物なのに・・・大切な物だったはずなのに・・・」
524389(479ラクキラ続き):04/02/12 00:16 ID:ZGg5TkO7
ラクス:「キラ?」
キラ:「早く見つけないとダメなのに・・・」
キラ:「思い出せないよ・・・」
ラクス:「キラ?」
キラ:「・・・」
キラ:「あれっ?一瞬意識が飛んだような気が」
ラクス:「大丈夫ですか?」
キラ:「うん、多分大丈夫だと思う」
ラクス:「突然変な事を言われるのでビックリしましたわ」
キラ:「心配かけてごめん」
ラクス:「お気になさらないでください。それより続きをしましょう」
キラ:「そうだね」
キラはラクスの下に移り、ピンクの花弁を見る。
ラクスは自分の秘所をキラに目の前で見られていると思うと爆発しそうなくらいに恥ずかしかった。
キラ:「ラクスのここ、かわいいよ」
ラクス:「いやっ、そんな事言わないでください」
キラは目の前の花弁を両手で広げると舐め始めた。
ラクス:「あはぁ・・・んっ・・・はっ」
ラクスは思わずキラの頭を両手で押さえる。キラはそんな事は気にせず舐め続ける。
ラクス:「あん・・・はぁ・・・だめっ!」
ラクスは両手でキラの頭を上げさせた。
525389(479ラクキラ続き):04/02/12 00:17 ID:ZGg5TkO7
ラクス:「このままだと私だけでイってしまいますわ。最後はあなたのモノでイカせてください」
キラ:「分かったよ」
キラはラクスの穴に自分の肉棒を挿入した。
ラクス:「あっ!痛っ!」
ラクスは処女喪失に苦痛の表情を浮かべた。
キラ:「大丈夫?あまり無理しない方が・・・」
ラクス:「私は大丈夫ですわ。続けてください」
キラ:「でも、血が出てるよ」
ラクス:「大丈夫です。それにあなたの全てを感じたいんです」
ラクスは真剣な表情でキラを見た。
キラ:「分かったよ」
キラはゆっくりと動き始めた。
ラクス:「あんっ、はぁっ、」
キラ:「ラクスの中、温かくて気持ちいいよ」
ラクス:「はぁ、んっ、嬉しい、はぁっ」
キラはしばらくゆっくり動かすと動きを止めた。
キラ:「そろそろいいかな?」
ラクス:「ええ、構いませんわ」
キラ:「でも無理だけはしないでね。キツかったら止めるから」
ラクス:「はい」
キラ:「行くよ」
526389(479ラクキラ続き):04/02/12 00:18 ID:ZGg5TkO7
キラは再び腰をゆっくり動かし始めた。そして徐々に強く動かす。
そしてキラも限界が近づいていた。
キラ:「ああっ、もうイきそうだよ」
ラクス:「あんっ、はぁっ、どうぞ、イってください!」
キラ:「あぁ!君の口に出すよ!」
ラクス:「あんっ!どうぞ!はぁ!私の口に出してください!」
キラ:「うあぁ!」
キラは限界寸前で自分の肉棒を引き抜くとラクスに口に射精した。
キラ:「はぁはぁはぁ」
ラクス:「はぁはぁはぁ」

キラ:「(フレイ、僕にとって君は今でも一番の女神だよ。もう君に会える事は二度とないかもしれない。だけど僕はもう君の事で泣かない。もし君の事で寂しくなっても、その時はもう一人の女神が僕を励ましてくれるから)」
ラクス:「キラ、お食事にしましょう(笑)」
キラ:「(僕のもう一人の女神が僕にニッコリ微笑んだ。フレイ、ありがとう。君は今でも僕の一番の女神だよ。だから君の事を忘れないよ。君がこんな僕を、たやすく忘れたとしても)」

〜END〜
527名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:51 ID:vmlrvx2j
528217:04/02/13 02:51 ID:CotImcCN
明日来れないから、一日早いけど…
バレンタインで少々…5レス逝きます。
エロは、まぁ、少ないです。
529217:04/02/13 02:51 ID:CotImcCN
「キ〜ラッ!」
「? 何…フレ、んぐっ…」
突然自分の名を呼ばれて振り向くと、フレイに唇を塞がれるキラ。
そのまま舌を口内にねじ込まれては絡ませられる。
「んむっ……はぁっ……」
(うわ…甘い…何、コレ…チョコ…?)
二人で口内に広がる甘味を分け合い、味わってゆく。
やがて甘味を感じなくなると、ようやくフレイが唇を放した。
「っ…フレイ、これって…」
「ん…口移し…チョコ、おいしかった?」
「え、あ、うん…でも、普通に欲しかったかな、なんて…」
「せっかくあげたのに…まぁ、いいわ。じゃあ今度はキラが私にチョコを頂戴」
「え、えぇっ…!?」
「キラの…ホワイトチョコ…」
フレイがそう言うと、キラのズボンのジッパーを下げ、肉棒を取り出すとそれを口に含んだ。
「あぁ……」
「んっ…んんっ、んっ…」
初めから男性を悦ばせるように、肉棒にちゅうちゅうと吸い上げながら、激しく頭を
前後に動かしていく。
じゅぽ、じゅぽ…とキラの先走り液とフレイの唾液が混ざり合って、淫らな水音が響く。
「…んむっ…ん……んぷ……」
「う、うあああぁぁぁ!!」
ドクン…とキラの肉棒が口内で弾け、白濁液をフレイの喉に大量に流し込んだ。
「はぁぁ…おいしい…ねぇ、今度はココに…」
フレイがキラの白濁液を喉を鳴らして愛しそうに飲み込むと、フレイが穿いていたス
カートとショーツを脱ぎ始めた。
(こ、こんなのおかしいよ!)
「うあ゛ぁあ ・゜・(´Д⊂ヽ・゜・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「あ! 待ちなさいよ!」
キラが叫びをあげながらフレイの元から逃げ出して、屋敷の廊下を駆け抜けていく。
すると…
530217:04/02/13 02:52 ID:CotImcCN
「キャッ!」
「わ、ゴ…ゴメン。 ラクス…」
「あっ…キラ、ちょうどいい所にいらっしゃいましたわ」
「?」
ラクスとぶつかってしまい、呼び止められ、キラは早く逃げたい気持ちを抑えつつも
ラクスの話を聞く事にした。
ラクスがすっとラッピングされた包みを差し出した。
「よかったら、コレ…」
「え……」
「チョコ、ですわ。 迷惑でした?」
「い、いや…ありがとう。 嬉しいよ…」
「よかったですわ…あの、じゃあ、ココで食べて貰えます?」
「え! ココで…?」
今それどころじゃないキラは、当然のごとくラクスの願いをためらうが…
「イヤ…ですの?」
「ま、まさか! じゃ、じゃあ…頂きます…」
涙目になるラクスを目の前に、やむなく包みを開いていくと、思ったとおりピンク色
のチョコレートが顔を出した。
まずは一口、早く逃げたしたいが為に頬張ると…
「お、おいしいよ」
「ふふ、よかったですわ。 催淫剤をいっぱい入れたから、味が崩れないか心配でしたの」
ラクスはさらりととんでもない事を口走って、にこっと屈託のない笑顔を見せた。
ドサッ…
思わずキラが手にしていたチョコを落としてしまう。
「というのは、もちろん冗談ですわ」
「…冗談に聞こえないよ…」
普段が普段だけに…既に三度も催淫剤を口にしているだけに。
「えっと、あの…それで…」
ラクスが不意に頬を赤らめながら、両手をもどかしそうに動かして、指と指を絡ませた。
「…どうしたの?」
「ホワイト…」
「うあ゛ぁあ ・゜・(´Д⊂ヽ・゜・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「えっ、あ、キラ! 待ってください!」
ホワイトという単語にフレイの姿が頭に浮かんだのか、ラクスにもホワイトチョコを
ねだられるのかと思ったのか、キラは再び走り出していた。
「ホワイトデー楽しみにしていますって、言いたかっただけですのに…こんなことな
ら、本当に催淫剤を入れておけばよかったですわ…」
と、激しく後悔するラクスであった。

キラは気がつくと、庭まで走り出していた。
「ふぅ…流石にここまで来れば…」
「キラ」
再び自分を呼ぶ声に恐る恐る振り向くと…
「…!? カガリか…びっくりした」
「びっくりしたって、お前…って…」
突然カガリの表情が赤く染まっていく。
その視線の先には、キラの股間が……
「バ、バカ! 何出してんだ! 早くしまえ!」
「あっ、ああっ…!? コレは…」
先程のフレイの口淫によって、ジッパーが開けっ放しになっており、肉棒が露出して
いたことに今さら気付く。
(って、じゃあ、ラクスの時も僕は丸出しだったのか!? 何で、ラクスは言ってく
れないんだろう…気付いていたのか、なかったのか…)
「ったく! 何してんだお前は!」
「あ…ゴメン」
「はぁ…こんなヤツに一晩もかけたかと思うと…」
「…え?」
「な、何でもない!」
カガリが両手に何かを隠しながら、プイと顔を背けた。
しばし沈黙が続くと、キラはゆっくりと歩き始めた。
「じゃあ、僕これから少し出掛けるから…」
(ほとぼりが冷めるまで、アスランの所にでも行こう…)
「ま、待てよ…」
ギュッと衣服の袖を掴まれて、キラは動きを止められる。
「…何?」
「あ、あのさ! その…コレ…作って、みたんだけど…」
「…え?」
カガリが顔を背けながら、ラッピングされた包みを差し出した。
「もしかして、チョコ?」
キラの質問に、顔を赤らめながらコクリと頷いた。
「い、いらないならいいけど…」
「い…いや、いるよ。ありがとう」
「すごく、苦労したんだからな! 何回もキッチンが爆発して…」
「あはは…やっぱ、夜中の爆発音はカガリだったんだね」
「う、うるさい! 人がせっかく…」
「わかってるよ。ありがとう。でも、チョコを溶かすだけなのに、爆発って…」
「仕方ないだろ…こんなことするの初めてで、今まで興味だってなかったし…」
「少しは女の子らしくなったって事じゃないの?」
「コイツ!」
キラがにこっとカガリに微笑むと、カガリは怒りながらも笑って拳を振り上げる。
そんな、和みの空気漂う中…
「「あ――――――――っ!!」」
「…え?」
二人の少女の声が響き渡る。
キラが恐る恐る冷や汗を垂らしながら、声のした方を向くと…
「キ〜ラ〜!! 私から逃げといて、何その女と乳繰り合ってるのよ!!」
「キラ…ひどいですわ…私の言う事は最後まで聞かないで逃げて、カガリさんとはあ
んなに楽しそうに…」
ラクスとフレイが肩を震わせて、キラを恨めしそうに見つめる。
「ま、待ってよ…二人とも…うあ゛ぁあ ・゜・(´Д⊂ヽ・゜・ あ゛ぁあぁ゛あ
あぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
キラが再び我を忘れて、貰ったチョコをも落としつつ走り始めた。
その様子を見たカガリは…
「あ! せっかく苦労して作ったのに! もうお前なんかには二度と作ってやらないか
らな!」
「…!? ま、待ってよカガリ! ラクスは何で泣いてるの!? フレイは追いかけて
こないでぇぇぇ!!」
彼の悲鳴が木霊する中、今日も彼の女難は続く…
もちろん、この後にラクスとフレイにマウントされ、たっぷりホワイトチョコを搾り
取られた事は言うまでもない。
534217:04/02/13 02:58 ID:CotImcCN
最初に言うの忘れたけど、これ、キラの女難の話ですね。
だから、キラたんかなりモテモテ。
そんな話が書きたかっただけなんだけど…
神が減って悲しいけど、がんがりましょう…
もすこしエロちいのは、次に必ず…
535名無しさん@ピンキー:04/02/13 06:45 ID:CznOgBsA
オーブは日本的な文化がありそうだから分かるけど、
プラントでもチョコ贈る風習があるのかな?
536名無しさん@ピンキー:04/02/13 16:59 ID:sZZtqCTE
あったとしてもユニウスの件で追悼の日になってる筈なのでチョコを送るなど不謹慎なことはしないかと・・。
537217:04/02/13 18:50 ID:7q77l2Zg
あー、ごめんw
じゃあ、受け流してください。
538名無しさん@ピンキー:04/02/13 20:06 ID:OvYb4jOF
こりゃ投下も少なくなる罠
文句言うしか能のない読み手が目立ってきたんだからなぁ
539名無しさん@ピンキー :04/02/13 20:36 ID:XAmYz4zW
同感、スレが寂れていく瞬間に立ち合っている感じ。
217氏のキラフレラクカガ好きなのに、次エロ投下やめたってなったらどうするよ。
540名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:19 ID:VtiRdTSt
節分SSはクレクレで、バレンタインSSはイラネなんだな。
せっかく書いてくれても、これじゃなぁ…
541名無しさん@ピンキー:04/02/13 22:27 ID:vWLsF5t5
正直エロくて萌えれりゃなんでもいい。
>217氏
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ゴチになりやした!このシリーズ好きなんで嬉しいっす。
また投下してくれるともっと嬉しい。
542名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:55 ID:DnO5T7Ay
文句言うのやめようぜマジ。
不満があったら放置すりゃいいだろ。
書き手の人のやる気を削ぐ発言やめてくれ!

>217氏
全然気になさらないでくだされ。
まあ個人的にはキラフレラクの3角関係が好きなんでカガリが邪魔なんでカガリの存在は脳内あぼーんしてまつw
気に入らない部分は個人で脳内あぼーんすれば済む話なのに文句言うしか能のない馬鹿は放っておいて暇があったらでいいのでこれからも投下お願いします。
543名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:15 ID:bwolNCuz
>>542
文句言うだけの奴が駄目なのは当り前だけど、何つか、おまいも微妙だな…。
544名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:43 ID:6No4g7M0
>542はわかっててわざとやってるんだから性質悪ぃ
545黄昏ていた…:04/02/14 01:37 ID:crs/1u0n
久々に来てみたら…何だか雰囲気が(ry
546名無しさん@ピンキー:04/02/14 06:47 ID:UMud2ZXj
>>538-540
おまいらが書けばこのスレは廃れないと思うぞ。
がんばれ。
547名無しさん@ピンキー:04/02/14 15:57 ID:TTK3heHE
>>546
簡単に言わんでほしい罠。藻前さんは何か一つでも書いたことがあるのかいな?
548名無しさん@ピンキー:04/02/14 17:33 ID:0etCDOVM
まあまあ、ケンカになるとスレが荒れるからヤメレ。
とりあえずこれだけは確認しておきましょう。

 ・職人さんはこのスレの「ネ申」であり、読者は職人さんが気持ちよく投下
  できるよう言葉には気をつける。

 ・作品が気に入らない方は読まずスルーする。

なんでもかんでも文句をいう香具師は来なければすむ話なんだが・・・
549名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:16 ID:CXsK/ZoC
>>538-540
あのさあ。
読んでて、バレンタインネタ自体を否定してる訳ではないと感じたのは漏れだけかい
>>535-536に悪意があるか無いかは知った事では無いが、
この程度は余裕で事後の確認に見えてるんだがナー

もしかして空気悪くする為だけに書き込んでないか?
論点がすりかわってて異様に気になるぞ。
550名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:34 ID:KXxGau+/
>>549
バレンタインネタを否定かどうかなんて問題じゃないな。
単に気に入らんネタならスルーすれば良いだけなのに、不謹慎だの何だの
気を削ぐような文句だけの書込みをするのはどうかと言ってるんだ。
551名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:38 ID:Ducthmub
536ですけど
さりげなく書いたことが荒れる要因になったことに対してお詫びします。
けど自分は217氏の作品はスルーしてるんで(キラカガ嫌いだから)その作品読んでないし、535に対してレスしただけで217氏には悪意はないです。
まぁラクスなら血バレ忘れて好きな人にチョコ渡すのはあり得ることなので平気かと。
217氏、気分悪くさせたみたいで申し訳ない。これからも頑張ってください。
552名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:41 ID:0Kn1C21J
このスレにも春一番が吹いているのか?
553名無しさん@ピンキー:04/02/14 19:05 ID:TqjfkdzT
>551
わざわざ「スルーしてます」なんて書き込むことではないよな。
そんな風に宣言されて気分が良い職人は少ないだろう。
大人ならば黙ってスルーが常識。
荒らしではないと言うならこれだけは守って下さいよ。
このレスに対して返事はいらないのでよろしく。
554名無しさん@ピンキー:04/02/14 19:40 ID:Dn60K+6B
「貴様らモチつけぇ!」
「…隊長も落ち着いて下さい」
イザークは自室のパソコンの前で机を叩き声を荒げた。
「くそぉ!仕事の合間の憩いの場所がちょっと来れない間に廃れている!何故だぁ!」
自問自答するイザークにシホは呆れながらパソコンを覗き込む。
「隊長!何ですかコレは!?エ…エロパロって…」
「シホ!貴様はあのカップル共の大人な話を知りたいとは思わないのか!?」
「…大人って…でもアスランさんとオーブのお姫様であるカガリさんのお話はロマンティクでいいですよね」
「…アスランなんぞはどうでもいい!!オ…オレの…その…だな」
「そういえば隊長は本編では唯一女性キャラと絡みが皆無でしたよね」
「言うな言うなぁぁ!!だからこそ夢を見たいんだ腰抜けぇぇ!!」
555名無しさん@ピンキー:04/02/14 19:42 ID:qaBdR1Un
アホにはスルーが一番効く!
556名無しさん@ピンキー:04/02/14 19:51 ID:Dn60K+6B
本編での苦節を思い出しイザークが涙するとシホは優しくその背中を摩る。
「元気だして下さい、隊長…今は廃れてもまた光が差し込む時は来ます」
「……シホ」
「荒らしは徹底放置、苦手なカプは黙ってスルー、大人の対応を心掛ければいつか職人さんも戻り隊長のお話も出てくる筈ですよ」
ニッコリ微笑み言うとイザークはほんのり頬を染める。
「…お前…オレはいい部下を持ったな…ありがとう、シホ」
「いえ…でも一つだけ最後に言わせてください」
「むっ、何だ?」
「このスレは21歳未満は閲覧禁止ですよ」
「………………」
そしてイザークはシホの無情な言葉にガックリ肩を落とした。



おわり
557名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:17 ID:TTK3heHE
>>554-556
禿しく藁田。GJ!
558名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:53 ID:z9Uv9HUa
>>554-556
ヤバイ程にワラタ。
イザーク、シホたんナイス。

559名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:50 ID:pslUDNEF
>554-556
文面に見覚えが・・
もしかしてあのポがつく職人さんでつか?違ったらすまん。禿しく藁いました。シホたんイイ!!
560549:04/02/15 02:11 ID:5Q6KAZJN
>>551
悪意ありまくりじゃねーかアフォ。
お前は何様かと小一(ry


漏れが間違っていたようですね。スレ住人の方々、217氏、申し訳ありませんでした。
シホたんの冷静さに救われる思いです…_| ̄|○
561名無しさん@ピンキー:04/02/15 02:16 ID:4AH+ZnO9
>>556
>「このスレは21歳未満は閲覧禁止ですよ」

落ちに藁田。閲覧禁止はイザークは勿論、シホたんもなー。(w
そんなシホたんがちゃっかりBBS Pinkについて詳しいところが(・∀・)イイ!
562A(´∀`;)A:04/02/15 19:01 ID:XV0QpnpC
>>556
めっさワロタw
シホたんよく言った!w
563名無しさん@ピンキー:04/02/16 19:50 ID:+KjQxeJi
ザフトは16才で成人じゃなかったっけ?
・・とあえて突っ込んでみる。
564名無しさん@ピンキー:04/02/16 20:11 ID:Ssh5dkEf
>>563
成人したらみていいんじゃなくて21歳未満は禁止なのだよ
565名無しさん@ピンキー:04/02/16 21:52 ID:JFPWbNkJ
>>564
俺らナチュに対する規制だからそうなっただけで、
仮にコーディが生まれたら自ずと別の規制ができるんだろうけど、
まあそんな無粋な議論は置いといて素直にワラタ。
566名無しさん@ピンキー:04/02/17 19:09 ID:urn00tlB
来月発売される最終巻では、
5分ほどのエピローグとして「各キャラのその後」が語られるそうだ。
ついでにエピローグに合わせて最終話ラストシーンも改変されるとのこと。

発表されたシーンでは、ラクスが孤児院にいるらしきものが映ってたな。
以上、今月のニュータイプで確認してきた。
567名無しさん@ピンキー:04/02/18 01:01 ID:SbkrmVbG
人大杉だったのか…。
568名無しさん@ピンキー:04/02/18 22:18 ID:dAMOb1s1
来月総集編があるらしいねぇ。
569名無しさん@ピンキー:04/02/21 13:04 ID:7ztHUuii
一気に過疎化したな・・・
570名無しさん@ピンキー:04/02/21 13:37 ID:nCurVgWQ
そりゃ、投下しても不平だけ言われてスレが荒れれば、投下する気も失せるわな
自分語りウザイとか言われたら自分もうざがられてるかもと自粛している人もいる
だろうし
おまけに人大杉状態でトドメを刺されたな
571名無しさん@ピンキー:04/02/21 16:58 ID:9mth63e+
ならば今までは顰蹙買いそうで投下をためらっていたネタなど
だすいい機会ではないだろうか。

マジSMとかスカとロとかW&Mとか調教とか
572名無しさん@ピンキー:04/02/21 17:00 ID:9mth63e+
そんな自分にはシホ×フレイのレズSMが…
573名無しさん@ピンキー:04/02/22 19:52 ID:y8di/t52
>>572
うわっそれすっげえ見てえ
574名無しさん@ピンキー:04/02/23 20:04 ID:e0cwt9FV
シホ・ハーネンフースというのがフルネームらしいな。
575名無しさん@ピンキー :04/02/23 21:59 ID:NIdCNs8X
貴族チックな名前だ。しほ祭りキボンヌ。
576名無しさん@ピンキー :04/02/24 00:52 ID:2H6P/JbE
全然違うのでスマソ、カナカガ百合です。魔乳、ナタルクラスだと釣り合うのに。
今回も雰囲気で、間違いスマソ。
577カナカガ 1/14:04/02/24 00:53 ID:2H6P/JbE
「全く面目ない」
ホムラの懐刀と称される大西洋連邦に本社を構える会計事務所の所長がインサイダー
取引の疑惑により連邦捜査局に逮捕されたのだ。
モルゲンレーテ社の第三者割当増資に伴い、ある大西洋連邦政治家へ譲渡橋渡しを
行なったのである。
加えてオーブの新型MSの製作工程予定表を漏洩し、不当に株価を操作した疑惑が
かけられている。
一連の行為は、オーブの息のかかった政治家を議会へ送り込む為の偽装献金調達の
ためであり、ホムラの指示によるものであった。
「奴に無理をさせてしまった。この責任は私にある」
ホムラが両肘を会議机につき、手の甲で顎を支えながら、溜息をつく。
他氏族が抑揚のない声で控えめに進言する。
「今奴に吐かれてしまっては拙い。
迎えをやるなら、我が氏族がその仕事引き受けよう」
ようやくウズミ前代表時代より進めてきた計画が実を結ぼうという時に足を捕られる。
議会公聴会への召喚などされれば、オーブの育ててきた議員達の政治生命が断たれ、
次の選挙は望むべくもない。
「いや、奴もオーブの企業戦士たるもの。
身の処し方はよく解っておろう」
578カナカガ 2/14:04/02/24 00:54 ID:2H6P/JbE
―迎え。
中央に座すカガリがはっと顔を上げる。
亡き父ウズミの口癖。
『迎えはぎりぎりまで遣るな』
小さい頃、意味が分らず「待っていたらかわいそう」などと駄々を捏ねたものだ。
補佐官がホムラの足元に忍び寄り耳元でささやく。
ホムラが一瞬眉を顰めた後唇を噛み締め、共に道を歩んできた古くからの
友人が責務を果たしたことを告げる。
「今知らせが入った。
奴は監視の目を掻い潜り、連邦捜査局本部の一室から飛び降り全身打撲、
即死との事だ、幸い巻き添えも無かったようだ。
家族には私から伝えよう。
あれには無制限保険が賭けられておる、家族には何ら不自由をさせんよう便宜を
取り計らおう」
カガリが俯く。
ホムラ叔父が表舞台に決して立とうとしなかった理由。
ホムラは、悪魔に魂を売り渡したヘッジ・ファンドマネージャーすら背を正す
ほどの経済情報戦争の最前線にたつ、屈指の経済戦略家なのである。
彼にとっての弾丸はオーブの潤沢な外貨準備金、公定歩合、マネーサプライの
増減操作である。
ホムラのさじ加減一つで、戦果は数ヶ月後、あるいは数年後に株価下落、
失業率悪化、治安悪化といった数字と社会現象で現れる。
家族の団欒に華を添える夕食は一品減り、町に目の虚ろな若者、浮かぬ顔を
する稼ぎ手が溢れ、道端で飢え凍え死ぬ浮浪者が増える。
579カナカガ 3/14:04/02/24 00:54 ID:2H6P/JbE
大西洋連邦は丁度ハイパースタグフレーションに喘いでいる。
コーディネイタ排斥運動は若者だけでなく、全世代に支持され始め、
闇で活動していたブルー・コスモスが徐々に表舞台へと姿をあらわしつつある。
「スタンダード・グループ社が我々の動向に興味を示しています」
「やっかいだな、白馬の騎士の真似事をされてはかなわん。
現若理事に女でも抱かせて弱みを握れ。
それより最近月のファンドの動きが気になる。
正体がわからんとは只のペーパーカンパニーなのか」
普段の温かいホムラ叔父様の面影は微塵もなく、冷徹なシャイロックの思考を
巡らせ、率いる経済復興委員会の若手達に指示する。
カガリが金髪を掻き揚げ、頭を抱える。
「よいか、これがオーブの戦争だ。我々にとって平時こそ戦場なのだ」
この時、ホムラは恐慌の前兆を肌で感じ始めていた。
580カナカガ 4/14:04/02/24 00:55 ID:2H6P/JbE
一方オーブ諜報機関は、モンツァント・カーライル社名誉会長の行方を探っている。
『モンツァント・カーライル』
「緑の革命」を世界に起こし、DNA医療、農業バイオ技術の特許をもつ
モンツァント社と、軍需企業であるカーライル社が合併したコンツェルンであり、
大西洋連邦が抱える軍産複合体の一つである。
人類初のコディネイタ、ジョージ・グレンを誕生させた軍部の研究開発に参加した
企業としても知られる。
コーディネイト技術は兵器開発、もしくは一握りの選ばれた人間のみに恩恵を
与えるはずであった。
しかし莫大な利権、パテント料の配分を巡り、参加企業が互いに足を引っ張り
合っていた矢先に、従順だと思われていたジョージ・グレンが遺伝子配列、
組替え技術をあっさり公開、あっという間に人類共同の遺産と位置づけられてしまった。
この時の怨念があってか、モンツァント・カーライル社を含むアズラエルの率いる
大西洋連邦シンジケートは、種子を高値で宇宙へ輸出し続けている。
種は遺伝子組換えによって二代目からは発芽しないラウンド・アップ改良品種であり、
作期毎に買い続けなければならない。
野生種はすでに各国の研究機関、企業で厳密に管理され、よほどの秘境でないと
手に入らない。
種子の独占支配体制は加速している。
581カナカガ 5/14:04/02/24 00:57 ID:2H6P/JbE
プラント首都、港は依然警戒体制にある。
が、休戦状態が予想に反し昨日も今日も続き、気の抜けたような雰囲気が漂う。
入国にはビザ取得が必要だが、民間レベルでは友好国からの入国者を認めるように
なっている。
肩まで伸びた金髪を掻き揚げ、少女がシャトルから降り立つ。
ジャケットに赤いTシャツ、ジーンズといういでたちが簡素だがすらりと伸びた
肢体を強調させる。
背負っていたバックパックを下ろし、簡単な手荷物検査を受ける。
入国審査官はガラス窓に差し入れられたパスポートを受け取ると、事務的に
パスポートナンバーを端末に読み取らせる。
「名前と、入国目的をお願いします」
「CL・ユラ、おばあさんの具合が悪くて」
審査官が端末から目を上げ、鋭い視線で少女の金褐色の瞳を確認する。
機械化が進むプラントではあるが、最終の入国審査はやはり人の目が一番信用できる。
金髪の少女は屈託のない人懐っこい笑顔を向け、無表情に淡々と作業していた
入国審査官がついつられて笑い返す。
入国許可のスタンプを押そうとして、端末が点滅している事に審査官が気がつき
首を傾げる。
「お嬢さん、すみません。
何かの間違いだと思うのですが、パスポートの番号が読めなかったようです。
少し待ってくださいね」
端末の点滅している記号は、要注意人物が入国を試みた事を入国管理局へ
通報している事を示している。
582カナカガ 6/14:04/02/24 00:58 ID:2H6P/JbE
そんなはずはない。少女の金褐色の瞳が一瞬戸惑った後、平静を装う。
カガリが差出したパスポートはオーブが正真正銘発行したパスポートである。
生誕地はプラントの友好国の都市メルボルンを記載し、名前にアスハ姓を
省いている以外は全くなんの問題もない。
通路から、黒スーツを着用した二人組が近づいてくるのを確認し、観念するかのように
目を瞑る。
緊張の糸は、金切り声に遮られる。
「ああ!何てことするの、テディベアを引き裂くなんて、いったいどうしてくれるの!
娘夫婦と仲直りして、孫にプレゼントしようと苦労して買い求めたのに!
やっぱりコーディネイタって人の感情がないんだわ、娘もそう…」
カガリが審査を受けるブースの数列奥で、初老のお婆さんが飛び散った
ぬいぐるみの綿を踏まないよう、黒スーツの二人の足に抱きつき泣き崩れている。
呆然と眺めていると、敬礼の踵を鳴らす音が間近で聞こえ、肩に手が軽く置かれた事に
気がつく。
「お勤め、お疲れ様です。ああ、この子、カナーパ議員の姪っ子さんです」
カガリがはっとし救いの主の顔を仰ごうとするのを、肩に置かれた手に力が込められ
無言の制止をする。
583カナカガ 7/14:04/02/24 00:59 ID:2H6P/JbE
「プラントは初めてらしく臨時委員長が心配していたのを、ばかな補佐官が気を
利かして、到着したら直ぐに保護しろなんて指示してしまいましてね。
俺も私用にパシらされる始末ですよ。
入国審査局には誤報である事がもう少ししたら通知されますから。
それではお騒がせしました」
コートの下の制服をちらりと審査官に見せながら、暫定最高評議会委員長付き
補佐官のIDカードを差出す。
「ああ、なんだ、そういう事ですか、驚きましたよ」
審査官がほっとした表情を見せると同時に、カガリの足に凭れ掛けられていた
バックパックを背負うと、そのまま肩を押し、ゲートを抜ける。
黒服の慌てた声が、出迎えでそれなりに混雑する人の中かき消される。
「振り向くな。このままゆっくり歩くんだ」
カガリが話しかけようとするのを無視し、何事も無かったかのように港出口へ向かう。
カガリが少し小走りに歩くかっこうになるが、距離を若干離して歩いている為、
連れ合いには見えないだろう。
出迎えゲートの柵に凭れ新聞を読んでいた老人が深めに被った帽子のつばを上げ、
険しい目を向けた事にカガリが気付く。
恐らく迎え役であったのであろう。
584カナカガ 8/14:04/02/24 01:01 ID:2H6P/JbE
「…あっ、何するんだ」
カガリが老人へ声をかけようと足の方向を変えようとした瞬間、アスランが
カガリの手を引っ張り、歩く速度を加速する。
問答無用で車に押し込められると、カガリが無表情で運転するアスランに
おずおずと挨拶をする。
「…やあ、アスラン、元気か。さっきはありがとう、助かった。
じゃあわたしは待ち合わせをしているから、この辺りでいいよ」
返答は一向に戻ってこない。
表情を変えず運転に集中している素振りをしているが、激怒の部類の表情である事は
付き合いの長い者には察しがつく。
「…連絡しなかったのは悪かったと思っている。
そのう、今回の旅はいろいろあって、おまえやラクスに会うつもりはなかったんだ。
おい、何怒っているんだ、謝っているんだから、いい加減口を開いたらどうだ。
とにかく降ろせ!」
運転をしながら、横目で視線を合わせる。
「…で、公安にオーブの内偵と密会している所を司法局の連中に押さえられたいのか」
「……」
検問を通過し、車が白亜の高層建物の前で止まると、ドアを開ける。
「カナーパ暫定最高評議会委員長閣下がお待ちだ」
585カナカガ 9/14:04/02/24 01:03 ID:2H6P/JbE
最高評議会本部の広く長い通路を通り、最上階へと到着する。
エレベーターが開き、重厚な扉の前、警護の兵が敬礼をする。
評議会本部を案内する道中、無言で側に張り付いていたアスランが、カガリの耳元で囁く。
「何かあったら、カナーパ臨時委員長の机に呼び鈴があるから、鳴らすように。いいね」
「えっ…」
―シュン
扉が質感を感じさせない軽快な音を立てて開かれると、部屋の最奥で重厚な長机に
首都を見下ろす全面の窓を背に、竣麗な女性が書類にペンを走らせている。
「アスラン・ザラ、ユラ氏をお連れしました」
「ご苦労、椅子を。下がってよい」
カナーパ暫定委員長が書類から目を離さずに命令する。
アスランが、机に対面するように椅子を用意し踵を返すが、扉付近で振りかえり
立ち止まる。
明るい金髪、鳶色の瞳の女性がゆったりと顔を上げる。
「何をしている、下がれと言っただろう。
ここからは元首同士の話だ、控えよ」
アスランが敬礼をし、部屋を後にすると、柔らかな金髪の女性は優しく
カガリに椅子をすすめる。
口調は優しげだが篭められている有無を言わさぬその殺気に、カガリは
ストンと腰を下ろす。
カナーパは椅子の背もたれをくるりと回し、カガリに背をむけ立ちあがる。
くすんだ金髪に光を反射させ、窓下の整然とした町並みを眺めると、
艶のある落ち着いた低音の美声を発した。
586カナカガ 10/14:04/02/24 01:04 ID:2H6P/JbE
「オーブのCL・ユラ、いやカガリ・ユラ・アスハ臨時代表。
お待ちしておりましたよ。
まさか本名で堂々乗り込まれるとは…危うく司法局に出し抜かれるところでしたよ」
カガリが相手のペースに飲み込まれまいと顔をあげると、ゆったりと
鳶色の鋭い瞳を向ける。
カナーパは軍服を着用している。
最高評議会委員長に任命されても国防委員長職を兼任し、軍服を愛用した
パトリック・ザラ前議長に習っているのだ。
プラントは未だ戦時体制にある。
カナーパは文官統治に戻すには、軍部を完全に掌握してからだと判断した。
シャネル丈のスカートが翻ったかと思うと、いつのまにかカガリの背後から
よく透る美声が降り注ぐ。
「さて。プラントとしてはこのまま穏便に強制送還する事も、不法入国で
逮捕する事もできる。
…モンツァント・カーライル社名誉会長に直接談判しに来たのだろう。
平和に塩漬けのオーブの諜報機関は奴の居場所を特定できたのか。
…既に死人が出ておろう。
おぬしがその気ならこちらの情報、教えてやらぬ訳でもない」
長くしなやかな指が金髪を掻き分け、声が徐々に頭上から耳元へ囁かれる。
587カナカガ 11/14:04/02/24 01:04 ID:2H6P/JbE
「…うっ…」
吐息のくすぐったさにカガリが頬を染め、首を竦めると、背に手を入れ、
腕を曲げさせジャケットを脱がせる。
「…カナーパ暫定委員長…お前様子が変だぞ」
淡い香水の香りがカガリの鼻を擽らせると、首筋に柔らかな唇がよせられる。
カナーパは執拗にくんくんと匂いを嗅ぐと、熱い吐息を吐く。
「…乳臭いな。ナチュラルとは男も女も皆こうも甘ったるい、ミルクの匂いがするものか。
アスハ、おまえは砂糖をたっぷり入れたホットミルクのような匂いがする。
酔ってしまいそうだ」
「な…!?」
硬直するカガリの肩に左手を置き、右手は綺麗に整えられ淡いベージュの
マニュキュアが塗られた爪を一瞬閃かせると、するりとシャツの中に入っていく。
乳房を軽く包みこむ掌の冷たさにカガリがぴくんっと震える。
「…く…ふぅ…」
「発育途上か…これもまた良し」
長めの爪で乳首を摘まれ、カガリが背を仰け反らせながら、抗議する。
「おい…わたしとお前、女同士じゃないか…なんで」
「我々第二世代は種の存続危機を察知してか、ナチュラルの匂いに弱くてな。
若いものの匂いを嗅ぎ付けると男でも女でも発情してしまう」
カナーパはシャツ越しに成長未発展のカガリの乳房を下から鷲掴みにし
捏ねながら、首筋を舐める。
「…ちょっと待て!おまえにも婚約者がいるんだろう」
588カナカガ 12/14:04/02/24 01:05 ID:2H6P/JbE
「ふむ。いる事はいるし、婚前に子を作ろうと努力もしているし義務は果たしている。
ただ強制的にカップルにお膳立てされても、第二世代は元々あまりお互いに
関心がないのでね」
吐き捨てるように言い放つと、カナーパはカガリの前に立つと細い腰に手をかけ、
一気に担ぎ上げ、長机の端に座らせる。
事態を飲み込めず、動揺しきった金褐色の瞳がカナーパの支配欲を掻き立てる。
「…性欲を刺激する匂いだな…」
カナーパは灰色の軍服の詰襟の襟元を肌蹴させると、カガリの顎を軽く
人差し指で顔を上げさせる。
カガリが本能的に拙いと悟る。
「…おい…」
柔らかな熟しきった唇がカガリの唇に重ねられる。
ルージュの苦い味を少し味合わせた後、カナーパは経験豊富な事を匂わせる
舌使いで絡みつける。
唾液が混ざり合い、銀の糸がカガリの口元から零れ落ちる。
小さな乳房を弄ばれ、カガリが背を反らせると、頭を打ち付けないように
後頭部に掌を添えて、長机に押し倒していく。
カガリの柔軟な上半身はべったり長机に張り付けられ、金髪が華のように広がる。
カナーパは腕を撫でながら上げさせると、シャツをゆっくりと捲り上げ、
乳房の輪郭を縁取りながら、揉みしだいていく。
「やっ……」
「…オーブ産は感度がよいな…」。
白い喉を反らせ、困惑し荒い息をつく様子がカナーパを掻き立てる。
カガリが喘ぎながら背を反らせると、小さなブザーらしきスイッチが視界の端に映る。
カナーパの背に腕を回し、唇を挿し入れ返す。
豊満な乳を軍服越しに鷲掴みにし揉み捏ねる。
589カナカガ 13/14:04/02/24 01:06 ID:2H6P/JbE
「ん…ふっ…」
どうやらカナーパはご無沙汰だったようである。
掌から零れ落ちる大きさの乳房を丹念に揉みながら、気付かれないように右手を伸ばす。
あと数ミリで指先が届くところで、掌で遮られる。
「…物事そうはうまくいかぬもの。
部屋の声は外には漏れぬ、これは必要ないものだな」
荒げた息を整えながら、ブザーを部屋の端に放り転がす。
カナーパは乳房を露わに上半身押し倒し倒されたカガリを見下ろし
髪を掻き揚げると、おもむろに上着を脱ぎ、椅子にかける。
白いブラウスの下、豊満な乳房を支えるレースの下着が透けて見える。
ゆったりと鋭い視線をカガリに向け、再び圧し掛かる。
「…ナチュラルとはかくも愚かで愛らしいものよ」
「…!」
鳩尾に食いこむはずであったカガリの膝蹴りはあっさりと避けられ、
カナーパの嗜好を満足させるだけであった。
次の瞬間、カガリの太腿に柔らかな肉厚が圧し掛かり、身体の方向を
90度変えられたと思うと、脇に手を差し込まれ全身を長机に引き摺り上げられる。
「…このまま女しか受けつけぬ身体に調教してやるのも面白い」
膝まで秘部を滑らせ馬乗りになると、カガリの張りのある双丘を撫でながら、
ズボンとショーツを大腿まで下ろす。
膝をズボンと股間の間に挿し入れ、股を開けさせると、微振動を送ってやる。
花弁を撫でてやり、湿り気と熱気を確かめると、糸を引く体液に絡む指を
持ち上げ見せ付ける。
顔を背けるカガリの顎を正面に向かせると、自らフロントフォックを外し
豊満なバストをブラウスから突き出す。
シャツを捲りあげ露わになったカガリの胸板に柔らかな乳房を圧し掛からせる。
590カナカガ 14/14:04/02/24 01:07 ID:2H6P/JbE
「おぬしの乳では自慰も満足にできぬであろう」
豊かで柔らかな乳房が芯の残る成長途中の乳房を押し、押し返されへこみあう。
「…なっ、アスハお前…!」
背を仰け反らせ、腰を振りながら下腹部を擦りつけるカナーパの豊満な胸が上下、
左右に揺れるのを、カガリが下から揉み上げ一回り大きな両乳首を摘む。
暫し尖りを揉みしだいた後、スカートに手を入れ、ストッキングに包まれた
パンティをずり降ろす。
熟した三角州はすでに熱を帯び、掌がしっとり湿った茂みに吸い付く。
カガリの乳房を両掌で揉みながら、腰を振ると、ほどよい脂肪につつまれた秘部は
カガリの指を吸い込んでいく。
千切れんばかりに締め付け、緩める運動の後、ようやく指を解放する。
「はぁ…凌ぎにはよいやもしれぬ…」
カナーパはぴくりと痙攣しどろりとした体液をカガリの下腹部に擦り付け終わると
上半身を倒し、お礼のように舌を尖らせ小さな乳房を舐め上げ、乳首を甘噛みしてやる。
カナーパの指はカガリの臍を沿い、薄い茂みへゆっくりと滑っていく。
秘部を撫でられただけで、堪えていたカガリの全身に白いものが駆け巡り、
芯部が弾けた様に疼き、腰を捩る。
眉を顰めシーツを掴むように、カガリの指が机を引っ掻く。
「…カナーパ、ちょっと我慢できない!」
―ブーッ
机の小さな淵が窪むと緊急用の隠しブザーが鳴り響き、銃を構えた警備兵が雪崩れ込み
百合の園は一旦中断された。
591名無しさん@ピンキー :04/02/24 01:08 ID:2H6P/JbE
『種子は誰のものか』参考にさせていただきました。
カナーパ、セクハラ上司…。暴落キボンヌ。
592名無しさん@ピンキー:04/02/26 19:35 ID:nAOiZmOn
hosyu
593名無しさん@ピンキー:04/02/26 19:46 ID:EGkuyukX
>591
乙です。
続き楽しみにしてます。
しかしカナーパじゃなくてカナーバじゃないっけ?
カナーバってなぜかアイリーンとは呼ばれず、カナーバと名字の方で
呼ばれているね。
594269:04/02/27 02:42 ID:uz+RXvrn
皆さん、今晩は。
ひっそりと復活ssを投下します。
途中までですが、よろしくです。

投下。
595269:04/02/27 02:43 ID:uz+RXvrn
「キラ、居るか?」
いつもは何処へ行くのもアスランと一緒、のカガリが珍しく一人でキラの住む部屋を訪れたのは日が落ちて辺りがすっかり暗くなってからの時刻だった。
突然のカガリの訪問に、キラは驚きながらも喜んでカガリを部屋に招きいれた。
そう広くもないワンルームにベットと平机が置かれており、男の一人暮らしの割には綺麗にかたずけられた室内は
どこか寂しげな印象が漂っている。
カガリは遠慮なく室内を見回して、自分の部屋よりよほどかたずいているな、などと思った。
「どうしたの、カガリ。突然来るなんて。」
キラは口ではそういいながらカガリの訪問を心から喜んでいた。
カガリはにこりと笑って、後ろ手に隠していた大きな包みを差し出した。
「なに、これ?」
「明日はわたし達の誕生日だろ?わたしは明日は・・・・その・・・・アスランと過ごすんだけど・・
ほら、いまラクスはコンサートで明日ここには戻れないって聞いたから、キラが寂しがっていると思って。
一日早いけど誕生日のお祝いだ。ケーキと、奮発してわたし達の生まれた年のワイン。さあ、はじめるぞ。」
そういいながらカガリは大きな包みをぶらぶらと振って見せた。
驚いたキラは泣き笑いの表情で包みとカガリと両方とをきつく抱きしめる。
自分の誕生日なんてすっかり忘れていた。しかも、それを祝ってくれる人がいるなんて、何年ぶりだろう。
「・・・・ありがとう、カガリ・・・。最高の誕生日だ・・・・。」
「馬鹿だなぁ、泣くなんて。男の子だろう、キラは。」
カガリは慈愛に満ちた瞳でキラを見つめ、よしよしとその背中をさすり続けた。
596269:04/02/27 02:44 ID:uz+RXvrn
カガリの持参したワインを二人で空け、更にキラがインテリアとして飾っていたブランデーやらウイスキーを次々と飲み干し
カガリが真っ赤な顔になってすっかり酔いつぶれてしまうまで、そう時間は掛からなかった。
酔いが回るに連れて暑い暑いと言いながらカガリは上着もセーターも脱ぎ捨てて
いつの間にか薄いタンクトップとワークパンツのみ、といういでたちになっていた。
「カガリ、もう飲むのは止めたほうがいいよ。」
キラが心配してグラスを持つカガリの手を押さえると、カガリはそのままキラの手を掴んで自分のほうに引き寄せた。
「キラぁ、男の子はぁ泣いちゃだめだぞぉ。泣きたくなったらいつでもぉ、いーつーでーもわたしの胸を貸してやるからなっ。」
すっかり酔いの回っているカガリはそう言いながらキラを胸に抱き寄せた。
ぎゅっと抱きしめられてカガリの胸に顔を埋めることになったキラは頬に当たる突起に驚いて目を見張る。
「もしかして・・・カガリ、ノーブラ・・・?」
慌てて顔を離そうにもカガリはますます強く、押し付けるようにキラの頭を抱え込んだ。
頬に当たる柔らかな二つのふくらみと、その先端にある硬い突起。
キラの下半身は条件反射のように反応し、自分の意思とは関係なく血液が一点に集中してくるのがわかった。
「ちょ・・・ちょっと、カガリ・・・」
動揺しているキラにお構いなく、カガリはキラの頭を抱えたままごろりと横たわり、すーすーと寝息を立てて眠ってしまった。
「カガリ、酒癖悪すぎ・・・」
597269:04/02/27 02:45 ID:uz+RXvrn
どうにかカガリの腕から逃れたキラはやれやれ、といったように横たわったカガリを見下ろした。
キラが離れた拍子に捲れあがったタンクトップからはカガリの白い腹とまろやかな乳房が半分ほど露出しておりキラの目には眩しいほどに輝いて見えた。
カガリが呼吸する度に微かに上下する胸の先端は薄い布越しにもはっきりとわかるほどで
キラは今しがた自分の頬に当たった感触を思い出すとどうしても我慢できなくなり
そっとタンクトップを首まで捲り上げてカガリの乳房を曝け出すとその先にある蕾を赤ん坊のように口に含んだ。
軽く唇で啄ばみ、それから徐々に舌を使って口の中で転がすように愛撫する。
次第に形を変えていくカガリの様子に、キラはすっかり夢中になってカガリの乳首を玩んだ。
「んっ・・・アスラン・・・もっと・・・」
寝ぼけているのか、カガリは目を瞑ったまま甘えた声を出してキラの首に腕を回した。
キラが口付けた先端は既に硬く隆起しており、まるで白い乳房に桃色の花を添えたかのように存在を顕わにしていた。
ごくり、とキラの喉が鳴る。
「・・・アスラン・・・キスして・・・」
カガリの甘えた声にキラはふらふらと引き寄せられるように体を起こし、自分によく似た顔立ちの少女の唇に軽くキスをする。
一旦は唇を離すもののすぐに再び重ねあい、今度は舌を絡ませ音を立てて唾液を流し込む。
「・・・はぁ・・・んっ・・・」
唾液は唇の端から溢れ出て顎を伝い落ちるがそんなことにはお構いなく二人は尚も深く貪るように甘い吐息を挟みながら口付けを交わす。
598269:04/02/27 02:46 ID:uz+RXvrn
キラがカガリの首筋に舌を這わせると、カガリはくすぐったそうに身をよじり、小さく笑い声を立てた。
キラはそのままカガリの腕をそっと解き体を入れ替えてカガリの背後に回る。
「カガリ・・・」
キラはカガリに顔を見られたくなかった。
このまま自分をアスランだと思っていて欲しい。
何故ならカガリを抱くことが出来るのは世界中でアスランだけだから・・・。
カガリは全く抵抗する様子もなくキラのされるがままになっていた。
普段の快活なカガリからは想像することも出来ないほどの、従順で安心しきった姿だった。
「アスランに抱かれるとき、君はいつもこんな風なの・・・?」キラは心の中で呟く。
もしも、自分とカガリが姉弟でなければ。
キラは最後にアスハ代表がカガリに写真を預けたことを今更ながら恨めしく思う。
知らなければ、カガリとの関係は今とは違ったものになっていたはずだ。
失って初めてカガリの存在がどれほど自分を支えていたか、キラは思い知ったのだった。
カガリの柔らかな金髪を掻きあげその白い首筋にキスをする。
キラは背後から片方の腕を回してカガリの穿いているズボンのジッパーを引き下ろし、その隙間から手を差し込んだ。
キラの指先に淡い茂みの感触が伝わる。
その茂みを掻き分けて進むと柔らかな土手と切れ込みが感じられた。
「・・・やん・・・」
恥らうようにカガリの手が上からキラの指を押しとどめる
「・・・そこは・・・だめ・・・」
恥ずかしげなカガリの声にキラは胸が痛くなる。
「アスランはいつもこの声を聞いているんだ。この声も、柔らかな髪も、甘いにおいのするこの体も、全部アスランだけが知っているカガリなんだ・・・。」
キラは猛烈にアスランに嫉妬した。
「アスランはずるい。僕だってカガリのことを守りたいのに・・・!」
599269:04/02/27 02:47 ID:uz+RXvrn
キラはカガリの制止も構わず更に先へと指を滑らせた。
「あんっ・・・」
カガリは形だけの抵抗を見せるものの、キラの指が触れるのを待っていたかのように甘い声を漏らした。
「アスランの指・・・そんなところ触っ・・たら・・汚れちゃう・・・。」
カガリが喘ぐように言う言葉をキラは聞き逃さなかった。
「いいんだよ。ちっとも汚くなんかないさ。だってカガリの身体全部が知りたいんだもの。」
キラはカガリの耳元で囁くと、既に硬く勃起している己の性器をカガリの尻に押し付けた。
それはまるでキラとは別の生き物のように猛々しく熱を持ち、
衣服越しにもその欲望を押さえつけるのに困難なほど奮い立っているのがわかる。
カガリは押し付けられたキラの硬さに一瞬体を震わしたが、そのまま誘うようにキラの手を太腿で挟みこんだ。
キラがカガリの裂け目に沿って更に指を進めると、柔らかな肉とぬるぬるしたカガリの愛液が絡みつき指を奥へ奥へと導いていった。
キラも時折わざと乱暴に指を動かし、敏感な花芽やそれを守る皮膜を擦りあげ強い刺激を送り込むと
そこは恥らいながらも貪欲に粘ついた液体を溢れさせてひくひくと震えて愛撫に応えるのだった。
「・・・んっ・・・いいっ・・・感じちゃう・・・ぅ・・・」
強くキラの手を足の間に挟み込みながら、カガリは快感の声を上げていた。
「指・・・だけで・・・イっちゃいそう・・・。もう少し・・・アス・・・ラン、優しくお願い・・・。」
カガリが切れ切れに哀願するのを聞いてキラは再び焦らすように秘所の周りを指先でなぞる。
600269:04/02/27 02:48 ID:uz+RXvrn
「・・いい・・・・そこ・・・」
安堵したようにカガリがため息をついた瞬間、何の前触れもなくキラの中指がカガリの蜜壷の中心に深々と突き立てられた。
「・・ひっ・・っっ!」
いくら愛液で潤っていたとはいえ突然の挿入にカガリの秘所は応じきれず、痛いほどきつくキラの指を締め付けた。
キラは構わず指を曲げてカガリの内部を引掻くように激しくピストンさせカガリの身体に苦痛と快感を送り込む。
「やだっ・・!アスランッ・・・痛いッ!」
苦痛にもがくカガリを押さえつけ、キラは無言で更に激しく指を動かし続ける。
カガリの秘所からはぐちゅぐちゅと卑猥な湿った音が響き、淫らな粘りを帯びた蜜は既に下着だけでなく
まだかろうじて腰に留まっているズボンの股間にも大きな染みを広げていた。
キラの片手は休むことなくカガリの内部を掻き回し、もう片方の手も逃げようとするその細い腰をしっかりと押さえつけている。
「痛い・・・けど・・・なんか・・・ああ・・・・はあっ・・・んっ」
次第にカガリの声からは苦痛の色も消え快楽と興奮の喘ぎに染まった頃、
キラもそんなカガリの様子に堪えきれず一気にカガリのズボンを引き下ろすと
そのまま後ろから覆いかぶさるようにカガリの秘所に己の雄をあてがった。

今日はここまで。続きはまた後日。
601名無しさん@ピンキー:04/02/27 03:43 ID:aqjlqSdF
復活キター!!
キラカガえろひ・・続き楽しみに待ってます!
602名無しさん@ピンキー:04/02/27 04:57 ID:46QZA45V
269氏、おかえり〜
待っててよかった
603名無しさん@ピンキー:04/02/27 16:01 ID:rPWOACN8
あの職人さんたちも復活してほしいな。
604名無しさん@ピンキー :04/02/27 22:54 ID:BiFvcgDt
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ エロヒートアップしてる。
活気がもどるとイイネ。
605名無しさん@ピンキー :04/02/28 23:03 ID:WqDjUFfw
269氏、復活する度にエロ度高くなってますな。往年のジャンプキャラのようだ。
職人さんたち、がんがれ。
606名無しさん@ピンキー:04/02/29 01:16 ID:WURBv55h
>>594
キラがカガリを攻めるのがエロイ。

『白い腹とまろやかな乳房』、とか
『茂みを掻き分けて進むと柔らかな土手と切れ込みが…』

とかが個人的に気に入りますた。
エロパロ板よ!種エロスレよ!私は戻ってきたっ!!










……戻ってきていいッスか(汗
608名無しさん@ピンキー :04/02/29 01:58 ID:HUNxaukZ
ご来光が。お待ちしておりましたよ、シホ出しまくってえぇぇ。
609名無しさん@ピンキー:04/02/29 02:16 ID:DKm9BwAC
貴方!ずっと待ってたのよずっとずっと!!!
やばい涙が出そう・・お帰りなさい312氏
610團鬼八 ◆Micq87azYs :04/02/29 02:18 ID:DHjHsfJq
職人さんたちお帰りなさい! お待ちしてました!
611名無しさん@ピンキー:04/02/29 02:25 ID:DHjHsfJq
↑ごめん、コテハントリップつきでかきこんじまった_| ̄|○
僕には帰れる場所があるんだ……こんなに嬉しいことはない……

……ところで、ナナシのまま書いてたんですけど、シホに直した方がよろしいのですか?
613名無しさん@ピンキー:04/02/29 02:59 ID:DKm9BwAC
早く読みたいよーお願いしますだ!ほんとに長い間待ってたのでもう待ちきれないです・・
んじゃ、“シホ”で


「…あむっ」
ついに風花はイライジャのモノを喰わえた。
(…なんか、微妙…)
イライジャは綺麗好きだし(といっても、仕事柄綺麗に出来るときのみだが)今日もしっかりお風呂入ってたけど…
「う…」
「っ!?」
ビックリした。
「……れろ」
「あぅ…」
風花が刺激を与える度、イライジャが喘いだ。
(イライジャ…かわいいっ!)
少しシホの気持ちが分かった風花であった。

(以下より続き)

さて、これからどうすれば……イライジャを喜ばせれるだろう。
風花はイザークとシホの情事を思い出す。
少し、身体が熱くなった。
(確か……この、先っぽのくびれている所で……)
亀頭を小さな口で包んで、止める。
(モゴモゴしていたなぁ……)
あぁ、そうか。舌を動かしていたのかと風花は見当をつけた。
生来、明敏な観察力と把握力を持っている。
「んっ……むくっ……んんっ……きゅ……んはぁ……」
……疲れる。
だが、
「うっ………ぁ……」
微かに聞こえるイライジャの声が、言いようのない高揚を風花の中に呼んだ。
「んっんっ……はぁ……んむっ……ん……っぷは……」
(……私……夢中になってた?)
小さな胸板を上下させながら、自分の女の部分を知った。
――淫乱だな、シホは
イザークがシホに言った言葉が思い出される。
もっとも……あれは“そういうHの一環”何だろうと察しはついたが……
「……ぅ……んんっ…………」
少し、苦しそうなイライジャの寝息が風花を掻き乱させる。
自分の唾液で濡れた、イライジャの怒張をまじまじと見る。
(熱い……)
イライジャのソレも、自分の身体も。
(いいや。私、Hな子だ。……でも、イライジャだって……こんなにしてるじゃない)
勢いよくイライジャを頬張り、口を窄める。
唇で熱さを感じながらしごく。
「ん……んんっ、んっ……ちゅぷっ……んぁ……ちゅぽっ……」
熱い熱い熱い……
熱で霞みがかる風花の頭の中で、シホの姿を思い出す。
「……んっ……ちゅっ……んんっ……ぁ……ちゅるっ……」
(そうだ……音……)
「んっ。ん〜〜むぐむぐ……」
風花は頬を波打たせ、口内に唾液を溜めた。
「んっ……ジュプジュプッジュルル……」
唾液が泡立つ音に、イライジャのモノを一縷の涎が伝った。
(ぁ……)
はしたない。が、ひどくそれが良い。
「んぷっ……じゅるっ…チュポッ、ジュルッ、チュッ、チュッ、チュポッ、チュプッ、チュプチュプチュプッ!」
(あ……あぁ……)
はしたない。本当に……
顔が真っ赤に染まっている事だろう。
だが、良い。こんなににも……
「チュポッ、チュポッ、じゅるるるるっ、キュポッ、チュッ、ジュルッ……」
風花は、自身のささやかな膨らみの桜に爪を立てていた。
涎の中に、苦みが混じっている。
それが先走り液だという事を、この6才の“女”が知る由もないが、本能で感じた。
そう、官能の悦熱が体中を擽ったのだ。
「チュッ、チュッ、…じゅるっ、じゅるるるるっ、チュポッ、チュポッ……んん〜チュポンッ!……はぁ……」
艶かましい溜息をあげて、風花はベトベトみになったイライジャの怒棍を見た。
「あは……」
自らの乳房…房というほどのモノはないが、を弄りながら、もう一つの手でイライジャのものをこねまわした。
外気に触れて、冷たくなった唾液まみれのイライジャのモノが、愛しくもあり、可愛くもあった。
「んっ…チュッ、チュッ……」
根本から先まで、まんべんなくキスを繰り返す。
最後には堪らず、貪りついた。
「はぁむっ……んっ…ん〜……」
舌を窄めて、尿道をグリグリと押す。
「……ぅぁ……」
「んぽっ……んっ……ちゅっ…むぁっ……ジュル……」
唇と舌を両方使って、イライジャを喘がせる。
「んはっ……れろっ…れろれろ……」
息継ぎに口を離しても、舌だけはイライジャの肉棒を求め続けた。
(なんか…切ないよイライジャ……)
乳首に強く爪を立てながら、風花は思った。
(イライジャに触って欲しい……私、こんなにイライジャにしてあげてるのに……)
自分で睡眠薬を打っておいて、理不尽な事をいう。
「ぁむっ……じゅる……んあぁ…ん、ん……ちゅ、ちゅ、……」
風花は腰を浮かせていた。内股をこすり合わせながら、ついには、イライジャの太股をまたいで擦りつけた。
(あぁ……なんて私って淫乱なんだ)
その滑らかなスリットをイライジャの太股に擦りつける。
髪の色と同じ、銀色の毛が風花を愛撫した。
(おっぱい弄くりながら、あそこを太股に擦りつけて、大きな音たてながらイライジャのおち○ちんしゃぶってるよ……)
「んっ…ぁ……ちゅっちゅっ……じゅるっ……むぁ……んくっ……ちゅるっ……」
(お母さん、私いけない子?あぁ…でもイライジャ…嫌いにならないで……)
「んぶっ……ん゛ん…じゅるっ…んくっ……じゅぽっ、じゅぽっ……」
大きく首を動かし、根本から吸い上げる。
喉に先が当たって苦しいが、ストロークを繰り返した。
「…じゅぽっ、じゅぽっ…ちゅるっ、じゅるるるっ……」
口元から水音を激しく発しながら、口の中で暴れる怒張をなだめ、愛撫する。
「んおっ……んっ……じゅるっ…むくっ……」
頬肉を剔り、上顎を叩きつける怒張に、風花の眉は彫りを深くする。
イライジャに意志はない。なのに、翻弄されている。私は奉仕させられている。
「んぁあ……んぽっ…じゅるる……」
男の凶悪な性の前に、虜にされ、風花の口は男の性の為の道具となった。
「んぁぁっ……んくぅっ……じゅぴっ、じゅぽっ……んっ……ちゅるるるっ……」
イライジャのモノの猛りが強くなってる……風花はわかった。いや、感じた。
(イライジャっ!)
「んくっ……ちゅるっ…じゅるるるっっ!!!」
激しく、強く根本から吸い上げた瞬間、
「んぷっ!?んっ……んくぅ〜っ!」
膨れあがったイライジャのモノから、熱い固まりが喉に叩きつけられた。
「んぅ!んくっ、んん〜〜っ!」
脳裏にシホ達の会話が掠めた。
(飲む……)
「んくっ…んっ、ゴフッ!んぁ!……うぐっ…んくっんくっ……!?!……ゲホッゲホッ……」
途中までは良かった。だけれども、次から次に注ぎ込まれる粘液に、風花は屈してしまった。
「……ごほっ……げほっ……ぅぅ……」
イライジャの臍から銀色の陰毛にかけて撒き散らした白濁の上に涙が零れた。
苦しいのか、悲しいのか、悔しいのか……いや、その全てが混じった涙だった。
「……イライジャ……ごめん……」
射精で体力を奪われたのだろう。大きく波打つイライジャの腹から精液を掬って舐める。
(苦い……)
行為の中ではその苦さも心地よかったのに、今はこれを飲み干すことすら苦痛だ。
「イライジャ……」
寝ている。しょうがない事だ。
(私……)
シホとイザークなら……
たとえシホが飲み干せなくても、イザークは優しくシホを撫でてくれるに違いない。
疲れ果てたお互いの躯を寄せ合って、睦言を囁いて抱きしめてくれるだろう。
汚れた服や、体を処理しながら、風花は自分の浅はかさに泣いた。
ただ……
(私は自分の気持ちに気づいたんだ)
それだけは良い事だった。
イライジャの“頬に”キスをして、自分のベットに戻ろうと思ったが、引き返した。
イライジャの隣に潜り込んで、その体温を感じながら寝た。
それくらいはいいだろう……勝手なことだが、そう思った。


「……完成して…いないだと?」
イザークは、シホと開発主任の顔を交互に見た。
「……昨日の時点で、後は最終調整を残すのみだと聞いていました」
シホは、イザークの不機嫌な眼差しに、弁護した。
「ええ、そうだったんですがね……」
この組織のトップ――つまりは、自分のクビすら握っている相手二人に向かい、主任は物怖じせず話す。
シホやイザークが若いので侮っている訳じゃない。
彼自身、30代の若さで、この、“デュエルの改修”という大プロジェクトの主任なのだ。だからであろう。
「まぁ、私が独断で決めれない事が起こりまして。昨夜シホ殿にお伺いに行ったのですが……」
デュエルの改修はシホが請け負っていた。
これに限らず、組織の方針、大まかな決定はイザークが行い、その為の事務的な細々としたことはシホが行っていた。
無論、今回のデュエルの改修は組織の首魁であり、エースパイロットであるイザークの機体である為、本人の意向と最新の技術を惜しみなく注ぎ込んだものであり、予算も一個小隊分を軽く超えるものであった。
「何度かお伺いしたのですが……留守でしたので」
「……る、留守だったなら仕方無いだろうな。なっ?シホ」
まさか自分の部屋でお医者さんごっこしてた等は言える筈もない。
シホも頻りに首を振っている。
「大方、子作りでもしてたんだろ?」
(ジェレミーッ!どうして貴様はいつもいきなり現れて、話を混ぜっ返すんだっ!!)
いきなり後ろからイザークの首に腕を巻き付けて、ニヤニヤするジェレミーに、イザークの眉が釣り上がる。
「ほう……それは結構ですな」
主任も心得たものである。そういえば、コイツを推挙したのはジェレミーだったか……
「と、とにかく、間に合わないのであれば代わりにジンを用意させますね」
顔を真っ赤にさせながら、シホはテキパキと指示を飛ばす。
「ああ。……で?独断で決めれない事というのは?」
「……会ってもらいたい人がいます。話は十一番ドックで」
「十一?」
含み笑いをする主任に対して、イザークは怪訝な顔をした。
(あそこは交易用のドックだが……)
――大西洋連合・月面基地
「将軍っ!!」
「……なんだ?騒々しい…」
慌ただしく入ってきた下級将校を面倒臭そうに見た。
(どうせ大した事ではあるまい。)
吸い殻で一杯になった灰皿に煙草を押しつける。
ここにくる前は、禁煙を決意していたものだったが……
「アトラス大隊が無断で出撃をっ……」
「っ!?」
それだけ聞けば十分だった。月面北方のアトラス山に駐軍している大隊はブルーコスモスが多い。
さらに言えば、ザフトの残党軍の境界線真っ直中だった。
月に着任してそうそう奴らが現れ、もはや出世も望めず、物憂かったので対処を後回しにしていたのが仇になった。
(……下手すると降格ということもありえる)
冗談ではない。先の戦争では勇猛に戦った。荒廃したが、重要拠点の月の司令官に任命された。なのにっ……
「すぐ追え。連れ戻してこいっ!拒否するようならかまわんっ、生きて連れてくる必要はないっ!!」
机を叩いた拍子に灰皿がひっくり返り、将軍の手に灰の熱さが伝わった。


「ミゲル……」
イザークはそのオレンジのジンとの邂逅に言葉を失った。
「どうやらそのジンはパイロットを失った後、研究用に使われてたみたいですね」
“カレ”を持ってきたジャンク屋の一人、長髪長身の男が説明をする。
「そして、その研究というのが……」
「……ニュ、ニュートロンジャマーキャンセラーっ!?」
主任がジャンク屋の後を継ぎ、そしてスペックを確認していたシホが戦慄の声をあげる。
「……正確には試験品だけどな。ジンじゃスペックが足りなかったのと技術不足で、従来のバッテリー方式と兼用して使ってる」
「それでもかなり凶悪な代物よ」
ジャンク屋の髪を逆立てた少年と、不敵な表情をした女性が続けた。
余談であるが、ジンのスペックではNJC(と核エンジン)を十分に使えないからこそ、ザフトはドレットノートを初めとしたG型の機体を開発したのだ。
「……ソレはパドリック派の機密だったからね。俺はよく知らないんだ」
ジェレミーが現状を追加説明する。
「ただ、簡単には渡せないぜ?あんたらがコイツを戦争に使わないとも限らないしな」
ジャンク屋の少年は笑ってはいるが、瞳はイザークを探っている。
「MSには登載する。だが、人を傷つける為には使わない」
「正直だな。けど、そいつが本気で言ってるって証明出来るか?」
「……あのジンは、俺の死んだ友の機体だ」
その答えにジャンク屋は一瞬目を開き、
「OKだ。アンタにやるよ」
親指を立てて笑った。そうゆう仕草がよく似合う。
「それでは、受け渡しの手続きと会計を……」
シホが事務的な事を言い始める。が、
「おいおい、聞いてなかったのか?“やる”って言ったんだぜ?」
「なっ?ちょっと、ロウ?!」
少年の言葉に、ジャンク屋の仲間ですら驚きの声をあげる。
「いいのか?」
「いいさ。モノには使命がある。こいつは俺の持論だがさ、あのジンがアンタの友人のもんで、流れ流れてアンタに回ってきた。きっとアンタに使って貰う為さ」
そう言って、少年はポケットからミュージックディスクを取り出した。
「あのジンの中にあったもんだ。歌が入ってた」
「あぁ…ミゲルはミュージシャン志望だった……」
ラスティとオロールと一緒にバンドをやっていた。妹づてにニコルがピアノをやっていると聞いてメンバーに誘っていた。
「隊長……」
シホがハンカチを差し出していた。
「……あぁ、泣いていたのか」
オレンジのジンが滲んで見えたので気づいた。


「馬鹿なっ!?全滅だとっ!?二倍の兵力でかっ!?」
「はい……それから……」
「それから?」
鸚鵡替えしに聞く将軍は、下士官の次の言葉に声を失う事になる。
「“災厄”が、彼らの元にあったと……」

「すごい人数だな……」
ザフトのノーマルスーツを着ながら、ハッチの先に聞こえる歓声にイライジャは呟いた。
「緊張してる?」
はい、とヘルメットを渡す風花に
「まさか」
と不敵に笑う。
「じゃ、頑張ってね、イライジャ」
「あぁ……でも、何か疲れてんだよなぁ……」
そう言うイライジャに、風花は心の中でこっそり謝った。
「ね、イライジャ」
クイクイと自分の目線の高さにイライジャを手招きする。
「?」
――チュッ
「っ?!」
イライジャの額を柔らかな感触が撫でた。
「願掛けっ!」
それだけいうと、思いっきり床を蹴って、反動で後ろへ流れる。
小さくなっていくイライジャは何か言ってるようだった。

「コイツで実践まがいの事をするとはな」
イザークは彼専用のジンのコクピットの中で調整をする。
彼の髪の色と同じ銀色、肩には黒で縁取られた銀鼬のマーク、腰に十字にマウントされた二対のヒート剣、ヘットはシクーのモノで索敵能力を上げている。
「まぁ、デュエルが使えん間に2,3は乗ったが……慣れはしていないな」
スラスターは30%向上しているが、実際に限界まで噴かした事はなかった。
「隊長、御武運を」
「そう思うならキスの一つくらい、してくれてもいいだろう」
「たっ隊長!な、何言って……んっ……」
顔を真っ赤にして狼狽えるシホを強引に引き寄せキスするイザーク。
「……んっ…っ!?んん〜ぁん…」
しかも舌を入れる始末であった。
「隊長っ!」
「怒るな」
「……子供達が来てるんです」
イザークの余裕の笑みは、静かに固まった。

「……ふ〜む、やっぱりイザークの方が優勢だなぁ」
「……トトカルチョか?ジェレミー」
「固いこと言うなよ、ジェセック。お前もどうだ?」
とても元最高議会委員とは見えない笑顔を、元同僚に見せるジェレミー。
そんな彼に、ほんの少しの溜息が出ながら、ジェセックも笑った。
「ではイザーク殿に7000アースダラー」
「ほう、流石に元最高議会委員さんは賭けるお金が違うねぇ」
「そういう君は賭けないのかね?」
「んじゃ、イライジャに1万アースダラー」
VIP席から、まだ空のコロッセウムを眺めながらあっさりと言う。
「イザーク兄ちゃんに1億アースダラーっ!!」
「なぬっ?!」
っと、声の先はかなり下……。小さな子供達が、みんなしてジェレミーを敵の様に見ていた。
「……誰だ?」
ここは普通、子供が入れるような所ではない。
「…………あぁ!イザーク殿とシホ殿の通っている孤児院の子達だろう」
ジェセックが見当をつける。
「ふ〜ん」
と、どうも好意とはほど遠い目で見られているジェレミーに、ツカツカと近づいてきた少女がいた。
「…………」
「ん?何?」
――ゲシィッ!!
「んなぁっ!?」
「イザークお兄ちゃんをいじめるなっ!!」
凶悪な脛蹴りを食らったジェレミーに、そう吐き捨てて翻っていく少女。
「ぷっ……ははははははは」
「くぅ〜〜、ジェセック、非道いじゃないか」
「日頃の行いが祟ったな、ジェレミー」
痛がるジェレミーをよそに、コロッセウムに出てきた白銀のジンに子供達は夢中だ。
「申し訳ありません」
“保護者”のシホがジェレミーに詫びを入れてると、子供達がワッと歓声をあげた。
イザークのジンが、彼らに手を振ったらしい。
無邪気な……平和の中にMSがあった。

イザークは、子供達に微笑みながら、コクピット内にMDディスクを入れた。
ギターの音、ミゲルの歌が響く。
――もう僕らは旅立てる キレイな淋しさのひとつを抱いて
戦争で肉親を失った子供達。けれども、その笑顔はイザークの乗る白銀のジンより眩しく。
――君は君だけに笑えればいい 今はそっと手を振ろう
彼らの幸せのために。自信の幸福のために。ささやかな力を。
イザークはモニターに映る青と紅の斑のジンに向かって、力強く。ペダルを踏んだ。


機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜  PHASE-3「もう僕らは旅立てる キレイな淋しさのひとつを抱いて」  終
PREVIEW NEXT EPISODE
自分の居場所。
その少年は失った。脆く、屈折した居場所であっても、失いたくなかったのに…
残ったのは身を噛み砕くような苦しみ。
失いし者達の戦場で、それでもイザークは、シホは、未来を信じている。
イザーク「そしてコイツは、新しい弟だ」

機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜 PHASE-4

「そしてコイツは、新しい弟だ」
627名無しさん@ピンキー:04/02/29 05:33 ID:DKm9BwAC
えろひ&おもしろいよー!
ずっと待ってたかいがありました!ほんとに、ほんとに
貴方最高!
628ポチ@駄文職人:04/02/29 09:36 ID:JizP079C
前々スレ辺りの>576さんのリク、アスカガを投下します。
遅くなってしまいご免なさい・゚(´д`)゚・
まだこのスレにいらっしゃるか不安ですが、見ていることを祈りつつ…

ちなみに長いので少しずつ投下します。スマソ
629ポチ@駄文職人:04/02/29 09:37 ID:JizP079C
アスラン×カガリ



「…お前、プラントに帰るのか?」
停戦協定が結ばれた今、これからのプラント…コーディネイターの未来の為に力を尽くさねばならない。
アスランは寂しげに瞳を揺らすカガリに別れを告げる。
「カガリ、君のおかげでオレは変わることが出来た…ありがとう」
「…それだけ?」
「…え…あぁ…キラに迷惑かけるなよ」
「…違うだろ!バカ!」
「……あまり物を壊すな」
「バカバカァ!違うッ!」
「…………もっとお淑やかに…グハァッ!」
カガリの鉄拳が脇腹に命中し、アスランは悶絶しながら崩れ落ちると水滴がポタリと床を濡らす。
630ポチ@駄文職人:04/02/29 09:39 ID:YSDEpoeu
「バカヤロウ!お前は私と別れても平気なのか!?」
「…カガリ」
それはカガリの涙、琥珀の瞳は潤み絶え間なく滴がこぼれ落ちる。
「俺はカガリが好きだ、だからいつかきっと君を迎えに行く」
「…アスラン、私も好き…お前のこと大好きだ!」
無造作に手で涙を拭い微笑むカガリに優しく口付けた。
口内に広がる涙の味も自分を想い流れたモノだと思うと甘く切ない。
カガリはギュッとアスランの袖を掴み、意を決したように口を開く。
「…アスラン!私を抱け!」
「……カガリ?」
突拍子も無い言葉にキョトンとするとカガリは顔を真っ赤に染めて続けた。
631ポチ@駄文職人:04/02/29 09:41 ID:tlKML2v/
「迎えに来るという約束だ!私を抱いて誓いを立てろ!」
「…オレが信用出来ないのか?」
「信用してる!…だから私はお前に全てを捧げるんだ!」
凜として琥珀の瞳がアスランを映す。
それは純粋で真っ直ぐな想い。
「…オレも君に全てを捧げるよ」
この先何があろうともカガリを愛し続ける。
互いに誓いの言葉を交わし、着ていた服を全て脱ぎ捨てた。



Next
632名無しさん@ピンキー:04/02/29 12:05 ID:ihh4Wa2v
職人さん達、投下乙。賑わってきたな…
633名無しさん@ピンキー:04/02/29 12:50 ID:ZYLCcVHI
分けて投稿するのは構わんが、エロ無しならそう書けよ糞が。
駄文読むのに無駄な時間使うハメになってしまったじゃねーか。
634名無しさん@ピンキー:04/02/29 13:21 ID:oKL0yps0
職人さんが戻ってくると共に厨房まで戻ってきてしまったな・・・
635名無しさん@ピンキー:04/02/29 13:50 ID:xKe4aWBD
>>634
スルーの方向で。

職人さん達お帰りなさい!
待っててよかった。続き楽しみにしてます。頑張ってください。
636名無しさん@ピンキー:04/02/29 15:32 ID:iEZbcslu
無意味に攻撃的な厨には頭来るが、荒れるのも嫌だし、>>1にテンプラ追記
するか?
はじめにカップリング、シチュエーション(エロの有無等)を注記して下
さいって。
637名無しさん@ピンキー:04/02/29 19:23 ID:epTkz1A9
職人の皆さん、戻ってきて感謝、感謝。
続きが楽しみです。頑張ってください。

荒らしはスルー 
638名無しさん@ピンキー:04/02/29 19:49 ID:q311wBQq
エロ無しと強姦系、あとレズくらいは最初に書いとくべきかもしれないね。
639名無しさん@ピンキー:04/02/29 20:18 ID:b8L1Je3q
ポチ氏もかえってきたー!
640ポチ@駄文職人:04/02/29 21:06 ID:c1RyUQdu
ゴメンよ。
前々スレ>576さんへ
やっぱりリクのアスカガは南極でうpの方向で…またお待たせするかもしれませんがお許し下さい。
641269:04/02/29 22:17 ID:on9K5UZC
キラの指で掻き混ぜられたカガリの秘所は熱く爛れていて、男の猛りを迎え入れる準備は整っており
早く挿れて欲しいとばかりにだらだらと甘い蜜を溢れさせている。
キラは自分のモノに手を添えて柔らかな肉襞をその先端で掻き分けると、躊躇なく一気に根元まで埋め込んだ。
「ああっっ・・・!」
待ち焦がれていた刺激にカガリは歓喜の声を上げ、顎をのけぞらせて全身で快感を味わっていた。
背後からの性交のため互いの顔は見えないが、キラはカガリのしなやかな背中と白い陶器のような双丘をじっくりと観賞することが出来る。
大きく足を開き腰を高く上げる姿勢はどこか獣じみており、男の征服欲を激しくかき立てるものがある。
表情は見えないがその口から漏れ聞こえる喘ぎ声は、間違いなく快楽と興奮に彩られていた。
「どう?カガリ。アスランじゃなくても君は満足できるんだろう?」
キラは心の中でそう呟くと無言のまま激しく腰を動かしだす。
何度も激しく打ち付け、引き抜き、内部をえぐるように、弧を描くように、ありとあらゆる動きで
カガリの全ての感覚を一点に引き寄せ打ち砕こうと試みる。
「・・・・くっ・・・ああんっっ・・・だめぇっ・・・・!」
カガリは涙声で必死に訴える。
「・・・アスラン・・っ・・・・いやっ・・・わたし・・・そんな・・に激しくしたら・・・すぐイっちゃ・・」
シーツを握り締め、肩を震わせているカガリの姿に、キラはますます自分を抑えることが出来なくなる。
642269:04/02/29 22:18 ID:on9K5UZC
「駄目だよ、まだまだ楽しまなくちゃ。」
キラはカガリの両脇に手を差し入れてカガリの肩口を掴むとそのまま上体を起こして結合したまま床に座り込み、
自分の足の間にカガリを座らせるような体位をとった。
キラは自分の膝にカガリの膝を絡ませてめいいっぱい大きく開脚させ、カガリの体を支えているのはキラとの結合部分ただ一部のみにする。
かなり無理な体勢だが正面に置いてある姿見にはカガリの裸体全てが映し出され
もちろん否が応でも二人の結合部分さえも目の当たりになる体位だった。
「カガリ、見てごらん。」
耳元で囁かれカガリはうっすらと目を開き、鏡に映った自分のあられもない姿に再びぎゅっと目を閉じた。
「ほら、しっかり見て。きみはいま誰に抱かれているのか、知りたくないの?」
その言葉にカガリは驚いたように目を開く。
正面の鏡には裸で両足を大きく開き、秘所には男のモノを咥え込み愛液で鈍く濡れ光っている、生々しく淫猥な自分の姿がある。
そしてその背後には・・・
「・・・・・キラ・・・・?」
カガリは驚くことも忘れてただぼんやりと鏡に映る人物の名を口にした。
なんで・・・キラが・・・いや、それよりもこの状況は・・・なに・・・?
呆然と鏡越しに自分を見つめるカガリの視線にキラは耐えられず、その視線から逃れるようにカガリの首筋に顔を埋めた。
「驚いた?でも、カガリも悪いんだよ。」
そういいながらキラは片手でカガリの乳首を、もう片方の手で下半身の真珠を転がすように愛撫する。
「・・・な・・・っ・・・!?」
鏡の中のカガリの体がびくんと震え、その刺激で肉色の裂け目もキラのモノをぎゅっときつく締め上げる。
「ああ・・・はぁ・・・ん」
一連の体の疼きにカガリは息を吐き出すことしか出来なくなる。
キラの指の動きは優しく探るように頂点を弄り、もどかしいような快感を絶え間なく送り続けた。
643269:04/02/29 22:19 ID:on9K5UZC
「・・・キラ・・・なんでこんな・・・わたしたち・・・・・はあっ・・姉弟じゃないか・・・んっ・・」
カガリは快楽の波に流されまいと、必死にこみ上げる快感を押さえ込みながら弱弱しくキラに訴えた。
「こんなことして・・・ただで済むと・・・思って・・・ひっ!?」
いきなりきつく乳首を抓まれてカガリは小さな悲鳴を上げた。
それでもカガリはひたすら抵抗するかのようにキラに訴えかける。
「キラ・・・止めよう・・・いけない・・・これ以上は・・・」
「どうして?カガリだって、こんなに悦んでるじゃないか。」
首筋を執拗に口付けていたキラがくぐもった声でカガリの言葉を遮ぎった。
「ぼくたちはもともと双子、二人で一人だったんだ。だからぼくがカガリの体をどうしようと構わないだろ?」
キラの指は急に荒々しくなりぐりぐりと押しつぶすようにカガリの敏感な小さな突起を玩び、
痛みと快感にカガリの腰は無意識のうちに熱を帯びてキラの愛撫を求めだす。
「それは・・・違う・・・わたしたちは確かに双子だけど・・・それとこれとは・・」
「いいんだよ!カガリだってこんなに感じているんだから同罪だよ。それに、アスランとはいつもしていることだろ?
ぼくだってあの写真さえなければ絶対にカガリをアスランに渡さなかったさ!」
「キラ!」
644269:04/02/29 22:20 ID:on9K5UZC
キラの悲痛な言葉にカガリは驚いて振り返った。
まさかキラがそんな気持でいたなんてカガリは夢にも思わなかった。
確かに自分達が姉弟と知る前は多少、普通の男女の間に芽生える友情以上の淡い感情があったのはカガリも認める。
でも、それは一過性のもので誰もが掛かる風邪のようなものだと完全に割り切っていたのだった。
「たとえカガリの心がアスランのことが好きでも、カガリの体は僕のものでもあるんだよ。もともと二人で一人なんだから。」
キラは自分に言い聞かせるように再び繰り返した。
「だから今日だけ、この世に生れ落ちる前の一日だけはカガリは僕だけのものだ。」
キラはそう言うとカガリの抵抗を押さえつけて再び激しくカガリの体を求めだす。
「だめ・・・っ・・・だめだぁっ・・・はあっ・・!」
いくら口では拒絶しようにもカガリの体は貪欲にキラの肉棒を締め付け擦りあげる。
キラは再びカガリを床に手をつかせて獣の体勢を取らせ、背後から狂ったように挿入を繰り返した。
カガリの肢体はがくがくと震え、ついに自分からも激しく腰を動かしキラの動きに合わせて快楽を貪り尽くす。
「・・ひぃっ・・・イクっ・・・キラぁ!・・・イっちゃう!」
とうとうカガリは恥ずかしげもなく叫ぶと体を大きく反らし穢された秘所からは生まれて初めての潮を淫らに噴き上げて絶頂を迎えてしまった。
「カガリッ・・ぼくも・・・!」
カガリの絶頂と同時にキラも渾身の一撃をカガリに打ち込み、限界まで硬く反り返っていたキラの分身も
熱い欲望を吐き出しつつカガリの中を侵していった。
645269:04/02/29 22:21 ID:on9K5UZC
「あ・・・・あ・・・」
カガリは自分の中を満たす熱い飛沫に、自分は地獄に落ちるのだと感じていた。
よりによって自分のたった一人の弟と・・・アスランの優しい瞳が悲しげに自分を見ているのは幻覚だろうか・・・。
どくどくと脈打つように精を吐き出し続けるキラのモノはまるで心臓に打ち込まれた杭のようだ。
「・・・・・・・」
二人は荒い息をついてその場に抱き合うように崩れ落ちていく。
暫らくそのままの姿勢で無言のまま抱き合っていたが、やがてのろのろとカガリが体を起こし、這う様にバスルームへと消えていった。
キラは目だけでその後ろ姿を見ていたが、カガリの内股を伝い落ちる白い粘液の残像に再び下半身が熱くなるのを感じて
苦笑しながらもだるそうに起き上がると、カガリの後を追うようにバスルームへと向かう。
夜はまだ明けない。
二人が地上に生を受けるまでのあとわずかしかない時間、彼女は僕のものであり、僕は彼女のものなのだ。

・・・おわり・・・
646269:04/02/29 22:23 ID:on9K5UZC
以上です。

次回はもっと軽いギャグか小ネタでお会いしましょう。
さようなら。
647名無しさん@ピンキー:04/02/29 22:32 ID:JMgBV+gD
269氏

乙でした。269氏の笑えるのも好きですが、こういう重いのも好みです!
ドキドキでした!

648名無しさん@ピンキー:04/02/29 22:49 ID:tGUrq9wD
>>636
その方が荒れないかもしれない。
それでも荒れるかもしれないけど、厨に対するストッパーにはなると思う。
649名無しさん@ピンキー :04/02/29 23:12 ID:HUNxaukZ
>>614
シホいいところつきますね、風花可愛ええ、ヤベッ。
ポチ氏も序盤純情派で、どんどん深みに嵌るのは既読者は分っているので、
そう言わずお待ちしてます。
269氏、
潮吹きキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
お待ちしておりましたよ。切なさウマー、まだやるんかでワロタ、双子萌えには堪らん。
650名無しさん@ピンキー:04/02/29 23:45 ID:ugi/2Byg
カプは最初に書いていてもらいたい。
正直原作でどうしてもだめなキャラ(声優なんだが)と
職人さんと自分のキャラ解釈のおおきな違いがあってごめんなさいなものがある。

嫌ならスルーというなら
スルーできるようにしてもらいたい。
651名無しさん@ピンキー :04/03/01 00:06 ID:QsCqr+eH
>>593
スマソ、パとばかり思っていた。
canapaでぐぐるとスパニッシュ系でとんでもない事に。
職人さん達、復帰お待ちしてました。寂しかったですよ(つД`)・゚・。
広場で皆で露出魔してたのに、ハッと気がついたら、周りに誰もおらず
自分だけコートおっ広げて、風がヒューヒュー吹きぬけているような罰の悪さ。
他の職人さん達も復活キボンヌ。
アスカガ、エロなしです。
652アスカガ 1/12:04/03/01 00:07 ID:QsCqr+eH
「カナーパ臨時委員長、ご無事ですか、これはいったい…!?」
重厚な長机の上で、カガリがまな板の上の鯛のように仰向けに横たわる。
先ほどまでブラウスを肌蹴け乳房を突き出し、パンティとストッキングを膝まで
降ろし卓上で馬乗りに喘いでいたカナーバは、何事もなかったかのように、
机の横に着衣をすっかり整え立っている。
ブラウスの第一ボタンを閉じ襟を直しながら、椅子にかけていた上着を手に取ると
乳房と下腹部を露出し、警備兵の目に晒されていたカガリにかけてやる。
「なんでもない、ちょっとした茶番だ、持ち場に戻れ」
「…しかし」
カガリが正気を取り戻し荒い息を整えると、机上でのろのろとカナーバの上着を
肩まで上げ、捲り上げられたシャツを下げ、ズボンのチャックを締める。
ぐったりする身体に鞭を打ち机から降り、カナーバに上着を投げつける。
「この変態!コーディネイタっておまえら、みんな変態か!?」
カナーバは可笑しそうにくすくすと笑いながら、黒光りする長机の上に
不規則に交じり合う線を描き、室内光に反射する白い粘液を人差し指で拭う。
「続きは今度だな。
アスハ、次は柔らかい極上のベッドの上で、ゆっくり密談を行なおう」
「なっ、二度とごめんだ!」
カガリが警備兵の銃を押し退ける。
「扉を開けろ!」
カナーバが金髪を傾け、しかたがないといった表情でボタンを押し、扉を開ける。
振り向かず通路に出ようとするカガリの後姿に、声をかける。
653アスカガ 2/12:04/03/01 00:08 ID:QsCqr+eH
「まあ、気が変わればいつでも相談にのるぞ」
「いらぬ!オーブを舐めるな!」
捨て台詞を吐き、通路をずかずかと進み出口へ向かう。
広い通路に出ようとすると、控え室から飛び出したアスランが肩口を掴む。
「カガリ、無事だったか」
「…おまえ、知っていたな」
「え…何を」
「カナーバの性癖だ、危うく襲われそうだったぞ」
溜息を吐く。噂には聞いていたが、本気にしていなかったのだ。
通信機が鳴る。
「…カナーパ臨時委員長、いったいどういうおつもりですか!」
「察しの通りだ、振られた。ザラ、アスハ臨時代表といるな。
お前に命じる、臨時代表を護衛して差し上げろ。
オーブ諜報部員と会わせるな」
「…では、ゲストハウスへご案内しますか」
「任せる」
「はい?」
「だから、アスハ臨時代表の監視、処遇のし方はおまえにすべて一任する。
…傷はつけるなよ」
この貸しは大きいぞ、カナーパはそう呟き、ルージュの光る口元をにやりと歪めた。
654アスカガ 3/12:04/03/01 00:08 ID:QsCqr+eH
最高評議会本部から車で数分、幕僚にあてがわれている家族用ヴオーヌングに
連れていく。
出口では銃を持った警備兵が、外の様子を絶えずチェックしている。
「突っ立ってないで、遠慮せず入れよ。
確かに俺は現政権に飼われているが、盗聴器までし掛けられていないから」
玄関で足を止め、それ以上中に入ろうとしないカガリを誘う。
「…そのう、今日泊まるところは決まっているんだ。
本当にすまない、皆心配していると思うから、見逃してくれないか」
アスランはカガリの懇願を無視し、表通りに開くバルコニーのついた窓へ
静かに移動すると、カーテンを摘み様子を伺う。
表道路の向かい側と、店のある一角に、見なれない車がそれぞれ駐車されている事を
確認する。
「とっくにオーブのエージェンシーは、おまえがプラントの保護下に入った事を
掴んでいる。
本国にも報告は行ってるはずだ。
もちろんプラント司法局も。ここが一番安全だ」
心なしか上機嫌な声で説明するアスランを、カガリが様子を伺うように
上目使いに見やる。
655アスカガ 4/12:04/03/01 00:09 ID:QsCqr+eH
「…なんだ?」
カガリが言いにくそうにする。
「…キラがおまえの機嫌がいい時は、特に気を付けたほうがいいって。
なにか企んでいる証拠だからって」
「キラが?冗談だろ」
アスランがくすりと微笑する。やはり親友は鋭い。
「うん、そう思うんだけど。でも今のおまえ、丁度そんな感じ」
素直な感想に、微笑が零れてしまう。
こんな風に心の底から笑うのは久しぶりだ、とアスランは思う。
「司法局の目がある。外は危険だ。とにかく、ここにいろ」
有無を言わさず、カガリのバックパックを背負う。
翡翠色のハロがチャックの隙間から飛び出し、主人を説得するかのように、
我が物顔に居間の奥へと飛んで行く
「…つまり、軟禁状態ってことか」
カガリは深く溜息をつくと、すっかりあきらめた表情で、簡素な居間へ
足を踏み入れた。
656アスカガ 5/12:04/03/01 00:10 ID:QsCqr+eH
居間は飾り棚、暖炉、足の長い絨毯にソファーにテーブル、備え付けの家具が
あるだけの殺風景な空間で、仕事と睡眠の往復だけの現住人がほとんど
使用していない事が分る。
飾り棚にぽつりとポートレイトが置かれ、カガリがついありし日の家族の肖像に
手をかけ、見つめる。
「疲れただろう、飲めよ」
キッチンからであろう、遠くから聞こえるアスランの声にカガリがぎくりとし、
ポートレイトを元に戻す。
「あ、なに」
キッチンへ入ると、アスランがカップにミルクのボトルを傾け注ぎ、
カガリにすすめる。
「最近ハウスキーパー、頼んでなくて。水かミルク程度しかないんだが。
温めるか?」
「いや、そのままで。すまないな」
カガリは立ちながらではあるがカップを傾け、気品良く少しずつ飲み干していく。
「…誰がホットミルクのように乳臭い、だ」
カナーバから茶化された事を思いだし独白すると、興味深げに眺めている視線に気がつく。
「何、笑ってんだ。…おまえまで」
「髭、生えてる」
アスランが自分の鼻の下に指をあて、場所を教えてやる。
「…?」
グラスをテーブルに置き、人差し指で唇を拭うと白いミルクの雫が指を濡らしている。
「あ…」
カガリは真っ赤になりながら、ハンカチで手を拭おうとジャケットの
ポケットに手を入れようとするが、アスランがすかさず手を捕まえる。
口元に持っていくと、白く濡れた人差し指を舌の先端で舐める。
「な…」
舌を転がし、さらに中指、薬指、小指を咥える。
掌は半分以上アスランの咥内に咥えられ、唾液でべとべとである。
カガリは呆然と眺め、立ち尽くす。
アスランの口元から顎へ、カガリの右手首へと伝った唾液が、ぽとりぽとりと
床に落ち沁みをつくる。
657アスカガ 6/12:04/03/01 00:11 ID:QsCqr+eH
「痛い!」
アスランが、がぶりとカガリの掌を噛んだのである。
「アスラン…!いい加減にしろ」
カガリが左手で藍紺色の髪を引っ張り諌めが、全く聞こえないようである。
手の甲まで舐め尽くした後、ようやく我に返る。
「―え、俺?なに、カガリ」
「…おまえ、なにやってたのか、覚えてないのか」
「ごめん、全然記憶なかった」
カガリが唾液だらけの手を苦笑しながら宙に浮かせる。
「おまえも疲れているんだろう。
世話焼かせてばかりですまないが、ちょっと眠らせてもらえないか」
プラントは宗主国、大西洋連邦首都と時刻を合わせ光調整している。
オーブとはマイナス十数時間の時差があり、カガリはシャトルで仮眠を
取ったのであるが、どうしても睡魔が襲う。
アスランは素直に、主寝室らしき部屋に案内する。
その広さとダブルサイズのベッドに、落ち着かないから客室がいいと、
希望を伝えるカガリに、客室は自分が使用している事を伝える。
「好きな部屋を使えって言いたいところなんだが、あいにく他の部屋は
前住人の荷物で物置部屋状態でね」
カガリは、部屋の鍵を厳重に掛ける。
風呂に入り持参したパジャマに着替え、上質のベッドのシーツに包まると、
そのままぐっすりと眠りに入った。
658アスカガ 7/12:04/03/01 00:12 ID:QsCqr+eH
カガリが目を覚ましたのは、深夜である。
部屋の窓のブラインドが自動的に降りている。ベッドから出てブラインドの
羽根を少し下げると、プラント首都の淡い夜景が広がる。
旅に出ると、夢と現実の境界線が近くなる錯覚に陥る。
このまま夢の中にまどろみ続けることができるとよいのに。
甘えの願望は、扉を隔て通路から聞こえる、ドサリという音に遮断される。
頭を軽く振り、警戒しながら、部屋の鍵を解き扉のハンドルを下ろす。
扉の柱に隠れ顔を少しだけ出し、廊下を左右警戒する。
部屋から出ようと足を踏み出そうとして、肉塊のようなものに気躓く。
「…!!」
廊下の床に、死体のように熟睡し横倒しに寝そべるバスローブ姿の
アスランの背だった。
そろりと跨ぎ、しゃがみこむと顔を覗き込む。
「…安全だっていったのおまえじゃないか。
おい、アスラン、起きろ。こんなところで寝てたら風邪、引くぞ」
気怠そうに眉を歪め、青藍色の髪の一房を顔にかからせただけでびくともしない。
「…しょうがないな」
両腕を胸で組ませ固定させると、首を潜らせて一気に背負う。
戦場で負傷者を一人で運搬する方法だが、見かけに寄らない重さに、カガリが
押し潰されていく。
最近忙しくて、基礎体力作りを怠っていた自身を呪いつつ、アスランを
ずるりずるりと引き摺っていく。
客間らしき部屋をばたんと開け、ベッドに投げ出すように横たえてやり、
シーツをかけてやる。
「ふうっ、まったく。案外世話、焼けるな」
息を整えベッドから腰を浮かせ立ちあがろうとして、パジャマの裾が
ナイトテーブルに当たる。
659アスカガ 8/12:04/03/01 00:12 ID:QsCqr+eH
「…あ…これ…」
薄暗い寝室に、卓上の端末機がカタカタと小さな音を鳴らし、再起動する。
数字と名前―その多国籍企業が囲う科学者の名前とこれまでの実績、政治家への
献金リストが、次々に画面に映し出されていく。
額から一筋の汗を流し、カガリが悪魔に見入られたかのように、
端末機に手を伸ばし膝に置く。
カーソルを動かし、スクロールしていく。
「…間違いない、M&C社の内部文書!
プラントはすでに解読に成功している?まさか、キラより早く?
カナーバの言ってた事は嘘ではなかったのだな…」
さらに画面を切替えようとしようと指を走らせた時、手の甲に掌を重ねられる。
「…!!」
細い腰には背後から腕が巻きいており、背中に徐々に体重を圧し掛からせられ、
カガリは身体の自由が奪われた事を悟る。
ぐったりと力を抜いた手を握られ、端末機からシーツの上へ移動させられると、
通信機の画面は閉じられ、ゆっくりとテーブルに戻される。
耳元に熱気のある吐息を吹きかけられ、首を竦めるが、ぴたりと背中に張りついた
胸板が肢体と肢体の間に空間をつくることを許さない。
パジャマを捲り上げると、腰から撫でるように下から持ち上げ乳房を弄ぶ。
指を休ませず、汗を擦り付けながら顔を埋めて執拗に首筋を嬲る端末の持ち主に、
カガリが身体を捩り懇願する。
660アスカガ 9/12:04/03/01 00:13 ID:QsCqr+eH
「…すまない、アスラン。
…スパイ行為をするつもりはなかったんだ。…あっ!!」
アスランが乳首を指先で軽く押し、先が形を戻すとまた軽く押す。
「…はぅ…ん…ぅ」
荒くなる息を吹きかけながら耳たぶを甘噛みし、両掌で乳房を強めに
鷲掴みすると、カガリが耐え切れず、背を仰け反らせる。
執拗に乳房を揉み上げ、堪能しきるとようやく乳房は解放される。
掌は深い溜息をつくカガリの顔を覆い、指は唇の形を確めるかのように
何度も滑った後、襟元へ移動する。
パジャマのボタンが上から下へ、一つ一つ丁寧に解かれていく。。
小さな乳房が小刻みに震え、汗を露のように纏わせながら露わになるのを
静観するしかない。
露出した肩へ背後から舌が沿い、鎖骨、ふくらみが始まる付け根に溜まる汗を
舐めていくと、舌が通った肢体の部分は唾液がてかてかと光る。
乳房から再び腰に手をやり支え、ずるりと後ろに引っ張りあぐらの上に抱える。
荒い呼吸音と共に熱い吐息がカガリの髪をそよがせる。
暫く臍から乳房を上下していた指が、ゆったりしたパジャマのズボンの中に
吸い込まれていく。
「…やっ、ひゃっ…」
肢体を捩り、抵抗するカガリのショーツの中の淡い茂みを撫で、掌全体で
狭間を包み込む。
指は花弁を沿い、周辺の柔らかな肉の感触を堪能すると、秘部は徐々に
湿度を高め、どろりと熱を帯びた体液を掌に滴らせる。
661アスカガ 10/12:04/03/01 00:14 ID:QsCqr+eH
「…ここ最近理由も分らず、ずっといらいらしてたんだ。
―カガリに触れていると気分が落ち着く…くっ!」
「…ぁんっ!」
アスランが切なそうに眉を顰め、腰をぴったりと擦り付けると、少し遅れて
カガリが弓のように背を反らせる。
柔らかな双丘の感触に勃ち上がった自身が、ショーツの中を弄ぶアスランの掌を
突き上げたのだ。
直接圧迫したのではないが、代わりに指が秘部に食い込み、カガリが身体を
捻りながら、掌を下腹部から剥がそうと必死で腕を引っ張る。
ようやく指を剥がすと、今度は下から布越しにこつこつと双丘を突き上げられ、
腰を浮かそうとするが、左腕で腰をしっかりと押さえられ自由が利かない。
腰に回された腕に左手を重ね、アスランの太腿に置いた右手が肌蹴られた
バスローブを握り締める。
カガリは潤んだ金褐色の瞳をきつく閉じ、布越しに突き上げられる度に
小さく喘ぎ、悲鳴を上げそうになる唇を噛み締め、必死に衝撃に耐える。
アスラン自身は皮膚を破れんばかりにぱんぱんに張り詰め、布越しの感触に
呼応し膨張する。
血管を浮かせ、太い鼓動を打ちながらきりきりと暴騰し、持ち主を容赦なく
悶えさせる。
白い閃光が、頭の中で光る。
662アスカガ 11/12:04/03/01 00:15 ID:QsCqr+eH
「…だめだ…限界だ」
背後からするりと前面に回り込み、カガリに覆い被さる。
ズボンとショーツを太腿まで引き摺り下ろし股を広げさせ、バスローブから
肌蹴させた自身を秘部に押しつける。
「…やっ」
「…!!」
カガリが再び身体を捩り、硬さを保った花弁が当たり先端を阻止する。
挿入が失敗した事に自尊心を傷つけられた自身は、更に膨張し全身の血を集め
戦慄き狂う。
秘部を指で丹念に確認し、再度アスランが自身の既に濡れた頭を秘所に
擦り付ける。
「はぁっ、はぁっ」
深呼吸をし尻を突き出し、今度こそ確実に挿入を試みようとする。
―ピピッ
「緊急対Aモード発動」
背後、天井付近から警戒音が注ぎ降る。
そうだった。
カガリはハロをボディガード代わりに連れていたのだったっけ。
―プシッ
麻酔弾を深々と尻に打ちこまれ、がくりとカガリの下腹部の横に肘をつく。
四肢をだらりと広げ自身を痙攣させながら、己の不覚を呪いつつ
崩れ落ちるのだった。
663アスカガ 12/12:04/03/01 00:16 ID:QsCqr+eH
同日同夜、プラント最果てのコロニー。
「眠れませんわね。ハロ、少し遊びましょうか」
山小屋風のクライン邸屋敷では、ピンクの髪の天使が舞う。
居間にはルーレットの賭けテーブルのようなアルファベットと数字が不規則に
並んだ柄を染め上げた大きな敷物が広げられ、ラクスがピンクの豪奢な髪を
上下にふわりと揺らせながら妖精のように飛び跳ねる。
「じゃんけん、ぽん。8411、だ・め・ぽ、8307、う・ん・こ」
ラクスがネグリジェの裾を摘み、バレリーナのようにトウで爪先立ち、
白と緑の格子柄の敷物の上でふわりふわりと弾んでいく。
「まあ、ハロ。また緑ですわね」
瞬く間に敷物が赤と緑に変化し、ラクスが赤の一角に降り立ち、踵でトントンと
リズムを打つ。
「C・T・B・K、B・A・C?
ダコスタさんが下さったこのゲーム、ダンスの練習になりますわね」
テーブルの上のピンク色の端末機がチカチカと画面を忙しく変化させる。
深夜でハロが興奮したのか、バスケットボールのように目に見えぬ早さでドリブルする。
「ハロ、そんなに弾んでは。あらあら、可愛いくまさんが泣いてますわ」
ハロが端末の上を弾み、エンターボタンを押す。
「少し運動したら眠くなりましたね。さあ、おねむしましょう」
ラクスとハロが寝室へ戻り、人の気配がしなくなった真っ暗の居間に端末機の
電源が自動的に入り、月への通信回線を開き、カタカタと小さな音を出し
プログラムを走らせる。

週末まで後2日、気怠い木曜日を迎える夜明けが始まり、声なき悲鳴が
囁かれ始めた。
664名無しさん@ピンキー :04/03/01 00:18 ID:QsCqr+eH
最初、プラントの牛乳は濃くて、飲むと乳がぱいんぱいんに腫れて
アヒャッヽ(゚∀゚)ノ、なシチュを書こうとしたのですが力不足でした。
(フィリピンではホルモン剤投与しすぎた牛肉、牛乳が市場に出回っていて、
少女達が深刻な体調不良に悩まされるという痛ましい社会問題があったけど)
来週こそかぶさがれ〜ヽ(`Д´)ノ。
665名無しさん@ピンキー:04/03/01 04:18 ID:kLiArhwq
アスカガキララク(クローゼットの話し)
     ↑
できれば続きの投下をお願いします。
666名無しさん@ピンキー:04/03/01 07:31 ID:vIyLXOHY
.>>6.52-663
シチュが硬くて背景は色気のない公務なのに、どっぷりはまって暗闇に吸いよせられるようなエロがある。
キャラクターは的確に引き継がれているが、アニメや空想の浮いた感じが無い。
本当っぽい。あるいはパロディではない小説みたいだ。(そうでない部分もある。それらが独特な感じを受ける理由の1つです)
文から感じるものがリアル。場の空間がリアル。実際に生きている自分が普段感る感覚が描かれている。
なにか不思議なフィクションを見ているような感じがする。
独特なものがある。と、いつも感じています。
(全作品共通)
667名無しさん@ピンキー:04/03/01 07:38 ID:AnYWwoph
>ポチ氏
アスカガをリクさせていただいた者です。
すっかりあきらめてた所に氏が帰ってきてくれて本当に嬉しいです。
南極でもここでもお待ちしてます。氏のペースでマターリ書いて下さい。
668名無しさん@ピンキー:04/03/01 08:32 ID:1Snp1DjW
>>664
乙です。
いい加減、アスランに思いを遂げさせてやって下さい(w
続き楽しみにしてます。
669名無しさん@ピンキー:04/03/01 19:02 ID:gqLm8HuA
>>668
いや、アスランはとりあえずこのままでw

>>666
同意。
毎回ちょっとずつタメになる話(?)が入ってて、
エロじゃない部分も楽しませてもらってるよ。

が、とりあえず俺は百合マンセー!!
毎回、続きを楽しみにしております。

そういや、今日は株価上がってたなぁ・・・多分。

670名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:50 ID:C32v2TKr
どこかで見た話だと思ったらエロ部、アスカガキララクと一緒じゃん。
671名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:57 ID:IFA0Ergy
アスカガキララクって、217氏のクローゼットのやつか?
672名無しさん@ピンキー:04/03/01 21:16 ID:BbIqGeap
そ。>>330-344、217氏のハァハァなSS。
>>666
俺だけかと思っていたが、他にも気付いたはずだ。
217氏、続きおながいします。
673名無しさん@ピンキー:04/03/01 21:22 ID:39gdiWF2
>>646
キラの言葉の数々が、無茶苦茶だけど説得力あるなあ…(;´Д`)と、思わず読み込んでしまいました。
双子設定がよく生かされた力作ですね。
あと642の無理な体位って、パッと思い浮かばないぐらい無理な感じだけど、だからなのかその分エロく感じました。
次作もお待ちしています。
674ポチ@駄文職人:04/03/02 00:47 ID:wEg39lU8
>>667さん
ありがd、エロ10倍にして恩返ししますので(`・ω・´)ゞ


またSS書いたのでコソーリ投下。

注意事項

カプ=サイ×ラクス
傾向=ラクス凌辱
エロ度=微エロ

補足

キラとフレイが絡むので嫌いな方はスルーで。シリアス、意味不明気味な描写あり。


以上を許容できる人のみどうぞ…。
675ポチ@駄文職人:04/03/02 00:48 ID:wEg39lU8
サイ×ラクス



爆発の閃光が目に焼き付く。
…死んだ…死んでしまった…ボクが愛していた人
─ーフレイ



「おかえり、キラ」
彼は生きて帰ってきた、何一つ大切なものを守れずに。
「…サイ…ゴメン…僕は…ッ」
そして涙を流し詫びる姿に気持ちが清々しく晴れる。
何故なのか、俺は心の何処かで彼女が死んで良かったと思っている…あんな自分勝手で高飛車で我儘な女、死んで当然だ、と。
「…キラ、ありがとう」
君のせいじゃない、そう言い彼の肩を叩くとアメジスト色の瞳が大きく見開かれ、また涙が止めど無く落ちた。
676ポチ@駄文職人:04/03/02 00:49 ID:H4LojAlH
そう、彼は何一つ悪くない…悪いのはフレイ、彼女だけ。
「キラ」
その時、フワリと無重力空間を漂いピンク色の髪の少女が舞い降りた。
その姿に見覚えがある、プラントの歌姫ラクス・クライン…以前アークエンジェルの捕虜となりキラが助け解放した少女。
その少女がいま目の前でキラの肩に寄り添い気遣う、そして彼はその彼女に笑顔を向けた。
その光景に俺はただ呆然とし胸の内がジリジリと燻り出した。
677ポチ@駄文職人:04/03/02 00:51 ID:OTdtIYeW



「…君はあの時の?」
アークエンジェルの艦内、キラの部屋から出て来たあのピンク色の髪の少女に声を掛けた。
「はい、ラクス・クラインですわ…貴方は?」
「…俺はサイ・アーガイル」
「あら、キラのお友達の…彼からは色々とお話を窺っておりますわ」
ニコリと上品に微笑みキラの名前を出すラクスにドス黒い感情が身体を支配する。
「君はキラの何?」
自分は何に対して腹立たしさを感じているのか、出た言葉は責めるような低い口調。
まだ見知ったばかりの人に対してこのような態度をとる自分など知らない。
678ポチ@駄文職人:04/03/02 00:53 ID:5PYzo7Q6
そして己の脳裏には可憐に微笑む赤毛の少女の姿が映る。
「…私はキラをお慕いしておりますわ」
その言葉にサイはカッとして怒りが沸き起こる。
「…キラに…近付くな」
「アーガイルさん?」
何故だか判らない、甘い香りを漂わせキラに好意を寄せる目の前の女が憎くて堪らない。
「…ラを…キラを誑かすな!」
「…え…きゃあっ!」
突如、声を荒げたサイにラクスはビクリとし身を引こうとするが、細い手首を掴まれ部屋へと押し込まれた。
「何をするのですか!?」
そこは医療室、薬品の匂いが漂い溢れる空間。
679名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:53 ID:VUYd+ss6
>>671
そうです。
680ポチ@駄文職人:04/03/02 00:55 ID:WeU32FJN
ラクスは恐怖で震えながら部屋の奥へと逃れると、サイは構うことなく追い詰めて行く。
「…いや…助けて…キラ」
壁に背を付け身を小さくするラクスの髪を引っ張りベットに押さえ付け、重ね合わされた服を強引に引き裂く。
「きゃあぁあッ!やぁ…キラ…キラァ!」
ビリビリと繊維が裂ける音と2人分の重みで軋むベッドの音が室内に響く。
俺はいま一体何をしているのだろう、目の前で泣きじゃくり白い身体を捩り暴れる少女。
何故その様な行為に駆り立てられるのか。
自問自答しながら露になった白い乳房を掴み握り込む。
681ポチ@駄文職人:04/03/02 00:58 ID:6qPy0UP4
「やっ…やぁっ!」
乳房の内部、中央の芯のような凝りを押すとラクスは痛みに顔を歪め涙を流す。
「…あの子は…君以上の痛みを味わったんだ」
意識をして出た言葉ではない、考えもせず口から出る言葉に呑まれて自分の中の憎しみの意味が見えてくる。
「あの時…君が身分を明かしてザフトに呼びかければ…そうすれば彼女の父親は死なずに済んだんじゃないのか!?」
「…な…何…私は…」
ああ、そうか…俺は彼女をまだ愛しているんだ。
だからこのラクス・クラインという女が許せない。
682ポチ@駄文職人:04/03/02 01:00 ID:IzTrhgV0
そしてベッドの上でもがくラクスの帯を解くと白く透き通るような裸体が浮き上がる。
抵抗する手を押さえ付け、レースの付いた下着を剥ぎ取りピンク色の恥毛の奥に指で触れる。
「…んぁ…もう止めて」
「…君がこれ以上キラに近付かないと約束するなら止める」
そう言うと、ラクスの瞳が大きく見開かれた。
「…私は…これからも…キラの傍に…いやあぁっ!」
望んだ答えは得られずサイは温かく湿る肉をかき分け蜜を吐き出す入り口に中指を突き刺す。
「…ひぐぅっ…痛いぃ…」
683ポチ@駄文職人:04/03/02 01:02 ID:LB4wqxzf
滑り柔らかな肉壁を押すようにして感触を確かめて引き抜くと、力んでいた力が抜けてラクスは大きく息を吐き出した。
「…まだ終わりじゃない」
サイはそう言いながら虚ろに天井を見つめるラクスに構わずズボンのジッパーを下ろす。
そして取り出したモノを捲ったヒダの奥、膣口に押し付け亀頭を内部に捩じり込んだ。
「…ッ…あぁあぁぁ!」
「…クッ…君が悪いんだ…キラを…誑かすから」
ゆっくりと腰を押し進めながら言うと、ラクスは頭を振り嫌々と懇願する。
684ポチ@駄文職人:04/03/02 01:04 ID:nPzldR7A
「…やぁ…どう…して…」
「ッ…キラは…一生、彼女を想い…忘れられず生きていくんだ」
「…わからない…何故キラが…ひぃあぁッ!」
ラクスの声を遮るようにグッと局部をぶつけるように奥に突き刺すと華奢な身体がビクビクし乳房を揺らす。
「……彼女は…キラが…彼女を忘れてしまったら…フレイは…1人ぼっち…可哀想だ」
父親を亡くし、憎しみに駆られキラに身体を委ねた…しかしそれは憎しみではなく愛情、それを伝えられないまま利用され死んだ哀れなフレイ。
685ポチ@駄文職人:04/03/02 01:06 ID:gH6xts1h
それを自業自得だと罵る人もいるだろう、けれど彼女の本当の優しさを知っている…そして愛しているから。
「…ふぅ…うぁあ…ッ!」
昔、自分の前で無邪気に微笑むフレイの姿が脳裏をよぎる。
今は居ない最愛の人を想い、サイは止めど無く涙を流す。
それはラクスの身体を濡らし伝い落ちる。
「…皆…泣いているのですね」
これもまた憎しみの連鎖、ラクスは繋がったままのサイの身体を引き寄せ背中を摩る。
彼を許した訳ではない、けれど責めることも出来ない。
「…こんなことをする俺を罵ればいい」
686ポチ@駄文職人:04/03/02 01:16 ID:9OzGPauL
そしてサイは止まっていた動きを再開し、掻き回すようにピストンさせる。
「…くぅ…はぁ…ッ」
息を殺してラクスは内部を行き来する衝撃に耐え唇を噛む。
次第に早くなり叩き付けられるような腰の動きに耐え切れず喘ぐと熱い迸りが打ちつけられた。
「ッ…あぁあッ…あぅう」
ビクビク痙攣する内部から吐精したままのモノを引き抜き、ラクスの顔に白濁した液を飛ばす。
「…キラは渡さない」
「私の気持ちは変わりませんわ」
精液で濡れた顔を凜とし、気丈なラクスをサイは冷たく見下ろした。
どちらかが折れるまでこの情事は終わらない。


全ては愛する人のために…



end
687ポチ@駄文職人:04/03/02 04:41 ID:CAfITWh0
自分、暇人だな。
連投失礼します。



注意事項
カプ=マリュー×イザーク
傾向=イザーク凌辱?
エロ度=微エロ本番無し

補足
前に書いたマリュイザの続き、未完です。
イザークがイザークで無くなっているので注意。
688ポチ@駄文職人:04/03/02 04:42 ID:CAfITWh0
マリュー×イザーク



「ココをこんなに大きくして…いやらしい子」
「はぁッ…あぁ」
布の上から勃起したモノを指でなぞられイザークは女のような喘ぎを洩らす。
「あら、ズボンが濡れているわよ」
上向きに勃ち上がる尖りの部分、布が濡れて染みが広がる。
それを兵士が指で触ると粘着質な液がねっちょりとした感触で付着した。
「ひぅ…お願い…苦しいから…」
限界にまで膨れ上がった男の象徴が、布に自由を奪われ悲鳴を上げる。
イザークは切なげに腰を揺らし解放を求めると、兵士は微笑みジッパーに手を掛けた。
689ポチ@駄文職人:04/03/02 04:44 ID:p/Rk31o6
「ふふっ、焦らないで…いま自由にしてあげるから」
「………はい」
素直に自分の言葉に従うイザークの額にキスをして、腰を少し浮かすよう命じズボンと下着を一気に脱がす。
「ッ…ふぁ…あぁ」
布の締め付けから解放された象徴が、存在を主張するように跳ね上がりプルプルと震える。
イザークは外気に触れただけで快楽に身を捩り息を荒くした。
「まだイっては駄目よ」
そう言うと、兵士は膝立ちし軍服のスカートを捲りピッタリ張り付くパンティを晒す。
(…ぁ…母上と同じピンクのパンティ)
それだけでイザークのモノは先走りの液を滴らせる。
690ポチ@駄文職人:04/03/02 04:47 ID:zODMvdI0
「ねぇ、イザーク…貴方のお母様はどうゆうご褒美くれたの?」
そう聞かれイザークは過去の記憶を呼び覚まし、ポッと頬を染めた。
「…ココ…舐めてくれた」
ピクピクと動く突き出た己の象徴を見ながら答えると兵士はパンティを脱ぎ捨てる。
「じゃあSEXは?」
その問いに兵士の見えそうで見えない局部に目が釘付けになりながらフルフルと頭を左右に振った。
「なら私が教えてあげる、女というものを」
そう言い兵士は脚をM字に開き茶色の恥毛と縦に割れてヌラヌラ濡れる恥部をイザークに見せつけた。



続(未定)
691ポチ@駄文職人:04/03/02 05:28 ID:A01/BGty
眠れないんだ…鬱。

投下3本目
いまマイブームのカプです。


注意事項
カプ=クロト×ナタル
傾向=ギャグ
エロ度=エロ無し(未到達)


補足
未完です、バカ話です、エロに続く予定です。
692ポチ@駄文職人:04/03/02 05:30 ID:A01/BGty
クロト×ナタル



「暇ッ!!!」
ドミニオンの艦内、暇を持て余すクロトが叫び声を上げた。
「クロト・ブエル、静かにしなさい」
その様子に呆れてナタルが注意するとクロトは物乞いのように両手の平を突き出した。
「……何だ?」
「 電 池 ッ!!!」
どうやら携帯ゲームの電池が切れたらしい。
「仕事中にまで遊んでいるからだ、態度を改め無い限り新しい電池は与えないぞ」
ナタルはその願いをあっさり拒絶するとクロトは涙目になりながら懇願した。
693ポチ@駄文職人:04/03/02 05:32 ID:xZhT0E1j
「暇ッ!電池ッ!暇ッ!電池ッ!」
「はぁ、まったく…たまには携帯ゲーム以外の遊びでもしたらどうだ?」
そう言われクロトは素直に携帯ゲーム以外の遊びを考えるが思い付かない。
「…そうだな、少しなら私も相手をしてやる」
1人でする遊びは寂しいだろうと優しさを見せたナタルは母親のように微笑みクロトの提案を待つ。
そして…
「 オ マ マ ゴ ト ッ!!」
「…………はぃ?」
ナタルは我が耳を疑った。
(いまオママゴトと聞こえたが…)
694ポチ@駄文職人:04/03/02 05:33 ID:Mk065+mm
念のため、もう一度クロトに確認しようと口を開くが既に遅し。
クロトは目をキラキラさせて用意をし始めていた。
(し、仕方ない…言った手前、きちんと相手をしなければな)
そして風呂敷の上に何処から持ち出したのか、ちゃぶ台と夫婦茶碗、布団まで用意されてある。
ナタルは少々嫌な予感を感じながらちゃぶ台の前に座った。




695名無しさん@ピンキー:04/03/02 06:24 ID:HiDqHlmE
ポチ氏、乙
 
>>664
666のレス番は単なる打ち込みミスです。下げ忘れたし。
696269:04/03/02 06:25 ID:BLeyMNX0
皆さん、おはようございます。

基本はカガリ×アスランですが今回はアスランは登場しません。
エロなし、ギャグ風味。

投下。
697269:04/03/02 06:25 ID:BLeyMNX0
戦争が終結してはや数ヶ月、カガリはオーブのウズミ主事の遺志を継ぐ者として日夜プラントと地球を繋ぐ架け橋としての役割を務めていた。
国家と国家の利潤や感情がぶつかり合うのを時には調整し、時にはやり過ごすのはなかなか骨の折れる仕事で、
もともと机上の会議など不得手とするカガリにとって毎日が苦悩と挫折の連続であったが
今は亡き父が掲げた平和への灯火を護り続けること、ただそれだけを心の支えに慣れない仕事をこなしていた。
今日もラクス・クラインが主催する「親をなくした子供達を支援するチャリティコンサート」に主賓として招かれ、
コンサートの終了後には招待された各界を代表する面々と表向きは懇親会という名の魑魅魍魎の跋扈する腹の探りあいに参加したカガリは
すっかり疲れきって自宅に戻ったのは既に東の空が白々としらむ時間であった。
「もう・・・やだ・・・」
カガリは疲れ切った声を出し、身に纏っていたミントグリーンのドレスをだらしなく床に脱ぎ捨てると下着姿のままベットに倒れ込んだ。
体が泥のように重い。
着慣れないドレスを長時間身に着けていたこともそうだが、あの上辺では甘いクリームのように口当たりのよい言葉を並べつつ
その心の中は何枚もの舌と嘘で塗り固められている人々との会話はカガリの神経を常にささくれ立てているのだった。
ふと、ベットサイドに置いてあるハロ型の人形を見ると、その目は着信があったことを知らせる合図でぴかぴかと点滅していた。
それは今はプラントと地球に離れて暮らしているアスランがカガリのために作ってくれたもので、二人専用の通信機でもあった。
「アスランからだ・・・」
カガリが腕を伸ばしハロの頭をぽん、と叩くと、自動的に音声が再生される仕組みになっている。

「・・・ピーッ・・・・カガリ、久しぶり。元気だったか?おれは相変わらずだよ。こんな時間にまだ帰宅していないところをみると、ずいぶんと忙しいみたいだな。
突然だけど休暇が取れることになったんだ。と、言っても明日の晩にはプラントに戻らなくてはならないんだが。
今からこっちを出るので明日の早朝には着く地球に予定だ。ひと目会いたい。それじゃ。」
698269:04/03/02 06:28 ID:BLeyMNX0
カガリはアスランからの通信を聞き終わるとガバッと起き上がり、壁に掛かっている時計を見上げた。
「5時・・・。プラントからのシャトルが着くのは・・・確か1番早いのが7時だったかな。まだ大丈夫か・・・。」
カガリは急いでバスルームに行くと手早くバスタブに湯を張り替えの下着を用意する。
久しぶりに会うアスランにくたびれた姿を見せる訳には行かない。
下着を外し全裸になったカガリは、ふと思い出して下着の引き出しの奥に隠してあったボトルを取り出し、バスルームへと持ち込んだ。
それはトランプのスペードを立体化したボトルキャップの付いている壜で
胴体にはハート、クローバー、ダイヤの模様がモノトーンで描かれており、装飾品としてもなかなか上品で洒落ている物だった。
「この日のために・・・とうとう栓を抜く日がきたんだな。」
カガリは真剣な表情で手にした壜を見つめている。
説明せねばなるまい。これこそカガリがアスランとの一線を越えるために密かに購入したスペシャルアイテムだったのだ。

699269:04/03/02 06:28 ID:BLeyMNX0
数週間前、カガリは非公式にラクスと二人っきりで会う機会があった。
夜中に供も連れず、カガリがラクスの宿泊しているホテルを訪れたのはラクスからの電話のせいであった。
素早くカガリをドアの中に招き入れたラクスの目は真っ赤で、今まで泣いていたのは一目瞭然だった。
「どうしたんだ、ラクス。いきなり会いたいだなんて・・・。しかもおまえ、泣いてたんだろ?」
心配げにラクスの顔を覗き込むカガリの言葉に、ラクスは堪えていたものが溢れ出るかのようにぽろぽろと大粒の涙を流し、カガリの胸にしがみ付いた。
「ああっカガリさん!わたくしどうしたらいいか・・・こんな事相談できるのは、カガリさんしか居りませんの・・!」
「おっ落ち着いて。何があったか話してみろよ。わたしで力になれることだったら何でもするぞ。」
カガリはラクスを抱きかかえるように椅子に座らせると自分もその正面に腰を下した。
「さあ、悩みならいくらでも聞いてやるから、な?」
ラクスほどの有名人ならば人には言えない悩みの一つや二つ、抱えていてもおかしくはない。
しかもそれを恋人のキラではなく自分に相談するということは、きっと女同士でしか出来ない秘密の相談なのだろう。
「わざわざわたしを呼び出すほどの事だ、よっぽど悩んだんだろう?あ、もしかして、あれか?
以前言ってた、アスランの同僚にラクスの熱烈なファンがいて、ストーカーまがいの事されてるってやつ?
自分の生写真を送りつけてきたり、アスランの名前を使ってラクスを呼び出したり、母親のコネでコンサートチケットを買い占めたり・・・ええと、あとなんだっけ?」
「その方は関係ありませんわ。」
ラクスにきっぱり言われてカガリは口を閉じた。
「わたくしが相談したいのは、キラの事なんです。」
700269:04/03/02 06:30 ID:BLeyMNX0
ラクスはそう言うとぽっと頬を染め、潤んだ瞳でカガリを見つめた。
「わたくし、じつは不感症なんです。」
「・・・はぁ?」
カガリはあまりのラクスの科白に思わず間の抜けた声を出してしまった。
「今までもそうじゃないかなぁ、と思ったことは何度もあったのですが、何度キラとにゃんにゃんしても一度も潮を吹いたり気を失ったりしないんですの。
先日も夜の公園で青姦に挑戦してみたのですが駄目でしたの・・・。この前のコンサート前の楽屋も、レンタカーの後部座席でも、図書館のトイレでも、
どんなに場所を変えても・・・。もしかしたら場所ではなくてシュチエーションが悪いのかとナースの制服やセーラー服や・・・・あと裸エプロンとか
スクール水着、なんていうのもやってみました。でも・・・」
ラクスは悲しげに俯いている。
「駄目なんです。」
701269:04/03/02 06:33 ID:BLeyMNX0
カガリは無言でラクスの告白を聞いていた。
「もちろんキラにはそんなこと言えなくて、毎回イったフリはしていましたの。ワザとらしく『あっあっ、キラ、いいですわっ、イっちゃう、もうだめぇ』って・・・。
でもそんな騙す様なこと・・もしかしたらキラはわたくしが不感症だって気が付いているのかも・・・。男の人の場合、すぐ分かるじゃないですか。
この前も時間をかけてキラのを舐めてあげましたらそれだけで3回も出ましたの。さすがにキラも3回目は少なかったけれど、ちゃんとイきました。
ねぇカガリさん、わたくしどうしたら良いのでしょう?こんな事誰にも相談できませんし、あの・アスランといつもなさっているカガリさんなら
きっといい方法を教えてくださるのではないかと・・・。」
「おい、ちょっと待て。あのアスランってどういう意味だ。」
カガリはラクスの聞き捨てならない科白に思わず目つきが険しくなった。
「あら、嫌ですわ。今更隠なくたって。アスランって結構ああ見えて・・・カガリさん、どうなさったの?いきなり立ち上がったりして?」
「帰る。」
「・・・?待ってくださいな、私の悩みは・・・?」
「知るか!いっその事、鞭と蝋燭もってハイヒールでキラをいたぶったら感じるんじゃないか、お前は!」
カガリは吐き捨てるようにそう言うと、振り返らずに部屋の外に飛び出していった。
一人部屋に残されたラクスは驚いたように叩きつけられたドアを見ていたが、にっこり笑うと再び椅子に腰を下した。
「流石はカガリさんですわ。早速明日、鞭と蝋燭を買ってきましょう。そうそう、荒縄もあったほうが良いかもしれませんわね。」
702269:04/03/02 06:33 ID:BLeyMNX0
ラクスの部屋を飛び出し、一人夜の街を歩くカガリは足元に落ちていた空き缶を思いっきり蹴り飛ばした。
「全く、なにがにゃんにゃんだ。そんな言葉、今どき30代以上にしか通じないネタだぞ。」
怒ったようにそう呟くと、思わず下を向いてじっと地面にうつる自分の影を見る。
「・・・わたしなんか・・・まだ・・キスしかしてないんだぞ・・・」
それだって大きな戦闘の前の、どさくさに紛れたようなものだ。
その後も何度かアスランといい雰囲気になったことはあったが、いずれもアスランはさりげなく話題をすり替えてしまい
これ以上の進展は見込めないのだった。
「全てが終わり、何の制約もなくなったらその時こそ一緒に暮らそう。おれはカガリが大切だから焦ってきみを傷つけたくないし、後悔もさせたくない。」
そう言い切るアスランを、その時はなんて潔癖で真面目な男だ、自分を大切に思ってくれるからこそ軽々しく抱いたりしないのだ、と感激したのだが、
ラクスの告白を聞いた後となってはそれほど自分は女としての魅力がないのか、それとも実はアスランはホモで自分に興味を持ったのも
顔がキラそっくりだったからだとか、はじめは男だと思ったからだから(24話参照)とか、次々と頭の上からたらいが落ちてくるような気分になる。
「くっそう!わたしだって女なんだぞっ!」
そう言いながらカガリは何の罪もないケン○ッキーおじさんの人形に膝蹴りを食らわせ、顔面に大穴をあけてしまった。
703269:04/03/02 06:34 ID:BLeyMNX0
荒んだ気持のまま自宅に戻ると、マーナの読みかけの女性雑誌がリビングのテーブルの上に置いてあった。
いつもはそんな物に全く興味を示さないカガリだったが、その表紙に書かれている記事の見出しに思わず目を止めた。
「・・・『私はこれで彼を落としました。今時の女は化粧も匂いもトータルコーディネイト!悩殺フェロモンボディで思わず彼も勃ちっ放し。
読者レポーターが挑戦、純愛カップルが突っ込みまくり!奇跡のボディソープの秘密が今ここに!』・・・・・。
マーナ、いつもこんな雑誌読んでいたのか・・・。」
思わず手に取り、そこに書かれている記事を一字一句漏らさずに読んだカガリは最後に書かれている一文に興奮気味に顔を上げた。
『今回は特別に先着100名様に無料で当製品をプレゼント。最近彼とマンネリな貴女、奇跡のフェロモンを体感してみない?
お申し込みは今すぐお電話かファックスで!』
・・・・それから1週間後、カガリは例の壜をゲットしていた。

704269:04/03/02 06:38 ID:BLeyMNX0
今日はここまで。続きはまた後日。

ところで自分はいつもコテで発言、投下しているので
「作風が気に入らない、発言がムカつく」という読者さんは269のあぼーん登録を激しく推奨します。
って言うより、お願い。登録して。この通り。_| ̄|○
705名無しさん@ピンキー:04/03/02 07:04 ID:PyL06zgq
>269氏
いつもエロ楽しい作品をありがとう。
これからもコソーリ応援してますのでガンガッテください(´∀`)
706名無しさん@ピンキー:04/03/02 08:31 ID:KP2JbDIM
>>674
大量投下乙です。
シリアスながらサイがキラに(ryって箇所を見て、まさかサイもアスランの
ように!?と一瞬ビビりました(w
そう言えばサイものってはじめてだなー。

>>696
投下乙です。
ギャグアスカガは和みます。
続き楽しみにしてます。
707名無しさん@ピンキー:04/03/02 21:58 ID:vsn2cAzZ
>269氏
乙です。めちゃくちゃ笑ってしまいました。
貴方の作風大好きです。続き楽しみに待ってます。
708名無しさん@ピンキー:04/03/02 22:19 ID:gtV4XjZ4
>269氏
カガリ可愛いっすね!今度キララクも書いて欲しいなと言ってみるテスツ

続き楽しみ待ってます
709名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:34 ID:j4WIeekY
269キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
710名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:51 ID:eh39vjrN
カガリタンとラクスタンのエチーを期待してしまいますた(*´д`)ハァハァユリ萌え!しかしカガリタン単体も萌え萌えだ!GJ!
711名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:57 ID:s4SxmOGF
>296氏
ギャー!めっちゃ楽しみです!
てかケンタッキーあたりで爆笑した(゚∀゚*)GJ!!
712名無しさん@ピンキー:04/03/03 01:30 ID:9nuXlvnv
269氏のギャグがたまらなく好きだ。いつも笑いをありがとう。
713217:04/03/03 01:39 ID:H1J1ZAHU
どうも。自分が落とした話が種の世界観に沿ってないせいで、
荒れさせてしまい申し訳ありませんでした。
自分、種の世界観には相当興味ないからなぁ…萌エロにしか…
おそらくこれからも、少し世界観を無視したネタ書いちゃうかもしれないんで、
種の世界観が少しでも崩されるのが嫌な方は、これから自分のSSはスルーした方がいいかも、
と言っときます。
それとアスカガキララク待ってくださってる方、大変お待たせして申し訳ありません。
実は、今までSSの大まかな設定とか構想書いてたファイル無くしてしまって…
続き書くのが困難な状況です…でも、一応また続き考え直してますんで…もう少しお待ちください。
キラの女難のフレイ編は書き終わったんだけど……そっちでよければ近々落とさせて頂きます。
投下もないのに長々とすいませんでした。
714名無しさん@ピンキー:04/03/03 01:53 ID:J8jWiDqs
なんか賑わってきたようでヨカタ。269氏グッジョブ!氏が戻ってきてくれたおかげかもな。
715名無しさん@ピンキー:04/03/03 02:29 ID:Sg7HWciR
>217氏
あまり気にする必要は無いと思われ。
あれは他のことでも荒れてた時期だから217氏に罪はない。
ここは2chだからあのぐらいのレスを黙ってスルー出来る気の強さを持たないとやっていけないだろうな。
あとこのスレ住人の中にも217氏の作品を待ってる人が沢山いる筈だからこれからも頑張れ!
716269:04/03/03 02:35 ID:iCp92qkO
皆さん、こんばんは。

読者さんズの暖かいレスに感謝です。ss書いてて本当に良かった・゚・(ノД`)・゚・。
ss書きには何よりの励みと原動力です。ありがとう。

そして皆様の期待を裏切る今日のss。アヒャ
ラクス×ロミナ(ニコルママン)百合です。
エロは・・・薄め。

投下。
717269:04/03/03 02:36 ID:iCp92qkO
ニコルが戦死した、と軍本部より帰宅した夫がそう告げたとき、ロミナは声もなくその場で気を失った。

冷たい感触が額の上に広がり、遠のいていた意識が急速に浮上してくる。
「・・・・・」
ロミナがゆっくりと目を開けると、桃色の髪の美しい少女が自分を心配そうに覗き込んでいた。
ロミナは焦点の定まらない目で暫らく天井を見つめていたが、徐々に瞳に涙が盛り上がり、つっっ・・とこぼれ落ちる。
「ロミナさま、ご気分はいかがですか?」
桃色の髪の少女が額に乗せた濡れタオルを取り替えてくれる。
「あのこは・・・ニコルは苦しまなかったでしょうか・・・。」
ほとんど聞き取れないような小さな声でロミナは呟いた。
「ニコルは綺麗なもの、美しいものが大好きで・・・小さい頃はよく女の子みたい、って言われていたんですよ。
でも、いつの間にかすっかり男らしくなって・・・ぼくも祖国のために戦います、って志願して軍に入ったんです。
・・・・お父様の七光りではなく実力で評価してもらいたい、と頑張って・・・赤服がいただけたときはそれはもう・・」
独り言のようにニコルの事を語るロミナはとうとう堪えきれず嗚咽を漏らした。
「・・・この前の休暇の時、どうしてもピアノコンサートをしたいって・・満足に準備も出来なかったけど、
それでも僕のピアノを皆に聴いてもらいたいといって・・それで、それで・・・」
少女が痛ましげな視線でロミナを見つめた。
「・・・・・・次はもっとちゃんとした会場で、お世話になった方々皆を招待して盛大にやろうねって言っていたのに・・
それなのに・・どうして・・!どうして・・・ニコルが・・・!ああああっ!!」
ロミナは身を切られるような悲痛な叫びを上げ、顔を手で覆って号泣した。
718269:04/03/03 02:36 ID:iCp92qkO
だいぶ時間が過ぎてロミナの感情が落ち着いた頃、ラクスが部屋の明かりをつけた。
いつの間にか明るかった外も真っ暗な闇に包まれ、部屋の窓から見下ろす町並みも色とりどりのネオンに飾られていた。
落ち着きを取り戻したロミナはずっと自分に付き添っていてくれたラクスに礼を言う。
ハンカチで涙を拭き気丈にもにっこりと微笑んで見せたが、その目は赤く、痛々しい姿は今にもまた倒れそうだった。
「お恥ずかしい姿を見せてしまいましたわね。たしか、あなたは・・・」
「はい、ラクス・クラインです。父に言われてロミナさまのお側についている様にと。」
そっとロミナの脇に腰を下し、ハンカチを持つロミナの手を両方の手で包み込むように握り締めた。
「今晩は大事な会議があるとかで、評議委員の皆様は集まっていらっしゃいますの。
父はロミナさまを一人にしてはいけない、きっと深い悲しみのあまり暗い闇をさまよってしまわれるだろうから・・と。
微々たるものですが、わたくしに出来ることがありましたら何なりとお申し付けくださいね。」
ラクスは天使のような微笑でロミナに言った。
「今回のこと、わたくしも聞きました。」
ラクスは静かに立ち上がると、既に用意されていたらしいポットから暖かい紅茶をカップに注ぎロミナに手渡した。
「どうぞ召し上がってください。多少なりと、と思って自宅から持ってまいりましたの。」
手にしたカップからはなんともいえない暖かな香りが漂い、ロミナは静かにカップに口をつける。
「・・・ああ、美味しい・・。」
「お口に合って嬉しいですわ。それは私が調合した紅茶ですの。効き目が出るまで少し時間がかかりますけれど。」
719269:04/03/03 02:37 ID:iCp92qkO
にっこりと微笑むラクスにつられてロミナも思わずにっこり笑った。
「ラクスさん、効き目って・・・なんの?」
カップの紅茶を全て飲み干し差し出されたトレーに置くと、ロミナは不思議そうにラクスに問いかけた。
ラクスはトレーとカップを部屋の外に出すとロミナの問いには答えず無言でロミナの隣に腰掛けた。
「ねえロミナさま、わたくし母の顔も知らないのです。」
「えっ?」
ラクスはロミナの目を見て唐突に言い出した。
「わたくしが生まれて間もなく母は病気で亡くなりました。
その後も父は仕事が忙しく再婚もしなかったためわたくしは母と呼ぶ方に恵まれませんでしたの。」
この娘は何を突然言い出すのだろう。ロミナは怪訝な表情でラクスを見た。
「わたくしが年頃になってアスランとの婚約が整ったとき、はじめて母と呼べる方が出来るのだととても喜んだのですが・・
そんなアスランのお母様も血のバレンタインの犠牲になってしまわれました。」
ラクスは夢を見るような視線でロミナに擦り寄ってくる。
「ロミナさまはニコルを失い、わたくしには母がいない。これってもしかしたら神様のお引き合わせだと思いません?」
ラクスは息が掛かるくらい顔を寄せてロミナの瞳を覗き込んだ。
「ラ・・・ラクスさん?あなた、何を言っているの・・・?」
ロミナが怯えたようにラクスの体を押し退けようとした・・が、何故か腕に力が入らず思うように体が動かない。
「・・・!まさかあなた・・・さっきの・・・!?」
ラクスはうっとりとロミナの白い頬を撫でてその柔らな感触を楽しむと、顔に掛かる豊かな緑の髪を一房手に取ると口付けをする。
720269:04/03/03 02:38 ID:iCp92qkO
「わたくしのこと、ロミナさまの娘にしていただけません?わたくし以前からロミナさまのようなお母様が欲しいなって思っておりましたの・・・。
うふふふ、素敵だわ。こんなに美しい方がわたくしのお母様だなんて夢みたい。」
ラクスは嬉しそうに言うとロミナのきているセーターを巻くり上げて白い二つの果実を露出させた。
それは服の上から見るより大きく柔らかで、マシュマロのような肌触りと螺鈿細工のような光沢を持つ
まさに美術品のような美しい乳房だった。
先端を飾る二つの乳首はとてもミセスのものとは思えない、薄い桃色としっとりとした艶を持ち
其処だけ見ればまだ年端も行かぬ少女の穢れを知らぬ聖地のように恥じらいながら震えている。
「ああ、ロミナさま・・・とても可愛いですわ。わたくしもう一度赤ちゃんになりたい・・・。」
ラクスはうっとりとロミナの乳首を眺めると、おもむろに片方を口に含み舌を使って嬲りだした。
「・・ああっ・・・!やめてっ!何をするつもり・・!?」
ロミナは思いもよらないラクスの行動に身をよじり逃げようとするが、思うように体に力が入らずラクスと供にもつれるように倒れ込んだ。
「やめて・・・やめて・・・・」
ラクスの舌は小さな果実を音を立てて舐め、時折しゃぶるように刺激を送る。
もう片方の乳房には空いている掌で柔らかさを確かめるようにもみしだいていた。
721269:04/03/03 02:40 ID:iCp92qkO
じっくりと時間をかけて乳房を愛撫しその先端がぴりりと立ち上がると
初めてラクスが顔を上げ満足げに口元をぬぐった。
「思ったとおり、ロミナさまの胸は柔らかで気持ちよいですわ。赤ちゃんっていつも
こんな素敵なものを口に出来るのですね。」
とろりとこぼれそうな笑みを浮かべるラクスの表情に、ロミナは恐怖と困惑の視線を向けるしか出来ない。
「もしかしてこの娘、母親の愛に餓えていて甘える方法がわからないから・・・?
でも、でもあの舌使いはどう見ても愛撫・・・」
ロミナの肌はラクスの愛撫によりうっすらと上気し、いつもより格段と艶めいて見えた。
ラクスはいそいそとロミナのスカートに手をかけて引き抜くと、繊細な細工の施されたレースのショーツに愛しげにキスをする。
「・・・!いやあっ・・・!」
悲鳴を上げるロミナに構わずラクスはぺろぺろとショーツの上から盛り上がった土手の部分に愛撫を加え、
次第にその小さく刺激的な薄布はラクスの唾液とロミナの愛液で湿った色を広げていった。
「あっ・・あっふぅん・・・・やぁん・・・」
はじめは拒絶の意思を表すかのようにしっかりと閉じられていたロミナの両膝は次第に緩み、
いつの間にか愛撫をねだるかのように大きく開かれていた。
普段は長いスカートに包み隠されているロミナの太腿は今まで日の光に当てた事が無いかのように白く輝いていて
初雪のように真っ白で清らかなその麓にはじっとりと熱く濡れた裂け目があり、甘い匂いを漂わせている。
722269:04/03/03 02:40 ID:iCp92qkO
「ラ・・・ラクスさん・・・なんで・・・こんな・・・」
目元を上気させ喘ぐような息遣いでロミナがラクスに問いかけると、
夢中で薄布越しに舌を這わせていたラクスが顔を上げてロミナの顔を正面から見つめる。
「わたくし、赤ちゃんになったつもりでいますのよ。そして赤ちゃんはお母様の中に帰りたいなって思うんですって。
何処から赤ちゃんは来るのかしら?わたくし是非この質問を母にしたかったのです。」
ラクスはロミナのレース細工の脇から指を滑り込ませ、直接愛液で潤んだクレバスに捻り込むように指を差し入れた。
体中に電流が走り、ロミナは思わず腰を浮かせながら嬌声を上げた。
「ロミナさまのここからわたくしは生まれたのかしら?」
ラクスは楽しげにそう言うと、ロミナの腰の脇にある細い紐を解き、秘所を覆っていた最後の砦を剥ぎ取った。
ラクスの指は依然としてロミナの蜜壷に刺されたままなうえ、曝け出された肉襞の重なりは白い内股と対照的に
あまりにも現実的な形状と色彩でより一層卑猥さを強調する。
くちゅくちゅと蠢くラクスの指にあわせるように、自然とロミナの内部も強弱をつけ奥へ奥へと誘い込む。
「あん・・あん・・感じちゃうっ・・・」
喘ぎながら腰を動かすロミナは自ら進んで足を開き、ラクスは目を細めて快感を送る指に力を込める。
豊かな緑髪と同じ色の淡い茂みが蜜で濡れてぴたりと皮膚に張り付くのを掻き分けてラクスの舌がロミナの敏感な蕾を包み込んだ。
「素敵だわ・・・ロミナさま・・・。こんなに感じていらっしゃるのね。ほら、ロミナさまの下のおくちはこんなにぐちょぐちょになっているし、
こちらの先なんてすっかり顔を出しているわ。まるで菫の蕾のように固く・・・」
「いやっ・・・そんなこと言わないで・・・恥ずかしい・・・」
ロミナは涙を流しながら顔を背け目を閉じた。
723269:04/03/03 02:41 ID:iCp92qkO
この涙は先程流した愛する息子を失った悲しみの涙ではなく、新しい娘を授かった官能の涙であることにロミナは諦めと興奮の色をつけ頬を伝わせていた。
「ごめんなさい・・・ニコル・・・。」
暫らく蕾と戯れていたラクスは次第に舌をロミナの裂け目に這わせ、蜜にまみれた指を引き抜くと深い谷間に舌を差込み激しく掻き混ぜるように内部を犯し始めた。
喘ぎながら羞恥に震えるロミナはとうとう我慢できずにラクスの頭を強く押さえ込み、何度か体を痙攣させたかと思うと
背をのけぞらせて絶頂を迎え、そのまま意識を手放した。
ピアノの上に飾られている、少しはにかんだ笑みを浮かべるにコルの写真が月明かりに照らされながら
そんな母の痴態を静かに見つめていた。

・・・おわり・・・
724269:04/03/03 02:43 ID:iCp92qkO
以上です。

すみません。突然ママン萌え病にかかってしまい、どうしても1本書きたかったので・・・。
次はちゃんとカガリ×アスランを書きます。
今回だけ見逃してください。_| ̄|○
それでは。
725名無しさん@ピンキー:04/03/03 02:52 ID:OIeTmRuw
百合キター!!
269氏最高です!!
萌えを有り難う!!
次のカガアスにも期待大!!
726名無しさん@ピンキー:04/03/03 03:03 ID:JcylaCD3
なんか切ないなー
でもニコルママン美人だったよな
本編で接点無いキャラカプ書けるってスゲーよ
すごい想像力だな・・いや褒め言葉でつ
269氏グッジョブ
727名無しさん@ピンキー:04/03/03 03:16 ID:Qx+zCtw1
269氏は色んなカプ書けるんですね〜。そして貴方様の書くラクスはエロイw




早くカガアスが読みたいよー!ハァハァ待ってます!
728名無しさん@ピンキー:04/03/03 04:11 ID:wvanAhLk
心のオアシス269さんキタァァァ(゚∀゚)アヒャ
初カプだぁ。
珍しくて新鮮だった!明日も降臨してくれるのを期待してまつ!
729名無しさん@ピンキー:04/03/03 04:31 ID:VNAvw+d3
269氏
730名無しさん@ピンキー:04/03/03 05:25 ID:DM59ZxD7
激しくGJ
ユリはいいねぇ

また気が向いたらママン書いてくれ
731名無しさん@ピンキー:04/03/03 09:57 ID:RrgJnCb5
269氏モツカレー
ロミナママン登場は意外ですた。ラクス×ママンに目を付けるのは269氏だけかも、斬新な発想ゴチ!
早くカガアスもキター!させてね。
732名無しさん@ピンキー:04/03/03 10:10 ID:o7fiJGQ7




氏のアスカガが大好きです、、、
733名無しさん@ピンキー:04/03/03 11:11 ID:hPIyj66u
漏れは269氏の作品自体が好きだ−。
734名無しさん@ピンキー:04/03/03 13:02 ID:QpashS44
>>269
キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!
735名無しさん@ピンキー:04/03/03 15:12 ID:2MCC5e5k
ガンガレ-269氏!
今度でいいからイザークのss書いて欲しい‥。

これからもこのスレを盛り上げてって下さい!
736名無しさん@ピンキー:04/03/03 15:41 ID:OdABBw+X
|-`).。oO(すごい人気だな269氏)
737名無しさん@ピンキー:04/03/03 18:20 ID:DhnZdW1H






漏れも好きでつ神269
738名無しさん@ピンキー:04/03/03 20:06 ID:YmcfmpwJ
ニコルママ(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
739名無しさん@ピンキー:04/03/03 23:10 ID:uefujOdU
そう言えば今日は桃の節句ですね。
740ポチ@駄文職人:04/03/04 02:10 ID:Zjc2ZP9w
エロ無しのssを投下できるスレ知りませんか?
741名無しさん@ピンキー:04/03/04 02:12 ID:Zjc2ZP9w
↑すまん、いちいちコテで書くような内容ではなかった(ノ−`)
742名無しさん@ピンキー:04/03/04 02:16 ID:OOersK47
南極の金プリ避難スレとか?
743名無しさん@ピンキー:04/03/04 08:06 ID:KeB842vW
マンセー269氏(*´Д`)ハァハァ
744名無しさん@ピンキー:04/03/04 08:38 ID:6fYsSAI+
>>740
エロ無しなら自分でサイト作ってやればいいんでない?
745名無しさん@ピンキー:04/03/04 08:46 ID:o8fJuqEU
ここに投下して、叩かれまくりつつ荒れ放題にするって選択肢もあるが…。
746名無しさん@ピンキー:04/03/04 08:48 ID:QRZVvEXa
>>740
エロくない作品はこのスレに
ってスレがあるけど、URLコピペ出来ん。
うちの専ブラはURLをコピー出来んですわい('A`)
人大杉でブラウザで開けないし。

>>744
エロなしだからでサイト作れっちゅー思考がわからん。
747名無しさん@ピンキー:04/03/04 08:53 ID:QRZVvEXa
>>745
おまいさんもまたスレの雰囲気荒らしたいのかい?
何ちゅーかキツいってか、だったらスルーしとけって書込みが最近多いよな。
そりゃ必ず親切にしろとは言わんが。
そんな風にキツいと、ちょっとエロありだけど薄いからここに投下すると荒れそうだし、
やめとこうと書き手さんが避けてしまう風潮になっちまったらどーすんだよ。
748名無しさん@ピンキー:04/03/04 10:56 ID:ki5x/XgF
エロくない作品はこのスレに2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073364639/l50
746の言っているスレは↑。

個人的には非エロでも、最初に明言されているなら構わないと思う。
気に入らないカプやシチュは、書き手に自粛させるのではなく、読み手がスルーするのが基本なのだし。
749名無しさん@ピンキー:04/03/04 15:34 ID:JHDKi19z
キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ

269氏マダー?
神よ降臨キボンヌ
イザークの覇道、1,5話分投下します。
PHASE-4は微々エロです。スルーしたい人はしてください。
(戦闘が無駄に長くなったせいだよなぁ……)
PHASE-5は
カプは 遺作×シホ
内容 大人の玩具をシホに使用する遺作

追記
前話での誤字
シグーのヘット→シグーのヘッド
自信の幸福→自身の幸福
毎度毎度しょーもねぇっす
「まったく、現金なものだ」
イライジャに群がる子供達を見て、イザークは溜息と共に言った。
シホは、そんなイザークにニコニコと微笑み、ドリンクを差し出している。
「“しょうぶはときのうん”っていうのにね」
唯一イザークの元に残った女の子は、憮然としてその群を見ている。
「運の様な不明瞭なものは、実際の戦場じゃパイロットの足を引っ張るだけです」
女の子とは違った意味で憮然と子供達の群を見ている風花は言う。
用兵見習いを自認する風花にとっては、ただ現実を言っただけだが、十分挑発にも聞こえた。
女の子が何か言いかけた時、イライジャはそれとなく聞いていたのか、
「いや、イザークはジンに慣れていなかったからな。デュエルが間に合わなくなったのは運が悪かったとも言えるさ」
とイザークを庇った。
風花は何とも言い難い表情をしているが。
「ふっ。そういうことにしておこう」
言いながら、イザークは心の中で笑った。
以前なら、プライドが人一倍高い自分が、善意からとは言えあのように言われて怒り出していた筈だ。
戦争か、立場か、あるいはシホの存在が自分を変えたのであろうか?
「隊長、開発部の方からデュエルの調整に来て欲しいそうです」
「やれやれ、本当にタイミングが悪いな」
シホの報告に苦笑しながら、ドアに向かう。
ふと足を止めて、子供達に踵を返し、
「お前達も来るか?」
返答は記すまでも無い。
しかし、後にイザークはこの事を後悔することになるのだが、今の彼が知る由もなかった。

「なんとも不甲斐ない味方であったな。勝てない訳だ、あの戦争」
戦艦の艦橋で艦長席に座る男は士官帽を上げ下げしながら、愚痴ともつかない口調で隣下にいるノーマルスーツを着る女性に語った。
「………クルーゼ隊の生き残りは少しは歯ごたえはあるといいですけどね」
「で、ないと死んだフィアンセが報われないか?」
艦長は一旦視線を前方のモニターに移した後、再び女性パイロットに視線を戻した。
女性パイロットは、長く美しい黒髪、切れ長の睫、壮麗な雰囲気を持っていたが、それはひどく他を寄せ付けないものでもあった。
「………悪かった。言い過ぎたな」
「いえ。ハマダ艦長には悪いですが、イザーク=ジュールは私が討ちます」
「アレには取られたくないか……が、作戦には従って貰うぞ」
女性パイロットはそれには答えず、
「あと十五分です。私もスタンバっておきましょう」
後ろから自動ドアの音を聞きながら、ハマダ艦長はモニターに映る月を見ていた。


「月の連中、イザークの奴に仕掛け始めるみたいだぜ?」
「そう」
「アイツらも、自分達を支援してるのが、自分達の毛嫌いしているコーディネーターと知ったらどんな顔するかねぇ……」
そう言った男は、肩をそびやかして笑った。
「……くん、もう少し言葉遣いを改めたらどうだ?」
男の話し相手の隣に立つ男は、やや眉を吊り上げながら言った。
「固いこと言うなよ、ユウキ隊長」
「そうね。彼は私が招いた客人なのだから、それくらいは構わないわ」
「……カナーバ最高評議会議長がそう言うならば」
不機嫌そうに言うユウキに笑いながら、
「ありがとう、ユウキ」
ウェーブのかかった金色の髪を掻き上げて、アイリーン=カナーバは言った。
――ウゥゥーー!ウゥゥーー!!
「エマージェンシィーッ!?シホッ!!」
乗り慣れたデュエルのコクピットの中で、イザークが叫ぶ。
『所属不明艦隊……ッ?!大西洋連合・月面基地より入電!同基地所属、アトラス大隊……ブルーコスモスですっ!!』
「戦力ッ!!」
『MS搭載艦コーネリアス級、7隻。メネラオス級3隻!』
「……洒落にならん!」
イザークは苦虫を噛み潰した様な顔をする。
「最高でMS28機、MA18機の大部隊だ……」
『首班は同大隊司令ハマダ大佐……ッ?!そんな…どこから……』
「どうした?」
『隊長と同系統機、GAT-X133、コードネーム・ソードカラミティを確認』
「…………了解。シホ、子供達を避難させてくれ。市街戦にはさせないつもりだが……全区域警報レベル7に指定」
――ブー
デュエルの回線に割り込むで来る者がいた。
「?イライジャ?、何の用だ?」
『傭兵連中から先に出せ』
「何故?」
『俺達は戦うのが仕事だが、お前達はそうじゃないってことさ』
「すまん」
言いながら、自分は新しいザフトを率いる人間としてはまだまだだなと実感する。
『気にするな。それに……連中、ジェレミーに結構すられたらしい』
「ふんっ」
自分達を賭け事に使ったらしい事はまだよいとして、どうやら名誉挽回が必要な事にイザークは苦笑いをした。
「主任っ!デュエルはいけるんだな!!」
『せっかく生まれ変わったんだ、壊さんで下さいよ!』
「無茶を言う……。こっちはイライジャに負けた分、名誉挽回しなくてはならないんだ。必死になる」
『名誉返上にならないようにしてください』
リニアカタパルトに運ばれるまでに、そんな会話をする。
戦いに赴く前の、最後の日常。
「カタパルト、オールグリーン。デュエル、レディ……」
「イザーク=ジュール、デュエル……出るっ!!」
――キュィィィィィィ
――バシュッ!
漆黒のキャンパスを一条の軌跡が奔る。
平穏の中にいたイザーク=ジュールは消え、蒼穹の戦士と化したイザーク=ジュールの眼が敵を捉えた。
「来たなイザーク=ジュール……全部隊、散開ッ!ソードカラミティはいけるな?」
『はい!薬を投下しました。1時間は持ちます!』
「十分だ……1時間後には月は我々の物になる」
言いながら、ハマダは薬無しには生きられないソードカラミティのパイロットを不憫に思った。
「……弟は…こんな事の為にMSを作った訳ではあるまい……」
「は?艦長、何か?」
「いや、何でもない。主砲準備だ。……開戦の印に大きいのを喰らわせてやれっ!!」
そう言って、ハマダは大きく腕を振るった。


――閃光
敵の旗艦から発射された素粒子砲が戦いの合図となった。
『勇敢なるザフトの戦士達に告ぐ!あの戦乱を乗り越え、取り戻したささやかな笑顔を奪われるなっ!!』
イザークのデュエルは、プラスセクト・オカザキ、ラックライト・アワタグチの二振りの高出力ビームサーベルを構え、続けた。
『我々の背中には月がある!我々の心にはプラントの街がある!決して踏みにじらせはしない!!そして生きて帰るッ!!』
一呼吸置き、次の言葉を放つ。
『ザフトの為にっ!!』
それが、イザーク達の戦いの合図となった。
「「「「ザフトの為にッ!!!」」」


「なかなかの名演説じゃないか、イザークの奴は」
ジェレミーは、自身の旗艦“ベンサム”(名前が一緒だ!と、ジェレミーが名付けた)に乗って、傭兵部隊の指揮をしていた。
外人部隊である傭兵達の指揮をする人間は、やはりジェレミーしかいないだろう。
もう一人の元評議会委員、ジェセックは、月の本部で後方の指揮をしている。
前線の戦闘指揮官はイザーク、中軍の戦闘指揮はシホである。
適材適所と言える配置によって、機能的にザフト軍は動いている。
「敵は広範囲に渡って部隊を展開している……“カクヨク”って奴だな」
イザークのデュエルは、右方向から突貫している。
強力なデュエルが錐のように敵陣に穴を開け、後続の部隊が穴を広げる。
「……なんかキナ臭いんだよな……。まぁいい、傭兵部隊!左方向より突撃ッ!」
『命令はそれだけか?』
「お前達は下手に軍律に縛るより、そっちの方が戦果を上げるだろ?」
イライジャの問いに、ジェレミーはニッと不敵に笑った。

「ちっ……ッ!!」
デュエルの双剣はロング・ダガーを十字に切り裂いた。
「まるで亡霊を相手にしてるみたいだな」
デュエルを改修するにあたって、アサルトシュラウドは外した。
主要部のみにTP装甲を使用し、その分を機動性と武器の高出力化に努めた。
その結果が、この二振りの双剣にも現れている。ビームの高出力と高回転率によって、従来の放出型から、細身の日本刀の様な形状に固定されている。
「殺劇ッ!」
舞うように、そして荒々しく、迫り来るメビウス二機を切り捨てる。
「このデュエルより先!通れると思うなっ!!」
イザークは獅子のような咆吼をあげた。


ハマダは、黙して佇んでいた。
戦局のただ一点を見据え、ついに動いた!
「よし!アークトゥルスらに打電っ!攻撃開始ッ!!ソードカラミティ!出せっ!!」

「伏兵かっ!やってくれるな!!シホ君に打電ッ!イライジャ、君が一番近い。時間を稼げるか?」
『やってみる』
「よし!ベンサム、主砲用意っ!」
そう言うジェレミーの顔は笑っていた。それは戦場の快感を知っている者の笑みだったかも知れない。


「伏兵っ!?そんな……第四、第六部隊、反転!私に続きなさいっ!!」
シホのゲイツは、敵を撃破したエクステンショナル・アルスターを収納しながらバーニアを噴かした。
「……隊長……」


イザークも、伏兵がいたことに気づいていた。
(前に出過ぎた……ふんっ、なるほど、あの暗礁空間は伏兵を置くのにピッタリだ……)
だが、幸い数は少なそうだ。自分が行けば何とかなるだろう……そう思った時だった。
「めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ殺っ!!」
「ッ!?くっ!!」
巨大な対艦刀・シュベルトゲーベルが、イザークのデュエルを襲う。
「……こいつが、GAT-X133ソードカラミティかっ!」
GAT-X133ソードカラミティ――長距離爆撃に特化しすぎたカラミティを、逆に接近戦に特化させた機体。
製造は三機が確認され、一機は連合のエース・煌めく兇星Jこと、ジャン=キャリーが駆り、もう一機は戦闘用コーディネーター・ソキウスと共に、オーブ・サハク派代表・ロンド=ミナ=サハクにムルタ=アズラエルから贈与された。
そして最後の行方不明となっていた3機目が、イザークの前に現れたというわけだ。
連合のエース、オルガ=サブノックが駆ったカラミティとは対照的な紅蓮のボディ。
(いや、それよりコイツの戦い方……)
「ガぁぁァぁっ!!瞬・殺ゥッ!!」
相転移砲・スキュラを胸から放射するカラミティ。
「くっ!」
後方に飛び、距離を作りつつシールドを構えるデュエル。
――カッ!
オリジナル・カラミティのスキュラよりも70%出力が落ちるとはいえ、直撃を喰らえばビームコーティングされたシールドでも持ちはしない。
「ちっ……」
表面が溶け、歪な形になったシールドを捨て、双剣を構えるイザーク。
(あの時は……)
カラミティのアンカーをかわし、続くシュベルトゲーベルを辛くも受け止める。
(ディアッカがいた……紅いストライクは足手まといだったがな……)
鍔迫り合いを繰り広げるデュエルとカラミティ。一瞬、カラミティが力を抜いてデュエルのバランスを崩す。
「うぐっ!?」
鍔を支点にして、器用にシュベルトゲーベルの柄をまわし、デュエルのビームサーベルを飛ばす。
「くっ……だが、あの時と違い機体性能に分はない筈だっ!!」
残ったビームサーベル・プラスセクトを両腕で構え直し、剣気を放つイザーク。
「こいっ!クロト=ブエルッ!!」


その頃、シホは目の前の光景に戦慄を覚えていた。
「そんな……相手は戦闘機一機なのに……」
――FXet-565コスモグラスパー
それが、シホに戦慄を与えている存在の名前だ。
地上戦で優秀な戦績を納め、エンデミオンの鷹・ムウ=ラ=フラガや、切り裂きエド・エドワード=ハレルソンらの連合のエースが使用した、スカイグラスパー。東アジア連邦FUJIYAMA社製のこの戦闘機の宇宙仕様が、このコスモグラスパーである。
敵の伏兵部隊から先行してきたこの機体は、瞬く間にシホの連れてきた、第四および第六部隊の3分の1を撃破した。
「くそっ!戦闘機なんかにっ!!」
ゲイツのビームライフルがコスモグラスパーを捉える。
「……引き金を引くのが遅すぎるのよ」
次の瞬間、ゲイツのパイロットの視界からコスモグラスパーは消え、背中越しの殺気に身を縮める。
――その瞬間こそが死。
「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
宇宙の闇は臆病者に冷たい。ゲイツは星達の瞬きの一つになって消えた。
「くっ……おぉっ!!」
ジンのパイロットは咆吼を上げ、ヒート剣を構える。
中年のその男は、数々の戦いを経験した手練れであり、MSの有効性――人型であることを計算し、接近戦を挑む。
「はぁぁぁぁっ!!」
――カッ!
「……悪いけど、MS相手にドックファイトは初めてじゃないのよ」
コスモグラスパーは決して無傷ではない。しかし、圧倒的な存在感を持ってシホ達を襲う。
それは……そう、熱く滾った鋼鉄の糸が張りつめた様な戦場の――死の威圧感。
「まずい……早くイライジャさんを助けに行かないと……」
今頃、たった一機で伏兵部隊を足止めしているのだ。少なくとも、あの戦闘機に援軍が無い事でそれが判る。
(でも……そうすると、この戦闘機は一機編成の部隊だというの?)
それは有り得ない事である。MSですら数機によって編隊をおこなうのがセオリーなのだ。ましてや戦闘機なら尚更の筈である。
(確かに高機動機ではあるけど、一機しか用意できなかった?)
それならば使わない方がましであろう。
「考えてもしょうがない!みんな!イライジャさんの援護に行ってください!!ここは私が食い止めます!!」
エクステンショナル・アレスターとビームライフルを斉射する。
が、意外にも、コスモグラスパーはビームに紛れて飛んでいったMSに気にも止めなかった。
「?」
「……肩にアカシアの花……そうか、元クルーゼ隊の生き残りはもう一人いたのよね……」
全周波回線で送られてきた声は、シホと同じ、女性の声だった。
“肩にアカシアの花”は間違いなく自分のゲイツの事を指している……アカシアの花を自らのパーソナルマークに決めたシホは息を呑んだ。
「チャンネル88っ!」
シホは、慌てて受信チャンネルを合わせる。
「ヘリオポリス崩壊に関係したクルーゼ隊……その生き残り、アスラン=ザラ、ディアッカ=エルスマン、イザーク=ジュール……」
(……ッ!?ぶつかるっ!!)
モニター内のコスモグラスパーが、どんどん巨大になっていく。
「……アスラン=ザラ、現オーブ国防庁総司令官兼特別首相顧問。現オーブ首相カガリ=ユラ=アスハの伴侶にして最大の知恵袋、オーブ再建に多大な功績を残す……」
シホのゲイツに特攻してきたコスモグラスパーは、ぎりぎりの距離で船体を上昇、シホを嘲笑うかの様に動く。
「……ディアッカ=エルスマン、現在消息不明。最終経歴は、オーブ外務大臣兼警察庁副長官。アスラン=ザラと同時期にオーブに亡命、同じくオーブ再建に功績あり……」
――バシュッ!
外部に取り付けされたミサイルが、シホを狙う。
「このっ!」
ゲイツのビームライフルによって迎撃されたミサイルが、漆黒の闇を一瞬昼にする。
「いい腕ね。なかなか出来る事じゃないわ」
「……ありがとう」
そのまま敵を狙おうとしたが、速すぎて狙いが定められない。
シホの唇が白く脹れる。
「……続きね。イザーク=ジュール、ザフト残党軍の首魁。現プラント最高評議会議長アイリーン=カナーバの対立勢力を取り込み、大西洋連合の保持する月面基地を分譲、拠点とする……そして!」
「……「そして」?」
「……今日、私に殺されるわっ!」
――ガッ!
「うぐっ!?」
羽の一部を失ったコスモグラスパーの機体が激しく揺れる。
「……させない」
「やるわよ」
青い翼が交錯した……そのとき、シホのゲイツは片腕を失っていた。
「“宵のかんざし”がやるといったらねぇ!あなた程度は、無力感に肩を震わせる事ぐらいしか出来ないのよっ!!」
「“宵のかんざし”っ!?」
「聞いたことぐらいはあるでしょうさっ!!」
コスモグラスパーの機銃が震える。
「東アジア空軍のエース、MSを戦闘機で沈める事の出来る女パイロット。常に宵時に奇襲攻撃を仕掛け、戦線を釘付けにしたことから付けられた綽名が“宵のかんざし”!!」
ゲイツはシールドを放棄する。コスモグラスパーに向かっていくシールド。
「そうさね!」
迫り来るシールドに、彼女は更に機体を加速させる。そして最小限の捻りでシールドをかわす。
(っ!!一瞬の隙もないのっ!?)
かわして、一瞬スピードが遅くなる瞬間を狙うつもりだったシホの作戦は外れた。
「このっ!……え?」
自身に多少の損害を覚悟して振り下げたビームサーベルでさえ空を切った。
「さよなら」
再びの背中越しの殺気。
「……はありえないっ!」
エクステンショナル・アルスターを反転させて、射出する。
「うぐっ!」
機体の腹に、直接エクステンショナル・アルスターをぶつけられたコスモグラスパーと距離を取る。
「私は戦場では死なない……隊長と一緒に掴む夢があるもの。あなたに殺させはしないわ!私も!隊長も!!」
「…………ふ〜〜ん……あなたとイザーク=ジュールはそういう関係なんだ」
二人は間合いを取る。宇宙の静寂が二人の吐息を深くする。
「……私から最愛の人を……ルークを奪っておいてっ!!その為に私は故郷も捨てっ!……ふざけるなぁっ!!」
「最愛の人っ?!!」
――ボンッ!
コスモグラスパーが突如、火をあげる。
機体性能の限界……しかし、それは乗る者の怒りの暴走にも見える。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「くっ……」
突進してくるコスモグラスパーに対して、シホも加速する。
待ちかまえるよりも自分から向かった方が相対的にはスピードが殺されて有利だ。
一閃。
何度目かのゲイツとコスモグラスパーの交錯は、シホのゲイツのビームサーベルが黒き世界を裂き、終わりをつげた。
「…ルーク……」
自身を焼き尽くす桃色の光の中で、彼女の涙はひとときも留まらず……消えた。
「あなたは自分から不幸になったのよ……私だってたくさん失ったけど……今があるもの……」
モニターから発する爆発の光の瞬きの中で、シホはポツリと呟いた。

イザークのデュエルは、月にまで押されていた。
月にイザーク達がやってきて約3ヶ月……無人の、人を寄せ付けないような廃墟の荒野はようやく新しい活気を受け入れてきていた。
しかし、未だ未完成の場所も多い街並みが無惨に崩れ去っていく。
デュエルとカラミティの軌跡に沿って。
――ガガガガガガガガガガ……
接近戦用のソードカラミティが、中距離戦闘を行う方法……簡単だ。手持ちの武器を与えればいい。人型――MSゆえの合理性。
街が壊されていく。まるで自分が攻撃されているかのように痛い。
(……はっ!人っ!?)
コーディネーターの…いや、イザークの戦士として鍛えれれた眼が、人影を確認する。
「だぁぁぁっ!!」
「っ?!」
突然の反転と突撃に、カラミティの動作に鈍りが生じる。
それと同時にマシンガンを持った手が弾かれ、宙を舞ったマシンガンはビルを押しつぶして落下した。
しかし、無理な体勢からの攻撃だったことは、デュエルの次の動作に影響を与える。
それはカラミティの報復には充分過ぎる時間だ。
「粉・砕!」
拳打をあびて、吹き飛ばされるデュエル。
「うぐぅぅ……」
「破・壊!」
シュベルトゲーベルの先端がデュエルのコクピットを襲う。
「くっ!」
舗装された道路が粉々に剔られる。
デュエルの肩の装甲が弾け飛ぶ。
「消・滅ッ!」
スキュラの発射口が光る。
「馬鹿なっ!市街地でだとっ!!くそっ!」
デュエルはカラミティを抱き込むようなかたちで、あえてスキュラを受けた。
「うぐっ……うあぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
二機の間に閃光が迸る。
そして、爆煙をあげながら弾け飛ぶ二機。
「はぁ、はぁ……これでスキュラは使えないぞ」
黒く焼けただれたカラミティを確かめながら、イザークは強がりを言った。
(元々接近戦用の機体……こっちは守りながらの戦い……か)
不利だ。しかし弱音を吐けるような人間にはイザークは出来ていなかった。
「がぁぁぁァぁぁっ!打・撃っ!」
両腕のアンカーを連続で射出しながら、間合いを詰めるカラミティ。
「ふんっ!……奥の手、だな」
無形の位で構えるデュエルを、カラミティの暴牙が砕こうとしたその時、
a mind as serene as a polished mirror...
――{3:00}
デュエルのディスプレイにその文字が浮かんだ瞬間、デュエルは赤く発光し、信じられない反応速度でアンカーをかわし、ワイヤーを切った。
――{2:59}
「コード名、Invoke-Moment in Believe a Rralize... I.M.B.R.モード……いくぞぉ!!」
――{2:58}
「がぁぁァぁぁッ!斬・鉄ッ!」
シュベルトゲーベルを大降りに振り上げたカラミティが迫り来る。
――ガシッ!
「な・に!?」
それはありえない光景だった。
触れればあらゆるものを瞬時に溶かすビームの収束体・ビームサーベルを、MSの素手で掴んでるのだ。
「……シャァァァァァァァァイニングゥッ!」
「ッ!?!」
「フィンッガァァァァァァァァァァァァッッ!!!」


ハマダは溜息をついた。
目の前には、宇宙の暗闇よりも深い、銃口の闇がデカデカと広がっている。
『再度通告する。ただちに全軍の行動を止め、投降しろ』
青と赤のちぐはぐなカラーのジンより発するその凛とした声に、再び溜息が出る。
作戦は成功だった。
もっとも強敵であるイザーク=ジュールのデュエルは、あのブースデッドマンとかいう薬物投与された少年パイロットのカラミティが現在も押さえている。
伏兵のタイミングも絶妙だった。
……たった一機のジンに足止めされるまでは。
その足止めをしたというジンは、戦場を駆け抜け満身創痍の姿で彼に銃を突き付けている。
戦況はかなり悪い。彼の言うとおり、投降した方が賢明だ。司令官として、艦長として、人としてそう思う。
しかし、彼が今率いてる兵はブルーコスモスなのだ。
投降の“と”の字でも出そうものなら、自分にですら鉛玉が飛んでくるだろう。
ハマダは自分をブルーコスモスとは思っていない。只の復讐鬼だ。
(そう言う意味じゃ、あの女と同じか。でも、もうどうでもよくなってきている以上、たいした復讐鬼でもないんだろうさ)
生来明るくできている。どうも、後ろ向きなことは気が向かないらしい。
それでも、一度はその後ろ向きなことに身を費やした。
後方任務とはいえ弟は軍人、命をいつ失ってもおかしくないと思っていたし、とりたて仲のいい兄弟というわけでもなかった。
(そんなもんさ……ここにいるブルーコスモスの連中もそんなところから始まってる)
「バジルール中佐はどう思う?」
有名な軍人一族の副官に問う。
「投降すべきです」
ブリッジ内の空気が張りつめる。
が、ハマダは逆に腹を決めることにした。
「君は若いのに言いにくいことを簡単に言うな……いや、若いからこそか。全軍!戦闘を中止!」


なかなか気分のいいものだな、イライジャは敵の旗艦を月に誘導しながらそう思った。
自分は今、戦場の花形にいる。ザフトの落ちこぼれだった頃には考えれれない事だった。
『イライジャ、ご苦労様』
「風花か。こっちこそ、風花のオペレートが無かったらこの活躍はないさ」
戦場では情報が次々と生まれ、流転する。的確で必要な情報のみを風花は選び取り、イライジャに伝えた。それが今回の戦いの勝因になった。
劾ほどではないが、イライジャも風花の事を信頼している。戦場の花形は無論、戦う戦士達だが、戦争の本質は戦う前、あるいは戦闘中の後方支援にあるのだ。
「まるでロレッタと組んでるみたいだったよ」
『へへっ……』
劾ならば、風花は風花であって母親と比べるような褒め方はしないだろう。
しかし、傭兵として尊敬してる母親に比せられて風花としては悪い気はしなかった。
「イザークはどうしたんだ?」
相手のトップが投降してきたのだ。こちらもトップのイザークが対応すべきである。
『それが……』
戦いは終わった。宇宙は静寂という名の平穏を取り戻している。
イライジャでなくともそう思っているだろう。次々と月基地に収納される連合艦を背に、イライジャは風花の答えに驚きを示した。
「……まだ、戦っているっ?」


クロト=ブエルは初めて恐怖を知った。いや、正確には記憶を失ってからか。
自軍の降伏はさっき知った。しかし、戦う事を止めない。いや、止めれない。
「降伏しろ。お前達は負けた」
赤い悪魔から発せられる威圧感のある声。
「お前の事はデータで知っている。……月には良い医者もいる。もう戦わなくていいんだ」
その声が優しいことを言う。懐かしい暖かさにすがりたくなる。
「……戦いがボクの全てなんだよぉっ!!」
「っ!!」
折れたシュベルトゲーベルが、デュエルを襲う。
が、刀身足らずに月の大地を傷つけるに終わる。
「……記憶だって戻るかも知れないんだぞっ?!」
「いるかっ!記憶なんてっ!!」
カラミティの鉄拳も、軽く止めれれる。
「そうか?俺はいやだがな……好いた奴も、嫌いな奴も、楽しかった日も、悲しかった日も、忘れたくないぞ」
「……記憶を失った後の…連合軍“兵器”クロト=ブエルにも、色々と持っていたものがあった」
デュエルの反撃を受け、月面の荒野帯まで戦場が移った。いや、デュエルによって移された。
大気の無い月の輪郭の先に青い地球がデュエルの肩越しに見える。
「オルガは、少しお節介で、そのくせぶっきらぼうな奴で……兄貴面して……」
艦隊が雨の様に月に着艦している。連合、ザフト…違いはあれど、等しく傷つき、羽を休めにくる。
「シャニは、ちょっと根暗みたいに見えるけど、難しいことを平気な顔してやっちゃうんだ……」
――ボンッ!
「ッ!?」
『隊長ッ!』
ビームライフルを構えたボロボロのゲイツがクロトを狙っている。
『そこのMSパイロット!戦闘はもう終了しました。あなたも投降しなさい。でないと次は肩でなく……』
「シホッ!男同士の戦いに割って入るなっ!!」
「っ?!」
『た…隊長?』
「いいから下がれ……事後処理はお前とジェセック議員に任せる」
シホのゲイツは不服そうに、宇宙(ソラ)に留まっている。
「男の涙ってのはな、あんまり多くの奴には見られたくないんだよ」
その言葉に、クロトはレバーを押していた。
壊れた方の腕で、デュエルを殴り続ける。
「う…うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
あのゲイツが立ち去ったように見えたが、視界がひどく悪くて判らなかった。
「おばさんはさぁっ!すっごい厳しい人なんだ!けど、時々お菓子くれたり、不器用なんだ!でも僕達を人間として見てくれたっ!!」
口の中に塩味が広がる。乾いた喉にはよいかも知れない。
「おっさんはさぁっ!馬鹿なんだ!すっげー分かりやすい奴なんだよっ!そのくせ嘘つきでさぁ、俺達を兵器だって思ってる奴が、毎回毎回会う度にゲームとか持ってきてくれるかよぉっ!!」
――ガッ!
間抜けなことに、MSで転んでしまった。
デュエルはこの好機をものにするでもなく、ただクロトを見下ろして立っている。
「全部無くなった……残ったのは薬無しじゃ生きれないこの体と、戦いっていう現実だ……戦う事だけが……ボクの……」
――ザシュッ!
カラミティの前に、デュエルのプラスセクトが突き立てれれる。
「軟弱な奴め」
「え……」
――{0:01}
――キュイィィィィィィィン...
――{0:00}
デュエルの発光が止み、コクピットのハッチが開く。
「ふん…3分経ったか……」
赤いノーマルスーツが駆け下りてくるのを、クロトはモニター越しに見た。
――プシュー
そしてそれは目の前に現れた。
「……帰るぞ」
「は?」
グイッと肩を掴まれ、有無言わず座席から立ち上がらせられる。
(前にも、こんな強引に扱われたことがあったような……)
ぼんやりと滲んで見える地球を眺めながら、クロトは思った。
「シホ、聞こえるか?迎えにこい」
『もうっ!私は隊長のなんなんですかっ!?』
カラミティの無線を使って、イザークは連絡を取っているようだった。
「決まってるさ……至極の女で、俺の添い人だろ?」
聴いてるこっちが恥ずかしくなる事を簡単に言う……そんな風に見ていたら、再びグイッと首に腕を巻き付け、イザークは自分の元にクロトを引きつけて、
「そしてコイツは、新しい弟だ」
そう、お節介に言った。


――ピピピピピピピ...
接近する高機動型ジンに、計器がけたたましく鳴る。
――ピピッ…………………………ピピピピピ...
一瞬、計器が沈黙する。
それは、目の前の高機動型ジンが一機から二機に増えたが故の沈黙だった。
「…駄目だっ!もう一回な」
「「はっ!」」
二機のジンは、軌道を翻して再び一機に重なる。
「そうだ。二機を一機に見せるフォーメーション、きっちり叩き込んでおくんだぜ」
そう言いながら、その男は自身のMSのモニターに映った最新情報に眼を細めた。
「アイマン、マッケンジー、今日はこんぐらいで切り上げるぜ」
「はっ……しかし……」
もう一回と言われたのに、それを挫かれて少々不満そうにアイマンと呼ばれた少女は答えた。
「イザークの奴が勝ちやがったのさ……そろそろユウキ隊長からも連絡が来るんじゃないか?」
「なるほど」
三機のMSがドックに収納されていく。
「嬉しそうですね、隊長」
一番最後にドックに入った、もう一方のマッケンジーと呼ばれた少女が前の男にそう言った。
「そうか?……っと、噂をすればなんとやら。ユウキ隊長、イザークの事だろ?今行く」
二人の部下に待機を命じながら、その男はMSを降りていった。
「……なかなか順調のようだな」
「まぁね。俺の教え方も上手いけど、彼女達が真剣なのが上達の理由ってトコかな?」
赤いザフト……いや、プラント兵のパイロットスーツの首もとを開けて一息つきながら話す。
「そうだろうな。彼女たちも縁故で親衛隊に抜擢されたと思われたくないだろうからな」
ユウキは少し棘のある物言いだった。
昔は仲の良い先輩と後輩だったものだが……と心の中で苦笑する。
「……アイツらには悪いが、実際縁故で選んだからなぁ……」
「………」
その答えに、明らかな不快を見せるユウキに
「しょうがないだろ?俺はまだ18そこそこのケツの青いガキなんでね……死んだ戦友の妹達には死んで欲しくいないのさ」
不敵に笑ってみせる。
「先輩も……アイリーン議長の為に……っと、言い過ぎたかな」
「…………」
「仲良くしようぜ?アイツらだって今じゃ並の兵士には負けないんだし。……だんだんミゲルやラスティに癖が似てきて、コッチとしては辛いけどな……」
「…………」
そんな会話をしている内に、指定の部屋に辿り着く。
自答ドアの開閉音の先は、薄暗かった。
「ふふ……仲がいいのね、二人は」
男の、戦場で培った感覚が闇の中の人数を無意識に探る。
(……二人。二人?)
「そんな風に見えます?アイリーン議長?」
会話に応じながら、厭な考えが頭をよぎった。
「そうね……女の私から見たら、男の友情って少しいがみ合うくらいのものじゃないかしらって思うのよ」
「へぇ……確かに、そんな奴知ってますけどね。まぁ、少し程度じゃないですけど」
カナーバのブロンドの隣に、黒髪が蠢いてるように見える。
厭な考えは当たるものだ。男はことさらカナーバの前で表情を作った。
「女の場合はどうなんです?」
「そうね……私も“少し”じゃ満足出来ないかな。憎い相手には……」
そう言って、カナーバが男に突き出したものがあった。
男は暗がりの中でそれを受け止めて、非道く好色な顔を作って見せた。
「ヨシエさん……」
その黒髪の美しい少女は、見るも無惨な姿をしている。
服装は殆ど裸と言ってよく、口には猿轡を架せられ、両腕は後ろで縛られ、足枷の先には重りが括られていた。
「あげるわ。愉しんでいってくれて?」
「ここでですか?」
「ご自由に」
この一連のやりとりに、ユウキは鉄仮面を通している。
「……いただきましょう」
そう言って椅子に腰掛けて、ヨシエの猿轡を外し跪かせた。
「分かってんだろ?しゃぶりな」
「………」
「……ちっ」
女に手を挙げるのは自分のポリシーに反する事だった。
――パンッ!
「あぐっ……」
床に広がった髪を掴み、顔を向けさせながら、
「お前さ、これからまともな人生送ってけると思ってんの?っーか人として扱ってもらえるとでも?」
「……ぐ」
婚約者に似て強情な女だ。
「イザークが助けに来てくれるとでも思ってる?いいことを教えてやろっか?イザークの…今のザフトのNo.2はさ、イザークの女だぜ?」
ヨシエの目尻に浮かぶ涙は悔しさ故か……だとしたら誰に?
「ジュール隊の副官でシホって言う。元はクルーゼ隊の補充パイロットだったらしいがな」
そのことを言い終わるか終わらないか位の時だった。ヨシエは男の腕に噛みついてきた。
「っ痛!てめっ……」
思わず弾き飛ばしたヨシエは、男を睨みあげている。
「………」
「……へっ、イザークの奴はモテるこって……アイリーン議長、少し五月蠅くなりますがいいですかね?」
わざと手をポキポキと鳴らして恐怖感を演出しながら、カナーバに一応許可を請う。
「どうぞ」
その笑みに、男は薄ら寒いものを感じていた。


「クロトと話せるか?」
イザークは疲れた顔をしながら、クロトにあてがった医者に
「はい。現在は鎮静剤で落ち着いています」
「そうか」
クロトは月に到着した後、γーグリフェプタンの欠乏による発作を起こした。
「非道い話です。彼の体はボロボロでしたよ」
そう話す医者に、イザークについてきたシホの顔が揺れる。
「γーグリフェプタン……だったか?どんな薬なんだ?」
「鎮痛性が高いという意味ではモルヒネにも似ていますね。彼らは脳内や分泌船内にマイクロインプラントを埋め込んでますから、無理な痛みを感じる訳です」
医者は眉をひそめながら、手に持った資料を読み続ける。
「もっともモルヒネは判断力を奪いますが、この薬はアドレナミン等の分泌を促す側面も持ち、依存性が強いです」
あまりに酷い話に、イザークとシホは言葉を失う。
「今回使われていたのはγーグリフェプタンrxという、まぁ効果がより高い薬ですが……」
「依存症は治せるのか?」
専門的な説明より、そのことの方が大切だった。
「現在は安全性の高い鎮痛剤を投与しています。依存症に関しては麻薬等の対処法と基本的には変わりません」
「心理コントロールに関してはどうなんですか?」
シホが更に問う。
「カウンセリングでじっくりやるしか無いでしょう。プラントの方に高名な専門の方が居られるのですが……」
医者は自身の無力さを呪うかのように歯噛みしながら答えた。
「その脳内や分泌船内に埋め込まれたマイクロインプラントとかいうのは取り除けないのか?」
「難しいでしょう。おそらく、成長に合わせて何度か手術を繰り返しながら埋め込んでいったものと思われますから……」
そう言って、医者は手に持った資料を机に置いた。
「私は医者です。人を治すことが仕事です」
「それを言われると耳が痛い。俺は軍人だからな。壊すことしかできん」
「いえ……それは……」
ばつが悪くなったか、医者はコーヒーを一口含んだ後、
「出来る限りの事はします。マイクロインプラントも取り除ける分は全て取り除くつもりです。でも……」
「でも?」
「情けない話ですが、医者に出来るのは身体的な事ばかりで……後は本人の気持ちの問題なのです」
「あぁ…」
「彼とは前の大戦で…」
「銃を向け合った。アイツの大切な人の一人は俺が殺した」
フォトビンのパイロット、シャニ=アンドラスは前大戦、イザークのビームサーベルによって貫かれた。
「“仕方なかった”等と一言で済まされるから戦争は怖い」
「隊長……」
自嘲気味に笑うイザークの肩に、シホの手の温かさを感じる。
「……これは私の恩師の言葉なのですが…“大抵の問題はコーヒー一杯を飲んでいる間に解決するものだ。後は本人の気持ち次第だな”と」
「良い先生なんですね」
シホの相槌にありがとうと医者は答えて、
「私も元々兵士でしたが、野戦病院でその人と出会ってこの道を進んだんでそう言って貰えると嬉しいです」
医者は再びイザークに視線を戻し、続ける。
「彼はあなたに従ってここについてきました。気持ちの整理は着かなくても、心では納得してるし、また誰かと一緒にいたいと思っているはずです。支えになってやってください」
「……ありがとう」


クロトはボーっと病室の天井を眺めていた。
薬が効いてるのか、単純に何も考えたくないのかまでは分からない。
「……入るぞ」
「失礼します」
こちらの返事を待たずに、長身の銀髪の青年と、ブラウンの長い髪の少女が入ってきた。
「こうして素顔で会うのは初めてだな、クロト=ブエル」
「……隊長って、人付き合い下手でしょ?」
「はぁ?シホ、何を言って……」
「初対面の人にそんな風に言ったら、誰だってそう思いますよ」
何故か夫婦漫才を始めた二人に、クロトは虚を摘まられる。
「あ…あの……」
申し訳なさそうに声をかけるクロトに、シホは気づいて顔を赤くさせる。
「あ…ご、ごめんなさいね。私はシホって言うの。初めまして」
ふわっと翻して宙を舞う長い髪から零れる甘い香りに、クロトは顔をほんの少し赤らめる。
握手を求めてきた手を握り返す仕草が少しぎこちなくなってしまった。
(暖かい……)
人の手を握ったのは何年ぶりだったろう……
手に残る感触はどれも冷たいMSの操縦桿の感触のみだった。
「俺はイザークだ。イザーク=ジュール。悪かったな、ゴタゴタしててここにくるのが遅くなった」
「ボ、ボクはクロト……クロト=ブエル」
自分より少し大きい手を握り返しながら、自己紹介なんていう慣れないことに戸惑いながら答えた。
「病室は退屈だろう?お前の部屋はとってあるからな。見晴らしのいい部屋だぞ。欲しいものがあるなら言ってくれ、揃えておく。シホはセンスがいいから安心して頼むといい」
「う、うん……」
「取りあえず、本とMDはいるんだろ?」
「え?」
そう言って、イザークがクロトの手に握らせた物は、真っ黒になった本とMDウォークマン。
「あ……こ、これ……」
親指で煤を擦る。クロトの記憶にある物と同じ……オルガが読んでた本と、シャニが聴いてたMDウォークマン。
「あのジャンク屋は、ホント、何でも揃えていやがる」
そんなイザークのぼやきが遠くに聞こえた。
煤が涙に混ざって、滲んでいく。
「う……ぁ…う、うう……」
「忘れたくないよな?無くしたくないよな?要らないものなんかじゃないだろう?」
「うん……うん……」
シホが、クロトの両肩を支えながら抱きしめてくれる。
少し恥ずかしく、沢山うれしい。
「楽しかったり、辛かったり、ココでもそうしていけるから……」
「うん……うん……」
クロトはただ泣きじゃくった。子供のように、甘え続けた。


「……ちゅぱ……ちゅ…ちゅぱっ……」
「それで?次はどう動くの?」
自身のモノを頬張るヨシエの乱れた髪を手で梳かしながら、男は不敵に笑った。
「オーブが地球圏国際平和会議を提唱しているな」
ユウキがモニターに世界地図を広げる。
「アフリカ共同体、南アフリカ統一機構は昔からプラントよりだわな……」
「……ちゅぱ……あんっ!」
ヨシエは感情に関係なく起立している乳首を男によって抓りあげられて、嬌声をあげる。
「意外と感じやすいんじゃん……で、アフリカの奴らは敗戦国として大西洋連合にいじめられたカリがあるわけだ……オーブと同様に、ね」
「そうね。アフリカはオーブに同情的……私達ともね」
カナーバはその様子を楽しそうに見ながら、答えた。
「ユーラシアと大西洋の不仲は周知の通り、東アジア連合は政情不安定ですね」
「チャイナ圏の奴らが高慢なのさ。ただ、資源を押さえてるから微妙な均衡を保ってるってとこかね」
「その自尊心、上手くくすぐればあるいは……」
カナーバは眼を細める
「スカンジナビア王国は?」
「無視して構わないかと」
「そうかな?伝統と平和の国……ザフトも連合も手を出さなかったんだ。戦争で亡命者も増えて、総人口は侮りがたいんじゃないの?」
「亡命者の大半は戦争が終わったら母国に帰るさ」
ユウキとの確執はちょっとやそっとじゃ直らないらしい。
「大洋州連合……資源、技術、そのどちらも高かったのが逆に災いして、今では見るも無惨な姿……」
カナーバは次に、オーブのデータをモニターに映す。
「オーブの復興は急速に進んでるわ。地球上ではユーラシア、大西洋に続いて力を持ち始めている」
「アスランだろう。組織作りのうまさは父親譲りか」
「会議は成功するだろうさ。場所は……」
言いながら男はヨシエの頭を掴み、強引に突き動かす。
「んもっ……んあぁ……んんっ…ん゛ん〜……」
カナーバはそのBGMに合わせるように、言葉を紡いだ。
「もちろんココ、プラントで行わせるわ」
「そして…くっ……あわよくば、出席したイザークを……」
「んぉ!……ん゛ぁっ……んぐっんぐぅ……」
切れた唇に、涎が沁みる。
「さぁ……どうでしょうね……」
カナーバは時計で時間を確認する。
「んあ゛……んが…んん゛……んも……」
「そろそろ評議会が始まるわ。いきましょう」
その言葉に男は不敵に笑って
「了解」
さらに腕を強く振り、ヨシエを陵辱する。
「くっ……」
「あが……んん゛……あ゛〜……あぁ…んぐぅぅ……あぁぁあ゛ぁ……」
ヨシエの口膣の一番奥で、精を暴発させる。
プックリと脹れた頬を、白濁が伝う。
「あ……あぁ……」
「よっと……」
男はモノを引き出し満足そうに涙を流すヨシエを見た。
「…けほっ……けほっ……」
「……おい」
白濁を吐き出すヨシエに、男は冷たく言葉を突き落とす。
「誰が吐いていいっーたよ?あぁ!?……ちゃんと綺麗にしろっての!」
床に散らばった精液に顔を押しつけながら、男はヨシエの耳元で何事か囁いた。
ヨシエはあきらめたように、床に散らばる精液を舌で舐め取っていった。
「そうそう……ちゃんと言うこと聞くんだぜ。そうすりゃ、痛い目に遭わないし、娼婦程度には扱ってやるからよ」
身だしなみを整え、男はそう吐き捨てて部屋から出ていった。

機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜  PHASE-4「そしてコイツは、新しい弟だ」  終
PREVIEW NEXT EPISODE
女が欲するのは、世界ではない。
ただ自身を愛してくれる器だけ。
傷つき醒めた心で、それでも暖かさを夢想するは人のエゴか。
C.E.71は今、暮れようとしている。
カナーバ「甘く甘くしてね……苦みを消してしまいたいの」

機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜 PHASE-5

カナーバ「甘く甘くしてね……苦みを消してしまいたいの」
「……地球圏国際平和会議?」
「あぁ。出席しない訳にはいかない。下手すれば俺達の政権は孤立する」
自信が手足を持って動いてるようなイザークがそわそわするのを変に思いながら、シホはクロトにジュースを渡す。
「場所はプラントらしい」
「イザーク、危ないって!」
プラントの穏健派の反対派をイザークが束ねている。そんなイザークがプラントに乗り込むのは非常に危険だ。
「そうだな。だからクロト、お前にボディーガードを頼もうと思ってな」
にやっとクロトに笑うイザークにシホは不安そうに見る。
「隊長、私も……」
「当たり前だろ?ただし、シホは俺と同じザフト代表でな」
イザークは一口ジュースを飲むと
「ジェセック議員とジェレミーは置いていく。それで…だな」
ふーっと深く息を吐いて、シホをイザークは真っ直ぐ見つめて、
「会議の後は当然、パーティもあるわけで……だ。その……ドレスをだな、お前に……」
しどろみどろのになりながら、綺麗に包装された箱を渡すイザークに、シホとクロトは顔を見合わせて笑ってしまった。


オルガが話してくれた、本の中のお姫様とか妖精っていうのはきっとこんなのを言うんだろうな…クロトは口を半開きにしながら思った。
「どう…ですか?」
青く、清楚なドレスを纏ったシホは、慣れない事なのだろう、少しもじもじしている。
「いや……今日ほど自分が幸せ者だと気づかされた日は無かった。綺麗だ……シホ」
クロトもそう思うだろ?とイザークが同意を求めると
「う、うん!シホ姉さんとっても綺麗だ。お話の世界の人みたいだよ」
「うむ、古の西施やクレオパトラでも今のシホにはかなわないだろう」
イザークは上機嫌に話す。言葉には出さないが、カガリ=ユラ=アスハを伴侶に持つアスランや、ラクス=クラインと行方をくらましたキラ=ヤマトに大いに自慢したい気分だ。
「尤も、クレオパトラは身内に殺され不幸であったり、西施にしても最後は范蠡によって幸せを得たが、一度は夫差に渡された身だった。だが、シホは俺が必ず幸せにし続けるからな」
「隊長……」
こうなってしまうとクロトは退場するしかない。
自分もSPとは言えそういう席に行くのだからジェセックかジェレミーあたりに一張羅を借りなくちゃならないな……などと思いながら幸せそうな兄と姉を後にした。

「アスラン殿、“プラント”からのハロです」
「……ジャン、読み上げてくれ」
「はっ!」
そう言うと、ジャン=キャリーはプラントやオーブでは非常にポピュラーな玩具・ハロを解体する。
煌めく兇星『J』と呼ばれた元大西洋連合のエースパイロット、ジャン=キャリーはジャンク屋・ロウ=ギュールに誘われてオーブに属して以降、アスランの良き片腕だった。
「……我、未ダ四葉ヲ発見デキズ。蛇ノ尾、月ノ鷹、現状ニテ動クベキナリ」
「そうか」
「あと、こうも言ってます」
ハロの中に忍ばせてあった手紙は二通あった。
「現最高評議会議長、銀鼬ニ異常執着ヲ見セル。黄昏ノ魔弾、赤キ友ノ妹達ハ味方ナレド我ガ情念ニ一抹ノ不安アリ」
「……そうか」
「返信は?」
「要らないだろうな。アイツはいつもは飄々として炒飯ばかり作ってるけど、実際は切れる男だ」
父に似てな…と続けようとして、自分はどうなのかと思う。
「カガリが抱きたい……」
ポツリと、淋しさを紛らわそうという言葉が零れた。
「私に言われても困りますな」
「え?……あっ……いや、それは……い、今のは聞かなかったことに……」
顔を真っ赤にしてあたふたとするアスランを見ながら、ジャンは心の底から笑った。
そして感謝した。こんな居心地のいい新しい居場所を教えてくれたジャンク屋のロウ=ギュールに。


「……新年早々どこいくのさ?」
C.E.71 生々しい戦争の年は暮れた。誰もが今年は幸ある年であるようにと願っている。
(僕は少し早く幸せを貰ったけどね)
後部座席から身を乗り出したクロトはシホとイザークを交互に見ながら、こっそり思った。
「クロト君、危ないよ」
走行中のエレカから身を乗り出すクロトをたしなめるシホに、
「男はこれくらいは何ともないさ」
なっ?っと後ろを振り向くイザークの頬をゆっくり押し返しながら
「隊長、よそ見運転は何ともなくありませんよ」
「腰ヌケェ〜よそ見運転も出来ないで何が漢かっ!!」
「……それ、絶対違うと思うよ、イザーク……」
そんなこんなしてる内に教会の様な建物に着いた。
「何ココ?……孤児院?」
門に掲げてあった看板を読み上げる。
「“お年玉”っていう風習を知っているか?」
「お年玉?」
「あぁ。東アジア連合…つまり中華圏の文化で、日系人が移民してたてたオーブでも風習は伝わっていてな……」
やばい…クロトは直感した。
イザークがアノ目をするときは、趣味の民俗学を延々と語るときの目だ……。
「元は洗兒錢といってな、唐の玄宗の時代、宮廷内では女官たちは元旦になると芝居でお金を投げるので、王や公や大臣は女官や内侍にお金を贈っていたんだ。
そして、楊貴妃が子を生み玄宗が見舞った時、洗兒錢を賜い祝いとした。大人が生まれてきた子供に魔除けのお守りを贈るというふうにも考えることができるな。
その後この習慣が宮廷から伝わり、民間で流行するようになった。宋・元の時代になると、壓勝錢と呼ばれるようになった。
毎年大晦日の夜、大人が特製の壓勝錢…これは本物のお金ではない)のだが、これを赤い紙で包み、子や孫が眠っている時にこっそりと枕の下に入れておくんだ。これはもともとの洗兒錢の習俗と、
春日つまり元旦に散錢…要はお金を撒く事だな、このの習俗が混ざり合って、時期も春節に固定されて生まれてきた習慣なんだ」
……確かに為にはなるが、まだ肌寒い一月の寒空の下で延々語らなくても……クロトでなくてもそう思うだろう。
「……で、この風習が各国に伝わった課程だが……」
(まだ続くのかよっ!)
そう魂の悲鳴をあげたクロトに、天の助けが訪れる。
「……ストップ。隊長、クロト君飽き始めてますよ……」
イザークの唇にシホの人差し指が添えられる。
「む……」
「今度、ゆっくり私が聞いてあげますから。それにホラ、子供達も待ってる」
そう言われると、確かにそうだ。
イザークは手に一杯プレゼントを持って、孤児院に入っていった。
「アレを聞くの〜?ボク、尊敬しちゃう」
プレゼントの持ちすぎでよたついてるイザークを見ながら、クロトはシホに言った。
「そう?隊長の話は面白いわよ……な〜んて、実は半分も聞いてないんだけど」
屈託無く笑うシホに、冬の冷たさのせいではなく顔が赤くなるのをクロトは感じた。
「子供みたいなね、隊長の顔が好きなの。隊長の体温も……」
白い息を吐きながら、かみしめるようにして笑うシホは、雪の妖精の様だった。
「クロト君……隊長のこと……好き?」
「え?……う、うん。シホ姉さんの好きとは違うけどさ」
「前の戦争で……」
あぁ、そうか。クロトはシホの言いたかった事が分かった。
「それでも……好きだよ。あの時、いっぱい喧嘩したから……もう昔のことはいいんだ」
「そっか………男の子っていいね」
そう言うと、シホはクロトの手を取って“行こう”とイザークを追いかけた。


「お前達、元気だったかぁー!」
「おぱっかお兄ちゃん!」
「あ、イザークお兄ちゃんだ!あけましておめでとう!」
子供達が一斉にイザークに群がっていくのに、クロトは少し圧倒されていた。
「……お兄ちゃん、誰?」
袖を引く感触に、現実に引き戻される。
「え?あぁ…ボクはクロト」
「イザークのお友達で、君達の新しいお兄ちゃんよ」
肩にかかるシホの重さに、少しテレながら、クロトは首を縦に振った。
「シホ、クロト、お年玉配るの手伝え!」
お年玉?と聞いて群がる子供達に餅ツケェ!と笑いながら怒るイザークは、子供達を整列させている。
「順番だ、順番!ほら、名前を呼んでいくぞ!」
「「「はーーい」」」


幾つか配り終わった時だった。
「――ちゃん?」
シホは不思議に思った。子供達の歓声の中とはいえ、聞こえない筈はない。
あの子は隊長が大好きだから、私じゃなくて隊長に貰いたいのかしら?と、小さなライバルの事を考えてると、
「あぁ!シホ様……」
戸惑っているシホを見つけ、院長が女の子に近づき耳元でプレゼントの事を大声で伝えた。
その仕草にイザークとクロトも何事かとシホの側に寄る。
「?何なの?」
「シホ、あれは……」
その言葉が紡ぎ終わらない内に、院長に連れられて女の子は手を差し出す。
「あ、あぁ…あけましておめでとう」
イザークはプレゼントを渡し、頭を撫でてあげる。
初めきょとんとしていた女の子は、イザークに撫でられて満面の笑顔を見せた。
「院長……もしかしてこの子……」
シホの問いに、院長は俯きながら出来れば聞きたくなかった答えを話した。
「先頃の戦闘で……イザーク様のデュエルと敵の紅いMSが市街戦を行った際に……」
月の本部で指揮を預かっていたジェセックは、伏兵が現れた瞬間、万が一を考え基地内に預かっていた子供達に民間用のシェルターに移ることを勧めた。
その判断は間違っていない。しかしイレギュラーが起きた。デュエルとソードカラミティの市街戦。
二機の戦いが彼女達の至近距離で起こった。幸い怪我は無かったが、間近にMSの轟音を聞いてしまった彼女は耳が悪くなってしまった。
「……ボ、ボクが……」
唇を真っ青にして聞いていたクロトは、肩を震わせながら女の子に顔を向ける。
「……やめろ!謝って、贖罪の意識に囚われることがお前のすることじゃない」
ガッシリと震える肩を掴まれながら、それでもクロトは吐き出すように続けた。
「…それでも……ボクのせいで……やっぱりボクは……」
キョトンとした顔で自分を見つめる女の子が震えて見える。
「……その分、お前は沢山の笑顔を作る手伝いをするんだ。ささやかでいい、ほんの少しでも人の力になれる人間になれ」
クロトを支えるイザークの指は、強く彼の腕にくい込んでいる。
シホはそんな二人をただ黙って見ていた。
「わかったな?」
「……うん」
か細く、消えいえる様な声だったが、それでも力ある声だった。
「お兄ちゃん泣いてるの?」
そう心配してくれる女の子に、クロトは力強く首を振った。


月面基地に戻った時だった。
「イザーク、シホ姉さん、降りないの?」
「デートだ」
ふっと笑って、エレカに再びエンジンをかける。
あるいは、クロトに対する心遣いだったかも知れない。
「事故とか……気をつけてね」
「俺の運転テクニックを侮るなよ」
「隊長、それって事故る人のセリフな気がするんですけど……」
窘めるシホに、イザークは少し品のない笑い方をして、
「シホはオオカミに襲われない様に気をつけた方がいいぞ……くっくっく……」
「オオカミ?」
怪訝そうな顔をするクロト。月に野生の狼などいないが……
「コッチの話さ」
そう言ってアクセルを踏んだのが一時間前。
「はぁ……た、隊長……あ……」
閑静な郊外の車道の脇に止まっているエレカ。
滅多に車は通らず、地球の明かりだけが二人の陰をなぞっている。
シホの艶めくような白い項に、イザークの吐息がねっとりと絡みつく。
「ひぁっ!……やぁ……隊長……」
狭い車の中で、シホはイザークの手を握って離さない。
「シホ……少し…手が痛い」
「だって……怖いです」
イザークはそっとシホのふくらみを撫であげる。
「ひあっ!」
シホは過剰な反応を見せる。
それもその筈、彼女は目隠しをされていた。
「あ……やっ!隊長っ!」
スッと手を引くイザークに、無者無二しがみつくシホ。
「そんなことしなくても、これだけ狭い車内の中で離れる事なんて出来ないだろうが」
「で、でも……厭……です」
「かわいいことを言う……」
――バタンッ!
突然の大きな物音に、ビクッとシホは身を竦める。
ダッシュボードを開いただけ……等と言えるのは目が見えてるからだ。
――ウヴヴゥゥゥゥゥ...
「なっ何なんです、その音!」
「…………」
沈黙こそが、恐怖心を煽る。
……と言いつつも、行き過ぎには気をつけなくてはならないとイザークは常々思っているが。
(別にシホに“ご主人様”とか言わせたい訳じゃないからな……)
「……ひゃんっ!…あっ……あぁ……やっ……んくぅ……」
クリップローターをシホの乳首に挟みながら、震えるシホの肩に顔を沈めて甘い匂いを堪能する。
この甘さが、イザークの何よりも求めるものだ。
この前の戦闘の後のシホとの情事はいつになく激しかった。戦場に出ることが怖くなった。シホと交わってから。
だが、それが正常だ。むしろシホと交わる前の自分に空恐ろしさを覚えた。
「…うぁ……はぁ……んっ……んあぁ……」
「コッチも……欲しいだろ?」
そう言って、空いてるもう片方の桜に、触れるか触れないかの所でローターを擦る。
「あっ…あぁ……やぁ……ん……」
「ほら……言ってみろ。シホのコリコリに立ってる乳首にローターを下さいって」
「……はぁ……んんぁ……あくぅ……ぁ…あぁぁ……はふぅ……」
シホはいやいやと子供のような仕草で抵抗する。
「……俺の知ってるシホはもっと素直だぞ?」
鎖骨に沿って、イザークの舌がシホを蹂躙する。
「はぁぁんっ……た…い…ちょう……わ、私の……あぁ……駄目……」
「駄目な筈はあるまい。俺の前ではいくら淫らになっても構わないぞ?分かってるだろ?シホ」
優しく頬にキスをするイザークに、シホは体中の力が奪われていく様な錯覚を覚えた。
「……はい……隊長……んぁ…わ、私のぉ……はぁっ……こ、コリコリに立っている……んあぁ……ち、乳首に…バ…イブを……んくぅ……くださ…い……」
「よくできました」
「っんぁあぁっ……あ、あぁぁんっ……やっ…やぁ……んんっ……はぁ……」
シホの先端に噛みつくと同時に、ローターの振動を最大に上げる。
身もだえ、半開きの口から涎を垂れる。
「シホのアソコ、びちょびちょだな」
振り乱れた長い髪を梳かしながら、シホの羞恥を煽っていく。
「んんっ……あぁ……はぁ、はぁ……い、言わないでください……」
目隠しのせいで想像される淫らな自分の姿に、シホは焼き尽くされそうになる。
「んん?こんなにしてるって事は、イジって欲しいんじゃないのか?」
――ウヴヴゥゥゥゥゥ...
新しいローターの音が聞こえる。