ガンダムSEEDエロ総合スレ Part18

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
雑談はほどほどに。考察やアンチは新シャア板でどうぞ。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116515923/

過去スレは>>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:24:00 ID:vKR726fA
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112278204/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109943322/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part14
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108000413/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106119158/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part12
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102761177/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
3ななし:2005/06/12(日) 00:24:11 ID:7kWBh/Rc
2get
4名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:24:14 ID:vKR726fA
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391662/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html
5名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:24:34 ID:vKR726fA
801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1111247555/l50

板障害に関しては「エロパロ板総合情報室」
過去スレ保管庫・即死防止については、エロパロ板ガイドを参照

「エロパロ板ガイド」 http://hhh111.s4.x-beat.com/
6名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 01:47:29 ID:zgyKJfcN
1乙
勝手に前スレ埋めた奴は自由と一緒に吹き飛ばされて来い
7名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 03:01:25 ID:XbXwNZJQ
あと801板のボケナスもな。
8名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 03:17:05 ID:bGxTkK8w
>>1乙!(゚◇゚*)
新たなる伝説のはじまりだ
9名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 04:31:27 ID:Ns0XcRzR
前スレで、そろそろ次スレ?
って言った俺だけどこんな早く行くとは思わなかったよ…
とりあえず>>1 乙です!!
10名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 09:34:44 ID:U4a97obf
即死回避(もう必要ないんだっけ)がてら質問
前スレ873、874に問う
あのスレ、とは?
11名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 10:02:11 ID:q6hWN5e2
>>10
前スレ873、874ではないですが、即死回避(必要なくなったかどうかは知らない)ついでに。
新シャアの方にそういうスレがあるんですが、スレ違いどころか板違いとか
言われそうなので気になるようでしたらご自分で探してみてはよろしいかと。
12名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 12:17:17 ID:U4a97obf
新シャア板にキラルナスレあるのはとっくに知ってる。
何か別のスレで当該カップリング推してるような口ぶりだから聞いてるんだよ。
読み違いでキラルナスレのことなら問題ないけど。
13名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 12:39:47 ID:8ve6GQzM
>>>>>>>で検索しればすぐ分かる
14名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:25:38 ID:U4a97obf
検索しなおすまでもなく一発目でヒットw
スレ違い質問回答サンクス
15名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:40:03 ID:Q6Z6DdTy
・・・・・・・・
16名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 16:53:37 ID:CEwlm5k3
もうネタは枯渇してしまったんですか?
MSVキャラ&ASTRAYキャラ&オリジナルキャラでも使わなきゃ駄目みたいですね。
17名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 16:56:32 ID:/8mgbrTB
じゃお前がそれ使って書けばいいじゃねーか
このスレなんかにぎわってるほうだっつの
1816:2005/06/12(日) 17:11:45 ID:CEwlm5k3
>>17
すまん……俺には出来ん。
19名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 19:19:40 ID:3b619Bby
リクいいですか?
カガアスで、黒カガと亭主関白気取りの凸で。とにかくカガリは黒でお願いします。
シチュは…何でもいいです。
外出だったらスマソ
20名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 19:23:39 ID:OT3U/cDo
ASTRYの風花アジャー希望
21名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 20:30:07 ID:ylahPW6H
いつからここはリクエスト場になったんだ
22続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:46:36 ID:vKR726fA
※注!一週遅れの方へ※
34話微妙にネタバレです。

 前スレ673-681の続きです。
 賞味期限が近そうなので早速投下します。
 また陰気なネオ視点ネオマリュです。
 いらん方はスルー願います。
23続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:46:50 ID:vKR726fA
 医務室から個室に移されて、ようやく拘束から解放された。
 もちろん部屋には鍵が掛かっているが、両手を縛られたまま戦闘に入られてはたまったものじゃない。
 だがいつまで待っても尋問すらなく、何も無い部屋で何もしないのにはすぐに飽きてしまった。
 ついこの間までの多忙な日々が嘘のようで、これが現実なのかどうかも怪しくなってくる。
 この奇妙な戦艦には奇妙な乗組員ばかりがいて、その筆頭が例の美人さんだった。
 あれで艦長というのにも驚いたが、乗組員達が俺を見るたびにぽろぽろと洩らす四方山話もくだらなく興味深いものだった。
 
 俺が死んだ恋人に似てるから、わざわざ抱かれに来たって事かよ。
 
 なぜか用もなく部屋を訪れる、複数の乗組員の言葉をまとめるとつまりそういうことらしかった。
 実際聞いた話はもっとフクザツで、なぜか皆俺に怒りをぶつけてため息をつき立ち去っていく。
 知らない奴のことで文句を言われても、俺にはどうしようもない。
 
 当の美人さんといえば、ふらりと俺の部屋を訪れて艶っぽい目で俺を見にくる。
 艦長として捕虜の尋問に来たとはとても思えない、女の匂いを振りまいて。
 ほとんど言葉を交わすことなく、彼女は去っていく。大抵は涙をこらえながら。
 何度かそれを繰り返され、いい加減気が滅入っていた。
 
 
 そして今もまさに目の前に彼女がいて、芳しいフェロモンを撒き散らしていた。
24続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:47:11 ID:vKR726fA
 相変わらず哀しい顔をして俺を見ている。
 その顔に、以前胸の上で泣いていた顔が重なった。
 じっと彼女の顔を見ていると、彼女はそろそろと距離を縮めてきた。
 手が届くところまで歩み寄った彼女を抱き寄せる。
「きゃ…」
 そのままベッドに駆け込むように運び込む。
 身体は倒れないようにベッドに腰掛けて彼女の顔を上げさせた。
 何も言わなかったが、彼女は無言で了承を返した。
 キスをねだるようにまぶたを閉じて見上げている。
 ベッドに腰掛けたまま唇を重ねる。
 彼女は俺に身体を預けて、キスに応えてくる。
 まるで、恋人同士のように。
 彼女の髪を指で梳きながら身体に手を滑らせるが、彼女は嫌がる素振りもなく受け入れる。
 かすかに苛立ちながら、舌を絡ませたままベッドに押し倒した。
「んっ……!」
 軋むベッドの上で身体を弾ませた後も、舌を吸いあうのをやめない。
 それどころか、俺の頭に両腕を伸ばしてより深く繋がるように抱き寄せてきた。
 口の中でうごめく熱い舌に、のどの奥まで舐めまわされるような深い深いキス。
「…ん…マリュ…!っ…はっ…」
 彼女の強い拘束から離れて、ようやく息をつく。
 潤んだ瞳でこちらを見ている。
「…ぁぁ…ん…」
 まだ足りないのか、俺の髪に指を絡めたままねだるような声を上げる。
25続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:47:54 ID:vKR726fA
「…そんなに慌てるなよ…」
 彼女の頬に、髪に、口付けながら、服に手をかけると、彼女は俺の手を手伝うように自分の服を脱いでいく。
 あっという間に全てを取り払い、俺が彼女の首筋に口付けようとすると、それを遮って俺の服に手を伸ばしてきた。
 ベルトを外し、上着を脱がせようとする。
 俺が袖から腕を抜こうとしないので、顔を顰めながら引っ張ってくる。
 少し子供っぽい表情が可愛かったので、素直に上着を脱ぎ捨てた。
 ついでに他も脱ぐ。彼女はそれを待ちわびていたように、素肌をすり寄せてきた。
 しっとりと汗ばんだ肌が吸い付くようで、もっともっとくっついていたいと思う。
 抱きしめて息を吸い込むと、彼女の匂いが肺を満たした。
 手のひらは彼女の体の線をなぞる。唇と舌で存在を確かめる。
 豊かな乳房は広げた手のひらにも収まりきらない。それでも指が与えた振動はその胸を大きく揺らした。
「あ…っ!ああん…ああ!」
 持ち上げながら乳首をつまみ指先でこする。反対側の乳首は口に含み唇と舌で転がした。
 形を変えながら、先はすぐに堅くなっていく。
 片手を茂みに伸ばして指を差し入れる。
 彼女は強く両足を閉じてしまい、指がそれ以上進まなくなった。
 彼女は逃げるように体勢を立て直し、俺に向かい合う。
 その手は俺自身に伸びてきて、指が触れた。
 紅を引いた唇がその先に口付けられる。
 ぺろぺろと舌が愛撫を始めた。
 弱弱しい快楽が中途半端に訪れる。
 俺の前で跪いている彼女の身体を倒し、太腿に手をかけた。
 女だけにやらせておくのはあまり趣味じゃない。商売女を抱いてるような気になってしまう。
「やっ…やぁっ…ん…!…やだぁっ…!」
 彼女の手は俺自身をつかんだまま、背中で逃げるように身を捩じらす。
26続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:48:12 ID:vKR726fA
 その背に右手を伸ばして動きを止める。
 左手は彼女の脚に伸ばし、大きく広げさせる。
「だめっ…!」
 なにが駄目だ。
 目の前に開かれた彼女に指も触れずに舌を伸ばす。
「あああっ!!」
 一際大きな声を上げる。
 ひらひらと開いた花芽を左右に揺らし、唇で吸い上げる。
 くちゅくちゅと音を立ててやると、ばたばたと脚を動かした。
 手は俺から離れてしまい、少し寂しかったが、さらに彼女を攻め立てた。
「あああっ…!ああん!」
 右手を戻して指でさらに広げる。
 その刺激だけでぶるぶると震える体。
 すでに熱くたぎったそこは、指にべったりと粘液を与える。
 指先をそこに当てるだけで、痙攣しながら指を飲み込んでいく。
「あ…っ!あ…あああ!」
 声にあわせるように指がずぶずぶと消えていく。
「そんなにほしかったの?」
 指を飲み込んだ口にささやくと、彼女はまた身をよじる。
「はぁん…!」
 その刺激がさらに快感を与えたのか、指を締め付けてくる。
「俺、何もしてないんだけど」
「……っ!」
 快楽をこらえるように目を閉じて歯を食いしばってしまう。
 彼女が仕返しのように愛撫を再開させようとするので、指を中でかき回した。
「あああっ!!」
 彼女は身体を弓なりにして喘ぐが、結局また俺自身を口に含みだす。
 これでは声が聞こえない。
 指は入れたまま、中で動かさずに外から刺激を与えてやる。
 入り口をかたどるように舐め、先を左手でつまむと
「ああ…ん…っ!あっ…!!」
 大きな声が戻る。
27続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:48:22 ID:vKR726fA
 舌先でちろちろと舐め続けると、指を締め付けていた内襞がびくびくと収縮を繰り返す。
 より強い刺激を求めて、指をさらに奥へと誘ってくる。
 できるだけ刺激を与えないように指を引き抜くと、絡んだ液体がシーツにぽたぽたと落ちた。
「や…どうして…!」
 涙目で訴えてくる。
 再び顔を埋め、指が入っていたところに舌を差し入れて動かす。
 熱い蜜がとめどなく溢れてきて、舌の上で唾液と絡み合っていく。
「やっ…!やぁっ…あっ……ああっ……」
 舐めても舐めてもなお蜜は溢れ続け、さらにシーツのしみを増やした。
「……も…もぅ…きて…っ!いれてっ…!」
 ひくひくと動くそこに、一つキスを落としてから彼女の顔を見る。
 自分の言葉に恥ずかしくなったのか、それとも別の理由か、頬を真っ赤に染めて目を逸らしている。
 頬に手を当てて顔をこちらに向ける。
「…もっかい言って」
「…………………いれてぇ…っ…」
 消え入るような声で、それでも俺の目を見て言ってくれた言葉に満足する。
 その可愛い顔にキスをして髪をなでる。
 互いの髪が溶けるように重なると、彼女は目を閉じた。

28続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:48:41 ID:vKR726fA
 十分に濡れた彼女に自身をあてがうと、指と同じように呑み込もうと痙攣をはじめた。
 それを後押しするように彼女の中に進むと、何の抵抗もなくするりと収まる。
「あっ!…あんっ!…ああっ…」
 全てが呑み込まれた次の瞬間、ぎゅうと狭いほどに締め付けられる。
 彼女の嬌声に全身がざわめく。この声をもっと聞きたい。
「あっ!あっ!…ああっ!」
 どこを攻めれば彼女が悦ぶのか、確かめるように動かしていく。
 予想していたところで彼女が大きな声を出すのが面白かった。
 なによりその声のたびに内壁は締め付けられ、快楽に身を委ねてしまいたくなる。
 頭の中が真っ白になりながら彼女の中の心地よさを貪る。
 ぐちゃぐちゃと肉が絡まる音が響く。その音を掻き消すように彼女の大きな嬌声が重なる。
 なんの躊躇いもなく俺が与える快感を受け入れる彼女の姿に少し苛立ち、痛めつけてやろうかとも考えたが結局やめる。
 せっかくこっちもこんなに気持ちいいのだ。楽しませて、楽しみたい。――もう泣き顔は見たくない。
 抱きしめていた身体をずらして座り、彼女を膝の上で抱き寄せる。
「あああっ!」
 より深くなったつながりに、彼女がさらに大きな声を上げる。
「だめっ…だめぇ……もう…イッちゃ…ぅ…」
 彼女が前後に、俺が上下に腰を動かすと、一人だけでは得られない快感が身体を支配していく。
 顔の前でゆさゆさと揺れる乳房の間に、頬を寄せる。
 そのまま見上げると彼女の顔が俺を見ていた。快楽で満たされていて、もっともっとと求める表情がたまらない。
「ん…いいよ。イっちゃいな」
「や…いっしょがい…あああ!やだッ…んっ、あんっ、あんっ、ああっ…!」
 彼女の言葉を遮って速さを変えると、彼女だけに終わりが訪れた。
 彼女が腕の中で腰を振りながら背を反らす。
 脚が腰に絡みつき、さらにつながりを深くするように引き寄せられる。
 放ってしまいそうになるのをなんとか堪え、俺も彼女を抱き寄せた。
29続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:49:05 ID:vKR726fA
 その後ゆっくりと弛緩した身体は、俺の胸に預けられる。
 首はくたんと下に折れ、とろんとした目が彷徨っているのを見て、顔を上に向けさせる。
 涙の滲んだ顔がぼんやりと俺を見ている。
「…あなたは…?」
 繋がったままの彼女の中で、俺はまだ熱を持ったままだ。
 少し体をずらすだけで、彼女の腰がびくっと震えるのが分かる。
 膝の上の彼女の身体をベッドに横たえて、そのまま続きをはじめた。
「ちょ…待って!…あっ!…だめぇ…っ!」
 緩んだままの身体を揺さぶり、腰を奥まで打ち付ける。
 一度達した中は熱くドロドロと俺を迎え入れる。
 次第に彼女の身体に力が戻り、快感とともに腰を動かしはじめた。
「やぁっ!…ああ、ああっ、…イイっ…」
 出入りする音が彼女の声の後ろに響く。
 彼女と俺が繋がっている音。
 どこからが彼女で、どこまでが自分なのかが曖昧になっていく。
 
  『ムウ』はどう彼女を愛したのだろうか。
  
  彼女はなぜ俺に抱かれるのだろうか。
  たとえ数字がなんと言っても、本当に俺が『ムウ』なのか俺には分からないのに。
  彼女がなぜ『ムウ』を愛したかも知らないのに。『ムウ』がなぜ彼女に惚れたかも知らないのに。
  二人がどんな時をすごしていたのかもしれないのに。
  
  『ムウ』なら――彼女を泣かせたりしないのだろうか。 
 

 我を忘れるような快楽の中で、とりとめのない思考が冷めた心の端で生まれては消えていく。
30続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:49:20 ID:vKR726fA
「あんっ、…もぅ…だめぇ…っ」
「ごめん…もう少し…」
 泣いてねだる彼女がまた可愛くて、俺は少し笑った。
 
  今日の彼女は俺の腕の中にいる。
  手を伸ばせば触れられて、指一つで切ない声を上げさせられる。
  彼女は俺の腕の中でよがりながら、俺の背中に爪を立てながら、『ムウ』に抱かれたくて啼いている。
  視線を絡ませても、彼女が見ているのは俺じゃない。 
 
「やっ、やあッ…また…イっちゃ…」
「マリューっ…」
 今度こそ二人同時に達する。
 彼女の中の最奥で放つと、精を全て呑みほすように彼女は収縮を繰り返した。
 ゆっくりとそれも収まり、二人の荒い吐息が響く。
 彼女の中から抜け出ると、液が吐き出される音が聞こえた。
 彼女は俺の背を抱きしめたまま離さず、俺も彼女を離さない。
 涙をそっと舐めとると、彼女は目を開けて小さく笑った。
 その笑顔が愛しくて顔を寄せると、彼女はやさしいキスをくれた。
31続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:49:40 ID:vKR726fA
  いつか思い出すのだろうか。
  そのとき俺は、ネオ・ロアノークという男はどうなるのだろうか。
  俺の彼女への想いはどこへ行くのだろうか。
  彼女にも『ムウ』にも顧みられることなく消えてしまうのだろうか。
 
  そうなれば彼女はもう泣かないだろうか。
 
 
 彼女は俺の腕の中で眠ったようだった。
 俺も彼女を抱きしめたまま眠ることにした。
 
 そう言えば今日の彼女は男の名を呼ばなかった。


32続・ネオマリュ:2005/06/12(日) 20:50:08 ID:vKR726fA
>>23-31
終わりです。
33名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 21:02:05 ID:jnczBvx+
>>17
同意。他のスレなんて、ひどい所は本当に悲惨。(雑談だけでなんとか命脈を保っているという具合)
34名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 21:41:26 ID:2voEkCZG
雑談すらなく数週間に一度保守の書き込みしかない場所も結構あるしな。
35名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:21:31 ID:yUrEu29H
>>32
超GJ!!!
なんかうまく感想は言えないんですが、
マリューが可愛くて萌えです!
ネオの葛藤もいいと思う。今後の展開が楽しみです。

続編超期待してます!
36名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 01:19:01 ID:524pfppg
>>32
GJ!!
切なくて萌えたよ
37名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 09:47:57 ID:+9zAHs5l
スレ違いな気がするが、俺にはこんな小ネタしか書けなかった。エロを書ける職人さんが羨ますぃ…

夕食時のアスカ家…母親は、その時台所で夕食の支度をしていた。
母:「〜♪」
すると…
マユ:「いやああぁぁっ!お兄ちゃん、やめてぇ!」
シン;「こ、こら!暴れるなよ!」
マユ:「だめぇ!痛い痛い!抜いてぇ!」
母:「な、なに!?この声は!?」
マユ:「だめだってばぁ!ああん!そんなに動かさないでぇ!」
シン:「マ、マユが変な風に動くからだろ?」
マユ:「人のせいにしないでよぉ!やぁん…!」
シン:「暴れると余計に痛いぞ。じっとしてろ!」
マユ:「痛いっ!いやぁ…!」
母:「シ、シン!?マユ!?」
慌てて声のしたほうに行く母。
マユ:「だめぇ…掻き回さないでぇ…!」
シン:「も、もう少しで終わるから…くっ!やっぱり狭いな…。」
マユ:「ううっ…お兄ちゃんのバカぁ…。もっと優しくしてよぉ…。」
ガチャ(ドア開ける音)
母:「あ、あんた達!何してるの!?」
38名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 09:49:28 ID:+9zAHs5l
シン・マユ:「えっ?(マユがシンの膝枕で、耳掃除をしてもらっている)」
母:「……。」
シン:「何って…耳掃除…。」
マユ:「お母さん、お兄ちゃんたら酷いんだよ?すっごく痛くするの!」
シン:「マユが暴れるからいけないんじゃないか…。」
マユ:「お兄ちゃんが乱暴にするからでしょぉ!」
母:「いい加減にしなさい!」
兄妹:「ひっ!?」
母:「マユ!今度からお母さんが耳掃除するから、いいわね!?」
マユ:「…?うん…。」
出て行く母
シン:「…何怒ってるんだろ?」
マユ:「さぁ…?」
シン:「まぁいいか。とりあえず続きだ。」
マユ:「ああん!お兄ちゃん、だめぇ!」

終わり…スレ汚しスマソ
39名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 15:09:35 ID:YGGTCQAo
>>32
超GJ!!!!
御馳走様ですた。
次も期待してます(*´Д`*)
40名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 16:47:21 ID:7g8EM1MY
しかしTVアニメ版は益々迷走してますな。エロパロに悪い影響が出まくりそう……
せめて連合3人&ネオがあんな展開にならなきゃさ。もうちょっと上手く引っ張ってよ。
その上我等のディアッカがあんな目に遭うとは。
41名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:27:43 ID:ocvYiwEG
そういえば前スレには269さん一度も来なかったね。
いままでのペースから考えるともう書くのやめたのかしら?
42名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:42:50 ID:5SnFYQr2
サイト持ってるそうだから自サイト運営で忙しいのかも
43名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 19:55:18 ID:cD+l4Za2
217が好きなんだけどなー、あの人もう書かないのかな
44名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 21:01:35 ID:zqh/XCOL
>我等のディアッカがあんな目に
「ふっちゃいました♪」か。。。
45名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 22:11:41 ID:9WrmWuhG
キラが甦りませんように
46名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 22:20:19 ID:XcWTHQd0
キラは悪くない。シンが悪い。死ねよシン
47名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 22:45:39 ID:sWUL98Dj
叩きをここまで持ち込む奴は消えてください
48名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 22:47:54 ID:PqWzwx8l
キャラ厨は新シャア板に閉じこもっててくれよ。
49名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:04:18 ID:eqfHdoop
フリーダム×インパルスとかのエロをかけって言うのかい

メカ厨の住み着く場所だったんだここは・・・


50名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:05:15 ID:U8Q2MTkO
ディアッカがフラれる原因になったディアミリ変態プレイキボン
51名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:57:16 ID:w/DHeOaL
>>49
エエエエエエエエエエエエ書くの?!
つーかインパが勝者なんだから
インパ攻めでww
キラはキモイからジブにでもカマ掘られろやww
52名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:20:45 ID:lxD/GHb1
ていうか269氏の自サイト今だにわかんないんだよなー
結構このスレ通ってるのに…
53名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:08:27 ID:iVDb+nv+
>>49
戦女神ミネルバとユニセックスな大天使アークエンジェルとか、
ガーティ・ルーは無骨な軍人タイプでw
54名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 01:09:06 ID:iVDb+nv+
ごめん。上げてしまった。
55名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:02:36 ID:AiDdm3so
>>32
亀レスだが本当によかった!GJ!
そしていつものように泣いてしまった。。
本当に幸せになって欲しい、この2人は
56名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 20:50:19 ID:js/eDWRc
そういえば、「南極条約」のSSはちっとも更新されてませんね。
「黄昏の文芸作家」&「ブラウニー」さんも、ここで描けないんならあそこに描いてくれればいいのに。



57名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:01:22 ID:zisIN+R2
ブラウニー氏=◆VD8DX/Tl/M氏
前スレにもたくさん来てくれてたじゃないか。
58名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:07:42 ID:3p1Tzarw
>53
見目麗しくたおやかなエターナルたんは総攻めでお願いします
59名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:45:38 ID:js/eDWRc
>>57
えっあの人だったんですか?
60名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:45:52 ID:tZPvbPJc
赤ザク ヘタレ攻め
セイバー ヘタレ受け
カオス 総受け
フリーダム 総攻め
デストロイ ツンヘタレ
ってとこかな

足りない部分追加ヨロ
61名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:48:32 ID:2+f1aspC
>>60
ザクだけでもルナ赤、痔緑、遺作青、レイ白、ハイネ橙とあるのに・・・
62名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 04:27:31 ID:g5LDuJFd
>>61
ザクとは違うんだよ、ザクとは!!


ごめん一回言ってみたかった
63名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 08:45:43 ID:9mQGWChm
ミネルバは勝気な受け。それだけは曲げられない。
64名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 10:40:19 ID:XUVBGiHN
>>63
いいねwミネルバはたしかに強いんだけど、結構ボコられるからな
じゃあ、アビスが生意気盛りのガキンチョで、タケミカズチは渋いおっさん、ってとこか…
65名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 10:56:02 ID:m0yFHswy
誘い受けはだれだ?
66名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 15:44:53 ID:KsZbnC2p
>>56
黄昏氏がここにもどることは残念だろうがあきらめとけ。
自作自演という行為より自作自演した内容の方がまずかったんだ。
あれは戻れないんじゃまいか。もうそっとしとけ。
67名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 18:23:44 ID:n347QI2D
>>66
だから「南極条約」で執筆して……キャラクターが活き活きしてたのに、本 編 よ り も ず っ と 。
「リングにかけろ」の香取石松のような気持ちになるイカした話でした……とは言いすぎですが。
もうこうなったら勝手に持っていきますよ、私。

6867追加。:2005/06/15(水) 18:25:20 ID:n347QI2D
他の職人さんが悪いというわけではないんです、ハイ。
69名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:09:55 ID:nG1gIusE
本人?
7067-68:2005/06/15(水) 19:21:49 ID:LVlfe+aZ
>>69
まったく違います。単なるエロパロ読者です。
71名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:10:46 ID:0PSb36g5
>>67
え?勝手にって?勝手に転載する気?
やめときなよ、あそこのBBS見てないの?

それから南極のことはあまりおおっぴらに名前を出さないほうがいいよ
最悪未成年がなだれ込んで荒れるから
ここが大人板というのは無しね
既にここもシャア板に晒されて年齢制限なんてあてにならないから

72名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:42:14 ID:9GE/KCCL
昔の転載依頼も一応職人に了解取ってたしな。
そんなにこだわるなら>>67がローカルで保存しときゃいいじゃん。
txtが嫌ならhtmlにしてでも。
てか勝手にもっていくってお前本人じゃなきゃ21歳以下?
お前のものじゃないってこと理解してるか?
本人がしないのにお前が勝手にするって職人に失礼な上迷惑じゃないのか
73名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:54:59 ID:v41cQeek
そんな気になるなら駄目もとでここで依願出してみたら?
おながいします転載させてください○○書いた貴方!!って
職人さんから反応あるかどうかは運次第だが、ね
74名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 20:55:32 ID:msQFKZSE
このスレに来て日が浅いオレは、レイが出てくる話と言うのを全く拝んだことがない。
レイ=ゲイ説が浮上するまで、レイが主役の話ってあった?
75名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 21:15:49 ID:uSjzpm09
そもそも持っていきたい理由がわからないんだが。
そんなに他人に読んでもらいたいものなのか?
それとも誰もしないことをしていい人気取りか?
どちらにしろ理不尽で自分勝手な行為な訳だが。
76名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:06:40 ID:GOS8WnVq
日経どうの言ってた過去スレのとか、まんまエリ8のパクリだしなぁ
ここの職人ってDQN多いな
77名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:42:08 ID:rMqhscI+
やっとこないだの放送分見たが……まさかアレでまだ生きてるのか、キラは?
またセーフティーシャッター?
というか、戦争止めたいからって戦争やってる両方の陣営に喧嘩ふっかけてなにが
したいんだ、あの人たちは……
78名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:43:34 ID:vBbYidQI
こんな板で正義議論しようとするな。
79名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:18:02 ID:q1S9zRmp
はあ…誰だよ 新シャアに晒した奴
最近場違いな議論が目に付くと思ったら
80名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:25:54 ID:aqfMTi5f
ここは本当に二十一歳以上がきている板なのですか?
と疑心暗鬼になってきますね。
絶対中学生、高校生とか来てるでしょ。
81名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:34:54 ID:o3cXjwTY
21歳以上「しか」きていないと考えるほうがおかしいわけだが。
wwwにある以上、中学生でも高校生でも見ることはできるし
リアルで止めることもできない。
中高生はエロに興味をもつ年頃だから気持ちはわからなくもないが
だからといってはしゃぐな、おとなしくしてろとも思うな。
あと2chに慣れてないやつも。
82名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:05:25 ID:PBB5G3D/
>>74
いつ頃だったかは覚えてないけど
レイルナがあった
83名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 01:13:28 ID:sNEa+u6A
ストライクルージュはエム女でお願いしたい
84名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 01:47:30 ID:LrgKMpcF
>>81
確かに2chに慣れてない人の書き込みって、見るに耐えない独特のものがあるよな…
未成年は来るな、とまでは言わないが(本当は駄目だけど)
なんでもいいから大人しくしててくれとはオモタ
85名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 03:45:25 ID:UVBfV13U
半年ROMれって言葉を知らない奴多くなったんだろうな・・・
いくらネットだからってルール守ったり空気読んだりするのが当然だろ。
常連を「住人」って言うくらいなんだから住む環境悪くするような奴はさっさと消えろ
86名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 04:03:51 ID:KgleQKY6
おまいら落ち着けよw

ここで華麗に超異色カプキラルナキボンwwww
87名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 04:56:16 ID:UILREEiU
もう職人以外みんなROMろうぜ
ってのは寂しいかな
88名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 08:27:02 ID:43zplVyc
感想がないと職人も張り合いがないだろ。
感想じゃない変なリクとか、個人的な愚痴はいらんけど。
89名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 09:38:39 ID:Lk+yQ8f8
感想貰えない時(人)はとことん貰えないけどね。
90名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 16:45:05 ID:LQaA8owy
アスカガ投下してもいいですか?
初投稿です…。
お手柔らかに宜しくお願いします。
91黒いザラのアスカガ1:2005/06/16(木) 16:46:38 ID:LQaA8owy
背中にあたる感触は冷たくて無機質だった。
それなのに彼女の胸をまさぐる手は熱を帯びて熱く、じれらすように一点を集中して撫でるものだからすっかり彼女の肌も汗ばんでしまう。
「や…やめ…どうして…アスランこんな…」
身動きもとれないジャスティスのコックピットの中では逃げようにも逃げれないし、両足は座部のそれぞれ両側に乗せられ、その間にアスランが入ってきている形になる。
本来なら一人座るのがやっとだという空間であるため、密着するのは必然となる。
「だから、なんとか…言え…この馬……んっ」
服の中に入ってくるアスランの右手をなんとか剥がそうと抵抗しようにも、両手は丁度自分の背中に組み敷かれている。
別段縛られているわけでもないのに、狭く上体を起こすことができないので僅かに軋みを感じながらカガリはそのままの体制を甘んじて受け入れるしかなかった。
それどころか、今はアスランがのしかかってカガリの首筋に舌を這わせているため、首を動かすことすらできないでいる。
「なあ!どうして…こんな…」
無言でねちねちと自分の胸の頂部を指で弄るアスランが恐いやら、情けないやらで目じりに涙が浮かんできた。
カガリは、徹夜でMSの整備をしているアスランを気遣って飲み物を持ってきてあげただけだというのに、アスランは黙ってそれを払いのけ、それどころか自分を押し倒している。
助けを呼ぼうにも、深夜という時間帯からかクルーの姿はない。
「……カガリがこんな時に来るから悪いんだ……」
アスランがうなじから顔を上げ離れ、口を開いたかとおもったら、そのまま赤いTシャツを一気に首まで引き上げられ二つの膨らみが外気に晒される。
だが冷気を感じる前に、アスランが両手でそれを包み込み。
「本当はカガリ、感じてるんだろ」
普段は見せないような自嘲的な微笑みを浮かべて桜色に染まるそれを舌先でつついた。
「ひゃぁぁん!ちが、違う…恐い、やめて…こわ…あっ」
アスランが普段戦闘で感じる恐怖に比べたらカガリの恐怖など取るに足らないものだ。
独善的な考えが頭を支配し、舌で硬くなってきたそれを転がすように舐めるとカガリの背中が一瞬跳ねて嬌声が狭いコックピットを支配する。
92黒いザラのアスカガ2:2005/06/16(木) 16:48:33 ID:LQaA8owy
「ん…んぅ…」
声に艶かしさがでてきたのを感じ、徐々に吸ったり軽く歯を立てたりしてカガリの反応を楽しんだ。
右手で空いた彼女の乳房の周囲を丹念に解し、あえて突起には触れぬようにして彼女の意識を自分の口の中一点に集中させる。
「はぁ…あぁ…や…私…お前を信じて…」
その言葉にアスランはゆっくりと頭をもたげると、彼の口と彼女の胸を透明な糸がてらてらと伝いそして切れた。
「信じる?俺をよく知りもしないで信じるなんて…よく言えたものだ」
言うがはやいか、カガリの腰にある衣服に手をかけるとそのまま腿まで引き下ろした。
下着まで一緒に下ろされ、カガリは小さく喉で「ひっ」と悲鳴をあげる。
彼女の両足は相変わらず座席の両側に乗せられたままだったので、そこから先は脱がされなかったのは幸いか、はたまたその姿勢からか露出と同時に小さな蕾まで見えてしまったのは不幸か。
アスランは乳房をいじっていた手をカガリの腿につたわせ徐々に場所を変え、うっすらと繁る陰部を指先だけでつついた。
「ひ、ひぁぁぁ!!」
「思った以上の反応。カガリ、濡れてるね」
「だ、だってお前がそんなこと…っう!いや、痛い!痛い…!!!」
言葉をさえぎるようにアスランは一気に中指を彼女の花弁へ突き立てた。
急な攻め苦にカガリは甲高い悲鳴を一瞬上げると、息を切らせて懇願する。
「…はっ…はっ……っ」
涙で声にならないカガリを気にも留めず、そのままアスランは中指の関節を折り膣の壁をなぶる。
十分な潤滑に難なくそれは許容された。
「どんどん濡れてきてるのに痛いはずないだろう?」
アスランの言葉通り、掻き出したかのように次から次へと透明な蜜が彼女の中から溢れ、彼の指を、手のひらを、手首を伝いコックピットに落ちる。
「うぅん…んぁ…そんな…こと…な………ああん!!」
「ほら、俺の手をどんどん汚していく」
「ち、ちが…う…お前……」
93黒いザラのアスカガ3:2005/06/16(木) 16:49:37 ID:LQaA8owy
カガリはまだ信じられないという表情で涙を流しているものの、頬はすっかり上気して桃色にそまり、色っぽい声がアスランの手の動きにあわせて断続的に口からついて出てしまう。
それどころか最初は確かに痛かったものの、彼の指が熱を持ったそこから出し入れされるたびに僅かに腰が動く。
「あっ、あっ、ああああん!!…いっ…そこ…」
「二本でも入る?」
言うやいなや、一旦指を抜かれたかと思うと先ほどよりも大きな圧力に体の芯を揺さぶられる。
「ひっ、ああ!いやああ!」
先ほど以上に体をびくびくとさせ、今や彼女の腿を伝って下着やズボンでさえも湿り気が見てとれるほど。
アスランは満足気に彼女の首筋を一回吸い上げ、軽く彼女を突き上げる中指と人差し指の爪でぶつぶつとしている壁を摺った。
「きゃひぃいいっ!!!」
揺れる彼女の膝が痙攣するようにがくがくとしたのと同時に、一気にアスランの手を濡らす蜜の量が増える。
膝の痙攣以上に、縮小する膣の動きを感じてアスランは指を引き抜いた。
「ひっ」
名残惜しげに彼の手の後を追う愛液が、行き場のないまま彼女の腿をどんどんと汚す。
いまだ花弁は収縮を繰り返し、ぽたぽたと流れきらない量の液は座席に落ちて、まるで泣いてるようだった。
アスランは栓をするように、そこに軽く口付けて尋ねる。
「いっちゃった?」
「……うっ…うっん……お前……」
まだ答える余裕はあるのか、涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔を歪ませてカガリは懇願した。
「もう…満足だろ…。イッた、って言えば、…はっ…おまえ、満足だ…ろ…」
ぐったりとしながらも生意気に睨んできた双眸を受け、彼の中で何かが弾けた気がした。
彼女の声はもう聞かない、聞こえない。
こんなことをしてそれでも尚、どうして愛してるなどと言えようか。
9490:2005/06/16(木) 16:51:21 ID:LQaA8owy
うわあ、ここで終わりです失礼しますた!
本番もあったんですけど、は、はずかしくて…ギャー!
皆さんの作品楽しみにしてます。
では (・|壁
95名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 16:52:23 ID:Hblp7TBT
>>959
だよな、少なくとも俺の知る8ネ申はあんな古風なしゃべり方じゃなかった

次スレは好きに汁
96名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 16:53:18 ID:Hblp7TBT
すみません誤爆しました
9790:2005/06/16(木) 17:10:29 ID:LQaA8owy
あ。書き忘れたんですが、前作SEEDの40話〜あたりです。
最近のアスランがへたれで妄想が浮かばないもので…古くですいません。
98名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 17:19:18 ID:Qh3XOv4l
>>97GJ!!!!!!
久しぶりのかっこいいアスランだ。
恥ずかしがらずに…続きもお願いしたい(*´д`)
99名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 19:50:32 ID:lrHI9ci1
アスカガきた。
コクピットいいよーGJ!
100名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:41:38 ID:jbITy9GH
>>97
GJGJ!!
アスカガイイヨイイヨー、本番もお願いしまつ。
101名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 21:44:35 ID:Wujpb7tx
>>94
GJ!!!萌えた萌えた。
久々のヘタレじゃないアスランいいものだね。
出来れば続きをお願いします。
10290:2005/06/16(木) 22:08:00 ID:LQaA8owy
>>98->>101
皆さんありがとう。゚(゚´Д`゚)゜。
受け入れてくれる人がいて嬉しいです。
勇気だしてみてよかった!
今続きかいてるので、今夜中には投下します。
思ったより長くなってしまっていてorz
103名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:19:08 ID:ILucEuxe
>>102
がんがれ。期待して待ってる。
でも投下するときにもう少し短めに改行した方がいいんじゃないかな。
1行あたりが長い時があるよ。
10490:2005/06/16(木) 22:20:05 ID:LQaA8owy
>>103
それ自分で投稿してからしまったとおもった_| ̄|○
ありがとー頑張る。
105黒いザラのアスカガ4:2005/06/16(木) 22:39:57 ID:LQaA8owy
「満足?どうして?俺が今どれだけ我慢してやってるかわかってるのか?お前は」
「わかるかよ!こんなことされたら分かりたくもないっ!」
実際、カガリの位置から彼の下半身を見ることはできないが容易く想像にいたる。
少し目をやったところで自分のあられもない秘部の一部だけが見え、慌てて目を瞑った。
(こんな格好だったんだ…)
視界の隅に一瞬見えた、カガリ自身のてらてらとした腿が羞恥心を高め、
改めて異常さを認知した。
途端にふと、ずっと肩や腰に乗っていた重みが取れた。
と同時に後ろ手に組み敷かれていた両手に血が戻っていく感覚がする。
「…アス…ラン…?」
「手、ずっとその体勢だと痛いだろ」
あれだけ好き放題やって今更手の心配をされるのも矛盾した話だと思うが、
確かにこれ以上体重をかけられていたらどうにかなってしまいそうな程痛かった。
これでやっと解放されるのだと思い、疲れた体を少し浮かせて手を出し、
狭いコックピットに泳がせてみた。
自分の手だと分かると、慌てて首のところまで上げられていたTシャツを下ろし、
こんな格好は一刻も早くおさらばしたいと思い両足を閉じようと股に力をこめるも。
「…アスラン、どいてくれないか。そこにいると邪魔で…」
「何故?これで終わりのはずなんて、そんな都合のいい話」
あるわけがない。
アスランのまるで泣き笑いのような瞳と一瞬視線が交錯したが、
すぐに狂気にとってかわる。
「おまっ!まさ…まさか!…や…いやだ…もう…」
彼の本意を本能で察知すると、乾いたはずの涙が再び浮かんでくる。
今までの体験だけでも自分には未知だったのに、
これ以上など遠いいつか訪れるかもしれない未来の話でしかなかった筈だった。
アスランは体をひねって体躯を屈め、器用にカガリの左足を持ち上げれるだけ高く持ち上げる。
といっても狭いここでは、肩口までが精一杯なのだが。
106黒いザラのアスカガ5:2005/06/16(木) 22:42:45 ID:LQaA8owy
彼女の上体はますます動きづらくなり、手の自由が利くといっても体勢を維持するために
座席に捕まるので一杯一杯の格好になる。
さらにその動きとともに膝のあたりでひっかかっていた下着とズボンは完全に脱がされ、
狭苦しいコクピット内に投げ出されたかと思うと、アスランの靴下で踏みにじられた。
完全にカガリの下半身がむき出しになってしまい、
先ほど彼女が自分で下ろしたTシャツだけ身につけてるのがむしろ滑稽である。
「やだ、やだ!いやだーーー!!」
泣いてまだ痺れの残る両手でアスランの体を引き剥がそうとするがびくともしない。
男と女の力の差はこんなにも歴然なのかとカガリは絶望感が襲ってくるのを感じた。
「いやな筈ない。まだ濡れてるだろう?まだだよカガリ」
片足を持ち上げられたことで余計に露わになってしまい、
屈んでいるアスランの目の前に自分の一番見られたくない場所が来ている。
カガリにできる事といえば、すすり泣く声を抑えて
行為が見えぬように自分の目と顔を両手で覆うことだった。
「んふ…っ…んう…」
アスランはそのまま彼女の蕾に口付けたかとおもうと
じゅるじゅるとわざと音を立てて吸い上げた。
それと同時にアスランは舌をカガリのまだ濡れそぼる内部にあてがい、そのまま押し開く。
生暖かい異物感に思わず硬く閉じた目を開いてしまい
口からも信じられないような甘い声が漏れてしまった。
「あっ、あっいやっ、だめ……じんじんする…ぅ…」
ちゅぷ、じゅじゅっ、ちゅく。
水音と途切れ途切れの女独特のあえぎ声が暫く反響し、彼と彼女自身の耳に届く。
アスランが少し顔を上げてカガリの表情を確認すると、
顔を真っ赤にして嫌だ嫌だと騒ぐ割に喜んでるかのように見えた。
両手で顔を全部隠し、小さな女の子らしい肩といまだ濡れた跡がなまめかしく残る腿をびくびくと震わせる。
107黒いザラのアスカガ6:2005/06/16(木) 22:44:23 ID:LQaA8owy
そろそろ頃合かと、アスランが舌を内部から抜くととろっとした愛液が頬にかかった。
片手でそれをぬぐい、一旦カガリの脚を元のように座席の端にそっと下ろし、
浮いていた彼女の腰をシートに沈める。
そして空いた手で彼は自分のズボンに手をかけた。
その気配を察知したのか、カガリは顔を覆っていた手をはっと離し
ひゅうっと喉を鳴らして悲鳴をあげる。
「っん………な、なんでお前脱いで…!?」
「脱がないとできないじゃないか」
アスランがさらっと言ってのけた内容を反芻すると
先ほどの行為で熟れた林檎よりも赤かったカガリの頬は瞬時に青くなってしまう。
「最低だ!お前最低だよ!!」
「分かってる。最低なことをしてるつもりだ。でもその位のリスクを負っても俺は…」
泣き出しそうな目をして見つめられて、それ以上何故か罵りがでてこなかった。
こんな所で犯されようとしているのに。
なんとか言葉を繋いでアスランを止めようとしている間に、
彼が覆いかぶさってきたので視界が再び彼の髪の毛で覆われる。
すると熱くなっていた彼女の蜜壷に何かあてがわれる感触がした。
熱い、硬い、そうとしか表現できないのにカガリにはそれが何か容易に想像できてしまった。
慌ててアスランの体を精一杯起こそうとするも、
両手をしっかりと押さえられてしまい無駄に体躯がびくんびくんと変に波打っただけだった。
アスランからしてみれば、それは誘うようで。
「アスラ………!!!!」
思いとどまらせようと発した声は、声にならない悲鳴に転じる。
急に秘所にあてがわれたそれはメリメリと前進を始め、どう考えたってこれ以上その剛進むのは無理だとしか
思えないのに少しずつカガリを侵食していく。
体が中央から半分に割られるような痛みと、熱さに、今までで一番大きな絶望の悲鳴をあげてしまった。
「いやああああああああ!!!!痛いぃぃ!痛い、痛い痛い!!!無理、無理!!!!や、やっ…!!!」
枯れたとさえ思った涙が再び滝のように出て、アスランの髪をしとしとと湿らせる。
まだ猛る彼自身の4分の1も入っていないというのに
カガリの全身から汗がぶわっと噴出し危険を告げる。
108黒いザラのアスカガ7:2005/06/16(木) 22:46:17 ID:LQaA8owy
何とか異物を排除しようとカガリがお腹に力をこめるとアスランがくぐもった声をあげた。
「こら…痛い…力抜け、このバカ!」
「バカ…とはなんだこの…ば…か…あああんっ!痛いっ!だから痛いぃぃっ!!」
こんな状況下でもバカという言葉は聞き逃せないらしく、
押さえつけていた手に力がこめられるのが分かった。
もうこんな状態で四の五の言ってられない。
限界まで張り詰めたアスランもカガリ同様に余裕がないのだ。
アスランは腰に体重をこめて、一気に。
打ち付けるように、彼女の膣を、躯を割った。
ぷつん。
「あああああああああああっっっ!!!!!!」
糸が切れる感覚が一瞬したと思ったら、次の瞬間には激痛が一気に全身を駆け抜ける。
貫かれたその場所から痛みが波紋のように広がり
脳に届いたかとおもえばまた次の痛みが襲ってくる。
カガリは絶え間のない激痛に、獣のように声をあげるしかできなかった。
「ひぃぃああああ!!!いた…あああ!」
一方のアスランも、思いのほかにきつい彼女の膣内に軽い痛みを覚える。
だがそれ以上に、潤を帯びて搾り取るように締め付けてくる心地よい感触に一瞬で達しそうになってしまう。
だが我に返らせたのは、結合部からぽたぽたと音を立てて流れる彼女の赤い一筋の。
「……やっぱり初めては…痛い…か」
「う、うああ…ああうぅ…」
カガリは唇をかみ締めてそれを肯定するかのように首を振る。
(どうせこの機体は数えきれないほどの血を吸ってきたのに、何を今更)
アスランの脳裏を一瞬過ぎった考えに、益々虐心が首をもたげてくる。
まだ止まらぬ血の流れと共に、張り詰めるそれをギリギリまで引き抜いた。
「はぁぁぁ……い…痛い…」
涼しくなった膣内にカガリが安堵する間も与えず、アスランはそれを一気に元に戻した。
「やああああああああああ!!!!!!?」
その刹那、カガリはこれ以上ないくらいに背中を弓なりにして撥ねた。
肺一杯に空気を頬張って涙を流してアスランに懇願する「んんんああああぅ…!!ひぃ……はっ…はっ…む…無理…やめ…もうやめ…て…」
だが彼はそれには答えず、貫いたまま小刻みに腰を動かし始めた。
109黒いザラのアスカガ8:2005/06/16(木) 22:48:19 ID:LQaA8owy
「あっ、あっ、あんっ!いっ!ひゃぁぁぁん!!」
先ほどの聞くに堪えない絶叫とは違い、腰の動きに合わせてカガリは嬌声をあげはじめる。
決して痛みは取れてないのだろうが、女を感じさせる確かな種がそこにはあった。
「あ、アスラ…っ!いっ!んん!ん!」
何せ存分に体の自由の利かない空間では思い切り腰を抜いたり浮かせたりといった行為はできない。
だが変わりに密着したままお互いを感じることが可能であるという利点がある。
アスランは抑えていたカガリの両手を離してやると、自分の首ねっこにかじりつかせた。
無我夢中でアスランの頭を胸にかき抱き、彼女は酸素をむさぼり、代わりにあえぎ声を吐き出す。
ぱちゅん、ぱちゅんという厭らしい湿った音と
アスランの荒い息遣いはカガリの声にかき消されるように飲み込まれていく。
「あっ、やだっ、そこ…ん!」
「……カガリの中…熱くて…溶けそうだ…」
コックピット内は彼らの熱でむせ返るような湿度と温度になっているにも関わらず、
それ以上にカガリの中は熱を帯びて彼を締め付けてきた。
たまに角度をかえ、下から突き上げるようにカガリの膣壁をすってやるといっそう声が跳ね上がり、
悦ぶように蜜がとろとろと流れ出しては座席に水溜りを作っていった。
「ひゃ、ひゃああ!!はっ!あん!あっ、あっ!いい…気持ち…い…!」
縋ってよがるカガリの声に、今や痛みは感じられない。
あまり動かずに小刻みな動きを繰り返してあげている分だけ負担が少ないのだろう。
アスランは今まで我慢していた分、臨界点がはっきりと見えてきた。
「どうせ、なら…一緒がいいだろ…」
言うが早いか、右手で結合部分の少し上。
彼女の赤く小さい花弁に隠れていた突起を指の腹で擦ってやった。
「い、いいいい!!!や、アスラン!!そこだめえええ!!!」
はっきりと彼女の膣内部が収縮するのが分かった。
ただでさえきつかったのに、もうそこにいるのが不可能であるまでに締め付けられ
共にいこうではないかと誘われる。
「…カガリ、いくぞ…」
「はっ、はぅ…ん…!え、…いく…って…え、あ、あああああああ!!」
最後にえぐるように突き上げ、爪を立てて彼女の赤い豆を摘み上げる。
110黒いザラのアスカガ9:2005/06/16(木) 22:50:16 ID:LQaA8owy
「い、いやあアアァッァ!!アアアッ……アッ、何か…な…か…で…熱…アアアゥゥン!!」
口がぱくぱくと動くのに合わせて、アスランのものを咥えこんでいる口も同じように動いた。
カガリの中が断続的に動き出す。
彼女自身が痙攣してるのか、はたまた彼の剛直が痙攣しているのか分からないくらいに熱い。
どくどくと何かが流れ込んでくる感触だけがリアルに伝わる。
カガリが意識を飛ばしそうになる中で、アスランも同様に食われそうな錯覚を覚えた。
「く…」
彼女の膣に納まりきらずに、ぽとぽとと白い液体があふれ出し彼の膝を伝う。
生ぬるいその感触に我に返り、いまだ勢いの残る己自身を引き抜いた。
こぷっ、と水が零れる音がして溢れるように行為の痕が滴り落ちる。
111黒いザラのアスカガ10:2005/06/16(木) 22:50:44 ID:LQaA8owy
しばらくお互いの呼吸音だけが狭いコックピット内を支配した。
「………何で私を抱いた」
「………」
まだ頬を桜色に染めたまま、体勢も変えずにカガリはひたとアスランを見つめて問う。
彼は目も合わさずに上体を起こして、ハッチを内側から開けた。
すると涼しい風がぶわっと髪を揺らし流れ込んできた。
カガリに対する出てもいい、というメッセージなのだろうが。
「おい、納得いくかよ!なんで、こんな…」
「ああもう、うるさいんだよ!毎回毎回お前は!なんでそんなに俺に近づくんだ!」
「はあ?好きだからに決まってるじゃないか…それなのにお前は…さ」
今更襲ってきた罪悪感に目も合わせれない自分はなんと惨めなのだろう。
そしてそれを受け止めて尚自分に好意を向ける彼女はなんとひたむきなのだろう。
「……明日死ぬかもしれないのに…俺も同じ気持ちだなんて言えるわけがない…」
「でも体だけは求めるんだな?」
「……」
「恐がりの卑怯者だ」
「……」
何とでも言え、と顔を背け足元に散らばった衣服を拾い上げると、カガリが起き上がる気配がした。
「おい、おま…」
アスランが呼びかけるより早く、彼女はぽんぽん、と彼の背中を叩いて。
「よしよし」
と笑った。
ぐちゃぐちゃに濡れたシートに、どちらのものか分からないが涙が
墜ちて血と混ざった。
11290:2005/06/16(木) 22:52:03 ID:LQaA8owy
終わりました。
長くなってしまって申し訳ないです(´・ω・`)
10もレスを消費してしまった…うおお。
途中励ましてくださった皆様ありがとうでした。
113名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:53:12 ID:J04cFSga
>>112
リアルタイムで読んでしまいますた。
これはいいアスカガエロですね(;´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア
黒アスハァハァ 処女カガリハァハァ

萌えた萌えたー!乙です。もっかい読んでこよ。
114名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:28:35 ID:g12GmI7f
>>112
GJ!(;*´Д`*)ハァハァ
115名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:37:20 ID:Qh3XOv4l
>>112禿しくGJ!!!!!!!
萌え尽きた…黒ザラいいな、カガリも健気で可愛い
116名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:31:55 ID:BtkIvpol
>112
>「こら…痛い…力抜け、このバカ!」
>「バカ…とはなんだこの…ば…か…
ワロスw
余裕のない二人に萌えました。GJ。
11790:2005/06/17(金) 01:48:19 ID:P4irG4Ki
名無しに戻ろうかとも思ったけどもう一度失礼しますよ。
>>113-116まじで嬉しいありがとう。
反応が気になってたもので…ちっとでも萌えてもらえてよかった(ノシ^ω^)ノシ

>>116
あー、そこ狙ってますたw
118名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 03:16:54 ID:t8rpwtQe
>>111
GJ!!
エロ部分も大変良かったけど、エピローグがまた良かったです
カガリは器が大きいね
119名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 17:43:46 ID:Zm6B1QKC
まとまったアスカガ!
良かったですよ。なんつかアスカガ相性いいよ。
120名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 18:37:21 ID:m3L2j7x5
カガリはまっすぐでかわいいなぁ
ものすごいM気質なのに、最後は大きく包んでくれるんだな
なんかうるうるしまちた
121キラフレ初夜1:2005/06/17(金) 19:08:47 ID:u32jxl3d
16話初夜です。キラは童貞ってことでひとつ。

挿入部のぬめりが赤い液体であることに気づいた。
フレイの顔を覗き込む。かなり辛そうな顔をしていた。
痛いのだろう、歯をくいしばっている。吐息が荒い。息をするのもままならないようだった。
傷つけてしまった……そのことに気づき、愕然とする。
もう戻れない。何もなかったことにできない。そうか、これが彼女の狙いだったのだ。取り返しのつかない罪を僕に背負わせることが。
ぐいっと足を持ち上げた。目の前に自分と彼女の結合した部分が生々しく常夜灯の明かりに照らされ、興奮で一気に血液が沸騰する。
この感触と、この光景。一度でもこれを味わってしまえばもうどんな言い訳も後悔も通用しない。
……騙されてもいい。彼女とこれを続けることができるのなら。
破瓜の傷みを少しだけ待つことにした。
フレイの顔はまだ脂汗が浮いている。眉がピクピクと動いて痛みを必死でやり過ごそうとしている。
慣らそうとしているその姿に愛おしさがこみあげてきた。
枕を腰の下に入れた。少し身体が持ち上がってフレイが大きく胸を揺らした。
豊かなその胸が目の前で乳首を勃たせているのを見て、なんていやらしい姿だろうと視線をそらすことができなかった。
何もかもすべて僕の前にさらけだしている。彼女のすべてが僕に捧げられている。
しゃぶりつくように突起を噛んだ。
「い、たっ…」
……たまらない。こんな声がきけるならもっと乱暴にしたくなる。
自分でもひどく凶暴な気持ちになっているのがわかった。この血を見たせいだろうか。それとも。
「キラ……、いたいっ……」
「ごめん」
謝りながら唇を塞ぎ、突き刺した自分のペニスをゆっくりと動かした。
やっぱり奥で少し痙攣している。まだ動かすのは無理かもしれない。
でもこんな刺激、いつまでもずっと耐えていられる自信がなかった。
122キラフレ初夜2:2005/06/17(金) 19:09:35 ID:u32jxl3d
「フレイ、動いても大丈夫?」
「……う……っ」
「やっぱりまだ痛い?」
「おね……がい……」
「え?」
「……抜いて……」
今さらなにを言ってるんだ。
そんなことできるはずがないだろ、と言おうとしたがフレイの顔は苦渋に満ちていた。
そればかりじゃない。……泣いている。
感情のすべてが凍りつくような気がした。
ここでやめることもできるだろう。
何もなかったことにはできないけれど、少なくともフレイの苦しみを取り除いてあげることはできる。彼女はきっと肉体の快楽など求めていない。
だけど。
今さらなかったことになんて――。
「できない」
「……っ」
「ここまでしたら同じだ。痛いのは僕も同じだよ。フレイ、僕と協力して」
「いや……」
「身体の力を抜いて。少し抜くから。息を吐くんだ、いい?」
「いや、いやよ……」
「フレイ!」
「わたし……こんなの……したくなかった、のに……」
「そんなのってないよ」
「うっ……」
「泣きたいのはこっちだ。……フレイ」
「ううっ……」
「このまま強引にすることだってできるよ。でもそんなのはいやだ。気持ちよくなろう、フレイ」
「いやあ…」
「逃げるな!」
123キラフレ初夜3:2005/06/17(金) 19:10:14 ID:u32jxl3d
両手を押さえつけて唇を重ねる。フレイの涙の味がしてすこし塩辛かった。
逃げる舌を追いかけて吸い上げるとため息のようなうめき声がきこえる。それがどんどん下半身に熱をもたせていく。
君の声だけで、もうこんなになっているんだ。
フレイ、どうして……どうして、許したの。こうなるってわかっていたはずだ。
泣いて逃げればどうにかなるとでも思っていたのか。僕の気持ちを知っていたはずなのに、どうして。
やるせなさをぶつけるようにフレイの唇を貪った。口づけながら少しずつ身体をずらせていく。
胸の下でフレイの柔らかな突起があたる。触れている部分が少しずつ熱を持ってきた。興奮が高まっていく。とまらない。
ビクッ、と彼女の身体が硬直した。
僕の熱を体内で感じてくれている。フレイの中が波うつように蠢いていく。
もう我慢できなかった。糸をひきながら口を離すと、フレイの両足を大きく広げる。
「あっ……や、いや!」
「動くよ」
「いや、待って、いや!」
「いやじゃないだろ?」
「だって、……い、痛いの」
「僕もだよ。すごくキツイ。中で腫れていくみたいだ」
「……っ!」
「だから君の助けが必要なんだ」
膣の奥を突いた。
フレイの声にならない悲鳴があがる。本当に声が嗄れてしまったみたいになんの音もきこえない。
かはっ、と息を吐き出すと胸をのけぞらせた。その扇情的な光景に煽られるように膝を曲げて腰を突き出していく。
124キラフレ初夜4:2005/06/17(金) 19:10:54 ID:u32jxl3d
自分でもこんな大胆な動きができるとは今の今まで思ったことがなかった。
フレイの中は想像以上に気持ちよかった。
ぴったりと纏わりつく襞のビラビラが亀頭やカリを擦って、そのたびに陰嚢が収縮していく。こんなに射精したくなる感覚は初めてだった。
それはそうだ。女性器の中に埋めたのはフレイが初めてで、そして初めて恋した人だから。
どうしてこの人を好きになってしまったんだ。
たとえばもっと違う人ならよかった。学園でフレイを遠目から見たりしなければ。彼女の噂がきこえるたびに耳をそばだてた。
フレイ・アルスターは手の届かない人だった。
いまこうして自分のものになっていることも信じられない。
フレイの手を握りしめる。痛みから逃れるためか、思いもよらない力でぎゅっと握りかえしてきた。
熱い、と譫言のように言っている。彼女の中は燃えたぎるようだった。きっと内からも外からも僕の熱で犯されている。
僕も彼女の熱でどうにかなってしまいそうだった。
フレイの頬に手をのせる。たまらなさそうに目を細めて指を噛んできた。
ああ、気持ちよくなってきているんだ。
濡れる音がたえずきこえてくる。それは身体が異物を受け入れようとしてくれる証だった。
「フレイ、気持ちいい?」
「うっ……はぁ……」
「いいんだよね。……ここは?」
「あっ……そこ、だめっ」
「すごく勃ってる……フレイのここ」
「い、やっ……言わないでっ」
「ねえ……僕たち、ひとつになってる……んだよね……」
「……あ、ああっ」
「フレイ、フレイ……好きだって……言ってよ……一言で、いいから」
125キラフレ初夜5:2005/06/17(金) 19:11:26 ID:u32jxl3d
フレイは苦しそうに喘いだ。僕の言葉がきこえてないみたいだ。少し残念な気もしたが、きこえてなければそれでもいい。
もっと深くフレイと繋がりたい。
体位を変えようと彼女の身体を抱えた。繋がったまま俯せにさせると、腰を高く持ち上げる。
フレイの尻を鷲掴みにしながら深く入れると、今度こそ高い嬌声があがった。
「ひっ、あああっっ!」
「くっ……!」
一瞬、フレイの内部がギュッと締めつけられた。
あまりの快感に目の前が真っ白になっていく。今まで感じたことのない愉悦が脳内を満たしていく。
こんな……セックスがこんなにイイものだったなんて。
なにも考えられない。フレイの身体を貪ることしか。
どうすれば彼女の快楽を導けるだろう。お互いに気持ちよくなれるだろう。フレイの胸を掴みながら背筋を舐めた。
「キ、ラッ……やめ、もう……やめて!」
「いやだ」
「キラッ……!」
「やめたくない」
フレイが怖がってベッドの柱にしがみつこうと腕を伸ばした。
その手を押さえつけると恐慌状態になったように腰を振ってくる。
かえって刺激的なその動きに苦笑を浮かべて背後からきつく密着した。
「今さら……やめられないよ」
耳元に息がかかる距離で囁くとフレイと繋がっている部分から愛液が滲みだした。僕の言葉に反応してくれている。
さらに下から突き上げて胸を鷲掴みにすると、泣き声のような声で叫んだ。
「こっ……壊れちゃ……だめえっ!」
「ふうっ……壊れて……いいよ……壊したい……!」
126キラフレ初夜6:2005/06/17(金) 19:11:58 ID:u32jxl3d
彼女の細い腰、豊かな胸、汗ばんだ肌、赤い髪、そしてどんどん濡れていく秘部に身も心も溺れていく。
この人を抱いているのは僕なんだ。僕がこの身体を。身体だけじゃない。心も僕だけのものにしたい!
フレイの両足を掴んで持ち上げ、ベッドの柱につかまらせた。
無意識でとらされた格好に気づき自分の姿に驚愕して振り向いた彼女の唇を塞ぐ。
「んうっ……やっ……は、離しっ」
「しっかり……掴まってて」
ここからが本番だ。フレイの体重を使って思いきり腰を動かす。
両足をがに股にさせられ縋るものはベッドの柱しかないフレイは、下からくる衝撃に耐えているだけで精一杯だった。
「ああああっっ……! いやああっっ……」
「はあっ、はあっ……くっ……フレイ!」
ぐちゅっ、ずちゅっ、と濡れた音が部屋中に響いている。
僕の先走りと彼女の愛液でシーツはもうぐしょぐしょに濡れていた。結合部は二人の体液で満たされ、血も流れきってしまったかのようだった。
奥深くでフレイの鼓動を感じる。
そこを目指してひたすらに突いた。
僕のものを絞りつけようとする官能的な刺激も挿入部の襞のざわめきも魅了してやまなかったが、フレイの奥深く……何かにつかえているような固いところが、僕と彼女の終着点のような気がしてとまらない。
もしかしてここが、子供ができるところだろうか。
フレイは喉をのけぞらせて何かに気づいたかのように柱にしがみついた。
ぎゅっといきなりきつく締めつけてきて思わず息がとまる。
イキそうになったペニスをなんとかやり過ごしてフレイの首筋に口づけながら言った。
127キラフレ初夜7:2005/06/17(金) 19:12:29 ID:u32jxl3d
「フレ……力を、抜いてっ」
「や……いやっ!」
「フレイ……!」
「いや、これ以上……こないでぇっ……!」
フレイの身体が小刻みに震えていた。怯えている。それがわかって血の気が一気に引いていくのを感じた。
なんで……?
ここまできて、どうして。
僕がコーディネイターだから?
君のおそれるものだから?
感じてくれているのに。こんなに熱くなって僕のものを受け入れてくれているのに。
そのとき室内通信音がきこえた。
「……っ!」
フレイの身体が硬直する。
ベッドのすぐ脇にモニターがある。つけてしまえば今の状態が相手に丸見えだ。
フレイの力が抜けていく。緊張の汗が背中を流れていくのが見えた。
力が抜けた隙をついてぐいっと奥深く押し込むと、フレイがくぐもった悲鳴をあげた。
「キラ……!」
「黙ってて」
繋がったまま通信を切った。
こんな状態で出るようなことはさすがにできない。向こうだって僕が寝ぼけて切ったと思うだろう。
むしろそう思って欲しいと願っていたが、無情にも通信音が再び響いた。
128キラフレ初夜8:2005/06/17(金) 19:13:00 ID:u32jxl3d
「ど、どうし……っ」
フレイがパニック状態で顔をこっちに向けている。僕になんとかしてほしいと言っているような瞳だった。
そっと頬に手をのせて口づけをかわす。
「静かに……声をたてないで」
フレイの口に手をあてて回線を開いた。
ぎょっとしてそれを見た彼女にモニターの端を指さす。
“SOUND ONLY”の文字を見てホッとしたような息を手のひらに感じ、また隙をついて挿入したまま奥を突いた。
「……んっ!」
「じっとして」
フレイは耐えきれないような目で見つめかえしてきた。それに笑みを零すと彼女の足を降ろして背後からぎゅっと抱きしめる。
縋りつくように僕の手に手を重ねる彼女に、不思議とさっきよりも深く繋がっているような心地がした。
「……はい」
『キラ? ――ごめんなさい、寝てた?』
「大丈夫だよ。なに?」
声はミリアリアだった。一瞬だけ声を強張らせたが、気づかれてはいないようだ。フレイを見るとかすかに身体を震わせていた。
「……大丈夫だから」
耳元に彼女にだけきこえるように囁くと、ぎゅっと締めつけてくる熱に思わず吐息が漏れそうになった。
129キラフレ初夜9:2005/06/17(金) 19:13:32 ID:u32jxl3d
『フレイ、そっちに行かなかった?』
「……いや。きてないけど」
『そっか。……なんかサイが探していたから』
「サイが……?」
『もしフレイを見たら、サイに会うように言ってあげてね』
「サイが、なんて?」
『ちゃんと話がしたいって……フレイ、様子が変だったし……』
「…………」
『ご、ごめんなさい。おやすみ』
回線が切られた途端、フレイの身体を押し倒した。
「……きゃっ」
「続き、しよう。フレイ」
彼女にどういうことかきいてみたい気持ちはあったけど、フレイはサイのところじゃなくて今は僕のところにいる。
それだけで十分だった。
「キ、キラ、待って、まだ……あっ!」
口を塞ぐ。そうしながらも胸の尖りを指で押し潰しながら下から揉みしだき、右足を抱えた。
とまっていた動きが再開されてフレイの膣が急激に収縮する。
「くうっ……もう、とめない……から」
なんと言われようと、どれだけ拒絶されようと、もうやめるつもりはない。
僕の虜にしてみせる。サイのことなんか考えられなくなるくらいに。
……サイ、きみに恨みはないけど、仕方ないんだ。僕はもうフレイがいないと。
130キラフレ初夜10:2005/06/17(金) 19:14:07 ID:u32jxl3d
フレイの右足を抱えたまま膣の入り口から上のほうを擦ると、彼女の表情に変化が見られた。
瞳が潤んでいる。頬に赤みが増して喘ぎが断続的にとまらなくなっている。
魅入られるように覗きこんでいたとき、フレイの手がぎゅっとシーツを握りしめて高く悲鳴をあげた。
「ああああああっっっ…………!!」
すご……い。腰から下が喰いちぎられそうだ。
フレイの中がこれ以上はないくらいキツく締めつけてきて、中からじわっと暖かいぬめりが出てきているのがわかった。
それでもなお収縮がとまらない。……もしかして。
フレイ、イったんだ……。
ゴクリと喉を鳴らして、まだビクビクと痙攣しているフレイを見下ろした。
口元に手をあてると熱い吐息がかかった。焦点のあっていない瞳を見て彼女の意識がもっていかれたのがわかる。なんて魅惑的な表情なんだろう。
「うっ……」
亀頭の先がジンジンと痺れている。フレイの顔を見ているだけでこうだ。早く射精したいと身体は訴えてきているが、一緒に極めたかった。
さっきフレイが反応したところをもう一度動かす。
少し上のほうだった。こりこりとあたるものを感じたとき、またフレイの身体が無意識に戦いた。
指でそこを探ると包皮がめくれた芽が襞の中からあらわれた。ヒクヒクと動いている。
初めて見るそれに目が奪われた。
……話にはきいていたけど。女の人が一番感じるところ。それも剥けている状態はあまりにも敏感で痛いくらいだという。
さっき知らないでここを擦ってしまったから、フレイは達してしまったんだろう。
131キラフレ初夜11:2005/06/17(金) 19:14:36 ID:u32jxl3d
「フレイ……フレイ…」
唇を重ねて舌をこじあけてみても反応しない。フレイの瞳はまだ虚ろだった。
彼女の身体を抱き上げて正面を向かせるとそのまま胸の中に寄りかからせる。
今度は座った姿勢でしたい。
フレイの両足を腰にまわし、深く根本まで繋がったままの結合部を見た。
このまますることもできるけど、できればフレイから動いて欲しかった。
さっきも無意識に僕の動きにあわせてくれた。この姿勢ならもっと大胆にしてもらえる。
「フレイ……」
意識のないフレイの唇を貪る。そうしながらも髪に手を入れて胸を揉み続けた。
もっと淫らに、もっといやらしい身体になって欲しい。僕だけにしかそんな姿を見せられないように。
「ん……ぅ……」
フレイの意識が戻ってきた。僕の髪に指を絡めている。
ぐいっと首を引き寄せてさらに深く舌を絡めると、熱い息とともに飲み込めない唾液が口から溢れて零れてきた。
「あっ……ふぁ……ま、まだ……するの……?」
「ふう……今度はフレイが……動いて」
「え……ど、どう……やって?」
「僕が腰を支えているから……」
ようやく今の状況を把握したフレイが僕の胸に縋りついて顔を見上げてきた。泣きそうな顔をしている。
「フレイ」
「う、動くなんて……無理……」
「僕も一緒に動くから……背中につかまって」
「キラ、わたし……熱い。熱いの。苦しい」
「僕も苦しい。ね……一緒にイこう」
132キラフレ初夜12:2005/06/17(金) 19:15:04 ID:u32jxl3d
フレイの尻を持ち上げると、縋りつくように背中に腕をまわしてきた。
ズルッと亀頭が入り口から現れる。それを間近で見たフレイが真っ赤になって僕の顔を見つめてきた。
これが君の中に埋まってたんだよ。
そうわからせる意味もこめて再び深く最奥まで入れた。
フレイが喉がのけぞる。追いかけるように首筋にキスして鎖骨から乳首まで丹念に舐めていった。
「フレイ、動いて」
ふるふる、と首を振っている。
できないなんて言わせない。だってこんなに震えて感じているじゃないか。君だってもっと極めたいと思っているはずだ。
ベッド脇のモニターに僕たちの裸体が映しだされていた。部屋の明かりはわずかだったけれどもう目が慣れて鏡みたいにはっきりと見える。……そうだ。
フレイの身体を反対にした。
両膝を持ち上げて彼女をモニターの前に晒した。
排泄をするような格好で貫かれている。その扇情的な光景を彼女にも見せようと耳元に囁いた。
「……見て」
「え……あっ?!」
自分の姿を目の当たりにしたフレイは驚愕して身をのけぞらせたが、後ろからがっしりと抱きしめていたからその動きはむしろ繋がりを深くするだけだった。
膣の奥で亀頭が擦れる感触が気持ちいい。快感に吐息を荒げながらフレイの顎に手をかけて固定した。
「見て。……僕たち、繋がってるんだよ。ここで」
「あ……あああ……っ」
「自分の顔、見てよ。感じてるの、わかるだろ?」
「ちがっ……こんなの……」
「気持ちいいんだよね。一緒に気持ちよくなろう。僕ももう……」
我慢できそうにない。
133キラフレ初夜13:2005/06/17(金) 19:15:38 ID:u32jxl3d
フレイの腰を掴んで断続的に下から突き上げると、前のめりになったフレイがモニターに手をついた。
そのまま背後から突きまくる。
動きを早めて膣を縦横に動かすとだんだんフレイが腰を動かしてきた。
「あ、あ、ああっ、くああ、ひ、もっ……!!」
「ふう、ふっ、あっ、ふあっっ、あああっ、出すよ、フレイ!」
ぎゅっ、ぎゅっ、と締めつけてくる動きに声をおさえられなくなる。
ズブズブとペニスがめり込んでいく光景が生々しいほど鮮烈で、そうしているのが自分だと思うとこのまま死んでもいいと思えるほど気持ちが満たされた。
ああ、フレイと繋がっている。フレイの中に僕がいる。彼女をよがらせているのは僕なんだ!
フレイの口の中に指を入れる。絡まってくる舌と唾液が気持ちいい。
口の中も膣内と同じように掻きまわしていくと、彼女のすべてを征服しているという充足感で満たされていった。
「あぅっ……はあ、はあ、ふあっ……キ、ラ……キラッ……!」
彼女が僕の名を呼んでいる。
もっと、もっと呼んで欲しい。フレイの声をきいているだけでたまらなくなる。頭の中が真っ白になっていく。フレイのことしか考えられない。
背後からぎゅっとフレイを抱きしめた。胸に手を潜りこませて股の間に足を入れる。横から動かしながらフレイの耳元に囁いた。
「フレ…イ……辛い……?」
「うっ……も、もう……」
「ごめ……でも……これだけ、ききたい……」
さっき突いたフレイの感じるところを再び押し潰すように突くと、根本が痺れるほどきつく絞りとられた。
「僕が、好き……なんだよね……? フレイ……」
「あ……キラ……キラッ……!」
「好きって、言って……じゃないとこのまま……」
134キラフレ初夜14:2005/06/17(金) 19:16:12 ID:u32jxl3d
フレイはなんとか離れようともがいた。
さっきから擦りつけてる部分が感じすぎて辛いのか、喉をのけぞらせている。
豊かな乳房を弄りながらそこを重点的に責めていると、悲鳴まじりの声があがった。
「ぁあああっ……す……好き、……好きだから……! お願いっ!」
「フレイ……ッ!」
脳が痺れるほどの快感だった。もうなにもかもどうでもいい。彼女しかいらない。フレイだけいればいい!
彼女の奥深くを抉るように突き入れた。
「あ、ああっ……ああああっ!!」
「くっ、うっ、……っ!!」
耐えかねていた衝動がこみあげてくる。もう……限界だった。
フレイの手をぎゅっと握りしめて腰を押しつけると息をとめてその瞬間を待った。
フレイが身をのけぞらせて強烈な締めつけを与えてくれたとき、堰をきったように何かが溢れだしていくのを感じた。
「フレイ……フレイッ……!」
確かめるように名を呼び続けきつく抱きしめた。
腰が勝手にビクビクと動く。射精しながらもまだ蠢く彼女の中を味わおうとでもいうかのように、断続的な動きをとめることができなかった。
フレイはまるで屍のように腕をだらりと伸ばしている。その手を頬にあてるとまるで熱を持っているかのように熱かった。
フレイが僕の熱を感じている。
僕の鼓動と一緒に、彼女の鼓動も感じられる。
いまひとつになっているのだと、はっきりと思えた。
二人の汗と体液でなんだかすごい匂いがするけど、それすらも官能的な刺激になっていく。
135キラフレ初夜15:2005/06/17(金) 19:16:46 ID:u32jxl3d
「フレイ……」
なにか言って欲しい。声をきいて君だと感じたい。
だけど気を失ってしまったのか、ピクリとも動かなかった。まだ内部で時折思い出したかのように弾けているのに。
耐えに耐えたせいだろうか。なんだかいつまでも終わらなかった。
結合部を見ると受け入れきれない精液が逆流して溢れていた。
何度か腰を揺すって動かすと、大量の液体が落ちてシーツにぼたぼたと垂れていった。
すごい……こんなに出したんだ。
いつもの3倍はあるかも。好きな人とのセックスが、こんなに気持ちいいものだったなんて。それも初めてがフレイだったなんて。
最後にもう一度吐きだし、フレイの身体を正面に向けさせ顔を覗いた。目を閉じているけれどため息のような呼吸をしている。
その顔立ちをくまなく見つめた。
よく見るとあどけない顔をしている。それはそうだ。彼女はまだ14才だった。僕と一つ違いで、綺麗な声をしていて、どこにいても目立つ存在で。
知っているのは……それだけだけど。
ただ好きでいたときは、それだけで十分だったのに、今は……もっと知りたいと思ってしまっている。
フレイのこと、もっとよく知りたい。
何を思っているのか、どうして抱かれたのか、どこをどうすればもっと彼女を気持ちよくさせることができるのか。
今なにを夢見ているのか。
フレイの唇にキスをして身体をずらした。まだ抜きたくない。目が覚めるのを待って彼女にきいてみようと思う。
ここにいてほしいと。
僕の傍で、これからもずっと……一緒に。
136名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 19:29:34 ID:DmIXnFPq
キラフレキタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
痛くて切ない…GJ!
137名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 20:46:38 ID:jGGg46yZ
こんばんは。他の職人さんもいらっしゃるようなので、正直どうしようか迷いましたが、思い切ってシンルナ投下します。
最後に『続く』とあるとおり、続いちゃいます。
「なんだこれ?」
と思った方は、お手数をおかけしますが、次からスルーをお願いいたします。
138名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 20:47:06 ID:jGGg46yZ
1.
 ミネルバが寄港した港町――ルナマリアはシンを付き合わせて、街に買い物に出ていた。普段の制服とは異なり、今日は私服である。ルナマリアはTシャツに、いつものスカートではなく、パンツルックという格好だった。
 ルナマリアは上機嫌で次から次へと商店をハシゴしていた。一方シンは、ルナマリアの荷物を全部持たされ、既にへとへとになっていた。
 「シン!次はあの店ね!」
 「ええ〜!?まだ寄るのかよ〜!」
 「しょうがないでしょ!滅多に上陸なんて出来ないんだから!」
 「はぁ…来るんじゃなかったかな…。」
 シンがうんざりしたような声を上げる。もうかれこれ二時間近くルナマリアの買い物に振り回され、シンには疲労が溜まっていた。既に両手一杯になっていると言うのに、まだ何かあるのか…。シンは一刻も早くこの地獄が終わってくれるように願っていた。

 ようやくルナマリアの気が済み、二人は街中のカフェで休憩を取っていた。ランチタイムは終了してるはずだが、結構混雑している。周りにはビジネスマンらしい人の姿もちらほらあった。しかし、シンはそんな周りの風景には目もくれず、椅子でぐったりとしていた。
 「疲れた…。」
 思わず漏らしたその一言を、ルナマリアが耳ざとく聞きとがめる。
 「なによ、この位でだらしないわねぇ…男の子でしょ?」
 「無茶言うなよ…。」
 言い返す元気も無く、シンはテーブルに突っ伏した。誰のせいだと思ってるんだか…そんな言葉が頭に浮かんだが、あまりの疲れに声にも出せない。
 「あっ、すみませ〜ん!」
 シンの様子には目もくれず、ルナマリアはウェイターを呼んだ。注文を受け、ウェイターが一礼して去って行くと、ルナマリアはシンの方に向き直った。
 「シン、今日は付き合ってくれて、ありがとね♪」
 ルナマリアがニコニコしながら上機嫌で言う。いつも制服を着ているときは凛々しい顔をしているのだが、こういう時は、ルナマリアも年相応の少女の顔になる。
 (黙って笑ってりゃ可愛いのになぁ…。)
 ルナマリアの笑顔を見ながら、シンはふとそんなことを考えた。
139シンルナ 2/20:2005/06/17(金) 20:49:03 ID:jGGg46yZ
2.
 昼下がりのカフェは、平和そのものだった。海から吹いてくる風が、顔に心地よくあたる。ルナマリアは、運ばれてきた料理を食べ終わると、大きく伸びをした。
 「んん〜っ…!ふぅ、やっぱり地球の風っていいわねぇ…。」
 「そうか?」
 「ええ!なんだろ、なんかこう…生きてるって感じ…。」
 地球生まれのシンにはよくわからないが、ルナマリアにはそう感じられるらしい。たしかに、プラントの環境は全て緻密な計算に基づいて作られた人工の世界だ。地球に一度も来たことのなかった者には、そう感じられるのかもしれない。しかし――…。
 「ぷっ…!」
 シンは思わず噴き出した。途端に、ルナマリアが訝しげな顔になる。
 「どうしたの?何か可笑しいことでもあった?」
 「いや…ルナが詩人っぽいこと言うもんだから…。」
 「わ、悪かったわね…!」
 ルナマリアも自分の言葉が照れくさくなったのか、顔を赤くしてプイと顔を背けた。シンは笑いながら食後のお茶を飲み干し、空になったルナマリアのカップにも注いでやった。
 穏やかな時間が流れていく。こうしていると、シンにはまるで、自分達がどこにでもいる普通のカップルであるかのように思えてきた。実際には軍人で、この時間は一時の休息に過ぎないということも、忘れてしまいそうになる。
 シンは、そんな穏やかな時間がずっと続いて欲しいと思ったが、ルナマリアはもう飽きてしまったようだった。
 「さてと…シン、どうする?このまま艦に戻る?それともしばらくお散歩でもする?」
 ルナマリアは伝票を持って立ち上がるとシンに尋ねた。
 腕時計を見ると、たしかに、外出時間はまだたっぷりある。せっかくの上陸だし、もっと遊んでいたい気持ちもある。しかし、こんな荷物を持って歩き回るのも嫌だ。そうかと言って、ルナマリアとこれっきりにして帰るのも…。そこで、シンは提案した。
 「それならさ、一旦艦に戻って、荷物置いてからまた街を歩かない?」
 「えぇ?わざわざ艦に戻るわけ?」
 ルナマリアは面倒そうに言った。いや、実際口には出さないが、面倒だと思っているに違いない。シンは足元に置いてある大量の荷物を示して言った。
 「あのさ…ルナはいいんだけどさ、荷物持ってんの俺なんだよね…。」
140シンルナ 3/20:2005/06/17(金) 20:49:37 ID:jGGg46yZ
3.
 ようやくルナマリアのお許しが出たので、シン達は艦に戻った。ルナマリアが先に立って歩き、シンは相変わらず荷物持ちのままだ。すれ違ったクルーがそんな二人の関係を見てニヤニヤ笑いながら通り過ぎていく。赤服のエース殿も荷物持ちか――という具合に。
 「はい、いいわよ。入って。」
 シンを促し、ルナマリアは自室にシンを招きいれた。シンもルナマリアの後に従って部屋に入る。ルナマリアはバッグをベッドに放り投げると、自らもベッドに寝転がった。
 「これ、どこに置いたらいいんだ?」
 「あ、ごめん。そこに置いて。」
 そう言って、ルナマリアは机を指差した。シンは指示されたとおりに荷物を置き、ようやく重い荷物から開放されて一安心する。シンが一息ついていると、ルナマリアはベッドに寝そべり、天井を見上げながら言った。
 「あ〜あ、なんか久しぶりに外歩いたら疲れちゃった…。なんかもう外行かなくてもいいかも…。」
 「えっ…!?」
 ルナマリアの一言に、シンは驚いた。せっかく今度は身軽で、ルナマリアと一緒に街を歩けると思ったのに…もう終わりだなんて…。だからシンは、必死で彼女を説得した。
 「ま、待てよ!せっかくの外出時間なんだから、もっと外で楽しもうとか思わないのか!?」
 「ん〜…またわざわざ戻るのも面倒なのよねぇ…。それに――。」
 そう言って、ルナマリアは時計に目をやった。既に三時を回っている。外出が許可されているのは六時までだ。
 「――今からじゃ、あんまり遊べないし…。」
 「そんなこと無いと思うけど…。」
 シンはそう反論してみたが、ルナマリアは乗り気ではないようだった。ルナマリアはベッドの上で伸びをすると、昼寝でもするつもりなのか、そのまま目を閉じた。
 「お、おい!」
 慌ててシンが声をかけると、ルナマリアはめんどくさそうに言った。
 「それなら、ヴィーノとかヨウラン誘って行ってくれば?今日はもういいや…私はまた明日にでも行けば…。」
 シンは、ルナマリアの身勝手さに少々カチンと来た。散々荷物持ちさせて振り回しておいてこれか…?シンは軽い憤りを感じながら、ルナマリアの方にそっと歩み寄った。
141シンルナ 4/20:2005/06/17(金) 20:50:11 ID:jGGg46yZ
4.
 ルナマリアはすっかり眠る気らしく、自分の腕を枕にして目を閉じていた。そのため、すぐ近くにいるシンに気づいていない。
 シンは、ルナマリアの前に立った。そのまま思わずルナマリアの顔に見入る。近くで改めて見ると、ルナマリアの顔は本当に可愛かった。まつ毛が長い。唇は、思わずキスしたくなってしまうような、可愛らしい形をしていた。
 (俺…やっぱりルナのこと…。)
 口煩くて、お節介なところも有るけど、明るくて、それでいて時には自分に気を遣ってくれる女の子。彼女のおかげで、家族を失った悲しみがどんなにか和らいだことか。ルナマリアのおかげで、自分はなんとかかつての元気を取り戻せたのだ。
 自分が、彼女の存在を急に意識しだしたのは、いつの頃だっただろう。アカデミーの頃から一緒に行動することが多く、いつもつるんで行動していた。もちろん、喧嘩をしたことも何度もあった。しかし、その度にどちらかが謝って、自然に仲直りできた。
 自分とルナマリアは気が合うのだろう――今まではそう思ってきた。中がいい友人同士に過ぎないと…。しかし、アカデミー卒業後、同じ艦に配属されたのを喜び合った時に、初めて自分の彼女への想いに気づいた。
 (俺、ルナのこと好きなのかな…?)
 そして、その疑問はすぐに確信に変わった。同じ艦で毎日顔を合わせるうちに、シンは彼女のことが好きであることをはっきりと認識した。
 しかし、ルナマリアの方はどう思っているのか分からない。彼女の自分に対する態度は、以前と変わらないように思える。彼女は自分のことを、何とも思っていないのかもしれない。それが、今のシンには苦しかった。
 『このまま強引に自分のモノにしてやれ…。』
 彼女の顔を見ているうちに、心の底から黒い感情が湧き上がってくる。しかし、シンはそんな誘惑に全力で抗った。
 しかし、その一方でシンは、胸の鼓動が高まるのを感じながらも、ルナマリアの顔から目を離せないでいた。なんだか胸が切なくなってくる。欲望のままにルナマリアを好きにしたいという感情が、次第に強いものになってきた。
142シンルナ 5/20:2005/06/17(金) 20:50:42 ID:jGGg46yZ
5.
 シンの影で室内灯の明かりが遮られたのを感じたのか、ルナマリアはうっすらと目を開けた。そして、目の前にいるシンの顔に、ドキッとした。
 「わっ!?ビックリしたぁ…。なにしてんのよ…?人の顔じっと見て…。」
 「あっ、いや!俺は、その…。」
 「も、もう…!悪趣味ねぇ…。」
 ルナマリアは、シンが自分のことをじっと見ていたことが恥ずかしかったのか、ブツブツと文句を言った。そして、プイとシンの方に背中を向け、再び口を開いた。
 「悪いんだけど、私もう疲れちゃったからお昼寝するわ…。あ、部屋を出て行く前に明かりを消しておいてくれる?お願いね?」
 そう言うと、ルナマリアは再び目を閉じた。シンはむっつりした顔で入り口まで歩くと電灯のスイッチを切り、何を思ったのか、そのままUターンして、再びルナマリアのベッドの元に戻って来る。
 そっとルナマリアのすぐ傍に寄る。先ほどからシンの耳には悪魔が甘い言葉を吐き続けていた。
 『今なら誰も邪魔しない。どうせ鈍感なこの女は、今のままではお前の想いには気づかない。それなら、わかりやすく、体に教え込んでやれ…。お前が彼女をどう思っているかを…。』
 誘惑に耐え切れず、とうとうシンは自らの欲望を実行に移してしまった。
 シンが去ったと思ったのか、ルナマリアはちらりと目を開けた。再び、なぜか自分のすぐ目の前にいるシンに驚き、ルナマリアは目を見開いた。
 「ま、まだいたの!?」
 「…ルナは外に行くのが面倒なんだよね?」
 シンは、ルナマリアの問いには答えず、静かに聞いた。ルナマリアはシンが何を言い出したのかわからず、目を瞬かせる。
 「え?ええ…そう言ったけど…。」
 「それならさ…外に行かなくても出来ることしない?」
 そう言って、シンはルナマリアに覆いかぶさってきた。その一方で、ルナマリアは、突然のことに気が動転し、手足をばたつかせる。
143シンルナ 6/20:2005/06/17(金) 20:51:18 ID:jGGg46yZ
6.
 「えっ…!?ええっ!?ち、ちょっとシン!?」
 「外に出るのが面倒なんでしょ?」
 「たしかにそう言ったけど…じゃなくて!な、なんでこうなるのよっ!?」
 「だから、外に出なくても済むことしようって言ってんの。その方がいいんでしょ?」
 そう言って、シンはルナマリアの唇を奪う。ルナマリアはシンから逃れようとしたが、シンに押さえつけられて身動きが取れない。
 「んんっ…!…ん〜っ…!」
 シンの舌がルナマリアの口内に侵入してくる。ルナマリアは懸命にシンの舌を押し出そうとするが、かえって自分からシンの舌に自分の舌を絡ませることになってしまった。
 「ぷはっ…!や、やめてったら!」
 シンは、抗議するルナマリアに構わず、今度は右手でルナマリアの胸を掴む。そのまま彼女の華奢な体にしては、意外と大きな膨らみを、ゆっくりと揉み始めた。シンの手の動きに、彼女の柔らかい胸が形を変えていく。
 シンは異様な高揚感に支配されていた。好きだった女の子を自分の好きなように出来る――。そのことに興奮し、シンはさらに力を込めルナマリアの胸を揉んだ。ルナマリアは身をよじって抵抗しようとした。
 「ダ、ダメぇ…!あっ、やめてぇ…!」
 シンは、服の上から揉み続けるのに飽きたのか、ルナマリアが着ているシャツの下から手を差し入れ、直接胸に触れようとしてきた。シンの手が、彼女の滑らかな素肌に触れる。ルナマリアはシンの行動に目を見開き、途端に強く抵抗し始めた。
 「あっ…!?いやぁ…!シン、もうやめてぇ…!こんなのいやぁっ…!」
 涙目になって必死に抵抗するルナマリアに、シンはハッと我に返った。
 (俺…なにしてんだろう…?)
 泣きながら抵抗するルナマリア――違う。自分が欲しかったのは、こんなんじゃない…。先ほどまでの異様な高揚感が急速に冷め、罪悪感にすり替わって行く――。
 ルナマリアのことが好きなはずなのに、こんな強姦みたいなこと…。好きな女の子を無理やり抱いても、嬉しいはずが無いのに、一時の欲望に負けて、そのままルナマリアを汚してしまうところだった…。
 (俺…俺…ルナを…。)
 そのことに気づいて深く悔悟し、シンはルナマリアの体からそっと離れた。
144シンルナ 7/20:2005/06/17(金) 20:52:03 ID:jGGg46yZ
7.
 突然動きを止めたシンに、ルナマリアは恐る恐る声をかけた。
 「シン…?」
 「ごめん…ルナ…俺、どうかしてたよ…。」
 「…えっ?」
 シンは、ルナマリアに謝ると、そのまま肩を落として部屋を出て行こうとした。もうルナマリアに合わせる顔がない…自分から全ての道を閉ざしてしまった…。シンは自分を情けなく思いながら、出口に向かった。
 「ま、待ってよ!」
 身を起こし、自分の腕で己を抱きながら、ルナマリアは慌てて声をかけた。まだ体は震えていたが、いきなり変化したシンの様子に混乱して、先程まではシンから逃れようと必死に抵抗したことなど、すっかり頭から消え去ってしまっていた。
 「ど、どうしちゃったのよ…?い、いきなりあんなことしたかと思ったら、急に…。」
 シンは、沈んだ表情で答える。
 「ごめん…俺、ルナのこと好きだったんだ…。」
 「…えっ?」
 「――だから今日も一緒に外出できたのが嬉しかった…。けど、ちょっとの休憩のつもりで艦に戻ったのに、ルナがもう行きたくないなんて言ったから、つい、ムッとして…。」
 「シン…?」
 突然の告白に、ルナマリアは戸惑った。自分だって、シンには好意を持っていた。しかし、その気持ちはあくまで友達としてのものだったと思っていた。たまたま二人の性別が違っただけで、自分達はよき友人…シンに対する想いは単なる友情だと思っていた。
 しかし、本心では自分もシンのことが好きだったのかもしれない。だから、いきなり襲い掛かってきたシンに、あんなに抵抗したのかもしれない…。こんな無理矢理の形で、シンに抱かれるのが嫌だったから――シンの事が嫌いになるのが嫌だったから――。
 「ごめんよ、ルナ…俺のこと、もう嫌いになっちゃったよな…。」
 シンは寂しそうにそう言って、ルナマリアに再び背を向けた。ルナマリアは慌ててその背中に声をかける。
 「ま、待ってったら!嫌いになんか、なってないから!」
 「え?」
 意外なルナマリアの言葉にシンが振り返る。ルナマリアは自分でも不思議に思うくらい、一生懸命になって続けた。
 「わ、私もさ…その…シンのこと好きな方だったけど…で、でもこんな形で抱かれるのが嫌だったから、つい…必死で…。私の方こそごめん…。」
145シンルナ 8/20:2005/06/17(金) 20:53:06 ID:jGGg46yZ
8.
 「ルナ…?」
 ルナマリアの言葉に、シンは驚きの表情を浮かべる。てっきり、もう後戻りが出来ないことをしてしまったと思っていた…。自分には、二度と彼女の笑顔を見ることは許されないと――。
 「あ、あのさ…ちゃんと愛してくれるなら、その…シンに抱かれるのも嫌じゃないから…えっと…。」
 「…いいの?」
 シンは、自分でも思うぐらい間抜けな答えをしてしまった。ムードもへったくれも無い台詞だ。そんなシンの言葉に、ルナマリアは赤くなって、恥ずかしそうに俯きながら続ける。
 「う、うん…。あっ、でも!」
 そこで、ルナマリアは慌てたように付け加えた。
 「えっと…私、初めてだから…こういう時、どうすればいいのかわからないけど…その…優しくしてね…?」
 「あ、ああ…。」
 辛うじてそう答え、シンはルナマリアにぎくしゃくと歩み寄った。ルナマリアも緊張の為か、心なしか肩が震えている。シンは、ルナマリアの傍まで寄ると、そっとルナマリアの手を取った。
 「俺も初めてだけど…が、がんばるよ!」
 シンの言葉にルナマリアは思わずクスッと笑った。シンはルナマリアの反応に訝しげな顔になる。
 「な、なんだよ…?」
 「ううん…ただ、シンって、ロマンチックな言葉とは無縁なんだなぁ、って思って…。」
 「な、なんだよそれ!?」
 「ふふ…ごめんごめん。でもシンのおかげで少しは気持ちが軽くなったわ。ありがと!」
 「なんだかなぁ…。」
 照れ隠しで頭をかきながら、シンはルナマリアの隣に腰掛けた。
 「それじゃあ、またやり直しってことでいい?」
 「う、うん…。」
 シンの問いにルナマリアは恥ずかしそうに頷く。シンのほうへ顔を向け、そっと目を閉じた。シンは心臓の鼓動を抑えながら、そっとルナマリアの唇に自分の唇を重ねた。
146シンルナ 9/20:2005/06/17(金) 20:53:53 ID:jGGg46yZ
9.
 「んっ…んんっ…。」
 シンは舌をルナマリアの口内に入れる。ルナマリアは最初驚いたように目を見開いたが、再び目を閉じた。今度は抵抗してこない。ルナマリアは拙いながらも、自分からシンに舌を絡ませた。
 「んんっ…はぁっ…!息するの忘れちゃった…。」
 唇を離すと、ルナマリアは大きく深呼吸した。その様子が可笑しくて、シンの顔に笑みが浮かぶ。自分と同様に、ルナマリアも初めてで、どうすれば良いのかよくわからないらしい。シンの表情を見咎め、ルナマリアはムッとしたように不機嫌な顔で言った。
 「な、なんか可笑しい?」
 「別に…ルナって可愛いなって思ってさ…。」
 「な、なによ、それ!?言っときますけど、私の方が年上なんだからね?」
 「わかってるよ…。」
 「本当かしら…?あ、あんっ…!ち、ちょっと!?」
 最後まで喋らせず、シンはルナマリアをベッドに押し倒した。シャツの上から、そっと両胸に手をやる。手から伝わってくる、ルナマリアの胸の柔らかい感触を味わう。次第に彼女も興奮してきたのか、服の上からでも、胸の先端が硬くなっているのが分かった。
 「あ、んんっ…はぁ…。」
 ルナマリアの口から甘い吐息が漏れる。ルナマリアは目を固く閉じ、シンの手に身を委ねていた。シンは、ルナマリアの胸を両手で揉み解す。しかし、服の上からだけではどうにもつまらなかった。そこで、シンはルナマリアに尋ねた。
 「シャツ…脱がせていい?」
 「えっ…!?い、いいけど…。」
 そう言われ、言われた通り、シンがシャツを脱がそうとすると、ルナマリアが声を上げた。
 「あっ、やっぱりダメ…!自分で脱ぐから…。」
 そう言って、ルナマリアはおずおずと自分でシャツを脱ぐ。彼女は下にタンクトップを着ていただけで、ブラはしていなかった。
 「あ、あんまりじろじろ見ないで…恥ずかしいから…。」
 「何言ってんのさ。これからもっと恥ずかしいことするのに…。」
 「そ、それはそうだけど、心の準備が…あっ、やん…!」
 シンは、ルナマリアのタンクトップを捲り上げる。大きさも手ごろな、ルナマリアの両乳房が露になった。シンは、ゴクリと唾を飲み込むと、思わず彼女の胸の美しい形に見とれてしまった。
147シンルナ 10/20:2005/06/17(金) 20:54:28 ID:jGGg46yZ
10.
 「み、見ないでったら…。」
 ルナマリアがシンの視線に居心地が悪そうに声を上げる。シンは、ついつい見とれてしまったことを詫びた。
 「ご、ごめん…あんまりルナの胸が綺麗だったから、つい…。」
 「もう…エッチなんだから…!」
 ルナマリアは照れ隠しに怒ったように言って、顔を背けた。そのまま、小さな声で呟く。
 「…下も脱ごうか?」
 「うん…俺がやる?」
 「…自分で脱ぐわよ…。」
 そう言って、ルナマリアはズボンから足を抜き取る。下着は意外なことに黒だった。
 「…なにこれ?ブルマ?」
 シンはついつい思ったことを口にしてしまう。途端に、ルナマリアの顔が赤くなった。
 「ど、どうだっていいでしょ!」
 恥らうルナマリアが可愛くて、シンの顔にも自然と笑みが浮かぶ。
 「ごめん、たしかにどうだっていいよな。」
 どうせ脱がせるんだし…そんなことをふと考え、シンの顔も思わず赤くなった。その思いをごまかすように、シンはルナマリアの胸に口をつけた。
 「あっ…!?」
 ルナマリアが身を固くする。シンはルナマリアの乳首をそっと口に含み、口内で転がす。一方で、空いているほうの胸の乳首を片手で弄り始めた。
 「やん…んんっ…あん…ひゃっ…。」
 シンの舌の感触に、ルナマリアは堪らず声を上げる。シンはルナマリアの乳輪をなぞるように舐めまわした。
 「あっ、やぁん…く、くすぐったい…。」
 シンの攻めに興奮し、ルナマリアはすっかり熱に浮かされたような表情になっていた。シンは、口で愛撫を続行しながら、片手をルナマリアの下腹部に伸ばした。
148シンルナ 11/20:2005/06/17(金) 20:54:57 ID:jGGg46yZ
11.
 「きゃっ!?や、やだっ…!」
 シンは驚くルナマリアをよそに、片手を下着にもぐりこませた。そのまま中指でそっと秘裂をなぞる。
 「ああっ、やぁ…!」
 シンの指が触れただけで、ルナマリアの全身はまるで電気が走ったかのように震える。シンは、彼女の緊張を解すように、そっとルナマリアの肉芽を摘んだ。さらに、それをこねる様に回し、ボタンを押すように押し込む。
 ルナマリアがシンの指の動きに堪えきれず声を上げた。
 「ひゃっ…!あ、ああっ…シンっ…!」
 シンは、ルナマリアの胸から口を離すと、ルナマリアの下着に手をかけた。
 「えっ!?ち、ちょっと!?」
 ルナマリアが制止する間もなく、シンはルナマリアの下着を下ろさせた。黒い下着が、彼女の腿の部分で止まる。途端にルナマリアの局部が露になった。
 「やぁ…!ダメぇ…!」
 ルナマリアは羞恥に顔を真っ赤にさせ、両手で顔を覆う。ルナマリアの初々しい様子にどぎまぎしながら、シンはそっとルナマリアの足を開かせた。
 「えっ…?」
 ルナマリアは指の隙間から自分の下腹部を覗き込んだ。シンが、自分の股間に顔を埋め、口で秘処を愛撫し始めていた。
 「あん、あっ、やだぁ…!そんなとこ、汚いってばぁ…!」
 シンはルナマリアの声には構わず、ルナマリアの秘裂を舌でなぞった。さらに先ほど指で摘んだ肉芽をそっと口に含み、先ほどまで彼女の胸にしていたように、舌の先で転がす。
 「あっ…はぁ…やぁん…!」
 ルナマリアの反応が可愛らしいので、時折軽く歯を立ててみたりという悪戯もしてみた。
 「あ、ああっ…!」
 ルナマリアの秘処からは、既に大量の蜜が湧き出ていた。花弁の奥から、粘り気のある液体が、ひっきりなしに湧き出てくる。シンはそれを指で掬い取ると、ルナマリアに舐めさせた。
149シンルナ 12/20:2005/06/17(金) 20:55:27 ID:jGGg46yZ
12.
 「な、なにこれ…?」
 自分が舐めさせられたものが何かわからず、ルナマリアはシンに聞いた。シンは、ルナマリアの秘処に指を潜り込ませて答える。
 「ルナの、ここから出てきたやつ。」
 「へ、変な物舐めさせないでよぉっ!」
 「何が変な物だよ。自分の体から出たもんじゃないか。」
 「そ、そうだけど…あっ!?や、やぁっ…ちょっと、ダメぇ…!」
 シンは、ルナマリアの中を指でかき回し、ルナマリアの怒りを軽くいなした。指で引っかくように、彼女の中を刺激する。ルナマリアの中は暖かく、ほどよく湿っていた。
 「あ、ああっ…!はぁ…くうっ…ああん!」
 ルナマリアは目を瞑り、胎内を蠢く指の感触に全身を震わせる。ルナマリアの秘処は既に十分に濡れ、すっかり男を受け入れる準備が出来たようだった。また、シンの方でも、ズボンの中で自分自身がすっかり膨張し、しまっておくのが辛くなってきた。
 シンは、ベルトを緩めると、すっかり硬くなった肉棒を取り出した。それを目の当たりにして、ルナマリアは目を丸くする。
 「うわ…大きい…。」
 「あ、あんまり見ないでくれよ…。」
 まじまじと見られ、恥ずかしそうに言うシンに、ルナマリアはやんわりとさっきの仕返しをした。
 「それはお互い様でしょ?それにしても本当に大きいのね…ねぇ、触ってみてもいい?」
 そう言うと、ルナマリアは身を起こし、指の先で、恐る恐るシンの肉棒に触れた。
 「うわっ…熱い…。それに凄く硬いのね…。へぇ…男の人のって、こうな風になってるんだ…。」
 そう呟き、そっとシンの肉棒を撫でるルナマリア。その耐え難い刺激に、シンの我慢は限界に達した。
 「ヤバイ…も、もうだめだっ…!」
 「え?きゃっ…!」
 シンは一声叫ぶと、ルナマリアを再びベッドに押し倒した。
150シンルナ 13/20:2005/06/17(金) 20:55:55 ID:jGGg46yZ
13.
 「もう…乱暴にしないでって言ったじゃない…。」
 すっかり上気した顔で、ルナマリアが小さな声で抗議する。シンはルナマリアの足を開かせると、自分の肉棒を彼女の秘裂にあてがった。
 「あ、待って…!」
 ルナマリアがシンを止める。ルナマリアは、まだ残っていた下着を脱ぎ、最後に残ったタンクトップを脱ぐと、生まれたままの姿になった。
 「もういいよ…来て…。」
 そう言って、ルナマリアは再びベッドの上に身を横たえた。ルナマリアの白い肌はうっすらと紅がさしていた。シンはゴクリと唾を飲み込むと、改めて自分自身を彼女の秘処にあてがい、ルナマリアに尋ねた。
 「いい?行くよ?」
 ルナマリアが熱を帯びた瞳でシンを見つめる。そして、小さく頷いた。
 「うん…ちょっと怖いけど…。」
 「わかってる…出来るだけ痛くないようにするから…。」
 シンが腰に力を込めると、先端が彼女の中に呑み込まれていった。亀頭部分が暖かさに包まれる。
 「あ、ああっ…入ってくる…。」
 徐々に侵入してくる異物の感触に、ルナマリアは呻いた。思わず肩に力が入る。シンは、なおも侵入を続けたが、なにかの抵抗があり、そこからは上手く先に進めなかった。
 「い、いたっ…!」
 ルナマリアが声を上げる。どうやら、抵抗感の正体は、彼女の処女膜だったらしい。ルナマリアは痛みに涙目になっていた。シンはそんなルナマリアが心配になり、思わず声をかける。
 「ルナ、大丈夫…?」
 「はぁっ…はぁっ…うん、続けて…。」
 「でも…。」
 「私は大丈夫…我慢できるから…お願い、一気に…。」
 健気にも微笑んで、ルナマリアは先を促した。シンはルナマリアがたまらなく愛しくなり、彼女の願いどおり、一気に腰を強く突き入れた。
151シンルナ 14/20:2005/06/17(金) 20:56:20 ID:jGGg46yZ
14.
 「あ、ああっ…!」
 プツンという一瞬の抵抗感の後、シンの肉棒は処女膜を破り、ルナマリアの胎内の奥深くまで侵入を果たした。
 「あうっ…ううっ…痛い…。」
 あまりの激痛に、ルナマリアは苦悶の表情を浮かべた。目を硬く閉じ、文字通りの引き裂かれるような痛みに耐えながら、ルナマリアは苦しそうに息をしていた。
 「ル、ルナ…本当に大丈夫…?」
 我ながら間抜けと思える質問だが、シンはルナマリアがあまりに痛そうにしているのが心配になって、思わず尋ねずにはいられなかった。ルナマリアは、辛そうに息をしながらも、懸命に答える。
 「う、うん…少しは、マシになってきたかな…?」
 嘘だった。本当は、ズキンズキンという痛みが、絶え間なく下腹部から襲ってくる。しかし、シンを心配させまいと思い、ルナマリアは無理に笑顔を作って言った。
 「私はもう大丈夫…。シンは…?」
 「俺は大丈夫って言うか…その、気持ちいいけど…俺のことよりルナが――。」
 「私は大丈夫…だから、動いていいよ…。シンも…んっ…今のままじゃ辛いでしょ…?」
 涙を浮かべ苦しそうにしながらも、懸命に言葉を紡ぐルナマリアに、シンの胸はたまらなく切なくなった。
 (ルナ…本当は自分の方がずっと痛くて辛いだろうに…。)
 こんな優しい、良い子を危うく強姦するところだったなんて…。シンは、己の情けなさを痛感し、いたたまれなくなる。だからせめて、今はルナマリアを精一杯愛したい。シンはそう心に誓いながら、ゆっくりとルナマリアの中から肉棒を引き抜いた。
 「あうっ…!」
 シンの肉棒と膣壁がこすれ、途端にルナマリアが痛みに顔をしかめる。結合部に目を落とすと、彼女の破瓜の血が肉棒にこびりついていた。シンはそれを痛々しく思い、罪悪感に苛まれながらも、再び腰を前に押し出した。
 「あ、ああっ!…くうっ…んっ…はぁ…。」
 再び肉棒が彼女の中に侵入を果たし、膣壁を掻き分けるように中へと進んでいく。再び根元まで押し込むと、そこで小休止を入れる。
 「ううっ…んんっ…あうっ…。」
 ルナマリアはシンを心配させないように、必死で痛みをこらえ、声を押し殺しているようだった。ルナマリアが苦しんでいる姿は痛々しかったが、そうかと言って、シンが代わってやることもできず、どうすることもできなかった。
152シンルナ 15/20:2005/06/17(金) 20:56:50 ID:jGGg46yZ
15.
 シンはルナマリアの体を気遣いながら、ゆっくりと抽送を開始する。彼女の中からそっと肉棒を引き抜き、またゆっくりと押し込んでいく。挿入したばかりの彼女の中は、まださすがに狭かったが、動けないというほどではなかった。
 「あ、ああ…んんっ…あっ…ううっ…。」
 ルナマリアはシーツを強く掴み、目を堅く閉じて、下半身から突き上げてくる痛みに耐えていた。閉じられた瞼の間から涙が零れ落ちている。シンはルナマリアが苦しんでいるということに罪悪感を覚えながらも、抽送を続けた。
 「あっ、い…たっ…んんっ…あうっ…。」
 シンの耳に、苦しむルナマリアの声が突き刺さる。シンには好きな女の子と一つになっていると言う感動よりも、自分が彼女を苦しめているということが、たまらなく苦しかった。
 「ルナ…ごめん…。」
 「ううっ…あうっ…えっ…?なに…?」
 なぜか謝ったシンに、ルナマリアは問い返した。シンは腰の動きを休めて言った。
 「ルナをこんなに痛がらせて…。俺、上手くやれなくて…その…。」
 「…そんなの、私だって同じよ…。」
 悄然と謝るシンに、ルナマリアは優しく微笑んで言った。
 「私も初めてだから…よくはわからないけど…。でも、シンが一生懸命なのはわかるから…。」
 「ルナ…。」
 「だから、私のことは気にしないで…。シンの好きなようにして…。我慢できるって言ったでしょ…?」
 ルナマリアは表面上では平気を装って言った。シンはルナマリアの健気さに感動しながら、言われた通りに抽送を再開した。
 「んっ…!あ、ああっ…!」
 ルナマリアが呻き声を上げ、またもシンは動きを止めそうになったが、ルナマリアが小さく頷き、続けるように促すので、心苦しく思いながらも、そのまま腰の動きを続けた。
153シンルナ 16/20:2005/06/17(金) 20:57:28 ID:jGGg46yZ
16.
 肉棒がルナマリアの膣壁を引き摺るようにして前後する。ルナマリアはその度に苦痛の声を上げていたが、粘り強く何度もピストンを繰り返すうちに、その痛みも次第に和らいできたようだった。彼女が分泌した愛液が、シンの動きをスムーズにさせる。
 「あ、あっ…くうっ…ああん、ああっ…!」
 ルナマリアの顔からは徐々に苦痛の色が薄れ、明らかな変化が現れていた。次第に目がトロンとしてきて、高熱に浮かされているような表情になってきた。
 ルナマリアの中は相変わらず狭かったが、それも何度も往復するうちに次第に広がってくる。暖かい愛液が、シンのモノを優しく包み込んでくれる。
 ルナマリアの中に余裕が出てきたのを感じ取り、シンはルナマリアの腰を手でしっかりと固定すると、少し腰のスピードを速めた。
 「あ、あん…!やぁっ…!シン…そんなっ、いきなり強くっ…!」
 ルナマリアが戸惑いの声を上げる。実際にはそんなに強くしているつもりは無いのだが、シンには加減がわからない。慌ててスピードを弱めると、ルナマリアは、今度は物足りなさそうな声を上げた。
 「あっ…あふぅ…も、もう少し…速くてもいいんだけど…。」
 (…どうしろと?)
 ルナマリアにとって丁度いい、と感じる度合いがわからないので、シンはもう自分のペースですることにした。幸いルナマリアの膣内は既に愛液が程よくにじみ出ており、動くのにもかなりの余裕が出てきている。
 「やぁん…!シン!あんっ…!今度は、速いっ…!」
 「俺の好きなようでいいんでしょ?」
 「あ、あっ…!…えっ?私、そんなこと…んっ…言ったっけ…?」
 「言った。」
 そう短く言うと、シンはもう何も考えず、自分のペースで腰を振った。
 「あん、あっ、んんっ、はぁっ…!やぁん…シンっ…強引過ぎっ…!」
 たまらず、ルナマリアが喘ぎ声を上げる。しかし、その声も既に甘いものに変わっており、ほとんど苦痛は感じていないらしい。もう大丈夫だろうと見当をつけ、シンは更に少しずつスピードを速めていった。
 「あ、あん、んんっ…!ち、ちょっと!…あんっ!聞いてるの…?」
 ルナマリアが抗議するが、シンはそれに構わず、肉棒をルナマリアの子宮に打ち込み続けた。
154シンルナ 17/20:2005/06/17(金) 20:57:53 ID:jGGg46yZ
17.
 「あん、あっ、んんっ、はぁっ…!」
 シンの肉棒がルナマリアの中を激しく往復する。シンが肉棒を打ち込む度、結合部からは、ぐちゅっぐちゅっと、卑猥な水音が上がった。
 「ほら、ルナ…聞こえる?」
 腰を動かしながらシンは意地悪く尋ねた。ルナマリアはそれには答えず、恥ずかしそうにシンから顔を背けた。シンは、いったん動きを止めると、繋がったままの状態でルナマリアの腰を掴み、彼女の体を一回転させ、うつ伏せにさせた。
 「あっ…やんっ…!…シンっ…!こんな格好、させないでよぉ…!」
 ルナマリアが顔をシンのほうへ向け、不安そうに言った。シンの顔が見えないから、なんとなく落ち着かないのだ。シンはふっと笑い、前かがみになってルナマリアの胸を掴んだ。
 「えっ…?あっ…!ああっ…!」
 手の中に暖かく、柔らかい感触が広まる。シンは両手でゆっくりと胸を揉み始めた。ルナマリアの胸の柔らかさをじっくり味わいながら、シンは腰の動きを再開した。
 「あっ、あっ…!はぁっ…シンっ…!」
 シンに後ろから挿入され、ルナマリアは激しく喘いだ。肌と肌がぶつかる度に、肉を打つ音が辺りに響き渡る。その音の間隔も、二人が高ぶっていくうちに次第に短くなってきた。肉棒が膣壁と擦れるたび、ルナマリアが甘い声を上げる。
 「あん、あん、あ、ああっ!」
 シンは胸から手を離すと、ルナマリアのほっそりとした腰を掴む。そして、欲望のままに腰のスピードを更に速めた。
 「あ、ああっ!くうっ…あうっ…ああん!」
 ルナマリアはベッドに顔を埋め、押し寄せる快楽の波に身を委ねていた。一方、シンのほうでも限界が近くなってきた。
 「や、やばいっ…!もうっ…俺っ…!」
 「あん、あっ、やぁ…!ダメ、ダメぇ…!おかしくなっちゃうぅ…!」
 ルナマリアにも既に限界が来ていた。やがて、シンは自分の中の射精感に耐え切れず、とうとう、ルナマリアの中に精を放った。
 「ああっ!あああぁぁぁっ!」
 シンがルナマリアの中に精液を放出すると同時に、ルナマリアは感極まったような声を上げる。そして、それきりベッドに倒れこみ、ぐったりとしてしまった。
155シンルナ 18/20:2005/06/17(金) 20:58:27 ID:jGGg46yZ
18.
 シンは、服を身に着けながら、ちらりとシャワールームの方を見やった。ルナマリアはさっきからシャワーを浴びている。よほど念入りに洗っているのか、なかなか出てこない。
 シンは、辺りを見回してみた。ルナマリアが脱いだ服があちこちに散乱しており、二人が激しく体を重ねたベッドは、シーツがクシャクシャになっており、いかにも情事の後、という雰囲気を醸し出していた。
 (俺たち、しちゃったんだな…。)
 シーツの一点に付いている赤い染みを見て、シンはしみじみと思った。ふと、この光景をメイリンが見たらどうしよう、と思いつき、慌てて室内を片付け始める。
 ルナマリアが脱いだ服を急いでかき集め、ついでに血の付いたシーツも丸めていつでも洗濯に持って行けるようにした。そこまでやって、ホッと一安心したシンは、ベッドに腰掛けてルナマリアが出てくるのを待った。
 「お待たせ…あら?片付けてくれたの?」
 シャワー室から、髪についた水滴を拭きながら、バスタオル一枚体に巻いた状態で出てきたルナマリアは、一箇所にまとめられている服やシーツを見て、感心したように言った。
 「へぇ…シンって気が利くじゃない…いい旦那様になれるかもね?」
 そう言うと、ルナマリアは制服を取り出し、バスタオルを外して服を身に着け始めた。パンツを履き、上もアンダーシャツを身に着け、いつものルナマリアに戻っていく。スカートを履き、上着のボタンを留め、最後に、ニーソックスを履き、ブーツを履いて完成だ。
 (うわぁ…女の子が服を着るのを見るって言うのも、結構興奮するな…。)
 シンは、思わず見入ってしまった。服を身に着け終え、振り返ったルナマリアはシンの視線に気づき、赤くなって言う。
 「きゃっ…!?な、なに…?ずっと見てたわけ…?」
 「うん…まぁね…。」
 「エッチ…。」
 「何をいまさら…。」
 そう言ってシンは小さく笑った。そんなシンを見て、ルナマリアもつられて笑みを浮かべたのだった。
156シンルナ 19/20:2005/06/17(金) 20:59:07 ID:jGGg46yZ
19.
 「あっ…シン…外出時間…終わっちゃったね…。ごめん…私のせいよね…。」
 時計に目をやったルナマリアは申し訳なさそうに言った。たしかに、もう外出時間は終わりだ。しかし、既にそんなことはどうでも良くなっていた。好きな女の子に告白し、想いを遂げられた、それで十分だ。シンは首を横に振り、ルナマリアに言う。
 「それはいいから、ちょっと外に出ない?」
 「え?う、うん…いいけど…。」
 シンはルナマリアの手を引いて甲板に向かった。甲板に続くドアを開けると、ちょうど夕日が水平線に落ちていくところだった。
 「綺麗ね…。」
 美しく輝く太陽を眺め、ルナマリアはポツリと呟いた。彼女の赤い髪は、潮風でなびいていた。シンは、うっとりと夕日を見つめるルナマリアの横顔にしばし見とれた。
 「…?どうしたの?」
 シンの視線に気づき、ルナマリアがシンの方を向いた。シンは意を決し、彼女の澄んだ瞳をまっすぐに見つめながら言った。
 「ルナ!俺と付き合ってくれ!」
 「…え?」
 ルナマリアが呆気にとられたような顔をする。何を言ってるの?という表情に、シンは少し慌てた。
 (ま、まさか…玉砕…?)
 シンがそんな暗い思いを抱いたとき、ルナマリアが突然笑い出した。
 「クスッ…ふふっ…シン、あなたってホント可笑しいのねぇ…!」
 心底楽しそうにそう言い、ルナマリアは笑い続けた。その反応にシンは少しムッとする。こっちは真剣なのに!
 「な、なんだよ!笑う所じゃないだろ!?」
 「あははっ…!だ、だってぇ…!」
 ひとしきり笑い、ルナマリアはようやく気が済んだようだった。
 「ごめんごめん…はぁ〜っ…やっと落ち着いたわ…。」
 そう言って呼吸を整えると、ルナマリアはシンの顔を見つめ返しながら言った。
157シンルナ 20/20:2005/06/17(金) 20:59:42 ID:jGGg46yZ
20.
 「あのねぇ、いまさら『付き合ってくれ』は無いでしょ?そんなの当たり前じゃない…。」
 「…は?」
 「だ・か・ら!『ヤリ逃げ』なんて許さないってこと!私の初めてを奪ったんだから、当然、最後まで責任取ってもらうわよ?」
 そう言って、ルナマリアはシンの胸に顔を埋め、背中に手を回した。そして、小さな声で尋ねる。
 「私がシンに抱かれたのが、単なる遊びだと思ったの…?」
 「いやっ…!そんなことないけど…!」
 「…でしょ?」
 ルナマリアはシンに体重を預けながら、目を閉じて言った。
 「あ、でも…私、結構嫉妬深いから、浮気しちゃダメよ?」
 「そ、そんなことしないよ!するわけ無いだろ!?」
 「うん…信じてる…。」
 そう言うとルナマリアは顔を上げ、シンを見上げた。そして、澄んだ瞳で穏やかに微笑んで呟いた。
 「シン…私のこと、守ってよね…?」
 「あ、ああ…。」
 「ん…。」
 ルナマリアは目を閉じ、キスをせがんだ。シンも彼女の唇に自分の唇を重ねる。背中に回されたルナマリアの腕に、力がこもった。
 (わかってる…ルナは何があっても、俺が守るから…。)
 無残に引き裂かれた妹の体…もう二度とあんな思いは嫌だ。だから自分は力を手に入れた。もう俺は無力じゃない。必ず大切な人を守ってみせる――。

 続く
158名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:35:02 ID:Xt6aUL32
>>138-157
久々にシン×ルナマリアキタァー!フゥー!GJ!素晴らしい!アリガトウ!

それに比べてアニメ版は……あっすみません。
159名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 22:28:08 ID:oLjoHqO4
>>137
グジョーヴ。
すんげー正統派で良かったよう。
続きに期待させてもらいます。
160名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 22:44:09 ID:pUh7agAN
初々しさにドキドキしますた。
可愛い二人の様子が目に浮かぶ。GJ!
161名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:07:02 ID:P4irG4Ki
キラフレ、イイイイイイイイ
大好きカポーなので萌えますた。

シンルナも最近気になってるので、一気に妄想がオーバーヒートでつ。
職人さん乙です。
162名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:28:43 ID:5xgPbBB4
キラフレ,シンルナお疲れさまです
ここのところ職人様がいっぱいで幸せw
163名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:29:02 ID:5xgPbBB4
キラフレ,シンルナお疲れさまです
ここのところ職人様がいっぱいで幸せw
164名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:29:16 ID:5xgPbBB4
キラフレ,シンルナお疲れさまです
ここのところ職人様がいっぱいで幸せw
165名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:32:55 ID:oZ5QEFWv
キラフレ萌えた。
166名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:59:21 ID:+y2Q1bbT
>>137
ハァハァ、続きも読みたいです!!
迷うことなんかないっすよ。投下大歓迎。
167名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 00:16:33 ID:Brl+Ixjf
キラフレシリーズ化きぼんぬ
168名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 00:34:06 ID:0zkxrldT
キラフレ萌えました!乙です。
今になって、キラフレ初夜ものが読めたのも嬉しい!
169名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 02:45:41 ID:PczMZThu
シンルナ 初々しさがかじられてええですわ
170名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 11:02:55 ID:mZz12WP8
>>157
ウヒョー続きあるのかYO!
激しく待ってる
171名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:24:31 ID:thwz6mOQ
最近アスカガ、キラフレ、シンルナと正統派話が多くて漏れは萌死
172名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 15:52:43 ID:GBqxDrzS
本編では……
アスカガ→破局寸前
キラフレ→破局のすえ一言もかわさずアイコンタクト死別れ
シンルナ→気配すらない
唯一カップルらしいのはキララクくらい?
173変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:01:06 ID:D+/SiAnk
(……ちっ………次から…次に…)
地上と空中から繰り出されるMSの攻撃を避けながら愚痴るキラ。
(バクー8に…バビが8……9か……くそっ…アークエンジェルが!)
矢継ぎ早に発生する警告音の不協和音と共にチェインロックオンが完了したキラ
は、同時にアークエンジェルを捕捉しているミサイル群の大半を瞬破する。
―ごおおおおおぉぉぉぉっ!!!
重力を操縦シートの振動で感じながらビームサーベルを抜くフリーダム。
破壊されたミサイルの残煙が広がる中、瞬時に間合いをつめられたバビが次々と
頭部と武装部を一太刀にされ戦闘能力を失っていく!

悪視界の中、洋上へと全速力で駆るアークエンジェルとフリーダム、その脱出を
阻止せんと包囲陣を詰めるザフト軍。
そして前方にはあらゆる火器の安全装置が外され、その標的をアークエンジェル
へと向ける戦艦の姿があった!
…………
………
……
174変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:01:25 ID:D+/SiAnk
―プラント…スラム街。
長年の間ゴーストタウンとして整備されてこなかったその区画は、今最も賑わい
をみせている。
15時間を越える陵辱の末、100人を上回る男達により女体のあらゆる場所を犯しぬ
かれた歌姫、ラクス・クラインの姿がそこにあった。
コーディネイターとしての強靭さのおかげか、意識はいまだ事切れることはない
ものの、性感のキャパシティーを超えた肉体は何度となく絶頂を繰り返していた。
(…い…いやっっ!……また…いって…うぐっっ……うっ…キラ………お願いっ
……わたくし………もう…駄目!……助けて!)
心の悲鳴と共に涙が精液に汚れた頬をつたった丁度その時、新たに口腔愛撫へと
身を伸ばした男が耳元へ顔を近づけた。
その小汚いフードをかぶった長身の男はクライン派のひとりだった。
「ラクス様。ラクス様。助けに参りました……」

すでに絞首台から放かれ、男達の渦の中でたらい回しにされていた歌姫。
気づけば先ほど果てた男と入れ代った者を含め周囲を固めているのはクライン派
の者たちだった。
「ラクス様…遅くなり、申し訳ありません」
クライン派の男達により周囲から遮断された空間のなか、ぬめる精液をタオルで
ぬぐい取った後、全身をすっぽりと覆えるフードつきのマントを被せられた。
「あとは、これを…少しの辛抱ですので…着けますね」
そう言って男が取り出したのはニ穴をふさぐ貞操帯だった。
もちろんこの器具を着けるのには意味があった。
妊婦のように張らした下腹にはたっぷりと精液を貯えており、秘所からしどどに
垂らしている。それは逃走の際に痕跡を残すことを意味している。
男達の申し出に力無くうなづいたラクスは貞操帯を装着してもらい、一向は身を
隠しながらスラム街をあとにした。
175変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:01:39 ID:D+/SiAnk
「くそっ………アークエンジェル!」
コクピットから見えるのは迫り来るザフト軍の攻撃を受け、刻一刻と限界点へと
向かうアークエンジェル。
しかし、キラにはそちらを気遣う余力は無かった。
隙を突いて繰り出されるビームの先に対峙するMS。
ザフトのエースパイロットを乗せたその機体は、主によりその性能が引き出され
る喜びに打ち震えているようだ。
交錯する攻撃の中、ビームサーベルを抜き瞬時に間合いに入るフリーダム。
−ズンッ!!!
空気の裂かれる音がする。あとには腕と頭部を失ったMS。
(…やったか。…………ッ!…何っ!)
一瞬の安堵と共に振り返るキラの目前に頭部を失った機体が迫る!
すぐにシールドで受けるも、猛進する機体の推進力に押され翼荷バランスを失う
フリーダム。
−ドゴゴゴゴッッ!!!
(!!!!)
何とか活路を見つけようとするが突然の衝撃に包まれ落下する。
ぶつかってきた機体が後方からの変形MSのバルカンにより爆発したためだ。
(まずいッ……このままだとッ!!!!)
重力に捕らわれ落下を続けるフリーダムのなかでキラはあせりを感じていた。
自分に向かって、剥き出しの憤怒と殺意を向けるパイロット。
しかも、その“存在感”は自分のよく知っているもの……。
−ガガガガガッ!!
雪積る斜面をバランスを失いつつも滑り下りるフリーダム。
衝撃が襲うコクピット内のキラの把握域には、すでに合体を完了したMSの気配が
あった。
176変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:01:58 ID:D+/SiAnk
途中、何度か危うい場面もあったものの無事歌姫の救出に成功したクライン派。
一向は港も近いプラントの一角に来ていた。
(…ん…ここは…)
ラクスと数人の男達が身を潜めたのは小さな雑居ビル。
そして向かった目的の場所に通されると、そこは医務機器の揃う部屋だった。
「では、後はよろしくお願いします。我々は下で待機しておりますので…」
そう言うとラクスを残し、階下へと下りていく男達。

「あら、あなたは」
部屋に残されたラクスが目を上げると、そこには白衣姿の男性がいた。
白髪の混じるその男性はラクス・クラインの幼少の頃からの専属主治医だった。
もっとも医者いらずのコーディネイターであるゆえ、主治医がいるということは
権力者の娘としての一定の配慮だったのかもしれない。
「久しぶりでございますな…ラクスお嬢様」
「ええ、フスト様はお変わりありませんわね」
“フスト”と呼ばれた男は柔和な顔でうなずく。
つらい陵辱劇のあとの久しぶりな“人”としての会話にラクスの緊張の糸は徐々
にほぐれていった。

「では、さっそくでつらいと思うが、体の方を清めておこうかの」
“清める”という言葉にラクスは視線を落とす。
−そう、自分は汚れてしまったのだ。これ以上ないほどに……。
自分の足で歩くこともままならないラクスはフストに支えられ、“診察室”へと
向かった。
177変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:02:13 ID:D+/SiAnk
フストの手を借り、一糸まとわぬ姿になるラクス。
「お嬢様…これは…」
言い掛けフストは口をつぐむ。
妊婦のように張らした腹、二穴を密閉するその貞操帯。
とたんにその存在意味を悟るフスト。
ラクスを襲った陵辱の凄まじさを想像し、哀れみとは逆の黒い欲望が湧き上がる。
(あのラクスお嬢様が、なんといやらしいお姿に……もう…たまらん!)
興奮を隠すように押し黙ったまま、貞操帯を外すフスト。

「ラクスお嬢様、恥ずかしいとは思いますがこちらの台にのせますぞ」
フストに抱えられ乗せられたのは台というより様々な形態に変形可能な器具である。
ベルトで足や体が固定され器具がフスクの操作で形を変えるとそれはまるで幼女
が抱えられおしっこをするポーズになる。
そして高さもフスクが“診察”しやすい高さに固定された。
すでに緩んだ二穴からは重力に逆らうことなく、床に向け精液の綱ができようと
している。
秘部や排泄口を手でくつろげながら下腹を圧迫していくと白濁した汚汁がだらし
なく溢れ出る。
(なんと卑猥な……こんなに詰め込んでおるとは…まるで射精じゃ!)
……どびゅるっ!…びゅ…びゅるるるるる………
恥ずかしい程の排泄音を響かせながら精液が二穴から出て行く。
恥辱音に涙を浮かべながら、汚液が満ちる直腸を脈動する排泄衝動に身をよじる。
…びゅるっ!…ぶじゅっ、ぶびゅうっ!
わずかに茶色を混じらせながら噴射を続ける“射精”もやがて収まった。
ウエストも以前のそれに戻った。
178変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:02:30 ID:D+/SiAnk
「よしよし、よく頑張った」
そうねぎらうフスクの手には注射器とそこから伸びるチューブがあった。
「ラクスお嬢様、あとはこれでおしまいですじゃ」
いまだ嗚咽をあげながら声の方を向くラクス。
「心配なさるな。この注射器の中身は、お嬢様の大事な所を元通りきれいに洗浄
する液体ですじゃ……“もしも”のこともありますゆえ」
その言葉に不安げな瞳がフスクへ向かう。
「…わたくし……妊娠…して…しまうのですか……?」
語尾は震えていた。
「大丈夫、妊娠することはなかろう。しかし、大事なところに、少しでも精液が
残っておると気分もよくないじゃろう。このお薬を注入すれば、精液もばい菌も
いちころに分解して流れ落ちてくるはずじゃ。
…じゃが……“副作用”もありましてな…」
声を低めながら神妙に濁すフスク。

「…どんな、副作用ですか?」
「うむ……ラクス様は大丈夫だと思うのじゃが………性欲が抑えられなくなる者
もおってな……」
とたんに安堵の顔を浮かべるラクス。
「フスク様いじわるです。わたくしはどんなに恐ろしい副作用かと思いましたわ。
自分の体くらい自分で制御できますわ。先生、治療をお願いいたしますわね」
「分かりました。…ではお嬢様、少しの辛抱を」
フスクはラクスにうなずき、“治療”を始めた。
179変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:02:45 ID:D+/SiAnk
子宮を目指し注射器から伸びるチューブを挿入していく。
治療をいいことに、掌で柔らかな恥丘の感触を楽しみながら。
チューブの先端が子宮口をかすり、にゅるりと入る。
「ラクス様、では薬を入れますので我慢してくださいね」
そう言い、ゆっくりと注射器を押し込み液体を注入していく。
この“薬”はもともと精液分解の作用のみであったが、フスクはその性質に手を
加えていた。
分子配列の調整により、精液を分解したその液体は強力な“媚薬”へと変化する
変貌を遂げる。
腐ってもコーディネイターであるフスクの才能はこのような所で発揮されていた。
「…んっ、うぁ…」
注射器は空になり、チューブは抜かれた。
フスクは器具をかたづけながら、歌姫の様子を後ろから生唾を飲み込んで見守る。
変化はすぐに表れるはずだ……。
子宮に入り込んだ液体はさっそく溜まっている精液と結合していく。
さらに子宮を下り、緻密に重なり合う膣壁に満遍なく液体が刷り込まれる。

(おかしいですわ……こ、こんな……)
ラクスは困惑していた。自身の肉が内側から火照りだしている。
体中から汗が噴き出し、鼻腔をくすぐる自分の体臭に赤面する。
高まる心音。胸を締め付ける焦燥感。
その“感覚”にラクスは思い当たる。
(わたくし、“欲しく”なってるのかしら……)
180変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:03:00 ID:D+/SiAnk
(さて、頃合いかの…)
背後から視姦していたフスクが立ち上がる。
幼女がおしっこをするさまで吊るされているラクス。
すでに歌姫の体は後ろから見ても発情していることがうかがえる。
汗を浮かばせ、桃色に染まる肢体。
ぴんと張らしたつま先をせわしなく折り曲げている。
切なげに震える双尻。その中心からは白く濁った媚薬を押し流し、溢れるほどの
女蜜が垂れていた。

強制的とはいえ発情した女体を前になんとか平静を装い、フスクは近づく。
背後から近づく足音にびくっと体を震わせるラクス。
その様子に股間を熱くしながら前の方に向かう。
「お嬢様。お薬もちゃんと流れてきましたし、治療も無事終了ですじゃ」
体を縛る器具をはずす素振りを見せるフスクは自分に向けられる切なげな視線に
気づかないふりをしている。
あくまでも、ラクス自身から“お願い”をさせる気だ。

(あうぅ……わたくし…もう……我慢できませんわ)
理性と本能の激しい戦いをしていたラクスだったが、ついに本能に負けてしまう。
乱れる息を整え、恥ずかしいお願いをする。
「あっ……あの、フスク様……お願いがあるのですが…」
うわづる声で必死に言葉を紡ぐラクス。

「フスク様……ラクスを…慰めて…くださいな」
181変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:03:19 ID:D+/SiAnk
男冥利とはこのことか。
自身で仕組んだものの、フスクはその“お願い”に心躍っていた。
そして、せめて顔を見なくてもよいよう背後から行為に及ぶことを申し出、最後
までいたわりを見せる。

ちょうど駅弁体位とは逆の状態になる。
汗で滑る腰を掴み、剛張を膣口へあてがう。
亀頭表面で感じる熟れた粘膜の様子に、腰に鈍痛のような快感を感じるフスク。
しかも続きを催促するように、小刻みに揺れる双尻。
(くっ……たまらん)
…ぐっ……ぐぐぐっ…ずぶうっ!
焦らすことに耐え切れずひと息に挿入される怒張。
「んっ…あっ…あぁっ……駄目!……い、いくっ!」
かぶりをあげるラクスは、最初の一突きで快感の高みへのぼる。
絡みつく肉壁も断続的に肉棒を締め上げ絶頂を伝えている。

ひと息つきさらに挿入を続けるフスク。
しかし剛張が半分ほど隠れた時、先端が何かにぶつかりしなる。
困惑の表情を浮かべるラクスの背後で、したり顔のフスク。
実は媚薬を吸収しどうしようもないほど熟れた子宮が下りてきていたのだ。
(…これって、もしかして…わたくしの)
自分の体の卑猥な変化にラクスも気づいたようだった。
「ラクス様、続けますぞ」
そう言い、強引なピストン攻撃を子宮口にあびせる。
182変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:03:33 ID:D+/SiAnk
(いやっ……怖い!)
子宮口を割って入ってきそうな怒張に怖くなり思わず声をあげそうになるラクス。
しかし、同時に甘い期待を浮かべ思いとどまる。
(こんな、…このまま…子宮の奥まで犯されるのですね…)
亀頭が子宮口をこじ開ける様子に子犬のように鼻をならすラクス。
(んんんっ!……入って…きますわ!……)
その決定的な瞬間、ラクスは子宮の処女を失った。
もっとも、痛みなどはなく爆発的な快感が体を揺さぶる。

ついに剛張は根元まで入り、亀頭は子宮奥を叩いていた。
フスクはにやつく顔を抑えることができなかった。
処女は奪えなかったものの、女の女としての大事な聖域を犯している事実に目が
くらむほど陶酔する。
自身の下腹に当たりたわむ美尻を眼下に今度は剛張を抜いていく。
(くおっ……)
雁の部分が子宮口の内側に引っかかる感触に舌を巻くフスク。
更なる快楽を得ようと、一気に肉棒を引き抜いた。
…がぼっっ!!
はしたない音と共に膣口まで抜く。

「あっ、ああっ、うあああああッ!」
再び達するラクス。
絶頂から下りる間もなく、今度は子宮口を雁がくぐりぬける。
そのまま子宮口をピストンの嵐が襲う。
183変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:03:49 ID:D+/SiAnk
(くっ…奥で雁がしごかれて……たまらん!!)
すっかりこなれた子宮口で怒張を開放へと導く。
「ああああんっ、駄目っ!…んあっ、おかしく…なって……しまいますわ……んっ!)
あまりの快感にだらしなくよだれを垂らしあえぐラクス。

猛然とピストンを繰り返すフスクも限界が近づいていた。
…がぼっ!……ごぼっ!……ぐぼぉ!…
子宮口の外と中で小刻みにピストンが繰り返される。
(ぐうぅっ!…出る!…出るぞ!!)
最後の一突きを子宮奥に叩き、達するフスク。

「あああっ!…ああああああああーッ!!」
子宮奥に直接ぶつかる精液を感じ、何度目かの絶頂をするラクス。
固定された身体を精一杯に反り返らせ、快感の開放をかみしめている。

まだひくつく腰をつかみながら尿道の残子を子宮口を扱い最後の一滴まで注ぎ込む。
(ふいー。もうだめじゃ……わしも年じゃな)
物欲しげにキュッキュッと絡みつく膣壁からすでに萎え始めているモノを抜く。

服を整えラクスの様子を伺うと、満足げな顔で気を失っていた。
急いで器具を外し、シャワー室へと抱えていくフスク。
(まったく、世話のかかるおなごじゃ)
………
……

184変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:04:02 ID:D+/SiAnk
海を切り開き艦先を沈めていくアークエンジェル。
その後を追うザフト軍の執拗な追撃に、戦艦から陽電子砲の照準が加わる。
一時の静寂の後、轟音のするほうを向くキラ。
(…なっ!……)
アークエンジェルを襲う光の帯。
一瞬思考が飛ぶキラをけたたましい警告音が呼び覚ます。
(!!!!!)
目前には凶悪な速度で対艦刀の切っ先から突進してくるMSが迫っていた。
咄嗟にシールドを構えるフリーダム!
しかし破天荒な剣先はすさまじい運動エネルギーと共に悲鳴を上げる盾を破り、
装甲を貫く!!!
中心を貫かれた機体にアークエンジェルを襲った爆発も加わりこなごなに散る
フリーダムガンダム!
キラの意識はそこで途絶えた………。


「………キラッ!!」
突然の声をあげラクスの意識は覚醒した。
「ラクス様、大丈夫ですか?」
フスクによる変態めいた診察中に気を失ったラクスは今移動する車の中にいた。
同乗しているのはもちろんフライン派のメンバーである。
突然の状況に釈然としないものを感じながらも、隣に座る女性に今後の行程の
説明を受けるラクス。
どうやら、バルドフェルドを含めたクルーは無事なようでこれから合流できる
ようだ。
185変態主治医×ラクス:2005/06/18(土) 17:06:39 ID:D+/SiAnk
「何!ラクス・クラインが消えただと!」
プラントのスラム街の一角にある即席シェルターのなかで怒号が飛ぶ。
「すぐに探し出せ!議長には連絡したのか?」
「連絡しようとしたのですが……一足遅く、地球へ行かれました」


ラクス・クラインの脱出が発覚したちょうどその頃、デュランダルは偽ラクス、
ミーアと共に地球へと向かっていた。
先の自身の演説の成果を見ることが建前であったが、本音はアークエンジェル、
フリーダムの撃墜を確認するためであった。

いまだ陵辱劇の中にいるだろうラクスも、自分の手中にある。
声を上げず笑うデュランダルは自身の計略の具合にひとり心酔していた。
………
……



お・し・ま・い・
186名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 19:43:48 ID:S2JlQNwF
>>172
本編で恋愛臭漂わしてるカプはネオマリュくらいじゃない?
でも、俺は、正統派CPの方が素直に萌えてエロ楽しめるから良い
187名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:47:40 ID:nlyuHpLs
キラって何人なんだろ
188名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:50:19 ID:o6WDwPfE
たぶんあいつは3人目だと思う
189名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:11:32 ID:VHn4LDFh
今日のカガキラよかったな。たまには攻めカガリがみたい。
190名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:00:45 ID:zqUPNkJd
なんか仲良し双子よかったな。俺もカガキラ見たい。
191名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:15:12 ID:CpDx73tP
>>173
犯されるラクスたんにハァハァしますた!
変態プレイGJ

おい皆の衆、せめて職人さんの投稿直下で雑談は止さないか
192名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:41:51 ID:YGNPzdiM
>>173
乙。
おねだりしちゃうラクスたんに萌えますた。

むしろ今日はカガリがキラにちょっかい出してキラが戸惑ってる感じだったな。
何気にミリィもいたし・・・
キラはラクスとご無沙汰で溜まってそうなのでキララクをキボンします。
193名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:47:00 ID:S0WKDd3m
>むしろ今日はカガリがキラにちょっかい出してキラが戸惑ってる感じだったな
「はい、あ〜ん♪」
みたいにやってたなw
194名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:49:14 ID:Tua/VLxM
どういう論理でそんな提案が出されるんだ?
職人への対応は人それぞれ違うのが当たり前だと思うが。
195名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:50:36 ID:YGNPzdiM
>>193
攻守逆転だったなw
何となくだけどあそこでキラがパクッと食べたら負けな気がしたw
196名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:57:10 ID:UrBCDc4o
>>195
キラが食べる瞬間にカガリが自分でパクッ

こんな黒カガリなら萌えw
197名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 00:59:06 ID:59Idnq9C
>>1>雑談はほどほどに。

198名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:09:00 ID:IUMlsI9n
アスメイが見たいです
199名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:18:45 ID:P32XIDSi
>>194
>>1の雑談は程ほどに、という所と
実は漏れも投下経験があるからわかるんだけど
投下してしばらくって感想あるかな、あるかなってそわそわリロードしちまうんだ。
そんなときに関係ない雑談がぞろぞろ出てきたら…
と考えたら胸が痛かったんだよ。
別に皆を非難してるわけじゃないんだよ、ごめんよ。
200名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:26:43 ID:JbgyNMwL
ここで超異色カプのシンフレ希望。


私的に激しく萌えるんだが妄想にも程がありますか?orz
201名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:42:04 ID:+gXzfkdX
中の人ネタでいけると思う
202名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 02:28:47 ID:hGixbW0U
というか接点がなさすぎるような
203名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 02:40:17 ID:P32XIDSi
うーん、ザフト入隊直後?あたりで見習いのシンが偶然攫われてザフトにいるフレイと接触した…くらいのこじつけしか俺には思いつかないorz
204名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 09:47:04 ID:h9c4mu+m
嗚呼、シンカガ無人島レイープverが待ち遠しいな…
職人さんガンガって
205名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 15:16:01 ID:ILnrbr02
>>186
同意します。ただ、アニメ版ではちっとも描いてくれない……orz
>>198
アニメ版(ry)ですけど―アスラン脱走のアレもどうも唐突すぎないかい福田さんに両澤さん―。
ま、妄想で補完のし甲斐があるだけいいですかね。
206名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 16:50:49 ID:EH4GmF0T
>>199
投下された作品が糞だったから、雑談したに過ぎない
207名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 17:27:14 ID:P32XIDSi
>>206
ここ成人しかきちゃいけないんで
書きもしないのに非難しかできないオコチャマは帰ってくれ
208名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 18:27:49 ID:Nr09ndm6
アスメイで不吉な影がよぎったのは漏だけ?
書くなら今しかないような気がする。
209名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 20:04:00 ID:1XbPkWfn
アスランのハーレムをお願い!!エロいひと
210名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 01:22:47 ID:m342fpvS
おおっと遅れたけどキラフレグッジョブですぜ
…文体が、某南極のキラフレ作品のうち一つとなんとなく似ていて
同じ職人さんなのかな?とちょっと思いました
ちがってたらごめんなさい、ご両者のファンです
211ギルタリ1/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:28:54 ID:6XBm+3Y0
深夜に失礼しますよ。ギルタリ投下します。デス種1話の2日前。
29話は自分にとっても鬼門だった。まぁがんばろう。

【Rainbow chaser】

 二日後の進水式を前にして、タリア・グラディスは国防委員会主催のパーティに
招かれていた。
 もちろん、そこにはギルバート・デュランダルの姿もある。
 軍事式典を控えたアーモリーワンには、この場所に縁のない華やかな人々が訪れていた。
およそ軍事工廠には不似合いな人種だ。国防委員やザフトのお偉方もこのパーティには
夫人や子供達を同伴している。
 本来はアーモリーワンに最も相応しい筈の女艦長・タリアも、今日ばかりは自分が
場違いに思えて居心地が悪かった。
212ギルタリ2/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:30:38 ID:6XBm+3Y0
 男女平等とは言っても軍のトップクラスにはやはり男性が多い。パーティにまで軍服を
着てくる身分の女性は、ここには僅かだ。ドレスを身に纏った華のような女性達を、
羨ましくなどないと毅然とした態度で眺めていても――。
 デュランダルがそういう女性達に囲まれているのをみると、やはり今の自分の格好では
見劣りがするような気がしてしまう。せめて、この間のようにスカートを穿いていれば、
少しは……いや、今日はあのときとは違う。
 普段は見せないスカート姿でデュランダルを煽っておいて、色気のない綿の下着で失望
させるための選択だった。あの夜、彼1人に見せるためだけの。
 軍服をスカートにしたところで、ここにいる華やかな女性たちと張り合える筈がない。
いつもどおりのズボン姿で構わない。デュランダルの庇護はいらない。寧ろ彼を守る立場に
自分は身を置いている。
 女として嫉妬するなど、馬鹿げている。その立場は自ら放棄した筈だ。彼の側を離れた
のは彼女の方。
 今さらそのポジションに返り咲こうとすれば、ファーストレディの地位に目が眩んだと
思われても仕方がない。彼の護衛を兼ねてここにいるのだと思った方が自分で自分を納得
させられる。嫌いなパーティに長居している理由も。着ている服の意味も。
 護衛を兼ねるつもりなら、動きやすい格好でいるに越したことはなかった。離れた場所、
でも決して姿を見失わない程の距離でデュランダルの安全を確保できれば、それで役目は
果たせる。そのためにここにいるのだと考えた方が楽だ。
 それなのに当のデュランダルは、彼の周りの百花を掻き分けてタリアに近づき、
こう囁くのだ。
 「――抜け出さないか?」
 ぬけぬけと、いつもの怪しい微笑みを浮かべて。
213ギルタリ3/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:32:00 ID:6XBm+3Y0
 「あなたが抜け出したりしたら、大変な騒ぎになりますわよ?」
「庭までだよ。すぐに戻るさ」
 そう言ってデュランダルはタリアの先に立ち、ホテルの広い庭を、どんどん明かりの
少ない方へ、人のいない方へと歩いていく。自然の少ない軍事施設の側にあるそのホテルは
安らぎの演出を意識してか、緑豊かで小さな森のような一画さえ用意されていた。途中、
それまでの整えられた芝生や噴水などにはおよそそぐわない程の深い茂みに突き当たり、
いつもの長いコートを着たデュランダルは、どうしたものかと立ち止まった。
 軍服姿のタリアは、デュランダルを差し置いて身軽に茂みをひらりと飛び越えた。
 振り返ってみると、デュランダルはちょっと困ったように微笑んで、そのまま茂みに
分け入った。どうにか通り抜けて前に進もうとし、裾を枝に引っかけて危うく転びそうに
なる。滅多に見ることのないデュランダルの子供っぽい仕草を見て、ずっと顰めっ面を
していたタリアもつい、吹き出した。
「やっと笑顔を見せてくれたな」
 言いながらデュランダルはコートにくっついた細かい枝葉を払った。その髪に濃い
緑の葉が一枚くっついているのを見つけて、タリアはクスクスと笑いながらそれを
手に取った。
「頭に葉っぱなんか乗せて、うまく人に化けたつもりでしょうね、狸さん」
「……それは私のことなのか?」
「他に誰がいまして?」
 デュランダルは少し拗ねたような顔をした。何だか今日は意外な一面ばかり見るわ、
とタリアは内心不思議に思った。お酒はそれほど飲んでいるようには見えなかったけど
……だいたいこの人、あまり嗜まない割には、強かった筈。
214ギルタリ4/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:33:37 ID:6XBm+3Y0
 素面にしか見えないいつもの顔になって、デュランダルはタリアに言った。
「君がスカートを穿いてこなかった理由がよくわかったよ」
「薮を飛び越えるために、そうしてるんじゃありませんわ」
「私の前を歩くためだろう?……また護衛官のような顔になっているんだがな、君は」
 デュランダルはそう言うと、タリアの頬にそっと手を触れた。逆らわず、タリアも
軽く顎をあげる。優しい口づけが降ってきた。
 やっぱり、お酒の匂いはあまりしない。
 タリアの頭の中が冷めているのに気づいたのか、デュランダルは早々に唇を離した。
「キスをしているときにまでガードの対象を測るような真似は、やめてもらえないの
かい?」
 がっかりしたように言うデュランダルに、タリアは頭をそびやかして見せた。
「あなたが会場を抜け出したりなさるからでしょう? プラント最高評議会議長を
護衛できるのは、今は私だけです。シークレットサービスが大騒ぎをしているとは、
思いませんの?」
「彼らは、私の性格をよく弁えているよ、タリア」
 デュランダルの、性格。
 シークレットサービスは理解しているというその性格に、タリアは思いを馳せた。
 昔のこの人は、こんなお茶目なところ、あったかしら。議長になってから変わったような
気がする。もちろん、人格を変えてしまっても不思議でないほどの場所に彼が立っており、
その肩に重責を担っていることは理解できるけれど。
 今のデュランダルにも興味は惹かれる。底知れなさを身に纏って、男としての魅力は
上がったのかもしれない。でもときどきは、昔の繊細そうな学究だった頃の面影を見せて
欲しい……勝手だろうか、こんなことを思うのは。
215ギルタリ5/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:35:14 ID:6XBm+3Y0
 遺伝子の組み合わせ云々だけでなく、真面目で優しいデュランダルに僅かな不満、
つまらなさを感じていた若い頃の奔放な自分。
 嫌だわ。後悔も未練も残したくはないのに。
 過去を振り払うように、タリアは頭を擡げた。
「そうは言っても、今夜のパーティはあなたが主役のようなものなんだから……
あなたに近づけることを楽しみにしている人だって……っ!」
 突然訪れた二度目のキスに、タリアは大きく眼を見開いた。今度はさっきとは違う。
強く唇を押しつけ、口紅が剥がれ落ちるほど激しく啄み、吐息を吸い上げようとする。
 またすぐに唇を離したデュランダルは、さっきまでの情けない表情とは全く別の、
勝ち誇ったような微笑みを浮かべていた。
「君は、妬いているのか?」
 言葉よりも頬に昇った微かな紅が、男の疑問を肯定していた。
 プラントの若き指導者であり未だ独身のデュランダルは、名家の令嬢にとっては
格好の夫候補だ。条件が良く、倍率も高い。この年齢で議長を務める政治家としての
手腕。その地位がもたらす権力と財力。見た目も問題なく、性格もそつがない。
 ――それが世間一般の女性が彼に与える主な評価だった。出生率の問題があったと
しても、近づきたい男。
 何より、デュランダルには婚約者がいない。婚姻統制が敷かれるプラントで、施政者で
あるデュランダルに未だ婚約者がいないのは甚だ意外でもあり、彼を狙って群がる女性
たちにとってはこれ以上ないと言うほどに好都合だった。
 その事実が、デュランダルの競争率を鰻登りにさせていることをタリアは知っている。
プラントの恋人同士が必ずぶつかる将来の問題も、彼自身が遺伝子工学の権威であると
なれば、何とかしてくれるのではという期待がある。
216ギルタリ6/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:36:37 ID:6XBm+3Y0
 ザフト上層部には、自分の娘や姪をデュランダルと娶せたいばかりにタリアに冷たく
当たる爺どもも、いないこともないのだ。
 眼の仇にはするくせに、「グラディスごときに議長が篭絡されるものか」と
見下してくる。あいつらこそタンホイザーで薙ぎ払ってやりたい。進水式で誤射して
やろうかしら。
 物騒なことを考え始めたタリアの顎にデュランダルは手をかけ、自分の方を向かせた。
「妬いてはくれても、私のことを考えてはくれないんだな。こんなに近くにいると
言うのに」
「それとこれとは同じこと、じゃありませんかしら?」
「違うね。妬くという行為には、実は男の存在はそれほどいらないんだ。君が見ている
のは私の周りにいる女性たちの方だろう」
「それはあなたの自説?それともどこかのお偉い方の学説?」
 屈服しないタリアに少し焦れたような眼をしたデュランダルは、最早キスでは彼女の
口を塞げないと判断したのか――。
 やにわにタリアの肩を掴むと、その躰を反転させて近くの樹の幹に押しつけた。
217ギルタリ7/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:37:47 ID:6XBm+3Y0
 突然の乱暴な扱いに驚いたタリアが幹に両手をついて躰を起こそうとすると、自らの
躰を密着させてそれを遮り、繊細な指先で軍服の前立てをあっと言う間に解いていく。
 緩めた胸元から手を滑り込ませたデュランダルは、タリアの乳房をその掌中に
あっさりと収めた。
「……! ちょっと、ギル、こんなところで……!」
 タリアの方も焦っているのか、ベッドの上以外では滅多に言わない呼び方で
デュランダルの行動を咎めた。それに構わず彼女のベルトを外したデュランダルは、
ズボンのボタンとファスナーも素早く開放して、その中にもう一方の手を挿し入れる。
「ぁ……っ」
 押し殺したような声が、タリアの喉から漏れた。
 デュランダルの手が胸の丘陵と下半身の谷間を同時に揉みほぐしている。
「君のおかげで、この服を脱がせるのもすっかり慣れてしまったよ」
「んっ……んっ……ぁあっ……」
「たまには、別の服も脱がさせて欲しいものだがね……」
「くぅ……!……っ!!」
 よがり始める自分を恥じるように項を朱に染めたタリアは、自らの腕を口に強く
押しつけ、声を封じた。その反抗を嘲笑うかのように、デュランダルの唇が項に
押し当てられる。
 首の後ろの中心、ちょうど髪の生え際のすぐ下辺りを、男が強く吸い上げてくる。
「や……! そ、そんなところに、跡をつけない……は、あっ……!」
 思わず腕から口を離して抗議したタリアは、また声をあげてしまい、しかたもなしに
軍服の袖を強く噛んだ。噛まれた部分が、徐々に涎で濡れてくる。
「ん……ん、ん……っ、ぅうん……」
218ギルタリ8/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:39:06 ID:6XBm+3Y0
 項に残った赤の濃さを満足げに眺めたあと、デュランダルは今度はタリアの耳介を
唇で摘んだ。反応良く跳ね上がった躰にほくそ笑みながら、先を尖らせた舌を耳の穴に
悪戯に突っ込む。
「んぁ……っ、もうっ……こんな、ところ……で……っ」
「私たちだけじゃないさ。……見てごらん」
 下半身の入り口を愛撫していた手をそこから離して、デュランダルはタリアの顎を
後ろから掴み、小さな森のさらに奥に顔を向けさせた。その指先はタリアの中から
溢れたものでじっとりと濡れている。口元に伸びてきた長い指に自ら舌を絡めて愛液を
舐め取りながら、タリアはデュランダルが見せようとしたものに気づき――驚きで
喉をひくっと鳴らした。
 細い木々の幹を鉄格子のように透かして、一組の男女が抱き合っているのがわかる。
年輩の男が若い女に、庭を取り囲む石の壁に押しつけられながら快感に悶えている。
その下半身が結合していることは、2人の腰の動きでよくわかった。
 こちらを向いている男の顔には見覚えがあった。いや、よく知った顔だ。最高評議会
にも名を連ねる、国防委員会のトップ。軍服で議会に出席している議員の1人。タリアに
とっても――かなり離れたポジションではあるが――上官にあたる。
 突然その男女の背が大きく反り返った。絶頂に達したのだ。女の躰を貫いていた
ものを抜き取った男は崩れ落ちるように地面に膝をついたが、さらに求められたのか、
その姿勢のまま女の股間に顔を埋めた。今度は女が壁を背にし、こちらに顔を向けた。
その顔には見覚えがない――男の妻ではない。
 長い髪を振り乱して喘ぐ女の声が、微かに聞こえる。女の視線がふいにタリアの方に
向けられた。……こちらの存在に気づいても臆することなく、妖艶な微笑みを浮かべる。
 その笑い方から察するに、さっき絶頂を迎えたと見えたのはおそらく演技だったの
だろうとタリアは思った。同じ立場の自分にエールを送る余裕がある。あなたもうまく
やりなさいよ。相手は議長さん? そちらの方が、大物ね……。
219ギルタリ9/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:40:15 ID:6XBm+3Y0
 そんな幻聴に囚われているタリアの首筋を、デュランダルがまた、強く吸い上げた。
「んぅうっ!……あ、はぁん……っ」
 喉を擡げて喘いだタリアは、デュランダルの指を深く喰わえ込んだ。自分の中から
湧いて出た蜜の味が口いっぱいに広がる。それを舐め取った分、今度は唾液が男の指を
濡らしていくだけだというのに、舌を動かすのをやめられない。
 2つめの赤い印を刻んだデュランダルは、もう一方の手でタリアの軍服の襟元を
強引に広げ、覗いた背中に口づけた。そこにも跡が残るまで、激しいキスを浴びせる。
 縦に三つ並んだキスマークをデュランダルは満足げに眺めた。
「赤い三連星、というところかな、これは」
 言いながら彼はタリアのズボンを足首まで引き下ろした。両手を内股に宛って、
さわりとなぜる。そのまま軽い愛撫を加えながらタリアの腰を少し後ろに突き出させる。
 掌の柔らかさとはうって変わって、固く激しいものが肉襞の間を彗星のように貫いた。
「くぅっ! ぅあああっ!」
 蜜を充分に湛えた泉に突き立てられたそれは、一気に底までたどりついた。その衝撃に
がくがくと痙攣する躰を、タリアは目の前の樹の幹にしがみつくことで辛うじて保った。
それでもデュランダルの両腕が腰を支えていなければ、地面に倒れ込んでいたかもしれない。
 ズボンの前を開けただけのデュランダルの腰が、タリアのお尻の肉にリズミカルに
叩きつけられる。長いコートが結合部分を風から守るように広がり、ときどき躰に
触れてくる。タリアの引き締まった臀部がビーチボールのように弾んで、男が与える
衝撃を受け止める。
 楔に穿たれた内部の部屋は、受け止めるどころか悲鳴をあげていたのだが……。
「んぅ! んんぅうっ! ギル……そ、んな……激しすぎ……くぅあ……っ!」
 直線的な動きが回転運動に変わる。今度の感覚は激しくはないが、別の辛さをタリアに
与えた。濃密にゆっくりと、感じる部分を押し広げ、最奥に当たった先端が脈動を伝えて
くる。
「あぅあっ……ああっ……んくぅ……ん、あっ……ギルぅ……あぁん……」
220ギルタリ10/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:41:54 ID:6XBm+3Y0
 漸く甘えた声を出し始めたタリアの秘突を、デュランダルの指が繊細な動きでつまむ。
小さな果実を枝から摘み取る動きで、今まで放っておかれた可哀想なそこをたっぷりと
いたぶり始める。
 震えが止まらない唇をどうにか制して、タリアは儚い望みを口にした。
「くうぅ……もう、もう……やめ……てっ……」
「まだだよ、タリア」
「いやぁ……もう、いいっ……そこは……いいっ……」
「そこ、が、いいの間違いだろう?」
「あ、あなたはもう……戻らないと……っ、ああ、あっ……」
 まだ生意気な口をきくタリアをさらに追い詰めるように、デュランダルは腰の回転運動に
直線運動を交え始めた。躰の中で不規則に蠢く怪物に、タリアの全身は震え、眼に涙が
滲んだ。
「ああぁっ……もう、終わらせて……っ」
「君がそう望むなら、そうしてあげないこともないがね……お願いしてみるかい、タリア?」
「んっ、んっ……お、お願い……お願いよ……ギル……ッ」
「いいとも。どんな終わりが望みなのかな?」
「あ……! もう……やっ……イかせてぇ、ギルッ……あぅああぁッ!」
 ドン、と躰の中に響く音をたてて、デュランダルの固い先端が泉の底を突く。
 溢れんばかりに湛えていた蜜に、さらに新しい波を加えながらタリアの泉は堰を切って
流れ出す。大地を揺るがすような男の力強さに、小さな泉は抗う術もない。全てを外に
吐き出して、終わりの瞬間を待ちわびるだけ。
「ああッ! あッ! ギ……ルぅ……あぁンッ! ああぁあんッ!」
 遠くの女が、タリアの感じている顔を見てまた、微笑んだ。演技を再開するかのように
躰を深く折り曲げたその女は、股の間に顔を埋めている男の躰ごと横に倒れて、茂みの
向こうに見えなくなった。
221ギルタリ11/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:42:54 ID:6XBm+3Y0
 「どうしてあんなものを、お作りになったの?」
 乱れた衣服を整えながら、タリアは微かに聞こえるパーティの喧噪に耳を傾けていた
デュランダルに話しかけた。
「うん? あんなもの、とは?」
 顔をこちらに向けたデュランダルは、既に議長の顔に戻っている。タリアの質問の
意味を、本当は聞き返すまでもなく理解しているのだろう。それでも敢えてタリアは
具体的な言葉を口にした。ここで聞かなければ、もうチャンスはない。
「ガイアとアビスのことよ……プラントには必要ないわ」
 プラントには広大な海も大地もない。宇宙戦用のカオスはともかく、プラントの
『防衛』にガイアもアビスも必要とは思えない。だからと言ってカーペンタリアを
始めとする地上の重要拠点に配備するわけでもなく……。
 装備を変えることで局地戦にも対応できると言われる量産型ザクにも弱点はある。
敢えてザクの苦手なステージである『地球』を意識した特徴を持つ機体を、地上に
降ろさず宇宙に留め置くとすれば。
「どう見ても『地球向きの』機体をカーペンタリアに降ろせば、刺激されるだろう
からな、いろいろと……」
 タリアの追求を逃れるのは不可能と思ったのか、デュランダルは僅かながら本心を
覗かせた、と――そうタリアに思わせて、さらに欺こうとするかのような返事をした。
 どこに置こうとあの機体は、地上での戦いを想定して作られたものだ。刺激したく
ないから地球に配備しないというのは、その力を熟知した上での対処。いわば、『戦う
気がなくはない。いざとなったらそうするよ』と認めたようなものだ。
 デュランダルらしい、遠回しな肯定。本当に地球を攻撃する気があるのかも怪しい
ものだ。本気で倒す気なら、こんな思わせぶりなことはしないだろう。刺激したくないと
言いながら、右往左往する両軍の陣営を神の視点から見下ろして、楽しんでいるように
思える。
222ギルタリ12/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/20(月) 02:43:59 ID:6XBm+3Y0
 デュランダルは、タリアに向かっていたずらっ子のように笑ってみせた。「パーティを
抜け出そう」と彼女を誘ったときと同じように。
 この男は、実は陰謀家でも策士でもないのではないか。
 新しい遊びに夢中になっている子供のようだ。いつまでも少年の冒険心を捨て去る
ことができない、とんでもなくロマンチストの夢想家。まだ塗られていない白い地図を
自分の好きなように塗り分けようと躍起になっている。
 例えその遊び相手が、この世界全てであったとしても。プレイヤーの誰かが地球と
プラントの全てを手中にし、己の版図とするまで殺し合う生き残りゲームだとしても。
 彼はただ――楽しんでいるだけなのでは……?
 世界を相手に。彼だけに許された長い長いゲームを。

 その2日後、カオス、アビス、ガイアの3機はまんまと連合に奪われることになる。
 奪い返せなかった悔しさよりも、恐ろしい疑問がタリアの頭を占めていた。
 あの強奪部隊はデュランダルのゲームの相手なのだろうか。
 それとも――あれも『 彼 の 側 の 駒 』だと――?
 どこまでが、ギルバート・デュランダルの思惑の範囲内なのか。
 彼の手によって虹の七色に塗り分けられた世界は、楽園だろうか。それとも――。

おしまい
223名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 03:11:06 ID:ra20CNKr
ギルタリ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
あくまでも大人同士でありながら、どこか可愛らしい二人にハァハァ
本編の議長の行く末を思うと、「長いゲーム」というのも当たって
いるような気も。
224名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 03:20:07 ID:UqzjZDB3
ギルタリ好きだ。GJ!
過去現在とネタは無数にある。
今後ギルタリ書きが増えることを祈る。
225名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 18:21:11 ID:FLimN0f/
hahahahahahh
226名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 18:47:02 ID:p9N1CcSn
GJ!ギルタリイイYO!
一番色気があるカプだと思うので残念だ
漏れも今後ギルタリが増えることを祈る
227名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:52:41 ID:QZseTuY1
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 GJ!GJ!
 ⊂彡
久々のギルタリですね 
大人カプでは一番好きなので嬉しいです

228名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:36:37 ID:cvVtAtVO
まだシャワーシーンもないミーアSSキボン
229名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:37:21 ID:oR/2VtUM
グレートメカニック発売。
デスティニーや超フリー、∞正義の情報が。
一つネタバレすると、掌のアレは結局単なるビーム砲ですた。
つまらん。何故しゃいにんぐふぃんがーにしないのか?
230名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:42:41 ID:uk3XrXKC
|あーあ。下らない糞SSしかないから雑談厨が集まってきたじゃないか。
|さっさと良質なSS書き上げろやバーカバーカ
└───v───────────────────────
     プギャーッ
プギャーッ( ^Д^) プギャーッ
     プギャーッ
231名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:50:36 ID:xMRgv4bB
  |   |  | |   |    |  | |   |   |   || | |
  |   |  | レ  |    |  | |   |  J   || | |
  |   |  |     J    |  | |  し     || | |
  |   レ |      |  レ|       || J |
 J      し         |     |       ||   J
             |    し         J|
             J                レ
     /V\
    /◎;;;,;,,,,ヽ
 _ ム::::(l|l゚Д゚)| …うわぁ
ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|)
  ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
   ` ー U'"U'
232名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 02:10:49 ID:z73NF9uA
釣られてみようか?
233名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 06:50:19 ID:8krHNfCG
230みたいなのがいるのでSS投下しにくいんですよね…
234名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 08:36:21 ID:38JY82PZ
230は三枚におろして魚の餌にしました。
職人様。どうかSS投下をお願いします。
235名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 12:31:48 ID:7RkBrbc4
>>233

そういレスはバカを喜ばせるだけ
236名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 14:54:57 ID:rOOEXAF7
週末になると、ようやくSSも投下され始めるんだがなぁ。でもまだ火曜日…長いな…
237名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 22:00:18 ID:6ioQO/XJ
黒キラ・カガリのカプは駄目?

ガンダム系は初めてなので・・・ちょっと不安。
238名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 22:08:40 ID:8t1RFsDF
>>237
全然!今までたくさんあるパターンですよ
239名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 22:08:56 ID:TsqNbGn4
>>237
いくつも投下されているし全然OKかと
240名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:33:43 ID:RNQAVwEp
>>237
どんとこい!!!待ってるぞ!!!
241名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:33:57 ID:RNQAVwEp
>>237
どんとこい!!!待ってるぞ!!!
242名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 03:20:36 ID:19DIA4hM
>>237
どんとこい!!!待ってるぞ!!!
243名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 05:51:32 ID:n6XsMhOs
>>237
どんとこい!!!待ってるぞ!!!

むしろ待ちわびてます。どうか来てください。
244名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 07:11:02 ID:T3bvhnEI
>>237
どっどっんんっととっここっいい!!!
245名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 13:49:47 ID:YEedo2V8
>>237
どんときてぇぇぇぇはやくぅぅぅぅぅみるくでちゃうぅぅぅぅ!!
246名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 13:50:50 ID:aw+CKcYv
ここって、マリュタリとか需要あるの?
247名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 14:25:44 ID:RP6/HZyu
>>240-245
落ち着いて!落ち着いておまえら!
248名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 15:16:44 ID:MkinGzr0
>>246
バッチコーイ!何でもカモン!
249名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 16:11:52 ID:XjUMHlFr
それよりノイマン×ナタルを……
250名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 17:51:02 ID:pib5eTV1
書きたいけどエロに繋がらない。。。
251名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 23:16:48 ID:9QSINoFQ
エロだけならなんとか書けるけど、
プロローグとかエピローグが上手く表現出来ない…。
職人さんって凄いなぁ、と改めて実感。
252こんなスレ見つけた。:2005/06/23(木) 15:24:06 ID:yj/kydrA
種キャラの好きな体位を考える。
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1119117888
253名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 20:29:05 ID:HiO6Omhl
シャア板とエロパロ板は相互不干渉の方向じゃなかったか
254252:2005/06/23(木) 21:43:22 ID:PQGIHkFt
>>253
なんとなくエロパロ板ぽかったんで、つい。
すいませんでした。
255名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:40:39 ID:fWWUnEkg
>>254

紹介してくれたスレの 23もおまいさまかい?
256名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 01:31:37 ID:YUrQ0plz
お前らまとめてタンホイザーに撃たれて来い
何回同じ事繰り返せば気が済むんだよ
257名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 03:08:45 ID:GBvYbkUq
人は過ちを繰り返す! まったく!
258名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 06:43:58 ID:YAZ/A9h6
>>256
俺のタンホイザーはSSが動力源なんだが…
259名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 11:43:34 ID:ecasa+93
>>258
無理すんな、トリスタン程度にしとけ
260名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 16:14:36 ID:bIE129i6
俺はイーゲルシュテルン
261#:2005/06/24(金) 17:06:46 ID:9I3wH8oO
こんにちわ。前回シンルナ投下した者です。再び失礼します。
前回>>138-157の続きで、今回もシンルナを投下させていただきます。
262シンルナ 1/14:2005/06/24(金) 17:08:26 ID:9I3wH8oO
1.
 ルナマリアと初めて肌を重ねた翌朝、シンはいつも通り、同室のレイより少し遅れて起床した。欠伸を一つすると、ベッドを降り上着を着込む。シンは、ちょうど朝のシャワーを浴びて出てきたばかりのレイに声をかけた。
 「ふわ〜あ…おはよう、レイ。」
 「ああ。」
 レイは短くそう答え、服を着始めた。シンは、たまにはレイと一緒に食堂に行くのもいいかと思い、レイが着替え終わるのを待つ。レイは几帳面に制服を着込むと、自分の方はシンを待たずに、さっさと部屋を出て行こうとした。
 「お、おい!待ってくれよ!そりゃ無いだろ!?」
 あまりにも非情なレイの態度に、シンは慌てて起き上がり、後を追う。ふと、レイが入り口のドアを開けたところで足を止め、シンは彼の背中にぶつかってしまった。部屋の前で、誰かが部屋から出てくるのを待っていた人物がいたのだ。
 そこにいたのはルナマリアだった。扉が開いた瞬間は目を輝かせたが、出てきたのがレイだとわかると、少しがっかりしたように、おざなりな挨拶を言った。
 「あっ…レイ、おはよ…シンは?」
 「俺の後ろにいる。」
 無表情でそう言って、レイはシンの前から退いた。そして、シンとルナマリアをちらりと見ると、そのままスタスタと食堂の方へ歩いて行ってしまう。後に残されたシンとルナマリアは、思わず顔を見合わせた。
 「…気を遣わせちゃったのかな…?」
 ルナマリアがレイの後姿を横目で見送りながら、小声で言った。シンは首を傾げて答える。
 「さぁ…?レイはよくわからないからなぁ…。」
 並んでレイを見送った後、二人は互いに目を合わせ、照れくさそうに挨拶した。
 「シン、おはよ!」
 「ああ…おはよう、ルナ。」
 「それじゃ、早速ご飯食べに行こっ♪」
 そう言うと、ルナマリアはシンの手を取り、ぐいぐい食堂に引っ張っていった。
 「シン、早く早く!いい席取れないわよ?」
 「へぇ〜い…。」
263シンルナ 2/14:2005/06/24(金) 17:08:54 ID:9I3wH8oO
2.
 食堂でルナマリアと二人並んで食事を取っていると、ルナマリアは食事の手を休め、シンの方へ身を寄せて聞いた。
 「ねぇねぇ、シン。今日はどこ行こうか?」
 ルナマリアの問いに、シンは昨日の約束を思い出す。そう言えば昨日別れ際に、今日も一緒にデートしようと約束したばかりだった。反応が鈍いシンに、ルナマリアは口を尖らせて聞いた。
 「…まさか、『あっ、忘れてた!』なんてことは無いでしょうね?」
 「そ、そんなこと無いよ!ちゃんと覚えてたさ!」
 「本当に?」
 ルナマリアは疑わしそうな顔で言う。シンは少しムキになって反論した。
 「本当だって!今、ちゃんと思い出したさ!」
 「『今』ね…。はぁ…やっぱり今まで忘れてたんじゃない…。」
 ルナマリアはため息を吐くと、ポツリと呟いた。
 「せっかく、人が楽しみにしてたって言うのに…。」
 「うう…。」
 ルナマリアは寂しそうな顔をして視線を落とした。シンは狼狽してルナマリアを宥める。
 「あ〜…ほら!俺、昨日のことで疲れててさ、それでぐっすり寝ちゃったもんだから、つい…。」
 「…『ぐっすり』ぃ?」
 シンの言葉に、ルナマリアはなぜか不機嫌そうな顔をした。
 「…シンって神経が太いというか…あんなことした後でも、ちゃんと眠れるのが、男の子なのかしらねぇ…?」
 シンの言葉に、ルナマリアはがっくり肩を落とした。シンは、彼女の落胆の意味がわからず、思わず聞き返す。
 「えっ?ルナは眠れなかったの?」
 「え!?う、うん…目を閉じたら、その…思い出されちゃって…。」
 そう言ってルナマリアは頬を赤く染めた。昨日の夜は、眠ろうとしてもなかなか寝付けず、睡眠不足気味なのだ。
 「…それなら、今日はずっと昼寝してる?」
 一応ルナマリアに気を遣ったつもりだったが、シンの提案はすぐに却下された。
 「イ・ヤ!楽しみにしてたって言ったでしょ?もう!」
 そう言って、ルナマリアは食事の手を再開する。シンの無神経さに苛立ったようだった。
 (ルナって、扱いが難しいなぁ…。)
 これから上手く付き合っていけるのだろうか?そんな疑問がふと浮かんだが、シンは、その考えを頭から振り払った。
264シンルナ 3/14:2005/06/24(金) 17:10:47 ID:9I3wH8oO
3.
 シンがルナマリアの部屋の前で待っていると、中からメイリンが出てきた。これから街に行くところなのか、私服だった。
 「あれ?シン、お姉ちゃんとどっか行くの?」
 「ああ、まぁ…。ルナは?」
 「まだ着替えてるところよ。ふ〜ん…お姉ちゃんとシンがねぇ…。」
 メイリンはシンの顔を覗き込むと、からかうように笑った。シンはそれには答えず、照れ隠しに顔を背ける。
 そうこうしているうち、再びドアが開いて、ルナマリアがやっと出てきた。今日のルナマリアは昨日のパンツルックでなく、普段着としては珍しくスカートを履いていた。
 「シン、お待たせ!…あら?メイ、まだいたの?」
 「うん、まぁね…。でもお姉ちゃんとシンって、昨日も一緒に出かけてたよね?…いつの間にそんな仲良くなったの?」
 「ど、どうでもいいじゃない…。あっ、ほら!シン、早く行かないと、外出時間無くなちゃうわよ?」
 ルナマリアはシンの手を取り、メイリンの追求から逃れるように、早足で歩き始めた。
 「あらあら♪お姉ちゃんたら、手なんか繋いじゃって♪」
 後ろからメイリンの声が聞こえたが、ルナマリアは赤くなりながらも振り返らず、そのまま歩き続けた。

 見張りの兵に敬礼で見送られ、二人は街に降り立つ。空を見上げると少し雲はあるが、気持ちのいい青空だった。時間はたっぷりあるし、荷物持ちをやらされる心配も無い。今日はどうしようか…そう、シンが考えていると、ルナマリアがシンの服を引っ張った。
 「ねぇ、シン。あれ見て!」
 「ん?」
 ルナマリアが指し示す方向を見ると、街を見下ろす小山の上に、なにかの建物が見えた。ここからだとよくわからないが、ロープウェイが通っているところを見ると、展望台か何かなのだろう。しかし、ここからでは結構距離があった。
 「あそこに登ったら、気持ちいいだろうなぁ…。」
 「あそこまで、結構遠いじゃん。時間、無くなんないかな?」
 「大丈夫だってば!さっ、行こっ♪」
 ルナマリアは、一度言い出したらなかなか言うことを聞かない。アカデミーの頃からこうだった気がする。
 「やれやれ、言い出したら聞かないんだから…。」
 ルナマリアに手を引かれ、シンは、溜息を漏らしつつ、渋々後に従った。
265シンルナ 4/14:2005/06/24(金) 17:11:15 ID:9I3wH8oO
4.
 はりきってやって来た割には、ルナマリアはすぐに飽きてしまったようだった。確かに、山の上にはたいして見るものも無く、せいぜい上から市街を見回すぐらいしか出来ない。展望台っていうのはそういうもんだよ…。シンはそう思ったが、とりあえず黙っておいた。
 「あ〜あ…せっかく登ってきたのに、こんなにつまんないと、なんか損した気分ねぇ…。もう帰りましょうか?」
 ルナマリアが退屈したように言う。ものの十数分で飽きてしまった彼女は、展望台のベンチに座り、足をぶらぶらさせていた。一方、付き合わされたシンは、文句のひとつでも言いたくなる。
 「まったく…ルナはわがままなんだから…。」
 「はいはい…私が悪ぅございました…。」
 シンの漏らした不平不満に、ルナマリアは少しだけ居心地が悪そうに返した。しかしながら、結局シンもこんな所で時間を潰すのもつまらないと思い、下山に同意することにした。
 その帰り道、ロープウェイに戻る途中、ルナマリアがシンの腕を引っ張って、注意を引いた。
 「あっ…ほら見て、シン!」
 「ん?」
 見ると、それはハイキングコースの案内板だった。そう言えば、ロープウェイの乗り場の近くに、同じような案内板があった気がする。そんなことを考えていると、ルナマリアが思いもかけない事を言い出した。
 「ねぇ、せっかくの自然の中なんだから、帰りは歩きで行かない?」
 「ええ〜!?」
 シンは思わず渋る。今までの経験から言って、ルナマリアのことだから、途中で疲れたとか言い出す可能性がある。それに、さっきまでは晴れていたのに、いつの間にか空が曇ってきていた。雨が降る可能性がある。
 シンは、ルナマリアにその旨を伝えたが、ルナマリアに、
 「大丈夫よ!」
 の一言で押し切られてしまった。
 (はぁ…なんか俺、尻に敷かれてるな…。)
 どうも自分は振り回されるタイプらしい。
 (…でも、まぁそれならそれでもいいか…。)
266シンルナ 5/14:2005/06/24(金) 17:13:06 ID:9I3wH8oO
5.
 悪い予感は当たるもので、案の定、シン達は下山の途中で雨に降られた。慌てて雨宿りの出来そうな所を探すと、ちょうど屋根とベンチがある休憩所があったので、そこに急いで駆け込んだ。
 「あ〜ん、もうびしょ濡れ…。」
 ルナマリアが自分の体に付いた水滴を、ハンカチでふき取りながら嘆く。彼女もシンも、すっかりびしょ濡れになっていた。シンは口を尖らせながら言う。
 「だから言ったじゃん…雨が降るかもしんないって…。」
 「むぅ…。」
 シンの言葉にルナマリアも不機嫌そうな顔になるが、言い返せない。ルナマリアはベンチに腰掛けると、困ったように空を見上げた。
 「あ〜あ、この雨いつまで降るのかしら…?シン、あなた地球生まれだから分かるんじゃない?」
 ルナマリアの無茶な質問に、シンも隣に腰掛けながら、呆れたように返した。
 「いくらなんでも、そこまで分かるわけないだろ?その代わり、雨降りそうだって言ったのに…。」
 「はいはい、ごめんなさい…。でも本当に困ったわね…。止むまでずっとここ?」
 たしかに雨が止むまでは動けないが、しかし、どうせこの雨は通り雨だ。すぐに止むだろう。
 (それまでは、ここでルナと二人きりか…。)
 シンはそのことに気づき、急に意識してしまった。この雨の中、よほどの物好き(自分達のような)でない限り、この辺りには来ないだろう。それに、多少の物音なら雨の音がかき消してくれるし――。
 (――って、なに考えてるんだ!?俺は!?)
 頭の中に浮かんだ不埒な考えを、慌てて頭から振り払う。しかし、どうしてもルナマリアの存在が意識させられてしまい、シンはちらりとルナマリアの方を盗み見た。
 ルナマリアはシンの視線に気づかず、うんざりしたように空を見上げている。雨に濡れた彼女には、不思議な色気があった。髪の先から雫が落ちている。また、彼女が着ている服は雨でびっしょりと濡れ、ルナマリアの体のラインをはっきりと際立たせていた。
 さらに、これだけ近くに寄っていると、彼女の甘い匂いがどうしても漂ってくる。胸元をよく見ると、うっすらと胸が透けているのも分かった。彼女は手で胸元に風を送っており、その度に、彼女の白い素肌がちらちら覗く。
 どうしても変な妄想が首をもたげてくる。ふと、シンの頭の中に、激しく乱れるルナマリアの姿が再現された。
267シンルナ 6/14:2005/06/24(金) 17:14:49 ID:9I3wH8oO
6.
 (うわ…これはヤバイ…。)
 シンは、イケナイ妄想に興奮して、意思に反し大きくなり始めた自分自身に慌てた。ふと、ルナマリアは先ほどから黙っているシンに不審を抱き、シンに尋ねた。
 「ねぇ、さっきから黙ってるけど、どうかしたの?」
 「い、いや…なんでもないよ…。」
 ルナマリアの問いにギクリとし、慌てて答える。しかし、ルナマリアはシンの答えに納得していないようだった。
 「本当?な〜んか怪しいわねぇ…。」
 そう言ってルナマリアはちらりとシンの下半身を見た。そして、ズボンの中からでもそれと分かる膨らみを見て、目を丸くし、顔を赤くする。
 「きゃあっ!?なんでそうなってんの!?」
 (ううっ…バレた…。)
 シンは慌てて隠そうとしたがもう遅かった。ルナマリアは、シンから離れ、ベンチの端に腰掛ける。
 「こ、こんな所で二人きりだからって、変なこと考えないでよ!?」
 頬を染めて、シンから顔を背けるルナマリア。その姿が可愛くて、シンにはとうとう我慢の限界が来てしまった。
 (ど、どうせ誰も来ないだろうし、俺たちはもう恋人同士なんだから、別にいいよな…?)
 シンは、自分を強引に納得させ、そっとこちらに背を向けているルナマリアの背後に寄ると、後ろからルナマリアの胸を掴んだ。
 「ルナ…ごめん!我慢できない…!」
 「えっ?きゃあっ!?な、なに!?」
 シンは彼女のシャツの下から手を差し入れ、彼女の胸を直に揉み始めた。
 「あっ、やん!い、いきなりなにを…あっ…!」
 ルナマリアは立ち上がって、シンから離れようとしたが、シンは彼女の肩を掴み、強制的に座らせる。
 「や、やだってば!シン!?ふざけてるんなら怒るわよ!?」
 「しょうがないじゃないか!我慢できなくなっちゃったんだから!」
 「あっ、やんっ…!こんな所で…ダメだってぇ…!」
 シンは後ろから包み込むように、ルナマリアの両胸を手の中に収める。手の平一杯に彼女の胸の柔らかい感触が広がり、シンはますます興奮しながら、ルナマリアの胸を揉んだ。そっと彼女の乳首を指で摘むと、ルナマリアの体はその刺激に敏感に反応した。
 「あ、あ、ああ…ダ、ダメぇ…。」
 指の腹で乳首の先端を回すように転がす。その度にルナマリアの口から甘い吐息が漏れる。
268シンルナ 7/14:2005/06/24(金) 17:16:16 ID:9I3wH8oO
7.
 「あ、はぁぁ…いやぁ…あっ、んっ…やぁん…!」
 ルナマリアの肌はシンの攻めに粟立っていた。傍から見ていても、彼女の顔も少しずつ上気し、赤くなってきているのがわかった。
 いったん胸から手を引き上げると、今度はルナマリアをベンチに押し倒した。そのまま彼女の上着とブラを捲り上げ、白い乳房を露出させる。
 「きゃあ!?やめてったらぁ!ねぇ、聞いてるの!?」
 ルナマリアの問いかけは一切無視し、シンは彼女の乳首を口に含んだ。
 「あっ…?あ、ああっ…!」
 シンは口の中ですっかり硬くなった乳首を転がす。乳輪をなぞるように舐め回し、少し力を入れて乳首を吸う。気のせいかもしれないが、僅かに甘い味が口の中に広がった。
 「やぁん…あっ、こんな所で…誰か来たらどうすんのよぉ…?」
 「大丈夫だって。こんな雨の中じゃ誰も来たりはしないよ。」
 そう言って、シンはルナマリアの乳首に軽く歯を立てた。シンの舌の感触に敏感になっていたルナマリアは、堪らず声を上げる。
 「あんっ…い、痛いよ…。」
 首を振って、いやいやをするルナマリア。しかし、シンの方では姦る気満々だ。シンの分身は既にズボンの中で激しく自己主張をしている。
 「あ、ああっ…やぁん…!シン…もうやめよ…?…ね?艦に帰ってからでも――…。」
 ルナマリアはそう言ったが、シンはやめる気などさらさら無かった。ここまでやってしまっては、男として、いまさら止めるのは辛すぎる。
 シンの手がそっとルナマリアの乳房を撫でる。シンは胸から口を離すと、両手でルナマリアの胸を揉み始めた。餅を捏ねるように、ゆっくりと乳房を回す。
 「ルナの胸…柔らかくて、すごくいいよ…。」
 「い、いちいちそんなこと…んんっ!言わなくて…いいからぁ…!」
 シンが彼女の耳元で囁くと、ルナマリアは顔を赤くしながらシンから顔を背けた。恥らうルナマリアが可愛らしくて、シンはますます劣情を掻き立てられる。
 ベンチに横たわるルナマリアのスカートからは、彼女の白い太ももが露になっていた。16歳の少年にとってはあまりにも刺激的なその光景に、シンは思わず手を伸ばす。と、それに気づいたルナマリアは、戸惑いの声を上げた。
269シンルナ 8/14:2005/06/24(金) 17:17:46 ID:9I3wH8oO
 「え…?や、やん!」
 シンは彼女の太ももに手を這わせた。彼女の内股をそっとさすると、ルナマリアはくすぐったそうに身をよじる。
 「ひゃっ…あ、ああっ…く、くすぐったい…。」
 太ももをしばらく撫でるようにさすっていたが、シンはいよいよ本丸を攻撃することにした。太ももから手を、徐々に彼女の足の付け根の方へ登らせていく。目的に到達し、そっとルナマリアの局部に触れると、ルナマリアは目を見開いた。
 「あぁん…!あっ…や、やめてったらぁ…。」
 下着の上から、そっと彼女の割れ目をなぞる。ふと、シンの指が彼女の秘処の、一箇所だけ盛り上がっているところで止まった。
 「待って…!そこはっ…!」
 シンがそこをそっと押すと、ルナマリアは電気に打たれたかのように身を震わせた。
 「あ、あああっ…。」
 シンの指がルナマリアの下着に潜り込む。秘裂に指を這わせた後、シンは中指をルナマリアの中に潜り込ませ、かき回した。
 「あ、ああっ…!やめてぇ…へ、変な気分になっちゃう…。」
 ルナマリアのそこはまだ完全には濡れていなかったが、割とすんなり指を入れることが出来た。中指の根元まで胎内に埋めると、そのまま指を動かし、彼女の中をかき回す。シンの指が動くたびに、くちゅくちゅと、ルナマリアの秘処からは卑猥な水音が上がった。
 「あ、あんっ…シン…ホ、ホントにっ…!」
 胎内を蠢く指の感触に、ルナマリアは喘いだ。次第に吐息が艶っぽいものになってくる。最初は戸惑っていたが、執拗なシンの攻めに、意思に反して、徐々に体が高ぶってしまう。シンが空いている指で肉芽を軽く押すと、途端にルナマリアの体が跳ね上がった。
 「ひゃっ…!んっ、あ、ああっ…!」
 ルナマリアは既に抵抗する気力もなくし、受ける一方になっていた。シンは、ルナマリアの下着を腿の辺りまで下ろさせると、彼女のスカートを捲り上げた。今までは下着で隠されていた、彼女の綺麗な形の臀部が露出する。
 (う…ヤバイ…も、もういいかな…?)
 ルナマリアの綺麗な形のお尻が、シンの性欲をますます刺激し、海綿体に通う血流も自然と増加して、ますます肉棒が硬くなった。目の前の扇情的な光景に、いよいよズボンの中にしまっておくのが苦しくなり、シンはいきり立った自分自身を取り出した。
270シンルナ 9/14:2005/06/24(金) 17:18:36 ID:9I3wH8oO
 シンがベルトを緩めるカチャカチャという音に、ルナマリアはトロンとした目をシンの方へ向けた。
 「あっ…?…って、ええっ!?」
 外に開放され、既にすっかりやる気になっているシンの肉竿に、焦点が定まっていなかったルナマリアの視線が集約される。
 「ま、待ってよ!外でするのなんて嫌だったらぁ…!ねぇ、艦に戻ってからでもいいでしょ!?お願い…ここでするのは…あっ!?」
 「そ、そんなこと言ったって、いまさら止まんないよ!」
 シンはルナマリアの体を一回転させ、ベンチに手をつかせる。彼女の臀部はシンの方に差し出される形になっていた。シンは後ろからもう一度秘裂に指を埋め、濡れ具合をチェックした。もう大丈夫だろう。
 「やぁん…!なんでこうなるのぉ…?」
 ルナマリアは嘆いたが、構わずシンは彼女の秘処に肉棒をあてがう。そして、彼女の腰を掴むと、ゆっくりと挿入を開始した。
 「ルナ、入るよっ…!」
 「ちょっ…!あ、ああっ…!」
 先端が彼女の中に埋没した。それだけでも気持ちよかったが、シンは更なる快楽を求めて腰を進める。貪欲な男の象徴が、ルナマリアの中へ呑み込まれていく。襞を掻き分けるようにしてシンの肉棒は進んで行き、やがて根元まで完全に埋没した。
 「あ、ああ…いやぁ…入って来たぁ…。」
 「ルナの中…気持ちいい…よっ…!」
 ルナマリアの中は程よく潤い、暖かかった。彼女の暖かい愛液がシンのモノにねっとりと絡みつく。彼女の膣は、彼女の呼吸に合わせて収縮していた。その度、シンの肉棒が程よく締め付けられ、シンはすぐにでも暴発しそうになる。
 「いやぁ…熱いぃ…。」
 一方で、ルナマリアは後ろから貫かれ、胎内にすっぽり収まっている肉棒の感触に呻いた。膣を通じて、シンの体温が直に伝わってくる。凄まじく熱かった。まるで、火掻き棒を体の中に突っ込まれたかのようだ。
 「ね、ねぇ…?今からでもやめられないの…?」
 頭だけで振り返り、ルナマリアは一縷の望みをかけてシンに尋ねる。しかし、シンから返ってきたのは短い一言だった。
 「ごめん、無理。」
 そう言うと、シンはゆっくり腰を動かし始めた。
 「ああん!シ、シンのケダモノぉ…!」
 結構きついことを言うルナマリアに、シンは開き直ったように返した。
 「お、男はみんなケダモノなんだ!」
271シンルナ 10/14:2005/06/24(金) 17:19:20 ID:9I3wH8oO
 シンの肉棒がルナマリアの柔らかい子宮を突き上げる。膣壁がシンの肉棒全体の性感を刺激する。シンはそのなんとも形容しがたい快感に酔った。根元まで押し込み、その後ゆっくりと引き抜くと、ちょうど雁の部分が彼女の入り口の部分にこすれた。
 「んっ…んんっ…あ、ああっ…はぁっ…。」
 ルナマリアは出来るだけ声を押し殺そうとしていた。防音が施された艦内ならともかく、ここは外だ。雨音が多少の声を掻き消してくれるとしても、誰かに聞かれる可能性は無きにしも非ずだ。こんな風に貫かれて、喘いでいる自分の痴態をシン以外には見せたくない。
 「んんっ…あっ、やあぁ…!ダメぇ…どうしても声が出ちゃう…。」
 ルナマリアが思わず漏らしたその言葉を、シンは聞き逃さなかった。シンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
 「そんなに我慢しなくてもいいじゃん。」
 「な、なに言ってんのよぉ…!誰かに聞かれたら…あんっ!…わ、私っ…!」
 恥ずかしくて死んじゃう――そう言おうとしたが、シンがその瞬間に深く腰を突き入れたので、最後まで言うことが出来なかった。
 「大丈夫だって。こんな雨の中、誰も来やしないよ。」
 そう言って、シンは回転させるように腰を突き入れ、深く彼女の膣を抉った。堪らず、ルナマリアが声を上げる。
 「あっ、や、やだっ…!あんっ!…んっ、ああん!」
 「そうそう、その調子。」
 笑いながら、シンは抽送のスピードを上げる。わざとやってるとしか思えないシンに、ルナマリアは弱々しく抗議する。
 「あ、あん、やっ…ああん…!シンのっ…意地悪っ…!」
 「でも、ルナが可愛いいから苛めたくなっちゃうんだ。しょうがないだろ?なら、苛めるしかないじゃないか!」
 「あん、ああっ…!んっ、はぁ…シン、あなた楽しんでるでしょ…?」
 ルナマリアが潤んだ瞳で、非難がましくシンを見る。シンは、そんなルナマリアの視線などどこ吹く風で腰を動かし続けた。シンのモノが出入りするたびに、結合部から、じゅぷっぐちゅっ、と卑猥な音が上がる。
 「や、やだっ…!この音っ…!」
 自分が感じてる証拠の水音に、ルナマリアは目を固く閉じ、羞恥に耐えていた。
272シンルナ 11/14:2005/06/24(金) 17:19:54 ID:9I3wH8oO
 シンが腰を打ち付ける度に、ルナマリアの体が揺れ、静かな山の中に肉を打つ音と、ルナマリアが上げる喘ぎ声が響き渡る。もっとも、それらの音は雨の音に吸い込まれ、辺りに漏れることは無い。おかげで、シンは気兼ねなしにルナマリアを攻めることが出来た。
 「ああっ!くうっ、ああん、あっ、ああっ…!」
 ルナマリアは、既に両手の力が入らなくなっていた。へなへなと崩れ落ち、ベンチに突っ伏すような格好になる。
 「ダ、ダメ…立ってられない…。」
 後ろから貫かれ、段々と足にも力が入らなくなってくる。足も崩れ落ちそうになったときに、シンはぎりぎりで彼女の体を抱え上げた。
 「はぁ…はぁ…えっ…?シン…?」
 「ルナ、ベンチに寝て…。」
 「う、うん…こう?」
 言われた通り、ルナマリアはベンチに身を横たえた。シンは、彼女の片足を持ち上げると、足の間に割り込むように、奥深くまで挿入した。
 「い、やぁっ…深いぃ…!」
 肉棒が突き入れられる角度が変わり、子宮の中で先ほどまで当たっていた場所とは違う箇所に肉棒が当たる。何度も突き上げられ、その度に言いようのない快楽が湧き上がってくる。ルナマリアは、先ほどまで、声を抑えようとしていたのも忘れてしまっていた。
 「あ、ああんっ…や、やだっ…!すごいっ…!」
 あまりの快感に、無意識的に悦びの声を上げる。シンはルナマリアが落ちたことを認めると、満足げな顔になった。
 「ルナ、気持ちいい…?」
 「う、うん…!すごいっ…!いいのっ…!」
 シンの問いに素直に答えるルナマリア。そんな彼女の様子に、シンは気をよくして、更に強く腰を突き入れた。
 「あ、ああんっ!ダ、ダメ…頭…変になりそう…!」
 ぐっと強く肉棒が押し込まれ、その感覚にルナマリアは気が遠くなりそうになった。彼女の体が揺れるたび、ルナマリアの形のいい胸が前後に揺れる。シンは腰を動かしながら、片手を伸ばし、その胸を掴んだ。
273シンルナ 12/14:2005/06/24(金) 17:20:19 ID:9I3wH8oO
 「んっ…!あんっ、あ、あっ…シン?」
 揺れる胸を手の中に収めながら、シンは腰を動かし続ける。腰の方では突き入れる角度を色々と変えたり、緩急をつけたりといった工夫を凝らしながら、胸のほうでは、乳房を包むように揉み、親指では乳首を弄った。
 「ダ、ダメぇ…!そんなにされたら…イっちゃう…!」
 短い間にレベルアップしたシンの攻めに、まだ男性経験も二回目のルナマリアは、全く付いて行けない。蒸し暑さと激しい運動で、体中にうっすらと汗を浮かべ、ルナマリアは辺りも憚らずに喘いだ。既に、ここが屋外だということも彼女の頭からは吹き飛んでいた。
 「あ、ああっ…き、気持ち…いいよぉ…!」
 ルナマリアが切なそうな声を上げる。ルナマリアは熱に浮かされたような、赤く上気した顔でシンの顔を見上げた。
 「シ、シン…私…もうっ…!」
 ルナマリアが、限界が近いことを知らせる。シンはそんな彼女に頷くと、彼女に絶頂を迎えさせるべく、腰の動きを限界まで速めた。胸から手を離して彼女の腰を掴み、膣を攻めることに専念する。
 「あ、あっ、あん、ああっ、ああっ!」
 ルナマリアの喘ぎ声の感覚が徐々に狭まる。シンは自分自身も放出したいのを必死に堪え、ルナマリアを貫き続けた。
 「ダメっ…もうっ…限、界っ…!」
 ルナマリアが、息も絶え絶え、といった様子で喘ぐ。しかし、シンの方にも既に余裕は無かった。
 「ルナっ…俺っ、もう出るっ…!」
 「私も…もうダメぇ…!」
 シンはとうとう限界を迎えた。引き抜く間もなく、ルナマリアの子宮の奥で果てる。ルナマリアの中を、シンが放った大量の精液が満たした。
 「あっ、あああああぁぁぁぁぁっ!」
 シンが放出すると同時に、ルナマリアも絶頂を迎える。ルナマリアは、絶頂の瞬間大きく背中をのけぞらせると、後はそのままぐったりとして、ベンチに倒れこんでしまった。シンが肉棒を引き抜くと、先ほど出した精液が、彼女の膣から流れ落ちてきた。
 「よかったよ…ルナ…。」
 シンはそう囁くと、ぐったりとして、荒く呼吸を繰り返しているルナマリアに、そっとキスをした。
274シンルナ 13/14:2005/06/24(金) 17:20:46 ID:9I3wH8oO
 雨が上がった。ようやく雲の切れ目から太陽が顔を出し、先ほどまで暗かった空間を明るく照らし出す。雨上がりの空には、虹も架かっていた。
 ルナマリアは、行為を終えた後も、しばらくはぐったりとしていたが、やがて起き上がると、無言で服を整え始める。シンは、そんなルナマリアに声がかけられなかった。彼女はむっつりとした顔で服を整え終えると、そのまま立ち上がった。
 「ルナ…?」
 恐る恐るシンが声をかけても、ルナマリアはシンに目もくれず、さっさと下山の道を歩き始めた。
 「おい!ま、待ってくれよ!」
 シンは慌てて彼女の後を追った。ルナマリアは全く振り返らず、終始無言で歩き続ける。沈黙に耐え切れず、シンは自分から話を切り出した。
 「なぁ、さっきの事、怒ってるなら謝るよ!だからさ、機嫌を直してくれって!」
 「……。」
 シンの言葉にも振り返らず、ルナマリアは足を止めようとしない。
 「待てったら…うわっ!」
 「…!?」
 シンは雨でぬかるんだ道に足をとられ、転んでしまった。それに気づいたルナマリアの足が止まる。彼女は思わず振り返って少し心配そうにシンを見たが、別に怪我もしていないのを見ると、再びシンに背を向けた。
 「お、おいっ!待ってくれぇ…!」
 情けない声を発しながら、シンは必死でルナマリアを追う。やっとの思いで追いつき、シンは彼女の肩を掴んだ。
 「…なによ?」
 ルナマリアが不機嫌そうな顔でシンを見る。シンは、少し気圧されながらも、先のことを謝った。
 「さっきは悪かったよ!ほとんど無理矢理だったのを怒ってるんだろ!?だから謝る。ごめん!」
 「……。」
 ルナマリアはシンの謝罪を冷ややかな目で眺めていたが、やがて溜息を吐くと、ようやく口を開いた。
275シンルナ 14/14:2005/06/24(金) 17:21:07 ID:9I3wH8oO
 「まったく…。シンって、ホントしょうがない奴よね…。」
 「な、なんだよ…その言い方…。」
 辛辣なルナマリアの言葉に、シンは怯む。ルナマリアは顔を赤くして、顔を背けながら言った。
 「『なんだよ』じゃないわよ…。あれで、もし私達が付き合ってなかったら、強姦そのものじゃない…。」
 無理矢理してしまったことを言ってるのだろう。しかし、強姦とはあんまりではないか。
 「だから、ごめんって…。」
 「私はする気なんて無かったのに…あんなふうに…。」
 「うっ…。」
 しゅんとなってしまったシンの姿に満足したのか、ルナマリアはようやく表情を和らげた。
 「…反省した?」
 「はい…。」
 「…なら、もういいわ。今回は許してあげる。」
 「いいの?」
 「今回だけね。でも、今度あんな風に無理やりしたら、ホントに怒るわよ?」
 そう言うと、ルナマリアはやっと微笑んでくれた。シンはようやく安心する。そのせいで、つい余計なことを言ってしまった。
 「でもさ、ルナも後半は、結構感じてたじゃん。」
 「あ、あれはっ…!」
 シンに指摘され、ルナマリアの顔が真っ赤になる。シンは鬼の首を取ったように調子に乗り、更に言葉を続けた。
 「ほら図星だ!ルナだって、結構ああいう無理矢理のが好きなんじゃないの?」
 「…っ!?…シンのバカっ!もう知らないっ!」
 ルナマリアはそう言って駆け出した。シンが慌てて追ってくる。
 「わぁ!ごめんごめん!悪かったよ!だから待ってくれぇ!」
 「待たない!勝手にしなさいよ!もう!」
 シンが後ろから追ってくる。シンの必死の声を背に受けながら、ルナマリアは走った。シンからは見えないが、ルナマリアの口元には、わずかに笑みが浮かんでいた。
 (まぁ…こういうのも、たまにはいいかな?なんてね…。)

 続く
276名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 17:27:49 ID:9I3wH8oO
以上です。本文長杉と、何度もエラーが出てしまいました…。
そのため、何箇所かいじりましたが、繋がりが悪くなってたりするかもしれません。
あと、誤爆防止のための章番号も途中で取ったので、違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、ここでお詫びをさせていただきます。
277名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 17:52:48 ID:Zsy44XG6
>>276
GJ!やっぱシンルナ(・∀・)サイコウ!
278名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 19:37:55 ID:IlVPjDNL
GJすぎですわ
続きを期待して待ってますよ
279名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 19:39:04 ID:IlVPjDNL
ageちまったすんません
280名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 19:42:34 ID:IlVPjDNL
やってしまった、ほんとすいません
逝ってきます
281名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 20:56:24 ID:gp5bXEEU
>>276
神!!ですな(・∀・)
続編心待ちにしています!
282名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 21:10:16 ID:ch5iniik
GJ!GJ!
だけど

>なら、苛めるしかないじゃないか!

ここにワロテしもた。アスラン節炸裂ですなw
283名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:22:59 ID:GDSA9O2S
>>276神乙
284名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 23:14:53 ID:R8Pkd0AN
つ・・・続くだとおおおおおお・・・彼方に与えられた称号はネ申だ・・・
285名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 00:38:48 ID:xpOQ1GTN
さすが自己中はアスカのお家芸だな!!
286名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:46:04 ID:qf6VHILm
保管庫はないのか?
287名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 02:35:44 ID:jG377eMf
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
スバラシイ!萌える!萌え狂う!ううう、堪らん!

288変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:01:45 ID:8d7fkXHh
デュランダル議長の仕掛けた陵辱劇から無事救出されたラクス・クライン。
そして一向は、数日ぶりに戦艦エターナル入りした。

デッキに集まったエターナル乗員に迎えられるラクス。
「ほんと、すまねえ。でも、見つかってよかったぜ。もし何かあった日には、キラの旦那に
半殺しじゃすまないぜ」
平謝りを続けるバルトフェルド。
「わたくしは大丈夫ですわ。……さあ、みなさまかまわず作業を続けてくださいな」
しかし、誰一人として動こうとしない。
皆一様に心からの安堵を顔に浮かべている。
何人かの女性乗員は涙を流しラクスの帰還を喜んでいた。

ほんの数日とはいえラクス行方不明はエターナル乗員に影響を及ぼしていたのである。
自らの置かれている立場、責任の重さに改めて気づくラクス。

数々の苦難を共にした仲間だからこそひとつになれる。
そして今まさに、エターナルは確固たる意志と共に固い信頼で結ばれていた。
………
……
289変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:02:02 ID:8d7fkXHh
−ジブラルタル
地中海の西の入り口であるその軍港には続々と兵が集まっていた。
そして軍営に囲まれ新たな戦いのため次々と艤装を整えるミネルバの姿もあった。

「メイリン!手が止まってるわよ」
そう叱咤するのはミネルバ艦長、タリア・グラディス。
今ブリッジでは新たなMSの射出、換装テストが行われていた。
「……すみません、艦長」
再び手元のGマニュアル・オレンジブックを片手に作業に入るメイリン・ホーク。
しかし、その手はおぼつかない。
みかねたタリアが近づく。
「メイリン、いつものあなたらしくないわよ。…まあ、いいわ。少し早いけど休憩にしましょう」

(はぁー……、しっかりしなきゃ…)
ブリッジから食堂へと向かい歩を進めるメイリン。
食堂にはすでに、少し早い昼食を取る乗員でいっぱいだった。
ひとり、テーブルに向かうメイリン。
自然と他のテーブルの会話へと聞き耳をたててしまう。

(この人たちも……やっぱり…)
彼らの話題、いや艦内の多くの乗員の関心はアスラン・ザラに向けられている。
その内容はよいものではなかった。
今や英雄のような扱いとなったミネルバ。当然その乗員達も浮き足立っていた。
そこに至って最近のアスランの発言、行動は彼に対しての疑念を生じさせていた。
もちろん配属された当初から快く思わない乗員もいたが、いまや艦の中では完全に孤立状態
であるといってもおかしくなかった。
290変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:02:16 ID:8d7fkXHh
パイロットでなければ見えてこないことがある。
同じようにブリッジからでなければ分からないことがある。

プラントの軍関係者ならば知らぬ者はいない“エリートパイロット”、アスラン・ザラ。
ブリッジで彼を送り出すたび、以前抱いていたミーハーなそれとは違う感情に気づき始めたメイリン。

艦の安全を最優先にしつつも、敵の人命にも配慮する戦い方。
それがいかにパイロットの技能を必要とするかは容易に想像できる。
アスランのおかげでミネルバの雰囲気は本人たちも知らぬ間に変わったと思う。
お互いをより尊重し信頼できる、そんな温かさが生まれていた。
それは彼の戦い方の及ぼした恩恵かもしれなかった。
そんなアスランをエリートパイロットとしてではなく一人の人間として尊敬するようになったわたし…。

でも、ブリッジからアスランの姿を見なくなってから全てが変わった。
今から考えればそう思う。
パイロット達との喧嘩のようなやり取り。
自分を押し殺し、孤立していくアスラン。
デュランダル議長との確執を噂する人もいる。
彼のいないところでは、あからさまな嘲笑も少なくない……。

そこでいったん思考を中断したメイリンは自分の頬をつたう涙に驚いた。
(わたし、泣いてたんだ……)
涙の雫が落ちる手の甲はぎゅっと握り締められていた。
(……わたし、アスランの助けになりたい…こんなわたしでも…できることはあるから…)
291変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:02:28 ID:8d7fkXHh
アスランの部屋へと急ぐメイリン。
彼女を動かしているのは、信頼と愛情を注ぐ人を慰めてあげたいという“女”としての本能だった。
それが例え一方的なものだとしても……。

ドア脇のインターフォンに手を伸ばすメイリン。
「…アスラン…いらっしゃいますか?……メイリンです」
しばしの沈黙の後にドアがスライドしていく。

「珍しいね、メイリンが来るなんて」
そう言いベットに腰かけるアスランが表情を伺うが、メイリンは俯いていた。
そのまま一言も発することなく近づくメイリン。
そして、次の瞬間アスランは押し倒されていた。
ベットの上に重なる緑と赤の軍服。

「メイリン!?」
突然の出来事に困惑するアスラン。
なんとか落ち着きを取り戻すべく、メイリンから身体を離そうとして思いとどまる。
自分の首筋に流れる彼女の涙に気づいたからだ。

「……わたし、今まで…怖くてお姉ちゃんみたいに庇うことできなかったから……。でも、わたしも
アスランの助けになりたい!……。少しでもいいから、アスランのつらさを受け止めたい!……
一瞬でもいいから、わたしで………、!!」
語尾を言い終わる前に唇をふさがれるメイリン。
自分より年下ながらその溢れるほどの母性に眩暈すら覚え、彼女の唇を味わうアスラン。

まるで映画のワンシーンのようなその光景が、ある人物の乱入によって甘い受難となることを
このときのアスランは知るよしもなかった。
292変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:02:42 ID:8d7fkXHh
軍服を脱ぎ、生まれたままの姿になったメイリンとアスラン。
ベットに横たわるアスランの下肢で結びをとかれた長い髪が揺れている。
ぎこちない仕方で行われるフェラチオ。
メイリンは自分の持ちうる知識を総動員して愛撫を続けていた。

アスランは何度か抗うまねはしたものの、それは形のみである。
もちろんメイリンに対する好意は恋愛感情のそれとは違うものだった。
しかし、あまりにも直接的な感情を身体で受け止めるうち、ただされるがまま受身で自身を
開放されていく感覚に痺れるほどの喜びも感じ始めていた。

(……うー、男の人ってどうすれば気持ちよくなるんだろう)
小鳥がついばむようにキスのシャワーを剛張に浴びせるメイリン。
さりげなくアスランの様子を伺っても、自分の愛撫で感じてくれているのかいまいち分からない。
(…もっと、勉強してくればよかった…)
アスランを慰めたい一心でやって来たものの、自身の性知識の疎さに後悔するメイリン。

「ごめんなさい。……うまく…できなくて」
亀頭から唇を離し、不安げな瞳を向けるメイリン。
「そんなことない。…気持ちいいよ、メイリン」
と、咄嗟に言うもののなかなか欲望が開放まで至らないもどかしさと共に、自分から性戯を
進めていくことへの気恥ずかしさで困り果てるアスラン。
しかし次の瞬間、心臓が跳ね上がった!

「アスラン、いますか?」
聞き覚えのある声と共に無常にも開くドア。
そこに立っていたのは、ルナマリア・ホークだった!
293変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:02:58 ID:8d7fkXHh
突然の来客に思考が停止するアスラン。
ベットで固まる二人を尻目に、鍵をかけ忘れたアスランの代わりにしっかりとロックをするルナマリア。
そして驚いた様子もなくベットへと近づく。

「ま、待てルナマリア。こ、これはだな……」
どもりながら弁解を始めるアスランには目もくれず、妹の方を真剣に見やるルナマリア。
「メイ、ちょっとこっちに。………アスランはそこでじっとしてて下さい」

部屋の隅で何やら言い合いを始めたホーク姉妹。
時折怪しい視線でこちらを見るルナマリアに、アスランは閉口したまま天井へと視線を移した。
(やばい…かなりやばすぎる。どうしたらいい?)
右往左往する思考は突破口を見つけれそうには無い。

―と、急に部屋が静かになった。
恐る恐る二人の方を見るアスラン。
(! ! ! ……笑ってる!?)
二人とも、特にメイリンは満面の笑みを浮かべていた。
その様子に戦慄を覚えるアスラン。

そのままベットの上で固まるアスランにゆっくりと近づいたメイリンは嬉しそうにこう言った。
「もう大丈夫ですよ、アスラン。お姉ちゃんも同じ…でしたから」

(…“大丈夫”!?……“お姉ちゃんも同じ”!?)
不可解な言葉に目を白黒させるアスランの身体が再び押し倒される!
ベットに身体が沈む瞬間、視界の隅には既に軍服を脱ぎ終えたルナマリアの姿があった…。
294変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:03:13 ID:8d7fkXHh
(どうして、こうなったんだ……)
いくら考えても答えは出てきそうにはない。

「動いたらみんなに言いふらしますよ」
その、ルナマリアの脅迫まがいの言葉にアスランはメイリンを見やるも、彼女もこの状況を
楽しんでいるようだった。

…じゅぼっ…じゅぼっっ…じゅぼっ……。
規則的に部屋に響く恥音。
振動ではらりと落ちる髪束を片手でかきあげながら剛張を扱いていくルナマリア。
口腔に納まった怒張をきゅっと絞られた唇が往復していく。
その激しいピストン運動に剛張と唇の接地面は白く泡立っていた。
「うあああっ…」
思わず声を漏らすアスラン。

「すごいよ、お姉ちゃん!わたしの時よりおっきくなってる」
ルナマリアの巧みな愛撫にアスランのモノは張ち切れるほど勃起していた。
血流が増し下腹へとくっつきそうなほど反り返る肉柱からたまらず妬けた唇を離す。

「今度はメイの番よ」
姉の激しい性戯に顔を赤らめたまま、おずおずと舌先で愛撫を再開するメイリン。
(…うっ!)
ざらざらとした舌が火照ったままの亀頭をなぞる。
そのむず痒い愛撫を味わう間もなくルナマリアになにやら告げられるメイリン。

ルナマリアによる性の手ほどきがこうして始まった。
295変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:03:26 ID:8d7fkXHh
(こんな、女の子二人に責められるなんて……異常すぎる!)
まだ理性を保つ脳の片隅では警告音が発せられていた。
なんとか状況打破を図ろうとするアスラン。
しかし、ホーク姉妹の連携プレイがアスランの冷静な思考を奪っていった。

姉に教えられた通り、雁の部分を尖った舌先で愛撫していくメイリン。
「その調子よメイ。……じゃあそのまま動かないでね」
雁に舌を這わせたまま素直に従うメイリン。
その様子を確認したルナマリアは肉柱を根元から握り、剥けきった包皮を戻していった。

(……!?)
神経が通っていないはずのところに感じる違和感にアスランは思わず自身の股間を見やる。
(!)
そこには、なんとも淫欝な光景があった。
雁に這わせられていた舌が包皮によって隠れていたのである。

ルナマリアの手によって何度も擦られる剛張。
それに伴って雁に巻きつくメイリンの舌が何度も包皮を出入りしていく。
…にちゅっ……にちゅるうっ……にっちゅ……。
何度も繰り返されるうちに、思わず鼻を鳴らし始めるメイリン。
剥けきっていた時には気が付かなかったものの、徐々にスピードを増す舌と包皮の摩擦によって
生じた目もくらむほどの牡の臭いに翻弄されていく。
牝の本能を揺さぶるその臭いに身体を震わせるメイリン。
そんな妹の様子を見て自身も昂ぶっていくルナマリア。

(…うっ、駄目だ。出る!)
296変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:03:42 ID:8d7fkXHh
二人の愛撫についに限界を迎えようとするアスラン。
しかし、この甘美な快楽を少しでも長く味わおうとなんとか我慢をする。
そんなアスランの様子に気づいたのか妹を促すルナマリア。
雁から亀頭へと愛撫を移し、姉に教えられた言葉を紡ぐ。

「んんっ…あ…あの、わたしの身体を使って…楽になって…下さい」
その言葉に思わず跳ねる怒張。
アスランの身体を愛おしさと恥ずかしさが混じった甘い鈍痛が突き抜ける。
メイリンも真っ赤になった顔を隠すように亀頭を含んだ。

「メイ、先っぽに舌を当ててなさいね」
それは妹へのいたわりだった。口内射精の負担を少しでもやわらげるための。
亀頭を口に含んだまま鈴口に舌で蓋をするメイリン。
そしていよいよラストへと導くルナマリア。
少し強めに握りピストンをさせる。
亀頭を包むぷっくりとした唇を叩く包皮の速度が速くなっていく。
「うっ、あ、あ、あああああっ…」
思わず情けない声を上げてしまうアスラン。
その声と共に肉柱を包む温度がさらに高くなる。

「…あっ、ああ、もう……出る!」
身体の中心を貫く快感と共に溜まりに溜まった欲望のマグマを爆発させるアスラン。

(! ! ! ! 、…ああっ…熱い!!)
同時に舌を叩く精液の熱さに思わず口を離してしまうメイリン。
…びゅっ、びゅっ、びゅっ
自身の顔でザーメンを受け止め、その粘度と熱さと臭いに胸を高鳴らせる。
297変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:03:55 ID:8d7fkXHh
「駄目じゃない、口から離したら。シーツが汚れちゃうでしょ。今度はお姉ちゃんがお手本を
見せるから、よーく見てなさいね」
と妹をいなすルナマリアの口調は柔らかだった。
そして、まだ痙攣を繰り返す怒張をためらいもなく口に含むルナマリア。

昂ぶり敏感な状態のままの自身が粘膜に包まれる様子におもわず腰を浮かすアスラン。
「ルナマリア!頼む、今はまだ…」
抗議をあげるアスランを無視し、位置を整えたルナマリアはいきなりトップスピードで肉柱を
自身の口でしごいていく。
「あっ!、あああああぁ!」
欲望を開放したばかりの怒張を襲う痛いほどの快感にアスランは情けない声で悶える。

じゅぽっ、じょぽっ、じゅぽっ…。
(そんな…、さっき出たばかりなのに!?)
肉柱の付け根のあたりに“それ”が溜まってくる感覚に驚くアスラン。
今まで経験したことの無い容赦ない責めに翻弄され、あっという間に限界がおとずれた。
「うっ、うううっ!」
うなり声のような低い咆哮を上げ、思わず上下運動を続けるルナマリアの頭に手を伸ばすアスラン。

(!、ちょっと〜、アスラン!?)
驚いたルナマリアの顔の角度が変わり、頬の内側を叩く亀頭に歯が軽く触れる。
それが引き金となった。
(! ! !、出る!!)
無意識にルナマリアの頭を掴んだ両手を自身の放出のタイミングに合わせ動かしてしまうアスラン。
298変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:04:28 ID:8d7fkXHh
…どくっ、どくっ、どびゅびゅっ!
ルナマリアの口内を激しく叩くザーメン。
次々に流れ込む白汁を喉を鳴らしてせわしなく飲み込んでいく。

今日2度目の絶頂に達したアスラン。
ふいに自身の手が掴んでいたものに気づく。
「…あっ、ご、ごめん…ルナマリア!」

戒めを解かれたルナマリアは優しく怒張を吸い上げ、尿道に残る残滓を空にしていく。
そんな姉の痴態をただただ感服の目で見るメイリン。
あのアスランをここまで乱れさせる姉に誇りに近いものを感じていた。

2度の大量射精の末に大の字でベットに身体を休ませるアスラン。
時折、思い出したように腰をひくつかせる。
しかし、アスランの受難はまだ続くのだった……。

何やら妹に指示を出すルナマリア。
「ちょっと、失礼しますね……」
そういってアスランを跨ぎ下腹に双尻を乗せるメイリン。
驚いたアスランが見ると、うっすら桜色に染まったメイリンの背中、そして自身の下腹でひしゃげる
むちむちした桃尻が映った。

その光景に萎え始めていた分身が浅ましくも大きくなっていった。
299変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:04:46 ID:8d7fkXHh
(頼む、もう、勘弁してくれ!)
度重なる愛撫に悲鳴をあげるアスラン。
しかしそんな本人の意思とは無関係に、これからの行為を期待し素直に反応を見せる分身。

「今度は、3人一緒に気持ちよくなりましょうね!」
ルナマリアの弾む声が聞こえる。
しかし、メイリンの裸体に視界を隠され2人が何をしようとしているのか全く分からない。

―と急に、反り返り始めた肉柱が何かに押され垂直になっていく。
ぬるぬるとした唇のような“何か”。
肉柱にまとわりつくその存在に思い当たったアスランは興奮に絶句した。

自分の秘部に当たる異性の性器に身体をさらにピンク色に染めていくメイリン。
「ううぅっ、恥ずかしいよ〜。お姉ちゃんも早く……」
促された妹の太股に足を交互に差し入れ、反対側から肉柱に自身の秘唇を押し付けるルナマリア。
すでに興奮しているのか充血した厚ぼったい大陰唇が、ぱっくりと怒張の裏筋を包み込む。
こうしてアスランの分身を中心にした貝ばさみ愛撫が始まった。

…にちゅっ……にちゅるうっ……にっちゅ……。
お互いの性器から溢れ出る淫液が絡み合い肉柱の表面を泡立てていく。
前後から怒張をお互いの割れ目で挟み込み、タイミングよく腰を上下させるホーク姉妹。
そのあまりのいやらしい愛撫に先端を怒らせたように膨らませ固くなっていく肉柱。

そして何度もピストンを繰り返すたびにメイリンにも変化が生じてきていた。
300変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:05:02 ID:8d7fkXHh
始めはやや固さの残る様子だったが、気持ちの昂ぶりに合わせてだんだんとくつろぎ始めた秘唇が
肉柱との接地面積を増やしていく。
それと同時に自らの存在をアピールしだした肉芽を雁で弾かれ思わず腰を引いてしまうメイリン。

しかし、無常にもルナマリアの足が絡みさらに密着してしまう。

すべてはルナマリアの計算されつくされた性戯だった。
メイリンが腰を下ろした状態の時に、凶悪なほどの反り方で恥丘を圧迫する怒張。
肉柱を滑り上がるうちに剥け始める敏感な淫豆が雁で弾かれしなる。
そして腰を落とすにしたがって肉柱にまくられ、元の鞘に納まる尖り。
そんな淫らなサイクルに翻弄され始めるメイリン。

「あああっ、怖いよ、お姉ちゃん!……腰が勝手に!」
姉によって引き出された快感を噛み締めるようにくいっ、くいっとメイリンの腰が踊る。
包皮が剥けたクリトリスを雁の部分でいじめるように速度を増すピストン運動。

調子をつかんだメイリンに負けじとルナマリアも淫らに腰を動かす。
反り返る剛張から亀頭へと続く裏筋を使って、自身の尖りを左に右にしごいていく。

自分の肉柱を使って繰り広げられる痴態に気を失うほど中てられるアスラン。
グミのような突起が敏感な裏筋と雁をかすめる度、ひくつく鈴口から淫液が溢れ落ちる。
301変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:05:16 ID:8d7fkXHh
姉妹同士お互いの快感を引き出すようにして、さらに密着する二つの恥丘。
その中心にある肉柱はいまにも限界を迎えようとしている。

…にちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅちゅっ……。
「んんっ、あああっ!んあっいいっ!擦れてっ!お姉ちゃん、わたしぃ!変になっちゃう!」
「んああっ!…いいのよっメイ!…一緒にっ!、一緒に変になろっ!」
快感が爆ぜる前の切なげな瞳で見つめ合う姉妹。

「ああああっ!んあっ!もうダメェーッッ!」
絶頂を宣言する高い声を室内に響かせるルナマリアとメイリン。
自然に持ち上がる腰が小刻みに震え肉柱に予測不可能な刺激を与えていく。

「あっ……ああっ…あああああっ!」
どぴゅっ!どぴゅるるるっ……!
絶頂中の激しくバウンドする姉妹の動きに3度目の限界を迎えるアスラン。

激しく跳ねる肉柱から白汁を撒き散らしながらアスランの意識はそこで途切れた……。


「ちょっとやりすぎたかしら…」
舌をいたずらっぽく出したルナマリアがベットで気を失ったままのアスランを見て言う。
「でも、何だかうれしそうな顔だよ……アスラン」
そう言うメイリンも満足した表情を浮かべている。

そして、着替えを終えたホーク姉妹は部屋を後にした…。
302変態ホーク姉妹×アスラン:2005/06/25(土) 17:05:28 ID:8d7fkXHh
それから数時間後、アスランの意識は覚醒した。
抵抗できぬまま何回も欲望を開放させられてしまった恥ずかしさに顔を赤くするアスラン。
しかし同時に二人の想いに温かなものを感じ、不覚にも込み上げてくるものを感じていた。

―と、今日3度目の来客が現れた。
「ミーアです。アスラン、いますか?」
裸だったことに気づき、急いで服を着る。
二度あることは三度ある。
少し警戒しながら、ミーアを部屋に通すアスラン。
自然と距離を図るアスランにミーアは真剣な表情で近づく。
そして、ゆっくりと言葉を慎重に選んで話し始めるミーア。
彼女の話は今までの“疑念”を“確信”へと変えていった。

疑う余地も無く明らかになったデュランダル議長の本当の顔…。
生きているのか死んだのか分からない親友…。
今も苦しんでいるかもしれないかつての婚約者、ラクス・クライン…。
そして今まさに自分を襲いくる議長の刃…。

アスランは自分の内にみなぎってくる熱い想いに促されるまま、部屋を後にした。

部屋を一歩出た瞬間、艦内を巡らすぴりぴりとした殺気がアスランを包む!
しかし、それに気圧されず走り出すアスランの瞳には強い意志の光が灯っていた!


お・し・ま・い・
303名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:00:52 ID:x3hpgQnY
今週の放送前に書かれたとは信じがたい作品だ
グッジョブ!えろえろ萌え!!
姉妹丼最強
304名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:43:14 ID:WldBdbvq
GJ
305名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 21:21:16 ID:0ZwtsOUP
おお!エロい!GJ!
306名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:45:00 ID:YxAJM6Jo
続きキボンヌ
307名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 12:59:12 ID:+utuOGXp
昨日のメイリンに萌えたのは漏れだけか?いや違うはずだ、・・・やっぱ漏れだけか・・・
308レイザーラモンT・K:2005/06/26(日) 13:01:07 ID:t0muem1A
メイリンサイコーhuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu!!!
309名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:24:35 ID:L/nzv5sd
だれか黒レイ×ルナの鬼畜なのを……
俺書こうとしたけど無理ぽだったorz
310名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:51:51 ID:fDC0eA+n
どうもあちこちでメイリン株がストップ高なんだが、
このスレにはどういう影響を与えるのだろうか?
311名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 14:04:42 ID:qphfHJU3
ミーアネタの需要ある?それともメイリンネタの方がいい?
312名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 14:10:59 ID:/pjpTBvK
>311 両方キボン
313名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 14:27:36 ID:CO/xR689
アスミアきぼん
314名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 15:32:42 ID:Cj1KoD6T
ここで華麗にキラメイ
315名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 15:54:31 ID:QlIVFi59
メイリンあの髪型のまま連れてったらキラがまた…
316名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 16:31:32 ID:s4GotMtt
シンミアきぼんw
317名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:29:02 ID:Nr6gl/6u
ミーア超きぼんぬ
318名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:30:35 ID:I0Ud0Ay5
ミーアが何しても素顔が浮かんでしまう
319名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 17:47:48 ID:uoFrZ098
アスランとメイリンの脱走に連座して尋問されるルナマリアきぼん
320名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 22:00:20 ID:qphfHJU3
じゃあ、明日締め切りのレポート書き終わったらミーアかメイリンのを書かせて頂きまふ。
321名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 23:18:43 ID:sb6lztUx
いいよレイ。つまんねーSSは読んでも意味ないから
322名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:41:38 ID:5FB4nFXd
文の構成が全くなってない↑
何をいいたいのかまるでわからない
323名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 00:57:11 ID:XE7t83xs
今週の見回り追い払った後からのハッキングの間でなんかあった事にしたら
メイリンモノとか行けそうですな。
324名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 01:24:44 ID:ja4f2wzb
>>323
ンな緊迫したところでやらんでも、どっか途中で身を隠してほっと一息、緊張の糸が切れて
自分のしでかしたことに気づいてガクガク震えだすメイを落ち着かせるために・・・という路線でどうだ?
325名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 01:44:37 ID:dZ8w6wlW
誰かキララク・・・・・・
326名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 02:01:02 ID:vrTytrTw
キララクか〜最近拝んでませんね〜吉良様は最近メチャクチャ黒いですからたまには白い純愛が見たいです。
327名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 03:17:31 ID:XaV9oL+V
今週見て、ミーアとアスランは絶対ヤッテルと思った。
しかしアスラン、仮にミーア連れて脱走して
カガリのいるAAに逃げ込むつもりだったんだろうか
…そんな3Pもいいな
328名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 03:38:47 ID:1RBxcxc+
>>322

お前種死本編見てないのかw
329名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 03:39:25 ID:YHlT8qa+
AAにミーアが行ったら、カガリ以前にキラが黙ってないだろうな。
本物も合わせて……そんな3Pもいいな。みんな黒そうだけど。
330名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 10:40:07 ID:/aytDd26
来週・再来週あたりで本編でもシンルナくるっぽいね
やっとかよ・・・って感じだが
331名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 10:56:36 ID:28TiNPCC
ベッドの上で種割れするミーアはまだですか
332名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 15:32:55 ID:ja4f2wzb
しかしメイにフラグが立ってしまったような気がするのは漏れだけか?
333名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 18:07:36 ID:kki8eiEn
死亡フラグ?
334名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 18:53:47 ID:DvJ0ph7F
シンルナでキラフレ来そうっすね
335名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 18:59:54 ID:nqgRekCY
は?
336名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 19:26:59 ID:st1viTOj
ネタバレ禁止だ馬鹿共
337名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 20:39:51 ID:JZ/pHvw+
個人的には今週の話で連合の基地に連合の制服で何故かいたキサカと
アスラン・メイリンコンビが接触して、いまいち頼りにならんアスランより
キサカにメイリンが流れないか期待している。

キサカとかマードックとかイアンとかのいぶし銀組にも彼女が出来たっていいじゃないか。
338アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:23:49 ID:nPP9tto/
前の方とシチュが被ってしまいました。
申し訳ありませんが、投下させて下さい。

アスランさんたら、又何か考え込んでいる……。
食堂で見かけた彼は、目の前の食事に一切手を付けていなかった。
「ご一緒してもいいですか?」
なんて、本当はお姉ちゃんがいない今は絶好のチャンスだったのに。
あんまり真剣に悩んでいる風だったから、迂闊に声をかけられなかった。
仕方なく一人寂しくテーブルに着いた。

つまんない……ヨウランもヴィーノも今はまだ勤務中だし、副長は艦長室に篭りっきり。
本当は、今はアスランさんよりシンの方がお買い得なのかな。
もうすっかりミネルバのエースって感じだもの。
でもシンはいつも怒った様な顔をしていて、怖い。ちょっと苦手。
それに、連合のエクステンデッドを逃がして大変な事になったし。
今迄の功績を認められて、今回は不問になったけど、やっぱり怖い。
だってクルーに、看護婦さんに乱暴するなんて信じられない!
レイは見た目だけなら、王子様みたいなんだけど……無口だし。息が詰まっちゃう。
やっぱりアスランさんが一番素敵。
美形揃いのコーディネーターの中でも、際立って整った容姿。
前大戦の英雄。エリート中のエリートであるフェイス。
そして、あのラクス・クラインの婚約者。
彼女を出し抜いて、恋人になれたら……皆はきっと羨望の眼差しで見るに違いない。
ヴィーノが自分に好意を寄せてくれるのは何となくわかっているけれど、彼では物足りない。
でも、はっきりとは拒絶しないの。向こうも何も言わないし、言わせない。
副長も私には親切にしてくれる。でも、多分艦長に片思いしている。
ヨウランは……彼女がいるみたい。詳しくは知らないけど。
でもいいの。皆私にちやほやしてくれる。
まだ若いんだもの。取り巻きは多い方がいい。その方が楽しい。
339アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:24:49 ID:nPP9tto/
アークエンジェルとフリーダムの討伐命令が出て、アスランさんは又悩んでいるようだった。
不思議な人。前の勿論戦友と戦いたくないのはわかる。
でもフェイスでしょう? もっと堂々としてればいいのに。嫌なら退艦だって出来る筈。
今日も声が掛けられなかった。私ももっとお姉ちゃんの様に気軽に話し掛けられたら良いのに。
気が付くと、いつもアスランさんを目で追っている……。
何で? どうしてこんなにも彼の事が気になるの? 
セイバーを墜されたあの人は、もうエースなんかじゃないのに。
考えても分からなくて、彼の顔を見れば何か分かるような気がして、彼の部屋へと足が向いてしまった。
赤服のシンやレイ、お姉ちゃんだって個室では無いのに、アスランさんは一人部屋だ。
でも、いざとなるとどうして良いのか分からなくて、ドアの前で躊躇してしまった。
遠くから足音が聞こえて、誰かに見つかるのが嫌で、慌てて部屋に向かって声を掛けた。
「アスランさん、いらっしゃいますか? ……あの、メイリンです。ルナマリアの妹の」
少しして、アスランさんが顔を見せた。
どうもシャワーを浴びていたらしく、髪が濡れてアンダー姿だった。
制服の下に皆が着ているものだから、別にどうということもないのだけど、
ちょっとくつろいだ感じがすてき……なんて思う私は重症なの?
「何? 緊急の用事?」
「いえ……あの……お話が……」
「急ぎでなければ、後にして貰えるかな? 悪いけど」
そう言って、さっさと部屋に引っ込もうとするので、慌てて言い募った。
「大事な話なんです!……その、お姉ちゃんの事で!」
「ルナマリアの?」
「はい」
「……いいよ、どうぞ」
340ジャミル:2005/06/27(月) 21:25:37 ID:Q9TgKApL
シンルナ投下ありでしょうか?黒ルナでまったく純愛じゃないですが。
341アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:25:51 ID:nPP9tto/
彼は私に椅子を勧めると、自分はベッドに腰掛けた。
口実に使おうと食堂から持って来た飲み物を渡す。
事務的に「ありがとう」と言った後、彼はさっさと済ませたいとばかりに切り出した。
「で? ルナマリアがどうしたの?」
本当はそんなのはタダの口実だったので、言葉が見つからず、
「あ…あの……」と、もそもそ言っていると、アスランさんはじっと辛抱強く待っていてくれる。
本当はさっさと追い出したいだろうに。
ただ、いい加減限界な空気を感じて、ふとベッドサイドにある物が目に入った。
何かきっかけが欲しくて、そちらに寄って手に取ってみる。ペンダントだった。
「わぁ〜、キレイな赤い石!」
「!! それに触るな!」
「……ご、ごめんなさい……!」
普段の彼からは想像も出来ない剣幕で怒鳴られ、思わず落としてしまいそうになる。
「きゃっ……」
「おい……!」
慌てて、その紐を掴もうとしたらバランスが崩れて、ぐらりと身体が揺れた。
床に背中が当たる直前に逞しい腕が回されて、間一髪だった。
「す、すみません……」
「いや、俺の方こそすまない」
中途半端な体勢でそんなお決まりの言葉を交わした後、
彼が私の身体を抱き起こそうとしたので、ついその腕をぐいっと引っ張ってしまう。
342アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:27:00 ID:nPP9tto/
「うわっ!」
私を組み敷く様にして、彼は床に倒れ込んだ。
「ちょっと、君! 一体何なんだ!」
私の真上にある綺麗な瞳。そのエメラルドに吸い込まれそう。
「……私じゃ駄目ですか?」
「はあ…っ?」
「これ……ラクスさんに貰った物ですか?」
「いや…、って……きみ!」
「私では貴方を慰めてあげられませんか?」
首に手を掛け、何かを言いかけた彼の唇を塞ぐ。
短いキス。唇を離すと、びっくりして目を見開いた彼がいた。
手を取って、私の胸の上に置く。
「触って……。ラクスさんの様に大きくはないけど……」
彼は、真っ赤になって口をぱくぱくさせていた。声にならないようだった。
可愛いひと。こんなに端正な顔立ちをしているのに。
「貴方に他に好きな人がいても構わない。でも、今だけは私が慰めてあげる」
「きみ……っ! うぐっ…」
又唇を塞ぐ。今度は激しく。私が舌を入れると条件反射の様に、彼の舌が絡んで来た。
一頻り口内を貪りあった後、彼は我慢出来ない、という様に荒々しく私の制服の上着に手を掛けた。
勢い余ってボタンが千切れ、転がっていく。それを横目で追いながら少しだけ不安になった。
343アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:28:30 ID:nPP9tto/
こんな風に誘ってはみたものの、経験豊富という訳でもない。
何をやっても適わないお姉ちゃんより、どうしても早く初体験してみたかっただけ。
その彼とも、ミネルバに乗艦が決まってから別れてしまった。
アンダーを押し上げ、下着も押し上げた彼の手が私の膨らみに触れる。
ひんやりした手の感触にぶるっと鳥肌が立った。
「ひゃあぁん……っ」
鷲掴みされる様に乱暴に揉みしだかれる。
空いたもう片方の手は、スカートを捲くり上げ、下着の脇から指を差し入れられる。
「あ……いや……まって!」
慌てて止めようとしても彼は私の言葉を無視し、いきなり根元まで入れられた指が乱暴に掻き回す。
「痛っ…! やっ……もっとゆっくり……」
「誘ったのはきみだろう」
「そんな……あぅッ……!」
指が増やされる。もっと激しく辛い。
いや……こんなの……。
ただ挿入前に慣らされているだけの行為。愛情なんて微塵も感じられない。
欲望のはけ口にされるだけなの?
誘ったのは私だけど、もっと優しくして欲しい。
こんな……こんなの私の好きなアスランさんじゃない!
アスランさんは……過ちで一度寝ただけの女の子でも簡単に切り捨てる事なんて出来ないような、
そういう優しい人じゃなかったの?
でもそんな私の心とは裏腹に、耳を塞ぎたくなるような卑猥な水音が段々と激しくなってくる。
344アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:30:12 ID:nPP9tto/
「あ、……うぅん……ッ」
抜かれた指の独特の感覚に体のどこかがうち震える。
彼は私の片足を掴み、下着を抜き取ると、そのまま肩に担ぎ上げた。
次に何が来るのか――急に恐ろしくなって、
「い、いや……やめて……」
「今更無理だよ」
「やっ!」
固いものが押し当てられる感触。
必要最低限に脱いだだけで、床の上で。いやっ! こんなの!
「いやっ!……いやっ……いやあああぁぁっ」
彼は私が大声を上げると、ハッとしたように動きを止めた。
「すまない……」
そう言って、私から離れた。
「え……」
思わず大声を上げてしまったものの、まさか途中で止められるとは思わなくって、ポカンとしてしまった。
「アスランさん……?」
「すまない……。どうかしてたんだ……。本当にごめん」
「………そんな……」
「後ろ向いてるから……服装を直して」
「………」
いつもの彼……。優しい彼。
そう。私が好きなのは……抱かれたいのはこのひと。こういう貴方なの……。
345アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:31:58 ID:nPP9tto/
後ろを向いて俯いた彼の肩に手を掛ける。
「いいですよ」
彼は顔を上げた。そして、顔を真っ赤にして背けた。
「!! きみ! ふ…服を着ろ!」
そう。私は全裸になっていた。
「さっきはちょっと怖かったけど……。一度だけでいいの。抱いて下さい」
「き、きみ……!!」
「メイリン」
「メイリン! 一体どういう……!!」
裸のまま彼に飛びついて、ベッドに押し倒す。
「お願い……」
そう言って彼の手を取って……私の…………。
「ね? お願い……」
「…………。俺だって男だ。今度はもう止められないぞ」
こくんと頷くと、彼は身体を入れ替えて私を見下ろした。
そうして、今度は彼から深い深いキスを貰ったの……。
荒々しく服を脱ぎ捨てる彼。私の髪に、胸に、唇に触れる。
「あぁッ……!」
彼がゆっくりと私の中に入って来る。待ち焦がれていたもの。
私はこんなにも彼が欲しかったの?
346アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:33:11 ID:nPP9tto/
「や……っ……ああん! あっ…あっ……あァッ…!!」
彼が律動を開始すると、頭がおかしくなりそうな位乱れた。
もっともっと頂戴。貴方のものを全部。貴方の苦しみを今だけでも忘れさせてあげたい。
上になり、下になり、彼が8の字を書くように動くと、
もう頭の中が真っ白になって何も考えられなくなった。
「あっ…あっ……もう…あっ、あす…ら……ん…さ……」
「――――――」
(え? 今、何て……?)
「あ、あ………あァッ! ああああぁぁあ……ッ」
絶頂を迎え、ぎゅうっと彼にしがみ付いて、カレを締め付ける。くる……!

「…………… え? あ、きゃあ!」
いきなり抜かれ、私の中に注ぎ込まれる筈のものが勢いよく私のお腹の上に噴き出された。
「すまない、つい……!」
呆然としている私を尻目に、彼は慌ててティシューで白濁液を拭き取る。
(何でこんなこと……)
でも、普段からは想像もつかないその姿を見ていて、何となくわかってしまった。
そう……そうだったの……。さっきのあれは……。
347アスラン×メイリン ◆9Xmq102tL2 :2005/06/27(月) 21:35:39 ID:nPP9tto/
「本当にごめん……」
「……もういいです」
部屋を出て行こうとする私を彼は呼び止め、まだ何か言おうとしてけど、
「もうこの事は忘れて下さい。責任取れなんて言いませんから」
そう遮って出て来てしまった。
本当は、一度寝てしまえば、彼はきっと私を放っておけなくなる。
そんな打算も無かった訳じゃない。
でも、わかってしまったの。他の女を抱いていても、彼の心はあの人にしかないって。
敵いっこない……。
あんな事をされたのに、イク時に他に女の名を呼ばれたのに、不思議と腹は立たなかった。
いいえ、寧ろ羨ましい……。彼女が。
そんなに好きならどうして二人は離れたの?
お互いに婚約者がいるから? 戦争中だから?

私なら……私なら………そんな勇気があるかしら?

終わり
348名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 21:54:36 ID:+Y+xq2D4
>>347
乙 
いい作品だった、それよりか過去ログのまとめてみれるとこしらないか?
349名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 22:13:30 ID:R59ePVkI
ぐたぐたうるせーよ乞食が
350名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 22:16:06 ID:p8hwYX2C
>>347
GJ!!
351名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 22:27:21 ID:GqC4mfpR
一人称がちょっとな。メイリン「私」って言うか?
352名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:19:27 ID:61P5PuzE
アスラン残酷ー

GJ!面白かった
353名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:35:52 ID:BuzSz2SP
>>341-347
切なエロGJ!
ただ、妙にリアルっぽい心理描写を見ると、
何だかメイリンがイヤな女の子に思えてしまいますね……
あああ、恋愛は美しく素晴らしい物などと誰が吐きやがったんでしょう。
354353―いろいろ付け足し―:2005/06/27(月) 23:52:38 ID:BuzSz2SP
ひょっとして、“彼”=痔悪化? ハッ、まさかそれがバレて
_ィに振られたんじゃ……妄想でしょうか?
それからヴィーノは相変わらず不憫な……彼は
この先どうなるんでしょう。
ついでにヨウランの彼女はミネルバクルーですよね?
355ジャミル:2005/06/28(火) 00:35:02 ID:H3A19c2P
職人さん乙です。やっぱりすごい。自分も初めて文章を書いてみたのですが・・シンルナ投下して平気でしょうか?
356名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:02:47 ID:V59mR+ki
ヨウラン→ヴィーノ→メイリン

たぶんこれ
357名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:05:08 ID:XSSC0Slt
アスメイ切なくてヨカッタ。
シンルナもお待ちしております
358シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:08:37 ID:H3A19c2P
ルナ「何なのよ話って・・もう私眠いんだから早くしてよね・・」
時計を見るルナマリアは怪訝そうに目の前にいる男に言う。
シン「ルナ・・ルナはなんであいつに付きまとうんだよ・・。」
シンの唐突な質問に驚きながらも、ルナマリアは溜息をつきながら答えた。
ルナ「アスランのこと?シンには関係ないでしょ・・私明日早いからもう行くね。」
ルナマリアがそう後ろを振り向くや否や強烈な力で右腕を引かれた。
ルナ「ちょ・・何よ!痛いじゃない!」
シン「関係ないじゃなくてちゃんと答えろよ!!」
ルナマリアはあっけにとられたが、すぐにその顔には余裕の笑みが浮かんでいた。そしてシンを嘲笑うように言った。
ルナ「シンもしかして妬いてるの?」
シン「うるさいな!悪いのかよ!」
シンは図星をつかれたことよりもルナマリアの態度に腹を立て言い返した。
ルナ「ふーん。けど残念!私は彼みたいな大人の男にしか興味ないの!」
シン「本気で言ってるの?じゃああいつになら抱かれてもいいのかよ!?」
シンはその苛立ちを拳に伝え壁に叩きつけた。
ルナマリアは全く動じずただ淡々とそれでいて冷たく言い放った。
ルナ「当たり前でしょ?彼になら何されてもいい。なんだったら今から・・」
シン「もういい!!」
シンはショックと怒りで唇を噛み締めながらルナの腕を放した。
しかしルナマリアはまるで悪魔が絶望に沈む人間の姿を楽しむような口調で続けた。
359シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:12:59 ID:H3A19c2P
ルナ「よくないわよ!はっきり言うね。私たち付き合ってるの。」
薄ら笑いを浮かべるルナ。鬼神のごとき形相で詰め寄るシン。
ルナ「あら?殴るの?いいわよ。けどそんなことしたらアスランが黙ってないわよ。」
シンの中に悔しさ、悲しみ、怒り、絶望、いろいろなものが蛇のようにうねり絡み合ってはじける。
(ミネルバ!ソードシルエットを!赤い機体全部叩き切ってやる!!)
しかしシンの体はそのまま床にへたりこんだ。「付き合っている」それは絶望が勝利した瞬間でもあった。
ルナ「ふふ。これじゃ私ただの悪女みたいね。ねえシン私とシたい?」
シンは呆然としていた。ルナマリアの言葉を理解するのに数秒かかった。そして我に返り彼女を見上げた。
ルナ「聞いてる?私とヤリたいでしょ?」
シンはゆっくりと体をお越し視線を逸らしながらつぶやいた。
シン「そんなことは・・俺はただルナが・・」
ルナ「私のスカートの中いやらしい目で見てたくせに。私がほしいでしょ?」
そう言いながらルナマリアはシンの体に自らの体をすり寄せた。
シンはたじろいたがルナマリアは更にシンの股間に指を滑らせてくる。
シン「・・なんでこんな・・アスランはいいのかよ!?」
ルナマリアはクスッと微笑むと上目遣いで囁いた。
ルナ「私って悪い女でしょ?」
シンは自分がずっと想い続けた彼女がこんな女だったのかと失意に沈んだ。しかし皮肉にも体は反応していた。
そう・・女と言う悪魔の誘惑に。
360シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:15:40 ID:H3A19c2P
シンはルナマリアに連れられ空き倉庫の中に入った。
ルナ「ここなら誰にも見られないし・・ま、ちょっと殺風景だけど・・。」
そう言うと軍服を脱ぎはじめた。薄暗い闇の中に彼女の乳房が露になる。
シンが何度も想像していたものよりそれは卑猥で美しい形をしていた。
ルナ「シンどう私の体?我慢できなくなってきたでしょ?」
ルナマリアはシンのズボンのベルトをはずしながら微笑む。
シン「ルナ・・ちょっ・・いきなり・・」
ルナ「うれしいでしょ?シンたらもうこんなに硬くして。」
ルナマリアの指先がシンのそれに絡み付く。シンは我慢できず目の前にある乳房にしゃぶりつく。
ルナ「あ・・シン・・いやらしい・・。」
シンはルナマリアの吐息に酔いながらも彼女を床に押し倒した。
首筋から下へ下り再びその乳房を舐め回す。揉みしだき左右の突起を何度も吸い続けた。
ルナ「あん・・シン・・気持ちいい!!次はもっと下もいじめて!あ・・」
シンはルナマリアの下着を破るように脱がした。そこには彼女の・・シンは彼女の秘部を指で弄んだ。
そして顔を埋め舌でその蜜を啜った。貪るように。ザフトのエースの影はそこなは無く、ただ一匹の獣がいた。
ルナ「はぁ・・はぁ・・あん・・もっとして・・もっとぉ!!」
シン「ルナ!おれのも舐めて!」
シンは猛々しい自分のそれを彼女の前に突き出す。
それを見たルナマリアは恍惚とした表情でそれをくわえこんだ。
361シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:20:49 ID:H3A19c2P
シンの下半身にねっとりとした、それでいて狂いそうな感覚が襲う。
シン「う・・ルナ・・気持ちいいよ!!」
ルナマリアは舌先でシンのものを弄びまた口の奥まで含む。
彼女の口元からは唾液が滴り落ちる。
この二人を見たら誰がエリートなどと思うだろうか。
ルナ「そろそろいれたい?」
シン「うん・・早くいれさせて・・」
シンはルナマリアを仰向けに寝かせると最後の一枚のスカートを剥ぎ取った。
そして彼女の足を開き秘部にゆっくりと自らの性器を突き刺していった。
ルナ「はあん・・いい・・はやく動いて・・」
シン「うん・・」
シンは蜜と皮膚が擦れ合う感触に我を失いそうになりながら答えた。
ルナはあいつともこんな事を。眼下には自らの体に男を受け入れながらも恥じらいなく、しかも妖艶な笑みを浮かべる彼女。
これが本当のルナなのか?そう己自身に問いを投げ掛ける。
362シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:24:43 ID:H3A19c2P
ルナ「シン・・どうしたの?はやくしてよー!」
ルナは自分を見下ろしたまま硬直したシンを見てじれったくなり催促する。
シン「おれ・・やっぱできないよ。」
ルナ「は?何よそれ?」
ルナは突然の言葉に戸惑いと怒りを隠せずシンを睨みつけた。
シン「俺が求めてたのはこんなルナじゃない!ルナは・・本当のルナは・・」
そう言って押し黙ってしまったシンを見てルナは無性に腹を立てた。
しかし何かを思いついたように薄ら笑いを浮かべながらシンに語りかける。
ルナ「シンは私がアスランのものになったのが悔しくないの?毎日こうやって抱かれてるのよ私から!」
その時シンの中で消えかけていた何がまた疼きはじめた。
ルナはシンの動揺が顔に出たのを見逃さなかった。彼女はシンの性格を長年の付き合いで理解していた。
どこをどうついてやればどう動くかを。ルナは続けてこう言い放つ。
ルナ「アスランのアレすごくいいの。もう彼なしじゃいられないくらい。悔しいよねシン?私の事好きなんでしょ?」
蔑むような口調で、しかもよりによって自分の想い人を奪った男の名前を平然と口にするルナにシンの理性は一瞬で吹き飛んだ。
シン「あいつの!あいつの何がいい!!」
ルナ「だからぁアスランの・・うぷ」
ルナが次の言葉を口にしようとした瞬間、シンの唇がルナの口を塞いだ。
そしてスイッチをいれたようにシンの下半身がルナの秘部を突き上げる。
ルナ「はあん・・シン・・もっともっとして!!」
シンの唇を振りほどき唾液にまみれた唇を猫のように舌で舐め回しながらルナは喘いだ。
シンのペニスはルナの中に何度も激しくねじ込まれグチュッグチュと卑猥な音色を奏でる。
したたり落ちる蜜と汗が床に弾きピチャピチャと雨音を奏でる。
363シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:29:14 ID:H3A19c2P
シン「ルナ・・気持ちいいだろ!!あいつより気持ちいいって言えよ!!」
シンはさらに腰の動きを早くし己のペニスをルナの中にたたき込む。
ルナの秘部からは大量の愛液がはじけとぶ。ルナは襲いくる快感に陶酔しながらシンに答えた。
ルナ「あ・・あん・・いい!すごくいい!はぁん!あぁ!アスランよりいいよー!!あん!」
シンは黒い笑みを浮かべながらも下半身が限界に達しようとしていることを感じた。
シン「うっ・・ルナ!もうやばいよ!」
ルナ「ねえ・・中に出して・・おねがいだからぁ!」
シンはルナの言葉がなくとも全てを中にぶちまけてやろうと決心していた。
それは嫉妬からなのか、アスランへのライバル心なのか、いや答えは出ている。
ルナマリアと言う女の全てを汚してやりたい、自分の手でこの女をめちゃくちゃにしてやりたい、その復讐心からの答えだ。
愛など一欠けらもない情事。そこにあるのは性欲と破壊願望だけ。互いの思惑はすれ違い身体は深く絡み合い溶け合う二人の男女。
シンはルナの身体を貫くようにペニスを突き上げた。
ルナ「もうだめ・・シンはやく・・シンの・・シンの精子いっぱい頂戴!中にほしいの!もういっちゃうよー!」
ルナは絶頂を迎えつつもシンの体をむさぼりながら叫んだ。
シン「そんなに欲しいかルナァー!!いくよ!!うっ!!」
ルナ「はぁぁーん!熱いよ!すごいいっぱい出てるよぉ!!」
シンは欲望の限りをルナの中に吐き出し果てた。
ルナの秘部からは入り切らなかった液体が溢れピチャビチャ下へ流れ落ちる。
ルナはくたびれた身体をゆっくりと起こしシンに囁く
364シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:35:55 ID:H3A19c2P
ルナ「あーあ。やっちゃったねシン・・彼にバレたら殺されちゃうよ?」
シンは汗で濡れた前髪を手で後ろに流しながら答えた。
シン「ルナも共犯だろ。どういうつもりでこんな事した?」
ルナは悪びれた様子もなくシンの耳元で囁いた。
ルナ「ヤリたかったから!それにぃ二人の男が私を取り合うなんて最高じゃない?後はね・・」
シンが怒鳴りかえそうとした時、倉庫の扉の前に一人の女が立っていた。
メイリン「何・・これ・・どういう事お姉ちゃん・・」
ルナは妹の姿に驚かずシンの顔を抱き寄せてこう言った。
ルナ「あら見ちゃったの?こういう事よ。ごめんねメイリン。」
その笑みは冷たくメイリンはその場にくずれ落ちた。
メイリン「お姉ちゃんにはアスランさんがいるじゃない!!何で私の好きな人にまで手出すのよ!!」
泣き崩れるメイリンを見てシンはある決意をした。

ミネルバ抜けよう

終わり
365シン×ルナ:2005/06/28(火) 01:39:19 ID:H3A19c2P
以上です。初の文章なんで汚くてすみません。シンルナ純愛が好きな方は気分を害されると思います。
申し訳ないです。もし誤字脱字がありましたらそれは大目にみてやってください。
366名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:46:31 ID:hKPuf6YI
すっげーイイ
好きかも
367名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 08:50:31 ID:rXMMYl7P
文章っていうか、これ台本だよね
368名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 09:59:44 ID:LIL9Xbma
きっともうすぐ本編で使うんだよ
369名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 10:28:50 ID:1ByUB+F3
まさか一週遅れ用の台本か
そうか、そうなんだな

ウヒョー遅れ地域最高!!
370名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 12:00:26 ID:H3A19c2P
シンルナ書いた者です。やっぱまずかったですよね。すみません。
台詞以外の周囲の情報の描写もかなり少なかったし。説明→台詞の繰り返しみたいな単調な。
こんな形態だから視点もバラバラだし
あと 名前「」やっちゃったのは失敗です。しかもそれを言い直しちゃってるとこ多いし
これじゃ小説じゃないですね。確かに仰るとおりでした。何よりも私の腕のなさが原因です。
こう書いた方がいいなどアドバイスがあったらぜひおねがいします。勉強しなおしてきます。
371名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 12:12:09 ID:ryOYQvOI
>>370
昔聞いた事なんだけど、台詞の前に名前付けるのは先にも言われたように
舞台の台本みたいであんまりよろしくないみたい。
ま、漏れは書く手じゃないんでその辺はよく分からんですけど。
372名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 12:16:27 ID:ryOYQvOI
途中で送信してしまった、スマソ…orz

まあ見る側としてはもうちょい改行して欲しいかも、です。
373名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 12:26:55 ID:H3A19c2P
>>371
やはりそうですよね。まんま台本形式でした。
書いてる時点で気付いて違う形式で台詞を表せばよかったと後悔してます。
改行の点はすみせん。PC壊れちゃって携帯に書き留めてから投下したので
見やすい長さを把握できませんでした。ご指摘ありがとうございます。
374名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 16:47:10 ID:62+cQKsK
誰かレイルナを……
375sage:2005/06/28(火) 17:51:03 ID:CnpKwfu8
レイメイでアスランの手を取り損ねたメイリンがレイにレイプされるとか・・・
ネタは思いつくが書けない・・・olz
376名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 17:51:51 ID:CnpKwfu8
下げ忘れた・・・
逝ってくる
377名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 19:43:23 ID:sMQDZ3An
アス×ミア ←ラクスとか超展開を期待
378名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 19:46:44 ID:vXV1fsw0
>>375

「いっ……いやあ……アスランさん、アスランさん……」
泣きじゃくるメイリンの頬を張りながら、レイは冷たく見下ろした。
「ギルを裏切ったことを後悔させてやる」
「うっ……う、ひっく、あぁ……」
容赦なく肉棒がメイリンの中に捻じ込まれる。
アスランに助けて欲しいという思いと、自分のことは気にしないで逃げて欲しいという思いが
メイリンの胸でせめぎ合い、その苦しさにますます涙がこぼれた。

みたいなの?
379名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 20:53:40 ID:FxUPvjKx
>>378 レイはゲイなのにそんな事ができるんですか?
380名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 20:58:01 ID:bR5E21nw
じゃあ、レイの手駒にされたシンに代わりにやってもらおう

泣きながら
381フラナタ1/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:17:41 ID:4u9G/0kg
3期EDより記念写真ネタで、フラガ×ナタル、投下します。前編はエロなしです。

【光の色 前編】

 地球降下直後、昇進を祝って記念撮影をしようと言い出したのはムウ・ラ・フラガだった。
 陰鬱な雰囲気が拭えないブリッジクルーを気遣っての提案とはわかっていても、返ってそれが
癪に触る。
 ナタル・バジルールにとっては。

 ろくな補給も受けられず、階級章もそのままだと言うのに、何故記念撮影などしなければならない
のだろう。
 笑顔を作るのが苦手なナタルは、写真があまり好きではない。常に仏頂面で写っている自分に幻滅
してしまうに決まっている。
 ナタルは言い出しっぺのフラガを、制帽の庇の影からじろりと睨んだ。
「……で、なんだってそんな旧式の写真機、持ち出して来たんだ?」
 フラガはナタルの視線に気づいていないのか、わざと無視しているのか、能天気にカメラマンの
トノムラに話しかけている。
「こっちの方が雰囲気のある写真が撮れるんですよ。デジタルでもこの後撮りますから」
 トノムラに写真の趣味があるとは思わなかった。パルまでがアシスタントに駆り出されて、照明
器具を持たされている。
「さぁ、さっさと並んでください」
 トノムラに促されてフラガ、マリュー、ナタルは所定の位置についた。ノイマンとチャンドラが
何やら目配せしながら位置を変え、ナタルの隣にノイマンが、マリューの隣にチャンドラが並ぼうと
するのに気づいて、ナタルは部下に鋭い視線を向けた。
382フラナタ2/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:19:13 ID:4u9G/0kg
「……何をしているんだ、おまえ達」
「えっ……いえ、あの……」
 言い淀むノイマンとチャンドラに、ナタルの声が厳しく飛ぶ。
「ちゃんと階級順に並べ。先任大尉だったフラガ少佐が中央、艦長が左、自分が右であるから、少尉は
左、曹長は右だ」
 ノイマンとチャンドラは肩を竦めて元の位置に戻った。このメンバーで写真を撮ることなど滅多に
ないのだから、せめて隣で写りたかったのに……ナタルの正論の前でそんな感情論を口にする勇気は
ない。
 記念撮影など気乗りしていなかった癖に、やるとなったらいい加減にはできないナタルを、フラガが
面白そうに眺めている。ナタルは今度はそちらに矛先を向けた。
「昇進祝いの記念撮影ならば、正式な服装で望むべきと心得ますが」
 ジロリと一同を見回すナタルの視線に、フラガはわざとらしく顔を逸らし、マリューは困ったように
微笑んだ。制帽を着用しているのは相変わらずナタル1人だ。フラガに至っては襟を緩めて袖を捲る
いつものスタイルを直そうともしない。
「ご、ごめんなさい、ナタル。今すぐ制帽、取ってくるから……」
 ほら、あなたも、という顔のマリューに肘でつつかれて、フラガはあからさまに面倒くさそうな
溜息をついた。そんな2人の様子もナタルをますます不機嫌にさせる。
「もう結構です。さっさと終わらせてしまいましょう」
 そう言って正面を向くナタルに気圧されて、皆、無言のままカメラに向かう。
「……はい、では、撮りますよ」
 カメラマンのトノムラの声も強張っている。きょろきょろと皆の顔を覗き込んだフラガは、いつもの
飄々とした調子で言った。
「せっかくみんなで撮るんだからさぁ、もうちょっとリラックスしない? 何つーか、表情固いよ」
「こういう写真は、プライベートなものとは違います。軍人として恥ずかしくないものを残すべき、と
自分は考えますが?」
 ナタルの言葉は容赦がない。後ろを振り返ってフラガを睨むそのきつい視線に、軽口が自慢の男も
若干怯んだ。
383フラナタ3/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:20:41 ID:4u9G/0kg
「はいはい……いつもながらご立派な正論で」
 口の中でブツブツと皮肉を呟くフラガをもう一睨みして、ナタルは前を向いた。
「あのぉ……いいですかぁ? 撮りますよ?」
 トノムラがカメラを構える。フラガは何か企んでいるような笑みを浮かべて、両隣のノイマンと
チャンドラを見た。「おまえら、見てろよ」と言わんばかりのその表情に、ノイマンとチャンドラは
嫌な予感がした。
 そのまま正面を向いたフラガは、トノムラにウインクする。ファインダーを覗いていたトノムラは、
フラガが何かやろうとしていると感づいたが、何喰わぬ顔で続けた。
「……では、行きますよ。ハイ、チー……」
「「キャア!!」」
 突然フラガに肩を掴まれ、引き寄せられたマリューとナタルは同時に悲鳴をあげた。
 パシャッ。
 シャッターの音が無情に響く。はずみで飛んだナタルの帽子が、ふわりと床に落ちた。
「なッ……フラガ少佐!」
 怒りの表情で振り向くナタルに、フラガはニヤニヤと笑ってみせた。
「結構かわいい悲鳴あげるね、中尉は」
「あっ、あなたは何を言ってるんですか! だいたい、今のは何の真似ですか?!」
「いや、両手に花だな〜と思ったら、つい、ね」
「つい、とは何です?! 先ほどの自分の言葉を何だと……!」
「まぁまぁ、もう1枚撮ればいいじゃない」
 ナタルは唇を咬んだ。この男はいつもこうだ。自分の言葉をまともに取り合ってくれたことなどない。
 フラガの手を払いのけ、制帽を拾って被り直したナタルは、ブリッジの出口に向かって歩き出した。
「えっ……ちょっと、ナタル」
 間に入ろうとしたマリューの声が聞こえても、振り向こうともしない。
「自分は付き合いきれません!」
 ナタルはそのままブリッジを出た。
 呑気に写真など撮っている時間はない。自分たちの置かれた状況を突然思い出したとでも言うように、
その足取りは断固としていた。
384フラナタ4/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:22:09 ID:4u9G/0kg
 あのときブリッジを出てきてしまったのは失敗だったかもしれない、と、手元に届いた写真を見て
ナタルは溜息をついた。
 制帽を飛ばしながら大口を開けて驚いている自分の顔。ナタルが写っている写真はそれ1枚きり
だった。残った者達はその後、無難に真面目なものを2、3枚と和やかな雰囲気のもの、2人ずつに
分かれてなどいくつかのバリエーションで撮影を行ったようだったが、そこに彼女の姿はない。
 この写真が唯一のものになってしまうくらいなら、あの場に残って別の写真を撮り、これのネガは
トノムラに命じて処分させた方が良かった。
 何故あのときに限って、冷静な判断が下せず感情的にその場を去ってしまったのだろう。
 今のアークエンジェルの危機的な状況に、動揺していたためだろうか。
 キラ・ヤマトを救うために降下地点を違えたアークエンジェルは、アラスカの勢力圏から外れて
孤立してしまっている。ここからいったいどうやって、単独でアラスカまで戻れと言うのか――。
 マリュー・ラミアスの判断は間違っていた。そうとしか思えないのに、この艦で自分の意見を
支持する者はいない。間違いなく、こちらの方が正しいのに。
 それも仕方ないのか。艦の方針を決める士官の面子が艦長と自分と……あのふざけた男の3人で
あるからには。
 常に2対1に分かれる。そして自分は少数派だ。
 展望室で写真を手にしながらそんなことを考えていたナタルは、ガラスに映る姿に気づいて我に
返った。
 彼女にとっての諸悪の根元――ムウ・ラ・フラガがそこに立っていた。
385フラナタ5/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:23:37 ID:4u9G/0kg
 「ああ〜、ええっと……中尉、今、いいかな?」
「……何かご用でしょうか?」
 ナタルは素気なく答えた。フラガは頭を掻きながら、曖昧な笑顔を浮かべて近づいた。
「その……ごめんな。それ……」
 フラガは顎で写真を差した。ナタルはもう一度写真に眼を落としたあと、持っていた手を下げて
フラガを見た。
「別に……気にしてはいません。こんなもの……」
「何だったら、もう一回撮り直しても」
「気にしては、いません!」
 意地になったかのように言い返すナタルを、フラガは困ったような目で見た。
「まぁその……俺は、そういう中尉もかわいいと思うんだけどねぇ……よく写ってると思……」
 そこまで言って、ナタルの表情に気づいたフラガは言葉を途切れさせた。先刻まで無表情だった
ナタルの顔が、次第に険しくなってくる。
 フラガはまた視線を逸らし、頭を掻きながらぼそりと呟いた。
「やれやれ、艦長の言うとおりだったか……」
「艦長が、何です?」
「写真についての正直な感想は言わないように、それは中尉を余計に怒らせることになります、って
ここに来る前に言われたんだけどさ、そのとおりになったなぁ」
 宥めるような笑顔を浮かべながら説明するフラガを、ナタルはまた不機嫌な顔で睨んだ。
「では、ここにいらしたのは艦長の差し金ですか。私に謝って、機嫌をとれと」
「え? いや、そういうわけじゃないけど。中尉を捜してブリッジに行ったとき、話をするつもりなら、
って前置きされて……何、怒ってんの?」
「怒ってなどいません」
 ナタルはフラガに背を向け、外の景色に視線を戻した。
 見渡す限り、茫漠とした荒野が広がるだけのその風景。今の自分のようにすさんで、荒れ果てている。
 そこに希望を見出すことはできない。
 フラガが自分の隣に並んだ気配に気づいて、ナタルはまた顔を強張らせた。
386フラナタ6/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:25:17 ID:4u9G/0kg
「……機嫌が悪いのは、写真のせいだけじゃない?」
 図星を突かれて、ナタルは眉間に皺を寄せてフラガを見たが――。
 溜息をついて、少しだけ表情を和らげた。
「そうです」
 珍しく肯定の言葉を吐いた副長を、フラガはからかおうとはしなかった。
「まぁ確かにね。今後のことを思うと、俺だってそれなりに……だからなぁ」
「……少佐は、本当のところ、どうお考えなのですか?」
「ええ? 俺ぇ?」
「艦長の判断は……本当に正しかったと?」
 答えにくい質問にフラガは微かに眉を上げたが、いらえは早かった。
「そう、思うね」
「……さすがに、判断はお早い」
 ナタルは皮肉を込めてそう言い、またガラスの向こうに目を向けた。
「何か、不満そうなんだな」
「不満はありません。ただ……」
 ナタルは一瞬躊躇ったが、いつも軽い調子でかわしてばかりいるフラガを追い詰めてみたいという
気持ちが、珍しく軍人としての彼女を上回った。
「それが少佐の本心ではない、と自分は考えています」
 ナタルの言葉に、フラガは溜息混じりに言った。
「俺が艦長と同じ意見なのって、そんなにおかしいかねぇ」
「少佐は救える命と救えない命を、正しくカウントできる方だと思っておりますので」
「……キラの命1つと、他の乗務員全員の命じゃ、数えるまでもないだろうね」
 何気ない調子で言うフラガの方を、ナタルはもう一度見た。
 今度はフラガがガラスの外を凝視している。珍しく真面目な表情になっているその横顔に、ナタルは
疑問をぶつけた。
「では、何故、艦長の意見を支持されるのです?」
「今さら言っても、しょうがないんじゃないの、こうなっちゃったからには」
「過ぎたことは変えようもありませんが、今後の判断には関わってくるのではありませんか?」
 食い下がるナタルを見たフラガの口元には、また笑みが戻って来ていた。
387フラナタ7/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:26:50 ID:4u9G/0kg
 その笑顔はいつもとは少し違う。何かを値踏みするような冷徹さが僅かに覗いている。
「中尉が艦長だったら、どう? あそこでキラを見捨てて、アラスカの勢力圏に降下していた?」
「……自分が艦長であれば、という仮定の下で意見を述べるのは、上官に対してとるべき態度では
ないと」
「まぁいいから、言ってみてくれよ。ここには俺と君しかいないんだから。生き残れば君だって、
いつかはどっかの艦の艦長に就任するだろう? 俺と違ってさ」
 マリューを非難するようなことを言いながらどこか義理固さを捨てきれないナタルに、フラガは
いつもどおりの穏やかな微笑みを浮かべた。しかしその目は、またすぐ違う光を湛えたものに戻って
しまう。
 それに威圧されたかのように、ナタルは自分の考えを正直に口にしていた。
「自分に指揮権があったと仮定すれば……そうしていたでしょう」
「……キラが大気圏突入前の危険な戦闘に出ていたのは、君の命令を受けて、だ。それでも?」
「それでも、です……」
 ナタルの声には僅かながら苦いものが交じっていた。一瞬、フラガの顔を見れないというように
斜め下に視線を逸らしたが、その目はまたすぐ、真っ直ぐフラガに向けられる。
「少佐に指揮権があったとしても、少佐はそうされたと思います」
「どうかねぇ。俺は所詮パイロットだからさ。自分に指揮権があったら、と仮定したことはないよ。
そんなことを考えるくらいなら、最初から艦長を引き受けるべきだったし?」
「今となってはそうしていただきたかったと、思わないこともありませんが……」
「おいおい、過ぎたことは変えようもないんだろう?」
 今からでもラミアス艦長を更迭してあなたが艦長に――という言葉を、ナタルは敢えて口に
しなかった。提案してもフラガが賛成するとは思えない。
 結局彼女は、こう答えるしかなかった。
「それはまぁ……そうです」
「……俺の立場だと、別の仮定を考えちゃうんでね。艦長を支持してしまうのは、そのせいも
あるかもな」
「別の仮定――とは?」
388フラナタ8/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:28:11 ID:4u9G/0kg
 素直に疑問をぶつけてくるナタルに、フラガは苦い微笑みを向けた。
「ストライクに乗っていたのが、俺だったら――とかさ」
 さすがにナタルは絶句した。
 ストライクに乗っていたのが、フラガだったら。そのとき艦長がナタルだったら。
 アークエンジェルに戻れず単独で降下したMSで、敵の勢力圏にたった1人、取り残される――。
 言葉を失ったままの副長の肩を、フラガは軽く叩いた。
 肩に乗せられたままの大きな手。それは、写真撮影のときに自分を引き寄せた手とは、どこか
違っている。
 やけに……重い。
 それなのに男の声は優しく響く。優しくなど、して欲しくはないのに。
「まぁ、俺がストライクに乗っていたら、大気圏突入の衝撃に耐えられずコクピットで蒸し焼きに
なってたしね。死体を回収するために、乗務員全員の命を危険に晒すことはないさ。――気にする
なよ」
「……ストライクに乗っていたのが少佐であれば、大気圏突入前に艦に戻っていた筈です」
 顔を伏せて制帽の庇に表情を隠しながらも、ナタルは気丈に言い返した。それを見てフラガは
少しほっとした。
「それこそ結果論、って奴だろうよ。俺はキラみたいにストライクを扱えないし、乗るのを断った
のも俺だ。艦長だったら、ってのと同じく、考えるべきことじゃないんだろうな」
「それならば、何故、自分にそんなことを――!」
 再び擡げられたナタルの顔を見て、今度はフラガが言葉を失った。
 いつも冷静で強気な副官の目には、苦渋とも悔恨とも取れない涙が滲んでいた。
「何故自分に……そんなことを言うのですか……!」
 それだけ言って、ナタルは逃げるように展望室を出た。
 フラガは追って来ない。
 追って来る筈がない。
389フラナタ9/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:29:44 ID:4u9G/0kg
 追って来る筈のない男に部屋の前で腕を掴まれて、ナタルは顔を背けた。
 振り解こうとしても、力では叶わない。空いている方の手でロックを操作し、自動ドアの向こうに
足を踏み入れる。
 当然男もついてきた。
 ドアが閉まり、闇に包まれた部屋に、唐突に光が戻る。フラガが明かりをつけたのだ。
 暗さに紛れるように涙を拭いていたナタルは、もう一度腕を振り解こうとした。
 今度はあっさりと、フラガの手は彼女から離れた。
「……悪かったよ、中尉」
 フラガの声が胸に迫る。どうしてか苦しい。
 自分の意見には賛成せず、常に艦長の側に立っている彼の言葉はだいたいにおいて苦々しいもの
だったが――今は、またそれとは違う何かがナタルを苦しめていた。
 謝って欲しくなどない。
「君を、傷つけるつもりはなかった……」
「――出て行ってください」
 ナタルは乾いた声で言った。
「ここは自分の私室です。入って良いとは……言っていません」
「……泣いている女を1人残して出て行くってのも、それなりに問題が」
「女扱いしてくれなどとは、頼んでいません!」
 さっきまで乾いていたナタルの声は、抑えた涙が喉に詰まったかのように濡れて乱れた。
 そんな彼女にかける言葉をフラガは持たなかった。人一倍自尊心の高いナタル――こんな姿を人に
見られることを、彼女は望まない。人前で泣くことは決してないのだろう。ましてや、フラガの前では。
 珍しく軽口を封じた男は、無言のまま部屋を出て行った。
390フラナタ10/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:30:49 ID:4u9G/0kg
 ベッドの上で目覚めたナタルは、制服のまま寝てしまったことに気づいて寝返りを打った。
 起床時間にはまだ早い、というより……まだ深夜だった。シャワーでも浴びるか――いや、今は
何もかもが面倒臭い。このままもう一度寝てしまおうと思って目を閉じても、眠ることはできなかった。
泣きながら寝ついたせいか軽い頭痛がする。
 ナタルは身を起こし、部屋を出た。医務室で薬をもらおうかとも思ったが、医師に説明するのも
億劫だ。彼女は人目を避けるように食堂に向かった。
 幸いもう夜は更けて、ただでさえ人員不足のアークエンジェルは人影もまばらだ。警備兵の巡回
時間もしっかり頭に入っているナタルにとって、誰にも会わずにそこまで行くのは容易いこと――の
筈だったのに。
 食堂にはよりにもよって、紫のパイロットスーツを着た男がいた。
「あ――中尉」
「……何をなさっているんですか、こんな時間に」
 全く自分はツイていない、と思いながら不満そうに言ったナタルは、フラガが今日の夜勤当番で
あることをすぐに思い出した。空の食器を乗せたトレイを手に持っているところからして、休憩時間に
夜食を食べ終え、勤務に戻ろうとしていたところ、なのだろう。
 キラ・ヤマトはまだ体調不十分で医務室にいる。敵の勢力圏で今、会敵することがあれば、出て
いけるのはフラガだけだ。日勤も夜勤もなく彼には24時間いつでも出撃できる体勢でいてもらわ
なければならないのが、偽らざる現状。
(夜勤のローテーションからは、少佐を外すべきだったな。せめてヤマト少尉が復調するまでは。
これは明日、早速艦長に進言して――)
 フラガに腹を立てていた先刻までの自分を忘れたわけではなかったが、それを仕事に持ち込む
ことをナタルは潔しとはしない。その公明正大な性格が、マリュー・ラミアスを艦長職から追い落とす
ことを許さない。
391フラナタ11/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:32:28 ID:4u9G/0kg
 ムウ・ラ・フラガを艦長に推したところで、戦闘になれば彼は出て行く。自然、艦の指揮はナタルが
執ることになる。フラガを推しても自分自身を推しても結果は同じというこの状況でマリューを追い
詰めることは、ナタルにはどうしても『上官いびり』の延長に思えてしまう。全てはアラスカに着いて
から――フラガでもマリューでもナタルでもない、さらに『上』の正しい判断に委ねられる場で
明らかにすれば良いことだ。
「中尉こそこんな時間に、どうしたんだ?」
 食器を片づけながら話しかけてくるフラガの声に、ナタルは我に返った。
 フラガの声に斟酌はない。何事もなかったかのような、いつもどおりの明るい声だ。
 気まずいやりとりもすぐに忘れられるその性格を、ナタルは少し羨ましくも、憎らしくも思った。
気にしているのは所詮こちらだけだ。少佐にとってはどうということもない――もともと気の合わない
者同士なのだから。
「中途半端な時間に目が覚めてしまいまして――ちょっと、その」
 こちらもいつもどおりの冷静な口調を装いながらも、ナタルは少し躊躇いつつ言った。
「……ナイトキャップを」
「はぁ? そんなもんここにはないぜ? キラ達が任官してすぐ、勝手に持ち出せないよう片づけ
させたのは中尉だろ?」
 そう言えばそうだった、と思い出してナタルは少し赤くなった。酒の類は全て倉庫に片づけて
しまったんだった。そこから出してくるのは……ちょっと面倒だな。
「寝酒ねぇ……まぁその……俺の部屋には、あるけど?」
「――少佐」
 小言を言われそうな気配を敏感に察知して、フラガは言葉を継いだ。
「宴会開くほど、大量にはないって。本当に俺がたま〜〜〜に嗜む程度だってば!」
「……自分はまだ、何も言っていません」
「まだ、ってことはこれから言うんだろ?」
「だからと言って先回りして墓穴を掘ることもないでしょう」
392フラナタ12/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:33:55 ID:4u9G/0kg
 ナタルの言葉はいつもより容赦なかったが、言い方は若干冗談めかしていて、彼女なりに親近感を
醸し出そうとしている、ととれないこともなかった。
 拡大解釈しすぎかと思いながらも密かにナタルとの関係を修復したいと思っていたフラガは、それに
乗ってみることにした。
「何なら俺の部屋から持ってく? 量はそれほどないけど種類は揃ってるから、中尉の好みに合う
ものも多少はあると思うんだけどねぇ」
「――少佐」
「あ、隠し持ってたってわけじゃないんだぜ? なんつーかパイロットの習性って言うか」
「だから先回りして余計なことを言わないでください」
 ナタルはふぅ、と溜息をつくと、フラガには滅多に向けたことのない微笑みを浮かべた。
「ではお言葉に甘えて、お裾分けをいただくとしましょうか」

 「あー、悪いんだけど、ちょっとここで待っててくれる?」
 そう言ってナタルを廊下に残し、フラガは先に彼の自室に入っていった。
 見られて困るものを隠しているな、とナタルはすぐに思い当たったが、追求するのはやめにした。
フラガといつまでも気まずいのは任務に影響するだろうし、ナタルにとっても歓迎すべからざること
だった。彼の方から歩み寄りを見せてくれたのは有り難い。ナタルの方からは、何をどう切り出せば
いいのかわからなかったからだ。
 自動ドアがすぐ開いて、フラガが顔を出した。
「待たせてごめん。もういいぜ」
393フラナタ13/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:35:22 ID:4u9G/0kg
 いいと言われて入ったフラガの部屋は、ナタルの目にはとても他人を迎え入れるほどに片づいて
いるようには見えなかった。机の上のモニターはベッドに寝転がった状態で見れるよう傾いていたし、
その周りにも仕事関連の機材や書類が乱雑に積み上げられている。椅子の背に脱いだ制服が無造作に
かけられ、乱れたベッドの隅にくしゃくしゃのシャツとタオルが転がっている。床に落ちている
何冊かの雑誌はごく普通のものだったが、『普通でないもの』は慌てて片づけたものの中に入って
いるのだろうと想像がついた。
 部屋に立ちこめるのは男の汗の匂い。きちんと片づけられたナタルの部屋とは何の共通点もない。
 しかし何故だか、不快には感じなかった。感心はしないが、妙に落ち着く――ここでは気取っても
しょうがないと思えるからか。
「で、どれにする?」
 ナタルが己の部屋をそんな風に観察しているとは知らず、フラガはミニボトルが詰まった小さな
箱を差し出した。
 量はともかく種類は多い――フラガのその言葉を裏切らない小さな酒瓶の数に、ナタルは少々
呆れた。1本1本は確かに宴会ができるほどの量はなく、ナイトキャップとして軽く煽ればおしまいに
なる。しかし何本か一度に飲めば酔っぱらうことも可能ではないか。
 ナタルの顔が僅かに険しくなったのに感づいたのか、フラガはまた慌てて言葉を継いだ。
「えーっと、中尉は酒の方は、どうなの? あまり強くない方がいいのかな。宿酔いしてもまずいし
……って、おい!」
 フラガの言葉を持たず、適当に1本とってナタルはその中身を残さず飲み干した。フラガの口が
ぽかんと開けられ、彼は止める言葉もなくただそれを呆然と見ていた。
 ナタルが手にしたのはスピリッツと言われる蒸留酒――純度の高いウォッカの瓶だった。それを
一気に飲み干したナタルは忽ち頬を真っ赤にし――。
 真後ろに倒れ込んだ。
394フラナタ14/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:36:44 ID:4u9G/0kg
 「うわぁっ、とぉ!」
 左手に酒の入った箱を抱えたまま、右手1本でフラガはナタルの体を支えた。咄嗟に片手でナタルの
体重を受け止めることは如何に鍛えられたパイロットの身にも少々きつかったが、彼女の後頭部が
床に打ちつけられることだけは何とか避けられた。
 そのまま一旦身を低くして酒の箱を床に置いたフラガは、両手でナタルの体を抱えあげ、ベッドの
上の乱れた毛布を片足で器用にめくると、彼女をそこにそっと寝かせた。
「無茶な飲み方すんなよ、まったく……」
「……すいません」
「あ、意識はあるんだな。良かった」
「自分はあまり……強くないので」
「それなら何であんな飲み方するんだよ」
「その方が眠れるかと……思って……」
 ナタルの言葉はすぐに小さくなり、声は寝息に変わった。
「えっ、ちょっと……おい、中尉?」
 ここで寝ちゃうのかよ、と困惑しながらフラガはナタルに呼びかけたが、返事はなかった。
 フラガ自身、連戦に継ぐ連戦の後の地球降下で、かなり疲れている。いつもならどうということの
ない夜勤当番も、ずっと気が張っていたためか今日は堪えて、食事をしたばかりということもあってか
既に猛烈な眠気に襲われ始めているというのに。
 ベッドを奪われてしまった。
 後2時間ほどで交代の時間だ。だが体を締めつける襟とベルトを緩めて毛布をかけてやっても寝返り
一つ打たず、あどけない顔でぐっすり眠り込んでいるナタルを起こす気には、フラガはどうしても
なれなかった。
 朝まで起きないだろ、コレ。
(……で? 俺に今夜、どこで寝ろってぇ……?)
 心の中でぼやいても、答えるものはいない。
395フラナタ15/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:38:09 ID:4u9G/0kg
 自分がどこで寝ているのかわからず、ナタルは飛び起きた。
 眠りに落ちる前のことは、すぐに思い出した。慌てて時計を見ると2時間しか経っていない。それでも
酒のおかげで深い睡眠が得られたのか、頭はすっきりとしていた。
 その狭い部屋の中にフラガの姿はない。ナタルは立ち上がり、人目を忍ぶようにして、そっと男の
部屋を出た。
 フラガの予想に反して、ちょうど夜勤が終わる時間に彼女は目覚めた。これも訓練の賜物か、律儀な
性格故と言うべきか。寝惚けることもなく軽く身支度を整えたナタルは、部屋の主にベッドを返すべく
捜索を開始した。
 早朝ではあったが、居住スペース以外ではもう今日の仕事を始めている者も何人かいる。すれ違う
厨房スタッフや警備兵に敬礼を返しながら、ナタルは格納庫に向かった。制帽を被っていなく、よく
見れば制服に皺のついている自分を部下が変に思わなければ良いのだが、とちらりと考えたが、今は
それより優先すべきことがあった。
 フラガ少佐は、どこだ?
「――いや、ここにはいませんよ?」
 マードックはナタルの問いにあっさりと答えた。
「確かにコクピットで寝たりすることもありますがねぇ……特に、今は坊主がああですし。でも昨日は
来なかったよなぁ?」
 通りすがりの整備兵にマードックが水を向けると、彼もこくりと頷いた。
「早番と交代した後は、お部屋に戻られた筈ですが」
「そうか……すまない。ありがとう」
「少佐に何か用ですか? こんな朝早くから?」
 マードックの声色には少し真剣なものがあった。ナタルがフラガを探している。それは彼らにとっては、
緊急に相談しなければならない任務上の問題が発生したことを示している。深刻な状況の変化? 敵の
情報入手? それとも――?
「……いや、何でもないんだ。悪かったな」
 ナタルはそれだけ言って格納庫を後にした。
 いつもどおりのマードック達の反応を、今日は何故だか苦く感じてしまっていた。
 あの男と自分を繋ぐものが“任務”しかないことなど、とうに納得しているのに。
396フラナタ16/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:39:32 ID:4u9G/0kg
 フラガの姿がアークエンジェルのどこにもない。
 パイロットの控え室、レストルームのソファー、医務室のベッド――寝られそうなところは大概
当たってみた。クリーニングルームの長椅子やリネン類の倉庫、ブリーフィングルームや食堂など
椅子を連ねて眠れそうな場所も覗いてはみたが、フラガはどこにもいなかった。
 この狭いアークエンジェルの中で、いったいどこで夜を過ごしたのだろう。
(まさか、艦長の部屋に――?)
 頭に浮かんだその考えを、ナタルはすぐに振り払った。ばかばかしい。いくら少佐でも、こんな
ときにそんなこと……いや、こんなときだからこそだ、と彼ならば言うだろうか。
 どのみちもしもそうだとするなら、逆に見つける訳にはいかない。早く謝ってしまいたかったが
……しかたがない。
 とりあえず朝食の前にシャワーを浴びて着替えてしまおうと思い、ナタルは自室に戻った。
 部屋に踏み入るなり、ベッドの上に寝転がっている者の存在に気づいて、ナタルはぎょっとした。
 紫のパイロットスーツを着たままのフラガが、そこで熟睡していた。
(な、何で少佐が――私の部屋で――?!)
 一瞬パニックになった頭を左右に激しく振って、ナタルは何とか正気を取り戻した。
 落ち着いて考えれば、フラガのとった行動は合理的だ。フラガの部屋でナタルが寝ているのだから、
ナタルの部屋は空いている。食堂に寝酒を取りに行くだけのつもりだったから、ドアにロックなど
かけていない。誰にも邪魔されず迷惑もかけず、朝までゆっくり寝ていられる。夜勤明けで疲れた
体だ。固い椅子を並べるより柔らかいベッドで休めたいだろう。
(だからと言って女性の部屋に……だいたいこんなところを誰かに見られたら――)
 慌てて内側からドアロックをかけながら、ナタルは自分を嘲った。
 女性、などと思われているかどうか、怪しいものだ。
 まぁ性別としては女性に分類はしているのだろうが……女、ではないのだろう。
 ましてや彼にとっての唯1人の女というわけでは――。
397フラナタ17/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:40:56 ID:4u9G/0kg
(何を考えているんだ、私は)
 毅然として頭を擡げたナタルは、ベッドに近づき、寝ている男を見下ろした。とにかく今は、誰かに
見られることなくこの男を部屋から追い出さなければ!
「少佐。起きてください、少佐!」
 肩を掴んで揺すると、フラガは目も開けずに唸りながらナタルの腕を払いのけた。
「う〜…ん、もう少し寝かせてくれよぉ……」
 そう言って寝返りを打ち、ナタルに背を向けてしまう。ナタルは少々困惑しながら、もう一度肩を
掴んで、今度は少し強く揺すった。
「それならご自分の部屋に戻ってから、どうぞ。ここで寝ていられるのは困るんですよ、少佐」
「眠いんだってば……母さんがキスしてくれなきゃ、起きない……」
 むにゃむにゃと寝言半分に言うフラガの言葉に、ナタルは思わずぷっと吹き出した。
(母さんって……子供の頃の夢でも見ているのか、少佐は)
 戦場での経験に裏打ちされた余裕の態度で、いつも自分を一段上から見下ろしているような軍の
英雄が、半ば夢の中とは言え幼さを介間見せるのをナタルは微笑ましく思った。
 男なんて、いつまでたっても子供だ。それはこういうことを言うのだろう。
 無防備なフラガの様子に、ナタルの心の垣根も取り払われてしまったらしい。いつもの仕返しに
悪戯をしてみたい――ナタルはつい、らしくない行動をとっていた。
「……キスすれば起きるんですね?」
 そう言ってフラガの頬に口づける。自分と母親を勘違いした男が目を覚まし、狼狽する様を想像して
待ち構えていたナタルは――。
 寝惚けているとばかり思っていたフラガが、堪えきれずククッと笑ったのに気づいて、慌てて
飛び退いた。
398フラナタ18/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:42:17 ID:4u9G/0kg
 「フ、フラガ少佐――! あっ……あなたは、起きて――!!」
「いや、ついさっき起きたところだけど……ここで寝られちゃ困るとか何とか……ちょっとした冗談の
つもりだったんだけどねぇ」
 ベッドの上に起きあがったフラガは、ナタルにとってはより悔しさを募らせるような笑顔でウインク
した。
「あんまり男を信用するもんじゃないよ、中尉」
「おっ……男を、じゃなくてあなたを、でしょう!!」
「いやいや、男なんてみんなこんなもんだって」
 言いながら立ち上がったフラガは、飛んできたナタルの平手打ちを軽く身を退いて交わし、さらに
ナタルが激昂するようなことを言った。
「でもまさか、中尉があんな手に引っかかるとは思わなかったけど……優しいとこが裏目に出たかな」
「わ、私は優しくなど――!」
「何言ってんの。充分優しいでしょ。みんなの代表で嫌われ役を引き受けちゃうくらいにさ」
「な……っ、何……あなたは、何を……」
「あれ、違った? わざとやってんのかと思ったけど」
 ナタルを見るフラガの目が急に優しくなったのに気づいて、ナタル自身が驚いた。
 嘘だ。その目は――自分に向けられたことはない。
 いつも艦長を見ているその目で、どうして……私を見るのですか。
「君は誰にでも厳しいように見えるけど、実際はそうじゃない。自分より下の者、弱い者にはそれなりに
手加減、ってか……能力に応じて要求水準を下げている。その分上には、キツいがね……まぁ上に立つ
ものには責任に応じた能力を要求してるってことかな。そしてそれ以上に自分に厳しくしているよう
だからさ」
 ナタルが黙っているせいか、フラガは滔々と『ナタル評』を述べた。
「結論として、君は他人には優しいよ。優しいけど甘くはないんで、わかりにくいけど、ね」
 フラガの言葉に、ナタルは言い返せない。
 酷い。
 この男は何故そんなことを言うのだろう。酷い。酷すぎる。あまりに残酷だ。
 自分にこんなことを言うこの男が見ているのは――他の女、なのに。
399フラナタ19/19 ◆VD8DX/Tl/M :2005/06/28(火) 21:43:39 ID:4u9G/0kg
 「あ、れ……俺、またやっちゃった?」
 展望室で泣かせたときと同じ顔をナタルがしているのに気づいて、フラガは当惑した。冷や汗を
かきながらごまかすように笑ってみせても、ナタルは辛そうな表情を浮かべて硬直したまま、動かない。
 出て行けと言われる前に出て行った方がいいか――そう考えてドアの方に歩み出しかけたフラガの
腕を、ナタルは遠慮がちに掴んだ。
 はっとしてすぐに手を離したが、パイロットスーツを着たままの一回り大きな体がくるりと振り返り、
不思議そうにこちらを見ている。
 当惑するナタルの頭は、適当な言い訳を思いつくことが出来なかった。

つづく

400名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 21:54:31 ID:nVrDQTSt
非エロもイイ!
GJ!
401名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 22:18:12 ID:ZxFhlm3Y
フラナタキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
ナタルが可愛いなあ。後半楽しみにしてます。
402名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 00:46:45 ID:I1DesSMo
GJ!
あのEDに涙したナタルスキーとしては、こんな嬉しいこと
ないです!続きが楽しみ〜!
403名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 16:15:00 ID:ZnekybU6
素晴らしい!貴公はこのSSだけでTVアニメ版を超えた!!
404名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 17:59:25 ID:a0DGw0OL
それは言い杉
本編あってのSSだからな
405375:2005/06/29(水) 18:35:45 ID:MmxtQdeX
>>378
GJ!!ネ申!!
そんな感じです(゚∀゚)
できたら続きをキボン…
>>379
そこは置いといてってことで

フラナタの続きも楽しみにしてます。

406名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:38:17 ID:OkNDFwhL
キラフレきぼんぬ
407名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:39:40 ID:q97KHHrA
うっひょぉ〜〜最高!
408名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:01:21 ID:UxCHJlvv
こんばんは。前回(>>262-275)前々回(>>138-157)に引き続き、シンルナを投下させていただきます。
それと、以前レス下さった方々、ありがとうございました。今後の励みにさせていただきます。
409シンルナ 1/19:2005/06/30(木) 21:03:41 ID:UxCHJlvv
 アスラン・ザラがザフトに戻ってきた。それ以来、ミネルバ艦内は、彼の噂で持ちきりだ。アスランが複隊してきたのも驚きだったが、それ以上に驚いたのは、なんと、彼がザフトの特務部隊――フェイスの徽章を胸につけて戻ってきたことだ。
 急に戻ってきたと思ったら、突然フェイスとして艦に乗り込んでくる――こんな格好のゴシップネタに、ただでさえ女性比率が高めな、ミネルバのクルー達が、騒がないはずはなかった。
 シンが艦内を歩いていると、あちこちでアスランの噂が耳に入る。やれ、『クールでかっこいい』だの、『フェイスだなんて、憧れちゃう…。』といった具合だ。当然、今まで艦を守ってきた自分達――いや、レイはなんとも思ってはいないだろうが――にとっては面白くない。
 (どいつもこいつも、アスラン、アスランか…。)
 アスランの噂話が耳に入るたびに、シンは苦々しく思う。あんな出戻り野郎がなんだと言うんだ?終戦後、よりにもよってオーブなんかに逃げて、そこの姫のボディーガードなんかに、成り下がってたような奴に…。
 メイリンなんて、情報端末でせっせとアスランの情報を集めたりしていた。公私混同な気がするが、まぁ、ミーハーなメイリンらしいとも言えるだろう。
 メイリンのことはまだいい。面白くないのは、彼女の姉のルナマリアまで、アスランとやけに親しげにしていることだ。
 なぜかルナマリアは、戻って来たばかりのアスランを、艦長室まで案内する役目を進んで申し出た。まさかルナマリアまで…?いやいや、そんなはずは無い――そう思いたいのだが、どうしても気になってしょうがない。胸の中がざわついてくるような気がする。
 駄目だ。アスランのことを考えると、なんだかイライラしてくる。気分を変えようと思い、シンはレクルームに向かった。

 レクルームに入ると、案の定数人のクルーがアスランの噂話をしていた。シンは心の中で舌打ちすると、誰にも話しかけずに真っ直ぐ自動販売機に向かう。すると、シンの姿に気づいた人間が、声をかけてきた。
 「あっ、シン!」
 声をかけてきたのはルナマリアの妹、メイリンだった。シンはメイリンの方には、軽く手を上げて挨拶しただけで、そのまま黙って自動販売機の前に立つ。内心が表情に出ているのだろうか?
 自販機のガラスに映る自分の顔は、不機嫌のお手本のような、むっつりとした顔をしていた。
410シンルナ 2/19:2005/06/30(木) 21:04:21 ID:UxCHJlvv
 背中を向けているメイリンには、シンの表情は見えない。シンの気も知らず、メイリンはシンに気楽な調子で聞いた。
 「ねぇねぇ、シンはザラ隊長と話した?」
 「…まぁ、ちょっとだけ。」
 「ホント!?じゃあさ、その時のこと聞かせてくれない?」
 目を輝かし、メイリンはシンに聞いてくる。シンは自分がますますイラついてきたのを感じた。気分を変えようと思ってきたのに、これじゃあ逆効果じゃないか…。
 「別に、話したことって言ったって、ほんの挨拶程度だよ…。俺よりも、ルナの方が話したことはあるんじゃないか?艦長室に案内してたし…。」
 そう言って、シンは缶コーヒーのプルトップを開けた。そのまま一気に飲み干す。ふと、ようやくシンの不機嫌な顔に気づいたのか、メイリンは恐る恐る聞いた。
 「ね、ねぇ…もしかしてさ…シン、なんか怒ってない?」
 「…別に。」
 ぶっきらぼうに答え、シンは空き缶をゴミ箱に放り込んだ。メイリンはそれきり何も言ってこなくなった。彼女と話していた女性クルー達も、気まずそうに押し黙った。
 シンは重苦しい空気から逃れようと、レクルームの入り口に向かう。ふと、そこでちょうど入ってきた人物と鉢合わせになり足を止めた。シンの顔が思わずほころぶ。やって来たのは、ルナマリアだったのだ。
 「あら?シン、ここにいたんだ?」
 そう言って笑ったルナマリアに、シンの表情も自然と和らぐ。口ぶりからすると、自分を探してくれていたんだろうか?
 シンの顔に自然と笑みが浮かんだ。ルナマリア以外の女が、アスランになびこうとも自分がイラつくことは無かったのだ。
 「ああ…俺になんか用?」
 「うん、あのさ…一緒に格納庫行かない?」
 「格納庫?ああ、いいよ。でも、なんかあそこに用があんの?」
 この時はまだ、シンの顔にも笑顔があった。しかし、次の瞬間ルナマリアが発した言葉に、シンの表情は険しくなる。
411シンルナ 3/19:2005/06/30(木) 21:05:01 ID:UxCHJlvv
 「う〜ん…別に機体の整備に付き合って欲しいとかじゃなくて、ザラ隊長のことなの。」
 眉をひそめ、急に冷めた表情になったシンには気づかず、ルナマリアはデートにでも誘うかのように続けた。
 「ほら、あの人フェイスでしょ?だから、シンも一緒に色々話を聞かないか?って、ことなんだけど…どう?」
 「……。」
 「シン…?」
 「俺はいいよ…。遠慮しとく。」
 そう言って、シンは彼女の横を黙って通り過ぎた。ルナマリアが呆気にとられているにも構わず、そのまま歩き去る。
 「あっ、待ってよ!シン!」
 我に返ったルナマリアが慌てて声をかけてきたが、シンは無視して行ってしまった。

 口ではああ言ったものの、やはりどうしても気になる。シンは、こっそり様子を見に行くことにした。下からセイバーの巨体を見上げると、コクピットのところに、ルナマリアとアスランの姿があった。
 ルナマリアは、なにやら楽しそうにアスランに話しかけている。コクピットを覗き込んで、あれこれ話しているところを見る限り、どうやら色々と質問しているようだ。
 (ルナ…パンツ丸見え…。)
 ちょっと、無防備にも程が無いか?そう思い、シンはますますイライラを募らせる。下から見れば、簡単に下着が見えてしまうって事にも気づかないくらい、夢中になっているということだろうか?それがシンには面白くない。
 もっとも、ルナマリアは普段からさばさばした性格で、そういうことにあまり気を配るタイプではない。彼女は顔も可愛いし、スタイルもいいのだから、大人しめな女の子が好みのシンとしては、もうちょっと女の子らしくしてもらいたいのだが…。
 とは言うもののやはり、ルナマリアは今のままでいい気はする。明るくて前向きで、それでいて面倒見のいいお人好しだ。自分はそんなルナマリアを好きになったのだから…。
 でも、やっぱりルナマリアが他の男と親しげに話しているのは気に入らない。ルナマリアは誰とでも親しく出来るのだが、それでも――だ。
 ふと、アスランがルナマリアにコクピットを譲り、外に出てくる。アスランはルナマリアに何ごとか言った後、ふと、こちらに気づいたかのように、見下ろしてきた。
 シンは、思わず睨むように見つめ返してしまう。数秒間だけ見合った後、シンは視線を外し、ごまかすかのように、己の愛機の元に向かった。
412シンルナ 4/19:2005/06/30(木) 21:05:40 ID:UxCHJlvv
 インド洋での死闘の後――…。
 格納庫で、ふとアスランと目が合う。シンはしばらく睨みつけるように見ていたが、自分から視線を外した。ふと、その背中に呆れたような声がかけられる。
 「睨んでばかりいないで、文句があるんだったら、言えば?ガキっぽすぎるよ、そんなの。」
 振り返ると、シンの意固地さに呆れたような様子のルナマリアが立っていた。シンは、ふてくされたような顔をすると、そのまま背を向けて格納庫を後にする。その後ろから、ルナマリア、レイの二人が続いた。
 「そりゃあ、シンの気持ちもわんなくはないよ?いきなり出戻ってきて、フェイスだ、上官だ、って言われたってそりゃねぇ…。おまけに二発も殴られて…。」
 先ほどから、ルナマリアはシンに軽く注意していた。彼女にしてみれば、たった四人しかいないミネルバのパイロットの間に、溝ができてしまっては困ると思ったか、それとも、シンに気を遣ってくれているのか、シンにはよく分からない。
 だが、ルナマリアはわかっていない。なぜ、自分がアスランに反発しているのか…を。ただ相手がトップエリートのフェイスだからというわけではない。しかし、ルナマリアはそんなシンの気持ちには気づいていないようだった。
 「でもフェイスはフェイスだもの…。仕方ないじゃない。その力がないわけじゃないし…。」
 今のシンには、ルナマリアの言葉も、苛立ちの材料でしかなかった。アスランのことを、ルナマリアが口にするたびに、なんとも言えない憤りが湧いてくる。ルナマリアの言葉に我慢できなくなり、シンは、つい不機嫌さを声に滲ませて言った。
 「わかってるよ、もう!うるさいなぁ、ルナは!もう黙れよ。」
 「シン…?」
 かつて無かったほど乱暴なシンの言い方に、ルナマリアは驚いたように目を見開く。シンは、吐き捨てるようにそう言うと、そのままスタスタと行ってしまった。
 「『黙れ』って…もう!」
 せっかく人が心配してるのに…。ルナマリアには、なんでシンがこんなに不機嫌なのか、見当もつかない。自分の態度になにか問題でもあっただろうか…?ふと、それまで黙っていたレイが、口を開いた。
413シンルナ 5/19:2005/06/30(木) 21:06:09 ID:UxCHJlvv
 「…追わないのか?」
 「えっ?」
 無表情でそう言うと、レイは呆気に取られるルナマリアを後に残し、歩き去ってしまった。二人とも行ってしまい、後にはルナマリアだけが残される。
 「…なんだって言うのよ…?いったい…。」
 レイの言葉の意味がわからず、ルナマリアは困惑したように呟いた。
 近頃のシンは、なんだか変だ。不機嫌そうな顔をしていることが多いし、ルナマリアが何か言っても、無愛想な答えしか返ってこないことが多い。
 「私、シンを怒らせるようなことしたっけ…?」
 ルナマリアは、その理由をしばらくその場で考えていたが、やはり思い当たることは無かった。
 「変なの…。」
 首を捻り、ルナマリアは、シャワーでも浴びようかと思い、シャワー室へ向かった。

 シャワーを浴びた帰り、ルナマリアは自室に戻る途中、射撃演習場の前を通りかかった。すると、中から銃声が聞こえた。どうやら、誰かが射撃練習をしているらしい。
 ルナマリアはなんとなく気になり、そっと中を覗いてみた。そして、次の瞬間彼女は息を呑む。そこで一心不乱に射撃練習をしていたのは、シンだったのだ。
 シンは、銃に新しい弾倉を入れ替えると、再び的に向かって構え、撃った。もう既に、かなりの弾を撃ったのか、シンの足元には結構な数の薬莢が転がっていた。
 「…くそっ!」
 思うようなスコアが出ないのか、シンが毒づくのが聞こえた。ルナマリアがよく目を凝らしてみてみると、たしかに、普段のシンよりもだいぶスコアが悪い。あまり銃が得意で無いルナマリアからしても、正直言って今のシンは『下手』以外の何物でもなかった。
 また弾倉一本分撃ち終わり、シンは新たな弾倉を銃に入れた。さすがに、見るに見かねたルナマリアは、シンに声をかける。
 「そんなんじゃ、何百発撃っても同じなんじゃない?」
414シンルナ 6/19:2005/06/30(木) 21:06:37 ID:UxCHJlvv
 急に後ろからかけられた声に、シンは振り向いた。声をかけてきたのがルナマリアだとわかると、口を尖らせ、黙ったまま、銃を片付け始める。ルナマリアはシンの横に歩み寄ると、シンの顔を覗き込んだ。
 「ねぇシン…あなた、最近変よ?」
 「変って…なにがだよ?」
 「なんかさぁ、ザラ隊長が複隊してきてからだと思うんだけど…不機嫌そうにしていること多くない?そんなにあの人が気に入らないわけ?」
 ルナマリアの問いに、シンは手を休めずに黙って銃を片付け続ける。答えが返ってこないことに、ルナマリアは溜息を漏らすと、再び口を開いた。
 「それに、シン…なんか最近、私のこと避けてない?」
 「そ、それは…。」
 口ごもるシンに、ルナマリアは追求を続ける。
 「私、何かしたっけ?特に覚えは無いんだけど…。」
 (ああ、そうだろうよ。ルナは鈍感なところがあるからな。俺の気持ちなんか、何も解っていないんだ。)
 シンは思わず心の中で毒づいた。本当は、好きな女の子相手に、こんなことを考えたくは無い。
 しかし、ルナマリアはそんなシンの想いなど知らず、追求を続ける。
 「ねぇ、黙ってないでなんか言ったら?そんなんじゃ、私も解らないじゃない。」
 しつこく追求してくるルナマリアに、シンはとうとう憤りのあまり、射撃台を拳で乱暴に叩いた。
 「うるさいな!そう言うルナこそどうなんだよ!?最近、やたらとザラ隊長ザラ隊長って!そんなにあいつのことが気になるのかよ!?」
 「シ、シン…!?」
 突然爆発し、ムキになったように喚くシンに、ルナマリアは驚きのあまり、目を見開いた。
 「人の気も知らないで、あいつにべったりくっついちゃってさ!人に浮気するなとか言っといて、自分はこれかよ!?ほんと自分勝手な女だよな!ルナは!」
 シンの言葉を黙って聞いていたルナマリアは、思わず拳を固めた。強く握り締めた拳が、怒りのあまり震える。悔しさに涙が出てきた。シンが、こんな風に自分のことを疑っていたなんて…!
 たしかに、自分も悪かったかもしれない。それでも、悪気があったわけではない。ただ、同じパイロット同士、仲良くやって行きたいと思っていただけなのに、こんな…!
415シンルナ 7/19:2005/06/30(木) 21:07:19 ID:UxCHJlvv
 「シンっ…!」
 ルナマリアは怒りのままに、シンの頬を叩いた。いきなり力いっぱい殴られ、シンは驚愕に目を見開く。シンは呆然としながら、叩かれた頬に手を添えた。そして、先ほどまでの勢いはどこへやら、戸惑ったように呟いた。
 「…な、なにすんだよ…?」
 シンの言葉に、ルナマリアも勢いよく反撃する。
 「シンの方こそなんなのよ!?さっきから、訳の分からないことばっかり言って!なによ!?やきもち?私がちょっと他の人と話しただけのことが、そんなに気に入らないわけ!?やめてよね!そういうガキっぽいこと! 」
 「ガ、ガキっぽいって…!」
 言い返そうとしたシンだったが、ルナマリアの頬に伝う涙を見て、思わず言葉を飲み込む。彼女の涙を見て、シンは、ようやくさっき彼女にぶつけたひどい言葉を思い出し、ようやく自分の馬鹿さ加減に気づく。
 「人の気持ちが解ってないのはシンの方じゃない!私はただ、同じ艦のパイロット同士、仲良くしたいと思ってただけなのに、そんな風に疑うなんて!私がそんなに軽い女だと思ったの!?初めての相手を捨てて、そんな短い間に他の人に乗り換えるような女だと思ったわけ!?」
 「ルナ…。」
 こんなに激昂するルナマリアを見るのは初めてだ…。
 ルナマリアの言葉に、シンは先ほどまでの興奮が、急速に冷めていくのを感じた。
 自分は、なにを勘違いしていたんだろう…?ルナマリアが、アスランと楽しそうに話しているのを見て嫉妬し、彼女の気持ちを邪推していた。彼女が、誰とでも仲良くできる女の子だということは、自分も以前から知っていたのに…。
 ルナマリアの言うとおりだ。自分はこんなにも幼い。彼女の気持ちを解っていなかったのは、自分のほうだ。
 彼女を信じられなかった自分が恥ずかしい。泣きながら怒りをぶつけてくるルナマリアの姿に、彼女に対する罪悪感が、シンの心の中にじわじわと広がってくる。
 「…ごめん…。」
 シンは、喉の奥から、ようやくその言葉を絞り出す。シンの言葉に、ルナマリアもハッと言葉を止めた。
 「ルナの言う通りだよな…俺、ルナが他の男と楽しそうに話してるのが、気に入らなくて…それでルナにも酷い事を…本当にごめん…。」
 「……。」
416シンルナ 8/19:2005/06/30(木) 21:08:26 ID:UxCHJlvv
 ルナマリアはしばらく黙って聞いていたが、そっと涙を拭うと、小声で言った。
 「…もう、いいよ…。」
 「…ルナ?」
 「私の方こそ言い過ぎちゃったし…。それと、叩いたりしてごめんね…?痛かったでしょ…?」
 自分だって、シンの心無い言葉に傷ついただろうに、ルナマリアはこんな時にも自分を気遣ってくれた。シンは、そんな優しい彼女の心に触れ、ますます自分が恥ずかしくなる。それと同時に、なんだかくすぐったい気分にもなった。決して不快なニュアンスではない。
 自分は、こんなにもルナマリアに愛されている――。
 なんだか照れくさくなって、シンはわざとおどけて言った。
 「あ、いや…たしかに痛かったけど…。」
 「…そういう時は、『全然痛くなかったよ』ぐらい言うのが、男らしいんだけどなぁ…。」
 そう言って、ルナマリアは微笑んだ。よかった…やっと、いつものルナマリアが戻ってきた。シンは、胸が一杯になり、彼女を抱きしめる。
 「あっ…?」
 「ルナ…好きだよ…。」
 「…やめてよ…恥ずかしいじゃない…。」
 口ではそう言ったが、ルナマリアは、特にシンから離れようともしなかった。
 ようやく元通りになれた。また以前のように、一緒に笑いあったりできる…。親友のような、恋人のような関係に…。
 シンは、胸が一杯になり、思わず腕の力を強めた。途端に、ルナマリアが声を漏らす。
 「いた…シン…力、強すぎ…。」
 「あ、ご、ごめん…。」
 「ふふっ…もう…。」
 穏やかな笑みを浮かべて、こちらを見上げるルナマリア。シンは彼女に笑い返し、そんなベッドに誘ったのだった。
417シンルナ 9/19:2005/06/30(木) 21:09:11 ID:UxCHJlvv
 レイは相変わらずどこかに行っているようだった。おかげで、気兼ねなくルナマリアを抱くことができる。シンは、部屋に入るなり、ルナマリアの胸を触った。右手では彼女の腰を抱き寄せつつ、左手で胸を揉む。
 「んっ…ダメよ…ベッドまで待てないの…?」
 恥ずかしそうに顔を赤らめながら、ルナマリアは聞いた。シンは、服の上から彼女の胸を、優しく揉み解しながら言う。
 「ベッドなんて、すぐそこじゃん。少しくらい早くたって…。」
 「…そ、そういう問題じゃ…あっ…!」
 腰に回されていたシンの手が、ルナマリアのお尻に触れた。彼女の柔らかいお尻をそっと撫で回す。
 「んっ…やぁん…!シン、手つきがなんだか痴漢っぽいんだけど…。」
 「そうか?」
 シンはルナマリアの胸の、先端部分をそっと撫で回した。すると、服の上からでも、徐々に先っぽが尖ってきたのが分かるようになった。
 「あっ、あん…はぁ…シン…。」
 堪らず、ルナマリアの口から甘い吐息が漏れる。シンは彼女の制服の前を開けさせ、そっと上着を脱がせた。
 ベッドまで来ると、シンは彼女をそっと押し倒し、横たわったルナマリアに、そっと唇を重ねた。
 「んっ…んんっ…んぅ…。」
 お互いの舌が、互いの口腔を行き来する。強く口を吸うと、ルナマリアは驚きに目を見開き、慌てて唇を離した。
 「んんっ…!?へ、変なことしないでよ…。」
 小さな声で抗議するルナマリアに、シンは彼女のシャツを捲り上げて応えた。彼女の綺麗な形の双丘を包む白いブラが露になる。
 「これ、外していい?」
 シンはルナマリアのブラの中央部分――ちょうど胸の谷間になっているところ――を引っ張り持ち上げて聞いた。
 「自分でやるわよ、それくらい…。」
 ルナマリアは恥ずかしそうにしながらも、背中に手をやり、ブラのホックを外した。戒めから開放され、ルナマリアの胸が露になる。
 自分で外しておきながらも、やはり恥ずかしいのか、ルナマリアは片手で胸を隠そうとする。しかし、シンはその手を押さえ、それを許さなかった。
418シンルナ 10/19:2005/06/30(木) 21:09:40 ID:UxCHJlvv
 シンの手が、そっとルナマリアのスカートのホックを外した。彼女の短いスカートから、足を抜きとらせる。今のルナマリアは、上がシャツとブラ、下は下着一枚と、ニーソという状態だった。
 「これ…どうする…?」
 ルナマリアはニーソを指し示して言った。シンは彼女の問いに、しばし首を捻って考えていたが、結局脱がさないことにした。
 「なんか、この方がそそるし…。」
 「……。」
 「な、なんだよ?」
 「…シンって、結構マニアックなところあるのね…。」
 (マニアックで悪かったな…。)
 シンはルナマリアの体に覆いかぶさると、彼女の下着の中に手を差し入れた。そのまま指で彼女の敏感な肉芽を弄る。すると、すぐに子宮の奥から彼女の蜜が滲み出てきた。
 「あ、ああっ…んっ…あふ…やぁん…!」
 「ほら、もう濡れてきた。ルナのほうだって、結構エッチなところあんじゃん。人のこと言えないだろ?」
 「あ、ひゃっ…!こ、こんなことされたら…んっ…誰だって、こうなるでしょ…?」
 ルナマリアは、シンの言葉に赤くなって反論した。シンは中指を秘処に挿入する。
 「あっ…はぁ…ひあっ…!あ、あんまり…動かさないでよぉ…。」
 胎内をかき回す指の感触に、ルナマリアは堪らず声を上げる。シンが軽く膣壁を指で擦ると、彼女は小さく悲鳴を上げた。
 「あ、ああんっ…!やだっ…声…我慢してるのにぃ…!」
 「だから、この間も我慢しなくていいって言ったろ?」
 「だ、だって…あんまり声上げるの、すごくエッチな子みたいで恥ずかしいじゃない…。」
 頬を赤らめ、シンから顔を背けたルナマリアに、シンは思わず笑みを浮かべた。
 本当にルナマリアときたら、いつまでも、うぶで可愛い。自分より一つ年上で、普段はお姉さんみたくしているくせに、こういう時は受ける一方になり、可愛らしい鳴き声を上げてくれる。
 シンに悪戯心が芽生えた。なんだか、ルナマリアが上げる声を、もっと聞きたくなった。
 「あっ…!あん…や、やだって…言ってるのにぃ…!」
 シンが中指のほかに、人差し指まで挿入する。二本に増えた指の動きに、ルナマリアは、ますます声を我慢できなくなってしまうのであった。
419シンルナ 11/19:2005/06/30(木) 21:10:19 ID:UxCHJlvv
 シンは一旦秘処から指を離し、ルナマリアの右隣に陣取ると、今度は胸を愛撫し始めた。舌の先でちろちろと、ルナマリアの乳首の先端をつつく。
 「んっ…あっ、はぁ…。」
 ルナマリアが甘い吐息を漏らし、うっとりと目を閉じる。シンは、ルナマリアが感じていることに満足し、胸を吸った。
 「あ、あん…や、やだぁ…胸…くすぐったくて…あんっ…。」
 「ルナ…くすぐったいだけ?」
 「そ、そんなの分かんないわよ…自分でも…。」
 シンはルナマリアの胸から口を離すと、両の手の平で包み込むように、彼女の胸に触った。彼女のすべすべとした素肌の感触が、手の平一杯に広がった。シンは、彼女の白い乳房を手の中に収めながら、円を描くように回してみる。
 「んっ…あ、ああっ…。」
 ルナマリアの乳首が、手の平に軽く当たる。そのコロコロとした感触が気持ちいい。十分に堪能した後、シンは優しい手つきでルナマリアの胸を揉みしだいた。
 「あ、はぁ…ね、ねぇ…シンってもしかして…。」
 何事か言いかけたルナマリアに、シンは手の動きを休めずに聞き返した。
 「なに?」
 「その…む、胸…好きなの…?」
 「……。」
 ルナマリアの言葉に、シンは思わず無言になる。たしかに、ルナマリアの胸は好きだけど、胸フェチ呼ばわりは、少し不満だ。
 たしかに、自分の好みはうるさい。大きければ何でも良いというわけではなく、形や柔らかさ、更には肌の質感も重要で――と、ここまで考えて、ハッとなる。
 「何考えてるんだ、俺は…。」
 「えっ…?ど、どうかした?」
 「…なんでもない。」
 そう言ってごまかし、シンは指の間で彼女の乳首を挟んだ。
420シンルナ 12/19:2005/06/30(木) 21:10:52 ID:UxCHJlvv
 「あんっ、あふっ…ご、ごまかさないでよぉ…!」
 ルナマリアが涙目になって抗議するが、シンは彼女の抗議など取り合わなかった。そのまま指の腹で乳首を転がすと、ルナマリアは電流に触れたようにビクッとした。
 「んんっ…あっ、やぁん…。」
 胸を愛撫されるうちに、ルナマリアも次第に高ぶってきた。体の芯が熱くなり、秘処からは、とめどなく愛液が滲み出てくる。彼女の下着は、既に下着としての用を足さないぐらい、ぐっしょりと濡れていた。
 ふと、ルナマリアの下着が、既に役立たずになっていることに気づいたシンは、彼女に言った。
 「ほら…ルナの下着…もうこんなんだよ?」
 そう言って、シンは彼女の股間の部分にそっと触れた。くちゅ、という卑猥な音を立て、シンの指が布越しにルナマリアの秘裂に呑み込まれていく。
 「あんっ…!ダ、ダメ…今脱ぐから、ちょっと待ってて…。」
 シンを制し、ルナマリアはそっと自分の足を、下着から抜き取った。さらに、上に残ったシャツとブラも脱ぎ捨て、全裸になる。
 「…これでいい…?」
 「う、うん…。」
 そう言えば、ルナマリアの裸体をじっくり観察するのは、これが初めてではないだろうか?
 今までは気づかなかったが、ルナマリアは腰も細いし、臀部も綺麗な形をしている。全体的にスレンダーな印象だが、胸の大きさも決して貧相ではなく、そうかと言って、大きすぎるわけでもない。まさに彼女のスタイルは、ほっそりした子が好きなシンの好みと言えた。
 顔も可愛くて、スタイルは抜群。それでいて飾らない性格で、親しみやすい。まさに、理想の彼女ではないだろうか?
 あまりにも、シンがルナマリアの全身をじろじろ眺めるので、ルナマリアは居心地が悪そうにしていた。
 「ち、ちょっと…いつまでじろじろ見てるの…?」
 「あっと…ごめん。ルナの体があんまり綺麗だったから…。」
 シンの正直な感想に、ルナマリアは頬を赤く染める。
 「…そんな風に誉めたって、何も出ないわよ…?」
 「別にいいよ…。賞品は自分でもらうから。」
421シンルナ 13/19:2005/06/30(木) 21:11:35 ID:UxCHJlvv
 そう言って、シンは彼女の胸にしゃぶりついた。乳首を舐め上げるざらざらとした舌の感触に、ルナマリアが戸惑いの声を上げる。
 「んあっ…!あっ、ああんっ!やだ…気持ちいい…。」
 彼女は正直な感想を漏らし、両手でシーツを掴む。しかし、だんだんと胸への愛撫だけでは物足りなくなってきた。
 秘処が熱くなり、胎内を一杯に満たして欲しいという欲求が、頭をもたげてくる。しかし、恥ずかしくて自分からおねだりする事はできない…。そこで、婉曲的な言い方をすることにした。
 「はぁ…はぁ…ね、ねぇ…シン…?」
 「ん?なに?」
 「え、えっとね…そ、そろそろ…。」
 ルナマリアがそわそわしているのを見て、シンは彼女の気持ちを汲み取った。シンは笑って頷くと、ズボンから自分自身を取り出した。
 シンは、肉棒を彼女の膣口にあてがった。亀頭部分が、ルナマリアの中から滲み出てきた粘液に触れる。
 「んっ…!」
 肉棒が軽く触れただけで、ルナマリアは小さく声を漏らした。ルナマリアが熱を帯びた瞳で、まっすぐシンを見つめる。
 「いい?入るよ?」
 シンの言葉に、ルナマリアは恥ずかしそうにしていながらも、コクリと頷いた。シンが
 腰に力を込め、徐々に腰を押し込んでいくと、それに伴いシンの肉棒もルナマリアの中に進入していく。
 「あっ…ああっ…!」
 挿入される感触に、ルナマリアが声を上げる。既に二回シンのモノを受け入れ、また、シンの愛撫によって十分に濡れていたルナマリアの秘処は、たいした抵抗もなく、シンの肉棒を呑み込んでいった。
 「あ、あああ…入って…来たぁ…。」
 肉棒がルナマリアの暖かい愛液に包まれる。挿入するに伴って、肉棒が押し出した愛液が、結合部の隙間からポタポタとシーツに落ちた。
 熱く湿った彼女の胎内は、ひくひくと蠢動していた。蠢く膣壁がシンのモノを締め付け、心地よい快感を与えてくれる。
 「…あはっ…。シンの…今、ピクッて動いた…。」
 いきり立ったシンの肉棒を胎内に埋められたルナマリアは、シンの肉棒が少し動いたことに、思わず小さく笑った。ルナマリアと同様、シンも彼女の中を、気持ちいいと思ってくれているらしい。
422シンルナ 14/19:2005/06/30(木) 21:12:06 ID:UxCHJlvv
 「だってさ…ルナの中、熱くって気持ちいいもんだから…。」
 シンは思わず本音を漏らす。正直に言ってしまってから、シンは急に恥ずかしくなった。ルナマリアがシンの言葉に満足したように、微笑んだからだ。
 「ふふっ…今日のシン、なんだか素直ね…。」
 ルナマリアの余裕とも取れる表情に、シンはわずかだが気分を害された。男の意地として、ルナマリアに主導権を取られたくない。
 シンはルナマリアのほっそりした腰を掴むと、彼女の子宮の奥深くまで、強く肉棒を押し込んだ。ぐちゅっという水音と共に、肉棒が根元まで押し込まれる。
 「ああっ…!い、いやぁ…シン…いきなり…そんな…強くっ…!」
 シンの一突きに、先ほどまでのルナマリアの余裕も吹き飛ぶ。立場が逆転したことに、シンは満足の笑みを浮かべたのだった。
 シンは肉棒を軽く引き抜いた。それに伴い、肉棒がルナマリアの膣壁にこすれ、シンの性感を刺激する。それは、ルナマリアも同様だった。
 「あっ…ん…はぁ…。」
 熱く柔らかく、シンのモノを締め付けていた膣壁から開放され、外に出た肉棒が外気に触れる。先ほどまで、暖かいルナマリアの胎内にいたこともあり、本来快適なはずの室温も、随分ひんやりしていると感じられた。
 すぐに彼女の体温が恋しくなった。シンは、再びルナマリアの中に肉棒を埋める。
 「あ、あんっ…!あっ、はぁっ…!」
 再度侵入してきた肉棒の感触に、ルナマリアは口を開けて大きく喘いだ。シンのモノが彼女の中に深々と突き刺さり、腹部を圧迫する。
 「あうっ…んんっ…ああっ…。」
 シンがゆっくりと抽送を開始する。軽く引き摺るように膣内を往復し、ルナマリアの中をかき回していく。
 シンは、始めのほうはルナマリアを気遣って、ゆっくりと動いていたが、やがて、ルナマリアに余裕があることがわかると、少し腰の動きを強めた。ルナマリアの中は愛液で満たされており、簡単に往復することができた。
 「あっ、んうっ…んっ、はぁ…あ、あんっ…!」
 「ルナ…どう?」
 「う、うん…気持ちいい…。」
 シンの問いの意味を少しだけ勘違いし、ルナマリアは頷く。シンは、言葉が足りなかったことを認め、言い直した。
423シンルナ 15/19:2005/06/30(木) 21:12:34 ID:UxCHJlvv
 「そうじゃなくて、スピードのほう。こんな感じで大丈夫?」
 「あっ…そ、そっちの方だったの…?」
 早とちりしたことを恥ずかしく思ったのか、ルナマリアは俯いた。そして、シンの肉棒の感触を確かめるように、軽く自分の下腹部に触れる。
 「あっ、んっ…も、もうちょっと…あうっ…速くてもいいかも…。」
 「そう?じゃ、速くするよ?」
 そう言って、シンは腰の動きを早める。途端に、ルナマリアが悲鳴を上げる。
 「あ、ああんっ!やっ、ダメぇ…!それはっ…ちょっと…速いっ…!」
 (ルナって、結構わがままだなぁ…。)
 せっかく、こっちは気持ちいいのに…。シンは少しだけ不満に思う。
 (まぁいいか。そのうち、ルナもこのスピードに慣れるだろ。)
 そう思い直し、シンはスピードを抑えるどころか、ますます速くした。
 「あん、やっ、ああっ!ね、ねぇ!?シン!?」
 「なに?」
 「ひゃっ、あんっ!な、なんで速くするのよぉ…?」
 スピードを抑えるどころか、更に速くしたシンに、ルナマリアは尋ねる。胎内を熱い肉棒が激しく往復し、その度にルナマリアは喘ぎ声を上げ、自然と息が上がってくる。そのせいで、少しだけ息苦しくなっていた。
 シンはルナマリアを貫きながら、少しだけ考えるように首を捻り、言った。
 「う〜ん…ノーコメントで。」
 「あ、あんっ!な、なにそれぇ!?シン、ちゃんと真面目に…ああっ!」
 膣を深く抉られ、ルナマリアの言葉は強制的に中断させられた。シンは、腰を掴んで彼女の体を引き寄せ、腰を回転させるようにして肉棒を突き入れる。
 「あっ、やぁん…!ご、ごまかさないでよぉ…!」
 シンの腰が勢い良くルナマリアの腰に打ち付けられる。その度に、室内に、じゅぷっずちゅっ、というような淫靡な音が響き渡った。
424シンルナ 16/19:2005/06/30(木) 21:13:19 ID:UxCHJlvv
 シンは、一旦腰の動きを中断させると、彼女の足を持ち上げて膝を曲げさせ、屈曲位の姿勢をとらせた。
 「んんっ…あっ…あうっ…!」
 窮屈な姿勢にさせられ、ルナマリアの息がつまる。シンは念のため彼女に声をかけた。
 「ルナ、息…大丈夫?」
 「うん…ち、ちょっと、きついかも…。」
 ルナマリアは大きく息を吸い、呼吸を整えた。何度か深呼吸し、息苦しさが薄れてくると、ルナマリアはようやくシンにゴーサインを出した。
 「もういいよ…動いて…。」
 「了解。」
 そう言うと、シンは肉棒を一気に根元まで押し込んだ。あまりの勢いに、ルナマリアの愛液が飛び散り、シンの体にもかかる。
 「んっ、んん〜っ…!」
 急な挿入に、ルナマリアは苦しそうな顔になった。さすがのシンも少し心配になる。
 「だ、大丈夫?もうしばらく、じっとしてようか?」
 「んうっ…大丈夫…続けて…。」
 ルナマリアはきつそうにしながらも、懸命にシンを促した。彼女のせっかくの好意なので、シンはありがたく甘えることにした。
 ルナマリアの腰を持ち上げ、上から下に肉棒を突き入れる。当然、シンを見上げる形になっているルナマリアからは、結合部が丸見えになっている。
 「あん、あっ、やだっ…!この光景っ…!」
 「繋がってるのが、丸見えなこと?」
 「い、いちいち言わないでよ、バカぁ…!」
 ルナマリアは赤くなりながらも、目の前の卑猥な光景から目を離せないようだった。
 「うわ…すごい…。」
 ルナマリアが呆然と呟く。ルナマリアを貫いているシンの肉棒は、とても彼女の中に納まっているのが信じられないほど、大きく見えた。
425シンルナ 17/19:2005/06/30(木) 21:13:46 ID:UxCHJlvv
 「あんっ!な、なんか…あっ…大きくなった気がするんだけど…。」
 (俺、ルナに見られて興奮したのか…?)
 なんだか露出狂の変態みたいだ…。そんなことを考えかけ、慌てて思い直す。
 (いやいや、恥らうルナマリアがあまりにも可愛いから、つい興奮しちゃったんだ。そう信じよう!)
 思いを振り払うように、シンは腰を強く突き入れ続ける。体重を乗せた力強い攻めに、ルナマリアの息も絶え絶えになった。
 「あ…はっ…はぁ…あっ…ああん…!」
 女の子の体というものは柔らかいもので、結構きつい体勢を取らせても、案外大丈夫だった。シンは、彼女が特に苦痛の声を上げないことに満足し、腰の動きを強めた。
 「あっ…んんっ…あんっ…はっ…ああっ…!」
 抽送を繰り返すうち、次第にルナマリアの息が上がって来た。絶頂が近いのかもしれない…そう思っていると、案の定ルナマリアが限界を伝えてきた。
 「あ、あん、あっ、ああっ…!シン…私っ…もう…限界っ…!」
 ルナマリア同様、シンもそろそろ我慢の限界だった。シンは肉棒を突き入れる速度を上げながら、彼女に呼びかける。
 「うん、俺も…ルナ、一緒にっ…!」
 「あっ、はぁっ、あんっ!シン…シンっ…!」
 ルナマリアが切なそうに愛しい人の名を呼ぶ。シンの方も、ぞわぞわという射精感が、背中を駆け上がってきた。
 「うあっ!ダ、ダメだっ、いくよっ!」
 ルナマリアの子宮に最後の一突きを加え、シンは彼女の胎内で果てる。それと同時に、ルナマリアも絶頂を迎えた。
 「ああんっ!ああああぁぁぁぁっ!」
 ルナマリアが泣き叫び、後はそれきりベッドにぐったりと横たわる。最後の一滴まで彼女の中に注ぎ込み、シンが肉棒をそっと引き抜くと、彼女の愛液と混ざり合った精液が、ポタポタとシーツを汚した。
426シンルナ 18/19:2005/06/30(木) 21:14:11 ID:UxCHJlvv
 「いたた…。」
 ルナマリアが腰を手で抑えている。彼女はまだ裸の状態なので、できればすぐにでも服を着て欲しいのだが、どうにもそんなことを言える状況ではないらしい。
 「どうしたの?」
 心配になったのと、早く服を着て欲しいという理由の両方から、シンは彼女に問いかけた。ルナマリアは、だるそうにしていながらも、なんとか下着を身に着け始めながら答える。
 「うん…あのね…ほら、さっき腰を曲げて…その…したでしょ…?あれで…。」
 「あ〜…。」
 ようやく納得した。彼女の腰を持ち上げて、上から強く突き入れたものだから、ルナマリアの腰に負担がかかったのかもしれない。
 「ごめん…腰、大丈夫…?歩けそう?」
 「う〜ん…まだ判んないかな…。」
 そう言いながら、ルナマリアは服を着る作業を続けた。ようやく上着の襟を留め、元のルナマリアに戻る。
 ルナマリアはベッドから降りようとしたが、立った瞬間に、痛みに顔をしかめた。
 「いたたた…やっぱりダメ…。」
 腰を抑え、座り込みそうになったルナマリアに、シンは慌てて駆け寄る。彼女に肩を貸し、なんとか再び立たせた。
 「ルナ、歩ける?」
 「…ごめん、ちょっと無理かも…。」
 シンに肩を預けながら、ルナマリアは甘えるようにシンを見上げた。
 「ねぇ、部屋まで歩けそうにないから、おぶってくれない?」
 「…子供か?あんたは…。」
 「…こんな風になったのは、誰のせいだと思ってんのよぉ…。シンのせいでしょぉ…?」
 たしかに、ルナマリアの言うとおり、自分にも責任があるので、シンは彼女を負ぶって行くことにした。
 (こんなとこ、誰かに見られたら大変だな…。)
 そう危惧しながらも、シンは彼女に背中を向けた。ルナマリアがシンの背中に乗っかってくる。彼女の甘い香りが鼻腔をくすぐり、胸が背中に押し付けられる。その感触だけは結構嬉しかった。
427シンルナ 19/19:2005/06/30(木) 21:14:45 ID:UxCHJlvv
 「ああっ!?お姉ちゃん!?」
 あと少しでルナマリアの部屋だというのに、シン達はメイリンに見つかってしまった。
 「ど、どうしたの!?」
 ルナマリアが怪我でもしたのかと思い、メイリンが心配そうに駆け寄ってくる。
 「ねぇ、お姉ちゃんどうしたの!?怪我したの!?具合でも悪いの!?」
 矢継早に質問してくるメイリンに、二人は困り果てる。…まさか、エッチしてたら腰を痛めてしまいました、とは言えまい…。
 シンは必死に言い訳を考える。ふと、いい考えが頭に浮かんだ。
 「え〜っと、ルナはその…そう!転んで腰を打ったんだ!」
 「…なっ!?」
 シンの言葉に、ルナマリアは心外そうに小声でシンに囁いた。
 「ちょっと!私、そんなドジじゃないわよ!?」
 「いいから、話し合わせろ!バレちゃうだろ!?」
 「うう…後で覚えてなさいよぉ…。」
 そうブツブツ言いながらも、ルナマリアは渋々シンに話を合わせた。
 「そ、そうなのよ…私ったら、ついお風呂場で転んじゃって…。」
 「ふ〜ん…お姉ちゃんでも、そういう事あるのねぇ…。」
 メイリンは、二人の言い訳をすっかり信じてしまった。まぁ、腰を痛めたということだけは事実だったわけだが…。
 メイリン一人ではルナマリアを運べないので、結局見つかった後も、シンが彼女をベッドまで連れて行った。ルナマリアをそっとベッドに降ろし、ホッと一息つく。
 「うう…まだ痛い…。ねぇ、シン。悪いんだけど、湿布貰ってきてくれない?」
 「ええ〜!?俺がぁ?」
 不満そうに言ったシンに、ルナマリアもムキになる。
 「なによ?私が腰を痛めたのはシンのせいでしょ?」
 「うっ…そりゃまぁ、そうだけどさ…。」
 ふと、そんな二人のやり取りに、メイリンは首を傾げた。
 「あれ?お姉ちゃん、たしか『お風呂場で転んだ』って…。」
 「「あ…。」」

 続く
428名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 21:43:21 ID:/odKUjfp
シンルナキタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!!
続きがあるなんて夢みたいだYO!

エロに行くまでの過程に興奮しますた。
429名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 22:47:36 ID:UuHRNkoR
まままた続くだとおおおお、やはり貴方はネ申に違いない。激しく萌えました!。シンルナは凄く好きなカプなので楽しみです。
430名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 23:01:25 ID:uAk7clEg
毎回シンルナシリーズ楽しみにしてる者です
今回さりげなくレイがいい味出したのがいいですね!
続けられるだけ続けてくださるようお願いします!!
431名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 23:05:42 ID:acOqJlsa
神様ありがとう!!!
432名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 01:19:26 ID:h4ipgSp1
ネ申乙!続きまってます!
433名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 02:16:40 ID:4khrxDt6
アスラン×ミーアな神はおられませんか…?
せめてエロパロスレでだけでも幸せな夢見たい
434名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 10:44:21 ID:CfLc2FBe
小説版、シンステ描写がエライことになってるな
エロパロ的にはまたとない燃料だ
435名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 11:01:44 ID:ASNLStKr
>>434 後藤さんGJ!
436名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 19:32:30 ID:PHmGqA3P
小説の題名は?
437名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:04:41 ID:dmATcF3J
さまよう眸
438名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:26:48 ID:aEF2QAyx
>>434
小説は公式カプに容赦なく優しい。
シンステらぶらぶ、キララクらぶらぶ、アスカガらぶらぶ。

リウ先生様が嫉妬腐女子じゃなくてよかった。
あいしてる!
439名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:33:44 ID:rF45Jqvx
キララクらぶらぶ←後藤はキララク嫌いぽ
440名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:36:46 ID:gFIl4/lG
そろそろ雑談は止めよ〜ね
441名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 21:46:01 ID:KinTUu2+
後藤が、キララク嫌い・・・・
なんとか小説見てそう思った。
キララクのイラストが少ないことにいらつく
442フラナタ1/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:32:21 ID:u0A0zdV7
フラナタ後編です。
前編に間違いがあったっす…チャンドラは曹長ではなく軍曹、の筈っす…ゴメン。

【光の色 後編】

 突然のことで、場慣れたフラガにもどうすれば良いのかわからなかった。まさかナタルがこういう
行動に出るとは、さすがに予測していない。彼女自身のパーソナリティから言っても人に弱味を見せる
ことはなさそうな――だいたいにして自分は、彼女の嫌いなタイプにストライク、こんな姿を一番
見せたくない相手なのだろうとばかり思っていた。
(まぁ確かに……直接そう言われたことはなかった、か。……中尉もさすがに堪えてんのかなぁ)
 フラガはナタルの“らしくない行動”を、アークエンジェルの現状に責任を感じすぎての軽い錯乱と
考えた。そうとでも考えないと、この場を取り繕う糸口すらも掴めない。
 どちらもこの場を収める口実を見出せないまま、ただ沈黙が流れる。
 突然、ナタルの目から涙が一筋、ぽろりとこぼれた。慌てて軍服の袖で拭っても、すぐに次の雫が
沸き上がってくる。ナタルはフラガに背を向けたが、手の動きを見る限り続けて溢れてくるものを
止められないでいることは明らかだった。
(おいおい、そいつは反則だぜ。急にこんな……頼りないとこ見せるなんてさぁ……どうしろっつーの)
443フラナタ2/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:34:03 ID:u0A0zdV7
 昨日、「出て行け」と言われたときよりももっと、1人にしては置けない風情を漂わせたナタルを
このままにして立ち去るわけにはいかない。黙って見ていても膠着状態が続くだけだと考えて、フラガは
踏ん切りをつけるように言葉を発した。
「……何が悲しいんだよ、そんなに」
「か、悲しいのでは……ありません」
「じゃあ何で泣いてんの……悔しいの? 別に俺、中尉をバカにしたつもりはないんだけど」
「違います……! これは、悔し泣きでは……」
「じゃあ、何?」
 フラガの問いに答えられず、ナタルはまた黙って泣いた。
 どう言えばこの男に伝わるのだろう。言葉で説明できるのだろうか。今の自分の感情を。
 また黙ってしまったナタルに背後から近づいたフラガは、その頭に手を置いてそっと撫でた。
 ナタルの肩がびくりと震えた。泣き止まない子供をあやすように頭を撫で続けながら、フラガは困り
果てた声でナタルに尋ねた。
「で、俺はどうすればいいんですかね……何かしてやれること、ある?」
「……」
「人の手を借りることも、少しは覚えたらどうなんだ?」
 もっともそれが俺、ってのが嫌なだけかもしれないけどな、と内心呟いていたフラガは、ナタルが
やにわに振り向いて顔を近づけて来るのを見て硬直した。
 咄嗟のことで、交わせなかった。ナタルのするがまま、柔らかい感触が些か軽すぎる口を塞ぐまで、
ただ突っ立っていた。
 驚きに眼を見開いた男は、動揺で唇を震わせたが――。
 折れてしまいそうな女の最後の砦を崩すのは忍びないと言うように、彼女を受け入れた。
444フラナタ3/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:35:21 ID:u0A0zdV7
 「……一応、始める前に断っておきたいんだけど」
「何をですか」
 服を脱がせながら恐る恐る切り出したフラガの顔を、ナタルは少しムッとして見据えた。
 愛しているから抱くわけではないということを?……そんなことは確認するまでもない。
 フラガの言葉は、ナタルの予想を裏切るものだった。
「俺もここんとこ溜まってるからさ……手加減できないかもしれないけど、いい?」
「……艦長とは?」
 ナタルの攻撃にフラガはあからさまに怯み、らしくもなく本心を晒した。
「俺と艦長は、まだそういう関係じゃない」
「まだ、とは……では、いつそうなるのです?」
「そりゃ俺が教えて欲しいよ」
 珍しく悔しそうに顔を横に向けたフラガは、何を思いついたのかもう一度ナタルを見てニヤリと笑った。
「中尉の方こそ、どうなの?」
「私が、何です?」
「――少尉とは?」
 ナタルは一瞬言葉に詰まったが、彼女の鋼鉄の意志はここでも揺らがなかった。
「……良い関係ですが」
「……良い関係、ねぇ……」
 しれっと答えるナタルを見て、フラガは溜息をついた。自分とは性格も外見も対照的なアーク
エンジェルの守護神の顔が浮かぶ。
 あいつはナタルのいるアークエンジェルを決して沈めないだろう。その覚悟のほどだけはよくわかる。
唯一の共通点でもあるからか。
 ゴールキーパーを信頼しているからこそフォワードは敵前に飛び出していけるのに、これからする
ことはいわば――『自殺点』というやつだろうか。
「バレたら殺されるんだろうなぁ、俺……」
445フラナタ4/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:36:50 ID:u0A0zdV7
 自分とノイマンの立場を思いながら、フラガは独り言を言った。男の気持ちがわからず不思議そうな
顔をしていたナタルは、少しじれて話を戻すことにした。
「ところで、最初の質問ですが」
「ああ……何?」
 フラガの声音は、まだ心ここにあらずという感じだったが、ナタルの次の言葉が、彼を今居る場所に
引き戻した。
「構いません。――思いきり、してください、少佐」
「え?……あ、ああ……」
 一瞬虚を突かれたフラガは、つい絆されてしまった、というような微笑みを浮かべた。
(なんつーかその……ありがちな言葉でも中尉に言われると、そそるねぇ……)
 普段のナタルが生真面目な軍人であればあるほど、男女の交わりからは遠いイメージであればあるほど、
そういう女を裸にして組み敷いていることに男の征服欲は刺激される。ナタル自身はそれを意識して
いない。それがまた、欲望を高める結果を生んでしまう。――そんな風に簡単に受け入れたことを
後悔させてやりたくなる。
 そのストイックな仮面を剥いでやったら、どんな声で啼くのだろうか。
(では、確かめさせてもらいますか。……少尉、お先に失礼)
 しなやかでスレンダーなナタルの躰に、フラガは直に手を触れた。
 感じる場所を全て探し出してやる――。

 逞しい掌が、さほど大きくはないが形の良い乳房を包んでいる。その柔らかい塊を上下左右に振り回し、
潰しては持ち上げ、自在に弄ぶ。
 それでも女は声をあげない。――中心にある桃色の突起が固くなっていても。
 美しい色合いに染まった頂点を指で摘んで強くひねると、切なく眉をしかめて、長く息を吐いた。
吐息は徐々に間隔を短くし、勢いを荒げて苦しそうに喘ぐ。まだ声は出さない。どこまでも意地を張る
つもりなのだろうか。躰は正直に、びくり、びくりと痙攣して感じていると叫んでいる。結局は無駄な
ことだ。隠しても隠しきれない。
446フラナタ5/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:37:57 ID:u0A0zdV7
 抵抗しても、狩人はもう獲物を射程に捉えてしまった。どんな終わりが待っているかはわかりきって
いる。
 それこそ、変えようもない。
 あまり人が足を踏み入れたことがないのであろう。受け入れることに慣れていない茂みの向こうに、
獲物が隠れていた。直接責めることはせず、まずは周りから徐々に取り囲んで、逃げ道を塞ぐとするか。
 フラガは裂け目の両岸に指をあて、草むらをかき分けるようにしてしごいた。
「あ……っ!」
 直接弾を撃ち込まれたわけでもないのに、獲物は声をあげた。それじゃそこにあるってわざわざ
狩人に教えているようなものなのに……あてた指を左右に開いて、隠れ家の入り口をこじ開ける。
さぁ、出ておいで。出てこないなら、こっちから入らせてもらうよ。
 フラガの太く長い指が、初めて入る場所がどんな感じか調査するようにゆっくりと捻り込まれる。
「うっ……く……! 少佐……!」
 まだ大した愛撫を加えられてもいない。緩まぬ扉を無理に開いて侵入者は入ってくる。先端が
不規則に動いているのが、まるで中を物色しているように感じられる。
 ここには何がある? 大事なものはどこに隠されている? 一番見られたくないものは?
 割とあっさりと、フラガの指はナタルの隠れ家を暴いた。
「ああ! う、うぁ……っ!」
 開いていなかった入り口の襞が忽ち震え始める。頑なに拒んでいたものが急速に溶かされて、今度は
逆に招く反応を見せ始める。狭かった場所が、指を動かしやすいように徐々に広がりだしたことは、
ナタル自身よりフラガの方が良くわかっていた。
 侵入者が仲間を呼び込む――指の数が増える。
「くぅっ! しょ、少佐、早すぎ…るぅ……!」
 2本の指がときに広がり、ときにくっついて触れる範囲と強さを倍にしながら、さっき見つけ出した
ポイントを中心に責めてくる。ぐいぐいと押し込み、軽く擦っては、溢れる液に絡んで淫らな音をたてる。
音がどんどん大きくなって、荒い呼吸の合間に耳をくすぐる。
 そんなに何もかも露にされたら……すぐ終わってしまう。それほど引き出しの数があるわけでもない
のに、全てを晒して、この男は何を持っていくつもりなのか。何を奪おうというのか。
 ……それは彼が、望むものなのか……?
447フラナタ6/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:39:11 ID:u0A0zdV7
「あぅ……あ、ああん……っ」
 フラガの方はともかく、自分は望んでいるのだと暴露するような甘い声をナタルは出した。どうして
こんな声が出るのかと恥ずかしく思いながらも、頭の芯が痺れて抑えることはできない。
 フラガの唇がそこに近づいてくる。吐息が風のように花を散らす。吹き散らされるまま、どこまでも
飛んでいってしまいたい……。
 思いの外柔らかな唇が、そっと陰核に触れて軽く、つまんだ。
「んあ……! んっ、んんっ……っあ!」
 ナタルは自分の肩に顔を埋めるようにきつく首を捻った。広がった部屋でも湛えきれない蜜が外に
一筋、二筋流れ落ちる。
 フラガの舌がそれを受け止め、濃いピンク色に染まる襞や蕾に塗りつける。それがまた次の流れを
生んで、ぽとぽとと雫がこぼれる……またそれを拾われ、自身に塗りたくられる。
 湿った風は水を呼ぶ力を持っている。フラガから吹く風は雨を呼ぶのか。雨が上がれば雲は切れる
のか。
 心まで晴らしてくれるなら、その後は太陽が見えるだろうか。
「ああっ、いや……! やめて……い、や……」
 思わず拒む言葉を発した後、ナタルははっとして男を見た。
「あっ、いえ……いや、と言うのは……」
 ナタルが何を気にしているのか悟って、フラガは困ったように微笑んだ。男女のことには疎いとは
思っていたが、こんな初歩的な駆け引きも使えないのか。
 それとも、今まで余程大事にされてきた、ということかな。
 違う男の面影をちらつかせるナタルの耳元で、フラガは低く囁いた。吐息が耳にかかるだけで、
ナタルの睫毛が僅かに揺らぐ。
「わかってるよ。……いやよいやよも好きのうち、ってね……」
 まだ始まったばかりだ。逃げようとしても、もう止まらない。
448フラナタ7/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:40:21 ID:u0A0zdV7
 フラガはナタルの短い髪から覗く耳介を唇で摘んだ。その全体を口腔に閉じ込め、溝に舌を這わせると、
忽ち跳ねた躰に弾かれそうになる。首を捻って逃げようとするのを押さえつけて尖らせた舌を穴に滑り
込ませる。今度は声が反応を返してきた。
「あああッ! やっ……そこ、いやぁ……! ア――!」
 声の大きさにナタルは自分で驚いた。もう乗務員も起き出して来ている時間だ。如何に防音設備の
整っている士官室だと言っても――聞かれるわけにはいかない。こんな声は、絶対に。
 言うことを聞かない震える唇に、ナタルは自分の腕を宛った。もう一方の手でシーツを強く掴む。
きつく瞼を閉じて必死に堪えようとしているのに、耳を責めながらフラガは再び秘所に指を挿し入れて
くる。一気に根元まで突き刺されたそれが、すでにぐずぐずにとろけている場所を遠慮なくなぶった。
「んぅうううっ……! んんっ……ん……!」
 何もかも溶かされる――躰も、声も、熱い蜜を湛えたそこも、頭の中も。
 意地もプライドも、この男に対して僅かに残っていた軍人としての嫉妬も。
 自分の醜さを隠していた壁も崩れて、全てが晒される。
「ク……! ん、ん……ふ……ッ」
 辛い。声を抑えていられない。いっそ大声であられもなく求めてしまいたいくらいなのに。
 こんなにされてもどうして、自分はまだ……。
 突然耳に与えられていた刺激が止んで、ナタルは眼を開けた。秘所を責めたてていた指も抜かれる。
何か気に入らないことをしてしまったのかと思い、不安になって潤んだ瞳を男に向けると、深い青が
間近で自分を見ていた。
 嫌だ。そんなに近くで見ないで。何を考えているか知られてしまう。
 顔を背けようとしたナタルの頬を大きな掌が遮った。そのまま正面に顔を向けさせられ、口を塞いで
いた腕を外される。何をされるのかと身構えたナタルの唇を、フラガの唇がそっと覆った。
 静かに包み込み、荒くなった息を全て受け止めるようにゆっくりと吸い上げてくる。――また、
何かが溶ける。
 ここまで来てまだフラガを信じられず、行為を途中で止められてしまうのではないか、何か失態を
演じてしまうのではないかと考えてしまうナタルの不安や狼狽を、長いキスは少しずつ取り除いて
いった。
449フラナタ8/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:41:33 ID:u0A0zdV7
「――声を聞かれるのが嫌なら、俺が塞いでおいてやるよ」
 漸く唇を離したフラガが、優しくそう囁く。
「だから、心配するなって。……任せてくれて、いいから」
 そう言ってまた、甘く唇を食んで声を封じる。封じながら濡れて解放された入り口に、ゆっくりと
肉棒の先端を触れさせた。
 フラガの欲望が既に猛り、充分な固さと熱さを持っていることにナタルは驚いた。この男を本気に
させることなど、自分にはできないと思っていたのに。
 が、フラガの責め方は彼がまだ夢中にはなりきっていないことを示していた。ナタルの躰を気遣う
ように、ゆっくりとそれは入ってくる。ときどき歩みを止めては中の様子を窺い、緊張でひくひくと
震える女から恐怖が消えるまで慎重に――彼は、急がなかった。
 その優しさが嬉しい反面、思うまま激しく迫られてみたいような気もして、ナタルは戸惑った。
どうしていいかもわからぬまま、男の背中に両腕を回して、しっかりとしがみつく。
 フラガは唇を離した。
「ん……? もう、いいの?」
 ナタルはまた眼を潤ませてフラガを見つめ、こっくりと頷いた。
「……声、聞いてもいい?」
 また、黙ったまま頷く。
 フラガはナタルの漆黒の髪を撫で、急にスピードを上げて、ナタルの中に分身を深く埋めた。
「あぅ……!」
 少し掠れたナタルの声が聞こえる。やはり外に漏れるのが気になるのか、声量を抑えてはいたが、
激しくなる吐息の合間に差し挟まれるそれは、ひどく色っぽく響いた。
 どうしてこんなに魅力的なのに、女である自分に自信が持てないのだろう。フラガにはそれが理解
できない。認めたくないからか――認めてしまえば、彼女も楽になれるだろうに。
「あ……あっ、は…ぅ……はっ……」
 声のリズムに合わせるように、ナタルの濡れた内壁が絡みついてくる。無意識に腰を振ってフラガに
快感を与えようとする。
「くっ……い、いいですか、少佐……」
450フラナタ9/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:42:51 ID:u0A0zdV7
 この期に及んでまだ、男を信じられず今さらなことを確認してくるナタルに、フラガはかなり呆れた。
(いいですか、って……良くなかったら何で、あんたの中でこんなにでかくなってると思うんだよ。
まったく、困ったヤツだな)
 いったいどうやったらナタルのその誤解を解いてやれるのか。
 元々ナタルは女として生きるつもりはなかったのだろう。しかしアークエンジェルで、フラガと
マリューとナタル、男1人に女2人のトライアングルの中で――。
 フラガがマリューを選んだことが、ナタルにとどめを刺している。軍人としてはともかく、女と
してはやはり自分は『失格』なのだと。
(何でそんな結論になるのかねぇ……単に好みの問題っつーか、なりゆきってもんもあるだろ、男と
女には)
 フラガがナタルを選ばなかったからと言って、それが彼女の女性としての格付けを決定するわけでは
ない。そんなことを言ったら――ナタルに惹かれている男はどうなるんだ?
 ナタルに比べれば場数を踏んでいるフラガは、彼女が自分で思うほど魅力のない女ではないと
知っている。少なくとも他の女を想っている男を、こうしてベッドに誘い込める程には。人をついつい
その気にさせておいて、こんなにそそる声を出しておいて――まだ不安がっているのか。
 ナタルの問いに答える代わりに、フラガはまとわりつく肉の壁から自身の欲の塊を引き剥がし、
改めて始めるのだと言うようにもう一度深く叩き込んだ。
「あッ……う――!!」
 急に強くなった刺激にナタルの声がまた、大きくなる。望みどおりの行為ではあったが、慣れて
いないせいなのか受け入れるのはきつかった。怒張したものが敏感な場所を容赦なく突いてくる度に
内側の部屋が軋み、辛いのに一方では悦びの蜜を溢れさせる。
 ナタルの躰が頂点に向けて反応を違えたことは、フラガにはすぐに伝わった。また吸いついて
来ようとするナタルの中から素早く抜いては奥へ沈める。快感に浮き上がる躰に全体重を預けて
圧迫し、密着する部分を増やしてはがくがくと腰を動かして揺さぶった。
 背中に、ナタルの指先が強く食い込む。その痛みも男の衝動を鎮めることはできない。両脚を
大きく広げられ、終わりの場所まで辿り着いた固い先端が、いやらしい音をたてながら最後まで
見せろとせっついてくる。
451フラナタ10/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:44:14 ID:u0A0zdV7
 男に全部見られてしまっても、自分では見たくない。ナタルはまた、目を閉じた。
「ああぁん……っ、ぁん……あぁう……少…佐……っ」
(ここまで来て階級で呼ぶかよ……)
 しかしそれもナタルらしかったかもしれない。彼女が『ムウ』と呼ぶ声は想像もできない。
 そう言えばこっちも『ナタル』とは呼んでいなかったことに気づいて、フラガは苦笑した。眼を
閉じたままのナタルはそんな苦い微笑みを見ることもなく、甘美な刺激に酔いしれる自分にただ
困惑している。ますますどうしたらいいかわからなくなっているようだ。
 ナタルの耳に口を近づけ、フラガは導くように囁いた。
「我慢しなくていい。もうそのまま……イッちゃえば」
「はぁう……っ、少佐は……? ああ……っ」
 階級で呼ばれるのもそれなりにいいものだと、フラガはさっさと考えを改めた。どこまでも自分を
殺して役目を全うしようとするナタルがいじらしくも、可愛くも思える。また髪を撫でて彼は囁いた。
「俺のことは構うなよ。わかるだろ? もう君の中で……こんなに」
「あッ……ああ……ッ、んあぁ……あ、あぁ、あああぁあ……ッ!!」
 終わりの瞬間ナタルは大きく喉を逸らし、内壁を収縮させてフラガ自身を強く抱え込みながら、
一際熱く量を増した液体を噴いた。
 それにねっとりと包み込まれたものを、フラガはナタルの躰が弛緩したタイミングを逃さず外に
引き抜く。最後にナタルが与えた刺激がもう、彼自身をも我慢できない域にまで連れ去ってしまって
いた。
 逃してはいけない瞬間というのがある。――どんなものにも。
452フラナタ11/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:45:29 ID:u0A0zdV7
 廊下に出ると、艦は既に日常の喧噪に包まれていた。
 起床時間はとっくに過ぎていたが、夜番だったフラガにはまだ自由な時間が残されている。シャワー
でも浴びて一眠りするか……、と自室に向かうと、待ち構えている者がいた。
 自分とは正反対の物静かな男が仏頂面で睨んでくるその視線を、フラガは動揺しながらも受け止めた。
「おはようございます」
 ノイマンの声に抑揚はない。それが返って彼の怒りを物語っているようで、フラガはらしくもなく
気圧された。首の後ろに寒気を感じて、そこをさすりながら歩み寄ると、ノイマンは扉の前に立ち
塞がった。
 この壁を突破するのは容易なことではないらしい。
「……朝っぱらから、どうした?」
 わざと気づかない振りで飄々と言ってみても、相手は乗ってこない。ノイマンはいきなり本題を
切り出した。
「見逃すのは一度だけですよ、少佐。……二度目はありません」
 フラガは何も言わず、また首の後ろを掻いた。どうやら本当に――危ないかもしれない。
 本気であることは充分伝わっているとわかっていながら、ノイマンはさらに追い打ちをかけてくる。
「あなただって、立場が逆なら同じことを言うんじゃないんですか? それとも、あなたなら一度
たりとも許さない、と?」
(おまえ、操舵手より砲撃管制の方が向いてるんじゃないのかよ)
 内心、そんなことを考えながらも、フラガは曖昧に笑ってみせた。
「俺はそこまで強くないよ。――彼女が望んでそうするなら、何もする資格はないさ」
「……中尉はあなたを望みましたか?」
「さぁ……どうだろうね」
「あなたの方は?」
 ノイマンの最後の問いに、フラガは答えなかった。さすがに本心をノイマンに晒すことははばから
れた。
453フラナタ12/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:47:02 ID:u0A0zdV7
 どうしてナタルを抱いたのか。彼女の方から迫って来たから? 思いがけず涙を見せられて慰める
ため? それとも――他の女の代わりとして?
 どれも、違う。 
 唯1人の女として選んでくれとは、ナタルは言わない。彼女はどこか諦めている――女としての
自分を。知っているのだ。彼女自身、最後の最後で選ぶのは『男』ではないのだと。
 女性としての運命に殉じることはできないと、そう考えているナタルが哀しかった。
 それはかつてフラガ自身が通った道でもあった……マリュー・ラミアスに出会うまでは。
「軍人が命冥加なのって――やっぱ、臆病者になっちまうのかねぇ?」
 フラガは思わず呟いた。
 その質問が自分に向けられたものではないと察したノイマンは、脇に寄ってフラガに道を開けた。
ノイマンがいつもどおりの穏やかで実直そうな顔に戻っていることに気づいて、フラガは少しほっと
した。
 彼が居ればナタルも大丈夫だろうか。
 軍人としての責務を捨ててでも自分の命に執着することを、少しは考えて欲しいと願う。
 彼女の中の『女』を惜しむ男が、こんなに側にいるのだから。
454フラナタ13/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:48:28 ID:u0A0zdV7
 夜の展望室で、ナタルはまた、外を見ていた。
 外を、というのは少し嘘だ。昼と違って夜は、照明が反射するガラスに室内が映って外はあまり
見えない。
 ガラスに映る自分自身の顔をナタルは見つめていた。
 鏡で見るのははっきりし過ぎて躊躇われた。このぐらいぼんやりとした映り込みの中で、自分が
どんな顔をしているのか確認したい気持ちだった。
 反射する光の中にもう1人の人影が割り込んで来たことに気づいて、ナタルは振り向いた。
「今度はなんですか。――謝罪なら、聞きませんよ」
「……仕事の話だよ。だいたい俺、何か謝らなきゃならないこと、したっけ?」
 ムウ・ラ・フラガは悪びれず、手に持っていたチェックボードを差し出した。
「ほい、スカイグラスパーのスペックシート。見たいんだろ?」
「整備の進捗はいかがです? すぐに出られるようには……無理ですか」
「さぁ、マードック達もがんばってくれちゃいるが、手こずってるようでね」
 チェックボードを受け取ったナタルは、仕事の顔に戻ってその内容に目を走らせた。
「……大変高性能の宅配便、のようですね」
「ま、振り回しやすそうな機体だね」
「乗りこなせますか?」
「俺を誰だと思ってんの?」
「それはまぁ……じゃじゃ馬慣らしはお手の物でいらっしゃるでしょうが」
「あぁっ? どういう意味だよ、それは」
 憮然とした表情になったフラガを見て、ナタルは柔らかく微笑んだ。彼女が珍しく自分をからかおうと
していたことを察し、フラガもやれやれと言うように笑顔になる。
 そんな2人に、鋭い光が浴びせられた。
455フラナタ14/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:49:51 ID:u0A0zdV7
 それがカメラのフラッシュであるとすぐに気づいたナタルは、犯人のいる方に鋭い視線を向けた。
 ミリアリア・ハウがそこに立っていた。
「……何をしているんだ、ハウ二等兵」
 カメラを持っているのがミリアリアだと知って、ナタルは僅かに語調を和らげた。
「あ、あの、トノムラさんに借りたんです」
「何のために?」
「私、前からカメラに興味があって……その、資料写真とか、地上では必要だって聞いたものです
から……機材の手入れや写真の整理のお手伝いを」
 ミリアリアはおどおどと返答しながら、助けを求めるようにフラガをちらりと見た。
 本気で追求する気がなくとも、ナタルの言葉はミリアリアを威圧するには充分だった。ナタルが
また嫌われ役を買って出ようとしていることに気づいて、フラガは口を挟んだ。
「ああ、それは助かるねぇ。降下したばっかで忙しいってのに、相変わらず人手不足だし」
 ナタルはナタルでフラガが何を言わんとしているかすぐに見抜いた。いつもの剽悍な口調に戻った
フラガに『余計な気遣いは無用です』と言わんばかりの視線を投げつけた後、ナタルはまたミリアリアを
見た。
「手伝いは構わないが、今のは何だ? 資料写真の撮影ではないだろう」
 ミリアリアは何も答えず、俯いた。珍しくナタルが笑っているのを見てついシャッターを押して
しまったのだ、とはさすがに言えなかった。
 ナタルはそれ以上追求することはせず、ミリアリアが持っているのがデジタルカメラだと気づいて
それを取り上げ、今撮ったばかりのデータを消去した。
「ああっ、中尉、そんな――」
「軍の備品で必要のない写真は撮るな。……いくらよく撮れていても、な」
 ミリアリアにカメラを返したナタルは、律儀にフラガに敬礼をし、軍人らしい足取りで展望室を
出ていった。
456フラナタ15/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:51:10 ID:u0A0zdV7
「……せっかくいい写真だったのに……」
 がっかりして呟くミリアリアに、フラガは慰めるように言った。
「それは中尉もわかってるさ。最後にそう言ってたろ?」
「じゃあ、何で消しちゃうんですか? すごくいい表情してたんですよ?」
「……だから、だろ」
 フラガの言葉が理解できず、ミリアリアはきょとんとした。
「まぁいいじゃないの。手伝ってくれることは中尉も喜んでるようだし」
「ええ? そんなこと、言ってませんでしたよ。余計な写真は撮るなって、寧ろ怒ってたような」
「余計じゃなきゃいいってこと。カメラ、返してくれたじゃないか」
 言われてミリアリアは手に持ったカメラに視線を落とした。確かに取り上げられはしなかった。
命じられてもいないのに首を突っ込むな、言われたことだけをしていろ、とも言われなかった。
 だがあれを肯定の反応と受け取るには、中尉の言動はわかりにくすぎる。
 どうして少佐にはそれがわかるのか――何よりフラガの言葉をそのまま信じていいのかと、
ミリアリアは疑わしい目でいい加減な性格の上官を見た。
 フラガは何も言わず、その場をごまかす笑みを浮かべたまま肩を竦めただけだった。

 アークエンジェルを下りる。
 このまま真っ直ぐ進むのはマリュー・ラミアス1人だけ。彼は右に。彼女は左に。
 艦を導いた一筋の光は三色に分解され、別々の方向へと進む。
457フラナタ16/16 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/01(金) 22:52:19 ID:u0A0zdV7
 乗艦を待つ長い列に並びながら、フラガに握られた感触を確かめるように、ナタルは自分の手を
見つめた。
 握手して別れる男女の間には、恋愛は成立しない。――そんなことを言ったのは、誰だったろう。
 艦橋で撮った記念写真を鞄から取り出して眺めると、それは既に懐かしく感じられた。それほど
昔のことでもない……ついこの間のことなのに。
 フィルムに焼き付けられた光の色。いつかは褪せて、見る影もなくなってしまう。
 その頃には思い出も色褪せているだろうか。或いは逆に鮮やかさを増しているだろうか。時間が
過去を美しく彩り、あの頃に帰りたいと懐かしく思い出す日が来るだろうか。
 軍人として皆と記念写真を撮るのは、ナタルは今でも好きになれない。
 この中で最初に逝くのは誰か――最後まで残るのは誰か。そんなことをつい考えてしまう。誰かの
胸に勲章が増える度に他の誰かが消えていって――自分の順番は? いつ、どこで?
 軍人の家系に生まれたナタルは、そうなることをよく知っていた。
 だがこの写真からは、不思議とそんな不吉な印象は受けない。驚いているマリューとナタル。
呆れ顔のノイマン。ムッとしているらしいチャンドラ。笑っているのは中央のフラガただ1人なのに。
 戻れないとわかっているからこそ、過去は美しい。
 決して叶わぬ想いほど強く、心に残って、いつまでも焦がれてしまう存在を創るのと同じに。

おしまい
458名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:22:29 ID:CJqsYhnz
後編キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!
超乙です!
ナタルかわいいよナタル!
ムウマリュ・ノイナタ前提なのがまた萌えをそそる。
459名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:38:06 ID:YiZMa61e
うわ、すげーイイ。ナタルが最高にいい。
エロいだけじゃなくて、彼女らしさがすごく出ていて、
可愛いやら切ないやら。ノイナタスキーとしても
最高に面白く読めましたです。GJ!
460名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:59:00 ID:5f3roUsX
何か普通に感動してしまったんですが。
超乙ですた。
ノイナタ好きにはたまらないってのも
変な話ですがとても良かった!
461変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:52:35 ID:NHj6qGmQ
どこまでも続く豊かな自然。
まるでアルプスを連想させるような雄大な景色の中、ひっそりと佇む屋敷があった…。

「申し訳ありません、奥様。すでに警備隊は突破されました!早く脱出の準備を!」
混乱する邸の門前は血で染まっていた。

ロゴスを討つため様々な人種、団体、共同体で結成されていく武装集団。
各地にちらばるロゴスと繋がりのあるとされる企業、施設は破竹の勢いで破壊の対象となっていた。
フジワラ社、PMP社の下請け、技術協力関係にあった、モントール社も例外ではなかった。

3代続いたその世襲社長の座を奪ったのはなんと社長夫人だった。
社交界において指折りの美人と言われていたミランダ。
もともと政略結婚で嫁いだミランダは結婚後その野心を徐々に表していった。
そして娘が産まれ物心がつくようになった頃、その社長交代劇が起きた。
法の虚をつき、巧みな仕方で獲得した人脈を通して社長となったミランダ夫人。
彼女の夫であったマーク氏は自ら離婚し社を去ったとされているが真相は明らかにはされていない。
その元夫が社長時代、夏の避暑地に選び使っていた別荘。
…そこは今や戦場と化していた。

すでに大半が死に、数人となった警備隊とともに屋敷裏のヘリポートを目指す母と娘。
―と、どこからか声が響く。
「伏せろ!!!」

鋲の抜けるような音の後、爆音と共に燃え上がるヘリ!
退路を絶たれ呆然と立ち尽くす親子を取り囲む男達。
主を守るため最後まで応戦を見せた警備隊員は、その親子の目の前で銃弾に倒れた。
462変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:52:48 ID:NHj6qGmQ
ロゴス打倒の旗印を掲げた者達にとっては、モントール本社を含めた社屋の壊滅で十分だった。
しかし、この別荘を襲撃した者達は違った。
総勢50人ほどの傭兵部隊。
皆、モントールの女社長ミランダへの個人的な想いをもった男達だった。
恨み、欲情…。
様々な思念を持った男達だったが共通していることがあった。
それは、この高飛車な女社長に屈辱の限りを尽くし屈服させたいというサディスティックな欲望だった。

「ようっ、社長さんよ。ごきげんはいかがかな?」
そう言いながら近づくのは、この集団のリーダー格らしき男だった。
傭兵あがりのその男の名前は”フサイ”といった。

「何よ!あなたたちっ!こんなことしてただで済むと思ってるのっ!」
つい一刻のうちにお付きの警備隊を全滅死させた男達を前にしても動じる様子を見せないミランダ。
しかし母の後ろに隠れる娘マリアはすでに目に涙を浮かべている。

「ふっ、威勢だけは変わらねえなぁ。だが、今のあんたを助ける奴なんぞ誰もいねえぞ!」
さらに親子と距離をつめる男達。
フサイが目で合図をすると一斉に飛び掛った!
「いやあああっっ!痛いっ!助けて、お母様!」
「!、マリア!」
悲痛な叫びと共に引き裂かれる親子。

「あ、あなた達の望みは何!お金が欲しいなら全部あげるわよ!」
羽交い絞めにされたまま、それでも気丈にフサイを見やるミランダ。
しかしフサイから発せられた言葉はミランダを絶望へと追いやった。
463変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:53:03 ID:NHj6qGmQ
「金かぁ、金なんていらねえなあ。その代わり、あんたには俺たちの奴隷になってもうらぜ!
まあ、奴隷は奴隷でも……」
そこで一旦間を取るフサイ。ミランダを見る男達のぎらぎらとした視線がいっそう強くなる。
「俺たちの性処理専用奴隷だがな!」

聞きなれない単語に一瞬脳を反芻させたミランダだったが、すぐに男達の目的を悟った。
「――なっ!!!嫌よ!そんな、死んだ方がましだわ!」
鬼の形相でフサイに詰め寄るミランダ。
しかし、フサイは動じる様子を見せない。
「まあ、勝手に死んでくれてもいいが、その時はあんたの可愛いお嬢ちゃんに俺たちの相手を
してもらうぜ」
フサイの言葉に粘ついた視線を少女へと向ける男達。
そして矛先が自らに向いていることを感じ恐怖のため悲鳴をあげるマリア。
その様子にミランダの母親としての感情が躊躇無く迸った!

「お願い!マリアは…娘は助けてあげてください。わたくしを好きにしてもかまいませんから…」
その言葉にわざとらしく驚いた様子をみせるフサイ。
「亭主を裏切って社長になったあんたが娘を案じるとはねえー…じゃあ、さっそくその心意気を
見せてもらおうじゃないの」
乾いた笑いを浮かべる男達の中心に立ち、それでも気丈な表情を崩さないミランダ。

屋敷の中から運び出されたのか、広場には寝具用の大きなマットが男達の手によってセッティング
された。
そのマットの上に見世物のようにして引かれていくミランダ。
律儀に靴を脱ぎマットにあがっていく。
464変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:53:17 ID:NHj6qGmQ
「まずはその邪魔な服を脱いでもらうかな」
反抗することが許されない状況に一度天を仰ぎ自らの肢体を男達の目にあらわにしていくミランダ。
マットの上に衣装が重なっていく度に、男達の興奮も増していった。

白昼の下、ついに一糸まとわぬ姿になったミランダ。
男達から感嘆のため息が漏れる。
重力に逆らいつんと張り、たわわに実る双胸。
括れた腰さえもむちむちとした肉をアピールしている。
頭からつま先に至るまで全てが、牡の本能に強烈な刺激を発していた。

極上の獲物を目の前にして飛び掛らんばかりの男達。
フサイも舌を巻きながら、それでも自身を焦らすようにして次の命令をした。
その命令は、女社長の公開オナニー。
もちろん、絶頂を迎えて終わりとなる。

(…くっ、何でこんなことに…)
その恥辱的な命令に悔しげに唇を噛みながら、マットへと腰を下ろしていくミランダ。
そしてフサイの指示通り、男達に見せ付けるように足をM字に開く。
(いやあっ、……見ないで!)

あらわになる女社長の秘部に食い入るような視線を向ける男達。
その視線を痛いほど感じながらミランダの公開オナニーショーが始まった。

「お、これがミランダ社長様のオマンコか……綺麗な色してやがるぜ!」
「まったくだ。とてもガキを産んだようには見えないぜ」
口々に卑猥な感想を述べ合う男達。
465変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:53:31 ID:NHj6qGmQ
男達の熱に中てられたのか、しだいに気をだしてくるミランダ。
秘裂を擦る手がせわしなく動く。
(いや、こ、こんな……身体が勝手に……だめっ!…)
秘部から漏れ出す卑猥な水音。
快感にひくつきながら自然に持ち上がる腰。

(そろそろか…)
頃合いを見たフサイは、ミランダの近くにいる男達に指示を出す。

カチャカチャとベルトの金属音を鳴らし、すでに勃起した剛張を取り出し扱き出す男達。
絶頂へ向け熱い吐息を漏らすミランダがふと違和感を感じ目を開ける。
「あっ…何、何なの!」

自分を取り囲む男達。
そして自分に向け、剛張を扱く男達。
先端を膨らませ、先走り汁を垂らす浅ましい男根に眩暈を覚えるミランダ。
自分への直情的な欲情行為に胸を切なげな痺れが襲う。
そして、さらに大胆になる自慰行為。
淫水をかき出しながら、2本に増えた指で膣壁を扱いていく。

「ううっ、いやらしすぎるぜ。……うっ、出る!!」
ミランダより先に高みを迎えた男達。もちろん、それはフサイの計画だった。
息を荒げながら絶頂へ向け最後の一擦りをする男達。
その矛先はミランダの秘唇だった!

激しい自慰行為の繰り広げられる股間を襲う精液の嵐。
彼女が抗議をあげる間もなく、20人あまりの男達がとっかえひっかえ白汁を吐き出していった。
466変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:53:45 ID:NHj6qGmQ
「いやああああっ!汚いっ!」
下腹から整えられた陰毛、秘部にかけて精液の洗礼を受けたミランダ。
嫌悪の声を上げるミランダにフサイは引導を渡す。
「いい姿じゃねえか、社長さんよ。じゃあ、そのまま、オナニー続けてもらおうか」

(うううっ、ぬるぬるして気持ち悪い……)
指に絡まる精液の感触に顔をしかめながら恐る恐る自慰を再開するミランダ。
割れ物を扱うように慎重に指を這わす。
名も知らぬ男達の白獨汁を自らの指で膣内に導くことがないよう細心の注意を払いながら。

「ほらっ、早くマンコに指突っ込みな!あんたがオナニーしやすいようにせっかく俺達がローション
垂らしてやったんだ。とっとと突っ込んで掻き混ぜな!」
巧みに膣口を避ける様子に、にやにやしながら男達がはたしたてる。

「嫌よ!そんなの!」
自らの手で生殖行為を行うことへの嫌悪感に震える。
しかし、男達に逆らうことは許されなかった。
「いやっ、やめて!助けてっ!」
突然の愛娘の悲鳴。
男達が少女の服に手をかける様子に慌てて自慰を再開するミランダ。

(うぐっ、……いやあっ…)
次々と垂れてくる精液を絡みつかせながら膣内に潜る白い指。
粘度の高い白獨汁が愛液と混ざり合い、膣周辺を白く泡立たせる。
自らが導いた精液を残らず掻き出すようにして激しいピストンを繰り返すミランダ。
467変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:53:58 ID:NHj6qGmQ
「あぁっ…くんんぅっ……あっ、止まらないっ…」
白い粘液を撒き散らしながら、せわしなく出入りを繰り返す指。
くいっくいっとはしたなく腰を浮かし始める。
(だめぇっ……気持ちいいっ…)

浮き上がっていく腰つきに合わせて、行為もエスカレートしていく。
片手を腰下から通し、股下側から膣内をピストンさせる。
そして、もう片方の手で女の尖りをいじめていく。
(ああああっ、…ここも、こんなにいやらしくなって……ああっ)
膨れる陰核に白獨汁を塗りつけ優しく扱いていくミランダ。

この間までは近づくことすら許されなかったモントール社、社長ミランダ。
その女社長が自らを慰める浅ましい艶姿に、息を荒げ見守る男達。
「ほらっ、とっとと気をやっちゃえよ!俺達がちゃんと見てるからよ!」

男達の卑猥な視線に昂ぶりを見せるミランダ。
(あああっ……わたしのイクとこ全部見られちゃうのね…)
見せ付けるように持ち上がった股間で速度を増す淫慰。
絶頂のきっかけを作るべく、自ら剥いた陰核を爪先で引っ掻いた!

「あああああああっっ!!……」
…ぷしゃああああああぁぁぁっ!!
頤を反らし絶頂を叫びながら、股間から盛大に潮を吹かせるミランダ。
腰を何度も跳ねさせながら断続的に淫水を吹き絶頂を甘踏みする。
468変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:54:11 ID:NHj6qGmQ
白昼の下、男達の屈辱的な要求に従いその淫らな姿を晒す女社長。
屈辱の公開オナニーを終えた。
しかし、その程度で男達が満足するはずはなかった。
「おい!いつまで浸ってんだ!さっさと立ちな!」

絶頂後の弛緩する足腰に身体を震わせながら立ち上がるミランダ。
フサイが近づき耳元にささやく。
その屈辱の内容に唇を震わせるものの、娘の無事に僅かな望みをかけ気丈にもその言葉を紡ぎだす



「…わたしミランダは、…どうしようもなくいやらしい…女です。どうぞ、わたしの……す、好きな場所を
使って、………お、…犯してくださいっ……」
一瞬の静寂。
そして、男達の咆哮が聞こえた。

既に夕刻を指す陽の色。
男達の渦に飲まれ、その全身を使って男達の怒張を鎮めるミランダの姿が見え隠れしている。
フサイによって焦らし抜かれた男達は容赦がなかった。
手、胸、口、脇、膣、尻穴…正常とは程遠い部位も徹底的に犯されるミランダ。
「いやあぁぁ、ちょっと待って、今…いったばかりだから!……ああああああっ!!」
何度となく果てるミランダを気遣うことなく、次から次へと欲望をぶつけていく。

彼女の娘マリアは母親がうけている仕打ちの意味が分からない様子だったが、その異常な光景に
本能的な嫌悪感を抱き、泣き叫んでいた。
(ああああっ……マリア…ごめんなさい…ごめんなさい…)
男達に廻されながら、その絶望的な状況に意識を何度となく奪われそうになるミランダ。

しかし、突然周囲を襲う轟音によって立場は一変した!!
469変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 14:56:03 ID:NHj6qGmQ
突然の来訪者が夕日を隠し、男達の前に大きな影を作る。
「あれはウィンダム!何でこんなところに地球軍のMSが!」
その白い塗装を橙色に染めながら銃口を男達に向け、攻撃の意志を示す。
男達の持つ銃火器は所詮は対人用に過ぎない。
「ちっ、ずらかるぞ!」
舌打ちしながら男達に散開を指示するフスク。
あっけにとられ成り行きを見守るミランダとマリアを残し、陵辱現場から我先に逃げ出す男達。

遅れてヘリが3機、到着した。
武装を整えた攻撃用のヘリ2機が周囲の安全を確保する。
そして、残る救護用のヘリが親子の近くに降り立った。

そのあまりの救出劇に驚く親子だったが、西日を遮るMSの搭乗口から下りてきた人物は彼女たちを
さらに驚かせることとなる。

最初に気づいたのはマリアだった。
「お父様ー!!」
涙で顔を一杯にしながらMSの足元へと走り、その優しい笑顔を向ける父親に駆け寄った。
戸籍上は既に父親では無いものの、彼女にとってはたった一人の“お父さん”。

「マリアか!大きくなったなぁ。パパが来たから、もう大丈夫だよ」
そのままひょいっと娘をおぶり、ヘリの方へ歩き出す。

ヘリに運ばれ、女性救護員に介抱されるミランダ。
簡易ベットに寝かされ目を閉じると、先ほどまでのつらい陵辱の記憶が蘇り、自然に涙がこぼれ出た。
あわてて拭おうとするミランダ。
しかし彼女がそうするより先に、彼女の頬を大きな手が優しく包み込んだ。
470名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 15:00:19 ID:Po7m5wZq
職人さん乙!上のシンルナ職人さんも乙です
471変態テロリスト×名無し背景キャラ:2005/07/02(土) 15:00:25 ID:NHj6qGmQ
その懐かしい感触に驚いて目を開けるミランダ。
自分に裏切られ、その地位も名誉も全て奪い取られた元夫、マークの姿がそこにあった。

「すまない、遅くなってしまった……。でも、生きててくれてよかった、ミランダ」
言葉少なげに自分を労わるマークの姿に戸惑いと罪悪感が彼女を襲う。
「……ど…どうして?…わたし、あなたを……」
言いかける彼女を遮るマーク。
「まあ、済んだことはいいじゃないの。おまえが俺と別れたのだって、俺の魅力が足んなかったから
だろ?俺は少しも恨んじゃいないぜ。ただ、おまえが無事か心配でな。…随分いろんなとこ探したぜ」
自分を見つめる優しい瞳に感情を抑えることができず、ただ泣き出すミランダだった…。

「マーク様、そろそろ時間です」
遠慮がちに近づく衛兵。
「分かった。よろしく頼む!」
散々、一緒にいて欲しいと言うミランダとマリアを複雑な思いで見送ったマーク。
2人と救護員を乗せたヘリはオーブへと向かわせた。
既に陽が落ちた空は、すぐにヘリを覆い隠していく。
その様子に無事を祈りながら、ウィンダムへと乗り込むマーク。
ヘリを伴い、ヘブンズベースへ向け飛び立った。

戦争により数奇な運命を辿る幾多の家族、仲間、友人…。
ヘブンズベース、オーブ。
場所は違えど同じ若者にその命を奪われるとは、これもまた運命なのか…。

―雷鳴轟く海の上、その若者に決断が迫られる!
凶悪なまでの機体性能をもってして、それを駆る若者へ与えられるひとときの正義。
その正義を信じ、悲劇を繰り返さぬための一太刀がついに振り下ろされる!
眼下に散っていくグフ。―それは若者を襲う混迷の前触れに過ぎなかった……

お・し・ま・い・
472名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 18:31:12 ID:lhTKNwkj
今日のでネタキタァ
473名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 20:33:21 ID:oM/S0VzJ
神よここで一発アスメイ希望
474名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 20:49:40 ID:OZSUXddM
今日のミーアはエロかわいかった
ギルタリもありそうでネタ満載でしたね
475名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:02:13 ID:FvHtVRKe
のぞいてたところをギルに見つかって折檻をうけるミーアをキボンしてみるw
476名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:26:09 ID:OP637PvR
ルナの泣き顔が激萌えだった。
あれじゃあ、シンじゃなくても男なら「君はオレが守る!」って言いたくなるよな。
(泣いた原因作ったの自分だけど)
477名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:46:33 ID:lhTKNwkj
シンルナキボン
478名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:49:22 ID:PYmLC6IW
もうミーアじゃ抜けない
479名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 00:58:19 ID:0uqjbm2x
自分もシンルナ激しくキボン
本編添いのいつわり愛で
480名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 01:00:35 ID:P9eHF8wA
偽りからやがて真実に変わるとなお良し。
481名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 01:03:10 ID:M52y/fEs
い…今更だがレイルナキボン
482名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 01:18:06 ID:jDIPi99L
それよりも何よりも、アスメイを希望!
神よ舞い降りてくれ。
483名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 02:09:25 ID:JjsYziOi
ここに保管庫がたてられることはないのかなー(・ω・)
484名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 02:22:52 ID:TVKEA/Kf
485名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 03:24:36 ID:vYPfBkGS
エロバロスレ総合過去スレ保管庫じゃなぜ不満かね
486名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 07:03:01 ID:1R1IRnaK
>>481
俺も夢みていたよ、レイルナ……そうなったらいいなと
思ってたよ、レイルナ……読みたい
487名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 09:13:49 ID:8BX9T7/T
シンステでレイルナ路線が
監督の都合により変えられた気がしてならないんだよな〜…
488名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 10:36:45 ID:aMSMqXb5
今のレイだと、黒一色だからなぁ…。
尋問と称してルナを犯っちゃうぐらいしか無いんじゃないの?
489名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 10:38:18 ID:AnCdeSjp
フラガとマリューがよりを戻す前に
虎マリュを希望したい・・・・・・
490名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 10:58:02 ID:vYPfBkGS
俺も俺も
虎マリュ来るか面白いじゃんと思ってた頃のワクワクをもう一度
491名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 11:07:06 ID:U1xRoXAq
ルナマリアは中の人の泣き演技でちょっと萎えた。

フラマリュはよりを戻す前に今度こそ本当に死んでしまいそうだ<フラガ
もちろん死の直前に記憶が戻って。
492名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 12:37:15 ID:Tir/PQqr
ルナ錯乱して黒化で手当たり次第
または
黒レイがタリアを調教キボン
493名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:25:47 ID:W5R3o/nz
黒レイでルナを犯っちゃうのキボン
494名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 14:32:51 ID:I/tT+3ym
>>481>>486
なるべくレイ主体の純愛ものがいいですね。
アニメ版以前―無印種とデス種の間の期間―でなら辛うじてやれるんじゃ。
でもどうもルナマリアが失恋しそう―レイがギルの理想に殉じる為に―。
そしてふとそんな過去を思い出し切なくなるレイ。しかしギルが望む世界を完成させる為、
その想いを振り切りアスラン&メイリン捕縛に向かうとか*? 解かりづらかったらすみません。
*もしくは第37話の後半〜ラストシーンに上手くつなげるとか。

>>487
しょうがないよ、 福 田 己 津 央 と 両 澤 千 晶 だ か ら 。
495名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 16:09:37 ID:8p/Tf7Xr
お前も裏切るなら許さないとかそういうプレイとか?
496名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 16:15:31 ID:GYD1V7vR
>>484ありがとう。
内容は一言、感動した。
正直、メイリンファンをやってて心底良かったと
思っている。感謝する。
497494:2005/07/03(日) 16:48:11 ID:I/tT+3ym
>>495 そうじゃないですよ(笑)。
498494:2005/07/03(日) 17:24:18 ID:KbbjgAvs
あとそれはレイ×メイリンでも十分いいんじゃないか……駄目?
499名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 17:40:42 ID:w2UpJqWI
>>484
そんなところに良質のSSがあるとは思わなかった。教えてくれて感謝。

あとここでルナマリアのSSが増えたら嬉しい。普通の純愛も良いけど
悲しみを忘れるために激しいSEXをするのは軍人っぽくて燃える。
500名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 17:44:01 ID:LfI9FGhS
むしろレイシンな展開じゃあ…



いや、忘れてくれ
501名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 17:46:53 ID:1iHXEenI
忘れよう。
シンになきつくルナにレイが嫉妬して・・・という展開とか。
502名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 19:47:43 ID:EZr3xsry
>>501
その嫉妬の対象はどっちだと蒸し返し。
ごめん。
503名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:08:14 ID:mnwzFSAu
神光臨まだ〜
504名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:10:49 ID:l/0WDFzA
レイは、
シン 駒>>>>何らかの情その他
ルナ 同期のよしみ>>∞>>弱いので駒度無(議長裏切らなければ。メイリン?別に…)

で、抱擁ギャラリー時はルナ側に引き寄せられて「憐憫の情を醸す者どもよ」かと思った。
どちらに嫉妬というより、ある種綺麗な二人みたいな。
505名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:52:15 ID:mLzwP1T+
来週シンとルナがキスするって〜
506名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:55:38 ID:v+Scoef3
来週で、もう1回でしょ
シンルナは本編で何回キスするのかね
507名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:58:22 ID:cN9xGulY
ルナマリア尋問レイプきぼんぬ
508名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:06:01 ID:kOPcnwNT
そういやさりげな〜くガンダムのNが核にもどってなかったか?
509名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:43:20 ID:6m9a8I35
シンとルナの傷の舐め合い希望。
510名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:58:23 ID:I05y0BQM
>>509
傷のなめあいはなぁ……どうも、ね。
511名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 23:15:34 ID:kOPcnwNT
>>509-510
つーか来週は・・・だぞ。
512名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 23:20:40 ID:mLzwP1T+
その・・・は何だ?気になる
513名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 23:43:16 ID:3qug0sHx
ここはいつからリクエスト場になったのだ?
514名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 00:24:52 ID:njzErOYR
昔に比べると空気変わってしまったよな。
というわけで全盛期の頃の職人様方の降臨を期待。静観してる方もいると信じる。
515名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:06:23 ID:nbTmJ5SP
つか本編でいつキスしたんだ…シンルナは
516名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 03:41:56 ID:FnpKH3Hd
これからするのよ
うふふふふ
517名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 08:01:03 ID:izrGfnYT
シンルナキッス
518名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 08:26:27 ID:VsP/nJ74
キラフレって本編のどの辺りでセックル描写あったの?
519名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 08:51:22 ID:VsP/nJ74
キラフレって本編のどの辺りでセックル描写あったの?
520名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 09:41:48 ID:GhuYXttc
>>518
特別編ではばっちりヤってるw
521名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 11:46:28 ID:VupUtiHP
522名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 11:50:44 ID:nbTmJ5SP
特別番ってなんだ
523名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 11:50:56 ID:nbTmJ5SP
特別番ってなんだ?
524名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 11:59:22 ID:VupUtiHP
>>522
機動戦士ガンダムSEEDスペシャルエディションの事。
「虚空の戦場」
「遥かなる暁」
「鳴動の宇宙」
の3本構成。本編の再編集だな。>>521のシーンは
「虚空の戦場」での砂漠に降下してすぐの深夜のバクゥ戦でキラが回想する
525名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 12:49:53 ID:hUxTIlza
>>521
動画で見るとあっという間なのに
コマ送りするとこんなんなのか・・・
>>518では無いがd
526522:2005/07/04(月) 18:18:23 ID:nbTmJ5SP
俺も518ではないよ
527名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 20:00:23 ID:/34g9pmp
>>514
うん。ちょっともうついていけない
全盛期て何時の事?いつも賑わっているし
528名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 22:30:08 ID:njzErOYR
まあ、今でも賑わってるほうだけどw
かなり職人さんがいて、ほぼ毎日のように投下があって読み手が贅沢になってしまうほどの勢いがあった。
217氏やポチ氏やいもげん氏や028氏や……数え上げればキリがないが帰ってきて欲しい。
529名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:16:29 ID:eqYr/7d/
>>525
動画だとあっという間なのか
コマ数多いなーと思ったけど
530名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:47:31 ID:waYZFHVG
キラフレ初夜の続きないんだろうか
531名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:56:56 ID:ZP/6MKlg
まあ前だってこのスレ加速したの4クール、40話越してからだしなあ
532名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 00:04:31 ID:0MnYcRsV
来週ってか今週は良い燃料来そうですよ
533K.C:2005/07/05(火) 01:46:29 ID:4bHgga3y
アスルナ投下予告。
エロに至るまでの前半までですが、反応次第で後半執筆します。
前半は微エロです。(エロとも呼べないかも……)

いままで名無しでキラフレとか投下してたけど今回からK.Cで。
南極のどなたかと勘違いされてる方がおられたので。
いや、構わないんですけど、その作家さんに失礼なような……。
534K.C:2005/07/05(火) 01:51:33 ID:4bHgga3y
【手の届く場所に君がいた】アスラン×ルナマリア


 アスランがシンを殴ったという噂はまたたく間に広まった。
 噂ではなく事実だ、とルナマリアはため息をついてレクリエーションルームを出た。皆がまことしやかに憶測してる内容など、ききたくなかった。
 曰く、アスランがシンに嫉妬した。
 曰く、フェイスとは傲慢だ。
 曰く、キラという友人が敵側にいるらしい、等々……。
 どれもあたっていて、どれも穿った見方であるような気がする。
 そして問題なのは当の本人がこの噂を否定も肯定もしないことだ。
(アスランはそんな人じゃ、ない……)
 そう言いたいのに。
 言えるだけの根拠がないというのも事実だ。
 正直ルナマリアにはアスランの考えていることがわからなかった。少なくともあれはフェイス――ザフトの軍人ではないと思う。
(じゃあ、あれはいったい誰?)
 ルナマリアにはフェイスとして着任したアスランの顔しか知らない。先の大戦のときのことも英雄としての彼のことしかきいていない。
 その前は、オーブ代表とともにこの艦に乗っていた。
 護衛なんてしていたけれど、私たちを守ってくれた。
 もしかするとあれが本当の……彼の姿だったのかもしれない。
「……あっ」
 通路の先を曲がった蒼い髪を見て、ルナマリアは目を瞬かせた。ここのところずっと顔を合わせていなかったから偶然会っただけでも珍しいことなのに。
 あの先は――射撃室?
 まさか、と確かめるように走った。彼が立ち寄る可能性が最も低い場所だ。以前、射撃の手本をしてくれたときだって渋々といった感じだったのに……。
 扉を開けて中を覗くと、やっぱりアスランが銃を撃っていた。
 表情は……厳しい。
(なぜ……?)
 ルナマリアは扉を閉めてロックした。誰も立ち寄ることはないと思うけれど万が一のこともある。他の人間なんかで彼の言葉を遮られたくない。
 きいてみたい。
 ききたいことは山ほどある。でも、なにをきいていいのか自分でもわからない。
 ただこのまま疑っていたり不安を抱えているのは嫌だ。
 思ったことは抱え込まずにまずきいてみる。それがルナマリアの信条だった。
535K.C:2005/07/05(火) 01:52:05 ID:4bHgga3y
「くそ……っ!」
 こんなことしても何の憂さ晴らしにもならないことはわかっている。だが撃たずにはいられなかった。
 もっと早くこうしていればキラを倒されたりはしなかった……!

 ――ドン、ドン、ドンッ……!

 さっきからシンと同じシュミレーションコースを辿っているが、コントロールも速さもわずかながら自分のほうが凌駕していた。
 だが短期間で上達する速度は彼のほうが上だ。
 このわずかな間でよくもこれほどの腕を……となかば感心する。それもキラとの交戦経験後、急激に上達している。いわば反面教師というやつか。
 わからなくもなかった。あの大戦時、実戦で何度も共闘してきた経験からキラの戦いぶりに学ぶことが多かったのも確かだ。認めたくはないがキラのほうが強かった。
 シンが刺激されても仕方ないことだ。キラは――戦いの血を喚び起こす。
(だからこうなってしまう前に、俺がシンをとめるべきだったんだ……!)
 自分しかシンを上回る腕を持つ者がいない。
 いやもしかしたら――もうとっくにあいつは俺より強いかもしれない。
 キラを倒したのだから。
「くそおっ……!!」
「…きゃっ!」
 すぐ隣できこえた声に思わず引き金にかけた指をとめた。振り向くと包帯姿のルナマリアが不安そうな顔でこっちを見ている。
 まさかいるとは思わなかった。
536K.C:2005/07/05(火) 01:52:29 ID:4bHgga3y
「あ、……すまない。驚かせた、みたいで」
 彼女も訓練か、と薬莢を箱にしまった。ただの憂さ晴らしで撃っている自分とは違うだろう。――だが、待て。
 この姿で訓練をするつもりか?
 まだ腕が吊り下げられている状態なのに。
「撃たないんですか?」
 ルナマリアが銃をしまう仕草をみて首をかしげながらきいてきた。やっぱりそうだ。彼女は隣のブースになど目を向けず、こっちしか見ていない。
「なにか用なのか」
 なるべく素っ気なく答えたつもりだったが、意外にも彼女はクスッと笑った。
 気を悪くするどころか――穏やかに視線を投げかけている。
 なんとなく居心地が悪くなった。
「用……ってほどでもないんですけど。隊長こそどうしてここに?」
 ――隊長。
 あまりにも自然に言われたその言葉に、ルナマリアが気を遣って言ったわけではないことがすぐわかった。以前と同じ響きの言葉。
 だが、今の自分にはもうそんな呼称は必要ない。
「ルナマリア」
「私にとっては、あなたはずっと隊長です」
「俺は」
「でも本当は名前で呼ぶほうが好きなんですよ。アスラン、って名前素敵じゃないですか」
 そんなこと言われたのは初めてだった。
 アスランは返す言葉がなくなり、ふふっ、と微笑むルナマリアを見て心の中に穏やかな凪が漂うのを感じた。
537K.C:2005/07/05(火) 01:52:53 ID:4bHgga3y
 この娘はなんで自分なんかに好意を持っているのだろう。
 いまこの艦ではアスラン・ザラを酷く言ってる者の数のほうが多い。疎外感などたいして気にしていなかった。それだけの言動をしてきた自覚があるから。
 なのにこの娘は……。
 呆れたり、嫌ったり、見捨てたり、無視したり――そうしないのはなぜだろう。
「そんなふうに言われたのは、初めてだよ」
 口調が自然とやわらいだ。
 ふう、と壁に背をついて銃を降ろす。痛々しい包帯姿の彼女を見つめながら、そっと額に手を伸ばした。
「まだ……痛むのか?」
 ルナマリアは真っ赤になって目を大きく開いたり閉じたりした。
「あ、だ、大丈夫です!」
「ふふ…」
「な、なんですか?」
「いや、反応がね、カガリに似てるなと思って。動揺するとまばたきが増えるんだ、あいつ」
 綺麗な瞳を必死にまばたかせて。
 それも魅力的だと感じた自分がいた。……もうだいぶ前のことだけど。
「カガリ……」
 ルナマリアが低い声で呟くのがきこえ、いけない、と口を噤んだ。のろけるつもりはなかったのだが。
「まだ……忘れられないんですか?」
「え?」
「カガリ・ユラ・アスハのこと」
 忘れるもなにも。
 彼女はいまアークエンジェルに……そのアークエンジェルはおとされた。
 もし爆散していれば助からない。
 つまり死んだ、ということだ。カガリが――死んだ?
538K.C:2005/07/05(火) 01:53:15 ID:4bHgga3y
「……ありえない」
「え…?」
「彼女が死ぬはずがない。きっと生きている」
「あの……?」
「キラだってそうだ。あいつが死ぬわけがないんだ。だって俺が殺したときだって生きていたんだから。きっとカガリだって」
「…………」
「おとされるような奴らならもうとっくに何度も死んでる。それだけの死線を……くぐり抜けてきたんだ。信じてる。きっと生きてる」
「……アスラン!」
 ルナマリアがいきなり抱きついてきた。
 咄嗟のことで反応が遅れた。壁についた背にまわされた腕に何をされているかようやく理解し、慌てて離れようとしたが。
 ルナマリアは離そうとしなかった。
「おいっ」
「なんで、そんなこと言うんですか! そんなに代表のことが忘れられないんですか?! あの艦に乗っていたから?」
「忘れられない……って、カガリは」
「あなたはザフトの軍人でしょう?!」
 それを言われると……言葉がない。
 アスランは俯いて唇を噛みしめた。自分がザフトに戻ったのも、いずれこれがプラントやオーブのためになると思ったからだ。
 それがことごとく裏目に出ただけのこと。
 キラたちはオーブを抜け出し、カガリを攫い、彼女は同盟を結んだオーブに戻らず、戦場に躍り出て停戦を呼びかけるなどというバカげたことをした。
 まっすぐなカガリらしい行動。
 でもそれがザフトの、議長の目には危険と映ってしまったのだ。
 わからないでもない。だが、あのやり方は……。
 あの強引なやり方は間違っている気がする。少なくとも彼らに敵対意志はなかった。共闘の道も探れたはずだ。
 あの有無を言わさず追討する命令は、やはり今でも承伏できない。
539K.C:2005/07/05(火) 01:54:15 ID:4bHgga3y
「俺はカガリを知っている」
「……っ!」
「今までずっと一緒に暮らしてきた。大戦後、彼女とともに生きてきた。キラともだ。仲間なんだ。忘れられるはずがないだろう」
「だからって……でも!」
「わかってるさ。だが俺がザフトに戻ったのも……本当は彼らを助けたかったからなんだ。こうなるとは想像していなかった」
「アス…ラン…」
「ミネルバに……来るべきじゃなかったのかもしれな、…っ!!」

 ――パンッ……!

 乾いた音が暗い室内に響いた。
 殴られたと気づいたとき、ルナマリアの嗚咽が自分の胸を通して伝わってきた。
 服を掴みながら涙を堪えている。
「ルナマリア……」
「バカ、バカ、バカ……ッ!! アスランのバカ……ッ!!」
「…………」
「バカ、バカ……うっ、うぅっ」
 泣いている女性は苦手だ。
 カガリのときも手をもてあました。彼女はよく、泣くから。そういうところはキラと似ていた。そんなところは似なくてもいいのに。
 ぎゅっとルナマリアの肩を掴んだ。そのままきつく抱きしめる。好きなだけ胸の中で泣かせたかった。それくらいしか自分にはできないから。
540K.C:2005/07/05(火) 01:54:44 ID:4bHgga3y
 謝ることはできない。
 たとえ彼女の信頼を裏切ることになっていたのだとしても。
 いま言ったのはまぎれもない、本音だ。
 言うべきじゃなかった。だが……なぜか彼女にはちゃんと言っておきたかった。
 こんな自分に好意を寄せてくれた。その思いに応えてあげたかったから。
「ルナマリア、……もう泣くな」
「うっ……えっ……」
「困ったな……」
 泣きやます方法は知っている。
 カガリはキスすると泣きやんだ。
 だけどカガリじゃない女性にこうしてもいいのだろうか。
 キラを泣きやますにはどうしたっけ。
 あいつは再会してから一度も俺の前で泣いてないから……。
 泣きそうな顔は見たけど、気をきかせて見るのをやめて、ラクスにあとをまかせた。
 子供のときのことを思い出す。
 玩具を勝手に使ったと言っては泣いて、一人で先に帰ったからと言っては泣いて、背が自分より高くなったと言っては泣いて。
 実にくだらないことでよく泣いた。
 そのたびに俺はあいつの涙を……。
「え……あっ!」
 ルナマリアの顎に手をかけて顔を向けさせると、指を目元で拭いながら唇で吸いとった。驚いて声もでない彼女に構わず涙を舐めて清めていく。
 こうするとキラは涙をひっこめた。
 最初はやめろよ、と嫌がったが本当は嬉しいのだと気づいた。あいつは泣いている自分に気づいてもらいたかっただけだから。
 ルナマリアの涙もいつのまにかとまっていた。
541K.C:2005/07/05(火) 01:55:12 ID:4bHgga3y
「な……な……」
 真っ赤になって唇を戦慄かせている。女の子相手にこれはやりすぎただろうか。でもカガリみたいにキスするわけにも……。
 ぽんぽん、と彼女の頭に手をのせた。
「泣きやんだ?」
「あ……はい……」
「もう泣くなよ。同じことはできないからな。いくらなんでも」
「…………」
「だ、だから、もう泣くなって!」
「……なんで?」
「え?」
「なんでこういうこと、するの?」
「…は?」
「優しすぎ……ます……」
 ルナマリアの顔が急接近してきたと思うと……唇を奪われていた。
 目を見開く。
 キスしようとは思った。慰めるつもりで。だけどするつもりは。
 なかった……はず。
 考えてみたらキスよりタチが悪いかもしれない。涙を舐めとるなんて。キラ相手にしていたから感覚も鈍っていた。
 相手は女の子だ。
 勘違いしても無理はない。
 ましてこうなることくらい……予想してあたりまえだった。
「ル、ルナマリ……ちょっ……」
 息継ぎの合間に身体を離そうとしたが、壁に挟まれて身動きがとれなかった。なおも唇を重ねてくる彼女に抵抗できない。
 でも力ずくで引きはがすわけにも……。
 それに、なんだか気持ちよかった。
 ルナマリアの誘いこむような舌に抗えない。
 思わず彼女を抱きしめていた。肩にかけただけの上着を払い落とす。薄いインナー越しに伝わる下着の線に、いつになく興奮するのを感じた。
542K.C:2005/07/05(火) 01:55:33 ID:4bHgga3y
 あまりにも久しぶりだったから。
 必死に押しつける唇に愛おしさがこみあげてきた。カガリではないけれど、カガリと同じものを感じる。
 とまらなくなった。
 服に自然と手が伸びる。ルナマリアは嫌がらなかった。それどころかどんどん身体を密着させてくる。そのままインナーをたくしあげた。
 手に触れたざらついた布地の感触に――目が覚める。
 腰にまかれたままの包帯が、まだ怪我人だったということを思い出させた。
「だ、……ダメだ、ルナマリア!」
 キスから解放されたルナマリアが切なげな表情で見下ろしていた。拒絶されてショックを受けたような、そんな顔をしている。
 違う。俺はしたいと思った。君とならいいと思った。拒絶したわけじゃない。
 だけど……今ならまだ引き返せるんじゃないか?
 そう思わせたほうが、このまま拒絶したほうが、彼女のためじゃないのか?
 俺なんかを想っても、どうせろくなことにならない。
 なのに……。
 口から出たのは、そんな気持ちとは反対の言葉だった。
「そ、その……まだ、怪我が……治ってないなら、無理は」
 ルナマリアの表情が緩んだ。
 ああ、バカは俺だ。……もう戻れない。今さら拒絶なんてできない。
 だけど欲しかった。いまこんなにも俺を求めてくれる人がいる。その誘惑にどうして勝てるだろう。
 こんなところで銃を撃っていたのも、キラのことで頭がいっぱいだったのも、ザフトに嫌気がさしてきていたのも。
 誰も自分を理解してくれる者がいないという孤独感があったからだ。
 認めたくなかった。孤独なんかじゃないと思いたかった。――それが。
 こんなことくらいでぐらつくくらい、打ちのめされていたことだったなんて。
543K.C:2005/07/05(火) 01:56:25 ID:4bHgga3y
「私、もう、怪我はほとんど治ってるんです」
 ルナマリアの嬉しそうな声。
 その返事を心のどこかで期待していた自分が……いた。
「包帯を、とってくれますか?」
「……いいのか? 俺で」
「あなただから、いいんです」
 ルナマリア、と小さく呟いて彼女の手をとった。
 もうとまるつもりはなかった。ヤケクソになっていたのかもしれない。それでも構わない。
 いま彼女を欲しいと思う気持ちだけは本当だったから。

to be continued……
544名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 02:44:01 ID:QdfMhhEt
GJ!
続きが楽しみです。



凸はキラの涙を舐めてたのか
さすが大佐だな…
545名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 03:02:00 ID:Oi02t0d3
続きが無いのは承服しかねる
546名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 04:15:31 ID:rP2X4IEa
な……ここで切れてるだと?!


期待してるぞ大佐。
547名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 08:16:40 ID:3CzN+izi
>>544
死んでいいよそんなキモイ人…
801撲滅。こいつらから人権剥奪して
ぬこにあげたい。
548名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 09:39:18 ID:eUY+OxJZ
ここでキラフレと見せかけてキラメイキボン
549名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 10:02:11 ID:2bZFzReO
>>533続きカモーン。正座して待ってます
550名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 13:31:59 ID:eZe0ZK7e
521のやつのムービーがみたい
551名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 15:04:07 ID:9FpGR/lb
>>550
つ[>>524総集編DVD第1巻]
552名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 16:35:03 ID:eZe0ZK7e
スマン 金がない
553名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 17:23:04 ID:ym/IhNqn
レンタルレンタル
554名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 18:47:32 ID:eZe0ZK7e
いやそれもちょっとまずいんだ…
と言いつつシンルナキボンヌ!!
555名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:43:40 ID:BaK98Q/2
>>554
「焙煎にんにく」でぐぐれや
つうかおまえ大人の時間に来るな
556名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:55:10 ID:nsOX/LvE
DVDプレーヤー持ってねぇぇぇ
557名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:17:50 ID:ml4O7eCK
>>556
PS2とかPCは?
558名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:52:16 ID:z7JPZJR+
>>556
IDがレベルE。冨樫作品
559名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 21:02:40 ID:xnLUfyAX
魔法のツールで何とか汁

合い言葉はP2 ry
560名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 23:52:11 ID:CxN6iFP6
>>533
続きマダー マチクタビレタ( ´∀`)

楽しみに待ってます。ちょこちょこ入るアス→カガにも萌えw
561名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 00:55:03 ID:LbHeZirQ
焙煎にんにくがどうしたんだ…
562名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 02:15:49 ID:cO7AL/JH
香ばしいんだよw
563K.C:2005/07/06(水) 05:18:16 ID:3aZp2bc0
後半もアスカガ要素(ちょびっと)あります。
いま書いてるとこです。
もうちょっと待って。
564名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:16:50 ID:nEhylVn6
シンルナでも書こうかな?
アスルナ職人さんがおわりしだいなんか投下しようと思います。
565K.C:2005/07/06(水) 14:05:15 ID:WP7Vkrg9
シンルナ読みたいでーす。というわけでアスルナ後半投下します。
えー、アスラン、カガリ一途じゃなくてスマソ。
というか、アスメイも実は好き……。

では後半、どぞ!
566K.C:2005/07/06(水) 14:06:26 ID:WP7Vkrg9
【手の届く場所に君がいた 後編】アスラン×ルナマリア


 オーブ官邸にキラと一緒に呼ばれたのは一年ほど前のこと。
 カガリがアスハ家と縁の深い関係者を集め、血縁者とその親友という名目で招待された。
 最初は断ろうとした。だがカガリが必死になって引きとめるから……仕方なく。
 退屈なパーティだった。
 名士ばかりの集いだったからある程度の雰囲気は予想していた。好奇な視線にさらされることもわかっていた。だから目を瞑っていればただ退屈なだけのこと。
 その場でユウナ・ロマ・セイランとの婚約発表さえなければ。
『……アスラン!』
 グラスを落とした俺の肩にキラの手が乗せられたが、振り払ってその場を立ち去ろうとした。
 だが途中退席などしたらせっかくのカガリの気遣いに泥を塗ってしまう。
 動揺を押し隠すしかなかった。唇が震えていた。カガリの顔も見れなかった。手を差し伸べてきたユウナにこう言うしかなく。
『おめでとう……ございます』
 カガリがなにか言っていた気がするが、今となっては思い出せない。
 わかっていた。カガリの名にはアスハが付く。彼女はオーブ前代表の娘だ。俺だってパトリック・ザラの息子だった。その意味くらい理解できる。
『そんなこと、君とカガリには関係ないことだろう?』
 その晩のことだったか、それとも後日だったか、キラがそう言ってくれた。
 関係ない……か。
 おまえだってカガリとは関係ないとはいえないくせに。
 むしろキラが羨ましかった。血縁――たったそれだけのことでカガリのことを思いきることができる。
 いっそそうできたらよかったのに。……ラクスのように。
 ラクスにはキラがいたから。俺は諦めることができた。諦めようとした。カガリを想うことでその気持ちを埋めようとして。
 今もこうして――孤独をまぎらわそうと――彼女と。
567K.C:2005/07/06(水) 14:07:07 ID:WP7Vkrg9


「あ……ちょっ……ここで?」
 空になった薬莢が転がる床に手をつきながら、キスをねだる彼女を押し返した。
 すでに左腕のギプスは外されていた。骨折ではなく、骨にヒビが入っただけのものでとうに完治していた……のはいいとして。
 半ば夢中になって気づかなかったが、ルナマリアはもうスカートをおろして、腰にまかれた包帯も半分以上解かれていた。
 そこまでして、ここがどこだったのかようやく気づいた。
 誰が来てもおかしくないこんな場所で、いくらなんでもマズイ。
「ふ、服を着てくれ。部屋に……」
「大丈夫ですよ」
 耳朶を口に含まれ、ゾクッとした背筋を走る快感に目を瞑りかけたが、理性を振り絞って床に落ちている彼女の上着を拾った。
「頼むから、これを」
「今、したいんです」
「い、いま?!」
「ダメ……?」
 そ、そんな顔でお願いされても……。
 彼女だってここがどういう場所で、いまどういう格好をしているかわかってるだろうに。
 まるでミーアみたいだ――と変な既視感を感じた。
「だってここは……」
「ロックかけましたよ」
「……は?」
「暗証番号は私しか知りません」
「……って、いつかけたんだ?」
「他にここに来る人、いませんし」
「…………」
「ほんの少しの間だけ……で、いいですから……」
 ふう、とため息をついて肩を抱き寄せた。嬉しそうに胸に手をのせてくる。開いた上着の間から滑るように入りこんでくる彼女の指に諦めた。
568K.C:2005/07/06(水) 14:07:33 ID:WP7Vkrg9
 仕方ないよな。気持ちいいんだし。なんかそういう雰囲気だし。
 場所が気にくわないけど……。
 よりによってこんな殺伐とした場所でしなくてもよさそうなものだが。
 でも、人のことはいえないか。
 カガリと最初にしたときも、普通にベッドじゃなかった気がする。波の音しか覚えてない。海だったのは確かだと思うが。
 二人とも翌日砂だらけでひどい目にあった。
 思い出したら動きがとまった。……俺はいま誰を抱こうとしているんだ?
「……アスラン?」
 固まってしまった手に、ルナマリアが顔をあげて見つめてきた。
「どうし…」
「いや……なんでもないよ」
 最低だとわかってる。カガリはかけがえのない存在だ。だけど今はそれ以上に心を占める存在がある。
 たぶんそれは……今さらどうしようもないことだ。
「ルナマリア、俺の膝の上に……」
 床は冷たいから、と言って彼女を抱きあげて膝の上にのせた。
 軽い……ぜんぜん苦にならない。
「君、何キロ?」
「え?」
「体重」
 バシッ、と頬を叩かれた。
「女性にそんなこときかないでくださいっ」
「いた……。違うよ、あんまり軽いから。ちゃんと食べているのか?」
 ルナマリアは顔をしかめて、照れたように目をそらした。
 なんだか、可愛い……かも。
「……ダイエット中、です」
「ダメじゃないか。パイロットなんだから、栄養管理ちゃんとしないと。決められたメニュー通りの食事を」
「アスランが気になって、食事に喉が通らなかったんです!」
 は……? と言われた意味を理解してから、今度は自分が照れる番だった。
 気になるって、それって、いつから……。
569K.C:2005/07/06(水) 14:08:01 ID:WP7Vkrg9
 ルナマリアの手が背中にぎゅっとまわされた。答えるように彼女の身体に手で触れていく。
 熱い吐息が首筋にかかった。
 お互いの鼓動が高鳴るのを感じる。
 言葉など必要なかった。たぶん顔を見合わせたら、もうとまらなくなる。
「……アスラン……」
 切なく、甘い声で囁かれ、……それがきっかけになった。
 ろくに顔も見ずに激しい口づけを交わした。怯えて逃げようとする頭を抑えこんでただひたすらに求める。彼女の吐息が息苦しさを語っていたが、こみあげる衝動をおさえることができなかった。
「……ふっ、……んん、あ…っ」
 喘ぎ声に艶が出てくるのがきこえ、もっとききたくて彼女を追いあげるように深く舌を潜りこませた。応えきれず、飲み込みきれない唾液が口の端から零れ落ちてくる。
 こんなふうに息継ぎすらもどかしいキスは今までしたことが……ない。
 そんなに自分は飢えていたのだろうか。だけど何をしても受け入れてくれる彼女にとまらなくなっていた。眠っていた欲望が奮い起こされるのを感じる。
 キスをしながら彼女の足を膝の上に広げさせた。
 背中が壁で痛いけれど、そんなことどうでもいい。早く先に進みたかった。
 まだ半分脱ぎかけのインナーを背中からたくしあげていく。そうしながらホックを外すと、もう彼女の上半身は何も身に纏うものがなくなっていた。
「あっ、だ、だめ……もっと、ゆっくり……ぅんっ」
 荒々しく豊かな胸を揉みしだく。そうしながらもキスを繰り返した。ルナマリアの声のトーンがどんどんあがっていく。
(俺も、もう、もたないかも……)
 場所が場所だけに焦りもあった。それに彼女の反応にどんどん熱くなるのを感じる。
570K.C:2005/07/06(水) 14:08:27 ID:WP7Vkrg9
「ルナマリア……」
「あ……ル、ナ……って……」
「え……?」
「ルナ、って……呼んでくださ……んんっ」
 喘ぎ声が恥ずかしいのか必死に抑えながら言う言葉に、思わず苦笑がもれた。
 そんな簡単なことすら思いつきもしなかった。
「じゃあ、君も」
 肩にしがみつく彼女の手を離して自分の胸にあてさせた。半裸になっている男の胸を恥ずかしそうに見つめている。
「敬語はもう、やめて」
「……っ」
「今の俺は、ただ君が欲しいだけの男だ」
 フェイスのアスラン・ザラを今だけ忘れて欲しい。
 ルナマリアは戸惑ったように笑うと目元に唇を寄せてきた。さっき涙を拭ったときと同じ仕草。
 そういえばアレをしてからなんだかこんなことになってしまったんだっけ。
「驚いたんだから」
「……ごめん」
「あんなことする人だなんて思わなかった」
「いや、あれは……その……」
 昔、友達に……なんて言ったら変な目で見られそうだ。
 ルナマリアはくすくすと笑って首に腕をまわしてきた。
「そういうあなたも、好き」
 近づいてくる唇に、自然とまたキスを交わした。
 ルナマリアはこんな俺のどこが好きなんだろう。
 口づけてくる仕草から彼女の想いが伝わってくる。正直まだカガリのことを思っている自分がこのまっすぐな気持ちに応えられるとは思えない。
 だけど気持ちとは裏腹に身体だけは先走って。
571K.C:2005/07/06(水) 14:08:54 ID:WP7Vkrg9
 膝の上の彼女の足をもちあげて股の間に指をしのばせると、そこはもう下着越しでもぐっしょりと濡れていた。待ってくれていたのかと思うと胸が高鳴る。
 ルナマリアがため息のような声をもらした。
 早くしたいという気持ちが強かったけれど傷つけたくない。なるべくゆっくりと指を動かした。そうしながらも勃ちあがっている胸の突起を吸い上げていく。
 目元に浮かんだ涙が可愛らしかった。
「ルナ……声、きかせて」
 ふるふる、と首を振るのを見て濡れた蜜壷に指を根元まで潜りこませた。声にならない悲鳴をあげて彼女がのけぞる。
 そうさせているのが自分だと思うとたまらなくなる。
 もう手首にまで彼女の愛液が滴って落ちてきていた。暗がりの射撃室に不似合いな水音が響く。誰もいない空間に、二人きりで……。
「アッ……アスラ……んぁっ、っ……おね、が……もう……」
「ん……下着、とるよ……」
 足を動かせて脱がせると、そのまま元の位置に戻さずすでに先走りで固くなっている自身の先端を潜りこませた。
「あ、ぅぅうんんっっ」
 まだ亀頭が入っただけでルナマリアが潮を吹いた。熱い透明なものがポタポタと二人の間を流れていく。
 ルナマリアは真っ赤になって目を伏せてしまった。
「あ……」
「ごめん、我慢できなかったんだな。……もう、焦らさないから」
 彼女の細い腰を掴んで勢いをつけて全部挿れた。はふっ、と息を継いで中の感触にうち震えている。
 カガリのときは見ていて痛々しくなるほど辛そうだった。
 やっぱり、初めてじゃ……ないんだ。
「あ、あの……私……っ」
 泣き出しそうな彼女の唇を塞いで、少しずつ動かしながら中がなじむ感触を味わった。
 そんな顔しなくてもいい。俺だって、初めてじゃないんだ。
572K.C:2005/07/06(水) 14:09:18 ID:WP7Vkrg9
「いい、よ……すごく……君は……?」
 やっとルナマリアが笑顔を浮かべた。
 気持ちよさそうな顔をして、少しずつ動きをあわせてくる。
「はっ……あん……たまら、ない……です……」
「……敬語」
「あ、ご、ごめんなさっ……あぅ、っっ」
 もうそんなことどうでもいいけど、快感を受け入れようとしている彼女に愛しさがこみあげてくる。
 膝の上で踊る彼女の胸に口づけた。手のひらで形を確かめながら味わう。――よく見ると。
 古い傷があちこちに残っていた。
 スタイルがいいからそれに目を奪われて今まで気づかなかった。ナイフや銃痕まで……。整形したのかほとんど見えないけれど、間違いない。
 考えてみればこの娘は赤服だった。
 一通りの教習を受けて上位成績だったからこそミネルバにも配属されたのだろう。昔と今とでは教習内容も違うかもしれないけど。
 だからって女の子なのに、こんな危ないこと……。
 もしあのナイフ実技を受けていたなら、ひどい怪我をしていた可能性も。……いや、この傷痕が語っている。相当無茶なことをしてきたんだ。
(バカだ、君は……)
 せっかく平和になったのにザフトになんて入って。
 今また情勢が緊迫する中、前線でパイロットなんかして。
 いつ死ぬかもわからないのに。
573K.C:2005/07/06(水) 14:20:20 ID:WP7Vkrg9
「アス、ラ……は、あうっ……!」
 床上に自分の服を広げて彼女を寝かせ、体勢を入れ替えた。負担のかからないように上から動かしていく。
 手に手を重ねてゆっくりと、だが深く、彼女の中を蹂躙した。こうするほうがルナマリアの快楽を導けるのがわかったから。
 子宮の入口に亀頭があたるたびにルナマリアが気持ちよさそうに声をあげた。
「いい……? ここ……が?」
「あ、あ、うぅんっ、はっ、あっ、だ、だめ、そこっ」
「ここ、だな……」
「だ、だめぇ……ま、また……っ!」
「いいよ、何度でもイッても。……何も考えなくて、いい」
 せめて今だけ何もかも忘れさせてやりたい。
 感じすぎているのか、ルナマリアが腰を打ちつける動きをはやめていった。それにあわせて自分も下腹部にどうしようもない刺激を感じる。
 次第にパンッパンッと身体同士がぶつかる音がきこえる頃には、もうお互いの性器の擦れ合う感触しか伝わってこなかった。
「く、ぁっ……だ、だめだ、ルナ……でっ…!」
「あっ、んっ、アッ、アスラン……ッ」
 ぎゅっと手を繋いだ瞬間、彼女の中で弾けていた。
 ルナマリアも応えるかのように膣の締めつけをキツくした。そのまま絞り取られるような感触に気が遠くなりそうだった。
 両腕を床について彼女の身体の上で荒い吐息をついていると、ルナマリアの手が背中にまわされ、覆い被さってくるような仕草をした。
「お、おい……重く……」
 ないか? と言おうとした唇を塞がれる。
「ん、むう……」
「ふぅ……ふぁ……もう……一度……」
574K.C:2005/07/06(水) 14:21:03 ID:WP7Vkrg9
 呆れたことに彼女はまだするつもりらしい。
 アスランはルナマリアを抱きしめながら苦笑した。……これじゃ抜くこともできない。もう一度しなければダメなのか。
 まあ、お互い一回しかイッてないし……。
 わかるけど、せめて場所は移動したい。
「わかったから、服を着て」
「え……?」
「誰か来たら困るだろう?」
 その困る事態がアラー音とともにきた。
 二人で顔を見合わす。暗証のロックにひっかかった人物が扉の外に――いる。
「は、はやく!」
 服を渡すと急いで身体を離した。抜いた弾みで結合部から漏れた雫に、思わずカァッと赤くなる。そんな自分を彼女が面白そうに見つめた。
「なに、今さら」
「……ルナマリア!」
「あ、名前」
「いや、それは……君だって人前でそう呼ばれたら困るんじゃないか」
「私は別に困らないけど」
「それと人前では敬語にしろ」
 え〜、と文句を言う彼女に服を着せてやりながらため息をついた。
 どうもこの娘には尻にしかれそうな気がする……。
 これからもうまく付き合っていけるのだろうか、と先行きが不安になった。

end.
575名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 15:00:22 ID:j0qeY/BX
待ってた甲斐があったぜ大佐。GJ。
アスランの描写がとても良いと思う。

何にせよ、続きを期待していいよな?な?
576名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 16:44:21 ID:hmfjLDF2
GJ!またお願いします(´Д`)ハアハア。
577名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 16:56:32 ID:QyiXAJWA
gj!!!!!!!
また見せてくださいよ期待してる(´∀`)
578名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:13:39 ID:8RqxE/ra
GJ!!
579名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:16:48 ID:nEhylVn6
アスルナ職人さん乙です。
シンルナならこんなの書いてみました。
投下後に慌てて書いたので前半しかありませんが
よろしかったらどうぞ。
580名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:18:52 ID:jA8B08Sh
職人に向かって乙とは失礼だな
581シンルナ:2005/07/06(水) 19:20:35 ID:nEhylVn6
「なあシンって経験あんの?もしかして…童貞?」
「ブッ!!!うるさいな!!関係ないだろ!!」
ここはミネルバの食堂。そこにあるのはいつもの光景だ。
ヨウランはシンの口から吐き出されたコーヒーで濡れた服を見つめながら
シンをからかった事を後悔した。
「ごめんヨウラン!けどおまえが変な事言うからさ!」
シンはヨウランの服をハンカチでふき、再び缶コーヒーを口にした。
正直シンは傷ついていた。ヨウランの言ったことは決して的はずれではない。
むしろ図星。童貞 いやな響きだとシンは思う。
確かにアカデミー時代は女などそっちのけで科目に取り組んだのだ。
だから仕方ないと言えば仕方ないんだ。決してもてないわけじゃないはず。
シンはそう自分に言い聞かせた。
「けどさ…真面目な話シンって女っ気ないよな?
興味ないの?まわりにはルナくらいしかいないだろ?今度ルナに頼んでみたら」
「ル・ルナ?できるわけないだろ!!」
ヨウランはなんて心ないことを立て続けに言うんだろう。
シンにはルナの名前は特別だった。アカデミー時代は勝ち気な男勝り、
そんなイメージしかなかった。だがザフトの正規兵となってからそのイメージが大きくかわった。
あの容姿に短いスカートのせいもある。
まわりの同僚たちはルナに視線を釘づけにし、時にはデートに誘う者も少なくなかった。
「まあルナは、今はあの人に夢中っぽいしな。」
そうなのだ。一番の理由はそれだ。
ルナはエリート好き。これは仲間内でも定説となっている。
シンはなぜだか無性に悔しくなった。
シンが叙勲申請を行ったのも、つまりは功績をあげるのも全ては彼女に注目されたいがためだったから。
そしてやっと手に入れたスーパーエースの称号
それなのに‥‥肝心な彼女はあいつばかり追い回している。
582シンルナ:2005/07/06(水) 19:30:32 ID:nEhylVn6
「けどわかんないぞ?シンは今では誰もが認めるスーパーエースだろ?
ルナももしかして」
「え?そ・そうかな?」
「はは!やっぱりルナに興味あるんじゃんか!
あの太もも体たまんないよな実際!俺だってさ」
「ヨウラン!俺はそんなつもりじゃ!ただ」
シンが慌ててヨウランの言葉を否定しようとしたその時だった。
言い訳も思いつかないシンには救いだったのか否か。「何がたまんないのよヨウラン?」
「げっルナ!?」
「何がげっなのよシン!?何慌ててんの?」
シンは突然の彼女の声に椅子から転げ落ちた。
ヨウランも気まずそうにその場を取り繕っている。
「いや‥その、そうシンが童て」
「はあ?」
「ヨウラン!!」
「うっぐ‥!!」
この馬鹿なんてことを。シンは慌てて立ち上がりヨウランの口を咄嗟に手で塞いだ。
シンはもごもごしているヨウランの口を押さえたまま、
怪訝そうな目で二人を見つめるルナに言い訳をした。
583シンルナ:2005/07/06(水) 19:33:28 ID:nEhylVn6
「な・・なんでもないんだルナ!気にするなよ!」
「へえ‥‥童貞なんだ。」
シンがうまく収めたと思ったその場の空気は一瞬で凍りついた。
コンマ一秒遅かった。実際に間に合って聞かれずにすんだのはルナの名前の部分だけだった。
不幸中の幸いとでも言うべきか。いや、童貞がばれて幸いなわけがない。
シンはヨウランを睨みつけ無言の殺意を発した。
ヨウランもそれを感じ取ったのか悪かったと言う視線をシンに送る。
「ところでシンちょっと付き合ってくんない?」
馬鹿にされる事を覚悟したシンの耳に入ってきたのは意外な言葉だった。
「何?なんか用事?」
シンは慌ててヨウランの口から手を振りほどくとルナを凝視した。
ルナから用事?大方買い物の荷物持ちかなんかだろうな。
シンは今までの経験からそう推理し少なかれ落胆したが
ルナと二人っきりの空間を満喫するのもいいなと自分を納得させた。
荷物持ちにエースもあったものではないが。
「じゃいこっか?」
「あ‥うん!じゃヨウラン!」
「おう!」
シンはルナの後に続いて歩き出した。
後ろを振り向くとヨウランは薄ら笑いを浮かべながらシンにサインを送っている。
彼の親指は、人差し指と中指の間に‥うまくヤレだ。
シンは相変わらずなヨウランに飽きれ顔で返しながらも
内心少し期待している自分に気付いた。

584シンルナ:2005/07/06(水) 19:36:38 ID:nEhylVn6
食堂を出て廊下を抜け辿り着いたそこはルナの部屋だった。
「あのさルナ、用って何?」
「いいから入って入って!」
そう言われるままシンは彼女の部屋に招かれる。
デスクの上に置かれた鏡、
そのまわりには恐らくメイリンが使ったであろう化粧品が散らばっている。
軍人の部屋と言うには似付かわしくない。
何よりこの独特な香。清涼でいて闇の中にいても女を感じ取れる香だ。
シンはその好気を体いっぱいに感じながら陶酔した。
「ボーッとしてないで座ってよシン。」
「ああ。でどうしたのさ?」
シンはゆっくりと椅子に腰を掛けるとルナに自分を呼んだ理由を確かめようとした
「ね、シンてさ。変わったよね?」
「はあ?何それ?」
シンは質問に沿わないルナの答えを聞き不思議に思った。
しかしルナはそんなシンの顔を凝視しながらにやにやしている。
「もうスーパーエースなんだよねシン。」
「え?それどういう‥ちょ?ルナ!!?」
シンは困惑した。突然の出来事に。声もひきつり言葉につまる。
それもそのはず、ルナの手はシンの股間を舐め回すように触れていからだ。
その光景は艶しくそれでいて淫らだった。
シンは息を飲みその手の主人の方を見た。
「ルナ!?な‥何を?」
「ねえシン‥‥セックスしよ?」
「はあ!?」
シンは驚きのあまり一瞬後ろへたじろいたが、
ルナはそれを追うように下から覗き込み、上目遣いで囁いた。
「だからぁ‥セックスしたいの。しよ?」 シンが本日二回目の転倒をしたのはその直後だった。
続く
585名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:42:32 ID:nEhylVn6
>>580
確かに失礼でした。申し訳ございません。
職人さんにも謝ります。
586名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:50:53 ID:nycn4fbi
>584
続くて!!
続くって!!

生殺しすか! 
続き待ってますよ職人様〜
587名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 20:38:06 ID:4rSBOMVd
>>534-543
>>566-574
乙です
588K.C:2005/07/06(水) 22:15:37 ID:E6/9BmFE
>>585
いえ、気にしてません。
それより続きが……続きがぁぁっっ!!!
なんか唐突な展開だけど積極的なルナもイイ!!
期待してます。
589名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:03:40 ID:LTJKOzv/
萌えた!
590シンルナ後編:2005/07/07(木) 00:16:47 ID:+06hJPPy
「ルナ!!ちょっとまってよ!これは一体!?」
シンは倒れた椅子の横に仰向けに倒れていた。
ただその姿だけを見れば間抜けな光景に映るが、
その体の上には赤髪の女が覆いかぶさりシンの瞳を見つめている。
自分に起きた現実を受け入れるため、シンは必死で経緯を思い起こした。
ヨウランとランチをして
ルナが来て、それでルナの部屋に‥‥
これほどまでに単純明快な経緯、
何度思い起こしても今ある現状に結び付いた原因がわからない。
「なーに現実逃避してんのよ?それとも初めてでびっくりした?フフ。」
我ここにあらずのシンの様子を見て、ルナはクスクス笑いながらシンの頬に指をつんつんと当てる。
「ちゃ・ちゃんと説明してくれよ!何でいきなり‥その‥セ」
「セックスするかって?
無性にシンに抱かれてみたくなったから。
じゃだめ?」
恥ずかしがりながらどもった口調で質問するシンとは裏腹に
ルナはただ淡々と笑いながら答えた。
抱かれたいから
確かにまったく期待してなかったわけではない。
いや期待と呼べるか疑わしい。それは単なる願望としてシンの中に存在していたものだ。
ルナを抱きたい
それが現実になろうとしている。事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ。
591シンルナ:2005/07/07(木) 00:22:16 ID:+06hJPPy
「駄目じゃないけど‥ルナはいいのかよ?」
愚問である。誘ってきたのは当本人なのだから。
答えがわかっていても野暮な質問をしてしまった理由は
まだシンの中で納得できない何かがあるからであった。
「何言ってんのよ?シンだってしたいくせに。
私なんかもうヤリたくてたまんないよぉシン‥ねえ?」
これがルナの女の本性なのか?
シンはその言葉と艶っぽい姿に見とれていた
が、ルナの行動はまたシンを驚かせる事となる。
ガチャガチャ!ジー!
「な!?何を!?」
「何って?ズボンおろさなきゃできないでしょ?
‥わあすごぉい」
ルナは驚くシンを尻目に軍服のズボンを下げ恍惚の表情でシンのペニスを見つめた。
そしておもむろにペニスを握りしめやさしく愛撫する。
「いただきます!」
「え?ちょ・・う!」
シンは慌てて静止しようとしたが、
ジュポッ‥‥と言う淫らな音と共に、初めて襲い来る快感が彼の言葉を失わせた。
「ル‥ルナァ‥‥何これ?たまんない‥うぅ」
「フェラチオよ?気持ちいいでしょ?
私うまいってよく言われるからね。」
シンは体の中を巡る快感に酔いしれていた。淫美な音が部屋の壁に反響しシンの脳を侵食する。
シンは自分のものをくわえるルナの姿を見た。
前戯を知らないシンには彼女がこの行為を望んでやっているようには感じなかった。
しかし当のルナから出た言葉はシンの理性を一瞬でふきとばした。
「はぁはぁ‥あぁんすごくおいしいよぉシン。」
シンのペニスを大量の唾液が包み、舌がそれを拭き取り、また包み吸われていく。
592シンルナ:2005/07/07(木) 00:27:21 ID:+06hJPPy
シンは自分の体がとろけていく幻覚にとらわれた。
あのいつも気丈な言葉を言う彼女の口が‥
今はまったく異様なものに映る。
「ねえ‥次はシンの番だよ?ほらぁ?」
ルナはそう言うと軍服を脱ぎ捨てアンダーシャツのボタンをはずしていく。
シンの目の前に彼女の美しいボディラインが露になる。
「今日はやりたくてブラつけてないんだぁ!ほらこんなに立ってるでしょぉ?」
ルナの指摘通りその視線の先にはピンクで突き立った突起があった。
「すごい。」 「なめてぇシン。」
シンがその妖艶な体に見とれるとルナはシンに再び覆いかぶさるようにし催促した。
ルナの体重が心地よくシンの体にのしかかる。
目の前には豊満な乳房が揺れ、まるでシンを誘っているかのようだった。
「ああん‥はぁ‥いいよぉ…あん…ほんとはじめて?‥あん」
シンは欲望のままにルナの乳首を激しく吸い、揉みしだいた。
シンが初めて聞くルナの喘ぎ声、
その聴覚をくすぐる音はシンをさらに興奮させ、さらなる欲望に溺れさせる。
本能がなせる業。
「シン私のあそこも舐めてぇ!」
ルナは恥じらいもなくスカートを脱ぎ捨て黒いレースの下着を曝け出した。
「ルナァ!いやらしい。」
「あん!シンったら!」
シンは貪りつくように下着をはぎ取りその中にある淫部を覗き込む。
これがルナの‥いや女の性器。想像したものとは違いシンは少し戸惑ったが
その異様と溢れだした蜜の匂いがシンを獣にさせる。
593シンルナ:2005/07/07(木) 00:31:21 ID:+06hJPPy
「あ‥ちょ‥はあん!!」
「はあはあはあ‥」
シンは激しく舌をでその甘蜜をすくいとりながら奥へと侵入する。
「シンだって‥あ‥いやらしい!もう駄目!‥おねがい!」
シンも舌ではこれ以上は無理と判断し顔を離す。
「ねえ…もう我慢できないよ‥‥スーパーエースのちんぽ頂戴!おねがい!」
シンが最初に感じた違和感がなんであったのか、
この時シンは初めて理解した。
ルナはエリートが好き
自らもそのためにと励み得た名誉ではあった。
しかしシン・アスカがスーパーエースに負けた瞬間でもあった。
シンとてプライドは人一倍だ。しかし悲しいかな
そこでやめられない男の性をシンは呪った。
「シンはやく入れてよぉ!早く頂戴おねがい!!」
「う‥うん!」
シンは自らのペニスをルナの秘部に押しつけズブズブと挿入していった。
「あ‥いい!はぁん!」
「ぐぅ‥やばいすげぇいい!」
「動いてはやく動いて!!」
「うん!動くよ!」
ここまでの一連の動作をシンは童貞とは思えないスムーズさで行った。
ルナの体がそうしたのか、それはわからない。
ただシンにはそんなことを考える余裕もないほどの刺激に襲われていた。
594シンルナ:2005/07/07(木) 00:35:24 ID:+06hJPPy
肉棒に絡みつく愛液、肉の壁に圧迫されつつも擦り抜ける快楽。
そう初めての快楽。それを耐え続ける快楽。
全てが新鮮だった。しかしそれが長くつづくはずもない。
「シン!すごくいい!あっ‥あんああん!はぁはぁん!」
「ル‥ルナ。俺‥変になりそうだ!」
「私も‥やばいかも!はぁん!おねがい中に出して!」
「中ぁ!?」
シンは快楽に溺れながらもなんとか我をたもち思考した。
中に出す=妊娠 シンの中にこの図式だけが明確に映し出される。
しかしコーディネーターの妊娠率と言う要素がその図式を一瞬で消し飛ばした。
「ああ‥もうだめだ!」
「きてぇ!!!」
シンの腰の動きは激しさをまし愛液が地面にとびちる。
結合部分は激しく形をかえシンはルナへ、ルナはシンを受け入れる。
そして淫の宴は終演を迎えた。
「いくよ!うっぐ!う・う」
「はぁん!あーん!!!」シンは絶頂を迎え腰の動きはじょじょに動作を静めていった。
「はあ‥はあ。」
シンは動きをやめると同時にルナは一息つきシンにキスをした。
「これでシンは私のものね?」
「なんだよそれ?」
ルナはまたクスクス微笑みながらシンの頬を指でつんつんと突いた。
「だって中に出したんだから責任もってよね。スーパーエースの旦那様?」
「はあああああ!?」
ルナの真意はわかっていたとは言えもうあとの祭りだった。
シンは微笑みながらまんざらでもない気持ちで答えた。
「仕方ないなぁ。」
これが男の幸せなのかなと、いい女に騙されたい男の本音なのかと。
595シンルナ おまけ:2005/07/07(木) 00:39:02 ID:+06hJPPy
「シ・シン?おまえなぜ?」
「お・お姉ちゃん!?」
風呂の中で同様に行為にいたっていたレイとメイリンに気付いたのはそれからすぐであった。
お互いが行為に夢中になりすぎ存在を認識できなかったと言う滑稽さ。
「レイ…いたの?」
「何も言うな‥」
「ちょっとメイリン!!あんたいるなら言いなさいよ!!」
「シンとお姉ちゃんの変態!!」
「いやおまえらもだろ。」
こうしてシンの初体験は全てが衝撃のまま終わった。


終わりです。遅くなってすみませんでした。
596名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:42:58 ID:+06hJPPy
以上です。
アスルナ職人さん、みなさんもありがとうございます!
続きに期待してくれた方のおかげでなんとか書きあげる事ができました。
期待にそえるかはわかりませんが投下してみました。
では
597名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:43:09 ID:HxUvwJKU
リアルタイムキタァァァァァ
激しくGJ
レイやメイリンがいたのにワロタ
598名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 04:34:46 ID:BRlUdewB
GJです。

ただ蛇足ながら、いたのはレイだけでも良かったかもしれない。
隠れてるわけでもないのに気づかれない、そんな長所?がレイにはある(笑
599名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 09:58:46 ID:ao2sJgZn
萌えました。
童貞シンくん可愛いです。
ルナに翻弄されるのもまたイイ。
また投下してください。
600K.C:2005/07/07(木) 10:15:10 ID:ao2sJgZn
>>575
続き書いてるけどまた前半エロにできそうもないです。
しかも無駄に長い。
投下しようか迷ってます……。
601名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 12:40:45 ID:W24uurCw
上のほうに黒レイ×ルナというのがあったので、書いてみました。
当然の如く陵辱話ですが、その手のものが苦手な人は、スルーお願いします。
あと、レイがほとんど喋らないのは、単に私の力不足です。レイに喋らせるのは難しいなと思いました。
602黒レイ×ルナ 1/11:2005/07/07(木) 12:41:42 ID:W24uurCw
「い、いや…お願い…レイ、やめて…。」
 蚊の鳴くような声で、ルナマリアは哀願した。しかし、レイはそんな彼女の願いを聞き入れる様子はなく、彼女の制服の上着に手をかけた。
「ああっ!?いやあっ…!」
 ルナマリアの悲痛な声もむなしく、レイは彼女の制服の前を破き、無理矢理はだけさせた。シャツを捲り上げると、ルナマリアの白い下着が露になる。
 レイは、その下着をも力任せに引きちぎり、ルナマリアの形の良い白い乳房を露出させた。
「いやあっ!だ、誰か助けてぇ!」
 ルナマリアは泣き叫んだ。
 だが、誰も助けてはくれない。当然だ。ここは、プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルの私室なのだから。

「保安部の者です。ルナマリア・ホークさん、デュランダル議長が、すぐに出頭するようにとのご命令です。」
 突然、部屋のドアをノックされ、ルナマリアは不審に思った。議長が自分に出頭命令…?何の用だろうか?
 彼女は数名の保安部員に連れられ、議長の部屋に案内された。保安部員はいずれも銃を携帯していたが、特にルナマリアを銃で小突いたりはしなかった。もっとも、ルナマリアにも、そんなことをされる覚えは無いのだが。
 議長の部屋の前に着くと、保安部員は議長をコールした。
「ルナマリア・ホークを連れてまいりました。」
『ご苦労。君達は下がっていい。』
 議長の穏やかな声が答え、部屋のドアが開く。ルナマリアは、部屋の入り口で敬礼すると、はきはきとした口調で言った。
「ルナマリア・ホークです。ご命令どおり、出頭いたしました!」
 その声に応え、椅子を回転させ、男が振り返る。黒髪を長く伸ばした男――最高評議会議長、ギルバート・デュランダルの自信に満ちた、穏やかな姿だった。
603黒レイ×ルナ 2/11:2005/07/07(木) 12:42:29 ID:W24uurCw
「やぁ、こんな時間に呼び出して済まないね。」
 議長は、穏やかそのもの、といった柔和な表情で微笑みながら、ルナマリアに声をかけた。
 ルナマリアはつい緊張する。相手は、自分達のトップだ。その議長が、自分のようなただの一パイロットに何の用だろう?
「あの…ご用件というのは?」
 ルナマリアはおずおずと尋ねる。議長は、彼女の問いには答えず、ルナマリアにソファを勧めた。
「まぁ、君もそんなところに立っていないで、ここに来て楽にしたまえ。」
「は、はぁ…。」
 ルナマリアは恐る恐るソファに腰をかける。ふっくらとしたソファは心地よかったが、ルナマリアの緊張は解けなかった。議長は、しばしルナマリアの顔を眺め、意味ありげに微笑みながらも、何も言わなかった。
「悪いんだが、もうしばらく待ってくれるかな?」
 ルナマリアの疑問に気づいたか、議長はそう言った。議長の穏やかそうな様子とは裏腹に、ルナマリアはますます不安になる。甲まで待たされるのは、自分となにか関係があるのだろうか?
 ふと、議長の部屋がノックされた。それと同時に、聞きなれた声がスピーカーから流れてくる。
『レイ・ザ・バレルです。失礼します。』
 そう言って、レイが部屋に入ってきた。見慣れた顔に、ルナマリアは少しホッとする。呼び出されたのは、自分だけではなかったらしい。
 議長は、レイに微笑みかけると尋ねた。
「首尾はどうだったかね?」
「はい、沖合いでシンが撃墜しました。」
(『シンが撃墜』?それって、どういうこと?)
 二人の会話に付いていけず、ルナマリアは恐る恐る口を挟んだ。
「あの…私には何がなんだか…。」
「ああ、君には説明していなかったね。」
 議長は怪しく微笑むと、ルナマリアに向き直った。その顔は、穏やかな顔をしているにもかかわらず、思わず背筋が冷たくなるような、不穏な調子が漂っていた。
604黒レイ×ルナ 3/11:2005/07/07(木) 12:43:09 ID:W24uurCw
「メイリン・ホークは君の妹だったね?」
 急にメイリンの話を振られ、ルナマリアは目を白黒させる。なんで、議長との会話でメイリンの名が――?
「は、はい。そのとおりですが、それが何か…?」
 彼女の疑問に、レイがいつもどおりの無機質な様子で答える。
「メイリンはアスランと共に脱走した。」
 レイの言葉の意味をすぐには飲み込めず、ルナマリアはしばし固まった。
 ――メイリンが脱走?アスランと共に?
「レ、レイ?それって、どういう…?」
 思わず声が震える。何を言っているのだろう?彼は…。
「もう一度言おう。メイリンはアスランと共に脱走した。俺はその追撃から帰ってきたばかりだ。」
 ダッソウ、ツイゲキ。
 そんな単語が、ルナマリアの頭の中でぐるぐる回る。事態が飲み込めず、ルナマリアの頭は混乱するばかりだった。メイリンが脱走なんてするはずが無い。アスランも…。そんなことをする理由が、あの二人のどこにある?
「な、なに言ってるのよ?私をからかってるの?」
「ルナマリア。君が混乱するのも無理は無い。」
 議長が微笑みながら言う。しかし、議長の表情には、ルナマリアを気遣う様子は見られなかった。
「しかし、これは事実なのだよ。私はシンとレイに彼らの追撃命令を出し、彼らは見事に任務を果たした。」
 議長のその言葉に、ルナマリアは愕然とする。
「じ、じゃあ、メイリンは…?」
 震える声で、ルナマリアはレイに問いかけた。レイは、冷たい瞳でルナマリアを見据えながら、告げる。
「彼らが奪ったグフは、シンが撃墜した。グフは爆散し、調査隊が調査中だ。遺体は発見されていないが、死亡した可能性が大だ。」
 レイの言葉が、まるで死刑宣告のようにルナマリアの心の中に響いた。
 ――メイリンが…メイリンが死んだ!?そんな、馬鹿な!!
605黒レイ×ルナ 4/11:2005/07/07(木) 12:43:48 ID:W24uurCw
「ウソ…ウソなんでしょ…?ねぇ!?」
「残念ながら、事実だ。」
 議長が残酷にも肯定する。ルナマリアは、愕然とし、言葉を失った。
「ルナマリア、衝撃を受けて、君は可哀想だと思う。しかしだね――。」
「身内から脱走者が出た以上、お前にも責任を取ってもらう。」
 議長とレイが冷たい目でルナマリアを見下ろす。ルナマリアには、二人の言葉の意味が解らなかった。『責任』?
「ど、どういうこと…?」
「こういうことだ。」
 レイは感情のこもっていない声でそう言うと、ルナマリアの腕を引っ張り無理矢理立たせると、議長のベッドに押し倒した。
「きゃあっ!?な、なにするの!?」
 ルナマリアは抵抗するが、次の瞬間、頬を叩かれた。頬を張ったのはレイだ。突然暴力を振るわれ、ルナマリアはそれだけで抵抗する気力を失った。怯えた目で、自分を見下ろすレイを見上げる。
「レイ…?な、なんで…?」
「悪く思うな。これもギルのためだ。」
 レイはそう告げると、議長の方を、指示を仰ぐように見やった。議長が頷くと、レイはルナマリアの方に向き直った。
「い、いや…お願い…レイ、やめて…。」
 蚊の鳴くような声で、ルナマリアは哀願した。しかし、レイはそんな彼女の願いを聞き入れる様子はなく、彼女の制服の上着に手をかけた。
「ああっ!?いやあっ…!」
 ルナマリアの悲痛な声もむなしく、レイは彼女の制服の前を破き、無理矢理はだけさせた。シャツを捲り上げると、ルナマリアの白い下着が露になる。
 レイは、その下着をも力任せに引きちぎり、ルナマリアの形の良い白い乳房を露出させた。
「いやあっ!だ、誰か助けてぇ!」
 ルナマリアの泣き叫ぶ声が、議長の部屋にこだまする。しかし、この部屋は完全防音だ。何をしても、内部の物音が室外に漏れることは無かった。
606黒レイ×ルナ 5/11:2005/07/07(木) 12:44:14 ID:W24uurCw
 レイは、ルナマリアの白い乳房に手を這わせた。彼女の柔らかい双丘を、ゆっくりと捏ねるように揉む。それと同時に、レイは親指で胸の先端を刺激した。
「あ、ああっ…やめて…やめてぇ…。」
 ルナマリアの涙声が必死に訴える。レイはそれには答えず、彼女の乳首を指で摘んだ。力を込められ、ルナマリアの体が跳ね上がる。
「あんっ!い、痛いよ…。もっと優しくしてぇ…!」
 ルナマリアのお願いにもかかわらず、レイは彼女の胸への乱暴な愛撫を続けた。指の腹で乳首を回し、ボタンを押すように押し込む。
 ルナマリアの乳首はすっかり固くなっていた。レイは、そんな彼女に覆いかぶさると、片方の胸の乳首に口をつけた。
「いやぁ…ダメぇ…。」
 レイの舌が、彼女の乳首をそっとつついた。その感触に、ルナマリアは思わず声を漏らしてしまう。
「あ、ああ…いやぁっ…!」
 本当は嫌なはずなのに、やめて欲しいはずなのに、体がどうしても反応してしまう。
 今となってはルナマリアにも、これから何をされるのかがはっきりと分かった。自分はこれからレイに犯されるのだ。アカデミーを一緒に卒業し、何度も死線を潜り抜けてきた仲間であるレイに――。
 でも、なんのため?アスランとメイリンの脱走には、自分は関係ない。なぜ、自分が犯されなければならないのだろう…?
 突然降って湧いた理不尽な仕打ちに、ルナマリアは死んでしまいたくなる。しかし、死んでしまっては何もかも終わりだ。メイリンはいなくなってしまった。残された両親のためにも、自分は生きなければならない。
(お父さん…お母さん…ごめんなさい…私、汚されちゃう…。)
 ルナマリアは、プラントの両親に詫びた。自分の純潔は今日奪われる。これまで自分を大事に育ててくれた両親に、申し訳なかった。娘を軍にやることを渋っていた両親の顔が浮かび、ルナマリアは泣き出しそうになった。
 死ぬことは覚悟していたつもりだった。しかし、こんな陵辱を――それもよく見知った仲間から――受けるなんて、思ってもみなかった。
 議長は、そんなルナマリアの様子を、ワイングラス片手に微笑みながら観察していた。
607黒レイ×ルナ 6/11:2005/07/07(木) 12:44:43 ID:W24uurCw
 レイは、乳首に軽く歯を立てた。ルナマリアの体は、それだけで電気に打たれたように反応した。
「あ、ひあっ!いや、いやぁ!」
 ルナマリアは首を振っていやいやをする。しかし、終始無表情のレイは、ルナマリアのお願いなど、全く構ってくれそうも無かった。
 レイは、ルナマリアのスカートを脱がせると、彼女の下着に指を潜り込ませ、中指を彼女の秘裂に沿わせた。ルナマリアは、指が敏感な箇所に触れる嫌悪感に、身を震わせる。
「いやあ…やめて…お願い…。」
 羞恥に顔を真っ赤にさせ、ルナマリアは哀願する。しかし、レイは取り合わずに、二本の指で敏感な肉芽を摘んだ。
「あっ…!?やあっ…。」
 ルナマリアが目を見開き、背中をのけ反らせる。レイは、しばしそうして肉芽を弄っていると、今度は先ほどから秘裂をなぞっている中指を、ゆっくりとルナマリアの中に指を挿入し始めた。
「あ、ああっ…!」
 異物が体内に侵入してくる。その感触に、ルナマリアは気がおかしくなりそうになった。
 こんなのが気持ちいいなんて、信じられない――ルナマリアとて、人並みにエッチな話には興味があった。しかし、聞くのと自分がされるのとでは、まったく違うらしい。少なくとも、今の感触は『気持ちがいい』とはかけ離れていた。
 レイは、中指で彼女の胎内を掻き回した。レイの指が膣壁に当たり、その度にルナマリアが声を上げる。
「あ、やっ…あっ、ああっ…!」
 レイは、ルナマリアの胎内から指を引き抜くと、彼女の下着を下ろさせた。ルナマリアの黒い下着が、足から抜き取られる。
「あっ…?」
 レイは、戸惑いの声を上げるルナマリアをよそに、自分のズボンのジッパーを下ろし、自分のモノを取り出した。細身のレイに似合わず、充血して大きくなっていたそれは、ルナマリアの目にはとてつもない巨大なモノに見えた。
「あ、あ、あ…。」
 ルナマリアの口から、怯えを含んだ声が漏れる。すでに覚悟していたが、いざという段になると、体が震えた。
608黒レイ×ルナ 7/11:2005/07/07(木) 12:45:11 ID:W24uurCw
 レイは、ルナマリアの足を開かせると、彼女の膣口に肉棒をあてがった。そして、冷たい目でルナマリアを見下ろすと、ただ一言、短く言った。
「悪く思うなよ、ルナマリア。」
「い、いやぁ…!お願い…やめてぇ…!」
 ルナマリアが泣きながら哀願する姿を見て、一瞬だけレイの顔に苦しみのような表情が走った。しかし、すぐにレイは顔を引き締め、腰に力を込める。まるで、任務をこなすだけだ、とでも言いたげな、そんな表情だった。
 レイの亀頭が、ルナマリアの入り口の粘膜に触れる。ルナマリアの方は、まだ十分に濡れていなかったが、レイはそれに構わず挿入してきた。
「いやぁ…ど、どうして私が…こんな…。」
 ルナマリアは目を閉じ、呟く。閉じた瞼から、一筋の涙が零れ落ちた。肉棒の先端部分が、ルナマリアの処女膜に触れる。軽い抵抗感に構わず、レイは腰を推し進めた。
「いや…痛い…ダメぇ!」
 ルナマリアの悲鳴が室内に響き渡る。しかし、レイの顔には最早一片の曇りもない。やがて、レイの肉棒はルナマリアの処女膜を突き破り、完全に胎内に埋没した。
「あ、ああっ!いやぁぁ!痛い!痛いぃ!」
 身を引き裂かれるような激痛に、ルナマリアは身悶えた。彼女の蒼い目は見開かれ、焦点の定まらない視線が、天井をさまよう。
 熱を帯びた肉棒が、胎内にすっぽりと納まっている。レイの肉棒はどくどくと脈打ち、レイの鼓動が、肉棒を通じてルナマリアの体にも伝わってきた。それと同時に、彼女は腹部を圧迫する強烈な異物感を味わっていた。
 ――汚された…。そんな考えが、半ば思考を停止した頭に浮かぶ。
 ルナマリアも年頃の女の子らしく、いつかは好きな男に処女を捧げることになるだろう、と夢見ていた。
 しかし、現実はあまりに残酷だった。まさか、こんな形で処女を失うなど、思ってもみなかった。
 ルナマリアはシーツを掴んだ。下半身を襲う激痛を少しでも和らげるためには、何かに意識を逸らさなければならなかった。しかし、レイは彼女が痛みを和らげようとする努力を、無慈悲にも打ち砕いた。
609黒レイ×ルナ 8/11:2005/07/07(木) 12:47:09 ID:W24uurCw
 ルナマリアが呼吸を整える間もなく、レイは半ば強引に肉棒を引き抜いていった。まだきつい膣内を動く肉棒の感触に、ルナマリアは思わず小さな悲鳴を上げた。
「あ、ああああっ…い…たい…。」
 膣壁を引き摺るようにして、肉棒が引き抜かれていく。その鈍痛に、ルナマリアは思わず声を漏らした。徐々に引き抜かれ、腹部を圧迫していた異物感が消え、ルナマリアはようやく一息つくことが出来た。
 ルナマリアは大きく息を吸い、懸命に痛みを和らげようとした。
 破瓜したばかりの結合部からは、ルナマリアの処女の証であった鮮血が流れ落ち、白いシーツに赤い染みをいくつも作っていた。レイの肉棒にも、彼女の鮮血が絡みついている。
 その赤い血を目にし、またしてもレイの視線がさまよう。しかし、レイは議長の方を見、議長が続けることを命じるように頷くのを見ると、再び顔を引き締めた。
 レイが再び肉棒をルナマリアの胎内に埋めていく。膣壁を掻き分けるようにして、肉棒は貪欲に彼女の最奥に向けて進んでいった。
「ああっ…あうっ…い、痛いよ…レイ…もっと優しくして…。」
 ルナマリアが声を絞り出すようにして、レイに訴える。だが、レイの顔にはすでに迷いは無かった。
「あっ…あうっ…いたっ…いたい…。ひどいよ…初めてなのに…。」
 ルナマリアが涙声でレイに抗議する。しかし、レイは全く相手にしなかった。全てはギルのため――その頑なな表情は、まるでそう語っているかのようだった。
「ううっ…あうっ…いた…あっ…ああっ…。」
 レイが抽送を開始すると、ルナマリアは苦痛の声を上げた。さっきよりはだいぶマシになっていたが、それでも、まだズキズキという痛みは残っていた。
「あっ…はぁ…んっ…あんっ…。」
 だが、レイが根気よく抽送を続けたおかげで、徐々に、ルナマリアの中も潤ってくる。
 痛みから自分を守るために、ルナマリア自身が分泌した愛液が潤滑油の役割を果たし、レイの肉棒の出入りをスムーズにしていた。おかげで、肉棒が往復するたびに感じていた、引き摺られるような感触は薄れていった。
610黒レイ×ルナ 9/11:2005/07/07(木) 12:47:39 ID:W24uurCw
「んっ…あんっ…あ、ああっ…。」
 レイが腰を打ち込むたびに、結合部から水音が上がる。それと同時に、ルナマリアの口からは、苦痛の呻きとは明らかに違う、艶を含んだ声が漏れ始めた。
 羞恥と嫌悪から赤くなっていた彼女の顔は、次第に高熱に浮かされているような顔になってくる。また、ルナマリアの白い肌はわずかに紅がさし、うっすらと汗が浮かんでいた。
「あんっ、あっ、あ、ああっ…!」
 ルナマリアが上げる声のトーンが、徐々に高くなってくる。彼女の意思に反して、レイが腰を打ち込むたび、ルナマリアの体は敏感に反応し、更に愛液を分泌させてレイの往復を助ける。
 レイは、ルナマリアの腰を掴んでしっかり固定すると、徐々に肉棒を動かすスピードを上げていった。
「あ、あんっ!や、やだっ…!そんなに…速くしちゃ…ダメぇっ…!」
 レイが、ルナマリアの柔らかい子宮を突き上げる。いまや、ルナマリアの膣はレイのモノの形を完全に覚え、たいした苦も無くレイを受け入れていた。
「あ、うあっ…あっ…んんっ…あんっ!」
 ルナマリアは、まるで自分が上げているとは思えない喘ぎ声を、意識の片隅で聞いていた。彼女は、いくら自分の体でも、意思の力だけではどうしようもない部分があるのを知った。
 犯されているのに、本当は嫌なはずなのに、なぜ自分はこんな甘い声を上げているんだろう――ルナマリアは、自分の意思に逆らう体を恨めしく思った。
 一方、レイはルナマリアの葛藤など構ってくれない。レイは、肉棒を子宮に打ち込むたびに揺れているルナマリアの乳房に手を伸ばした。腰の動きは止めず、彼女の胸を包み込むように手の中に納める。
「んっ、あっ、あんっ…はぁ…胸…ダメぇ…。」
 敏感な胸を弄られ、ルナマリアは羞恥心からレイに訴える。レイは、腰を打ちつけながらもルナマリアの胸を揉み解した。
「あっ、やんっ…!」
 上と下、両方に与えられる快楽に、ルナマリアは気が遠くなりそうになる。すでに、自分が上げる声も、肌と肌がぶつかる度に上がる肉を打つ音も、レイが動くたびにベッドがきしむ音も遠いもののように思えてきた。
「はぁっ…あんっ、あっ、ふあっ…。」
 ルナマリアの潤んだ瞳が、次第に虚ろなものになってきた。レイは、そんな彼女の様子をしばらく観察し、あることを告げた。
611黒レイ×ルナ 10/11:2005/07/07(木) 12:48:49 ID:W24uurCw
「…そろそろいいか?」
「あんっ、あっ、あうっ、ああん…!…え?な、なにが…?」
 レイの声に意識を呼び起こされ、ルナマリアは我に返る。レイは相変わらずの無表情で続ける。
「そろそろ終わりでいいか?ということだ。」
「そ、それって…?」
 レイの言葉の意味をあれこれ考え、ルナマリアはある考えに達してハッとした。慌てて問いかける。
「ま、まさか、それって…?」
 レイは、それ以上何も言わず、スパートをかけた。彼女の腰をがっちりとホールドし、貪るように肉棒でルナマリアの中を掻き回した。
「あっ、あんっ、いやぁ!ダメ、ダメぇ!やめてぇ!」
 ルナマリアが泣き叫ぶ。気がおかしくなりそうながらも、ルナマリアは残った理性を総動員して、必死に抵抗しようとする。しかし、レイが強く腰を押し込むと、その気力も消し飛んでしまった。
「いやぁ…せめて、膣内には出さないでぇ…。」
 ルナマリアの涙声が、弱々しくも必死に訴える。もっとも、ルナマリアも頭の中では解っていた。こういった場面で、男が外で出してくれることはほとんど無い。女に屈辱を与えるために、わざと中に出す。
「あ、あんっ…!中に出さないで…あうっ…お願い…。」
 ルナマリアは哀願するが、レイは聞き入れてくれない。やがて、最後の瞬間が訪れた。レイが力を込めた一突きを、彼女の子宮に打ち込む。
「ああっ!いやあああぁぁぁっ!」
 子宮の最奥で、レイの肉棒は痙攣しながら大量の白濁液を吐き出した。ルナマリアの胎内を、精液が汚していく。レイがそっと肉棒を引き抜くと、彼女の膣内に納まらなかった分が、逆流してシーツに零れ落ちた。
「ああっ…中はダメって言ったのに…ひどい…ひどい…。」
 ルナマリアは瞼を固く閉じた。その隙間から、大粒の涙が零れ落ちる。
(私…もうダメ…汚れちゃった…。メイ…。)
 薄れていく意識の中で、ルナマリアはふと妹の名前を呼んだ。
612黒レイ×ルナ 11/11:2005/07/07(木) 12:49:22 ID:W24uurCw
「こ、これは…?」
 深夜、議長に呼ばれたタリアは目の前の光景に絶句した。議長のベッドには、タリアもよく見知った少女が倒れていたのだ。
「ルナ…。」
 少女の名前を呟く。この少女は、彼女の艦のパイロットだった。
 目の前の光景がまだ信じられない、というようにタリアはルナマリアに近づく。
 無残な姿だった。彼女の自慢の赤服は引きちぎられ、ただの布切れと化している。いつも活発に輝いていたルナマリアの蒼い瞳は、虚ろに開かれ、何を見るでもなく、天井をさまよっていた。叩かれたのか、ルナマリアの白い頬には、うっすらと赤い手形の痕があった。
 よく見ると、白いシーツには点々と赤い染みがついている。この娘は――このまだ幼さを残す少女は――ここで処女を散らされたのだ。
 その事実に、タリアは目が眩むような怒りを覚えた。『君の艦のパイロットを、迎えに来て欲しい。』そう議長に呼ばれて、目にした光景がコレだった。
 タリアは、そっとルナマリアの体を揺すった。
「ルナ、ルナ!しっかりなさい!」
 呼びかけられ、ルナマリアの瞳の焦点がタリアの顔を捉える。
「艦長…。」
 タリアの顔を見て安心したのか、ルナマリアの顔がくしゃっと歪む。ルナマリアは、タリアの胸に抱きつくと、ワッと声を上げて泣き出した。
 可哀想に、よほどひどい陵辱を受けたのだろう…ルナマリアの小さな体は、がたがたと震えていた。タリアはルナマリアの体を優しく抱いてやった。ルナマリアは、泣きながらタリアに訴える。
「艦長…私…私っ…!」
「何も言わなくていいのよ…。もう大丈夫…大丈夫だから…。」
 胸の中で嗚咽を漏らすルナマリアの頭をそっと撫で、タリアは彼女に言い聞かせた。ルナマリアは、幼い子供が母親に泣きつくように、タリアの胸に顔を埋めて泣き続けた。
 艦長にとって、乗組員は家族も同然。特にルナマリアのような年若いクルーは、子供といっても過言でない存在だった。そんな娘を汚され、タリアは殺意をも込めて呟いた。
「議長っ…!」
 以前から不信感を持っていたタリアの心が、議長から決定的に離れたのはこの瞬間である。
613名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 15:06:38 ID:W7Fp7Kl/
黒レイ いいっすねぇ。GJ
614名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 15:15:12 ID:1ftsyuKL
>>610-612 
……(;゚Д゚)…………('Д`)…………('A`)…………ミルンジャナカッタ……
615614訂正:2005/07/07(木) 15:33:08 ID:1ftsyuKL
>>601-612
…………(;゚Д゚)…………('Д`)…………('A`)…………ミルンジャナカッタ…………オレハコンナノイヤダーッ!!
616名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 15:36:19 ID:S9PpZWNE
>> ID:1ftsyuKL
>>1
職人さんも陵辱話だから苦手な人はスルー推奨と書いている
617名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 15:41:56 ID:82yjNZwf
わざわざ訂正までしてアホかと
618614:2005/07/07(木) 15:52:23 ID:R7NuVKNf
ごめんなさい。
619名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 17:41:34 ID:ZkGc/h7C
どうやらおこちゃまが来てるようだな。
620名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 18:33:49 ID:ZMi/USlP
職人乙

しかしレイプされてるのに『優しくして』は違和感がある
621名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 19:02:28 ID:8dADdo+a
そうだな
『乱暴しないで』なんかどうだろうか
622名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 19:24:49 ID:XXrpYSM8
そうか? そこに萌えたよ。
こんなことされてもまだ、レイは「仲良し」だとどっかで思いたい
健気なルナたん、ハアハアって。ともあれ、GJ!
623名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 20:37:21 ID:GEdVPuit
624名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:20:35 ID:BPU7vh8z
>>620
同意。過去スレでは3P、スカトロとなんでもありだったが違和感はなかった
本編で新キャラが立ってない事も原因か

それよか極のほうに269氏の新作が来てるぞーハァハァ
625名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:37:52 ID:xYXhoe3f
>>624
>本編で新キャラが立ってない事
>本編で新キャラが立ってない事
>本編で新キャラが立ってない事
>本編で新キャラが立ってない事
>本編で新キャラが立ってない事
・゜・(ノД`;)・゜・ ・゜・(ノД`;)・゜・ 
・゜・(ノД`;)・゜・ ・゜・(ノД`;)・゜・ それだけは、それだけは言わないで……(メール欄)
626名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 22:48:37 ID:qNRI+h1K
アスラン『シン!オマエも踊らされている!』
シン『はぁー?踊らされてるのはあんただろうが!』バシューバシュー
アスラン『クッ!』
シン『ほら〜打ち落としちゃうよ〜踊れ!踊れ!』
アスラン『やめろ、シン!メイリンも乗っているんだぞ!』
レイ『彼女も同罪だ、その存在に意味はない』
アスラン『レイ!』
シン『まぁ〜待てよレイ そうだな〜俺の奴隷になるなら許してあげようかな〜』
   『奴隷の証に首輪を付けてだな ノ-パンにスケスケの服で過ごし深夜は全裸散歩な ククッ』
メイリン『ヒィィィー』
アスラン『狂ったか!シン』
シン『あぁ狂ってるさ!こんなおかしな戦争変にならない方がどうかしてる!』
アスラン『俺たちは仲間だったはずだ!思い出せあの頃を!』
シン回想(戦争はヒーローごっこじゃない! バキッ 俺がやられてればよかったんですか! バキッ) 
シン『・・・・思い出しましたよ』
アスラン『思い出したか! シン』
シン『・・・えぇ アンタニリフジンンニナグラレタキオクヲネ』種割れ
アスラン『シン!』
シン『あんたの話はもうたくさんだ。目障りだからもう氏んでくださいよ!』
アスラン『シィィン!!』チュドーン
シン『ケッ 雑魚が!』
レイ『よくやった!シン さぁ戻るぞ』
シン『ジワジワいたぶって達磨にするつもりが・・・・これじゃ疼きが鎮まんねーよ』
レイ『メイリン・ホークには姉がいたな・・・』
シン『ルナか! そうだな裏切り者の妹の代わりにアイツに疼きを鎮めてもらおうか ヘヘッ』
レイ『あまり騒がれないようにな』
シン『わかってる あいつはバカだからすぐ落とせるよ』
レイ『じゃあ戻るぞ!シン』
シン『あぁ』 
627名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 23:56:54 ID:Can4SqOr
タイトルに変態入れてる職人様、ミーアかルナマリアをお願いします
628名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 08:51:24 ID:e15oqlfS
久々に来てみたら敬愛するブラウニー氏は
もういないのですね。
彼の作品はストーリーも作りこんであって読み物として
単純に楽しめた。
629名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 10:05:08 ID:3cv6sPV9
一週間前に投下したばかりなのに。職人さんだってそんなに頻繁には無理だろ。
630名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 11:52:54 ID:TFjNMq1d
>>628 今は「ブラウニー」って名前使ってないみたいですから。
そういえば「黄昏の…」さんはもう書かないのかな?
631名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 12:23:36 ID:pVbtCAr/
そうだったのか。古いコテを頼りに流し読みしてたからわからんかった
もう一度じっくり見てみるお。ありがと
でも今投下してくれてる職人さんもかなりツボです
このスレはいつも良質ですな
632名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 12:53:22 ID:ey08gtrp
極って何?
633名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 13:01:20 ID:eFAokJQh
コテなどなくても文章だけで職人判定する俺勝ち組
634名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 13:16:57 ID:fit8dUIk
>>600
遅レスだが、投下待ってるぞ!
どっちかにエロが入ってるならいいと思うし。エロも大事だが過程も大事だと思うので・・・
ワクテカしながら待ってる!
635名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 14:26:08 ID:qb7aRrsB
>>634
>>エロも大事だが過程も大事だと思うので・・・
同意。過程があってこそエロが燃え上がるのだ!!
636名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 15:15:38 ID:mDlNzMLV
久しぶりにこのスレに来てみたら黒レイ×ルナが。
いい物読ませてもらったよ。職人乙!
637シンルナ投下前#:2005/07/08(金) 15:23:13 ID:IDQKMx1L
こんにちわ。第1回>>138-157 第2回>>262-275 第3回>>409-427に続き、今回もシンルナを投下させていただきます。

前回レス下さった方、ありがとうございました。
638シンルナ 1/19:2005/07/08(金) 15:24:51 ID:IDQKMx1L
 ある日の戦闘終了後、ルナマリアは整備に付き合うべく、格納庫を訪れていた。
「はぁ…今日もやられちゃった…。」
 愛機を見上げ、溜息を吐く。彼女のザクは、被弾してひどい有様になっていた。――また、整備士に迷惑をかけることになるな…。そんなことを考えながら、ぼんやりとしていると、ふと、話し声が近づいてきた。
 ルナマリアは、なんとなく物陰に隠れる。自分のことを話しているような気がしたからだ。
「あちゃ〜っ…また派手にやってくれたよ、あの子…。」
 整備士の一人が、ルナマリアのザクを見上げて嘆いた。その言葉に、整備士の相棒が頷きながら言う。
「これで何度目だ?まったく、毎度手間を掛けさせてくれるよな…。」
 愚痴をこぼす整備士二人は、すぐ近くに身を潜めているルナマリアの姿には気づいていない。
「俺らの時間は、だいたいこの子の機体の修理で終わるんだよなぁ…。」
「交換部品も、いい加減底をついてきたぜ。毎回主計係に文句言われるこちらの身にもなって欲しいもんだよ…。」
「まったくだ…。」
 整備士達が溜息を吐く。二人は、誰も聞いていないのをいいことに(すぐ近くにルナマリアがいるのだが)、愚痴をこぼし続けた。ルナマリアは、思わず唇を噛んだ。悔しい――だが、言い返せない。彼らの言うとおりだからだ。
「あの子ってさ、なんで赤服なのかねぇ…。」
 整備士の一人が、ふとそんなことを口走った。その言葉に、ルナマリアはハッとする。
「ああん?なんだ、いきなり?」
「あんな赤服は見たことないぜ。あれじゃお荷物じゃないか。ホントに、シンやレイと同期なのか?あの子は?」
 相棒の毒舌に、さすがに相方は声を低めてたしなめた。
「よせよ。主任に聞かれたら只じゃ済まないぜ。」
「わかってるよ。言ってみたかっただけだって…。」
「まぁ、お前の気持ちもわかるけどなぁ…。」
 ルナマリアは思わず拳を固めた。悔しさに涙が滲んでくる。本当は、すぐにでも出て行って、殴り飛ばしてやりたかった。しかし、そんなことをしても自分がますます惨めになるだけの気がする。
 悔しいが、ルナマリアはその場を退散するしかなかった。陰口に激怒して、大立ち回りを演じるには、彼女のプライドは高すぎた。
 彼らを見返してやるには、自分が強くなるしかないのだ。
639シンルナ 2/19:2005/07/08(金) 15:29:11 ID:IDQKMx1L
 ルナマリアのザクが超砲身のビーム砲、オルトロスを構える。一瞬の閃光と共に太い熱線が迸った。
 シンのインパルスはそれを余裕でかわし、ルナマリアのザクに迫った。今のインパルスは高機動のフォースシルエットを装備している。そのスピードに、ルナマリアは反応が付いて行けない。
「こんのぉ!ちょこまかとぉ!」
 ルナマリアのザクは接近しようとしてくるインパルスに、続けざまにオルトロスを放つ。しかし、インパルスを掠ることも出来ない。右に左に巧みな機動で回避し、徐々に距離を詰めてくるインパルスに、ルナマリアは焦る。
「これ以上好きにはやらせないわよ!」
 彼女の焦りが射撃の精度にも現れる。接近されたら圧倒的に不利だ。なんとか近づけないようにしなければ――そう思ってさっきから撃っているのだが、まったく当たらない。
 ビームサーベルを引き抜くと、シンはインパルスを一気に加速させた。みるみる距離を詰めてくるインパルスに、彼女のザクは後ろに跳び退ったが、それでも両者の距離は縮まる一方だ。元々機動力に差があるので、すぐに追いつかれてしまった。
「い、いやだっ!来ないでよぉ!」
 インパルスがザクのすぐ目の前でサーベルを揮った。避けようとしたが、オルトロスを切り裂かれる。とっさに手放したが、オルトロスの爆発の強い閃光が、ザクのモニターをホワイトアウトさせる。
「やばっ…!」
 思わず目を覆い、再び開けたときには、インパルスがすぐ近くに迫っていた。サーベルが振り下ろされ、ルナマリアは必死に回避運動をとるが、右足を切り裂かれる。スラスターを吹かし、距離を稼ぐとルナマリアのザクはビームトマホークを取り出し、投げつけた。
 予想外の反撃に、シンもやむを得ずシールドで受け止めた。一方でルナマリアは、せっかくの奇策が通じなかったことに唇を噛む。あわよくば、これで腕の一本くらい貰おうと思っていたのに。
《へぇ、結構やるじゃん!》
「舐めないで!」
 楽しそうに言うシンに、ルナマリアもつい熱くなる。ルナマリアは腰からライフルを取り出すと、シンのインパルスに向けて連射した。しかし、やはりインパルスに当てることは出来ない。逆に、次々とライフルを撃ちかけられ、ルナマリアの方が追い込まれる。
640シンルナ 3/19:2005/07/08(金) 15:31:01 ID:IDQKMx1L
 インパルスが彼女に止めを刺すべく飛来する。弾丸のように向かってくるインパルスの正確な一射が彼女のライフルを捉えた。ライフルも破壊され、彼女は武器なしの状態になった。そして、とうとうザクのコクピットのモニター全体を、白い機体が覆った。
「ああっ…!」
 ルナマリアが思わず悲鳴を上げる。インパルスのサーベルが振り下ろされ、ザクは胴体を真っ二つにされた。

 画面がブラックアウトし、暗くなったモニターに『MISSION FAILED』の文字が表示される。また負けた――…。ルナマリアはがっくりと肩を落とし、溜息を吐くとシミュレーターのシートを立った。
 シミュレーターの外に出ると、シンが満面の笑みを浮かべてこちらに手を振ってくる。しかし、ルナマリアの方はシンのような元気はなかった。シンはそんなルナマリアの様子に気づかず、近くに寄ってくると彼女の肩を叩き、声をかけてきた。
「よっ!ルナお疲れ!」
「うん…。」
 いつものルナマリアらしくない――しかし、シンはそんなことには気づかなかった。
「これで俺の22戦中19勝だな!20勝まであと一勝!」
「……。」
 はしゃぐシンに、黙りこくるルナマリア。反応が返って来ず、ようやくルナマリアの様子がおかしい事に気づいたシンは、怪訝な顔でルナマリアに声をかけた。
「…ルナ?どうしたの?」
「…えっ?ううん、なんでもないわよ?」
「そう?ならいいけど…。」
 ルナマリアは慌てて笑顔を作り、シンを褒めた。
「シンってホント強いのねぇ…。あ〜あ、また負けちゃったわ…。」
「そ、そうか?」
 ルナマリアの賛辞に、シンは照れくさそうに頭をかいた。対照的に、ルナマリアの表情は暗い。
 ルナマリアはすっかり自信を失っていた。どんどん周りに引き離されていく気がする。今日の対戦だって、シンのインパルスには傷一つつけることが出来なかった。元々機体性能に差があるといっても、そんなことは慰めにならない。
 強くなりたい――あの屈辱的な陰口を聞いた後、強くそう願った。しかし、まだまだ上手くできなかった。
 ルナマリアはがっくりと肩を落としながら、シミュレーションルームを出て行く。
「ルナ…?」
 シンはその場に一人残され、呆然とルナマリアの後姿を見送ることしか出来なかった。
641シンルナ 4/19:2005/07/08(金) 15:31:54 ID:IDQKMx1L
 夕方、シンはルナマリアを食事に誘おうとして、彼女の姿を探していた。最初は彼女の部屋を訪れ、同室のメイリンに尋ねたのだが、彼女も知らないと言う。シンは格納庫やレクルームなども調べたが、彼女の姿はどこにも無かった。
 仕方なくレイでも誘って行くかと思い部屋に戻る途中、昼間自分達が使ったシミュレーターが置いてある部屋の前を通りかかった。中から物音が聞こえた気がして、もしかして――と思い、中に入ってみる。すると、思ったとおり、中に人の気配がした。
(こんな時間に誰だろう…?)
 不審に思いながら、シンはそっとその人物に近寄る。と、足音に気づき、相手が振り返り、声を上げた。
「だ、誰!?」
 そこにいたのはルナマリアだった。声をかけてきたのがシンだと分かると、なぜかバツの悪そうな顔をする。彼女は、慌てて今まで操作していた端末の電源を切った。
「なにやってんのさ?」
 ルナマリアの行動を不審に思い、シンは尋ねる。しかし、ルナマリアはその問いには答えずに、シンから顔を背けた。
「ルナ…どうかしたの?」
 様子がおかしいことに心配し、シンは尋ねた。そう言えば、なんだか昼間から様子がおかしい。どことなく思いつめたような表情で、なんとなくだが、自分を避けているような気がする。
 ルナマリアはしばらく黙っていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「シン、私ともう一度勝負して!」
「えっ?」
 急にそんなことを言い出したルナマリアに、シンは呆気にとられる。何を言い出すんだろう――?そんなに昼間負けたのが悔しかったのだろうか?しかし、今までは彼女は負けても別に気にしていなかったようなのに…。
「お願い、一回だけでいいから!」
 こちらを真剣な目で見つめ、熱心に言うルナマリアに、シンは言った。
「…わかったよ。でも、なんで急にそんなこと言い出したんだ?」
「それは…。」
 言葉を濁し、ルナマリアは再びシンから顔を背けた。何か言いたくない事情でもあるんだろう…そう見当をつけ、シンはとりあえずこの場では追求しないことにした。
「まぁいいけど、俺が勝ったらこんな勝負を挑んだ理由、教えてくれよな?」
「…わかったわ。」
 頷き、ルナマリアはシミュレーターに入っていった。
642シンルナ 5/19:2005/07/08(金) 15:32:22 ID:IDQKMx1L
 結局、今度もシンの勝利に終わった。シンはシミュレーターから出ると、ルナマリアが出てくるのを待つ。
 じきに、ルナマリアもシミュレーターから出てきた。彼女は、シンの誇らしげな顔を見ると、一瞬沈んだ表情になり、慌ててそれを誤魔化すように言った。
「あ〜あ…また負けちゃった…。」
 ルナマリアはあえて明るい調子を装って言った。彼女の気持ちに気づかないシンは、誇らしそうに言う。
「また俺の勝ちだな。これで20勝達成ってヤツ?」
「うん…シンって、ホント…つよ…く…て…。」
「?ルナ…?」
 突然、ルナマリアの言葉の語尾が震え、不審な様子にシンは思わず彼女の顔を凝視し、ギョッとなった。
 ルナマリアの瞳から、涙が溢れていたのだ。自分が彼女を泣かせてしまったのかと思い、シンは慌てた。
「おい、ルナ!?」
「え?あ…や、やだ…なんで泣いてるんだろ?私…。」
 そう言って、ルナマリアは懸命に笑おうとした。しかし、それも叶わず、ますます多くの涙が瞳から零れ落ちてくる。
 シンは、思わず彼女の方へ近寄った。ルナマリアは、泣き顔を見られないように、シンから顔を背けて呟いた。
「私は大丈夫…大丈夫だから…もうちょっと待ってて…。」
 そう言って、ルナマリアは涙を堪えようと必死に努力したが、それも上手くいかなかった。
「ルナ…無理しないで…。」
「シン…ごめん…やっぱり…ダメっ…。」
 気遣わしげなシンの言葉に、ルナマリアはとうとう堪えきれなくなった。シンに抱きつき、声を上げてすすり泣く。
「……。」
「ホントにごめん…もう少しだけ、このままいさせて…。」
 そう言って、ルナマリアは静かに泣き続けた。シンは、戸惑いながらも彼女の背中に手を回し、彼女を抱きしめた。
「ルナ…俺にはルナが泣いてる理由がよく解らないけど…でも、好きなだけこうしていていいから…。」
「うん…あり…が…と…。」
 ルナマリアはシンの胸に顔を埋め、子供のように泣き続けた。
643シンルナ 6/19:2005/07/08(金) 15:32:53 ID:IDQKMx1L
 数分間そうしていた後、ルナマリアは嗚咽を漏らしながらポツリと呟いた。
「悔しい…悔しいの…。」
「…え?」
 突然、思いもよらぬことを口走ったルナマリアに、シンは戸惑った。先の対戦に負けたことだろうか?ルナマリアは、普段そういう些細な勝ち負けにはこだわらない子だと思ったのだが――。意味が解らず、シンは問い返す。
「『悔しい』って…どういう…?」
「私…このままじゃダメだと思って、必死に努力してるつもりなのに…でもっ…!」
 ルナマリアの瞳から、堰を切ったように涙が零れ落ちる。
「やっぱりダメ…。結果に結びつかないの…。こんなんじゃ私、みんなのお荷物になっちゃう…そんなのはイヤ!だからっ…頑張ってる…つもり、なのにっ…!」
 ルナマリアは、シンの胸にすがりついて泣いた。まるで、怖い夢を見た幼い子供が、親に泣きつくように。背中に回した手から、彼女の体の震えが伝わってきた。
 ふと、口下手な自分が恨めしくなった。こんなとき、アスランなら上手く慰められるだろうか?――そんな他愛の無いことをしばらく考えてみたが、アスランの辛気臭い顔が浮かび、少なくとも、この点ではアスランと互角な気がした。
「力が欲しい…。」
 シンの胸に顔を埋め、ルナマリアは、ふとそう呟いた。その言葉に、シンは驚きに目を見開いた。今のルナマリアに、奇妙な既視感を感じたからだ。
「私にも力があればいいのに…。守られるだけじゃなくて、誰かを守れる力…。」
 その言葉に、シンはハッとなる。己の無力に泣いている彼女の姿に、かつての自分が重なった。
「ルナ…。」
 彼女はかつての自分の姿だ。自分も全てを失ったあの日、ただ、がむしゃらに力を欲した。己の無力を痛感し、誰かを守れる力――強大な力を欲した。そしてプラントに渡り、たしかに望んだとおりの力を手に入れた。
 ルナマリアは、普段プライドが高く、明るくて前向きな少女だ。しかし、その反面、自信が砕かれた時には、意外なほどに心が脆かった。ルナマリアの別の一面を発見し、シンには今の彼女が、かつての自分と同様、幼く傷つきやすい存在に思えた。
644シンルナ 7/19:2005/07/08(金) 15:33:23 ID:IDQKMx1L
 ――守ってやりたい。
 シンの心に、そんな想いが浮かぶ。彼女が己の無力に泣いているならば、自分が彼女の力になりたい。
 ルナマリアを守りたい。家族を失ったあの日、もう二度と大切なものを失いたくなくて、力を欲した。そして、望んだ通りの力を得た今、彼女のために使わずに、誰のために使えばいい?
 シンは、そっとルナマリアを抱き寄せた。彼女の頭を胸に抱き、泣きじゃくる子供にそうするように、そっと髪を撫でる。ルナマリアは急に抱き締められ、驚いたように目を見開いた。
「シン…?」
 戸惑いの声を上げるルナマリアに、シンは優しく囁いた。
「泣かないで…俺が守るから…。」
「えっ…?」
「俺がもっと強くなって、絶対にルナを守るから…。」
 ルナマリアは涙に濡れた瞳でシンを見上げた。彼女の青い宝石のような綺麗な瞳が、真っ直ぐにシンを見返してきた。――綺麗だと思った。彼女の澄んだ瞳を見て、シンは再び決心する。
 ――彼女を守りたい。たとえ自分の全てを賭けてでも、ルナマリアを守りたい。彼女の身体を、絶対に戦火に焼かせはしない。そのために――大切な人を守る――まさにこの目的ために、自分は力を手に入れたのだから。
 シンの言葉に、ルナマリアの体の震えも徐々に収まっていった。シンはルナマリアを抱きしめる腕に力を込める。
 彼女がどこかに行ってしまわないように。
 自分の元から離れて行かないように。
 強い力で抱きしめられ、ルナマリアはやっと安心したように呟いた。
「…ありがと…。」
 初めて結ばれた日の約束を思い出し、彼女は目を閉じた。しばらくシンの胸に顔を埋めていたが、じきに彼女はそっと身を離した。指で涙を拭い、ルナマリアは、ようやく微笑んでくれた。その目は、シンのことを完全に信頼している目だった。
 泣いたばかりで、まだ赤い目をしているが、彼女の顔にはもう悲しみの影は見えない。――やっぱり笑った顔が一番可愛い。ようやく一安心していたシンに、彼女は甘えるように言った。
「ねぇ…抱いてくれない?」
「いっ…!?こ、ここで!?」
「うん…。」
 ルナマリアの方から誘ってくるなんて初めてだ。シンは突然の誘いに戸惑ったが、ルナマリアがあまりに綺麗な目で自分を見つめるので抗しきれず、結局は彼女の願い通りにすることにした。
645シンルナ 8/19:2005/07/08(金) 15:33:52 ID:IDQKMx1L
 シンは、ルナマリアの唇にそっと自分の唇を重ねた。ルナマリアはうっとりと目を閉じ、しばし息をするのも忘れて、シンの唇の感触に感じ入る。
 ルナマリアは、シンの背中に回した手に力を込めた。愛しい人の感触を確かめるように。
「んっ…。」
 ルナマリアが思わず息を漏らす。閉じた瞼から、一筋の涙が零れ落ちていた。
 彼女の涙を見て、シンは思わず唇を離した。
「…ルナ?」
「え?あっ…。」
 今はじめて気づいたように、ルナマリアは慌てて涙を拭った。
「や、やだ…おかしいよね…なんで涙が出るんだろ…?」
「ルナ…なんか悲しいことがあるの?」
 気遣わしげに尋ねるシンに、ルナマリアはかぶりを振る。
「ううん…たぶん嬉し涙だと思う…。」
「嬉し涙?」
「うん…。シンに大事にされてることが嬉しくて、つい…。」
 ルナマリアの言葉に、シンは、なんだかドキドキした。
 今日のルナマリアは随分と素直だ。決して他の人間には見せないような、弱い一面もさらけ出してくれる。それだけ自分を信頼してくれているということだろうか?――なんだか照れくさい。
 シンはそっとルナマリアに囁いた。
「俺、ルナのこと大切にするから…。」
「ありがと…嬉しい…。」
 シンの言葉に応え、ルナマリアは微笑んだ。相変わらず頬には涙が伝っている。どうも、彼女は一度泣き出すと、涙腺が緩みっぱなしになるらしい。
 シンは優しく微笑むと、彼女の涙をそっと拭った。ルナマリアは潤んだ瞳でシンを見上げてくる。シンは、彼女の赤い髪をそっと撫でると、再び唇を重ねた。
646シンルナ 9/19:2005/07/08(金) 15:34:20 ID:IDQKMx1L
 ルナマリアの体を演習の見学者用の長椅子に横たえると、シンは制服の上からルナマリアの胸に触れた。彼女の柔らかい胸が、シンの手の動きに合わせて形を変えていく。
 シンは、しばらくは両手で彼女の胸を揉んでいたが、彼女の上着の前をはだけさせ、下に着ていたシャツとブラを捲り上げると、彼女の胸を露出させた。ルナマリアの熱を帯びた肌には、快適なはずの室温がひんやりと感じられた。
「んっ…!」
 シンの手が素肌に触れると、ルナマリアは小さく声を上げた。シンは彼女の胸を優しく撫で、指でそっと乳首に触れた。途端にルナマリアが敏感に反応し、声を上げる。
「んんっ…あんっ…!」
 ルナマリアの乳首は既に尖っていた。シンはそれをそっと摘むと、指の腹で回転させる。乳輪を人差し指でなぞると、ルナマリアはその感触に身を震わせた。
「あ、ああっ…シン…。」
 ルナマリアが声を漏らす。シンは、彼女が感じていることに満足し、今度は胸に口をつけた。三回肌を重ねて判ったことだが、ルナマリアはどうも胸が弱いらしい。軽く彼女の乳首に歯を立ててみると、案の定、彼女は嬌声を上げた。
「ひゃっ…!あんっ…!や、やだっ…!」
 ルナマリアが思わず身を固くする。シンは、彼女の上に覆いかぶさると、胸を手で愛撫しながら、彼女のうなじを舐め上げた。
「あ、ああっ…!んっ…あんっ…!」
 ルナマリアがくすぐったそうに身をよじる。シンは、そのまま彼女の耳元にそっと囁いた。
「ルナは胸が弱いんだね…。」
「ああっ…えっ?…なに…?」
「だってさ、ほら…こんなに感じてるし…。」
 そう言って、シンは彼女の両乳首を軽く指で弾いた。それだけで、ルナマリアは電気に打たれたように身を震わせる。
「ああっ…!な、なにするのよぉ…!?」
 敏感な乳首を刺激され、彼女はシンに抗議する。シンは意地の悪い笑みを浮かべ、言った。
「ほら、図星だ。」
「ひ、人の体で、遊ばないでよっ…!」
「はいはい…。」
647シンルナ 10/19:2005/07/08(金) 15:34:54 ID:IDQKMx1L
 適当に返事をし、シンはルナマリアの反応を楽しみながら、彼女を攻めることを続けた。
 ルナマリアの胸を愛撫するうち、シン自身も興奮して、次第に股間が熱を帯びてくる。艶かしく喘ぐルナマリアに興奮し、海綿体に通う血流も自然と多くなり、股間の中で膨張し始めていた。ふと、頭の中に、ある考えが浮かんできた。
(そうだ…ア、アレを一度やってもらおうかな…?)
 ルナマリアと付き合い始めてからというもの、何度も挑戦してみたいと思ったことがあった。しかし、なんとなく即時却下されそうな気がして、実行に移せなかった。彼女にそのことを伝えたら、真っ赤になって断ってくるかもしれない…。
 何度肌を重ねても、相変わらずうぶな彼女だから。
(ええい!ダメで元々だ!俺はいつもルナにするばっかりなんだから、たまにはルナが俺を気持ちよくしてくれてもいいよな!?)
 そう強引に決めつけ、シンは早速実行に移す。シンはルナマリアの胸への愛撫を中断すると、彼女の体から離れた。
「あっ…ふあっ…シン…?なんで…?」
 ルナマリアが不満そうな声を出す。シンは、先ほどの野望を実行すべく、椅子に背を正して座ると、ルナマリアに言った。
「ルナ、俺の前に来て座って。」
「えっ?うん…。」
 ルナマリアは戸惑いながらも言われた通り、シンの前で床に座り込んだ。ちょうど、彼女の目の高さに、シンの股間がある位置だ。
「シン?これで、なにするの…?」
 ルナマリアが怪訝な顔でシンを見上げる。シンは、はやる気持ちを抑えながら、そっとズボンのチャックを下げた。
「えっ?ええっ!?」
 驚きに目を丸くするルナマリア。予想通りの彼女の驚きに、シンは気をよくしながら、己の肉棒を取り出した。
「きゃあっ!?シ、シン!?」
 ルナマリアは真っ赤になって、慌てて両手で目を覆った。シンの肉棒は既に大きくなっており、通常の三倍近くの大きさになっていた。ルナマリアは恐る恐る指の隙間からシンの股間の様子を窺い、いまだに健在なのを目の当たりにして、慌てて目を閉じる。
「ルナ、よく見て。」
 シンはルナマリアに目を開けるよう促す。ルナマリアは恐る恐る再び目を開けた。そして、真っ赤になりながらも、目の前のシンの怒張をまじまじと見つめた。
648シンルナ 11/19:2005/07/08(金) 15:35:25 ID:IDQKMx1L
「う、うわ…シンのって、こんなに大きかったんだ…。」
 ルナマリアが今初めて気づいたように言う。
「何言ってんのさ。前にも見たことあるだろ?」
「だ、だってあの時は部屋が暗かったんだもん…。こんな風にまじまじと見るのは初めて…。」
 赤くなりながらも、ルナマリアは肉棒から目を離せないようだった。ルナマリアはしばらく呆然としていた。
(こんな大きいのが、私の中に入ってたんだ…。)
 ついつい、肉棒に目が釘付けになってしまう。ルナマリアはシンの肉棒を見ているだけで、自分自身も体が熱くなってくるのを感じた。ようやく落ち着き、彼女は頭に浮かんだ疑問をシンにぶつける。
「で、これをどうするの…?」
「咥えて欲しいんだ。」
「ええっ!?こ、これを…?」
 ルナマリアは驚愕の表情をする。ルナマリアは改めて目の前の肉棒を観察した。それにしても大きい。思ったよりも長さがあり、かつ太い。こんな大きなモノが、自分の口に納まるだろうか?
「む、無理だと思うんだけど…。」
 ルナマリアはそう言って抵抗してみた。しかし、シンはルナマリアを叱咤激励する。
「大丈夫だって!何事も実行あるのみだよ!ルナもそう思うから色々試してみるんでしょ?」
(MSの訓練と一緒にしないでよね…。)
 ルナマリアはそう思ったが、いつもシンに気持ちよくしてもらっているという負い目があり、シンの願いを無下に断ることもできない。仕方なく、ルナマリアは震える手でシンの肉棒を握った。
 以前もそう思ったが、本当に硬い。ルナマリアには、なんでこんなに肉棒が硬くなるのか不思議でたまらなかった。何をすればいいのかわからず、ルナマリアは尋ねた。
「ど、どうすればいいのかな…?」
「ルナの好きなようにしていいよ。」
「…そういう答えが、一番困るのよね…。」
 ルナマリアは恐る恐る口に咥えた。亀頭の部分が、彼女の口腔内に埋没する。ルナマリアはそっと、舌の先で亀頭を舐めてみた。
649シンルナ 12/19:2005/07/08(金) 15:36:28 ID:IDQKMx1L
「うっ…!」
 思わずシンが呻き声を上げる。なんといっても、シンの方だって初めての経験だ。ルナマリアはシンの声に反応し、上目遣いにシンを見上げた。その姿が可愛らしく、シンはますます興奮してしまった。
 ルナマリアは最初亀頭だけだったのを、次第に肉棒を口全体に納めようと、少しずつ前進していった。しかし、半分ほど納まったところで、限界に来てしまった。ルナマリアは、どうすればいいか分からないながらも、なんとか努力する。
「…んっ…んっ…うんっ…。」
 ルナマリアの息遣いが聞こえてくる。彼女の舌が、シンの竿の横腹を舐め上げ、シンの性感を刺激する。拙いながらもひたむきな奉仕に、シンはすぐにでも射精したい気持ちになったが、それを必死にこらえた。
「…!?苦っ…!な、なんか出てきたわよ?」
 ルナマリアが、口の中に広がる苦い味に驚き、思わず肉棒から口を離した。シンの先から先走り汁が滲み出てきたのだ。
「な、なにこれ…男の人もこんなの出るの…?」
 ルナマリアが、しげしげとわずかに脈打つ肉棒を見つめる。ルナマリアはもう一度竿に手を這わせると、今度は口に含まないで舌だけを使い、竿を舐め上げた。ルナマリアの舌が、そっと竿の横腹を走る。
「うあっ…!」
 またしてもシンは、思わず声を上げてしまった。こんなに気持ちいいとは思わなかった。正直言って、癖になってしまいそうだ。
 ルナマリアはシンの反応に笑みを浮かべ、再び肉棒を口に含んだ。再び、肉棒が先ほどまでの暖かさに包まれる。ルナマリアはだんだんコツを掴んできたのか、亀頭全体をなぞるように舐め、シンの反応を観察しながら、シンが感じるところを重点的に攻めた。
「んむっ…ふぅ…ねぇ?気持ちいい?」
 ルナマリアが一時中断してシンに尋ねる。シンは、正直な感想を言った。
「うん…すごくいいよ…。」
「ふふっ…よかった…。」
 満足げにそう呟き、ルナマリアはまた口を使った奉仕を再開した。
 時折ルナマリアの口元から垣間見える肉棒は、彼女の唾液で黒光りしていた。ルナマリアは先ほどからあれこれ考えながら、シンの肉棒への奉仕を続けている。裏スジを舐め、尿道を吸うようにされると、途端に我慢できない射精感がこみ上げてきた。
「ル、ルナっ…!俺、もう出るっ…!」
650シンルナ 13/19:2005/07/08(金) 15:37:07 ID:IDQKMx1L
「んっ…ふえっ?なに…?」
 ルナマリアはシンの顔を見上げたが、言葉の意味を問う前に、シンに限界が来てしまった。「んんっ…!?ん〜っ!」
 彼女の口の中でシンは弾け、彼女の口の中に大量の精液が吐き出される。ルナマリアは、それを全部口で受け止めることになってしまった。ルナマリアは慌てて肉棒から口を離したが、シンは既に全部射精した直後だった。
「んっ…ほ、ほうひほう…ほれ…?(ど、どうしよう…これ…?)」
 ルナマリアが精液を口に含み、手で懸命に口を抑えながら、助けを求めるようにシンを見る。シンだって、どうすればいいのかわからない。AVなどでは、飲ませる場面なんだが…。ダメで元々。せっかくだから、シンは言ってみた。
「の、飲める…?」
「ふえっ…!?ほ、ほんはほ、ほぇっふぁい、ふふぃ!(えっ…!?そ、そんなの、絶対ムリ!)」
 ルナマリアは全力で首を横に振る。シンは、粘り強く交渉してみた。
「俺を愛してるなら、出来るはず…なんて言ったりして…。」
 シンのその言葉に、ルナマリアは涙目になりながらも、頑張って飲み込もうと試みた。しかし、やはり上手く行かず、再び首を振った。
(初めての時じゃ、やっぱり無理か…。)
 ちょっと惜しい気もするが、無理強いするのは可哀想だ。シンは残念に思いながらも、彼女にティッシュを手渡した。
「んぅ…ぷはぁ!ふぅ…ちょっと、シン!」
 ルナマリアは、口の中の精液を全て吐き出すと、まだ口の中に残る精液も全てふき取り、怒ったように声を上げた。
「へ、変なもの飲ませようとしたでしょ!?」
「変なものってなんだよ…。あれ、あの場面では飲むのが普通なんだぞ?」
「ウ、ウソぉ…?」
 信じられない、という顔でルナマリアは呟いた。彼女の驚愕の表情に、シンは珍しく反省する。
 ――ちょっと、マニアックすぎたか…。
 もう二度として貰えなくなっては困ると思い、シンは慌ててフォローした。
「で、でもさ、ルナは初めてにしては凄く上手かったよ!俺、びっくりした!」
「…そんなことで褒められても、嬉しくないんだけど…。」
 シンの賛辞に、ルナマリアは微妙な表情だった。
651シンルナ 14/19:2005/07/08(金) 15:37:31 ID:IDQKMx1L
 シンのモノを咥えていて興奮したのか、ルナマリアの秘処は、既に準備が要らないくらいに、濡れていた。シンは長椅子に寝そべると、ルナマリアに言った。
「ルナ、俺の上に…。」
「う、うん…。」
 ルナマリアがおずおずとシンの上に乗っかると、恥ずかしそうにしていたが、意を決したようにシンの肉棒を掴むと、自分で秘処に押し当てた。
「あっ…!」
 それだけでルナマリアは身を震わせたが、シンに目で促され、ルナマリアはゆっくりと腰を落とし、自分でシンの肉棒を挿入していった。抵抗感はほとんどなく、スムーズに入ることができた。徐々に侵入してくる肉棒の感触に、ルナマリアは思わず声を上げる。
「あ、ああっ…!」
 やがて、根元までルナマリアの胎内にすっぽり納まり、ルナマリアの腰が止まる。挿入する前から洪水状態だったそこは、既に愛液で一杯になっており、簡単に動くことができた。シンは、彼女の腰を掴むと、ゆっくりと腰を動かし、彼女を突き上げた。
「あんっ!やぁ…シンっ…!そんな、いきなりっ…!」
 子宮を突き上げる肉棒の感触に、ルナマリアは思わず声を上げた。彼女の中は相変わらずシンのモノにぴったりフィットする。シンの肉棒が往復するたび、シンの肉棒が膣壁にこすれ、シンとルナマリア双方を刺激する。
「あっ、んんっ…!あ、あんっ…ああっ…。」
「ルナ…気持ちいい?」
 ルナマリアを突き上げながら、シンは尋ねた。ルナマリアは頬を赤くしながらも、頷いた。
「う、うん…気持ちいい…。」
「そりゃよかった。なら、もっと気持ちよくさせてあげるよ。」
 そう言って、シンは彼女の胸に手を伸ばした。
「あっ…!?シン…!?」
「ルナは胸が好きみたいだから。」
「き、決め付けないでよぉ…ああん!」
 口ではそう言っていても、やはり胸は感じるらしく、シンの指が乳首に触れた瞬間、彼女の膣がきゅっと締まった。そのおかげで、シンが感じる快感も倍増する。
(うわ…いいことを知った…。)
 そう思ったが、今口に出したら殴られそうなので、黙っておいた。
652シンルナ 15/19:2005/07/08(金) 15:37:58 ID:IDQKMx1L
 シンは下からルナマリアの乳房を包み込むように揉み、その一方で彼女を下から突き上げていた。ルナマリアの体は、シンが突き上げるたびに上下に揺れ、その度にルナマリアは甘い喘ぎ声を上げていた。
「んっ、あんっ、あっ、ああん…!」
 肉棒が暖かい愛液と絡まり、シンの下半身にぞわぞわという快感が走る。結合部から時折見える肉棒は、ルナマリアの愛液に覆われ、不思議な光沢があった。
 シンは一旦腰の動きを中断し、ルナマリアに言った。
「ルナ、自分で動いてみて…。」
「え…?じ、自分で…?」
 ルナマリアは迷ったように逡巡する。自分で動くのは恥ずかしい。そうかと言って、このまま終わったら、今夜は欲求不満で眠れそうも無い…。彼女はジレンマに陥っていたが、結局仕方なしに、自分で動くことにした。
「わかったわよぉ…。やればいいんでしょ…。」
 そう言って、ルナマリアは自分で腰を少し上げた。そして、そのままペタンと腰を落とす。
「んんっ…!はぁ…んっ…。」
 ルナマリアはぎこちないながらも、懸命に腰を使おうとする。ふと、変な風に腰を落としたせいで、シンが悲鳴を上げた。
「いててててっ!ストップストップ!」
「あっ…!?ご、ごめんっ!」
 ルナマリアは思わず謝った。シンの肉棒が、変な風に折れ曲がりそうになってしまったのだ。シンがあまりにも痛そうにしているので、ルナマリアは恐る恐るシンに声をかけた。
「ね、ねぇ…?大丈夫…?」
「…折れるかと思った…。」
「ホ、ホントにごめん!…でも、そんなに痛かったの…?」
「痛いなんてもんじゃないよ…。死ぬかと思った…。」
 ブツブツと文句を言うシンに、ルナマリアも思わずムッとした。
「な、なによ…元はといえば、シンが私に動けなんて言うからでしょ…?」
「な、なんだとぅ!?」
 シンは、半身を起こすと、彼女の腰を掴み、今度は自分で動き出した。
653シンルナ 16/19:2005/07/08(金) 15:38:27 ID:IDQKMx1L
「あ、あっ!シ、シンっ!?」
「さっきのお返しだ!」
 腰をぐりぐりと回転させて、彼女の膣を深く抉る。シンの肉棒が彼女の膣内で暴れ、子宮内部を蹂躙した。たまらず、ルナマリアが背中を大きくのけ反らせる。
「ああんっ!いやっ、ダメぇ!そんな乱暴にしないでぇ!」
 胎内をかき回される感覚に、ルナマリアは大きく喘いだ。シンは獣のように腰を打ち付けてくる。その野生的と言えるほどの力強い攻めに、ルナマリアは気が遠くなりそうになった。
「あっ!ふあっ…んんっ…あんっ…!」
 シンが腰を打ち付けるたび、ルナマリアの中から分泌された愛液が飛び散り、シンの制服を汚す。シンは、制服が汚れるのにも構わず、彼女の腰を突き上げ続けた。
「あんっ、はぁっ、やぁん…!」
 ルナマリアはシンに腰を突き上げられながらも、後ろに手をついた。しかし、シンは逃さない、とでも言うように、彼女の腰をがっちりと掴み、彼女の膣を犯し続けた。
 シンは少し腰のスピードを緩めた。それにホッとしたように、ルナマリアはこの隙に息を整える。しかし、それは一時の休息に過ぎなかった。シンは、目の前で揺れるルナマリアの胸に手を添え、餅を捏ねるように両手で彼女の胸を揉み始めた。
「あんっ!シ、シンっ…胸…やだぁ…!」
「何言ってんのさ?こんなになってるくせに。」
 シンはすっかり硬くなっているルナマリアの乳首を指で挟んだ。彼女の白い乳房は、すっかり上気して赤くなっていた。胸を揉みながら、乳首を口に含む。乳輪をなぞるように舐めると、彼女は堪えきれずに喘いだ。
「やぁん…!あ、ああっ…!」
 下半身では子宮を突き上げられ、上半身では敏感な胸を攻められ、ルナマリアは既に限界が近くなっていた。しかし、シンが胸への愛撫に意識の半分を傾けているためか、いまひとつ物足りない。そこで、仕方なくルナマリアは自分でも腰を動かし始めた。
「お、おい…ルナ…?」
 自分で腰を動かし始めたルナマリアに、シンは戸惑った。今までの彼女は、受ける一方だったのに。
「あっ…んっ…あ、あん…んんっ…あんっ…。」
654シンルナ 17/19:2005/07/08(金) 15:39:48 ID:IDQKMx1L
 ルナマリアはシンの戸惑いをよそに、夢中で腰を動かしていた。はじめはのろのろと、ぎこちない動きだったが、次第にコツを掴んだのか、その動きもスムーズなものとなる。シンは再び寝そべると、彼女に合わせて自分でも腰を使った。
「あっ!あんっ、はぁっ、んんっ…!ねぇ、シン…気持ちいい…?」
「あ、ああ…凄くいいよ…。」
「ふふっ…んっ…よ、よかった…。」
 二人とも最初はバラバラのペースだったのが、次第に呼吸がシンクロしてくる。やがて、二人の息がぴったり合い、お互いに更なる快楽を引き出していく。
 シンは、ルナマリアの胸を掴んだ。ルナマリアはシンの胸に手をつき、目を閉じて、肉棒の感触に感じ入る。乳首を指で摘んでやると、ルナマリアの中はきゅっと締まった。
「あっ…!ああんっ…!シン、私…もうイっちゃいそう…!」
 ルナマリアが涙を浮かべながら、訴えるようにシンを見つめる。彼女の体はうっすらと汗をかき、制服の背中に汗の染みを作っていた。シンは、胸から手を離すと彼女の腰を掴み、ルナマリアの膣を攻めることに専念する。
「あ、あっ、あんっ、ああっ!ダメ…もうっ…!」
 ぐちゅっぐちゅっ、という卑猥な音を立てて、肉棒が出入りするスピードが上がっていく。シンの方にも限界が訪れていく。射精感が背中を駆け上がり、堪え切れないものになったとき、シンはついに彼女の中で放出した。
「ああっ!ダメぇぇぇぇぇ!」
 ルナマリアが一声甲高い悲鳴を上げる。シンは彼女の中に大量の精液を流し込んだ。ルナマリアは、膣内に溢れかえるシンの精液の感触に身を震わせた。
「ああっ…シンの…いっぱい出てる…。」
 ルナマリアは、ぐったりとシンの方に倒れ掛かってきた。シンは彼女の体を受け止め、背中を抱く。彼女は呼吸を整えながら呟いた。
「あっ…溢れてきちゃった…。」
 ルナマリアの言うとおり、彼女の中に納まりきらなかった分が逆流し、シンの制服を汚していた。
「気持ちよかった?」
 シンは、自分の腕の中で荒く呼吸を繰り返しているルナマリアに尋ねた。シンの問いに、ルナマリアは口を尖らせる。
「わかってるくせに、いちいち恥ずかしいこと言わせないでよ…。」
 顔を赤くして、目を逸らすルナマリアに、シンは思わず笑みを浮かべた。
(エッチなルナも好きだけど、ルナはやっぱりうぶな方が可愛いよな…。)
655シンルナ 18/19:2005/07/08(金) 15:40:16 ID:IDQKMx1L
 ルナマリアが制服を整えている最中、シンは床に飛び散った愛液やら精液を拭き取っていた。ティッシュで綺麗に拭き取り、それを屑籠に放り込む。次に、自分の制服に先ほど付いた自分の精液を拭き取り始めた。自分のを拭くというのは、結構間抜けな姿だ。
 さすがに完全には綺麗にならなかったが、まぁ、この程度なら人に気づかれることも無いだろう。あとは、さりげなく洗濯に出せば万事OKだ。シンはルナマリアが服装を元に戻したのを見届け、声をかけた。
「ルナ、そっちはもういいの?」
「ええ…シンは?」
「なんとか綺麗になったけど…やっぱまだ目立つかな?」
「ううん、全然気にならないわよ?あっ、でも――…。」
 そう言って、ルナマリアはシンの前にやってくる。ルナマリアは、シンの前に立つと、シンの制服の乱れを直してやった。
「はい…服装はきちっとしなさいよね?」
 自分の制服の襟を直す彼女の何気ない仕草に、シンはドキッとした。
(まるで奥さんみたいだな…。)
 そんなことを考え、思わず赤くなる。ルナマリアは、そんなシンの顔を見て、怪訝な顔になった。
「…?どうかした?」
「いやっ…!なんでもない…!」

「シン…私…。」
 二人並んでシミュレーションルームを出て行く直前、ルナマリアはポツリと呟いた。
 あと少しというところで、出口の見えない迷路に迷い込むところだった。もしシンが導いてくれなかったら、終わりの無い心の迷宮をいつまでも彷徨うことになっていたかもしれない。シンが、自分を助け出してくれたのだ。
「なに?どうしたの?」
 しかし、彼女にとっての王子様であるシンは、またいつも通りの、どこか抜けたような顔をしていた。ルナマリアは、そのギャップに思わずクスリと笑う。
「な、なんか俺の顔可笑しい?」
「ふふっ…ごめん…なんでもない…。」
「?」
656シンルナ 19/19:2005/07/08(金) 15:40:43 ID:IDQKMx1L
 頭の中に浮かんだ他愛もない考えは口に出さず、ルナマリアは今の気持ちを遠まわしに伝えた。
「シンってさ…時々思い出したようにカッコよくなるのね…。」
 ルナマリアとしては、そのギャップが良い、という意味で言ったのだが、シンは違うように受け取ったようだ。
「…それって、普段は俺、カッコ悪いっていう意味?」
 口を尖らせるシンに、ルナマリアは思わず苦笑する。
「そういう意味じゃないわよ。もう…。」
「…?変なルナ…。」
 意味が解らず、シンはポカンとした顔をした。ルナマリアは、そんな彼の戸惑いをよそに、ふと思った。
 ――本当に、シンときたら子供っぽい。しかし、いざという時には頼りになる存在だ。自分が迷いそうになった時、シンは、持ち前のひたむきさでルナマリアの手をぐいぐい引っ張ってくれる。
 ルナマリアは頬を赤らめ、小さく呟いた。
「頼りにしてるから…。」

 シミュレーションルームを出た後、ルナマリアはふとシンに言った。
「ねぇ、シン…私、お腹空いちゃった…。」
 その言葉に、シンは元々、ルナマリアを食事に誘おうとしていたことを思い出す。激しく動いたせいで、シンも腹ペコだった。
「あっ、そう言えば俺、メシに行く途中だったっけ…。」
「ホント?じゃあちょうど良かった!早速行きましょ♪」
 シンの腕を取って、ぐいぐい引っ張るルナマリア。その顔には既に明るい笑顔が戻っていた。もう、彼女の顔には悲しみの影は無い。一人悩み、苦しんでいたルナマリア――彼女の力になれたことが、今のシンにとっては最高に嬉しかった。
 それにしても、ルナマリアは立ち直りが早い。もっとも、いつまでもうじうじしてるよりは、こうして明るく笑っている方が、ルナマリアらしくていいと思う。女の子は、笑った顔が一番だ。そんなことを考え、シンの顔が思わずにやける。
 ルナマリアは、一人ニヤついているシンを急かした。
「なにニヤニヤしてんのよ!シン、早く!食堂閉まっちゃう!」
「わかってる!急げばいいんだろ!急げば!」

 続く
657名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 15:47:02 ID:QDwKTgC8
シンルナ神乙。
やっぱシンルナいいなぁ・・・・・
658名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 15:48:11 ID:Xf2AhwiE
トリップは#が先頭だよ
659638-656:2005/07/08(金) 15:54:51 ID:IDQKMx1L
>>658
お答えいただき、ありがとうございました。自分、なんだか素人丸出しですね。ごめんなさい…
660名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 16:49:46 ID:LH9L/5nT
>>638-656
                ∩
                ( ⌒)      ∩_ _グッジョブ !!
               /,. ノ      i .,,E)
              ./ /"      / /"
   _n グッジョブ!!  ./ /_、_    / ノ'
  ( l    _、 _   / / ,_ノ` )/ / _、 _    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//
素晴らしい! これが……このSSを読んでいる時の気持ちが時めきというモノなんですね! どうも有り難うございました!

661名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:26:20 ID:or1BaqWR
>>628
ブラウニー氏は腐女子だろ
俺女が沸いてるが、あの人の話は好きだよん
662名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:29:26 ID:nbfNTBFU
腐女子ってホモ好きな女のことだろ?
このスレ内でホモやらなきゃ職人がどんな嗜好ええやん
663名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 20:59:44 ID:Tskw+lpM
シンルナGJ!
664K.C:2005/07/08(金) 21:04:44 ID:Yg/+L723
>>634
過程が長すぎるんですが……。
簡単にバラすと、扉の外にいたのはレイで、レイルナ会話になり、
一人になったアスランはシンと会ってアスシン会話になり、
とっくみあいになりそうなところでルナが現れて、
それでやっとアスルナになる。
しかもアスランはルナとまたやる気をなくしかけている。
ルナの積極的アプローチがどこまで通用するか?!
……と、いうところまで書いた。
果たしてこんなエロなしのめんどくさい話を投下してよいものかどうか。
後半はエロになりますが。
もう少し書いてから考えます。
665名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 21:44:31 ID:UXtmy8Do
シンルナさん
いつもありがとう

何事にも初々しい二人の姿がたまらなくイイ(・∀・)!
です。
666名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 23:28:42 ID:rrP2Z17X
>>664

マターリと待ってみるw
667名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:14:24 ID:TYToKw1h
男か女かはどーでもいいッ

ブラウニー氏ーッッまた投下してオクレヨ…。。・゚・(ノД`)・゚・。
668名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:17:59 ID:gYWsSb+b
コテの有無でしか見分けられないくせに投下ねだる奴ウゼエ
お前らのブラウニー氏は名前欄に「ブラウニー」と入っていなければ
ブラウニー氏ではなくなるのか?
書くのには読むのより何十倍も時間がかかるんだよ
おとなしく待ってろ
669名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:54:47 ID:qLhDH+9V
>>668
コテでなくても描かれているキャラが違っていても、
内容は代わり映えないのですぐわかりますよ

とりあえずあらすじ聞いただけで('A`)
670名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:26:54 ID:LHUdB2QD
そういやいもげんさんてまだいるか?
種の時の人?
671名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 02:32:44 ID:9YLPjyyT
神降臨!最高です!
672名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 02:35:05 ID:AFIVv09w
>>668
まあまあ、たしかにあなたの言うことの方に理があるが
ここはひとつ不慣れな読者を許してあげようよ

そんなことより投下中の神を崇めようではないか
というわけで回収先の病室でハァハァする
メイ×アスきぼんぬ
673名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 12:10:09 ID:XaMqnyZA
>>638-656
gjです!
やはり純情シンルナこそ正統派!
674ハイメイ1/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:21:30 ID:uBDHFuOy
ブラウニーです…って言えばいいのかな。
コテはもう使っていません。好きな人も嫌いな人もトリップで区別ヨロ。
ハイネ×メイリン、投下します。
前編は微エロ程度でメイリンが1人で(ry 後編はちゃんと2人で(ry

【Breathless 前編】

 ミネルバに配属された3人めのフェイス。
 ザフト・レッドとしては5人めで最年長――ハイネ・ヴェステンフルスは颯爽と舞い降り、短い
期間ではあったが静かな水面に小さな石を落とした。
 波紋は広がっていく。細波のように。
 ほんの小さな波でしかないのに、何故かそれは消えることなく、どこまでも広がっていく。
 どこかの岸に行き着くまで、止まることはない。

 ハイネのプロフィールを誰よりも早く調べ、頭に叩き込んでいたのはメイリン・ホーク。艦長と
副長を除けば彼女に先んじたものはいなかっただろう。
 軍人としては申し分のない経歴を持って出世街道驀進中のニューヒーローは、その性格の気さくさも
あってかすぐにミネルバのクルーにも馴染み、意外な速さで女性クルーの人気を獲得しつつあった。
(いい、わよね、彼)
(うん、いいよね……)
 そんな風に噂されていることをメイリンは知っていた。
675ハイメイ2/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:24:36 ID:uBDHFuOy
 ミネルバのエリート達は新造艦ということもあって、概ね若手に集約される。彼らでは年が釣り
合わないと思っている少し『お姉さん』の乗組員にも、ハイネは射程距離内だ。理想の結婚相手の
ヒエラルキー頂点の座をアスラン・ザラが明け渡したわけではなかったが――。
 プラントの王子様をラクスと争ったところで無駄、と考える現実派にとっては、具体的な未来像を
描けるハイネの方が好意をもって受け止められていた。堅物なアスランは近づこうにも何をきっかけに
すれば良いのか、そもそも共通の話題を見つけることすら難しかったが、ハイネはそうではない。
 色恋の噂に耳聡いメイリンは、ハイネの人気の高さに最初は驚いていたが、次第に彼自身に興味を
持つようになっていた。
 もちろんアスランを諦めたわけではない。そんなに簡単な想いじゃない。
 でも……アスランにあまり相手にされていないのも事実だ。彼はいつも紳士的で、優しくはあるが、
それは誰にでもそうだと言うだけのこと。特別扱いはしてくれない。
 正直、あまりに脈がなさそうでさすがのメイリンも取り付く島がないと言うか、可能性の薄さを
認めざるを得なかった。このままアスラン一筋にがんばっても、無駄かもしれない。最悪の場合も
考えておかなければ。
 保険をかけておいた方が良さそう。
 レイはダメ。アスラン以上に彼は、誰かを特別視したりはしないことをもうよくわかってる。一応、
近づこうとしてみたことはあるけど、結果は無惨なものだった。見た目は申し分ないし、議長とも
親しくて将来有望ではあるけれど、何を考えているかわからない。女の子に興味、あるのかな。
それに……自分より綺麗な男の人なんて、ちょっと劣等感を感じてしまう。
 シンはまだ子供。怒りっぽくて怖いし……どちらかと言うと、彼は『姉寄り』だ。姉のことを
『ルナ』と呼んでいるような奴はダメだ。自分のことも妹扱い、というかはっきり言って扱いが悪い! 
大事にしてくれそうにない! 今だけの恋人ならともかく、将来のことを考えるなら大切にしてくれる
人じゃなきゃ。シンには今一つそういう、包容力が感じられない。
676ハイメイ3/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:29:14 ID:uBDHFuOy
 自分が求めるものを全て持っている男を捜すなら、年上の方が可能性が高いことも理解している。
アスランの次に条件の揃っている男。今のミネルバでは、それはハイネを置いて他にいなかった。
 ハイネのような性格なら寧ろ話は早そうだ、とメイリンは思っていた。色っぽい話も持ちかけやすい
し、ダメならダメで、早めに結論を出してくれるだろう。最初はセックスフレンドでもいいかな? 
とにかく、特別な仲にさえなれれば。後のことはまた、そのときのことだ。
「あのぉ……グフのこと、いろいろ教えて欲しいんですけどぉ……?」
 上目遣いでメイリンはハイネに持ちかけた。アスランのときに使ったのと同じ手ではあるが、
パイロットに近づくにはこれが一番手っ取り早い。メイリンの見るところ、ハイネはよりパイロット
らしいと言うか、機体に愛着を持っていそうな感じがする。
 男が話したいと思っていることをニコニコしながら聞いてあげれば、それだけで第一印象は良くなる。
特にハイネのような、会話のイニシアチブを取りたがるタイプは。
 しかしオレンジの髪の男が返して来た言葉は、メイリンにとっては意外なものだった。
「ああ、グフのことね。はい、これ」
 ハイネはグフの分厚いマニュアルをメイリンに差し出した。
「えっ……あの、これ……」
「グフのことが知りたいんだろ? じゃあまず、マニュアルから読んでもらうぜ、メイリン・ホーク」
 当たり前のようにハイネは言い切った。
 1人でマニュアルなんか読んでも、彼には近づけない。一緒にいる時間が大事なのに。メイリンは
食い下がった。
「そうじゃなくて、ハイネさんの口から聞きたいって言うか……」
「だからさぁ、まずマニュアル読んでくれないと、俺の言うことも理解できないでしょ? 君、本気で
知りたいと思ってる? それとも社交辞令?」
「ほ、本気です! あたし、ミネルバのMS管制官なんですよ?!」
「じゃあマニュアル読むくらい、当然仕事のうちだよな。ま、こっちから持っていかなくて悪かったよ。
遅れちゃったけど、よろしく。じゃ、俺、艦長室に呼ばれてっから」
 自分の言いたいことだけ言ってメイリンにマニュアルを押しつけると、ハイネはさっさと行って
しまった。
677ハイメイ4/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:32:58 ID:uBDHFuOy
 メイリンは最初は呆然と、次にムッとしてハイネの背中を睨んだ。
(なっ、何よあれ……すっごいマイペース……って言うか、一方的じゃない?! ゲンメツ……)
 所詮、エリートなどと呼ばれる男はそんなものなのか。ミネルバにはそういうタイプはいなかったが、
今のハイネのような態度の方が普通なのかもしれない。
 メイリンの要求水準を満たす男の方から見れば、自分はただの一般兵、漸く成人を迎えたばかりの
お嬢ちゃんでしかないことも、メイリンはよく知っていた。
 仕事の話から入ったのがまずかっただろうか。作戦失敗?
 メイリンは手にしたグフのマニュアルに目を落とし、うんざりした顔になったが――何を思ったのか
急に真面目な顔になり、つかつかと自室に戻った。

 「拝見させていただきました」
 そう言ってグフのマニュアルを返しに訪ねて来たメイリンを、ハイネは少々驚いて見つめた。
(……徹夜したのか)
 正規の勤務を終え、夜の自由時間になるや否やメイリンはハイネの部屋にやってきた。
 目の下にはっきりとクマをつくり、白目を充血させているメイリンは、せっかくの可愛らしい顔に
疲労の色を漂わせていた。普段からお肌の手入れに余念がなく、美貌を損なわないよう気を遣っている
彼女が、急ぎの仕事でもないのに徹夜してまでマニュアルの査読に没頭したのは、当初の目的達成
よりも半ば意地になっていたのかもしれない。
 ザフトの一員として、メイリンにだって少しはプライドがあるのだ。仕事の手を抜いているなどとは
思われたくない。レベルの高い男を望めば望むほど、自らを磨くことも必要になる――付け焼き刃では
通用しない。
 本気なのだ。本気で、エリートと呼ばれる憧れの男性と結ばれたい。
 姉にはただのミーハーと思われているかもしれないけど。
「わからないところがいくつかあったので……質問をさせていただきたいんですけど」
 今にも落っこちそうな瞼を無理に持ち上げて、眠気と戦いながら言うメイリンを、ハイネは少し
困ったように見下ろした。
678ハイメイ5/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:35:27 ID:uBDHFuOy
 そんなに真面目に受け取るタイプだとは思っていなかった。悪いことをしただろうか。
「わかったよ。入りたまえ、メイリン・ホーク」
 メイリンにすまなかったと思いながらも、お茶目なハイネは少々芝居がかってそう言い、メイリンを
部屋に招き入れた。
 部屋に入るなりマニュアルを開こうとしたメイリンの手から、ハイネは分厚い本を取り上げた。
 机の上にそれを無造作に放り出すと、メイリンをベッドに座らせる。
 ハイネが何をするつもりなのかわからなくて、メイリンはぽかんとしてハイネを見上げた。
「俺は、回りくどいのは嫌いなんだよ。……最初から、そのつもりなんだろ?」
「えっ?……あ、ああ……え……でも」
 メイリンは驚いて煮えきらない返事をした。ハイネなら話は早そうだとは思っていたが、まさか
こんなに一足飛びに話が進むとは……。
 その気がないと言われるよりは良いのだろうか。
「あ、えと……シャワー浴びてもいいですか?」
 少し頭を整理し、作戦を練る時間が欲しいと思って、メイリンはそう言った。
 しかしハイネはメイリンの頭をさらに混乱させるような台詞を口にした。
「そんなのはいいから、とりあえず、1人でやって見せて」

 「ええっ?――はぁ?!」
 さすがのメイリンも素っ頓狂な声を出した。
 この人、何を言ってるの?
「正直言うとさ、俺、年上好みなんだよね。色気のある大人の女にしか感じないって言うか――
ミネルバじゃ艦長くらいなんだよなぁ、そそられるのは。……悪いけど君みたいなその、可愛い
タイプってぜんっぜん欲情しないんだよ、ね……」
「な、何ですってぇ?!」
「だからさ、ちょっと1人でやってみてくれよ。……君、結構男性経験あるんだろ? だったら
好みじゃなくてもその気になるかもしれない」
 ハイネの自分勝手な提案に、メイリンは目を白黒させた。
 いくら何でもこんなことを言われた経験はない。――こんな男、初めてだ。
 こんな――不躾で失礼で、常識知らずな奴は!!
679ハイメイ6/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:37:42 ID:uBDHFuOy
「し、失礼します!」
 思いきりひっぱたいてやろうかとも思ったが、メイリンはとりあえずそれは思いとどまった。
ムカついていることを隠そうともせず不機嫌な顔と声のままハイネにやけくそな挨拶をし、部屋を
出て行こうとする。その肩を、思いがけず強い力で掴まれた。
「敵前逃亡か、メイリン?」
「はぁ? 何言ってるんですか? 離して!」
「自信がないから逃げるんだろ? プロポーションは姉貴の方がいいみたいだしな」
 メイリンはハイネをキッと睨みつけた。よりにもよって、こんなときに姉のことを持ち出すなんて、
本当に最低最悪の男だ。
「姉さんには叶わないから……アスランから俺に乗り換えた?」
 いきなり核心を突かれて、メイリンはぎょっとしてハイネを見た。
 男はニヤニヤしながら、肩を掴んだまま見下ろしてくる。おまえの考えてることなんてお見通し
なんだよ、とでも言いたげに。
「ちぇっ、図星か。何だよ。やっぱり本気じゃなかったんだ」
 ハイネはちょっとがっかりしたように言った。粟を食って何も言えずにいるメイリンを後目に、
弁の立つ男はさらに先を続ける。
「ああ、君の態度に落ち度があってバレたわけじゃないから、心配するなよ。ホーク姉妹がアスランを
取り合って火花散らしてることなんて、ミネルバじゃ有名な話で、いくら俺が新参でもすぐに伝わる
話なんだからさ。俺も結構、噂には耳聡い方でね……君ほどじゃないかもしれないけど」
 そこまで言ってハイネは肩を掴んでいた手を離し、メイリンの額を人差し指で軽く小突いた。
「俺だってアスランの『補欠』にされるのは面白くないんでね。ちょっとくらい楽しんだっていい
だろうと思ってさ。……でもまぁ、いいよ。君にその気がないなら、無理にとは言わない。それほど
期待しちゃいなかったし――」
 ハイネのその言葉が終わる前に、メイリンはもう行動を起こしていた。
 つかつかとベッドに歩み寄り、ハイネの方を向いてそこに座る。
 頭に血が上ったメイリンは、さほど色っぽくもない仕草でてきぱきとブーツを脱ぎ、タイツを
下ろした。
680ハイメイ7/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:39:40 ID:uBDHFuOy
「……何やってんの、君」
 自分から言い出した癖に、ハイネは間抜けなことを言い出す。メイリンは軍服の前を緩めながら
きっぱりと言った。
「約束ですよ。あなたをその気にさせることができたら、ちゃんと相手、してもらいますからね」
「……ちゃんと、って?」
「……『お楽しみ』でなく、って意味です」
「それは恋人ってこと? それともセフレ?……まぁいいや」
 ハイネはそう言うと、部屋にあった椅子をメイリンの真正面になる辺りの壁際に引き寄せ、そこに
座った。
「それは終わったときに俺がどういう気持ちになってるか、次第だよな。――始めろよ」
 不敵な笑みを浮かべて足を組み、リラックスした様子でこっちを見ているハイネを、メイリンは
挑むように睨んだ。

 自分で自分を可愛がることは、初めてではないが慣れてはいない。
 基本的にメイリンは男にもてる。抱いて欲しいと思う夜は、大抵お相手を捕まえることができた。
贅沢を言いさえしなければ男に不自由した経験はない。寂しがり屋のメイリンは、1人でする行為の
後に残る空しさが嫌いだった。
 ベッドの上に膝をついて座り、男に見えるようにして、メイリンは自分の躰に触れた。
 軍服の前をはだけて胸の膨らみに手を這わせ、スカートを捲って露にした下腹部にもう一方の手を
忍ばせてみても、あまり気持ちいいとは思わなかった。――男に触ってもらう方がいいに決まってる。
 でもそれでは、目の前にいる憎らしい男を欲情させることはできない。
 メイリンはきつく乳房をもみしだきながら、さっぱり濡れてこない入り口に強引に指を挿し入れた。
「んぅ……っ」
 どちらかと言えば、苦痛で声が漏れた。まだ中も乾いている。感じてなんか、いない。
 ここは演技で間をもたせるしかない。
681ハイメイ8/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:41:46 ID:uBDHFuOy
「あん……あ、あん……」
 感じているふりの声を出しながら、メイリンは頭の中にアスランの顔を思い浮かべた。躰は別の
男に抱かれたときの感触を思い出して……アスランに抱いてもらっている自分を想像する。想像
しながら胸の先端を摘んで捻り、中に入れた指を動かして入り口を広げる。
 ……少し、感じてきた。いじっている場所がだんだん敏感になってくる。でも、まだ声を出す
ほどではない。
「ん……んん……あっ……」
 演技で声を出しながら、躰が本当に火照ってくるのに気づいた。僅かに息が荒くなり、肩が
小さく震える。……中が、少し濡れて来た。指の動きを大きくしてそのぬめりを捕まえる。外に
滴るくらいでないと、男は満足しないだろう。もっと感じないと。
 自分じゃない。今、ここに触れているのはアスランだ。彼の指が中に入っている。固くなった
乳首を捉えて執拗に追ってくる。
 あ、いいかも……感じる……アスラン、もっと、そこ、いじって……。
「……ぁあ……あ……っ、ん……!」
 漸くメイリンの口から、演技ではない小さな声が漏れたそのとき――。
「はい、そこまで」
 ハイネの冷静過ぎる声が、メイリンを妄想から引き戻した。
「えっ――?」
 呆然として自分を凝視しているメイリンに、椅子から立ち上がったハイネは冷たく言い放った。
「もういいよ。それじゃ全然、その気になんかなれないね」
「そ、そんな……! まだ始まったばかり――!」
「俺は30分ほど席を外すから、その間に出て行ってくれ。最後までしたいならご自由に。
――30分もあれば、足りるよな?」
 メイリンの抗議など全く取り合わず、ハイネはまた自分の言いたいことだけを言って、さっさと
部屋を出て行ってしまった。
682ハイメイ9/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:43:57 ID:uBDHFuOy
 ハイネの部屋での屈辱的な一幕から2日が過ぎていた。
 メイリンは不機嫌だった。
 あれから、ハイネの方からは何も言ってこない。当然謝罪もない。廊下ですれ違ったときに
メイリンがしぶしぶ挨拶をしても、面倒そうに軽く手を挙げるくらいで、声はかけてこない。
 失礼なことをしたのは向こうなのに、『おはよう』の一言もないって、どういうこと?!
 相手にされず適当にあしらわれただけでも頭に来るのに、やり方が汚なすぎる。その後に
フォローが全くないのも癪に触る。メイリンに嫌われようが憎まれようが、痛くも痒くもないと
言うことか。
 このままでは終わらせない。
 絶対にハイネの方から『欲しい』と言わせてやる――メイリンの心は、何時になく闘争心で
燃え上がっていた。

 グフ・イグナイテッドについて詳しく教えて欲しいとメイリンに強請られて、ヴィーノは
あからさまに嫌そうな顔をした。
 メイリンがMSに興味を持つのは即ち、パイロットに興味があるからだ。アスランだけでは
足りず――と言うより、脈がないからか。今度はハイネかよ。
 いったいどこまでライバルを増やせば気が済むのか、しかも2人ともフェイスじゃないか。
どうして整備士はフェイスになれないんだ……。
 ヴィーノの気持ちはわかっていたが、メイリンは敢えて気づかぬふりで彼の腕を捕まえた。
「ねぇ、教えてよ。いいでしょう? マニュアル読んだけど、頭に入らないんだもん。
お・ね・が・い!」
 こういうおねだりを断れるほどヴィーノは薄情でも意地悪でもない。彼の人の善さにつけこむ
ことにちくりと胸が痛んだが、今はそれ以上に優先すべきことがある。
 はっきり断ることも受け入れることもできず黙っているヴィーノの背後から、ヨウランが口を
挟んだ。
「グフのスペックだったら、おまえ、ザクとの比較表、作ってなかったか?」
「ヨウラン!」
683ハイメイ10/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:46:38 ID:uBDHFuOy
 余計なことを言うなとばかりに睨んでくるヴィーノを後目に、ヨウランは手に持っていた
パソコンを片手で器用に操った。
「確か俺ももらってるから……ほら、これこれ」
 ヨウランがパソコンの画面を向けると、メイリンは現金にもヴィーノの腕をさっさと離し、
吸い寄せられるようにそちらを覗き込む。ヴィーノはますます恨めしそうにヨウランを凝視
したが、マイペースな親友は構ってもくれない。ヴィーノの力作をメイリンに見せながら
意気揚々と説明を始めている。
「緑の字が一般向けザク、赤がルナマリア機、青が一般向けグフでオレンジがハイネ専用グフ・
イグナイテッド……と。これだとわかりやすいだろ?」
「本当だぁ……わっかりやすぅ〜い」
 メイリンはご機嫌斜めのヴィーノを宥めるように、わざと声を大きくした。
「すごいのね、ヴィーノ。こんなに仕事できるなんて知らなかった。見直しちゃった」
「えっ、いや、俺は……」
「ま、整備士としてのセンスはないけど、結構マメなとこあるからな、こいつは。細かい仕事は
得意な方だよなぁ?」
 さっきまで拗ねていたことも忘れて顔を赤くしたヴィーノに、ヨウランがすかさず茶々を入れる。
ヴィーノはヨウランを殴る真似をした。
 仕事中だということを忘れてじゃれ始める2人の脇で、メイリンはもうパソコンの画面に
見入っている。絶対にハイネを見返してやるんだ。――仕事の上でも、女としても。
「ふーん、グフのこと勉強してんの?」
 突然4人めの声が割り込んできて、メイリンも整備士2人も、びくっと体を震わせた。
 他でもない、グフのパイロットがいつの間にかそこに立っていた。
 アカデミー時代の学生気分が抜け切れていないような風情の3人を一通り見回したハイネは、
ヨウランとヴィーノの方を見てにんまりと笑った。
「さっきからエイブス主任がこっちを見てるような気がすんだけどさ……君たち、余裕だねぇ」
「いっけね……修理用パーツの在庫数の確認がまだだった」
684ハイメイ11/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:48:08 ID:uBDHFuOy
 ヨウランはそう言うと、ハイネの乱入に明らかに気分を害しているヴィーノの腕を引っ張り
ながらメイリンに言った。
「メイリン、そのパソコンしばらく使ってていいから。見終わったら電源落としてここに置い
といて!」
「ちょ、ちょっとヨウラン! 痛いって!」
 ヨウランに引きずられながら、ヴィーノはちらりとメイリンの方を振り向いた。
 メイリンとハイネを2人きりにしてこの場を離れたくないと、その表情は明らかに訴えて
いたが――。
 彼女を支配する権利が自分にないことを、彼はよく知っている。ヴィーノの想いも半端では
ない。メイリンが何を望み、何を望まないのか、誰よりもよく知っている。
 諦めたような哀しい顔を最後にして、心優しい整備士は仕事に戻っていった。

 ヴィーノの気持ちがわかっていながら、メイリンは敢えてそれを考えないようにした。内心を
押し隠すように無表情に彼を見送り、またパソコンの画面に視線を移す。
 見た目よりも勝ち気な性格のツインテールを、ハイネは少し新鮮な気持ちでちらりと見やった。
最初に驚いたきり、メイリンは頑なにハイネの方を見ようとしない。
 メイリンとヴィーノがどういう関係なのか推し量ることは、ハイネにとってはさほど難しいこと
ではなかった。2人の微妙な距離感は、ハイネの目には幼くも初々しくも、むず痒くも映った。
そしてほんの僅かだが、羨ましいとさえも。
 こんな甘酸っぱい感情を感じなくなって、もうどれくらい経つだろう。割り切らなければならない
ことが多過ぎて、忘れてしまった。
(あんな風に想ってくれる奴がいて、何でこの子は、こうなんだろうな……)
 何をしても叶わない、とメイリンが思っている姉の存在がそうさせるのか。
 ホーク姉妹の関係に思いを馳せていたハイネは、メイリンが下から自分を睨んでいるのに気づいて、
ニヤニヤと笑った。
「何?」
「……じろじろ見ないでください」
 メイリンはそれだけ言って、ハイネから目を逸らした。
685ハイメイ12/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:50:32 ID:uBDHFuOy
 男に媚びる演技をしているときより、今のメイリンの方がずっと可愛らしい。……当たり前だ。
どちらが本物の彼女なのかを考えれば。
 ツインテールの下から覗いている耳に顔を近づけ、ハイネは囁いた。
「今夜、第2ラウンド、どう?」
 びくりと肩を震わせたメイリンは、こんなところで近づくなと言うような嫌悪感丸出しの目で
ハイネを見たが、すぐに妖しく微笑んで言った。
「……受けて立ちましょう」
 2人の間に、戦いの狼煙があがる。

 一糸纏わぬ姿になって、メイリンは感じやすい場所に両手を這わせていた。
 場所は今夜もハイネの部屋、2人の位置関係も前と同じだ。壁際にハイネが座り、メイリンは1人、
ベッドの上にいる。
 今日のメイリンは大胆なポーズを取っていた。ベッドに寝そべり、M字開脚の形で広げた股間を
ハイネの方に向け、恥ずかしい場所を惜しげもなく見せつける。右手の指を2本、中に挿し入れ、
左手の指は陰核を摘んで、前よりも早く感じるように忙しなく自分を愛撫する。
 頭に浮かぶのは――やはりアスランの顔だ。
「んっく……あぅ……」
 演技ではない、本気の声が微かに漏れる。宵闇の髪と深緑の瞳。優しくて誠実そうで、綺麗に
整った顔がメイリンだけに微笑みかける。
 真面目なアスランは少々男の色気に欠けていたが、その声だけは妙に色っぽい。発進コールの
凛々しい声も、作戦を説明する落ち着いた声も――戦場の行方に苦悩して絞り出す呻きさえも。
あの声で耳元で、名前を呼んで欲しい。
(メイリン……)
 想像の中のアスランはいつも呼んでくれる。
(メイリン……俺、ずっと君のこと……)
「あっあ……あ……ふ……っ」
686ハイメイ13/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/09(土) 12:52:18 ID:uBDHFuOy
 アスラン、と呼びそうになる自分を抑えて、メイリンは指の動きを速くする。とろりとした液体の
最初の一滴が流れ落ちる。大丈夫……前よりもちゃんと感じてる。入り口がぴくぴく震えているのが、
自分でもわかる。
 これなら、ハイネだって、きっと。
 ハイネの存在を忘れたわけではなかったが、メイリンは次第に行為そのものに没頭しつつあった。
自分で自分に与える刺激に頭を左右に振りながら、1人の世界に沈み込もうとする。
 もう少し……もう少しで、イケそう……。
「あ、あ……っ、あ……っ、ああ……!」
 喉を逸らして快楽の誘う方へ意識を向けたメイリンの両腕を、男の手が掴んで意地悪くそこから
引き離した。

つづく

687名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 12:59:34 ID:zsYJYXfF
wwうぇっwwはじめてリアルタイムwww
いつみても細やかな描写がイイ!
できればコツを教わりたいくらいだ・・・
688名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 16:16:32 ID:dFawbK50
うはっメイリン計算タカスw
689名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 16:27:38 ID:CFohZERq
いつも素晴らしい表現力に参ってます。


個人的に、タリアにそそられてしまったハイネとタリアの絡みも読んでみたかったりw
690名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 17:17:50 ID:abVmKteE
>>674-686
いやァ〜相変わらずイイSS描くね、素晴らしい。
読んでるといつも萌えてしまって自然に笑みがこぼれちゃいますよ。
ただどうオチつけるんですか?
ハイネは死んじゃったからさ……ちょっとビターな終わり方も悪く無いんだけど、ねえ。

そう云えば、貴方南極条約にSS投下する予定はないんですか?
691変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:25:06 ID:5DMm3xrN
部屋の隅に置かれたスピーカー。
そこから、ピアノの豊かな旋律が流れている。
無造作に置かれたそのスピーカーは偶然にも部屋の反響定位を見つけ出し美しい残響音を
響かせていた。

貪欲なまでに空間を支配するその美しい音色だったが、その部屋の主にとっての関心事は
手元の本だった。
バイブルサイズのその本の表紙には、『宣伝』と大きく書かれている。
その前時代的な装丁は多くの読者の手垢に染められ、ところどころに金粉の残り模様がある
のみである。
第1版発行から続き、第10版発行欄に至るまで、その年号はコズミックイラ以前であることを
示していた。

「わたしも魅入られているのかな……」
その分厚い本のページをめくりながら、独り自嘲的に呟くデュランダル。

“権力者”、“支配階級”と呼ばれる者たち。
『宣伝』の著者の言葉を借りると、その者たちは、「国内外の様々な分子や民衆の思考、
関心事を操り、自分達の権力を存続させることに没頭する集団」と、定義されている。

そして、その者たちが経済的、社会的な益を“個人的”に享受しようとする時に使われる手段
は古今通じ、戦争である。
権力者達によって統制された情報は、“敵”を知らぬ民衆を操り、大義名分を与え戦争行為
へと扇動していく。
そのようにして平和を愛するはずの民意を欺き、権力者達が掲げる“偽りの平和”を手に入れる
ためならばと、大量殺戮を容認するほどに人心を掌握していくプロセス。

そのプロセスを生み出すことに一方ならぬ悦びと快楽を見いだすことができる“権力者”こそ、
成功する支配者なのかもしれない……。
692変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:25:20 ID:5DMm3xrN
―戦艦ミネルバ
デュランダル議長のために解放されたプライベートルームへと向かうルナマリア。
(デュランダル議長に呼ばれるなんて、……どんな用件かしら…)

それは、ヘブンズベースへと向かう途中の突然の呼び出しだった。
訝しがるルナマリアだったが、おおよその見当はついていた。
昨日の脱走事件のことだろう。その事件には、妹メイリンが関係していた。
すでに、この世にはいない妹……。

その範疇を超えた事態に、結局一睡もできないまま朝になった。
そして、さっきシンに会った。わたしは、行き場のない感情をシンにぶつけて泣き崩れてしまった。
シンは何か言ってくれてたけど、………。

油断すると再び溢れ出しそうな涙をこらえ、議長が待っているだろう部屋のインターフォンを鳴らす。
「……失礼します。ルナマリア・ホークです」
間髪空かず開くドア。
促されるまま部屋に入るルナマリア。
「あ、レイ………」
部屋にはデュランダル議長とその脇にはレイがいた。

「ルナマリア、昨日は大変だったろう。メイリンの件は本当に残念だった」
どんな返事を返せばよいのかと思案するルナマリアに議長が続ける。
「しかし君も、それにメイリンも共に軍人だ。つらいとは思うが、真実を見て欲しい……。
ちょっと、この映像を見てくれるかな?」
そう言い、卓上のディスプレイを開いて見せる。

不規則に動く線と、規則的に動くテクスチャが映るその映像に魅入るルナマリア。
数秒後、彼女は空白の時間を刻むこととなった。
693変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:25:35 ID:5DMm3xrN
それは彼が趣味で行っていた研究の成果だった。
遺伝子研究の延長線上で偶然発見した特異な事象。
催眠術にも似たその処方は人をまったくの受身とならせ、まるで夢の中の出来事として知覚
させることができる。

「どうやら、成功のようだな」
ディスプレイを見つめたまま視線を虚ろにするルナマリアの様子に、満足気なデュランダル。
「すばらしいです、議長」
「いや、彼女の不安定な精神状態のおかげだよ……。さて、これからが本番だ」
ディスプレイをいったん閉じ、慎重に暗示をかけていく。

「君はルナマリアだね…」
「……はい」
虚ろな瞳のまま、抑揚の無い声で答えが返ってくる。
「君の妹、メイリンはどうしてる?」
「………メイリンは、死にました…」
僅かに声を震わせるルナマリア。
「そうか……。どうして彼女は死んだのかね?」

「……シンが……シンが撃ったから…」
催眠状態の色の失われた瞳から涙がこぼれた。
「では、シンのことが嫌いになったかね?」
「…いいえ、…シンは命令に従った…だけ…」
僅かの間をとり、諭すように語りかけるデュランダル。
「そうだ、シンは悪くはない。いいかね、ルナマリア。…悪いのはロゴスの連中だ。アスランも
メイリンも、ロゴスに狂わされたのだよ……。憎むべきはロゴスだということを分かって欲しい…」

「…悪いのは、ロゴス。…悪いのは、ロゴス……」
自らに言い聞かせるようにして何度も繰り返すルナマリアだった。
694変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:25:53 ID:5DMm3xrN
「さて、そろそろ仕上げといこうかな。……レイ、よろしく頼む」
デュランダルの合図で軍服を脱いでいくレイ。

「ルナマリア、後ろを向いてごらん。シンだよ」
緩慢な動作で振り返るルナマリア。
そこにいたのは肌身露わなレイだったが、催眠状態の彼女の瞳にはシンが映っていた。
「シン!…どうして、はだかなの?」

普通の状態ならば、いきなり現れたことに驚くべきなのだが、彼女の関心はシンの格好だった。
なにより、まったく別人であるレイをシンであると思いこんでしまっていることも異常ではあるが…。

「シンは君のつらさをよく知っているのだよ。それで、ルナマリア……君の事を男として慰めてあげ
たいそうだ。男と女が慰め合うとしたら、……することは一つだけだろう?」
背後から優しく語りかけるデュランダルの言葉を疑うこともなく、飲み込んでいくルナマリア。
赤らめた顔でレイを見つめている。

デュランダルのサインを受け取り、言葉なくルナマリアへ近づくレイ。
お互いの息がかかる程の距離へ近づき、見詰め合う二人。
レイは躊躇いもなく腰に手をかけ、さらにルナマリアを引き寄せる。
恋人にしか許されぬその間合いに、恥じらいながら自然に瞳を閉じるルナマリア。
どうやらデュランダルのかけた催眠術は身体への刺激などによってある程度、“通常時”の状態を
とり戻すようだった。

切なげに睫毛を震わせるルナマリアの顎にわずかに手を差し伸べ、唇を重ねるレイ。
最初は、唇と唇の軽いタッチ。
そして、彼女の柔らかな唇を吸い上げる。
次いで、優しく口内へと舌を差し入れていくレイ。
そのまま、ルナマリアの整った歯並びを舌で何度もなぞっていく。
695変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:26:06 ID:5DMm3xrN
「…んん…んっ…んっ……」
子犬が鼻を鳴らすように甘い声をあげながら、次第に口を開いていき、ついには彼女自身の唇も
愛撫を始めた。
お互いの舌を絡ませ、唾液の交換をしていく。
その淫らなやり取りに自ら身体を密着させ、昂ぶっていくルナマリア。
舌がお互いの口内を刺激するたびに、びくっびくっと身体を震わせ快感を伝えていく。
このままともすると、軽く達してしまいそうになり思わず唇を離すルナマリア。
お互いの唇を、粘つく唾液が線を結んだ。

「はぁっ、はぁ……シン…キス、上手すぎ…だよ」
息を整えながら、すっかり上気した顔でレイを見つめるルナマリア。
もう少し子供っぽい愛撫を想像していたのだが、その予想は裏切られていた。
すっかり、相手に主導権をにぎられていることに女としての悦びも感じ始めていた。

「脱がすよ、ルナマリア」
そう言いながら、優しく軍服を脱がしていくレイ。
恥ずかしい様子を見せながらも、健気に自らの裸体を露わにしていくルナマリア。
最後にニーソックスへと伸びた彼女の手をレイが遮った。
「いや、それはそのままで」
一瞬の間の後、悪戯な瞳を向けるルナマリア。
「シンは、こういうのが好きなんだ。……えっち」

一瞬赤面したレイだったが、背後で笑いをこらえているデュランダルの姿が映り、さらにばつの
悪い顔になる。
気を取り直し、愛撫を再開するレイ。
ベットの方がいいというルナマリアの申し出は却下された。
なぜなら、立ったままの方が“都合”がいいから。
ルナマリアの背後には自らも参加しようというのか、服を脱ぐデュランダルの姿があった。
696変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:26:21 ID:5DMm3xrN
再び唇を重ねあう、レイとルナマリア。
その背後に近づくデュランダル。
いきなり、後ろからルナマリアの乳房を両手でかき抱くデュランダル。

ひゃっ、と声を上げ唇を離すルナマリア。
「誰?誰なの」
振り返ろうとするルナマリアにデュランダルは語りかける。
「…シンだよ」
「シン……なんで、シンが二人もいるの?」
「…これは、夢の中だからさ。夢だったら、二人いてもおかしくないだろう?」
少しの間、思案する様子を見せたルナマリアだったが、催眠状態が彼女に疑念を抱かせなかった。
「うん。…シンが…二人……」

彼女の納得した様子に満足げな表情を浮かべ、愛撫を続けるデュランダル。
豊かではないものの、小さすぎることもないその整った美乳を両手で堪能していく。
下からすくい上げ、こね回すように優しく揉みほぐす。
かと思うと、こりこりと自身を主張し始めた乳首を転がしていく。
指の腹を使って何度も何度も、乳首を時計回り、そして逆に転がす。

「…あっ、あんっ…ああっ……」
堪らず嬌声をあげるルナマリア。
その声をさらに引き出すように、デュランダルの執拗な愛撫は続いた。
乳房が引っ張られるほど乳首を摘んだかと思うと、逆に乳房に隠れるほどに押し込み、敏感な突起
をいじめていく。
「んあっ、シン、ああっ…そんなに……いじらないで…」
それは拒否ではなく、どちらかというと甘い悲鳴だった。
それを知ってか知らぬか、汗でぬめる両乳房を両手で包み、乳輪から尖る乳首に至るまで乳房の
敏感な肌を両手で壊れるほどのスピードで擦りあげていく。
697変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:26:37 ID:5DMm3xrN
「ああああっ!……ダメッ……あんっ…」
あまりの快感に、思わず崩れそうになるルナマリア。
しかし、それはレイが許さなかった。
さっと、彼女の股間へ差し込まれた手が崩れ落ちそうになるルナマリアの下肢を引き上げる。

ルナマリアの秘部はすでに潤い、レイの指を迎え入れていた。
絶頂へと向かわせようとするデュランダルの激しい愛撫に、レイも応じる。
太股まで垂れ落ちる愛液をすくい、すでに固く尖るクリトリスに絡ませていく。
そして、刺激を与えすぎないよう優しく指の腹でつぶしていく。

「…ああっ、あっ……」
一瞬、逃れるように腰を引かれる。
だが次の瞬間、逆にレイの指におずおずと自らの秘部を押し付けるルナマリア。
その様子に彼女の準備ができていることを確認したレイ。
盛り上がる恥丘からしどどに濡れる秘唇までがレイの片手に隠れる。
そして位置を整えたレイはデュランダルに合図を送り、一気に手を動かした!

くつろぐ陰唇、溢れるほどの愛液を流す秘口、そして尖る淫豆。
そのすべてを一まとめに自らの手の中でぐちょぐちょにまとめながら、扱き擦っていく。
「あああああああああっ!!……」
今まで以上に高い声をあげるルナマリアを無視して、レイの手が彼女の股間を凶悪なスピードで
往復する。

デュランダルもさらなる高みへと愛撫を繰り広げる。
すでに痛いくらい尖った乳首を両の爪先で滅茶苦茶に擦りあげていく。
「ああああっ!!…ダメっ、……駄目なのっ……んあああっ!…」
女の身体の敏感な帯を余すところなく擦られ、いじめられるルナマリア。
全身を駆け抜ける余りの快感に、陸に上がった魚のようにその裸体を跳ねさせる。
698変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:26:53 ID:5DMm3xrN
さらにピッチを早めるレイとデュランダル。
凶悪的なその快感についにルナマリアの限界が訪れた。

「あっ…あっ!……来る!……来るのぉ!!」
自らの絶頂の予感に思わずレイの肩に両手で掴まるルナマリア。
その刹那、一瞬嬌声が止み、全身を強張らせる。
「ああああああああああっ!!!」
盛大に潮を吹きながら、絶頂を迎えたルナマリア。
その余韻を噛み締めるように、何度か腰を振る…。

アクメの後に息を整えるルナマリアの身体をいたわるようにして、前と後ろからキスのシャワーを
浴びせるレイとデュランダル。
その自分を思いやる溢れるばかりの愛撫に、恥ずかしながらもたまらずお願いをするルナマリア。
「あっ…んんっ…シン…お願い…抱いて」

立ったまま片足を抱えられ、レイを受け入れる。
すでに滴る女蜜がレイの肉柱を奥へ奥へと導き入れる。
「ああああっ……シンが…わたしの中に…」
その感動的な瞬間に感じ入るルナマリアに答えるようにして、彼女に唇を重ねていくレイ。

「動くよ、ルナマリア」
その言葉に恥ずかしながら頷き、目を閉じるルナマリア。
ゆっくりと始まった抽送に甘い吐息を漏らす。
優しく出入りを繰り返す剛張に、膣壁がこなれてくる。
その緊張が解けきった頃合いを見計らってか、彼女の尻穴へと愛撫を始めるデュランダル。
窄まるその穴に愛液を塗りこみ、ほぐしていく。
下半身への新たな刺激に違和感を感じ、目を開けて確認しようとするルナマリアに、すかさず
口づけをするレイ。
そして、すこしづつピッチをあげていく。
699変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:27:13 ID:5DMm3xrN
もともと催眠状態により認識力が低下しているルナマリア。
いつのまにか彼女の排泄口はデュランダルの巧みな愛撫によって、くつろぎを見せていた。
その具合を確認しながら、ゆっくり優しく剛張を差し入れていくデュランダル。
ルナマリアが気づいたときには、すでに根元まで挿入されていた。

「ああああっ…そんなっ……わたしの中に2本も…」
それはどちらかというと、これからどうなってしまうのかという期待が込められた嘆きだった。

苦痛を感じないように、徐々にペースを上げていくレイとデュランダル。
薄い壁越しのピストンはルナマリアに未知の快感を生み出していた。
両方の穴がくいしばりながら剛張を受け入れている。
だんだんとペースが上がっていくピストン運動に股全体に燃えるような感覚を覚えるルナマリア。
お互いの亀頭が壁越しにぶつかるたびに、切ないほどの快感が湧き出る。

「あああっ……んんっ……おかしくなっちゃうっ…」
熱くとろけきった両方の穴が、肉柱に自分から絡み付いていく。
その様子に堪らず、ピッチを早くするレイとデュランダル。

「ああああああっ!…駄目っ……もうっ…いっちゃう!」
はしたない音をあげながら自分に出入りする肉棒の様子についに昇りつめるルナマリア。
レイとデュランダルも余裕はなさそうだった。

派手にぶつかり合う肉と肉!
そしてその時はきた。
「んんんんんっ!!…来るっ!……イクッーーー!!」
絶頂を高らかに宣言するルナマリア。
遅れて、レイとデュランダルもそれぞれの穴奥に欲望を解放していく。
自身の膣奥と腸壁を叩く精液の熱さに、連続で絶頂を繰り返すルナマリアだった……。
700変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:27:29 ID:5DMm3xrN
それから数分後…。
ふらふらとしたままに、後始末をされ服も整えられたルナマリア。
再び、机上のディスプレイに映る映像を見た彼女は夢の世界から無事、帰還を果たした。

………
……


空白の時間に釈然としないまま、デッキへと向かうルナマリア。
自身がこれから乗り込むMSの調整を行う。
ふとそこにシンがあらわれた。

「!!!」
とたんにさっき見た夢の内容が頭を駆け巡り、下を向き赤面する。
「どうしたんだ、ルナマリア」
気遣わしげに近づいてくるシンに、胸の高まりを抑えられそうにないルナマリアだった。

お・し・ま・い・
701変態レイ&議長×ルナマリア:2005/07/09(土) 17:28:25 ID:5DMm3xrN
いそいで書いたので、いろいろと変です。
ごめんなさい。

いつも読んで下さっている方々、ありがとうございます。
702名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 17:42:14 ID:abVmKteE
>>701
“変態○○”さん…これは実にハアハアするエロですね。GJ!

ところで、SEED DESTINYも残り後僅か。放送が終わったらこのスレッドも終わりなんでしょうか。
寂しいですね……(´・ω・`)ショボーン
703名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 17:44:19 ID:591U/YCx
種が終わってしまうのは悲しいですが今はとりあえず楽しみましょうw
今日も良い燃料きそうですよw
704名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 18:27:57 ID:oAuAGhXW
シン哀れw
結局新OPのトリはキラが中心に。
しかしOPぽくない歌だな。

自由の翼は結局ファンネルだったか。
705名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 21:17:58 ID:VM+hfT0Z
歌が全然よくない。
EDもなんというか、しょうもな・・・
706名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 21:27:45 ID:OpEqoLSf
>>674
おお、ハイネの話も読んでみたかったので、すごく嬉しい。
続きが楽しみっす! GJ!

>>691
二穴責めはロマンですよ、GJですよ。しかもこの三人だと
禿しいグッド・ルッキング・プレイ。さりげにニーソにこだわる
レイにワロタ
707名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 21:37:11 ID:oAuAGhXW
>>705
今回さ。
歌は最初が良くてクールが変わるごとに悪くなっていった気がする。
708名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 22:10:36 ID:qo2XXVMZ
>>705 EDはFLOWのままでも良かったんじゃ? 
あと止め絵スクロールではなく動きまくる映像(もちろん新規)だったらさ…それ位やってよ。
折角のガンダムなんだから、さ。
709名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 22:33:35 ID:rjlB3uMN
桃太郎からくのいちになったラクスはどう使えるか?
710名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:35:15 ID:ZMsdOvQ/
動きやすくなったので騎乗位を使えるようになりますた。
胸元とすそだけはだけた着衣プレイも可能になりました。
711名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:57:24 ID:82gWyisC
新新キラの女難を誰かに書いてほしいのですが
もちろんフレラクカガで
712名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:40:19 ID:Uew/kTCk
ところで、もうすぐ500KBになっちゃうんだが・・・
713名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 04:23:22 ID:/0OSf9VL
なんか、OPのシンルナ裸ダイブ(?)は妙に生々しいね
顔のアップじゃなくて、運命の前でおててつないでるところがとくに
714名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 04:23:36 ID:g7lODYcL
              T O K I M E K I N G !!
                       /\
                      /."⌒`\
                    / ルハノルノノ\
                   /  ル*゚◇゚*ル. \
                 /  このスレッドには \
                /               \
              /  カガリタソと僕のキスシーン等  .\
             /                       \  
           /    愛のメモリーが含まれています。  .\
          /   (⌒)                 (⌒)  \
.          ̄ ̄ ̄ \ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄
                \ \.   ,"⌒`⌒ヽ   ./ /
.                 .\ \  !リ←\彡} / /
                   \ \dゝ`_ゝ´/   / ユウナとカガリンの
.                    \∫      /   愛のメモリー[スレ目!
                      ヽ     /
                       )   /
                     /    /
                     |  ,  |
                     \  \\
..                      \ \\
                        \ \\
.                         >  ) )
                        ./ / /
                      ./ / /
                     / / /
                    <  <. <__
                     \__)____)

715名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 08:56:02 ID:KsAsdOiz
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120953172/
716715:2005/07/10(日) 08:57:37 ID:KsAsdOiz
立ててきますた。
間違いやテンプレ変更とかあったらゴメソ。
…こんな時間から何やってるんだorz
717名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 21:19:21 ID:oobfeq3K
スレ立て乙
718名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 01:37:08 ID:7QEbuI5F
埋め
719名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 22:23:09 ID:tdj2HuNQ
埋め
720名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 09:36:22 ID:czaguq8j
まだ残ってる?
721名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 11:38:07 ID:X1IPBA7D
ume
722名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 11:39:02 ID:X1IPBA7D
qqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqq
723名無しさん@ピンキー
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