煩悩の十二国記*九冊目

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1名無しさん@ピンキー
●お約束●
1 投下の際は、カップリング(A×B)と特殊な場合は傾向(レイープ、鬼畜など)を事前申告のこと.
  見やすいところに『続く』『終わり』等の区切りを入れることを推奨。
  基本はsage進行で。
2 エロなしSSはスレ違いです。直接行為がなくてもエロい雰囲気であれば可。
 エロい雰囲気というのでもなければ、こっち↓
エロくない作品はこのスレに4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/l50

3 カップリングや作風など、自分の趣味嗜好に合わないSSに対して、
 文句を言うのは止めましょう。
4 鯖に優しい2ch専用ブラウザ導入推奨。人大杉でも閲覧可。
 専ブラに関してはこっち↓
スレが読めません
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/


最終的なルールは、各人の心の中に。
絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ萌えで参りましょう

十二国関連スレは >>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:16:57 ID:g5zpGJ4K
●前スレ●
煩悩の十二国記 *八冊目*
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095702589/l50

●過去スレ●
煩悩の十二国記*七冊目*
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083500601  html化待ち
煩悩の十二国記*六冊目*
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070237472  html化待ち
煩悩の十二国記*五冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1064/10641/1064166623.html
煩悩の十二国記*四冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10605/1060548574.html
煩悩の十二国記*三冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10548/1054895757.html
煩悩の十二国記*二冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1041/10419/1041946583.html
煩悩の十二国記
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1029/10295/1029553806.html

●SS書庫●
ttp://red.ribbon.to/~giraffe/
司書さんお元気ですか 旦~~

3名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:18:04 ID:g5zpGJ4K
●関連スレ●
・2ch・小野不由美関連まとめサイト
http://12ch.w-site.net/
・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.net/kako/log_eroparo.html
・十二国記お絵かき掲示板
http://juunieita.hp.infoseek.co.jp/
・【常世】801十二国記5冊目【蓬莱】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1097299967/l50
・【王様】801十二国記【麒麟】 別館
http://jbbs.shitaraba.com/otaku/32/801x12.html
・2ちゃんねる十二国記用語辞典
ttp://www.globetown.net/~12dic/

上記以外の関連スレは、まとめサイトを参照のこと。
4お詫びして訂正:2005/05/10(火) 00:22:40 ID:g5zpGJ4K
エロくない作品はこのスレに4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1029326871/l50
5名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:30:51 ID:5MhWCz5r
テンプレ貼りは終わったかな?
>1乙です。
6再度お詫びして訂正:2005/05/10(火) 00:31:15 ID:g5zpGJ4K
エロくない作品はこのスレに4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1029326871/l50

7名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:34:17 ID:5MhWCz5r
終わってなかった_| ̄|○ 割り込みスマソ
8_| ̄|○:2005/05/10(火) 00:38:01 ID:g5zpGJ4K
エロくない作品はこのスレに4

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105002475/l50

IEに張ってチェックしたので、これは正しいです。
なんというか、すみません。
9名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:45:39 ID:IxcHsJAg
>1乙。
あとは地鎮祭か
10名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:46:44 ID:5MhWCz5r
ピンポンレススマソ。もう即死回避はだいじょうぶなんかな?
朝起きて落ちてたら嫌だが、今は手持ちが無く投下ができないので
駄レスで消費。

兎に角、乙でした。スレ立てって結構大変だよね。
11名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 04:15:06 ID:5MhWCz5r
仕事が休みなので勢いに任せて書いてしまいました。
一人でスレ消費して申し訳ないですが、神が降臨されるまでの時間稼ぎに失礼します。

以下3〜4レス、勝手に設定した角ネタの供主従です。
12角ネタ供主従:2005/05/10(火) 04:16:02 ID:5MhWCz5r
主上が肩を突くようにして倒した私の上に乗った。
その、帯を解いて羽織るだけになってしまった被衫は大きく前が開いて、絹地に引けをとらないほど
白い御肌が目に眩しくて堪らない。お陰で
「何、見てるの」
と言われるまで私の目は玉体に囚われてしまっていた。
「―――あ…いえ、ご無礼を…」
「お馬鹿。あたしは、何を見てるのかって訊いてるの。質問に答えなさいな」
ふん、と息を吐いて、主上は慌てて逸らした私の顔を覗き込む。その声に宿るのは、まるで手中に
堕ちた獲物を弄る獣のそれで。
「――その…」
「何?」
「…主上の、御躰を、見ておりました」
獲物である私は、羞恥心に耐えながら弱々しく降伏した。
まだ辛うじて残っている理性が自身の浅ましさを非難し、劣情を煽る。
そんな答えは主上の望むとおりのもので、それを聞いて微笑み
「ふぅん、そう。あんたってば、主人の体をそんないやらしい目で凝視して、もう欲情したわけね?」
ころころと嘲笑う声。それは全く持ってその通りで、しかしそれをまだ認めるわけには行かない。
「ちっ、違います、…そんな」
「何が違うの。じゃあ先刻から急にあたしのここに当たりだした、この堅いモノは何かしらねぇ?」
そう言いながら主上は腰を艶めかしく前後に動かし、柔らかな被衫越しに充血しつつあるものを扱く様に
圧迫した。その刺激と、くすくすと零れる笑い声が私の頭の中で反響し、私は主上を愉悦させる為だけの
存在となっていく。
「ねえ供麒?」
屈しろ、と言われるまでもない。私もまた、それを欲していた。侮蔑に戦慄き冷笑に耐えた後の褒美は
殊更に甘美なのだから。
13角ネタ供主従2/3:2005/05/10(火) 04:17:51 ID:5MhWCz5r
気付けば堂室の空気が粘つくように重くなり、私も主上も呼吸は荒く肌は汗ばみ始めていた。そして焦れた
主上が私の被衫の帯を解く。
「……あらあら。供麒、これは何かしら?」
ひどく愉快そうに訊ねられた。これ、とは勿論、主上の太ももの間に丁度生えるようにして起立している私の
陰茎のことであり、同時にそれが示している形態についてであった。主上の言葉と動作によってすっかり堅く
なってしまったそれは、もう主上に呑み込まれたくて仕方がなくなっている。

「やっぱり欲情してたんじゃない。まるっきりケダモノね」
主上も私が然程長く我慢できないことをご存知だから、もう答えを引き出したりはなさらずに嘲るだけにして
下さるようだ。
「こんなに大きくなっちゃったんじゃ、しっかりぬるぬるにしないと入らないわ」
そう言って腰を浮かせ脚の間の小さな蕾にあてがうと、私の鬣を掴んで引っ張る。先走りを零しだした先端が
逸れない様に片手を沿え、もう片手で私の頭を引き寄せる。
私は引き寄せられるままに上体を曲げて、主上の柔らかく甘い唇を吸った。先程から生唾を飲み込んでばかり
なのに喉が酷く渇いているような気がして、唾液を啜るほどにその渇きは際限がなくなるようだった。
もっともっと、と貪り、とうとう唇を噛まれてしまった。
「あたしが息できないでしょ。あんたは本当に加減ってものを知らないんだから」
それでも私は未練がましく顔を摺り寄せるが、もう、かすかに触れるだけしか許して戴けない。
そして主上の唇は私の顔を上へと辿っていき、舌が私の額を舐めた。途端にこの身は大きく跳ねてしまう。
私の上に乗っている主上にぶつかって
「きゃあっ!」
と叫ばれてしまった。
「もっ、申し訳、ありませ…っ」
私の反応は今は見えない角を刺激されたことによるもので、それは主上もご承知だから叱責は無かった。
14角ネタ供主従3/4:2005/05/10(火) 04:18:52 ID:5MhWCz5r
私は麒麟としての総てが鈍いらしく、そのせいか能力の高い麒麟ならば苦痛にしかならないだろう角への刺激も
快感になってしまう。
主上がまた、角を舐めた。
「っく、う…しゅ…じょっ」
身が跳ねることの無いよう必死に丹田に力を込めるが、そちらに集中すると今度は射精を我慢できない。
そして、主上が唇を軽く開けて緩く吸い付いた瞬間に、私は情けない声を上げて主上の入り口に精を迸らせた。

媚肉に向けて吐き出された精は、跳ね返って私の竿へと滴り落ちる。主上はそれをこすり付けるように腰を動
かして塗れさせると
「いい子ね」
と言ってご自分の背筋を伸ばされた。それは腰を下ろすだけで入っていくようにするためで、まだまだ収まりの
つかないものが粘液で充分な滑りを得て、狭くて熱い主上の中にゆっくりと食い込んでいく。或いは呑み込まれて
いくのだろうか。もう腰から頭の後ろまで白い靄に浸かっているようで、目の前で火花が飛んでいる。
入り口から少し入ったところにある引っかかりをずるりと通り抜ける時に、主上はいつも鼻にかかった声で小さく
呻かれる。そしてやはり苦しいのだろう、それまで閉じていた口をそこで軽く開けて先へと進まれるのだ。

私の先端が最奥まで到達し、主上の中を満たした。その刹那に見せる、切なそうななんとも言えない表情が狂おしい
ほどに愛しくて、いつも泣きそうになってしまうことをきっとこの御方はご存知ないのだろう。
呼吸を整えられたのか、やっと
「――――いい、わよ…っ」
と、お許しが出て、何も考えられないままに動き出した。誰に教えられたわけでもないのに快楽を引き出すため腰が
蠢き、私は上に跨っている細い御躰を跳ね上げ揺さぶる只の肉に変わる。あの引っかかりまで退出し再び押し入る
その度に、上がる声が一段高くなる。
主上の喘ぎが、もはや悲鳴に近いほど差し迫ってきた。ただ、主上の望むものを差し上げるために私は動いた。主上の
感じられる悦楽。それこそが私の最高の悦楽となる。
そうして主上より少し早く私はいってしまい、奥壁に精を叩きつける刺激でだろうか、主上も達された。
15角ネタ供主従ラスト:2005/05/10(火) 04:20:28 ID:5MhWCz5r
それから思い出したように蠕動は来るし、刺激が逆にお辛いらしいので暫らくは動かずにいて、落ち着かれた頃合いを
察して主上の中から退出するのが私の決めたことだった。
明日の朝になって慌てない様に一通り拭いて、被衫を着せて差し上げて、お側に横たわる。
主上はこのときまで目を覚ましておられることは稀で、大抵その前に気を失ってしまっている。だから、この時だけは
主上は私だけの主上で、惜しむらくは私も直ぐに意識を失ってしまうことではあるが、それでも好きなだけ眺めていられる。

今夜も同じように、どんどんと薄れる意識の中で主上の吐息を聴きながら眠りについた。


=====================================================








以上です。それでは…(脱兎)
16名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 21:06:01 ID:QlvLIvXq
GJ!
よかったです!
17名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 22:33:29 ID:7UklHhR4
さっそくキタ━━(゚∀゚)━━ヨ
供麒ってば可愛いぞ〜!
1810-15:2005/05/10(火) 23:49:27 ID:5MhWCz5r
>16、17
ありがとうございます。
ややこしい為、ところどころわざと敬語を略していますが、おかしいところはスルーして下さいませ。

最後にうっかり上げてしまってorzそのままトンズラこいていたので今気づきました。立ってすぐだったので
そんなに影響なさそうでよかったです。
失礼しました。
19名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:32:42 ID:MaP+Vaww
角を舐めるなんて新鮮でした
スゴク(゚∀゚)イイ!!
20名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 03:44:07 ID:6qn3WtRn
タイトルだけ見て、角を挿れるのかと思ったよorz
痛いよね、角挿れたら…。
アリデスカ?
21名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 12:22:09 ID:vlOXPO/T
角は敏感なので時として性器と同じように…と脳内補完できないかな
性器も痛かったり気持ちよかったりするし…_?
22名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 12:35:23 ID:PRbEIGd1
角なめ、禿げ萌えでした!
あああなぜ今まで思いつかなかったんだろう(*´Д`*)ハァハァ
23名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 17:46:05 ID:puilqcDB
>>21
入れられる側が痛いだろw
24名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 18:17:13 ID:OKR8GAjH
というか、あんまりそっちに活用されると麒麟が神獣でなくただの「卑猥なものを頭につけた淫獣」でしかなくなるw
そういう認識になったら氾麟なんか自害(できないけど)しそう
2521:2005/05/13(金) 02:13:17 ID:Kd+aeqoE
確かに王様を選ぶ神獣が男女を問わずちんぽ頭に乗っけてるのはやだな…
26名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 02:34:29 ID:qPsqG+7F
なんとなくニコチャン大王を思い出した。
王様だけど頭が尻 神獣だけど頭にチンポ。有り難味ゼロ。。。
27名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 17:39:58 ID:0RzReUro
前スレのかんちがい景麒だったら違和感は無いが
28名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:08:03 ID:mCFHeUGP
(゚◇゚)ホウギョ!
29名無しさん@ピンキー :2005/05/14(土) 12:56:44 ID:OG8dRN8E
そうすると麒麟は契約のとき、
「御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を誓う」と言いながら
王の足に性器をこすりつけるわけで。
30名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 14:44:26 ID:aXytgtbG
職員室でセーラー服の小娘に性器をこすりつけ、自分の望む反応を示し許容することをを強要。
妖魔の跋扈する屋外で、幼女に引っ叩かれるも(゚ε゚)キニシナイ!!どころか悦んで前述の行為をする。

ともに衆人環視の中行われたということでw
31名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 15:27:34 ID:2QA6hxZi
そういえば素っ裸でそれをやった麒麟もいたな。意外にも大胆なところがある・・・。
32名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 16:40:09 ID:j+j3DT9J
一応あの布は服には…入らんか、そうか。
33名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 22:05:54 ID:RtI7N0gM
保守リつつ書庫の管理人さんの安否を心配してみる。
忙しいんでしょうか。体調が悪いとか?
34名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 23:21:17 ID:VuCJt6NS
全冊の最後の方で「4月」が話題になり、再読して萌えたら一つ話しを思いつき
ました。正直な話、初めての投下なもので、お目汚しなのですが、過疎スレ気味
なので自分としては好都合かと。
書いてみて、今までの職人さんのすごさワカリました。

35四月、今年は その1:2005/05/18(水) 23:23:04 ID:VuCJt6NS
これから「廉麟モノ」をカキコしたいのですが、わたしが書いたものではあ
りません。なんと、廉麟自身が書いたもののようなのです。
ええ、信じられないでしょう。でも、その経過を説明いたします。
もちろん信じて頂かなくても結構です。わたし自身、いまだに信じられない
のですから。

昨夜、“煩悩の十二国記”の過去スレ、二冊目の「四月」を再読しながら一人
でハァハァしていたら、突然、背後から声がしました。
「もし・・・お願いがございます。」
心臓が飛び出るほどビ・ツ・ク・リ
慌てて前を隠して、後ろを振向くと、金髪の女性が立っていました。
美女です。長い金色の髪は腰にまで届き、瞳は紫。
肩から襟に金色の刺繍か染付けがされた、淡い桃色の上品な衣装を纏ってい
ました。

えっ! まさかキリン? だとすれば、このイメージは廉麟・・・

十二国記の中から飛び出してきたの? でも、ここは蓬莱。
戸惑っていると、廉麟が口を開きました。
「お取り込み中に御免なさい。慰めておられる処を邪魔するつもりは無かっ
たのですが、他に<2ちゃんねる>を見ている人が見つからなかったもの
で・・・これ以上、蓬莱に留まる事はもう耐え切れなくて、待ちきれず、や
むなく語りかけてしまいました。」
「お願いがございます。この紙に記してある内容を<2ちゃんねる 煩悩の
十二国記>に書き込みして下さい。」
と語ると同時に、忽然と姿を消しました。立っていた場所には、墨書された
かなりの枚数の紙が残されていたのです。そして、それには『四月、今年は』
との題がありました。
いまだに起こった事は信じられないのですが、廉麟に頼まれたとおり、その
内容を慎んでここにカキコいたします。
つづく
36四月、今年はその2:2005/05/18(水) 23:26:26 ID:VuCJt6NS
《四月、今年は》
ここ数年、四月が過ぎると「今年はどうだったの?」と聞かれる事が多くて、
何の事か判らずに「何の事でございますか?」と聞き返すのですが、皆、ニ
ヤニヤして何も語らず。
何故? 何の事?と不思議に思っていたのですが、その訳がこの度、ようやく
判りました。女官が何枚かの紙を差し出して見せてくれたのです。
その紙には、ああっ、なんということでしょう。どこでどう調べたのか、主
上と私の秘め事が記されていたのです。本当に事細かく・・・

あまりの事に、私は目の前が真っ暗になってしまいました。
いいえ、決して主上に優しく慈しまれてブラックアウトした訳ではございま
せん。あまりの恥ずかしさから、ショックで気絶してしまったのでございま
す。

気がついた時、主上の心配そうなお顔がまず目の中に入って参りました。
「大丈夫かい?」と優しい言葉をかけていただき、ほほをすくわれると、そ 
れだけで安堵して、なんとか心を落ち着ける事が出来ました。
ブラックアウト・・いえ、気絶した訳を話してその紙をお見せすると、主上
も顔を真っ赤になさり、でも主上も同じ疑問を抱いておられたそうでござい
ます。下々の者からも同じ事をよく聞かれて不思議に感じていたと。

そこでより詳しく調べて見る事にいたしました。
何でも蓬莱には<インターネット>なる面妖な仕組みがあり、そこの<2ち
ゃんねる 煩悩の十二国記>という処に、主上と私の秘め事が晒されている
そうなのです。
どうしてそんな事が蓬莱にまで伝わったのか判りませんでしたが、職人さん
なる方々が、調べて記しているとか。
そこに晒されている内容が<ぷりんとあうと>なる方法で書き写され、蝕で
また常世に舞い戻っている様なのです。
それも一度や二度ではなく、度々、漣まで流されて下々に出回っている事が
判りました。
つづく
37四月、今年はその3:2005/05/18(水) 23:27:48 ID:VuCJt6NS
困惑して「どういたしましょう?」とご相談申し上げたところ、主上はしば
らく腕組みをして考えておられましたが、そこは流石に王でいらっしゃいま
す。「蓬莱の事まではどうしようもないですね。でも常世はなんとかしなけれ
ば。」
「こうなれば今更隠してもしょうがない。下々の者達がそんなに知りたがっ
ているのなら先に教えてやりましょう。廉麟と俺の秘め事の仔細をしたため
て、雨潦宮に貼り出しましょう。」と申されて。

“とんでもない事”と仰天したのですが、主上のお言葉でございます。それ
に考えている内に“それほど悪い考えではないかも” という気もして参りま
した。どうせ知られてしまうのなら、自ら先に晒して機先を制する。そうす
れば誰もそれ以上知りたいとは思わなくなるのかも知れません。
もっとも、一層萌えられても困るのですが・・・

主上は、筆は達者ではいらっしゃいません。「俺、別の筆ならば上手く使える
けど、紙に墨で書くのは苦手だから、台輔頼む。」
「どうせやるなら大胆に“告白文”という感じで書いて。」とも。
一部、私には意味不明な点がございましたが、主上がこう申された以上、否
とは申せません。今年の四月はどうであったのか、恥かしながら私がここに
したためさせて頂きます。
つづく
38四月、今年はその4:2005/05/18(水) 23:31:01 ID:VuCJt6NS
今年は天候のせいでしょうか、少し遅れたのでございます。
主上はもう三月の声を聞いたとたん、「まだかい、まだかい?」と本当に心待
ちにしていらっしゃいました。
もちろん、私も気持ちは同じ、何しろ二人が一つになれるのは、一年に1ヵ
月間だけの事。
実は、発情期以外で殿方を受け入れると、私は苦痛しか感じず、酷く苦しむ
事になるのです。時には出血して、血の穢れに見舞われる事までございます。

主上が、普段どれだけ不自由な思いをなさっている事か。本当に申し訳なく
感じております。
妻妾をお求めになればよろしいのですが「殿方は溜まると苦しいと伺ってお
ります。どうぞお心のままに。」と、幾らお勧めしても「俺には廉麟以外は目
に入らない。」とおっしゃって・・・
つづく
39四月、今年はその5:2005/05/18(水) 23:32:11 ID:VuCJt6NS
そのお心は嬉しいのですが、でも苦しそうにしていらっしゃる事がよく・・・
いくら衣で隠しておられても、私は獣、人の姿の時であれ視覚も聴覚も嗅覚
も人の比ではございません。お近くに控えていれば直ぐに判ります。
それに最も大切な方ですもの、少しでもおかしな処があれば直ぐに判ります
わ。衣の中で主上のお体の一部が懸命に訴えていらっしゃる事まで。

見るに見かねて、寝間をお訪ねした事が何度かございました。
本当は臣の私が、主上であられる世卓様のお部屋を訪ねて「抱いて下さい。」
とお願いする事など僭越で許されない事。でも、お可哀そうで・・・
ですが、どんなにお誘いしても私を抱こうとはなさいません。発情期以外で
殿方を受け入れると、私は苦痛しか感じず、酷く苦しむ事を良くご存知だか
らなのです。
手や口でお慰めしようとしても「俺だけ楽しんだら悪いよ。廉麟は、発情期
以外は触られても痛いだけで感じないだろ。」と、遠ざけようとなさいます。

もう! 女心の判らない方!!「お慰めしたいのに。麒麟だって女だって、自分
が感じなくても愛する方を歓ばせたい、感じさせたい、責めたいのに。」と内
心憤慨もするのですが、その鈍感さが主上の良い処でいらっしゃいます。

回りの女官にでも手を付けられればよろしいのですが「一時の欲望の為だけ
で抱く事は可哀想だから。」と、全く他の女性には目を向けられず。
本当にお優しい方なのです。

まあ、たまに、畑仕事の合間を見計らいお茶をお持ちした時など、背中から
抱きすがって前を触り、そのまま衣の下から出してお慰み、なんて事を。
触ってしまえばもうこちらのもの、抵抗はなさいません。「あっ れんりん・・・」
なんて一声ありますが。
とっても大きくてお元気なんですのよ、勢いも凄いし、フフフ・・・
つづく
40四月、今年はその6:2005/05/18(水) 23:33:36 ID:VuCJt6NS
前置きが随分長くなりましたが、本題に戻りましょう。
そうそう、「少し遅れた。」という処からでございますね。
それは、朝議の最中に突然やって参りました。主上に視線を向けると、主上
は直ぐにお判りになり冢宰にこう申されました。「すまん。ここで退席した
い。」

突然の事、冢宰は驚いた表情を浮かべたのですが、主上と私を見比べるとニ
ャリとして「判りました。主上と台輔は二、三日お休み下さいませ。」と。
他の重臣達もみなニヤニヤして。

恥かしくて“顔から火を吹く思い”とはこの事でございます。
主上も、わざわざ朝議を止められなくても。とは思ったのですが、でも「一
刻も早く」との思いは私も同じ。

そうすると大宗伯が「冢宰殿、二、三日とはあまりにも短すぎませんこと。
主上と台輔は本朝そのもの。お二人の絆が国の礎でございます。しかも、こ
れだけ仲睦まじいお二人ですが、一つになれるのは年に1ヵ月間だけ。それ
なのに、ここ数年は乱の後始末でご満足には。」
「せめて一週間、いえ半月位は。ここ当分、急ぎの議はないはず。中日の例
大祭も、郊祀も終えて重要な祭事、行事もありません。いっその事、終わる
までゆるりとして頂きましょう。」と肩をもってくれたのです。
大宰も「おっしゃる通りですな。週始めだけお顔を出して頂くようにすれば
よろしいのでは?」と、他の重臣もその言葉に頷き、冢宰は「大宗伯の言う
とおりです。どうぞ四月はゆるりと。」と、送り出してくれました。本当に大
宗伯や皆の気持ちが嬉しくて。
つづく
41四月、今年はその8:2005/05/18(水) 23:34:51 ID:VuCJt6NS
手と手を取るように朝堂を後にし、途中からは主上に抱きかかえられて正寝、
長楽殿へ。
主上は自分の寝間に入ると、私の着物を剥ぎ取るように押し下げられ、ご自
分の衣も脱ぎ捨てられて。
全ての着物を脱がされる前に、乱暴に褥に押し倒され。でも、そうされた事
で私も気持ちが一層高ぶり、もう登りつめる直前の状態。
「れんりん〜!」主上は絶叫ととともに押し入って参られました。
「ああっ! 主上〜」私も思わず叫び声を上げて。
でもその時、突然、主上は動きを止められたのです。
エッ、何で? と思ったら「大丈夫かい、廉麟。」と真面目なお顔をなされて、
私の顔を覗き込まれたのです。
もう! この後に及んで。と思ったのですが、余りに真面目なお顔だったので
可笑しくって、思わず吹き出してしまいました。
つづく
42四月、今年はその9:2005/05/18(水) 23:36:33 ID:VuCJt6NS
ええ、皆様には少し説明が必要でしょうね。何故、突然、主上がそんな事を
おっしゃられたのかを。

最初の年は、もう四月も終わり近くでございました。
1ヵ月近く、心だけでなく身体もずっと主上をお待ち申し上げていたのです。
早く早くと身体が訴えて、何時でも主上を受け容れる事の出来る状態でした。
ですから、何の支障もなく主上をお迎えできたのですが。
でも、二年目は・・・

主上の王気に包まれていると、麒麟として本当に幸福を感じます。言うまで
も無く主上は王。私が契約を賜りましたもの。
その王であられる証は纏っておられる王気。
でも、証はそれだけではなく広く暖かいお心も。そして、お身体も王でいら
っしゃいます。広い背中、厚い胸、逞しい肩と腕。
それにとても大きくお元気な・・・
そう、畑仕事の処で少しお話しいたしましたよね。まさに王者でいらっしゃ
います。おとなしくしていらっしゃる時でも、思わず「わぁ〜大きい!」と
口に出したくなるほどの大きさ。それが更に、グングンと逞しさを増してい
く様は、思わず見とれてしまうほど。
 ビクン、ビクンと脈打つ姿を見ていると「あっあ〜ん、主上〜」とそれだけ
で感じてしまいます。でも、実際にその大きさを受け容れるとなると・・・
つづく
43四月、今年はその10:2005/05/18(水) 23:37:59 ID:VuCJt6NS
二年目が大変だったのです。
その年は少し早く参りました。四月にはまだ一週間も残していた日の、暖か
い昼過ぎのこと。仁重殿で州庁の政務に携わっていた時に突然、やって参り
ました。私は州宰に断りを入れ、直ぐに主上の元をお訪ねいたしました。
嬉しくて女官が止めるのも聞かず、主上の部屋に飛び込んでしまったのです。
その時なんと、主上は自ら慰めておられた真最中。目を丸くされ、一瞬怯え
たようなお顔を浮かべて「えっ! れっ、れ・んりん」と声を発されて。
あっという間に小さく・・・
不味いと思ったのですが、それ以上気にかける余裕はございません。むしろ
好都合、仔細構わず「主上、参りました。来ました!」と、胸に飛び込み。
何の事か判らずに戸惑っておられる主上を他所に、主上のお手の中ですくみ
あがっておられたご子息に頬ずり。
「もう、辛い我慢はさせませんわ。」と、囁きかけて口づけると、たちまち大
きさを取り戻されて。でも、主上はまだ怪訝な表情を浮かべておいででした。
上半身より下半身の方が理解は早いようでね。
「早いけど参りました。どうぞ。」と、再度お誘いすると、ようやく事情を飲
み込まれたようで。
「本当に? まだ三月だけど。」
「本当でございます。多分、このところ暖かい日が続きましたので。」と、答
えながらも舌でチロチロ。もうビクン、ビクンの状態です。
主上は手を這わそうとなさりましたが、もどかしくて「構いません、どうぞ
このまま。」とお願いして、私の方が主上の上になり一気に腰を沈めました。
つづく
44四月、今年はその11:2005/05/18(水) 23:39:58 ID:VuCJt6NS
ここまでは問題なかったのです。
まさかその後で、そんな事になるなんて思ってもおりませんでした。大きく
ても、前の年は問題なく受け容れる事が出来たのですから。確かに目一杯で
はありましたが。
一年間待ちに待っておりました。心は舞い上がり、でも身体はまだ準備が出
来ていなかったのです。来たばかりで固い状態。そんな処へ大きな主上を一
気に押し込もうとした訳です。
当然、受け容れるには無理があり、切れて出血・・・

いいえ、処女の印が切れて出血した訳ではありません。器そのものが受け容
れる事が出来ず、悲鳴をあげたのです。
私は痛みと、血の穢れ、そして精神的ショックで気を失ってしまいました。
結局、その年はほとんど四月が終わろうとする日まで、主上と一つになる事
は出来ませんでした。
怪我が癒え、ショックから立ち直るまでほぼ1ヵ月を要してしまったのです。

そして、次の年は二人ともその事が怖くて、来ても、四月半ばになるまで、
一つになる決心がつかず。ですから楽しめたのは半月間だけのこと。
つづく
45四月、今年はその12:2005/05/18(水) 23:41:29 ID:VuCJt6NS
四年目は、月半ばに乱が起こり、思いを遂げる事が全く出来ませんでした。
この年は始まるのがずいぶん遅れたのです。
でも実際の処は、それが幸いしました。もし始まっていたら、王宮の奥に引
き篭っていたはずです。乱の第一報が知らされたのは夜中過ぎのこと。王宮
の奥に篭っていたとしたら、直ぐには王師と州師に勅を下せなかったでしょう。
首謀者は主上と私が王宮奥に篭っていると思い、その時期を見計らって決行
したのです。
真夜中に急ぎ召集できたのは二師だけ。数的には劣勢でしたが、主上自ら親
征なされた王師の士気は高く。また、上手く奇襲をかけたと思っていた反乱
軍は、逆に城外で王師の急襲を受ける事など予想していなかったのでしょう。
混乱に陥れる事が出来き、首尾よく制圧する事が出来ました。
王師が反乱軍を迎撃したのは、重嶺から十里と離れていない地点。もう一刻、
出師が遅れていれば、首都の城門を破られていたかも知れません。
ただ、残党を全て捕えて乱を治めた時には、四月はもう遠く。
この年には結局一度も。
本当にもう「なんでなの〜」と言いたくなる気分でした。そんな時を見計ら
って乱を起こした輩には、麒麟でも慈悲なんて施しませんわ。まったく!
つづく
46四月、今年はその13:2005/05/18(水) 23:42:29 ID:VuCJt6NS
苦労しているでしょう。実はこの年、期するものがあって、私はある準備を
していたのです。
二年目の失敗を反省して、始まって直ぐに主上をお迎えするにはどうすれば
良いのか、ずっと考えていて、思いついた方法を試していました。それは“イメージトレーニング”
いいえ、体位のイメージトレーニングではありませんことよ。器を柔らかく、
そして拡げる様を想い描いていたのです。お迎えして優しく、激しく、中で
翻弄して、という光景を想い浮かべていたのは確かですけど。

人ならば、望めば何時でも自らを慰める事が出来るでしょう。そんな楽しみ
をお持ちですよね。
でも、私は発情期のある獣でございます。その時以外は、受け入れる事どこ
ろか、自ら触れても痛いだけで感じないのです。
自分の指で慰めて準備をする、なんて真似は出来ません。異物挿入なんても
っての外、出血してしまいます。
しかし、頭の中でイメージを想い描く事は自由。柔らかく拡がり、主上を包
み込むシーンを幾度となく想い浮かべていると、その内に受け入れる事が出
来るほどに柔らかくなって来たのです。
実際の処は発情期が来ていなかったので、触っても痛かったのですが、身体
から「発情期がくれば直ぐにでも拡がれる。お迎え出来る。」という声が聞こ
えて参りました。
一種の準備運動、柔軟体操になったのでしょう。
あとは発情期を待って、直ぐに主上と一つに。それをずっと心待ちにしてい
たのに、乱でございます。バカヤロー!! でございます。
つづく
47四月、今年はその14:2005/05/18(水) 23:43:54 ID:VuCJt6NS
その後の二年間は、乱の後始末や朝の建て直しに追われて、とても二人でゆ
っくりと睦み合う時間などございませんでした。逢瀬は忙しい合間を見計ら
ってほんの数日間だけ。その事を知って同情してくれたのが大宗伯です。先
ほどの応援の言葉にはそんな経過があるのです。本当に感謝しています。

そして今年の四月が参りました。
随分、寄り道いたしましたが、主上の「大丈夫かい、廉麟。」というお言葉の
意味、判って頂けましたよね。そして、私が大丈夫だと言う事も。

あとは一ヶ月間、発情期が終わるまで愛の嵐、官能の坩堝へ身を投じて・・・
もう言葉を超えた世界です。いちいち説明するよりも、あなたご自身で想像
して頂いた方がよろしいかと思いますので、ここで筆を置こうと思います。
えっ? それではご不満ですか?
そうですね、でもアブノーマルな行為とか、特別な事はしておりませんの。
これ以上あまり書き様が無いのです。お許しを。
かしこ
48四月、今年はその15:2005/05/18(水) 23:46:31 ID:VuCJt6NS
エロが足りません? そんなにご不満でした? ではもう少し続けましょうか。
実は、まだ続きがあるのです。
書き終えた後で読み返した処、とんでもなく筆を滑らせ過ぎた事に気がつき
ました。とてもこんな物を、雨潦宮に貼り出すなんて恥ずかしい事は出来そ
うに・・・これを回りの皆に読まれるなんて耐え切れません。
読み返して一人で顔を赤らめていた処に丁度、主上がお越しでした。
「廉麟、書けた?」
「はい・・ですが・・・」
「どうしたの、何か?」と私の手から紙を取り、目通しなさると
「う〜ん」と・・・主上も同じ思いをなされた様でございます。
「申し訳ございません。書き直します。」
「いや、ごめん。俺が『どうせやるなら大胆に“告白文”という感じで。』な
んて余計な事を言って焚き付けたから。」
「いいえ、私が筆を滑らせ過ぎてしまいました。」
「でも・・・」「そうだ!」
「?」
「さすがにこれを雨潦宮に貼り出す決心は付かないけど、このまま仕舞い込
むのはもったいないよ。正直言うと、本当は廉麟と俺の仲を自慢したい気持
ちがすごくあるんだ。これを他人に見せびらかして自慢したい。」
「はい・・」
お気持ちは判ります。私だって愛しい、自慢の主上であられる世卓様と“仲
睦まじく過ごしている”という事を他人に打ち明けたい気持ちがございます。
つづく
49四月、今年はその16:2005/05/18(水) 23:47:47 ID:VuCJt6NS
「蓬莱で晒そう。」
「えっ?」
「元が、蓬莱の<2ちゃんねる 煩悩の十二国記>に晒されて、蝕で常世に
舞い戻って来たんだよね。」
「その様でございます。」
「それならば、蓬莱の<2ちゃんねる>に晒そうよ。これを読んだ蓬莱の人々
に二人の仲を自慢出来る。蓬莱の人々がどう思うかは俺達には判らないけど、
仲の良さを羨ましがられた。と、思っていればいいよ。」
「そして、常世に舞い戻って来ない事を願っていよう。まあ、戻って来たら、
戻って来たで、もっと仲の良い処を見せつけてやればいいさ。」
「はい」
「でも<2ちゃんねる>に晒すとなると、逆に少しエロが足らないんじゃな
いかなあ。」
ええっ!?
「だって、蝕で流されて来た紙に書いてある内容は、もっと凄いよ。読んだ
人が萌える為には、まだ不十分かもしれない。」
確かに、蝕で流されて来た紙に書いてある内容はもっと刺激的です。

「判りました。」腹を括り、更に筆を走らせましょう。エロが足らなくて、晒
して頂けなければ意味ございませんもの。それに、実は書いていて調子が出
て参りましたの。
つづく
50四月、今年はその17:2005/05/18(水) 23:49:00 ID:VuCJt6NS
それでは“大丈夫”の続きを書きますね。
大丈夫だと判ると主上はもうパワー全快、ガンガン突きまくられて。
私は、あっあああ〜〜〜ん あ、あっあ、いいい〜〜い〜
こんな時はテクなんて不要。三年分の溜まりに溜まった欲望をそのままぶつ
けて欲しい。求めて欲しいのです。
主上には、まさにその様に愛して頂きました。そう、牡そのものになって、
獣に変じられて。
そうして頂けたので私も牝になれて・・・でも私は元々、獣。変じたとは言
えませんよね。本性を顕わにした、とでも表現すればよろしいのでしょうか。
少し何か違うような気も・・・まあ、細かな事を気にするのは止めておきま
しょう。
それから一週間、達してはいき、いっては達する。ずっとその繰り返し。
主上は大きさだけでなく、回数も回復力もやはり王者でいらっしゃいます。

お互いに求め合い、身体を貪りあう。疲れ果てると泥のように眠り、目覚め
てはまた交わる。目覚めた時に、主上が中におられる事もしばしば、でした。
昼も夜も朝も関係ありません。主上の腕の中で目覚めて、そのまま交わり、
強く抱きしめられたままブラックアウト。
身体の中、全てを主上が占めておられように感じられて、頭の中はオレンジ
色に染まり、グリーンの閃光が絶え間なく飛び交う。意識は宇宙にまで膨張
して爆発、粉々に砕けた意識のカケラが、主上の身体に流れ込んで行くよう
に感じられて、と・・・もう全く意味不明ですよね。
手で、口で、胸で、足で、股間で、性器で、鬣で、睫で、角で、身体全てを
使って主上を愛し、主上も身体の全てを使って愛して頂きました。
シ ア ワ セ (気持ちはハートマーク千個分です)
つづく
51四月、今年はその18:2005/05/18(水) 23:50:18 ID:VuCJt6NS
あっという間に一週間が過ぎて、月曜日の朝議に顔を出しました。二人とも
ほとんど朝議の最中は上の空、でしたけど。
皆、ニヤニヤ、クスクスと笑っていましたが視線は優しく、暖かく。

二週目からは後宮の北宮に場所を移して、愛の劇場第二幕の始まりです。
ええ、私は仁重殿だけでなく、本来、正后が住まうべき北宮も居宮として頂
いておりますの。「廉麟は俺の后でもあるから。」と。
ここに篭れば、本当に誰を気にする事なく愛し合う事が出来ます。実際は何
処でも回りなど気にしたりはしませんが。
場所が変っても“する事は同じ”ですもの。まあ、二人とも衣も纏わずに紅
嘉祥の林に飛び出して。なんて事もありましたが。
つづく
52名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 23:51:28 ID:8Lc8hDwR
・・・・・・ドリーム小説はスレ違い。
残念!自分(作者)が出てくる勘違い切りっ!
53四月、今年はその19:2005/05/18(水) 23:52:10 ID:VuCJt6NS
どうです。萌えて頂けましたか? これくらいなら<2ちゃんねる 煩悩の十
二国記>に晒して頂けますでしょうか。

もっと、ですか? まだエロ不足ですの? えっ!? ぜんぜんダメ?

ならば仕方ありません。まだオマケがありますの。
また、書き終えた後で読み返して、一人で顔を赤らめていた時でございます。
主上がお越しになられましたので、お見せして「どうでございますか? 足り
ておりますでしょうか?」と、お伺いいたしましたところ
「蓬莱の人が、エロが足りていると感じるかどうかは判らないけど、俺・・・」
と着物の上からクッキリと判るほどに。
つづく
54四月、今年はその20:2005/05/18(水) 23:53:49 ID:VuCJt6NS
四月は、もう遠く。
でも、自分でも信じられなかったのですが、私もこれを書いていて感じてし
まったのです。
発情期とそれ以外の時の違いは“感じる”か“感じない”か。そして実際の
身体の反応はズバリ“潤い”なのです。どんなに柔らかくなっても乾いたま
まなのに、発情期が来ると直ぐに濡れて、止めどなく・・・
つづく
55四月、今年はその21:2005/05/18(水) 23:55:08 ID:VuCJt6NS
もしかしたら発情期の残り火が、まだあったのかもしれません。
主上の胸にしがみつき、右手を苦しそうに訴えておられる場所に置き・・・
「あっ! だめだよ廉麟、そんな事されたら俺・・・このままだと我慢できな
くなっちゃう。押し倒しちゃうよ。」
「構いません。どうぞこのまま・・・」
「でも・・発情期は終わっている。怪我をさせてしまう。」
「それが、こうなって。」と主上の手を私の太ももの内側に導くと。
「えっ!? ここまで濡れてるの。まだ、終わってなかった?」
「・・その、確かに終わったハズなのですが信じられない事に、書いている
内にこうなってしまって・・・」
「大丈夫かな?」
「多分・・・」
「やった! だけど、念の為に時間をかけてやるね♪」
「はい♪」
鬣に指を這わされて、梳かれて。
顎をすくわれて唇を重ね。
主上の唇は私の口から、ほほ、耳、瞼、と彷徨い、次ぎは首筋から下に向か
って。
帯を解かれて、肌着も脱がされ、乳房を優しくもみしだかれて。
唇で乳首を吸われてまさぐられ、手は脇腹を這い、そして、ももの外側に。
あっああ〜ん、あ、ああ〜ん
もう、堪えきれずに私の口からは歓びの声がとめどなく漏れ続け・・・
膝を割られて唇を、舌を這わされると、もう、このまま殺して欲しいくらい。
意識が・・・
つづく
56四月、今年はその22:2005/05/18(水) 23:55:53 ID:VuCJt6NS
今年は、愛の劇場にアンコール公演がございました。
フフフ、とっても シ・ア・ワ・セ でございます。

呉剛環蛇を使って蓬莱へ行って参ります。<煩悩の十二国記>を見ている人
を探して参りますわ。
おわり
57名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 23:58:59 ID:ZVaToW5h
面白かったけど、普通に廉麟がエロ体験談をする
って構造の方がよかったんではないかな。
58名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 00:41:21 ID:rW2urQ3P
なんか変なのが沸いたな・・・
自分に酔ってるんじゃね?
59名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 01:26:01 ID:sCz87d9j
なんつーか、色々と物凄く浮いてることを理解してほしい。
60名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 02:02:48 ID:hUPvOOml
いや・・・その、まあ、万人の好みからは外れそうな感じでは在るけど。
ここのスレ住人は、他のエロパロスレに比べて厳しい気もする。
>35氏のはエロとか煩悩っつーか、ギャグっぽい。
でも笑わせようとしてない空気も漂ってて、笑えない感じ。
61名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 04:44:37 ID:RTgbiZjE
自分も>57に近い感想。メタ小説はよっぽどうまくやらんと難しい。
筒井ヤスタカとか思い出した。
ただおきゃんな廉麟は可愛かったし、部分部分ではワロタ
34氏、乙。


ところで阿選の罠に嵌まって輪姦、洗脳されかかるエロい李斎を
見たいんですが、誰か挑戦してくれる猛者はいませんか。
62名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 08:12:24 ID:Iltqx0N4
普通におもしろかった。
GJ!!
63名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 12:47:44 ID:FfsgopWc
前置きがキモイ。真性ぽ。
64名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 12:58:47 ID:RB6myRgc
もう何スレも前から低年齢化が進んでいるから仕方ない
投下する側だけじゃなく、子供っぽい非難する方もそう。これ書いてる自分モナー気をつけるわ

でも投下乙。
65名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 17:12:06 ID:tmEtrvfz
初投下でこういうの無謀。
あとスレ汚しだけど過疎スレだから都合がいいとか、
スレ住人の神経逆撫でするようなことわざわざ書かんでよろしい。
66名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 18:11:25 ID:Jgid4dRX
>65
細かいことだが、スレ汚しとは書いてないぞ。どっちにしろ魚手…じゃなかった逆撫ではされたがな。
でもこんなに空気悪いんじゃ職人さんとしては投下は躊躇われるだろうな。

>34-56氏
投下乙でした。これにめげずに頑張ってくれるといいな、と思う。
67名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 19:55:58 ID:Lyt3MFIA
どうでもいいけど、投下が先細りになっている。
非難よりも各自がんばりませんか。漏れもな
68名無しさん@ピンキー :2005/05/19(木) 19:59:02 ID:qlqcxMnt
>>61
阿選のワナにハマって輪姦される泰麒キュンの方が萌える俺はダメ人間ですかそうですか。

>>VuCJt6NS
乙悦。
69名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 21:50:41 ID:cNiFy63j
自分(作者)を出した訳ではなく、廉麟が2ちゃんねるに投下する理由づけを
したかったからですが、確かに不要だったかもしれません。
過疎スレと書きましたが、侮辱するつもりはありませんでした。
ごめんなさい。


70名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:30:48 ID:HZYx6Dz2
>68
変態だとは思うけどダメ人間までは行かないんじゃないか。
泰麒キュン、声と泣き顔が強烈にエロ可愛いから血迷う気持ちも分かる。

でもやっぱ李斎に萌え。一途そうなところが、たまらなく萌え。
画伯の挿絵見てると、李斎は鎧脱がされたら全体にグラマラスそうで、
その白い裸体を名もなき輪姦男どもに押さえつけられ、幾つもの無骨な手に
執拗に弄られて「ねえちゃん、ぬめってきたな。感じ出てきたか(プゲラ」とか
嘲笑されて、屈辱とじわじわあがってくる快楽に全身を染めて堪えている
李斎を妄想すると、うはwwwwwテラモエスwww

>69
真面目なレスの下に変なテンションで済まん。
あまりめげずにガンガレ
71名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:47:55 ID:N+o5pXYk
泰麒きゅん萌えを求めて某別板まで足を伸ばした俺


そしてそこの延麒に普通に萌えてしまった俺ワロスorz
慰めて励ましてくれ廉麟〜!
72名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:50:45 ID:ujXTHWwA
ぜんぜんおもしろかったよ
エロさよりはおもしろさが目立ってたけど
なんつーか廉麟と世卓のラブラブっぷりがほのぼのできてよかった

また書いてください
73名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 11:52:39 ID:f/BWgJeN
>>35 の「その1」 さえ脳内あぼーんすれば…
(アレはだめ。生理的に受けつけない)

それなりに楽しめる作品でした。投下乙。
74名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:10:19 ID:9ExQdRys
おいおい、35泣かしちゃったよ。多分、もう投下しないぜ。

好き嫌いはあろうが、ほめて、おだてて、ヤナトコは諭してせ。
そしたら貴重な職人に育ったかも知れないのに、もうダメポかも。

新刊はいつ出るかわかんない。永久に出ないかもしんない。
アニメは終わった。もう、新しい一二国記のファンが増える要素は
ないんだ。という事は当然、書き手も増えない。
既存の職人さんたちのモチベーションモ少しづつ下がって行く。
そう思うと貴重な資源になったかも。
アレが読みたい。なんて言えば、誰かが投下してくれるなんて時代は
もう過ぎたんだ。

このままだと、本当に過疎スレ一直線か、スレは伸びても投下なしの
荒廃スレになるよ。
75名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:27:54 ID:0kRWbm6O
ありえない組み合わせを探していて珠晶×泰麒というのが浮かんだ。
ロリショタ極まれり。
76名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:38:34 ID:Kre7aeQW
しかも極端なSMだ・・・。
77名無しさん@ピンキー :2005/05/20(金) 23:09:12 ID:fxuQWYh2
>>70

輪姦男どもが、李斎と泰麒きゅんを無理矢理絡ませる、これ最強w
78名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:09:26 ID:q6H7FlaX
35の作品は自分×キャラとかじゃないし、特に気にならなかった。
つかおもしろいし、これからも色々な形の作品が出てくることは歓迎したい。
ただ苦手な人のために、最初に一言いれるべきではあったかもね。
79名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:17:26 ID:mEGLz3JG
>>75
萌えた
80名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:47:00 ID:Gl+UHQM1
雨と沢村…今からこんなんで本当のお別れの時を思うと泣きそうだ。

>>25
あのシーンだけ浮いてるよなw 
81名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:50:24 ID:Gl+UHQM1
ごめん、誤爆したorz
82名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 01:53:29 ID:Gl+UHQM1
スマソ、誤爆した
83名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 10:44:23 ID:jaUMsIWG
>75
珠晶が泰麒を言葉責めしてる隣の部屋で供麒がハンカチ噛み締めて
よよよと泣いているシーンが浮かんできた。
84名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 11:59:13 ID:pibWHoh3
でも泰麒(大)になったら今までの仕打ちを逆にされたりして。調教返しみたいな。
高里は冷酷な言葉攻めが得意そうだ
85名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:42:09 ID:pibWHoh3
連投スマソ
>83
泣いている理由はどっちだw
1,泰麒がかわいそうで
2,泰麒が羨ましくて
86名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 10:06:37 ID:TnaXVE+i
>>85
供麒じゃ羨ましいという考え自体浮かんでこない希ガス
87名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 14:52:55 ID:a61bo3Eg
そうかなぁ、麒麟である以上自分の主上が他所の麒麟に
(SMプレイであるにせよ)構ってあげてるのは羨ましいと思いそう。
麒麟に放置プレイかますのは結構こたえるんじゃないかなぁ。
88名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 18:29:37 ID:BEXM8m4G
王のそばに居るのが嫌な麒麟は居ないじゃなかったけ、主上が他の者と仲良くしたら羨ましく思うかもな
89名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 18:52:35 ID:hY2ucu93
>>84
やっべ。それ萌える。
90名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 21:13:37 ID:LSzmGbl0
前も利広にいぢめられる珠晶タソの話があったしね。SとMの二面性のある女王様ハアハア
91名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 19:10:15 ID:bl7udi+2
ムチャクチャ遅れでスマンが、ひさびさに来たら、投下がアリマスタ。
それなりにおもろかった。乙悦!

だが、この反応は一体なんだ。ルール違反ではないんかい。
スマンが荒れるのを覚悟で言わしてもらう。
低年齢腐女子的自己陶酔型妄想作品だ、として騒いだのだろうと、
想像は難くないが、最後まで冷静に読めば、それとは少し毛色が違うと
判るのでは。オレはそう感じた。
好き嫌いは誰にでもある。生理的に受付けないものは当然、受付けない。
だが、そうだとしてもルールは>>1にあるとおり。
嫌なものはスルーすればいいのでは。

「生理的に受付けない。」という率直な感想や批評は、いいとして
sageが無かったにしても「つづく」の直後に書き込みした52や
57と63の言い方はルール違反。
実は、これを読んだ後で過去スレを訪ねて思い出したけど、昔のこのスレは穏やかでまったりとした世界でスタ。もう一度、心地良いスレにシマショ
荒らしている張本人が言うのもなんだが、もう一度、心地良いスレにシマショ
このスレ無くしたり、枯らしたりしたくない。

もうひとつスマン
古いネタだが「台輔はお小さくていらっしゃる。」は単に幼いだけでなく、
世卓君の巨大なものを見慣れていた廉麟タンが、比較したためだったのか。
やはりそうか。
92名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 19:46:38 ID:Nm4308ei
漏れも最近来て,1から通読した。
これがなかったんで、非常に機を逸しているとは思うが縁起物なので置いておく。


(゚◇゚)ソクイ!
93名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:17:19 ID:e9qsLcNX
別に腐女子のつもりはなく、泰麒と誰かのエロパロをやってみたいのだが
なんとなく泰麒に手出しすると親バカ…じゃなかった主上バカな泰王に
怒られそうな気がしてならない。
94名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:26:44 ID:aBSFNxsI
>>91
レスアンカー、間違ってないか?
>>57の意見もルール違反?
9591:2005/05/25(水) 22:11:51 ID:oPseoZ0N
>>57
すまん間違ってた。58だ、謝る。
>>94
指摘感謝!
96名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 00:56:23 ID:EOy2hPog
 最近主上がどこか上の空でいらっしゃることが多いのです。声をおかけしても半拍遅れて反応がございます。
「いったいどうなさったのですか? いつもの快活な主上ではございませんね」
 公務が一段落して、園林で紅嘉祥の手入れをする主上に私は呆れて尋ねてみました。
 今年も主上の紅嘉祥は赤く艶やかな実をつけています。植物の世話は欠かさずなさるのに、どうしたことなのでしょう。
「ああ……廉麟か。何だい?」
 私は小さく溜め息をつきました。私としては大きめの声で話しかけたつもりだったのですけれど、やっぱり主上は聞いていらっしゃらなかったようです。
「最近の主上はどこかおかしくていらっしゃいますね、と申し上げたのです」
「そうかな」
「ええ。何を話しかけても上の空。今朝の朝議も半分以上聞いていらっしゃらなかったでしょう」
「ばれてた?」
 いたずらっこのような表情で、主上はぺろりと舌を出されました。
「しっかりしてくださらないと困りますわ。主上は好んで園林に出る時間を減らしたいのですか?」
「うん、わかってるんだけど、ねえ」
 煮え切らないお返事。いったい何が原因なのでしょう。すると、主上は思いがけないことを仰いました。
「廉麟が傍にいると頭がぽーっとしちゃって集中できないんだよ」
「私が原因、なのですか」
「うん」
 主上は木の手入れをする手を止めて、真面目な表情で頷きました。
 なんてことでしょう。なんて、私は罪深き麒麟なのでしょう。
 私はとても悲しくなりました。主上に邪魔だと思われているだなんて、麒麟である私にとってはこれ以上ない辛苦なのでございます。
けれど私は何があろうとも主上のことをお慕い申し上げております。邪魔だと仰られるならこの身を主上から遠ざけましょう。
ですが私の心はいつでも主上に向いているのでございます。
「わかりました、では私はしばらく――」
「あ……いや! 違うんだ、誤解しないでくれ、廉麟」
 悲しい顔をしてその場を去ろうとする私を見て、主上は慌てて私の左手を捕まえました。
 そのまま私は引っ張られて、いとも簡単に主上の逞しい胸の中に囲われてしまいます。
「何をなさるので……っ!」
97名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 00:57:50 ID:EOy2hPog

 何が起こったのか、私には一瞬わかりませんでした。
 腕や身体のみならず、私の唇まで主上の柔らかい唇に捕らえられてしまっていたのです。
「…ぅん…ふ、ん……」
 そのうちにするりと私の口の中にまで主上が入り込んでいらっしゃいました。
 拒むことなど、できましょうか。
 こんなにも恋い慕っている主上を拒むことなど麒麟には――いいえ、私には出来ません。拒もうと思いもしません。
「あ、しゅじょ、んっ……」
 短い息継ぎですら許さないように、主上は私を求めてくださいます。
 私の口の中を蹂躙する主上の舌が――はしたないことなのですが、とても気持ち良く感じられてしまって、私も主上を求めました。

 ちゅっと唇を吸う音を最後に立てて、主上が私からお離れになりました。
 それが少し寂しくて、私は縋るように主上の顔を追ってしまいました。きっと私の顔は赤くなっているでしょう。
「主上……」
「廉麟が隣にいるだけでこんな気持ちになる。今まで我慢してたんだけど、廉麟がいけないんだからな」
 主上は軽く握った右手の人差し指の背で私の頬をなぞりました。少しくすぐったくて、けれどそれが気持ちいいのです。
 子供のようなことをおっしゃる、そう言おうと思ったときには、私の背は紅嘉祥の幹に、腰は地面についていました。
 むせかえるほどに甘い紅嘉祥の香りと、主上の太陽のような汗に匂い。そのふたつが混ざってくらくらしました。
 再び、私の唇は主上のものと境目をなくします。
(ああ、食べられてしまう)
 のぼせそうになる頭の片隅で、私はそんなことを思いました。
「廉麟……」
 その声の響きを聞いて、私は食べられてしまいたいと――心の底から、望みました。
98名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 10:34:27 ID:XALaMwH0
投下 乙悦! 
つづきを望む
99名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 15:51:02 ID:x66g1y+M
世卓クンが言っています。

途中で放り出してはいけないよ。
しっかり握り、優しく上下にしごいて、ちゃんと白い液が飛び出すまで
アッ いや、違った。
「おわり」の文字を出すまで続けなければいけないよ。

これで終わっては、エロもパロもストーリーも全て不足している。
飢えた民が怒りだすよ、一揆が起こったら大変だから。と
ちゃんと待っているからね。とも
100名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 16:54:29 ID:JWBxWHji
ホス

放置プレイが最近快感
101名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 21:51:24 ID:2k/DQsNk
「……・ごめん」
 なのに主上は私を押さえつける手を弱め、私の両肩に乗せなおされました。
「世卓さま?」
 上がった息を整えられないでいる私は「なぜやめてしまわれるのか」と抗議の意味で主上の名を呼びました。
「こんなことするつもりじゃなかったんだ。本当にゴメンね、廉麟。――ああ! しまった服が」
 主上は慌てて私の身体を起こすと衣についた土を払い始めなさいます。
「言い訳、してもいいかな。台補は言い訳するといつも怒るけれど」
 あらかた土を払い終えると、主上は私から一歩離れられました。それが寂しくて眉を寄せると、
主上はくるりと後ろを向いて、今まで、少なくとも私の前ではしたことのないような大きい溜め息をつかれました。
「恥ずかしい話だけれど、俺も男だから。台補には誰かを恋しく思う気持ちっていうのは、多分分からないと思うけれど」
「そんな」
「俺のことを想ってくれているって言いたいのかい」
「当たり前です。私は」
「麒麟だから」
 主上は私に背を向けたまま、切り捨てるように仰いました。
「麒麟だから、俺を慕ってくれるのは当然だ。麒麟はそういうものだから。でも」
 俺はそうじゃないんだ、と投げやりに言い捨てて、主上は桶に汲んでいた水を頭からお被りになりました。
袍子が水に濡れてうっすらと肌の色が透けて見えます。
「ああ、何を言ってるんだろう俺は。ごめん、少し頭を冷やすよ。台補はもう下がっていて」
「主上!」
 私の声に主上がお止まりになる気配はなく、そのまま行ってしまわれました。
 私はそれを追うことが出来ずに、紅嘉祥の甘い香りの染みた袖で顔を覆うことしか出来ませんでした。
102名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 21:51:59 ID:2k/DQsNk
 翌朝、どんな顔をして主上に会えばいいのか分からないまま、私は正殿の入り口に立ち尽くしておりました。
普段主上を起こすのが楽しみで仕方ない私は蓬莱の彼方へ消え、今日ばかりはこのお役目を「どうしても」と言って
続けさせていただいていることを後悔いたしました。
「失礼いたします」
 なるべく大きな音を立てないように戸を開けて、そっと牀榻を覗くと、いつもと変わらない主上の安らかな寝顔がそこにありました。
主上の寝顔は起きているときよりもあどけなくていらっしゃいます。けれど時折主上がとても「男の人」であることを意識させられる
表情をなさっているときがあって、きのうの今日だったせいか、今朝はそんな風に感じてしまいました。
「朝ですよ、主上。お目覚めになって」
 声だけで起きないのはいつものこと。ためらう指が震えて、主上に触れることが出来ません。
私は床に腰を下ろして、牀榻のへりに腕と顔を乗せました。こうすると、主上の寝顔を間近で見ることができます。
相変わらず主上の起きる気配は無く、すうすうと寝息が聞こえてまいります。私は胸が高鳴るのを感じました。
同時に沸きあがる「愛しい」という気持ち。
「主上は私を麒麟だとしか思ってくださらないのね」
 口に出して余計に悲しくなりました。私の抱える気持ちは主上には伝わらない。そう思うと、とても辛いのです。
「この気持ちは主上の気持ちと同じではないの? 麒麟が王を慕っている、本当にそれだけなのかしら?」
 眠っている主上は答えてくださいません。
「………」
 そろそろ本当に起こさないと朝議の時間に間に合いません。
「主上、起きてください」
 ほう、と息をひとつついて、私は主上のお身体を揺すりました。主上のお身体はきのうの朝よりも体温が高いように感じました。
103名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 21:52:47 ID:2k/DQsNk
 今日の朝議は久し振りにいつもの主上に戻っていらっしゃいました。私はほっとしてお隣に控えていることができました。
けれど同時に――少し寂しく思ってしまったのです。きのうのことを無かったようにされてしまったようで。
 そのせいで、今度は私の方が思い悩むことになってしまいました。州侯としてのお仕事も手につかず官吏に迷惑をかけてしまって
私は私の至らなさを痛感いたしました。私がこんな風だから、きっと主上にもお気を遣われてしまうのです。
 主上はあまりにいつも通りだったので、私もつられていつも通り四阿に来てしまいました。主上のお仕事の様子を眺めていると、
私の記憶は私が勝手に作り上げた幻想なのではないかとすら思えました。
「台補、今年もいい紅嘉祥がなったよ」
 にこにこと人懐こい笑顔でこちらに来られる主上は桶にいっぱいの紅嘉祥を入れて嬉しそうにしておられます。
「ひとつどうぞ」
 桶を四阿の卓の上に乗せると、主上はその中から飛びきり色の濃いのを選んで私にくださいました。
張りのある紅色はみずみずしく輝いて、まるで太陽がそのまま果実になったようでした。かじると果汁が染み出して私の指を濡らします。それは甘くほのかに酸っぱく、かじったその跡から花の香りがして、優しい味がしました。
「美味しいですわ。今年も毎日主上の紅嘉祥が食べられると思うと本当に嬉しゅうございます」
 素直な感想を言うと、主上は真面目な顔で私をみつめておられました。
「主上?」
「……え? ああごめん、うん、ありがとう台補。台補がそう言ってくれるのが一番嬉しいよ」
 慌てて取り繕ったような笑顔が主上の顔に貼りついて、それはとても似合わない、と私は思います。
「何かお考えですか?」
 そう聞くと、今度は苦笑して首を振られるだけ。
(ああ、また――)
 また、この人は私になにも仰ってくださらない。目を伏せた私の思いに、きっと主上はお気付きにならない。
104名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:16:28 ID:2k/DQsNk
 その夜はとても空気が澄んで星が夜空にたくさん瞬いていました。けれど右のふちが少し欠けた明るい月の周りには星が無く、
まるで私と同じく孤独に見えました。
 主上の様子のことばかりが気になってとても寝つかれる気分ではありません。昼間と同じ四阿にひとりいて、
私は美しい景色を見つめて物思いにふけっておりました。
 主上は何を考えておられるのだろう。主上は私をどう思っておられるのだろう。気になるのはそればかりで、出るのは溜め息だけ。
「主上……」
 私の切ない溜め息は闇に溶け、誰にも聞かれることはありません。
 主上の柔かい声、主上のかたい指先と大きな掌(たなごころ)、主上の愛しい唇。私はそれを身体で知っていました。
 先の内乱の合間のこと、争いごとのお嫌いな主上は随分とお気を尖らせていらっしゃいました。
『内乱は人が死ぬ。俺の政治が至らないせいで内乱が起きる。――俺のせいで、なんの罪も無い人がたくさん死ぬ。俺にはそれが耐えられない』
 早く平定しなければと気ばかりが急いて、温和な主上の人が変わったように苛立つ姿が痛々しくて、
私は主上の尖ったお心を慰めてあげられはしないかと考えていました。いつしか自然とそうなって、朝起きると主上の裸の胸に抱きしめられているということもしばしばございました。
 内乱が平定されて、やっと日常に戻ると、主上と私の関係も内乱以前に戻りました。それを私が寂しく思っていることを、
主上はご存知ありません。
「主上……台補ではなく、廉麟とお呼びになってください」
 あのことは夢ではないのでしょう。あれ以来、主上は私のことを廉麟と呼んでくれたことがありません。私は称号ではなく、鈴のような響きを持つ私の名を呼んで欲しいのに。
105名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:17:24 ID:gPoqRaXr
エロパロなし作品いらね!
よく>>1を読んだ上で↓いって。

エロくない作品はこのスレに4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/l50
106名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:24:43 ID:uZyd/+qp
文句を言うならお前さんが去れ。>105
この間から空気がおかしいよ、このスレ。嗜好を主張するにも、もっと言いようがあるだろう。
こんなんじゃ好みに合わないってだけでも何言われるか分からないから、怖くて投下したくない。

>101-104
乙!です。仄かなエロスと文章の綺麗さが羨ましい…。
107名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:25:42 ID:hzLWr166
>>105 ('A`)
108名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:30:40 ID:HMbCueM/
+   +
  ∧_∧  +  >>101-104 このカポー萌えるわあ。続き待ってるよ。
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

109名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:47:12 ID:2k/DQsNk
 私ははっと振りかえりました。声をかけられなくても分かる、主上の存在。王気を感じたのです。
「……台補?」
「主上! どうしてこんなところに」
「それは俺が聞きたい。俺は畑の見まわりだよ」
 困惑したような表情で主上がこちらに近づいていらっしゃいます。
(聞かれてしまったかしら)
 さあっと血の気が引いていくのがわかりました。
 もし独り言が聞かれていたとしたら、主上は今度こそ私と距離を置いてしまう。そんな気がしました。
「………」
 だから答えられませんでした。うかつに言葉を紡いだら、主上まで繋がる前にぷつりと切れてしまいそうで怖かったのです。
 主上は黙って私の隣に、泰麒が座れそうなくらいの隙間を置いて座られました。
顔を上げられない私とは反対に、主上は空を仰がれます。
「今日は星がきれいだね。月もほら、あんなに冴えて。こういう夜の次の朝はよく晴れるんだよ」
 知っていた? と主上が聞くのに、私はいいえ、と小さく答えました。
「夜は黒いばかりだと思っていたけれど、違うんだね。星は白だけじゃない、青も赤もある。台補の髪のように黄色い色も」
 私に話しかけるというよりは、ひとつひとつ言葉を選んで主上は自分に言い聞かせていらっしゃるように感じました。
「台補の髪のように、なんて言いたくないんだ、本当は。台補の髪が金じゃなければ良かったのにって、ずっと思ってた」
 主上が何を仰りたいのか分からなくて、私は主上を見ました。
「麒麟の髪……鬣は泰台補のような場合もあるけれど、金色でしょう。麒麟にだけ天帝から許された尊い色だ。もし台補の髪がそうじゃなくて、俺と同じ黒い色なら――麒麟じゃなかったら。そんな風に」
 そうして主上は私の方へ向きました。向き合った主上の顔には微笑みが浮かんでおられました。
微笑んでおられるのに、どうしてこんなに悲しく思うのでしょう。見つめられる瞳は、そうではありませんでした。
110名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:50:05 ID:2k/DQsNk
「前に、俺は台補を抱いたよね」
 これも、そう。問いかけではなく確認。
「俺はね、台補。台補のことが好きなんだ。でも俺の気持ちを押し付けて傷つけるのが嫌だから胸にしまっていた。
だけどあの時俺は台補の優しさに甘えて、ずっと守っていた気持ちの蓋を開けてしまったんだ。
麒麟だから俺を嫌うはずが無いってそう思って、肝心の台補の気持ちをないがしろにして、無理矢理」
「それは違います!」
「違わないよ。台補は王としての俺を慕う気持ちを、自分が傷つかないようにすり替えただけ」
 主上はますます悲しい顔をなさって、また夜空を仰ぎました。
「抱いてしまって、台補を抱きしめることの心地よさを知ってしまって、その気持ちが大きくなってしまった。
だから蓋が閉められなくなって台補を傷つける前に言っておくよ」
「それは私のためなのですか」
 つ、と私の頬を涙が伝いました。
 動揺した主上が私に手を伸ばして、私に触れる前にはっと気がついたようにそれを戻しました。
「主上は、主上は全然わかっていらっしゃらない!」
「た、台補?」
「私は麟です。けれど、同時に女でもあるのです。人と会話をするだけなら獣の姿だけでも構わないはずです。
州侯の仕事だって、官吏に手伝ってもらえばよいでしょう。もしそうなら私は蹄で署名をしますわ。
人の姿を持っているのは人と同じ気持ちを理解するためだと私は思うのです」
 溢れる気持ちを一気にまくしたてると、呼応するように涙も次から次へと溢れてまいりました。
「ですから……主上。私の気持ちを、そうやって否定なさらないで」
 これ以上は言葉が続かなくて、私は両手で顔を覆いました。ああ、きっとひどい顔になっているでしょう。
111名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 23:51:46 ID:2k/DQsNk
 不意に身体が傾くのがわかりました。間の距離をそのままに、主上が身体ごと私の方へ腕を伸ばして、私を抱きしめておいでなのです。
「ごめんなさい、廉麟、ごめん」
「しゅじょ、んっ」
 私の手を顔から払って、主上は私の唇を求められました。思いの丈をぶつけられるような、
互いの歯が当たる決して器用ではない口付け。けれど猛る勢いは私をなすがままにして、私の舌を引っ張り出します。
「……ぁ、ふ」
 鼻から抜けるいやらしい声を出してしまったことを恥じるより先に愛しさが募って、
私も主上の身体に腕を伸ばしました。主上は抱きしめやすくしてくれたのか、泰麒の隙間を埋めて私にぴたりとくっつかれました。
 唇が離れて2人の間に走る銀糸を主上は手の甲で拭って、私の頬をその両手でお挟みになります。
「次に、接吻をしたら」
 いつになく真剣な黒曜石の瞳が私を真っ直ぐに捉えられ、主上は仰いました。
「俺は蓋を開け放しにするよ。それが怖いなら、廉麟」
 唇が触れる前に俺を拒んで――主上はそれきり目を閉じて、私の方へゆっくりと顔を近づけ始めます。
(怖いだなんて)
 この後に及んで私はそんなこと思いません。怖くない、ということを伝えたくて、私は主上を抱きしめる腕に力を込めました。
112名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:10:06 ID:xPlTlNci
すまん、全編に渡って台「補」じゃなくて台「輔」だった_| ̄|○
各々補完よろしく。次はエロ。
113名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:19:16 ID:xPlTlNci
あとそれから、>>96-97を書いた時点では本当にあれだけで、
今もすげー場当たり的な勢いで書いてるからあんまり期待しないでくれるとウレシイ。
文章へただし、エロ宣言とか無くてすまん。

今更だが漣主従、多分ノーマルエロになるとオモ。
>>96>>97
>>101>>102>>103>>104
>>109>>110>>111

とりあえずおまいらケンカすんな。
114名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 00:46:11 ID:iLJ9OPRh
>>113
乙!
続き楽しみにお待ちしてます(*´Д`)
115名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 07:18:37 ID:2SgNwe09
>>113
イイヨイイヨー
廉王がすっごい男前に感じる。読んでてドキドキする。


+   +
  ∧_∧ + 
 (0゚・∀・)    イイコニシテ
 (0゚∪ ∪ +      ツヅキマッテル…
 と__)__) +       
116名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 08:45:26 ID:6zxMj/Ij
つづき期待
117名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 12:59:15 ID:xnZbGLvN
>>52 >>58 >>59 >>63 >>105

| |゚)
|電|-゚)-゚)    イジメル?
|柱|゚)-゚)-゚)

    ↑
 怯える職人の群れ
118名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 13:35:25 ID:3gK2M35+
>>113

+   +
  ∧_∧ +  オレモ
 (0゚・∀・)    イイコニシテ
 (0゚∪ ∪ +      ツヅキマッテル…
 と__)__) +   
119名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 13:40:34 ID:xPlTlNci
ノシ
120>>111つづき:2005/05/31(火) 18:31:05 ID:xPlTlNci
 先ほどの口付けとは違う、触れるだけの優しい口付け。
「廉麟……きみは」
「世卓さま。私は王と麒麟の関係が無かったとしても、きっとあなたを選びます」
 こんなに素敵な御仁は、十二国中探してもどこにもいません。美丈夫と名高い延王も、慶の無口な麒麟も
奏の風来坊皇子も、私の主上には絶対に敵わないでしょう。
「――ありがとう」
 主上は私の身体を軽々と抱き上げると卓の上に寝かせました。腰掛けを踏み台にして、主上が私の上にいらっしゃいます。
「俺は幸せものだ。十二国一きれいな人にこんなに想われて、俺もその人のことを愛しているだなんて」
 やっと。やっと主上がまた日溜りのような笑顔をお浮かべになりました。

 私の夜着の合わせ目から、主上が胸に右手を這わせられます。
 野良仕事をする手はかさかさ乾いているかと思ったら、湿っていてうまく肌を滑りません。
ところどころ引っかかりながら胸をまさぐるその手がもどかしくて、私は身を捩りました。
 すると主上はいったんその手を離され、ご自身の夜着の袴で強くにじります。
「久し振りだから緊張してるみたいだ」
 私を気遣うような苦笑いが愛しくて、私は主上の顔を引き寄せて唇を合わせました。
「主上、どうぞあなたのお好きなように」
 主上はそれには答えず、私の衣の帯に手をかけられました。大した抵抗もなくするりとほどけ、はらりと落ちた夜着の裾と肌の隙間から風が入りこみました。
漣は暖かい国。けれど無防備な体には、暖かな風が肌を撫でることすら刺激になります。
「……っ」
 たまらず息を呑むと、それに気付いたのか主上は容赦なく私の纏っていたものを奪い去ってしまわれました。何も纏っていない、
その事実がとても頼りなくて私は目を閉じ眉を寄せ、身体を腕で隠します。
「だめだよ」
 優しく、なのに抗えない強さを持った声で主上は私の腕をやんわりとどかされました。
片手で私の頭のほうに両手を卓に縫いつけ、頬、耳、鼻、と順繰りに口付けを音を立ててお落としになって、その度に私に微笑まれます。
121名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:32:17 ID:xPlTlNci
 唇が私の顔を辿っているうち、主上の右手はずっと私の左の乳房をまさぐっておいででした。
ぐっと掴まれたと思ったら潰すように揉まれ、人差し指で立ちあがった乳首を引っかかれ、親指で弾かれる。
声を抑えるのに必死になって顎をのけぞらすと、今度は主上はその喉に噛みつかれました。
喉に吸いつき、ねぶる主上の口は執拗に私を攻め、ところどころに痕を残されているようでした。
「どうしたの? ここには誰もいないから我慢なんかしないでいいんだよ」
 主上は右の肘から先を私の顔の横について今度は唇に吸いつかれました。
強く吸って、私の無意識の抵抗が緩んだところで舌が挿し入れられます。主上は舌で私の上顎を探って、そうしてぶつかった私の舌とそれを擦り合わせられました。
「ぅんっ……あ、ふ」
 抑えても知らず漏れる声とみぞおちの辺りに溜まる疲労感が、さらに私を追い詰めます。
「いいね、その顔」
 そう言うと、主上は私の手を開放してくださいました。主上の頭は私の胸の上にかぶさっておいでで、縋りつくものを探して、私の手は主上の肩を捕まえます。
「すごくそそられる」
「あっ、やぁ!」
 あまりの衝撃に、私は身体を縮こめました。主上が私の乳首に吸いつかれたのです。
もう片方の乳房は先ほどと同じような愛撫が施されています。力の緩んでいた両足の間にはいつのまにか主上の膝が割って入っていらっしゃって、
身体を縮込めた勢いで私の両膝は主上の腿にぶつかってしまいました。
 単に吸うのみならず、喉に噛みつかれたときと同じように舌が私の乳首の上で蠢いているのが分かります。
「んっ、ぅ……あ、主上!」
 なるべく意識しないようにしていた場所がじわっと開いていくのを生々しく私は感じていました。
愛撫が左右入れ替わって、時折乳房の裾野を舐められ、吸われるその刺激はみぞおち通り過ぎ、下半身の痺れへとかたちを変え続けていたのです。
「あ、あ……」
 とろり、と私の欲望が外に漏れ出したのを無視することはできませんでした。恥ずかしくてたまらなくて、私は涙を浮かべました。
122名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:33:06 ID:xPlTlNci
「廉麟、気持ちいいかい?」
 身体を起こして主上は私の顔を覗き込まれました。涙に気付いて、唇でそれを吸ってくださいます。
その間にも手は私の身体を撫でさすっていらっしゃって、私は気がどうにかなってしまいそうです。
「しゅ、じょ……」
「内乱のときは廉麟のことを乱暴に扱ってしまったから、今日はめいっぱい気持ち良くしてあげるから」
 そう仰ったその口で、主上は私の唇にお触れになりました。乱暴に扱ってもらった記憶なんて私にはどこにも無いのですけれど、主上にはそうではないようです。
「……ふっ!」
 途端、私は秘部に何かが触れるのを感じました。
ゆるゆると私の入り口を上下するのが主上の膝であることに気付くまで大して時間はかかりませんでした。
突然の強い刺激に逃げる腰を主上が左手でお押さえになって、右手は身体を撫で続けていらっしゃいます。
「んっ! んっ! ああ、主上!」
 ちゅくちゅくといやらしい音が私の耳をなぶって、袴の布が秘部にこすれます。
「もっと感じて廉麟」
「ああ! や、あぁっ!」
 苦しくて身を捩ったことで主上の膝がたまたまことさら敏感な部分に触れられました。高められ続けていた私の身体は、
欲しかったものを与えられることなく、たったそれだけの刺激で上りきってしまったのです。
「気持ち良かった?」
 いつもと同じ笑顔で、まるでお風呂の湯加減がどうだったかを聞かれるように主上は仰いました。答えるかわりに私はぎゅっと主上に抱きつきました。
分かってくださったのか、主上も抱きしめ返してくださいました。
「そう、嬉しいな」
「世卓さま……あ、あの」
「なんだい?」
 私は達することが出来ましたけれども、主上は満足なさっていません。
――こんなこと、女の私から求めるのはすごくはしたないことだとは分かっているのですが、
それでも私は主上にも気持ち良くなって頂きたかったのです。
123名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:33:58 ID:xPlTlNci
「して――差し上げます」
「え」
 主上から制止の声がかかる前に、私は起き上がって主上の腰紐を引っ張りました。
私の愛液で汚してしまった袴を下ろして、主上のものにそっと手を這わせます。
本当は私の中に欲しかったそれは、とても熱く太く、力強い主上の命の脈動を感じました。
「ちょ、廉麟!? そんなことしなくていい」
 口をつけようとした私の肩を主上の手が押し戻しになります。
「私ばっかり主上から貰ってばかりは嫌なのです」
「でも」
「主上、お願いでございます」
 こんな思いをしたのに拒まれてしまうなんて、そんなの恥ずかし過ぎて死んでしまいそう。私は後に引けなくなって主上に哀願いたしました。
「……ほんとうに、きみという人は」
 主上は動揺をお隠しきれないのか頬を赤くされて、私の肩に込めていた力をお抜きになりました。
 それが本当に嬉しくて、私はゆっくり主上のものに顔を近づけました。
 ちゅっと先端に口付けると主上が身体を強張らせられたのが分かりました。私はそのままくびれの部分を舌でなぞり、裏筋に指と舌を這わせます。
「うっ、れ、廉麟」
 主上が息を上げられ、卓に腰かけるように横座りした身体を支える腕がお震えになりました。
 全体に唾をまぶすように舐め上げると、大きく勃ちあがった主上のものを口に迎え入れます。
ゆっくり顔を行き来させると、主上の切なげな声がお漏れになります。
「ふ、うぅ……んっ」
 長い竿の後ろに下がった袋を優しく揉んでさしあげると、主上は我慢し切れないのか苦悶の表情をお顔に浮かべました。
 主上にご奉仕をしている間、疼きがだんだんと戻ってくるのに私は戸惑いを感じました。
一度達した秘所は拭われることなくそのままになっているのです。火照った身体には涼しい風が、剥き出しの秘所には切ない刺激となって通り過ぎるのでした。
 顔を行き来させながらも、私の舌は絶え間無く動き続けます。快感をやり過ごそうとするかのように、
主上の腿を脇に抱えるようにして寝そべっている私の背中を主上の手が滑ります。
124名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:34:24 ID:xPlTlNci
(どうか……どうか、どうかお気付きにならないで)
 元から溢れていた蜜と、新たに染み出した蜜で私の秘所は大変なことになっているのが見ずとも分かるのです。
体を動かすだけでそこから音が聞こえてしまいそうなぐらい、私は主上を愛することで間接的に濡らされていました。
入り口はとうに決壊して閉じた腿を伝っています。
 もし私の状態が気付かれたら、お優しい主上は私を慰めてくださいますでしょう。けれど今は私が主上を愛して差し上げたい。
途中でやめてしまいたくないのです。
「廉麟、もう、やめて」
(ああ、世卓さま)
 主上から制止の声がかかります。
 限界が近いのでしょう、上目遣いにかいま見た主上の表情はぞくりとするほど色気に満ちて、私はまた秘部がわななくのを感じました。
「……っ! も、ほんとに……じゃないと、ああっ!」
 申し訳無いけれど聞こえないふりをして、主上のものを私はより強く吸い上げました。主上の腹筋に力が入って、同時に私の口に主上の欲が吐き出されます。
私を求める、主上の欲。それが最後まで吐き出されると、私はこくりと喉をならしました。
正直、決しておいしいとは言えません。けれどすべて私のものにしたい。受け止めきれなかった分を指ですくって、しっかり全ておさめました。
 はあはあと肩で息をなさる主上は咎めるような視線で私をご覧になりました。
「俺は廉麟に、こんなことがさせたかったんじゃないよ」
「やはり、お気に召しませんでしたか?」
 無理を言ってさせてもらったのです。主上が嫌だとお思いになっても仕方ないかもしれません。
「そうじゃない」
 主上は私の身体をしっかり筋肉のついた両腕で引き上げて起こすと、いきなり私の唇をまさぐられました。
「うえぇ、まずい。こんなの廉麟に飲ませたくないんだよ」
 顔を離した主上は思いきり顔を顰めてそう仰いました。
「だけど、すごく気持ち良かったよ」
 その顔がぱっと照れたものに変わって、主上はにこりとお笑いになります。
125名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:34:45 ID:xPlTlNci
「きゃっ」
 それが嬉しくて抱きつこうとすると、主上は突然私を卓の上に押し倒しました。
「だから今度は廉麟の番だ」
「わ、私はもう十分」
「だめ。言ったでしょう、めいっぱい気持ち良くしてあげるからって」
 少し乱暴に主上は私の膝を割りました。
「いやっ」
「これはまた……俺のを舐めてて余計に感じちゃったのかい」
 隠しようも無い私の欲望の跡を見て、主上は呆れられてしまったのでしょうか。
直接見られることとその跡が恥ずかしくて恥ずかしくて、私は両腕で自分の顔を隠してしまいました。
「見ないで、くださいませ」
「それは無理だよ」
「え、やっ! そんなことおやめください……っふあ、は!」
「廉麟だって同じことを俺にしたでしょう」
 主上が私の腿に流れた愛液を伝い、私の秘所へ舌をおすすめになります。つ、と何の迷いもなくそのまま私の入り口を舌で探られました。
「ああっや、主上! 主上!」
 声を抑えるなんてもう考えられません。ぴちゃぴちゃと舌が私を攻めるたび、背中が跳ね上がります。膝は押さえつけられて動かせません。
 入り口をなぞっていた主上の舌は、ついに一番敏感な芽まで辿りつかれました。
「そこは……っ! は、あぁ!」
 そこに触れられるとどうにかなってしまう、そんな私の気持ちなどお構いなしに、主上の舌は芽にいやらしく絡み付きました。
「いやぁ、ああっあ、は、んんっ! ふぅ!」
 強すぎる刺激に意識が朦朧としてまいります。けれど主上は舌に留まらず指まで挿し入れておいでになりました。
「廉麟、熱い」
「くぅんっ、いや、いや、ああ、いやぁ!」
 再び私は意識を飛ばしました。なのに主上は愛撫をやめようとはなさいません。出し入れされる指はたまに中の壁をひっかき、
心の奥底で求め続けた刺激が私をなお狂わせます。
「もう、しゅじょぉ……んふ、ダメなの、はぁ」
 続けられる刺激があまりに強すぎて、達したばかりなのにも関わらずまた意識が朦朧としてきていました。
(主上が欲しい)
 そんなこと口に出せるわけがなくて、私は与えられる刺激をひたすら受け続けていました。
126名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:35:05 ID:xPlTlNci
 そこでふっと離れる愛撫の手。
「あ……主上」
 あと、ほんの少し。一番苦しいところで止められ、私は離れていく主上に思わず手を伸ばしました。
 主上は唯一纏っていた夜着をばっと脱ぎ捨てて、再び私に覆い被さります。
「廉麟、入れるからね」
 言う傍から感じる主上の熱に、私は軽く気をやってしまいました。
「ふ……ん、ん、ん……」
「ああ……廉、麟」
 私の腰を逃げないように掴む主上はそれに気付いた様子はなく、ゆっくりゆっくりと腰を進められます。
ぐちゅ、という水音が繋がったところから聞こえてまいります。
 全てを私の中に納め終えて、主上はふーっと溜め息をおつきになりました。
「わかるかな、廉麟。俺はこんなに君のことを求めて、る!」
 一度主上は私を強く突きました。世界が揺れて、求め続けた快感が私を襲います。
「主上、世卓さま、わかります……世卓さまが私の中に……っ」
 一息置いて、主上は腰を再び動かし始めました。
「あぁ、あん! 主上、愛しております、ああ主上、主上!」
「廉麟、もう離さない、好きだ、廉麟!」
 もともと敏感になり過ぎていた身体が主上の渾身の攻めに耐えられるはずが無く、途中私は何度も達しました。
「廉麟、廉麟っ! ああ、いいよ」
「やぁっ、はぁ! あっ主上、あっ!」
 揺さぶられる身体を抱きしめてくださる主上が愛しくて、私は何度も主上を呼びました。
 求めつづけた主上。やっと正面から私を見てくださった主上。もう私はこの人しかいらない。
「いくよ、いいかい、れん、りん?」
「ええ、おいでくださ……っ、ああ!」
「――くっ!」
 抱き合ったまま、私たちは共に高みへ……上り詰めたのです。
127名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:35:37 ID:xPlTlNci
 先に身体を起こした主上が私の頬に口付けを落とされました。
「夢みたいだ」
 私の腕を引っ張って抱き起こすと、その腕の中に私を閉じ込めてしまわれます。
「……世卓さま」
 触れるだけの口付けを数回繰り返し、私は主上の胸に身を預けました。
「俺はもう知らないから。こんなに廉麟が好きなのを今さらだめですなんて拒まれたって、俺はもう知らないからね」
「主上こそ、私が麒麟だからと拒まないでくださいませね」
「大丈夫、そんなこと天帝に怒られてもしやしないから。……あ、でも廉麟が失道したら考えるけれど」
 いきなり大真面目な顔になった主上をくすりと笑うと、主上はすねたようにそっぽを向いてしまわれました。
「世卓さま、そろそろお眠りになりませんと明日の朝議に遅れてしまいますわ」
「寝るの?」
「当たり前です!」
 残念そうな主上の言わんとすることが分かって、私はするりと主上の腕から抜け出しました。散らばった夜着を簡単に纏って、主上を卓からおろさせます。
「明日は戴から遠路はるばる泰台輔がいらっしゃるんですから、お迎えするまでに公務を終えていただかないと」
「まったく手厳しいなぁ。少しぐらい寝なくったってお役目なら……」
「なら明日はご自分でお目覚めになってくださいね」
 本当のことを言うと、主上の寝顔を見る機会が減ってしまうのは寂しいのだけれど。
「……わかったよ」
 これから先もこの愛しく優しい日々は無限に続くのだから、1日ぐらいならいいかと私は思いました。
128名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:41:18 ID:xPlTlNci
おまけ

「ごめんなさい。ちゃんとやり直しますから、少し待っていてくださいね」
「あれ? お待ちください廉王さま、お膝に何かついていらっしゃいますよ。なんだろう、糊かなあ?」
(しゅ、主上ったら、もしかしてきのうそのまま牀榻へお入りになったの!?)
廉麟、世卓と目が合う。世卓照れ笑いをする。

 照れたように世卓は……
129名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:44:05 ID:xPlTlNci
勢いだけで書いたから整合性が取れてないとか、誤字脱字についてのツッコミは知らん。
あと麒麟に欲があるのかとかそういうのも勘弁。
じゃ! おまいら仲良くな!

※書庫の司書さんへ。
この一連の漣主従ものは書庫へ格納されないよう、お願いいたします。
130105:2005/05/31(火) 20:19:08 ID:EsLEAL+/
すまん、早計だった。
前言撤回、スバラシイ!
131名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 20:35:30 ID:Xf0eOII6
どえりゃーよかった。
この主従はイイ…
132名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 21:47:23 ID:iLJ9OPRh
「前言撤回するくらいなら言わなきゃよかったじゃん」と
一瞬でも思ったヤシは挙手。

ノシ

何はともあれ113乙悦!
いいもん拝まさしてもらいやした(*´Д`)モエー
133名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 21:55:13 ID:Vmeqsq9W
次作も期待
でも、つづく をつけて
134名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 02:07:30 ID:5gqkPcXx
ここは偉そうな読み手が多いインターネッツですね。
良作age
135名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 05:11:35 ID:H2FwtFzd
フェラシーンの廉麟が素敵にエロくてハァハァした、GJ!>>113
136名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 08:17:35 ID:B098kGha
>>134
天帝や麒麟とか、神仙が住んでるスレだからしょうがないのでしゅ。
137名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 14:19:12 ID:wvkofIJk
>>136
でしゅってなに?
138名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 14:54:28 ID:sCTkMlmg
やだなあ、萌えな流行りの赤ちゃん風語尾だよww
まあネコ耳付けた娘が「XXなのにゃん」みたいなモンかな。
舌足らずなとこがカワイイって感じ〜?
139名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 15:25:14 ID:BfSg6qT9
中日まで御無事で。
140名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 21:58:46 ID:hFmygkls
中日はご無事で?
141名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 22:31:54 ID:LoIFCger
今日は西部に0-3で負けました。明日の試合は使令を送って
密かに助けてやって下さい。
142名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:09:57 ID:je/MwtXs
あそこは人妖の使令がいるね。名古屋竜心会という名の。
5月21日のロッテ戦でも活躍しました。
143名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 23:36:50 ID:PuIoqdh0
亀スレでワリイ。
こりゃエロパロ作品というよりも十二国記恋愛小説だ。萌えた。
変な萌え方で申し訳ないが、作者の方に萌えた。
作者の初々しさがイイ! それが作品の廉麟に、漣主従に投影されている。スゴク イイ!
あとがきも、そこだけ見ればご愛嬌だけど、脱稿、投下直後の興奮というか意識の高揚感というか、
それと少しのてらいと不安感かな? それが伝わってくる気がする。そんな事が感じられてイイ!
また、投下をキボンヌ
144名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 00:27:23 ID:x+bLEcbu
スレとレスを間違えるなんて喪舞さんも可愛いぞw
萌えた
145名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 01:59:23 ID:yKQUfvw0
なんとなくだけど、>>129はもう投下しないような気がするな。

>>143
作者男だったりしてw
束、>>129に萌えられるおまいってすげー
146名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 12:15:36 ID:p1wlWFBF
モレも多分女だと思う。
読み返したが、十代半ばから後半かな。
女子高生? そう妄想豊かにするとモレも萌えた。
年齢制限の事は今回はヤボだから不問。
147名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 12:54:43 ID:2xFR/s5g
妖魔に襲われた>>35さん、婦女子の人?がカポーした>>129さん 
と続いてよかったけどこの先はどうなのしょうか? 不安

降霊術秘儀 職人召還!
シーンシーン シーン〜 トホホ・・・
148名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:11:10 ID:OKik9ug2
召喚は無理だけどテカテカしながら待つか、ブチ切れて自分が職人になるか。
珠晶タソの台詞改変してみ
149名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:17:32 ID:17HBY+/m
召喚でなくて召還したから家に帰っちゃったんだよ。
150名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:20:16 ID:gjGOYIkX
女仙とミニ泰麒なんて犯罪になっちゃうかなあ…
151名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:44:01 ID:17HBY+/m
愛と欲望に障害はつきものだ。
152名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 02:00:29 ID:Cs613i2P
ロリショタは正直キツイ。NGワードあぼんしたいので
トリップまたはタイトルきぼんぬ。スマソ。
153名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:02:14 ID:0Jga59Hl
優しい気持ちでマッタ〜リと職人様のご来場をお待ちしております。

<m(__)m>

出された飯に文句は言いませんから・・・・・
154名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:23:48 ID:0Jga59Hl
職人の大半は2ちゃん初心者と思われ。
いつもの調子で叩くと泣くぞ、逃げるぞ。気を付けろよ喪前ら(おいらモナー)

とか言いつつも・・・ショタは兎も角>>152にさり気に同意。稀に(漏れ的には)食中毒モノが混ざる事が有るんで・・・オネガイだぁ・・カプの名器キボン
155名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 12:20:32 ID:zy/Wrsiv
まあ、好みでないカプをうっかり見ちゃって凹みまくるのは解らんでもないが、あぼんしたいだとか食中毒扱いとかされたら
二度と書くもんかって思う人も出てくるんじゃないか

画像じゃないんだからさ、冒頭の数行読んで投下後のほかの人の反応読めばカプくらい判るだろ?
雑談と感想と、作品の区別くらい出来るだろ?

2ちゃんねる(正確には鯖が違うが)の大人板を、我侭通して自分に住み心地良く変えようとかするなよ。
156名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 14:49:41 ID:0eXIlxyf
>>1のお約束を守ってくれればおk
今までのように、名前欄にカプとか書いてくれれば
157名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 14:52:21 ID:0eXIlxyf
書いてから気付いたが、今までずっとテンプレに入ってたな
158名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 15:40:35 ID:3+0ChNl3
ロリはわかるけど、ショタてなに?
159名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 16:37:52 ID:0Jga59Hl
>>158 ショタ(正太郎コンプレックス)=小学生位のあどけない少年にハアハア

2ちゃん初心者の職人はテンプレの存在自体を知らない事が多い、あと暗黙のルールなんかも。
我慢にゃらん時は手取足取り腰取り教え汁。
160名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 20:43:54 ID:bsWf077J
このスレ、時どき戴になるけど住民は沢山いるみたいなんだよな。
みな、息を潜めて投下を待っているのか?
161名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 20:56:12 ID:KggzXg6Q
>>158
ついにショタコンを知らない世代と遭遇しようとは!



念のために聞くけど、21歳以上だよね?
162名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 21:37:45 ID:7Cl2O65W
158じゃないけど、普通は知らないよ。
一時期ヲタの道に行かなければ絶対知らなかったと断言できる。
そんな自分はアニ○ディアで知りました…
163名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 22:03:17 ID:zy/Wrsiv
エロパロ住人はみんなヲタだと思ってた。自分も含めて
164名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 22:15:06 ID:bsWf077J
21↑だけどモレもしらんかった。
165名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:55:38 ID:qe2Jfu+/
やっぱりこのスレはレベル高くて要望も厳しそうだ〜。
大人しく神の降臨を松。
166名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:28:45 ID:2pyiIBw/
我侭な奴が多すぎて敷居が高い、と正直に言っても良いか?
167名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 08:46:01 ID:r1DwNKml
敷居は最近ずっと下がっています。いらっしゃいませ〜
168名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 09:03:31 ID:Rp4Z4sKP
カプとか傾向とか職人さん好みでガンガッテください
名前欄にカプと、特殊な傾向があれば表記するのが
お約束なので、最近来た人はテンプレ>>1〜守れば大丈夫
後は腰取りながら教(ry
169名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 12:14:36 ID:vxQB9T8E
ショタが泰麒ってのはわかるんだけど、珠晶モノ(×供麒とか)は
ロリに入るのだろうか?
珠晶タソは一般のロリの定義からは外れているような気がする。
170名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:16:20 ID:r1DwNKml
職人さま、安心してご投下願います。
テンプレを読み、カプと作の傾向の呪文さえ記入頂ければ
妖魔の出没など許しません。
もし、妖魔が出たら住民一同、一致団結して

ゴルァ!

と妖魔を徹底的に叩きます。そういうコンセンサスが既に出来
あがっております。

心からおこしをお待ち申し上げております。
171名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:25:36 ID:hOIzKQFn
>169 珠晶タソは90歳だから無問題。
172名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 20:59:23 ID:HmjwYttT
たしかに珠晶は一般のロリとはちがうだろう。
しかし、ロリと判断する対象は熟しきっていない幼い体を指すのだと思う。
仮に外見が大人で中身が子供だった場合、ロリといえるだろうか。いえないだろう。
173名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 22:37:37 ID:2pyiIBw/
よく間違われるけど、珠晶はもう三桁年齢でしょ?
12歳で昇仙して即位90年〜なんだから
174名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 11:55:30 ID:LLSe/3D8
見た目は子供、頭脳は大人(ry
175名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 13:22:26 ID:4GesI3HY
見た目は大人、頭脳は子供の麒麟もいるな。
176名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 17:47:05 ID:vKkLSDiQ
供麒のことかーーーー!!
177名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 18:03:08 ID:CxBediRN
えっ、景麒じゃないんですか?
178名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:15:10 ID:C5o85uvA
どっちもじゃん
179名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:46:17 ID:s+aqJPxj
見た目は大人、アソコは子供<景麒
180名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:14:53 ID:xEEHQuQi
「しゅ、主上…『ぽーくびっつ』とは何のことか?」
181名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:18:05 ID:tjq7tjbD
「しゅ、主上…『火星』とは何のことか?」

火星じゃなくて新星だったr
182名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:28:28 ID:Fx5MAPP+
>179
慰みにもなりゃしない
183名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 02:13:32 ID:TIXPoRMD
女仙1「景台輔、背ばかり伸びてあちらのほうは成長しませんでしたわね」
女仙2「とうとう皮も剥けないままで」
女仙1、2「ホホホ」「フフフ」


なんて会話されてたら、男だったらかなりへこみそうだね。
184名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 10:31:00 ID:Uiw9QTaq
むしろそこを陽子に言葉攻めして欲しいと想いまする
185名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 19:24:19 ID:sc9+kOlq
>>182
ワロスwただでさえ役に立たないのに、そっちの方でも無能な景麒じゃ使えないなw
陽子に夜な夜な言葉責めされて喜びに打ち震える景麒とかイイ
プライドだけは無駄に高い景麒を屈服させる陽子タン(;´Д`)/ヽァ/ヽァ
186名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 00:11:17 ID:6Orwo+wy
被虐無能麒麟としての景麒の地位はもはや揺るぎないものとなってるな。

アニメの偉そうな景麒を見ても、夜中は陽子タンに(ry しか見えない。
このスレのせいw
187名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 10:32:54 ID:fxt64DDp
↑昼間、散々景麒に小言を言われて(今夜・・覚えておけよ・・・)と胸中で鬱憤を吐く陽子を妄想しますた。
188名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:53:55 ID:3ZV3TfEd
↑ちょっと妄想してみました。良ければ読んでください。
SMと愛のないのは苦手なので、恋人同士という設定で。
んでもって陽子が絶倫です。景麒は情けないです。
書いてて長くなっちゃいました。ごめんなさい。


「しゅ、主上、もう無理です」
「何を言ってるんだ、まだ6回しかシてないだろう? ほら、元気にしてやるから」
 言いつつ、陽子は景麒の上で腰を上下に動かした。
「・・・う、っ・・・」
 少しずつ、陽子の中の景麒自身が硬さを取り戻してくる。
 が、6回も出しているため、元気がないようだ。
「ん、あはぁっ、・・・景、麒」
 上下に景麒自身を出し入れしながら、陽子は寝ている景麒の上に圧し掛かった。
 景麒は自分を組み敷き上から見下ろす主を見、まるで自分が肉食獣にでも襲われているかのような気になる。
 だが、この方ならば食べられてもいい、と快感と疲労に朦朧としながら景麒は思った。実際、すでに食べられているのだが。
 陽子が景麒の口へと、口を合わせてくる。
 合わさるかどうかのところで、すかさず陽子が舌を入れてくるが、景麒とて黙って翻弄されるわけではない。
 陽子が褒めた、数少ない特技でもある情熱的な口付けを交わす。
 ピチャ、クチャ・・・
 景麒との口付けが後押しとなって、陽子が登りつめようとしている。
 忙しなく上下を繰り返す陽子の腰を支えて、景麒は自分の頂点を必死で堪えた。
 一度陽子より先にイってしまい、散々な目に合ったのだ。以降、決して主より先にイってはいけない、と固く決意し、なんとか守ってこれた。
 が、今回は結構辛い。このままではいけないと察し、景麒は先に主をイかせる為、ほとんど残っていない体力を総動員して、下から陽子を突き上げた。
「ああっ、」
 予想をしていなかったらしく、さすがに効いたようだ。そのまま攻め続ける。
「あっ、あっ、ああああああぁぁ――――――っ」
 陽子が高く啼き、絶頂に達する。
 陽子の強い締め付けと、陽子が先にイったという安堵から、ほっとして景麒もイく。
189名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:56:22 ID:3ZV3TfEd
 お互いに荒い呼吸の中、陽子が体を起こす。
「しゅ、じょう・・・?」
 まさか、という思いとともに、彼女に問いかける。
 すると、陽子はにやりと笑い、言った。それは景麒にとっては死刑宣告のようにも聞こえた。
「もう一回だ」
「――!!」
 余りのことに絶句する景麒に、陽子は腰を上げ、景麒を体内から出す。
 どろりと垂れてくる景麒の熱に陽子の体が少し熱を帯びるが、それを表に出すことなく、景麒の足の間に体を入れる。
 なんの力も残ってない、しんなりとなった情けなささえ漂わせる景麒自身を、手に取る。
「・・・・・・!」
 もはや言葉にすることも出来ず、必死でかすかに首を振る景麒は、もはや涙目だ。
 あの鉄面皮が、こうまで表情を表に出すとは。それの、涙目だ。
 これが見たくて必要以上に景麒をいじめてしまう自覚のある陽子は、内心で笑った。
 誰の知らない景麒を自分だけが独占できるということは、陽子にとってはたまらなく嬉しいことだった。
「大丈夫だ。私が元気にしてやる」
 手ではやったことはあるが、今夜はサービスして口でやってやろう。初めてだからどれほどうまく出来るかはわからないが。
 そう心のうちで続ける陽子に、やはり景麒は涙目で首をふるふると振る。
 少し震えと怯えも混ざっていて、ちょっと嗜虐心をそそられ、小動物を連想して可愛いと思う。
 ついついまだいじめてしまう。
「なんだ、そんなに嫌なのか。・・・・・・じゃあ、他の誰かに相手をしてもらえと言うのか?」
「・・・・!!」
 景麒が激しく首を振る。今までとは違い激しく、その顔は半ば青ざめていて、この言葉が効いたのだと陽子は実感した。そして、優しく諭すように話しかける。
「嫌だろう? 私だって、お前というものがあるのにそんなことをするのは嫌だ。―――だから、お前が相手をしろ」
 そういうと、さすがに景麒は首を振ることはなかった。
 それを了承として、陽子は景麒自身を口に含んだ。
「っ――!!」
 絶句する景麒に、陽子が笑いながら言った。
「びっくりしたか? 手よりも口の方がいいらしい。初めてだからちょっと下手かもしれないが、ちゃんと気持ちよくしてやるからな」
190名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:58:00 ID:3ZV3TfEd
 お止めください、そう言おうとするが、初めて手でされた時、初めて押し倒された時、初めて唇を奪われた時などを思い出し、言うだけ無駄だと思い知る。
 自分の制止が聞き入れられたことなどなかったのだ、ことこういった事柄に関しては。
 きっと、今夜も、一滴残らず主に搾り取られることになるに違いない、と景麒は己の近い未来を想像する。
 そして、思う。
 明日はもう少し仕事を増やそう、せめてここまで元気が残らないように、と。

 その結果陽子のストレスが貯まり、また夜の、景麒による陽子のストレス発散が行われるという悪循環が出来上がっていることに景麒は気づいてなかった。
 陽子のほうは、というと・・・

 以上です。
191名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 08:26:19 ID:2bcOa76p
投下乙悦!
無能の麒麟、体力もテクもなし。もうダメポ
192名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 10:17:50 ID:gP0fUtqR
朝議に抜け殻のような景麒とつやつやの陽子が・・・

慶国の明日はどっちだ!w
193名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 12:29:28 ID:UW5xBjFO
投下乙  
(;´Д`)ハァハァ  景麒汁は何回目まで絞れたのだろう・・・w
194ヘタレ景麒×陽子 1 みたいに:2005/06/16(木) 16:23:31 ID:x2bJ1n9O
陽子&景麒イイねー。長くなってはいないと思うよ
>>1にあるように、名前欄に書くとカプ分かりやすいし作品部分を見分けやすいのでいいと思う
195名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:57:23 ID:3zQSsyut
「ポークビッツで新星、精力不足でテクナシ。お前は全く役立たずだ!」
「大きな廉王陛下からチ○カ○でも分けてもらって来て煎じて飲め。」
「しゅ主上、そっそんなぁ」
196名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:21:33 ID:mQDoZr6S
>>188
GJ!
無能な麒麟、主上に見捨てられる日も近い!?
197名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:47:20 ID:e8CNem53
188です。
好評だったようで、嬉しかったです。
194さんの言うように、名前欄にカプを書くべきでした。
上への妄想レス、みたいに書いたんであまり気にしなかったんだけど、すみませんでした。
それと、もう少し多めに改行するべきだったかと、投下してから思いました。

断っておきますが、二人はまっとうな恋人同士ですからね?
なるべくお互いに惚れてる所出したつもりだったけど、いまいち表現できなかったようですね。
それと、景麒が体力なしというよりは、陽子が精力・体力がありすぎだと思うんですが。

この二人の最初を想像してみたんですが、陽子が非処女っていうのもありだけど、
それよりも、二人とも初めてで、陽子が強引にはじめたとしても最初の頃は痛がっていて、
景麒がある程度は主導権を取れていた(それでも陽子の痛みを極力気遣っただろうけど)。
で、回数をこなして陽子が痛みよりも快感を感じられるようになったら、
陽子の方が積極的になり、かつ景麒が十分だと思っても彼女が満足するまでは解放してもらえない、
という現在の状況に変わっていった、という方が面白いんじゃないかなと。
でも、上の妄想を文章にするほど詳しく妄想できなかったので、申し訳ないけど投下は出来ません。
神降臨までのその場凌ぎとして楽しんで頂けたら幸いです。
198名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 10:40:15 ID:QQZ3Mh0G
アレレ?  今回の景麒、テク梨って程じゃないんでは? 陽子の方が先にイクのが多いみたいだし
まあ・・ヘタレである事には変わらんが

>ポークビッツで新星
引っ掛かる所か入ってても解らなそうだw
199名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:53:05 ID:i7l2AYpG
ここ何スレかで来た人は、どういう経緯で2ちゃんのエロパロを知ったのかちょっと興味がある…
ここはそうでもないけど、他のスレだと叩かれて凹むかもしれないから
知らないスレいくときは、まずはロムったほうがいいと思う
200名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 12:04:22 ID:HfOsftAC
まぁな・・・叩かれてナンボだから←2ちゃん 
特にキャピキャピーなギャル(お子様)言葉はソッコー嫌われる様な希ガス
十二国記の大半の読者層である女性陣は気を付けねば
普段通り書き込んだりした日にゃ・・・若い女性特有の会話に免疫無い奴らなんか特にキレまくる
201名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 13:23:22 ID:zdru+sSB
大半が元々ちゃねらーのようだったから今まで平気だったが
性別不詳で書いたりするし
一応21禁の板だからみんなそれなりの年齢のはずだと思っておく
202名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 15:20:27 ID:kVh7NLLu
>>199-201
この流れは何?
別に構わんが何か意味があるのか?
203名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 20:33:12 ID:zdru+sSB
いや、全く悪気はなくて余計なお節介の心配してしまっただけ
いつもネットやってる時の調子でやると
慣れない煽りを受けてダメージ受けるんじゃないかと
他の人のもそういう心配って感じの書き方だったからさ
204名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 20:36:16 ID:zdru+sSB
と思ったけどみんなそうやって2chに慣れていくのかも試練
まあマターリで

蘭玉の陵辱モノが読みたいと唐突に書いてみる
アニメのあのシーンは泣けると同時にエロティックでしたな
205名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:00:04 ID:zx14S/dW
蘭玉って誰だっけ?
素で忘れてしまった…
206名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:02:36 ID:rmlwhk6M
桂桂のお姉さんですよ。
207名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:21:17 ID:zdru+sSB
ttp://moe2.homelinux.net/src/200506/20050619140560.jpg
複数の男に追い詰められる蘭玉タン
208名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:32:14 ID:BGGDyVeW
>>207
著作権違反はいかんぞ。一人で(;´Д`)ハァハァしたまえ。  
209名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:45:56 ID:t3D7NyIn
zdru+sSBよ。固いことをいうようだが、そう言う事を含めて大人の時間
なのだ。
お藻えがいくつか知らんが、このスレにレスするのなら大人のふりを汁。
210名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 21:58:58 ID:zdru+sSB
その通りです
調子に乗って貼ってスマソかった。削除しますた
211名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 23:45:50 ID:N4Fk/bpe
采麟キボン
212名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 11:01:20 ID:5a3vtmU7
そろそろ保守するよ
213名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 00:19:41 ID:SmpRr5XH
保守
2144月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:28:33 ID:nCaCHW49
保守が続いて寂しいから、場つなぎに投下します。
「四月」と「四月今年は」を読み思いついた 四月=発情期 説?
に添った話しを考えてみました。

四月に範と奏と才の主従はどう過ごしたか。
廉麟が氾麟と宗麟と采麟に聞いたという設定です。
愛しの麟のイメージを壊すな! という方はスルーして下さい。

申し訳ないけどエロは少なめ、実用性?は乏しいです。
(*´д`*) ハァハァハアのタメには、Power Maxでの脳内補完が
必要かもしれません。
2154月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:29:00 ID:nCaCHW49
保守が続いて寂しいから、場つなぎに投下します。
「四月」と「四月今年は」を読み思いついた 四月=発情期 説?
に添った話しを考えてみました。

四月に範と奏と才の主従はどう過ごしたか。
廉麟が氾麟と宗麟と采麟に聞いたという設定です。
愛しの麟のイメージを壊すな! という方はスルーして下さい。

申し訳ないけどエロは少なめ、実用性?は乏しいです。
(*´д`*) ハァハァハアのタメには、Power Maxでの脳内補完が
必要かもしれません。
2164月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:33:14 ID:nCaCHW49
すいません。だぶりました。↓からです。


廉麟です。先日、主上と来年のお話しをしていたら「よその国の主従はどうしているんだ
ろう?」
「どんなやり方をしているのかな。何か特殊な方法を試している主従はいるのかな。廉麟、
調べてみてよ」とおっしゃられて・・・

まったく、どうして主上が急にそんな事を言い出されたのか。
誰かが主上をそそのかしたのに違いありませんわ、多分あの人。
そう、大宰です。昨日の宴席で主上と二人で盛り上がっていましたから。
変態という噂を良く聞くんです。屋敷には身体を縛って吊るす道具とか、手錠や足枷、鞭
とか縄や鎖とか妙な道具が沢山あるそうなんです。

もう! 本当に迷惑ですわ。そんな変な事をしなくても二人とも十分満足していますのに。
もっとも、何年後かもそうかはわかりませんが。

でも他国の主従がどんな方法で愛し合っているのか、ちょっと興味がありますの。
鸞を飛ばして聞いてみる事にしますね。
ええ、直接顔を会わせる事は、中々適いませんが、麟同士は仲が良くて、よく鸞を使って
連絡を取り合っています。
みんなから直ぐに答えが返ってきました。
2174月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:34:07 ID:nCaCHW49
まず氾麟の答えですね。
「廉麟、今年は沢山愛してもらったって、よかったわ、オメデト」
「うちの四月? うちはもうずっとあれ一辺倒、そうコスプレ」
「主上は、こればっかしなの」
「そりゃあ私も嫌いじゃないからいいわよ。でも三百年となるとさすがにキツイわ」
「ちょっと四月前にはブルーが入っちゃう、ネタが尽きちゃったのよ」
「主上ったら、自分じゃぜんぜん考えないくせに毎年『新しいネタじゃなきゃダメだ!』
て言うのよ。ホント、男って勝手よね」
「今年はしょうがないから<○木○やか>のお面を被って、ヒモパンとヒモブラにしたの。
もうどうにでもなれって感じ。少しでも不満を言ったら『じゃあ、ご自分で考えあそばせ』
と開き直ってやろうと思っていたんだけど、これが思いの外、大受け」
「主上ったら、ヒモをちょん切るのに夢中になっちゃって。切られる時に割れ目にくい込
むし、クリちゃんが擦れるから痛くて嫌なんだけど、そんな事はお構いなしでもう興奮しまくっちゃって」
「うちの主上、背高いでしょ。身体結構デカイからあそこも当然大きいの。廉麟のダンナ
には負けるかも知れないけどネ」
「でも聞いて、ここ100年くらいずっとフニャフニャ。だから毎年、なんとか奮い立たせようと
必死に頑張ってきたんだけど、それが、今年はヒモ切り効果でギンギン、やっぱり男は硬さよね。ガンガン突かれてもう最高だったわ。本当にラッキー! て感じ」
「それで四月中はずっと後宮にお篭り状態。こんなの200年振りくらい。ヒモ一本でこん
なに効果があるのなら来年は縛りでも入れてみようかな、なんてね」
「いつか直接会いたいな。そうそう、宗麟にも聞いているんでしょ、奏は凄いわよ。実は
何度か主上と二人、招かれた事があるの。その中身? フフ、直接聞いてね。じゃね、バイバイ」
2184月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:34:47 ID:nCaCHW49
ふ〜ん、という感じですね。次は宗麟です。600年の大国、さぞやと思っていたらやっぱりでした。

「廉麟お元気ですか? アツアツなんでしょ、羨ましい」
「四月ですか? う〜ん、それは奏のトップシークレットですの。でも麟同士、特別に教えて差し上げますね」
「なんてね、今、後ろで主上が盛んにけしかけておられるんです。しっかり教えて二人を
奏に招けって」
「もう、背中に押し付けて来て・・しゅじょう! いま少しお待ち下さい」
「あらら・・后に耳を引っ張られて連れて行かれてしまいましたわ。『四月以外は昭彰に手
を出してはいけません。あの子に障りがでたら大変でしょ』ですって、説教されるみたい。フフフ」
「でも出されるのは手だけじゃないんですけど・・・」
「よく部屋にいらっしゃるんですのよ、口でしてくれって。もちろんして差し上げますわ」
「でもほんと、しょうがないスケベ親父ですわね。フフフ」
2194月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:35:31 ID:nCaCHW49
「じゃあ、その秘密を打ち明けますね」
「言うまでもなく私の主上は櫨王。王気をまとっておられるのは主上お一人ですが、主上と私、明嬉后、利達、利広、文姫の6人で奏の舵取りを行っている事を廉麟は知っていま
すよね。皆が心を一つにして」
「でも600年となると、幾ら王と麒麟と家族でも、皆が心を一つにし続ける事は簡単ではありません。
その簡単でない事を可能にしているのが四月なんですの」
「そう、四月は6人が心だけでなく身体も一つにして」
「男女3対3ですから、いろいろな組み合わせが楽しめますわ。もちろん自由に入替えて、
別に男女にこだわる必要もありませんし、一対一でなくても。だからとても刺激的なんです」
「この時期ばかりは放浪している利広も必ず戻って参りますの。フフフ」
「三月になると皆が私の発情期到来を待ちわびて。ほんと、遅れるとちょっとプレッシャーですわ」
「心も身体も一つにして朝を切り盛りする。これが、奏が600年も続いている秘密ですのよ」
「別に、6人だけでなければいけないという決まりはありませんわ。時にゲストを招いて」
「雁の主従をお招きした時は、当初は大乗り気でいらしたのですが、歓迎の宴で『いろいろ
楽しめます。♂×♂の組み合わせも自由ですのよ』とお話したら、急に延王陛下が顔色を変えられて
『火急の用を思い出した。』と一言、急いで国に戻ってしまわれました。細かな事は気になさらずに
お楽しみ頂ければよろしかったのですが」
「範の主従には三度お越し頂きましたのよ。もっと来て頂きたいのですが、三度目の時に
主上が氾王を襲ったのが不味かったようで・・・次の朝には、氾主従の姿はなく。それ以来、
何度お誘いしてもお越しになられないんです」
2204月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:36:18 ID:nCaCHW49
「本当に残念ですわ、氾王はとてもテクニシャンでいらしたのに。主上も見境なく無理矢
理なされるから」
「主上もその事は深く反省なされて、無理矢理なんて、もうそんな事はなさいません。
安心して、いつか二人でお越し下さいね。きっとですよ」
「でも、当分はアツアツですわね。こんな誘いは迷惑かも知れませんね。何十年か経って、
倦怠期がきたらその時は是非お越し下さいね。廉王陛下の大きさを聞いて、后も文姫も興味津々なんですの。
もちろん私も」

う〜ん・・・近親相姦にバイセクシャル、多人数プレイとスワッピング?ですか。
凄すぎてクラクラします。でもチョッと好奇心、いつか二人でなんてね。

2214月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:37:54 ID:nCaCHW49
采麟からも答えがありました。
いいえ、采麟にはそんな事は聞こうとしてなかったのです。
どうも氾麟から連絡が行ったみたいなんです。喜んで答えてくれているようなのですが、
本当に聞いて良かったのでしようか。

「廉麟、私にも聞いて下さいね。氾麟から聞いたんです。私だって成獣なんですよ」
「多分、廉麟の事だから気を使ってくれたのだと思うけど、話したい事が山ほどあるんです」
「ええ、今の主上とはさすがに。でも話したい事が沢山あります」
「今の主上は始めの年、発情期が来る前に気を使われて、おっしゃられました」
『四月が近づいているわね。貴女はもう成獣におなりよね。若くて、本当に可愛いわ』
『でもごめんなさいね。見ればわかるでしょう。私はもう相手が出来る年ではないの』
『女同士だからダメという訳ではないのよ。わたしはもう女も廃業したおばあちゃん。
さすがに今はそんな気持ちにはならないの』
『だから好きな相手が出来たら私に遠慮の必要はないのよ。良ければいい相手を探してあげるわ』
2224月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:38:22 ID:nCaCHW49
「そういうお言葉を・・本当にお気を使って頂いているのですが、でも正直、男は砥尚で
もうこりごりなんです」
「とんでもない男だったんですよ。登極した直後から私を裸にして悪戯。身体中を、割れ目も触って」
「嫌で嫌で、怖くて仕方が無かったけど、主上のなされる事だからと、ずっと我慢していたんです」
「でも、未だ発情期どころか、人の身体に毛も生えて無かった時にですよ、おぞましい」
「成獣になって毛が生えてからはもっととんでもない事を」
「桃の枝でぶったり、発情期でも無い時に枝を突っ込もうとしたり。当然、酷い怪我を負いました」
「発情期の時だって、優しく愛して頂いた事なんてほとんどなかったの」
「華胥華朶が見せてくれた優しい砥尚が、現実の砥尚と重なる事なんて一度もなかったわ。
だいたい、治世の後半はまともに勃たなかったんですよ。その時は、『主上は色々と難しい事に
悩んでいらっしゃいますから。』と随分同情を申し上げて、小さいままのものに憐れみを注いだのですが、
今思うと新星の臭いつきだったんですよね。ほんと、自分でもあんな王の為に良くそんな事を
やっていたなと感心するぐらい。その時の事を思い出すと涙が出ます」
「まあ、わたしが選んだ王なのですけどね。そりゃあ良いところも沢山ありましたわ」
「でも、やっぱり男なのに自分の麟をまともに愛せないような王様が、国を満足に治める事なんて
出来るはずがありませよね。勉強だけの頭でっかち、でも下の頭は小さい。しょうもない話ですよね」
「愚痴でごめんなさい。でも、話す事が出来て、ようやく心がすっきりしました」
「あ〜 なんか久々に爽快な気分です」
2234月はキリンの発情期〜♪:2005/07/01(金) 22:39:16 ID:nCaCHW49
「発情期が辛くないかと廉麟が心配するといけないから、ついでに今の事、言っておきますね」
「発情期でも、主上にほほや頭を撫でて頂き、鬣をすくってもらうと不思議に心が落ち着くんです。
時には膝枕をして頂いたりして、優しい眼差しを注がれて、王気に包まれる。それだけで
幸せ一杯なの。よく、そのまま眠り込んでしまう事もありますよ」
「これが麒麟の幸せなんだって、今では思っています」
「じゃあ、これで。話を聞いてもらって本当によかったわ」

「采麟、可哀想ですよね。最初の王がそんなに酷い方だったなんて。でも、今は『幸せ』
という言葉が聞けて少し安心しました。その気持ち良くわかる気がします。麒麟にとって
主上の『王気に包まれる。』、王気を間近で感ずる事でどれだけ心が満たされる事か」
「でも、やはり私は『主上に身体も満たされたいな。』なんてね。フフフ、少しはしたなかったでしょうか?」

「じゃあ、氾麟と宗麟と采麟の打ち明け話、主上にもお話ししてきますね」
「それと多分、ここ一週間くらい溜めていらっしゃいますから。」
「ええ、しっかりとお慰めいたしますわ、もちろんお口で。フフフ」

おわり
224名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:56:04 ID:nKTCu67Q
お、久々に投下だ!
>216-223氏乙です。のろけまくりな麟たちの会話かあ。
会話だけで話が進行するところが少し解りにくいけど、愛は伝ってきたよ。ゴチでした。

それから気になったところ。
麒麟は王を選ぶと台補と呼ばれるようになって、互いに国氏+台補で呼び合うんじゃなかったっけ?
泰麒も廉麟や景麒のことを廉台補、景台補って呼んでいたとオモ。
折角投下してくれたのに揚げ足取りスマソ。でも、これからも待ってます。
225名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:06:12 ID:/vF4sbH0
おお、投下じゃん。いいね、乙悦!

>>224
エロパロで揚げ足とりしてるが、お前友達いないタイプだろ
考え方変えとけよ、おこるかもしれんが人生損するぞ。
226名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:12:14 ID:d85EjEDW
久々きたね。乙

でも、砥尚はそんな酷いことをしてたなんて、俺の采麟タンを
許せん
227名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:46:08 ID:5yYtWAmw
>>224
揚げ足取りにもなってないぞ
呼び方は変じゃない。台輔は尊称だが、王と麒麟の間は相半身
互いの間では公式の場?でもない限り尊称は使わない
ちゃんと原作読めよ。アニメでも公式の場?以外は
名を呼び合ったり、主上だったりしていた
そもそもエロパロなら互いに恋人か夫婦かセフレの設定
他人行儀な呼び方するかい

それと会話だけで進行、わかり難いというのは、少し原作読んで
ハァハァハァしながら読解力をつけるがヨシ
228名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:02:07 ID:FZSaH4aE
やったね、いいじゃな〜い、せっかくだから上げとくね


廉麟、おれも溜まっているんだ。慰めてくれ
229名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:14:26 ID:DA39avR3
>>227
>>224は麟同士の呼び方を言っているんだ。
でも友達同士の設定だからどうでもいいかも、台輔より廉麟の方が
親しそうでピッタリかもしれんな。
王は自分の麒麟にあらたまった時でないと台輔とは呼ばない。
とすれば、親しい友達同士も言わせないのが自然かな。
台輔は尊称だから。
230名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:33:18 ID:ptFfqA4C
麒麟同士が麒麟たちだけで直接話すって事自体が、原作でもほとんど無いんだよな
泰麒の為に延麒・景麒が小芝居うった後くらいじゃなかったかな
そのときも景麒は泰麒の事を泰麒と呼んで、泰麒は景麒の事を景台輔と呼んでたかな
まぁ、延麒は主の事を主上と呼ばずに尚隆と呼ぶし、どう呼ぶかは親しさとか麒麟の人間性?なんだろうな
231名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:40:17 ID:DA39avR3
エロパロに難しい理屈、解釈は不要。まったりと愉しみましょ
投下 乙!
232名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 09:41:22 ID:exmAfS+Z
そっか、親しければ無しでいいんだ。確かに延麒は景麒を景麒と呼んでいた…_| ̄|○
ケチつけちゃってスマソ。
233名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 10:55:39 ID:xPpWwryY
>>215-223
麟たちの会話GJ! 

なんか久々に活性化したね
234215-213:2005/07/02(土) 17:27:08 ID:3hTZsHpv
麟の呼び方を指摘頂きありがとうございました。
書いた本人は、親しい間柄であるからとか、台輔の方がいいとか
エロパロだからとかは全く考慮にいれていませんでした。
もし、次に書くことがあれば気にかけようと思います。
235名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:31:36 ID:r2gW90vQ
月曜日は廉麟
火曜日は采麟
水曜日は氾麟
木曜日は峯麟
金曜日は塙麟
土曜日は宗麟
でもって
日曜日は7P
236名無しさん@ピンキー :2005/07/02(土) 21:41:46 ID:SJPlYYQi
月曜日は廉麟
火曜日は采麟
水曜日は氾麟
木曜日は峯麟
金曜日は塙麟
土曜日は宗麟
でもって
日曜日は泰麒 だろw
237名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 22:31:51 ID:r2gW90vQ
泰麒が麟ならいいんだが
238名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 22:49:22 ID:ooCYvQx/
贅沢は言わない。塙麟一人でいい。毎日ずっ〜と
239名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 22:55:15 ID:6bNvfRlp
>>238
('A`)人('A`)
240名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 09:55:31 ID:TWpV126C
>239はなんて言ってんの? DQNでスマソ
241名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 10:26:34 ID:i8GE9Wn7
DQNだとは思わないけど、一応
「>238、俺も同じ気持ちだよ…」
じゃないか
242名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 12:11:43 ID:CSO9KeFk
初心者でエロパロに来てるのか。
半年ROMれ。
243名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:27:35 ID:9tp3iAzg
また変なのが出たな。>242妖魔認定
244名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:34:06 ID:a/JFd5pH
>>243
242はお約束だろ
245名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 13:41:16 ID:9tp3iAzg
そのスタンスが問題なの。このスレにレスするのならテンプレよめ
まったりと構えてなさい
246名無しさん@ピンキー :2005/07/03(日) 21:32:56 ID:o2So7YoK
>>237
分かってないな、泰麒は麒だから良いんぢゃないかw
247名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:06:39 ID:l5KLdFY6
>>236>>237
趣味が別れてよかったんじゃない。日曜日は3Pや
取り合いにはならないで済むようですな
もっとも、それぞれの麒麟の使令に股間を喰いちぎられないように
王様に磔の刑に処せられないように気をつけましょうネ
248名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 00:52:27 ID:71k/WwPP
  〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
 ノノ*´_>`从 <誰か私を呼びましたか?
 }/  Y ハ  
 ∪|  つ∪
   |____|
    U ...U
249名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 19:25:37 ID:DzVGzJC5
塙麟タンなら歓迎
250名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 20:10:29 ID:6Rv1uFco
>>231
「十二国記の」エロパロである以上、何も考えぬ訳にもいくまいて
251名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 20:59:54 ID:qb4GdBuV
何を考えるの? どの麟をどんな風に口説くかを?
それともヤリ方?
252名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 21:36:32 ID:8dlSnMAh
「十二国記の」エロパロで考えるべきこと
レベル次第
脳力が 景麒 < 投下作品の構想
脳力が 景麒 = アホなレスのタネ
脳力が 景麒 > 今夜のおかず
脳力が 供麒>=新でください
253名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 09:19:26 ID:8/mB+FYp
供麒の扱いに涙しつつ納得w
254名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 23:28:42 ID:SWtFVLRV
誰も選んでくれない景麒は陽子タンに返品ですか
255名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 18:40:49 ID:O8hOLCSq
しようがないナ
産廃で処分されたらカワイソだから景麒引き取るね
でも陽子タンに搾り取られた下半身、まだ使い物になるの?
マッシロケだったりして
256名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:15:43 ID:pFR2kR34
やっと接続が完了したぜ
              
    .,,从从ノノ   
    〃ノハノ~`i'ノ  カスタマセンタ対応悪杉 
   /;dハノ゚Д゚)リ   
  ノ〃/ヾ:::/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. __(_つ/Ahoo BB /_
     \/____/
  カタカタカタカタ


これでおれ×陽子のエロエロSS読み放題ハアハア
              
    .,,从从ノノ   
    〃ノハノ~`i'ノ  もうオカズに困らないYO 
   /;dハ*´Д`)リ   
  ノ〃/ヾ:::/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. __(_つ/  12ch /_
     \/____/
  カタカタカタカタ


・・・って
              
    .,,从从ノノ   
    〃ノハノ~`i'ノ  
   /;dハ; ゚д゚)リ   
  ノ〃/ヾ:::/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. __(_つ/  12ch  /_
     \/____/
  カタ…
257名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:16:07 ID:pFR2kR34
・・・・・・・・
              
    .,,从从ノノ    ホモ801フォモロクタンリンカーン
    〃ノハノ~`i'ノ   エンシュジュウヤオイホモホモホモホモホモホモ
   /;dハ lllд )リ   
  ノ〃/ヾ:::/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. __(_つ/  12ch  /
     \/____/
 フリーズ



抜 け る か ゴ ル ァ ! ! 
        
    .(⌒⌒⌒)   
      | || |||    
    .〃 ,,、从ノノ 
    〃ノハ_,'',_i'ノ   
   /;d∩,゚Д゚)∩  
  ノ (_フヾ::/ ̄/ ̄/ ̄/
  __ノ;;;;;;//_/_/_/_/_/ ___
        ./_/_/_/_/_//
      \ ̄ ̄  ̄ \ ガシャー
     < \_______\ >
       |/w      从
         Y W 从/Y
258名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:16:26 ID:pFR2kR34

   ,,从从ノノ   
  〃ノハノ~`iノ  
  ノ:dハl ゚Д゚リl   というわけで激しくエローなおれのSSキボンヌ
 人(_ノ_:::::::_l,)  
    l_::::l:::_l   
    ∪ ∪ 
259名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:17:56 ID:D0kj207j
AA長編スレ仕切ってる人?
260名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 19:44:11 ID:JRo4RxRe
自己満足のみの訳のわからないAAは迷惑なのですが・・・
261名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 20:38:32 ID:q6SHxLV0
262名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 20:48:41 ID:3c0DkmVe
↑何これ?
263名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 21:49:49 ID:bJzHVqgo
伝統と格式?を誇るこの「煩悩の十二国記」その良き風習が

<絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ萌え>

>>260>>262気持ちはわかるがスルーとマータリね
264名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 01:01:14 ID:ZvBpowYC
ところで司書さんは何処へ?お元気ですか?
ROM専の分際でたいへん恐縮ながら、読みたい作品がいくつかありまして…
前々スレ(?)くらいの、めちゃくちゃ景麒が壊れてたパロが読みたいっす。
景麒が包茎で短小だった、っていう設定の。
265名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 11:53:35 ID:i11P4sXZ
何度か聞いてるひと居るけど、本当にどうしちゃったんだろね。
誰か新しく作る?
266名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 12:10:00 ID:w65j04KM
>>264
>>3から
・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.net/kako/log_eroparo.html
へ行けばミラー板で全部読める
267名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:28:07 ID:sy3XmEKa
そろそろ保守
268名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 11:07:07 ID:WNLtggNd
過疎ってるのは、皆ミラー板逝ってるからかな?
269名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:06:35 ID:FM71Hdud
一冊目から追いかけている自分はログなどリアルタイムで取得しているのだ
新作マ(ry
投下待ち
270名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:25:02 ID:rc/NUaJ9
>>269 自分で昇山してみましょ
271名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 20:00:48 ID:aobp9fYz
景×陽モノ書きたい…
どういう流れで事に及ぶかまでイメージできてる…

なのに書く暇が無い(´・ω・`)
272名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:18:30 ID:eDG/kpse
見えます。見えます。
あなたの前にパソコンが見えます
パソコンに向かって一心不乱に打ち込んでいるあなたの姿が見えます

スレ麟が微笑んでいる様も見えます
273名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 03:38:05 ID:sbuG0ulv
>>270
昔はよく黄海に出たものですが最近は若者が眩しくて…
昔どなたかが書いた触手に犯される陽子タンには萌えますた
純粋な景麒wを陽子+浩瀚がやっちゃうという昔出たネタ激しく待ってたんだが…
マターリ自分でも考えつつ投下待ち
274名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 22:38:19 ID:l69+gMNA
センパイ! そんな言葉は言わないで下さい。
私たちだけでは、とてももちそうにありません。
もう一度、あの“神”と賞賛された御技を、この目に焼きつけさせて下さい。
どうか、(*´Д`*)ハァハァ の、萌えの、種を撒いて下さい。
センパイ!
275名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:32:13 ID:EHIWjQS3
十二国記関係の各スレ、各板を渡り歩くのがメンドウなので
「十二」でくぐってそこから各訪れている漏れ
最近くぐると、十二本目とかいう刺激的な表題のスレが混ざってくる
で考えた。どの麒麟が一番上手?
年季の宗麟?
愛情の廉麟?
テクの氾麟?
それとも泰麒?
峯麟はなんとなく下手そう
塙麟はウ〜ン・・・

とアフォなことを考えてみまスタ

276名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 15:39:13 ID:gAfEI13Q
愛情の廉麟に一票。氾麟はされるがままと見た。
しかし塙麟に骨抜きにされた塙王ってのもイイかも。
277名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:03:54 ID:2178uE7B
骨抜きにされていたら妙な事は考えんかったのじゃが・・
かみさんの目がうるさくてのう、中々、手が出せんかつたのじゃ
それで欲求不満が溜まり・・・
塙麟がやってくれていればのう             張王
278名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:20:32 ID:hlhvberA
氾麟は呉藍滌に徹底的にテクを仕込まれているのでは、そんな気が
で、氾麟に一票
279名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 14:29:16 ID:gBUotbGU
宗麟に一票。600年間で磨かれた技術は侮れない。
280名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 15:03:09 ID:mn+KybYT
采麟がないけど砥尚に無理矢理覚えさせられたなんて事は?
で采麟に一票

と延麒の場合、クンニとフェラどっちが得意?
281名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:33:36 ID:euoCkP86
クンニは分かるがフェラはキモイ…
282名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 10:46:27 ID:aQ6PyJ2x
延麒の場合だと801になるんでは (-ω-:) 
王以外に頭下げられないじゃクンニは無理ぽ
283名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 11:21:35 ID:GoYzyLyj
頭下げなくても、クンニはできる
284名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 12:13:46 ID:Sn/BCkZV
で、誰が一番上手よ?
285陽×景:2005/07/19(火) 14:43:32 ID:8IKL1KNs
豚切りごめんなさい。
陽景投下します。
漢陽子と昔予王にやられたのがトラウマな純粋な景麒という設定で。
あんまりエロくはないですが暇つぶしにドゾ



ゆらゆらと揺れる黄色い灯籠が瞼ごしに眩しく思えて、景麒はゆっくりと目を開いた。
煙った意識の中で何よりも明るく存在を放つ尊い姿を目に焼き付けた。
「主上…なぜ、こちらに」
景麒は己の寝台からあわてて起き上がった。薄暗い自室には今は主と二人きりだった。
「おい、無理はするな…公徳殿で政務中に倒れたと連絡があってな、見舞いだ」
「そう…ですか」
胸の中に静かに混乱が凪いでいた。
傑物として名を馳せる主と共にあれる浮き立つような歓喜と、これから起こりうる事態への鬱憂、恐怖。
それは麒麟という身に焼き付けられた一種の暗示のような本能。
主は端正な双眸を軽く眇めて笑った。それには苦みも多分に含まれる。
「脅えているな、そんなに私のことが怖くなったか」
景麒はちらりと主を一瞥して、翠玉の強烈な明るさに耐えられずに顔を再び伏せた。

景麒は昨年無事王を見つけだし、登極をすませた戴国へ招かれた。
遠い昔、麒麟に恋着し国を滅ぼした前女王は、泰麒に敵意をしめし景麒を戴にやることを
疎うていたから、禁門で送り出す女王の顔は酷く痛々しい、嫉妬に満ちたものだったと記憶する。
そして、現在の王である陽子も、景麒が飛び立つとき、多少その色が滲んでいたことに気付いてしまった。

景麒はまず先に恐れた。
同じ過ちが繰り返されることを国の滅びを再びこの目に映しこむことを。
陽子の瞳にうつった愛と同時にある負の感情がたとえ微々たるものであっても
それは脅威でしかない。
286陽×景:2005/07/19(火) 14:46:40 ID:8IKL1KNs
黙り込んだ景麒を、陽子は酷く優しく諫めた。
「確かに私はおまえを手に入れたいと望んだけれど、無理強いはするつもりはないんだ」
だから脅えるなと景麒の胸を軽く叩いた。
それは酷く優しい仕草で、景麒は思わず息を呑んで躯を強張らせた。
恐怖や嫌悪とは別の感情によって身を浚われてしまうような錯覚に陥った。
「私がお前の近くにいたいだけだから、それ以上は望まない、それくらいいいだろう」
「…本当ですか?貴女はそれで満足ですか」
多分、それだけでは終われないのだ。
人の性、憎愛と名付けるべき感情が、どれだけしつこく貪欲で後味の悪いものか。
景麒は恐る恐る主の真意を計るために主を見つめたが、思いに反して陽子はとても朗らかで真摯な貌だった。
「ああ、満足だ。それに、私たちに惚れた腫れたは似合わない。単純に傍にいられたら幸せだと私は思う」
景麒は胸の前で服を掴んで眉を寄せた。聞いた瞬間、今度は明白にずきりと胸が軋んだ。
欲しかった答えのはずなのに、何故こうも息苦しいのか判らない。
ともすれば切れるような憂慮を誤魔化すように、口からするすると言い訳が飛び出てくる。
「私への感情はその程度だったと、そう受け取ってもよろしいか」
「なんだと?」しばらくのあと、静かな怒りの眼差しが景麒を射た。
好戦的な眼差しに怖じ気づくことなく景麒は胸がすっとする思いだった。
「私でなくとも男であれば誰でもよろしいのでしょう」
「…随分だな、何を言っているのかわかっているのか」
「貴女はお寂しいだけなのでしょう。私が近くにいたから、当て馬に使っているとしか思えない」
陽子は景麒の肩を乱暴に押し倒して仰向けにさせた。
その上に跨って横柄な態度で下僕を見下ろす。陽子は嘲笑した。
「わかった、そこまで言うのなら証明してやろう。可愛がってやる」

287陽×景:2005/07/19(火) 14:48:20 ID:8IKL1KNs
かつてもこのようなことがあった、王は黒髪の女性であったが何度も口づけを強請られ無理に奪われた。
だが、今、唇を強引に塞がれ景麒は目を見開いた。
口の中を蠢く小さな舌先が、瞬きひとつせずに見つめてくる翠の瞳が、
景麒の背に感じたことのない衝撃をもたらした。
いっそ涙が溢れるほどの甘い蜜のような。
嫌悪の上に並び立つ不可思議な高揚感。
むしろ続けるうちにそれが突き抜けて憂慮を押し流してしまうほどの。

「抵抗くらいしたらどうだ?それとも、王には逆らえないか」
くつくつと笑う陽子はそのまま景麒の胸をはだけさせて白皙の肌に手を這わせた。
「麒麟とは哀れなものだ、お前の隅々に渡る忠誠心は褒めてやりたいが、私はお前のそういうところがつくづく大嫌いだ」
首筋を強く吸って歯をたてれば景麒が苦しげに吐息を洩らした。
陽子は徐々に手を下肢へと移し、秘められた場所へと辿り着く。布越しに輪郭をなぞるように指先を這わす。
「…っ…主上」
陽子はまとわりつく衣服を剥いで景麒自身を緩く抜き上げた。
何度もそうしていれば充血したそれは簡単に立ち上がった。
陽子は酷く冷めた眼差しでそれをみやって凛々しい貌でちらと景麒を見上げた。
「嫌なら嫌だとはっきり拒絶すればいいのに、どうして言わない?それが人を期待させるだけだとどうして気付かない」
非道で空しい行為に傷心し、うちのめされているのは事実、果たしてどちらか。
「嫌だと言え、」陽子は強く景麒を握った。
「…っ私は…っ!」
「それだけでお前は自由になれる……言え」
ここで拒絶をしたほうが、今の状況よりは幾分ましだ。
だが、拒絶をしようとすれば後悔が押し寄せる予感があった。
主に執拗に想われることは恐怖とともに、激しい歓喜が味わえるのだから。
288陽×景:2005/07/19(火) 14:55:03 ID:8IKL1KNs
そうしているうちに、景麒の下腹部に心地よい絹糸がまとわりつく感覚。
待ちくたびれた赤い髪がそこを埋めている光景に景麒は驚愕した。
「主上っ!」
言った途端、生暖かいぬめりとした感覚に包まれて景麒は肩を震わせた。
恐縮に陥って身を捩るが、病み上がりの躯は思うように動かなかった。
「……っしゅ、じょう、…や、め…っ」
強烈な背徳感に苛まれながらも、拒絶の言葉は最後まで続かない、続けることができない。
舌技は稚拙なものだったが、主の舌だというだけで頭が白くなり排泄感にも似た感覚が幾度も昇りつめてきた。
「やらしい顔だな」一度顔を上げた陽子が嘲笑うように言った。
二三度先端を弄ってふたたび飴をなめるようにしゃぶれば景麒は必死に赤い髪を掴んだ。
舌先が、竿を何度も往復し、尿道をこじ開けるように侵入してきた。
「はっ……っそ……こ…っはあ!」
景麒は陽子の頭を思わず手荒くつかんで、荒い息をもらしながら白濁を吐き出した。

289陽×景:2005/07/19(火) 14:56:14 ID:8IKL1KNs
「………」
口元を拭いながら、ごくりと喉をならしてすべて飲み下して陽子は顔を上げた。
てらつく唇がゆっくりと微笑した。景麒は虚ろな眼差しを主に向ける。
「苦いな、これ。でもこれでわかってくれたか。お前のじゃなきゃとてもじゃないが飲めないし」
陽子はいっそ無邪気に笑った。
唖然とした顔の景麒をよそに陽子はぐいと金髪を掴んで顔を引き寄せた。
「どうだ、続けるか、やめるか?…私ができることはここまでだし、後はお前が決めることだ。前にも言ったが、私は傍にいるだけで満足なんだよ」
選択権はすべてお前にあるんだから。言って、陽子の手が金髪を撫で付けるように下に降りて離れていった。
景麒は夢魔に犯されたかのごとく貪欲な勢いで、離れ行く主の腕を掴んだ。今ならはっきりと判る。この瞬間に貴女に完全に堕ちたのだと。
「……私はまだ、満足していない」
ぎらつく麒麟の瞳は欲に飢えた獣そのものだった。



<完>

読んでくれてありがとうございました。
ところで、涙の景麒君日記ー景王陽子編ーをいつまでも待ってます。

290陽×景:2005/07/19(火) 15:09:03 ID:8IKL1KNs
そういや予王が恋着したのって景麒が戴から帰った後だったか………orz
291名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 18:07:52 ID:k+F1K4Ha
GJ!
景麒ってば、予王においしく頂かれちゃってたのか
獣になっちゃった景麒の続きも読みたいです…
292名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:34:42 ID:1LnwrJBZ
投下 乙!
293名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 01:54:58 ID:if4tkrCB
その調子でもっと景麒をいたぶってあげてくれ陽子タンと思いますたw
294名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:30:11 ID:ioNGaNgR
続き!続き!(AA略
295名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:43:39 ID:5Ebetu5v
本番やるよりエロいな
296陽×景 おまけ:2005/07/21(木) 14:53:24 ID:E6rYxHON
温度の低い白い手の遅速は緩やかで、愛撫はじっくりと情をもっていた。
荒々しい腰の動きとは裏腹に麒麟の手の作為はまるで壊れ物を扱うかのように優しいが。


寝台に半裸で転がされたまま陽子はうっすらと瞳を潤ませていた。
景麒は敷き布に染みるほど十分に濡れた主の秘部からぬちゃりと長い指を持ち上げると、
手の甲をぺろりと舐めた。
麒麟の成す行動すべてが、無自覚でやっていることは承知だがあまりにも変貌している。
タガが外れて野放しになった野獣のように欲望が剥き出しになっていた。

二度も挿入されイかされて、これでは身が持たないと確信して陽子は身を捩って起き上がろうとした。
が両腕を頭上で羽交い締めにされてしまう。そのまま二の腕の裏を丹念に舌が伝う感覚に鳥肌をたてる。
「…ふ、ぅッ…」
引き締まった腕から鎖骨までを時々噛みながら下っていき、つんと立ち上がった乳房に
景麒は頬を愛おしげに擦り寄せた。
「…良い香りが致します」
その安堵したような声に、一瞬穏やかで冷静ないつもの麒麟へと戻ったかに思えたが
直ぐに陽子の思惑はうち砕かれた。
297陽×景 おまけ:2005/07/21(木) 14:53:59 ID:E6rYxHON
予期せず熱い欲望が再び蜜壺に圧し入ってきた。
「…ひ…!ああっ…ぁ…っ」
油断していたのもあって、強引な挿入に陽子は身を引くが腕を捕らえられているので逃げられない。
景麒は甲高い声で鳴いた陽子に引き寄せられるように戦慄く小さな唇を舐めて深く口付けた。
「っ…景麒!はぁ、あぁ…ん…もう、無理…っ」
「…なにを…私が満足いくまで付き合って下さると仰ったのは、貴女です」
言うと景麒は律動を再開する。
「…ああっ!…はぁっ…いい加減に、しろっ…!」
陽子は体を紅潮させて、歯を食いしばって、声を押し殺した。
「景、麒…も、う…や、ああ!あうっ」打ち付ける速度は増し、膣内は更に狭く絞まる。
陽子は決まりの悪さに思わず顔を背けた。胸の深層で、相手は麒麟だとたかを括っていたがそれこそ迂闊だった。
あと何度夜の宴が繰り返されるのか、それは麒麟のみぞ知る。


おわり 

反応ありがとうございました。 
漢主上を屈服させるのが好きなのでつづき書いてたら景陽になってましたw
298名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 16:15:36 ID:7/P7CjDr
ひ〜!!GJ!!!
299名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 23:02:40 ID:4UG5ppDT
初志貫徹で最後まで漢陽子が景麒を犯るのも見たいと呟いてみる
投下乙!
政務の役には立たなくても、せめて夜くらいガンガレ景麒
300名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 23:59:19 ID:SBOee0GE
余震が恐くて(当方関東在住)、外出を控え一日中家に引きこもり〜orz
お陰様で久しぶりに書く時間が得られたの良かったです。
皆さまの暇つぶしくらいにはなってくれれば良いな、と思いつつ投下します。
陽→尚、景→陽、です。時間軸が錯綜します…判りにくい事を予めお詫びまで。
301「春の夢」 1 (現在):2005/07/25(月) 00:01:21 ID:SBOee0GE
(――ずいぶん遅くまで冢宰と話し込んでしまった)
己の住居である仁重殿へと早足で向かう道すがら、景麒はふと暖かい光を感じて廊下から
つつと外庭へ視線を移した。
木の陰からちらりと見える輝きを放つ緋色の髪――脆弱な月の光の下でも見紛うはずは
ない。そして何より寒気の中でさえ己には伝わるあたたかな王気。
「しゅ・・・」
疲れを忘れて我知らず顔をほころばせ、景麒は己の主に呼びかける――しかし、呼びかけ
た瞬間、声は喉元で止まる。
蒼い月光の下、木に軽く寄りかかる主。視線の行方は後姿からは知ることも叶わない。
その目は足元の花を眺めているのか、その耳は近くを流れる小川のせせらぎを聞いている
のか――後姿はあくまで透明で、何者にもおかされぬ静謐な雰囲気に景麒は呼びかけた事
を後悔し始めた。
幸いにも、呼びかけに気付く様子もなく身動き一つしない己が主に安心すると、景麒は
その場を後にした。
(主上――)
寝所に戻ってからも、主の後姿が気になって景麒はなかなか寝付けなかった。
「まさか、こんな遅くまで、とは思うが…」
牀榻からそっと身を起こすと、景麒は先ほどの場所へと向かった。
302「春の夢」 2 (現在):2005/07/25(月) 00:02:59 ID:SBOee0GE
己の主は先ほどと寸分違わぬ場所に、相変わらず立ちつくしていた。
先ほどまでてらてらと園林を照らしていた月光は雲に半分隠れ、その分、主の髪の毛も
暗く、重く見える。夜風が涼しいというよりはむしろ冷たく感じるこの初春に、主は昼間
と同じ、簡素な官服で立ち尽くしている。景麒はどうしたら良いのか考えあぐねて、ただ
陽子の後姿を見つめ続けた。
「景麒か――」
振り向かずに陽子は口を開き、掌をなだらかな曲線を抱く右肩へ落とすと、痛むように
軽く擦った。
景麒は場を繕うかのように早口で言葉を発する。
「主上、このような時間にそのような薄着で――お身体に、障ります。肩も痛むご様子
ではありませんか。早く寝所へお戻りになられたら如何か」
「――最前と言い、お前もしつこいな」
先の景麒の呼びかけにはとうに気付いていたのだろう、苦笑して陽子は言う。
「しかし、主――」
遮って陽子がぴしゃりと言う。
「私が病に倒れた事が一度でもあったか?一度でも牀榻から起き上がれずにお前達の気を
もませた事が?」
「それは――」
ございませぬが、と小さく不平を込めて呟く景麒の声を遮って陽子が吐き捨てた。
303「春の夢」 3 (現在):2005/07/25(月) 00:03:50 ID:SBOee0GE
「ないだろう――?安心しろ、明日の朝議には遅れないし、やるべき事はきちんとやる。
だから」
陽子は振り返ると、冷ややかな目をひたと景麒に据えた。
「今は、一人にしてくれ」
初夏を思わせる若草色の双眸が今は、暗い月光の下、鈍い冷たい光を放って景麒を見つめ
ている。
景麒は、その怒りにも似た覇気に身を竦めると思わず一歩、後ずさった。そして、ふと
少女のの手に握られている艶やかな一房の黒髪に気がつく。
(――ああ、そうか、今日は『あの方』の・・・)
景麒は唇を噛み締め、無言で頭を垂れると、陽子を残して足早に立ち去った。
陽子はまるで何事も起きなかったように、寒空の下、ただただ立ちつくす。そうして、
ぎゅう、と手の中の黒髪を握り締めた。そっとそれを持ち上げ、愛しそうに頬を当てる。
「ああ、貴方――しょう――」
堪らず、陽子は膝をつき、嗚咽を漏らす。
(会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい―――)
「会いたい、貴方に――私はどうして貴方と一緒に行かなかったのだろう――?」
月は完全にその姿を雲に隠した。暗闇の中、陽子はただ一人、遠い人を思って泣き崩れた。
304「春の夢」 4 (現在):2005/07/25(月) 00:05:21 ID:SBOee0GE
己の寝所に戻ると、景麒らしくなくどすんと乱暴に牀榻に腰掛け、頭が痛むかのように
こめかみを押さえた。
「愚かな真似をした――今日は『あの方』の――」
景麒は疲れきったように、牀榻に横たわった。
瞳を閉じると「あの方」の穏やかでいて力強い声が今にも聞こえてきそうな気がする。
今すぐにでも扉をばたん、と開けて「景麒!」と呼びかけそうな気が。
きつく瞼を閉じ、枕にその冷たい頬を押し付け、景麒は追憶が自分を包むのに任せた。

御二人が惹かれあっていたのはとうの昔に気付いていた――最初こそ己の主は畏れに近い
気持ちを抱いて「あの方」と接していた。さも有りなん、方や五百年の治世を誇る大国
雁国の王、方やよちよち歩きを始めた磐石とは程遠い慶国の王。
しかし、「あの方」は、いつしか主上の真っ直ぐな心を愛された。父のように、友のように、
そして―― 一人の男として。
二人はあまりに違いすぎて、そして同時にあまりに似すぎていた。
国を統べる真摯な態度。頑なともいえる、不正を憎む心。そして深い慈愛に満ちた心根。
冷たい瞳に宿る、熱い、熱い魂。
「あの方」は全てを持っていると誰もが疑わなかった。大国を統べる手腕、有能な官吏、
己を慕う民。
いつか、私はあの方に聞かれた事があった――景麒。お前は誰かを愛した事があるか?
――現と眠りの狭間、景麒は更なる遠い記憶へと身を滑り落ちていった。
305「春の夢」 5 (過去・景麒の追憶):2005/07/25(月) 00:07:02 ID:SBOee0GE
「景麒。お前は誰かを愛した事があるか?」
「――麒麟にそのような事を聞かれますか、延王。私はこの国の民を、深く愛しており
ます。延台輔に聞かれても同じ事でしょうが」
尚隆はひょいと大きな肩をすくめる。
「そういう種類の愛ではないのだ。それ無しでは居られない、一秒たりとも離れたくない、
その笑顔を見る為なら人をも殺め、その涙を拭うためには幾らでも己の血を流す――」
景麒はたまらず顔を顰めた。尚隆は景麒の表情を見ると面白そうに笑った。
「すまん、すまん。麒麟相手に生臭い喩えだったな」
「――私にはその気持ちは愛というよりむしろ、狂気に聞こえますが」
くつくつと尚隆は身体を震わして笑った。
「そうだ、そうだ、それが、俺の言っている気持ちだ!狂気か、なる程――」
「延王、延王」
少女の柔らかい笑い声が室を暖かく満たした。
「いつまで景麒をからかってらっしゃるんです。お茶の準備が、出来ております」
尚隆は朗らかな少女の声の方に目を向けた。
尚隆は陽子の細い肩を抱き、春の柔らかな日差しの中――まるで二人の心を映すような
あたたかな――光の中を歩いて行った。
景麒は二人を見送ると、軽く微笑む。
306「春の夢」 6 (過去・景麒の追憶):2005/07/25(月) 00:08:34 ID:3iQTRga4
女史の祥瓊が自分に声を掛けてきたのは、その温かな春の日の夕方だった。
「景台補。今日は火急の儀がございましても・・・あの、主上の部屋には訪れないよう・・・
その、先触れを必ず出されるよう――」
景麒は小首を傾げると、ああ、そうか、と合点したように頷いた。
「承知した――延王、であろう?」
祥瓊は真っ赤になって俯く。
「はい。あの、お願い申し上げます。それと、主上の寝所の内小臣の側仕えも今宵は」
景麒は祥瓊のもじもじとした様子を見て、微笑んだ。
「判っている。大儀であった。内小臣の件は私が何とかしよう。平和なこの王宮だ――
たまの人払いはかえって主上のお気を和らげる事になるだろう」
祥瓊は深く礼をすると足早に景麒の前から立ち去った。
「もう、陽子ったら。こういう役目ばっかり私に押し付けて――」
ぷりぷりとした祥瓊の小言が景麒の耳に聞こえる。
景麒は軽く笑うと、園林の美しい緑に目を向けた。
「何と――平和な」
柔らかな風、ふくふくと香る花の匂い、日ごと明るさを増す民の声、そして何より幸せそ
うに微笑む主上――どんな憂いがあるかと言うのだ?
薫風が金波宮に吹き込む。
307「春の夢」 7 (過去):2005/07/25(月) 00:10:48 ID:3iQTRga4
陽子は扉を軽く叩く音を聞き、牀榻から立ち上がると扉の向こうの人間を確かめもせず
性急に扉を開けた。
「尚隆――」
ひゅう、とまだ寒々とした初春の夜風が室に吹き込む。
尚隆は簡素な袍を身に付け、片手に小ぶりだが美しい花束を持って現れた。花の一つを
取って、陽子の髪に飾る。
「美しいな――」
「はい、何と言う花です?蓬莱の桜、によく似ていますが――」
くつくつと尚隆が笑う。
「阿呆。美しいのは、花でなくお前だ。今すぐにでも――お前が欲しくて堪らない」
尚隆は陽子を抱きかけると牀榻に投げ出す。
陽子は甘やかに尚隆を見返し、挑発にしかならない抵抗をする。
「尚隆、尚隆、着物を皺にすると女史に怒られてしまうのです」
起き上がろうとする陽子の身体を押さえ、尚隆がするすると陽子の着物を剥いで行く。
「皺にならぬよう、脱いでしまえばいいだけの事」
陽子は熱い男の手にもはや抵抗が出来ない。
あっという間に生まれたままの姿にされると、己の肌に男の肌を直に感じたくて尚隆の
着物を取り去ろうとする。と、尚隆の腰に手を触れた陽子の手が止まる。
「・・・尚隆?帯刀なぞなさって、どうしたのです?」
陽子の言葉は尚隆の熱い接吻で封じ込められる。
308「春の夢」 8 (過去):2005/07/25(月) 00:12:34 ID:3iQTRga4
息が、肌が、声が、尚隆の存在全てが陽子の体に火を点ける。
耳朶を噛まれただけで、陽子は嬌声を上げる。とうに腰の奥は熱い固まりで、甘く痺れて
いる。
尚隆が陽子の胸の頂きに舌を這わす。感じやすい青い果実が、ぷるんと震えて、誘うよう
に尚隆の顔の前に突き出される。
陽子は自分の貪欲さを恥じるかのようにきつく敷布を噛み締めた。だが、声を上げるのを
堪えている自分自身に陽子は今にも脊髄がぐずぐずと崩れていくような背徳的な快感を
覚える。なお一層敷布を噛み締め、そのたびに陽子の肌の一つ一つに快楽の火が灯る。
尚隆はきつく噛まれた敷布を陽子の口から取り去ると己の腕を陽子の口に押し付けた。
「噛め。声を出しそうなら、俺の腕を噛め」
陽子は尚隆の腕に口をあてる。
しっとりとした肌、堅い筋肉に包まれた浅黒い腕に舌を這わせ、夢中で舐めまわす。
そうしている間に、尚隆は指をしっとりと濡れた陽子の秘所にあてた。
ぬるぬると腿まで濡らしている愛液に、容易に尚隆の指がするりと陽子の身体の中に
導かれる。
「あ・・・いやぁ・・・んっっ!!」
完全には入れられない指が、ぬぷぬぷと卑猥な音を立てながら陽子の入り口だけを執拗に
攻める。太く長い指が半分だけ入った状態で、くくくっ、と尚隆は指を曲げ、陽子の蜜壷
の天井の最も敏感な場所をぐいぐいとなぞる。
「陽子、声が外に――俺の腕をもっと強く噛め!」
陽子は快感の奔流に流されつつ、無我夢中に尚隆の腕に噛み付く。
309「春の夢」 9 (過去):2005/07/25(月) 00:13:39 ID:3iQTRga4
そうしている間に、尚隆の指はいよいよ陽子の中を奥深くさまよい、ぴくぴくと陽子の
神経全てを痙攣させる。
「ん――ぐっ!」
背を反らし嬌声を漏らす陽子に構わず、尚隆は再び蜜を溢れさせる入り口の近くを指で
刺激し、そ陽子を焦らす。
もっと奥を――そう言わんばかりに腰を突き出す陽子に、尚隆の指は全てを入れず、
くいくいと関節をまげて、入り口付近の天井を刺激する。
ずるる、と陽子の愛液が更に流れた。敷布が陽子の愛液でぬるりと濡れる。
陽子は甘やかな波が己の背中を走り続けるのを感じ、もっと深く感じさせて欲しいかの
ように尚隆を睨めつける。
ぐぐ、と尚隆が指を奥まで入れると陽子は尚隆の腕を強く噛んだ。
「んんーーーーっ、ぐぅっ。あっ、駄目っ」
尚隆は強く噛まれて血の滲んだ己の腕なぞ構わぬように、両手で陽子の身体を抱え、
ちょうど向かい合って座るよう陽子を持ち上げると、己の腰を突き上げた。
「ああっ、いやっ。駄目よ。駄目駄目。私---」
陽子は我を忘れて尚隆の男根に己の蜜壷をずぶずぶとおさめた。
「んっ、んっ、しょ、尚隆。もっと、もっと、深くー―」
「こうか――?」
尚隆はぱたりと陽子の身体を再び牀榻に押し倒すと、そのほっそりとした脚を己の肩に
かけ、枕を陽子の腰の下にあてがった。
310「春の夢」 10 (過去):2005/07/25(月) 00:15:26 ID:3iQTRga4
より深く陽子の中に入る体勢になると、尚隆は陽子を深く突き始めた。
「尚隆、尚隆!!」
陽子は緋色の髪を牀榻に広げ、嫌々を繰り返すように顔を振り、叫ぶそばからつま先が
天に向けてピンと張りつめる。
「いや、いや、嫌ぁっ。尚隆、私――」
「まだ、か――?」
「ううん。あ――私、駄目っ。駄目よ。あーーっ」
あれれもなく髪を振り乱し、陽子は我を忘れて獣のように叫ぶ。そんな陽子の様子を見て
尚隆はくつくつと笑う。
「噛めと言ってるだろう、俺の腕を」
乱暴に尚隆がぐい、と己の腕を陽子の口にあてがう。
陽子は快感の奔流に我を失い、歯を立て尚隆の腕を噛んだ。血の匂いが室に漂う。尚隆は
更に深く強く陽子の腰に己を付きたてた。
「行け、陽子」
「嫌、嫌。まだ――まだ嫌!まだ尚隆と繋がっていたいの!!」
尚隆はむずがる子供をあやすように笑うと、己の肩にのせられた陽子の両脚をぐいと掴んで軽々と持ち上げた。陽子の腰は牀榻から離れ、陽子はまるで妖術で己が宙に浮かされて
いるかのように力を失い、ぐったりと体の全てを尚隆に預ける。
結合部が丸見えになっている事に羞恥を覚えながらも、陽子は己の蜜壷を尚隆に突きつけ
た。尚隆は高ぶる己を乱暴とも言える勢いで、ずぶりと突き刺した。
ぬぷっ、と音を立てて尚隆の屹立したそれが陽子の中に入り、いまや陽子の蜜壷は完全に
尚隆で満たされた。それ以上に結ばれんかと言うように尚隆は更に腰を打ち据える。
ぱちん、と陽子の頭の中で何かがはじけ、視界が真っ白になった。
「あ、あ、あ、あ、あーーーーっっ!!」
目も見えない、耳も聞こえなくなる程の快感の頂点に昇り詰め、陽子は気を失いかける。
瞳を閉じる一瞬、悲しそうな尚隆の顔を見ながら――
311「春の夢」 11 (過去):2005/07/25(月) 00:17:38 ID:3iQTRga4
陽子はあたたかな腕に己が包まれている事にはっと気付くと、己の口をぬぐった。
「血――」
陽子は愕然として尚隆を覗き込む。
「尚隆、尚隆、私――。腕を、見せてください。私ったら何て事を――」
尚隆は柔らかに微笑むと陽子を抱き締めた。
「いいんだ。こんなかすり傷ごとき――仙の俺は数分で治してしまう」
ざらりとした鉄の味に陽子は、常ならず引き下がらない。
「ああ、私ったら――」
尚隆は無言で牀榻から起き上がると、床に落ちた着物を纏い始めた。
「尚隆。あの・・・」
「どうした、陽子?」
「怒ってらっしゃる?私に――」
尚隆は身づくろいを済ませると、いまだ裸体で敷布をまとうのみの陽子に接吻をした。
「怒る訳がある訳はないであろう?俺は、お前を愛しているぞ」
陽子は、尚隆の口から初めて――「愛している」――という言葉を発された事に驚愕し、
目を見開く。
「可愛い奴め」とか「そういうところが好きなんだ」とか「俺がお前に惚れているのは
知っているだろう?」という言葉は何度も聞いた事はあった。
が、陽子が尚隆から「愛してる」と言われたのは初めてだったのだ。
「尚隆――?」
尚隆は腰に刀を据えると、牀榻に腰掛けた。
312「春の夢」 12 (過去):2005/07/25(月) 00:19:58 ID:3iQTRga4
「孵らぬ卵をあたためている鶏だな――」
秘め事の後の甘い睦み事を期待した陽子は、思いがけない尚隆の言葉に眉を顰める。
「俺たちは、孵らない卵をあたためている鶏のようなものだ、と言ったのだ。判るか、
陽子?」
陽子は尚隆のあまりに真剣な顔に戸惑い、どうしたらいいのか判らなくなり尚隆の手を
取った。
「尚隆?ごめんなさい、私は愚かで――貴方の深い考えなぞ」
尚隆はまた深く陽子に接吻した。
「陽子、そんな顔をするな。愚かなのは――私だ」
「でも――」
尚隆は優しく陽子の指に口づけると、その手を離した。
「陽子。判ってくれとは言わない。だが、お前ならいつかは気付く。俺たちは孵らぬ卵を
孵そうとしている鶏だ。危なげなく道を歩んで行けば永遠とも言える命。だが、おのれ
自身は何をも現実には産みはしない。生命は木に宿り、己の種を愛しい女に植え付ける事
さえ許されぬ。俺達はどこに行く?俺たちはどこに行くんだ?己の命の一部を、子供達に
つなげる。死した己の身体はいつか腐りはて、地に帰り、そうして地の糧となり緑を育て、
緑は女に摘まれ子の口に入り、子の血となり肉となる――それが『人』の一生ではないの
か?それが――それが人というものではないのか、陽子よ」
陽子はぽかん、と尚隆を見つめた。
尚隆は笑う。
313「春の夢」 13 (過去):2005/07/25(月) 00:21:55 ID:3iQTRga4
「陽子。人は――いつしか死ぬんだ。そうでないものは所詮――」
陽子は消え入りそうになる尚隆の声を聞き逃してはなものか、と尚隆にしがみ付く。
「所詮は――幻だ。誰かの夢が醒めたら、消えてしまう。いや、いっそその夢が醒めて
くれたら我らは戻れるやも知れぬな」
「尚隆、何をおっしゃっているのか――」
陽子は涙目になって尚隆にしがみついた。
「お願いです。私を厭うていらっしゃるなら、そうおっしゃってください。そのような
回りくどいやり方は私には判りません!」
焔(ほむら)の陽子の視線を受けると、尚隆は笑った。
はは、と笑う尚隆に陽子はますます訝しげに眉を顰める。
「尚隆――?」
尚隆は笑いながら、刀をずい、と手に取ると陽子に対峙した。
陽子は絶句する。
(悪い冗談を――)
という言葉が胸の中に落ちた。だが、そう言うにはあまりに尚隆の瞳は真剣過ぎた。
「陽子」
尚隆の声が遠くから聞こえる。
「ともに、戻るか――?」
鈍い音をたて、尚隆の刀が己に振り下ろされるのと、卓上にある刀を求め、陽子が身体を
動かすのは同時だった。
314「春の夢」 14 (過去):2005/07/25(月) 00:24:13 ID:3iQTRga4
尚隆の刀は牀榻をつらぬき、その堅い木柱に刀を捕らえられ、寸分の猶予が陽子に
生まれた。
「尚隆、尚隆、悪い冗談は止めてください!」
陽子は泣きながら刀を構えなおした。
「悪い冗談は我らの生だ――そうは思わぬか?」
じりじりと近づく尚隆を見つめ、陽子は後じさる。
「尚隆、お願いです、これはあなたのいつもの悪ふざけなのだと言って――」
尚隆は笑うと一瞬刀を床に向けた。陽子は一瞬緊張を解いて、防備を解く。
その隙に尚隆は再び陽子に切っ先を向けた。
「止めて――」
陽子の手足は冗祐に操られ、己の意識の外で腕が動く。
(馬鹿っ――冗祐、下がれ――)
陽子は魅入られたように瞳を閉じる事も出来ず、尚隆が笑うのを見つめる。
(冗祐、ほら、これは戯れなんだ。尚隆は笑ってるだろう?動くな、お願いだ、
動くな――)
尚隆がひたと陽子に刀を据える。
「戯れの世界、もう、充分生きた――民にも自身の力で生き抜けるだけの力は渡した」
ばさり、と尚隆は己の髪を切った。
つやつやとした漆黒の闇は、まるで血のように床に散らばる。陽子はがくんと跪くと、
それを握って愛しい男を見上げた。
「尚隆――」
「陽子、戻るか?」
振りかぶり、風を切る音。陽子は自身の意思で刀を握り締めた。
研ぎ澄まされた刀だけが放つ鋭い風音――刹那、陽子は己に振りかぶる刀を
見据えて動いた。
「ああああああっ―――っ、延王ぉぉっっ!!」
315「春の夢」 15 (過去):2005/07/25(月) 00:25:43 ID:3iQTRga4
女から、王に戻った瞬間、尚隆の刀は陽子の右肩を砕き――陽子の刀は尚隆の心の臓を
貫いた。
「ぐぐぐぅぅぅっっ――っっ!!」
砕かれた肩を抱き、陽子は床に崩れ落ちた。
消え落ちそうな意識の中、暗い紅の色に染められ、床に横たわる愛しい男を見出す。
見る見る間にぐずぐずと、それは血と肉に返って行く。陽子は尚隆に触れた。
触れるそばからその肉体は崩れ落ちていく。
「ああ…尚隆?尚隆、尚隆!!嫌だ、嫌だ、嫌、こんな、尚隆――っ!?嫌ぁぁ――っっ」
陽子の叫びが正寝を貫き、震わせた。陽子はその血と肉を掻き合わせて――まるで元に戻
そうかとするように――絶叫しているところを臣下に発見され、溶け落ちる肉を抱きなが
ら昏倒した。
316「春の夢」 16 (景麒の追憶・過去):2005/07/25(月) 00:27:33 ID:3iQTRga4
仁重殿にまで漂った血の匂い――そして主上の叫び)
血の匂いを厭う景麒には、その後の事は悪夢のようだった。
近寄れない、しかし、陽子の傍にいたい。全てが伝聞。全てが脚色された噂。

「延王は狂われた」
「雁の荒民が押し寄せてくるぞ。慶の国境は封鎖だ!!なに、他国の民の事なぞ知るもの
か」
「景王の右肩を見たか――滅茶苦茶だ。骨が肉を貫いて――あれでは仙と言えど回復され
るのか…」
「ここだけの話、我らが景王は天と通じて延王を滅ぼしたとか」
「雁の富は全て慶のものだという事だな!?」
「延台輔が!!失道どころではない、砂と消えたらしいぞ!!」
「それよりお前、延王の最後の姿を見たか?…あれから十日程は食べ物が胃に入ら
なかったぞ――あまりにひどい」
「…跡形もなく」
「血と肉だけだ。それを我が王が掻き集め――ああ」
「血と、肉だけ?ああ、厭わしい――塩を撒け!」
「弔いは」
「弔いだと?」
「我が王を殺めようとした王に弔いなぞ必要あるか!!放っておけ!」
「主上は今日の朝議にご出席されたらしいわよ――昨日の今日だと言うのに」
「さすが私たちの主上、何と気丈な」
「ねえ、ひどいと思わない?それとも王ともなると人一人の死なんて関係ないのかしら!」
「ねえ、延王の笑顔――」
「あの邪気の無い」
「やめなさい、全ては」
「過去のこと」
「おお・・・主上に微笑まれていた延王」
「あんなにもお幸せそうだったのに――」
「まるで夢のよう――」
317「春の夢」 17 (現在):2005/07/25(月) 00:31:40 ID:3iQTRga4
陽子は変わらず、園林奥深い湖のほとりに立ちすくんでいた。
「会いたいんだ、尚隆――ただ、もう一目だけでも――」
呟き、身動きもせず涙を流す。
陽子は判っていた。今となっては尚隆が言っていた事を。
こんなにも愛しい男の種を宿す事も出来ず、王とは名だけ――命を
紡ぐ事は出来ぬ。己が種を後に残せず、何が永遠の命なのであろう?
愛した男に似た子を己の腹に宿す事が出来たなら、どんなに嬉しい事か。
その子はまた子を産み、脈々とあなたの血が引き継がれていく。
「あの時に戻れたなら――ああ、尚隆、私は斬られるべきだったんだ!
あなたに殺されるのなら、それで良かったんだ――!!」
318「春の夢」 18 (現在):2005/07/25(月) 00:34:07 ID:3iQTRga4
「景麒」
前触れも無く扉を開く、冷たい外気を運んで青白い肌の己が主上が己を見つめている。
泣き疲れて、腫れた瞼。涙に濡れたのか、その頬は冷たく、湿っている。
唇で頬を覆うと、主上は鬱陶しいと言わんばかりに顔をしかめて、どん、と突き放し袍を
脱がれる。
「抱け」
私は跪き、主上の足の甲に口づける。
主上が焦れったげに、足を払う。
「鬱陶しい。抱けと言っている――私の中を――壊せ」
ああ、主上。一年に一度だけの――契り。
私は「あの方」の替わりか?決して、右肩に接吻を許さないのは、貴女の誠実?
それでもあなたは切ない声を漏らす。
入る先から、濡れそぼって私を魅了する秘所。二度、三度、私が達しても決して逃がさな
いかのように締め付ける貴女の蜜壷。
腿にあなたの蜜が流れ落ち、私の腰が震え、崩れ落ちそうになっても、万力の力で締め付
けるあなたの柔らかな脚。
あなたは決して私を見ない。瞳は虚ろで、手は誰かを求めるように宙を彷徨う。ご自分の
体が壊れてしまえば良いかのように狂女の如く私の腰に強く打ち付ける。
「景麒、景麒、私を貫け――もっと深く――!!」
(出来ません、これでは貴方を壊してしまう――!)
319「春の夢」 19 (現在):2005/07/25(月) 00:35:14 ID:3iQTRga4
躊躇を察した主上が苛立たしげに己を睨みつける。
「景麒、お前、私が欲しくはないのか?欲しいのだろう?ただ一人の王、その命を聞けぬ
のかっ!?」
「主上――」
「欲しい癖に――中途半端な優しさなぞ捨てろ」
ぎゅう、と主上が私の屹立したものを握り締めた。痛みと快感の中間で私は思わず、
声を漏らす。
主上はぱたりと横たわると、後手で私のものを柔らかな尻の狭間に引き寄せた。
その入り口に触れて私は思わず体を引く。
「そ、そこは――」
「良いんだ――壊せ、と言っただろう?私の中をめちゃくちゃにしろと――」
更にぐいと導かれ、猛り立った己は愛蜜に導かれ、ぬるりと音を立て菊門に入り込んで
しまう。
「駄目です、主上――貴方を傷つけられません!」
「景麒!」
いっそ怒りに似た声に、私は悲しくなる。
主上はくねくねと蛇のように私の下で動いた。
蠢くその中は蜜壷より更にきつく締まり、私は動かずには居られない。激しい結合は主上
の菊門を裂き、私は血の匂いが室に漂うのを感じる。
320「春の夢」書いてる人:2005/07/25(月) 00:37:56 ID:3iQTRga4
すんません…無駄に長いしorz
でも、これで4/5終了です。
明日、残り投下します。しばしお待ち下さい。
321名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:32:03 ID:+xFOnvUV
えええええっ。
そこで止めるんすかっ。続きが気になりますよ、職人様!
322名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:37:43 ID:CQGHt07h
前置きというか…
亡国物とか微妙にグロとか特殊なものは最初に書いてくれるとありがたいです
カプもエロありならついでに書いてくれると
323名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:16:54 ID:oOfdxmRU
300にカプ書いてあるが
324名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:27:58 ID:bP1ONOiC
んー、末声ものなら一言断わりがあっても良かったのでは、と思ふのねん。
カプは書いていてくれてたけど。グロとか登場人物が死んじゃうの、
読みたくない人もいっぱいいるでショ。特殊なシチュだから。
325名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 07:02:32 ID:gmpoAOvx
>春の夢
ショックな部分もあったけど、エロ以外の話部分も面白かったです。
グロ趣味はないんだけど、陽子と尚隆の斬り合いに思いがけずモエスwwwwww
ツ・ヅ・キ!! ツ・ヅ・キ!!(AAry
326名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 22:06:19 ID:N+Wlopua
グロくないけど、確かに事前申告して欲しかったかも。
327名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 22:32:32 ID:PRW8decz
久々に職人様が降臨デ〜ス♪
328名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 22:47:15 ID:zGbNnWdV
ていうか、陽子が延王を殺しちまったら、覿面の罪になるんじゃないの?
329名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:02:50 ID:fl9eRnVk
>>328
そうなんですよね…
でも、その前に延王が覿面の罪を犯した、陽子が覿面の罪を犯す間も無かった、
って事でご寛恕ください。
あと、事前申告せずに投下、大変申し訳ありませんでした。すんません!
あとは平和に進みます〜景→陽、です。
330「春の夢」 20 (現在) :2005/07/26(火) 00:08:09 ID:kj1I24LD
血の酔いに酔わされたかのように、私は更に激しく主上のそれを突いた。
妖魔のように己の主上を貪り喰らい、体と体がぶつかり合う音が部屋中にこだまする。
「…だな」
嘲笑を含んだ主上の声が私の上に落ちる。
「何と、おっしゃった?」
「…見事な仁の獣ぶりだな、景麒?」
その声で私は一瞬にして、呪いを解かれたかのように動きを止めた。
冷ややかに私を見つめる主上の瞳――私に受け止められようはずはない、その視線。
主上はするりと身を離された。
ぼんやりとした視線が、ゆるりと私の方に向く。そうして主上はくつくつと苦しげに
笑った。
「さすが私の半身――これくらいの皮肉はお前には堪えないと見える」
あなたは可笑しげに笑いながらいまだ強くそそり立つ私のそれを掌で握り締め、
するりと口に含んだ。
冷たく柔らかな舌に蹂躙され、心は逃げようとしているのに己の体はそれを拒否する。
「主上、お止め下さ――あっ」
思わず声をあげそうになり、瞳を見開いてそれに私は耐えようとした。
そして、見開いた視線は誘われるよう己の主へと落ちる――愛の行為とは言えないような
激しい愛撫を与える貴女の顔へ。
331「春の夢」 21 (現在):2005/07/26(火) 00:14:19 ID:kj1I24LD
貴女は、まるでご自身が犯されているかのように顔を顰め、ただひたすら私のそれを
懸命に口に含んでおられる。
「主上――」
(――貴方の悲しみはこんなにも深いのか?)
私はあなたの顔をそっと上げる。
抗う貴女の顔を両手に収め、私はそっと額に口づけた。
私の両手の中の貴女はまるで童女のように寄る辺なく――私は己が貴女の麒麟である事を
一瞬忘れてしまい、口にしてはいけない問いを発してしまう。
「私では――」
(私では、「あの方」の代わりにはなれないのですか?)
どんな強い剣でも受けとめる貴女の視線が、ふっと反れる。
涙で膨らんだ瞼が、それを落とさないようにきつく閉じた。
私もまた瞳を閉じ、己をゆっくりとあなたの中に刺し入れる。
柔らかく熟した貴女の中はふわり、と私を受け止め、私は溜め息を漏らす――
その、刹那。
(その笑顔を見る為なら人をも殺め――)
強く、私に挑むように告げた「あの方」の声が私の脳裏に響いた。
(違う、違う、延王――いえ、尚隆殿。私はそのようには決して主上を愛せない、
愛さない――!!)
私の心の逡巡とは裏腹に、己の真ん中に屹立するそれは激しく主上の中を突いた。
うねうねと動く壁、みっちりとくわえ込むその襞――
(その涙を拭うためには幾らでも己の血を流す――)
「主上、主上――私はもう――」
332「春の夢」 22 (現在):2005/07/26(火) 00:15:53 ID:kj1I24LD
呪縛のように囁く「あの方」の声も、麒麟としての慈愛も一切忘れ、私は腰を
強く打ち据えた。
ぐい、と腰を突いた瞬間、私の背中に熱いつららが突き刺さる。
「―――っっ!!」
貴女の中――ふるるとそれは痙攣し、その瞬間、水を蒔いたように敷布が濡れた。
私の精もまた貴女の中に放たれる。
あなたは細い首をのけぞらせ、「あの方」の名前を叫んだ。すすり泣くように。
「尚隆――」
333「春の夢」 23 (現在):2005/07/26(火) 00:18:46 ID:kj1I24LD
景麒が眠りに落ちる瞬間、陽子は景麒に問うた。
「景麒」
「…」
物憂げに見あげる麒麟を見つめ、くくく、と笑うと陽子は豪奢な景麒の金色の髪の中に
顔を埋めた。
「何でもない――寝ろ。明日の朝議は荒れる」
景麒は苦笑を漏らした。
「朝議が荒れるのは、今に始まった事ではないでしょう――主上、何を言いかけた
のですか?」
陽子は景麒の額におざなりに接吻をすると、くるりと背を向けた。
沈黙が耳に痛い程に室に満ちる。
景麒は己が起きている事を察せられないよう、密やかに呼吸した。
重い沈黙の中、陽子の問いは刃物のように暗闇を切り裂いた。
「景麒、お前は――誰かを愛した事があるか?」
景麒はぴくりと体を震わせ、目を見開く。
体を一瞬強張らせ、そして、ふう、と景麒は切なく吐息を漏らした。
「その方の笑顔を見る為なら人を殺めて構わない――そのような愛ですか?」
陽子は初めて会う男を見るように景麒の顔を見つめる。
「…その涙を拭う為なら幾らでも己の血を流す――そのような」
陽子は瞳を閉じ、それ以上言うな、と言わんばかりに景麒にぐい、と身を寄せた。
景麒は壊れ物を扱うように陽子を抱き締める。
「私には――私は仁の獣です。麒麟にはそのような愛は判りませぬ――判りたくても、
判る事は許されないのです」
陽子は手に入れかけたものを失った幼女のように、悲しげに目を伏せた。
334「春の夢」 24 (現在):2005/07/26(火) 00:20:34 ID:kj1I24LD
景麒は目を伏せたままの陽子を抱き締めて、低い声で呟いた。
「主上。麒麟にとっては、主と巡り合える事が僥倖のようなものです。一秒一時、その
時間は夢のようで――」
景麒は己の言葉がいつでも足りない事を呪って、天に毒づく。そして、また深い溜め息を
付き、陽子に深く接吻をした。
「これが夢でも、私は幸せなのです。それだけは――お判り頂きたい」
「何も――産みはしない、これが夢であるかも知れぬ偽りの生なのに、お前は幸せと
言うか!?」
陽子は責めるように景麒に詰め寄った。
景麒はたまらず、哀願するように陽子の瞳を見つめた。
「夢でいいのです。貴方の夢の中なら――」
(私はその中に永遠に生きていたい)
景麒の呟きは陽子の聞こえたのか。
凍ったように動かない陽子の右肩に景麒の唇が触れた瞬間、陽子は体をさっとひねって、
そこには決して触れないようにした。
焔の瞳で己を睨みつける主を見つめ、景麒は、判ったようにそこだけには触れないように
陽子注意深く抱き締める。
陽子は吐き捨てるように言った。
「お前では――『あの方』の方にはなれないぞ。決して」
景麒はゆっくりと微笑んだ。
335「春の夢」 25 (現在):2005/07/26(火) 00:24:02 ID:kj1I24LD
「申しあげたでしょう?私はこれが夢でも――幸せなのです」
景麒は陽子の体を少しだけ力を増して抱いた。
一瞬、それに陽子は抗おうとして、何かに気付いたかのように静かに景麒に身を寄せた。
(夢でいいのです――)
(誰かの夢が醒めたら消えてしまう――)
「景麒」
「はい?」
陽子は何かを言おうとして景麒を見つめた。
「お前は」
そうして、その唇は震え、一言だけ吐き出し、すぐさま閉じられる。
「お前は――あたたかいな」
陽子は氷が溶けていくように、徐々に自分の手足に血が通うのを感じた。
景麒は、陽子の体をただただ、抱き締め続けた。
336「春の夢」 26 (現在):2005/07/26(火) 00:26:49 ID:kj1I24LD
鳥が朝を告げる――生真面目な麒麟はとうに臥牀から去っていた。
陽子は起き上がる瞬間、己の下半身の鈍い痛みに苦笑を漏らす。
「景麒には悪い事をしたな――」
仁の獣にはさぞや辛かったであろう、睦み事――あれを睦み事と言えるのであれば、だが。
陽子は痛みに顔をしかめながら、床に脚を下ろした。
艶々とした愛しい男の黒髪は再び己しか開けぬ箱の中に夜の内に閉まった――
そうして今、朝、麒麟の白金の髪は牀榻に散り落ちている。
それを見つめ、陽子はいっそ泣きたくなる。
(尚隆――)
陽子は叫びを、ごくん、と飲み干す。
そうして、扉の外で待っている女官に声を掛けた。
「…すまぬ、臥牀を片してくれるか?いささか羽目を外した――何、一年に一回の事
なのだが」
勝手知ったる女官は黙って微笑、頭を垂れる。
女官がふと何かを呟いた気がして陽子は、目を細めて女官を見やる。
変わらず、頭を下げたままの女官を見つめて陽子は、ああ、と吐息を漏らした。
337「春の夢」 終章 (現在):2005/07/26(火) 00:38:15 ID:kj1I24LD
「お前だったな――『あの方』の血にまみれた私の体を清めて――」
変わらず、女官は微動だにせず、深く礼をしたまま動かなかった。
陽子は微笑むと、女官を親しげに抱き締めた。
「面を上げろ」
陽子は温かく語りかける。
「また、新しい一年だ――」
女官は頭を下げたまま一筋涙を零す――あの、治世を誇った伝説の王の為か、今現在
目前に立つ王の為か――そうしてゆっくりと面を上げ、奥ゆかしげに微笑んだ。
「主上、台輔が最前よりお待ちで御座います」
生真面目な女官の声に陽子は笑うと、ひらりと衣をひるがえし、室を出た。

扉を開けると温かい日の光が陽子の頬を指す。ふわりと、花の香りが陽子の鼻を擽った。
女官達の姦しい声がきゃらきゃらとここまで届く。
憮然とした顔で朝議を待つ麒麟の顔を焦がれるように思い出して陽子は
一歩、足を踏み出す。
また、一年、慶国はその命を燃やす――夢であっても、現であっても。
孵らぬ卵を孵さぬ我ら――
「また、一年、その喜劇を演じて見せましょう――?」
おかしげに微笑むと、陽子は朝議の場に向かった。
(陽子――)
風の中、呼び止める声がする。
陽子は思わず歩を止めたた。
振り向くと小さなつむじ風が背後に吹き荒れ、若い緑の葉をくるくると翻弄している。
陽子はつむじ風の中に手を入れ、踊らされていた若葉を手に取る。
と、つむじ風はその存在なぞ無かったかのようにその舞を止める。
陽子は若葉を握り締め、小さく呟く。
「仏頂面の麒麟が待っているのですよ――尚隆」

聞こえますか、尚隆。
感じてください、尚隆。
あなたに会ったら、それを告げましょう。

「私達はこんなにも生きている――」

陽子は歩き出す。
春の嵐が背後で優しく音を立てる。

<了>
338「春の夢」書いた人:2005/07/26(火) 00:45:52 ID:kj1I24LD
オソマツでした…
以後、「事前申告」気をつけます。お詫び致します。すいませんでした。
阿鼻叫喚の最後だったのですが、段々景麒が可哀相になってきたので止めました。
神の降臨を、そっと私も待つ事にします。真の職人さん、カモーン!
339名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 01:10:54 ID:zGQGXFQu
ありがとさん☆
誤字脱字が気になったけど、楽しく読めました。
筆はお早いと見受けられるので、以降推敲して投下して下さいね。
(あと、亡国ものならその旨書き添えてくださいな。ヨロ)
340名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 03:05:52 ID:wqN9dXnb
>>338
乙! GJでした!

>>339
人のこととやかく言う前に、自分のレスをまず
推敲することをオススメする
このスレに職人さんが居着かないわけだよ
341名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 08:38:52 ID:pbyJRGDN
>>339妖魔認定 新でよし
 
折角の職人再来をまったく、
てめえで書いて、これが自分の作品と晒してからいいな。

342名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 16:12:27 ID:A9Rl4YX8
夏だから…
悪気というか悪意はないと思うがもちょっと言い方考えれば…

そして投下乙!
景麒はこういう被虐な役どころが似合うな
343名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:26:18 ID:fRMa4guB
>>339
妖魔はこのスレに不要だ。
失せろ! そして、二度と出没するな。
344名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:47:35 ID:++jSexdz
夏だな〜と言うか何と言うか。ここは苦笑するしかないですなあ、妖魔さん。

職人さん、オツ!
エロを楽しみにここに来る訳なのだが、それ以外のところも
じゅうぶんに堪能しました。
陽子タン、これからも景麒とお幸せに。でもたまには尚隆も思い出してやってね。
345名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 22:32:40 ID:5mH31Afc
職人さん乙でした。
堪能しました〜。
立て続けの職人さん再来で嬉しい限り。

>338
すんげーどきどきしながら読みましたよ。
ありがとうございます。
346名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 22:43:56 ID:CiJp1Dn8
>>334氏。スゲー、IDがSEX!
氏が言う通り、エロは勿論それ以外の部分もすげぇ面白かった>>338氏!
景麒が好きなんだろうなーという職人様の愛情が伝わりました。
当方、尚隆萌えですが、いやいや、良かった!!また投下して下さいっス。
347名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 22:47:15 ID:CiJp1Dn8
間違えた>>344氏=IDがSEX。
俺もそのID出してぇぇぇっ!!
348名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:51:42 ID:uc7bZJtO
叩かれる事を承知で。
やっぱり、事前に言って欲しかったなあ、延王の○○モゴモゴシーン...ゲホッ。
エロ期待してここを見ているので、唐突にそういうシーンが入ると
「えっ!?」と悲しくなりまする〜いえ、エンターテイメントなのでしょうが、
私たち、十二国のファンなので、ね?
誤字?は別に気になりませんでしたよ、あるのは気付いたケレド〜THANKS、THOUGH!
349名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:58:37 ID:yprCXRAk
>>338
GJ!乙でした。
またの降臨をお待ちしております。

>>348
>>322-329,338で結論でてるのに蒸し返しイクナイ
350名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 02:13:54 ID:onFSASAZ
>>348
事前申告は一部同意だが
上からものを見てるような言い方>339と同じ臭いがする
トレインマンの影響かな…
351名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 06:53:15 ID:5AqaIeK1
>>348
事前申告には同意するが、「私達ファンなんだから〜」って一括りに
まとめるのはやめてね。おまえみたいな姑息な奴と括られるのは御免だ。
内容に関して好き嫌いをどうしても叫びたいなら自分の責任で喋れやヴォケが。
352名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 08:09:37 ID:ahQncqYK
>350
どっちも微妙に日本語不自由だよな。
339は内容以前に丁寧語が変で、348は全体的に文脈がおかしい上に
特に下二行の文章崩壊っぷりがうはwwwwwテラヤバスwwwwwww


それはさておき、職人さん乙カレー
なんとか立ち直った陽子にほっとして、けなげな景麒に思いがけず萌えた。
ここにいると忘れそうになるけど変態じゃない景麒もいいもんだな。
353名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 18:03:25 ID:W8FCKYw5
気になることがあっても、一人注意してるんだからもういいじゃん。
自分が3人目でも4人目でもレスつけたくて、
しかもしねとかボケとか言わなきゃ気がすまないのか?みんな。

昔よりは人が増えてるからってこともあるだろうけど、
近年のそういう傾向がいやだな。
354名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 18:29:33 ID:qlUAHQEU
空気嫁なレスがきたら暫くそれへの叩きが続いても仕方ないとは思うけどな。
353がほんとにこの流れ変えたいと思ってるなら、自分で別のネタ振れば?
355名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 20:04:28 ID:O7pbxYci
書き手さん本人が「事前申告忘れてすみません。次からは気をつけます」
って言ってる。それで良い。一件落着。延王燃え。
356名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 02:20:21 ID:s3pCmD08
そっそ、一件落着!内容に触れようよう、みんな〜
私としては景麒でなく、延王に萌えっ。
そりゃ、何百年も生きてりゃ死にたくナリーの。かわいそ。
最後、延王は救われたのかにゃ?
余韻が残りすぎて萌え萌えーーーっ。職人さん、ぜひまたお書き下さい!
357名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 17:22:33 ID:M6SeSwEG
>>356
お嬢さん、ここは21歳以上になってから来ましょうね
358赤子:2005/07/29(金) 01:10:44 ID:FUVj402t
  へヘ
  // ⌒丶  マターリエロage!
 (从ハ从)  
  )§´∀`リ.
359名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 01:13:18 ID:F7AVAH8+
   へヘ
  // ⌒丶  ズレチャッタ
 (从ハ从)  
  )§´∀`リ.
360名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 01:18:14 ID:pgAop0g2
モエ(*´∀`)
361景麒:2005/07/29(金) 01:23:53 ID:FUVj402t
  〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
 ノノ*´_>` 从……
 }/  Y  ハ 
  ∪|  つ ∪
   |___|_|
    U ...U
362名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 12:03:25 ID:ySPYj8Dg
はしたないですよ台輔
363名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 16:05:45 ID:3H5UhjCb
自家発電後、ティンコ丸出しのまま気付かず
陽子を追いかけてタコ殴りにされる景麒萌え
364名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 16:51:48 ID:yQBALizu
馬並みを自慢したかったんだよ
でも、怒った陽子に水禺刀でチョン切られたなんて・・・
365名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 17:05:12 ID:PNdfOl0n
>364
想像するだに痛え…ついてないけど。
366名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:27:30 ID:Jh9vlauq
水禺刀が振り下ろされた。
ああ、血の惨劇か! いや、チンチン残酷か?

幸いにして、水禺刀を振りかぶった陽子に恐怖を感じた景麒のチンチン
は縮み上がり、あわやのところで本体の大部分は助かったのであった。
しかし、血は飛び散り血の穢れと精神的ショックから、景麒は一月間
床に臥せったのであった。

そして一ヶ月後、起き上がった景麒が、己の下半身を見ると、ナント
新星だったチンチンが進化していた。

露系までに言うほどの幸運では無かったが、それでも火星に
歓んだ景麒は礼を兼ねて陽子に報告したか・・・

「匂い付きはかなわん。毎日ちゃんと洗え。桓魋や浩瀚は匂いなんか
無かった。お前しか知らなかった私は、以前のお前のチンチンが普通
と思っていたが、実は×チンチンだったとは。」
「残りの皮はいいとして、二度と匂い付きの不潔な欠陥チンチンで床に
やって来たら、今度は根元からぶった切ってやる!」

寝込んでいた間に、桓魋や浩瀚と主上が浮気していた事と、
自信を持っていたのに欠陥チンチンと罵られた事の
二重のショックで更に二ヶ月間寝込んだのであった。
チャンチャン
367名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:21:38 ID:j2V7qQLQ
ヘタレ景麒の使い道といったらそれくらいしかない
それすらまともに使えなかったら慰みものにもならん

陽子タンの言葉責めも景麒は快感に転じて幸せかも試練
368名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 02:31:09 ID:vhRo2dz+
悦ぶのは景麒だけ。主上は欲求不満です。
369名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 11:51:26 ID:1B/aUl6f
主従役割が逆転してるじゃんw
370名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 14:20:28 ID:0WXg8Kg4
景王陛下はアノ臭いがお嫌いかえ
わらわくらいになると、むしろ刺激になるのじゃ
                      碧霞玄君玉葉
371コピペ:2005/08/01(月) 16:27:49 ID:3gdqmoMT
ヤバイ。景麒ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
景麒ヤバイ。
まず小姑。もう小姑なんてもんじゃない。超小姑。
小姑とかっても
「『陽子さん、埃がまだここの角にあるわよ。全く、こんなことにも気づかないのね…』×20くらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ無能。スゲェ!なんか建設的な意見とか無いの。うるさいとか細かいとかを超越してる。無能だし超小姑。
しかも退化してるらしい。ヤバイよ、退化だよ。
だって普通は泰麒に感化されたのなら王が代わっても接し方は変えないはずじゃん。
だってまた予王みたいに折り合い悪くなると困るじゃん。また6年余りで崩御とか困るっしょ。
景王が崩御がして、やべーなまた王を選ぶのかよなんて床に伏せっていたら、某麒麟みたいに斬首とか泣くっしょ。
だから延麒とか小姑しない。話のわかるヤツだ。
けど景麒はヤバイ。そんなの気にしない。小姑しまくり。景王が臣下が見てないところでメモとって勉強してるのにお小言。ヤバすぎ。
無能っていたけど、もしかしたら有能かもしんない。でも有能って事にすると
「じゃあ、景麒のあまりの勝手さってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超溜息。風速0.3m毎秒。回数で言うと1日30回以上。ヤバイ。溜息しすぎ。キレる暇もなく精神的苦痛で死ぬ。怖い。
それに超無表情。超美白。それに超その場の気分。「あるいは名君におなりかと」とか平気で言う。名君て。ならお前溜息してないで補佐しろよと。
しかしなんつっても蓬山は許容が凄い。無能でも麒麟なら平気だし。
臣下なんて女王が即位しただけですぐに見切りをつけたり、「懐達」とか言ってみたり、王を嘲笑したりするのに、
景麒は全然平気。むしろされても気づかない。登極して日も浅い景王を励ます配慮もない。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、景麒のヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ景麒の意見を真面目に聞く景王赤子とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
372名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 17:20:25 ID:HVRrCziY
ちょwwwおまwwwwウマスwwww
373名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 21:08:49 ID:PXl8lKOd
ここはエロパロ板、アホダラ板ではない





暑い、夏か・・・
374名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 21:32:49 ID:ruHNAsnr
375名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 22:11:43 ID:djc8W1m0
アニメ板で受けたからといって、ここへ持ってきてもダメ
多分、最初に貼った人物とは別人だろうが

ここは大人のスレ
欲しければ自分でDVD買ってるし、そもそも虹だけでなく
三時おやつも十分に食味済みも多いのだ
だから書けるし、読んで楽しめる
同定書所の諸君が書いたモノは、それと察しがつくし
(それはそれで楽しめるが)
卒業者の作品は自然と深みがでてる

趣味で絵を集めてる香具師もいるかも知れんが
その程度ではハァハァできんのだよ。三時をしっかり見てるから
お子チャマではダメよ
376名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 22:37:04 ID:Rk7MqHWk
ぼうや
世の中には著作権というものがあるのよ
377名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 01:38:18 ID:2TTLjXZ4
このスレって、景麒以上の小姑がイパーイ……
たしなめるにしても上手い言い方とか考えないんだろうな
そういう点でも景麒と一緒
378名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 02:57:42 ID:VhsK7Zfb
自分で流れ変えようともせず溜め息つくばかりの>377も誰かに似てるねえ
379名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 08:42:23 ID:SF8Aci2M
大人の世界なのだ
オコチャマには煙たいかもね
380名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 20:45:27 ID:4KbQVgB2
無能景麒コピペだけどワロスw
そういやエロなし投下スレとかあるから
新作エロなしパロはそっち投下でこっちに告知とかいいかもね

入浴シーン詰め合わせは基本だな
でもマルチは控えた方が(・∀・)イイよ
381名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 22:23:55 ID:HKjGIAzL
なんだ?景麒のワゴンセールか?
382名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 23:29:00 ID:uLs8fXM3
采麟なら欲しいけど景麒はいらん
383名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:17:04 ID:c0qbCvql
  〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
 ノノ*´_>` 从 マァオ茶デモ飲ンデ
 }/  Y  ハ 
∪|  つ ∪ 旦
   |___|_|
    U ...U

384名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:19:08 ID:c0qbCvql
   へヘ
  // ⌒丶  腰ガ引ケチャッタ
 (从ハ从)  
  )§´∀`リ.

385名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 02:19:32 ID:B5q212cZ
主上は腰が引けて
景麒は前かがみ…か
386名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 23:02:29 ID:AcIRBtRX
供麒は腰をクネラセ蹴っ飛ばされると
387名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 15:10:37 ID:eM9HsR6j
玉をけられた供麒は半年間寝込みました
388名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:31:58 ID:ziYrQBT8
そして供麟になりました。
389名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:52:07 ID:mCXIP5at
オカマの供麒(麟?)
想像したくない・・・
390名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:54:09 ID:gHvL0d75
失金の病、不治の病だw
391名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:55:25 ID:b02h7pyP
失禁の病とどっちがいいだろ ジョボジョボジョボ…
392名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 04:20:53 ID:hwOjGVL4
供麒って寝込んだらタダでは起きなそう。
393名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 09:14:03 ID:hYTw7psT
ああいう香具師に限って、重要な場面ではえらく図々しい要求をしそう>供麒
394名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 10:57:23 ID:8na1IxWs
供麒チャン、アメ玉をあげるから起きてらっしゃい
395名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 22:07:44 ID:awtdr6p/
ハ〜イ♪
396名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 22:21:45 ID:lolu66zQ
立ち上がりました。でも余分なとこも勃っていたため
「誰がそこまで勃たてと言った」とまた蹴られましたとさ
397名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:39:58 ID:YHqFPVh2
供麒「ぁぐふぉぉ…っ…こ…この全身総毛立つ痛み…!
   脳天を突き破るほど強烈に冷たい眼差し…!
   幼子の柔らかい声質にまざる侮蔑の響き…!
   全てにおいて恍惚…!た、たまらない…っっ!
   あぁ…で、でも…これはこれでもう使い物にならなぬやも…っ」
398名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:52:26 ID:PCv3Y0mT
供麒…とことんいじられキャラだよな。
だが、それがいい。
399名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:00:35 ID:QZcmRKed
不死身の麒麟だ、復活する
折れ曲がっているかもしれんが
400名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 00:28:42 ID:/B5kkjai
折れ曲がってるなら反対側から踏んだり蹴ったりしてもらえばいいじゃない
401名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 07:55:53 ID:4Y2+YBG7
>>339-400
供麒の逸物はハリガネか?
やりすぎると、金属疲労でポロッと逝くぞ
402名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 13:58:51 ID:sX+Mgh5b
「ああ・・・益々短く・・・」
403名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:18:57 ID:vW82sdTx
糊でつけろ、その内にくっつく
404名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:46:28 ID:P9vcpOON
糊がないなら米でな。
405名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 23:42:45 ID:EqEVL9vr
「霊」と言う概念がないなら「お盆」みたいのも無いのかね、十二国。

と、言うことで、ちょっとお盆ボケしている作者から景→陽、です。
拙い文章でスマソ!
406「煩悩景麒」 I-1:2005/08/11(木) 00:22:27 ID:4dD3cp6Y
「咥えなさい」
「で、出来るかっ、そんな事っ!!」
主上は赤面しながら、首を強く振る。
私はずい、と一歩主上に近づき、その露わになった一物をほとんど主上の唇に
触れそうな距離に近づける。
そそり立ったそれはほとんど天井にも近づきそうな程に上向き、少女
に咥えられるのを今か今かと待っている。
「ほら、咥えたいのでしょう?」
「景麒…だって――」
「『だって』、なんです?」
主上はちらりと私の巨大な一物に視線をやると、恥ずかしそうにうつむき、呟く。
「だって――そんな、大きいの、咥えたら裂けちゃう」
ふっ、と私は笑って、一物で主の小さな唇をくすぐる。
「私だってあなたの口を裂きたい訳ではないのです。ですが、あなたの下の口はもっと
お小さく、痛みも大きいはず。せめて、その熟れた唇で私を咥えなさい。これは、私の
慈悲ですよ?」
私は唇に触れていた己の一物をぐい、と主の口に中に突き入れた。
「ぐふっ…!」
主は思いがけなく大きく張り詰めた私のそれを含んで咳込む。
私は容赦なくぐいぐいとそれを突き入れた。
「駄目、駄目、景麒。裂けちゃう、こんな大きいの…嗚呼…駄目よ、駄目!」
主の小さな口は私で満たされ、ほとんど咳込むようにして喘ぐように言葉を吐き出す。
407「煩悩景麒」 I-2:2005/08/11(木) 00:25:38 ID:4dD3cp6Y
「ほら、ほら、もっと強く咥えなさい」
私はぐいぐいと腰を突き出し、主上の頭をぐい、と掴み己の腰をゆすった。私の優美な
指の間に主上の紅の髪がみだらがましく絡む。
「駄目、駄目だってば。そんなに強く引っ張らないで。痛い、痛い」
私はほとんど可笑しげにぐいぐいと主の髪の毛を引っ張りつつ、腰を更に打ちつけた。
「痛みと快感はほとんど似たところにあると言いますよ?ほら、その苦悶の表情――
そそりますね。もっと、咥えて、もっと――!!」
「痛い、痛いってば――引っ張らないで!景麒、そんな強く握るな、裂ける――痛っ、
いた――くぉの阿呆麒麟っっ!!」

ボカッ!!!

己の頭上で音がして、私は頭に鋭い痛みを感じ、目を覚ました。
「この馬鹿!人の髪の毛を嫌って言う程引っ張りやがって!!痛い、って言ってるだろ!
しかも人が優しく起こしてあげようと敷布を剥いだら、途端にぐいぐい敷布を引っ張り
やがって!お前は、何だ、綱引き名人か!?そんなに強く握ったら裂けるだろうがっ!
貧しいこの国はお前に二枚も敷布をあてがう余裕なぞ無いっ!お前はその裂けた敷布で
この冬も次の冬も、そのまた次の冬も過ごすと良いっ!!」
ずんずんと扉に向かい、ちらりと冷たい一瞥を私に向けると主上はばたん、と扉を閉め、
去って行かれた。
気が付くと、己を覆う大きく裂けた敷布――
408「煩悩景麒」 I-3:2005/08/11(木) 00:28:34 ID:4dD3cp6Y
「えぇっ――?」
景麒は穴が開いた敷布を茫然と見下ろす――と再び床についた。
(「夢でも良い――もう一回!!」
ぱたりと、景麒は朝議も忘れ、すかすかと風の吹き込む毛布にくるまった。

その後、穴あき敷布で眠りについた景麒は、風邪を引き、それをこじらせたとか。
煩悩麒麟、いまだ幸せに到達せず。
409「煩悩景麒」 II-1:2005/08/11(木) 00:30:01 ID:4dD3cp6Y
熱っぽい。
ぐずぐずと私は風邪を治せず、ずうっと微熱が下がらずにいた。絶え間ない倦怠感と
くしゃみ。
ひくひくと鼻の奥が痙攣をし始める。私はぐい、と下唇を噛み、暴発を我慢する。
「景麒、どうした?そんな難しい顔をして――」
ひょい、と主が私の顔を見あげるようにその愛らしい顔を寄せる。
「な…なんでもありま――」
「何だ、景麒?」
にっこりと微笑む主上。
「何でもありま――へ、へ、へっぶしょーーーっん!!」
豪快なくしゃみは、唾とともに主の顔に届いた。ぺしゃっ、と粘着質の己の分泌物が
主上のすべすべとした頬に着地する。
二秒、沈黙が落ちる。
「くぉの、景麒っ!!くしゃみする時くらい、口を手で覆うとか出来んのかっ!
汚いっ!!この阿呆――――っ!1」
主上の顔にぺったりとくっついた白い液体。
ごしごしと手拭で顔を拭く己の主を見て、私は一瞬禁断のエリアに己の思考を飛ばす――
(「が…顔射――出来たら良いなぁ」)
微熱に冒され、うっとりと、己のほとばしりを思う存分愛しい主の花のかんばせに
放射しまくる光景を止められず思い浮かべる私――
410「煩悩景麒」 II-2:2005/08/11(木) 00:31:14 ID:4dD3cp6Y
「駄目、駄目だ、景麒。お願い、嫌、どうせなら、私の中で――して」
「一回だけで収まる私の猛りかと思われますか?――見くびらないで下さい、あなたの
中でも、もう一回達しましょうとも」
主はその長い睫毛を伏せた。
「駄目よ、嫌。恥ずかしい。それって――私の顔にかけたいと言っているのか?」
私は言いにくそうに言葉を吐く、己の主のその表情にぐいぐいと己を奮い立たせる。
「はい、そのお美しい顔一面に――私の精を。その後で、あなたの中に」
「景麒。いやだ、怖い。どうしてそんな顔を――そんな表情を?」
ふふ、と面白げに私は笑った。
「そんな顔、とはどんな顔です?」
いっそ心配げに主は私の瞳を見据えた。
「――切なげな、顔だ。景麒、そんな顔で私を見るな。辛くなる――お願いだ、
あちらに顔を向けていてくれ」
言葉とは裏腹に、己を求めるような瞳ですがる己が主を見て、私は嫌々を繰り返す主の
細い肩をしっかりと掴んだ。
「そのような事はおっしゃらないで下さい――私の全てを、あなたには受け止めてもらい
たい」
「景麒、止めて。お願いだ、手を離して」
「いえ、離せません」
「勅命だ、離せ――!!」
その切なげな叫びに私は鼻の奥がツンとし、降りかかる切なさに大きく口を開けた。
411「煩悩景麒」 II-3:2005/08/11(木) 00:32:38 ID:4dD3cp6Y
「主上―――!!」
「止めろーーーーっ!!」
がしっ、と私は強く強く主の肩を強く抱き、己に引き寄せる。
「へっぶしーーーーーっ!!」
べしゃっ。
はっ、と私は我に返る。
己の分泌物が、倍増計画で主の顔に降り注いだ――と、瞬間、私は腹に一撃を与えられ、
地に落ちた。
「くぉの、阿呆麒麟っ!離せと言っただろ!?何だ、これは?嫌がらせか!?そんなに
私を憎んでいるのかっーーーー汚ねーーっ。永遠に風邪引いてろっ、このボケッ!」
ガキッ、と金的に主の一撃がジャストミートした。
「が…顔射…」

気を失った景麒はそのまま放置され、また風邪をこじらせとか。
うわ言のように「ガンシャ、ガンシャ…」と呟く景麒の唇は口角が上がったまま――
十二国全域不気味な麒麟ナンバーワンにランキングされたのは言うまでも無い。
――煩悩麒麟、いまだ幸せに到達せず。
412「煩悩景麒」 III-1:2005/08/11(木) 00:37:04 ID:4dD3cp6Y
「いよーう、『ガンシャ』景麒。今日もハッピーかーい?」
にやにやと笑いながら、雁国台輔六太が私を見上げる。
「何ですか、雁国台輔。本日は慶にどのようなご用件か」
くっくっくっ、と面白げに延麒は笑った。
「いやー、景麒が『ガンシャ、ガンシャ』って言いながら、寝込んでるって聞いたからさ。
そんなに『それ』が欲しいのかなー、って思って。叶えられないでもないよ、『それ』」
私は思わず延麒に顔を向けた。
「――『それ』?『叶えられないでもない』」
ぎゃーはっはっ、と延麒は笑った。
「何だよ、その期待値120%の表情?可愛いね〜。ま、一服。すげーぞ、これ。飛ぶよ、
悪いけど」
ぷかぁ、と煙を吐いて、手の中にくすぶる小さなものを延麒は私に手渡した。
「ほら、吸うんだよ。肺まで入れるなよ、小さく一服が基本だからな、『ガンジャ』は」
(が、「がんじゃ」――?)
何か、変な濁点付いてるな、と思いつつ私はそれを手にとって口にあてた。
「軽く一服」
ふふふっ、といやらしげに笑う延麒を見ながら私は思わず深くそれを深く吸った。
「――ゲ、ゲホっ!!」
413「煩悩景麒」 III-2:2005/08/11(木) 00:38:34 ID:4dD3cp6Y
糞のような、それでいてどこか臭いもの嗅ぎたさを覚えるような香りと味に、私は
ふがふがともう一回深く、その煙を深く肺まで入れた。
ふわっ、と自分の体が軽くなり、目前の色彩がサイケに輝き出す。
「ふ〜ぅう〜」
「アホッ、景麒。ガンジャはそんな深く吸うもんじゃねーんだよ!あ・・・あ、根元まで…
景麒、お前、印度産の純正ガンジャを〜…」
「ふ…ふ…っ、綺麗だよぉ〜、綺麗だあ。青いぃぃ、赤いぃぃぃ、ぐるぐる、全てが
さいけでりっく―――!!」
私は浮遊感の中、微笑む愛しい主の姿を見つけた。

「景麒、景麒」
楽しそうに微笑む主上。私の両頬を柔らかく包み、瞳を射んとばかりに見つめる。
「楽しげなお前を見るのはいつでも幸せな事だ――いつもそうやって笑って居てくれれば
私も自信を持てるのに」
「『自信』ですか?」
「そう、自信。私は、自信が無いんだ。お前に好かれているのか、必要とされているのか
――私を、抱きたいと、お前は思っているのだろうか――と」
言ってしまった、という後悔と、小さな興奮を隠そうともせず、主上はいつになく
ねっとりと輝く濃い視線を私にぶつけた。
414「煩悩景麒」 III-3:2005/08/11(木) 00:40:41 ID:4dD3cp6Y
「――思っていますよ、抱きたい、と」
「本当か、景麒?」
救いを求めるような、その瞳。ああ、主上。
「思っていますとも!いつも、毎週、毎日、いえ、24時間、あなたを抱きたいと。
あなたのそれを私のそれで満たしたいと――」
はらりと主上は衣を解いた。中は、輝かんばかりの裸体――
「ああ、主上――何と美しい」
「好きにしろ。いや、して下さい」
初めて聞く懇願の声に私のそれは強い刺激を与えられ、ぐぐ、とそそり立つ。
「好きにしろ、と言われたか?」
「はい。好きにしろ。いえ、して下さい。お願い、壊して。ぐちゃぐちゃにして。
滅茶苦茶に――」
私はその柔らな肌に唇を這わせ、指でその滑らかな曲線をなぞった。
「そこじゃない、違う。馬鹿。違う――違うって!!」
私はわざと焦らすように乳房を責めた。
「主上――お小さい乳房。しかし、頂きは感じると見える」
小さな乳房――房といえない程の小さな――しかし、こりこりとした頂きはそそりたち、
私を誘う。
「ほら、こんなに感じているではないですか」
415「煩悩景麒」 III-4:2005/08/11(木) 00:48:27 ID:4dD3cp6Y
「違う、違うって、景麒!痛い、痛い、この馬鹿――っっ!!」

スパコーン!!

景麒は頭に鋭い痛みを感じ、しかし、ぼんやりと己がたった今まで貪っていた肉体の主を
見つめた。
延麒は血が滲んだ己の乳首を痛々しくかばいながら、顔面を紅潮させていた。
「アホっ、この阿呆麒麟っ!!ガンジャ一本で逝くなよ、この童貞!誰と間違ってんだよ!
見ろよ、この乳首。血が、血が滲んでるじゃねーかよっ!うげー、キモッ、キモーーッ、
血の匂い、ウゲッ、吐く!!景麒、このボケッ!この馬鹿っ!!お前それともホモなのか?
そうなんだな、お前、ホモなんだな?ホモ、ホモ、このホモ麒麟―――っっ!!さっさと
失道しろ、この変態野郎―――っ!!」

ガキッ!
チンに見事に入った、六太のアッパーに景麒は再びワンダーランドに身を踊らす。
景麒はあうあうと言いながら、ほとんど1ミリくらいに焼け落ちたガンジャに
夢見心地で手を伸ばした。
ぷっか〜

(「あ〜良い〜、良い〜うっはー、ぱ、ぱらだいす〜☆」)
景麒は再び、陽子との有り得ないバーチャルなシチュエーションに飛んだ。

煩悩麒麟、いまだ幸せに到達せず。

<つづく――かも?>
416名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 00:52:13 ID:tAGhbpQm
乙悦。
ぶっ壊れ具合が気に入った。つづきますよーに
417「煩悩景麒」書いた人:2005/08/11(木) 00:54:03 ID:4dD3cp6Y
盆休みでボケた人からの投下でした。お口汚し、スマソ。

次は景麒君にも又、美味しいところを持って行かせてあげよう…多分。
418名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:14:01 ID:hj7p4oLS
Good Jo……Joke!


関係ないがPC規制されててうっとうしい……
419名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 01:35:26 ID:NNGKznhU
確かに六太はインドのゴアあたりにいそうだな。
でもガンジャって吸うものだっけか?噛み煙草っぽいブツでは?
この職人さん、多分前スレあたりにもいらっしゃった?と見受けられる。違う?
あなたのスピーディーな展開好きっすよ。続きヨロ。
420名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 09:18:54 ID:ZB7yJkLS
グッジョブ!!
すごい職人が降臨されたな。
続きキボン
421名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 10:39:13 ID:ilAna14j
朝からすごいもの見ちゃったw
続き期待してます
422名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:37:10 ID:T2yfRPFS
景麒、アホだなぁ〜w
なんか、こういう暑い時にはノンビリ笑える職人さんのような話がピッタリです。
マターリ笑いました。再降臨希望!
423名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:49:25 ID:Wsop9cA7
饒舌景麒が壊れてて面白い!
寡黙景麒もしっとりしてて悪くない場合もあるけどね・・・。
424名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 23:35:12 ID:q171aCGv
>>419
ガンジャは吸うものだよ、乾燥大麻だもん。深く吸ってしばらく待つ。煙草みたいにぷかぷか
吹かさない。吸ってポケーっとしてる間に燃え尽きちゃうのも勿体ないから、周りの人に
回しながら又吸う。体質によっては吐いちゃう事もあるね。
景麒、吐かなくて良かったなw

425名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 00:54:05 ID:uwcMMtdi
419は多分ビンロウと間違えてるんじゃないかと。
インド行った時、現地の人がよく噛んでた。
426名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 23:23:34 ID:VoM/1dTG
>>405
亀ですがサイコーです。こういうと障りのある部分もあるけど
久々にまともに読めるエロパロ作品、楽しめました

余計だけどマジレス
常世にも「霊」と言う概念はあるのでは?
ギョーソーが泰麒に名を贈るときに
『死者の霊が集まる山』とか言っていたような記憶が・・・
427名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 01:09:47 ID:5UJJ95eC

 麒麟のペニスにアナルを突き破られて死亡 雁


 延国元州にて、麒麟のペニスを肛門に入れるなどして麒麟姦をしていた男性
が、肛門と腸を突き破られて死亡したとのこと。

 今月2日、牧場の中で麒麟(獣形・延台輔)とアナルセックスを試みた男性
(年齢不詳、男性は挿入される側)が、牧場で死亡している姿で発見された。

 男性は肛門に挿入された麒麟の巨大なペニスによって肛門と腸が突き破られ、
内出血して死亡したもの断定されたという

 現在、夏官は牧場に取り付けられた監視カメラの映像を基に、同牧場を訪れて
いた人々を特定し、聞き込みを行っている。
 これまで牧場を訪れた人の具体的な数は明らかにされていないが、 調べによ
れば、同牧場は延台輔の言わば"盛り場"として、"ものすごい数の人々"が訪れ
ていた可能性が高いという。

 また牧場の情報は麒麟姦愛好者が集まるインターネットのチャットルームなど
において伝わっていたものと夏官は推測している。

 事件が起きた延国では麒麟姦は違法行為に当たらず、またその為、検死官が
男性の死因を"不慮の事故"であると記録したことから、 これまで風漢としか明か
されていない。
 しかし今後、台輔への不敬の可能性もあるとして、事件を調査していくと話して
いる。

 「実質的には、麒麟姦は台輔への不敬だと考えることも出来ます。だから今後
も調査を続けて行きます。 とにかく、ものすごい数の人々がこの牧場を訪れてい
たようです。」

 また事件を受けた天帝は、今後この事件を取り上げ、延国が麒麟姦を違法行為
として制定するよう働きかけていく予定であるという。
 現在、十二国ではは四つの国で麒麟姦が違法と定められているとのこと。
428名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 15:34:56 ID:1u8ZmLQw
>>427
マルチするなこの変態が
801板に出したアフォだろう
429名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 15:48:03 ID:Lkqi0uHv
十二国記でハァハァ 板に獣姦のニュースを貼り付けていた変態かな?
801板にも出していたのか
430名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 16:04:26 ID:cSrN8/Bj
>>428-429 キモいのは判るがスルースルー
嵐へのレスは嵐と同じネ
嵐とするのはきつすぎるかも知れんが

431名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 17:37:53 ID:f56/c2G4
>>429
>十二国記でハァハァ 板
すばらしいなw
432名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 23:16:49 ID:ddtohRCa
>428-430
メ欄が全員大文字の「sage」だけどそれについて突っ込んでいいか
433名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 00:46:01 ID:0YWgJZG/
それは大文字じゃなくて全角って言うと思うんだけどそれについて(ry
434名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 07:58:31 ID:WtMFhnld
実際にあったニュースネタのパロだろ
軽くスルーしとけ
435名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 10:55:15 ID:PD39SiJp
>>432
そんなとこ突っ込んじゃイヤ〜ン
普通のとこにしてネ
エッ! お馬さんと・・・そんな方とはお友達になれませんわ


だって、あなたは○○ですから!!!! 残念〜
436名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 13:48:24 ID:oSpPaxLW
>>435
悪乗りし杉
437名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 21:23:53 ID:0MtGF8Tf
>>301様。
すんげー亀ですが、有難う!こちとら一ヶ月振りにROMったら私の大好きな尚隆が〜
あぅあぅ。
まっとうなエロパロも当然好きですが(煩悩景麒みたいな作品ね。GJ!)、職人さん
みたいの読むと「そうなんだよ、ここにはエロだけ読みにきてるんじゃねーんだよな〜」と
と思うよ。
あんがとね。明日から会社だけど頑張る。
438名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 22:20:24 ID:H8d8FfUc
>>437 禿同
>「そうなんだよ、ここにはエロだけ読みにきてるんじゃねーんだよな〜」と
と思うよ。

十二国記だからいいノダ
439名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 04:26:48 ID:6dfhObVN
それもそうだがあまりにエロパロすれすれなのばかりなのもな
がっつりエロも見たい
440名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 19:35:11 ID:J+qUJR8P
>>439
それはそなたに書けという天の啓示なのだ
良作品を投下すれば天命が下り
スレ麟がやってくるであろう、
契約の前にフェラもしてくれるであろう
441名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 11:03:05 ID:7pk2Goef
即物的にやられても萌えん
442名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 17:20:40 ID:NpqPZqb8
過去ログ漁ると濃厚エロ色々出てきてイイよ
443名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 18:09:21 ID:GLAURbOD
過去スレも含めて好みのエロシーンのレス番を晒せ
444名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:03:31 ID:9xPqaY/B
>>443
レス番わかんね。
クマと祥瓊 in 風呂の作品と、利広と尚隆と陽子の碁石ネタ作品。
この職人さん達、多分それ以降降臨してくれてねぇorz
445名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:13:08 ID:eHea3NEe
>>443
このスレの上の方の廉主従
446445書き忘れ:2005/08/21(日) 23:17:16 ID:eHea3NEe
恋愛小説の方の廉主従な。
普通に萌えてしまったwサイト餅だったら探しに行きてぇ
447名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 20:52:48 ID:VnJMW5P0
ああっ!
3人しかいないのか、昔はずっと人大杉だったのに
448名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:24:01 ID:H5FkRgMO
ああっ! 人気が絶えてしまわれた
449名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 22:49:52 ID:+7tRaVks
ああっ! 子だねが絶えてしまわれた
450名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 14:24:23 ID:fiC39x/+
実が付くから大丈夫。
451名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:22:26 ID:aLOgBuRD
「主上っ……この実をしゃぶってください……!」
「踏み潰してください、の間違いじゃなくてか?」
452名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:17:37 ID:FNgUP6q1
それはタマ、実ではない
453名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 03:00:56 ID:zn2kN7Hn
実も成りゃしない
454名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 21:23:06 ID:bQKk0lpI
つぶさないでぇ〜!!!!

痛いから
455名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:06:51 ID:w+aJM8ik
じゃあ潰さず、そのままにしておいてあげる
でも、そのうちに切り取って酢漬けにしようかな
や○やのニンニク みたいにできるかも
456名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:47:13 ID:c+ncH5f3
マズー
457名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 11:49:31 ID:ddexXouO
乱暴に扱わずに優しくなでて下さいませ
手のひらに乗せてコロコロでも結構です   供麒
458名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 16:58:11 ID:VcZduJ3e
やだ
459名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 01:51:44 ID:ii4CidzA
>>457は、「いいか!押すなよ!絶対に押すなよ!」というアレだよな?
460名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 10:47:54 ID:NJQ4+Pun
はい、密かに期待しております。
絶対に優しくして下さい、乱暴には扱わないで下さいませ。
絶対ですよ、絶対乱暴には・・・
461名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 12:43:22 ID:gAY5O1eM
さわさわ触られる絶妙な緊迫感!
462名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 16:32:33 ID:Y9Mjr6mC
そして一気に力が・・・・
463名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 19:40:36 ID:fMZ4HG3s
グシャッ 小さいがはっきりとした不気味な音が聞こえた
そして叫び声が ギャ〜!!!!!!!!!!!!

464名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 19:54:04 ID:Hja8LEwF
延麒×陽子読みたいなー
以前あった漢陽子の一日、にさっくり描写されてたようなの
あれは秀逸だった
ショタコンの王を持った延麒の苦労話を聞きながら、
とかいうのに笑った
職人さん再降臨キボン!!
465名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:53:26 ID:Rc4S+9oq
気持ちは判らなくもないが、職人さんは自分の趣味で1〜2話投下
程度でそんなに書かれない。
キボン!!と言っても無理っポイ、自分でtryした方が早いよ
466名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:05:29 ID:3BeudEak
そんなこんなで今年も、カレンダーの予約が始まった!
467名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 16:39:58 ID:HrfuJoYq
来年はオールヌードにしろ
ヤロー向けの♀と、腐女子向けの♂とに作り分けて
468名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 17:02:34 ID:bFviqL13
カラミも出して
469名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:38:52 ID:Hgyex/Ic
何よその夢のカレンダー
470名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:15:17 ID:aZvZGrFf
エロでとてもいいかもしれない。もし出たら絶対買うけど・・・
471名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:57:04 ID:K2MaFK61
カラミなら希望カップルと、その体位(orポジション)
その体位を選んだ理由を明らかにして下さい。

例えば、
【カップル】廉麟タン×鴨世卓クン
【体 位】正常位
【理  由】愛があるから正常位で


472名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:58:37 ID:hwvH3fVv
まずは1月のリクエストをどうぞ

 ↓
473名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:08:03 ID:7nCBJkQV
【カップル】景麒×陽子
【体位】背面座位
【理由】年初めはとりあえず慶主従で。姫初めっぽくパカッとどうぞ。
474名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:31:06 ID:ZxpYjF4c
2月は
【カップル】泰麒(成獣)×李斎
【体位】吹雪の中で立位
【理由】どんなに厳しい状況でもやってやる
475名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 10:38:39 ID:/6YUajSL
おもしろい!
3月を考えたよ〜ん
【カップル】氾麟利雪×呉藍滌
【体位】着物を着た氾麟を吊るして、下半身だけまくり、
    でも体重が手首に掛からないように両足を肩にのせて担ぐ。
    そして、もちろん口をあそこに・・・ややこしくてorz
【理由】この主従が普通のプレイで満足しいる訳が無い
476名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 12:24:55 ID:THI8QKxe
じゃあ、四月は

【カップル】供麒(獣形)×珠晶
【体位】夜桜の中、バックスタイルで肩口を押さえられた姿で
【理由】春だし、新入生の季節らしく
   幼女に活躍して頂きたいので

ダメ?
477名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 15:39:06 ID:L74GKsbH
五月は大国奏を出しましょう
【カップル】と【体位】
  一家全員が集合、新緑での宴で興が乗り
  酒池肉林、裸の乱交パーティーヘ突入
   櫨先新は宗麟と明嬉を左右に抱きかかえ
   利達はお気に入りの女官を押し倒し
   文姫は「おにぃさ〜ま」と利広の上にのしかかり
【理由】
  エロパロ作品にもあったけど、王朝を保つために一家仲良く
  末永くの願いを込めて
478名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 15:49:00 ID:L74GKsbH
連投スマソ、パソの調子がおかしくてsageが消えていたorz
六月 奏を出したから当然、雁も
【カップル】尚隆×驪媚
【体位】尚隆の前に跪き、愛しそうにフェラする驪媚
【理由】驪媚は愛する尚隆の為に死を覚悟してのぞんだ。
    そんなシーンがあってもいい。

ついでに七月
【カップル】六太×少春
【体位】女性上位
【理由】「お慰めを、わたくしがお教えいたします。
     ですからどうぞ雁の国をお救い下さいませ。」

あとヨロ
479名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 16:45:34 ID:ibW+W/Ub
そんじゃあ8月
夏といえば海、それなら海の男(?)で。

【カップル】尚隆×陽子
【体位】海の中で立位
【理由】青空の下で開放的に。
    たまには政務を忘れる一日もいいんじゃないすか?
    忘れすぎるのも問題ですが。


ところで、これ全部出たところで、職人さんが書いてくださるんだろうか。
それとも、自分で出したものは自分で書け…とか…?
>477萌えるなあ…。
480479:2005/09/04(日) 16:55:12 ID:ibW+W/Ub
ああ、カレンダーの絵の話か。スマソ。
もちろん絵の裏にはエロSSつきだよな?
481名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 17:03:29 ID:IiEG75qB
>>480 賛成!
482名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 19:03:10 ID:R92vK9k4
ハァハァスレとコラボでぜひ
483名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 20:56:46 ID:oNLx+jJJ
で9月をどうぞ
484名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 02:45:04 ID:4Am5gdhA
まだまだ残暑きびしい、この月は

【カップル】玉葉様×女仙達
【体位】解放感いっぱいのジャスミン畑で
玉葉様に奉仕する女仙達のレズパーティー
【理由】実りの季節や毛皮の恋しくなる季節
の前に、過ごしやすいこの時期ならではの
一枚を希望しました。
485名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 20:23:29 ID:mEDPzl6A
10月
【カップル】楽俊×陽子
【体位】枯葉の敷き詰められた林の中樹の幹を背に対面座位
【理由】人恋しくなる季節なので温かみのあるほのぼのガッチュンで和みたい
486名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:46:05 ID:fkGt6TpK
11月
【カップル】廉麟×鴨世卓
【体位】後宮の紅嘉祥の樹の下でラブラブな騎乗位
【理由】冬の来ない漣国の暖かな陽射しの元、開放的な果樹園での
仲睦まじい二人をイメージしてみました。


暖かい漣に11月はチト無理ぽな設定かも。
    
487名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 20:48:54 ID:/+wRIAqF
一日待ったけど12月レスなし。みなさん遠慮している?
あまり空けてもしらけるから入れるね。
正直、一年の締めだからみんなが納得のカップルでないと
と思うと難しい。
ていうと、慶主従しか思い浮かばないから陽×景にする。
本当はあまり好きじゃないけど・・・好きな人orz
エロパロ板定番は、不機嫌・怒りの陽子と無能・焦りの景麒だけど
年の納めに水禺刀でチンチンちょん切りではカワイソスだから
まあ幸せな姿にと

それと1〜11月正常位がない。みんなプレイが好きネ
で↓

12月
【カップル】陽子×景麒
【体位】正常位、陽子は悦びの表情、景麒は慈愛のまなざし
【理由】年の終わりに一年の感謝と、来年が良き年である事の
    願いを込めた正常位で
488名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 20:49:55 ID:TyoiAY/8
マネして
12月
【カップル】クマ×祥瓊
【体位】雪の中、白い肌が紅潮して映える祥瓊を正常位で。
【理由】雪が似合うし、一年のトリは正統派美人が正統派体位で締める。
489名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 20:52:36 ID:zqM14/PO
ありゃ、かぶったようだが、
クマ×祥瓊
が一度も出ないのはいかんだろ。このスレ的に。
490487:2005/09/07(水) 21:12:03 ID:lRxvZdgu
それは2007年に取っておこう。
いや、そうだ、常世は月が支配する世界。
となると陰暦だ。陰暦は13月あるから陽×景を
13月にする。


で表紙は全員がハダカでご挨拶
以上完成感性歓声歓性?

だれかプロ超級のひと、絵にして売るひといまいか、5000円でもいいゾ
491名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:20:58 ID:0SmfND5d
B2版多色刷りで、1000部作ると多分送料込みで150万円〜300万円
コミケや口コミとひそかな裏ネットで1000部程度なら直ぐ捌けると思うが

492名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 23:47:31 ID:tzXXP4T6
十二国記のパロ作品、それもエロ物となるとその数は限られる。絶対数の少ないモンが地方在住の俺の手に届く機会もまた限られる訳で。
これは俺にとって願ってもない企画。マジでヤル人いねーかなー。
493487:2005/09/08(木) 20:53:42 ID:FxuM8tSo
調べたら2006年は陰暦も12月、オマケの月はなかった。
陽子×景麒は2007年1月に取っとく。1枚減るからもう少し安く出来るネ
494名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:00:56 ID:x29eo8Gu
>493
何を言っている。

 日 め く り カ レ ン ダ ー 

にすれば何の問題もないじゃないか。
もちろん、一枚一枚はティッシュ紙仕様。
495名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:17:32 ID:Vo8gCEFs
恐れ多くも主上のご尊顔でケツを拭くなんて無礼な真似は漏れにはできん。
496名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:09:42 ID:zSNhioBc
>>494は不敬罪
497名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:20:59 ID:q8P2WAHk
ティッシュの用途はケツを拭く以外にも色々あるじゃないか。
498494:2005/09/10(土) 01:34:00 ID:tv8A/Xkz
そうだ。ケツを拭くのはトイレットペーパーだ。
ティッシュを流すと詰まって大変なことになるぞ。

ティッシュで拭くのは前のほう…やっぱ不敬罪か。
逝ってきます。
499名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:48:17 ID:UTxBu+9P
なんとなく女キャラの唇開いた顔の絵の口部分にアレをつっこむ奴が
出てきそうな気がする。…でも、逝く前に破れるよな。
500名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 11:15:26 ID:fsLCbX+5
500ゲット!

いっそのことカレンダーでなくて、おちょぼ口絵柄ティッシュ
を作ったほうがよさそうだ
501名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 16:10:27 ID:joJH2N4A
十二国記エロティックデザインティッシュ新発売

ティッシュの絵柄は好みによっていろいろそろえておりま〜す。
502名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:28:36 ID:68GCASpA
じゃあ俺は清秀と桂桂と泰麒きゅんで一つ。
503名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:25:57 ID:ioK2u3SH
じゃあ延麒は俺が
504名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 11:09:58 ID:r5qZS9Ca
塙麟は押さえた
505名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 17:43:51 ID:noO/aenZ
使令に喰い千切られるなんてことはねぇだろうな?
506名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:00:10 ID:16SurCHP
俺は峯麟でいいや。
507名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:02:06 ID:0G7cFhU1
廉麟ゲット
508名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 09:24:20 ID:+9stO8eI
ここはエロい蓬莱ですね
509名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 20:32:33 ID:Mz+wrCQX
エロパロ板だからね。
エロくなければ覿面の・・・じゃなかった。
海綿の罪によって永久にフニャフニャ
510名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 02:20:24 ID:oRbSYofO
(´-`).。oO(秘かに海綿の罪を背負うこと数百年の尚隆…)

…とかだったりしたら救えねえ。
511名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 12:10:52 ID:EfvGa9JI
ED治療薬を送ってやろう。でも、六太に買いに行かせているかも?
512名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:23:23 ID:9yWHZHQ3
大丈夫、王はほとんど不死身
そのムスコも同じ、元気ハツラツ
513名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 21:50:51 ID:+TJrRsMV
ムスコさん
今日も元気
ドピュッと一発!
天井の滲み

エロティックデザインに話しを戻すけど
采麟命の人いない? いなけりゃモライ
でも絶対の人がいれば譲って宗麟にする

514名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 01:46:10 ID:4J33RmXg
景麒・供麒・氾麟、それ以外がほぼアンノウンというわけで
麒麟が残り少なになってまいりました。

どうでもいいけど鈴を弄りたい人いないんですか?
515名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 21:05:42 ID:5uf+CX1t
祥瓊とセットで3Pにも惹かれる
516名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21:47:52 ID:gYXX0cnQ
麟サイコーだが、神のコウリンはもうないのだろうか
517名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23:31:00 ID:ewpghNQM
氾麟って弄ってみたい気がする
苦痛と恥辱と悦びに顔を歪める氾麟タン
518名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 21:23:18 ID:60bvnIgX
鈴はばあさん臭いよワライ
519名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 22:13:54 ID:QsmpfuTN
以前、夕暉との話を書いているといっていた神の投下を、
実はずっと待っている。
520名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 08:17:37 ID:AloNKRMv
500年ほど股されそうですな
521名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 20:33:51 ID:ONdA2c7E
猿王が美女に目移りしてる間の時と同じくらいと考えればそう長くは無いかも
522名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 22:06:04 ID:UObWaGY/
あそこの王女はいい女♪ こちらの女王も魅力的♪
ここの遊女もイロッポイ♪
500年で抱いた女の数は・・え〜と〜
523名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:22:28 ID:WtiXU/tS
ご自身と台輔と我々側近の手足の指では足りないようですね。
これが蓬莱だったら、跡継ぎ問題で恐ろしいことになってますよ。
良かったですねえこちらの世界で。
さてそろそろ溜まった仕事を片付けて頂きましょうか。
は? 別のものが溜まっている? 
そんなことは我々の知ったことではございません。
というよりも、つい昨日もどこぞへお出かけではなかったでしょうか?
それではその「溜まっている」ものとやらも、さして溜まってはおりませんでしょう。
(以下にこやかに説教が続く)

なーんて台詞がどこかから聞こえてきそうだ。
……蓬莱の仕組みを知っているかどうかは別として。
524名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:29:18 ID:5oDPfUqS
ヤベェ〜
朱衡の説教は長くてかなわん。それに最後は手が出かねん。
六太に押し付けて、早めにずらかろう。
525名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:17:07 ID:uvlCOuVI
縛られそうだよな。椅子に。
526名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 01:52:46 ID:F2/e+twR
尚隆の生涯セックル回数って何回だろ。
仙制度のある常世においてさえ、史上一位の気がする。
ついでに相手の人数も。
527名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 03:33:19 ID:OCVLV18k
つ利広

100歳年上だし。
放蕩息子だし。
528名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 04:44:09 ID:sg2UMlGG
唐突に書いてみた。饗宴とでも題するか。

夜だというのに外は明るかった。暑気をはらうために開け放たれた窓から満月がみえる。
金波宮の奥深く、王の寝室にしつらえられた豪奢な寝台の上で陽子はふと、目を覚ます。
朝はやくから政務に追われ疲れているはずなのに、眠ることが出来ない。心にぽっかりと穴が開いているかのよう。
空虚を埋めてくれるものが必要だった──最近になって思う。自分は王に向いていない。遅々として進まぬ景の復興
は、この孤独も寂寥も慰めてはくれない。今、自分に必要なのは、確固とした暖かい何かだ……

寝台の上で体を起こすと、陽子は僕たちを呼び出した。
「冗祐」
はい──いらえはすぐにあった。足下の闇から滲み出るように一匹の妖獣が姿を現す。
「ほかのものは?」
「御前に」低く答える声がして、寝台の周りにいくつもの闇が現れた。小さくうなずくと闇は色を増し、妖獣の形を成した。
むっとする獣の匂いが部屋にあふれ、空気はじっとりとした湿り気を増す。
「みんな、来なさい──まだ、触っては駄目だけど」
王の命に答えて、のそりと妖獣達は寝台をかこみ、景国を治める少女ににじり寄る。
醜悪な、あるいは面妖な……恐ろしげな妖獣達に囲まれ、しかし陽子は恐れたふうもなく、寝間着の帯をほどくと、
獣たちの視線を意識しながらゆっくりと衣をはだける。永遠に未成熟な、ふくらみに乏しい裸身が月明かりに照らされる
。肌はすみずみまで白く、ただ恥毛だけが鮮やかな赤。
大猿、半人半蛇、人鳥──様々に怪異な姿をした獣たちは気遣いを荒くさせ、肉を目の前にした空腹な犬のように
ぎらぎらとした目つきで、裸身をさらす主を見つめる。暗く静かな寝室は汗ばむほど湿り気を帯び、暑さを増す。
その中で陽子はゆっくりと足を広げ、赤い恥毛に隠された自らの秘裂をなぞる。ぬるりとしたとらえどころのない感触を
指先で確かめると、景国の女王は妖獣達に命じた。
「みんな──きなさい」
529名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 04:46:17 ID:sg2UMlGG

いきなり髪を掴まれ後ろに引き倒された。真っ黒な猿が陽子の顔をのぞき込み、にい、と笑う。
獣臭い唾液が陽子の顔に滴り落ち、ざらざらした舌が口腔に押し込まれて口の中をなめ回す。
陽子が舌を絡ませようとすると、大猿が足首をつかんで乱暴に広げる。水かきのある掌が
わずかな胸のふくらみを痛いほどこね回す。尻の間に赤犬のような妖獣が鼻先を突き込んで後ろの穴を嗅ぎ、
尖った舌をねじこんだ。
手足は押さえつけられ抵抗も出来ず、口は獣臭い舌に塞がれて悲鳴を上げることも出来ない。
それでも全身をむさぼられる快楽が陽子の身体を突き抜ける。
「ん…んぐ!…はぁ、あああ!」
大猿が玩具のように、太く節くれ立った指を陽子の秘裂に潜り込ませる。痛いほど広げられた秘裂のなかで、
猿の指先が奥まで掻き回す。半人半蛇の鱗に覆われた身体が陽子の裸身に巻き付き、抵抗できないほど締め付ける。
湿った赤犬の鼻面が後ろの穴を嗅ぎ回りなめ回す感触がぞくぞくと背筋を駆け上るよう。
「あ、あ…!そう…乱暴に…はげしく!」
冷たい蛇の身体に締め上げられながらも陽子は身体をよじって快感にもだえる。
蛇のしっぽが赤犬を打ち払い追いのけると、その先端がぴたりと後ろの穴に狙いを定める。
醜悪な老人の顔をした小猿に唇を奪われている陽子は悲鳴を上げることすら出来ない。
ずるり、と冷たい固い感触が尻を貫く。
「んん──!」
のけぞった陽子の顔を、数対の腕を生やした蜘蛛のような妖獣が捕らえて、醜悪な陰茎を押しつける。
陽子はためらいもなくその陰茎に吸いつくと夢中で舌を絡めた。口の中に獣の味が広がるが、
陽子は嬉々としてそれを飲み込む。
かぎ爪のある掌が右の胸を搾るように鷲づかみ、左は水かきのある掌に撫で回される。
ざわっと大きな獣の動く気配がした。陽子がそちらに目を向けると、大猿がにたにたと笑みを浮かべながら
押し広げた陽子の秘裂に、赤黒く、先端から滴る汁でぬらぬらと光る陰茎を押し当てる。
ぎち、っと限界まで広げられた小さな秘裂に、それはゆっくりと押し入った。
固い獣毛に覆われた大猿が陽子を押さえつけてのしかかり、さらに奥まで陰茎をねじ込む。
痛みに、腰をひねって逃げようとするが後ろの穴を貫く蛇の尾がそれを許さない。
未成熟な身体は大猿の陰茎を、ついに根本まで包み込んだ。
「んん!ぐ、うぐ…あ!は、ああぁ!」
痛みと快感の間をさまよいながら、陽子は人蜘蛛を抱きしめてその陰茎をしゃぶる。
口の中に濃厚などろりとした精液をはき出されると、こんどは赤犬をだきよせ細い陰茎を深く吸い取った。
直腸の中では冷たい鱗に覆われた蛇の尾がうねり、秘裂は限界まで広げられて節くれ立った大猿の陰茎が襞を嬲る。
「も、もう──だめだ──!」
猿と蛇に犯され、犬のものを口でしゃぶり、人鳥と妖蛙に胸を弄り回されて──限界が近づいた。
どくん、と大猿が陽子の中で脈打つ。どろりとした液体が子宮まで注ぎ込まれた。
後ろの穴でも、蛇の尾の先端から精液が注ぎ込まれる。細い陽子の腹の中が、
どくどくと脈打つ妖獣たちの陰茎から注がれる精液であふれるほど膨らむ。
顔にも胸にも髪にも、そして口の中にも。黄ばんだ汚らしい獣たちの精液が肌を汚していく。
「いく、いく──あああ!」
身をよじって、陽子も果てる。熱い獣たちの欲望で心のなかの虚空が満たされていく。
これで、もう少しがんばることが出来るだろう。また、心が渇くまでの間は──
530名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 04:50:26 ID:sg2UMlGG
おわり、っと。

いつも妄想してるお気に入りのシュチュだがいざ文書にするとなると難しいな。
小説家へのみちは長く険しいと思い知ったよ。
531名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 05:27:23 ID:Mo3zpv/N
個人的にはもっとねっちり責めてほしかったような気がするけど、でもエロイよハァハァ
やっぱ輪姦はいいな。でもこれもし景麒が目撃したらショックだろうなw
532名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 06:27:15 ID:fBiumglp
美味しいエロシチュ堪能させてもらったが
カプか傾向を事前申告してくれるとありがたい。
533528:2005/09/19(月) 06:41:36 ID:sg2UMlGG
>531
短いのは、しこりながら書いてたら果てちゃいそうで手早くまとめたのが原因と思われるw
…書いてる人は途中で抜いて、SSはどーでもいい気分になったりしないのか?

>532
以後気を付けます。ごめん。
534名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 10:10:03 ID:OzOyHwWF
久々投下 乙!
535名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 11:12:45 ID:fW57WyJl
じゃあ景×陽で。
536名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 11:30:38 ID:fW57WyJl

陽子が、長時間の執務を終え、ため息を漏らしながらも床についた時のこと。
体が強張った。思うように動かない。手が動いたのは分かった。
でも動かしたのは自分じゃない。この感覚は、と陽子は思った。

手が帯を解く。
「…!冗佑!何をしている!」
妖魔は応えない。ただ抵抗できずに陽子は着物の開けて、淫らな姿になっていた。
「冗佑!やめろ!…っ!」
右手が左右の胸を交互に激しく揉み砕く。
「…っ、んン!!あ、ああっ」
左手が既に湿った秘部に向う。
下着は片足だけ外し、両足を大きく開けて細い己が指が、三本一気に入れられた。
「ひ…っ!あああ、や、やめっ…あ!」
中で指はばらばらになり、水音とともに陽子を攻め立てる。

「主上?いかがなさいました?」
キィ、と扉が開く音を、陽子は聞いた。
537名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 11:50:39 ID:fW57WyJl
「景・・・!駄目だっ…来るなっ…!ひ!っああ!」
左手の親指が愛液の溢れる口の上の突起を引っかいた。それを執拗に繰り返す。
「ややあ、景…きっ、来るな・・・!」
目の前に立った僕は口元だけで笑って何も言わない。
「景麒…?っ」
もう少しでイけそうなところを、妖魔はイかさない。寸前でとめるのだ。
「いい眺めですよ、主上。もう少し脚をお開きになられたらどうですか?」
脚が動いた。僕にみて欲しいといわんばかりに、ぐちょぐちょに濡れた股と
ピンクのソコがあらわになった。
「…っ!景麒、まさかお前・・・」
景麒は冗佑に、こうするように命令しておいたのだ。
止まっていた指が再び動き出す。
「や、やめ…景麒!冗佑をとめろ…っ!っあああ!」
538名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 17:23:30 ID:yiaLBFTz
続きあるの? それともお終い?
539名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 18:44:18 ID:8U9gut3c
    _  ∩
  (* ゚∀゚)彡 続き!続き!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J


540名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 05:41:38 ID:nTdTEpRZ
528乙。
こういうの好きだ
また降臨してくだされー
541小宴1/3:2005/09/23(金) 23:17:41 ID:S3zx4BPm
ふはははは!誤爆っちまった。どこかは内緒。
前の獣輪姦とは違うけど。祥×陽×鈴。

「広いわねぇ…」
呆れたように鈴がつぶやき、辺りを見渡した。
「本当。鷹隼宮よりも広いみたい」
続けて言ったのは祥瓊。二人とも小さな手巾で裸体を隠しながら辺りを見渡す。
金波宮の奥に設けられた湯殿、二人は入るのも初めてだった。
「やっぱり、そうか?景は女王が続いたから…ここには特別贅を凝らしたそうだ」
陽子だけは物慣れた様子で身体を隠すことなく、湯殿に入る。
ふわりと広がる湯気の向こうに、堯天の空に瞬く星空が、まるで漆塗りの天井にまぶした宝石のよう。
数少ない、緊張をゆるめゆっくりとくつろげるこの場所に二人を誘ったのは陽子だった。
一人ではあまり楽しめないから、と言うと二人も納得し、そして喜んだ。
鈴は才からの、祥瓊は恭から戻り、つつがなく戸籍を移すことが出来た、その後日の事だった。
外見はどうあれ、それぞれに緊張していたのだろう。
いまは無邪気にはしゃぐその姿にかえって先日までの緊張が今更ながらに理解できた。
特に祥瓊は死さえ覚悟していた謝罪のための旅路、途上青辛から恭王の裁きを聞かされ引き返したとはいえ、その心境は察して余りある。
三人の、特に二人のために、女官に命じたとおり、湯船に満たされたお湯の中に果実酒と冷やした果物が浮かんでいた。
ささやかな──酒宴が始まった。
542小宴2/3:2005/09/23(金) 23:18:13 ID:S3zx4BPm

「ふう、のぼせちゃった」
湯船をかこむ岩の一つに祥瓊が腰をかけて涼む。堯天山の外にむかって開かれた湯殿からは遮る物無く、麓の街が一望できる。
紫紺の瞳がとろりと夜景に見とれる。紺青の髪が肌に張り付き艶めく。
「もう?祥瓊は弱いのか?」
ほんのりと肌を、髪と同じ色にそめた陽子が隣に座る。
酔いがそうさせたのか、お互い力無くもたれ合い、何がおかしいのか顔を近づけてくすくすと笑い合う。
手巾はとうの昔にどこかに流れ、二人の裸体を隠す物はなにもない。
祥瓊のそれが陽子よりも艶をたたえているのは、子供の頃の食生活による物か。
片手に余る祥瓊の胸が、薄いふくらみの陽子の胸に押しつけられて柔らかそうにゆがむ。
「いいなぁ、ふたりとも」
そう嘆息するようにつぶやいた鈴の胸は、陽子のそれより更に薄い。
二人ともそれを聞いて、また、くすくすと笑う。
「そんなことないよ。おいで鈴」
陽子が手招きし、鈴を祥瓊との間に座らせる。
「鈴のような髪の色、私は好きだよ。私のは、赤くなってしまったから…」
髪、と。言いながらも陽子が手を伸ばしたのは鈴の、薄い恥毛だった。
いつもはふわふわとやわらかいそれが今はぴったりと恥丘にはりつき、それを撫でる陽子の指先がするりと肌よりも柔らかい感触をくすぐる。
「ちょ、ちょっと陽子…」
「そうね、鈴は肌がきめ細かくて白いから…黒が似合うわ」
祥瓊までもが鈴の恥毛を…そしてその先を撫でる。ひゃん、と悲鳴をあげて、一番幼い少女はなすすべもなく二人の指に翻弄される。
二人の唇が、鈴の唇に交互に吸いつく。片方は唇に、片方はわずかに膨らんだ胸の先に。
「鈴って、まだなんだ?」
陽子の、秘裂を探るような指先が襞の間からまだ使われていない蕾を見つけ出した。
そうなの?と、祥瓊までもが襞の間を広げて、指をすべらせる。
「ほんと、まだ固いわ」
柔らかな指先がまだ異物を迎え入れたことのないすぼみをなぞる。
「ひ、やぁ、あん…ふたりとも…やめ…」
「男の人を知ると…こんな風になるの」
鈴の抗議も知らぬげに。祥瓊が鈴の手を取り自分の秘裂に迎え入れる。鈴よりも柔らかで、既に熱く滑る柔肉が鈴の指をすんなりと…奥に迎え入れた。
「ふふ、祥瓊って経験豊富なんだ」
淫靡を帯びた陽子の笑みは途中で小さな悲鳴に変わる。祥瓊の指が前触れもなく、尻の谷間から中へ潜り込んだから。
「陽子こそ…どこで知ったの?わたしは、小臣とか、女官とね…」
「わ…わたし、は、景麒と…雁王にも…楽俊にも…」
身体の内側をなぞる指に、男や獣の乱暴に離れても、女の技巧には無縁だった身体が白状してしまう。
「ふふ、お互い様ってわけね」
とろんとした笑みを浮かべた祥瓊が、まだ固い陽子の中をほぐすようになぞる。
543小宴3/3:2005/09/23(金) 23:18:45 ID:S3zx4BPm
「…くぅ!…そ、そんなことより!…いまは、鈴だろう?」
かろうじて悦びの声を抑えた陽子が言うと、それはそうね、と祥瓊はあっさり指を抜く。
すこし残念には思ったが、陽子は目の前の幼い身体のほうに興味が行った。
「そう。鈴は仙になっても楽しめなかったんだから…教えてあげないと」
ぱくぱくと恥笑め手の快楽に口もきけない鈴は、かろうじて首を振り、もういい、止めよう、と身をよじった。
それを捕らえた陽子は容赦なく、暖かな大岩の上で、四つんばいになった鈴の秘裂に口を付ける。
仰向けになって足の間に顔を潜り込ませ、下からちろり、ちろちろと、舌と襞を絡み合わせる。
「陽子も好きね」
いいながらも祥瓊は、陽子に覆い被さるように鈴の、薄い尻に顔を近づけた。
そこは陽子の舌を感じるたびに、ひくひくと収斂していた。
ためらいもなく祥瓊は唇を押し当て、尖らせた舌を這わせ、中を探り入れる。
「ひ!ひ、ひゃ…あん…だめぇ」
前と後ろと。なめらかな舌が這い、つつき、探る、初めての感触に少女は抵抗するすべもなく、堪えることも出来ず身をよじらせる。
二人は鈴の細い腰をとらえて放さず、まだ異性に許していない部分と、そして異性にさえ許さない部分をすみずみまで味わう。
「美味しい…」
「本当に」
陽子と祥瓊は、いっとき舌を離し見つめ合って笑い、お互いの舌を絡めた。まだ薄い恥毛、未熟な秘裂越しに、口づけを交わす。
祥瓊の大振りな胸が陽子の胸のうえでつぶれ、四つの紅色の突起が柔らかい白丘の上で絡まる。
四本の足が絡みあい、赤と紺青の密やかな柔毛が絡んで、白い太股の上で、そしてお互いの襞の上で絡み合う。
二人で抱き合って唇をかわす。舌を混じり合わせる。身体を重ねて柔らかい身体にすり寄って抱きしめる。
「陽子…祥瓊…おかしいの、なんだか自分が自分じゃないみたい…」
鈴の声に二人は舌をほどいて笑う。
「おかしくはないよ、鈴。それはとても普通なことなんだ」
「そうよ。まって…いまからもっと、普通じゃなくしてあげる」
抱き合ったまま陽子と祥瓊は鈴の秘部をふたたび抱き寄せ、口づけした。
指で広げられた鈴の秘裂の奥まで陽子の舌が這い、くっとすぼまった後ろの穴に、祥瓊の舌が潜り込む。
硬い石の上、力無く横たわる鈴は、それでも二人の舌がほしくて腰を浮かせる。
「祥瓊、陽子…私、変…変だよ…!」
ぴくぴくと鈴の身体が痙攣したのを、二人は同時に舌に感じて。
大切な友達の中へと、幼い身体に絡みつき更に舌を潜り込ませた。
「お、落ちる…ちがう、飛んじゃう…!」
「そう言うときはね、いく…というんだ、鈴」
一度襞から唇を離した陽子は、幼い秘裂の間から頭を覗かせる突起に口づけをした。祥瓊はくすりと笑いながらも、固く尖らせた舌先を、すぼまった菊のような穴にもぐりこませ中を舐める。
「いく…?いく──いく!」
びくんと。鈴の身体が跳ねる。二人の唇がつよく鈴の秘部に吸いつく。
「あ、ああ!きゃあああぁ!」
湯殿に幼い声が響く。きっと女官にもきこえただろう。それでもいい。私がそう言う趣味だと知れば…女官も扱いやすくなるだろう。
口づけた襞の痙攣が収まるまで強く深く口づけを続ける陽子は…初めての快楽を知った秘裂越しに見つめる目に気付いて、微笑みを返した。
柔らかな太股を枕に、紺青の瞳と見つめ合いながらお互いの秘裂をこすり合わせる。
秘裂からのぞく突起がこすれ合うたびに身体に電気が走った。
「陽子…」
熱っぽい声に感じて、相手の名前をうわごとのように繰り返す。
「祥…瓊…」
二人の身体が同時にのけぞる…抱き合ったまま身体をすりあわせる…
湯煙に隠れて…三人の少女は、しばらく夜風に身体を晒す…

544小宴おわり:2005/09/23(金) 23:20:30 ID:S3zx4BPm

…こっから、>528みたいに祥陽鈴×妖獣につなげるのもおもしろいな。
ちょっとチャレンジしてみるが、そのまえに書いてる途中でいきり立った陰茎をだれか鎮めてくれ。
545名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 07:53:50 ID:uxq37Dwp
いいねぇ。
546名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 21:48:53 ID:Ji2hRlvE
ゴチ!乙!
547名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:28:28 ID:08czqFY1
淫靡な感じがイイヨイイヨー
ところで下半身については↓で静めとけ。

             , -‐、   , -.、
           /   ノ  ノ   ノ
          / 、_.ノ ./ 、_.ノ´
            /  ノ /   .ノ  ,,-‐'⌒i
.           / __ノ / /⌒ii´ /、_  .ノ´.
          l.   `iノ /  / |/  ,.'~´  .
           |   ,,,|./ ``´.丿 、_ノ ,-‐'´⌒)
.         l.    |``''' /  .ノ ./ 丶,-‐'´
        |  ,___l    |、. / / 、,,/
.         |   ノ     | `` '´-、 ,ノ
         | _/    |` ‐、__   )
            | /     ヽ-、 _ ̄`|
         | .      ヽ::::.` 、,|
            | :.       |::::  |
             | ::       |::::  |.
          λ:::      ノ:: 丿
548名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:33:40 ID:0c6A2jvo
手キモ
549名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 02:04:34 ID:Z64TJn3V
続き期待
550名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 02:14:56 ID:EIXBJoVJ
投下乙! つづき期待します

ただ、確かに手がヌと出てきた時はエッ!と思った
せっかくの力作AAをけなしてスマソ
551547:2005/09/25(日) 06:40:59 ID:rJ0nWZSu
>>550
いや、俺が作ったんじゃなくてコピペだ。
552名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 19:46:06 ID:TvK9WP6s
漏れ右利きだから左手じゃうまくヌケない。
553名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 20:37:46 ID:IGNRDRAd
漏れは右利き左手派ですがなにか
554名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 22:55:09 ID:FPPC+G4q
普通右利きなら、マウスが右手陰茎が左手だよな?
555名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:50:49 ID:JF9WeCwS
誰かに踏んでもらえばいいじゃなーい
556名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:08:35 ID:yKBto9Xi
ぶちゃっ!
557名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:23:01 ID:FFyMTijj
(-人-)南無・・・
558名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 14:13:09 ID:5/FER+Zl
チーーン
559名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 22:21:05 ID:Xfuf29dC
ムスコさんは24時間寝たきりの第一級身障チンになられたとか
可哀想に・・・
560名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 21:48:28 ID:gln88t2u
干す
561名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 01:07:44 ID:hpzxFZJi
ハァハァスレ落ちた?
562名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 01:58:59 ID:djqwvjbh
うわマジだ
563名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:38:01 ID:CGMMiTys
ヤベェ〜 半虹はスレ乱立で整理を掛けられてるからだと思うけど
エロバロも同じ鯖、まめに弄っとかないと感じない・・ではなくて
落とされるかも
564名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:01:20 ID:p0pPY2AZ
hoshuっとく
565名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 21:58:04 ID:qCNmPvSi
保守より好きなシュチュでも書こうぜ。
というかどうやって祥瓊鈴を獣輪姦に引き込むか思いつかずに書き出せないでいる俺に合いの手を。
パンパンパパパンと。
566名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 22:38:35 ID:joDqUmEG
発情期を向かえた景麒は、王宮の園林奥深く転変して
獣形の身体のまま自ら慰めておりました。
それを偶然垣間見た二人、その立派さに見とれ思わず声を上げ・・
で、見られた景麒は恥ずかしさに、声を荒げて
でも、やはり麒麟直ぐに反省、二人に近づいて詫びて、自然に 
なんてどうですか?
567名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:03:10 ID:D2jitDca
アアッ痛いィ、痛いィ、でも凄い、こんなに大きなものが私の中に
アッア、イイィィィ〜かんじるゥゥゥ
568名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:57:45 ID:FFIgO/cQ
それを見て、けしからんと怒る陽子。
大変な場面を見られた、とびびる三人に、なんで自分をのけ者にするんだ、と激怒。
話し合いの結果、景麒は毎夜女王の閨にて三人娘に御奉仕することになったとさ。
勿論、獣形の状態で。
569名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 21:24:15 ID:/pciZyiO
「最近、台輔の顔色がすぐれませんが?」
「ええ、頬もすっかりこけてしまわれ」
「まさか、重篤な病でも」
「それはあり得ない。麒麟ですから失道でもない限りは」
「それに比べて最近、主上も祥瓊も鈴もとても艶やかで」
「はい、何か良い事があったのでしょうか」
「さあ〜」
570名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:06:09 ID:kHk0qH9P
モテモテだな景麒
571名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:24:01 ID:tgDbqUKE
さすがに毎晩三人となるときつい。みんな満足するまでせがむし。
た、体力が既に限界・・赤玉が出そうだ・・・

景麒、ムスコさん寝たきりとなり失動の病? とか
572名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 18:54:11 ID:4LK08TnR
景麒「今日も30発か、未だムスコが勃つだろうか・・・」
573名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:12:43 ID:hAFcnJ4X
太陽が黄色だぁ 
黄色どころか目の前が真っ暗

もうダメポ
574名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:56:26 ID:lHVq88ee
赤毛の女王「十二も国があるんだ。協力しあってなんとかならないものか…」
575名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:10:35 ID:gEdlCQAS
雁から超強力精力剤が届きました。
576名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:13:24 ID:KedqKSz9
延台輔が蓬莱から持ち帰られた「バイアグラ」というお薬だそうでございます。
577名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 03:46:14 ID:Wm4GQIpG
そのまま延台輔参戦
ついでに猿王も参戦
3対3でちょうどいいわな
578名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:11:32 ID:X2Ue64Sn
景麒「助かった〜」
579名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 17:56:27 ID:XBqLu+MV
延王「そのままずっと休んでていいぞ、景麒」
580名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:10:29 ID:qLsDD+2Y
景麒「は、お言葉に甘えて・・・」
だが、獣形の景麒の大きさに慣れた三人娘は、
大きくてもあくまでも人間の延王、まだ幼い延麒だけでは満足できず、
結局景麒は楽にはなっても解放される事はなかった
最終手段に出た景麒は、将軍を呼び出そうとした・・・
581名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:08:02 ID:7nO1JQqA
クマ〜! と雄叫びが辺りに鳴り渡り
582名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 02:52:49 ID:iQB/JYLC
小山ほどの巨体の熊とともに
技術はなくとも回数をこなせる鼠と
言葉責めの雄、蒼猿も参戦する運びとなった
583名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 09:02:02 ID:o2o643IE
冬の場合→歓迎される
夏の場合→毛皮が暑苦しいからと拒絶される
584名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 11:45:08 ID:JHDqzu4Q
老松「わしにもそのバイアグラとかいう薬を恵んでくれ。参戦したい。」
585名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 12:55:53 ID:e07Quubz
祥瓊「…ビジュアル的に嫌。」
鈴「びじゅあるって何?」
陽子「見た目とか様子の事だよ。蓬莱じゃよく使うから祥瓊に教えてみたんだ」
586名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 17:00:01 ID:ZBKO/+KQ
「ワシのものではやはりダメか・・」ショボン

「ならばこの張子を使ってくれ、妖魔を捕らえて呪をかけた。命じれば
自在に動くようになっておる。強弱も自由じゃ」で老松、肩をおとして退場
587名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:58:56 ID:X4VThsqS
鈴 「うわぁーこれ、なんていやらしい動きなの。」
祥瓊「ホント、でも少し興味ある。」
陽子「すごい、でもやはり生身のほうが。」
祥瓊「そうね、じゃあこれを使って逆に男どもを責めてみましょう。」
陽子と鈴 「賛成!面白そうだわ。」
588名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:12:21 ID:o2o643IE
この乱交の参加者って、
女:陽子・祥瓊・鈴
男:延王・延麒・桓魋・楽俊・蒼猿・景麒(脱落?)
で、いいんだよね?
男に比べて女の数が少ない
それにしても、これで釣り合い取れてるんなら、三人娘はすごいよな
それとも男達が情けないのか?
589名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:50:44 ID:mVxmm/oK
実は自分の精液を仕込んどいたのに男相手に使われてショボーンな老松。
590名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 09:31:54 ID:RmnBEf8Q
ワシにも使ってくれと思う老松。
591名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 12:27:36 ID:MYRjelIu
松伯びんびん物語
592名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 17:59:51 ID:puXOH/vN
今頃バイアグラが効いてきたが、どうすればいいんじゃ
593名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:30:33 ID:fj19DraY
祥瓊「老松>>547の手でも使って慰めておいてね。古い松茸食べて
   食あたりしたくないから。じゃあゴメンネ。」
594名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 14:04:22 ID:gkYN2u1d
延王「ほほぅ…祥瓊は松茸も知っているのか。蓬莱通だな」
祥瓊「陽子に教えてもらったんです。●●●に似てる蓬莱の食べ物だってw」
六太「へぇーもう尚隆よりも蓬莱に詳しいんじゃねーの?コイツ500年近く蓬莱離れてたし」
延王「そう人をじじい扱いするな六太。俺だって蓬莱のバナナという果物を知ってるんだぞ」
陽子「延王バナナをご存知なんですか?!…まさか●●●の形に似てるから知ってるんですか…」
595名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 18:44:19 ID:afYQXp/N
>>594
とか雑談で気を逸らさせながら、後ろで鈴が襲撃用意とか
それ以上進んだらまずいので、延王が撃退か?
596名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 13:13:22 ID:wHarhznd
ていうか、延王って500年も使い続けてるから、相当黒いのかな…。
597名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 18:41:35 ID:zngGTEl7
黒いの通りこして黒光りしてそうだwww
十二国一の使い手と豪語されるくらいだもんな
598名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:54:13 ID:fGuaEp8Q
祥瓊「うわぁ!! スゴイ〜、てかってる。ひかってる。動いてるぅ〜」
鈴 「あっ!! 屋根まで届いた。大きさは景麒だけど、見た目の凄みと距離は延王ね。」
陽子「ええ、口にいれるのには大き過ぎないからこっちがいいわ。」
599名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:29:57 ID:5U6sNUvd
景麒は硬い? それとも大きいだけ?
600名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:31:24 ID:2yoNK1ii
金髪だからフニャチン
601名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:09:44 ID:fgUDLXyi
獣の身体は?
602名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 03:15:46 ID:g7vvUvxt
>>600
ワロスww論拠は?!
603名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 03:27:18 ID:yFgKow4Q
結構定説だよ
604名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 14:26:03 ID:+qRMmfJT
外人はでかいけどフニャチンて奴か
605名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:24:57 ID:/kv/1WmX
馬や鹿は硬いのかな?
606名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:25:01 ID:8Jvk4E2n
馬や鹿は知らないけど、三人娘?が悦んでいるのだから
景麒の獣のものはそれなりに硬いのでは?
607名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:32:16 ID:d8yGPcXn
獣形の時は、三人娘が放してくれないほど素晴らしいモノ
しかし人形の時は、ほったらかし
余りの素っ気無さに結構傷つくが、それまでの地獄とどちらがいいのか・・・?
608名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 01:18:44 ID:b5+KSGfa
そのギャップが寧ろ堪らずハァハァだろ。景麒なら。
609名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 17:22:08 ID:lV3Ic9su
人の身体 短小火星方形
獣の身体 巨大でハード
610名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 01:04:34 ID:UhZi9N+Z
真面目な話
黒人のチンポは一度でも経験すると
忘れられなくなる
太くて長くて硬いの
馬のそれと似てると思う
馬のは触ったことないけど
611名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 01:25:09 ID:wncWgqpe
610は黒人も馬も知っているに一票
612名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:32:41 ID:SL8FQ+UD
ところでさ・・・景麒がHGの格好して「馬並みフォー!!」って言ったらどうする?
613名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 05:47:58 ID:6v9BPb5X
同じく十二国記好きの彼女と話していて、
「一度でいいから尚隆としてみたい」って言ってたのを思い出した
遊郭行ってる描写があるくらいだから相当遊んでるんだろうし、
相当いいモノ持っててHうまいイメージとのこと

それ以来俺は変なプレッシャーが…
614名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 12:49:37 ID:sRvGTjRo
>613
がんがれよネズ公
615名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 17:06:20 ID:+W10AX4N
>>613
一人称を「おいら」に変更して毛皮を着て「ほたほた」と擬音をつけて歩くようにしろ。
彼女上手くいけばお前の虜になるぞ キモがられたら終わりだがなwww

しかし確かに本編でも尚隆は死ぬほど床上手そうだ。
寝所での体力も精力も技術も話術も全てにおいて十二国一の使い手
616名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 21:28:56 ID:+TZpUT8D
刀を使わせれば天下無敵
617名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:17:54 ID:kN32nqgR
「床上手」って、女を表現するときに使う言葉だと思ってました。orz
618名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:54:38 ID:6OqB5Dkj
十二国記の世界に性病があれば、そんなこと言ってられないと思うんだが
619名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:13:52 ID:oIbRLzKn
>>618
神のチソチソにビョーキなどない。
細菌もウィルスも触れただけで死滅する。女もいく。麒麟もいく?
620名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 02:10:58 ID:V0jhyEx1
俺に500年の時間があれば尚隆の逸物なんぞ
621名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 02:15:56 ID:NBsJoYEz
ビンテージものだね
622名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 15:54:04 ID:9SZjH4tS
ttp://gazo14.chbox.jp/warah/src/1126533324419.jpg

尚隆の逸物ってコレぐらい?
623名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 19:45:54 ID:XbDkj+hf
↑アレは人間じゃないよ…。
別の生き物なんだよ、きっと。 
624名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:30:05 ID:kMXAWToo
景麒も脱帽。
でもこの映像合成では?
625名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:04:35 ID:JLJsS3mT
>>624
ゴメ、「景麒も脱糞」かとオモタ。
626名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 22:42:42 ID:ZwoFzl20
なんか魅力とか、美しさとか、が感じられないレスの流れだな
627名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 00:58:36 ID:7WbqdVlF
廉麟の綺麗なマソコ
628名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 22:32:14 ID:j75T65gt
淡いピンクね。でもそれを拝めるのは世卓クンだけ。

残念!!!!
629名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 11:51:40 ID:8ODhGNeh
麒麟は王のもの〜♪
630名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 21:10:19 ID:p7TZVrzL
             へヘ  
            // ⌒丶  
          (从ハ从)  きょうは
           )§´∀`リ   1日中マタ〜リ
       __ _(_]⊃旦⊂)__
       ||\       ___\
     .< ̄  \____| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
        \   ||    .|lll     lll|   マタ〜リ、マタ〜リ
        \      .|_____| \
          ̄ ̄ ̄ ̄   |__| .
                 (____)〜
631名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 21:21:38 ID:uJTXQjLB
久々に陽子タソキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
632名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 23:09:11 ID:e6EXfRan
ここAA板じゃないもんで
職人さん降臨なら歓迎するんだが
633名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 23:21:27 ID:wcMf+BcM
久々に和んだ
634名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 23:55:54 ID:xy6gubEV
マターリ和みなら12ネタスレあるぞよ

書庫の管理人さんお元気ですか?
マターリがんがってください
635名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:18:04 ID:k+O7CQu5
絵板に凄い梨雪がきてる。ハァハァスレ落ちたのが悔やまれるな…。
636名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 13:02:55 ID:yil9VW2J
イエ〜イ!!
     へヘ   イエ〜イ!!
     // ⌒丶..      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ヾ) (从ハ从)      | 祈りなさい ♪
   ヽ)§´∀`リ    < 成仏しなさい♪
    丶_●‐●..     \______
      〉  , l〉                 ヾ!;;l;::lilii|//"
     (~~▼~|)        ∧∧ ヨウコタソ  |;;l;;::|liii|/゙
      > ) ノ         (,,  ,) .ワテ ハ ゴクラクヤ.ii|
     (_/ヽ_)        ⊂   ヾ   ありがたやありがたや
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|      (   )〜    jwwjwjjrj从jr
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~          ~~~~~~~~
637名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 13:14:05 ID:h28RCVlA
  〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
 ノノ*´_>`从 <王の威厳がなくなりますよ主上
 }/  Y ハ  
 ∪|  つ∪
   |____|
    U ...U
638名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 13:27:58 ID:yil9VW2J

    へヘ  
   // ⌒丶.   ご苦労景麒。
   (从ハ从)   ちょっとハメを外し過ぎたか…
   )§´∀`リ  
   ( ハ† _)ハ  
    U|_____|U   
    ∪ ∪
639名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 13:32:07 ID:yil9VW2J

    遊びすぎて、仕事が
    溜まったしまったんだ
    すまんが助けてくれ
     ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄
         へヘ
        // ⌒丶         〃.⌒.ヽ、  
        (从ハ从)        〃ノ人ヽ...ヽ  主上♥
        )§´∀`リ        ノノ´<_`*从{
        (φヽ//⊂[)..       (φ y  ⊂[)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┗┯┯━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┯┛
   ││┃ く从从从> ┃ ┃   ∪ ∪ ┃  ││
640名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 13:36:56 ID:yil9VW2J

   へヘ..   やっぱりこれだな
  // ⌒丶  景麒!
 (从ハ从)  
  )§´∀`リ.   | | ガッ
 とハ† _ )    | |
   Y /ノ    人 〃⌒ヽ    ハァハァ
    / )    <  >ノ人ヽヽ ∩
  _/し' //. V(´<_`*从リ/ しゅ、主上!
 (_フ彡    }/  Y  { /  私にかまってくれるんですね♥
641名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 17:54:36 ID:DB59QAON
ちょwwwwwwwww景麒やば過ぎwwwwwwww
642名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:56:28 ID:N7Zxibop
でもやっぱ、「あぁ、景麒」って感じwww
643名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 22:05:28 ID:SJpHOMwN
>>635
場所どこ?
644名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:40:07 ID:LDquxUFG
645名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 16:50:33 ID:FkDIu6Sm
Σ(゚Д゚)いつの間にエロパロ板で「桓魋」って出せるようになったんだ!
すばらしい!
646名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 21:40:49 ID:OvL2X+wR
弑逆ついでに犯られる峯麟きぼんぬ
647名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:58:15 ID:BdUFNXAX
峯麟が首を落とされたのは、無理に咥えさせられたのを嫌がり噛み付いた。
で、怒った月渓に首を落とされた。そうに違いない。
648名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 00:07:14 ID:z5iUo1AL
蝕に巻き込まれて蓬莱に流されてる間に
二冊分くらい読みそこなっちまった。
これから過去に遡ってくるけど、大変そうだな。
649名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 09:37:36 ID:SGo+fsfm
そうでもないよ
650名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 11:00:22 ID:F+mcaMB7
>>645
てすと

   桓魋
651名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 11:41:47 ID:+i4xMkbG
てすと。
桓?
652名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 15:57:33 ID:geYIPjm2
更にてすと。


桓魋
653名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 18:34:11 ID:k65eX9Ps
だからAAは専スレに行けってば
654名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 19:16:28 ID:CJsDiFdM
桓魋
はAA扱いかw
655名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 19:36:06 ID:LK3pbuOu
転載
803 名前:お知らせ[] 投稿日:2005/07/23(土) 00:27:34 ID:vWsJwMf2
エロパロ板の設定が変更され、
全角2048文字、60行まで書き込めるようになりました。
(従来の倍)
また、数値参照文字(unicode)が使えるようになりました。
(中国人の人名漢字等が表示できるように)

1レスに今までの倍、書き込むことができ、
結果としてレス数が減って連投規制に引っ掛かりにくくなります。
656名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 21:47:31 ID:hY2DGYGQ
あとは職人さんの降臨を待つだけだ。
でも、それは何時のこと?
657名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 03:44:25 ID:GMnbAjTQ
作者の新刊が出る頃
658名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 18:03:35 ID:CHHTcSq+
ここで新刊ネタを出しても受けないのだが
659名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 21:39:40 ID:Oruils0P
>>657
ここは煩悩の世界、例え住人が被っていても新刊は関係ないのだ。
心得て置くように。

まあ、新刊が
「桃色の廉麟 黒光りの尚隆」とか「乱交の堯天 男日照りの蓬山」
なんて題と内容なら別だか。
660名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 23:28:29 ID:dEagQh2/
桃色の廉麟 ハァハァ
661名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 01:40:15 ID:jUr2Ed+N
ロリショタな俺は珠晶タン、泰麒キュン、延麒タン、ハァハァ
662祥瓊惨死(閲覧注意):2005/11/07(月) 23:08:06 ID:ebNT9LgB
祥瓊は処刑されることになった。峯の寒村である。
祥瓊は自分の正体がもと公主祥瓊であるとばれて処刑されることになった。
「このメス豚が!」
そう言いながら男は後ろ手に縛られた祥瓊を広場に蹴り飛ばした。
「この悪党が」
「死んじまえ」
周りには祥瓊に憎悪を向ける無数の村人の姿がある。
「みんな、よく聞いてくれ」
先程祥瓊を蹴り飛ばした男が声を張り上げた。
「このガキの父、仲達にはみんな恨みが深いと思う。
ただ殺すだけでは気がすまねえ。そこで散々痛めつけて殺してやろうと思うがどうだ」
「いいぞ!」
「やれやれ」
という声が方々からあがる。祥瓊は恐怖の余り気絶しそうになった。
663祥瓊惨死(閲覧注意):2005/11/07(月) 23:08:50 ID:ebNT9LgB
月渓が失道したと聞いたのはわずか前のことである。
月渓が王として登極したのはもう数年も前だ。
王として善政を布いていたはずの月渓がなぜか失道してしまった。
祥瓊はいても立ってもいられないで、一人峯の国内に潜入した。

「それじゃまずは」
男はにっと歯を剥いた。
「殴る!」
拳が飛んだ。血飛沫が後を追いかける。
「ぶぐう!」
拳は祥瓊の鼻面をへし折って、そのままぶっ飛ばした。
祥瓊は地べたに転がって血反吐を吐いた。
「さあ、起きろ!」
男が祥瓊を無理矢理立たせる。
そして二発目の拳を繰り出す。
「ぶへら!」
今度も顔を打たれて祥瓊は倒れた。奥歯が折れたらしい。
「さあ、立て」
男がまた祥瓊を抱き起こす。
664祥瓊惨死(閲覧注意):2005/11/07(月) 23:09:29 ID:ebNT9LgB
「オラア!」
「げはあ!」
祥瓊の頬骨が砕けた。祥瓊は鼻血を吹き出しながらふっとんだ。
同じ事を十三回繰り返して、男はようやく拳を止めた。
祥瓊の顔はパンパンに膨らんで見る影もなく無惨な有様となっていた。
「はあはあ……」
漿液はか細く弱々しい呼吸をしている。
このまま放っておかれても死ぬだろうが、村人たちは祥瓊を楽に死なしてやろうという気はない。
「それじゃ、指を一本一本切ってやるからのう」
別の男が取り押さえられた祥瓊の前で大鋏をしゃきしゃき動かす。
「う、う……」
鋏は祥瓊の右の人差し指を捉えると一気に力が込められた。
「ぎゃああああああ!」
祥瓊が絶叫した。指はちぎれて地面に落ちた。
「うぎゃああああああ!!」」
十本の指が順番に切り取られていく。
665祥瓊惨死(閲覧注意):2005/11/07(月) 23:10:14 ID:ebNT9LgB
(月渓……これは罰だというの。陽子、ごめんね、私帰りそうにない)
祥瓊はそのときもう死ぬ覚悟をしていた。
「うぐ…ぐっ……」
やがて指を全部切られた祥瓊は裸に剥かれていく。
「みろよ、こいつ処女みたいだぜ」
「ああ、ピンクのま○こだ」
「それじゃ、乳首いってみようか」
そう言うと男は鋏を構える。
「いやだああ、もう止めてええ!」
祥瓊は泣き叫ぶが、
「うるせえんだよ!」
「ぶぐっ!」
たちまち殴られて動きを止める。
「じゃいくぜ」
そう言うと鋏を乳房に挟んだ。
「ぎゃああああああああああああ!!」
祥瓊が絶叫する。祥瓊の右の乳房は切り落とされてしまった。
乳腺から黄色がかった汁が飛び散る。
666祥瓊惨死(閲覧注意):2005/11/07(月) 23:10:50 ID:ebNT9LgB
「そら、もう一丁!」
「うぎゃああああああああ!!」
今度は左の乳房が切り取られた。
「止めだ」
そう言うと、男は杭を祥瓊の女性にあてがって木槌で叩き込んだ。
「ぐがああああああああ!!」
一撃で祥瓊の子宮が砕け、祥瓊はショック死した。

祥瓊は知る由もないが月渓が失道したのは仲達をしいしたことへの自責の念から狂ってしまったからであった。
まもなく月渓は崩御した。

(終わり)
667名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 03:00:39 ID:o19/4xp/
何か揚げ足取るようで申し訳ないけど、月渓は麒麟に選ばれた王じゃないから、
失道という言葉は当てはらまないんじゃあ。
それに、エロなくてただのグロじゃん。
668名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 03:24:38 ID:lFt/AE0m
>>667
ifの未来話かと。
>月渓が王として登極したのはもう数年も前だ。
>王として善政を布いていたはずの月渓がなぜか失道してしまった。
>祥瓊はいても立ってもいられないで、一人峯の国内に潜入した。
ってあるし。

>>662
祥瓊リン力ーンネタならまだしも、コレはグロオンリーでスレ違いじゃないんか…?
662がエロ職人さんになって、また投下してくれた時に乙と言わせてくれ。
669名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 09:21:54 ID:H/TBg7Iy
とりあえず言える事は乙ではなく没だな
670名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 12:31:56 ID:i1qXHoGR
投下があったかと思ったらこれかよ
671名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 12:54:09 ID:7OnS6BSV
好みじゃなかったらスルーするだけのスキルは持ち合わせていないのか。
名前欄の注意書きも読めずに、文句を言うだけ言う21未満の集まるスレに
投下したい職人様はどこにもいないわな。

スカもののときに、さんざん言われていた事を繰り返すようじゃ
このスレ もうだめぽ。
672名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 13:04:51 ID:b6O7SXBB
注意書きありゃ何でもいいのかよ。
エロ無しSSはスレ違いと >>1に明記されてるだろうに。
673陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:42:59 ID:Zg01B+fg
「祥瓊ってさ、綺麗だよね」
ふとそんな言葉が紡がれる。ある昼下がりのことだった。
「え?陽子何いってるの」
言われて驚いたように陽子を見上げる祥瓊。
今は政務の間に書斎で陽子の勉強を見ているときだった。
「この髪とか翡翠色で光沢があるし」
そう言いつつ祥瓊の髪をいとおしげにとく陽子。
「ねえ、キスしてみようか」
「え?」
祥瓊は戸惑った。
「キスってなに?」
「……そうか、外来語は通じないんだったな」
そう言うと、祥瓊の顎に手をかけた。そして――
「ん、んん……」
祥瓊が驚きと苦しげな息を漏らす。
陽子は祥瓊の唇を奪っていた。
674陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:43:27 ID:Zg01B+fg
「これがキス」
祥瓊を解放してぬけぬけとそう言う陽子。
「な、何するのよ!」
明らかに動揺してみせる祥瓊。その様子に可笑しそうに笑う陽子。
「いいじゃないか、女の子同士なんだし」
確かに陽子と祥瓊はここ最近親しくなっていた。
一緒に風呂に入ったり、牀榻で一緒に寝たりもしていた。
「ねえ、エッチしてみようか……」
陽子はそう言った。
「『エッチ』ってまさか――」
「そう、まぐあうことなんだ」
「!」
祥瓊の顔が真っ赤になった。
「陽子、あなた本気なの」
「うん、実はこっちに来てから女の子に興味が出てきてね。
虚海を渡って肉体が入れ替わっちゃったから、その影響らしいんだ」
そう言う陽子。実はすでに女官を何人かてごめにしていたりする。
675陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:43:56 ID:Zg01B+fg
「いや……」
逃げ出そうとする祥瓊の手を掴んだ。
力強い腕に抱かれて、身動きがとれなくなる祥瓊。
「あっ……」
陽子は今日二度目の口づけをした。
今度は口の中に舌を入れて祥瓊の舌にからめる。
「ん、んん……」
そうやって激しくディープキスをする二人。
祥瓊は体の奧が熱くなる感覚に震えていた。
「ぷはぁ……」
ようやく口を離す。二人の唇に銀色の橋がかかった。
「おや、ぐったりしちゃって。感じたのかな、祥瓊」
そう意地悪に言ってみせる。
「バカ……」
そう言うものの祥瓊はまんざらでもなさげだった。
そういうことに興味がないと言えば嘘になる。
(初めてが陽子なら……それでもいいわ)
676陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:44:28 ID:Zg01B+fg
二人は寝室に移った。生まれたままの姿で牀榻に横たわる。
「祥瓊はじっとしてて」
そう言うと陽子は祥瓊の上にまたがった。
「あっ」
祥瓊の口から不意の声が漏れる。
陽子の唇はうなじから始まって、胸や、へそのあたりを優しく愛撫する。
「んんっ」
「どこが気持ちいい?」
「バカ」
意地悪く言ってみせる陽子。ぷいと横を向く祥瓊。
「あっ!」
陽子は乳房の先に固く結んでいる頂を口に含んだ。
そのまましゃぶるように愛撫する。
「ああ!はあ!」
祥瓊の声から悦びの声が漏れる。
そのままたっぷり五分は乳首を吸い続ける。
「それじゃ、今度はこっちをやってみようか」
そう言うと陽子は体を下げて祥瓊の「女の子」を前にした。
「何だ、もう濡れているじゃないか」
「はう!ああ!」
677陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:44:53 ID:Zg01B+fg
祥瓊の口からは悲鳴にも似た叫びが漏れる。
そこはしっとりとしめって、陽子を待っていた。
「それじゃ、いくよ」
そう言って、祥瓊のそこに顔を埋める陽子。
まず桃色の秘裂を舌から上へとすくうように舐める。
上まで行くと、その上でかたく実を結んでいる突起にキスをする。
それを何度も繰り返す。
「はああっ!!ああっ!!」
祥瓊の口からは喘ぎがでっぱなしである。
肌が桃色に紅潮してくる。
「祥瓊、私も感じて来ちゃったよ」
そう言いつつ身を起こす陽子。
陽子のそこも十分に濡れそぼっている。
「それじゃいくよ」
そう言うと、陽子は自分の女性を祥瓊の女性にあてがった。
678陽子×祥瓊:2005/11/08(火) 13:46:59 ID:Zg01B+fg
そのまま上下に揺する。
「ああ、すごい!」
祥瓊はよが泣ききを始める。
「はあ、私も、気持ち、いいよ」
陽子は腰の振りをはやくする。
「陽子、あたし、あたしぃ!」
「いいよ、一緒にいこう」
「あ、ああああああっ!!」
二人の喘ぎが見事に和音をなした。

――爾後。
ぐったりと牀榻に横たわる祥瓊。
眠っている彼女の横で陽子は不埒な妄想を走らせていた。
(今度は鈴でも食べてみようか)

(終わり)
679名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:09:48 ID:b6O7SXBB
うぁ、こんな流れの中GJ!
女官つまみ食いしてる陽子ワロスw
680名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 19:15:57 ID:c7v/mMRs
673乙
681名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 19:18:20 ID:c7v/mMRs
673乙
682名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 19:18:53 ID:c7v/mMRs
673乙
683名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:10:19 ID:ElDZUu4Y
陽子×祥瓊ごちになりました!
乙悦ー!
鈴編も是非・・・!
684名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:25:58 ID:7oW+bHjk
景麒x陽子です。
エロ少なし。
投下ご寛恕ください・・・
685甘い風邪 1:2005/11/09(水) 01:40:40 ID:ejRb9G1i
「へっくしゅ!」
陽子は豪快にくしゃみをすると、ぶるると震えて敷布を体に巻きつけた。
初夏の熱さを含んだ爽やかな夜風に震える程の寒気を感じる。にも関わらず、体は
火照り、だるく重い。陽子はそんな体を持て余して牀榻の上で寝返りを繰り返す。
(――熱が、上がってきたな)
咳込み、たまらず陽子は身を起こして胸を押さえる。
ひどい咳込みがようやく静まると、陽子はふう、と大きく溜め息をつき、一人、己に呟く。
「私は…馬鹿だな」
くつくつと陽子は苦笑する。

仙である陽子は小さな怪我や、病気は簡単に治ってしまう。このように風邪をこじらすの
も本当に久方ぶりの事だ。そうでなくても宝重の碧双珠がある。一晩握って眠れば、
風邪なぞ、引いた事実なぞ嘘のように明日の朝は走り回れるであろう。
それでも、陽子はこの風邪を自然のままに治そうと――と言うよりはむしろ、こじらせて
しまえ――と、思う所以があったのだ。

「ゲホッ、ゲホッ」
体を折って、大きく咳をしているところに、トントンと、小さく扉を叩く音がした。
「――誰だ」
既に扉の向こうの人間は判っている。
王の寝所へ、側仕えの咎め無く通れるのはこの王宮と言えど、ただ一人しか居ないの
だから。
686甘い風邪 2:2005/11/09(水) 01:42:06 ID:ejRb9G1i
「私です」
予想した通りの涼やかな声が応える。
陽子は重い体を起こすと、ゆっくりと扉の方へ向かった。
がちゃりと扉を開くと、目前には夜風に揺れる柔らかな金色の髪。
「お見舞いに参りました」
悪びれずに言うと、景麒は許しも待たずにするりと室に入り込む。
「お前なぁ…」
陽子は呆れて物が言えない。そんな陽子の様子に気付いているのか気付いていないのか、
悪びれず景麒は言う。
「余程、日が昇ってからにしようかと思いました。ですが、御身が心配で」
景麒は手にした小さな布袋を陽子に渡した。
「お見舞いです」
「…なんだ、これは」
「お見舞いです」
馬鹿の一つ覚えのように景麒は繰り返した。
はぁ、と溜め息を吐くと陽子はそれを受け取り、中を覗いた。
「これは――」
「氷です」
「そんな事は判ってる。今は、夏だぞ?どこに氷が――」
皆まで言わさず、景麒は陽子を軽く抱きかかえた。
「こらっ、無礼だぞ!下ろせ!」
景麒は聞こえぬように、そのまますたすたと牀榻まで陽子を抱いたまま歩き、そうして
そうっと己が主の身体を牀榻へと横たえた。
687甘い風邪 3:2005/11/09(水) 01:43:09 ID:ejRb9G1i
不満そうに自分を見つめる陽子の視線と、景麒の視線が出会う。
景麒は軽く眉間に皺を寄せた。
「――思った通りです。そのように熱を出されて。私の手が溶けそうな程の熱さ」
景麒は陽子の手から袋を取ると、それを陽子の額にのせた。
陽子は瞼を閉じ、思わず漏らす。
「気持ち良い――」
陽子は目を閉じたまま薄く笑う。
「この熱だと、牀榻が溶けた氷でびしょ濡れになるぞ」
景麒は面白くもなさそうに無表情な声で答える。
「布に蝋を塗っていますから。大丈夫です」
「なるほど」
外では虫が小さく鳴いている。
その声がいっそう室の沈黙を引き立たせ、陽子は常ならず、沈黙に我慢出来ずにちらりと
己の半身の端正な横顔を見つめた。
紫の瞳が、かすかに心配と怒りを浮かべて己を見つめている。
景麒は己の主上の視線を受け、小さく口角を上げた。そして、何かを言いかけ、そして
その端正な唇を閉じた。
「…言ってもいいぞ。問うのが当然だ。何故、治さないのか、とな」
陽子の挑むような口調に景麒は小さく笑った。
「何かお考えになるところがあるのでしょう?それならば、私が主上のお考えを問う
ような事も、ましてや咎めるような事も御座いません」
688甘い風邪 4:2005/11/09(水) 01:44:10 ID:ejRb9G1i
「馬鹿麒麟」
景麒は己が主の可愛らしい罵倒に思わず笑む。
「何とでも」
微笑を隠そうともせず、景麒は敷布を陽子に掛けた。
軽く上気した陽子の顔を見つめ、景麒はそっと主の熱い頬を包む。寝返りを繰り返す
たびに、ずれる氷嚢を額にのせてやる。ちらりちらりと己を伺っていた緑の瞳が徐々に
重い瞼に隠されていく。苦しそうだった寝息が徐々に深くなる。
主が完全に眠りに落ちたのを確かめ、景麒はゆっくりと主の牀榻から腰を上げた。

「行くな」
景麒は首を傾げ、眠りに落ちたとばかり思っていた主の顔を見つめる。
陽子は咳込むと、にやりと笑った。
「――風邪はな、伝染すと治るんだぞ。だから、お前に、伝染してやる」
陽子は手を伸ばして、景麒のほっそりとしてはいるが充分に男らしい腕を掴んだ。
「それは蓬莱での迷信でしょう?」
陽子は軽くふくれた。
「迷信でも何でも良いんだ――」
くす、と景麒はふくれた主の可愛らしい姿に耐え切れずに笑みを漏らす。
「行くなってば、景麒」
景麒は故意に困ったよう微笑んだ。そして、陽子の手を己の腕から優しくはずした。
689甘い風邪 5:2005/11/09(水) 01:44:55 ID:ejRb9G1i
「景麒」
「行きません。行きませんから――どうかお休みになって下さい」
景麒は牀榻に腰掛けた。
陽子はなおも疑わしそうに景麒を睨んだが、額にのせられた氷嚢の冷たさに引き込まれる
ように重く甘い眠りに魅せられていった。

ほんの、一時、うつらうつらしただけであろう。
だが、頬をなぜる夜風は寒くもなく、熱くもなく、既に心地良い。体はのびのびと軽く、
頭はさえざえとしている。
陽子は目をぱっちりと開け、ぐいと視線を傍らに移し、己を見下ろしている麒麟を
見つめた。目が合うと景麒は嬉しそうに目を細める。
「――伝染す前に、お治りになられましたか」
その顔色だけで、己が主の体調を知ったのであろう、景麒は安心したように小さく言った。
と、いきなり陽子はがば、と起き上がって景麒を牀榻に押し倒した。
「せっかく伝染そうと思ったのに――お前と来たら甲斐の無い事だ」
陽子が景麒のほっそりとした両手首をぎゅうとつかみ、その金色の髪に縁取られた優美な
顔を見下ろす。憤慨した主の視線を真正面から受け、景麒は困ったように笑う。
「主上、伝染して頂きたかった、本当に。貴方が下さるものであれば、何でも――」
陽子は麒麟の軽口を遮って、その唇を己が唇で塞いだ。
690甘い風邪 6:2005/11/09(水) 01:45:50 ID:ejRb9G1i
陽子は思う。
どうして、こんなにも欲しいと思うのであろう?どうして飽きないんだ?
景麒の白い肌に、陽に愛された己の小麦色の肌を押し付け、それ以上の交わりを欲して
自分の半身に唇を這わせる。
その焼けた肌は、景麒のどこに触れても嬉しい悲鳴を上げる。
髪が自分の肌の上をかすめただけで陽子は嬌声を上げる。
そして、景麒も耐え切れぬように、その身を捩る。
陽子が耐え切れずに叫ぶ。
「お前が、欲しい。欲しいんだ、もっと、もっと!」
景麒は無言で己が主の要求に応える。
大きな手は陽子のふるふると揺れる形のよい乳房を掴み、もう片方の手は引き締まった、
青い果物のような尻を抱く。
景麒の唇は陽子の求めを聞く前に、唇、首筋、耳朶、そしてぷるんと苺のように赤く輝く
乳房の頂きを舐り、吸う。
主が欲しいものを当人以上に理解して、その身体を、手と唇が至高の存在である女王の
身体を優しく蹂躙する。
感じやすい陽子の体は、景麒の愛撫に応えて、一つ一つ鍵を開けられていく。
触れる先から、肌は柔らかなって行く。そして、景麒の唇に掴まれた先から溶けていく。
ふるふると揺れる乳房、強く己を締め付ける腿、鍵穴のように開けられる事を待つ
小さな臍。そしてその下に繁茂する黒く小さな森――小高い丘。
赤い碇(いかり)が興奮したようにぴょこりと、陽子の黒い小さな森から顔を
覗かせた。
景麒は愛しそうに、それを吸って、その碇をますます大きく赤く実らせた。
691甘い風邪 7:2005/11/09(水) 01:46:47 ID:ejRb9G1i
「お熱が…」
景麒は陽子の首筋に顔を埋める。
小さな黒い森から漏れる陽子の甘く生臭い匂いが、己の腰の中心をどくどくと脈打たせる。
「お熱が、上がっています」
「熱なぞ」
無粋な景麒の言葉に陽子は舌打つ。
「無いぞ、もう」
陽子は囁きながら、景麒の柔らかな髪の毛に指をからませ、その耳に熱い空気を吹き
かけた。うぐっ、と景麒は首をすくめ、快感を何とかやり過ごす。
「――いえ、ございますとも。熱い、こんなにも」
景麒はひんやりとした指を陽子の秘所にあてた。それでは足りないように、するると
ほとばしる蜜の導くままに、秘所の奥へと指を躍らせる。
「ほら――このように熱い。私の指が溶ける程」
「――馬鹿」
陽子は腰を突き上げ、景麒の指を更に秘所奥深くに導いた。
熱い蜜壷が、景麒の指で掻き回される。柔らかな天井を、くい、と押さえつけられ、
陽子は思わず背を反らす。
「ああっ――!」
景麒は陽子の乳房を甘噛みしながら、その指はゆるゆると陽子の中を刺激する。
長い指が、まるでそれ自体が別個の生き物のように陽子の中を刺激し続ける。
692甘い風邪 8:2005/11/09(水) 01:47:50 ID:ejRb9G1i
陽子の挑むような、それでいてせがむような瞳を見つめ、景麒はたまらず熱く猛り立った
己を陽子の中にずい、と突き刺した。
「あああああっ、景麒、景麒――――っっ!!」
生娘のように感じやすい己が主上の瑞々しい身体と心に、景麒は困ったように笑いかける。
軽口を語ろうとした景麒の唇は、しっとりとした愛しい主に塞がれ、憤慨したように舌で
もってその中を犯される。景気も陽子の歯茎をなぞり、その舌を絡め取る。
自分にうっとりと体重を預ける陽子の体を難なく持ち上げ、景気は座った自分と対面する
ように陽子の身体を自分の腿の上に据えた。
そうして、くい、と自分の先端を陽子の中心にあてる。
あてるだけのはずが、愛液に濡れた陽子の秘所はぬるりと景麒を絡み取り、あっと言う
間に二人は結合してしまった。
ぬぷぬぷと卑猥な音をたて、座位になった陽子の身体は景麒の思いがけない腕の強さに
前後し、そして上下に揺れる。
抗う様子もなく、景麒に任せて揺れる陽子の無防備な首筋を、景麒は跡が残る程強く吸う。
吸うだけでは物足りないかのように景麒はがぶ、と歯を立てた。
「止め――」
痛みと快感の狭間で、陽子の秘所はきゅう、と閉まる。首筋にうっすらと歯型が残る。
景麒は肉棒に対する締め付けに耐え切れず、達しそうになり陽子の首筋から唇を離した。
そして、小さく息を吐きながら、陽子の身体を揺らし続ける。
693「甘い風邪」書いてる人:2005/11/09(水) 01:52:51 ID:ejRb9G1i
すんません、拙作、この辺で半分です。
続きはまた、明日か明後日に続き、投下させて下さいませ。

本当は、景麒アホアホバージョンだったのですが…
たまには景麒も普通のエッチさせてあげたく…ハイ
694名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 02:03:23 ID:sU7c6eye
グッジョブ!!
続きが楽しみです
695名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 17:56:13 ID:PFfMxm+p
>>680-682
何で三連発なの?
696名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 17:56:59 ID:sCyjUDe7
>693
乙!
続き待ってます〜。

景麒アホアホバージョンも気になりますw
697名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 21:59:02 ID:qsrROTtA
>693
甘あま〜! GJ! 続きをお待ちしております。
698甘い風邪 9:2005/11/09(水) 23:57:43 ID:rCfHiqnT
折れそうに細い祥瓊や、小柄な鈴と比べ、決して陽子の身体は軽くはない。
剣の練習や、日々の鍛錬によって鍛えられた身体にはしなやかな筋肉がしっかりと
ついている。
しかし景麒はそんな陽子の身体を己の上で易々と動かし続けた。
熱い楔(くさび)を奥深く打ち込まれ、陽子の身体は腰の奥の方からぐずぐずと溶けて
いく。とろりとした愛液が陽子の中からこんこんと湧き出し、景麒の腿を濡らす。
腰を掴まれ揺らされ、景麒の熱く堅くなったそれが陽子の中を掻き回す。
掻き回されるたびに背中に走る電流のような快感に、陽子は唇を噛み、
必死に悲鳴を堪えなくてはならなかった。
結合部からの快感だけでも失神してしまいそうなのに、景麒は手で乳房をまさぐり、
舌でその頂きをころころと転がし、吸ったりする。
快感がさざ波のように、陽子を襲う。
波の感覚がどんどん短くなり、高まって行くにつれ、陽子はついに耐え切れず、
小さくすすり泣きのような声を漏らし始めた。
「駄目だ、駄目、景麒。もう、止めて」
「主上こそ、そのように私を締め付けるのは――ああ」
景麒も堪らず熱い吐息を漏らす。
景麒とて、熱く濡れそぼる陽子のそれに締め付けられ、何度も達するのを我慢して
いたのだ。
陽子の中は景麒の茎にねっとりとからみつき、景麒が動く度にひくひくと肉壁が蠢く。
699甘い風邪 10:2005/11/09(水) 23:58:54 ID:rCfHiqnT
陽子は漏れる声と快感に歪む顔を隠すように、ぎゅうと景麒の胸に顔を押し付けた。
「主上、顔を、見せて下さい」
陽子は首を振る。
そんな可愛らしい仕草を見、景麒はますます陽子の顔を見たくなる。
景麒はおもむろに陽子の尻を両手で掴むと、そのまま覆い被さるように陽子の身体を
牀榻に沈めた。
「あっ!」
急に体勢を変えられ、陽子は叫んだ。
中がぴくんと痙攣し、そしてますます景麒を締め付ける。
嫌々をするように首を振り続け、苦悶にも似た表情を浮かべる陽子の顔を見て、
景麒はますます己が固く大きくなるのを感じた。
陽子のほっそりとした脚を持ち上げ、己の肩に掛ける。
景麒の肉棒がますます深く、ずぶりと陽子の中に突き刺さる。
「景麒!!」
陽子は叫び、ぐい、と背中を反らした。
抜き差しを繰り返す景麒に、陽子の脚はばたばたと暴れる。
景麒は暴れる陽子の両脚を持ち上げると、己の楔をいったん抜いた。
そして、陽子の股をぐいと開く。
「景麒!?」
700甘い風邪 11:2005/11/09(水) 23:59:53 ID:rCfHiqnT
突然の景麒の行為に陽子は驚愕し、脚を咄嗟に閉じようした。
だが、景麒の強い力に遮られ、秘所が景麒の目前に露わになる。
「止めて、景麒!」
景麒は魅せられたかのように濡れそぼる陽子の秘貝を見つめた。
じたばたと陽子はもがいたが、景麒の目は己の最も恥ずかしい場所から動かない。
羞恥に襲われながらも背徳的な興奮を覚え、陽子の貝からはますます蜜が溢れ出、
合わせ目がひくひくと動いた。
景麒は思わず感嘆の声を漏らす。
「ああ――主上。何と美しい」
景麒は貝に口を近づけると、何処よりも敏感な、ピンク色に光る蕾に唇を這わせた。
「――!!」
一際強い電流が、腰から背中を走り、閃光のように陽子の頭まで達する。
陽子の身体は今やがくがくと揺れ、声さえ出せずに快感にむせび泣くしかない。
蕾はこりりと堅くなり、景麒が舐める毎に赤みと熱を増していった。
景麒は陽子の脚をそっと牀榻に落とす。己の体が自由になった事も気付かないのか、
抵抗の意志を完全に失ったように、脚を大きく開いたまま、陽子の身体はただ
だらりと牀榻に投げ出されていた。
景麒のちゅるちゅると陽子の蕾を吸い、蜜を味わう音だけが室に響く。
焦点の定まらぬ瞳をうっすらと開け、陽子は己の秘所に顔をうずめる景麒の髪を掴んだ。
「――景麒」
来て。
陽子はかすり声で、一言、そう呟いた。
うずめていた顔を上げ、景麒は得たりと頷くと、陽子の身体を己が刀で突き刺した。
701甘い風邪 12:2005/11/10(木) 00:00:54 ID:9iG0eJM3
いつもの優しさを何処かに置き忘れてしまったように、景麒は陽子の体を二つに
裂かんとばかりに勢いよく腰を打ち据える。
陽子の手は景麒の尻を掴み、無意識にぎゅうぎゅうと己に引き付ける。
景麒は堪らず叫んだ。
「ああ、主上、主上。貴方の身体は私を狂わせる――」
二匹の獣は狂ったように髪を振り乱し、腰を打ち付け合い、お互いの唇を貪った。
「景麒、景麒」
陽子が喘ぐ。
「私、行く――」
陽子は首を仰け反らせ、絶叫した。
瞬間、熱くほとばしる景麒の精が、陽子の中を満たした。
がくんと陽子の頭が牀榻に落ちた。
702甘い風邪 13:2005/11/10(木) 00:01:38 ID:rCfHiqnT
最前まで獣のように叫び、お互いを求め合った二人は、今は静かに牀榻に並んで
横たわっている。
陽子のほっそりとした指が、景麒の髪の中を彷徨う。
景麒はゆったりと微笑む。
と、急に顔をしかめ、口に手をあてた。
「っくしゅん!」
「景麒?」
くしゅん、くしゅん、と景麒は続けざまにくしゃみをした。
陽子は目を見開き、そしてくつくつと笑った。
「景麒、景麒。お前、風邪引いたな?」
景麒は憮然とした、面白くなさそうな顔で陽子を睨んだ。
「私の意志で引いた訳では無いのですが」
「何だよ、さっきは私が差し出すものなら何でも欲しい、って言ったじゃないか。
あれは嘘か?」
「嘘です」
陽子はあきれたように景麒を見つめ、そして声を出して笑って景麒の体をぎゅう、と
抱き締めた。
703甘い風邪 14:2005/11/10(木) 00:02:34 ID:rCfHiqnT
朝議が終わり、皆が席を立ち始める。
朝議の間も絶えずくしゃみをしていた景麒を、浩瀚がちらりと見、言う。
「主上の風邪が治られたかと思ったら、今度は台輔ですか」
言外に、「判ってるのですよ」と言う匂いを含ませる。
どうぞご自愛ください、と浩瀚は微笑みを隠そうともせず景麒に声を掛ける。
そしてうやうやしく陽子に一礼をすると、涼しい顔で浩瀚は室を出て行った。
残された陽子と景麒がバツが悪そうにお互いを見つめ合う。
「いやらしいよな、浩瀚も」
陽子が軽く赤面しながら言う。
景麒はそれにくしゃみで応えた。
704甘い風邪 15:2005/11/10(木) 00:03:27 ID:rCfHiqnT
仁重殿の景麒の寝所を見舞うのは、今度は陽子の番だった。
熱い景麒の額に、冷たく絞った手拭をのせてやる。
ふう、と景麒が心地よさげに溜め息を吐く。
「何となく、主上のお心が判りました」
景麒が長い睫毛を伏せ、瞳を閉じたまま呟く。
「心配されるのは、このようにお心を手向けて頂くのは、嬉しいものですね」
陽子は、無言のままゆっくりと景麒の髪を撫ぜつづけた。
「主上らしいお考えではないようですが…」
陽子はふっ、と笑うと景麒の頬に接吻を一つ落とした。
「そうではないよ、景麒」
うっすらと景麒は目を開いた。
「私は――忘れたくないんだ」
陽子は何処か遠くへ目を向けた。その凛とした横顔を景麒は見つめる。
「病気をすれば苦しい。怪我をしてもなかなか治らない。碧双珠なんて宝重は無い。
そんな人間には当たり前の事を、忘れたくないんだ」
景麒は深く溜め息を吐いた。
「自虐的な考えですね」
「そうか?そうでもないと思うが」
陽子は笑った。
「でも――」
「でも?」
陽子を首をかしげ、景麒の言葉を待った。
705甘い風邪 16:2005/11/10(木) 00:04:33 ID:9iG0eJM3
「でも。まあ、主上らしい、お考えです」
苦々しく顔を顰めて言う、己の半身の言葉に陽子はぷっと吹きだした。
そして横たわる景麒の隣りに自分の体もはべらせると、景麒の耳に口を近づけた。
「ここだけの話し、お前に看病してもらうのも良いかな、って思ったのは――」
陽子はいたずらっぽく続けた。
「――ちょっと当たり」
くすくすと陽子は笑い、つられて景麒も微笑んだ。
笑い声にむせ、景麒がげほんげほんと咳こむ。そんな様子を見て、ますます陽子は
笑った。
柔らかな二人の笑い声が、部屋を満たす。


窓からするりと風が吹きこみ、いつの間にか眠りに落ちていた二人の肌の上を柔らかく
くすぐる。
――その風は甘く、二人を包み込む。


<了>
706甘い風邪書いた人:2005/11/10(木) 00:07:50 ID:cIr0H/RB
お粗末でした!
甘甘過ぎて、気持ち悪くなった方々、ごめんなさい。
無駄に長いのに、貴重なお時間頂戴して読んで下さった方、大感謝です。

しかし、景麒くんはアホアホな方が書きやすいな〜
707名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:24:13 ID:94SbKaix
>706
GJ!!
甘甘もイイ。
微笑ましい二人が可愛いな!
708名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 03:18:09 ID:3MNTZHrh
>>685-692
>>698-705
甘甘グッジョブでした!!

1つ気になったのですが、黒い森ではなく赤い森では?
709名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 09:19:06 ID:b/1sIieL
> 「景麒、景麒。お前、風邪引いたな?」
カワイイ…(*´д`)グジョブ
710名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:30:42 ID:Ky81Lz6d
木曜は会社定休なんで、暇潰しに小話を一本。せっかくの休日になにやってるんだ俺w。
711名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:32:27 ID:Ky81Lz6d

 昼下がり、陽子は固継の里家ちかく、木立に囲まれた広場に立ち尽くしていた。
 冬も近く、ほとんどの木はわずかばかりを残して落葉し、その様子は見ているだけで寒々しい。

 登極から半年と少し、玉座を降りて里家に下ってからすでに一月が過ぎた。固継に着くなり、
妖魔の出迎えを受けたが、それ以来というもの、妖魔の影はなりを潜め、この半月はそれらしい
影を見る事もない。
 蘭玉は、新王がお出ましになったからよ、と軽く笑った。だが、陽子にはそれとは別に気がかり
な事があった。
712名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:33:22 ID:Ky81Lz6d

 固継で出迎えてくれた妖魔を斬ってから、久しく剣を手にしていない。冗祐は置いてきた。
景麒は賓満をとる事を渋ったが、この頃は少なからず剣の腕に覚えをもちはじめた。どうにか
説き伏せ、代わりに班渠を側仕えさせる事で、ようやく景麒も納得した。

 立ち尽くしていた陽子は、はっと軽く息を吐く。剣をくるむ布を取り去り、刀身をゆっくりと鞘
から引き抜く。この剣にもすっかり馴染んだ。だが、妖魔を斬るのも久しく、心なしか腕が鈍り
つつあるように思う。
713名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:34:08 ID:SJIN1j44
書いてる途中に水差して悪いんだけど、名前欄にカプリングともしグロとか
なら注意報お願いします。
714名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:34:58 ID:Ky81Lz6d

 陽子は広場に出ると、柄に手をかけ、鞘を腰に回し、軽く剣を構えた。腕を突き出して、剣を上段に
構える。そうして、広場の中で一角を占める古びた松に向かいあった。
 掛け声を一閃、松に一太刀を浴びせる。白んだ切り口をさらして、太枝が斬りおとされた。返す刀で、
続けざまに枝を薙ぎ払う。白刃がきらめき、枝が落ちる。太枝は軽い地響きを立てて地面に落下し、
松は次第に裸の幹をさらしていった。

 物音に色をなして里家から飛び出してきたのは蘭玉だった。ずしんずしんと響く音に、すわ妖魔の
襲撃かと身構えた。そして、音のする方向、広場へと駆け急いだ。地響きの正体は明らかだった。
里家の角から飛び出すのとほぼ同じくして、陽子が剣を払った。枝を残らず落とされ、丸裸になった
松の幹が鈍い音を立てて地面に激突した。
715名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:36:57 ID:Ky81Lz6d

 「すごい」
 巨木とはいえないが、一本を切り出すのに大の大人でも一刻はかかる。冬の日差しに薄い木陰
を作っていた松は消え、切り刻まれた枝葉と幹が陽子の足元にちらばっていた。
 「ねぇ・・」――――陽子、と声をかけようとしたが、言葉にならない。
 背後に何者か気配を感じて、真っ先に剣の柄に手を掛け、陽子は踵を返した。蘭玉とは気付か
なかった。正体を探ろうとするよりも先に、剣を振り下ろしていた。蘭玉の足で一歩ほどの間。剣が
空を切った。
716名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:38:32 ID:Ky81Lz6d

 ただならぬ迫力に気圧された蘭玉だが、すぐに正気を取り戻した。
 「これ、陽子が斬っちゃったの?」問い詰める風でもなく、何気なく切り出した。だが、陽子は
背後の気配が蘭玉であることを認めて、その事に薄い笑みを浮かべただけだ。

 蘭玉が気付いた瞬間には、すでに手遅れだった。鋭く振り下ろされた剣気が、蘭玉の帯を
縦に裂き、襦子の合わせがはらりとめくれ上がった。

717名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:40:08 ID:Ky81Lz6d

 「いやー!」
 こんなところで着物を剥がされるとは考えてもいなかった。声にもならない悲鳴を上げ、
寒空に曝された乳房を両腕で隠した。帯も合わせも鋭く裂けていたが、蘭玉の柔肌には
かすり傷ほどの傷もついていない。
 陽子は己の剣技がまだ衰えていない事を悟ると、小脇においていた肩掛けを蘭玉に
掛けてやった。

 それにしても、と思う。美しく滑らかな肌だ。褐色を帯びた自分にはない透き通るような白さ。
 「蘭玉・・・、本当に綺麗な肌をしている。私とは違う透明な肌。それに・・・」
 付け加えて、陽子がおずおずと口を開いた。
 「とても形の良い胸をしている」
 肩掛けを掛けてやる手で、蘭玉を自分の眼前にまで引き寄せた。陽子の視線が蘭玉
の乳房に落ち、不敵な笑みが陽子を支配した。

<了>
718名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 12:42:07 ID:Ky81Lz6d

 お粗末様。改行めちゃくちゃでごめんなさい。陽子の試し切りついでに、蘭玉の着物を斬ってみましたw。
 続きは・・・、あるのか!?

719名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 22:09:16 ID:lZ/Hv2qd
>>718さん
了、って書いてるけど。。。
続き?あるの?
720名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 22:33:29 ID:Ky81Lz6d
>719
 分かりません。続き思いついたら「了」撤回しますw。
721名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 22:35:05 ID:Ky81Lz6d

 とりあえず、エロくもなくてパロでもなくてm(。・ε・。)mスイマソ-ン
722名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 23:08:01 ID:MiXWVk19
>すわ妖魔の襲撃かと身構え
それで音のするほうに行っちゃうってどうよw
とか突っ込みつつも続き期待。
723名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 00:07:54 ID:Z0ERJOHB
>>708さん
ID違いますが甘い風邪を書いた者です。
ご指摘の通り、陽子のアンダーヘアーは赤ですよね。失礼しました!
どうでも良いのですが、陽子の下の毛は薄い気がするのは私だけでしょうか。

>>718様。
続き期待してます。GJ!
724名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 03:18:51 ID:gG1jLhBX
718が713を華麗にスルー・・・

とりあえず続編書くなら>1嫁
725名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 09:33:56 ID:JHMkrTjm
718は初心者だろ。
なんか、香ばしい臭いがする。
726名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 11:32:59 ID:tAiSIjaa
m(。・ε・。)mスイマソ-ン
727名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 04:19:50 ID:av7YexSc
捕手
728名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 17:49:15 ID:GR6TKCDg
このスレなかなか厳しいですね。
でもそこがまたがんがってやろうじゃんと思わせるw

希望のカプ&シチュありますか?
みんなのスレなんで出来るだけ希望に沿ったものを投下したい。
729名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 18:18:50 ID:RjxxEUYh
>>728
なんて男気溢れる奴なんだなんだオマイは!
久しぶりに楽陽が読みたいとか呟いてみる。むしろ陽子×楽俊で純情押し倒し系を…。
730728:2005/11/16(水) 18:25:32 ID:RjxxEUYh
「なんだ」がダブってるが無視してください…orz
731728:2005/11/16(水) 21:08:35 ID:GR6TKCDg
>>729
分かった、そのカプで行ってみよう。しばし考える時間をくれ。
732名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 22:23:05 ID:+mapHIqn
729じゃないが、
728神、お待ちしております!
733名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 23:24:52 ID:RjxxEUYh
>>728
妙なタイプミスした上に730でナチュラルに名を騙ってしまったというのに…。
アンタエエヒトヤ(;´д⊂
ありがとう、お待ちしております!
734728:2005/11/17(木) 02:19:11 ID:38DCTOJj
いやいや、間違ったのくらい分かるし・・そこはスルーが基本っしょw
ちょっと精神的に参ってしまった陽子サンを楽俊クンが慰めるって感じで書いてるんで。

待っててくれww
735名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 14:37:43 ID:iT2ixmrE
こんにちは
すいません、突然ですがあるエロパロを探しています
結構前にここで見た作品で、、内容的には尚陸×陽子なんですが、なんらかの理由で床に伏している泰麒を救う?為か慰める為かで陽子が処女を捧げる→その陽子を尚隆が慰める・・・って話だったと思います。記憶が曖昧で確かな内容かは分かりませんが、、、
過去ログも全てググったんですがどうしても見つかりません。
誰か在処をご存じの方教えて頂けないでしょうか?お願いします
736名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 22:27:58 ID:SFmNfn+F
過去ログすべて目を通してみて、無かったのならここじゃないんじゃないだろうか。
知らんけど。
737名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 22:30:39 ID:vjjen2zh
知ってるけど教えない。
738供主従:2005/11/18(金) 04:10:18 ID:cLiGt8y6
 

 時は深夜、政務で疲れた身体を寝台に横たえ、うとうととしていた供麒は、
淡い牡丹の花の香りで目を覚ました。寝ぼけながら目を擦り、香りの正体を
確かめるために半身を起こそうとした彼の瞳は信じられないものを映し出して
いた。いや、信じられない、というより心の深層で幾度となく願っていたこと
だったのかもしれない。
「もう、そんなに大きな声出さないでよ」
 突然のことに動揺し、思わず声を上げそうになる供麒の唇に、幼い主の指が
沈黙を促す。何が起こっているのか未だ把握できない彼は首を上下に振ること
でそれに同意した。月明かりに照らされて辛うじて伺える主人の顔は、穏やか
に微笑んでいるようだ。
「そうよ。そのままおとなしくなさい、ね」
 くすくすと笑う少女の表情に、供麒は自ら寝台に押し倒されている現状と、
これから始まる事態へのよからぬ期待と不安に気持ちを交錯させる。少女の小
さい手のひらが彼の骨張った頬を撫でると、彼の心臓は一気に高鳴った。静寂
の中、二人の呼吸と衣擦れの音、そして異様に大きく感じる彼の心音のみが響
いているようだった。
「ああ」、と思わず声を上げる。あれほど、あれほど恋焦がれた主の愛らしい
顔がこんなに間近にあるなんて。やはりこれはまだ夢なのだろうか。確かめる
ために供麒は少女の額にそっと手を当てた。しかし紛れも無く現実のものであ
るとわかると、この状態を疑問に感じながらも、少女の艶やかな黒髪を撫で、
細い身体の線を辿って、やがて腰に手を廻した。少女は動かない。ただただ
真っ直ぐに彼の瞳を捉えると、「そうよ」と言って小さな桃色の唇を彼のもの
に重ねた。
739供主従A:2005/11/18(金) 04:12:21 ID:cLiGt8y6
時が止まるとはこういうことなのか、と彼は思った。いや、実際そう思うまで
に随分と間があったのだが、それほど長い時間二人は唇を重ね合っていた。
始めは軽く、続いて深く、深く、深く。お世辞にも上手いとは言えないたど
たどしいものであったが、そのもどかしささえも彼の理性の箍を外すには十分
な罠だった。少女は彼の唇を甘く噛み、彼もそれに応える。少女が舌を絡ませ
てくれば、彼は愚鈍なまでにそれに応えた。次第にその行為はエスカレート
していき、もはや制止しようがなくなってきた。
「いけない」
少女との口付けの甘さに溺れながらも彼はぼんやりとそう思った。このまま
では、一線を越えてしまっては。この想いは永遠に――そう、きっと永遠に、
自ら胸に抑えてしまおうと覚悟していたのに。
「主上」、と声を絞り出し、どうかこのようなお戯れはお止めください、
と口を開くつもりが、その言葉は少女の漏らした吐息によって遮られた。
どおしてやめるの、と、大きな瞳にねめつけられると、彼に抗う術など残され
ているはずもなかった。

740供主従B:2005/11/18(金) 04:16:09 ID:cLiGt8y6
 供麒の唇の感触を一通り楽しむと、少女はつんと尖った口先を耳元から首筋
へと滑らせた。彼は未知の快感に思わず鳥肌を立てる。今にも声が漏れそうに
なったものの、下唇を噛んで自らを諌めた。くすくすと少女の笑い声が聞こえ
たような気がしたが、その手を緩めるような気配は無く、彼の寝巻きの帯を
解くと、あらわになった存外逞しい胸の突起に向かってきゅう、ときつく口付けた。
思わず発してしまった声色に、彼は思わず絶句してしまう。そろりと主の様子を
見ると、まるで悪戯をする子供のように――実際彼女は永遠に子供のままなの
だが――、含んだ笑みを浮べる少女がいた。
「…あら、そんなによかったのかしら」
 悪びれた様子もなく囁く少女の息は既に上がっていた。乱れた着物から覗く
肢体が年齢に似合わず艶かしい。月影に長い睫毛の影を落とし、ふう、と息を
つくと、おもむろに自らの寝巻きの帯をほどき始める。ぎょっとしながらも
その様子に目を逸らすことが出来なかった。ぱさ、と衣服が床に落ちる。少女は
既に外気に晒されている下僕の胸に再び重なると、伝わってくる体温を感じながら
ゆっくりと息を吐いた。
 もう一度首筋に口付け、そのまま供麒の苦しそうな息と共に胸から腹に舌を
這いずらせる。供麒は期待と恐怖と共に思わず唾を飲み込んだ。ごくり。その音が
聞こえていたのだろうか、少女は一瞬彼の顔を見上げ、それから既に熱をもった
彼のからだの芯へ舌を絡めた。
「あ…ああっ…!主上ぉ…っ……!!」
 もう声を殺すことが出来なかった。少女の小さな口の中で彼の半身はゆっくり
と立ち上がる。強く、弱く、時に吸い上げられ、根元から先へ舌でなぞられる
度に声とも言えない声を上げるも、供麒の叫びは空に消える。刹那、きつく
吸い上げられ、声とも言えない声で愛しい主の名前を叫んだ。少女の舌先は
ますます激しく動き、火照りきった彼の先端をこじ開けた。びくん、と身体を
仰け反らせる。絶え間なく襲う快感と朦朧とする意識の中で彼は果てていた。
「主上…」
 何とか声に出したものの、供麒にはそれが精一杯だった。少女の顔を見ると、
口に含んだ自分の放った体液を手のひらに出し、訝しげな目をしている。
「そんなに気持ち良かったの?」
 あまりの醜態を晒してしまった彼に、答える事は出来なかった。少女は手に
ついた体液をぺろりと軽くひと舐めすると、もう一度彼の唇に口付けし、眼差しを
こちらに向けてこう言った。
「次はわたしの番よ。わかるわよね?」
741供主従C:2005/11/18(金) 04:20:55 ID:cLiGt8y6
 供麒は瞼を閉じ、幼い主の身体を優しく抱きしめる。少女が少し苦しそうな
声を出すと、両腕に込めた力を放し、じっと顔を見つめた。急かすように少女
の唇は彼を求めたが、彼はそれを制止し、躊躇いがちに口を開いた。
「…本当によろしいのですか?」
 搾り出した声は震えているようだったことに後から気付く。桃の唇が動きを
止めたので、伏せた視線を上げ少女の瞳を見る。そこには12の少女とは思えない
あでやかな眼差しがじっと供麒を見据えていた。頬は紅潮し、ぷっくりとした
可愛らしい唇は繰り返したくちづけで艶を持っている。こちらをみつめる瞳が
うっすらと潤っていることをみつけて、供麒は何ともいえない気持ちになった。
 供麒は少女の身体を抱き上げ、寝床の上に組み敷いた。先刻までまるで
小悪魔のように彼の身体を蹂躙していた面影はなく、既に隠すものも無い肢体を
小さな両手で覆っていた。少女の額にそっと口付ける。それからこめかみに、
頬に、唇に。発育途上の胸に伏せられた腕をそっと降ろさせると、もはや彼と
少女との間には隔てるものなどなかった。
 改めて主人の身体をまじまじと見下ろすと、胸の小さな突起は既に張っている
ことに気付いた。少女は両腕を彼に捕まれたまま、沸き起こる羞恥にふいと視線を
逸らす。彼は主が自らにしたように、少女とのくちづけを楽しんだ後、おもむ
ろに舌を可愛らしいふくらみの頂点に垂らした。
「や……ぁあっ…」
 片方の手でもう一つのふくらみを優しく包み込む。自由になった少女の腕は
強く寝台の敷布を掴んでいる。供麒は夢中で小さな突起にしゃぶりついた。舌先を
這わせ、歯を立て、突起をそっと吸う。少女は思わず身をよじって逃げ出そうと
するが、もう片方の手は決して彼女を放さなかった。
「ああっ…きょ…う…きぃっ…!」
 一方を二つの指でつまみ、上下に、左右に動かす。もう一方を舌で絡めて、
もう一度吸った。少女は甘い吐息を漏らすと、自らを辱める下僕の名を繰り返した。
次の瞬間、供麒は胸に埋めていた顔を起こすと、少女の熱く湿った箇所に指を
動かした。
742供主従D:2005/11/18(金) 04:25:08 ID:cLiGt8y6
「や…ぁ…、だ……め……」
 咎める声は既に甘かった。供麒は一言「お許しを」と1人ごちると、少女の
両膝をゆっくりと開く。少女はとっさに秘所を覆う。思わず手を触れた部分は
くちゃりという卑猥な音を立てた。薄闇の中でも少女の秘部から愛液が溢れて
いるのは隠しようがなかった。くちゅり、くちゅりという音が二人の荒い息と
共に闇を支配する。供麒は少女の身体を引き寄せると、腰を抱え上げた。少女は
一瞬身体を強張らせるが、軽く目を閉じたまま息を吐いた。そっと少女のなかに
指を入れる。「ん、んっ…」と苦しそうな声が漏れる。実際に自分で触れると
少女のそこは熱を伴った愛液で溢れていた。始めは拒むように指を締め付けていたが、
奥まで押し入れ、ゆっくりと引き抜く。たまらず声を上げ自らの名を求める主人の
要求に、忠実に唇を重ねた。
 少女の喘ぎと共に何度かそうする内に、少女の中に入れる指の数を増やす。
次第に出し入れの早さを増すと、それに呼応して少女の喘ぎも艶やかになる。
少女は供麒の首に両手を廻し、何度も、何度も下僕の名を呼び、唇を求めた。
秘所の突起を激しく振動させると、それだけで幼い主人の身体は絶頂に達しそうに
なった。
 供麒は指を引き抜き、既に熱くなっていた自らのものを押し付けた。少女と
視線が合う。「ひっ」と声を漏らすも、それが拒絶を意味することではないことを
彼は理解していた。少女は彼の背中に廻した手に少しだけ力を込めると、きゅっ
と目をつむり、「痛くしたら駄目よ」とだけ言うと彼の鼻先に口付けた。彼も
一寸瞳を伏せ、「心得ております」と一言放つとそっと腰を浮かせ少女の中に
彼自身を突き入れた。
「んぁああっっ…!!」
 少女の声が闇に響く。いくら指で慣らしていたとはいえ、初めて受け入れる
彼の半身は身体の小さな少女にはやや酷なことかもしれなかった。苦しがる主を
前に幾度となくこの身体を引き抜こうとしたが、彼の理性など既に存在しない。
ただ獣の本性で愛しい少女の身体を突き上げる自分に罪悪感を覚えないわけでも
ないが、そんなものではこの欲望を抑えられるはずも無かった。
 くちゅ、くちゅ、という音と共に少女の喘ぎ声も苦悶の様子が次第に消えていった。
ゆっくりと、時に自らを求める主人の声に応えてくちづけて、自らの半身を少女の
中に埋める。ついに最奥にたどり着いたことを確認すると、供麒、と少女はか細い声で
叫ぶ。彼女が長い睫毛を伏せたのを合図に彼は本能に従った。
「ふぁっ…あああんっ!あっ、あっ……!…供麒…ッ―― !!」
「主上…、はぁ、主…じょ……!」
 汗ばんだ少女の身体がはねる。彼の身体もまた激しく動いた。規則正しいその
動きに寝台の軋む音と少女の喘ぎ声が重なる。彼の方に少女の爪が食い込んで
いたが、そんなものはこの狂おしいほどの快感に比べればかすり傷にも及ばない。
二人はお互いの名前を叫び、求めながら、やがて絶頂に達していた。
 
 彼と少女が繋がった箇所から二人分の熱い体液が溢れていた。
743供主従Eラスト:2005/11/18(金) 04:30:03 ID:17vgZ1aF

「…お苦しくないですか…?」
 ぐったりと横たわる少女に声をかける。あれから小一時間ほど経ったが、少女は
眠るわけでもなく、そのままの姿で彼の横に寝そべっている。いつもなら彼女が一方的に
話すことに相槌を打てば良かったのだが、この時ばかりは主は何も喋らず、沈黙が
続いていた。主人の近くに居られることは嬉しかったけれど、何となく居心地が悪く
なって声を掛けた。が、返ってくる返事は気の無いものばかり。
「…苦しいわ」
 じろりと視線だけ彼に向ける。供麒は口にする言葉を思いつかない。…今更になって
とんでもないことをしてしまったということに顔が青ざめた。
「…申し訳ありません……」
 供麒の胸には後悔の二文字しかなかった。いくら主から要求してきたとはいえ、
このようなお戯れはお止めすべきだった。主がどんな考えでこのようなことを
しでかしたのかはわからないが、それでも主の身体に傷をつけるなど…。
「そんな顔しないで」
 供麒は目を見開いた。先ほどまで辛そうにしていた少女は半身を起こすと、
彼の頬にそっと手を寄せる。いつもの癖で思わず身じろぎすると、少女は微かに
微笑んだ。
「あなたのことだから色々考えているんでしょうけど……わたしが望んだことなんだもの。
…わたし、あなたにそんな顔をして欲しいんじゃないわ」
 少女の小さい手が優しく彼の頬を撫でる。人差し指が眉をつたって、こめかみに
垂れた前髪を掻き揚げる。その表情は今までに見たことも無いほど穏やかで愛情に
満ちたものであった。
 供麒は目頭が熱くなるのを感じた。同時に両の腕は幼い主を優しく抱きしめる。
少女もそれに応えて彼の背中に腕を廻した。何も纏っていないため、お互いの熱と
心音が直接伝わってくる。ただ、こうしているだけなのに、なんて自分は果報者だろう、
と、彼の瞳から一滴の涙が零れた。「そういえばね」と口にしながら少女が顔を
上げたので、それとなく顔を覆うと、さも嬉しそうな声でこう言った。
「何年って長い時間を一緒に過ごしていてもわからない事ってあるのね」
「―――は?」
 きょとんと見下ろす彼に、少々ばつが悪そうな顔をした少女は、明後日の方向を
仰ぎながら小声で呟いた。
「……供麒って意外とくちづけが上手いのね」
 彼はくすりとその表情に笑みを浮べると、自分の腕の中にある少女に額づけ、
それからそっと囁いた。
「―――-……お慕い申し上げております…」
 腕の中の少女はただうんと頷くと、もう一度顔を上げ、唇を求めた。彼も
にこやかに笑い、それに応える。

 繰り返す口付けの音と共に、やがて二人の吐息は闇に消えていった。


 

 終


744供主従:2005/11/18(金) 04:38:35 ID:17vgZ1aF
以上です。あまりエロがない上にだらだらと長くなってしまってすいません。
久々に図南読んだら殊晶に再熱して、それじゃあ一緒に供麒も…と思って書いてみたんですが…。普段絵しか描かないからところどころ変な文章で申し訳ないです…。
供主従需要あるかもわからんし…。
最後の方が意に反して少女漫画チックになってしまいましたorz
745名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 05:07:30 ID:6OylXMif
GJです!
珠晶も供麒もテラモエス
746名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 17:47:26 ID:nEUMDsZO
GJ!キョウキテラカワイス(*´д`)ハァハァ・・・
747名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 18:59:42 ID:HTCmoKDS
GJ!
珠晶可愛い(*´Д`)ハァハァ
748名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 20:59:09 ID:GBP8nVTy
神降臨。デカブツと少女の取り合わせは大好物。
749名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 21:50:10 ID:upxiwXiY
GJ!GJ!
珠晶(;´Д`)ハァハァ
750名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 00:45:31 ID:i8eHyllU
供主従はいいねぇ。
ネ申よ、その調子でガンガン投下したまい。
751744:2005/11/19(土) 12:24:04 ID:4t14pIFv
感想どうもです。感想をもらうってうれしいですね。
後から見直すと誤字や文章の言い回しを訂正したいとこが山盛りですが…。
供主従は実はもう一本ネタを書いたんですがまた日改めて。
しかしこうやって文章を書いてみると意外と物と知らないんだな、
と思いました。…エロだけど。

ところでぎょう宗×李斎なんて需要ありますかね。
供主従以外を考えていたら思いついたらこれだったんですが…
752名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 14:37:05 ID:YTIAwwLT
  _   ∩       
( ゚∀゚)彡  驍宗×李斎!!驍宗×李斎!! 
 ⊂彡            
753名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 16:12:00 ID:mOa6pUyz
  _   ∩       
( ゚∀゚)彡  驍宗×李斎!!驍宗×李斎!! 
 ⊂彡            

754驍宗×李斎:2005/11/19(土) 16:51:30 ID:4t14pIFv
自分で我慢できなかったので投下します…。
ちょっと長めですが、どうぞ。
755驍宗×李斎@:2005/11/19(土) 16:57:22 ID:4t14pIFv
 目が覚めるとそこは闇の中だった。身体を包む蒲団の感覚からここが寝所だとはわかったが、立ち込める香のかおりが
自分のものとは違う事を確認して不信そうに顔を上げた。襟に掛けた手が空を切る。何も纏ってないことに気がつくと周りを見渡し、
人気のない事に胸を撫で下ろした。
 それにしてもここは何処なのだろう、と李斎は首をかしげる。手近にあった薄い布を羽織り、じっとあたりを窺った。月の光を
頼りに目を凝らしてみたが、大まかな部屋の広さがわかっただけで特別なものは見当たらない。今自分がいる寝台もニスの塗られた
柱に蔓の彫刻があるだけで珍しいものとも思えなかった。ただ、香を焚いておくのだからそれなりの身分の者の部屋なのだろうが。
 確か自分は宴の席に居たはずではなかったか?とあやふやとした記憶を探る。王が当極して数ヶ月、国庫に余裕のない戴ではあまり
豪勢な宴はできないが、それでもと国府の中心となる者たちだけでささやかな祝いの席を設けていた。李斎はたかだか州師将軍で
あるから通常なら人数には入らなかったのだが、ぜひともという宰輔の懇願と王の招待を受け、末席に参加していたのである。そう、
それで酒を飲んで、と、思いを馳せていると、蒲団に立ち込める匂いに憶えが有るような気がして眉をひそめた。香の種類から
どうやら男物であるようだが、男に囲まれて暮らす軍人の李斎には誰のものであるか判別つかなかった。
 わかったとしてもこのような状態では、知り合いだからどうだということではあるまい、と不安に刈られ舌打ちすると、人の気配が
したような気がして慌てて寝台に潜り込む。入り口に立てられた衝立の後ろから衣擦れの音がした。どうやら一人のようだった。暗くて
顔まではわからなかったが、月に照らされたその体躯は夜目でも判るほどがっしりとして凛々しい。香のかおりが強くなる。では
この人物がこの部屋の主人か、と息を潜めながら思った李斎は、先ほどの布を羽織るとおもむろに身体を起こし、正面から見下ろす男を
見据えた。着るものもなく、剣も持たなかったから不安がないわけではないが、とにかくこの状況を把握する必要があった。
「…気がついたようだな」
 投げかけられた声に、李斎は大きく目を見開く。香に憶えがないわけではなかった。それは自分を慕って笑顔を向けるまだ幼い宰輔と
その主のものではないだろうかと考えを巡らしていたが、それならばなぜこのようなことになっているのか理解できない。その上、
今目の前にそびえる影はいとけない宰輔のものであるはずがなく、そうなれば心当たりは一人しか思いつかなかった。まじまじと
驚愕した顔で自分を見上げる李斎に、声の主はやや強張ったような声で話し掛けた。
「私のことがわかるか?」
 戸惑いながらも李斎は首を縦に振る。これは一体どういうことか、と尋ねたかったが、ふいに頬をごつごつとした手につかまれ、
言葉が遮られる。目線を上にあげるも、逆光になった男の顔は見えない。光の関係で李斎の顔はあちらに見えているようだが、
そう思うと何とも頼りない格好をしている自分に羞恥を感じた。睫毛を下ろすと、月光に照らされ影を落とす。視線の先の右腕は
微かに震えているようだった。
 男の手はそのまま李斎の頬を撫でる。伸ばされた親指がふっくらとした彼女の唇を捕えると、しばらくその感触を楽しみ、こう呟いた。
「―――――…立て」
756驍宗×李斎A:2005/11/19(土) 17:02:49 ID:4t14pIFv
 李斎は顔を上げる。言葉の意味がわからず、訝しげな視線を向ける、男はじっとこちらを見据えた
ままだった。沈黙が流れる。男の視線はそらされることはなく、結局李斎が根負けして寝台から足を
差し出した。本来ならこの男の前で礼を取らないといけないのだが、李斎は半ば気が動転していたため
そこまで気が廻せなかった。この時になって気付いたものの、男の方も何も言わないのだから、礼を
求められる事はないのだろう。そう思いながら布を身体に巻きつけ、男の前に向き合った。
 しばらくまじまじとこちらを窺っているようだったが、男の口は何も発さない。男性にこんなに
間近に、しかもこんなあられのない姿でじろじろ見られるのはどうにも恥ずかしく、視線を床に
おとしてしまう。
「布を取れ」
 もう一度、李斎の瞳は大きく開かれた。今度は顔を見上げる事は出来なかった。李斎の頭の中で
様々な想いが交錯する。どうしてこの男は――主上は、私にこのようなことを求めるのか。
「――何故、このようなことをわたくしになさるのですか?」
羞恥を振り切って出した声は自分でも驚くほどか細かった。この男はその気になれば何人、何十人
もの美女達をその腕にはべらせる事ができると言うのに。李斎には男が何をしようとしているのか
が解らなかった。それとも。
「…わたくしを、からかっていらっしゃるのですか…?」
 いくら官の男女比率が概ね半々とは言っても、流石に軍職に身を置く女は少なかった。それも
そこそこの地位である州師将軍の職まで昇りつめれば、もともと嫉妬深い男達の世界で揶揄され
陰口を叩かれる事も珍しい事ではない。武人を志した時から覚悟していた事だったが、目の前の
男はそのようなことで判断するような人間ではないと思っていたから、余計に失望してしまった。
男を問い詰めようとねめつけたが、しかし、うっすらと浮かぶ緋色の瞳に見据えつけられ、李斎
は言葉を失った。なんとかこの状況を打開しようにもこの男の視線から逃げ出せそうにない。額には
うっすらと汗が浮かんでいた。
757驍宗×李斎B:2005/11/19(土) 17:05:05 ID:4t14pIFv
「布を取れ、と言ったんだが」
 たしなめるような強い口調に、李斎はこれ以上抗えなかった。貶めるならそうすればいい、と半ば
諦めたかのように、纏った布を投げやりに空に放った。二人から少し離れたところに布の落ちる音が
する。男は一瞬息を呑む。月の白い光に照らされた姿態は何ともいえない妖艶さを放っていた。日に
焼けた腕は剣を振るうために肉付が良かったが決していかついというわけではなく、だからといって
ただ細いだけのみすぼらしいものではない。首筋から鎖骨にかけて適度に筋が通り、その胸は鎧の上
からは想像することの出来ない美しい形をしていた。張りのあるふくらみの頂点は既に硬直している。
目線を腹から腰に移すと、女は顔をそむけた。余分な肉はなく、引き締まった李斎の身体は美しかっ
たが、所々に残る古傷は彼女が武人であることをあらわしているようだった。
 李斎の身体は小刻みに震えていた。戦場で剣を持って死ねと言われればそうする事も出来ただろう
が、この異様な状況になす術がなかった。目の前に向き合う男は先ほどからただ李斎の身体を視線で
蹂躙する。唇をきつく結ぶも、その奥はかたかたと情けない音を立てていた。息が荒くなっていく自
分に気付くと、これ以上の羞恥には耐えられなくなり、視線から逃れるように身体を仰け反らせると、
勢い余って後ろに倒れかけそうになった。
 ふいに李斎の身体が軽くなる。李斎の身体を支えたのは石造りの床の冷たい感覚ではなく、目の前
の男が差し出した太く鍛え上げられた腕だった。驚いてその腕の主を見上げると、李斎が何か言葉を
発しようとした唇を塞がれ、きつく吸い上げられた。
758驍宗×李斎C:2005/11/19(土) 17:08:12 ID:4t14pIFv
 本当に、何がおこっているのかわからなかった。大きく目を見開いたまま李斎は男の腕に抱えられ、
その唇を弄ばれていた。香に紛れ込んでほのかに酒の臭いがする。突然男が瞼を開いたため二人の視
線が絡み合う。思わず目をつむった李斎は、闇の中で主人の手が硬く張った乳房を包むのを感じた。
激しい口付けに自然と李斎の息は荒くなる。どうやら男の呼吸も上がっているようで、そういえば強
く抱きしめた腕も、先ほどより熱を伴っているようだった。
 その瞬間、李斎の身体がびくんと仰け反る。男はなお李斎の唇を吸っては放し、舌を絡ませるが、
胸を掴んでいた手が急にそこを揉みしだいたかと思うと、彼女の敏感な部分を否応なく攻めたてた。
「…ふぁ…っぁあ!?」
 きつく結んだ唇から漏れた声色は自分でも驚くほど艶かしい。李斎は思わず閉じた目を開き、男
を諌めようとするも、ぎろりと見下ろした紅い瞳に背筋が凍った。何とか唇を離そうともがくと、
その身体を寝台に押し付けられ、両手を押さえつけられる形で男は李斎の上に圧し掛かった。どう
にか抵抗しようと試みるが、腹から腰に掛けて男に体重をかけられ、それもままならない。男はし
ばらく李斎を見下ろしながら呼吸を整えると、おもむろに衣服を纏めていた帯を解いた。
 ああ、それではやはり。男が着物を脱ぐ様子をぼんやりと見ていた李斎は、これから自分の身に
起こるであろうことを予測した。だからといってこの男の意図は解らないが、何が起こるかわから
ずに不安に怯えるよりも、どんな状況にしろ先行きが見えている方が気が楽というものだ。男が全
ての衣服を脱ぎ捨てると、先ほどとは逆に月に照らされた肢体が露わになる。李斎の目はその肉体
に釘付けになった。逞しい褐色の肌は月光の中でもはっきり見て取れる。鍛え上げられた身体とい
うのはこのことをいうのだろう。流石は各国に名だたる戴国の禁軍将軍――今ではその位は玉座の
上であるが、李斎など足元にも及ばないほどの数の傷跡が体中に打ち付けられていたが、それすら
も美しいもののように思えた。頭の中で「このお方なら、抱かれても良いかもな」と思ってしまう
自分に呆れてしまったが、それは必ずしも願っていなかったことではなかった。男が身体を近づけ
る。李斎の両手は再び男の腕に捕えられたが、抵抗してこないのをみると掛かる重さは驚くほど優
しいものだった。李斎はすう、と息を吸う。そして瞼をあげ、間近にある男の顔を見つめる。耳元
で一言「すまない」とだけ言うともう一度唇を重ね、李斎に重さを預けた。
759驍宗×李斎D:2005/11/19(土) 17:11:28 ID:4t14pIFv
 声にならない快感が李斎を襲った。男の舌の感覚と厚い胸板の重さに酔いしれたと思えば、
先ほどとは比べられない悦びが彼女の身体を駆け抜ける。胸を上下に、左右に弄ばれ、上を
向いた突起に爪を掛けられる。つかまれたかと思うと激しく攻められ、唇に飽きた舌先が絡
められ、つよく、よわく、吸い上げた。羞恥のためか李斎はなるべく声を出さないように堪
えたが、男はそれを許さない。この男にしては執拗とも思えるほどに彼は彼女を攻め続けた。
「ふぁあ、あ、ああん…そ…それ以上、は……っ!」
 堪らず声を漏らす。男に懇願しようとしてもその動きは益々過激になっていくだけだった。
何かものを言おうとしても、こう口を塞がれたままではどうする事もできない。既に自由に
なっていた両手で男の肩に爪を立てたが鋼の肉体はびくともしなかった。そんな李斎を見遣
って、胸の膨らみから顔を上げた男は上目遣いにくすりと笑うと、もう一度唇を重ね、熱く
なった彼女の芯に向けて指を突き入れた。
「………ぁああっ……!」
 突然の事に唇を噛む力が緩み、甘い喘ぎが部屋に響いた。男は唇を奪うと一方の手で李斎
の身体を寝台に押さえつけ、もう一方で体液の溢れ出す彼女の秘所を模索している。二本の
指がそろそろと奥深くの扉をこじ開け、くちゅり、という音と共に侵入する。李斎は男に口
を押し当てられ声を出す事もできない。辛うじて吐いた吐息を荒くし、主人の鋭い眼差しに
耐えた。そうこうするうちにある程度奥深くまでたどり着いた指が、しばらくもそもそと動
いたかと思うと、今度は規則正しく上下に揺れだした。
「や…はぁ、あ、ああっ、お…っ、おゆるし、を…!」
 許しを請うたところで聞き入れられることはないとわかっていても抗わずにはいられない。
李斎を貫く二本の指はさらに充血した突起を刺激し、声にもならない声で喘いだ。男もそれ
を望んでいたようで、塞いでいた唇をはなすと今度は首筋から耳たぶにかけて愛撫し、優し
く噛んだ。秘所に突き入れた男の太い指は既にぐしょりと潤っていた。

760驍宗×李斎E:2005/11/19(土) 17:15:31 ID:4t14pIFv
 おかしくなる。肩で息をしながら李斎はそう思った。もちろん、男の与える快楽に。だがそれより
むしろこの男に抱かれている自分に悦びを覚えている様だった。そして、この男に悦びを感じさせて
いるのが自分なのだと思うと否応なく気分は高揚する。男は女の中に入れた指を抜き取ると慈しむよ
うに舌で舐めとった。その様子に驚いた表情をした李斎を見遣って身体を起こさせると、火照った半
身を彼女の前に差し出した。李斎は躊躇うことなくそれを両手で包み、貪るように咥える。男に頭を
掴まれ、獣のように腰を浮かす。その割れ目からは溢れた愛液が腿を伝っていた。先端から根元まで
舌を往復させ、喉元まで飲み込むようにそれをしゃぶる。突起の先端から透明の汁が溢れてくれば、
それを下ですくい、丁寧に舐めつけた。男は初めの内は迫る快感に耐えているようであったが、わざ
と歯を立ててそれを咥えたまま振動を加えると、李斎がよく知る堅物そうな男のものとは思えないほ
ど色っぽい声を上げた。
 李斎は男のものを咥えながら身体の中が熱くなるのを感じていた。彼女の頭を押さえつける無骨な
手に力が入る。男のものも先ほどと比べて硬く、脈打ちながら大きく反りあがっているから彼の身体
もまた熱くなっているのだろう。わたしが、この方を。じっとりと汗ばんだ身体を上下する顔と共に
動かし、李斎は男に快感を与える事しか考えていなかった。次第に早くなる舌に、堪りかねた男は彼
女の頭を放し、もう一度寝台に押し付けると、李斎の身体に愛撫によって熱くなったものをあてがった。
 李斎の胸は高鳴る。その期待通りにやや乱暴に彼女の足を開くと秘所へと押し当てた。
761驍宗×李斎F:2005/11/19(土) 17:18:37 ID:4t14pIFv
「ああ…っ…!」
 自分の中に溢れる熱に思わず声を上げる。深く息を吐きながら半身を沈め、男は李斎を見下ろ
していた。女の表情はもはや警戒や嫌がるそぶりも見せず、男の行動を短い喘ぎ声と共に恍惚と
した表情で見守っていた。男は目をつむるともう一度息を吐き、李斎の腰に手をかけると外気に
晒された残りの半身を突き入れた。
「あっ…!あ、あ、はぁあああんっ!!!」
 最奥まで達したかと思った刹那、身体を突き破らんとする振動に李斎は絶叫した。それは苦悶
に満ちた叫びにも聞こえたし、快楽に溺れる甘い喘ぎのようにもきこえた。男もまた息を殺しき
れずに声を漏らす。それは半身を包む女の身体が思った以上に温かく、きつく自分を締め付ける
せいであったが、それよりもこの女の今までに見せた事もない妖艶な吐息と姿態が、男の神経を
狂わせていた。
「…ぁんはああっ、あ、あぁ……ぎょうそ…う、さ…まぁああ…っ!!!」
 李斎を包む腕に力が入る。既にものを考えるだけの余裕はなかったが、今まで以上に激しく体
内でうねる男の胸にしがみつき、身体を突く快感に溺れながらもその愛しい名を叫んでいた。

 
 男が苦しそうな声で自分の名を呼んだような気がした。李斎の腿に温かい液体が溢れてくる。
身体の中でいきり立っていたそれが硬さを失ったのに気付くと、男が果てたのだ、と理解した。
李斎は男の首に縋りつくと唇を求めた。男はそれに応え上唇を甘く噛む。違和感に目を見開くと、
李斎自ら男の口に舌を絡ませてきた。虚ろな目をしていたが、真っ直ぐに男を見据えると、男
はふいと視線を反らす。薄闇の中、僅かに窺う事の出来た男の頬は紅潮し、照れ臭そうにもう
一度口付けを求める。柔らかな笑みを浮べると、李斎は愛しい王の背中をきゅっと掴んだ。

762驍宗×李斎G ラスト:2005/11/19(土) 17:25:46 ID:4t14pIFv
「―――思ったよりも情熱的なんだな」
 真面目くさった顔でそんなことをいう主人がおかしくて、思わず吹いてしまう。なぜ笑われているのか
わからない男は憮然とした面持ちで李斎を眺めていたが、その表情は朗らかだ。共に果てた後、どちら
から何も言うことなくこうして寝台の上で寄り添っているのだが、沈黙を破った第一声が普段はお堅い
人物で知られる男のそんな一言だったから、おかしいやら可愛らしいやら、緩みきった顔を元に戻すこ
とができなかった。このお方の御前でこんなに笑ったことはあっただろうか。あどけなく笑う李斎を見
遣ると、男は仰向けになっていた上半身を起こし、こちらの方へ向きなおした。慌てて自分も身体を起
こそうとするが、「辛いだろうからそのままで」と男の腕に制止される。流石にそういう訳にはいかな
いので枕にもたれかかる様に身体を起こすと、胸の上まで蒲団を引き上げた。
「…申し訳ない事をした」
 男が頭を垂れた。慌てて自分の主にそんな事をされては心苦しい、と何とか男に顔を上げさせたが、
その表情は重いものであった。
「いくら酒に酔っていたからといって、こんな事をするべきではなかったな」
 李斎の頭に気を失う前の記憶が過ぎる。そう、確か宴に参加していた。訪れた部屋にはささやかで
はあるが酒宴の席が用意してあり、そこには王や泰麒をはじめ、武官を中心に特に親しい者だけが集
まっていた。そのまま会は滞りなく進み、武官の多い宴ならではのどんちゃん騒ぎになった――――
のは憶えているのだが。一向に結びつかない昨夜の行動に頭を悩ます李斎に気付くと、男は訝しげに
「憶えていないのか?」と尋ねてきた。恥ずかしそうに頷き、とにかくない記憶を出来る限り搾り出
して憶えている全てを伝えた。男の顔は驚き半分、呆れ半分で李斎の顔を見返している。それから口
を開いて、昨日の顛末を語りだした。
 昨晩、祝いの席で悪酔いした官の一人が、酔った勢いで李斎の出席にけちをつけてきた。それだけ
ならまだしも、女のくせに州師将軍とは何事か、とか、台輔や王と懇意になるのも女の身なら容易い
だろう等等、罵詈雑言を吐かれた李斎はその男に食って掛かった。しかし、彼女もまた酔っていたた
め身体が上手く動かず、男と掴み合ったままご馳走の並ぶ机の上に倒れこんだ。男の方は頭から醤油
を被っただけで何ともなかったようだが、李斎はというと運悪く湯の上に倒れてしまった。大きな物
音に泰麒は怯えるし、ぐったりと倒れこむ李斎を見てきゃあと悲鳴を上げるとその場に尻餅をつく。
たまたま側に居た驍宗は彼女を抱えると、怪我がないか衣服を剥がそうとした時にその魅力的な乳房
に目を奪われた。慌てて衣服を正すと、側仕えの女官を呼んで、手当てに当たらせた……ということ
だった。
 李斎は頭を抱えていた。恥ずかしさに赤面して、もう男の顔など見る事ができない。それから、と
続ける男の言葉に黙って耳を傾けていた。
「それから蒿里がこちらに訪れたので話を聞いたところ、女官が衣服を脱がして身体を乾かしている
うちにお前が寝てしまったそうでな。宴はすぐに解散したが、女っ気のない生活が長かったから…そ
の、酒で諌めようとしたんだが」
 今度は男の方が羞恥に声を曇らせた。それを誤魔化すかのように李斎の唇をそっとなぞる。
「一応具合を確かめる、という名目でここを訪れたんだが…、まさかあんな姿を目の当たりにしては、
鉄の理性でも簡単に崩れてしまう」


 脱ぎ捨てた衣服を元通り整えると男は寝台に横たわる李斎を振り返った。自室に戻らねばならない
男をいとおしげに見つめると、男は肩を落として、そんな顔もするのだな、と言い、李斎の髪を撫で
る。欲望を抑えきれずにあれから何度か身体を重ねあったが、その余韻が未だ体内に残っていて何と
もこの場を立ち去り難い。ふと袖を引っ張られ、眼前の女を見下ろした。胸に掛けられただけの布は
彼女の身体の線を否応なく見せ付ける。それにしても、武官にしておくのが勿体無い。そう思うと、
もう何度目になるのかわからない口付けを交わした。
 二人の身体からは同じ香りが立ちこめていた。



 終
763驍宗×李斎:2005/11/19(土) 17:31:10 ID:4t14pIFv
以上です。何か結果としては体から入ったような二人ですが、
煩悩が収まりませんでした。
それと蒲団だとか醤油だとかは適当な文字が浮かばなかったので見逃してください。
お目汚し失礼をば。
764名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 17:36:33 ID:YTIAwwLT
GJ!!
供主従といい、事後の描写が好きです。
李斎テラカワイス(*´д`)ハァハァ
そしてうっかり驍宗に萌えました…
765名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 23:27:07 ID:3LO6Zlnt
グッジョブ
766名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:11:20 ID:f8FfuHES
GJGJ!恭も戴もモエモエス
767名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:22:09 ID:hxoRkrpD
驍宗×李斎?!
わあ〜作者様ありがとう!
この二人って好きなんです!
驍宗がなんか可愛いよ?

私、上下関係にある男女って萌えるんです。
ちょっと間違うとセクハラとかパワーハラスメントになり兼ねない緊張感がなんともv
ていうか、二人とも体鍛えてるじゃないですか。
全身引き締まっているんだろうな、とか。
李斎って原作からして美人ってことになってるし、美味しいよねぇ・・・(誰が)
みたいな方向へ妄想が(;´д`)

ちなみに布団は原作で「衾褥」となってますよん。
「衾」が掛け布団で、「褥」が敷いてるほうみたい。
768名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:59:55 ID:VHgNfNrm
李斎たまらん・・・オトナノオンナ(*´д`)ハァ・・・超GJ!
今度は浩瀚×陽子とか書いて欲しいなぁ。(´・ω・)ダメ?
あなたの書く雰囲気好きだ。
769名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 01:22:49 ID:cRiHdVXt
>>768
>>465
職人さんが募集しない限りリクエストは控えたほうがいいと思う
770名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 02:05:37 ID:CivVJhmt
>>768
特定の人にしつこくリクエストするなら控えたほうがいいが
○○キボンってのは、職人さんのネタになったりするから、問題ない思うが
771名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 18:50:07 ID:8CF0Xt7N
>>735
前スレにある。「北風」で検索してみそ。
亀だからもう見つけてるかもしれんが。
772763:2005/11/21(月) 13:30:07 ID:nlRxEUsZ
感想どうもです!

≫764
後味の良い方が好みなので事後は最中よりも気をつかいます。
救いのないのも好きですがv

≫767
パワハラ万歳!この二人と陽景、供主従(殊晶攻め)とかはパワハラ酷使でも問題ないかと。
驍宗可愛いっすか?お堅いイメージを壊そうと思ったら調子に乗ってしまいました…。
漢字のご指摘もどうもです!

≫768
浩陽…、激しい言葉&指攻めで主上に夜の授業を施す浩瀚…まで考えたんすが、それ以上はorz
申し訳ない。自分も他の職人さん、お待ちしてます!
っていうか授業なら浩瀚ではなく袁圃?と思ってみたり。


二人の情事を衝立の隙間から覗いていた泰麒が、ごうらんを振り回しながら
「大人って、大人って〜!」と地団駄踏む様子を一人想像して笑ってました。
大人ふりかけのCMね。
773名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 22:44:48 ID:xFfIDK48
>>662-666
遅レスだけど乙
祥瓊惨殺もの、自分は好きです
ここでリンカーンとかあればエロパロでもOKかと思われ
774名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 00:43:52 ID:6Yl5E9Y9
うはーすばらすぃ
ありがd!
775名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 00:49:44 ID:02E3mDj6
大人のふりかけCM
・・・か、かわえええ
776名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 22:35:22 ID:LDMBFY9M
虹板のスレ復活してるな
777名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 23:24:44 ID:SWt9SUES
フィバーげっと!
778名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 11:50:15 ID:+Ai7p8c7
628ネ申に期待
779名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 19:40:54 ID:OsAojKYP
復活ハァハァ板また落ちた
780名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 21:54:03 ID:8qKqnmCs
ホントだ…orz 結局絵師来ないまま終わったな…
781名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 22:46:38 ID:rGY1rWuT
時期が悪かったとか…冬コミとか
でも、普段もあまりこなかったしなぁああああああああああああ
782名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:23:56 ID:OsAojKYP
美麟のヌード拝みたかったよ〜
783763:2005/12/06(火) 03:59:33 ID:4+iuEgJk
ちょっとタイミングが遅いんですが、755−762の続きで
泰麒×李斎?なSSを投下します。イメージは大人ふりかけな泰麒で、
直接的なエロはないです。
いちお驍宗×李斎前提なのでカプ表記は戴主従×李斎で。
784戴主従×李斎@:2005/12/06(火) 04:03:32 ID:4+iuEgJk
 聞きなれない音に息を潜める。無意識の内に物音を立てないように部屋の奥に足を進めた。
何かが軋む音と、人の呼吸が闇を包んでいる。
 一瞬、衝立の隙間から見えた光景に、泰麒は思わず息を呑んだ。李斎が寝ているはずの寝
台は白い光に照らされてすぐに目に付いた。深酒をしてその上に横たわっていたはずの女の
顔は、こちらからは窺うことが出来なかったが、苦しそうな息を上げ、背中を向け半身をひ
ねったような形をしている。どうやら奥に居る何者かに押さえつけられているようだが、影
になってわからない。
 女の身に何が起こっているのかわからなかった泰麒は、苦しそうにもがく彼女を救おうと
寝台へ駆け寄ろうとした。とそのとき、女の奥から姿を現した人物の姿を認めると、小さく
驚嘆の声を上げた。とっさに口を抑え、衝立の陰に潜り込む。気付かれたかな、と思ったけ
れど、女の声で消されてしまったのだろう。呼吸を整え、そろりと衝立から顔をのぞかせる。
寝台で絡まる男女の人影に釘付けになった。
 女の方は普段自分が良く知る面影はなかった。なんと表現してよいのか上手く言葉に出来
ないのだが、その姿を直視することが出来ない。一方それを掴み征服する褐色の肌は、少年
が唯一額づくことの出来る主人のものであった。
「李斎…と、……驍宗さま?」
 驍宗は宴が終った後も自室に下がって酒を飲んでいたはずだ。見舞った李斎の様子を報告
した時もその手には杯があったから、飲酒を軽く諌めて自分もまた寝所へ下がった。しばら
くは自室で蒲団に包まっていたのだが、何となく寝付けなくてもう一度ここにきてしまった。
 直感的に、見てはいけないようことのような気がした。目の前の二人が何をしているのか
はわからなかったが、時々覗く李斎の眼差しは小さな身体に電流を走らせる。見てはいけな
い、知ってはいけない、と思えば思うほど視線を振りほどくことも、耳をふさぐことも出来
なくなっていく。李斎の身体が一際大きく跳ねると、切なそうな声を上げて驍宗の首に腕を
絡めた。月影に露わになった乳房が揺れる。白銀の髪を掻き揚げた女の指先が美しかった。
泰麒は目をそらせない。食い入るように二人をその瞳に焼き付ける。
 その時、驍宗と視線が絡み合った。熾烈な緋色の視線はじろりとこちらを見遣ると、不機
嫌そうに眉をしかめる。泰麒は全身の血の気が引くのを感じると、思わず後ろに倒れかけ、
床を這うようにして部屋の入り口までたどり着いた。後ろから二人の荒い息が聞こえるが、
主人の恐ろしい形相を思い出すと身震いをさせ、慌てて自室に舞い戻った。

 その日は全く眠りにつくことが出来なかった。なぜ、なにを、あの二人はしていたのだ
ろう。目を閉じると何も纏わずに重なり合った二人の身体と、蛇が得物を睨み付けるよう
な主人の強烈な視線しか思い出さなかった。
785戴主従×李斎A:2005/12/06(火) 04:07:06 ID:4+iuEgJk
 日が昇り、側付の女官に起こされると、顔色がすぐれないことを心配されたが、そのまま朝議へ
向かった。外殿へ向かう途中で李斎のいる部屋を見る。昨晩見てしまった彼女の姿がどうしても頭
から離れなくて、寝不足の瞳をごしごしとこすった。ふと顔をあげると驍宗の姿を見つけて、思わ
ず身体を後ろに引いてしまう。いつもなら翔けてゆくのだが、身体が動かない。彼の方も一瞥をく
れただけで挨拶もせずに泰麒の前から離れた。
 朝議が終った後も公務の事以外で驍宗と言葉を交わす事はなかった。それどころか自分に対して
不機嫌そうにする主人をみて、声をかけることすらできない。顔面蒼白し、ただため息を吐くばか
りであった。
 そんな台輔の様子を心配した下官がこの日の政務は休むようにと勧めたので、半ば有難くそれに
従った。自室へ戻る途中で李斎が居るはずの部屋へ目を向ける。――主上ならこの時間は政務でい
らっしゃらないはず。…昨日の真相を確かめてみたいとはやる気持ちを抑えながら、背後を振り返
り振り返り、李斎の眠る部屋へ足を進めた。


「李斎?」
 入り口の前で声をかけてみたが返事はない。そろりと足を踏み入れ、衝立の陰を過ぎると、寝台
に横たわる女の姿を認めた。女はすうすうと寝息を立てている。周りの衾や敷き布はきっちりと整
えられていた。誰も居ないのを確かめると、音を立てないように近き、目線の先にあるあらわにな
った女の肌にどきりとさせられた。こちらの女性はあまり肌を露出しない。蓬莱の話を女仙にした
際、あちらでは着物ではなくズボンやスカートというものを穿くんだ、と言うと、よくそんな恥ず
かしい格好ができるものだ、と驚いていた。だから、女性の肌を見ることは珍しいものだった。
 それは鎧姿の猛々しい女将軍ではなく、自分の母親のような柔らかなものだった。泰麒は触れて
みたいという衝動を抑えきれずにかけられた衾をそっと剥がした。やわらかそうな二つの膨らみが、
日の光を受けて眩しく見える。まじまじと顔を近づけ、膨らみにそっと指をたてると、思ったより
も柔らかなことに驚いた。何度かその感触を楽しむと、膨らみの先端へそっと指をかけた。
 ん、と女が僅かに声を漏らしたので、ぎょっとして振り返る。が、再びやすらかな寝息を立て寝
入ったのに胸をなでおろすと、目的の場所へ細い指をやった。今度は何の反応を見せなかったので、
次第に硬くなっていく突起を指で丁寧になぞった。
 ふと、昨日の記憶がよみがえる。衝立の陰からかいま見た驍宗の仕草を思い出すと、おもむろに
目の前の双丘に口付けた。
786戴主従×李斎B:2005/12/06(火) 04:10:55 ID:4+iuEgJk
 男の手のひらが李斎の乳房を包む。優しく揉みしだいていたかと思うと自分が悦ぶ様子を
見てくすりと笑い、身体を下へ降ろした。予想していた快感が胸の先端を伝って李斎を襲う。
辱める舌の動きに堪らず声を上げると、愛しい男の頭をそっと抱きしめた――――つもりが、
指に絡まる髪は白銀ではなく漆黒の鋼の色、突起に口付けながらこちらを見上げる瞳はあど
けない少年のものだった。
 李斎は目を見開く。ぽかんと開いた小さな口からは一筋の雫が流れていた。しばらく時間
が止まる。何がおこっているのかわからなかった李斎の身体は硬直し、少年の頭を掴んだ両
腕は宙に浮いていた。
「ごめんなさい」
 気まずい空気を少年の声が切った。眉をひそめ、大きな瞳に涙を浮べた少年はいつになく
おどおどとした口調で言葉を続けた。
「見ちゃったんです、………昨日の李斎と、…驍宗様を」
 李斎は眩暈を覚えた。周囲に気が配る事ができなかったとはいえ、まさかこの少年に目撃
されるなんて。
「でも…あの、…こうされると李斎はとても嬉しそうだったから…」
 と言って胸の突起に小さい指が触れる。小さな舌は、ねっとりと湿気を帯びて李斎の感覚
を麻痺させた。少年の性格を表すかのようにしっとりと丁寧に撫でつけ、やわらかく吸いつ
ける。
「…台輔!」
 李斎は押し上げる悦びをなんとか押し込め、幼い台輔の身体を離した。――実を言えば先
ほどから熱くなりつつある自分の体を諌めると、羞恥にそっと目を伏せた。
「李斎?…ごめんなさい、…嫌だった?怒らせてしまった?」
 少年のいたいけな瞳に見つめられて出かかった台詞を飲み込んだ。悪戯でこのようなこと
をする子供でもないし、彼の目もまた真剣だったから余計にどうやってこの場を諌めようか
上手い方法が見つからない。一息つき、困ったように肩をすくめると、肩まで伸びかかった
黒髪に指を通し、諭すように話し掛けた。
「…台輔、昨晩こちらで御覧になった事はどうぞお忘れくださいませ。李斎が無用心でござ
いました」
 優しく諭すその声は穏やかで優しい。女の頬がほのかに紅潮しているのを泰麒はぼんやり
と眺めていた。
「……時がくれば、台輔にもお分かりになる…と思います。…それまではどうか、このこと
は私との秘密にしてくださいませ」
787戴主従×李斎C:2005/12/06(火) 04:13:06 ID:4+iuEgJk
「その通りだ」
 泰麒と李斎は同時に振り返る。その低く冷たい声に二人は背筋を凍らせた。李斎は慌てて
身を起すも、その反動で泰麒の身体が引っくり返る。小さな肩を支えた無骨な手は、泰麒の
身体を抱えあげると、寝台の上から引き降ろした。
 嫌な汗が額に浮かんだ。少年は恐ろしくて顔をあげることができない。
「政務を休んだと聞いたのだが、――こんなところに居たのか」
 咎めるような主人の声に、足が震える。
「蒿里」
 はい、と震える声で返事をする。恐ろしさのあまり主の顔までは見ることはできなかった
が、手のひらが「下がれ」と言う仕草をしたので小走りに部屋を飛び出した。

「――台輔?お顔の色がすぐれないですよ?」
 真っ青な顔をして自室に翔けて来た少年にお目付け役の正頼は心配そうに声をかけた。
「うん、その…驍宗様を……怒らせてしまって」
 正頼は驚いたように目を開く。この純粋無垢で誰からも慕われる少年が主上の怒りを買う
など想像がつかない。恐る恐る、いや、興味半分にどんな悪戯をやらかしたのか尋ねると、
今にも泣きそうな顔をして口を開いた。
「…あのね、―――大人の事情、…なんだそうです」

788戴主従×李斎ラスト:2005/12/06(火) 04:16:18 ID:4+iuEgJk
「あまり台輔をお咎めにならないでください」
 顔をしかめる主人を嗜める。一向に表情を緩める事のない男に軽くため息をつくと、何故
このようなことになっているのか頭を悩ませた。何か、この男を上手くなだめる言葉はない
ものか。
「――台輔はわたくしめの様子を見舞ってくださったのです」
 恐る恐る見上げた男は、鼻で息をすると意地悪そうに口元を緩める。
「…見舞うとは、こうすることをいうのか?」
 急に胸をつかまれ、寝台に組み敷かれた。男を諌めようと口を開くも早々と塞がれ、手足
の自由を奪われる。もがく李斎を押さえつける驍宗の腕は、昨晩とは間逆に恐ろしく猛々し
い。
 男が李斎の秘所に指を滑り込ませると既に潤っていることを認め、白々しい視線を投げつ
けた。李斎の身体に恐怖が走る。思わず逃げ出しそうになった身体は、やはり男の太い腕に
押さえつけられ、敷き布に身体を押し付けられた。視界を奪われ、声を出そうにも頭を押さ
えつけられ呼吸すらできない。何とか首をひねり、ようやく呼吸を確保すると、安堵した瞬
間、別の衝撃に襲われる。
「!?驍宗様っ!!?」
 後ろ向きに抱きかかえられ、足をこじ開けられる。抵抗しようにもそんな情けない姿では
身体に力を入れることもできず、尻をきつく掴まれたまま熱い塊を押し入れられた。
「やっ、あっ…、ああっ!!」」
 いくら潤っていたからといっても男のものを受け入れるには十分といい難く、裂かんばか
りの痛みに、上げる絶叫が布団に吸収される。李斎は腰をよじってその苦痛から逃げようと
するも、男の強力は許さない。そのまま半身を埋めたかと思うと、こちらの苦痛など構うこ
となく李斎の身体の芯に向かって深く、強く突き上げた。
「あ、あ、っああっ…あん!お、ゆるし、…をっ、はぁ、ぎょそ…さまぁ…っ!」


「仕置きだ」
 驍宗はそういうと身体を放した。ようやく解放され、苦しそうに肩で息をする李斎を乱暴
に起すと、この一連の暴行を詫びるかのようにその唇を己のものと重ねた。
「子供かと思っていたが―――、これからは目を光らせねばなるまいな」
 悪戯っぽく口角を上げると、乱れた衣服を整え部屋を後にする。男の背中を見送ると衾に
包まりながら、男の見せた子供っぽい嫉妬心に、思わず笑いがこみ上げてきた。こんな仕置
きなら悪くない。くすくすと溢れる笑みを自制しながら、再び身体を横たえると、男の残し
た余韻に浸った。

789783:2005/12/06(火) 04:20:47 ID:4+iuEgJk
<了>入れ忘れましたが以上です。
最後に無理やり驍宗を入れてしまいました。色々中途半端ですみません。

お目汚し失礼をば。
790名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 13:36:48 ID:X4CVyvYM
>>783
GJ!あなたの驍宗様大好きです
  _   ∩       
( ゚∀゚)彡  驍李!!要李!! 
 ⊂彡            
791名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 01:22:55 ID:+w22HCm2
>783
GJGJ!いい話をありがとう〜
夜中に麒麟もさぞかしびっくりした事でしょうw
792名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 17:46:36 ID:sdVosp6Z
職人さん乙 GJ!
793名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 03:40:06 ID:z06LZWaN
>>783
GJ!めっさ萌えました!
  _   ∩       
( ゚∀゚)彡  驍李!!要李!! 
 ⊂彡         
794名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 21:56:53 ID:k9VZcrmO
不安だからソロソロ補修しときます
795名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:05:03 ID:cg4EExbK
暇なんで、過去スレ読んでた。
桓祥祭り、最高だった。
そして壊れた景麒シリーズ。
このスレだと煩悩景麒。
神々の降臨、年末にあると信じております。
796名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 00:42:34 ID:OcLk3BWQ
>>795
>桓祥祭り、最高だった。
激しく同意。あれは素晴らしかった。
797名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 03:07:39 ID:C22AsXIy
パソが壊れたよ・・・修復不可能、買い替えの金無し、
ネットカフェも無いド田舎在住。
携帯だけが頼りだ。でも過去ログ読めねぇ。年末年始どうやって過ごしゃいいんだ。
休みの間に読みまくろうと思ってたのに・・・
798名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 03:45:31 ID:V8HZrrmR
パケ代気にしないなら、探さなくていいし、まとめサイトの過去ログを読んでは?
1ページを分割してくれるやつあるだろうし。
799名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 08:34:06 ID:j3x5Jrv8
>>797
定額プランを使った方がいいかと
800名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 11:56:46 ID:C22AsXIy
>>798、携帯からでも読めるのか!知らなかったよ、やってみる。ありがと!
>>799、パケ定額だから、大丈夫。ありがと。

てかレス番が797泣くなだった・・・
801名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 14:29:40 ID:87WdmKdP

【ライブドア・ニュース 12月01日】− AP通信によると、麒麟とセックスするために
不法侵入したとして逮捕されていた男が、罪を認めた。

  裁判記録によると、垂州紫泉に住むジェームズ・マイケル・タイト被告(54)は
今年7月、友人とともに白圭宮に侵入、泰麒に挑みかかっている友人をビデオ
撮影しているところを夏官に見つかり、逮捕された。

  11月29日に、瑞州の裁判所で、1年の執行猶予、300ドルの罰金、8時間の
地域奉仕、近所との接触を行わないことという判決を受けたうえ、変態の烙印を
押されたタイト被告。だが、それでも彼はまだ運が良かった。

  一緒に犯行に及んだ友人は、泰麒の返り討ちに遭い、内臓破裂で死亡 して
しまった。 【了】


引用元:ライブドア・ニュース
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1516663/detail
802名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 15:10:42 ID:GJ8sSROx
うーん。4点。
803名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 21:38:19 ID:L4ztnbZG
落第どころかムショ行き
最低バカレス罪の適用によってムチ打ち1000回の後で、懲役1000年
804名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 22:37:42 ID:hI9nkPc8
>>728は元気だろうか
805名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:17:03 ID:9vnqY1wn

806名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:18:50 ID:9vnqY1wn

 スレ汚し乙、じゃねーやъ( ゚ー^) スマソ

>803
 鞭打ち千回と懲役千年て、不釣合いでないですか?とマジレスしてみるテスト。
807名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 21:29:41 ID:oykZxbkL
エロくても十二国スレだから
仙は頑強でほぼ不老不死。この位で丁度いいのでは?
808名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 20:43:19 ID:6G1pJgig
なんか凄く下がっているので補正ブラ
809名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 00:20:25 ID:yF1j0WmG
そんな事言うと資料集の主上のブラ姿が思い浮かぶ
810名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 14:59:47 ID:rYhOxggQ
保守
811名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 00:33:03 ID:RFWgd4da
お目汚しとは思いますが、お正月休みに書いてみました。

以下、登場人物は想像のお任せするという事で(ばればれですが)…
812新月2:2006/01/05(木) 00:41:48 ID:RFWgd4da
「…眠れない?」
深夜、近づいてくる人影に語りかけた。
返事は無い。いつもの事だ。
明り取りのために開けてある窓をぴたりと閉めて、無言のまま、寝台に滑り込む。

「灯りが無ければ、誰だか判らないとでも思ってるのかい?」
そんな意地悪な質問はしないでおこう。
私はクスリと笑って自分に隣にこの侵入者を迎え入れた。

いつからだったろう。こんな奇妙な関係が始まったのは。
過去が長すぎてはっきりとした記憶は無いが、長すぎる人生に少し飽いていた頃だったと思う。
初めてのときはさすがに驚いた。真っ暗な新月の夜で、それでも今夜のように確り窓を閉めて身を寄せてきたんだ。
813新月3:2006/01/05(木) 00:42:54 ID:RFWgd4da
「しょ…」
言いさした私の口を塞いだのは唇で、あとはもう何も話さなかった。
迷い無く腕を回して、二人で衣擦れの音を楽しんだんだ。

久しぶりに帰ってきた息子がこんな事をしているなんて知ったら、母さんはどんな顔をするだろう?
仕方ないよね?この影は、こうするしか他ないんだから。
いつもと違う香を焚き染めて、闇に紛れて切ない声をあげるしか、熱を冷ます方法なんかありはしないだろ?

影が焦れたように私の指に口付ける。
暗闇の中で私を求めるのは、姿を見られたくないからじゃない。私に、誰かを重ねているからだ。
いつか、かすれ声しかあげない影に、その誰かの名を呼ばせてやりたい。
そう思うのは、私の意地悪だろうか。

今夜はどうかな?

ゆるんだ唇で、私は影と口付けを交わした。           了
814名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 00:43:58 ID:RFWgd4da
…振り間違えた…1ないじゃん。。

退散!!
815名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 01:16:44 ID:0YsuMTEp
新年初投下乙!こういう雰囲気は結構好きだー。
エロ部分もっと書いてくれたら嬉しかったです。
カプはメル欄で良いんだよね?
816桓タイ×陽子 1/4:2006/01/05(木) 05:28:06 ID:G+eQAb4n
「前線には出ないと約束したでしょう?」
 自分を組み敷く男の声が熱っぽく滲むのは、怒りのせいか、それとも―――
「…あっ…ん…だって……おまえが……戦っているのに……私だけ、安全な所にいることなんて……できなっ……んあああっ!」
 息も絶え絶えに紡がれる言い訳の言葉は、高い嬌声に変わる。
 剣を持つのに慣れた節くれだった指が陽子の中を乱暴に掻き混ぜて、ぐちゅぐちゅと粘着質の水音が戦地に張られた天幕の中に響く。
「貴女が安全な所にいてくれないと、俺は安心して戦えないんです」
「……あっ…ああんっ…や、かん…たい……」
「元気が有り余っているようですからね。少し、発散していただきましょう」
 足腰立たなくなるほどね―――
 桓タイは陽子の耳元に囁いて、中を掻き回す指の数を増やす。
「あああっ…ん!……いやぁ……」
 三本の指が陽子の中を掻き出すように出入りして、ずちゃり、ぬちゃり、と卑猥な音を立てる。陽子の奥から溢れ出た蜜が桓タイの大きな手の平をしとどに濡らしてぼたぼたと垂れる。
「はあっ…あんっ…ああんっ…あっあっあああんっ…!」
 陽子の声が次第に高くなり、真紅の髪を振り乱して淫らに美しく喘ぐ。
「……ああっ…だ…め……だめっ……もう……」
 桓タイの指だけで、陽子は最初の高みに押し上げられようとしていた。
 桓タイはとどめとばかりに、抜き差しする指を曲げて陽子の膣の上壁の一部を強く刺激する。同時に親指で入り口の上にある小さな桜色の花芽を柔らかく擦り上げた。
「…あっ…あっ…ぁあああああっ!!」
 一際高く啼いて、陽子の身体がびくびくと跳ねる。それを見極めてから、桓タイはぎゅうぎゅうと締め付けるそこからゆっくりと指を引き抜いた。
817桓タイ×陽子 2/4:2006/01/05(木) 10:26:16 ID:G+eQAb4n
「……ああ…っん……はぁ…はぁ…」
 陽子は力の抜けた手足をばたりと投げ出し、荒い息を吐く。
 桓タイは飄々とした顔でたっぷりと手に絡み付いた蜜を嘗め取り、弛緩した陽子の足を軽々と抱え上げるとその間に逞しい身体を割り入れる。
 そのまま、陽子が息を調える間も与えずに、熱く猛った自身をどろどろに蕩けた陽子の中に突き挿れた。
「やあああああっ!」
 登り詰めた直後の身体により大きなものを捩じ込まれて、陽子は悲鳴を上げる。だが、その声は紛れも無く快楽の色をたたえていた。
 桓タイは陽子の細い腰を掴んで、大きくゆっくりと動く。桓タイの太く長く熱いものが溢れ出る蜜を纏ってずちゅり、ずちゅり、と出入りする。陽子はその動きに合わせて短い喘ぎを繰り返した。
「ふっ…うんっ…あっ…はぁっ…ああっん…」
 単調な動きを繰り返すうちに、新たな刺激を求めて陽子の腰が揺れ始める。
 無意識に桓タイに腰を押し付けるように身体を浮かせる陽子の背中に腕を回し、桓タイは陽子の身を抱き起こした。
「‥‥あんっ……かん……たい……?」
「明日も戦闘がありますからね。少し、楽をさせてもらいます」
 桓タイはにやりと笑って、陽子を自身の上に抱え上げながら後ろに倒れこんだ。
「あっ!や、いやぁ、かんたいっ……!」
 繋がったまま、桓タイの上に跨がるような姿勢にさせられ、陽子は身悶えた。
 このような体位で交わるのは、陽子にとっては初めての経験である。深く身体を抉られる感覚に恐怖すら覚える。
 そんな陽子に、桓タイはさらに恐ろしいことを言い放った。
「主上が、動いてください」
「なっ……!そんな、ことっ……できるわけ……」
「簡単ですよ、ほら、こうやって……」
 桓タイは陽子の腰を掴み、ゆるゆると揺する。途端、走り抜ける痺れるような快感に、陽子は涙を滲ませ首を振る。
「や、あ、あん、いや…ああ…あんっ…」
 桓タイに腰を揺すられる度に、陽子は甘い悲鳴を上げた。
 男の腹に跨がりその身に熱い楔を喰わえ込み、快楽の声を上げる自身の姿に激しく羞恥心を掻き立てられたが、初めて経験する下から突き上げられるような感覚の甘美さに酔い、陽子は知らずそれを求めて動き始めていた。
818桓タイ×陽子 3/4:2006/01/05(木) 10:26:50 ID:G+eQAb4n
 陽子の腰はもう桓タイに掴まれてはいないのに、桓タイに揺すられていた時と同じように―――いや、もっと激しく貪るように上下し、ずちゃずちゃと音を立てて踊っている。
「……ああ……はあん……あんっ……」
 一心不乱に腰を振る陽子は美しかった。桓タイは己の上で淫らに揺れる肢体を感動的な思いで眺めていたが、その淫美な身体の中でも一際目を引くように激しく揺れる柔らかな双丘に惹かれて、そこに手を伸ばす。
「あんっ…!」
 両手で左右の膨らみをそれぞれ包み込み、やわやわと揉みしだく。桓タイの大きな手にはやすやすと包まれてしまうほどの膨らみだが、その弾力と滑らかな手触りは至極の悦びを桓タイに及ぼした。
「あんっああんっ…やっ…あっ…あっ、ああああああ!!」
 桓タイに与えられる胸の刺激と、自ら貪る下肢からの刺激で、陽子は再び高みに駆け去る。
 ぴんと背を反らしてがくがくと震え、そのまま後ろに倒れるように崩れ落ちた。
「んあっ…ん」
 ずるりと熱いものを吐き出す感触にも、陽子は悶えた。
 思わずそこに目をやれば、桓タイのものは糸を引くほどに陽子の蜜を垂らしててらてらと光り、未だ天を向いて隆々とそびえていた。
 陽子は羞恥に頬を染める。自ら快楽を貪り腰を振り、あまつさえ一人勝手に達してしまった己の淫らさが、この上なく恥ずかしかった。
「……ひどい……わたしだけ……」
 翡翠の瞳に涙を滲ませてなじる陽子に、桓タイは愛し気に目を細める。
「いいでしょう……次は、共に……」
 桓タイは陽子の涙をそっと拭ってから、その身体を抱き上げる。
 俯せに両手を着かせ、細腰を引き寄せ後ろから貫いた。
「んあああっ!」
 先の挿入時とは違い、最初から強く早く、そして深く突き上げ打ち込む。
 ぐちゅぐちゅと蜜が泡立つ音と、汗ばんだ身体がぶつかりあう音、そして陽子の喘ぎと桓タイの息遣いが、淫靡な四重奏を響かせる。
 陽子が快楽の波に攫われるまで、さほども掛からなかった。
「……かんたいっ……わたし、もう……!」
「いいですよ……いっておしまいなさい……俺も、いきますからっ」
「ああっ!桓タイ!桓タイ!」
「‥‥くぅっ」
 陽子の中が桓タイをきつく締めつける。桓タイは陽子に覆い被さるようにして、より深く陽子に突き挿れた。
「……あああっ!」
 桓タイが陽子の最奥を穿った瞬間、陽子は三度目の絶頂を迎えた。そして同時に、桓タイもその熱い飛沫を陽子の中に叩き付けるように吐き出した。
819桓タイ×陽子 4/4:2006/01/05(木) 10:27:20 ID:G+eQAb4n
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 陽子は身動きするのも億劫なほど疲れ果て、だらりと四肢を投げ出しうつろな目をして息を乱していた。
 桓タイは、そんな陽子の余熱の冷めない身体を優しくまさぐる。
 力無く開かれたままの両足をゆっくりと擦り上げ、その付け根に目をやれば、たった今自分が吐き出した欲望の証が蜜と混じりあって溢れ出ていた。
 陽子の褐色の肌に白いそれはくっきりと映えて、ひどく扇情的に見えた。
「……主上」
 おもむろに、陽子の足を抱えて開く。
 陽子は驚いて桓タイに脅えた視線を向けた。
「桓タイっ!?」
「もう一度、よろしいですか?」
「だ…だめだっ!明日も戦闘があるのに……!」
「俺は大丈夫です。俺の腕力と体力が人間離れしてるのは、主上も御存じでしょう?」
「お前は大丈夫でも、わたしは……!」
「大丈夫ですよ」
 慌てて身を離そうとする陽子を押さえ込み、桓タイは嫣然と笑う。
「明日は、後方で総指揮を取っておられればよろしい。おとなしく輿の中に納まって、ね」
「おまえ……最初から、それが目的で……」
「さあ、なんのことでしょう」
 陽子はそらっとぼけた桓タイを睨み付けようとしたが、桓タイの慣れた愛撫はまたしてもあっと言う間に陽子を快楽の彼方に押しやってしまう。
「……ああっん……やぁ、桓タイ、やめ……あっ…あん……」
「言ったでしょう?足腰立たなくしてさしあげます、と」

 翌日の戦闘で、女王が前線で剣を振るう姿が見られなかったのは言うまでも無い。
820名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 21:23:54 ID:Yf+vY6Jo
翌日、桓タイはまん中の足が立たないとか
821名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 21:25:09 ID:Yf+vY6Jo
あ!忘れてた。久々の投下 乙です
822名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 23:21:30 ID:LdkxyDwE
乙だすー
腰砕けの陽子たんはあはあ
823名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 00:06:56 ID:0UolBXaJ
連続の落下めでたい(゚∀゚)


母さんはどんな顔をするだろう?

に萌えた(-∀-)

824名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 08:48:02 ID:P7JzdE8x
>戦地に張られた天幕の中
でそんなことしてたら外に丸聞こえのような(ワラ

そして、翌日の行軍はみんな前かがみ・・・w
825名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 22:36:22 ID:PHXxKZAh
>>812-813は誤爆と思うけど、本当は何処のスレへの投下だったのかな?
ちょっと興味あり
826名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:21:53 ID:TLgrd7aY
>825
>815
827名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:59:11 ID:PHXxKZAh
>>826 ?
828名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:11:12 ID:0x5fF9mj
>>825
誤爆装った自演だろ
829名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 19:39:19 ID:TxGmHdFg
>>815-813カプで神の降臨を待つ
830名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 23:04:59 ID:LvEeWI83
凄い久しぶりに来てみたんですが、最近は静かみたいですね。
皆さん冬の祭典でお疲れなんでしょうか(´・ω・`)
831名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 23:06:15 ID:LvEeWI83
連投失礼!
5日に投下があったんですね、ごめんなさい_| ̄|○
832名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 20:53:31 ID:x6uphCa2
保守しつつ荊柏を…(´・ω・`)つ°
833名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:56:53 ID:dRCW6ds3
このスレへのアンチテーゼになるかもしれないけど

麒麟って王以外の者とのセックスが可能なんだろうか?
王に無理矢理命じられた場合は別として、口説かれて情にほだされて
セックスすることがあるのだろうか?

舒覚は嫉妬で王様辞めたわけだけど、本当に可能なのか
麒麟は王のもの。浮気が可能ならば政治が手に付かなくなる王様も
沢山出でくるのが当然のような気が。
天帝はそんな不安定要素を麒麟に付加している?
権力欲と所有欲は似たもの。王位を維持できる者は当然、その欲求を
適度に持っていなければならないハズ。
仮に浮気した麒麟がいて、怒った王さん自ら首を刎ねたりしたら・・・

834名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:30:50 ID:7GSoUKRa
>833
不可能ではないと思うけど、現実的じゃないのでは>主以外とのセクース

根拠→見た目青年同士の主従だったら恋愛感情に発展するのは無理だから(板違いになるしw)
性的欲求でなく、同情で抱くんだったら他の人とでも出来ると思う。つか希望。
835名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:49:58 ID:VMqaB21h
深く考えないようにしてるけど、王と出来るかどうかも疑問
王を慕っているのは当然だけど、性欲なさそう
836名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 00:58:47 ID:P51w/rWN
医学的に「できる」身体だったら、誰とでもできそうだけど。
望むかどうかはさておき。
「性欲なさそう」には同意。恋愛感情もなさそう。
あるのは麒麟としての王への思慕だけで。
837名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 14:51:29 ID:TVXAM3AY
血液がダメなんだから、その他の体液も体に毒何じゃ・・・

そもそも十二国の男性って精液出るのかな?必要ないよね。
838名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 18:49:59 ID:Fg6B6N8G
それを言ったら唾液も駄目になるだろ。
要するに、傷つけることとそれに関することが駄目なんじゃないの?仁の獣だから。

あと、精液は出ると思う。なにしろ必要あるかないかで括れない世界なんだから。
839名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 21:11:28 ID:cK945gzm
>>837
レス時間から見るとオジョウだと思うから、
生々しいが、男の生理についてレスしとく
セックスにおける男の生理的な最大の快感は射精
精神的な部分は置いておいて、射精快感を得る事が
できるから、性欲が呼び起こされる。

で、常世に緑の柱の妓楼(売春宿)があるのは、
常世の男も蓬莱と同じく性欲があり、
露骨に言えば娼婦を抱いて射精するのが目的とするのが当然。
ちなみに、蓬莱のフーゾクは射精産業と呼ばれているのが
実態を表している。
840名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 21:24:35 ID:04vTVobz
王のほうから見ると王が♂で麒麟が♀なら
ホモ王か、役立たずのインポジジイ王、お子ちゃま王で無い限り
それで済む訳がない。

麒麟が王のために造られているとすれば、
当然に王とセックスが出来る能力(そしてそれがを歓びと感ずる能力)
機能が麒麟に付与されていると思われ。

麒麟は己の王だけに額づく、
額づくだけでなく己の王とだけは出来るのでは

841名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 21:48:30 ID:o9Fnp6lc
>己の王とだけは出来るのでは
ではなく己の王にだけ抱かれたい、抱きたいと
他の奴らが口説いたら使令が喰いちぎる
842名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:04:05 ID:1KtCNm3W
王様ならば♂×♂でも♀×♀でも何でもOKです。
それが麒麟の「さが」ですの。
でもやはりあの方を王に選べてシアワセです。
                    廉麟
843名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 17:36:20 ID:2T3ugLel
でも宗麟は宗王じゃなくて長男か次男相手がイイとオモ
844名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 21:07:59 ID:HwAr1VHc
おじさん好みですの  宗麟
845名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 08:10:40 ID:nMV4LWTx
>>843
后妃・公女を含め全員と関係していて、各々は「昭彰(宗麟)は自分だけ」と思っていたら、鉢合わせ
奏国崩壊の序説
846名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 17:25:28 ID:Fvt6l/jZ
女3人×男3人の乱交パーティーでNo Problem
一家円満、欲求は満たされて王国安泰、奏まだまだ続きます。 
847名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 11:46:31 ID:EgtITgCf
天がそれを見逃す筈…どうだろう(*´Д`)ハァハァ
でも、穴兄弟は兎も角として、近親ソウカーンは嫌だ。ほのぼの一家が韓ドラの世界になっちゃうジャマイカ
848名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 12:06:08 ID:ep2dDoVm
常世の性のタブーが蓬莱と同じかどうか?
近親婚のダブーは、劣性遺伝子の発現抑制と遺伝多様性の確保のため
問題となるかどうか、どんなもんでしょうかね?
849名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 13:02:55 ID:qQm6jb4G
>>848
本スレで数え切れないほどループし、尚かつ
小野主上が明示していないため答えがない

ただ、近親婚がごく当たり前のこととなっているのであれば
里木を巡る陽子と楽俊や遠保と交わされる説明的会話の中で
「蓬莱と大いに違う事」の例として出てきておかしくない。
また、「血統や家柄に意味がない世界」にも関わらず
同じ姓のものは続けて王になれない制約が在ることから
里木の内部処理など表に出ない部分で遺伝子情報が
使われているのかもしれない。

やはり言外にタブーなのであろう。
850名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 15:35:57 ID:5A6a78ov
まあにちゃんならしょうがないけど
カプサイトとかで唐突にやられると萎える話題だねw >王とのセクース・恋愛感情
851名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 15:42:15 ID:EgtITgCf
>850
…え?どうしたの?
2ちゃんだから、じゃなくて、此処がそういう板だからそういう話題なんだけど…。
何か気に障ったの?
852名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:35:51 ID:622AK3GJ
>>850
ここは20超の大人スレ。お子ちゃまの恋愛妄想充足スレではありません。
自分が好みでない話題だからと言って拗ねちゃいけません。
止めたいのなら投下しなされ。
21未満のじょうちゃんやぼうやは大人しくしててね。

>>849
近親婚が当たり前とは思えないけど、王宮に後宮がある世界
つまり、王様はやりたい放題で一夫多妻、一妻多夫を推奨に近い形で
認めている。子造り必要ないのにね。
「やりたきゃセックスでストレス発散して国をしっかり治めなさい。」
と天帝が言っている訳で、性のタブーはかなり違うと思われ。
あと、楽俊や遠保に言わせるとして、この2人が蓬莱の婚姻はともかく
性文化や性風俗(お店じゃないよ)まで知っていたら、
「なんでお前らそんな事まで知ってるんだ!」と、当然読者は突っ込む。
延麒の発言なら一層ジト目になると思われ。

853名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 01:35:32 ID:Iid1QrqD
ジト目って表現を目にしたのは何年ぶりだろう
854名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:03:06 ID:r2/u7ZDE
850だけど変な意味ではないです、スマソ
いや、これが萌えSSの途中だったら興ざめだけど、くらいの軽い意味で。
あんまり行かないから知らないんだがラノベ板?あたりでじっくりやってそうな話題だと思っただけでsた
855名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:12:41 ID:r2/u7ZDE
ああまた変なレスになった課も試練
個人の所だと興ざめな事いわずに萌えSSと語り・2chだとまた別方向の
(個人では遠慮してできないようなざっくばらんな)楽しみ方があるなー
というようなことを思って、それを整理せずに反射で書いてしまったスマソ
856名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 21:26:08 ID:qKzH/7fA
六太の着物から出てきた、ファションヘルス蓬莱、ソープ麟のカード
を見て直感的に怪しいと感じた尚隆。
問い詰めた挙げ句、2人で蓬莱通い、
そして、それでは飽き足らずに雁に直営チェーン店を開業
なんてことはある訳ないわな
857名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 21:30:33 ID:teLOyEk/
うん、言わんとしてる事は分かる
年齢層高いせいか個人では超マターリで(・∀・)イイ!
ぶっちゃけありえないwとかのたまう厨も沸かない
カプ戦争も無い。静かな割には関連スレ多くていいね
858名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 21:43:12 ID:teLOyEk/
リロってなかったぜ・・・
>>856
いや、その辺を可能にするのが雁だ
というか六太が通ってたのかw
859名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:49:13 ID:vq4YVhtl
お店の入り口で断られ、裏口で待ち伏せて押し倒した挙句
オネェチャンを骨抜きにして落とす六太が思い浮かんだ。
860名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:56:34 ID:Mz7xHYj5
(´-`).。oO(>>851-852 エロネタはいいんだけどさ、でも一気にスレ読んでた身としてはちょっと萎えたよ。萌え系統スレじゃなく
考察系スレでやったらと暗に言ってる人にやや同意ノシ そんな噛み付くほどでもなし、フツーの意見だと思われ)

----------切り取り----------
861名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:00:57 ID:Mz7xHYj5
>>859
そうか、そういや蓬莱でもこっちでも明らかに年齢制限に引っかかる六太君
伊達に長生きしてない上、あの雁の麒麟だからテクは相当のものだったりしてw
862名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 09:07:36 ID:V8h2sh63
>>852
「後宮」は、陽子自身に知識があって「蓬莱」と「常世」に
差がないものに含まれると思うが・・・

>あと、楽俊や遠保に言わせるとして、この2人が蓬莱の婚姻はともかく
>性文化や性風俗(お店じゃないよ)まで知っていたら、
蓬莱で「近親婚がタブー」という知識を持っている必要はない。
里木に帯を結んでいる夫婦を指して「兄妹(姉弟)」だと言わせて、
陽子の「そんなことが許されるのか?」の問いに、
「何故禁じられねばならん?」と切り返された陽子が独白で
「蓬莱と大いに違う」と言えば、読者に対する説明が出来ると思し、
具体的な箇所は失念したが同じようなパターンが何箇所か
出てきた。

>>860
言いたいことは判る。
考察スレじゃないから、ここら辺でおいておくよ
863名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 12:49:22 ID:zWRLUMSx
少女小説で主人公に「近親婚」の可否なんて、
そんなことまで説明させるかフツー?
864陽子の独白:2006/01/28(土) 00:00:17 ID:/w4/nzH6
アブノーマルの世界に惹かれて行く自分が怖い。

陽子は最初、常世と蓬莱の風習の違いに時に強烈な違和感を覚えた。
その最も大きな違いは、人々のエロの感覚であった。
蓬莱では、異常もしくは、そのような少数の限られた人々がいるらしい、
程度にしか陽子が知らなかった事を、
常世ではごくフツーの人たちがおおっぴらに、
しかも白昼堂々と一目をはばからずに公然と行ない、
また、誘い合い、語り合っていることだった。

陽子がしつけの厳しい家のおジョーちゃんであった事を割り引いても
余りの落差に目眩にも似た戸惑いと、強烈な嫌悪感を覚得るのが常だ。
そのエロの風習とはホモ、レズの同性愛だけでなく、
サドマゾ、ソドミー、スカトロ、ロリコン、フェチ、スワッピング、
多人数プレイ、近親相姦、獣姦などのありとあらゆる変態行為について
常世の人々が何の異常さも感じないまま行なっているという事実。
そして単に行なっているだけでなく、毎日ごく自然に周囲の人間を
誘い、パートナーを変えて楽しんでいるということ。

陽子はいつもその誘い合う光景を目にして、嫌悪感から背筋に戦慄
を覚えるのであった。

しかし、当初と比べるとその感覚は少しずつ薄れていた。
年月とともに自分の感覚が麻痺してきていことに
陽子は戸惑いを覚えていることも事実だった。
それには理由がある。
未経験だった陽子も、常世でロストバージンを済ませて、
女の歓びを覚えた。

相手は景麒、楽俊、桓魋と既に3人も経験している。
そしてこの3人は、人の身体だけでなく、獣の身体も持っている。
当然、それぞれのバリエーションで楽しんだ。
陽子は自問自答する。「これはやはり獣姦だろうか?」
やってよかったのだろうか? 気持ちはよかったけど・・・と

しかし、悩んでいた時間は短かった。
その翌日には景麒、楽俊、桓魋まとめての4Pを体験済ませた。
祥瓊や鈴とのレズ行為だってやってしまった。
今夜は6Pの約束をしている。

「ああ、やはり常世は蓬莱と違う。私をこんなに変えてしまうほどに。」
と感慨にふける陽子であった。
しかし、もう引き返しはできない。こうなったら全ての行為を体験して
快楽の追求に貪欲になろう。快楽の道でも女王になろう、
気持ちいいからと、変態行為に益々惹かれていく陽子であった。


865陽子の独白:2006/01/28(土) 00:01:30 ID:MDQ+QcFt
忘れてた。異常、いや以上です。
866名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 00:57:07 ID:v2RVV58l
投下乙です!常世って凄い所なんだなw
867名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 01:14:20 ID:ihOk8QO+
>快楽の道でも女王になろう

スマン、禿しくツボだこのセリフwww
868名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 02:37:30 ID:U4OhiYKy
はすっぱな文体が面白いと思った。
ぐっじょぶ。
869楽俊:2006/01/28(土) 04:33:07 ID:8wpBwrkR
女ってのはちょっと優しくしてやりゃすぅぐ股を開きやがる。
870名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 06:07:40 ID:C+/2VgCq
>>869
軽くぶっ殺したくなる言い様だなww
871名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 09:48:06 ID:SqDaSN7w
>>870
同感。
872名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:50:30 ID:ki4LZC+L
>>869
開かなきゃ開かないで、レイ(ry
873名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 15:07:57 ID:iw2u2TYH
常世の人たちは哺乳類のふりをしているが植物だよ。
木に実るという点がそれを証明している。
セックル中に、男女それぞれの頭の先っぽから、たんぽぽの綿毛のようなものが
ふわふわと浮かびあがる。
それは屋内に停滞しているが、窓が空けられる瞬間を逃さず外に飛び出していく。
ふわふわ漂いながらそれは里木の方へ。
里木の枝は、願掛けの帯が結ばれると綿毛を吸い寄せやすい性質をおびるようになる。
このようにして卵果は実ることができるのである。
874名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 15:41:19 ID:4cLmLKCw
もっともらしいことをw
875名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 16:36:34 ID:9TYv9l4Y
>>873が何かキめちゃってるのかと思ったwww
876名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 17:03:17 ID:i5KVxwMy
>>873
それじゃ誰の子供かわかんないよ

と釣られてみる。
877名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 21:14:30 ID:32LYtt6z
男のチ○チ○の頭から
とても小さなオタマジャクシ
のようなものが飛び出し・・・
878楽俊:2006/01/31(火) 01:44:04 ID:ZWivJ7YM
陽子と祥瓊のマンコはおいらが貰いますた。
二人とも大人しそうな顔して寝台では呆れるほどのビッチだったぜ!
ヒイヒイよがりやがってよぉ。
ま、おまえら童貞は鈴でおなぬーでもしてるんだな。
879名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 20:27:49 ID:zwiEvaHs
ビッチってなに?
ジョジョの6部に出てきた神父?
880名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 21:01:58 ID:04A0eFiU
それはピッチ
881供主従(※パラレル注意)@:2006/02/01(水) 03:43:24 ID:PDf6F2Ny
 ある日の午後、当極以来の顔馴染みである南の国の太子が、何やら怪しいものを持参して尋ねてきた。
何でも舜の国を放蕩している時にその土地の飛仙からわけてもらったもので、見た目は紅と碧の飴玉の
形をしているが、大層滋養に効く名のある秘薬らしい。見かけとは裏腹に永遠ともいえる時間を渡りぬ
いてきた御仁は、いかにも人のよさそうな笑みをしながら、折角手に入れた珍品なのだから、ぜひとも
供王か台輔に、とだけ後宮仕えの官に言付け、さっさと帰っていった。


「どうも怪しいのよねぇ…」
 いかがされました?と茶器に湯を注ぎながら供麒は幼い主に問うた。殊晶は二色の飴玉が入った、こ
の国では珍しい硝子の小瓶を見つめ、眉をひそめながら、それがねぇ、と利広から渡されたという秘薬
とやらについて軽く説明をする。
「しかし、卓郎君が献上するようなものなら、まさか毒など入っていますまい」
「…そうだと良いんだけど」
 殊晶は軽くため息を漏らした。そうだとは言ったがあの利広のことである。何だか嫌な予感がしなく
も、ない。
「では私が毒見をしてみましょうか」
 殊晶は目大きく見開くと、呆れた顔で下僕の顔を仰ぎ見た。
 本来高貴な身分である王や台輔の口にするものは、必ず控えの官が毒見をしてから食卓へ運ばれる。
老いも病も無く、怪我をしても冬器でなければさほどの致命傷も負わない仙にそのようなものは必要
ないことのように思えたが、それでも国にとっては唯一無二の国王と麒麟、その配慮は細かなところ
まで行き届いていた。それなのにこの麒麟は得体のしれない薬を毒見しようというのだ。
「あんたはもうちょっと自分の身体のことを心配したら?」
 …いつだってそうだ、と殊晶は頭の中で思った。この麒麟は普段はぼんくらとしているように見え
て、ここぞという時はその身を呈して自分を助けてきた。
 登極直後の混乱を治めた時だって、普通なら血を厭う聖獣は自らの指令に血の臭いが付くことを嫌
がるのだが、この大木は裏で指令たちを暗躍させ、そのお陰で争乱は殊晶達が予想していたよりもあ
っけなく収拾した。それから数週間、血の穢れにより体調を崩した供麒の告白によって事実が明らか
になった時は、殊晶は感嘆するというよりは呆れさせられたものだ。どうしてこんなことをするの、
と問い詰めると、なんの躊躇いも無く主上のお役に立つために、と口にし、そのまま気を失ってしま
ったのだった。
 ―――もうそれだって何十年も昔のことになってしまったけれど。この男はいつだって自分のため
に平気でその身を投げ出す。
882供主従(※パラレル注意)A:2006/02/01(水) 03:46:14 ID:PDf6F2Ny
「大丈夫ですよ」
 投げかけられた言葉に顔を上げると、そこにはにっこりと微笑む供麒の顔があった。供麒は手元に抱えた茶器
を取ると、湯を一口含み、ゆっくりと口を開いた。
「実は、もし何か毒が入っていたとしても麒麟にはわかるんです。麒麟には、というより指令にはですが。私の
女怪も他の指令たちも何も申さないので、大丈夫だと思いますよ」
 それだけ言うと許しを求めるように殊晶へ笑みを向けた。この麒麟ならともかく、指令たちが良いというなら
そうなのだろう、と思ってしまった自分にくすりと笑い、好きになさい、と促した。
 供麒は小瓶の蓋を開け、中から二色の飴玉を取り出すと、碧色の方をつまみあげ、自らの口へ運ぶ。しばらく
もごもごと口を動かしていたが、暫くするとやや大げさな感嘆と共に目を見開いた。
「…うん、これは美味しい。こんな甘い飴玉があるなんて存じませんでした。味はどう表現してよいかわかりま
せんが…鳳仙花の蜜を吸ったような、大変濃厚な香りです。確かにこんな美味しいものなら疲れなんてすぐに吹
き飛びますね」
 へぇ、と一気に興味が引かれた。確かに供麒の様子におかしいところが無いから、毒など入っていないのかも
しれない。それよりもそんなに美味しい美味しいと言われると口にして見たくなるのが人間の性。殊晶はいそい
そと小瓶を取ると、供麒が口にした方とは別の、紅い飴玉を口に放り込んだ。
 確かに今まで味わったことの無いような不思議な香りが口の中に広がった。碧色のものとは味が違うのだろう、
殊晶が口に含んだそれは甘い香りを放ちながらもほんのり酸味を利かせている。例えるならぐみの実を甘く煮詰
めて飴玉にしたようなものだろうか。
「本当に、なんて美味しいのかしら」
 同意を求めようと左隣に座る半身の顔を仰ごうとした時、殊晶は妙な違和感を覚え、化粧を落とさないように
目を擦った。
 「どうかなさいましたか?」と問う供麒の声が何だか高い。目を見開くといつも遠くにある彼の顔が思ったよ
りも近くにあることに驚いた。
 こんな、誰が見ているかわからない場所で、そんなに近づかないで、と諌めようと再び下僕の顔を見たが、そ
の目線は不思議なことに自分と同じ高さにある。いつの間に腰を屈めたのかしらと疑問に思ったが、徐々に締め
付ける自らの着衣に気が付くと、これは供麒が屈んでいるのではなく、自分の方が大きくなっているのだと気付
いた。
883供主従(※パラレル注意)B:2006/02/01(水) 03:50:41 ID:PDf6F2Ny

「…どういうことなのかしら」
 主人の責め立てるような声色に供麒は思わず身をすくませた。
 確かに卓郎君のよこした飴玉に毒は入ってなかった。指令たちも反応を示さなかったし、第一
麒麟である自分がそんなものは含まれていないと認識した。
 だがしかし。これは一体どういうことなのだろうか。
 供麒は頭を抱えたが、その答えが一向に見出せない。その姿は長身でがっしりとした体格をもつ
青年ではなく、一国の宰輔と呼ぶには何とも頼りなさげな少年になっていた。
「…申し訳ございません」
 情けない声で供麒は主人に許しを請う。只でさえ覇気の無い声なのに、幼さが手伝ってその姿は
一層所在なげに縮こまっているようだった。
 これじゃあ私が虐めているみたいじゃない。軽く舌打ちすると、もう良いわ、と言って踵を返した。
 ため息を吐く殊晶自身の容姿もまた変化していた。が、その容貌は供麒とは間逆に妖艶な色香を
放つ大人の女性―――それは玉座に就かなければ手にしただろう彼女の姿であった。
 確かに外見が成長したり退化したりはしているようだが、それ以外は特に変化は見られない。どこも
調子がおかしいというわけではないので、取り敢えずはこの状態のまま解決策を模索することにした。
午後からの政務は二人とも体調が悪いから休むと使令を介して伝え、人払いの済んだ殊晶の自室に二人は
篭っていた。
 ともかく事の元凶である馬鹿太子を捕まえようということになったものの、彼の足はこの世で最も
俊敏な足を持つすう虞である上、その生活の大半を放蕩にあてているものだから、どこにいるのか
見当もつかない。恭を出てからそんなに日が経ってないからこの近くにはいるだろうけれど…と思い
ながら供麒の使令から足の速いのを数匹、探索に向かわせた。そうすると特にやることもなくなった
二人は改めて注ぎなおした茶を口にすると、同時に大きなため息をついた。
「なんだか嫌な予感はしていたのよねぇ」
 利広の悪ふざけに見事に引っかかったような気がしてうつうつとしてけれど、実を言うと成長した
自分の姿を見ることはそんなに悪い気がするわけではなかった。それどころか鏡の前で小さくなった
上着を羽織り、とっては代え、自分もなかなかなものじゃない、と一人舌鼓を打っている。どうせ
寿命などない生なのだ。年をとろうがとるまいが、大した問題ではないのかもしれない。そんなことを
思いながら鏡に映った供麒の顔を見ると、殊晶とは反対にどんよりと曇っていた。
「そんなに落ち込むこと無いじゃない」
 そう言ってのけると机の上に注がれた自分の分の茶を飲み、傍にあった饅頭に手を伸ばす。供麒の
隣に座ると、幼くなった肢体をまじまじと見つめた。
「ですが…主上…」
 いまだ困惑の色を隠せない下僕の瞳が僅かに潤んでいる。身体が縮んでしまったせいで着るという
よりは被るというような塩梅になった官服から細い首筋が覗いて―――。
 私ったら、こんな時に何を考えているのかしら。殊晶はよからぬ雑念を振りほどくため、饅頭を
頬張った顔を叩いた。叩いてはみたのだが。
 普段から情けない顔をすることの多いこの従僕であるが、線の細さと幼さが手伝って妙な色気を
孕んでいるようだった。いやいや、と頭をもたげ、馬鹿なことを考えた自分を諌めたが、ふと、
殊晶の脳裏にある考えが浮かんだ。手にした饅頭を全て頬張ると、いたずらな笑みを浮べ、供麒の
頬に手をかざした。
「主上?」
 戸惑いながらもこちらを見つめる供麒の顔色は突然の主人の仕様に一瞬身をすくませたが、今は
すっかり変わってしまった主人の容貌に見惚れているようでもあった。それを確かめると、殊晶は
くすりと笑い、幼くなった下僕に諭すように話し掛けた。
「どうせなんだから、今しか出来ないことをしましょう?」
884供主従(※パラレル注意)C:2006/02/01(水) 03:58:22 ID:PDf6F2Ny

「――…と、いいますと…?」
 供麒はぽかんと自分より背丈の大きくなった主人を見上げる。人を見下ろす心地良さに浸りながら
満足そうに目を細めると、殊晶は自分の唇を下僕の唇に押し当てた。
「しゅ…主上…!?」
 こんな時に、と続ける言葉は紅を塗った主の唇に塞がれ言葉にならない。身体を身じろごうにも
柔らかな手で顔を挟みこまれて上手く動けなかった。その気になれば手を払うことも出来たが、主人の
唇と舌に弄ばれ獣の本性を叩き起こされると、抵抗する気力すら萎えてしまう。気がつけば供麒自身も
主人の背中に手を廻し、求める舌に必死に応えるようにしていた。
「んんっ、…は、あ…っ…」
 くちゅ、くちゅ、と艶かしい音を立てて濃厚な時間が流れる。殊晶はたまらず幼い供麒の上にもたれ
かかっていた。口付けが激しさを増すに連れ加速していき、押さえ切れなくなった欲望が少年を床に
組み敷いた。
 はた、と顔をあげると、離した唇から彼との間に透明な糸が垂れる。殊晶はそれを舌ですくうと、
汗ばんだ供麒の額に口付けし、すでに布の余っている衣服の帯を解いた。
 露わになった少年の身体は変化以前の面影を微かに残していたが、お世辞にも逞しいといえるもの
ではなかった。蒸気する胸の突起は既に硬直している。そういえば陽のあるうちにこんなことをする
のは初めてじゃないかしら、と思いながら、殊晶は下僕の細くなった首筋に、目立った鎖骨に、小さく
も硬い胸に、舌を這わせた。
「ああっ…主上……主上…!」
 声にもならない声で少年は主人の愛撫を求める。それに呼応して殊晶の動きも活発になった。小さな
突起を優しくつねるとその途端、大きな声を漏らしたのに気を良くして、この少年をますます虐めて
みたいという衝動に刈られていた。
 くすくすと笑いながら今度はその突起を舌で転がし、きゅう、と吸い上げ、間を置かずにさらに突起を
攻める。指を激しく動かし、転がし、つねって、…幼くなった下僕が快感に苦悶する様を上から覗き込んだ。
少年の顔は既に紅潮して、その瞳は熱いものを浮べているようだった。恍惚した表情で見あげる瞳に、
悪びれた様子も無く「ごめんね」と一言口にして、ちゅ、と熱くなった頬に紅を押し当てた。
 殊晶は自らの着物の脱ぎ捨てると、押し倒した下僕の上に覆い被さった。かんざしを外し、結わえた髪が
解かれると、その見事なまでの艶かしい肢体に供麒は目を奪われていた。すっと伸びた首筋の下には幼い姿
からは想像もつかないような豊かな乳房を成し、きゅっとしまった腰つきにすらりと伸びた脚線美が午後の
光に照らされて眩しかった。
 
885供主従(※パラレル注意)D:2006/02/01(水) 04:01:14 ID:PDf6F2Ny

 殊晶は供麒の身を起こしてやると、その頭を胸の谷間に埋もれさせる。少年は一瞬何が起こったのか
把握できずに目をぱちくりさせていたけれど、「いいのよ」という主人の言葉を解してゆっくりとその
ふくらみを刺激した。
 供麒の舌がふくよかになった自身の胸を刺激する。小さくなった彼の手のひらでは支えきれなくなった
双丘を丁寧に舐め尽くした少年の舌からは甘い露が垂れていた。時にくちづけ、指で刺激を与えながら、
熱くなった半身を直にくっつける。殊晶の唇から甘い吐息が漏れた。
「はぁ、ん…、きょ…きぃ……」
 愛しい下僕の名を叫ぶ。どうせ周囲に誰もいないのだからもっと大きな声で叫んでも構わないのだが、
羞恥のために、ついか細い声になってしまう。……こんな明るいうちに乱れているというのに、今更
羞恥心なんて、と頭の中でせせら笑ったが、供麒の与える愛撫にもう何も考えることなど出来なく
なっていた。
 彼もまた殊晶と同じように肉欲の与える刺激にこれ以上は耐えられない、といった風だった。一通り
主人の身体を弄ぶと、許しを請い白い腿に手をかける。目線を降ろした先にある殊晶の熱くなった秘所は、
既に彼を受け入れるための準備を整えていた。供麒は腰を屈め、熱いものが溢れるそこへ、おもむろに顔
を沈めていく。
「!…はぁ……はぁ、んっ…ああ、だめ……供麒のいじわる…っ」
 いやいやと身体をよじらせる主人の身体を少年の手はしっかり押さえつける。舌を伸ばし余すことなく
溢れる蜜を舐め取った。
「…あっ…だめっ…、や…ぁああんっ!!」
 ぷくりと充血した突起を確認すると主人の喘ぎなどお構い無しに攻め続けた。そこが主人の弱点だと
心得ている下僕は、制止する声など目もくれず、舌で、指で、刺激を与える。
 既に殊晶はぐったりしているようだったが、供麒自身もその熱くなったものを収めようが無かった。
虚ろな目をする主人にくちづけると舌を求めてきたので、許されたのだと知ると彼の半身を主人の
身体に突き入れた。
「あ…ああんっ…!きょう、きぃっ…供麒…ぃっ…」
 切なげな声を主人の口から奪い、眼前に揺れるふくらみを掴む。腰を動かすことに夢中で胸の突起に
刺激を与えることはままならなかったが、それでも半身を突く合間にいじってやると、彼女は過敏な
までに反応した。成長しきっていない彼の半身は、溢れる愛液によって簡単に殊晶の中に吸い尽く
される。ぐちゅ、と卑猥な音をたて、少年は本能のままに腰を動かした。殊晶は既に果てていた。
886供主従(※パラレル注意)E:2006/02/01(水) 04:04:36 ID:PDf6F2Ny

 息が出来ない。辛うじて肩を動かすけれど、荒くなった呼吸は収まる様子はなく、全身はじっとりと汗を纏っていた。
 見上げた先に映った顔はいとおしげな瞳で殊晶を見ている。身体の中にある彼の感覚がまだ大きく、熱を持っていた
から、きっと自分だけが頂点に達してしまったのだろう。それを悟った下僕はいつものように困惑した表情を浮べていたが、
それが酷く色めいているようだった。彼は何も言わずに身体を離すと、息を整え、殊晶の中から退散しようと身じろいだ。
 普段なら――少女の殊晶と長身の供麒なら、やはり少女の身体に男の一物は埋めることが精一杯らしく、殊晶は一度
達するとそのままぐったりと横たわり、時に余りの快感に気を失うこともあった。そのためこういう場合は例え供麒自身が
達していなかったとしても、これ以上傷つけないように殊晶の中から退散しなければならない。
 はじめ殊晶は最後まで続けなさいとせがんだが、愛しい主人の苦悶の表情を見るのは想像以上に心苦しい。そう言って
供麒は主人の身体からそっと離れると、主人が寝付くのを待って、興奮が残っていれば自分で慰めた。それでは悪いから、
と時々殊晶が手やら口やら駆使して愛撫してくれることもあったので、彼はその気持ちだけでも十分嬉しかったのだ。
 少し戯れが過ぎたようだな、とそんなことを考えながら殊晶の腰を掴み、そっと自分の半身を引き抜こうとした。なるべく
刺激を与えないよう、ゆっくりと。
「……待って」
 供麒が視線を上げると、じっと自分を見つめる主人と目が合った。逸らすことなど出来ず、自分の腕を掴む彼女の手が少し
震えているのを感じた。
 もう、これ以上は、と口にしようとした時、殊晶のもう一つの手のひらが、半分顔を出した彼の半身に掛けられていること
に気付き、ぎょっとした。もう一度覗き込んだ主人の顔は、頬を紅潮させ肩で息をしているため半開きになった唇から甘い
吐息が溢れている。
 少年は思わず唾を飲み込むと、同時に先刻より元気のなくなった半身が脈打ったのを感じた。半身に掛けられた殊晶の指は、
付け根から二人の繋ぎ目までを慈しむようにさすっている。
 「主上」と制する前に殊晶の方から口を開いた。
「…あのね、今日はあなたが満足するまでわたしを好きなようにしても構わないのよ」
 供麒は目を見開く。と同時に締め付けられる快感に襲われ、思わず声を漏らした。自分が動いていないのだとしたら、主人の
方が快楽を求め、腰を動かしていることになる。
「供麒がわたしの身体が小さいことを心配してくれるのは嬉しいんだけどね。だからいつもわたしの方が先に果てたらそっとして
おいてくれるんでしょう?」
 供麒は何も言わずにただ主人の与える快感に耐えた。
「いつも悪いなあって思うんだけど、でも確かにわたしの体力が持たないから…。本当は供麒にだって気持ちよくなって欲しいな
って、…いつも思っているんだけど……」
 殊晶は自らが発している快感にたまらず息を漏らす。額は汗ばみ、苦悶と快楽の表情を交差させていたが、その動きを止める様子
はない。次第にくちゅり、くちゅりという二人を繋ぐ音が周囲に充満していた。
「ねえ…、だから、今日は、供麒の思うようにやっていいの。この身体だったらちょっとやそっとでは壊れやしない。…もしかしたら
ずっとこのままなのかもしれないけれど、それならわたし、そのほうがいいわ」
 供麒の腕は殊晶の身体を抱きしめていた。
「……そうしたらもっと長く、あなたを感じていられるんだから」
 
 殊晶の身体がびくんと反り返る。絡めても絡めても要求する舌に唇を弄ばれ、胸のつぼみはつまんでは刺激され、時にきつく、優しく
吸い尽くされる。熱を伴い一段と大きくなったかのような彼の半身は殊晶の中を激しく突き続けた。想像以上の快感に、飛びかける意識
をなんとか保ちながら、少年になってしまった下僕の鬣を夢中で鷲掴んだ。
 もしかしたら麒麟なんて人の形をしているけれど本当はただの獣なのかもしれないわ、と消える意識の中でぼんやりと思いながら。
 ――もっとも、その獣が欲しくて堪らないのは私なんだけど…。
 耳元で囁く甘い謝罪に目を細めると、殊晶はそのまま目をつむった。
887供主従(※パラレル注意)F:2006/02/01(水) 04:10:55 ID:PDf6F2Ny
 どのくらい眠っていたのだろうか。殊晶が目を醒ますと、既に窓には夜の戸張が降り、部屋は微かにともる
蝋燭の灯りに照らされていた。掛けていた布を寄せようと右手をあげると、思わず「あっ」と声を漏らした。
 ―――戻っている。自分の身体に目をやると、確かにあったはずの胸のふくらみも、腰のくびれも、長い足も、
…十二歳の少女の身体のものになっていた。
 夢だったのかしら、と寝床を起き上がろうとすると、異常に身体がだるいことに気付く。もしやと思い自分の
秘所をそっと撫でてみたら、熱はないものの先ほどの名残がとろ、と零れていた。すっかり熱を失ってしまった
愛欲の固まりに顔を赤らめながら、あの出来事が夢ではなかったことを確認した。
 やっぱり夢じゃない。なのに元の姿に戻っているってことは…薬の効果が切れたってことかしら。ともかくこれ
以上身体を起こしているのも辛かったので、布団を引き寄せるとそのまま寝台に身体を埋めた。
 横向きに布に包まると、見上げた先にあったのは寝台の脇に備えられた机にちょこんと置いてある紅と碧の飴玉の瓶。
 とその時、庭園側に開け放した窓から一筋の風が流れてきた。足音一つ立てずに殊晶の傍に近づいてきたその人影は、
主人の顔を認めるとゆっくりと破顔する。その姿はあどけない少年の麒麟ではなく、殊晶が見慣れたがたいの良い
ぼんくらな下僕の顔だった。
「ああ、お目覚めになられましたか」
 供麒は手にしていた茶器と菓子折りを机の上に置くと主人の側へ近づいた。
「ええまぁ…やっぱり元にもどったのよねぇ…?」
 供麒はただ苦笑すると、殊晶の身体を起こし、用意してあった湯冷ましを飲ませた。
「先ほど使令から卓郎君を見つけたと報告がありまして」
 大きく目を見開く主人に向かって彼は優しく話し掛ける。むせそうになった身体をそっと擦ってくれた。
「あの飴玉がどういったものかお尋ねしたところ、確かに飛仙からいただいたものだそうです。食べた人物の年齢を
増減させるもののようで、その効果は半日程度、特に副作用や後遺症等はないそうです」
「あったら困るわよ」
 ふてくされたような顔をして殊晶はふいと顔を反らす。寝所の上に腰掛けた供麒はそんな主人の愛らしい表情を
見つけると笑みを堪えることができなかった。
「どうやら卓郎君のご身内で試したところなかなか好評だったようで、…六百年も生きていると珍しいことを探す
のが生きがいになるんだ、とのことでした」
 報告を聞き終わると、深くため息をついた。近隣の雁や範の主従達もそうだが、下手に年齢を重ねると人間突飛な
事ばかりしか興味を引かれないのかしら。
「…呆れたわ。だからって私たちまで巻き込むことないじゃない」
 それも卓郎君のご好意ですから、と頬を膨らませる主人を彼は諌めた。従僕の諫言に顔を歪め、そっぽを向いた先に
映った小瓶を見つけて、そうだわ、と一人語ちる。小瓶を手に取ると、からころという音をさせ、にんまりと彼の方を向いた。
「そうよ、今日みたいにどうしても我慢ならなくなったときにこの薬を使えば良いんじゃないかしら?そうしたら
わたしはいつでも大人になれるし、供麒だって小さくなれるんだもの」
「…主上、」
 しばらく間をおいて供麒は答えた。いつも以上に穏やかに感じる彼の声に、主人は茶器に口をつけたまま仰ぐ。
冗談めいて言ったのが悪かったのか、この麒麟がこういう声を出すときは珍しく叱責をするときだ。
「…あまり無理をなさらないでください」
 そう口にする供麒の顔は紅潮しているようだったが、逆光になってよくわからなかった。ふと、先ほどの感覚が
身体を過ぎり、自分の顔も熱くなってしまったことに気付いて、慌てて俯いた。
「私はただこうして主上と茶を飲んでいるだけでも幸せなのですから」
 どうしてこの下僕はこんな嬉しくなるようなことを言ってくれるんだろう。
 湯冷ましを一気に飲み干すと、はにかみながら「わかってるわよ」と、自分にしか聞こえないように呟いていた。

<了>
888供主従(※パラレル注意) おまけ:2006/02/01(水) 04:15:07 ID:PDf6F2Ny
(D〜E間の別バージョン)
 その違和感に襲われた時、殊晶は絶頂の最中にいた。甘い声を漏らし、自分より小さくなってしまった愛しい
下僕の首筋に腕を絡めて。
 はじめは少年が興奮したことで彼の半身が大きく反っただけかと思ったが、その大きさが与える圧迫感に
思わず絶叫した。
 今までの甘い喘ぎ声とは明らかに異質な主人の叫びに眉をひそめた供麒は、その動きを止め、繋がったままの
二人に起こりつつある異変に動揺を隠せない。彼もまたその半身をきうっ、ときつく締め上げられ情けない声を
漏らした。主人の顔に苦痛の色が広がってゆくのを認めると、彼は急いでその身を引こうとする。
「ふぇ…っ…、ああ、はぁ…ふぁああっっ!!?」
 一瞬目の前が歪んだような気がした。その直後、秘所にあてがわれた刺激に苦しいとも悦ばしいとも聞こえる
声を上げる。何が起こっているのかわからなかった供麒は、自身の腕の中の主人が妖艶な大人の女性から元の幼い
少女の姿になったことでその理由を解した。薬の効果が切れたのだ。

 早くこの事態を収拾せねばと思うも、身じろぐ少女の動きに翻弄され上手く退出できない。仕方なく細い腕を
床に押さえつけ、何とか自分の腰を浮かそうとすると、強い締め付けから解放される快感にいらぬ刺激を受け唇
を噛んだ。
「だめぇっ!」
 少女の叫びに顔をあげる。愛しい主人はその瞳一杯に涙を浮かべ、可愛らしい唇で彼を咎めた。
 きっとお苦しいのだろう、と身体の小さい主人を憐れみ、先ほどよりもなるべく刺激を与えないようにゆっくりと
腰を動かした。少女の手が彼のごつごつとした大きな手にかかる。両肩を押さえつけられ苦しそうにしている主人は
何かを言わんと口をぱくぱくさせていた。耳を傾けると荒い吐息に混じって聞こえた言葉に、供麒は耳を疑った。
「い…の。いいの、よ…。あなたの好きなようになさいって言ったんだからっ…、…ね…?」
 しかし、と制する声も、少女の甘い懇願に勝てるはずはなかった。少し頭を悩ませると、おもむろに殊晶の身体を
床から起こし、そのまま高く抱え上げた。
「はぁ…!?えっ…、ぁあ、はぁああん…きょう、き…?」
 その衝動に少女があげた声は何とも艶かしい。自分を抱きかかえている下僕の唇からも同じように快感に満ちた声が
聞こえる。繋がれたまま抱き上げられたため、殊晶の身体は重力にしたがって地に落ちようとする。それをがっしりと
した腕が支えるが、身体の芯に突き刺さる刺激は今まで以上にない快感を生み出していた。
「…申し訳ありません」
 甘い声色の謝罪に、頭上にあった下僕の顔を仰ぐ。
「この方がお時間を掛けずにすむと思いますので…、お苦しいとは思いますがご辛抱ください」
 殊晶は目をつむり、細い腕を供麒の――いつもの太くて存外がしりとした首にまわした。厚い胸板にあった突起に
軽く口付け、全てを供麒に預けた。背を押さえつけられた柱の冷たい感覚にぞわっと鳥肌をたてる。それから次第に
強く迫る快感に、艶やかな声をあげた。
「あ、あっ、ぁああっん、…っああ、きょ、う…き…!」
 熱を纏った男根が殊晶を貫く。幾度となく最奥へ達し、小さな主人の身体をむさぼる様に喰らいつくす。男が支える
少女の足の付け根はがくがくと震え、収まりきらなかった愛液は今にも溢れそうだった。
「ああ、主上、主上、……!」
 殊晶を求める声に応えて背筋を伸ばす。それに気付いた供麒は首をもたげ、桃色の唇も蹂躙した。荒い吐息と共に
口を離すと、殊晶の強く身体を押さえつけた。
 ああ。
 その時が来たのだ、と思い、殊晶は供麒の首筋に絡めた腕をきつく締め直した。
「あっ、…あ、あ、きょうき…きょ、き……っ!」
 突き上げられたまま、下僕の名を叫ぶ。彼もまた愛しい主人の名を叫んでいたが、自らの喘ぎに消されて上手く
聞こえなかった。体内にそびえ立つ火照ったものが、うねりをもってその精を吐き出し―――。白い腿を伝う熱い
体液が一つの筋をつくり、やがて一滴、二滴と床へ零れ落ちていった。
 殊晶は憔悴した瞳で顔を上げた。硬く目を閉じ、肩で息をする下僕の身体はじっとりと汗に覆われている。いつも
以上に苦しそうだから、自分を抱え上げてすることは相当体力を使うのだろう、と未だはっきりしない頭で考えていた。
 瞼を上げた瞳と視線が合うと、向こうの方は今以上に顔を赤らめて睫毛を伏せた。そんな下僕が妙に愛しくて、
殊晶は上がる息でくすりと笑うと、優しくて暖かい男の唇を求めた。

おわり。

以上、「挿入中に元に戻ったら」バージョンでした。
889名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 04:27:07 ID:dlNxBoxt
ちょwwwww メルモwwwwww

確かに、殊晶は成長したらエロ美人になりそうだ。
面白かった。ぐじょーぶ。
890名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 14:35:48 ID:mHmaHqqP
手塚ネタキターw GJGJ!
大人殊晶も子供殊晶も、どっちのバージョンもナイス!
まさに一粒で二度美味しいわけですな。
主上の体を気遣う供麒にもモエス。
事後のラブラブっぷりもほのぼので良かったー。
891名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 17:53:40 ID:oQ0OBKMn
飛仙は手塚治虫かwwwwGJ!!!!!
892名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 21:03:26 ID:dHB7p1EM
GJ!
オマケも最高です
893名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 21:14:09 ID:YurUmw2a
2バージョン読めて感謝です!
赤いキャンディー青いキャンディーw
ショタ供麒もイイ(・∀・)!
894名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:59:29 ID:EdFZ3Yok
とてもエエワ〜
895名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 23:37:16 ID:tFKLqKA9
メルモワラタww GJ!
利広は誰に使ったんだww
896名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:39:16 ID:ueR51WsB
メルモネタ、GJ!
でも、本当は珠晶なんですが…。
897名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 22:42:15 ID:mD+MONPI
言われるまで全然気付かんかったw
898888:2006/02/03(金) 03:23:48 ID:kvOEpvD6
感想どうもです。既出ネタっぽいですが意外と反応があって驚きました。手塚とか。
>896
うわぁ、いままでずっと勘違いしていましたよ・大汗。
一人黙々とPCに喘ぎ声を打ち込んでる時よりも恥ずかしい…
ご指摘どうもです。
899名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:49:31 ID:yxLPDj4r
 寒風吹きすさぶ路上に、その少女は一人で立っていた。日暮れを迎えた街路
は冷え込み始め、誰もが足早に家路を急ぐ。うらさびしい街路であった。人が
少ないというだけでない、どこか華やかさと活気に欠けたくすんだ印象を与え
る街並みであった。そのせいか実際以上に寒々とした気配が漂う。ここは少女
が生まれ育った里よりずっと南で、それほど寒いはずはないのだから。少女は
思いつめたような表情で、それでいて何かに逡巡する様子で道行く人をただひ
たすらに眺めていた。少女の視界に一人の男が入ってきた。年のころは20代
前半、品のいい服装をしていた。
『…どうしよう…。』少女の胸の裡にはまだ迷いがあった。でも、昨日も一昨
日もただここに立ち尽くすだけで時間を無駄にしてしまった。弟の病状を思う
ともうこれ以上の猶予はない。
「あの、すみません!!」少女は通り過ぎようとする男に声をかけた。男が
振り返った。
「私かい?」
「は、はい。あの…ちょっといいですか?」
「どうしたの?迷子かい?」
男は人好きのする笑みを浮かべた。
ああ、やっとの思いで人を呼び止めたというのに、こんな話、何と言って切り
出せばいいんだろう?少女は途方にくれていた。それでも二言三言言葉を交わ
し、男が旅人であること、連れはなくこの後これといった用事もないことを聞
き出した。
「それで私に何の用かな?」
少女は意を決したように、かすれた声を絞り出した。
「私を買ってほしいんです…!」
900○○×蘭玉・2:2006/02/05(日) 21:50:20 ID:yxLPDj4r
男は目を丸くした。どこの国でも、程度や内容に差はあれど、妓楼にはさま
ざまな規制を設けている。たとえば、柱を緑に塗るというのも元々はどこか
の国で行われていた規制の一つであった。それが一般の菜館や酒家と一目で
区別が付いていいということになって、妓楼の家公たちが自ら積極的に柱を
緑に塗るようになった。今では十二国中どこに行っても「緑の柱」といえば
女性が接待する場所を示すようになっている。それはともかく、街路での商
売−私娼−を認めている国など、十二国中どこを探してもありはしない。ま
あ、規制の実効性は国によりけり ではあるが。
「そういう仕事がしたいのなら、妓楼で働けばいいだろう?」
男は少女に気づかれぬように小さなため息をついた。この娘、莫迦ではなさ
そうだが世間知らずだ。春をひさぐなら路上で客を見つけるより真っ当な−とい
うのも変だが−妓楼に雇われた方がよほど安心だ。モグリの私娼などたいがい何
かしら世をはばかる事情のある者だから、買う方も足元を見る。そこを渡り合う
にはよほどの才覚と度胸がいる。
 男が推察したとおり、少女にはそういう認識はまるでなかったのである。妓楼の
門を叩きそこで働くことになれば「一度だけのこと」ではすまなくなる−その一心
しかなかった。こんなことはただ一度だけ、弟のためにただ一度だけ、それが彼女
の自尊心の最後の砦だった。
男は思いつめたような少女の表情を見て、内心で苦笑をもらす。その一方で抜け
目なく少女を検分する。まだ稚いが、顔立ちは悪くない。いささかやせぎすだが引
き締まった体をしている。仕方ないな−悪い男に引っかかるくらいなら、いっそ私
が買ってやるか−。身勝手な言い分だ、と自嘲の思いも湧いてくるのをあえて無視
して、彼は少女に声をかけた。
「−いいよ。ついておいで。」
二、三歩ほど歩き始めて男はふと振り返った。
「そうだ、君の名前は?」
「蘭玉」と答えてから少女はあっと小さな声をもらした。どうやら馬鹿正直に本名
を答えてしまったらしい。男はくっくっと笑いながら舎館への道を急いだ。
「ここだよ。ここに泊まってるんだ。」と指し示された舎館は城市(まち)で一番大
きく立派な舎館であった。蘭玉は一瞬怯みかけたが、男について中に入った。男に
向かって丁寧な挨拶をする使用人たちが蘭玉に胡乱げな視線をむける。男はかまわ
ず蘭玉を房室に入れた。
 外観を裏切らない立派な房室であった。窓にはすべて玻璃が嵌まっている。絨毯は
毛足が長く、踏みだす足が沈むようだ。壁の一部が窪み、その中で赤々と火が燃えて
いるのを見て蘭玉は驚いた。こんな暖房装置を見るのは初めてであった。男はそんな
彼女を見てくすりと笑うと、牀榻へといざなう。
901○○×蘭玉・3:2006/02/05(日) 21:51:33 ID:yxLPDj4r
※ごめんなさい、下げ忘れてた……!!

男は蘭玉の体をそっと寝台に横たえ、その上に覆いかぶさった。男の舌が蘭玉の唇に
やさしく割り込み、口の中に滑り込んでいった。蘭玉は思わずぎゅっと目を閉じる。
男はいったん身を引いて蘭玉を見下ろすと、今度は彼女の首筋に熱い唇をあて、さら
に衣服の上から乳房に手をあてた。蘭玉が反射的に身を固くすると、男は喉の奥で
くっくっと笑う。
「やめておくか?」
「…いえ。続けてください。」目を閉じたまま蘭玉は答えた。
男は蘭玉の胸元の内に手を差し入れ、若々しい乳房を大きな手のひらで包む。蘭玉は
意識して力を抜くように努めた。男はしばらく彼女の乳房をもてあそんでいたが、手
馴れた手つきで紐を解くと一気に彼女の胸をはだけさせた。とっさに両手で隠した
くなる衝動をなんとかこらえる。あらわになった両の乳房に男は唇を寄せる。舌先を
首筋から胸の谷間へ、さらにその頂きへと滑らせていく。男が片方の乳首を口に含ん
だ。蘭玉は体がびくんと動くのを抑えられなかった。初めて与えられる刺激に戸惑い
ながらも−くすぐったくてたまらなかったが−必死に受け入れようとした。男は乳房
への愛撫を執拗に続けた。唇をもう一方の乳首に移して強く吸い上げる。その合間に
も彼はすべてを心得た指で最初の乳首を弄んでいた。
 男は自分も袍と衫を脱ぎ捨てると意外にたくましい上半身を晒した。蘭玉の体を強
く抱き締め、若々しい肌の感触を手のひらで味わうかのように手をすべらせながら、
再び唇を吸う。男の舌が蘭玉の口のなかをさぐってゆく。
「あ……!」蘭玉は小さな声をあげ、わずかに体を反らせた。体の内側に痺れるよう
な感覚がはしる。男はそんな彼女を一瞥すると身を起こし、彼女の裙と肌着を取り
去った。生まれて初めて、生まれたままの姿を男の目に晒す羞恥に、彼女は肌を桜色
に染めた。
男は、左右の乳首に今一度唇を走らせてから、顔を下に動かして蘭玉の臍へ、恥丘へ
とくだっていき…おもむろに彼女の両膝をつかむとぐっと足を大きく開いた。
902○○×蘭玉・幕間:2006/02/05(日) 21:59:23 ID:yxLPDj4r
緑の柱の由来とか娼館の規制うんぬんは捏造です(^^;)
この世界の建物にマントルピースがあるかどうかもわかりません(汗
なんとなく高級感を出したかったんですがー…微妙?

…で、最後までいっちゃっていいですか?
903名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:33:56 ID:JjhszNkI
許す
904名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:38:36 ID:Vu9O/ZaG
というか途中で聞くな。
905名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:39:30 ID:f05NFihr
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
蘭玉たん(;´Д`)'`ァ'`ァ
「私を買ってほしいんです…!」 ←このセリフ萌えますた。川上ともこに言って欲しい(;´Д`)'`ァ'`ァ
続き大期待です!
906名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 21:24:02 ID:yHmJ06Sq
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
続き待ってます!!!
907名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 13:35:34 ID:PedVi+c0
あれ、職人さんどっかいっちゃった?
908名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 18:17:50 ID:jT3NGDv0
蘭玉たんまだかよーっ!?
909名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:03:17 ID:Zo8gbimt
カナシス。゚(゚´Д`゚)゚。
910名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:34:53 ID:PuhzKigT
>>907-909
いや、きっと今続きを執筆中なんだよ。
投下されるのをwktkしながら待とうではないか。
911名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:51:27 ID:DvNlHW2C
思ったが、wktkってWaKiTatuKokoroって意味?
912名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:10:20 ID:JOrN6571
>>911
そうだよー
913名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:54:30 ID:oxC+qFKx
ちょwwww
914名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 00:09:58 ID:goLGQFro
ワロタw 以下2典より

ワクテカ/ワクテカ【わくてか/だぶりゅうけいてぃけい】[感]
ワクワクテカテカの略称
wktkはローマ字表記のwakutekaの子音を抜粋した略称

以下のAAが用いられることもある
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
915○○×蘭玉・4:2006/02/09(木) 00:23:08 ID:YZQx/3T9
 男は蘭玉の太腿の内側に口付ける。左右の太腿に交互に口付けながら、徐々に足の
付け根に近づいていく。そして、柔らかな繁みの奥の花弁にそっと唇を寄せた。蘭玉
の息遣いが荒くなっていくのがわかる。
 蘭玉の初々しい反応に意外なほど昂ぶっている自分に気付いて、男はひそかに苦笑
を漏らした。−私もまだまだ若いと思っていいのかな?
 蘭玉は蘭玉で、男の巧みな愛撫で引き出された快楽に身も心も翻弄されていた。た
だ目を閉じて波のように押し寄せてくる感覚に身を委ねていた。
 男は両手で蘭玉自身を押し広げ、その裂け目に熱い舌を差し込んだ。蘭玉の唇から
叫びが漏れた。体の中を強烈な感覚が走り抜ける。男の舌は、襞を、畝を、一つ一つ
丁寧に探っていく。彼女は内奥からじわりとあたたかいものが流れ落ちるのを感じた。
「あ……!!」蘭玉は呻き、腰をくねらせた。
死にそうなほど恥ずかしいのに、それでいてもっと刺激を欲するもう一人の自分がい
た。
 男は一旦少女の花弁から唇を離した。彼自身を抑制するための時間が必要だったの
だ。彼の方が先に自制の限界に達しそうであった。男は指を少女の湿った花蕊に差し
入れ、内側から圧力を加えた。最初は一本、さらにもう一本の指を加え、少女を内か
らかき乱す。
 蘭玉は必死に声を殺しながら、弾かれたように背中をそらし腰を浮かせた。また新
たな潤いが流れ落ちていった。
916○○×蘭玉・5:2006/02/09(木) 00:23:51 ID:YZQx/3T9
 男は紐を解いて袴と腰布を取り去ると、少女の隣に身を横たえた。少女は勃起した
男根を目の当たりにして、一瞬顔に怯えの色を浮かべた。その表情を素早く読み取っ
た彼は、先を急ぎたくなるのをぐっとこらえ、しばらく時間を置いた。少女が緊張を
解くのを待って、彼女の手をそっととって自分に触れさせた。自分の手の中で「それ」
が脈打つのを感じると、蘭玉の内奥に疼くような快感が湧き出し、さらなる潤いが股
間に生じた。男は掌でその温もりを感じ取ると、身を起こし、少女の足を両脇に抱え
腰をあげさせた。そして、温かく湿った洞の中へと、彼自身を押し込んだ。ゆっくりと
前後させながら少しづつ深奥へと進むうちに、蘭玉の喘ぎはどんどん激しくなってい
く。男はその内部に抵抗を感じた。そこで一度動きを止め、一気に強く押し込んだ。
蘭玉が苦痛と歓喜の声を上げ、両脚を彼の腰に巻きつけてきた。もう限界だった。男は
自制心をかなぐり捨てて、自身の欲求のままに、激しく打ち込んだ。上半身を少女の
上に覆いかぶせると、耳元でささやく。
「蘭玉…!きれいだよ、蘭玉。本当にきれいだ…。」
蘭玉がすすり泣く。この瞬間、彼は間違いなく心から蘭玉を愛していた。
 やがて強烈な快感とともに彼自身を解放すると、男は蘭玉の上に崩れ落ちた。荒い
息遣いのまま、二人抱き合うように横たわっていた。
917○○×蘭玉・6:2006/02/09(木) 00:29:41 ID:YZQx/3T9
−どれほどの時間をそうしていたろう。
蘭玉は身を起こし、衣服を身につけ、髪を整えた。その様子を眺めながら、男はくすり
と笑って蘭玉に声をかけた。
「ねえ、蘭玉。一つ忠告しておこう。」
男は人の悪い笑みを浮かべて言った。
「『次』からは先にお金をもらいなさい。…理由はわかるね?」
「!!」蘭玉は真っ赤になってうつむいた。
男は見事な細工の革の財布を取り出すと、ぽんと蘭玉に投げてよこした。とっさに受け
止めるとずしりと重い。
「それごと持っていっていいよ。」
蘭玉は目を見開いた。
「でも、そんな!こんなにたくさん!」
「いいんだ。私がやると言っているんだから、つべこべ言わずに持っていけ。」
彼はこの健気で可憐な少女のために出来ることはなんでもしてやりたいという思いに
駆られていた。
「これから君はどうするの?」
聞かずもがなのことを聞いてしまったと言ってから後悔したが、蘭玉は案外素直に答え
た。
「もちろん、国を出ます。出なきゃいけないんですから。」
「でも、ここまできて路銀が尽きてしまって…。それに弟が病気にかかって…。」と問
わず語りに付け加えた。
「行くあてはあるのかい?」
蘭玉は首を振る。
「いえ。とにかく国を出るのが先決なので、とりあえず巧へ行こうかと…。」
言いかけた言葉を男は強い調子でさえぎった。
「いや、巧はだめだ。行くなら雁に行きなさい。一生慶を離れて暮らす覚悟があるのな
ら巧の先の奏まで行く手もあるけど、そうじゃないんだろ?だったら雁にしなさい。
…その財布には雁までの路銀をまかなえるくらいは入ってるから。」
蘭玉の瞳が潤んだ。
「…あ、ありがとうございます…!! でも」
心配そうに言い添えた。
「財布ごとくださってお困りになりませんか?」
どこまでも人の好い娘だ、と男は思う。
「界身の札を持ってるから大丈夫だよ。」
男はにこやかにそう言ってやった。−家族に居場所がばれるからあまり使いたくはないん
だけどね。
蘭玉は何度も頭を下げて房室を出て行った。
−もう一つ忠告をしておいた方がよかったかなあ。金はきちんと確認しろ、と。私が悪い
奴で中味が石や屑鉄だったらどうするつもりなんだ。
男は財布の中身を思い出してみる。『次』はなくてすむだろう、多分。

 男は窓辺に立ち、小走りに路をいく華奢な背中を見送った。
−ずいぶん長く生きてきたけど、女人追放令だなんて最悪の冗談にもならない。
男は心底から景王を毒づいた。だが、苛政が長く続くことはないというのが世の理(こと
わり)だ。幸い−と言っていいかどうか−景麒が失道したという情報も入っている。
案外、蘭玉は国を出る前に引き返せるかもしれない。
−今度こそ、善き王であってほしいものだな…。
日はすっかり暮れていた。
灯りの乏しい寂しい街路を眺めやりながら、男は蘭玉の幸せを心から祈っていた。

−了−
918○○×蘭玉・終:2006/02/09(木) 00:33:38 ID:YZQx/3T9
すみません、清純派代表・蘭玉タンをいぢめたバチか、前半うpした後、風邪
引いてましたorz

実は最初は風漢さまにお買い上げいただく予定でしたが、自分延陽者なんで
陽子がかわいそうかもと思い、もう一人の腹黒氏(ヲイ)にご登場を(w
でも、一人称が俺→私になったぐらいで、やってることはあまり変わってませ
ん…(だめじゃん)
919名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 02:03:28 ID:wocOwsno
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
待ってました。

蘭玉たん(;´Д`)'`ァ'`ァ

それにしても原作の影でこんなことが・・・
蘭玉が処女でなかったことがちょっとショックです。
この後の彼女の運命も・・・

是非蘭玉モノで続編書いて欲しい
920名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 15:47:39 ID:xo1l8N6D
オチがよかった。
GJ!
921名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 20:52:39 ID:XZkPudAB
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

>実は最初は風漢さまにお買い上げいただく予定でしたが

だからどっちとも取れる感じがしたんですね。
待ってた甲斐がありました。
>918さんGJ!です。有難うございました。
922名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:39:10 ID:SOAfpU1o
>918さん GJ!
お話として完結してくれて嬉しい。
風邪は大丈夫ですか?
923名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 07:56:02 ID:W8/rkzmK
保守
924名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:45:30 ID:lhkKN8uX
>>888
超亀だけど。
赤いキャンデー青いキャンデーはいろいろ応用できそうだw

凛々しい美青年な延麒とか
いたいけな景麒とか
美熟女な黄姑さまとかw
925名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:15:24 ID:a7Pexsfz
どうせなら 美少女な黄姑さまとか にしてくれ
926名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:05:29 ID:lhkKN8uX
美少女もいいけど…何粒食べればいいんだろう?
927名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:13:59 ID:DRiPN4VN
「見目の悪い者が王に立った例はない」んだから、今だって美老女なはずだ(w
きっと、草/笛/光/子のような、上品で知的なおばあさまなんだよ!
928名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:23:09 ID:M22D0W0W
>見目の悪い者が王に立った例はない 
そして
見目の悪いものが大に勃った例はない  
929名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:40:48 ID:dUbDRAWT
蘭玉たんものまだぁー??
930延陽に挑戦! その1:2006/02/18(土) 00:00:50 ID:mWOD+SdH
【設定】景麒奪還後、対偽王戦の途中、野営地にて。

 陽子は喧騒の中を早足で歩いた。行き交う兵士たちが陽子を見てぎょっとした様子で
あわてて膝を付いていく。─本来なら叩頭すべきであるが、今は戦の只中、野営地であ
る。略礼が許されているのだ。が、陽子は彼らに目もくれず、一心にこの野営地で最も
大きく立派な天幕−延王の天幕を目指した。
 天幕の入り口に立った兵士が二人、陽子の姿に気づき跪礼する。
「入ってもよろしいだろうか?」と陽子は問うた。
警護の兵と天幕の内とで、簡単なやりとりがあった後、陽子は中に通された。
「延王!」
天幕の主が鷹揚に手をあげて景王たる陽子を迎える。当然瘍医や従卒が側に控えてい
るものと思ったが、意外なことに延王は一人でいた。
「お怪我の具合はいかがですか!?」
延王負傷の報を受けて、陽子は急ぎ延王の元へ向かったのであった。
「なに、瘍医が大げさなだけだ。」延王尚隆はいつもと変わらぬ笑顔を見せた。
だがその左肩から胸にかけて布が巻かれ、固定されていた。近くに寄るとまだ
血の臭いも生々しい。陽子は胸しめつけられる思いで顔を曇らせた。
「──流れ矢を避け切れなかったのは俺のしくじりだ。お前がそんな顔をするな。
幸いそう簡単には死なせてもらえん体だ。じきに治る。」
確かに神籍に入った彼らは、病を得ず、怪我もしにくい。しかし、だからといって
痛みがないわけではないことを陽子は身をもって知っていた。
陽子は首から下げた珠をはずして言った。
「…碧双珠です。よかったらお使いください。…私も、ずいぶんこれに救われまし
た。」
「慶の宝重か。ありがたい。」尚隆は破顔した。
尚隆は珠を受け取ると傷口の上に押し当てた。たちまち痛みがすっと引いていくの
がわかる。
「…これは、なかなかすごいものだな。」心底から感嘆して尚隆が言った。
「今夜一晩、身につけておられればよいと思います。多分、明日の朝には腕が動く
ようになるでしょう。」
「明日の朝どころか、もうかなり楽になったぞ。痛みが引いただけではない、傷そ
のものも癒えているようだ。瘍医が見たら驚くだろうな。」
「…よかった。」陽子は安堵のため息をついた。
「私のために、申し訳ありませんでした。」陽子は頭を下げた。
尚隆はそれを見て顔を引き締める。
「それは違うぞ、陽子。俺は俺の都合でお前に手を貸しているだけだ。雁の安定の
ためには慶には正当な王に立ってもらわねば困るでな。」
その言葉は小さく、だが鋭く陽子の胸を抉った。
―─私は何を期待していたんだろう?『お前のために戦っている』とでも言ってほし
かったのか?一昔前の少女漫画じゃあるまいし、異界に流された悲劇のヒロインを助
けてくれる白馬の王子様だとでも?
 陽子は胸の痛みを押し殺し、毅然と延王尚隆の目を真っ直ぐ見つめた。
「延王は延王のご都合で手を貸してくださるだけだとしても、だからといって私が延
王に感謝しなくてよいということにはなりますまい?」
931延陽に挑戦! その2:2006/02/18(土) 00:02:41 ID:mWOD+SdH
 尚隆の目がふっと和らいだ。
「…悪かった。そんなにいきりたつな。お前が気に病むことはない、と言いたかった
だけだ。」
「あ、いえ。…私の方こそ失礼しました。本当に延王にはお世話になりっぱなしで…
いくら感謝してもしきれません。」
「なに、お前はよくやっている。現代(いま)の倭に生まれ育った者であれば、戦場
に在るのは辛かろうに。」
「はい…辛いです。でも…自分のために戦ってくれる人たちがいることに目を瞑って
いる方が辛いですから。」
そう凛として言い切った陽子を尚隆は美しいと思った。顔かたちではなく、その真っ
直ぐな心のありようが誰よりも美しいと。
 二人の視線が絡み合った。
 自分をひたと見つめる翠の瞳に、尚隆は新鮮な感動を覚えていた。尚隆の前では誰
もが平伏する。こんな風に尚隆と目を合わせる者が何人いるだろうか?―対等な一人
の人間として尚隆に接してきたものが、これまでにいただろうか?
 陽子もまた、尚隆に見つめられて落ち着かない気分を感じていた。強さ、優しさ、
名状しがたい魅力を秘めた瞳。陽子は圧倒され、底知れない深みに飲み込まれそうな
錯覚にとらわれた。―そう、あなたが先頭にたって戦ってくれているのに、私が隠れ
ているわけにはいかない。あなたは雁のためだと言うけれど、やはりどうしたってこ
れは私の戦いなのだから。思わず知らず、陽子の頬を一筋の涙がつたっていた。
「…陽子?どうした?」
「あなたがご無事で本当によかった!ケガをされたときいて本当に心臓がとまるかと…!!」
翠の瞳からとめどなく涙が零れ落ちる。
「すみません…。お見苦しいところを…。」
「いや…。」尚隆はそっと手を伸ばして陽子の涙をぬぐってやった。陽子ははっと驚い
て目を見開いた。美しい翠の瞳を。若く、真っ直ぐな曇りのない瞳を。…そして、その
瞳にこめられた熱い思いを見てとった瞬間、尚隆は自分の体もまた熱を帯びてくるのを
感じた。尚隆は陽子の手をとると、その手のひらにそっと口付けした。陽子は驚いて体
を固くしたが、口付けされた手を引っ込めたりはしなかった。尚隆はそのまま陽子を抱
き寄せるとそっと唇を重ねた。
「え、延王…?」陽子がうわずった声をあげる。
尚隆はかまわず陽子をさらにきつく抱きしめて、再び口付けた。陽子は期待と恐れとで
目を固く閉じ、尚隆のなすがままに任せていた。尚隆は陽子の唇を軽くついばみながら、
掌で陽子の乳房を探った。
「あ…。」陽子はなお戸惑っていたが、知らず知らずのうちに愛撫に反応しはじめてい
た。尚隆に触れられたところが燃えるように熱くなる。体の奥深いところがじんじんと
痺れるようだった。
 尚隆は手を伸ばして陽子の衣服の紐をほどきにかかった。その一方で自分の舌を陽子
の唇に押し当て、それを開いた。
 陽子は頭の中が真っ白になった。下腹部がじんわりと疼くが、決して不快な感覚では
ない。疼きはやがて熱へと変わり、温かいものが体内を流れ落ちていくのがわかった。
そうして絡みつく尚隆の舌に必死になって応えているうちに、気が付けば腰布だけを残
し全裸に近い姿にされていた。
「!!」陽子の全身の肌が紅潮する。
尚隆は陽子を衾褥の上に押し倒した。そして腕を固定していた布もろとも、自身の衣服
を脱ぎ捨てる。だが、左の上腕部にはまだ痛々しい包帯が巻かれたままだ。
「延王…お体に障ります…。」
「なに、大丈夫だ。慶の宝重のおかげでな。」尚隆はくつくつと喉の奥で笑い声をたて
た。尚隆は陽子の上に覆いかぶさり、きつく抱き締めた。肌と肌が密着し、互いの体温
が一つのものとなった。そして唇から首筋、胸へと唇を舌を這わせながら、手は陽子の
太股の内側をなでた。
「あっ!!」
陽子は咄嗟に身を引いてしまった。そして激しく後悔する。―拒絶の意志ととられなか
っただろうか?そしてまた次の瞬間、尚隆の愛撫を心待ちにしている自分に気がつき、
赤面するのだった。
932延陽に挑戦! その3:2006/02/18(土) 00:03:46 ID:J0BEQBrJ
「力を抜け。楽にしていろ…。」
「…はい。」尚隆の声に素直な応えを返す。
尚隆は腰布の上から陽子の秘所を指で愛でた。布一枚隔てて尚隆の指を感じる微妙さに、
陽子は声をあげて身をよじった。腰布はすでに湿り気を帯びていた。一方で、尚隆の唇
と舌は陽子の乳房を攻め続けている。収縮し隆起した乳首を軽く咥え、舌で弄ぶ。乳房
と秘所に同時に与えられる刺激に陽子の息遣いは荒くなるばかりだった。
 尚隆もまた激しい昂ぶりの中にあった。逆上していたと言ってもいい。五百年を越え
る長き生において、数え切れぬ女を抱いてきたというのに、この少女のすべてを貪りつ
くすような強い欲求にかられていた。尚隆は陽子の体にたった一つ残されていた薄布を
するりと取り去った。陽子は反射的に足をぴったり閉じた。尚隆は―相変わらず陽子の
胸の谷間に顔をうずめていたのだが― 一瞬顔をしかめたが、くっくと笑いながら腿の
間に手をこじ入れた。赤い柔毛の茂る丘を手で探り、温かい湿った場所に辿りついた。
花弁の一枚一枚を、これ以上なく優しくかつ丁寧に愛撫する。
 陽子は思わず叫び声を漏らした。下腹部の疼きがますますつのる。尚隆の指のさら
なる刺激を自ら求め、自然に足が開き腰が浮いていた。
 尚隆はふっと笑うと、温かい割れ目に指を差し入れた。そして小さな突起を探し当
てると、強く早くそれを揺り動かした。乳首を吸いながらも、絶え間なく指を動かし
続ける。陽子はいまや羞恥もなにもかなぐり捨てて身悶えていた。唇からもれるのは
激しい喘ぎ声だけ、腕を尚隆の背中にまわし、しがみつくように抱きついてきた。
 そろそろ潮時か。尚隆はゆっくりと上体を起こす。陽子が切なげなまなざしを投げ
かけてくるのに笑顔で応えてやる。そして、すっかりいきりたち、激しく脈打つ物の
先端を、そっと陽子の裂け目にあてがった。陽子の体がびくんと震える。尚隆は陽子
のまだ誰も受け入れたことのない場所へ、慎重に入っていった。
「あっ…!!」陽子が小さく悲鳴をあげる。
尚隆は眉をひそめて少し引いた。ほんの少し前後させつつ、ゆっくりと進んでいく。
陽子の吐息が再び甘く熱いものに変わったのを見て、尚隆は一気に突き進んだ。
陽子は歓喜の声を上げた。痛みがなかったわけではない。だが、もはや陽子にとって
痛みさえも快楽をいや増すスパイスのようだった。尚隆が腰を二度三度と動かすた
びに陽子の唇から短い叫びが漏れた。
 尚隆は陽子とつながったまま膝をついて上半身を起こした。陽子がいぶかしげな視線を
おくってきた。尚隆は薄く笑って、陽子の右足をほぼ垂直になるように抱えあげると、自分の
右足を陽子の左足の下に滑り込ませた。足を交差する形に絡ませると、尚隆は再び陽子
を突いた。
「ああんっ!!」さきほどよりずっと深く強く攻められて陽子は身をよじった。
尚隆は何度も何度も容赦なく陽子の内奥を突く。陽子はもう声も出ない。
 やがて、一瞬息が止まるような衝撃と共に一際大きな波が陽子の体内を駆け抜けて、
体中のすべての感覚をさらっていった。それに和するように尚隆もまた、堪えに堪えてい
た欲求を陽子の内で爆発させた。
933延陽に挑戦! その4:2006/02/18(土) 00:04:46 ID:J0BEQBrJ

 尚隆はまだ息が整わぬままの陽子の緋色の髪を優しく撫でてやった。陽子にすれば、あ
まりにも濃密すぎる時間であった。異性と手ひとつつないだことのなかった生娘が、初体
験で絶頂にまで導かれたのだから。女を愛する術に長けた男が、加えて初めて恋をした少
年のような熱情を叩きつけたのである。これで陥落しない女はまずいまい。
「…少し無理をさせすぎたか。悪かった。」
「いえ…。」
陽子は目を閉じたまま、くすりと笑った。
「延王…。」
「ん?」
「今更なんですけど…というか順番が逆みたいなんですけど…好きです…初めて会ったと
きから、ずっと好きでした…。」
尚隆は黙って陽子の髪を撫で続けた。
「私…玉座を望むと決めたものの、とても不安だった。だって、ここは私にとってまったく
知らない世界なんだもの。私は、ここでは生まれたばかりの赤ん坊と一緒なの。こんな王
じゃ、民にとってはいい迷惑なんじゃないかって。でも…。」
陽子は熱いまなざしを尚隆に向けた。
「あなたを愛して…愛されて…何というか、私はここにいてもいいんだと思えたの。
あなたは私がこの先この世界で生きていくための理由なの。…迷惑ですか、こんな考え。」
「いや…。」
尚隆は陽子の瞼に軽く口付けた。
「俺は喜んでお前をここにつなぎとめる鎖になろう。」
「嬉しい…。」
尚隆は自分の上腕に陽子の頭をのせ、胸に抱き寄せた。

 これまでに偽王軍をだいぶ切り崩してはきたが、陽子が真の王であるという事実が浸透
するまでに、もう二、三日はかかるだろう。つまり、あと数日は厳しい戦局が続くという
ことだ。
─だが、今は。今だけは。
少女のぬくもりを腕に感じながら、尚隆は静かに目を閉じた。


─終わり─
934名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:05:49 ID:r8Dhym72
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゜  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
935名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:22:56 ID:hRCS4wpm
>>933
GJ!
これまであまり陽子×尚隆って読んだ事がなかったんですけど、なかなかいいものですね。
次も期待してます!
936名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 12:25:16 ID:vYBDjCeb
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
937名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 15:16:16 ID:XzeqjoIh
職人さんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJGJGJGJ!
だれか飯をついでくれー!
938蘭玉LOVE:2006/02/20(月) 02:08:05 ID:v0+cylxE
蘭玉たんが(麻原)将校の手下の黒衣に輪姦陵辱されていっちゃう小説はまだですか?

蘭玉たんがレズッ気のある陽子に押し倒されてそのまま濡れ濡れになる小説はまだですか?

蘭玉たんが精通を迎えた弟に性教育してやる小説はまだですか?

蘭玉たんがインポテンツに悩む労相のチンポをたたせてあげる小説はまだですか?

蘭玉たんが殺された後、その死体を将校に弛緩される小説はまだですか?

蘭玉たんがドラ○ンボールで復活して陽子の後宮に入る小説はまだですか?

蘭玉たんが死んだ後天に召されて仙になって天帝にセックス奉仕する小説はまだですか?
939名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 14:59:21 ID:aDPz9xB5
>>938
それだけ様々なネタを妄想する力があるなら自分で書けるんじゃないか?
試しにやってみなよ。
投下してくれるか分からない職人さんをただ待ってるよりもずっと早いぞ。
940名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:55:35 ID:s+pNA8f1
>938
君に新作を期待する。
テカテカしながら待ってる。
941蘭玉LOVE:2006/02/21(火) 07:34:57 ID:jeNeSBNk
書けりゃ苦労しないよ!
でも陽子に水寓刀の柄で粘着に攻められる蘭玉たんハアハア
942名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 19:31:17 ID:pe9tgAf2
>>938
神と呼ばれる人だって最初はそうだよ。
悩んでもいい、時間を掛けてもいい、938の煩悩を形にしてみたら良いじゃないか。
それに、これは自分だけかもしれないが、エロはそのキャラを好きじゃないと書けないから、
そんなに蘭玉たんが好きな938の話を是非とも見てみたいよ。

938が蘭玉たんネタを書くことによって、新たな蘭玉ファンが
生まれるかもしれないしね。
書く事は大変かもしれないけど、頑張って!
期待してる。


ていうか本音をいうとそんなにネタがある938が羨ましいよ…。
943名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 21:31:20 ID:0oRa+rBc
>>942
そうだよな、妄想の数が多い分だけネタの引き出しが多いって事だもんな。

>>938
具体的なイメージはお前さんの中にあるんだろ?
たとえばさ、941のネタを例にとってみるけど、まず時期や時間はいつなのか、
二人のいる場所はどこなのか、どんな服装をしているのか、蘭玉がどんな体位で
攻められているのか。

攻め方だっていろいろあるじゃん?
陽子が背後から蘭玉を抱きかかえるようにして言葉責めしながらじっくりねっとり愛撫するとか、
あるいは蘭玉自身に水寓刀を持たせて自分で慰めているところを陽子が視姦してるとか。

ネタだけ提供して誰かに文章を書いてもらっても、必ず自分のイメージと違うところが出てくる。
自分が考えているネタを細部まで完璧に文章へ起こせるのは自分自身しかいないんだ。
だからがんばれ>>938
944名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 22:35:08 ID:VzOncpkh
ところで、ここって次スレどうします?
最近、過疎り気味だから、立てても即死しそうな気配が…
945名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 22:53:26 ID:X653+L+3
985くらいかな
よってたかってアク、レスでなんとか延命させてるうちに
>938が連投
946名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 18:55:26 ID:OMM8owdr
保守してみる
947名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 21:59:02 ID:3FNXyGv5
麟にフェ○してもらう妄想しながら保守
948名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:16:42 ID:Hti1aCAI
補習を受けます
949名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 18:41:02 ID:PvOSbgu1
乙悦
950名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 12:13:56 ID:KeAYBXeb
私の横には美麟が、と妄想保守
951名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 13:30:42 ID:lTwJlg/F
>>950
それどこの中国?
952名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 17:30:21 ID:G7G3XRPE
崑崙に知り合いはおりませぬ
953名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:17:29 ID:2apsKvat
一年前は人大杉 
今は妖魔も出ない
過疎の夢
954名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 23:37:43 ID:0pF71a/I
最近YOUTUBEでアニメ見て 再過熱しました
(´(工)`)ノ皆様お久しぶり
955名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 05:04:27 ID:7PZqOI1G
お帰り!!
956名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 05:06:19 ID:7PZqOI1G
上のだと、帰れって意味に取られそうだ。

ウェルカムって意味だよー
957名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:37:36 ID:202Gor1W
書庫の司書さんはいったいどうしてしまわれたのだろうか・・・・
投下の絶えた今こそ、過去のSSで萌えを補給したいのだが。
958名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 21:06:14 ID:/EfinGSy
>957
>3へ行ってこい
959名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:31:13 ID:5vKHY836
エロパロ板の過去ログってあったのか!
気づかなかった
まとめサイトの管理人いつもサンクス
960豹変 1/8 月祥:2006/03/10(金) 19:30:10 ID:UwD9ooPd
次スレが立つかどうかが不明なので駄文を投下します。ご容赦を。
一日も早く神が降臨し、次スレとスレが栄える事を願っております。

初書きと初投下ですので住人様に失礼がありましたら、先にお詫びをします。
神の作品と比較すると、あまりにもエロが不足気味かも知れませんがお許しを。

設定は「ありえない月祥」です。やや鬼畜傾向ですのでお嫌いな人はスルーで。



「豹変  1/8」


―――いつまでも清く 美しいままでいておくれ 儂の愛しい 愛しい白珠よ―――



主上は何故 喪の色と呼ばれる『白』を愛したのだろうか
『清廉潔白』と評される ご自身の気性の故からなのか

愛する一人娘を常世で珍重される宝玉に、よく譬えられた
最も希少な宝珠――『真珠』――其れは健康・長寿・富の象徴
純粋無垢な娘に育つようにとの願いを込めて付けられたであろう
両親より贈られし、祝福されたその名前

『祥瓊』と字をされた少女は、与えられた名に恥じぬ美貌の持ち主に成長した
容姿だけではなく聡明で利発、清麗艶美とまでに賞賛されたる『蒲蘇の一瓊』

まさに理想の娘

主上ほどの方が何故 ご存じなかったのだろうか?

あまりにも純粋な『白』は人の目を眩ませる
眩しさのあまり 思わず瞳を閉じて
身の内に潜む闇を 気付かせてしまう

愛しくて 愛しくて 愛しくて
狂おしいほどに 愛しくて

罪と知りながら 染めずにいられない

純白の雪を 汚さずにはいられない



――男という『獣』の本能を――
961豹変  2/8 月祥:2006/03/10(金) 19:31:48 ID:UwD9ooPd
「豹変  2/8」

恵州・新道の里家に匿われていた、先の峯王が公主・孫招。
その出自が露見して、恨みに駆られる村人達に処刑されかけた。
州師が出動し身柄を州城に保護してから、丸三日が経つ。

城内の最奥、内宮にある一室。牀榻の奥に眠る影が、透ける絹の向こうで幽かに動いた。
わずかに首を廻らし唇が開く。紺に縁取られた睫毛から菫の蕾が綻び始める。 

力の入らない身体を無理に押し上げ、半身を起こす。
頭が朦朧として自由が利かない。かろうじて肩で息を継ぐ。

「…お目覚めでございますか。主をお呼びいたしますので、しばらくお待ち下さい」

房室に控えていた女官だろうか?声を発して、直ぐに視界から姿を消してしまった。

(………ここは……ど…こ……?)

幄の向こうに、ぼんやりと映る房室には見覚えが無い。
窓から差し込む陽の光が、床を茜色に染め上げていた。

しつらえは控えめな造りで、辺りの空気は心地よい香と墨の残り香がした。
置いてある調度品と薫物の趣味の高さから、主の人柄と身分が推し量れる。

絹布を除けて牀榻を降りようとすると、わずかに足が届かない。
たどたどしい動きで腰をずらし、裸足のままで床に降りる。

あてどなく数歩踏み出してみては、改めて房室の中を見廻す。
鷹隼宮ほど豪華ではないが、里家よりは明らかに上等の房室。

(……里家……そうだ、私、私は…里家で…村人に……)

『公主だ!!公主が此処に居るぞ!』『殺せ!』『生かしておくな!』

渦巻く罵倒、怨嗟の叫び。身に降り注ぐ石礫。車裂きの為に引き摺り出された雪の広場。
石張りの床から伝わる冷気と痺れに似た恐怖の残像が、足元から全身に這い上がってくる。
962豹変  3/8 月祥:2006/03/10(金) 19:32:34 ID:UwD9ooPd
「豹変  3/8」

突然、軋んだ音と共に空気が割れた。

先触れの女官が二人ほど音も無く房室に滑り込む。
開かれた扉の奥から一人の若い男が姿を見せて視線が釘付けになった。

この三年、憎んで、憎んで怨んだ男。
父と母、麒麟を弑逆した簒奪者。
私の全てを奪い取った忘れようも無い顔。


「……月渓……」


「……衣服を着なさい……」


逸らされた視線よりも早く、羞恥の炎が全身を廻る。
自分の身を包む肌が総毛立ち、瞬く間に粟立った。

「!」

慌てて衝立の後ろに隠れる。小卓に、くすんだ色あいの衣服が畳まれて置いてあった。

(このような褐衣に袖を通せ、と言うの…!)

だが、それ以外に身に纏えそうな物などは無く、怒りと屈辱に顔が歪む。
床下に顔を向けながら歯をくいしばり、着替え終えると衝立の陰から出る。

(…あの時に死んでいたなら、こんな思いをせずに済んだのに!!)

月渓が主人だと言う事は、ここは恵州・州城なのだろう。
両の眦に浮かぶ熱と涙を必死で堪える。惨めさと恥辱のあまり眩暈を起こしそうだ。
おめおめと生き恥を曝している自分自身の存在を、祥瓊は激しく呪った。
 
963豹変  4/8 月祥:2006/03/10(金) 19:33:49 ID:UwD9ooPd
「豹変  4/8」

床下を向いて決して顔を上げようとしない娘の姿に、失望よりも哀れみが込み上げてくる。
守ってやりたいと思うのに全身から棘を生やしたような拒否と虚勢が、むしろ痛々しい。
当然の事だ。彼女の笑顔が我が身に向けられる事など、未来永劫あろう筈も無いのに。
それでも心の底で、かつては目にした微笑を目にする事を渇望していたとでもいうのか。

「…醜い」

我知らず、どこまでも愚かな自分への自嘲の言葉が口に出る。
だが、その言葉を目前の自分に向けられた侮蔑と取った祥瓊が己の矜持に火を点けた。
怒りの表情を隠そうともせずに紫紺の瞳に炎を浮かべ、可憐な唇から毒を吐く。

「お前が、そう仕向けたのだろう!簒奪者!」
「…恭へ行っていただく。あなたが国に居れば徒に民の心を、乱す」

(――違う!)

即座に否定する、もう一人の自分。―――乱れているのは己の心だ。
彼女が州城に来てから一睡もしていない。

掌固の兵に臥室を厳重に守らせ、即座に鷹隼宮に向け登城した。
官吏らとの慌しい合議も押し切って彼女を託す旨を記した恭への親書に白雉の脚を捺す。
公主に同情的な一部の官吏達の中には、恭国へ彼女を預ける事に反対する意見も挙がった。

「何故、恭国なのです!地理的に近いとはいえ供女王は気性の激しい御方。
国交は途絶えましても、まだ大国・範や、主上と誼のあった柳の方が――」

(――――解っている。―――解っている、解っているのだ!そんな事は!!)

その方が彼女にとっては、まだ良い待遇が為されるだろう事などは百も承知だ。
けれども心の底で叫ぶ自分がいる。胸に燻ぶる嫉妬の炎で身が焦がれそうになる。

祥瓊の助命の為に、あらゆる手段を尽くした。ずっと、ずっと見詰めてきた愛しい白珠。
罪に塗れた己の手で触れる訳にはいかなくとも、他の男の手に委ねるなど気が違えそうだ。
964豹変  5/8 月祥:2006/03/10(金) 19:34:35 ID:UwD9ooPd
「豹変  5/8」
こちらを決して見ようとしない男に『侮られた』と感じた祥瓊は皮肉交じりに答えた。

「恭へ行け、ですって。この国から追放しようと?」
「そうではない。その様にとられるのも無理は無い、だが…」

順を追って釈明するよりも早く、鋭い舌鋒で祥瓊が噛み付いた。

「お前に命を施されるくらいなら、妖魔にでも喰らわれたほうがマシよ!!」
「!!」

頭の何処かで鋭い音が弾ける。主上より拝領した硯を割った時に似た――あの音が。

背後に向けて右手を鋭く振りかざすと控えていた女官らが慌しく退がった。
二人きりになった房室の空気が急に濃密に転じて重苦しい雰囲気が立ち込める。

己自身が最も怖れていた禁忌の罪を抑える箍は、たった今、砕け散った。
繋ぎ止めていた理性が激情へと逆流して、男の双眸に凶暴な光が生まれる。
それは獲物へと狙いを真っ直ぐに見定める、一匹の獣へと豹変した瞬間だった。

今まで見たことも無い月渓の鋭い視線を受けて、祥瓊は思わず身を竦ませた。
身を翻す隙すら無く、あっという間も無しに間合いを詰められ両の手首を掴まれる。
もの凄い力で食い込む戒めの痛みに、抗う声すら挙げられない。

「――では、貴女のお望みどおり御身を妖魔に喰らわせましょう。祥瓊さま」
「なっ…!?」

何を、と問い返す言葉など最後まで言わせず、強引に顔を重ねて唇を奪う。
驚愕に見開かれた紫紺の瞳が瞬く間に凍りつき、顔色が蒼白に変わる。

力任せに華奢な腰と紺青の髪を掴み寄せ、頤の角度を変えては深く、深く口付ける。
舌を差し入れて膨らみの谷間を割り口腔に広がる甘い蜜を貪欲に、しゃぶり尽くす。
細い首を捻じ切りそうな勢いで顎を持ち上げ、娘の身体を折れんばかりに強く抱きしめる。

絡まりあった二人の姿は、蛇が捕らえた獲物に巻きつき飲み込もうとする姿に似ていた。
朱に染まった房室の床に伸びる歪な黒い影が、程なく消える様に夕闇に呑まれて消えた。
965豹変  6/8 月祥:2006/03/10(金) 19:36:28 ID:UwD9ooPd
「豹変  6/8」

――何が起きているのか、解らない。

全身を包む熱と痛みに、思考が溶けそうだった。
目の前を押し潰す息苦しさから逃れようと、出口を探して必死に藻掻く。
口中に熱く溶けた吐息の熱が流れ込む。舌も唇も噛み千切られてしまいそうだ。

脳天から串刺しにされたような衝撃に耐えられず、膝が砕ける。
砂のように崩れ落ちる身体と矜持を、祥瓊は己の意思で保つ事が出来なかった。

獲物を逃すまいと、月渓は細身の身体に更に力を加えて床に押し倒した。
背中に伸ばされた腕が白い項を包む襟足に指を掛け、一気に引き降ろす。
生皮を剥かれるにも等しい恐怖に陥った祥瓊が、たまらず悲鳴をあげる。

「嫌あぁああっぁあっっー!!」

絡みつく獣の爪から渾身の力を込めて、懸命に足掻く。
びくともしない腕の檻から、必死で逃れようとする。
辛うじて、こじ開けられた僅かな身体の空間が、逆に己の死角となった。

鋭い速さで潜り込んだ男の指が、着衣の帯を引きちぎるように解いた。
あれほど疎んでいた衣を拾おうと、慌てて祥瓊の指が布を掻き寄せる。

(――逃がしは、しない)

忙しなく男の両手が祥瓊の身体中を弄り、衣を引き剥ごうと爪を立てて襲い掛かる。
無造作に千切られる花弁のように一枚、一枚と確実に身を包む布が毟り取られていく。
身を仰け反らせて必死に足を宙に浮かせて、もがく姿は水の中で溺れている子供のようだ。
妖魔が狩り立てた獲物を嘴で啄ばむように誰の目にも触れた事の無い肌が曝されていった。

露わになった薄い肩から首筋、顎へと伸びる白い稜線に月渓は何度もむしゃぶりつく。
生暖かい舌の熱と滑りが巻き起こす嵐に、祥瓊の身体の芯にまで怖気と痺れが走る。

必死に腕を振り解き、懸命に爪を立てるが何の役にも立たない。
肩を激しく揺らして抵抗するが、却って身を包む衣が滑り落ちるだけだ。
絶望的な思いで逃れようとしても、為す術も無く欲情の牙に呑み込まれていく。

もはや彼女の身を守るものは、一枚の頼りない小衫のみとなってしまった。
966豹変  7/8 月祥:2006/03/10(金) 19:37:17 ID:UwD9ooPd
「豹変  7/8」
漁られた魚のように跳ねる身体を、月渓は悠々と肩に抱え上げた。
捕らえた獲物は巣穴の中で、ゆっくりと味わえば良い。

「嫌あぁあぁぁっ!離してえっ!!」

暴れる手足の動きなど、蜉蝣の羽ばたきにも劣る――――声を限りに叫んでも無駄な事。

牀榻に押し込まれ、衾褥の上に無造作に転がされる。
雪よりも冷たい白絹の感触に、祥瓊の身体が固まった。
褥の上を逃げ惑う手は容易く捻じり上げられ、頭上に纏められる

「妖魔の好物、というのが何かご存知か?」

両の手首をもぎ取るかのような戒めを、軽々と片腕だけでこなしながら
右手で滑り落とすように月渓は己の袍を脱ぎ、冠の紐を解く。

「玉、なのですよ。極上の玉に妖魔は酔うのです。――――――まさに貴女のような」

褐色の厚い胸板は、並みの武官よりも遥かに逞しく鍛え上げられており
引き絞られた弓に似た腕の筋肉は、鋼鉄の柱のように磨き上げられている。

玉に狂った、かの戴国の驕王でさえもが、感じ得無かったであろう―――――この至福。
かくも、美しい女身を創造した天帝には、感嘆の念を禁じえない。

寝乱れた瑠璃の髪、涙に濡れる菫青色の瞳。恥辱に噛み締められた、珊瑚の唇。
その全てが輝く真珠色の肌に埋め込まれていて、艶かしい光を放っている。

『王宮で囀るだけの籠の鳥に、国と民の姿と自らの力で生きる翼がある事を知って欲しい』

公主の生存は内乱の元だ、と彼女の死を望む諸侯・諸官を無理矢理に説き伏せ身を匿った。
娘の成長と将来を案じつつも、密かに時の呪縛を解いてしまった事を恐れる自分がいた。
主上の掌中の珠に抱いた恋慕の情。愛おしい気持ちが高じて狂いそうな程に彼女を欲した。

絶対的な身分の差、稚い少女の姿のままで高嶺の花として見詰めるだけで良かったものを。
天道に叛いた以上、人道に背くまいと必死に耐えたが結局、私は人の心を喪い獣に堕ちた。
967豹変  8/8 月祥:2006/03/10(金) 19:38:46 ID:UwD9ooPd
「豹変  8/8」

乱れた小袗の襟元から零れる白桃の谷間は、飢えを満たすには充分過ぎる程に熟れている。
薄物一枚の奥に隠れた腰の括れは、身中に湛えた蜜と美酒の香りを漂わせる酒壷のようだ。
恐怖に青ざめた顔色と羞恥に染まった紅色の肢体の落差が、堪らなく牡の劣情をそそる。

「…男など皆、妖魔なのですよ。祥瓊さま…お忘れなきよう」

背けられた頬に唇を寄せて耳朶を食み舌で舐る。蕩けそうに甘い食感に脳髄が陶然となる。
絹繻子の柔肌に触れたいと逸る心に共鳴してか、か細く震える窮鳥の耳に囁きかけてやる。

「………!!」

耳に全神経が集中しているのか、密かに解かれた腰紐の乱れに全く気付かない。
早くこの爪で至高の楽の音を奏でたくて、奏でたくて仕方が無い。

諸芸百般を修めた、この娘の最も得意としたのは歌唱である。
王宮の宴で高く、高く歌い上げる娘の美声は此の世の桃源郷を想わせた。

(…最高の歌を聞かせてくださいませ、祥瓊さま。この、私にだけ…)

密かに忍び込ませた一本の指先で滑らせるように、脇から腰の曲線に沿って辿る。

「ひゃぁああぁっ、ああぅんぅんっっ!」

まさに打てば響く、といった名器の音色に恍惚となる。
しっとりと吸い付く肌の肌理は磁石のように指を引付けて離さない。
ビクビクと跳ねる獲物の反応に腰の熱が一気に沸点に達する。

膝を割って馬乗りになり獲物を褥に縫い止め、一気に小衫の襟元を剥ぐ。
稀少な紺青の翅の蝶、その断末魔の叫びは何物にも換え難い蟲惑的な魅力だ。
身体を左右に捩って激しく抗う姿態など、獣にとっては究極の媚態に過ぎぬ。

芳の冬は、長い。歓喜の咆哮が体中に轟きわたる。

今宵の饗宴は、始まったばかりだ―――存分に、楽しませてもらおう。 
                
                                          終
968960です:2006/03/10(金) 19:46:48 ID:UwD9ooPd
以上で終わりです。スミマセンでした。

期待はずれ、拍子抜けされるのを覚悟で投下しました。
個人的に桓祥が好きなので、馬鹿野郎!許せん!と
お叱りをいただける神の作品を希望しています。

本当にゴメンナサイです…
969名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 20:01:32 ID:B6UVeVSY
投下 乙!

なかなかエェデェ〜
970名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:01:08 ID:T1+DBNUi
おおっ 投下だ! せっかくだから揚げ
971名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:14:41 ID:tRn6+dKT
GJ
972960です:2006/03/11(土) 00:00:35 ID:UwD9ooPd
ID変わる前に支援を下さった方々に厚く御礼申し上げます。
少しでもスレの発展に貢献できたらば幸甚に存じます。

出来れば新スレが早く立てられて、神の作品を読みたいです。
クレクレ厨でスミマセン。神よ、新スレと作品をよろしく。
973テンプレ案 :2006/03/12(日) 00:10:25 ID:Z0tHIoWq
●お約束●
1 投下の際は、カップリング(A×B)と特殊な場合は傾向(レイープ、鬼畜など)を事前申告のこと.
  見やすいところに『続く』『終わり』等の区切りを入れることを推奨。
  基本はsage進行で。
2 エロなしSSはスレ違いです。直接行為がなくてもエロい雰囲気であれば可。
 エロい雰囲気というのでもなければ、こっち↓
エロくない作品はこのスレに6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1140876291/l50

3 カップリングや作風など、自分の趣味嗜好に合わないSSに対して、
 文句を言うのは止めましょう。
4 鯖に優しい2ch専用ブラウザ導入推奨。人大杉でも閲覧可。
 専ブラに関してはこっち↓
スレが読めません
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/


絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ萌えで参りましょう

十二国関連スレは >>2-5あたり
974テンプレ案 :2006/03/12(日) 00:12:39 ID:Z0tHIoWq
●前スレ●
煩悩の十二国記*九冊目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115651592/l50

●過去スレ●
煩悩の十二国記 *八冊目*
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095702589/l50
煩悩の十二国記*七冊目*
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083500601  html化待ち
煩悩の十二国記*六冊目*
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070237472  html化待ち
煩悩の十二国記*五冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1064/10641/1064166623.html
煩悩の十二国記*四冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10605/1060548574.html
煩悩の十二国記*三冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10548/1054895757.html
煩悩の十二国記*二冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1041/10419/1041946583.html
煩悩の十二国記
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1029/10295/1029553806.html

●SS書庫●
ttp://red.ribbon.to/~giraffe/
司書さんお元気ですか 旦~~
975名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:15:03 ID:Z0tHIoWq
●関連スレ●
・2ch・小野不由美関連まとめサイト
http://12ch.w-site.net/
・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.net/kako/log_eroparo.html
・十二国記お絵かき掲示板
http://juunieita.hp.infoseek.co.jp/
・十二国記で801
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1137341977/l50
・【王様】801十二国記【麒麟】 別館
http://jbbs.shitaraba.com/otaku/32/801x12.html
・2ちゃんねる十二国記用語辞典
ttp://www.globetown.net/~12dic/

上記以外の関連スレは、まとめサイトを参照のこと。

976テンプレ案 :2006/03/12(日) 00:18:46 ID:Z0tHIoWq
スレ情報は最新に直した。
「スレが読めません」スレも、古いけど専用ブラウザのリンクは大体生きてたんでのせといた。

後は好きに改良してください。
977名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:26:54 ID:7b13Kwye
乙です〜!
978名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 15:18:18 ID:P0YCe46L
月祥グッジョブ!
最後に良いのきたな。
もっと続きが読みたいところ
979名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:24:30 ID:O/1vXIRs
月渓は自分をロリコソにしてしまった永遠の13歳・祥瓊に対し複雑な想いを抱いていた
からな〜。そんなコンプを切り捨てるために泣く泣く祥瓊を仙籍からはずしたわけだ。
だが、育った祥瓊を見たとき、自分はロリではなく祥瓊を好きだっただけだと気付いた。
ほんとによかったなと思う。泣ける話だ。
980名無しさん@ピンキー
>自分はロリではなく祥瓊を好きだっただけだと気付いた。
気づいたんじゃなく新しい嗜好に目覚めただけ