魔法先生ねぎま!エロパロスレッド8

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1名無しさん@ピンキー
◆原作の早売りネタバレは厳禁です、投稿時はご考慮を。
◆ネタバレ解禁は水曜日の午前0時からです。
◆450KBを越えたら新スレを立てて下さい。
◆新職人は常時募集中です。

前スレ
魔法先生ネギま!エロパロスレッド 7
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085239180/l50
保管庫
ttp://rakuasa.hp.infoseek.co.jp/ss.html
テンプレ
http://negimagi.at.infoseek.co.jp
2名無しさん@ピンキー:04/08/16 20:31 ID:Qvbo5FCA
【過去スレ】
魔法先生ネギま!エロパロスレッド 7
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085239180/l50
魔法先生ネギま! エロパロスレッド6
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079113680/
魔法先生ネギま! エロパロスレッド5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073208431/l50
魔法先生ネギま!エロパロスレッド4(・3・)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10662/1066297053.html
魔法先生ネギま!エロパロスレッド3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10659/1065972768.html
【本屋ちゃん】魔法先生ネギま!エロスレ2【萌え】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1058/10584/1058455646.html
魔法先生ネギま!のエロパロスレッド1
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1046/10468/1046869279.html

【公式サイト】
AI Love Network
ttp://www.ailove.net/
週刊少年マガジンWeb Site
http://www.shonenmagazine.com/
スターチャイルド「魔法先生ネギま!麻帆良学園中等部2-A」
http://www.starchild.co.jp/special/negima/

3登場人物:04/08/16 20:32 ID:Qvbo5FCA
神楽坂 明日菜

麻帆良学園中等部2&3年A組8番
1988年4月21日生(辰年・牡牛座) B型
好きな物: 高畑先生。渋いオジサマ。
嫌いな物: ガキんちょ。勉強(保健体育は得意)。
所属: 美術部
得意技: 射程の長い跳び蹴り
体力のある超強気娘。バカ力の持ち主。
ネギの正体を最初に知った人間の生徒で、ネギの事件に毎回巻き込まれている。
潜在的に、魔力完全無効化能力を持っている。
なぜか目の色がそれぞれ違う。(右目が空色。左目が紺色。虹彩異色症?)
姿と匂いがネギの姉に似ている。
7年前、海外から麻帆良学園小学部へ転校して来た。
両親がいないため、毎朝3時半起床で、
新聞配達のアルバイトをして学費を稼いでいる。
2年A組のバカ五人衆(レンジャー)の一人(バカレッド)
ネギと仮契約していて、従者のときの専用アイテムは「ハマノツルギ」というハリセン。
4登場人物:04/08/16 20:33 ID:Qvbo5FCA
近衛 木乃香

麻帆良学園中等部2&3年A組13番
1989年3月18日生(巳年・魚座) AB型 京都出身
好きな物: 占い。オカルト。料理。
嫌いな物: あんまりない。
所属: 2&3年A組の書記。占い研究部(部長)。図書館探検部。
おっとりした大和撫子だが、突っ込みはハード。
占いグッズには目がない。
京都弁口調で話す。掃除・洗濯・料理が上手。
いつもローラーブレードで登校している。
ネギを弟のように可愛がっていて、生活面での世話をしている。
祖父の学園長から頻繁にお見合いを勧められていて困っている。
明日菜の親友で、寮でも同室(643号室)である。
実家は京都にある関西呪術協会の総本山で、父親はその長である。
本人に自覚はないが、凄まじい魔力の持ち主で、その力はナギを上回るほどである。
だが、親の方針で魔法のことは内緒にして育てられた。
ネギと仮契約している。
5登場人物:04/08/16 20:33 ID:Qvbo5FCA
桜咲 刹那
麻帆良学園中等部2&3年A組15番
1989年1月17日生(巳年・山羊座) A型
好きな物: 剣の修行。木乃香お嬢様(?)。
嫌いな物: 曲がったこと。おしゃべり。
所属: 剣道部
京都に伝わる神鳴流の剣士で、鋭い居合を放つ剣の達人。
木乃香の父親の依頼と本人の希望もあって、木乃香の護衛を務めている。
いつも自分の身長より長い真剣「夕凪(ゆうなぎ)」を持ち歩いている。
剣術の補助程度に、陰陽道の魔法も使える。
自分の分身「ちびせつな」を飛ばして、遠隔地の状況を知ることができる。
麻帆良学園には、中学1年のときにやって来た。
実は、人間ではなく、背中に白い翼を隠し持つ烏族のハーフ。
神鳴流に拾われた後は、近衛家で育てられた。
木乃香の幼なじみで、木乃香の初めての友達。
昔は木乃香のことを「このちゃん」と呼んで、一緒に遊んでいた。
子供の頃、川で溺れた木乃香を助けられなかったことを悔やんでいて、
木乃香を陰から守る誓いを立てている。
本来、京都神鳴流は、関西呪術協会と深い関係があるので、
関東魔法協会側についたことにより「裏切り者」として扱われている。
ネギと仮契約している。
6登場人物:04/08/16 20:34 ID:Qvbo5FCA
宮崎 のどか

麻帆良学園中等部2&3年A組27番
1988年5月10日生(辰年・牡牛座) O型
好きな物: 本に囲まれること。本の整頓。
嫌いな物: 男の人。
所属: 学園総合図書委員・図書委員・図書館探検部
ニックネームは「本屋」。性格は消極的で無口。
前髪で顔を隠している「前髪っ娘」だが、実はすごく可愛い。
ネギに魔法で助けられて以来、ネギに好意を寄せていて、修学旅行で告白する。
現在、ネギとは友達づきあいから始めている。
アクシデントでネギとキスをしてしまったため、
偶然にネギの仮契約者になってしまい、後にネギの正体を知ることになる。
夕映やハルナと仲が良い。ハルナと同室。
従者のときの専用アイテムは、人の心の表層を読むことができる本。
7登場人物:04/08/16 20:34 ID:Qvbo5FCA
綾瀬 夕映

麻帆良学園中等部2&3年A組4番
1988年11月16日生(辰年・蠍座) AB型
好きな物: 読書。
嫌いな物: 学校の勉強。
所属: 児童文学研究会・哲学研究会・図書館探検部
感情を出すのが苦手なため、
常に冷静沈着で無表情だが、意外と突っ込みタイプ。
クラスの女子のことは「アホばかり」と思っている。
変なジュースを愛飲しており、味覚が変わっている。
頻繁に水分補給をしているため、トイレが近い。
神社仏閣仏像マニア。
修学旅行中のゲーム以来、ネギのことを意識し始めているようである。
ハルナやのどかと仲が良い。
2年A組のバカ五人衆(レンジャー)のリーダー(バカブラック)
ネギの正体を知っている人間の生徒の一人。
8登場人物:04/08/16 20:35 ID:Qvbo5FCA
朝倉 和美

麻帆良学園中等部2&3年A組3番
1989年1月10日生(巳年・山羊座) O型
好きな物: 大スクープ。人情話。カメラ。
嫌いな物: 巨悪。
所属: 報道部(突撃班)。「まほら新聞」記者。
通称「麻帆良パパラッチ」。
3−Aの人間データベースで、情報収集能力に長けている。
成績優秀にして、クラスNo.4の巨乳(バイーン級)。
「まほら新聞」(内線 B09-3780)を発行している。
常にカメラを持ち歩き、世界的なスクープを探している。
スクープのためなら、変装もするし、体も張る。
学園内は自転車を使って移動しているようである。
メガネをかけることがある。
自分のホームページを持っている。
彼氏のいない生徒をノー天気と評しているので、彼氏がいる模様。
千鶴と同室のようである。夏美とも仲が良いようである。
ネギの正体を知っている人間の生徒の一人。

早乙女 ハルナ

麻帆良学園中等部2&3年A組14番
1988年8月18日生(辰年・獅子座) B型
好きな物: お茶会。修羅場。
嫌いな物: 爬虫類。締め切り。
所属: 漫画研究会・図書館探検部
ペンネームは「パル」。メガネっ娘。
噂話に尾ひれを付けて大きくする癖があるらしい。
似顔絵が得意。夕映やのどかと仲が良い。のどかと同室。
9登場人物:04/08/16 20:35 ID:Qvbo5FCA
長瀬 楓

麻帆良学園中等部2&3年A組20番
1988年11月12日生(辰年・蠍座) O型
身長177cm 体重? B89 W69 H86
好きな物: のんびりすること。
嫌いな物: カエル
好きな場所: 高い木の上
好きな食べ物: プリン。おにぎり(たらこ)。
所属: さんぽ部
甲賀忍者(中忍)で、運動神経と動体視力が良い。
本人は忍者であることを否定している。
土日は寮を離れて、山で修行している。
なぜか、いつも目を細めている。
巨乳(ボイーン級)。ブラの代わりに「さらし」を愛用している。
第一人称は「拙者」で、話言葉の語尾に「ござる」を付ける。
携帯電話の着メロは、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」。
2年A組のバカ五人衆(レンジャー)の一人(バカブルー)
風香・史伽と同室。
ネギの正体を知っている人間の生徒の一人。
10登場人物:04/08/16 20:36 ID:Qvbo5FCA
龍宮 真名

麻帆良学園中等部2&3年A組18番
所属: バイアスロン部(外部)
実家は龍宮神社(学園内にあるらしい)で、そこで巫女のバイトをしている。
ガンやライフルを扱う狙撃の名手で、弾丸には霊的な術を施すこともできる。
刹那とは、たまに魔物退治の仕事を一緒にする仲。
ビジネスライクに徹していて、金銭面はシビアなようである。
色黒。巨乳(ボーン級)。彼氏不明。
ネギの正体を知っている人間の生徒の一人。

古 菲

麻帆良学園中等部2&3年A組12番
1989年3月16日生(巳年・魚座) A型
身長151cm 体重秘密 B78 W56 H80
好きな物: 修行。強い男。
嫌いな物: チャオとハカセの新発明
好きな場所: 中央アジア。シルクロード。道場。
好きな食べ物: 肉まん
所属: 中国武術研究会(部長)
運動神経が良く、中国拳法を駆使する。
話言葉の語尾に「アル」を付ける。
2年A組のバカ五人衆(レンジャー)の一人(バカイエロー)
ネギの正体を知っている人間の生徒の一人。
11登場人物:04/08/16 20:36 ID:Qvbo5FCA
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

麻帆良学園中等部2&3年A組26番
生年月日不明(年齢は100歳を超えている) 血液型不明
好きな物: 茶々丸の入れるお茶。日本の景色。囲碁。
嫌いな物: ニンニクと(野菜の)ネギ。授業。
所属: 囲碁部・茶道部
得意技: 氷の攻撃魔法
真祖(最強種族の吸血鬼)にして歴戦の最強の魔法使い。
中学生には見えないほど小柄だが、元々現在のような容姿だった。
15年前まで、「人形使い」「闇の福音」「不死の魔法使い」と呼ばれていて、
魔法界で600万ドルの賞金をかけられていた犯罪者だった。
ナギに好意を寄せて追っかけをしていたが、
彼にかけられた「登校地獄」という変な呪いによって魔力を極限まで封じられて、
15年前から麻帆良学園の中等部に在籍しながら警備員の仕事をしている。
(学園都市内に結界を張っていて侵入者の探知をしている。)
満月の前後以外はただの人間になってしまうが、
人間の血を吸うことにより、ある程度の魔力を戻すことはできる。
自分にかけられた呪いを解くために、以前は血縁者であるネギの血を狙っていたが、
ネギに好感を持ち始めたことにより留まっている。
魔法薬を触媒にして防御魔法を使うことができる。
蝙蝠で作ったマントで空を飛ぶことができる。
人間の心を読むことができる。昼間は眠くなる。泳げない。
不死身だから、治癒系の魔法は苦手。
学園都市内の一戸建て(桜ヶ丘4丁目29)に茶々丸と住んでいる。
12登場人物:04/08/16 20:36 ID:Qvbo5FCA
絡繰 茶々丸

麻帆良学園中等部2&3年A組10番
2001年1月3日完成 2001年4月1日起動(巳年?・牡羊座?)
好きな物: ゼンマイを巻いてもらうこと。お茶汲み。
嫌いな物: 特に‥‥
所属: 茶道部・囲碁部
得意技: ロケットデコピン
エヴァンジェリンの「※魔法使いの従者(ミニステル・マギ)」。
(初代従者は、「チャチャゼロ」という操り人形だった。←現存中)
エヴァンジェリンの命令には絶対服従のロボット。
完成当初、動力は外部電源式だったが、現在はゼンマイ式である。
話すことができる。背中や足裏の噴射で空を飛ぶことができる。
指からコンピュータ接続用プラグを出して操作することができる。
腕を噴射で飛ばして、有線操作することができる。
飲食することはできない。
戦闘中であっても礼儀正しい。
奉仕精神に溢れていて、子供や年寄りに親切なため、街の人気者である。
毎日、野良猫にエサを与えていて、動物にも好かれやすい。
彼女の立てるお茶はエヴァンジェリンのお気に入りである。
工学部(内線 A08-7796)にいることが多いらしい。
13登場人物:04/08/16 20:37 ID:Qvbo5FCA
雪広 あやか

麻帆良学園中等部2&3年A組29番
1988年7月5日生(辰年・蟹座) O型
好きな物: ネギ先生。花。純真無垢な少年。
嫌いな物: 暴力的で無法者な人。
所属: 2&3年A組のクラス委員長・馬術部・華道部
雪広財閥の次女。(つまり、姉がいる。)
容姿端麗、頭脳明晰(学年4位)。
武芸百般で様々な段位を取得しているらしい。
クラスの連絡網は彼女から始まる。
ショタコンの気があり、ネギのことがとても気に入っている。
幼い頃に亡くなった弟の面影をネギに重ねている。
いつも明日菜と対立しているが、お互い口には出さない親友同士である。
明日菜と並んで色々出しゃばるので、高等部の間でも有名人である。

佐々木 まき絵

麻帆良学園中等部2&3年A組16番
1989年3月7日生(巳年・魚座) O型
身長152cm 体重秘密 B72 W53 H75
好きな物: 新体操命。ネギ君。カワイイもの。
嫌いな物: ぬるぬるしたもの(納豆とか)
好きな色: パステルピンク  好きな場所: 世界樹の丘
好きな食べ物: いちご
所属: 新体操部
いつも持ち歩いているリボンを使って、遠くの物をつかむことができる。
自称、経験豊富なお姉サマ。弟がいるらしい。
亜子・裕奈・アキラと仲が良い。
2年A組のバカ五人衆(レンジャー)の一人(バカピンク)
「ネギま」のインタラクティブ性(双方向性)を象徴する人物。
全然活躍がない第1話の人気投票で、断トツになるほど第一印象が良い。
14登場人物:04/08/16 20:38 ID:Qvbo5FCA
明石 裕奈

麻帆良学園中等部2&3年A組2番
1988年6月1日生(辰年・双子座) A型
好きな物: お父さん(明石教授)
嫌いな物: かっこ悪い服。はみ出たシャツ。だらしない生活習慣。
所属: バスケットボール部(弱いらしい)
騒ぎに必ず関わろうとする元気な女の子。
クラスではリアクションを担当することが多い。
まき絵・亜子・アキラと仲が良い。

和泉 亜子

麻帆良学園中等部2&3年A組5番
1988年11月21日生(辰年・蠍座) A型
好きな物: 可愛いバンソーコー。洗濯。
嫌いな物: 血。けんか。
所属: 保健委員・男子中等部サッカー部マネージャー
気が弱く、お人良しだが、運動能力は高い。
口調は関西弁。右脇腹に謎の傷痕がある。
2003年3月に、卒業生の先輩に告白したがフラれて、現在彼氏なし。
まき絵・裕奈・アキラと仲が良い。

大河内 アキラ
麻帆良学園中等部2&3年A組6番
所属: 水泳部
寡黙。運動能力は高い。
水泳部のエースで、高等部からも期待の声がかかっている。
彼氏はいない。
まき絵・亜子・裕奈と仲が良い。
15登場人物:04/08/16 20:38 ID:Qvbo5FCA
長谷川 千雨

麻帆良学園中等部2&3年A組25番
1989年2月2日生(巳年・水瓶座) B型
好きな物: 小さくムダのない機械(サブノートPCなど)
嫌いな物: 人ゴミ。予想のつかない事象。
所属: なし(帰宅部)
協調性が全くない。クラスの女子のことは「ガキ」と思っている。
学校では目立たないようにしているが、裏の素顔は、
インターネット界を牛耳るスーパーハッカーにしてNo.1ネットアイドル。
ハンドルネームは「ちう」。
HP「ちうのホームページ (www.chi-u.co.jp)」を運営している。
視力は1.2あるが、メガネなしで人に会うのは苦手なため普段はかけている。
16登場人物:04/08/16 20:39 ID:Qvbo5FCA
鳴滝 風香

麻帆良学園中等部2&3年A組22番
1988年12月6日生(辰年・射手座) A型
好きな物: いたずら。甘いもの。
嫌いな物: ゆうれい。じっとしてること。
所属: さんぽ部
史伽の双子の姉 ツインテールヘア。ツリ目。いたずらっ娘。
中学生には見えないほど小柄。おませさん。
楓に指導により忍術の技が使える。自称「甲賀忍群」。
得意技は双子を利用した史伽との「鳴滝忍法 分身の術」。
楓・史伽と同室。

鳴滝 史伽

麻帆良学園中等部2&3年A組23番
1988年12月6日生(辰年・射手座) A型
好きな物: そうじ。甘いもの。
嫌いな物: 毛深くて長いもの(毛虫とか)
所属: さんぽ部・美化委員
風香の双子の妹 タブルシニヨンヘア。タレ目。恥ずかしがり屋。
中学生には見えないほど小柄。
楓に指導により忍術の技が使える。自称「甲賀忍群」。
得意技は双子を利用した風香との「鳴滝忍法 分身の術」。
楓・風香と同室。
17登場人物:04/08/16 20:40 ID:Qvbo5FCA
椎名 桜子
麻帆良学園中等部2&3年A組17番
1988年6月9日生(辰年・双子座) B型
好きな物: カラオケ、クッキとビッケ(飼い猫)
嫌いな物: ゴキブリ(猫が見せに来るのがイヤ)
所属: ラクロス部。まほらチアリーディング。
元気な女の子で、クラスのムードメーカー的な存在。
スタイルには自信があるらしい。
ネギが王子だという噂を信じている。
ギャンブル運が強い。
小学校の時から麻帆良学園にいて、明日菜やあやかとも付き合いが古い。

柿崎 美砂
麻帆良学園中等部2&3年A組7番
1988年5月15日生(辰年・牡牛座) O型
好きな物: プルーン、ショッピング(毎週末都心に)
嫌いな物: 炭酸飲料
所属: コーラス部。まほらチアリーディング。
洋裁が得意?
彼氏がいる。

釘宮 円
麻帆良学園中等部2&3年A組11番
1989年3月3日生(巳年・魚座) AB型
好きな物: まつ屋の牛丼、シルバーアクセ、洋楽(最近はアヴリルラヴィーン)
嫌いな物: ナンパしてくるチャラい男、
自分のハスキーっぽい声がちょいコンプレックス
所属: まほらチアリーディング
チアリーディングの中では、桜子と美砂の歯止め役になっている。
18登場人物:04/08/16 20:40 ID:Qvbo5FCA
那波 千鶴

麻帆良学園中等部2&3年A組21番
所属: 天文部
左目に泣きボクロあり。巨乳(バイーン級)
和美と同室のようである。夏美とも仲が良いようである。

村上 夏美

麻帆良学園中等部2&3年A組28番
所属: 演劇部
自分のスタイルにコンプレックスを持っているらしい。
和美や千鶴と仲が良いようである。
19登場人物:04/08/16 20:41 ID:Qvbo5FCA
超 鈴音

麻帆良学園中等部2&3年A組19番
所属: お料理研究会・中国武術研究会・ロボット工学研究会・
    東洋医学研究会・生物工学研究会・量子力学研究会(大学)
勉強・スポーツ・お料理、何でもござれの無敵超人。
実家が中華料理店? 朝、教室内で中華饅頭を売り歩いている。
イギリスにも肉まんを広める野望を持っているようである。
茶々丸のプロジェクトに加わっているらしい。
学年トップの成績の持ち主。彼氏はいない。

葉加瀬 聡美

麻帆良学園中等部2&3年A組24番
所属: ロボット工学研究会(大学)・ジェット推進研究会(大学)
研究以外に興味なし。あだ名は「ハカセ」。メガネっ娘。
茶々丸のプロジェクトに加わっていて、メンテナンスも担当している。
学年トップクラスの成績の持ち主。彼氏はいない。

春日 美空

麻帆良学園中等部2&3年A組9番
所属: 陸上部
シスター服で登下校している。キリスト教徒らしい。
20登場人物:04/08/16 20:41 ID:Qvbo5FCA
四葉 五月

麻帆良学園中等部2&3年A組30番
所属: お料理研究会 給食委員
チャオと仲が良いようである。(よく肉まん売りを手伝っている。)

ザジ・レニーデイ

麻帆良学園中等部2&3年A組31番
所属: 曲芸手品部(外部)
ピエロ?
手品に使うため、何匹か動物を飼っている。

相坂 さよ

麻帆良学園中等部2&3年A組1番
いまだに本編に登場しない謎の少女。
出席番号や座席があるのに、なぜか誰も彼女について触れることはない。
名簿では、他の生徒と違う制服を着ていて、
「1940〜」「席、動かさないこと」という謎の言葉が記されている。
幽霊ではないかという噂がある。
21登場人物:04/08/16 20:42 ID:Qvbo5FCA
ネギ・スプリングフィールド

1994年生まれ AB型
好きな物: お姉ちゃん。ハーブティ。アンティーク(杖)。
嫌いな物: お風呂。一人で寝ること。
所属: 麻帆良学園本校中等部教育実習生。2003年4月2日より中等部英語科教員。
得意技: 風の魔法
メルディアナ魔法学校2002年度首席。
ナギに憧れて、「※立派な魔法使い(マギステル・マギ)」を目指す魔法使いの少年。
修行のため、麻帆良学園中等部で英語教師をしている。
2&3年A組の担任でもある。
「※魔法使いの従者(ミニステル・マギ)」になる女性パートナーも探している?
修行中の身なので、あまりたくさんの魔法は使えない。風の魔法が得意。
ナギからもらった長さ1.5mはある魔法の杖を
いつも背中に背負って持ち歩いている。
くしゃみをすると突風が起きる。顔相を見ることができる。風呂嫌い。
オックスフォード大学卒業程度の語学力がある。
日本語は3週間でマスターした。
両親はおらず、姉に育てられた。祖父はメルディアナ魔法学校の校長。
女子寮の明日菜と木乃香の共同部屋(643号室)に居候している。
姉と一緒に寝ていた癖が抜けず、いつも明日菜のベッドに入り込んで寝ている。
22名無しさん@ピンキー:04/08/17 01:30 ID:djUr1gKr
新スレたておつ。
23DT60V ◆tsGpSwX8mo :04/08/17 08:37 ID:s9YTJvNh
おお!8スレが立ってる。
乙です。
24名無し:04/08/17 12:21 ID:+yeU9fAs
8スレ乙!
25名無しさん@ピンキー:04/08/17 13:22 ID:1z1B1awI
26名無しさん@ピンキー:04/08/18 08:47 ID:wM1QXZac
27名無しさん@ピンキー:04/08/18 12:58 ID:fVJPR3nb
>>26
宣伝乙
28名無しさん@ピンキー:04/08/18 22:39 ID:+MsjtAH+
このせつ試作

「…ぁぅ…あ、あのっ、お嬢、様…あんまり、見られると…」
「見られると?なぁに?」
にやける顔を必死に我慢するこのか。
自分でもいじわるだと分かっている。それでも、、
「せっちゃん…ちゃんと言わんと、わからへんよ?」
「ぅぅ…」
ふし目がちに無言で抗議する刹那。
しかし、このかがニヤニヤしているのを見ると敵わないと思ったのか。

「っ…その、私…こんな身体、女の子らしくない、から…
 お嬢様が、ぇと、がっかりするかな…って…」

「えっ…」
このかまでつられて赤面。カァッという擬音がピッタリだ。
”こんなのって、せっちゃん…反則やわ…”

----相手もなかなかの強者。
  初々しい反応を楽しんでたはずが、
  逆にこのかの理性をガリガリと削っていく。
  
  たしかにまだ女の身体、とはいえない。
  白い肌、幼い胸、すらりとした手足は少女のそれに形容した方が当てはまる。
  それでもこのかのストッパーを壊すのには十分なプラスだ。
  
  まぁ、言った本人にそのようなつもりはないのだが----
29名無しさん@ピンキー:04/08/18 22:41 ID:+MsjtAH+
「…せっちゃん、気にしてたん?」
え?と俯いてた顔を上げる刹那。
「そなこと思てへんよ?とってもきれいやわ…」
ぇ、ぁぅ、と言葉にならない声が漏れる。
刹那の顔を染めていた羞恥の赤が、瞬く間に耳元まで広がっていく。

愛しさから、このかがクスっと微笑みをこぼす。

「せっちゃん…もう、ええ…よね?」
「ぁ、お嬢、さま…」
刹那の頬に手を添え、顔を近づけるこのか。
コクッと喉を鳴らし、真っ赤な顔で、そっと、小さくうなずく。
「でもね?せっちゃんにはやっぱり…」
「?……あ。すみません…」
少し照れたように笑う刹那。

はぁ、と小さく息を吐くと…

「うん。このちゃん…その、しましょうか…」

そう呼ばれると、満足そうににへ、と微笑うこのか。
「へへ、せっちゃん…大好き…」

自然、唇が合う。最初からそこに距離など無かったかのように。


こんな駄文でよければがんがるが。
30名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:18 ID:aMMPYhCK
>>29
Come on!!
31名無しさん@ピンキー:04/08/19 19:05 ID:t2MjVqoq
>>29
Bingo!!
32+MsjtAH+:04/08/20 00:06 ID:YgJnPsQw
>>29の続き、というかプロローグみたいな。


まったく。もう訳が分からない。
お嬢様の護衛として麻帆良に来てから。
ソレこそ色々あったが、こんなに混乱したのは初めてだ…
もう頭の中がパニックだ。脳みそが洗濯機にかけられてる。
お陰で混乱どころか、きれいさっぱり真っ白だ。

それもこれも、学園長や明日菜さんが悪い…ワケじゃないけど。
いや、結果的に良いのかもしれないけど…私にしてみれば。
だってこんな、何だっていきなり、第一…

「せっちゃん?何ぼっ〜としてるん?」
「えっ!?いえあの、私…」
「ん?遠慮せんでもええよ。今日からうちらの部屋なんだからっv」

そう。イチバン頭を混乱させるのは。
お嬢様と一緒に住むことになってしまった、ということだ…
33名無しさん@ピンキー:04/08/20 00:47 ID:OMeG8Jlh
>>32
待ってますたよー
ところで>>28-29とは違って刹那視点になってるのはこのプロローグだけでしょうか?
34+MsjtAH+:04/08/20 07:26 ID:YgJnPsQw
>>33
一応どっちもというか、
途中で変わったりする予定でつ。
まだ書いてみないと何とも(;´∀`)
35名無しさん@ピンキー:04/08/20 11:34 ID:JwzDULrE
ついにこのせつキターーーーーーーー!!!!
続き楽しみに待ってます!
36名無しさん@ピンキー:04/08/20 12:45 ID:gqi17Nld
久しぶりに来てみたら、何だこの良スレ化は!!
最高ですよ+MsjtAH+タソ
ついにこのスレに救世主が降り立ちましたよ!!
応援しますからガンガって下さい orz
37+MsjtAH+:04/08/20 13:42 ID:ZprIvf8V
このせつの甘系はあまり無かったので、
この際、漏れが書こうかと。
ちなみにふたなりではありません。
以外に好評でヨカタです…
SS書くのは初なので進行も遅いです(;´∀`)
なので他の職人さんも、気にせず良SS投下おながいしまつ。
続きは書き途中。今夜落とせる希ガス…
未熟なりにがむばってみまつ。。
38+MsjtAH+:04/08/20 19:23 ID:xin1IMk/

「桜崎さ〜ん!」

その日の授業も終わり、帰り支度をしていった刹那。
が、教室を出る前に亜子に呼び止められた。
ちょいちょい、と廊下を指さす亜子。
出てみると、待っていたのはしずな先生だった。
”話は京都での件か…”
などと推測を立ててみる。
というのも、しずな先生が呼びに来る時は
決まって学園長直々の話が多い。
いつもの事だ、とたいした風もなく、しずな先生の後に付いていく。

----また一騒動起こるとも知らずに…
39+MsjtAH+:04/08/20 20:25 ID:xin1IMk/
「ふむ、話というのはじゃな…このかについてでな。」
「お嬢様、ですか?」

とは言ってみるが、内心分かってはいた話である。
さして驚いた風もなく、続きを聞く刹那。

「そうじゃ。京都での話じゃが。
 無事に帰れはしたが、全体としてみると…まぁ言わんでも分かるじゃろう。」

…確かに、全員無事、ネギ先生は親書を長に渡し、一件落着だが。
 一部ではあるが危険な状態にも陥ったし、綾瀬さんや朝倉さんにはネギ先生の正体もバレてしまった。
 何より、油断していた事は…

「そうじゃ、関西呪術協会。
 まぁ派手に事を動かしてくれたもんじゃ、まったく。
 じゃが、あちらが強硬手段をとるのは容易に予想出来たはずじゃった。
 よって、こちらにも大きな非があるワケじゃ。」

まぁ実際、手を出してきたのは協会の一部なのだが。

…わかっている。自分の認識の甘さでお嬢様を危険な目に遭わせてしまった事。
 反省した、じゃ済まされない…

「その事でしたら、私も身に染みています。
 …お嬢様の事でしたら、責任はすべて私にあります…」
40+MsjtAH+:04/08/20 20:29 ID:xin1IMk/
「ちと待ちなさい、早とちりするでない。
 まぁワシとてあちらを甘く見ていた。決して君一人の責任ではないぞ?
 フォフォ、責任感がありすぎるのも困りものじゃて…
 このか一人の被害ではないわけじゃろう。まったく、ワシだって酷い目に…ぷんすか」

…?だったら、このことで呼び出したりしないはず…
「でしたら、今日の用件は…?」

よっぽどハンコ地獄が堪えたのか、
もう一度婿殿にはキツく言わんと、などと物騒な事を言っている学園長と、
そんな事より、と話の核心を急く刹那。

「フォ、そうじゃった。
 まぁ何時また奴らが手を出してくるやも知れんのでな、
 刹那ちゃんには今まで以上に護衛をがんばってもらおう、という事でのぉ。」
「はっ。それなら長の命でもありますし、これまで以上---」
「これ、だからそんなに急ぐでない。話は最後まで聞くもんじゃ。」

学園長の話はいっこうに先が見えない。
むっ、と正直少しイライラしてきたようだ。

「学園長、単刀直入にお願いします。」
「フォ、それなら。」
ゴホン、と咳払いをすると、

「今日から、このかと一緒の部屋で住んでもらう事にしたのでな。がんばってくれたまえ。」


「--------------へ?」
41+MsjtAH+:04/08/20 20:31 ID:xin1IMk/
思わず気の抜けた声を上げてしまう刹那。

「…一緒にって、誰が?」
「君じゃよ。」
「…誰と?」
「…ワシの孫娘の近衛木乃香じゃ。知らないとは言わんでほしいのぉ。
 ちなみに都合上、二人っきりなのでな。覚えておくように。」



「-----------------ええええぇぇぇ!!!???」

奇声を上げつつマッハで壁に張り付く少女剣士。
それこそそのまま壁をブチ破っていたんじゃないか、という勢いで。
放たれた声に、窓ガラスがビリビリと悲鳴を上げる。ちなみに音響設備は置いてない。
さらにそれを『フォフォフォ』で済ます老人はいったい何者だろう。
42+MsjtAH+:04/08/20 22:25 ID:xin1IMk/

「フォ、神鳴流は衝撃波も使えるとは。老体にゃこたえるわい。」
「ででででもっ!なんでそんな、私とこのちゃ…いえ、お嬢様が!
 だって、わ、私なんかと、ぇぅ、なんで、一緒に、えぇと…!」
「まぁ落ち着きなさい、一緒といっても今までと同じ寮じゃ。
 引っ越すのは君じゃ、このかの部屋に移ってもらうが…
 問題ない、荷物はもう運んである。」
「問題ありますっっ!!」

ダンッと机が揺れる。手をたたきつけて抗議するが、、

「ほう、問題とな。たとえば?」
「えっ…そ、それはその、いきなりすぎるじゃないですか!
 それに、ええと、あっ、明日菜さん達はどうするんですかっ!」
「ふむ、『単刀直入に』と言ったのは誰じゃったかのう?」

うぅ、と反論できず言葉を飲む。
刹那優勢の時代は枯れたように萎れていく。

「それにのぉ、二人っきりというのは明日菜ちゃんが言い出した事でな。」
「…明日菜さんが?」
43+MsjtAH+:04/08/20 22:47 ID:xin1IMk/
---そうじゃ。最初にこのかと明日菜ちゃんにどうかと聞いたんじゃが---

「せっちゃんが!?やったぁ〜!」
「刹那さんが、ねぇ…ふぅ〜んw」
「?どうしたん、アスナ?あ、せっちゃん来るから嬉しいん?」

「あのねぇ、このか…あたしとネギは刹那さんトコに移ろうと思うんだけど?」
「へ?なんで?」
「ん〜、やっぱりこの部屋に四人はきついと思うしさぁ…」

「それなら大丈夫ですよ!良い魔法知ってます!ラス・テル・マ・スキむ・むごごごおぉ!?」

「あ、あとさ!刹那さんが護衛なんだからさ!あたし達は他のトコを見回るから!」
「アスナ、手ぇ離した方が…ネギ君がなんや蒼くなってるんやけど…」

「っぷは!や、やっぱりこの部屋を拠点にして活動した方が、連絡とか便利ふぐうぅ!?」

「と、とにかく!あたしらは移るから!刹那さんと二人きりだよ、うれしくないの?w」
「う、ん。うれしいけど…何でネギ君、白目むいてるん…?」
44+MsjtAH+:04/08/20 22:50 ID:xin1IMk/
「…というわけなんじゃが…」

…悪い予感は当たると言うが、ココまで実現すると神懸かっているのでは。
 あぁ、どうしてこうも次々と問題がつもってくるのか。
 龍宮のツケも払っていないっていうのに…

「まぁ、荷物はこのかの所にあるから。今日はもう帰りなさい。
 どうせなら、アスナちゃんの引っ越しを手伝ってやりなさい…フォ!?」

学園長の机がガコンと二つに割れる。私が叩いた所から折れているのは気のせいだろう。

「…分かりました。今日の所は帰ります…ええ、アスナさんにもたっっぷり話がありますから…」
言うが疾風のごとし。部屋には学園長としずな先生だけだ。

「…あ〜、しずな先生…とりあえずお茶をもらえんかね?」

---刹那が寮に着くのは、ちょうど夕日が沈む頃だろう---
45+MsjtAH+:04/08/20 22:53 ID:xin1IMk/
とりあえず今日はここまで…

うう、全然エロくないですね…
もーちょいこんなのが続きそうです。

スレ汚しスマソ。
46名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:27 ID:8pAJHnOj
>+MsjtAH+氏
良い感じデスヨー。その調子でガンガってください!!
47+MsjtAH+:04/08/21 00:47 ID:QwK6Ttr1
(もうちょい書けたので落としまつ。)

一方、寮では…

「ふぅ…アスナさん、これで全部ですか?」
「アンタ、早くしなさいよ!刹那さんが帰って来ちゃうでしょ!?」
「何ですかぁ?学園長が来たときから、アスナさんなんか変ですよ…?」

ブツブツと文句を言いながら引っ越しの荷物を片づけるネギ。と…

「はっ!殺気!?まさか関西呪術協会…!?」
「うそ!?ネギ、相手はどこ!?」

ネギに返事はない。ただ明日菜を愕然としてみている。
「ネギ!?どうしたの、まさかもう近くに…?」
「…ア、アスナさん、後ろ…」
---いや、正確には、アスナの背後の人物を見ているようだ。
  なにやら黒いオーラを発している人物を---
48+MsjtAH+:04/08/21 00:47 ID:QwK6Ttr1

「………」
「せ、刹那さん…お、お帰り〜!なんて、はは…」
フレンチな挨拶を交わしてみるが、どうやら不発。相手に動きなし。

「…どういう事ですか…」
「な、なんのことかなぁ?ねぇネギ?」
「とぼけないでくださいっ!お嬢様と二人きりなんて!」
「え〜?刹那さん、うれしくないの?」
「っ!こんな…急に、私、どうしていいか…!」
「いいからぁ。ほら、このか、ずっと待ってるんだよ?」

そういうとアスナはドアの方に刹那をぐいぐいと押していく。
「なっ待っ…私まだ準備が…!」
「な〜にいってんの。ホラ!」
ガチャッ、とドアが開くと。

「あ、せっちゃん…」
「あ、お嬢様…」
と、同時にそんな事を言う二人。

「じゃっ!二人ともおやすみ!」
「えっ、ちょっと待っ--」
言うが早いが、ドアを閉める明日菜。
49+MsjtAH+:04/08/21 00:48 ID:QwK6Ttr1

「………」
「せ、刹那さん…お、お帰り〜!なんて、はは…」
フレンチな挨拶を交わしてみるが、どうやら不発。相手に動きなし。

「…どういう事ですか…」
「な、なんのことかなぁ?ねぇネギ?」
「とぼけないでくださいっ!お嬢様と二人きりなんて!」
「え〜?刹那さん、うれしくないの?」
「っ!こんな…急に、私、どうしていいか…!」
「いいからぁ。ほら、このか、ずっと待ってるんだよ?」

そういうとアスナはドアの方に刹那をぐいぐいと押していく。
「なっ待っ…私まだ準備が…!」
「な〜にいってんの。ホラ!」
ガチャッ、とドアが開くと。

「あ、せっちゃん…」
「あ、お嬢様…」
と、同時にそんな事を言う二人。

「じゃっ!二人ともおやすみ!」
「えっ、ちょっと待っ--」
言うが早いが、ドアを閉める明日菜。
50+MsjtAH+:04/08/21 00:49 ID:QwK6Ttr1

さて、玄関に立って見つめ合う二人。
「………あの、お嬢さ、ま。」
あ、どうしよう、何か言わないと、でも、あう、ほら、早く。
何か。早くしないと。早く。ほら、もうお嬢様が、飛んで来---
---------飛んで?---------

「-----せっちゃん…」
ふわっ、と刹那に抱きつくこのか。
「…おかえりっv」

プシュゥ。
あ。頭から湯気が。
ドサッ。

----『きゃー!せっちゃん大丈夫!?』
  部屋の中から、人の倒れる音と一緒にそんな悲鳴が。
  
  「ア、アスナさん!刹那さんが…」
  「いいの、このかが居るから大丈夫でしょ♪ほら、お邪魔になるから帰るよ!」
  
  満足したのか、しししっ、と笑いつつ、そそくさと帰っていく明日菜であった----
51+MsjtAH+:04/08/21 00:51 ID:QwK6Ttr1
二重スマソ。
とりあえずこんな感じで勘弁してください(;´∀`)
52xyz:04/08/21 03:09 ID:Fz9iKcOL
このせつGOOD!w(ぉ

ってか初めてとは思えない文章のでき・・・ww
期待の新人作家!?♪(ナニ
53名無しさん@ピンキー:04/08/21 05:12 ID:4ZdR1tsk
別にエロばかりでなくても純粋に読んでて気分のいい作品なら問題ない、むしろそういうのが読みたかった!!
熱く激しく期待
54名無しさん@ピンキー:04/08/21 09:51 ID:Hk/e6iFr
>>53
要は座薬イラネってことだな
55名無しさん@ピンキー:04/08/21 10:42 ID:3wcCWxBA
>>54
欲張りかもしれんが両方欲しい
56+MsjtAH+:04/08/21 12:46 ID:QwK6Ttr1
>>38
桜崎→桜咲
ですたね・・
ミスっちまいますたTT
57名無しさん@ピンキー:04/08/21 20:30 ID:RUnvoHnW
>>56
乙!

つまらん突っ込みを入れるなら「フレンチな挨拶」ではなく
「フランクな挨拶ではないかと思ったり。
58+MsjtAH+:04/08/21 20:56 ID:QwK6Ttr1
>>57
確かにw
凡ミス多いでつね。

めげずにガンガります(_ _)
59名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:07 ID:2vvhs6mM
あれ?・・・・・・・・・
どうしたの、この和やかな空気は?
投下されてるSSは、キュンとくる良作・・・・

結局、グダグダ言ったのって、早漏の自演だったって事か・・・・
60名無しさん@ピンキー:04/08/22 00:34 ID:SL0EDB4o
「素晴らしい!素晴らしいよムスカ君!」

ラブラブこのせつ、待ってたですよ。
やっぱりこの攻めせつ受けだと私も思うですよ。
しかも、移動したアスナとネギの方にも期待できる展開ですだよ。
続きが楽しみで楽しみで待ちきれないですだよ。
61+MsjtAH+:04/08/22 00:50 ID:82fu7dvW
>>60
「ははは!スレがゴミのようだ!」
と言われなくてヨカータでつw

今後の展開を思案中です。
62名無しさん@ピンキー:04/08/22 02:43 ID:j4GzhDhm
読んでるこっちが痛くなるようなのより、リリアンにガムシロ放り込んで煮詰めたような
昔の少女漫画みたいな、よんでてこそばゆいようなのが良いな。
63名無しさん@ピンキー:04/08/22 07:31 ID:Mpl8QMk5
>>62
(・∀・)ソレダ!!
64名無しさん@ピンキー:04/08/22 07:39 ID:RU6JbwUp
アイディアが枯渇して幾歳月…なんかネタないっすか?
65名無しさん@ピンキー:04/08/22 13:37 ID:3FaTEqXY
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1088827910/
ここのネタを借りて膨らますとか。
66名無しさん@ピンキー:04/08/22 23:15 ID:Mpl8QMk5
このせつ期待
…あ、でも無理はしないでね。作者様のペースが一番大事だから
67名無しさん@ピンキー:04/08/23 00:33 ID:0lKcxrWM
前スレの>>377にあったエヴァ母親説の設定を借りて書いてみる
68名無しさん@ピンキー:04/08/23 10:46 ID:zXc3We81
エヴァ母親ネタか・・・
エヴァがナギの子供を産んでいるとして、その子供が
必ずしもネギである必要はないと思ってる俺はやっぱり変なんでしょうか。

でも>>67さんには期待
もちろん+MsjtAH+さんにも。ラブラブで甘甘なの大好きです。がんがれー 
6968:04/08/23 10:51 ID:zXc3We81
sage忘れたorz
70名無しさん@ピンキー:04/08/23 13:37 ID:gwUMmWwv
ちびせつな×カモマダー?
71+MsjtAH+:04/08/23 22:06 ID:/j7ydZwg
…トントントン、とリズミカルな音が部屋に響く。
トントン、サクッ、グツグツ。
じゅ〜っという音と、肉の焼ける良い香りがする。

ふん、ふん、ふふ〜ん♪ んん〜♪
鼻歌交じりにこのかが夕食を作っている。

+ -------------- +
  『せっちゃん?何ぼっ〜としてるん?』
  『えっ!?いえあの、私…』
  『ん?遠慮せんでもええよ。今日からうちらの部屋なんだからっv

   とりあえず、せっちゃんは何が好き?』
  『ええっ!?すきって、や、そんないきなり…わわ、私が好きなのは…』
  『?じゃあ野菜とかも平気なん?』
  『いえ、野菜じゃなくてっ…え?』
  『だからご〜は〜ん!嫌いなモノあらへん?』
  『あ…夕食ですか…。』
+ --------------- +

…そんな事があり、夕食を手伝う事になった刹那。
自分から手伝うといったものの、料理は得意ではない。
少し後悔していると、

「じゃあ、サラダの続き、お願いしてもええ?」
まな板の上には切りかけのトマトやらが転がっている。
「あ、包丁なら…何とかなりそうです」
「あは、せっちゃんて刃物とか強そうやもんねぇw」

自分に手伝える事でホッとするが、刃物が似合う女の子というのもどうだろう…
と内心複雑な刹那であった。
72+MsjtAH+:04/08/23 22:07 ID:/j7ydZwg

”…それに比べて、お嬢様は…家事だって何でも出来るし。
 容姿だって、髪は長いし、それに…”
 
ちらりと横目でこのかを盗み見る。
上機嫌でフライパンを持つエプロン姿は、ドキリとするほどよく似合っている。

「せっちゃん、できたぁ?」
「っっっ!」
思わぬ攻撃に視線を泳がせる。

「ん、じゃ次はコレ、おねがいねv」
すでに皮をむいた人参をまな板にのせるこのか。
刹那の憂き事などまるで気づいていないようだ。

はぁと小さなため息をはきながら、人参を拍子木切りにしていく。
手は無意識で動いているが、まな板に向く目は焦点が合っていない。と…

「!いっっ…っつぅ〜〜…。」
やってしまった、案の定、というかお約束。
人差し指から赤い雫がこぼれる。
「せっちゃん!?」

「あ、いえ、大丈夫ですから。刀傷…じゃない、切り傷は慣れてますから…」
と、作り笑いで寄ってくるこのかを制するが、
「ええからっ!!みせて!」

”はぁ、なんか私ダメだなぁ。剣士としても失格だ…お嬢様にも迷惑かけ…え?”
このかは刹那の手を掴むと、そのまま指を口に含んだ。
73+MsjtAH+:04/08/23 22:08 ID:/j7ydZwg

「っお嬢様!?そんな事しなくても…」
「らめ、がまんひへ!」

ねっとりとお嬢様の舌が絡みついてくる…
柔らかい、少しざらっとした感触がなんだか腕まで這い上がってくるみたい。
指先が痛いような、切ないような感じに眩暈がする。

「……っ、あの、もういいですから…」
そう口にするが、力が入らないし、お嬢様は手を離してくれない…

ちゅ、と指先を吸われ、鼻息が手の甲をなでていく。
顔がカアッと熱くなっていくのが分かる。

「痛くない?」
と心配そうな顔でのぞき込まれる。

「…もう、大丈夫です…洗いますから」
「ん。こっちはやっとくから」
「…すみません…」
「ええってv救急箱、そっちにあるから」

あやまって、急いで逃げる。
これ以上あそこにいたら、また倒れる所だった…
74+MsjtAH+:04/08/23 22:45 ID:/j7ydZwg

「あの、お嬢様…食べないんですか?」
そう呼ばれて、はっとする。
「あれ、ぼ〜っとしてたみたいやわ」
クスリと微笑って、またご飯を食べるせっちゃん。

…あぅ、またせっちゃんの口元に目が行てまう…

あわててウチも食べようとするんやけど、
なんやさっきの、思い出しちゃって…
せっちゃんの、味、やないけど。。


……
………なんか、静かやなぁ…

「…お、お嬢様?」
「な、なに?どうしたん?」
と、せっちゃんがおずおずと話しかけてきた。
「…その、さっきは、有り難うございました…」
「あ、あー…うん。」
…なんやウチ、気の抜けた返事しかできへん…

「…あ、せっちゃん?」
「は、い…なんでしょうか…?」
「えと、あ〜…ご、ごはん、おいしいかな?」
あ、せっちゃん、笑ってる。
「はい。とてもおいしいです」
「へへ。そう?よかったぁ」
…うん、ほんと、よかった…

けど、食べたごはんはほとんど丸飲みで、結局味はようわからんかったなぁ…
75名無しさん@ピンキー:04/08/23 22:49 ID:MftO7YAp
GJ!
76+MsjtAH+:04/08/23 22:50 ID:/j7ydZwg
今回はココまで。
…書いてみたらまた非エロ。
うう、ホント切腹申し訳。。

何とか急いでみまつ。。
77名無しさん@ピンキー:04/08/23 23:08 ID:JoHYdxcx
>>76
いや、エロじゃなくてもいいよ。この展開。
こういうラブラブ・のほほんとした話は個人的に好きだから、応援するぞ。

ちなみに、アスナとネギは刹那の部屋に移動って事は、
龍宮と同じ部屋になるのかな。そっちの話も、少し期待。というかリクエストw

アスナ「京都では助けてくれてありがとう。強いんだね」
龍宮「そういえば、あの時の仕事料を払ってもらうよ。体でね」
アスナ「な?た、龍宮さん?そういう趣味の人なの?」
龍宮「大丈夫。優しくするから。それともネギ先生に払ってもらおうか?
   それでもいいけど」
アスナ「いいんちょと同じ趣味ー!?」
以降、ラブラブな展開…  とかw
78名無しさん@ピンキー:04/08/23 23:08 ID:2DnWe/yM
双方の視点から書かれているのいいですよ。
嬉し恥かし初心者カップルですよ。
料理と食事でこれならば、入浴→着替え→就寝と、
期待と股間のボルテージは高まる一方ですだよ。
今後も大いに楽しみですだよ。
79名無しさん@ピンキー:04/08/23 23:16 ID:V6obr6+s
>>76
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
イイヨイイヨー、もうこれ以上伸びない程首を長くて待ってました!!
もうね、言葉が見つからないよ。素晴らしすぎる内容です!!なんかこう胸の奥から何かがこみ上げてくるような至福感、ホントありがとうございます。
ただ、無理にエチに持ってかなくてもいいですよ。今回みたいなドキドキな展開を小出しして、妄想力をかき立てていただきたい。いきなりエチだと味気ないし、それに至るまでが大事だと思います。

…いや、早い段階でエチにして、それからいろんなプレイってのも…

遅くなりましたがGJ!!これからも期待していますが、無理とかはしないで下さい。
長文スマソ orz
80名無しさん@ピンキー:04/08/24 18:08 ID:41xO1fA0
てか、エロくないはずなのになんなんだこのエロさは。ハァハァ。
このまま寸止めで続いていくのもいいかもしれん。

……いや、やっぱそんなおあずけ耐えられん。
81名無しさん@ピンキー:04/08/24 18:50 ID:2Sz5dJEE
これだよこれ!! この甘々を待ってました!!
漏れ的にはこの流れで木乃香に「誘い受け」て欲しい・・・
が、そんなことはこの際どうでもよし!! 
自分のペースで頑張って下さい。期待してまつ。
82名無しさん@ピンキー:04/08/24 21:58 ID:YDS3astG
ウム、イイヨイイヨー
83名無しさん@ピンキー:04/08/25 18:06 ID:kuveKdMV
PT氏が降臨した時の雰囲気とにてるな。
嵐の予感・・・がする・・。
84名無しさん@ピンキー:04/08/25 18:11 ID:1r2X0RjV
このせつマンセー!
85名無しさん@ピンキー:04/08/25 19:06 ID:SjjJN50I
せつこのマンセー!
86名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:06 ID:VSNpkwri
期待
87名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:44 ID:Rv5Gvx8u
ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
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88+MsjtAH+:04/08/25 22:27 ID:1NZmTfqu

「「ごちそうさまでした」」
と重なる声。そんなこんなで夕食も終わる。
いや、いつの間にか終わっていた、という感じだが。

食器を片づけ、流しに立つこのかだが、
「あ、それなら私が!」
汚名返上、とまではいかないが、少しは役に立っておきたいと思っていた刹那。
「そお?…じゃあ任せちゃおかな?
 じゃあウチ、先にお風呂行ってるえv」
そういってパタパタと出て行くこのか。

パタン、とドアの音と同時に、はあぁ、とため息をはく刹那。
”なんだか無意味に疲れた気が…この後どうなるんだろ”
後の自分の命運を予想する。するのだが…

頭に浮かんでくるのは、
このかに抱きつかれた感触だとか、エプロン姿の笑顔だとか、
手を握り上目遣いで覗き込んでくる顔だとか…

「…っっ」
雑念を皿にぶつけるように、ガチャガチャと食器を片づけていく。
勢い余って泡が顔に飛び、それを拭う。
「ぁ…」
手の甲に伝わる温度で、耳まで真っ赤になってた事に気付く。

”あぁもう、これじゃ私がなにか期待してるみたいじゃないか…”
再度騒がしい音を立てて、仕事を片づけていく。
89名無しさん@ピンキー:04/08/25 23:15 ID:XDtVXDsZ
(;´Д`)ハァハァ
90+MsjtAH+:04/08/25 23:25 ID:1NZmTfqu
---いつのまにやら結構な時間が経ってしまったようだ。
さて、これから入浴なワケだが…

いつも刹那は、このかと鉢合わせないように、時間をずらして入っていた。
今回は皿洗いに(無駄に)時間がかかったので、その必要はないと践んでいた。

着替えを持って大浴場に向かおうとする。と…
玄関ドアの前にこのかが立っていた。
「え、お嬢様?お風呂に行ってらしたんじゃ…」
「…うん、そうやけどね…」
着替え等を持ったこのかは、入浴後というわけではないらしい。という事は…
”えっと、まさかとは思うけど…”
「…ウチ、せっちゃんと入りたいなぁ思て…」
”ここで、ずっと…?”
「、、待ってたんですか?」
返事の代わりに、照れたようにへへ、と笑ってみせるこのか。

たびたび続く精神攻撃にたじろぐ。そんな刹那を見て、
「あ…やっぱだめだよね。ごめん、ウチ勝手なコトして…」
いや、だからソレは反則なんだってば…
「そ、そんな事ないです!ダメじゃないです!」

気付かないうちに大声を出していた事にハッとする。
「あの、じゃあ、行きましょうか…」

誤魔化してそう言うが、このかはなにやら もじもじしている。
「あのね、そうじゃなくて…」
少し頬を染めながらそう言うと、

「こっちのお風呂のほーがええかなって…」

「--------------へ?」
91名無しさん@ピンキー:04/08/25 23:27 ID:PVOmKpXQ
「期待」しちゃってる刹那が微笑ましいですよ。
妄想で真っ赤になりながらの皿洗い可愛いですよ。
次は浴室でのこのか視点からの描写を期待ですだよ。
ともかくラブラブいちゃいちゃほのぼの万歳ですだよ。
92名無しさん@ピンキー:04/08/26 00:04 ID:9aROO23+
ずっとせっちゃんを待ってた木乃香が可愛くて(・∀・)イイ!
続きを楽しみに待っています
93名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:00 ID:KqocyfYX
こいつを待ってた!(ガロード・ラン)
虫歯になりそうなくらい激甘。
この調子でいったら総入れ歯だな。
浴室に期待大
94名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:32 ID:VSQ7jH98

( ゚Д゚)…!!


ツヅキ!!(゚Д゚;≡;゚Д゚)ツヅキハマダー!?

Σヽ(゚Д゚;)オチツケヨ
95名無しさん@ピンキー :04/08/26 04:07 ID:rvinhaqF
+MsjtAH+氏、GJ!!
96名無しさん@ピンキー:04/08/26 16:03 ID:FQXMpzIM
この人・・行き当たりばったりで書いてる?
>90
の冒頭みたいな著者の言葉は話とは別にしたほうがよいですよ
97名無しさん@ピンキー:04/08/26 17:10 ID:YDAcyNJg
>>96
他よりちょっと浮いて見えるのかもしれんが、著者の言葉ではなくて本文だろう。

前段で妄想後片付けをしているうちに、結構時間が経った(このかは風呂から出ているころ)、
ということを示しているのだと思われ。
98+MsjtAH+:04/08/26 19:45 ID:4MjbZhbU
>>96

>>97氏の書いてくれたとおりです。
わかりにくい書き方でしたね…
申し訳ありませんでした(_ _)

まぁ、行き当たりばったりというのも否定できませんがw

だいたいの流れは考えてありますが、
いざ書くととんでもない流れに…(;´∀`)
大目に見てもらえると助かります。

あまりに不評な場合は去りますので…
99名無しさん@ピンキー:04/08/26 20:32 ID:+HgLXvbx
いや、普通に理解できるでしょ。
100名無しさん@ピンキー:04/08/26 21:09 ID:VSQ7jH98
んな事言わないで!!
>>96の代わりに漏れが謝るから

代理でスマンカッタ orz
101名無しさん@ピンキー:04/08/26 22:47 ID:9FwEREuu
まぁ違和感なかったよ>>96
102近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:50 ID:qe44gLkq
「ネギくーん、はよ起きてぇ……朝ご飯できたえー♪」

誰かが、僕の体をユサユサ揺らしている。
聞きなれた女の人の声……甘いシャンプーの香りに鼻腔をくすぐられて、ゆっくりと目を開ける。
ぼやけた視界の中心に黒髪の女の人が見え、彼女はいつもの笑顔を僕に向けていた。

「ん……おはよう……ございますぅ……このかさん……」
まだ半分眠ったような状態で、目をこすりながら体を起こす。
「おはよーネギ君♪……かわえー寝顔で……思わずイタズラしたくなったえ♪」
そんな冗談を混ぜながら、このかさんは僕の頭をいとおしそうにナデナデと撫でてくる。

朝早くなのにあいかわらずマイペースなこのかさん。
毎朝、アスナさんのベッドで寝ている僕を起こしにきてくれるうえ、朝ご飯まで作ってくれる……まるで本物のお姉ちゃんのように。

「アスナさんは……もうバイトに行ったんですね……」
「ん……アスナがおらんと寂しい?……やっぱりネギ君は、アスナのこと気になるんやなぁ……♪」
「え……べ、べべべ別にそんなこと……ないですよぅ!」

急に核心を突かれて、一気に目が覚めた僕はこのかさんの言葉に慌てて答える。
そんなことない、と言ったけど……朝起きて、隣に誰もいないのはやっぱり寂しい……。

少し前まで、アスナさんが寝ていたであろう場所に手をつける。
彼女のものと思われる体温といい香りが、まだかすかに布団に残っている。
そのぬくもりを感じて、ついついアスナさんに抱きついて寝ている時のことを思い出す。

(アスナさんの体……すごくいい香りがするんだよなぁ……抱きしめると、僕の顔に何かプニプニした柔らかいのが当たって……すごく気持ちよかった……)
103近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:51 ID:qe44gLkq
「んー?……ふふ♪……いややわぁ、ネギ君のエッチ♪……何考えとるん?」
「……え?」

急に顔を赤くしだしたこのかさんが、僕の下半身を凝視している。
その視線の先……僕のパジャマのちょうど股間の部分が、まるでテントを張ったように盛り上がっていた。

「!!!……こ、これは違います!アスナさんのこと考えたからじゃなくて……あの……」
「あはは♪……冗談や冗談。待っててな……今、ウチが楽にしたげる……」
「あう………」

恥ずかしさで顔を赤くしながらも、僕は彼女にされるがままにズボンとパンツを下ろされる。
「今日も」いつもどおり、僕の大きくなったおちんちんをこのかさんが静めてくれる。

初めて朝立ちをしているおちんちんを見たとき、最初は何かの病気かと思った。
けど、このかさんが言うには、男の子だったら誰でも朝はこうなるらしい……ただ、年の割に僕はちょっと早過ぎるらしいけど……。
それ以来、毎朝毎朝このかさんに鎮めてもらってるんだけど……おちんちんを女の人に見せるのは、やっぱりまだちょっと……はずかしい……。

「ん……今朝もネギ君のおちんちん……すごく大きくなっとるなぁ。こんなにビクビク脈うっとる……ウチに毎朝おしゃぶりしてもらうの……クセになったん?」
僕の目をまっすぐ見つめながら、このかさんの手が包み込むようにそっとペニスに添えられる。
勃起して敏感になっているペニスは、彼女の手の体温を感じるだけでピクピクと反応し始める。
104近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:52 ID:qe44gLkq
「はい……このかさんに……その……舐めてもらいたくて……」
僕がそう答えるとそのまま彼女は、待ちわびたようにそそり立つペニスに顔を近づけていく。
「ウチも……ウチもネギ君のおちんちん食べるの……大好きやえ……チュ……」
そのピンク色のきれいな唇が、ペニスの先の割れ目にキスをするように這わせられる。
「あん!……く、くすぐったい……」
「ふふ♪……ピクピク動いとる……かわえーよ、ネギ君のおちんちん……ん……」

そのままこのかさんの唇は、僕のペニスを可愛がるように何度も何度もキスをしていく。
おちんちんを可愛いなんて言われて……僕は甘えたい衝動を抑えきれずに、思わず彼女の空いている左手をギュッと握り締める。

「んぅ?……ふふ♪……ネギ君は甘えんぼうやなぁ……ウチの手ぇ握ってないと寂しいん?」
「あの……このかさんの手、温かくて……握ってると落ち着くんです……」

その言葉に愛おしさを感じて、彼女は僕にニコッと笑顔を向けると、唇から赤い舌を差し出し、本格的にペニスへの愛撫を始める。
唾液に濡れた舌先を尖らせ、ペニスの先の割れ目をこじ開けるようにグリグリと舌を押し付けられる。

「あぁぁ!……う!……い、いきなりそんなところ……うあぁぁ……」
「あむ……だってネギ君……ここ攻められるの好きやろ?先っぽがもうパックリ開いとるえ……ピチャ……ピチャ…」
このかさんの唾液が舌を伝わって、ペニスの割れ目に向かって流れ込む。
普段は排泄するところでしかない場所に、ヌメヌメしたこのかさんの唾液が注入されてゆく。
何ともいえないくすぐったい感覚と、痛みともいえるような気持ち良さに思わず体をよじってよがってしまう。
105近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:53 ID:qe44gLkq
「あぅぅ……あぁん……このか…さん……あぁ、このかさぁん……」
とても先生が生徒に向けるものではない、情けない喘ぎ声を出しながら僕はこのかさんの粘膜の刺激に溺れる。
「ん……かわえぇ喘ぎ声……そんな女の子みたいな声出されたら、ウチまで欲しくなるやんか……ウチのこと、誘惑しとるん?ネギ君たら……悪い子やわぁ……あーん」
「ち、違いま……う……うあぁ!」

急にペニス全体が生温かい空間に包まれる。
このかさんの口が、僕のペニスをほぼ根元まで飲み込んでいた。
「んぅ……あむ……チュプ……チュプ!……んぅぅ」
右手で長い黒髪を掻き分け、音を立ててしゃぶり始める。
ジュプジュプと唾液が混ざり合う卑猥な音をさせながら、頭を上下に動かしペニス全体を擦り上げる。

「あ……あぁ、すごい……このかさんのお口のなか……ヌルヌルして……あ!」
「……あん……ごめんなネギ君……やっぱりウチも我慢でけへん……お○んこ弄らせて……?」
何度となく出される僕の喘ぎ声に、我慢できなくなった様子のこのかさんは、僕のペニスへの奉仕を続けたままパジャマの下を脱ぎ、股の間に指を入れ始める。
そのまま彼女の指先が動き始めると、クチュクチュと卑猥な音が僕の耳に聞こえてくる。

「……ネギ君……見て……ウチのお○んこ……もうこんなになっとるんやえ……」

色っぽい声を出しながら、わざわざ僕に見えるように体をずらし、両ふとももを開く。
僕の視界に、このかさんの……いやらしい液体で濡れている女性器が見えた。

「このかさんの、いっぱい濡れてて……ヒクヒク動いてる……すごくエッチなお○んこです……ハァ……ハァ」
「あん……そんなこと言わんといて……。ネギ君のおちんちんかてエッチやえ……ウチがお○んこクチュクチュしとるの見て……さっきより大きくなっとる……」
106近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:54 ID:qe44gLkq
彼女の言うとおり咥えられているペニスは、彼女が自分で弄る姿を見て、始めよりも大きく反り返っている。
それでもこのかさんの口は、その膨らんだペニスをおいしそうに飲み込んでいる。

「んふぅ……じゅぷ……んん……ネギ君……おちんちん、気持ちええ……?」
「は、はい……すごく気持ちいいです……このかさんは……?」
「うん……気持ちえぇ……ウチもお○んこすごく気持ちええよ……ネギ君のおちんちんしゃぶりながらお○んこ弄るの……ウチ大好きなんや……」

普段とまるで違う艶やかな表情をしながら、そんなはしたないことを言うこのかさん。
舌の動きも一層激しくなり、思わずペニスの先からネバネバした我慢汁がこぼれ出す。
「あう……ぼ、ぼく……そろそろ……」
近づいてくる射精感に、腰がビクビクと震えお腹のあたりがムズムズしてくる。

「ええよ……我慢せんでも。そのかわりイク時は……ウチのこと、お姉ちゃんってゆうて……?このかお姉ちゃんて言いながら……おちんちん射精したいんやろ?」
「うん……お姉ちゃんの……お姉ちゃんのお口にいっぱい……出したい……」

射精直前の快感とこのかさんのその言葉に、僕は理性を無くし10才の子供の口調に戻りよがり狂う。
射精へ向けて、ただがむしゃらに腰を突き出し、彼女ののどに届くほどペニスを突き刺す。
「ん!……んぅ!……ん!…んぅぅぅ!」
喉の奥を突かれたこのかさんが、苦しそうな声を上げたが、それでも僕は腰を突き出すのをやめず、そのまま彼女の口内で射精を始める。
107近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:55 ID:qe44gLkq
「あぁ!でちゃう……お、お姉ちゃぁん……!このかお姉ちゃぁぁん!」

腰がビクンと震えて、ペニスの先からドビュドビュと精液が発射される。
「!!!……んぅ……ん……ん」
最初に熱い固まりが一気に噴出し、彼女の喉奥を直撃する。
むせるようになりながらも、このかさんの口は僕の射精を全て受け止めるために、ペニスを咥え続ける。

ドクドクドク……
「ん……んん……ごく……ごく…」
ゴクゴクと音を立てながら、僕が出した液体を飲み込んでいくこのかさんの喉。
「あ……あん……き、気持ちいいよぉ……もっと……もっと吸ってぇぇ」
「ん……ちゅぅぅぅ……あむぅ……ネギふんの……おいひいえ……」
僕のそのお願いに、このかさんは口の中を更に締め付けてペニスを吸引する。

もう一度眠りについてしまいそうな心地よい感覚のまま、僕はこのかさんの口の中で全てを吐き出した……。
108近衛木乃香 ◆u8YacDeZBU :04/08/27 23:56 ID:qe44gLkq




「あ、あの……このかさん……」
「ん?……どないしたん、ネギ君?」
「最後の方……その、乱暴にしちゃって……ごめんなさい……」

このかさんの優しさを踏みにじるようなことをして……きまりが悪くなった僕はそのまま顔をうつむける。
「そんなこと、気にせんでええよ♪……ネギ君はまだ小さいんやから、少しくらいわがままでもええんよ……ん……」
まるで気にした様子のないこのかさんは、下を向いている僕のおでこに軽くキスをする。
「あ……」
「……さ、ネギ君……いっしょに朝ご飯食べよ♪……はよせんと学校遅刻してまう」

終わり
109 ◆u8YacDeZBU :04/08/28 00:04 ID:bYbidMIH
ネギまでは初SSー
つい最近単行本買ったばっかで、まだクラス全員の細かい性格とかよくわかんないんだけど。
とりあえず、京都弁話す女の子ってなんかエロそうだなぁと思って、木乃香を書いてみますた。
110名無しさん@ピンキー:04/08/28 05:56 ID:1vAcVyeY
エロ巧いね。
このかはこんな感じっぽいキャラだしねぇ。
できれば真名x刹那なんてリクしたいんだが?
111半熟 ◆vLMSJh5x/Q :04/08/28 18:11 ID:KnO2cho8
前スレで最初に投下宣言してから約2ヶ月……まだ未完成orz

暫くかかりそうですが必ず投下しまつ。
112名無しさん@ピンキー:04/08/28 18:53 ID:k4TrgwqQ
くーふぇのレイプ希望
113名無しさん@ピンキー:04/08/28 23:08 ID:LVbCTt/J
>>112
御時世を考えろ!!w
114名無しさん@ピンキー:04/08/28 23:40 ID:ZOp/K7t8
実にエロい
115煉 ◆u8YacDeZBU :04/08/29 00:19 ID:0es7GrIs
>>110
その場合やっぱ真名が攻めで刹那が受けになるんかなぁ。
百合も書いてみたいけど……なんせ30人以上いるんやし、組み合わせ何通りあるんだよみたいな(;´Д`)
116名無しさん@ピンキー:04/08/29 03:07 ID:oAlx3Xz9
手練の楓と、ウブなマナというのも良いかも。
117名無しさん@ピンキー:04/08/29 03:47 ID:kC39ADX7
前スレのエロゲ屋さん、マジネ申..._〆(゚▽゚*)
続編待ってま〜す。
118名無しさん@ピンキー:04/08/29 05:39 ID:22T34qli
>115
>真名が攻めで刹那が受け
書き順からするとそうですね。

>組み合わせ何通りあるんだよみたいな(;´Д`)
まー属性的(?)に攻めにならなそうなキャラもいるし(刹那、のどか、夏美・・・いいんちょはネギ戦のみ攻め可?)
逆に千鶴は受けになるイメージがしない。何故?
119名無しさん@ピンキー:04/08/29 08:22 ID:hSeevOLe
座薬死んだ?最近来ないな。
120名無しさん@ピンキー:04/08/29 10:09 ID:LqqfIerM
やっぱ刹那は受けなのか・・・・
へたれ攻めだと思ってるのは漏れだけ??
121名無しさん@ピンキー:04/08/29 10:26 ID:eYw+x0i0
>>120
その路線でSS書け
122名無しさん@ピンキー:04/08/30 06:56 ID:WpNntyRQ
最近保管庫読み返してたら、さくらんぼ(カモバイブのやつね)の続きが読みたくなってきた…。
あれってどうなったの?
123名無しさん@ピンキー:04/08/30 11:09 ID:PCxOAc52
>>122
それ、俺もすごく気になってた。いいところで止めるんだもん。
>>(;´・`) ◆FOU/niiiV6 様、一体どこ行ったの?
せっかくのネギ×明日菜のラブラブ話なんだから、ぜひ完結させてほしい。
124arashi カモ? :04/08/30 22:07 ID:LBhEZE3t
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085239180/740

http://w2.oekakies.com/p/minister/p.cgi
http://w3.oekakies.com/p/negimagi/p.cgi
(普通の絵)

http://w5.oekakies.com/p/0727/p.cgi
(エロパロ系の絵)

をよろしくお願いしますぅ。

特に
http://w5.oekakies.com/p/0727/p.cgi
は過去スレッドで出来たものなので、エロ杉で落ちない程度の作品をお願いしますぅ
125座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:07 ID:ID0+VWLV
魔法少女ビブリオン、本編を始めます
バッドエンドかハッピーエンドか決めてませんが、とりあえず輪姦陵辱まではのんびり書いていきます
グロ表現ありなので注意、例によって苦手な方はスルーしてください
126魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:08 ID:ID0+VWLV
 のどかと夕映が、公園で木の怪物と戦っていた時から数ヶ月前の話である。

 濃密に本が詰まった本棚に挟まれた通路を、その人物は音を立てずに進んでいた。
 図書館島に職員として潜り込んでいたその人物は、ついにその計画を実行したのである。
「やっと見つけたわ。ここが保管場所か―――」
 その人物はぶるぶると震えながら、ゆっくりと隠し部屋に侵入した。
 存在を隠蔽する魔法で何重にも守られたこの部屋に踏み込むのために、およそ3ヶ月の歳月を準備
に要した分、感動も大きかった。
 封印の類や隠蔽魔法を全て解除し、今やその部屋は無防備になった。
 乾いた空気で溢れた石造りの部屋。その中央には立方体の石の祭壇が設置されていて、外国語で
書かれたタイトルの黒い本が、ぴったりと表面に埋め込まれていた。
「200億の依頼がこんな古臭い本とはなあ……さて」
 その人物は本の状態を確かめようと、白い手袋をした手で本に触れようとした。
 すると、ぐちちち、とゴムの束を捻じ切るような音が聞こえた。
「へ?」
 その人物はそれが、筋肉が切断され、骨が砕ける音だとは分からなかった。
 本に触れようとした腕が圧倒的な何かの力によって、関節を砕きながら時計の針のようにぐるりと回
転し、そのまま本の前にだらり、と垂れ下がっていた。
 破れた皮膚からは骨が飛び出し、爆発するように血を噴いた。
「――――――――――――っ!」
 余りの激痛に喉を破るほどの悲鳴が迸り、その人物は祭壇の前でのたうちまわる。
 何か見えない魔法の力が働いて、その人物の腕を破壊したのである。
 その犯人が誰なのか、その人物は検討がついていた。
 しかし、まさか腕を砕かれるとは思っていなかった。
 その人物は這うように、祭壇の中の黒い本から離れていく。
 黒い本は数百年前に書かれた、いや、創られた魔法書だった。
127魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:09 ID:ID0+VWLV
 それは生きたマジック・アイテムであり、勝手に障壁などを展開することもできた、らしかった。
 あくまで、あくまでそれは大昔の話の、はずだった。
 まさか、数百年たって、まだ力が残っているとは……。
 その人物は自分の油断を悔やみつつ、部屋からの脱出を試みて、立ち上がり、走り出した。
 本から見えない力が繰り出されて、その人物の身体を石の壁に叩きつける。
 血を吐いて倒れたその人物の前で、部屋の唯一の出口が音を立てて閉じられた。
 持っていたライトが壊れて、部屋は闇に包まれた。
「助けて……! 助けて……!」
 石の壁を爪で掻きながら、その人物は力を振り絞って叫び、助けを呼んだ。
 夜の図書館に、その声はか細く響いていたが、誰にも気付かれることもなく、やがて、まるで蝋燭の
火のように、ふっと闇の中に消えた。
 そして何事もなかったかのように、3日が過ぎていった。




              『  魔  法  少  女  ビ  ブ  リ  オ  ン  』



                       図書館島の黒い本


                            T

128魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:10 ID:ID0+VWLV
 公園で木の怪物をやっつけた私と夕映は、用事もないから女子寮に帰ることにした。
 夕日によって伸びた2つの影を眺めながら、夕映と並んで道をてくてくと歩いていく。
「今日も疲れたですね」
「うん」
「晩御飯はどうします? 今夜はハルナがいないですし」
「昨日の、肉じゃがの残りでいいんじゃない?」
「そうですね。そうしましょう」
 魔法少女ビブリオンに変身した後は疲労が激しくて、晩御飯の仕度とかが億劫になっちゃう。
 正義の味方なんて柄じゃない。
 いつも本を読んでいる、本と共生しているような、地味な中学三年生。それが私。
 最近は本を読むのも楽しくなくなってきた。楽しむだけの精神の余裕がなくなったのか。
 平和とか、普通の中学生ライフとか、紙風船のキャッチボールみたい。
 虚しくて、軽くて、吹けば飛んでしまいそう。
「ねえ、ゆえゆえ、ごめんね」
 と、私の口から言葉が零れる。
「どうしたのです? 急に」
 と、夕映は無表情の中に、少しだけ不安を混ぜて言った。
 多分、私とハルナしか分からないような些細な変化だろう。夕映は感情を分かりやすく外には出さな
い。しかし、内面はとても激しい女の子だ。言うならば、炎を包み込んだ氷みたいな。
「私って足手纏いだよね、ビブリオブルーに変身しても、ゆえゆえに助けられてばっかりだし……」
 何言ってるんだ私は、と心中で呟いた。
 自分を非難することで自分の非を誤魔化す防御だ。
「のどか、何をいきなり」
 分かってるけど……。
 自己嫌悪に陥りながら、それでも口が動いて、声を出すのを止める事ができない。
 自分を抑制することが、戦闘を繰り返すたびにできなくなっていく。
 限界だろうか。
129魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:11 ID:ID0+VWLV
「なんか、もう疲れちゃった。何で私、こんなことしてるんだろ……怖いし、痛いし」
 何を言っているんだろう私は。そのセリフは夕映のものだ。
 足手纏いの私を背負って、悪い人たちと戦っている夕映のものだ。
 少なくとも私が言っていいような言葉ではない。
「のどか」
 と言って、夕映は言葉に詰まってしまった。
 私は夕映を困らせている。
「ごめんね、ゆえゆえの方がずっと頑張っていて、ずっと疲れているのに」
 私なんか助けられてばかりなのに。
 ビブリオンは2人でビブリオンなのだ。1人は駄目だから2人なのだ。
 私はただの人数合わせみたいなもの。
 必殺技すら出せないから、一人では敵の怪物も倒せないし。
 自分は最悪だと思う。
「ごめん……口に出したら、それで、聞いてもらえたら、ちょっと楽になるんだ……」
 楽になったら、別の意味で重くなっちゃうんだけど。
「分かります」
 夕映は私の横に並んで歩きながら、やっぱり無表情のベースに微笑みを少し混ぜながら、
「分かりますよ、のどか」
 と言った。
 私は夕映の優しさが嬉しくて、辛くて、それで、その強さが羨ましい。
 だから、女子寮に早く着けばいいのに、と、醜い私はそう思った。

 女子寮に着くと、私はほっ、と息を吐いた。長い帰路だった。
 私たちが玄関に入ると、そこにはクラスメイトの村上夏美さんがいた。
 今はだいぶ数も減ってしまった、大切なクラスメイト。
 でも、夏美さんは少し顔色が悪く、なんだか痛みで引き攣っているように見える。
130魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:12 ID:ID0+VWLV
「あれ、村上さん、ずいぶんお疲れのようですね」
 と、夕映が言うと、夏美さんも、
「ちょっと、色々あってね……もうボロボロ」
 と、苦笑いをしながら階段を上がっていった。
 私たちも靴を履き替えてその後を追ったが、夏美さんの姿はなかった。
「ただいまですー」
 自分の部屋のドアを開けるも、同居人の早乙女ハルナは部屋にいない。
「ハルナはやっぱりいないねー」
 と、夕映に言った。
「締切が近いので、今晩は漫研の部室で作品を仕上げるらしいです。朝までには帰るから、先に休ん
でいてくれ、と今朝言っていたでしょう」
 夕映はハルナの言葉を正確に再現したが、そんなことは私も覚えている。さっきも聞いたし。
 ただ、最近のハルナの様子を夕映がどう思っているのか、少し気になったから言ってみた。
 ハルナが私たちを避けている、これは間違いない。
 色々な理由をつけて、ハルナは部屋から出ていくことが多くなっていた。
 理由は私と夕映の変化だろう。ハルナにビブリオンのことは話していないが、彼女は第六感というか、
妙に感が鋭く、空気を敏感に読むことができる。私と夕映の最近の空気に、居心地の悪さを感じたの
かも知れなかった。出て行くのも無理はない。
 図書館探検部が消滅した今、彼女の居場所は漫画研究会だけなのだ。
 そう、図書館探検部はもう存在しない。
 図書館島で数ヶ月前にあった、あの事件以来。
 あの時、私たちがもっと上手く動けば、事態はややこしくならなかったのかもしれない。
 そんなことをいくら考えても問題は解決しないし、意味もない。
 しかし、そう分かっていても色々と考えてしまう。
 忘れたくとも忘れられない、それは魔法少女ビブリオンの最初の戦いだった。
131魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:14 ID:ID0+VWLV


 数ヶ月前の放課後―――。
「のどかー、早くしないと図書館探検部の定期連絡会に遅れてしまいますよ」
「はよせんとあかんよー」
 前を行く夕映と木乃香さんの背中にようやく追い付いた私は、
「ち、ちょっと待ってよー」
 と言って息を整えてから、2人の後ろに付いて歩き始めた。
 私たちが歩いているのは、図書館島へと続く長い橋。
 世界最大級の蔵書を誇る施設、麻帆良学園図書館島。
 地上は普通の図書館だが、下層はトラップだらけの本棚のダンジョンという恐ろしい魔境。
 実は地下には財宝が眠っているとか、地下20回より下に行ければ古代魔法が得られるとか、実は
島が巨大な生物だとか、ロボット格納庫があるとか、何だかライトノベルみたいな噂が多い。
 学園「7」不思議のうち、「13」個を有しているという矛盾した場所でもある。
 図書館探検部は、そんなミステリースポットを解明すべく結成された組織なのだ。
「のどか、ばてばてやなー」
 と、木乃香さんが私を見て言った。
 彼女は学園長のお孫さんであり、長い髪が綺麗なおっとり系大和撫子タイプ。図書館探検部のメン
バーの1人である。
 他にも漫画研究会のハルナがメンバーの1人だが都合で来られず、私と夕映、木乃香さんで参加す
る事になった。
「あ、本屋ちゃんだ―――!」
 元気な声が聞こえてきたので後ろを振り返ると、クラスメイトの佐々木まき絵さんと和泉亜子さん、明
石裕奈さんがやってきた。まき絵さんたちが図書館というのは珍しいかも。
「まき絵さんが図書館なんて、明日は雹と槍と太陽が降りますね」
 まき絵さんには意味が分からないだろうと思っているのか、夕映がそう言う。
「えへへっ。ちょっと新体操の面白い本があるって後輩に聞いたから、あの宿題の本はそれにしようと思って」
 と言って、まき絵さんは無邪気に笑った。
132魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:15 ID:ID0+VWLV
 そういえば今日は変わった宿題が出たのだった。
「そんで、まあ、まき絵が本を探しに行くいうから、ついでにウチらも借りてまえ、ってな」
「面倒臭いからとっとと探しちゃおうってわけ!」
 それに続く亜子さんと裕奈さん、2人とも、あまり図書館で本は借りていない。
 もっと本の面白さを分かってくれると嬉しいんだけれど。
「図書館の中で走っては駄目ですよ」
 夕映がそう注意しながら、私たちは図書館島に上陸した。
 学生証がIDカードになっているので、私たちはそれを入り口のゲートに通して中に入った。
 そのまま階段を登って自動ドアを通り、真っ白な貸出用カウンターの前を歩いていく。
 カウンターの中では2人の係員さんが、
「えっ、千草さん、行方不明になってるの? いつから?」
「ほら、あの人、3日前の夜に用事があるって残ったじゃないですか、あの日ですよ、あの日。木村さ
んは次の日から有給とってたから知らなかったでしょうけど、もう次の日は大騒ぎですよ。不思議なこ
とに、千草さんのカバンも、靴も、車まで島に残ってたのに、本人は影も形も」
「何? それって、図書館の中で消えたってこと?」
「ええ、なんか気味が悪いですよね」
 などと会話していた。何かあったのか、後で詳しく聞いてみよう。
 私たちは図書館探検部の部室に向かう。
「部活かんばってね―――!」
 と、言って、まき絵さんはにっこり笑って手をぶんぶん振った。
 図書館は静かにお願いしますー、と思いながら、私は頭を下げて彼女たちと別れた。
 この時の私はまだ、そんなことを想像もしていなかったのだが、この後、まき絵さんたちとは敵として、
戦場で再会することになる――――。


                                                        つづく
133座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/08/31 01:16 ID:ID0+VWLV
まあのろのろと書いていきます
まだまだ先ですが、鬼畜展開は亜子長編超えを目標に

>>保管庫管理人様へ
いつも私のSSを収録してくださり有難うございます
今回は私の我侭を許していただきたくキーを打たせてもらいます
誠に勝手ながら収録済みのSSのうち、ハルナ搾精SSと人形SSの削除をお願いしたいのです
具体的には
ttp://rakuasa.hp.infoseek.co.jp/039.htm
ttp://rakuasa.hp.infoseek.co.jp/79.htm
の2つです
どうかよろしくお願いします


ではまた
134楽麻 ◆jjWTI8ewtY :04/08/31 16:50 ID:+SiR2KeA
>>133
両方とも削除しておきました。
作者様の要求にはなるべく応えていきますので
今後もよろしくお願いします。
135餓〇伝GIRL 1/5:04/08/31 17:00 ID:8Zyfs3P0
ある日の放課後、ネギは学園内を歩いていると、人だかりが出来ているのに気づいた。
何となく覗いてみると、その中心には彼の知った顔があった。というより、彼女はネギの生徒だった。
「な…どうしたんですかくーふぇさん」
「おっ、ネギ坊主アルな、先生もやってくアルか」
慌てて人だかりを掻き分け、クーの前に躍り出たネギ。クーは自分の隣の看板を指差した。
”殴り屋 3分間食券1枚 1発でも当てたら食券10枚プレゼント”
「や、やりません…てゆーか何やってんですかー!」
「ちょっとしたバイトアルよ…ナハハ」
「それじゃ俺が挑戦するぜ」
「あ…ちょっ」
割り込んできたのはいかにも屈強そうな巨漢、学生服を着ているから一応は高校生だろうか。
止めようと考えたネギだったが、すぐにクーに脇にどかされ、口を挟む間もなく始まってしまった。
「OK、食券1枚アルよ」
実際それが始まると、ネギは自分が止めようと考えていたことを忘れてしまった。ネギは、見とれてい
た。大男は力任せに両腕を振り回すが、クーはまるで風に舞う木の葉のようにそれをかわす。流れる
ようなその動きは、ダンスを踊っているようにさえ見えた。極限まで極めた武術は、もはや芸術と呼ぶ
べきものだ。
「ハイ、時間アル」
「くっ、畜生」
瞬く間に3分が過ぎた。大男が肩で息をしているのと対照的に、クーは汗ひとつかいておらず涼しい
顔をしていた。
「さあ、次の挑戦者はいないアルか?」
ここでやっと我に返ったネギが慌てて止めに入った。
「だ、駄目ですよくーふぇさん、こんなこと先生として見逃すわけには」
「あ、やっぱ駄目アルか?」
「駄目ですー!」
ネギとクーのやり取りを見ていた周りの人達もネギの正体に気付いたのか、逃げるように離れはじめた。
「…どうやら店じまいアルな」
136餓〇伝GIRL 2/5:04/08/31 17:01 ID:8Zyfs3P0
皆が解散した後も、ネギはクーと一緒にいた。教師としてはお説教せねばなるまい。
「だめですよ、あんなことしちゃ。…でも、やっぱりくー老師はスゴイです。僕なんか全然かなわないや」
ネギは先ほどの様子を思い浮かべた。あの動きを体得するまでには、どのくらいの修練が必要だろう
か。
「そーアルか?ネギ坊主も充分スゴイアル。最近はずいぶん力をつけてきたアルよ」
誉められて悪い気はしないクーは、笑いながらネギを誉めた。これはお世辞でなく、実際クーはそう思
っていた。普通の人が何ヶ月もかかる課題を、ネギは数日でこなす。クーから見れば、ネギのほうが
よっぽどスゴイ。
「そんなことないですよ。僕なんかじゃきっと老師には一撃も入れられないです」
「ほーう、それじゃ坊やはうちの茶々丸のほうが弱いと思っているわけだな」
突然話に割り込んできたのはエヴァンジェリン、傍らに茶々丸を従えていた。
「偶然通りがかってみれば、聞き捨てならない話をしてるじゃないか。茶々丸には一撃入れられるの
に、古菲には無理というわけだ」
エヴァはこの間の弟子入り試験のことを言っているのだ。
「あ、あのマスター、決してそういうわけでは」
しどろもどろに弁解するネギの前にクーが割り込む。
「…それは、試してみないとわからないアルよ」
「…ほう?」
「一度茶々丸とは手合わせして見たかったアル」
「あああのくー老師?」
「面白い。おい茶々丸、相手してやれ」
「失礼します」
「あの、マスター、茶々丸さん、止め」
止めるネギの声を聞く者はいなかった。
「いざ尋常に勝負アル!」
137:餓〇伝GIRL 3/5:04/08/31 17:02 ID:8Zyfs3P0
最初に仕掛けたのは茶々丸だった。一気に間合いを詰めると目にも止まらぬ速さで右の直突きを放
つ。しかしクーはそれを上体をそらしてかわす。茶々丸は構わず何度も突きを繰り出すが、クーはそ
れを僅か数mmの差で全てかわしていた。見切られていると見るや、茶々丸は動きを変えた。一旦距
離を取ると、ローキックで牽制する。上下に意識を分散させるのが狙いだ。みすみす狙いどおりに行
かせるほどクーもお人よしではない。ローの戻りに合わせて距離を詰め、崩拳を放つ。両腕でこれを
受けると、茶々丸は後ろに下がり間合いを取ろうとする。しかしクーはそれに合わせ前進し、茶々丸
を逃がさない。密着した状態を維持したまま、肘やヒザを的確にヒットさせていく。しかし茶々丸もや
られっ放しと言うわけではなかった。クーの動きに合わせ茶々丸も肘、ヒザを繰り出す。さすがに捌
き切れず、数発の有効打を貰ってしまう。いくら気の防御があるとはいえ、生身の人間と機械では耐
久力に差がある。クーの口元から赤い血が垂れた。茶々丸は間合いを取るのを諦め、重心を低く取
った。打ち合いに持ち込む心算だ。相打ち上等の殴り合いではさすがに分が悪い。今度はクーが間
合いを取ろうとした。その時、茶々丸の腕が肘の部分から離れ、クーの顎目掛け一直線に飛んでき
た。人間ではありえない動きに虚をつかれ、それをまともに受けてしまう。クーは昏倒した。
「…5、6、7、」
あわててクーは起き上がる。ファイティング・ポーズをとり、「まだ戦える」という意思表示をする。戦い
が再開された。茶々丸の蹴りをかわしながらクーは考える。気を失っていたアルか?何秒?倒れて
いる間の意識がない。追い討ちされていたら立てなかったろう。ならば本当は本当は私の負けアル
か?否、こうして立っている以上勝負はまだついてないアル。相手も勝ったなんて思っていないア
ル。それは邪念、勝負の最中にそんなことを考えていたら隙が生まれるアル。ほら、今のパンチは危
なかったアル。試合に集中するアル。
138餓〇伝GIRL 4/5 :04/08/31 17:03 ID:8Zyfs3P0
「ハッ!」
クーの拳が茶々丸の顔面に命中する。たまらず茶々丸はバランスを崩す。クーはすかさず追撃の蹴
りを放つが、これは受け止められる。…こうして戦っている自分、それを見つめながら勝ったの負けた
の考えている自分、それに注意を促す自分、戦いを楽しんでいる自分。楽しんでいる?そう、確かに
クーはこの戦いを楽しんでいた。もっと、いや、ずっとこの戦いが続けばいいと感じていた。しかし、そん
なことはあり得ない。確かに終わりが近づいているのを感じていた。
(駄目アル)
自分の中の獣性が目覚めつつあるのを感じていた。必死にそれを抑えていた。
(これ以上は駄目アル。もっと、この戦いを続けたいアル)
クーの動きが鈍った。それを好機とみた茶々丸は一気に畳み掛ける。茶々丸のワン・ツーがまともに
入り、クーの体が崩れ落ちる。茶々丸は勝利を確信した。
(もう…抑えきれないアル)
一瞬、だった。一瞬、茶々丸が目を離した隙に、クーの姿が消えていた。茶々丸がクーを探そうと振
り返る。しかし、そこにクーの姿はない。
「上だ!」
エヴァが叫ぶ。茶々丸が空を見上げたその時、衝撃が走った。次の瞬間、茶々丸は地面に倒れ伏
していた。
「狼王…まさかあの伝説の技の使い手とは…あれを食らってはもはや立てまい」
「ろ、ろうおう?」
「今日のところはお前の勝ちだ、古菲。だが、本戦ではこうは行かんぞ」
「本戦??」
「さあ、帰るぞ茶々丸。…くそ、今ハカセを呼ぶからな」
139餓〇伝GIRL 5/5 :04/08/31 17:04 ID:8Zyfs3P0
事態について行けないネギを無視して、エヴァは何やら意味ありげな台詞を吐きつつ、茶々丸を連れ
て去って…行こうとしたが出来ず、携帯を取り出した。
「今ハカセに会うのはマズいアルな…ネギ坊主、私たちも引き上げるアル」
「えっ、あう?」
混乱するネギを引きずり、クーはその場を立ち去る。ふと、クーは振り返り茶々丸に声をかけた。
「楽しかったアルな」
「…はい」
戦った者同士にしか分からない、心の交流がそこにはあった。
「また、やるアル」
「はい」
「約束アルよ」
「御約束します」
満足そうに微笑むと、クーは今度こそ、ネギを連れてその場を去った。
「…あのー、くー老師?本戦って…?」
しばらくして、ネギは先ほどから感じていた疑問をクーにぶつけた。
「ん?ネギ坊主も出たいアルか?わかったアル、私が何とかするアルよ」
「いやっその、そういうわけじゃ…」
ネギは今、自分が何かとんでもないものに巻き込まれようとしているのを感じていた…。
140名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:42 ID:1m/Gc6J5
板垣ってのは誰がパロっても面白くなるもんだと思ってたんだが……。
141名無しさん@ピンキー:04/09/01 01:35 ID:1kxGKtvr
>>133
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
座薬たんオツカレー
142名無しさん@ピンキー:04/09/01 03:19 ID:hiuSYb8I
>135-139
結構面白いかと。

>座薬氏
微妙に話が進展していないような・・・
削除以来は何か考える所があるのでしょうかにゃ?
143名無しさん@ピンキー:04/09/01 12:25 ID:cPmjkIeQ
エロゲ屋氏が一番面白い
座薬なんかまだまだ
144半熟 ◆vLMSJh5x/Q :04/09/01 12:59 ID:2s3s6oXk
今更まき絵ネタなんて投下する必要ないよねそーだよねorz
145名無しさん@ピンキー:04/09/01 13:05 ID:AL2OfBqt
いいから誰かラブラブなSSを書いてくれ

……

訂正。誰かラブラブなSSを書いてください。
146名無しさん@ピンキー:04/09/01 13:05 ID:wpbSp4En
と・う・か!!と・う・か!!
147名無しさん@ピンキー:04/09/01 13:36 ID:58BqfDGF
>>144
まき絵はいいがお前はいらん。
148名無しさん@ピンキー:04/09/01 15:06 ID:7dP46kuq
+MsjtAH+氏のこのせつラブラブ、続き期待。
149名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:03 ID:Jk6ov3Kg
朝の満員電車で大人バージョンで制服を来ているエヴァと茶々丸に痴女行為をされて
エヴァの巨乳に顔をうずめて乳首を咥えさせられながら絶頂に達するネギ先生。
まだ皮にカリを覆われた未成熟なペ○スから噴き出た精液を指先で弄びながら、
魔力補充のためといって顔を真っ赤にするネギの前で指に絡みついた精液をエヴァは差も美味しそうに啜り上げる。

なんて言うネタを思いついたんですけど、書く時間が無い……
150座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:04 ID:phi6QLzb
NEW注意書テンプレ―――
バッドエンドかハッピーエンドか決めていませんが、とりあえず輪姦陵辱まではのんびり書いていきます
グロ表現ありなので注意、例によって苦手な方はスルーしてください


>>132の続き
151魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:04 ID:phi6QLzb



                         U



 公園でビブリオンに負けて、嘘を付いたせいで折檻を受けていた私、村上夏美は、
「ビブリオンの正体が分かったって、ええ!? 本当に?」
 と叫んで、ムチで打たれた痛みも忘れてハカセさんに詰め寄った。
 ハカセさんは眼鏡をきらりと光らせながら、
「ええ、本当です〜」
 と、それがどれだけ重要なことか分かっていないような口調で答えた。
 彼女も『黒の導』に適合して黒の魔法書を与えられ、さらに選抜された『書剣の3使』の1人、そんな
嘘はつかないと思うけれど、でもやっぱり、はいそうですか、などとすぐに信用はできなかった。
「誰! ビブリオンの正体は、誰なの!」
「落ち付いてください、夏美さん〜。報告は準備を整えてからきちんとした形で―――」
「教えてくれるぐらい、いいじゃない!」
 私はハカセさんの白衣を掴んで、乱暴に引っ張った。今まで散々邪魔をされてきた憎っくきビブリオ
ン、その正体が分かれば今までの仕返しが簡単にできる!
 そう思っていた私は、ハカセさんの後ろにいた人物にいきなり腹を蹴られて、
「げほっ!」
 と、その場にうずくまった。い、いったい、誰が……。
「ったく、同格ぶって気安くハカセさんに触ってんじゃねーよ」
 頭の上から吐き捨てるように言われた。私は呼吸困難に耐えながら、その人物を睨み付ける。
152魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:06 ID:phi6QLzb
「何? 何か文句あるの? ビブリオン連敗記録更新中のザコのくせに、あぁ?」
「あ、明石さん……」
 ハカセさんの前に立って私を見下ろした明石裕奈は、へっ、と嘲笑うように口元を曲げた。
 明石裕奈は私やハカセさんと同じ適合者、でも、私より、一応は格下なんだけど……。
「大体さぁ! なんでこんな弱い奴が『書剣の3使』に選ばれて、私が選ばれないわけ?」
「きゃう!」
 再び明石裕奈に蹴り飛ばされた私は、ごろごろと冷たい床を転がっていく。
「明石さん、それ以上の加害は報告対象です。天ヶ崎、夏美さんを立たせてあげて」
 ハカセさんは淡々と指示を出した。
 するとハカセさんの背後の闇から1人の女性が現れて、私を助け起こしてくれた。
 丸い眼鏡をかけた、学園の職員の制服を着た女性。名は天ヶ崎千草と言って、図書館島の職員とし
て潜り込んでいた盗賊であり、『黒の導』の封印を解いた魔法使いでもある。
「ふん」
 明石裕奈はそう吐き捨てて、ハカセさんの背後に戻った。
 他にもよく知った面々がハカセさんの背後に控えている。
「……」
 この面子を見る度に、何だか自分が情けなくなる。
 適合して魔法書をゲットしたのは明石裕奈だけで、残りは自我を失った単なる『器』である。
 『器』は魔法が使えなくなる、しかし、それでもお釣りが来るのがこのメンバー。
 チャオ・リンシェン。
 絡繰茶々丸。
 エヴァンジェリン.A.K.マクダウェル。
 天ヶ崎千草。
 明石裕奈。
 『黒の導』はハカセさん1人に、これだけの人員を助手兼私兵として与えた。
153魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:07 ID:phi6QLzb
 もう1人の『書剣の3使』も、これと同等の強力な人員を与えられているのに……。
 私には助手なんて1人も与えられていない。
 なんで、私だけ……。
 そりゃあ、残りの2人を私と比べたら、どう考えても私が見劣りするけど……。
「では、夏美さん、いつもの時間に、黒鏡宮でお会いしましょう。―――サウザンドアイR!」
 呼びかけに応えてやってきた、カエルの卵のような化物に、ハカセさんはひょい、と飛び乗った。
「ではでは〜」
 ハカセさんはぱたぱたと手を振ると、サウザンドアイRといっしょに飛んで行ってしまった。
 そして明石裕奈たちも闇に融けるように消えて、見えなくなっていく。
 世界は滲むようにぼやけて輪郭を失う。
 ハカセさんのラボはみるみると消えていく。
 色が混じり合い、
 境界線が融け合い、
 そのまま見慣れた光景に変わっていく。
「ふう……」
 『黒の導』の世界の側にあるハカセさんのラボから、麻帆良学園のある世界へ。
 世界は元のように塗り変えられた。
 今はまだ、『黒の導』の世界は裏にあるが、いずれは表となるだろう。
 私は女子寮へと続く道に1人ぽつんと立っていた。
 そうして私は、村上夏美としての生活を続けるのだ。
 いつもいっしょに帰っていた、あの人はもういないけど。

「それにしても、嘘付いたぐらいで『黒の導』があんなに怒るとは思わなかったな……。はぁーあ」
 ムチで打たれた身体がズキズキと痛むのを我慢しながら、私は女子寮に到着した。
154魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:08 ID:phi6QLzb
 こちら側の状況を探るために、あの図書館島の事件の後も、私は人間の側に留まっている。
 大量の生徒が行方不明になっているせいか、寮の空気も少し重かった。
「それより今はビブリオンの正体が問題かな……。ハカセさんがどういう提案をしてくるか―――」
 靴を脱ぎながらぶつぶつ呟いていると、クラスメイトの宮崎のどかと綾瀬夕映が帰ってきた。
 私は呟きを止めて、彼女たちを見ると、
「あれ、村上さん、ずいぶんお疲れのようですね」
 と、綾瀬夕映が言ってきたので、私は内心動揺しまくりだった。
 ムチで打たれた身体が痛いけど、顔に出ていたのだろうか?
 まさか、怪物に変身して、魔法少女ビブリオンと戦っていました、なんて言えるわけがない。
「ちょっと、色々あってね……もうボロボロ」
 笑って誤魔化しながら階段を登り、急いで部屋に飛び込んだ。
 そしてドアにもたれて、そのままズルズルと崩れ落ちる。
 『黒の導』に選ばれし『書剣の3使』の1人が、人間の目にびくびくしながら生活している。
「はぁーあ、いつまで私、こんなことやってんだろ……」
 溜息も出る。
 最初は『黒の導』の一番近くにいたのは自分だったのに、後から優秀な人がどんどん仲間になって、
私の立場は薄くなる一方だ。
「あの日が一番楽しかったなあ……」
 数ヶ月前の、図書館島の事件。
 その日、私は図書館島にいた。



155魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:08 ID:phi6QLzb
 数ヶ月前の放課後―――。
「あら、誰か私を呼んだかしら? 夏美、何か聞こえなかった?」
 ちづ姉こと那波千鶴が、どことなく優雅な仕草で、読んでいた本を置いてそう言ったので、
「えー、何も聞こえなかったよ」
 と、なんだか出来の悪い脚本の台詞のように、私、村上夏美は答えた。
 私とちづ姉は今、「読書感想批評文」っていう変わった宿題に必要な本を探すために、放課後を利用
して遠路はるばる、図書館島にやって来たのだ。
 学校の国語の授業で出た課題なんだけど、これがなかなかの曲者。
 2ヶ月後までに自分が気に入った400ページ以上ある本を読んで、それについて感想を書いて、さ
らに作者について調べて、加えて何か批評もして、それをレポートにして提出っていう、なんだかよく分
からないオマケが沢山くっ付いている課題。
 ちょっと優柔不断で、自由研究系の課題が天敵の私としては、こういうのは苦手なわけで……。
 大学の先輩に愚痴ってみると、大学ではそういう課題もたまにあると教えてくれた。
 定期テストがなくて、代わりに先生が書いた本を読んでレポートを提出、それに加えて出席点で成績
が決まっちゃうらしい。
 毎日学校に行くのは当然なのに、出席点で評価するって何だろう?
 定期テストがないってのには、ダイエット中のケーキぐらい魅力を感じるけれど。
「早速、本を探しに行きましょうか、夏美」
 ちづ姉の一言で、私の放課後の予定は決まった。
 ちょうど部活もなかったし、ちづ姉がいっしょに探してくれるのなら何となく安心できるし。
 何て思っていたら、ちづ姉が変なことを言い出したのだった。

「変ねえ、はっきりと聞こえたのよ」
156魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:09 ID:phi6QLzb
 ちづ姉が困った顔で、頬に手を当てて言った。その仕草はまるで宮殿に住まうお姫様だった。
「何て聞こえたの?」
「男の人のような、女の人のような……中性的な声で、こちらへ来い、って」
「え、えぇー。そんなの聞こえなかったよ」
 私には本当に聞こえなかったので、そう答えるしかなかった。
「おかしいわねえ……」
 首を傾げるちづ姉を、私はちょっと心配になって観察した。ちづ姉、ひょっとしたら、保育園のボラン
ティアのせいで疲れてるんじゃあ……。
 その時、向こうの方で、クラスメイトのまき絵さんが
「さーてと、何とかっていう本はどっこかな―――!」
 両手を元気にブンブン振りまわして、今にも必殺技を繰り出すような感じで歩いていた。
「な、何とかってまき絵、あんた、後輩が教えてくれた本のタイトル、覚えとらへんの?」
 亜子さんが不安そうに、後ろからまき絵さんに言う。性格正反対だよねこの2人。
「てへへーっ」
 あちゃー、まき絵さん、ぜったいタイトル忘れてる。すごく素敵なスマイルだもん。
「ダメだ、こりゃ」
 裕奈さんがそう言った。私もそう思う。
 どうやら彼女たちも、件の宿題のための本を探しに来たみたい。
 ただ、ちょっと声が大きくて、周りの視線がシマウマを見つけたライオンみたいになってるよ……。
「まき絵さんたちも、宿題の本探してるね、ちづ姉」
 私は話題を変えるつもりでそう言ったが、ちづ姉は椅子にいなかった。
 ちづ姉は椅子から立ち上がって、まるで人形みたいな虚ろな目でふらふらと歩き始めるや、本棚の
横で回れ右をして、そのままどこかに歩いていってしまった。
「ち、ちづ姉!? どこ行くの?」
 急いでちづ姉の後を追った。よく分からないけど、なんだか嫌な予感がした。ちづ姉が歩いたコース
をなぞるように、本棚の横で回れ右をして後を追ったが、ちづ姉はどこにもいなかった。
157魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:10 ID:phi6QLzb
 いない? 
 そんなバカな。
 だって、まだ数秒しか経ってないのに……。
「ち、ちづ姉!?」
 私は大声を上げてちづ姉を探したが、ちづ姉の姿はどこにもなかった。
 ここで私は、自分がまき絵さん以上の大声を出していたことに気付いて、慌てて口を塞いだ。
 ああ、きっとみんな、羊を見つけた狼みたいな視線で私を見ているんだろうな……。
 私は、銃撃を避ける兵士の動きで電動式本棚の影に身を隠し、そこからそおっと、静かに読書して
いた皆様の様子を覗いた。先に謝っときます、ごめんなさい。
 そして今度こそ、本当に
 本当に怖くなって
 ぶるりと震えた。
 みんなから睨まれたせいではない。
 睨まれなかったから。
 ていうか、誰も居ないから。
 無人世界。
 本を読んでいた人が全て消えていた。
 まき絵さんたちも、彼女たちを睨んでいた人も全て消えていた。
 そんなバカな。
 3〜40人の人間が、このフロアにいたのに。
 どこ行っちゃたの? みんな。
 ただ、ぽつんと、世界の流れから切り離されたように、
 ただ、ぽつんと、世界の流れから置いて行かれたように、
 私が辛うじて存在していた。
 私は今、自分は点になったのだと思った。このどこまでも広がった無人という巨大に対し、私は点の
ようにちっぽけな、辛うじて存在している存在になってしまったのだった。
158魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:11 ID:phi6QLzb
「ち、ちづ姉!」
 私は無人の図書館を、誰も居ないんだから乱暴に、ちづ姉を探して走りまわった。
 1人は嫌だ。1人じゃ嫌だ。ちづ姉がいっしょじゃないと嫌だ。
 角々した本棚で組みたてられた迷路を、私という点がピコピコと動き回る姿が、なんだかリアルに想
像できた。128ビットのゲーム機でやるオセロみたいな、ある意味で無意味なリアルさ。
 何て不安なんだろう。
 何て、何て不愉快なんだろう。
 誰も居ない。
 誰も居ないことが、これほど―――。
「誰か! 誰かいないの―――っ!」
 さっきまで、あんなに沢山の人がいたのに!
 いったい、どうなっているの!?
 哀れな点が、ちづ姉というゴールを探して走り回る。
 私は人間に戻りたかった。ちづ姉の存在が、私を、点から人間に戻してくれるのだから。
 ちづ姉こと那波千鶴はとても凄い人だ。
 なんていうか、大人の女性って感じ。
 優しくて、ちょっと怖いお姉さんで、私の憧れの人。性格、体型、どれをとってもほぼ完璧。
 私も将来はこのような人になれるのだろうか?
 なりたい、でもなれる気がしない、そう自覚する私がいて、私はそんな自分が嫌い。
 でも、私はちづ姉が好き、だから私は彼女をちづ姉と呼ぶの。
 そうすれば、より近い繋がりを感じられるから。
 そして、ちづ姉はそんな私を受け入れてくれて、そうやってちづ姉といっしょにいれば、私もちづ姉に
ちょっとでも近づける、そんな気がするから、それで、そんなこと考えている自分が、私は嫌い。
159魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:12 ID:phi6QLzb
「ちづ姉! ちづ姉! ちづ……」
 しばらく走って私は、おかしな場所を見つけた。
 壁にぽっかりと、大きな穴が開いているのだ。ロープ・プレイング・ゲームに出てくる洞窟が現実であ
ったらこんな感じだろうというような穴が、なんの突拍子もなく、図書館の壁に出現していた。
 ―――ちづ姉はここだ。
 私は根拠はないが、それを直感していた。
 そっと暗闇に足を入れると、ひんやりとした空気が靴の中に流れ込み、冷気が染み渡ってくる。
 ガチガチガチ、と自分の歯がなる音が耳に響いた。
 非現実的な洞窟の入り口をくぐると、非現実感が押し寄せてくる。非現実感と言っても、ふわふわ浮
いて実感がないとか、お花畑とか、そういった類のものではなくて、ただ、いつもの現実と違う場所に
迷い込んでいるという、強力なお化け屋敷みたいな感じだった。
「ちづ姉!」
 私の声が闇に消えていく。
 洞窟に入った私の体は闇に巻かれ、闇に包まれる。
 闇を吸い込んで闇を吐く。闇を踏んで闇に踏まれる。
 ちっぽけな点が行ったり来たり、右へ、左へ、地図もなく進む。
「……!?」
 音がした。
 闇の中から何かが来る。
 がさがさ、がさがさ、と這うような音を立てながら、私に真っ直ぐに向かってくる。
 姿は見えない。でも―――近づいてくる!
 その時、がしっ、と私の首が、人間のような手に掴まれた。
「かはっ……!」
 喉が握り潰されるような、恐ろしいほどの力だった。私は、自分を締めてくる手を引っ掻き、思いっき
り爪を立てて抵抗したが、その手はびくともしなかった。
160魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:13 ID:phi6QLzb
「は……あ……ぁ……」
 その時、天井にぼんやりとした明りが灯って、私は自分を襲っているやつの姿を見た。
 それは、図書館島の職員の制服を着た、丸い眼鏡をかけた女性だった。ただ、その目は安物のびい
玉みたいに濁っていて、意志とか、そういうものはまったく感じられなかった。
「お、まえ、だ、れ、だ、?」
 女は途切れ途切れにそう問い掛けてきたが……喉を締められてて話せないって!
 その時、女の、だらりと垂れ下ったもう一方の手が見えた。
 手には白い手袋をしているが、それは上から垂れている血と、黄色い膿のようなものでべとべとだっ
た。女の腕は関節の部分がぼこぼこで、骨が飛び出していて、膿と血が流れて嫌な匂いがしている。
何だが力づくで捻られて、皮一枚で繋がっているようだった。
 それにしても、この女の人、片腕なのに、何て怪力……。
 ゲームに出てくるゾンビかあんた……。
「……」
 私は悲鳴も上げられずに、そのまま意識を失った。



 気が付くと、そこで、ちづ姉が本に食べられていた。
 食べられている、としか言いようがない光景だった。
 ちづ姉は服を引き裂かれた姿で、ごろりと横たわっていて、目を薄っすらと開けたままぴくりとも動か
ない。そのちづ姉の大きな胸に、黒いカバーの本が張り付いて、ぐちゅぐちゅと唾液を口内で掻き混ぜ
るような音を立てて、サンゴを貪るオニヒトデのように、
 ちづ姉を食べていた。
 その本がちづ姉の胸を全部食べてしまうと、当たり前だが両腕と頭と下半身が残る。次に黒い本は
まるでクッキーを食べるみたいに、ぱくっ、ぱくっ、ぱくっ、と腕と頭を食べてしまった。
161名無しさん@ピンキー:04/09/02 01:15 ID:CtJsYRUh
ヴィヴリオンとか川´⊇`川 ド-デモイイヨ

エロゲ屋氏しか眼中にないね
162魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:16 ID:phi6QLzb
「………」
 この時の私が何を考えていたか、後から考えても思い出せなかった。
 黒い本はマイペースでちづ姉の下半身も食べてしまう。
 ちづ姉は消えた。黒い本と、あのゾンビ女がその横にいた。
 さらに異常な光景は続く。
 黒い本は突然ぶるぶる震え始めると、げえ、と、汚い音を残して、ページの中から全く無傷のちづ姉
を吐き出した。一矢纏わない、産まれたままの姿で、本当に今、産まれたように―――。
「………」
 そのちづ姉(?)は黒い本を手にとって立ち上がり、手でグーとパーを連続で作りながら、
「ふむ、数百年ぶりの肉体か……悪くはないな」
 と、間違いなくちづ姉の声で言った。
「適合者が現れるまで10年20年と待つつもりだったが、まさか我の呼びかけに応じる者が、わずか3
日で現れるとはな。近くには人間も大量にいる。うむ、以前と違って、どうやら運は我に向いているよう
だ―――くっくっく」
 ちづ姉は歓喜に満ち満ちた表情で、狂ったような大声で笑った。それに呼応するように、ちづ姉の手
中の本が、まるで心臓みたいに、どくん、どくん、と脈打つ。
「………」
 この黒い本……生きてる?
「貴様の傷も治してやろう、天ヶ崎千草。我を掘り出して売ろうとした痴れ者だが、封印を解いた功を考
え、特別に、『器』として我に仕えることを許そう―――」
 ちづ姉がまるで王様のような口調でそう言うと、ゾンビ女の腕の傷はあっと言う間に治った。
 腐りかけていた傷は、跡形もなくなっていた。
「………」
 ど、どうしよう……色々な意味で。
163魔法少女ビブリオン ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:17 ID:phi6QLzb
「さて、あの忌まわしい『セント・ビブリオ』が適合者を見つける前に、手を打たねばならぬ。ん?」
 ここでちづ姉はようやく私に気付いたのか、目を細めながらゆっくりと近づいてきた。
「あ、あ……」
 私は後退するも、すぐに背中が壁に当たった。
「あ、あなた、ちづ姉、じゃ……ないよ、ね?」
 ちづ姉は何も答えず、私に1歩1歩近づいてくる。
「あなた、まさか……その、黒い本、なの?」
 私は自分でもバカだと思うことを言いながら、でも、何となくそんな気がした。
 するとちづ姉は私を見て、にやり、と嗤い、そして心の底まで冷えてしまうような、感情の欠片もない
声で、
「その通りだ。お前はどうやってここに来た? 復元された隠蔽魔法の狭間にとり込まれたのか?」
 と言った。
「我の呼名は多々ある。お前たちの言語にすれば、ふむ、『増殖する戦禍』とも、『誘う闇の灯火』とも、
『人そのもの』とも呼ばれていた」
 ちづ姉は、まるでキスをするように、顔を私に近づけてきた。
「しかし、あえて名乗るならば、昔、我を創った魔法使いが使っていた、この呼名だろうな」


「我が名は魔法書 『黒の導』 、お前たちの心が我が糧となる」


 ちづ姉が、ちづ姉が、ちづ姉が―――。


「さあ、そのお前の心を食わせておくれ。そして祝え、我の復活を―――」


 ああ………。
 ……………………………。
164座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 01:18 ID:phi6QLzb
ていう訳で『黒の導』登場です
前スレで『黒の導』=那波と予想されていた方、おめでとうございます


書き溜めたストックもここまでなので、まあ、のんびりと
ではまた
165名無しさん@ピンキー:04/09/02 01:26 ID:CtJsYRUh
>>150->>164
まぁとりあえず氏んでくれ
166名無しさん@ピンキー:04/09/02 01:26 ID:CtJsYRUh
>>150-164
とりあえず氏ね
167名無しさん@ピンキー:04/09/02 01:46 ID:q0Br6svi
はっきり言って需要無し
168+MsjtAH+:04/09/02 02:14 ID:l+/J+Jqt
----サァサァとシャワーの飛沫の音と、ゆっくり昇っていく湯気----

「お客さ〜ん、かゆい所ありませんかぁ〜♪」
「あ、う…無いです…」
って、何、雰囲気に流されてるんだ私!

ふるふると顔を振り、冷静に状況確認。
まず。 ここは風呂場。お嬢様の部屋付きの物だ。よし。
つぎ。 今はお嬢様が髪を洗っている。私の髪だ。よし。
って、これが冷静でいられるか!

知らず、墓穴を掘る。我に返り、また思考はぶすぶすと焦げていく。
知ってか知らずか、お嬢様は鼻歌交じりだ。

…やはり場に流されてる。なにか間違ってる気がしなくもない…
でも、努力はした。一緒に入浴なんて、護衛でもダメだと。そうは思ったが…

『や、やっぱり、一緒にっていうのは…』
『………』
『あの、お嬢様…?』
『…せっちゃん、ウチ、わがままかなぁ…?』

…本当に驚いた。一瞬、お嬢様は泣いてるのかと思った。
あんな顔されたら、何も言えなくなってしまう。
罪悪感で潰れてしまいそうだった。

…今日のお嬢様は、なにかいつもと違う。
明るくて、いつでも笑っていて、やさしくて。
だから、近くに居られるだけでもいい。
ずっとそう思っていた。

そんなお嬢様を壊してしまったのは、やはり私なんだろうか…
169+MsjtAH+:04/09/02 02:14 ID:l+/J+Jqt
「は〜い、目ぇ瞑って〜♪」
一人悶々としている刹那に、容赦なくお湯をぶっかけるこのか。
さすがの刹那も、頭からの一杯に溺れかける。

「ぷはっ!こ、こういうのは言ってからにしてください…」
このかはへへ、と得意げに微笑う。
「だってせっちゃん、また頭から煙出してるんやもんv
 はい、後ろむいて。次は背中ね〜♪」
「えぇ!?いいですよぅ、じ、自分で洗えますからっ!」
「ええからええから♪は〜や〜くっv」

抗議するが効果なし。渋々背中を向ける刹那。が…
「…せっちゃん、タオル取らんと洗えへんよ?」
「う…やっぱり、脱ぐんですか…」

そう、二人とも胸から下はバスタオルで隠している。
当然、背中は隠れてしまっているわけだ。
170+MsjtAH+:04/09/02 02:15 ID:l+/J+Jqt
「やっぱり恥ずかしいん?」
「……まぁ、そうですね……」
ん〜、と考えるこのか。少し照れた様子で、
「…じゃあ…ウチも、脱ぐ?」
「っっっ!!それはもっとダメ!!」
「え〜?せっちゃんだけじゃ嫌やん?ね?」
「え!?ちょっと待っ、わぁ!!」
返事も待たず、タオルに手を掛けるこのか。
刹那はあわてて背を向ける。

耳まで真っ赤にしている刹那と、それを嬉しそうに眺めるこのか。
観念したのか、刹那もゆっくりとタオルを剥いでいく。
するっと布ずれの音がして、わずかに上気した背中があらわになる。

「ほわぁ…傷つけちゃいそで怖いなぁ…」
「え、なんですか…?」
「う、ううんっ。何でもあらへん!
 …じゃあ、洗うね?」
「あ、はい…お願いします…」
171+MsjtAH+:04/09/02 02:20 ID:l+/J+Jqt
ちびっとだけうp。
他職人さんに負けないよう、駄文ながらがむばりまつ。
172名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:32 ID:xsI2lIU1
待ってたぜ待ってたぜ待ってたぜ
173名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:53 ID:CtJsYRUh
>>168-171
残り早くうpしろ
174名無しさん@ピンキー:04/09/02 07:30 ID:j0WO9RJu
墓穴掘りまくり、思考焦げまくりの刹那可愛いですよ。
言い訳しながら状況に流されまくりの刹那最高ですよ。
いよいよ身体の洗いあっこに期待大ですだよ。
これまた続きが待ち遠しいですだよ。
175名無しさん@ピンキー:04/09/02 07:32 ID:veMpNKr4
>>168-171
あぁ、癒やされる
心があらわれるようなあたたかさだ
GJ!!
176名無しさん@ピンキー:04/09/02 08:01 ID:RoOUvz/A
まだ書くの。
作家名や作家のトリップをあぼーんにいれたの初めてだよ。
177名無しさん@ピンキー:04/09/02 08:47 ID:LxgZmTDT
>↑
誰のこと?
座薬?+Msj?

どっちにしてもここの閲覧者はこのか好きが多いのは
間違いはないようだな・・。
どんな職人しろアンチはいないもんな・・・。
178名無しさん@ピンキー:04/09/02 10:03 ID:bXtdPL/u
ここにアンチだのなんだの持ち込まれても迷惑。
179名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:09 ID:LoEIV6lt
>>164
座薬タンGoodJobです。
>>157-158の描写なんか季節柄ピッタリで良かった。怪談のノリで。
7不思議だか、13不思議だかも気になるし(今後使わない設定だったらスマソ)。

あと、最初はハッピーエンドでいいかなと思ってたけど、「今はまだ、『黒の導』の世界は裏にあるが、いずれは表となるだろう。」
これみた瞬間になんだかものすごくビブリオン・バッドエンド編がすごく見たくなってきたのでありまつ(^^;
180千鶴と夏美と犬 1/4:04/09/02 19:11 ID:S/8G0EPa
「なあ姉ちゃん、助けてもろたんは感謝しとるんやけど…」
「だーめ、あなた今きちゃないんだから」
抗議の声を無視して、千鶴は小太郎を浴室へ引っ張った。別に風呂嫌いというわけではない。小太郎は、
女性と一緒に風呂に入るという事に抵抗を感じているのだ。しかしそんなことはお構いなしに、千鶴は
小太郎の服を脱がしに掛かった。
「わっ、自分で脱ぐって、下はやめ…」
「ふふっ、照れちゃって可愛いわね」
「うっ…」
小太郎が真っ赤になる。ここまで恥ずかしい思いをさせられて、なお抵抗しないのには訳が有った。小
太郎は、行き倒れているところを通りがかった千鶴と夏美に拾われて、介抱して貰ったのだ。その上、
行き倒れたショックで一時的に記憶を失っている小太郎には行くあてがなく、今もこの部屋に匿って貰
っている訳で、義理堅い小太郎としては、恩を受けた2人に逆らうわけにはいかないのだった。
「あら?尻尾の飾り、直接生えてるのね?ほら、夏美ちゃんもいらっしゃい」
小太郎を裸にひん剥き、洗っていた千鶴は小太郎の臀部から尻尾が生えているのに気付いた。珍しいも
のを見つけたと、興味深い様子の千鶴は、浴室の外にいる夏美に声を掛けた。
「ああ、ちづ姉ったら、もう小太郎君をオモチャにして…」
夏美は浴室内の光景を想像して真っ赤になっていた。年下とはいえ、男の子と一緒にお風呂なんて…。
「ほら、何してるの、早くいらっしゃいな」
「う…い、今行くねー」
ちょっと躊躇ったが、結局浴室へ向かう。小太郎とはちょっと違う理由で、夏美も千鶴には逆らえない
のだ。
「ちょっ、姉ちゃん達…」
「ほら、これ」
嫌がる小太郎に強引に後ろを向かせ、千鶴は小太郎の尻尾をつまんで夏美に見せようとするが、夏美は
顔を両手で覆い、見ようとしない。
「もう、夏美ちゃんったらつまらないわね」
「だ、だってちづ姉、男の子の裸…」
「あら、男の子って言ってもまだ子供よ、ほら」
そう言うと千鶴は尻尾から手を離した。そして後ろから抱え込むようにして小太郎の両足を広げさせた
のだ。
181千鶴と夏美と犬 2/4 :04/09/02 19:12 ID:S/8G0EPa
「キャー、ち、ちづ姉」
夏美が悲鳴をあげる。小太郎はというと、あまりのことに声も出ない。背中に2つの豊かなふくらみを
直接押し当てられる感触。まだ毛も生えていない股間を2人の女の子に見つめられる恥ずかしさと相ま
って、小太郎は真っ赤になった。
「あらあら…夏美ちゃんったら」
恥ずかしくて目をそむけるかと思っていたら、夏美は顔を真っ赤にしながら、両手の隙間から食い入る
ように見つめていた。どうやら何だかんだ言って興味があるみたいだ。
「…触ってみる?」
「え、や…そんなっ」
「な…ちょっ」
夏美と小太郎が同時に声をあげる。千鶴は渋る夏美にしつこく触ってみるよう言う。小太郎の抗議は無
視だ。
「ほら、夏美ちゃん」
「う…うん」
強く押し切られると逆らえない夏美、結局恐る恐る小太郎の股間へと手を伸ばす。
「ちょ…お願いやからやめ…」
小太郎は涙目になって抗議するが無視だ。
「どう?夏美ちゃん」
「うん…思ってたよりやらかい感じ…あっ」
夏美が一瞬びくっとして手を離した。
「どうしたの?」
「何か…硬くなってきた…」
見ると、確かに先ほどより一回り大きくなっているような気がする。
「あらあら、子供でも大きくなるのね…そうだわ!いい事思いついた」
「ちづ姉?」
「夏美ちゃん、コレ、咥えてみなさい」
「ええーっ!」
182千鶴と夏美と犬 3/4 :04/09/02 19:13 ID:S/8G0EPa
「ななな、姉ちゃん、何言うとるんや」
叫ぶ小太郎はやっぱり無視して千鶴は夏美に命令する。
「ほら、早くなさい」
「う…うん」
夏美は千鶴には逆らえず、恐る恐る、だがひと思いに小太郎の小ぶりなアレをくわえ込んだ。
「はむっ」
「どう、夏美ちゃん?」
「ん…変な感じ…だんだんおっきくなってふみたい…」
「うーん、そろそろ大丈夫かな…夏美ちゃん、もういいわ」
「ふぁい?」
夏美が口を離す。小太郎のアレは皮をかぶっているものの、15センチ位に膨らんでいた。
「うん、これなら充分使えるわね。さ、夏美ちゃん、服を脱いで」
「え…ええーっ!?」
夏美が驚きの声を上げる。小太郎は、これから何をされるのかよく分からず、不安そうにしている。
「ほら、初めては男の子がいいって言ってたじゃない。大丈夫、これなら痛くないわよ」
「で、でも…」
なおも渋る夏美に業を煮やした千鶴は、自ら夏美の服を脱がしに掛かった。
「あ、ちづ姉、ダメッ」
あっという間に服を脱がすと、そのまま夏美の秘所に手を伸ばし愛撫を始めた。
「やっぱり小さくてもよく濡らしておかないと痛いですものね」
「ふぁ…らめぇ、ちづ姉ぇ…」
「ふふっ、やっぱり夏美ちゃんは可愛いわね」
そう言いながら千鶴は夏美の小さな胸にキスをし、愛撫を続けた。手馴れたもので、夏美を知り尽くし
た千鶴の手によって瞬く間に夏美は軽く絶頂を迎えた。夏美は太ももまでぐっしょりと濡れていた。
「ちづ姉…やっぱ、スゴい…」
183千鶴と夏美と犬 4/4 :04/09/02 19:14 ID:S/8G0EPa
「さ、夏美ちゃん、これで大丈夫よ」
「うん」
千鶴が素早く小太郎を仰向けにさせると、夏美がその上に跨った。
「な、何を…」
「小太郎君は私達に任せてくれればいいのよ。夏美ちゃん、ほら」
「うん」
夏美は手で小太郎のアレを秘所にあてがい、ゆっくりと腰を下ろした。
「ん…やっぱ…痛いかも…」
「ほら、もう少しよ夏美ちゃん、頑張って」
小太郎の小ぶりなものがずぶずぶと、ゆっくり夏美の中へと埋没していく。
「ん…あ、ああーっ…あふぅっ、ふぅっ、んっ」
「ほら夏美ちゃん、もう少し」
「んっ…もう、ダメ…」
あと数センチのところで動きを止め、夏美は苦しそうな顔をする。それならばと、千鶴は結合部分に手
を伸ばし、夏美の陰核をそっと撫でた。
「ひゃあああっ!」
突然の刺激を受け、夏美は力が抜けて腰が落ち、そのはずみで一気に根元まで入ってしまった。
「あ…、ちづ姉……」
「おめでとう、夏美ちゃん」
「うん…ありがと、ちづ姉…」
感極まって、夏美の目から涙がこぼれた。それを見て、千鶴もつられて涙を流す。
自分の上で、自分そっちのけで盛り上がっている2人を見ながら、小太郎はこのままこの2人に飼われ
るのも悪くはないかなと思い始めていたのだった。
184名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:44 ID:TfNu9c51
この人のはなしではじめて面白かった
GJ! ヮ)b
185名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:53 ID:XtLWUvpt
ぶっちゃけ、なんで座薬は叩かれてるん?
186名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:54 ID:CtJsYRUh
内容が低レベルだからだろ?
187名無しさん@ピンキー:04/09/02 20:23 ID:RoOUvz/A
原作のキャラクター名だけ借りてきたような
俺設定大爆発の駄文を数百レスにわたって書き連ねたから。
188名無しさん@ピンキー:04/09/02 20:28 ID:8kfU5t0Z
まぁ座薬殿の作品は、前回がハッピーエンドだったでごさるから、今回はバッドエンドの方が新鮮で良いでござろうな。
救いようがない程徹底的な地獄を見せてくだされ、座薬殿。


>>144
そんなことないでござるよ。
拙者は、まき絵が悪夢のような目に遭う話が読みたいでござる。
189名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:31 ID:S19jLGEV
キャラをひどい目に合わせて楽しむ己の狂った性癖を
他人に押し付けるためにレス数を浪費してるから

汚物だらけの部屋で数百人に強姦される亜子とかふざけんなや
190名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:59 ID:LoEIV6lt
>>189
あれは最高だった。かなり興奮した。
是非また見せてもらいたいものだ。

というか、あれじゃまだ生ぬるいぐらいだけどw
191189:04/09/02 23:45 ID:S19jLGEV
>>190 まだ生ぬるい!? じゃあミリオンVSワンでも目指すつもりか!?
192通りすがりの座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/09/02 23:58 ID:+AcZL+mR
>>191
>ミリオンVSワン

読んでコーヒーをぶはあっ!って噴いた……それやってみよう
だいぶ先になると思うが、気長に待ってて
193名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:12 ID:bKfBU15N
>>192
やめてください。
バカっぽくてもいいが、ラブラブな明るい話がいい。
だから>>168-170書いている人の刹那・このか話には期待
194通りすがりの座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/09/03 00:19 ID:zImQu8UL
>>193
このせつ以外でどんなカップリングがいい?
被るのはよくないからね
195名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:42 ID:SFUqG4n1
エヴァ、他
196名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:47 ID:ecFQuMmV
どうせ早漏だろ?
197名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:53 ID:Gnc9MhKg
>>192
取り合えず、強姦シーンでもっと男を出してくださいw
今までのは、前作最終話の亜子のシーンを除いては、陵辱する側が女だったり人形だったりして、
正直鬼畜ジャンルに含めるのには、少々甘っちょろい印象を受けていたので。

ソフトオンデマンドのAVみたいに、逃げる女を猛者どもが追い回すような、そんな感じで。
あるいは前作の刹那VS桜子のシーン、あれ桜子の代わりに男だったら最高でした。

ここはエロパロスレなので、エロの1大ジャンルとしてある程度のシェアのある、普通の(男×女の)鬼畜ものがあるのは当然なので。
座薬タンが書いててチンコおったってくるような、そんな話がベストだと思います。
現在の話の延長なら、それこそハード・ヒロピンものって感じでw
198名無しさん@ピンキー:04/09/03 01:21 ID:4M26ZLbw
>>193
気に触ったらすまんが、そういうレスは控えた方が賢明だと思う。
あなた一人のスレではないので。
多用な需要を尊重して欲しい。

あなたの気持ちはとてもよく分かるのだが、今の座薬氏の路線を楽しみにしてる人もいる。
そうした人の楽しみを奪わないでくれ。
どうか頼む。
この通りだ。
199名無しさん@ピンキー:04/09/03 01:53 ID:noOhM2xR
>>198は三文字目をタテヨミ









通ってなんだ?
200エヴァネギ ◆LsUrNEsQeQ :04/09/03 02:16 ID:zImQu8UL
 その肉体は、名残惜しそうに肌の上を滑り落ちていく水滴たちの声が聞こえそうなほど
に艶かしかった。ネギは顔にこそ照れと戸惑いの理性を浮かべていたが、やはり興奮した
股間が固くなっていくのを抑えることができず、若さ故の性欲を持て余しながら、苦しげ
に下半身を震わせている。
「う、うう……」
「ふふふっ、どうしたのだ、坊や? すいぶん苦しそうだが」
 エヴァはシャワーの水滴をぽたりぽたりと垂らしながら、隅で小さくなっているネギに
近づいていく。目の前の熟れた肉体の、脳を蕩けさせるような甘い香りを麻痺するほど吸
い込み、大きく揺れる乳房の存在感に目を奪われ、男の理性を壊す妖艶な笑みを凝視する
少年の肉体と心は、大した抵抗もできずに絡めとられてしまった。
「師匠、ぼ、僕……み、見ないでください……」
 ネギは腰に巻いたバスタオルの下で直立している性器を誤魔化そうと、その硬直を両手
で押さえつけている。そんなネギを嘲笑うかのようにエヴァは指を鳴らし、その魔力でネ
ギのバスタオルを剥ぎ取ってしまった。
「あ、ああっ! だ、だめ!」
 ピン、と立ち上がったネギのペニスは、今にも爆発せんばかりに脈打っている。
 勃起したネギの男性器の逞しさを見たエヴァは、ほう、とからかうように笑った。
「す、すみません……ぼ、僕、我慢できなくて……」
 魔法を操る精神トレーニングとして、エヴァといっしょに修行後のシャワーを浴びてい
たネギ。平常心を保てとの命令だったが、目の前の大人エヴァの男殺しの肉体を前には
ひとたまりもなかった。
「あ、あの、師匠……」
 透明なカウパーを垂れ流す自分の性器を恥ずかしそうに見つめながら、ネギはエヴァの
言葉を待った。エヴァはその時、美味そうな果実を見つけたような笑みを浮かべていた。
201座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/09/03 02:22 ID:zImQu8UL
↑は試作、続くかどうか分からない
ビブリオンは大体の話は考えてあるから、取り敢えず続ける

ではまた
202名無しさん@ピンキー:04/09/03 03:11 ID:OOOVG8QZ
>>201
最近とみに筆が荒れ気味。もう一回平仄整えて推敲した方が吉。
203名無しさん@ピンキー:04/09/03 17:02 ID:y+SncWah
>>197
でも、男キャラを出すとなると、無個性な名無しキャラかオリキャラになるわけで。

性格付けが平々凡々な名無しと、原作には影も形も無いオリキャラ。
どちらも出さないで欲しい、原作キャラだけにしてくれ、とか言う人も居ると思う。

だから、単純に男×女でないといけないと言い切れない……
他の作品だったら別だけど、何しろ男キャラが皆無な作品だから。

ちなみにこんな事言ってますが、私は陵辱話とか嫌いです。誰かもっとほのぼの書いて。








あぁ、俺にエロを書く腕前があれば_| ̄|○
204名無しさん@ピンキー:04/09/03 17:18 ID:F1YCsEAi

思ってることをズラズラと書きゃよいのです。
205エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/03 19:06 ID:o2sL62VF
規正解除されたかなー
206エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/03 19:09 ID:o2sL62VF
>>117
>>143

応援ありがとうございます。マジうれしいです。
これからもエロエロ展開目指してがんばりますので応援のほどを
207+MsjtAH+:04/09/03 21:24 ID:bET1NWUc
エロゲ屋さんお帰り〜w
ガンバーてくださいね( ´∀`)
208名無しさん@ピンキー :04/09/03 23:31 ID:A5JDq2lP
>>+MsjtAH+さん江

首を普段の十倍くらいに伸ばして待ってますのでガンガッテ

209189:04/09/04 00:53 ID:yK6gebzo
>>座薬氏江

エロパロ保管庫を見て、貴殿について
著しい誤解をしていたことを自覚しました
誠に申し訳ありませんでした
>>189での発言は撤回いたします

夕映×ネギのが最高でした あんなのを待ってます
210名無しさん@ピンキー:04/09/04 00:58 ID:TCVsHtRt
どうでもいい氏んでくれ
211189:04/09/04 01:05 ID:yK6gebzo
それはオレに向けて? それとも座薬氏?
212名無しさん@ピンキー:04/09/04 01:20 ID:TCVsHtRt
両方に決まってるだろうが
213名無しさん@ピンキー:04/09/04 15:04 ID:jLgQPDDp
その辺にしとけ。また早漏非が来るぞ。
214189:04/09/04 23:01 ID:yK6gebzo
なら先にお前が氏ね そのあと俺はのびのび生きる
215名無しさん@ピンキー:04/09/04 23:19 ID:iGN9BNPs
なんて正直なやつだ
216(o^v^o) :04/09/05 21:28 ID:+eMM8PlZ
呼んだ?
217名無しさん@ピンキー:04/09/05 22:03 ID:/5vZfqa2
厨房はほかっとけ
218名無しさん@ピンキー:04/09/06 04:53 ID:pvCPVDbY
>203
>でも、男キャラを出すとなると、無個性な名無しキャラかオリキャラになる訳で。

ネギまでエロつーとそこが最大のネックになるね。
結果座薬氏の様に人外プレイになるかエロゲ屋氏の様な量産型っぽいエロSSになるかな訳で。

座薬氏のボーダーフォンの設定だとエヴァは魔法使えない世界なのでしょうか?
根本的に器になった生徒が行方不明で大騒ぎ中?
219座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:24 ID:BapfnizF
NEW注意書テンプレ―――
バッドエンドかハッピーエンドか決めていませんが、とりあえずビブリオン輪姦陵辱まではのんびり書いていきます
グロ表現ありなので注意、例によって苦手な方はスルーしてください

あと、要望があったのでエロパロ専用のトリップをつけました
「◆FePZUCQ9Q6」なので変更お願いします


>>163の続き

220魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:24 ID:BapfnizF



                         V



「部活の連絡会しゅーりょーや。さて、ウチも宿題の本を探そっかな」
 エア・トレックで階段の手摺を駆け上がる大和撫子、近衛木乃香さんはそう言って部屋を出てい
った。あの無風の海のような穏やかさと、トンカチで学園長の頭を殴打する赤信号具合は水と重
油の様に分離しているのか、それとも彼女の中では仲良く横一列に並んでいるのかは分からない
が、独自のルールの中で生きている人なのは確かだった。
 部員たちもみんな外に出ていき、部屋に残っているのは私と夕映だけ。
「さて、のどか、私たちはどうしましょうか?」
 夕映は部室にある本棚を適当に眺めながらそう言った。棚にあるのは読み終わった本ばかり。
夕映の頭の中には、全ての本のタイトルと大体の内容が入っていることだろう。
「ゆえゆえはもう、どの本で宿題をするか決めちゃったの?」
「いえ、まだ候補を絞りきれていませんね。哲学でも童話でもファンタジーでもいいのですが、批評
までしなければならないとなると、やはり課題の完成度を考えて本をチョイスしなければなりませ
ん。自分の能力で批評できるレベルの本となると、どうしたものでしょうか……」
「う、うん、そうだね」
 好きな本のどれを選べばいいか迷っている私とは、少し考えていることが違うみたい。
「のどかはどうするつもりなのですか? まさかライトノベルとか言いませんよね?」
「え、ダメかなー」
221魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:25 ID:BapfnizF
「もう少しマトモな本にするべきです、私はそう思いますね」
 夕映はそれだけ言って
「そう言えば今月の新刊ですが……」
 と次の話題に入った。夕映は本のことに関しては、私に遠慮なく意見を言ってくれる。
 しかし、夕映は考え方を私に押し付けたりはしないので、同じことを二度と言ったりしないだろう。
「あ、そうそう、ゆえゆえに頼まれた本3冊は、きちんと学園の図書室に入るようにしたよー」
「感謝です。のどか」
 まあ、そういうこと。図書館に入る本の20%ぐらいは図書委員の趣味だし。
 私たちは時代劇の御代官と越後屋のようにくすくすと笑いながら、もうすぐ読むことができる新刊
への期待を膨らませた。


                      *


 木乃香お嬢様が図書館探検部の部室から出てきたのを確認した私、桜咲刹那は尾行を悟られ
ないように一定の距離をおきながら、お嬢様の後を追っていった。
 正直なところ、お嬢様が図書館探検などという危なっかしい部に参加していることに、少し言いた
いこともあるのだが、それは近衛家の教育方針に干渉することになりかねないし、奉公する自分
にそんなことが許されるはずもなく、悩みながらも護衛を続ける毎日である。
 まあ、地下に行かない限りここは普通の図書館だ。落とし穴もボーガンもレーザー光線も設置さ
れていないし、落ちたら怪我では済まないような危ない場所もない。
 ただ、私は今日の図書館島に、何か不穏な気配を感じていた。
 気のせいだとは思うのだが、私の中の第6感が警告している。何か危険な存在が、カメレオンの
ように背景に融け込んで獲物を待ち伏せているような嫌な感じがしてならない。
 もっとも、その何かがお嬢様に害を加えるようなことがあれば、私の行動は決まっている。
 木乃香お嬢様に害為す輩、誰であろうと例外なくこの剣で切り伏せてやる。
222魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:26 ID:BapfnizF


                     *


「ひ、い……」
 虎にロックオンされたカラーヒヨコのように身を震わせていた私、村上夏美の前で、ちづ姉を食べ
て支配した魔法書『黒の導』は、ちづ姉の声と顔を使ってにたりと嗤いながら、
「お前の心はどのような味がするだろうな。この娘のようにほどよく熟れていれば喰らい応えもある
のだが、果たして貴女はどうかしらね、夏美ちゃん?」
 途中から本物のちづ姉のようににっこりと微笑んで、私を試すように顔を凝視してきた。
「ち、ちづ姉……? ちづ姉なの!?」
「我は那波千鶴であると同時に、私は『黒の導』なのよ、夏美」
 『黒の導』のようなちづ姉が、いや、ちづ姉のような『黒の導』が、薄っすらと笑みを浮かべて、ま
るで貴族が奴隷に優しく話しかけているような位の違いを匂わせながら、私に優しく言った。
「だから我は那波千鶴が、お前をどう思っているかも分かる」
 ちづ姉が、私のことをどう思っているか? 
 そう心の中で反芻した時、私の心で激しい稲光が起こって嵐が吹き荒れた。突然告げられたそ
の恐ろしい言葉に、私は奈落の上を目隠しして綱渡りしているようなどうしようもない、抗うことすら
難しい恐怖に襲われていた。
 考えなかったのではない。今まで、考えないようにしてきたことだ。
 『黒の導』はそんな私を見透かすように嗤いながら、じわじわと思考の袋小路に追い詰めてくる。
「教えてやろうか? お前がどう思われていたか?」
223魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:27 ID:BapfnizF
 そ、それは―――そんなのは、知りたくない。
 私は急に怖くなって、必死に頭を横に振った。
 私にとってちづ姉は、何でもできて本当に近くにいれるだけで嬉しい憧れの存在で、それほどの
人だったのだ。この気持ちは紛れもない本物で、これが嘘偽りの演技なのだとしたら私の辞書に
本物という言葉は最初から存在しないに違いない。
 でも、ちづ姉はどうなのだろう?
 ちづ姉は私のことをどう思っているのだろうか? 
 考えたこともなかったけど、もし、嫌われていたとしたら……。
「この那波千鶴は、お前が思っているよりもずっと優しく、恐ろしい女だ」
 ぱっくりと口を三日月にして、『黒の導』は悪意に満ちた笑みを浮かべた。
「ふふふ、私もあやかもいなくて夏美が部屋で1人の時、夏美は私のベッドで猫のように丸まって、
シーツに包まってごろごろしながら、枕とかに残った私の香りを嗅いで眠ったりしているわね。しか
も、眠る以上のことも何回かしている。私のベッドは快適なのかしら? 夏美?」
 私の心の中で核爆発が起こった。
 どうして、それを……。
 頭の中で何かが壊れる音が聞こえた気がした。絶対に知られてはいけないことが、絶対に知ら
れてはいけない人に、知られていた。そんな、そんな、そんなの―――。
「や、止めて……」
「夏美は私とあやかがお茶をしている時に、進んでカップを片付けてくれるわよね?」
「そんなこと……そんなこと、言わないで、ちづ姉!」
「あら、何を慌てているの? ただ、冷めた紅茶のカップを片付ける時、私が飲んでいた紅茶を、捨
てる振りをしてこっそり飲んでいるだけなのに。そう、冷たい紅茶を、私の唇が触れた場所と同じ場
所に唇を重ねて、じっくりと味わうように、こくり、こくり、って。苦かくて美味しくなかったでしょうに、
それを飲み干した時の夏美ちゃんの嬉しそうな顔や、その後の罪悪感を感じているような顔ときた
ら、もう思い出すだけで」
224魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:28 ID:BapfnizF
「いや……いやああ!」
「あ、そうだ。私にお手紙がくるのが気に入らないのかしら? 私の携帯や、靴箱に入っているラブ
レターを毎日チェックしているわね。もしラブレターを見つけたらポケットに隠して持ち去って、女子
トイレの個室でびりびり、びりびり、破いているのよね」
「ち、違うの……違う……」
「びりびり、びりびり、びりびり、びりびり」
「ああ、ああああっ!」
 私は訳も分からず大声を上げながら、耳に流れ込んでくる呪いの言葉を遮断しようと、手で思い
っきり耳を押さえた。バレていた? 全部、バレていたの? 私が隠していたことはちづ姉は全部
お見通しで、全部バレていて、ちづ姉はそれでもいつもと変わらないように私に接してくれてい
た? 朝御飯をいっしょに食べて、いっしょに学校に行って、いっしょに休み時間を過ごして、いっし
ょに帰る……全部分かっていて、あんな風に……違う、こんなの嘘だ、嘘! 嘘! 嘘っ!
「嘘よっ!」
 頭の中が沸騰している気がする。脳味噌が3日経ったシチューみたいにぐつぐつ煮詰まって、細
胞とか何とかがジャガイモやニンジンみたいにどろどろのぐちゃぐちゃになって、もうめちゃくちゃに
焦げ付きまくって、ちづ姉の嗤う顔をみた途端、もう我慢ができなくなって私は喚いた。
「お前の気持ちはよく分かるぞ。なぜなら我は『人そのもの』であるからな」
 ちづ姉は蔑むような冷たい目で、私に言い放った。
「本当、夏美は貪欲で醜い娘ね」



225魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:29 ID:BapfnizF
 私はがくりと膝をついて、何も考えられずにちづ姉を見上げていた。
 ちづ姉はいつもと変わらない、優しさが滲み出している微笑を浮かべながら私を見下ろしている。
もう何もかも、世界すらも滅亡したような気分になっている今でも、私とちづ姉の関係はこうやって
存在しているのだから、これはもう本物であると考えていいのかも知れないが、もう私の中の本物
が何の価値もないことは明白なので、私は何もできずに見上げているだけだった。
「これからお前に、我の子を映し込む」
 『黒の導』がそう言うと、本体である黒い本のカバーが波打って、そこから一冊の黒い本がどろり
と生れ落ちた。その本は甘い蜜の花を見つけた蝶のように私の胸に飛んできて、そのまま吸い込
まれるように胸の中に消えていった。
 特に苦しいわけでもなく、私はぼんやりとその光景を見ていた。
 ただ、私の心が書き換えられていくのが分かった。
 『黒の導』に服従するように、村上夏美は黒い本に変質させられていく。
 でも、それで、ちづ姉への想いが本当に価値のある本物になるのなら、それもいいと思った。
「子を映し込まれた人間が辿る道は2つしかない。そこの女のように自我も魔力も失い、精神エネ
ルギを全て我に奉げ続け、我の命令で朽ちるまで動き続ける『器』になるか」
 天ヶ崎とかいう眼鏡の女性の『器』見て、『黒の導』は嗤った。
「それとも、お前のように適合するか、だ」
 気が付くと、私の中に消えた黒い本は、タイトルが入った別の本になって私の胸元にあった。
 私はその言葉を読めなかったのに、なぜか、この題の意味が分かった。
226魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:30 ID:BapfnizF
 『灰かぶり姫の復讐』。
 その本はまるで生きているように温かくて、私はそれを抱き締めると、なんだかほっとした。
「ごく稀に、我に『適合』する人間が現れる。我の肉体となり得た那波千鶴はその最たる例だが、お
前のように我の子に適合するのもその同列にあたる。我の子はその人間の中で、その人間に適し
た魔法書に変わり、その人間に異能を与える」
 ちづ姉はにっこりと微笑んで、私の身体を抱いた。
「その魔法書は変化の能力がある。変わりたいと思う心を力に変えて発動する魔法書。それを使
って私のために動いてくれれば―――私はいつまでも貴女のちづ姉でいてあげる」
「ちづ姉……いや、『黒の導』」
「可愛い夏美。私の夏美。私はとても飢えているの。何百年も何も食べることができなかったから
ね。もう、お腹が減って減って堪らない。こんなに沢山の人間が近くにいて、もう食べたくて気が狂
いそう。人間の憎悪と恐怖と絶望を食いたい。煮えるような毒々しい熱さと痺れるような冷たさとク
セのある粘り気を心ゆくまで貪りたい。さあ、その手に入れた力で」
 私の頭を撫ぜながら、
「私の飢えを満たしてちょうだい」
「はい、『黒の導』」
 『黒の導』の、ちづ姉の言うことだから、それに逆らうことなどできるわけがない。
 黒い魔法書は光り輝く一本の杖に変わった。先端に羽が生えたハートが付いている、柄がピン
ク色の魔法のロッド。柄には赤い宝石が等間隔で埋め込まれていて、綿のように軽くて鋼のように
固い物質でできていた。
 ロッドからは白い灰が玉手箱の煙のように噴き出して、着飾った大女優が登場する演出のように
私の身体を朦朦と包み込んで隠していく。
227魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:31 ID:BapfnizF
 どろろろん。
「………」
 煙幕が晴れた後の私は灰と泥で汚れたドレスを着て、呆然とその場に突っ立っていた。
 スカートは獣の爪で裂かれたようにボロボロで足が寒く、生地は継ぎ接ぎだらけで所々布の色
が違っている。手足は爪の間まで真っ黒で、灰と泥で肌の色も分からない。ぼさぼさの真っ白な髪
の毛はまさしく灰かぶりという名に相応しい、これが現実の私の姿。
 灰の雨がしんしんと厚く積もる中、私は涙を堪えながら魔法の杖に願いを込めて唱えた。
「導の化身たる黒き書よ、終りの鐘が鳴り響くまで、私の姿を変えてください」
 ボロボロのドレスと灰が舞い上がる。見えない力の渦が台風のように私の周りで吹き荒れている
のが心地良い。これは姿を変える魔法の粒子、この中で私は好きな姿に変身できる。
 それが『黒の導』より与えられし『灰かぶり姫の復讐』の異能。
 私は何に変身するかを考えた。
 できるだけ怖くて強いのがいいが、急に考えてもなかなか思い付かないので、昨日やっていたテ
レビゲームのボスキャラに変身することにした。神話とかに登場する有名なモンスターなので、強
くて怖い条件もまあ満たしているだろう。
「変化」
 私がそう唱えると、魔法の力で私の身体が変わり始める。私の身体は尻尾が生えて、頭が増え
て、そのまま巨大化して、『黒の導』の封じられていた部屋を積み木の城を崩すようにぶち破り、
そのまま復旧しつつあった存在隠蔽の魔法結界も卵の殻のようにぶち破って―――。
228魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:32 ID:BapfnizF



                    W



「もう、こんなに沢山本あったら逆に決められへんやんか。どうしょうかなあ―――」
 友達のまき絵や裕奈と本を探しているウチ、和泉亜子は、この途方もない図書館島の本の量に
圧倒されまくっているわけで。好きな本を探すだけで何日かかるか分からへんし、今日は30分後
にサッカー部のマネージャー業が控えとるし、今日は下見程度で撤退になりそうな感じや。
「うんしょ、っと」
 上棚の本を取るための椅子から降りて、この本棚群のどこかにいるまき絵と裕奈を探すことにし
た。何か一声かけてから図書館島を出ることに決めた。
「あ、亜子」
「裕奈」
 裕奈が本棚の影から出てきた。ちょうどええからまき絵にも伝言を残してさっさと出口に行こうと
思ったウチは、その旨を裕奈に伝えようと口を開いて異変に気付いた。
「……ん? どしたん? 裕奈」
 裕奈が蒼白になって、まるでウチの真後ろでエイリアンが口を開けているかのように震えながら、
じりじりと後退していった。
「あ、ああ、あ、亜子、う、うし、後ろ、う、後ろに……」


 グオォォォォォ―――――――。グオォォォォォ――――――。


「…………」
 ウチの背後から巨大な獣の唸り声のような音が聞こえて、空気をぶるぶると震わせた。
229魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/07 00:34 ID:BapfnizF
「ひっ! 来ないでえっ!」
 裕奈が短い悲鳴を残して走り出したと思ったら突然、車ほどもある大きな蛇の頭がUFOキャッチ
ャーのUFOみたいに降ってきて、裕奈にがぶりと噛み付いた。
「あ゙っ、あ゙あ゛あ゛あ゛あ゛―――――――っ!」
 蛇の頭はそのまま、急上昇する絶叫マシンよろしく裕奈を持ち上げていってしまった。
 裕奈が持っていた本がどさりと裕奈がいた場所に落ちてきて、その上から赤い雨が落ちてきた。
「…………」
 ウチは呆然と、裕奈が何かに捕食された一部始終を眺めていた。



                                               <続>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次から色々と過激になりそうです
図書館島は大騒ぎ

>>202
そ、そうかな……

>>203
ネギと小太郎とフェイトと近衛家・タカミチぐらいだからね>男

>>218
いや、エヴァは魔法使えるよ

ではまた
230名無しさん@ピンキー:04/09/07 02:26 ID:b2sTIN09
>座薬氏
まずは乙。
えーと夏美の心がズタズタにされる所が萌えシーンでしょうか?ハァハァ
言葉の刃は性質が悪い・・・

あと確かに裕奈殺すなって言われる引きですな。

>いや、エヴァは魔法使えるよ
・・・エヴァ、隙を突かれたのか?(呆
だとしたら茶々丸は芋蔓式、ゼロ軍曹は・・・エヴァに魔力無いから飾りかw

ネギは生徒が行方不明でヘこんでそう。
231名無しさん@ピンキー:04/09/07 10:02 ID:tdNagrn2
>>座薬
素直にイイ。
前作よりも面白いかも。

ただ、夏美の壊し方が少々足らんな。そこはもっと時間をかけて追い込むところ。
それ以外はまずまず。
232名無しさん@ピンキー:04/09/07 18:39 ID:9qQyrgOV
座薬タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
やっぱ百合ネタは悲壮感漂うシチュがいいねー。

で、次回だけど、
もちろんバリ鬼畜を期待していいんだよね?ね?
233名無しさん@ピンキー:04/09/07 19:34 ID:Nq5qSO6o
このSSどうすりゃいいんだろう‥‥‥。
この刹書いたのに神の後だと恐れ多くて出せないよう。
あ、でも楽しく読ませてもらってます。
+MsjtAH+様がんばってください。
234名無しさん@ピンキー:04/09/07 19:40 ID:m68/Voy2
>>233
今すぐ投下すればいい
235名無しさん@ピンキー:04/09/07 19:56 ID:Nq5qSO6o
でもやっぱり出直してきます。
どう読んでも質のレベル違いますし。
ちなみに内容的には、刹攻めこの受け(の予定)です。
途中で逆転するかもですが。
それでは、またいつか。
236名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:48 ID:8rr/yekN
これが噂に聞く「誘いうけ」か。
237名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:10 ID:180RHvJG
座薬のオナニーなんかより、エロエロせっちゃんが読みたいです!
238名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:27 ID:TUNUe7wo
>236
あまりに露骨なので目眩がするくらいにな(w
まぁ、できの悪い代物を投下するのは>233の為にもなるまい。
いずれ自信を持って投下できる代物が完成する日まで(いつになるやら知らぬが)
二度とこのスレの敷居を跨がぬ方がよかろう(w
239特厨非FAN ◆AntiT24WoA :04/09/08 00:05 ID:zzjrTmXj
>>233 >>235
せっかく書いたのに世に出さずに日の目を皆言ってのももったいないよ?(≧∀≦)
自信がないなら、あずさちゃんのスレに投下しよーよ♪(#^ー゜)v

【ピュア】 特級あずさちゃん♪ 好き好きスレ 【ちょっとお茶目?】
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/negima/1086447191/

(o^v^o)人(^0^)
  ↑   ↑
  僕  ID:Nq5qSO6oたん
240鬼畜注意:04/09/08 13:41 ID:wSC5SVsh
「ねえ、やっぱ明るい道通ったほうがいいって」
「今更何言ってんのよ」
部活の帰り、寄り道して帰りが遅くなったチア部の3人。近道と称して柿崎が細い路地に入ってい
ったため、後の2人も仕方なく後を追っていった。しきりに釘宮が引き返すように言うが、柿崎は
それを突っぱね続けていた。しかし、あまりの薄暗さに柿崎も内心、後悔し始めていた。
「ねえ、あれ…」
桜子が怯えたような声を上げる。その指差した先には、がらの悪そうな男がいた。こっちを見てニ
ヤニヤしている。
「目を合わせちゃダメ」
よく見ると、がらの悪そうな男は1人ではない。2人、3人…。いつの間にか、彼女達は10人近
くの男たちにとり囲まれていた。
「ねえ、やばいって」
怖くなった3人は小走りになってその場を去ろうとしたが、男の1人がその前に立ち塞がり、乱暴
に柿崎の腕を取った。3人の足が止まる。
「は、放してくださいっ」
気丈にも抗議の声を上げる柿崎、しかしその声は恐怖に震えていた。男はふざけた調子で柿崎に話
しかけた。
「なー、姉ちゃん、俺と遊ぼうぜ」
男の顔が柿崎のすぐ近くに迫った。柿崎は恐怖のあまり声も出ない。
「柿崎っ」
釘宮が横から男を突き飛ばすと、柿崎の手を取って逃げ出そうとした。
「逃げるよ」
「う、うん」
しかし、腰が抜けてしまったのか、柿崎はうまく走れない。結局3人はすぐに捕まってしまった。
突き飛ばされた男が釘宮の頬を張った。
「痛てぇじゃねぇか」
「キャッ」
痛みというより、頬を張られたその事自体のショックで、釘宮はへたり込んだ。
「釘宮っ」
「ひとの心配してる場合じゃないと思うぜ」
241鬼畜注意 :04/09/08 13:41 ID:wSC5SVsh
別の男が柿崎を羽交い絞めにしながら言った。男は片方の手を柿崎の胸に回し、鷲掴みにした。
「いやあっ」
「美砂っ、円っ」
「あんたはこっち」
別の男が桜子の腕をつかみ、引っ張っていった。一方、柿崎を押さえ込んでいる男は胸をまさぐり
ながら、反対側の手をスカートの中に入れてきた。気色悪さに寒気が走る。柿崎は反射的に股を閉
じてガードした。
「無駄な抵抗はやめろって、楽しもうぜ」
「いやっ」
柿崎は腕を振り回し暴れて男を振り払ったが、すぐに他の男がやってきて、今度は2人がかりで押
さえつけられた。
「やだ、放してっ、放せこのっ」
「放せっつって放すバカがいるかよ」
そういうと男は柿崎の後ろに回り、スカートの中に手を入れると、一気にパンティを膝下までずり
下ろした。
「きゃあっ」
思わず柿崎は座り込んだ。しかし、男は柿崎の腕を取り、関節技の要領でひねり上げ無理やり立た
せた。そのまま前に倒して柿崎に下を向かせるともう一方の男に声をかける。
「とりあえず一発犯って黙らせるか。ちょっと腕持っててくれ」
正面の男に柿崎の腕を渡すと、男は柿崎のスカートを捲り上げた。
「へへっ、いいケツしてんじゃねぇか」
屈みこみ、柿崎の尻に顔を近づけると指で割れ目を撫でた。
「…っ」
屈辱と恥ずかしさで柿崎の顔が朱に染まる。屈み込みたかったが腕を極められているためそれはか
なわない。もう片方の手も正面の男に押さえられているため抵抗らしい抵抗もできず、柿崎はされ
るがままになっていた。後ろの男の手が股の間に入り込み、柿崎の口からひっという悲鳴が漏れる。
「や…、やめて、放してよっ」
男は固く閉じられた太股を強引にこじ開け、柿崎の秘裂に指を這わせた。
「おや?やめろって言ってるわりには体は正直じゃないか」
柿崎が言葉を詰まらせる。男の指先はとろりとした粘液で湿っていた。
242鬼畜注意:04/09/08 13:42 ID:wSC5SVsh
「準備はいいみたいだな」
男は柿崎の腰に手をあてがうと、肉棒を柿崎の中心に押し当てた。
「ひっ」
異物感に柿崎は怖気が走る。
「いくぞっ」
男は一気に腰を突き上げた。強い抵抗感を予想した男は、さしたる抵抗もなくすんなり奥まで入っ
たことに拍子抜けした。
「何だぁ?お前、処女じゃないのか?近頃の女子中学生ってのは乱れてるな」
処女じゃないと知って、男は明らかに落胆した様子だった。柿崎は屈辱に呻いた。
「もっと自分を大切にしなきゃいかんぞ」
腰を動かしながら説教を始めた男に、正面の男がツッコミを入れた。
「レイプしながら何言ってやがる」
「違いねえや、ハハハ」
男の腰使いが速くなった。
「よーし、出すぞ」
今まで歯を食いしばって陵辱に耐えていた柿崎が、たまらず懇願する。
「お、お願い、なかはやめて」
「やだね」
無情にも男は腰を押し付けると、柿崎の内奥にどくん、どくんと精を放った。
「ああっ、なかはイヤーーーッ!」
男が体を離すと、柿崎は力が抜けたようにその場に崩れ落ちた。ぱっくりと開いた陰裂からとろり
と白い液が垂れた。
「次は俺の番な」
柿崎が振り向くと、さっきまで正面にいた男が柿崎に覆い被さろうとしていた。
「い、いやっ」
しかし先ほどの陵辱のショックから立ち直れない柿崎は体に力が入らない。男のされるがままに腰
を持ち上げられる。
「へへへ、1発や2発で終わると思うなよ」
そう言いながら、男は柿崎を貫いた。
「い、いやぁーーーー!」
243鬼畜注意:04/09/08 13:43 ID:wSC5SVsh
一方、桜子は両手首をまとめて縛られ、木に吊るされていた。足がぎりぎり届く高さだ。既にスカ
ートは取り払われ、下は白いパンティ1枚、上もブラウスが引き裂かれ、ブラジャーはたくし上げ
られて白い胸元があらわになっていた。
「ね、ねえ、やめてよぉ」
いつもは笑顔を絶やさない桜子も、さすがに苦痛と恐怖で顔を歪めている。男達は下卑た笑いを浮
かべて怯える桜子を眺めていた。男の1人が桜子の足元に屈み込んだ。
「な、何?」
男は桜子の右足にロープを結ぶと、もう一方の端を頭上の木の枝に掛け、引いた。
「へへ、ご開帳〜」
ゆっくりと桜子の脚が持ち上がる。最終的には足首が肩より高い位置まで上がった。
「おおっ、体柔らけぇな」
男達が歓声を上げた。桜子の目に涙がにじむ。
「い、痛い」
男は左足にもロープを掛け、同じ様に吊り上げた。桜子は両腕を高く上げ、頭の後ろに両脚を持ち
上げたアクロバティックな姿勢で宙吊りになった。その格好は屠殺場の吊り下げられた食肉を連想
させた。桜子は苦痛に呻いた。目から大粒の涙がこぼれる。
「ぐっ、ううう…」
男が桜子のパンティに手を掛け、一気に破り捨てた。薄いヘアと、その下のピンクの秘貝がさらけ
出される。桜子は、男達の好奇の視線に耐え難い羞恥心を感じた。
「嫌ぁ、見ないでぇ!」
そのとき、正面でビデオカメラが回っているのに気がついた。
「え…、い、嫌ぁ!」
男が背後から秘貝を撫で回しつつ、耳元で囁いた。
「処女喪失の瞬間を撮ってやる、記念になるぜぇ」
「そ…そんなのいらないよぉ」
桜子はいやいやと首を振る。男は桜子の乳首をつまんでこりこりと弄りながら、
「そう言うなって」
と言った。カメラが桜子の股間にぐぐっと寄る。ピンク色の秘裂は、強引に脚を開かれたため、処
女でありながらほんの少し口を開いてひくひくと動いていた。男は自らの逞しい剛棒を取り出すと、
桜子の秘裂にあてがった。亀頭がめり込む。
244鬼畜注意:04/09/08 13:43 ID:wSC5SVsh
「ううっ」
桜子が次に来るであろう衝撃に身構える。しかし男は亀頭を上下に擦り付けるだけでなかなか挿入
に踏み切らない。
「??」
やがて男は肉棒を退いた。桜子は一瞬、許してくれたのかと思ったがもちろんそんなわけがない。
次の瞬間、桜子の背筋が凍った。
「タ、ダメ、そんなのダメだよぉ!」
男は桜子の菊穴に肉棒を押し当てると、
「オラ、力を抜け!」
言い終わるが速いか、一気に突き上げた。
「ひぎぃいいいっ!うぐっ、ぐうう…」
桜子は白目をむいて悶絶した。上の口、下の口両方からだらだらよだれを流す。辛抱たまらず、
別の男が立ち上がり、肉棒を秘貝に押し当てた。
「ほら、2本目いくぞ!」
「ぅあ…?」
男は返事を待たず、一気に貫いた。ちなみに横から突き上げる形なので、その様子はしっかりビ
デオカメラに収められている。
「ぎいぃいぃいいいい!」
桜子は獣のような悲鳴を上げた。きゅうううう、と激しく2つの肉棒を締め付ける。
「ぐっ、すごい締め付けだ」
「初めてで2穴はキツかったみたいだな」
男達はピストン運動を開始した。宙吊りの桜子の肢体が上下に揺れる。
「ひぃぐ、ぐぅっ、うぐぅ、ぎぃいっ!」
強烈な締め付けに男達はすぐに限界に達した。
「うっ、出る!」
「中に出すぞ!」
どくん、どくん。男達は前と後ろ同時に大量の精を注ぎ込んだ。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」
桜子は獣のような咆哮を上げると、意識を失った。男達が離れると、ぱっくりと口を開けた2穴
からごぽっと音を立てて、白濁液が鮮血とともに流れ落ちた。
「イヤ…こんなの嘘よ…」
245鬼畜注意:04/09/08 13:44 ID:wSC5SVsh
親友が陵辱される様を見せ付けられ、釘宮は茫然自失となって座り込んでいた。自らも処女を散
らされ、破瓜の傷跡が生々しい。
「嘘じゃないさ、全部現実だぜ」
男が背後から釘宮のはだけられた胸を揉みしだく。
「お願いだから、もう許してよ…」
涙を流しながら、釘宮が懇願する。すると男は、意外にもこう答えた。
「うーんそうだな、もう許してやってもいいぜ」
「…え?ほ、本当?」
「ただし条件がある」
「条件?」
「フェラで1発ヌけ」
「ふ、ふぇ?」
言葉の意味がわからず、釘宮は聞き返した。
「フェラチオだよ。俺のチンポをお前が口で咥えてヌくんだよ」
「……!」
「やるのか?やらないのか?」
あまりの事に衝撃を受ける釘宮。しかし、釘宮には選択の余地はなかった。
「…やります」
釘宮の眼前に隆々といきり立った男のシンボルが突きつけられた。思わず顔を背ける釘宮。男は
その頬に肉棒を押し付けて急かした。
「ほら、早くしろよ」
「は、はい」
意を決して釘宮はそれを口に含んだ。
「おら、もっと舌を使えよ」
「ふぁい」
「カリ首に沿って舌を這わせるんだ」
「こ、こうでふか?」
言われるままに、釘宮は男に奉仕した。しかし男のものを咥えるなど初めてのことであり、たど
たどしさは否めない。
「ああっ、そんなんじゃ全然イけねえぞ!」
246鬼畜注意:04/09/08 13:44 ID:wSC5SVsh
男は釘宮を怒鳴るとその頭を両腕で押さえつけ、激しく前後に動かした。釘宮の喉の奥に肉棒が
当たり、息苦しさにむせ返る。釘宮の視界が涙で滲んだ。
「うぇっ、えええっ」
男はなおも自分勝手に腰を振り続ける。なんで私達がこんな目に…。絶望と苦しさで、釘宮は意
識が遠くなった。
「うぉら、飲み干せ!」
突然、男が精を放出した。それは喉の奥に当たり、激しい痛みで釘宮は意識を取り戻した。
「うぇええっ、げぇええっ、ぇほっ、けほっ」
「ちっ、飲めっつったろうが」
痛みが治まると、青臭いにおいが口の中いっぱいに広がり、釘宮は激しい吐き気を覚えた。飲む
なんてことは、とても考えられなかった。
「はあ、はあ、…こ、これで許してくれるの?」
呼吸を整えながら、釘宮はすがる様に男を見上げた。しかし、男は冷酷に言い放った。
「あ?今のは俺が自分でヌいたんだ。許すかよ」
釘宮は全身の力が抜けるのを感じた。男は釘宮を仰向けに押し倒し、両膝を抱えてVの字に開かせ
た。男の肉棒は、先程放出したばかりだというのに、もう回復していた。
「嘘つき…」
釘宮は呟いた。男が釘宮を激しく突き立てている。しかし、釘宮はもう何も感じなかった。すべて
の感覚を失い、釘宮の意識は闇へと落ちていった――。
陵辱の限りを尽くした後、男達は去っていった。虚ろに目を開け、3人は仰向けに倒れていた。し
かし、その目は何も映してはいない。3人の下腹は何人もの男の精を受け、ぽっこりと膨れ、股の
間には逆流した精で、白い水溜りが出来ていた。結局、翌朝、通りがかった人が現れるまで、3人
はこのまま無残な姿をさらし続けていたのであった。
247名無しさん@ピンキー:04/09/08 14:58 ID:uE2eGuCm
すぅわいこー!
パラレルでない鬼畜SSって最近少ないから新鮮でいいなあ。
3人が渋谷なんかで再びこいつらに出くわす続編キボン。
248名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:42 ID:F6gzOzQJ
そのキャラを使ったのが失敗だったな
249名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:45 ID:6jo+Gfnq
>>240-246
チンポ勃ちますた(;´Д`)ハァハァ。
桜子が木につるされてるのが超興奮したぜ!
250クーフェ(・∀・)ィィ!:04/09/08 23:34 ID:LPKlhnof
クーフェで書いていいですか?
251名無しさん@ピンキー:04/09/09 00:34 ID:00w93leo
>>240-246
陵辱ものでも美砂嬢は非処女でいらっしゃるのですねw

>>247
次はホテルに無理矢理連れ込まれ、何てのがいいな。(無茶かな・・・)
252名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:19 ID:3EhOrFOi
>>251
>美砂嬢は非処女

うむ。
作者殿のこだわりを感じますなぁ。
253名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:22 ID:cFQ/fQFq
この三人である必然性が皆無。英子ビビしいにすりかえても誰も気付かないだろうな。
254名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:31 ID:XPETpyDK
>>252
非処女をなじられるシーンが書きたかったと勝手に予想。
255名無しさん@ピンキー:04/09/09 04:55 ID:LmPJF3hG
>253
まー>203でも言われてるけどさ、ネギまって作品上仕方が無いんじゃね?

しっかし本スレバレスレ萌え統・・・どれもこれもネギまスレとして働いてないのは如何にかならんのかね?
256名無しさん@ピンキー:04/09/09 09:38 ID:TOh+i6sD
>>253
美砂と釘宮は、属性のないノーマルなキャラだから文章のみで特徴を出すのは元から無理。
「すりかえても気付かない」これは、誰が書いても同じことが言えるだろうな。

桜子については、最後まで事態の深刻さに気付かずヘラヘラさせることによって特徴を出すという選択肢もあるが、
それでは、あまりにも白痴度が過ぎるだろうしな。
257名無しさん@ピンキー:04/09/09 11:43 ID:OyfTcRYK
凌辱モノでなければそこそこキャラを出せるだろうと思うけどねえ。
チアはああ見えてそれぞれの性格の区別はあるんだから。
258名無しさん@ピンキー:04/09/09 12:04 ID:csYz8Jsl
>>257
書いてくれと頼んでみる。
259エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 12:19 ID:0qlICoFm
ぼくが書いたらあかんでしょうか?
円 美砂 桜子のトリプルレイプ♪
260名無しさん@ピンキー:04/09/09 12:49 ID:3EhOrFOi
>>259
是非、是非!お願いしますだ。
派手に、そしてズタボロに犯ってくだせぇ。
261名無しさん@ピンキー:04/09/09 12:53 ID:3dENjrTK
>>259
お願いします。
淫獣どもに目にものを見せてやってくださいw
262名無しさん@ピンキー:04/09/09 13:03 ID:gtxcHn7a
>259
やる気があるなら即効頼む。
レイプはファンタジーでなくてもできる!!ってところを見せて!
263262:04/09/09 13:20 ID:gtxcHn7a
>259
よく見たらエロゲ屋様
おねがいいたします。
264名無しさん@ピンキー:04/09/09 14:17 ID:5Is55n76
>>259
犯っちゃえ犯っちゃえ。
犯ってくだせえ。
もう壊しちゃってくだせえ。
265エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 15:41 ID:OKvUEOYO
「美砂、来週渋谷で買い物にいこうよ」
 元気良く話しかけてきたのが出席番号17番の椎名桜子。
 横には黒髪をショートにそろえた出席番号11番、釘宮円がいた。
「えーっと…来週はその用事があって…」
 あさっての方向を見て出席番号7番、柿崎美砂が応えた。
「えーなんでー、来週は部活とかないのにー行こうよー」
「ほら…桜子…美砂はね…」
 子猫のように桜子が美砂の周りでぶーぶーと言っていると円が遠慮がちに肘でつついた。
「そっかー美砂彼氏とデートか! いいなぁ じゃ、円と二人で行くから楽しんできてねー」
 桜子と円はワイワイいいながら教室の外に出て行った。
 そんな二人の姿を見送る美砂の顔はどこか影があった。
 美砂は携帯を取り出して、一人で握ったまま迷いながら何処かに電話した。


【生贄 1】

 週末、円と桜子は二人で渋谷の街をウインドウショッピングを楽しんでいた。
「いいよね。美砂は彼氏がいて」
「ん? そ、そうね。やっぱり、その桜子は彼氏欲しいの?」
「うん。ほしー」
 桜子は即答した。
(えええっ、彼氏って…桜子は大胆だなー。キ、キスとか、浜辺で手をつないだり…ふったりきりで…きゃぁぁぁぁ)
 円は自分の妄想をかき消すように手で煙を払うように両手をばたつかせた。
「だって、彼氏とかいればおいしーものとかいっぱい食べれそうじゃん。いいなぁ彼氏がいる人は」
「え!? そ、そうよね…」
 円が一人で赤面していると桜子の携帯が鳴った。着信は美砂からだった。
266名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:54 ID:/AOvK8Fi
>>265
美砂に邪悪な影が…?
ってこれだけの投下は酷すぎるっすよ神様! orz
267名無しさん@ピンキー:04/09/09 15:55 ID:5Is55n76
>>265
続きキボン
268262:04/09/09 16:00 ID:gtxcHn7a
>エロゲ屋様
即効でやってくだすってありがとうございます!
どうなるのかな〜。
269エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 20:08 ID:c9l+d4Y+
【生贄 2】
「もしもし 美砂どうしたの?」
「ひゃん…んん…んんぅ」
「あれ? もーしもーし」
「ん…なんでもないの。円と一緒?」
「そだよー 電話変わろうかー」
「いいの…渋谷にいるのよね…んっ」
「うん。駅降りたばっかり、これからブラブラ買い物してカラオケに行くとこ」
「じゃぁ…道玄坂のいつものデパートに円と一緒に来て……………待ってるから…」
 電話は返事を待たないで切られた。
「美砂から? 何だって」
「道玄坂のとこに来てだって」
「それだけ?」
「それだけ」
270エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 20:08 ID:c9l+d4Y+

 二人は美砂に言われた通りにやって来た。
 再び携帯が鳴る。美砂からだ。
「ついたよー」
「こんにちわ」
 桜子のノーテンキな声に、太い男の声がかぶさる。
「えーと…美砂の彼氏さんですかー!」
「はは、ちょっと君たちに頼みたいことがあるんだけどいいかな?
実は美砂の服が汚れてしまってね。
着替えを用意したいんだが、私は女物の服を用意できないし、
かといってこのままで歩き回るわけにもいかない。
そうしたら、美砂の友達が渋谷に来てるってね。
申し訳ないが目の前にあるビルの地下駐車場まで服を買って来てくれないかな?
もちろんお金は私が払うよ」
 何故、美砂が汚れたことや、電話口に出ないのかを男は説明しなかった。
「いいですよー はい、はい、わかりました。じゃぁ30分後に…」

 美砂が好きそうなトレーナーとフレアスカート、
 それに必要かどうかもわからないので下着を買ってから地下に降りた。
271エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 22:17 ID:c9l+d4Y+
生贄 3】
「ねぇ 桜子…ほんとにここ? 誰もいないじゃん…車も一台も無いし違うビル地下じゃないのー」
「電話でここだって言ってたよ。目の前にある缶コーヒーの看板があるビルの地下だって」
 たしかに、いつもの道玄坂のところから見える缶コーヒーのビルはここだけだった。
「美砂は他に何か言ってた?」
「んーん。彼氏さんが言ってた。ここだって」
「え、美砂からの電話じゃないの? おかしくない? 
 普通、自分の電話で彼氏に服の調達って頼む?」
「いやだって彼氏だし」
 円は桜子の袖を引っ張るように後をついていく。逃げるほど決定的な違和感でもないし、
美砂が心配で逃げるわけにもいかなかった。
 手に持った美砂の服が入った紙袋をぎゅっと握る。
 薄暗い地下駐車場でとても心もとなかった。
「えーっと、椎名さんと釘宮さん?」
 突然、後ろから声をかけられた。
 円があわてて振り返ると柱の影に2メートル以上ある全身を隠すコートを着た大男がいた。
「…はい。そうです。あのぅ美砂は何処ですか?」
 円が恐る恐る聞く、美砂の彼氏なのに怖くてしょうがなかった。
「とりあえず、これを見てくれないかな、最近撮った美砂の写真だよ」
 封印された茶封筒を地面を滑らせるように二人の足元に放り投げた。
 分厚い封筒。写真だとしたら100枚以上入ってる。
「なんですかこれは?」
「察しの通り脅迫の材料だよ」
 駆け引きも何も無い。
 桜子は事情が飲みこめないまま、封を切って写真の束を取り出す。
272エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 22:17 ID:c9l+d4Y+
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
 写真は二人の足元に散らばる。どの写真の美砂は笑っている。
 泣きながら笑顔を強要されているのだろう。
 足元に広がる美砂の顔。
 一枚もまともな服を着ているものはない。服とは言えないような布切れ。
 下着の意味がまったくない下着。
「なんなの…」
 桜子は腰が抜けたのかガクガク震えながら円を見上げて助けを求めて視線を泳がせている。
 円は何も考えないで走り出した。
 頭の中にグルグルと美砂のことが頭をめぐる。どうして何も言ってくれなかったの?
 何で…美砂…友達…。
 目の前の男まで10メートル。
 円は走り出していた。男の顔を引っ叩かずにおられなかった。
 男は円の平手を身動きもしないで受けた。
「くくく」
 男がコートを開くと…中には美砂がいた。
 男の太ももと美砂の太もも同士をベルトのようなもので拘束し、
 足は折りたたんで足首と太ももベルトに引っ掛けていた。
 両手は男の背中にわきの下で輪を作るようにまわされている。
 口には大きなボールギャグを押し込まれて口を封じられ、目隠しまでされていた。
 何本もの太い黒いベルトが美砂と男の体を固定している。
「中々かわいいシャツだろ?」
 
273エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/09 22:35 ID:c9l+d4Y+
ああ・・やっと陵辱が書ける。
長々と3人を動かしてみてなるたけ個性が出るように書いたらエロが始まるまで長い長い。
とりあえず、
>>256氏の

美砂と釘宮は、属性のないノーマルなキャラだから文章のみで特徴を出すのは元から無理。

特徴出てませんかー。頑張ったんですけど。
っていうか美砂しゃべってませんねー。クギミーと桜子だけじゃん。
あれーま ち が え た。
どうしましょうか・・・趣旨が美砂とクギミーの区別化だったのに・・・完全に失敗です。
私の脳内ではバリバリ区別化されてるんですか・・・。それを書かないの意味無いわけで。


>>203 >>197
の流れで男性キャラ他にいるかなーと探したところ。
美砂の彼氏とまきえの弟。亜子の告白した相手。
このへんの下手すりゃ登場しないキャラは好きなように書いても今なら許されるわけですよ。

ちょっと暴走したー 無かったことにしたい・・・言い訳です。

応援ありがとうございます。
マジうれしい。鬼畜陵辱需要が無いものばかりと・・・・。
274名無しさん@ピンキー:04/09/09 23:29 ID:7wt5cmSZ
エロゲ屋氏乙!
クギミーの気の強いところが出てていいと思います。
続き待ってます。
275名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:05 ID:24cR2Csg
エロゲ屋様おつ〜
陵辱はこれからが本番ですね。
趣旨共々頑張ってください。
276名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:12 ID:rGz2aBH2
他人のSSの直後に同ネタで「俺のほうがうまく書ける」みたいなノリで書くのは人としてどうかと思う。
277エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/10 00:20 ID:ei4WKLZO
そういつもりはまったくないですー。
美砂と円は個性的に書くのは無理とのコメントに。

黙っていれば認めることになるじゃないですか。
最初の人がやってしまったネタNOがついても、普段なら無視してます。

けど、ぼく、チア3人娘好きじゃない。

はい。すいません。配慮が足りませんでした。うまく書けるってノリは変わらないですね。
ほんとに失礼でした。

<<240-246さん。
なんというか、別に対比したつもりはないですが配慮が足りませんでした。
278名無しさん@ピンキー:04/09/10 01:40 ID:WTN7HtYv
>エロゲ屋氏
乙!
でもいっそ前スレ埋めるのに使ってほしかったナリよキテレツ。
279名無しさん@ピンキー:04/09/10 02:00 ID:cLunRzVV
>>277
>なんというか、別に対比したつもりはないですが配慮が足りませんでした。

そういう風(俺のほうがうまく書ける」みたいなノリ)には全く見えないから、安心汁。
あなたはこのスレに必要な人材。

これからも、がんがって!
あなたを全面的に支持します。
280名無しさん@ピンキー:04/09/10 08:44 ID:wJi0D+kn
きたぜよ!
美砂シャツ読んだ途端おっ起ったぜよ!
続き楽しみにしとるきに!。
281名無しさん@ピンキー:04/09/10 14:49:34 ID:vj8uZGPv
>>277・エロゲ屋氏
あ、全然気にしてませんよ。書く側であると同時に読む側でもあるので、
むしろそういうのは楽しみですから。
で、ちょっと小難しい話ですが、私はキャラクターを特徴付ける最大の要素は、
「関係性」だと思ってます。要するにAはBが好きとか、Cは嫌いとかです。
キャラ同士が絡んで(やらしい意味でなくて)こそ、はじめてキャラが立つ、と。
で、鬼畜陵辱SSって基本的にキャラ同士が絡まないじゃないですか。
だから元々、構造的にキャラを特徴付けるのは難しいわけです。それを無理して特徴付けようと
したら、 本編に挟めないから導入部がやたらに長くなってしまうみたいな無理が出るわけで。
それでは本来やりたい事とは違ってしまうので、最初からその辺(>253さんの批評とか)は
割り切って>240-246を書きました。そこが不満と言われれば。まあ仕方ないです。
個性を出す別の方法として、特徴のある口調とか、記号的なものを用いるというのも
あるにはあるのですが、元々の原作からしてこの3人のコンセプトが「普通の女子中学生」
ですからねぇ。 そういう意味では>248のおっしゃる通りです。
282名無しさん@ピンキー:04/09/10 15:15:18 ID:wJi0D+kn
>鬼畜SSって基本的にキャラが絡まない
絡まないですかね?
たとえば彼の意のままに美砂が二人を陵辱するというのは・・・。
違うかな?
意味違ってたらごめん。
283名無しさん@ピンキー:04/09/10 15:28:03 ID:Bi6XoT41
>>277
個人的には>>240-246は好きだし、エロゲ屋氏のも楽しみなので気になりません。
続き頑張って下さい。

>>281
喋り方
桜子:大らかでやや子供っぽい。
クギミー:基本的に普通だが、やや古っぽい言葉が混じる。
      また1歩引いたようなセリフも目立つ。
美砂:一番標準。ほんの少し口が悪い。

と自分は理解してますがどうでしょうか?(喋り方以外の要素も混じってるし・・・orz)
284名無しさん@ピンキー:04/09/10 21:32:23 ID:D5JLzt4Z
エロゲ屋サイコー!!
はやく続きを読ませて〜

トリプルレ○プの御加護を我らに!
神よ!!
285名無しさん@ピンキー:04/09/11 18:06:52 ID:Sse8YNlU
…で、このせつはマダー?
286名無しさん@ピンキー:04/09/11 18:18:14 ID:sql5njA+
エロゲ屋氏続きを・・・
287名無しさん@ピンキー:04/09/11 22:04:41 ID:okDuj2OC
漏れもエロゲ屋さんを待つ
ゆえにsage
288名無しさん@ピンキー:04/09/11 23:48:50 ID:J2g7ZuuK
私はこのせつの続きの方を希望します。
289名無しさん@ピンキー:04/09/11 23:56:06 ID:8LHz+KQv
    /\                  、
   | | |   /ヽ   ___△___   丿ヽ
   | | |   i ヽ、/  |金|  ヽ/ 丿
   | | |   ヽ、/    |金|    ヽ/
   | | |    /     |金|     ヽ
   | | |    i       |金|      i
   | | |    |二二二二二二二二二::|
   | | |   l::::    _,ノ' 'ヽ、_    ::::l   ネギまの世界にも参入や!
   | | |  r-.|:::  -=・= , 、-=・=   ::|-、 見事銅メダルに輝いた  
   | | | {  /   .,、⌒) ・_・) ⌒,、ヽ ヽ  }  勇者ノリの活躍をこれからも応援たのむで〜
   | | | .λ_|   ┃トェェヨョェョイ┃   i_ ソ   
   | | |   |   ┃|ョコュユェュ|┃    lヽ`゙ー 、_  
 |二二二二二|   ┃ヽニニニン ┃    l .|    ` - 、 
 l,  、____) |\ヽ  ┗━⌒━┛    ,ノ l |
 |,  、____) | |lヽ    (    )   ,,r'" / |
 |ヽ 、___)ソ  \ `ー/ ̄\一'' / /
  ヽ、____)   \,,  ̄| 銅  |  ̄ /
               \_/

290エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/12 09:44:36 ID:Zrp+a430
【生贄 4】
「んほぉぉぉ」
 篭った美砂の声は円の恐怖を引き起こすのには十分だった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
 地下駐車場を引き裂く絶叫。
「美砂…どうして美砂ぁぁぁ…美砂を放してよ」
 美砂の身体を掴んで男から引き剥がそうとする。
 服の下から伝わる熱気。
 拘束され、身動きを封じられている他に円が気づかないが、
 美砂の二つの膨らみには小粒のローターがそれぞれテープで貼り付けられて悩ましい刺激で美砂を苦しめていた。
「んくぅ…んほぉう」
「くぅ…」
「あんまし、引っ張ると美砂が痛がるぜ。友達ならもっと考えないと」
 男の手が美砂の服の下に伸びて、乱暴に胸をまさぐる。
「ぐぅぅぅ」
 首を振って降り解こうにも男とは無理やり拘束されているのだから痛みに耐える

しかない。
「よーし」
 円の手首を掴んで腰が抜けている桜子の傍に引きずり放り投げた。
「きゃぁ」
 桜子が飛びつくように円に抱きついてガクガク震えた。
 震えが伝染して窓かも感情の針が急速に冷えてくるのがわかる。
 円の手が桜子の肩に触れて、一緒に振るえることしかできなかった。
291名無しさん@ピンキー:04/09/12 14:01:34 ID:z99YFe8I
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

続き!続き!!
292エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/12 20:16:58 ID:HT43KNut
【生贄 5】
「そう怖がるなよ。別に殺そうとかじゃない。安心しろ何も考えなきゃ美砂と同じで幸せになれるぜ」
 言いながら、美砂の身体を優しくなでる。
「ひぃあ…」
 桜子が円を拒絶するように立ち上がって逃げ出した。
「あっ」
 円が息を呑んで声をかけた時、桜子は男からというより二人のクラスメートから逃げだした。
「待って!」
 呼びかけて一瞬止まった桜子は振り向くことなく再び走り出そうとする。
「いいのか?」
 腹のそこから響く太い声。
 怖くて桜子は振り向くことすらできないで入ってきた場所を目指して一目散で逃げ出してしまった。
「いちゃったな…」
「なによ、あんたには関係ない…」
「まあ落ち着けよ。美砂が囚われて、桜子に見捨てられて、これから何をされるかドキドキするかい」
 多いかぶさるように円のジーンズのベルトを緩めてゆっくりと脱がそうとする。
 円は身体を捻って逃れようとしても力の差がありすぎた。
 白い無地のパンツが晒される。
 気丈にも反撃を試みて平手を男の顔に振り上げる。
293エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/12 20:17:35 ID:HT43KNut
「白いパンツが中学生らしくにあってるじゃねぇか」
「いい加減にしてよ。この変態!」
「その変態にパンツ丸出して見られてどんな感じだよ」
 男の視線が円の股間に集中する。こんな場所で見られるのを急速に意識して円は頬を染める。
「へへ、美砂や桜子には見せても平気なんだろ」
「馬鹿じゃない。女同士なんだからあたりまえじゃない」
 男の指がグッとパンツに食い込む。円は小さく呻く。
「ちょっと、どこ触ってんのよ」
 それならばと、今度は円の胸を掴んだ。
「きゃああああ!」
 恐怖の悲鳴があがった。
「ブラはどんなのつけてんだ」
 トレーナーの上着を捲りあげる。パンツとおそろいの純白のブラジャーが露わになった。
 柔らかいコットン素材でできたティーンズ向けのブラジャー。カップはCサイズ。
 下着の上からでも、小ぶりだが形のいい胸の盛りあがりが感じる。
「いやぁ、お願いやめて」
294名無しさん@ピンキー:04/09/12 21:47:55 ID:YlLo9iMl
あなた、エロ過ぎですよ…エロゲ屋さんw
295 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:17:27 ID:AaL5UV2x
>>67でエヴァ母親説で作ると宣言した者です
とりあえず完成したので投下します。今回はエロは無いです
296 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:20:54 ID:AaL5UV2x
 この街には風変わりな人が住んでいる。郊外の森の奥に居を構え、滅多
に他人と関わろうとはしない。
 住人もまた、変わっていて幼い少女と奇天烈な格好をした従者の二人だ。
 家の主人は外見は10歳の少女程度にしか見えず、容貌はフランス人形
の様に人工的なもので、髪はブロンドで眼は碧眼。ぬいぐるみ作りが趣味
なのか家の中には多数の作品が散らばっている。

 主人の世話をする従者は全身が機械でロボットとしか言いようがない。
そんな変わった二人がひっそりと暮らしている。
 この家の主人が真剣に物事に打ち込むことは滅多にない。
 正直言っては失礼かもしれないが、普段は無気力で家事や雑用は全て
従者に押しつける、従者はそれが仕事だから苦にしない。
 こんな怠惰な主人も真剣になることもある。一つは自分達の生活を維
するためにやっている極稀に回ってくる仕事。
 もう一つは海外のペンフレンドの返事を書くとき

「茶々丸、これからコレを郵便局に持っていってくれ」

 主人が常に後ろについている従者に命を出す。徹夜で書き上げた手紙
の返事を届ける役目だ。そんなに急がなくてもいいのにと思うが、主人
にとっては生きがいであり大切な事なのだと理解することにした。

「ハイ、マスター」
 
 茶々丸と呼ばれた従者は主人から厚手封筒と金を受け取った後に敬礼
をし部屋から退室する。
297 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:25:40 ID:AaL5UV2x
 昨日の夜から主人はこの手紙を書くことに没頭していた。B5サイズ
の便箋2枚、書いては書き直し、気にいらないと破り捨てまた書いては
書き直すそんな繰り返しから生まれた心のこもった内容だ。
 茶々丸は主人からは執筆中は『絶対に見るなよ』をきつく言われてい
るので中を拝見することはできないい。しかし、主人は執筆中はブツブ
ツ呟きながら書いているので、内容はだいたい把握している。
 
 奉公先のログハウスを出て、歩いて15分ほどの郵便局に向かう
 この命は何度もこなしているので送り先も料金も分かっている。
 一応のこともあるので確認をする。宛先にミスは無いし、送料も問題
ない。少し料金が多いけどこれは猫に餌を施して来いという意味だろう。
 茶々丸は主人の配慮に感謝しつつ出かけて行った。

298 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:26:54 ID:AaL5UV2x
翌日、主人に呼び出しがかかった。
 相手は主人の雇い先の学園長、主人はこの学園で特殊な警備員の仕事
をしている。特殊と言うのは普通じゃない招かれざる客を相手をするた
めだからである。
 主人は長嘆をつきつつも嫌々承諾し、学園長の待つ学園に向かうこと
にした。目的地は主人の雇い主が勤めている麻帆良学園中等部。家から
学園までは歩いて15分程の距離
 今日は休日の谷間、部活動に励む生徒もまばらで普段は活気に満ちて
いる学園とは大違いだ。
 主人はタラタラタラタラ学園内を歩く、学園長から指定された時間は
午前10時、しかし今は午前10時30分待ち合わせの時間はとっくに
過ぎている。
 この主人は機嫌が悪いと平然と約束を破る困った癖がある。茶々丸
は諌めようと思ったが、逆に機嫌を悪くしてヘソを曲げられるともっと困
ったことになるので黙って付き従う。
 何人の生徒とも通り過ぎるが、話し掛ける人は滅多にいない。クラス
メイトともまともな会話はしない、主人いわく「ガキにはつきあいられん」
とのこと。故に主人と親交があるのはごく一部の人間しかいない。
 校舎に入り、職員室の前を通過しようとした時に主人を呼びとめる声が
した。
299 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:27:41 ID:AaL5UV2x
「エヴァじゃないか、どうしたんだ?」 
 主人を呼び止めたのは、逞しい体躯をした中年の男。服装はキチっとし
ているが咥え煙草と不精髭は頂けない。彼は二人の担任の教師で主人はタ
カミチと呼び捨てにして呼んでいる。彼は主人と付き合いのあるごくわず
かな人間なのだ。
「タカミチか、今日はジジイに呼ばれたんだよ」
 主人ことエヴァンジェリンは辟易しているのかウンザリした口調で返す。
やれやれと嘆息する。
「なんでまた?」
「どうせ下らない説教だろ、あのジジイは説教をしないと気がすまないらしい」  
 それを聞いてタカミチは苦笑した。「時間あるか?」と言ってエヴァンジ
ェリンにふる。エヴァンジェリンは首が縦に振って。
「じゃあ外にでよう、ちょっとここじゃマズイからね」

 タカミチは二人を校庭の近くにある公園に連れ出す。茶々丸は途中で「マス
ターお時間の方は・・・」と諌めたが、
 エヴァンジェリンは一言「待たせておけ」で黙らせた
 校庭の片隅にある公園には人っこ一人いない。休日以外は昼休みになると
生徒がたむろするのだが、休日はガランとして誰もいない。
300 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:30:24 ID:AaL5UV2x
「で・・タカミチなんの用だ。一応ジジイに呼ばれてるから手短にな」
 
もう時間はとっくに過ぎてるいるのだがそんなことはもはや気にない。
 エヴァンジェリンはベンチに腰を下ろすと足を組んだ。はしたないが周
りに人はいないのを確認してのことだ。 
 しばらく世間話をする。仕事や学園の愚痴等をタカミチにこぼす。タカミ
チはニコニコしながら適当に相槌を打ってくる。気難しいエヴァンジェリン
が本音を見せる人間はそういない。
 
 エヴァンジェリンの一通りの不平不満を聞いた後、タカミチは懐から携
帯用の灰皿を取り出し、吸殻を突っ込んだ。一息ついた後に、上着のポケ
ットから小さな紙袋を取り出して差し出した。

「一昨日にさ、エヴァに渡しそびれたものがあってね」
「何だ?」
「ほら、俺、イギリスに出張してただろ。その時に手紙とこれを受け取ったん
だけど現像するのに時間がかかってね。学校が始まったら渡そうと思ったん
だけど、ちょうどいいからさ」

 タカミチは申し訳ないとエヴァンジェリンに拝んで許しを請う

「別に構わない」

 謝罪を軽く流し袋の中身を確認する。咎める気は無かったわけではないが袋
の中身に気を取られていた。封を解き手を中に入れる

「・・・・・・」

 
 
301 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:32:13 ID:AaL5UV2x
 中に入ってたのは数枚の写真だった。エヴァンジェリンは一枚一枚写真を丁寧
にチェックする。一枚目をみた途端、愛想のかけらもない仏頂面が破顔した。

「余計なことしおって」

 タカミチを詰る。怒ってるわけではない、エヴァンジェリンにとってとても嬉し
いことなのだが、それを撮ってきてくれたタカミチに感謝の言葉の一つもでない自
らを恥じる。
 写真を袋に戻し大切に大切に袋を抱きしめる。

「そうそう、ネギ君卒業試験合格したってさ。今朝お姉さんからメールが来てたよ」
「そうか・・・すまんな、タカミチ」 

 タカミチは「いやいや」と謙遜する。

「卒業式は来月だってさ。で、話は変わるんだけどね」
「?」

 さっきまで神妙な顔つきだったタカミチがニヤニヤし始める。

「卒業祝いだよ、卒業祝い」
「卒業祝い?」

 オウム返しをするエヴァンジェリン。茶々丸はマスターが意味を理解してないと
みたのか

「卒業祝い、学校で所定の課程をクリアーした学生に記念になる贈り物を送ること」 
 と、フォローをいれる
「言われんでも分かってるわ!」

 茶々丸にツッコミをいれる。二人のやりとりが面白かったのかタカミチは思わず吹
きだした。
302 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:33:35 ID:AaL5UV2x
「そういえば、エヴァは卒業祝いもらったことなかったんだよなぁ」
「・・・・・で、どうすればいいんだ?」
 
エヴァンジェリンは顔を真っ赤に赤面しタカミチに相談する。さっきまでの仏頂面
は嘘のように激変して、いつのまにか歳相応の顔になっている。

「そうだなぁ、エヴァと同業者なんだから何が必要かは考えれば分かるんじゃないか?」

 タカミチはハッキリとした答えを言わない。常に自分で考えさせて答えを導きださせ
ようとするのが彼の方針だ。
 エヴァンジェリンは自分の持っている蔵書や道具を次々とリストアップしていくのだが
茶々丸に次々とカットされていくのだ。これではどっちが主従なのか分からない。

「大量殲滅魔法!これは凄いぞ、街一つ消すのは造作ない」
「子供には危険すぎます」
「私の作った秘蔵の薬は?飲めば魔力が数倍に増すぞ!」
「マスター・・・育ち盛りのネギ様に飲ますのですか?アレは危険極まりないです」

 候補は次々と挙がっていくのだが、茶々丸に片っ端から切り捨てられていく。
 タカミチはやりとりが面白いのか、助け舟も出さずに黙って聞いている。

「じゃぁ、何にすればいいんだ!?」

 茶々丸にヒステリーを起こす。だが、茶々丸にはなんの意味もない。
「先ほどからマスターは危険性のあるものしかリストアップしていません。危険性の

無い物ならば、私は依存はありません」
 両者の意見は全くの平行線で妥協点はまったく見出せない。面白がってたタカミ
チも解決しそうもないので、さじを投げ仲裁に入った。
303 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:38:34 ID:AaL5UV2x
「まぁまぁ、落ち着けよ。中学生から高校生になると学習の内容が新歩するように
少し先を進んだ物を送ればいいんだよ」

 タカミチの仲裁が入り、両者は一時議論を中断する。  

「何にするかはゆっくり考えなよ、まだ時間はあるんだからさ」
「私もそれが賛成です。マスターはしばらく頭を冷却する必要があります」
「お前が言うな!」

 タカミチは腕にかけている時計を見て

「じゃぁ、俺はそろそろ戻るよ。学園長も待たせてるんだろ」

 タカミチはそう言い残すと職員室に戻っていった。待ち合わせの時間はとっくに
過ぎている、タカミチは茶々丸が注意すると思っていたのだが、その茶々丸はエヴ
ァンジェリンに釘を刺され諌言を封じられているのだ。

 タカミチが去った後もエヴァンジェリンは何を送るか?何をすれば喜んでくれる
かと頭を悩ます。表情は幸福感に満ちており、苦悩など全く無いような感じで。
 アレコレ思案をだしている中で、エヴァンジェリンはハッとする、自分の心が嬉
々感に包まれていることに気づく。直後に強力な観念が働く

「私は幸せになってはいけない」

 エヴァンジェリンは目を閉じ瞑想にふける。瞑想は己を厳しく律するために必要
な物で毎日かかさず行っている。煩悩を殺し、心を平静に戻ろうとする。
 茶々丸には主人の行動がよく理解できない、分かっていることは主人は自分の感
情を抑えこもうと必死に戦っていることだけ。何故、感情を押し殺しているかは分
からなかった。
 
304 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:40:24 ID:AaL5UV2x
しかし、煩悩を殺すことはできない。どんなに抑制してもすぐに芽をだし、自分
を苦しませようとする。タカミチの行為も断ってしまえばいいのだが、断ることが
できない自分がいる。この煩悩が消えたら自分が死んでしまうことは良く分かって
いる、しかし殺さずにはいられない。煩悩が彼女を保ち、彼女の生かしている。

 10分近くの静寂が流れた後に、エヴァンジェリンは目を開いた。

「ジジイを待たせたままだったな、行くぞ茶々丸」

 顔を上げた彼女はいつもの他人が近づきがたい無表情に戻っていた。先ほどまでの
幸福感に満ちた表情は消え去り穏やかな春から凍てついた冬に戻った。

 ここの学園長は人望があり千客万来でよく客が訪れる

「おう、やっと来たか。ちょっと遅刻じゃぞ」
「申し訳ありません。マスターには言って聞かせたのですが」

 主人に代わって茶々丸が学園長に謝罪の言葉を口にする。エヴァンジェリンは反省
する様子もなく他人事の様に傍観している。そのまま来客用のソファーに腰掛ける。こ
のソファーは海外の高級品で座りごこちがなかなかいい。
 学園長室は飾り気がない。学園長が使っている机と椅子は質素なものだが、応接用の
テーブルやソファーは良い物を使っている。客を大切にするというのが彼の信念だ。
305 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:42:09 ID:AaL5UV2x
「気にすることないぞい、さっきまで急用の客が来てな。時間通りに来てたら待たせてし
まったわ」
 
 ここに来てから結構な年数が経つがこの学園長は始めてあった時とまったく変わら
ない。風流な格好と個性的な髪型をしている。俗に言う弁髪に似てる
 学園長はカラカラと笑った後に、コホンを咳払いをしこう切り出した。

「実はな・・・今年もメルディアナから研修生が来る」

 メルディアナと麻帆良学園は姉妹校の関係にある。メルディアナの単語を聞いてエヴ
ァンジェリンはわずかに眉をひそめる。研修生が来るのは別に珍しいことではない。だ
が、わざわざ自分を呼び寄せ直に言うのだから何かあるのかと疑う。

「それで?」

 極力、動揺を見せないように注意する。学園長もエヴァンジェリンに気を使いながら
話を続ける、あまり良くないニュースのようだ。

「先方は先生をやらせてくれと言ってきおった」
「教師を?」

 先の展開が読めてくる。おそらくその研修生とやらを自分のクラスにあててくるつもり
なのだろう、と、適当に予想を立ててみる。応接用のテーブルには高級感のある茶器
とポッドが置いてあるので、茶々丸に茶を作らせる。和菓子のセットもあったが手をつ
けないでおく。
306 ◆10Z3QzXr8A :04/09/12 23:45:13 ID:AaL5UV2x
「ようはその研修生とやらの間に問題を起こすなってことだろ?で、どんな奴なんだ」
 
無理矢理言葉を吐き出す。別に自分の所に来たって構わない。別に関わる気は無いし、面
倒ごとも起こす気はない。だが、どんな人物かは気になる。
 嫌な予感が頭から離れない。
 学園長は渋い顔をした後に、腕を組み天井を見つめた。言いたづらいのか「ウーン」と
唸っている。意を決したのか姿勢を正し宣告する。

「実はの・・・その研修生がな」

 また学園長は口をつぐんだ。エヴァンジェリンはできたての茶を啜りつつ次の言葉を待つ。
何かある。自分の中の第六勘がそう告げている、心拍数がドンドン上がっていく。

「ネギ君なんじゃよ・・・ネギ君」

 1回目のネギはハッキリと2回目のネギは何とか聞き取れるくらいの小さな声で
 静寂が場を支配する。エヴァンジェリンは何も言わずに茶を啜り続ける。茶を全部飲み終えた
後に

「ほんとか?」

 飲み終えた茶をテーブルに置いてポツリと呟く。学園長の側からはエヴァンジェリンは背を
向いているのでどんな表情かは分からない。
 声に変化は無かったが、肩が震えているのは学園長側からもハッキリ確認できた

「本当じゃ、向こうから預かってくれと言ってきおった」

 エヴァンジェリンを気にしつつも言葉を続ける。色々案を考えてみたが当事者に直に聞くの
が一番と判断した。

「どうするかのぉ?」  
307名無しさん@ピンキー:04/09/13 01:37:00 ID:ApNoQ3lf
非エロの部分が長すぎだ

とりあえず氏んでくれ
308名無しさん@ピンキー:04/09/13 06:43:00 ID:GQKSOflr
エヴァ母親説は無理がありゃせんか?

1 エヴァは10歳のときに吸血鬼になったとあるので生殖能力が無い可能性がある。
2 3巻の17時間目を見るとエヴァはネギの血を全部抜こう押しており、血縁者に対する仕打ちとは思えない。
  アスナがこなきゃ、エヴァはネギを殺してた。
3 ネギ10歳、エヴァは15年前からまほら学園でガードマンをやっている。
  つまり、千父はガードマンをやっているエヴァのところへ子作りを態々しにきて、
  出産後再び来訪してネギを回収、イギリスで預かってもらう。
  エヴァはまほらに来てから一度も千父あっていない。エヴァ自身が4巻の最初で10年前に死んだと聞かされている。


>>303 「私は幸せになってはいけない」
 エヴァが本当にそう思ってたら、ネギを殺して呪いを解こうとは考えるのは無理です。
 いつの間に改心してるんですか? 原作だってまだ悪ぶってるのにw

 あと、疑問なんだが吸血鬼って子供作れるのか?
 不死であるならば、子孫を残す必要がないから吸血鬼は子供を作れず、性衝動が無いとあるのが一般的な説。
 ファンタジーゆえ、多少の無茶は大丈夫だが・・・。


 私的にはこれらの、事象をどのようにクリアするかしごく興味があるので
  ◆10Z3QzXr8A 氏には、続きを早く書いてもらいたいものだ。

309エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 07:04:32 ID:vyv5najB
【生贄 6】
「やめてよ。これ以上は……」
 言いよどむ円に、男は躊躇無くブラをめくりあげる。まだ固い青い二つのふくらみがプルプルと震えている。
「どうだ。恥ずかしいか? オッパイ見られて感じてるな。
 美砂はここをペロペロすると気持ちよさそーに鳴くんだぜ」
 美砂が何をされたか想像すると、自分に置き換えると抵抗する気力がなえる。「い、いやぁ」
「美砂と比べると固くてプルプルしてる。触り心地はまだ硬い。美砂の方がもみ応えはこっちが面白いな」
 健也が両手で涼子の乳房を揉みじたく。乱暴に扱われて苦痛を訴えた。
「い、痛い」
「我慢しろ。大人しくすれば優しく扱ってやる」
 男が笑う。美砂が首を振って暴れている。
 目隠しの下からでもわかるぐらいふた筋の涙腺。美砂は泣いている。
「わ、わかったわ、大人しくする。だから、美砂を放してあげてよ… いたっ」
 円の言葉の隙を突くように、男が円の乳首を摘みあげた。恐怖で縮こまっている乳頭は、
 指先でコリコリと固く刺激を送りこまれると指先に隆起してくるのがわかった。
「乳首が勃ってきた。早すぎるな…」
 男は円の提案などまったくの無視だ。
「コラ! 美砂を放してよ!」
 男の手は乳首から離れると腹をさすりながら下半身へと移動する。
「まず、素っ裸になってもらう。それから美砂を放してやるよ」
 素っ裸と聞いて円の顔が引きつった。
「………」
 無言でうなづく、桜子と一緒に逃げても良かった。でも、それだと美砂とは二度と会えない気がした。
 今は桜子が逃げてくれたことで一途の望みがあった。ここは大人しく従うしかないと円は判断した。
 男の手がジーンズに手をかける。膝までずり下げられたジーンズを引っつかんで、
 足首までおろし、そこから抜き去ってしまう。
 そして、いよいよ円の下着に手をかける。
「だめっ」
 無駄と知りつつも、円は下着を抑えて抵抗する。
 冷たい駐車場に組み敷きながら脚を曲げてなんとか脱がされまいと暴れるのだった。
310エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 07:22:54 ID:vyv5najB
なんか駄目だな・・・。
↑ エロくないよー なんかオーソドックスで単調だよー。
ど、どうしよう。

やっぱ綺麗に書こうとしてるのがいけない、美砂彼氏の性格を少し大人しめに作りすぎた・・・。

1 桜子警察呼ぶ→三人開放→happy end→彼氏の友人たちが写真とかでチア3人娘を脅して調教開始。
2 円レイプ後→桜子に電話→脅して露出調教→桜子回収後、トリプルレイプ
3 【生贄 3】から書き直して トリプルレイプ

正直1の予定だったのですが、単調になりすぎるのと、ハードエロまで時間がかかりすぎるのでプロット変更して2になります。
最初の趣旨である。チア3人娘の差別化には【happy end】で3人の口論やら友情なんかを書こうとしていろいろあったんです。
でも、そこだけで結構な要領になり長すぎるはボケ 読んでられるかと。
書く以前に自分で見直すのも嫌になったので辞めました申し訳ありません。(最初に書いたんだよ・・・・長々と)

座薬たんとか上の◆10Z3QzXr8A たんとかストーリーに力を入れられるのはすごいなぁと思います。

応援してくれた皆様には申しわけありません。わたしにストーリーを期待するのは止めましょう。
それではー
311名無しさん@ピンキー:04/09/13 07:54:39 ID:xYIJrGLH
健也?涼子?
改変か?改変なのにストーリーがどうのとか言っちゃってるのか?
312名無しさん@ピンキー:04/09/13 11:10:26 ID:M782MAjw
>310
エロくなくないYO〜!
凝り過ぎなくてもいいじゃん。
期待してるんYO〜!
313名無しさん@ピンキー:04/09/13 11:54:10 ID:SE5uh7A+
他人のSSを改変してるのか?>エロゲ屋
314エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 15:18:49 ID:vVEja1t5
健也が両手で涼子の乳房を揉みじたく。

↑これは私がこのSSを作成中にエロチャットしてたものをコピペし、そのまんまにしていたものです。

わたしはtxt文書上にSSを書くのですが、それをチャット中の雑記帳、仕事のアイディアメモ、ネタ帳、
ゲームの攻略メモにしてたりと雑多用途に使っています。
早い話、落書き帳にエロ話を書いてそのまんまコピペしてるわけです。
今回は他の文章と違和感が無かったために気づかないでそのまんま出ちゃいました。 

googleで『健也 涼子 乳房』でくぐって2件ヒットしましたがエロ関係ではないので改変ではない。
という理解を得たいとお願いしたいと思います。
また、このような文を発表し場を荒らしてしまったことを深く反省します。
315名無しさん@ピンキー:04/09/13 15:47:22 ID:M782MAjw
では続きをおねがいします。
316名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:18:11 ID:ApNoQ3lf
エロゲ屋氏

もちろん2ですとも!!

もっとヤバくしてくれた方がいいなー
317名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:48:34 ID:OQl/QDfp
エロチャットって何か卑猥な響きだ。
いったいどんなものなんですか、エロゲ屋氏?

スレ違い雑談スマソ<ALL
318名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:58:00 ID:ApNoQ3lf
(゚Д゚ )アラヤダ!!
319エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 18:05:52 ID:+THNBHLO
【生贄 7】
「大人しくしろよ。テナントが入ってない地下駐車場に人なんか来るわけが無い。
 美砂と友達なら大人しくしてろよ」
 大きな手がパンツをつかんで引きずりおろす。円の動きなど意に返さない、体格も腕力も違いすぎた。
 円はショックで悲鳴を出そうとしても声すら上げられなかった。
「ひゃぁ」
 薄暗い蛍光灯の下に照らされた円の下半身が露になる。
 薄く全体的に産毛のように生えている恥毛は、土手から全体をようやく隠すほどしかなく、
 頭髪と同じで黒くテカテカ輝いていた。
「やっぱ美砂より薄いな」
「んぐふぉぉぉん」
 聴覚は奪われていない美砂には、男と円のやり取りは聞こえている。
 意味が分かるからこそ暴れて円を助けようとする。それも無駄な努力だった。
 四肢を完全に密着されて拘束している以上純粋な筋力だけで外さなければならないからだ。
「へへ、美砂は濃かったからなぁ」
 トレーナーはブラごとたくし上げられ肘の部分で引っかかって丁度、手錠のような感じで拘束し、
 スレンダーな肢体を露にしている。
 下半身はジーパンとパンツがずり下ろされやはり膝の部分で引っかかって手錠のように足の自由を奪っていた。
 円は肉付が良いわけではなくやせ過ぎてるぐらいだ。
 それが、黒髪に合って中性的な魅力をかもし出すが、全裸の肢体は暴力に屈した哀れな肉にしか見えない。
「放してよ」
 男の視線が上から下、下から上えと全身くまなく舐め回す。
「胸以外は、腰も尻も肉付きが悪いな」
「あんたには関係ないでしょ変態」
 円の股の間に腕を突っ込んで膝裏に手をかけて太股と腹をくつっけようと片足だけ持ち上げる。
 ジーパンから右足が抜けると片足をおっぴろげてワレメがヒクヒクと蠢くのがわかった。
320名無しさん@ピンキー:04/09/13 18:11:04 ID:uhSFpvJK
乙。どーでもいいけど、いま美砂抱えてるんでしょ?重たくない?
321エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 18:29:29 ID:+THNBHLO
ほんとにいろいろご迷惑をおかけして申し訳ないです。

>>316
ヤバイ…ってヤリィ
浣腸とかしたあとビー玉をいれて3人ならべてたまやー とかですか?
美砂のアナルを円の口にチューブ連結。円のアナルを桜子の口に、桜子のアナルを美砂の口に・・・・   永久循環とかですか?
三角木馬シーソー三股バージョンとか?
三人並べて四つんばいで拘束して、誰に鞭打ちするか質問して言いよどんだら自分以外の二人に鞭打ちとか?
牢屋なんかに拘束して、張り型つき自転車をこがないと餌が出ない。しかも受けくちは卑猥な格好しないと食べれないとか?

もう全然ネギま関係ねぇジャン (いまさらだが
というネタがぱっと浮かんだんですがどうなんでしょうか?


>>317
エロチャット=最初はなりきりチャットだったんですが、
いつのまにかエロ単語しりとりとか、エロシュチュ合戦とか適当にセクハラするだけです。

【健也が両手で涼子の乳房を揉みじたく。】
文節で区切ると
【  】が【  】で【  】の【  】を【         】  というお題に空欄を適当に同時に言い合うと言う遊びで
よりエロい奴が勝ちという・・・・(30近いのになにやってるんでしょうか・・・)

達也がバナナで達也の尻の穴を揉みじたく。  というデンジャーなホモ文節が生まれたり、意味が通じないものになったりして、
めったにちゃんとした文章にならないので面白いです。(面白いです 

322エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 18:31:55 ID:+THNBHLO
>>320
 ネタばれしてしまうと、この後、美砂の目隠しが取られると、まるで美砂が無理やり円を犯しているみたいになります。
 まぁ、無茶だと思うが小説だからありかなっと・・・
323名無しさん@ピンキー:04/09/13 19:10:22 ID:ApNoQ3lf
エロゲ屋氏
いいっすね!!

そこらへんのシチュエーションいってくださいまし!!
324名無しさん@ピンキー:04/09/13 19:50:15 ID:iPNOMh2t
>321
の>316
そこまでやったら逆に他の住民から攻撃されそうな気がする。
せっかくイイ展開になってるのに…。
個人的には美砂が泣きながら、円を犯したりする話がイイ。
325名無しさん@ピンキー:04/09/13 20:05:02 ID:ApNoQ3lf
別に大丈夫だろう

ここはそんな甘いスレではないさ
326エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 20:09:59 ID:+THNBHLO
【生贄 8】
 男の指先が股間の間にすべり落ちてくる。
「んひぃ!!!!」
 身体の中に裂けるような異物感。円は身体を弓なりに反らせて生まれてはじめて感じる種類の痛みに耐えた。
「ば、ばか…どこに、指を入れてんのよ! ぬ、抜いて、いやぁぁぁ」
 男の指がゆっくりと沈むのに合わせて華奢な少女の身体はビクビクと跳ねる。
「痛いの! 早く抜いてよ!」
 涙目で男をにらみつける円。
「気持ちいいです。っていってみろ。そしたら、優しくしてやるよ」
「だ、誰が!」
 円の胎内で人差し指だけ立てて内側から指一本で吊り上げる。
「いぎぃぃぃぃぃぃぃ」
 噛み切るような悲鳴。身体が引き裂かれるようだった。
「はぁはぁはぁ」
 心臓がバクバクと高鳴り、全身が高揚した。
 屈辱や羞恥を感じるよりも命の危険を感じる。逆らえば殺されるかもしれない。
 ガクガクと震える円を無視して、右足を腕に引っ掛けて、手で両手首を掴む。
 残った方の手で男は小指をワレメの中に突き立てた。
「んんぁ」
 こぼれた声は、さっきより悩ましげだ太さがふた周りは細い。圧迫感より敏感な粘膜を刺激した。
 腰が震えるのを見計らってから男は素早く淫核の包皮をめくり上げて、
 包茎のクリトリスをシコシコ男のオナニーのごとく乱暴に捲りあげた。
「ひぃ…」
 巧みな指使いで愛液がピュピュと弧を描いて染みを造った。
327エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/13 20:52:53 ID:+THNBHLO
【生贄 9】
 円が絶頂を迎えても男の指は休むことは無かった。
 シコシコと機械的にシュシュと乾いた音を立てながら絶頂に導いていく。
「あ、ああぁ、止めて、放して」
 悔しげに口を挟む円。
 言っている間も下半身の淫核に無理やり襲い来る刺激は耐えられるものではない。
「いぁぁ」
 瞬く間に二度目の絶頂。
「ああぁ、ひゃぁぁぁん。ああぁぁん」
 苦しげな泣き声を上げても、身体は粘膜の刺激に反応してビンビンにクリトリスはとがりたって包皮の擦れるままになっている。
 性衝動というよりも、ただの粘膜反射。
 敏感な部分を刺激して愛液を分泌させる。余韻に感じさせることも無く機械的に刺激を送り続ける。
 自分でやったら余韻を味合うために動きを止める。男の指はまるで容赦なく包皮をつまんで、
 硬くそりたつ勃起したクリトリスをしごき上げるのだった。
 腰がビクビクと痙攣しながら三度目の絶頂を迎える。
「ひぃあ!」
 全身が硬く怖がり、無理やり達せられた余韻を味わっていた。
 指先でクリトリスをチョンチョンとつつく。
「気持ちいいか?」
 円は虚ろな眼でうなづく。
「どこが気持ちいいか言ってみろ」
 いいよどむ、円のクリトリスを摘む。
「ひあぁ!! おまんこです。おまんこがきもちよかったです」
 泣きながら反射的に応える。
 抵抗する気力がうせた円の眼に光が失われていた。
 その時、涙でべちょべちょに汚れた頬に熱い水滴がポタポタと落ちるのを感じた?
 なに? 眼の焦点が男の身体を見据える。
「……美砂?」
 男の身体で拘束されている美砂の身体が振るえ嗚咽を上げていた。
「……美砂…泣かないで…平気、平気。だって桜子がいるもん。きっと助かるよ」
328名無しさん@ピンキー:04/09/13 23:06:15 ID:o5BRmo1W
エロゲ屋氏もつかれー
いよいよ本格的にきましたね。
329名無しさん@ピンキー:04/09/13 23:11:50 ID:nJQC1kzh
胎内一本吊りハァハァ
330座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:05:07 ID:w2qzGNz4
NEW注意書テンプレ―――
バッドエンドかハッピーエンドか決めていませんが、とりあえずビブリオン輪姦陵辱まではのんびり書いていきます
合わない方はスルーしてください
今回はバカな話です

>>229の続き
331魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:06:47 ID:w2qzGNz4
「ああ、あああ―――」
 ウチは怪獣と自衛隊が戦う子供向け映画の世界に紛れ込んでしもたんやろうか?
 大蛇がウチの真上でS字カーブを描いてのたうち、蛇の口から聞こえてくる救急車のサイレンみ
たいに大きくなったり小さくなったりする裕奈の悲鳴が彼女の生存を示している。
「ゆ、裕奈―――」
 大蛇がぶん、と頭を振って裕奈は宙に放り出した。空中遊泳するように手足を動かして悲鳴を
上げる裕奈は獅子の口にスイングハイし、そのままぱくりと食べられてしまった。
 裕奈を食べた獅子はぺろりと口の周りを舐め、
 ドラゴンは獲物を物色するように下界を見渡し、
 牝山羊は本を本棚ごと食んでいる。
「そ、そんな、こ、これって―――」
 咽るような獣臭を放つ数十メートルの巨体。
 ずしん、ずしん、と大木のような脚が動くと、本が雪崩れのように床に落ちた。
 ドラゴン、獅子、牝山羊の3つの頭は天井を壊しながら独立して動いている。四肢は牝山羊、尾
は巨大な蛇という継ぎ接ぎのモンスター。それは確かギリシャ神話の怪物で―――。
「き、キマイラ!?」


 ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ――――――


 キマイラが咆哮する。
 フロアは静まりかえり、人々は神の降臨に遭遇した花火見物集団ように思考停止していた。
 蹂躙が始まったのはその直後だった。ドラゴンが足元にいた人間の集団をばくりと食べた。獅子
と牝山羊もそれに続いて人間を食べ始める。悲鳴を醤油代わりに人間の踊り食いを楽しむ怪物の
姿をみた対比小人サイズの人間たちは恐慌状態になり、我先にと出口や非常口に殺到した。
逃げ惑う人々を弄ぶようにキマイラの足は本棚を薙ぎ倒し、階段を踏み潰す。
332魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:09:17 ID:w2qzGNz4
 突き飛ばされて倒れた女子学生と突き飛ばした男子学生が仲良く獅子に食われて、駆け付けて
きた警備のおじさんが一瞬で蛇に捕まってドラゴンの餌になって、続いてやって来た職員がやはり
一瞬で捕まって牝山羊の餌になって、女子生徒数人が踏み潰されて、小学生らしき男の子が倒れ
た本棚に潰されて、食べられて、食べられて、食べられて、食べられて、食べられて、食べられて、
火災報知器が作動して二酸化炭素ガスがあちこちから噴き出して、騒然となる図書館で―――。
「亜子、何ぼぉーとつっ立ってんの! こっちだよ早く!」
 走ってきたまき絵が力一杯にウチの手を引っ張って、まるで荷物でも引き摺るように走り出す。
「え、ああ……!?」
「しっかりしてよ! 早く逃げなきゃ!」
 今にも泣きそうな必死のまき絵。こんなまき絵は久しぶりだった。逃げる人々を優先的にキマイ
ラは襲っている。とりあえず、ウチとまき絵は大きな本棚の影に隠れた。
「はあ、はあ、はあ、そうだ亜子、裕奈はいっしょじゃなかったの?」
 裕奈―――明石裕奈が、どうなったか?
「亜子?」
 まき絵がそう言って、ウチはようやく正常な思考に戻れたと思う。
「あ、亜子、どうしたの? ……ま、まさか」
 まき絵の顔が見えなくなる。
 見たくない。見ることができない。
 どんな顔をするか分かるから。


「……裕奈はあいつに食われた。ウチの目の前で」


 でも、やっと納得できた。
 今まで心の中でいろんな屁理屈をこねて、あれは気のせいだった、見なかったことにしよう、とし
ていたのをようやく、ウチは自分の目で見たのだ、と。
「う、うう、うっ、ううっ……ゆ、ゆーな……ゆーなが―――」
 そして、納得したその目からようやく涙が……。
333魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:10:41 ID:w2qzGNz4


                    *


 図書館島地上エリア第15フロアに木乃香お嬢様はいた。
 ページをめくる音だけが聞こえていた模範的読書空間は、突然の獣声と破壊音と振動によって
儚く消滅していった。人々は遠くから伝わる音声に騒然となり、ある者は栞を挟まずに小説を閉じ
てしまい、ある者は計算ミスに気付かず問題集を閉じてしまい、しかし肝のすわった木乃香お嬢様
は気にせずに、本棚の前をカニのように移動して本を探していた。
「図書館は静かにせんとあかんよ〜」
 木乃香お嬢様はそう言った。
 式神『ちびせつな』でお嬢様を1日の15時間を監視している私は知っている。
 朝の報道番組の占いに趣味の本のマル秘データを加え、お嬢様独自の味付けと突っ込みと変
換と核融合によって導き出された今日のお嬢様は、
 目標「焦らない焦らない」
 ラッキー要素「豆腐」
 アンラッキー要素「セーラー服」
 なのだった。
 だから木乃香お嬢様はセーラー服を着ている人間には近づかず、昼間には食堂で60円の揚げ
豆腐を選び、そして今も焦らないで行動しているのだ。木乃香お嬢様はそういう人だ。
「みんな見ろ! 何だあれは!」
 お嬢様の右後方にいたメガネの男子学生が偉そうにそう叫だので、私も式神を通して見る。
 結論をいうと事態は深刻だった。
334魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:12:41 ID:w2qzGNz4
 空間が割れていく。塗料が乾燥して絵から剥がれ落ちていくようにフロア中央の空間が崩壊し、
ドラえもんのタイムマシンの出口のような巨穴が生じていた。
 ―――隠蔽の結界。
 何者かを封じ込めておくために空間を2重にして封印ごと隠蔽していたのだ。空間変異系
の結界は無間方処や人払いなど陰陽術にも存在するが、これはかなり上位の術だと判断する。
 そして、それが破れたということは、
 封じられていた者が出てくる可能性が高い。
「―――!?」
 黒い煙が噴き出したと思った。何百という黒い本が空間の穴から現れ、蝶のように羽ばたいてフ
ロアに流れ込んできた。忽ち黒い旋風が吹き荒れる。黒い本は人間の胸部に融けるように侵入
し、その人間は毒を飲んだようにのたうちまわり動かなくなった。
 黒い本に物理的な実体はないらしい。一部の生徒が別のフロアに逃げたが、それを黒い本の群
れが壁をすり抜けて追跡する。おそらく逃げ切れない。
 黒い本の奔流は止まる事を知らず、加速度的に図書館に広がっていくのを感じる。おそらく30
分も経たないうちに図書館島中の人間が黒い本の餌食になるだろう。
「ひっ、ひゃああっ! 何なんこれぇ!」
 しかし、お嬢様の周りには光のバリアができていて、接近する黒い本を尽く蒸発させていた。流
石はお嬢様。でも、いつのまにバリアなんて張れるようになったのですか?
 その時、フロアの空気が変質した。頭上の太陽が黒雲に覆われたように、フロアに大きな影が落
ちる。照明の光量が変わったのではなく、目で分かる変化を引き起こす程の闇の気配が現れたの
だ。
 私は肌が粟った。
 濃度を増していく闇の中、そいつは嗤いながら空間の割れ目から姿を現した。
 クラスメイトの那波千鶴さんの姿をして。
 しかし、その気配は妖怪や魔物のそれだった。
335魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:15:29 ID:w2qzGNz4
 那波千鶴さんを模した人形の類か、化生が千鶴さんに化けているのか、催眠術や呪薬で操られ
たか、または魔物に心を喰われて肉体を支配されたのか、かちかち山の狸のように中身を食って
千鶴さんの皮を被っているのか。
 いずれにしろ有害に違いない。この那波千鶴さんは最早人間ではなくなっている。
「ふふ、久々の外の世界か。何もかもが懐かしい」
 千鶴さんは大切そうに黒い本を持ちながら、感慨深そうにそう嗤った。
「ん? 夏美め、さっそくやっておるな」
 千鶴さんがぱちりと指を鳴らすと、フロア天井の空間が陽炎のように歪み始めて、そこからいき
なり学園の制服を着た少女が降ってきて床に激突した。西洋魔術の転位魔法か。
 少女は全身が透明な粘液に塗れてどろどろで、胸に怪我をしているのか赤黒い染みがブラウス
に広がっている。床を転がって呻き、血の塊を吐いて動かなくなった。
「あ、明石さん……」
 その少女はクラスメイトの明石裕奈さん。
 人間落下は止まらない。裕奈さんは始まりにすぎなかった。
 まるで雨が降るように大量の人間が、天井から現れては床に積み重なっていく。みるみるとできる
人の山は肉体が絡み合った醜悪なオブジェのようであり、皿に盛られた料理のような印象も受け
る。そう、これが人間だというだけで、それ以外は皿上の山盛りの小魚と何も変わらない。
「圧倒的な存在を前にした恐怖、捕まった恐怖、仲間を失う恐怖、そして食われ死ぬ絶望」
 千鶴さんは嗤いながら人間の山の前で両手を広げ、
「ふふ、美味い、美味い、人間の味、苦痛に満ちた恐怖と、一片の灯りもなき絶望の味―――」
 まるで何かを食べているようにそう言って、ぱくぱくと口を動かし始めた。周りの黒い本たちは腐肉
を見つけた蝿のように人間の山に群がり、一斉に人体侵入を開始する。
 私は、鹿を食べているライオンを見た鹿の気持ちを分かった気がした。
 これが、こんなにも悲しくて、辛くて、容赦無く一方的な、そして圧倒的で、本能的な、
 天敵という存在の認知―――
336魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:16:56 ID:w2qzGNz4
 がたん、と本が落ちる音がした。
「ん? 何だお前は? なぜ平気で立っていられる?」
 千鶴さんは嗤いながら食事を終えると、ゆっくりと音の方に向けて歩き始めた。
「千鶴ちゃん……どうしてもうたん……変なものでも食べたとか……こけて頭打ったとか……」
 蒼白になった木乃香お嬢様は震えながら、千鶴さんが近づく度に後ろに下がった。
「お嬢様!」
 式神の姿だろうが仕方がない。後でCGだと説明して納得してもらうしかないだろう。
 私は『ちびせつな』を木乃香お嬢様の前に動かして、その魔物に刀を向けて牽制した。
「え……、せっちゃんなん? な、なんか小さくなったような……」
「何だその小人は? それで私の相手をしようというのか? 片腹痛い」
 千鶴さんはゆっくりと、底知れない笑みを浮かべて迫ってくる。
「ち、ちびせっちゃん……」
 私はふっと笑ってお嬢様に報告した。
「雑魚が沢山いたので遅れてしまいました。申し訳ございません―――」

「斬岩剣っ!」

 飛んでいた黒い本を吹き飛ばしながらドアを粉砕し、私は魔物の巣窟と化した第15フロアに踏
み込んだ。
「あっ、大きいせっちゃんっ!?」
 お嬢様がヒーローを見る子供のように視線を浴びせてくる。
「ふむ、使い魔の類だったか」
 千鶴さんは冷静に式神を分析しているようだった。
 私は愛刀を構えて千鶴さんとお嬢様の間に立ち塞がった。
「せ、せっちゃん、来てくれたんやね」
337魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:18:38 ID:w2qzGNz4
「ええ、もう大丈夫です―――」
 怯える木乃香お嬢様を背に守りながら、私は魔物に剣先を向けた。本物か偽物か分からないの
で問答無用で叩き切るわけにもいかず、少しやりにくい。
「うふふ、そう慌てては駄目よ。桜咲さん」
 千鶴さんは嗤いながら持っていた黒い本を開けると、膨大な人間の生気がそこに集中した。
 どくん、どくん、と、人間に取り付いたあの黒い本が、その人間の生気を送っているのを感じる。
 その集まってくる生気の量は数百人分はありそうで、その人数は図書館島がほぼ制圧されたこ
とを物語っているだろう。
 まさか関東魔法協会の直轄する施設でこのような事態が……。
 私は千鶴さんを睨み付ける。
「貴様、本体はその黒い本―――『妖刀ひな』の同類か」
 京都を火の海にし、神鳴流を壊滅寸前まで追い詰めた妖刀の伝説は有名である。その妖刀は
宿主を操って人間の生気を吸いとり強大になっていったが、この黒い本はさらに自己増殖して宿
主を増やし、その生気を本体に集結させることができるらしい。
 こいつは図書館島から出しては駄目だ。
 私はそう判断した。
「お嬢様、後ろの本棚の影に隠れていてください。少々危険なので」
 お嬢様の戸惑いが後ろから伝わってくる。戦闘に巻き込んだことに心が痛んだが、逃げるタイミ
ングはすでに失われている。
「何百年ぶりかの食事なのよ。ゆっくりさせてはくれないかしら」
 本の形をした魔物は千鶴さん口調でそう言う。
「目覚めてすぐに申し訳ないが、今すぐ消えろ」
 千鶴さんには大怪我を負わすかも知れないが、ここで仕留めなければ大変なことになる。
 私は刀に気を込めながら、神鳴流の剣士として言い放った。
 その時、背後でスタングレネードが炸裂したような光が巻き起こり、私の身体を呑み込んだ。
338魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:20:16 ID:w2qzGNz4


                    *


 光は紫を帯びているのに気付くと同時に、私の後ろ、つまり光源にはお嬢様がいたことを思い出
した。何が起こったか分からなかったが、これはただの光ではないだろう。
「お嬢さま、大丈夫ですか!」
 次の瞬間、私の心配の方向性は大きくずれた。そして、光の中から出てきたお嬢様はマジックの
要領でそっくりさんと入れ替わった偽者では? と疑うぐらい動揺する。
 純白の半袖レオタードがお嬢様の成長途中の体を包んでいて、薄くフィットした清廉な白の衣が
女性の肉質や膨らみを艶かしく目に伝えてくる。
 乳首がくっきりと浮かんでいるが、黒いスカーフと紫のリボンが巧妙に隠していた。
 黒いスカーフはレオタードと静かなコントラストを為し、僅かに膨らんだ胸を飾るリボンは華の鮮
やかさと上品さを備えている。長い黒髪は風に愛されているように靡いてお嬢様の存在感を高め、
特有の甘い匂いが私の鼻を心地良く刺激してきた。
 腰には黒のミニスカートが挑発するようにふわりと揺れ、そこからすらりと締まった美しい足が伸
びる。膝から下はヒールの高い黒いブーツを履いていた。
 その細い手には長さが2メートル程の槍。
 柄から刃まで完全な純白で統一されており、柄にも刃にも凝った細工が施されている。
 材質は何でできているのか不明だが、戦闘の武器というよりは観賞用に創られたような高級感
が漂っている。
 そしてお嬢様は


「光の書の加護を持つ戦士、ビブリオブラック!」


 と昔の武将のように名乗りを上げた。
339魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:22:12 ID:w2qzGNz4
「……お、お嬢様……」
 まるでアニメに出てくる非現実的な格好だったが、私はそれを綺麗だと思った。
 女性の肉体の美しさを惹き立てる戦闘コスチュームに身を包んで高貴さを失わず、強力そうな槍
を振るう凛々しきお嬢様のお顔は、さながら戦の女神が降臨したように錯覚してしまう。


「混沌を広める闇の書よ、大人しく眠りにつきなさい!」


 お嬢様はポーズを見事に決め、紫光がバックから花火のように立ち上った。
「お嬢様、そ、そのお姿は一体?」
 私は千鶴さんに注意を払いながらも、変身を遂げられた木乃香お嬢様に尋ねてみた。このまま
では気になって戦闘どころではない。しかし、
「さあ、覚悟せなあかんよ『黒の導』! このウチが来たからにはもうお前の好きにはさせへん!」
「えっ!?」
 お嬢様は槍を野球のバットのように持って、質問した私を通り過ぎて前進していく。
「ウチがやっつける!」
「ちょ、ちょっと待ってください、木乃香お嬢様!」
 千鶴さんに向かっていくビブリオブラックこと木乃香お嬢様の進路を、私は慌てて遮った。
「い、いけません! 何をなさるおつもりですか!? や、奴は危険な魔物ですよ!」
「せっちゃん、あの『黒の導』をやっつけるのがウチの使命なんよ。なんやよー分からへんけど、変
身したら、これはそういうもんなんやって理解できた、だから大丈夫やって」
「意味が分かりません! さ、最初の質問に答えてください。そのお姿は一体?」
「ウチにもよー分からへんねって、でも『黒の導』をやっつけやんと世界が危ないんよ。あれは放っ
ておくとどんどん勢力を増していくん、それで最後に歴史を破壊する―――」
340魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:24:30 ID:w2qzGNz4
「……!?」
 お嬢様、頭でも打ったんだろうか……。
 本当に意味が分からないのでどうしようもないが、とりあえずお嬢様を止めなければならない。
 さっき綺麗だとは思ったが、強そうだとは思っていない。アニメの世界ならともかく、現実の戦場
にこんな格好のお嬢様を行かせるなど論外だ。
 着ているレオタードは薔薇の棘でも破れそうなほど薄い。炭素繊維を編み込んであるので刃物
が効かないとか、魔法をかけてミスリルの防御力だとか、そういう細工の一切が感じられない。
 どのように分析してもこの服は只の薄布だ。
 上半身レオタードで下がミニスカートにブーツ、身体のラインを必要以上に強調している上に、腕
や脇の下や太ももは丸出しで、浮き出た乳首をリボンで隠している姿。おまけに容姿は最高で人
を蕩かす甘い匂いを発している。魔法による防御はない。
 これでは戦場どころか夜の公園も歩かせることはできない。
「せっちゃんどいて、ウチが『黒の導』をやっつけやんと、みんなに禍が降りかかるんよ!」
 神の命令書を受け取った聖少女のような凛々しい顔で、お嬢様は私に言う。
「そんな格好で行ったらお嬢様に禍が降りかかります! 戦闘はお嬢様では無理です!」
「ウチには戦う使命がある。正直ちょっと怖いけど、ウチは戦士やから」
「そんなセリフは槍の握り方を覚えてから言ってください。それはバットの握り方です!」
 自称光の戦士ことお嬢様は私の叫びにびくりと震えて俯いた。
 わ、分かってくれた、と思った瞬間に不意打ちを食らった。
「せっちゃん、ごめん! でもウチは逃げるわけにはいかんのよ!」
 光の戦士お嬢様はいきなり走り出して私を振り切り、千鶴さんに向けて突っ込んでいく。
 手刀で失神させてでも阻止するべきだった!
「お、お嬢様! 戦闘は考えているほど甘いものではありませんっ! ま、待って―――」
341魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:27:10 ID:w2qzGNz4


「ウチがお前をやっつけて平和を取り戻すんや! 『黒の導』!」


 なぜか一部始終を見ながら沈黙を守ってきた千鶴さんは、
 黒い本に侵入された人間の山の前で、突っ込んで来るお嬢様を待っていた。


                                                       <続>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>273(エロゲ屋さん)
>趣旨が美砂とクギミーの区別化
以前の真名×美空SSといい難易度の高い題材に挑戦してますな
鬼畜調教ビシビシしちゃってください( ―∀―)つC■
俺は木馬がとっても好きです、と独り言

>>281
まあ鬼畜って言っても色々な考え方があるものですな

>>◆10Z3QzXr8A さん
とりあえず続き待ちモード

342座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/14 01:28:12 ID:w2qzGNz4
*―― ――)
前回までの時系列表を作りました
ttp://www.moebbs.com/test/read.cgi/negima/1086447191/871

まあ次回からアレな展開になります
亜子長編よりも苛烈にしようと思います、なるかどうか分からんけど
まあそういうことで、ではまた
343名無しさん@ピンキー:04/09/14 15:17:36 ID:ysNRhwGZ
このかがあの格好で出てきてるって事は、
セーラマキマキ(当然亜子も同じ格好)とか敵として出てくるんだろうか?
と考えてみる。
344名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:05:58 ID:NeuoIWz9
「あれ…」
刹那は目を覚ました。何だか意識がはっきりしない。頭の中に白い霧がかかったようだった。起き
上がろうと体を起こしかけたとき、異変に気がついた。
「え…?こ、これは一体…?」
刹那は大の字に寝かされ、両手両足をロープで固定されていた。あわててあたりを見回すと、そこ
は刹那の部屋ではなかった。コンクリート打ちっぱなしの殺風景な部屋。もちろん刹那には見覚え
がない。どうやらその床に寝かされているようだ。
「あ、目を覚ましたみたいね」
声のした方を見上げると、そこには見知った顔があった。
「おはよう、刹那さん。気分はどう?」
「あ、明日菜さん、これは一体、何が、どうして」
突然のことについていけず、頭がうまく回らない。激しく混乱しながらも刹那は明日菜を問い詰め
た。
「ごめんね刹那さん、正直に話したら逃げると思って。ネギー、刹那さん気が付いたわよー」
明日菜は片手を上げてすまなさそうにぺこりと頭を下げると、振り向いてドアの向こうに声を掛け
た。少し間を置いて、ドアががちゃりと開いた。
「おはようございます、刹那さん」
「ネ、ネギ先生…!これは一体何の真似ですか!」
激しい口調で怒鳴る刹那の迫力に、ネギはたじろぎながら答えた。
「あう、ス、スイマセン。仮契約の話なんですけど、実はですね、カモ君が言うにはキスだけでは
中途半端なんだそうで」
「へ…?」
「それでですね、きちんとした契約にはセックスが必要不可欠なんだそうですよ」
「え…ええっ?」
「それで、明日菜さんに頼んで、刹那さんを連れてきてもらったんです。手荒な真似してスイマセ
ン」
そう言いながらネギは、刹那のパジャマを脱がした。ボタンを外し、上着をはだけさせると、白い
胸があらわになった。先端には桜色の小さな突起が2つ、ツンと天井を向いていた。
「わあ、きれいですよ、刹那さん」
345名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:06:23 ID:NeuoIWz9
「な…ちょ、ちょっと、やめてください!」
刹那は真っ赤になって抗議した。赤くなった刹那さんもかわいいな、と思いながらネギは刹那のズ
ボンを下ろそうとして…それが無理なことに気が付いた。
「あ、このままじゃ脱がせられないですね。かと言ってロープを解くわけには行かないし…。仕方
ない、スイマセン刹那さん、後で弁償しますから」
「な…、だから、やめてくださいって!怒りますよ!」
わめく刹那に、ネギは杖を向けた。
「風花・武装解除!」
ネギが呪文を唱えると、一陣の風と共に花びらが舞い散り、一瞬のうちに刹那は一糸まとわぬ姿と
なった。
「きゃあああっ」
刹那は女の子らしい悲鳴をあげた。それを聞いてネギは、さすがに済まない気がした。
「あ…ごめんなさい刹那さん。あの、僕、痛くしませんから」
「だから、そういう事じゃなくて…、だめですって、明日菜さん助けてくださいよ!…お嬢様ぁー
っ!」
意外にもネギはあっさり手を止めた。後ろで座っていた明日菜が立ち上がり、部屋を後にした。
「…ああ、そういう事ね。ネギ、ちょっと待ってて、木乃香呼んでくるから」
「やっぱり初めては好きな人がいいですよね」
「ちょっ…何か勘違いを…私とお嬢様はそんなんじゃ…」
刹那は真っ赤になって口をもごもご動かした。
「お待たせー」
「あ、せっちゃん!ウチ嬉しいわぁ、せっちゃんウチを選んでくれたってな」
明日菜が木乃香を連れて戻ってきた。木乃香は刹那の元に走り寄り、屈み込んでキスしようとした。
「むぐ…、ちょっと、お嬢様まで!ダメです、女の子同士でそんな…」
「あ、それでしたら大丈夫ですよ」
そう言ってネギは部屋の隅から何やら奇妙な物体を取り出した。
「カモ君が通販で取り寄せてくれたんです」
ピンク色をしたそれは、男根を模した棒を2本繋げた物だった。ネギがそれを木乃香に渡すと、木
乃香は服を脱ぎ、片方の端を自分の股間に当てた。
346名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:07:00 ID:NeuoIWz9
「んっ…」
ずぶぶっ、と木乃香の奥まで埋まる。木乃香は痛みにちょっと眉をひそめた。
「ほら、よくできてるでしょう。感覚も繋がってるんですよ」
それは木乃香と一体となっていて、まるで元からそこにあったかのようだった。木乃香は誇らしげ
に身を反らし、刹那にそれを見せつけた。
「ほら、せっちゃん、これで大丈夫」
「いやあのお嬢様、私が言ってるのはそういう事でなくて」
言い終わるのを待たず、木乃香は刹那に覆いかぶさり、全身にキスをした。
「あっ、このちゃんっ、そこはダメッ」
「せっちゃん、いっぱい愛し合おーなぁ」
その様子を見ていたネギが突然背を向け、ドアのほうに向かった。明日菜が声を掛けた。
「あれ?どうしたのネギ。見てかないの?」
「実は向こうに夕映さんを待たしてるんです」
「あ、そういうことか。頑張ってね、ネギ」
明日菜に手を振り、ネギは部屋を後にした。
―――
「突然このような場所に呼び出して、一体何の御用でしょうか」
殺風景なうちっぱなしのコンクリートの壁、家具といえばベッドが一つあるだけの狭い部屋。そん
な所にネギと2人っきりになって、制服姿の夕映は少し警戒していた。ネギはゆっくりと夕映に近
づくと、両肩に手を掛けて向き合った。中3にしては小柄な夕映の身長は、ほとんどネギと変わら
ない。間近で目が合って、夕映の頬が照れからうっすらと赤く染まった。
「実はお願いがあるんです、夕映さん」
ネギの顔がぐっと迫り、夕映は思わず後ずさった。
「な、何でしょうか」
「夕映さん、僕と仮契約してくれませんか」
「ええっ、そ、それは…あっ」
迫るネギに後ずさる夕映。後ろのベッドに足がつかえて、夕映はネギもろともベッドに倒れこんだ。
図らずもネギに押し倒されたような格好だ。
347名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:07:46 ID:NeuoIWz9
「で、でも、私などその、のどかみたいに可愛くないですし、いえそういうことではなくて先生は
のどかと、それにやはり、…キキキキスは好きな人と、いえ私は決して先生のことを嫌いなわけで
はなくて、ってなにを言ってるですか私は、そうじゃなくて先生の気持ちが、」
早口でまくし立てる夕映の唇を、ネギは唇で塞いだ。
「…!…むぐっ」
ネギは唇を重ねたまま、夕映のスカートの中に手を入れた。パンティに指を這わす。先程のキスで
感じたのか、布地はしっとり濡れていた。夕映はビクッと身を震わせ、反射的にネギを突き飛ばし
た。
「な…何をするですか!」
身を起こす間もなく、再びネギは夕映に覆いかぶさった。夕映は突き飛ばそうとしたが、ネギにま
っすぐに見つめられて思わず固まってしまった。
「大丈夫、夕映さんは充分、魅力的ですよ」
「あ?…う」
普段見ることのない大人びた視線に射抜かれ、夕映は身動き取れなくなっていた。ネギは夕映の右
脚を持ち上げると、自分の肩に掛けた。夕映のパンティを引っ張って少しだけ横にずらすと、割れ
目がむき出しになった。
「思ったとおりだ…夕映さんのここ、とってもキレイです」
「な…!何を言うですか!そんな…ひゃうっ!」
ネギは屈み込んで夕映の股間に顔をうずめると、舌を割れ目に這わせた。今まで感じたことのない
感触に、夕映はますます混乱した。
「あっ…ダ…ダメですっ、そんなとこ、…はふっ、…汚いですっ」
ぴちゃっ。ネギの舌が優しく夕映の陰核を撫でた。びくびくっと震え、夕映の蜜壷から大量の液体
が溢れた。
「ひゃあああうっ!」
軽く達した夕映は全身の力が抜けぐったりとなった。しかし、ネギは休むことなく舌を動かし続け、
夕映を再び絶頂へと導くのだった。
「あ…はふっ、くつ、ふぁ…あうっ、はあっ、はあっ、ああああーっ!」
348名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:08:27 ID:NeuoIWz9
―――
木乃香は刹那の腰に手を当て、狙いを定めた。
「このちゃん…やっぱりダメ…」
刹那は身をよじってそれを避け、いやいやと首を振る。木乃香の濃厚な前戯によって全身が火照り、
息も荒くなっている刹那だったが、最後に残った理性が必死に抵抗を試みる。
「せっちゃん、ウチのこと嫌いなん?」
突然木乃香が涙目になって問い掛けた。止めを刺された。そんな顔をされたら…。刹那は理性がぼ
ろぼろと崩れていくのを感じた。刹那は真っ赤になって必死に弁解する。
「そ、そんな訳…私、このちゃんのこと、大好きでっ…」
「良かった。ウチも大好きよ、せっちゃん」
木乃香は微笑むと、股間から生えたピンク色の剛棒を刹那の秘部にねじり込んだ。
「ぎっ、いああああああああっ、ああああああっ」
「んっ、あああっ…せっちゃんっ…」
めりめりと音を立てて刹那に侵入する。ゆっくりと、少しずつ前進して行き、やがて奥まで達した。
「はあ、はあ、せっちゃん…。ウチ、せっちゃんとひとつになったんやな…」
そういう木乃香の声は苦しそうに震えていた。目からは涙が溢れている。
「うん…このちゃん…」
不思議な感覚だった。刹那は木乃香に貫かれる感覚と同時に、刹那を貫く木乃香の感覚も感じてい
たのだ。そう言えば、先生が感覚も繋がっているって言っていたような…。
「せっちゃん…動いても、ええ?」
「…うん」
木乃香はゆっくりと腰をスライドし始めた。
「んっ!」
びくっとして木乃香の動きが止まる。
「このちゃん…大丈夫?」
「ん…平気…」
再び木乃香が動き出す。犯すと同時に犯されている感覚。2人分の快楽を受け、木乃香の脳はパン
ク寸前だった。理性が機能を失い、木乃香の身体を本能が支配する。
349名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:08:59 ID:NeuoIWz9
「んっ、はっ、あっ、はあっ、はあああっ!」
木乃香の動きが激しさを増す。刹那の秘所から鮮血が飛び散る。刹那の処女喪失の痛みは木乃香に
もダイレクトに伝わるが、しかし痛みすら今は心地いい。
「せっちゃんこのちゃんせっちゃんこのちゃん…」
「このちゃんせっちゃんこのちゃんせっちゃん…」
感覚を共有した2人の意識の境目は、今や非常に曖昧なものになっていた。真の意味でひとつにな
った2人は、お互いを、あるいは自分自身を求めて腰をぶつけ合った。
『あああああああーーーーっ!!!』
2人はまったく同時に絶叫を上げると、やはりまったく同時に意識を失った。
「…はあ…2人を見てたら私も疼いて来ちゃった。そう言えばネギのほうはどうなったかな」
一部始終を見ていた明日菜は、股間に手を当てた。とろっとした感触が指先に伝わる。このままじ
ゃどうにも収まりがつきそうにない。明日菜は一人頷くと立ち上がり部屋を後にした。
―――
「行きますよ、夕映さん」
ネギは屹立した肉棒を取り出し、夕映の割れ目にあてがった。
「や、やっぱりダメです、そんな」
ネギはぐいっと腰を押し込んだ。
「いぎいぃぃぃっ」
激痛に夕映は身をよじった。身体の中心に焼けた鉄杭をねじ込まれたようだった。
「ス、スイマセン、やっぱり痛いですか」
夕映はネギの言葉にも反応せず、はあ、はあ、と肩で息をしている。目からはボロボロと大粒の涙
がこぼれた。
「い、今何とかしますね」
そう言ってネギが何やら呪文を唱えると、夕映の身体が淡い光に包まれた。
「…どうですか、夕映さん」
「あ…、痛くなくなったです」
350名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:09:27 ID:NeuoIWz9
痛みが消えると同時に、夕映は気持ちよさを感じるようになっていた。ネギがゆっくりと腰を動か
し始めると、思わず夕映の口から声が漏れた。
「あふっ」
「ああ、夕映さんのなか、熱くて気持ちいいです」
ネギの勢いがだんだんと激しさを増してくる。それにつれ、夕映の快感も加速度的に増していった。
「あっ、ああっ、ネ、ネギせんせっ、い、イイですっ、私っ、変にっ、変になるですっ」
「夕映さんっ、夕映さんっ」
「先生っ、先生っ」
ネギの顔を見ようと、夕映は頭を起こした。その時ふと、夕映はドアの向こう側からの視線に気が
付いた。ちょうど死角になっていて、ネギは気付いていない。目を凝らした夕映は、ドアの隙間か
ら覗く者の正体に気付き、凍りついた。
「の…のどか!違うのです、のどか、これは」
「あっ、そんなに締め付けたら…うっ」
ショックで夕映の膣が急激に収縮し、ネギはたまらず精を放った。胎内にマグマのような熱を感じ、
夕映は目の前が真っ白になった。
「あっ、ああっ、のどかあああっ」
夕映は弓なりに仰け反ると、親友の名を叫び、意識を失った。
「夕映さん」
ぷしゃあああああっ。
「あっ」
全身の力が抜けた夕映の下半身から、黄金色の液体が飛び散った。小水はネギの上半身にかかり、
ネギとベッドをぐっしょり濡らしていく。
「…?あっ!うああっ、ダメです、み、見ないでくださいっ」
途中で気が付いた夕映が悲鳴を上げる。しかし小水の勢いは止まらず、夕映は耳まで真っ赤になっ
て、顔を両手で覆った。
「ああああ…」
351名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:09:47 ID:NeuoIWz9
やっと止まったときには、ベッドには大きな水溜りが出来ていた。夕映は肩を震わせ泣いている。
ネギは夕映に慰めの声を掛けた。
「あの…夕映さん、僕、気にしませんから」
その時、がちゃりという音がして背後のドアが開いた。
「ネギ、この娘も参加したいってさ」
驚いたネギが振り向くと、そこには明日菜が、のどかを羽交い絞めにして立っていた。
「あ、明日菜さん?のどかさん!?」
「あうう…」
明日菜がのどかのスカートの中に手を入れて動かすと、のどかは身悶えした。
「ひゃうっ」
「ホラ、本屋ちゃんは準備OKみたいだよ」
明日菜の指先はのどかの愛液に濡れ、てかてかと光っていた。のどかは恥ずかしそうに俯いている。
「あの…ネギせんせー…」
ネギが立ち上がろうとしたその時、轟音と共に壁が爆発した。
「なななななっ」
壁の向こうから現れたのは――。
「面白そうなことをやってるじゃないか、坊や。私もまぜてもらおうか」
「エヴァさ…師匠!」
「お邪魔します、ネギ先生」
「エヴァちゃんに茶々丸さんまで…」
「ネギくーん、ウチらもまぜてやー」
明日菜が振り返ると、廊下の向こうから木乃香が駆けて来るのがわかった。明日菜はため息をつい
て独り言を呟いた。
「はあー…今日は私の番まで回らなさそうね…」
352名無しさん@ピンキー:04/09/15 19:24:51 ID:XqwWrKf5
344さん 乙です。

今週萌えたんで出だしだけ書いてみました。

 “アンバランス”


「夕焼けがキレイですね」
 元気でかわいく、そして騒がしい生徒達がとっくに帰った教室には、意外な組み合わせの二人が残っていた。
「……ああ……そうですか……」
 男女のカップルの間で交わされる言葉としては、使い古されてはいてもロマンチックなセリフのはずだが、
応える声にはまったく愛想といったものはない。
 言った方も『長谷川 千雨』にそんなものを求めていないのか、特に気にした風もなかった。
「実は長谷川さんに相談があって…… あ、先生が生徒に相談ていうのも情けないんですけど……」
 (だったらすんじゃねぇよ)
 思ったが、相手はたとえ納得がいかなくても教師である。流石に口には出さない。……それにこのガキには色々弱みを握られてる。
「……なんでしょう」
「クラスの皆さんが慕ってくれるのは嬉しいんですけど、なんだか甘くみられてるみたいで」
 (たっりめぇだろ!!ガキなんだかろよぉ)
 思ったが、もちろん口には出さない。
「やっぱり子供だから、ナメられてるんでしょうか?」
 (ワタシなんか、そのガキのオメェにナメられてるよ……)
「……そんなことはないですよ」
 思ってもいないことを言ってみる。……いや、言わされる。ネギの小っちゃな手では、写真がひらひらと振られていた。
「ほんとですか」
 ぱっと満面の笑顔になるネギ。しかし、子供はこの無邪気な笑顔で、カエルの一生を終わらせたりするのだ。
353名無しさん@ピンキー:04/09/15 19:25:57 ID:XqwWrKf5
「嬉しいなぁ〜〜」
「そいつはよかったですね」
 (いいかげん写真を寄越しやがれ)
 千雨の視線はネギの手元に釘付けである。
 だがこんなわかりやすいアメで釣られてくれるほど、この腹黒なガキんちょは甘くなかった。
「でもボク……もっと大人になりたいんですよ」
「……はぁ」
「それでその……長谷川さんの手……握ってもいいですか?」
「はぁ!?」
「いえ、その、 女性の身体に触れるたびに緊張してると……あの、皆さんかわいいとか言って面白がるので……」
 言ってるそばからネギの顔がうっすらと赤くなる。
 ショタコンであることを隠しもしないどこかのクラス委員長ならば、これだけでノックダウン、押し倒しているだろう。
 幸い千雨にはそういった趣味はなかったが[別の特殊な趣味ならある]それでも胸がちょっぴりキュンッとした。
 (……はっ!? あ、なんだいまのキュンッてのは、ワタシは変態じゃねぇ!!)
 本人に五十歩百歩だという自覚はない。
 それでも、顔をブスッとさせてはいるが、ネギの前に手を差し出す。
354名無しさん@ピンキー:04/09/15 19:27:02 ID:XqwWrKf5
「ありがとうございます」
 声を弾ませると、ネギは目の前にある千雨の手をキュッと握った。写真をしっかりと懐に戻したのを横目で確認しながら千雨は、
 (くっ ガキの肌触りはこれだから反則なんだよ プニプニしてて気持ちいいじゃねぇか)
 新しい自分を発見しちゃいそうであせっていた。そこに油断が生まれる。
“グイッ”
「え!?」
 子供とは思えない強い力で引っ張られた。
 千雨はバランスを崩してたたらを踏むと、ネギの胸に倒れこみフワリッと抱きしめらる。そのまま抵抗する間もなく、
「んぅッ!?」
 早業で唇を奪われた。それが長いのか短いのかもわからない。そっと唇を離すと、千雨の耳元に熱い息を吹きかけるようにネギは囁く。
「ボク……千雨さんに大人にしてもらいたいんですよ……協力してくれますか……」



コメントもらえたら嬉しいです。続きは週明け。
355名無しさん@ピンキー:04/09/15 21:43:31 ID:RcumFmNx
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
こーいうのむっちゃ好きです!思いっきりやって下さい
356名無しさん@ピンキー:04/09/16 02:20:19 ID:Ywdgx322
イイヨイイヨー、普段動かないネギが自分から動くと面白いな
357名無しさん@ピンキー:04/09/16 15:57:31 ID:x9U7AZCR
ネギ×3A生徒の話は大歓迎です!
358名無しさん@ピンキー:04/09/16 19:12:45 ID:HpHsqfD0
エロゲ屋さん続きマダー?
359名無しさん@ピンキー:04/09/16 19:39:54 ID:nPab8hNH
>>357
座薬とエロゲ屋の生き様をさらっと否定したな(w
360名無しさん@ピンキー:04/09/17 01:17:15 ID:MJu7nCVi
漏れも、ネギ×3A生徒の話大歓迎です!
361名無しさん@ピンキー:04/09/17 02:09:43 ID:TeX6E2NT
エロゲ屋氏と座薬氏合作の超ハードボイルド鬼畜親子丼が見たいです!
362座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:16:43 ID:A1smjurN
NEW注意書テンプレ―――
バッドエンドかハッピーエンドか決めていませんが、とりあえずビブリオン輪姦陵辱まではのんびり書いていきます
合わない方はスルーしてください
今回はアレな話です
グロ注意
>>341の続き


>>361
たぶん無理、
といきなりレスw
363名無しさん@ピンキー:04/09/17 02:18:21 ID:9uonHszu
>>361
同意
つーか色んなタイプを読みたい
364魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:18:30 ID:A1smjurN


                    *


 それは図書館島事件のすぐ後だった。それは例えば病源菌の潜伏期間のような、進行形で壊
れつつある平穏にしても、図書館島の悲劇に一応の決着がついた後で聞いた話。
「今から伝えることは『セント・ビブリオ』が私に伝えてきた情報そのままですが、それでも若干の私
の主観が入っていることを付け加えておきます。全ての情報を自分で疑い、そして吟味するので
すよ。よろしいですね、のどか」
「う、うんー」
 ゆえゆえは「抹茶おでん」っていう流動体をちゅうちゅう啜りながら話を始めた。
「それで、のどかが知りたがっているビブリオブラックなる存在についてですが―――」
 夕映はストローを口から抜いた。
「ビブリオブラック、この存在について確かなことは、あの時に図書館にいた人間の誰かというこ
と、そして今もどこかで生きていることの2点だけです。今となっては正体不明のその存在が、私た
ちビブリオンのリーダーになっているはずだったのですが、まあ今更ですね」
 何だかコーヒーゼリーみたいな名前の戦士だと思いつつ、私は模範的に話を聞く。
「ビブリオブラックの説明の前に、『黒の導』と『セント・ビブリオ』について説明するです。
 今からおよそ540年前、欧州の某国に1つの魔法使いの集団が潜伏していました。訳の分から
ない異端の神を崇めるカルトです。例に漏れずウザがられていた彼らはその国を追放されそうに
なり、逆にその国の魔法協会に宣戦布告するという暴挙に出ました。
 魔法使い同士の戦いは熾烈を極めました。しかし所詮は怪しい宗教団体と正規の魔法団体の
戦争、戦力の差は歴然としています。誰もが危ないカルトの敗北を確信し、戦況はその確信を裏
付けていきました。そして、戦争は最終局面を迎えたのです。
365魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:20:59 ID:A1smjurN
 追い詰められたカルトは最後の砦たる教会『黒鏡宮』に立て篭もり、魔法協会の軍がそれを包囲
しました。その時に宗教団体が使った未完成の兵器が―――魔法書『黒の導』です」
 い、いきなり出てきた……。
「『黒の導』はカルトが秘術と知恵と知識を存分に注いで創った本です。その中身は全ページが呪
術の詞で埋め尽くされ、人間の肉体を奪って脳の知識を共有し、自分の意思で動いて言葉を喋り
ます。餌は人間の負の感情、恐怖や絶望や憎悪など。それと人間の生気です。ここらへんは宗教
団体の教義か製作者の趣味でしょう」
 感情と生気って、炭水化物とタンパク質ぐらいの違いなのかな……。
「『黒の導』はそれ自身が戦闘力を有し、さらに人間に分身を寄生させて『器』という奴隷に変え生
気を吸い取り、分身に適合した者に強大な異能を与える性質があります。
 約100人の信者は教団の勝利を信じて『黒の導』にその身を奉げ、2名の適合者を含んだ強力
な軍勢と化しました。彼らはその力で協会の軍を打ち破ったのです。
 しかしカルトはその日に壊滅しました。
 暴走した『黒の導』の命令で、信者たちは神と崇めていた教祖と、その他の神官、巫女を全て殺
害してしまいました。教団は『黒の導』をコントロールできなかったのです。『黒の導』は近辺の都市
を次々に襲って勢力を増し、ついに魔法協会を壊滅させて王朝を滅亡させる事態になりました」
 歴史の教科書に載ってるのかな? その事件。


「そして当時、『黒の導』を打ち破ったのが『セント・ビブリオ』の適合者ビブリオブラックです。その
強力な魔法の槍を操って敵を倒す姿は、戦乱を終らせる女神と謳われました―――」


366魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:22:08 ID:A1smjurN


                    *


 吸血蝙蝠のようにフロアを飛び回る黒い本が敵の出現を察知し、自称ビブリオブラックのお嬢様
の進路を妨げようと殺到する。
 しかしお嬢様は全く怯まずに妖精がセーラー服を着て舞うような軽やかさで、
「え――――いっ!」
 しなやかな腕から力強い槍の大振りを繰り出した。途端にオーロラのような紫光の帯が槍の軌
跡に沿って出現し、台風のような突風とダイヤモンドダストのような光の粒子を撒き散らして黒い
本の群れを呑み込み、焼けた鉄に触れた雪の結晶の如く消滅させる。
 お嬢様の長い髪の毛と黒のミニスカートが紫光の中でバタバタと波打ち、その浮かび上がった
美しいシルエットは最早芸術の域に達している。技の余韻が収まるのを待つお嬢様は光の向こう
の敵を凛々しく睨み付け、堂々たる戦士の姿で私の前に存在していた。
「う、嘘みたい」
 予想外の槍の威力に私は絶句した。そういえばお嬢様はバリアを張って黒い本を蒸発させてい
たし、魔物の千鶴さんをあっさり倒せるほど強かったりするのだろうか……?
「……次はあんたやよ」
 光の向こうから現れたのは、人間の山を背に底知れない笑みを浮かべた千鶴さんである。お嬢
様は槍をやはりバットのように構えてその魔物を牽制しながら、ゆっくりと近づいていく。
「ふふふ、ビブリオブラック、貴女と戦うのは5世紀ぶりになるかしら」
 千鶴さんの声と口調で魔物は嗤う。自分の分身が一瞬でやられたのに、その顔には余裕の色さ
え感じることができた。
367魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:23:18 ID:A1smjurN
「おじょ……」
 そのとき、何かが身体に巻き付いてきた。
 鎖のような物に縛られて身体は動けず、声も出なくなった。そこで私はようやく不可視の捕縛結
界に捕らわれたことに気付く。仕掛けていたのは言うまでもなく千鶴さんだろう。
 いつの間に―――私に気付かれずに結界を仕掛けた敵の力量は……。
 こちらに目を向けてにやりと嗤う千鶴さんを見て、私の背に猛烈な悪寒が走った。
「? 何がおかしいん?」
 お嬢様がビブリオブラックの顔で、槍をさらに千鶴さんに近づけた。
「うふふ、大したことじゃないのよ」
 千鶴さんは上品に、しかしお嬢様を嘲るように笑った。
「ちょっと思っただけ。5世紀前に私の自慢の子供『パラサイト・レギオン』を簡単に殲滅して私を破
ったビブリオンのリーダー、ビブリオブラックが、なんで―――」


「―――こんなに弱いんだろう、って」


 千鶴さんがそう言った瞬間に、収束しつつあった光の粒子の中から数冊の黒い本が飛び出して
きた。お嬢様の攻撃が外れたのか耐え抜いたのかは分からないが、生き残りがいたらしい。
 黒い本たちはカバーを魔力で刃状に変質させており、お嬢様を取り囲むように襲いかかった。
 槍が前から来た本を叩き落すのと同時に、左右2冊ずつ2組に分かれた黒い本の刃がお嬢様の
足を襲っていた。お嬢様の悲鳴と、私が出ない声でお嬢様の名を叫んだのは同時だった。
「な、なんで……全部やっつけたはずやのに……うぐっ……」
 白い槍を杖にして老婆のように前のめりになったお嬢様は、震える足で辛うじて立っていた。
368魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:24:41 ID:A1smjurN
 太股と脹脛がかなり深く斬られている。
 黒いブーツとミニスカートは紙のように簡単に刃を通してしまい、凶刃は容赦なくお嬢様の両足
の肉を切り裂いていた。赤黒い液体がお嬢様の足から噴き出して流れ落ち、フロアのカーペットに
どす黒い染みを広げていく。激痛に耐えかねたようにお嬢様の目から滴が零れ落ちた。
「こ、これぐらいで……くうっ……い、痛とうない……こんなん、全然、痛とうない……!」
 負傷した足で踏ん張るお嬢様に黒い本が再び襲いかかる。胸を切られて華が散るようにリボン
が解け、次に肩を切られてスカーフがざっくりと裂け、次に腕を切られて槍が赤く染まり、次に脇腹
を切られてミニスカートがずるりと垂れ落ち、赤い飛沫が点々とカーペットに散った。
 無惨に切り裂かれる度に悲鳴を上げてよろめくお嬢様は、もはや子供に手足を毟られてバラバ
ラにされる人形状態だった。
 赤黒い染みが白いレオタードに広がるにつれて、お嬢様の動きは鈍くなっていった。
「……う、うぅ……負けへん……ウチは……負けるわけには……」
 槍が例の紫光を発することはなかった。叩き落した黒い本はすぐに復活してお嬢様の背中を十
字に切り裂き、さらに美しい髪をバサバサと床に落としていった。
 その攻撃は首を狙えたのに髪を切り落とすのに止まったことから、どうやら本を操る『黒の導』こ
と那波千鶴はビブリオブラックことお嬢様をいたぶっているだけらしい。
 ふざけるな。
 少年のような髪型で血塗れの木乃香お嬢様を、護衛の私は見ていることしかできない。
 もうクラスメイトだろうが本物だろうが偽者だろうがどうでもいい。愛刀で那波千鶴を叩き斬って肉
塊に変え、黒い本を復活も復元も不可能なぐらいに破壊してやる。いや、神鳴流奥義で原形も残
さずに粉々に吹き飛ばしてやる。
「ふふふ、桜咲さんがすごい顔で睨んでくるから、これは終わりにしましょう」
 千鶴さんがにたりと嗤って手をお嬢様に向け、何か呪文を唱えた。
「きゃあああああああっ!」
369名無しさん@ピンキー:04/09/17 02:24:57 ID:9uonHszu
あげ本当にスンマソ…
そして座薬さんにもスイマセン
370魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:26:02 ID:A1smjurN
 爆風のような風が発生し、木乃香お嬢様は2トントラックにぶつかったように吹き飛んで本棚に激
突し、本棚はドミノのように後ろの本棚を巻き込んでいった。傾いた本棚の上を転がり落ちたお嬢
様の、ズタズタに切られた髪の下から現れた、
「う……うぐ………せ、せっちゃんの、言う通りや………あ、甘かったわ、ウチ……」
 血と涙でぐしゃぐしゃになったその顔が、お嬢様が受けた苦痛を物語っていた。
「ご、めん……せっちゃん……ごめん、なさい……守れなくて……ごめんなさい……」
 しかし、木乃香お嬢様の自称光の戦士ビブリオブラック説は健在だった。一体何がお嬢様に影
響を与えて変身させ、ここまでの過酷な戦闘に自ら飛び込む真似をさせたのか?
「忘れ物よ、ビブリオブラック」
 いつの間にか木乃香お嬢様の横に那波千鶴が、お嬢様の白い槍を握って立っていて、
 木乃香お嬢様の太ももと掌をぶすり、ぶすり、ぶすり、ぶすり、と貫いて、そして引き抜いた。
「いや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ―――あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ―――っ!」
 お嬢様から理性が消し飛ぶような悲鳴が迸る。
 脳の血管が切れるかと思った。
 今、決めた。那波千鶴をこの世から消し去った後で私も責任をとって腹を切る。
「…………………せっ、ちゃ……………」
 一瞬だけ助けを求めるような視線を送ってきたお嬢様を、那波千鶴が首を掴んで持ち上げる。
「………………ああ……………あ………………」
 木乃香お嬢様は最早意識も朦朧としているようだった。出血も危険な量に達している。妖精を思
わせた華麗な姿は今や、全身からイチゴシロップを被ったような有り様だ。
 トドメをさすつもりか、と私は目の前が暗くなった。
「…………………あ、あれ? 痛くない?」
 いきなり元気なお嬢様の声が聞こえた。見ると那波千鶴がぶつぶつと呪文を唱えていて、あれ
だけ刻まれたお嬢様の裂傷と穴は全て出血が止まり、それどころか塞がっている。
371魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:26:58 ID:A1smjurN
「……え、あ、あ? ど、どういうつもりなん?」
 木乃香お嬢様は傷を回復させてくれた那波千鶴に困惑を隠せない。私も困惑を隠せない、とい
うか彼女の行動の意味が分からない。
「ふふふっ」
 那波千鶴は木乃香お嬢様を引き寄せた。
「う、うんっ!?」
 服が汚れるもの気にしないように血塗れの戦闘コスチュームに手を回し、まるで子を温かく抱き
締める母親のように身体を密着させて、お嬢様の淡い唇を奪っていた。
「う、うう――― う、うっ、んっ、んんっ、うう!」
 驚きで目を見開いたお嬢様に那波千鶴は、聖女のような底知れない笑みを浮かべてお嬢様の
唇に自分の唇を重ね合わせ、それを私がよく見えるようにお嬢様に舌を入れる。
 お嬢様は那波千鶴の身体をぽかぽか叩いていた。何とか逃れようと身を捩っているお嬢様を那
波千鶴は軽くあしらっている。那波千鶴が愉悦の笑みでお嬢様を弄んでいるのに対し、お嬢様は
初めてであろうディープキスに混乱して流されていた。
 最初は生気を吸っているのだと思ったが違った。
 ちゅぷちゅぷと音が聞こえてきそうな程に舌を絡めているのが分かる。那波千鶴の舌使いが巧
みなのか、血で赤く汚れたお嬢様の顔に苦痛ではなく、羞恥と興奮による朱がさしている。
「いやっ! うむっ、ん、ん、んんっ、ううっ……」
 唾液の糸を引きながらお嬢様が那波千鶴の顔をを引き離したが、千鶴は血で汚れたお嬢様の
ほっぺをナメクジが這うように舐りながら湿った唇を追い、すぐに濃いキスをお嬢様に強要した。
 唾を飲まされているのか、お嬢様の喉がこくり、こくりと動いている。
 暴れていた手が大人しくなり、それどころか那波千鶴が抱き締める力を強める度に、信じられな
いことにお嬢様が那波千鶴を抱き締めていた。
372魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:28:23 ID:A1smjurN
 お嬢様はとろんとした目で那波千鶴を見ている。
 その顔はあまりに無防備で、対して那波千鶴の顔は猛毒を持った蛇のようだ。
 私は少し怖くなった。あれほど敵意を剥き出しにしていたお嬢様を篭絡しつつある那波千鶴は、
正体不明を通り越して得体が知れない。
「うんっ! うっ!?」
 お嬢様が少し震えた。那波千鶴がお嬢様の黒いミニスカートに手を突っ込んで、おそらくは性器
を複数の指で弄っている。お嬢様はブーツで爪先立ちになってぷるぷる震えながら、潤んだ瞳で
那波千鶴に何かを訴えていた。
「ふふ、キスをしていると頭に霧がかかるでしょう。初めてだった? キスだけで濡れちゃった?」
 その言葉にお嬢様の顔は、我に返ったように真っ赤になった。
「そんなことないっ!」
 お嬢様は那波千鶴の腕を振り払って抱擁から逃れ、転がっていた槍を拾って構えながら、口元
を手でゴシゴシと擦った。まるでキスの感触を殺すように強く何度も。
「ふふふっ、そうかしら? まいいわ。さあビブリオブラック。あの時のように私を討ってみなさい」
 懐から黒い本を見せながら、那波千鶴はにやりと嗤った。
「ど、どういうつもり……う、ウチは、あんたの敵やのに」
 木乃香お嬢様の顔はまだ赤いが理性はきちんと戻っていた。切り裂かれて血塗れのレオタード
と全身に付いた乾きかけの血が、キスの前の出来事を思い出させる。
 自称光の戦士ビブリオブラックこと木乃香お嬢様の質問に、那波千鶴はこう答えた。


「ふふふ。信じられないでしょうけど、私は貴女を愛しているのよ。ビブリオブラック―――」


373魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:30:13 ID:A1smjurN


                    *


「そういう訳で、『黒の導』はビブリオブラックを、殺しても殺し足りないほど憎んでいたでしょうね」


「何しろ彼女のせいで、540年前の戦いに敗れたのですから」とゆえゆえはつけ加えた。
「なんかすごいねー。ビブリオブラックって人。1人で『黒の導』をやっつけたんだー」
「ええ、では次に『セント・ビブリオ』について説明しましょう」
「ねえ、ゆえゆえ」
「何ですか?」
「話の腰を折ってごめんだけど、先に教えてくれないかなー? その、気になっちゃう。図書館島に
いたビブリオブラックさんはどうなっちゃったの? 私たちの仲間は―――」
 ゆえゆえは言葉を選んでいるように、少しの間沈黙した。
「ですから不明です。正体も不明、どこに行ったかも不明」
「どうゆうこと? 負けちゃったの?」
「理由はこれから説明しますが、不幸なアクシデントが起こったのですよ。私たちがあのキマイラと
交戦していたちょっと前から、ビブリオブラックは魔法の槍も障壁もほとんど使えない絶望的状態
で『黒の導』と戦っていたのです―――」


                                                     <続>
374座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/17 02:31:46 ID:A1smjurN
>>344さん
GJ! 何度も美味しい福袋って感じです
呼ばれて普通にやってくる木乃香がそれっぽくていい感じ

>>352さん
>>356さんも書いてるけど積極的なネギは新鮮
続き期待モード

>>359
長編の途中でいれる予定>ネギ×某3A生徒

>>369
びっくりしたよw


ではまた
375エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/09/17 07:46:16 ID:hvBnexKe
合作ですか?

じゃぁエロゲ屋は木馬書くから座薬たんはそれ以外の全部ということで・・・・(いや冗談ですよ。朝、仕事場からチェックしたらねぇ・・・

えー続きはちょっと書けそうもありません。火曜日の夕方くらいかなぁ・・・。
376名無しさん@ピンキー:04/09/18 04:08:16 ID:p9+X3fCJ
>>375
せめて月曜の夕方にお願いw
377名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:02:47 ID:Zl8kRN8k
>>354の続き

「協……力…………って!? 出来るわけねぇだろ、このエロガ…ひッ!?」
 ネギはやはり教師としてまだまだ半人前のようだ。生徒の話しに耳を貸さない。それどころか生徒の耳たぶに歯を立てる始末である。
 そのまま身体のサイズに見合った小さな舌先を、複雑な作りの耳朶の中へとねぶるように挿し込む。
「この………ヤメ……あッ………くぅッ………んンッ……」
 鼻に掛かった声が漏れる。押し返す為に掴んだネギの肩に、千雨はすがりつく様に顔を伏せた。
「千雨さんの髪の匂い……いい香り……」
 千雨のうなじに顔をうずめる様にして、ネギはクンクンッとまるで小動物のように鼻を引くつかせる。
 後れ毛に息が当たってくすぐったい。そのままネギの顔はスライドすると、舌をのばして千雨の首筋を舐め上げた。
「んッ……ふぅん……ンンッ…………」
 チロチロと舌が首筋をスベると、そのたびに千雨の肌が粟立つ。
“チュッ……”
 可愛い音を立てながら、ネギは教え子の首にいくつもいくつもキスマークを作っていった。
 その光景は一見すると小さな弟が姉に抱きついてるようで、非常に初々しく微笑ましいものだが、千雨の感想はまるで違う。
 小っちゃな口に吸い付かれるのは、くやしいが正直こそばゆいがイヤじゃない。問題なのは……
「ちょッ……んぁッ…キ、キスマークは……ぅんッ……ヤメ…ろ………ファンの目は……ああッ……き、厳しい……んッ!!」
 写真写りだ。
 加工して誤魔化せないこともないのだが、それでも見抜くヤツは見抜く。
 そうなったらあっという間に、苦労して〔ファンサービスとか〕築いたネットアイドルとしての地位がガラガラと崩れ去るだろう。
378名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:03:40 ID:Zl8kRN8k
「じゃあ……マークの付かないところならいいですよね」
「んンッ!?」
 言うが早いか、ネギは再び千雨の唇を奪った。
 タレントばりの白い歯並びを押し割って千雨の口中に、いったいどこで覚えてきたのかネギの小さな舌がスルリッと侵入する。
 唇をもぎ離そうと千雨は顔を振ったりもするが、頬に添えられてるネギの手はぴくりっともしない。
 ささやかな抵抗はかえって唇の密着度を高めることになり、より深く舌を誘い入れてしまう。
「ン……む……ん―……」
 まさかネギの舌を噛み切るわけにもいかずに狭い口内を逃げ回るのだが、結局この追いかけっこは幼い少年の劣情を煽るだけだった。
 それに認めたくはないがネギの、拙いが熱心な口内愛撫に千雨の身体からはだんだんと抗う力が失われていく。
「ぷはぁ どうですか? 大人になる為に勉強したんですよ」
 息が続かなくなったのか、やっと唇を離すとネギは嬉しそうな顔で成果を聞いてくる。そこにはまったく邪な悪意は見られない。
 見られないが……
「……へたくそ」
 ガキにいいように弄ばれてたまるかと、千雨は真っ赤に上気した顔で精いっぱいの虚勢を張ってみせる。
 突然、思いもしない形でやってきたファーストキスのショックにちょっぴり涙目だ。
「うぅ〜〜ん そうですか、やっぱりもっと経験しないとダメみたいですね」
 墓穴を掘ってしまった気もする。
「とりあえずキスはまた今度ということで、次のステップに進みましょうか」
 ネギは言って、当然のように千雨の制服のシャツのボタンに手を掛けた。
「ま、まて!? つ、次のステップって!?」
「決まってるじゃないですか」
 ニコニコと戸惑ってる千雨に微笑みながら、ネギはすでにボタンを四つも外していた。淡いピンクのブラが覗いてる。
379名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:04:38 ID:Zl8kRN8k
「わぁッ!? なにしてんだこのガキ!!」
 千雨は腕を交差させて慌ててシャツの前をかき抱くと、ペタンッとお嬢さん座りになって背を丸めた。
「なにって? 準備ですよ次のステップの、腕を解いてもらえますか?」
 なにを今更、といった感じのネギの不思議そうな声。一瞬、『あれ、ワタシ変なこと言ったか?』と思ったが断じて、
「言ってねぇ!! 絶ってぇ腕は解ねぇからな」
 固く腕を組んでカメになる。だが、それだけだといかにも追いつめられたみたいなので、顔だけはキッとネギを睨みつける。
「はぁ しょうがないなぁ……」
「なんだよ レイプでもすんのか、ガキんちょ」
 実際ネギがやろうと思ったら、千雨の身体に力ずくでそういうことをするのは難しくない。
 しかし、それを聞いてネギの優しげな表情が一変して厳しいものになる。
「見損なわないでください!! ボクはイギリス紳士です、女性に暴力は振るうようなマネはしません!!」
 予想外の怒声に、千雨の身体がビクッと震えた。目の前にいる子供が決して暴力を振るわないのは、千雨も充分わかっている。
 ひどく、自分の放った言葉に良心が痛む。それと同時に、こんなときだが千雨は初めてネギに異性を感じた。だが……
「ボクはお願いするだけですよ……」
 懐からネギは写真を取り出すと、愉しそうに千雨の顔の前でひらひらさせる。
「腕を解いて胸を見せてくださいって」
 ネギに対する千雨の好意修正はすぐに撤回された。やっぱりこいつは天然の極悪人だ。
 この流れだと、見せてそれで『どうもありがとうございました満足です』というのも考えずらい。
 それでも千雨は歯を噛み締めながら、ゆっくりと震える身体を起こしていく。
「でもわからないなぁ こんなに可愛く撮れてる写真なのに、皆には内緒にしてほしいなんて」
 首を傾げながらネギが見ている写真は、ネットアイドル“ちゆ”のものだ。奇抜な衣装ではあるが、確かに可愛く撮れてる。
380名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:05:49 ID:Zl8kRN8k
「……そこにいるのはちゆで……ワタシは千雨だ……公私の区別をつけてんだよ」
 アイドルの私生活はミステリアスでなくてはならない。長谷川 千雨のポリシーである。
「はぁ? よくわかりませんが、まぁボクはちゆさんよりも千雨さんの方に興味がありますよ」
 (ふんッ こんな地味な格好した女のなにがお気に召したんだか、このガキんちょは……)
 千雨は心の中でネギに毒づいた。胸の奥が不覚にもキュンッとなってしまったのは意識的に無視する。
「それじゃ千雨さん、腕降ろしてください。」
 もしかしたら、自分はこのガキにいいように手玉に取られているのかもしれない。
 千雨はそう思ったが、選択肢は“くやしくてもこのガキに従う”しか残されてなかった。
 羞恥心をなんとか押さえ込んで腕を降ろす。流石にネギの顔は見られず、視線をふいっと逸らした。
 カメラの前ではもっと際どい格好やポーズを取ったこともあるが、それはちゆとしてであって、千雨が異性の視線にこれほど肌を
晒すのは初めてである。 
 見られることに慣れてない千雨は耳まで真っ赤になっていた。
「そこからはボクがやりますから、じっとしててくださいね」
 ネギはいそいそと残りのボタンを外すと、シャツを肩口から抜き取る。ちらっと横目で窺うと、その様子はとても愉しそうだ。
「動いちゃダメですよ……」
“ギュッ……”
 ネギは千雨に抱きつくと、そのまま背中に手を廻してブラジャーのホックを外そうとするのだが、
「よっ、と、んっと、あれ? これどうやって外すんですか?」
 これを聞いて少し千雨は安心した。ネギにも経験はないのはあきらかである。
381名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:06:53 ID:Zl8kRN8k
「知るか……人になんでもすぐ頼っちゃいけませんって、教えられませんでしたか、先生」
 わかりやすい千雨の皮肉に、ネギはムッとした顔になるがこれくらいは言わせてもらう。
 さっきからネギがジタバタするたびに、おへその辺りをツンツンと硬くて熱いものがノックしてくる。
 千雨の心臓はドキドキと早鐘を打っていた。下っ腹はなんだかジンジンする。
 (これはやっぱりアレか?アレだよなぁ、アレってアレなのか?)
 頭はメチャクチャ混乱していた。
「いいですよ、教えてくれなくても こうしますから」
“グイッ”
 頬を膨らませたネギは、身体を離すと強硬手段に出る。癇癪を起こしたとも言う。ブラジャーをずり上げた。
 千雨の身体は咄嗟に屈み込みそうになるが、その衝動を意志の力で押さえ込む。
 くやしいので絶対に恥ずかしがってやらないと、千雨はいま決めた。
“ふるるん”
 まろびでた千雨の乳房はクラスには規格外の猛者が多数いるので普段はあまり目立たないが、大きさは全国平均を上回るなかなかの
ものである。
 そしてふくらみの頂に“ちょこん”と可愛らしく鎮座している色素の薄い小ぶりな乳首はこの奇妙な状況に、千雨自身も気づいて
いないハシタナイ変化をみせていた。
「あ、なんだよかったですよ ボクだけ愉しんでるのかと思って心配だったんですけど、千雨さんも喜んでくれてるみたいですね」
 それをネギが目聡く見つける。
「……んなわけねぇだろ」
「え、でも勃ってるてことは興奮してるんですよね?」
「……なにが……だ……」
 答えは聞かなくてもなんとなくわかっているが、それは認めたくない。
「乳首」
 ゆっくりと顎を引く。
 (なんなんだよ……これは……)
 千雨は自分の起立した乳首を見つめながら、ぶるぶると身体を震わせる。自分の身体に裏切られた気分だ。
 しかしそうやって千雨が悲観すればするほど、乳首は硬くしこってくる気がする。
382名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:07:58 ID:Zl8kRN8k
“きゅいッ”
 不意にその問題児の乳首を、細い指先に少しきつめにひねられた。
「ひんッ」
 甲高い声が千雨の口から漏れる。
「ダメですよ、素直にならなきゃ ボクはクラスの皆さん全員に自分を素直に表現できる人間になってもらいたいんですよ」
 言ってることは非常に立派に聞こえるが、よく考える余裕は
「んッ……くんッ…ふぅ………ああッ……」
 千雨には与えられなかった。ネギは人差し指の先でそっと触れると、くるくると乳首をこね回してくる。
 ネギは買ってもらったばかりの玩具で遊ぶ子供のような顔で、厭きることなくしつこいくらいの弄いをくり返す。
 荒い息の中でいつの間にか千雨は、肩を緩やかに上下させ始めていた。
「赤ちゃんの頃の記憶っていうのはやっぱり強烈なんでしょうか?」
 指先をようやっと離すと、ネギはゆっくりと顔を千雨の胸元に寄せてくる。
 それを見つめる千雨の目は、もうはっきりと熱っぽく潤んでいた。
 わずかに唇を開き、いままさに乳首が口中に消えようとしたとき、ネギが上目づかいで千雨を見た。心臓がドキリッと高鳴る。
“ちゅむ…”
「あんッ!」
 淡い桜色の突起を口内粘膜に包まれると、千雨の唇から艶かしい声が漏れるとネギの頭を掻き抱きふくらみに強く押しつけてしまった。
“ちゅうちゅう……”
 出るはずのないミルクを求めて、ネギは痛みを感じるくらいに強く千雨の乳首を吸引してくる。
 その二人の姿は、ネギが年齢よりも幼い印象のせいもあり、中々乳離れのできない子供と母親に無理をすれば見えないこともない。
 ただ……
「ひゃぅッ!?……んンッ……いッ………か、噛むんじゃ……んぁッ…………な、舐めるな……」
 乳飲み子は母親の乳首に歯を立てたり舌で転がしたりはしないし、もう片方の乳首を指でつまんだりもしない。
 ネギの口の中で乳首が増々硬くなっていき、その事実が千雨の身体の深いところにあるなにかを揺さぶっている。
383名無しさん@ピンキー:04/09/18 11:09:00 ID:Zl8kRN8k
「ぷはぁ」
 どうもネギは息継ぎが下手なようで、苦しそうに唇を離す。
「ぅあッ……は………んぅッ!!」
 しかしすぐさま反対の乳首に吸い付くと、同じように夢中でむしゃぶりついた。
 (ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく………………)
 心の中で必死になって唱えてみるが、昔から言われる定番のセリフ『身体は正直』あれはウソじゃない。
 ネギの頭を力いっぱい抱きしめながら、千雨はモジモジと太股をすり合わせてしまう。
 すり合わせるたびに心の中で『ムカつく』を唱える。完全に二つの作業はシンクロしていた。
「ねぇ、千雨さん」
 ひょっこりと、ネギが千雨の胸の谷間に挟まれながら顔を上げる。手はメンソレータムでも塗り込むように脇腹の辺りを撫でていた。
「……なんだよ」
 (なんでヤメんだよ)
 いくら凄んで見せても、そんなことを考えていたのでは迫力なんぞ出るわけがない。
「次のステップにいきましょうか」


まだ途中ですが、週明けでは終わりそうもないので投下させてもらいます。

読んでくださった方、それに座薬さん、コメントありがとうございました。
384名無しさん@ピンキー:04/09/18 15:47:12 ID:3Y9RS9Hd
個人的にGJ!
刺激されたから、3Pものでも書いてみます。
385名無しさん@ピンキー:04/09/18 16:20:14 ID:7hfMt8ox
そんなところで止められると、俺のチンコはどうすればよいのですか?
386名無しさん@ピンキー:04/09/18 18:33:10 ID:1koQX6rg
GJ。続き期待。
・・・ただ、「ちゆ」は12歳のバーチャルネットアイドルだろ。
387名無しさん@ピンキー:04/09/19 05:46:47 ID:6AWd/KeR
ちうだったよな
388名無しさん@ピンキー:04/09/19 12:19:31 ID:zwF/DkHa
ちぃー?
389名無しさん@ピンキー:04/09/19 14:26:06 ID:6UME98vi
ちぁー



…高校時代に流行ったゲームを思い出したorz
390名無しさん@ピンキー:04/09/19 15:13:31 ID:3t6vdbml
ん?ちよちゃんがどうかしたのか?
391名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:56:40 ID:E34xpYSn
>>384
念のために聞くが、ネギ×生徒二人だよな?



…そうだと言ってくれ。頼む。
392名無しさん@ピンキー:04/09/19 23:40:40 ID:NmKtfbd7
>>391
いやいや、牢屋から脱獄した強盗犯二人と、のどかの組み合わせでしょう。多分。




…そうだと言ってくれ。頼む。 >>384
393座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:01:10 ID:GF5s7zxM
内容は鬼畜、苦手な方はスルーしてください

>>383さん
*――  ――)ノ
そのノリでGO!GO!

>>389
389(座薬)おめ

>>373の続き
394魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:02:16 ID:GF5s7zxM
「『黒の導』―――あ、あいつと!?」
 あの、図書館島でいきなり私たちの前に現れてその力を見せつけた……。
「しかも、魔法の槍も障壁も使えない状態で……?」
「ええ、そうです」
 ゆえゆえは本当にどうでもいいと言った感じで投げやりにそう言った。
「そもそもの元凶は、『黒の導』の劣化コピー本である『セント・ビブリオ』にありました」
 ゆえゆえは懐からB5の大学ノートみたいな本を取り出して私に見せた。
 中身はどこか外国の言葉で書かれていて内容はまだ分からない。押入れの奥でキノコが生えて
いそうな古くて汚いカバーを被り、劣化した紙はもう寿命あと1年て感じのボロボロの本……。
「これが『セント・ビブリオ』、私たちに能力を与えた魔法書です」
「名前に負けてるよねー、その本……ていうかノート。そんなノート購買部なら120円だよ……」
「所詮メモ帳の分際ですからね。『セント・ビブリオ』なる名前もあれです、小学生が自分の考えた
妄想キャラに「死」とか「波」とか「スーパー」とか「ハイパー」とか「ボンバー」とかの単語を繋げた必
殺技を考える、あのノリに近い気がしますです」
 ゆえゆえは口を正三角形にしてそう言った。
「まあ、汚くても仕方ありません。とりあえずさっきの話の続きです。
カルトが創った『黒の導』の勢力はどんどん肥大化し、国内だけではなく、ヨーロッパ諸国にとって
も危険因子に数えられる程になりました。ついに戦いは、国内の問題から外交問題にまで発展し
てしまったのです。色々な方面で追い詰められた魔法協会は、そこで起死回生となる1つのアイデ
アを思い付きます。それが」
 ゆえゆえは目を見開いて、ロシア語の「Д」のような口でくわっ、と言い放った。
「『黒の導』に使用されたアイデアをパクり、味方となる『黒の導』2世を作ることだったのです!」


 呆れてしまって、どうコメントすればいいのか分からない。
「ゴジラとメカゴジラじゃないんだから……」
「どちらかと言うとゴジラとビオランテです」
 冷静にゆえゆえはそう言うと、『セント・ビブリオ』を私の前に置いた。と言うか投げた。
395魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:05:55 ID:GF5s7zxM
「『黒の導』の仕組みを応用して、と言うか仕組みの一部をパクることを応用と呼びながら創られた
対『黒の導』の最終兵器にしてコピー本こそ、この『セント・ビブリオ』なのです!
 『セント・ブビリオ』には、『器』を増やす能力はありませんが、適合者に異能を与える能力は共通
しています。また『黒の導』の「ある能力」を増幅させた強大な機能も備わっている、らしいです。
 与える異能は主に、『黒の導』の勢力を撃滅する能力。
 適合者は皆決まったデザインの戦闘コスチュームに変身できるようになり、『黒の導』と戦うため
の力と武器を与えられます。基本はその武器による肉弾戦。戦闘服の色によって必殺技がいくつ
か設定されています。
 また、適合者は魔法に関する必要な知識と、『黒の導』撃滅の使命を自動的にインストールされ、
おまけに戦闘に耐えられるよう運動能力増大と精神強化の魔法をかけられます。
 こうすることによって、一般人は戦士になるのです。
 そうして完成した対『黒の導』専門の、女の子だけの特殊部隊が『魔法少女ビブリオン』です!」


 なんだか嫌な感じがする。
「結果として魔法協会は壊滅してしまいましたが、このコピー本の研究は別の国に引き継がれて、
『セント・ビブリオ』として完成しました。その時には王朝も崩壊し、『黒の導』の魔の手は周辺国に
も及んでいたため、事態は一刻を争います。
 すぐに徴兵が行われました。神の軍隊とか悪を滅ぼすとか都合のいい言葉を並べ立て、おまけ
に一生困らないだけの金銭を与えるという条件での適合者募集。そうして『セント・ビブリオ』の御
眼鏡にかなった約200人がビブリオンとなり、前線に送られました。
 双方に相当な戦死者がでました。強力な異能者による一方的な虐殺も目立ちました。
 特に『黒の導』の適合者『パラサイト・レギオン』はビブリオンを倒すのに適した能力があって、10
0以上のビブリオンが殺害されたそうです。しかし、そこにビブリオブラックが現れて『パラサイト・レ
ギオン』を滅ぼし、5回の死闘の末に『黒の導』を討ったのです」
 500年前の話で良かった。
 ぱらさいとれぎおん、って人とは友達になれそうにない。
396魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:07:35 ID:GF5s7zxM
「ねえ、ゆえゆえ、なんでビブリオンは女の子だけなの?」
「やはり製作者の趣味でしょう。まさに変態、500年後の日本ではなく500年前のヨーロッパだか
らこそ、この『セント・ビブリオ』の作者は日本のオタクなど超越した本物の変態です。
 『黒の導』の劣化コピーの妹『セント・ビブリオ』―――それぞれの適合者たちがヨーロッパ中で繰
り広げた戦争、それは『セント・ビブリオ』に当時の人間や魔法使いたちの希望が込められ、『黒の
導』には宗教団体の幽霊しか残っていなかった違いがあるだけで―――。
 変人集団と変態が創った生きた本の、人間を操った壮大な姉妹喧嘩」
「夢がまったく、これっぽっちもない話だね。そんなことで図書館島が―――」
「ふふふ、でも私はこのような俗っぽい力は好きですよ。正体不明の神の奇蹟より、取り扱い説明
書とマニュアル付きの人工神秘」
 ゆえゆえは自虐的に笑いながら私を見た。
「矮小な我々に相応しい、人間的な力だとは思いませんか。与えられたからには使いますよ」
 私はゆえゆえがたまに怖い。
 ゆえゆえは常に何かを壊したいと思っている。
 それに価値があると思ってる。
 そんな面があるから。
「これは誤った力でしょうか? 力が正義である必要はないのです。力はそのような高尚なもので
はなく、使う私たちに一欠片の正義が存在すればそれでいい。では、私たちは正義なのかというこ
とになります。そもそも正義とは何なのか―――私たちに正義はあるのか、ないのか」
「ゆ、ゆえゆえ……せ、正義の味方になったつもりなの……?」
「安心してください、のどか。私はそこまで自惚れてはいません」
 ゆえゆえは、そんなことをとても嬉しそうに言う。
「正義が勝つとは限りませんから」
397魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:09:30 ID:GF5s7zxM


                    *


「ふふふ。信じられないでしょうけど、私は貴女を愛しているの。ビブリオブラック―――」
「な、な、な……何言ってるんや!」
 那波千鶴は枯れた老人が孫に語りかけるようにそう言ったが、木乃香お嬢様は困惑を隠しもで
きずに、おろおろしながらも白い槍を構える。
「はっ!」
 気が付くと、槍の先端の延長線上にいた那波千鶴は消えていた。
 いない。まるで最初からそんなもの存在していなかったように、忽然と消えていた。


「我が冗談でそのようなことを言うと思うか?」


 お嬢様の背後から、声がした。
「―――っ!?」
 一瞬で木乃香お嬢様のバックをとった千鶴は、魔物の口調でそう言って槍を払い落とし、お嬢様
の首筋に尖った爪を突き立てていた。
「ひ、ひいっ」
 ごくりと唾を呑み込む木乃香お嬢様の足下で、槍がからん、からん、と転がっていった。
「血生臭いな。治して直してやる」
 千鶴がぶつぶつと呪文を唱えると、お嬢様の身体はすぐにあの変身した直後の状態に戻ってい
た。服は血で汚れておらず、髪の毛も長いままである。
 ―――まるで、お嬢様の身に起こった戦闘が、なかったかのように。
 初めて見る魔法だった。
398魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:11:12 ID:GF5s7zxM
「貴様に記憶はあるのか? 500年前の」
 頚動脈を爪で突つきながら千鶴がそう言い、木乃香お嬢様は、
「そ、そんな時は生まれてないもん、ウチは……ただ、いきなり、閃いたように、あ、あんたをやっつ
けやなあかん、って分かって……変身しても不思議じゃなくて……武器の使い方もなんでか知っ
てて、でも使えへんだ……そ、それだけなんよ……」
「………」
「し、信じてぇ……」
 木乃香お嬢様が泣きそうな顔でそう訴えた。光の戦士云々を唱えていた時の目の輝きは既に失
われていて、喜んで良いのか悪いのか分からないが、正気に戻っていた。
「……お前、いや、お前の前任者と私は500年前に、それぞれの勢力の命運をかけて死合った。
結果として私は敗れて封じられることとなり、貴様は英雄となって人々に祭り上げられたはずだ」
「……は、へえ、そ、そうなんや……ご、ごめんなさい、勝っちゃって……」
「………」
 千鶴はしばらくは何も言わずに、ただ震える木乃香お嬢様を見て不快そうに眉を寄せていた。
 しかし、ぽつりと口を開いて言った。
「我が好敵手よ。貴様は私にとって特別なのだ。我に敗北の悔しさと奢ることの愚かさを教えてく
れた。お前と話し、死合うたびに、我は大切なものを教わることができた。子供たちや教団の連中
が教えてくれなかったことだ。我はお前を認めている。他のビブリオンが来れば虫けらのように殺
すが、貴様は違う。敵味方を抜きにして、この『黒の導』に認められた存在なのだ―――」
「う、ウチは、その人とは別人や……」
「ずっとお前のことを考えていた。500年間、ずっと、ずっと―――。あの500年前の戦いで、私の
心に残ったのはお前だけなのだ。30名はいた適合者も、殺害した100人以上のビブリオンも、教
団の連中も協会の奴らも、何も残らなかった。対等だった貴様を除いては―――甦るならいつで
も相手になる、と言った貴様の言葉が、500年も我を生かしたのだ」
「だ、だから、その人は、もう、故人やと……」
399魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:12:18 ID:GF5s7zxM
「永き孤独の苦しみの中で、この感情を捨て去りたいと何度願ったことか。何百年も経てば憎悪も、
恋慕の情も、そんな上辺だけのものはいつの間にか嘘のように消え去る。そして最後に残るのだ。
究極的で、そして原色に近い、その存在を求める衝動が、気が狂いそうな何かが、な。
 これは、そんな言葉ではまったく及ばないものだが、あえて表現するなら―――これこそが愛だ
ろう。これがそうでないのなら、愛などという言葉に価値などない」
 千鶴はぶつぶつとそんな事を言っているが、木乃香お嬢様はただ混乱するばかりだ。
「我の心は劣化せぬ。時を刻み続けるのだ」
 千鶴が言った。
「私はお前が欲しい。喜んでいる顔も、苦しんでいる顔も、泣いている顔も、笑っている顔も、欲し
い。この共に生きたいという激情も、戦っていたいという高揚も、知りたいという興味も、その肉体
を貪りたいという衝動も、全てが切なくて、苦しい。辛い。死にそうなぐらいに辛い! 助けてくれ…
…。『人そのもの』と蔑まれた我がそう呼ばれる所以、なぜこんな厄介なモノを、心を、兵器の我に
与えたのか! 我は、今でもあの教団の連中を恨んでいる!」
「ひいっ! ひっ、な、何言ってんのか、わ、分からへんて……」
「そして、我はお前に出会えた。お前をぐちゃぐちゃに壊したい、そして愛しい。すぐに会えるとは思
っていなかった。前のように、戦争の終局にてやっと巡り合えると思っていた」
「せ、せっちゃん、助けて! こいつ頭おかしい!」
 そう叫んだお嬢様に千鶴は、ほんの少しだけ
 ―――傷ついたように黙った。
「……お前の話なら我は耳を貸そう。そして、どれほど不利な状況でも、お前の挑戦ならば我はそ
れを受ける。だから力が完全でない今も、貴様だから、ビブリオブラックだから我は退かなかった」
400魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:13:52 ID:GF5s7zxM
 千鶴はここで、感情を露にした。


「これ以上、我を失望させるな―――500年後のビブリオブラック」


「今の貴様の相手なら、まだ犬の相手でもした方がマシだ」
 それは、これ以上行動を誤れば魂まで叩き潰すと言わんばかりの、怒りが満ち満ちた声だった。
「さあ、どうするのかしら? このかちゃん」
「………!?」
 震え上がった木乃香お嬢様は―――。


                    *


 アンラッキー要素が「セーラー服」って的中ですね木乃香お嬢様。その華麗ながらも間抜けなセ
ーラー服っぽい格好が、今の状況の元凶とも言えます。
 木乃香お嬢様は死刑宣告を受けたように硬直して動けない。
 この次の行動を、学年上位の頭脳をフル回転させて考えているに違いない。
 目が上弦の月のように細く歪んだ。お嬢様は何を思い付いたのか。
401魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:15:29 ID:GF5s7zxM


「わ、ワン! ワン!」


 お嬢様? まさか、それは―――。
「………」
 木乃香お嬢様は顔の筋肉が緩んだ現実逃避の笑みで、出せる限りに舌を伸ばして
「ワン、ワン……ワンワン! ワン! はっ、はっ、はっ」
「あらあら、何かしら一体?」
 にやけて舌を出す大和撫子を見て、魔物は千鶴口調で言った。
「う、ウチは、貴女の期待には応えられへ……られません。い、いい犬の方が、まだマシだって…
…だから、犬になったワン! な、なな何でも言ってや、いや、言ってくださいワン! 実家では犬
も飼ってるし、昔噛まれそうになった犬なんやけど今は仲良しやし……あ、そうやなくて……お手
でもフリスピーでも、お座りでも、忠犬このかは、な、何でもします、ワン!」
 お嬢様の、生きる為の必死の演技が始まった。
 近衛家の姫が恥も外聞もなく、犬になりきって媚びている。
 なんたる屈辱、なんたる失態。
 このままでは自分を拾ってくれた近衛家に申し訳が立たない。
 そんなことをさせてしまったお嬢様にも申し訳が立たない。
 だが、今はひたすら耐えて、チャンスを待て。冷静に、冷静に―――。
 奴を殺すために。

402魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:17:03 ID:GF5s7zxM
「へええ、犬なの、それならそれでいいわよ。ん、よしよし、可愛いわんちゃん」
 千鶴が嗤いながらそう言って首から手を離した。
「ワン! ワン!」
 どうやら木乃香お嬢様の命乞いに付き合うつもりらしい。
「ふふ、いいこ。でもわんちゃんなら、女子トイレにはいかないわよね?」
 千鶴はぶつぶつと外国語の呪文を唱える。すると、
「はっ、ひいっ! あっ!」
 同時に木乃香お嬢様のミニスカートから、黄金の液体が流れ落ちはじめた。
 股間のダムが決壊したらしい。
「いやあっ! 止まってっ! 止まってぇっ!」
 小便が床に当たる水音が聞こえ出した。お嬢様は放尿の解放感を感じることもできず、私と魔物
の目の前で放尿する羞恥で顔を赤らめていた。だが、一度決壊したダムは放流を止められない。
「……お、おしっこ……漏れてもうた……」
 涙目になって小声で、まるで園児が先生に恐る恐る申告するように呟く。
 セーラー服の戦士の格好で、しかも立ち小便するお嬢様のお姿は、何だか噴水の小便小僧に
近い印象を受ける。カーペットに染みがじんわりと広がり、仄かな香りが辺りに漂い始めても、お
嬢様の股間は力強く尿を噴き続けた。
「あらまあ、木乃香ちゃんはダメな子ねえ。未だにトイレにも行けないなんて、保育園の子供と同じ
かしら。あーあ、お掃除が大変だわ。お漏らし木乃香ちゃん」
「ふ、ふううっ……ちゃうねん……あそこが、勝手に……おしっこ、出して……」
 千鶴が保母さんの口調と笑顔で、お嬢様の耳元からトラウマになりそうな呪文を流し込む。高価
そうな戦士の黒いブーツにはねた小便がびちゃびちゃかかり、照明を受けて不自然に光り輝く。コ
スチュームがアニメ系だけに、もし子供が見たら別のトラウマになる気もする。
「ここらへん、木乃香ちゃんのおしっこ臭くなっちゃうのよ。みんなにも教えてあげなくちゃね」
「……う、ううっ、しょんな…………ま、まだ……出るぅ……」
 お嬢様の放尿は長く、トイレ3回分ぐらいの尿を一気に出してしまった。
403魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:19:00 ID:GF5s7zxM


                    *


「はあ、はあ、はあ……」
 放尿のショックから立ち直ろうとする木乃香お嬢様だが、まだ顔に激しい動揺が浮かんでいた。
 床に自分が出した尿を見る度に、お嬢様の内面の何かが音を立てて揺らぐのが分かる。
「手を広げ、足を揃えて立って」
「わ、ワン! ワン!」
 忠犬となった木乃香お嬢様は白い手袋をした両腕を水平に伸ばし、小便塗れの両足をぴたりと
揃え、十字架に磔になった基督のような体勢で静止した。
 どこかの窓が割れているのか風があり、黒いミニスカがパタパタと揺れている。
 千鶴が正面から腕を伸ばし、その小指を木乃香お嬢様の唇に当てた。
「木乃香ちゃんの臭いおしっこが付いちゃったの。犬なら舐めてキレイにしてちょうだい。ただし、噛
んだりしないでね、どんなことがあっても」
 千鶴の目が邪悪に歪んだ。何か途中で仕掛けるつもりらしい。
「ワン!」
 千鶴は単なるゲーム感覚でもお嬢様には命がけである。ごくり、と唾を呑み込んだ木乃香お嬢
様は、柔らかそうな唇を開いて赤絨毯のように舌を出して、
 ちゅぷ、ちゅぶ、ちゃぷ、ちゅぶ……。
 頭を少し揺らしながら千鶴の小指をしゃぶり始める。
 その木乃香お嬢様の姿は、母親の乳首やおしゃぶりを吸って遊んでいる子供のようだった。
404魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:20:14 ID:GF5s7zxM
「さて、3人ぐらいでいいかしら」
「!?」
 千鶴がそう言うと、例の人間の盛り合わせから男が3人、ふらふらと立ち上がった。どれも大した
特徴のない、どこにでもいそうな顔である。制服を着ている。麻帆良にある男子校の学生か。
「あら、舌が止まったようだけど?」
「ふっ、ふうう!」
 千鶴の小指を付け根まで咥えた木乃香お嬢様が、味わうようにそれを吸った。
 そのまま第2関節まで唇から抜いて、再び奥まで咥えて、また少しだけ抜いて、それを繰り返す。
 隙間から流れ落ちた透明な汁が顎を伝い落ちて、胸のリボンに染みをつくった。
「この子たちは『器』、木乃香ちゃんも識っているわね?」
「んふー、んふー」
 小指を咥えた木乃香お嬢様は怯えた顔で、接近してくる男三人を見る。太ももや脇が隙間だらけ
で、胸の突起が視認できる戦闘服を着ているので、なんだか妙に整合性のある絵になった。
「んっ、ふうー、ふうー、ふうー、んんん、ふう、ふう」
「舌が止まったわよ」
「ふぐう、ううん、う、ううん」
 小指が木乃香お嬢様のお口の中をぐちゅぐちゅと掻き回し、唇から泡立った涎が伝い落ちる。
「ふうー、ふうー、ふうー」
 男3人が木乃香お嬢様のすぐ近くに立った。お嬢様は3人を順に警戒しながら小指をしゃぶるが、
もう注意力がガタガタになっているのが遠くからでも分かる。
 男の一人が木乃香お嬢様の背後に回り、髪をかき分けて耳に息を吹きかけた。
「ふううっ!?」
 突然の寒気にびくん、と震える木乃香お嬢様。
405魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:23:13 ID:GF5s7zxM
「今、指に歯が当たったわ」
「ふうう! ん、んんー」
 ちゅぶちゅぶと念入りに小指を吸う木乃香お嬢様、まさに四面楚歌。
「『舌を止めるな、噛むな、そして頭以外を動かすな』。そんな命令も聞けない駄犬は―――」
「う、うふうううっ!」
 くすくす、くすくすと千鶴は嗤う。まるで、家来の忠誠心が揺らぐの見て楽しんでいるような、歪ん
だ底知れなさを感じる王の笑み。
「ふうぅ、ふうぅ……ふうぅ……うっ!?」
 男の手がお嬢様のレオタードを胸元から引き裂いた。繊維が切れる儚い抵抗音を残して陥落し
た戦闘服の下から、汗で濡れたお嬢様の乳房がぷるりと現れる。形の整った健康的な胸が露に
なった。男の手がその膨らみに伸びる。
「ふ、ふううううっ!」
 お嬢様は動けない。動いたら命令に反したことになって、どのような目にあうか分からない。
「ふうっ、ううっ、うん……」
 小ぶりの乳房を男にぐにぐにと揉まれながら、お嬢様は十字架に縛られた姿勢を崩さない。羞
恥と恐怖と、それ以外の感情と刺激に耐えて、動かずに小指をしゃぶり続けなければならない。
 身体の動きを縛るのは十字架ではなく、木乃香お嬢様の意志のみ。
「ふふ、500年後のビブリオブラックは面白いオモチャね」
 男に肉体を弄ばれて悶えながら耐える木乃香お嬢様を見て、千鶴はくすりと微笑んでいた。
「ちょっとがっかりだったけれど、少しは遊べそう」


                                                        <続>
406名無しさん@ピンキー:04/09/20 00:23:35 ID:qzF+fMwH
はい、氏んで下さい。
407座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/20 00:24:53 ID:GF5s7zxM
まあ続きます
ではまた
408名無しさん@ピンキー:04/09/20 00:25:29 ID:bKmepJRH
続く必要なし。
409名無しさん@ピンキー:04/09/20 01:09:03 ID:hM8hGNFp
なんか書き込みが入ってるなあと思ったら、透明あぼーんだった。
スレの消費が無駄に激しくなるからさっさと消えてほしい >透明あぼーんの中の人
410名無しさん@ピンキー:04/09/20 01:15:00 ID:qzF+fMwH
>>409
いい事言うねチミ
411名無しさん@ピンキー:04/09/20 01:38:23 ID:YLSzbFOY
じゃあ俺がSS書くよ

「ちょ!なな何なんですか!やめっ!新田先生やめてください!!」
「ハアハアハアハア瀬流彦先生ハアハアハアハア」
新田は真っ裸で瀬流彦に歩みよる。彼のチンコは勃起していた
「うわっ!!助けて!誰か!いやだ!来ないでください!!」
「ちんちんをしゃぶれ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
そういって新田は瀬流彦に飛び掛り、すぐに押し倒した
新田は瀬流彦の顔を押さえつけ、チンポコを彼の顔に押し付けた
「うぐぅう!やめっ!やめろ!んんぐ!この変態め!!どけー!んぐ!んーんー!んぐぅ!んー!」

どうですか?続けましょうか?
412名無しさん@ピンキー:04/09/20 03:59:09 ID:frLEV3mB
うん、とりあえず死んで。
413名無しさん@ピンキー:04/09/20 04:47:59 ID:r+PDkDKF
所詮メモ帳って(汗
あと犬。

俺は座薬氏のSS好きだけどねぇ。
スレの平和の為だけ考えればHPでも作ったほうが良いかと。

414名無しさん@ピンキー:04/09/20 07:52:25 ID:vOjWwuQ5
>>413
荒らしのために職人が出て行くというのは
それこそメチャクチャな話なわけで

バレスレでUP職人を追い出すようなものですぞ?
415名無しさん@ピンキー:04/09/20 10:12:18 ID:zN47S/aF
>>407
いつも乙です!
次回はかなりエロエロな展開になりそうですな。

てか、セーラー服姿のお姫様が男どもに囲まれて奴隷になってるシチュって、
個人的に最高なわけですw

勃起sage
416名無しさん@ピンキー:04/09/20 12:58:55 ID:ZMAFsZ9H
そんな事より、このせつはまだかと問いたい
417名無しさん@ピンキー:04/09/20 16:10:06 ID:d0SLyCA0
甘々はまだかと問いたい
418名無しさん@ピンキー:04/09/20 16:12:22 ID:5qLownzR
>>416
然り。
7巻のチョコレート話のオチとか、女の子同士でパクティオー話みてたら、激しく続きが読みたくなったよ。
エロイノキボンヌエロイノキボンヌ
我は求め、訴えたり。
419名無しさん@ピンキー:04/09/20 19:02:18 ID:jHrRc81o
ネギキュンが腸内精液漬けにされる話マダー??
420名無しさん@ピンキー:04/09/20 19:53:06 ID:qhG2iDgd
桜子とエロ犬の獣姦物マダー??
421名無しさん@ピンキー:04/09/20 20:14:48 ID:B4iOHpAr
7巻を読むと確かにこのせつの続きが気になる……
このせつ!このせつ!
422名無しさん@ピンキー:04/09/20 20:41:40 ID:OX57wcMn
遅ればせながら座薬氏goodjob!
ストーリーの方も、舞台が国際的になったり、なかなか本格的になってきたね。

前作以上の壮大なスケールの話を期待してるよ。
これからもがんがって!
423元ネタわかる人いるんだろうか :04/09/20 22:52:58 ID:/0rmWOgC
俺のこのスレに対する姿勢を、ある小説のセリフを改変して表現してみました。


359「座薬とエロゲ屋がお嫌いか」
357「座薬とエロゲ屋は書くSSの内容がダークで痛い。だから私は好かん。それだけのことで、彼らに責任があるわけではない」
359(可愛げのない正論家といったところかな)

同じ作品からもう一つ。

360「357殿は、ダークで痛いSSがお嫌いですか」
357「好かぬ。
…わたしは好かぬのだが、それはそのようなSSを書く座薬やエロゲ屋のせいではなくて、わたしが勝手に嫌っているだけだ。
だから、ええと、公正ではないかもしれぬ。でも、とにかくわたしはラブラブなSSや甘甘なSSのほうが好きだ」

359さん360さん、勝手に名前使ってごめんなさい。それと元ネタのキャラのファンの方もごめんなさい。
424座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/21 00:23:53 ID:qFm4S4ZT
内容は鬼畜、苦手な方はスルーしてください
>>405の続き
425魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/21 00:24:59 ID:qFm4S4ZT
 ナイフのような一言を突き刺された木乃香お嬢様は、神の慈悲を願うシスターの顔で、飼い主で
ある千鶴の小指を、
 ちゅううう、ちゅううう。
 と、既に奪われてしまった淡い唇で吸い上げていく。
 しかし、木乃香お嬢様が必死に舌に集中させている意識を、身体中を這い回る男たちの手がじ
わじわと侵し始めていた。
「ふうっ、ふうっ、ふむう」
 運動部員だろうか、よく日焼した太い指がお嬢様の柔らかな乳房を乱暴に捏ね回し、美しい乳輪
からぴょこりと突き出した乳首をこりこりと弄って責めている。今まで異性には触られたこともない
であろう、お嬢様の美しい女性の象徴が、顔も名前も知らない男にオモチャにされている。
 木乃香お嬢様の目が、明らかに拒絶する意志を示していた。しかし私は知っている。一部の
下劣な男たちは、女のその目を涙で見えなくしてやろうと興奮する。千鶴もおそらく同類ではないか。
「ふっ、ふうっ、ふう」
 男に囲まれながら、美しい胸を曝して直立不動を保つお嬢様は、まるで男たちに奉げられた生
贄のようだった。白いレオタードが垂れ落ちて、胸元に唯一残った紫のリボンは乳房を彩る卑猥な
デコレーションとなり、皮肉にも男たちを誘っている痴女にすら見える。
「ふっ、うふー、うっ、ううっ!」
「まだ小さいけれど、まあまあ柔らけえな」
 男は愉悦の笑みを浮かべながら、お嬢様の胸を揉みほぐしていく。背後の眼鏡をかけたガリ勉
風の男の舌が、木乃香お嬢様の首筋をヒルのように這いまわり、粘りつく唾液を薄く伸ばした。
「うん、女の人のいい香りがする」
 信じられない、といった感じでお嬢様の顔が強張った。さらさらした髪の毛に鼻を近づけていた眼
鏡は、にたりと微笑みながら木乃香お嬢様の耳たぶを甘噛みした。さらにT字に固定されたお嬢
様の腕の肌を、まるで手触りを愉しむようにさわさわと撫ぜまわし、ミニスカートから覗く太ももに
魔手を伸ばしていく。
426魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/21 00:27:39 ID:qFm4S4ZT
「うっ……うっ……」
 蟲が這うように感じるだろう陰湿な触り方だった。動けないお嬢様にとって、皮膚のむず痒い刺
激がどれほど辛いか、分かっていてやっているのだ。
「うふう、ううっ、うんー、ううっ! うぶぅ!」
 ごぼりと大きな唾液の塊が零れ落ちたのを、眼鏡は目聡く発見し、じゅるりと口で啜った。
「はやく犯したいなあ、お口とか、お尻とか」
 そして木乃香お嬢様の頬を、まるでクリームでも付いているようにれろん、れろん、と舐める。
「うふううぅ―――っ! ふうっ! ううっ!」
 固く閉じられた木乃香お嬢様の目と、美顔を垂れ落ちる汚らしい男の唾液が、今のお嬢様の状
態を分かりやすく示していた。もうお嬢様だって気付いているはず、自分が汚されていることに。
「汗でべとべとしてやがるなあ。手にへばり付いてくる」
「お、女の子のお尻、どんな匂いだろ」
 体育会系が湿った掌を見て苦笑しながら肉山を鷲掴みにし、眼鏡が木乃香お嬢様の後ろに座っ
て、黒いミニスカートの尻に顔をぐりぐりと擦り付ける。わずかな抵抗とばかりに、木乃香お嬢様が
尻に力を込めて締めたのが分かったが、眼鏡はおかまいなしにくんくんと、お嬢様の尻の匂いを
嗅ぎ始める。漏らした小便の匂いを気にしているのか、木乃香お嬢様は足が小刻みに震えており、
目にはじんわりと涙が浮かんでいた。
 体育会系は木乃香お嬢様の顔をにたにた笑いながら見て、両乳首をぐにりと捻り、お嬢様の耳
元で大声で叫んだ。
「おいおい、感じてるのか! 乳首勃ってやがるぜこいつっ!」
「ふうっ! ふっ、うう、ふぶうううっ! ううっ!」
 千鶴の小指という鎖で縛られた木乃香お嬢様が、2匹の獣の餌食になっていく絵が展開するの
を見ている私は、もう腹を切るぐらいでは許されないだろう。
「何を動揺しているの? 単純な命令を与えたのではなく、私が直に操っている『器』が、言葉を話
すのがそれほど可笑しい?。それとも―――」
 千鶴がくすくすと木乃香お嬢様を嘲る。まだ何もしていない金髪の学生を横に置いて、
「優秀な犬にとってはこのゲームが簡単過ぎて、それで驚いているのかしら?」
427名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:27:50 ID:s7Z3S4nt
>>412-423
ありがとうございます
大反響のようなので瀬流彦×新田を続けます

「ああああ!いく!いくよ!いくよ瀬流彦!!いく━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!」
ドピュドピュ
「うぐう!あぐ!やめっ!うげぇ!おえっ!」
新田は瀬流彦の口の中に大量の精液をぶちまけた
「ハアハア瀬流彦先生はフェラチオがお上手だハアハアふふふ」
「おえっ!うげぇっ!こ、このホモ野朗!!もうゆるさねぇぞ!!このホモ野朗が!」
瀬流彦は新田の精子を吐き出すと激昂した
「この日のために3週間もオナニーをがまんしたんですよふふふー。普段は一日3回瀬流彦先生でオナニーするんですよう?」
瀬流彦は背筋が凍る思いだった。新田はあまりにもキモすぎるのだ
「こ、ここ、この野朗!!ふざけやがって!く、来るな!寄るんじゃない!」
「新田先生の穴はどんな匂いでどんな味がするんでしょうね?うふふふふふふ!!あああああ!!考えただけで!!」
新田のチンコはみるみるうちに回復した


また書きますね。気長に待っててください
428座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/21 00:29:00 ID:qFm4S4ZT
たまには少しだけ
こういう投下方もありかなと思案中
ではまた
429名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:29:37 ID:s7Z3S4nt
あ、申し訳ない
他意はないです。ほんとすみません
430名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:43:28 ID:0/1COxPX
>>427
素晴らしいです。
これからも定期的にお願いします。
そういうの好きなんで
431名無しさん@ピンキー:04/09/21 06:50:34 ID:L3l7n8kt
アスナと刹那のラブラブ話→予行演習マダー?
432名無しさん@ピンキー:04/09/21 12:05:17 ID:lYIshl0N
刹那が夕凪で肛門串刺しされる話マダー?
433TOPMAN:04/09/21 13:48:39 ID:ff8MjS5a
>>432
おまかせください
434名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:50:10 ID:WCUdNPD5
エロゲ屋氏まだー?
435名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:53:29 ID:lYIshl0N
>>433
よろしく
436名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:53:38 ID:TRUDqWfJ
うむ、エロゲ屋氏の降臨が待たれる。
437名無しさん@ピンキー:04/09/21 21:09:40 ID:LimqeaJJ
現在288KB。
438名無しさん@ピンキー:04/09/21 21:37:58 ID:YcODzjsY
人生で最も光り輝いた大事な時期をこんな益にもならぬSS書きなんぞに費やしおって・・・・・これかだから将来年収200万組は
439名無しさん@ピンキー:04/09/21 22:27:10 ID:wbGq/0Fp
それよりこのせつの続きが待たれるですだよ。
440名無しさん@ピンキー:04/09/21 23:30:29 ID:cEv+DEQH
>>438年収2億組の戯れだよ。
441名無しさん@ピンキー:04/09/22 07:16:35 ID:vX7eOeO9
TOPMANさんマダー?
442名無しさん@ピンキー:04/09/22 07:24:18 ID:/ceJL1Mo
こーのせつ!こーのせつ!
443名無しさん@ピンキー:04/09/22 08:28:00 ID:CHjmq5mU
>440
2億はいかなくてもコテハンなんかは株で儲けてそう。
知識だけはやたら有りそうだし、パソコンかじりつきでない限りまっぴるまっから
ここで荒らしなんかできないから・・・。
アレはPC複数使うから一人何役も簡単に出来るんじゃないか?
そんな気がする。
444名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:40:33 ID:GreLHeAg
エロゲ屋氏マダ〜?
445名無しさん@ピンキー:04/09/22 19:13:39 ID:+bicw6Kq
>>443
コテハンってのはこの場合誰と誰のことを指してるんだ?
446名無しさん@ピンキー:04/09/22 22:28:58 ID:ZfjPh1+Z
>>445
非と早漏は確定だろ。
447名無しさん@ピンキー:04/09/22 22:39:15 ID:QM1JAWhm
今週の凛々しい千鶴姉さんでおながいします、職人様
448名無しさん@ピンキー:04/09/23 00:08:36 ID:11mLkIZu
千鶴は婆だから書く気が起きないっす
449 ◆yIC1/lp8LU :04/09/23 02:30:03 ID:a+nqQ1Cy
ダークなちづ姉なら、2週間ほどいただければ書きますが。
450名無しさん@ピンキー:04/09/23 02:54:33 ID:4AnO12co
ダークなのは座薬が書いてるしなあ・・・
451449:04/09/23 02:56:27 ID:a+nqQ1Cy
うわ…他所のトリップを出してしまったorz

小太郎の「おシリにネギ」を書いてみたいというただの私欲>>449
452名無しさん@ピンキー:04/09/23 08:50:46 ID:N6shrMpx
  (写真集) (ロリータ) 水原友里.exe
  (写真集) (ロリータ) 相田香奈子.exe
  コピー 〜 (写真集) (ロリータ) 河瀬菜実.exe

ttp://v.isp.2ch.net/up/ed5a6d5ece27.jpg

↑のファイルと画像に見覚えのある香具師は今すぐ↓に直行汁!!


アップローダーってずるい
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1095880065/
453名無しさん@ピンキー:04/09/23 09:26:47 ID:z0ay3cVU
>>452
スレッドランキング使ってみてたのかその人。
http://www6.big.or.jp/~beyond/bbsnews/proxy.cgi?bbs=eroparo&num=1092655775

ご愁傷様
454449:04/09/23 19:01:57 ID:a+nqQ1Cy
ひとまず前編だけ書いてみますた。
小太郎開発の話です。


─────────
<前編>

「ホホホ、覚悟なさ〜い」
女子寮のとある一室。野菜のネギを片手に持った少女が、幼い少年を追い回している。
「い、いやや、それだけはいややぁぁぁぁ」
逃げる犬耳の少年。
「た、助けてぇぇ、夏美姉ちゃ…」
ドターン!という音を立てて、床の継ぎ目に躓いた犬神小太郎が、転ぶ。
迫る黒い影。
「ほ…ホンマ…ホンマに……か、勘弁して…」

455449:04/09/23 19:06:20 ID:a+nqQ1Cy
千鶴の目が光る。小太郎を俯せに押さえつけると、ズボンをトランクスごとずり下ろし、少年の小振りな尻を露わにさせる。
千鶴は尻の谷間をぐっと開き、色素の薄い肛門に照準を定めた。

顔を真っ赤にした小太郎が何かを言おうとした瞬間、
「プスッ と」
千鶴は小太郎の排泄口にネギを突き刺した。

それはプスッなどという小気味良い擬音後には似ても似つかぬ、メリメリと押し入ってくるような、気色悪い感触。
更にものがネギであるため、ツンとした刺激が小太郎の身体を支配する。穴の周りが熱い。
「ひぐぅっ!ひぁぁぁっ」
小太郎が悲鳴と喘ぎの中間のような声を上げる。
思わず小太郎の尻に力が入り、なおも侵入を続ける野菜を締め付けた。

「あら、これ以上入らないわね。小太郎君、力を抜いて。」
「いっ、いややぁ!これ以上奥に入れんでもええやろ!早よ抜いてぇぇ」
抗議する小太郎に、予想だにしなかった返事が帰ってくる。

「ダメよ。もっと深く挿さないと、気持ちよくなれないわよ」

……何を言ってるんや?千鶴姉ちゃんは……
俺が熱出してたから、ネギ突っ込んだんとちゃうんか?

今や、千鶴の目的は小太郎に性的快感を与えることに変わってしまったらしかった。

456449:04/09/23 19:08:45 ID:a+nqQ1Cy
ヌポン、と音がしてネギが小太郎の尻から抜けた。
ホッとしたのも束の間、今度は有り得ないものが侵入してきて小太郎は仰天した。
「ちっ、ちづる姉ちゃ…な、何をやっ…うぁっ」
千鶴の人差し指が、小太郎の尻内に侵入し、中を掻き回している。
徐々に奥に、徐々に激しく。円を描くように、ぐりぐりと指を動かす。
締め付けが緩くなってきた頃合いを見計らって、今度は中指も挿入する。
「ひっ…うひっ……ひアッ…」
そこにはもはや喧嘩好きな荒々しい犬神小太郎の姿は無い。
年上の女性に肛門を弄り回されて喘ぐ、情けない少年がそこにいた。
小太郎の尻に、ポンッと尻尾が現れる。
無理矢理に性感を注がれ、小太郎の子供サイズのペニスが、びくん、びくんと跳ねて大きくなって行く。

夏美は、無意識に股間の辺りを触りながら、それを見ている。
幼い少年が開発されて行く光景は、やはり女性に性的興奮を起こさせるらしい。
夏美の股間は、しっとりと湿っている。

小太郎の肛門が十分に広がったところで、千鶴は指を抜いた。

「さて、今度こそこっちを行きましょうか」
などと言いながら、再びネギを挿し込もうとしたそのとき。

バタン。

部屋の奥の扉が開いた。
あやかが自室から出てきたのだ。
「ちづるさん」
457449:04/09/23 19:15:48 ID:a+nqQ1Cy
その剣幕に、千鶴は一瞬たじろいだ。
「何、あやか?」
「そこから先は、私にやらせて下さいません?」
千鶴は一瞬目を丸くしたが、
「ええ、いいわよ」
と、あやかにネギを手渡した。

「き…金髪姉ちゃん…?な、何や…」
「フフフ、さっきはよくもお腹に頭突きを食らわせてくれましたね…覚悟なさい」
そういうと、あやかは手に持ったネギを小太郎の菊門に勢いよく突き挿した。
小太郎の悲鳴が上がる。
千鶴の開発のおかげで、直腸まで一気に到達した。
体内の粘膜から直接ネギの刺激を受け、小太郎の身体が震えた。
「ホホホホホ、さっきのお返しですのよ!」
そう言ってあやかは、これでもかと言わんばかりの勢いでネギを抜き差しし始めた。
ネギを入れる角度を変え、先端で腸壁を刺激する。
小太郎は目も虚ろで、口から涎を垂らしながら、抵抗する力もないままに刺激を受け取った。
俯せになっているために、勃起した陰茎が直立できず床に当たって、痛い。


「さて私はどうしましょうか」
オモチャを手放した千鶴の目に、ふと、小太郎開発を凝視する友人の姿が止まった。

「……夏美ちゃん」


458449:04/09/23 19:17:35 ID:a+nqQ1Cy
続きはしばらく後になりますが、反応によって投下するかどうか決めます。

この先は夏美開発→コタロー×夏美って流れです。

言い忘れましたが、原作の67時間目の頃の話です。




では
459名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:53:39 ID:/c2IC5b9
夏美のお初が獣姦とは、ちょっとキツイ気がするなあ。
460名無しさん@ピンキー:04/09/24 00:04:30 ID:bADEYQLb
いや、獣姦好きには嬉しい
是非千雨、あやかも汚して欲しい
461名無しさん@ピンキー:04/09/24 02:18:58 ID:3k+i8xUn
イイヨーイイヨー、コタ×夏にも期待
462名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:35:25 ID:L3KH+6b6
>>458
個人的希望なんだけど、小太郎じゃなくて、千鶴に珍個着けるという方向ではダメでしょうか?
463名無しさん@ピンキー:04/09/24 23:19:38 ID:fM7HhkcG
>>462みさくらなんこつは朝倉スレに帰れ。
464名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:00:58 ID:AcEMYwEG
“ちゆ” 素で間違ってました。ご指摘ありがとうございます。
>>383の続き

ここまでのネギのアクションは、まるでフローチャート表でもあるかのように、センスはともかくロマンチックな言葉から始まり、
ファンならば涙を流して一生の思い出にするだろう、と千雨は思っているネットアイドル“ちう”の清らかな〔言うのは勝手だ〕
唇を奪い、清楚な胸へとタッチして、あまつさえ乳首にまでキスされてしまった。
 これで『次のステップ』というと……やっぱり、その……アソコということなんだろうか?
「千雨さんも期待してるみたいですし」
「してねぇ!!」
 顔を口にして千雨はネギのさらっと言ったセリフに噛みついたが、人は真実を突かれたときほど声が大きくなってしまう。
「立ってもらえます」
 それに対して、ネギの方は小憎らしいくらいに冷静だ。胸元をポンポンと叩きながらスタンドアップを促す。
「胸は隠しちゃダメですよ」
 指先が白くなるまで千雨は拳を握り締めた。
 もっとも、それを振り下ろすわけにもいかないし、そうしたところでネギは文字通り痛くもカユくもないだろう。
 ノロノロとした動作だが、千雨は手を腰の後ろで組むと堂々と胸を張って立った。
「これでいいでしょうか、先生」
 恥ずかしがったりすると返ってネギを調子に乗せるだけである。
「もう一つお願いがあるんですけど……」
「なんでございましょうか、ネ・ギ・先・生」
 “こんなのはなんでもない”と言うように千雨は強がって見せるが、その語尾は若干震えていた。ましてや肌が紅潮してしまうのは
誤魔化しようもない。
465名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:02:00 ID:AcEMYwEG
 そして、ネギは千雨の肌を更に染める爆弾を用意していた。
「スカート、めくってもらえます」
「はぁ!?」
 どうせろくでもないお願いだろうとは思っていたが、それは千雨の予想を超えていて一瞬思考が停止する。
「スカートを自分でめくってください」
 (めくるって……スカート?自分で?)
 ネギの声が耳から頭に入り、理解していくと同時に羞恥が身体全体に広がっていった。
「何事もチャレンジですよ、千雨さん」
 千雨は思う。どうせやだと言ったところで、このガキが写真をチラつかせるのはわかっている。
 だがそうすれば、魔法にでも掛かったように自分がなんでも従うと本気で思ってるんだろうか?思ってるんなら……
「言っとくけどなぁ ワタシはオマエに脅迫されて仕方なくやってんだからな、そこんところ間違えるなよ」
 その通りだ。もっとも、理由はそれだけではないが……。千雨はそれには気づいてないふりをする。
「もちろんわかってますよ」
“すぅ〜〜はぁ〜〜”
 深呼吸を一つ。意を決すると、乙女チックにモジモジと結んで開いてをくり返していた指先がスカートの裾を握り締めた。
 そろそろとスカートをたくし上げる。
「………………」
 後少しでも上げれば下着が見える、そこまでいって千雨はネギをを見た。
 澄んだつぶらな瞳を、期待でいっぱいに見開いている。千雨は目をギュッとつぶると一気にめくり上げた。
「へぇ〜〜 皆かわいい下着を着けてますけど、千雨さんのは中々オシャレですね」
 こんなときに、こんな場所で、こんなガキに褒められても嬉しくない。……はずなのだが、千雨の胸はドキンッと高鳴ってしまう。
 それにいまので、目をつぶっていてもネギの顔がどこにあるのかわかってしまった所為もある。
 女の子が一番秘密にしたい部位。いつもと変わらない口調で話すネギも、呼吸の荒さで興奮しているのがわかった。
466名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:03:01 ID:AcEMYwEG
「少し……濡れてますね」
「なに!?」
 ハッとして千雨は自分のショーツを見る。確かにほんの少しではあるものの、中心よりもちょっと下辺りがひし形に濡れていた。
「よっぽど普段から予習してないと、こんなに早くは濡れないんですけど 千雨さんは勉強熱心なんですね」
「くッ!」
 いちいち癇に障る物言いをするガキである。それを否定できないのがまたムカつく。
「見てるだけっていうのも意地が悪いんで、触りますよ」
 女の子と見間違うばかりの細くて綺麗なネギの中指が“すッ――”と千雨の秘唇をショーツの上から撫で上げる。
「ひゃンッ!」
 キャラクターに合わない可愛らしい声とともに、千雨の肢体がのけ反った。
 その反応に気をよくしたのか、コスコスとネギはリズミカルに秘唇を上下にすり上げる。
 濡れたショーツはうっすらと秘唇と、その上にある突起を浮かび上がらせていた。ペロッと子供らしい仕草で唇を舐めると、
ネギはそこに狙いを定める。
「ちょっ……お、おい…ンッ……バッ…はぁッ……ン……んふぁ…………やはぁッ!」
 背筋にぞくりとしたものが走り、千雨の唇からは吐息まじりの声が漏れる。
 ネギは突起を指の腹で転がして、連続的に千雨に快楽のパルスを送り込んでいた。
「うぁッ……は……くぅんッ……ああッ……」
 自分の奏でるハシタナイ声に、千雨は消えて無くなりたいほどの羞恥心を掻き立てられたが、どんなに抑えようとしても口からは
歳に似合わぬ扇情的な声が数珠つなぎにあふれてくる。
「ひッ!?あ、ああッ!!」
 甘く切なく、そして色々な意味で背徳的な啼き声が夕暮れの教室に響く。
 敏感な突起をショーツの上から少しきつめにひねられたりすると、千雨は感電でもしたかのようにビクンビクンッと身体を震わせた。
「ンあぁッ……はぅッ……んンッ……ぅああッ!!」
 爪をネギの頼りない肩に食い込ませると、千雨はぐったりと脱力する。
467名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:04:07 ID:AcEMYwEG
「千雨さん、座りましょうか?」
 膝がカクカクして足腰に力が入らない。
 コクンッと可愛く顎を引くと、大人しくネギに身体を支えられて千雨はペタンッと床にお尻をつける。
 (イカされたのか?……こんなガキに……)
 中学生にもなればオナニーくらいは皆、いやクラスには小学生か?と疑いたくなるヤツが何人かいるので全員とは言わないが、
大半はしているだろう。もちろん千雨も大半の一人だ。
 しかし、『イク』というところまでの快感の経験はない。千雨の知っていたのは、そこにいくまでの前座のようなもので、初めての
感覚に茫然自失状態である。
 ぼ〜〜っとなってしまっている千雨にこれ幸いと、ネギは太股を大きく開かせてその間に小っちゃな身体を滑り込ませた。
 ズボンの布地を突き破りそうになほどふくらんでいる股間に手をやると、ネギは喜々としてチャックを下げる。
「いぃッ!?」
 ジ〜〜ッという金属音に、千雨が顔を上げたその目に飛び込んできたものは、
「なんだよ……それ……」
 赤黒く膨張した勃起は逞しくそそり立ち、ヒクヒクと蠢く様は千雨を威嚇しているかのようだ。ネットで男性器を見たことはあるが、
こうして目の前にある生の迫力には到底敵わない。
 ネギの優しげな顔と凶悪なモノとのギャップもありすぎて、千雨の思考はまたまた停止する。
「て、待てよ! 前に風呂場で騒いでたときはこんなデカ……コホンッ……もっと、その、ガキっぽかったろ」
「成長期ですから」
 ネギは真面目な顔で答えるが、
 (これは成長っていうよりは、変身……だよなぁ)
 いくら寝た数だけ伸びる年頃だといっても、背は伸びてないのにここだけ伸びるとは、勃起を見つめる千雨の頬は痙攣したように
ひきつっていた。
「それに“男子三日会わざるば……”とも言いますし」
 どうでもいいことだが、外人さんはやたらと日本のことわざを使いたがる。ネギはやはりイギリス人なんだと、妙なところで実感した。
468名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:05:15 ID:AcEMYwEG
「あ、言うの忘れてましたけど、次のステップいきますから」
 ネギはショーツの脇に指を入れるとクイッと広げる。それは自然な動作で、千雨は反応すら出来なかった。
「ん? 千雨さんもパイパンなんですね」
 わざわざ指摘しなくてもいいことを、ネギは毎度さらっと言う。そして千雨はしたくもない説明をしなくてはならない。
「……ちげぇよ……剃ってるだけだ……」
「え? 自分でですか」
「当たり前だろ」
 ネギに他意はないんだろうが、なにが悲しくてそんな最もプライベートにしておきたい場所を人に剃ってもらわなくてはならないのか。
「なんでそんなことを?」
「切れ込みのキツイ衣装が多くて、いちいちめんどくさいから」
 ふんっと鼻を鳴らすと、ふてくされた顔でそっぽを向く。
 千雨は自分以外は見る予定はなかったので不精したのだが、まさか他人に見せる機会があるとは、ましてやネギに見られるとは
夢にも思わなかった。そんな感慨にふけっていると、
“ぬちゅ”
「うぁッ!?」
 油断していたところに、ネギはいきなり指先を秘裂に潜り込ませる。
 すぐに秘唇からはクチャクチャとガムを噛むような音が立ち、、膣内に溜まっていた愛液が入れられた中指を伝って外へと溢れ出すと、
スカートの裏地を濡らした。
 担任教師に浅く深く秘裂をかき回されながら、自分でするときよりもずっと激しい抽送に千雨の性感は急速に高められていく。
「はひッ…ひッ……あッ……あふぁッ!」
 嬌声を上げる千雨を上目づかいで窺いながら、ネギはぬめらかな粘膜の感触の中で好き放題に指先を泳がせる。
 そのネギの振る舞いにいつの間にか千雨の蒼い身体も応えていた。
 最初は異物の侵入を拒んでいるのでは?、と思わせるほどのきつさだったが、いったん指が入ってしまうと今度はそれを逃すまいと
キュッキュッと締めつけてくる。
469名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:06:24 ID:AcEMYwEG
「千雨さん、次いってもいいですか?」
 アダルトな玩具のように小刻みに指先を震わせながら、ネギは教え子の耳元に優しい声で囁いた。その質問に対する解答は、
 (なんでもいいから早くイケッ!!)
「んッ……クッ……んンッ……」
 下唇を噛みながらコクコクッと頷く。
“にゅっぷ……”
 ネギが指を引き抜くとき、ぐうッと背筋を反り返らせながら、白い喉を晒して千雨は高々と腰を突き上げる。
 いまさらだが、千雨は完全に年下のガキに翻弄されていた。
「それじゃ、次のステップいきますよ」
“ピトッ……”
 千雨の女の子の粘膜にナニかが触れる。千雨は首を戻してソレを見た。言わなくてもわかるだろうが、『ナニ』である。
「ちょッ 待てオマエ、それはシャレにならねぇ!!」
 破壊力充分、あっちの世界の住人になりかけていた千雨はあっという間にこっちの世界に復帰した。
「へいきですよ 女性の身体の構造上、赤ちゃんよりも小さければ絶対入ります」
 人事だと思ってネギは軽く安請け合いする。確かに身体の構造上はそうかもしれないが、処女の心の構造上は怖いものは怖い。
 いやそれよりも、千雨が躊躇ってるのはもっと乙女チックな理由だ。
 (こんなガキにワタシは……ヴァージン捧げちゃうのか……それでいいのか?)
 別に特定の好きな相手がいるわけではないが、それでもなぁっと、ぐるんぐるんと頭の中をいろんな想いが駆け巡る。
 チロッとネギを見ると大人しく、じっと座敷犬のようにつぶらな瞳で自分の答えを待っていた。
 (まったくガキは反則な武器をいくつ持ってやがんだよ……まぁ……)
「痛くすんなよ そっとだぞ……」
 “このガキが最初の相手”それも悪くないかなと千雨は思った。
470名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:07:20 ID:AcEMYwEG
「ありがとうございます それじゃ一気にいきますよ!」
「へ!?」
 ネギは笑顔いっぱいで勃起の先端を粘膜にあてがうと、一気に体重を掛けて腰を沈めた。
“ずにゅ――ッ……”
「かはぁッ!」
 粘液質の音とともに、複雑に入り組んだ柔らかな肉壁が巻き込まれていく。中は熱くヌメって、奥へ奥へと誘うように締めつけてくる。
「…んぐッ……いッ…」
 (この嘘つき小僧!メチャクチャ痛てぇよ!!)
 頬を流れる涙は歓喜の為ではなく痛みの為だ。処女喪失の痛みは千雨の想像より遥かに痛い。唇を噛み締めて耐える。
「もっとチカラを抜いてください、そうすればラクになりますから」
 ネギは涙で濡れた千雨の頬を指先で撫でると、そのまま鎖骨、胸の谷間、おへそ、そして恥丘に触れるギリギリまでを何度も何度も
しつこいくらいに往復を繰り返した。
 ゾクリと背筋を這い上がってくる感覚。
 ネギのガキとは思えない熱心な愛撫の甲斐あってか、焦らされることに慣れてない千雨は蒼い身体をおねだりするようにくねらせる。
「……動いてもよさそうですね」
 嬉しそうに目を細めると、ネギは千雨の初めての証である、血に塗れた勃起を雁首のところまで引きずり出し、身体全体を使って
力強く子宮の奥に打ち込む。
「はひッ!」
 力いっぱいの突き込みに千雨の口から甲高い悲鳴がほとばしる。ネギはもう容赦なく腰を振っていた。
“じゅむッ……じゅむッ……じゅむッ……”
「はひッ……ひッ……あ、ンぁッ……」
 千雨の頭の中でパチパチと電気が走る。
 “高みに突き落とされる”そんな理不尽な感覚にいきなり千雨は襲われた。
「はひッ……ひッ……あ、ンぁッ……はぁ……んぁッ……ひぁッ!!」
「千雨さん、ボ、ボクも……もう……うぁッ!!」
 ネギの亀頭が弾けるように幼い欲望を放つ。最奥に熱いほとばしりを感じながら、千雨は白い奔流に飲み込まれた。
471名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:08:23 ID:AcEMYwEG
「千雨さん、へいきですか?」
 うっすらと閉じていた目を開ける。身体が気だるい。自分を呼ぶ声もなんだか遠くに聞こえる。
「いまの千雨さん すごくキレイですよ……写真に撮っておきたいくらいに」
 なんだか勝手なことを言っているネギの下半身を見るとベトベトでひどい有様だ。おそらく自分のも似たようなものだろう。
「こんどはカメラ用意しておきますから、あ!?そうだ! 下の毛をボクに剃らせてください」
 (……好きにしてくれ……まぁ、たった一人の為に見せる画像があってもいいかな)
 そんなことを想いながら、千雨はゆっくりと目を閉じた。

                         
                                  終わり

コメントくださった方、ありがとうございました。
472+MsjtAH+:04/09/25 03:24:18 ID:AciAWhKf
>>471氏、おつかれです^^

遅くなりました、このせつ続きです。
473+MsjtAH+:04/09/25 03:27:00 ID:AciAWhKf
このかは恐る恐る、泡立てたタオルを滑らせていく。
「ぅんっっ…」
くすぐったい感触に思わず刹那の声が上がる。
「あぅ、ごめん…痛かった?」
と、真逆な事を言ってくるこのかに半ば呆れて振り返る。
勿論刹那本人は痛がっているわけではない。
「いえ、その…くすぐったいだけで…
 そんなに弱くやらなくても大丈夫ですから…」
むしろ、今のまま続いたらたまったもんじゃないなどと言える筈もなく。
「ん〜、そなんやけどねぇ…」
えへへ、と照れ笑いで背中を向けるように催促する。
まだ不安が残るが、渋々と反対を向く刹那。

「ん…こうかな??」
ゴシゴシと、さっきよりは力強く背中を擦るこのか。健気にも背中に声を掛ける。
まだツッコみ処は有るが、言葉を飲み込んでOKを出す刹那。
が、脇やら腰あたりを擦られるたびに肩がピクリとするのは、このかの目にも明白だ。
「ふ〜ん…せっちゃんて…」
にやり、とこのかの口元が意味ありげに歪む。
「もしかして、くすぐりとか弱いん?」

「!…いえっ、そんな事はっ!」
なにやら不安を察知してか、大振りに否定する刹那。
しかし、ギクッとした反応をこのかが見逃すわけもなく。
きゅぴーんと目元が光り、ワキワキとこのかの手が不気味に動く。
「…じゃ、こーゆーのも平気なん!?」
474+MsjtAH+:04/09/25 03:27:48 ID:AciAWhKf
言うが速攻、刹那の脇に手を伸ばし、背中に抱きつくようにして固定。
そこから右手で肋骨のあたりをコリコリと、左手が脇腹をさわさわ、とダブル攻撃だ。
「わ!?ちょ、お嬢さ、ひゃ!や、脇はダメっ、あ!やは、あはははは!」
不意打ちに手も足も出ない刹那。声にならない笑いが浴室に響く。
抵抗しようにも、泡で滑ってどうにもならず。
かといって立場上、強く抵抗できる訳がない。

そんな刹那の反応がこのかの攻撃をエスカレートさせる。
「っへへ…じゃあね、前も洗うてあげる!」
と、おもむろに刹那の胸に手が伸びる。
「ぁんっ!!」
途端、刹那の反応が変わる。

このかの手が、まだ幼く申し訳程度にふくらんだ胸をまさぐる。
「へへ、こっちも弱そやねぇw」
「やっ!ぁうんっ、胸は、あ…やぁっ、だめぇ…お嬢、さまっ!」
そう言ったトコでこのかがやめるはずもない。
右手で感触を楽しみなら、逆の方でヘソのあたりを撫でる。
すすっ、と指先で円を描きつつ、綿のような胸の感触を楽しむこのか。
力も抜け、ただ手に手を重ねる形になってしまう。
「ぁ…ほん、とに…だめっ、んぅ!やぁ…ぁぅん!」

首を振って嫌々をする刹那に、ようやくこのかの手が下りる。息も絶え々え、肩を上下させて酸素を貪る。
と、このかの方に動きはなく、ただその手が刹那の腹部に掴まっているだけだ。
「…お嬢、さま…?」
ふと、刹那の背中に体を寄せるこのか。背後に柔らかい感触が。
「!?なな何を!?」
一人舞い上がってあたふたとするが、すぐに異変に気づく。


立ち上る湯気の中に聞こえる音は、ただただ、泣きじゃくる声だけ。
475+MsjtAH+:04/09/25 03:30:02 ID:AciAWhKf
「え----?」
「イヤなら…イヤって言ってよぉ…」
私の背中に額をつけ、絞るように声を紡ぐお嬢様。

ふえぇ…ぇっ、ぐすっ…ふえぇぇ…
漏れる嗚咽が胸に響く。思考は白紙、何も考えられない。

「きらいって言ぅてよぉ…やなら抵抗してよぉ…
 そやったら、ウチ…もう何もせんからぁ…!」
すべて打ち明けるようなお嬢様の告白が続く。
「せっちゃんがウチのこと嫌いなら、もうこんな事もせんよ…?
 その方が…せっちゃんも、そっちの方がええんちゃう?」
「なっ…!私はそんなこと---」
「わかってる…せっちゃん優しいから、そんなふーに言うてくれるから…
 だからウチ、勝手に勘違いして、無理に仲良くしようとしてまうんよぉ…
 せっちゃんが嫌がるって思うても、もしかして、また昔みたいにって…
 でもウチ、これ以上…せっちゃんに嫌われたくないんよ…」

お嬢様の一言、ひとことが心深くに刺さる。
…自分はなんて馬鹿なんだろう。
私がお嬢様を嫌ってる? そんなことあるはずがない…!
私がはっきりしないから。お嬢様に対して曖昧な態度をとって逃げ回るから。守るという立場を口実にして。
それが、こんな事になってしまった…

「…もう、いいですから…」「…もう、ええよ…」
「もうやめてくださいっ…!」「もう無理せんでええよぉ…!」

「離してくださいっ!!」
476+MsjtAH+:04/09/25 03:31:53 ID:AciAWhKf
思わず大声が出た。少ししてから、お嬢様が力なく腕を離す。
「ありがと…これでもう---」

--終わりなんかじゃないっ…!

無意識に、刹那はこのかに抱きついていた。
「せっちゃん!?」
「お嬢様、聞いてください…」
いきなりの事なのと刹那の剣幕のせいか、このかは刹那の腕の中でおとなしくなる。

「私は…その、自分に嘘をついてたんです…
 "お嬢様を守る立場"を盾にして、傍にいてはいけない、なんて…
 でも!私は…お嬢様を嫌いだなんて思ったことは一度もありません…!」
「…ホント?」
「はい…だから、もう自分の気持ちを隠すのはやめます…
 私は----お嬢様のことが…好きです…
 だから…”嫌いって言って”なんて、もう言わないでください…」

いつの間にか刹那は半ば泣き声になり、逆にこのかが支える形になる。


「…ごめんねぇ…ウチ、せっちゃんの事信じてあげられなかったんね…」
「いえ、お嬢様は悪くありません…」
はぁ、と幸せそうにため息をするこのか。自然、抱き合う腕に力が入る。

「…じゃあひとつ、お願いがあるんやけど…」
「はい、なんでも聞きますよ…?」

…えっとね、と少し間をおいて、
「キス、してくれる?」
477+MsjtAH+:04/09/25 03:33:00 ID:AciAWhKf
「え゛…」
思わずびくっとする刹那。そして"しまったっ"と、自分のした反応に後悔。
「ぁ、無理にしてもらいたくないから…」
「いえっあの、嫌とかじゃなくて、その…」
「その?」
クスリと微笑って続きを催促するこのかに、なにやら唸ってかえす刹那。
「ぁ、えと…私で、良いんですか…?」
これが、刹那本人が一番気にしていた事かもしれない。このかに告白できなかった一番の理由。
しかしこのかは何でもないことのように、
「うんっ!ウチ、せっちゃんじゃなきゃヤダっ!」
と、照れ笑いを含めさらっと言い返してくる。刹那の長年の憂き事はあっさり解決のようだ。

「じゃあ、お願い…」
とこのかの体が離れる。途端。
「あははは!せっちゃん、すごい顔!」
すごい顔、とは。瞳いっぱいに涙をため、今からしようとしてる事で耳まで真っ赤になっても、真顔を保とうとする刹那の顔。そのことを指すのだろう。
一方このかといえば、何もなかったかのようにけろっとしている様子。

「よかったぁ…やっぱりせっちゃんだぁ…」
何かを安心したように、目を瞑って顔を上げるこのか。
刹那もゴクり、と生唾を飲んで覚悟した様子。同じく目を閉じ…
「…お嬢様…」

"ちゅ…"
不器用に、とても優しく、唇をあわせる。 ふと刹那は思った。

----私も…お嬢様以外なんて、考えられないな…----
478+MsjtAH+:04/09/25 03:46:30 ID:AciAWhKf
今回はココまで。

駄文スマソ。書いてみるとまた非エロだし。
言い訳ですが、書く時間があまりなかったので…
路線ずれ、誤字脱字、キャラ違い等、手直しは皆無です。

正直うpするか結構迷いますたけど、今回しないともっと先になりそうだったので…
次回からエロに入る予定で。(毎回言ってますが^^;)
また反応見させていただいて、それでうpするか決めようと。

あと質問をば一つさせてください。
トリップの入れ方がわかりません…(爆
"名前欄に「#好きな文字列」をいれるだけです。"って、どういう意味でしょうか?
どなたか教えてもらえますか?教えて厨ですが、なにとぞおねがいしまつ(_ _)
479 ◆KmoH/Lw//c :04/09/25 04:01:34 ID:/IRW5Dat
みなさんごちそうさまです!
俺も続き書かねば

>>478
名前欄に(例)#bdhkyrとか、文字を適当に入れればいいのです
俺のように#bdhkyrと名前欄に入れれば ◆KmoH/Lw//cと変換されてでてきます
480名無しさん@ピンキー:04/09/25 04:01:43 ID:LOtO8ZDz
>>478
毎度乙。
文章が綺麗にまとまってて読みやすいし、キャラも出てるし、面白いし。
スレ史上最高レベルの名作と勝手に思ってます。
次回からエロですか。かなり期待してます。

あと、質問は、名前欄に「#」と入力した後に半角英数字(だっけ?)で好きな文字列(「At06Jp」とか「JntqGcXv」とか適当に)を毎回同じのを入れるだけです。
481名無しさん@ピンキー:04/09/25 04:03:41 ID:LOtO8ZDz
>>479
数秒差で内容が重複したw
482座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 04:05:26 ID:/IRW5Dat
>>481
なかなかミラクルだw
483+MsjtAH+ ◆Cvs/04xZyk :04/09/25 04:47:39 ID:AciAWhKf
トリップ練習もかねて。

◆KmoH/Lw//c氏 >>480
返答どうもです^^
以後精進していきますので。

座薬氏
朝早くに(?)お疲れです。
SSの方も頑張って下さいね^^
484名無しさん@ピンキー:04/09/25 04:52:56 ID:QQsHXLOz
他人のSSの後一日くらいは投下するべきではないと思う
485名無しさん@ピンキー:04/09/25 16:29:41 ID:IDN8+gLy
千雨、意外とすんなりネギを受容しましたね。
私は最後にしっかり代金請求するくらいのことはしてくれるかとばかり。
それにしても、存外に鬼畜だな。ネギ(w

このせつ、続きを待ってました!!
告白と許容、そして二人の心が溶け合っていく描写が素晴らしい。
いよいよ次回は身体が溶け合う展開ですな。期待しておりますよ。
486名無しさん@ピンキー:04/09/25 17:20:55 ID:gBvh6+VZ
ついに続きキター!!!
もう最高ですこのせつ! このまま丁寧な描写を期待しますだ!!
487名無しさん@ピンキー:04/09/25 19:06:03 ID:3VeWo1TL
このせつキター!!
間が空いてたんで半ばあきらめてたよう。
でも今回は三人称なんですな。
ザッピング気味の一人称復活キボン!
488名無しさん@ピンキー:04/09/25 19:16:03 ID:nAvY+q6h
こーのせつ(・∀・)イイ♪

こーのせつ(σ゚∀゚)σゲッツ!!

こーのせつキタ──(゚∀゚)──!!!!

(゚∀゚)……

こーのせつ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ツヅキマダー?
489名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:36:03 ID:XAHzsHJS
>>478
イイ!!も〜萌え過ぎてヤヴァイw
490名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:34:56 ID:5x9gu2fw
このせつもいいがネギ×千雨も最高!!
やっぱ千雨はいいわ〜。
491座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:24:20 ID:889bXebO
内容は鬼畜、苦手な方はスルーしてください
>>426の続き
492魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:25:05 ID:889bXebO
 くすくすと微笑んで、自由を縛る小指をちゅぷりと抜き取った。
「では性交の相手にでもなってもらおうかしら」
「へ? きゃ、きゃああああっ! 何すんの!?」
 千鶴がそう言うや、金髪を加えた男たち3人が憔悴した木乃香お嬢様を押し倒した。
「快感は私も共有しているから、頑張って彼らの相手をしてあげてね」
 無防備だったミニスカ―トは最早無意味な布切れだった。木乃香お嬢様は仰向けで140度ほど
股間を開いた、今日の体育で開脚後転に失敗した宮崎のどかさんのようなポーズで男たちに押さ
え付けられてしまった。レオタードから露出したリボン付きの乳房や、股間の小便の染みが相乗効
果なって女性のシンボルを卑猥に強調し、清廉な戦士の装束は変態的コスチュームに成り果てて
いる。遠くに転がった御立派な白い槍も、こうなっては何だか虚しい。
 金髪の学生が、その虫の脚のように動く細長い指で木乃香お嬢様のミニスカートを捲る。小便の
染みたレオタードを指でずらすと、薄っすらと陰毛が生えているのが見えた。そのままレオタードは
スライドを続け、尿で湿ったお嬢様の女性器が、その下賎な視線に晒される。
「い、いやあ……そんなところ、じろじろ見やんといて……」
 木乃香お嬢様の助けを求める声にも、捕縛結界は私の行動と口を完璧に封じたままだった。私
は鳥に無視されながら立つ案山子と同じで、守るべき存在が汚されるのを眺めるしかない。
 しかし、私は冷静に木乃香お嬢様の姿を眺めている。脳の芯までシャーベットになってしまった
のかと心配になるぐらいに淡々として冷ややかな、怒りとは対極の感情が私の心を支配している。
 これは、この感情は一体何なのだ? 
 なぜ木乃香お嬢様の危機を目にして、私は―――
「嫌やああっ! そっ、そんなこと……やっ、止めてえぇ……」
「こいつ処女みてえだな」
 男を知らない木乃香お嬢様の性器を金髪の指がそっと広げる。
493魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:28:22 ID:889bXebO
「ひっ、ひい! う、ウチは、あんたらも、助けようと……こ、こんなこと……」
 木乃香お嬢様は短い悲鳴を上げてびくんと震えた。木乃香お嬢様は件の黒い本と戦う、イコー
ル間接的にこの男たちも助けようとしていたらしい。あの正義の戦士に陶酔したノリでは、そいつ
らに押し倒されるなど考えてもなかったと思う。民衆を守ろうと戦う女戦士が民衆に輪姦されたり、
飢えた人々に食べ物を届けた善意の少女が食料として食べられたり、教会で神に祈る少女がそ
の神様の暇潰しで落雷を食らう、などという趣味の悪い考えは、市販のミネラルウォーターのよう
に澄み切ったお嬢様の心には一欠片も存在しなかったに違いない。
「ちっ、汚ねえマンコしやがって。ちゃんと洗え、このガキ」
「ひっ、あっ、あ……ああ…」
 金髪は慣れた風に舌を操り、軟体生物の動きで木乃香お嬢様の性器をぴちゃぴちゃと舐め回し
た。お嬢様が手足をばたつかせるのを、前菜とばかりに男たちがにやついて制圧する。蜘蛛の巣
に捕えられた蝶のような儚い抵抗は、逆に獲物への欲求を増幅させるのだろう。
 金髪はぺっ、と口に溜まった唾液と愛液を吐き捨てる。快楽の蜜でじっとりと濡れた木乃香お嬢
様の性器に、金髪の指が膣内温度でも計るようにゆっくりと入って、くちゅくちゅと淫靡な水音を立
てて掻き回し始めた。気持ちなどに関係なく、性器を弄られれば生理現象で濡れてしまう。それだ
けは仕方がない。ああやって指で股間を弄ると、腹の奥をゴムで締め付けられるような、もどかし
くて切ない刺激が湧き上がってくる。それは思考能力を少しずつ奪い、意識を蕩かして身体中の
力が入らなくなり、そうなったら弄る指が止まらなくなるのだ。身体中を丸裸にされていくような微
かな羞恥と、肉体を敏感にする微弱電流の刺激が化学反応で快楽に変わり、頭が一杯になって
しまうのだ。
「ああっ……、もう、堪忍してぇ……ああっ……やっ、やあっ………」
494魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:29:23 ID:889bXebO
 木乃香お嬢様は性的な興奮を、男たちに無理矢理に引き出されつつある。抵抗は明らかに大人
しくなっていたし、顔にこそ嫌悪と拒絶の色が浮かんでいるが、声には明らかに違う感情が混ざり
始めていた。苦しげな呼吸は疲労だけが原因ではないだろう。その勃起したピンクの乳首がもっと
弄って欲しいと訴えているように見えるのは、勿論気のせいではないだろう。
「こんなに濡らして何を堪忍するんだ? あ?」
 金髪がお嬢様のクリトリスを剥いて、指でぐっ、と乱暴に押し潰した。
「ひぃーっ……ひい、ひい、ひい……」
「安心しろよ、すぐに犯してやるからよぉ」
「う、うむ……」
 喘ぐ木乃香お嬢様の顔に眼鏡の男が重なった。お嬢様の唇から顎の上を舌が這い周り、そのガ
ードの固い唇をこじ開けようとしている。お嬢様は拒むように顔を背けるが、すぐにぐったりとして
抵抗を止めてしまい、後はされるがままに男の舌を受け入れてしまう。男の欲望が溶けた汚らしい
唾液で口を漱がれながら、お嬢様の顔はとろりとした穏やかなものに変わっていく。もしかしたら、
もの凄くキスに弱いのかも知れない。
「ぷはっ……はあ、はあ……」
 残りの体育会系も下品な笑みを浮かべて、今や完全に捕虜になった戦士の木乃香お嬢様を性
的欲求の解消道具として眺めていた。お嬢様は派手な白い槍を失い、手足を押さえつけられ、身
体も欲情させられ、最早抵抗するボキャブラリーも尽きたかのように黙って、くったりと男たちの檻
で脱力している。肉体のラインを全く隠さない戦闘コスチュームは、これから慰み物に成り果てる
女が集まった刑務所の囚人服のようにすら見えた。
「結界に捕まって、お前のボディガードも何もできねーみたいだしな」
「………そんなことない! そ、そうや! あんたら今に、せっちゃんに、やっつけられるんやっ!」
 思い出したように私の名前を出して威勢を取り戻した木乃香お嬢様、どうやら私は思ったよりも
お嬢様に買われていたらしい。と言っても動けないし声も出せないのに変わりはないが。
 ああ、今分かった。
 この違和感というか、冷めた感情の正体が。
495魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:30:14 ID:889bXebO


 そうだ、昔、神鳴流の同期に今回の木乃香お嬢様にそっくりな奴がいたのだ。顔などはお嬢様よ
り数段劣るが、それでも同期一番の美人で人気もあった。やらた理想主義者で真面目で正義感が
強い奴で、何かと「魔物撲滅あるのみです!」と繰り返していた女だった。
「半妖半人などという存在がいたらどうする?」
 と私が聞いてみたことがあった。するとそいつは、
「そんな汚らわしい奴に生きる価値はないです! 何を言っているのですか刹那ちゃん!」
 と真顔で言い切ったのを今でも忘れない。魔物イコール悪で自分は正義の味方とでも思ってい
たのだろう。確かに才能はズバ抜けていたし、何れは理想を実現できるだけの剣士になっていた
かもしれなかった。過去形だが。
 そいつがどうなったと言えば、やはり今回の木乃香お嬢様と同じような末路を辿ったのだった。
研修として先輩の魔物討伐の任務に私たち門下生が付いていったのだが、その魔物の集団が思
ったよりも強大だった。既に魔物は大規模な討伐が何度も行われており、まあ生き残っているの
は強力な力を持った奴ばかりだったが、それでも強すぎた。先輩が待機しておけと命令を残して増
援に連絡をつけている間、何とそいつは自分の実力を試したいと言い出した。自惚れていたのだ。
いくら才能があっても当時は見習い未満、いきなり魔物と戦うなんて無理だった。しかし、私たちが
止めるのも聞かずに一人で魔物の巣に突撃し、そして馬鹿みたいに簡単に捕まって、
「みんなぁ、助けてくださいいいいっ! ひっ、ひやああああああああ!」
 なんて私たちに助けを求めたものだから、結果として私たちも魔物に見つかった。最初は助けよ
うとして戦ったが、すぐに勝てないと分かって死に物狂いで逃げた。見捨てるのは心が痛んだが、
暴走したのはそいつだし、そうしなければ私はここにいなかっただろう。
496魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/09/25 22:30:52 ID:889bXebO
 そいつは陵辱されていた。たった一人の剣士見習い未満のそいつを魔物が群れで嬲っている光
景は凄惨としか言いようがない。入りそうにない大きさのブツを無理矢理に何度も捩じ込まれて泣
き叫ぶそいつの姿を見れば、地獄に堕ちて鬼に嬲られる罪人も同情するだろう。魔物たちはその
ままそいつを連れ去り、そして5ヶ月後に京都の山中で発見された。身体は木乃伊のように痩せ
細り、魔物の子を孕んだ腹だけがぼこりと膨らんで八百屋のスイカの大きさになっていた。乳房や
内臓、肛門や喉などに7種類の魔物の卵が生み付けられていて、胸にも妙な生物が寄生しており、
攫われた後で様々な魔物に何度も何度も蹂躙されたのがよく分かった。神鳴流が彼女をどのよう
に処理したかは聞いていないが、道場の門下生のリストから彼女はいつの間にか削除されていた。
今も生きているのか、それとも死んだのか、それすらも分からない。
 確かに剣士たるもの、勝ち目がなくとも戦わなくてはならない時があるだろう。
 命を捨てなければならない時もあるだろう。
 しかし、己の実力を過信して暴走し、仲間を巻き込むなど言語道断だ。
 私は彼女のような愚か者を最も軽蔑しているし、そして、
 木乃香お嬢様が、あの時のそいつと同じ行動をとったのが悲しくて許せないのだ。
 失望したのだ。好きだった、だからこそ反動が大きい。
 光の戦士でも何でも良いが、なぜ、どうして、木乃香お嬢様が、そんな愚かな行動を……。


「ほお。やれるものなら早くやっつけてもらいてぇなあ!」
「せっちゃん! た、たしゅけてえっ!」
 何を勝手なことばかり言っているのですか木乃香お嬢様。
 私はあれほど諌めたのに無視して捕まって、その挙句にそれはないでしょう―――。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここまでです
ではまた
497名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:13:40 ID:LOtO8ZDz
座薬氏乙

あなたの作からは哲学的なものを感じます
498名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:17:08 ID:rUaoE7q2
コスプレイプ(;´Д`)ハァハァ
499名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:37:04 ID:bstoPUE9
>>495
>「みんなぁ、助けてくださいいいいっ! ひっ、ひやああああああああ!」

このオナゴのシーンをもっと詳しく、長く、ねっとりと描写して欲しかったな。
一番ヌけるシーンだろうし

  ∧_∧
 ( ;*-∀-)
 人 Y /
 ( ヽ し
 (_)_)
500名無しさん@ピンキー:04/09/26 11:13:13 ID:4poDdtxK
スレ伸びてると思ったら座薬かよorz
501名無しさん@ピンキー:04/09/26 16:58:32 ID:SgBuDbby
ちうがかわいいと思った。

口では嫌がりながら、このままどんどんハマっていくちうを見たいものであります。
502名無しさん@ピンキー:04/09/26 20:49:20 ID:9jUcHbZQ
同感
503名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:58:08 ID:pwmhPS2s
童姦
504名無しさん@ピンキー:04/09/27 00:08:19 ID:2ZAZGCIZ
ちうの話、結構良かった。
ただネギの鬼畜度が低ければ良かったとも思うが
あまり鬼畜と言うほどでもないかな?

関係ないが、千雨関係で言うと
ネギ「ちうさん、ネットの向こうにいるのは人間ですよ
    もっと人間に接した方がいいですよ」
ちう「!!!」→なにか大事なことに気がつく
とかいう話を期待している
505名無しさん@ピンキー:04/09/27 09:21:03 ID:PNRfyiaQ
>504
スタジオきみがぶちのねぎま本がそんなネタだったな
506名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:21:39 ID:p8QZnvii
そのうち写真ちらつかせるのも単なる口実と成り果てる予感。
507名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:34:55 ID:ZGeEJ7C6
文句言いながらもいそいそと服を脱ぐ千雨(w
実際、彼女の場合はそんな感じなんだろうな。
508名無しさん@ピンキー:04/10/01 00:45:46 ID:AtDcPTYE
彗星のごとく文壇に現れた鬼才TOPMANが放つ最新作『新田』!!
そして長い沈黙を破り、ついにその衝撃のラストが明かされる!!!
エロパロ史上最高傑作との呼び声も高い今作!
今夜君も歴史の証人となれ!!!!
509名無しさん@ピンキー:04/10/01 01:42:12 ID:AtDcPTYE
瀬流彦はアナルがどうのこうのと絶叫する新田を見て、心底恐怖を感じた
「なっ!何だよ!やめてくれっ!頼む!頼むからっ!新田先生っ!来ないでくれっ!」
「・・そんなことより私のペニスを見て下さい。こんなに腫れ上がってしまって・・瀬流彦先生のせいですようふふー」
新田がチンコを突き立ててじわりじわりと歩み寄る
「私はねえ、瀬流彦先生が麻帆良に配属された日からずーっとずーっとこの日を夢に見ていたんですよ?」
「いやだ・・誰か・・だっだ誰かっ!誰か助けてくれっ!!いやだっ!助けてくれ!助けてくれぇ!」
しかし瀬流彦はもう壁際をに追い詰められていた
新田はヨダレを垂らしながら瀬流彦のシャツがはだけたあたりを凝視していた
「・・ああぐっ!せぇせ!せっしぇるひこぉ!!せるひこっ!ちんぽっ!あううあっ?!私のちんぽをっ!!」
次の瞬間新田は突然狂ったようになって瀬流彦に飛びかかった
「うわああああああああっ!やっやめろ!やめろぉぉ!うっ!うぐっ!」
瀬流彦はすぐに押し倒され、必死になって新田の身体の下でもがいた
しかし華奢な瀬流彦は大した抵抗も出来ずに次々と服を剥ぎ取られていった
「ふふふふー瀬流彦先生は非力ですねえ!ハアハアっ!まるで女を犯しているようだ!」
「くそっ!くそう!やめてくれ!やめてくれえ!」
「瀬流彦先生!瀬流彦先生!ああっああ!いい匂い!!いい匂いがする!!」
新田は既に裸になった瀬流彦の上に覆いかぶさって、夢中でうなじを舐めていた
「じゃあ!はあはあっ!いきますよっ?!アナルに!瀬流彦先生のアナルにっ!入れますよ!いまから入れますよぉっ!」
そういうと新田ははち切れんばかりに勃起したペニスを瀬流彦のアナルにあてがった
瀬流彦はあまりの恐怖に息が荒くなり、目には涙すら浮かべていた
510TOPMAN:04/10/01 02:14:27 ID:AtDcPTYE
そして・・
新田は一気に根元まで凶暴に反り返ったペニスを差し込んだ
「ぐあああああああああああっ!!やめっ!くぅ・・うぐっ!やめろっ!ううぁっ!ああぐあぁっ!!」
「あああ!せるひこっ!せるひこぉ?!せるひこと繋がってるよう!ああ気持ちイイ!?気持ちイイお!!気持ちイイおう!」
新田は激痛に叫ぶ瀬流彦の尻に容赦なく何度も何度も何度も何度も腰を思い切り全力で打ちつけた

10分後には瀬流彦は抵抗する体力も気力も奪われ新田の為すがままになっていた
新田はすっかり動かなくなった瀬流彦に様々な体位を取らせてそのたびに瀬流彦に中にドロドロの欲望を吐き出した
瀬流彦の目からは生気が消えうせ、新田が激しく腰を打ちつけたときにだけ、微かな声を漏らした
新田はそれから40分後にやっとペニスを瀬流彦から抜いた
全ての欲望を出し尽くした新田は横たわる瀬流彦に見向きもせず、あわてて部屋を出て行った

瀬流彦は天井を見つめながら遠ざかる新田の足音を聞いていた
窓からは月光が差し込み、教室を青白く照らす
瀬流彦はなんだか死にたい気持ちになってきた

                   完
511名無しさん@ピンキー:04/10/01 07:56:45 ID:sup9soCS
感動しました
ひとつだけ要望をあげるとしたら、もう来ないでください
512半熟 ◆vLMSJh5x/Q :04/10/01 09:40:17 ID:CN8QrBs0
>>511
ヒデェ(w
513名無しさん@ピンキー:04/10/01 12:26:55 ID:tFsw8wKI
>>512
お前が言うな(w
514名無しさん@ピンキー:04/10/01 14:35:34 ID:jzWfQtbo
トップマンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

あんた、神!!!!!
515名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:15:32 ID:BoSaVe6A
>>514
敢えて言うなら、場の空気の破壊神。
516名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:53:28 ID:rZVrmqpu
抗議だろ。
原作無視のオナニー大長編出してる奴への。
517名無しさん@ピンキー:04/10/02 02:16:04 ID:EveZvKlf
まぁどうせアイツだろ。
自作自演王のアイツだよ。
518名無しさん@ピンキー:04/10/02 09:19:10 ID:1LSgm/yC
ホモネタ好きだからなアイツ
519名無しさん@ピンキー:04/10/02 11:39:55 ID:UKw0DZOy
>>516
どっちかと言うとお前みたいな奴への抗議だと思う
もし抗議なら
520名無しさん@ピンキー:04/10/02 13:05:07 ID:BLmndAUp
>>519
ハゲドウw
521名無しさん@ピンキー:04/10/02 15:41:08 ID:hu/wMAbk
てか、普通に板違いだと思うんだが
522名無しさん@ピンキー:04/10/02 16:18:40 ID:BoSaVe6A
確認します。ここは魔法先生ネギま!エロパロスレッドです。
523名無しさん@ピンキー:04/10/02 19:48:23 ID:FCQYKZlH
板違いなわけないでしょ。
ネギまキャラがセックスしてるんだから、ネギまエロパロ小説そのもの。
524名無しさん@ピンキー:04/10/02 23:00:20 ID:7m6WA0wP
どうでもいい、原作の設定を生かしきれ
525名無しさん@ピンキー:04/10/02 23:42:04 ID:REQD+Bs/
せっくすとか、性描写はKIRAIです。普通の小説無いんですか?
526魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:51:41 ID:zgyVf2bb
鬼畜なので苦手な方はスルーしてください
>>496の続き

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 確かに先程までの私の怒りは烈火の如く、おでこで目玉焼きが作れるどころか鋼鉄でもドロドロ
に溶せそうな激しいものでございました。足が動かなければ足を斬り落として這いながら木乃香お
嬢様の元に馳せ参じ、その愚かな俗物どもを八つ裂きにも百裂きにもしていたでしょう。
 しかし、神鳴流同期の暴走バカ「あいつ」が魔物に陵辱されている光景と、自称正義の戦士ビブ
リオ何とか木乃香お嬢様が男たちに襲われている光景が、精密機械の部品のように綺麗にカチリ
と重なった今となっては、あの感情も死火山の如く虚しいばかりです。
 木乃香お嬢様は余りにも大きな過ちを犯されました。
 それは場合によっては木乃香お嬢様だけでなく、その場にいる仲間も危機に晒すかも知れない、
極めて重大なものなのです。例えばの話、お嬢様とネギ先生、神楽坂さん、宮崎さん、綾瀬さんで
戦闘行動をしていた時に、お嬢様が勝手に暴走してとり返しのつかないことになったらどうでしょ
う? もしもお嬢様のせいでネギ先生が敵の刃にかかったら? 神楽坂さんや宮崎さん、綾瀬さん
が敵に捕まり嬲り殺されてしまったら? お嬢様、貴女はそれに耐えることができますか? 少々
趣味の悪い喩えでしたが、つまりお嬢様の過ちとはそういう性質のものなのです。
 助けに行けない私がこんなことを思うのも甚だ思い上がりだと自覚しますが、それでも私は本物
の戦場でそういう過ちを犯す者を、過去の経験を踏まえてどうしても仲間だと思えないのです。そ
れは木乃香お嬢様でも例外ではありません。貴女が大切な存在であるからこそ、貴女が罪を犯せ
ば私は貴女を断罪します。決して庇いはしません。償えることと償えないことがこの世にはあるの
です。それが取り返しのつかないモノであればあるほど、私はお嬢様を許しません。
 だから木乃香お嬢様は―――自分の力だけで危機的な状況を打開しなければなりません。
 それが自惚れて戦場に身を投じた者が、自分で果たさなければならない責任なのです。
527魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:52:35 ID:zgyVf2bb


                    *


「話を戻しましょう。540年前にビブリオブラックにより制圧された『黒の導』ですが、破壊されずに
封印という形で決着することになりました。まあ、当時の魔法使いの科学者たちだと思われますが、
一部の勢力が頑なに厳重管理を主張したのです」
「魔法使いの科学者って……言いたいことは分かるけどね」
 技術的な価値、学術的な価値、一国を崩壊させたその魔法書を利用しようとした勢力は、おそろ
く無数に存在したことだろう。でも、できれば破壊しておいて欲しかった。
「そして540年後、『黒の導』と『セント・ビブリオ』は仲良く東洋の島国の、巨大学園都市の図書館
島に保管されていました。『黒の導』は厳重に封印されていましたが、『セント・ビブリオ』は普通に
貸出禁止の古書のコーナーに置いてあったそうです。まあ誰も借りませんでしたが」
 『セント・ビブリオ』ってやっぱりそんな扱いなんだ。
「図書館島に眠っていた『セント・ビブリオ』は、万が一『黒の導』が復活した場合に備え、常に適合
者を探し続けていました。いえ、そうするように創られていたのです。直接の脅威はなくとも対策は
備えておく。今の日本では一般性のある考え方ですが、どうやら500年前にもあったようですね」


「そして『セント・ビブリオ』は、図書館島を訪れた3人の少女に目をつけました」


「ま、まさか―――」
528魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:53:34 ID:zgyVf2bb
「そう、それが初めて図書館島を訪れた、当時小学一年生の宮崎のどかであり、綾瀬夕映であり、
もう一人の正体不明の女の子でした。最近図書館島を訪れた人間の中で適合したのはこの3
名だけです。しかし、前の適合者は20年前に大学を卒業して麻帆良から離れてしまい、それ以来
適合者は皆無でしたから、一気に3人も適合したのは奇蹟に近い確率でしょう。しかもその中に最
強のビブリオブラックの適合者がいたのですから、確率は奇蹟を超えて運命的なレベルと言えま
す。チェスでいうクイーン、ポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュ、ロールプレイングゲーム
のレベル999に匹敵する存在ですから」
 ビブリオブラックってそんなに強いんだ。
「ビブリオブラックって、私たちじゃ無理なの?」
「ビブリオブラックに適合するには条件があります。それは魔力の絶対量。『セント・ビブリオ』に備
わっているマル秘機能とやらを使いこなせるだけの魔力が要求されます」
「ねえ、マル秘機能て何?」
「不明です。情報はありません」
「魔力は? ゲームのマジックポイントみたいなもの?」
 私の質問に、ゆえゆえはちょっと困った顔をして答えた。
「だと思いますが……専門用語のようなのでちょっと判断しかねます」
「あ、そうだね。ごめん」
 ゆえゆえは咳払いをして話を再開する。
「そもそも『黒の導』復活の可能性自体が無視できるほど小さかったので、3人のうちビブリオブラ
ックの適合者をキープしておけば十分だと『セント・ビブリオ』は判断しました。ビブリオブラックの適
合者と比べれば、私たちなどどうでもいい存在だったのです。ですから、この本は9年前の私たち
には何もせず、そのビブリオブラック候補の女の子だけにちょっかいを出しました。戦闘能力系以
外のビブリオブラックの知識を彼女に映し込み、普段は忘れてこそいるものの、危機が迫った時に
はすぐに知識が復活するよう、記憶を弄ったのです」
529魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:54:24 ID:zgyVf2bb
「戦闘能力系以外?」
「体術や槍術、魔法に必要な言語など以外です。まあ全く能力が使えないこともなかったのですが、
そのビブリオブラックはほとんど素人と変わらない感じだったそうです。まあ要するに、戦闘能力を
与えるのは万が一の事態が起きた時だけと、『セント・ビブリオ』は決めていた、と」
「何で最初っから完全にしとかなかったの?」
 ゆえゆえは当然の疑問と言わんばかりに肯いた。
「まあ、能力が強すぎて危険というのが一つ、もう一つは『セント・ビブリオ』の耐用年数にありまし
た。どうも、『セント・ビブリオ』は400年を経過したあたりから、急激に劣化が進行し始めたらしく、
もうほとんど力は残ってなかった。ビブリオブラックを完全な戦士にしたら、自分の力が尽きてしま
う可能性がありました。マル秘機能はビブリオブラックの魔力に全面的に依存していたので問題
はないですが、本来の機能を失ってビブリオンを作れなくなるのは避けたかった」
「それって、つまり……」
「今、ブビリオブラックを完全にしても、『黒の導』が復活しなかったら意味がない。だから復活した
時に、ビブリオブラックに戦闘能力を与えて戦わせよう、と、そういう思惑だったのですよ」
 ここでゆえゆえは何者をバカにするように、その表情を少し歪める。


「結果は大失敗―――『セント・ビブリオ』が戦闘能力を与える前のビブリオブラックが、復活した
『黒の導』にいきなり遭遇するという予想外の、かなり間抜けな事態が起こったのです」


530魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:55:02 ID:zgyVf2bb


                    *


 眼鏡と体育会系に押さえられて床に座る正義のヒロイン木乃香お嬢様は、金髪のズボンの下か
ら現れた肉の剛棒を前にして純潔喪失が間近に迫るのを感じたのか、階段を昇る死刑囚の顔で
私の名を呼び続けている。木乃香お嬢様を押さえる男2人も股間は明らかに膨らんでいて、精液
満タンの圧力がズボンだけで封じられている。前を向いても右を向いても左を向いても男の勃起
を見せつけられる木乃香お嬢様は、見ると穢れるとばかりに充血した涙目を歪めた。
 陰毛の森から直立する金髪のペニスは長い立派なもので、血管がグロテスクに浮かび上がり、
赤黒い亀頭が張り詰めてパンパンに膨らんでいる。割れ目から透明なカウパーを垂れ流す怪物を
見る木乃香お嬢様の顔は、あの時の「あいつ」そのものだった。
「ひゃははははははは」
「助けてええっ! あ、ああ―――」
 金髪が笑いながら木乃香お嬢様の髪を掴み、牡臭が漂う自分の股間に引き寄せる。
 木乃香お嬢様が、何か叫びながら金髪の足をぽかぽか叩いているのは抵抗のつもりなのか?
 仮にも戦士ビブリオ何やらと謳っていたのだから、高校生の男一人ぐらい徒手空拳で何とかする
べきだろう。その戦士とは思えない高級そうな白い手袋と、卑猥なレオタードとミニスカートと、や
はり戦士とは思えないブランド品みたいなブーツの、バカさ加減を吹き飛ばす実力を見せてくださ
いお嬢様。そんな貧弱な金髪男、動くことができれば私でもパンチ一発ですよ。
531魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:55:58 ID:zgyVf2bb
「ぐひゃっ!」
 パンチ一発は木乃香お嬢様の方だった。拳で顔を一発殴られた木乃香お嬢様は唖然とした表
情で頬を押さえながら、花が萎れるように大人しくなって抵抗を止めた。金髪もかなり手加減して
いたように見えたが、殴られた経験なんてない木乃香お嬢様にはショックだったのだろう。
「おい、舐めろ」
「ふっ、いやぁ、ふむう、うぐぐ……うう、こんなん舐めるなんて汚い。ふ、不潔や……」
 木乃香お嬢様の淡い唇にぐりぐりと、金髪が先走り汁の口紅を塗り付ける。
「舐めろってのが分からねぇのか、このガキ!」
「ひい!」
 長い髪を掴んで怒声を上げる金髪の股間の前で、木乃香お嬢様は悲鳴を上げながら、親鳥の
餌を待つ小鳥のようにぱっくりと口を開けた。震える舌で先走り汁をれろり、れろり、と舐めとると、
固く目を閉じてそのまま亀頭にキスをした。王子が助けた姫の手にキスをする姿とは対極の、犬
ポーズの正義のヒロインが敵に操られた男の性器にキスをする姿は、これ以上「敗北」という言葉
を現している光景は無いと思えるほど哀れだった。
「ほれ、さぞかし美味いだろうからよーく味わえ」
「う、うう……うむ……うっ、うん、うええ……」
 木乃香お嬢様の舌が金髪のペニスを這い回り、前もってシャワーすら浴びていない男の性器を、
唾液で洗い流している。肥えた舌で舐めるペニスはどのような味なのだろう。
「ううっ、うう゛……こ、こんなん、さして、何が楽しいの……」
「すぐにお前も楽しくなるさ。終いには自分から欲しい、欲しいってせがむようになる」
 糸と言うにはあまりに太い粘液のアーチが、お嬢様の舌からどろりと伸びている。
「ぜっ、絶対そんな風にならへんっ!」
 大きな声で叫んだ木乃香お嬢様を、男は嘲笑うように見下していた。
532魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:56:45 ID:zgyVf2bb
「いずれ分かる。おい、噛んだり歯に当てたりするんじゃねーぞ」
 金髪は木乃香お嬢様の頭を両手で掴むと、自分のペニスをお嬢様の口にがぼりと突っ込んだ。
「うっ……」
 お嬢様の頬にぷっくらとペニス型の膨らみが浮かび上がる。
「ふう。よし、動かすぞ」
「うむっ、うぅ……」
 金髪は木乃香お嬢様の喉元までペニスを突き入れては戻す動作を繰り返し、逃れられないよう
にお嬢様の頭を自分の股間に押さえ付けた。金髪は口だけの女戦士の口で性感を高めていたが、
男性経験のない木乃香お嬢様は(有無は関係ない気もするが)やはり下手らしく、金髪は不満そう
にお嬢様を睨んだ。
「もっと強く吸って舐めろっ! 日が暮れっぞ!」
「うう゛っ、ふう、うう、うむう、うっ、んっ、ぐうっ、うっ、ううっ――――――」
 金髪のペニスで乱暴に口を犯される木乃香お嬢様は、苦しそうに涎を落としながら奉仕を続けて
いた。呻いて身体を震わせながら、同時にペニスの味を含んだ唾液を飲み干してもいるのだ。胃
から吸収されたその汚らわしい男の欲は、もうお嬢様の身体から完全には排出されないだろう。
「う゛えっ!」
 木乃香お嬢様がびくんと震えて、金髪のペニスを吐き出した。
「く、苦しい!」
「勝手に吐き出してるんじゃねーよ!」
 金髪は歪んだ笑みを浮かべながら、木乃香お嬢様をフェラチオの体勢から手首を握って持ち上
げ、万歳をするようなポーズにした。男の下半身の前にあるのは、ペニスから糸を引きながらぜい
ぜいと呼吸を整えるお嬢様の口と、上下に微かに揺れるピンク色の突起がある胸だった。
「おい、お前確か犬だったよなあ。ちっとばかし、しつけが必要か? おら!」
533魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:57:20 ID:zgyVf2bb
「あ゛っ!」
 木乃香お嬢様の胸の膨らみに、金髪の膝がめり込んでいた。
「あ……あ゛……」
 口を開いたまま悶絶する木乃香お嬢様の乳房に、ごつ、ごつ、と膝蹴りが交互に打ち込まれる。
柔軟な肉の山を叩き潰すような衝撃に、華奢なお嬢様の身体は前後に激しく揺れた。
「あ゛あ゛っ! ぐううっ! あ゛っ! ごほっ! あ゛、うう゛っ!」
 木乃香お嬢様は一人ロズウェルごっこをさせられながらサンドバッグになって、美しい声でブタの
ような醜い悲鳴を上げた。レオタードにミニスカートの戦士が暴行される姿は、変な深夜ドラマのワ
ンシーンのように滑稽で嘘っぽく、何だか見ていて恥ずかしい。その戦士のコスチュームに、目元
を隠す派手な仮面とか、動くたびに翻る大袈裟なマントとかが付いていなくて良かったと思った。
「……ごほっ、げほっ……う、うう……」
 金髪の蹴りが収まると、木乃香お嬢様は全体重を金髪の腕にかけながら、全身の骨が粉々に
なってしまったように脱力した。鎖で両腕を吊るされたお姫様にようである。唇からは唾液と胃液
の混合液が鍾乳洞のように垂れ下り、内出血を起こしている乳房から紫のリボンがぽとりと落ちた
瞬間には、虫の寿命が尽きたような儚さが放出されていた。
「はあ、はあ、はあ、うむうっ」
 すっかりグロッキーになった木乃香お嬢様の口に、出した時より明らかに勃起している金髪のペ
ニスが押し込まれる。まさかお嬢様を蹴って性的興奮でも得ていたのだろうか。
「ううっ、ゔっ……うむう………んっ、んっ、んっ」
 性的虐待を受ける捕虜の木乃香お嬢様は、口内を狂暴なペニスで犯されても、最早死にかけた
魚の目で呻くぐらいの反応しか現さなかった。頭を前後にぐらぐらと揺らしながらも男の勃起をしゃ
ぶり、力を振り絞って吸い上げ、舐め回している。
 いきなり変身した時は、こんな姿の木乃香お嬢様を見ることになるとは思ってもみなかった。
534魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:58:06 ID:zgyVf2bb
「そろそろ出るな、ちゃんと全部飲めよ」
 木乃香お嬢様の口に深々とペニスを埋めた金髪の顔が、射精の快感でわずかに緩む。
「んん……」
 お嬢様の表情が前よりも強張り、目に驚きの色が濃くなった。
「ん、んっ! うん―――」
 木乃香お嬢様の口と結合した肉のホースがびくんと動いた。
 たった今、木乃香お嬢様の口内に精液が吐き出されているのだ。
 男の生殖器が分泌した、大量の子供の種が流し込まれている。
「ううっ……」
 木乃香お嬢様の喉が、ごくり、ごくり、と動いている。濃厚な牡の味を舌に絡めながら、拒絶する
喉を必死に動かして精液を飲んでいるのだ。一生忘れられない味になるだろう。
 金髪は木乃香お嬢様の頭を股間に押しつけたまま、歪んだ笑みを浮かべている。
「ん、んんっ! う……ごほっ! えっ、えほっ!」
 木乃香お嬢様の口から、勃起したままのペニスが勢いよく飛び出した。
 吐き出したペニスから最後の一搾りとばかりに白濁液が飛び出し、木乃香お嬢様の顔を白く汚
した。口からもどろりと飲み切れなかった精液が零れ落ちている。
「はあ、はあ、はあ、はあ」
 男の精に汚されながら、木乃香お嬢様の顔は平静を取り戻そうとしているように見える。しかし、
周りの3人の男がそれを許さないだろう。
「………」
 しかし、当事者でありながら、あまり楽しそうでない人物が一人。
 千鶴は何か不機嫌そうに木乃香お嬢様を見て、ぱちり、と指を鳴らした。
535魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:58:47 ID:zgyVf2bb
 その瞬間に私の身体を縛っていた不可視の力は消失し、私はバランスを崩して少しよろめいてし
まう。そして手足を動かし、その自由を確認する。
 身体が動く!
 なぜ千鶴が捕縛結界を解除したのかは分からないが、身体が動けばこちらのものだ。
 木乃香お嬢様が、まるで私が動いて欲しくなかったような、蒼白な顔で私を見ている。
 しかし私は止められない。
 もう何もかもお終いだ。
「ふふふっ、ふっ、ふふふふ、ふっはははははははははははっ、はっはははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははは―――――っ!」
 私は笑っていた。
 全てが終わるこの瞬間を、
 全てを決着させられるこの瞬間を、
 どれだけ待ちわびたことか。
 怒りと無念を存分に剣に乗せて暴れてやる。
 背中から、ふわり、ふわり、と羽が舞い落ちる。
 私の中を流れる烏族の血が、敵を滅せよと鬨の声を上げる。
 剣の刃の先まで気が行き渡り、敵の身体を破壊する威力を帯びていく。
「ははははははははははははははははははははははははははははははは――――――っ!」
 生かしてはおかない。
 この行為に関わった者、那波千鶴も男三人も百裂きにして、汚物の中にぶち込んでやる。


                    *


536魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:59:08 ID:zgyVf2bb
「さて、のどか。あの時、私たちの知らない所で何が起こっていたかをお話しましょう。登場人物は
3人です。一人目は復活した『黒の導』、二人目は無力な対『黒の導』の戦士ビブリオブラック、三
人目はそのビブリオブラックだった少女を護衛していた少女剣士」
「ご、護衛? 護衛って言った今? SPとかそういうのがいたの?」
「私も驚いたのでそのあたりは『セント・ビブリオ』に尋ねてみました。しかし、どうしてか分かりませ
んが、ビブリオブラックだった少女の名前と、護衛の少女の名前は教えてくれなかったのです。代
わりに、そのビブリオブラックだった少女の凄まじい経歴を教えてくれました」
「す、凄まじい経歴……? そ、それって、不良で、警察に逮捕されてたとか?」
「そうゆう意味ではありません。それよりも残酷かも知れませんが」
 ゆえゆえはふう、と一呼吸置いて、あっさりと言った。


「ビブリオブラックの少女は巨大な権力を持った家のお姫様で、その護衛の少女剣士は親友で、
そして幼い時に、その少女剣士のせいで殺されかかっています」


「な、何、それ……」
「正確には、お姫様を暗殺しようとする勢力が存在していて、そのために護衛の少女剣士が利用
されたのです。お互いが初めての親友たった少女剣士とお姫様の絆は、あまりに純粋で無防備で
した」
537魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/02 23:59:55 ID:zgyVf2bb
「………」
「お姫様は警護の激しい御屋敷から出られず、少女剣士と二人で遊んでいました」
「…・・・…」
「暗殺勢力が少女剣士に吹き込みます。
 屋敷から少し離れた場所に、とっても綺麗な花が咲いている場所がある。
 お姫様に見せてやれば、とっても喜んでくれるだろう、と。
 しかし、お姫様は外に出ることを禁じられています。しかし少女剣士はちょっとだけならいいだろ
うと、お姫様を屋敷から連れ出しました。まだ幼い少女剣士は、お姫様がなぜ外に出られないの
かを完全に理解してなかったのです。
 幼いお姫様と護衛の剣士とペットの犬一匹は、大人たちの監視を逃れ、ちょっとした冒険の旅に
出かけました。罠が仕掛けられているとも知らずに」
「………」
「そして、お姫様と護衛の剣士の前に、幻覚のお花畑が現れました。少女剣士は幻覚に魅入られ
てしまい無力でした。お姫様はその隙をついて攫われ、事故死になるように、流れの激しい川に突
き落とされたのです。結果として大事には至りませんでしたが」
「………」
「単なる事故として処理されたその騒ぎですが、たった一人だけ暗殺未遂だと気付いていた人物
がいました。それは、暗殺されかかったお姫様本人です。
 しかしお姫様はそれを誰にも言いませんでした。言ってしまえば護衛の少女剣士は処罰される
だろうし、何よりも彼女が傷つくと思ったからです。
538魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/03 00:00:15 ID:tyQDc1nF
 彼女は暗殺勢力の告発よりも、たった一人の親友を選びました。何を聞かれても「自分から川に
落ちた」と主張し、暗殺の黒幕と思われる分家の人間にも顔色を変えずに接し、物分りのいい無
知な子供を演じたのです。
 「次は強くなってお姫様を守る」と決意する少女剣士に、「遊んでくれるだけで十分」と微笑んで」
「………暗殺勢力と少女剣士が衝突するのが嫌だったんだね」
「はい。お姫様は少女剣士に戦いで傷ついて欲しくなかったし、真相を知って欲しくなかった。自分
のために戦うなんて本当は言って欲しくなかった。対等でいたかった。自分を殺すかも知れない勢
力を放置しても、単純な娘だと影で笑われていても、少女剣士が何も気付かずに友達でいてくれ
ること、それがお姫様の唯一の願いでした。実際はお姫様が、少女剣士を守っていたのです」
「すごい……」
「ビブリオブラックだった少女は、そういう人物なのです」
「あれ、小学一年生の時に、お姫様が『セント・ビブリオ』にちょっかいだされた時、護衛の剣士は
何してたの?」
「私たちが小学一年生の時、少女剣士は麻帆良にいなかったそうです」
「ふ、ふーん、まあ、納得、でも……」
「何ですか?」
「言っていい?」
「どうぞ」
「それって、本当に私たちと同年代の人の話なの?」
「ええ、お姫様も少女剣士も、どんな人物なのか想像も付きませんが、私たちと同年代です」
 私はちょっと信じられなかった。
 そんな世界が日本に存在していることが驚き。
 守るとか、守られるとか、暗殺とか。
 ビブリオンになった実感もあまり存在しない鈍い私が、そんなことを理解できるだろうか?
 できるわけがない、しかし、できるようにならなければ、いけないのかもしれない。
539魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/03 00:00:40 ID:tyQDc1nF
 ゆえゆえは私の考えが落ち付くタイミングを見計らっていたように言った。
「『黒の導』と遭遇したのは、そんなお姫様と少女剣士だったのです。」
 幼少時に暗殺されるリスクを犯してまで、演技で少女剣士を守ったお姫様―――。
 全てを知っているお姫様と、
 何も知らない少女剣士。


「その時、『セント・ビブリオ』は安全な場所から、その戦闘の様子を見ていました。
 チャンスがあれば、ビブリオブラックにきちんとした戦闘能力を与えようと」


 守る側と守られる側。
 守る側と思い込んでいる剣士。
 守られる側を演じているお姫様。
 その二人が同時に敵に遭遇して―――
 お姫様にだけ、敵に対する知識だけが与えられる。
 何て悪趣味な御伽噺。


「『黒の導』は、強固な精神を持った敵を嬲る性質があります。それはより多くの憎悪を引きだし、
崩壊時の大きな絶望や恐怖を食らうため。少女剣士もお姫様も、そういう意味では『黒の導』にと
っては最高の餌になる。だからビブリオブラックは、少女剣士を戦わせるわけにはいかなかった。
 変身した彼女は最初から全てを理解していました。勿論、二人がかりでも勝ち目がないことも、
自分にはほとんど戦闘力がないことも、敗れれば地獄が待っていることも。
540魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/03 00:01:02 ID:tyQDc1nF


 でも、お姫様は少女剣士を守りたかった。


 だから少女剣士の制止を聞かずに、ビブリオブラックは握り方も知らない槍を持ち、勝ち目のな
い敵に向かって一人で特攻したのです。
 少女剣士がそれをどう思ったかは不明ですが」


 魔王から騎士を守るお姫様―――。
 何が正しくて何が正しくないのか、それとも間違いしかないのだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


長い「刹那と木乃香」編も次で終わりそうです
その後は夏美やら亜子たんですかね
ではまた

541名無しさん@ピンキー:04/10/03 03:21:21 ID:Wj14JgxK
>>525
お前はここをどこだt(ry
542名無しさん@ピンキー:04/10/03 06:51:08 ID:B9oQHd30
>座薬氏
乙です

>だから少女剣士の制止を聞かずに〜
>魔王から騎士を守るお姫様―――。

このかの思いがせっちゃんに届きますように……
ま、千鶴(の中の人)がネチネチと教えてくれるんでしょけど。イヤガラセとして。
543名無しさん@ピンキー:04/10/03 07:06:09 ID:wmYhbQ7m
>>525
こんなとこに来なくても、検索すればくさるほどあるだろうに
544名無しさん@ピンキー:04/10/03 13:58:50 ID:+cvEWzR0
>>526
こんなとこに来なくても、検索すればくさるほどあるだろうに
投稿するところ。
545名無しさん@ピンキー:04/10/03 15:03:19 ID:OOayMe4Q
>>544
ここでいけない理由がない。
546名無しさん@ピンキー:04/10/03 15:05:57 ID:OOayMe4Q
>>545訂正
ここに投稿してはいけない理由がない。
547名無しさん@ピンキー:04/10/03 15:45:31 ID:BN9DHhDe
>>544
スレタイ100回読み直せ
548名無しさん@ピンキー:04/10/03 16:56:46 ID:UsxfJopb
>>544
こんなとこに来なくても、検索すればくさるほどあるだろうに
作家叩きするところ。
549名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:10:32 ID:utFTiCb1
>>525
呆れる。
エロ嫌いならエロパロに来るな。
ここはただの小説板じゃない。
550名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:15:31 ID:UKQvl//F
エロ無し専用のスレでも立てればいいのでは?需要があるとは思えないけど。
551名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:07:10 ID:xni09ctB
>>550
漫画サロンにリレー小説スレが立っていたことがあったが、二回ともdat落ちしている。

ネギま!のリレー小説スレッド
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1056892342/
ネギま! リレー小説(SS)スレ 其の2
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1087129031/

現状、ネギま系小説を扱っているのは
萌えBBSのこのスレのみのようだ。

【ピュア】 特級あずさちゃん♪ 好き好きスレ 【ちょっとお茶目?】
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/negima/1086447191/
552名無しさん@ピンキー:04/10/04 00:19:22 ID:oYDaNeLj
需要がありそうなら週刊少年漫画板にでも専用スレ立てるよ。
欲しい人いる?
553名無しさん@ピンキー:04/10/04 00:20:56 ID:sN3I9a+a
このせつの続きマダー?
554名無しさん@ピンキー:04/10/04 08:09:39 ID:Bu5QJFD2
>>552
欲しい(読者だけどね)。
>>553
禿同。
できればネギ×このせつかふたなり物でこの→せつはもうあったからせつ→このがいい、と言ってみる。
ダークな話がなければなおよい。
555名無しさん@ピンキー:04/10/04 08:49:34 ID:+PZtYTP9
>>554
自分で書けよ・・・。
556名無しさん@ピンキー:04/10/04 14:50:26 ID:oHYWsIx3
座薬氏の話・・前作と比べたらパクリっぽい部分(セラムン風コスとか)
があるので昔の同人を見てるような感じであんま面白くない。
前作のような緊張感もないし(そういう作風らしいが)・・・。

昔の職人は何処いっちまったんだかな・・・。
557名無しさん@ピンキー:04/10/04 16:50:24 ID:BDGMa+dz
>>556
P.T氏は自サイトで連載続けてるぞ。
558556:04/10/04 16:56:12 ID:oHYWsIx3
>>557
それは知ってます。
ちゃんと読んでます。
559名無しさん@ピンキー:04/10/04 17:45:57 ID:bH4iDeSw
エロ無しのSSスレはマロンにお願いしたい
560名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:11:10 ID:sJTEhy0W
せーつこの! せーつこの!
561名無しさん@ピンキー:04/10/04 19:30:27 ID:eW5jMpO5
>>552
自分も欲しい。萌えスレだと長文ウザイ言われるしねぇ。
562名無しさん@ピンキー:04/10/04 19:47:19 ID:TianwSj8
ていうか、萌えBBSの方ではイケナイの?>>非エロSSスレ
ココや萌え統に定期的にリンク貼っとけば、読む人もくるでしょ。
563名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:44:55 ID:Y0R3cr0t
座薬氏、帽子屋氏他、職人数名が集まってここでSS研究してるな。
希望すればここよりも深く突っ込んで貰えるみたいだし、
いきなりエロパロに投下する勇気がない人にもちょうどいい相談場所になるだろう。

http://www.moebbs.com/test/read.cgi/negima/1086447191/

広く浅く感想が欲しいならエロパロ、少ない人数だが深く考察して欲しいならこのあずさスレが推奨されるようだ。
564v3yaa ◆d4WtKA.Zvs :04/10/05 00:02:29 ID:rwFNYDFr
やっと仕事が落ち着いてきたので、ぼちぼちと書き始めています。
だけど、投下は次スレかも…
565563:04/10/05 00:11:35 ID:wRJJzY6V
>>564
待っていましたよ
あなたの作品、期待しています
566名無しさん@ピンキー:04/10/05 01:16:26 ID:xYhlevYp
>>564
ちったあ、ラブひなも書け
567名無しさん@ピンキー:04/10/05 03:11:03 ID:NBB3JHl5
>>563
早漏非が激しくウザいがそれさえ気にしなければ、それもいいだろうな。
568名無しさん@ピンキー:04/10/05 12:03:23 ID:/bqn7aKe
>>563
自分たちの方が能力が上だから別に反対はされないだろ。
ただ非がいるから言ってることが全部正しいかはわからないが。
奴が自演だったことで評価が全部ひっくり返ってしまったからな。
569名無しさん@ピンキー:04/10/05 22:47:19 ID:YMOzfN8w
座薬氏のHPどこっすか?
570名無しさん@ピンキー:04/10/06 08:34:53 ID:mMX79rjS
>>569
本人は作ってないといってるが、
あれだけのことをやってる&世界を持ってる人物だ、あってもふしぎじゃない。
荒れるから公開していないだけと推測する。
571名無しさん@ピンキー:04/10/06 14:36:52 ID:KwXwnl5o
「…のどかが待ち合わせに遅れるなんて珍しいですね」
「もう1時間も経ってるよ。携帯も通じないし」
「ちょっと寮に帰って見てくるです。ハルナはここで待ってて下さい」

「夕映、どうだった?」
「寮にもいないみたいです。こっちに向かってるハズなのですが…」
「でも、すれ違わなかったんだよね」
「本当にどうしたのでしょう。心配です…」
―――
「?!」
のどかが目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。慌てて体を起こそうとするがうまくいかない。
口には猿ぐつわがかけられ、両腕は後ろ手に縛られ、首輪までつけられていた。
「???」
激しく混乱しているのどか、未だに状況がつかめないでいる。どうにか拘束を解こうと頑張ってみ
るが、のどかの力ではどうしようも無さそうだった。そうこうしているうちにがちゃりとドアの開
く音がした。音のしたほうを見ると、見知らぬ男が入って来るところだった。
「やあのどかちゃん、気がついたみたいだね。さっきは手荒な真似をしてごめんよ」
男はまるで肉塊に手足がついたように太っていて、ひどいニキビ顔と相まって醜悪な容姿をしてい
た。
「??……!」
のどかは先程の出来事を思い出した。夕映達との待ち合わせに向かう途中、路上の車から声を掛け
られた。恐る恐る近づいてみると道が分からなくて困っているという。口で説明しようとしたが男
は分からないから助手席に乗って案内してくれと言ってきた。待ち合わせもあるしそれは困ると断
ったら、男は態度を豹変させて襲い掛かってきた。何かハンカチのようなものを顔にあてられ、急
に意識が遠くなって…。
「ん!んーっ!」
「ああ、ごめんごめん。今外すからね」
572名無しさん@ピンキー:04/10/06 14:37:26 ID:KwXwnl5o
激しく暴れるのどかの後ろに回り、男は猿ぐつわを外した。
「な…何なんですか、あ、あなたは誰です?ここはどど何処ですか」
男はちょっと考え込むような仕草をして、ニタァッと不気味に笑いながら言った。
「うーん、なんて言ったらいいか…そう、僕は君の大ファンなんだ」
「ふぁ、ファン?」
「そう、僕はのどかちゃんを愛しているのさ。…そしてここは僕たち2人の愛の巣」
のどかはやっと事態をのみ込みはじめて、急に恐怖がこみ上げてきた。寒気が走る。震えが止まら
ない。
「いい嫌ですー、かかか帰して下さいー」
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。もっと素直になってごらん」
男の顔が間近に迫ってくる。思わず顔をそむけた。男の口臭にたまらず顔をしかめる。
「ひっ」
「もっと力を抜いて、僕の愛を受け入れるんだ」
男が強引にのどかの唇を奪った。
「んんっ」
のどかの目に涙がにじんだ。男はなおも唇を離さず、それどころか舌をのどかの口内に押し入れて
きた。生暖かいものが口の中を這いずり回る不快感に、吐き気すら催した。のどかの顔は涙と男の
よだれでぐちゃぐちゃになっていた。
「…うう」
やっと男がのどかの唇を開放した。よだれがのどかと男の間に吊り橋のように糸を引き、やがて切
れた。のどかはすっかり憔悴し、脱力した。男に唇を汚され、抵抗する気力さえ萎えてしまった。
「…どうしてこんな事するんですかー」
「さっきも言ったじゃないか。僕はのどかちゃんを愛してるんだよ。きれいだよ、のどかちゃん」
男がのどかの顔を撫で、前髪をかきあげる。振り払う気力さえなく、のどかは兎のように縮こまる
ばかりだった。男はのどかの制服のボタンを外し始めた。やがて前がはだけて、ブラジャーを着け
ただけの胸があらわになる。これにはさすがに、のどかも真っ赤になって前屈みになり、胸を隠そ
うとした。しかし男はのどかの髪を掴んで強引に体を起こさせた。
573名無しさん@ピンキー:04/10/06 14:38:01 ID:KwXwnl5o
「どうして隠すのさ、こんなに綺麗じゃないか」
そのまま男はもう一方の手でホックを外す。のどかの小ぶりな胸が男の前にさらけ出された。
「思ったとおり綺麗な桜色だ、乳輪も小さくてかわいいよ、まさに理想のオッパイだ」
「い…嫌ですー」
のどかは顔から火が出そうなくらい真っ赤になって、首を振りいやいやをする。
「思わずしゃぶりつきたくなるね」
そう言いながら男はのどかの乳首を口に含んだ。
「ひゃあっ」
のどかの悲鳴もお構いなしに男はちゅぱちゅぱとのどかの乳房にしゃぶりついた。乳首を軽く噛み、
舌先で転がした。
「おや?ちょっと大きくなってきたかな」
「ううう嘘ですー」
のどかは必死に否定するが、男は嬉しそうにのどかの乳首を責めつづける。
「のどかちゃんは僕の愛撫を感じてくれてるんだ、嬉しいなぁ」
「ちち違いますー、か……感じて…なんか…」
「それじゃココはどうかなー」
「きゃあっ」
男は乳房から顔を離すと、のどかのスカートを捲り上げた。
「白か…のどかちゃんらしいね、よく似合ってるよ」
男がパンティに手を伸ばす。のどかは太ももをぴったり閉じて抵抗するが、男は強引にその間に指
をねじ込んだ。
「あうっ」
「うーん、どうだろう…ちょっと湿っぽいような…やっぱり直に確かめてみないとね」
男は両手でのどかのパンティを膝上まで下ろした。薄いヘアの下に、細い縦すじが見える。男はわ
あっと感動の声をあげた。
「なんてことだ…のどかちゃんは完璧だよ、ココも実にかわいらしい」
男が脚の間に再び指をねじ込むと、のどかはくぐもった悲鳴をあげた。
「はふっ」
574名無しさん@ピンキー:04/10/06 14:38:44 ID:KwXwnl5o
「ん?…やっぱりだ、のどかちゃん、やっぱり感じてくれたんだね。ほら、見てごらん」
男はのどかの眼前に指を突きつける。その指先はうっすら濡れて光っていた。
「…おお願いですー、もうやめて下さいー」
涙声でのどかが懇願するが、もちろん男は首を縦には振らなかった。
「駄目だよのどかちゃん、これからもっと気持ちよくしてあげるからさ」
「かか帰して下さいー」
「皺になるといけないからね」
男はのどかの尻を持ち上げ、器用にスカートを脱がせると、膝上のパンティを一気に脚から抜いた。
「たた助けて下さいー」
男はのどかの脚の間に膝を押し入れ、力任せに開いた。
「さあそろそろ行くよ、のどかちゃん」
「夕映ー、ハルナー」
「力を抜いてごらん」
「…ネ、ネギ先生ー」
その瞬間、男の顔色が変わった。
―――
もう2時間も経つのに、のどかはまだ待ち合わせ場所に現れない。不安げに夕映が呟く。
「何か事件に巻き込まれたかも知れません。いやな予感がするです」
「警察とかに知らせたほうがいいかなぁ」
「そうですね…もう少し待ってみましょう」
不安を抱えたまま待つ身にとって、時間の進みはひどくゆっくりに感じられた。


続くかも。
575名無しさん@ピンキー:04/10/06 15:01:35 ID:mMX79rjS
GJ!
去年の81さんを思い出した。
576座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:11:58 ID:h/CLQYvY
内容はグロ、あと、何か戦っています
苦手な方はスルーしてください

>>540の続き
577魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:12:57 ID:h/CLQYvY
「しかし、『セント・ビブリオ』はお姫様と少女剣士に勝機はないと判断して、その戦場から離脱しま
した。その後のビブリオブラックと少女剣士がどうなったかは不明です。どうも、ビブリオブラックは
一応生きているようですが。仲間が完全に死ねば、その時は他のビブリオンにも伝わるそうです」
「え、ちょっと、待ってよ。それって、まさか……」


「そう、『セント・ビブリオ』はあっさりと、ビブリオブラックを見捨てたのです」


 ゆえゆえは「理解を示しただけです」と最初に言ってから話を続ける
「下手に救援して、『セント・ビブリオ』が『黒の導』に破壊されれば元も子もないですからね。まあ、
感情的には納得し難いですが、それぐらいの自己防衛機能は仕方ありません」
「で、でも、それじゃあ!」
「落ち付きなさい、のどか」
「落ち付いてなんか、いられないよ!」
 そんなバカな話があるか。
 そんな酷い物語があるか。
 勝手に能力を与えて戦士にしておいて、戦う力を与えなくて、敵に遭遇したから見捨てるなんて。
「それに、私たちに『セント・ビブリオ』を責める権利はありません」
「どうして!」


「『セント・ビブリオ』がビブリオブラックを早期に見捨て、私たちを代役にすることを決定したからこ
そ、私たちは図書館島から無事に帰還することができて、こうして話していられるのです」


 私は言葉を失った。
578魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:14:05 ID:h/CLQYvY


                    *


「う、うわああああああぁ――――――っ!」
 私の身体が自由を取り戻し、千鶴に剣を向けた時、またしても木乃香お嬢様は突拍子もない行
動にでた。3人の男たちを振り払い、落ちていた槍を拾い上げて、千鶴に突進したのだ。
 私がようやく動けるようになったのだから、戦闘は私に任せておけばいいのに……。
「ふふふ、茶番は終わりね」
 お嬢様のスローな槍の突きを、千鶴は人差し指の指紋で、ぴたりと止めてしまった。
「あ、う」
 精液塗れの顔を強張らせた木乃香お嬢様に、千鶴はゆっくりと歩を進めて、
「ふぐっ!?」
 そのまま右腕でお嬢様の胸を、どすりと貫いていた。
 血塗れの腕がお嬢様の背中を突き破り、カーペットに赤異い染みがぴちゃぴちゃと飛んだ。
「あ、あ、あが、あ……」
 木乃香お嬢様はびくんびくんと痙攣しながら蒼白になり、やがて立ったまま動かなくなった。
 まるで殺虫剤をかけられたゴキブリのように、あっけない最後。
「き、貴様……」
 私の中では認識が追い付かない。木乃香お嬢様が討たれた。だが、先走ったのはお嬢様の方
で、殺される覚悟はできていたはず。そうなっても仕方ない。神鳴流同期の「あいつ」のように。
 私に残ったのは大きな喪失感だった。
 木乃香お嬢様が暴走して死亡し、護衛の私が敵の前で悠々と立っている。
 木乃香お嬢様と私が、いっしょに幸福な結末を迎えられると信じていたわけではない。関西呪術
協会のシンボル的な存在のお嬢様と、いち護衛の私では立場が違い過ぎる。
 しかし、もう少しだけ、マトモな別れを迎えたかった。
579魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:15:44 ID:h/CLQYvY
「お姫様が死んで、貴女はどうするつもりかしら? 可愛らしい小鳥さん?」
 千鶴が木乃香お嬢様の血を浴びた顔で、微笑を浮かべて言う。
 どうするか? だと。
 大きなものを失ってしまったが、私にはまだ剣がある。
「貴様を調伏する」
「そう」
 千鶴は私の心を見透かすような目で、にやりと微笑みながら言った。
「でも、それは、今から起こることを見てからでも遅くはない」
 そして千鶴はぶつぶつと呪文を唱え始める。聞いたことのない言語だった。
 異変が起こったのは木乃香お嬢様だった。まるでビデオの巻き戻し映像を見ているように、お嬢
様の傷がみるみる塞がり、破れた戦闘衣装も元に戻り、何事もなかったような姿になっていく。
「あ、あれ?」
 木乃香お嬢様は、自分がどうして生きているのか分からない、といった様子で、私を見る。
「私に組みこまれた、失われた時代の回復魔法、記憶を保存したまま対象の時間を戻す」
 千鶴はうっとりとした口調で、戸惑う木乃香お嬢様に優しく言った。

「死んだぐらいで逃げられるなんて、思わないことね」

 その意味を理解した木乃香お嬢様は、
 この世で一番の恐怖を、その顔に浮かべていた。
「せ、っちゃ」
 何かを言おうとした木乃香お嬢様は、突然出現した空間の裂け目に落ちて、そのまま消えた。西
洋の転移魔法だろうか。
「ビブリオブラックはこちらで預からせてもらうわ」
 千鶴はやはり微笑みながら、何事もなかったかのようにそう言って、一歩、一歩、こちらに迫ってくる。
 お嬢様を襲っていた男たちは、ぴくりとも動かなくなった。
580魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:17:00 ID:h/CLQYvY
「くっ―――」
 私はそれに合わせて、少しずつ後退する。
「どうしたのかしら、可愛らしい小鳥さん? 怖がることなんて何もないわ。さあ、早く私を調伏して
ちょうだい。もう怖くて怖くて心臓がどきどきしているんだから。どうしたのかしら?」
 三日月の口が歪む度に、周囲の空気が急激に重みを増している気がする。
 那波千鶴から放出されている妖気に、私が気圧され始めているのだ。
 私は背中の翼と、気で強化された足を同時に働かせ、一歩でトップスピードにまで加速する。
 半妖態時の私のスピードは人間時のおよそ5倍、神鳴流上位剣士にも匹敵する、私の最後の
切り札だった。
 空気抵抗と摩擦熱を護符と障壁ではね返す。
 剣には容量ギリギリの気が集中してして飽和状態になり、電気エネルギーに変わって空気中に
バチバチと放電されている。
「ふふふふ」
 怪物が嗤う。まるで格好の玩具を手に入れた子供のような、無邪気を冒涜した悪意の塊。
 その胸元の黒い本、奴の本体を私の剣で刺し貫くのだ。自分の身体を魔物を倒す銃弾と化し、 
このままスピードとパワーで敵の障壁を一点突破し、身体が壊れようが魔物を屠る。
 人間と妖怪のハーフの強さを見せてやる。
「奥義、雷鳴剣っ!」
 スパークする剣が酸素をオゾンに変え、近くの本を一気に発火させていく。
 噴き出した雷撃はフロア中を荒れ狂い照明を爆散させ、閃光が存在する全てを白く塗り潰した。
 両手が高熱で焼ける音と痛みが思考を掻き乱す。今の力量ではコントロール不可能な規模。
 しかし私は剣を離さない。負荷によって悲鳴を上げる肉体を無視し、高温高エネルギーの剣を敵
の急所に向けて、数ミリの狂いもなく突き刺し、そして貫く―――!。

 ばちっ!

581魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:18:15 ID:h/CLQYvY
「あら、残念ね」
 私の繰り出した剣の先は、魔物の本体の数センチ前でぴたりと止まってしまった。不可視の障壁
に護られた千鶴は余裕の笑みを崩さずに、私を見てにたりと顔を歪める。
「あと少しなのに……!」
 数センチの壁を突破しようと力を振り絞る私を見て、千鶴がすう、と目を細めた。
「あと少し? でも、この少しは、ずいぶん大きいわよ」
「くっ!」
 翼を動かして千鶴から離れる。体勢を立て直す必要があると判断した。
 その時、千鶴の背後の、人間の山の頂上で、一つの影が向くりと起き上がった。麻帆良学園の
制服を着た、胸にどす黒い染みを作った少女だ。私はその顔を知っている。
「うふ、可愛い小鳥さんの相手は、そうね、貴女にやってもらいましょうか」
 人山に立った少女が、にっこりと笑みを浮かべる。
「紹介するわ。私の可愛い子供―――」
 千鶴の横に降り立った少女は、自分の内臓を鷲掴みにするように、胸に手を当てた。
 その大きな胸の中から、ずずず、と、真っ黒な本が湧き出してくる。
「な、何?」
 胸から現れた本を愛しげに手に取った少女は、にっしっし、と悪戯小僧のように笑った。

「裕奈ちゃん、その小鳥を狩ってあげなさい」

「やっと出番だぁ――――――っ! 死にそ――――――っ!」
 明石さんが大声を上げて、全身でその喜びを表現した。それと同時に黒い本が光り輝いて、別
の形の物体に姿を変えていった。
 赤と青の大小無数の粒が螺旋状に絡み合う、奇怪なステッキ。
 それを手にした明石さんは、赤と青の螺旋の光に包まれた。
「うにゃ――――――ぁあ!」と、猫の声がした。
582魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:19:34 ID:h/CLQYvY
 現れたのは猫と人間が合体したような少女だった。外見は基本的に人間だが頭にはネコ耳、首
には鈴がついたチョーカーが巻かれている。身体は胸から下がふさふさした毛で覆われていて、
猫色と言うのが一番しっくりくる色だった。手には巨大な毛の手袋のようなものを嵌めていて、柔ら
かそうな肉球と、数センチメートルはありそうな爪がセットになっていた。
 認識阻害魔法でも発動しているのだろう。顔はそのものなのに、どうも明石さんだと思えない。
「ふにゃあああああ――――――っ!」
 ネコ化した明石さんは全身をストレッチするようにゴキゴキ動かし、思いっきり背伸びをした。猫
は背骨を伸ばすと死んでしまうと聞いたことがあったが、彼女はそういうわけではないらしい。
 剣を構え直した私に向けて、
「にゃっはぁ――――――っ!」
 だん、と、明石さんが跳ねた。
「な―――」
 時間にすれば数十分の一秒。超人的な動きで私の間合に滑り込んできた明石さんは、金色の
目で、顔に攻撃的な笑みを張り付けて、残像が消える間もなく、その鋭い爪を振り下ろしてきた。
 刀と爪が接触して、火花が散った。
「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ――――――っ!」
 裕奈さんは身体を独楽のように回転させながら、爪の連撃を浴びせてくる。
(は、はや―――)
 スピードについていけず、バランスを崩して倒れるように、明石さんの爪を避ける。
 しかし間に合わず、刀を握っていた指が数本、赤い液体を撒き散らして、くるくると宙を舞った。
 踏み止まった私は、指を一部失った手に喝を入れ、明石さんの胴を愛剣で両断する。
 真っ二つになった明石さんはぼやけて消失し、残像ではない本物の明石さんが、
「遅すぎぃ。そんなんで『黒の導』と戦おうなんて―――」
 私の背後から耳元でそう囁いて、硬い爪を私の両肩に食い込ませる。
 肩の骨が砕けた音が体内に響くと同時に、私は悲鳴を上げて剣を落としていた。
583魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:21:19 ID:h/CLQYvY
「100万年早い、みゃああ―――」
 明石さんはそのまま烏族の翼を、背中からぶちりと引き抜いた。血の翼を背中から噴きながら、
私の身体は反動でくるりと回転する。水芸のように赤い液体が飛び散った。
 返り血を浴びて顔を赤くした明石さんが、私の両翼を両手に持って、うっとりと嗤っていた。
 それも残像だった。彼女の笑みを見ていた私の胸板は、鋭い10本の爪に引き裂かれていた。
 気のガードも破られ、赤い液体が飛び散る。明石さんが絶叫して、破顔した。
「にゃあ―――お」と、猫が鳴いた。
 私は彼女の残像を追い続けていた。残像を見る私の腹部に、明石さんの右ストレートが叩き込
まれる。内臓が逆流する感覚がこみ上げてきて、口から血が噴き出した。身体をくの字に曲げて、
少しでも苦痛を和らげようとした。悲鳴も上げられなかった。
 明石さんが風のように襲ってくる。壊れていた右腕が切断されて飛んでいった。
 右足の太股が爪で抉り取られ、左足の膝が砕かれる。
 私はそのまま倒れた。
 視界の中を、明石さんがスローモーションのように動いている。
 そのとき、私はふと思った。
 もしかして木乃香お嬢様は、こうなることが最初から予想できていたのだろうか。
 頭に昇った血が減ったせいか、妙に頭が冴えていた。
 そうだ、最初から考えてみるのだ。
 木乃香お嬢様が結果を予想していたとして、その行動を。
 私が千鶴と戦おうとするのを止めて、一人で千鶴に挑んだ木乃香お嬢様。
 お嬢様は、私を戦わせないために、その行動をとった。
 結果は失敗。
 しかし私が捕縛結界に捕らわれ、千鶴がお嬢様に特別な感情を抱いているのを知った。
 そこでお嬢様は作戦を変更した。
 その感情を利用し、服従する演技をして、千鶴を騙まし討ちする作戦に。
584魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:23:59 ID:h/CLQYvY
 私は動けないので助けには行けない。だから、私を巻き込むのを防ぎたかったお嬢様も、躊躇う
ことなく私に助けを求め、その演技をより完璧に近づけた。
 しかし、それも失敗した。
 どうして? 力量の差は勿論だが、それだけなのか?
 『ちびせつな』で観察していた時、千鶴は人間の恐怖や絶望を食らうようなことを言っていた。
 もし、本当にあの魔物が恐怖や絶望を糧にするとして、そういう感情を知覚できるとしたら?
 それは、つまり人間の感情を読みとることができる、そんな能力があたとしたら―――。
 そんなことができるとしたら―――まず演技などは通用しない。
 千鶴は木乃香お嬢様の演技を最初から見破っていて、わざと気付いていないフリをしていた。
 絶望的な状況で恐怖と戦いながら、必死に足掻く木乃香お嬢様を見て、内心愉しんでいた。

 いや、別の可能性もある。最悪の可能性が。

 千鶴が話した、「ビブリオブラックを愛している」云々という話が嘘だったとしたら?
 本当はビブリオブラックが憎くて憎くて仕方がないのに、思ってもいないことを話したとしたら?
 飢えて死にかけた魚に、釣り針の付いた餌を与えるように。
 底無し沼で溺れる者に、陸と繋がらないロープを投げるように。
 戦闘で敗れて絶望していたビブリオブラック木乃香お嬢様に、上手く利用すれば活路を見出せる
と思い込ませるような、嘘の情報を与えて弄んでいたとしたら。
 じわじわと首を締めていくように、木乃香お嬢様の心を嬲っていたのだとしたら。微かな希望を信
じさせながら苦しめるだけ苦しめて、最後に希望そのものを否定するような―――。
 だから、つまり、お嬢様は………。
 ………お、じょう、さまは………。
 あ……あれ……?
585魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:24:56 ID:h/CLQYvY
 限界。
 意識が薄れて、思考能力が消えていく。
 結論も出せないまま、終わりがくる。
 明石さんが大きな口を開けて視界を埋める。牙が2本生えていた。
 そして、私の首にかぶりと噛み付いた。
 牙が首の中で動く感触だけが伝わってくる。
 程なくして、今までで最大級の赤い噴水が起きた。
「みゃああお―――」
 噴水が完全に止まった後で、赤い猫が可愛らしい声で鳴いた。
 それと同時に、私も終わった。















 ―――死んだぐらいで逃げられるなんて、思わないことね。

586魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:26:00 ID:h/CLQYvY
 私は何事も無かったかのように、剣を持って千鶴の前に立っていた。
「え? どうして……私は、死んだはず……」
 さっきの出来事は夢ではない。その証拠に、私の足下にはおびただしい量の血が撒き散らされ
ている。間違いなく、私はここで明石さんに敗北して殺されたのだ。まさか死んだことにすら気付い
ていない、ただの浮遊霊になってしまったのか? いや間違いなく生きている。それぐらい分かる。
 身体は完全に無傷だったが、何か魔法をかけられたのか、1ミリも動かすことはできなかった。
「そうか、さっきの木乃香お嬢様と同じように……」
「ふふふ、気分はどうかしら、小鳥さん?」
 千鶴の変わらない微笑が、底知れない圧力をかけてくる。
「うにゃ――――――ぁあん!」
 千鶴の横では明石さんがネコの姿で、爪でぽりぽりと頭を掻いていた。
 その背後には佐々木さんと和泉さん、そして他の学生や図書館島の職員が、マネキンのような
無表情な、同じ顔で並んで立っていた。木乃香お嬢様を襲っていた三人も、その中にいた。しかし、
他の人間と同じく無表情で、自由な意志や思考の一切は認められていないらしい。
「ふふふふ」千鶴が、傀儡化した人間の群れの前で嗤っている。
 フロアを埋め尽くしたその人数は200や300はありそうだった。身体が動かないので確認できな
いが、私の横や背後にも、同じような人間の大群で埋め尽くされているのだろう。
 山積みにされた人間全員。数からして、図書館島にいた人間のほぼ全員。
 独立して自由に動けるのは、ネコ化した明石さんだけらしい。
「どうかしら? 彼らは『器』。私の可愛い可愛い子供たち。私を護る騎士にして従者。太陽を受け
て輝く月のように、私の意志と力を受けて、人間の中に存在するの」
 千鶴が三日月の口でそう謳った。臣に命令を下す王のような威圧感が存在している、
「私を心に映し込んで、私の光で煌くのよ。私は本。しかし、人で、『系』を為すの」
 うっとりとしながら、己の兵隊を見渡す千鶴。横ではネコが可愛く鳴いていた。
587魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:27:16 ID:h/CLQYvY
 千鶴に憑いた魔物の正体は分からないが、この場にいる人間全てを操るだけの能力があるの
は確かなようだった。
 数百人の人間を操れる、それだけで十分に脅威だった。
 正真正銘の怪物がいた。
 あの「妖刀ひな」を超えるような脅威が、今、私の目の前で微笑を浮かべながら立っている。
「これだけの人間の恐怖と絶望を食べて、私はやっと元の姿に戻れたわ」
 明石裕奈の時と同じように、千鶴の黒い本が姿を変えていく。本だったものは、枯れ木で作られ
た醜悪な手が、巨大な赤い宝石を握り締めているような、不気味な魔法の杖になった。
 千鶴は黒い炎に包まれた。
 その中から出てきた千鶴は、夜を切り取ったような黒いドレスを纏っていた。手から足まですっぽ
りと、全身を覆い隠している。そのドレスにぷつぷつと白い模様が生まれて、コーヒーとミルクのよ
うにぐちゃぐちゃと混ざり始めた。
「な、何だ……その服、生きているのか?」
 ドレスの中で黒と白が溶け合い、どこまでも続く回廊の絵が無数に完成する。目が痛くなりそうな
奇怪な模様だった。様々なパターンで混ざり合う2色によって、果ての見えない曲路や直路が何十
にも重ねて描かれた。ドレスの表面が、まるで別世界の入り口になったような。
「『黒の導』、本気だにゃ――――――!」
 回廊模様のドレスの横で、ネコが元気に飛び跳ねた。
「………」
 私は手元の剣に小声で呪文を込めていた。千鶴の心臓に一直線に飛んでいくように。
 身体は動かせないが、口が動かせるなら気は使える。封じられてもいないようだ。
 殺せなくても、一矢は報いたい。
 よし、いけ!
 愛刀は狙い通りに、空気をひゅうん、と切り裂きながら、千鶴の心臓に向けて飛んだ。
 剣はドレスの回廊模様に触れて、そのままドレスの回廊模様の中に、ずぷりと入った。
588魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:28:34 ID:h/CLQYvY
 どこまでも続く回廊を、ドレスの模様と化した剣が飛んでいる。
 やがて剣は見えなくなり、遠隔操作が可能な範囲を越えたのか、知覚できなくなった。
「………そ、そんな」
 ドレスの向こうの世界に、剣が消えた。
「驚いたかしら。私を創った魔法使いの理論では、この星をすっぽり数十個入れてもまだ余裕があ
るらしいわ。ドレスの形をしたこの空間は、『黒の導』の周りに、世界から独立して存在しているの」
 言われている意味を、すぐに理解できなかった。
 千鶴は鎧の代わりに、地球数十個に匹敵する空間を纏っている―――のか?
「如何なる殲滅魔法も古代魔法も、この空間は突破できない。質量も、厚さすらも存在しないこの
ドレスが私の絶対防御。500年前を思い出すわ。絶対零度や溶岩の洪水、巨大な隕石、重力の
渦―――殲滅魔法を連発していた魔法使いたちが、無傷の私を見て逃げ出す無様な姿を。なぜ
勝てないのが分からなかったのかしら。この空間を破るには、この星を数十個破壊する力が必要。
そして、その魔法を私にぶつければ、この星が先に滅ぶから使えない。だから勝てない」
「………」
 どうしようもない。
 レベルが違い過ぎて何もできない。
「そうね、ビブリオンでもない限り―――小鳥ちゃんは、私に触れることもできないわ」
 顔まで回廊模様に覆われた千鶴は、黒と白の異空間の塊と化して歩いていた。
  唯一独立している魔法の杖は、ドレスの裏に消えていった。おそらく、あれが絶対防御空間の鍵。
それを空間防御の内側に置けば、完全にこちら側から千鶴は隔離される。
 千鶴の言う事が正しければ、古代の殲滅魔法を何十発撃ち込んでも、びくともしないだろう。
 私は震えて、泣きそうになっていた。
 圧倒的な存在に踏み潰された気分。
589魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:29:52 ID:h/CLQYvY
 こんなのが相手じゃあ、木乃香お嬢様だって、どう転んでも守れなかっただろう。
 大量の兵隊と、強力な従者と、古代魔法と、絶対空間防御。
 こんな訳の分からない怪物を相手に何ができる?
 この、確か『黒の導』とか言ったか、そいつと、その『系』―――。
 私の脳裏には、麻帆良学園都市、いや、世界の滅亡すら想像できた。

「これからも、たっぷりと可愛がってあげるわ。小鳥ちゃん。死んだら生き返らせてあげるからね」

 平面空間がぐにゃりと歪んで、嗤う口を表現していた。
「ひ、ひいい!」
 恐怖の声を上げた私の身体を、『器』と呼ばれた男女数人が軽々と運び始めた。
 運ばれていく先には、木乃香お嬢様が連れ去られたのと同じ、転移魔法の黒い空間の裂け目。
「や、止めろ! 離せ! 離せえぇっ! だ、誰か―――誰か、助けてっ!」
 死んでも終わらない拷問を連想した私は、その先に待つ地獄を思い、泣き叫んでいた。
「どこに連れていく気だっ! 止めて、止めてっ! い、いっそのこと殺せ―――っ!」
 くすくすくす、と嗤う声が聞こえる。
「やっぱり、私の目に狂いは無かったわ。貴女の恐怖は極上品、美味しいわ」
「いやああああっ!」
 身体が空間の割れ目に―――どこか別の場所に引きずり込まれていく。

≪く、『黒の導』!≫

 どこかで聞いたような声が、フロアに響いた。
「あら、どうしたの夏美ちゃん」

≪変な、ひらひらした格好をした連中が、いきなり出てきて―――≫

 異空間化した千鶴の横で、ネコが大きな声で唸った。
590魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 00:32:05 ID:h/CLQYvY
「ビブリオブラックが現れた時点で予想していたけど、やはり現れたわね。私たちの天敵、魔法少
女ビブリオン―――殺しても殺してもうじゃうじゃと増える、正義を名乗る少女戦士たち」
 とても愉しそうに千鶴は嗤い、
「懐かしく、忌まわしい」
 そして宣戦布告した。

「さて、『セント・ビブリオ』への挨拶代わりに、軽く皆殺しにしておきましょうか」

 その一言で、数百人の『系』が一斉に動き出した。
 その瞬間に私は空間の割れ目に引きずり込まれて、視界が真っ暗になった。
 2冊の魔法の本と、それに適合した者たちの戦争が、500年ぶりに再開されたことなど、この時の
私には分かるはずもなかった。


 ……………………………………
 ………………………






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
木乃香と刹那は、図書館島の話の後で
ではまた
591名無しさん@ピンキー:04/10/07 00:42:55 ID:lgJiu44y
( ・Д・)いってよち
592名無しさん@ピンキー:04/10/07 00:54:32 ID:+8ufMp+U
______   _      _| ̄|_  _         _
|____   |   |  | 口口  |_  _|  \\       | |  __     __ __
     / /   |  |        | |  _   ̄ ___  | |  |__|  _| |_| |_
    / /    |  |   _    | |  _| |_  |___| | |        |_  _  _\
    | |      |  \_/ /   / / /。 _|        | |  ___    .| |.|__|/ /
    \\     \   /     ̄  \/           | | |___|    |__|   ̄
       ̄       ̄ ̄                      ̄
593名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:02:40 ID:31z5itC7
頼む。いくら冒頭に無視してくれと書かれても、
ここはグロパロスレッドではない。
594名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:38:44 ID:9nyLJrqs
俺はこういうのも大好き(単に雑食性)なんだけど、
やっぱり駄目な人かなり居るみたいだね。
グロが多量に混ざってる場合は専用スレにうpして、
リンクだけこっちに張るってんじゃ駄目なの?
そこんとこどうよ?座薬氏
595名無しさん@ピンキー:04/10/07 01:42:43 ID:JV819V6+
今さら座薬が空気読むはずもなく
596座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 01:46:38 ID:h/CLQYvY
>>594
冒頭の注意書き&NGワード用のエロパロ専用コテで、対策は十分と考えています
597名無しさん@ピンキー:04/10/07 02:47:03 ID:LGVXUWaf
1スレッド500KBのうちの200KBとかを、
一人の作家が、原作に対して誠実とは言いがたい文章で、
占有することについて問題は感じませんか?

598名無しさん@ピンキー:04/10/07 03:02:54 ID:gBvrzDFG
>>593
単純に気になるんだけど、一つ質問していいですか?
なんでNGワード使わないのでしょうか?
気に障ったら申し訳ないけど、前からすごく気になっていたので、この際聞いておきたいのです。

>>594
ここはネギまのエロパロスレなんだから、ルール上ネギまのエロ小説なら何書いてもいいと思います。
そういうのが駄目な方はそもそも、エロパロスレそのものに不向きでしょう。
そういう小説もあるだろうことは当然予想されますし、にもかかわらず来たならばそれこそ自己責任の範疇なわけで。
例えば私はフェラが嫌いなわけですけど、今までそれをここで主張したことは一度もありません。

>>596
私はこのスレの別の作者さんの信者なので、あなたの作品そのものについては擁護いたしませんが、
あなたがここで書く権利の正当性については、絶対的に擁護させていただきます。
599名無しさん@ピンキー:04/10/07 03:07:08 ID:gBvrzDFG
>>597
いい加減ウザイんで、粘着する人はコテハン名乗ってもらえませんか?
NGワードに入れたいので。
私は、小説を読みに来たのであって、酒のつまみにもならないコテハン叩きを見に来たわけではないので。
600名無しさん@ピンキー:04/10/07 03:27:51 ID:PyoC9rV4
>座薬氏
乙。

せっちゃんがこのかの考えに気が付いたのは座薬氏の慈悲と考えておきますです。
ねこみみゆ−なは最近流行?のアレですかね?
・・・でもエロは?
601名無しさん@ピンキー:04/10/07 03:58:41 ID:jxH61FB3
>>598
座薬さん、きちんとコテは出しましょうね。
602名無しさん@ピンキー:04/10/07 09:45:45 ID:GeuuRSH7
>>601
くどい、しつこい、うっとうしい。
荒らしなら他所でやってくれ
603名無しさん@ピンキー:04/10/07 10:24:16 ID:eF6Q2qzK
座薬氏はすでに悟りの領域にいるようで、
名無しが叩くだけならまだしも作品が好きな名無しが褒めてもスルーだし
最近は他の職人のこと(感想)も言わなくなった。(フレンドリーでなくなった。)
俺らも読むだけ読んで、もうなにも言わないのがいい。
604名無しさん@ピンキー:04/10/07 10:44:49 ID:GeuuRSH7
>>603
>名無しが褒めてもスルーだし

漏れも座薬を褒めてた人間の一人だが、その点について気になったことはないな。
座薬みたいな長期連載の場合、毎回毎回全レスしてくれても無駄があるし、こっちも尻込みしてしまうよ。
むしろ連載終了後にまとめてマターリ語りたいという感じ。
読み切り一発勝負の作家ならさすがに全レス(荒らし除く)すべきだと思うが

しかし漏れらがレスしなきゃしないでアンチが活気づきそうで、それも嫌だな
605名無しさん@ピンキー:04/10/07 10:52:05 ID:sr1eDbNU
次はこのせつの続きを↓
606名無しさん@ピンキー:04/10/07 11:44:00 ID:DtVWKkWa
座薬さん、自分のサイト作ってそっちでやったら?と言う気もする。
そういえば、過去スレで原作を一話ずつエロパロ化していた人は
自分のサイトでやるようになったはずだが
607名無しさん@ピンキー:04/10/07 12:17:12 ID:GeuuRSH7
>>606
座薬叩きしてる連中こそ自分のサイト作ってそっちでやって欲しいと思うわけだが
608名無しさん@ピンキー:04/10/07 12:53:41 ID:GeuuRSH7
お前らの為に、便利なスレを立ててきましたよ。

ネギまスレ職人叩き専用スレ
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1097120817/
609座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/07 23:39:50 ID:yKOldp3z
>>597
バイト数はペースの問題やね
SS製作はマイペースでやるのが一番
内容は作風だと言うしかない
まあ、まだ何かあるなら>>608のスレにでも書いて


*― ―)ちなみに感想レスはとてもエネルギーになっています
もう一レスで24時間戦えるぐらい
読んでくれている人には、SS書いてる時も考えている時もずっと感謝してます


PS.ビブリオン、次は亜子たん主役の話になる予定です
ではまた
610名無しさん@ピンキー:04/10/07 23:55:42 ID:/UJ161QY
読者にはこんなSSはいやだから書くなと言う権利はない。それは分かっている。
それでも俺はネギ以外の男がエロにからむネギまSSを拒絶(無視)し続けるだろう。
611追加:04/10/07 23:59:27 ID:/UJ161QY
いやなSSは読まない。ただそれだけのことだ。


うっかり書き込みボタン押しちまったorz
612名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:09:03 ID:4dkMRsP8
千雨のSS コメントくださった方、遅ればせながらありがとうございました。

 “シークレット”

“チュッ チュッ“
 この音は実際には、見下ろす少女達の耳に、空気の振動として聞こえているわけではない。
 男と女の唇が触れるたびに、少女達の頭の中に響くのである。
 いや、それどころか少女達には、二人の考えている事まで丸わかりだ。
 (ああ……彼女が欲しい……)
 男の方がそんな事を思いながら女の、あまり大きくない胸へと手を伸ばす。
 (ああ……いゃん、ネガ先生が私の……私のオッパイに……)
 女も満更ではなさそうだ。どうでもいいが、一応この二人は、生徒と教師という『設定』らしい。
「いいですか……オッパイ触っても……のどえさ……」
“パタンッ……”
 世界は闇に閉ざされた。
613名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:10:26 ID:4dkMRsP8
「ああ!? そっからが面白いのに、なんでヤメチャうのさ ゆえゆえ!!」
 それこそ効果音が鳴りそうなくらいに頬を膨らませると、『早乙女 ハルナ』は彼女より頭二つは低い読者に文句を言う。
「……あんなアホなマンガの展開くらい読めます」
 いつもの冷ややかな声で、『綾瀬 夕映』は友人の作品をバッサリとダメ出した。その目は醒めている。
 その隣りで、口元に小さな拳を当てながら“あわあわ”赤い顔で言っている『宮崎 のどか』とは対照的だ。
 ただよく観察すれば、表情こそ変わってないが、夕映の方も目元がうっすらと赤く染まっている。
 それに気づいているのかいないのか、文句を言いながらもハルナの口元はニヤニヤしていた。
「どのへんがおかしかったでしょうか、夕映先生」
「まずこの二人のセリフです あまりにも直球すぎます」
 ここでムキになれば、ハルナを調子づかせるのはわかっているので、夕映は努めて冷静に問題点を指摘していく。
 ニヤケていたハルナも、いちいちもっともな夕映のツッコミに難しい顔でなにも言い返せなくなる。
 夕映は心中『勝った』と思った。
「…………最後にこの……」
「まだあんの〜〜?」
「特定の人物を想起させるキャラの名前をなんとかして下さい」
「名前?」
 誰がどう考えても、このマンガのキャラクターはある二人を連想させる。
 ニヤケた顔をズイッと寄せてハルナがその、想起してしまう人物に迫った。まだなにも言ってないのに、のどかは耳まで真っ赤だ。
「え〜〜 のどかは誰を連想しちゃうの〜〜 おせぇ〜〜て」
“パアンッ”
「ってぇ」
「そういうのをセクハラと言うです……」
 どこからか取り出したスリッパでハルナの後頭部を叩くと、夕映はセリフの残りは口の中、小声でボッソリと言う。
「……でものどかには、もう少し積極的になってもらいたいです……そうじゃないと……困ります……」
614名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:11:49 ID:4dkMRsP8
 下校時間もとうに過ぎた校舎内を、夕映はその小さな身体に相応しい歩幅でパタパタと一人急いでいた。
 彼女は一つの事に集中し出すと周りが見えなくなる性質なのか、『エメラルド・タブレット改訂版』などという怪しげな本を
読みふけっているうちに、気づいたらポツンと一人取り残されていたのである。
 隣りに居たはずののどかも『ゆえゆえへ 邪魔しちゃ悪いから先帰るね』可愛いメモ用紙に化けていた。
 (……ふむ……パルのアホなマンガならここで……)
 廊下の角を曲がろうとしたとき、ふっと友人のマンガを思い出す。ハルナのマンガの作風はお約束をこよなく愛していた。
 このシーンが彼女のマンガなら『角を曲がるとネギとぶつかる』といったところか?
 (……やっぱりパルはもう少しアイディアを捻るべきです)
 もはや読者を飛び越えて、編集長になったような気分で夕映が角を曲がると、
「!?」
 二人の目が大きく見開かれた。お約束は捻りがないのと同時に、王道でもある。
“ドンッ バサ〜〜ッ”
 ご丁寧にもぶつかった相手がが抱えていた本や書類の束が、盛大に二人の頭上を舞い上がった。
「イッタタタ……」
 腰をさすりながら、しかめ面で起き上がれない夕映の目の前に、
「すいません夕映さん、だいじょうぶですか?」
 すっと出される、これまた夕映にも負けない小っこい手の持ち主は、もちろんネギである。
 さすが紳士の国出身。自分も痛いだろうに、レディファーストが子供であっても自然に出来るのは感心する。
 ただ視線は夕映にではなく、なぜかあらぬ方向を向いていた。顔も心なし赤いような?
 (……このお約束の展開なら)
 夕映はハッとなる。パンツ丸見えの大股開きの状態だった。
 よく見れば、ネギも努力はしているんだろうが、なにしろこちらもお年頃である。チラチラと視線がいってしまうのは仕方がない。
615名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:13:17 ID:4dkMRsP8
「だ、だいじょうぶです」
 慌てて足を閉じると、夕映は立ち上がった。そこで気づく。
「あ!?」
 他意はないのだが、無視された形になったネギの手が“どうしよう?”といった感じで二、三秒空中を静止していた。
「そうですか、怪我がなくてよかったです」
 そんなことを気にする様子も見せず、ネギは笑顔で手を引っ込める。
 ただその笑顔を見て、夕映はなにかすごく悪い事をしたような気持ちになり顔をうつむかせた。
「あ、書類拾いますです」
 足元にはネギの荷物が派手に散らばったままである。しゃがみ込むと夕映は書類や本をせっせかと集め始めた。
「い、いいですよ、夕映さん!?」
「あ!?」
 この行動に今度はネギは慌てるが、少しアクションを起こすのが遅かった。これもお約束の魔力なのか……
「あの、それはその」
「……恥ずかしがることはないですよ」
 しっかりと夕映の手元には、ネギが、というよりも思春期の男の子が、女の子には見られたくないものがある。
「こういったものに興味を持つという事は、ネギ先生が正常な成長をしている証明で、これは望ましい思春期のあるべき……」
 夕映も混乱しているのか、言ってる事がよくわからない。ありていに、わかりやすく言えばズバリ『エロ本』だ。
 事情がわかってから床に散らばる本を見ると、『ウォーリーを探せ』のようにチラホラと参考書にエロ本が紛れているのがわかる。
 (まぁ……ネギ先生も男性ですからね……まったく興味がなくては……………のどかが困ります)
 心の奥にある想いが浮かび上がりそうになるのをムリヤリ押さえ込むと、夕映はポンッとネギの胸元にエロ本を手渡した。
「これは……二人だけの秘密という事にするです」
 言った後で『お約束も悪くはない』などとチラリと思ってしまった自分に、夕映は少し自己嫌悪になったりする。
 (ごめんなさい……のどか)
616名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:14:45 ID:4dkMRsP8
「ありがとうございます」
 そんな友情に篤い少女の気持ちを揺らめかせているなど露知らず、外人らしく自然に手を取ると、満面の笑顔で迫って礼を言う。
 夕映の心臓がドキリッと高鳴った。
「そ、それでは早く集めてしまいますです」
 夕映はいくぶん上ずった声でネギの手を振り払うと急いで距離を取る。恋愛経験のない彼女でも気づく。この空気はマズいと。
「そうですね、よろしくお願いします」
 ネギに気を悪くした様子がないのにホッとした……のもつかの間、
“コツン・コツン・コツン・コツン・コツン………”
 誰かの足音を捕らえた。
「ネギ先生!?」
「わかってます、これで全部です」
 素早い。ちょっと夕映が背後の音に気を取られた間に、ネギは散乱していたエロ本や書類をその小さな身体で抱え込んでいた。
 (これも魔法なんでしょうか?)
 夕映は思ったが、その疑問に答えてやる余裕はネギにはなさそうである。
617名無しさん@ピンキー:04/10/08 00:15:45 ID:4dkMRsP8
「そこの教室に隠れましょう 開けてください」
「は、はいです」
 手近な教室の扉を開けると飛び込む。すぐに閉めると、二人は寄り添うように扉にもたれ掛かった。
 (考えてみると、私まで隠れる必要はないですよね)
 夕映はそう思ったが、暗がりの中、月明かりに照らされるネギの顔が息が掛かりそうなほど……唇を奪われそうなほど近くに感じて
(ごめんなさい……もう少しだけ)
 心の中で親友に謝る。この夜は……なんだか長くなりそうな予感がした。


とりあえずここまで。
前フリが長くなっちゃいましたが、次はエロ入れます。
618名無しさん@ピンキー:04/10/08 13:34:18 ID:2r8r8dCq
またゆえか・・・。
ここでは飽きるほど見る転回でも、
同人誌ではこういう話ってあんまないよね。あってものどかのオマケ
か小水ネタばっか。
619名無しさん@ピンキー:04/10/08 13:49:08 ID:KYLS9j/V
>>571-574の続き
―――
のどかがネギの名を口にした途端、男は怒り狂ってのどかを殴りつけた。痛みというより衝撃に、のどか
は呆然となった。
「あ…」
のどかの鼻から血が垂れた。男は再び拳を振り上げた。のどかは恐怖に身をすくめた。構わず男はのどか
に拳を振り下ろす。3度、4度。頬が腫れ、唇が切れた。
「僕のっ、前でっ、他のっ、男のっ」
男が手を止める。運動不足のせいか、肩で息をしていた。
「…名前を、二度と口にするなっ」
「ご…ごめんなさひ…」
訳も分からず、のどかは謝罪の言葉を口にした。逆らえば殺される。死の恐怖がのどかを従順にさせた。
「そうだ、分かればいいんだ。……?」
怒りが収まった男は、無残なのどかの顔を見ると、急にすまなさそうな顔をしてのどかに擦り寄った。の
どかの頬を撫でつつ男が言う。
「ああ、ごめんよのどかちゃん、こんなひどい事をして。でもね、分かって欲しいんだ。これは、僕が本
当にのどかちゃんを愛しているからなんだ」
「はい…」
「分かってくれるんだね!嬉しいなぁ」
「…」
のどかは虚ろな目をして頷いた。もし逆らえば、今度は殺されるかもしれない。
「ねぇのどかちゃん、僕の事好きかい?」
「…………はい」
「ああ、イイ!イイよ!のどかちゃん、僕の事を愛してると言ってくれよ」
「…私は、あなたを……」
「ちょっと待って、のどかちゃん。僕の事は…うーん、ご主人様と呼んで頂戴」
「私は、ご主人様を…………あ…」
唐突にネギの顔が浮かび、のどかは声を詰まらせた。
620名無しさん@ピンキー:04/10/08 13:50:01 ID:KYLS9j/V
「おや?どうしたの、のどかちゃん?」
その言葉を言ったらもう、ネギと会うことが出来なくなる気がした。でも。
「……あ…あい……して…います…」
「ああ、嬉しいよのどかちゃん!僕ものどかちゃんを愛しているよ」
男がのどかにキスをした。のどかは心の中でネギの名を呟いた。ネギの姿がすぅっと遠くに離れていく気
がして、のどかの目から大粒の涙がこぼれた。
―――
暗くなるまで夕映とハルナはその場で待っていたが、結局、のどかは現れなかった。もしかすると寮に戻
っているかとも思ったが、当然のどかは帰っていない。少なくともこの時点で警察なり何なりに知らせる
べきだったが、2人はそれをしなかった。
「大丈夫、きっと無事に決まっています。私はのどかを信じているです」
「どうせすぐに帰ってくるでしょ。あんまり大事にすると、きっとのどかが困るだろうしね」
口ではそう言う2人だが、本当はそうではなかった。それは言い訳に過ぎなかった。実際は、嫌な事から
目を逸らしているだけの事だった。のどかに何かあったなどと、口に出すのも考えるのも嫌なのだ。だか
ら、2人はのどかの事を信じるフリをし続けた。この判断を、結局2人は一生後悔し続ける事になる。
―――
服を脱いだ男は、ますます醜悪な容姿をしていた。ぶよぶよの手足、毛むくじゃらで脂肪が醜く垂れ下が
った胴体、そして赤黒くいきり立った巨大な肉棒。男は自分の肉体のうち、この部分だけは誇りにしてい
るようだった。
「どうだい、のどかちゃん?立派だろう?」
「う…は、はいー」
他の男のものなど見たことないので、比較のしようがないのどかであったが、少なくともあんな巨大なも
のが自分の中に入るなど、想像もつかなかった。
「いきなりじゃ無理だと思うから、よーく準備しないとね」
男はのどかの両脚を大きく開かせると、その中心に中指を突きたてた。
「ひぎっ」
異物感にのどかが悲鳴を上げる。第一関節まで埋没したところで抵抗があり、指が止まった。
「おや?のどかちゃんはオナニーの経験も無いのかな?貞淑な子は大好きだよ」
男が指を前後にこね回すたび、のどかの口から吐息が漏れる。気持ち良くなど無い、苦痛なだけだった。
621名無しさん@ピンキー:04/10/08 13:50:39 ID:KYLS9j/V
「うわぁ、のどかちゃん、感度良いんだねぇ。それとも僕が上手なのかな」
勘違いした男が興奮して指をくちゃくちゃと動かし続ける。のどかはぐっと拳を握り締めてこらえた。男
が新たな動きを加える。親指でのどかの肉芽を乱暴に撫で始めた。
「い゙っ」
「のどかちゃん、気持ちいいかい?」
「は…はい、気持ち…いいですー」
苦痛をこらえ、のどかは嘘をついた。男の機嫌を損ねるわけにはいかない。男はのどかの答えにますます
興奮した。
「ああっ、もう我慢の限界だ。そろそろ準備はいいよね」
男は指を抜き、代わりに赤黒い肉棒をのどかの秘所にあてがった。
「さあのどかちゃん、言ってごらん。君のオマ○コに僕のチ○ポを入れてくださいって」
「は、はいー。私の…オ…オマ○コに、ご主人様の……チ、チ○ポを…い、入れてくださいー」
「わかったよ、のどかちゃん。君のお願いなら仕方ないよね」
男は腰を突き出した。
「ひぎいっ」
亀頭の部分が入っただけで侵入が止まった。硬い壁に阻まれたかのようだった。のどかが今までとは比較
にならない苦痛にうめく。
「ぎいい…」
「くっ、このっ、くそっ」
「ぎいっ、ひっ、い゙っ」
何度も腰を突くが、のどかが悲鳴をあげるばかりで一向に先に進まない。そこで男は一旦腰を浅く引くと、
今度は体重をかけて、のどかに覆いかぶさるようにして突いた。
「ひぎいいいいああああああーーーっ!」
今度はうまくいった。体重をかけた巨大な肉棒が、のどかの奥まで突き当たった。長大な肉棒は先端がの
どかの膣を越え子宮口まで突き当たっていた。のどかは苦痛と衝撃で、半ば意識を失い口をぱくぱくさせ
た。
「うああう……」
「ああ、感激だなぁ。今、のどかちゃんと僕はひとつになったんだ。ほら、のどかちゃんも見てごらん、
僕たちが繋がっているところを」
そう言って男はのどかの頭を抱え、無理やり体を起こさせた。
622名無しさん@ピンキー:04/10/08 13:53:43 ID:KYLS9j/V
「うあ?……あ、いやあああああーーーっ」
男が腰をずらすと、肉棒が鮮血で染まっていた。
「あ、やっぱりのどかちゃん処女だったんだね。僕のために純潔を守ってくれてたんだ。それでこそ僕の
のどかちゃんだ」
涙を流し激しく首を横に振るのどか。しかしもう失ったものは帰ってこないのだ。
「痛いのかい?大丈夫、それは初めのうちだけさ。すぐに良くなるよ」
男が腰を振り始めた。痛みで何度も意識が遠のき、その度痛みで意識を取り戻す。無限にも思える地獄が
のどかを責め続けた。
「そろそろ出すよ…うっ」
「はううーーーっ!」
のどかは子宮に熱いものが流れ込んでくるのを感じ、それと同時に意識を失った。
「良かったよ…最高だよ、のどかちゃん」
男はのどかに軽く口づけをし、体を起こした。血に濡れたのどかの秘所は一時的に収縮力を失い、だらり
と口を開けていた。やがて、ごぽっという音とともに、白濁した液体が流れだした。
―――
「あれ、今日はのどかさんは休みですか?」
「あ、はい、今日はのどかは風邪をひいたので」
「えっ!そうですか、それは大変ですね。放課後お見舞いに行ってもいいですか?」
ネギがそう言うと、同時にクラス中が私も見舞いに行きたいと騒ぎ出した。
「あ、その…先生、実はのどかはおたふく風邪で、先生には見られたくないと、感染るといけないですし
その、皆さんも遠慮していただけると…」
「そ、そうですか…」
ハルナが夕映にこっそり声をかける。
(ちょっとどーすんの夕映、そんなウソついて)
(いやその、ついとっさに)
夕映も自分がどうしてこんな事を言ってしまったのか、自分ではのどかをかばったつもりだったが本当の
ところはよくわかっていなかった。ひとつだけ明らかなのは、これでますます本当のことを言い出しづら
くなったということだった。


まだ続くかも。>>575ありがとう。レスあると励みになります。
623名無しさん@ピンキー:04/10/08 16:28:40 ID:sEAmd6p2
(゚∀゚)イイヨイイヨー
624名無しさん@ピンキー:04/10/09 21:11:57 ID:mtJaQ53c
>>518すいません、最近読み始めたので萌えのサイクルがズレてるみたいで、なるべくカブらないキャラ選択をしたいとは思います。

>>617の続き

“コツン・コツン・コツン・コツン・コツン………”
じっと息を殺しながら足音の主が去るのを待ってると、
「クスッ……」
 イタズラが巧くいった子供のようにネギが小さく笑う。その笑顔は年相応にあどけなく幼い。
「なんだかドキドキしますね」
 囁くようにそう言うネギに、夕映はまったく同感だった。もっとも、その理由はイタズラ少年とはかなり違う。
 誰もいない密室で、心憎からず想ってる相手と二人っきり……それも肩を寄せ合ってだ。
 これでなにも感じなければ、夕映は精神的不感症という事になってしまう。
 それこそネギに言ったセリフではないが、ここでドキドキしてしまうのは思春期のあるべき正しい反応だ。だからそれはいい。
 それをネギに悟られなければ無問題だ。
「ほら、ボクこんなに……」
 夕映の手を取ると、ネギはまだまだ薄い胸板に宛がい手を重ねる。
「ドキドキしてるんです……わかりますか?」
「は、はいです」
 ワイシャツを通して感じるネギの心臓の鼓動。夕映はそれだけで、いつものポーカーフェイスを放棄させられた。
 顔にカァ――ッと血が上るのが自分でもよくわかる。
 (心音は母親の胎内に還れる落ち着く音と聞きましたが……あれはウソです)
 さっきからドキドキしていた夕映の心臓の音が、ネギの心音を感じてどんどんボルテージを上げていく。
625名無しさん@ピンキー:04/10/09 21:13:00 ID:mtJaQ53c
「夕映さんはどうですか?」
「え?」
「ドキドキしてます?」
 ネギの視線は、まだ小さく発展途上〔おそらく〕な夕映のふくらみを見ていた。
「あ!?」
 それに気づいて夕映はキッと睨みつけるが、目が合うとすぐに顔をうつむかせる。
 修学旅行のときから、夕映の心中を散々掻き回してくれているネギの“男性の瞳”を見て、なにも言えなくなってしまった。
「だいじょうぶですよ、これでも一応紳士のつもりですから、女性の胸に断りもなく触ったりはしませんよ」
 これ以上はないと思っていた夕映の頬が増々赤くなる。強引に自分の胸に触れてくると、勝手に解釈してしまったようだ。
 (アホですか私は、ネギ先生はフェミニストじゃないですか)
 女性に対してスマートじゃない方法、力ずくというのはありえない。
「でも、夕映さんのドキドキは感じたいから……こうします」
 ネギは胸に当てられていた夕映の手をそっと離すと、自分の方に引き寄せて、強く優しく抱きしめた。
 これだけ密着していれば、夕映のささやかな胸のふくらみでも、充分ネギに女性らしい柔らかさを伝えながら二人の間でつぶれる。
「ちょッ なにを、ネギ先生!!」
「しぃ〜〜 声が大きいですよ夕映さん」
 言われて夕映は慌てて廊下にいるだろう足音の主の気配を窺うが、
「そっちはとっくにいなくなってますよ、そう言う事じゃなくて……」
 夕映の頼りない身体に廻した両腕にキュッと力を込めると、ネギはさらに密着度を深める。
「聴こえる…… 夕映さんの音、ボクといっしょですね……ドキドキしてる」
 ネギの言っている事は絶対間違っていると夕映は思った。
 いっしょではない。ネギの心音を感じるたびに、背中を赤ん坊をあやすときのように撫でられるたびに、ドキドキが速く大きくなる。
 ほっぺたもピタリとくっつけられて、夕映は石化したように動けなくなってしまう。
 それにこうして身体を密着させるまで気づかなかったが、微かにする“男の匂い”とでも言うのだろうか?それが夕映の身体を
何重にも魔法のように縛り、自由を奪っていた。この魔法は……簡単には解けそうもない。
626名無しさん@ピンキー:04/10/09 21:14:11 ID:mtJaQ53c
「夕映さんは……」
「んぅッ」
 夕映の肌が粟立つ。耳に息を吹きかけるように囁いてくるネギの声。背筋にゾクリとしものが走り、夕映は可愛らしく首をひねる。
 それをネギは横目で見ながら、背中を這い回らせているのとは逆の手を、夕映のお嬢さん座りしている膝に置いた。
「誰か……いま好きな人がいますか?」
 いつも掛けている心の鍵が、この特殊な状況で緩んでしまったのか、夕映は思い浮かべてしまう。
 でも、ここで頷くわけにはいかない。心の鏡には親友も映っているのだから。夕映は小さく首を横に振った。
「それじゃあ……」
 ネギはほっぺたを離して、真正面から夕映の瞳を見る。
「う、ううッ……」
 夕映の心は盛んに『キケンです』と警報を鳴らしているのだが、瞳は魅入られたように逸らす事が出来ない。
「立候補してもいいですよね」
 口元は笑っているが、その目は獲物を狙ってるかのように真剣だ。
「ア、アナタはのどかの気持ちを知っていながら!」
「ズルいですよ、そういうの……ボクが知りたいのは夕映さんの気持ちなんです」
 ゆっくりとネギが顔を近づけてくる。
 なにをネギがしようとしているのか、なにを自分がされようとしているのかは、恋愛にはとんと疎い夕映にでも容易にわかった。
627名無しさん@ピンキー:04/10/09 21:15:12 ID:mtJaQ53c
「拒否するなら……してください まだ止まれますから」
 ネギの口唇がわずかに開き、そこから紅い舌がチロリと覗いている。
「だ……ンッ!!」
 言葉を最後まで紡ぐ前に、夕映の唇にネギの唇が押し当てられた。
「んン…………んむッ!!」
 ぶるぶると身体が震える。突き放そうとして出された夕映の手は、震えながらネギのシャツを握っていた。


とりあえずここまで。
前回が鬼畜ぽいというコメントがあったので、今回はなるだけソフトにと思ってるんですけど、なんかネギがホストみたいですかね?
628名無しさん@ピンキー:04/10/09 21:18:22 ID:mtJaQ53c
518さんではなく >>618さんでした申し訳ない。
629名無しさん@ピンキー:04/10/09 23:18:06 ID:OLhNm/A7
>>627
どんどん書いてくれ。
ネギ以外の男がエロにからまなければ多少のことは大目に見る。
630名無しさん@ピンキー:04/10/09 23:22:57 ID:t1FaP3//
>>627
>前回が鬼畜ぽいというコメントがあったので、今回はなるだけソフトにと思ってるんですけど

エロパロで鬼畜っぽいって言われるのは普通褒め言葉だと思うけど。
631座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:00:07 ID:8TuhLZUE
今回は話の前振りです
鬼畜は次回から
632魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:01:38 ID:8TuhLZUE



                         X



 それは大した意味の無いことだが、出来事が起こった順に並べた時には、第8フロアに夏美が
現れてから、第15フロアに千鶴が現れるまで、図書館島地上図書館総合窓口で起きた出来事だ
った。
「今日も学生どもがうじゃうじゃ来やがりますね木村さん」
「我々は暇だがな佐藤くん」
 気だるそうにカウンターに肘を付いている女性、佐藤職員の横で、男性、木村職員はちらりとも
佐藤職員を見ずに、読んでいる本のページをめくった。
 貸出や返却などの作業は既に機械化されており、カードを指し込んで、本に付いているマークを
読み取らせるだけで完了し、後はずらずらとレシートが出てくる。そんなマシンが5台。
「後の掃除や本の整理、本棚戻しも、もう魔法でやっちゃったら楽なのに」佐藤職員が言う。
「そう思うが近衛理事が許可しない。あの爺さんは意外と頑固だ」木村職員がページをめくる。
 麻帆良学園都市では一部の地区と人物を除いて、魔法使いも好き勝手に魔法を使えない。
あくまで普通の人間として過ごさなくてはならないのが、この関東魔法協会が統べる巨大都市の
ルールだった。
 警備員の吸血鬼、「闇の福音」、エヴァンジェリン・アタナシア・エカテリーナ・マクダウェルや、ヨ
ーロッパのメルディアナからやってきた研修生でサウザンドマスターの息子、ネギ・スプリングフィ
ールドなど、特殊な連中がこのルールに縛られているかは不明であるが。
 その時、図書館の奥の方で、何かを破壊する音と悲鳴が聞こえてきた。音はどんどん大きくなり、
パニックめいた大音声となってカウンターにまで届いた。
「木村さん」佐藤職員が立ち上がる。
「何事だ」本を閉じた木村職員が、カウンターを出ていく。「一応、外に連絡しなさい」
「分かりました」
633魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:02:38 ID:8TuhLZUE
 数名の警備員が騒ぎに気付いてカウンターに来る。木村職員は彼等と共に図書館の奥に向か
い、そして大暴れするキマイラに踏み潰されることになる。
「ええ、はい、そうです。今、木村が確認に」
 額を指で押さえながら、電話で状況を説明する佐藤職員。ふと妙な気配を感じてふり返ると、カ
ウンターの前に一人の女性が立っていた。
 3日前に行方不明になっていた図書館島の職員、天ヶ崎千草だった。
 表情はマネキンのように乏しい。
「千草さん、どうしたので……」
 尋ねようとした時、千草の背後から無数の黒い本が、虫が一斉に飛び立つように出現した。
「あ、あなた!?」
 魔物の気配を感じた佐藤職員は、懐から西洋魔術師の本契約カードを取り出して、
「アデアッ」
 ぐきゅ。
 呪文を叫び終わる前に、無表情の千草の拳が佐藤職員の首に食い込み、頚骨を折っていた。
 崩れ落ちる佐藤職員の横に、はらりとカードが舞い落ちる。それを踏みながら、千草は無表情で
動かなくなった佐藤職員を見下ろしている。
 黒い本たちは腐肉に集るハエのように佐藤職員の身体に群がり、そして逃走してきた生徒の集
団にも襲いかかり、その胸の内部に潜り込んでいく。
 図書館の奥から無数の悲鳴が聞こえてき、千草は無言、無表情でそれを聞いた。
 ほどなくして、佐藤職員はゆらり、と立ち上がった。
 胸の内部には黒い本がどくどくと脈打ち、折れた首は完治していた。
 目は虚ろ。顔は無表情で無感情、意志を封じられた奴隷、『器』がまた、一人増える。
 千草はカウンターを乗り越えて奥に進んだ。壁にかかった絵の裏に埋め込まれている金庫をに
手をかけ、手で数センチの金属壁をこじ開けていく。
 中には―――赤いボタンが一つあった。
 千草は図書館島に職員として潜り込んだ時に、このボタンの意味を知った。
 万が一、図書館島の蔵書が略奪される事態を防ぐために設定された、防衛システムの一つ。
 数十年前の、錆び付いたちゃちな仕掛けではあったが、それはまだしっかりと生きている。
 千草はボタンを、―――爆破スイッチを思い切り押した。
634魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:04:08 ID:8TuhLZUE


                    *


 図書館島へと続く石橋が突然封鎖され、「本日閉館」という看板が立てられた。図書館島に渡ろ
うとしていた生徒たちはそれぞれが戸惑いの色を浮かべながら、その4文字を見て他愛のない話
をしている。看板を設置した警備も事情が分かっておらず、ろくに説明もできない。
 萌えとヤオイが熱く交差する、漫画研究会の定期会議を終えた早乙女ハルナが図書館島に行
こうとすると、石橋への入り口がそのような状態になっていた。
「え、ちょっと、いきなり閉館って何よ。こっちは部活の無い日にわざわざ来たってのに」
 愚痴っている春日美空を発見したので、話を聞いてみる。
「あ、パル。どうしたも何も、いきなり立入禁止だって言うの。危険だから近寄るなって」
「立入禁止? 危険? デカいけど、あれは原子力発電所じゃなくて図書館だよ」
 図書館島に関しては様々な噂が流れている。曰く巨大ロボットの格納庫、宇宙人の秘密基地、
実は島自体が古代生物、などである。
 しかし図書館探検部のハルナは残念ながら今まで、巨大ロボットも銀色の浮遊物体も見たこと
がないし、図書館島が肛門から糞を捻り出している瞬間に遭遇した経験もなかった、
 図書館島地上部分は基本的に本以外のものは特にない、普通の図書館である。
 地下はそれなりに危険で、バカレンジャーの5名が行方不明になったこともあったが……。
「バカげてるわ」
 諦めてぞろぞろと引き返していく生徒たちを見ながら、ハルナは呟く。
「ひょ、ひょっとして、例の噂のせい? ついに選ばれし者が現れたからとか」
「噂?」
635魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:05:42 ID:8TuhLZUE
「最近増えた「7」不思議のうち、図書館島の「13」個目。本を読んでいると、どこからともなく中性
的な声が聞こえてくる。男でもない。女でもない。人間ですらないような声が呼びかけてくる。まる
であなたを欲しているように、寂しそうに、恋焦がれているように、こちらへ来い、と声がするの。そ
の声はぞっとするほど魅惑的で、悪魔的。でも、数回で聞こえなくなってしまう。そして、聞こえなく
なると、何だか見捨てられたようなブルーな気分になるの。それで……」
「また増えちゃったの? 「7」不思議」
 そう言うハルナもその噂は知っていた。ここ2〜3日で急速に広まった噂である。
 2〜3日といえば、そういう噂に興味を持つ女子生徒には、大体浸透した時間である。
 クラスで言えば春日美空や、後は柿崎美紗も知っているかもしれない。
「全部で「7」不思議は78個あるよね」
「10倍以上じゃん。不思議もたくさん集まれば不思議じゃなくなるよ」
「どういう意味?」
「そんな気がするだけ」
「ふうん」
「何か言いかけてたけど、続きとかあるの?」
「その声の「主」が「捜し求める存在」を見つけた時、世界にとても恐ろしいことが起こる」
「なんだセカイ系か」
「世界系って何?」
「知らなくてもいいことよ。とにかく、私が言うのも何だけど、すぐに世界がどうなるこうなるとか、滅
亡とか再生とか、救われるとか救われないとか、そんなこと真面目に信じない方がいいよ」
「え、そうかな」何だか傷ついた顔をする美空だった。
「そうだよ。そんなこと言ってると、男できないよ」
 ハルナは適当に美空に返事すると、封鎖された図書館島をぼんやりと眺める。
 あそこにはクラスメイトの夕映・のどか・木乃香がいるはずなのだ。
 その時、図書館島で変化が起きた。小さくて見え難いが、動いているのはおそらく人間だ。
 図書館の幾つかの出入り口から、まるで逃げ出すように大量の生徒たちが溢れ出し、そのまま
学園都市へ戻る石橋に殺到していく。
636魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:07:17 ID:8TuhLZUE
 悲鳴が聞こえてくる。
 助けを求めている。
「ちょっと、あれ」美空が、その光景を指した。
「何があったの?」ハルナも分からない。
 ばん、ばん、ばん、ばん、ばん。
 花火のような破裂音が連続して、橋から聞こえてきた。
 石橋の上を生徒たちが走って、陸に向かってくる。
 何人かはこけて倒れ、しかしすぐに起き上がって走り出した。
 まるで何かから追われているように。
 生徒たちは橋の半分を渡り終えている。
 そして、その時、


 その石橋が、生徒たちを上に乗せたまま、湖に崩れ落ちた。


 美空とハルナが呆然となる中で、巨大な水柱を何本も立てて、生徒といっしょに石橋は消えた。
 陸上でその一瞬の惨事を目撃していた生徒たちは、大パニックになって右往左往する。
 「本日閉館」と書かれた看板が、橋崩壊の振動でぱたりと倒れた。
「夕映……! のどか……!」
 異常事態の発生を察したハルナが蒼白になった。


 図書館島は橋を失い、数百人の人間を閉じ込めた、本物の孤島となった。


637魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:08:50 ID:8TuhLZUE


                     *


「マスター、非常事態発生につき、至急図書館島に向かってくれとのことです」
「分かっているが、もう少しぐらい飲ませろ」
 闇の福音―――エヴァンジェリン・アタナシア・エカテリーナ・マクダウェル。幼い少女の姿をした
最強の吸血鬼は、渋い顔で不味い魔法薬を何本も飲んでいた。別に彼女が薬物中毒者というわ
けではない。かつて闇の世界で怖れられたハイ・デイライトウォーカーも、今ではその魔力の大半
を使えない。手強い敵が現れれば、吸血か魔法薬でドーピングして力を付けるしかなかった。
「ジジイに言って、魔力を封じる結界を解除させろ!」
「申請中です。しかし、なぜ我々が結界のことを知っているのか、逆に返答を迫られています」
「ええい! くそっ!」
 図書館島にいきなり現れた不穏な気配は、ただの魔物ではなさそうである。相手の力量が力量
だけに、せめて殲滅魔法と肉体復元能力+従者茶々丸の魔法重火器使用許可ぐらいは欲しい。
「ん? あいつらが図書館島の中にいるな」
 図書館島付近の気配を探っていたエヴァは、自分に関わりのあった2人の気配を見つける。
「吸血鬼化して数日、これ以上何もしなければ操り人形の糸も、あと数日で完全に切れていたの
だが―――まあ緊急事態なので仕方あるまい。どちらにしろ、あいつらの力だけでは脱出は不可
能だろうからな―――敵の情報でも持ち返ってもらうとするか」
 エヴァはにやりと笑って、自分の指から伸びた2本の糸から力を送るべく、呪文を唱えた。
638魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:09:58 ID:8TuhLZUE


                    *


「きゃあああああ―――っ!」
 獣の前足に薙ぎ払われた女子生徒はバラバラになりながら宙を舞い、逃げ惑う学生たちの恐怖
を煽るように頭上から降り注いだ。
 走っていて転んだ男子生徒に黒い本が襲いかかり、断末魔に近い悲鳴を上げさせながら胸に侵
入する。
 バラバラになった女子生徒を別の黒い本がぱくぱくと食べて、そこから「げぇ」と汚い音といっしょ
に無傷の女子生徒を吐き出し、やはり悲鳴を上げさせながら胸に侵入を開始する。
 牝山羊の口と獅子の口がぱくぱくと学生や職員を捕食し、前方を逃げる者を蛇の尾が咥え上げ
てドラゴンの口に放り込んでいる。

 グオォォォォォォォ―――、グオォォォォォォォ―――

 獣の声といっしょに、シュールな地獄絵図が進行する。
 キマイラの大殺戮は終わりを見せず、生徒たちは最早逃げるしかなかった。
 巨大な神話の獣はまるで蟻を踏み潰すように逃げる人間を狩り続け、周囲を舞い乱れる黒い本
は人間の胸を狙って襲いかかる。
 黒い本は死んだ人間を食べて復元し、やはり胸に侵入を試みてくる。侵入を許した者は尽くが無
表情の人形のようになり、どこかに送られているように、ふっ、と消えてしまう。
「うわあああぁぁ―――! あ、あいつら一体何なんやっ!」
「知らないよおぉぉぉぉぉ―――」
639魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:11:32 ID:8TuhLZUE
 逃げ惑う集団の最前列を走る二人の少女、裕奈のことを聞いて泣き続けている佐々木まき絵と、
その手を引っ張りながら逃走を続ける和泉亜子である。
 基本的に動きが鈍い、要はトロい者から狩られていく現状況(裕奈は油断していたのだろう)で、
2人は平均以上の運動能力をそつなく発揮し、何とか狩られずに鬼ごっこを続けていた。
 しかし、亜子とまき絵を含んだ集団に、ついにキマイラと黒い本の群れが迫る。


≪さあ、『黒の導』に、その心と身体を奉げるのよ―――っ!≫


 獅子の頭が人語を話し、獅子なのに炎を吐いた。まき絵や亜子の後ろの学生たちが、悲鳴を
上げて炎の渦に呑み込まれていく。
 背中に吹き付けられる熱風に、亜子とまき絵の顔が引き攣る。
 このまま焼かれたら、焼死体となってあの黒い本に食われ、復元されて胸に寄生されるのか。
「あ、熱いっ!」
 熱に耐えられず、まき絵が悲鳴を上げる。
「もうダメやぁ――――――っ!」
 亜子が諦めの涙を零す。
 二人の身体を炎が呑み込み、
 周りの酸素を消費して、皮膚を包み、
 そのまま焼き尽くして―――。



 封じられし呪いの血が、その赤き暗みを甦らせる。
 夜の住人は眠らずに戯れ。闇の住人は月に踊れ。
 奢れる聖者を牙で貫き、身を八つ裂いて杯で啜れ。



 どこかで聞いたような、懐かしく恐ろしい声が聞こえる。
640魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:13:31 ID:8TuhLZUE
 炎の中で、どくん、と力強く脈打つ何かを、体内に感じた。



 リク・ラク・ラ・ラック・ライラック。
 目覚めよ我が人形たち。



 炎の渦から二つの黒い影が飛び出してきた。
 生きた蝙蝠のマントで炎を振り払い、宙に静止しながらキマイラをじっと見る2人の少女。
≪亜子ちゃんとまきちゃんが、う、ううう浮いてる!? な、なんで?≫
 キマイラが明らかに動揺した様子で、炭化した学生たちが黒い本に処理されるもには目もくれず、
宙に浮かぶ二人を凝視した。見たところ佐々木まき絵と和泉亜子に間違いないが、目は先程より
ギラギラと輝いていて、黒いマントを羽織っており、口元からは尖った牙が覗いている。

 それは、そう―――まるで、ヴァンパイアのように。

「あ、あれ?」
 黒いマントをバサバサさせながら、まき絵がぽかんとして亜子を見た。無邪気な顔から生えた凶悪
な牙は、容赦無さげな一種のプレッシャーを感じさせる。
「飛んでる! 私たち飛んでるよ」
「うん、嘘みたいやけど飛んでるし、それに助かったみたいやな」
 黒いマントを靡かせて亜子が、サルビアブルーの髪を払って言う。その輝きを増した血色の目が
キマイラを睨みつけ、やはり鋭い牙が威圧した。
641魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/10 02:15:54 ID:8TuhLZUE



 お前たちには、前よりも強大な力を与えた。
 よいか、余計なことは考えるな。
 橋は落ちた。逃げ道は最早限られている。救援はあてにならん。
 その与えた異能を使って、全力で、その島から脱出しろ―――。



 その懐かしい主人の声が伝えてくる命令を、亜子が聞いたと同時に、
「よくも裕奈を食べたなぁ―――っ! え―――いっ!」
 マントを使って浮力を得、身体のバネによってドリル状に回転しながら繰り出された、まき絵必殺
のドロップキックが、
≪はぶうううっ!?≫
 キマイラの牝山羊の顔に炸裂し、顔の形を変えながらめり込んでいく。
 不意打ちのせいか、脳震盪の類か、そのままドシーン、とキマイラの巨躯が倒れた。
「ま、まき絵!?」
 逃げろと言われたのに、まき絵はいきなり戦闘に突入していた。しかも、


「キマイラから、ダウン奪ってしもた……」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次回は鬼畜まき絵
ではまた
642名無しさん@ピンキー:04/10/10 13:33:48 ID:wHSPygFA
>>632
>「今日も学生どもがうじゃうじゃ来やがりますね木村さん」
>「我々は暇だがな佐藤くん」

激しくワラタ
643名無しさん@ピンキー:04/10/10 15:59:31 ID:oSk56CjE
ビブリオン、魔法少女モノというのがあまり好みじゃなかったので
最初ハマれなかったんだけど、設定が頭に入って登場人物が
増えてきてから、だんだん面白くなってきた。
644名無しさん@ピンキー:04/10/10 16:47:25 ID:6UTzIBfy
>>630さんへ
シークレットを書いてる者なんですが、
鬼畜度が低ければよかったというコメントをいただきましたので、
今回はちょっと意識しました。
言葉が足りなくて申し訳ない。
645504:04/10/10 22:17:38 ID:usXeZiiJ
>>644さん。

>>ちうの話、結構良かった。
ただネギの鬼畜度が低ければ良かったとも思うが
あまり鬼畜と言うほどでもないかな?
のレスをした者ですが。

アレは以前の千雨SSをけなしたわけではなく、単に
「もっとラブラブな話がいいな」という程度の意味ですので
あまり気にしないでください。
私こそ、説明不足だったかもしれません。ごめんなさい
646名無しさん@ピンキー:04/10/10 23:50:38 ID:wHSPygFA
>>629
大目に見るって、あなた一体何様のつもりですか?
いつからここは、あなたの占有スレになったのでしょうか?














と言われるかもしれないので、
誤解されるような表現は、今後は慎んだ方が良いかと思われます。
647名無しさん@ピンキー:04/10/11 01:46:56 ID:TSwWjHq6
そういや座薬のゲームはどうなった?
648名無しさん@ピンキー:04/10/11 02:37:23 ID:lkV06b0Q
>>647
今回のビブリオンもゲーム化できそうな内容だな。
もしかして座薬氏がそれを念頭において書いてたりして(笑)

んなわきゃねー
649629:04/10/11 18:45:48 ID:nVOhqtXt
>>646
ごめんなさい…
619のせいで情緒不安定になってたんです…
これから気を付けます。
650名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:12:56 ID:PpiYsbCx
生まれて初めてSS書きました。
とりあえず、前半だけ投下します。
エロは後半に入ります。ネギ×亜子です。
初めてなんで、至らない所等あると思いますが、
よろしくお願いします。
651名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:13:33 ID:PpiYsbCx
「ネギ先生…先生に話したいことがあるんやけど…ウチの部屋に来てくれへん?」
土曜日の朝、亜子はネギの部屋を訪れて言った。
「いいですけど、何の話ですか?」
「それは部屋で話すから…他の人に聞かれたくないねん」
ネギは、亜子がなにやら思いつめた表情をしていることに気づいた。
「わかりました。亜子さんの部屋に行きましょう。」

「おじゃましまーす」
「まき絵は今日は出かけとるから」
亜子は二人分の紅茶を入れてテーブルに置くと、ネギと向かい合って腰を下ろした。
「それで、話って何ですか?」
ネギが聞くと、亜子は話し始めた。
「昨日の三者面談のとき、ウチのおばちゃんが来とったやろ?あの後、おばちゃんから聞いた話なんやけど…」
652名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:14:47 ID:PpiYsbCx
時系列は前日にさかのぼる。
その週は三者面談があり、ネギも過半数の生徒の親と対面を果たしていた。
金曜日の夕方、最後の面談相手は亜子であった。
教室の前で待っていると、亜子と共に一人の女性が歩いてくるのが目に入った。
彼女は、ネギの顔を見ると足を止めた。
「おばちゃん、どうかしたん?」亜子が聞くと、
「…え?あ、うん、ほんとに子供やねんなって思ってん」と彼女は答えた。
ネギはもうこのような反応を気にしない。
「はじめまして。亜子さんの担任のネギ・スプリングフィールドです」
とネギが名乗ると、彼女はまた一瞬固まったが、「亜子の叔母の和泉直子です」と名乗り、
「亜子の両親は忙しくて来られないので私が代わりに来ました」と続けた。
直子は、その後無言でじっとネギの顔を見つめていた。「どうかなさいましたか?」とネギに聞かれ、
「あ…いえ、何でもありません」直子ははっと我に返ると慌てて言った。「あの…面談をお願いします」
「あっ…そうですね」ネギは教室に入ると、二人を迎え入れ、
面談用に向かい合わせにされた机のところまで案内した。

面談は大過なく終了し、直子と亜子は連れ立って教室を出た。
廊下を並んで歩きながら、亜子は叔母に話しかける。
「おばちゃん、さっきから様子が変やけど、いったいどないしたん?」
直子は、少し考えるそぶりを見せると言った。「そやね…亜子ちゃん、少し私の昔話に付き合ってくれへん?」
「うん、ウチも聞きたい」と亜子は答え、二人はそのまま近くの喫茶店に移動した。
653名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:15:17 ID:PpiYsbCx
「亜子ちゃん、私な、昔…十五年位前に女の子を産んだんや」
「え…十五年前言うたら、ウチが産まれたんと同じ位やないか。ウチ、同い年の従姉妹がいるなんて
聞いたことないで!それに…おばちゃん、結婚しとらんやないか!」
「そや…シングルマザーちゅうやつや。私、そのころ京都に住んでたんやけど、その子のお父さんは
奥さん公認で愛人をようさんもっとる人でな、私はその愛人の一人やったんや」
亜子は言葉が出ない。直子はさらに続けた。
「えーと、先生に会ってから様子が変やった、って話やったな。
その人はイギリス人でな、その人の名前、ナギ・スプリングフィールドっていったんや」
「えっ…!スプリングフィールドって…」
「そや…あの子供先生は何となくナギに雰囲気が似ていた。で、名前を聞いたときに思い出したんや。
ナギは十年前に行方不明になったんやけど、その後愛人の一人やったロザライン・フォン・バイゼルハイムちゅう人から
来た手紙に、ナギの…正式な奥さんが男の子を産んで、ネギって名前をつけたって書いてあったことをな」
「じゃ、その子はネギ先生のお姉ちゃん…」
「そうゆうことになるな」
亜子は絶句していたが、しばらくしてこう聞いた。
「その子は、今どないしとるん?」
「うん…実はナギには敵が多くてな、私たちも何度か危険な目にあっとるんや。
ナギがいなくなってからはそういうことはあまりなくなったんやけど、
私と一緒にいると何があるかわからんかったし、一人で育てるのは大変やったから…
お兄ちゃんに頼んで養女にもらってもらったんや」
「…!!!」
直子の衝撃的な告白に、亜子は再び絶句した。亜子が記憶する限り、亜子の父親には男の兄弟はいない。
すなわち、その言葉が意味するものは…
654名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:16:39 ID:PpiYsbCx
「ちゅうことは…」亜子はようやくのことで言葉をのどの奥から絞り出した。
「ウチが…ホントは…おばちゃんと…ネギ先生のお父さんの…子供で……ネギ先生の…お姉ちゃんって…こと…?」
否定してほしかった。(ネギ先生とウチが…姉弟やったら…ウチ…ネギ先生とは…)
「…その通りや」直子は無情にも肯定した。ここで嘘をつくという考えは彼女には無かったのである。
(いやや!そんなん、いやや!だって、ウチはネギ先生のこと…)
そこまで考えて、亜子はすうっと気が遠くなった。

「亜子、亜子っ!」体を揺さぶられて気がついた。「あれ…まき絵?」まき絵が心配そうに自分の顔を覗き込んでいる。
気がつくと、自分の部屋のソファーに座っていた。どうやって帰ってきたのか、思い出せない。記憶が飛んでいた。
「亜子…どうしたの?」「あ…うん、何でもない」立ち上がろうとしたが、ひざが震えている。
「亜子…具合悪いんなら休んだほうがいいよ?それとも医務室行く?」
「うん…休ませてもらうわ。ありがとな」
「私明日は朝からいないけど、一人で大丈夫?」
「うん…ほんまにに大した事あらへんから…」
「そうは見えないけど…祐奈かアキラに頼んどこうか?」
「ごめん…ウチ、独りになりたいねん…」
そこまで言って、亜子はベッドに倒れこんだ。急速に意識が薄れる。
(このこと…ネギ先生に黙ってるわけには…いかんやろな…)
そんな事を考えながら、亜子は眠りに落ちていった。
(ネギ先生…)亜子の閉じられた目から、一筋の涙が流れた。
655名無しさん@ピンキー:04/10/11 19:20:21 ID:PpiYsbCx
前半ここまでです。
後半もできるだけ早く書くつもりです。
批評等、もらえれば幸いです。
罵倒されても文句は言いません。
656名無しさん@ピンキー:04/10/11 21:15:24 ID:2qflOk9A
ワクワク!
657名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:42:53 ID:uGhlxpc0
おもしろい。……けど、近親相姦系になるんですか?
多分作者さんはこの後どうするか決めてるんでしょうが、
出来れば『誤解でした』みたいなのが希望。無理いってすいません。
658名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:45:16 ID:z0ALoszI
亜子期待ワクワク(・∀・)
659座薬 ◆LsUrNEsQeQ :04/10/11 23:29:22 ID:oYehCWZR
*―Д―) ワクワク
やばい、すごく続きが気になる
660名無しさん@ピンキー:04/10/12 00:21:28 ID:268Ci0sV
こりゃもうこのまま「前はダメだけど後ろと上ならいいよね」というのでキボン。基本ラインは激甘で。
661名無しさん@ピンキー:04/10/12 00:47:53 ID:TPiyeUJ2
>>655
>>660さん同様、甘い方向でお願いしたいところですが
既に方向は決まっているんでしょうね。
がんばってください。

自分も初めてSS書こうとして結局やめたので、貴方を応援します
662名無しさん@ピンキー:04/10/12 01:05:07 ID:lNyiI18T
>>660-661
漏れは激辛の方向が好きですし、他にもそういう方が数名いるようなのでこのスレ、
できればこういう場合、両方パラレルワールドにして書いていただけると最大公約数を取れますな。

まぁ好き好きで。
663名無しさん@ピンキー:04/10/12 09:08:30 ID:n+VExafL
私も>>662さん同様ハードな内容の方が好みだ
664エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/10/12 14:09:04 ID:x3F05Ok+
ハード大好き
665名無しさん@ピンキー:04/10/12 14:59:40 ID:NRv+0mT+
>>619-622の続き
―――
「おはよう、のどかちゃん」
のどかは目を覚ました。悪夢のような昨日だったが、目を覚ましてもそこは悪夢の続きだった。
本当に夢だったら良かったのに…。のどかは、全裸の上に両手首を後ろ手に縛られ、鎖付きの
首輪を付けられていた。鎖の先は床に固定されている。脱ぎかけだった上着は、寝ている間に
完全に脱がされていたようだ。
「お腹すいたでしょ?朝ご飯だよ、のどかちゃん」
男はそう言って、のどかの前に皿を置いた。それはキャットフードだった。
「あ…あのー、これ…」
「両手が塞がってると普通のご飯は食べにくいでしょ?これなら大丈夫だと思ってね」
「…」
あまりの屈辱に声も出ない。のどかには皿に手を、いや口をつけることが出来なかった。
「おや?食べないの?まあいいや、そこに置いとくからいつでもどうぞ」
そう言って男は奥のソファに座り、新聞を広げ読み始めた。
「なになに、幼児2人を殺害、遺棄…ひどい奴も居たもんだな…」
そのまま小一時間もした頃、のどかの様子に変化が現われた。男がのどかの異変に気が付き、
声をかけた。
「どうしたの、のどかちゃん?もぞもぞしちゃって」
「あう…」
のどかは真っ赤になってもじもじしている。何かをこらえている様子だった。
「一体どうしたのかな?言ってごらん、のどかちゃん」
しばらく黙っていたのどかだったが、やがて我慢できなくなったのか、恥ずかしさで真っ赤に
なりながら声を絞り出した。
「…あの……お、おトイレに行かせて下さい…」
「ああ、そういう事か。オシッコかい?」
「…は、はいー」
「だったらほら、そこだよ」
男が指差した先には、見慣れないガラス容器があった。
「え?」
666名無しさん@ピンキー:04/10/12 15:00:22 ID:NRv+0mT+
「のどかちゃんは見たこと無かったかな?それは尿瓶(しびん)だよ」
「そ、そんな」
さすがにそれくらいは知っている。しかし、使ったことは無かった。まして、男の人の見てい
る前でそんなこと、出来るわけが無い。
「初めてじゃ難しいかもね、それに両手も塞がってるしコツが要るかも知れないな。そうだ、
僕が手伝ってあげるよ」
男は立ち上がり、のどかの前に尿瓶を持ってきた。
「あ…あの…」
「ほら、腰を浮かせて」
「は、はいー」
言われるままに腰を浮かすと、男がのどかの股間に尿瓶の口をあてがった。ガラスのひやりと
した感触にのどかが小さい悲鳴をあげた。
「ひゃっ」
「こうやって、瓶の口から放さないようにね。うーん、やっぱり手を使えないと難しいかな」
男の言葉に一瞬、腕を解いてもらえるのかと期待したが続く言葉で、それは否定された。
「うん、いつでも言ってよのどかちゃん。手伝ってあげるからさ」
「…」
それからしばらくそのままの姿勢で構えていたが、一向にのどかがおしっこをしないので、男
はしびれを切らし、のどかを問いただした。
「どうしたの?のどかちゃん、オシッコ出ないのかい?」
「あ…あのー…」
「ん?」
「あああのー、見ないで…ください…恥ずかし…」
必死に尿意を我慢しながら、のどかがか細い声で告げた。
「ああ、そうかぁ。のどかちゃんは照れ屋さんだなぁ。大丈夫、僕なら気にしなくていいよ」
「あううー…」
プルプルと震え、必死にこらえるのどか。しかし、限界はすぐに訪れた。
「ぅあっ」
ジョロロロロ、と勢いよく小水が噴出した。
667名無しさん@ピンキー:04/10/12 15:00:55 ID:NRv+0mT+
「ああああああ」
のどかはあまりの恥ずかしさに眩暈さえした。その目に大粒の涙があふれる。必死に止めよう
とするが、一度ついた勢いはどうすることも出来ない。
「うわぁー、いっぱい出てるね。ずいぶん溜まってたんだ」
のどかは耐えがたい屈辱感に支配され、絶望した。排泄の瞬間を他人に見られるのは、犯され
たときの屈辱に勝るとも劣らないものだった。排泄を終えたのどかの陰唇を、男がウェットテ
ィッシュで拭った。
「大きい方はあっちのおまるでするんだよ。終わったら僕が拭いてあげるから」
「…はいー」
のどかは完全に逆らう気力を無くしていた。今や、のどかは身も心もこの男に支配されていた
のだ。
―――
「今日ものどかさんは来なかったですね…。夕映さん、のどかさんの様子はどうですか?」
心配そうに尋ねるネギ。その視線を受け止められずに、夕映は目を逸らしながら答えた。
「は…はい。少し良くなってきましたが…まだしばらくかかるかも知れません」
「そうですか…のどかさんによろしく伝えてください」
「わかりましたです」
教室を出たネギを見送る夕映は、表情を曇らせていた。それはのどかを思っての事か、嘘をつ
いた罪悪感からか。教室の隅で話し声が聞こえた。
「…宮崎さん、もう1週間以上になるねー」
「本屋ちゃん、大丈夫かな」
「ところで誰か、最近宮崎さん見た?」
「ううん」
「ウチも見てないわ」
「ずっと部屋に篭りっきりなのかなあ。かなりヤバいんじゃないの」
「ねえ、夕映ちゃん?」
「えっ」
突然話し掛けられ、夕映は慌てふためいた。
「あっ、アスナさん」
668名無しさん@ピンキー:04/10/12 15:01:24 ID:NRv+0mT+
「ねえ、本屋ちゃんの具合はどうなの?」
「あ…え、いや、その…その、大丈夫…というか、あの、心配されなくとも…」
「夕映ちゃん?」
「どうしたの、ゆえっち」
「あ…私、今日はもう、帰らないと…皆さん、さようならっ」
夕映は逃げるように教室を走り去った。皆が怪訝そうにそれを見つめていた。
「どうしたのかな…夕映ちゃん」
夕映はひとり、帰路を急ぎつつ呟いた。
「もう…隠し通すのは無理かも知れないです。今どうしているのですか…のどか」
―――
「ああ、のどかちゃんのオマ○コはキツキツで締まりも良くて最高の名器だよ」
「あ…はい、ありがとうございますー」
この一週間、のどかは朝も夜もずっとこの男に犯され続けていた。
「どうだい、気持ちいいかい?」
「あンっ…は、はいー」
初めのうちはただ痛がるだけだったのどかも、ここ数日慣れて来たのか痛みを余り感じなくな
っていた。それと共に、今まで感じたことの無い感覚を感じるようになっていた。オナニーも
したことのないのどかにとって、それは初めて感じる性的な快楽だった。のどかは、次第に男
に犯されるのが嫌でなくなっていくのを感じた。むしろ今では、それを待っているほどであっ
た。
「ほら、オツユが溢れてお腹までぐっしょりだ。のどかちゃんが感じてるのがよく分かるよ」
「ふあっ…は、恥ずかしいですー」
「のどかちゃん、初めはあんなにおとなしかったのに、今じゃ自分から腰を振って来るんだも
んなぁ。実はHでインランな娘だったんだね」
「はふぅ、ふぁっ…は、はいー、私はHでインランな娘ですー」
「うっ、そんなに締め付けたら…我慢できない、のどかちゃんの中にいっぱい出すよ」
「は、はいー」
「うっ」
「ふぁああっ、はああーーーっ」
669名無しさん@ピンキー:04/10/12 15:04:40 ID:NRv+0mT+
男はびくっ、びくっと尻を震わせ精をのどかの胎内に放出すると、力を抜いてのどかにもたれ
かかった。軽く達して呼吸の荒いのどかの頬に口づけすると、耳元で囁いた。
「こんなにいっぱい中出したら、きっとニンシンしちゃうね」
「えっ」
一週間前まで処女だった中学生ののどかにとって、妊娠とは想像の外のことだった。
「そりゃそうさ、毎日何発も避妊もせずにヤッてたら、絶対デキちゃうよ」
「そ、そんなー、こ困りますー」
「大丈夫だよ、のどかちゃんの子供も僕がちゃんと面倒見るから」
「あううー」
そう言えば、もうそろそろ生理が来る頃だが、まだ来ていない。やっぱりこの男の言うように、
自分は妊娠してしまったのだろうか…?
「のどかちゃんがニンシン…興奮してきた。さあ、もう一発行くよ」
「あっ」
のどかの中に入ったままの男の巨根が大きさと硬さを取り戻した。再びピストン運動を開始す
る。愛液と精液が混ざり合い、ぐちゃっ、ぐちゃっと大きな音を立てた。やがて、男の動きが
激しさを増すにつれて、のどかの不安は快楽の波にかき消されていった。
「ふあぁーーーっ!」


もうちょっと続きそう。ずいぶん長くなったもんだ。座薬さんほどじゃないですけどね。
座薬さんも頑張ってください。
>>629
すいません。でも、こういうのの需要もあると思うので…。
670名無しさん@ピンキー:04/10/12 21:20:39 ID:iwoq3PoB
>>669
次のSS書き込みからはトリップを付けて頂けないでしょうか。
671名無しさん@ピンキー:04/10/12 21:40:59 ID:/KqvOTS+
>>669
取りあえず感想の前に言いたい事がある。











神 G J ! !
ビンビンきた、以上(`・ω・´)ゞ
672名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:06:21 ID:um4GLxKx
>>669
>でも、こういうのの需要もあると思うので…。

あります!あります!大有りです。
ていうかマジ最高。尿瓶とか出てきたとき嬉しさに飛び上がりそうになったよ!
673名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:12:43 ID:dYEJyNxx
>>645さんへ けなされたとか、そんなふうには全然感じてないのでお気になさらず。
『参考にさせてもらいました』というだけの話しですので、これからもコメント戴けたら幸いです。

>>627の続き

 そのままネギは背中を支えてやりながら、覆いかぶさるように夕映の小さな身体を床に押し倒す。
 顔を少しだけ傾けると、
「んぅッ!?」
 夕映の目が驚愕に大きく見開かれる。ネギが舌先をにゅるりと口内に潜り込ませてきた。
 柔らかな頬の内側をゆっくりとなぞりながら、口腔の奥で怯えた様に縮こまる夕映の舌を絡め捕り、唾液を注ぎ込んでくる。
 守ってあげたいと思わせる〔特に一部の人に〕母性をくすぐる外見の中に、ネギは野性味溢れる一面を隠していたのか、本能の赴くまま
貪るように夕映の舌を絡め取り吸い上げた。
「んむッ……ふぅ……んンッ……んぅ……」
 (こんなに……こんなにキスが激しいものとは……このままでは………私は……私は……)
 荒々しいネギのキスに経験の皆無な夕映は、成す術もなく翻弄されてしまう。
 ぎこちない動きながらネギを真似るように、いつしか夕映は自分から積極的に舌を踊らせていた。
 感じを出し始めた夕映にネギは目だけで笑うと、スカートの奥を窺うように太股を撫でていた手を侵入させる。
「んぅッ!!」
 不意打ちで、ショーツの上からとはいえ女の子の秘密の部位にタッチされて、反射的に夕映は太股を閉じるが、その恥じらいが結果、
より強くネギの手を密着させてしまう。
「ん……んぁッ……んふ………はぁッ………ン……んふぁッ……」
 ぴたりとあつらえた様に馴染む恥丘を、ネギは上下にゆるゆると擦りながら、中指を少しずつ秘裂に喰い込ませてきた。
 口を塞がれているのは、夕映にとってラッキーだったかもしれない。
「んッ……ふぁ……あ……んンッ!!」
 そうでなければ、普段の夕映からは想像できない、艶のある声をネギに聞かせていただろう。
 もっともその幸運は、それほど長くは続かなかった。
674名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:14:42 ID:dYEJyNxx
“ちゅるん……”
 子気味のいい音とともに、ネギの舌が引き抜かれると、二人の間を銀色の糸が繋ぎ、プツリッと切れる。
 もう、遮ってくれるものはない。
 夕映と目が合うと、ネギは安心させるように微笑んだ。
 その笑顔に吸い込まれるように、夕映が不覚にも〔本人的に〕うっとりとした顔をネギに見せそうになったとき、
「はひッ!!」
 閃光のような快感が腰椎から脳天へと走り抜ける。
 夕映は自分でもびっくりするくらい、大きく甲高い声が出てしまう。
 ネギは正確に女の子の真珠を探り当てると、夕映に立ち直る隙を与えぬよう、つまんだ突起を指の腹で転がしながら連続的に
快楽のパルスを送り込んでくる。
「やっ……ンッ……やはぁッ………あ……んぅッ……はふぁ……ぅあッ……は………んぅッ!!」
 初心な夕映には対処の仕様がない。快感という名の毒に侵されてしまった女だけが奏でる、甘く切ない啼き声を教室の中に響かせた。
 彼女のさして長くない人生で、この声を聴いたのはネギが初めてである。夕映本人ですら聴いた事はない。
 恥ずかしいと思う一方で、ネギに聴かれていると思うと喜悦も感じてしまい、またそこに新たな快感が生まれてしまう。
「はひッ……ひッ……あ、ンぁッ……はぁ……んぁッ……」
 このサイクルから、夕映は逃れられそうもなかった。
「ひぁッ!!」
 再度の閃光が走る。夕映の小ぶりなお尻がふわりと浮き上がり、ネギの指先を追いかけるように綺麗なアーチを描いた。
 ぶるぶると震えている身体を二、三秒ホバーリングさせた後、ポフリッと力無く床に落ちる。
 しばらくは、夕映の“ハァハァ”と荒い息遣いが、教室の中の音のすべてになった。
 うっすらと閉じられている目の焦点は、いまいち定まっていない。
675名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:16:16 ID:dYEJyNxx
 その様子にネギはニッコリ微笑むと、夕映のスカートを捲り上げる。ライトブルーのショーツはもうグショグショに濡れていて、
「……なんだかお漏らししたみたいですね」
 ネギにそんな感想を抱かせた。ちなみに小声なので、半分アッチの世界に往っている夕映には聞かれる心配はない。
 女性に対する心配りを忘れない男、ネギ・スプリングフィールド 10歳 幼くても紳士である。
「このままだと気持ち悪いですよね」
 説明口調の独り言をネギは呟くと、ぼ〜〜っとなっている夕映のショーツを引き降ろした。
 露にされた白い秘裂はほとんど縦線一本で、極めてつくりはシンプルである。
 毛もチョボチョボと、目を凝らせば“これがそうかな?”というくらいしかない。
 そんなロリータな身体が、与えられる快楽に愛液を滲ませて秘裂をひくつかせる様は、堪らなくイヤらしかった。
「な、なにを!?」
 この比紳士的な振る舞いに、夕映もすぐにコッチの世界に復帰するが、そのセリフはまだワンタイミング早かったようで、
「きゃうッ!!」
 間髪入れず、ネギは夕映の秘唇に舐め上げる。
 舌はぬちゃりっと音を立てて、なんの抵抗もなく柔らかな秘肉の中に沈み込んだ。
“ちゅるん・じゅう・ちゅく……”
 食事の席でやったら間違いなく叱られるだろう不作法な音を立てて、ネギは少女の身体から湧き出す淫らなシロップを啜り上げる。
「うぁッ………そん…音…んンッ…だめ……ひぅッ………だめ……で……ぅあッ!!」
 言葉ほどには、夕映の身体の抵抗は強くない。その証拠にネギの頭を引き剥がそうと出された手は、切なそうに髪を掻き毟っていた。
676名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:17:25 ID:dYEJyNxx
 期待に応えるように、ネギは秘裂全体を口唇でなぞり上げると、立て続けに尖らせた舌先をぬかるみの奥に挿し入れて掻き回す。
「うぁッ……は……くぅんッ……うぁあッ!!」
 ネギがいきなり、ぷっくりと肥大して半分ピンクの身を覗かせている真珠にむしゃぶりついた。
「ひぅッ!!」
 若鮎のように跳ねる夕映を、ネギはお尻を引き寄せるようにして抑え込むと、さらに強く吸引しながら被っているフードを
剥いたり戻したりを口内で器用にくり返す。
「はひッ…ひッ……あッ……あふぁッ!」
 散々弄られただけあって、敏感すぎる快楽神経のカタマリに集中砲火を浴びた夕映の身体は、あっけなく二度目の絶頂に達した。
“チョロ……チョロロ……”
 すっかり忘れていたが、お約束の魔力の効果はまだ持続していたのか、教室の床に黄色い液体が広がっていく。
 ぷぅっと息を吐いてネギは顔を上げると、シロップと小水でベトベトになった口の周りを、さして気にした風もなく手の甲でぬぐった。
「本当にお漏らししちゃいましたね、夕映さん」
 ネギの口調は生徒の粗相を咎めるというよりは、どこか、いやどう聞いても嬉しそうである。


中途半端ですが、とりあえずここまで。
677名無しさん@ピンキー:04/10/13 08:01:54 ID:QUSEqhlW
結局漏らしたー!!Σ(゚□゜;
だが、それがGJ
678赤松:04/10/14 20:39:19 ID:aKySujp5
                                        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二\           |
          // 7               一一一|\          |  みくびるなよ まぎぃ
          / `´             二二二|一\       |
         ハーr‐o、、     _,r‐t‐o i¬ 7 一|二二\    |  これが
         /  `ヾ='-〉     −ヾ='−' 二二!‐一一 |    ノ
        ノ      /   ミ   一一一一一|二二二|    ̄|  隊長であるオレと
        }      「 ̄ ̄\   二二二二二|一一一|     |
        !       `ー─‐'     一一一一一|二二二|      |  副隊長である
          /       r ー - 、 二二二二二二|一一一|      |
       /          j二二二〉 ‐一一一一一|二二二|      |  お前との差だ!
       !         ー‐一  二二二二二二|一一一|      |
      /           一一一一一一一一一ヽ 二二|       \_________
    /          二二二二二二二二二二二\一|

ネギま!のバトルはボーボボ並み!
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1097581373/
679650:04/10/14 22:42:27 ID:vxsjQ6AQ
亜子姉のSS書いてる者です。
スミマセン!予想以上に難航してます!
できるだけ早く投下するつもりだったのにまだ半分程度しか書けてない…orz
明日明後日とまとまった時間が取れないので下手すると来週までずれ込む可能性があります。
遅くなっても絶対完結させるので許してください。
680名無しさん@ピンキー:04/10/14 23:05:08 ID:onvS2/0w
マターリ待ってます
681名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:32:12 ID:zA/lNaEk
異母姉なら、一緒の部屋で暮らしても全然問題ないわけで。
682名無しさん@ピンキー:04/10/15 21:55:48 ID:0UC1afj2
>>681
まき絵をどうするかが問題だな
683名無しさん@ピンキー:04/10/16 00:46:54 ID:AcF34YQy
まき絵はアスコノ組の部屋へ移動、コノカはセツナの所へ入り浸り。

無性にイライラの溜まったアス・マキが不毛にズーレー状態。
684名無しさん@ピンキー:04/10/16 01:02:30 ID:AcF34YQy
ま「アスナっておっぱい大きくて良いね・・・・ちょっと触って良い?」

あ「なによいきなり、あたしはそんな趣味無いわよ」

ま「じゃあ男の人のほうが好きなの?」

あ「そりゃそうでしょ、そもそも私は高畑先生のことが」

ま「じゃネギ君はどうでもいいのね」

あ「え・・・・・いや・・それとこれとは・・・」

ま「大体アスナはズルいのよ、肉親でもないのにネギ君と同じ部屋だったし、いつもなにしてたの?」

あ「あ・・・え・・・・え〜〜と・・・、でもほらコノカも一緒だったし」

ま「答えになってな〜い」

あ「じゃあやってみせてあげる」

ま「え・・ちょ・・ちょっと・・・」

  続く

などと・・・てかキャラ滅茶苦茶だな、これじゃ。
685名無しさん@ピンキー:04/10/16 14:31:10 ID:TZDN+KCV
>>608のスレ、落ちた…?
686名無しさん@ピンキー:04/10/16 15:29:55 ID:4MD09bMA
もう450KB越えか、早かったな。
新スレ立ては480KB越えくらいでいいのでは、と提唱してみる。
687座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:46:38 ID:wV/OhKCf

鬼畜でグロいですので苦手な方はスルーしてください
>>641の続き

688魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:47:26 ID:wV/OhKCf
 呆然となった亜子だが、何をするべきか思い出すと迅速に行動に移していた。
「まき絵、早くここから逃げて、みんなにあの怪物のことを知らせやな!」
 倒れたキマイラに第2撃を加えんとするまき絵、亜子はその前に回り込んで制止する。
「で、でも亜子! あいつ、裕奈や他のみんなを!」
「今はここから逃げるのが先や。もちろん、助けを呼んでもう一回戻ってくる」
 まき絵は、裕奈が亜子の目の前でキマイラに喰われたらしいのを思い出した。
「あいつをボコって殺すのは、その後や」
 亜子の血色の瞳に浮かんでいるその感情に、まき絵は逆に落ち付きを取り戻した。
「うん、分かった……」
 触れるようになった黒い本たちを徒手空拳で破壊しながら、出口に向かう亜子とまき絵。


 後に残されたのは、破壊され尽くされた図書館の本棚だった。
 倒れていたキマイラの姿はそこにはない。色鮮やかなハート付きロッドを持ち、ぼろぼろのドレス
をばさりと纏い、髪の色も肌の色も分からないほど泥と灰で汚れた姿で、
「まきちゃんや亜子ちゃんの能力、普通の人間じゃない。「黒の導」に適合したわけでもないのに、
いったいどういうこと? まさか、元々あれぐらいの能力を持っていて隠していたっていうの……」
 灰のスポットライトを浴びる少女が一人ぽつんと佇み、逃げていく2人のヴァンパイアをぎょろりと
睨んだ。憎悪に満ちた瞳が、遠ざかる蝙蝠のマントに焦点を合わせる。
「それとも、「黒の導」の「器」たちのように、彼女たちも何者かのバックアップを受けているのかな」
 数秒前まで神話の獣と化していた村上夏美は、煌びやかなロッドを天井に向けて高く翳した。
「変化」
 灰塗れの髪の毛の隙間から、歪に曲がった触角が2本生えた。数メートルはある昆虫の羽が高
速振動しながら左右に開き、皮膚は硬質化し、スカートの中から肉の棒がゆっくりと顔を見せる。
 それは、九州の存亡をかけて自衛隊や在日米軍と死闘を繰り広げた怪物だった。ただし、昨日
の夜9時からやっていたB級映画の中での話ではあるが。
 少女から再び異形に姿を変えていく夏美の目が、ぼんやりと黄色く光りながら複眼になった。
689魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:47:56 ID:wV/OhKCf


                    *


「何か追ってきとる!?」
 フロアからフロアへ高速飛行を続けていた2人のヴァンパイア少女たちの背後から、青白く発光
した巨大な羽を震わせながら、強靭そうな黒い皮膚で覆われた、巨大な「虫」が迫ってくる。
 羽を広げた姿は幅10メートルもありそうな、甲虫に似た怪物。しかし頭からは角ではなく2本の
触覚が生えており、脚は蜘蛛のように8本、黄色い複眼が前方を逃げる少女たちを捉えている。
「あ、あの虫って昨日やってた映画の……女の人を襲って子供を増やしていくやつだ……」
 夏美と同じ映画を見ていたまき絵が、予想外の怪物の出現に驚きと戸惑いの声を上げた。
 まさか映画のように、北極の氷山に隕石が落ちて氷漬けの古代の怪物がその衝撃で海流に流
されて日本に辿り着き漁船に拾われ研究所に運ばれそこで奇跡的に蘇生した、とでも言うのか。
 古代から甦った設定の巨虫は羽を擦り合せるような音を立てながら少女たちに狙いを定め、竜
巻状の突風を水平方向に発射した。映画の中で自衛隊の兵士たちを吹き飛ばしていた技である。
 乱気流に巻き込まれた亜子とまき絵が、短い悲鳴を上げて墜落する。虫は映画中でトラックや
対戦車ヘリを破壊した必殺の虹色光線を触角から、ここぞとばかりに倒れた2人に乱射した。
 爆発が集中する。起き上がり、再び飛ぼうと蝙蝠のマントを広げた亜子とまき絵を、爆風が容赦
なく吹き飛ばした。2人は黒いマントに包まり、ごろごろと転がりながら衝撃を和らげる。
690魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:48:48 ID:wV/OhKCf
「ぐ……」爆風の直撃を受けた亜子が、苦しげに呻きながら四肢に力を込める。
「よくもやったわね……あ、あれ、どこにいったの? あいつ」
 まき絵が立ち上がって虫を探すが、件の巨虫の姿はどこにもなかった。
「どこか行っちゃったのかな……。いないみたい。亜子、大丈夫? 立てる?」
 ゆっくりと起き上がろうとしている亜子に手を貸そうと、まき絵が亜子に向けて歩いていく。
 顔を上げた亜子の視界には、近づいてくるまき絵と、向こうの本棚の影から光る黄色い複眼。
「ま、まき絵! 後ろやっ! 後ろにおるっ!」
「え?」
 振り返ろうとしたまき絵の背中を、虹色光線が直撃した。
「う゛あ゙、あ゙―――あ゙ぁ゙―――っ!」
「ま、まき絵―――っ!」
 「ハイ・デイライトウォーカー」から与えられた蝙蝠のマントは並の魔物以上の防御力を有してい
たが、光線の威力がそれを超えていた。マントを貫通した光線が背中をレアステーキに変える。悲
痛な声を上げた桃色のアホウドリは、自分の皮膚が焼ける音を聞きながら崩れ落ちた。
 倒れたヴァンパイアの少女に、巨大な虫が猛スピードで接近した。倒れたまき絵を取り囲むよう
に、細いが鋼鉄の色をした脚8本が着地し、黄色い複眼が煙を上げる背中を眺める。
 虫の顎が開き、涎塗れの鋭い牙が4本と細かい無数の牙が現れた。
「あ、ああ、いやっ、いやあ……」まき絵が這って虫から逃げようとする。
「まき絵から離れえ!」亜子が起き上がり、倒れていた本棚を蹴りつける。
 運動量を与えられた巨大本棚が、回転して本を撒き散らしながらまき絵を襲った虫に飛ぶ。しか
し虫は触角から虹色光線を発射し本棚を爆散させた。
691魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:49:13 ID:wV/OhKCf
 なお威力が衰えずに亜子に向かう虹色光線に、亜子は辛うじて反応する。マントで包んだ両手
で2重にガードしながら光線を受け、反動でそのまま後ろに吹き飛んだ。
「い゛あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛―――っ!」
 邪魔を排除した虫がまき絵の肩に噛み付き、その身体を持ち上げて振り回した。虫の顎の噛む
力だけで宙に浮いたまき絵は、まるで昆虫に襲われた花の妖精のように儚く弄ばれる。
 後ろから聞こえてくるビリビリという音に、まき絵の顔がさらに恐怖に引き攣った。虫の脚が蝙蝠
のマントを器用に引き裂き、まき絵の防御力と機動力の要を無力化させていく。
「ま、まき絵ぇ・・・…」亜子がマントを使いよろよろと立ち上がる。「い、今、助けるから……」
 しかし亜子の両手は焼け爛れてマントもかなり焼けている。まき絵から見ても、さっきのキマイラ
ならともかく、この虫相手に亜子が勝てるとは思えなかった。しかし、足は無傷である。
 引き裂かれるマントがみるみる力を失うのを感じたまき絵は、
 たった一つの決心を固めた。
「亜子、逃げて!」まき絵がそう叫んだ。
「え……」さっき自分が言ったようなことを言われる亜子。
「早く! 早く逃げるのよ! 早く! 島から出るの!」
 まき絵のマントがついに力を失い、蝙蝠の群れに戻って散っていく。
「で、でも!」
「捕まったら絶対ゼッタイ許さないから! 早く行ってよおっ! 行けえええ―――っ!」
 まき絵の絶叫を聞いた亜子が、無言で本棚の影に姿を消した。
692魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:50:28 ID:wV/OhKCf
≪……まあいいや≫巨大な虫が、女声で喋る。≪彼女のマントは焼いたし、あの石橋も落ちたは
ず。どっちにしろ島からは逃げられないんだから≫
 古代虫は細い脚に似合わない怪力でまき絵の四肢を大の字に押さえ付け、黄色の複眼がぎょ
ろりと友人を逃がす時間稼ぎをする決心をした少女の顔を見る。背中の火傷がカーペットに擦れ
て痛むのか、虫を睨み返すまき絵の顔が微かに苦痛に歪んでいた。
≪昨日の映画を見たなら話は早いよ。私は、まさに「それ」に変化したんだから、この後どうなるか
も勿論分かるよね。シーンはカットされていたけど、この虫は―――女を襲って子供を増やす≫
 虫の尻の辺りからちくわに似たピンク色の生殖器が、透明の液を滴らせてぷるりと現れる。
≪質問するよ。まきちゃんに力を与えている存在は何者なの?≫
「そ、そんなの知らない。知ってても言わないもん!」
 正確には敵に情報は渡したくても渡せない。まき絵たちは「闇の福音」にそういう命令を受けてい
るのである。まき絵の意志には関係なく余計なことは話せないのだ。
 虫の自由な脚がメスのように動いてまき絵のスカートを切り裂き、ピンク色の下着ゆっくりと剥ぎ
とる。風通しがよくなった陰部と、その真上の生殖器を見比べれば、何をされるかは見当がつく。
「う、うう……」
 まき絵の顔が強張り、手足を動かそうとするが虫の脚はびくともしない。
 虫の先走り汁がカウントダウンを刻んでいるようにまき絵に落下し、毛が薄く生えた淫裂の上を
ねっとりと伝っている。やがて、少し漏らした小便の筋と合流して股間のラインを滑り落ちた。
「れ、レイプとかされても、い、いい言わない」
 唇はこれからの行為の恐怖に震えていたし、目は涙の量が増して今にも決壊しそうである。
693魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:51:37 ID:wV/OhKCf
≪ふーん、別にいいけど。誰が来ても「黒の導」は倒せないんだから。それより―――≫
 清らかな門を押し破るには巨大過ぎる丸太が、ゆっくりと目標に向けて降下する。
≪よくも私の顔を蹴ったなあ!≫
「いや゛あ゛っ! いたあ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 まるで蜂が敵に毒針を刺すように虫の尻が滑らかに動いて、ピンクの肉棒がまき絵の割れ目に
突き刺さった。めりめりと膣口を限界まで押し広げながら侵入してくる肉塊にまき絵は悲鳴というよ
り絶叫し、裂けた肉壁から流れ出した大量の血は少女の股間を赤く染めた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ! やあ゛あ゛あ゛あ゛っ! や゛め゛て゛っ! 抜い゛て゛え゛ぇ―――っ!」
 キツイとか大きいとかではなく、明らかに許容量オーバーの肉塊を挿入される苦痛に、まき絵は
目を見開いて唾を飛ばしながら喚いた。締め付ける肉が相手の大きさと動きに耐えられずに、必
死に分泌される潤滑油の効果もなく膣が傷ついていくのを、激痛という警報が教えてくれる。
 子宮を突かれた瞬間に腰が砕けるかという衝撃が身体を駆け抜ける。比喩ではなく肉体が軋み
始め、3回突かれると肉体のどこかが壊れたのか、腹の奥がずきずきと痛みだした。
「許し゛て゛ぇ! も゛う゛ゆ゛る゛し゛て゛ぇ! 壊れ゛ち゛ゃう゛! 壊れ゛……ちゃ……」
 性器からの出血が止まるどころか増していき、しかし虫のピストンは止まることはなかった。まき
絵の膣を抉りながらようやく動きになれてきた虫は、そのピストンをさらに速めていく。
「あ゛……あ゛あ゛………」
 ……………………………………
 ………………………
694魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:52:56 ID:wV/OhKCf


                    *


 血塗れになった股間から真っ赤な肉棒が抜かれた時、既にまき絵は生きている気がしなかった。
虫が射精したのかどうかはもうどうでもよく、ただ、今の陵辱で意識を失うことができなかったのを
呪って涙を流した。意識を失えば楽になれるのに、おそらく真祖パワーのせいで必要以上に耐久
力も上がっているのだろう。人間なら死亡確実の行為を、まき絵は耐えぬいてしまったのだ。
≪うーん、あんまり気持ちよくなかったけど、こんなものなのかな。よーし、次は―――≫
 虫は勝手なことを言いながらまき絵の右腕を、枯れ枝のようにぽきりと折った。最初は何をされ
たかは分からなかったが、関節から変な方向に曲がった手が動かないことは理解できた。
「あ、あ、止めて、止めて」
≪まきちゃんは、もう新体操ができないのね。可哀想≫
 そう言ってまき絵の両足を虫の脚が押さえ、そのままボキボキと簡単に砕いた。
「止めて、止めて、もう許して、許して……止めて、ねえ、止めて、許して……」
 動かない身体で、天井を見ながらぶつぶつ懇願するまき絵を無視して、虫は残る左腕も折った。
≪さて、まきちゃん、さっきのお礼をしないとね。 変化!≫
 古代の虫はそのまま巨大化し、灰の煙に包まれてキマイラに変わった。
「あ、ああ、あ、そんな、そんなの……」
 間違いなく、少し前に蹴り倒したキマイラだった。前と違うことといえば、まき絵が背中と股間と肩
を負傷し、両手両足が折られていることぐらいか。
 動くこともできないまき絵に、ドラゴン、獅子、牝山羊の大きな口が迫ってくる。
「いっ、いやあああああああ―――――っ!」
695魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:53:53 ID:wV/OhKCf


                    *


「はあ、はあ、いったい、どうやって脱出すればええんや……」
 負傷した両手を庇いつつ、たまに飛んでくる黒い本から隠れながら、亜子は図書館をふらふらと
さ迷っていた。まき絵が作ってくれたチャンスを生かそうにも、飛べなくなっては脱出できない。
 焼け焦げた蝙蝠のマントは、つい先程蝙蝠に戻って散っていってしまった。主人のエヴァとも連
絡がとれず、どうやら石橋も無くなっているようで、亜子の独力で脱出は不可能に近い。
「だ、誰か……誰か、おらへんの?」
 メチャクチャに壊れた図書館は無人で、亜子は一人だった。
「まさか、この島で生き残ってるのは、ウチだけなん……?」
 廃墟に近い図書館は、ほんの数十分前までは賑やかで平和な世界だったのに。
 そんなに簡単に、平和というものは踏み潰され、炎に包まれ、食われてしまうのか。
 裕奈の仇を討つどころが、このままでは狩られるのは時間の問題だった。
「助けて……先輩、助けて……兄貴、助けて……誰か、ウチを助けに来て……」
 広大な図書館の、その中の一つの本棚の影で、戦えなくなったヴァンパイアの少女は泣きなが
ら、ずるずると崩れ落ちて動けなくなった。


                    *


696魔法少女ビブリオン ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:55:33 ID:wV/OhKCf
 まき絵だった液体と固体が、フロアのそこら中に散乱していた。立ち込める内臓や血の生臭い匂
いと、カーペットに染みた血液の毒々しさは地獄という言葉も生温い。指や耳がゴミのように転が
り、少し損傷しているにも関わらず穏やかな顔のまき絵の首から上が、薄目を開けてキマイラだっ
た少女を見つめている。

「ほっ、よかったぁ。顔に傷ついてないや。何たって女優は顔が命なんだから」

 惨状を引き起こした村上夏美は変身を解き、「灰かぶり姫の復讐」を黒い本に戻していた。目的
は一つ、手鏡で自分の顔をチェックするためである。何とか大丈夫だった。
 転がっていたまき絵の腕を蹴飛ばしながら、ぴちゃぴちゃと血が染みたカーペットの上をすきっ
ぷしていく。まるでその惨状が自分のための舞台装置とでも言わんばかりの笑顔で。
「私って、すごい」
 自分が一人でやったことを思い返し、そして思い出しながらつい笑ってしまう。
 自分の能力が、いや、自分がこれほどのことをしてしまうのが、できてしまうのが、とても楽しい。
「でも、まきちゃんはさすがにやり過ぎちゃったなあ。復元できないかも」
 そんなことを言っているうちから、「黒の導」の子供の黒い本がどこからか飛んできて、まき絵だ
ったものを綺麗に吸い込んで、「げえっ」と言いながら無傷のまき絵を吐き出した。
 まき絵は見事に復元されていた。
 黒い本がまき絵の胸に入り、絶叫と共に「器」に変える。
「ああ、あああ、すごい」
 その夢のような光景を眺めながら、夏美はぽろぽろと涙を流していた。
 やはり、いつも憧れている「あの人」はもっとすごい。

我は那波千鶴であると同時に、私は『黒の導』なのよ、夏美

 あの言葉が頭の中で甦る。もしかしたら、いや、そうだ。きっとそうだ。

「ちづ姉は、神様になったんだ」

 夏美は真顔でそう言うと、亜子を捕えるべくゆっくりと歩き出した。
 次はやりすぎないようにしよう、と心の中で考えながら。
697座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/16 23:57:08 ID:wV/OhKCf
>>669
* ― ―)ノ まあお互いほどほどに頑張りましょう


まあようやく亜子たんの出番なわけです
吸血鬼化させるとなんか懐かしい

どうでもいいけど虫のパニック映画って蜂が多い気がする
ではまた
698名無しさん@ピンキー:04/10/16 23:57:46 ID:kI0qpvfm
>>697
次スレよろ
699名無しさん@ピンキー:04/10/17 00:47:50 ID:EeUSXSXT
魔法先生ネギま!エロパロスレッド9
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097939983/l50
700座薬 ◆FePZUCQ9Q6 :04/10/17 03:37:26 ID:EeUSXSXT
701名無しさん@ピンキー:04/10/17 12:48:51 ID:MucD+ixj
ii
702名無しさん@ピンキー:04/10/17 16:33:43 ID:S4/lK3Zt
夏美の設定は何のパクリ?
703名無しさん@ピンキー:04/10/19 18:36:09 ID:pjW8+eW0
少年漫画家赤松健の公式HPにはアダルトページがある
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/iga/1097760491/
704名無しさん@ピンキー:04/10/21 00:12:23 ID:nanNQoeS
埋め
705名無しさん@ピンキー:04/10/21 00:18:35 ID:xXAkvw5x
あと25KB強。
706名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:37:59 ID:vNAq0XUe
埋め
う                                                
め                                              
た                                                
て                                               
ま                                                  
し                                                
ょ                                               
う                                                
!                                                 
                                                    
                                                 
708名無しさん@ピンキー:04/10/23 19:22:25 ID:Z8/NBjaO
709名無しさん@ピンキー:04/10/23 19:55:17 ID:x+wVDhn0
すごかった地震。
710名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:21:07 ID:hD4BO/+Z
埋めるか
711名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:35:42 ID:ckVdj7oN
よし埋めるぞ
712名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:36:31 ID:ckVdj7oN
                                                  
                                                   
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
713名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:37:15 ID:ckVdj7oN
                                                  
                                                   
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
714名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:38:58 ID:ckVdj7oN
                                                  
                                                   
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
715名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:41:36 ID:ckVdj7oN
                                                  
                                                   
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
                                                  
716名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:44:11 ID:PAWH7agn
あと18KBくらい
717名無しさん@ピンキー:04/10/24 13:29:12 ID:PAWH7agn
今日も1レス、明日も1レス
718名無しさん@ピンキー:04/10/24 16:10:19 ID:abhTjQut
もう一本くらいは書けそうな容量だけど。
719名無しさん@ピンキー:04/10/24 16:33:40 ID:PAWH7agn
レス番980未満で容量埋まった場合、dat落ちまでの時間も遅いみたい。
多分1週間くらい保つけど、新スレ出来てるし。
雑談スレとして放置するのもまた一興。
720名無しさん@ピンキー:04/10/24 16:35:35 ID:MXXChK7d
↓ってことでPT降臨
721名無しさん@ピンキー:04/10/25 16:35:28 ID:wibC0VYl
更新を遅らせる気か?
722名無しさん@ピンキー:04/10/25 19:57:04 ID:SimhMfGW
723名無しさん@ピンキー:04/10/25 20:42:58 ID:ggYkIHje
そんなことないよ
724レス末埋め立てSS:04/10/27 07:28:27 ID:p3ehRGNN
学園祭まであと15日となった某日・・。
「何これ・・すごいエッチじゃん。」
アキラはトイレの鏡に映るバニーガール姿の自分を見ていた。
「・・・・・やっぱり恥ずかしいな・・・。」
大きなバストに引き締まったウエスト、そして水泳で鍛えられたヒップ・・。
バニー衣装が見事にバランスのいい体つきを演出している。
「・・・意外と似合ってる?。」
そう思った途端に顔が赤くなる。
いろいろやってみたくなる。
―だっちゅうの―
大きめの胸が更に強調される。
「う、うっふーん。」
投げキッスをする。
「ま、まんざらでもないかなあ・・。」
調子に乗っていろんなポーズをとる。
「ううーん(はあと)。」
だっちゅーののポーズをしながら尻尾の生えたヒップをプリプリ振る。
「イイ感じ?。」
両手を腰に添えてビシッと立ちポーズをとる。
寡黙な普段とは違う自分がいる・・。
「先生やお客はどう考えるんだろう・・・。」
いろいろ想像してみる。

『アキラさんキレイですっ!大人の雑誌に出てくるみたいでステキですよ!。』
『そんな・・キレイだなんて・・。』
両手で真っ赤になった頬を押さえる。
それから・・・
『見れば見るほど興奮してきます〜。』
ネギはアキラの体を触る。
725レス末埋め立てSS:04/10/27 07:44:00 ID:p3ehRGNN
『キャッ!何するんですか!。』
『アキラさんがそんな格好してるからいけないんですぉ。』
『いや、やめてください。』
ネギは触るのをエスカレートさせてきた。
胸を露にされ、ストッキングも破かれ蜜壷を弄られる。
『ああん・・・。』
『僕も気持ちよくしてくださいよ〜。』
ネギはズボンを脱いでアキラの目の前にペニスを出した。
『むぐっ、んっ、んーッ!。』
嫌がる口にペニスがねじ込まれ強引にフェラをさせられる。
『おちんちん入れていいですかぁ?。』
『ふぉ、ふぉんなあ!・・ふぉこふぁふぁねれふうっ!。』
体をくねらせて必死に抵抗するが力ずくで股間を開かされてしまう。
『いきますね・・。』
ネギはアキラにペニスを挿入した。
『イヤーッ!。』

「はあはあ・・ううん・・。」
アキラはストッキングに隠れた股間を無我夢中で弄っていた。
「アキラー。」
そこにナースルックの亜子が前触れもなくトイレに入ってきた。
「なっ・・!。」
亜子は目の前の光景を疑った。・・親友が洗面台に腰掛けてオナニーしていたのである。
「ぁ・・・。」
顔面蒼白な亜子の顔がアキラの視界に飛び込んでくる。
「な、なにを・・。」
「あっ・・ダメ・・みちゃ・・。」
二人とも声が震えている。
「ア、アキラ?。」
726レス末埋め立てSS:04/10/27 07:57:10 ID:p3ehRGNN
ビクッ!
「アアアーッ!。」
「・・・・・!・・・・・。」
亜子の見ている前でアキラは潮を噴いた。
「はあ・・はあ・・あ、亜子・・。」
潤んだ瞳で亜子を見る。
一瞬だがとても淫らに見えた。
「あ・・。」
その瞳に亜子の胸が高鳴った。
「ア、アキラぁ・・。」
亜子は必死に衣装を直すアキラの手を取った。
「な、なに?。」
亜子は8つあるうちの一番広い奥のトイレに入り鍵を閉めた。
「ど、どうするの?・・亜子?。」
「アキラ・・。」
亜子はそっとアキラにキスをする。
「んーっ!。」
「はあ・・。」
アキラの口腔に入った亜子の舌がアキラの舌に絡みつく。
「はあ・・。」
キスが離れたときアキラの胸は亜子の手によって再び露になっていた。
「大きいね・・。」
亜子はそういうと舌を出して乳首を舐め始めた。
「固くぅなってる・・。」
「ああ・・だめ・・。」
「しっ・・声だすと聞こえちゃうで・・。」
そういってナース服のボタンをはずした。
白いブラとパンティ・・そして白いガーダーベルトが現れた。
「ああ・・あこお・・。」
「どや?・・ウチも色っぽいやろ?。」
727レス末埋め立てSS:04/10/27 08:13:33 ID:p3ehRGNN
ブラのホックをはずす・・。
白い胸が顔を出す。
「うん・・きれいだよ・・。」
「ウチのも・・してえな・・。」
アキラは催促どおり亜子の乳首を舐めまわしてやった。
「あん・・い、いい・・。」
亜子の手はアキラの乳首を弄っている。
「じゃ、じゃあ次は・・。」
亜子は屈んで、アキラの股間に顔を埋め、クンニを始めた。
「あっ・・やあん。」
布をずらし、ストッキング越しに、濡れているパンティを啜る・・。
「ああっ!。」
「んっ・・。」
亜子は色っぽい吐息を漏らしながら舌を踊らせ続けた。
「あああ・・。」
アキラがイきそうになる前に亜子は股間から顔を放した。
「今度は・・ウチのオメコも舐めて・・。」
亜子がパンティを脱ぐと無毛で綺麗な股間が姿を現した。
アキラは亜子の股間に顔を埋め、舌を伸ばした。
「ああ・・。」
舌をつけると同時にアキラの舌を愛液が伝った。
―すごい濡れてる・・―
アキラはストッキングに包まれてる自らの股間を弄りながら亜子を愛撫していた。
亜子も自分の乳首をくりくりと摘んでいた。
「ア、アキラぁ・・二人で一緒に・・。」
股間から離れたアキラの唇から愛液が垂れる・・。
亜子はバニーの衣装に手を突っ込み、ストッキングを下ろしてパンティの中に
手を潜り込ませてきた。
「あは・・ぐちょぐちょやね・・。」
亜子の手がアキラの股間を動き回る。
728レス末埋め立てSS:04/10/27 08:23:12 ID:p3ehRGNN
「あ・・あこ・・やめて・・。」
「気持ちいいやろ?・・なあ・・ウチのオメコも弄って。」
アキラの手を自分の股間に導いた。
「あん・・う、うまいやん・・。」
くちょくちょと互いの股間を弄る音が狭い空間に響く。
「ウチ・・もうアカン・・アキラ・・一緒にイってェ!。」
一緒にイこうと指のペースを上げるとアキラも膝が崩れてくる・・。
「あこぉ・・あたしも・・もう限界・・。」
そして二人は同時に絶頂を迎えた。
息を切らしながら二人は締めのキスをした・・。
「よかった?。」
「うん・・。」
「またやろな。」
「うん・・。」
「で・・その濡れちゃった衣装どないしょ・・?。」
「・・・・。」

 レス末書き殴りSS      ―了―
729名無しさん@ピンキー:04/10/27 10:16:39 ID:JR8wXOIj
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
    
730名無しさん@ピンキー:04/10/27 18:54:30 ID:5jqeJx9h
>>724-728
読んでないけど乙
731名無しさん@ピンキー:04/10/27 19:21:26 ID:5jqeJx9h
埋め
732名無しさん@ピンキー:04/10/27 19:30:01 ID:5jqeJx9h
めめ
733名無しさん@ピンキー:04/10/27 22:07:17 ID:SgujKkn8
読んだ。乙。
734名無しさん@ピンキー:04/10/27 22:40:08 ID:5jqeJx9h
>>733
読んだのか、乙
735名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:15:54 ID:iE+RWdnN
さあ埋めるぞ
736名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:24:37 ID:7O07xFnE
埋めますかね
737名無しさん@ピンキー:04/10/28 02:26:57 ID:DTTvCOI8
埋まるといいな
738名無しさん@ピンキー:04/10/28 13:39:50 ID:d1/cd18U
739名無しさん@ピンキー:04/10/29 01:14:24 ID:KHU2wqcq
740名無しさん@ピンキー:04/10/29 02:17:44 ID:bSNWRSls
みつね姐さんかわいいよ
かわいいよみつね姐さん
741名無しさん@ピンキー:04/10/29 12:52:57 ID:jDr/WSBC
紺のきつね・・
742名無しさん@ピンキー:04/10/29 19:58:18 ID:bSNWRSls
しかしあれだね、あ
743名無しさん@ピンキー:04/10/29 20:18:54 ID:OcrjGou9
☆ネギま!スレのコテハンを格付けしよう!☆
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/ranking/1099048699/
744名無しさん@ピンキー:04/10/29 22:45:04 ID:bSNWRSls
ねこねこ
745名無しさん@ピンキー:04/10/29 23:25:43 ID:KHU2wqcq
ぐぶ
746名無しさん@ピンキー:04/10/30 01:58:56 ID:AA3HvwQO
こんな夜中まで起きてるもんじゃないな
747名無しさん@ピンキー:04/10/30 02:10:16 ID:AA3HvwQO
寝る
748名無しさん@ピンキー:04/10/30 02:29:44 ID:SWwSkAVq
寝ろ
749名無しさん@ピンキー:04/10/30 10:43:00 ID:AA3HvwQO
おはよう
750名無しさん@ピンキー:04/10/30 11:35:57 ID:AA3HvwQO
もう昼か
751名無しさん@ピンキー:04/10/30 12:25:45 ID:AA3HvwQO
食べたのでまた寝る。堕落の日々。
752名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:32:57 ID:OkvgNGTh
本スレが次スレに移行しました

(o^v^o)魔法先生ネギま!93時間目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1099114038/
753名無しさん@ピンキー:04/10/30 18:52:26 ID:AA3HvwQO
ごめんなさい
754名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:40:23 ID:AA3HvwQO
夕飯食べてくる
755名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:09:35 ID:AA3HvwQO
お茶してる
756名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:38:00 ID:AA3HvwQO
2ch巡回中...
757名無しさん@ピンキー:04/10/31 01:45:10 ID:RlX/WsBt
戻った
758名無しさん@ピンキー:04/10/31 02:20:24 ID:RlX/WsBt
雨よく降るな
759名無しさん@ピンキー:04/10/31 02:28:45 ID:ckWerQbT
(^o^)こ(^_^)ん(^O^)ば(^_^)ん(^〇^)わ♪ここわなにをするところですか(o^-')b
760名無しさん@ピンキー:04/10/31 02:54:02 ID:RlX/WsBt
>>759
既に次スレは立っているので移動願います。
魔法先生ネギま!エロパロスレッド9
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097939983/
 
 
ここは埋めるのみ・・・
761名無しさん@ピンキー:04/10/31 09:10:42 ID:RlX/WsBt
おはよう
762名無しさん@ピンキー:04/10/31 09:36:56 ID:RlX/WsBt
朝飯にするか・・・
763名無しさん@ピンキー:04/10/31 22:38:22 ID:RlX/WsBt
ただいま
764 ◆LVfMakax3U :04/11/01 01:34:48 ID:53HNrNbM
オヤスマナイト
765名無しさん@ピンキー:04/11/01 18:11:37 ID:PFy1c75i
ただいま
766名無しさん@ピンキー:04/11/01 19:56:04 ID:PFy1c75i
夕飯食べた。ごちそうさま。
767名無しさん@ピンキー:04/11/01 20:50:28 ID:PFy1c75i
2ch巡回中。。。
768名無しさん@ピンキー:04/11/01 22:39:14 ID:PFy1c75i
明日の準備でもするか。。。
769エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :04/11/02 00:08:03 ID:nhcAiAI/
最後に投下したのがいつだろう。
缶詰がもうすぐ終わりそうです・・・・。あと1週間ぐらい・・・。
楽しみにしてる人 まだいるかなぁ・・・・。
770名無しさん@ピンキー:04/11/02 19:43:49 ID:8HtjQWDn
ふにゃ〜ん、ふにゃにゃ?
771名無しさん@ピンキー:04/11/02 23:58:36 ID:8HtjQWDn
ふるふるふるむ〜ん
772名無しさん@ピンキー:04/11/03 00:08:27 ID:AeVAsNFh
埋めますよ
773名無しさん@ピンキー:04/11/03 00:47:32 ID:AeVAsNFh
んにゃ
774名無しさん@ピンキー:04/11/03 08:07:22 ID:AeVAsNFh
おはようさん
775名無しさん@ピンキー:04/11/03 18:13:29 ID:AeVAsNFh
ただいま
776名無しさん@ピンキー:04/11/03 20:46:18 ID:AeVAsNFh
2ch巡回中。。。
777名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:10:41 ID:9jWfycre
さみしいぞなもし
778名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:12:27 ID:9jWfycre
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
779名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:12:55 ID:9jWfycre
あと16
780名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:47:32 ID:AeVAsNFh
もうすぐですね
あと3KBくらい
781名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:04:21 ID:AeVAsNFh
うめうえむえむえ
782名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:05:17 ID:7in3GE9m










783名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:05:55 ID:W4nCDYZe
座薬ってあのSSの話を全部自分で考えてんのかな・・
784名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:05:59 ID:7in3GE9m
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
                                                              
785名無しさん@ピンキー:04/11/03 23:06:27 ID:AeVAsNFh
わわっわ
786名無しさん@ピンキー
                                                              座薬
                                                              
                                                               氏
                                                              
                                                              
                                                               は  
                                                              
                                                                す 
                                                              
                                                              
                                                              
                                                                ご
                                                              
                                                              
                                                               い