日本は資本主義と言う名の社会主義国家

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1 
所詮亜米利加によって作られた民主主義!
中国のが今や資本主義になってるよ・・・
社会主義なのに株式市場があるくらいだからな。

あ〜アホらしー


2  :03/05/23 23:35
2げと
3金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/23 23:53
そうそう。
4金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/23 23:55
日本民主主義人民共和国でつから。
5金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/24 00:03
北朝鮮は社会主義と言う名の封建王朝
6金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/24 00:05
もともと社会主義だよね。
中学高校は制服だったし、大企業は社宅もあるし、配給制みたいなもんだ。
7   :03/05/24 00:13
 この板でよく見かける愚痴だな。
8金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/24 07:25
銀行国有化とか産業再生機構とか社会主義の香りプンプン
9金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/24 07:29
日本は社会主義だよ。最初から。
━旧来の社会統合システムには、一応、機会均等の建前があったはずですが。
 
企業社会と自民党政治の二つから成る、日本独特のスタイルでした。
ホワイトカラーのみならずプルーカラーをも企業の昇進競争に巻きこんだ。
首が切られることのない男性正社員労働者を統合の核に据えていくのが前者で、
そこに入ってこない農村と都市自営業に金をばらまいて抑えるのが後者。
国民をバカの集団ととらえて政治的エリートとしての官僚だけが君臨し、
後は社会的エリートも養成しない、衆愚観に基づく非階層的支配だったのだ
と、私は考えています。
 グローバル化した企業社会はしかし、一気に階層化されていく。
スリム化されて、正社員だった人たちも少数エリートを除いてパートや
派遣に置き換えられてきた。競争力の弱い農民や自営業はつぶされます。
そこでアメリカ式に、政治的にもそれなりの権利を与えられる社会的エリート
が育てられ、彼らを中心に上からの支配が図られる。彼らは税制面での優遇を
背景にボランティア活動もして、福祉国家を代替する役割も担うわけですね。
ただし、新しい人権が認められるのは彼ら上層の強い市民たちだけです。
下層の弱い市民は、”えせ弱者”などと呼ばれ、強力な治安国家によって
徹底的に抑え込まれて、市民全体が連帯するような動きには監視の目が光る
。アメリカは何も、9・11を境に変わったわけではありません。
治安活動の強化を掲げた反テロ愛国者法のような流れは前からあって、
あれで加速しただけのことですよ。
 ━市民という言葉が、近頃やたらと、乱発されている感がありますね。
アメリカンデモクラシーなるものを、日本人が美化しすぎていた嫌いもある。

彼らの言う市民とは、社会的上層だけですよ。
簡単で単純な争点を提起して彼らを動員し、正当性を調達して権威による直接的な
統合を進める歓呼民主主義、喝采民主主義。
自由主義なのに国民総背番号や個人情報保護法で個人の管理を強めるのはおかしい
などという批判がありますが、全然おかしくない。
福祉を切り捨てて「小さく」なった政府は弱者抑えこみのために「強く」なるので
あって、優しくはならないのです。
13金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 15:37
霞ヶ関中心の社会主義国家でつ

14金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 15:40
>>1
今更言うまでもなく「世界で最も成功した社会主義国家」です。
中国が、「社会主義市場経済」の政策を遂行するのに、
「日本のように、厳密に行政に管理された経済政策は、とても参考になる」
と述べているように、戦後日本は「アメリカ領日本州社会主義国家」
という事です。
15金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 15:42
自由主義
民主主義
社会主義
みんな幻でした
16金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 18:58
俺も、日本は資本主義に見せかけた社会主義だと思ってたよ。
でも、最近、それは何かをごまかすための理屈だと思うようになり始めたよ。
17金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 19:12
中国には、日本人と親しくなると社会主義がうつる
という冗談があるらしい
18金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 19:18

おまえら分かってないな。
主義というのは行動の原則をどこにおくかによって決まるんだ。
日本の場合、お上が言えば下は善悪も考えずに行動するのが原則
なんだから、
             「封建主義」
だろ。
おまいらは
「社会のため」に働いているのか?
違うだろ。

権力を持つやつらに働かされているんだろ。
19金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/25 19:19
あっそ
20金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :03/05/25 19:20
無料サンプル2000点以上
http://207.168.177.161/main.asp?language_id=2
21 1:03/05/26 00:28
18>>の言うとおり封建だろうな。しかしもうそんなことはどうでもよいよ!
共産主義だろうが独裁主義だろうが一つ言えることはこの国は永遠に
資本主義なんか無理。悲しいかなそれが日本人気質だな。まぁアメ公によって少しはマシになったがな。
22金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 00:38
その会社に入社すれば安泰(終身雇用)という幻想は捨てるべきだ。
それが社会主義と同類だ。
五十年代後半頃の「もはや戦後ではない」からバブル崩壊まで
「働くことは美徳」とうたわれてたことは労働者のスローガンだよ。
23金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 00:41
独裁より専制政治に近いな、しかも
支配してるものがいつも顔が見えない状態
もっともフラストレーションのたまる社会を作り上げたね、。
日本、。
24金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 01:45
高度成長期は「働け、働け、寝る暇を惜しめ」と政府の一声でみんなアリになって
働きすぎたから過労死が生じるんだよ。
だから、俺らの世代は「政府のために犠牲になるなんてナンセンス」と冷めた目で
見てるよ。
25金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 02:32
そもそもこの日本を支配するのは働くものではなく
法律や制度にたかり公益性の大義名分の下、自身の
権益を維持することばかりに奔走するものにより
構成されている。
公務員は本当は生真面目で良識があるものが多いと思う。
しかし国の方向性を決めるには不十分だし、本来貧乏人の
ひがみ根性を持ち権利意識が強いので私益と公益の狭間で
方向性を見失っているのではないかな。

それ以上に一番諸悪の根元だと思うのは公務員よりも無学で
わがままな愚民による雰囲気政治だと思う。

愚民は良識を持つもののそういった迷いすらなくただ
自分自身の根拠のない自信と半径10M内の利害に奔走するのみ。
日本はこういう馬鹿によって食い荒らされている。
教育がしっかりしていないせいである。
26:03/05/26 02:33
これってほんとにいいんですかここっまで?
http://www.39001.com/cgi-bin/cpc/gateway.cgi?id=kiyomi
>>24
俺らの世代っていくつ?
おれ20代だけどまったく同感。
つーかもう少し上の世代もそう考えてると思う。
政府のためなんて素で考えてるのは70代くらいだけじゃないか。
もしくは50くらいになってそう考えるようになった人とか。
28金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 02:59
そもそも政府のためってなんだって話だよ。
政府のためにやって誰が得をするのだということを
考えると誰もそのような馬鹿なことを考えることをやめる。

しかし不真面目にいきることがいいということではない。
政府のために働いても意味が無い=傍若無人な生き方を正当化
するという流れで請負、派遣企業などの非国民企業が蔓延し
社会コストがひたすら上昇し続け終いに自分自身の首さえ占めかねない
状況になっているのだ。
日本人は再教育が必要なのだ。戦後の闇経済のような状態になている。
29金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 03:09
>>24
政府というよりか役人が「アメリカなどの先進国に追いつけ追い越せ」という
今思えば無茶苦茶なスローガンに国民がマインドコントロールにかかっただけ。
俺らの世代というのはバブル崩壊後に入社した30代中ごろまでの世代のこと?
30金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 03:19
結局若い世代の不満は高い物価、高い不動産価格
高い賃料、高い租税公課、低い所得に行き着くんだよ。

彼らは自己防衛のため消費を削り、貯蓄に走る。
職業は公務員や大企業などスタンダードなものばかり
を望むようになる。
明らかに景気は冷え込むよ。間違いなく。


>>21 資本主義なんか無理

モマイなぁ。日中戦争前、日本はバリバリの資本主義だったんだぞ〜。

証券市場の個人株主は80%もいたのだよ。資本市場は活況だったんだよ。
金持ちは、ちゃんと起業のための資本を出したよ。経済の浮き沈みは激し
かったが、事業を起こして成功する香具師がたくさんいたよ。
>>21

統制経済っぽくなったのは、日中戦争以降のはなし。これは軍需産業に
潤沢に資金が供給されるためだったんだよ。そこでできたのがメイン
バンク制であったり、官僚制度であったり、今ある体制のほとんどは
その時期に作られたのだよ。同時に預金奨励政策も開始されて、それまで
の直接金融から、間接金融に移行したんだよ。つまり今までの日本は
戦時体制のままだってこと。当然株式持合いもその頃に政府の指導で
始まったんだよ。
33金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 07:58
>>32
戦後にGHQが支配した時、他の組織はズタズタに解体したのに、
大蔵省だけは解体せず、「そのまま残した」ために、今日の体制が
築かれたわけだな。ゼニを握る官庁も潰しておけば良かったのにね。
34金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 08:07
利権や規制などで競争の外に身を置くものが多すぎる
それが生産性を押さえているわけだが
それでも今は消費不足デフレなんだよね。
35金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 08:09
バブル入社組が旧世代のラストグループだね
俺らの世代は大前提として「経済環境は右下がり」と認識してるか
36金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 09:04
高待遇社会主義制度((公務員、既得権益企業(テレビ局、新聞社など)、特殊法人など))
資本主義制度(世界競争にさらされている企業)

2極化が鮮明になり、高待遇社会主義制度の温存で日本は
高コスト体質に陥り資本主義制度の足かせとなっています。
この傾向が更に進んでいます。
37金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 10:31
じゃあ、おまいら全員構造改革推進マンセーだな?
38金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 10:33
大減税で景気を支えつつ
構造改革を進める
これが正解。
39金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 10:34
そういう中身の不明なイデオロギー論には興味ないね。
40金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 11:01
2007年頃、経済破綻する日本。
41金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 11:43
>>39
じゃあ中身のわかる意見言ってみろよ、それとも具体的なことは言いたくないのか?
42金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 23:05
アリ型世代は平行のまま勤務してたうえに向上心がないから終身雇用という名の甘え
にどっぷり浸かってる。
キリギリス型世代は資格を取得して転職する。
前者は典型的な社会主義人間だ。
43金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 23:42
日本はもっとも発達した資本主義国だったが、好不況の波が激しく貧富の差
も酷くなり個人主義が目立つようになって、若手の軍人、官僚が決起して、
国家社会主義に転換した。敗戦しても国を再建するために国家社会主義シス
テムを維持する必要があり、日本の占領政策を担当していたアメリカのニュ
ーディーラーのケインジアン達の考えともマッチしていたので、国家社会主
義は強化され、そのまま高度成長へ突き進んだ。そして戦後復興と高度成長
の異常状態に合わせた間接投資の金融システムと、大量生産大量消費の生産
消費システム、完全雇用、年功序列、土地本位制の完全なサイクルが確立し、
膨大な資産効果から需要も急増し、日本型国家社会主義のピークをむかえた。
全ては戦後復興と高度成長の異常状態を正常と誤認し、ニューディーラー達
の理論に惑わされた日本のエリートのミスリードが今日の状況を生んでいる。

44:03/05/26 23:44
やっぱ官僚の責任。というわけで都知事投入。
45金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 00:08
庶民−社会主義−(ミドルウェア)−資本主義−支配者

っての生み出した日本はスゲーな。
庶民には労働の尊さを訴え、租税も気づかないように
搾取され、実にすばらしいシステムだった。
46金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 01:09
そもそも日本に「株」があること自体がおかしいね。
あれはアメリカやシナみたいな大きい国がやることだろ。
47相互リンク:03/05/27 07:05
日本における社会・共産主義的体質@社会・世評板
http://society.2ch.net/test/read.cgi/soc/1046575196/
48金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 21:27
もう、企業で必死になって働く時代じゃない

デフレの原因は産業主義の終焉ある。
http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1044525795/l50
産業主義(資本主義と社会主義)の終わり
http://abff268r.infoseek.livedoor.com/sangyou.htm
18世紀から20世紀の間われわれの社会は、
工場で物を生産してそれを市場に流通させる事で生活の向上を目指してきました。
生活を便利にするため色々な発明品が開発され発明品が一般家庭にとどき、
当たり前のように使われるようになりました。
コンビニへいけばたいていの生活必需品があります。
電気屋にいけば便利な家電が沢山あります。
自動車、住宅、衣服など物であふれています。
日本中隅々までに道路や鉄道が作られました。
その結果、どうなったでしょうか?
デフレの原因は既存の商品がすべて家庭にいきわたったから
物が売れなくなったと見るのが自然ではないでしょうか?
49金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 23:36
しゃかい-しゅぎ ―くわい― 4 【社会主義】

〔socialism〕
(1)資本主義の生み出す経済的・社会的諸矛盾を、私有財産制の廃止、生産手段および財産の共有・共同管理、計画的な生産と平等な分配によって解消し、平等で調和のとれた社会を実現しようとする思想および運動。共産主義・無政府主義・社会民主主義などを含む広い概念。
(2)マルクス主義において、生産手段の社会的所有が実現され、人々は労働に応じて分配を受けるとされる共産主義の第一段階。
ワークシェア導入で日本は新たなパラダイムへ
51山崎渉:03/05/28 10:56
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
52金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/29 00:22
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎            山崎渉
53金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 12:46
現代のエロ官僚幕府を倒して明治維新からやり直そう。


54金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 14:05
何か、高校生の議論みたいになってるね、ココ。
複合経済の意味を知らないの(ry
55金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 14:20
日本は昔から資本主義だよ。

つーか、どこがどう資本主義じゃないのか聞きたいのだが
>>55
むしろ、最近はどんどん社会主義化してるようだが
57金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 14:30
>>56
なんで?
社会主義化ってそもそも何?
というか、社会主義ってどういう定義で語っているの?
58_:03/05/31 14:32
59金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 14:35
資本主義の限界を指摘したのがマルクス。
しかし、社会主義が資本主義の代替として最適かは
また別に議論が必要。
産業再生機構とか発想からして社会主義だよな
61金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/31 14:42
日本は会社主義だろう
昔の村が今は会社
村長が社長
変わんないね
>>61
あ、それは、すんなり受け入れられる
驚くことに、反ケインズ主義と思われているブキャナン・ワグナーは、
「需要不足の経済状態から脱出するにはための理想的な経済政策は、
政府貨幣発行を財源とする赤字予算を組むことである。」といっている。

ブキャナンの孫弟子達は、ちゃんとブキャナンを勉強すべきである。
http://www.adpweb.com/eco/eco294.html
64金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/01 11:52
>>40
BIBLE CODE によれば
2006年 世の終わり
だそうだ

>>64
「悪いことは、いつも早くやってくる」という私の経験則から
考えると、破綻は2005年頃だと思うよ。竹中の言う2年待て
のセリフは、実は破綻まで待てということなのだと思う。
66金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/01 12:52
まあ、完全な資本主義なんてありえないわけだし。
そんな国は世界中探してもないわけだし。
67:03/06/01 13:56
早く2006年こないかな。
68:03/06/01 14:13
日本経済崩壊論だぜ〜〜〜〜イエイ
69金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/01 14:49
ワールドカップの年だな
70金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/01 14:49
71:03/06/01 15:13
ほな2chと提携するか↑
72金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/01 20:02
2000-2006 日本 経済破綻+大地震+核?
73なら:03/06/01 20:10
最後はアフォな連中に核落としてアボーン
74金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/02 00:02
>>72
計画的リセット
戦後に戻る
75金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/02 00:30
金融封鎖?
76金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/02 10:31
産業再生機構は確かに社会主義的じゃのう。
熊しか通らない道路の方がまだマシだ
77金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/02 19:36
経済破綻すれば
銀行、霞ヶ関
大喜び?

>>77
打ちこわしと思われ。
79金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/04 07:24
破綻する前に
もうアメリカにのっとられてます

80金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 08:31
社会主義的生活をしていて、ろくに働かない公務員。
81金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 11:41
>>1
修正資本主義って知ってるか?
82金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 11:55
知ってる
83金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 11:57
最近出没している、「日本は社会主義なんだ説」は説明がいるぞ。

なんか、雰囲気で言ってるだろって感じで
84金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 13:15
社会主義というより全体主義だろ。
戦後の義務教育という名の矯正教育(教育か?)
悪平等による個性の抹殺が現在の結果だろ。
群れに従わない者はみせしめに排除する。
逆に群れに隷属する者の行為にはある程度目をつむる。
結果なんでもアリ、やったもん勝ち、モラルハザード
で正常な社会が維持できなくなる訳だな。
個人の暴力には非をとなえるくせに集団の暴力は黙認
する、そんな筋の通らない社会が長く続く訳ないだろ。
アメリカもそうだが。
85金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 18:43
>>84
ほぼ同意
だけど、アメリカの場合、訴訟で救済される手段がある
日本の場合、訴訟を起こすこと自体がタブー視されやすいし、
社会で抑えようとする
だーるの言う民主主義国の条件2つ、すなわち政治参加の包括性
はともかく、公的異議という点で問題がある
よって、俺は日本は民主主義国とは言えないと思う
86金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 18:46
また、厨房がシャリシャリと出てきたな。
民主主義と来たか
87金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 18:47
>>85
だーる=ダール
88金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 18:48
>>84
>個人の暴力には非をとなえるくせに
それも不十分だよね。
大罪を犯しても15年もしないうちに出てきちゃうのが大半なのだから。

個人も集団も責任取らない無責任国家は、すでに法治国家とさへ呼べない。
売春を援助交際。
違法残業をサービス残業などと
自分たちで不道徳をなかば容認しているからだな。
90金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 19:26
どうせ社会主義やるなら、全国民に食料は配給制にして、
土地と家は国有にして無料で貸し出して、
最低限の生活は無料にするぐらいのことやればいいのに。
それ以外の業界は資本主義的なものを適応すればいい。
91金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 19:30
それに近いのが今の日本社会主義でつが、なにか?>>90

不況に弱く内需が拡大しないのは、そういう生活に密着したオールドエコノミー産業が、国に握られているからでは?
92金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/07 19:33
電波がユンユン飛んでおりますな(w
93一言居士:03/06/20 18:44
日本社会は社会主義的と言われて久しいが 「邑社会的」社会主義なのだよ。

マルクス レーニン ヒットラー(ドイツ社会主義労働者党) 北一輝(純正社会主義)
毛沢東 等々と全然関係無いね!!
94金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/25 09:43
山形鐘一郎のおっちゃんが言ってたなあ。

日本は成功した共産主義国だと
95山崎 渉:03/07/15 11:18

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
96山崎 渉:03/08/02 01:53
(^^)
97日本人はなぜ社会主義が好きか? :03/08/14 23:51
ttp://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/jpnsoc.htm

自民党の「主流派」を、小泉政権への「抵抗勢力」と呼ぶ日本のマスコミ。
とんでもない! 彼らは「自民党の社会主義勢力」と呼ぶべきでしょう。
ここでもまた日本のマスコミは、社会主義への断罪を先延ばしにしているのです。

 公地公民の制が大好きな日本人 (平成13年8月12日、12月24日加筆)

 自由民主党は「社会主義政党」なのだと ふつうのひとに説明しても、あまりの論理の飛躍に、な
かなか理解してもらえなかった。
 日本は「社会主義国」だ、という説明も同じで、つい最近までなかなか理解してもらえなかった。

 小泉政権は、自由民主党を「社会主義政党」から「自由主義政党」へと変えることでもって、日本
の社会主義の幕引きをしたいと考えている。
 ようやく平成の自由主義革命が始まるのだろうか。
 明治の自由主義革命にならって。
98日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/14 23:52

■ 「班田収授の法」は日本社会主義の原点 ■

 社会主義はマルクスが始めたものだと思っている人に、日本国の国体はもともと「社会主義」だった、
と説明しても、なかなか理解してもらえない。
 そういう人に限って、「日本の民主主義はマッカーサーによって導入された」などと言う。

 とんでもない話で、「社会主義」も「民主主義」も、日本には古代からあったのだ。

 「政府が経済を一元的に支配し、平等主義に基づき、政府機構による富の分配で人民の福利を図る」
のが社会主義だ。 公的経済セクターが支配的な体制をいう。
 だとすれば、大化の改新を契機にその後数十年をかけて実現をめざした「公地公民の制」こそ、ま
ぎれもない「社会主義」ではないか。

 読者の皆さん、日本史の授業を習ったときに、そう思いませんでしたか?
99日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/14 23:55
 唐朝中国で行われていたとされる(実際にどこまで実践されていたかどうかは検証を
要するが)、革新的な農地分配制度を日本式に焼き直した 「班田収授の法」は、
官僚制社会主義のひとつの理想形だ。
 明治維新や昭和20年代後半を見ても分かるように、日本は異文明の制度をその理想形で
もって受け容れるのに長たけている。この「班田収授社会主義」もみごとに受け容れてしまった。

 この班田収授社会主義、当時の日本人に大いに受けたのではなかろうか。

 教科書の古代日本には 「豪族」なるものが盛んに登場する。今日的に言えば「武装
富豪」である。この富豪たちが群雄割拠し、人民の処遇がまちまちの自由主義経済よりも、
富豪たちが官僚制のなかで矮小化して平等主義がより徹底する社会主義経済のほうを、
ムラ社会の日本人たちは好んだのに違いない。

 「公地公民の制」は、今日でも評判が非常によろしい。「税率が依然として高かった」とか
「施行が不徹底だった」とかいう批判はあっても、公地公民の制の理念そのものを非難する
日本史を見たことがない。
100日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/14 23:58

■ 社会主義経済から混合経済への移行を体験した古代日本 ■

 ところが、この班田収授社会主義は8世紀前半にさっそく破綻してしまう。
 農地開墾推進のために必要な「事業家精神」を、社会主義がつぶしてし
まったのだ。

 農地開墾の奨励のため、平城京の社会主義政権は自由主義経済を認めるという
策に出る。(社会主義と資本主義を混合させた、いわゆる「混合経済」。)
 開墾地の私的用益権・所有権を認める「三世一身さんぜいっしん法」(養老7年、
西紀723年)や「墾田永年私財こんでんえいねんしざい法」(天平15年、西紀743年)
がこれだ。
 公地公民という社会主義の原則が崩れて、私有地が拡大していくことになる。
101金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 00:00
うん。
102金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 05:13
いかなるイデオロギーも我々を救いはしない。
このような議論は無意味である。
103山崎 渉:03/08/15 12:29
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
104日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/15 22:19

 20世紀の社会主義国が、純粋社会主義ではうまくいかず市場経済を導入する
姿と、何とよく似ていることだろう!

 農地開墾というのは、古代・中世においては最大の産業投資である。
「土建業」の発祥と言ってよい。農業と土建業は、つねにワンセットなのだ。
 今でもそうでしょ?
 この「農業・土建業」を、社会主義(班田収授)セクターだけでやるか、
自由主義(荘園)セクターをどこまで認めるか ―― 平城・平安の班田収授
社会主義政権にとっては深刻な命題だった。
105金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 22:19
社会主義だとしたら、こんな成功例ないだろう?人類の理想国家日本。
106日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/15 22:20

■ 自由主義経済のための民法典まで作った鎌倉政権 ■

 鎌倉政権は、班田収授社会主義を全否定した自由主義経済政権だった。私人
による土地の管理・処分が当然のこととされ、そのため社会主義の法律である律令
では対応できず、御成敗式目という民法典を制定する(貞永元年、西紀1232年)。
 鎌倉時代とは、京都の社会主義政権と鎌倉の自由主義政権が融通無碍むげに
日本国を統治した時代と言えまいか。

 建武の新政は、前政権が残した自由主義経済を社会主義化(中国風の皇帝が
君臨する中央政府の支配のもとに一元化)しようとしたのだが、純粋社会主義を
志向しすぎて失敗する。
 室町幕府は、寄合い所帯のワケの分からない政権で、どこか平成の民主党を
彷彿とさせるところがある。
 そして戦国時代は、社会主義体制が完璧に崩壊して混沌の自由主義経済
体制となった時期と言えようか。
107日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/15 22:21

■ 和の社会主義を完成し、再び混合経済へ向かった徳川時代 ■

 豊臣政権は、社会主義体制の復活を目指した政権で、「太閤検地」でもって
中央政府が全国の「公地公民」を把握しようとした。

 これを完成させたのが徳川政権だ。
 徳川政治は、「儒教社会主義」と言うべきかもしれないが、イメージモデル
としては「公地公民の制」を目指していたように思う。
 7世紀に確立した統一国家の社会主義こそ日本政治の本流なりという
意識は、日本の歴史を通じて根強いように思われる。
108金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 22:40
>>107
社会主義=マルクス主義であれば、これが最終的に目指したものは
>「政府が経済を一元的に支配し、平等主義に基づき、政府機構による
>富の分配で人民の福利を図る」 のが社会主義だ。 公的経済セクター
>が支配的な体制をいう。
ではなくて、生産力の開放によって、物質的な動機、生産関係から開放され
る社会ではないのかな。つまり、すべての人が貴族になって生産労働をしな
くても済むような社会だ。だからこそインテリ層に受けたし、権力を握った
ところでは、たちまち特権化した。
109金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 22:55
マルクスは歴史を唯物弁証法、つまり生産力の増大と社会体制の矛盾の解決と考えた。
産業主義、物質主義の時代が終わって”心の時代”なんてこの発想そのものだろう。

ところがこの”心”というのがとんでもない代物だった。精神的満足とは、要約すれ
ば、人様から尊敬されるということだろう。では、人が何を尊敬するか、といえば、
これは収奪や略取だ、と看破したのがヴェブレン「有閑階級の理論」。
”心の時代”今では想像を絶するような、不祥事が蔓延ったのもむべなるかな。
110日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/16 14:55

 これが260年間も持ちこたえたのは、経済の地方分権が徹底していたからだろう。
 徳川幕府が経済を司ったのは、全国約3,000万石ごくの土地のうち400万石と主要鉱山、
江戸・京都・大坂に限られた。全国の諸大名の領地は、それぞれの大名家の経済
官僚が政策を立てて統治した。経済政策の競い合いがあったことだろう。
 社会主義経済も、適正な規模の分権が伴えば、それなりにうまく行くということでは
なかろうか。(平成のいま、いわゆる「道州制」が脚光を浴びるのもそのためだ。)

 徳川時代の「享保の改革」「寛政の改革」「天保の改革」という3大「改革」は、
自由主義商品経済化していく社会を、何とか「コメ本位の社会主義経済」に戻そう
という政策だったと考えれば分かりやすい。
 「商業資本の抑制と社会主義農業の再生」が3大改革に共通するテーマだ。
 文芸・芸能・遊興に対する抑圧という社会主義国の十八番も、ちゃんとこれら
「改革」のプログラムに含まれている。

 徳川時代は、社会主義を理想形として幕府と各藩が経済政策を競い合いつつ、
結局は大都市の自由主義経済に押し切られた時代と言えるだろう。

 無政府的戦国体制から社会主義経済を経て自由主義経済へ移行する――
この、マルクス・レーニンの教えとは 全く異なるプロセスこそ、人間社会の実相である。
 見よ、大陸中国もまさに、無政府的戦国体制から社会主義経済を経て、
自由主義経済へ移行しつつあるではないか。
111日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/16 14:57

■ 自由主義経済を推し進めた明治政権 ■

 明治政権は、徳川政権の「地方分権社会主義経済」に対して「中央集権自由
主義経済」を目指したと言えまいか。

 マルクス主義歴史家からは極めて評判の悪い「地租改正」は、農地の商品化を
通じて農業の自由主義経済化を目指したものだ。

 当時の先端技術を駆使した官営模範工場や、江戸幕府が絶対に外様大名には
渡さなかった鉱山利権を、なんと明治政権は次々と民間資本へ払い下げ、自由
主義経済の活性化を図る。

 紡績工場や炭坑、製鉄所を、「紡績公団」「石炭公社」「製鉄事業団」といった名前で
社会主義セクターに押し止めておく手もあったろうに。(徳川政権ならそうしただろう。)
 ところが明治政権は、大胆にもこれらを次々に民間資本化していく。

 特殊法人の廃止に てこずってきた昭和・平成1桁の社会主義政権を思うとき、
明治政権の諸政策は痛快なまでに大胆だ。

 私心なく自由主義経済の発展のために邁進し、数多くの民間企業を創設して
いった渋沢栄一のような実業家を、明治政権も国民も強く支持した。
 自由主義経済を唱導し、これを健全に維持していくための国民意識の成熟を
願った福沢諭吉の思想こそが、よき明治の時代精神だった。

 自由主義経済への信奉に1つの転換点がおとずれたのが、明治39年の鉄道
国有法制定だろう。
 この鉄道国有化、各方面の支持を得ての政策だったらしい。時代精神が社会
主義へとグラリと動きはじめた。
 鉄道の社会主義経営のための国家機関が、明治41年設立の鉄道院だ。
112日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/16 14:59

■ 「公地公民の制」を憧憬して、軍部と無産政党が結託 ■

 欧米へのキャッチアップを一応果たした明治時代が終わると、日本人は波瀾万丈の
自由主義経済を疎うとましく思い、再び「公地公民の制」を憧憬しはじめた。

 日本式社会主義を実現する勢力として期待されたのが、第二政府たる「軍部」で
あったと言えまいか。国民は、既存政党よりも軍部の方が、より平等公正な富の
分配を行うであろうと期待した。

≪1934(昭和9)年、陸軍が国の政策全般にわたってみずからの改革の構想を
発表して、世に大きな反響をよんだが、この構想の起草には有力な無産政党である
社会大衆党の幹部が加わっていた。≫(山川出版社『現代の日本史』高等学校用
文部省検定済教科書より)
 社会大衆党は、日本社会党の前身である。

 社会主義へと向かう時代精神を結実させたのが、おぞましき近衛文麿内閣の
国家総動員法(昭和13年)だ。

≪財界や立憲民政党・立憲政友会のあいだでは、国家総動員法案が、自由主義に
もとづく資本主義経済を否定し、議会の立法機能をそこなうもので、憲法違反である
として反対する声が強かった。一方、社会大衆党は、同法案をつうじて社会主義を
実現しようとして、法案を積極的に支持した。≫(山川出版社『現代の日本史』高等
学校用文部省検定済教科書より)
113日本人はなぜ社会主義が好きか? :03/08/17 18:29

■ 大戦後も推進されつづけた農村の社会主義化 ■

 長い長い日本の農村の社会主義物語は、最終的に「農地改革」による農業資本家
(大地主)の排除、「農業共同組合」という人民公社方式の完成によって完結する。
 国家が米価を決定し米を買上げる、この典型的社会主義体制を仕上げたのは自民党だ。

 会社組織による農業 (自由主義経済) は、いまだに日本では認められていない。
 商社が大規模農場を経営して米を作る、なんて話、聞いたことないでしょ、日本では。

 さきに、「農業と土建業は、つねにワンセットなのだ」と書いたが、この「土建業」も
自民党は社会主義経済体制でもって支援した。いわゆる「公共事業」がこれだ。

 かくして、日本の農村は、「役場」「農協」「公共事業土建」「郵便局」という
社会主義セクターしか産業がない地域になってしまった。
 ここを票田とするのが、社会主義政党「自民党」なのである。
114日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/17 18:30

■ 2大社会主義政党が競い合った20世紀後半 ■

 20世紀後半の日本の悲劇は、この社会主義政党「自由民主党」に対抗する勢力が、
よりによってこれまた社会主義政党だったことだ。
 「日本社会党」は一応マルクス主義を信奉したことになっているのだけれど、実は
「反米」と「土の臭いへの嫌悪感」が融合屈折したあげくに、ソ連や大陸中国はては
朝鮮国に手玉に取られただけだった。

 日本が戦後復興を驀進ばくしんし、欧米先進国に再び追い付こうとしていたころは、
それでも問題がなかったのだ。
 いかに政党やメディアが空理空論を振りまこうと、政治が目指すべき現実目標が
海の向こうにあった。いかに政治家がキレイ事を言い、あるいは国家をしゃぶりつくせ
と叫んでも、日本はまだまだ貧しく、無い袖は振れなかった。
115日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/17 18:31

 適度の(あるいは過度の)インフレが、国債の返済を容易にした。

 ところが、そうこうするうちに日本は、世界でも稀まれな「富裕な社会主義国」に
なってしまった。

 自民党と社会党の2つの社会主義勢力が、これでもかこれでもかと社会主義政策
を競い合った。

 最近は選挙でもほとんど聞かれなくなったが、昭和50年代からバブル崩壊までは、
選挙といえば「福祉の充実」の連呼で耳にタコができそうだった。
なんじゃここは。ただの個人弁論スレだな。
>日本人はなぜ社会主義が好きか?
そろそろ結論に入れよ。

社会主義が好きなのは日本人だけじゃない。
単純に社会主義度=国民負担率と考えれば
日本よりヨーロッパの方がずっと高い。
社会主義度=公務員比率と考えても同じ。

日本人を特別視するのは意味がない。
118だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 19:04

まず、「社会主義がダメ」ってとこ自体から疑って見るべきの
ようだな〜。クルグマンの新作読んでそう思ったな〜。

アメの保守主義者ってバカばっかのようだからな〜w
119金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 19:51
>>118はまず、クルグマンの言うことから疑って見るべきだな。
120だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 19:57
>>119
クルグマンの実証データは説得的であったな〜。

「社会主義はダメ」ってのは説得力に欠けるな〜。
実証データに裏付けられた論証がないからな〜。

従って、この件に関してはクルグマンの勝ちだな〜。
121金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 20:12
「社会主義国家がダメだった」という現実よりもクルグマンの論証かよ。
122だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 20:41
>>121
「共産主義国家がダメだった」という現実は知っているが、
「社会主義国家がダメだった」という現実は知らないな〜。

西欧諸国はいつからダメになったんだ〜?
123金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 20:44
クルーグマンは「しばらく使っても破産しないという安心感」と
「将来減価するという不安感」とを混同している。
http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1061048665/177-180
124金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 20:48
西欧諸国は社会主義国家じゃないんじゃない?
>124
労働党とか社会民主党とかが政権握ってますが?
126金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 20:54
ようするに日本の社会構造は地方農村部の兼業農家・農協・土建の労働者層の構造と都市部の電機・自動車を中心とする上場の株式会社の社員層という資本主義と社会主義の二重構造であるということですね。
そして自民党は社会主義の労働者層を基盤にしているということですね。
しかし二重構造が社会の緩衝剤になり、社会を安定させつつインフラを造ってきたことが日本の競争力を高めてきたのは否定出来ないことだと思います。
二重構造が世界一の治安を保って来た。
127だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 20:55
>>123
読んだが、そもそもお前はクルグマンの主張を理解してないな〜。

>1)クルーグマン:0で足りなきゃマイナスにしろ(インタゲ)

この主張は完全に意味不明だな〜。クルグマンがいつ、名目
金利をマイナスにしろって主張したかな〜?
128トリッカー ◆dt7qqfBuDo :03/08/17 20:56
>>1
「規制」に「寄生」する香具師を激減させることが必要
「規制」は競争を阻害する
でも「規制」に「寄生」する集団は、圧力団体となって政府に圧力をかけるのが普通

129だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 20:56
>>126
修正資本主義=社会主義≠共産主義

って関係を理解してるか〜?
130だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 20:58
>>128
規制は必要だな〜。たとえば、お前が人の物を勝手に持って
ったりしないように規制することで、経済活動の安全が保障
されるわけであるからな〜。

お前、クルグマンの本にかかれてた「愚かな人々」そのもの
だな〜w
131金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 21:03
>>127
名目?実質だよもちろん。「(インタゲ)」って書いてあるでしょ。
132だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 21:15
>>131
実質だったとしてもやっぱり意味不明だけどな〜。

まあ、それはおいといて、子供がベビーシッターが
必要なくなるまでに十分なベビーシッター券をため
こんだら、後は使うしかないだろな〜。そこまでヘリ
マネすれば確実に消費は増えるな〜。

もっとも、それはインフレ率のオーバーシュートを
招く恐れが非常に高いし、また、いつそうなるかが
よくわからないので、オレは公共投資を主張するん
だけどな〜。

なお、クルグマンも公共投資を適宜用いるべきと
主張しているな〜。

というわけで、お前のクルグマン批判はやはり的
外れだな〜。
133トリッキー ◆dt7qqfBuDo :03/08/17 21:20
>>130
ずいぶん曲解してくれますね
134だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 21:26
>>133
んにゃ、「何でもかんでも自由主義」って主張する奴の
バカさ加減を、クルグマンはまーたうまいこと書いてあって、
それにキミはぴったりはまったのだな〜w
北朝鮮はキンニッセイ主義w
136金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 21:44
>>132
というわけでってどういうわけか全然分かんないんだけど。w
公共事業の是非は別の話なのでさておき、
クルーグマンは「しばらく使っても破産しないという安心感」と
「将来減価するという不安感」とを混同しているのに変わりない。
また、彼は消費者と企業も混同してる。
企業は注文があるか、確実に利益が予想できなければ投資しない。
消費者に直接配れば欲しいもの、我慢してたものを買う。注文や利益予想は関係ない。
ちなみに、結論はヘリマネじゃないよ。
137だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 21:49
>>136
キミは「混同混同」と騒ぐが、はっきりいってさっきのレスでは
その趣旨が十分に説明されているとはいえないな〜。

そこで、もう一度要約して書いてみてほしいな〜。

ところで、クルグマンは需要とマネーサプライの関係を
単純化して説明するために子守組合の例を出しだので
あって、現実の経済をすべてそれで説明しようって意図
ではないって点には留意してな〜。

138金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 22:10
>>137
確かに長文失礼だけど要約するほどは長くはないと思うけど。
http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1061048665/177-180

子守組合の例は例であると同時に実際の出来事だから、
そこには重要な秘密が隠されてると思う。
1)企業でなく消費者に配ったこと
2)消費者はお出かけを我慢してたこと
この重要な点に触れずそのまま中央銀行と通常の金融緩和になぞらえて
日本の0金利下での流動性トラップは、この方法では解決できないから
ということで話を次に進めていいのかということ。
それ以前にそれは「この方法」と言えないかもしれない。例えば上記2点において。
139だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 22:16
>>138
まず、企業の行動は消費者の行動に依存するから
企業の行動は抜きにして単純化して問題はないな〜。

次に、心理面を強調するわりに、キミは名目金利と
実質金利を明確に区別して書いていないな〜。
心理面に影響を与えるのは名目金利だな〜。

その点で主張に明快性がないので、さっきのカキコは
意味不明なものになっているのだな〜。

だから、反語表現とかを止めて、論理的かつシンプルな
形に要約してくれって趣旨を書いたのだな〜。
140金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 22:35
>>139
少なくとも、企業に配るのと消費者に配るのは同一視できないよ。
さっきも言ったように、投資と消費は違う。注文がなくても消費は行われる。
もしかして「企業→給料→消費者」までを一体として考えてるのかな?
ところが、企業に配っても売上が上がる前に雇用や給料に還元するはずもない。

どのへんが反語なのか分からないけど、
普通の金融緩和の「しばらく使っても破産しない」というのに対し、
それでも使わなければさらに持続的にインフレにすると宣言して
「将来減価する」という心理を利用してお金を使わせる。というのがインタゲでしょ。
前者は名目が注目されるかもしれないけど、後者は「減価する」だから実質でしょ。
どこが不明快なのかな。
141だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 22:43
>>140
んで、だからどうだっていうのかな〜? 言いたいことが
よくわからんな〜。効率性の点は捨象して、わかりやすく
ヘリマネとするが、消費者にヘリマネすれば企業業績が
あがるから賃金も上昇し、ってなれば、別にそれでよいの
だろ〜?
142金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 23:03
>>141
何をそんなに怒るのかな。言いたいことは、>>123だよ。彼は何か勘違いしてるということ。
1)子守組合の事例で彼は金融緩和が流動性トラップを回避したのだと思ったらしい。
2)金融緩和で解決できるのだから、0金利でも駄目な場合はマイナスにすればよい。(実質)
3)マイナスにすれば、将来減価すると思うから使うだろうと考えた。

【勘違いその1】
1)の秘密は「しばらく使っても破産しないから出かけよう」だったかもしれない。おそらくそうだ。
だから3)で金融緩和を延長して「将来減価する」になってしまっては「しばらく使っても破産しないから」と同じ理屈ではない。

【勘違いその2】
0金利で駄目だったというが、消費者には0金利で配ってないので、駄目だったと言えるのか。

これで分かりやすくなったかなあ。
143だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 23:09
>>142
いや、別に起こってはいないのだが、キミのカキコには
結論がないので、いいたいことがわからんのだな〜。
144金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 23:21
>>143
結論は、クルーグマンをこのような視点で疑ってみようということ。
145だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/17 23:54
>>144
そりゃ、クルグマンも神様じゃないから間違えるだろう
ってのはあるが、んで、だからどうした、って感じなんだ
がな〜。
146金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 00:24
カール・マルクスの言葉をおもいだせよ
「資本家に祖国はない」
「万国の資本家よ、団結せよ」
147だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/18 00:26
>>146
だから社会主義と共産主義は違うと何回いったら(ry
148金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 01:58
マルクスだって、資本主義を経過しなければ、社会主義へは移行できないって
言ってるじゃなかったっけ?
149金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 02:47
そのとおり
日本は社会主義を経験して、これから共産主義を実現する段階にはいります。
世界革命マンセー!
151日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/18 22:32
■ 社会主義的投資と社会主義的収奪 ■

 「公共事業」という名の社会主義事業も、ぐいぐいと推進された。
 インフラ整備が一段落すると、投資効果のある無しは度外視されはじめ、
「景気対策」が錦の御旗となった。およそすべての公共事業土建が、ケインズ派の
乗数効果論でもって安易に是認された。
 自由主義経済セクターを支える都市部よりも、社会主義経済地域への公共投資が
手厚く行われた。

 これらのばらまきを推進したのが、社会主義銀行「郵便貯金」を究極の担保とする
国債の乱発だ。社会主義セクターが先進国日本の経済をとことん覆っていったのだ。

 税制もまた社会主義税制である。
 世界でも有数の累進課税は、社会主義的平等主義の産物だ。
 高率の相続税は、自由主義経済に生きようとする個人経営事業者の事業継承を
困難にする。
152日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/18 22:33

■ 社会主義の呪縛からどう脱するか ■

 このメールマガジンのある読者の方から、小泉政権の「聖域なき構造改革」の
行方をどう見るか、というご質問をいただいた。

 お答えを書き始めた。
 書きながら、日本人ってどうしてこんなに社会主義が大好きなのかしらんと思った。
試みに日本史を振返ってみたのが、このコラムである。

 与野党の代議士諸君は、自分が「社会主義推進派」なのか否か、とくと自問
してほしい。
 我こそは社会主義の信奉者と思わん者は、「日本社会主義の本流」たる、
自民党「橋本派」に合流されてはいかがか。
153日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/18 22:35

 農業・土建業社会主義こそ、日本人の骨の髄にまで染み入った基本原理と言って
よい。だから、「保守政党」が社会主義の信奉者であっても、何の不思議もない。
 皇室と社会主義も全く矛盾しない。むしろ、今につながる「天皇」のありようが確立
されたのは、「班田収授社会主義」の成立のときと言ってもよい。
 だから、惰性で政治を行えば、日本の政治はかならず社会主義に行きついて
しまう。

 「聖域なき構造改革」とは、わが内なる社会主義にたたかいを挑むということだ。
 国民の富の運用を、できるかぎり民間セクターにゆだねよう。役所がビジネスの
世界を食い散らかすのはやめてほしい。
 あの、明治前期の躍動感がほしいのだ!

154だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/18 22:53

だから社会主義は資本主義の対立概念ではないと
何回いったらわかるのかと小一時間(ry

資本主義及び共産主義は生産方式に関する概念で
あって、社会主義はそうではないのだな〜。
155金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 23:03
利権政治は共産主義の悪い部分そのもの。
156だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/18 23:06
>>155
どんな社会にも利権は存在するんだがな〜。

教条主義のバカが多いな〜。
157金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 23:15
>>156
あんたが利権政治に加担してると言った覚えはないんだが・・
何やら怒ってらっしゃる。(藁
158金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 23:22
156はクルーグマンを教条化してるバカだからだろ。

自分の頭でかんがえろや。
159真・救国戦線:03/08/18 23:23

利権をあさるものは天罰により末代まで地獄の業火に焼かれることになろう。

不労所得にうつつをぬかすものはその骨の最後のひとかけらまで焼かれ、
怒れる人民がその上で激しく足を踏み鳴らすことであろう。

160だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/18 23:25
>>158
スティグリッツも同じこといってたけどな〜w

クルグマンの脳みそ >>>>>>>>>>>> お前の脳みそ
スティグリッツの脳みそ >>>>>>>>>>> お前の脳みそ

∴クルグマン&スティグリッツの考えたこと
     >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> お前の考えたこと

だな〜w
161だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/08/18 23:27
>>157
「社会主義」ないし「共産主義」ないし「資本主義」につき一定の
ドグマをアプリオリに設定して、そのドグマに沿ってしか論を進め
られないバカが多い、という旨を書いたのみだな〜。

ステレオタイプ的思考しかできないのは、バカの証明だな〜w
162金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/18 23:28
163日本人はなぜ社会主義が好きか? :03/08/19 21:09

■ 「道州制」を導入して、責任財政を行政の世界に ■

 と言っても、骨の髄に染みている社会主義とはおさらばできないから、さらに1つの処方箋は、
江戸時代に習っての「地方分権」、すなわち「道州制の導入」だ。

 道州制が導入されていれば、本州と四国に3つの架橋ルートができることはなかったろう。「四国」
という単位で財政が仕切られていたとすれば、資金の効率的利用をもっと真剣に考えたはずだ。
 愛媛・香川・徳島の「県人」が、それぞれに己おのれの県への架橋に奔走したのは、「ヒトの金」
でやれる事業だったからだ。
 
164日本人はなぜ社会主義が好きか?:03/08/19 21:14

 もし「四国」という単位の財政で処理する事業だったとしたら、岡山県と香川県を結ぶ1ルート
だけで済んでいたろう。

 そして、たとえば「愛媛」を考えるなら、今治・尾道間の架橋よりも、松山・小松間の直通JR路線
(予讃線の新線)に投資したほうが経済メリットははるかに大きかった。
 ところが、本四架橋なら「ヒトのカネ」(他地域の税収)をつぎ込みやすい。だから本四架橋推進
に奔走した。

 「無責任社会主義財政」が、3ルートの本四架橋を生んだのだ。
 あるていどの「社会主義」は、もう仕方ないとして、せめて「責任財政」でおこなってくれぬか。
 これを実現するには、「道州制」しかないと思う。

165金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/19 21:44
違うよ、亀ちゃんが3ルートにしたんだよ。
公共事業は景気対策だからね。
166 ◆teqoXEDUqQ :03/08/24 11:09
/// はじめに 1 //////////////////////////////////////////////////////////

堺屋 太一, リチャード・C. クー , R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ 著
「未来はいま決まる - ビッグバンの予測と現実」 フォレスト出版 一九九八年発行より

    はじめに

 本書に収めたのは、それぞれに個性的な三人の外国人エコノミストとの、「ビッグバン」を
めぐる対論です。日本と日本人の未来に関する深い示唆に富んだ対論をお読みいただくに
際して、まず「ビッグバンとはそもそも何なのか」という根本的な問題について、私の基本的な
考え方を申し上げておきましょう。
 ビッグバンが目指しているものを一言で要約しますと、日本社会を本当の意味での
「自由競争社会」に改革していくことにほかなりません。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
167 ◆teqoXEDUqQ :03/08/24 11:11
/// はじめに 2 //////////////////////////////////////////////////////////

 戦後五〇年、私たち日本人は、自由競争、自由経済の原則の下に経済を発展させて
きたつもりでした。しかし、じつの日本の経済システムは自由競争や自由経済の原則に
基づくものではなく、じつのところ官僚が主導する自由経済の「まがいもの」に過ぎない
のではないか、と世界から見られるに至っています。日本人が自らを見る目と世界が
日本を見る目の間に横たわるこの巨大な落差こそが、いまビッグバンが日本にとっての
最大課題として登場している真の理由なのです。
 では、世界の人々のいう「本当の自由経済」とはどのようなものでしょうか。それは
日本人がこれまでやってきた自由経済とはどう違うのでしょうか。
 経済の歴史をさかのぼって考えてみましょう。自由経済、自由競争という思想の
歴史的根源をたどると、一八世紀後半のイギリスに至ります。一八世紀後半とは、
すなわち産業革命の始まった時代です。
///////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
168 ◆teqoXEDUqQ :03/08/24 11:13
/// はじめに 3 //////////////////////////////////////////////////////////

 産業革命が始まったとき、イギリス中を風靡したのは一大発明ブームでした。世界史
の産業革命の項をひもとけば、ワットの蒸気機関、ハーグリーブスの多軸紡績機、
スチーブンソンの蒸気機関車など偉大な発明が、産業革命の成果として次々と登場して
きます。たった数十年の間にイギリス人が実現した偉大な発明の数々に、現代の
私たちは深い感銘を覚えざるをえません。しかしこれらの大発明は、この時代に
生まれた無数の発明のうちの数少ない成功例だったのです。
 当時、イギリス人が発明したものは、蒸気機関や自動織機のような人類史上に残る
有用な機械だけではありませんでした。「がらくた」と呼んでもよいような、とんでもない
製品もたくさんありました。その一部は、大英博物館の地下室に今日も保存されて
います。「ベッドの上で寝ころんでいてもコーヒーが飲める機械」などという奇怪な
品物が、当時の遺品として残されているのです。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
169 ◆teqoXEDUqQ :03/08/24 11:15
/// はじめに 4 //////////////////////////////////////////////////////////

 こういう奇怪でいかがわしい発明品が、産業革命の記念物として現在まで残されて
いるということは、この時代にはあらゆる分野でじつにさまざまな発明が行われた
ことを示しています。そればかりではなく、これらの奇怪な発明品の生産に出資をし、
製品の販売活動を行った人々が大勢存在していたことをも物語っています。
 ハードの製品でさえそうなのですから、ソフト的なサービスや金融などはもっと
いかがわしい活動が存在したに違いありません。ねずみ講のようないんちき金融
商品が、大勢の人々に売り出され大損害を与えたこともたびたびあったのです。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
170 ◆teqoXEDUqQ :03/08/25 19:48
/// はじめに 5 //////////////////////////////////////////////////////////

 ところで、産業革命時代のイギリスは、一面では近代科学の勃興期でありました。
聖書に書かれていることがすべて真実なのではなく、近代の科学的思考こそが真実を
追究する道なのだという信念が、急速に人々の間に浸透していた時代だったのです。
一〇〇〇年以上にわたって「神の言葉」と考えられていた聖書さえ信じられないとすれば、
ただの人間である王や学者や役人たちの言葉が信じられないのは当然でしょう。
 したがって、続々と登場してきた新しい製品のなかで、どれが優れたものであり、
何が将来にわたって役に立つものなのかを、誰か偉い人に決めてもらう、という
わけにはいきません。ここに登場したのが、自由競争という考え方だったのです。
 製品の供絵者として、誰がモノを作ろうが、誰がモノを売り出そうが構わない。その
権利は万人が持っている、という考えが成立したのです。身分や信仰や人種に
かかわりなく、誰でも、どんな職業にでも就くチャンスを持っている。これが「法の下での
平等」、「機会の平等」という思想です。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
171 ◆teqoXEDUqQ :03/08/25 19:50
/// はじめに 6 //////////////////////////////////////////////////////////

 そのうえで、供給されたたくさんの製品のなかから、どれが優れたものであるかは、
権力や権威を持っている特定の人物ではなく、その製品を実際に使う消費者が決める
べきだ、平等な権利を持つ供給者が提供するモノのうち、消費者がたくさん買った
商品が優れたものだと判定されるのです。「売れるものは良いもの」なのです。
 神にさえ頼れない時代に、それが国王であろうと学者であろうと、一人の人間の
権威者の決定に委ねるわけにはいきません。一般の消費者が、自らの目で確かめ、
自らの判断で良いものを購入する。その結果、多くの消費者が良いと思ったものが
たくさん売れて、その商品の供給者が繁栄する。これが自由経済を成立させた基本的な
考え方でありました。この考え方を現代風に翻訳いたしますと、自由経済とは、第一には
供給者への「新規参入の自由」、第二には「消費者主権」という、二つの部分から
成り立っていることになります。誰もが供給者として市場に参加し、自らの商品を
アピールする自由を持っている。だが、最終的に供給者の製品の良否を判定する主権を
持っているのは消費者なのです。このような画期的なシステムが、産業革命を背景
にして一八世紀後半のイギリスに成立したのでした。
///////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー著 ///
172 ◆teqoXEDUqQ :03/08/25 19:53
/// はじめに 7 //////////////////////////////////////////////////////////

 ところが、ここに一つの大きな間題が発生しました。商品の供給者は玄人であり、
消費者は素人です。当然、玄人は素人を簡単にだますことができるのです。実際、
市場にはまがいものの商品がはびこり、供給者が消費者からお金をだまし取るという
事件が頻発しました。
 自由経済が根本的に持っているこの難点を解決するために、自由経済システムを
補強する第三番目の原則が導入されることになりました。それが「情報の公開」という
原則です。すなわち、新規参入の自由、消費者主権、情報公開、この三点が一セット
となって初めて円滑に機能するのが自由経済なのでした。
 新規参入の自由を認めるかぎり、市場には「猥雑なもの」や「いかがわしいもの」が
入ってくることは避けられません。しかし、これらを「下品だから」とか「危険だから」
といって規制する、権力者や独裁者であっては自由主義は成り立ちません。商品の
選択権はあくまで消費者にあります。市場の競争のなかで、消費者の判断を通して、
下品なものや危険なものを淘汰してゆかなければならないのです。言い換えれば、
「大衆の英知」を信ずることこそが、自由主義市場経済の根本精神といえましょう。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
173 ◆teqoXEDUqQ :03/08/26 20:56
/// はじめに 8 //////////////////////////////////////////////////////////

 こうしてまず経済の分野で成立した自由主義市場経済の原理は、経済だけでなく
政治の分野にも適用されることになります。それが、産業革命と同じようにまずイギリス
において発展したデモクラシー、すなわち「民主主義」なのです。
 日本語では民主「主義」と翻訳されるので、デモクラシーはあたかも一つの
イデオロギーであるかのようにとらえられています。が、デモクラシーはイデオロギー
ではありません。自由主義市場経済が経済を効率的かつ正当に運用する一つの
システムとして確立したように、デモクラシーもまた、政治を公平かつ効率的に運用
する一つの政治的システムなのです。デモクラシーを正確に日本語に訳すとすれば、
民主「主義」ではなく民主「制度」と呼んだ方が正しいでしょう。

//////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ 著 ///
174 ◆teqoXEDUqQ :03/08/27 20:53
/// はじめに 9 //////////////////////////////////////////////////////////

 この民主制度の下では、国民の誰もが政治家として立候補することができます。
すなわち、政治というサービスの供給者となる権利は万人に保証されているのです。
我こそはと思うものは、誰もが独自の政策を掲げて「政治市場」に登場することが
可能です。そして、選挙という市場競争で、政治家という商品を判定するのは
有権者、すなわち政治サービスの消費者なのです。
 ところで、商品市場と同様に、政治市場でも、玄人と素人という問題が発生します。
玄人の政治家に、素人の有権者はしばしばだまされます。そこで、市場における
情報公開と同様に、政治の世界でも第三の原則が導入されることになりました。
それが政治家に嘘をつかせない方策、すなわち政治における情報公開です。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
社会主義でなにが悪いん?
176金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/28 14:25
労働者は、市場価値が失われたら去る以外ないだろう。これが資本主義の原
則。そのかわり、資本主義は、実は、キリスト教の愛の精神とセットになって
いるんだよね。労働が自らを救済する実践であるというのが資本主義の市場舞
台での精神なら市場から退場した、いわゆるリタイア組は、自殺しかないのか
といえばキリスト教的愛の精神では貧民救済の慈善運動というのがセットであ
る。資本主義はキリスト教の慈善運動精神と一体化して初めてワンセットで成
り立つものなんだよ。わが国には、キリスト教などという慈善運動合戦などあ
りはしない。つまり、市場から退場した落ちこぼれは死ぬ覚悟がいるんだよ
ね。生活保護で根保証人生活から開放されるわけではないし、この先、莫大
な、労働市場退場社という生活保護該当者がわが国には出てくるが、それをま
かないう大きな政府はないし、また、キリスト教的退場者へのやさしさや慈善
運動などないよ。マザーテレサはいない。
177 ◆teqoXEDUqQ :03/08/28 21:30
/// はじめに 10 /////////////////////////////////////////////////////////

 有権者は政治家がどのような政策を主張し、それをどの程度実行しているかを、常に
知る権利があります。このような意味での自らの活動についての情報公開を、政治家は
義務付けられることになります。自由市場に参加する企業が、自社の製品をピーアール
するために宣伝費を支出するように、政治家も自分自身を宣伝しなければなりません。
 この宣伝のための費用が、いわゆる政治資金と呼ばれるものです。民主主義には
コストがかかるとよくいわれますが、政治家が自己の政策とその実行力を宣伝する
政治資金こそ民主主義に欠かせないコストといえるでしょう。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
178 ◆teqoXEDUqQ :03/08/29 19:47
/// はじめに 11 /////////////////////////////////////////////////////////

 政治資金の存在は、しばしば民主主義の「持病」ともいわれます。政治資金は
民主主義を機能させるためにどうしても必要なコストなのですが、その反面、
政治資金によって本来の政策が歪められることがしばしば起こります。
民主主義という政治システムは、政治資金にまつわる疑惑を宿命的に抱えている
制度だといえるかもしれません。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
179 ◆teqoXEDUqQ :03/08/29 21:42
/// はじめに 12 /////////////////////////////////////////////////////////

 話をビッグバン改革に戻しましょう。自由主義市場経済はまず一八世紀の後半の
イギリスで成立し、その後二〇〇年間にわたって発展と拡大を続けてきました。この
システムに日本経済が全面的に参加するということが、ビッグバンの本質なのです。
 日本人の間では、この自由主義市場経済は、「イギリス生まれアメリカ育ちのアングロ
サクソン的経済制度である。世界のどこにでも通用するものではないのだから、日本
には日本的経済制度があってもよいのではないか」という声が少なからず聞かれます。
このような考え方が、二〇世紀も終わろうとする現在果たして成立するものなのでしょうか。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
どこまでべれしーと?
181金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/29 23:31
http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1057157185/l50

だからみんなこのスレ来いや。
182PK:03/08/30 00:05
社会主義は悪いに決まってるだろうが
サイテーの経営システムだろうが
何トチ狂ってるんだ? アホか
経営っつー視点が歴史には重要なんだよ
社会主義なんてまだ ほざいとるのか 蛸が
資本主義は悪いに決まってるだろうが。
サイテーの社会システムだろうが
何トチ狂ってんるんだ?アホか
共存っつー視点が歴史には重要なんだよ
資本主義なんてまだ ほざいとるのか 蛸が
184 ◆teqoXEDUqQ :03/08/30 08:26
/// はじめに 13 ////////////////////////////////////////////////////////

 政治の世界では、民主主義が世界のどこで始まったかを議論する時代はとっくに
終わっています。「デモクラシーはイギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国で始まった。
だから、我々は西欧的ではない独自の政治制度を採用するのだ」と公然と語る
政治家は、ごく少数の孤立した国々にしかおりません。民主主義的政治制度は、
いまやまぎれもなくグローバルスタンダードです。
 そして、政治における民主主義と同様に、自由主義市場経済もまた経済における
グローバルスタンダードになりつつあるのです。幾つかの問題点を抱えていながら、
民主主義が最も公正な政治制度であるのと同様に、自由経済システムも多くの
問題を抱えてはいますが、これまでに人類がやってみたなかでは最も効率の良い
経済、効率の良い社会をつくり出すことが明らかになってきたからです。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
185金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/30 10:37
資本主義的政策でも社会主義的政策でも
経済が持続的に成長し安定した社会が得られるなら
どちらでも良い。

10年程前から、日本の経済政策は
イデオロギーで決まっちゃってるけどね。
186 ◆teqoXEDUqQ :03/08/30 17:36
/// はじめに 14 /////////////////////////////////////////////////////////

 このシステムの下では、市場への新規参入が常に行われ、激しい競争がモノや
サービスの供給者の問で展開され、消費者は自由にその購入意思を決定する
ことができます。このプロセスのなかで、良いものだけが残り、悪いものは淘汰されて
いきます。この仕組みこそが、最も高い効率を社会全体に保証しているのです。
 ソ連の崩壊と冷戦の終焉は、社会主義的経済制度が市場経済に到底勝てない
ことを証明した出来事でした。一九九七年に始まったアジア経済の低落は、開発
独裁といわれた東南アジア諾国の権威主義的、家族主義的経済体制が非効率かつ
危険であったことを世界中に知らしめました。また、一九九〇年代に明白になった
日本の「遅進国化」は、一時は「ジャパンモデル」とまで礼賛された官僚主導経済
体制の弱点を赤裸々に示しています。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
187 ◆teqoXEDUqQ :03/08/30 21:47
/// はじめに 15 /////////////////////////////////////////////////////////

 この一〇年間に世界のあらゆる地域で起きた出来事は、グローバルスタンダード
となった自由主義市場経済以外に、高度に発展した社会で効率的な経済社会を
作り上げるシステムがいまだに存在しないことを明白にしたように思われます。
 その意味で、いまや日本経済はのっぴきならない改革のときを迎えています。
自由主義市場経済に全面的に参入しなければ、日本には明るい未来はありません。
そして、自由主義経済システムヘの日本経済の改革は、ここ数年間の改革の成否に
かかっています。いま私たちがそのような深刻な時期に立ち会っていることを前提に、
三人の碩学との対論を読んでいただければ幸いです。

一九九八年六月  堺屋太一
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
188金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/30 23:25
189金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/30 23:27
資本主義の下では中国という会社が最強
190金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 01:40
>>日本は資本主義と言う名の社会主義国
まったく、そのとおり。 
 官僚が実権を握っている社会は、社会主義以外に何ものでもない。
191金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 08:43
>>190

その定義だと
世界中、社会主義国家ばかりになるな。

社会主義が世界の主流!!
192金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 09:27
>>190
既に官僚の実権は既に失われているが、
護送船団行政の惰性としての既得権益は未だ残っている、
が正しい。
193金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 09:39
>官僚が実権を握っている社会は、社会主義以外に何ものでもない。

んな大雑把な。これじゃ「政治家は悪い」「大企業が悪の根元」
・・・なんて言ってるのとかわらんよ。
194 ◆teqoXEDUqQ :03/08/31 15:18
////////////////////////////////////// フォレスト出版より絶賛発売中 ///////
未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
堺屋 太一 (著), リチャード・C. クー (著), R.ターガート マーフィー (著), ピーター タスカ (著),
Richard C. Koo (原著), R.Taggart Murphy (原著), Peter Tasker (原著)
単行本: 301 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: フォレスト出版 ; ISBN: 4894510537 ; (1998/06)
価格: ¥1,600

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///////////////////////////////////////// すぐ購入しましょう!////////////
195金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 15:21
日本では、大雑把に言って、大企業にとっては社会主義。中小企業
にとっては資本主義。
196 ◆teqoXEDUqQ :03/08/31 19:21
/// 競争社会への選択 1 /////////////////////////////////////////////////

第二章 競争社会への選択
    堺屋太一 リチャード・クー

        ビッグバンが必要な二つの理由 - 堺屋

 橋本内閣が表看板にしている六大改革のなかで、金融改革すなわち金融ビッグバンは
最も現実性が高いし、他の改革に先行して進むだろうと期待されています。では、なぜ
いまビッグバンが必要なのか。大きく分けて二つの理由があると、私は思っています。
 一つは、日本経済全体からの要請です。ベンチャービジネスとか、ソフトウエア産業
とか呼ばれる新たな知価創造的な産業分野が、次代を担う新産業として期待されていま
すが、そのためにはどうしても金融システムをこれらの新産業の育成に対応できるもの
に変えていかなければならない。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
>>大企業にとっては社会主義。中小企業にとっては資本主義。

本来、逆であるべきだな。
198 ◆teqoXEDUqQ :03/09/01 19:38
/// 競争社会への選択 2 /////////////////////////////////////////////////

 アメリカでは、従来の重厚長大型に代わって、これらのソフト産業が主流になっている
のに、日本はこの分野で大幅に立ち遅れています。その大きな原因が、旧態依然の
土地本位制、土地担保融資にしがみついている金融業の立ち遅れにある。そういう
認識、つまり金融業への不信感が、日本の産業界には根強くあります。日本経済全体
からの金融改革への要請こそ、ビッグバンが叫ばれている第一の要因だと思います。
 もう一つは、東京金融市場の空洞化への恐れです。アメリカ、イギリスをはじめとして、
世界中の国々の金融システムが、八〇年代から大きく変わってしまった。それに対して、
日本の金融システムは大きく立ち遅れています。
 その結果、取引高をはじめとするいろいろな指標で、日本の金融市場は世界から
おいてきぼりを食っている。このままでは、日本市場は沈没してしまう。改革は恐ろしい
けれども、しかし改革せざるをえない。これが、しぶしぶながらも金融界がビッグバンに
踏み切った理由だと思います。
 クーさんは、なぜ、いま日本にビッグバンが必要なのか。この点をどう見ておられますか。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
199 ◆teqoXEDUqQ :03/09/02 20:57
/// 競争社会への選択 3 /////////////////////////////////////////////////

        産業発展から金融への転換に失敗した - クー

 日本人は、世界からおいてきぼりにされる、独りぼっちになるのを非常に怖がります。
いま世界はこうなっている、だから日本もこうしなければならない。アメリカも金融市場
の規制緩和をやったし、イギリスもビッグバンをやった。だから日本もビッグバンを
しなくてはいけない。
 このようなトーンが、現在のビッグバンをめぐる議論の底流にあるような気がします。
対外追随という視点からだけでビッグバンがもっぱら議論されているという点では、
いささか不安を覚えるのです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
200 ◆teqoXEDUqQ :03/09/02 22:17
/// 競争社会への選択 4 /////////////////////////////////////////////////

 そのような不安を踏み越えて私の議論を申し上げますと、日本社会と日本経済がいま
要求されている改革にはいろいろな側面があって、ビッグバンというのはその一つに過
ぎないのだ、と考えています。
 他に必要ないくつかの改革ができないままに金融ビッグバンだけを推進したとしても、
その効果は限られてくる、というのが私の見方です。そのことを前提としたうえで、金
融業の分野に限定して申し上げれば、やはり現在の日本にとってビッグバンは避けられ
ない課題だと思います。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
201 ◆teqoXEDUqQ :03/09/03 19:39
/// 競争社会への選択 5 /////////////////////////////////////////////////

 世界各国の経済発展の過程を見ていきますと、最初は官僚主導型で産業が発展して
いくのですが、国が豊かになり、賃金が上がり始めると、労働集約的な産業は競争カを
失っていきます。同時にその過程で資産ストックが蓄積されていきます。そのストックを
どう上手に運用するのかということが、産業育成に代わるもう一つの国家的な重要課題
として出てくるのです。その資産運用の責任を担うのが、一国の金融部門になります。
 産業の国際競争力が衰えてくると、それまでに蓄積したストックを運用することで、
一国の経済を賄おうというイギリスのような国が出てきます。一九八〇年代に日本が
世界最大の債権国になった段階で、世界の人々は日本がそのようなコース、すなわち
産業重視から資産運用重視の国に転換するだろう、と思っていました。
 日本は円高で産業部門に元気がなくなってきたのだから、これからは金融部門が
力を発揮するだろうといわれましたし、そのように期待もされたのです。ところが、
事実はそうはなりませんでした。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
202 ◆teqoXEDUqQ :03/09/03 21:15
/// 競争社会への選択 6 /////////////////////////////////////////////////

 日本の金融機関は、蓄積された膨大な資産の運用に失敗したのです。巨額の不良
債権を出してしまいましたし、その結果、景気もなかなか良くならず、預金者への金利も
一%以下の利回りしか提供できない状態です。高齢化祉会を迎えて、資産を運用する
ことで生活する人々が増えているのに、こんな低いリターンで良いのだろうかという
危機感が、日本人の間に生まれたのだと思います。
 この低いリターンに、堺屋さんも指摘されたような、東京金融市場の空洞化の問題が
重なりました。日本株を売買するのに、東京市場より、シンガポール市場やロンドン
市場を使ったほうがコストが安いという話が出てきたのです。
 要するに、一九八〇年代から九〇年代にかけて、金融部門は日本の中心産業に
なりそこねたのです。いま、金融ビッグバンがしきりに騒がれる背景には、このような
危機感があるのだと私は見ています。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
203 ◆teqoXEDUqQ :03/09/04 21:31
/// 競争社会への選択 7 /////////////////////////////////////////////////

        マネーセンターになれなかった東京市場 - 堺屋

 バブル経済の全盛時代だった八〇年代の後半には、外資系金融機関がしきりに
日本に進出しました。そのために東京のオフィスビルの賃料が急上昇して、それが地価
バブルの一つの原因になったこともありました。また、東京市場の資金力をあてにして、
一二〇社を超える外国企業が東京株式市場に上場して、日本の金融市場は活況を
呈しました。
 しかし、バブル経済が崩壊すると同時に、日本の金融機関の力、正確にいえば
資金提供力は急速に落ちていってしまいました。バブルの間に膨大な資金を集めた
日本の金融機関は、資金の出し手としての力はあったけれども、日本を舞台にした
金融力を持っていなかったことが暴露されたのです。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
204金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/04 22:37
経済産業省が、間に入ったのだろうが、とても、日本社会主義的ですね。
「鉄は国家なり」か・・・?

JFE、名古屋製鉄所事故で新日鉄に支援を表明☆差替

*JFEホールディングス <5411> の宮崎徹夫副社長は4日の業績見通し
発表の記者会見で、同社が新日本製鉄 <5401> の名古屋製鉄所のガスタン
ク事故について、顧客への供給体制やエンジニア派遣などの面で、全面的に支
援すると表明したことを明らかにした。 (時事通信)
205 ◆teqoXEDUqQ :03/09/04 22:54
/// 競争社会への選択 8 /////////////////////////////////////////////////

 その結果、外資系金融機関も次々と東京市場を去っていき、香港やシンガポールに
アジアのマネーセンターの地位を奪われるということが起きました。また、東京市場に
上場される外国企業株も一気に減ってしまったのです。
 アメリカ、イギリス、香港、シンガポールなどのいわゆるマネーセンター市場では、
その国の国民のお金だけではなく、世界中から資金が入ってきます。そして、その
お金はこれらの市場を経由して再び世界中に出ていきます。マネーセンター市場は
金融活動の一大舞台であり、それだけの舞台効果を持っていたのです。しかし、
東京市場はそのような舞台効果を作り上げることに失敗しました。
 下世話ないい方をしますと、東京市場ではその土地に住んでいる親父が持っている
お金だけしか出てこない。だから親父が商売に失敗して貧乏になると、誰も寄って
こなくなるという形になってしまったのです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
206AnimalSpirit ◆2ExJG.M02Q :03/09/04 23:09
コピペばっかはあんまり(・A ・)イクナイ!ンじゃねーか?なあ? >>XEDU
議論を望むならば、貴殿の琴線に触れた文章の貼り付けではなく、
琴線に触れた文章を自分なりにアレンジして、煽りでもやってみそ。
そりともXEDU、貴殿はここを貴殿のオナニー図書館にするつもりなのか?
207 :03/09/05 04:05
資本主義ってのは、
余った資本を運用できるように産業を興せとか、
投資機会を作るためにベンチャーを振興しろとか、
景気が悪くても金利所得やキャピタルゲインを増やせとか、
資本への奉仕を強いる思想と経済システム。
そんな本末転倒思想はイランな。
日本は資本原理主義じゃないところが素晴らしい。
資本主義を経済原理だと信じている低脳は氏ね。
208 ◆teqoXEDUqQ :03/09/05 20:34
/// 競争社会への選択 9 /////////////////////////////////////////////////

        自動車で勝って金融で負けた日本 - クー

 この一〇年間に東京金融市場で起こったことは、まさにいま堺屋さんが指摘された
通りだと思います。私の見方では、東京がマネーセンターになれなかった根本的な
理由は、東京市場には金融業として付加価値をつける独自の技術を持った金融機関が
育たなかったということです。
 世界最大の債権国として、資産運用が重要な時代に入っているにもかかわらず、
日本の金融機関は高度な金融技術を開発できなかった。このことがいま、ビッグバンが
熱心に語られている最大の背景でしょう。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
209 ◆teqoXEDUqQ :03/09/06 21:00
/// 競争社会への選択 10 /////////////////////////////////////////////////

 では、なぜ日本の金融機関は資産運用技術を育成することができなかったのか。
それが問題の核心だと思います。製造業ではあれほど素晴らしい先端技術を身に
着けた日本企業が、どうして金融業では先端技術の開発に失敗してきたのでしょうか。
 一つの理由が、大蔵省の規制にあったことはいうまでもありません。金融機関が
何か新しいことを始めようとしても、必ず大蔵省にお伺いをたてなければならない。
その認可を得るまでに、一年も二年もかかってしまう。これでは、金融機関の側に
新商品を開発しようとする意欲が薄れてしまいます。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
210 ◆teqoXEDUqQ :03/09/07 12:59
/// 競争社会への選択 11 /////////////////////////////////////////////////

 もう一つの理由、これは第一の理由よりももっと根本的だと思うのですが、金融業と
製造業とでは、成功への秘訣がまったく違うということです。この二つの産業の間の
重大な差異を、日本人は理解してこなかったのです。
 製造業で成功するために重要なことは、製造部門でも営業部門でも、全員が同じ
意識で統一されることです。日本の製造業では、設計技術者、工場の従業員、販売
部門の営業マンまでが一緒に集まって、ときには全員が合宿をしたり、一緒に風呂に
入ってまでして意識を統一してきました。みんなが同じ問題意識を共有し、それで
一緒にクルマを作るから、ミスが少なく壊れないクルマが出来るのです。こうして、
安くて品質が良く、顧客が好む自動車を作り上げてきたのです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
211金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/07 14:41
公務員をどうにかしろ。。。
212 ◆teqoXEDUqQ :03/09/08 00:19
/// 競争社会への選択 12 /////////////////////////////////////////////////

「自動車を発明したのはドイツ人かアメリカ人かは知らないが、壊れない自動車を発明
したのは日本人だ」といわれるほど、日本の製造業は大成功したのです。その背景に
あったのが、日本人が持っている強い仲問意識であり、それに基づいて、皆が共通の
目標、共通の意識を持って努力した結果だったのだと思います。
 しかし、日本人のこのような長所、つまり全員が同じ問題意識を持って、共通の目標
に取り組むことが、金融の世界ではまったく逆の短所に働くことになります。皆と
同じことを考えて皆と同じことをやるということは、金融の世界ではカモになるだけ
なのです。
 金融の世界では、かなりの部分がゼロサムゲームです。勝者がいれば、必ず敗者が
います。自動車産業では勝利をもたらした日本人の価値観が、じつは金融業では敗北
をもたらしたのです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
213( =゚-゚)チンカス中学生 ◇WceRgJANc:03/09/08 00:25
ワークシェアリングをよろしくおながいします。
214 :03/09/08 09:53
資本主義だろうが社会主義だろうが国が発展すれば本来どうでもいいこと。
大事なのは国が発展し国民の所得が増える事。
景気対策なんて結局、弱者地方のために金をどぶに捨てるようなもんだからな。
金はもっと有効にお金を生み出せるところに集中させるのが当然だ。
216 ◆teqoXEDUqQ :03/09/08 20:12
/// 競争社会への選択 13 /////////////////////////////////////////////////

        金融市場では少数派が勝者である - クー

 私が親しくしていた野村證券の元常務が、あるトレーダーとこんな会話を交わした
と教えてくれたことがあります。
 野村證券のトレーダーが、あるポジションを取っていました。相場動向を予測して
賭けに出ることを「ポジションを取る」というのですが、彼はオーストラリアドルが
上がるのではないかというので、オーストラリアドルを買い込んでいたのです。
 ある日、その常務が「なぜ、君はオーストラリアドルを買っているの」と聞くと、
トレーダーは「みんながオーストラリアドルが上がるといっていますから」と答えた
のです。そこで、その常務は「君、金持ちになりたいかい。偉くなりたいかい」と
聞きました。当然、そのトレーダーは「はい、そうです。成功したいと思っています」
と答えます。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
217 ◆teqoXEDUqQ :03/09/09 20:58
/// 競争社会への選択 14 /////////////////////////////////////////////////

 すると、常務はこういいます。「どんな世の中でも、偉くなる人、金持ちになる人は
少数派だよ。しかし、君が取っているポジションは多数派のポジションじゃないか。
つまり、みんながやっていることと同じことをやっているんだよね。しかし、多数派の
ポジションを取って少数派(成功者)の結果を得るということは、神様だって不可能な
ことなんだよ」と話したというのです。この常務は金融・証券ビジネスの本質を本当に
理解している数少ない人で、私も大いに勉強させられました。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
218 ◆teqoXEDUqQ :03/09/10 20:00
/// 競争社会への選択 15 /////////////////////////////////////////////////

 金融の世界では、少数派にならなくては成功できない。また、常々そういう発想で
動かなくては「成功する少数派」にはなれない。「みんながやっているから私もそうする」
という発想で動いていては、市場のカモになるだけなのです。この点は、日本人が一番
苦手な部分ですし、だからこそ堺屋さんがおっしゃるように、東京市場が舞台効果を
発揮できなかったのではないでしょうか。
 そして、東京市場が舞台効果を発揮できないでいる間に、外資系の銀行や証券会社が、
おいしいところをみんな持っていってしまいました。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
219だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/09/11 17:24
>>218
個人投資家で、少数派として行動する奴は
「曲がり屋」と呼ばれるな〜w

北浜っておっさんが端的な例だな〜。
220 ◆teqoXEDUqQ :03/09/11 21:38

/// 競争社会への選択 16 /////////////////////////////////////////////////

       土地本位制が新産業育成を阻害した - 堺屋

 クーさんの指摘された通り、確かに大蔵省の規制の厳しさもありましたが、金融
機関自体が少数派になることを極端に恐れてきたことも事実です。とにかく隣の
銀行と同じことをやっていればよい。その結果、儲かったとしても損をしたとしても、
みんなと同じことをやっている分には、銀行員は責任を間われなくて済む。こういう
風潮が金融界全体を支配していました。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
221 ◆teqoXEDUqQ :03/09/12 19:45
/// 競争社会への選択 17 /////////////////////////////////////////////////

 その典型が、バブル時代に極度に拡大した土地担保融資でした。よその銀行が
やっているから、うちも負けずにドンドンやらないと乗り遅れる。そんな風潮が、バブル
の出発点になったのです。
 クーさんが鋭く指摘されたように、人と同じことをやっている分には出世もしなければ
金持ちにもなりません。しかし、一人だけ責められることもないわけです。日本の
銀行は、ずっとこのやり方で経営をしてきたのです。
 抜け駆けをしてでも、自分だけは儲かりたい、金持ちになりたいという発想ではなく、
自分一人だけ抜け落ちたくない、自分だけが脱落するのはみっともない。こういう
発想でやってきたのが、日本の金融機関でした。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
222金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/12 20:26
>>1
あほか。
だったら失業なんかないはずだろ
223 ◆teqoXEDUqQ :03/09/13 07:24
/// 競争社会への選択 18 /////////////////////////////////////////////////

 しかし、このやり方の最大の欠陥は、新しい産業を育てられないということです。
土地担保融資がその典型的なケースでしょう。旧態依然の上地担保融資をやっている
分には、土地を持っている企業だけが融資を受けられることになります。そういう会社は、
戦前に創業された重厚長大型の古い産業です。
 これに対して、最近創業したベンチャー企業とかソフトウエア産業は、担保となる
土地を持っていない。したがって、お金が借りられないということになります。急成長が
見込める会社や産業に金融がつかない。経済全体から考えると、非常にまずい形に
なっているのが現在の金融の姿でしょう。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
224だな〜 ◇DNRj/G0/Mg:03/09/13 09:12
ちょっと言い過ぎたかな〜。俺が間違ってたゴメンな〜。
225だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/09/13 09:41
>>224
そんなことやって、なんかうれしいか〜?
226 ◆teqoXEDUqQ :03/09/14 09:30
/// 競争社会への選択 19 /////////////////////////////////////////////////

 ベンチャー企業だけではありません。日本の製造業は、繊維産業からハイテク産業
に至るまで、八〇年代から九〇年代にかけて世界中に工場を進出させました。もちろん、
円高という大きな理由もあったのですが、じつは日本の高コスト体質が隠された大きな
理由になっています。なかでも、金融コストの高さが彼らが日本を脱出した大きな理由
でした。クーさん流にいえば、少数派の立場を取れない金融機関が、日本経済の
成長を阻害しているということになります。
 ところで、アメリカでは一九七〇年代末に、イギリスでは一九八〇年代に入って、
ビッグバンが行われました。それによって、今日の国際金融の新世界が出来上がり、
いま、日本もその世界に入ろうとしているわけです。
 一部の金融関係者のなかには、何も日本がアメリカやイギリスの真似をすることは
ないではないか、日本には日本独自の金融システムがあってもいいではないかという
議論もあるようです。その点をクーさんはどう考えますか。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
227 ◆teqoXEDUqQ :03/09/14 21:51
/// 競争社会への選択 20 /////////////////////////////////////////////////

        ビッグバンはアングロサクソン式の押し付けか - クー

 いま行われている金融の自由化を、アメリカ式だとか、アングロサクソン式だとか
呼ぶ人もいます。しかし、この自由化の動きは、アメリカやイギリスが人為的に強制
して始まったわけではありません。誰もが否定できない時代の流れが、金融の
自由化の原動力になったのです。
 第二次世界大戦の前であれば、日本人がアメリカに行く場合には、何週間も
かかって船に乗って行くしかありませんでした。こんな悠長な旅ができるのは、
特権階級の人だけです。日本とアメリカはお互いに遠い国だったのです。しかし、
現在では、一〇万円の格安切符を買って飛行機に乗り込めば、一二時間以内には
アメリカに着いてしまいます。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
228金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/15 04:00
何をうだうだ言っているのか知らんが、ただ単に、日本は人口が多すぎる
んだよう。
229 ◆teqoXEDUqQ :03/09/15 10:29
/// 競争社会への選択 21 /////////////////////////////////////////////////

 こんな時代ですから、日本人がアメリカの国債を買ってもちっとも不思議ではないし、
イギリスの株を買ってもおかしくない。逆に、アメリカ人が日本の株を買うことは
ごく普通に行われていますし、実際、一九九〇年代の東京株式市場の最大の買い手
は外国人でした。
 また、ロンドン市場でも香港市場でも、世界的な競争のなかで手数料が自由化されて
取引コストが下がっています。日本株を買うのに東京市場で買うよりも、ロンドン市場で
買うほうが安くつくのです。そうすると、日本の機関投資家も、東京ではなくロンドン
市場で日本企業の株を買うということになってきました。
 金融市場が世界規模に広がり、産業も世界化して、投資も世界的に行われる。
よくもわるくも、そんな時代に入ってしまったのです。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
230 ◆teqoXEDUqQ :03/09/16 19:48
/// 競争社会への選択 22 /////////////////////////////////////////////////

 アングロサクソン式といわれる金融業界の新システムや新技術は、こういう時代の
変化に合わせて金融界が自己改革を遂げていった結果なのです。英米の金融技術
にしても、市場のルールにしても、やはり時代の要請に応えて試行錯誤を繰り返して、
二〇年以上もかかって今日の自由化された姿に定着してきたのです。
 よくいわれる話に特許制度があります。つい一〇年くらい前まで、日本のメーカーは
「アメリカの特許制度は厳しすぎる。そのせいで日本企業は高い特許料を払わされている」
と苦情をいっていました。
 例えば集積回路の基本特許であるキルビー特許は日本だけが認めなかったのです。
ところが、これからの日本がどうなるかというと、今度は守る方に回るのです。つまり、
今後は日本の進んだ技術が東南アジアでどんどん真似をされるようになるので、
当然日本の制度もアメリカ式になっていくはずです。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
231 ◆teqoXEDUqQ :03/09/17 20:32
/// 競争社会への選択 23 /////////////////////////////////////////////////

 金融の世界でもその他いろいろな産業のルールにしても、アメリカは一番最先端を
走り、なおかつ試行錯誤を繰り返してきたのです。その結果としてできてきた制度は、
世界的にみんなが同じようなレベルに達してくれば、当然採用しなければならない
ルールになるのです。
 だから、「ビッグバンが導入しようとする新しいシステムはアングロサクソン式だ。
しかし、日本には日本のやり方がある。ビツグバン的やり方がすべて善ではない」
という議論は、私は的外れだと思います。たまたま金融の分野では英米が我々の先を
走っていただけで、日本のほうが進んでいるクルマの生産技術などはむしろ英米の
メーカーが必死で日本のやり方を学んでいるのと同じです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
232 ◆teqoXEDUqQ :03/09/18 19:55
/// 競争社会への選択 24 /////////////////////////////////////////////////

        日本式が存在できない時代 - 堺屋

 クーさんが時代の流れの一例として指摘されたように、いまでは欧米の特許制度を
批判する声は、産業界からほとんど聞こえてこなくなりました。その最大の理由は、
新技術の開発などによって日本企業が特許料の支払いより、受け取りが多い側に
なったからです。それどころか、アニメやファミコンソフトを作っている会社からは、
「中国や東南アジアは、ロイヤルティも払わないで海賊版を作っている。なんとか
できないものか」という声さえ出ています。日本のアニメキャラクターが世界市場で
売れるようになったら、厳しい知的所有権制度が必要だということが、日本人にも
だんだんと分かるようになってきたのです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
233 ◆teqoXEDUqQ :03/09/19 21:21
/// 競争社会への選択 25 /////////////////////////////////////////////////

 厳格な知的所有権制度を、当初はアングロサクソン式だといって非難していた
日本企業が、いまでは大きく態度を変えて、むしろ知的所有権を厳しく履行しようと
他国に迫る側に回っています。
 ビジネスのやり方において、アメリカ式とか日本式とか、ことさら区別する時代が
終わりつつあります。徳川時代ならともかく、日本だけが日本式を守っていては、
世界の田舎として、情報も、カネも、ヒトも、日本に立ち寄らない国になってしまう
でしょう。それでは、日本は没落の一途をたどらざるをえません。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
234 ◆teqoXEDUqQ :03/09/20 07:01
/// 競争社会への選択 26 /////////////////////////////////////////////////

        すべてはレーガノミックスから始まった - クー

 現在のように徹底的に自由化された金融市場を考えるときに、見逃してはならない
出発点は、一九八〇年代にアメリカのレーガン大統領が行った経済改革、当時
レーガノミックスといわれた経済自由化政策だと私は思います。アメリカの金融
自由化は、じつはこのレーガノミックスの一部として始まったものだからです。
 二度の石油ショックとベトナム戦争の影響で、一九七〇年代末のアメリカは激しい
インフレと景気の低迷に悩まされました。その結果、「このままではアメリカはだめに
なる。アメリカ経済を根本から変えなければならない」という気持ちが、多くのアメリカ人
の間に広がっていったのです。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
プロレタリアートの独裁って
結局民主主義(大衆の独裁)のことだったわけよ。
その点は資本主義も社会主義も同じ。
アメリカも中国も日本も同じ。
議会制民主主義なんかやめて全部株主総会にシロ。
236 ◆teqoXEDUqQ :03/09/21 09:24

/// 競争社会への選択 27 /////////////////////////////////////////////////

 実際、一九七九年には、アメリカは二桁のインフレに悩んでいたにもかかわらず、
預金金利は四〜五%しかないという時代でした。「レギュレーションQ」という法律に
よって、FRBが金利規制を行っていたためです。
 インフレ率の半分以下の金利ですから、預金者は銀行からお金を引き出してMMF
といった投信に投資することになり、銀行は大きな資金の流出に直面しました。
そんな事情があって、最初の金融自由化政策である預金金利の自由化、つまり
レギュレーションQの撤廃が行われました。金融業での最初の自由化でした。

/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
237 ◆teqoXEDUqQ :03/09/22 20:23
/// 競争社会への選択 28 /////////////////////////////////////////////////

 この流れを受け継いで登場したのが、レーガン大統領でした。ロナルド・レーガンは
一九八一年に「強いアメリカの再生」を公約に掲げて大統領に当選します。そのレーガン
政権の経済政策、いわゆるレーガノミックスの柱になったのは、大幅な減税と経済全般
の規制緩和でした。
 レーガンが最初に打った手は、大々的な減税政策です。レーガン大統領は当時、
最高税率が七〇%にも及んでいた所得税の税率を、税制改革によって一挙に二八%に
まで減らし、同時に法人税の負担も軽減しました。レーガン政権はこの税制改革に
よって、労働者の労働意欲を高めるとともに、企業の設備投資を刺激し、アメリカ社会
全体のやる気を引き出そうとしたのでした。
 稼げば稼ぐだけ実入りが増える大減税のおかげで、アメリカ人みんながやる気になった
のです。ここから九〇年代に向けてのアメリカ経済の再躍進が始まったといっても過言
ではないほど、この大滅税によってアメリカ社会の雰囲気は一変しました。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
238金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/22 20:32
アジア各地の新聞社・通信社・テレビ・ラジオなど300社以上のニュースサイトへの自動翻訳付きリンク集
現地メディアの最新ニュースがアヤシイ日本語で読めるよ
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9613/link/link11.html
239金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/22 20:37
>稼げば稼ぐだけ実入りが増える大減税のおかげで、アメリカ人みんながやる気になった
>のです。ここから九〇年代に向けてのアメリカ経済の再躍進が始まったといっても過言
>ではないほど、この大滅税によってアメリカ社会の雰囲気は一変しました。

はてさて、この解釈は妥当なのかどうか・・・
240 ◆teqoXEDUqQ :03/09/23 08:54
/// 競争社会への選択 29 /////////////////////////////////////////////////

 その後、レーガン政権は航空や運輸の分野ですでに始まっていた規制緩和を一段と
推し進めました。航空業界では市場への新規参入が相次ぎ、その数は三〇〇社を
超えました。自由競争の下で航空運賃は大幅に引き下げられ、空席の多い路線では
通常の八割近い値引きをする会社も現れるほどでした。航空運賃は規制緩和が
始まる前に比べて、平均して三〇%も安くなったのです。
 これらの一連の改革は、新たな事業を興し、企業を活性化させるサプライサイド・
エコノミックスとも呼ばれました。そして、この改革こそが一五年後のいま、見事に
花を咲かせ、実を結んで、現在のアメリカの繁栄につながっているのです。
 これだけを見れば、レーガノミックス万歳ということなのですが、しかし、レーガン
政権のこのダイナミックな経済改革は、同時に国民生活に対して非常に厳しい側面
を持っていたことも忘れてはなりません。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
241金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 09:24
 私は、経済思想等と言ふものは、一つの民族に、固有のものがある
べきであると思ひます。個人主義国家には、個人主義経済があり、全
体主義国家には、全体主義経済があるが如く、吾日本には、大和民族
の個性に即したる独自の経済があるべきであると思ひます。
242金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 09:26
 申す迄もなく、吾国には、君臣の分が自ら定まり、上(かみ)には、万世一
系の皇室を仰ぎ奉り、下(しも)には、一億の蒼生之を宗家と仰ぎ、義は君臣
にして、情は父子なる、一大道義国家、一大家族国家、即ち皇道国家
をなして居るのでありますから、国情は、全く西欧諸国と異つて居り
ます。従つて民族の精神も、又その民族精神に立脚する経済も、全く
異つてをるべきであります。それは自由主義でもなく、社会主義でも
なく、又全体主義でもない、吾国独自の経済、即ち皇道経済であります。
243金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/24 12:48
家族国家だの、皇道国家だなんだは、よくわからないですけども
国是にあった経済政策はあって然りでしょう。

昔は、ソビエト、中国かぶれが国を滅ぼす憂いがあったけど(あったか?)
今はアメリカかぶれが国を滅ぼしそう。
244低所得者 :03/09/24 15:50
行き過ぎ民主主義の国、日本帝国である。 
245 ◆teqoXEDUqQ :03/09/24 19:42
/// 競争社会への選択 30 /////////////////////////////////////////////////

        花が咲くまで一五年 - クー

 レーガンの自由化政策の下で、レイオフや大量解雇は日常化していきました。
失業者は厳しい競争と淘汰の世界からはじき出された敗者となり、その一部は
ホームレスとして路上にあふれるまでになったのでした。この状況が、大成功を
収めたと評価されるレーガノミックスのもう一つの重大な側面です。
 ここで私が強調しておきたいことは、一五年以上前に始まったレーガンの大改革が
今日のアメリカの繁栄の基礎を築いたことは間違いないのですが、その一方で、
一部のアメリカ国民には多大な犠牲が強いられたという事実です。いま、アメリカ
経済は新たな飛躍を遂げていますが、その根本にはレーガン時代の長く厳しい
経験が生きているのだということを忘れてはなりません。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
246 ◆teqoXEDUqQ :03/09/25 21:10
/// 競争社会への選択 31 /////////////////////////////////////////////////

 もう一つここで私が指摘しておきたいことは、レーガノミックスの開始に当たって、
レーガン政権は重大な誤りを一つ犯したということです。大減税と規制緩和を二つの
柱とする改革を、レーガン政権はマクロ政策、つまり財政金融政策の一部だと宣言
してしまったのです。
 マクロ政策というのは、いま金融政策や財政政策で手を打てば、半年後か一年後に
効果が出るような経済対策です。いま、ある金額の公共投資をやれば、半年後にGDP
がどれだけ増えるか、いま金利を〇・五%下げれば、一年後には経済はどれくらい
成長しているか。つまり、マクロ政策というものは、一年後から二年後にはその結果が
はっきりと出るような経済政策なのです。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
247 ◆teqoXEDUqQ :03/09/26 19:33
/// 競争社会への選択 32 /////////////////////////////////////////////////

 これに対して、レーガノミックスの本質は構造政策です。構造政策とは、人々の
マインドから人生観まで変えてやっと成果が出るという重大な政策変更なのです。
税制が変わって所得税率が低くなりましたと宣伝してみても、それだけで一国の
経済が直ちに動き始めるわけではありません。
 「そんな有利な税制ができたなら、いま通っている大学院をやめて新事業を始めて
みようか」という成績優秀な大学院生が出現したり、「サラリーマンを辞めて関心の
ある分野を勉強し直して、それからその分野でビジネスをやってみよう」という勇敢で
優秀な人々が、たくさん出てくる必要があります。そのうえ、何年後かにこの人たちが
実際に事業に参入して、成功させるという結果を出さなければ、構造政策が成功
したとはいえないのです。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
248 ◆teqoXEDUqQ :03/09/27 08:22
/// 競争社会への選択 33 /////////////////////////////////////////////////

 つまり、マクロ政策と違って、構造政策というのは結果が出るまでにひどく時間が
かかる経済政策なのです。しかし、この二つの政策の根本的な違いに、レーガン
大統領自身が気付いていませんでした。レーガノミックスをめぐって、一九八〇年代
のアメリカで起こった混乱はこのことに大きな原因があったのです。
 マクロ政策だと考えていたレーガン政権内部の人々は、レーガノミックスの効果が
なかなか出ないことに大いに焦りました。レーガン批判派は短期的な効果が出ない
ことを指摘して、レーガノミックスは失敗だと主張し双方の間で泥仕合が繰り広げられた
のでした。これは、両サイドともレーガノミックスがマクロ政策ではなく、構造政策
であることに気付かなかったことから起こった混乱でした。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
  噂によると、

国内で唯一まともで国際競争力を高めて貢献している製造業を虐げ、

農業・ゼネコン・金融・天下り・公務員・特殊法人・その他の既得権益層などの寄生虫を優遇する

悪平等社会主義をほとんどの国民が危機感もなく支持するぬるま湯のモラルハザード国家は

あと数年で3流国に転落とのことです。
250 ◆teqoXEDUqQ :03/09/27 20:01

/// 競争社会への選択 34 /////////////////////////////////////////////////

 レーガン改革から一五年、アメリカではレーガノミックスという構造政策が、いま
見事に花を咲かせています。レーガノミックスの結果が、現在のアメリカ経済の繁栄
です。いいかえれば、構造政策というのは、種をまいてから花を咲かせるまでに、
一五年くらいはかかってしまう大改革だということなのです。
 日本がこれから始めようとするビッグバンは、まさしくこの種の構造政策です。
公共投資を加減したり、公定歩合をいじったりするマクロ政策ではありません。国民
への痛みもあるでしょうし、ビッグバンの成果が出るまでには長い時間がかかります。
日本人はそれらを覚悟してビッグバンを受け入れようとしているのでしょうか。
その点に、私は疑問を感じているのです。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
251 ◆teqoXEDUqQ :03/09/28 09:32
/// 競争社会への選択 35 /////////////////////////////////////////////////

        金持ちを貧乏にしても、貧しい人は豊かにならない - 堺屋

 レーガン大統領に続いて、イギリスでビッグバンに取り組んだのが英国のサッチャー
首相でした。イギリスでは、アメリカよりもっと大胆に、もっと実験的な改革が
行われました。
 サッチャー首相の就任前は、ずっと労働党政権でした。労働党政権の下では、民間
企業の国有化が進められる一方で、高い累進税率が適用され、手厚い福祉政策が
採用されていました。労働組合の力も強く、イギリス経済はいわゆる「イギリス病」に
陥っていました。このイギリスに染みついた社会体質と経済構造を改革することを
公約して、サッチャー首相の新自由主義が登場したのでした。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
252金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/28 10:12
今のイギリスのはブレア率いる労働党。
サッチャーは過去の遺物。
253金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/28 10:27
日本は資本主義と言う名の会社主義国家
254 ◆teqoXEDUqQ :03/09/29 19:57
/// 競争社会への選択 36 /////////////////////////////////////////////////

 そのサッチャリズムを象徴する有名を言葉があります。「金持ちを貧乏にしたからと
いって、貧乏人が金持ちになるわけではありません。貧乏人はますます貧乏になる
のです」というのです。そして、サッチャーさんは首相就任後、この言葉通りの経済
自由化の改革を行いました。その成果が現れたのは、サッチャーさんが首相になって
一〇年後のことでした。
 このようなサッチャーさんの改革もまた、クーさんのいわれる構造政策だったと
いうことです。これをマクロ政策だと思った人々は、やはりサッチャリズムの導入で、
一年か二年でイギリス経済が好転すると期待してしまったのでした。
 ビッグバンを考えるとき、それが構造政策の一部なのだということは非常に重要な
ポイントです。ジャーナリズムもエコノミストも、ビッグバン開始イコール早期経済
回復だと考えるとひどい目に遭うでしょう。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
255金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/29 22:10
ドイツ社会も、この国に負けず劣らず社会主義っぽいらしい(?)
256金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/30 00:56
ドイツの経済は凋落中。
高い税金をきらいダイムラーは外国へ逃亡。
インフィニオンも脱出を計画中。
257金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/30 02:29
>>208
>日本の金融機関は高度な金融技術を開発できなかった。このことがいま、
>ビッグバンが熱心に語られている最大の背景でしょう。

「高度な金融技術」って何なんだ?
そして、それが何故重要なのか説明してほしいな。
258 ◆teqoXEDUqQ :03/09/30 21:23
/// 競争社会への選択 37 /////////////////////////////////////////////////

        日本人の覚悟を問う - クー

 現在の日本政府首脳もまた、ビッグバンや規制緩和をめぐって、レーガン政権と同じ
間違いをしています。「規制緩和をすれば、〇兆円の需要が出てくるから、GDPは〇%
成長する。だから来年にはこれだけ景気が良くなる」という発言を、政府首脳が平気で
しています。レーガン政権の要人が一五年前に犯したのと同じ過ちを、日本政府が
再び犯しているのです。
 これらの発言は、政府首脳が規制緩和やビッグバンが、公共投資や金利引き下げの
代替策であるかのように考えていることを意味します。しかし、規制緩和がアメリカ
経済の牽引車になるまでには、一〇年以上の歳月がかかっているのです。
 その間の苦労、苦悩、混乱を乗り越える覚悟がないと、ビッグバンの花は咲かない
ことを、ここでもう一度強調しておきます。ビッグバンは、それほど簡単で単純な話
ではないのです。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
259近藤:03/09/30 22:36
スレッドの「テーマ」である日本は社会主義だというのは何を
さしているのかはわかりませんが、社会の平等性を高めることに
より人々の政治的統合と経済的生産性の向上を図るということを
意味しているとすれば今の日本の状況は社会主義とは全く反対の
状況だと考えられます。
あるいは計画経済における官僚主義の形態が日本の官僚機構と類似
しているということであれば、それは官僚主義という意味ではそう
かもしれませんが、「社会主義」とはあまり関係がないかもしれませんね。
http://members.at.infoseek.co.jp/peacewld/index.htm
260 ◆teqoXEDUqQ :03/10/01 20:07

/// 競争社会への選択 38 /////////////////////////////////////////////////

        成功の第一条件は人材の流動化 - クー

 構造政策としてのビッグバンが成功するために必要不可欠な条件として、私は三つ
の条件を挙げたいと思います。これらはいずれも、私のいう長期的構造政策の重要
部分です。第一が「人材の流動化」、第二が「税制改革」、第三が「自己責任原則と
情報公開」です。まず、人材の流動化から申し上げましょう。
 ビッグバンを前に、いま日本には外資系の銀行や証券会社が続々と参入しています。
こうした外資系の会社では、日本人社員の中途採用を積極的に進めているのです。
これらの企業では、能力と業績に応じて人材を待遇する欧米型の雇用システムが、
すでに持ち込まれています。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
261257:03/10/01 20:38
>>260

コピペはいいから、質問に答えてくれよ。
262 ◆teqoXEDUqQ :03/10/02 21:35
/// 競争社会への選択 39 /////////////////////////////////////////////////

 このような外資系企業は、ヘッドハンティング企業を積極的に利用して人材を得て
います。また、日本の金融機関の従業員のなかには、これらの人材斡旋会社に
登録し、積極的に外資系企業に職を求める人々も増えているのです。
 そういう日本人社員の多くは、将来、会社のエースになることを期待されている
三〇代の第一線従業員です。これらの人々が共通して口にするのは、終身雇用と
年功序列に縛られた給与体系への不満なのです。
 外資系金融機関は、こうした優秀な即戦力を大量に引き抜いて、いまどんどん活用
しています。年俸が何千万円であろうと何億円であろうと、その人がどうしても必要
であり、その人が高給に見合うだけの収益を上げられるとみれば、外資系企業は
積極的に採用に踏み切ります。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
263 ◆teqoXEDUqQ :03/10/03 21:02
/// 競争社会への選択 40 /////////////////////////////////////////////////

 そんな時代が一部では始まっているのに、ほとんどの日本企業は従来の雇用
システムを変えようとはしていません。「わが社の給与体系では、〇〇年入社の
従業員は基本給が〇〇万円、ボーナスは何カ月と決まっています」ということに
なってしまって、優秀な社員をやたらに流出させているのです。
 つまり外資系に行けば数千万円も数億円も稼ぐことのできるような優秀な人材は、
一方的に外資に流れるだけで、日本企業にとどまることがないというのが、金融業界
の実情です。この点を理解し、日本企業が人材の流動化時代に対応できるかどうかが、
日本版ビッグバンが成功するかどうかの最大の鍵だ、と私は思います。
 それができなければ、日本企業は外資との競争に敗れるばかりか、優秀な
日本人は日本からも離れていってしまうかもしれません。そうなると日本社会全体が
沈滞してしまうことになります。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
お前ら、日本がイヤなら出てけよ。
265金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/04 06:55
既得権益を持ってる奴等に金が移動してるだけだよ。
北朝鮮に近いんじゃないか。
一部の特権層だけが益々豊かになる。
本人の能力とは関係なしにだ。
266金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/04 07:26
貧しかった層も豊かになったよ。農民・えた非人層も。
267 ◆teqoXEDUqQ :03/10/04 10:51

/// 競争社会への選択 41 /////////////////////////////////////////////////

        「特別」専門職というナンセンス - クー

 日本に来てもう一〇年以上、私は金融界で働いています。その間に、日本人の
ディーラー、トレーダー、ファンドマネージャーなどを大勢見てきました。彼らのなかには、
激変する日々の市場を相手に、素晴らしい成績を上げている優秀な人々がたくさん
います。本当にたくさんいるのです。
 しかし、いまの日本企業の人事制度の下では、彼らは正当に扱われていません。
どちらかといえば、会社の除け者として扱われたり、例外的な存在として位置付け
られています。彼らが上げている優れた業績が、所属する企業に正当に評価されて
いるとはとてもいえないのです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
268 ◆teqoXEDUqQ :03/10/05 11:09
/// 競争社会への選択 42 /////////////////////////////////////////////////

 他人のことはともかくとしても、現に私自身がそういう例外的存在として野村総研
に勤務しています。私の報酬はもちろん年俸制で、職種上は「特別専門職」という
ことになっています。つまり、私は会社にとって「特別」な存在なのです。
 こういう扱い自体が、まったくのナンセンスだと私は思います。むしろ年功序列賃金
のサラリーマンという存在自体が、私にいわせれば「特別」なのであって、世界的な
標準から見れば、私のような形が普通なのです。何も特別な技術を持っていなくて、
会社のなかにいるだけで世の中をなんとなく渡っているサラリーマンこそが、これからの
時代では問題になる人種なのだと思います。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
269 ◆teqoXEDUqQ :03/10/06 19:57
/// 競争社会への選択 43 /////////////////////////////////////////////////

        労働市場が規制緩和を支えた - クー

 ビッグバンといえば、金融界だけの話だと思われますが、レーガンとサッチャーの
やったことは、金融だけでなく、税制から全産業分野での規制の撤廃など、あらゆる
方面に及んでいます。その結果、従来の規制のなかに安住していた人々が、大変な
目に遭ったことはすでにお話しした通りです。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
270金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/06 21:45
271 ◆teqoXEDUqQ :03/10/07 21:52
/// 競争社会への選択 44 /////////////////////////////////////////////////

 しかし、この点でアメリカ人やイギリス人にとって幸いだったのは、両国の労働市場
の流動性が非常に高かったということでした。つまり、従来の職場を失った人々にも、
セカンドチャンス、サードチャンスが与えられたのです。自由な労働市場で次の職場が
探せたし、また次の職場が現実に彼らに提供されました。このように労働市場の
流動性が高かったことが、両国の規制緩和を可能にしたという面も少なくないのです。
これは労働市場に流動性のない日本を見れば一目瞭然です。
 例えば日本では、社債の発行をめぐる銀行業界と証券業界の争いがありました。
最近の規制緩和では、従来は証券会社だけに認められていた社債発行の幹事会社
の地位を、銀行にも認めるという動きになっていますが、この一点について、日本では
数十年にもわたって両業界が紛争を続けてきました。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
272金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/07 22:21
資本主義という言葉が、すでにうさん臭く感じられる!
273 ◆teqoXEDUqQ :03/10/08 19:35

/// 競争社会への選択 45 /////////////////////////////////////////////////

 アメリカでは、確かに証券業界と銀行業界のトップ同士が、この問題をめぐって
ワシントンでさや当てを演じましたが、しかし、実際、証券会社の現場で社債発行業務
に携わっているトレーダーやディーラーは、この紛争を涼しい顔をして他人事のように
眺めていたのです。
 彼らにとっては、もし銀行が社債発行業務に参入することになるのなら、銀行に転職
すればよいのです。社債発行業務のプロとしての技術さえ持っていれば、向こうから
引っ張ってくれます。規制緩和が行われようと行われまいと、プロであるかぎりは
自分の職は絶対に大丈夫なのです。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
274 ◆teqoXEDUqQ :03/10/09 19:51

/// 競争社会への選択 46 /////////////////////////////////////////////////

 しかし、日本の場合は事情が違います。証券会社で社債発行を扱っている人は、
その仕事を銀行に取られてしまったら、やることがなくなってしまいます。日本では
簡単に転職出来ないからです。だから証券会社は社債発行の規制緩和に徹底的に
反対します。
 社債発行の取り扱い権限を銀行に認めるかどうかというのは、金融全般の規制緩和
にとっては小さな問題に過ぎません。そんな小さな規制緩和さえ日本でなかなか
進まないのは、その背景に労働市場の閉鎖性が存在しているからです。
 この例を一つだけ取ってみても、ビッグバンと労働市場の流動化は裏腹の関係に
あることが分かると思います。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
275 ◆teqoXEDUqQ :03/10/10 20:34

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未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
堺屋 太一 (著), リチャード・C. クー (著), R.ターガート マーフィー (著), ピーター タスカ (著),
Richard C. Koo (原著), R.Taggart Murphy (原著), Peter Tasker (原著)
単行本: 301 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: フォレスト出版 ; ISBN: 4894510537 ; (1998/06)
価格: ¥1,600

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276 ◆teqoXEDUqQ :03/10/11 10:38

/// 競争社会への選択 47 /////////////////////////////////////////////////

        年功序列の「美徳」は終わる - 堺屋

 クーさんがいまいわれたことを考えてみますと、ビッグバンは金融業界だけではなくて、
あらゆる産業分野に及ぶ問題を含んでいることになりますね。
 例えば、世界の航空産業では規制緩和が進んで、新規参入が続々と行われ、旅客を
運ぶ飛行機を、誰が飛ばしてもよいという時代に現実に入りつつあります。そのなかで、
かつて世界一の航空会社であったパンアメリカン航空が倒産して市場から姿を消し
(その後同名の企業が米国国内線で復活)、他の大手航空会社も離合集散を続けて
います。航空会社だけでなく、陸運産業についても規制を次々に外していって、大きな
市場変動が起きているようです。その結果、確かに消費者にとっては良いことがたくさん
起きています。航空運賃は大幅に下がりました。自由化の進展で心配された航空機の
事故率もかえって下がっているようです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
277金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/11 11:04
今、アメリカの航空会社って軒並み赤字で、
ひとつ、黒字の所があるだけ・・なんて状況だよね。
278 ◆teqoXEDUqQ :03/10/12 10:15

/// 競争社会への選択 48 /////////////////////////////////////////////////

 何もかも良いことずくめのようですが、ただ一点だけ困ったことも起きています。
所得格差の拡大、つまり貧富の差が大きくなっているということです。アメリカでは、
かつて所得階層の上から四〇%の人々が総所得の約六〇%を取り、残りの六割が
残りの約四〇%を取っていたといわれます。その意味では比較的平等だったアメリカ
社会ですが、九〇年代に入ってこの分布は大きく変わってしまいました。いまでは、
上の二〇%がアメリカの総所得の約半分を取り、八〇%の人々が残りの半分を分ける
という状態にまでなってしまったのです。
 銀行員として安定した給与を得ていた人が、銀行が倒産したりリストラの対象に
なったりして次の職場を探さなければならなくなる。そうすると、前の職場よりも
給与の安いところに行かなければならない。アメリカではそういうケースはたくさん
ありますが、これからは日本でも増えていきます。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
279 ◆teqoXEDUqQ :03/10/13 11:23

/// 競争社会への選択 49 /////////////////////////////////////////////////

 もちろん一方では、良い業績を上げているトレーダーやディーラーは、給料が
これまでの何倍にもなることもあるでしょう。クーさんのおっしゃる労働市場の流動化の
なかで、こうした所得格差はますます広がってくると思います。
 長い間、日本の年功序列、終身雇用という雇用システムは人情味あふれる美しい
雇用形態で、日本という国の美徳なのだという認識がありました。
 しかし、考えてみると、これは一八歳か二二、三歳で選んだ職場に生涯封じ込め
られる、この選択を誤れば大きな不利を背負わねばならない残酷なシステムでもある
わけです。安定のためには職場での苦痛と適材適所の再配置を諦めねばならない
終身雇用制が、本当に人間的なのか考え直さなければならない。そうしないことには、
ビッグバンが導入された後の自由競争の世の中にはついていけないことになります。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
280 ◆teqoXEDUqQ :03/10/14 22:02

/// 競争社会への選択 50 /////////////////////////////////////////////////

        東京市場はウィンブルドン化する - 堺屋

 ビッグバンを行うことによって、日本の金融界にどのような変化が起こるのかが、
これから大きな問題になると思います。その点で興味深いのは、イギリスでいわれて
いるロンドン市場の「ウィンブルドン化」の問題です。
 ご承知のように、ウィンブルドンはテニスの全英オープンが開かれる競技場です。
全英オープンは世界のテニス界一の古い格式を誇る大会ですが、そこで活躍する
のはアメリカ人やドイツ人ばかりで、競技場を提供しているイギリスの選手
(プレーヤー)は、ほとんど決勝戦には出てこない。この状況が、ビッグバン後の
ロンドン金融市場にそっくりだといわれているわけです。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
これだけ好き放題発言できる社会主義国などない。
282金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/15 01:44
>>281
社会主義は共産主義への過程の名目であって別に思想弾圧等々はその国々の内政しだいでっせ
>>282
社会主義国、共産主義国で言論弾圧しなかった国ってあるの?
284金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/16 00:30
>>283
ないな
285 ◆teqoXEDUqQ :03/10/16 20:42

/// 競争社会への選択 51 /////////////////////////////////////////////////

 確かに、近年のロンドン金融市場はウィンブルドン化しています。ロンドン市場
そのものは非常に活況を呈していて、高い技術を背景に、いまではイギリスの
GNPの一五%くらいを金融業で稼いでいるといわれます。東京市場などと比較しますと、
非常に高い収益を上げているといえるでしょう。
 しかし、ロンドン市場で大活躍しているのは、アメリカ、ドイツ、スイスといった、
イギリス人から見れば外国の銀行ばかりなのです。イギリス生まれのイギリスの
銀行は、かなりの数が買収されたり倒産したりで姿を消して、その数は減りました。
 ビッグバンに踏み切った後の日本市場を考えますと、ロンドン市場と同じことが
起こる可能性が非常に高いと思います。東京市場そのものはビッグバンで活気を
帯びるかもしれないけれども、自分たちの銀行、自分たちの証券会社が消えて
なくなるのではないか、そういう危惧を日本の金融機関は強く持っています。そして、
その危惧通りに事態が進展する可能性は、非常に高いといわざるをえないのです。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
286 ◆teqoXEDUqQ :03/10/19 11:00

/// 競争社会への選択 52 /////////////////////////////////////////////////

        日本人が働く外資系企業と、すでに外資化している日本の優良
        上場企業 - クー

 自分の国の銀行、自分の国の市場という考え方も、ビッグバンの進展とともにやがて
消えていくのではないでしょうか。確かにロンドンで活躍しているのはアメリカや
ヨーロッパ大陸の銀行が多いのですが、そこで働いているのはイギリス人です。
アメリカ系の金融機関といえども、実際にそこで働いているアメリカ人は、ここに一人
あそこに一人という程度に過ぎません。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
287 ◆teqoXEDUqQ :03/10/20 20:13

/// 競争社会への選択 53 /////////////////////////////////////////////////

 アメリカ系の銀行であろうと、ドイツ系の銀行であろうと、実際にそこで働いている
イギリス人は高い収入を得て、イギリスのGDPに貢献しています。また、その収入
からイギリス国家に納税しています。アメリカ資本の銀行であっても、実際には
イギリス経済に大いに貢献しているのです。
 ロンドン市場のビッグバンによって、イギリス人の雇用機会が増え、さらにイギリス
政府の税収も増えている。ですから、イギリスの国自体にとってそれはそれで
良いことではないでしょうか。
 日本人はとかく外資系企業と日本企業を区別して考えたがるのですが、これからの
時代にはそういう区別はそろそろ意味がなくなってくると恩います。外資系企業と
いっても、そこで実際に働いている人たちの大半は日本人です。しかも、最近の
日本の株式市場では、この数年一貫して日本株を買ってきたのは外国人投資家
ばかりでした。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
288 ◆teqoXEDUqQ :03/10/22 21:01

/// 競争社会への選択 54 /////////////////////////////////////////////////

 その結果、いま起こっている事態は、一般には日本企業だと思われている多くの
国際優良銘柄のほとんどを外国人が持っているという事態です。日本には企業系列や
銀行グループなどによる株式の持ち合いがありますから、外国人の株式所有が過半数
に達している大企業はありませんが、いわゆる浮動株だけを取り上げれば、六割以上が
外国人所有という企業はもう珍しくないのです。
 やがて、株式の持ち合いが徐々に解消され、過半数が外国人所有という企業も
現れてくるでしょう。そういう企業が次々と出てきますと、この会社は日本企業なのか
外資系なのか、どっちなんだということが問題になってきます。会社を誰が所有して
いるかではなく、これらの会社が日本経済に本当に貢献しているかどうかだけが
重要になってくるのだと私は思います。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
289金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/22 21:06
はっきり言って、地方は邪魔。
東京+神奈川西部+さいたま南部+千葉西部だけで
独立国家を作ろう!これだけでも十分先進国。
後の不良債権、道府県は北朝鮮に売ってしまえ!
いらない余剰人員中間管理職も付けるよ!
290金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/22 21:23
製造品出荷額

1位愛知県、2位神奈川県、3位静岡県

291金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/22 22:41
>>290
愛知はトヨタ共和国
神奈川は東京の下請企業
静岡は東京の食料供給源
292金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/22 22:44
>>289
一部上場企業の本社が東京にあるからいいと思ってるようだが、本社は
稼がないからね。
293金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 09:10
>>292
それは違うんだよな。実際に稼いでいるのは東京。
だから、東京だけが財政が黒字になる。別に石原が優秀だからじゃないんだよな。
法人が所得稼いでいるからな。
所得=稼ぎ
金持ち=有能。
結局、有能な香具師が東京に集まる。負け組みは地方の支店長どまり。
それと情報量とスピードが地方とはまるで違うよ。
ビジネスは1に時間、2に情報。
294金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 09:47
第二次日本列島改造計画待望論。
295金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 09:51
素人が多いね

296金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 09:54
第二次所得倍増計画待望論。
297金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 09:55
>>291
間抜けというか事実を知らないというか
頭大丈夫?
298金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 10:30
社会主義者氏ね
299金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 10:31
>>298
日本人の殆どが氏ぬんだね
300金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 11:08
石原閣下待望論。
301金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 17:45
>>299
戦前の日本は、ソ連・中国共産党と満州で戦ったというのに。
アメさんがとんでもなく勘違いして、経済制裁しちゃうんだからなぁ。
GHQの洗脳のせいで、戦前の日本が経済的寡頭政治だったと勘違いする
売国奴を大量生産するし。
そういう中年のおっさんたちを再教育するのは無理っぽいからさ。
やっぱ、いろいろ考えるとね、氏ねとしか言いようがない。
いいよ、殆どが氏んでも。日本が沈没するよりまし。
302金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/23 20:43
>>301
>戦前の日本は、ソ連・中国共産党と満州で戦ったというのに。
アメさんがとんでもなく勘違いして、経済制裁しちゃうんだからなぁ。

別にアメリカの国益を代表して共産軍と戦ったわけではない。
欧米の国益を侵したから叩かれただけ。  
303金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/24 00:00
>>302
そういう風に世界が認めてくれればどんなにありがたいか。
「アメリカは正義の国であり、日本は不正義の国、侵略国である」
「アメリカは東部から西部へと、インディアンを追放しながら西海岸へと移動してきた。
つまりは白人の文明を新大陸に強制する。キリスト教を拡大していく、
これが神から与えられた明白なる天意(マニフェスト・ディスティニィ)である」
などと言ってはばからないじゃないか。
挙句の果て、イラクなどを日本と同一視する。
日本がイラク戦争に賛成するくせに派兵しないなどと批判し、
それで出た言葉が「日本はATMではない」ときたよ。
アメリカ人は歴史をどのように認識しているのか?
日本の正義感を歪めておいて、何を今さらだ。
日本をなめるのもいい加減にしてほしいね。
そもそもアメリカがイギリスの植民地支配から独立した戦争を見習って、
アジア独立を日本が指揮したんだろ。
そして合衆国満州を建国した。
国連の常任理事国だった日本はそれを懸命に説明した。
しかし、よっぽど日本の正義が面白くなかったんだろうな。信じてはくれなかった。
そんでもって、日本を占領して、後になって、
「日本が本当に言葉どおりにしていたとは思っていなかった」
ときたよ。まあ、それをすばやく反省し、アメリカ国内の左翼が失脚して
ソ連を敵対視したからいいものの、
そうじゃなきゃ、世界社会主義が地球を覆うところだったんだぞ。
アフガン・イラク戦争で得意満面になっているようだが、
日本ではそんなことは、朝鮮併合・満州建国で経験済み。
朝鮮戦争・ベトナム戦争に続いて、やっとまともになってきたねアメリカさん。って感じ。
北朝鮮問題が表面化し、日本が戦後を終えたいと思っているところで、
真実歪曲を強めるのはいかがなものか?
ちなみに、日本の拉致被害の報告も本音では同情してもらえてないぜ。
平和ボケ+社会主義の日本じゃ、この先マジ立場がないよ。
304金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/24 00:34
右翼はイネ
>>303
アメリカには様々な立場の人間がいる。
一面的に理解すべきではない。
306金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/24 08:48
アメリカはジャイアン。日本はスネ夫。
307 ◆teqoXEDUqQ :03/10/24 22:08

/// 競争社会への選択 55 /////////////////////////////////////////////////

 堺屋さんが指摘されるように、東京市場のプレーヤーがほとんど外国人になる可能性
は否定できません。しかし、そのような外国人プレーヤー(外資系金融機関)が日本の
年金のリターンを上げ、日本人の生命保険の配当率を上げることに成功するならば、
それらの企業は、日本人と日本経済のために良い仕事をしているといえるでしょう。
 外資系金融機関は高齢化社会を迎えた日本経済のために、大きな貢献をすることに
なると私は予測します。対論の最初でも述べましたように、金融業(資産運用)がますます
重要になる時代に、外資系金融機関がその点で日本経済に貢献できるならば、それは
歓迎すべきことであっても排斥すべきことではないと思うのです。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
いのせさんは雑誌連載でケインズ政策を社会主義と言ってたね。
こんな事欠く人は50年前くらいに滅んだと思ってたのに、
なんで今頃出てくるのかね。
中途半端なリバータリアンブームが原因?
猪瀬が、ただ単に無知なだけだと思われ。
310 ◆teqoXEDUqQ :03/10/26 15:39

/// 競争社会への選択 56 /////////////////////////////////////////////////

        プレーヤーより観客が重要だ - 堺屋

 日本経済、日本国民への貢献が、ビッグバンを考える際の大きなポイントですね。
全英オープンには、選手だけではなくて観客もいるのです。
 金融の世界でいえば、金融機関が選手、一般の預金者やお金を借りる一般企業が
観客です。この観客の立場からすれば、選手が外国人であろうが日本人だろうが、
自分たちにとっておもしろい試合を見せてくれればよいということになります。
 おもしろい試合といえば、預金者にとっては、高い利率、保険者にとっては高い
配当でしょう。また、借り入れる側にとっては、新規事業を起こそうとするときに、
土地担保がなくてもお金が借りられるのかどうかという問題です。
 日本経済全体を考えれば、選手より観客のほうが重要なのはいうまでもありません。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
311金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 18:14
1さんは鋭い。まさにその通り。国民が政治家や官僚に搾取されていないようでされているのれす。
312金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 18:17
気がつくの遅くね。
313金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 18:32
ウォルフレン(オランダ紙・東アジア特派員)が、
1987年という大昔に喝破していたやんか
314金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 18:44
あーその本読んだ。

>1
今頃なに言ってんだろうねえ。
>>311-314
立派に資本主義をやって来たと思いますけども。
何を基準に考えておられるんですか?

努力しても報われない己の境遇から?
資本家にとって都合がよいという点においては資本主義だろうな。
317金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 19:03
>>315
何を基準に資本主義を立派にやってきたと言えるのかね
318金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 19:12
既得権益云々をいうなら、アメリカの方が遙かに多いし
GDP比における財政収支をみてもアメリカの方が多い。

日本ってどの辺が社会主義なの?
むしろ使い古された「会社主義」というのが実体をよく表している。
320金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 19:46
ウォルフレンは市民の政治活動が、官僚たちによって
「調和ある国体」といった雰囲気を根付かせる事で
削がれてきた歴史を指摘してる。日本は民主主義ではないという指摘。
自由・平等・博愛
322金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 20:09
民主主義≠資本主義
323金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 20:44
ところで日本は何故資本主義ではないのですか?
324日本の未来:03/10/26 21:15
資本主義の行きつく所はネズミ講と同じ。
先に生まれた者が、石油/鉱物資源を喰いつくし、年金も喰いつくし、
後に残った者へ難題を残して死んでいく。後は野となれ山となれー。
325金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/26 23:33
そゆこと。
今子供を作る事がどんなに罪なことか。
子供を作るとしたら、世界が滅亡したあとだな。
日本主義でいいよ
東京が栄えているのではなくて首都が栄えているんだよ。
石原氏が遷都を嫌がっているのを見れば分る。
329金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/27 19:09
日和見主義
330金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/27 19:25
見本市
331金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/27 19:27
ジャパニーズ・スタンダードを作れ

byキム
33266 ◆cMHPI1UK8E :03/10/28 06:15
>>154
ワロタ

ところで話は変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)

 久夛良木氏は,“PSPはゲーム業界が待ち望んだ究極の携帯機”として説明。「ここまでやるかと言われるスペックを投入した」という。
 発表によれば「PSP」は,曲面描画エンジン機能を有し,3Dグラフィックでゲームが楽しめる。
7.1chによるサラウンド,E3での発表以来,クリエイターたちにリクエストが高かった無線LANも搭載(802.11)。
MPEG-4(ACV)による美しい動画も楽しめるという。これによりゲーム以外の映画などでのニーズも期待する。
 外部端子で将来,GPSやデジタルチューナーにも接続したいとする。
また,久夛良木氏は,繰り返し「コピープロテクトがしっかりしていること」と力説。会場に集まった開発者たちにアピールしていた。
 さらに,ボタン設定なども明らかにされ,PS同様「○△□×」ボタン,R1・L1,アナログスティックが採用される。

この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。

突然変な事書いてスマソ・・
GBAとくらべてみてどうなんでしょうか?シェアのことは抜きで。
333金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/28 20:18
285〜288のウィンブルドン現象っていつも言われてるけど、間違ってるよ。
英国の商業銀行は基本的に外資に買収されてないもん。
買収されたのは過小資本のマーチャントバンク(証券会社と思っていい)。
資金調達する大企業にとっては、証券会社が国内企業か外資かなんてどうでも
いいもん。
イギリスの中小企業を支えた英国籍の商業銀行は、日本の銀行が束になっても
かなわないような高収益企業だよ。
HSBCとかRBSとかね。
334金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/28 21:38
HSBCはイギリスの香港撤退後も高収益体質を維持しているのだろうか。
英仏の金融機関が高収益なのは、過去に植民地からすさまじい搾取をして
きた歴史の上に築かれているのではないか。それと日本の金融機関を同じ
土俵で比べていいものかどうか。こう言ったとて、邦銀のぬるま湯体質を
擁護するものでは断じてない。
335 ◆teqoXEDUqQ :03/10/28 22:50

/// 競争社会への選択 57 /////////////////////////////////////////////////

        日本企業が東京金融市場を見捨てている - クー

 東京市場のウィンブルドン化についてもう一つ付け加えておきたいことは、いまや
日本企業自身が日本を見捨て始めているという事実です。
 ご承知のように、ここ数年間、日本の金利は世界一低い水準になっています。
こんなに金利が安いのですから、日本国内で設備投資をしようとする日本企業が
どんどん出てくるのが当然ですが、実際にはそうはなっていません。
 このところ日本企業が投資を集中しているのは、東南アジアやアメリカなどの海外
ばかりです。「たとえ金利が安くても、こんな高コスト社会にはとても投資できない。
競争にならない」というのが、日本企業の本音になっています。

/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
336ロシア人ホステス:03/10/28 22:53
日本の人はエコノミックアニマルと言う名のセックスアニマルです。
337 ◆teqoXEDUqQ :03/10/30 22:54

/// 競争社会への選択 58 /////////////////////////////////////////////////

 金融面でも同じことが起こっていて、日本企業が円建ての社債を発行するのに
東京市場ではなく、わざわざルクセンブルクなどのヨーロッパで発行しています。
ルクセンブルクのほうが、祉債発行コストが圧倒的に安いからです。社債発行市場
としても、日本企業が東京市場を見捨てているのです。
 株式市場でも同じです。前述したように、バブル崩壊後、日本の個人投資家、
事業法人、機関投資家は、一九九一年から毎月毎月日本の株式市場で売り越し、
外国人投資家だけが買い越しです。つまり、日本人投資家もまた東京株式市場を
見捨てているということになります。
 世界のなかで日本経済や日本市場が活力を保ちながら生き残ろうとするためには、
まず日本人を引き寄せなければならず、それには改革は避けて通れないと思います。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////
338金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/30 23:21
結局、国債だけが膨張していく日本

339>:03/10/31 00:03

たしかに社会主義的資本主義だ、しかし純粋な社会主義と違うところは
失業者がいるにもかかわらずそれを放置しながら、一部の人間で金を
山分けしているということだ。
340スーパーソウル:03/10/31 00:13
日本はモラルの低下した自由主義
経済的に自由であるのはいいことだが
それと創刊して
モラルにおいても自由が
最低限の道徳は維持してほしい
マックスウエーバーも読まずに
資本主義を語っている人
大杉
342金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/31 08:44
大杉連
343金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/31 09:32
最後の社会主義国家日本
344金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/31 10:13
この板で、知能が低い人は、よくこういう愚痴を吐くよね。
儲からないのは自分の商才がないだけなのに・・
東海地震が一年以内に迫っていると言われています。(東大五十嵐助教授)
そして震源域である静岡県浜岡に原子力発電所があります。
しかし現在の浜岡原発[静岡]の現在の耐震設計は、予想される大地震には到底堪えられません。
(阪神大震災の揺れは、地表面で最大818ガルでしたが、浜岡原発の3・4号炉は450〜600ガル、
1・2号炉にいたっては300〜450ガルの耐震設計)
浜岡原発が、東海地震によってなんらかのダメージを受ければ、最悪のケース
では、数十万人もの人が即死し、数百万人が将来ガン死する可能性が指摘され
ています。先進国であり、また人口の密集した狭い国土の日本で、原発事故が
起これば、その被害はチェルノブイリ事故の比ではありません。放射能による
健康被害、経済被害は、世界規模で拡がっていくはずです。

【東海】浜岡原発を何とかスレPart5【地震】
http://aa2.2ch.net/test/read.cgi/eq/1065901133

【浜岡原発】停止派・意思表示スレ【東海地震】
http://aa2.2ch.net/test/read.cgi/eq/1064828218

ヨウ化カリウム剤を入手せよ
http://aa2.2ch.net/test/read.cgi/eq/1064660796

【うる】浜岡厨を叩く【さい】
http://aa2.2ch.net/test/read.cgi/eq/1065158551
346 ◆teqoXEDUqQ :03/11/02 17:28

/// 競争社会への選択 59 /////////////////////////////////////////////////

        活カを奪う所得税と法人税 - 堺屋

 クーさんはビッグバン成功への第二の条件として税制改革、大幅減税を挙げて
おられます。確かに、日本の所得税、法人税の税率は、諸外国と比べて非常に高い、
高すぎるというのがみなさんの実感だと思います。
 九七年の六月には、経済団体の首脳が税制の抜本的見直し、特に法人税の大幅な
減税を橋本総理に要求しました。また、経団連の豊田元会長は法人税の一〇%
引き下げを、繰り返し政府に要求してきました。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
347金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/02 18:26

>この板で、知能が低い人は、よくこういう愚痴を吐くよね。
>儲からないのは自分の商才がないだけなのに・・

    商才!!!!
    みんなシステムに欠陥があると言ってるだけじゃないの?
    一番わらえた、論点がズレすぎてる
348馬鹿トヨタ:03/11/02 19:26
ちくり裏事情 トヨタの真実 みろ F1 スパイ 疑惑 
349金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/04 14:33
まあ、しかし構造厨の常套文句だなぁ
>>1のスレタイは。
350 ◆teqoXEDUqQ :03/11/04 20:11

/// 競争社会への選択 60 /////////////////////////////////////////////////

 実際、欧米諸国に比べて日本の法人税率は突出して高い、日本企業は国際競争力
を失ってしまうというのが税率減要求の根拠になっていますし、私自身もその意見には
賛成です。これでは、日本企業の国際競争力は弱体化する一方です。
 この高い税金から逃れるため、日本企業が外国に流出するのではないかということを、
私は真剣に懸念しています。将来の日本を考える場合に、税制の問題は非常に重要な
要素になっているといわざるをえません。
 所得税についていえば、日本は所得の高い個人からより多くの税金を取る、いわゆる
累進性の高い税制を採用しています。この累進課税は、一方では日本人相互間に
存在する所得格差を縮め、より平等な社会を実現する機能を果たしてきたのですが、
他方では高い所得を得ようと努力する個人の活力を奪うという問題もあります。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
351金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/04 21:03
デフレでそんな事いわれてモナー
堺や説得力ない
累進課税緩和なんて草原の草を刈っているようなもんだ
結果的にライオンもやせ細るぞ
>>351
応能負担から、応益負担への移行は消費税導入以来、租税問題の最大テーマだろ。

もっとも、構造改革でその益である行政サービスを減らそうというときに、
応益負担へ移行するというのも面の皮が厚いというか。
さすがの高支持率の小泉先生だな。w
市場経済は良い制度だ。
しかし市場経済原理主義者は恐ろしい。

イスラム教やキリスト教は良い宗教だが、
イスラム原理主義者やキリスト原理主義者が恐ろしいのと同じだ。
そのたうり!
355 ◆teqoXEDUqQ :03/11/06 19:36

/// 競争社会への選択 61 /////////////////////////////////////////////////

        いまの税制では外為法改正は機能しない - クー

 堺屋さんの指摘される通りです。金融ビッグバンが始まり、企業や個人がリスクを
取ってでも高い収益を獲得しようとするのがこれからの時代です。リスクを取って
収益を競うという時代に、現在のような高い法人税率、所得税率が存在していれば、
日本人選手はスタートラインに着く前から負けてしまっているようなものです。
私がビッグバンを成功させる条件の第二に税制改革を挙げるのは、この点が間違い
なく日本経済再生の大きな阻害要因になっているからです。例えば、九八年四月から
実施された外為法改正によって国内の投資家が得られるメリットのかなりの部分は、
国内の不利な税制によって相殺されてしまいます。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
クーは、中国やシンガポールにおける
政治活動の自由、宗教の自由、その他人権問題全般について
まず語ってみろ。
長嶋ジャパンがんばれ。
フォーザフラッグだ。
358 ◆teqoXEDUqQ :03/11/08 21:41

/// 競争社会への選択 62 /////////////////////////////////////////////////

 外国為替取引の自由化でビッグバンが始まると、海外の高い利回りを求めて、
個人や法人の資産が一斉に海外に流れるのではないかと、一部の人は予測
しています。その結果、為替は円安傾向に流れ、ますます海外への預金流出が
止まらなくなるのではないかと心配している人もいるようです。
 また、このような傾向を期待して、外貨預金を始めている人もいます。しかし、
税制面から見てみますと、そのような心配や期待は当たらないと私は思います。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
359ニューケインジアン:03/11/09 00:24
我々はみなマネタリストだ。
公共事業が社会主義だ、ケインジアンだというのは時代遅れである。
360 ◆teqoXEDUqQ :03/11/11 23:02

/// 競争社会への選択 63 /////////////////////////////////////////////////

 日本の税制では、海外に預金口座を持ちますと、それを税務署に申告しなければ
ならないことになっています。そのうえ、海外で得られた利子所得は総合課税の対象に
なりますから、お金持ちであればあるほど一番高い六五%の税率(国税・地方税の合計)
で課税されることになります。そうであれば、外国で預金を持つことは、少々金利が
高くても、お金持ちにとってそれほど魅力がないのです。
 国内での預金利子であれば、二割の源泉分離課税だけで済みますし、申告の義務も
ありません。お金持ちの人たちは、自分たちの利息収入を税務署に知られるのを一番
嫌がりますから、みんな申告をしたくないのです。そうしますと、いくら外貨取引が
自由化されても、現在の税制が残っているかぎり、大きな金額のお金が日本から
流出するとは私にはとても思えません。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
361素人志向:03/11/11 23:18
>>359

それじゃあ、マネタリストを名乗る意味が無くなってしまうじゃないか。
マネタリストってのは空気みたいなもんか?
今やり合ってるのは、合理的形成期待派とニューケインジアン
マネタリストって金融政策するぞってだけ。
昔のケインジアンは穴掘って穴埋めろって言ってたらしい。
363 ◆teqoXEDUqQ :03/11/14 21:20

/// 競争社会への選択 64 /////////////////////////////////////////////////

        日本にベンチャーキャピタルが存在しない理由 - クー

 また、日本の金融機関が、新規参入者や新しいビジネスを始めようとする人たちに
非常に冷たいということが、以前から指摘されていました。もちろんいまは、それに
加え金融機関の貸し渋りが、大きな問題になっています。
 この貸し渋り問題が発生した根本原因は、いったいどこにあるのか。不良債権に
苦しむ金融システムに問題があることは間違いありません。株安と不良債権の
処理で株の含み益がなくなってしまい、金融機関としてリスクを取る体力がなくなって
しまったのです。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
364 ◆teqoXEDUqQ :03/11/16 17:45

/// 競争社会への選択 65 /////////////////////////////////////////////////

また、円安で邦銀が海外で持っているドル建て資産が円換算で急拡大してしまい、
多くの銀行が自己資本比率を満たせなくなったことも一因といえます。これらの
外部要囚で貸し渋りが始まる前からも、多くの中小企業は新しいビジネスを
やりたくてもなかなか銀行がお金を貸してくれないことを問題視していました。
そしてその背景には、リスクを取ることを嫌う日本のサラリーマンが、金融機関を
動かしているという問題があるのです。しかし、よくよく突っ込んでこの問題を
考えますと、税制もまた一つの大きな背景として浮かび上がってくるのです。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////
365 ◆teqoXEDUqQ :03/11/19 20:17

/// 競争社会への選択 66 /////////////////////////////////////////////////

 いま目先の課題として自己資本の充実が優先するとはいっても、銀行は本来お金を
貸すのが仕事です。良い貸出先には、喜んで融資をしたいのです。実際、各銀行の
頭取は「優良貸出先を探してこい」と号令をかけていますし、第一線の銀行員は
そういう企業を探して毎日営業に歩いています。
 いかに深刻な不況状態とはいっても、銀行融資を求める優良企業はそこここに
見つかります。営業マンは喜んで支店にそういう案件を持ち帰るのですが、
たいていは支店長レベルで潰されてしまいます。それはなぜでしょうか。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
366 ◆teqoXEDUqQ :03/11/22 17:29

/// 競争社会への選択 67 /////////////////////////////////////////////////

 優良貸出先を見事に育て上げ、何年後かに大きな会社にして、自分の銀行が
メインバンクに納まることになれば、銀行マンとしてこれ以上の喜びはありません。
また銀行マンとしては、会社に貢献する大手柄を挙げたことになります。
 しかし、最初にこの融資を決断した支店長が、融資の成功によって得られる利益と、
失敗したときの損失を厳密に計算すると、大手柄を挙げようとすることは必ずしも
得策ではないのです。現在の人事システムや減点主義中心の給与システム、
そして現在の税制の下では、名もない小さな会社に融資をする決断は、サラリーマン
銀行員にとってまったくペイしないというのが実情だと思います。リスクの高さに
比べて、リターンが少なすぎるのです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
>>1
中国は社会主義という名の中華主義だからなあ
人民統制に便利だから皮かぶってるだけで
皮かぶりイクナイ。
369 ◆teqoXEDUqQ :03/11/24 18:08

/// 競争社会への選択 68 /////////////////////////////////////////////////

        支店長クランチはなぜ起こるか - 堺屋

 現在の金融状況は、金融クランチ(貸し渋り)といわれています。しかし、その実態は
支店長クランチであるともいわれます。クーさんが指摘されたように、銀行の支店長が
リスクを取れないシステムを、日本の金融機関が作り上げてしまったからです。
 支店長が決断して始めた融資がもし貸し倒れになれば、一〇〇%自分の責任が
問われてしまいます。また、もしこの融資がうまくいったとしても、それが実際に
銀行に利益をもたらすまでにはどうしても数年はかかりますから、次の代や次の
次の代の支店長の手柄にカウントされてしまいます。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
370 ◆teqoXEDUqQ :03/11/27 20:50

/// 競争社会への選択 69 /////////////////////////////////////////////////

 これでは、積極的に新規融資を開拓するファイトを持つ支店長が出てきません。
この問題は、日本型の人事評価システムの問題でもあります。
 もう一つの問題は、銀行の支店長クラスが新しい融資のノウハウを開発しきれて
いないことです。これまでのような土地担保一本槍の単純な融資方法では、とても
ベンチャー企業への融資はやっていけない。担保評価のノウハウ、融資の
ノウハウを開発していかなければ、支店長クランチは終わりません。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
371 ◆teqoXEDUqQ :03/11/30 11:26
/// 競争社会への選択 70 /////////////////////////////////////////////////

        税制が阻んでいる給与システム改革 - クー

 人事評価システムに加えて、銀行支店長たちが大胆にリスクを取れるような給与
体系を、日本の銀行が提供していないことも確かに大きな問題です。いまの日本の
銀行の給与体系ですと、リスクを取って成功しても、自分の給料は同期の可もなく
不可もなくやっている支店長とあまり変わらない。
 しかし、果敢にトライして失敗でもしたらたちまち出世コースが閉ざされて、支店
長の後は関連会社や融資先に出向ということになってしまいます。その結果、彼が
得る生涯賃金はぐっと下がってしまうのです。人事と給与のシステムがそうなって
いれば、誰もリスクを取ろうとしないのは当然でしょう。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
372 ◆teqoXEDUqQ :03/12/02 21:57

/// 競争社会への選択 71 /////////////////////////////////////////////////

 支店長の目には下向きのリスクばかりが見えるのですから、誰も危険なことをしよう
としなくなります。これでは、金融ビッグバンを実行しても、ベンチャー融資は拡大
しないでしよう。
 例えば、本当に新規融資が成功したら、そこから上がる収益の一〇%をボーナス
として与えるというような給与体系が銀行で採用されれば、支店長は目の色を変えて
優良貸出先を探し歩くことになるでしょう。
 また、銀行員は必死でリスク管理や融資のノウハウを勉強しようとするでしょう。
日本の銀行が持ち合わせていないと批判されている融資のノウハウや担保評価の
ノウハウなどは、こういう企業風土であれば自然に身に着いていくものなのです。
 そうなれば、ベンチャーキャピタルのスペシャリストとして銀行内の重要なポストに
就くとか、あるいは独立してベンチャー企業向けの金融コンサルタントになるという
道も開けてくるでしょう。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
373 ◆teqoXEDUqQ :03/12/05 20:55

/// 競争社会への選択 72 /////////////////////////////////////////////////

        高すぎる税務コスト - クー

 この理想的な方向への変革を妨げているのが、じつは日本の税制なのです。
日本の所得に課される税率が最高六五%(国税・地方税併せて)という馬鹿げた
累進課税を採用しているかぎり、企業内の個人がどんなに良い仕事をして企業収益
に大きな貢献をしたとしても、会社が支払ったボーナスはごっそり税務署に持って
いかれてしまいます。それでは、高額のボーナスを受け取る個人は幸せとは
いえませんし、支払う会社側も困ります。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
374 ◆teqoXEDUqQ :03/12/08 21:15

/// 競争社会への選択 73 /////////////////////////////////////////////////

 現在の税制では、企業が相当な税務コストを支払わないかぎり、優秀な従業員が
満足するような給与を与えることは不可能です。日本という国は、人材の処遇という
点で見ても海外から比べて非常なコスト高になっています。
 外資系金融機関には、数億円というような高い給与をもらって良い仕事をしている
日本人が何人かいます。しかし、何人かしかいないことが問題なのです。つまり、
税制面からいっても、日本の人材コストは高過ぎるというのが、こうした企業の実感
なのです。
 企業から見て同じ程度に優秀な人材が香港人に一人、日本人に一人いたとしましょう。
両人に一億円の手取り収入を企業が保証するために、企業の負担する税込み給与は
香港人なら日本人の、二分の一で済むのです。高い累進課税のために、日本人は
香港人と同じ水準で競争できない、ということになります。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
375 ◆teqoXEDUqQ :03/12/10 21:56

/// 競争社会への選択 74 /////////////////////////////////////////////////

 日本の所得税率を香港並みにせよとまではいいませんが、せめてアメリカ並みで
あれば、もっと多くの優秀な日本人に雇用の場が増えます。つまり、欧米並みの高い
給与をエンジョイしながら、力いっぱい働ける日本人が増えることになるのです。それを
妨げているのが現在の日本の税制であることを、私はここで強調しておきたいのです。
 公共料金などが、官僚の統制と規制によって高止まりして、その結果、日本が高コスト
社会になっていることが、多くのエコノミストからたびたび指摘されています。しかし、
法人税や所得税などの税制もまた、高コスト社会化の大きな根源になっているのです。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
・日本は資本主義か社会主義か
そんな議論が空虚と思えるくらい、資本主義です。
つーか国が乗り出して来るっていうのは相当やばい企業の場合でしょ。
資本主義が行き過ぎたから、護送船団方式を目に見える形でしないと
ダメだったんでしょ。護送船団方式が通用した時だって、企業間の
競争がないかって言ったら全然そんなことなかった。
・日本は民主主義か国家主義か
一党独裁でないので国家主義ではないけど、上意下達とかが平気で
通用するというのは民主主義的に言ったら明らかにおかしい。
従ってどちらでもないけど、やや国家主義的。
377金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 08:40
足銀受け皿に上田埼玉知事が「新生銀はダメ」
ドライ外資に危機感、県議会で“アドリブ答弁”

足銀の受け皿で新生銀行にノーを付きつけた上田知事
 新生銀はダメ−。一時国有化された足利銀行の受け皿を巡り、埼玉県の上田清司知事が昨11
日の県議会で「間違っても新生銀行では困る」と牽制(けんせい)した。足銀は埼玉県北部でも
主要金融機関の1つで、超ドライな外資には黙っていられなかったようだ。受け皿候補では東京
三菱銀行が濃厚だが、新生銀や旧長銀(現・新生銀行)をわずか10億円で買収した米投資会社
リップルウッド・ホールディングスも浮上している。

 予期せぬ答弁に議会側も驚いた。上田知事は県議会一般質問で、破綻(はたん)した足銀につ
いて、「受け皿金融機関の選定に当たっては、地域経済の実情を十分踏まえた対応ができる機関
でなければならない」と答弁した。

 ここからヒートアップして、「間違っても新生銀行などであっては困る」と名指しで注文を付
けたのである。
ttp://www.zakzak.co.jp/top/top1212_1_18.html
378金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 11:47
つまり国家主義的資本主義なんだな。(造語)
379376:03/12/13 14:36
他のスレでも書いたけど、日本は土建業的な社会。
受注が決まれば仕事が増えるから、みんなどんどん技術を向上させて受注につなげようとする。
だから競争社会すなわち資本主義になる。だけど、巨大建築物とかは、
本当の競争入札にするとお互いのためによろしくない。
というのも、技術は向上しても所詮ローテクなので、技術に個性がない。
後は値段をどれだけ下げられるかという競争になる。これは値段の高いものにはつらい。
だから談合ができた。すなわち資本主義の行き過ぎを修正しようということ。
だから、談合体質、根回し体質はそういう風土だからできたのであって、
そこには日本の表層は存在しても、本質は存在しない。
談合を国としても黙ってみてきたから、政策だけ見ると「日本は
資本主義という名の社会主義国家」という考察もできなくもないが、
本質的には当てはまらないだろう。

つらいのは研究開発の人だ。ハイテクで個性があることを強調しても
理解されず、土建業的な見方からローコストを強制される。
ローテク技術での研究開発もないこともないが、仕事内容の濃さを
考えるとやはり志望段階でハイテクに関する仕事を選ぶだろう。
スレの内容と異なってきたのでsageます。すみません。
380金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 14:40
いや、おもろかったよ。
381金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 14:45
ところで
日本は何故、社会主義国家なのですか?
382376:03/12/13 20:44
日本は土建業的、生産技術者的、設備屋的。
だから仕事の評価も量的評価になり、残業も多くなる(設備屋は設備が動かないと帰れない)。
そのかわり量的評価は、価値判断にも適用されるので、
経済はかなり発展した(価値判断に質的評価を取り入れると
主観が入り込むので正確に判断できない場合がある)。
ただし数字のやり取りと化してしまったのでバブル経済となり、
はじけて現在のような状況になっているのでは。
これを見ても、>>381は日本が社会主義と言うか?
それはあくまでも日本人から見るという意味での「社会主義国家」なのであって、
多分欧米人とか、アフリカ人とかから見れば、
所詮少し経済に手を入れているだけに過ぎないのではないか?

日本は、量的評価に基づいて仕事をするという意味では
理想的な国なのではないか?
社会主義なら仕事を量的に判断するということは行われているが、
向上という意味では皆無なので、仕事の充実感が違ったものになって
くると思う。
383 ◆teqoXEDUqQ :03/12/14 09:58

/// 競争社会への選択 75 /////////////////////////////////////////////////

        役人がすべてを知る必要はない - 堺屋

 日本の役所、特に大蔵省はすべてについて知っていなければならない、と思い
込んでいます。日本から出ていくお金、日本に入ってくるお金、全部を知っていない
と気が済まない。
 日本のお役所は「国際化」という言葉は好きですが、「ボーダーレス化」という
言葉は嫌います。「国際」というのは国があって際(きわ)、つまり境目がある。
国の境界線には堂々たる塀が巡らされていて、お金もモノも人間も、この塀に付いた
門からしか出入りできない。お役所はこの門を見張っていれば、誰が出ていったか、
何が入ってきたかが分かるのです。役所にとって監視しやすい状態が、お役人の
好きな「国際化」なわけです。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
384金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/14 12:47
国公立大学学生数
 米国 約7割
 欧州 約10割(英国の場合、名前が私立の場合でも財政的には公立)
 日本 約3割
入学金を徴収するのは、日本だけ。
385 ◆teqoXEDUqQ :03/12/18 19:48

/// 競争社会への選択 76 /////////////////////////////////////////////////

 これに対して、ボーダーレス化というのは塀がない状態です。どこからでも、誰かが
入って、何かが出ていく。気が付いたら、自分自身もいつのまにか隣の敷地に入り
込んで仕事をしていることもあります。つまり、監視なんかしないのがボーダーレス化
の本当の姿です。また、監視をしようとしてもやりようがないのです。
 こういうボーダーレス化が本当に進行していったとき、国の枠を越えて自由経済の
良さが発揮されていくでしょう。国にとらわれずに、会社や個人にとっての最良の
選択が、機敏かつ自由に行われるようになるはずです。
 私はこういうことを常々、多くの人に申し上げているのですが、役人の方には
分かってもらえない。官庁は国民のやることをすべて知っていなければならない。
役所の知らないところでやっていることは、すべて悪いことではないか。日本の
役人はそう思っているようです。官庁は国民性悪説に立っているような気がします。

/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
386376:03/12/19 22:10
私の考えでは、
アジアの人々の考え方・・・・・資本主義・国家主義的
ヨーロッパの人々の考え方・・・資本主義・民主主義的
アメリカの人々の考え方・・・・どれも少しづつ取り入れている
アフリカの人々の考え方・・・・社会主義・民主主義的
オセアニアの人々の考え方・・・社会主義・国家主義的
387 ◆teqoXEDUqQ :03/12/21 10:09

/// 競争社会への選択 77 /////////////////////////////////////////////////

        自己責任と情報公開は両輪の輪 - 堺屋

 クーさんもビッグバンの第三の前提として指摘しておられますが、自己責任原則の
徹底は絶対に必要な条件でしょう。この自己責任原則と裏腹の関係で重要な意味を
持つのが、企業の情報公開の原則だと私は思います。
 その意味で私が注目しているのが、未公開株の売買市場です。東京証券取引所の
一部や二部にはもちろん、店頭市場ですら公開されていない、まったくのベンチャー
企業の株式の売買を斡旋するビジネスが、一九九七年に東京でも始まったのです。
これはビッグバンを先取りする動きだといえましょう。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
388 ◆teqoXEDUqQ :03/12/23 19:48

/// 競争社会への選択 78 /////////////////////////////////////////////////

 未公開株の将来性は、まったくの未知数です。投資家がその企業の株を買っても、
倒産してしまえばまったく何の値打ちもなくなります。逆に、一〇〇〇株五万円の
投資が、何年後かに数百万円になって返ってくる可能性もあります。
 あまりにも危険な投資だからということで、これまで大蔵省は証券会社が未公開株
の売買を仲介することを禁じてきました。しかし、ビッグバンに伴う規制緩和の一環
として、取り扱いが解禁されることになったのです。
 未公開株の売買仲介を証券会社が行うということは、未知数のベンチャー企業に
一般投資家の資金を注ぎ込む道が開けたということです。新規参入企業に資金的な
活路を開くという意味では、金融市場の歴史の上でも画期的な出来事だといえる
でしょう。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
389 ◆teqoXEDUqQ :03/12/24 20:13

/// 競争社会への選択 79 /////////////////////////////////////////////////

 これらの未公開株のなかには、オプトエレクトロニクスの最先端技術企業から、
国際線ジェット機のチャーター企業まで、あらゆる分野のベンチャー企業が含まれて
います。確かにリスクも高いけれども、もし事業が成功すればリターンも高い、文字
通りのベンチャー企業ばかりです。
 こういうベンチャー企業に投資する人は、投資が自己責任原則に立って行われる
ことをまずもって認識していなければなりません。会社が倒産して株価がゼロに
なっても、斡旋した証券会社を責めるのではなく、自分の責任だと納得できる人です。
 その自己責任原則を担保するポイントになるのは、投資を受け入れるベンチャー
企業が徹底した情報公開を積極的に行うということです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
390 ◆teqoXEDUqQ :03/12/26 21:05

/// 競争社会への選択 80 /////////////////////////////////////////////////

 これまでの日本企業は、官僚や証券取引所が定めた通りに企業情報を開示して
いれば、誰からも咎められることはありませんでした。しかし、リスクがいっぱいの
未公開株については、徹底的な情報開示が行われなければ、いくら自己責任でも
手を出すわけにはいきません。従来求められたより何倍も厳格な情報公開、とりわけ
企業にとって不利なリスク情報まで公開しなければなりません。
 徹底的な情報開示に基づいて、投資家は自己責任でハイリスク・ハイリターンの
投資を行う。その投資が新規参入を試みるベンチャー企業の資金源となって、日本
経済と日本社会を活性化させていく動力源となる。これが理想的な道です。自己責任と
情報開示の原則を貫くことこそが、日本経済が活気を取り戻す道ではないかと思います。
 ビッグバンを成功させるには、新規参入の自由が保障されていなければならない。
その自由を保障するものが、企業の情報開示であり、投資家の自己責任原則である。
私はそう考えています。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
391金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/27 08:46
>>384
入学者の上位は私立が占めてるってさ
392 ◆teqoXEDUqQ :03/12/27 10:24

/// 競争社会への選択 81 /////////////////////////////////////////////////

        待ち望まれる異業種からの新規参入 - クー

 新規参入ということは、古い業界に新しい血、新しい発想が入ってくるということ
です。いままでお互いに仲良しクラブをやっていた企業が、新規参入者を排除して、
いつまでも業界を牛耳っていては、新しい構造変化が起こるはずがありません。
 いままでのしがらみに絡んでいない人が、例えば新しい航空会社をつくって航空
業界に参入してくる。そうすれば、ひょっとすると航空運賃は半分になるかもしれない。
従来の航空会社はそれができなかったのですから、とにかくこの新規参入企業に
やらせてみるしかないわけです。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
393 ◆teqoXEDUqQ :03/12/28 10:08

/// 競争社会への選択 82 /////////////////////////////////////////////////

 同じことが、金融機関にもいえます。外資系の金融機関が、いま新しいサービスを
持ち込んでいます。銀行でいえばシティバンクが支店をどんどん増やしていますが、
邦銀では受けられなかったサービスがいろいろと揃っています。
 小さなことですが、ATM(現金自動預け払い機)を二四時間稼働させているのは、
いまのところシティバンクだけです。今後、邦銀もATMの二四時間稼働を始める
でしょうが、シティバンクの刺激がなければ、これが始まるのも随分と遅れたと思います。
 特に異業種からの参入者や外資系企業から、このような新しい試みが次々と
持ち込まれてくる。そうすることで、日本の産業全体が活性化し、レベルアップしていく。
これがビッグバン後の日本経済の理想的な姿だということになります。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
394金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/28 17:04
>>386
漏れとしては
どれも少しずつなんて幻想だと思う。
フェミファシズムという奇形左翼が蔓延中。
396金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/29 00:11
>293
 もう土地柄で情報量が決まる時代ではないよ。人脈や
金脈は物理的距離が絶対的ではなくなったからね。
397 :03/12/29 11:46
ってかさ資本主義とかって日本の体制を例えたにすぎないだろ?
別に社会主義だろうが資本主義だろうが国民が豊かならそれでいいじゃん。
名前にこだわる必要性0。
398 ◆teqoXEDUqQ :03/12/29 14:48

/// 競争社会への選択 83 /////////////////////////////////////////////////

        ビッグバン後のねずみ講 - 堺屋

 そういう新規参入の自由が確立されると、やはり情報公開が大変大事になって
きます。特に金融分野では、新規参入者が本当に信頼できるビジネスなのか、
それとも詐欺師的なねずみ講なのかを見分けなければなりません。その点から
いっても、情報公開が不可欠になります。
 私の予測では、ビッグバンが始まってしばらくの間、せいぜい一、二回のことだと
思いますが、詐欺的でねずみ講的な金融機関が登場してくると思います。それに
たくさんの人がだまされる。そういう苦い経験をくぐり抜けて、日本人もおとぎ話の
ような儲け話は、金融の分野には存在しないという、当たり前の原則を身に着けて
いくことになるのではないでしょうか。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
399金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/30 07:46
日本は全体主義的社会主義
旧ソ連は個人主義的社会主義。
400金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/30 09:33
自分党が土建社会主義やってるから
社民党や共産党がいらなくなる訳だ。
401 ◆teqoXEDUqQ :03/12/31 10:01

/// 競争社会への選択 84 /////////////////////////////////////////////////

 投資家も預金者も、自己責任の原則と情報収集の大切さを、経験を通して覚えて
いくことになる、と私は思うのです。その結果、ビッグバン後の金融市場は、一時の
混乱をくぐり抜けて、落ち着くべきところに落ち着くという経過をたどることになるでしょう。
それだけの覚悟を、日本人全体が持たなければならないのです。
 個人でも企業でも、ある選択を決断した自分の責任という感覚が、日本人には
ほとんど育っていないようです。私はそこを心配しています。預金をしておけば、
銀行は必ず一定の金利を付けて返してくれると思っている。生命保険は二〇年
たてば満期になって、約束通りの配当が支払われる、と信じきっているのが大多数の
日本人です。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
402名無しさん@3周年:03/12/31 18:52
参考 http://www.okamura-lab.com/jpn/PNJ/index.htm

(初出:トランジスタ技術,CQ出版社,1997年3月号 第34巻 第390号
連載10:日本は壊れかけている)

連載10:日本は壊れかけている

◎世間はどんどん変わる
 若いころ筆者はひどい世間知らずだった。(今だってそうかもしれない)。国や
社会,学校や会社といったものは,万古不変とは言わないまでも,その状態でずっと
存在するものだと,ほとんど無意識に思い込んでいた。
 人生60年を越えて振り返ると,神国だったはずの日本は戦いに敗れ,共産主義の
牙城ソ連は食うに困り,資本主義の成果アメリカは犯罪に乱れている。世間では,
筆者が就職を迎えた40年前の状況を今と比べれば,存在しなかった会社が隆盛を極め,
伝統ある大会社が商売替えをして辛うじて残っている例も多い。
 国も社会も,会社も家庭も,不変ではない。その人の一生のうちに変わるものだと
承知してほしい。
403名無しさん@3周年:03/12/31 18:53
◎日本は今,壊れかけている
 世紀末でも,何とかの大王のせいでもない。私たちが原因で,日本は今
こわれかけている。鳥が巣作りを忘れ,獣が子育てを棄てる……などという
とまた他人ごとに聞こえるから,具体的な例を挙げよう。
 マックスウェーバがその著書で,資本主義の発展の条件はプロフェッショ
ナルの倫理感だとしている。
 政治が金にまみれ,公務員が私利を貪り,警官が犯罪を起こし,報道が
公正を守れず,銀行が投機に奔走し,親が子のしつけを放棄する……これら
は人が,企業が,倫理感を失い,目先の金もうけに走っている十分な証拠で
なくて,なんであろう。
 バブルも,空洞化もその一因かもしれない。しかし,そういった社会現象
は他人ごとで,政治家やお役人や社長が考えればよいという,遠いところの
出来事ではすまない。
404名無しさん@3周年:03/12/31 18:54
◎身の回りで起こっていること
 若い技術者の間に,難しいことを下からかっちりとマスターしようという
気風が消えつつある。雑誌でいえば歯ごたえのある記事が読まれない。書籍
も骨のある本当に役に立つのは売れない。出版社も,売れないけれど大切な
本や記事を維持しようとせず,そのとき人気のあるものを追っていってしまう。
 そういう環境がどんな人を作るか,缶詰の缶を作っていた会社が,商品
相場をやった方が儲かることに気づき,家電製品で苦戦するよりは東南アジア
でゲーム機を作る方が楽だと悟ったりする。
 元来,こうして需要のある物,必要が起こるところにエネルギが注がれ発展
がもたらされるのは,資本主義のメカニズムそのものであったはずだ。
 だが,現状ではこれが,堕落や崩壊を促している。それを食い止めるもの
が,動物的な利益や食欲の追求ではなく,個々人の熾烈な倫理観ではないか。
405名無しさん@3周年:03/12/31 18:54
◎組織の中での例題
 たとえば会社で,何か新しいことを企てたとしよう。自分の仕事について,
たとえば新しい雑誌を出版するとか,新型の電気カミソリを発売する場合を
考える。
 その際に,読者やユーザーがどう考え,どんな反応をするだろうか,どう
やって製品をよくするか,ということに,社内の議論が向かえば正常である。
 ところが近ごろの風潮では,そうではない。何部長をどうやって落とそう
とか,販売課の面子をどう立てようとか,そっちに重点がいってしまう。
そんなバカな……と思ううちはまだ健全な精神が宿っている。
 血液製剤にエイズの原因が含まれると分かったとき,ときの厚生省は「世間
を混乱させず軟着陸させる」ために情報を隠し,製品を何年も売り続けさせ
多くの死亡者を招いたという。これは結果論かもしれず,マスコミの情報操作
が入っているかもしれない。本当なら残念だが,本末転倒した組織腐敗の好例
である。
406名無しさん@3周年:03/12/31 18:55
◎丈夫で健やかだけでは
 どこかの食品のコマーシャルのように,子供が丈夫であればよい,健やか
に育ってほしい,というのは誤解され易い。丈夫で健やかにむくむくとブタの
ように育っただけでは,社会の迷惑である。
 そのうえに贅沢と浪費を身につけて成長したのでは,宇宙船地球号はやって
いけない。子供の時代からしっかりした考えかたを教え,例えば世の中という
ものの考えかた,偉い人という定義,金と幸せの関係,などを身につけさせる
必要がある。
 他人を幸せにする,作物を耕作する,物を製作する,といった働くことに対
する喜びが,他人から金を巻き上げて贅沢をするより大きな幸せであることを,
まず大人が知るのが先決だが。

(初出:トランジスタ技術,CQ出版社,1997年3月号 第34巻 第390号 連載10:日本は壊れかけている)

参考 http://www.okamura-lab.com/jpn/PNJ/index.htm
407名無しさん@3周年:03/12/31 18:58
おれがここで派ゲ同したのは>>405、特にこれだ。

社会主義と勘違いしているのは、だめ会社の社員たち自身だろなw。
408名無しさん@3周年:03/12/31 19:01
結局これで日本の会社は全滅する。

そこに気がついて、本当に「価値あるもの」とは何かだけに注目してものを
作り、また売り、また買っていく人間、会社、そしてその責任者と社員だけが
資本主義経済と資本主義国家、そして地球をまた救う。
409376:03/12/31 19:10
>>394
時代時代によっての偏重はあるが、多分平均的に見ると「どれも少しづつ」。
410名無しさん@3周年:04/01/01 00:00
所詮亜米利加によって作られた民主主義!
中国のが今や資本主義になってるよ・・・
社会主義なのに株式市場があるくらいだからな。

411 ◆teqoXEDUqQ :04/01/01 00:10

/// 競争社会への選択 85 /////////////////////////////////////////////////

 これまで述べてきたように、厳しすぎた政府の規制がそのような日本人をつくり
あげてしまったのですが、そんな日本人が急にハイリスク・ハイリターンの投資を
勧められたときに、夢のようなハイリターンに飛び付いても、ハイリスクを理解しようと
しないのではないでしょうか。
 そういう場合、この投資にはどの程度の危険性があるのか、どういう種類のリスクが
あるのか、広く公開されることが絶対に必要になるでしょう。リスクといっても、それは
為替変動リスクなのか、それとも倒産するかもしれないリスクなのか。リスクの種類に
よって、投資家の対応の仕方もまったく違ってくるはずです。金融商品の営業マンも
十分に教育されていなければ、トラブルが続出するということにもなりかねません。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
412金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/01 00:30

   滅私奉公
   滅私奉公
413 ◆teqoXEDUqQ :04/01/01 18:19

////////////////////////////////////// フォレスト出版より絶賛発売中 ///////
未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
堺屋 太一 (著), リチャード・C. クー (著), R.ターガート マーフィー (著), ピーター タスカ (著),
Richard C. Koo (原著), R.Taggart Murphy (原著), Peter Tasker (原著)
出版社: フォレスト出版 ; ISBN: 4894510537 ; (1998/06) 価格: ¥1,600

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bk1:
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3e3b1af5af17e01031ae?aid=&bibid=01573007&volno=0000
///////////////////////////////////////// すぐ購入しましょう!////////////
>1
社会主義じゃいけないの?
>>1の論法で逝けば、アメリカも軍事で需要喚起する社会主義国だ罠
416金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/01 19:52
>>414
形だけでも、誰でも「秀吉」になるチャンスがあることを示し、
実際になった奴がいないと誰も努力しなくなる。
秀吉ってけっこう一般的評価低いよな。確かに晩年はアレだが…
日本人にはむしろ西郷隆盛とか劉備のほうが受ける。
それでも人気では由緒正しい徳川吉宗や水戸黄門に負ける罠。
418 ◆teqoXEDUqQ :04/01/02 18:27

/// 競争社会への選択 86 /////////////////////////////////////////////////

        検査官八〇〇〇人と五〇〇人の差 - クー

 情報公開という点では、アメリカやイギリスでは金融商品の情報公開を非常に
厳密にやっています。例えば、証券会社の営業マンが投資家に金融商品を説明する
資料ですが、これらは必ず弁護士が法律上問題がないかどうかチェックします。
商品の説明に問題はないかどうか、投資家に誤解を与えないかどうか、国の法律に
反していないかどうかを、外部の法律家が厳密に審査するのです。

////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
419金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/02 22:14
 20世紀はイデオロギーの世紀。スローガンと
いう非人情的な概念機械に沢山の人が傷つけら
れた。だから「鉄は国家なり」などという社会
主義的スローガンは意味を持たなくなってきた。
 だからといって、極端な市場原理(グローバリ
ゼーション)、文明無視の論法にも欠陥がある。
いずれも庶民の感覚が抜け落ちている。庶民は、
日本語よりも英語が通用する日本というものに
愛着を抱いているのか? 
日本は社会主義国?

租税負担率は日本が23%に対して英国やフランスは40%である。
これに年金や保険の負担を加えても、日本の方が負担率はずっと
小さい。つまりこれら西欧諸国の方が社会主義経済に近いはずで
ある。しかしこれらの国の経済成長率がマイナスと言うことはない。

米国の軍事費は年間50兆円である。これでどうして米国が小さな
政府であり、日本が大きな政府と言えるのか。たしかに日本の公
共投資額は先進国の中で突出している。しかし軍事費と公共投資
額の合計額で比較すれば、日本の数字が特別大きいわけではない。

さらに米国は、色々な地域から集まってできた国だけに互助的な
組織の活動が活発である。NPOもその一つである。これらは金持
からの多大な寄付で運営されている。このように米国の純粋な民
間部門の経済の比率は以外と小さいのである。

http://www.adpweb.com/eco/eco239.html
421 ◆teqoXEDUqQ :04/01/03 09:40

/// 競争社会への選択 87 /////////////////////////////////////////////////

 堺屋さんの指摘された通り、日本の場合はその点がルーズです。危ないことが
起こる可能性があります。その場合、金融商品情報公開のルールのなかで、何が
良くて何がだめなのかをきちんと法律で決めることが出発点です。それも、大蔵省が
チェックするといったあいまい暖昧な形ではなく、法的なルールに従っているか
どうかを民間金融機関自身がチェックできるものでなければなりません。
 また、公的部門として、金融機関への検査・監視の体制は、いま以上に整える
必要があります。アメリカでは毎年、数十行の銀行が倒産していますが、預金保険
によって預金の払い戻しは保障されていますので、銀行倒産で金融システム全体が
おかしくなるわけではありません。銀行や証券会社への政府のチェックが厳密に
行われていますから、危ない金融機関は早め早めに倒産させているのです。

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
422 ◆teqoXEDUqQ :04/01/04 10:51

/// 競争社会への選択 88 /////////////////////////////////////////////////

 そのために、連邦政府は八〇〇〇人の銀行検査官を雇用しています。金融機関が
扱っている資金量は日本のほうがアメリカより大きいのに、日本の銀行検査官は
五〇〇人以下です。アメリカの一〇分の一以下しかいないから、自分たちで十分
チェックできず、どうしても銀行頼みというところが出てきます。だからこそ検査される
銀行と検査官とのなれあいや贈収賄が起きたとまではいいませんが、それにしても
人数の違いが大きすぎます。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
423 ◆teqoXEDUqQ :04/01/05 20:40

/// 競争社会への選択 89 /////////////////////////////////////////////////

 いい方を変えれば、アメリカでは八〇〇〇人の検査官を保持することで、自由な
金融市場が支えられているのです。日本の五〇〇人ではとても対応できないし、
人員を強化してプロの検査官を育てていかなければならない、という課題があります。
 大蔵省の金融行政は、これまでのような行政指導から、国民に代わって金融機関を
きちんとチェックし、必要なら現在の経営陣を全員迫い出してでも預金の安全性を守る。
そのような方向に変わっていかなければなりません。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
424 ◆teqoXEDUqQ :04/01/06 19:45

/// 競争社会への選択 90 /////////////////////////////////////////////////

        日本人は平等社会の消失に耐えられるか? - 堺屋

 ビッグバンを契機にして大規模な変化が進むなか、個人の暮らしという点から
考えると一番重大な問題は、年功序列・終身雇用の雇用慣行が消滅していく方向
にあることでしょう。
 クーさんのいう労働市場の流動化が進めば、同じ職場で机を並べて働きながら、
一人は一億円のサラリーを取って、もう一人は一〇〇〇万円にも満たない。こういう
状態が、どの職場でも見られるようになるでしょう。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
425 ◆teqoXEDUqQ :04/01/07 20:30

/// 競争社会への選択 91 /////////////////////////////////////////////////

 この変化の衝撃は、小さからぬものがあると私は思います。これまでの日本社会を、
根本のところで支えてきた平等主義が大打撃を受けることになるからです。この点を、
私は非常に心配しています。
 平等であったはずの日本社会のなかに、厳然とした所得と処遇の格差が生じて
しまう。所得の格差は他人への嫉妬を生み出し、嫉妬は社会を不安定にするのです。
 アメリカやイギリスなどのアングロサクソン系の国は自由経済の本家ですし、
産業革命を最初に起こした国です。したがって、競争と自己責任という基本ルールは
社会倫理として徹底していますから、この点についての心配は必要ないのかも
しれませんが、日本の場合は違います。欧米諸国では、この問題をどう扱っている
のでしょうか。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
女得男卑のフェミファシズムという結果平等社会日本。
427金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/08 20:26
日本社会主義国。
428 ◆teqoXEDUqQ :04/01/09 21:00

/// 競争社会への選択 92 /////////////////////////////////////////////////


        嫉妬と税金が優秀者の足を引っ張る - クー

 アメリカでも、ここまで徹底した自由経済になったのは、レーガン以来過去一五年の
大きな変化があったからです。それ以前のアメリカには、終身雇用制度をとっていた
会社も少なからずありましたし、昇進や給与を年功序列的に行っていた企業も少なく
ありませんでした。こうした古い体制の企業がほぼ完全に姿を消したのが、一九八〇
年代以降の過去二〇年間でした。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
429 ◆teqoXEDUqQ :04/01/10 09:51

/// 競争社会への選択 93 /////////////////////////////////////////////////

 このようなアメリカの歴史を見ると、日本がこれからビッグバンを始めて、現在の
アメリカ並みの自由経済になるには、やはり二〇年くらいはかかるのではないで
しょうか。その間に、この問題への対処法を日本人も徐々に身に着けていくと
期待できると思います。実際の職場のレベルで、給与の格差がどういうふうに
受け取られているか、アメリカ人がどう考えているかをお話ししましょう。
 ある職場に、一億円の報酬を得ている人がいるとしましょう。しかし一億円の報酬
を得るために、彼は会社に二〇億円の利益をもたらさなければならないとしましょう。
つまり成功報酬五%ということです。ということは、残りの一九億円はその他の社員
の給与やボーナスになっていることになります。このことに他の社員が気付けば、
彼よりももっと給与の少ない社員も、彼に感謝することはあっても、嫉妬することは
ありません。
////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
430:04/01/10 11:17
公務員優遇国家。。
なあなあ、ところで「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」読んだ人いる?

なんか日本の投資効果が低いのはヤクザと政治家と官僚のせいだって
いってやまない人の本。 スレタイ通りなんだが。
>>431
むしろ893リセッションのほうがお勧め。
日本はもうだめぽ。
たかが小泉一人も何とかできないなら何の政治かと。
433 ◆teqoXEDUqQ :04/01/11 09:40

/// 競争社会への選択 94 /////////////////////////////////////////////////

 逆に、彼がもう一〇億円余分に稼いでくれたら、我々の給料も増えるんじゃないか
という発想になるわけです。そう考えれば、彼の仕事を助けることで会社の収益を
増やして、その結果として自分の給料を増やしてやろうという気にもなります。また、
そういう発想をしなければ、アメリカの会社ではやっていけないのです。
 しかし、現在の日本だとどうなるでしょうか。「あいつ一億円ももらって、とんでもない
やつだ」と、冷たくお手並み拝見を決め込まれる。非協力的になってしまったり、
最悪の場合には足を引っ張られることになるでしょう。
 そうなれば、周りから孤立してしまって、いくら収入が良くても本人は非常に寂しい
思いをすることになります。そのうえ、税金で六五%も持っていかれるのですから、
一億円の年収があっても、彼はちっとも幸せになれません。こんなことなら、苦労して
高い年収をもらうよりも、のんびりゆっくり普通のサラリーマンをやっていたほうが
楽だと思ってしまいます。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //
434 ◆teqoXEDUqQ :04/01/12 09:14

/// 競争社会への選択 95 /////////////////////////////////////////////////

 日本人にも優秀な人はいっぱいいるのですが、そういう人たちが潰れていって
しまうのは、このパターンにはまってしまうからです。だから、全力を発揮すれば
一〇億円、二〇億円の仕事ができる人が五〇〇〇万円の仕事しかしようとしない。
それで、一〇〇〇万円程度の絵料をもらって満足してしまっています。
 このような状況がどれほど日本経済の活力を奪っているかを、日本人はもっと
真剣に考えたほうが良いと思います。この状況を根底から変えることこそが、
ビッグバンの究極的な目的だとさえ私は思っているのです。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////

みんなまちがえている。
本質を語ろう。。。

今から、本当の聖域なき構造改革を行う。
米国債を売り切れ!!グローバルマーケットへ流出させろ。
これが、グローバリズムじゃ!!

米国利権を野放しにするな!

アルゼンチンタンゴや893リセッションはある一部分では
たしかであるが、そのための金をあふれさせたのは、
米国の双子の赤字のおしつけである。

率直にいって、原因はアメリカ、アルゼンチンタンゴとかも、日本への洗脳教育。




437金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/12 12:16
社会主義、全体主義マンセー!
>>437

米国はレーガン政権以降、ファシズムです。
今こそ、世界同時革命がなりえるのではないか。
439 ◆teqoXEDUqQ :04/01/13 19:48

/// 競争社会への選択 96 /////////////////////////////////////////////////

         日本人の美徳が変革を迫られている - 堺屋

 いまクーさんがおっしゃったことは、これからの日本を考えるときに非常に重要な
ポイントだと思います。一億円の収入を得ている人が稼いだ二〇億円から、自分
たちのサラリーやボーナスが賄われている。このような関係は、じつは日本社会
全体として成り立っているからです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///
440 ◆teqoXEDUqQ :04/01/14 19:58

/// 競争社会への選択 97 /////////////////////////////////////////////////

 日本人の賃金水準が発展途上国などと比べて非常に高くなっているのは、国全体
の経済力が強いからです。日本には技術を持っている人もいれば、高度な設備を
持っている人もいます。また資本を提供する人もいれば、投資をする人もいる。
だから、国全体として効率よくモノを生産したり、サービスを提供できるのです。
 ところが、一人ひとりの労働の内容を見たら、給料の安いインド人と同じ単純労働
しかしていない日本人も大勢いるのです。そういう人でも、インド人の二〇倍の給料
をもらっていられるのは、高度な技術を持ってうんとたくさん稼いでくれる日本人が
いるからです。その意味では、日本人に生まれて本当に良かった、と思わなければ
なりません。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //
441金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/14 19:58
祭りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
【伊東市】成人式で騒いだ男6人出頭【DQNは出直してこい】
http://news4.2ch.net/test/read.cgi/news/1074049122/
【社会】成人式で騒いだDQN新成人6人、市役所で謝罪…静岡・伊東市★2
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1074061885/
伊東市は今すぐ日本から消えてください
http://news4.2ch.net/test/read.cgi/news/1073812679/
まとめサイト
http://terubou.fc2web.com/itou.html
442 ◆teqoXEDUqQ :04/01/16 19:14

/// 競争社会への選択 98 /////////////////////////////////////////////////

 この点を企業と社会が本当に理解できるようになれば、ビッグバンを通じて自由
競争も進展していくでしょう。そのなかで、ビッグバンに続いて税制の改革も
行われて、日本経済の活力が取り戻せ、本当の自由社会というものが出現して
くることになるでしょう。
 私としてはそのような未来を期待したいものですが、さてどうでしょうか。
これからが、改革は胸突き八丁、正念場だと思います。
 ビッグバンは、単に金融機関や金融システムの改革を要求しているだけでは
ありません。これまで日本の美徳とされていた考え方や価値観までもが、
いまは変革を迫られているのです。クーさんとの対論のなかでは、この点が
最大のポイントだと思います。
////////////////////////////////////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///

443金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/17 06:16
444 ◆teqoXEDUqQ :04/01/17 09:15

/// 競争社会への選択 99 /////////////////////////////////////////////////

        二五年分のキャッチアップ - クー

 金融ビッグバンは、確かに日本が果たさなければならない課題です。金融という
点を見れば、日本の金融機関は英米に比べて間違いなく一五年は遅れています。
しかし、金融以外の面で、一五年どころか二五年くらい日本が遅れている産業も
たくさんあるのです。一五年遅れている金融ビジネスをビッグバンで取り戻すためにも、
二五年遅れているこれらの産業の規制緩和・改革を是が非でも進めなければ
ならないと私は思います。

(対論日 一九九七年九月三日)

////////////////////////////////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///

445金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/18 13:14
共産党大会:
天皇制や自衛隊「当面容認」 新綱領を採択

 静岡県熱海市で開かれている共産党の第23回党大会は最終日の17日午前、天皇制や
自衛隊の存在について従来の否定から「当面容認」に転換する内容を盛り込んだ新綱領を
採択した。「前衛党」の表現も削除された。同党綱領の全面改定は43年ぶりで、不破哲
三議長、志位和夫委員長が進めてきた「現実・柔軟路線」の到達点となった。大会は同日
午後、新執行部などを選出して閉幕する。
ttp://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040117k0000e010023001c.html
446金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/18 13:15
共産党大会:
新綱領の要旨

 17日の共産党大会で採択された同党新綱領の要旨は次の通り。

 ▼民主主義革命と民主連合政府 現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命
ではなく、日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義敵な改革の実現を内容とす
る民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独
占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国
の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。

ttp://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040117k0000e010037000c.html
447金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/19 19:25
統制計画経済まんせー
448金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/20 00:13
その会社に入社すれば安泰(終身雇用)という幻想は捨てるべきだ。
それが社会主義と同類だ。
五十年代後半頃の「もはや戦後ではない」からバブル崩壊まで
「働くことは美徳」とうたわれてたことは労働者のスローガンだよ。


449 ◆teqoXEDUqQ :04/01/24 18:13

////////////////////////////////////// フォレスト出版より絶賛発売中 ///////
未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
堺屋 太一 (著), リチャード・C. クー (著), R.ターガート マーフィー (著), ピーター タスカ (著),
Richard C. Koo (原著), R.Taggart Murphy (原著), Peter Tasker (原著)
出版社: フォレスト出版 ; ISBN: 4894510537 ; (1998/06) 価格: ¥1,600

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450 ◆teqoXEDUqQ :04/01/24 19:04

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 1 ///////////////////////////////////////

未来はいま決まる - ビッグバンの予測と現実  フォレスト出版より

第三章 成功のシナリオ、失敗のシナリオ
堺屋太一 ピーター・タスカ

    ビッグバンは知価革命の一部である - 堺屋

 爆発的な成長を続ける情報通信産業によって、いま世界は縦横に張り巡ら
されたネットワークで結ばれています。そのネットワークの上を、膨大な情報が
リアルタイムで流れて、その流れのなかで新しい産業が次々と生まれています。
この点で、世界は間違いなく新しい時代に入ったといえるでしょう。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///

451 ◆teqoXEDUqQ :04/01/25 09:57

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 2 ///////////////////////////////////////

 情報通信産業の発展がもたらしたこのような変化を、私は「知価革命」と呼び、
これからの社会を「知価社会」と名付けます。知価とは、知識の価値です。
産業革命以来二〇〇年間も続いてきた近代工業社会では、ハードなモノにこそ
値打ちがありました。しかし、知価社会ではモノよりも知恵、つまりソフトが重要に
なっています。ハードは知恵の値打ちを包む包装に過ぎないのです。それほど
大きな変化が、いま起こっているのだと私は思っています。
 いま、この知価革命の大波が集中的に押し寄せているのが金融市場です。
金融取引はグローバル化し、マネーは瞬時に世界の市場を駆け巡っています。
この新しい動きに対応するため、一九七〇年代末に、まずアメリカが、続いて、
一九八〇年代にイギリスが、金融市場に徹底した規制緩和を行い、競争原理を
導入しました。これがビッグバンです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///

452 ◆teqoXEDUqQ :04/01/28 19:46

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 3 ///////////////////////////////////////

 この自由な金融市場のシステムは、ビッグバン発祥の地であるアメリカ、イギリス
だけでなく、アジアの市場にも続々と導入されました。香港、シンガポールといった
日本近隣の金融市場も、いまではアメリカやイギリスと同じ原理で動いています。
 こうして、世界の金融市場は共通のルールで動き始めました。日本版ビッグバンの
開始は、日本もこの世界共通のルールを採用し、知価革命の時代に対応しようと
する動きにほかなりません。
 ピーター・タスカさんは、二〇二〇年の日本を予測した『不機嫌な時代」(講談社刊)
という本を書かれました。そのなかで、二〇二〇年の日本は、次の三つのシナリオ
のうちいずれかの道をたどっているだろうといっておられます。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //

453 ◆teqoXEDUqQ :04/01/30 21:33

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 4 ///////////////////////////////////////

 第一のシナリオは、ビッグバンを含む大改革に成功した日本が、華やかな「デジタル
元禄」時代を迎えているだろうというもの。第二のシナリオは、ビッグバン改革を
拒否した日本が破滅の道をたどっていく「悪循環」の道。第三のシナリオは、建前
だけの改革でお茶を濁した日本が、ゆっくりと衰退していく「長いサヨナラ」の道です。
 三つのシナリオのうち楽天的な予測は、第一の「デジタル元禄」だけということで
分かるように、タスカさんは日本の改革の将来に大変危惧を持っておられます。
タスカさんはどうして日本のビッグバンの未来にこれほど懐疑的なのでしょうか?

//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //

454 ◆teqoXEDUqQ :04/01/31 20:52

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 5 ///////////////////////////////////////

    日本は資本主義社会ではない - タスカ

 ビッグバン改革が日本に与える衝撃は、十数年前の本家のビッグバンが当時の
イギリス社会に与えたショックよりも、よほど大きいと私は思います。その強烈な
衝撃に、日本人と日本社会がどこまで耐えられるか。その点に、私は強い疑問を
持っているのです。
////////////////////////////////////////////////////// ピーター タスカ ///

455金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/31 23:15
>>1
で何か問題でも?
資本主義なら優秀な俺ならもっと稼げる筈だってか?

456 ◆teqoXEDUqQ :04/02/03 20:58

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 6 ///////////////////////////////////////

 一九八〇年代のイギリスは、すでに「資本の論理」がそのまま働く経済を作り上げ
ていました。金融市場だけが例外だったのです。ですから、すでに確立されていた
資本の論理を、そのまま金融市場のルールに適用すれば、それだけで改革を
始められましたし、イギリス人は素直に改革を受け入れられました。
 ところが、戦後の日本経済は資本の論理がそのまま働く社会にはなっていません。
ビッグバンそれ自体は銀行、証券などの金融市場の改革を目指すものですが、
この改革の中身を実行すれば、日本社会全体を資本の論理が働く社会に変える
ことになるのです。その衝撃力には激烈なものがあります。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //

457 ◆teqoXEDUqQ :04/02/05 21:26

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 7 ///////////////////////////////////////

 私が見るところでは、日本の戦後システムの最大の特徴は、資本主義を採用して
いるといいながら、実際には資本の論理がまったく働いていないことです。資本主義
というものは、根本的には個々の資本家が自由に経済活動を行い、利益を追求
することによって成立しているはずなのですが、日本には本当の意味での自由な
資本家がいません。
 個々人の自由意思による経済的利益の追求によってではなく、政治家と官僚に
よる統制によって経済活動が動かされています。その点を見ると、日本の経済
構造は社会主義かと見紛うばかりです。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///

458 ◆teqoXEDUqQ :04/02/07 20:10

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 8 ///////////////////////////////////////

    諫早湾二三七〇億円の無駄遣い - タスカ

 日本経済には資本の論理が働いていないことを象徴する出来事が、投下資本に
対するリターンの低さです。この十数年は特にそれが目立ちます。一九八〇年代の
後半以降、銀行預金にしても株式配当にしても、投資に対するリターンが一%を
切るレベルにまで落ちこんでいるのです。
 日本人の個人金融資産は、総額一二〇〇兆円を超えています。他の国では
考えられないほどの、ものすごく大きな世界一の金額なのですが、この膨大な
金融資産が果たして国民の生活水準の向上に寄与しているでしょうか。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///

459 ◆teqoXEDUqQ :04/02/10 19:34

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 9 ///////////////////////////////////////

 一人当たり、一家庭当たりに換算すれば、受け取る金利や配当はすずめの
涙というのが実感でしょう。一二〇〇兆円の金融資産が、諸外国並みにせめて
五%前後のリターンで回収できれば、日本人はもっと豊かな生活が楽しめる
はずなのです。
 資本へのリターンの低さを示すもう一つの例は、最近問題になっている諫早湾
の干拓事業です。私は総投資金額を聞いて驚いたのですが、このプロジェクトに
政府はなんと二三七〇億円を投下するというのです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //

460金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/10 21:24
>>1
それだけ自分に自信があるならアメリカにでも移住すればいい。
唯一成功した社会主義のどこが悪いのかな?
1億総中流で、失業率も低く治安も良く、誰でも勉強すればエリートになれた
こんな良い国無かったぞ。
バブルのせいでこんなになっちまったけどな。
今の一億総貧乏で治安も悪く、マトモな教育には金がかかる国の方がイイってか?
アメリカが豊かなのは世界中から借金出来るから&ドルが支配してるから。
日本と根本的に違うんだよ。
馬鹿め。
461 ◆teqoXEDUqQ :04/02/12 20:03

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 10 //////////////////////////////////////

 では、このプロジェクトが完成したら、いったいどれだけのリターンを生み出すの
でしょうか。これ以上田畑を増やすわけにはいかないのですから、ゼロに近いと
いうのが本当のところでしょう。それほど収益性の低い事業に、三〇〇〇億円もの
巨費を投じるのですから、日本が資本主義国家とはとても思えません。
 諫早湾の問題は、全体のなかのごく一部の問題に過ぎないと思います。大小
合わせて無数の公共事業が、リターンが限りなくゼロに近い水準のまま至る所で
行われています。資本の論理が働いている社会なら、こんな馬鹿げた投資は
絶対に行われないはずです。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///

462金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 21:15
>>461
 公共投資の何たるかがわかっていない!

 干拓事業は看板であって工事する行為自体に意味がある。仕事の無い田舎に
あって多くの人が働くことができ、賃金を得ることができる。
国民が諫早湾干拓は環境問題だ!と騒げば騒ぐほどありがたい。
なぜなら、次の事業看板は「諫早湾環境回復事業」で決まったも同然
だからな。
463金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 21:23
>>462
ふざけんな! おれは乞食に金やってるってことか?
金返せ。
464金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 21:40
>>463
もう少し 広い心を持ちましょう。
貴方は仕事に就ける環境にあり、またその能力もあるのです。
一方 田舎はそのチャンスすらない、また貴方のように優秀でない人も
いるのです。貴方の頑張りで恵まれない多くの人が救われるのですよ。
465金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 21:42

中央から地方に金を回さなければさっさと・・・

http://money.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1076568065/l50
466金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 22:20
>>464
あのさー、未来永劫そんなことやっても無意味。
世界は動いてんだから・・・・。
上海あたりの感覚だと7年分が1年分、つまりドッグyearってわけさ。

自分で稼げることやればいいだろ〜。
その地域で仕事なければ、仕事あるところにいけばいいだろ〜。
人にたかるな!たかりぐせむかつく!!!

中国人なんか、田舎で食えなくなったら、都会にでて泥にまみれて
働いてんだろうー。 あいつらガッツがあるぞ。
なんで、できる事しないで、人にたかるわけ・・・・。

鎖国してたら、途上国に戻るよ。まじで・・・。
467金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 23:12
>>466
または、東京の厨房が来たなw

ここで幾ら吼えた所で今の仕組みは変わんよ。
あんたらが金儲けに走っている間、我々は手間隙かけて政治活動を
行ってきた。今やその組織力は磐石だよ。
東京の連中は、己の金儲けだけ考えて生きているから、そういう政
治活動に全く関心がない。人は多くても烏合の衆。
我々の敵ではないわ!
468金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/12 23:17
>>467
ダニだな〜。
世界とたたかえるセクターは、日本をすてるよ。
ダニはぬけがらと一緒に溺れ死ぬだな。

今でも、日本人一人1月に1万円現金出しとる(国債日銀買い切り1兆2千億/月)が、
いずれこんな自転車操業は限界がくる・・・・・。
469 ◆teqoXEDUqQ :04/02/14 09:35

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 11 //////////////////////////////////////

    国民金融資産一二〇〇兆円の悲劇 - タスカ

 諫早湾の干拓には、税金と財政投融資のお金が投入されています。財政投融資
の主な原資は郵便貯金です。つまり、郵便貯金のお金は、諫早湾の干拓のように、
リターンが限りなくゼロに近い分野に投資されているわけです。
 公共部門である郵貯が行っている投資全体が、民間金融機関の投融資より
リターンが高いとはとても考えられません。国民金融資産の一二〇〇兆円の約
四分の一が、このような無駄遣いに回されているのです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///

470金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 10:58
>>469
タスカは日本の中央集権の仕組みを理解していない。
中央集権制では地方のバランスをとるもっとも最良の政策が
諫早湾のような公共事業!!
471金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 11:26
ダニだな〜。
世界とたたかえるセクターは、日本をすてるよ。
ダニはぬけがらと一緒に溺れ死ぬだな。

今でも、日本人一人1月に1万円現金出しとる(国債日銀買い切り1兆2千億/月)が、
いずれこんな自転車操業は限界がくる・・・・・。
>>466
> 中国人なんか、田舎で食えなくなったら、都会にでて泥にまみれて
> 働いてんだろうー。 あいつらガッツがあるぞ。

戸口制度って知らないの?
473金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 11:42
>>472
何それ?
474金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 12:30
>>472
日本には戸口制度ないんだから、仕事があるところへ転居すればいいじゃん。
まあ失業は地方だけの問題じゃないからな。
中国みたいに政府が大公共事業でも乱発するとか、アメリカみたいに
年間50兆円も税金を軍需産業にぶち込むとかしてればそれなりに雇用は
確保されるんだろうけど。
財政均衡が絶対正義の日本じゃ無理だ罠。

476金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 14:33
>>475

仕事選んでるからだよ。
やる気があって普通の能力があってアウトプット出せるんだったら雇うよ。
給料安くて終身雇用保証しないけどね。

こう思ってる人多いと思うよ!
477金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 14:34
日本のどこが財政均衡なんだ
478>>475 再確認しませう:04/02/14 14:39
今でも、日本人一人1月に1万円現金出しとる(国債日銀買い切り1兆2千億/月)が、
いずれこんな自転車操業は限界がくる・・・・・。
国債の買い切りの上限を撤廃すればイイじゃん
そしたらハイパーインフレですか(w
>>477
> 日本のどこが財政均衡なんだ

でも財政均衡が正しい目標と信じてる人は多いよ。
このスレにも一杯いるし。

>>478
> 今でも、日本人一人1月に1万円現金出しとる(国債日銀買い切り1兆2千億/月)が、
> いずれこんな自転車操業は限界がくる・・・・・。

日銀の国債買い切りって誰が金出してるわけでもないよ。
ただ札刷ってるだけ。紙とインクと印刷機を動かす電気代はかかるけどね。
482>>481:04/02/14 16:41
日銀のB/Sがここ8年で 60兆→150兆 にふくらみました。

中身はほとんど公債です。
これが500兆、1000兆・・・・になったらどうなると思いますか????
483金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 17:53
>>482
どうもならないよ。
ただあんたの財産は没収かもしれないがな。ハハハ、、、、
484金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 19:02
>>483
それが問題なければ、大幅減税して赤字国債分すべて、日銀が国債引き受ければ
いいじゃないですか。50兆円分位。
485金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 23:13
('A`) 
486金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 23:19
>>484

そゆこと。実際日銀のBSなんていらない数字だから
(紙幣の発行は借金と違う)
この数字は日銀の国民からの搾取を表象しているにすぎない。
487まあとめだよ:04/02/15 16:28
@際限なく金する&公共事業→ロシアやアルゼンチンみたいにやばい国でないのでうまくいく
Aやっぱりうまくいかない

@でうまくいった国はかつてない
戦後できあがった、政治力あるたかり勢力が、@を志向している   というのが基本的構図

それは、自分がおいしい思いをすることを捨てたくないからであって、合理的に@が国にとりいい
と判断して政策をすすめているわけではない。
太平洋戦争にすすんでいく心理と似ていますね・・・・。
衰退会社もこのパターンをとりますね。時代にあった本当に必要な施策ではなく、
主流派にとって心地よい案を、会社の改革案としてしまうわけですね・・・・。
自分だけでなく、堺屋氏あたりも似たようなこと言ってました。

異論・反論どうぞ。
488金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 16:39
>>487
需要と供給の差を埋められれば、公共事業も減らせるし、
貯蓄と投資の差を埋められれば、国債を発行する必要もない

それだけのこと
489金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 16:41
>>487

少々デフレギャップあってもほっとけし〜。
政府が介入すると新しい仕事皆考えんから。

甘やかしすぎ。
490金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 17:25
>>489
古典派?
セイの法則を妄信している?
491金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 18:20
いや、してない。
あまっとるもんはあまっとる。今は19世紀じゃない。

イラン設備は廃却すればいいし。
必要ない仕事をしてれば、違う仕事をすればいい。
違う地で仕事あれば移ればいい。

そんとき、へたにパソコン覚えるのに補助金出すとかやめとき・・・。
ほっといてもおなかすくから、普通みんななんとかする・・・・。

倒産とか失職とかさわいでも、政府は助けるな。
甘やかすなってこと。自分でどうにかさせろ・・・・。
誰も助けてくれんって悟って、搾り出すような知恵がうまれるから。
甘やかすな。
492金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 21:57
倒産、失職しても新しい産業が生まれるような環境があるなら別に放
置してもいいと思うけど。日本の場合は、規制が強くて、新しい産業
が育つような状態じゃないからなぁ・・・。
493金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/15 22:11
>>491
規制緩和してからのはなしだろ・・・
494 ◆teqoXEDUqQ :04/02/16 20:32

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 12 //////////////////////////////////////

 私のいう資本の論理というのは、何も難しいことではありません。一言で
いえば、お金というものは高いリターンが期待されるところ、儲かるところに
動く原則を持っているということです。そして、それは市場で決められます。
 高いリターンが望める事業を行おうという人は、高い金利を払ってもお金を
借りようとします。金融機関はプロジェクトの採算性を評価したうえで、高い
金利を支払う人にまずお金を貸しますから、採算性の悪い事業にはお金が
回りません。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //

495papa:04/02/16 21:50
産業再生機構による日本企業の国営化を通した共産主義化に断固反対する。
496金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/16 23:09
>>495
アメリカのポチの状態で 日本が共産主義になったら、アメ公さん
どうするんだろう? 
>>494

とっても簡単そうじゃないですか?
これやろうよ。
498 ◆teqoXEDUqQ :04/02/18 21:12

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 13 //////////////////////////////////////

 つまり、資本がどこに動くかを決めるのは、政治家や官僚ではなくて市場なのです。
これが資本主義です。しかし、日本ではそうなっていません。だから、預金金利も
株式配当率も、異常な低さにとどまっているのです。
 若い起業家が、明らかにリターンが高いだろうと予測されるプロジェクトを始めよう
としても、担保となる資産がないかぎり融資を受けられません。その反対に、資産
さえあれば、リターンがどれほど低い事業でも日本の銀行は融資をするのです。
これは資本の論理に基づいた行動とはいえません。
//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //

499 ◆teqoXEDUqQ :04/02/22 16:39

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 14 //////////////////////////////////////

    金融システムが資本主義を機能不全にした - 堺屋

 日本人は戦後ずっと資本主義をやってきたつもりでいますけれども、タスカさんの
見方では、日本経済は資本主義というより社会主義的だということになります。
社会主義諸国で行われたように官僚が経済を統制してきたという意味では、
確かに日本は社会主義的だった、といわれても仕方がないかもしれません。
 タスカさんの指摘されるように、このシステムの一番の問題は、資本の配分が
官僚統制の下で、担保を持つか持たないかを重視して行われてきたことでしょう。
担保資産といえば、日本では土地です。
////////////////////////////////////////////////////// ピーター タスカ ///

500金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/26 06:41
社会主義的なものの良い部分は残したほうがいいと思うよ。
いまは何でも自由競争が素晴らしい!みたいな持ち上げかたをされてるけど
生活にどうしても必要な部分は安定させなきゃならないわけだし。
501金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/26 08:41
>>496
なんだ、イデオロギー対立は建前だったことを理解していないのか。
あれは軍需産業の保護と他国介入への口実だよ。

アメ公共は基本的に他国に興味がない。
利害関係が無くかつ忠実な飼い犬であれば、非民主的だろうが共産主義だろうが気にしないよ。
502 ◆teqoXEDUqQ :04/02/26 20:33

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 15 //////////////////////////////////////

 日本では、土地を持っている人に金融がついて、持っていない人には融資が
されない。そして、仕入価格が安い土地を持っているのは、戦前からの伝統を誇って
いるような大企業です。しかし、こういう大企業では、新しい能力や産業は開発され
ません。 お金を貸している先が収益性の高い事業に成功しないのですから、銀行
だって高い利益が得られません。当然、高い金利を預金者に払えなくなります。
定期預金金利が〇.三%とか〇.三五%というあきれるほどの低金利になっている
のは、まさにこの土地担保融資がもたらした最悪の結果だといえます。
 タスカさんのいうように、本来、資本は高い利益が見込まれる分野に投資されます。
しかし、日本ではお互いの顔のつながりとか、系列とか、業界の申し合わせとか、
長い取引関係があるとかで、投資先や融資先が決まってしまいます。確かに、
これは資本主義とはいえません。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //

503 ◆teqoXEDUqQ :04/02/29 11:00

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 16 //////////////////////////////////////

 ですから、ビッグバンが改革の対象にしているのは、単に民間企業の東京金融
市場だけではなく、郵便貯金や財政投融資などにも及ばなければならないという
ことになります。そうしないと、ビッグバン自体が機能不全に陥るでしょう。
 ところで、タスカさんは日本が迎えるこれからの時代を、「不機嫌な時代」と命名
されました。近代工業社会はすでに終わっているから、その時代に作られたシステム
はだんだん信頼性を失い始めている。さりとて、まだ新しいシステムの姿は見えて
こない。そんな過渡的な時代を、大変おもしろいネーミングで呼ばれたのですが、
なぜ、不機嫌な時代なのでしょうか。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///

504 ◆teqoXEDUqQ :04/03/05 20:21

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 17 //////////////////////////////////////

    自分と隣人の運命が異なる時代が始まる - タスカ

 不機嫌な時代とは、人々が将来に対して深い不安を持っている時代ということです。
実際、日本人は政治家や官僚など、これまで日本を動かしてきたさまざまなシステム
を、大きな不安と不信を持って見始めています。
 先にお話ししたように、日本人はお金持ちになっているはずなのに、そのお金が
ほとんど何も生み出していない。一二〇〇兆円ものお金を持っているのに、すずめの
涙のようなリターンしかないのですから、将来に深い不安を持つのは当然でしょう。
 そのうえ、どうやら時代が大きく変わり始めているらしい。自分も隣人もみんな
同じという時代がどうやら終わりに近づいているという認識を、多くの日本人が持ち
始めています。企業レベルだけでなく個人のレベルでも、護送船団方式が終わり
つつある。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///


505 ◆teqoXEDUqQ :04/03/08 19:51

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 18 //////////////////////////////////////

 これまでの時代は、自分の運命と隣人の運命には大差はなかった。しかし、
これからは、自分の運命と自分の隣人の運命が大きく違ってくる時代に入って
いくようだ。このことが、日本人の不安をより一層かき立てているのだと思います。
 これまでの日本では、個人、企業、組織、家庭のどれをとっても、それほど大きく
は違いませんでした。収入も教育程度も、同じようなものだったのです。社会的
経済的格差が少なく、みんなが平等だと感じられる時代だったともいえるでしょう。
 しかし、これからの時代はそうはいかなくなるらしいという認識が、ぼんやりとでは
あっても、日本人の間に徐々に広がっています。ビッグバンの開始は、このように
時代が変わりつつあることの一つのシンボルだということです。
//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //


506金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 22:15
金融ビッグバンは貧富の格差を広げる規制緩和だったのですか?。
ビッグバンから派遣・パート増加が加速した気がして薄々感じていたのですが。
そんな世になるなら既得権の除去と再教育で再起をはかれる社会にしないといけないと思います。
年金改革も避けられないと思います。
これから先は完全自由主義社会を世界に広めなければならない。
日本やアメリカは先頭に立って自由市場の拡大に努めよう。

まず国内のあらゆる規制を取り払って、世界に市場の門戸を広く開放する必要がある。
それによってアフリカ・アジア諸国の農業従事者が大きな恩恵を受けるだろう。
先進国の消費者もこれまでの国内価格の数分の一で米や野菜や肉類が買えるようになる。
家電製品と同じレベルで競争が行われることになるのだ。そこには政府の口を挟む余地はない。

あらゆる産業でいかなる規制も保護もあってはならない。等しく競争しなければならない。
賃金は最も安いところに合わせるべきだし、それにより世界経済はさらなる安定度を増すのである。

先進国か途上国かはもはや問題ではなく、いかに稼げるスキルの高い希少な人材を多く囲い込んでいるか
いかに多くの資本家に居住してもらうか、すべては単純にスキルまたは資産額で決まるだろう。

広大な国土を持ち、資産を十分に活用できる豊かな地域に人は集まるだろう。それが競争の結果なら
誰も文句は言わないはずだ。
>>507
人類の数を調節するのにはいいアイディアですな。
100年間で世界人口が10億くらいになれば食料・エネルギー・環境問題も解決でしょう。
509 ◆teqoXEDUqQ :04/03/12 19:47

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 19 //////////////////////////////////////

    パソコンと人間が労働市場で競争する - タスカ

 このように時代が変わっていく原動力になっているのは、堺屋さんが対談の冒頭で
指摘された通り、情報通信産業の発展が生み出した「知価革命」です。知価革命が
いまや最終段階に入り、既存の秩序が崩れるほどの破壊的な様相を見せ始めて
いるのが、現在なのだと思います。
 知価革命を代表する出来事は、パソコンネットワークの性能の向上と、それらの
劇的な価格低下です。一九九七年の一年間で、パソコン用の半導体メモリの価格は
七割も下がりました。
//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //


510金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/12 22:53
日本は奇形左翼フェミファシズムに支配されました。
511金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/12 23:01
>>510
何か問題でも?
512金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/14 15:52
>>501
そんなとこらしいな。
霊泉のころは
捨民と自眠がなれあいしてたらしいし。
513金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/14 22:20
社民は本気で政権交代する気はなかったからね。
514女子中学生の肌はスベスベ:04/03/14 22:37
515金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/14 23:35

大体さあー、特区ってなんだよトック!!

特区なざぁ社会主義国がやるもんだろ。
北朝鮮や中国じゃーあるまいし
しかもこの特区だって関連のお役所からさんざん文句いわれて実現してんだろ。
いかに官僚様が経済を統制しているのかがよく分かる。
516楽しい歌♪:04/03/14 23:37
官僚さまを37564♪
政治家さまも37564♪
マスコミ財界37564♪
人類残らず37564♪
517金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/15 00:27
実際は、中国の方がはるかに資本主義的なんだよな。笑うべきか嘆く
べきか・・・。
518 ◆teqoXEDUqQ :04/03/17 21:09

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 20 //////////////////////////////////////

 かつて電力が普及し始めた頃、電力価格が半分になるのにじつに五〇年も
かかったといわれています。しかし、情報処理機器や通信機器では、わずか
一年間で七割も下がっているのです。
 人間を労働力として考えたときに、一番強力で恐ろしい競争相手はパソコンです。
そのパソコンの価格が劇的に下がるということは、彼らが人間に対する競争カを
高めているということです。これがもたらす破壊力は、すさまじいものだろうと
思います。
////////////////////////////////////////////////////// ピーター タスカ ///


519金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/18 21:57
=====================================
『泥棒国家の完成』
ベンジャミン・フルフォード
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933327/ref=mm_snpa_t

小泉改革はインチキ、見せかけにすぎない。本当のシナリオは、
「政・官・業・ヤクザ」による支配の強化だ。銀行、企業は次々に
国有化され、日本はおぞましい共産主義「統制経済」国家として
完成しつつある。あなたは、本当にこれでいいのか?
「フォーブス」東京支局長が、日本の真の改革を願い苦言を呈する
『泥棒国家の完成』。第1弾、第2弾も好評発売中。

こちらもおすすめ

第1弾『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433493305X/ref=mm_snpa_t_expl_1

第2弾『ヤクザ・リセッション さらに失われる10年』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933238/ref=mm_snpa_t_expl_2
出版会社社員必死だなw
521 ◆teqoXEDUqQ :04/03/21 08:46

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 21 //////////////////////////////////////

    図書館が消える時代タスカ

 人間とパソコンネットワークの競争の一例を挙げれば、長い間、人類の文化の
象徴であった図書館という存在です。しかし、これから二〇年先に図書館という
存在が果たして現在の形で生き残っているかどうか。非常に難しいのではないかと
私は思っています。
 いま図書館に集中されている情報を、コンピュータのデータベースに収納するのは
難しいことではありませんし、それほどコストもかかりません。家庭のパソコンから
インターネットを通じて、コンピュータ内の図書館に簡単に低コストでアクセスできる
ようになります。そうなれば、図書館という物理的存在そのものが社会から消えて
しまいかねません。その可能性は非常に高いのです。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //


522金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/21 09:13
日本を見ていて思うんだけど、そんなに社会主義がいいなら
いっそのこと共産主義でも目指したら?
523金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/21 09:38
>>522
公務員が共産党員になるの?
書記長は?
524金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/21 10:17
資本主義だか社会主義だかわからないね日本は
おれはどっちでもいいんだけど
525 ◆teqoXEDUqQ :04/03/22 21:33

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 22 //////////////////////////////////////

 いま日本の国で図書館という組織に投入されている経済資源、つまり土地、資本、
労働力は不必要になってしまいます。不要になる資源のなかには、図書館司書
という従来は知的だと見なされていた労働者も含まれるのです。
 図書館の問題は一つの例に過ぎません。広い意味での情報の操作、処理に
絡んでいる人々は、いまでは全労働人口のなかで大きなウエートを占めています。
知価革命はこの人たちを直撃します。その影響力は、決して過小評価できません。
非常に広い範囲で、知識労働者の失業問題が起こってくる可能性が否定できない
のです。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///
 

526 ◆teqoXEDUqQ :04/03/26 21:08

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 23 //////////////////////////////////////

    一本のネクタイに見る知価 - 堺屋

 いまタスカさんが指摘された問題は、これからの経済を考える場合にじつに重大な
要素を含んでいると思います。単なる知識の集積、単なる情報処理能カだけでは、
もう人間はコンピュータには勝てないということです。
 人間が持っている知的な価値、私のいう「知価」が問われる時代になるのです。
コンピュータがどれほど発達して安価になっても、コンピュータが決して持てない
能力を私は知価と呼びたいのです。
////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///



527 ◆teqoXEDUqQ :04/03/30 19:31

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 24 //////////////////////////////////////

 ここに二本のネクタイがあるとしましょう。同じ質の絹で作られたネクタイですが、
一本は三万円、もう一本は五〇〇〇円です。二つの間の値段の差は、一方が
有名なデザイナーがデザインした有名ブランド商品だからです。この差が知価だと
私は考えます。つまり、三万円のプランド品のネクタイといえども、ハードの価値は
五〇〇〇円に過ぎず、ソフトの価格、つまり知価が二万五〇〇〇円なのです。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //



528 ◆teqoXEDUqQ :04/04/03 10:15

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 25 //////////////////////////////////////

 もう一つの例を挙げましょう。いま世界で一番のお金持ちは、マイクロソフトの
創業者のビル・ゲイツ会長です。ご存じのように、マイクロソフトはパソコン用の
ソフトウエアを作っている会社です。
 カーネギーやフォードの時代には、鉄や自動車のようなハードを作る人が
世界一のお金持ちでした。しかし、現代では、ソフトを作る人、つまり知価を創造
する人が一番お金持ちになり、世界経済をリードする時代なのです。
 繰り返しになりますが、このような時代の変化に対応することが、ビッグバンの
最終的な目標なのだということを、私は強調したいのです。
//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //



529 ◆teqoXEDUqQ :04/04/05 19:42

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 26 //////////////////////////////////////

    ビッグバンは日本版ペレストロイカか - タスカ

 やや大げさに聞こえるかもしれませんが、日本におけるビッグバンは、八〇年代
後半に当時のソ連がやったペレストロイカと似た結果で終わるかもしれないと私は
思っています。
 当時のゴルバチョフ書記長がペレストロイカを始めたとき、彼は共産主義の息の根
を止めるつもりなど毛頭ありませんでした。ゴルバチョフは共産主義を部分的に改革
して、資本主義に対抗するつもりでペレストロイカを始めたのです。
////////////////////////////////////////////////////// ピーター タスカ ///


政治家や官僚にこの財政赤字を解消する方法はない。
IMF管理に移行したほうがいいと思う。
531 ◆teqoXEDUqQ :04/04/09 19:39

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 27 //////////////////////////////////////

 グラスノスチ、つまり情報公開のようなちょっとした共産主義体制の手直しをして、
西側の良いところを取り人れる。そうすれば、共産主義の勢いを回復できると
ゴルバチョフは考えたのです。しかし、事態はゴルバチョフの甘い期待通りには
進まず、始まったペレストロイカは一挙に共産主義体制の崩壊にまで突き進んで
しまったのでした。
 なぜそうなったかというと、共産主義そのものが情報の統制を前提にして成り
立っていたからでした。情報を特権階級内部に密封することで、共産主義システム
が成り立っていたのです。だから、ペレストロイカの第一弾として、情報公開を
うたったグラスノスチが行われた瞬間に、ソ連共産主義は崩壊への道を歩み始めて
しまいました。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //


532金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/10 18:24
俺)
いいアイデア思いつきました
携帯をインターネットに繋いで音声認識、翻訳できる大型コンピュータで
携帯を電訳機として使えるサービスをしましょう!
上司)
ばかやろう、今開発中の電訳機が売れなくなっちまうだろう!

資本主義とはこういうものです
533 ◆teqoXEDUqQ :04/04/13 20:23

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 28 //////////////////////////////////////

 もし、いま日本が資本の論理が本当に働く、完全な資本主義の国になったとすると、
日本がどれだけ大きく変わらなくてはならないか、その度合いは、経済人やマスコミ人
も含めた日本人が想像できないほど大きいと思います。日本を代表する大企業で
あっても、資本の論理から見たら大改革がされなければならないところが本当に
たくさんあるのです。このような激変に、日本人全体が耐えられるかどうか。それが
最大の問題なのだと私は思います。この痛みを乗り越えて変革を推し進められれば、
日本の未来は明るいでしょう。しかし、もし痛みに耐えきれないで、変革を回避したり
先延ばししたりすれば、日本の未来は暗いといわざるをえません。
 二〇二〇年の日本について私が描いた三つのシナリオは、ビッグバンを含む
大変革への日本人の三つの対応を描いたものなのです。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///



534 ◆teqoXEDUqQ :04/04/17 20:39

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 29 //////////////////////////////////////

    シナリオ@「デジタル元禄」とは - タスカ

 私が描く最初のシナリオは、ビッグバンを引き金にした大変革に日本が成功した
場合です。つまり、最も楽観的な未来のシナリオです。この「デジタル元禄」への
シナリオの道筋は、一九九八年に不良債権問題を原因として金融パニックが深刻化
することから始まります。
 金融危機をきっかけにビッグバンが断行され、金融業を先頭にして日本全体が
変わっていきます。終身雇用や年功序列などの、資本の論理とかけ離れた古い
仕組みがどんどんと衰弱していき、世界標準のシステムが次々と導入されるのです。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///



535 ◆teqoXEDUqQ :04/04/21 21:52

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 30 //////////////////////////////////////

 二一世紀に入ると、改革への動きがさらに拡大します。最初に官僚機構の解体が
始まります。官僚支配の下にあった公的年金制度は一挙に廃止になり、それに
代わって個人が自己責任で老後に備え、自己責任で金融商品に投資をする時代に
なります。
 また、所得税や法人税の税率引き下げなどの税制改革も行われて、その影響で
渋りがちだった日本の景気は一気に回復していきます。
 二〇〇〇年代半ばには、NTTが再度解体されて情報コストが大胆に値下げされ、
これを受けて情報通信産業やソフトウェア産業が飛躍的に拡大します。この分野で
若いベンチャー企業が続々と誕生し、そのうちのいくつかは大成功を収めるのです。
パソコンオタクと呼ばれるような若者が、日本経済再生の原動力となります。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //


536 ◆teqoXEDUqQ :04/04/25 08:24

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 31 //////////////////////////////////////

 日本にはデジタル技術を用いた産業が花開き、これによって得たお金を世界中の
株や債券に投資します。ビッグバンによる金融改革でその投資は高いリターンを生み、
多くの日本人がその収益で豊かで優雅な生活を送るようになるのです。
 こうして得た豊かな富を利用して、やがて宇宙開発などの先端科学分野や、
ファッション産業のような文化的な産業に至るまで、日本は世界をリードする国に
なります。日本が世界のモデル国家になる理想的な道筋が、このシナリオなのです。

//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //

537 ◆teqoXEDUqQ :04/04/29 19:17

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 32 //////////////////////////////////////

    日本人の可能性が広がる時代 - タスカ

 「デジタル元禄」への道を支えるのは、先にも触れたような、通信情報処理技術の
飛躍とそのコストの大幅低下です。それによって、人と人とのつながり、人間関係の
ネットワークが、いまよりもずっとスピーディに幅広く展開できるようになります。
 このような人間関係の拡大を支えにして、いろいろな文化的な生産物が日本から
出てくると思います。その多くは、単に趣味とか文化活動の範囲にとどまるでしょうが、
なかには巨大なビジネスに発展するものも出てくるでしょう。

////////////////////////////////////////////////////// ピーター タスカ ///


538 ◆teqoXEDUqQ :04/05/03 19:18

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 33 //////////////////////////////////////

 一つだけいえることは、これらの分野で豊かな才能を持ちながら、その才能を十分
に発揮していない人々が、日本にはまだたくさんいるということです。現在ではごく
普通の人だと思われている人でも、チャレンジ精神と自信を持って新しい分野に挑戦
していけば、びっくりするほどの可能性が広がっている時代になるのです。
 通信技術の発達と情報通信コストの低下は、このような人に、その才能を十分に
発揮するチャンスを与えます。また、彼らはビッグバンによって金融面でのサポートも
得られるようになります。かつての日本にはありえなかったような、新しい才能の挑戦
を可能にする環境が生まれるのです。
 例えば、マンガやアニメは日本の庶民文化として発達してきましたが、いまや
世界をリードする水準に達しています。このような庶民文化のなかから、これまでの
製造業中心の日本産業とはまったく違った新しい産業が生まれ、爆発的に発展
していく可能性が十分にあると私は思っています。
/////////////////////////////////////////////////////////// 1998年刊 //


539 ◆teqoXEDUqQ :04/05/05 07:48

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 34 //////////////////////////////////////

    問題は資源ではなく社会構造にある - タスカ

 日本経済と日本社会の改革がうまく進めば、いま申し上げた理想的な方向に進む
可能性が大きいと思います。日本人は改革嫌いな国民であると一部の人はいって
いますが、私は決してそうは思いません。
 携帯電話の急速な普及が良い例です。携帯電話が登場した最初は、日本人の
生活には合わないといわれたものでした。「街頭で電話をするなんてみっともない。
携帯電話は恥ずかしがり屋の日本人向きの製品ではなく、日本文化にはそぐわない」
などという人がたくさんいたのです。
////////////////////////////////////////////////////////// 堺屋 太一 ///



540 ◆teqoXEDUqQ :04/05/08 19:28

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 35 //////////////////////////////////////

 しかし、いまや日本人の誰もが平気で携帯電話を使うようになっています。便利で
安いものは、国や文化の違いとは関係なく、誰もが喜んで使うのです。そういう点で、
一般の日本人はすでにグローバル基準で動いていると私は思います。
 外国でいま何が起こっているかについて、日本の一般庶民は非常に敏感に反応
しています。日本人の多くは、いわゆる日本的基準だけでものを考えているわけでは
ありません。そういう国民なのですから、ビッグバンと情報産業の自由化が行われ
さえすれば、ソフトウエア産業や文化的産業の分野で、世界水準の強力な産業が
一挙に日本に生まれる可能性は非常に大きいと私は確信します。

////////////////////////////////////////////////// 「未来はいま決まる」 ///



541 ◆teqoXEDUqQ :04/05/11 20:24


36

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 36 //////////////////////////////////////

 たとえ現在は高い成長率を上げていなくても、日本は潜在的な力が非常に強い
国です。技術、資本、人材、すべての資源がこれほど十分にそろっている国は、
世界のなかでも稀なのです。
 現在の日本が抱えている問題は、資源が不足していることではありません。
すべての問題は発展を押しとどめている社会構造にあるのです。この構造さえ
ブレークできれば、日本人のエネルギーが大爆発すると思います。

//////////////////////////////////////////////////////// フォレスト出版 //



542 ◆teqoXEDUqQ :04/05/15 10:01

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 37 //////////////////////////////////////

    日本人は自己改革ができる国民 - 堺屋

 きっかけさえあれば、日本人は社会構造を急速に変えられる能力を持っています。
ペリーの来航から一五年間で、尊皇擦夷から文明開化へと変えることができた
明治維新は、日本人の自己変革能力を実証する代表的な例といえます。
 最近の例をとっても、一九六〇年代に世界最悪だといわれた公害問題があります。
しかし、この二〇年あまりの国民的な努力によって、日本の空と川と海は、随分と
美しさを取り戻しました。日本人は、変わるべきときには変わることのできる国民
なのだと、世界に知らせなければなりません。

//////////////////////////////////////////////////////// 絶賛発売中! //


543金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/15 14:09
カイシャ主義国家では?
545 ◆teqoXEDUqQ :04/05/18 20:03

/// 成功のシナリオ、失敗のシナリオ 38 /////////

 ビッグバンをきっかけとして、三年とか五年とかいう短い期間に、どの国よりも
進んだ資本の論理に基づいた社会が築かれ、日本人が新しい産業を創出する
可能性は確かに大きいのです。一〇年後、二〇年後に、日本がハード産業では
なく、ソフト産業のリーダー国に生まれ変わっているのではないか。私はそう
期待します。
 百数十年前の明治維新を思い起こし、勇猛果敢に自己変革を決断するときが
現在なのだと私は思います。

////////////////////////// ピーター タスカ ///


546 ◆teqoXEDUqQ :04/05/22 19:06

/// 成功、失敗のシナリオ 39 ///

    外資の敵対的買収を日本人は許せるか − タスカ

 堺屋さんのおっしゃるようになる可能性は大いにあります。そのリトマス試験紙に
なるのが、外資による日本企業の敵対的買収が可能になるかどうかです。
 ビッグバンが成功の方向に歩み始めれば、魅力的な日本企業を買収しようとする
外資が必ず出てきます。そのときに、買収される企業が属する業界、メインバンク、
監督官庁、系列企業などが、資本主義社会としては当然起こる事態だとして、
この買収を許せるかどうかが問題なのです。

///////////////// 1998年刊 //



547 ◆teqoXEDUqQ :04/05/30 16:46

/// 成功、失敗のシナリオ 40 ///

 また、これらの「関係者」だけでなく、一般の日本国民やその代表であるマスコミが、
このような外資による日本企業の買収に対してどういう態度を取るのか。資本の
論理とはそういうものだと冷静に見られるのか、あるいは日本に対する経済的侵略
だというような見方をしてしまうのか、そこがポイントです。
 資本の論理に従えば、買収するからにはその企業からもっと利益を上げなければ
なりません。そのためには、リストラも行われることになるでしょう。日本を代表する
ような大企業が外資に買収され、強烈なリストラが始まったときに、日本人はこの
ことをどこまで納得できるのかが大きな問題です。
 このようなことがごく普通に起こり、日本人が平静に受け止められるようになれば、
ビッグバンが成功したといえるでしょう。

////////////// 堺屋 太一 ///



548金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/31 16:37
政治経済的な型として分類すると、社会主義国家というよりは、開発独裁のタイプ
に近いと思う。いわゆるカリスマが全てを取り仕切る独裁者はいないが、ほとんど
自民党という一党独裁の体制が続いてきたし、今現在もそうだ。
むしろ、現在に至って、野党ですら自民党系列の人材が半数以上を占めるという状態
になっている。
経済の枢要な部分においては東京大学とその他数校程度の人材が全てを
取り仕切り、それが唯一の与党と直結している国、それが日本。
549金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/02 05:35
新しい朝が来た
550金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/05 17:29
きーぼーうのあさーがー







                              ギョーン!!
>>544
違うね。
むしろ、日本はアメリカと違って法人はそんなに優遇されない。
優遇されるのは政治家、官僚。
これは社会主義といわざるを得ない。
たとえば厚生年金からの搾取。
国民年金の穴を埋めているのは厚生年金であって
その厚生年金も赤字。
将来、厚生年金は破綻する。
これは社会主義国の典型。
552 ◆teqoXEDUqQ :04/06/05 20:24

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未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
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bk1:
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3e3b1af5af17e01031ae?aid=&bibid=01573007&volno=0000

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553 ◆teqoXEDUqQ :04/06/06 19:52

/// 成功、失敗のシナリオ 41 ///

    シナリオA「悪循環」 − タスカ

 これまでいろいろと述べてきた社会構造に足を引っ張られ、ビッグバン改革による
苦痛に耐えきれず、日本人が一切の改革を拒否したとき。つまり、日本がグローバル
基準への適合を拒否し、その選択が最悪の経済状況をもたらすというのが第二の
シナリオです。三つのなかの最悪のケースといえます。
 このシナリオでは日本は、私の名付けた「悪循環」の道をたどることになります。
一切の改革を拒否することによって、日本経済は破綻への道を一方的に下降して
いくことになるのです。

/// 「未来はいま決まる」 ///



官僚主義と社会主義はイコールではない。バカめ・・・
555 ◆teqoXEDUqQ :04/06/11 21:06

/// 成功、失敗のシナリオ 42 ///

 大まかなシナリオは、以下のように進むでしょう。一九九〇年代の後半、続出する
金融スキャンダルにもかかわらず、捜査当局の追及は進みません。国民はスキャンダル
報道をあきらめの気持ちで受け入れるばかりです。
 ひと頃はもてはやされたビッグバン改革も、金融業界と官僚機構が手を結んで陰に
陽に抵抗し、いっこうに進む様子がありません。改革をネグレクトすることによって、
日本の金融システムヘの国際的信用は一挙に失われます。こうして、日本は世界の
なかで徐々に孤立を深めていくのです。
 二〇〇〇年代に入ると日本企業の生産性は徐々に下がっていき、それにつれて
その国際競争力も低下の一途をたどります。日本製品の輸出は静かに、しかし確実に
減っていきます。その反対に、東南アジアからの製品輸入がじりじりと増えます。

/// フォレスト出版 ///



556 ◆teqoXEDUqQ :04/06/17 21:21

/// 成功、失敗のシナリオ 43 ///

 貿易収支の黒字は縮小を続け、それに伴って円が大幅に安くなります。輸出の
縮小と輸入の増大によって、かつての輸出大国日本は、二〇〇〇年代半ばには
ついに貿易赤字国に転落します。
 日本経済の全体的衰退を反映して、二〇一〇年頃には不動産価格が再度の
大暴落を演じるでしょう。不良債権が銀行に累積されて、またもや金融パニックが
起こりますが、十数年前と同じように再び公的資金の投入で事態の乗り切りが
図られます。
 世界中に悪名の高い護送船団方式は、それでも維持されたままです。しかし、
世界はもう日本を声高に非難しません。この時代には、日本経済は世界経済を
左右するような存在ではなくなっているからです。

/// 絶賛発売中! ///



557金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/17 23:48
>>527,528
知的財産権は法律で人為的に守られているから、ビルゲイツは大儲けできる
のです。この市場競争社会で、例外的に独占を法律で認められてるから。
法律が無ければ(あるいは変われば)いくら才能があっても
モーツアルトのように飢え死にする場合もある。
558金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/17 23:49
557続き
グローバル化とか言って、知的財産権などはアメリカに都合のよい法律を世界に押しつけて
いるだけ。
559金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/18 00:39

「平成のポルポト」竹中平蔵を引きずり下ろせ
http://money3.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1086881049/
560 ◆teqoXEDUqQ :04/06/22 20:34

/// 成功、失敗のシナリオ 44 ////

 世界の国から見れば、日本は独自のルールに頑固に固執する国です。外国
企業が市場に入るだけでも面倒臭い手続きが必要ですし、たとえ参入に成功
しても高い利益率は見込めません。ならば日本は日本で勝手にしなさいという
態度なのです。ジャパン・バッシングというよりは、ジャパン・イグノアリング、
日本無視というのがこの頃の世界の大勢になってしまいます。
 そんななかで、日本国の財政は完全に破綻、年金は全面崩壊、激しいインフレの
嵐のなかで、社会は大混乱時代を迎えます。街頭には老いたホームレスと若い
犯罪者があふれ、かつて日本が世界に誇った治安の良さはまったく失われるのです。
 こうして二〇二〇年には、かつての繁栄はどこへやら、日本は世界のなかでも
弱体な経済と最悪な治安の国に転落してしまいます。日本が改革を拒否し続けた
場合の最悪のケースが、この「悪循環」シナリオなのです。

//// ピーター タスカ ///



561金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/22 20:38
>>1バレたかw
562 ◆teqoXEDUqQ :04/06/27 21:12

/// 成功、失敗のシナリオ 45 ////

    犯罪多発社会となる日本 − タスカ

 日本人は治安の良さを非常に誇りにしていますし、事実、世界のなかで
日本ほど社会体制が安定して、犯罪の少ない国は珍しいと思います。しかし、
この高いレベルの治安は、日本人がしばしば口にする日本文化の伝統の
せいにするのは間違っています。日本人は、この点を大いに誤解していると
私は思います。

//// 1998年刊 ///




随分と過去の話になったな (ワラ
564 ◆teqoXEDUqQ :04/07/03 19:47

/// 成功、失敗のシナリオ 46 ////

 経済が好調であることと、それに加えて経済活動で得られた富が、国民の間に
比較的平等に分配されていること。このような経済的社会的な状況が存在することに
よって、日本社会の治安の良さが保たれているのです。世界のなかで治安が良い国は、
この二つの条件を満たしている国なのです。
 ですから、この悪循環のシナリオの下で経済情勢が大幅に悪化したときには、
社会の秩序が崩壊し、治安が崩れる可能性が高くなります。他国の例を見ると、
経済の不調と社会の不平等が同時に発生すると、どこの国でもマフィアのような
アングラ的勢力の存在が大きくなります。犯罪がビジネスになるのです。極論の
ように聞こえるかもしれませんが、日本もその例外ではありえません。

//// 堺屋 太一 ///



565 ◆teqoXEDUqQ :04/07/10 08:27

/// 成功、失敗のシナリオ 47 ////

 実際、経済成長が止まり、失業などで社会的不平等が拡大しているヨーロッパでは、
大規模な組織犯罪が多発しています。日本でも、最近は感情の爆発ではなく、経済的
利益だけを狙った犯罪がたびたび起こるようになりました。これらの犯罪は、多分、
氷山の一角でしょうし、これからどんどん顕在化してくると思います。
 その意味では、日本の犯罪社会化はもう始まっているのかもしれません。「悪循環」
シナリオの下では、こういう経済的犯罪がどんどんエスカレートし、犯罪集団が社会を
裏から支配することになるでしょう。

//// 「未来はいま決まる」 ///



いまでも、すでに、そのとおりじゃん。
567 ◆teqoXEDUqQ :04/07/15 21:35

/// 成功、失敗のシナリオ 48 ////

 こういう社会で一番怖いことは、社会のトップクラスの人たち、いわゆるエリート
に対する大衆の信頼感が失われることです。官僚や政治家の相次ぐスキャンダル
によって、現在でもエリートヘの信頼感はすでに大きく揺らいでいます。
 そのうえ、このシナリオの下で、ビッグバンのような改革がまったく行われないと、
スキャンダルにまみれたエリートたちが、大衆の信頼を失っているにもかかわらず、
いつまでもその位置に座り続けます。
 こういう社会が続いては、日本人全体のモラルは崩壊してしまうでしょう。最悪の
シナリオの下で日本の治安が崩壊するだろうと私が予測するのは、警察や検察の力が
不足するというよりは、社会の根幹である日本人のモラルが瓦解してしまうからです。

//// フォレスト出版 //


568 ◆teqoXEDUqQ :04/07/20 19:44

/// 成功、失敗のシナリオ 49 ////

    エリートヘの信頼感喪失の時代 − 堺屋

 タスカさんがおっしゃるように、日本人がモラルを失ってしまう可能性はかなり
あります。かつての日本には、エリート官僚に対する信頼感がありました。少なくとも
数年前までは、政治家はだめでも役人は信用できる、という空気が広くあったのです。
 官僚は日本で一番難しい大学を卒業した勤勉な人たちなのだから、優秀に違いない。
戦後の高度成長を成功させた人たちの後継者なのだから、彼らに任せても大丈夫
だろう。これらの要素が、官僚システムヘの根強い信頼感をつくりだしていました。

//// 絶賛発売中! ///


569金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/21 01:17
日本には世界有数の官僚頭脳集団が君臨しているから、まず心配はない

社会保険庁本庁所有の公用車2台(180億円)
社会保険庁公用車247台(4億円)
職員の外国出張費(1億6500万円)
千葉の社会保険大学校内にあるゴルフ練習場の建設・維持費(1200万円)
ゴルフクラブの購入費(20本、6万6000円)
ゴルフボールの購入費(700個、1万8000円))
校内のテニスコートや体育館の維持費(計409万円)
東京の社会保険業務センター内のテニスコート建設費(422万円)
バスケットコート建設費(354万円)
全国の社会保険事務所に導入した利用ゼロの印刷機(921台、1億5030万円)
社会保険庁の年金広報費(10億600万円)
年金資金運用基金への支出、交付金(計3兆3600億円)
グリーンピア建設費と借入金利息・管理費(3800億円)
年金福祉施設や老人ホームの建設・維持費(1兆5700億円)
住宅融資事業費(9300億円)
年金資金運用基金へグリーンピア建設や住宅融資資金の名目で出資金(1兆800億円)
570金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/21 01:17
職員の事務費充当(5300億円)
職員の健康診断費(3億7000万円)
勤労者福祉施設維持費(100億円)
社会保険庁が新築した職員宿舎(10億円) ※家賃は東京都心3DKで2万円
年金関連施設の職員向け宿舎(28億800万円) ※家賃は東京新宿区3LDKで月6万956円
社保庁職員宿舎の整備・維持費(42億円)
社会保険庁長官の交際費(250万円)
社保長官香典費(1年につき28〜50万円)
社保庁職員の交通事故賠償金(15件、1800万円)
保養基地運営法人への支出(2兆円、総額5兆6000億円の使途判明)
年金資金運用基金や厚生年金事業振興団総裁の退職金(各4000万円)
厚生年金病院の建設費(全国68カ所、112億1900万円)
福祉施設の建設費(169カ所、92億1400万円)
大規模年金保養基地(グリーンピア)の職員向け宿舎建設費(15億2600万円)、
年金資金運用基金(旧・年金福祉事業団)の職員向け宿舎建設費(2億6500万円)
社会保険庁職員用のマッサージ器(6070万円、計395台
            / / }
           _/ノ.. /、
           /  <   }
      ry、     {k_ _/`;,  ノノ パンパン
    / / }      ;'     `i、 
   _/ノ../、   _/ 入/ /   `ヽ, ノノ
  / r;ァ  }''i" ̄.   ̄r'_ノ"'ヽ.i   ) ―☆
 {k_ _/,,.'  ;.  :.      l、  ノ  
    \ `  、  ,i.    .:, :, ' / / \
     ,;ゝr;,;_二∠r;,_ェ=-ー'" r,_,/   ☆
571 ◆teqoXEDUqQ :04/07/25 11:01

/// 成功、失敗のシナリオ 50 ////

 ところが、阪神・淡路大震災、オウム真理教事件、薬害エイズ事件、官僚の
収賄事件などのなかで、いまやこの信頼感はがたがたに崩れています。「優秀で
清潔な官僚たちに任せておけば、日本はなんとかなる」と思っていたけれども、
どうも現実は違うようだと多くの日本人が最近感じ始めているのです。
 けれども、これだけ評判が落ちている官僚自身のほうはといえば、いっこうに
官僚主導の経済体制を改めるつもりがありません。行政改革、財政改革、
金融改革(ビッグバン)など、官僚から権限を奪うあらゆる改革に、彼らは必死で
抵抗しています。

//// ピーター タスカ ///


572金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/25 11:08
ある政府関係者が
「来年、政府が国債デフォルト宣言をする」と
言っていました
ホントでしょうか
誰か教えてエロい人!





573 ◆teqoXEDUqQ :04/07/30 21:03

/// 成功、失敗のシナリオ 51 ////

 いまのままの官僚主導システムを維持すれば、日本はうまくやっていける、これが
多くの官僚たちの本心なのです。もっと予算と人員をつけてくれれば、我々が立派に
日本国を運営できる、という主張ばかりを官僚は繰り返しています。
 一部の役人は、これだけの大転換期を迎えたのだから、「いまこそ我々が頑張ら
なければならない」と意欲を燃やして、かえって責任感を強めています。もちろん、
一人ひとりの官僚が仕事に意欲を燃やし、責任感を持つこと自体は決して
悪いことではありませんが、しかし、いま求められている改革の質からすれば
方向が違うのです。

/// 1998年刊 ///


574金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/30 21:03
575 ◆teqoXEDUqQ :04/08/05 21:11

/// 成功、失敗のシナリオ 52 ////

自由経済体制を日本に導入する改革なのですから、役人が変な責任感を持つと、
かえって改革がおかしなことになってしまいます。腐敗した官僚は司法の手を借りて
処分すれば済みますが、純真な官僚が正義感からいろいろと手を出してくることが、
これからの日本にとって非常に危険なことになりかねないと私は思います。
 肝心なことは、官僚たちの考えているようなやり方では、日本社会がこれからも
うまく運営されるとは、もう一般の日本人が思わなくなっていることです。官僚エリート
階層と普通の日本人の間に、これだけ大きな認識ギャップができていることは、
非常に恐ろしいことだと私は思います。

///// 堺屋 太一 ///



576金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/08/15 09:32
厚労省、医療法人の配当禁止徹底・株式会社参入けん制

 厚生労働省は医療法で定めている医療法人による配当の禁止について徹底させる構
えだ。医療法人に定款の変更を促し、出資者が脱退する際などに剰余金の一部を払い
戻す「事実上の配当」をしないように指導する。医療法人の非営利性を強調すること
で、株式会社の病院経営参入論をけん制する狙いがあるが、効率的な企業経営により
医療の質の向上をめざす政府の規制改革・民間開放推進会議が反発するのは必至だ。

 厚労省は13日に定款変更の指針を策定、医療法人を監督する都道府県に通知した。
医療法人は医療法で出資者への剰余金の分配など利益配当を禁止されており、非営利
が原則。配当によって内部留保ができず、病院経営が不安定になるのを防ぐ狙いがある。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040814AT1F1300K13082004.html
577 ◆teqoXEDUqQ :04/08/15 19:32

/// 成功、失敗のシナリオ 53 ///

    失敗者が退場するルールが必要だ − タスカ

 人間というものは、誰でも失敗するのです。重要なことは、失敗をできるだけ早く
訂正できるシステムを作ることです。そのためには、なぜ失敗したか、どうすれば
次は失敗しないで済むかを、客観的に分析できなければなりません。そのうえで、
次の新しい方法を見つければよいのです。
 ところが、官僚によって統制されたシステムでは、そのような客観的な批判が
存在しません。批判がなければ、システムの訂正も行われないのです。

//// 「未来はいま決まる」 ///

578金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/08/15 20:13
役人と既得権益企業が楽できる社会。
大半の労働者は働けど・・・
アホらし
579 ◆teqoXEDUqQ :04/08/22 21:20

/// 成功、失敗のシナリオ 54 ///

 だから、金融機関の不良債権問題にしても、そのほかの経済問題にしても、
日本は同じ失敗を何度も何度も繰り返しているのです。批判を受け入れる
システムが存在しないから、同じ失敗を繰り返します。
 どんな優秀な人でも、どれほど頭の良い人でも、政治や経済というものは
結果がすべてですから、失敗すればアウトになるのが世界のルールです。
しかし、日本の政治家やエリート官僚に対しては、失敗者がアウトになる
システムがまったく働いていません。
 だから、失敗した政治家や失敗した官僚がいつまでも権力の座について
います。社会の健全性を考えると、このような状態は本当に危険です。

//// フォレスト出版 //
580金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/08/25 00:22
民間でできることは民間でやりましょう。ね、竹中クン。
581 ◆teqoXEDUqQ :04/08/30 20:15

/// フォレスト出版 ///

未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実
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http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3e3b1af5af17e01031ae?aid=&bibid=01573007&volno=0000

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修正資本主義だす。
583金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/09/01 06:08
584 ◆teqoXEDUqQ :04/09/03 20:59

/// 成功、失敗のシナリオ 55 ////

    シナリオB「長いサヨナラ」 − タスカ

 第二のシナリオと同じく、日本はビッグバン改革を拒否するのですが、それでも
「悪循環」ほど激烈な経済悪化を経験しない場合。これが、第三のシナリオ
「長いサヨナラ」です。
 「長いサヨナラ」では、日本経済は長い長い下降局面をたどり、やがて活力を
失ったぬるま湯的社会が出現することになります。このシナリオの下では、
次のような展開が予測されます。

//// 絶賛発売中! ///


585ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :04/09/11 02:35:48
軍事経済のリスクは雪達磨式に膨らみ、既に米国の国債赤字を発行限度額にまで押し上げている。
戦争はもともとハイリスク・ノーリターンなのである。
それにも関わらず米軍主導の経済運営を一体どこの国が望んでいるのかである。
表向き米軍に逆らわないのは単に米軍が世界最大の軍事国家であり、資本主義経済の利権を独占しているからであり、ひとたび世界に目を向ければそれこそ奴隷文明のハイリスクが渦巻いているのである。
軍事経済はそのリスクの切れ端に過ぎない。
実に狭い価値観の中で我々は背後から突き動かされているに過ぎないのである。
米国が我々のアイデンティティーを弾圧し、軍事経済を正当化してきたのなら、そこに最初から正義などあろうはずもなかったのである。
【米国主導の奴隷文明、すべてのリスクは弱者から被る】沖縄・琉球民族
http://homepage3.nifty.com/darkelf/
586 ◆teqoXEDUqQ :04/09/11 08:26:09

/// 成功、失敗のシナリオ 56 ////

 一九九〇年代に世界の国々が資本の論理に基づいた改革を次々に行っていったのに、
日本はその例外として現状維持を続けます。改革は表面上だけでお茶を濁し、
ビッグバンのような大改革は、日本社会の調和と秩序を乱すものとして実際には
実行されないのです。それでも、製造業中心の日本経済は国際競争力を落としません。
 二〇〇〇年代前半には、日本の貿易黒字の拡大をめぐって何度目かの激しい
貿易摩擦が起こります。しかし、日本は輸出を抑制するどころか拡大する一方です。
そのため、円は再び一〇〇円台を割り込む超円高になります。

//// ピーター タスカ ///


587 ◆teqoXEDUqQ :04/09/19 19:27:02

/// 成功、失敗のシナリオ 57 ///

 この円高に対して、日本の輸出企業は、八〇年代後半や九〇年代半ばと同じ手法で、
事態の乗り切りを図ります。新規採用を凍結したり、社内緊縮体制を発動してコストを
切り下げ、なんとか円高危機を切り抜けようとするのです。
 しかし、もう緊縮体制だけでは危機は乗り切れません。企業業績は悪化し、経済界を
大不況が襲います。不況のしわ寄せは金融機関に集中され、二〇〇〇年代半ばには
巨額の不良債権問題が再び銀行システムのガンになります。
 ビッグバンを拒否した日本政府は銀行を倒産させず、またもや公的資金の投入で
銀行の危機を救います。銀行救済のつけが税金として国民に回されるのも、
一九九〇年代後半の再現です。

//// 堺屋 太一 ///



588金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/09/20 20:00:28
石井 紘基 (著)日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす

序章 真の構造改革とは何か――「もう一つの日本」を直視せよ 
第1章 利権財政の御三家――特別会計、財投、補助金 
第2章 経済むしばむ“官企業”――特殊法人と公益法人など 
第3章 公共事業という名の収奪システム 
第4章 構造改革のための25のプログラム

レビュアー: カスタマー   東京都 Japan
 著者の石井氏は2002年に右翼を装う人物によって刺殺されてしまった。しかし犯行動機が
不自然極まりないものであったため、この事件には裏がありそうだと言われている。計画的な
暗殺だったことは、この著作を読んで殆ど確信できる。何故なら石井氏はこの本で日本に群棲
する土人たちが形成する封建的利権構造体について詳しく分析しているからであり、土人の
首長たちは、このように事実を明らかにされることに、さぞ不満だったろうからである。
 この本で石井氏は日本の主要な資本が国家を還流していることを指摘し、日本が表面的には
資本主義を装っているものの、実相としては国家社会主義経済であることを明らかにしている。
毎年一般会計予算成立が報道されるが、国家会計で数倍の規模をもつ使途特定税の会計である、
特別会計は主に農林省、国土交通省の裁量で各地方に配分されているのだ。必要性も将来性も
吟味されていない港湾計画や道路建設計画などの計画経済が何十年先まで組まれているのである。
この国家社会主義という実相を裏付けるものとして石井氏は就業者人口の職業別分布を上げる。
何らかの形で国家に関わって喰っている人間が5割もいるのである。確かに国家には収税を
通じた富の再配分という機能があるものの、国家社会主義を推進する日本の場合、一部の国家に
取り付いた寄生虫のごとき連中に過剰配分されているという現状が明らかにされている。それが
昨今独立行政法人という偽装のもとで増殖している国家企業体を通じて為されているのである。
 このような事実を明らかにする力量と強い意志を持つ石井氏が日本にとって極めて重要で貴重な
人物だったことは明らかである。彼の冥福を祈るとともに、この本を推薦す。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569614140/ref=pd_sim_dp_2/250-2811494-2388218
589 ◆teqoXEDUqQ :04/09/24 20:43:18

/// 成功、失敗のシナリオ 58 ////

 二〇一〇年代には、官僚の経済統制は一段と確固たるものになります。部分的に
芽を吹いた活力ある経済活動は、官僚や業界の手によって押さえ込まれてしまいます。
その結果、現在の企業体制が硬直化したままで保存されるのです。終身雇用制や
年功序列が生き残っただけでなく、これらのシステムは日本文化の粋としてむしろ
称賛されることになるのです。
 こうして、二〇二〇年の日本は、すっかり活カを失った古色蒼然たる国になります。
やる気と能力のある日本人は、とっくに日本を見捨てて、アメリカや東南アジアなどの
海外諸国に続々と脱出していきます。

//// 「未来はいま決まる」 ///



共産主義は既得権者が新興勢力を牽制するための材料としての機能と、
それを既成宗教観に絡めた運用だとは自明のことでしょう。
 
つまり資本主義管理側の運用において共産主義が内包化されている。
これが本当に資本主義かどうかという見解があちこちに或るように
思いますね。そして、その隙間を中国が利用している。
591 ◆teqoXEDUqQ :04/10/02 19:04:22

/// 成功、失敗のシナリオ 59 ////

    みんな一緒に貧乏になる − タスカ

 このシナリオでは、日本人の生活水準はゆっくりと落ちていきますが、悪循環の
シナリオほどは急激ではありませんし、大きな社会的混乱も起きません。
終身雇用や年功序列システムが厳密に維持されているおかげで、みんなが
平等に貧乏になっているだけだからです。
 隣の人を見てみれば、やはり自分と同じように生活レベルが落ちています。
貧乏という赤信号をみんなで渡っているわけですから、隣人への嫉妬の感情は
起こってこない。だから、一人ひとりの日本人は貧乏が怖いとはあまり思わないで
済むのです。

//// フォレスト出版 ///



592 ◆teqoXEDUqQ :04/10/16 22:11:24

/// 成功、失敗のシナリオ 60 ////

 官僚統制によって経済は衰退しますし、未来への明るい希望はもはや存在
しないのですが、みんなが平等に貧しくなっているのだから我慢できなくもない。
日本に残った日本人がこう考えるようになるのが、「長いサヨナラ」のシナリオです。
 政治は麻痺状態ですが、官僚は権力を握って放さない。多少の官僚機構の
再編成はあっても、本格的な改革は一切行われませんから、業界と官僚の
関係もいまのままで保存されます。つまり、日本社会の基本構造はいまと
まったく変わらないわけです。

////// 絶賛発売中! ///


593 ◆teqoXEDUqQ :04/10/30 19:56:36

/// 成功、失敗のシナリオ 61 ////

    何もしなかった日本 − 堺屋

 官僚や業界などの既存勢力による抑制の力が働き、改革が押さえ込まれてしまう
というのが「長いサヨナラ」のシナリオですが、これはビッグバン改革が強い力で
押さえ込まれてしまう場合です。個人的な見解を申し上げれば、私はこのシナリオが
一番蓋然性が高いのではないかと思っています。
 私はいま「平成三〇年」という未来予測小説を、朝日新聞に連載中です。平成三〇年
とは現在から二〇年後ですが、この小説の最初の章は「何もしなかった日本」と
題されています。

///////// ピーター タスカ ///



594 ◆teqoXEDUqQ :04/11/16 21:31:35

/// 成功、失敗のシナリオ 62 ////

 何もしなかったといっても、省庁の再編は曲がりなりにも実行されて、官庁の数も
減り、その名前も変わっています。しかし、日本社会の本質的な部分は何一つとして
変わっていません。官僚がものごとを決定して、政治家が有権者に取り次ぐという
構造は変わっていないのです。
 そして、各業界は官僚主導の護送船団に安住し、業界の談合システムは依然として
続いています。つまり、この小説で私が想定した未来は、タスカさんのいわれる
「長いサヨナラ」のシナリオそのものなのです。
 こういう状況を想定すると、タスカさんのおっしゃるように、日本の未来はじり貧
以外にありません。みんなが平等に貧乏になって、お互いに傷をなめ合っている
ような社会が予測されるのです。

//////////////// 1998年刊 ///




595 :04/11/16 21:44:35
ヤクザ・リセッション     だろ?
596名無し:04/11/22 08:02:45
資本主義と言って社会主義かも。でもおかしいな。
株主さま様主義。
「イオン」株の大株主の民主党の代表のために全国大形ショッピングモール
大作戦で岡田代表に配当金を・・・・零細、中小商店をつぶしても
597金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 08:19:22
中国共産党と同じじゃない。公務員・準公務員に相当する共産党員の特権階級
と民間人に相当する農民という奴隷階級。
598金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 13:48:14
>>594
>日本の未来はじり貧以外にありません。みんなが平等に貧乏になって、
>お互いに傷をなめ合っているような社会が予測されるのです。

「貧しきを憂えずして均しからざるを憂う」って社会になるのかな。
「全員が金持ちで等しい社会」は理想だが ありえない。

生物学的に優等な個人が、劣位の個体より優勢になるのは当然。
仮に同じスタートラインからスタートしても
行動力がある奴は、会社を設立して儲けたり、雇われても長になる。
知・徳・体力に劣る個人はこれに負けて、劣勢になる。仕方ない。
それをある程度、補正するのが、修正資本主義・社会主義だ。
現在の日本は修正資本主義かな。アメリカだって純粋の資本主義ではなかろう。
599金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 14:11:20
社会主義志向は日本人の国民性、すなわち、お上にブツブツ不平を言いながらも、
いざ、困ると、政府に頼る他力本願、独立独歩の精神に欠ける性向からきている
自分では、社会主義とは思わずに政府に過大な期待をするから余計始末が悪い
土建屋、百姓、省庁にぶら下がる各種公益法人、過大な福祉等みな然り
600金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 22:35:55
まずは社会主義とは資本主義の一形態であることは理解しよう。
つまり社会主義=資本主義であるのです。
資本主義と異なるのは共産主義です。
さて資本主義とはレッセフェール資本主義とも言われる「小さな政府」から
ケインズに代表される「大きな政府」と言われるものまである。
どの政策を選択するか、資本主義の中でもどのくらいの大きさの政府とする
かは、夫々の国民性や宗教観によるのが常識です。
国民負担率を前提に考えるが、先進資本主義国で「小さな政府」と言える
アメリカや日本、「大きな政府」と言えるスウェーデン等北欧で経済、特に
景気で考えた場合、それほどの差異はあるのか?
実は資本主義の大きな枠で考えた場合、大差はないと思うのです。
「大きな政府は腐敗を生む」「民間は効率的」とよく聞く話だが、小さな
政府にしたからと言って実は腐敗はなくならない。
何故なら民間も政府と同じに腐敗してるからです。
「人間が合理的」であるなら、そもそも景気の好不況はありえないし、
エンロンやワールドコムのような不正は起こりえないのですから。
601金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 22:42:48
アマゾンの奥地で生活する原住民も、村の長老をトップにある種のピラミッド
社会を形成し、民はそれぞれに役割を負っている。
その中で狩の上手な人は褒め称えられ、多くの褒美をもらうのも先進国と同じ。
そこには競争の原理が働いているのです。
しかし一方当然のものとして、村の民一人ひとりを「救う」ことも同時に大切
なものとして考えられているのです。
つまりマクロ経済学とは村の長老の経済学、まさしく「国を治めて民を救う」
ことにあり、またそれこそが支配者の地位の安泰にもつながるのです。
そしてその経済システムとは、社会主義か資本主義かはたまたマルクスかの
区別ではなく、国民性や宗教観に根ざしたものであるのです。
602素人:04/11/22 22:57:27
>>599 執行機関と自民党内閣を峻別しないと話しにならんよ。

役所に助けて欲しいのに、自民党内閣が予算付けない。
603金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/11/22 23:00:00
もともと、
社会主義=共産主義
という言葉で使われていた。
原因は
社会主義体制=労働者による独裁
を経てから共産体制へ移行するとされていたから。
社会民主制は修正資本主義。
現在の日本がおかしいのは、「労働者の保護こそ
国是」という政策をとり続けていることだ。
これは戦後、復員兵が失業者として待ちに溢れ、
仕事もなく犯罪に手を染めていたため、仕事を
させることを義務づける代わりに保護するという
政策をとったことによる。
その後、日本は長い間インフレに悩まされ、
「働くことこそ生産力を増強し、インフレを克服し、
強い国家を作り上げる」という考えが定着した。
そのため、産業育成が再重要課題となり、その一方で
一部の資本家が富を集中させるのを避けた。
これはある程度成功したが、経済の高度成長を
前提としていたため、社会が成熟化し勝ち組負け組
にわかれてくると綻びが目立ち始めた。平等感から
やる気をだすのが無理になったのである。
アメリカの場合も、純粋な資本主義というより、むしろ
19世紀後半の「モダンな資本主義」という感じだ。
産業の保護政策など社会主義のように消費者より供
給者を重視する政策もある。純粋な弱肉強食ではない。
604 ◆teqoXEDUqQ :04/12/05 18:36:34


/// 成功、失敗のシナリオ 63 //////

    将軍吉宗の治世が再現する − 堺屋

 長い日本の歴史を見ていきますと、私が「何もしなかった日本」と呼び、
タスカさんが「長いサヨナラ」と名付けたような時代が現実に存在した
ことがあります。それは元禄文化が華やかに咲き誇った時期からおよそ
三〇年後、享保(一七一六〜三六年)という年号を持った時代です。
すなわち、八代将軍、徳川吉宗の治世です。

////////////////// 堺屋 太一 ///





605金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/12/05 18:57:53
>>603
「公務員の保護こそが国税」だろ?
民間企業では労働者の基本的権利すら蹂躙されている。サビ残ってなんだ? 奴隷労働じゃないか?
606 ◆teqoXEDUqQ :04/12/21 20:48:02

/// 成功、失敗のシナリオ 64 /////////

 世の中の基本構造をできるだけ変えないで、あらゆる進歩を止めてしまった時代。
みんなが少しずつ貧乏になった時代、これが享保時代でした。将軍吉宗は節約を
説いて、勃興する町人の勢力を抑制する一方で、進歩を続ける海外からの情報を
遮蔽します。家康以来の士農工商体制と鎖国体制はこの頃には相当たがが外れ
かかっていたのですが、それを再確立したのが、八代将軍吉宗だったのです。
 江戸に人口が集中しないように交通を不便にしたほうがよいというので、庶民が
嘆願した大井川への架橋を吉宗は拒否しました。東海道五十三次のなかでも、
大井川だけは雲助の背中に乗せられて渡らなければならないのです。

///////////// 「未来はいま決まる」 ///




607金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/12/21 22:02:49
>>600
その「小さな政府」論の「行政改革」に、政財官・与野党挙げて乗っているのが現在の日本で・・・これは恐ろ
しいことだ。先進各国ではこのフリードマンの実験は「実証的に」弊害も大きいことがわかってきている。

ところが、「小さな政府こそ善」という刷り込みを受けた政治家・官僚にとっては、すべてが「成功」
になるわけだよ。このまま「官から民へ」で落ち着くところに落ち着く、今は産みの苦しみだ。と本気で
思っている(と言いつつ、自分たちの利権は確保しているので、自分の腹は痛まない)

本来は、「左翼」「リベラル」がこの間違いを指摘・是正せねばならないのだが、日本には
もはやそうした理論派はいない(少ない) 自民党・霞ヶ関を批判する者が、また別の
「小さな政府」案を持ち出してきたりする・・・という笑えない状況だ。
608金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/12/21 22:06:35
延々と堺屋太一の著書をコピペしている人がいるが、この堺屋こそ、80年代から延々と、
「小さな政府」論を布教してきた人物のひとりである。
この論に乗ったのは主にPHP文化人だが、それは当然で・・・松下幸之助こそが「無税国家論」
を是とする、財界きっての「小さな政府」論者だったからである。

当時からタカ派・保守派・財界系の人間が意外と「いいこと」(自由化)を言っていたりした。
実は「カネ持ちがますますカネ持ちになる」ための自由だったに過ぎないのだが・・・。

この幸之助と親しかったのが土光臨調の「切り込み隊長」加藤寛で、加藤寛と親しいのが
竹中平蔵、いまや大学・ジャーナリズム・民間シンクタンクにも「小さな政府」論者がウヨウヨ・・・。
松下政経塾出身者(幸之助チルドレン)も、中央政界・地方の首長・議員、NPO
などにウヨウヨ、、、まさに「新保守主義」というカルトが日本に蔓延しているのである。
609金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/12/21 22:20:41
たとえばよく政府は、「日本の公務員の数は、欧米と比べても、それほど多くない」と言う。
が、これはウソ。国家公務員と地方公務員の数だけをみればそうだが、日本にはこのほか、
公団、公社、政府系金融機関、電気ガスなどの独占的営利事業団体がある。これらの職員の
数だけでも、「日本人のうち七〜八人に一人が、官族」(徳岡孝夫氏)となる。
610金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/12/22 05:02:11
小さな政府論が間違いだとか必死で書き込んでる公務員がいるがw。
日本の場合、政府が大きいとか小さいなどというレベルの問題ではない。
日本には官しかない。民間は飾り、つまり存在しないのだ。
このような日本を肯定しているエセ社会主義論者は、実は権力中枢である官僚機構を擁護しているだけなのだ。
それを国民大衆の見方のようなふりをして行うので始末が悪い。
そう>>608、おまえのことを言ってるのだ。
611 ◆teqoXEDUqQ :05/01/01 00:49:10


/// 成功、失敗のシナリオ 65 ////////

 また、鎖国の祖法を守るために、大船禁止令を厳重に守らせたのも徳川吉宗です。
吉宗は船にはマストは一本しか立ててはならないという禁令を強化して、大船を使って
商売をしようとした大商人を抑圧しました。
 また、町人が米相場を支配しているのが気に入らなくて、吉宗は米投機を禁じて、
米価の統制をやろうとしました。投機相場があるからこそ、豊作のときに余った米を
買って、不作に備える商人が出るのですが、吉宗は強引に投機をやめさせたのです。
その結果、豊作の年に米価が大暴落して、農民も大名も困り果てることになりました。
 ところが、すぐそのあとでは大凶作が起こり多数の人々が餓死するまでになります。
「享保の大飢饉」といわれる事件です。

///////////////// フォレスト出版 ///



612 【小吉】 :05/01/01 06:56:31
!omikuji
613金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/01/01 13:35:15
日本は結局どちらを選ぶのか、アメリカのように移民を自国民と平等に受け入れ
、福祉をカットし自己責任にし、公務員もリストラ対象にする。無理やり
競争でぐるぐるやる。それとも北欧、オーストラリア、カナダのように、
移民に政治的な権利を与えないまま、半奴隷の形で搾取する。しかし
自国民にはその利益の見返りである、高福祉、高賃金で支える。
それとも、もっと別の方法でいく。

企業の構造改革が完了しきってないと思いますね。連結決算が主流の世の中で
連結だと利益があがってないケースも多い。昨年の景気高揚期でさえも利益が
上がらない事業や子会社を抱えて抜本的な事業整理や採算性確保に手付かずの
ケースもある。連結で純利があがらなければいずれは企業活動は頓挫する。純利
や配当金が捻出できなくては株主や社会発展への事業責任を果たしてないことになる
のでは。90年代のアメリカのようにもっと思い切った改革が必要では。過去の
失われた10年を、失われた20年にしないためにも。
615金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/01/02 00:25:26
発行から3年以上経った予測本なんて、当たってるか外れてるかを楽しむための本。
ブックオフで立ち読みが吉。
616金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/01/02 00:26:48
1の母でございます。
 このたびは、息子がこのようなスレッドを立ててしまい、
皆様には大変ご迷惑をおかけしております。深くお詫び申し上げます。
 息子は幼い頃に父親を亡くし、そのショックで内気な子供になって
しまいました。そのせいか、小・中学校ではいじめにあっていたのです。
 この年になるまで、恋人はおろか友達さえもいないようで、大変心配
いておりましたが、この2ちゃんねるというサイトを知って以来、息子も
少し明るくなったようです。「今日○○板でね、ドキュソがさあ…」
と、とても楽しそうに夕食の時に話してくれるのです。
 どうぞ皆様、息子を暖かく迎えてやってくださいまし。本当は良い子なんです。
よろしくお願い申し上げます。
                         1の母より
>>616
逆に誉めてあげなさいよ。w
618 ◆teqoXEDUqQ :05/01/16 20:03:15


/// 成功、失敗のシナリオ 66 ////////////

 このように彼がやったことだけを見れば、吉宗は反動と統制の塊のような人物です。
しかし不思議なことに、徳川吉宗という人は、昔もいまも「偉い人物」、「素晴らしい将軍」
だと讃えられ、大河ドラマの主人公になるほど非常に人気が高いのです。
 ここが日本人の面白いところで、彼の人気の秘密は、誰もやきもちを焼かない時代を
つくったことにあります。タスカさんがいうように、みんなが平等に貧しくなったため、
お互いに嫉妬心を持つ必要がない時代になったからでした。
 完全な平等ではなく、現状のままの継続、既得権を平等に尊重するということを
やっていれば、指導者として良い評判を得ることができる。これが日本の一つの
歴史的伝統であったわけです。そんなことを考えますと、「長いサヨナラ」は、日本人の
精神構造には比較的適したシナリオではないかという気がしてきます。

//////////////////// 絶賛発売中! ///






619金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/01/17 19:07:15
景気回復を本当にしたかったら低所得層に金をまけ。
税金で取るのではなく、マイナスの税金を取るようにする(要するに無償貸与)
そうすればたちどころに景気回復する。絶対使うから。
使う先はどっちみち資本だから金持ちが儲かる。よって財源は金持ちから。
(一時的に減るけど、ブーメランの様にそれ以上に自分に返ってくる
から金持ちは心配いらない)本格的な景気回復を本気でしたかったら
方法はこれしかない。
620金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/01/18 21:26:46
126さんの考えがとても分かりやすかったです。
621 ◆teqoXEDUqQ :05/02/01 20:20:25


/// 成功、失敗のシナリオ 67 //////////

    情報が閉鎖社会を打ち破る − 堺屋

 ただここで一点だけ付け加えておきますと、二五〇年前の享保時代と現代では
根本的に違っている要素があります。享保の日本が鎖国によって世界からほぼ
完全に隔離されていたのに対して、現在の日本では国際情報がTV映像や
インターネットを通してリアルタイムで入ってくるのです。
 アメリカ経済は素晴らしく成長しているのに、日本はマイナス成長だ。アジア諸国は
これほど豊かになっているのに、日本人はこんなに貧しくなってしまった。韓国の
一人当たりGNPがとうとう日本を抜いてしまった。そんな情報を遮断することは、
いかに強大な権力をもってしても不可能です。

////////////////// ピーター タスカ ///




622 ◆teqoXEDUqQ :05/02/16 20:25:37

/// 成功、失敗のシナリオ 68 ///////////

 日本人の賃金がアジアのどこかの国より下がってしまったという情報が伝われば、
その衝撃は享保時代と比べものにならないほど大きいのです。日本人同士では
平等に貧乏になったといっても、豊かさを伝える海外からの情報に日本人が平気で
いられるはずがありません。
 それはともかくとして、タスカさんの「長いサヨナラ」のシナリオのように、
官僚統制社会がこのまま継続すれば、日本社会がゆっくりと、しかし確実に
沈没していくことは間違いないでしょう。

/////////////////////// 1998年刊 ///



623金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/02/18 10:50:22
>>621
>アメリカ経済は素晴らしく成長しているのに、日本はマイナス成長だ。
>アジア諸国はこれほど豊かになっているのに、日本人はこんなに貧しくなってしまった。

アメリカが経済成長できてるのは人口が増えてるため。
日本は生産人口が減り始めているので経済成長は出来ない。
故に、「アメリカがこうなのに日本は…」という発想は止めてもらいたい。
624名無しさんだよもん:05/02/18 11:03:57
樹海の予感
625623:05/02/18 12:26:11
「日本は資本主義というなの社会主義」ってのは単なる与太だけど、
日本はすでに共産主義の一歩手前まで来てるのじゃないかな?

というのも、家族も地域も高度資本主義の分業化によって分解されてしまったから。
家族は生産手段を共有して初めて成立するもの。つまり同じ田んぼを耕したり
同じ船で魚を獲ったり、同じ店で働いたり、共に生活の糧を得るつながりがなければ
家族とは言えない。一緒に住んでるのはただの同居人。
同様に地域社会もそれ自体で経済活動が循環できなければ意味がない。

しかし今の日本人の多くは企業で働く労働者となってしまい、かつそれらの企業が
家族間や地域間を結び付けるものではないため、個人が孤立してしまっている。
つまり「自由なる労働者」が誕生してしまったわけだ。
626金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/02/18 14:12:00
人口さえ増えれば経済成長するわけでもない。
選挙に行かないツケが徐々に国民に襲い掛かってきていますね。
これでインフレなんか来た日には貯蓄ない人が2割いるらしいので
もうシャバは地獄ですよ。

何党が良いとか政策がどうとかいう問題ではないのです。
議員さんだって自分の利益になるようにやるだけです。
当たり前の事です。
大衆の為に自己犠牲で働くなんて言ってる人がいたら私は疑いますよ。

別に議員さんがいくら儲けてもいいから国や国民を良くしてくれればいいのです。
既得権益の為に真面目に働く人、法律を遵守する人が泣きを見る
世の中は腐っています。

ですから二大政党にするしかないと思うのです。
競争原理が国民の生活向上をもたらします。
国民は投票日くらい自分のレジャーより選挙を優先すべきなのです。

そして既得権益を崩さねばなりません。
628金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/02/18 14:43:26
本当に社会主義なら労働者が楽なはずだろうが
629623:05/02/18 19:36:07
>>627
選挙に行かないのも地域社会が崩壊してるから。
候補者と地続きの関係がないから興味もないし、影響も少ない。
だから選挙に行かなくなる。農村部では経済的にも地縁的にも候補者と
つながっているので投票率が高い。(それも過去の話になりつつあるけど)
自由なる労働者が、何故米・欧州では豊かな生活をし、日本では貧相なのか
革命は完全な主義・制度から遠いからなされる。
日本は第二次大戦後、革命(中国、ロシア、キューバ等のような)は成されていないので、
現在の日本の主義・制度は ” 完 全 ” に近いんじゃないかと思う。
小泉政権が着手している構造改革は明治維新ならぬ平成維新に近いのではないか。
過当競争で生産すれば供給が拡大し物価が下がるので、
それに拍車を掛けて生産するとさらに物価が下がるという悪循環。
南アフリカは奴隷貿易で、成人男性の4人に1人が連れ去られたため、
正常な社会発展が妨げられたと言われている。
中小企業は日本の国際競争力(成人男性)ではないか。
国際競争力がつくはずが、国際競争力が弱まるんではないか。

634 ◆teqoXEDUqQ :05/03/07 20:41:15


/// 成功、失敗のシナリオ 69 ////////////

    他国の悪口は自国の弱点隠し − タスカ

 堺屋さんと同じく、私もこのシナリオに沿って日本が動いていく可能性が非常に
高いと思います。
 堺屋さんがいま指摘された国際的な情報の流入の件ですが、その場合に衰退
している国の指導者たちがやりがちなことは、成長している他の国の状況を実際より
悪く描き出すことです。いまの北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)がその典型的な
例といえるでしょう。韓国経済が急速な成長を遂げてきていることを、北朝鮮の
指導者は決して素直に認めようとはしません。その代わりに彼らがやっていることは、
韓国社会の暗黒面を誇張して描き出すことです。

/////////////////////// 堺屋 太一 ///




資本主義という概念は社会主義、共産主義に対する対立概念ではなく封建主義に対する対立概念である
636 ◆teqoXEDUqQ :2005/03/24(木) 20:36:18

/// 成功、失敗のシナリオ 70 ///////////

 一部の資本家は裕福だけれど、韓国の労働者や農民は苦しんでいる。それに
比べて、北朝鮮は偉大なリーダー金正日のおかげでみんなが平等に暮らしていける。
こんな幸せなことはない。北朝鮮の指導者たちはこう宣伝してきたのです。
 韓国経済の実績を認めてしまったら、自分たちのやり方、つまり社会主義が
間違っていたことを認めるに等しいからです。韓国社会の暗黒面だけを誇張して
伝えることで、北朝鮮のリーダーたちは、だから我々は韓国を武力統一しなければ
ならないと、国民を鼓舞してきたのでした。

/////////////// 「未来はいま決まる」 ///



大都市以外の地方都市(主な産業が農作や観光)の地域は資本主義がなりたっていないと思うんですが。
638 ◆teqoXEDUqQ :2005/04/08(金) 21:17:08

/// 成功、失敗のシナリオ 71 //////////////

 北朝鮮は極端な例ですが、ヨーロッパではフランスの指導者やマスコミがアメリカに
対して、北朝鮮が韓国に取っているのと同じような態度を取っています。現在の
アメリカが素晴らしい経済的実績を上げていることを、フランス政府やマスメディアは
素直に認めようとしないのです。
 逆に、フランスのマスコミは、マフィア、麻薬、犯罪、離婚など、アメリカの暗黒面を
実情以上にクローズアップして報道しています。また、アメリカ映画のフランスヘの
流入は官僚統制によって制限されています。

////////////////////// フォレスト出版 ///




639金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/04/11(月) 20:34:10
資本主義という名の社会主義国家だったころは、治安とか人々の心とか
色んな面で安定していたのに、資本主義的になってからおかしくなってるじゃないか。
いい加減、みんな気付け。元に戻そうや。
640金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/04/11(月) 21:02:15
日本って弱者には資本主義で放置プレイ、強者には社会主義で税金で叩き潰す
ハイブリッド主義なんだよ。
要はお上中心主義で、成功も失敗も許さない社会なんだよ
641金融庁FD紛失事件:2005/04/15(金) 16:58:13
内部告発: みずほ銀行 工藤正 頭取の辞任
(平成16年3月5日)
差出人: 不明 http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
 正義を正したい。

内部告発:
 みずほ銀行 工藤正 頭取の辞任
  工藤 頭取の辞任の真相は我々銀行員では考えられない銀行法に反する犯罪のためであります。
一年以上前に海外送金されてきた日本円にして一千億以上の米国ドルを未だ顧客口座に入金してない。

顧客から毎日請求してきているが我々に対し脅迫じみた圧力を 工藤 頭取、「A」専務からたらい回す様支持がある又法務課が●●●●事務所を使って顧客弁護士に圧力をかけている。  この犯罪は全て旧第一勧銀グールプ。

この事は3行の権力争いにも係わっている、オリコの社長に興銀出身が成ったのもその一例である。

犯罪関係者一覧:
前頭取 工藤正 、専務 「A・Y」、常務 「Y・T」、常務 「A・K」、
みずほ●●●●●●●●株(センターは●●区●●)、顧客支店●●●支店
この様な犯罪を我々銀行員としてはこれ以上手を貸す事は出来ないので内部告発に至った。

642 ◆teqoXEDUqQ :2005/04/24(日) 20:47:50


/// 成功、失敗のシナリオ 72 ///////////////

 ご存じのように、フランスはある意味では日本以上の官僚主導社会です。経済の
三分の一が官僚によって直接支配されているといわれるほど、強い官僚統制が
働いています。この官僚統制経済を正当化するためには、官僚統制の存在していない
アメリカ経済の素晴らしい実績を絶対に認めてはならないのです。
 だから、フランスはアメリカの悪口をいい続けています。アメリカは文化的には劣悪だ、
それに比べてフランス文化は素晴らしいと彼らが大声で主張するのも、こうした実情を
国民の目から隠したいと、フランスの官僚たちが思っているからにほかなりません。
統制経済体制はフランス文化そのものから発生しているのだと主張することによって、
彼らは自分たちの利益を守ろうとしているのです。

//////////////////////// 絶賛発売中! ///




>>635
とは言うものの、資本の集中によって、大企業による封建制が
できあがるのも、資本主義の常。ミルスが『ホワイトカラー』で
言ってるように、ふつう人が資本主義と言って連想するような
「小資本家同士による自由な競争」はもはや遠い昔のユートピア。
644 ◆teqoXEDUqQ :2005/05/11(水) 21:43:25


/// 成功、失敗のシナリオ 73 ///////////////

 最近の話ですが、韓国企業がフランスのハイテクメーカーを買収しようとした
ことがありました。しかし、韓国企業による買収は、フランス政府当局から認可
されませんでした。フランス企業がこの会社を買収するのなら良いけれども、
韓国企業では許せないというのです。
「長いサヨナラ」の階段を下っていく過程で、日本でもこのような他国の文化の
悪口が聞かれるようになるかもしれません。もしそうなったら、危機は本当に
深刻になっているということなのです。

/////////////////////// ピーター タスカ ///





645 ◆teqoXEDUqQ :2005/05/30(月) 19:46:05

/// 成功、失敗のシナリオ 74 ///////////

    オープンスカイと記者クラブ制度 − 堺屋

 九八年二月、ようやく日米航空交渉が妥結しました。日米問の最大の争点は、
アメリカが十数年前から行ってきた航空市場の規制撤廃、いわゆるオープンスカイ
政策を日本側が認めるか否かでした。
 業界の秩序を維持するために、オープンスカイ化を認めたくないというのが
運輸省の大勢でした。運輸行政と航空業界のもたれ合う航空産業版護送船団
方式を続けたかったからです。

/////////////////////// 1998年刊 ///






646 ◆teqoXEDUqQ :2005/06/18(土) 22:24:25

/// 成功、失敗のシナリオ 75 /////////////

 オープンスカイ政策を阻止しようと考えた運輸省の官僚たちは、アメリカの
航空規制緩和のマイナス面を語るようになりました。マスコミにリークして、
彼らの見るアメリカ航空業界の実情をしきりに書かせるのです。アメリカでは
航空会社の倒産が増えた。乗務員の給料は減って、飛行機の延着が
増えたといった具合です。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///




647 ◆teqoXEDUqQ :2005/07/04(月) 21:36:51

/// 成功、失敗のシナリオ 76 ////////////

 しかし、オープンスカイ政策によって、アメリカの航空運賃は大幅に値下がり
していますし、運行便数も大幅に増えています。乗客にとっての利便は、
明らかに向上しているのです。オープンスカイが実施されたときに一番
心配された事故の増加は起こらず、事故率はかえって減っています。
 しかし、運輸省はこれらの点は黙って口にしませんから、オープンスカイの
プラス面はマスコミにあまり報道されないわけです。運輸官僚は決して嘘を
いっているわけではありませんが、オープンスカイについてのすべての
真実は語らなかったのでした。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///




648金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/07/05(火) 12:31:05
政府は「国民の代表」であるのか、
   「法人の代表」であるのか、そこが問題の本質だろうな。

伝統的に我が国の政府は「法人の代表」であって個々の国民の代表ではない。
政府にとって守るべき国民とは法人であり、個々の国民は法人という下位治外法権エリアの領民にすぎない。

日本の政体は、法人社会主義、あるいは法人領封国家と呼ぶべきなのである。
21世紀になってもまだ封建主義かよ・・・。

  小泉のおかげで、誰が官僚社会主義の走狗かわかってしまったな。

   亀井!綿貫!小林!お前らは自民党を出ろ!
651金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/07/05(火) 13:15:00
>>650
んなこたーない。亀井綿貫小林こそ自民本流。
小鼠ケケ中は単なるネオコン。

ただし今やどっちもダメ。
652金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/07/05(火) 22:02:54
でも小泉は政策の大半を役人に丸投げしているから、結果的に、ここ
何年で官僚主義が強化されてしまったよ。特に財務省が。
653金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/07/05(火) 22:17:36
>>650
何べん小泉のつくりあげた「抵抗勢力」論とその構図に騙されれば気がつくんだ?
>>652の言うとおり官僚主義は強化されてる。
毎回毎回骨抜き改革・偽者改革・国民にはしっかり負担増の3本セットを見せられてるのに何故気づかないのか?
654 ◆teqoXEDUqQ :2005/07/23(土) 22:37:23

/// 成功、失敗のシナリオ 77 /////////////////

 この傾向を助長しているのが、日本のマスコミの記者クラブ制度です。
官庁のなかにクラブを持ち、毎日官僚たちと顔を合わせていれば、どうしても
彼らのいうことをマスコミは報道することになります。
 記者クラブ制度によって、マスコミまでが官僚の統制下に置かれています。
このような制度をマスコミ各社が平然として受け入れているのは、各新聞社、
各放送局がこの制度の下で平等に扱われているからです。
 平等といっても、それは記者クラブの会員会社に対してだけであって、雑誌や
外国メディアは会員になっていません。その意味では本当の平等ではないのですが、
ともかく会員である以上は平等に扱われるのです。マスコミが、官僚=業者連合の
護送船団に取り込まれてしまっているのが現実です。

/////////////////// 「未来はいま決まる」 ///





655 ◆teqoXEDUqQ :2005/07/30(土) 20:19:13

/// フォレスト出版 ///////////////

未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実、 単行本: 301p
堺屋 太一 , リチャード・C. クー, R.ターガート マーフィー, ピーター タスカ
フォレスト出版; (1998/06); 価格:¥1,680 (税込)、ISBN: 4894510537

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656 ◆teqoXEDUqQ :2005/08/06(土) 20:45:57

/// 成功、失敗のシナリオ 78 ////////////////

    再配分連盟の威カ − タスカ

 ビッグバンのような改革を抑制する側の勢力のことを、私は「再配分連盟」と
名付けています。再配分連盟とは、新規参入を妨害し排除することによって、
多大な経済的メリットを受ける経済的利害グループです。
 こうしたグループは、医師会、弁護士会、石油業界、自動車業界、農協など、
業界団体という形をとって現れます。これらの業界団体は、ほかからの新規参入を
阻止することでメンバーの数を抑え、団体加入者の収益を確保することを目的に
しています。

///////////////////////// フォレスト出版 ///




657 ◆teqoXEDUqQ :2005/08/21(日) 21:54:30

/// 成功、失敗のシナリオ 79 /////////////

 つまり、彼らはある産業からの収益を既存の事業者だけで配分しようと
するわけです。これらの団体は、ビッグバンを始めとする改革に強く反対
してきましたし、これからも反対を続けるでしょう。
 こうした業界団体には、その業界を主管する官公庁や、業界の票や資金を
あてにする政治家が結び付いています。これこそが、再配分連盟の核心的な
結び付きなのです。堺屋さんが指摘されたように、マスコミの一部さえ
いつのまにかこのグループに組み込まれているのかもしれません。

///////////////////// 絶賛発売中! ///




658 ◆teqoXEDUqQ :2005/08/28(日) 20:50:55

/// 成功、失敗のシナリオ 80 /////////////

 再配分連盟の活動の例を挙げれば、車検に関する規制緩和の撤廃が
なかなか進まないのがその典型的なケースです。自分たちの仕事の
絶対量が減ってしまうのですから、車検制度の撤廃は自動車整備業界
にとっては確かに死活問題です。彼らは死に物狂いで、この規制緩和に
抵抗し、結局はごく一部の緩和だけで終わりました。

//////////////////// ピーター タスカ ///




659 ◆teqoXEDUqQ :2005/09/03(土) 20:31:25

/// 成功、失敗のシナリオ 81 ///////////

 自動車のユーザーにしてみれば、車検撤廃によって自動車を保有する
コストが下がることは大歓迎です。しかし、ユーザーが支払っている全生活
コストのなかで、車検費用はほんの一部に過ぎません。だから、規制緩和を
要求する運動は、大きな社会的広がりを持てませんでした。ユーザー側から
いえば、車検制度の継続に不満はあっても、三年に一度お金を払えば済む
ことですから、時が過ぎれば車検問題などは忘れてしまうのです。
 結局、自動車整備業界という少数派の「再配分連盟」の猛烈な反対運動が、
官僚や政治家を動かして、多数派であってもものいわぬ自動車ユーザーが
受けるはずの利益を台なしにしたのでした。

/////////////////////// 1998年刊 ///




660 ◆teqoXEDUqQ :2005/09/09(金) 23:52:48

/// 成功、失敗のシナリオ 82 ////////

 これまで提唱されてきた規制緩和がことごとく潰されてきたのは、再配分
連盟と一般消費者との間に存在する、このような不自然な力関係をついに
打ち破れなかったからです。ビッグバン改革もまた、官庁と金融業界の圧力の
なかで、車検問題と同じような形で押し潰される可能性が非常に強いのです。
 現在の日本の政治制度のなかでは、選挙によって政党の議席配分が大きく
動くことはほとんどありません。自民党優位の体制が続いてきたのですが、
自民党に権力を与えてきたのは、まさにこれらの再配分連盟の力でした。

/////////////////// 堺屋 太一 ///




661 ◆teqoXEDUqQ :2005/09/11(日) 09:28:53

/// 成功、失敗のシナリオ 83 //////////

 再配分連盟は、もともとは共同で技術開発を進めたり業界を近代化したり
するために、官庁が主導して戦略的に作られた組織でした。しかし、この
一五年ほどの間に、これらの業界団体がかつて持っていた積極的な意味は
すっかり失われました。
 再配分連盟の諸組織は、「欲張り」という人類共通の権益を守る団体に
なってしまいました。再配分連盟の貧欲さに一般の消費者が反対するには、
あまりにも長い時間と巨額なコストが必要になっています。再配分連盟の
力を阻止することは、いまやきわめて困難になってしまっているのです。

///////////// 「未来はいま決まる」 ///




662 ◆teqoXEDUqQ :2005/09/29(木) 22:17:25

/// 成功、失敗のシナリオ 84 //////////

    税金を食べ、法律を利用する再配分連盟 − 堺屋

 タスカさんのいう再配分連盟のカは、税金の使途にも表れています。
国家に納められた税金が、地方交付税や補助金という形で特定の地域
だけに分厚く分配されています。これらは、地域的再配分連盟と呼べる
でしょう。また、特定の産業だけに税金を分配して、非効率化している
産業を生き残らせるといったことも現実に行われています。

/////////////////// 絶賛発売中! ///




663一言多言:2005/10/01(土) 10:44:20
公務員本位の社会主義國です。
664金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/01(土) 13:50:22
GDP500兆の国が
地方政府を除いた中央政府だけで230兆もの予算を組み

そのうち35兆しか国会で使い道が審議されず

200兆近い政府の歳入が少数の官僚と利権政治家に
好きなように使いたい放題

官僚社会主義国家日本!
どこに民主主義があるのだろうか?
665一言多言:2005/10/01(土) 18:39:42
日本は資本主義の成損いの国、社会主義の成り損ないの国である。
666金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/05(水) 01:34:41
経済も病気として、インフレを下痢、デフレを便秘と
みなすと、昔からの民営化小さな政府の政策はインフレ時の
下痢止め薬です。デフレ時つまり便秘時には下痢止め薬は症
状を悪化させます。印刷機などを使った需要側の改革つまり
規制、補助金、累進税制等、負け組みを助け常に国全体の消
費を保つ下剤的薬が必要です。整腸薬としては税金ではなく
常に印刷機の刷る量を考えることです。
市場経済型社会主義は企業を潰さない、リストラもしない
だから会社がたくさん残り、競争が維持され成長する。つま
り危ない企業は国が援助して常に競争さすのである。そして
競争の中から国際競争力が発生し通貨が強くなる。企業が
少なくなると競争がなくなり昔の社会主義、今の米国型資本
主義になる。
667金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/05(水) 16:34:13
>>666
>>つまり危ない企業は国が援助して常に競争さすのである。
商売失敗したら税金で助けてくれるん世の中っていいねw
俺だったら適当に商売しても国が助けてくれるんだもんね
必死に努力して競争しなくていいなんて魔法みたいだね

すげえや。
2ちゃんねらーは運子

[email protected]
669 ◆teqoXEDUqQ :2005/10/22(土) 21:15:50

/// 成功、失敗のシナリオ 85 ////////////////////

 日本特有の所得税の累進税率の高さ、法人税の高さなども、税金を業界団体
などにばらまく財源だと考えれば、やはり再配分連盟の力が及んだ結果と
いえましょう。その意味では、再配分連盟とはタックス・イーターでもあるのです。
 税金だけではなく、例えば、大規模店舗法が存在することによって、小売商品の
値段が下がらないといったことにも、全国の小規模小売業者を中心とする
再配分連盟の力が働いています。また、米、燃料、輸送などの価格が国際価格に
比べて異常に高くなっているのも、農協、石油業界、運輸業界といった再配分連盟に、
一般消費者の要求が抑えられている結果だともいえます。

//////////////////////////// フォレスト出版 ///




670金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2005/11/02(水) 19:52:06
完全な資本主義はありえないが、
日本はどの国より一番の社会主義だといえるな、北朝鮮よりも。
それに気が付いてしまった、同士諸君は我慢して生きていきましょう。
671金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/02(水) 20:28:55
たった一株に拒否権を持たす黄金株の導入を検討中。
こんなふざけた制度認めていいんでしょうか?
2chの皆で反対をしましょう。とりあえず自民党辺りへ…
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000001-yom-bus_all

資本主義社会のもっとも基本的な部分株式。
その株主の権限すら抑制しようとは…ほとほと呆れかえります
672金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/02(水) 20:46:47
昭和の社会主義的な頃の方が良かったけどなぁ。
資本主義化が始まってからロクな事が無い。
673金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/02(水) 21:01:27
富の再分配は理想的な社会主義。
>>669
嘘つき
675 ◆teqoXEDUqQ :2005/11/05(土) 21:38:43

/// 成功、失敗のシナリオ 86 ////////////

    自国文化擁護を旗印にする再配分連盟 − タスカ

 ほとんどの業界団体が、そういう意味で再配分運盟になってしまっているのが
現状です。そのうえ、再配分連盟の人たちは、自分たちの業界が保護される
べきだという大義名分を作り上げるのが非常に上手なのです。
 大半の再配分連盟は、文化的理由を大義名分に掲げて、自分たちの利益を
守ろうとしています。本当のところは、大義名分というよりは、ただの言い訳
なのですが、稲作は日本文化の根幹だから保護されるべきだという農協の
主張は典型的なものです。

/////////////////// ピーター タスカ ///




676金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/05(土) 21:39:55
再分配が社会主義ではないよ。
再分配は国家の基本的機能。
問題なのは「社会主義的な」再分配の仕方。
677金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/05(土) 22:07:20
つまり、社会主義をかさにきて
ムダ金しゃぶっている公務員を
首吊りにおいこめってことだな。
678金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/05(土) 22:22:13
国民として、住民として、消費税を払い、
酒税、たばこ税、所得税、法人税、固定資産税、都市計画税、
住民税、ガソリン代、電車賃、電気代、ガス代、水道代、
固定電話代、携帯電話代、ネット通信料、高速代、ゴミ袋代、
リサイクル料金、切手代、印紙代、、、、を払い、高国民負担率に喘ぎ、

公務員や各種公的機関職員に毎年家族で海外旅行できる程度の賃金を与え、

その結果、

国民は自分の年金や健康保険料金さえも払えない。

そんな国で防衛問題など憲法問題など

ちゃんちゃら おかしい。  守る国体がないのだ。

679金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/06(日) 00:24:08
>676
再分配機能は民間企業にもあることを理解できるか?
国家による再分配は一次的には政治関係者への再分配であることを知ってるか?
680金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/06(日) 00:28:44
>再分配機能は民間企業にもある

ないよ。
681 ◆teqoXEDUqQ :2005/11/20(日) 21:30:59

/// 成功、失敗のシナリオ 87 /////////////////

 日本文化の中心は稲作で成り立っている。稲作を守ることは、日本文化を
守ることだ。だから、米価は引き下げてはならない、もっと補助金を出しなさいと
農協は主張するのです。このような文化的大義を前面に立てた言い方は、
再配分運盟が自分の利害を守るための典型的な手法になっています。
 先程も申しましたが、ある経済的問題に関して、フランス政府がフランス文化を
守れというときには、その裏には確実にフランス版再配分連盟の力が動いて
います。それと同じことが、日本でも起こっているのです。

////////////////////////////// 1998年刊 ///




682金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2005/11/25(金) 17:52:13
近々資本主義社会が終わりそうな予感がするよ
需要を生み出し続けないと維持できない社会ってやっぱおかしいわ
クビのしめあいだもんな
684 ◆teqoXEDUqQ :2005/12/01(木) 22:40:08

/// 成功、失敗のシナリオ 88 //////////////

    文化とアングラ勢カの結合が心配だ − 堺屋

 確かに、経済面で市場の要請に逆らうことをしようとする人は、その
大義名分として「自国文化」を持ってくる場合が多いようです。また、
「安全」の確保を主張する場合もあります。
 彼らのいう文化のなかには、「伝統文化を守る」ことから「他国文化の
流入を防ぐための言論統制」までが含まれます。また、安全のなかには、
「国防上の必要」から「事故」や「青少年の非行防止」までが含まれています。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///




685 ◆teqoXEDUqQ :2005/12/16(金) 23:36:22

/// 成功、失敗のシナリオ 89 ////////////////

 こういう大義名分を持ってきて、市場原理通りには世の中は動かない、
経済原則だけではだめな分野があると彼らは主張します。しかし、じつは
その裏に、経済的な利害が絡んでいて、再配分連盟の利益を守ろうと
する人たちが、文化や安全を表面に押し立てた理屈をいうわけです。
その点は、タスカさんのいわれる通りだと思います。
 私が危険だと思うのは、そういう理屈の隙間にアングラ的勢力が入り込んでくるこ
とです。日本企業と総会屋の関係がここまで深くなったのは、企業のスキャンダルを
隠すことがあたかも総務部の仕事のように認識する人がいたからです。

//////////////////// 「未来はいま決まる」 ///




686金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/25(日) 20:26:52
クビのしめあいは、自殺行為だ。
キューバ共和国に学ぶべき。
687金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/25(日) 20:30:29
>>682
労働時間を減らして供給を減らせばいいだろう。



日本は、資本主義でも、社会主義でも、民主主義でもないよ
コーポラティズム、いわば談合主義で発展してきた国です
689 ◆teqoXEDUqQ :2006/01/01(日) 01:05:23


/// 成功、失敗のシナリオ 90 ///////////

 そんななかで、企業の不祥事をなんとしてでも隠し通すことが、何か
日本的な美徳であるかのように総務部員が感じてしまっているのです。
そこを総会屋に付け込まれるのです。
「長いサヨナラ」のシナリオの下で、アングラ勢力の拡大の方向に日本が
動いていくとしたら、確かに非常に憂欝な世の中になるでしょう。

//////////////////// フォレスト出版 ///



690金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/01(日) 05:55:37
官僚制度と市場原理の合体した日本は
アメリカ型でも西欧型でもない非常に生き辛い史上最悪の国である。
691金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/01(日) 05:57:46
>>690
あれ意味が分からなかった。
692金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/02(月) 20:26:29
>>688
談合主義に、事なかれ主義が加味されています。
693金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/03(火) 21:44:35
自分の政治的、経済的な思考ポジションがこれで分かりますよ。
みなさんもチェックを
http://sakidatsumono.ifdef.jp/draft3.html
694金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/04(水) 02:13:09
資本主義で企業同士が首をしめあっているとところ今度は社会主義国家が企業の首をしめるのもどうかと。
お前たちは赤ん坊だ
赤ん坊がナイフの刃先を触っていたり、火のついたマッチを触っていたらどうする?
何も知らない赤ん坊にとっては初体験でどちらも魅惑的な行動だよ。
でも自分の子だった怒鳴って取り上げるだろう。
でもそいつが縁も縁もない、いや親の敵の子だったら?
勿論ほかっておくだろ。
お前たちって世界人類にとってその赤ん坊ずばり
全員一切の仕事が出来ないほど知的能力が無くても、勝手に悪行の限りを尽くして
爛れた酒池肉林やってろて事。
大人の目から見れば、その先は死か不具者になって破滅しかないとはっきり分かっているから
わざとやらせている。
スラムの黒人達や発展途上国の有色人種達は赤ん坊でも自分の子達なんだ。
だから怒鳴ってこの地上を生き続ける厳しさを教える。
死より恐ろしく惨いものが有ることを大人の目で知っているから。
でもお前達は他人の子。
地球人類の家族じゃないんだ。
だから今までほっといてきた。
・・・もう遅いな!
696 ◆teqoXEDUqQ :2006/01/14(土) 21:14:25

/// 成功、失敗のシナリオ 91 ///////////////////

    改革を妨げる含み資産 − タスカ

 企業でも個人でも、「悪循環」シナリオヘの転落から日本を辛うじて救っているのは、
個人や企業がいろいろな意味で大きな含み資産を、まだ持っているからだと思います。
 現在のような大不況状態でも、歴史のある日本企業はリストラや解雇などの大胆な
改革を行わなくても、含み産を処分してなんとなくビジネスを続けることができています。
つまり、含み資産の存在がかえって改革の進展を抑止しているのです。

//////////////////////////// 絶賛発売中! ///




697金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/15(日) 09:05:02
>日本は資本主義と言う名の社会主義国家

そうは言いながらも
それなりにうまく回っていたが

アメリカの市場開放の横槍や、アメリカンダブルスタンダードと
日本国内の富の配分の腐敗が
今の狂った日本にしてしまった。
698金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/15(日) 09:07:55
年収200万円ですが、今から孫と温泉に行きます。一泊で。
699 ◆teqoXEDUqQ :2006/01/28(土) 21:12:07

/// 成功、失敗のシナリオ 92 //////////////

 外国の企業では、収益が年間一五%もダウンしたら、たちまち強烈な
リストラが始まります。日本の大企業は含み資産というマジックを持って
いますから、赤字経営が何年か続いても、資産を売却することで従業員の
クビを切らずに済んでいますが、その分だけ現状への危機感が薄くなって
いるのです。
 個人の場合でも、同じことがいえます。普通のサラリーマンは、赤字経営で
会社の将来の見通しが暗くても、そう簡単には会社を辞めて次の会社を探す
というわけにはなかなかいきません。

///////////////////// ピーター タスカ ///




700 ◆teqoXEDUqQ :2006/02/11(土) 21:55:59

/// 成功、失敗のシナリオ 93 ////////////

 給料は安くても交際費は使えるし、会社の持っている会員券で月に一回は
ゴルフもできます。住宅ローンだって、いまの会社に長年勤めているから
借りられるのです。それらを考え合わせると、あわてて会社を辞めては損をすると
思っているサラリーマンも少なくないはずです。転職して少しばかり給料が
上がるより、そのままいまの会社にいることのほうが、現状ではより合理的な
選択なのです。
 会社と個人が持っているこのような含み資産を考えると、企業や個人が
リストラや転職などといった大胆な改革を決意するためには、非常に大きな
環境の激変が必要とされると思います。
 日本社会が改革をネグレクトして「長いサヨナラ」の状態になると私が
考えているのも、こんなところに理由があるのです。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///


701金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/02/18(土) 15:42:01
少しは変わったかと思ったが未だに敵対的買収は良くないとか言い続けてる奴多いみたいだね。
ドンキの買収は成功するといいな、もうどんどん成功させなきゃ日本は変わらん。
外人に乗っ取らせろってこと?
703 ◆teqoXEDUqQ :2006/02/18(土) 21:12:07

/// 成功、失敗のシナリオ 94 /////////////

    経済活動に弱者はない − 堺屋

 「長いサヨナラ」のシナリオは、みんなが平等に貧乏になるということでした。
しかし、平等主義や格差を嫌う風潮が、いつの間にこれほど日本にはびこる
ことになってしまったのでしょうか。
 尾張の、一百姓からはい上がって日本の統一を果たした豊臣秀吉を、
日本人は民族的英雄としてたたえてきました。厳しい競争のなかで勝ち抜いて、
天下を制した人々を拍手喝采する伝統が日本人にはあったのです。

///////////////////////// 1998年刊 ///




704 ◆teqoXEDUqQ :2006/02/25(土) 21:27:23

/// 成功、失敗のシナリオ 95 //////////

 戦後になっても、高度経済成長が華やかだった一九六〇年代までは、松下幸之助
さんのように努カに努力を積み重ねてお金持ちになった人に、多くの日本人は
惜しみなく拍手を送りました。松下幸之助さんのような人物は、人生の一つの目標
として肯定的に考えられていたはずなのです。
 それがいつの間にか、強者から高い税金を取り、それを弱者に配分するのが
社会的正義だという風潮に変わってしまいました。もちろん、老齢者や身体障害者を
弱者として社会が手厚く保護するのは当然のことですが、しかし、いま弱者として
国家の保護を要求しているのは、本当の意味での弱者ではありません。

////////////////// フォレスト出版 ///



705金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/02/25(土) 22:31:31
>>704
>松下幸之助 さんのように努カに努力を積み重ねてお金持ちになった人
>多くの日本人は 惜しみなく拍手を送りました。
ホリエモンのようにダマシにダマシを積み重ねてお金持ちになった人
に多くの日本人は惜しみなく拍手を送りました。
新自由主義バンザイ
706金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/02/25(土) 22:55:14


もし直接国民が総理大臣指名選挙したり
毎年公約検証、公約違反者と公約妨害者に対する処分などを国民投票する制度
ができたら、良くなるだろうか
国際競争力は維持できるだろうか

増税論議がもっと大々的になされれば
国民負担増に政官に対する不信感が増して、公的リストラがより厳しくなるかも
もし増税案審議中もしくは増税後に不況になったり
増税案が廃案になったら、どうなるのだろう
相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!

相続税を100%にせよ!
708 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/01(水) 22:32:52

/// 成功、失敗のシナリオ 96 ////////////

 彼らとは経済活動を行って、現に商品やサービスを供給している人や組織の
ことです。腕が悪くて患者さんの来ない医者とか、効率が悪くてお客さんが
逃げてしまった小売店、経営に失敗した金融機関などを、社会的弱者として
護送船団方式が保護しているのです。
 本来、弱者というものは、自然人としての人間のなかでの弱い人たちを
指している言葉です。これらの人々を、人間として尊厳を持って生きられるように
守ることを弱者の救済といいます。

/////////////// 「未来はいま決まる」 ///



709金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/03/01(水) 22:41:36
特権階級はほんとうにあった!

雇用能力開発機構編:
http://s1.ultrashare.net/hosting/fs/42244baf7ce24f65/
710 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/04(土) 21:13:36

/// 成功、失敗のシナリオ 97 /////////

 しかし、法人とか、事業主などが主役として登場する経済活動についていえば、
弱者というものは存在しません。そこには、競争の勝者と敗者があるだけなのです。
敗者は黙って退場して、再起を図ればよいのです。
 ビッグバンを成功させ、改革の推進が成功するかどうかは、日本人がこのことを
理解できるかどうかにかかっていると思います。

/////////////////// ピーター タスカ ///



711 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/07(火) 22:28:02

/// 成功、失敗のシナリオ 98 /////////

    現在でも経済的格差は存在している − タスカ

 経済的格差の存在を日本人は嫌いますし、日本社会が格差の少ないことを
自慢する日本人も多いと思います。しかし、格差がない、あるいは少ないといっても、
実際には表向きの建前だけであって、現在でも経済的格差は厳然として存在
しています。どんな社会でも、ごく少数の人々が経済的資源をコントロールしていますし、
日本経済もその例外ではありません。
 日本には高級なゴルフ場とか、高級料亭とか、普通の人がもらっている給料では
とても行けない娯楽施設がたくさんあります。しかし、誰かがこれらの施設を使って
楽しんでいるわけですし、その誰かはごく少数の人々です。中小企業のオーナー、
大企業の経営者や上級管理職、高級官僚、政治家などです。

/////////////////////// 1998年刊 ///



日本は格差のない
平等な社会であれ
713 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/09(木) 22:06:20

/// 成功、失敗のシナリオ 99 ////////////

 これらのごく少数の人たちが、なぜそういう高級で高額な娯楽施設を使うことが
できるのか。その経済的源泉は彼らの給与ではなくて、企業が支払う交際費です。
こういう人たちを、私は企業貴族と呼んでいます。
 この人たちは交際費を使える地位、交際費で接待される地位から離れてしまえば、
いままでのような快適な生活はできなくなってしまいます。だから、自分の地位を
保証してくれる既存秩序を維持することに懸命になるのです。

///////////////////// 価格:¥1,680 ///



714 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/12(日) 20:22:51

/// 成功、失敗のシナリオ 100 /////////////////

    交際費は人間を幸せにしない − 堺屋

 税務調査によりますと、日本の民間企業が使っている交際費は、総額
五兆四〇〇〇億円(九六年)もあります。これをGNP当たりで比較すると、
アメリカの五倍、ドイツの八倍になるといいます。信じられないほどの巨額です。
 交際費の公認は、日本の伝統かもしれません。現在であれば会社のため、
江戸時代であれば藩のために使っているという大義名分があれば、どれほど
多くの交際費を使っても許されたのです。

///////////////////////// ピーター タスカ ///




715 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/14(火) 21:09:56

/// 成功、失敗のシナリオ 101 ///////////

 昔の武士は、「武士は食わねど高楊枝」と質素な生活をしていたのですが、
情報収集のためと称して、藩の公金を使って吉原でどんちゃん騒ぎをすることは
認められていました。これは仕事でやっているのだから仕方がない。仕事
なのだから楽しくないだろうということで許されていたのです。江戸時代から続く
仕事のための交際費という伝統は、そのまま現在に受け継がれているのです。

////////////////////////// 1998年刊 //



716金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/03/15(水) 21:06:30
w
717 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/18(土) 19:50:05

/// 成功、失敗のシナリオ 102 ///////////

 その結果起こっているのが、娯楽遊興関係の二重価格です。企業が
交際費として支払う高級料亭やハイヤー、ゴルフなどの料金は非常に高く、
個人が自分のお金で払う消費は比較的安くなっています。
 しかし、こういう仕組みは人間を幸せにしません。遊びを遊びとして純粋に
個人で楽しむことができなくて、常に仕事という言い訳をつけて遊ばなければ
ならないのは、人間としてじつに不幸なことではありませんか。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///




718 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/21(火) 20:59:58

/// 成功、失敗のシナリオ 103 ///////////

    自分のお金を慎重に使う社会が望ましい − 堺屋

 私は常にこれをいうのですが、「人間は他人のお金を使うときには、自分の
お金を使うときほどには慎重になれない」ということを考えてもらいたいのです。
 他人のお金とは、まず国の税金です。税金を役人が使うときには、他人の
お金ですからどうしても慎重さが欠けます。その次は、会社のお金です。
交際費の使われ方が、いかに慎重さを欠いているかを見れば、誰にでも
そのことは分かるでしょう。

//////////////// 「未来はいま決まる」 ///



719 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/22(水) 21:56:42

/// 成功、失敗のシナリオ 104 ///////////

 最後が自分のお金です。自分の収入は汗を流して、苦労して得たかけがえの
ないお金ですから、誰でも慎重に慎重にと使います。
 ここで私が申し上げたいことは、日本人の稼いだお金を、国や自治体や会社
だけに分厚く配分する時代は終わったということです。お金を慎重に使わせる
ためには、できるだけ個人にたくさん配分するべきです。個人に分配すれば、
厳密な選択の下に、個人とその家庭の幸せを増やすような、慎重な使われ方が
されるのです。

///////////////////// フォレスト出版 ///



720 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/23(木) 22:19:12

/// 成功、失敗のシナリオ 105 /////////////

 それに加えて、ホームレスになるような人が出ない社会、人間の尊厳が守られる
ような社会が作り上げられれば、「日本は良い国」といえるのではないでしょうか。
 日本人は、明治維新や戦後の改革の例を見ても、変わるべきときには変わる力を
持っています。その点では悲観することはないと思いますが、さりとて「いざとなれば
なんとかなるさ」と安心しきっているのも危険だと思います。
 日本人が乾坤一擲の決心をすべきときが迫っている。私はそう思います。
(対論日 一九九七年九月四日)・・・・・

/////////////////////// 絶賛発売中! ///

721 ◆teqoXEDUqQ :2006/03/23(木) 22:24:30

/// フォレスト出版 /////////////////

未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実、 単行本: 301p
堺屋 太一 , リチャード・C. クー, R.ターガート マーフィー, ピーター タスカ
フォレスト出版; (1998/06); 価格:¥1,680 (税込)、ISBN: 4894510537

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894510537/qid%3D1061130502/249-7443361-9736338
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971515180
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3e3b1af5af17e01031ae?aid=&bibid=01573007&volno=0000
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30419875
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0000981415/

//////////////// 絶賛発売中!///
722金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/03/24(金) 22:43:49
「新成人藍ちゃん沖縄に残って〜」 東村の税収2/3占める宮里家に村長要請

 スーパー新成人、藍に対し、地元の村長が異例の“残留要請”を行った。女子プロゴルフの
宮里藍(20)=サントリー=は4日、出身地の沖縄・東村で成人式に出席。新成人30人の
代表として謝辞を述べた。東村の税収の約3分の2を占める宮里ファミリーの中心・藍に、
東村の宮城茂村長(72)は「ずっと村に住民票を残してほしい」と願い出た。

 大一番で身につける勝負服と同じ赤の振り袖姿で、成人式に臨んだ藍。小、中学時代に
ずっと同じクラスで学んだ友人と旧交を温めた。「5年ぶりに会った友達もいるので、すごく
うれしかった」と笑った。

 おそらく日本で最も有名な新成人は、人口2000人弱の小さな村から誕生した。東村の
宮城村長は、地方公務員の母・豊子さん(53)を除き、父・優さん(59)、長兄・聖志(28)、
次兄・優作(25)、そして、藍の宮里家4人が納める地方税が村全体の約3分の2を占めることを
明かした。「優さんは『藍は結婚しても住民票は東村に残す』と言ってくれている。本当に
そうしてもらいたい」と“永住”を要請した。

 地元を支えるスーパー新成人は「東村に生まれたことを誇りに思います」藍が代表して
謝辞を述べると、会場から拍手がわき起こった。。

◆沖縄県国頭郡東村

 「山原」と呼ばれる沖縄本島北部の東海岸にあり、面積81・79平方キロ、人口約1900人の村。
村域の約72%が森林で大小14の河川を有す。毎年3月に行われるつつじ祭りが有名。
主な特産品はパイナップル。高江、宮城、川田、平良、慶佐次、有銘の6区で構成される。

スポーツ報知(2006年1月5日 08:15)

723金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/03/24(金) 23:36:53
村名を宮里村に改称すべきだな
なんか、俺の知り合いで高校時代は一緒にサボりまくってた快楽主義者が
サボリーマンを叱り、人間性を否定するリーマンになってたよ

うーん日本社会、洗脳がお上手で。
なんていうか頭悪い奴、自分持ってない奴はあっという間に洗脳されるね
哀れだなぁ
725 ◆UmJtE7O87o :2006/03/27(月) 22:36:39

///////////////////////// あるべき明日 ///

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所; 1998年発行; 1,500円; ISBN: 4569602118

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569602118/qid=1140187066/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-0063927-4915570
http://www.bk1.co.jp/product/1577392
http://item.rakuten.co.jp/book/990293/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%82%A0%82%E9%82%D7%82%AB%96%BE%93%FA
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30432932

/// PHP研究所 /////////////////////////////
726 ◆UmJtE7O87o :2006/03/27(月) 22:39:18

/// 日本への警告 1 //////////////////

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所1998年発行; 1,500円 より

・・・・・
  序章 日本への警告
    一、「アジアの田舎」にならないために
      戦後の最も暗い年末

 今年、一九九八年は明治百三十一年になる。明治維新から丸百三十年、
ほぼ四世代が経過した。これは近代日本を振り返るのに十分な期間だろう。

/////////////////// あるべき明日 ///

727【NZD】手持ちのNZドルレート申告して愚痴るスレ【JPY】:2006/03/27(月) 22:56:38
12.5枚/77.5円

5年塩確定コースっす
利下げになった場合、永眠も...
728 ◆UmJtE7O87o :2006/03/29(水) 21:51:07

/// 日本への警告 2 ////////////////

 昨一九九七年末で日本の戦後総決算をしてみると、どんな結果になるだろうか。
確かに膨大な債務がある。だが、資産ははるかに多い。ただし、その中には
不良債権、不良資産がたくさんある。非収益性の資産も多い。これをいかに整理
すべきかは、今後の問題である。しかし、それでもなお多くの優良資産のあることを
忘れてはならない。
 一九九七年末は、戦後で最も暗い年の瀬だった。
 それは経済状況が悪化して景気が悪かったというにとどまらない。政治的にも
改革の規模は縮小し、この国を導く政治カの稚拙さが痛感させられた。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



729 ◆UmJtE7O87o :2006/04/02(日) 17:02:38

/// 日本への警告 3 ////////////////

 社会的に見ても明るい話題は乏しく、面白いイベントもなかった。プロ野球も
盛り上がらなかった。ワールド・カップ出場決定でいくぶん盛り上がったサッカーも、
全体としては下火である。相撲にも格闘技にもニュースターは登場しなかった。
 特に文化・娯楽の点で新しい出発がまったく見られなかった。この十年間、若者
たちを熱狂させたテレビゲームのソフトも、急増した携帯電話も、頂点を極めた感じだ。
若者用の需要は、ファッション衣料から劇画雑誌まで、すべて前年比マイナスだった。
 一九九七年は、一九九〇年からはじまった「戦後の終り」の「終りの年」だった。
しかし、「新しい時代のはじまり」ではなかった。

/////////////////// PHP研究所 ///



730 ◆UmJtE7O87o :2006/04/03(月) 21:53:29

/// 日本への警告 4 ////////////////

      最適工業社会を実現した日本

 つい八年前、一九九〇年の日本は、世界一流の経済大国であり、金融超大国だった。
 その頃の日本は、「良質の工業製品を大量に吐き出すブラック・ボックス」などと
いわれた。日本を象徴するような「顔」、つまり優れた個人や知られた文化はないが
「規格大量生産の上手な国」だった。つまり「最適近代国家」だったのだ。
 自動車や電気機器など近代工業を代表する産業の生産力が大きく、国際競争力は
非常に強い。ゆえに貿易は巨額の黒字となり、世界一の債権国となり得た。
 日本型の官民協調体制は最良のモデルであり、その国の「産業政策」は諸外国も
見習うべきものといわれていた。

///////////////////// 1998年発行 ///


731 ◆UmJtE7O87o :2006/04/05(水) 21:55:26

/// 日本への警告 5 ////////////////

 終身雇用と集団主義を特色とする日本式経営は無敵不敗で、日本の企業は
アメリカの映画会社からオーストラリアの荒野までを限りなく買収していた。
 その上、日本国民はこのうえもなく勤勉で規則正しく清潔好きだ。従って日本の
社会には集団的正確さがあり、日本の工業製品は細部に至るまで磨き上げ
られたように精密で、きわめて故障が少ない。
 外国の企業が日本の市場にアプローチするには、この勤勉で清潔好きの
日本国民を納得させなければならず、勤労倫理の低い外国企業が参入する
ことが難しい、といわれていた。

////////////////// 1,500円(税込) ///



732金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/05(水) 21:57:36
金子や森永といった馬鹿達は、株の税金は安すぎると言う。ディトレーダーから税金で絞りとれとさえ言う。
なぜ彼らがそう言うかといえば、汗水垂らして働いている人の最高税率は50%だからなのだそうだ。
汗水垂らして働くという言い方事態が馬鹿丸出しなのだが、それはおいておくとして、じゃあ株は汗水垂ら
さずに簡単に稼げるとでも思っているのだろうか?
森永の馬鹿は、彼らは遊んで収入を得て、しかも税金は安い!と文句を言っている。確かに税金は表面上は
安く感じるだろう。ただしそれは永遠に儲けられるという前提の話である。森永の馬鹿は、株で損しても今ま
で払った税金が戻ってこないという、株税制の不利な部分には絶対に触れない卑怯者である。そして自分に
都合が良くなるようにアメリカを持ち出して、アメリカは総合課税だと言い放つ!だがおかしいではないか。
アメリカでは、損失を出した場合、過去に支払った税金が戻ってくる制度である。
だが、奴ら社会主義者はこの制度のことには絶対に触れないのである。
日本の場合、10%の税金であるが、損を出しても過去に支払った税金は戻ってこない制度になっている。
あいつらは馬鹿だから株で勝ち続ける難しさを何も知らない。日本の税制では、勝ち続けることでしか分
離課税の恩恵は受けられないのである。しかも10%は期間限定でいずれ20%に戻ってしまう。
彼らは知っててこれらのことに触れないのか、あるいは本当に知らないただの馬鹿なのかはわからない。
ただ一つ言えることは、いつまでも社会主義思想を撒き散らして、嫉妬心を燃やして金持ちいじめやるのは
もう時代遅れだということだ。
733 ◆UmJtE7O87o :2006/04/07(金) 21:56:15

/// 日本への警告 6 //////////////////

 また、日本人は均質的で、協調性やガバナビリティに優れ、集団に従順かつ
忠実である。特に職場に対する忠実さと従順さでは、日本人に敵う者はいない。
このため、工業化が進んでも犯罪は増えず、豊かになっても勤勉さは失われず、
すべての人々が未来の希望に燃えて貯蓄に励み、企業忠誠心をもって
長い時間よく働く。
 要するに日本は、政府官僚機構や企業から個々の勤労者まで、供給者に
とっては最良の条件を整えた「天国」だったのである。
 反面、消費者としての日本人は、それほど幸せではなかった。一般には、
日本人はマクロの経済力で表示されるほどには豊かな生活をしていない、
日本国民は自分の好みを選べない官僚規制と相互抑制の中にいる、
と見られていた。

////////////////////// 堺屋 太一 ///


734金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/08(土) 01:05:07
>>732
だらだら長文書いた割には糞としか言いようがないな。
お前の屁理屈は朝っぱらからパチンコ屋の前に並んでるDQNと同レベル。
735金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/09(日) 00:18:44
うんこ社会主義日本。
736 ◆UmJtE7O87o :2006/04/09(日) 18:07:52

/// 日本への警告 7 ////////////////

 九〇年当時、日本人の抱いていた自己イメージでは、住宅や社会資本は
貧困であり、休暇は少なく、娯楽施設の利用は休日に集中するため、全体の
操業率は低いのに大半の利用者は楽しめない。物価は相対的に高く、人々に
選択の余地は少ない。学校では軍隊的統制が敷かれ、病院は窮屈で、
交通機関は混雑する。その上、多くの人々は長時間通勤を強いられている。
 要するに、「供給者の天国、消費者の地獄」―それが一九九〇年における
日本のイメージだったのではないだろうか。
 何故にそうなったのか。ひとことでいえば、それこそが明治以来の日本が
理想とした近代工業社会の「あるべき姿」だったからだ。

/////////////////// あるべき明日 ///



737 ◆UmJtE7O87o :2006/04/11(火) 22:20:32

/// 日本への警告 8 ////////////////

 近代国家の行政機関は、供給者別に編成され、各分野の供給者の保護と
育成に努める形になっている。従って、各官庁が、その職員が職責を完遂
すれば、「九〇年の日本」のような供給者の天国になる。
 同時に、近代工業が規格大量生産によって効率を高めるものであれば、
供給者の天国を目指せば、消費者にとっては選択の余地が少なく、利用
できる施設が限られるのも、また必然である。
 そうであってみれば、「九〇年の日本」は、人類が模索した一つの理想の
極致、つまり「最適工業国家」だったといえるだろう。

///////////// 日本・いま決断のとき ///


738 ◆UmJtE7O87o :2006/04/13(木) 21:41:53

/// 日本への警告 9 ////////////////////

      九〇年代の日本は「遅進国」だ

 ところが、それからわずか八年、一九九八年を迎えた日本は、経済は
不振にあえぎ、金融機関は膨大な不良債権を抱え、国際的影響力も
著しく低下してしまった。
 一九九三年からの四年間を見ると、日本はOECD加盟国の中で最も
経済成長率の低い国の一つだ。東京金融市場は衰退著しく、外国の資金や
人材が流入しにくくなった。航空機も船舶も日本への寄港を回避するような
情況が拡まっている。

///////////////////// PHP研究所 ///



739 ◆UmJtE7O87o :2006/04/15(土) 19:56:09

/// 日本への警告 10 ///////////////////

 日本からは膨大な資金と多数の工場が流出するのに、海外から日本への
直接投資はきわめて少ない。日本から出る直接投資に比べて日本に入るそれは
十分の一にも満たない。世界でも、これほどの差のある国は珍しい。
 観光客も日本から出るのは多いが、日本へ来るのは少ない。一九九六年には
千六百七十万人が日本から出国したが、日本に入国したのは三百四十万人。
その双方から業務客を引いて、楽しみのために来た人々のみを計算すると、
千二百万人対百万人と推定される。日本は投資市場としても観光地としても、
「魅力のないところ」になっているのだ。

/////////////////////// 1998年発行 ///



740金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/16(日) 00:34:03
奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に
自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。
そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。
そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその
精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは
反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を
血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに
気付いてすらいない。それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの
唯一の誇りを見い出しさえしている。
             (リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)
741 ◆UmJtE7O87o :2006/04/17(月) 21:29:42

/// 日本への警告 11 ////////////////

 一九九〇年年頭の日本の輝かしい地位と、九八年の日本の暗い状態とを
見ると、この八年間の進歩が恐ろしく遅かったことに気づくだろう。九〇年代の
日本は、「遅進国」なのである。
 これは、あたかもオリンピック種目における日本の成績を彷彿させるものがある。
一九六四年の東京オリンピックでは、日本は十六個の金メダルを獲得した。
水泳や体操、レスリング、重量挙げ、女子バレーボールは常に優勝候補に
その名を連ねていた。
 それが一九九六年のアトランタ・オリンピックでは金メダルが三つ。
柔道だけである。

////////////////// 1,500円(税込) ///



742 ◆UmJtE7O87o :2006/04/19(水) 21:26:02

/// 日本への警告 12 ////////////////

 三十年前に優勝候補だった種目のほとんどが、いまでは予選落ちになってしまった。
かつての栄光を知る者には、サッカーのワールド・カップ大会に出られるだけで
騒いでいるいまの若者が気の毒に思えてくる。
 しかし、こうなったのも、決して日本の記録が低下したからではない。世界の
レベルがものすごく上がったのだ。それに追いつかなかったという意味で、日本は
スポーツの分野でも「遅進国」である。
 同じことが、九〇年代には経済の場でも起っている。もともと苦手な文化創造の
場面では、それがさらに著しい。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



743 ◆UmJtE7O87o :2006/04/21(金) 21:51:58

/// 日本への警告 13 ////////////////

      戦後の決算報告書

 いま、日本が抱える問題はたくさんある。
 たとえば、お米をどうするか。これだけでも非常に難しい問題だ。あるいは
土地制度をどうすべきか。これも日本経済の再建には避けて通れない大問題だ。
さらに、財政の問題、行政機構の問題、経済構造の問題、教育の問題、そして
何よりも高齢化と少子化で激変しつつある社会構造の問題がある。
 こういった諸問題は日本国民に強く意識されるようになっているが、その解決
については、まだ何も出ていない。つまり、戦後の日本がやってきたことが、
ここに来てすべて行き詰った。しかし、それを突破する解決策はまだ見当らない
のである。

/////////////////// あるべき明日 ///

744三光作戦:2006/04/22(土) 15:03:51

日中戦争時、抗日ゲリラに手を焼いた日本軍は、強圧的に拡大して
満州と中国との国境とした万里の長城線一帯を無人化する作戦を実施した。
指定地域内の住人を総て強制収容所に移住させ、ゲリラと住人との接触を断ち
ゲリラ出没地域での耕作を一切禁止するというものである。
その過程において、首を切り落とすなどして殺害した農民は8万1千人、
拷問のため施設送りの後処刑した者4万6千人。合計127000人を殺害した。
集落によっては村民が殆ど皆殺しになった所もある。
人囲いと言われる強制収容所は粗末なもので、宿舎は無く、移住させられた住民は露地に藁を敷き、露天で寝るしかなかった。
宿舎としてのバラックや要壁などは住民の手で作らされた。
農期には収容所近くの耕地で農作業を強制された。
収容所の環境は劣悪で、満足な食料、薬もなく、病気や飢えで何万もの人が命を落とした。

表題の三光とは、殺し尽くす、奪い尽くす、焼き尽くすと言う意味である。

幾つか例を挙げると

豊潤県潘家峪では一度に1230人が虐殺された。
密雲西白連峪では、全村落を破壊し、最後に破壊から偶然逃れていた一軒を発見し、そこに居た70歳重体老人を家ごと焼殺、幼児2名を銃殺。
王廠溝、南大門一帯では、580人を逮捕し、380人を虐殺し、残り200人を強制労働の為、東北へ送り、内80%が死亡。
石柱子村では、村民700人中300人を虐殺。
興隆県秋木林、大莫峪では、全130戸から180人の青年壮年男を逮捕し、虐殺。寡婦の村とする。
興隆県ではその一帯に多数の寡婦の村が出来た。
更に寡婦の村を襲撃し、逮捕した者で使えそうな者を強制労働の為満州へ送り、残りは処刑した。
興隆県では、人口16万人が戦後、10万人に減少していた。
大帽峪の村人など120人を後手に縛り、虐殺。
745 ◆UmJtE7O87o :2006/04/23(日) 19:53:56

/// 日本への警告 14 ////////////////

 いまの日本にまず必要なことは、「戦後の総決算」ともいうべき現状を、
粉飾することなく国民に報告し、正確な財産目録を提出することだろう。
 国民は日本の現状に対して危機感を抱いている。政府の示す財政収支や
公共事業政策に深い疑念をもち・政治行政を信じなくなった。これこそが
現在の投資の停滞と資本の流出と消費の低迷を生む根元に違いない。
 いま、日本が直面している最大の選択は、このまま「戦後」を続けるのか、
二十一世紀に向けた新たな「泡後(バブルのあと)」の時代をはじめるか、
という問題である。

///////////// 日本・いま決断のとき ///


746 ◆UmJtE7O87o :2006/04/25(火) 21:51:04

/// 日本への警告 15 ////////////////

 橋本前内閣は「六大改革プラスワン」を掲げ二〇〇一年初頭までの「千日の変革」
に挑戦した。
 六大改革とは、行政改革、財政改革、金融改革、経済構造改革、社会保障改革、
教育改革であり、「プラスワン」は首都機能移転である。これらの改革が劇的な結果を
生めば、「戦後」は終り、新しい「泡後」の時代がはじまると見られていた。だが、
九七年秋からは、官僚機構やそれに繋がる族議員の反発でトーンダウン、結果としては
国民の信頼を失って退陣した。これからの政権が、それらの改革にどう対応するか、
もしこれが挫折すれば、日本の「戦後」は続き、二十年後には発展途上国に逆戻りし
ているだろう。

///////////////////// PHP研究所 ///


747 ◆UmJtE7O87o :2006/04/28(金) 22:02:03

/// 日本への警告 16 ////////////////

 「このままでは日本が亡ぶ」
 などとよくいわれる。いまもそんな危機感をもつ者は少なくない。しかし、「亡ぶ」
といっても国土がなくなるわけでもなければ、国民がいなくなるわけでもない。
昔なら列強の植民地になることであったが、いまでは他国を植民地にしよう
などという野心をもつ大国もいない。
 従って、「日本が亡ぶ」というようを漠然とした危機感を掻き立てるのは正しい警告
とはいえない。現実の問題として、日本が直面している危険は、「発展途上国に
逆戻り」することだ。世界の中で相対的に経済水準が低くなり、政治的交渉力と
文化的影響力を失い、カネと人と情報が来ない「片田舎」になってしまうことだ。
 戦後の体制をあと二十年も続けたら、日本は確実に発展途上国に逆戻り
するだろう。

///////////////////// 1998年発行 ///


748金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/29(土) 14:46:18
いつから日本は守銭奴になったのだろう。
女は金のある男にしかなびかない。だから、男は悪い事をしてでも金を稼ぐ。
そんな歪んだ教育は次から次へと、腐敗した人間を生み出す。
そういうと「きれい事いうな」と逃げ出す始末。
株価が上がっても、庶民の生活は悪くなる一方。貧富の差は悪くない?
たしかに努力をした者が富を得るのは悪くない。しかし、
一度、富を得てしまうと、努力をしなくても金が集まるシステム。
億持ってる者と無貯蓄の者が百万稼ぐのに同じ努力が必要か? そんなはずはない。日本は自由平等という名の不平等国家である
749金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/04/29(土) 15:59:26
日本が世界で最も成功した、資本主義と言う名の社会主義国家
と呼ばれていた時代が最高に光輝いていた現実。
750金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/01(月) 21:12:50

/// 日本への警告 17 ////////////////

    二、総資本主義化の世界
      「原始」に戻った資本主義

 では、一九九〇年代に入って、なぜ日本は遅進国になったのだろうか。その最大の
原因は、戦後の日本を成功に導いたシステム、「官僚主導型業界協調体制」にある。
 このシステムは、ある段階までは日本の進歩と成長に大いに役立った。欧米の
優れた技術を導入して、いわゆるキャッチアップ効果を発揮するのには適していた。
リスクを全業界全社会に拡散する「リスクの社会化」によって成長分野への集中投資を
実現し、規格大量生産型の製造業を急成長させるのに、大いに貢献した。

////////////////////// 堺屋 太一 ///




>>749
「資本主義と言う名の社会主義国家」に戻す必要があるな。
だいたい今の日本の破綻というのは、自民党が作った借金体質が問題なのであって、平等が悪いわけではないだろう。
所得課税上限を「今の50%」から「1983年までの93%」に戻さねばならない。
752後進国まわり:2006/05/02(火) 21:08:09

小泉さんは連休中かねてODAで買収?してあるエチオピアなどを回って
日本の常任理事国入り支持再確認をアピールしている様だが、
幾らで買った?w
ODAは悪いことではないが、民主主義が未定着で政治が腐り、国内で馬鹿なことばかりやっていては
金で歓心は買えても尊敬は買えないよ。
753金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/02(火) 21:09:34
>>1

これだけ貧富の格差が開いているのに
この馬鹿スレはなんだ?
754金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/04(木) 20:53:37

/// 日本への警告 18 ////////////////

 しかし、それが完了したとき、このシステムでは、それ以上の発展は困難になった。
自ら創造性を発揮する個性の育成と活用ができないからである。
 一方、一九八〇年代から九〇年代に入ると、世界は著しく変わり、猛烈な速さで
進み出した。
 その進歩をつくりだしたのは、冷戦構造の終焉によってはじまった総資本主義化
現象である。総資本主義化とは、資本主義の基本的な原理、つまり新規参入の
自由と消費者主権を全面的に適用した社会のことである。
 官僚の規制や政治的な保護を排除して、誰でも供給者として自分がよいと思う
商品を発売し、優れていると信じる仕組みを実行できるようにする。そしてその中で
何がよい商品かどれが優れた仕組みかは、消費者の選択によって決める。
拘束なしに消費者が選んだものが成長し拡大するのを肯定するのである。

/////////////////// あるべき明日 ///




755金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/07(日) 18:14:10

/// 日本への警告 19 ////////////////

 こういえば、十八、十九世紀の原始資本主義の復活と思われるかも
しれない。誤解を恐れずにいうならば、「そう」なのである。ただし、その
背景には、産業構造と組織形態の劇的な変化があり、一般消費者に
対する情報量の拡大があることを忘れてはならない。
 たとえば、産業の構造がソフト化し、巨額の資本や巨大な組織がなくとも
大企業が育つようになった。ビル・ゲイツ氏は短期間のうちに世界最大の
企業を興した。中堅企業がより大きな企業を買収することもあれば、勇気と
英知の持ち主が金融市場で巨額の資金調達をすることも可能である。
その限りでは、原始資本主義の時代と似たアイデアと才覚の競争市場が
再現している。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



756教育基本法改悪:2006/05/07(日) 20:06:29

伝統というと何でも良いものだと勘違いしている者が時々居るが、大きな間違いだ。
悪しき伝統、悪弊と言うものも有る。
天皇制は正にそれに当る。

天皇制が出来てからと言うもの、日本人は長い間、重税や徴用に苦しめられて来た。
自民党と公明党は教育基本法を改定して子供達に「伝統を重んずる国を愛する心」を押し付けようとしている。
伝統に固執した時、進歩は止まる。
インカやアステカの様になると言うことだ。
男尊女卑、封建的上下意識、天皇万歳、談合、天下り、癒着、町内会。
みんな伝統だ。
悪しき伝統、悪弊を断つ改革なくして、進歩は無い。
その進歩に必要な心を子供達から摘み取る積もりらしい。

国の行く末は子供達がどんな教育をされたかによって決まる。
間違った教育を受けた場合、もう、自力では元へ戻すことが出来なくなるのだ。
それが教育の恐ろしいところだ。
またバカをやって外国の軍隊に進駐してもらって正してもらうしかないだろう。
まぁそれまで、国民は散々苦しむだろうな。
757金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/08(月) 15:15:00
>>756
何を言っても通用しない箸にも棒にも掛からないバカが製造されるだろうね。
「伝統だ、天皇万歳、君が代、日の丸、男尊女卑、男はこうあるべき、女はこうあるべき」
行き着く先は民主主義の破壊だね。
伝統を突き詰めて行けば、日本には元々民主主義なんて無かったんだから、
民主主義が否定されるのは時間の問題だろう。
758 ◆UmJtE7O87o :2006/05/09(火) 21:51:24

/// 日本への警告 20 ////////////////

 二十世紀の前半に恐れられた「市場の失敗」の危険がなくなったわけでは
ないが、民間資本による独占はまず不可能になった。冷戦の結果、世界が
知ったのは、「市場の失敗」よりもはるかに恐ろしい「官僚の失敗」である。
 こうしたことが、経済の自由化を促し、総資本主義化の基本的条件を
生み出した。だが、これに対して、長い間、日本は懐疑的だった。
 総資本主義化には、それを実行しているアメリカやイギリスにも批判はある。
「アメリカの経済は成長し、大小の企業が大量に誕生して失業者が減り、
技術は進歩して非常に活性化しているのは事実だが、貧富の差が拡大して
国民多数は必ずしも幸せになっていない」というのがそれである。

///////////////////// PHP研究所 ///



759金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/10(水) 23:08:07
>>756
心が歪んだ右翼爺が頭の悪い若者を洗脳して右翼にする為に書いた洗脳文を
洗脳された右翼小僧が掲示板に張りまくり、それを見た自民党の国会議員が洗脳されて作ったのが
今回の教育基本法改正案だ。
洗脳される者は洗脳する者よりも知能が低い訳だが、自民党の国会議員は、心が歪んだ右翼爺よりも
知能が低いことが分かったw
760純血:2006/05/11(木) 03:16:59
日本人の意識が変わらない限りダメだよ。格差問題って言ってる時点で”社会主義”じゃない?
資本主義で"格差”は当たり前のこと。
アメリカの51州にもなれない日本は”兵器の倉庫”なんだよ。
右翼だとか左翼だとかは関係ない。日本人としての意識だ。
徒党を組まないと何も出来ない。それでもいいんじゃない?
否定はしないけれど、所詮そこまでのものだよ。
外国人から見る"日本”ってのは”匠”なんだよ。金じゃなくて。
現在は”金”だけど。日本人としてすごく淋しいよ。
歴史のある生活を送りたいよ。
ハワイで生活してる"日本人”見たらわかるよ。
761金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/11(木) 03:40:31
頭の悪いとか徒党を組むとかなんともはや…
もう少し冷静に論理的な話はできないのか。
例えば現代において、何らかの運動をしようと思えば思想に関係なく
徒党を組む=組織として動くのは当たり前であり、
それが出来ない方は負けるのだ。
とかね。
762760:2006/05/11(木) 03:53:04
>>761
そうなんだけどな…
論理的にってどんな感じで考えればいいのですか?
763金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/11(木) 11:47:01
どんな経済システムだって完璧なものはないが、米国式市場原理主義は非常に危険
なものである。先進国は発展途上国から、金持ちは貧乏人から、搾取する−という
のがその本質だからだ。まさに弱肉強食。共生という概念がないこのシステムは
必ず行き詰まる。やがて歴史が証明するにちがいない。
764 ◆UmJtE7O87o :2006/05/11(木) 21:51:48

/// 日本への警告 21 ////////////////

      ニューエコノミー VS ブラック・マンデー

 実際、この批判は、多くの人々に古くからある危険を思い出させる。
その一つは、ブラック・マンデー再来の心配だろう。
 一九八七年十月十九日、アメリカの株価が暴落した。この日は今も
「暗黒の月曜日」と呼ばれている。あれから十年余、アメリカの株価は
四倍以上に上昇したが、それだけに暴落を危倶する声は大きい。その
背景には、貧富の格差の拡大はいずれ需要不足を生み大不況に繋がる、
という伝統的な経済理論がある。
 ところが、現実には、アメリカ経済の活力は一向に衰えない。そうなると、
貧富の格差は拡大しても不況にはならない、それはむしろ肯定すべき
現象だ、というニューエコノミー派が登場した。

///////////////////// 1998年発行 ///



765金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/13(土) 17:15:26
>>756
学校では変な愛国心を押し付けるのではなく、
自由と民主主義、そして平和の尊さを教えるべきだ。

自由と民主主義、平和の為に結束するすばらしい国家を作ろう。


チョン天皇万歳じゃなくな。
766 ◆UmJtE7O87o :2006/05/13(土) 21:15:25

/// 日本への警告 22 ////////////////////

 アメリカに住む単純労働者は、アメリカにいるがゆえにメキシコにいる人の
数倍、中国四川省にいる人の百倍の賃金を得ることができる。アメリカには
単純労働者でも高い生産性を上げられるような優れた組織や施設があり、
優れた経営者や技術者がいるからである。
 そうであれば、それをつくりだしている優れた人たちが高所得を得るのは
当然であり、そのことによって、より優れた組織や施設ができるのであれば、
全住民にとってよいことではないか。優れた人たちに高所得を認め、その結果、
一般労働者も高賃金を得られるとすれば、社会の幸せ(福祉)は向上する、
という絶対水準の議論が広がっている。

///////////////////// 1,500円(税込) ///



767金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/14(日) 15:18:18
>>763 同意
イラク戦争や湾岸戦争起こしたブッシュ一家は石油会社持ってたみたいだしね。
768 ◆UmJtE7O87o :2006/05/16(火) 22:06:03

/// 日本への警告 23 ////////////////

 二十世紀の中葉、一九三〇年代から七〇年代までの半世紀は、すべての
人の所得を限りなく平準化するのが望ましい、という厚生経済学の思想が
強かった。その発案者ともいうべきアーサー・ピグーは、こう考えた。
 高額所得者のもっている一万円は、低額所得者のもっている一万円よりも
限界効用が低い。従って高額所得者の一万円を累進課税によって吸い上げて
低額所得者に与えれば、社会全体の幸せ度は増大する。
 ただし、これをあまり徹底すると、高額所得者は勤労意欲を失うから、
彼らを働かせるための報賞は必要だ。これでは、所得の格差を認めるのは、
高額所得者の勤労を促し、社会の効率を維持するための「必要悪」だ、
ということになる。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



769 ◆UmJtE7O87o :2006/05/18(木) 21:12:09

/// 日本への警告 24 //////////////////

 ところが、ニューエコノミーは、高額の所得を得ることのできる人々が
効率的な組織や技術を生み出すから、低額所得者にも利益が及ぶ。
従って、彼らが高額な所得を得て、それをさらに効率のよい投資に回すのは
社会全体の福祉に役立つ。格差の拡大が悪でなく、高額所得を得られる
人々が存在することこそ、好ましい現実の結果だ、と考える。
 ニューエコノミーの議論は、まだまだ未熟である。しかし、このような
議論を声高にできるようになったのは、世界が「結果の平等」を志向する
社会主義や全体主義を否定し切ったことを示している、といえるだろう。

///////////////////// あるべき明日 ///



770 ◆UmJtE7O87o :2006/05/20(土) 21:52:48

/// 日本への警告 25 ////////////////

    弱者救済を誤用する官僚

 それに対して日本は、いまだに官僚規制と業界協調の戦後体制から
脱出できないでいる。その背景には、マルクスや毛沢東もいわなかった
ような弱者救済論の誤用がある。
 そもそも「弱者救済」とは人権の擁護、あらゆる人々の人間としての
尊厳を保つことである。従って、その対象は人権をもつ自然人に限られる
のは当然だ。つまり、いかなる「弱者」といえども、人間は人間としての
人格があり基本的人権をもつがゆえに人間らしい生活をする権利がある。
これを擁護するのは社会の義務だ、というのである。今や、この考えを
全面的に否定する者は、先進国にはほとんどいないだろう。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



771金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/21(日) 00:17:05
世直し法施行!

世襲はこれを死刑とする。

世直し法施行!

世襲はこれを死刑とする。

世直し法施行!

世襲はこれを死刑とする。


772 ◆UmJtE7O87o :2006/05/23(火) 22:41:41

/// 日本への警告 26 ////////////////

 ところが、日本の官僚とそれに保護された業界は、「弱者」という言葉を
供給者に当てはめる。このため、「弱者救済」の名で、人権の擁護ではなく
利権の保護が行われる。
 たとえば、中小金融機関や零細建設会社はそれぞれの業界の「弱者」
だから、保護しなければいけない。小規模小売店は大規模店に比べて
「弱者」であり保護すべきだ。さらには、すべての開業医に患者が来るように
医療機関の数を制限して保護しなければならない。教師は全員が定年まで
勤務できるよう通学区域によって生徒(教育の消費者)を分配すべきだ、
等々である。

///////////////////// PHP研究所 ///



773 ◆UmJtE7O87o :2006/05/27(土) 21:05:05

/// 日本への警告 27 //////////////////

 これも一見「弱者保護」のようにみえるが、実は利権の保護であって、
人権の擁護ではない。この結果、下手な医者や不適任な教師や
非効率な建設会社や低金利しか支払えない金融機関の消費者になる
自然人は、その人権を踏みにじられることになる。
 日本の官僚たちは、供給者保護のために、弱者救済論をあえて誤用し、
そのことによって権限の拡大を行ってきた。これこそが、今日の日本を
遅進国たらしめた最大の理由である。世界が総資本主義化へと進んで
いる今、日本だけが競争を排除した官僚保護体制を持ち続けているのは、
進歩と創造をなくす危険な行為である。
 「泡後」の日本を創り出すためには、まず、この間違いを改めて、
「戦後」を終焉させることが必要である。それには、官僚主導に代る
新しい「文化」を築かなければいけない。

////////////////////// 1998年発行 ///



774金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/30(火) 22:03:15
「日本では、"金儲け=悪"のように言われる。投資家らが住む所でない」 村上氏、日本脱出を語る
・村上ファンドを率いる村上世彰氏は、投資ファンドそのものをすべてシンガポールに移し、
 家族とともに2006年5月16日、日本を脱出した。なぜ日本を脱出したのか、聞いた。
 「日本では金儲けは悪いことのように言われる。企業家や投資家が住むところではないと思った」。
 つまり、日本に愛想を尽かしたのだ。無能な経営者が企業を私物化し、投資家も文句は言わない、
 親しい会社同士が株を持ちあいして、外部からの批判を封じる。緊張感のない経営体質を株主と
 して鋭く批判すると、あたかも銭の亡者のような非難を浴びる。日本は資本主義ではない、世界
 規模で起きている競争に勝てるわけはない。こんな日本で子供を育てる気になれない、という。
 彼は05年に4人目の子供が出来た。「快適で合理的な国。国全体がホテルみたいなもので、外国人を
 差別しない。当局は投資ファンドにも理解があり、積極的に誘致している」
 シンガポールは「明るい北朝鮮」とも言われるほど、政府の権力が強い。グリーン・アンド・クリーン
 という標語に沿って都市の緑化と役人の規律強化に国を上げて取り組み、一方で、金融資産の
 秘密保持を徹底し、他国から照会があっても情報提供に非協力的であることも有名だ。人口
 100万人にも満たない都市国家に、金持ちと資金を集めるために税金は安く、財産の秘密は守る、
 という政策を続けている。
 ファンドに運用を委託する投資家はどんどん増えている。しかし、あまり派手に動けば世間を敵に
 回し、当局も無視できなくなる。この辺が潮時、と考えたのではないか。外資の誘致に熱心な
 シンガポールの金融当局なら、「狙い打ち」はあり得ない、と見たのだろう。だが、どこに居ようと
 村上ファンドのホームグラウンドは日本の株式市場だ。阪神電鉄株は、すでに50%近くを村上の
 ファンドが買っている。阪神と経営統合する阪急が肩代わりすることで決着しそうだ。その利益は、
 日本の国税当局ではなくシンガポールに移る。自分を受け入れない日本には税金を払いたくない。
 それが村上流の「さらばニッポン」なのかも知れない。(一部略)
 http://jp.jinbn.com/2006/05/30003000.html
775企業献金=悪の元凶:2006/05/30(火) 23:37:52
>>774
犯罪調査に非協力的ならシンガポールを世界市場から締め出す必要があるな。犯罪独裁国家は許しちゃだめだろ。
776金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/31(水) 21:21:03
なんでバフェットはシンガポールに行かないの?
あと村上はなんで自分が叩かれているのかまったくわかってないな。
いや、わかってるから逆切れして出て行くんだろうなw
777金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/05/31(水) 22:34:42
でもまあ、村上は違法行為を何もやってないんだよね。
それを自由な立場でものを言える連中が相手のいないところで批判罵倒する。
しかもマスコミは村上の意見を封殺して批判派のコメントばかりを使う。
これじゃあ公平ではないな。
金持ちや成功者への嫉妬が、日本に入るはずだった税金をシンガポールに奪われたのだった。
チャンチャン
778企業献金=悪の元凶:2006/06/02(金) 07:59:10
金権政治をやめて、新自由主義からの脱却を!
779 ◆UmJtE7O87o :2006/06/03(土) 22:12:17

/// 日本への警告 28 ////////////////

 いま、われわれにとって急がれるのは、官僚主導の文化、つまり官僚が
優秀で高潔で、これに任せておけば間違いない、という神話に対する
「信仰」を打ち切ることだ。
 明治以来、百三十年問続いてきたこの国の官僚主導文化を断つことが
できるだろうか。私は可能かつ簡単だと思う。日本は、これまでにも古い
文化を完全に断絶した経験が何度かある。
 その最も完壁な例は明治維新だ。明治維新は「武士の文化」を否定した。
徳川幕府の成立以降でも二百六十年、鎌倉幕府が生れたときから数えれば
六百七十年も続いた「武士の文化」というものを、明治維新はわずか十年で
否定したのである。

////////////////// 1,500円(税込) ///



780金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/06/04(日) 01:05:26
日本自身釣りって事でしょ
詰まらないお遊び
国民共マジになって馬鹿みたい…という落ち
781 ◆UmJtE7O87o :2006/06/08(木) 22:27:48

///////////////////////// あるべき明日 ///

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所; 1998年発行; 1,500円; ISBN: 4569602118

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569602118/qid=1140187066/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-0063927-4915570
http://www.bk1.co.jp/product/1577392
http://item.rakuten.co.jp/book/990293/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971620049
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30432932

/// PHP研究所 /////////////////////////


782金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/06/08(木) 22:44:37
http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2001/04/post_46.html
民主党の鮫島宗明代議士が説明した。
鮫島氏は特別会計及び、特殊法人の実態を研究してきた結果、日本は官僚主義人民共和国であるとの結論に達したという。
「一般会計83兆円と、特別会計の歳出373兆円を足し、そこから両会計を行ったり来たりした重複分を引くと、
ネットの歳出が出ます。重複が205兆円ありますから、2つの会計ネットは251兆円です。
では、特別会計だけのネットはどのくらいか。一般会計の83兆円から特別会計に移された49兆円を引けば34兆、
これが一般会計の歳出ネットです。これを先ほどの2つの会計のネットから引いた217兆円が特別会計のネットになります。
特別会計の歳出が一般会計の6倍強になっていることがわかります。
官僚が秘密裏に支配する歳出が、一般会計の6倍強もある。まさに官僚主義人民共和国です」

更に地方での歳出分を加えると、何故、日本の経済が低迷を続け、一向に景気が良くならないのか、その原因が見えてくる。
鮫島氏が語った。
「地方自治体の予算額は全体で89兆円です。この内、一般会計や特別会計から地方に40兆円が行っています。
この重複部分を引くと、残りは49兆円。それを足せば、地方も入れたネットの歳出額300兆円という数字が出てきます。
日本のGDPが510兆円ですから、大雑把に言って60%が公的支出なのです。まるでかつてのソビエトです」

GDPは国民全員の経済活動の合計である。その6割が公的部門の支出によって生み出されている状態は、
自由経済とはとても言えないのだ。
783金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/06/08(木) 23:00:09
俺が中学生の頃に薄々感じていた事に今頃気が付いたのか?
784金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/06/11(日) 17:21:13
株価暴落w
日本から金のでていくスピードはえええええw
まあ外人からしたら「変わるかも」っていう期待が一気に崩れたわけだからなw
ダウナスが持ち直しても日本市場は復活ないだろうねw
785 ◆UmJtE7O87o :2006/06/15(木) 22:12:34

/// 日本への警告 29 ////////////////

  三、明治維新から学ぶこと
      幕末の体制内改革

 すべての国々と同じく、日本も改革を志したことは何度もある。そして
その多くは体制内改革で、微調整を積み上げて全体を変えようとした
ものだった。いろいろな分野で改革を行い、その総和として世の中を
変えようとしたのである。
 その典型の一つが、安政から慶応にかけて(一八五四〜六八年)の
徳川幕府である。NHKは一九九八年の大河ドラマに徳川慶喜を選んだ。
これがもし史実に忠実に深く描かれるとすれば、非常に時宜を得た
ドラマとなるだろう。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



物事の本質は善悪だけでは測れない。また、測る人の恣意入れてはならない。
787 ◆UmJtE7O87o :2006/06/21(水) 22:54:36

/// 日本への警告 30 ////////////////

 幕府主導の開国を目指した安政の政治が丼伊直弼の暗殺で崩れたあとに
登場した徳川慶喜は、驚くべき大改革を企てた。それは、徳川幕藩体制の
中での改革としては、限界を超えた凄まじさだった。
 まず、家康以来の参勤交代を中止、大名の妻子もそれぞれの国元に帰らせた。
次には万暦小判を鋳造し、乱暴なインフレ政策によって財政再建を試みた。
将軍後見役の徳川慶喜が、さらには十四代将軍家茂までもが江戸を離れて
京・大坂に移住し、有力諸侯も京都に集まった。首都機能を江戸から京都に
移転したのである。

/////////////////// あるべき明日 ///



788金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/06/27(火) 01:01:24
相続税はもっと累進的にかけ、
金持ちは一代限りで終わらせなければならない。

私腹を壊さないと、資本主義は駄目になってしまう。

政府は取った遺産を法人で所有させるか、所得再配分にするか、
新規ベンチャーへの資本として有効に生かせばいい。

生まれがどこでも競争が出来る社会にするのが好ましい。

生 活 苦 で 自 殺 し て い っ た 無 数 の 霊 魂 が

そ の う ち 優 雅 に 暮 ら す 金 持 ち を 呪 う の で は な い か

も の を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

こ こ ろ を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

お 金 を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

相 続 贈 与 税 は 生 活 困 窮 者 救 済 の 財 源 に す べ き だ
シンガポールはいいなあ。
相続税がなくて贈与税もない。
法人税も20%で条件を満たせば10%と安く、累進課税の最高税率も20%!
だから国民が豊かな生活を送っているんだね〜。
富の再配分をやれば国がよくなるとか言っている嫉妬バカや貧民諸君。
また相続税マンセーしているおこちゃまはよくわきまえようね。
790 ◆UmJtE7O87o :2006/06/29(木) 21:41:49

/// 日本への警告 31 ////////////////

 そのうえ公武合体論などを持ち出し、劇的な兵制改革を行った。身分による
兵制に代えて陸海軍を創設、陸軍は歩兵、騎兵、砲兵の三兵制とした。
海軍には新型の軍艦を次々と購入した。それどころか、慶応二年(一八六六年)
には旗本の率いる小集団の兵制を全廃、旗本から現金だけを出させて幕府が
統一的な軍隊を持つ傭兵制にした。徳川幕藩体制の根底をも揺がす大改革である。
 政府行政機構も、フランス公使ロッシュの献策を入れて五局体制にした。
外務、内務、会計、陸軍、海軍である。これは、当時のナポレオン三世の
フランスを真似た内閣制度であり、各老中をそれぞれの担当(大臣)に任じた。
さらに総理大臣にあたる総合調整老中を置いた。その任に当ったのは
(明確な記録はないが)板倉勝静であったらしい。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



791 ◆UmJtE7O87o :2006/07/05(水) 22:08:06

/// 日本への警告 32 ////////////////

 この改革は、二百六十年余も続いた徳川幕府の祖法を根本から変える
大改革といえるだろう。だが、明治維新を知るわれわれから見れば、幕末に
徳川慶喜とその幕僚たちが行った改革などは、ほとんど目につかない。
彼らは古い体制にしがみついて歴史の激流に押し流されてしまったように映る。
 何故にか。いろんな制度や組織を変えたにもかかわらず、「武士の文化」は
崩さなかったからだ。武士が世の中をリードし、武士が社会における
主導集団だという認識を変えようとしなかった。だから、武士の象徴である
刀も髭も取ろうとはしなかった。
 このことが結局、徳川幕府の大改革を無に帰したのである。

///////////////////// PHP研究所 ///



792 ◆UmJtE7O87o :2006/07/08(土) 20:36:42

/// 日本への警告 33 ////////////////.//

      「昭和維新」の虚像

 同じことは昭和のはじめの改革、いわゆる「昭和維新」についてもいえる。
 昭和五年から十五年までの十年間に、政府が行った改革は、決して
小さなものではなかった。
 まず一県一銀行を実現した。明治以来、全国各地に郡市単位の銀行が
多数乱立していたのを、金融恐慌の対策として合併させた。秋田県や
静岡県や兵庫県など複数の銀行が残った県もあるが、たいていは
一県一行に集約された。

///////////////////// 1998年発行 ///



793金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/07/08(土) 23:00:30
日本は民主主義国家?
否、官主主義国家。民主主義を担う政治家は利権をえさに官僚に操られている。
日本は資本主義国家?
あえて言えば国家資本主義国家。国家予算がGDPの半分を超える。
日本は社会主義国家?
中流以上には社会主義国家、弱者には自由主義国家が適用されている。
794 ◆UmJtE7O87o :2006/07/15(土) 19:33:01

/// 日本への警告 34 ////////////////

 これは今日の北海道拓殖銀行の整理どころではない。かなり優秀な
銀行も、不良銀行も、強制的に合併させたのだから大胆だ。それによって
日本の金融制度を近代化、効率化するとともに、資本の集約によって
規格大量生産型の近代社会の実現を図ったのである。
 また、私鉄会社の大同合併も行われた。たとえば、大鉄と関急が合併して
近畿日本鉄道になる、名古屋周辺の鉄道が名古屋鉄道に集中される、
などである。

////////////////// 1,500円(税込) ///



795 ◆UmJtE7O87o :2006/07/21(金) 22:31:11

/// 日本への警告 35 ////////////////

 より劇的だったのは、明治以来、各村落において支配的地位にあった
地主階級の大反対を押し切って、年貢の金納定額制を実施したことだ。
それまでは主として生産分与制であった年貢を現金で納める制度にした
ばかりか、その金額も統制した。これによって封建的支配力をもっていた
地主は、単なる定額収入を得るだけの寄生地主と化してしまった。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



796 ◆UmJtE7O87o :2006/07/25(火) 21:43:39

/// 日本への警告 36 ////////////////

 また、昭和十四年には工場法を改正して、従業員の解雇を制限する
ようなこともした。出稼ぎ型労働が主であった当時の日本の雇用慣行から
見ると驚天動地の大事件である。
 現在、公共事業の各省シェアは変えられないといわれている。建設省が
約七〇%、農水省二二%、運輸省の八%という比率が頑固に守られている。
ところが、昭和初期の改革では、そんな甘ったれたことはいわせなかった。

/////////////////// あるべき明日 ///



797金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/07/28(金) 11:37:24
日銀・金融庁・財務省の現在の政策を担っている
幹部たちは1970年代に東大を出た50代が多い。
70年代は「ポストモダン」と呼ばれる反経済成長
思想があり、その世代が現在の政策担当者となっている。

その世代の者たちでも民間企業に行った人達は民間の
厳しい売り上げ競争の中で反経済成長思想が空理空論で
あり、馬鹿らしいということを理解したが、
官庁に行ったもの達は若者の心のまま反経済成長思想を
持ち続けている。
これが、日銀・財務省・金融庁が景気を回復させない原
因だと考える。つまり、日本経済の政策担当者達は青年
のままなのである。
798 ◆UmJtE7O87o :2006/08/02(水) 23:27:03

/// 日本への警告 37 ////////////////

 それまで一道路はすべて内務省建設局が造っていたが、突如として商工省に
道路建設の予算と権限を与え、県境を越えた産業道路を造りだしたのである。
いまも横浜や奈良など全国各地に「産業道路」と呼ばれるものがあるが、
これは商工省の造った道路である。
 「昭和維新」ともいわれた一連の大改革では、このようなことが次々と行われた。
しかし、戦後の改革を経験したわれわれから見ると、昭和初期の政治は、
ただただ守旧的にしか思えない。戦前の日本は何も改革できなかったから
太平洋戦争に突入してしまった、というのが戦後世代の認識であろう。

////////////////// 1,500円(税込) ///



今めちゃ好きな、アーティストさんがいるんだけど、
彼とならお金払ってもいいから、やりたいな〜。
800金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/07(月) 02:54:32
先日のドキュメンタリーの事を書いてから、テレビを見ていたら、ブラジルが貧困層が急増して、
左翼政権になったとかいう話が流れていた。私は思うのだ。
今までの政権では、大企業優先、金持ち優遇、弱者放置、だったでしょ、
それでもって貧困層の人口がすごい勢いで伸びているグラフを思い出していたんだ。
大企業優先っていうのは、戦後の復興期とか、バブルくらいまではまあ、
日本が巨大になるために必要な政策だったのだろう。大企業を富ませれば、
日本全体が裕福になるという図式だよね。これが全くそうならないことが次第に皆わかってきたと思う。
先日のプールの事件もそうだよ、何でもかんでもパート、非正社員とかそういう雇用形態で
企業は収益を伸ばすことばかりやってきているでしょ。安全なんか当然無視だよね。

それでもって、もしかしてもしかなんて事は最近よく起きるから、将来の日本で社民党とか共産党とか急拡大するような事も
ありえないわけでもないと思うんだ。両政党とも、浮世離れしたような事ばかり言ってきているのだけど、
もしかして浮世離れではなくなるかも知れないと思うんだ。自民党政権衰退に向かうかも知れないと思い始めた。
自民党は完全に社民党や共産党をなめきっているからね。金持ちも貧乏人も選挙は同じ一票だからね。
暴動みたいなことが起きないならば、やはり政権がいずれ変わると見る方が妥当な見方ではないかと、、、、、、
日本の政治は永遠なる社会主義政策だったけど、今の政治は完全に右より、
アメリカ型に変わってしまっているのではないかとちらっと思ったのであるよ。
801金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/07(月) 03:26:05
「戦後民主主義万歳」みたいなことを長年書いてきた知識人たちは、このことに自覚がない。
欧米では、戦後の日本社会のことを「ニューディーラーが植えつけて育てた日本体制」と呼んでいる。
これを英語では、‘New Dealr ingrained japan system.'(ニューディーラー・イングレインド・ジャパン・システム)と言う。
引用は副島隆彦「日本の危機の本質」P296

社会党や日教組、それから戦後日本共産党という「反戦平和・護憲、再軍備反対、海外派兵阻止」を主張する勢力は、
ソビエト・ロシアによって作られた勢力ではない。
これらの勢力は、実はマッカーサーが憲法典と共に予め意図的に日本の戦後体制の中に仕組んだ装置であった。
引用は「日本の秘密」副島隆彦 P22
802企業献金=悪の元凶:2006/08/07(月) 03:39:38
年金一元化が必要だな。国民年金も含めたもの。
803金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/07(月) 21:38:51
そういう根源的な政策は、政権が変わらない限り無理だろうね。今の
与党の中には、まともに政策を考える人間が見当たらないし。
804 ◆UmJtE7O87o :2006/08/09(水) 21:23:09

/// 日本への警告 38 ////////////////

      拭えなかった「軍人文化」

 何故にそうなのか。ひとことでいえば、軍人官僚支配文化を拭えなかった
からである。「大正デモクラシー」といわれた時代がある。明治以来、
政府行政機構の手本としてきたドイツ帝国が第一次世界大戦で敗北し、
民主主義のイギリスやアメリカが勝利した。このショックで、日本も少しだけ
民主主義の方に歩いた、それが大正デモクラシーの時代である。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



805金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/09(水) 21:42:48
国民がちゃんと安心して生活していけるのなら
社会主義でも共産主義でもなんの問題もないと思うんだがな。
806金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/14(月) 22:15:11
文芸春秋編集長

「相続税はもっと累進的にかけ、
金持ちは一代限りで終わらせなければならない。

私腹を壊さないと、資本主義は駄目になってしまう。

政府は取った遺産を法人で所有させるか、所得再配分にするか、
新規ベンチャーへの資本として有効に生かせばいい。

生まれがどこでも競争が出来る社会にするのが好ましい。」
807金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/14(月) 22:20:25
>>806
本当にそんな妄言を吐いたの?
808 ◆UmJtE7O87o :2006/08/15(火) 20:36:03

/// 日本への警告 39 ////////////////

 その最大の成果は普通選挙の実施だろう。納税額の制限を外して二十五歳以上の
日本国籍をもつ男性すべてを有権者にする、という制度を実現させたのである。
 大正デモクラシーの時期には、多くの日本国民が普通選挙の実現を期待し、
それさえできれば万事解決するかのような幻想を抱いた。それはあたかも、
一九九三年の総選挙の際に、小選挙区制への改革が熱狂的に支持されたのに
似ている。
 ところが、この制度で行われた第一回普通選挙(昭和三年)の結果は、政友会
二百十七、民政党二百十六、その他三十三(無産諸派八、実業同志会四、革新三、
中立その他十八)という数字になった。

///////////////////// PHP研究所 ///



809:2006/08/16(水) 01:42:13
マッカーサーが連れてきたニューディーラーの正体

日本の戦後は、アメリカの政界の最も悪質な部分である「ニューディーラー」にたちによってつくられた。
彼らニューディーラーたちは、1930年代のアメリカのリベラル勢力である。彼らの代表がフランクリン・ルーズベルト大統領であった。
この一部が敗戦直後にマッカーサー元師の取り巻きとして日本にも上陸した。
この者たちによって私たち日本人は、敗戦直後から現在までずっと管理・教育されてきた。この事を英文で書くと次のようになる。
The‘New Dealers'(i.e the prototypical globalists)brought int japan with their ideeas that brainwashed the japanese people
during the Occupation years.As a result,japan has led a sheltered existence for the past half-century from the rest of
the world in terms of prevailing political thoughts,thus creating a one- domineted ruling class. This ruling class then
intentionally isolated the country from the outside, in order to maintain control over the japanese people.
上の英文の訳
ニューディーラー(すなわち、グローバリストの初期の形態)が、占領時代に日本に彼らの思想を植えつけた。
その後、それらの意図的な思想が、日本国民の思考の中に根づいた。だから日本は、この半世紀の間ずっと、
世界中で通用している本物の政治思想や考え方から壁を作られて遮られてきた。
そして国内に専制的なひとつの支配階級をつくった。この支配層は日本国内の支配を維持するために、
日本を外側世界と意思が通じない状態に置く原因をつくった。
この英文を、自分の友人や知人のアメリカ人やイギリス人その他の英語圏国民に見せてみとよい。
政治問題に関心のある少し知的な英米人であれば、必ずそれなりの興味深い反応を示すだろう。
もし、本当に頭の良い賢明なアメリカ人であったら、「どうして、お前は、このことを知っているのだ?」
と驚かれたあとに、さらに多くの恐るべき真実をあれこれ語ってくれるだろう。
引用は副島隆彦「日本の危機の本質」P33〜34
810 ◆UmJtE7O87o :2006/08/22(火) 22:27:51

/// 日本への警告 40 ////////////////

 これでは議会の諸党派の合従連衡で政権が決定される。わずか
二名か三名の議員が鞍替えすると最大多数派も代るわけだ。
 当然、政友会と民政党の政争は激しくなり、双方がネガティブ・
キャンペーンを繰り広げた。特に激しかったのは、互いに相手の
金銭疑惑をいい立てることである。
 このため国民は議会政治にいたく失望してしまった。それを利用して
官僚主義が復活、軍人官僚主導で改革が行われた。つまり、
大正デモクラシーは死滅し、明治以来の軍人官僚支配の文化が
復活したのである。

//////////////////// 1998年発行 ///



811金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/22(火) 22:29:42
先日のドキュメンタリーの事を書いてから、テレビを見ていたら、ブラジルが貧困層が急増して、
左翼政権になったとかいう話が流れていた。私は思うのだ。
今までの政権では、大企業優先、金持ち優遇、弱者放置、だったでしょ、
それでもって貧困層の人口がすごい勢いで伸びているグラフを思い出していたんだ。
大企業優先っていうのは、戦後の復興期とか、バブルくらいまではまあ、日本が巨大になるために
必要な政策だったのだろう。大企業を富ませれば、日本全体が裕福になるという図式だよね。
これが全くそうならないことが次第に皆わかってきたと思う。
先日のプールの事件もそうだよ、何でもかんでもパート、非正社員とかそういう雇用形態で
企業は収益を伸ばすことばかりやってきているでしょ。安全なんか当然無視だよね。

それでもって、もしかしてもしかなんて事は最近よく起きるから、将来の日本で社民党とか共産党とか
急拡大するような事もありえないわけでもないと思うんだ。
両政党とも、浮世離れしたような事ばかり言ってきているのだけど、もしかして
浮世離れではなくなるかも知れないと思うんだ。自民党政権衰退に向かうかも知れないと思い始めた。
自民党は完全に社民党や共産党をなめきっているからね。金持ちも貧乏人も選挙は同じ一票だからね。
暴動みたいなことが起きないならば、やはり政権がいずれ変わると見る方が妥当な見方ではないかと、、、、、、
日本の政治は永遠なる社会主義政策だったけど、
今の政治は完全に右より、アメリカ型に変わってしまっているのではないかとちらっと思ったのであるよ。

http://fxpro.press.ne.jp/200608.html
812金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/23(水) 00:35:36
相続税はもっと累進的にかけ、
金持ちは一代限りで終わらせなければならない。

私腹を壊さないと、資本主義は駄目になってしまう。

政府は取った遺産を法人で所有させるか、所得再配分にするか、
新規ベンチャーへの資本として有効に生かせばいい。

生まれがどこでも競争が出来る社会にするのが好ましい。

生 活 苦 で 自 殺 し て い っ た 無 数 の 霊 魂 が

そ の う ち 優 雅 に 暮 ら す 金 持 ち を 呪 う の で は な い か

も の を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

こ こ ろ を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

お 金 を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

相 続 贈 与 税 は 生 活 困 窮 者 救 済 の 財 源 に す べ き だ
813 ◆UmJtE7O87o :2006/08/30(水) 22:14:36

/// 日本への警告 41 //////////////////

      「終戦」を生き抜いた官僚文化

 アメリカ占領軍によって行われた「戦後改革」は、明治以来続いた
官僚軍人支配の文化の中で、軍人文化の部分を破壊した。この国からは
「武人の文化」が消え去ったのだ。
 いま、自衛隊の制服組のOBが、その経歴のゆえに文化的に尊敬される
ことは滅多にない。その人が個人として人格者であることから文化人
といわれることはあるが、統幕議長だったという理由だけで人格的文化的に
「偉い」と思われることはほとんどない。

////////////////////// 1,500円(税込) ///

814金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/30(水) 22:50:48
相続税は緩和して、 努力して築いた財産や先祖から受け継いだ家は子孫に受け継がせるようにしなくてはならない

私有財産を尊重しないと、資本主義は駄目になってしまう。

庶民は先祖から受け継いだ遺産で家族や親族の仲で困っている人を助けたり、
新規ベンチャーへの資本として有効に生かせばいい。

資産が蓄積されて豊かな国になるのが望ましい。

相 続 税 の 借 金 を 苦 に 自 殺 し て い っ た 無 数 の 霊 魂 が

そ の う ち 人 の 家 産 を 奪 う 貧 乏 人 を 呪 う の で は な い か

も の を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

こ こ ろ を 祖 末 に し て は い け ま せ ん

お 金 を 略 奪 し て は い け ま せ ん

相 続 税 す な わ ち 家 産 没 収 制 度 は 廃 止 す べ き で す


815金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/08/30(水) 22:52:26
>>811
大丈夫!
本当の貧乏人は日本には1割くらいしかいないから
816 ◆UmJtE7O87o :2006/09/06(水) 22:39:30

/// 日本への警告 42 ////////////////

 戦前は違った。国民運動を行うにしても何かの財団法人をつくるにしても、
名誉総裁には皇族華族、会長には退役軍人、陸海軍の中将や大将が据えられた。
朝鮮総督や台湾総督にも陸軍大将か海軍大将が多かった。文部大臣や
東大総長にも退役軍人が就いたこともある。それに比べて内務省や大蔵省の
文民官僚0Bは二番手とみなされていた。
 大功のあった軍人は侯爵にまでなった。東郷(平八郎)元帥は侯爵、乃木
(希典)大将は伯爵である。文官の方は伊藤博文など明治の元勲を別とすれば、
たいていは子爵か男爵である。財界人はどんなに偉くても男爵どまり。
岩崎弥太郎や住友吉左衛門でも男爵である。

////////////////////// 堺屋 太一 ///


817金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/12(火) 01:44:00
そうだ! そうだ!

貧民主主義革命を!
貧民中心の経済政策!
累進課税強化最大90%
相続税100%
法人税70%
818 ◆UmJtE7O87o :2006/09/13(水) 21:55:48

/// 日本への警告 43 ////////////////

 つまり、社会的な序列としては、一番上が皇族華族、次は軍人、その次が
文民官僚、そして財界人は経済的下支えとして居並ぶというのが普通だった。
 戦後はまったく逆で一番上は必ず財界人、審議会会長も大きな財団法人の
会長も財界人だ。次が経済官僚のOBか学者という形になっている。
自衛隊制服組の出る幕はほとんどない。
 敗戦によって軍人文化が破壊されたことによって、武士道とか大和魂
といった概念も消失した。勇気や覚悟といった武人的徳目も語られることが
なくなった。いまは「臆病」を「慎重」といい、「優柔」を「熟慮」といい換える
時代である。

/////////////////// あるべき明日 ///



819金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 00:46:47
格差、格差とも騒だすし、お前らいったいどうなりたいんだね?
820金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 00:52:59
社会主義思想の表れである土地基本法を改正せよ!
国民生活に不可欠だといいながら公益優先??
馬鹿!
国民生活に不可欠だからこそ私有財産として尊重されなくてはならないんだろうが。

この法律は社民連(当時)の官直人という左翼がつくった(提出した)ものだ。
さっさと自由主義にあうように改正すべきである。
821金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 16:08:06
社会保障がそんなに確立している国でないから
日本はぜんぜん社会主義でないとおもうわよ
822金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 17:25:58
>>821
ソ連も社会保障は全然駄目だった。
医療なんかめちゃくちゃ。
823金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 19:06:44
>>822
そか?今よりはマシっしょ
824金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/17(日) 19:13:19
>>823
『誰も書かなかったソ連』読んでみな。
825金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/09/18(月) 14:11:01
自民党の某議員
「貧困の再生産など起きない。彼らは子供さえ持てないからいずれいなくなるだろう」

2006年9月12日(火)発売 週刊SPA!2006年9月19日号49ページ
826 ◆UmJtE7O87o :2006/09/20(水) 21:36:16

/// 日本への警告 44 ////////////////

      最適工業社会を築いた官僚主導

 軍人文化の破壊こそ戦後改革の最大のものだ。それに対して文民官僚の
文化は生き残った。いやむしろ、物資統制によって強化され、高度成長によって
美化されてきた。
 いま、私たちがやらなければいけないことは、明治期以来続いてきた
官僚文化を超越することである。
 官僚主導の文化によって日本がつくろうとしたもの、それが規格大量生産型の
最適工業社会である。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



827 ◆UmJtE7O87o :2006/09/24(日) 19:57:29

/// 日本への警告 45 ////////////////

 明治以来、近代日本は最適工業社会を目指してきたが、それが完成したのは
一九七〇年代だ。この百年余の間には、一時、植民地帝国を目指したこともあるが、
それは最適工業社会を実現している欧米諸国がみなそうなっているからという
猿真似で余計な寄り道をしたに過ぎない。
 一九七〇年代に完成した最適工業社会は、なお二十年近く成長を続けた。
その結果、日本は一人当り国民所得で、一九八八年にアメリカを抜いた。
念願の工業化レースで先頭に立った。だが、この間にアメリカは、最適工業社会を
越えた「次の段階」を模索していた。

///////////////////// PHP研究所 ///



828 ◆UmJtE7O87o :2006/10/01(日) 00:39:51

/// 日本への警告 46 ////////////////

 ケネディ大統領が登場した頃、マクナマラ国防長官に代表されるアメリカ社会の
「ベスト&ブライテスト」は、最適工業社会の論理を推し進めようとして失敗、
ベトナムの敗退や経済の疲弊を生み出した。この失敗から生れたのが八○年代の
レーガン改革、ソフト化社会にふさわしい総資本主義化への道である。
 「失敗は成功の母」といわれるが、「成功は失敗の父」である。一つの成功を
生み出したのはどの失敗だったか、因果関係はよく分かる。だが、一つの失敗が
どの成功から生れたかははっきりとは分からない。だから「父」である。

///////////////////// 1998年発行 ///


829 ◆UmJtE7O87o :2006/10/08(日) 20:40:42

/// 日本への警告 47 ////////////////

 最適工業社会の完成に成功したことが、実は今日の日本の失敗の「父」だった。
一九七〇年代のうちに二度の石油危機を経験して、戦後の正義の序列が変った。
効率を第一の正義とした成長優先思想から平等と安全を第一とする集団主義
思想になったのだ。
 最適工業社会とは本来が効率思想から生れたものだが、石油ショックと
「日本列島改造論」の破綻を経験したあとでは、平等と安全が優先されるようになり、
そのための規格基準が強化された。だが、八○年代に入ると、規格規制そのものが
目的となりだした。

////////////////// 1,500円(税込) ///



830金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/10/09(月) 11:42:02
資本主義とか社会主義はそんなに問題じゃないのだ。
たいせつなのは、民主主義
>>830
お前は何も分かってないなww
民主主義と資本主義は双務関係だよ。
832 ◆UmJtE7O87o :2006/10/14(土) 21:03:26

/// 日本への警告 48 ////////////////

 たとえば建築基準法では、強度基準よりも材料基準の方が多い。医薬品の
許認可も安全性よりも認定基準を大事にしている。阪神大震災による大被害、
血液製剤によるエイズ感染などは、規格そのものを目的とした官僚規制の
綻びの象徴である。
 九七年からはじまる金融機関の相次ぐ破綻も、同根の問題である。
官僚主導は、最適工業社会の形成には大いに役立ったが、ソフト社会では
桎梏以外の何ものでもなくなっている。
 これが戦後の総決算であり、明治以来の近代化の結末である。戦後半世紀、
そして明治維新から四世代を経たあとの改革とは、そうした官僚主導文化を
超越することでなければならない。・・・・・

////////////////////// 堺屋 太一 ///



833金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/10/14(土) 21:24:12
まず異常な相続税を下げないとな。
834内閣の皆さ〜ん、改めて下さ〜い:2006/10/14(土) 21:57:13

所得税法施行令による株譲渡益の計算方法はおかしい。
場合によっては利益が出ていないのに利益があったとして課税される仕掛けになっている。
明らかに違法性がある。
早急に改められるべきだろう。

施行令によれば、同じ銘柄を期日を違えて複数口買い、売った場合は総平均法に準ずる方法でやることになっているが、
例えば、A社の株を3年前に100万円で買い、株価が50万まで下がったので50万で買い、55万になったので売ったとする。
そこで5万円の儲けが出る。
4年後100万円に戻ったので100万円で買ったものを売ったとすると、合計5万円の利益となり、それに10%の課税で5000円の税金を払う事になる。
だが、この総平均法を使うと、1回目に売った時は、(100+50)/2=75が取得費となり、20万の赤字になる。
2回目に売った時は、100−75=25万円の利益があったと見なされ、2.5万円課税される。
実際は5万円しか儲かっていないのに25万円の利益があったとして課税するのは明らかに違法である。

改善法としては、
納税者が、一口単位で何時買った株を何時売ったかを帳簿上で自由に選択出来るようにすることである。
そうすれば違法な課税が避けられ、正しい税の徴収が行われる事になる。
総平均法とこの選択法のいずれかを納税者が選べる様にして欲しい。
835 ◆UmJtE7O87o :2006/10/22(日) 20:30:29

///////////////////////// あるべき明日 ///

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所; 1998年発行; 1,500円; ISBN: 4569602118

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569602118/qid=1140187066/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-0063927-4915570
http://www.bk1.co.jp/product/1577392
http://item.rakuten.co.jp/book/990293/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971620049
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30432932

/// PHP研究所 //////////////////////////



836金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/10/24(火) 17:53:37
日本人はなぜ『社会主義/共産主義』VS『資本主義/自由主義』という単純な二極化でしかかんがえられないのであろうか? 

資本主義にだって社会主義的な資本主義、つまりは社民主義が存在するわけだし、社会主義もファビアン主義のような改革路線もあるのである。 

経済的尺度においての左右分布図↓

無政府共産主義(大きな政府を通り越した万物共有社会)>

大きな政府:
新マルクス主義(新共産主義)>マルクス・レーニン主義(ソ連型共産主義)>シンディカリズム(労働組合中心の共産主義)
>ファビアン社会主義(労働組合中心の改革化社会主義)
>社民主義(ケインジアン左派)>修正資本主義(ケインジアン右派)

>自由放任資本主義(マネタリズム、おそらく現代社会において一番小さな政府、これ以上右に行くと逆説的に大きな政府になる)

<小泉構造改革(中途半端な政府のサイズ)

<法人資本主義(レーガノミックス、ここら辺から政府が逆説的に大きくなっている、例)法人支援など)

<法人支配主義(右派:ブッシュJr&ムッソリーニ、左派:シンガポール、現代中国)
:小さな政府を通り越した法人企業が制御する大きな政府


なおヒットラーは社会的尺度にて史上に存在したいかなる思想よりも極右であったが、経済的尺度にてはリベラルであった。 ヒトラーエコノミーはケインズ左派に当たる。

余談だが『小林よしのり』も経済尺度ではかなりリベラルでありファビアン社会主義の部類である。
政治・経済そして社会において米国と北朝鮮は対極にある。
そして我が日本は米国よりも北朝鮮に似ている。

今こそ明治維新を思い出し、天皇教を復活することによって
民主主義と資本主義を推進しよう!
838 ◆UmJtE7O87o :2006/10/29(日) 20:01:16

/// この国の気持 1 /////////////////

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所1998年発行; 1,500円 より

・・・・・
第二章 この国の気持
    一、古い理想を追う日本
        日本の選択肢

 日本の国家や社会のコンセプトは、時代によって大きく変化してきた。
中でも重大なのは、徳川時代の安定一途の社会コンセプトから
規格大量生産型の近代工業社会の形成へと大転換した明治維新である。
 日本は明治以来、このコンセプトを継承し、約百年後の一九七〇年代には、
見事にそれを達成した。七〇年代末からの日本は、世界で最も成功した
近代工業社会、いわば「最適工業社会」であった。

/////////////////// あるべき明日 ///




839生活必需品普及度100%時代:2006/10/29(日) 20:12:33
>堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』

何を決断するのですか? 堺屋さん
  
決断するのは「7時間労働制・週休2日」と違いますか?
840 ◆UmJtE7O87o :2006/11/05(日) 19:15:15

/// この国の気持 2 /////////////////

 ところが、その頃から世界は大きく変化し、近代工業社会とは別の、
新しい歴史段階を目標とするようになっていた。それは、比較的低コストで
多様な生産と流通を実現できる技術の進歩を反映して、人々の多様な
発想を実現し、多様な欲求に応える自由経済民主主義の社会である。
 日本は明治以来の夢を実現した。これは偉大なことだ。従って、この
成功を誇示して成功体験に長く酔い痴れたい気持が、今の日本にはある。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



841金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/11/05(日) 19:25:34
負け組は、おもちゃ売り場やお菓子売り場で泣きわめく子供と同じだな、或いは、小遣いアップをせ
がんで泣きわめく子供と同じ。全く聞分けが無い。国が親ということだ。

負け組は、そういったダダをこねる子供と同じメンタリティーなのだ。

ただ、負け組が子供と違うところは選挙権もあるし、下手に知識(糞知識だが)があるし、有る程度、
詭弁を使う技術も身につけている。

但し、負け組はダダをこねる子供より遥かに有害である。

なぜなら、ダダッ子は親におもちゃ・お菓子を買うカネや小遣いアップのためのカネが無いのなら、
親にカネを持ってる人から強盗をしろ!とは、普通は言わない。

しかし、負け組は勝ち組に対して課税を強化するような強盗行為を国に対して要求するのである。デ
タラメな法律をつくって合法的強盗を可能にしようとする。しかも、それを恥と思ってもいない。


こういった状態が日本の現状である。間違った考え方によって、日本が恥知らず国家になってしまっ
たことは残念なことである。
842 ◆UmJtE7O87o :2006/11/11(土) 20:57:00

/// この国の気持 3 /////////////////

 また、それに成功した手法を継続していれば、これからも繁栄が続く
はずだ、と信じたい気分も強いし、これを改めることへの危倶や不安も
大きい。もちろんこれを変えることによって損失を受ける既成の勢力や
知識の持ち主も多い。
 世界の冷戦構造が終焉した一九九〇年、世界の経済と文明の
構造は変っていた。だが、日本は過去の成功のゆえに、佇み戸惑った。

///////////////////// PHP研究所 ///



843金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/11/12(日) 08:28:02
>>836
言ってることは理解できるが言葉の使い方間違ってるよ。
経済的にリベラルとは、アダム・スミスなどの古典派を源流としてハイエクなどに
よって深化された自由主義・新自由主義を言うのであって、ケインジアンのことは
「経済的」にはリベラルとは言わん。「政治的」にリベラルということは確かに
あるがね。
844 ◆UmJtE7O87o :2006/11/18(土) 19:37:09

/// この国の気持 4 /////////////////

社会主義の消滅を構造的変化ではなく、ソ連など社会主義国指導部の
失敗と見る論説さえ、少なくなかった。そんな惑いがこの国を、進歩の
遅い「遅進国」にした。世界の先進国が「近代」を超えた新しい歴史的
発展段階である「新代」に向って非常な勢いで走りだしていたとき、
日本はその方向へ進むことができなかった。
 私たちはこれから新たな目標を設定し、新しい選択をしなければ
ならないところへ来ている。では、われわれの前にはどのような
選択肢があるだろうか。

///////////////////// PHP研究所 ///



845 ◆UmJtE7O87o :2006/11/22(水) 21:21:54

/// この国の気持 5 /////////////////

        失われた目標を追い続ける

 第一に考えられるのは、いままでと同じ目標を追い続けることだ。つまり
規格大量生産型の近代工業社会を理想と信じ、これからも徹底した規格化を
維持することである。
 それによって一世代前の人々が夢見た社会が実現し継続するとすれば、
それもよいではないか。わずか一世代前の一九六〇年代に世界の人々が
夢見た世の中を、この国に実現させてなぜ悪いのか。それはそれで素晴らしい
ことではないか、というわけである。

///////////////////// 1998年発行 ///



846 ◆UmJtE7O87o :2006/11/29(水) 22:47:47

/// この国の気持 6 /////////////////

 この逆を選択するとすれば、国内的には急激な変化は避けられる。
戦後の官僚主導と業界協調体制を維持すればよいはずである。
 現に、外国からの圧力や国際競争に曝されない分野においては、近代
工業社会の目標に沿ってつくられた基準が頑固に維持されている。その
最も典型的な分野は教育だ。
 橋本前内閣は「六大改革」の中に、財政改革、行政改革、社会保障制度改革、
金融制度改革、経済構造改革と並んで、教育改革も採り上げたのだが、
議論されていた教育改革の方向は、明治以来、文部官僚が夢見てきたのと同じ、
「規格大量生産に適した人材を大量に育成すること」の域を出るものではない。

////////////////// 1,500円(税込) ///



847 ◆UmJtE7O87o :2006/12/06(水) 22:24:45

/// この国の気持 7 //////////////////

 規格大量生産に適した労働力となる人材とは何か。その第一は、共通の
知識と技能をもっていること。みな読み書き計算ができ、文明の利器を利用でき、
ある程度の外国や歴史の知識をもっている。新聞雑誌を読み、買い物の
計算ができ、規則通りに動く習慣があり、時計、電話、テレビ受像機が使えて
自動車の運転もすぐに覚える。つまり、近代工業社会において生活するのに
不便がなく、大量生産の現場で働いてすぐ役に立つ人間である。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



848 ◆UmJtE7O87o :2006/12/13(水) 22:37:50

/// この国の気持 8 /////////////////

 近代以前の教育は、職能教育を前置して、一般教育を後置した。
農民の子は親に連れられて農業の手伝いをすることで職能教育を受け、
やがて寺子屋に通って読み書きそろばんという一般教育を受けた。
武士の子はまず親から武士にふさわしい行儀や挨拶を躾けられ、
それから読み書きそろばんに入った。そしてその中で特に才能があると
認められた者だけが、都に上って偉い先生について専門的な知識と
技能と人脈を学んだ。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



849 ◆UmJtE7O87o :2006/12/22(金) 21:05:47

/// この国の気持 9 /////////////////

 ところが、十九世紀から世界に広まった近代教育は、まず読み書き
計算の一般教育を施し、職能教育はあとからする。
 このような教育こそマルクスのいう「自由なる労働者」、つまり「財産も身分も
利権もないがゆえに自由な勤労者」には適している。彼らは、将来どんな
職業に就くか分からないし、いつ職場を変るかも分からない。どこに居住するか、
どんな人と結婚するかも分からない。従って、どのような場合にも有用な
基礎知識をもたせた。職場の側からいえば「雇ってすぐ役に立つ人材」である。
 このような規格大量生産向きの人材を大量につくる「近代教育」において、
最も完成度の高いのが今日の日本である。

/////////////////// あるべき明日 ///

850金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/12/23(土) 00:36:04
>>1
いいところ突いてると思うよ
政府擁護の2ちゃんねる書き込み部隊や
全国のヤラセが象徴的だよ
銀行過保護政策のツケを国民に負担させ
大増税と福祉カットしながら、天下り禁止法案は廃案
官僚と自民党はチーム制のようだね
日本は「官僚制社会主義」
旧ソ連と一緒だよ

851金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/12/23(土) 07:52:28
2010年資本主義は爆発的に崩壊する。ラビ バトラ氏のこの有名な予測が幾分
現実味を帯びてきた。来年は2007年、カウントダウンは始まっている。
852 ◆UmJtE7O87o :2007/01/01(月) 00:44:41

/// この国の気持 10 /////////////////

        「この国の気持」を示す教育

 一つの国(社会)の未来を創るのは次の世代である。従って、「次世代」を育てる
教育には、その国の現世代の期待が表現されている。親の世代が願ったように
子の世代はならないことは多いが、教育に託された理念には、親たちの理想が
表われている。いい換えれば、一つの国の教育制度や内容を見れば、「この国の
気持」が、つまりその国の人々が目指している未来像が分かるわけである。
 では、今日の日本の教育の仕組みはどうなっているか。その大枠を定めたのは
昭和十六年の「国民学校令」だ。「何をまた古いことを。五十年も前に廃止になった
勅令を何もいまさら」と思われる方も多いだろうが、実はここが大切な点である。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



853 ◆UmJtE7O87o :2007/01/03(水) 19:28:13

/// この国の気持 11 /////////////////

 国民学校令は、ナチス・ドイツの「フォルクス・シューレ」の制度を、その名も
そのままに模倣したものだ。この制度の主な柱は三つある。第一は、初等教育は
全人格的に公の認定した学校で行う。家庭や地域社会や教会は深く関わる
必要がない。学校が知育、徳育、体育のすべてを行う。
 第二は、初等教育の学校はすべて公認制、原則として公立(市町村立)にする。
私立の小中学校の新設は原則として認めず、現存の私立学校もなるべく縮減し
公立に集約する。
 第三は、公立学校には一学校一通学区域の厳格な学区制度を設け、居住地
による強制入学制度を実現する。

///////////////////// PHP研究所 ///



854 ◆UmJtE7O87o :2007/01/07(日) 18:16:46

/// この国の気持 12 /////////////////

 以上の三つを組み合せると、教育の消費者である生徒と父母から、
学校選択の自由を奪うことになる。しかもその学校が、知的教育だけではなく、
生活の躾から体育や美意識までを教えるとなれば、官僚の指定する学校が
子供たちの全人格形成を支配することになるだろう。
 そうであれば、どの学校も同じ教育内容でなければならない。学校に
優劣があれば不公平が生じるし、教育内容に違いがあれば不適切な結果
になる。ある学校が「音楽に重点を置く」とすれば、音楽好きの数人は喜ぶが、
あとの何十人かは困ってしまう。なにしろ入学する学校を選択することも
転校することもできないのだ。

///////////////////// 1998年発行 ///

855金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/01/07(日) 18:38:09
日本が民主主義国家だと思っているのは、恐らく日本人だけ。
オーストラリアの大学で使うテキストには、「日本は官僚主義国家」となっていた。
856金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/01/07(日) 18:48:34
問題は、こうした官僚支配体制が、日本の社会をがんじがらめにし、
それがまた日本の社会を硬直化させているということ。たとえばよく政府は、

「日本の公務員の数は、欧米と比べても、それほど多くない」

と言う。が、これはウソ。

国家公務員と地方公務員の数だけをみればそうだが、日本にはこのほか、公団、公社、
政府系金融機関、電気ガスなどの独占的営利事業団体がある。これらの職員の数だけでも、
「日本人のうち七〜八人に一人が、官族」(徳岡孝夫氏)となる。が、まだある。
こうした公務員、準公務員のいわゆる天下り先団体として機能する協会、組合、社団、
財団、センター、研究所、さらに下請け機関がある。

こうした組織は全国の津々浦々、市町村の村レベルまで完成している。
そしてこうした団体で働く職員は、この不況も何のその。OECD2位の自殺率、
50年後に日本の人口が3000万人になってしまうかのような少子化も何のその。
完全な終身雇用に守られ、満額の退職金に満額の年金を手にしている。
857 ◆UmJtE7O87o :2007/01/13(土) 20:23:30

/// この国の気持 13 /////////////////

 従って、すべての学校は全国一律、どこからも非難の出ない「国定」の
教育にならざるを得ない。さらにこれを生活の躾や徳育、体育にまで拡げれば、
全日本人の能力や価値観を一律同型にすることも可能だろう。これこそが
「国民学校令」の主旨であり狙いである。
 ここで指摘しているのは、「一律の価値観に育てる仕組み」であって、その
価値観が「軍国主義」か「経済主義」か、「忠孝」か「会社人間」かといった
中身ではない。この仕組みこそが、今日も頑固に、ますます強固に維持されている
日本の教育の根本なのである。
 なぜ戦時中に採用されたナチス型全体主義の教育制度が、戦後の民主化時代
にも維持強化されたのか。その理由は、戦後の社会全体が規格大量生産の
確立を目的としてきたからである。

////////////////// 1,500円(税込) ///


858金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/01/13(土) 21:38:03
いいスレだなあ
でも、もっといい話あるよ。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-13/2007011302_01_0.html
859金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/01/14(日) 09:55:52
資本主義の目的は何なのですか。この概念がない。
▼古典派経済学者が現状を見たら
経済学者、A,K,Mの3学者が現状を見たらなんと言うだろうと。
Aは国富すなはち山高ければ裾も高くなると考え。Kは失業対策のみでなく
失業者を遊ばせることは国富にとっても損失と考え。Mは山は高くなっても
裾は高くならないと富の配分が重要と考えた。
すなわち3学者とも目的は同じで貧困をなくすことだったと理解しています。だから経済学とは貧困をなくすことですね。
3学者が現状を見たら

http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/169.htm
860 ◆UmJtE7O87o :2007/01/21(日) 13:55:19

/// この国の気持 14 /////////////////

        日本教育の目標――知識、協調、辛抱

 明治以来、日本の教育は、規格大量生産型の近代工業社会で役立つ人材を
大量に育成することを目指して来たことは前述した。そのために、基礎教育には
三つの目標を掲げてきた。
 第一は、生徒に共通の知識と技能を付与すること。規格大量生産に従事しようと
すれば、みなと共同作業をするので、共通の知識や技能がなければ困る。
 「高卒の新入社員を百人採りました」といえば、「高卒ならこの程度の読み書き
計算ができ、この程度の知識があるはずだ」という前提で社員教育をすれば、
全員が習熟できる。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



861金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/01/21(日) 14:31:04
官僚の関与無しには、こんなことありえないもんね。

http://www.eonet.ne.jp/~0035/sanpou.htm
862中卒でスマソ。:2007/01/24(水) 18:31:17
唐突なんですが、ケインズってマルクスの亜種なんですか?
なんかそんな感じがしたんで訊いて見ました。
863 ◆UmJtE7O87o :2007/01/27(土) 23:31:06

/// この国の気持 15 /////////////////

 「今年は優秀な大卒が十人入りました」といえば、だいたいこういう職場で
こういう訓練をすれば、やがてこういう管理職に育つ、ということが予想できる。
それこそが教育の第一の目標だった。
 このことは人材を規格化し、「先物買い」を可能にした点でも、日本の雇用慣行に
重大な影響を与えた。終身雇用や年功による昇進制度ができたのも、このためである。
 第二は、協調性を強めること。同じ時間に出勤して共同作業をし、勤務地や役職が
替ってもすぐにみなと協調できる、それには周囲と同じように生き、同じように
考えることが大事である。

/////////////////// あるべき明日 ///



864 ◆UmJtE7O87o :2007/02/03(土) 20:59:42

/// この国の気持 16 /////////////////

 現在、各企業は新入社員として採用したいのは「個性と独創性のある人」という。
しかし、各企業のそれぞれの課で欠員が出たとき、支店で増員を行うとき、「どんな
人が欲しいか」と聞いたら、課長や支店長がいうのは「協調性のある人」であり、
「個性の強い奴だけはよこさないでくれ」というのが本音だろう。「会社としては、
個性のある人材を採らなければいけないが、うちの課(支店)では困る」というのである。
 第三は、辛抱強いこと。規格大量生産に従事するのは面白いことではない。だから、
辛抱強くなければ勤まらない。嫌いなこともしなければならない。特に配置換えや
機械の変更があれば、否応なく対応するだけの辛抱強さが必要だ。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



865 ◆UmJtE7O87o :2007/02/10(土) 22:09:07

/// この国の気持 17 /////////////////

 辛抱強くなる教育となれば、子供の頃から嫌いなことを多くさせた方がよい。
だから、学校は面白くてはいけない。学校は辛いことを辛抱した末に褒められる
ところなのだ。
 好きな学校を選ぶのではなく、強制的に割り当てられた学校に送り込まれる。
授業では不得手なことを長時間する苦痛に耐える習慣をつける。これが日本の
教育の重要なポイントである。
 そもそも人間は、生れた途端から本当にしたいことから目をそむけるように
教えられる。たとえば子供が転んで膝小僧を擦りむいたら、母親は「飴玉をあげる
から泣きやみなさい」という。子供が本当にしたいのは膝の痛みを取ることなのに、
「口の甘味によって膝の痛みを忘れろ」と命じられるのだ。そして、それで
泣きやんだら「よい子」であり、泣きやまなかったら「ごんた」である。

///////////////////// PHP研究所 ///



866 ◆UmJtE7O87o :2007/02/18(日) 18:43:14

/// この国の気持 18 /////////////////

 長じてくると、それが一段と強くなる。常に自分のしたいことを隠し、他人の
期待通りに動く方が有利益なことを教えられる。これを繰り返していると、
辛抱強い人間になる。
 それを徹底させるため、日本の学校は嫌なことを長い時間させる仕組みを
つくりあげた。長所を伸ばすよりも欠点をなくすことを教育指導目標としたのである。
 たとえば体育が上手で算数の下手な子には、算数の補習をする。理科が好きで
国語が下手な子供には、国語の宿題を出す。したがって学校では、下手で嫌いな
時間が増え、得意で好きな時問は減る。そんな苦痛に耐える辛抱強さこそ、
よい子の必須条件である。

///////////////////// 1998年発行 ///



867 ◆UmJtE7O87o :2007/02/24(土) 19:45:52

/// この国の気持 19 //////////////////////

        個性と創造カの否定

 もう一つ、日本の教育で重要なのは、個性と自己顕示欲をなくし、創造力を
抑制することだ。
 規格大量生産では群の中に個は埋没する。一人だけ自分のつくった部品に
名前を書くようなことは許されない。誰がやっても同じものができる。製品に
個性がないから労働にも個性がない。労働に個性がないから労働者にも
個性がない方がよい。誰と入れ替えても同じものができる、これが規格大量生産
にとっては重要である。

///////////////////// 1,500円(税込) ///



868 ◆UmJtE7O87o :2007/03/03(土) 21:09:35

/// この国の気持 20 /////////////////

 規格大量生産というのは部品の製造と組み立てから成り立つ。従って部品をつくる
素材(材料)は品質が一律であって、加工に当って判断が要らないものほど好都合だ。
木目や節目のある材木よりも、そういったもののない鉄板の方が近代的素材である。
プラスチックはさらに特色がないから、より近代的だ。個性のない素材で個性のない
部品をつくり、それを個性なく組み立てれば、個性のない規格品ができる。
 部品組み立て方式を最初に実行したのは、サミュエル・コルトだといわれている。
一八五四年のフィラデルフィア博覧会で、サミュエル・コルトは数百丁の拳銃の部品を
ごちゃ混ぜにして何度も組み立て、全部が同じにできることを実演してみせた。
これが西部劇でよく見るコルト式拳銃である。この方式がやがてフォード・システムに
発展する。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



869 ◆UmJtE7O87o :2007/03/11(日) 19:39:10

/// この国の気持 21 /////////////////

 ちなみに、ヘンリー・フォードの考えたフォード・システムは、サミュエル・コルトの
組み立て式と、シカゴの精肉業者がやっていたベルトコンベア移動装置と、
テーラーが提唱した「一労働者一作業」のテーラー・システムの三つを組み合せた
ものといわれている。
 個性を発揮していけないのなら、当然、自己顕示欲もない方がよい。自己顕示欲が
あると、変ったことをしようという気になるから、規格大量生産では危険である。
だから全員が同じような発想をし、同じような行動をする。各人は一つの動作しか
しないでよい。チャップリンは『モダン・タイムス」でこれを椰楡したが、規格大量生産を
目指した近代工業の行き着く先は、個性のない機械のような人間を求めるのである。

/////////////////// あるべき明日 ///



870 ◆UmJtE7O87o :2007/03/24(土) 18:50:25

/// この国の気持 22 /////////////////

 このことはまた、創造力をも否定する。創造力をもつと必ず規格大量生産に対する
叛乱を試みたくなる。それができないのは本人の苦痛でもある。創造力のある人が
創造力のない仕事をするのは苦しいことだ。
 規格大量生産の現場では自分の意見や発想はもたないで、いわれたとおりにする
者が優れている。従って教育の場でも、教えられたことを丸暗記しろ、それができる
者こそ優秀だ、と体験的に覚えさせる。今日の日本の受験システムがそれである。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



871 ◆UmJtE7O87o :2007/04/07(土) 22:30:39

/// この国の気持 23 /////////////////

 受験では、自分で考えたのでは正解にならない。先生のいったとおりに、教科書に
書いてあるとおりに覚えればよい。教科書に疑問をもたず、別の答えを求めずに
生きるのが有利なことを徹底的に教え込むのが受験教育である。
 そういった仕組みでできた日本の教育は、他の自由主義先進国の教育とは大いに
違う。他の国々の教育は、個性の育成、つまり長所を伸ばすことに熱心だ。その方が
近代工業社会の「次の時代」である知価社会には適しているだろう。アメリカでは
八○年代に入ると、教育も多様化が進み、人種平等化のためのバス通学も廃止
されてしまった。

///////////////////// PHP研究所 ///



872金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/07(土) 22:33:23
本だけは核武装するべきではない




http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1175950986/l50

日本だけは核武装するべきではない




http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1175950986/l50

日本だけは核武装するべきではない




http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1175950986/l50

873 ◆UmJtE7O87o :2007/04/21(土) 21:05:47

/// この国の気持 24 /////////////////

        ますます強まる没個性教育

 日本の教育官僚たちは、明治以来こういう規格大量生産向きの人材を育てることを
目標として、教育制度を作って来た。そしてそれが完成したのは昭和十六年
(一九四一年)の国民学校令によってである。
 戦前、昭和十五年までは小学校の設立はそれほど難しくなかった。一時ベストセラー
になった黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』に書かれているトモエ学園は、
古い路面電車を教室にしていた。戦前はそんな学校でも認められたのだ。いまの
塾をそのまま学校としても認めるような状態だった。

///////////////////// 1998年発行 ///



874金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/21(土) 21:30:05
アメリカも民主は社会主義だからな。
875金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/21(土) 22:08:39

まだ民営圧迫の公営多いよ。
社会主義と一緒
876金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/21(土) 22:21:43
>>875
どういう部分で?
877 ◆UmJtE7O87o :2007/04/29(日) 21:39:24

/// この国の気持 25 /////////////////

 ところが、国民学校令で私立小学校の新設は事実上禁止になり、トモエ学園も
路面電車の教室が戦災で焼けたあとは再開が許されなかった。戦後、小・中学校で
私立の新設が認められた例は、大学の附属などを除いてはきわめて少ない。
 終戦直後に連合軍司令部(GHQ)は学校新設を認める法律をつくらせたが、認可の
ための施設基準を政令で定めることとした。そしてその政令ではまた、それを省令で
定めることにした。だが、小・中学校の基準を定める省令は、五十年後の今もまだ
できていない。そのため、どんな施設をもっていっても駄目といえるのである。
 法律に定めたことを省令でできなくする例はほかにもいくつかある。官僚たちは、
たとえ法律で定められたことでも、やりたくないことはやらない仕掛けを設けるわけだ。

////////////////// 1,500円(税込) ///



日本は企業の部分だけ民主主義で
財布と通信交通諸インフラは国が握ってる。
だからなにかあれば国の権限で電気止めたり
電車止めたりテレビ止めたりできる。
879 ◆UmJtE7O87o :2007/05/12(土) 21:02:13

/// この国の気持 26 /////////////////

 こうして私立の小・中学校を抑制する一方、公立学校は厳格な一学校一通学
区域制にした。つまり、教育の消費者である生徒と父母から、学校選択の余地を
奪う強制入学制度にした。何故そんなことをしたのか。その狙いは、均質型
没個性教育の徹底である。
 私立学校を減らし、公立学校を通学区域別の強制入学制度にすれば、どこの
学校にも「平均的生徒群」が入学する。ある地区に算数の上手な子供が集中的に
生れることも、体育の得意な子供ばかりが住むこともない。どこの学校にも平均的な
生徒の群が来る。従ってどこの学校でも同じ教育をせざるを得ない。個性的な
教育をすると、その個性に適さない生徒は困ってしまうからである。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



880 ◆UmJtE7O87o :2007/06/02(土) 22:02:12

/// この国の気持 27 /////////////////

 戦後、昭和三十年代になると、この仕組みをより強固にしたい、という熱気が
官僚たちの間に起りだした。
 戦争中の理想を戦後に実現しようとして、規制を強化したのは、教育に限った
ことではない。製品規格や施設基準でも、東京一極集中の地域構造でも、戦争中には
理想としては掲げられたが、現実には物資の不足や戦災であまり実行できなかった。
ところが昭和三十年代に入り、戦後体制が整うと、戦前に描いた官僚主導の理想を
実現しよう、という官僚たちの情熱が燃え上がった。文部官僚も日教組の組合官僚も、
この点では一致していた。その頃から作られたのが『学習指導要領」である。

/////////////////// あるべき明日 ///



881金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/06/03(日) 13:33:28
最近、株式会社住友信託銀行が法人税を払えるようになったとは。日本は、大恐慌後のケインズ主義修正資本主義を超えないとならないのだろうか?
882似非民主主義者ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :2007/06/10(日) 13:22:35 BE:70413072-2BP(201)
▼米国FBIの言論弾圧を弾劾せよ!      
 米国民主主義に対して第二次世界大戦の戦後審判とはまったく関係なく、新たな主張を行うことにより危険思想保持者と見なし、記事の削除とアクセス禁止による明らかな言論弾圧を行っている。
 FBIは、沖縄米軍基地における軍事的弊害説、9.11フリーメイソン陰謀説に対する言論弾圧が認められた。
▽民主主義の国民が防衛理念を含む専門知識に基づいて投票することは有り得ない。
 したがって軍事兵器の使用は極めて不明瞭な理由により過ちを繰り返しやすく、軍事的弊害を含んでいると言える。
 イラクの軍事支配という中東の混乱により米軍の軍需産業は事実上沖縄にまでこの軍事的弊害を生じさせたのである。
 一方、1996年8月28日、最高裁は米軍用地の強制使用手続きをめぐる代理署名訴訟で、米軍基地への土地提供を定めた米軍用地特別措置法は憲法に違反しないという判決を下した。
 この米軍用地特別措置法は同盟上の米軍の軍需産業を容認するものであるが、前述した沖縄の軍事的弊害とは、似て異なるものであり、両者を民主主義において憲法上合法とすることは不当な判決であると言わざるを得ない。
▽米国同時多発テロ9.11は、事実上米軍のイラクでの軍事活動を正当化せしめたのであり、数十万の身体障害者を含む戦争犠牲者を齎した。
 そして、ブッシュ政権はイラクの民主化に必要な要件を満たしていないばかりか、フリーメイソンの教義に含まれる虐殺思想の終端と軍事経済破綻を防ぐべく水面下での隠蔽工作をしたかの如き示唆を繰り返しているのである。
 なぜならば、米国の権威は少数民族を虐殺したことにより維持されてきたからであり、この戦争利権を維持するために大規模なテロ事件を通じて米国民を洗脳する必要があったと言えるからである。
 つまり、戦争の可否は国民洗脳により誘導された似非民主主義的な判断に基づくものである。
883 ◆UmJtE7O87o :2007/06/19(火) 22:15:28

/// この国の気持 28 /////////////////

 そこに書いてあることを要約すると、子供の長所を伸ばすのではなく、欠点を
なくせよ、ということだ。すべての生徒を長所も欠点もない「まんまる人間」に
するのが学習指導の目標なのだ。五段階評価法なら、普通の子供は全科目
3が並び、優等生は全科目5が並ぶ、これが戦後教育の理想である。
 「まんまる人間」ばかりなら、直径だけ測れば生徒の順位が分かる。この直径を
表すものが「偏差値」だ。だから「偏差値一つで全部が測れる」ということになった。

///////////////// 日本・いま決断のとき ///



884 ◆UmJtE7O87o :2007/07/11(水) 21:44:51

/// この国の気持 29 /////////////////

 しかし、そこで止ったわけではない。さらにもう一度、一九八○年代の臨教審が
行われていた頃、「いまもなお個性と自己顕示欲と独創性のある子供がいるでは
ないか、こんなことでよいのか」という反省が教育官僚や組合型教師の中で起った。
 このことから、学校の規則で生徒を拘束する「校則主義」が生れた。それ以前にも
校則はあったが、規格化が進んだのはこの頃である。女生徒の髪形は眉毛が
隠れてはいけないし、肩にかかってもいけない。男子生徒の上着は指先より四センチ
以上短くなければいけない。歩くときは左足から第一歩を出し、手を挙げるときは
右前方七〇度にせよ等々、実に細かなことまで校則で定めている学校も珍しくない。

///////////////////// PHP研究所 ///


885金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/07/11(水) 22:08:14
まだまだ社会主義的だな。
はやく新自由主義にしなくてはならない。
886金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/07/11(水) 22:14:47
お前ら騙されてるよ。
私企業が役所より威張ってる社会主義国があるかよ。
大企業が福祉や文化事業を受け持ってる社会主義国があるかよ。
日本は社会主義国なんじゃなく、「世界で唯一成功した資本主義国」なんだよ。
社会主義にしないで、社会主義の目的だけを実現してしまった夢の国なんだよ。
887金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/07/11(水) 22:26:02
役所のほうが威張ってるぞ。
かつての岩崎家や三井家も落ちぶれてしまい、相続税に苦しんでいる。
資本主義ならありえないよ。
888金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/07/11(水) 22:32:01
田中角栄の社会主義時代に戻せよ
>>888
また田舎にお金垂れ流して借金を膨らますってか?
過去の失敗の尻拭いしているのに、また過去の失敗をやれってか?
もう痴呆民はいい加減にしてくれ!
過去の失敗? 日本がいつ過去に失敗したの?
891 ◆UmJtE7O87o :2007/07/28(土) 18:12:12

/// この国の気持 30 /////////////////

 教育界においては、今も「個性化」と「不良化」はほとんど同意語になっており、
個性排除の動きは強い。最近のバタフライナイフの問題もそうした文脈の中で
騒がれた事柄の一つだ。いじめの問題や少年犯罪を挺にして、より徹底的な
統制をしようという意見が強くなり、持ち物の検査や読書傾向の指導、さらには
幼少年の見るテレビ番組の制限まで、さまざまな統制的主張が生れている。
一つの事件をセンセーショナルに発表して統制を強める口実にするのは、
統制主義者の伝統的なやり方である。
 いじめの問題の根本は、好みの学校を選べない、嫌な学校をやめられない
点にある。つまり、通学区域制度こそすべての原因である。しかし、これだけは
教育官僚の権限としても、教師の間の競争を避けるためにも、手をつけたくない。
今日の教育改革も、この問題を回避している。

///////////////////// 1998年発行 ///



892金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/07/28(土) 20:09:13
>>886
日本は国家資本主義だと
893金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/04(土) 09:12:34
需要をみてから資金を決めることが、諸外国より遅れてしまう原因だとおもった。
関空に新しい滑走路が出来たが、発着料金は香港の3倍。上海の5倍の料金。

だれも来ない。高い空港をつくってしまった。

円安にして、物・人を呼ぶことから始めるのが手っ取り早いと思う。
輸入しかしてない企業は外資にシェアを奪われるのが従業員のためだと思う。
894金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/04(土) 09:17:17
>>893 税金もっと投入すれば発着料金安くできるだろ。福祉への支出
削減してでもね。半分、冗談だけど。
円安にしてって、どうやって円安にするのさ。民主党が政権とればできるような
ものと考えてるわけ?
895金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/04(土) 10:55:49
政府や自民党が隠していたことが明るみなれば、円安になるさ。
日本は信用できない。って。

自民党と民主党の見せ掛けの対立劇はもうバレてると言うのに、改めて指摘されて、
ま〜だ猿芝居を続けてるよw
一度嘘を吐くと前の嘘を隠す為に次ぎから次ぎへと嘘を吐いて行くのに似ているね。
策士策に溺れると言うか、今度は自分で自分の首を絞め始めたよw

政治家一代やっただけで巨万の富を築いている者が居るよね。
政治家の給料である歳費だけで色々出費もあるだろうしそんな事はあり得ない。
よっぽど悪いことをしてなければ無理。
昔は賄賂。色々世間の目が厳しくなったが、政治家連はちゃんと抜け道を作っていた。
今は政治献金を着服すると言うやり方らしい。
それが出来なくなったら、そりゃ困るだろう。

政治資金収支報告書に本当に一円から、記載されるようになるか見ものだなwwww
日本の野党はもともとだが、今回の選挙でますます、アイルランドや西欧諸国とは全く逆の方向を向きはじめた。

前の「山が動いた。」とか今回のように消費税反対運動みたいなバラ撒き政策のポピュリズム政治家が人気を
博して大手を振る。国際競争の現実を無視した大衆の感情を煽り、大衆の妬み嫉み根性を煽って所得税、法人税
などの直接税を高くし、消費税を低くして人気を取り、青二才書生論のような国際経済競争の現実を無視した
空想的な、あるいは、バラ撒き公約の政治家が大きな顔で高笑いをする。

こんな世界一高い法人税のままでは、高率の法人税を嫌う高収益企業が海外に逃げ、安給料しか払えない赤字企業の割合
だけが増えて、ワーキングプアがますます増えるのは当然だよ。

今回の民主党を含めた社会主義野党の民主党の税制は、法人税が世界一高い日本で、更に実質的な法人税を更に高くし、
儲かる企業を日本から追い出し、儲からない企業(ワーキングプア企業)だけを残す税制でしかない。
898金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/05(日) 10:08:08
資本主義・・・金主義世界だわな この世界は悲しいことに
人の事より金が大事だから、なにかを潰さなきゃ金にならない
ソニーの家電にしても壊れるよう、病気にしても治しきらないよう、
完璧な物は作らないようにしてるだろうし さらには病気も人工的に作ってるだろう
すべては金の為に

俺らの立場は生かさず殺さずだよ 所詮・・・
これじゃいつまでたっても世界はよくはならないが・・・
人より金が主役のこの世界 なんかまちがってねーかと思うが
これが現状・・ ただこの不幸を繰り返さぬよう
俺は一つ反抗している それは子供を作らないことだ
もう、この現状では駄目だろ なにか革新的なことが起こらない限り
二極性は、さらに広がりを見せ中身も濃くなってきている
世界の破滅(破産)はもうそこまで来ていると思うのは俺だけだろうか?
現実を知れば知るほど死にたいと思うが、もう少し様子を見たいと思う
はやく人が人であれる世界を望む・・
899金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/07(火) 20:56:02
同意
900金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/07(火) 21:03:24
>>898
どうせお前みたいなドキュンは高校までは威張っていじめっ子だったんだろ?
自業自得



いじめられっこのオタクだけ助けるべき
いじめられっこのオタク乙
902 ◆UmJtE7O87o :2007/08/16(木) 19:56:25

///////////////////////// あるべき明日 ///

堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』
PHP研究所; 1998年発行; 1,500円; ISBN: 4569602118

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569602118/qid=1140187066/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-0063927-4915570
http://www.bk1.co.jp/product/1577392
http://item.rakuten.co.jp/book/990293/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%82%A0%82%E9%82%D7%82%AB%96%BE%93%FA
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30432932

/// PHP研究所 /////////////////////////////

 相続税、英野党が撤廃を提案  次期総選挙は減税選挙に

 英野党・保守党の政策グループは17日、相続税廃止や法人税減税など大幅な減税策を
提案した。6月末に発足した労働党のブラウン政権も法人税と所得税の減税を打ち出して
おり、早ければ年内にも予想される次期総選挙は与野党が減税の規模を競う展開になりそ
うだ。
 英国では現在、30万ポンド(約6800万円)以上の財産の相続に40%の税金が課
せられる。だが最近の不動産価格高騰で中間層の多くがこの対象に含まれるようになった
と同グループは指摘。
 また法人税を現行の30から25%に引き下げると提案した。ブラウン財務省(現首相)
が3月の予算案で発表した来年からの28%への引き下げを更に上回る規模の減税となる。
 提案をまとめた元閣僚のレッドウッド氏は「労働党政権下の英国は減税に動く他国との
競争で遅れをとった」と指摘。「富裕層に有利な税制にすれば彼らが英国にとどまり、結果
として税収が増える」と説明した。
904 ◆UmJtE7O87o :2007/09/01(土) 20:16:39

/// この国の気持 31 /////////////////

        競争カを失わせた医療統制

 要するに、世界の国々のゴールが変ったにもかかわらず、日本の教育は
近代工業社会をさらに徹底させる方向を続けている。
 同様のことは、医療についてもいえる。
 日本の医療費は国民一人当り約二十一万五千円(一九九五年度)、アメリカの
約三十六万円(一九九四年度)よりもかなり少ない。これが日本の制度を
擁護する口実になっているが、その内容は大いに違う。

////////////////// 1,500円(税込) ///



905 ◆UmJtE7O87o :2007/10/10(水) 22:59:52

/// この国の気持 32 /////////////////

 アメリカの場合は死亡前一年の末期医療が高いのに対して、日本は投薬や
検査が多い。つまり、規格大量生産型なのだ。
 当然、日本は医薬品の大市場であり、大生産国である。それなら、医薬品の
国際競争力は強いはずと思われるかもしれないが、医薬品の輸出は輸入の
五分の一しかない。つまり日本の医薬品産業は国際競争力はきわめて弱いのである。
それというのも日本の製薬行政では、独創性のない製品をつくるのが有利な
仕掛けになっているからだ。健康保険の薬価制度によって、そんな仕掛けが
できているのである。

////////////////////// 堺屋 太一 ///


906金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 13:18:23
アメリカの経済学者ラビ・バトラ博士

「1979年、イランで革命が起こり、パーレビ国王は退位するだろう。」

「1980年からイランとイラクとの間に7年間におよぶ血生臭い
戦争が勃発するだろう。」

「1990年1月から3月の第1四半期の間に東京市場で株価の
大暴落が起こるだろう。」

「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て
崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する。」

「資本主義の崩壊(世界同時大恐慌)は住宅バブル・原油バブルの2つのバブルの崩壊に
端を発するNY株式市場の大暴落から始まるだろう。資本主義は花火のように爆発する。」

「世界同時大恐慌の入り口は2005年。そして2010年までに
『搾取的資本主義』は崩壊するだろう。」

(大恐慌・資本主義の崩壊によって)
「日本と世界は同時に崩壊する。」

ラビ・バトラ博士の恩師、サーカー師

「共産主義は早死にするだろう。資本主義は爆竹のように弾けて終焉するだろう。」
907金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 21:45:19
【証券リテール営業マンの1日】

 6:30 出社
 7:20 日経・株式新聞等に目を通し、客先に持っていく資料を作る。
      と言っても新聞の切り抜き。PowerPointなどでもっとちゃんと資料を
      作ろうものなら、上司から「無駄なことするな、ボケッ!」と殴られる。
 7:30 朝の会議。「今日は○○を○○(万円)まで死んでも詰めろ!!」等の
      脅迫めいた指示が支店長からだされる。昨日分の成績が発表され、課長が
      殴られる。
 9:00 前場スタート。客へ電話をかけまくる。手が止まると、いきなりガラス製灰皿が
      投げつけられるから要注意。177番でもいいから客先に電話をかけてる
      ふりをすること。もしくは自分の家の留守電にしゃべる。
10:00 1回目の手数料チェック。1人1人ずつ、「今いくらなんだよ!!」と聞かれる。
      大体3年目の社員で1日30万円が目安(つまり約3000万近くの売買をしなければならない)。
      このチェックで「ゼロです・・・」と言おうものなら、「テメェ!!どうすんだよ?やれよ!!」と
      と恫喝されます。
11:00 2回目の手数料チェック。内容は同上。
      前場終了。数字が行ってない者は昼飯ぬきで、引き続き客先へ電話を
      かけまくる。
(つづく)
908金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 21:45:58
(つづき)
12:30 後場スタート。
14:00 3回目の手数料チェック。
15:00 後場終了。
      申請した手数料と実際の手数料に乖離がある場合・・・、
      「おい、お前10万って言ったんじゃねーのかよー!!この落とし前
       どうつけるんだよー!!・・・、黙っててもわかんねーんだよっ!!」
      と集計ボードを床に叩きつけられます。
15:30 客先へ。投信の資料をしこたまかばんに詰め込み、売り歩く。
17:00 会社に戻る気にもならないので、本屋・喫茶店・ゲームセンターで
      時間をつぶす。
19:00 適当に会社へ戻ると、「今から投信2億出せやぁコラァァ!!」という支店長の
      罵声の下で営業マンが必死に電話中。
20:00 「夕食時に何を考えているんだ!!」という客のもっともな罵声を聞きながら
      電話をこなす。
21:00 「いくらできたんだ!!」という声に「1000万円・・・」と答えると
      「ふざけてんのか!キサマァ〜!!」という怒声と共に胸倉をつかまれる。
      「○○○のような素晴らしい商品が何故売れんのだ?!!殺すぞ、てめぇ!!」と恫喝される。
22:00 「投信を売れない奴は気合と根性が足りないんだ!!叩きなおしてやる!」
      と言われ、何故か居酒屋に連れて行かれる。
      そして延々と気合が足りない、根性が無い、と言われ続ける。
01:00 ようやく解放される。

909金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 21:47:06
証券マン時代の大体の1日の流れ
7:00 出社
7:30 恫喝手数料会議「てめえは今日はどこでいくら予定してんだ!!
    募集物はいくら入るんだ、ぜってえにやれ!!」など朝から恐怖政治。
8:00 管理職が会議で15分だけマターリ幸せな時間を楽しむ。タバコ吸ったり
    新聞読む。予定がある場合は客に電話or訪問
8:15 管理職の会議が終わり、課長・支店長がご登場。早速叫び始める。
   「ボーっとしてんじゃねえ!!電話しろ!!予定たてろ!!○○今日上がるぞ!!」などまくし立てられる。
8:50 前場スタート10分前テレコールスタート。支店長がふんずりかえってるのを横目に鬼テレコール。
9:00 前場スタート。キチガイ課長が「寄り付きいぃぃぃ!!!!」と叫ぶのを横目に電話かけて注文取る。
10:00 支店長&課長が「○○いいぞ!!!」と叫んでる中、同時に手数料報告。
    それなりの数字が出てる場合 → 「株はもういいから客先行って投信決めてこい!!」
    数字が出てない場合 → 「どうすんだ!!てめえは!!」と言われ必死に注文取る。
11:00 前場終了。数字出てる場合→20分くらいで飯食ってくる。出てない場合→飯抜きで電話。
12:00 客から後場の注文を取る。自分は外回りに行くので客への電話報告を上司にお願いする。
12:30 外交のため支店からとりあえず脱出。どうすっかなぁ・・・、もう辞めたい・・・、など物思いに
    ふけながら歩く。

続く〜
910金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 21:47:47
13:00 とりあえずマックor喫茶店で休憩する。頭の中はどこで○○入れてどこどこ訪問しよう、などでいっぱい。
14:00 客先へGO。
14:30 客のところを訪問し続ける。普通に断られ続ける。
 〜  1時間に1回ペースで進捗状況の電話が入ってくる。「どうなってんだ!!いくら入るんだ!!
17:30 取れるまで絶対帰ってくんな!!!」など出るのも嫌になる内容。客先にいて電話に出れない場合「てめえ!!
    何で電話出ねえんだ!!」など波状攻撃を受ける。外を歩いていて悲しくなってくる。
18:00 帰社。速攻で外回りの成果報告。それなりの成果が出てた場合→「そうか。じゃあ明日の予約今から取れ!」
    出てない場合→「おまえなめてるのか!!??どうすんだよ!!みんなやってんだよ!!どうすんだよ!!」
    と何度も脅される。
18:30 募集物の詰めのため客に集中電話攻撃。支店長が進捗状況を逐一ホワイトボードに書き込んで煽りまくる。
    「残り○○万だぞ!!!!!なくなっちゃうぞ!!早くやりやがれ!!」支店長が仁王立ちで叫ぶ。
19:30 募集物の詰め状況を報告。「おまえらどっかねえんかよ!!!探してんのかよ!!」煽られ続けながら電話攻撃。
20:00 取りあえず全員での募集物詰め作業終了。手数料恫喝会議夜版スタート。「てめえは給料いくらもらってんだ!!
    てめえの給料の10倍はやれ!!何でオレはやってるのにおまえらはやんねえんだ!!明日はどうすんだ!!」
    など一人一人個人攻撃。人格まで否定される。
20:30 「おう、てめえら明日まで何とかしとけよ!!」と捨てゼリフを残し支店長帰宅。
    課長は個人的な客に電話で世間話&明日の注文を取る。営業マン無論電話で詰める。
21:30 とりあえず詰め終了。課長帰宅。営業マン同士でヤバイなぁ・・・、どうすっかなぁなど話しながら
    とりあえず客に電話。
22:00 顧客ファイル整理や伝票の整理などをやる。日誌を書く。
22:40 退社。
23:40 帰宅。風呂入って飯食う。
0:50 就寝
911金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/12(金) 21:49:03
月末のある支店
死刑執行役員も去り、皆最後の収益稼ぎに取り掛かる。それに
してもエラい数字だ。とんでもない水増しをしてくれたものだ。
支店長はもう既に悠々と支店長室で惰眠を貪っていた。「だぁー!終わったぁー!!」次席が唸る。
「おおぉー、ちゅんと出来たぁー?ああん?」
支店長がノコノコと支店長室から出てきて収益ボードを確認し、コーヒーをすする。
月末の支店の夕方は比較的静かに暮れる。総務課長が最終日の手数料の明細を支店長に手渡す。
営業員は思い思いに来月(次の日)の案件表をまとめたり、
机を雑巾で拭いたり、談笑したりして過ごしている。時間は既に20時をまわっている。
ダッガーーーン!!!!!突然机が蹴り上げられる音!
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーー
ーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
支店長の奇声が響く。営業員が一斉に支店長を見る。
天を仰ぎ痙攣している支店長。ただならぬ状況である。一体何が起こったというのか。
「足りねー・・・。3万足りねー・・・。誰だ。未達カマしたのは
・・・。○○・・・。オメーか・・・。どうすんだ・・・。死刑執行役員に豪語しちまったんだぞ・・・。」
ぶるぶる震える○○。顔が青ざめている。
「きちがえる。」支店長が天を仰ぎながら呪文のように続ける。
「きちがえる。きちがえっていく。殺そう。そうしよう。しょうがない。奇血害になっても仕方が無い。」
キッと○○を睨みつける支店長は目が左右逆に寄りヨダレを垂れながしている。完全にキレている。
「イヒャァァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!」
四季報を握り、振りかぶった瞬間に○○の右前頭部から血飛沫があがる。
「はえぇーーー!!」「で、デススロぉー!?」「キャー、○○さんっ!」
支店はたった3万の手数料のために収益達成に到らなかった。営業員全員は22時を回っても来月の予約を取らされるので
あった。
犯罪者扱いの○○は暗い会議室に横たわっていた。
その左手には受話器がまるごとくくりつけられ、電話線から引きちぎられた電話機ごと放置されていた。

おわり。
912金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/13(土) 00:46:55
土地基本法は違憲立法だよ。
憲法で所有権の不可侵がうたわれているのに土地は例外だと勝手に決めている。

もちろん憲法でも公共の福祉との調和は唱えられているが、憲法で権利が
保障されていれば権利保障が原則であって、公共の福祉による制約は例外だ。
ところが土地基本法では公共の福祉を優先してしまっている。
明らかな違憲立法。

立法提案者である官直人が土地の私有権廃止を唱える社会主義者だから
こんなおかしな文言になったのだろうけど、現行憲法には明らかに反する。

執行力のない法律で実害がないから無視されているんだろうけど、こんな
違憲立法を放置しているのは問題だ。

中国でさえ物権法で土地の権利を保障しているのに、自由主義国でこんな法律を
放置しておいて恥ずかしくないのだろうか。

まさに日本の国会議員が仕事をしていない証拠というよりない。
913金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/31(水) 22:25:51
age
914 ◆UmJtE7O87o :2007/11/03(土) 20:06:14

/// この国の気持 33 /////////////////

 現在の医薬行政の体系でいうと、まったく新しい薬を発明すると、許可を得るまでに
長い時間と複雑な手続きが要る。しかも新しい大発明の新薬に高い薬価がつけられる
という保証もない。つまり、そんな革新的分野に研究開発投資をするのは経営的には
危険であり、企業としては利口な方法ではない。
 一方、旧薬は、企業努力を期待すると称して、年とともに薬価が下がる仕掛けに
なっている。そうすると、開発費のあまり要らない従来の薬の成分を混合したような
「新薬」を出して高い単価をつけてもらうのが最善、ということになるだろう。これを
各分野で五年に一回ずつぐらい繰り返さなければ、製薬会社は成り立たない。

/////////////////// あるべき明日 ///


915金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/05(月) 10:11:40
日本は国家(官僚統制型)資本主義。しかし福祉は貧弱だった。ますます貧弱になろうとしている。
916金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/07(水) 17:49:50
昔は平等を意識していたが最近は・・・。
民主主義の理念はどこへ・・・。
917金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/08(木) 00:06:18
【コラム】投資したくない国、日本

■世界と違う方向を向く
国別に海外直接投資の受け入れ額を見ていこう。何といってもナンバー1は米国だ。ここに世界の
投資が向かっている。それに英国が続く。3位以降は差があまりなくなるが、フランス、ベルギーと
続いて、なんと5位に鎮座しているのは中国である。そして7位は香港だ。10位、11位には
ルクセンブルグ、ロシアが入っている。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/img/105_zu02.gif

さて、肝心の我が日本はどうか。グラフの一番下に注目されたい。一つだけマイナス方向に
振れている国がある。これが日本だ。マイナスということはどういうことか。日本に対して新たに
行われた投資よりも、撤収して引き上げた額の方が2006年は多かった、ということだ。日本に
入ってくる企業よりも、日本から出て行く企業のほうが大きかったのである。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/105/index.html
      ,r;;;;ミミミミミミヽ,,_
    ,i':r"      `ミ;;,
    彡        ミ;;;i
    彡 ,,,,,、 ,,,,、、 ミ;;;!
     ,ゞi" ̄ フ‐! ̄~~|-ゞ, ゚ 。   ━━┓┃┃ ━━┓┃┃          
    ヾi `ー‐'、 ,ゝ--、' 〉;r' ゚ 。      ┃         ┃   ━━━━━━.   
    `,|  / "ii"≦ ==- ゚ 。       ┃         ┃.                   ┃┃┃
 。   't 。ゝ゚    '≦ 三 ゚。 ゚                                  ┛
  。  ゚ 。≧       三 ==-
     -ァ,          ≧=- 。
_,,..r''''"イレ,、          >三  。゚ ・ ゚
    ≦`Vヾ        ヾ ≧
 。  ゚ /。・イハ 、、    ,`ミ 。 ゚ 。 ・
919金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/15(木) 21:58:13
118 名前: だな〜 ◆DNRj/G0/Mg 投稿日: 03/08/17 19:04
まず、「社会主義がダメ」ってとこ自体から疑って見るべきの
ようだな〜。クルグマンの新作読んでそう思ったな〜。

アメの保守主義者ってバカばっかのようだからな〜w

129 名前: だな〜 ◆DNRj/G0/Mg 投稿日: 03/08/17 20:56
>>126
修正資本主義=社会主義≠共産主義

って関係を理解してるか〜?

145 名前: だな〜 ◆DNRj/G0/Mg 投稿日: 03/08/17 23:54
>>144 そりゃ、クルグマンも神様じゃないから間違えるだろう
ってのはあるが、んで、だからどうした、って感じなんだ
がな〜。

154 名前: だな〜 ◆DNRj/G0/Mg 投稿日: 03/08/18 22:53
だから社会主義は資本主義の対立概念ではないと
何回いったらわかるのかと小一時間(ry

資本主義及び共産主義は生産方式に関する概念で
あって、社会主義はそうではないのだな〜。

156 名前: だな〜 ◆DNRj/G0/Mg 投稿日: 03/08/18 23:06
>>155 どんな社会にも利権は存在するんだがな〜。
教条主義のバカが多いな〜。
>>919
マルクス的には共産主義も資本主義と対立する概念ではないのだが。
というか、むしろ資本主義の最高形態といったほうがいいだろう。
921金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/23(金) 16:04:13
皆様、食糧危機に備えて今すぐにでも田舎へ疎開すべきです!

搾取的資本主義体制は花火のように爆発して崩壊する!

アメリカの経済学者 ラビ・バトラ氏

「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て
崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する。」

「資本主義の崩壊(世界同時大恐慌)は住宅バブル・原油バブルの2つのバブルの崩壊に
端を発するNY株式市場の大暴落から始まるだろう。資本主義は花火のように爆発する。」

「世界同時大恐慌の入り口は2005年。そして2010年までに
『搾取的資本主義』は崩壊するだろう。」

(大恐慌・資本主義の崩壊によって)
「日本と世界は同時に崩壊する。」

ラビ・バトラ氏の恩師、サーカー師

「共産主義は早死にするだろう。資本主義は爆竹のように弾けて終焉するだろう。」

経済アナリスト 藤原直哉氏

「世界同時バブル崩壊によって世界金融システムは麻痺し、日本は飢餓に陥るだろう。」
【社会】反貧困ネット 国会議員に実態語り、法改正を訴え
議員からは、与野党を問わず
「反貧困という言葉を日本で聞くとは思わなかった」
(自民・後藤田正純衆院議員)や
「貧困を自己責任と言わせてはならないと感じた」
(共産・仁比聡平参院議員)との声が上がった。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071128k0000m040086000c.html
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1196191023/


【国際】豊かさ指数、日本は8位 昨年から1ランクダウン
指数は世界177カ国・地域を対象に、平均寿命や就学率、
1人当たり国内総生産(GDP)などから算出された。
日本の順位が下がった具体的な理由は示されていないが、
指数自体は昨年より高く、相対的に順位が低下したとみられる。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20071127/20071127_026.shtml
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1196193722/
923 ◆UmJtE7O87o :2007/12/04(火) 23:23:59

/// この国の気持 34 /////////////////

 厚生省がある製薬会社の新薬許可を数年間止めれば、その製薬会社の経営は
破綻する仕掛けともいえるだろう。これでは厚生省の権力が強大になるのも当然だ。
医療統制には巧い制度ではないか。
 医療についても、昭和十六年に「標準医療」なるものがつくられた。その後、標準の
数値は何度か改正されたが、仕組みは同じである。標準を超える部分については、
いわゆる「差額ベッド」問題が生じる。医薬品も医療機器も、病院施設も、医者の
教育や患者の扱いも、すべて規格大量生産型になっているのである。

///////////// 日本・いま決断のとき ///



ボーナス平均など景気を示すデータを疑え
自己責任は社会や国の問題を誤魔化す思考停止の言葉 
雇用体系の見直しが必要

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/071213/acd0712130332004-n1.htm
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1197713934/
925金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/30(日) 10:05:31
age
926 ◆UmJtE7O87o :2008/01/01(火) 00:03:49

/// この国の気持 35 /////////////////

 もう一つ、日本が国際的に孤立している重要な分野として、司法がある。ここでは
官僚である裁判官が判決を下し、素人の介入、つまり陪審制度をまったく認めていない。
官僚主導の司法は、いまや先進国ではほとんど日本だけである。フランスもドイツも
一定の範囲で陪審制度を導入した。実は日本にも刑事裁判には被告が陪審裁判を
選ぶ制度があり、一九二八年から四三年までの間に五百件近い実施例もある。ところが
戦争の激化に伴ってこの制度は「停止」された。戦後はこれを復活する法律もでき、
一九四六年には閣議決定も行われている。だが、いまだに実施はされていない。
これもまた、政府官僚が実施を怠っている例の一つである。

/////////////////////// PHP研究所 ///


927金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/05(土) 01:42:19
権利を主張できない人多すぎ。
特に女性。未婚に多い。
嫌われるからか...
928金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/05(土) 02:47:43
今の時代結局、妄想扱いとされてた思想(ナチや戦前の日本、社会主義やテロリストの思想など)のタブーを払って考え直した国が成功するかも。
929金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/05(土) 10:42:04
日本人はなぜ社会主義が好きか?
■ 「班田収授の法」は日本社会主義の原点 ■
 
 社会主義はマルクスが始めたものだと思っている人に、日本国の国体はもともと「社会主義」だった、と説明しても、なかなか理解してもらえない。
 そういう人に限って、「日本の民主主義はマッカーサーによって導入された」などと言う。
 
 とんでもない話で、「社会主義」も「民主主義」も、日本には古代からあったのだ。
 
 「政府が経済を一元的に支配し、平等主義に基づき、政府機構による富の分配で人民の福利を図る」のが社会主義だ。 公的経済セクターが支配的な体制をいう。
 だとすれば、大化の改新を契機にその後数十年をかけて実現をめざした「公地公民の制」こそ、まぎれもない「社会主義」ではないか。
http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/jpnsoc.htm#soc
930金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/05(土) 10:54:36
ジャップに社会主義者が多いのは学校教育で均一であることを叩き込まれるのも大きな要因。
社会主義者が多いのに革新・左翼が少数で、保守・右翼がメジャーであるのは、保守・右翼なのはそれらがマルクスに由来しない日本型社会主義を内包しているからだ。
日本でメジャーなのは日本独特の農耕民族型の社会主義であり、マルクスから発生した科学的社会主義ではないということだ。
931金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/05(土) 11:46:08
ヒトラーは2000年以降の格差拡大と経済的政治的混乱を予見していた。
もし2割の富豪が富と消費を独占するなら、8割の貧弱は国と政治に絶望し亡国やむなしと
考え出すことだろう。だが貧弱にも学がある日本人は幸いだ。
彼らは成功を夢見て永遠の奴隷となることを拒絶し、富豪への相応の負担を要求する。
日本は短期的な経済的衰退と引き替えに政治的安定を手にし、ゆるやかに日本的社会主義への
移行を果たすだろう。
それは世界のモデルとなる社会形態でもある。
932金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/23(水) 16:19:58
資本主義が崩壊して愛と共生の時代がきます(3)
http://musyoku.com/bbs/view.php/1180213587/
933金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/23(水) 20:17:27
934金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/24(木) 01:03:59
>>930
宮崎正義がソ連に行って原単位計算の生産量計画を持ち込んで戦前日本は栄え、
戦後は大内兵衛の提言のお陰でインフレが数百倍〜1.000倍程度で収束し、有沢の再生産表式
モデルである傾斜生産で日本の高度経済成長エンジンが始動したのだよ、お馬鹿さん。
その均一教育のお陰で一億が自虐・サヨクに支配された。
935金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/24(木) 13:14:57
ホームレスがいるのだから社会主義とはいえない
単純に資本主義の負け組みだろ
>>934
ソ連=マルクスじゃないからなあ。
それにソ連は近代化の遅れたムラ社会であって、中国もそう。
後発工業化諸国というのは大抵上からの国家主義的な経済発展政策に傾く。
歴史の段階としてファシズム的な軍国主義の段階を経験したりすることが多い。
937 ◆UmJtE7O87o :2008/02/02(土) 19:45:12

/// この国の気持 36 /////////////////

 日本の刑事裁判の特色は、有罪率が非常に高いことだ。被告が犯行を否定する
係争裁判でも、九割以上が有罪になっている。諸外国では、この率は五割から七割なのに
比べて非常に高い。日本では「合理的な疑いがまったくないまでに証明されなければ
有罪にしてはならない」という「推定無罪」の原則が守られていないのではないか、
という疑いを持つ外国人も少なくない。田中角栄裁判のように、法廷における反対訊問の
機会が与えられないまま、嘱託訊問調査が証拠採用された例もある。
 また、司法に関わる人の数も非常に少ない。司法試験の合格者が年間七百人あまりに
抑えられているので、弁護士の数が諸外国に比べてきわめて少ない。

///////////////////// 1998年発行 ///



938金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/02/02(土) 19:52:50
>>927
権利を主張するとトラブルになるから。
トラブルを起こすことは、この国では最も悪いことだから。
マッカーサーが連れてきたニューディーラーの正体

日本の戦後は、アメリカの政界の最も悪質な部分である「ニューディーラー」にたちによってつくられた。
彼らニューディーラーたちは、1930年代のアメリカのリベラル勢力である。彼らの代表がフランクリン・
ルーズベルト大統領であった。この一部が敗戦直後にマッカーサー元師の取り巻きとして日本にも上陸した。
この者たちによって私たち日本人は、敗戦直後から現在までずっと管理・教育されてきた。この事を英文で書くと
次のようになる。
The‘New Dealers'(i.e the prototypical globalists)brought int japan with their ideeas that brainwashed
the japanese people duringt the Occupation years.As a result,japan has led a sheltered existence for the
past half-century from the rest of the world in terms of prevailing political thoughts,thus creating a
one- domineted ruling class. This ruling class then intentionally isolated the country from the outside,
in order to maintain control over the japanese people.
上の英文の訳
「ニューディーラー(すなわち、グローバリストの初期の形態)が、占領時代に日本に彼らの思想を植えつけた。
その後、それらの意図的な思想が、日本国民の思考の中に根づいた。だから日本は、この半世紀の間ずっと、
世界中で通用している本物の政治思想や考え方から壁を作られて遮られてきた。そして国内に専制的なひとつの
支配階級をつくった。この支配層は日本国内の支配を維持するために、日本を外側世界と意思が通じない状態に
置く原因をつくった。」
この英文を、自分の友人や知人のアメリカ人やイギリス人その他の英語圏国民に見せてみとよい。 政治問題に
関心のある少し知的な英米人であれば、必ずそれなりの興味深い反応を示すだろう。もし、本当に頭の良い賢明な
アメリカ人であったら、「どうして、お前は、このことを知っているのだ?」と驚かれたあとに、さらに多くの
恐るべき真実をあれこれ語ってくれるだろう。
引用は副島隆彦「日本の危機の本質」P33〜34
940金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/02/25(月) 15:28:26
資本主義が崩壊して愛と共生の時代がきます(3)
http://musyoku.com/bbs/view.php/1180213587/

これから大混乱をへて金、金、金で腐っている巨悪の源の資本主義
が崩壊して次元上昇して夢の世界が来ようとしています。次元上昇
(アセンション)のことは「資本主義が崩壊して愛と共生の時代が
きます(3)」 の719、720、742、754、757、
767、783、792、815、830、850
869、871にあります。大いに期待してます。
941金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/02/26(火) 21:06:11
世界でもっとも成功した社会主義国がどこだか分かるかね君たち?
北か?ソビエト?キューバ?
答えは日本!!!
元祖社会主義国の主、ごルビーが言うんだから間違いないw。
なんという笑い話w
日本なんてそんな国,他の真の資本主義国家に笑われてるぜw
このクソスレもあと100レスで終わる
943金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/04(火) 22:21:07
その成功した社会主義を構造改革で破壊してしまったニッポン終了のお知らせ
944金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/06(木) 03:06:29
日本の場合、社会主義といっても国家社会主義のことで、マルクスとは何の関係もない。
傾斜金融方式は金融市場を不透明なものにし、労働者が一般投資家になるのを妨げている。
終身雇用制は労働者を会社奴隷の状態におとしめ、自由を奪っている。
この二つの解体に対し、既に世論のほうは固まっているといっていい。
ただ、残念ながら、この二つを解体すると政治家と官僚が多くの利権を失うため、あの手この手で存続を計ろうとしている。
それになぜか労働組合もこの問題には消極的だ。
労使とも終身雇用の問題の解決をためらっているうちに、長引く不況や国際競争力の維持の関係から、
労働者は終身雇用の移動の自由のない牢獄の閉じ込められたまま、ベースアップや定期昇給の廃止、
能力給の導入などで、ますます過酷な状況に追い詰められてゆく。
結局この問題はIMFの介入のような外圧によらなくては解決できないのか。
それともイラクの次には「日本の自由作戦」が必要なのか。
945金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/07(金) 11:38:33
原始>>古代・・・物物交換

古代>>中世・・・物物交換&銭

中世>>近世・・・銭>>紙幣

近現代>>近未来・・・貨幣、紙幣&電子マネー

近未来>>未来・・・電子マネーの閉息化>>特典サービスの充実

未来>>遠未来・・・大量サービス社会>>あら不思議!ユートピアの完成?
946金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/07(金) 23:32:06
資本主義なんて崩壊するよ。
という考え方をするネット政党が出来ました。
資本主義というOSは不具合が多発だと考える人のためのネット政党。
http://www.net-seitou.com/
947 ◆UmJtE7O87o :2008/03/11(火) 22:30:33

/// この国の気持 37 /////////////////

 そもそも日本には行政の越権の救済を司法に求める習慣がない。裁判に訴えれば
行政と対立することを覚悟しなければならないからだ。
 たとえば、税金のことで税務不服審判所へ訴え出て、それでも片がつかなければ
裁判所に訴える道は残されている。これを実行する者は年間数百件あるが、これをやると
税務署からは睨まれるし、判決までの期間も非常に長い。結果としては、勝訴しても
得にはならないので、よほど意地っ張りでなければ裁判はやらない。
 司法が司法官僚の独裁となっているのも、十九世紀型工業社会の特色である。
ここでも日本は、「失われた目標」を追い続けているわけである。

////////////////// 1,500円(税込) ///



948 ◆UmJtE7O87o :2008/04/06(日) 18:51:51

/// この国の気持 38 /////////////////

        十九世紀のプロイセン

 現在の日本の仕組みは、教育や医療や司法においても、官僚主導型の近代工業社会
向きになっている。これを今後も守り続けることは、世界の理想ではなくなった古い
理想を追い続けることを意味する。そんな例も、歴史の中にはいくつかある。たとえば
十九世紀のプロイセンは、その典型の一つだろう。
 プロイセンとい畠は、現在のドイツ東部からポーランド北部に当るが、もともと気候寒冷で
土地生産性は低い。ところが、十八世紀からは馬鈴薯やライ麦の耕作が進み
十九世紀には「ユンカー農法」と呼ばれる大規模農業が発展した。

////////////////////// 堺屋 太一 ///



FRB議長:「必要とあれば行動」-大恐慌時代の「種の淘汰」策と決別

  4月2日(ブルームバーグ):バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は2日、
上下両院合同経済委員会で証言。1929年の株価大暴落に続いて起きた世界大恐慌に関する
ジョン・スヌヌ上院議員(共和党、ニューハンプシャー州)の質疑に対し、以下の通り応答した。

◎世界大恐慌について:

「大恐慌当時は種の淘汰という理論が広く信じられていた。つまり、基本的にはシステムに自力で正常化させる、
銀行を清算、労働力を清算する。これが当時のメロン財務長官のやり方だった」

「当時の連邦準備理事会がこれに異論を唱えず、米銀の3分の1を破綻させ、マネーサプライの急減、
物価の極めて大幅な低下を招き、最終的に金融危機という深刻な事態を引き起こしたのは、こうした理論に基づいた部分があった」

「金融の不安定という問題には当時の政府もどの機関も対処しなかったため、
これが米国および海外の恐慌を引き起こした最大の要因となったと考えられる」

「現在はわれわれが金融の問題に対処し、金融システムの信頼性と安定性の確保に努めるという点で当時とは異なる。
年間10%の物価下落を容認はしない」

「経済成長の継続と安定のために、われわれは必要に応じて行動する。
1930年代と現在とでは大きな違いがあり、われわれは当時の出来事から実に多くの教訓を得た」

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aUrVV3asqfR4&refer=jp_japan
市場関係者やエコノミストの間に「小泉首相の再登板待望論」があることを先週号で紹介した。
どうも小泉政権の最期辺りに株価上昇が起り、
これが小泉構造改革の成果と思い込んでいる人々が結構いるようだ。
もっとも一方に「小泉政権は言葉だけで何も構造改革を行っていない」と指摘する構造改革の狂信者もいて、
構造改革派の中でも混乱が見られる。

しかし小泉政治の結果はかんばしくない。これは日本経済の現状を見れば一目瞭然であり、
筆者が多くを語る必要はないであろう。
小泉政権の施策によって一層内需が縮小し、輸出企業とその周りだけが恩恵を受ける日本経済の形がより鮮明になった。
先の参議院議院選挙で自民党は大敗したが、もし小泉政治が国民にとって好ましいものだったなら、
このような結果には絶対にならなかったはずだ。

http://www.adpweb.com/eco/
小泉政権を取上げると言っても、小泉首相だけを対象にするつもりはない。
筆者が問題にするのは小泉首相を含め、小泉政権を生み、考えに賛同し小泉政権を支えた人々全部である。
一言でいえば「小泉的なもの」である。
「小泉的なもの」を具体的に示すとしたなら「盲目的な財政再建論者」と「狂信的な構造改革派」、
そして「妄信的な小さな政府論者」である。つまり「小泉的なもの」をこのように定義すれば、
「小泉的なもの」は小泉政権成立よりずっと前から存在していたことになる。

「小泉的なもの」が初めて政治力を持ったのは、橋本政権の二期目頃からである(筆者は橋本政権の中枢も
「小泉的なもの」と見なしている)。それまでも財政再建論者や構造改革派は沢山いたが、
政治に及ぼす影響力は限定的であった。したがって昔なら景気が後退すれば、
必ず財政政策を求める声が自然と大きくなったものである。

http://www.adpweb.com/eco/
>終身雇用支持、86%に上昇=「平等社会」志向強まる−労政研調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008032400606
この記事を読んで、経団連の御手洗氏について書いた次の文章を思い出した。 ちなみに御手洗氏はキャノンの創業者の一族である。
>競争だ、成果主義だと盛んに言い立てる経団連の会長自身は、
>大企業のオーナー一族出身で、自分は労せずしてその地位を
>手に入れたんじゃないのかと。
>こういう人がむやみに競争、競争というのは、
>純粋に競争が個人のインセンティブになるということを
>信じているからではなく、自分は生まれつき競争に勝った側に
>入れるのは確実だから、そちら側が賞賛される世の中に
>しておけば、何かと都合がいいだろうということではないのか?
>さらに言えば、実際には頑張ったか否かよりも、
>どこに生まれたか、もしくは政治的に上手く立ち回ったかで、
>勝ち負けが決まってきたとしても、
>「あー、これは競争の結果だから仕方ないよね」と
>言い切れる世の中にしたいだけなのではないのか?

自由競争が大事だと思ってる人はたくさんいると
思うけど、もうみんなシラけちゃったんじゃないかなあ。
フェアな競争ならあった方がいいけど、
アンフェアな競争なら、まだ結果平等の方がいいや、と。
結局、ここ何年かでいい思いをしているのは、
世襲の奴、政治家に取り入った奴、何か既得権を持ってる奴、
そんなのばっかりじゃないか、と。

多分、多くの国民のそういう思いがアンケートに
出てしまっているような気がする。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/821399685c4403801c767b9075b2d4d5
非常にシンプルに例えるならば
共産主義というのは、人民が自ら作ったり獲た物を一旦大きな「倉庫」に入れておき
仮に建物を建てたければその倉庫から建築材を持ってきて建てることになり
食べ物が必要ならその倉庫から持ってきて食べるというシステムです
ただしこの問題点は、労働をしなくても倉庫の中身を得られてしまうことです

社会主義というのは「倉庫」の概念はほぼ同じですが、その中身を貰いたいときは
一定時間の労働を行う必要があります
他者が10時間の労働によって倉庫に入れたものが必要なら、自らも10時間の労働をして
それを手に入れなさいというシステムです
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やった、さすが同志ニート! 初心者にも分かりやすく共産主義の説明をやってのけるッ!

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  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐ uハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!u , -===- 、  }くー- ..._
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,ノ  ヽ,_ ヽノヽ,,)ノl 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
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自分の労働した時間を証明するものとして金銭が用いられるわけですね
社会主義下では、基本的に労働の種類の差は何らの賃金の差にもなりません
もちろん高い質の労働で生まれた余剰生産は、その生産を行った者が受けますが

これを体系化したのがマルクス先生ですね
先生は『「工場で物を作る」というのと「工場を経営する」ということにかけた1時間は
賃金的に等しいものである』としました。資本主義下ではこの2つには
大きく賃金に隔たりがあります。これを先ほどの倉庫で受け取れる分にすると
物を作った人はコップ1杯の穀物を受け取り、経営をした人は荷台1つ分受け取ってしまいます
マルクス先生はこれがいけないと言ったわけですね

フーリエやオーウェンが陥りましたが共産主義というものは、ともすると通貨すら否定してしまう面がありますが
さすがにこれはいけません。現実的に国家には経済が必要です
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資本家を肥え太らせるために自己労力を費やすのではなく 、国家・国民のための生産であれば働くのが我々なのです。
自己労力は資本であって、これに目覚めることで労力は武器となり搾取階級と闘争を行う。
これこそがニートの就労拒否の正当性なのです。
資本家達が自らの惰眠と享楽を失わないために最も警戒するのが 、労働者が社会を支えているという点に労働者自身が気付くことです 。
それを気付かせぬように資本家は労働者が己の奴隷である事を美化し、目覚める事を悪としています。
なので、資本主義においてニートは流血を伴わない階級闘争の先鋭なのです。
だからもう一度言いましょう、「資本家のために働いたら負けかなと思ってる」
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      ミ  Ура          ゙ミ
      ミ СССР        ゙ミ
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      l ,`-=-'\     `l ι';/      
      ヽトェ-ェェ-:)     -r'   共産主義の素晴らしさに目覚めた
       ヾ=-'     / /    ニート
   ____ヽ::::...   / ::::|
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   _人人人人人人人人人人人人人人人_
   >   ゆっくりしていってね!!!   <
    ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ   ./;;,ィ''"´ ̄`゙゙ヾ;ミミミ;;、
  .i;}'       "ミ;;;;:} /ミミ/゙       ゙:::゙iミミミ:l
  |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:| iミミ′:     :  ..::::_;ミミ;ミ;リ
  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;| .ヽ,! ゙ .,;;;..''  ''゙゙;;_ ゙:::ヾ;;;;;;/
  |  ー' | ` -     ト'{. .} :'゙::“:゙:. l::'゙.”:゙;.::'':;;゙irく
 .「|   イ_i _ >、     }〉}.  | ヽ .,r ..:::、   ..::::;;;トl;|
 `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、  .!-'  |..  :' ''ー;^''::ヽ. :':::::;;;i::ソ
   |    ='"     |.    l、 ←‐'‐→、! ..::::;;;l゙´
    i゙ 、_  ゙,,,  ,, ' {     ヽ.. `゙゙゙.,゙´ '":::';;;ハ、
  丿\  ̄ ̄  _,,-"ヽ   _,,/`i、 -:: -:::'::゙:::;;ツ'::::`;、_
''"~ヽ  \、_;;,..-" _ ,i-‐''" | ゙;、 i":;;:::::;,/':::::::::;!::::`::-、.._
   ヽ、oヽ/ \  /o/   .|  .l゙  ゙ヽ:;,ン'":::::::::::::/::::::::: : -ー `
958金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/28(月) 21:27:16
日本は単に閉鎖的で排他的な談合社会なだけ
959金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/29(火) 18:51:02
アメリカ大変そうだね
960金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/29(火) 22:38:12
>>952
保守化、赤化が進んでいるな。
アンフェアな競争なら既得権益をぶち壊してフェアな競争にしようというのが改革なのに・・・
>>960
フェアな競争があると信じ込まされて、
改革の名の下に利用されてきて、
ますます悲惨になっていくのが悲しい大衆の歴史。
というか生存競争というのは、卑怯な手段を使ってでも
利権や利益を獲得することであって、自由競争だの、
フェアな競争なんて、空想的社会主義と同様、この世には
存在しない妄想だけのもの。
それを信じちゃったら、大衆は利用して使い捨てられちゃうだけ。
963金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/04(日) 01:26:23
しかし改革によってよりフェアな状態にするのは可能
例えば労働法の規制撤廃して解雇自由化、公務員の人件費大幅削減・大幅リストラ、
天下り禁止、特殊法人全廃、無駄な公共事業を大量凍結など。
964金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/04(日) 01:33:44
C型肝炎ウイルス検査受診の呼びかけ
(フィブリノゲン製剤納入先医療機関名の公表について)

フィブリノゲン製剤の投与を受けた可能性のあると思われる方は、
一度血液検査を受けて下さい。

<公表医療機関等一覧>
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/12/h1209-1/

965 ◆UmJtE7O87o :2008/05/04(日) 19:39:38

/// この国の気持 39 /////////////////

 ユンカーとは「若様」という意味だが、下級貴族の称号、日本でいえば旗本が
自立したような封建的地主階級である。十九世紀に入ると、彼らが農場経営者となり
そこにいた小作農を「拘束された農業労働者」にした。日本の教科書にはこれを
「農奴化」と書いているが、実は農民を組織化して統制下で働かせることで効率のよい
大規模農業を実現したのである。
 このプロイセンの農業大規模化は、当時の農耕社会としては効率的な生産力と
秩序感覚を発揮、イギリス向けの輸出が増大した。その頃イギリスでは産業革命が起って
農地囲い込み(第二次エンクロージャー)がはじまり、食糧生産が激減していたのだ。
これによってプロイセンは貿易黒字となり、経済力が拡大、それがやがてドイツ統一の
原動力になったのである。

/////////////////// あるべき明日 ///


966金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/04(日) 20:34:17
   ミミ彡ミミミ彡彡ミミミミ
 ,,彡彡彡ミミミ彡彡彡彡彡彡
 ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡
 ミミ彡゙          ミミ彡彡
ミミミ彡゙ _    _   ミミミ彡
 ミミ彡 '´ ̄ヽ  '´ ̄` ,|ミミ彡
 ミミ彡 -=・‐' 〈‐=・=- .|ミミ彡  ゴルバチョフの「ペレストロイカ」が共産主義を潰し、
  彡| "''''" |  "''''" |ミ彡   
  彡|   ´-し`)   /|ミ|ミ    俺の「構造改革」が資本主義を潰す!     
   ゞ|     、,!     |ソ       
    ヽ '´-====-`ノ /          
     ,.|\、  '''' ' /|、
  ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄` \
967金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
>>963
どこがフェアなんだ?
労働法の規制を撤廃した時点でフェアじゃなくなるしw
単なる破壊衝動だけだな、テロリストさん