クルーグマンって何者?2

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1たまなし
謎のオサーンクルーぐまんおよびその周辺のネタについて
マターリと話しましょう。

前スレ
クルーグマンって何者?
http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1013977792/

●Paul Kurugman 御本人のサイト

・MIT教授だった頃の  The Official Paul Krugman Web Page
http://web.mit.edu/krugman/www/

・プリンストン大に移ってからの  The new Paul Krugman website
http://www.wws.princeton.edu/~pkrugman/

・裏Officialなの?  Paul Krugman Archive
http://www.pkarchive.org/

・New York times のコラムページ (要ログイン)
http://www.nytimes.com/pages/opinion/columns/index.html
2美浦ぎゃるりー:03/03/03 16:01
(゚Д゚)What?
3金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/03 16:09
とりあず、遅くなったけど

 H a p p y  B i r t h d a y , P a u l !!

50歳おめでと。
関連サイト
●翻訳

YAMAGATA Hiroo: The Official J-Pageのクルーグマン翻訳コーナー
http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html

小宮山亮磨
http://home.att.ne.jp/sigma/rk/

e-earthcream
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Drum/3253/kitamuranewpage.html

ポール・クルーグマンの文体例200連発
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/akira-yo/index.htm
●クルーグマンに関する話題
・暗闇への跳躍 クルーグマンによる日本の経済政策批判 黒木 玄
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/leapinthedark.html
・小泉の波立ち (小泉純一郎の改革を論じる)
http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/koizumi/

・経済コラムマガジンのポール・クルーグマン教授関連
とリチャード・クー氏の対談
http://www.adpweb.com/eco/eco146.html
http://www.adpweb.com/eco/eco157.html
ポール・サミュエルソン
http://www.adpweb.com/eco/eco184.html
エコノミストの格付け
http://www.adpweb.com/eco/eco125.html
http://www.adpweb.com/eco/eco126.html
http://www.adpweb.com/eco/eco127.html

・政治評論家の森田実の息子? 「森田浩之 」のロンドン通信のクルーグマン記事
1999.3.1 通貨増刷再論
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO40.HTML
1999.5.10 ニーチェのワナ
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO44.HTML
1999.6.19 インフレーション・ターゲット
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO46.HTML
2000.7.1(連載日2000.7.3)  利上げ論争の意義
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO73.HTML
2000.8.3  誤用された「創造的破壊」
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/HO75.HTML

おまけ
ニセ首相官邸
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
6金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/05 08:03
ニューヨークタイムズ Editorials/Op-Ed
MARCH 4, 2003 Paul Krugman is on vacation.
クルーグマン先生、最近、たるんでいる?
なわけはないんでしょうが、またコラムなし。
まぁ、どうせ日本語訳を書いてくれる人がいないと、読めないことに違いはないんですが。

(新スレ作ってくれた人、ご苦労さまでした。どうも。)
7金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :03/03/05 08:08
>1、乙。
クル先生は、出張か。
>>3
3月3日なの?
9金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/07 17:06
>>8
2.28.03
Today marks half a century of Paul Krugman. It is a milestone in the
life of one of the great Americans of our time and one of the great
economists. The Unofficial Site wishes Paul a happy 50th birthday.

(^ ^;
Let Them Hate as Long as They Fear
The threats the Bush administration has made against Mexico to get its vote on Iraq are quickly destroying any semblance of good will.
No Relief in Sight (February 28, 2003)
Threats, Promises and Lies (February 25, 2003)
The Martial Plan (February 21, 2003)

日本のようなデフレにならない限り、金利が急上昇するだろう。
デフレになったら、クルグマン大損こきます。
13475:03/03/13 05:11
皆さんお久しぶりです。暇になりましたので、またはじめます。

「戦争が近づいているので、これに備えなければならない。ということで、先週
私はローンを固定金利に乗り換えた。これで月々の支払額は高くなるが、財政
赤字が悪化していることに金融市場が気付いたときに金利がどうなるかを考え
ると恐ろしくなったからである。
財政的な観点から言えば、この戦争はどうころがっても負け戦である。戦況
が悪化すれば、米国は多大な出費を覚悟せねばならず、財政は急激に悪化す
るだろうし、戦争に勝利すればしたで、ブッシュ政権はここぞとばかりに、
かねてから提案していた減税案を無理やり通すだろう。勝っても負けても財
政赤字は巨大化する」
14475:03/03/13 05:12
「先週、米国議会予算局は財政収支が更に悪化する悪化すると発表し
た。2年前、同局が今後10年間の財政黒字は5.6兆ドルになると試算し
たことを覚えているだろうか?それが今では、今後10年間で1.8兆ドル
の赤字である。
しかし、私に言わせればこの数字でも楽観的過ぎる。米国議会予算局
は収支を自分たちの都合の良いように算出する傾向があり、将来の支
出の変化、戦争で発生するコストなどを考慮すれば、今後10年間の赤
字が少なく見積もっても3兆ドルほどに膨らむことは明らかだ。」
15475:03/03/13 05:13
「2年前、ブッシュ政権は米国の財政が黒字になると約束し、1年前、
財政赤字は一時的なものだと宣言した。それが今では財政赤字など大
した問題ではないと言っているのだ。しかし、米国は、金利の急騰を
招く財政危機の瀬戸際にいるのだ。
著名な経済学者の一人は金利が急騰する理由を次ぎのように説明して
いる:「政府が支出を拡大して、財政赤字を膨らませれば金利は上昇
する」。これはブッシュ政権の現チーフ・エコノミストであるグレゴ
リー・マンキュー氏が書いた経済学の教科書からの抜粋である。
しかし、本当に怖いのは連邦政府の債務履行能力である。」
16475:03/03/13 05:15
「現在、連邦政府の赤字額はGDPの4%に過ぎないかもしれないが、
こう言った表現は誤解を招く。これについて、フィシャー米国財務次
官は次ぎのように語っている:「連邦政府を現金ベースで会計を行う
巨大保険会社と考えてもらいたい。保険金として入ってくるお金だけを収支と
して記帳し、支払いとして出て行く現金だけを支出として記帳するのである。
この会社の行く末は破綻である」。同氏の言いたいのは、連邦政府は将来、国民に対し
て社会保障費と医療補助費を払う義務があるということだ。ということは、実際の連邦
政府の財務状態はは議会予算局が発表しているより悪いのだ。
もちろん、無責任で馬鹿げた大型減税案を提案しているボスのいる手
前、フィシャー氏は自分の思っていることをはっきり言えない。しか
し、現実は現実である。ブッシュの減税が無くても財政問題を解決す
るには難しいというのに、減税案が実際に通過すれば問題解決は不可
能になるだろう。米国は確実に財政破綻に近づいているのだ。」
17475:03/03/13 05:17
「連邦政府は財政問題とどう向き合うだろうか?将来の政権が退職者
を見捨てるような法案を通すかもしれないし、反省した保守派が金持
ちに対する増税を提案するかもしれない。しかし、可能性が一番高いの
が無責任政府の常套手段だ。つまり、お金を刷りまくり、インフレを
起して借金を返済するのだ。
政府がこのような手段をとることが明らかになってくれば、金利は急
騰するだろう。景気が停滞してきつつあり、株式市場は低迷している
ため、短期金利はここ数ヶ月間下落するだろう。しかし、米国が日本
型のデフレに陥るのでなければ、米国の将来に待ち構えているのは高
金利である。
今の所、長期金利が低く収まっているのは米国民が認知的不協和(あ
る現象が悪いということを頭の中で分っていながら、あれこれ理由を
考えて自分自身を納得させる)のせいだろう。米国の財界は来るべき
高金利が怖くなりつつあるようで、超保守派で知られる経済開発委員
会でさえ「財政破綻は将来の生活水準に対する脅威である」と発表し
ている。米国の投資家は、米国の指導者が実は大ばか者であると言う
ことを未だに信じたくないのであろう。しかし、私は自分で数字をは
じき出し、固定金利に切り替えた。」
18あぼーん:あぼーん
あぼーん
19金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/13 12:59
>>13-17
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━ッ!! 475氏復活マンセー!
475さんサンクスです。あなたは神です。
475さん、ありがとう。

前スレの皆さんの議論を読んでて、
自分は、たいした知識もないままに、
クルーグマンの本を理解していたつもりに
なっていたのだと痛感しました。
恥ずかしいー

なにか良い本(教科書)は、ありますか?
スレ違いとは思いますが、ぜひココの方に
教えていただきたいです。

中谷巌のマクロ入門しか読んだことのないレベルですが、
原書(英語)でも問題ないです。
どなたか、よろしくお願いします
22金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/15 19:51
中央政府も自治体も限りある金を最も有効な分野に振り向けること
に専念しなければならない。エコノミストももういい加減目覚めて欲しい。
経済政策はメガトレンドである「地球環境への懸念からくる消費飽和」と
「途上国参入による不可避なデフレ」の二つの条件を前提に策定されるべきである。
それ以外の政策はすべて、人類の墓穴を掘ることに寄与するだけであろう。
http://www.archivelago.com/~Chisso/030503keizai_mega.htm
23金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/15 21:52
「475」さん、お帰りなさい!!

上の訳を読んでいて、「ホォー、そういうことが書いてあったのか!」と
感心してましたが、「George W. Queeg By PAUL KRUGMAN」のQueegとは
どういう意味なんでしょう?と質問しようとして、気がつきました。
これ、その一つ前のコラムの訳ですよねぇ?

まぁ、とにかく、お帰りなさい!お待ちしてました。よろしくお願いします。
24金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/16 19:07
>>23
"The Caine Mutiny"(邦題: ケイン号の反乱)という映画(小説もあり)からとった
ものらしい。この物語に出てくるケイン号の艦長の名前がQueeg。ブッシュを、
合衆国という船を沈没させる船長になぞらえているのでしょう。

以下、とある映画評論サイトからの引用。
http://www.people.or.jp/~nishida/cin_5.htm

The Caine Mutinyタイトルだけ見ると、あの有名な「バウンティ号の反乱」を
思い浮かべそうだが、艦長と部下との関係も似てはおらず、また舞台は第2次
世界大戦末期のアメリカ海軍なのである。アメリカ海軍の様子を知りたい人は
まずこの作品を見るべきだろう。船の中で交わされる会話、雰囲気、上と下と
関係、軍紀の守られ方、いずれもこの映画でよくわかる。またイギリス海軍と
の違いも納得がいくだろう。 このストーリーは名門プリンストン大卒の若い
海軍士官が乗り組んだ掃海艦ケイン号(機雷を始末する)の中で、ハンフリー・
ボガード扮する歴戦のはずの艦長が偏執狂(いや、判断力のなさ)によって、
船を沈没の危険に陥れる事件が中心になって展開する。こうやってみると船の
船長、艦長とは、船と乗組員全員の生命という途方もない責任を負わせられて
いるもので、これで無事務めを果たした人にはひたすら脱帽するのみだ。今は
やりのマニュアル人間とは全く別世界の人間がいるのだ。なお、主人公のいい
なずけに扮する May Wynn のジャズボーカルのうまさに注目。
Things to Come
Victory in Iraq won't end the world's distrust of the United States,
because the Bush administration has made it clear that it doesn't play by the rules.
George W. Queeg (March 14, 2003)
A Fiscal Train Wreck (March 11, 2003)
Let Them Hate as Long as They Fear (March 7, 2003)

26金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/21 15:41
age
PAUL KRUGMAN
Who Lost The U.S. Budget?
The simple truth is that the Bush tax cuts have utterly transformed our fiscal outlook, for the worse.
28金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/22 06:23
日本型雇用システムの崩壊は、デフレが原因か 2002年4月15日
http://www.japanknowledge.com/inose/0000130000000160.html
岡田:クルーグマンは最近、竹中平蔵氏と東京で話をしています。
このときクルーグマンが竹中氏に「サプライサイド政策をやってどうするの」
と聞いたら、「期待成長率を高めることによって、民間の投資等を促す」
と応えたそうです。言い換えれば、実質金利の水準に見合ったレベルまで
期待投資収益率を引き上げようというのです。これに対しクルーグマンは、
「確かにシナリオとしてはあるけど、出来るかどうか定かではない」と
言っています。私もまったくそのとおりだと思います。
2923:03/03/22 23:11
>>24
詳しい解説ありがとうございます。
「475」さんはまた忙しくなってしまったんですねぇ〜、、、。残念。
まぁ、新年度くらいには、復活もあるかも?
期待して待ちましょう!
30475:03/03/23 07:54
皆さん連休いかがお過ごしですか?今朝は暇だったのでやりました。

「オニオン誌は同誌を「米国で最高のニュースソース」と称しているが、
これは根拠のない自信ではない。2001年1月18日付けの同誌のヘッドライン
は「ブッシュ:長期にわたる米国の平和と繁栄の悪夢はいよいよ終わる」と
してあり、サブタイトルは「米国はがんばって稼ぎ出した財政黒字を、たっ
た15%の金持のための減税と戦争に使わなければならない。まずは敵を見つ
けて勝たなければならない」としてあった。
どういう経緯でこういう事態になったにせよ、すべての米国人は戦争が計画
どおりに進んでくれることを願っている。さて、財政問題について語ろう。」
31475:03/03/23 07:55
[米国の政府関係者は、米国の長期的な財政は、一年前の予測よりもか
なり悪化することを認めた。しかし、多くの評論家はこのことについ
てブッシュを責めるのはためらい、次のようなコメントをする:「減
税を非難するのは構わないが、真の問題は社会保障費と医療費の赤字
の長期化と、どちらの政党もこれらの問題の改革に取り組もうとしな
いことだ」。
なぜこのような主張がもっともらしく聞こえるのか?財政問題に関し
て長期的な問題を議論するほうが、過去2年間の間違った政策を責め
るよりも理にかなっているように聞こえるからだ。また、多くの評論
家は、どちらの政党にも責任があるように発言し、「公平」な立場で
議論しているように見られたいからだ。]
32475:03/03/23 07:56
[財政破綻について現政権をつるし上げるのはヒステリーに見えるから
だ。ヒステリーに見られたい者などいない。しかし、この考え方は間
違っている。急激な財政悪化の主な原因は年金や医療費ではなく、ブ
ッシュ減税である。
私の主張の根拠は、ブッシュ減税の規模と将来の医療費と社会保障費
の赤字を比較した新しい調査結果である。
会計士は、社会保障費と医療費の保険数理バランスを、保険会社と同
様の手法ではじき出す。つまり、将来の支出と収入の現在価値を求め
、その差をはじき出すのだ(将来の支出の現在価値は、将来受け取り
たい額を受け取るために今投資しなければならない額のことである。
例えば、今日米国財務省証券に1ドル投資すれば、その1ドルは2020年
には2ドルになる)。そして、どちらのプログラムにも赤が出ている。
今後75年間の保険数理上の赤字は、社会保障費と医療費でそれぞれ3.
5兆ドルと6.2兆ドルである。
しかし、この赤字は現行及び将来の減税が財政に及ぼす影響とどうい
った関係があるのだろう。]
33475:03/03/23 07:58
[The Center on Budget and Policy Prioritiesは最近出した調査結果
で、ブッシュ減税ですでに消えた税収と現在提案されている減税分を
行った場合に消滅する収入の現在価値は12兆ドルから14兆ドルと予測
しており、これは社会保障費と医療費に生じる赤字より大きい。これ
は無視できる問題ではない。減税がなければ社会保障費と医療費は今
後75年間十分まかなえたのである。
ブッシュ政権は変わった会計法を発明して、この調査結果を否定して
いるが、ブッシュ減税は米国の財務状態を激しく悪化させたのである。
この減税さえなければ、米国は高齢化問題に何とか対処できたのであ
る。この減税が実行されれば、どんな奇跡が起きても財政問題を解決
するのは不可能だ。]
34475:03/03/23 07:59
[財政政策以外にも問題はある。全ての面において、米国の将来の
展望は2年前のそれと比較して悪くなった。すべてが間違った方向に
進んだのは米国以外にいる悪者と外的要因が原因なのだろうか?予算
問題にしても、経済問題にしても、外交政策にしても、答えはノーで
ある。世界情勢は2年前と比較して悪くなったが、ここまで悪くなる
必要はなかったのである。
運命のせいでこうなったわけではない。指導者に問題があるのだ。]
>>475
毎度お疲れ様。いつも楽しみにしてます。
ありきたりな挨拶ですが、これからもよろしくお願いしますね。
あ、もちろん>>475さんの時間の許す範囲、
ご都合がつく範囲で結構ですので。。。
37金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/24 06:36
>>33 
「475」さん、ありがとうございます!
>運命のせいでこうなったわけではない。指導者に問題があるのだ。
The fault lies not in our stars, but in our leadership.
最後の部分ですが、stars は、運命でしたか。
こんなことを言っていたのでは、大統領の経済顧問就任の見込みはないですよねぇ?
でも、民主党政権になったら、、、?

>ブッシュ政権は変わった会計法を発明して、この調査結果を否定しているが
経済学的には、このへんには、反論があるんでしょうが、、、あるんですかねぇ?

いつごろでしたかねぇ、テロの起こる前くらいじゃなかったかと思いますが、
ブッシュ政権のせいで財政が赤字になったと民主党から批判されたブッシュ大統領
は、「それじゃあ、景気が悪いというのに、増税しろとでもいうんですか? 減税
しなかったら景気はもっと悪くなってましたよ」と反論してたのを、思い出しまし
た。 そのときは、それもそうかなぁ〜と思ったんですが、今となったらどうなん
でしょう?
38金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/24 09:10
Krugmanから話が反れて悪いが、Krugmanの批判する
「米国連邦財政史上最悪の財政赤字」= $350B = 42兆円 ($=\120 換算)

日本の平成15年度当初予算では、財政赤字(国債新規発行)は 36.5兆円
平成16年度以降も現時点で40兆以上の赤字が見込まれている。

アメリカのGDPは日本の2倍以上であること、日本は過去十年間かなりの
赤字を積み上げて来たことを考えると・・・・・・


39金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/24 12:45
アメは対外債務をたんと抱えてるから
日本とはまた違った危機がある。

額だけ見てもしょうがないよ
40金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/24 12:47
>>38
民間の貯蓄もマイナスのアメリカと、貯蓄余りまくってる日本では事情が違う。
アメリカでは、クリントンのときに増税して財政黒字にしたおかげで金利が下
がり、これが経済を活性化した。住宅ローンの金利が下がって、使えるお金が
増えたわけだね。

日本では貯蓄が余ってて金利はもともと低い。こういうときに米と同じことを
しても需要が低下して景気は悪くなり、余計赤字が増えるだけだ。日本の政府
赤字はデフレで名目GDP成長率のマイナスが続いているせいで起きている。

もちろん御存知だろうがクルーグマンは「日本は期待インフレ率を高めるべし」
と一貫して主張している。緊縮財政しろとは言っていない。
41金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/25 04:34
>>38
>>40氏の言う通り。この対談の野口旭教授の発言に注目。
おそらく、こうした見解が経済学者の多数説だろう。
http://www.japanknowledge.com/inose/0000130000000065.html
あと>>38氏は、プライマリーバランス赤字と国債発行額を
混同していると思われる。詳しくはここを参照のこと。
http://www.nikkei4946.com/today/0204/05.html
4338:03/03/25 06:43
>>40 
>もちろん御存知だろうがクルーグマンは「日本は期待インフレ率を高めるべし」
>と一貫して主張している。緊縮財政しろとは言っていない。
いやぁ〜、すみません、その辺からわかってない素人です。
「緊縮財政にしたいのは、大蔵族(今なら財務族でしょうか)出身の小泉総理
の主張のため」と、どこぞの評論家が言ってるのを聞いた記憶がありますが、
(こういう風にあちこちの意見を聞きかじりするから、おかしくなるんでしょう
かねぇ、、、)ところで、竹中教授、じゃなくて竹中大臣は、クルーグマン先生
に近いのでは? それで、なんで、緊縮財政学派?の小泉総理と一緒にやれるん
でしょう? というのはいいんですが、日本が期待インフレ率を高めるには、や
っぱり日銀がお金でしょうか?

>>41>>42
ありがとうございます。後で読んでみます。
「プライマリーバランス」は竹中大臣の言う「持続可能な財政」という"このまま
いったら破綻する"とならない状態のことですよねぇ。(バランスがとれてるのが)
日本はプライマリーバランスは、とれてないんですよねぇ?ではアメリカは、今の?
44金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/25 11:10
政府は政府の利潤の為に活動してる訳じゃないんだけど
その辺財務官僚は勘違いしてるんじゃないかと思うときがある

45金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/25 11:50
プライマリーバランスをなんとかしたいのなら、ドーマーの定理を
無視しては議論はなりたたない。

小泉の緊縮財政は、経済学的帰結を無視して、とにかく出口を
絞れば財政は好転するというものにすぎなくて、その結果税収が
減少して余計財政が酷いことになる可能性を無視している。その
ため実現可能性が怪しい。

実際経済板には「30兆の公約」を鼻で笑う者がたくさんいたし、
1年やってみて、税収が減った結果守れなかったという事実が
実際に残った。

財務省は経済学など考えていなくて、自分のコントロールできる
範囲だけきちっとやっていれば、「アリバイ」ができると捉えている
ようだ。
46金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/25 11:53
>>45
財務省は税収の自然減には責任を負わないからな(藁
4738:03/03/25 13:21
>>43 Who are you??

>>40 別に緊縮財政しろとは言ってない。アメリカと事情が違うのも承知の上。
ただ、日本の財政がかなり深刻であることは確か。Krugmanにしても
「日本はアメリカと違うから財政は心配ない」とは言ってないでしょ。
財政危機や高齢化の問題があるので、今のうちに(と言うか、数年前の時点で)
早急に対処せよと言う主張だったと思うが。

>>41 「財政再建は、いつかは必ずやらなくてはなりません。」
と野口教授も言っているので、どうでも良い問題とことはなかろう。
繰り返すが、漏れは深刻な問題と言っているだけで、緊縮財政せよとは
言ってない。(すると逆効果だろうと言うのには同意)


>>42 混同してないから何の数字か明示したのだが・・・
(他に数字がすぐ出てこなかった)

日本の現状は 名目GDP成長率<0<長期金利 だからプライマリーバランスで
議論するのも問題があるんでは。
48金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/25 13:25
やっぱ、しばらくの期間、ドカンドカンドカンドカンと財政出動しなきゃ話にならない。
絞ったり、緩めたり、ダラダラやってても駄目
4937=43:03/03/26 07:04
>>47 失礼しました、私はあなたのニセモノでした!
40,41,42全部私に対するレスじゃなかったんですね。
えらいご迷惑をおかけしました。すまんこってす。
『福井日銀総裁:下手するとデフレスパイラル陥りかねない−参院委』
(ブルームバーグ)2003年3月25日(火)18時39分
東京 3月25日(ブルームバーグ):日本銀行の福井俊彦総裁は25日午後、参院
財政金融委員会で、「基盤がぜい弱でギリギリのところでバランスを取ってい
る経済に、資産価格の大幅な下落が起こるとショックが大きい。下手をすると
デフレスパイラルに陥りかねないリスクがあるという厳しい認識を持っている」
と述べた。
『与党の緊急金融対策は噴飯もの=木村剛氏 (ロイター)』
2003年3月25日(火)18時57分
[東京 25日 ロイター] 木村剛KFi代表は、与党3党がまとめた緊急
金融対応策の内容について、”噴飯もの”と評した上で、いまだに会計的な
インチキをやろうとしている、と指摘した。
 都内で行った講演で述べたもの。
 金融審議会第2部会の作業部会のメンバーでもある木村氏は、金融機関の
問題について、「真実を直視する勇気を持たずして、治療法はない」と言明。
その上で、減損会計完全実施の延期や有価証券強制評価減の見直しなどを盛
り込んだ与党対策を「噴飯もの」と評し、「不良債権を見なければ不良債権
はない、と言わんばかりの会計的なインチキをいまだにやろうとしている」と
指摘した。さらに、「減損会計の是非、時価会計の是非、いろいろな意見は
あるにせよ、事ここに至って、インチキして粉飾すれば、損が見えなくなる
から何とかなる、ということを考えるこの国の愚かさを目の当たりにすれば、
将来はかなり絶望的にならざるを得ない」と語った。
------------------------------------
なんか相当な危機感があるみたいですなぁ〜。
5049:03/03/27 06:45
おとといはお騒がせの49です。
「Budgetary Shock and Awe」
http://www.nytimes.com/2003/03/25/opinion/25TUE2.html
なんとなくタイトルにひかれますよねぇ?

黒田 祥子・山本 勲 著
わが国の名目賃金は下方硬直的か? (Part I)
─名目賃金変化率の分布の検証─
/名目賃金の下方硬直性、インフレ率、金融政策、賃金格差、マイクロ・データ、
名目賃金変化率の分布

わが国の名目賃金は下方硬直的か? (Part II)
─フリクション・モデルによる検証─
/名目賃金の下方硬直性、インフレ率、金融政策、マイクロ・データ、計測誤差、
フリクション・モデル、擬似最尤法
http://www.boj.or.jp/ronbun/dps03.htm

ところで、経済板のみなさんは、こういう日銀のサイトの論文なんか目を通されるん
でしょうか? いちいち読まないけど、読めばわかるとか?
居酒屋の議論に使えるように、簡単に解説してくれるサイトとか、ないですかねぇ?
51金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/27 08:41
てゆうか「小泉の波立ち」書いてる
南堂久史氏って何者だyo?
クルーグマンは、前のコラムで金利上昇を予測してますが、

米国金利上昇>米国経済成長鈍化>ドル安

が妥当な予測ですか? 

でも、金利上昇するとドルで預金したほうが良いから
ドルを購入する人が増えて>ドル高でも理屈が通るような??

どっちも正しく思えちゃうよ。 教えて、えらい人!
53金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/27 13:55
米国金利上昇>ドル高>米国経済成長鈍化>ドル安

じゃないか?

5452:03/03/27 14:20
>>53

ありがとう。
ってことは、単なる景気循環?

米国経済成長鈍化>ドル安 の部分が酷くなりそうなのかな。

難しいー。
ドル高で経済成長鈍化はないでしょう。アメリカ国内の消費はドル高の方が伸びるんじゃない?
5652:03/03/28 10:59
>>55
えー、ますます混乱してきた。

米国金利上昇>ドル高>消費増>米国経済成長>好景気?

それなら、クルーグマンの心配していたデフレの可能性も、さらに少なくなるし
消費も増えて、好景気に向かって大躍進?

それとも、55さんの指摘は「米国金利上昇>ドル高」が、おかしいということ?
57金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/28 12:01
>>56
為替レートの変動についてはよくわからないが、金利が上昇すれば景気を冷やす
のは確か。
家計貯蓄率がマイナスの国では、金利の上昇は消費減につながる。余計に利子
を払わなきゃいけないからね。
58金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/28 12:42
正直為替レートは市場関係者による集団こっくりさんで決まるからな。

でも、あれだ、原文読んでないけど順番的には

 ドル暴落 > 高金利政策 > 米国経済成長鈍化 > ドル下落スパイラル

じゃないのか?
59金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/28 12:43
プラザ合意の時と違って、日本はもう金利下げられないからな(藁
60金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/30 16:06
age
61金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/03/31 04:59
asahi.comの記事
http://www.asahi.com/international/update/0401/002.html
に「ポール・クルッグマン」って書いてあるんだけど?
「クルーグマン」なのか「クルッグマン」なのか気になる。。。
NYタイムズにコラム持ってたよね、このおっちゃん
>62
ラジオインタビューでの紹介聞いてるとクルーグマンは間違い。クルグマンかクルッグマンかはお好みで。
65たまなし:03/04/02 20:23
っていうかその記事での肩書きがコラムニストってなっているのは
どういうことかいな。
66ポールなし:03/04/04 00:50
じゃあナニか? ちみはポールタソがコミュニストだとでも言うのか?
アメリカでもそうなのかは知らないけどコラムについてる肩書きとかは
結構編集者が勝手につけちゃったりします。
68金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/06 19:17
age
PAUL KRUGMAN
Gun, Germs and Stall?
The war has monopolized everyone's attention, but what seems to be even more fatal to an ailing economy is a crippling virus.
A Red-Blue Terror Alert (April 1, 2003)
Delusions of Power (March 28, 2003)
Channels of Influence (March 25, 2003)
70金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/12 10:04
age
April 8, 2003 PAUL KRUGMAN
The Last Refuge
Self-styled patriots are trying to impose constraints on political speech, accusing anyone who criticizes the president of undermining the war effort.
72金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/16 18:30
保守?
73山崎渉:03/04/17 13:05
(^^)
75金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/18 21:01
age
April 15, 2003 PAUL KRUGMAN
Behind Our Backs
The political lesson of the last year is that war works ・that is, it's an excellent cover for the Republican Party's domestic political agenda.
Conquest and Neglect (April 11, 2003)
77山崎渉:03/04/20 02:02
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
PAUL KRUGMAN
Rejecting the World
The greenhouse effect is a quintessentially global issue, which makes it anathema to the isolationist Bush administration.
April 18,
79金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/24 05:06
age
80金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/27 11:13
おれっ、クルーグマン先生の最新コラムの紹介がないですが。それとは別に、
WILLIAM SAFIRE「Chirac's Latest Ploy」
In their hubristic drive for dominance in Europe, France and Russia are
insisting that sanctions be imposed on oil sales in post-Saddam Iraq.
クルーグマン先生のすぐ下にある人です。フランス・シラク大統領の悪口?を言ってるんでしょうか?
たしか前にも、フランスがアメリカのイラク戦争に反対するのは、フランスがイラクに売った
兵器(細菌兵器の元とかなにか?)が明らかになるからだ、みたいなことを言ってませんでしたか?
アメリカのマスコミにも「フランス憎し」という人がいるんですねぇ〜。

で、話は変わって、日銀総裁は交代しましたが、アメリカのグリーンスパン氏は、続投のようです。
日銀総裁は、定年があるんでしょうか?
それとも、不人気だから交代、続投はありえなかったということなんでしょうか?
(クルーグマン先生と関係あるようで、全然ないですねぇ、、、)
81 :03/04/27 14:19
フェルドマンのスレがあると聞いてきたのですがここではないのですか?
82金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/04/27 14:52
>>80
日銀総裁の任期は5年。残念ながら議会や首相や天皇陛下でも辞めさせることはできない。
これ以上は日銀総裁スレで。
>>80
SafireはNYTimesコラム中最右翼で、イスラエル擁護が激しい論客。もとニクソン大統領
のスピーチライター。
Roads Not Taken
If American families knew what was good for them, then most of them would cheerfully give up their tax cuts for guaranteed health care.
Jobs, Jobs, Jobs (April 22, 2003)
Rejecting the World (April 18, 2003)
Behind Our Backs (April 15, 2003)
85金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/02 10:22
age
86金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/03 21:32
メンタルな部分を刺激される言葉。
たくさん甘えてもいいのよ。
どんなことがあっても、私はあなたの味方よ。
いやなことがあったら、私の胸に飛び込んできて。癒してあげる。
The Acid Test
By PAUL KRUGMAN
There is, alas, only one Eliot Spitzer, and he is, alas, losing the war against corporate insiders and malefactors.
May 2, 2003
88金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/05 06:11
僕は、32歳。彼女は、8歳年上の40歳です。
40歳だけど、ナイスバディでどう見ても20代後半にしか見えません。
いつも甘えさせてくれるし、僕の世話をやいてくれます。
セックスも上手で最高です。毎日、抱き合ったままで朝を迎えます。
「いつも甘えてばかりで悪いね。」と僕が言うと、
「私、あなたが甘えてくれている時が、一番幸せなの。」と言ってくれます。
僕は今、最高に幸せです。
89金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/06 23:25
相変わらずブッシュ政権に辛口だねえ。
クルーグマンってやっぱりニューヨークタイムズ紙的リベラル派の人なの?
902ちゃんカキコ、週刊新潮、週刊文春規制法案:03/05/06 23:43
個人情報保護法案を廃案させないと支配層は個人情報保護法を隠れ蓑にして
悪事を働き、めぐりめぐって日本全体の富を食い物にし海外へ逃げてしまうぞ。
古今東西、過去も未来も東も西も支配層の大半は
法律を悪用し国家を食い物にすることしか考えていない。

大島の口利き告発者死亡!
http://money.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1049453872/

1 名前:週刊新潮 投稿日:03/04/04 19:57
大島前農相の口利き事件を告発した会社社長が3.28交通事故で死亡していることが分かった。
大島絡みでの死亡は、
六ヶ所村村長自殺、宮内秘書の妻自殺に続いて3人目。
本当に交通事故だったのだろうか?

作家の城山三郎さん
「 自由に調べてよいが、発表できないというのは、
 一種のペテンであり、ごまかしだ。
 雑誌と新聞を分断しようという作戦に違いない。
 官僚というのは悪知恵を持っているものだ。」
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200304/25/20030425k0000e040072000c.html
■個人情報保護法新法案にも多くの課題 解説と要旨
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200303/07/4.html
9180です。:03/05/07 21:41
>>83
>SafireはNYTimesコラム中最右翼で、イスラエル擁護が激しい論客。もとニクソン大統領
>のスピーチライター。
えらく遅れましたが、ありがとうございました!
ニクソン大統領のスピーチライターということは、共和党員でしょうかねぇ?

まぁ、それはいいんですが、話をクルーグマン先生に戻して、、、
インフレターゲットのなにかの「期待値」とやらですが、この辺からよくわからない人間なんですが
日銀がお金をばら撒いたとして、そのお金が日本に留まらなかったらどうなるんでしょう?
中国への企業の進出に使われるとか、アメリカの債権を買うのに使われるとかしたら?

日銀の一人負け?一人大損するのでは?
(話にならないほどズレた質問でしたら、ご容赦を!)
92金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 00:34
>>91
中国への企業の進出、アメリカへの債権購入は、どちらも資本収支赤字です。

経常収支+資本収支=0
(資本収支に外貨準備増減を含む、右辺の0は厳密には誤差脱漏)

2つ説明します。

1)資本収支の赤字が増えた場合
経常収支の黒字も増えます。
これは、円安などを通じて輸出が増え、輸入が減るためです。

2)資本収支が変化しない場合
海外の経済主体が、日本に投資する場合は、資本収支の黒字になります。
資本収支に増減が無い場合、海外の経済主体が、日本が海外に投資したの
とほぼ同額、日本に投資している事になります。
93金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 00:42
>>91
補足します。

その1。インフレターゲットは、目標とするインフレ率になるように、需要拡大・縮小のための
政策を中央銀行(日銀)が行う事を明示的に保証する事を言います。つまり、+3%のインフレ
を実現するために、取れる手段は何でもとりますと日銀が保証することです。

過去において日銀はデフレから±0%に物価上昇率が好転しはじめた時に、「インフレ懸念
が生じた」と言う理由で金融を引き締めた経緯があります。つまり、「インフレになり始めたら
日銀が金融引き締めをして、景気が後退するから、またデフレに逆戻りする。日銀が頑張っ
ている間はデフレのままだ。」と言う事を皆が信じているという仮説が有ります。インフレター
ゲットで「期待」というときには「期待インフレ率」です。今、説明したように現時点で日銀の
政策がそのままなら、期待インフレ率はマイナスという事になります。

ここで、日銀がインフレターゲットを導入して、物価上昇率が3%になるまで、何でもすると
宣言します。これは、「インフレ懸念が生じたから予防的に引き締めする」という今までの
政策を放棄した事を意味します。

これが期待に働きかけるという事です。


見る限り、期待インフレ率はマイナスのデフレだという事です。

の話が出るのは、
94金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 00:43
おっと、ゴミが残っていた(涙
95金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 01:00
>>91
それでは、期待インフレ率がプラスになると、何が良いのかという事について企業の
投資の面から説明します。

いきなりですが、次の式を見てください。

 実質金利=名目金利−期待インフレ率

これはフィッシャー方程式と言います。皆さんは名目金利を元に、お金を借りるか借りない
か判断しているのではありません。お金を借りても返す時までにインフレになって、所得が
増えていれば、返す金額の重みがだいぶ減ります。ですから、どれくらいインフレになるの
かも加味して、今現在の金利が高いのか低いのか判断していることになります。この金利
を実質金利として定義したのが、上記の式になります。インフレ期待が生じたら、実質金利
が下がります。

例として長期プライムレートを考えて見ます。今現在は、長プラは1.4%です。一方、物価
上昇率は△1%で、これがこのまま続くと「期待」しているとします。

実質金利=1.4%−△1%=2.4%という事になります。

ここで、期待インフレ率が+3%になったとします。そうすると、実質金利は、

実質金利=1.4%−3%=△1.6%

となります。これなら、明らかにお金を借りた方がとくですよね。
そうして、お金を借りて使うが企業が出てくるわけです。
96金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 01:08
>>91
次に、貯蓄面を考えた場合まったく逆の議論になります。
今は貯金の金利が安いとはいえ、物価も下がっています。

この場合の実質金利は、

 実質金利=0.01%−△1%=1.01%

です。

期待インフレ率が3%になれば、

 実質金利=0.01%−3%=△2.99%

となります。

預金をすると損になります。まあ、現金を持っていても損なんですが。
こういう事で、お金の価値が減るくらいなら現時点で使ってしまおうという
事になり、消費が増えます。特に耐久消費財といわれる割と高額の商品
の購入が増えるといわれています。
97金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 01:19
>>91
最後に。

「インフレ期待」が消費や投資に及ぼす影響について見てきましたが、要するにインフレ期待
が生じると「需要」が増えます。需要が増えると、雇用も増えます。雇用が増えると賃金が上
昇します。賃金が上昇すると、物価も上昇するという経路で、期待インフレ率に向かって物価
の上昇が始まります。

日銀がお金をばら撒くというのは、日銀が物価上昇率を3%にすると宣言した時に、それを
実現するためにとる手段の一つです。ばら撒くといっても、実際にばら撒くわけではなく、
市場に現金が多く出回るように、日銀が何らかの資産を買い取ってその代価として現金を
支払う事になります。

この時に必要となる現金の供給量ですが、インフレ期待の起き具合によって全然変わって
きます。宣言しただけで、みんなが信じれば、何もしなくても目標となるインフレ率が達成
できます。まったく誰も信用しなければ、いくら現金を供給してもインフレにはなりません。
が、もしインフレが起きないのであれば、日銀は好きなだけ現金をすって、国債を買い上げ
る事で、極論すると税収0でも国が運営できてしまう事になります。これはありえないので、
いずれ必ずインフレ期待が生じ、インフレになると言う事です。

そして、>>92に書いたように、このお金が、どのような遣われ方をされても、別に問題は生じ
ません。1)の資本輸出で終わった場合、日本はまた外需依存国になって輸出主体で経済
成長するでしょうし、2)の場合では流出した分、きっちり流入するので国内の資金の量は
変わらないという事になります。

まあ、2)では海外主体が国内投資しますので、例えば株式市場に海外投資家が増えます
し、海外に資金が流出して国外に日経企業を作った分、国内に外資系の企業が増える事
になります。
98金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/08 22:00
構造改革マンセーの久米宏よ、すこしはクルーブマン教授を見習えよ・・・
せめて本くらいは読めよ・・・








● すべての責任は、久米と筑紫にある ●

http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1050669696/l50

99 :03/05/09 08:06
>ここで、期待インフレ率が+3%になったとします。そうすると、実質金利は、
>実質金利=1.4%−3%=△1.6%
期待インフレ率が上がったら名目金利も上がるのでは?
さもないと金を貸してる企業は儲からない。
100金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/09 14:13
>>99
それは、通常の経済状態での話しですね。

流動性の罠の下では、名目金利の非負制約のお陰で、たとえ
金利が0%であっても金利が高すぎる状態になっています。
つまり、市場の均衡金利<0%なのに、金利は>0になって、
預金過多・資金需要過少な状態なわけです。銀行に行って
聞いてみてください。今は、預金は不要なほど集まっているが
貸し手が足らないと言いますから。

で、この状態が解消されるまでは、名目金利の上昇は、インフレ
期待の上昇よりも小さくなります。

もっとも、日銀が公定歩合引き上げとか金利誘導目標の引き
上げとかいう馬鹿な事をやれば名目金利も上昇しちゃいます。
小渕の時に速水がやったのがこれ。

その結果、君が指摘しているような、無意味な状態になった。
101金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/09 14:19
中央銀行の独立性と政府との役割分担の考え方は2種類ある。

1)政府はインフレ政策をとりがちなので、中央銀行は独立してインフレ抑制にあたる

2)政府は景気対策を放棄して、ミクロ経済の効率性に勤め(小さい政府)、
景気対策は中央銀行が管轄し、その誘導目標を上限・下限という形で与える。

現日銀法は1)のスタンスで日銀の独立性を求めた結果、デフレ解消に日銀が
抵抗して、財政でしか景気回復をできないという妙な状態になった。

本来構造改革すべき方向は、2)のようなスタンスのはずなんだが。

クルーグマンは、財政政策での景気回復には悲観的だ。
インタゲ派と呼ばれる人たちも、デフレギャップを埋めるために一時的に必要と
言う立場に過ぎず、インタゲ成立後は政府の財政によって景気対策をする事
までは求めていない。
10291ですが:03/05/10 18:25
>>97 力のこもった回答、ありがとうございました。
そうすると日銀が「インフレにするぞー」と言って、お金を増やすような政策を取れば
そのお金がどのように使われようと、インフレになって、目的は達成されると理解して
いいということでしょうか。

http://www.nytimes.com/top/opinion/editorialsandoped/oped/columnists/
↑ここのレイアウトが変わってます。

http://www.boj.or.jp/press/03/kk0305a.htm
政策委員会議長記者会見
(問)まず本日の政策変更の趣旨について伺いたい。前回、日本郵政公社の預け金の関係
で2兆円ほど増額をした時には、政策変更ではなく技術的なものであるとの説明があった
が、それに対して今回は明確な政策変更と理解して良いのか。
(答)今日は、技術的な措置ではなく、明確に政策変更であるとご理解頂きたい。今日は
朝から金融政策決定会合で随分経済の動きや金融の動きについて議論し、経済の現時点で
の動きに関する限りは、前回の金融政策決定会合以降、そんなに大きな変化はない、概ね
横這いであるという感じで認識の一致をみたわけである。(以下略)
(政策委員会議長って、日銀総裁? 政策変更と言ってるようですが。どう変わったかわかりませんが)

株価は重要な要素、考慮に入れながら金融政策行う=日銀総裁 (ロイター)
2003年5月8日(木)20時44分
福井日銀総裁は、今夕の経済財政諮問会議の後、記者団に対して、株価は重要な要素で、
それを考慮に入れて金融政策を行っているし、今後も行っていくとの考えを示した。
 また、為替市場で円高が進行していることについては、「為替は1日1日動くので、特
にコメントはしない」と述べた。

「株価に一喜一憂しない」という小泉総理とは違うようです。
103金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/10 18:32
>>102
僕は、今回の政策変更は「株式続落に伴う金融下支え」を意図した政策変更と
理解しています。

また、インフレ目標を定めるのではなく、インフレ参照値という言葉を使用しました。
これではインフレ率を見て何時までに何をするのかが明確ではありません。
原料系は今若干インフレ期待が生じつつあります。
このインフレ期待に対し、どういう対応をとるのかは未だに発表されていません。

また、小渕の時のように「インフレ懸念」という言葉で金利引き上げに動くのでは
ないかという不安が物凄くあります。

速水の時のように、電波発言一本やりじゃないし、小泉ほど意地っ張りでも
ないので、福井の発言はどうとでもとれ意図がつかみかねる部分があります。
2割期待、8割不安というのが正直なところです。
Man on Horseback,By PAUL KRUGMAN,May 6, 2003
There was a time when patriotic Americans would have denounced
any president who tried to take political advantage of his role as commander in chief.
105金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/11 00:36
103だけど、今日のNスペの福井の発言を聞いて、失望した。

奴はやっぱり構造改革論者で、不景気の責任は(日銀じゃなくて)
企業の努力が足らないからだと主張していた。

日銀は、周囲の意見に推されて嫌々金融緩和している。
金融機関がだらしないから、破綻しないように支援している。

そういう見下したスタンスだった。

あんな奴は信用できん。
106金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/11 00:38
>>105
信用してたんか。W
107金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/11 01:39
>>106
速水→不信、福井→判断保留
という状態だった事は認める。

もう信用しない。
108金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/11 22:01
http://www.boj.or.jp/press/03/ko0305a_f.htm
「最近の金融経済情勢について
─ 2003年5月8日 岩手県金融経済懇談会における春英彦審議委員挨拶要旨」
に続いて、

http://www.boj.or.jp/press/03/kk0305b.htm 春審議委員記者会見要旨 ( 5月 8日)
(問) 金融経済懇談会の冒頭挨拶の中で、春委員はデフレ克服のためには、消費活動、
企業活動、そして株式市場の活性化が不可欠だと発言していたかと思う。株価が低迷する
中で株価対策というのは1つの焦点になっており、一部与党の方から日銀に対する要望が
出ている。具体的には、物価安定のための数値目標の導入のほか、長期国債買い切りオペ
の増額、ETFや外債を買い取り対象資産に加えること、銀行保有株の買い取り枠を拡大
することや銀行株を買い取り対象とすること、といった要望が出ている訳であるが、こう
した要望に対するお考えをお聞かせいただきたい。
(答) 3点ご質問をいただいたかと思うが、私なりの考えを申し上げたいと思う〜
これまで私が、インフレターゲットについて必ずしも賛成してこなかったのは 〜

となるんですが、春委員のインフレターゲット反対の理由に、反対意見をお願いします。
109つーか:03/05/11 23:22
>>100
短期金利は日銀がコントロール可能だが、長期金利は市場での国際取引価格に
依存するためコントロールできない。インフレターゲット政策が現実のものに
なると認識された時点で長期国債の価格は暴落し、それを保有している銀行や
生保は致命的なまでのダメージを受ける。一方で、貸出金利の上昇による増収は
長期的には非常に大きいが、短期的には少額であり、国債暴落による金融機関の
ダメージを埋め合わせるには程遠い。

同様の事例は第二次大戦直後の米国でも認められており、国債の時価評価を停止
するという非常処置がとられているが、今の日本でそれが許容されるか否か?
110金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/11 23:45
>>109
あほか、生保の負債は固定金利だから、長期金利が上昇したら逆鞘解消、
順ザヤ転換でこれまでの不良契約が一気に優良契約に様変わり

債券含み損を補って余りある慈雨になるにきまっとろーが。
111つーか:03/05/12 00:49
>>110
あほはお前。
生保は、長期固定金利の負債に合わせて資産も長期固定金利の公社債で運用する割合が多い。
だから、長期金利が急上昇してもすぐには逆鞘が小さくなる訳ではない。

現在の生保の決算は、資産のみの時価評価で負債は時価評価していない。負債を時価評価すれば
逆鞘分×運用期間だけ純資産が減少して、全主要生保が債務超過状態になりかねない。というか、
債務超過という現状を隠すために負債だけは時価評価していない。だから、長期金利が上昇する
ことは長期固定金利資産暴落により、生保の会計に致命的打撃を与える事になる。


112金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 00:58
>>337
5年前にクルッグマン教授が質問に答えてくれている
ttp://www.post1.com/home/hiyori13/krugman/euroj.html
113金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 00:59
>>112
誤爆スマソ
114@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 01:15
>>111
ところで、長期金利が「急上昇」するほど、国債から資金が引いた場合、
証券と不動産と海外債権の内どこに流れるのよ。
115金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 01:19
>>107
日銀では、金利を上げると「勝ち」、下げると「負け」と言って、歴代の
総裁を評価するシステムがある。早水が、猛反対の中金利を上げたのは
負けで総裁を終りたくなかったからだよ。1勝したかった、それだけだよ。
日銀なんてそんな思考でしか動かない機関だから、間違った行動をとり
その検証もしない。DQNな機関はいらない。
116つーか:03/05/12 01:32
>>114
難しい質問だね。俺は全くの素人なのでよくわからん。
ただ、国内株式には多少は流れそうに思う。長期固定金利の借金の
多い企業にとっては長期金利上昇は利益が大きい。
不動産は供給過剰が続いてるから、あまり期待できない気がする。
建坪率等緩和が続いていて、同じ面積の土地により大きな建物が
建設できるようになってるし、新規ビルの建設も相次いでいる。
海外債券は微妙。米国の国際収支は赤字垂れ流しでダイエーか
熊谷組みたいな状態で、米国債の債務不履行が予想される。
でも、それに気づかず投資する馬鹿な投資家もいるかも。

個人的には、今後1−2年の間に資産のポートフォリオを貴金属半分、
長期固定金利の多い内需型企業の株式(鉄道や電力ガス)半分にしようかと
思っている。
117金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 01:45
>>111
ホントにあほだね。

>生保は、長期固定金利の負債に合わせて資産も長期固定金利の公社債で運用する割合が多い。
>だから、長期金利が急上昇してもすぐには逆鞘が小さくなる訳ではない。

割合が多いって、どのくらいのイメージ?まさか7割以上債券で運用している会社ばっかりだとは思ってないよな。

>現在の生保の決算は、資産のみの時価評価で負債は時価評価していない。負債を時価評価すれば
>逆鞘分×運用期間だけ純資産が減少して、全主要生保が債務超過状態になりかねない。というか、
>債務超過という現状を隠すために負債だけは時価評価していない。だから、長期金利が上昇する
>ことは長期固定金利資産暴落により、生保の会計に致命的打撃を与える事になる。

そもそも、負債の時価評価つーのは、別に逆鞘分の時価評価ではない、生保の会計わかってるのか。
しかし、この状況で負債を時価評価したら確かに死ぬから、ますますインフレターゲットで負債が
時価評価になっても大丈夫な状況にしとかないと危険

つーか、これ以上低金利続くと、まだ生保逝くぞ
119つーか:03/05/12 03:20
>>117
ホントにアホなのはお前。
固定金利の長期債がインフレ開始時にどれだけ価格が暴落するか理解してるのか?
それがどれだけ生保の純資産を食いつぶすかわかってるのか?

俺はインフレ自体は否定しない。ただ、インフレ開始時に長期固定金利資産を多量に
保有する金融機関に生ずる膨大な損失を問題にしているのだ。インフレターゲット
政策を採るなら、この問題は避けて通れない。無論、長期金利が数年かけて緩やかに
上昇すればこの様な問題は起きないが、インフレ期待というのは心理的要因が大きく、
急激に長期金利が上昇する危険はかなり高いと思われる。

>>110の様に、長期金利上昇を脳天気に歓迎する馬鹿は真の白痴。
長期金利上昇時に起きる重大な問題を指摘し、それに対処する方法(あるかどうかは別)
を考えることこそ必要。
120金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 03:32
はいはい あほですね

で、生保の債券の保有比率は?
生保が持ってる債券の保有年限とかデュレーションとかって知ってる?
君の想像する長期金利上昇って何%くらい?

いきなり、長期金利が20%になるとか言われたら、さすがにちょっと考えるが、
まぁ他の資産もあるし、大丈夫だろうけど。
121金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 03:53
>>119
オレの知り合いの銀行の支店長に聞いたよ。

長期金利上がったらどうなるの?って聞いたら、別に。だって

で、国債価格下がるでしょ?と聞いたら、株が上がるから、
そっちの方が効果でかい。とさ

君は脳内で長期金利上昇不安を拡大解釈しているだけだよ。
122つーか:03/05/12 04:01
>>120
>で、生保の債券の保有比率は?
大同生命みたいに多いとこもあるけど、一般的には国内公社債は3割そこそこでしょ。
長期・短期の内訳はしらんが、常識的に考えて5年以上の満期の債券が多量に含まれているはず。
長期金利が5%上昇すれば、償還まで5年の債券で2割以上、8年の債券で3割以上下落する。
これを暴落と言わないで何と言うんだね?
現在の生保(一部を除く)にそれに耐える体力があるのかね?
123つーか:03/05/12 04:18
>>121
確かに株式は値上がりするだろうが、それが債券含み損を埋め合わせるかどうか。
金利上昇と株価上昇が同期するかどうかと言う問題もある。
あと、銀行の支店長が言っていることだから、バイアスがかかっている可能性もある。
いずれにせよ、巨額の資産の価格が激変する訳だから、その影響を詳細に予測するのは
必要なこと。


124金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 04:23
>>123
今、債権の含み益が出ている状態で、株式評価損で銀行が大赤字なのに、
逆の展開になっても、まだ大赤字になると想像する神経が信じられない。
125真の白痴:03/05/12 04:36
多分、俺のことを煽りだと信じて疑ってないんだろうなぁ
「この俺が、みんなを啓蒙してやらなければ、金利上昇で生保が潰れる、ということにも気付かないアホばかり」なんて。
すごく勉強したんだろうけど、他人の業界のことを話すときはちゃんと調べろよ
基本的に長期の国債、地方債は3割も持ってない

(君の3段論法)
・長期金利が急上昇すると債券価格が暴落する、これは事実
・債券価格が暴落すると、生保の保有する債券は含み損を抱える、これも事実
・従って、長期金利が急上昇すると生保は致命的なダメージを受ける、これは間違い
生保は債券しか持ってないわけではないし、長期的には金利上昇は生保にとって追い風。
金利上昇したときに凌げさえすれば、儲かって仕方がない。

生保の計理からすると、金融緩和で長期金利が5%上がるなら、外モノは上がるし、株は上るし、
一番の懸念の逆鞘はなくなるし、でバンバンザイだよ、今まで株で何兆円含みを減らして、損まで作ってきたと思ってんの

金融業界の中では、基本的に生保は資金の出し手だから、解約が殺到する以外、資金繰り倒産はないからね
格付下がって資金繰りに窮する証券会社とはちょっと違う
期末さえしのげれば、なんとかなるの、金利が上がった状態なら、今後儲かるのがわかってるから金は集まる
どうして、資産の3割程度のことは心配してくれるのに、負債サイドの9割を占める責任準備金の方が
逆鞘になっていることの方が重要だ、というところに気を配ってくれないのだろう
ダメだぞ、最初の仮定に固執しては。生保は低金利の方が大変なのだ。

金利上昇時にまっとうな経営をすれば、「 朝 日 生 命 」でも復活することは間違いない
君にもらった名前はコテハンにするよ、じゃあね、おやすみ

じゃぁねおやすみ

って、送ろうとしたらまだほざいてるな
126真の白痴:03/05/12 06:56
あと、俺みたいな真の白痴に言われても腹が立つかも知れないが、老婆心ながらいっとくぞ

>>116
>海外債券は微妙。米国の国際収支は赤字垂れ流しでダイエーか
>熊谷組みたいな状態で、米国債の債務不履行が予想される。
>でも、それに気づかず投資する馬鹿な投資家もいるかも。

てめぇが馬鹿だ、アメリカは財務省がドル刷るだけで米国債は償還できるんだよ
わざわざ不履行起こして、世界の資本市場から孤立する意味なんかあるか
(もちろん儲かる儲からないかは別の話だぞ、円高リスクはまだ高いしな)


>個人的には、今後1−2年の間に資産のポートフォリオを貴金属半分、
>長期固定金利の多い内需型企業の株式(鉄道や電力ガス)半分にしようかと
>思っている。

ネバダでも読んでるのか?
配当利回り銘柄は当然のことながら金利上昇に弱いぞ、デフレが続くなら問題ないが・・・

そうか、だからポジショントークはってたのか。失礼失礼、気付かなかったよ。よく頑張ったな。
金融緩和されると外債は上がるし、配当株は下がるもんなぁ。インフレの悪を訴えるのも当然だ。
デフレが続くなら、そのポジションは間違いじゃないよね、急激な金利上昇を懸念するのも
よくわかる(そりゃ金利が上昇すりゃ、配当株は暴落だわ)。
でも同じポジション張って煽るならインフレのほうに張ってくれよ、応援するから。
まだ俺は相場は様子見だけど、インフレのほうが解雇リスクが減るからな。
127金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 08:21
>>126
激しく同意。

長期金利馬鹿は、生保に行って自分の耳で聞いてこい。
128@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 10:49
>>116
って事は、国債が値下がりした方が日本経済に取っては良いんじゃん。
GDP=家計消費+民間投資+政府投資+純輸出なんだから…。
"証券"、"不動産"、"海外投資"のどれが増えてもGDPは上がるじゃん。
129金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 10:56
証券と不動産と海外投資はGDPに算入されない。
※ただし海外投資が実物投資で国内投資減の裏返しなら
海外投増はGDPを減少させる。
130金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 10:56
>>128
だから、今は国債バブルと言われている。
国債バブル=流動性の罠=金融機能不全だからな、
国債が高いなんてのは、異常もいいところだ。
131@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 11:03
>>129
なにいってんの? 証券、不動産は実質民間投資じゃん。
"純輸出=純海外投資"なんだから、どれもGDPを上げるに決まってるだろが。

厨房か?
132金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 11:05
>>131
はいはい、ではそれらはGDPのどの費目を構成するので?
133金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 11:05
>>131
経常勘定と資本勘定をいっしょくたにしているね。
134@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 11:07
>>132
あのなぁ…めんどいからマンキュー↓でも読んで自分で調べろ。
http://www.asahi-net.or.jp/~GA2A-MYZK/mankiw/man103.html
135金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 11:16
>>134
はいはい、なつかしいですね。
ただ、ここにかかれていることは実物経済なんですな。
証券とか不動産とかの資産取引のことじゃないんですよ。
(純輸出=純投資という式を出されました。それに従いましょう)
それらは資本勘定に含まれるもので、上の式で言えば右辺にあたるものです。
国内の需要がどのように処理されるかは左辺の経常勘定にあたり、これがGDPです。
あなたは、投資というものの定義をあいまいなまま
使っているように思います。証券投資とか不動産投資とかと
経済学でつかう投資という用語は若干意味が違うんですよ。
両者を分けないと議論が錯綜してしまうのです。
136@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 11:23
>>135
俺が間違ってるようだ。
確か、"純輸出=純海外投資"と導いてた気がするんだがな。
例えば、日本に貯蓄してた人が外貨預金した場合は純海外投資となってGDPに貢献するだろ?
137@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 11:26
>日本に貯蓄してた人

↑円で貯蓄していたと言う意味ね
138金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 11:38
>>136
"純輸出=純海外投資"という式そのものは正しいのです。
というより恒等式なので常に成り立ちます。
経常収支が黒字であるということは国内では
消費する以上のものを生産していることを意味します。
消費されなかった部分は貯蓄されるわけで
それが海外への資本輸出(あなたという投資)と言う形を取るわけです。
これは資本勘定では「赤字」として計上されるのです。
つまり経常黒字=資本赤字と言いかえることができます。
よくまちがわれるのですがこれを「黒字」と考える
人がけっこういるのです。会計上の知識の普及がもっと必要でしょう。
さて、後段の純海外投資の増かは、上記の説明により
右辺の資本収支の赤字の増加として計算されます。
それは左辺の経常収支の黒字の減少と同義ですので、
つまりGDPにはマイナスの要因として働くということができるのです。
>>129の後段はこうしたことを意味しています。
もちろん、海外投資が配当収入や利潤を生み、国内に還流し投資勘定を
黒字のほうに向かわせることはあるということも付け加えておきます。
139136:03/05/12 11:44
>>136です
失礼いたしました。
>経常収支の黒字の減少、とあるのは
経常黒字の増加でした。訂正いたします。
経常黒字の増加は国内貯蓄の増加を意味しますから
国内支出の減少を意味して内需を冷え込ませます。
したがってGDPにはマイナスに働くということを言いたかったわけです。
140@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 11:53
>>138-139
良く分からなくなったぞ。
経常黒字の話はしていない。純海外投資=純輸出なのだから、
純海外投資が大きくなれば当然GDPは大きくなるだろ?

具体的な例を出すと、
1,日本に貯蓄してた人が外貨預金した場合は純海外投資となってGDPに貢献するだろ?
2,海外債権を購入するには円を売ってドルで買うわけだから、これも純海外投資に入るだろ?

そして、これはGDPを大きくするだろ?
この2点についてお願いします。
141金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 12:16
>>140
純海外投資=純輸出とあります。
この右辺の純輸出とは貿易黒字に他なりません。
貿易黒字はおおむね経常黒字といってよいので、
上の式を語るのは経常収支を語ることになるわけです。
さて、外貨預金(すなわち海外投資)は日本からの
資本流出の増加を意味します。国内のお金の量が減るわけです。
それはとりもなおさず、国内で支出されるお金が減少することを
意味します。GDPとは国内の支出のことですから、
資本が海外へ流出した分、国内の支出つまりGDPは減少します。
また、外債を購入するとその外債の発行国へ資金が流入するので
その国の国内支出が増え、発行国のGDPを押し上げることになりますが、
それは日本のGDPとは無関係に増加します。
142@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 12:23
>>141
基本的な理解の問題だと思うが…。

GDP=家計消費+民間投資+政府投資+純輸出

で、他が変わらず「純輸出」(=純海外投資)が大きくなればGDPは大きくなるでしょ?
143金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 12:48
>>142
「GDP=家計消費+民間投資+政府投資+純輸出」は
若干、飛躍しているので、途中を補足します。
より細かく書くと
「GDP=家計消費+民間投資+政府投資+輸出」です。
この式には別の面もあって
「GDP=家計消費+民間貯蓄+税収+輸入」とも書けます。
上の式が生産面を表しているのに対して下は支出面を表しています。
生産されたものは消費されると言う前提に立てば
上下の式を差し引いて
(民間貯蓄−民間投資)+(税収−政府投資)=(輸出-輸入)=純輸出
が導出されます。
これは一国の貯蓄投資バランスが経常収支を決定するというモデルです。
さらに単純化すると
一国の貯蓄 − 一国の支出=純輸出
です。
さて、純輸出=海外純投資に戻りましょう。すると
一国の貯蓄 − 一国の支出=海外純投資
です。今、海外投資が増えたとします。
すると、上の式を成り立たせるためには(恒等式なので常に成り立ちますが)
「一国の貯蓄」が増えるか、「一国の支出」が減るかしなければなりません。
海外純投資は国内貯蓄の取り崩しにほかなりませんから、
一国の貯蓄は減少します。したがって、あとは「一国の支出」が
減ることにならざるを得ません。しかもそれは貯蓄の取り崩しを
補ってなおあまりある水準まで支出水準は減ることになります。
したがってGDPは減ります。
144金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 13:29
>>140
円をドルに換えても純海外投資(資本収支赤字)にはなりませんよ。
等価な資産の交換は資本収支を変化させません。

資本収支赤字になるためには必ず経常収支黒字(純輸出)が必要です。
145@春工房 ◆uXeivMGwkI :03/05/12 16:42
>>143-144
丁寧な説明ありがとうございます。
俺の基本的な理解が間違ってそうなので、勉強して出直します。
146金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 19:13
名無しさんと春工房のやりとりがようやくわかった。
春工房のいう
「純海外投資が大きくなればGDPは大きくなる」
は間違っていないけど、
日本から海外への投資=純海外投資
という理解が間違っているんだね。
そうだよね?
147146:03/05/12 19:22
ごめん。またよくわからなくなってきた。
148金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/12 19:56
海外への投資↑=資本収支赤字↑=経常収支黒字↑=貿易黒字↑
貿易黒字の増加以上に国内の経済が縮小するからGDPが減るんでしょうか。
149たまなし:03/05/13 00:28
象のウンこの話のはなしは?
http://www.wws.princeton.edu/~pkrugman/poop.html
別にいいのだけど・・・。
150金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/13 02:11
>>146
「海外への投資」というのが具体的に何を示すのかわからないけど、日本人が
持ってるドルで米国債を買っても資本収支は0。これは、このドルが日本の銀
行の口座にあっても、アメリカの銀行口座にあっても、現金で持っていた場合
でも全く同じ。
151金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/13 13:08
>>150
違うんじゃない?日本に円で貯蓄してた人が、
外貨預金に変えた場合これは「海外投資になるだろ」と聞いているのでは?
もしくは、円で預金していた金をドルに変えて外国債権を買った場合は
海外投資じゃないと聞いてるのでは?
152金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/13 13:37
>>151
円とドルの交換を日本人どうしの間で行う場合はもちろん、日本人とアメリカ
人がそれぞれの通貨を交換してもやはり資本収支は0です。

モノやサービスの不均衡な交換(すなわち経常赤字や黒字)がないかぎり、二国
間の資本収支(純投資)は変化しません。

しかし、例えば今までドルなんか持ってなかった発展途上国にドルを貸しつけ
たら、おそらくその国はそのドルで海外から何かモノを輸入するでしょうから、
途上国の経常収支が赤字化し、資本収支が黒字化する可能性が高いです。でも
それは輸入するからであって、輸入する前の状態では、資本収支は0なんです。

そしてその輸入元がドルを貸した国であるとは限りません。アメリカがツバル
共和国にドルを貸し、ツバルはそのドルで台湾からパソコンを輸入するかもし
れない。その場合、ドルを貸した当のアメリカの資本収支や経常収支には影響
はないのです。カネを貸したにもかかわらず資本収支は0なのです。
153金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/13 23:31
<竹中担当相>株価対策「工程表」作成 関係閣僚会議で提案へ (毎日新聞)
2003年5月11日(日)21時47分
竹中平蔵経済財政・金融担当相は11日の報道番組で、株安を受けた市場活性化
対策について、「今すぐ出来ることや、年度を越えて法律改正などが必要なもの
がある。工程表を作れないか」と述べ、12日に開かれる関係閣僚会議で、具体
策の優先順位や実施時期などを盛り込む「工程表」の作成を提案する方針を明ら
かにした。

2日ほど前の記事ですが、また「工程表」ですか。
今度「竹中表」でも作って、自分が今までに発表した工程表を集めてみたら、結構な
数に登るかも?
154金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/14 00:25
>>153
工程表を作っても、工程管理していなかったら、ただの標語という罠。

というか、普通工程表作っても、運用しながらじゃんじゃん変えるだろ。
PDCAってそのためのサイクルだ。

PDCAなき計画は、交通安全標語と同じ。ただの気休め。
155たまなし:03/05/14 13:17
Media and goverment / By Paul Krugman
Why Americans watch the BBC
へらとり May/14/2003
156金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/14 16:56
最近はブッシュ政権&巨大メディア批判に忙しくて
日本の経済を考えている暇なんてありませんという感じだね。
May 13, 2003 。 The China Syndrome、By PAUL KRUGMAN
Although America's TV networks are privately owned, they have
incentives to be deferential to the party in power.
一般のアメリカ人にとって、日本がキャッチーな話題でなくなったのだろう

アメリカ人って欧州以外の知ってる外国って中国とイラクくらいなんじゃねーか
それと、ハワイ位かな。
May 16, 2003
Paths of Glory
The Iraq war did nothing to make America safer. In fact,
it did the terrorists a ...
161金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/18 15:42
ある先輩曰く
男が女修行するには、若い女より熟女の方がよい。
彼女らは、甘えさせてくれる上、女性心理も含め、いろいろ手ほどきして
くれるからな・・・。
162金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/20 06:58
▼▽▼ラブロマンスを通して経済学的思考が自然に身につく本▼▽▼

『インビジブルハート 恋におちた経済学者』 ラッセル・ロバーツ 1,600円
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031124994
市場経済を信奉する経済学者と、資本主義の横暴に眉を顰める女性教師が織りな
すドラマを通して、経済学的思考法が自然と身に付くとてもユニークな小説です。
「恋愛小説としても経済学入門書としても秀逸」とフリードマンも絶賛しています。
⇒立ち読み http://www1.e-hon.ne.jp/content/photo_4535552975_01.html

↑なんていうのは、どうですか?

Wrinkle That Brow By WILLIAM SAFIRE
Newsweek's Robert Samuelson, who rightly warned about the 90's bubble, urges us
this week to heed the lesson of Japan, drooping for a decade because "its
countermeasures were too little, too late." Surely deflation, generating its
sinking feeling, deserves a place on America's A-list of angst.

前に教えてもらったニクソン大統領のスピーチライターだった人のコラムに「JAPAN」発見!
163金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/21 07:02
タイムリーで迅速な決定と評価=日銀追加緩和で竹中担当相 (ロイター)
2003年5月20日(火)19時21分(一部ですが)
竹中担当相は、日銀が当座預金残高目標を27―30兆円に引き上げたことについて、
「時宜を得たタイムリーで迅速な決定だ。市場動向にも反映されている」と評価した。
=========================
閣僚に日銀が褒められたのは、久しぶりでは?

Dollar's Slide Is Helping China and Southeast Nations
By KEITH BRADSHER
The most unlikely winners from the dollar's slide in currency markets are some of
the countries now racking up the biggest trade surpluses with the U.S.,
especially China.
ドルが下がって、中国が得してるってこと?
>>163
元も下がるから、中国も得なんだろうね。
ドル元のレートを維持するために、中国の外貨準備が増えるらしいが。
165山崎渉:03/05/22 02:54
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
166金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 07:11
Greenspan Says Fed Is on Guard Against Deflation
By KENNETH N. GILPIN 1:52 PM ET
Long-term interest rates fell further today after the Federal Reserve's
chairman testified to a Congressional panel.

ついにアメリカもデフレ?(デフレ懸念?)
となると、クルーグマン先生の出番では?

で、>>163で「日銀当座預金」が出てきますが、
「日本銀行当座預金残高」
http://www.boj.or.jp/wakaru/yougo/yougo_n.htm

検索しても、難しい説明しかみつかりませんでしたが、これが増えてもインフレには
ならないんでしょうか?
167金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 13:39
>>166
日銀当座預金はベースマネーの一部です。電子的なお札と思えばいい。
これが増えるということはお札が増えることと同じです。

で、なぜお札を増やしてもインフレにならないかはクルーグマンがbaaack論文
の中で説明していますね。クルーグマン型流動性の罠では、いくらマネーを増
やしても貯蓄と債務の返済にぜんぶまわされてしまいます。デフレ下ではその
方がもうかるから。だから目先の金融緩和には効果がありません。

とはいえ、どんどん金融緩和を続ければ必ずインフレになります(バーナンキ)。
ちょうど、0度の氷に熱を加えてもなかなか水に戻らないが、いずれは溶ける
というのと同じです。問題はデフレからインフレへの相転移にどれくらいエネ
ルギー(お金)が必要なのかはっきりしない、という点です。

そこでクルーグマンは、将来インフレにするという断固とした目標を政府日銀
が示したうえで金融緩和を続けることを提案しています。こうすれば、将来を
見越した目端の利く者は早めにデフレ対応からインフレ対応に行動を切りかえ、
投資が増えてきます。そうすれば、比較的短い時間で相転移は完了します。
168金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 13:52
>>167
一度に120兆円緩和すればインフレになるが、
たとえば10兆円ずつ1年かけて120兆円緩和していくとインフレにならない
ということはあるでしょうか。
169金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 14:06

  いつかは溶けるにしても、そのときに「円」なんて通貨があるかどうかは別問題。
170さーず:03/05/22 14:26
>>166
米国はデフレになんかならないよ。日本のデフレを容認させるための
マスコミのプロパガンダにのせられないようにね。

グリーン・スパンキングの言ってたのは、米国の経済は底固いって
ことと、景気回復の期待が大きいってこと。だからFFレートの
下げは必要ないってこと。デフレ懸念はあるが米国経経済は力強く
回復するってのが、証言の主旨だよ。
なんで日本人はデフレが好きなの?得するのは金持ちだけじゃん。
172金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 16:54
>>171
艱難辛苦に耐え忍ぶ己の姿に酔いしれるのが好きなのだ。
ナルシストというかほとんどマゾだね、ここまでくると。
173金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 17:18
>>171
べつに日本人に限らないよ。
大恐慌時代のアメリカ、フーバー大統領&メロン財務長官コンビのやったことは
まさに今の小泉・速水あーんど福井とおんなじ。
Hooverは選挙で負けたけど、小泉負けそうにないジャン。
175金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 20:22
>>168
横レスだけど、あると思う。

貯蓄残高だけが積みあがって一向に景気が回復しない日本の現状は、
その証左だと思われる。日銀だって決して金融緩和していないわけじゃ
なくて、too little, too lateと言われても一応は金融緩和している。

氷が溶ける、溶けないという例を挙げていたが、デフレ期待の加速という
冷却材がある以上、その冷却材に打ち勝つような熱を一気に与えないと
インフレ期待は起きず、何をやってもデフレだよという失望感ばかりが広
がるかと。

でなぁ。日銀は、そういう牛歩戦術で膨れ上がった日銀の資産・負債に
自分でビビってしまってるねん。もうやれん、もうこれ以上は無理やと
言い張っていたのが速水やねん。福井でちっとはましになったかと思う
たけど、やっぱあんまり変わりあらへん。
176金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 20:27
>>174
再選は無いと踏んでるんだけど、どーなんだろねー
でも月額10兆円って言えば今の10倍近いぞ?
178金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/22 20:52
>>175
ありがとうございます。
実は私もそういうことがあるのではないかと感じました。
>>167さんの氷の例でいえば、
気温が0度以下ならば水になるまで一気にやらなければ
途中で与えた熱は無駄になってしまいますから。
デフレ期待という冷却材というのはもっともだと思いました。

>>177
具体的な数字はあまり問題ではないのです。
ただ同じ金額を緩和するにしても
そのやり方によって効果が変わるのではないかというのが疑問でしたので。
日銀の当座預金残高目標は、りそなの件のように、金融不安があるとき増やし、
収まると、減らしてきた。デフレ克服の意思は見られない。
180金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/23 00:03
>>175
日銀のBSが巨大っていうけど、郵政公社のBSの方がずっと大きい(200兆以上ある)。

"I've never known an economy ・I doubt that there is one ・that has
a falling exchange rate and a large and rising deficit and that has
deflation," said Allan Meltzer, an economist at Carnegie-Mellon University, in an interview.
182金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/24 21:31
Paul Krugman is on vacation.
つうことです。
183金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 07:02
「Luxury Wobbles on Legs of Dollars and Yen」
http://www.nytimes.com/2003/05/25/business/yourmoney/25LUXU.html
ドルと円の話が、なんで、ロンドン発なのかわかりませんが。
(英語がダメなので、読めないからわからない、という意味ですが)
184金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 12:29
>>183
欧州ブランド品の話。ユーロ高でNYと東京の売上が
どうのこうのって話だ。
185金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/26 13:03
>>182
NY Timesのサイトにはないのに、何故かUnofficial Siteの方に最新記事がのってる。

Fear of a Quagmire?
http://www.pkarchive.org/column/052403.html

Synopsis: A detailed discussion of the dangers of deflation
久々の流動性の罠とデフレに関する話。
>>183
sars、ユーロ高で、日本の女性が好きな欧州ブランド品会社は、マズー。
187金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 19:45
>>186
sarsでマズー。うまい!
えっ?かかってない(掛け言葉になってない)じゃん!
(でも、記事の内容はわかりました。ありがとうございます。)

明日は、クルーグマン先生のニューヨークタイムズのコラム、あるんでしょうか。
188金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/27 20:20
>>187
新しいの載ってた。

Stating the Obvious
By PAUL KRUGMAN

administration is setting the country up for a fiscal crisis in which
popular social programs can be sharply cut.

>>185 に示した「泥沼の恐れ」はどういうわけかweb版には載らずじまい。

Unofficial Siteの管理人は新聞から転載してるのかしら?
189金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/28 07:29
Stocks Rally on 2 Positive Economic Reports
By THE ASSOCIATED PRESS
A pair of encouraging economic reports -- one on consumer confidence,
the other on home sales -- lifted Wall Street today.

NYSE・DJIA 8781.35(これってドル?)
ユーロが上がったというのは、ドルが下がったんでしょ?(円は知りませんが)
それでも、アメリカの株は、上がるんですか。
アメリカ人は、何を見て株を買うんですかねぇ?
まぁ、でも、これで日本の東証も上がりますよねぇ? ねぇ?
190山崎渉:03/05/28 10:51
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
192金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/29 00:15
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎          山崎渉
Waggy Dog Stories By PAUL KRUGMAN
The movie "Wag the Dog" told a tale of an administration
creating a war in order to divert attention away from scandal.
The Bush administration seems to be imitating art. May 30, 2003
194金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/02 06:42
http://www.iht.com/ihtsearch.php?key=Paul+Krugman
There are 62 results for your IHT.com search of Paul Krugman:

Wednesday, May 28, 2003,Paul Krugman: Targeting welfare,By Paul Krugman (NYT)
'The lunatics are now in charge of the asylum." So wrote the normally staid Financial Times, traditionally the voice of solid British business opinion, when surveying the tax bill passed by Congress last week.

Tuesday, May 27, 2003,Paul Krugman: Is the world stumbling into an economic quagmire?
The meaning of deflation,By Paul Krugman (NYT)
Though talk of deflation fills the air, most of that talk is subtly but significantly off point.
195金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/04 07:18
LETTER
Tax-Cut Fallout Is Worse Than You Think
Charles B. Rangel, a congressman from New York, says that Paul Krugman's
recent column understated the damage the president's tax cuts will cause.

コラムのページのインデックスに上のようなのがありましたが、何のことでしょう?
まぁ、それはいいとして、

金融政策運営の課題
─ 2003年度日本金融学会春季大会における福井総裁講演要旨
(同学会創立60周年記念講演)
http://www.boj.or.jp/press/03/ko0306a.htm
そして、デフレ脱却のために闘っている日本銀行の経験は、いずれ、21世紀の金融論の
教科書に重要な何章かを加えることになるものと信じております。

ご静聴誠に有難うございました。

と福井総裁の話がありますが、そこで、もし、ほんとに日銀がインフレターゲットをやります
といって、政府に協力を求めるとしたら、政府は、ちゃんとそれに応えて、財政を出して
くれるんでしょうかねぇ?
「いや、うちは、お金は出せません。だから、そっちだけでやって!」とか言われたら、
なかなかインフレというか、デフレが止まらないのでは?
196金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/05 07:26
「日銀はインフレ目標導入を」とIMF筆頭副専務理事 (読売新聞)
2003年6月5日(木)1時12分

来日中の国際通貨基金(IMF)アン・クルーガー筆頭副専務理事は4日、読売新聞との
単独インタビューに応じ、「日本銀行は中期的なインフレ目標を設定し、資産購入の対象
を拡大すべきだ。外貨建て資産や証券化資産の買い入れを勧める」と述べ、日銀に対して
インフレ目標のもとに一段の金融緩和を進めるよう求めた。

 日本が先進7か国中で最大の財政赤字を抱えている点については「年金など社会保障制
度改革で歳出を抑え、増税で赤字に歯止めをかけるべきだ」として、財政再建を急ぐ必要
があるとの考えを明確にした。

 また、クルーガー副専務理事は、イラクの戦後復興支援について、「イラクはインフレ
回避に向けた制度の確立などが重要だ」などと指摘し、IMFとしてイラクの法体系や経
済政策の整備を支援していく考えを示した。
-----------------------------------------------------
なんだそうですが、インフレターゲットはいいですが、政府にも社会保障をなんとかしろと
言ってますよねぇ。小泉総理も「公共事業より社会保障費に方が多い」と言ってましたし。
すると、社会保障を削らないといけないということですよねぇ。小泉総理にできるんでしょうか?
「それはできないから、日銀だけ」というんでは、インフレターゲットにもならないのでは?
不況なのに財政をひきしめろって、まだ懲りてないのかIMF。
198金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/05 08:23
>>196
今更うるせーっつー程度の話だな(w
無視無視...
Financial-markets comment,Jun 3rd 2003
It’s the bond market, stupid!
http://www.economist.com/agenda/displayStory.cfm?story_id=1823946
But global deflationary forces are strong?the product of, among other
things, Japan’s failure to clean up sooner. Equity investors are
betting that central banks, particularly the Fed, are both stronger
and wiser than the Bank of Japan has proved.
June 6, 2003
Duped and Betrayed
How can we maintain Medicare, Medicaid and Social Security at today's tax rates? We ...
201あぼーん:あぼーん
あぼーん
202金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/10 10:54
クルーグマン説の不安

クルーグマンの方針は、原理的には正しい。しかしそこには、何かが欠けているのだ。
そのため、心理的に不安に感じられ、世間から広く受け入れられずにいるのである。
では、クルーグマン説では、何が欠けているのか? 

クルーグマン説は、「こうすればよい」と方法を示した。
しかし、その方法に至るための論理過程が、いささか天下り的なのである。
「流動性の罠」を脱出するためには、「物価上昇」があればいいのだろう。それはそうなのだろう。
しかし、この両者がいきなり結びつけられてしまうのだ。その両者を結びつけるための論理過程がいささか不透明なのである。
いきなり結論が出てしまって、「こうすればこうなる」と証明されるわけだが、そこに至る過程が不明瞭なので、なんとなく、すっきりと納得できないのである。
(数学で言えば、いきなり定理を示されて、その証明が示されるようなものだ。素人には、ちんぷんかんぷんである。)

人々はこれまで、「物価安定こそ大事」という信念をもってきた。こういう信念をクルーグマンは正面から全否定する。
しかし、それならそれで、地面を根底からくつがえすほどの基本的な概念を示してもらいたいのだ。
原理を崩すには、別の原理を示してもらいたいのだ。なのに、それがクルーグマン説には欠けている。
人々は不安に思って、こう感じる。
「貨幣価値が低下すれば、自分たちの資産が減る!」
「自分たちの金がなくなる! インフレは泥棒だ!」
「インフレとは、国民の金を政府が収奪することだ!」
こういう不安に対して、クルーグマンはうまく説明してくれない。単に「物価上昇で景気が回復する」と示しているだけだ。
だからこそ、人々は、クルーグマン説に、「正しいのだろう」と思っても、「でも……」というふうに躊躇して、拒んでしまうのだ。
>>202
どっからのコピペよ
204金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/10 11:11
小泉の波立ち
ていうか、URL貼っとけばすむじゃん
206金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/10 15:57
つまり、「正しい事を言っているんだけど、受け入れられないのが残念」って事?
207金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/10 16:21
受け入れられないのは、北が居るからだろ
208金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/14 08:48
age
'Some Crazy Guy'
By PAUL KRUGMAN
Many of those who minimize the threat the radical right now poses to
America would hate to live in the country Representative Tom DeLay
wants to create.
210金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/18 07:35
http://www.boj.or.jp/press/03/ko0306c.htm
「世界経済の構造変化と日本経済の課題
─ 2003年6月17日・国際金融情報センターにおける武藤副総裁講演要旨
2003年 6月17日 日本銀行」

また、仮に、日本銀行が現段階でインフレ・ターゲティングを採用していないことをもって
「日本銀行がデフレ脱却に消極的である」とみる見方があるとすれば、それは全くの誤解です。

なんだそうですが、前に「今の状態に日銀がどのように対応したかが、教科書で扱われる
ことになる」という風なことを言ってた人、いませんでしたか?
ちょっと中身が違いますが、「教科書」という言葉を使ってた人。
いい例として教科書に載るのか、悪い例なのか、それが問題なんでしょうけど、まぁ、GDPが
どんどん下がる?小さくなってるわけではないんでしょうから、こんなもんで
いいのかも?(そういう問題じゃないですか)
211金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/18 07:41
インフレバカはこの本により撲滅されます!
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-23128-1

この本は完璧にインタゲ論者を論破している!ぜひ一読を!
212改革なんていらね:03/06/18 09:22
>>210
ばりばりgdpは さがっとるんだが
あんたも 「実質成長」に騙されとるクチやね
名目−で実質+なら 
そのわずかな豊かさの裏に 膨大な失業者や自殺者の屍があるってこと
わすれたらあかん
ttp://www.bs-i.co.jp/globalnavi/navi/graph_image/020907_03.jpg
213金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/18 09:28
>>210
       名目GDP(単位:10億円)
1997/4-3.  521,153
1998/4-3.  514,418
1999/4-3.  510,687
2000/4-3.  515,424
2001/4-3.  502,768
2002/4-3.  499,444

http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe031/gaku-mfy0311.csv

これが下がっているように見えないようだとちょっと痛いね。
マクロモデルってトートロジーくさくてあんまり好かん。
だからといって、そういう努力を放棄して日本経済なり米国経済をめちゃくちゃに
して、イデオロギーに凝り固まった政策をやりたい放題させているのは間違ってる。
216212:03/06/19 07:33
>>212-213
単位10億円というと、20兆くらい減ってるんですか。
これって、「20兆減った」でいいんですかねぇ?
それとも、「10兆下がった。15兆下がった。20兆下がった」と足していって、
この何年間で「100兆下がった」(たとえばの数字ですよ)という風に見るんでしょうか?

20兆といったら、銀行の不良債権くらいかぁ〜という感じがしますが。
肝心の実質GDPと名目GDPの違いからよくわからないんですが。
217金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/19 14:26
>>216
20兆減ったで良いです。

ただし、GDPは付加価値の合計ですので、企業の売上高に
換算すると、この5倍近い市場が消滅した事を意味します。

ちなみに、ピークが1997年ですから、そこから見ると5年
間で21兆の減少ということになります。


一方、本来の経済は一定の成長トレンドを持っているはずだ
という見方から、今頃はこれくらいの経済規模になっていたと
推測するための、潜在成長率という概念があります。これは
完全雇用ベースで物価上昇を加味しない実質の指標で、別名
完全雇用GDPとも言われます。色々な研究者が統計的に算出
していますので、オフィシャルな統計ではありません。

完全雇用GDPをもとにした、2002年度の「本来あるはずだった」
GDPは、僕の概算では現時点で585〜590兆くらいになります。
この数字が正しいのであれば、85〜90兆の本来生まれている
はずの付加価値が生まれなかった。正確には60兆の市場が
生まれず、なおかつ20兆の市場が消し飛んだという事になります。
Dereliction of Duty
By PAUL KRUGMAN
Behind the rhetoric of the Bush administration's "war on terror"
lies a pattern of refusing to take crucial actions to protect us from terrorists
219216:03/06/20 07:34
>>217
>GDPは付加価値の合計
というのは、簡単に言うと、「日本人の給料も、会社の売り上げも減った。その合計が
20兆円減った」ということでしょうか?
竹村健一が日曜朝の番組で(相当早い番組ですが)「熱心に議論してますが、テレビを
見てる人のほとんどは、そういう議論はわからないでしょう」といってましたが、そこ
だけは、大きくうなずいてしまいました。結構、わかってないですよ。
(あれっ、私だけかなぁ?)

OP-ED COLUMNIST
Rumblings in Iran By WILLIAM SAFIRE
By breathing on the spark of freedom and leading the increase of pressure on a
crumbling dictatorship, we may be able to limit the spread of nuclear weapons
in Iran.

前に、ここで、WILLIAM SAFIREという人は、ニューヨークタイムズのコラムニストでは
最も右より(保守でしたか)と教えてもらったんですが、今度は、イラクで大量破壊兵
器がまだ見つからないというのに、イランの核兵器が問題だー!と言ってるようです。

核兵器の拡散は防いだ方がいいし、おかしな人の手に渡ると大変なことになるというのは
わかるんですが、なんか、しっくりこないんですが、、、
220金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/20 10:22
>>219
 >GDPは付加価値の合計
 というのは、簡単に言うと、「日本人の給料も、会社の売り上げも減った。その合計が
 20兆円減った」ということでしょうか?

GDPの3面等価性を考えるとわかるはずです。

1)所得面
GDPを所得面で見ると大体7割が被雇用者所得です。GDPが20兆減った
というのは全体的に給与が20兆分減ったという事です。

2)生産&支出面
GDPを売上と捉えると、各企業(だけではないけど)の生産物の付加価値の
合計です。これは、大半が各企業の粗利益額の合計となります。粗利益の
合計が20兆減ったという事はその数倍以上の売上高が無くなったという事
になります。

つまり、質問の答えは、給料と売上の減少分の合計が20兆という事ではなく
凄く大雑把な言い方をすると給料で見ると20兆減少、支出(売上)で見ると、
付加価値が20兆減少したので売上は100兆くらい(平均付加価値20%として)
減少したという事になります。

同じものを両面からみたら、それぞれ、そういう事を意味するという事ですから
合計ではなく、両方ともおきた事なのです。
221金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/20 10:25
マクロ経済学が物価と失業、特に失業問題を強調します。これは、日本国内
での企業の付加価値(粗利益)を合計し、仕入・売りの2重計上の控除などを
してGDPを算出していくと、最終的には輸入原材料費+人件費+税引き前利益
になり、付加価値の大半は労働力が生み出したものになるからです。例えば
機械設備に投資をした企業があったとして、その設備費用の源泉は、設備を
作った会社の人件費と原材料になり、またその原材料は原材料問屋の人件費
と加工業者からの仕入になり・・・とさかのぼっていく事で大半が人件費に還元
されるという事です。

こういう話は、連結決算の考え方、計算方法などを知っていると、若干イメージ
が沸きやすくなるかと思います。

というか、

 結構、わかってないですよ。

僕も、社会人になって10年経ってやっと意味がわかってきました。まだ完全では
ないと思います。

学部の当時、「会計と統計がわからないとGDPは理解できない。」「たいていの人
はGDPが作られる過程を理解せず、数字を振り回しているだけ」と言われましたが、
今考えると確かにそうですし、今の自分の理解が足りているか凄く不安です。
要はそれだけのバックボーンが必要な考え方だという事ですね。
GDPって結局,モノをどれだけ生産して消費したかって指標。
持続可能な社会がよしの現在でそんな指標を用いるのはどうかと思う。
GDPの成長なしで失業率10%越えの殺伐とした社会が持続可能なのかしらんが。
224金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/21 01:44
>>223
持続可能なスラムとか持続可能な貧民街とか、そういうのは確かに想定しにくいな。
225金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/21 02:51
Still Blowing Bubbles
By PAUL KRUGMAN
The current surge in stocks looks more like another bubble than
it does like an economic recovery.
226金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/23 07:35
Into the Politics of Economics
For N. Gregory Mankiw, the chairman of the Council of Economic Advisers,
being heard is half the battle.
http://www.nytimes.com/2003/06/22/business/yourmoney/22MANK.html

Mankiw先生は、お仲間?
Denial and Deception
By PAUL KRUGMAN
http://www.nytimes.com/2003/06/24/opinion/24KRUG.html
228金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/26 03:49
age
229金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/27 00:18
クルーグマンってSF小説読んで経済学やる事にしたんだよな

面白い奴だよな
Toward One-Party Rule
By PAUL KRUGMAN
A forthcoming article in The Washington Monthly tracks the emergence of
a national political machine that is on its way to establishing Republican one-party rule.
June 27, 2003
>>226
クルーグマンとマンキューがお仲間かって事?
微妙。アメリカの経済政策については、対立中の筈。
232金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/06/30 07:20
金融研究所ホームページ掲載論文等
http://www.boj.or.jp/ronbun/mes03.htm
鎌田 康一郎・廣瀬 康生
潜在GDPとフィリップス曲線を同時推計する新手法
/潜在GDP、フィリップス曲線、ホドリック=プレスコット・フィルタ

この前、実質GDPと名目の違いがどうたらこうたら、、、すみません、自分では書けません、
と話題になりましたが、こちらは、潜在GDPですか?
もっと他にもあるんでしょうか?

「By Bank of Japan Standards, New Chief Is an Activist」
http://www.nytimes.com/2003/06/28/business/worldbusiness/28YEN.html

Activistって、いい意味なんでしょうかねぇ?

>>231
>クルーグマンとマンキュー
>アメリカの経済政策については、対立中
ありがとうございました。それで、クルーグマン先生の毒舌に磨きがかかる?
233金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/02 23:24
株価回復祈願あげ
234ぱお〜ん:03/07/02 23:27
>>229
ソースきぼんぬ!
235金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/03 07:32
JULY 1, 2003 Paul Krugman is on vacation.

クルーグマン先生、お休みでも、PCでちょこちょこっと書いて、「送信」でいいのに、
休んでないで働け!

「デフレと金融政策-大分大学および東北大学における須田審議委員特別講義 」
http://www.boj.or.jp/press/03/ko0307a_f.htm
JULY 3, 2003 Paul Krugman is sleeping.
237 :03/07/05 07:10
Paul Krugman is on vacation.
238金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/06 17:17
株価回復祈願あげ
239金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/06 19:38
歓迎アゲ
240金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/08 23:23
株価回復祈願あげ
241金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/11 05:09
age
242あぼーん:あぼーん
あぼーん
ご託宣は面白い
244金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/13 07:59
age
245金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/13 14:13
まあ。狂う愚マンと素ティ愚リッツは、良識派であることは確かだね。
普通人の生活の改善を重視する点で、マーシャル的である。
民主党が政権取ったら、何かの役に就きそうに思う。
246金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/13 14:20
つうか、民主党が次勝てなかったら日本は死ぬ。
そんなに猶予の時間はない。
本当にラストチャンスだと思う。
俺は次も自民が勝ったら日本を脱出する。
247金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/14 07:03
245と246で「民主党」の指してるものが全く違うな。
248金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/14 07:06
>>247
ねただね。釣り師初段認定
249245:03/07/14 10:59
もちろん、俺が言ってるのは狂う愚マンが、
ヒラリー政権あたりのブレインに納まる可能性。
250金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/14 11:00
日本にも信奉者が多い。
しかし、為替市場にコメントをたびたび出すのはいかがなものか?
251金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/14 11:42
何でダメなの?
252金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/14 15:05
アジアの経済発展は神話にすぎないといった奴
253山崎 渉:03/07/15 11:03

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
254金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/15 13:45
あげ
July 15, 2003

Pattern of Corruption
By PAUL KRUGMAN
256金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/17 23:09
「Japan Phone Case to Pit Business Against Bureaucrats」
http://www.nytimes.com/2003/07/15/business/worldbusiness/15PHON.html

「Hopes Brighten as Concern Persists in Japan」
http://www.nytimes.com/2003/07/16/business/worldbusiness/16YEN.html

クルーグマン先生ものじゃないっすけど、2つ、日本の経済の話。
>>252
クルーグマンは「その発展は資本と労働の大規模な投入による結果であって、
経済学的に説明のつかない現象などではない」と言ったんでしょう?
発展は事実で、それを「アジアの奇跡」とか言ってた連中の方がおかしいだけ。

過去には同じようなハナシが社会主義国家に対しても言われていた。
「計画経済は非人間的だけど経済成長の点では資本主義より優れている」とい
う見解は西側の学者からも出されてた。もちろんそれは間違いだったわけだが。
258金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/18 01:26
だから、当時、高成長が永続すると考えるの危ない面があるって、
彼は言ったわけですね。
経済学の基準から言っても、大きな景気変動は望ましくないですからね。
そして、1997年、バブル的景気がはじけ、
タイから通貨経済危機が始まった。
259金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/18 06:52
グルーグマンはアジアは2050年には世界のGDPの40%を
稼ぎ出すといってたよ。ただそれはアジア人が多いだけだと。
260金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/18 15:01
基本的に、狂う愚マンは、マーシャル風経済学の伝統に照らして、良識派。
○ちゃんには、それがわからない。
261金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/18 15:59
>>258
それで通貨経済危機が終わった後は
東南アジアはそんなに悪いことをしたのだろうか
って今度は擁護にまわったからね。
先の見える人はいつも近視眼的な人の相手をしなきゃいけないから大変だ。
262金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/18 17:16
有能な経済学者ってのは、後付理論を振りかざす近視眼野郎の相手が大変ってこったね。

おまけに、わけもわからないくせに「マクロ経済学は後付でしかない!」なんて意味不明の
批判をする馬鹿もいるし。
263金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/19 22:58
Finally, It's Official: the Recession Ended 20 Months Ago
By DANIEL ALTMAN
The recession that began in March 2001 ended eight months later, the
National Bureau of Economic Research reported today.
http://www.nytimes.com/2003/07/17/business/17CND-ECON.html

いつのまにやら、終わってた?
264金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 01:36
>>246
>つうか、民主党が次勝てなかったら日本は死ぬ。
>そんなに猶予の時間はない。
>本当にラストチャンスだと思う。
>俺は次も自民が勝ったら日本を脱出する。

ネタだと思うが、民主党に期待してるヴァカは大勢いるようなので、チョトだけマジレス。

>つうか、民主党が次勝てなかったら日本は死ぬ。
民主党の連中って元々は自民党在籍なんだよね。民主党が買ったって「構造」は変わらない。

>本当にラストチャンスだと思う。
民主党政権になったら何がどう変わるのだろう? 経済政策で見るべき変化は起こり得ないと思う。
インタゲやら日銀による国債買い切りオペやらは現政権でもやれる。

>俺は次も自民が勝ったら日本を脱出する。
勝手にやれば。w
つーか、日本人で海外(アメリカ?)に逝ってまともに生活できるはずがないと思うけど。
外資系の日本法人に採用されるのと、現地で採用されるのは全く異なる。
ちょっと英語ができる程度では無理だと思うけど。
265金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 02:21
266金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 02:26
>>264
民主党は、インタゲやリフレには公然と反対してたでしょう。
菅代表は、「小泉首相は構造改革で景気が良くなると単純に考えてる」
と批判していて、それは正論なんだが、民主党も基本的には
小泉と変わらんのじゃないかと思う。歳出の組替えで期待成長率が
上昇して、50兆円以上の需給ギャップが埋まるとは想像しにくい。
総選挙で小泉内閣を崩壊させたくても、野党があの体たらくでは、
どこに投票していいものか・・・高速無料化の提案で見せた大胆さを、
ぜひ金融政策の面でも発揮してほしいもんだ罠。
268金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 12:59
狂ウ愚マンと日本の民主党は、関係ないと思うけど?
269あぼーん:あぼーん
あぼーん
270あぼーん:あぼーん
あぼーん
271金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 22:35
>>264 246ではないですが。
>民主党の連中って元々は自民党在籍なんだよね。民主党が買ったって「構造」は変わらない
党首の菅直人は、一度も自民党だったことはないですよ。
「構造」。経済の構造は、すでに変わってるでしょ? 昔は、年功序列・終身雇用は
当たり前だったけど、今は、そうは思われてない。しがらみのない民主党なら、官僚
の分野も変えられるかも、、、しれない?

>民主党政権になったら何がどう変わるのだろう?
官僚も地方も、自民党だけ見ていればいい時代が終わる。
日本が一つも目標に向かって突き進むような構造から、「あれはダメだから、こっちで
行こう」という体質になれるかも?

>つーか、日本人で海外(アメリカ?)に逝ってまともに生活できるはずがないと思うけど。
>外資系の日本法人に採用されるのと、現地で採用されるのは全く異なる。
アメリカで本気で働きたいと考える人なら、採用されることを考えるだけでなく、自分で
会社を興すことも考えるのでは? なんだったら、「アメリカで会社を作るのを支援する
会社」というのを作れば、儲かるかも?(野茂が大リーグで成功したから、後に続く人が
出たように、先駆者というのは、マニュアルはないですから、やる気があれば、結構いけ
るかも?)
272金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/20 22:40
>>271
 しがらみのない民主党なら、

かつて社会党政権も同じ事を言っていましたなw
Passing It Along
By PAUL KRUGMAN
Our national debt is growing and supporters of President Bush are getting concerned.
They will get more concerned when the debt affects the president's credibility.
274金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/23 02:39
>>272
社会党には、日本の官僚との「しがらみ」はなくても、
北朝鮮とのしがらみがあったんでないの?
275金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/23 07:18
狂ウ愚マンと日本の旧社会党とは、100%関係ないと思うけど?
276金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/23 13:28
暇なのでログ読んだ。
まだ誰も指摘してないので俺が初めて此処で言及しよう。



クルーグマンコ
277金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/24 21:37
>>275 クルーグマン先生と日本の社会党が関係あると言ってる人は、いませんよ。

さらにクルーグマン先生とは離れますが、、、

[会見・談話・講演]
▼きさらぎ会における福井総裁講演要旨「日本経済の将来の発展に向けて」
http://www.boj.or.jp/press/03/ko0307d.htm
”(現状から脱却するために)
そして最後に、アジア諸国経済との関係です。日本の企業は、既に対アジア・ビジネスの
戦略を大きく転換しています。アジアを単に輸出加工基地として利用するに止まらず、ア
ジアの拡大する国内市場への浸透にも力を入れ始めています。アジア域内の貿易関係も、
近年、さらに緊密なものとなっています。例えば、東アジア9ケ国の域内貿易規模の対名
目GDP比率は、1980年代後半の8%から最近では17%と2倍以上に昇っており、この比
率は概ねEUのそれに匹敵するものです。”

田原総一郎はよく番組で、「ヨーロッパは共通の価値観を持つからEUとかでまとまれる
けど、アジアはダメだ」(そんな感じのことを)といってましたけど、結構な数字がでて
ますねぇ。「自由貿易協定」なんかは、まだまだ先のことでしょうけど。
政治家が「靖国だ」「南京大虐殺だ」と言い争ってるうちに、経済の方はどんどん先に
進んでるんでしょうか?
278金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/24 21:55
トピずれもいいとこ。
日銀がCPの総額を過大に評価していたという話は、マネーサプライが
今まで公表されていたほど伸びてないということですか?
>>280
なんでこのスレで訊くのか分からんが、
マネーサプライの指標として一般的なM2+CDにCPは関係ない。
Dropping the Bonds
Federal Chairman Alan Greenspan has not been the same economic maestro I once admired.
283金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/07/29 23:38
284山崎 渉:03/08/02 01:17
(^^)
State of Decline
By PAUL KRUGMAN
The Golden State is degenerating into a banana republic. Can the nation be far behind?
287金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/03 11:58
age
288金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/03 20:40
良薬口に苦し、ってほんと?
―――不景気対抗策の過去、現在
http://home.att.ne.jp/sigma/rk/krug/nopaintext.html
        ,,,--─===─ヽ/へ
      /iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
     iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
    iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
   iiiiiiiiiiiiiiiiii/             \iiiiiiiゞ
   iiiiiiiiiiii/                \iiヽ
  iiiiiiiiiiiiiii《    ━━━'/  ヽ━━━ ヽミヽ
 ...iiiiiiiiii彡/      __,.::  :: __  ヽiiiii|
 ..iiiiiiiiiiiii》|             :::      |iiiii|
 iiiiiiiiiiiiiiii|,                     |iii|
..iiiiiiiiiiiiiiiiii,         ( ● ● )      .|iiii|
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii       》━━━━《       |iiiii|
iiiiiiiiiiiiiii《《《ヽ     》 / ̄ ̄\ 《     |iiiiiiii|
iiiiiiiii《《《《《《《《    《《 \ ̄ ̄/ 》》   |iiiiiiiiiii|
iiiiiiiiiiii《《《《《《《《《《《 》》   ̄ ̄  《《 》》》》》iiiii|
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292金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/06 21:48
Everything Is Political
By PAUL KRUGMAN
The erosion of the Treasury's intellectual integrity is exemplified
by its denial and deception on the subject of tax cuts.
294金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/12 21:03
共産主義になった翌日、私はブラウザを開いて2chにアクセスした。
まだ夜10時にもなっていないのに、サーバーからのレスポンスがない。
当局によって、閉鎖されてしまったのだ。

「人間が憎しみあう時代は終わったのだな。」
2chで叩かれた斎藤さんが、ほっとしたように独り言をつぶやいた。
「これからはヒッキーは世間にさらされる時代なんですよ」
普段は話をしない靖子(ヒッキー暦10年)がディスプレイに向かって暗くつぶやいた。

2chネラーは行き場を失って、黒光りする練炭を購入した。
「漏れはもう不要だ。もうだめぽ。」
七輪の準備を終えた悲しい表情でヒッキーは言った。

青空のなかをツバメが横切っていった。
Salt of the Earth
On environmental issues from ozone to methyl bromide, America's ruling party is
296山崎 渉:03/08/15 12:50
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
298金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/15 20:33
共産主義になった翌日、私は妻とともに脱国をはかった。
もうすぐGWだというのに、成田は閑散としている。
職員の表情は鋭さに満ち、手に構えた機関銃の柄が太陽光を反射していた。

「人間が好き勝手に動ける時代は終わったんだよ」
昨日まで全日空に勤めていた斎藤さんが、吐き捨てるように私たち夫婦に言った。
「ええ、でも私たちは出国許可書を持ってるんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、PCで作ったニセ許可書を振りながら優しく言った。
「許可書の文字を御覧なさい。線が少しにじんでるじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言ってほくそ笑んだ。

職員たちは私たちの財布を懐に入れ、黒光りする銃を突き出した。
「金はもう不要だ。これからは強制労働の鍬の音を響かせるんだな」
一仕事終えた工作員の表情で男たちは言った。

青空のなかをを軍用機が横切っていった。
299金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/17 07:57
資本主義になった翌日、私は妻とともにキューバへ向かおうとした。
天候の良い10月だというのに、成田空港は閑散としている。
職員は卑屈な作り笑いを浮かべ、持たされた携帯電話がまるで
牛の鼻輪のように太陽光を反射していた。

「労働者が休暇を楽しめる時代は終わったんだよ」
昨日まで国営企業である日本航空に勤めていた斎藤さんが、吐き捨てるように
私たち夫婦に言った。
「ええ、でも私たちは人民旅行証明書を持ってるんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、党が勤労者のために発行した証明書
兼クーポン券を振りながら優しく言った。

「証明書の判子を御覧なさい。共産党千葉県委員会はもうありませんよ」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言ってほくそ笑んだ。

職員たちは私たちの証明書を一瞥し、軽蔑の眼差しを向けた。
「あんたらそれで飛行機に乗るつもり?」
職員はすぐに向こうから来たブルジョワらしき男に卑しい作り笑いを浮かべて
応対を始め、私達は取り残された。

青空のなかをアメリカ帝国主義の軍用機が横切っていった。
301あぼーん:あぼーん
あぼーん
302まるまる:03/08/19 00:13

明日のコラムでは大停電のことを書くかな?

大停電は、電力事業自由化が原因といっていいだろう。
自由化以前は安定供給が優先されたが、自由化後は利益追求を優先した。
そのために省人化など効率化を徹底的に行った。
停電は起きるべくして起きた。

二年前、カリフォルニア州で電力危機があったが、
これは自由化後に利益追求を最優先するようになった電力会社のカルテルによるもの。
エンロンが価格つり上げの動きの中心だった。
カリフォルニア州知事であるグレイ・デイヴィスは上限価格設定をしようとしたが、
エンロンから多額の献金をもらっていたブッシュ政権はこの動きをつぶした。

デイヴィス知事は電力危機そのものに責任はなかったが、
その結果生じた財政危機の責任を問われてリコールにかけられている。
州知事選にはシュワルツェネッガーが名乗りを上げているようだが、
こいつはエンロン倒産の少し前にケネス・レイ会長と会見していて、
悪徳商法の片棒を担ごうとしていたのかと批判されているがノーコメント。

まあちょっと首をかしげたくなる話だ。
Twilight Zone Economics
By PAUL KRUGMAN
The U.S. economy has been growing too fast to meet the classic definition of a recession, but too slowly to meet the usual criteria for economic recovery.
304金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/21 01:18
age
305金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/21 01:23
今日のご褒美!
http://homepage3.nifty.com/manko/
August 19, 2003
The Road to Ruin
The power industry's failure to adequately maintain the grid's control systems and ...
Conan the Deceiver
The key moment in Arnold Schwarzenegger's Wednesday press conference came when the bodybuilder who would be governor brushed aside questions with the declaration, "The public doesn't care about figures."...
ttp://www.nytimes.com/2003/08/22/opinion/22KRUG.html
Dust and Deception
By PAUL KRUGMAN
Under pressure from the White House, the E.P.A. systematically misled New Yorkers about the health risks of the World Trade
309金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 02:12
age
310金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 03:50
狂う具万ってそんなにすごいの?
今生きてる経済学者の中じゃ神なの?
311金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 05:12
>>310
将来を読み的中させ、結果を恐れず政策提言をしているという点では神だと思う。
ただ、これはキャラクタに負うものがでかいんだな。
歯に衣着せなさすぎる人なので、好き嫌いが激しい。

そういう意味ではスティグリッツもそうかも。

両者とも変人伝説がある。
Fistfuls of Dollars
By PAUL KRUGMAN
We're about to run out of money in Iraq. Even worse,
we're about to run out of troops.
>>311
そうなんだ。素人に教えてくれてありがとんぬ。
もしよかったら、変人伝説を聞かせてくれくれ厨
314金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/08/31 19:43
>>313
スティグリッツで有名なのは、教授だかに推薦されるときに
推薦の条件として「靴下を履くように」と言われたそうな。
本当に、身の回りの事は全く駄目だったらしい。

クルーグマンは、どちらかというと切れものすぎて、同僚や
他の経済学者に恨まれることが多い人。クルーグマンの
文章とか読むとわかるけど、誰かを攻撃する時に、逃げ道
を完全になくして徹底的に否定しちゃう。また、論説なんか
でも、凄くイヤミが利いた文章を書く。で、どこかの国際会議
で他の経済学者をコテンパンにした後で、殴られたとかなん
とか。

でも、同時に頭が無茶苦茶良いのも文章を読めばわかる。
スティグリッツイイ!教授になるためには実力があっても靴下を履かないとダメなのね。
逆にクルーグマンはカコヨスギルね。二人ともアマースト → MITですな、って雑談ごめん。
( ;`Д´)ノ<シロウトノシツモンニコタエテクレテアリガトンヌ
http://www.nytimes.com/2003/08/29/opinion/29KRUG.html?n=Top%2fOpinion%2fEditorials%20and%20Op%2dEd%2fOp%2dEd%2fColumnists%2fPaul%20Krugman

August 29, 2003
Fistfuls of Dollars
We're about to run out of money in Iraq. Even worse, we're about to run out of ...
nytimesのコラム誰か訳してけれ
318金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/04 23:03
人類が滅亡した翌日、私は散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
動物たちの表情は希望と活気に満ち、植物の葉に溜まった水が太陽光を反射していた。

「人間が自然を壊す時代は終わったのだな」
昨日まである家で飼われていたポチが、ほっとしたように私に言った。
「ええ、これからは動物と植物が支え合う時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらないサルのジョニーが、ポチの肩に手を置いて優しく言った。
「太陽を御覧なさい。いつもより満々と輝いているではありませんか。」
通りがかりのカラスがそう言って微笑んだ。

血統書付きの猫は長年使ってきた証明書を食い破り、黒光りする首輪を川へ投げ捨てた。
「人間への愛想はもう不要だ。これからは世界中に大自然の恵みを届けよう」
一仕事終えた表情で猫は言った。

青空のなかををツバメが横切っていった。
319金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/04 23:13
インターネットの社会に与える影響はファクシミリのそれよりも小さいと云ってたみたいね。
Another Friday Outrage By PAUL KRUGMAN
In another demonstration of how electricity deregulation has gone wrong,
the energy companies accused of manipulating California's markets were let off the hook.
Other People's Sacrifice
By PAUL KRUGMAN
President Bush created a crisis in Iraq, but as his speech on Sunday showed,
he expects others to pay the political price to resolve it.
322475だったっけ?:03/09/13 18:15
皆さんお久しぶりです。変な天候が続いていますが、いかがお過ごしですか?
また暇になったので、翻訳をしたいと思います。これからもよろしく。

惨劇の搾取

9/11初めてのコラムで、私は米国政治の内部事情に詳しいものなら誰でも
知っていることを書いた:惨劇のあった数日後、惨劇を政治的な目的で利用し
ようとする、党派的な動きはすでに始まっていたことである。その後、読者
から私の書いたことを非難するメールが山のように届いた。米国民がショック
に陥り、恐怖におののいている時に、指導者がそこまで冷笑的だと考えるの
はあんまりだというわけだ。ある激怒した読者は「そんなことをどうやって
息子に話せばいいのか?」と書いてきた。
323475だったっけ?:03/09/13 18:16
これらの読者がいまこのことをどう考えているのだろう?
国民(それとメディア)は星条旗で包装された利権を非難する用意は
もう出来ているのだろか?米国の将来はこの問いかけに対する答えに
かかっている。搾取は誰が見ても明らかになってきているため、報道陣
は9/11に絡むブッシュ政権の搾取をあまり躊躇しなくなってきた。
ワシントンポスト紙に昨日掲載されたように、ブッシュ政権はここ6週
間、9/11をイラク政策や南極の石油採掘事業に利用するだけでなく
、減税、財政赤字、更には選挙の資金集めに関する質問に対する反論
も利用してきた。その間、ブッシュ政権の大人気ない政治喧伝(ブッ
シュが戦闘機のパイロットが着る戦闘服を着ている映像や、あほくさ
いぐらいに大げさにドラマ化されたキャンペーン用CMなど)にはブ
ッシュの支持者でもいらいらしているようだ。
324475だったっけ?:03/09/13 18:18
しかし、ブッシュにとって出来なくなってきていることもあるようだ。
ブッシュが昨日NYの式典に参加できなかったのにはスケジュール上
の理由があるのかもしれないが、NYはもはやブッシュにとって政治
的に安全な町ではないとブッシュの取り巻きが考えていることを指摘
する者もいる。
しかし、9/11の搾取と政権の政策を非難する者を非愛国者のレッテ
ルをはるキャンペーンがこれで終わったと考えるのは時期尚早だ。
政権にとって、何でもかんでも星条旗に包んで押し売りするのは難し
くなってきているが、それをやらなければならない必要性はこれまで
になくでかい。これまで9/11をブッシュが利用してきたのは強欲を
背景としたものだったが、いまそれは恐怖心にとって代わられた。

325475だったっけ?:03/09/13 18:19
9/11の惨劇が起きた後の1ヶ月間に起きた搾取は選択によるもので、
必要性に迫られてのものではなかった。非常時には国民が一致団結し
ようとしてとった本能的な行動がブッシュの支持率を高騰させた、
ブッシュの再選はほぼ確実に見えた。ブッシュは米国を一つにした指
導者として行動することが出来ただろうし、人気を維持できる可能性
もあった。
しかし、ブッシュのブレーンは強欲すぎた。彼らは、9/11の惨劇を
彼らが浴する全てのもの(更なる減税、クリーン・エアー法の弱体化
、イラク侵攻等)を手に入れる手段だと考えた。そして、出来るだけ
多くの物を星条旗で包装したのである。
今ではすべての事がおかしくなってきている。財政赤字は0.5兆ドルに
達する勢いだし、雇用状況は改善を見せておらず、イラクでの勝利は
崩壊し、ブッシュの支持率は9/11以前のレベルまで落ち込んだ

326475だったっけ?:03/09/13 18:21
しかし、ブッシュのブレーンが彼らの間違いを認めることはないだろ
う。彼らはそんな人種ではない。すべてのこと(エネルギー政策、
環境政策、イラク利権、情報操作など)の裏にはでかいスキャンダル
が潜んでいるようだ。彼らの力が弱体化すれば、すべてのことが明る
みに出るだろう。そういうわけで、彼らはどんな手段を用いても権力
にしがみつこうとするだろう。
その結果、次の選挙は醜く酷い選挙運動になるだろう。近代米国史上
最も酷い選挙運動である。何ヶ月前までは、2004年のブッシュの選挙
運動では、戦闘機乗りの格好をしたブッシュのテレビCMが流される
だろうと思われていたが、今の状況では、ハワード・ディーンがサダ
ム・フセインに変身するCMを見ることになるかもしれない。ラムズ
フェルドなどは、現政権を批判する者は、フセインの味方だと言い出
した。
政策も政治同様醜くなるだろう。ブッシュ政権の間違いを認めようと
しない特性はますます酷くなるだろう。
つまり、あなたはここ2年間は悪い年だったと思っているかもしれな
いが、これから事態は更に悪化する。大きく悪化するのである。
327金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 18:30
クルーグマンにメールを送れ。

日本も似たようなものだ、と
328金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 18:31
クルーグマンにメールを送れ。

フェルドマンはマン家の親戚ですか?
329金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 18:37
ちゅうか、クルーグマンがこのコラムを書くに至った顛末を誰かおせーて。

なお俺は英文が読めない。
330金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 19:12
アメリカの政策失敗とは?
>>322-326
クルーグマン先生の沸々とした怒りがよく伝わるねえ。

http://www.pkarchive.org/
big Krugman piece about tax cuts for New York Times Magazine

では、今のアメリカの金持ち減税政策を、
レーガン大統領時代の御用学者「サプライサイド・エコノミスト」を使った陰謀だ
と言ってるね。
それにしても、これだけ政府財政を大赤字にして、一方大減税をして、
それで今回はアフガン・イラクで10兆円ほど余分に要ります
じゃ、これからどうするんだ?と普通思うわな。
しかも、政権にしがみついていないと、「9.11をもっとマジメに調査しろ」
と言われれば、クルーグマンのおっさんが言うように大弱りだろうし
ほんと眼が離せないよな。
333だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :03/09/13 20:21
まさに、太平洋の両側が衆愚政治に陥っているという
わかりやすい状況であるな〜。

イギリスも加えて、「バカ三国枢軸」とやってればよいな〜w

まあ、イギリスはブレア支持率急降下で、いちばんまともと
証明されたけどな〜。
334金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 21:23
>>327
禿げしく同意。

日本も同じようなものだよな。

猿とライオン。どちらにしても動物並って事だろ。
335金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/13 23:50
>>322-326
475氏、お疲れ&感謝です。

しかしクルーグマン氏ほど9.11から一貫してブッシュ政権を批判し続けた人はいませんね。
この人の頭脳と度胸には畏敬の念すら覚えます。
336 :03/09/14 18:46
チョムスキー
337金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/17 14:10
暗殺されたりして
>>332
日本に金出せと言ってくると思わない日本人が小泉マンセーで総選挙を勝たせてから、消費税増税
とかの話が出てくるんだろう。内税化は既に決まってるから、やりやすい。
それまでの間、軍事支出で米経済をもたせて、株式相場を上げとけばいい。
オン ヴァケ
「オン ヴァケ」=〆切りまでに書けませんでした?
学会出張なんかの類い
経済学に興味を持って「クルーグマン教授の経済入門」を一度通読しました。
いま二度目を読んでいるのですが、どうしても分からないところがあります。

同書の第1部第3節「雇用と失業」の58頁(11版)に「人口構成の変化も関係してくる。
若い労働者の方が失業率は高いのがふつうなので、労働力が高齢化すればNAIRUは
下がるだろうね。」という文章があります。

労働力が高齢化するとどういうメカニズムでNAIRUが下がるのかわかりません。
教えていただけないでしょうか。
343金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/18 13:38
失業の多い若い労働者が減る→NAIRUが減る。

単純すぎ?

344金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/18 13:42
若い人は、自分の適職探すのに、試行錯誤するでしょ。
何年かうろうろしても、日本みたいに不利にならないし。
345342:03/09/18 20:42
>>343
失業の多い若い労働者が減る→失業率が減る

というのはわかるんですけど、なぜNAIRUまで下がる?というのがわからないのです。

>>229
> クルーグマンってSF小説読んで経済学やる事にしたんだよな

これはファウンデーションのハリ・セルダンでは。
マクロ経済学の予測のかっこよさってなにかに似てるなーと思って思い出しました。

ここの4の最後
http://www.post1.com/home/hiyori13/books/krugnote1.html
346金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/18 21:42
新刊でっせ。

The Great Unraveling: Losing Our Way in the New Century

http://www.harvard.com/cgi-bin/lookup.cgi?isbn=0393058506
347金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/19 00:03
若い者の失業の理由が、非自発的失業じゃなくて、自発的なものだと考えているからでしょう。

まあ、噛み砕いて書くと>>344になっちゃうけど。
348342:03/09/19 07:39
おおっ、なるほど!
同じ失業率でも、自発的失業者が少ない方が労働力の供給が多いから、労働需要が逼迫しにくく
インフレを加速させるサイクルに入りにくいってことですね(←用語の使い方を間違ってるかも知れませんが)。

ずっとわからなかったのがわかったー。キャッホ キャッホ
どうもありがとうございます。
>>339
オンヴァヶ前に週末のNYTimes Magazineに長いやつを書いてます。
The Tax-Cut Con
http://www.nytimes.com/2003/09/14/magazine/14TAXES.html?pagewanted=print&position=
新刊の紹介で全国をまわってるようですね。オンバケ。
351金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/21 20:28
小泉総理が再選された翌日、私は散歩に出かけた。
まだ晩夏だというのに、既に木々の枝に青葉は無く、かさかさと葉が音を立てて
一斉に落ちはじめている。
動物たちの表情には失望と諦めが満ち、植物の葉に溜まった酸性雨が異臭を放っていた。

「人間が自然を慈しむ時代は、終わったのだな」

昨日まである大きな外人宅で飼われていたポチが、狂ったように私に言った。
「そうだよ、これからはこれまで以上に動物と植物が、いや強者と弱者がいがみ
あう時代なんだよ。」
普段は滅多に話に加わらないサルのヤッシーが、ポチの肩に手を置いてにやりと言った。
「空を御覧なさい。粉塵が立ちこめて太陽はかすんでるでしょ。生物に満ち足りた環境
は百害あって一利無し。」


曇り空のなかををカラスが横切っていった
352金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 18:34
マヨネーズ買えって言ったのはクルーグマンだっけ?
353金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 18:40
ケチャップでしょw
354金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 18:59
買え、とは言ってない。

>>353
http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&q=ケチャップ クルーグマン
http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&q=マヨネーズ クルーグマン
マヨネーズの方がhit数多い。一体何故?
355たまなし:03/09/23 19:18
マヨ好きなんですよ。奥さん。
356金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 19:46
>>352
ポテトでもケチャップでもと言ったのはルーカスだったような。
357金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 20:04
>>354
マヨネーズorケチャップに関する発言の詳細が知りたい。
358金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 21:11
日本の経済学者も、クルーグマンを見習って
もうちょっと啓蒙強めたらいかがかね。

おら、おまえら学徒共もだよ
今うるさく言わないで、いつ五月蠅く言う気だ!?あぁ?
359金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 22:16
>>358
インタゲスレで試みましたが、馬鹿が多すぎてあきらめますた
360金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 22:18
クルーグマンコラムを読んでいると、
サルがアメリカの大統領をやっているということがわかります。
361金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 22:22
>>360

でも日本のポチよりましじゃないの。

だって、そのサルがポチの飼い主なんでしょ
362金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/23 22:39
サルに首輪引っ張られて、ワンと吠えます。
しかしサルのことだからどこへ行くかわからないのでちょっと不安。
363 :03/09/24 00:16
ほんとにちょっとなのかい?
かなに不安なんじゃない?
うん、かなに不安。
365金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/24 01:06
>>329 厨房でも辞書引いて英語ぐらい読め

KRUGMAN: Well, they just called me out of the blue.
Actually it was Tom Friedman who acted as intermediary,
because I'd met him. But it was just out of the blue.
It was 1999, and at the time, it seemed like our problem
was: "How do we deal with prosperity and all the
interesting things that were happening in the business
world?" They thought that they needed somebody to write
about that, and somehow had learned that in addition to
regular professor-type stuff, I'd actually been writing
journalistic pieces for Fortune and for Slate, and they asked
me to come on. It seemed like it might be interesting and
fun, and of course we figured that the U.S. policy would be
sensible and reasonable, and I'd be writing mostly about
disasters elsewhere of the new economy. And what do you
know? Itturned out to be something quite different from
anything we imagined.

http://www.buzzflash.com/interviews/03/09/11_krugman.html
クルーグマンがCambridge, MAで行なったラジオトークショウパーソナリティーとの
トークショウのmp3です。
http://media.skybuilders.com/lydon/krugman.1.mp3
http://media.skybuilders.com/lydon/krugman.2.mp3
http://media.skybuilders.com/lydon/krugman.3.mp3
367金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/25 18:55
>>366
何を言っているのかはさっぱりわからないんだけど
歯切れのいいしゃべり方をする人だね。
言ってる内容は、今までコラムに書いてきたことなんだけど:
NYTimesに書くようになった経過と、書くことになってから気付いた政治とメディア
側の問題点。
レーガン政権の経済政策は間違った理論に基づいていたが、国民を騙しはしなかった。
Bush IIは国民に巧妙にうそをついて、イラクや減税等の政策を押し通している。
現状は軍事的タカ派とキリスト教原理主義系と富裕階級によるクーデターによる政権
奪取に等しい。
などなど。
>>368
あんまりほめると信者みたいで嫌なんだけど
やっぱり本当に頭の切れる人は万能なのかね。
政治に関するコラムもすごい。
オン ヴァケ 
>>369
スタッフがいると、紹介はされているが、これだけを読んでいても
米政治経済通になれるかも。
372金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/09/29 01:20
こいつのせいでインタゲ中が増殖した
おおっとgoogle「クルーグマン」検索に順位変動が。

そして今日もexcite翻訳でコラムを読む漏れ。
クルーグマン教授の〈ニッポン〉経済入門 あるいは、これが本家本元:インフレターゲティングのすべてttp://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/3f7cccbdc283f0104368?aid=&bibid=02364854&revid=0000255806

10月発売になってますが、訳の山形さんは書き上げてないみたいです。
Robert Novak って、あのノバック?
スヴェンソンのfoolproofの論文って『ポストバブルの金融政策』に収録されてるよね。
今回のクルーグマンの本にも同じのが入るのか?
これって本屋でサイン会か何かのスケジュール?
http://www.wws.princeton.edu/~pkrugman/tour1.html

10/9はRedmondのM$キャンパスって書いてあるが、
クルーグマンがM$でなんかしゃべるのかな。
Lumps of Labor
Published: October 7, 2003
History seems to be repeating itself: a similar rush to blame foreigners
for U.S. problems happened during Bush I's jobless recovery (which looked
like a hiring boom compared with recent experience). Remember the president's
literally nauseating trip to Japan in the company of auto executives? But
if the early 1990's flirtation with protectionism had the feeling of farce,
today's employment stagnation ? and the protectionist talk now emanating
from both parties ? has the makings of tragedy. If we don't get some real
job creation soon, the politics of jobs may become dangerously self-destructive.

Lessons in Civility
By PAUL KRUGMAN

Published: October 10, 2003
It's the season of the angry liberal. Books like Al Franken's "Lies and the Lying Liars Who Tell Them,
" Joe Conason's "Big Lies" and Molly Ivins's "Bushwhacked" have become best sellers. (Yes, I've got
one out there, too.) But conservatives are distressed because those liberals are so angry and rude.
O.K., they admit, they themselves were a bit rude during the Clinton years ― that seven-year, $70
million investigation of a tiny money-losing land deal, all that fuss about the president's private life ―
but they're sorry, and now it's time for everyone to be civil.

http://www.nytimes.com/2003/10/10/opinion/10KRUG.html
>>375
アマゾンでは、10月末と。
The Great Unraveling: Losing Our Way in the New Century
by Paul Krugman September 2003
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0393058506/ref=pm_dp_ln_b_1/002-4719682-7215255?v=glance&s=books
Editorial Reviews  Amazon.com
The Great Unraveling is a chronicle of how "the heady optimism of the late 1990s
gave way to renewed gloom as a result of "incredibly bad leadership, in the private
sector and in the corridors of power." Offering his own take on the trickle-down
theory, economist and columnist Paul Krugman lays much of the blame for a slew of
problems on the Bush administration, which he views as a "revolutionary power...
a movement whose leaders do not accept the legitimacy of our current political system.
" Declaring them radicals masquerading as moderates, he questions their motives on
a range of issues, particularly their tax and Social Security plans, which he argues
are "obviously, blatantly based on bogus arithmetic." Though a fine writer, Krugman
relies more heavily on numbers than words to examine the current rash of corporate
malfeasance, the rise and fall of the stock market bubble, the federal budget and
the future of Social Security, and how a huge surplus quickly became a record deficit.
He also rails against the news media for displaying a disturbing lack of skepticism
and for failing to do even the most basic homework when reporting on business and
economic issues. The book is mainly a collection of op-ed pieces Krugman wrote for
The New York Times between 2000 and 2003. Overall, this format works well. Krugman
writes clearly about complicated issues and offers plenty of evidence and hard facts
to support his theories regarding the intersection of business, economics, and politics,
making this a detailed, informative, and thought-provoking book. --Shawn Carkonen
From Publishers Weekly
This selection of three years of New York Times op-eds by economist and Princeton
professor Krugman document his opposition to the governance of George W. Bush and his
"bad economics wrapped in the flag." In his introduction, Krugman asserts that Bush
is a radical and that America's right wing is "a revolutionary power... a movement
whose leaders do not accept the legitimacy of our current political system." The core
of the book's 100-plus columns is dedicated to eviscerating Bush's fiscal policies,
uncovering the administration's hidden agendas, as well as castigating the media for
letting him get away with it. A handful of articles advocate the globalization of free
trade. Much of the material will be familiar to Times readers, but reading the items
together reveals Krugman's growing anger at the hubris he sees exhibited by the extreme
right wing and its seeming defiance of logic. At first, Krugman is a numbers man,
methodically parsing the data (demonstrating, for example, how the heartland is not,
statistically, more committed to family than people on the coasts), but over time he
arrives at the conclusion that "Yes, Virginia, there is a vast right-wing conspiracy"
and "it works a lot like a special-interest lobby." Krugman is one of the few commentators
able to sound both appalled and reasonable at the same time as he provides an alternate
history of the last three years to that penned by conservative pundits. Many readers will
find Krugman very persuasive as to how our present government has done us wrong.
385金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/11 21:47
age
Lessons in Civility By PAUL KRUGMAN
When you're writing a book about this administration, sometimes it's
hard to be both honest and polite.
387金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/12 16:49
ニカラグアを大不況にしたのこの人だっけ?
その後どうなったの? ニカラグア
違ってたらゴメン・・・
388金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/12 18:22
>>375
まだ訳終わってないの?ソースある?

10月初め時点で訳終わってないのに10月末に出版できるものなの?
出版のことは知らないけど…


bk1かどこかで10月31日と書いてた。
訳が終わっていないというのは山形浩生本人が掲示板に書いてたよ。
390475だったっけ?:03/10/13 09:59
暇になりましたので再開

Lessons in Civility

怒れるリベラルの季節が来たようで、Al Franken の“Lies and the Lying
Liar Who Tell Them”、 Joe Conason の“Big Lie” 、Molly Ivins の
“Bushwhacked”といった本がベストセラーになっている(私が書いた本も
そうだが)。しかし、これらの本はあまりにも怒りに満ちていて、歯に衣を
着せていないことで、保守派を悩ませているようだ。保守派は、クリントン
時代の70千万ドルもかけて調査した土地取引疑惑、大統領の不倫疑惑のと
きは慇懃無礼に振舞っておきながら、今度はみんなに品性をもてと言ってい
るわけだ。
なるほど、怒れるリベラルは品性について保守派から習えることもある。
391475だったっけ?:03/10/13 10:00
FOXニュースがCNNのクリスチャン・アンマンプアーに対してと
ったいやみな態度を例に挙げよう。アンマンプアー女史は、CNNが
戦争開始前の一部のレポートについて後悔していると語り、「たぶん
、CNNには現政権や、FOXニュースで働くブッシュ政権親衛隊に
対するいくばくかの恐れがあったのだろう」と語った。FOX広報の
反応は次のようなものだった:「アルカイダの広報として見られるよ
り、ブッシュ政権の親衛隊として見られたほうがましだ」。
392475だったっけ?:03/10/13 10:01
また、リベラルの評論家で人格中傷をしたがっているものは、チャー
ルズ・クラウサマーのような保守派から習えることもある:同氏は去
年放送されたテレビ番組の中で、同氏の前職が精神分析医であること
を視聴者に思い出させ、アル・ゴア氏も「世話になったほうがよい」
と言い放った。また、政治家は政策を語ることが大事だが、ブッシュ
のアドバイザーの一人はNYタイムスの記者に、ジョン・ケリー上院
議員の問題は、同議員が「フランス人に見えることだ」と語った。

393475だったっけ?:03/10/13 10:02
クリントンが大統領だった頃、誹謗中傷を繰り返していた保守派が、
もう誹謗中傷は止めようと訴えていることを一部のものは指摘してい
る。しかし、保守派は未だに誹謗中傷を繰り返している。彼らはリベ
ラルがそれをやるのが許せないのだ。
しかし、ダブル・スタンダードのことより大事なことがある。ブッシ
ュ政権に対する辛らつな非難のことでぎゃーぎゃー騒いでいる連中は、
同政権の政策についてまじめな議論をさせないように問題をすりかえ
ているのだ。ここ三年間で起こったことについては、公正であると同
時に礼節を保つことなど出来ない。
394475だったっけ?:03/10/13 10:03
まずは財政に関して。財政赤字は増大する一方であるにも関わらず、
現政権は会計をごまかして長期的な減税を繰り返し、まともな人たち
が本気でこの国の将来の支払能力を心配し始めているのに、現政権は
更なる減税を行おうとしている。ブッシュが米国史上最も財政的に無
責任な大統領であると言えば失礼かもしれないが、そういわないのは
公正ではない。
次に外交。現政権は、軍事の専門家が長引く占領は軍の準備態勢を大き
く低下させるとの警告を無視し、イラクの脅威をでっち上げた。
( “We were Soldiers Once… and Young”の著者であるJoseph Call
owayは「米軍は歴史上最強の軍隊だが、ラムズフェルドと彼の仲間は
米軍を壊すためのすべてのことをしてくれた」と語っている)ブッシュ
の冒険主義のおかげで我々の安全保証能力が著しく低下したといえば失
礼かも知れないが、そういわないのは公正ではない。
395475だったっけ?:03/10/13 10:04
ブッシュの人格ではなく、政策にを非難すべきだと一部のものは言う。
しかし、これまで自画自賛を行ってきた政権はない。また、これまで
のどんな政権も自分たちの大統領を、ラッシュモア山の歴代の大統領
と自分の大統領の顔を並べたり、空母に着陸させたりして英雄として
したてあげたりしなかった。当然、ブッシュを非難する者には、空軍
服をまとって空母に登場した男は国のために軍役に服したことはなく
、彼のビジネス・キャリアは不透明なインサイド取引に満ち溢れてい
ることを指摘する権利がある。
9/11の後、ショックから抜け切れなかった米国民は自国の指導者が
最善を尽くしてくれることを祈り、ブッシュに敬意を払った。
しかし、ブッシュは国民の信用を悪用し、党派性の高い政策を推し進
め、国を弱体化させ国民を分裂させた。失礼なことは分かっている
が、真実は…
396金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/13 19:13

クルーグマン、新自由主義者をボッコボコ?
>>390
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
まあしかし
貿易赤字を垂れ流しつつ、政府の財政赤字を目一杯ふくらませればどうなるか
という貴重な(普通は頼んでもやってくれない)実験例を、
アメリカ政府は提供してくれていると考えることもできる。
もちろん日本もデフレスパイラル経済という貴重な実例を提供して、
いくつかのクルーグマン論文を生んだわけだが、
今後はアメリカの壮大な実験の分析をクルーグマン教授に期待したいと思う。
>>398
しかし、アメリカの双児の赤字の実験はずっと前にもやってるわけで。
400金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/14 21:47
誤魔化しはきかんでしょ、この場合、アメリカ国民の生活に関わってくると思うが。
日銀ATMについては、クルーグマンは何か書いてた?
402金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/14 23:34
http://www.nytimes.com/2003/10/14/opinion/14KRUG.html
最新コラム"Don't Look Down"は、アメリカの金融危機の可能性についてのもの
コラムの要旨:

もしどこかの第三世界の国に、アメリカ同様の問題
──巨大な財政赤字、貿易赤字、短期借入への依存増大──
があれば、確実に金融危機の監視リストに入る。
アメリカの成績は金融危機直前のインドネシアやアルゼンチンより悪い。

もちろん、アメリカは第三世界の国々と異なり、
先進国としての信用があるし、基軸通貨を発行する国でもある。

第三世界の国というと、不透明な会計処理とか、インサイダー取引とか、
政府とコネがある企業が儲かるようになっているとか、
構造的な問題があるわけだが、幸い、現代のアメリカには無縁な話だ
ってホンマかいな?

財政赤字は構造的なもので、景気が回復しても減る見込みがないし、
いつまでも借入に頼れないから、
大増税か福祉切り捨ての選択を迫られる時が来る。
しかし、政府にこの問題に直面しようという政治的意志があるだろうか?

すぐには何事も起きないだろうし、数年は借り手に困らないだろうが、
いずれ危機はやってくる。
それは、ドルの急落と金利の急上昇という形を取るだろう。
もしそうなっても、政府が用意するのはsolutionsではなくexcuses...
403475だったっけ?:03/10/16 05:26
ところで、初歩的な質問なのですが、経済成長率は高いのに、物価はデフレ
というのはどういうことでしょうか。中国は7〜8%の成長率が続いているのに
物価はデフレぎみだと聞いたのですが?
インタゲスレで、やってる。
中国の物価は一時的に下がった時期はあるけど、
デフレといえるほど長期にわたるものではなかった、
と先月「東洋経済」で読んだ岩田規久男の論文には書いてあった。
Listening to Mahathir
By PAUL KRUGMAN

Published: October 21, 2003
http://www.nytimes.com/2003/10/21/opinion/21KRUG.html
Too Low a Bar
By PAUL KRUGMAN

Published: October 24, 2003
http://www.nytimes.com/2003/10/24/opinion/24KRUG.html

ブッシュ政権と小泉はレトリックとかよく似ている。
410金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/10/31 15:05
英語で書かれても読めないんですけど・・・
411金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :03/10/31 15:14
経済が解る人は、政治経済を語れる。
経済が解らない人は、政治しか語れない。
経済が解らなければ政治も語れないかと。
A Big Quarter
By PAUL KRUGMAN

Published: October 31, 2003
http://www.nytimes.com/2003/10/31/opinion/31KRUG.html

四半期GDPのニュースにすかさずコメント。
414金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/01 15:19
>>413
あれは何なんですか?
当たり前のように10月の個人消費は低下したようです。
This Can't Go On
By PAUL KRUGMAN

Published: November 4, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/04/opinion/04KRUG.html
Flags Versus Dollars
By PAUL KRUGMAN

Published: November 7, 2003
今回のコラムはいつもと少し内容が違うね。
ハワード・ディーン何を言ったの?
英語力が拙いから詳しくわからない。
>>419
Deanは、南部のConfederation Flagを車に貼ってるような連中にも民主党は支持を拡げないと
駄目なんだと言った。
Confederation Flagというのは南北戦争の南部連合の旗。人種差別的で保守的な白人層のシンボル。
南部の保守的(で人種差別的な)白人層にも訴えかけられるようにならないと、南部諸州を奪い返せ
ないという文脈で極端な例を挙げたのを、他の候補者が槍玉に挙げた。
↑Confederate Flagのまちがい。すまそ。
422419:03/11/07 22:18
>>420
なるほど、「Confederation Flag」ははじめて知りました。
ありがとうございます。
423金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/09 22:51
age
Support the Troops
By PAUL KRUGMAN

Published: November 11, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/11/opinion/11KRUG.html
425金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/12 23:43
クルーグマンをありがたがってるのって日本人だけだろ?
こいつって大統領経済諮問委員会の委員長になり損ねたから、
急遽マスコミ向けに転向した二流の経済学者だろ?
肝心のアメリカでは識者としても認められてないじゃん。
426金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/13 00:20
>>425
思い切った意見ですなあ(藁
>>425

> 肝心のアメリカでは識者としても認められてないじゃん。

根拠は?
428金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/13 00:31
識者というのは竹中さんみたいな人をいうんだよ。
429金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/13 00:33
まぁケケナカみたいなもんだろうな、クルーグマンは。
ケケナカは政府機関で働いた経験あるの?大臣やらなんたら審議会の委員以外で。
The Trojan Horse
By PAUL KRUGMAN

Published: November 14, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/14/opinion/14KRUG.html
432金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/14 16:55
>>431
Log-inできへん。
全文コピペorうpしてくれ。
The one-handed economist片手のエコノミストNov 13th 2003 From The Economist
Paul Krugman and the controversial art of popularising economics
大衆向きにしている経済学のポールKrugmanおよび議論のアート
http://www.economist.com/people/displayStory.cfm?story_id=2208841
perhaps the most striking thing about his writing these days is not its economic
rigour but its political partisanship. たぶん、彼が近ごろは書くことに関する最も
目立っていることは、その経済の厳しさでなくその政治上の党派心です。

Lyinginponds.com, a website that tracks partisanship among American political
columnists, rates Mr Krugman second in the overall partisan slant of his columns,
behind only Ann Coulter, a fiercely (and often incoherently) conservative polemicist.
As the site documents exhaustively, the vast majority of Mr Krugman's columns feature
attacks on Republicans; almost none criticise Democrats.
Lyinginponds.com、アメリカ人の政治上のコラムニストの中で党派心を追跡するウェブサイト、が
彼の(唯一のアンすき先の後ろの)欄の全部のパルティザンの傾斜でKrugman氏第2を値ぶみしますa(そ
してしばしば支離滅裂に)どう猛に保守的な論客。サイトが余すところなく文書にするので、大多数
のKrugman氏の欄は、共和党員に対する攻撃を備えます;ほとんど、何も民主党を非難しません。

lying in ponds The absurdity of partisanship党派心の不合理http://lyinginponds.com/
Paul Krugman New York Timesの分析http://lyinginponds.com/pkrugman.nyt.html
民主党を非難していないと言うのは間違ってるな。クリントン政権の時は是々非々だった。
今、政権とってる共和党がめちゃくちゃやってるのは事実だし。
435金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/15 15:44
433は共和党の工作文書です
436文学青年右派:03/11/16 00:03
クルーグマンのインタゲ本はもう発売したんですかね。
ポール・クルーグマン他『クルーグマン教授の日本経済入門これぞ本家本
元:インフレターゲティングのすべて』(春秋社、2003.11)
 昔訳したやつをまとめて本にして、という。翻訳はとっくにあがっている
んだが、まずクルーグマンが了承の回答をよこさず、そのうちにいろんな状
況が変わってしまったので、どういう解説をつけるかで少し頭をひねる必要
があるのだ。がんばらねば。というわけでがんばりました。 >山形
>>436
まだみたい
Funds and Games
By PAUL KRUGMAN

Published: November 18, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/18/opinion/18KRUG.html
440金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 20:36
>>202
それは感じました。良い経済学 悪い経済学 を読んでて思ったんだけど、
なんで失業率が下がるとインフレになるのかな?
インフレを抑えるには失業率を上げなくてはいけないと書いてある。
しかしインフレを抑えるのに失業率を下げなくてはいけないと
その理由しか書いてないというのは他に方法なんてないってことなの?

経済学はよくわかりません。誰か教えてください。

441金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 22:16
>>440
給料が20万円で、働きたい人が100人、企業が雇いたい人が120人だとしましょう。
企業は120人雇いたいので、給料を22万円にしました。
働く人が20人増えたので失業率は下がります。
給料が上がった分、物の値段が上がるのでインフレになります。
442金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 22:17
ちっともわかりません。人を馬鹿にしてるんでしょうか?
443金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 22:17
>>440
>>441訂正
給料が20万円で、働きたい人が100人、企業が雇いたい人が120人だとしましょう。
企業は120人雇いたいので、給料を22万円にしました。
「そうすると働きたい人が120人になり、企業は120人雇えました。」
働く人が20人増えたので失業率は下がります。
給料が上がった分、物の値段が上がるのでインフレになります。
444440:03/11/19 23:02
442は私ではありません。
>>443 下段二行のつながりに疑問を感じてしまいます。
>働く人が20人増えたので失業率は下がります。
>給料が上がった分、物の値段が上がるのでインフレになります。

給料が上がると確かに物を買う人は増えますよね。
クルーグマンによると、 「失業を低く抑えておくにはインフレが
加速するのを我慢するしかない。インフレが加速しつづけるのを
避けたいなら、政府は一定以上の失業率を保って、労働者が自分の
生産性成長を上回る実質賃上げ要求をしないようにしなきゃなんない。
同じく、企業がコスト上昇以上に値上げしないように失業を保たなきゃ
なんない。その失業率がNAIRU」 と言ってまふ。

つまり失業している人は購買欲に歯止めをかけるために必要ってこと?
よーわからん。

445金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 23:22
>>444
わがままな労働者は、毎年3%ずつ給料が上がっていると
3%上昇は現状維持に近くて、本当は4%上がるべきだと思うかもしれない。
それで4%に上がると、今度は5%上がってもいいはずだと思う。
そうすると際限なく賃金が上がっていくようになるわけです。
446金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 23:42
うー、その喋り方がわからないんです。いきなり質問から関係ないところに
飛んでる。

??まず労働者が期待しようが企業が上げなければ給料は上がらないのでは??
データでそうなっていても…その原因はわからないらしいじゃないですか。
447金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 23:45
うー、その喋り方がわからないんです。いきなり質問から関係ないところに
飛んでる。

??まず労働者が期待しようが企業が上げなければ給料は上がらないのでは??
データでそうなっていてもその原因はわかっていないらしいじゃないですか。
448金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/19 23:48
>>446
>??まず労働者が期待しようが企業が上げなければ給料は上がらないのでは??
そうです。
だからクルーグマンも
>企業がコスト上昇以上に値上げしないように失業を保たなきゃなんない。
と言っている。
449t.m:03/11/20 00:02
摩擦的失業は常に発生しているものなので、
完全雇用状態でもNAIRU水準の失業率になる。
しかし、NAIRUより失業を減らそうとすると、
労働者が足りなくなるので、企業が賃上げ競争を行うようになる。
よってインフレが起こる。
450金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/20 00:05
>>449
経済学はよくわからないと言っている人に
「摩擦的失業」「完全雇用状態」とか使うなw
451t.m:03/11/20 00:15
>>450
>>449を書き直すと。

世の中には転職をする人は必ずいる。
そういった人たちは、転職期間中一時的に失業状態になる。
そこから、いくら景気がよくなっても、
失業率はある程度存在する。
この失業率の水準をNAIRUという。

そしてこのNAIRUの水準より失業率を下げようとすると、
労働需要が労働供給を上回る。
つまり、企業が労働者を奪い合うようになる。
すると、賃金が必要以上に上がる。
んで、賃金が必要以上に上がると、所得が必要以上に上がるので、
財への需要も必要以上に上がり、財の価格が上昇する。
すると、この財の価格の上昇から労働者は更なる賃上げを要求すると。

このようにしてインフレは加速していくわけさ。
452450:03/11/20 00:20
>>451
いい仕事だ。こういう書き込みのわかりやすさは天下一品だよ。
453t.m:03/11/20 00:42
>>452
さんきゅ!
454 :03/11/20 00:47
失業はある程度あって当たり前っちゅうことね。
455440:03/11/20 00:58
なるほどなるほど、わかりました。どもありがとうございました。
456金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/20 03:59
国内総生産=国内総所得=固定資本減耗+(間接税−補助金)+法人の内部留保+国民可処分所得
国民可処分所得=賃金上昇率×労働生産性×(労働力人口−失業者数)

・失業者が増えると、国内総生産は減ります。
・労働生産性が上昇すると、国内総生産は増えますが、需要がついてこないと失業者
も同時に増えてしまい差し引きマイナスという可能性があります。
・賃金が上昇すると国内総生産は増えますが、大抵は物価もパラレルに動きますので
これは名目値の上昇にすぎません。

労働生産性の向上は「まじめに働く」とかいう精神論的なものではなく、民間企業が生産
設備に投資を行い生産性の向上に努める事から生じます。

通常は物価上昇時には賃金がそれ以上に上昇します。これはインフレ期待が投資の
増加を呼び、労働生産性が向上した結果、賃金が上昇するためです。すなわち労働
生産性の上昇は、需要がついてきてさえいれば、余剰労働者が他の産業に移転する
などして全体の生産力の底上げになるからです。


アバウト的な表現で悪いのですが、物価上昇率が3%程度の時が、経済にとってニュ
ートラルなようです。ここまでは失業者が減りますが、後は賃金と物価がパラレルに
上がるだけになります。また、物価上昇率が3%を大きく割り込むと、その分だけ失業
者が生まれます。この関係は、統計的に求められたもので、理論はありません。
この関係を概念的にあらわしたグラフを、一般的に「フィリップス曲線」と呼びます。
457金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/20 04:00
【フィリップス曲線】

インフレ率
  ↑   │←NAIRU(インフレ率非加速失業率)2.2%
  │   │
  │   │
  │   │
3% ┤   │                    ┐
  │    \                   │インフレターゲットのターゲットレンジ
  │      \                 │
1% ┤        \               ┤←リフレーション政策で目指すインフレ率
  ├──┬─┬─────┬→ 失業率  :
  │  2.2%  2.6%   \            :
-2%┤   └─┘       \. ←今この辺り
        ↑
失業率をこの範囲に収めようとするのがインフレターゲット
458金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/20 04:01
【日本のフィリップス曲線】
    完全失業率 デフレータ
1981/4-3.  2.2%  3.3%
1982/4-3.  2.5%  1.7%
1983/4-3.  2.7%  2.1%
1984/4-3.  2.7%  2.7%
1985/4-3.  2.7%  2.2%
1986/4-3.  2.8%  1.3%
1987/4-3.  2.8%  -0.2%
1988/4-3.  2.4%  0.8%
1989/4-3.  2.2%  2.5%
1990/4-3.  2.1%  2.4%
1991/4-3.  2.1%  2.7%
1992/4-3.  2.2%  1.4%
1993/4-3.  2.6%  0.4%
1994/4-3.  2.9%  -0.1%
1995/4-3.  3.2%  -0.6%
1996/4-3.  3.4%  -0.7%
1997/4-3.  3.5%  0.7%
1998/4-3.  4.3%  -0.6%
1999/4-3.  4.7%  -1.7%
2000/4-3.  4.7%  -2.0%
2001/4-3.  5.2%  -1.3%
2002/4-3.  5.4%  -2.2%

内閣府SNAメニュー 長期時系列(GDP・雇用者報酬)
「平成7暦年基準GDE(GDP)需要項目別時系列表」
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe031/gdemenuja.html

EXCELに放り込んでグラフ化(散布図)してみてください。
459金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/20 04:01
NAIRU(インフレ率非加速失業率)

フィリップス曲線の分析から、失業率には、これ以上失業率を下げようと
してもインフレになるだけという下限が存在することがわかっている。
この時の失業率をインフレ率非加速失業率(NAIRU)と呼ぶ。

NAIRUは実証的研究から出てきた失業率で、理論上は摩擦的失業や、
「高福祉や労働組合の力」を背景にした自発的失業などから成り立って
いると捉えられている。

1970年代の欧米での高インフレ・高失業率の経験は、この自発的失業
の高まりによるものではないかと言う事でNAIRUがクローズアップされ、
マネタリストとケインジアンが自発的失業があるかないかで論戦を繰り広げ、
フィリップス曲線が長期的に垂直なのか右下がりなのかという議論になった。

そしてサプライサイド改革や構造改革の名の下で高福祉への反省と、
労働組合の力の削減が行われ、NAIRUが下がっていく事になった。

構造改革・サプライサイド改革と呼ばれる政策が実施されてきた背景は
こういう文脈がある。決して、「構造改革なくして景気回復なし」などという
おまじないで行うべきものではない。果たして、日本は構造改革をやる事
が必要な状況なのか。そして必要が無い国で構造改革をやる事が果たして
メリットを生じるのか、そろそろ構造改革の評価をする時期だと思う。
AARP Gone Astray
By PAUL KRUGMAN

Published: November 21, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/21/opinion/21KRUG.html
461金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/22 05:50
AARP Gone Astray
http://www.nytimes.com/2003/11/21/opinion/21KRUG.html

今回はシニアの人々の健康保険メディケアの問題。
多くの人にとっては支払額が増える法律が通ろうとしているのに
なぜか引退者の団体であるAARPがこれを支持しているという
おかしな状況を書いてる。
>>461
農協が収益事業に傾斜して農民の利益と相反する行動をとるのと同じような構造。
構造改革が必要だ。
463金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/24 20:41
Amazonで予約していたインタゲ本がきた。
既出の論文のまとめだけど、山形のまとめがなかなかわかりやすい。

後、来年にクルーグマンは奥さんと共著で経済学の教科書を出すらしい。
クルーグマン教授、大学テキストで経済モデルを実践?
世界的に有名な経済学者ポール・クルーグマン教授が、妻ロビン・ウェルズ教授とともに、
テキストをオンライン化するという新しい大学テキスト開発の試みに取り組んでいる。
これは、テキスト価格の値上がり、学生の中古テキスト利用、学生の海外からのオンラ
イン購入に対処するために進められているもので、通常100ドルのテキストが、オンライ
ンでは指導ソフトなどもついて60ドルで利用できる。授業の課題もオンライン化され、
学生がしっかりとテキストを読んでいるかどうかを教授が確認できるばかりか、ソフト
を使って自動的に課題を採点することも可能になる。クルーグマン教授は、「これは時
代の先端を行く試み。従来のテキストはどんどん実用性がなくなっていくだろう」と語っている。
The Great Unraveling: Losing Our Way in the New Century Paul R. Krugman
クルーグマンの主要なコラムを新たな解説とともに収めたこの待望の新著では、バブル
経済の破綻、熱狂から悲観への変化、企業ヒーローの時代から企業スキャンダルの時代
への推移、財政責任の崩壊などが詳しく論じられている。カリフォルニア電力危機の秘
史に関する説明から、ブッシュ政権の不正行為の衝撃的な分析に至るまで、クルーグマ
ンは、アメリカが道に迷っていることを示す不愉快な事実を次々と明らかにし、そのう
えで、この国を再び正しいルートに戻すためのロードマップを提示している。アマゾン
SIR ? So Paul Krugman is a partisan hack (Face value, November 15th)? Did you not have
the time to find out what Mr Krugman has also written about prominent Democrats like
Robert Kuttner, Lester Thurow or Robert Reich? Mr Kuttner, proprietor of the American
Prospect, believes that Mr Krugman is a right-wing mole: “far more charitable to very
conservative fellow economists [like] Milton Friedman, Robert Lucas, Martin Feldstein...
than to fellow liberals...whom he dismisses as pseudo-economists and mere ‘policy entrepreneurs'.”
Mr Krugman wages, and always has waged, intellectual thermonuclear war against all whom
he regards as denizens of the pit and carriers of error. He's usually right (80% of the
time?); he's sometimes wrong. The interesting question?which you did not pose?is what
has the Bush administration done over the past three years to draw such a concentration
of Mr Krugman's intellectual fire? It is odd that you name only one critic, lyinginponds.
com, but mention unnamed “people” and “critics” who “cannot all be easily dismissed”,
“game theorists” who were “not convince[d]”, “fellow economists, jealous”. Perhaps
this is because laudably you do not want to give public prominence to unbalanced loons.
J. Bradford DeLong Berkeley, California
SIR ? You say that Mr Krugman is still in the running for a Nobel prize despite his
political engagement. Nobel prizes are given to economists for their contribution to
economics. Has Mr Krugman made a more important contribution than his peers in his field
of research? Jagdish Bhagwati or Avinash Dixit is perhaps better qualified for the award
than Mr Krugman. One can hope that the Nobel prize committee will continue to deal only
with economic science and not anything else.
Philippe Kohler Paris
The Uncivil War
By PAUL KRUGMAN

Published: November 25, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/25/opinion/25KRUG.html
久々のイラク戦争ネタだね。
イラク戦争がアルカイダの活性化に繋がった、
イラク戦争は必ずしも対テロ戦争ではない、
というのは大事なことだと思ふ。
>>468
>386とあまり変わらない内容がほとんどだが、一応Safireなんかが鬼の首をとったように
騒いでいる、AlQaedaとIraqの関係に関する最近の報道について反論している。
<ニッポン>経済入門、買ってきた。
まだ山形のあとがきしか読んでないんだけど。
なんで山形は「調整インフレ」って単語を使ってるんだ?
リフレ派でこの単語使ってる人ってほかに見たことないんだが。
>>471
調整インフレ、インフレターゲティング、リフレ
そんなのどれでもいいじゃんという考えみたい。
473○■▲:03/11/28 01:36
>>458
>>459
失業率がインフレ率に関係するのはわかるが、
これから失業なのか就業なのかわからないような仕事が増えるのでは?
自分ひとりが会社となって、企業と取引するわけでしょ。
だからひとりがひとつの仕事ではなく、いろいろたくさん仕事を受けたりする。
そうなると失業率という発想自体が間に合わなくなるのではないのではないすか?

474○■▲:03/11/28 01:55
人材派遣の会社とか増えてるわけでしょ。
すると失業者が全員人材派遣の会社に入る。しかし仕事はまわってこない。
失業率は測り難い。しかし仕事に就いている事にはなってる。
些細な仕事が増えたりする。いったいどうなるのだろう?
475金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/11/28 02:49
>>474
人材派遣の会社に入って仕事をもらっても、定職を持たないわけだし
かといって職安に登録していないわけで、完全失業率上は、非就労者
扱いではないかと。つまり、就労者が減った分、非就労者が増えるだけ
で、完全失業者にはならない。それゆえ、完全失業率の%にはそれ
ほど影響を与えないと。

この問題点は散々指摘されていて、失業率統計が大本営発表と揶揄
される所以です。


ちなみに、「これからこれから」と連呼していますが、景気がこのまま停滞
し続けるなんて保証は誰もしていないわけで、景気が回復したら人材派遣
会社は仕事はあっても人が足りない状態になります。非就労者が減って、
就労者が増えることになりますが、そうなると完全失業率統計の数字も、
大変にわかりやすい数字になってきます。

要は完全失業率は、「不況期には正確な失業率を出し難く、好況期には
割と正確に失業率を表す」という癖をもった数字だという事です。こういう
癖を持った指標はいくらでもありますが、要は肝心なときに肝心なことが
わかりやすい統計かどうかというのが問題なわけで。完全失業率統計は
失格だという事ですな。ほとんどオナニーの世界。


ちなみに、就業率を、完全に人手不足だったバブル期にあわせて、その後
の失業率を推定した「真の失業率」と称するコピペが一時あちこちに貼られ
ましたが、それによると今の失業率は10%付近だそうです。
The Good News
By PAUL KRUGMAN

Published: November 28, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/28/opinion/28KRUG.html
>>471
あの人は専攻が都市工学であって、経済学を専門的に学んだ経験はないので、
そういうアラが出てくるのは仕方がない。"dell"や"だな〜"みたいなもん。
478○■▲:03/11/29 23:05
>>475 なるる。
これからの産業構造はどのように変わってくるのだろう?
IT、バイオ…、ドラッカーもトフラーも知識産業の増大をいっているが、
それはいったいどのようなものになるのだろうか。
占いも知識産業だよね。(^^;)
>>478
100年単位での話だけど、
クルーグマンは肉体労働の復活を予想してる。
>>473
それはどういう理由ですか?
肉体労働は機械で代替されていくと思うのですが。。。
近い将来には歩兵はロボットに、戦闘機は無人機になりそうですし。
>>480
>>4にあるYAMAGATAのページに
「ホワイトカラー真っ青」というのがあるから、それを読むといいよ。
下手な要約をするより直接読んだほうが絶対面白いから。
482やまがた:03/11/30 02:29
>>471

元日銀委員の中原は使っていますよ。
あと、後の方で流動性の罠の脱出策について話をする場合、インフレ目標
の設定だけが提案されているわけではないし、すわりが悪いなと思ったことも
あります。なるべく広い意味を含むことばを使いたかったのです。

Hack the Vote
By PAUL KRUGMAN

Published: December 2, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/02/opinion/02KRUG.html
The Productivity Paradox By STEPHEN S. ROACH
Published: November 30, 2003
http://www.nytimes.com/2003/11/30/opinion/30ROAC.html
>>483
珍しいね、投票の機械ネタか。カバーする範囲が広いね。
486O型:03/12/04 21:51
>>481
この「ホワイトカラー真っ青」ってのはあまり上手く訳してないね。
White Collars Turn Blue だったら「ホワイトカラーの憂鬱」て訳がほすぃ。
>>480

 解説すると野暮だが、駄洒落の原意を伝えようとしてるんでしょ。
 ホワイトカラーがブルーカラーになるわけだから。

 
Looting the Future
By PAUL KRUGMAN

Published: December 5, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/05/opinion/05KRUG.html
489非常識人:03/12/05 21:06
>>478-481

昔の意味での肉体労働は復活しない。

誰もが簡単だと思っている"常識的判断"という代物は実は最も高度な知的作業の一つであって、
コンピュータでの代替がきかない分野だということ。従って、常識あるいは柔軟かつ的確な判断が
必要な分野(水道修理工以外だと、アパレル関係の販売員など。)は生き残るが、ロボットで
代替可能な単純作業を繰り返すタイプの工員(伝統的な意味でのブルーカラー)は今後も減る
だろうし、いかに知的に見える作業でも機械的な処理で済む職種(経理担当など)の需要も減る
だろう。

あの予測のキモは、常識を機械化するのは困難という点にある。わずか三項目のロボット三原則を
具体的なプログラムにできているかというと、なかなか難しい。一言でいうと、それが常識を
機械化することの困難さだな。

鉄腕アトムのような感情豊かなロボットを作ることができれば、こういった予想も覆るかも
しれないが…。
The Companion Web Site for Krugman and Obstfeld's International Economics,
Fifth Edition, offers students web exercises, links, and additional readings.
A message board allows students and instructors to communicate with each other
http://occawlonline.pearsoned.com/bookbind/pubbooks/krugman_awl/index.html
491金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/12 16:59
A Deliberate Debacle
By PAUL KRUGMAN

Published: December 12, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/12/opinion/12KRUG.html
The Great Unravellingの英国版の表紙w マジ?
http://images-eu.amazon.com/images/P/0713997435.02.LZZZZZZZ.jpg
The Great Unravelling: From Boom to Bust in Three Short Years 英国
http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/0713997435/ref%3Dsr%5Faps%5Fbooks%5F1%5F3/202-3783923-4700634
The Great Unraveling: Losing Our Way in the New Century 米国
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0393058506/002-7042259-7762444?v=glance
493475だったっけ?:03/12/13 10:45
皆さん、久しぶりです。年の瀬も迫ってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、経済に関するコラムではないのですが、面白かったのでのせます。

破壊工作

「ジェームス・ベーカーが最近疎遠になっている米国の同盟国とイラクに関する
債権放棄の交渉をしにイラクに発ったまさにその瞬間、米国国防次官は
「Determination and Findings」と題された声明を発表し、これらの同盟国
をイラク復興事業に関する入札から除外すると発表するにとどまらず、
この声明のトーンはかなり強硬なものになった。何がおきているのだろう?
どうやらブッシュ政権内部の強硬派はイラク復興を失敗させたいようである。
この声明の目的は単にイラクの利権をブッシュ政権の縁故企業のためにばら
撒くことを目的とした単純なものではない。勿論、ハリバートン社はイラク
で潤っているし、ベクテル社が誇る学校修復計画にもスキャンダルが発覚し
たようだ。」
494475だったっけ?:03/12/13 10:46
「私は対イラク戦の目的は利権であり、テロリストを根絶することでは
ないと主張してきたが、更に深い目的が強硬派にはあるようだ。
復興事業の利権に関するウォルフォウィツの表向きの方針は恐ろしく
ひねくれており、「最良の利権に関する入札を限定的にすることでイ
ラクとイラク後に起こりうる事態に備え“国際協調”を促進するもの」
だそうだ。つまり、米国は賄賂を使って他国に軍隊を派遣させること
が出来るというものだ。
しかし、私はこれが同氏の本音だとは思っていない。昨年、米国は経
済政策を政治的に利用することには限界があることを学んだ(鉄鋼に
関する関税で譲歩することで国連の承認を得るのに失敗したこと)。
イラクに関するわずかな利権をばら撒くだけでは同盟国が軍隊を派遣
することをしないことぐらい同氏は分かっているはずである。

利権が政治的なてこにならないのは分かっているが、何故同氏とその
一味はわざわざ同盟国との関係修復を妨害するようなことをやるのだ
ろう?恐らく、同氏は関係修復など望んでいないのであろう。」
495475だったっけ?:03/12/13 10:48
一国主義と先制攻撃を政策の柱とする「ブッシュ主義」の立案者にと
って、今はつらい時期である。チェニーやラムズフェルドにとって、
イラクは彼らが正しいことを確信させ、他国の体制も矯正することが
出来るとする(ウォルフォウィツのいう「イラク後に起こりうる事態」
のことだ)、新米国世紀の叩き台になるはずであった。
しかし、事態は困難になってきた。また、多くの事情通は、ベーカー
の行動をブッシュを政権内の強硬派から切り離そうとする、初代ブッ
シュ政権の老練者による作戦の一部だと見ているようだ。利権に関す
る方針が原因でベーカーの作戦が失敗すれば、これは強硬派にとって
は良いことである。
強硬派による「政策海賊行為」にはさまざまな前例がある。例えば今
年の8月に起こったことである。パウエル国務長官は、北朝鮮と戦争
をする気がないのであれば、交渉を行うことは理にかなっているとブ
ッシュに言い聞かせ、ブッシュはこれに応じかけた。しかし、「国務
省のネオコン男」として知られるボルトンはそのときに金正日につい
てのスピーチを行い「恐喝に屈することは恐喝者と他の潜在的な暴君
を勇気付けるだけである」と語った。」
496475だったっけ?:03/12/13 10:49
「今回の外交的ないざこざは、タカ派が利権を上手く利用し、共和党
穏健派の手に外交政策の主導権か渡ってしまうことを阻止しようとす
る、政権内の権力闘争を反映しているようだ。今のところこの闘争は
タカ派の方に分があるようで、ブッシュを「善VS悪」というモラル
の理屈で丸め込んでしまった。ブッシュは昨日「これは単純なことだ。
米国人と米国の友人は命をリスクにさらしているのだ。事業契約はこ
れを反映した形になる…」と語った。
世界を力で支配するという「ブッシュ主義」はいずれ崩壊するだろう。
今回我々が見たものは、強硬派がいかに強行かつ汚い手を使ってこれに
抵抗するかということである。」
497金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 15:38
前スレ475は忘れたころにやって来る
キタキタキタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━ッ!!!!!!
498金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 16:07
クルーグマンはケイジアン。生き残っている中では最も極左。
(チョムスキーが極左でマイケル・ムーア?だけが愛国者かもしらんが。
この問題はすんだ問題なのか、それともNEXT STAGEなのかは知らん。)
499金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 18:14
毎度ご苦労様

>ブッシュ政権内部の強硬派はイラク復興を失敗させたいようである。

確かにそう見えるよね。
ただ、クルーグマンは最初から泥沼にはまるのを承知で戦争を始めた
とまでは言ってないが、そこまで踏み込んだ意見もある

田中宇の

イラクの治安を悪化させる特殊部隊
http://tanakanews.com/d0811iraq.htm

など。
米軍がイラク解放(?)直後になぜ略奪を奨励したのか
ということもあわせて考えれば、
クルーグマンの言う「強硬派の更に深い目的」=権力闘争
よりもっと深い目的があるんじゃないのかと思うが。

しかし、目的と言っても、
ウォルフォウィッツらネオコンはシオニズムのエージェントで、
イスラエルの安全のためにイラクを混乱させ続け、
米軍を中東に縛り付けようとしている
ということぐらいしか思いつかないんだが

クルーグマンもユダヤ系だけどね。
500金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 18:37
うーん。経済ヲタは政治オンチだな。

・ネオコンはリベラルの一種で、ブッシュを落選させたがっている。
・イラクで収奪をしたのはテロリストではなくただの地元民。
・世界にテロ・ネットワークなどないが、この文章を最初に英語に訳した人は殺される。
There is no network of terrorists,you know? Wo Wo Bang
502金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 19:27
There is no network of terrorists.
503金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/13 20:15
うーん。生きてます。
Cutting James Baker's Ties
http://www.nytimes.com/2003/12/12/opinion/12FRI1.html社説
Last week, the White House summoned James Baker III, the Bush family's persuader
of last resort, back to public service.

Mr. Baker is senior counselor to the Carlyle Group, a global investment company
that has done business with the Saudi royal family. He is also a partner in Baker
Botts, a Houston law firm whose client list includes Halliburton. Baker Botts has
an office in Riyadh and a strategic alliance with another firm in the United Arab
Emirates, and it deploys Mr. Baker's name and past government service on its Web
site to solicit Middle East business. It is inappropriate for Mr. Baker to remain
attached to these businesses, whose clients and potential future clients could be
affected by the decisions made about Iraq's official debt.
Patriots and Profits
By PAUL KRUGMAN

Published: December 16, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/16/opinion/16KRUG.html
506金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/16 18:32
クルーグマンコラムを読むと、フセイン拘束も
ハリバートン汚職をごまかすためか?と思えてしまう。

Telling It Right
By PAUL KRUGMAN

Published: December 19, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/19/opinion/19KRUG.html

>506
それは穿ち過ぎ。ハリバートンの話は以前から指摘されていたので、フセイン拘束近いということで
発表のタイミングを計っていたかもしれない。
The China Threat?
By NICHOLAS D. KRISTOF
The growing nationalism that the Chinese government has cultivated among
its young people may be more worrisome than its nuclear arsenal.
http://www.nytimes.com/2003/12/20/opinion/20KRIS.html
Citizen Conrad's Friends
By PAUL KRUGMAN

Published: December 23, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/23/opinion/23KRUG.html
510金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/26 13:20
New Year's Resolutions
By PAUL KRUGMAN

Published: December 26, 2003
http://www.nytimes.com/2003/12/26/opinion/26KRUG.html
511金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/28 21:30
http://jbbs.shitaraba.com/study/3665/
ミヤディーのちゃんねるだよー
512金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/12/31 04:29
Our So-Called Boom
By PAUL KRUGMAN
For most Americans, current economic growth is a form of reality TV,
something interesting that is, however, happening to other people.
513金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/02 20:49
Who's Nader Now?
By PAUL KRUGMAN

Published: January 2, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/02/opinion/02KRUG.html
514金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/02 21:26
この人、
「おそらく15年後には本当にここがアメリカか?と言うほど貧しくなっているでしょう。
 年収2000万以上の人にとっては快適ですが、それ以下の人にとってはまともな
 社会保障もない状態で・・・云々」
って3〜4ヶ月前のインタビューで言っていたけど、
皆さんどう思われます?N+では即座に否定されましたが。
515 :04/01/03 05:06
日本こそそうなりそう。
516金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/03 22:57
>>514
計量的根拠はあるから、なるかも。
クルーグマン教授の経済入門で詳細に論じている。
517金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/04 00:23
十分可能性はあると思うけど。レーガンの時から比べても、アメリカ
の中堅層の所得は下がり続けているし、アメリカ国内の収入の格差は
大きくなっているし。
518金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/06 16:46
Rubin Gets Shrill
By PAUL KRUGMAN

Published: January 6, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/06/opinion/06KRUG.html
Rubin Gets Shrill
Now even the cool-headed former Treasury secretary, Robert Rubin,
is warning that an economic catastrophe is on the way.
Argentina: we may be heading down the same road.
investors will eventually conclude that America has turned into
a third world country.
本日発売(?)のNYtimesのコラム集

嘘つき大統領のデタラメ経済
(THE GREAT UNRAVELING)
著/ポール・クルーグマン
訳/三上 義一
早川書房
\2,310

どうなんだろ
521金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/09 17:53
Enron and the System
By PAUL KRUGMAN

Published: January 9, 2004

http://www.nytimes.com/2004/01/09/opinion/09KRUG.html
クルーグマンは民主党の中でもハワード・ディーン支持なのね。
523金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 00:23
>>522
誰か個人を支持しているんじゃなくて、自分の頭で考えたこと書いているんだろ。

支持者とかバランスオブパワーの話にしてレッテル貼りたがるのが政治厨の悪い癖だな。
524sunny ◆z//8aNbi1g :04/01/10 00:43
>>520
一つ一つのコラムは短いからさらっと読める。
「ギリシャ文字」経済学(by クルーグマン)に疲れた合間にコーヒー
ブレイクとしておすすめ。
525金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 01:17
>>524
訳はどうですか?
文体は硬くても良いけど、誤訳があるとちょっとね。。。
来週のCBSドキュメントはディーン
527金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 10:21
出来杉って最近クルーグマンの話しかしねえよな
528金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 18:57
Bush減税に反対して首をきられた O'Neill前財務長官が最新の暴露本で、Bush大統領は
閣議で「聾唖者の中にいる盲者」のようであったと、Bush大統領の能力に疑問を
表明しています。
http://www.nytimes.com/2004/01/10/politics/10ONEI.html
529金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 20:56
脱線してスマソだけど

>>499
> 田中宇の

この人そろそろ鼻についてきてる。
なんで、他所の記事を読んで妄想してばかりで、たまに現地取材に
行くだけで、政治家や関係者に直撃インタビューすることしないんだろ。
ジャーナリストといってもフリーだから相手にしてもらえないのかな。
>>552
ブッシュ減税を推進してるのって誰(どの経済学派)なんですか?
531金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 22:17
>>530
いわゆる市場原理主義者だろ。あれは、サプライサイダーとかぶるからな。

というか、「市場原理主義」というオブラートに包んでいるけど、実際は金持ち
の金持ちによる金持ちのための政治、特定の経済勢力のための政治を標榜
している。
532金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 22:18
あ、失礼。

市場原理主義者もサプライサイダーも経済学者じゃなかったね。
533金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/10 22:42
>>530
枝野幸男
出版社/著者からの内容紹介
世界が注目するクルーグマン教授が、ブッシュ政権の詭弁と欺瞞を暴露! NYタイム
ズの人気連載を教授自身がまとめ、全米で話題を呼んでいるベストセラー。
イラク侵攻はもともと「テロへの報復」だった。しかしテロ組織とイラクの関係を示
す証拠が見当たらないとみるや、それは「大量破壊兵器を隠し持つ国への制裁」となった。
大量破壊兵器が見つからないと、ついには「中東に民主化の波を起こすため」と言い出し、
イラクに攻めこんだ。しかし、戦争以前の政権要人の発言を見れば一目瞭然、自分たちと
関連企業の利益のために、ブッシュ政権は「最初から」イラクを攻撃したくてウズウズし
ていたのだ。ブッシュ政権は、たまたま起こった9.11テロの惨劇とそれに続く愛国心の高
揚を、自分たちのために利用したに過ぎない。
これだけではない。経済、社会福祉、環境、国内安全保障、ブッシュの政策は「すべ
て」こんな具合だ。しかし、押しも押されぬ民主国家アメリカで、なぜブッシュ政権はこ
れほど露骨な嘘を国民に信じこませることができたのか。そして、彼らの本当の目的とは
いったい何なのか。
この本の凄いところは、2000年の大統領選から現在に至るまで、世界随一の経済学者
がブッシュ政策の嘘とデタラメに挑戦し続けた、そのリアルタイムな記録となっているこ
とだ。クルーグマンが当初見抜いた「政権の真実」は、日を追うごとに恐ろしいほどに現
実となっており、未来に待ち受ける「アメリカの悲劇」が浮き彫りにされる。これまでの
クルーグマンの著作とは一線を画した、真の衝撃作である。
ブッシュ父は何をしてるんだYO!
息子を救ってやれ。
536金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/13 13:55
http://www.nytimes.com/2004/01/13/opinion/13KRUG.html

The Awful Truth
By PAUL KRUGMAN

Published: January 13, 2004
ニュー速から来ました。

クルーグマンってサヨクだろ?
「経済入門」に階層別の所得増加率が載ってたと思うけど、いまはもっと増加率の差が広がってるのかな。
539金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/13 21:37
>>538
ジニ係数だっけ?どこかで統計探してみたら?
>>537
あなたの考えるサヨクを定義してもらわないと何ともいえませんが、
クルーグマンは民主党支持で、ケインジアンです。
どちらかと言えばリベラルでしょうが、計画経済が良いなどとは露ほども思っていません。
もしあなたが彼をマルクス主義者であると考えているのなら100%まちがっています。

財政による景気刺激には否定的です。ブッシュの減税は誤りだと主張しています。
日本銀行は適切なインフレ目標の設定とともにもっと金融緩和すべきだと言っています。

しかし何よりもまず、一流の経済学者です。トンデモ退治という仕事に時間を
とられなければとっくにノーベル経済学賞をもらっていたと思います。
541金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/14 00:55
>>540
>トンデモ退治という仕事に時間をとられなければ

禿げしく笑った

でも、あれは彼の趣味にしてライフワークにしてレゾンデートルだろ(藁
9/11事件後などは糞味噌に叩かれながらブッシュ批判してたよなw
>>542
メールボックスがトンでもないことになったらしいね。
544金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/14 01:49
そうそう。
もうアフォか馬鹿かキティ害かというピー発言の山だった。
ブッシュ批判ってアレか、2001/9/16の
「なんで空港の安全管理が民間航空会社任せなんだ。そんなの、警備の手が
抜かれまくるに決まってるって、専門家が何年も前から指摘してただろ。
軍事にカネをつぎ込むよりに先にすべきことがあるだろ」って話だな。
あの時のブッシュの支持率は90%を越えていたからな。
ブッシュに文句を言う奴は非国民みたいな空気だった。
日本でも同じような状況があったわけだが。
547金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/15 22:06
>>546
というか、いまだに現在進行形のような
548金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/16 00:33
あの時に比べればだいぶ違うよ。あの時は、メディアも過剰にナショ
ナリズムを煽る放送をしていたし。
549金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/16 02:06
>>548
日本の話だと思われ
Who Gets It?
By PAUL KRUGMAN

Published: January 16, 2004

http://www.nytimes.com/2004/01/16/opinion/16KRUG.html
減税で利益を受ける層にまで「そりゃいかんよ」と言われるアホブッシュにワラタ(w
Is China the Next Bubble?
By KEITH BRADSHER
http://www.nytimes.com/2004/01/18/business/yourmoney/18china.html?hp
553金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/20 18:15
Going for Broke
By PAUL KRUGMAN

Published: January 20, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/20/opinion/20KRUG.html
ブッシュ父やブッシュ本人はネオコンのことをどう思ってるの?
クルーグマンがコラムでよく取り上げていたディーンは3位か。
ケリーについてはどういう評価なんだろう。
ブッシュ減税を恒久化するっていってるね。
またクルーグマンがぼろくそに言いそうだな(w
教書演説には突っ込み入れそうだ。
メディケアとかどうなんだろ。
559金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/23 15:50
Democracy at Risk
By PAUL KRUGMAN

Published: January 23, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/23/opinion/23KRUG.html
ブッシュがもう一期やったらアメリカはすごい社会になりそうだな。
アメリカの衰退は911なんかじゃなく、自らが選んだ大統領によって始まるのかも。
一部の金持ちと、大部分の低所得層からなる社会に成り果てそうだね。
なんか日本もそうなりそうな予感が・・・。
562金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/27 14:56
Red Ink Realities
By PAUL KRUGMAN

Published: January 27, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/27/opinion/27KRUG.html
563金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/30 14:02
Where's the Apology?
By PAUL KRUGMAN

Published: January 30, 2004
http://www.nytimes.com/2004/01/30/opinion/30KRUG.html
564金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/30 14:07
>>554
そもそも、サプライサイダーを「ブードゥ経済学」と
称したのは、ブッシュパパなんだけどね。
565金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/30 14:19
http://www.cafeshops.com/ninjasfordean.9397837
クルーグマンの顔がデザインされたTシャツ
566金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/01/30 17:13
>>565
ワロタw
大量破壊兵器が見つからなかったのでテロ情報で飛行機欠航?
568 :04/02/03 07:51
クルーグマンはアライグマの一種です
569金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/03 12:10
Another Bogus Budget
By PAUL KRUGMAN

Published: February 3, 2004
http://www.nytimes.com/2004/02/03/opinion/03KRUG.html
570金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/06 18:07
Get Me Rewrite!
By PAUL KRUGMAN

Published: February 6, 2004
http://www.nytimes.com/2004/02/06/opinion/06KRUG.html

571金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/06 18:22
ブッシュは「調査の仕方が悪かった」って方向で
もう一度、大量殺戮兵器を洗い直して、歴史を捏造しようとしている。
クルーグマンは日本で言うところの金子勝的存在?
573金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/06 18:32
金子はマル経
なんか、日本のブサヨみたいな安易なブッシュ批判を展開してるんだけど。
575金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/06 19:07
>>561
もう既になってるけどね。
一億総貧乏時代。
だから子鼠・竹中・福井じゃまずいって言ったのに。
576(@_@):04/02/06 19:17
クルクルマン
577金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/10 16:43
Jobs, Jobs, Jobs
By PAUL KRUGMAN

Published: February 10, 2004
http://www.nytimes.com/2004/02/10/opinion/10KRUG.html
578金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/11 21:28
中央公論みた?
579 :04/02/11 23:05
>>578
何が載っていたの?
と見てみると、
再選?
筋金入り反ブッシュイストの二〇〇四年展望
「ミドルクラス・アメリカ」の終焉が始まる
P・クルーグマン 聞き手 石川幸憲
だそうで、どうでした?
580金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/13 16:40
The Real Man
By PAUL KRUGMAN

Published: February 13, 2004

http://www.nytimes.com/2004/02/13/opinion/13KRUG.html
581金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/13 18:19
予算書に27枚も大統領の写真を入れる感覚が理解できない。選挙向けだとはいうけど、
ナルシシストなんでしょうかね。
582金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/13 19:05
クルーグマンの新刊
「嘘つき大統領のデタラメ経済」は
なかなか良い。
彼は古き良きアメリカの良心を持っているね。
大統領選挙は、民主党の候補に勝ってほしい。
>>578
読んだよ。
アメリカ経済のほうが忙しいから、
今の日本経済は知らないって。
今はアメリカのほうが面白いだろうしね
584金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 16:55
竹中についてはコメント有りました?
585金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 22:47
そもそも最初から、日本の経済構造なんかちゃんと調べてないでしょ
この人。
経済問題ではいいのだが、安全保障分野で的外れな発言をしているのがイタイ。

両方ハイレベルにはなれないものだな。
587金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/14 22:50
インタゲ厨が騒いで盛り立ててるだけだよね
588 :04/02/15 00:50
>>585
それを具体的に指摘できたら、あなたはヒーローよ
>>586
安全保障分野にいる人間と一緒にはたらいて、考え方がおかしい人間がいっぱいいることに
呆れたからだという話だが。
>>589
恐らくその「考え方のおかしい」という人は実質的には極めて賢いのだと思います。
自分がついていけなかっただけでの話では。

「バランスオブパワーを分かる人間はバランスシートが読めず、逆もまた真なり」は
アメリカの政界でよく言われていることです。
今のネオコンみてもわかるけど、賢い人間でもバランスの狂ってるのはいっぱいいいるわけで。
ついていけなかったと言うのをどう言う意味で言ってるのか知らんが。
>>584
大臣になる前に対談したときのことがちょっと書かれていたような。
593金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/17 14:37
The Health of Nations
By PAUL KRUGMAN

Published: February 17, 2004

http://www.nytimes.com/2004/02/17/opinion/17KRUG.html
594金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/17 15:30
“十字の時”は面白かった。
595金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/21 19:51
ジョージ・ソロスがブッシュ再選阻止のために約13億円を投じるそうで。
糞サヨだな。

こんなもん崇拝してる辺り
やっぱ経済板住民ってキモキモ
597金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/21 23:20
頼むから、もう少し賢そうな書きこみしてくれ(w
598金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 10:59
この人って、結局マイケル・ムーア並のことしか書いてないわけで・・・

なんか半島系の匂いが香り立ってるよね
経済わからん奴の評価はその程度でいい。
600金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 11:17
おまえら
教科書読め!!!!
601金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 11:39
「良い経済学悪い経済学」で指摘してた、
著名経済学者による根本的な計算ミスなどの説明が
多少引っかかるんですが。
貿易のGDPに対する比率うんぬんをミスしたってのは
本当に思い込みからだけなのか?ありえるのか?
602金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 11:55
>>598
あんたさあ、
クルーグマンの何読んだの?
具体的に何冊か挙げてよ。
603金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 12:05
>>594
同意。
最もセンシティブだった。
604金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 12:12
いや、コラムしか読んでないけどさ。

そもそも、こんなことしてるって、この人本当に経済学者なの?
金子勝みたいなもん?半日クサヨと言ってるレベル同じだと思うんだけど
605金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 12:20
>>604
「It's Baaack!」は?
「クルーグマン教授の経済入門」は?
「恐慌の罠―なぜ政策を間違えつづけるのか」は?
「国際通貨体制の経済学」は?
ほかにもあるけど。おっと、国際経済の教科書もあったっけ。
あと空間経済学の大著もあるぞ。読んだ?
>>604
リアルでいってるの?だとしたら泣けてくるんだけど、いろんなものに対して。
607金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 15:20
>>604
西村眞悟はクルーグマンの経済政策に賛成してるよ。
608金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/24 21:57
>>604

は、どうせコヴァだろう。漫画もいいが、たまにはまともな活字を読
みましょう。
>>608
でも、小林よしのりもイラク戦争には反対してるよね。
だから、クルーグマンのコラム読んでサヨクよばわりする連中が
どういうクラスに属するのかよくわからない…

610金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/25 00:20
>>609
>クルーグマンのコラム読んでサヨクよばわりする連中

まあ、先入観を持った連中なんだろうな。
「アメリカは民主主義のお手本の国だから、悪いことをするはずがない
 戦争をするのも立派な理由がある。それを批判するヤツはけしからん」
軍オタや親米ポチ
612金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/25 01:37
>>609
クラスという表現が良くわからんが、何らかの共通する政策パッケージを
持った人たちの集まりって事?

おれ、全部の政策パッケージが共通する人なんて、滅多にいないと思うん
だけど、何故かサヨク・ウヨクとか親米・反日とか、よく世の中はそういう風に
綺麗にわかれるものだなといつも感心するよ。

みんな、自分の良心に正直じゃないのかな。
何にも考えてない人ならたくさんいるよ。
>>613がうまいこといった。
615金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/27 15:36
The Trade Tightrope
By PAUL KRUGMAN

Published: February 27, 2004

http://www.nytimes.com/2004/02/27/opinion/27KRUG.html
616金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 18:45
クルーグマンは経済学的には素晴らしいけど
このサヨクイデオロギーは、なんとかしなくちゃ駄目だな。
617金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 19:38
>>616
より具体的な指摘をしたほうが建設的だと思うけど。
ブッシュ減税を金持ち優遇と批判するところが左翼っぽいとか。
618金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 19:40
例えばイラク戦争を巡る安易な批判を展開したり、
貧富の差をあげつらって、ブッシュの経済政策を批判したり、と
かなりのサヨク思想をもってるよね、クルーグマンは。
619金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 19:46
>>618
そこが彼の良いところ。
ドキュンボンボン金持ちには分からんだろうが。
620金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 19:47
>>618
要するにブッシュ政権を批判する人はサヨクということですなw
621金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 19:49
>>618
てか、ブッシュの経済政策は、それなりの金持ちでも、正直、あまり
誉められたものではないと考えそうだが。
622金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:08
おや、ビンラディンが拘束されましたよ。
良かった良かった、これでブッシュ政権存続だ。

あと一つの隠し玉は、大量殺戮兵器の発見かな?
623金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:13
624金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:14
>>618の脳内では
現状を批判するものはなんでも「サヨク」なのだ。
>>618はサヨク政権のもとで政権を
批判するものも「サヨク」と呼ぶだろう。(w)
625金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:18
ちょっと視野狭窄だよね、クルッグマンは
626金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:20
>>625
かもね。
でも君よりは広いぜ、視野は。
627金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:25
道義面はさておくとしても、経済的に見てもこの戦争、全然良くないよな。
イラクにとっては当然だが、アメリカにとっても持ち出し以外のなにものでもない。
潤うのは一部の連中(針なんとかやら)
日本もわけのわからん協賛金を払わされてるしね、国民1人あたり1000円以上か。
これに腹も立たんとは人が良いねえ。618は。
628金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:29
>>627
まあ、それが単純だと言いたいのだけど
クルーグマンってそもそも経済学者だろ?

なんで道義とか説いてるの?

金子勝みたい
629金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:31
>>626
視野も広くて心も広いか。立派だな。
ところで、お前も経済板に来るくらいだから
金持ち減税の乗数効果がすごく低いことくらいはわかるな?
そもそも減税は政府支出増よりも乗数効果は低いんだが
その減税の対象が金持ちだと効果はさらに減る。
一方で政府財政は悪化するんだから、まともな経済学者ならひと言いいたくなるわな。

ま、ドル安が進んで長期金利の上昇が心配になると
日本がまた米国債買いで尻ぬぐいさせられるかも。
バカ大統領を批判するのは経済学者はもっといてほしいくらいだが。
630金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/02/28 20:35
>>628
ほほう、経済学者は道義を説いてはいかんと?
じゃあ、政治厨は経済を説くべきじゃないな。(w)
経済学の端緒は道徳哲学です。
632629:04/02/28 21:15
>>626 じゃなくて >>625 でした。失礼。
ノーベル左翼経済学者センはぶちギレてないの?
それともインド出身だからイスラーム教徒はお嫌い?
634金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/02 18:14
Maestro of Chutzpah
By PAUL KRUGMAN

Published: March 2, 2004

http://www.nytimes.com/2004/03/02/opinion/02KRUG.html
635金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/02 19:05
うほっ、グリーンスパンvsクルーグマン!?
636金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/02 19:20
減税に関しては、なんか、アメリカも、今の日本とそっくりの状況みたいだな。
貧富の差が開く社会。そしてそれを受け入れる国民。
サプライサイドの裏には、宗教があるから強いなぁ。(1/10税の発想とか)

んでもって、グリーンスパンに対しては、ブッシュに抵抗すべきだったってか。
国民に選ばれることなく、特別な権力をもつことのできる中央銀行の総裁として・・
この辺りは中央銀行の総裁が、裁量を奮える危険性にも繋がってるのかも。

保険の辺りは難しく読めなかったぜ!
やっぱクルーグマンは糞サヨだな
638金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 00:21
彼自身アラブ系だからしょうがない
>>638
Jewishですが。
>>638
Jewishですが。
>>640
失礼。回線が途中で切れたので。

マレーシアでマハティールと仲良くしてたので、ユダヤ系からは裏切り者みたいに言われることも
あるようですね。
インフレターゲット論を否定するのはひどく簡単なことなんだ。
―― 少なくとも2ちゃん内においては ―― 

これはどういうことかっていうと、つまり論自体ではなく、論者のイデオロギーを
批判すればよい。そうすることで、彼の主張する全ての仮説を、驚くほど簡単に
陳腐化することができるんだ ――“共産主義者”とか、あるいは“半島人”と――

例えば、ブッシュを思いっきり貶した本を出して、思わぬ副収入を得た、マイケル・ムーア。
彼とクルーグマンは、ブッシュ批判という点では共通している。そしてムーアは、従軍慰安婦の
訴訟を援助している。これは事実はどうあれ、クルーグマンも、従軍慰安婦の訴訟に援助して
いても何もおかしくはないってことを意味するんだ。
643金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 17:53
意味しねーよw
マイケル・ムーアとクルーグマンは ブッシュを批判している
マイケル・ムーアは 従軍慰安婦(この言葉自体変だが)の訴訟を援助している
∴ クルーグマンも従軍慰安婦の訴訟を援助
には ナラナイ〜〜〜。
事実が重要なんですよ、クルーグマンが反日左翼的運動をやってるという事実が
ですから
>事実はどうあれ
と、事実を無視してイデオロギーを優先させる>>642の論法は矛盾だらけ。穴だらけ。

>少なくとも2ちゃん内においては
現実では、>>642のような胡散臭い論法は好まれず、むしろ親インフレターゲットに傾く可能性も少なくない。



645金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 18:33
でもN+の方々相手なら、>>642でイチコロだよ。

つーか、最近ますますブッシュ批判が強烈だな。クルーグマンは。
>>636
国民が貧富の差が政策によって変化することを知ってて、受け入れるのか拒否するのかという
選択肢があるだけアメリカの方が何倍もましに思えるよ。
647下衆の勘繰り:04/03/03 20:13
>>645
最初、邦題見たときに
邦訳側がクルーグマン=ブッシュ帝国に反対するアンチグローバリズム
みたいにもっていきたいって意図があるんじゃないかな、と勘ぐってしまう。
池田じゃないが、スティグリッツもそんな感じに訳されてるように勘ぐってしまう。

「良い経済学 悪い経済学(Pop International)」などを読めば、そんなイメージがわかないけどねぇ
648下衆の勘繰り:04/03/03 20:15
Pop Internationalismでした。すまそ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219010X/
649金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 21:40
個人的にクルーグマンはあまり好きじゃないけど、彼は当初から、ブ
ッシュ政権の経済政策を批判していたよ。
650金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 21:42
サプライサイドには、敵意むき出しだけど。
651金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 22:42
大統領選はブッシュとケリーになりましたが、
みなさんどっちに勝って欲しいと思ってます?

野暮な質問かも知れませんが。
652金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/03 22:47
>>651
シュワちゃん!
Like Japan in the 1980's, China Poses Big Economic Challenge
By KEITH BRADSHER Published: March 2, 2004
http://www.nytimes.com/2004/03/02/business/worldbusiness/02YUAN.html?hp
UANGZHOU, China ? When Japan, at the zenith of its economic power, built a huge
airport in Osaka in the late 1980's, the project set off a seven-year trade
battle with the United States over the nearly complete exclusion of non-Japanese companies.
UANGZHOU、中国?(その経済大国の真上の空の)日本が1980年末年代に巨大な大阪の空
港を内蔵したときに、計画は、アメリカ合衆国が日本でない会社のほとんど完成した除外
を越えた7年の貿易戦いを爆発させました。
Optimists see it surmounting such obstacles. "Once China passes the high growth,
it will have the bursting of the bubble," said Eisuke Sakakibara, Japan's
former vice minister of finance for international affairs, "but that will happen
in 20 years. China is Japan of the 1960's."
楽天主義者は、それがこのような障害を乗り越えているのを見ます。「一旦中国が高度成
長を承認すれば、それは、バブルの破裂することをするでしょう」、言われたEisuke
Sakakibara、日本は、国際問題のために金融の大臣vice前です、「しかし、それは、20
年に起こるでしょう。中国は、1960の日本です。」
For a parable about economies that seem as if they could prosper indefinitely,
Chinese officials need look no farther than to Osaka and its huge airport. The
artificial island on which it was built a few years ago is slowly sinking in the Pacific.
あたかも彼(それ)らが漠然と栄えることができたかのように思える経済についてのたとえ
話のために、中国人高官は、大阪およびその巨大な空港に(そうである)よりもそれ以上に
遠くなく見える必要があります。そこでそれが構築された人工の島は、数年前(に)、太平
洋でゆっくり沈んでいます。
The Trade Tightrope: February 27, 2004
The point is that free trade is politically viable only if it's backed by
effective job creation measures and a strong domestic social safety net. And
that suggests that free traders should be more worried by the prospect that the
policies of the current administration will continue than by the possibility of
a Democratic replacement.
ポイントは、それが効果的な仕事創造基準、および強い国内の社会の安全ネットによって
支持されるという場合にだけ、自由貿易が政治上実用的だということです。そして、それ
は、自由貿易論者が現在の経営の政策が民主主義の置換えの可能性によって(そうである)
よりも続けるだろう見込みによってより困っているべきことを示唆します。
Put it this way: there's a reason why the two U.S. presidents who did the most
to promote growth in world trade were Franklin Roosevelt and Harry Truman, while
the two most protectionist presidents of the last 70 years have been Ronald
Reagan and, yes, George W. Bush.
これほどずっとそれに記入して下さい:世界貿易の増加を促進するために最もした2つの
米国大統領がフランクリン・ルーズベルト、およびハリー・トルーマンでしたが,一方で,
2つの最も保護貿易主義の過去70年社長(会長)が(今まで)ロナルド・レーガンである理
由がありますそして、はい、ジョージW. Bush.
http://www.johnkerry.com/
http://www.johnkerry.com/issues/trade/
International Trade
Stop Countries from Manipulating Currency. China, Japan and other nations have
purposely kept their currency undervalued relative to the U.S. dollar to promote
exports in the United States and undermine U.S. products abroad. John Kerry
believes we must use the full force of the World Trade Organization to take on
countries that are manipulating their currency to undermine U.S. exports.
操作している通貨から国を止めて下さい。中国、日本および他の国は、故意に、アメリカ
合衆国でのエクスポートを促進して外国ヘ米国製品の土台を壊すために、彼(それ)らの通
貨を米国ドルに関してを実際よりも低く評価されたままにしておきました。ジョン・ケリ
ーは、我々が米国エクスポートの土台を壊すために彼(それ)らの通貨を操作している国を
始めるために世界貿易機構の完全な力を使わなくてはいけないと信じます。
Break Down Barriers in Key Export Markets. This Administration has done little
to open key export markets in places like Japan and Korea. Some countries use
non-tariff barriers, such as making it difficult to access finance or have
obscure investment requirements, to undermine U.S. exports. For example, auto
exports to Japan are still essentially blocked by complicated rules. John Kerry
would use all the available tools, including Section 301 of the 1974 Trade Act,
WTO remedies, and diplomatic measures to open these markets.
キー輸出市場で障壁を壊して下さい。日本、および韓国のように適切なキー輸出市場をオ
ープンするために、この管理はほとんどしませんでした。米国輸出の土台を壊すために、
いくつかの国には、金融にアクセスすることを難しくすることといった、非関税障壁を使
って、あるいは不明瞭な投資要求があります。例えば、日本への自動車輸出は、複雑な規
則によってまだ本質的に塞がれます。ジョン・ケリーは、これらの市場をオープンするた
めに、1974個(人)中、301が行為を取り引きする部、WTO治療法、および外交上の
処置を含んで、すべての利用できるツールを使うでしょう。
657金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/04 22:27
ケリーは相当、為替介入には否定的だな。
日本的にはやっぱりブッシュ・・なのか?
長期国債購入しる。
659金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 00:09
日本と民主党政権の相性が最悪なのは常識。太平洋戦争時の政権を思い出すが良い。
660金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 00:17
残念ながら、クルーグマンの批判は日本にとっては害になるわけだ。
661金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 03:53
日露戦争の時は、共和党のルーズベルト。太平洋戦争の時は、民主党のルーズベルト。
排日目的の「外国人土地所有禁止法」が成立したのも、民主党のウィルソンの時。
日本を軽視し、中国に肩入れした、民主党のクリントンは記憶に新しい。
民主党政権を阻止するのが、日本の国益に適うといっても過言じゃない。
>>651
ラルフ・ネーダーは今回も立候補するんだね。
ブッシュ大統領誕生には、彼の貢献が大きかったんじゃないか?
(つまり、間接的にムーアも貢献してるわけだが)

ケリーになって欲しいけど、またリベラル票が割れるとなると…
>>661
公民権法に揺れた1960年代を境として
人種主義者は民主党から共和党へと支持を変えた。

クリントンの対日通商政策がきつかったのは
レーガンの生み出した双子の赤字に原因があり
強硬な保護貿易政策は共和党時代から始まっている。
664金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 10:29
>>661
ニュー速じゃそれで騙されるかもしれんが
Social Security Scares
By PAUL KRUGMAN

Published: March 5, 2004

http://www.nytimes.com/2004/03/05/opinion/05KRUG.html
666金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 16:06
なんか急にスレの内容がバカスレになっている気がするが・・・。ニ
ュー速+の住人が来てるのか?
マスカキ板とN速厨ってところか
668金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/05 20:17
結局、クルッグマンは糞サヨって事で。

引き合いに出してる経済厨は哀れだな(プゲ
それじゃスルーの方向で。
米国が世界の前例?〜自由貿易で貧富の差は縮小か Uslf
 世界市場が自由化され、商品や資本、労働が自由に移動できるようになると、ビジネス
が低賃金国に流入し途上国が富裕になり、その一方で、先進国は貧困化すると言われてき
た。グローバル化や自由貿易を危惧する米国民の多くは、そうした成り行きを恐れている。
 しかし、米国内ではすでに、その理論上の自由化が大規模に行なわれている。米国は、
政府の許可なく工場や投資を移転できる一つの大きな自由貿易地帯だ。過去100年以上に
わたって、人々は自由な移動を繰り返してきた。
 その結果、国内の貧富格差は縮まった。最も富裕なコネチカット州の2002年の1人当た
り平均収入は4万2000ドル。最低のニューメキシコ州は2万4000ドルだ。100年前は、現
在の第三諸国と先進国ほどの違いがあったが、1960年代以降、貧しい州が追いつき始めた。
物価格差を加味すれば格差はさらに小さい。
サンタクララ大学のクリス・ジェームズ・ミシェナー教授は、過去1世紀の間に「かつ
て貧しかった州は、より富裕な州よりも早いペースで成長してきた」と指摘する。しかし、
決して富裕州が貧困化しているわけではなく、富裕州も成長は続けてきたという。
 1人当たりの収入を上げるには、労働者を増やすか生産性を高めるかの2つの方法があ
る。米国では、炭鉱労働が盛んだった19世紀や20世紀初め、西部に労働者流入が起こった。
しかし、西部の州で維持可能な成長が実現したのは、労働者流入後しばらくして生産性の
向上が始まってからだったとミシェナー教授は説明する。同教授によると、これが現在の
東アジアの状況だ。
 米国が、生産性の最も高い国として英国を追いこそうとしていた1880年当時、米国内の
生産性の差が最も大きかった2州(ノース・カロライナとネバダ)の差は、現在の米国と
タイやモロッコといった国の差と同じくらいだと同教授は分析する。
 貧困州と富裕州の格差が縮まりながらも、富裕州が決して貧困化していないことについ
て、同教授は、「固定されたパイを奪い合っているわけではない」と表現している。つま
り、米国というパイの大きさは常に拡大しているのだ。(ニューヨーク・タイムズ特約)
672153:04/03/06 02:30
だな〜は左翼だよ。それははっきりしてる。
674金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/06 11:32
ケインジアンって、まあ、だいだいサヨクだよ
>>674
元祖ケインジアン(ケインズは国家社会主義──あの時代のトレンドの一つ)や
ポストケインジアンはたしかに社会主義だけど、
ニューケインジアンは全く左翼ではないよ。
というより、ニューケインジアンは左翼を徹底的に嫌悪している。
それは、スティグリッツの冷淡なコメントを読んでも察することができるし、
クルーグマンも、「グローバル経済を動かす愚かな人々」である一派を「左派」と呼んで
デタラメな言い分で圧力をかける利権屋(だな〜みたいなもん)たちだと述べ、
「嘘つき大統領のデタラメ経済」で自己中心的に秩序を破壊する「革命家」を非難している。
たぶん君は、昔の経済学者の事情しか知らない人のかいた本かなんかに踊らされているんだと思うよ。
676金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/06 18:11
スティグリッツは合理期待形成について、疑問を投げかけていた。
金融政策のみをもって、マクロ政策とする昨今の風潮が気にくわないらしい。


クルッグマンのコラムで、最近しょっちゅう誹謗されてるのは
「右翼」の方だけどねw
678金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/06 18:37
>>676
スティグリッツは『新しい金融論』でも、元祖ケインジアンに叩かれまくっていた
貸付資金説を理論のベースにしていたね。
注で元祖ケインジアンたちのカルト的暴虐を晒しものにしていたし。
スティグリッツはニューケインジアンではあるけど、全く元祖ケインジアンではないよ。
それに、彼は合理的期待形成に疑問を投げかけているのではなくて、情報の非対称性や
不完全なリスク分担をそこに組み込むこと、およびそのミクロ基礎的な原因を明示すること
を要求しているんだよ。
だいいち、<金融政策のみをもって、マクロ政策とする昨今の風潮が気にくわない>なんて
スティグリッツは一言も言ってないしね。
君の言っていることはてんで間違っている。
ネットだからって、軽い気持ちでデマを飛ばさないでくれ。
679金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/06 18:49
>>677
君の言う「右翼」を、クルーグマンは、サヨク崩れが保守転向していったものだと述べているよ。
『経済政策を売り歩く人々』の第三章「サプライサイダー」にある。

――彼らは、おそらく一昔前なら急進的な学生運動を展開していたタイプの人たちであり、
また実際にそうだった人もいた。・・・(中略)・・・
彼らより年長者や、私を含めた数少ない頑固な若者たちは、伝統に培われた知識の重要性を、
彼らにおそるおそる思い出させようとしていたのである。
680金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/06 18:52
すげー、日本の構造改革派みたい。誰とは言わないが猪瀬みたい。
まったくだな
682金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/07 01:38
アメリカのウヨサヨと日本のウヨサヨが同じだと思って
レッテル貼って満足している馬鹿がいるね。
>>682
N+・マス板馬鹿だから
放置しよう・・・
>サヨク崩れが保守転向

西部とか(w
佐和隆光の岩波新書日本の「構造改革」読みました?
大マスコミがほとんど取り上げてないのが信じられない。
>>683
正直、一部のリフレ派と相場師、金融通、学生を除けば、
経済板よりN+のほうが議論レベルも投稿内容も情報の信頼性も上だよ。
ドラクエの言っていたとおり。
687金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 13:37
ちょっと思ったんだけど
ネオコンって「小さな政府を求める人達」じゃ無かったの?

いつから「タカ派・宗教右翼」みたいなイメージができたのかね。特に日本で。
688金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 13:46
小さな政府論、それ自体が宗教なのでつ。
特にサッチャー政権が分かりやすいけど、
後期に大きな政府に立ち返って初めて
景気回復してる。

それをネオコンは「ほうら小さな政府で景気回復したろ?」
とか「やはり構造改革は時間が掛かるんだ」とかいいます。
689金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 13:52
 >>688 小さな政府論、それ自体が宗教なのでつ。
 
そうなの?
それを言うと「大きな政府論」はどうなのでつか?
あとレーガンミックスの規制緩和が90年代のIT革命へのレールを引いたと聞いたが。
http://www.iti.or.jp/kiho44/44kiuchi.pdf

でも確かに電力危機の原因も規制緩和なんだろうけど。
690金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:11
レーガノミクスね。

大きな政府というのは、レーガン・サッチャーが敵を攻撃するために
捏造した選挙用レッテル貼り。2ちゃんねるレベルの悪口れす。

それからIT革命自体極めて怪しげなシロモノだったわけだが。
てゆうかね、レールを敷くというそれ自体が大きな政府的でしょ?、
小さな政府は基本的に放置なのだから。
ゴアのスーパーハイウェイ構想とか覚えてない?
ああいうのを大きな政府と呼ぶのです。
691金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:13
>>687
狭義のネオコンは大きい政府を求めるはず。
もともと民主党系の人たちが、
民主党政権の外交に愛想をつかして共和党に走ったんでしょ。
>>687
保守主義は、市場経済、自由主義経済支持。(小さな政府)
ネオコンは、保守主義プラス政治文化覇権主義。(小さな政府サービス大きな軍事力)
693金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:31
694金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:36
いきなり横から、教えて君で済まないが

サプライサイドと、新古典派
保守主義と、新保守主義の違いが分からないぽ。
んでもって、クルッグマンの批判してる対象もよく分からなくなったよ。

誰か、纏めてくれないか。ごちゃごちゃだ、もう。
695金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:38
>>693
80年代の政策がどうして十年以上遅れて効果をあらわすの?
それこそ宗教以外なにものでもないがな。
米財務省は、もはや政策を作る役所ではない。
ホワイトハウスが政治的に決定した政策が経済的に妥当なものであると
主張するための各種の詭弁をでっち上げる役所になっている
697金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:44
>>695

技術革新じゃないの?
698金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:52
 >>692 ネオコンは、保守主義プラス政治文化覇権主義

レーガン時代は政治文化覇権主義なの?
699金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:52
>>693
本来の規制緩和ってのは・・・

官僚などの政治がらみの連中は詭弁が上手だから、「規制緩和」の
ようなレッテルに気をとられずに、中身を良く吟味しようね。
700金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 14:56
 >>699 本来の規制緩和ってのは・・・

おしえて。
701金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 15:11
>>700
緩和するって事は、その前に規制があったって事だろ。

何にも考えなしに規制していたって事か?
レーガノミクスは、
「富裕層に対して減税を行えば、それらは投資に回り、かえって税収が増える」
・・という、未だに何が根拠でこんな事言い出したのかよく分からない、
サプライサイド経済学の主張を採り入れて、作られた政策パッケージ。

この時期はまだ冷戦があったので、上記の「減税したら、投資が増えて、税収が上がる」という
スペシャルでグレイトな理論から、税収増を見込んでいたレーガン政権は、この時期、国防予算
の大幅増額に踏み込んでいる。

サプライサイド経済学というのは、学問体系でも何でもない。経営者を代表した利権団体の圧力
から生まれたものに過ぎず、新古典派にもケインジアンにも共通点があるのは、彼らが自分達に
都合の良いように引用したからだ。
703金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 15:58
 >>701 緩和するって事は、その前に規制があったって事だろ。

その規制を「緩和」(新規参入を認める等)
することは、
やっぱり 規制緩和 でないの?

 >>702税収増を見込んでいたレーガン政権は、この時期、国防予算
の大幅増額に踏み込んでいる。

 税収増を見こんだんじゃ無くてカーター政権の
「人権外交」の負の遺産を清算する為じゃないの?

「カーターの人権外交」

→「イラン革命」(アメリカは軍事的なオプションを取りずらいので)

→「中央アジアにイスラム革命が波及するのを恐れたソ連がアフガン侵攻
(アメリカの穏健外交姿勢も一因)」

→※「レーガン政権は、ソ連の経済的封じ込めを強化しソビエト解体への布石を打つ」

じゃないの?
※→ここだけ見るから「ネオコン」イコール「タカ派」ってなっちゃうんでは。
>>698
レーガンはネオコンまでいかない。新古典主義。
>>763
レーガンは税収増を信じていた。税率が高いと、納税意欲が低下するので、税収は上がらない。だから、減税して
税収をあげる必要がある、という理論。「だから」がどの時点で適切であるかの根拠はないにもかかわらず。
結果、双児の赤字垂れ流し。しかし、軍需産業を中心にうるおう。軍拡競争を強いられたソ連が崩壊して、軍事費
削減に成功したので、90年代の経済活況につながる。軍需産業投資の中には、半導体、コンピュータ、通信を含
む。
双児の赤字の面倒を見たのは、アラブのオイルと日本。
706金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 16:26
>>703
いや、だからさ、何のために規制があったか知らなければ、
何故今その規制を撤廃したいと考える人がでてきたのか
わからんだろ。

「規制緩和は世の中の流れ」なんて一言で片付けてると、
そのうち痛い目にあうよ。
707金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 16:27
というか、サプライサイドがサプライサイドたる所以は、

自らの間違いを認めずに、言い逃れの詭弁をし続けた点

にあると思う。
>>705
双児の赤字の面倒を見たのが、中曽根と小泉という、デマゴーグとういのは偶然?
709金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 16:30
>>707
確かに。そういう態度で、「考えて結論出した」のか、「やりたい事(答え)が先
にあって、屁理屈こねているのか」の区別ができるよね。

まあ、2chでも多々見られるわけだが。
710金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 17:03
 >>706

それは、ケインズ経済でも同じでは?
日本の公共事業が「利益誘導の一環」だということは周知の事実だし。
711金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 17:07
>>710
目糞鼻くそを持ち出して、けなす。
自分は目糞のまま。

というパターンですかw
>>710
何か勘違いしてない?
匿名板なのに、立場を超えて発言できない者がいる。

どうしてか?それは何か目的があるからなのだろう。
714金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 17:42
>>706いや、だからさ、何のために規制があったか知らなければ、
何故今その規制を撤廃したいと考える人がでてきたのかわからんだろ。

レーガン時代は「製造業」では日本などの海外における後発国の急成長など
による競争力の低下に悩まされていたため、
アメリカ国内では他国の企業と競合する可能性の低い部門での規制緩和を行い、
(金融業・航空業・通信・トラック輸送など)
での競争を促し既存産業・企業の合理化や技術革新をうながす為。
産業構造の変革が目的では?
715金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 17:52
>>714
しかしそれは途方も無く失敗したわけで。

レーガン政権で経済が好転したのは、プラザ合意後。
つまり、小さな政府は失敗し、市場介入する大きな政府に戻ったわけで。
しかも、G5の政府を総動員する「史上最大の政府」で景気回復なわけ。
716金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:02
>>715

アメリカの90年代を支えた通信技術の革新は規制緩和の影響を
かなり受けているのでは?

717金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:05
>>716
”どの”規制緩和がIT革命に繋がったの?
まさか、(金融業・航空業・通信・トラック輸送など)
というんじゃなかろーね。

むしろ、ただ単に、クリントン=ゴア政権による
スーパーハイウェイ構想による政府の産業推奨策の方が
しっくりくるんだけどね。どうしてこれを巧妙に都合よく無視するの?
718金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:14
ようするに、クリントン政権の手柄は
全て共和党政権の遺産。但し根拠は皆無。

こういう馬鹿な台詞しか言えないから、
小さな政府論は、宗教だといわれるんだよ。
719金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:18
>>717

技術革新。
80年代前半に生じたパソコン市場の爆発的な成長は、
パソコンに関連したソフトウェアの開発や情報サービスの供給
の機会を著しく拡大させる。

  政府にパソコン作れる?
「12年間にわたった保守派経済政策は、成長を阻害することはなかったが、成長を
早めるようなこともなかったのである。」
(クルーグマン『経済政策を売り歩く人々』P.131)
「第2の基準は、「従業員1人当たりの」生産高の成長率である。1979年から89年の間、
この成長率はわずか10パーセントで、年率では0.8パーセントだった。2.8パーセントだっ
た第2次世界大戦後の25年間の成長率と比べると、かなり低いことがわかる。」
(同P.141)
こういう評価もあるみたいなんだが。
721金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:26
>>719
そのパソコン市場の爆発とやらは、どの規制緩和の賜物w

規制緩和って、 「既存産業・企業の合理化や技術革新をうながす」
と明記しているように、供給側の改革なわけ。

市場の爆発というのは、需要の爆発のことだわね。

もしかして、需要と供給の違いが分からないとか?
722金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:30
共和党と関係維持したままケリー勝たせてあげて
ドル介入やめちまえ

そうすれば日本は安泰
723金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:31
ちなみに、アメリカがパソコンOSを独占出来たのは、
徹底した市場介入(≒大きな政府)の賜物だというのが一般的。

http://homepage3.nifty.com/tngari/fkatu.htm

ライバルだった日本製のOSを叩き潰した戦略は有名だな。
724金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:32
パソコン生産になんか規制があったか?パソコン市場の拡大にとって
最大の問題は、初めはIBMが市場を独占しようとPS2を押し付けた
こと(これは勝手に失敗)、その後はM$のウィンドウスをGUIが
似てるからと特許権侵害で訴えたアップル(これも勝手に失敗)、今は
そのM$(独禁政策で規制しておかないと何をするかわからない)、
インテル(独禁政策で規制されなければAMDを踏み潰していた)。

独禁政策の規制のお陰でPC市場は「爆発」したんじゃないか?共和党
のM$ビイキをみれば、保守派の「規制緩和イデオロギー」がPC市場
の爆発の理由であるとは、信じられないが?
>>707
サプライサイドはだな〜みたいなもんか・・。
だな〜は在日だから仕方がないよ。
サプライサイダー=だな〜
727金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:44
やれやれ。小さな政府論者は需要と供給すら混同するのか。
間違えた。
日本のサプライサイダー=在日、だね。
729金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 18:53
なんだかよくわからないけど、世の中でいい事が起きた(例:インターネット)

よし、これは規制緩和のおかげに違いない。そうに違いない。
理屈はさっぱり分からないけど、規制緩和が良かったに違いない。

小さな政府論者って、こんな感じ?
規制緩和への姿勢ならカーター>レーガンだったりするんだが。
規制緩和は技術革新と、政府によるインフラ整備が終わって、市場があるところに行なってこそ
効果があるでしょ。はじめに規制緩和ありじゃない。
産業の種は規制緩和でできるわけではない。規制緩和を見越して技術を開発する必要も最後には
でてくるが、それが先ということはない。
732小さな政府論者とは?:04/03/08 20:17
インフレだぁ、インフレ退治に規制緩和しろぉ。

デフレだぁ、デフレ退治に規制緩和しろぉ。

失業だぁ、失業退治に規制緩和しろぉ。

年金破綻だぁ、年金再建に規制緩和しろぉ。

、、、
マルキシストの反対方向にいるキ○ガイと判断してOK?
むしろ、元マルキシストが多かったりする>小さな政府信者
735金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/08 20:22
いやむしろ同じ穴の狢
インテルの歴史
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/インテル

どこかの誰かが美辞紺をつぶさなければ
インテルがあんな風にはならなかったのに。
輸出製造業等の貿易摩擦軽減のため、情報産業をアメリカに譲った。
インターネットは、軍事技術の応用。
739金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 00:43
>>714
それは「規制緩和をした理由」の説明でしょ。

なんのために、その規制があったの?

もしかしたら、もともと社会的に必要だった規制が解除された
ことのマイナスの影響の方が大きいのかも知れないでしょ?

たまには、物事を反対側から見てみようよ。
740金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 00:45
>>719
技術革新は規制緩和でおきたの?

ジョブズとウォズみたいなのがガレージでしこしこやっていたのが始まりでしょ。
741金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 00:51
>>738
ARPA-NETは軍事技術の応用だけど、その発展の過程で大学間を結んでできたインター
ネットは、当時学生に蔓延していたヒッピー文化というか、原始共産制への憧れを持った
連中の文化の中で、「みなの共有財産」という形で発展した。そのため、インターネット使用
料みたいな概念は存在せずに、自分がインターネットに接続するために掛かる費用を自己
負担するだけ。他人の敷いた回線をどれだけ通過しようと無料で済む。

実際、インターネットが商用利用可能になってから、まだ10年経っていない。


PDS(パブリックドメインソフトウェア、今で言うフリーウェア)の発想も、今でこそ著作権とか
うるさくなったけど、もともとはインターネット村参加者の共有財産という概念から派生している。

インターネットはサヨクの文化なんだよw
Promises, Promises
By PAUL KRUGMAN

Published: March 9, 2004

http://www.nytimes.com/2004/03/09/opinion/09KRUG.html
今回は画像付きです。
http://graphics7.nytimes.com/images/2004/03/08/opinion/09KRUG.583.gif
743金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 15:25
この人は、いわゆる左翼なの?
ブッシュを批判してるから、多分そうだと思うよ。
日本でもブッシュを批判してるのは、だな〜とか、あの辺のサヨばっかだろ?
745金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 16:25
2分法でしか物を語れない軽い頭。

まさに1bit頭ですな。
746金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 16:27
ニューヨーク・タイムズにコラム書き出して積極的に活動し有名になった
のが最近のこと(経済以外でね)で、ときの政権がブッシュ政権だから
ブッシュ批判が中心になってるけど別に左翼じゃあるまい。それとも
現政権を批判するのは全部左翼というのならそれは政権側の中傷作戦。
747金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 19:23
この人の経済学での功績はなんなの?
748金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 19:34
>>747
国際経済学の分野で色々あるよ。
現在最もノーベル賞に近い人と言われてるんじゃなかったかな。
>>749
ノーベル賞が基準でしか表現できないのはどうかと思う。
751金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 20:43
>>747
独占的競争モデルを取り入れた貿易理論、立地論。流動性の罠理論。など、ミクロマクロの広範にわたる。
752金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 21:09
つうか、クルーグマンって功績が幅広すぎ。

それぞれで、水準以上の活躍をしているんだけど、
逆に言うとこれだ!ってのがわかりにくい。

器用貧乏みたいなタイプ。
753金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 21:49
クルーグマン教授は
ケインズの直系って覚えていいのかしら?
754金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 21:59
>>753
違います。
>>675をご参照あれ。
まあ元祖ケインジアンのケインズからの乖離を思えば、
「ケインズ直径」と呼んでもある程度は当てはまりますがね。
755金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 22:00
うちの猫もクルーグマンを信頼している。
うちの猫「ウニャーニャン」(「クルーグマン」の意)
756金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 22:04
>>675
アメリカでいう左派と右派は、日本で言う右翼と左翼とは別のものだから注意
した方がいいよ(藁)
ケインズ・ポストケインジアンが社会主義???
どの時代の、どのケインジアンに精通している人の本を読めばそんな結論に到
達できるんですか?
あなたがお奨めする経済歴史書を教えていただけませんか?
>>756
意味不明。
カレツキーは社会主義計画主義者だし、
カルダーも産業政策主義者だし、
大元のケインズは国家社会主義者だし、
小野義康なんてモロに左翼じゃん。
ケインズがユダヤ人排撃を含めナチスをマンセーしていたのは
各種発言からすっかり論証されていることだしな。
たまには本屋行きな。
758金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 22:54
サヨクが、ケインズを味方に引き入れようと必死ですw
あと
>日本で言う右翼と左翼
これってなんだい?
右翼=街宣車に乗ってる在日韓国人
左翼=カルト宗教お墨付きの世界市民主義
か?
そんなものを右翼・左翼の定義に含めて語る意味がどこにある?
そういう付随的な“芝居”を除けば、日本でもアメリカでも
ウヨ・サヨの定義は変わらないだろ。
あとはこちらで。山形さんが翻訳中のサイト。

経済思想の歴史
http://cruel.org/econthought
761金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/09 22:56
>>757
小野義康は民主党の菅とくっついていると聞いた。
やっぱりそうなのか。
もともとは飛行機の翼のことだよ
右翼と左翼は
>>762
18世紀に飛(ry
>>760
サンクス。
>>759
同意。ビンゴですな。
Krugman>Helpman
クルーグマンを批判できなくなった低脳が
人格攻撃に走ってるのですか。
クルーグマンって、ちょっと前の経済地理の話以降はどんな論文書いてるの?
769金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/10 13:32
ブッシュ批判=管
クルーグマン=ブッシュ批判
管=クルーグマン
770金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/10 13:41
菅→クリントンマンセー
クルーグマン→クリントン批判

>>769はコテハンという有名な経済板の荒らし。
コテハンはルサンチマンからか中韓の日本の経済政策への工作目的でか
いつもクルーグマンを誹謗している。
クルーグマン誹謗は殆どコテハンの仕業。
またコテハンは>>759の指摘しているような典型的な似非右翼である。
771金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/10 13:45
俺が大統領経済諮問委員会の委員長という要職にあった時があってさー、
おれらーが直面した問題の一つによー、シカゴ大学とかミネソタ大学なんかが
出身のヒッジョーに出来が良い、coolなマクロ経済学者達がいたわけよ。

ところがこいつら、みんな、失業などの問題は存在しないと信じてたんだよな。
俺っちは、こいつらのもし一人を採用したら、クリントン大統領との面談させたらどうなるかを
想像してみたわけよ。

思い出して欲しいんだけどよ、クリントン大統領は雇用創出を選挙公約としてたじゃん?
失業問題について非常に心配してたんだな、あいつは。
んで、このシカゴ大学出身のエコノミストとクリントン大統領の面談を想像してみたんだわ。

「失業問題について大変憂慮している」と大統領がいうと、このエコノミストはこう答えるんだろうな。
「失業のようなものは存在しません。国民はただ余暇を楽しんでいるだけです。」
「国民はこの余暇に大変満足していないようです。余暇とは、本来楽しむべきものです。」
「この問題は、精神科医や心理学者の問題で、エコノミストの問題ではありません。」

ま、こうなるのは目に見えてたからさ、俺はシカゴ大やミネソタ大出身のエコノミストの採用を見送ったわけ。
俺が不採用にしなければ、あいつらが代わりに俺を解雇して、俺も失業者の仲間入りになっちまうと思ったからなw
772金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/10 14:36
>>771馬鹿でしかも妄想。
在日のコテハンはNAIRUも知らないのか。

クルーグマンの『グローバル経済を動かす愚かな人々』第四章、
「成長という幻想」の「4%の愚かな考え」を読め。
コンセンサスなんだよ。
773金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/10 17:44
スティグリッツの講演内容を、みんなが読みやすいように
俺なりにフランキーに変換して、書き写したのに、在日のコテハンは
ちょっと酷いんじゃねぇの過?
774金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/11 14:10


    ∧_∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ・∀・)/< 先生、具ルーグマンの立場って?
 _ / /   /   \ 何学派でやんすか?
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\    ______
 ||\        \
 ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
    .||          || 


775金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/11 14:17
ケインジアン
>>773
すまんすまん。
でもな、あの文面じゃ最後のジョークの趣向も正しく伝わらないし、
クリントンがなぜ失業問題への解答を求めているのかの事情解説もなく、いきなり
話を持ってきてるから寓話として意味不明だし、抜き出しも訳も悪すぎるよ。
>>774
ニューケインジアン
(notオールドケインジアン、notポストケインジアン、
notマルキスト、notサプライサイド、notニューエコノミー
half新古典派、あとは複雑なんで)
778金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/11 23:50
>>771はネタと思ったら、この前日本に来たときの講演内容だったんだな。

なんでスティグリッツといい、クルーグマンといい、ニューケインジアンの連中は
こう口が悪いんだろう。
>>752
同意。
「インフレターゲティング(まぁリフレでもいいが)だけじゃないんだよ」というのは、幅広い領域に
秀でているという印象よりも、研究範囲が広くて散漫な印象を覚えてしまうような気がする。

まぁ、どうでもいい話なんでsageときますね(AA略)
>>779
あくまで本業は国際貿易・経済地理じゃないの?
これらの分野でノーベル賞がでるとすれば第一候補はクルーグマンだろう。
ひなびたスレだったのに
No More Excuses on Jobs
By PAUL KRUGMAN

Published: March 12, 2004
http://www.nytimes.com/2004/03/12/opinion/12KRUG.html
783金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/12 16:51
すごいな、今回も、まんま日本にも当てはまりそうな批判を展開してる。







遅ればせながら「嘘つき大統領」を読んでいるのだが、訳がイマイチだね。

102ページの
「グリーンスパンはアメリカ経済の第11章の真っ只中にいる」
は、11回の利下げとchapter 11、つまり日本でいう会社更生法(今は民事再生法?)
をかけた洒落なんだろうけど、この翻訳では意味不明になってしまっている。
>>784
会社更生法は今でもあるよ。民事再生法の前の法律は、和議法。
ttp://sheepman.parfait.ne.jp/wiki/TheGreatUnraveling

「嘘つき大統領」の非公式正誤表でつ。
>>784
訳はこなれないところもあるもののまあ許容範囲かなと読んだんだけど、訳者あとがきがひどい。
経済学に基づくことで説得力を得ていた本編を台無しにするようなあとがきだぜ。
>>784
洒落を訳すのは最も難しい部類に入るよ。君は訳せるかね。
まあ、訳者を特にかばう気はないけど。

ちなみに eleventh hour で「きわどい時、ぎりぎりの時間」という言い方が
あり、これを主に念頭においた表現と思うが。
789金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/14 15:25
クルーグマンって何か癒し系だよね、人情派経済学者って感じ。
クルーグニャンはニャントロ星人
クルーグニャン(;´Д`)ハァハァ
792金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/15 17:17
アメリカも、日本みたいに失業率誤魔化しやってたのね。
まあ、そりゃ右翼メディアは政権に都合の良いような記事を流す罠
クルタン(;´Д`)ハァハァ
Weak on Terror
By PAUL KRUGMAN

Published: March 16, 2004

http://www.nytimes.com/2004/03/16/opinion/16KRUG.html
795金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/16 20:46
クルーグマン、喜んでますな。
スペイン人はイラク戦争を「テロとの戦い」には結びつけなかったってか。




796金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/16 22:45
最近経済ネタが少なくて寂すぃYO!!!!!!
797金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/16 22:51
クルーグマンが資本規制を賞賛したマレーシアってその後どうなったんですかね?
無事にマハティールが引退して、次の政権に引き継いだんじゃなかった?イスラム国だから、いまは
アルカイダ退治に精出しているのではないかと。タイのイスラム勢力も最近は不隠らしいし、どこも
大変だろう。
799金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/16 23:22
クルーグマンは政治の事を言うようになってから駄目になったな。
800金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/16 23:24
昔から言ってますが?
マレーシア
GDP成長率 ▲7.4%(98年)、5.8%(99年)、8.5%(2000年)、
0.4%(2001年)、4.1%(2002年)
消費者物価上昇率 5.3%(98年)、2.8%(99年)、
1.6%(2000年)、1.4%(2001年)、1.8%(2002年)
失業率 3.2%(98年)、3.4%(99年)、3.1%(2000年)、
3.6%(2001年)、3.5%(2002年)
来週総選挙。与党が負けたことない国だが。
イスラム過激派を拘束していることにアムネスティから文句が出ている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3515506.stm
マレーシアGPは99年から
804金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/17 18:12
やっぱクルーグマンはサヨク確定だな。今回のコラムで確信した。
よってインタゲ派もサヨク
リフレしないと就職先増えないよー
フリータ−は努力が足りない国ですから。
人々が子守のクーポン使わないのも、努力不足なんですよ
808金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/17 21:29
そのせいで人々が子守をしないのも努力不足です。
>>804
その論理では、英米も左翼になってしまう。
810金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/17 22:51
でもブッシュ批判するやつって、だいたいサヨクだろ?じゃなきゃ在日
>>810
左翼でも、右翼でも、インタゲに反対しているのは反日
812金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/17 23:19
前スレで、コラムの翻訳を書いてた神はいずこえ・・・・・・
なんか、今回のコラムは陰謀論臭かった。
クルーグマンは9.11のテロで自国民が殺されたのに
心が痛まなかったの?
ハア?
>>797
マハティールは引退したあと、イスラム国家間での決済用通貨として
ディナール金貨を使おう、などと阿呆な提案をしています。
なんだかんだいって金本位制が好きなのね。
816金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/18 16:11
日本で言えば金子勝みたいなもんかクルーグマンって。
>>260
フセインとアルカイダを強引に結びつけたブッシュには目をつむって・・ね。
>>816
国際的な実績と知名度はぜんぜんちがうぞ。
金子みたいにグローバルデフレなど訳分からん言ってる奴と一緒にするな。
>>818
くるーぐにゃんを何が何でも
デムパ扱いしたいのだと思われw

上の方のウヨサヨ厨と同じ
820金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/18 17:21
じゃー、お前らって、イラク戦争反対なの?
ブッシュはいかがわしいと思ってんの?

サヨじゃん、そんなの。
少しは論理的に書いてくれw
まったく。サヨとかウヨとか言うだけでなにかわかってるつもりに
なってる低脳が多いことよ。まじ厨房なのか?

>>820
サヨってなに?なにか悪いもの?
いつもはなにも感じないんだけど、いま「論理トレーニング」を読んでるせいで
「次の文章がなぜ不適当か指摘せよ」の問題のように見えて面白い。
「あいつはサヨ」って昔の「あいつはウヨ」みたいなもん。
他人にレッテルを貼ることで、自分の乏しい思考力を節約している。
自分のレベルの低さを公言している。
>>820
テロとの戦いには賛成・支持で、イラク主権の侵害には大反対でしたが、何か?
それはちょうど、メディアをふくむ在日のテロ組織潰しには賛成し支持、
在日の日本への主権侵害には大反対、というようなものですが、何か?
キーワードを検出して「ウヨ」「サヨ」を出力する人口無脳に反応しても有意義なことはない
Taken for a Ride
By PAUL KRUGMAN

Published: March 19, 2004
http://www.nytimes.com/2004/03/19/opinion/19KRUG.html
>>820
リベラリストだけでなく、リアリストもイラク戦争には反対してるんだよ。
あと、ネオコン対リアリストの討論でも、ネオコンは負けてる。
詳しくは↓をみれ。荒しなら即刻消えてくれ。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k5/151122.htm
まぁ、イラク戦争に諸手を挙げて賛成なやつは知障だろうな。
だが、自衛隊派遣は大賛成だよ。その意味じゃ、ブレークスルーをもたらしてくれたアメリカ政府を
日本政府が支持するのは当然だろうな。それと、イラク戦争自体の可否はまた別問題。
831金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/19 23:07
PKOとどう違うのかさっぱりわからん。
832475だったっけ?:04/03/20 07:39
皆さん春がそこまでやってきていますが、いかがお過ごしでしょうか?
久しぶりにUPします。教授のコラムニストとしての影響力は増しているようです。
それでは...
「かつがれた」

2001年9月20日、ブッシュ大統領は「我々の側に立たないものはテロリストの
味方だ」と宣言した。彼はどういう意味で言ったのだろうか?もちろん、
国民全員が彼の打ち出すすべての政策を支持すべきで、そうでないものは
テロリストの仲間だという意味で言ったのではないのだろう。
しかし、彼はそのつもりでいっていたこと今わかった。
833475だったっけ?:04/03/20 07:41
一年前、ブッシュは同時多発テロを起こした犯人を捕まえることにつ
いて世界中から支持を受けていた。しかし、彼はテロとは関係のない
人物を捕らえにかかったのだ。これが世界中の人の米国に対する同情
をどれだけ悪化させたかわかっている米国人はあまりいないようだ。
また、その後大量破壊兵器が発見されなかったことも米国の信頼性を
著しく傷つけることになった。しかし、一般の米国人は、卑怯な
フランス人やいまでは臆病者になったスペイン人だけが米国のことを
信用しないと思っているようだ。しかし、エージェンス フランス社
の報道によれば、2500人の兵隊をイラクに派遣しているポーランドの
大統領が「彼らは大量破壊兵器のことでわれわれをだました。我々は
かつがれたのだ」と語った。これは先週、スペインで行われた選挙に
関する記事のなかで出てきた発言だ。90%の国民が反対しているにも
かかわらず、アズナール大統領は自国の兵隊をイラクへ派兵した。
スペイン国民はテロに屈したわけではなく、信用できない政府に反旗を
ひるがえしたのである。政府が関係のない人たちをテロ攻撃のことで
責め、政府が主張することとは反対のことを証明する証拠の隠滅を画
策し、政府の支配化にあるメディアを使って政府の自分たちの主張を
押し売りする一方で反政府デモをたいしたことではないような報道を
したから国民が政府は大嘘をついていると確信したのだ。
834475だったっけ?:04/03/20 07:42
つまり、新政権を選んだことでスペイン国民は、民主主義の基本である
説明責任の要求を実力行使したわけである。しかし、ブッシュ政権の
支持者は、説明責任を要求するものはすべて悪事を働く者の味方だし
ているようだ。ハースト米下院議長はスペイン国民は「大規模テロを
受け、政権を変えるという選択肢を選んだ、これはある意味テロリス
トとの妥協である」と語っている。
一国の与党が間違った理由で戦争に突入し、自国民をテロ攻撃から
守ることが出来ず、テロが起こったときに隠ぺい工作をする。それ
で選挙に敗れたのは民主主義ではなくテロリストの勝利というわけ
である…
一方、次期スペイン総理はテロとは戦うつもりであると主張し、イラ
クが国連の統治下にあれば、自国軍をイラクにとどめておくことさ
えいとわないとしている。そういうわけで、ブッシュ政権が対テロ
対策で世界と連帯を図りたければ、「俺のやり方でなければやらない」
方式を止めればよいわけだが、止めない。
835475だったっけ?:04/03/20 07:43
今週、ブッシュ政権は新作のテレビアドを発表した。その宣伝でブッ
シュは、ケリー氏が870億ドルの対イラク戦費に反対したと主張してい
るが、このことについて詳しい人たちは、唖然としているようだ。
ケリー氏を非難する理由に挙げていることをやっているのは実は
ブッシュだからである。これまでブッシュは何度も兵士の給料と恩典
を削減しようとし、陸軍新聞は「裏切り行為」と見出しに書かれるな
ど、軍部の怒りをかっている。ケリー氏はイラク支出に反対していた
わけではない。同氏が主張していたのは、ブッシュ減税の一部を削っ
て、戦費に充てるということである(ブッシュ政権は減税案が通過す
るまで戦費の額を隠していた)。
しかし、もっと重要なのは、ブッシュの見解では、イラクのことで同
政権に疑問を抱くことは許されないということだ。戦前、愛国者の義
務として、ブッシュのイラクに関する主張を受け入れるのは当然とい
うことだった。しかし、戦争が始まり、主張が嘘だったことが分かる
と、愛国者として軍隊を支持することは当然のことであるという主張
になった。
つまり、政府に説明責任を要求することは許されないということで、
それがブッシュの要求するやり方である。
good job!
かれこれ一年ぶりですか乙可憐。
助かります。
確かに言ってることは正論ですね。でも、それが通らない
今日の現実・・・・゚・(ノД`)・゚・。
838愚民 ◆1wiJPA/Dp6 :04/03/20 09:39
>475だったっけ?
乙カレー(^^
こういうアメリカ人もいるというだけでも、俺にとっては救いになるよ...

で、俺も>>820に言わせると”サヨ”なわけだな(藁)
ゆとり教育の弊害が出始めてるなぁw
839475だったっけ?:04/03/20 10:33
>>820
”サヨじゃんて...”いろんなひとがいるんですね...
今日は暇なんでもう一個やりました。これは前々回のコラムだと思います。

雇用に関する更なる言い訳

経済成長が米国経済をぼやけさしているが、ブッシュとブッシュの
支持者からは二つの言い訳が聞こえてくる:経済の実態は言われてい
るよりも好調であるが、雇用回復は遅れていること。もう一つは、こ
れに関しては政治ではとる手立てがないこと。しかし、3年間も壮大
な公約を続けておきながら、結果が出せていないことで、もう言い訳
の余地はない。
840475だったっけ?:04/03/20 10:34
まず、実際の雇用状況を見てみよう。本コラムの読者の何人かがマー
ク・ラシコット(ブッシュ再選運動のマネージャー)がドン・アイムス
に語ったことについて私に尋ねてきた。ラシコット氏は、これらの悲
惨な雇用データは誤解を招くものであり、他のデータはもっと正確で
もっと良いニュースにあふれていると主張する。また、同様の主張が
右派のメディアで喧伝されているようだが、これは間違っている。
2種類の雇用統計があるのは事実で、この二つの統計で差が広がって
きている。企業に雇用のことをについてアンケートをとるエスタブリ
シュメント調査によれば、ここ3年間で250万もの雇用が失われた
となっている。一方、個人に対して雇用状態のアンケートを行う、家
庭調査によれば、雇用は450000ほど増えたようである。政権の支持者
はもちろん後者を好んでいるようだ。
841475だったっけ?:04/03/20 10:35
しかし、専門家は同意していない。グリーンスパン氏は「家庭調査の
方がより正確であると言いたいが、我々の調査の全てがエスタブリッシ
ュメント調査の方がより正確であることを物語っている」としている。
エスタブリッシュメント調査は新しい企業が創出した雇用を反映しな
いとの主張を聞いたことがあるかもしれないが、そんなことはない。
事実を認めたくない保守派の論客がそういっているだけだ。
また信頼度が低いほうの家庭調査でも、人口の増加率よりはるかに低
い雇用増加が明らかになっている。仕事についていると答えた人が2
001年の年初から2003年の夏にかけて激減しており、事態は
改善していない。
「ちょっと待て。去年の夏から失業率は下がったではないか」とあな
たは言うかもしれない。しかし、それは仕事を探している人が減った
からである。積極的に仕事を探していなければ、仕事がなくても失業
者として数えてもらえないのである。
842475だったっけ?:04/03/20 10:37
なぜ多くの人が求職活動を止めたのかは分かっていない。おそらく、
探しても探しても見つからないからであろう。求職中の40%の人が1
5週間以上も職探しをしているのである。これはここ20年間なかっ
たことである。いづれにしても、多くの求職者がいなくなったことを
ブッシュ政権は歓迎しているはずである。Economic Policy Institut
eが指摘するように、これらの人々が求職をあきらめていなければ、
失業率は政治的に何とかなる5.6%ではなく、驚愕の7.4%くらいにな
るはずである。
つまり、ことは目に見えるほど悪くはなく、もっと悪いということで
ある。これについてブッシュ政権を責めるべきであろうか?答えはイ
エスである。彼らが経験から学ぼうとしないからだ。FDRは景気回復に
関して、効果があるものが見つかるまで何でもやった。ブッシュは同
じことを何度もやるように決意しているようだ。
843475だったっけ?:04/03/20 10:38
ブッシュは2001年に金持ち向けの大幅減税を行ったが雇用は改善しな
かった。2002年の後半になると、多くの経済学者(減税を支持し
たものも含む)が違うことをやるように提言した。私自身、「私の経
済計画」と題したコラムを発表し、これは定番的なアイディアの提言
で次のような内容だった:失業保険の延長、州政府や市町村に向けた
暫定的な援助、低中所得者に対する税金の払い戻し等である。
この教科書に載っているような政策も功を奏さなかったかもしれない
が、あるいはうまく行ったかも知れない。しかし、ブッシュ政権は
すべての提言を却下し、2001年減税のクローンを行った。これも
雇用創出にはつながらなかった。
その間、ブッシュは米国の未来と抵当に入れた。ブッシュ減税が恒久
化すれば、現行レベルの社会保障費を今後75年間維持するために必
要な額の3倍の収入が減ることになる。
思慮分別のある人で、2001年の景気後退についてブッシュの非を
問う者はいないが、3年間も雇用創出の約束をしながら借金の山しか
残せなかったブッシュは非難されるべきである。
844愚民 ◆1wiJPA/Dp6 :04/03/20 11:50
>475だったっけ?
再びさんくす

左翼とか右翼ってのは思考停止用語の一つだからね・・・・。
今はいろんな左翼がいるし、いろんな右翼がいるし。

昔も、北一輝という人がいたくらいだし。(名前間違えたかな?)
あんまりステレオタイプでものを見るのは良くないよね。
まぁ早い話が、すぐウヨサヨ言う奴は、思考停止しているアフォとい
うことだな。
ちなみに、北一輝の「国体論及び国家社会主義」はぜひ一読を勧めたい。
日本の指導層、軍に多大なインパクトを与えた書だよ。しかも、書いたのは20代の時だ。
848金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/22 23:22
クルーグマンが以前から言っていたことではありますが。

アルカイダの脅威無視 元対テロ担当が政権批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040322-00000081-kyodo-int
475だったっけ?
さん、ありがとう。助かるー
850金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/23 00:12
>>833-835

何このサヨ厨コラムは w

香山リカ並のDQNじゃん w
お願いだから頭使って読んでくれw
アメリカの民主主義はどういう答えをだすのかね。
853金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/23 13:06
>>833
クルーグマンのコラムの中では出来が悪いね
854金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/23 13:12
やっぱ政治語らせるとダメダメだな。視野が狭いよ。
いつものように経済を語ればいいのに。
Lifting the Shroud
By PAUL KRUGMAN

Published: March 23, 2004
http://www.nytimes.com/2004/03/23/opinion/23KRUG.html
856金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/23 16:29
クルーグマンは経済は一流なんだけどねぇ
>>854
視野が狭いかどうかはともかく、言っていることは極めてシンプルだね。
数字や事実をあげてブッシュ政権はこれだけ嘘吐きですよ、と。
858金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/24 14:18
859金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/26 17:21
The Medicare Muddle
By PAUL KRUGMAN

Published: March 26, 2004

http://www.nytimes.com/2004/03/26/opinion/26KRUG.html
860金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/27 01:45
ネタ切れ?
861金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/27 02:31
クルーグマンの論文についての話はしないの?
啓蒙書やコラムだけじゃなくて。
ケリーの提案している税制についてクルーグマンの意見を聞きたいなあ。

アウトソーシングを止めれば減税って保護貿易じゃないのか。
863金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/27 22:30
864金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/27 23:55
クルーグマンのコラムを読んでいると、ブッシュが大統領でいられるのが不思議になる…
865金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/29 05:28
866金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/29 06:10
>>861
Krugman,P. (1998), "It's Baaack! Japan's Slump and the Return of the Liquidity Trap," Brookings Papers on Economic Activity, No2, 137-203.
の批判
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/2069/Krugman01.html
867 :04/03/30 08:51
>866
その人、ちょっと馬鹿だよね…
他に有効な批判はないのか?
868金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/30 12:30
日本にクルーグマンがいたら、やはり小泉はボコボコに叩かれるんだろうか。
当然叩かれるだろう。特に主張がコロコロ変わる竹中に集中攻撃。間違いないw
870金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/30 13:25
This Isn't America
By PAUL KRUGMAN

Published: March 30, 2004
http://www.nytimes.com/2004/03/30/opinion/30KRUG.html
871金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/03/30 21:07
>>867

>他に有効な批判はないのか?

そこ以上のところはしらねぇ。
キーワードを変えてあちこち検索しても、いつも上位に来るから相当参照されているんじゃねえか?
運用資産4000億の会社のHPでも使用してあった。
よく読むと同じ文が出てくる。

http://www.jit.jp/unyo/comment021025.htm
872金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/02 13:49
Smear Without Fear
By PAUL KRUGMAN

Published: April 2, 2004

http://www.nytimes.com/2004/04/02/opinion/02KRUG.html
873金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/04 17:29
age
874金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/04 23:26
クルーグマンよりケインズが正しいと思う。
875金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/05 05:35
どゆこと?
876金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/05 10:53
「一般理論」でフィッシャーの実質利子率に言及した箇所を読め。
877金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/05 12:21
「クルーグマンより」ってのは、何のことだか理解できないけど、

「一般理論」でケインズが訴えている事を知らないで、ケインズ
批判している人って多いよね。

一般理論の肝は、やっぱり投資家のアニマルスピリットの減退
を指摘した点だと思うんだけどさ。

当時は、解決策が良くわかっていなかったから、公共事業で延命
措置をとれ、象牙の塔の経済学者は現実をみなさいという結論に
なっていたわけだが。

先読みの鋭いケインズは、「景気回復後、公共事業を削減して増税
して財政を均衡させろ」とまで記載しているのに。
【米国】大統領選 雇用回復がブッシュ陣営に追い風 3月が雇用の転換点か
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1081140127/

ふ、クルーグマンも大したことないな。
The Mercury Scandal
By PAUL KRUGMAN

Published: April 6, 2004

http://www.nytimes.com/2004/04/06/opinion/06KRUG.html
http://www.onpointradio.org/shows/2004/04/20040405_b_main.asp
Krugmanのインタビュー番組です。
Paul Krugman and America's Unraveling
Aired: Monday, April 05, 2004
OP-ED COLUMNIST
One Good Month
By PAUL KRUGMAN

Published: April 9, 2004
http://www.nytimes.com/2004/04/09/opinion/09KRUG.html
882金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/13 18:51
Snares and Delusions
By PAUL KRUGMAN

Published: April 13, 2004

http://www.nytimes.com/2004/04/13/opinion/13KRUG.html
883金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/13 18:57
やはり、クルッグマンにも手鏡を使って頂きたい。
エロそうな顔してる
885金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/16 18:28
The Vietnam Analogy
By PAUL KRUGMAN

Published: April 16, 20

http://www.nytimes.com/2004/04/16/opinion/16KRUG.html
886金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/20 17:41
Questions of Interest
By PAUL KRUGMAN

Published: April 20, 2004

http://www.nytimes.com/2004/04/20/opinion/20KRUG.html
  4月20日(ブルームバーグ):米プリンストン大学のポール・クルーグマ
ン教授(経済学)は20日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)のコラム
で、米連邦準備制度は金利上昇のサインを投資家や金融市場に送る必要がある
との考えを示した。
  クルーグマン教授は、米10年債利回りは7%、住宅ローン金利は8.5%ま
で上昇するとの見通しを示している。現在はそれぞれ4.3%と5.8%。
  同教授はまた、投資家はインフレ率の上昇にも備える必要があるとの考え
を示し、過去20年間の平均インフレ率は3%だと指摘している。また同教授に
よると、第1四半期(1?3月)の食品とエネルギーを除いたコアインフレ率
は2.9%だった。
  クルーグマン教授は、米議会予算局(CBO)が見積もっている国内総生
産(GDP)の3.9%という構造的財政赤字の規模は、標準的な試算によれば、
長期金利を約1ポイント押し上げるのに十分だと書いている。
(ニューヨーク・タイムズ 4月20日)
888金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/23 13:12
What Went Wrong?
By PAUL KRUGMAN

Published: April 23, 2004
http://www.nytimes.com/2004/04/23/opinion/23KRUG.html
>>883
くるーぐまんが手鏡で捕まっても、普通に再就職できるだろ。
ノーベルは無理になるかもしれないが
890金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/23 17:10
アメリカでそんな条例があるのかねえ
>>890
アメリカにはソドミーの罪なんてのがあったりするよ。
892金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/27 20:16
A Vision of Power
By PAUL KRUGMAN

Published: April 27, 2004
http://www.nytimes.com/2004/04/27/opinion/27KRUG.html
893金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/04/30 20:42
In Front of Your Nose
By PAUL KRUGMAN

Published: April 30, 2004
http://www.nytimes.com/2004/04/30/opinion/30KRUG.html
894金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/04 13:32
Battlefield of Dreams
By PAUL KRUGMAN

Published: May 4, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/04/opinion/04KRUG.html
895金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/07 21:28
The Oil Crunch
By PAUL KRUGMAN

Published: May 7, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/07/opinion/07KRUG.html
896金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/11 21:19
Just Trust Us
By PAUL KRUGMAN

Published: May 11, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/11/opinion/11KRUG.html
897金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/15 10:02
A Crude Shock
By PAUL KRUGMAN

Published: May 14, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/14/opinion/14KRUG.html
898475だったっけ?:04/05/15 10:28
皆さんお久しぶりです。私が働く会社の社長に訳してくれと言われたので
訳しました。ついでにUPします。
原油ショック

今回の石油逼迫は今のところ1973年や1979年に起きたような事態にまで達して
いない。そこのところがまさに怖いのだ。
70年代の石油危機は大規模な供給の滞りによってもたらされたものであった。
1973年のイスラエル・アラブ戦争と1979年のイラン革命後にアラブが石油の
禁輸政策を採ったためである。イラクでは混沌とした状態が続いているが、
当時と同等のことはまだ起きていない。しかし、中国の消費によってもたら
された需要の上昇で、石油市場は急騰し、石油価格は1年前より$12ドルも
高い。何か起きたらどうなるのだろう?
899475だったっけ?:04/05/15 10:29
言い方を変えよう。前回にこれほどの高騰が起きたのは1991年の湾岸
戦争直前であるが、当時はかなりの量の備蓄があった。当時は、もし何
かが起きた場合に対する備えがあったわけである。今回はない。
国際エネルギー機関の見積もりでは、世界の石油生産量は1日あたり
2.5百万バレルとなっているが、2004年の消費量は2003年より
も2百万バレル高いとしている。そこで、もしテロリストがイラクの石
油パイプラインの破壊工作に成功した場合やサウジからの供給が不安
定になった場合どういう事態になるか想像していただきたい。供給に
問題が生じなくても、伸び続ける需要に見合う量の石油をどこからひ
っぱって来るのか想像し難い。
しかし、経済学では行き過ぎた需要には市場が効率的に対応すること
になっている。価格が上昇すれば生産者には更なる生産をしたいとい
うインセンティブが働き、消費者は消費を控えたいというインセンテ
ィブが働く。こうして需給のバランスがとれるというわけだ。しかし
、石油についても同様のことが起きるだろうか?
900475だったっけ?:04/05/15 10:31
答えはイエスだ。問題はバランスが取れるまでにどれくらいかかるか、
またその間価格はどれくらいまで高騰するかということである。
ガソリンのことを考えてもらいたい。引き続くガソリン価格の高騰は
低燃費車を生んだ。1973年に比べ、1990年の車の燃費は平均で40%も
延びたのである。しかし、車の買い替えが一巡するには何年もかかる。
ガソリン価格が高騰した際に消費者が最初にとる行動は、車に乗る頻
度を減らすといったもので、これは価格がかなり高騰しないと起きな
い事態である。ということで、価格はかなりのレベルまで
上昇する。
生産量の拡大は車の買い替えよりも時間がかかる。また、新油田の
発見はかなり難しくなってきた。
石油関係者は既存の油田から出来るだけ多くの石油を搾り出そうとし
ているが、1973年後に起きたこと(非OPEC加入国による生産の劇的な
拡大)は2度と起きそうにない。
ということで石油価格は高止まりし、中東で大きな事件が勃発しなく
ても石油価格は更なる高騰を見せる可能性も高い。
901475だったっけ?:04/05/15 10:32
もし何かあれば事態は深刻になる経済的に深刻な事態である。石油価格
が$10ドル上昇するたびに700億ドルの増税と同等のダメージが米
国の消費者に降りかかることになる。先月の生産者物価指数の高騰
は、価格の高騰が続けばどういう事態になるかということを垣間見せ
てくれた。余談だが、1979年のイラン革命後、石油価格は今日
の価格に換算すると$60まで上昇した。
新たな石油ショックは70年代型のスタグフレーション を引き起こ
すだろうか?当時と比較して安心できる理由がいくつかある。まず、
4WD等の大型車が人気を呼んでいるが、現在の米国の石油消費量がGDP
に占める割合は1973年当時と比較して約半分である。また、
1970年当時インフレが手におえなくなる事態の用意は石油ショック
前にすでに整っていた:労働組合によるインフレ時の賃上げ要求が一
般的になっていたことと、過去のインフレ経験で、石油価格の高騰が
賃金上昇スパイラルを引き起こしたのである。これは今日では起こり
そうにもない。
902475だったっけ?:04/05/15 10:33
しかし、供給に深刻な事態が起きれば、世界は消費を控えることで対
処するしかない。短期的な視点から、これを起こす唯一の方法は世界
的な景気減速である。石油価格高騰を原因とする景気後退は突飛なこ
とではない。
結局のところ、中東で急進的な変革を起こす外交政策を推進するだけ
でも厄介な次期なのに、それに失敗することなどとんでもないことで
ある。
903金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/15 10:45
otu
お疲れ。

むぅ・・・あの石油ショックの再来か?
しかも、現在はあの時よりさらに各方面で石油依存が進行している。

下手すりゃアメリカ没落、ロシア頭一つ抜け躍進、まで行ったりして。

次はブッシュは無いだろうね。というか、絶対ブッシュとその一味は
責任切〜った、とばかりに逃げると思う。もう充分稼いだから。

割を食うのはまたアメリカの中流階級以下と日本だろうね。
905金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/15 13:57
乙。

煽りすぎじゃないか。opecが増産すれば(と宣言すれば)落ちつく。
906金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/15 19:14
今度は、景気が中国頼みになっているので、増産宣言で済む問題ではないでしょう。
もっと、長い目で見て問題があるということ。
907晴夫:04/05/15 19:18
大丈夫ガイアックスがあるではないか!!
908金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/18 21:16
The Wastrel Son
By PAUL KRUGMAN

Published: May 18, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/18/opinion/18KRUG.html
テロリストと組めば石油で大もうけできるな。
クルーグマンがナードについて書いた文章が面白かった。
911金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/25 21:11
Delusions of Triumph
By PAUL KRUGMAN

Published: May 25, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/25/opinion/25KRUG.html
912金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/05/28 23:33
To Tell the Truth
By PAUL KRUGMAN

Published: May 28, 2004

http://www.nytimes.com/2004/05/28/opinion/28KRUG.html
913金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/01 23:37
Dooh Nibor Economics
By PAUL KRUGMAN

Published: June 1, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/01/opinion/01KRUG.html
書き忘れてたけど、一週間くらい前にイラクでパイプラインが爆破されたねー
915金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/07 12:34
The Maestro Slips Out of Tune
By PAUL KRUGMAN

Published: June 6, 2004
http://www.nytimes.com/2004/06/06/magazine/06GREENSPAN.html

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Et Tu, Alan? (January 28, 2001)
916金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/08 23:11
The Great Taxer
By PAUL KRUGMAN

Published: June 8, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/08/opinion/08KRUG.html

917金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/08 23:25
クルーグマンなんか信奉してるから、この板の住人はサヨが多いんだな。
納得した。
918金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/11 22:57
An Economic Legend
By PAUL KRUGMAN

Published: June 11, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/11/opinion/11KRUG.html
919金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/16 06:17
Travesty of Justice
By PAUL KRUGMAN

Published: June 15, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/15/opinion/15KRUG.html
英語 読み上げ、無料ソフト
http://readplease.com/english/readplease.php
ReadPlease/ReadPlease Plus 2003 (free and trial version) - ReadPlease 2003
is a free version that never expires. ReadPlease Plus 2003 has a trial
period of 30-days after which you may purchase a serial number to unlock
the software. This download gives you both versions of ReadPlease.
http://www.readplease.com/english/downloads/
921金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/22 22:35
Noonday in the Shade
By PAUL KRUGMAN

Published: June 22, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/22/opinion/22KRUG.html
922金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/06/26 10:58
Errors on Terror
By PAUL KRUGMAN

Published: June 25, 2004

http://www.nytimes.com/2004/06/25/opinion/25KRUG.html
Who Lost Iraq?
By PAUL KRUGMAN

Published: June 29, 2004
http://www.nytimes.com/2004/06/29/opinion/29KRUG.html
最新のコラムで華氏9/11について書いてるね。
925金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/03 23:01
July 2, 2004
Moore's Public Service
By PAUL KRUGMAN

http://www.nytimes.com/2004/07/02/opinion/02KRUG.html
Moore's Public Service
ムーアのご奉公

公開されて以来、「華氏9/11」は、赤と青双方のアメリカ(注:民主/共和支持の意)
において、軍事基地に近い映画館でさえ、ヒットを続けている。先週の土曜日、
デイル・アンハート・ジュニアは、Nascar(注:改造車レース)のスタッフを、この映画を
見せに連れて行った。(注:すいません、文脈が分かりません。この人、ブルーカラー
の共和党支持者のヒーローか何かでしょうか?)ジョージ・ブッシュの政策の真の犠牲者
である労働者階級のアメリカ人に関するこの映画の主張に対する批評家、特に、
自分たちはマイケル・ムーアとは違うと躍起になってる、神経質なリベラルの批評家に
ついては、鵜呑みにしないことだ。

この映画が関連付けと暗示を用いて誤った印象を与えようとしていると苦言を呈する
専門家のイチャモンが多く聞かれた。今のところ、大きな事実の相違は見つかって
いないにもかかわらずだ。こういった専門家の多くは、ブッシュ政権のイラク戦争と
9/11を結び付けるための関連付けと暗示の使用について、大きく騒ぎたてることを
お行儀が悪いと考えている。何でまた、「自称論客」(注:ムーア)に、アメリカ大統領
よりも高い規範を守らせようとするかね。

(続く)
(承前)

そしてそのすべての欠点のワリには、「華氏9/11」は本質的な公益を発揮する。
もし証明されていない陰謀論を煽り立てていなければ、もっと良い映画になって
いただろう。しかし、陰謀論は、頑固なブッシュ憎悪者でもない何百万もの人々が
映画を見に集まっている理由ではない。これらの人々は、彼らが聞いておくべき
であったにも拘らず、聞いてこなかった事実の物語を学ぶために映画を見るのだ。
ムーアは、マトモじゃないと思われるかもしれない。しかし、マトモなメディアが
自らの責務を果たしていないが故に、彼の映画は快挙なのだ。

例えば、ジョージ・ブッシュが、国家が攻撃に晒されていることを知りながら、
子供達と「私のペットのヤギ」を読み続けていた、今や有名な7分間に、観客は
衝撃を受ける。ブッシュのその日における果断と勇気の物語が、完全な虚構
だったと、誰も彼らに伝えていなかったのだ。

(続く)
(承前)

もしくは、ブッシュ家とサウジの関係を考えてみてくれ。映画はブッシュとその良き友、
バンダー・ブッシュとして家族に知られる(注:バーバラ・ブッシュ―パパブッシュの奥さん
でブッシュのママ−が、彼をこう呼ぶんですと。)大使、バンダー・ビン・サルタン王子が、
テロリズムへのサウジの関与をすっかり覆い隠そうとした事をほのめかす。これは真実
かもしれないし、真実ではないかもしれない。だが、僕が思うに、ブッシュの生活のこう
いった側面を、誰も彼らに伝えなかったという事実こそが、人々に衝撃を与えたのだ。

ブッシュの注意深く構築された仮面は、貴族的な雰囲気で疑い深くコスモポリタンな
彼の敵(注:ケリー)のものとは異なり、「全米の普通の野郎」のものだ。ニュース・
メディアは虚飾に喜んで追随してきている。ジョン・ケリーのナンタケット島(注:ボストン
付近のリゾート)における取っつきにくいバケーションと、ブッシュの農場における気さくな
時間とを対比する記事を、何回見てきただろうか。

しかし、ムーアによって明らかにされた現実は、ブッシュが常に特権の泡に包まれて
生きていたということだ。また、彼の家族は、中部に根付いている一般大衆とは程遠く、
財政的にも個人的にも外国のエリートと、特にサウジと深く結びついている。

(続く)
(承前)

ムーアの最大の強みは、ほとんどのジャーナリストには欠けている、労働者階級の
アメリカ人への真の共感だ。ブッシュの「普通の人」の仮面を引っ剥がし、統計には
決して出来なかった(注:クルーグマン自身は統計を用いてブッシュ政権を批判し
てますからねぇ)方法で、ブッシュの政策は恵まれないアメリカ人を犠牲に、時には
正にその命を犠牲にして、少数のエリートをえこひいきするものだと主張するために、
彼は映画を使う。

裕福な者は滅多に軍務につかない国で、活気の無い町の、そこでは若い男女にとって
貧困から逃れるには兵役が唯一の方法である商店街を、海兵隊の新兵募集担当者が
漁るのに、ムーアは同行する。彼は企業の重役達がカナッペをかじり、大儲けの機会に
大喜びしている、イラクに関する贅沢な会議を映し出し、次に、その機会を作るために
兵士達によって支払われた恐ろしい代償を映し出す。

この映画の倫理的な中心核は、教育を受けるための代価を払う唯一つの方法だった
(注:アメリカでは兵役を終えると大学へ無償入学できる)がために、軍に行くように
子供達を激励し、今や彼女には正当化できなくなっている戦争で息子を失った、
嘆き悲しむ母親の痛ましい姿だ。

(続く)
(承前)
観客は、多分真実ではなさそうなことを多少信じているムーアの映画からヒイてしまうかも
しれない。例えば映画は、僕にはアフガン戦争への道に多大な影響を及ぼしたとは
思えない、アフガニスタンを横断するユノカルのパイプライン計画についてしばしば
言及する。
いつの日か、アメリカの民主主義の危機が過ぎ去った暁には、僕は多分、極度に
単純化した反グローバリズム見解 のために、2000年にラルフ・ネーダーを支援した
(注:結果リベラル票が分散して選挙の混乱を招いたのは周知のとおり)ことで、
ムーアを叱りつけていることだろう。

しかし、今のところは違う。
「華氏9/11」は偏向的で欠陥のある映画ではあるが、政治的な利得のために
国家的な悲劇を利用したリーダーと、その代償を払った普通のアメリカ人について、
本質的な真実を述べてくれる。

ニューヨークタイムズ、2004年7月2日初出
931920:04/07/06 00:34
 「華氏911」のBBSに投稿するために訳したものの転用です。

 ついでにあっちでクルーグマンの宣伝を(笑)

 クルーグマン自身はムーアのアンチブッシュとしてのパワーと
画の影響力は賞賛するものの、バックデータの無いインボーロン
には辟易してるってとこでしょうか。
932金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/06 01:20
>>931乙。

たしかにムーアの映画はプロパガンダなんだろうが、見ていて何か心を熱くさせるようなものがあるよ。
漏れは『ボーリング・フォー・コロンバイン』を見て、つい泣いてしまったんだった。あれは映画固有の力だな。
『華氏911』を見てインスパイアされた人たちが、続いてクルーグマンの『うそつき大統領のデタラメ経済』を
手にとってくれたらうれしいね。
933920:04/07/06 01:58
>926

 クルーグマンとムーアの共通点は、連中がどんなに頭がキレてクールで皮肉屋で
あっても、そのハートは実にあったかいってとこでしょうね。

 で、クルーグマンは情と理が揃わないとダメな人で、ムーアは情が走れば理の方は
どうでもよくなる、と(笑)

 私としてはクルーグマンの生真面目さもさることながら、ムーアのお行儀のワルさも
大好きです。

 クルーグマンは「華氏911」がプロパガンダである事を非難しているのではなくて、
反証不能という非科学的側面がある上に、論敵に誹謗中傷だとの反撃を許す隙
を見せることになる陰謀論なんぞに触れてる事を苦々しく思ってるんじゃない
でしょうか。

 アンチブッシュのメッセージ全体がイカガワシイと思われる事を懸念して。

 それに、クルーグマンは異論の差し挟みようの無い事実の積み重ねで相手を
理詰めにしていくタイプでしょうから、たとえブッシュ側が先に「反則」を仕掛けて
きたにしても、反則で反撃するムーアについては面白くないんじゃないでしょうか?
(京極堂と「探偵」みたいでつな)

>クルーグマンの『うそつき大統領のデタラメ経済』を
>手にとってくれたらうれしいね。

 しっかりアマゾンのリンク貼っときますた。
934920:04/07/06 02:08
 「華氏911」BBSでご指摘があったので天災すます。

>共和党支持者に限らないですが、NASCAR といえば白人ブルーカラーの見るスポーツであり、
>デイル・アーンハート・ジュニアはそのヒーローです。というか、彼の父親のデイル・アーンハートが
>NASCAR の大スターで、息子は実績はまだ父親に並ばないけれど、父親と同じ道に進んだから
>人気がある。
>
>ニューヨークタイムズとデイル・アーンハートと言えば、別の背景があります。
>アーンハート(父)が死亡した時、ニューヨークタイムズはその死を数日の間も
>無視して記事にしなかった、と保守派のコメンテーターが非難して、「東海岸の
>メディア・エリートの意識は平均的なアメリカ人の意識とはかけ離れている」
>という激しいバッシングが起こったのですが、実はそのコメンテータの発言が
>全くの事実誤認。ニューヨークタイムズは死亡の翌日にちゃんと一面で大きな
>訃報記事を載せたのに、いわれのない非難を受けたのです。
>
>おそらくクルーグマンはその事までちゃんと認識した上で、
>わざとアーンハートの名前を出しているでしょう。

 との事です。
 流石深い、というか濃ゆいよ!!

 ご指摘くださったMacskaさんに感謝。
皆さん乙。
ためになります。
936|∀゚):04/07/06 07:02
>>936
>エイズは神が同性愛者に与えた罰

ワラタ
日本でも原理主義者が「進化論は日本の神話を否定するプロパガンダだ」と言ってるから
人のところのことは笑えないけどな。
>>937
>「進化論は日本の神話を否定するプロパガンダだ」
アメリカ人じゃあるまいし、こんなこと言う度胸のある日本人がいるのかな?
赤旗以外のソースある?
>>938
つくる会の教科書騒動のときに練馬区教委区委員会が採択した「教科書採択に関する陳情書」にあるはず。
2001年3月の委員会。

スレ違いなのでこれ以上はレスしませんぜ。
940920:04/07/06 22:09
 ムーアの公式サイト
ttp://www.michaelmoore.com で
Sunday, July 4th, 2004
My First Wild Week with "Fahrenheit 9/11"... By Michael Moore
を見て、クルーグマンがア−ンハ−トを引き合いに出してる事に合点がいきました。
 以下該当パラグラフの訳。

(注:映画の大ヒットを一通り喧伝した後で)
 だけどまだ止まりゃあしないぜ。映画の反響はトワイライトゾーン(注:大文字の
上にtheがついてるからTVの「ミステリーゾーン」…なわけないし。後の文脈から
すると、日本でいう「ゴールデンタイム」?それとも政治的な中間層?単に「あの夕方」
を強調したいだけ?)に突入したんだ。先週の日曜、俺はテレビのチャンネルを
カチャカチャやってて、何百万ものアメリカ人が見てる、NASCARをナマ放送中の
フォックス放送ネットワークに落ち着いた―そしたら突然、アナウンサーの連中が
NASCARチャンプのデイル・アーンハートジュニアが昨晩、チームの連中を「華氏9/11」
を見に連れてったって話し出したんだ。フォックスのスポーツキャスター、
クリス・マイヤーズは、アーンハートの感想を、直接彼の口から、アメリカのド真中へ伝えた。
「ヤァ、政治の信条がどうだろうと、メッチャ団結させられる体験だよ。アメリカ人として
見に行くのはいい事だ。と彼は語った」と。ドゥドゥ!!NASCARファンたち...アレ以上
ブッシュの縄張りに踏み込む事なんてできゃしないぜ!!ホワイトハウス引越便
トラック...エンジンかけときな!(注:前の方に映画のヒットで、ブッシュが荷造りして
んじゃねェかって発言アリ)

 ちょー時事ネタだったとは...。
 先に見てればよかったっす。

 他のコラムにもイミフメイな話題があるけどひょっとして...。

 クルーグマンのお茶目サンときたら....。
941金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/07 01:27
>エイズは神が同性愛者に与えた罰

これレーガンの有名な発言だろ。
この考えがエイズ対策をサボタージュさせ致命的なエイズ禍をもたらした。
>>939
レスは要らないけど、
陳情書に添付された資料に進化論云々の文言がある、てのが赤旗経由の情報。
それ以外のソースをネット上に見つけられないんよ。
オイシイ話だから、だれかがオリジナルをアップしててもおかしくないと思うんだが。
黒木のなんでも、でも実物は見つけられじまいだったような。
943金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/07 06:40
Bye-Bye, Bush Boom
By PAUL KRUGMAN

Published: July 6, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/06/opinion/06KRUG.html
Health Versus Wealth
By PAUL KRUGMAN

Published: July 9, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/09/opinion/09KRUG.html
クルーグマンの理論は否の打ち所のない冷徹で精緻な理論であっても
彼の額に汗して働く名もない労働者階級に対する眼差しはとても温かい。
良い経済学者は頭はクールに、心はホットに。って言いますもんね。

日本の「経済」も「経済救民」から来てるし。
分かり切ったことなんですけど、それを忘れちゃってる人が多いように
思う今日この頃。
経世済民だお
948金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/15 07:21
July 13, 2004
Machine at Work
By PAUL KRUGMAN

http://www.nytimes.com/2004/07/13/opinion/13KRUG.html
Medical Class Warfare
By PAUL KRUGMAN

Published: July 16, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/16/opinion/16KRUG.html
>>947
スマソ。

日本の男子の平均寿命の伸びが鈍化した原因は自殺だそうな。
政府がちゃんと仕事をしていない証左だね。
竹中あたりは腹を切るべき。
何かといえば「腹を切るべき」って
お前は又吉イエスか
見事な釣られっぷりだな>>951
953sage:04/07/17 14:23
>950

その話題、興味が湧いたのでソース探してみた。

近年の自殺死亡率の実態に関する人口学的研究
http://www.niph.go.jp/wadai/boushi/report/13-3.pdf

マジですな。シャレにならん。
男子のみならず女子も自殺者増加が平均寿命に影響を与えている様だ。

因みに(以下上記ソースより引用)

>自殺死亡数は景気の動向とも関連していると言われているが、
>バブル崩壊以降、景気の循環に殆ど反応していないように見える。

>1995年以降、男子の自殺死亡率は、完全失業率の上昇とともに
>パラレルに上昇しており、強く関連しているように思われる。
>ちなみに、1998年の完全失業率の対前年増加率はバブル崩壊以降最も大きく、
>1998年の自殺者数の急増と一致している

景気が良くなっても貧富の差が拡大すれば自殺者は増えるんじゃないのか?
954953:04/07/17 14:26
sage間違えた。
955金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/19 23:45
クルーグマンって政府の財政政策の無効性を論じるときに、トンでもない意見を述べているね。
日本の消費者が国債の発行によって資金調達される財政支出は将来のいずれかの段階で完済される債務であり、
債務返済のための資金は個人への増税によってまかなわれると考えている、と。
政府が財政政策に一円を費やすごとに、合理的な消費者は将来政府に徴収される資金を用意するため、貯蓄を一円増やすことになる。

だから財政支出を行ってもクラウディングアウト(金利ではない)してしまう。

だと。
956おとめ:04/07/19 23:49
リカードの中立命題ではございませんの。
合理的期待形成論者の通常の議論を便宜的に使っているだけだと思います。
957金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/20 00:00
じゃあクルーグマンはどうして財政支出が無効だと思っているわけ?
958金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/21 00:28
教えてくれ。
959金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/21 00:43
>>955
国債ってそういうもんだろ。
960金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/07/21 01:17
で、合理的な消費者は財政赤字が一円増えるごとに貯蓄を一円増やすという意味不明な論理は実証されたのか?
今読み直してみたが。
http://www.post1.com/home/hiyori13/krugman/krugback.pdf
19ページでリカードの中立命題について言及してるな。
そこで
「でも現実には、財政政策はまちがいなく多少のインパクトは持つ。するとこのインパクトに
ついての問題は二点:一つは定性的なもので、一つは定量的なものだ。」
と述べている。
それと同じところで
「ぼくたちが使ってきた枠組みは、財政政策が何か有益な役割を果たすような結果が出ない
ような偏向が入っている。representative-agent で期間をまたがる最適化アプローチは、リカ
ードの中立命題を意味しているからだ。この偏向は、経験的な判断を反映したものじゃない。
モデル化にあたって、他の面で単純化をはかるための判断の副産物でしかない。」
とも言ってるな。
関心があるなら

自分で少しは勉強しろよ
Accounting and Accountability
By PAUL KRUGMAN

Published: July 23, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/23/opinion/23krug.html
FORTUNE誌の要約を日本語でチェック!!
http://www.president.co.jp/pre/special/fortune/index.html
グリーンスパンの後継者
The Next Greenspan? | 76  by Anna Bernaser
_  在職中にしてすでに伝説的存在となったFRB議長アラン・グリーンスパン。この巨人引退後に
FRB議長の座を継ぐのは、いったい誰か。ブッシュが再選された場合に有力候補となるのが、ハー
バード大学教授のマーチン・フェルドスタインだ。経済学者として長いキャリアを持つフェルド
スタインはいわゆる“サプライサイド”派のメンバーのひとり。レーガン政権時には経済諮問委員
会議長を務めていたが、“サプライサイド”強硬派の台頭により辞任、その後は学問の世界に戻っ
て活動を続けていた。現在はブッシュからの信任を得て、政権の経済政策の懐刀的存在として活動
している。実際にフェルドスタインが議長の座につくかどうかはわからないが、ここしばらく彼か
ら目を離すことはできなさそうだ。
http://www.president.co.jp/pre/special/fortune/uts_040614.html
喜寿を超えたアラン・グリーンスパンが米国FRB(連邦準備制度理事会)議長に再指名された。世
界がその一挙一動に注目する大変な仕事である。7年前に21歳年下のNBC放送女性記者と再婚し余
命を楽しもうとするグリーンスパンがそんな辛い職を任期の08年6月までやる気があるとは思えない。
それに金融の神様としての神通力も急速に衰えをみせている。そこで話題となるのが後継者は誰かだ。
 FORTUNE6月14日号は"The Next Greenspan?"と題した特集記事で次のFRB議長はハーバード大学マー
チン・フェルドスタイン教授(65歳)だろうと予想している。ダークスーツに白いワイシャツと臙
脂色のタイ。禿げ上がった頭に細ぶちの眼鏡姿。フェルドスタインはまさに大学教授のイメージそ
のものである。しかしその眼光は鋭い。ブッシュ大統領からは「マーティ」との愛称で呼ばれ、信
頼がすこぶる厚い。
 グリーンスパンとは旧知の仲のフェルドスタインは筋金入りのサプライ・サイダーである。サプ
ライ・サイドとは需要よりも供給面を重視する経済理論で、財政支出をコントロールし税金を低く
抑えたほうが貯蓄や投資が促進され経済が成長するという考え方だ。フェルドスタインは01年、03年
の米国減税政策で一役買っている。かつてレーガン大統領の経済諮問委員長を務めた際には、政府
の財政拡大政策を批判して総スカンを食った。そのときから不名誉ながら“Dr. Gloom”(悲観主義
者)と呼ばれるようになった。面白いことに、フェルドスタインはもともと経済学にはまったく興
味がなかったという。ハーバードでは大学院に進んで医学を学ぶ予定だった。ところがフルブライ
ト奨学生としてオックスフォード大学に留学中、あまりにも非効率な英国医療制度を目の当たりに
した彼は、なんとかしなければいけないという強い思いに駆り立てられるようになった。
結局、
医師を目指すかわりに経済学の博士号を取得し、ハーバード大学に戻って経済政策の研究に没頭す
るようになった。人生とはまことに不思議なものである。第二のターニングポイントは70年代末、
ジョージ・ブッシュSr.の経済政策ブレーンのひとりに招聘されたときだ。政治家のアドヴァイザー
は生まれて初めてだったが、フェルドスタインはめきめき頭角を現し、副大統領になったブッシュ
は迷わず彼を経済諮問委員長に推薦したのだ。そして今や最強のFRB議長席に最も近い男となった。
もちろんブッシュ大統領が再選された場合のことではあるが。ちなみに民主党のジョン・ケリー候
補が大統領になった場合は、おそらくシティグループ総帥スタン・フィッシャーが最有力候補とな
るだろう。
 ところでフェルドスタインの趣味は何か。友人たちは口を揃えて「経済学」と答えるそうだ。米
国人なら誰もが熱狂するアメリカンフットボールの頂上決戦スーパーボールの夜に会議を予定した
り、世界的に有名なポップ音楽グループ『ビーチボーイズ』の名前すら知らないという。フェルド
スタインの頭の中には本当に経済学しかないらしい。野球少年でジャズバンドの団員だったグリー
ンスパンとは対照的である。経済は詰まるところ人間心理。これで本当に人々の心が分るのか、
ちょっと心配だ。
クルーグマンの本にはサプライサイド経済学派の主張として
「需要サイド政策、とくに金融政策は全くの無効である」というのが挙げられています。

僕にはサプライサイド派の主張の厳密な中身も、当のフェルドスタインの考えも
わからないんですが、上記のような主張をしてる人がFRBの議長になったらひどいことに
ならないんですか?
Fear of Fraud
By PAUL KRUGMAN

Published: July 27, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/27/opinion/27krug.html
Triumph of the Trivial
By PAUL KRUGMAN

Published: July 30, 2004

http://www.nytimes.com/2004/07/30/opinion/30krugman.html
ECONOMIC VIEW Does the Economy Have Cement Shoes?
By EDUARDO PORTER
Published: August 1, 2004
http://www.nytimes.com/2004/08/01/business/yourmoney/01view.html

If the dollar fell by 5 percent a year from now until the end of the next administration,
for a total decline of about 23 percent, the economy would grow 3.2 percent a year,
according to Professor Godley's calculations. At the same time, the current account
deficit would shrink to less than 3 percent of G.D.P. and the nation's net external
financial deficit would halve to some 15 percent of G.D.P.
Reading the Script
By PAUL KRUGMAN

Published: August 3, 2004

http://www.nytimes.com/2004/08/03/opinion/03krug.html
>>968
フェルドスタインは、金融政策を否定していなし、グリーンスパン
の金利操作を評価している、本がある。
サプライサイド派も、いろいろ、時の経過により変節、らしい。
August 6, 2004
What About Iraq?
By PAUL KRUGMAN

http://www.nytimes.com/2004/08/06/opinion/06krugman.html
975金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/08/15 07:18
Bush's Own Goal
By PAUL KRUGMAN

Published: August 13, 2004

http://www.nytimes.com/2004/08/13/opinion/13krug.html
>>973
遅ればせながらありがとうございます。
977金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:04/08/20 00:09
Saving the Vote
By PAUL KRUGMAN

Published: August 17, 2004

http://www.nytimes.com/2004/08/17/opinion/17krugman.html
akinoさんがんがって訳して下さい、おながいします。