アルフレッドブレンデルという男

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1サーカム
どうですか?
2名無しの笛の踊り:2001/08/17(金) 22:24
知性が感じられるので、好きだ。
3名無しの笛の踊り:2001/08/17(金) 22:30
俺の友人(クラシック全然聴かない)が写真見て
「この人マッド・サイエンティスト?」って言ってた
4名無しの笛の踊り:2001/08/17(金) 22:40
好きです
5名無しの笛の踊り:2001/08/17(金) 22:43
ちょっとウッディ・アレンに似てる
6名無しの笛の踊り:2001/08/17(金) 22:46
はっきりいってもうお爺さん
7名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:14
ハイティンクとのベー。大学のころの愛聴盤。
8名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:18
ディアベッリ変奏曲は素晴らしいね。
かなり若い頃のライヴだけど。
9名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:27
演奏中頭をプルプル震わす。顔面神経痛?
10名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:29
↑違うんじゃない?
11名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:53
ラトル/VPOとのベー全には、ちょっとがっかりした。
12名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:57
前回の来日の演奏、あれは円熟なのか、それとも精彩なくなったのか
いったいどっちなんだろな?
意見キボンヌ!
13名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 01:58
どうして、シューベルトのソナタでは提示部を反復してくれないの?
14名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:03
わしは,ヴォルフガング・ブレンデルのほうが声と顔は好きだ。
15名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:04
彼は、学究肌だ。楽譜を徹底的に追求してやまない。
僕は、精彩がなくなってきてると感じた。
いよいよ、頭の中と実際の演奏との間にモノがはさまってきた
様に思う。
提示部を再現しないの?昔はやってたけどなあ・・・。
ま、彼独自の考えがあるんだろうな・・・。
16名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:08
>>13
ブレンデル自身がなんかのインタビューで言ってたけど、プログラム
の前半にシューベルトのソナタ弾くときは、提示部は反復しないんだそ
うだ。なんでも、プログラム全体に対する聴衆の集中力を考えてのこと
らしいよ。 でも変な話だね。ちょっと不信感感じるよ。
17名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:15
うん、そうだね。
そこが、彼の、頭でっかちなところだと思う。
俺なんかが偉そうに言えたぎりじゃないが、
最近の彼は、考えすぎだよ。
もっと自然にやればいいのに・・。
晩年のリヒテルみたいにはなってほしくないね。
18名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:36
思うんだけど、ブレンデルって絶対にポリーニのCDを意識してるな。
ちょっと考えてみてよ。 ポリーニがリストのソナタをCDにした途端、
ブレンデルもCD作ったよね。あれは一説によると、ポリーニの楽譜の
読み違いに対して、ブレンデルが当てつけにそれを自分のCDで指摘
したかったらしいよ。 具体的にどの部分がは知らないが。それから、
シェーンベルクのコンチェルトも然り。これもポリーニのスコア読解
に意義アリということだったらしい。

それから今度、ブレンデルはディアベリまた弾くよね。これもポリーニ
の最近のCDのスコアの読み違いに対する当てつけだという人がいる。
おそらくブレンデルはまたこれもCDにする。

結構ブレンデルという人は、ライヴァルの演奏に神経質みたいだぞ。
19名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:44
↑ライヴァルというより、納得出来ないんじゃないの?
彼は、ベートーヴェン解釈にかけては、凄い自負があるんだ。
ポリーニだけが標的じゃないと僕は思う。
しかし、彼の執念にだけは、敬意を表するよ。僕は。
20名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:44
>>18
ウーム、リストのソナタについてはその通りのはずです。ポリーニの
名前を出さないで「ある録音では音が1つ足りない。」と発言していま
すよ。 でもシェーンベルクやベートーヴェンのディアベリ変奏曲は、
これは関係ないと思いますよ。ちょっと穿ち過ぎのように思うんですが
どうでしょうか。
21名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:48
シューベルト即興曲集(旧録音)萌え〜
22名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:54
↑いや、穿ち過ぎではないと思う。
彼の演奏を、どれだけ聴いてるかは知らないが、
彼はそういう人だ。
但し、残念なことに、彼はもう他人を信じないし、
他人を納得させるだけの演奏は出来ないように思うよ。
ブラームスあたりだと、いい演奏を聴かせてくれる様に思うのだが。
23名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 02:59
風貌も言動もいまいちスーパースターにはなれないタイプ。
「芸術は中身だ!」というひとすみません。
でもスーパースターは、アルゲリッチのような「魔性のオンナ」、
グールドのような「若い頃ハンサム(中年になったとたんオヤジハゲ)、
性格はとにかく奇人」っていうように、何かインパクトが必要なんだよね。
24名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 03:06
↑20年後には判らないよ。
インパクトという点では、ポリーニだろうけど。
25名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 03:06
はじめて彼のベートーヴェンを聴いたときは
「なんつー力弱い演奏だ・・・」と思ったけど、
聴き続けているうちに好きになってしまった。
26名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 03:10
↑何聴いたの?
27名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 03:17
↑熱情。それまではアニー・フィッシャーとかをよく聴いていたので、
コーダとかにすごい違和感を感じたよ。
28名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 03:23
↑そう・・・。
熱情は、僕も辟易した。ケンプやバックハウスから入ったから。
でも、聴きつづけてると、これが割りといいんだよなあ。
29名無しの笛の踊り:2001/08/18(土) 07:06
>>20
>ウーム、リストのソナタについてはその通りのはずです。ポリーニの
>名前を出さないで「ある録音では音が1つ足りない。」と発言していま
>すよ。

例えば、シューベルトの「さすらい人幻想曲」第1部終結部分の
有名な難所を、ポリーニとブレンデルで聞き比べてみましょう。
難所だけれど、いまや厨房でも軽く弾いてしまうこの箇所を、
ブレンデルは音を省略しまくって誤魔化しています。
シューベルトでですよ?録音でですよ?

それとは別に、ブレンデルのバッハの録音には
吐き気がする。逝ってよし。
30名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 13:34
>ブレンデルのバッハの録音には吐き気がする。

そう? 大好きだけど。ああいう演奏があってもいいと思う。
31>>21:2001/08/19(日) 13:51
胴衣。
6・7枚持ってる中でブレンデルが一番好き。
大学教授が演奏してるみたいでつまらん、とかほざいてる
評論家がいたけど、大きなお世話だ。
1972,74年の録音って旧録なのかなあ?
3221:2001/08/19(日) 14:36
80年代のデジタル録音を新録としてという意味ね(ともにPh)。
他にもっと古い盤があるのかもしれないが…(Turnabout/Voxとかで)

特に第2集(D935)の演奏がすばらしい。録音も。
ルプー・ペライア・ブレンデル新録と比べてもダントツだ。
詩的で柔らかい。ブレンデルはシューベルトで最も自然になる。
その評論家には音楽性がまったく欠如しているといえよう。
(違うか?)
33名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 15:43
モーツアルトのピアノ協奏曲第27番(新しいの)
あんまり好きになれなかった。何となく訳知り顔な演奏が。
やっぱカーゾンが一番。
34>32:2001/08/19(日) 17:19
朋あり、遠方(どちら?)より来たる。
漏れ神奈川。
どうでもいいか。
35名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 17:20
>>29
こら!厨房でも軽く弾けるだと?
弾けるわけ無いが。あそこ弾けるのはポリーニだけじゃ。
ペライアもダルベルトもフェルツマンも(ライブのポリーニも)
小細工いれて乗り越えるんじゃ!テンポ激遅にするとかな・・。
確かにブレンデルは、テンポ落とさない分、単音で切り抜けている。
テンポが変に落ちないだけよろし。
確かに解釈に囚われすぎだが・・彼の良さは、音の深みにある。
君は、個々のピアニストの特徴を理解出来ていない。
CDなんか聞いていないでコンサートいって耳と目を鍛るべき。
36名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 19:27
東急ハンズにこの人に激似のお面売ってるよ。パーティーコーナー。
37名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 19:31
>>33
風貌は似てる。
38名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 19:33
ブレンデルってレパートリーすごく狭そうな感じがするんですけど。
通ぶりたい人には向いているかも。
39名無しの笛の踊り:2001/08/19(日) 19:50
>>38
>レパートリーすごく狭そうな感じがする

ショパン以外には大抵手を出していると思ったけど。
良いか悪いかは別として。

>>29
>ブレンデルのバッハの録音には
>吐き気がする。逝ってよし。

具体的にはどこら辺が気に食わないの?
『半音階的幻想曲とフーガ』なんか、結構好きなんだが。
40名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 21:25
19さんも20さんも説得力大。すごく雑にくくればブレンデルの
音楽の職人としての厳しさ、ということにならないのかなあ。こん
なに乱暴なまとめ方するのは、思い出があるから。80年代後半か
90年頃か、パリのサールプレイェルでリサイタルしてた時、1階
席の前より左側で財布から小銭を落としたオッチョコチョイがいて、
しかも二度もやって、ブレンデルは演奏を中断して、私は二階席の
奥にいて聞こえなかったけど、何かその人に対して言って、それで
やり直した。無視して演奏を続けるということも出来たはずなので
しょうけど。ところであの時の曲は何だったのか。要はそれが聞き
たくて書いているだけの我がまま。アクシデントは憶えていて、曲
は覚えていないのですから、もともと音楽には向いていない人間な
のでしょうね、私は。さっき投稿したつもりなのですが失敗したか
載ってないので又。
41名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 21:33
シューベルトはともかく、ショパンはいただけませんな。
42名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 21:51
ブレンデルっていうのは、年とってテクニックの劣化が誰の耳にも明白
になればさっさと引退しちゃうだろうね。ミスタッチ多発でも弾き続け
る人じゃあないね。まあ引退後は本をたくさん書くだろうけど。
43名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 21:59
>>42
いや、その前に引退すると思われ。劣化の前に潔くだ。
あと5年以内と思うがね。
44名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:05
現代ものはやらないの?
45名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:07
>>44
シェーンベルク、ベルク止まりだよ。
だけど現代曲を聴くのはけっこうやっているみたい。
46名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:10
詩を書くんでしょ、このおじいさん。
47名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:12
>>46
One Finger Too Many
ていう詩集出したみたいだよ。
48名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:29
大好き
49名無しの笛の踊り:2001/08/23(木) 22:59
42>
ブレンデルは一度背中を痛めていらい音量がグンとさがり、正直に本人も
現在の自分が技術的に問題があることを認めてますね。(イギリスの雑誌の
インタビューで)

>>45
彼自信はファー二ホウとかラッヘンマンの音楽も好きですが
自分が演奏しなくとも他にそれに相応しい人がいると考えているのでは
ないでしょうか?

ポリーニとブレンデルは互いの演奏会に来ることもあって
互いに認めあっている関係でしょう。
本物の個性があれば、競争するなどという低レベルの考えは
おこらないと思う。
50名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 01:26
その後、色々とやってるけど
マリナーとのモツ全集がやっぱ頂点であったと思うけど・・。
51>50:2001/08/24(金) 01:26
うん
52名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 01:36
>>51
明確なレスさんきゅ(わら
53名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 01:45
おい、52君。
「わら」をつけるのはやめときな。
相手(51)に失礼だぞ。
5452:2001/08/24(金) 01:46
失礼。 (・−・)
55名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 02:03
ていうか51=53かよ。
56名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 02:11
↑違うね。なんで2チャンネラ−ってのは、こうなんだよ・・・。
ほんと、そぞろ哀れだねえ。
57 :2001/08/24(金) 04:18
てゆうか、「51に失礼だぞ」って言っても
51は「うん」だけだしな・・・

失礼もへったくれもないと思うぞ。
58名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 04:23
「うん」だけでもいいじゃん。
「わら」よりはまともだ。素直じゃないか。
能書きたれるよりはましだと思うけどな。
失礼は失礼だぞ?んん〜?57君
59名無しの笛の踊り :2001/08/24(金) 04:51
思うに2ちゃんで失礼だと言っていたら切り無いでしょう。
よっぽどの荒らしでもない限りは、レス受ける方もする方も
割り切りが肝心だと感ずる。
60名無しの笛の踊り:2001/08/24(金) 04:56
割り切りの出来ない輩が多いから荒れるんだよ。
2chでも、凄くタメになるスレも存在するからね。
そう思ったまでのことさ。
61名無しの笛の踊り:2001/08/25(土) 17:50
スレがこうなると悲しい。折角オーストリアの出世頭なのだから、もそっ
と何とかならないか。ということで質問。ブレンデルとクリーンのk.4
48の録音は、どっちがブレンデルでしょうか。なぜそう分かるのでしょ
うか。TuxedoMusicとか言うCDで何も書いてない。というか書いてなく
ても想像できますが。くだらない質問ですね。では、クリーンやスコダや
デムスと比べて、何が彼をして国際的に著名なピアニストにしてのでしょ
うか。ブレンデルの生まれはNordMaehrenだし、家系にはオーストリア以
外にドイツ、イタリア、チェコと入っているようだしで、生粋のオースト
リアとは言えないかもしれませんが。スレを生かしたいので悪あがき。
62名無しの笛の踊り:2001/08/25(土) 18:40
>>61 いいじゃん。初心者なんだろ。ほっときな。

20年以上前の学生時代にはTurnaboutの安い輸入盤LP(60年代録音)で
ヴァルター・クリーンやアルフレート・ブレンデルのモーツァルトを
聴いたものだった。懐かし。田舎のオケがド下手でね。クリーン=ブレンデルの
ドゥオも持ってたような気がするが覚えてない。スマソ。

しかしあの頃(LP録音の60年代)に比べるとブレンデルは大化けしたものだな。
クリーンも良かったね。時々来日して演奏会を開いていた。端正なモーツァルトだった。
63名無しの笛の踊り :2001/08/26 06:15
クリーンの名盤となるとグリュミオーとのモツのソナタって
ことになるんでしょうかね・・。健康的な演奏だと思うけれど
それと比べるとブレンデルはなにか隠し味的な要素が
効いてる感がしますね・・。
64名無しの笛の踊り:01/08/26 18:47 ID:jRKJnyKg
ID導入記念age
65>1:01/08/26 18:50 ID:s23lN9TU
いきなり敬称略しているが、あなたは何様のつもりですか。
よくよく知らない人物に対しては、最初は礼節をわきまえるのが筋でしょうが。
え? 違いますか?
そんな気がする。
昨日カラスが私に教えてくれた気がする。         
66名無しの笛の踊り :01/08/26 23:20 ID:3qouasUY
>>65
>>59 >>60 におっしゃってる人のいる通り、つまらぬことに
つっかからないで下さい。貴方のそういう言動が返って
ブレンデル自身の話題から話をそらせますよ。
67名無しの笛の踊り:01/08/26 23:53 ID:0IXPi8CM
>>66
あなたもいちいちコピペなんぞに
反応しないでください・・・。
68名無しの笛の踊り :01/08/27 01:17 ID:DaTEgRZM
>>67
というのもブレンデル好きすくないのかね?
ろくな話題が出ないから寂しくてな・・。
69名無しの笛の踊り:01/08/27 01:34 ID:ReF.V//c
これもロクな話題でなくてスマソだが。
ブレンデルはロンドン在住だが97年に死んだ思想史学者・哲学者
アイザイア・バーリン(ご存知か?)の親しい友人だった。
バーリンは無類の音楽好き,ブレンデルも知識の広い音楽家。
音楽のみならず色々な話題で大いに話が弾んだという。
バーリンの葬儀ではブレンデルがシューベルト変ロ長調ソナタの
第2楽章を奏でたという。ブレンデルにふさわしいエピソードだ。
70名無しの笛の踊り:01/08/27 02:48 ID:Wy93ntRA
ブレンデルってヨーロッパのある種のインテリの典型みたいな感じですね。
カネッティが面白いといつも言ってるらしいです。
教養をふりかざしても音楽に反映されなければダメですけど。
 彼が80年代に録音したリストの演奏は格調と風格ある演奏だと
思います。ただ正直最近の演奏はごまかしながら弾いている感じ。
71名無しの笛の踊り:01/08/27 19:48 ID:VM5/Qqkw
>>68
61を書いた人間なんですが確かにろくな話題でなくごめんなさい。ただブ
レンデルって良く分からなくて多くの人の忌憚の無い意見、でここって忌
憚の無い意見聞くにはいい所だからスレを生かしたかった。そんなつもり
なのに>>62さんありがとう。クリーンは二人のSchuで愛聴。
>>69パーリンは前に岩波でもロマン主義についての講演を活字に起したや
つが翻訳されましたね。そのバーリンでしょ。酔って場当たり的に書いて
いるから確かめないけど独か独語圏の人で英語は単純でもともと講
演だし読みやすかった。高校の英語が分かっていれば翻訳は必要ない。で
スレのブレンデルに戻ればあのようなオールマイティ博学な学者の葬式に
ブレンデルとはいかにもという感じですね。第一楽章も良かったかも。す
みません又余り発展性の無いモノの言い様で。クリーンとかデムスとかフ
レージングと言うかアゴーギクと言うか素人で上手く言えないが強弱とテ
ンポで突っかかると言うかキツイとこがあるのとブレンデルは違うのかな。く
72名無しの笛の踊り:01/08/27 21:03 ID:rOwmuopw
>71 スレがゆっくり息長く成長していくのを見守ってますよ。
それこそブレンデルにふさわしい。

また脱線してスマソだがバーリンについて補足。でも脱線もブレンデルにふさわしいかも。
バーリンはユダヤ系商人の子としてリガに生まれ,のちサンクト・ペテルブルクに移る。
10歳頃にイギリスに移住した。生涯の大部分はオックスフォード大学で活動した。
ロシア語が自由に話せたこともありストラヴィンスキーとはまあまあ親しかった。
イギリスを訪問したショスタコヴィチについても忘れがたい描写をのこしている。
特にストラヴィンスキーの「アブラハムとイサク」のヘブライ語テクストは
バーリンの提案で採用されたらしい。戦前のザルツブルク・フェスに通いつめた
らしいしロンドンのウィグモア・ホールの主要なパトロンでもあった。
誰かバーリンの音楽的回想を書きとっておけば面白い読み物になったろうに。
73名無しの笛の踊り:01/08/27 22:03 ID:VM5/Qqkw
ナルホド。リガは元々ハンザ同盟だし名前からして独か。いや脱線
のバーリンのこと。ブレンデルはごく若い頃は絵や文学に凝ったり
それから哲学にも凝ったんですね。今手元にワインと事典がある。
仏の音楽家事典の独訳を日本人の私が読んでいる。シュナーベルの
自伝には確かウィーンの上流階級の人々がプロの音楽家と室内楽を
弾いて楽しむことが出てくるし、哲学とチェロの兄弟のポパー、哲
学とピアノの兄弟のウィトゲンシュタインもいる。要は東大一直線
みたいにコンクール目指したりするんじゃなくて、芸術、科学、学
問、こういったのが一体になった人間のあり方、生活の中から、た
またま音楽が出てくると言うことだな。ブレンデルもそういう伝統
の中から出てきた人なのでしょうね。ああそれと建築のポリーニも
いましたね。北大かどっか医学部の何とかはどうしたのかな。日本
はそこまで成熟するのでしょうか。
昔はブレンデルはメディア的にはマイナーだったのに随分変わりま
した。「名前は知られていないが通好みのピアニスト」とか言うの
を厨房の頃読んで「通好み」ていうのに藁った記憶がある。おっと
2チャンに成りかけてしまいました。
74名無しの笛の踊り:01/08/27 22:44 ID:rOwmuopw
19世紀のヨーロッパ音楽を演奏するだけでもその文化的・社会的背景
を深く知ることが必要なはずだが。ただ指が回るだけで「音楽」をやる
ことができるかどうか。まあ第2次大戦前後以降のロシアは楽器バカ
にもかかわらず天才的奏者を輩出したわけだが。ロシアと日本の
違いに興味をそそられる。

日本人音楽家の中でも内田光子などはいい線いってると思う。
演奏そのもののクオリティはもちろんだが以前イギリスの雑誌に
イギリスとドイツの比較論エッセイを寄稿したのを読んだことがある。
透徹した論理と文体でなかなか読ませる。リンク貼っておこう。↓
http://www.prospect-magazine.co.uk/highlights/chalk_cheese/index.html
日本の評論家でもこれだけのものを簡単に書けるかどうか。(日本語ですら!)
そういえば内田はロンドン・ハムステッド在住でブレンデルのご近所のはず。
これって偶然かな?

度々の脱線スマソ。さあ,ブレンデル・ファンの方々,ブレンデルの音楽を語れ!
75名無しの笛の踊り:01/08/28 15:15 ID:vURXljY6
ブレンデルのシューマンはけっこう好きっす。

あと驚いたのは、この人かなりデカイんだよね。
身長2メートル近くあるんじゃないか。
76名無しの笛の踊り:01/08/31 23:17 ID:2sU8oiR2
イタリアの変な海賊盤を見つけました
限定3000コピーで内容はベートーヴェンのソナタ三曲でした。
悲壮、葬送行進曲+もう一曲
このCD、デジタルレコーディングとか書いてあるところが凄く怪しいんですが
持ってる人います?
77名無しの笛の踊り:01/08/31 23:21 ID:eT8DRGTc
和声がいいね。
師匠に似てきたかも。
78名無しの笛の踊り:01/09/10 09:56
2chにはあまりファンいないのかな。
彼のベートーヴェンは知的に抑制されていて好きです。
11月にDiabelli聴きに行きます。楽しみ。
79名無しの笛の踊り :01/09/18 22:21
ん〜・・。来日するというのにどうも低調だね。
オレ的にはアバドとのブラームスのコンツェルトが好みだね。
今じゃあんな演奏はできないかもしれないけれど、
モーツァルトの協奏曲なんかでアプローチを
変えられるのもこの人の凄さだと思うぞよ。
80名無しの笛の踊り:01/09/18 23:37
ブレンデルもともと好きだけど、これほど定価でいっぱい
露出するのもどうかとは思うね。でもいいとは思うよ。

それにしても、
ブレンデルを貶してよろこんでる評論家っつうか、
ネットでうろうろしてるしったかぶりがいるよね。

うざいったらありゃしねえ。
81名無しの笛の踊り:01/09/18 23:43
ブレンデルは以前、ハイドンを聴いて素晴らしいと思ったのですが、
そのライブ録画を見て、あまりに苦渋な表情にちょっと萎えてしまいました。
その後は録音の多さについていけない感じです。
再録音も多い方ですが、総体的には旧録音と比較してどうなのでしょう?
82名無しの笛の踊り:01/09/18 23:45
今年のザルツブルクでのベートーヴェンの協奏曲は総立ち。
ラトルとがっぷり四つという感じで唸らせてくれましたよ。
本人も唸ってましたが……
83名無しの笛の踊り:01/09/20 00:18
コンサートゴーアーにしてみれば、ブレンデルは手堅いだろうけれど、
選択肢の広いCDでは、積極的に選び難いピアニストではないだろうか。

録音の良さは所詮ピアニズム的な魅力の無さを補償しないにしても、
踏み込んだ分析の演奏プランを武器に、ポリーニに対抗している、と見るか、
その理性が生む、あまりに強い批判性がもたらす晦渋な演奏の気分は、
バレンボイムの自然な音楽性を超えられない、と見るか。

グールドとグルダ、という同世代の二人の天才を亡くした今、
天才ならぬ教養人ブレンデルの孤独はなお深いように思える。
84名無しの笛の踊り:01/09/24 01:55
んん。。
以前は自然さと知性が見事に一致していたと思う。
モツの協奏曲あたりで頂点に。。
その後は知性が先走りしている感が否めないのではないかな?
85名無しの笛の踊り:01/09/24 02:06
Philipsでの最初のシューベルト、
ダート門下と言えた時期のマリナーとのモーツアルト、
リストやハイドンの知的再発見・・・
このあたりがマイベストブレンデルかな?

ウェーバーやメンデルスゾーンも良かったけれど、
シューマンをその延長で捉えては魅力が出ないな。
86名無しの笛の踊り:01/09/24 03:48
遅レススマソ。

>>35
>>29こら!厨房でも軽く弾けるだと?
>弾けるわけ無いが。あそこ弾けるのはポリーニだけじゃ。
>ペライアもダルベルトもフェルツマンも(ライブのポリーニも)
>小細工いれて乗り越えるんじゃ!テンポ激遅にするとかな・・。

ペライア(指の故障で一度リタイア)、ダルベルト(下手糞のオカマ)、フェルツマン
(ユダヤ・コネだけでここまで出世)、全員下手糞ばっかりじゃん。
いわんや、「ここ十数年の」「ライヴの」ポリーニなど・・・ あんた、耳ついてんの?
それでも、この人達全員、ブレンデルよりは指回ると思いますよ。
(ちなみに、ポリーニのCDの解釈の「元ネタ」はリヒテルです。 ご参考まで)
それから、現在の「厨房」用・国際コンクールのレヴェルをなめてもらっては困ります。
あの「さすらい人」の難所を弾けないようなヤツは、どの第1時予選も通過出来ません。
よほど指の小さい東洋人の女の子、というなら別だが。 これは手首のテクニックの話。


なお、私は1970年代に録音されたブレンデルのシューベルトに関しては、やはり一目置く。
ベートーヴェンはグルダの方がどうしても上。 シェーンベルクはポリーニが上。 バッハは解釈が
旧弊すぎて論外。 それが証拠に、あのディスク以降、一枚も録音していないでしょう。
87名無しの笛の踊り:01/09/24 03:53
英語読みやめてんか!
「アルフレート」にしといてくれ
88名無しの笛の踊り:01/09/24 04:32
きっとグルダのことは大嫌いだったんだろうな・・・
89Hazumoerer gx25.lib.unf.edu:01/09/24 08:08
>>86そういえば、ルービンシュタインもあの難所はテンポダウンしてるんだよね。隔世の感がある。
90名無しの笛の踊り:01/09/24 10:19
>>86

>なお、私は1970年代に録音されたブレンデルのシューベルトに関しては、やはり一目置く。

1980年代終わりに録音したのはどうダメなの?
1970年代のは、頭で考えた部分が前面に出過ぎてて
好きになりきれんのだけど。
91名無しの笛の踊り:01/09/24 10:31
>>90
同意!
音楽自体としては新録音のほうがずっと自然だね。
旧録音は音楽イメージの表現の幅狭い気がする。
92名無しの笛の踊り:01/09/24 23:23
>>86
どうしてグルダのベートーヴェンの方が上なのよ?
93名無しの笛の踊り:01/09/24 23:39
なんでこいつは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を何度も何度も録音してんだよ。
弾くたんびに解釈が変わってどうすんだよ。確固たるものがねー証拠じゃん。
学者ぶってんなよ。一生かかって一つの答えを出せよ!!
94名無しの笛の踊り:01/09/25 09:41
>>93
研究の結果、解釈が「進歩」することだって
あるかもしれないじゃん。

>学者ぶってんなよ。

あなたがそう感じるのは、あなたのコンプレックスの裏返しでしょ。
もしかして3流私大卒?プ
95名無しの笛の踊り:01/09/25 11:49
>>90
1980年代後半の録音は、単に「弛緩」していると思う。
彼が言うところの、「直感に戻」ろうとしたのだろうが、
大天才だけに許される「身体の生理のみに従う」ことを重点においた演奏になっており、
残念ながらそれが上手くいっていない。
グルダやアルヘリチの天才性は、
もとから体の中にある「生理」の即興的・即発的な発露と思うが、やんぬるかな、
ブレンデルにはそれがほぼない。(というか、少なくともそれを音として出力できる指のテクニックが
ない。) 1970年初頭の、「売り出し中」の彼はよくそれを自覚していたから良かったが、
売れちゃってからは油断してしまった。 よく聞くと、音楽がパターン化してしまっとる。
(これは勿論、物凄く上のほうのレヴェルの話ですよ。だってウィーン古典派の
録音なんて、いわば「激戦区」なわけだから。)
グルダの「平均率」やモーツァルトは、これほどピリオド楽器の演奏が百花繚乱の現在、
いまや時代遅れも甚だしいと思われるが、「ベートーヴェン・ソナタ」についてだけは、
あと30年は生き残るような気がする。
96名無しの笛の踊り:01/09/25 12:25
>>95
ほぼ全面的に同意。
ただしグルダの平均率には時代遅れとなってなお残るだけの魅力を感じる。

ブレンデルに関しては、僕はシューベルト同様、
リストとハイドンも評価するが、これはいかが?

まあ、数少ないグルダのハイドンを聴くと、その差は歴然ではあるのだが。
97名無しの笛の踊り:01/09/25 12:33
>>96
ハイドンはいいね。近代人の意識の入ったハイドン演奏は独特
の魅力あり。  でもリストは蒼褪めた演奏だと思うよ。
別にホロヴィッツと比較しようという気は毛頭ないが、たとえば
アラウなんかと比較しても、ブレンデルのリストは萎縮した音楽
に聴こえる。 それまでのリスト演奏に対するアンチのスタンス
なのかな?
98名無しの笛の踊り:01/09/25 13:09
ここ数日のレス数の伸び! ブレンデルに一体何が起こったのか…

漏れも >>95 の評価に一票。あっシューベルトの話ね。
「即興曲集」旧録萌え〜〜〜
99名無しの笛の踊り:01/09/25 19:00
聴く価値あるのはハイドンだけと思います。
バッハ〜シューベルトなど
今はブレンデル聴く時間があったら
他のピアニスト聴きます。

シューベルト歌曲で
ディースカウを伴奏したのはひどかった。
シュライアーのシフくらい弾けんのかねまったく。
なのに
録音ありすぎ。
ブレンデルにウンザリ。
100名無しの笛の踊り:01/09/25 19:15
>>99
録音したくてもできないピアニスト多い。
そういうピアニストと比べて、録音する機会の多いブレンデルは音楽
産業からみれば、まだまだいくらかでも商品価値あり、ということなの
だろう。 「彷徨人」の例の個所を完璧に弾けるらしい星の数ほどいる
ピアニストは結局、ブレンデルとの比較では商品価値がないということ
だ。単にそれだけのこと。
101名無しの笛の踊り:01/09/25 19:31
浅田彰曰く、ブレンデルはピアニストとしては全然ダメ。エッセイストとしては
面白いんだけど。
前半はともかく、後半には胴衣。しかし訳はひどかったな。日本語になってない
上に、音楽関係者が訳してるくせに専門用語や歴史的背景についても間違い
だらけ。別宮貞徳の悪訳評論にも取り上げられてた。
102名無しの笛の踊り:01/09/25 19:43
>>101
その本、訳はさておき、本当におもしろい本でしょうか?
タイトル教えてチョ!
103名無しの笛の踊り:01/09/25 19:53
アサダにピアニストが判るかというのも疑問だけど、
確かにブレンデルはピアニズムの点では良くても並み、でしょうね。
それでここまで聴かせるのだから、やはり大したもの。
104名無しの笛の踊り:01/09/25 20:00
浅田はグールド一辺倒じゃなかったかな?
105名無しの笛の踊り:01/09/25 20:47
>>102

楽想のひととき
アルフレッド・ブレンデル著, 岡崎 昭子訳

出版社は忘れたが、もしかしたら音友だったかも。幸いなことに現在では
絶版になってるようだ。

Alfred Brendel on Music: Collected Essays
Alfred Brendel (著) ペーパーバック (2000/11) A Cappella Books (IL)

こっちはアマゾンですぐ手に入るよ。
106名無しの笛の踊り
>>105
Many Thanks !!