1 :
名無し物書き@推敲中?:
2 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 18:12:39
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(
http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 18:14:50
4 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 21:12:19
窓のふちに肘をかけると外壁にとまっていた蝉が一匹、ぶーんと音をたてて飛び去った。
蝉の姿を探そうと思ったが、蝉がとまっていた外壁をぼおっと数秒見ていたので、探し出そうとしたとき、その姿はもう消えていた。耳をすましても泣き声はきこえない。
正午の太陽は手の甲をかゆくなるまで焼いていた。
ギターのピックを指のあいだにはさんで六畳の部屋を見渡した。においをかいだ。清潔なにおいをかぐことができた。
きれいにたたまれたシャツとジーンズ。レコードもきちんと棚に収められて、ジョン・レノンのレコードだけは絵画のように壁にかけられていた。
ロバート・キャパの写真集と白い家が表紙の雑誌がすこし距離をあけてテーブルの上に置いてあった。
いつ見てもきれいな部屋だけど日に焼けてしまった畳とタバコの煙で茶色くなった壁は気にならない程度に汚かった。
ピックで外壁をかりかり削り、また部屋のにおいをかいだ。おなかを鳴らすいいにおいがしてきた。ふすまが開いた。彼女がラーメンが入っている小さなふたつのお椀をトレーにのせて部屋に入ってきた。できたよ、と微笑みかけた。片方のお椀のほうが麺の量が多かった。
ピックで外壁を削るのをやめた。ピックを外に投げ捨てた。空気の抵抗も受けずにまっすぐ地面に落ちた。彼女はふたたび微笑んだ。
窓のふちから肘を離すと近くの名も知らない樹木から、蝉たちがわんわんみんみん泣き出した。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 21:55:30
>>4 ある夏の一時の描写、可もなく不可もなく。小説じゃなく、日付のない日記みたい(てか、日記だよな?)。
6 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 22:15:16
>>4 描写の一貫性に欠ける部分が目に付く。
「清潔なにおいをかぐことができた」と言いながら「タバコの煙で茶色くなった壁」。
おそらくタバコのにおいが染み付いているはず。「清潔なにおい」には違和感を感じる。
「きれいにたたまれたシャツ」「いつ見てもきれいな部屋」もどうか。
「きれい」という言葉には価値も含まれているので、自分を褒めているような居心地の
悪さを感じる。あるいは(たぶん同棲中の)彼女に対する褒め言葉なのかもしれないが、
それならそれをもう少し書き足したほうがいい。
>いつ見てもきれいな部屋だけど日に焼けてしまった畳とタバコの煙で茶色くなった壁は
>気にならない程度に汚かった。
本文中いちばんの悪文。どっちやねん! と突っ込みたくなる。
また「ぶーんと」(「城の崎にて」を連想したが)「わんわんみんみん」。好みだろうけ
れどこういう文体では擬態/擬音は極力排したい。特に最終行は言葉で表現して頂きたい。
とはいえ、全体に透明感があって好きだ。
ちょっとしか出てこない彼女がものすごく可愛らしい女性に見える。
主人公はギターを諦めて彼女ために働き出すのかね? そんなストーリーが隠されている
ように読んだ。
7 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 22:51:31
>>4 夏の日のワンシーンとしては大体いいんじゃないでしょうか。
気になるのはこのあたり
>ぶーんと音をたてて飛び去った。
>蝉たちがわんわんみんみん泣き出した。
擬音を使うと安っぽくなるので、こだわりがなければ使わないほうがいいです。
文章のねじれを修正
>レコードもきちんと棚に収められて【いたが】、
>ジョン・レノンのレコードだけは絵画のように壁にかけられていた。
>いつ見てもきれいな部屋だけど、日に焼けてしまった畳とタバコの煙で
>茶色くなった壁は気にならない程度に【汚れていた】。
8 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 22:55:27
擬音についてなんですが、一人称の場合は主人公がその音をどのように
感じたのか? という方向で表現すると上手く見えます。
>>6 >「清潔なにおいをかぐことができた」と言いながら「タバコの煙で茶色くなった壁」。
おそらくタバコのにおいが染み付いているはず。「清潔なにおい」には違和感を感じる。
ありがとう、こういう指摘は勉強になります。
>本文中いちばんの悪文。どっちやねん! と突っ込みたくなる。
指摘があった文は、投稿し終わったあと、自分でも?と思った。いつもこういうところに気がつかない自分に嫌気がさす。
>また「ぶーんと」(「城の崎にて」を連想したが)「わんわんみんみん」。好みだろうけ
れどこういう文体では擬態/擬音は極力排したい。特に最終行は言葉で表現して頂きたい。
たしかに「ぶーんと」は連想した通りです。「ぶうん」とかじゃやっぱりだめなのです。「ぶーん」じゃないと……
作者の意図というものを生意気ながら言わせてもらえば、
「わんわんみんみん」もそうですが、〈僕(本文では書いていませんが)〉と〈彼女〉=〈蝉〉でありまして、最初にある「ぶーん」と飛び立つ蝉は〈僕の本心〉で、
彼女のためにミュージシャンになるのをあきらめようと悩んでいる〈僕〉が近づくのを嫌がるように、まっすぐぶーんとその場を離れる、という稚拙な表現をしてみました。
>蝉たちが「わんわんみんみん」
は、〈僕〉が「わんわん」と夢を諦めて泣いていて、〈彼女〉が「みんみん」とオーソドックスな泣き声=オーソドックスな生活を望んでいる。という表現をしたかったのです。
どうしても擬音語で表現したかったのです。
10 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/13(土) 22:58:41
>>4 だいたい
>>6と同意。個人的には好きだが、ちょっと危うい感じがする。
具体的に言うと、このままのトーン+テンションで中・長編を書き上げるのは
かなり大変なハズ。尻すぼみになってしまいがちだから、その辺きっちり
纏められるかが問題。物語の助走として書いたものなら及第点だけど、
これだけしか書けないなら論外だな。
11 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/14(日) 01:28:03
>>9 >蝉たちが「わんわんみんみん」は、 〈僕〉が「わんわん」と夢を諦めて泣いていて、〈彼女〉が「みんみん」と
>オーソドックスな泣き声=オーソ>ドックスな生活を望んでいる。という表現をしたかったのです。
それはさすがに読み取られないと思われ。
前スレ1000行ったのか……まぁ変な流れだったからな。
とりあえず
>>1乙
>>4 > ピックで外壁を削るのをやめた。ピックを外に投げ捨てた。
唐突だな。
つまりは、描写不足。
主人公が部屋のどの位置で壁を削っていたか描写されていない。
だから『ピックで壁を削る→ピックを投げ捨てる』という一連の流れが
繋がらない。
全体に粗い。
小説以前の粗筋であり、文量の少なさで何とか読めるが、
ある程度以上の長さになれば退屈極まりない糞になる。
何を見せて、何を削るか。
作者には、押さえるべきポイント、
読者に伝えておかねばならない情報が凡そ見えていない。
柱を建てずしてシャンデリアを飾る、内装業者が作った家屋の如し也。
14 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/14(日) 12:26:27
SSを書こうと思ったが、やめた。
前スレに[伸びる鼻]を投下した後、ナンセンスのスレで親切な人にダメ出しされたからだ。指摘はその通りだったのである。読み直して、あまりの酷さに爆笑した程だ。
たぶん[伸びる鼻]は「白菜のやつ、わざとやってるな」と、ほとんどの人が思ったに違いない。
しかし、[伸びる鼻]はマジだったのである。全身全霊全力投球でアレだったのである。目も当てられない。ヒドいもんである。
書き直してレベル・アップしたものの、あのまま放置していたらえらいことだ。天才白菜の名に傷がつく。つく。つく。つく。
ツクツクぼうし、ツクツクぼうし、人参たべてホーホケキョ! というギャグを昔、[西川のりお]がやっていた。
あれは破壊的なギャグだった。
前の流れを全て無に帰すギャグだ。
つまり、無から有は生まれるのであり、無理やり文章を書いたことがバレバレなのである。
そして、今頃になってここが[ナンセンス]のスレではなく、[酷評]のスレだという事に気付たのである。
無責任にもこの文章を投下するのである。寝るのである。
あとの事は知らないので、あ、……。
15 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/14(日) 12:36:52
誰かがツッコんでくれるだろう。
すっかり自虐ネタが得意になっちゃって…
お願いします。
私は子供の頃から『人さらいを見た記憶』がある。
いや、正確に言えば『人さらいらしき者を見たかもしれない記憶』になるだろうか。
今はもう曖昧になってしまった記憶の中で憶えている事。
まるでサンタクロースのように袋を背負っていたモノ。
その袋から出ている足。
黒い靴を履いていた足は、いやに細く白く、私の目に飛び込んできた。
それは私の記憶の隅に残った。
今でもたまに思い出すけれどもあれが実際にあった事なのか、それとも何かの話を自分なりに想像した結果こういう妄想を抱いたのかはわからない。
それは私が存在している現実にはそぐわない風景で、幼い頃はひどく戸惑った。
あれが人さらいかもと気が付いたのはいつ頃だったか、中学に上がる前だったような気がする。
それから五年程経つが、誰にも言わずにきたのはやはりあまりにも『人さらい』が非現実的だったからか。
大体夕闇に紛れて子供をさらい、何処へ連れて行くのか。
子供が居なくなれば騒ぎになるし、そんな話は私の周囲では聞いたことはなかった。
それでも完全に否定できないのは、あの足がいやにリアルに思い出されるからだ。
そんな事を祖母の病室で考えていた。
凡百の文章じゃないな。最近のそこらのやつとはレベルが違う。惜しいのは
>私は子供の頃から『人さらいを見た記憶』がある。
「私は子供の頃『人さらいを見た記憶』がある。」
>今はもう曖昧になってしまった記憶の中で憶えている事。
重複。
19 :
18:2006/05/14(日) 13:29:34
うーん、「私は子供の頃に『人さらいを見た』記憶がある。」 だろうか。
つぎのも「いや、正確に言えば『人さらいらしき者を見たかもしれない』記憶に
なるだろうか。」にするかなおれだったら。
原文は記憶を括弧にいれることで対象化できるのはいいけど、
どうもおさまりがよくない。
くどい
いらない表現多すぎ
二段落目から三段落目にかけて、そんなにうだうだ書く内容じゃないだろ
21 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/14(日) 14:03:33
上手くいかない時はとことん上手くいかないことを、私は経験で知っている。どこをどう見ても雨脚は弱まる気配を見せない。
多少、濡れることを覚悟しても駅まで走っていく方が良さそうだ。雨が止むまで待つなんてことは、出来ない。
鞄には即席の傘になってもらうしかない。覚悟を決めて、私は雨の中に一歩足を踏み出した。
学校の煉瓦塀の側には桜が一直線に並んでいる。八分咲き、というのは満開をさすらしいから、ここの桜も今が一番の盛りなのかもしれない。
可哀想ではあるがこの雨で桜はきっと散ってしまうのだろう。既に足元には、薄い色の絨毯が出来かけていた。
無常ではあるが、それ故の美しさがある。きっと、桜は散るために咲く花なのだと思う。
足元で水が跳ね、紺色のハイソックスを濡らす。革靴が段々と冷たく、重くなっていく。
横断歩道で足止めをくらう。周りに目をやれば、傘を差している人は少なく、誰も彼も手ごろなものを傘代わりにしていた。
そういえば、今日のような雨を「花散らしの雨」と呼ぶのだと押しえてくれたのは誰だったか。
多分、三番目の兄だろう。彼は、こういうことをよく知っている。
春の雨は意外な冷たさを持っている割に、やたらと情念的な気がする。ねっとりとした艶やかさ、とでも言えるだろうか。息が詰まりそうな気がする。
こういうことは、あまり学校では話さない。理解してもらえることもないからだ。
この「感覚」を言葉にするのは難しい。「わからない」人にいくら言葉を並べてもわかるはずはないから、私は最初から「言わない」という選択肢を選ぶ。
だから同級生が苦手だ。行間を読もうとしない、同級生たちが苦手だ。(表に表れているものなんて一部なのに)
この世のものの全部が全部、言葉で説明できるはずはないのに、言葉で説明しようとするところが苦手だ。(全て説明できると考える辺り、傲慢だ)
目の前の赤信号が、青になった。私は駅への道を急ぐ。
久しぶりに晒してみようかと思います。
書いている文章から途中を抜き出し。
>私は雨の中に一歩足を踏み出した
ちょっと軽い
覚悟を決めて踏み出す先がどんなもんか、冷たいとか不意に降られたとかなんとか、
総括する表現が欲しい
>学校の煉瓦塀の側には桜が一直線に並んでいる。
判りにくい
塀に沿って学校の敷地内に桜が植わってるのか、塀の脇の通りに桜並木があるのか
ともかくなんかほかに書きようがある
さらにその後、散り始めの桜は雨で散るけど、
八分咲きの桜は台風でも来ない限り雨の一発で散るわけはないんだ
>押しえてくれたのは
誤字
前半に比べて後半やたらとせせこましくなってる
こんなこと書く必要があるの?
>>17 正確に言い直す必要はない。過去の話である時点で、主人公の記憶である
ことも分かってる。メタファーならメタファーらしく簡潔に「人さらいを見たことが
ある」でいいよ。
>その袋から出ている足。
>黒い靴を履いていた足は、いやに細く白く、私の目に飛び込んできた。
妙な改行、もってまわった言い回し、指示語の多用、体言止めの多様
のせいで紛らわしい言い回しになってる。日本語で書け日本語で。
>>21 雨の中を急いでいる割には思考がずいぶんと悠長、展開が緩慢。
「だから同級生が苦手だ」っつーのも唐突。そんなもの読者は誰も
気にしてないよ。まず場面を作ろう。
「駅について振り返ったところで同級生と会った場面」とかなら、
この内面描写でちょうどいいと思うけどね。
>>17 冒頭の文章にねじれがあります。
> 私は子供の頃から『人さらいを見た記憶』がある。
>いや、正確に言えば『人さらいらしき者を見たかもしれない記憶』になるだろうか。
>今はもう曖昧になってしまった記憶の中で憶えている事。
>まるでサンタクロースのように袋を背負っていたモノ。
>その袋から出ている足。
>黒い靴を履いていた足は、いやに細く白く、私の目に飛び込んできた。
>それは私の記憶の隅に残った。
私は子供の頃、何度か不思議な光景を目撃した。
今はもう曖昧になってしまった記憶の中で憶えている。
あれはサンタクロースがそうするように袋を背負っていた。
そこから出ている足。
黒い靴を履いていたその足は、いやに細く白く、私の目に飛び込んできた。
それは私の記憶の隅に残った。
あれは『人さらい』だったのだろうか?
文章を直すとこんな感じですが、小説の冒頭シーンとして回想ダイジェストをもって
くるのは減点の対象になります。回想シーンではなく、主人公の子供頃をリアルタイムに
描いてみてはいかがでしょう?
>>21 文章は手馴れた感じですね。
内容は、要素を詰め込みすぎて冗漫になっています。
雨の中、かばんを頭に乗せて走っているシーンとしては感情移入が難しく
スピード感が感じられません。
誰でも一度くらいは経験すると思いますが、かばんを頭に乗せて走ると、視点は
下向きになります。水溜りとか、電柱や車、自転車、人間などの障害物に注意が
いきますから、桜の描写などが続くとなると感情移入が難しい。
雨の中走るシーン→授業中、窓の外の桜を想う→休憩時間に友達と語るが分かり合えない
文章は上手そうなので、こんな感じにシーンを分けてみたらかなりよくなると思います。
26 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/14(日) 19:10:29
>>17 唐突に始まり、唐突に終わる。続きはあるのかな? 婆あの病室で終わらないよな? 文章は、可もなく不可もなくと言ったところ。
>>21 長い。無駄に長い。そして、つまらない。何故か? 描写を成立させるだけの説明が欠如しているから。読後には、突然の雨、桜の花の印象しか残らなかった。
突然の雨で桜が散る。このありきたりな描写に、貴方独自の説明が欲しかった。
ちんこが焼けた
じゅーじゅー焼けた
あちっあちっ
幽霊に出会ったのは小学生のときだった。学校の帰り道、町外れの公園に一本だけ高い木があって、
その張り出した枝に幽霊は腰掛けていた。
「やあ」と幽霊は言った。
「なにしてるの」とぼくは言った。
幽霊は半ズボンの足をぶらぶらさせてぼくを見下ろしている。幽霊には眼がなかった。眼のあるべき
ところには穴があってその穴は闇になっていた。
「いい眺めだなと思って」
腰掛けている枝はぼくの背よりもはるかに高い。
「お出でよ」
幽霊がそう言うと次の瞬間ぼくは幽霊と並んで枝に腰掛けていた。
「ほら、向うの山が見える」
山の上の仏舎利塔も見えた。丸い屋根が西日を受けて銀色に光っている。
「見えるの?」とぼくは聞いた。「眼、ないんだよね」
「なくても見えるさ」と幽霊は笑った。
「ほらね」
そう言って幽霊はぼくの眼に指を入れた。そしてぼくの眼をするりと抜いた。幽霊の手の上にぼくの
目玉が載っている。もう片方の眼も同じように抜いて手に載せた。
「ほんとだ」とぼくは答えた。眼がないのに変らずに見えている。
「だろ?」と幽霊が言う。
「駅も見えるね」と幽霊は言った。「赤い電車が走ってゆく」
ぼくが通う小学校の校舎も見えた。
「きみはいつも一人なの?」とぼくは幽霊に聞いた。幽霊は闇の眼でぼくを見た。「ごめん」とぼくは言った。
幽霊はふたたびにっこりと笑った。
「ぼくに名前はないよ」と幽霊は言った。
「じゃあなんて呼んだらいい?」
「きみの名前でいいよ」と幽霊は答えた。
「これ返しておくよ」
幽霊はぼくの眼を元に戻した。
「風が出てきたね」
幽霊がそう言うとぼくは木から下りていた。見上げると幽霊は手を振った。そして薄くなり消えていった。
それから幽霊にはいちども会わなかった。ぼくは中学生になっていた。
>>28 うまい!と思いました
この文をもうちょっと膨らまして色々もっと感じる事のできる文にしたら、とてもいいものになると思います。
頑張ってください、あなたの次の文が読んでみたいと思いました。
30 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/15(月) 02:50:39
31 :
17:2006/05/15(月) 05:28:13
>>17です。
酷評ありがとうございました。
これは短篇のプロローグで続きはあるのですが、キリの良いところ
で区切りました。
前にこちらで表現の重複が多いと指摘されていたのですが、自分では
中々気が付かないものですね……
精進します。
>>28 普通に面白い。いしいしんじの小説みたい。
どこかを直そうとか考えないで続きを書けばいいと思う。
>>28 これなんてラフ文
と言いたいところだけどこれはわざとだよな?
子供は心情や情景を描写したりしないもんな
このくだりに限った書き方なんだろ?
そうでないならとても読めたもんじゃない
それを踏まえて、仏舎利なんて渋い言葉知ってる小学生は居るのかしら
>>28 この短い文章のなかに幽霊、ぼくが何十個出てくるのか。おかしいとおもうだろふつう。
>>28 小学生ってのがよく表れてるね!
っていうか、小学生の作文だろ
おかしな所は糞ほどあるが、面倒だから一言だけマジレスしてやる
語っているのが「小学生の僕」なのか、「小学生の時だったと言っている僕」なのか
それを意識して書き直せ
>>31 最後の「そんな事を祖母の病室で考えていた。」っていう所でリズムが崩れたかな〜って思います。そこを違う文にしてみてリズムを最後整えたらおkかなと
いいリズムです、読みやすかったですよ、頑張ってくださいまし
>>28 >幽霊に出会ったのは小学生のときだった。
「幽霊」は固有の名詞ではないので変。
「犬に出会ったのは小学生のときだった」じゃ変でしょ。
「その幽霊」とするか「僕が初めて」と付け加えるかした方がいい。
>その穴は闇になっていた
うーん、好みだろうがこの「闇」という表現は好きじゃない。イメージはわかるけれど。何となくチープになる気がする。
あとせめて「その中は〜」「その穴の中は」とした方が。
>ぼくは中学生になっていた。
いらない
小学生の文体っぽくしているのはワザとだろうと思った。
だからいろいろ突っ込みたいところはほぼスルーした。
こういう話は好きなのだが、感情も全然伝わらないし、淡々とした漫画を文章に書き直したような印象。
以上です。
39 :
28:2006/05/15(月) 23:34:15
みなさまに酷評頂きありがとうございます。大変に参考になりました。
upした部分は小説の冒頭部分でして、この後、中学生時代の話となり、そこに
再び幽霊が現れるという展開になります。
>>29 お褒め頂き恐縮です。元気づけられました。
>>30 ラノベではありません。ラノベは門外漢なのでわかりません。
>>32 ありがとうございます。頑張って書きます。
>>33 はい、この冒頭部分に限った書き方です。次の章からは日常的な展開、
描写となります。仏舎利塔は実際に小学生の頃よく遠足に行ったので書き
ました。もちろん一般的ではないとは思いますが、甘い菓子のなかに塩粒
を入れるようなつもりで「仏舎利塔」という言葉を使いました。
>>34 仰るとおりです。しかし「幽霊」は「彼」とか「その子」とかで言い換え
るわけには行かず、この文体では話者を明確にする必要もあり、減らせま
せんでした。にしても、多すぎるのは確かです。
>>35 励ましの言葉と受け取ります。
>>36 「小学生の時だったと言っている中学生のぼく」です。ただし、中学生の
視線では語っていませんので、その意味では「小学生のぼく」になります。
この辺が曖昧なのかもしれません。
>>38 ここではあえて固有名詞ふうに扱っています。「僕が初めて」というのは、
実は初稿では「はじめて幽霊に出会ったのは〜」でした。書き出しの印象
を鮮明にしたかったので削除しました。
「中学生になっていた」というのは冒頭に書いたような事情からです。こ
れだけじゃもちろんわかりませんよね、すみませんでした。
40 :
111:2006/05/17(水) 01:03:00
> 「きみはいつも一人なの?」とぼくは幽霊に聞いた。幽霊は闇の眼でぼくを見た。「ごめん」とぼくは言った。
この部分が演出過剰に感ずる。
「ごめん」が来るなら、「闇の眼」という語彙で不気味さを強調しないで、
「眼のない眼でぼくを見た。」と素直につなげた方が効果的。
だけど、以降の展開に必要なのか、優しいだけの幽霊じゃないという
設定をつかみとして使っているのか、あれだけでは判断不可能。
おまけに、「闇の眼」って言葉は初出じゃなくて、丁寧に伏線を張ってやがる。
俺には酷評無理だった。
28には付け込む隙が無さ過ぎる。
悔しい。
41 :
111:2006/05/17(水) 01:03:52
う。誤爆した。
本スレでは晒したくなかったのに。
死にたい。殺したい。
42 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 01:08:06
あげてみっか。
とりあえず、書き手が文章として書いたこととは別に
いちいち補足説明しなければ、読み手に内容が理解されない文章は
ダメでしょ?
書き手はここで解釈をひけらかすのではなく、
読み手がどういう読み取りをしているのか見守って
そのズレをなくすべく努力するか、そのズレを楽しませる文章を
練るべきでは?
>>28 俺は他人の作品を酷評出来る程の腕は無いが思った
事を言わせて貰う。
〉幽霊に出会ったのは小学生のときだった。
〉その張り出した枝に幽霊は腰掛けていた。
〉「やあ」と幽霊は言った。
〉「なにしてるの」とぼくは言った。
「〜だった」「〜していた」「〜言った」
この調で書くのであればセリフはセリフで書いた
方がリズム的にいいと思う。
あえてしているのであればこれはこれでいいが、
あまりにも内容が見えてこない。
読者に何を感じて欲しいのか。そして、陰喩で
あるにしても、後付けでジワジワ効力を出す
言葉がある様にも見えない。
意味があるなら隠すにしても言葉に感銘を感じさせて欲しい。
以上酷評。
45 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 12:52:50
スゲーの発見した。
全部読みたい奴はスレ検索「文才」で
「文才無い奴がry」ってスレが出てくるからそこへ
137:タムナン :2006/03/15(水) 11:25:57 [sage 前編]
空には今日もアレがいた。雲よりも大きく太陽より黄色い。
ギラギラとした大きな目に大きな口。いつもメラメラとした笑みを浮かべながらこっちを見てる。
外に出てもソレはこちらを見ている。何を言う訳でも無い。ひたすら見ている。
ある日ソレは突然話しかけてきた。友達にならないか?だとさ。まぁ話たこと無かったけど長い付き合いだしもちろん友達になったよ。
それから色々知った。高い空にいたから大きいかと思ってたけど食パンを乗せる皿くらいの大きさだと言うこと。狭くて暗いとこが好きだと言うこと。そして・・・
実は自分自身だと言うこと・・・
以下略。
激しく
>>28 に似てる
46 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 12:54:45
依然この文章はこのスレで晒されている。
しかも同じ現象がおこっている。
論議もそうだが、自〇とか〇演とか。
作者同じだろww
47 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 13:00:41
>>28へ
別館で111ってのがあんたの事を必至で弁護しているけど、
それ見てどう思うのよ?
子供の視点で書いた子供の一人称
といった類の文章で見るべき点はひとつ、
子供特有の感受性の瑞々しさを如何に描いているかだ
これをもって褒めるならどれだけ褒めようが構わないが
>>28にそういう鮮烈さは無い
本人も言ってるが視点を過去の主人公に一時的に移動させただけの
ただの一場面をどうしてそこまで褒めちぎるのか理解できんね
49 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 14:05:39
川の水の心地よいせせらぎが、耳を優しく覆う。
所々に点在する岩と地面に生えている草が、大自然の美しさを醸し出していた。
視界に広がる蒼は、雲一つ無い空のそれ。
俺は頭の後ろに手を組み、生い茂った若草の上に寝転がっていた。
何をするでもなく、無意味に時間が過ぎて行く。
数分経って、ふと何か思い出したように起き上がり、体についた葉を丁寧に落とし、川辺を後にする。
自然を堪能した後に歩いて向かう先は、我が家である。
帰路をボーッと歩き、我が家のドアを開け、居間に入った俺がする事は朝食の用意だ。
そう、何を隠そう俺は只の学生だ。
朝、予めセットした目覚ましより早くに起床し、近くの川辺まで軽く散歩して、肺いっぱいに朝の空気を貰いに行く。
そんな、普通の学生は行わないであろう細やかな朝の行事が、俺の日課であり楽しみなのだ。
朝食を用意し終えた俺は、仏壇に少量の白米を備え、線香に火を焚いて拝んだ。
小綺麗な仏壇の中にある2枚の写真に、合わせた手の爪先を向けた俺は、ぶつぶつと呟きながら、線香が半分程燃えるまで手を合わせ続けていた。
線香のほのかで甘美な匂いが部屋に充満した頃、ちょうど階段の方からギシギシと足音が聞こえる。
「兄さん、なんで今日も起こしてくれなかったのさ」
弟の■■が寝巻き姿でフラフラと居間へ入ってきた。
どうやら目覚ましに叩き起こされたらしく、眠そうな目を一生懸命擦りながら必死に睡魔と戦っているようだ。
「おう、おはよう■■
悪いな、また忘れてた」
謝罪の意を孕ませた相槌を打ったが、どうも不服な様子だ。
「ごめんで済んだら目覚ましはいらないよ」
相手も適当な相槌で、朝の挨拶は完了だ。
「起きたばっかりで悪いけど、俺もう行くぞ
冷めない内に早く食えよなー」
学校にに行く旨を■■に伝え、居間から部屋に続く階段へ足を素早く伸ばした。
「うわー、今日の朝ごはん玉子焼きじゃん
兄さんの玉子焼きなら冷めても美味いよ」
背中の方から嬉しい叫び声が聞こえた俺は気分を良くし、遅れたリズムをとり戻しながら部屋へ駆け込んだ。
50 :
49:2006/05/17(水) 14:06:31
自分が今個人的に書こうとしている小説の書き出しです。
■の部分は名前を入れる予定ですが、まだ決めかねているので空白とさせて頂きます。
酷評の程をよろしくお願いいたします。
四月。
世間ではやっとこさ桜の満開期を迎えたと言うのになぜだろうか、俺の高校へと通じている桜達はどうやらやる気が無いらしい。
なぜなら散るのを越えて既に枯れきっていたからだ。
木には葉すらなく、アスファルトに力なく横たわった花びら達は最早ゴミと化していた。
俺には彼らが行き交う人々にこれでもかと言うほど踏みつけられて悲鳴を上げている様に見える。
そんな死の予兆をかぐわせる桜並木を通り抜けると百メートルはあるかと思われる無駄に長いトンネルがある。
毎回真っ暗なトンネルの真ん中に来るとどこからか叫び声が聞こえてくる気がするのだが、そんなこと今はどうでもいいか。
とりあえずそのトンネルを抜けるとこれから三年間俺達が学ぶ場となる熊谷高校の校門だ。
長編小説の冒頭の部分を抜き出しました。
自分では文章として読めるのか、時世が間違っていないか不安なので酷評お願いします。
52 :
28:2006/05/17(水) 14:37:35
>>44 酷評ありがとうございます。リズムについてはたしかに一考の余地があると思います。
参考にさせていただきます。
>>45-46 引用先を拝見しましたが、私には特に似ているとは思えませんでした。もちろん
そう思われても構いませんが。「作者同じ」ではありません。
>>47 お褒め頂いくことは大変に嬉しく励みになります。自演ではないかとの疑いをかけら
れている件については心苦しく思います。ただそれは111さんに対する意見なので私
が口をはさむのはどうかと遠慮しておりました。
自演については私は逆の立場でいちど経験があります。私がある投稿を好意的に評し
たところ「自演くさい」とのレスがつきました。レスを返すにも及ばずとスルーしましたが。
しかしその投稿の作者さんには厭な思いをさせたかなと申し訳なく思いました。
そもそもなぜ自演などという疑いが出てくるのか私には不思議です。自分で投稿して
自分で褒めて、それで何か得があるのでしょうか。自己満足にしても哀れ過ぎます。
111さんの意見およびそれに対する諸氏の意見は貴重なものとして拝見させて頂いてお
ります。しかしこれも作者が口をはさむべきではないと判断しています。
また本スレの
>>40は誤爆ということなので返礼は控えました。
>>49>>51 両方に言えることだがセンスが無い
まず、あってもなくても良いような場面を冒頭に持ってくること自体がおかしい
まるまる抜いたとしても問題無い様な場面ではないか?? もしかしたら違うのかも知れんが、少なくても退屈で興味をそそられない
そういう描写は合間にいれるものだと思う
出だしがツマラナイと読むのを止めるとまではいかなくても流し読みにされると思うぞ
>>51の桜が散る場面、見えてどうしたのか、ってのが無いのが酷い。
悲鳴をあげてるように見える、それで?その後を書くのが小説ってものだ。
それを主人公がどう思うかってのは、主人公がどういう人間なのかってあらわす機会だろう。何故それがわからん。
悲鳴を上げてるように見えました、おしまいってなんじゃそら。作文以下だ。
>>49は無理に小説らしく書こうとし過ぎている。かっこつけしいなのだ。
出来ないなら出来ないなりに自分のかける範囲で書けばいいのに、余計な表現ばかり使おうとしている。
もし自分で読んで違和感を感じないというのなら、それはもう改善のしようは無い
両方とも推敲が足りない、もしくは書きなれていない
一人称にも関わらず文章が読みやすくない
最後に、
>>49は改行と段落がおかしい、
>>51は横書き仕様のようだから言うことは無い
う
>>49-50 文章と描写は大体いいと思います。雰囲気も出ています。
細かい部分でいくと、一人称(本人視点)でこの文章は変です。
>小綺麗な仏壇の中にある2枚の写真に、合わせた手の爪先を向けた俺は、
>【ぶつぶつと呟きながら】、線香が半分程燃えるまで手を合わせ続けていた。
ぶつぶつ呟くというのは第三者の視点になりますね。
自分自身のことですから、何を呟いているのかはわかるはずです。
お経を上げたとか、○○をお願いした、ということになると思います。
物語の冒頭ということですが、退屈ですし、ストーリー構成として不要な部分だと
思いますので、思い切ってカットしたほうがいいと思います。
55 :
49:2006/05/17(水) 14:57:26
>>53 >>54 酷評ありがとうございます。
まだ今晒した部分しか書けていないので、思い切って全部破棄してみます。
>>49 >大自然の美しさを醸し出していた
大自然って大袈裟な
大ってからにはそれなりに雄大な景色を前に使う言葉だぞ
>仏壇に少量の白米を備え
白米なのか? 炊いた飯じゃなくて白米なのか?
いやそういう風習ならいいんだけど
儒教あたりではたしかそんなようなこともした…かな
>線香に火を焚いて
これは二重だ
香は焚くものだから火は要らない
>小奇麗な仏壇
書く必要がない
小汚くするような不信心ならあえて書く必要もあるが
「子ざっぱりとした」とか「簡素な」と言いたいのかね
>線香のほのかで甘美な匂いが
こーれも変な言い回しだな
そう感じるのは勝手だが、お前は幽霊かと
>謝罪の意を孕ませた
「孕む」ならともかく「孕ませる」は「妊娠させる」という意味でしか使われない
>散るのを越えて既に枯れきっていたからだ
枯れるのか、異常事態だけどいいの?
並木が根こそぎ枯れたら大騒ぎなのになんで行きかう人々はスルーしてるのさ
57 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 15:05:55
>>52 「自演くさい」は批評者(111)に対しての発言だろうから、悪く思わないでね。
俺様とか、俺とかが割って間に入るのをためらうくらいのスレに行った方がいいんじゃないかなぁ
とか言ってる奴に対して「おまえは何様だよ」って言いたいだけだから。
じゃあ私から質問です。
「闇の眼」にはどんな意味が込められてるの?
あの段階(ストーリーがね)でそれの旨さが伝わるほどの効果を出してる?
>>51 枯れきっていた桜の木の下に、花びらがあるのは矛盾です。
花が散ったのと、枯れたのはまったく別ですから。
また、冒頭の文章にネジれがありますので、一発落選の可能性が高いです。
>世間ではやっとこさ桜の満開期を迎えたと言うのになぜだろうか、
>俺の高校へと通じている桜達はどうやらやる気が無いらしい。
>なぜなら散るのを越えて既に枯れきっていたからだ。
世間では桜の満開期を迎えていると言うのになぜだろうか。
俺の高校へと通じている桜達は、花を咲かせるつもりがないらしい。
それもそのはず。既に枯れきっていたからだ。
>>57 申し訳ありませんが、「書き手はここで解釈をひけらかすのではなく」という意見も
あり、また私もそう思いますので、それは読み手に委ねます、ということでご勘弁を。
>>58 >>枯れきっていた桜の木の下に、花びらがあるのは矛盾です。
それはそういう特殊現象なんじゃないのか?
例えば一晩のうちに咲いて枯れたとかね、枯れてる時点で少なくても通常ではないんだから、勝手に有り得ないと決めるのはどうかと思うよ
どっちにしても説明不足すぎるがね、この後の項であんのかもしれないが、主人公が不思議にもなんとも思ってないのもおかしいわな
>>57 まぁいいじゃないですか。
批評について、批判するのは不毛ですよ。
ある部分を「いいと思う」ひとがあれば、「よくないと思う」人もいていいわけで。
62 :
49:2006/05/17(水) 15:18:03
>>53 >>54 酷評ありがとうございます。
まだ今晒した部分しか書けていないので、思い切って全部破棄してみます。
褒めるからには褒める根拠が無いといかん
酷評もまた然り
64 :
49:2006/05/17(水) 15:20:13
あれ、二重失礼
>>53 >>58 >>60 酷評ありがとうございます!自分がいかに描写不足かわかりました!
とりあえず一応書き上げて、もっと文章を書く練習をしようと思います。
>>65 描写不足以前に日本語変。
新聞でもなんでもいいからとにかく正確な文章を読め。
68 :
51:2006/05/17(水) 18:11:12
>>67 あ、本当だ。俺の高校へと通じている桜達とか明らかにおかしいですね。
ご指摘ありがとうございます。
>>68 そんな局地的な話じゃない。
>>56が結構挙げてるが言語感覚の歪みが全体に出てる。
今の自分の言葉は全て疑ったほうがいい。
言葉を知らないのは後から覚えられるけど
言葉を正確に理解してないのは意識しないと絶対直らないからねぇ
そのままじゃ何千枚書いたところで良くはならないよ
71 :
51:2006/05/17(水) 18:20:38
>>69 分かりました。新聞などを読んできちんと勉強してみます。
言語感覚を養うには、ライトノベル以外の小説を読んだほうがいい。
ほんとかよそれ
まぁ小説書くならいろんな文章を読んどいたほうがいいわな
>>49 一言で言うと、多分、背伸びし過ぎってことですかね
77 :
51:2006/05/17(水) 18:59:54
>>51 読む気がしない文、ですね
最初の2行で^^;
79 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 21:26:52
六月の夕方、重苦しい雨雲が街を覆っていた。
雨は外壁の黒い塵を含み排水溝へと落ちてゆく。
廃水は濁流となってヘドロの溜まった塩化ビニールの配水管のつまりを
すっかり洗い流してしまうほど気持ちよく激しくゴボゴボと流れていたが
町の人々は誰一人雨の中にその音を聞く事が出来なかった。
その地上の、この地域でとりわけ大きなビルディング。
その中で窓の外を眺める男がいた。
部屋の中は暗く、革張りのソファー、四角い大きなテーブル。
その奥にはデスクが置いてある。
男は一本葉巻を取り出し火をつけた。
度々光る稲光が男の顔を照らす。
コンコン
誰かがこの部屋のドアを叩いた。
「社長、楢崎です」
男は外を眺めながら答える。
「入れ」
開くドアから光が差し込んでくる。しかしその光は部屋の奥には届かず
男の周りは尚も暗い。
80 :
2/3:2006/05/17(水) 21:28:06
「失礼します」
入ってきた男はドアを閉め、入り口付近で直立して言った。
「今期事業の一次結果がでました」
「分かった。そこにいないでこっちへこないか」
「社長、今期の安岡地区の新生児男女比は4:6です」
先ほど入ってきた背の高い小奇麗な男が報告する。
「そうか」
「今期のスクヤ粉ミルクは『3C』を手配しておきました」
「妊娠中の母親の食事はどうなってる?」
「はい、環境ホルモンが基準値以上になるよう手配しております」
「よし。今年の小学六年生の身体発育状態はどうだ?」
「それはもう女子の方はたわわに実っております」
「たわわか、そうか」
「はい」
「そして社長、紙波地区の虫歯率が増加しています」
「フッ素をもっと混ぜなさい」
「ですが、紙波地区は白金山の貯水場からも水を引いていますので…」
「そうかやはり白金の貯水場も抑えておかなければな。私がじかに行こう」
81 :
3/3:2006/05/17(水) 21:29:21
紙波地区には今農地は殆どない。推し進められる近代化によって
昔からある農地は住宅地へと変えられてしまった。
昔からの農家は市からの手当てを貰い、われ先にと田畑を手放した。
歴史深い先祖代代の田畑をである。史朗の祖父はその流れに置いていかれた。
というよりむしろ史朗の祖父は人付き合いが苦手で、農業以外出来なかった。
田畑と山に囲まれた史朗の祖父の家は
100メートルも行けば現代の住宅地があるのだが、まるで人里だった。野菜は何でもある。米も美味い。
近くには白金山の湧き水からひいている農業用の堤があった。史朗は良くそこでえびを捕まえたものだった。
史朗の祖父の家は水道も通っていない。町の住宅計画から外されており、
上下水道はこれからも整備される予定はなかった。
その為史朗の家では水は井戸水を使っていた。
史朗の隣の家。とはいっても100メートルもあるのだが、その家には史朗と同級生の女の子が住んでいた。
名前は安田かなみという。かなみとは昔から良く遊んだものだった。
かなみの家は史朗の家とは違って近代的だった。
ミネラルウォーターはいち早く使い出したし、新しいものは何でも取り入れた。
いつもおしゃれでその服は最新のものを取り入れていた。
その為に着る服はいつもダサく、チビの史朗は物心つくころになるとかなみに劣等感を感じるようになっていて、
昔のように一緒に遊ぶ事など最近ではとても出来なかった。
昔は一緒に祖父の畑の手伝いをして遊んだり、野原をかけたものだった。
昆虫も捕まえに言ったし、一緒に畑で取った果物を食べたりした。山の中に入ってキノコも取ったりもした。
史朗はかなみの笑顔が好きだった。
人里、手入れのしていない山、朝焼けに燃える空。
そんなものよりも何よりもそんな景色の中で笑うかなみに、
どこまでも広い自然を感じた。
82 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 21:32:26
>>79-81 題名「コントロール」です
何か小説の賞に出そうと思って書いてましたが
やめました
酷評お願いします。
>廃水は濁流となってヘドロの溜まった塩化ビニールの配水管のつまりを
都会に塩ビの管使う道路排水溝なんてものは無い気がするんだが
東京だけなんだろか
>その中で窓の外を眺める男がいた
中で外、あんまり良い言い回しじゃない
窓に立つとかなんとか、違う書き方を
光量の描写に矛盾がある
前半の屋外の描写ではせいぜい薄暗い程度だけど
最後の一文を見ると室内は真っ暗のように読める
もう少し加減した表現をするか、屋外を真っ暗と言い切ってしまうかしたほうがいい
>>80 >「それはもう女子の方はたわわに実っております」
エロ小説でも書くつもりなのだろうか、と思うのですが・・・
2/3と3/3が断裂していていきなり紙並地区の話に移行しているのが気になりますが、まあ行間あけて場面の転換をしていると思うので大丈夫だと思いますが・・・
ただ、題名が「コントロール」と1〜2/3と3/3の流れからどういう話なのかはわかりました
文体自体の読み難さ等の問題はないかと思います
あとは細かい矛盾等を解消していったらいいかと
まだ続きあったか
会話続けすぎ、ただ喋らせるのはやめれ
2から3への繋げ方が不自然すぎる
しかも人物といい風景といいもの凄くおざなり
設定したことを吐き出すだけじゃ読むほうはついてけんよ
おかしなとこはあっても1/3がそれなりに丁寧に書かれてるのに対して
2/3、3/3は酷すぎる。なんでそんな適当に書くの。
描写の密度が綺麗にバラバラだな。
悪いバランスのお手本になる。
88 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 23:16:08
酷評をお願いします。
昼寝をしようとしていた私の許へ、娘が遊びに行きたいと来た。
「どこへ?」
「こうえん。おおきな木がある、あそこ」
私は少し思案をしたあと、壁にかけてある娘の帽子を手に取った。
木は古寺に隣接した公園の中心に生えていた。
日は中天高く照りつけ、影は足元で小さくなっている。白く乾いた地面はここ数日水を吸っていない。
風はなく、うだるような暑さが纏わり憑いて不快だった。
「おっきいねえ」
幼い娘はその木に駆け寄って小さな両腕を伸ばすと、暗褐色のごわごわとした幹に抱きついた。
木は娘と同じように空に向かって枝を広げ、その梢の先に青々と葉をしげらせている。娘の三十倍
近くを生きている老木だが樹勢は衰えておらず、周りの細い若木よりも勢いがあった。
上を見ていた娘が何かを見つけたようで私を呼ぶ。近づいて同じ位置から上を見れば、蝉が一匹
止まっていた。なるほど、視力の良くない私は幹の色に惑わされて気付かなかったが、こうして彼女
の視点から見ると、蝉の姿が背後の葉の色に浮かび上がる。
蝉をとって欲しいと、娘は私の襟を引っ張ってねだった。
こんな小さな子供に渡せばおもちゃ代わりにされ、地上での数日間の命をまっとう出来ないだろう。
休んでいた蝉がジィ、と再び鳴き始めようとする。私は慎重に手を伸ばしてそれを捕まえた。
手の中で蝉はジジジと体を震わせながらもがいている。少しかわいそうだったが、私には蝉の命
より、娘の方が可愛かった。
>>79-82 三人称ですから、主要人物(社長)の描写は早めに。
3/2
会話シーンですが、設定が不明なので何の会話をしているのか理解し難いです。
基本設定を説明する為の会話だと思いので、もう少し分かりやすく。
3/3
ここは逆に詰め込みすぎ。
その設定の説明は、今ここで説明する必要があるのかどうか。
整理する必要があると思います。
まだ書きなれていない感じですね。
がんばって下さい。
>>88 >風はなく、うだるような暑さが纏わり憑いて不快だった。
気になるのはここだけ
可愛い娘にねだられて表へ出るだけの話なら
別に負の描写をする必要はないでしょ
暑さを書きたいなら他に書きようがある
続きがあるなら知らんけど、この中ではここだけが浮いてる
>>88 そつのない文章で、いいんじゃないですかね。
描写もいい感じです。
ショートストーリーなので、娘の描写は、あえてしなかったのだと思いますが、
個人的には冒頭で昼寝場所と娘の簡単な描写があったほうがよかったような
気がします。
92 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 23:34:00
>>88 一行目が引っ掛かるが、わざと、だよね?
とりあえず、父と娘の話じゃなく、祖父と孫娘の話にしたほうがいいんじゃない? 娘の三十倍生きてる(樹齢何年だ!?)老木で話が広げられそうだし。
娘への愛情を描くのに「蝉」を用いなくてもいいんじゃない?
蝉の命を犠牲にして、娘の我儘に応えることを愛情として描いたのなら、安直すぎます。
書き忘れた
纏わり「憑いて」の憑の字は使わない
ホラーになるから
一場面なら問題ないけどこれだけだと文章の意図がわからない。
娘の愛くるしさを描くでもなく、暑いからと室内でゴロゴロするだけの大人が
表へ出て鮮やかな夏の景色に出くわすだけでもなく。
どっちかに絞って押し立てればお話として成立するけど
これだけじゃやっぱりワンシーン以上のものにはならんね。
>>79-81 >田畑と山に囲まれた史朗の祖父の家は100メートルも行けば現代の住宅地があるのだが、
>まるで人里だった。
「人里」の使い方がおかしい。「田舎、僻地」のような意味で使っているのか?
↓これも同様。
>人里、手入れのしていない山、朝焼けに燃える空。
人里は人が住んでいる所のことなので、「現代の住宅地」も人里といえば人里といえる。
実際、地方では里山に隣接して人里があるが見た目は「現代の住宅地」であることが珍し
くない。街路樹が整備された道に猿が出没したりしている。
襟じゃなくて裾だろ
97 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/17(水) 23:58:40
お前らキモ〜!評論家にでもなったつもりかよ……
評論家なんて楽な仕事だよ
創るほうへベクトル伸ばしてる人間からすればな
ましてやワナビーの文章にケチつけるくらいなら素人でもできる
99 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/18(木) 00:15:34
>>97 全体的に文章にセンスが感じられないし、借り物の表現が目立つ。
たとえば、
>お前らキモ〜!
などのように、カタカナを安易に使うと文章が安っぽくなる。
また、「キモ〜」などのいわゆる一過性の流行語はできるだけ避けるべき。
さらには、「!」「〜」「……」と記号を濫用しているが、使い方が正しく
ない。特に、前半の「!」と最後の「……」がバッティングを起こしてし
おり、煽りの効果を見事に打ち消してしまっている。
おそらくは。記号の使い方を理解していないのだろうが、ここら辺は基本
なので、もっと勉強すべき。
ここでは、三点リーダーははっきりいって不適当。まだ、(笑)の方が
ましだろう。前半部分の「!」と後半部分の「……」に一環したつなが
りがないのが致命的だ。記号の使い方は、もう少し勉強した方がいい。
>>98 なかなか出だしは良い感じだが短すぎるしオチが無い、SSSって奴か?
評論家に必要なのは何がしかの経歴だけだからな。
みんな話を聞いてくれるくらい偉そうな肩書きがあればそれでいーんだ。
102 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/18(木) 00:25:05
>>82です
以前も何回か投稿した事があります
あの時もありがとうございました
この作品は以前ちょっと書いて放っておいた物を推敲して投稿しました
1/3を直すだけでも何時間も掛かってます
情景書くためには設定をちゃんとしなきゃとても書けません
地図や建物見取り図なんか全部作らないと難しいです
小説書き始めるまで下準備どれだけしなきゃいけないのか恐ろしいです
>>84 >ただ、題名が「コントロール」と1〜2/3と3/3の流れから
>どういう話なのかはわかりました
どういう話か分かって頂けただけで嬉しいです。
読んで頂いてありがとうございました。
>>89 今度書く時は地図や何から何まで下準備してからにします
まあ地図書いて書けるようになるならそれでいいけど
あの程度のものを書くのに地図がいるのか?
1/3見ても、なんとなく都会でデカイビルがあって部屋があって
くらいしか書いてないけど、そんなもんにも地図がいるってのは
ちょっとビジュアルに関する想像力がアレだと思うぞ
下手糞って奴は常に道具とかそういうもののせいにするから成長しないよのな
自分自身が原因だと知るべし
絵に起こすのは建物の見取図くらいだなあ。
殺陣で部屋や廊下バンバン移動するとか、
部屋に神棚みたいな方角に関する特殊なオブジェクト置く場合には要るけど。
街の見取図書いたこともあったか。
鬼門とかなんとかやたらうるさいの書いた時に。
人物の絵は書けたら便利だと思うことはある。
106 :
88:2006/05/18(木) 00:38:10
批評をありがとうございます。
すみません、投稿した時に簡単な説明を入れておくべきでした。
現在少しづつ書いている小説の初めのほうから、1レスで収まりそうな部分を抜き出したものです。
昼寝の描写不足の御指摘ありがとうございます。他の部分も読み返すと、場面転換で同様の
書き出しがあったので見直します。
また誤字指摘も。見落としていました。注意します。
暑さの描写は、全体的に暗いトーンの話なので流して書いてしまったと思います。もっと他にも表現
できるよう精進します。
娘はここでは一要素でしかないので描写は省いてしまいました。
蝉はまったく別の所に引っかかってくるので。これだけでは分かりませんよね……。
あの、あと自分でも気になっている事があるのですが、文章が硬すぎという事はないでしょうか?
この話は四十代の男性(娘は遅くに出来た子の設定)の視点で書いているので、やや硬めにと
意識しているのですが。
>>106 文章の硬さは目的によるって
あれが何のシーンだかわからないからなんとも言えないけど
とくに子供可愛いの場面ってわけでもないってことだし別にいいんじゃない
暑さ云々も他の場面で釣り合いが取れてるなら問題ないよ
>>106 硬い文章がかければ、柔らかいのも書けるから心配ない。
才能ありそうだからがんばれ。
そして、仕上げて新人賞に出したら教えれ。
109 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/18(木) 12:45:34
酷評よろしくお願いします。
母と電話で話していて、私が不意に思い出したのは、亡くなった祖母の家にある蔵のことだった。
私が子供の時分、錆びた閂がかけられた蔵が家の裏にぽつんと建てられていた。
母屋の方は老朽化のせいで私が生まれる当時に改築されており、土壁の蔵だけが時代に取り残された場違いな遺物のように孤独で、それだけに私には随分と格調高い立派な建物に見えた。
しかし、蔵の中には古く壊れかけたがらくたが山のように積んであるらしく、子供は立ち入り禁止であるときつく言い聞かせられていた。
家族で帰郷する度に父は蔵について苦言を呈していた。
「お母さん、蔵の中の事ですがね。いい加減綺麗にしませんか」
父がそう言うのを聞くと、祖母は決まって深い皺が幾重にも刻まれた顔を蹙めて「その内やる。その内やる」と答えた。
記憶の中の祖母は、いつも笑みを貼りつけた温厚な人物だった。怒鳴られたことなど私は一度もなかった。だがこの時ばかりは私がいようと関係なしに不快な表情を浮かべるので、私は正座をしたまま、所在なさげに父と祖母とをひそかに見ていた。
私はついに蔵の中を見る機会に恵まれなかった。その蔵も昨年地震続きであったせいで一部が損壊し、そのままなし崩しに撤去された。
今でも祖母の話になると目の前に古い蔵が現れるような錯覚に陥る。そして大抵中に何が入っていたのか想像するのだが、そこに私の知らぬ隠された祖母がいるような気がして、酷く後ろめたい気分になるのだった。
んんん? これどっかで読んだことがある気がするんだけど気のせいか
>私が不意に思い出したのは
ほんとに不意だな。
なんの話でどうして思い出したのか省くくらいなら
電話の話なんかいらないでしょ。
>いつも笑みを貼りつけた温厚な人物だった。
「笑みを貼りつけ」ってのはわりと無機質な言い回しで
芝居や上っ面だけの表情の時に使うんだけど
後の「温厚」と矛盾してる。いや矛盾とまではいかないか。いや一人称だからやっぱり矛盾か。
>>109 「亡くなった祖母の家にある蔵のことだった」と言いながら、その蔵はいまでは「なし崩しに
撤去された」。ならば「亡くなった祖母の家にあった蔵のことだった」とすべき。
>家の裏にぽつんと建てられていた。
これも、これだとその当時に建築されたようにも見える。
「家の裏にぽつんと建っていた」のほうが良い。
>母屋の方は老朽化のせいで私が生まれる当時に改築されており、
印象不鮮明な文章。なぜならまず「母屋の方は老朽化のせいで」と読ませることで読み手の頭に
「母屋=老朽化」というイメージを作ってしまうから。そのあとに「改築されており」と続くの
で、え? 違うの? とイメージの作り直しをしなければならない。
「母屋は改築されたばかりで真新しかったが」とでもしたらどうか。
蔵の中を見る機会がなかったというが「撤去された」のなら、そのときに親戚の手で中身も整
理し処分されたわけで、何が入っていたのか聞くくらいのことはできるはず。
火事で蔵ごと中身もすべて一辺に灰になったとかいうのなら辻褄は合うが(もっともそうはなら
ないのが蔵ではあるけれど)。
だから最後で「酷く後ろめたい気分になるのだった」と言われても、何言ってんだ? としか
思えない。
話全体を練り直したほうがいい。
短編の始まりの部分です。よろしくお願いします。
あの夏、私は死のうと考えた。
その考えは、まるで降ってくるように浮かんだ。
私は、もう何の香りもしない、毛羽立って黄色くなった畳に寝転んでいた。
隣の居間では、父がビールを飲みながらプロ野球を見ている。
廊下の突き当たりにある大時計がボーンボーンと七回鳴った。七時だ。
まだ外は真昼のように明るい。
テレビから流れ出る雑音は、頭で言葉に変換される前に耳を素通りしていった。
窓は開いているのに風は無く、窓のふちに掛けられた金魚の形の風鈴は、じっと息を潜めていた。
カタカタと音のなる古い扇風機を足で止めると、すぐにジットリと汗が滲んだ。
蝉は煩わしい耳鳴りのような声で鳴き、余計に私を苛立たせた。
「どれくらい終ったの?」
母が大量の洗濯物を抱えに頭の上来る。
目の前に母の、白くでっぷりとした足があった。
私は何も答えない。
母は、やれやれという感じに、私の傍に放り出されている忌々しい物質を拾う。
その物質の表紙には「小六 夏休みの友」の字が図々しく居座っている。
一体なにが「友」なのだろう。爽やかで開放的な期間に、一方的に執拗に付きまとう「夏休みのストーカー」じゃないか。
それを、大して見る気もないという感じにパラパラとめくった。
「ちょっとお、ちゃんとやりなさいよ」
「やりたくないから、やらない」
「あーそうですか。勝手にすれば」
母は別に怒る風でもなく、鼻をフンと鳴らして階段の方へ行ってしまった。
私は四人姉妹の末っ子だ。
母はもう慣れているのだ。子供の気紛れに、反抗に、愚鈍さに。
私は、どうやって自分という人間が生まれたかを想像する。
例えばさっきのように、母の白い足を見た瞬間や、父の毛むくじゃらの汚い腕を見た瞬間に。
下らないテレビを見て下品に笑う二人の後ろ姿を見た時に。
その猛烈な吐き気を催す不快な想像に、私は取り憑かれたといってもいい。
嗚呼、馬鹿馬鹿しい。
私には、あの二人が、そして自分自身が、酷く不気味で滑稽な未曾有の生物に思えてくる。
殺意すら感じる程の嫌悪。けれど誰に行ってもわかってはもらえないだろう。
私の絶望を。その訳を。
一番優しかった長女の都(みやこ)姉ちゃんは今年結婚して家を出た。
114 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/18(木) 17:44:44
このスレ勉強になるなあ。
そうですな
でも、プロのレベルとここのスレに投下される文章のいいクラスのやつとがどれぐらい文章の完成度が差があるのか、そこがちょっと知りたいところだが
>>108 素人は自分の文章の下手さをごまかそうと
難しい単語、難解な表現を使いたがるものだから
自然と文章が難しくなりがち。
必要最低限の表現と単語で、違和感なく書かなきゃならない
柔らかい文章ははっきり言ってかなり難しいぞ。
だから絲山秋子のあのエソラでの石原慎太郎もどきのひらがな小説は、やっぱりとても難しいってことになるのか、ふむ・・・
>テレビから流れ出る雑音は、頭で言葉に変換される前に耳を素通りしていった。
くどいので簡潔に。
→時折やけに大きくなるテレビの音が雑音のまま耳を素通りしていった。
>窓は開いているのに風は無く、窓のふちに掛けられた金魚の形の風鈴は、じっと息を潜めていた。
窓が開いてれば必ず風が吹きこんでくるわけじゃない。両者に因果関係はない。
→窓は開いているが、ふちに掛けられた金魚の形の風鈴はじっと息を潜めていた。
>蝉は煩わしい耳鳴りのような声で鳴き、余計に私を苛立たせた。
これも「声で鳴き」がくどいとおもう。
→煩わしい耳鳴りのような蝉の鳴き声が余計に私を苛立たせた。
>頭の上来る/誰に行ってもわかってはもらえないだろう
?
>私は何も答えない。 忌々しい物質を拾う。図々しく居座っている。
現在形が気持ち悪い。過去形でいいのに。
そんなところに気をつけさえすればなかなかの文章。この調子で書いたらいいとおもうよ。
119 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/18(木) 19:24:32
>>115 完成度ではないんだよ。意外と。司馬遼太郎なんぞ文法間違っているし。
実は、文章の完成度なんぞ、誰も読んでない。
というか、完成度の低さが気になるような文章は、完成度上げても大した
ものにはならない。
プロは面白いかどうかだと思う
もろちん文章が完成度高いのに越した事はないけど
>>109 細かい部分は少し粗いですが、文章と描写は大体いいんじゃないですかね。
構成の面でいうと、話の切り出しが「母との電話」である必然性があるのかどうか。
回想シーンは説明を省けるので書くのは楽なんですが、物語が止まってしまうという
欠点があります。起承転結でいうと「起」の部分に回想をもってくるのはやらない
ほうがいいでしょう。
>>112-113 全体的に表現が大げさというか描写が煩わしいです。
物語に関係するものについては詳細な描写が必要ですが、どうでもいいものは
少し抑え気味にしましょう。
>>112 > あの夏、私は死のうと考えた。
>
> その考えは、まるで降ってくるように浮かんだ。
>
改行をツカミで使うんなら、どっちかに絞れよ。
焦点がぶれて、両方が死んでいる。
降って来るように浮かぶってなんだよ、もうちょっと自分で読んでみてから晒したら?
125 :
88:2006/05/18(木) 23:17:07
>>107>>108さん
遅くなりましたが質問に答えて頂き、ありがとうございます。
顔見知りの者に評価してもらうと、どうしても優しい言葉を貰う事になるので、
こちらで見てもらって良かったです。
最後の一文を打つまでは小説とはいえないので、書き進めていきます。
>>126 始めの三行で読むのやめたぽ
最近、三行ぐらいで読める文と読めない文っていうのがわかってきた。
別に読めない文が悪文ってわけではないかもしれないけれど
読ませる文を書く技量がないっていうのは決定的な力量不足だとも思う。
なにその自分はいろんなもの読んできていい文章見極められるよ的な(ry
>>127はたぶん
「上手い人は導入の3行でのインパクトが物凄い」
ってことなんじゃないのかな
力量不足とはまた別の話だと思うけど。
でも長文の場合「読む」か「読まない」かは最初の三行、とは言わなくても10行ぐらいで全然魅力を感じなかったら諦めるな。
俺は読んでみたけど落ちの意味がよく判らなかったorz スミマセン
130 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/19(金) 10:39:59
まぁ、実際には3行くらいで作者が冒頭で読者をひきつける注意を払って
いるかいないかはわかる。10行読めば実力がわかるというが、これは、
ある程度は正しい。というか、ダメな文章だと10行くらいで読むのが
辛くなってくるので、実は誰でもわかる。(むしろ、評価を前提に読んで
ると判らないことがある。真面目に読んでしまうから)
お題からして終わってる
中身はひたすら品がなくて不快なだけ
うんこちんこ言って喜ぶガキと何が違うんだ
132 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/19(金) 10:58:14
おい、お前ら! たまには[ナンセンス]のスレにも遊びにこい!
今さっきもあそこにSS書いたぞ。読め!
そして近いうちここにもSS投下してやる!
>>126 たしかに冒頭の文章はつたない。ツカミもないし印象もぼやけている。
数少ない地の文がこれでは、作者の文章力自体が疑われる。
読んでいて全体に不快感が漂うのは、整形外科医のキャラ作りが失敗し
ているからだろう。
>「そりゃそうでしょ。
>「決まってるじゃない。
>「まあいいか。
これではまるで、麻薬の売人とか密輸業者とか、アウトロー特有の語り
口である。
かれらは、虚勢に満ちた・攻撃的な・相手を侮蔑するような口調で話す。
日の当らない立場に居つづけざるを得ない鬱憤や屈折からだ。
整形外科医という、いわばある意味エリートの立場にいる人間はこんな
喋り方はしない。自信があるからこそ、謙虚な物言いをする。
肝腎のインタビューの内容は凡庸で退屈。
こんなものを書いてなにが楽しいのか。
>>131 それに対しての答えを書いているからガキのシモネタとは違うと思うよ。
俺は別に品がないとは思わなかったけど、これは小説ではないかもね。
たぶん少し未来の話なんだろうけど、それを何処にも記していないので分かりづらすぎる。
あと整形外科医のキャラよりも、インタビューしてる人のキャラが不自然に思えたな。
インタビューなんだからもっと自分から話さないと。
つーか会話だけで進む小説に挑むにはまだ経験が足りないのでは?
うまく言えないけれど本当にただ会話だけなので、小説としての面白味に欠ける気がする。
ただチョンノ話の所と、おしゃれ包茎には笑った。
その発想をもっと生かせばいい小説が書けるようになるんじゃない?
ならない。
そうか、三行で読むの止めた人間だがなんだか面白そうだなとか釣られそうになっている
「なあ白菜」
「なんだなんだなんなんなんだ」
「おまい元気だな」
「あたぼうよハタ坊よ!」
「江戸っ子だってね」
「スシ喰いねェ!」
「ずどどんどんどんどん・どん・どん」
「ずどどんどんどんどん・どん・ドン!」
「ちゃーちゃーちゃっちゃちゃーちゃーちゃちゃっちゃ」
「生麦生米生卵!」
「生麦生米生卵!」
「でれっでれでれっでれでれっででれでれんっちゃー!」
「…そろそろ重複スレと同じ事言われるな」
「じゃあ寝ろ今寝ろすぐ寝ろねてちょーだいねてちょーだいねてちょーだい」
「ゃ、すまんがもう少し起きてる」
「じゃあナンセンススレ恋よ!」
「…。考えとく」
138 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/20(土) 04:45:58
>>137 音が付けきれないのはキツイな。
小説や漫画で音楽ものが苦戦する理由だ。どうしたらいいのか分からない。白菜。
人は白菜の価格にして行き買う者も股旅となり
どうしようもない文章かもしれませんけど、酷評願います。
果てしなく真っ暗に感じられる世界に、一つだけぽつねんと光が灯る。
目の前に積まれた、ほんの拳大の枯草。枯れ木を放り投げつつ、そいつに灯された火を
見て、俺は摩擦で焼け付いた手の平に文明の有難みを思い知った。まさか、俺が原始人み
たいな真似をするとは、この旅を始めるまでは想像もつかなかった。
この御時世、都市から都市への移動は何かと大変だ。大抵は数十キロ、時には数百キロも
離れた都市へ行くために、世界を広く覆うバカデカい荒野を走らなくてはいけない。いくら
車に乗っていても、いつまでも外にいては直射日光で焼けて、干からびてしまう。本当に迷
惑な時代になったもんだ。
今日のように、荒野のど真ん中で廃墟を見つけられたのは幸いかもしれない。俺は、久々
に星の見えない天井屋根を見上げながら思う。ちょいと埃まみれで蜘蛛の巣だらけなのが難
点だが、青天井で砂嵐に会うよりはよほどましだ。
ああ、しかしこの廃墟は本当に大きい。昔は大会社のビルだったんじゃあるまいか。俺の
生まれ育った街にあるあの人気のジャズバーが、ここのロビーみたいな部屋には丸々入りそ
うだった。
最初の描写がものすごくわかりづらい。
本当に何もない空間に枯れ草の塊があって?
枯れ木を放り投げたら火が点いた? なんだいそりゃあ。
荒野の廃墟の中に居ることを示すのが遅すぎる。
読み返さなきゃ意味がわからない描写はやっちゃいけない。
あと設定がわからんからなんともアレだけど、
荒野の真ん中に廃墟とはいえ大会社のビルが立ってるのはおかしいんじゃないの。
廃墟群のなかのひとつならわかるが。
>>141 暗闇の中で棒をもみながら火をおこしてるんだよ
うまくはないが、それくらいわかれ
おまいさんはもう批評しなくていいぞ
>>140 ぽつねんってどういう表現なんやねん、と言ってみるテスト
144 :
140:2006/05/20(土) 16:45:10
>>141 できるだけ短く文章をまとめていこうとしたら、
確かに読みづらくなってしまったなとは思ってます。
3段落目と4段落目を変えたほうが、登場人物の居場所を確立するには
都合が良いんですかね?
>>143 ぽつねん
[副]ひとりだけで何もせず寂しそうにしているさま。
「〜〜としてひとりたたずむ」
あ、人物につける副詞だから、物体につけるとまずかったやもしれません。
ぽつねんも知らぬ奴がいるとは。
唖然呆然愕然慄然地獄絵図
>>144 141じゃないが、ひょっとして、
>>141が書いてることが理解できてないのかな?
光を灯せば、「真っ暗に感じられる世界」が、有る程度は見えるようになるよね。
ところが、その後の文章を読んでも、
見えるようになった視界の描写がなかなか出て来ないものだから、
読者が思い描く情景は、真っ暗闇に光が浮いている風景のままなんだ。
で、読み進めると、ようやくそこが荒野であることがわかるわけ。
普通は火を灯せば視界が明るくなって、すぐに情景描写がされるものなのに、
出てくるのが、火の元の枯れ草や枯れ木では、>141のように唖然とする。
だから、さっさと二行目に明るくなった視界の描写を入れた方がいいと思う。
ようは、このままだと読者はその場にいるような感覚を持ちにくいということ。
>>140 違和感を感じる原因は、時系列の混乱がひとつ。
それと一人称で主人公視点で書かれているのに、三人称的表現が
混ざっている点があります。
まず冒頭
>果てしなく真っ暗に感じられる世界に、(主人公の主観)
>一つだけぽつねんと光が灯る。(遠くから主人公を見ている?)
主人公視点なら、遠くから主人公を見ることはできません。
ですから二行目は不要。
>目の前に積まれた、ほんの拳大の枯草。
>枯れ木を放り投げつつ、そいつに【灯された】火を見て、
>俺は摩擦で焼け付いた手の平に文明の有難みを思い知った。
主人公が火を【灯した】後に、枯れ草を投げ入れているわけですね。
ですから灯された】という表現は変です。
時系列が分かり難い文章です。
また、通常「灯す」という表現は、照明などをつける場合に使用します。
最初から火を起こす場合にはあまり使用しません。
リライトするとこんな感じ。
果てしなく真っ暗に感じられる世界だ。
俺は原始人のように摩擦熱を利用して火を起こす。
暗闇の中、点のように小さな光が生まれる。
一握りの枯れ草は光の息吹を吸収し、徐々に大きくなっていく。
149 :
140:2006/05/20(土) 17:20:11
>>147 ああ、成る程。
つまり、描写と話の流れが錯綜しているのに加えて、
中途半端に描写が止まっている点で問題がありすぎ、と。
ブツ切りに書き進めていくのではなくて、
ちゃんと段階と順を追った文章構成にしないといけないわけですね。
よくよく考えなくとも、初歩的な問題で申し訳ない。
>>142 バカか、そんなことはわかってる。
頭三行を焚き火の描写に使って、焚き火とわかるのが三行目ってのが拙いんだ。
頭から読んでいくと意味がわからない。
焚き火であることが判明しても、どんなとこで焚かれてるのかわかるのはさらに先。
情景描写はそこに行き着くまで全くイメージが沸かないような書き方はしちゃいけないんだよ。
読みにくい情景描写なんてゴミ以下
情景を思い描く呼び水たるべきものを頭捻らすな
152 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 17:44:10
>>140 不正確、不鮮明、不適当、不適切。
なぜこうもわざわざ分りづらく書くのか、意図が計りかねる。
>果てしなく真っ暗に感じられる世界に、一つだけぽつねんと光が灯る。
「果てしなく」は強調の意味合いがある言葉。それに対して「感じられる」は【事実はそう
ではないかもしれないが、そのように感じる】という留保の意味合いのある言い方。強調と
留保が混在しているので文章の収まりが悪い。
>目の前に積まれた、ほんの拳大の枯草。
「ほんの拳大」だったら「積まれ」ていないだろうが。
>枯れ木を放り投げつつ
「ほんの拳大の枯草」の火に「枯れ木を放り投げ」たら一辺に消えるぞ。
>俺は摩擦で焼け付いた手の平に文明の有難みを思い知った。
悪文の書き方でも習ってきたのか? まさか気の利いた表現などと思ってはいまいな?
以下、全文がこの調子。
自分の頭の中にあるものを人に伝えるにはどのような文章で書かねばならぬのか、根本
から考え直すことをお勧めする。
>>140 久々に駄文てやつを読んだ。
お前、作家に向いてないからペンを折った方がいいよ。
154 :
サワラビ:2006/05/20(土) 18:11:05
155 :
140:2006/05/20(土) 18:15:14
>>150-152 本当に基礎的な指摘ばかりで申し訳ないです。
ちょっと本を読み漁って、情景描写の勉強をしなおしてきます。
>>153 ぺ、ペンを折ったほうが良いですか、そうですか。
それぐらいの覚悟でもっと文章に向き合ってみます。
>>148 --
果てしなく真っ暗に感じられる世界だ。
俺は原始人のように摩擦熱を利用して火を起こす。
暗闇の中、点のように小さな光が生まれる。
一握りの枯れ草は光の息吹を吸収し、徐々に大きくなっていく。
--
これもなんだかな……。以下参考案
暗闇にぽつんと小さな光が点った。息を吹きかけるたびに光は明るさを増し、
わずかな枯れ草を呑み込んだ火が頼りなげにちらちらと揺れた。俺は枯れ枝
を数本、生まれたばかりの炎に足して息をついた。
手のひらが痛い。まさかこんな原始人みたいな真似をすることになるとは、
旅を始めるまで想像もつかなかった。
>>155 あんまり可哀想だからマジレスしてやるよ。
他人の本読んで勉強するよりも
>>140を自分で100回読み直して勉強しろ。
もしも、おまえさんが140のどこが悪いのか全然わからんというなら、もしも逆に結構いかしてるのでは思うなら、
それはもうセンスが無いんだ、辞めた方がいい。
とりあえず自分で読んで直してみろよ、話はそれからだ。
>>154 6000文字を越える分量だが、とにかく無駄に長い。
試しにリライトすると以下のとおり。
彼女に突然ふられた。
おれは呆然とした。
自販機で買ったカップ酒を飲みつつ町を歩いた。
子猫がいた。
捨て猫のようだ。
拾ってやるか。可哀そうだし。
「み〜ん」
(私が拾ってやる)
そう聞こえた。
……拾われてやるか。
これで十分だと思う。
>>154 ひらがなで書くべきところを漢字で書いてるのが気になる(正に、一つ、何時も、
見て居たくない、有る)。
例えがへた(冷えて固まった保冷材の様に)
慣用句が陳腐(晴天の霹靂だった。マジで寝耳に水)
誤用(保障→保証)
文章はなかなかうまいけど、話はつまらん。描写はおもしろいけど、内容がない。
>>140 まずは飾らない描写を心がけると良いと思うよ。
あとは流れを頭の中で思い描く。すでに指摘されてるけど、灯りを点けたら次にその変化を描写する、みたいに。
ある程度客観視しながら書くことを心掛けてみて。
161 :
140:2006/05/20(土) 19:10:58
果てしなく真っ暗な世界に一つ、ぽつねんと灯りが点いた。
わずかな枯草の中で起こった火は、呼吸を繰り返すように揺れて
次第に大きくなっていく。ようやく完成した焚火に安堵して、仰け
反るように地面に腰を下ろした。埃が舞い上がり、所在無げに揺れ
る小さな炎がそれを灰色に照らし出す。地面についた手の平は摩擦
で擦り切れていて、少し痛んだ。
ざっと初めの部分だけを描写しなおしてみましたが、如何でしょうか?
一人称だとしたら視点が外すぎ(灯りは点いたんじゃなくて、主人公が点けたんでしょ?)。
三人称だとしたら最初の主語を省くべきじゃない。一人称でも読者に知らせるために、最初は主語をつけたほうが良い。
>>161 だから自分で読み直せっての。
ぽつねんの使い方がおかしい、バカの一つ覚えか?
辞書まで引いたんならわかるだろ?
『ぽつねんと灯りが点いた』ってのはおかしいんだよ。
どうしてこうも使えもしない言葉を使おうとするのかね、下手に限って。
ぽつんと、またはぽつりとにすれば良い。
『仰け反るように地面に腰を下ろした』おかしいとは思わんのか??
『果てしなく真っ暗な世界』とか『面についた手の平は摩擦で擦り切れていて、少し痛んだ』とか、表現が大げさすぎる
どうしてそう誇張したがるのかね、下手に限って。
>>161 [副]ひとりだけで何もせず寂しそうにしているさま。
○ ぽつねんとしてひとりたたずむ
× ぽつねんとしてひとり歩きだす
× ぽつねんと灯りが点いた。 点く。
○ ぽつねんと灯りが点いていた。 点いている。
165 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 20:12:29
お願いします m(_ _)m
僕と理奈は、幸福な二人なんかではなかった。泥にまみれたたくさんの不毛な地域紛争があったし、
三回の世界大戦と、途中にキューバ危機を含んだ深刻な冷戦もあった。途中で小さな革命があった気もしたけれど、
結局みんなうやむやになってしまった。革命なんてそんなものかもしれない。
そして戦争の多くが後世に傷を残したように、理奈から受けた痛みは僕の心にはっきりと残っている。
でも戦争と違うのは、それが風化したりなんかしないってことだ。
「一回だけだよ」と言って、理奈は僕の耳たぶに唇をそっと押し付けてきた。
鼻息が首筋にかかって、少しくすぐったかったけれど、ベッドの中で僕はただただ幸せだった。
裸の体が触れあっているという実感を忘れないように、背中に手を回す。
足元に置いてあるフロアライトは、雪明りの夜みたいに部屋を静かに照らしていた。
彼女の肩口までの髪は、少し身体を動かすたびに無造作に僕の頬に当たった。
シャギーが入っていて夏草みたいにくしゃくしゃした感触。背中から腰へと手を下ろしながら近くに抱き寄せる。
もっと近づきたかった。鎖骨に彼女の少し冷えた肩が当たる。
腕で圧迫されたせいか、理奈の吐く息が少し強くそして長くなってきていて、耳たぶに温かい湿り気を感じることができた。
僕はまだ理奈を忘れることができない。
おふたりは何年生きてらっしゃるんで?
なんだろうこれは、どうなってるんだ
間のカラミはなんのためにあるのか何時のことなのか
いやもしかして戦争がうんたらかんたらはただの比喩で
二人はフツーの若造なのか?
わからん
168 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 22:01:37
初めまして!僕は生まれて始めて5Chに書き込みをした。いやインターネットの掲示板と言うやつに始めて書き込みをした、と言ったほうが正しいか…あぁ返事はまだかな…ドキドキしながらなんども5Chを開く。時計の針が12を指して明日になった。
とうとう何の返事も帰って来なかった…
まあインターネットなんてこんな物さ…と、自分に言いきかせて電源を切ろうとデスプレイを見た。
『はじめまして(^-^)』
たった一件だけだったけど書き込みがあった…
名前の所にはユリカと書いてある。そう…その日から僕とユリカの2Ch生活が始まったんだ。
169 :
サワラビ:2006/05/20(土) 22:03:02
>>158 そうですか、長いですか。
これでも削りました。
振られてからの主人公の心が折れてゆく様を書こうとしたのでしたが、
失敗のようですね。
>>159 漢字に関してはわざとそうした部分もありますが、
挙げられているのは確かにそうです。気をつけます。
例えは判りやすくと思いましたが、陳腐ですか。
これはセンスですかね。訓練でどうにかなるものでしょうか。
慣用句については、削ろうとして削り損ねていた部分です。
ご指摘有難う御座います。
内容に関しては・・・すいません、実話です。
170 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 22:30:42
>>161 まず、書こうとしていることを箇条書きでまとめてみな。
その時点で、書くことができあがってないことがわかるから。
ぱつねんとかに突っ込まれているけど、文章が語るべき内容を持ってない
から、瑣末な議論になってるんだよ。
171 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 22:33:50
>>169 俺は
>>158ではないが、長いのではなく、中身がないのだ。
お前は
>>158の皮肉を理解していない。
文章にする価値のある内容ではないのだってこと。
>>161 細かい点は指摘されているので割愛しますが、
最初の文よりはかなりよくなっていると思います。
173 :
サワラビ:2006/05/20(土) 22:43:16
>>170 書くべき事が出来上がってないと言うよりは、
出してきた文章自体が部分的なものなんじゃねーの?
文章を酷評するスレなんだから、内容じゃなく
表現描写で議論してやってもいいだろうがよ
>>165 エロ小説でもなさそうなので、回想でのベッドシーンは意味がありませんよね。
文章はかけていても一次で落とされる原稿の典型みたいなものです。
小説としては問題外です。
>>165 > 僕と理奈は、幸福な二人なんかではなかった。
ほうほう、で、どんな風に幸福なんかではなかったのかな、と読み進む。
> 革命なんてそんなものかもしれない。
……なんだ、この結論は。
まるで趣旨の違う論旨を一つの段落に入れるって、どんな電波文だよ。
>>154 小説としてみれば、喫茶店でふられたシーンをリアルタイムで描いたほうが効果的です。
どんな音楽が流れていて、二人は何を飲んでいたのか。どんな会話を交わしたのか。
心情を絡めて書けば、前半部分の退屈さはなくなると思います。
中盤が退屈さなのは、それぞれの行動にストーリ性がないのに無理して膨らませている
からです。ばっさり切りましょう。
後半の猫との出会いはもっと書き込んでいいと思います。
>>161 「ぽつねん」が突っ込まれてるけど、突っ込まれて当然だ。
なんで一行目から違和感バリバリの表現を使うんだ。
話に入れないだろうが。
導入部は当たり前の文章か、
異常な文章をわざと使ってますよ作者は狂ってないですよって示せよ。
キモイわ。
> 仰け反るように地面に腰を下ろした。
ここもおかしい。
「のけぞるように腰を下ろす」って、
イメージできるのかイメージできるのかイメージできるのか?
荒川静香でものけぞるように腰を下ろしたりしないわ。
なんだオマエくたばれ。
179 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 23:25:37
>>174 15行も書いてんのに、何がしかを受け取れない文章なんて無意味
だろうが。これが仕事のメールだったら、あっという間に無能の烙
印押されるぞ。
40文字15行っていったら、原稿用紙1.5枚だぞ。
小学生の作文なら、普通一枚だ。
その小学生ですら、一枚以内で運動会が面白かったって内容をでっ
ちあげる。(俺はそうした)
なんつうか、まず、作文からやり直せといいたいね。
180 :
サワラビ:2006/05/20(土) 23:47:23
>>177 アドバイス有難う。
早速リライトしてみます。
>>179 頭が悪いんじゃないか?
これは仕事のメールでもなければ、ショートショートでも15行で全てというわけでもないんだから
15行で何もわからなくてもそれが『一部』ということだろう
182 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 23:53:32
>>140 >どうしようもない文章かもしれませんけど、酷評願います。
ほんと、どうしようもない文章ですねww
>今日のように、荒野のど真ん中で廃墟を見つけられたのは幸いかもしれない。俺は、久々
>に星の見えない天井屋根を見上げながら思う。ちょいと埃まみれで蜘蛛の巣だらけなのが難
>点だが、青天井で砂嵐に会うよりはよほどましだ。
酷い文章w 天井屋根を見上げて、久々に星の見えない、が莫迦文。
あなたの糞文のこういう書き回しは非常に判り難く、読者の反感を買うでしょう。
↓私の名文リライトを100回読み直して参考にwwwwwwwwwwwwwwww
果てしなく続くように感じられる真っ暗な世界に、ぽつんと一つの光が宿った。
その光に枯れ草を放り投げる。火は、呼吸を繰り返すように揺れて、次第に大
きくなっていく。ようやく完成した焚火に安堵して、俺は地面に腰を下ろす。埃
が舞い上がり、所在無げに揺れる小さな炎がそれを灰色に照らし出した。ようや
く灯された火を見て、俺は摩擦で焼け付いた、少し痛む手の平に文明の有難みを
思い知った。まさか、俺が原始人みたいな真似をして火を起こす事になろうとは、
この旅を始めるまでは、想像もつかなかった。
この御時世でも、荒野を挟んだ都市から都市への移動は何かと大変だ。大抵は
数十キロ、時には数百キロも離れた都市へ行くために、バカデカい荒野を横断し
なくてはいけない。いくら 車とはいえ、昼間の炎天下の下では直射日光に焼けて、
干からびてしまいそうで、本当に迷惑な話だ。
今日のように荒野のど真ん中で廃墟を発見出来たのは幸いかもしれない。俺は、
天井を見上げながら思う。ちょいとばかり埃まみれで蜘蛛の巣だらけなのが難点
だが、野外で砂嵐に遭うよりは、よほどましだろう。
ああ、しかしこの建屋は廃墟とはいえ、本当に大きい。昔は大会社のビルだっ
たんぢゃあるまいか。俺の生まれ育った街にある、あのジャズバーが、ここのロビ
ーみたいな広場に、すっぽり入りそうだ。
183 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 23:57:18
>>181 どんな文章だろうがわかる中身がある。
文章の長短は、その中身の分量に違いでしかない。
一部だろうがなんだろうが、一定の量を読んで何もなければ、何もない
文章でしかない。0を無限に足しても0でしかないんだよ。
184 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/20(土) 23:59:01
訂正
火は、呼吸を繰り返すように揺れて、
↓
光は、呼吸を繰り返すように揺れて、
火と分かるのは次の行の、ようやく完成した焚火、で火と分かるようにした方がいい。
185 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 00:03:09
>>182 140と大差ないわな。
まぁ、他人の文章でしかないから、しょうがないが。
>>183 たしかにムダな描写は多いけど、0ではないでしょう。
その上で長編の一部と考えれば、俺も
>>179は言いすぎだと思う。
プロの長編から1ページ抜き出した場合でも、
>>140程度の情報量のものは少なくないよ。
リライトするなら根こそぎ書き換えないとダメだろ
オリジナルは使えるところが全くない
そこまで叩くほどのもんかね?
たしかに初心者っぽい勘違いが多い文だとは思うけど……。
189 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 00:19:08
若さに嫉妬してんじゃない?
>>186 それを言うなら、ムダな描写じゃなく、ダメな文章だろ。
作者の意図するものが伝わらなければ意味がない。
作者にとって情報量が1でも、
ダメな文章なら読者にとっては0、もしくは0に近いということだよ。
お願いします。流れを切ってしまったらすいません。
夜。
と言っても皆寝静まるような深夜ではなく、太陽がようやく沈み、外食をしに酒場や食堂に行く人で街がごった返す、街が一番活気に溢れる時間。
暗がり始めた空は藍色のテーブルクロスを敷いたようで、そこで大小様々に煌く星々はまるでちりばめられた宝石のようにみえる。
そこは街の裏路地に面している小さくて、みすぼらしい酒場。
大通りに面していない分、華やかさや賑やかさに欠けるが、そこには世の中の裏の情報が集まり、一味もふた味も一般人とは異なる人たちが集う場所。
酒場に入って直ぐ、左手の方にカウンターがあり、それが奥の壁の方まで続いている。
右手の方は酒場らしい丸いテーブル幾つもならび、ちらほらお客さんも伺える。これで経営が成り立っているのかと疑いたくなるほどの客入りの少なさだ。
テーブルの上にあるランプの暖かな光が店の雰囲気をより一層、物憂げなものにしている。
「―――ッ!?」
そんな物静かな酒場の雰囲気が一人の青年の声にならない悲鳴でぶち壊された。
あまりの大音量に周りの人たちも彼の方を見るかと思われたが、誰も見ようとはしない。
余計な好奇心は自分の身を滅ぼす、聞き耳は立てるが決して目を向けない、そんな雰囲気を暗にかもし出していた。
声を出した青年、いや少年だろうか、はカウンターの席の一番奥に座っており、酒場だというのにミルクを飲んでいた。彼は周りの人たちのことを少しも気にかけていない様子で再び大声を上げる
これはまた、
>>140に勝るとも劣らない才能ですね。
193 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 00:38:30
>>188 「勉強をしなおしてきます」
「それぐらいの覚悟でもっと文章に向き合ってみます」と言いながら、
1時間もしないうちに、
「ざっと描写しなおしてみた文章」を晒す、その根性が原因かと。
>>191 笑いすぎて酷評が書けん。
これ、釣りだよな?
山田悠介を越えているぞ。
>>190 作者の意図するもの、普通にわかると思うが??
わからないの??
197 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 00:52:38
>>191 描写の方法になりますが、時代背景を示すキーワードがありません。
簡単に言うと、街の雰囲気がわからないんです。
これは夜空、街の風景、酒場、という順番で描写すれば解決すると思います。
>小さくて、みすぼらしい酒場。
具体的にどんな風にみすぼらしいのでしょうか。例えば看板が壊れているとか
ドアがボコボコとか、そんな感じの描写が必要です。
表現のおかしなところ
>テーブルの上にあるランプの暖かな光が店の雰囲気をより一層、物憂げなものにしている。
>「―――ッ!?」
>そんな物静かな酒場の雰囲気が一人の青年の声にならない悲鳴でぶち壊された。
>あまりの大音量に周りの人たちも彼の方を見るかと思われたが、誰も見ようとはしない。
「声にならない」というのは、一般的にはサイレントな意味合いで使われると思います。
大音量であるならば、「意味不明の叫び声」が適当ではないでしょうか。
また、叫び声で雰囲気が壊れたならば、周囲の関心を集めるはずです。
周囲が無関心ならば、雰囲気が壊れたとは言わないでしょう。
>>140氏
キツイ物言いが多いけど、最初はそんなもんだから諦めずにがんばりな。
ただ、いくら厳しいからって耳を塞いじゃダメだよ。第三者の意見は貴重だから、欠点は欠点と認めて直していくことが肝心。
199 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 00:54:09
批評者に対する批判はスレ違いかと。
描写なんて二の次。
面白ければそれでいいんだから、何も気にすることなく、
君は君の世界を書きつづればいい。
そうですね。デカルトも確か同じようなことを言っていました。
つまりここに投稿するなって事だよ
203 :
資料だ。気にするな:2006/05/21(日) 01:08:53
2005/05/17 21:00
ナルシストが小説を書くことについて
前回、「ナルシストが小説を書くのではなく、小説を書くことによってかろうじてナルシスト気分に浸れる」と書きましたね。
どうやらその思いこみは読者に伝わるらしく思いがけなくモテテしまいました。
あの2ちゃんねるでナント私に憧れた方々が続出したんです。引用します。
554 :HI ◆7RZOliBygM 私はHI様ですよ。トリップも付けてみましたし。うっひゃっひゃ。
569 :Hl ◆VdP6iIFZNE 誰かの悪口を書く時には、みんなこの半$にすればいいんだ。
573 :Hl ◆nQmckG7AKU
575 :影武者 Hi ◆itPh.0zEvU ぶはははは! 残飯め。2年間私は攻撃され続けてきた。
630 :Hi 皆様申し訳ございません。私が真性のHiです。すべて私が悪いのです。病気なんです。
人が猛獣に見えるのです。「作家でごはん!」から来られた方。申し訳ございません。
私が 粘 着 & 荒 ら し のHiでございます。意見室では嘘を並べました。気を引きたかったのです。
655 :Hi ◆7RZOliBygM 私は、Hiは異常者なんです……言い返せない。だって、本当のことだから。
なんと6名も! ハイ・ビョンホンとまで言われました。つらつら考えるに私の書く文章は ―― 実物のジジイはさておき ―― 相当に魅力があるんでしょうな。
さすがに心驕りしましたね。小説を書く時、ナルシストに徹する効果と言えましょう。
私は2ちゃんねるでは Hi というハンドルを使わないので不都合は無いんですが、最終的にこの創作サイトの参加者、
高橋 たかし 様が Hi ◆7RZOliBygM
を使っていらっしゃいます。有り難いことです。合掌。ですけれどもみなさま2ちゃんねる創作文芸掲示板へお越しの際はくれぐれもお間違いにならぬようにお願いします。
204 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 01:13:43
>>191 いったい、何が書きたいのだ?
ここまでの文章で、いったい何を印象づけたかった?
その意図がぜんぜん見えない。
中心を意識しないで円を書いたようなもんだ。
だから、細々と描写しているぶんだけ、ウザったい文章になって
しまっている。
なんつうか、書き込もうとして悪化している感じだな。
>>191 「夜。」……(ふんふん)
「太陽がようやく沈み」「暗がり始めた空は」……(ん? 真っ暗じゃないのか。それなら沈みきっては
いないんでは? 夕方か? まあ夜といえなくもないか)
で、「大小様々に煌く星々はまるでちりばめられた宝石のよう」???
「暗がり始めた空」に星々が煌くんかい? まだそんなに見えねえぞ!
「声にならない悲鳴でぶち壊された」……(どんな悲鳴だ? とにかく声には出なかったのね)
「あまりの大音量に」……(はあ?)
「声を出した青年」……(出なかったんじゃねえのかよおお!!)
糞文が現れるとレスが増えるスレ。
本当に良いレスなので、批判ではないんです。
もっと議論に値する文を貼ってくれ!
207 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 08:03:01
フロアライトは、雪明りの夜みたいに部屋を静かに照らしていた。
「一回だけだよ」
そう言って、理沙が僕の耳たぶに唇をそっと、押し付けてきた。
鼻息が首筋にかかって、少しくすぐったかったけれど、僕は、ベッドの中で幸せだった。
が、僕と理沙は、幸福な二人なんかではなかった。地域では、泥にまみれたたくさんの
不毛な紛争があったし、 三回の世界大戦と、途中にキューバ危機を含んだ深刻な冷戦
もあった。その途中にも小さな革命があった気もしたけれど、 結局みんなうやむやにな
ってしまった。革命なんてそんなものかもしれない。
そして戦争の多くが後世に傷を残したように、理沙から受けた痛みは僕の心にはっきり
と残っている。
でも戦争と違うのは、それが風化したりなんかしないってことだ。
二人の肌が触れあっているという実感を忘れないように、僕は理沙の背中に手を回す。
彼女の肩口まである髪は、少し身体を動かすたびに無造作に僕の頬に当たった。
それは、シャギーが入っていて夏草みたいにくしゃくしゃした感触だった。背中から
腰へと手を下ろしながら近くに抱き寄せる。 そのまま、パンティに指を掛けた。
もっと彼女に近づきたかった。
「だめよ……」
鎖骨に彼女の少し冷えた肩が当たる。 強引に腕で圧迫したせいか、理沙の吐息が少し強く、
そして長くなってきていて、僕は耳たぶに理沙の温かい湿り気を感じることができた。
理沙が、小刻みに震えて居た。……
僕はまだ理沙を忘れることができない。
208 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/21(日) 08:25:25
男がいた。とんでもない、大ウソつき。
いつものようにウソをつくと、頭の中にひびく声。――(ウソヲツキマシタネ)
あれ。今のはなんだ? 聞いたことのない声だったが……。
男は首をかしげる。その時、引っ張られるような感じで鼻がぐうんとのびる。
とうぜん、男は驚く。のびた鼻を触ってみる。自分の鼻にまちがいない。
しかし、バチが当たったとは思わない。
面白がって、もうひとつウソをつく。ぐううんと、鼻がのびた。さっきよりも。
男は手をたたいて大喜び。
いったい、この鼻はどこまでのびるのだろう? ウソを重ねるほど、のびはよくなるみたいだが……。
どうせウソはつくんだ。ためしてみよう。
男は張りきる。今までいじょうにウソをつく。迷惑なんて、おかまいなし。会うひとごとにウソをいう。
鼻はどんどんのびていって、ついに地平線の向こうがわ。
みんな、びっくりしていることだろう。とつぜん現れた自分の鼻に。
いろんな国で話題になっているのかもな。
愉快だな。ウソをつくのも、鼻がのびるのも。
世界中のひとに自分の鼻を知ってもらいたいな。
よし。と、男はこれまでにないほどの大ウソをつく。そうすれば、鼻はよくのびると思ったから。
そのとおり、鼻は今まででいちばんにのびる。物凄い勢いでのびていく。
そして、男の背中でグサリとつき刺す音。
胸から飛び出してきたものをおそるおそる見ると、それは自分の鼻。
もう、ウソはつけやしない。命をなくしてしまっては。
ここにいたって、男はようやくウソを後悔する。
男のウソに悩まされていたひとたちは、ほらみたことかバチが当たったんだと口をそろえる。
いいきみだ。俺たちはあんなふうになるもんか。奴とはちがう。何からなにまで。
なんせ俺たちは――と、その者たちの鼻がのびはじめる。
彼らの顔はみないちように赤い。
あの声がひびく。
(テングニナリマシタネ)
209 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/21(日) 08:49:45
くそ。真面目にやればやるほどに推敲は難しい。
[のびる鼻]を書き直すのは、これで二度目だ! 生まれて初めてだの経験だ! くそ。馬鹿め、アホめ、猫め、逃げやがって! エサだけ食いやがって!
と、話をもとに戻す。
俺さあ、[のびる鼻]と[星に願いをかけた少年]の二編をSSのコンテストに送ろうと思ってるんだけど、一次突破できるかなあ。
「おい白菜、てめぇSS書き始めたばかりで、なにあまいこといってんだ!」 と、ツッコまれるのは十々 承知のうえで訊いてんだよなあ。
俺だって夢ぐらい見たいんだよなあ。
酷評お願いしたいんだよなあ。
するけど。
スーパーキャッチグローブをなかったことにシマシタネ
地球一周オチのダメ出しされた部分は一応は考えてるね
小話としてはやっぱりそれほど面白くないけど、
童話みたく世の中の何かを象徴してる気配がする
けど実はなんの含みも持たせてない気もする、白菜だし
白菜なのに(弱いけど)ちゃんとオチらしきものもついてる。やればできるじゃない。
でも文章はぜんぜんだめ。星新一風、小松左京風に書き分けてみることを
おすすめする。それくらいできないようじゃ自分の文体もつかめない。
212 :
191:2006/05/21(日) 12:52:39
>>195さん
釣りではないのですが、私の文章があまりにも酷いということですね。申し訳ありませんでした、勉強してきます。
>>197さん
読むに耐えない悪文なのに、詳しい批評ありがとうございます。
まだ自分の文章を見せられるほど親しい友人がいないので、大変勉強になりました。
>>204>>205さん
全くその通りです。
どのように書いていいか分からず、ただ思いついたものを書きました。
次からは焦点を決めて描写に統一性を持たせられるように頑張ります。
>>208 がっかり・・
白菜ワールドじゃないな。
214 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 13:30:31
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
夜――、と言っても寝静まるような深夜ではなく、街が一番活気に溢れる時間帯――。
暗がり始めた空は藍色のテーブルクロスを敷いたようで、大小様々に煌く星々はまるで
ちりばめられた宝石のようにも見える。
そんな街に裏路地に面している小さくて、みすぼらしい酒場が一軒あった。
大通りに面していない分、華やかさや賑やかさに欠けるが、そこには世の中の裏の情報が
集まり、一味もふた味も、一般人とは異なる人たちが集う場所と言えた。
酒場に入って直ぐ左手の方にはカウンターがあり、それが奥の壁の方まで続いている。 右
手の方は酒場らしい丸いテーブル幾つも並び、ちらほらとお客も伺える。これで経営が成り
立っているのか、と疑いたくなるほどの客入りの少なさであり、 テーブルの上にあるランプ
の暖かな光がより一層、店の雰囲気を物憂げなものにしている。
「―――ッ!?」
突如、そんな物静かな酒場の雰囲気が、一人の青年の悲鳴でぶち壊された。
ところが、周りの人たちも彼の方を見るかと思われたが、誰も見ようとはしない。余計な好
奇心は自分の身を滅ぼす、聞き耳は立てるが決して目を向けない、そんな雰囲気を暗にかもし
出していた。
声を出した、その青年、いや少年だろうか、はカウンターの席の一番奥に座っており、酒場
だというのにミルクを飲んでいた。彼は周りの人たちの迷惑を少しも気にかけていない様子で
再び大声を上げる。
215 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 13:32:57
>>207 一言で言えばキモイ。
生き別れか、死に別れかわからないけど、別れた女との情事を思い出す
というだけでストーカーチック。
風俗嬢に恋するようなタイプかも。
世界大戦のくだりも文章がなんか変。
その二人は第一次世界大戦から生きていたように読めるけど。
216 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 13:45:12
>>214 >街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
>夜――、と言っても寝静まるような深夜ではなく、街が一番活気に溢れる時間帯――。
「街には〜」じゃなく、「街では〜」じゃねーの?
というより、文頭に街をもってくるんじゃなく「陽がしずみ、街では酒場や食堂に〜」
のほうがまとまると思われ。
一行目で、日が沈んで街に人が溢れていると説明しているのに、二行目でまた
同じ事をくりかえしている。くどい。
夜空の描写が唐突。
夜空の描写のあとに、「そんな街の」というつなげ方はねーだろ。
217 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 14:01:40
>>182 名文をさらにリライトしてみたりして。
果てしなく続くような深い闇に、ぽつんと一つの光が宿った。
枯れ草を放り投げると、光は呼吸を繰り返すように揺れて、
次第に大きくなっていく。
――何とかなったか。
ようやく燃え始めた火に安堵して、俺は地面に腰を下ろす。
やがて灰が吹き上がり始め、炎がそれを白く照らす。
俺は、摩擦で焼け付いた、少し痛む手の平を撫で、文明の有難みを意識する。
――まさか、俺が原始人みたいな真似をして火を起こす事になろうとは。
この旅を始めるまでは、想像もつかなかったことだった。
この御時世でも、荒野を挟んだ都市から都市への移動は何かと大変だ。
数十キロ、時には数百キロも離れた都市へ行くために、バカデカい荒野を横断し
なくてはいけない。車とはいえ、昼間の炎天下では、直射日光に焼けて、
干からびてしまいそうになる。
今日のように荒野のど真ん中で廃墟を発見出来たのは、幸いかもしれない。
俺は、荒野にはあり得ない屋根を見上げながら思う。ちょいとばかり埃まみれで、
蜘蛛の巣だらけなのが難点だが、野外で砂嵐に遭うよりは、よほどましだろう。
ああ、しかしこの建屋は廃墟とはいえ、本当に大きい。昔は大会社のビルだっ
たのではないか。俺の生まれ育った街にある、あのジャズバーが、ここのロビ
ーみたいな広場に、すっぽり入りそうだ。
218 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 14:56:50
読解力の無い莫迦216に返答しますw
>「街には〜」じゃなく、「街では〜」じゃねーの?
>というより、文頭に街をもってくるんじゃなく「陽がしずみ、街では酒場や食堂に〜」
>のほうがまとまると思われ。
「街には〜」は、陽がようやく沈んだ、に掛かる。
そんな、陽がようやく沈んだ街には〜酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
ひとつもおかしくない文章。
>一行目で、日が沈んで街に人が溢れていると説明しているのに、二行目でまた
>同じ事をくりかえしている。くどい。
一行は、陽沈んだ街の説明。
二行目から、陽沈んだ街、夜とは言っても深夜ではない時間帯の説明。
ここから物語は始まる。
ひとつもくどくない文章w
>夜空の描写が唐突。
>夜空の描写のあとに、「そんな街の」というつなげ方はねーだろ。
「そんな街の」とは、一行からの街の説明を指す。
陽が沈み、街には〜酒場や食堂に行く人々でごった返す。どこでもある街の光景。
夜空には星々が宝石のように輝いている。そんな街。
夜空には、工業地帯でスモッグにより、星々も見えない都市もありえる訳ですから。
読解力の無い莫迦の酷評はイラネwwwwww
219 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 14:57:25
>>217 :選対A
リライトって大して変わってないぢゃんw
>ようやく燃え始めた火に安堵して、俺は地面に腰を下ろす。
>やがて灰が吹き上がり始め、炎がそれを白く照らす。
>俺は、摩擦で焼け付いた、少し痛む手の平を撫で、文明の有難みを意識する。
スジの悪い文章w
燃え始めた火、って何?
火が燃えるって、おかしい表現でしょう?
燃えるのは枯れ草で火ぢゃないw
ようやく完成した焚火に安堵して、の方がいい。
炎がそれを白く照らす、って何?
炎が灰を照らして白く見えるかな?
小さな炎がそれを灰色に照らし出した、の方がいい。
少し痛む手の平を撫で、って両手でお互いの手を撫でる訳だけど、
手の痛みは感じるが撫でる、は自分の置かれた状態でこの動作は不自然かも。
>名文をさらにリライトしてみたりして。
選対A、 名文をさらにリライトするなんざ100年、はええよwwwwww
220 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 15:02:48
>>215 >一言で言えばキモイ。
>生き別れか、死に別れかわからないけど、別れた女との情事を思い出す
>というだけでストーカーチック。
過去の恋人?を思い出す事って誰にでもある自然な事。
童貞は、だまってろwww
>その二人は第一次世界大戦から生きていたように読めるけど。
それぢゃ、戦争未経験者が戦争の悲惨さを想像し、平和運動さえ出来なくなる。
想像力の無い莫迦は、だまってろwww
>>218 いや一行目はおかしな文だぞ
副詞の使い方がめためた
陽がようやく〜を抜いてみると、
「街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた」
わからないならお前の言語感覚がイカレてるんだが、これはアウトなんだ
「街には」も「酒場や食堂に」も「人々で」も副詞節で、主語が見当たらない
ならば省略されてると考えるのが日本語だけど、
この文章の主語たりえるのはこの3つだけなんだ
省略されていても主語と重複させちゃいけない
「街は、酒場や食堂に行く人々でごった返していた」
「街には、酒場や食堂に行く人々がごった返していた」
「街の酒場や食堂は人々でごった返していた」
と、どれかひとつを主語にしないとまっとうな日本語にはならない
ぢはアホな煽り文ばっかり書いてるから日本語が怪しくなるんだよ
>>218 こういうのを人にいわれてなお気づけないようじゃ物書きの資格はない。
反論するだけ「自分センスないです」て恥をさらすだけ。
>>220 >>その二人は第一次世界大戦から生きていたように読めるけど。
>それぢゃ、戦争未経験者が戦争の悲惨さを想像し、平和運動さえ出来なくなる。
>想像力の無い莫迦は、だまってろwww
ふつうに読めばだれでも二人は100年くらい生きてるのかと思うよ。
幸福でなかった理由が「地域では、泥に〜」で説明されてるようにしか見えない。
戦争がひとびとに与えた心身の傷と恋愛で受けた傷を数行であっさり比べるのは、
ユニークな試みといえなくもないが不釣り合いで悪趣味だし、なによりまずいのは、
恋愛で受けた傷が風化せず、戦争で受けた傷が風化するという主張に読者の
大部分は同意しないだろうということだ。
白菜ワールドに辟易してしまっている今日時分
225 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 16:33:20
>>221 222莫迦参上wwwwwwwwwwwww
>陽がようやく〜を抜いてみると、
>「街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた」
>わからないならお前の言語感覚がイカレてるんだが、これはアウトなんだ
だから、「街には〜」は、陽がようやく沈んだ、に掛かるって言ってるぢゃん。
勝手に抜くな。ボケw
街には、陽がようやく沈んだ。
街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
2つの文を1つに。
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
〜には、〜していた。
→に_は(連語)〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に係助詞「は」の付いたもの〕
大学の国文教授に私のこのレスをコピーして見せなさい。
あなたの莫迦ぶりが解るwwwwwww
おまえの低脳ぢゃ話にならねーよw
文芸(文章芸術)とは、高度な言葉遊び。低脳文法莫迦には、ちと解らないw
まー、このスレ、莫迦ばっかだしwwwww
226 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 16:34:04
>>223 >ふつうに読めばだれでも二人は100年くらい生きてるのかと思うよ。
>幸福でなかった理由が「地域では、泥に〜」で説明されてるようにしか見えない。
はあ?
原文は私ぢゃないからストーリーは分からないけど、
> 僕と理奈は、幸福な二人なんかではなかった。泥にまみれたたくさんの不毛な地域紛争があったし、
>三回の世界大戦と、途中にキューバ危機を含んだ深刻な冷戦もあった。途中で小さな革命があった気もしたけれど、
この文は、僕と理奈の居る土地の過去の戦争の記述。多分w
言いたいのは、
>結局みんなうやむやになってしまった。革命なんてそんなものかもしれない。
>そして戦争の多くが後世に傷を残したように、理奈から受けた痛みは僕の心にはっきりと残っている。
僕と理奈は、革命家の同士。多分w 僕と理奈はそこで何かがあった? 多分w
>戦争がひとびとに与えた心身の傷と恋愛で受けた傷を数行であっさり比べるのは、
>ユニークな試みといえなくもないが不釣り合いで悪趣味だし、なによりまずいのは、
>恋愛で受けた傷が風化せず、戦争で受けた傷が風化するという主張に読者の
>大部分は同意しないだろうということだ。
戦争で死んだ見ず知らずの人の死より、身内の死は重大。
過去の経験していない戦争は経験がそわない訳だし、自分の恋愛の痛手の方が個人的には重要で風化しない。
そういう意味でしょう。165さん?w
>街には、陽がようやく沈んだ。
>街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
どっちも国文教授に持ってったらひっぱたかれるし。
久しぶりに来たと思えばぢは相変わらずバカだな。
必死にどっかからググってきたんだろうけどやっぱり間違ってる
その「には」は、現代文法では「仕方ないことではあるが」の「では」に相当する
古文においても「〜にはある」「〜にはない」という形でしか登場しない特殊な形
口語文で古文法を使うこと自体言語道断なのに使い方まで間違ってるとか馬鹿すぎる
>>225 酷評というか日本語の添削スレになってる。
読者におかしいとつっこまれるたびにこんな意味不明の
いいわけするつもりなの?
>>226 そういう意味ならそう読めるように書かないといけない。
勝手に想像で補って擁護するだけ無駄。
230 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 18:12:41
>>219 >燃え始めた火、って何?
>火が燃えるって、おかしい表現でしょう?
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%C7%B3%A4%A8%A4%EB&stype=0&dtype=0 例えば「ストーブの火が燃える」ってのはアリみたいですけど。。。
まあ指摘の点も分かりはします。
ただ、「完成した焚き火」って個人的には……
>炎がそれを白く照らす、って何?
>炎が灰を照らして白く見えるかな?
>小さな炎がそれを灰色に照らし出した
実際、白っぽく見えるとも思います。それに小説で色を使う場合、
必ずしも現実の視覚と正確に対応させる必要はありませんし、
例えば闇との対比をしたい場合には、灰色より白が良いとも思います。
灰が舞い上がるほどの炎を、「小さな」ってのもおかしい気も。
>手の痛みは感じるが撫でる、は自分の置かれた状態でこの動作は不自然かも。
痛いところ、撫でません?
まあ、何とも過激な人の文章にさわってしまったようで、
申し訳ありませんでした。
231 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 18:22:12
あ、そうそう、一応、名文の
>>182について突っ込んでおきますと、
>ようやく完成した焚火に安堵して、俺は地面に腰を下ろす。
>埃が舞い上がり、所在無げに揺れる小さな炎がそれを灰色に
>照らし出した。ようやく灯された火を見て、
焚き火から『埃』が舞い上がったり、
『ようやく』が連投されてたり、
『所在』については、
2 すること。行為。仕事。「―がなくて退屈している」
『することがなさそうに』揺れる炎ってのもどうかと。
>炎天下の下では
これは……
>本当に迷惑な話だ
自分が当事者なんですよねえ
と、まだありますけども、何とも。
>>225みたいなカスは、もうこのスレに来ないでね!
>>231 「所在」
物事が存在する所。ありか。また、人が居る場所。
「居場所がなさそうに」揺れる炎なんじゃ?
これがゆとり教育か・・・
234 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 18:46:49
>>233 もちろん、「居場所がなさそうに」でもいいですよ。
ただ、焚き火の炎ですから。
居場所ははっきりしてますし、バンバン燃えるのが焚き火です。
ろうそくの火なら、まだ分かりますけど。
いや、それでも微妙かな。
235 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 18:49:14
「所在なげにする」について、
することがなさそうに、と引いたのは、
単純にyahoo辞書から引用してしまったからです。
まあ、これは軽率でした。
「心もとない様子」のようなニュアンスを混ぜるのはよくある誤用
ぢも選対も間違えてる
「手持ち無沙汰な様子」が意味としては近い
まあ、その場でできることが無ければ不安にもなるから
結果としては近いんだけどな
基本的にマイナスの様子は含まれない
>>234 焚き火は「小さな炎」なんだから、バンバン燃えてるわけないだろう。
まあ、そんなものが焚き火と呼べるかどうかは怪しいが。
238 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 19:06:39
>>236 心もとない様子、ってニュアンスを混ぜたつもりは……
要するに
「所在がない」=「居場所がない」とか「することがない」ですよね。
焚火には当てはまらないでしょう。
>>237 そう、原文がおかしいんですよね。
焚火が小さな炎で、埃を舞わせているみたいな感じが。
ただ、バンバン燃える、ってのは、一般的な焚火の解釈だとは思います。
てか、世知辛いスレだなあ。
まあ、酷評スレだから当然かw
まあ、僕がリライトした分は
>>217ですから、そっちのほうの酷評でもお願いします。
僕は無理して誉めスレやら、リライトスレにでも帰りますわ。
239 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 19:11:19
念のため。
バンバン燃えるってのは、焚火にとっての「すること」
みたいなニュアンスで書いてまして、別に心細いとかは関係ないです。
所在なげに「揺れている」んでしょ?
なら、
居場所が確定していない=所在ない
でOKだと思うんだけど。
241 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 19:23:00
>>240 いくら「揺れている」に絞ったとしても、うーん。
焚火の炎が揺れている様子が、
居場所が確定していないですか……。
まあ、人それぞれの感じ方で、違うんですかねえ。
「所在ない」は「することがなくて退屈である」という意味の成句。
炎が揺れる様子を「所在がない」と形容するのは不自然だし、「所在ない」とは意味が違う。
自信がなかったら書く前に国語事典を引くこと。
終了。
>バンバン燃えるってのは、焚火にとっての「すること」
本当にそう思うか?
そう思ったとして、勢いのない炎は暇そうで勢いのある炎は暇ではない
なんて見方を、一般的な日本人がすると思うか?
自分にしか通じない言葉は言葉の用を成さないぞ
っていうか後付けだろ? ぶっちゃけ
>>242 あ、それ正解だわ。
そりゃそうだ。
では、今度こそ消えます。
245 :
選対A ◆.JIrY3yovU :2006/05/21(日) 19:36:26
>>243 うーん、レスがつくなあ。
焚火って、燃やすことが目的と思うんですけどね。
とりあえず、後付じゃないです。
てか、議論そのものが途中から間違ってるんで(笑)
焚火の所在無げ議論については、
>>242のとおり。
しかし、まさに重箱の隅をつつくようなスレだ。
てか、下読みさんってこんな感じなんでしょうね。
僕ももう少し言葉に気をつけないと、一時通してもらえないわけだw
バカな間違いをするバカな著者のバカな文章なんて
下読みが許しても編集校正が許しても出版社が許しても、読者は許さない
著者は読者にバカにされちゃいけない
247 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:45:24
246
>著者は読者にバカにされちゃいけない
それ言うなら、文豪も私に係ればバカですけどww
248 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:51:10
莫迦釣れたwwww
一応、律儀に返答w
>>227 >街には、陽がようやく沈んだ。
>街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
>どっちも国文教授に持ってったらひっぱたかれるし。
>久しぶりに来たと思えばぢは相変わらずバカだな。
探せば小説に、
家には、ようやく静寂が戻った、なんて文なんかあるんぢゃなんですか?
売り場には、我先にと客がごった返していた、もありそう。
【ごった返す】(動五)たいへん混雑する。「買い物客でごった返す」
あなた相変わらずバカですね。私レベルとは言いません。もう少し勉強して下さいwwwwwww
>>228 >必死にどっかからググってきたんだろうけどやっぱり間違ってる
>その「には」は、現代文法では「仕方ないことではあるが」の「では」に相当する
>古文においても「〜にはある」「〜にはない」という形でしか登場しない特殊な形
>口語文で古文法を使うこと自体言語道断なのに使い方まで間違ってるとか馬鹿すぎる
はあ?
あなたの言ってる事を国文教授に持ってって下さいwwwwwww
249 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:52:44
(続き)
>>229 >読者におかしいとつっこまれるたびにこんな意味不明の
>いいわけするつもりなの?
はあ?
いいわけ? 読者って低脳ぢゃんw こんな低脳読者イラネよw
>そういう意味ならそう読めるように書かないといけない。
>勝手に想像で補って擁護するだけ無駄。
はあ?
400文字で下手したら20000文字の小説の一部を書き込んで、
すべてを説明なんか出来ないでしょう。
矛盾はあります。それを徐徐に明らかにしていく。それが小説の醍醐味ですw
50ページの短編の1ページを読んで、すべてを説明しきった小説があれば教えてくださいwwww
>>230 :選対A
>燃え始めた火、って何?
>火が燃えるって、おかしい表現でしょう?
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%C7%B3%A4%A8%A4%EB&stype=0&dtype=0 >>例えば「ストーブの火が燃える」ってのはアリみたいですけど。。。
>まあ指摘の点も分かりはします。
>ただ、「完成した焚き火」って個人的には……
「〜の火が燃える」はあります。
例文
怒りの炎が燃える
250 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:53:41
(続き)
完成とは、主人公からの解釈。
主人公は原始的手法で火を起こした(造った的解釈)
語句だけを見ればおかしいがこの文章ではおかしくない。
個人的には、私も好きではありませんがw
例文
あの女を孕ました。俺の成就した欲望。
>炎がそれを白く照らす、って何?
>炎が灰を照らして白く見えるかな?
>小さな炎がそれを灰色に照らし出した
>実際、白っぽく見えるとも思います。それに小説で色を使う場合、
>必ずしも現実の視覚と正確に対応させる必要はありませんし、
>例えば闇との対比をしたい場合には、灰色より白が良いとも思います。
>灰が舞い上がるほどの炎を、「小さな」ってのもおかしい気も。
これは感性的はもので白っぽくも間違いではありません。
例えば、ライター持ってないの、ってツッコミもあるw
暗闇で火を起こし、灰が白という、このシーンの色彩感覚に私は違和感を感じる。
「小さな」ってのは、後に出るけど、ロビーみたいな広場に対しての「小さな」ね。
太平洋に浮かぶ数万トンの船も、太平洋にして観れば「小さな船」
灰が舞い上がるほどの炎も広いロビーには「小さな炎」にすぎない。
小説ってのは一行、二行だけ読んでも意味が判らない。
全文読んで「小さな」の味が把握出来るw
251 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:54:13
(続き)
>手の痛みは感じるが撫でる、は自分の置かれた状態でこの動作は不自然かも。
>痛いところ、撫でません?
私は撫でません。皮が剥けていたらヒリヒリするしw
撫でるとしても、この状況をある程度解決、一段落した後ですね。
下手したら明日は干からびる運命にあるからw
主人公の状況は深刻なんです。そんな束の間の1シーンなんでしょう?w
>まあ、何とも過激な人の文章にさわってしまったようで、
>申し訳ありませんでした。
いえいえ。今後、気をつけてもらえればW
↓気をつけてないぢゅんwww
>あ、そうそう、一応、名文の
>>182について突っ込んでおきますと、
>焚き火から『埃』が舞い上がったり、
場所は廃墟地の一室。汚い処。
主人公は火を起こす為にそこで試行錯誤、バタついたんでしょう。
舞っていた埃が炎で舞い上がった。そんなところですかw
>『ようやく』が連投されてたり、
ある作家は強調部で繰り返しの効果を進めています。
ようやく火が点いた、相当苦労したのでしょうw
252 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:55:36
(続き)
>『所在』については、
>2 すること。行為。仕事。「―がなくて退屈している」
>『することがなさそうに』揺れる炎ってのもどうかと。
1はなんて書いてました?
『所在』とは、存在する場所。一箇所にとどまらないの意もあります。
揺れる炎、おかしくはない。
例文
揺れる想い
>炎天下の下では
>これは……
私の造語。
天才は造語が許されるんですねw
例文
徳川天下の下では、下克上もままならない。
>>191 折角なので、気になった所をもう一箇所。
>右手の方は酒場らしい丸いテーブル幾つもならび、ちらほらお客さんも伺える。
>これで経営が成り立っているのかと疑いたくなるほどの客入りの少なさだ。
不適切な文章。なぜかというと、
「A描写」+「B説明」の構造なのだが、AとBがかみ合っていないから。
「A ちらほらお客さんも伺える」――客が「いる」描写。
「B 客入りの少なさだ」――客の「いなさ加減」の説明。
AとBが合っていないでしょ?
なので、たとえばこんなふうに書いたほうがいい。
右手には酒場らしい丸いテーブルがいくつもならんでいるが、客の姿はちらほらとしか見えない。
これで経営が成り立っているのかと疑いたくなるほどの客入りの少なさだ。
これなら「A 客が少ない(いない)描写」+「B 客の「いなさ加減」の説明」となりすっきり
する。
ついでに、もうひとつおかしいのは、
>あまりの大音量に周りの人たちも彼の方を見るかと思われたが、誰も見ようとはしない。
「周りの人たち」ってさ、何人いるの? 客は少ないんだよね? 疑いたくなるほどに?
周りに人がいるんだったら、客は結構多いんじゃないか?
山田悠介を越えているって言ったのはこういうわけ。
でも真面目に書いたんだよね、ごめんね。
自分の書いた文章を自分で客観的に見るのは難しい。懲りずにまた晒してくれ。頑張れよ。
254 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:56:12
(続き)
>本当に迷惑な話だ
>自分が当事者なんですよねえ
>と、まだありますけども、何とも。
これは次へのストーリー展開へ含みをもたしたもの。
私なら、主人公は運搬する事の困難なヤバイ物を人の依頼で運んでいる。
そんなストーリーにします。
実際、原文は私ぢゃないからどうでもいいですけどw
くだらん指摘を、ありがとw
255 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 20:58:14
245
>僕ももう少し言葉に気をつけないと、一時通してもらえないわけだw
自分が莫迦って判っただけでも進歩ぢゃないですかw
256 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 21:00:00
以前は書き込み回数に制限があったのが無くなっている?w
>>248 >街には、酒場や食堂に行く人々【で】ごった返していた。
>家には、ようやく静寂【が】戻った、なんて文なんかあるんぢゃなんですか?
>売り場には、我先にと客【が】ごった返していた、もありそう。
【で】がおかしい、【が】ならアリだとと
>>221さんが指摘しているのに、
自分で書いていて気がつかないんでしょうか?
258 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 21:13:22
>>253 右手の方は酒場らしい丸いテーブルが幾つもならび、ちらほらお客さんも伺える。
が、これで経営が成り立っているのかと疑いたくなるほどの客入りの少なさだ。
で、いいんぢゃなんの?
客は居るが経営は成り立たない客数。
座っているのはカウンターの隅。
カウンターって店の中心部でしょう。普通。
「周りの人たち」。おかしくはないけどw
>家には、ようやく静寂が戻った
>売り場には、我先にと客がごった返していた
勝手に正常な文とすり替えるなよ低脳。
どっちの「には」も、テメーが言った「なり連用」じゃねえ。
>街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
これが、
「街は、酒場や食堂に行く人々でごった返していた」
または
「街には、酒場や食堂に行く人々がごった返していた」
なら問題ない。もう一度言うぞ、街も人々も副詞節にしてるのが問題なんだ。
>街には、陽がようやく沈んだ。
のほうはもはや論外。
街に陽が沈む? なに言ってんだ?
家に静寂が戻るのとは違うぞ。
街が「陽が沈んだ状態になる」という意味で使いたかったんだろうがな、
現代文じゃどう読んだって街に太陽が落っこちる絵にしかならねえんだよ。
260 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 21:22:49
57
はあ?
【ごった返す】(動五)たいへん混雑する。「買い物客でごった返す」
例文
店には、買い物客でごった返していた。
店には、買い物客がごった返していた。
どちらも、おかしくはないんです。
あなたが莫迦なだけ。
だから、国文教授に――(以下略)
[ぢ]ってさ、ここでなにしてんの?
どんなツッコミにも言い訳する練習だとしても、
自分で言ったことを30分で忘れてるようじゃ練習にならないでしょ。
>店には、買い物客でごった返していた。
これがおかしくないように見えるから
お前の言語感覚はおかしいって言ってんだよ
主語がないだろこの文
主語を省略した日本語はな、必ず省略した主語を書き足せるんだよ
お前この文に主語を追加してみな
>>258 「が、」が入れば逆接が明確になりますので文章としてはOKですよ。
でも順接にしたほうがすんなり読めるとは思います。
264 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 21:45:59
>街には、陽がようやく沈んだ。
>のほうはもはや論外。
>街に陽が沈む? なに言ってんだ?
あなた莫迦でしょうw
街(街の中?)に陽が沈む、訳ないでしょうW
あなたの文章レベルが判ります。
文法ガチガチの面白くない文章w
265 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 21:54:02
お願いします。
四角い建物に軟禁されせっかくの若さを切り売りしてるあたし。
いらっしゃいませぇ
ありがとうございま〜す。
あたしは、この台詞をあと何回唱えればバイト上がれるのだろう?
100回?いや少ないな。まだ7時だし、上がりまでまだ三時間もある。じゃあ300回くらいかな。
300回言って帰れるなら、あたしは迷わず早口で唱えるのに、そうはいかないこの現実。あたしの人生の一時間はココでは670円の価値で、あたしの精神を緩慢に氷が溶けていくように蝕んでいく。
こんな時は、そう。ただ感情のスイッチを根こそぎえぐって何も感じないようにする。
そんな迸る無気力感を垂れ流し、ふと店内を見渡すと、店内では親子連れのお客様が商品を選ばれていらっしゃる。
その傍らでは お子様がローラースケートのついた靴で悠々と伸びやかに移動してる。
あたしは横目でそれを見つつも注意はしない。しなければいけないんだけれども、したくない。
ただ、それはいつものあたしの場合だ。
今日は何故だかイラついてるし、レジに軟禁されてるあたしを尻目にスケートしてるあのお子様が、あたしの苛立ちに油を注ぐ。
>>182 名文ってほどぢゃあないけどまあ読める程度には直されているかと
てかこのスレ今日勢いあるな〜
267 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 22:10:17
[ぢ]って
www←この人ですよね?
荒れるので、他の批評にケチつけるのではなく、作品の酷評に専念
してもらいたいです。
他の批評にケチ付けるから荒れるんじゃなくて、ケチの付け方がバカだから
荒れるんです。ほんとトリップつけてくんないかなあ。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 22:15:23
>262
私の言うのは、小説の話。
まず、
酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
と書く。
どこに? との疑問。陽がようやく沈んだ街。
陽がようやく沈んだ街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
この文は、陽が沈んで時間のの経過を思わす。
今まさに陽が沈んだ状態を、
街には、陽がようやく沈み、(街には)酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
あなたには理解出来ない高度な文章かもW
だから、国文教授に――(以下略)w
>>261 >[ぢ]ってさ、ここでなにしてんの?
>どんなツッコミにも言い訳する練習だとしても、
>自分で言ったことを30分で忘れてるようじゃ練習にならないでしょ。
暇つぶしw
忘れてないけど、莫迦の言ってる事が判らないww
270 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 22:16:30
>>267 荒れるので、他の批評にケチつけるのではなく、作品の酷評に専念
してもらいたいです。
はあ?
他の批評にケチつけてるんぢゃなくて、私がケチつけられてるんですけどww
>>265 「軟禁」という表現はどうなんですかね。
自分の意思でバイトをしているのですから「嫌ならバイト辞めれば?」
で終わりそうな内容です。
お金が必要だから、不本意なんだけれどもバイトをしている。
という事なら別の表現があるのでは?
− (街には)酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
これだけいわれてるのに、まだこれがへんだと気づいてない。
ここは「街には」じゃなくて「街は」なの。これが正しいというのなら
どっかから似た例文みつけてきてくださいな。出典付きで。
>>270 >他の批評にケチつけてるんぢゃなくて、私がケチつけられてるんですけどww
>>253さんの批評に
>>258をレスしたのを、もう忘れていると?
274 :
191:2006/05/21(日) 22:24:53
>>265 [迸る] 勢いよく飛び散る。また、激しく流れ出る。噴き出る
>>そんな迸る無気力感
[無気力感]ってのはやる気のなさだと思うから[迸る]とくっつけると違和感があるような。
いつもいつもぢに優しいスレ
ここのぢといい必殺技スレのりすフといい、
キチガイほどみんなに構われてウラヤマシス
そういえば白菜が探してたよ、レスしてやんなよ
277 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 22:27:57
>>272 [ぢ]の人には説明するだけ無駄かと。
言葉の感覚って理解できない人には理解できませんから。
>>265 「軟禁」という表現はそれでいい。
緩慢に、蝕んでいく、迸る、傍らでは、悠々と、
「あたし」という軽い主語に合わない重い漢字を使うのも、
別に構わない。
個性として、演出として認めよう。
最悪なのは、読み難い漢字を重複している事。
> 四角い建物に軟禁され
> レジに軟禁されてるあたし
馬鹿が無理して変換してやがる感が、そこで一気に大爆発だ。
難しい漢字を使って気取るなら、語彙不足は致命傷と心得ろ。
漢字のイメージ喚起力を舐めるな。
一つの情景だと思って使え。
読みにくい漢字ってどれ?
わからんな
まあ、二度も軟禁とか使うくらい軟禁が好きなんてもう、エッチ☆
って感じだが
いやべつにエロくないが
都合が悪くなると出てこなくなるのね
お願いします
「なあ」正午。赤紫色の光がビル群を包む。
「何だ?」その中のとあるビルの一室、煙草をふかしながら窓越しに空を見上げる影二つ。
「あの空が青かった時代と今の時代。人は変われただろうか」一人は煙草を挟んだ手を伸ばし、空を切るようにそれを動かす。
「変わって居ない、いや、変われないだろう」一人は煙草をくわえたまま、鼻を鳴らした。
青が空を支配していた時代から幾年が過ぎたであろうか。人と共に時を過ごす内、青は徐々に赤に侵食されて行き、今やその名残は陽が天頂に上り詰めた時に見える赤紫のみであった。
「先輩」ふいに、影の一つにそれが飛びかかる。対象はくるりと振り返り、それを確認する。逆光により顔は黒に染められていた。
「ああ、君か。何か?」とくに驚いた様子も無く、足音を態とらしく立てながら距離をつめる。もう一つの影は音で其れを確認するのみで、顔を向ける気配すら無い。
「呼び出しを頂戴してるの、聴こえませんでした?」普段と変わらず悠然とした対象の態度に、声の主である女性は呆れ顔を形成し、溜息を吐いた。
「お偉いさんはな、待つっていう事を知った方が良いんだよ」呼び出しを聴いていなかった時の決まり文句であるそれを聴き、先に吐いたそれより強い溜息を吐きつつも、対象を誘導して、その空間から二人は消えて行った。
残った男はUVカット加工されたガラス越しにビル群を見回す。近年数少ないビル群であるそれは、ガラスコーティングやセラミックコーティングにより煌めく。
眩しさも有って、すこし視点を先へと伸ばすと、失われた自然を創りだしているドーム――「庭園」がちらほらと見受けられる。あれのどれかが中和し、濾過した水を頂いている訳だ。
次は直下に目をやる。酸性雨を避けるために作られた筒状のセラミック街道の屋根が見える。あの下を人々は行き来しているのだが、ここからそれを確認するすべはなく。無機質な屋根が地上と取って代わっている。
ソファに腰を下ろし、くわえていた煙草を手に挟み、紫煙を吐いた刹那。食休み終了のブザーが鳴った。恨めしそうに今や高級品となった煙草を灰皿に押し付けると、影は一人、足早に喫煙室を去った。
>>265 バイトが厭で厭でしようがないというのはわかるが、なぜ? というのが全く描かれていないので、
話に入っていけない。
レジのバイトが楽しくてしようがない人も世の中にはいるわけだしね。
書き出しもどうなんだか。
最初、個室にいる風俗嬢かと思った。
「あたし」をもう少し客観的に見た上で書かないと人に読まれる文章にはならないよ。
以下、余談。
>あたしの人生の一時間はココでは670円の価値で
ずいぶん安いね。首都圏なら最低賃金違反だが、地方によってはセーフか。
いきなりなんの脈絡もなくへんなことを喋らせるのはどうかと思うが。
ていうか改行してくれよ。
>呼び出しを頂戴してるの、聴こえませんでした?
A:立場は呼び出した人間>B:呼び出された人間>C:自分
AがBより目上であっても、Cが目上のBに対して語りかける場合は謙譲は使わない。
>普段と変わらず悠然とした対象の態度に、声の主である女性は呆れ顔を形成し、溜息を吐いた。
意味もなく硬い、というか無機質。
ロボかこの女。ロボならいいんだ。
>眩しさも〜以降
主語を省いた擬似主観ってやつだけど、それをする意味がない。
この程度の情景描写は客観視点でやれ、主観に逃げるな。
>>265 あたしの精神を緩慢に氷が溶けていくように蝕んでいく。
→「緩慢に/氷が溶けていくように」のどっちかひとつでよい。
「氷が溶けていくように」と「蝕む」はそぐわないとおもう。
迸る無気力感を垂れ流し
→「迸る」に「垂れ流し」はそぐわないし修辞として効果的でもない。
どっちかに絞る。「無気力感を迸らせ」「無気力感を垂れ流し」
お客様が商品を選ばれていらっしゃる
→選んでいらっしゃる/選んでおられる/お選びになっている
ローラースケートのついた靴
→「ローラースケート」か「ローラーのついた靴」
悠々と伸びやかに
→どっちかでいい。
286 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/21(日) 23:43:07
>>282 もうちょっとわかりやすく書く気はないか?
とくに“「先輩」ふいに〜二人は消えていった”のところ
>「先輩」ふいに、影の一つにそれが飛びかかる。
それってなんだよ。「先輩」という声のことか?
>とくに驚いた様子も無く、足音を態とらしく立てながら距離をつめる。
主語つけて。彼は、とかつけられない理由でもあるのか?
>呼び出しを聴いていなかった時の決まり文句であるそれを聴き、先に吐いたそれより強い溜息を吐きつつも、対象を誘導して、その空間から二人は消えて行った。
決まり文句を聞いたのも女、ため息をついたのも女、誘導したのも女。
でも空間から消えたのは二人か。この分は女を主語にすべきじゃないか?
吐きつつも、女は対象を誘導してその空間から消えた。
みたいに。
あと、指示語使いすぎ。わからなくはないが決してわかりやすくはない。
>>282 書きなれていないというか、小説をあまり読んだことがないような文章ですね。
冒頭の、セリフの後につながる文章が変です。
単純に並べ替えただけですが、このほうがスッキリすると思います。
正午。赤紫色の光がビル群を包む。その中のとあるビルの一室。
煙草をふかしながら窓越しに空を見上げる影二つ。
「なあ」
「何だ?」
あち、意味がわかり難い描写が多いですね。
読者が理解できるような表現を心がけてください。
>>282 文末の現在形、体言止め大杉。青臭い。
居る、其れ、有るはかなで書け。おまえは明治の文豪か。
ここからそれを確認するすべはなく。
→なんで「なく」で終わるの。
食休み
→とてつもない違和感。昼休みとか休憩時間とかじゃだめなのか。
289 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 00:16:52
>>266 >名文ってほどぢゃあないけどまあ読める程度には直されているかと
ありがとん。
原文が糞だけに読める程度にするのも至難の業w
読める程度に出来たってことで、名文に匹敵かとw
>>272 >>277 問題にされているのは、
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
この文は、本来二つの文章を、1つにしたもの。
あなたには高度かもw
290 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 00:17:23
(続き)
>>273 >他の批評にケチつけてるんぢゃなくて、私がケチつけられてるんですけどww
>>253さんの批評に
>>258をレスしたのを、もう忘れていると?
ちなみに
>>214は私のリライト文。指摘箇所を私は、
>右手の方は酒場らしい丸いテーブルが幾つも並び、ちらほらとお客も伺える。これで経営が成り
>立っているのか、と疑いたくなるほどの客入りの少なさであり、 テーブルの上にあるランプ
>の暖かな光がより一層、店の雰囲気を物憂げなものにしている。
としたが、
>>258の指摘でもおかしくは無い。悪気は無しw
>>276 >そういえば白菜が探してたよ、レスしてやんなよ
遠慮しときますw
>>281 >都合が悪くなると出てこなくなるのね
誰の事?
ちなみに私は本日、莫迦相手に約4000文字以上書きましたw
私の場合、出てこなくなる、ってより莫迦相手にもう勘弁って心境ですw
さ、寝よw
291 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 00:23:14
つっこまれそうなので訂正w
この文は、本来二つの文章を、1つにしたもの。
↓
この文は、本来二つの文章を、一つにしたもの。
>>289 「街には、陽がようやく沈んだ」も十分おかしい。「地平線に陽が沈んだ」なら
いいけどなんで街に陽が沈むんだか。しかも「街には」だし。
1つの表記なんてこれにくらべればどうでもいい話。
>>290 > ちなみに私は本日、莫迦相手に約4000文字以上書きましたw
> 私の場合、出てこなくなる、ってより莫迦相手にもう勘弁って心境ですw
> さ、寝よw
啓蒙? 暇つぶし? なんでもいいけど、バカ相手にそんなに時間割けるのは
おなじバカだからですよ。
自分がバカだとわからないバカと、自分がバカだとわかっているつもりのバカ、
どっちもたいしてかわりはしないでしょう(自分がバカだとわかってるバカは、
自分はバカだと稚拙な逃げを打ったりはしないしね)。
294 :
282:2006/05/22(月) 00:48:16
遅れてしまいましたが、
>>284氏
>>286氏
>>287氏
>>288氏
ご指摘有り難うございました。
自分の技術力のなさを痛感できたので、これをバネにして良くして行きたいと思います。
指摘点を修正できたらまた意見を頂きたいと思っているので、そのときはよろしくお願いします。
用例を考えるとこんな感じですよね。
○街には雨が降っていた。
○街には風が吹いていた。
○街には軍隊が居座っていた。
主語を変えても成り立ちます。
○大和の国には雨が降っていた。
○東の村には風が吹いていた。
しかし、これらは違和感がありますね。
×街には陽が沈んでいた。
×大和の国には陽が沈んでいた。
×東の村には陽が沈んでいた。
なぜ違和感があるのかと言えば、街、村、国は、太陽が沈む場所ではないから。
すこし違う解釈したらすごい事になるな
太陽衝突で地球最後の日だww
297 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/22(月) 09:21:40
>>210-211 くそ馬鹿アホ野郎が! レスありがとう。泣けてきます。
というか、ほかの奴らはどうした! 天才にレスしろ!
例えば、「童話系なら、もっと平仮名多くしろ」とか、「あそこの体言止めはマズイな」とか、「もう少し話をふくらませろ」とかいろいろあるだろうが!
レスしろ! レスしろ! レスしろ!
くそ馬鹿アホ! くそ馬鹿アホ! 白菜ファンクラブ作れ! くそ馬鹿アホ!
それとあと〉ぢ。お前は読解力0で大馬鹿野郎だけどガンバレ。まったく応援する気はないけど、とにかくガンバレ。なんか書き続けろ!ケツ貸せ。抱かれろ。
お前の大好きな[フランケン河本]書いてやるから。
それとあと、それとあとそれとあと、あとあとあと、選対Aいつぞやはありがとう。
あの時おれは爆笑してた。スマン。
とくに、お前が[白菜騒動]をリライトしてくれたのをオリジナルと勘違いした人が[面白かった]とレスしたところなんか秀逸だった。
「ちがう、あれは」と慌てて説明してたな、お前。
いい奴なんだろうな、お前。
お前もガンバレ!
>>210も
>>211も、ガンバレ!
二百円貸せ!
298 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 11:12:54
遅いレスだが、議論の元ネタはこれか?
>街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
ま、これは気持ち悪い文章だな。
ここら辺、文章を作った時点で「なんか気持ち悪い」って思えないようじゃ
文章センスがないんだろうな。
・街は、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
・街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々がごった返していた。
どっちも悪文だが、まだ原文よかましか。
さらには、なんで「ようやく」なんだか。
陽っていうのは、「ようやく」沈むのを待っているような性質のものかね。
まるで、日が沈むのを待ってヨーイどんで街に出て行ったのかって感じだ。
なんつうか、ここの住民はラマダンでもやってたのかと。
2つの文章をくっつけるのに、こういうの平気でやる感覚っつのーのは、アレだね。
それに、時間の境界線を感じさせない文章だな。
簡単にいえば「陽が沈み、街に人が溢れていた」って中身だが、これなら「陽が沈
んだ」がいらないって。
わざわざ時間が進行しているを感じさせる描写の後に、何を好き好んで止まった
描写を繋げて打ち消すんだろうか。しかも、「ようやく」なんて強調して。
「陽が沈み、街は酒場や食堂に行く人々で溢れつつあった」
でいいし、「ようやく」を使って違和感がないのは、
「ようやく陽が沈み、街はラマダンを終えて酒場や食堂に向かう人々でごった返して
いた」ってな場合だよ。
漏れ・・・なんにも気持ち悪いって感じないよ・・・orz
>>299 >街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
この文章は街に関する2つの説明が入っている。
・街の(街に当たっていた)陽が沈んだ。
・街に人々が出てきた。
文章でわければ、それぞれこうなる。
・街には、陽がようやく沈んだ。
・街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
とりあえず上はおかしく感じないか?
>>300 街には、が付かない方がいいような希ガス・・・
「街には、」が前に出てきてしまったために「陽が〜」にもかかってしまってるんだよ。
例えば「街には」を「陽が〜」の後にすれば、
「陽がようやく沈み、街は人々でごった返していた」のような感じにすることができる。
>>302 そっか・・・なるほど・・・サンクスっす
304 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 14:04:47
>>302 それでも、
「陽がようやく沈み、街には人々でごった返していた」
だと変だし。
>>297 >というか、ほかの奴らはどうした! 天才にレスしろ!
じゃぁ一言。
氏ね。
>>304 「には」っていうのがどうも変な感じをさせるんでしょうかね・・・
307 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 15:24:24
>>306 使い方が変なんだからしょうがない。
「君が好きだ」と「君は好きだ」ですら全然ニュアンスが違ってるってのに、
「街は人で溢れている」と「街には人で溢れている」の違いが判らないってん
じゃな。
309 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 15:38:39
俺、小説家志望なんですがちょっと自分の文章に自信が無くてね。悪い箇所があったら思う存分酷評してくれ。
「ハヤテ、もうすぐユグドラ始まるから12に変えていいか?」
「さぁな。後のおっちゃんに聞けよ」
テレビから激しい実況の声が殺風景なこの病棟に染み込んでゆく。俺のベッドの横では、小太りの中年がスポーツ新聞を片手に
まじまじとテレビを見つめていた。もうすぐ訪れるであろう勝利を目前に焦る興奮を隠しているのが目に見えていた。この病棟には
本当に病人なのか?と疑惑を抱いてしまうような輩が多い。この中年にしかり、前の方のベッドでベロンベロンに酔っ払っている
おやじにしかり、奥のベッドで一日中PSPとにらめっこしている小5、6あたりのガキにしかり、そういう俺自身も数時間前までは
至って健康そのものだったのだが。そして今、中年とチャンネル権をかけて口論になっているのは俺の親友、松原 豊春。
俺はハルって呼んでいる。こいつとはかれこれ5年以上の付き合いになる訳だが、俺が彼の話題についていけるようになったのは
ほんの数ヶ月ぐらい前、というのも彼は世間一般でいうところの筋金入りのオタクなのだ。読者の周りにも一人はいるだろう。アニメ
やら電車やら戦車やらにやたらと詳しい輩が。いたらきっとそいつがあなたにとってのハルなのだ。ハルのオタクとしての属性
(つまりはどんなオタクかって事)は、アニメとゲーム、それに軍事関係の事だ。彼らの言葉を借りて呼べばアニヲタ、ゲーヲタ、
ミリヲタとか言うらしい。でもきっと、あなたが思っているほどハルのルックスはオタクっぽくない。まるで外人とのハーフのモデルの
ようなハルの容貌はむしろ体育系なオーラを醸し出している。六本木や渋谷とかに普通にいそうなタイプだ。
ちなみにこれは今手がけようとしている小説のプロローグの部分なんだ。
310 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 15:57:44
>>309 書いている内容はそれなりに惹かれるものはあるんだが。
まぁ、なんつうかグチャグチャな文章だな。
もっと、注意深く文章書くようにしたらどうだ?
311 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:04:32
>>310 要は内容的には問題が無いんだが、文としてもっとまとめろと。
把握、ずっと自分でも気にはしていたはずなんだけどな・・・。
とにかくこんな長文読んで頂いてTHXです。
・一人称と三人称が混ざっているように見えた。
>テレビから激しい実況の声が殺風景なこの病棟に染み込んでゆく。
他の文脈から見ると、このくだりを「俺」が思ったとは考えにくい。
・なんかテンポが悪い気がする。
現在進行で行われているイベント(親友とおっさんの口論)の最中に、
親友の説明がイベント描写と同じ量書かれても困る。
今まで見ていた親友をほったらかしで思索に走るのが「俺」なのか?
>>311 推敲してないだろ?
書きなれないうちは何度も推敲しなきゃダメなんだよ
それをろくにやらずにここで直してくれっていう性分からして小説家になれないと思う
諦めろ、それか自身で
>>309を直せるだけ直してもう一度張りなおせ
314 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:40:03
>>311 まぁ、内容もこの分量じゃなんともいえないが。
少しは風景が見えたんで、まぁ、多少の評価をした。
ただ、個人的な経験からすると、書き始めの素人がよくこういう文章を書いてくる。
大抵は最初の頃の作品というのは、イメージが先に出来上がっているから、文章は稚
拙だけど何かしら伝わってくる場合が多いからな。
雰囲気的には「まだ、書き始めて半年以内で、一度も50枚程度も短編も仕上げた
ことがない工房あたりが、勢いだけで書いてきた」って感じだな。
315 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:40:30
>>312 そうですよね。内容にたいして文章の長さが長すぎますよね。深く反省。
評価不能、なんだよこれ。
言葉は汚いし誤用だらけ、
くだらない説明を延々と読ませるわ
馴れ馴れしく読者に話しかけてくるわ、読んでて不快。
書きかけなら今すぐ捨てて寝ろ。
317 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:43:07
>>314 まさに図星www
まあでもこんな長文でも書く予定のほんの1%にも満たない程度だからなあ。
もう少し推敲して出直すわ
318 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:45:10
>>316 そうですね。説明が長すぎるんでもう少し添削しますわ。でも読者への問いかけというのは自分としては入れた方が読者から見たら飽き飽きしないと思うのですが。
どんな小説だ
読者はテレビの前のお友達じゃないぞ
320 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 16:50:30
>>317 死ぬほど勘違いしているようだが、原稿用紙2枚もない文章を長文とは
言わんがな。
1%つうが、100倍したって200枚もないぜ。200枚って、長編
小説じゃないわな。50枚の短編でも、これの25倍以上は書かないと
いけない。
50枚って、どのくらいか知っているか?
普通の文庫本だったら、大体30ページ程度だからな。
この分量で「長い」って言っている時点で全然修行が足りんわな。
モノによるがフィクションでそれが効果的なのは古畑みたいなパターンかな。
大抵はいちいち物語からこっちに出てこられたら興醒め。
322 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:01:02
一番最初が主人公の台詞というのはインパクトが無いと駄目ですよね・・・
323 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:13:10
>>322 地の文よりインパクトがあるように感じるから、やっちゃいやすいんだけどね。
俺は一時期、禁じ手にしてたことがあったよ。
同じ内容を地の文で描写すると、あら不思議、とたんに地味ーな冒頭にチェンジ。
324 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:16:18
かなり改良を加えてみました。以前よりは大分まともになってきたと思うんですがどうでしょう
俺は静寂な雰囲気が嫌いだ。その次に嫌いなのは喧しいおっさん達。そしてその次に来るのは多分、暇なこと。
この病棟には俺の嫌いな要素が、ふんだんに盛り込まれている。俺の左隣のベッドでは四時間近くずっと小5、6あたりの
ガキが喧しい電子音を発しながらPSPとにらめっこ。右隣では小太りの中年が看護士の目を盗んでちょくちょく缶ビールを飲んでいた、
相変わらずの酒臭さだ。ここは病院だと注意したいが酔っ払いにあれこれ物言いしたところで聞いてくれるはずが無い。俺は戸田 颯。
アナフィラキーショックという聞き慣れない症状のせいで昨日からずっと病棟にこもっている。あまりに退屈なのでさっき、親友のハルに
地下1階の売店へ漫画を買いに行かせたところだ。ハルは所謂、筋金入りのオタクだからきっと面白い物を買ってきてくれるだろう。
>俺は戸田 颯。
どこにいれとんねん。ギャグか。ギャグなのか
>ここは病院だと注意したいが酔っ払いにあれこれ物言いしたところで聞いてくれるはずが無い
こういう内部の自己完結は読んでてあまり気持ちがよくない
326 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:26:33
>>325 やはり、どこか変でしたよね。またちょくちょく推敲しますわ。
小説の出だしは、何か突飛なイベントであった方が良い気がします。
328 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:30:58
>>324 文章はよくなったが、面白さはトーンダウンしている。
まぁ、最初の頃はそんなもんなので、あと1000枚くらい書いて覚えていけや。
329 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:34:45
>>328 そういうものなんですか。
文章としての読みやすさとインパクト。
やはり、両方を取り入れるのはなかなか難しいすね
330 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:39:38
>>329 文章全体ではなく、文単位で見るようになっちまうからな。
ガキが漠然と森を落書きしても森だとわかるが、そのガキが一本一本の
木を描こうとすると、森だと判らない変な絵になっていうかね。
まぁ、丁寧に書いたところで、お前さんの今の実力じゃ大してまともな
文章にゃならないよ。
むしろ、勢いに任せて50枚以上の作品を完結させてみな。それが一番
上達の道だ。
331 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 17:41:19
>>330 分かった。とりあえず1話分完結させてみるよ
色々アドバイスthx
亀ですまんが
>>324に。
>俺は静寂な雰囲気が嫌いだ。
『静寂』自体が雰囲気を表す言葉だから、『静寂が嫌い』でいいのでは。
>その次に嫌いなのは喧しいおっさん達。
『達』って複数形にする必要なし。『中年親父』とかでいいよ。
>そしてその次に来るのは多分、暇なこと。
ここに来て『多分』なんて漠然とした表現はいらん。
それと、静寂も喧騒も嫌いってのは主人公がワガママに思える。
>この病棟には俺の嫌いな要素が、ふんだんに盛り込まれている。
『ふんだんに』ってあんまり悪い意味では使わないよ。
>俺の左隣のベッドでは四時間近くずっと小5、6あたりのガキが喧しい電子音を発しながらPSPとにらめっこ。
PSP知らない人どうすんの?携帯ゲーム機とかでいいじゃん。あと、漢数字と英数字は統一しろ。
>右隣では小太りの中年が看護士の目を盗んでちょくちょく缶ビールを飲んでいた。相変わらずの酒臭さだ。
うるさいおっさんが嫌いとか冒頭で書いておいて、
主人公がこのオッサンに感じてる不快感は「喧しさ」じゃないじゃん。
>俺は戸田 颯。
ラノベ作家目指してんの?普通の小説だったらこういう自己紹介はまずありえないよ。
>アナフィラキーショックという聞き慣れない症状のせいで昨日からずっと病棟にこもっている。
この単語知ってたから使ってみました、ってのがありあり。つーか一度病名を出したならどういう
いきさつでこうなったのかちゃんと説明したほうがいいよ。これから書くつもりなのかもしれんけど。
>あまりに退屈なのでさっき、親友のハルに地下1階の売店へ漫画を買いに行かせたところだ。
ハルは所謂、筋金入りのオタクだからきっと面白い物を買ってきてくれるだろう。
『親友のハル』って、主人公との関係の説明が直接的すぎだろ。「ああ、この二人は親友なんだな」
って思わせる描写をもっと別の言葉を使ってしろ。それと、オタクはとんでもなく趣味の偏ったものを買ってくる可能性だって
あるだろ。だいたい何オタクだよ。そういうところもちゃんと書け。
全体的に、自分が面白くて書いてるだけで、読み手のことまったく考えてない印象を受けた。素人の書く小説なんてそんなもんだけど。
ただ、君の小説は、下手糞にありがちな「自分の文章をごまかすための無理やりな小難しい表現」がないから、そのへんはいい感じだと思うよ。
最後に、大きなお世話かもだけど、『喧しい』は『やかましい』でいいのでは?
あとさらすなら改行しろ。
PS「アナフィラキシー」だ、念のため。
>>324がラノベなら出だしは、
「アナルフェラコキーだってよ。よくわかんねぇけど」
っていう主人公と親友の会話から始めるべき。絶対そうするべき。
>>335 もういっそそれぐらいにしたほうがいいかもしれん
親友がエロボケで主人公が漫才のツッコミ担当ということか。
ありかもなあ。
いっそ
「なんだ?アナルフェラコキーって」
「しらね。看護婦さんに聞いてくれよ」
という展開の為に話自体を変えてもいいな
339 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 22:26:37
>>333 いや、ごぬんね。俺実際にアナフィラキシーショックにかかっているんだ。いきさつはこれは回顧録なのでのちのちそれが解明されていくという・・・
いやここに貼ったのはプロローグだから、それはこれから描くつもりなんです。
何オタクかというのも今の段階では描き終わっていますよ。
小難しい表現をやたら使うと見るほうも書くほうも肩が凝っちゃうんじゃないかなと思ってあえて使いません。
やかましいで変換してください。
>>335 残念ながらラノベじゃないんだけどそれはいいね。
いい台詞ありがとう。
340 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 22:28:06
>>337 結構そういうのもありかも・・・いや今のプランだとシリアス路線の展開なんだけどね
>>324 より
>>309のほうがいいような。
説明の順番と、単語をちょっと変えればそこそこいけそうな気がします。
この病棟には本当に病人なのか? と疑惑を抱いてしまうような輩が多い。
俺の横のベッドでは、小太りの中年がスポーツ新聞を片手に食い入るように
テレビを見つめていた。もうすぐ訪れるであろう勝利を確信しているようだ。
前の方のベッドでは、昼真っからベロンベロンに酔っ払っているおやじがいる。
三流とはいえ一応、病院なんだから酒は厳禁なはずだが。
奥のベッドで一日中PSPとにらめっこしている小学生のガキがいる。こいつも
何の病気かわからない。
(病気に見えない理由を説明)
そういう俺自身も数時間前までは至って健康そのものだったのだが。
アナルフェラコキーだか、女子アナスキーとかいう、簡単に言えばハチに刺された
アレルギーで入院することになった。
>>341 そうですか!本当にありがとう!
あと今までsage忘れて本当にごめんね。
今のところ設定だとハチに差されたんじゃなくて同じアナフィラキシーショックでも
チョコレートのカカオマスに含まれている特殊な成分が化学反応する奴で書こうと思うんです。
ハチのとは違ってチョコレートのアナフィラキシーは誰にでも突然起こりうる可能性があるから書きやすいんです。
>>324 まだ書きなれてない感じなので、ラノベ以外の小説を何冊か読んで
文章のリズムを整えたほうがいいかも。
ミステリー短編集みたいなものを古本屋で探して、切り出しとか
説明の仕方とかを考えながら読むと上達が早いよ。
344 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 22:58:22
>>292 >「街には、陽がようやく沈んだ」も十分おかしい。「地平線に陽が沈んだ」なら
>いいけどなんで街に陽が沈むんだか。しかも「街には」だし。
それを言うなら、「地平線に陽が沈んだ」もおかしい。
地平線に陽が沈むはずない。
要は視点の問題。視点で陽が沈む描写も変わる。
>>293 >啓蒙? 暇つぶし? なんでもいいけど、バカ相手にそんなに時間割けるのは
>おなじバカだからですよ。
>自分がバカだとわからないバカと、自分がバカだとわかっているつもりのバカ、
>どっちもたいしてかわりはしないでしょう(自分がバカだとわかってるバカは、
>自分はバカだと稚拙な逃げを打ったりはしないしね)。
はあ?
何が言いたいんですか?w
私は莫迦を啓蒙するほど暇ぢゃないw
自分がバカだとわからないバカと、自分がバカだとわかっているバカは違う、との
主張なら意味が解かりますが、
自分がバカだとわからないバカと、自分がバカだとわかっているつもりのバカ、
どっちもたいしてかわりはしないでしょう、って同じ事で意味もないぢゃんw
まあ、あなたが莫迦だってのは293 文で明らかwwww
345 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:00:29
(続き)
>>298 >ここら辺、文章を作った時点で「なんか気持ち悪い」って思えないようじゃ
>文章センスがないんだろうな。
>・街は、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
>・街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々がごった返していた。
>どっちも悪文だが、まだ原文よかましか。
はあ?
あなた文法莫迦ですか?w
文章センスも能も無い改文w
>さらには、なんで「ようやく」なんだか。
>陽っていうのは、「ようやく」沈むのを待っているような性質のものかね。
>まるで、日が沈むのを待ってヨーイどんで街に出て行ったのかって感じだ。
そのとうりです。
「ようやく」待ちに待った末に実現するさま。やっと。
つまり、日が沈むのを待ってヨーイどんで街に出て行ったのです。
>>343 はあ。やっぱり本を読むのは効果的なんですね。
ちょっと明日暇できたらブックオフとかでいろいろ読んできますわ。
347 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:01:40
(続き)
>それに、時間の境界線を感じさせない文章だな。
そのとうりです。
だから、
>>269でも説明したように
陽がようやく沈んだ街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
だと、陽が沈んで時間の経過を思わすのでよくない。
あえて、
今まさに陽が沈んだ状態を、
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
としたのです。
>簡単にいえば「陽が沈み、街に人が溢れていた」って中身だが、これなら「陽が沈
>んだ」がいらないって。
>わざわざ時間が進行しているを感じさせる描写の後に、何を好き好んで止まった
>描写を繋げて打ち消すんだろうか。しかも、「ようやく」なんて強調して。
ようやくとは、待ちに待った末に実現するさまの意味。
小説が文章、文法と違うのは、書かれていない文字を如何に読者に伝えられるか、って事にあると思う。
ようやくには、街の人々が陽が沈むのを今か今かと待ちに待っている感ぢを持たせたかったんです。
>「陽が沈み、街は酒場や食堂に行く人々で溢れつつあった」
>でいいし、「ようやく」を使って違和感がないのは、
>「ようやく陽が沈み、街はラマダンを終えて酒場や食堂に向かう人々でごった返して
>いた」ってな場合だよ。
「陽が沈み、街は酒場や食堂に行く人々で溢れつつあった」 だと私の意図した
街の人々が陽が沈むのを今か今かと待ちに待っている感ぢが出ない。ただ陽が沈んだとなる。
これはセンスの問題なんでしょうが、「ようやく陽が沈み、街はラマダンを終えて酒場や
食堂に向かう人々でごった返していた」だと街が前面に出ないんですね。
>>324 >小5、6あたりのガキが喧しい電子音を発しながら〜
ナニモノ
推敲の段になったらこういう部分にも気を留めてな。
349 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:03:22
(続き)
この街の日中の日差しは強く、人々は日中は家で陽が沈むのをひたすら待っている。
陽が沈むと人々は待ちに待ったように外出し、街は人だかりとなり酒場や食堂に行く人々(主に)で
ごった返えす様子を
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
としたのです。
文章説明で書くと
街の人々は、 陽が早く沈むのを家で待ち望んで、陽がようやく沈むと外出し、街は人だかりとなり
酒場や食堂に行く人々(主に)でごった返す、となる。
>>299 >漏れ・・・なんにも気持ち悪いって感じないよ・・・orz
それが普通w
>>300 >街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
この文章は街に関する2つの説明が入っている。
・街の(街に当たっていた)陽が沈んだ。
・街に人々が出てきた。
文章でわければ、それぞれこうなる。
・街には、陽がようやく沈んだ。
・街には、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
説明あんがとん。
>>225に説明はしたんだけどw
351 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:04:04
(続き)
>>301 >街には、が付かない方がいいような希ガス・・・
はあ?
あなた莫迦でしょう?w
陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
どこの事を言っているんですか?
>>302 「街には、」が前に出てきてしまったために「陽が〜」にもかかってしまってるんだよ。
はあ?
あなた莫迦でしょう?w
だから掛かるって言ってるぢゃんw
過去レス嫁www
本日も、莫迦相手に糞文書き殴りましたw
352 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:05:59
はぁ。やはり表現があいまいだと誤解されがちですね
この文章はガキの持っているPSPから電子音が発せられているんですが
文としての形を求めてしまい、こんな理解しがたい文章になってしまいました・・・orz
>>339 変換してくださいって、こっちが脳内変換してどうすんだよw
オマイが書き換えるんだろうがw
あと、自分の体験談を元にした小説って、
自分は分かってて当たり前だから説明をはしょったりしがちなので
気をつけてね
354 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:06:54
www ←はスルーの方向でお願いします。
>>352 文としての形を求めているならこうはならない。
356 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:09:21
>>353 はい。説明というのは大事ですね。
詳しく書きすぎると読み手にとっていらない情報まで入って読みづらくなるし
必要な情報だけ書こうと思ってもなかなかうまくいきませんしね
357 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:12:25
>>324のほうがすっきりしていて読みやすかったが、
>>309のほうが内容としては面白そうだったぞ
360 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:20:08
ちょっと
>>324の続きを書いてみました。結構、
>>309から移植している部分もあるからちぐはぐかも・・・。
ハルとはかれこれ5年以上の付き合いになるが、俺が彼の話題についてゆけるようになるまでには相当な時間を
要した。読者の周りにもアニメやら電車やらサッカーやらにやたらと詳しい輩が一人はいるだろう。だとすればきっと
その人が貴方にとってのハルなのだ。ハルのオタクとしての属性(つまりはハルがどんなオタクかという事)とやらは
アニメにゲーム、それに軍事関係の事だ。彼らの言葉を借りて言えばアニヲタ、ゲーヲタ、ミリヲタとか言うらしい。ここ
まで読めば想像力豊かな読者にはハルにきっとリュックにポスター差して秋葉原の街を駆けている不健康そうな眼鏡の
イメージがついただろう。しかしそうじゃないんだ。ハルのルックスは外人とのハーフのモデルみたいで、六本木や渋谷
とかに普通に出くわしそうなタイプ。オタクなのにどこかかっこいい。
やがてその本人が3冊の漫画の単行本と共に戻ってきた。
「ハヤテ、あの売店って結構、でけーな」
「ああ。患者でも見舞いに来た訳でも無いのに本買う奴とかも普通にいるしな」
少なくともハルはそれには該当しなかった。ふと買ってもらった単行本を見てみた。ユグドラシルクライシス、ハルの話
によるとヤンキーとその妹で魔法使いのマキが世界中を旅して廻る話。まだ単行本になる前、ハルの勧めで雑誌に
連載されてあるのを少し読んだ事があったが、やけに爽やかなストーリーだった気がする。表紙には可愛らしく
デフォルメされたマキのイラストが描かれてある。それが1巻・2巻・3巻分。俺もハルも容姿が違っていたらきっと
周りから変な目で見られているだろう。
362 :
2/2:2006/05/22(月) 23:28:17
「そういえば、ユグドラってアニメ化されんだよね」
「録画とかするんだろーな?」
「もちろんだよ。それで、マキの中の人が鹿島なんだよ」
「えっ、そうなんだ。あれ?戸塚がやるって噂があったんだけど」
「戸塚はやらないよ、もう別の役で出る事が決まってるし」
「そーだったな。マキの妹だっけ?」
「うん、こうして見てみると意外に戸塚と鹿島の共演って…」
こういう話をしてくると止まらないのがハルである。彼には語らせてあげよう。ふと、さっき届いた机の上に置いてある
花束を見た。差出人は鹿島 由貴子。ユグドラでマキの役をやる鹿島だ。人気も実力も共にナンバー1の売れっ子
声優。個性的な声質で只今、世のオタクたちを最も熱くさせている声優さん。そういう人がなぜ、俺に花束を贈ってくる
かというと俺が小学校4年生の頃までさかのぼらなくてはいけない。俺がハルと知り合ったのがちょうどその頃になる
からだ。まあ、今となっては腐れ縁のようなものだが。
>>361-362 荒削りだけどいいんじゃないかな。
リズムもそんな悪くないし。
問題なのは、情景や状況の描写だわな。
>>363 はあ、ありがとうございます。
結構、後半の方が自分でも「これは小説というより単なる文章じゃないか!」と思った部分があったんですが、
下手にかっこつけた文章よりも幾分読みやすいですもんね
>>361 >ふと買ってもらった単行本を見てみた。
>ユグドラシルクライシス、ハルの話によるとヤンキーとその妹で
>魔法使いのマキが世界中を旅して廻る話。
>まだ単行本になる前、ハルの勧めで雑誌に連載されてあるのを少し
>読んだ事があったが、やけに爽やかなストーリーだった気がする。
目的があって買ってきてもらったので「ふと」はいらない。
「単行本を手にとって見た」とかで十分。
主人公がストーリを知っているならば、ハルの話としてストーリを紹介するくだりは変。
自分の記憶として語ったほうがいいのでは。
できれば本の題名はカタカナではなく、一目見て本の題名とわかるようなものの
ほうがいいです。
>>365 「ふと」は「見てみた」に掛かるんじゃないかな。
順番入れ替えて「ふと見てみた」にしたら少し自然になるし。
まあいらんとは俺も思う。
367 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/22(月) 23:48:57
>>365 そうですか。ふとはついつい癖で使っちゃうんですがね・・・。
やたら修飾するより内容を増やした方がいいね。
たしかにふとは見てみたにかけてあります。あ、でもそのふと見てみたのほうが確かに自然・・・
本の題名・・・ごめんね、俺はいかしたタイトルとか決められないんで、この件はちょっと保留で。
>>365-366 だとすると、ふと、届いた花束を見たんじゃなくて
届いた花束をふと見たのほうが自然ですね
使うなら、な。
俺は、「ふと」にはそのキャラの意思とかがあまり介在してないイメージがあるから使わないようにしてるけど。
370 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 00:01:45
>>367 まぁ、細かい部分にこだわる水準じゃないから、とりあえず完成させれ。
「ふと」っていうのは、「無意識に」「(理由はないが)なんとなく」「思いがけず」
「思い出したように」、という意味合いが強いから主人公の知っている範囲の
できごとには使わないほうが無難だわな。
置き換えみてしっくりこないなら、別の表現にしたほうがいいかも。
372 :
1/2:2006/05/23(火) 00:13:28
真っ青な空に高々と昇った太陽と、無邪気に遊んでいるのだろう子供たちの笑い声。
豊かに茂った木々の緑は、陽射しを受けて眩しいほどに鮮やかだ。一陣の風が吹き抜
ければ、セミたちの大合唱に風鈴が涼しげな彩りを添える。
太郎が目を覚ましたときには、そんな夏真っ盛りの光景がすでに網戸越しに広がって
いた。なにもかもが活気と生命力に満ち溢れているように見える暑い夏。太郎はいつも
どおり、すぐに窓とカーテンを閉めて夏と自分とを切り離しにかかった。クーラーをつ
ければ、こもった熱とともに彼の部屋から季節感が失われていく。彼はパソコンの電源
スイッチを押してから、歯を磨くために部屋を出た。すでに時刻は正午をまわっている
ことなど、太郎は時計を見なくてもわかっていた。
歯を磨き、ついでに用を足して、さらには台所からパンを二切れほどさらって部屋に
戻るころには、パソコンはすでに起動完了しており、太郎は少しも待つことなく目的の
文章ファイルを開くことができた。暗めのデスクトップ画面がぱっと明るくなる。
白地を埋め尽くす膨大な文字。それは書きかけの彼だけの物語、作りかけの彼だけの
世界だった。太郎はキーボードを少し叩き、その世界に満月に照らされた寂しげな埠頭
を作り出した。やがてそこにトレンチコートを着た中年の男が葉巻をくゆらせながら現
れて、暗がりの水平線を見つめしばしの物思いにふける。彼は女を待っているのだ。
373 :
2/2:2006/05/23(火) 00:14:29
太郎は、男が待ち人はもう来ないと悟るところまで書いて手を休め、パンに手を伸ば
した。食べながらいま書いた文を読み直してみると、直すべきところが意外に多いこと
に気づく。彼はパンをほおばったまま再びキーボードに手を伸ばした。
こんなことを夏休みに入ってから毎日のように続けてはいるが、太郎は自分が小説家
になれるとは思っていないし、またなろうとも思っていなかった。まだ始まったばかり
の大学生活を堅実に勤め上げ、自分の実力に見合った企業に就職することが、いまのと
ころの彼の目標だ。大学受験を終えて将来がぼんやり見えてきたいま、そこから新たな
道を切り開く気概など、すでに太郎には残っていなかった。
修正を終えた文章を改めて読み直し、太郎はその完成度に満足した。晩秋の寒空の下
で男が悲しみと落胆にくれるさまを、埠頭の古びた倉庫群の描写がうまく盛り立てている。
女は来ない。彼は埠頭を去っていった。
太郎が中学校のころからいまだに細々と小説を書き続けているのは、こうしてうまい
文章を作れたときに訪れる、言いようのない喜びと達成感を味わうためでもあった。
それは単なる自己満足に過ぎないのかもしれなかったが、彼はそのたびに、平凡な人生
を送っている自分でも、何者かになれるのではないかという思いに駆られる。それは小
説家なのかもしれないし、そうではないのかもしれない。ただそのわずかに見え隠れす
る可能性を信じたくて、捨てきれなくて、彼はこれからも小説を書いていくだろう。
酷評よろしくお願いします。
>無邪気に遊んでいるのだろう子供たちの笑い声
無邪気に遊ぶ、でいい
>歯を磨くために
あとで歯ー磨くシーン出てくるんだからいらん。蛇足。
文章うまいと思うけど、
情景描写に使われる言葉がありがち。
あと、全体的に無駄な文章多い。
これ、もっとテンポよくして無駄をはぶけば
いい感じに半分ぐらいに縮まると思うよ
>>372-373 文章は書けてると思います。
小説の冒頭としては冗漫ですよね。
クーラーを入れたとか、パンを食ったとか、歯を磨いたとか
不必要なシーンが多いような気がします。
小説はシナリオではないので、そういうどうでもいいことは軽く流して
主人公の小説に対する思いのようなものを、もっと書き込むべきでしょう。
渋谷ハチ公前で俺は待った。
お待たせ!
お前が現れる。白い開襟のブラウスにedwinのsomething。いいんだけどさ。
俺はくちづける。
どこかのJKが手にしていたサーティーワンの抹茶アイスをぽとっと落とす。
お前の着ていたものが ピンクミニのプリンセスドレスに変わる。
「あのひげ面にキスされると!」
「お姫様になれるよ!」
違う、そうじゃない。俺とこいつだから魔法がかかるだけなんだ!
なんて言って理解るわけないから
「逃げるぜ!」「うん!」
道玄坂むかってすっとぶおれたち。
JKの群れが追ってくる。ギャルサーも裸足で逃げ出すその数。
「なんだおい!」
それを更に追って男供もすっとんでくる。
DBの背表紙みたいなことになって群れは走る。
走れ!ラブホは通過点さ。
逆にリアクションとりずらいわ…これ
固有名詞ポンポン出すなイトウザス
つーか不条理スレ行き
ところで婆さん、ギャルサーってのはなんだね
ギャルsir? ギャルどもの指揮官かなにかかね
ギャルサージェントとかギャルキャプテンとかギャルカーネルとか
…おっかねえ、ぼくらの日本をどうする気だよ!
383 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/23(火) 08:48:57
>>305 軽く流しやがったな。
ま、いいけど。
レスくれレスくれレスくれ!
ギャルサークル。
俺はパラパラ嫌いだから(HINOIチームだけは許す)
ギャルサーは認めてなかったり。
いいじゃーん。なんとなくクリスタルリスペクトさ>固有
>>371-372 文章は一応書けている。しかし、あくまで「一応」だ。全体がステレオタイプだ。
冒頭から、
>真っ青な空に高々と昇った太陽
こういう表現を絶対してはいけない、とまで言うつもりはないが、
もっと工夫しなければ、読み手は小学生の作文かと思うぞ。
その原因は書き手が安易に半ば無意識に文章を書き連ねてしまうことだ。
>彼の部屋から季節感が失われていく
本当か?
湿気や暑さが消え去ったとしても、
>季節感が失われていく
のか?
さっきまで
>セミたちの大合唱に風鈴
が聞こえていたんだろう?
この文章では作者がそう書きたい、ということはわかっても的確な表現にはなっていない。
まずは正確に書く。
そのためにはその情景をもっと見て、聞いて、感じなければ。
>季節感が失われていく
にはもっと時間の経過、隔たりが必要だろう。
例えば、
書くことに熱中していて、いつの間にか何時間も過ぎていて、
冷房で身体が冷やされてすぎていたことに気づくとか。
もう一歩も二歩も掘り下げて、書いた物をを深く意識化ごらんよ。
そうすれば、そもそもこの文章はこの箇所に必要なのだろうか、
というような別の次元で自分の文章を見直すことができるんじゃないかな。
>>383 河本の続きを書け
おまいの実にはならないだろうけどはっちゃけぶりは読んでて癒される
真面目ぶった白菜に疲れたら河本をヨロシク
387 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/23(火) 10:34:33
>>386 [白菜騒動]、[ぎゃろっぷ]、[なんだお前は!?]、そして無意味無内容ツッコミどころ満載の[河本シリーズ]、反応がいいのはこんなのばかりである。
全部おれの得意分野ではないか!
誰が得意分野に逃げるもんか!
いろんなものを書く!
なんでも書けるようになる!
寝る!
海の息吹は真っ白な陽光と混ざり潮風となって私達を包む。淡藍の空と深青の海は互い
にはっきりと色を持っているものの、その境では互いをぼかしている。ゆったりと流れる雲の中には
悪戯に転がり水平線で海に落ちると、白波となって崖下の岩場に身を打ち付けているものもいる。
「しかしあれだな。思ったより高いんだな、ここ」
彼はそう言うと燻らせていた煙草を海に向かって弾き飛ばした。煙草は少しだけ風に戻されると
諦めたように落ちていった。私も彼に言われて持ち始めた携帯灰皿は使わず、煙草を海に捨てた。
乗り出すようにして海に出ている崖の上で私達は顔を見合わせると、短く笑った。私は言った。
「大人になるってこんな感じなのかな?」
「さあね。ただこれから俺達がなろうとしてる大人っていうのはこんな感じだな」
「なんかヤダなぁ」
そう呟いた私を睨みつける視線。彼の視線はいつでも真剣である。幾度となくそれに打ち抜かれた私でさえ
その威力に完全には慣れていない。私より海に近い場所にいる彼は空を背負って、言った。
「まさか男の約束を破る気じゃねえだろうな」
「それはない。断じてないって」
私は彼の肩を軽く叩くようなジェスチャーをしながらそう言うと、彼は鋭い目つきを和らげた。そして
ニカッと笑って彼が右手を上げる。遅刻にギリギリ間に合った時でさえ行なうくらい日常化したハイタッチ。
軽微な痛みと共に乾いた音が鳴った。十年近くやってきたこの音を聞くことは、もうしばらくないだろう。
「よし!」
そう言って私の横に並んだ彼は拳を軽く握りスタートの姿勢に入っている。私はハイタッチの感触が残る右手を
見て、消えないようにゆっくりと拳を作った。目の前には風になびく丈の短い草の道が五メートル。そして空。
「位置について」と彼が言った。私は大きく息を吸い込む。「よーい」と彼が言った。
「ドン!」
私が叫ぶのと同時に私達は駆け出した。そよいでいた風も寄り添っていた草も私達を止めることはできない。
海が見えた。どこまでも青い。空はまだ遠い。それでも私は空を掴むために、飛んだ。
空は掴めなかった。でも、それより大きいものを掴むんだ。
私は、いつか見てろよ、と空を睨んだ。一瞬内臓が浮き上がる感覚がして、海は私達を少し乱暴に受け止めてくれた。
小説の書き出しです。このあと時間を遡らせて彼との関係や約束の内容、その経緯を書こうと思っています。
容赦のないダメだしをお願いします。
>海の息吹
うーん、どうだろう。
息吹って森の息吹とかなんとか生命感を表すのには使うけど。
海。海の息吹。うーん……水だしなぁ。
>幾度となくそれに打ち抜かれた私でさえ
打ち抜く視線。それはない。
射抜くとは言うけどあれは鋭さを表現する。
打ち抜くってとなんかサイコキネシスでも発揮しそうだよ。
>肩を軽く叩くようなジェスチャー
書きたいことはわかる、けどあまり文字にするのに向いた動作じゃあない。
台本のト書きなら役者にそうさせる必要があるからこう書くこともあるが、
小説ではそんな微妙な動作より本当に肩を叩くか手を振らせるかすればいい。
ビジュアルイメージ先行で縛られてると明快な表現ができなくなるよ。
全体的に、どういうところに居るのか微妙に判りづらい。
海がある、空がある、崖がある。下には岩場。しばらく読むと草がある。
これだけ入れれば大体の読者は、外海に接したどこぞの断崖をイメージするはず。
結構高いんだろうなとなんとなくそう思ってたら最後に海に飛び込む。
身投げ? びっくりですよ。ていうか死ぬでしょ。どうなってるの。
よーいドンとかハイタッチとか、ふた昔ほど古臭い気がするのはまあ触らないでおく。
それが味かもわからんし。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 12:13:07
>>372 どうも、文章が自分のものになってない感じだな。
借り物の文章で体裁整えているような印象を受けてしまう。
細かい技術的なことを指摘しても無意味な段階のようなんで、
もっと、作品の世界観を磨いて、小手先の技術に頼らないよう
にすることを勧める。
>>388-389 >淡藍の空と深青の海
こういう文章というのは、
読み手はイメージしにくい上にかったるんだ。(特に小説の場合は)
言葉を投げ出しているだけだから、描写とはいえない。
内容的には書き出しとしては悪くない。
どういう話なんだ?という引きはある。
しかし、文章についていうと、やや陶酔的なセンチメタリズムが漂いすぎている。
その現れが個々の力んだ表現になってしまっている。
内容的にはそうなっても仕方ないが、(ほとんどの書き物はそんなものだから)
文章からはもっとその臭みを消していった方がより効果的になるんじゃないか、
作者自身がそこのところをもっと検討した方がいい。
ラストだったらもっともりあげてもいいだろうが、
書き出しではやらない方がいい。
引きはそこそこあるんだから、もっとそっちを重視した方がいいんじゃないかな。
つまり、話を展開させるちょっとした伏線をさりげなく置いておくとかの。
>>390 ありがとうございます。
「射抜く」が出てこなかったんですよ。たしかに「射抜く」のほうが正しいですね。
情景描写はもっと前のほうに詰めて書くようにします。
>>392 ありがとうございます。
己の文章に酔うな、ということですね。以後気をつけます。
伏線は一応入れているのですが(現段階ではわからないのは当然ですが)
やはり伏線はこの状況に対して違和感を持たせたほうが効果的なのでしょうか?
>>393 詰めりゃいいってもんじゃない、単純に説明不足。
というか不正確か。
下に岩場のある崖は危険、飛び込むとか正気じゃない。
どっかのアホウが道頓堀に飛び込むのとはわけが違う。あれはあれでイカレてるが。
そうじゃなくて、そんな風に描写を読む限りではヤバイ崖になってしまってる。
>白波となって崖下の岩場に身を
ここが無ければ、まあ3〜5メートルくらいの小さな崖を考えることもできるが。
これじゃそれくらいの高さでも飛び降りれば死ぬ。
一文でも、なんとなく良さげなイメージだからと出任せで書いちゃいけない。
読む側はその文を頼りにイメージするんだから。
>>393 >違和感
というほど大袈裟だとやりすぎになる。だから、
>さりげなく
と書いた。
ここで何がポイントかというと、
何だろう?
と思わせることなんだ。
違和感だと、下手すると一人よがりな文章と読まれてしまう危険性がある。
冒頭だから漠然としかわからなくて当然だ。
話からしてそうなんだから。
そんなに難しいことではないはずだ。
ただし、全体の話が出来ていればのことだが。
なぜなら、そこからちょっとポイントとなるところを持ってくればいいことだから。
まだ、そこまで話が煮詰まっていないなら、後で推敲した時に挿入すればいいんじゃないかな。
>>388-389 >小説の書き出しです。
>このあと時間を遡らせて彼との関係や約束の内容、その経緯を書こうと思っています。
>容赦のないダメだしをお願いします。
書き出しというよりはラストシーンだと思うんですが。
ここから始めるんですか? って感じです。
基本的に、時間をさかのぼる物語というのは失敗すると思ってください。
ミステリーなんかでは、構成上カットバックを入れざる得ないのですが、必然性が
なければ時間軸にそって書くのが基本です。
>>388-389 388の文章は、そこそこかけてますが素人っぽいです。
出だしです。
>海の息吹は真っ白な陽光と混ざり潮風となって私達を包む。
私たちが出てくるのは4行目ですね。
すると冒頭では私たちがどこにいるのか分からない。
ちょっと無神経な感じがします。
>ゆったりと流れる雲の中には悪戯に転がり水平線で海に落ちると、
>白波となって崖下の岩場に身を打ち付けているものもいる。
イメージはわかりますが、それを断定しちゃうのは問題。
登場人物が「こういう風に思う」のはアリですが、客観描写として
雲が水平線で波に変わるというありえない描写をしてはいけません。
素人がおかしやすい過ちです。
>>388-389 レトリックがことごとく失敗してる。いっぺん飾り気をなくしたシンプルな文章で
書いてみろ。これよりはるかにマシになる。
>375-378>385>391
酷評ありがとうございました。
自分じゃ気づかないことがたくさんあるもんですね。
>細かい技術的なことを指摘しても無意味な段階
これは問題外ってことですよね……。
元が千二百字なんで、七百字に短縮して出直してきます。
400 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 18:34:05
>>399 いや、技術的な側面では指摘するような瑕疵はないってことだよ。
ただ、整ってはいるが、読者を惹きつけるような個性や魅力がないって
ことでね。綺麗に書こうとしすぎているんじゃないかね。
>>388-389 内容についてはスルーするけど(まぁこの量じゃ当たり前っちゃ当たり前)
文章としては、いい線いってると思う。
個人的には、このレベルの文章で、構成や内容も仕上がっているならば、十分読めるレベルと感じる。
>>397 >ゆったりと流れる雲の中には悪戯に転がり水平線で海に落ちると、
>白波となって崖下の岩場に身を打ち付けているものもいる。
全く問題のない描写だと思うが。これをミスとする方が、視点について知りだした人にありがちな誤解だと思う。
「私」が見ている風景を「私」が描写しているのだから、私の主観が入ったところで問題ない。
もっとも三人称視点だったとしても問題ないだろうが。(というよりも比喩的な感じか)
「炎のような太陽大地を照射していた」
例えばこの文。「炎のよう」と思っている人物が具体的に指摘されなかったとしても、問題はない。
>>398 ここらへんは主観的な問題なのだけれど、僕はレトリックが失敗しているように見えない。
(別に398は間違ってると言いたい訳じゃなくて、個人的な意見ね)
ライトノベルじゃないんだから。そんなにくどい表現だとも思わない。
よく練ってるなと感心する部分もある。
文章の最低ラインは十分超えているので、あとは内容と構成次第だと思う。
402 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 19:06:55
よろしくおながいしまつ
時に、2100年。月面に不時着した宇宙船。そこには、ひとりの青年が気を失って、いる。彼に何があったのか_
___形式で、物語は語られてゆく。
宇宙船に乗っていた青年が住んでいたS-1星は、放射能汚染により、星そのものが死を迎えようとしていた。そ
こで、トップ会議では、星を何とかしようとする科学者グループと、それでは出る幕がないので他の星を侵略、移
民しようとする軍部_アルデバロン_が対立していた。とはいえ、死に掛かった星。裁定した皇帝は星を救えると
いう科学者グループに、「5日以内に明確なデータを示せ」。これができぬなら軍の提案を呑む、という皇帝自身
も、ほんとはS-1星から逃げ出したかったのかもしれない。
ところで、この丁々発止のやりとりで、ガットラー司令官(のちに総統)は、
「理想と現実は違う」
「わずかな罪に対しても死刑を宣告してきた」
などととてもロボットアニメのレベルでない発言を繰り出している。けどまあ、揚げ足取り死刑、などは、揚げ
足取り逮捕が得意な警視庁も真っ青だ。
会議が終わり、主人公=マリン=青年が父親でもある科学者の代表、レイガン博士を迎えるわけだが、その時、
アルデバロンの少尉、ミランに絡まれる。そして、彼らは、言い争いとなるのだが、
「おやめ!」
声の主は、アフロディア(このときは親衛隊長)。これが、マリンとアフロディアの邂逅だった。
「部下が失礼をした」
その失礼ついでに、ミランとの諍いの際に落としたIDカードを、彼女は拾ってしまう。マリンはなぜ、落とした
ことに気づかなかったのだろう・・・・
無論アフロディアはこれを悪用する。それにしても、彼女のフルネームは、ローザ・アフロディア。思わず私は、
ローザ・ルクセンブルグを想起した。そういえば、ガットラーは、ヒとガを入れ替えれば、あの独裁者だし・・・
ドイツ絡みが多くないか?ミランだけが、イタリア?
403 :
403:2006/05/23(火) 19:08:07
話がそれたが、IDカード拾得をきっかけに、アルデバロンはクーデターを決行する。あろうことかアフロディア
は、皇帝を暗殺する。それをきっかけに、反対勢力と思しい科学者たちを襲うわけだ。そのとき、マリンは、ミラ
ンを「昨日の借りだ」とばかりに蹴っ飛ばす。そして父親たちを救おうとするのだが、レイガン親子以外は皆殺し。
銃を構えたミランにマリンは鉄片を投げつける。それが見事のど笛に命中。ミラン、即死。この直後、アフロデ
ィアがかけつけ、
「おまえか!」
この場面がすべてのはじまり。
対峙する両者。しかし施設の崩落がそれからの展開を妨げ、彼ら親子は逃げおおせるのだが、あと一歩というと
ころで、アルデバロンの兵士に博士は射たれ、観念したパパは、マリンを投げ飛ばし<何でそんなエネルギーがあ
るんだろ>、彼だけをひとり、
「ガットラーの思い通りにさせてはならぬ」
と言い残し、事切れる。このときマリンが、顔を覆って泣くさまが、涙の涸れた私にはうらやましかった。そし
て彼は、パルサバーンで巨大要塞アルゴルを追う(無謀だなあ)のだが、ガットラーより司令官に任命された(あ
る意味当然か)アフロディアがこれを、
「弟の仇!」
と迎え撃つ。其の時、アルゴルのワープにより生じた時空の歪みに巻き込まれたマリンは、月面に不時着したの
だった。その真上には、また別の宇宙船の影が_____
>>402-403 まだちゃんと読んでないが、全体的に見て読点(、)が多すぎる気がする。
推敲する時に音読してみ。
405 :
403:2006/05/23(火) 19:17:29
>>404 ありがとう。やっぱり多いか・・・
これ、オンライン書店に出してる本の冒頭部分なんだけど
時に、一九八六年。師走の、まだ、そんなに寒くはない、上旬は七日の日曜である。
五階建ての白っぽいマンション。その最下階の一室には、三人の人間が住んでいた。
少年は、彼の部屋に籠り、ベッドで寝そべりながら、イギリスへ渡った日本人バンドのヘビーメタルを聴いていた。居間では、少年の母親とおぼしき中年の女性が、
テレビを見ながらごろごろしている、彼の父親らしい人物を横目に、一人の客を迎えるため、テーブルを拭いて座布団を揃え、茶や湯呑み、盆や菓子を用意していた。
マンションの前にある駐車場に、アイボリーのファミリーカーが入り、そこの一角に停まった。車から降りる女性は、小柄で眼鏡をかけていて、髪が長い、という以外に、捉えるべくはない。顔も体も、凡庸な日本人そのものだから。
彼女は、「田中」という表札を、郵便ポストの集中しているところで見つける。一〇三号室。その部屋の、赤いドアの前で立ち止まり、彼女はインターホンのボタンを押す。マイクごしのやりとり。
「ごめん下さい」
>401
言語感覚が骨折してるぞ。ぢ?
>ゆったりと流れる雲の中には悪戯に転がり水平線で海に落ちると、
>白波となって崖下の岩場に身を打ち付けているものもいる。
>>397がすでに指摘してるとおりで、無理。暗喩ですらない。
主観描写だからいいといわれても、こんなこと考える主人公は痛い。
>煙草は少しだけ風に戻されると諦めたように落ちていった。
諦めるは不要。無意味な擬人化。
>私より海に近い場所にいる彼は空を背負って、言った。
次のセリフに凄みをつける効果を狙うなら別の書き方を。
青空を背負ったところで凄みは増さない。さわやかなだけ。
>軽微な痛み
ここで軽微とか使わない。たかがハイタッチにおおげさ。
>そよいでいた風も寄り添っていた草も私達を止めることはできない。
そりゃそうだ。そよ風だし丈の短い草だし。
>空を掴む
意味不明。
>海は私達を少し乱暴に受け止めてくれた。
勢いよく飛び込んだはず。無理矢理受け止めるという表現を使わないでも。
>>402-403 あらすじ紹介にしか見えん。あるいは活動弁士の台本。小説の体を成してない。
>405 どこをどう言っていいのかよくわからんので勝手にリライトしちゃった。
師走の日曜日。
白いマンションの一室に、一家族三人が住んでいた。
一人は自室に籠りぎみの、寝そべりながらイギリスへ渡った邦人バンドのヘビメタを聴くような今風の少年。
居間には中年の男女一組。
テレビを見ながらゴロゴロしている男性を横目にしながら、客を迎えるためにテーブルを拭き、座布団を揃え、茶や湯呑みと盆や菓子の用意に勤しんでいる恰幅のいい女性。
その同時刻、マンションの前にある駐車場へ、アイボリーのファミリーカーが入る。
一角に停車するとドアが開き、小柄で眼鏡をかけた、長い黒髪の凡庸な日本女性が一人現れた。
ドアを閉め、キーをロックし、駐車場からマンションへと足早に進んだ彼女は、出入り口で立ち止まる。住人の郵便ポストが集中している所から「田中一郎」と書かれた表札を見つけると、目的の部屋番号を確認し、再び先へと進んだ。
彼女が、一〇三号室と書かれた部屋の赤いドアの前で立ち止まると、インターホンを押して続けざまに声を上げた。
「ごめん下さい」
先のことがよくわからんから案外てきとー、と言い訳させてくだちい。
409 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 20:05:47
>>402 もう指摘されているが、読点が多すぎる。
後、体言止めがウザったい。
文章力があがるまでは、いっそ体言止めは使わないほうがいいぞ。
まぁ、それ以前にもっとちゃんと動かさないと、のらくろの4コマ
じゃねーんだから。
>>402-403,405
なんとも珍妙な文章だね。
映画館の前で出てきた観客を適当にひっ捉まえて、
映画の内容を喋らせたものを文字に起こせばこんな感じになるかしら。
どうしたらこんなのを書くようになるのか見当もつかないよ。
>>402-403 小説の本文とはとても思えない。
梗概にしても出来が悪すぎる。人に読ませる文章ではない。
>彼に何があったのか____形式で、物語は語られてゆく。
これは「彼に何があったのか――形式で、物語は語られてゆく」と書きたかったのか?
そうだとしても、とんでもない文章だが。
>>405も同じようなレベル。
書くことよりも、まずは文章を読むことをお勧めする。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 21:10:51
>>365 >目的があって買ってきてもらったので「ふと」はいらない。
>「単行本を手にとって見た」とかで十分。
はあ?
目的がなくて買ってきてもらったのなら「ふと」はいるんですか?
あなた莫迦? www
意味不明ぢゃん。
「ふと」と、目的ある、ないは無関係ですw
>>366 >>365 >「ふと」は「見てみた」に掛かるんじゃないかな。
はあ?
莫迦ぢゃないですかwww
ふと、は、
急に思いついて。ひょっと。_何かの拍子に。偶然。「―見ると外は雨だった」「―目をさます」などに使う。
>ふと買ってもらった単行本を見てみた。
買ってもらった単行本を、急に思いついて(思い出して)見てみた、訳だから別におかしくない。
多いに使うべし!と、ふと思うたw
413 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/23(火) 21:11:37
>>406 >401
>言語感覚が骨折してるぞ。ぢ?
なんで私なんですかw
しかし、あなたの指摘文って、しょーもない低レベルですねw
読むに値しないw
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
↓類文引用
家には、明るさが舞い戻り、以前のように家族団欒で賑わっていた。
予想
明るさが舞い戻りって、どこかに行っていたのですか? って莫迦がまた言うんだろうなw
ふと思うたw
本日の目標:ぢを黙殺
>>394 ありがとうございます。
崖は海にせり出すようになっていて飛び降りても岩場にぶつからないという
設定で本文でも一応そう書いてはいるのですが、そうなると主人公からその岩場は見えませんね。
イメージと文章をキチンと合致するように気をつけます。
>>395 ありがとうございます。
もう少しアイテムか発言を増やせば何とかなるのかなぁと思います。
>>396 ありがとうございます。
まだ私のような未熟者には扱えない方法なんですね。
今回から気をつけます。
>多いに使うべし!と、ふと思うたw
を
「ふと大いに使うべし!と思った」
とはあまり書かない、というか、総画と分かりづらいように、
>ふと買ってもらった単行本を見てみた。
も
「買って貰った単行本をふと見てみた。」
「ふと、買って貰った単行本を見てみた。」
など、「ふと」がかかる部分をわかりやすく書かないと、「ふと+動詞」で直結している部分の
動詞にかかるようにも見えてしまう。
>ふと、は、
>急に思いついて。ひょっと。_何かの拍子に。偶然。「―見ると外は雨だった」「―目をさます」などに使う。
>ふと買ってもらった単行本を見てみた。
>買ってもらった単行本を、急に思いついて(思い出して)見てみた、訳だから別におかしくない。
と書いている人間が、
>>「ふと」は「見てみた」に掛かるんじゃないかな。
>はあ?
>莫迦ぢゃないですかwww
というのは良くない。
控えめに言っても馬鹿丸出しです。
人の言っていること以前に自分が何を言っているのかも分からず
「www」などを用いるのは控えるべき。
はい、次の方どうぞ。
>>413 − 家には、明るさが舞い戻り、以前のように家族団欒で賑わっていた。
これが
1 家には、明るさが舞い戻った。
2 家には、以前のように家族団欒で賑わっていた。
のふたつをひとつにまとめた文だといわなかったところにささやかな進歩が
認められる。この調子で精進してくれ。道は遠いけど。
>>402-403 「銀河英雄伝説」みたいな大長編を書けるのはデビューしてからになります。
分かりやすく言うと、何年にも渡るストーリーで、登場人物がたくさん出てくる
ような大河ドラマはデビュー前に書くべきものではありません。
新人のうちは、主人公を限定して、主人公が経験した事件を中心に
物語を考えてください。
>>405 句読点が多すぎ。
一つの文章に詰め込みすぎなので、短くまとめる工夫をしたほうがいいです。
>居間では、少年の母親とおぼしき中年の女性が、
>テレビを見ながら、ごろごろしている、彼の父親らしい人物を横目に、
>一人の客を迎えるため、テーブルを拭いて座布団を揃え、
>茶や湯呑み、盆や菓子を用意していた。
居間では少年の父親がテレビを見ながらごろごろしていた。
母親はそれを横目に客を迎える準備をしている。
テーブルを拭き、座布団を揃え、お茶や菓子を用意していた。
421 :
1-2:2006/05/23(火) 23:26:01
酷評頼む
夢を見ない人間は馬鹿だとか、ダメな奴だとか。いつかの偉人が、そんなことを言っていた。
その言葉を始めて聞いたときは酷く感動したものだ。だが今となっては、本当にそうなのだろうかと一考をしてしまう。
高校生活も二年目、間近に修学旅行を控え、同学年の生徒は皆、何処か喜色をたたえた表情をしていた。
だが、僕はそれほど嬉しいとは感じなかった。むしろ、何の意味があるのかと感じてしまう。
そして同時に、そんな冷めた感想をもつ自分に眉をしかめる。
小説家になろう。そう考えて一年、ずっとこうして部屋に篭り、夢を達成するために努力していた。
今日も部活もせず学校を去り、部屋に入ってから3時間が経つ。流石に疲れた。
先程からせわしなくキーを叩いていた手を休め、小休止にコーヒーを飲もうと階段を降りる。
「母さん、コーヒーを淹れて欲しいんだ」
リビングのソファーに腰をおろし、台所で夕飯の支度をしていた母に声をかける。
母はこちらを一瞥すると、溜め息混じりに開きから粉末のインスタントコーヒーを取り出した。
「あなた、いつも部屋に篭って何をやっているの? この前のテストも、ずいぶん順位を落としていたじゃない」
「母さんには関係ないだろ。いいから、早く」
母はもう一度溜め息をつき、やかんを火にかけた。
リモコンを操作し、適当なニュース番組にテレビのチャンネルを合わせ、ソファーに横になる。
疲れた目を休めようと、目頭を押さえ目を瞑る。しかし、突然の呼び鈴がそれを妨げた。
母に促され、対応には僕が出ることになった。
422 :
2-2:2006/05/23(火) 23:26:34
「はい、どちら様ですか」
「私よ」
返答は返さず、受話器を置く。母にもう一人分コーヒーを出すよう指示し、玄関へ向った。
引き戸を開くと、背の高い怜悧そうな少女が佇んでいた。
学校の友人、とどのつまりはクラスメイトだ。
「待ってたよ」
「待たせたわね」
淡々としてはいるが、普段通り。踵を返して家の中に入ると、彼女もついてきた。
彼女は几帳面に靴を整え、母に挨拶をしていた。コーヒーと茶菓子を乗ったトレイに乗せ、再び部屋へと戻った。
戸を開けたまま部屋に入る。彼女が戸を閉めた。
「これ、読んで感想を聞かせて欲しい」
彼女に椅子を差し出し、自分はベッドに座った。
小さく頷いたので、紙の束を手渡す。最近書き上げた、短編の小説だ。
しばらく会話もなく時間が過ぎた。コーヒーは冷め切っている。
「悪くはないわ。いいところまでいけると思うわ」
「そう、ありがとう」
「……それにしても、あなたはずっとここで小説を書き続けているのね」
コーヒーカップに口をつけ、彼女が言った。
「夢を追うのもいいけれど、現実逃避を夢のせいにするのはよくないわ」
夢をもたない人間は馬鹿だ。本当にそうだろうか。
そんなことを考えるようになったのは、彼女のせいだった。
>>421 文章は大体いいと思います。
構成としては、冒頭に何かの事件を置くのが基本になりますので
部屋で何か事件を起こして下さい。
事件が起きないならば、別のシーンから始めたほうがよいと思います。
魅せ方の技術になりますが
>引き戸を開くと、背の高い怜悧そうな少女が佇んでいた。
>学校の友人、とどのつまりはクラスメイトだ。
主要キャラの描写が「怜悧そう」だけでは少し寂しい。
もう少し書き込みが必要。
>>421-422 >【いつかの偉人が】、そんなことを言っていた。
なんか不自然な言い方。出だしで躓いてしまう。
「偉人の誰だかが」「どこかの偉人が」くらいじゃないか。
>本当にそうなのだろうかと【一考をしてしまう】。
なんか不自然な言い方。素直に「考えてしまう」じゃ駄目なのか。
>そんな冷めた感想をもつ自分に【眉をしかめる】。
なんか不自然な言い方、ではなくて、これは誤用。
「眉をひそめる」か「顔をしかめる」か、どっちか。
>返答は返さず、受話器を置く。
受話器というと電話をまず思い浮かべてしまう。なので「インターフォンの受話器」とでも書い
たほうがイメージがぶれない。
>引き戸を開くと、背の高い【怜悧そうな】少女が佇んでいた。
「そうな」というのは初対面か、よく知らない人物に対する印象の叙述。ところがクラスメイトで
親しい間柄なんだから、 この場合は不適切な表現。「少女」というのもね。続く文章ですぐに正体
を明かすんだから、もったいぶらずに「××が立っていた」と書いたほうがいい。
「佇んでいた」も凝りすぎ。
と、細かいことを言ったけど、基本はしっかりしている文章。
あとは中身がどうだという話だが、読み手を惹きつけられるかどうかはこのあとの展開次第か。
頑張ってくれ。
425 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 00:06:30
>>423,424
酷評dクスです
ためになるなぁ…
これからも精進いたしやす
お母さんが奴隷みたいな扱われ方で哀れ
427 :
424:2006/05/24(水) 00:17:07
>>426 そそそ。
長くなるので、触れなかったけど、
>母にもう一人分コーヒーを出すよう【指示し】、玄関へ向った。
これはないよなあ。「頼み」だよねえ。
お母さんは愛玩動物なのですよ
429 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 00:39:49
>421-422
会話が不自然。
小説での会話と、日常での会話は似て非なるものだから
もう少し考えて書かないと
430 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 00:43:24
>>421 多少書きなれているようだが、中身がないのと文章に力がないのとで、
「読みたくねえ文章だな」ってのが第一印象。
冒頭の文章からして、正直「お前、悩んでないだろ」って思うぞ。
全然真剣さが伝わってこない。
たとえば、
>高校生活も二年目、間近に修学旅行を控え、同学年の生徒は皆、何処か喜色をたたえた表情をしていた。
>だが、僕はそれほど嬉しいとは感じなかった。むしろ、何の意味があるのかと感じてしまう。
なんて文があるが、じゃあいったい、同級生は何に喜色をたたえ、自分は何を
無意味に思っているのだ?
上っ面だけなでているだけの文章書いても、読者はついてこないぞ。
最初の「夢」が寝ながら見る夢だとおもってたら最後で違うとわかった
ちゃんとわかるように書け
夢を「見る」だとな。「抱く」とか「持つ」ならはっきりわかるが。読者視点の推敲漏れですな。
まぁでもだいたいわかんだろw
434 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 01:04:45
>>432 修学旅行の何に喜色を浮かべているのだということ。
旅行が楽しいのか、卒業までのセレモニーのひとつを楽しんでいるのか。
修学旅行に行くことで、少し大人になった気持ちになるのかもしれん。
で、そういう内容がないわけ。
大体、単なる旅行だったら、主人公が「何の意味があるのか」なんて思う
わけないわけだからな。
435 :
434:2006/05/24(水) 01:09:38
もっと補足すると、そういった修学旅行に対する主人公以外の
人間の気持ちもいろいろであるはずだが、その中にどれに対して、
主人公が反発し、また、疎外感を持っているか。
これを、説明せずに描写してゆくことで、文章ってのは力を持っ
てゆくんだが。
>>422 >怜悧そうな
未知の人物に対してならありかもしれないが、クラスメイトだろ?
しかも「とどのつまり」は(w
「〜そうな」と未知のものを予想するような言い方はやめて、
「怜悧な表情をした」とかナントカ、描写をするにとどめるのが読者に対する誠意だろ。
そもそも、日本刀ならまだしも、人の見かけを表現するのに、
「怜悧そうな」ってありなのか?
この前読んだ漫画が表紙に書いてある小説にはそう書いてありました?
校庭10周してこい!
437 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 04:05:23
>>416 >「ふと、買って貰った単行本を見てみた。」
>など、「ふと」がかかる部分をわかりやすく書かないと、「ふと+動詞」で直結している部分の
>動詞にかかるようにも見えてしまう。
はあ?
あなた莫迦丸出しw
もっといろんな作家の小説を読んだら。
「ふと」がかかる部分をわかりやすく書かない作家なんて探せばいますからwwwwww
438 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 04:05:58
>>418 >>413 >ふたつをひとつにまとめた文だといわなかったところにささやかな進歩が
>認められる。この調子で精進してくれ。道は遠いけど。
莫迦にあえて説明したまでw
ただ、莫迦に高レベルの文章を説明しても無駄だとは悟ったw
街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。
↓類文引用
家には、明るさが舞い戻り、以前のように家族団欒で賑わっていた。
ある作家の類文を引用する。作名は伏せる。私の文も理解出来ない莫迦には無用だしw 自分で探せボケw
ある作家の類文引用1→この説明には、かなり誇張が感ぜられ、その感覚に忠実であったかどうか。
ある作家の類文引用2→先生の横顔には、日射しが直接当たって、火照っていた。
低脳莫迦が、横顔に、日射しが直接当たるわけないだろ、と言いそうwwwwwwwwwww
あなたもせいぜい精進してくれ。私には遠いけどw
439 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 04:15:26
>>438 ×街には、陽がようやく沈み ←こんな用法はない
なぜならば街は太陽が沈む場所じゃないから。
街から見えるのは太陽の沈む光景だけ。
○家には、明るさが舞い戻り←よく使う
家庭内に明るさが戻ることはあるから。
○この説明には、かなり誇張が感ぜられ、その感覚に忠実であったかどうか。
説明が誇張されていることはあるからOK
○先生の横顔には、日射しが直接当たって、火照っていた。
横顔に日差しが当たることはあるからOK
440 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 04:21:38
>>438 「家には陽が沈み」とか「横顔には陽が沈み〜」なんて書いたらおかしいだろ?
[ぢ]ハケーン!!!
おまえが現れると盛り上がるな。
おかげで読むのに時間かかった。
暇とか言っといて熱くなってるしw
人をけなすことで自分の力量をはかるんだよな。
そんな天才はいないわな。
おまえ本当は自信ないんだろ?www
>>421 > 始めて
誤字。減点50。
> 夢
> 感動した
> 本当にそうなのだろうか
> 修学旅行
> 嬉しいとは感じなかった
夢と修学旅行に何の繋がりが。馬鹿か。減点20。
> 一瞥
> 溜め息
> 篭って
> やかん
薬缶を開いたら、リズムが崩れる。
そして、やかんを強調する必然性は欠片もない。
減点10。
> 突然の呼び鈴がそれを妨げた。
> 受話器を置く。
呼び鈴─受話器の対応が遠い。
しかも何の呼び鈴なのか不明。減点10。
> 怜悧そうな少女が佇んでいた。
初体面の人間に使う形容。減点10。
0点。以下、読むに値せず。
>>438 ・この説明には、かなり誇張が感ぜられ、その感覚に忠実であったかどうか。
・先生の横顔には、日射しが直接当たって、火照っていた。
これが「街には、陽がようやく沈み、酒場や食堂に行く人々でごった返していた。」
と同じ構造の文だというんなら、
>>225 >>269の「街には〜」と同様
この説明には、かなり誇張が感ぜられる
この説明には、その感覚に忠実であったかどうか。
先生の横顔には、日射しが直接当たった。
先生の横顔には、火照っていた。
と2つに分けられるはず。分けられますか?(配点1点)
酷評るならするでちゃんと内容理解してからしろよ
まとはずれな批判されても冷めるだけ
リライトスレに行くか
445 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/24(水) 08:25:33
>ぢ「あっ、フランケン河本だ! 面白いな。楽しいな。嬉しいな。
あはははっ。河本が春木になった。カッコウって言った。
あはははっ。あはははっ」
という妄想をした。会社で爆笑の一歩手前だった。
苦しかったあ。
おい>ぢ、ケツ貸せ!
446 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 08:56:27
私は最近SMに興味を抱いた27歳のOLです。
今までの恋人とはふざけ半分で手を縛ったりバイブを使った程度でした、
その私が、SMに興味を持ったきっかけは、ある出会い系サイトで知り
有った男性にSMプレイを誘われそのままHOTELへと...
最初は優しいムードで私の身体中を何度も何度も感じさせてくれ
ましたが、挿入にまでは至らず、いつしかアナルに指が伸びてきて
嫌だったのでしたがそれ以上に気持ち良さが全身を包んでいました、
やがて彼が持参した縄で身体の自由が奪われ苦しさと恥ずかしさ、
気持ち良さで無我夢中の私に襲ってきた腹痛、気付かぬ打ちに
浣腸をされていたのでした、我慢出来ずにトイレに行かせて欲しいと
お願いを請をうとすると拒絶されてしまい
長くなりそうなんで続きはこっちで↓
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/point/1146442166/
ぢの見当違いな反論は笑える
>>446 エロサイト業者のスパムにしか見えない。
と思ったら本当にネタかよ。
>>446 その手の職人のような上手な文ですね。
流石、と言わさせていただきます。
知り有った男性に→知り合った
無我夢中の私に襲ってきた→無我夢中だった私に、突然 などの逆接形の接続詞を
お願いを請をう→請おう の方が読みやすいかと。「を」が続きますし。
読点を句点にすべき場所が数箇所アリ。
基本的には重箱の隅をつつくような指摘になるかと思われます。
451 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 13:20:54
>>449 とはいえ、実際問題として、エロサイト業者のスパムの
文面の方が酷評スレよりレベルが高い。
やっぱ、仕事でやっているやつは違うというか。
スパムの文面もかなりの淘汰と切磋琢磨があるんだ
ろうな。446は、このスレも上手い方に入るわな。
>>451 たしかにましな方かもな
句読点うちすぎで笑けてくるけど
453 :
361:2006/05/24(水) 16:16:51
454 :
1/2:2006/05/24(水) 16:46:30
どんどん言ってやってください。
段々とその色を濃くしてゆく青空。
数滴の白インクを垂らすように、飛行機雲が空に線を描いていく。
わたしはそんな夜に程近い天を見上げながら、何も思うことはないけれど、物思いに耽っていた。梅雨特有の、湿気がある生暖かい風が
わたしに飛びついて来た。屋根の上には、風の行く手を阻むものは無い。わたし以外を除いて。
「……」
何気なく空を見回すと、右に一つ、煌めく星を発見する。恐らくは一番星だろう。夜が降りて来る前に早とちりして先回りしすぎたに違
いない。なんともせっかちな。
ちなみに左には月があった。幽鬼のように、うすらぼんやりと、完全なる夜の時とは大違いの、弱弱しい月。隣に居る一番星を羨んでい
る様に、わたしには思えた。
こうやって、どうでもいい、けど壮大な空想を思い描く事が私は好きだった。ただ思いたい事を思う事だけ。頭に浮かぶ乱雑な文字の並びを
空想という名の絵に変換するだけ。それでも、頭の中に湧き出てくる全てが、わたしの今日一日の宝物だった。
「……」
気付けば、まだ青さを保っていた空が、濃紺に近い色へと変わっていた。月は色を取り戻し、星が集いだしていた。さっきの一番星は北
斗七星の一部だったことに、わたしはようやく気付いた。でも、まだ部屋へは戻りたくは無かった。
わたしは心中で天体に問いかける。もちろんそれは形無く胸の中を漂うだけで、返事など帰ってくるはずも無い。
――何のために集っている?
――何を話している?
――そこから何が見える?
――そこで何を見ている?
455 :
2/2:2006/05/24(水) 16:47:02
今、夜空をはかなくも力強く照らしている星の光は、アダムとイブが生まれるもっともっともっともっと、気の遠くなるほど前に放たれ
た過去の産物が、ようやくここまで届いたそれなんだ……という話を、わたしは本で読んだことがある。
つまりは、だ。結局意味が無いのだ。星に問いかけても――もし心中の問いが届いたとしても――意味は、無い。
「……一体、なんであんな遠くからわたし達を見下ろしているんだろうね?」
わたしは無意識の中でひとりごちていた。
「人を見下ろしたいんだったら、この屋根の上で十分なのに」
わたしは視線を空から道路へと向けた。丁度ワゴン車が通り過ぎていったところだった。そしてまた、視線を空へと戻す。すでに限りな
く黒に近い青になっている空は、どこまでも奥行きがあるように感じさせる夢幻の空間に見えた。
手を伸ばせば届きそうな距離だった。
軽く握れば掴めそうな光だった。
伸ばされた手はアンテナの背を追い越すこともできず、握られた手には何も入っていない。
「……何馬鹿なことやってるんだろう、わたし」
思い直して、わたしはふるふると首を振った。生暖かかった風は、いつの間にか冷たい夜風へと手のひらを返していた。わたしも同じだ
った。
「今日は、もう部屋に入ろうかな」
このまま居ては風邪を引いてしまう。わたしは立ち上がって、部屋へ通じる窓へと体を向けた。
部屋へと戻るわたしの背中を、星たちが見ているような気がした。
凄い電波で俺の繊細な計測器が壊れた
大雑把にものを読める人後は頼む
>>455 つい先日ここで似たような文体を読んだような気がする。
内容はともかく、いいたいことはわかるが、文章はどうしようもない。
部分を直すよりそっくり書き直した方が早い。リライトスレに張ってみたら?
D
>>455 アマの俺が偉そうに言うのは気が引けるけど
とりあえず改行をしっかりしよう。
>>454 改行が無茶苦茶。
読み手を無視した作者の傲慢さが隠し様も無い。
他人に読ませる気等毛頭ないのだ。
>>454 最初の数行でギブアップしたんだが、とりあえず昼なのか夜なのかはっきりしてくれ。
462 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 19:00:50
>>454 まず、書いたら暫く放置して興奮が醒めた頃に読み直してみよう。
他の人も指摘しているけど、やっぱり読み手を意識したほうがいいよ。
心象の表現は大事だけど、”量”は見誤らないように。
これじゃ詩なのか小説なのか分からないから。
>ちなみに左には月があった。
「ちなみに」は取っていいかと。
>弱弱しい
こういうのは「弱々しい」とした方が読みやすい。
>「……」
こういうのをあまり入れないほうがいい・・・。
まあ俺の言ってることが正しいとは限らないので参考程度にね。
狂人の心理描写として書いたなら秀逸だな
陳腐を通り越してもはやおぞましい形容の数々は正視に耐えず、
読む側の精神をえぐる
下手に恐ろしげな描写をするよりよほど効果的だグラッツェ
> 何も思うことはないけれど、物思いに耽っていた。
> 屋根の上には、風の行く手を阻むものは無い。わたし以外を除いて。
白菜と一緒にナンセンススレに行ったほうが良いような気がする。
>>454は西尾とか奈須あたりのファン?
>>454-455 例えばさ、君が男だとして、好きな女の子と初めてのデートに行くとするわな。
一緒に夕食とって、星がよく見える高台の展望台なんかに行くとするじゃない。
そのときに君が
「今、夜空をはかなくも力強く照らしている星の光は、アダムとイブが生まれる
もっともっともっともっと、気の遠くなるほど前に放たれた過去の産物が、ようやく
ここまで届いたそれなんだ」
と語ったら、彼女はどう思うかな?
まあ、世の中にはアレなコもいるので、ひょっとして彼女は君に夢中になるかも
しれないけど、「おや?」と思うコの方が多いんじゃないかと思う。
君は相手に届くように語らなくてはならないんだ。
物語るというおこないは、何億年も前に放たれた星の輝きの下、たき火を囲んだ
大昔の人たちが、未熟な言語を使って始めたもの、とも言われる。
君は、たき火の向こう側、モニターの向こう側、何十キロもつながっているケーブルの
向こう側に届くように物語らなくてはいけない。
思いつきのモノローグを書き連ねるのではなく、たき火の向こう側にいる相手や顔も
知らない読者が受け取ってくれる物語をつづるべきなんだ。
もっと言葉を選ぼう。
> 「今、夜空をはかなくも力強く照らしている星の光は、アダムとイブが生まれる
> もっともっともっともっと、気の遠くなるほど前に放たれた過去の産物が、ようやく
> ここまで届いたそれなんだ」
> と語ったら、彼女はどう思うかな?
台詞ならともかく、地の文であるぶんには問題ないと思う。
相手に伝わるように書くべし、って点については超同意。
ラブレターにそんなこと書いてあったらやっぱりキモいとおもうけどな
>>466 地の文にしたって、おしゃれに関心が出てきた中学生がかっこいいつもりで
いるんだけど人が見るとちょっとおかしい、というような雰囲気だと思うけど。
こういう感じの改
行はスティーヴン・キングが使っていた。
面白い手法だと思うし、真似してる日本人作家もいるのだが、
>>454は多用し過ぎ。
七味をかけ過ぎて味の分からなくなっ
た牛丼。
>>468 クサい文(悪い意味じゃないよ)ではあるけど、そこまで気にするほどのもんじゃないと思う。
ここ最近、自分酔いの酷い文章が多かったせいもあるかもしらんけど。
あ、別に
>>454が良いって言ってるわけじゃないよ?
472 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/24(水) 20:42:42
私はハイ・・・・世界のハイ・・・・・
「ほら。アダムとイヴが眺めた星空」
くらいでも同じ事は伝わるよな。
あたしわかっちゃった。なんでオーストリーでお風呂はいるか。
浮気の匂いを消すためだったのね。な ぁ る ほ ど。
フランスは田舎だからそんなことお構いなし。どうせ皆同じ香水
つけてるんだから同じ事。
で、あたしは目立つために!ダサいこゆ〜ぃ香水から軽やかな
お花の香水に変えちゃったわ!きゃっほぃ!ほんっとベルサイユ宮殿って
くさいんだから。あんたたまげるわよ。お風呂と香水、これで浮気も
ばっちりってわけ。お馬鹿さんだけ足がつくって塩梅よ♪
#そして「彼女」は断頭台の露と消えた。
#「彼女」がフランスを脱出出来なかったのがジャコウジカのムスクを
#作っていた業者の恨みに依るものだと、後世に伝えられることは
#ついに無かった…歴史の片隅の1頁である。
それにしても梨花の化けっぷりにはおったまげるな。
虻リーンより虻リーンらしい。彼女が表紙の今月号の女性誌みてみ。
雑誌名は忘れた。
477 :
330:2006/05/25(木) 00:02:09
>>453 マジレスしておく。
完成の途中の段階で、いちいち評価を求めるな。
はっきり言えば、お前の作品のレベルは他人に見せる段階にない。
そりゃ、読んで評価を得たい気持ちは理解できる。
だが、お前の作品を次に評価できるとしたら、作品を完結させてき
たときだけだ。途上はすべて評価に値しないと思え。
作品を完結させるまでの孤独に耐えることは、作者にとっては重要な
資質だ。そのことは、最初に肝に銘じろ。完成作以外は他人に見せな
いというくらいの覚悟がないと、まともな作品は書けない。
「ねえねえ、明日の農作業実習、ミニで男供をたまげさせてやらない!?」
「およしになって、けがらわしい」
「ほんっとにヴィーナスはミニが好きだなぁ」
「なにゆってんのよぉ!そんなのマーキュリーが許さないわよ!ねえマーキュリー?」
「…ポッ♥」
「ほらやっぱり!あきらめなさいよヴィーナス」
「みんなマーキュリーのことがわかってないこと教えてあげる。マーキュリーは
ほんとはおてんばなのよ?すらっと伸びたあんよを見せたいけど、それを口に
すると色々差し障りがないかしら?って思ってるだけなの」
「ヴィーナス…ヴィーナスがまともなこと言ってる…」
「明日は雪ね」
「そいや今年寒いもんねぇ」
「ムーン!そういうことを言ってるんじゃないの。わかってんの?」
「あによぉ」
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 我ながら会心の出来だ
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|100円均一|/
「でもヴィーナス、そりゃ無理だよ。だって農作業だぜ?男供がそんな、
心ここにあらずじゃはかどりゃしないよ、火を見るより明らかだ」
「そうよそうよ」
「何考えてんのよあんたぁ」
「…ポッ」
「ハーパンなら恥ずかしくないでしょ?そのこと事前にきちんと話すのよ!」
「…ポッポッ」
「どうもマーキュリーは同意してるみたいだねこれ」
「あー!マーキュリー裏切り者ぉ〜!!嘘だよねマキュちゃん」
「ポッ」
「ほら嘘だって」
「自分に都合いいように解釈しない」
「ぶー」
「それならいっかぁ…なんだかびっくり顔がみたくなってきた!」
「ジュピター〜〜〜〜ジュピちゃんまでぇ〜〜〜〜…?」
「いいじゃないかムーン、喜ぶぜきっと」
「エン様に叱られちゃう」
「エンデュミオンはそんな器の小さい男じゃないわよ」
「あんたに何がわかるのよぉ!」
「ゴメンナサイ」
「そ〜よ!そ〜よそ〜よそよ風そよそよ〜、なんちって〜^^
ね、ヴィーナス」
「あら。じゃ構わないってわけね?」
「マーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーズ!あんただけは
味方じゃなかったの!?」
「ムーンがいいならあたしは?ね?」
「そんなことひとっことも言ってないがね〜〜〜〜〜!」
「明らかに軟化してたわ」
「ってことは、満場一致かな」
「ポッ」
「そうね。じゃあそうしましょう」
「陰謀だぁ〜これは陰謀よぉ!こんすぴらしぃよぉ」
「おい。やっぱ明日は雪だな」
「覚えたばかりで使いたいんでしょ」
「きゃーよかったぁ!ミニミニ明日はミニなのょ☆ミミ」
「…ポッ!」
=== === === ===
「『水着よ水着!』って…またやったわねヴィーナス。男供の眼は
ごまかせてもこのあたしの眼はそうはいかないわよ」
「やぁねぇムーン。履き忘れてたんだから仕方無いじゃないああ言う
しかー」
「何が履き忘れてたよ。またとぼけるつもり」
「とぼけるって何を?」
「この露出狂」
「何のことだか判らないけど、二日の作業が一日で終わった、これは
確かな事よね」
「………だからなんなの」
「だからなんなのって…」
「なんだこんなとこにいたのか二人とも!明日パーティしないかってさ!
男供が声かけてきたんだ、どうする?」
「きゃぁ!もちろんいいわよねぇムーン!」
「パーティ!するするもちろんする!」
「エン様にはいいのかい?」
「あんジュピちゃんいぢわるぅ〜」
「ね?すべてこの世は二十世紀梨よ、ムーン」
「ヴィーナス…」
「やっぱりヴィーナスはそうじゃなくちゃ!」
「え?え?何が?」
「ヴィーちゃん!今日のとこはそういうことで!」
「ん?ムーン、よかったね!」
「…もう、あったり前よぉヴィーちゃん!」
あはははははは!
「…オペレーション『P.G.G』もしくじったのだね?」
「もうしわけございません」
「プッt・グーロズ・ジィンズ…世を殺伐とさせる、良い案ではあったね」
「はっ」
「もうよい、下がりなさい」
「この次は必ず…!」
「その言葉も聞き飽いたこと、わかっての上だろうね?」
「ははぁっ」
「あのこまっしゃくれめ…いつか煮え湯を…」
=== === === ====
ヘクチュッ
「ヴィーナスぅ、また誰かイケメンが噂してるわね?」
「やぁだぁ」
「さ、ドアを開けよう
「「「「「パーティ!!!!!」」」」」
WELCOME,YeaaaaaaaaaHHHhhhhhhhh!!!!!!!
ワラタ
って書いて欲しくて書いた文章なんだろうが、少なくても俺には笑えない。面白くないという意味だ。
しかし、プロのお笑い芸人だって万人を笑わすことなど出来ないのだから、絶望することは無い。
もしかしたら世界にはこんなもので笑う奇特な人間もいるかも知れない。
もしも世界中で誰一人笑わなかったとしても、だからと言ってそれで誰かが不幸になるわけじゃないのだから、勝手に書き続けて構わない。
生きてる人間に排泄をするなとは言えんさね。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/25(木) 08:48:15
カリカチュアッテコトバオボエテカラオイデ( ・∀・)∂
487 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/25(木) 09:27:23
[河本シリーズ・番外編]
「おお。河本お前フランケンに……似てないか」
「似てませんよ。あんな化け物と一緒にしないで下さい」
「そうだな。そうだな。悪かった。ところで河本」
「はい。なんでしょう」
「このシリーズを楽しみにしてる読者ってけっこういるらしいぞ」
「よかったじゃないですか」
「こんな無意味無内容ツッコミどころ満載の書きなぐり小説を読んでるんだぞ。キチガイだと思わないか?」
「誉め言葉ですね」
「えっ。そうなのか?」
「はい。ここはいちおう文芸板ですから」
「どういうことだ。意味が解らん」
「頭のおかしな人間これ皆全てがプロの物書きになれるわけではありませんが、キチガイでなければプロにはなれないのです。なれたとしても、せいぜい似非どまりでしょう。売文家というやつです。
プロ、つまり本物になるためにはキチガイであることが必要不可欠な条件のひとつなのです。普通の人間には、普通のものしか書けません。
だから、このスレの住人にキチガイなどと言ったら欣喜雀躍まさにキチガイの如く大喜びします」
「そんなものなのか?」
「そんなものです」
「よく解ったような、解らなかったような……。
それにしてもアレだ。帰ろう。面倒臭くなってきた」
「ええ。それじゃあ、帰りましょう。恐るおそる帰りましょう」
「うむ。恐るおそる帰ろう。真剣に言葉を選らばず恐るおそる帰ろう」
「ナンセンスのスレを読んでない人には何のことやらサッパリですね」
「うむ。サッパリだ……」
まあ、全くの気狂いは正常な読者と没交渉になってしまうので問題外だが、
冷静に狂ってる人間は作家に向いてる。
固定的な観念や概念を理解した上で、
それを簡単に踏み越えていく人間は面白い文章を書く。
狂うのは良いけど真性にはならないようにな。
489 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/25(木) 11:55:25
>>488 くそめ馬鹿めアホめ!
俺が言いたかったこと書きやがって!
ありがとう。
面倒臭がり屋の白菜の文章に補足説明ありがとう。
歯が痛い。もう寝る!
歯は一生ものなんだから、大事にしろよ。
491 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/25(木) 12:01:08
>>486 カリカチュアッテコトバ、ツカイタカッタダケナンダネ(;・∀・)
>>487 >「おお。河本お前フランケンに……似てないか」
「おお、川本。おまえ……」
の方が自然じゃねえか?
>「どうも、こんちは」
>「「おお。河本お前……」
なら、「おお」が単独で来る意味もあると思うけど。
>「似てませんよ。
まではいいんだけどさ
>あんな化け物と一緒にしないで下さい」
は、ちょっと余計かもな。
日常の会話でならさらっと流れる語数だけど、文章では説明的になる。
これが
>あんなのと一緒にしないで下さい
ならまだ救いがあるけど、原文だとわざわざフランケン=化け物ということを
重ねて言ってる訳じゃない?
>お前フランケンに……
という時点で、話者にも聞き手にも読み手にもフランケン=化け物ということは
了解されている、あるいはそう期待できると思うんだわ。
センスが無くて読者や世間が見えてないってことなんだろうけど、こういうところに
書き手の力って透けて見えちゃうわけだし、そこで浅いところに気づいちゃうと
読み手は「ああ、所詮こいつの書くものなんて……」と距離を置いちゃうわけだよな。
それはともかく、そうやって会話の中に不用な説明を挟んでいくとさ、
>>487みたいに
『意味』を置きにいくようになっちゃって、会話ならではのグルーヴが消えちゃうと
思うんだけど、どうよ。
破壊の大半は、首都であったこの街で最後の戦いを演じた守備隊によるものだ。
街の南と西、街道に通じる大門は敵軍の突入を防ぐために打ち壊された。東門から街の
東西へ伸びる大通りには、一区画ごとに延々と即席のやぐらとバリケードの防衛陣が敷か
れた。これを造るための建材は、大通り沿いの建物をことごとく解体して調達された。そ
れでも猛攻を抑え切れず、最後には通りに油を撒き炎の河で突入路を塞ごうと試みたが、
これは城壁に囲われた市街に留まる守備側の兵士を蒸し焼きにする結果となった。
元々の彼我の戦力差に加え、首都防衛戦の総指揮にあたった国王の戦下手によって、こ
の国のほぼ全ての兵を召集して編んだ守備隊はたった半日で脆くも壊滅、市街は制圧され
た。
包囲されもはや勝敗の決した中、収容した多数の市民と共に王城に立て篭もった国王
は、しかし抗戦を主張し続けた。戦況を理解しているのかいないのか、僅かに残る兵にな
おも包囲網の突破を命じる国王は、ついに自らの近辺を警護する近衛のひとりによって討
たれた。
中身はほっといてほしい、聞きたい点はひとつ。
これくどい?
分量が一枚に迫る頃ふとヤバイと気づいて止めるけど、
油断するとまたずらずらと説明を書いてる。
ひとの本を読むと一枚や二枚や三枚の設定文は珍しくもないんだけど
自分で書いてるとどうしてもくどい気がしてなかなか進めない。
494 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/25(木) 16:38:53
>>493 説明がくどいね。
悪い見本みたいなもの。
架空戦記の戦況を延々と説明するのは最悪。
入れる場所によるんじゃないの?
不要なら切ればいいけど、必要な背景設定は結局どこかに書かないといけないんだし。
顛末を知っておいてほしいって感じの説明ならこれくらいはやってもいい気もするけど。
そういうのをいちいちストーリー仕立てにしてたら恐ろしい分量になるし、本筋がどこかへ飛んでく。
それなら一ページくらい割いても纏めていい気がする。
架空物は情報密度と文章量とのジレンマだからなぁ
読みやすい程度に薄めるといくらも情報を入れないうちに
簡単に3,400枚になるし、行数を節約するとどうしても完全に説明調の部分が出てくるし
完全なオリジナルでは全篇の情報量そのものを減らすとペラくなるし
結局のところ出来る限り楽しく説明文を読ませた上で、
説明文自体が嫌いな読者は切り捨てるしかないんじゃない
>>491 イヤ、ホントハチガウコトバガツカイタカッタンダケドデテコナカッタ
グウイ、トカカナ( ・∀・)∂
描写主体の問題じゃないか。
つまり世界を使って人を描くか、人を使って世界を描くか。
前者なら説明は最小限に止めるべきだ。
後者なら徹底して世界を掘り下げるべきだ。
世の中には人間模様だけを読みたい読者しかいないわけではない。
世界設定そのものを読みたくて架空小説を選んで読む層は確実にいる。
人間模様を読みたい読者には煙たいだろうが、諦めてもらうしかない。
あとは実力次第だろう。
これでは
>>493の問いには答えてないか。
うん、流し読みするには辛い密度ではある。
けれど分量自体は、必要なら五百字でも千字でも続けて構わない。
要は読者が腰を据えてじっくり読む気になれるだけの
内容があるかどうかの問題だけだろう。
破壊の大半は、首都であったこの街で最後の戦いを演じた守備隊によるものだ。
大部隊で包囲する敵軍の街へと侵入をなんとか食い止めるため、守備隊は建物を
崩して街路を埋め、それでも防御が難しいとなると、今度はそのバリケードに火を
放って侵入路をふさいだ。
しかし、こうして続けられた絶望的な防衛策もむなしく、日が暮れるころには敵
軍が圧倒的な戦力をもって市街に突入し、瓦礫と守備隊の屍をさらして首都は制圧
の憂き目を見た。
もはや勝敗の決したなか、収容した多数の市民と共に王城に立て篭もった国王は、
徹底抗戦を主張し続けた。戦況を理解しているのかいないのか、僅かに残る兵に
なおも敵軍の突破を命じる国王は、ついに自らの近辺を警護する近衛のひとりによって討たれた。
100文字ほど縮めてみたが……。もうちょっといけるか?
首都は敵軍に包囲された。
守備隊は街を崩しながらの絶望的な抵抗を続けたが、やがて制圧された。
王城に立てこもった国王は、残った兵に包囲網の突破を命じたが
ついには側近の一人に討たれた。
500 :
499:2006/05/25(木) 18:13:13
>>493 個人的には全然くどいとも思わなかったし、すらすら読めた。
このくらいの説明は全然ありだと思う。
501 :
493:2006/05/25(木) 18:25:11
ありがとうございます。
読者層か、考えてなかったな。
リライトで煮詰めてもらってみれば、確かにまだ詰められる余地はがっつりありそう。
もうちょい意識して枝葉落としていきます。
>>493 くどいとはおもわない。それが必要なら書けばいい。
>>499 >敵軍の街へと侵入を
>自らの近辺を警護する近衛
推敲が足りんな
>>493 誰を主人公にした、どういう事件を描きたいのか?
それらの説明がすべて物語に必要なのか?
という必然性の問題だと思います。
主人公が高級軍人ならば、ある程度状況を知っているので
地の文で首都陥落の状況を説明する必然性が出てきますね。
○○将軍はこういう事情を知っていたから、次にこういう風に行動
したんだよと、いう風に物語がつながっていきます。
主人公が王女や平民なら、細かい状況説明は知らないはずですから
地の文で説明するのはちょっと野暮ですね。誰かがセリフを交えて、
伝聞として説明するような感じにならないとおかしい。
504 :
493:2006/05/25(木) 18:40:25
>>502 ああ、「近衛=身辺警護役」の理解がもしかしたら一般的でないかもと思って
意識してそう書いたけどやっぱり重複だったかな。
やめときます。
>>503 主人公軍人ですよ、ひたすら戦全体が舞台ですよ。
あわわ関羽じゃ、とかそんなノリですよ。
もうここからして自分じゃ無理な気がだんだんしてきましたよ。
素直に一兵卒にしとけばよかったか、けど書きたいのは大局。
ああ、完全な軍記物か…しかも架空となると茨の道すぎる
どんなに小規模でも登場人物は軽く二桁だろ
国が出てくるだろ、兵器だろ、戦術とか戦略だろ
まあ好きな人ならその辺のネタは出てくるだろうけど
1000枚や2000枚は覚悟しないといけないかなあ
それで失敗作なら目も当てられないし、どうだろうなあ
まあ書きたいならがんばれ
>>504 架空戦記で大局を描いて新人賞を狙うのはまず無理だわな。
主人公を設定して、キャラクターを中心とした物語にしないと。
例えば、主人公が戦場で活躍しているシーンから始めて、その局面
は勝っているのに首都が落ちちゃった。さてどうしましょうか。
とかね。
いや、新潮あたりの大賞でたしか昔そんなのがあった気がする
どっちにしろ難しいなんてもんじゃないレベルだし
規模縮小をお勧めする
>>493 ・ 単語に係る形容を独立した文に改める。
> 破壊の大半は、首都であったこの街で最後の戦いを演じた守備隊によるものだ。
> 破壊の大半は、守備隊によるものだ。首都であったこの街で、彼らは最後の戦いを演じた。
・ 指示代名詞を用い、接続詞で分解する。
> 東門から街の東西へ伸びる大通りには、一区画ごとに延々と即席のやぐらとバリケードの防衛陣が敷かれた。
> 東門から街の東西へ伸びる大通り。そこには、一区画ごとに延々と即席のやぐらとバリケードの防衛陣が敷かれた。
一つの長い文を短文に改めれば、一度に入る情報量が少なくなり、
読者の負担が減る。
しかし、負担を減らせば正解かと言えば、そうではない。
作品に関しては、酷評する粗がない、良い文章だと判定した。
作品外の部分の話になるが、作者がどういう定義で「くどい」という表現を
使っているのかが全く判らない。
質問するならば具体的に。
510 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/26(金) 07:14:18
河本って次長課長のだろ。
久しぶりにきたんだが、去年当たりに連載されてた「宇宙戦争」て完結したん?
誰か過去ログから引っ張り出してきてくれないか?
たのんます。
513 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/26(金) 17:11:27
>>493 まぁ、描写しながら説明するという方法はある。例えば、
破壊の大半は、首都であったこの街で最後の戦いを演じた守備隊による
ものだった。
東西の大門は破壊され、大通りには区画ごとに設置された即席のバリ
ケードが無残に焼けている。その周囲には建材とされた邸宅が、骨組み
だけの無残な姿をさらしていた。敵よりも味方を焼いた炎の防御陣の痕
跡からは、油と臭いと共に今も人も焼けた臭いが漂っている。
遠く、王宮には敵軍の旗が風に揺れる。
場当たり的で、それ以上に自分の身をのみを案じた国王は、寄せ集めの
市民で構成された寡兵で大軍に向かい、当然のように負け、無意味に部下
を殺した。そして、最後には立てこもった王城で近衛の兵士によって殺さ
れた。
ってゆうような感じかな。
説明だけだと、くどいとか、殺風景だとか説明調とかって言われるので、
視点になっている人間が見たり考えたりした内容を中心に説明を捕捉し
てゆく。全体が俯瞰できないんで、戦記物には向かないところもあるん
だけどね。
↑リライトで改悪された例
わろす、珍しい現象を見た。
オリジナルが結構整然としてるから
小手先でいじっても悪くなるだけだ。
展開してストーリー調にするならそうとう手入れないと。
酷評お願いします。
そうやってわざとらしく振る舞う事によって、あなたはいつも私を
焦らせているんですね。えぇ、あなたの一挙一動が酷く苛つかせて、
不愉快に思います、鬱陶しく思います。
けれどそう思っている事を、剰え私の存在にあなたは気付いていな
い事でしょう。きっといつも通りに過ごしているつもりでしょうけど、
私にはそれが我慢ならない。だからといって自覚のない人に突然注意
などしたら不自然でしょうし、こちらが変人扱いされるのも堪らない。
だから私はただひたすらに我慢するしかなく、そうした一方的な関係
がずっと、今まで続いていたのです。
あなたは知らない、あなたは気付かない。
私という存在を。
>>493 >中身はほっといて
と言われても、これじゃあ梗概の一部としか読めない。
この内容をつまりは細部を書かなければ、展開力も文章の描写力もわからない。
>>516 「じらせ」と「あせらせ」
「焦らせ」はどっちだかわからない、不親切。
「あまつさえ」、漢文の書き下しじゃないんだから平仮名でいい。
「あまつさえ使い方を間違えてる」 こう使う。
あと電波文は読ませないでほしい。
一部切り出しなら意味のわかる範囲にしれ。
>>517 説明文としてくどいかどうか以外は聞かないって書いてあるじゃん。
展開も描写もしないただの背景説明だろ。
酷評お願いします。
貴方達はどうしてそんなに偉そうなんですか。
現実にはゴミのような存在でしかないくせに。
匿名掲示板だからですか。惨めだとは思いませんか。
私は哀れに思います。
可哀想な貴方。友達がいない貴方。嫌われ者の貴方。
ネットの世界ですら友達を作れずに、匿名掲示板で暴れることしか出来ない貴方。
ああ、哀れに思います。
しかし、同情はいけない、貴方のことを本当に可哀想だと思うから、甘やかしてはいけない、そうでしょう。
だから、私は涙をこらえて貴方に言います。感謝なさい。
「働けよクズ」
偉そうじゃなく偉い人間が居ることを忘れてはいけない
誰も彼も下らなく、自分より愚かだとそう思うのは子供のうちだけにしておけ
同様にこの世界、この社会が至極単純で
自分が容易く理解できるものであるかのような幻想を抱くのもやめておけ
それはただの願望
無意識に自分の脳の中に何もかもを閉じ込めたつもりでも、
その実狭い頭蓋の中に閉じ込められるのは他でもない自身であると気づけ
偏狭な思考は文章に出、読者の失笑を買う
ものを知る人間ほど人間を怖れるって陸軍あがりのばっちゃが言ってた。
まあ、他人を軽んじる奴は同じくらい外からも軽く見えるってことだなぁ。
人物を書く際に考えることだけど。
草むしりをしようと庭に出た。
妻が家を出てからひと月、怠けていた。伸び放題で、さすがにみっともない。
野良の黒猫がいた。クロと勝手に呼んでいる。この猫は逃げない。
濡れ縁の下の皿を見ると、今朝出しておいた餌はあらかた食べられている。
腹はいっぱいのようだ。
頭を撫でてから草むしりにとりかかる。
腰を下ろして、手を動かす。
するとクロが寄ってきた。
足にすりより、手元に寝転がる。
こちらは鎌を使っているので「あぶないよー」と言いながら草をむしる。
クロはごろごろしたり、すりすりしたり。
餌は食べ終わったのだから、もう用はないだろうに。
相手をしてほしいのか、相手をしてくれているのか。
野良猫と二人で草むしりをした。
つ句読点
524 :
約束:2006/05/27(土) 00:09:03
お願いします。
男が1人、夜の街を必死になって逃げていた。息はもう切れ、限界を示していた。
それでも男は逃げなければいけなかった。後ろを振り向くとそこには追手達がいた。
手にはそれぞれ様々な武器を持っていた。
「何でだよ!何であいつら追いかけてくるんだよ。くそ、昨日はあんなに幸せだったのに!」
男は昨日の事を思い出していた。
男は世間で言う所のアキバ系だ。
彼女はおらず、街を歩く時はもっぱら趣味の物を買うために歩いていた。
しかし、その日は違う理由で街を歩いていた。
ネットで知り合った女性と出会う事になっていたからだ。
男はその日を楽しみ半分、不安半分だった。
可愛い子が来てくれたら嬉しいが、もしも、ブサイクが来たらどうしようか。
そんな事ばかりを考えながら待っていた。その時、男を呼ぶ女性の声が聞こえた。
ドキドキしながら男が振り向くとそこには、今まで見た事も無い女性がいた。
525 :
約束:2006/05/27(土) 00:10:17
「あの、すいません、もしかしてネットで待ち合わせしている方ですか?」
「は、はい。」
男は焦って答えた。
「そうですか、よかった。それじゃいきましょうか。」
2人はそのまま街を歩き始めた。
男にとって女性との時間は幸せのみが支配する物だった。
今までの人生の中でもっとも時間が過ぎるのが早いと感じら、
あっという間に彼女が帰らないといけない時間になってしまった。
「それでは、今日は楽しい時間をありがとうございました。」
「いえいえ、僕の方こそとても楽しかったです。」
男は喋りながらまた次に会う約束をどのようにするか考えていた。
色んな事を考えたが、普通に聞いてみる事にした。
男にとってはそれさえもかなりの勇気を必要としたが。
526 :
約束:2006/05/27(土) 00:11:12
「あ、あのですね、も、もしよろしければ、また会っていただけませんでしょうか?」
男の心臓は今にも止まりそうだった。
女性はにっこりと微笑んだ。
「ええ、こちらの方こそお願いします。」
女性の返答を聞き、男の心は喜びに満ちていた。
「あ、ありがとうごいます。」
「いえ、私も嬉しいですから。あ、そうだ。」
女性は何か思いついたように自分がしていた指輪を外し、男に差し出した。
男は困惑した表情で指輪を見た。
「ちょっとしたお遊びで次に会う時までこの指輪を肌身離さず持っていてくれませんか。」
「あ、そんな事でしたら喜んで。」
女性のちょっとした遊び心に男は嬉しくなった。
527 :
約束:2006/05/27(土) 00:12:13
「それじゃ、約束ですよ。この指輪を持っていてくださいね。」
男は女性から指輪を預かると、再び会える日を楽しみに別れた。
翌日、男には意味が解らない状況が始まった。
昨日までの幸せをまだ味わいながら、街を歩いていると人通りが少なくなった瞬間、急に人に襲われたのだ。
男は意味が解らないが逃げないと殺されると思い走り出した。
何とか人がいる所に向かおうとするのだが、そのたびに追手が増え、道を防ぐ。
男は逃げ続けたが、やがて行き止まりに追い詰められた。
「た、助けてくれ。」
涙ながらに訴えたが、追手達は笑顔で男に殴りかかった。
しばらくは男が抵抗する音が聞こえていたが、いずれその声は聞こえなくなり、変わりに肉が潰れる音だけが聞こえるようになった。
528 :
約束:2006/05/27(土) 00:13:02
やがて追手達は止まると男の残骸を色々調べ始めた。
「あ、あった!」
追手の1人が声を上げた。その手には昨日、女性が渡した指輪が握られていた。他の追手達からはブーイングが祝福の声が鳴り響いた。
その夜、女性はパソコンを見ていた。画面には血塗られた指輪が写っていた。
「あ、次はこの人に渡ったんだ。」
彼女はキーボードで言葉を打つ込んでいった。
「指輪ゲットおめでとう!それじゃ、次の獲物を見つけて上手く渡してね。
約束だよ。」
終
句読点?
これだけ簡単な文を連ねればおかしくするほうが難しいわな。
鎌使ったら草むしりじゃなくて草刈りじゃん、くらいか。
内容がないよう。
最後にねこ大好きが付いて縦読みになってたら個人的に満点だった。
>>519 小説というよりも心象スケッチですね。
>>522 小説というよりも日記ですね。
庭はどんな感じなんでしょうか。猫はどんな感じなんでしょうか。
そういった描写が不足しています。
>>524-528 小説というよりも、その前の段階のプロットですね。
個々のシーンをもう少し書き込まないと小説にならないと思います。
>>524-528 >「何でだよ!何であいつら追いかけてくるんだよ。くそ、昨日はあんなに幸せだったのに!」
いきなり説明ゼリフは良くない。こんなこと喋らせずに地で書けばおk。
>男はその日を楽しみ半分、不安半分だった。
その日「が」〜だった、またはその日を〜「にしていた」
>今まで見た事も無い女性がいた。
見たことも無いどんな女なのか書かないと。
美人とかキャワイイとかブサイコとか。
> 。」
×
>「ちょっとしたお遊びで次に会う時までこの
ちょっとしたお遊びって意味がわからない。
ああお遊びですか遊び心がありますねって滅茶苦茶な流れだ。
おまじないでもなんでも、だまくらかして持たせる手管くらいちゃんと考えておかないと。
で、オチはなにこれ。
笑いどころがわかりませんでした、読解力不足ですね。
いやマジでなんだこれ。
533 :
519:2006/05/27(土) 00:40:01
あのぉ、酷評をおながいします^^;
>>533 「小説になっていない」という最大級の酷評をされているわけだが。
>>534 うん? ^^;
どのレスにそう書いてあるんですか?
537 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/27(土) 02:17:07
このスレに棲息している気違いをどうかこちらで引き取っていただきたく存じ上げます
540 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 06:19:11
>>537 話は面白い。
ただし表現が単調だな。
1000文字にまとめてきららにでも投稿してみればいいよ。
最終選考にも残らないと思うけどな。
先輩がた、酷評よろしくっす。
雨が降る夜、傘も差さずに少女が独り歩いている。
制服姿をみるに、都内のどこかの高校生らしい。
夜遊びをしている風ではなく、部活帰りという様子でもなく、塾帰りの途中といった体でもない。
うつろな表情には精気がなく、また活力もない。
すれ違う夜の男たちの声や姿は映っていないのか、焦点はただ路面に向けられている。
強引な軟派師が少女の目の前に身を差し込んだ。
反射的な仕草か、少女の足が止まる。
そして、目の前に立ちはだかった男を見上げ、
「―――」 ただ無言。
男はそこに何を見、何を感じ、何を察したのか。
やや怯えを含んだ愛想笑いを一つ払い、男はそそくさと身を避けた。
帰りたくない、と少女は思う。家には帰りたくないと。
何故か。
アレ(兄)がいるから、と。アレとはもう、居たくない。アレとはもう関われない。限界だと少女は思う。
父母は。
顔も見たくないと。声も話も聞きたくないと。あの、猫撫声で救いを説かれることはもう厭だと。
友人は。頼れるツテは。
先生も、友達も、近所も、病院も、警察も、誰も彼も。身内すらもアテにはできないのだと。
終わりだと、少女は思う。確信でも気の迷いでもなく、そう思ってしまった。
独り切り。
精神が肉体を支配すると言うならば、少女はすでに歩く屍鬼になっている。
こころは磨耗し、からだは磨り減る一方。
骨身は軋み、心血は凍え、魂の出血は収まるどころか壊死していく。
死のう。もう終わってしまおう。
自らの幕引きを意識した時、少女は自らの半生を走馬灯によって振り返った。
けれども。
幸せだったはずの思い出は消え失せ、暖かな温もりさえも思い出せない。
脳裏に過ぎるはアレ(兄)のコト。すべてはアレに侵され、台無しにされていく。
そこに感じえたのは悲しみか、あるいは憎しみか。
どうでもいいと少女は思う。もはやどうでもよく、どうしようもないものなのだと。
空には雨。地には泥。少女は独り。
少女は、ためらうことなく足を車道に向けた。
雨の夜に行き交う車は少なく、少女の身投げはすぐには果たされない。
誰も少女を引き止めたものは居らず、見向きすらしなかった。
不意に。――がらん、と。
錆び付いた音色が少女の耳に鳴り響いた。
耳慣れぬ音に、少女が立ち止まる。なぜ足を止めたか、少女自身も定かではない。
朽ち果てた鐘の音のような響きに、朽ち果てようとしていた身体が反応したのかもしれない。
音は一度。二度は鳴らずにいた。
音を探るように、少女は面を上げる。求めたものは音か、形か、存在か。
茫漠とした気持ちのまま、少女は辺りを見回す。何の変哲も無い、いつもの街。いつもの背景。
だというのに。
そこには、見覚えのない、寂れ果てた教会が建っていた。
見ると、灯りはない。人がいるような気配もない。しかし扉は開いている。
内に覗かせる暗闇は、まるで少女を誘っているかのように蠢いてみえた。
不気味な様である。けれども、少女は孔に落ちていくかのように、その扉へと吸い寄せられた。
何の思いも浮かんでこない。恐怖や、疑い、何も考えられずに少女は歩く。
途中、路傍の石段か誰かにぶつかったような気がする。何も感じなかった。
どこか夢のような――ともすると悪い夢のような――心地で少女は教会の内に踏み入った。
目の前に広がる闇、闇、また闇。そこには外灯すらも差し込まず、一切の光明が途絶えていた。
ああ、悪い夢だと少女は思う。あるいは、すでに車に跳ねられ死んでいるのかも、とも。
それでもいいやと投げやりに思う。行く末が真暗などこかでも、アレの所よりはましだろうと。
何かにつまづき、少女は前のめりに転んだ。
不思議と痛くはない。ひざを打ち付けたような気がするが、擦り剥けたりはしていないようだ。
起き上がるような気力もない。少女はこのまま意識を消そうとし、
「誰何はせぬが、そこで寝られると私が困る。出て行けとは言わぬ、外で寝ろ」
シュ、ボ。の音に続いて生まれたちっぽけな灯りが少女を照らし出した。
タバコの灯だ。直径1cmにも満たない小さな灯りが、声の主をも浮かび上がらせている。
サングラスで眼を覆った、不機嫌そうな黒い神父が居た。
「―――」 少女は言葉なく、タバコの灯りの方を見やる。
「ふむ? これまた随分若いのが来たものだ。信心深いのはけしからんが、いい眼をしている」
神父はタバコを一つ吹かし、
「娘、運が悪かったな。そして幸いなことだ。生憎神のご加護は売り切れだが、悪魔の呪いだけはたんまりあるぞ」
神父の言葉に少女が身じろぐ。ほんの微かに、身を堅くして。
「薄汚れた娘よ、うら若き乙女よ。汝、■■を観たな?」
とりあえず以上ー。微妙な早朝で自然なテンションになって意味もなくwktk
544 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/27(土) 06:50:46
>>541-543 少女のいる場所の描写がない。
繁華街なのか、夜のオフィス街なのか。それとも別の場所なのか。
>アレ(兄)がいるから、
(兄)がNG。おまいは梶原一騎かと。
>アレ(兄)がいるから、と。アレとはもう、居たくない。
>アレとはもう関われない。限界だと少女は思う。
>【父母は。】
>顔も見たくないと。声も話も聞きたくないと。あの、猫撫声で救いを説かれることはもう厭だと。
>【友人は。頼れるツテは。】
【 】の部分が変。
全体的に心理描写がくどい。
少女の外見や街の雰囲気、天候などの客観描写をバランスよく配置しないと
読むのが辛い。
>制服姿をみるに、都内のどこかの高校生らしい。
と書いたすぐ後に
>強引な軟派師が少女の目の前に身を差し込んだ。
とある。
統一するなら男も外見から書けばいいのにいきなり軟派師。
「制服姿をみるに〜」がもの凄く白々しい書き方になる。
まあ、そのあと内面描写入るし制服姿〜の書き方は止めたがいい。
この後も、わざとらしく客観的な書き方をしたかと思えば主観的になったりしてる。
自分のものでない節回しをどこかから真似て使ってるようにしか見えない。
>アレ(兄)がいるから
わざわざ指示語を使うなら括弧で説明するな。
先に兄を出すか伏せてしまうかどっちかにする。
>独り切り。
なんの必殺技ですか。「きり」は「切り」じゃない。
>歩く屍鬼になっている
いや屍鬼は歩くものだ。化け物だから。
歩かないのはただの屍。
>出血は収まるどころか壊死していく。
治まる。それに「出血が治まる」と壊死は逆の関係に無い。
「どころか」は適当ではない。
「出血は治まらず壊死して」と普通に書く。
>なぜ足を止めたか、少女自身も定かではない。
少女自身「にも」定かではない。または少女自身「にとっても」定かではない。
どっちにしても「止めたか」で一度切ってしまっているので
「理由は定かではない」と主語を再度置いてやらないと不自然になる。
置きたくないなら「なぜ足を止めたかは、少女自身にも定かではない」とする。
>何の思いも浮かんでこない。恐怖や、疑い、何も考えられずに
もうちょっと言葉は選んだほうがいい。恐怖なら何に対する恐怖か、疑いなら何に対する
>>541 簡潔・的確に書け。この程度の文章力でうまく書こうなんて1年早い。
リライトスレに貼って他人ならどう書くのか参考にしたらいいよ。
何も思い浮かんでこないんだから、あえて対象書かないほうが雰囲気あるよ。
説明しすぎればいい、てもんじゃない。
ここってラノベ用の文章はアウト?
ラノベの定義も曖昧なのにそんなの気にせんでよろし
ここに投下されるのもラノベでないと断言できるものなんて滅多にない
ただし富士見や角川の通過ライン程度の文章だとケチをつけられる
全体の良し悪しはここじゃどうあっても見られないから
ラノベとしての出来はわからんよ
だろうな
所詮自分の言葉じゃ誰の真似したってなきゃイタくなるだけなのに
いやあれを真似したがる時点で根っからイタイけど
うへ、ハズカチー
自分の言葉じゃなきゃ誰の真似したって
西尾とか奈須とか読んだことないけど、さすがに
>>541みたいってことはないだろ?
>>556 いや、マジであんな感じ。
美文を意識したような雰囲気がクリソツ。
とくに奈須は
>>541並に間違った文章を書いてたりする。
誰でも誰かから影響を受けてるもんだが
「誰っぽい」ってのがモロわかりなのは駄目だな。
簡単に底が割れる。
>>556 生魚に例えるなら常温で三日ほど放置すれば
>>541みたいな感じになる。
文が死んで変な臭いがしてる。
的確すぎてフイタ
西尾も茄子もたいがい生臭い文章だけど鮮度がいいからどうにか食える
劣化して酷いことになってるのが
>>541 初心者がナマモノ扱っちゃ駄目
乾パンを書け
へええええ。このスレ、どうも「美文を意識したような雰囲気」の文章ばかり
目につくとおもってたら、そういうことだったのか。たぶんひとりで貼ってる
とおもってたけど、そうでなかったらこわいなー。
物書きになりたいなら、ラノベ以外のものを数多く読まないとな。
ラノベはジャンルとして特化したものだから、ラノベだけ読んでると
文章が下手になる。
むしろラノベが良いと思う
難しいの好きな奴は素人の癖に使えない表現ばかり使おうとするからね
>>562 まともな本を読んでれば突飛な表現を使おうとはしないでしょう。
その上で量を増やしていけば、自然と適切な言葉選びが身についてくると思う。
ラノベってのは、一般には通用しない変な表現とか用法が許されるジャンルなんですよ。
だからラノベばかり読んでると言語感覚が狂ってきます。
野球でいうと、球を投げる基本はオーバーハンドです。
サイドスローとかアンダースローとか、野茂のトルネード投法なんかは
基本ができてからやることなんですね。
最初からトルネードの真似をしても上達が遅れるだけでしょう。
>>野球でいうと、球を投げる基本はオーバーハンドです。
>>サイドスローとかアンダースローとか、野茂のトルネード投法なんかは
あれれ〜〜??
>>まともな本を読んでれば突飛な表現を使おうとはしないでしょう。
564さんはラノベじゃなくて、もっとまともな本読んだほうがいいね(笑)
ラノベかどうかなんて、小さい枠のことで揉めても仕方あるまい。
小説ばかり読んでないで絵画、音楽、映像などあらゆるメディア
に接するべき。
>>564の例えを「突飛な表現」とする566の感覚はちょいとわからんな。
まあ、ただの煽りだろうが。
本人乙
×オーバーハンド
○オーバースロー
ということかと。
プロの作品も波があるからね。
読書するなら○○賞受賞みたいなものを読んだほうがいいよ。
最初からサイドでもスリークォーターでもやれるよ
オーバースローが自分に合うっていう人数が多いだけで
アンダーはさすがに体ができてないと無理だが
というか純粋なオーバースローよりスリークォーターの人の方が多いんじゃなかたっけ。
575 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 23:12:40
>>574 確かに酷いね。
ラノベ作家が作家として認められない理由がわかったような希ガス
>>574 酷いな。
けど、なんかその文章って三人称じゃなくて一人称にも見える。
実況してる人がヘタレならそういうのもアリじゃないの?
たった一人見ただけですべてのラノベ作家がダメだと思えるその思考スゴス
>>574 ラノベ好きから言わせて貰うと、ラノベでもそこまで酷いのは珍しいよ
西尾ですらここまで馬鹿な文章は書かない
どうだろ
ゲームシナリオってラノベよりさらに一段と本来の小説から遠ざかってるし
ぶっちゃけセリフあればト書きすら無くても成立するんだよね、絵あるから
そんなわけで引っこ抜いて書き出してもあんまり比べられんとおもおよ
とシナリオで小銭貰ってる俺がフォローする
ラノベでもピンからキリまであるからな。
乙一と奈須が同じラノベ作家に分類されてるのは凄い世界だと思う。
>>576 三人称と一人称を分けて書くことが出来てないんでしょ
というか、主語がコロコロ変わりすぎ
>>576 一人称にしては視点の主が知る以上のことを書いてしまっているね。
三人称の地の文で「殴られた……?」とかもアリエナス。
>>577 ラノベ作家が全部ダメだとは言わないけどね。
>>574 こんなのを商業出版しちゃうんだからジャンルとして格下に
見られても仕方ないってこと。
フェアじゃないので、ラノベ側じゃなくて売れていて文章がヤバイ例も出してください。
587 :
585:2006/05/27(土) 23:31:20
>>581 例えるならイチローと中村玉緒が一緒チームで野球をやってるような感じか。
ラノベって包容力のあるジャンルというか、節操のないジャンルというか……。
待て、待ってくれ、おまいらラノベじゃねーよこれ
ゲームのテキストは立ち絵CGっていうスゲー便利なもんがあって
主語主観の切り替えをかなり頻繁にやっても全然オッケーなんだ
単ピン小説ではちゃんと書くよ、マジだよ
書いてる、俺ちゃんと書いてる
>>552 「あの容姿+ババア言葉の少女」だけで萌えスレが展開してた時期があってな
ごめん誤爆した
校正通ってないねこりゃ
講談社はネト小説そのまま通したの?
>>593 >『行儀よく同じ高さのビルが道に並んでいる。
>ビルの表面 は一面の窓ガラスで、今はただ月明りだけを反射していた。』
酷いな
ビルを道に並べてどうするんだw
ある程度の義務教育を受けた中学生に文章書かせた方がまだマシな文章書くよ
>>589 いくらゲームだからって、CG表示ごとに視点(主観)が変わられたらタマランのだけど。
つか、1シーン中に何度も視点(主観)を切り替えてるゲームなんてオレは知らない。
特に基本が一人称なら頻繁に変えちゃいかんと思うぞ。
597 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/27(土) 23:51:51
>>593 つうか、そのサイト読みにくいんだけど(泣)
小説でもサイトでもなんでもいいけど、せめて読みやすくしてくれよー。
ビール飲んでても理解できるようにしてくれよー。
>>594 全部がこの調子なら全部校正しなくちゃいけなくなるんじゃない?w
この文章で金を取るなんて犯罪すれすれもいいとこだな。
なんで二回も同じアドレス張るの?
なんかだんだん変な臭いがしてきた。
この流れで晒す猛者はいないのか?
このスレで慣れちゃったせいか
>>593読んでもたいして違和感なかったw
てゆうか、「頭が悪いとしかいいようのない議論」で確かに論理が破綻してる
のはそれとして、文章としてはこれくらいありだよ?
『志賀直哉はなぜ名文か』(祥伝社新書)読めばこんな文はいくらでもある。
正確ではないけど、歪みが奇妙な味わいを感じさせる文。
志賀直哉並にうまいとは思わないし、好きでもないけど、そんなむちゃくちゃ
いわれるほどだとは思わん。おおむね許容範囲内。
ただ、素人がマネするのはいかん。部分だけマネしてもグロテスクな文章
にしかならないし奈須信者としか見られない。マネして酷評されたからここは
ラノベは駄目なのとか馬鹿なこといわないように。
奈須きのこの『空の境界』はかなり好きだけど、とにかく読みづらくて困った。
忘却録音のあたりは、独自のナゾ哲学の毒気もあいまって、もう理解不能。
独特の味があるとは思ったよ。
ラノベの売り上げの三割は表紙と挿絵
ラノベの売り上げの三割は設定と内容
ラノベの売り上げの三割はマルチメディア展開による流入
文の上手い下手なんてどーでもいーですよぶっちゃけ
小説とは言っても他とは読むところが違うますよ
上記三つのうち二つが満たされてれば数万から数十万部は確実に売れるですよ
漫画的なネタ出しが出来れば勝ちですよ
>>603 志賀直哉は、徹底的に無駄を排除した文体で、若干説明不足な面があるから
歪みはあるように見えるだけで、文章の基本構造はしっかりしているのよ。
奈須きのこは単に言葉の意味を知らないだけ。
最近はラノベでも奈須ほど下手な奴はそうそういない罠。
>>605 一般小説では、
帯のキャッチコピーの集客性、広報の実力、映画orドラマ化ってとこだよな。
内情は変わらんと思われ。
世知辛いと思った奴は純文へ行け
まぁ、劇団ひとりの小説も結構売れているみたいだしな。
文章力=セールスではないわな。
ただ無名の新人なら文章力でアピールするしかないのも事実。
がんばりましょう。
文章力よりは発想で押したい
発想がヘボいのはどうにもならん
>>606 言葉の意味も知らないだけじゃなく、文法も知らないと思われ
>>610 文章力に拘らないならこのスレに居る必要はないのでは?
613 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 02:29:33
散文…いくよ…
614 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 02:31:20
首の長い女がゆらゆらゆらぼくは泣く泣くカッター握る
掌汗ばみ、ぬるりべたり
ゆらゆらゆらりゆらり
くびはのびゆく
「ヤルコタワカッテイルンダロ」
ぼくの背中に両手をあてて
優しく囁く黒い影
わかっていますと無言で頷きぼくはがたがた首はにゅるにゅる影はぼそぼそ窓はがたがた
袖をまくって女をながめて刄を見つめて手首を睨んで
ざっざっざっざっざっざ
じょわ
血わおいしい
今日の仕事は終わりだね
秘密の引き出し白いシャツ
飛沫を散らせば夜の爪痕
読みにくい
ポケモンのセリフの書き方を勉強して来い
616 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 02:57:19
「お部屋をお連れします」等、時折おもいがけない誤字を残して、
それが逆に人気になる事がある。
……今日も書けなかった。
それは言葉ではなく想いである。
男は、意味も無くキーボードを叩きながら、今日の日を振り返ってみる。
ああ、思い出すまでも無く無駄な一日だったなと、そう思う。
彼は小説家志望であるが極度の遅筆であった。それも一定ではなくムラが酷い。
書ける日は一日に何十枚も書ける日もあったし、しかしそれは稀なことで、
一行すら書かないうちに一日が終わるというのが彼の日常だった。だから、遅筆なのだ。
彼には、根気というものが存在しない。
鉄の伝導率と、こんにゃくの硬度を併せ持つというのが彼である。
だから、小説家なんかには本当は向いていないのかも知れなかった。
男には、その自覚はあったから鬱なのだ。
このままじゃダメだとわかっても、しかし、やめようとも変わろうともしないのが彼である。
そんなことだから無理なんだと思っても、やはり彼は変わらない。
それは、もしかしたら今の生活が彼にとっての幸せであると言うことかも知れなかった。
カチカチカチ
カチカチカチ
お前のせいだと言わんばかりにパソコンを一睨みすると、
彼は慣れた手つきで白いマウスを叩いていった。
インターネットブラウザを開き、『お気に入り』のサイトを開く。
『貴方の文章を真面目に酷評します』
しかし、彼は自作の小説をここに投稿するつもりはない。
もう、散々だ。
それが小説家に向かない根拠になったとしても、彼は二度とここに投稿するつもりは無かった。
なら、何故ここへ来たのか。
簡単である。酷評側に回るのだ。
見知らぬ人間の書く小説を、高い所から叱責するというのは心地よい。
それも、自分よりも上手な人間に対してならば、なおさらだ。
逆に、自分より下手だと思う相手に対しては優しくするのが彼である。それは優越だった。
「うふふははは……っ」
健全な人間が、小説を書くのが好きだから小説家になりたいと言うのなら、
彼がいまここで酷評をすることは健全なのだ。
それが、人からすれば気持ち悪い物だったとしても、彼は心地よいから、笑うのだ。
そういうものを幸せと呼ぶのかも知れなかった。
>>618 酷評されて悔しかったの?
下らない真似をしないで、作家志望の鬱屈みたいな感じでしっかりと書いてみれば?
あ、それと「カチカチ」は幼稚な印象を与えるから削除したほうが良いよ。
621 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 05:51:07
>>618-619 マジレスするけど、面白いと思うよ。
部屋の状況描写が入れば物語の冒頭シーンとして及第点になると思う。
文章のリズムも悪くない。
>>618 省略しちゃいけない主語や描写の省略が多い.。
ここの人間に宛てたのなら問題ないが、
っていうか自分でも意識無意識でそうしてるから
小説としては不親切な文章になってる。
と同時にいかにもここの人間を意識してて鬱陶しい。
褒められたければ「無理矢理褒めるスレ」にいけばいいのに。
どっかこっかいいとこ見つけてくれるよ。
たいした実力もないのにここで褒められようなんて虫がよすぎる。
実力があっても褒めるのはスレ違い
良い部分は「問題ない部分」としてスルーすべし
625 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 12:31:13
>>618-619 上手だね
これが神視点って奴だよね? 書ける人間が書くとすごく良いんだね
626 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 12:52:05
省略しちゃいけない主語がどこにあるのかと…
むしろ「彼」をもっと減らしてもいいのでは?
暗喩を散りばめれば幻想小説にもなりそうだニャー
ただ
>と、そう思う は余計だね。発話じゃなきゃ思うしかないわけだし
「思う」って書きたいならそれこそ主語があった方がいいヅラ
>>618ー619
おぅおぅ喧嘩売ってんのか??
と、気を引く意味でも掴みはおk。いっそ冒頭に持ってきてもよかったね。後半に出すのはいやらしい
心理描写が中途半端で全体的に味気ない。主人公の心象を表すような小道具の描写が欲しい。次作に期待してる。
と、昨晩病んだ散文投げ込んだ俺が言ってみる
>それも一定ではなくムラが酷い
これは普通の人が読むとなんのことだかわからない。
「執筆のペースが」一定ではないときちんと書かなければならない。
「遅筆」との重複と思うかもしれないがそれは違う。
「執筆のペースが遅く、それも一定ではない」と書くべきところを
遅筆という単語にこだわりすぎてる。
>書ける日は一日に何十枚も書ける日もあったし、しかしそれは稀なことで、
あったしの「し」と「しかし」は矛盾してる。
あった「が」とするべき。
>だから、遅筆なのだ
とまた遅筆を使う。
その前に、「遅い上に一定ではない」と書いたのに
「一定ではないから遅い」という形に変えて再度書き直してる。
>鉄の伝導率と、こんにゃくの硬度を併せ持つというのが彼である。
なにを言ってるのか。
一般的でない比喩を用いるなら必ずそれを具体例に対応させなきゃ
作者が勝手に「俺上手いこと言ったなウフフ」の自己完結で終わる。
>だから、小説家なんかには本当は向いていないのかも知れなかった。
当然のように完結するな。
小説家がどういうもので、この男の性質と照らし合わせてどう向いてないのか書いていない。
>やめようとも変わろうともしないのが彼である。
省きすぎ。
「執筆を」やめようとも、「執筆に取り組む姿勢を」変えようともしない。
>「そんなことだから無理なんだと」
ここも何が無理なのか書かないと。
>『貴方の文章を真面目に酷評します』
「素人が自作した文章を投稿し、その問題点を他者が指摘することが主旨のインターネットサイト」
ときちんと書かなければこの後の意味がさっぱりわからなくなる。
>もう、散々だ。
そう思う理由が書かれてない。
>それが小説家に向かない根拠になったとしても
ここは本当に意味がわからないな。
「それ」とは「酷評を怖れて投稿をやめる」ことか?
だったらそう書け。
>なら、何故〜簡単である。
このくだりは全く不要。というより不自然な文章展開。
「投稿しない=そこへ行く理由が無い」という前提を勝手に作ってしまっている。
「投稿するつもりが無く、もっぱら酷評側に回った」
>自分よりも上手な人間に対してならば
「文章が」上手な人間。
>それは優越だった。
日本語として間違ってる。
自分より文章が下手な人間と比較した自分の相対的位置を示すのが優越。
「優越感から生じる精神的余裕」
>健全な人間が〜健全なのだ。
論理展開が滅茶苦茶だ、ほぐそうと思ったがほぐれん。
「健全な人間」が「小説を書くのが好きだから小説家になりたいと言う」
えーと、「小説を書くのが好きだから小説家になりたいと言う」ことが「人間の健全な精神活動」か。
こうすれば「彼がいまここで酷評をすることは健全なのだ」に繋がるわけだ。
>それが、人からすれば気持ち悪い物だったとしても、
気持ち悪いそれとは何か悩むな。
「心地よい」から笑うのに気持ち悪いはないだろう。
酷評することが気持ち悪いってのは健全と書いたんだから違うよな。
まあ、「笑う」にかかるんだろうけど。悪筆。
興味があれば読んでみてください。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1147578008/ 内容はこんな感じになってます。
【人権を無視した皇太子の非道】
前回述べた、報道業界が遠慮する程の人物。創価学会を母体とする公明党に影響を与える程の人物とは、言うまでもないだろう。
皇太子徳仁殿下である。
マスメディアに露出するときは平静を装っているが、この皇太子、その実態はとんでもない人物のようだ。
以前、この皇太子が侍女を愛人にしている噂があると書いたが、どうやら本当らしい。
しかも、側室などという生易しいものではない。
まず、皇太子の好む女官をリストアップする。そしてその人物を愛人とするのだが、その前にこの女性には、ある処置が施されるのだ。
その処置とは、不妊手術である。(以下途中略)
この手術が恐ろしいところは、永久避妊法であり、後に妊娠を希望するようになっても妊娠能力の回復はほとんど不可能なことにある。
つまり、これらの女官は、永久に子供を宿すことはできないのだ。
日本においては法律により、不妊手術は数人の子供を有す夫婦が、母体の健康度が著しく低下するおそれがある場合に限り、本人並びに配偶者の同意を得て行うことができると定められている。
皇太子自らが、このような犯罪に荷担しているのである。
日本の皇室は、側室制度を認めていない。だからといって、立場を利用して子供が生まれないように女性に不妊手術を強制するなど、許されることではない。
側室は世論が許さない、かといって愛人は欲しい。子供が生まれれば、それが公になる。
隠すためにはどうすれば良いか、と考えて至った結論なのだろう。
だが、いくら皇室だからといって、このような人権侵害が許されるはずがない。
ましてや、現在の日本の法律では禁止されていることなのである。
或いは、皇太子妃の影響かもしれない。
(以下省略)
それから、内容も読まずに陰謀論者や電波やらお花畑などと決めつけるのは朝鮮人工作員のよくやる手口です。
あなたの目で直接読んでから判断してください。
これ酷評すんの?
フィクションと認めない姿勢は時事ネタだな。
ノンフィクションの形を取ったフィクションにする場合でも、
侍女とやらがどこぞの週刊誌に暴露した云々みたいな根拠を用意しないと成立しない。
ノンフィクションのつもりなら論外だけどそれはないな。
ま、あなたの書いた「文章」酷評しますだからな。
ただ、「書いた」やつじゃないとまずいんだけど…コピペはやめようよ。
でも情報dくすこ
「どうして801なんかに染まっていたの?」
「だって…」
「言ってくれよ、もう隠し事なんて。」
「イクナイ世の中でしょ?」
「ん?ん…」
「麻のごとく乱れててね」
「そうだな」
「男子と男子が絡んでるのが好きな女子なら、罪深い男子は遠ざかるわ。
そうじゃなくて?」
「……アー……ィー……」
「おなのこは恋心を守るためならなんにだってなるんだよ」
「……ゥー……ェー……」
「ちょっとは省みなさい!^^」
「オー…」
=== === ===
「…てなことゆうからマジウケしてたのにょぉ!!なんですかこの
同人誌の山は!」
「てへw永らく染まりすぎたかちら☆キャッ♪」
「ゴルァヾ(*`д´)y━・~」
「かわいいダリン ちゅ♥」
「デレッ ってコラ!」
「きゃほほ〜ぃ!!」
「いけませんでございますぅ〜!!」
キーン キーンデゴザイマスゥ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
それから 散文いくよ・・・のあんちゃん。
散らかったノリの文章を「散文」だと思ってないかい?
ハズレではないんだが、「韻文」でなければみんな散文なんだよ。
だから今俺が書いているのも散文だし、このスレに散文でない文章を俺は
見かけたことがない。苦しいが天才の「ぎゃろっぷ」がスレスレで
ひっかかるかかからないかってところだ。
そういうことなんでね、まぁ、覚えていていいと思う。
639 :
618:2006/05/28(日) 19:42:04
やったです><
催促しなくてもレスが貰えたです><
アントです><
*:アントです→蟻です→ありです→ありがとうです→参考になる意見をありがとうです
しかし、そんな彼の幸せの日々も、何の障害が無いわけでもなかった。
今日も投下された文章を、ひたすら勝手な尺度で評価する。酷評だ。
だがここは、『あなたの文章を真面目に酷評します』なのだから、それで良いはずだった。
感謝こそされど、文句を言われる筋合いは無いのである。
褒められたければ他へ行けば良いというのがこの場所のルールだった。少なくても彼はそう思っていた。
だから、今日は障害があった。
「貴方達はどうしてそんなに偉そうなんですか」
モニターに映ったその文字は、彼にとっては不快なものだった。
名指しされてる訳でもないのに腹を立てるのは、
偉そうにしているという自覚があるということかも知れなかったが、偉そうにして何が悪いと彼は思う。
だが、それは反駁の言葉としては不適切だ。
正論を言っていると思っている人間にどれだけこちらの正論を並べても、それは無益というものだった。
言い返すならば、相手の隙に付け込まなければならない。
確固たる答えの無い問題では、どうやったって自分が正しいと証明することはできないのだから、
ならば論破するには、相手が間違っていると、照明するしかないのである。
言葉の中から矛盾を探して、粗を探して、相手が言い返せ無いように、言い返すのだ。
「偉そうにしてるつもりはないです><
僕には貴方のほうが偉そうにみえます><
貴方はどうしてそんなに偉そうなんですか?(笑)」
──勝った、そう思った。
相手の敗北の言葉を聞くために、彼はひたすら『更新ボタン』を連打する。
このひとときこそが幸せなのだ。
しかし、ブラウザに新たに読み込まれた文章は、彼を喜ばす内容のものではなかった。
「醜い人間を諭そうと思えば高圧的にもなる、傷つかせてすまなかったな」
その言い様は、確かに偉そうであって不快だった。
しかし、それを意図して書いてあるのだろうと思えば、素直に怒りを沸かせられない。思う壺という物だ。
もしかしたらこれは『釣り』というもので、『からかう』という行為なのかも知れなかった。
だとすれば、冷静を装って反論せねばならないというのが『この世界』である。
むしろ、相手をからかうのだ。
『醜い』などという直接的な言葉で卑下する人間は、幼稚な人間だと相場が決まっている。
上手い人間は、そういう言葉は使わない。
反対に褒め言葉を使って、相手をけなすのだ。
彼はそれを試す気になったがそこまでの技量は持っていなかったから諦めた。
こういう討論は時間が勝負である。
後でどんなに良い言葉を思いついたとしても、タイミングを逃せば意味は無い。
思いつかなければ、早急に別の言葉を考える必要があった。
『『未熟な』人間を諭そうと思えば高圧的にもなる、傷つかせてすまなかったな』
相手の言葉を弄った返し文句は、煽り合いでの上等手段ではあったが、今は使えない。
『偉そうにしているつもりはない』と書いたしまったからだ。
この可能性も諦めて、彼は別な言葉を探すことにした。
「いいよ^^ 許す^^v」
『送信ボタン』をクリックすると、彼は思わず拳を突き上げた。
ガッツポーズである。
……これは腹が立つ、と自分でも思うのだ。
人は、自分より低脳だと思う人間から見下されると腹が立つ。
それを逆手に取って最高に利用した発言である。
そもそもにして、そういうことがこの討論の始まりだったから、最高の返し言葉だとも思えた。
──今度こそ勝った、そう思った。
しかし、再び更新ボタンを連打する彼に待っていたのは、またも不快な言葉だった。
そうやって、エンドレスに繰り返す。
それが他人から見ればどれだけ無益なことだったとしても、当事者にとってはそうではない。
いや、当事者本人がそれを無意味に感じていたとしても、かならず何かを生み出している。
失った対価に値するかは別として、かならず何かを生み出している。
もしもそれらすべてを真摯に受け止めることが出来たなら、彼は小説家になれるのかも知れなかった。
しかしそれが出来ないからここにいる、というのが真理であれば彼に未来は無いのかも知れなかった。
そうではないと、私は、信じよう。
きっとねぇ、あれだよ。
言葉は揺らいでいちゃ、使って貰えないのさ。
確かにこうだ、と言い切ってもらわないと、それに従おうなんて思えない。
それでもなお揺らぎは残るから、それをつっついて文章史が出来るのだろうね。
いつか言葉の要らない世の中は訪れるだろうか?それは理想郷だろうか?
俺は言葉には残ってほしいけれどね。「事の端」。幹や枝ではないのかも
しれないが、緑が眼に眩しい、枯れ葉が心に綴る、そんなものさ。
>何の障害が無いわけでもなかった
誤。
>だがここは、『あなたの文章を真面目に酷評します』なのだから、それで良いはずだった。
だから自分の中だけで完結した文を書くな。
なにがどうしてそれで良いのかを書け。
>感謝こそされど
古文法を知らないが故の誤用。
「〜こそすれ、〜ない」という言い回しは受動になることは決してない。
名詞の後にくる「〜こそあれ」、動詞の後の「〜こそすれ」以外の活用形は不適当。
これは古語由来の成句だから動かない。
>だから、今日は障害があった。
何が「だから」なんだかわからない。
>正論を言っていると思っている人間にどれだけこちらの正論を並べても、それは無益というものだった。
何を勝手なこと言ってんだ。
世の中のありとあらゆる議論討論を否定したぞ。
>確固たる答えの無い問題では〜言い返すのだ。
この超俺理論を以って
>「貴方達はどうしてそんなに偉そうなんですか」
>「偉そうにしてるつもりは〜偉そうなんですか?(笑)」
出てくるのがこのやりとり。
「確固たる〜」と全然関係ないんだけどこれはギャグなのか。笑うところなのか。
>それを意図して書いてあるのだろうと思えば、素直に怒りを沸かせられない。
悪筆。回りくどすぎる。
>傷つかせてすまなかったな
そんな日本語はない。
>煽り合い
「相手の怒りを煽ること」という意味の「煽り」は一般的ではない。
2chを含めた一部でしか通じない言葉だから小説では使うな。
>低脳
上に同じ。これは荒木語だが。だんだん馬鹿らしくなってきたな。
>もしも〜信じよう。
ちゃんとどうしてそうなるのか理由を論理立てて書こうね。
はいはい、その辺でね。
行き過ぎた月厨もうっとうしいけど、行き過ぎたアンチ月厨もおなじくらいうっとうしいわ。
レスしちゃった人も、雁首並べて釣られないように注意してね。
648 :
647:2006/05/28(日) 20:45:50
>>647 アンチ月厨なんて644ぐらいじゃん。
あとはまともに批評してる。
というか、644ですらまともに批評してる。
>>618-619,640-642
>>516,519と併せて自己陶酔がひどいです。
キモイです。腐臭がするです。
ソースが2chしかないくせに自分の脳内が世界の全てだと思ってやがるです。
2chに漬かりきった言語感覚で平然と小説書いちゃう2ch畑の2ch野郎は死ぬといいです。
そういう奴らはきっとネオナチの人たちに浄化されるです、臭いし。ハイルヘッタラ。
>>645 偉そうに言ってるとこ悪いが、二度目だから誤字じゃなくて真性っぽいので注意しとく
悪筆と悪文を間違えてないかい
ああ、
>>516と同じか…面白いと思ってるんだろうな
>>640-642 >もしもそれらすべてを真摯に受け止めることが出来たなら、【彼は】小説家に
>なれるのかも知れなかった。
>しかしそれが出来ないからここにいる、というのが真理であれば彼に
>未来は無いのかも知れなかった。
>そうではないと、【私は】、信じよう。
彼と言うのは主人公ですから、ここでいう私というのは「神」ですよね。
基本的に主人公の目線で進んでいるのに、後半は神の目線になっています。
初心者がやりがちのことなんですが、短いストーリーでこれをやると
視点を分かっていないと評価されることになります。
締めでこれをやりたいなら、最初から神の視点で進めて、主人公の内面描写を
しないほうが効果的です。
>>653 最初から神視点で書かれてると思うけど?
神視点っては登場人物の内面も描写されるよ、三人称だとだめだけどね
>>視点を分かっていないと評価されることになります。
>>視点を分かっていないと評価されることになります。
>>視点を分かっていないと評価されることになります。
赤っ恥乙
656 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/28(日) 23:40:36
>>654 最初は神視点ですよね。
そこから主人公視点に移動してます。
そして神視点で締めくくる。
この構成ならば、主人公視点になる必要がありません。
短いストーリでこれをやると、視点を理解していないという評価をされます。
>>655 視点を分かってないというのは、
一般に「下手クソな神視点」に対する評価なんですが。
>>656 最初から最後まで神視点だよ。
「彼を喜ばす〜」とか「彼はそれを試す〜」とか「彼は別な言葉を〜」とか書いてあるじゃんか。
そもそも
>>654の言うとおり神視点は人物の内面描写をするもんだよ。
だから、神視点って言うんじゃん。
キミはまずそのことを勉強しよう、視点についてはスレ立ってるから探すといいよ。
>>657 話がかみ合ってないと思いますけど。
記述方式としての「神視点」と、観察する視点としての「神視点」の区別が
よくわかっていないのではないでしょうか。
神視点というのは、視点が「登場人物+何でも知っている神」のセットなんですよ。
つまり、神視点で書かれていても、個々の文章の主体(視点)は異なるのが普通なんです。
主人公の内面に入っちゃえば、その文章の主体(視点)は主人公になります。
当然ながら主人公が知らないことは書けなくなります。
これはわかりますよね?
主人公やその他の登場人物が知らないことを書く場合には、地の文で説明することに
なりますね。これは「神の視点」となります。
659 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/29(月) 07:36:58
>>368 ありがとう。少し吹いた。
そうなのだ。天才が[ぎゃろっぷ]を書くのである。わははははっ!
馬鹿にしやがって!
ケツ貸せ!
>>369 なっ、そうだろ。催促しなくてもレスは貰えるだろ。
>>208←(この手も苦しくなってきたな。つぎの手を考えよう)
それとあと読解力0でくそ馬鹿アホの>ぢ! 俺はお前のことが大好きだあああ!
今日も、「フランケン河本」思い出してしまったではないか!
お前は、ほんと馬鹿だなあ。なんの描写もしてないのに河本をフランケンと思ったんだよなあ。なんでだろうなあ。不思議だなあ。
お前は可愛いなあ。くそ馬鹿アホだなあ。
そして最後に。
「ぎゃろっぷ」や「河本シリーズ」に題名を付けてくれた奴って誰だ?
俺はアレ等に題名を付けた覚えはない。
いつの間にか付いていた。
著作権侵害わっしょい、著作権侵害わっしょい、著作権侵害わっしょい。
660 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/29(月) 07:42:04
身も蓋もない事を書くようだが、このスレッドに於いて他人の文章を酷評出来る人間が果たしているのだろうかと。
いや、酷評する事自体は可能かもしれないが、言い換えるのならその資格がある人間が居るのだろうか。
どうも勘違いをしている人間が多いが、批評とは単に相手を扱下ろす事ではなく、物事の是非――この場合で言えば文章の良い点と悪い点を見出し、客観的に意見を述べる事である。
酷評と言うからには、ある程度批評の基準が厳しくなるのは頷ける。
しかし、悪い点ばかりを述べた所で、それが果たして批評された人間の文章の向上になるかと言えば、そうではない。
プラスマイナスの概念から見れば、幾ら問題点を修正したところで、マイナスがゼロになっただけに過ぎず、何の変哲も無い文章になるだけだ。
相手の書いた文章に良い点があるのなら、褒めて然るべきである。
悪い点を指摘する事は素人でも出来る。極端な言い方をすれば、自分にとって気に入らなければ何とでも文句が書けるからだ。
しかしそれ以上に、良い点を指摘する事は困難だと言える。
例え全くと言って良いほど良い点が無いにしても、本当に批評をしているのなら単なる辛辣な悪口にはなりはしない。
何も甘やかせと言っているのではない。甘やかされた評価を望んでこのスレッドに書き込んでいる人間など居ない筈であるし、そのような批評が何の役にも立たない事は承知であろう。
だが、無論書き手にも問題はあろうが、良い点も碌に見つけられないようでは批評する人間も高が知れる、という所である。
相手の文章を読み、原義で批評をする事は、実は自分自身の成長にも繋がる。
適切な批評が出来る人間ほど、良い文章を書けるというのは筋の通った理屈である。
何より、評価される側からしても、悪い点ばかり見つけ出されるよりは、一つでも良い点があった方が励みになる。
664 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 10:04:19
>>662 俺よりは巧いみたいだからそんなにいうことはないけど
まだ語彙力不足によるムラがあるね
於いて、居る、幾ら、出来る、なんかをひらがな表記にしないのなら
他の熟語に関しても相応のものを選んでほしいかな
辛辣 に対して 悪口 ではバランスが悪い。
褒めて然るべきである なんかがそこだけ妙にかしこまって見える
こっからは蛇足
誰彼もが上達を目的にしていると決めつけられちゃ困る
いろんな需要と供給があってさ、ドSがいればドMもいるわけで
ノーマルな人にとやかく言われるのはまったく大きなお世話ってもんだ
665 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/29(月) 10:11:11
つぎのスレタイ[あなたの文章表現の才能のばします]とかでどうだろう?
酷評だけじゃなく、良いところもあれば誉めるみたいな……。
その人の才能を殺さず、のばしてあげられれば良いと思う。
もう寝るけど。
酷評には酷評なりの意味もあると思うけどね
一文、一文字に対する高い意識はやっぱり大切だし、
良いところより悪いところの方が自分では気付きにくい気がする
でも「酷評希望」みたいに投稿者が依頼すれば
問題ないかな?
>>662 よかったじゃん、
>>663という君にぴったりのスレがあって
こんなところよりも君のことを存分に褒めてくれるよ
だから
>>663で頑張ってね
ノシ
>>665 次スレじゃなく、[あなたの文章表現の才能のばします]というスレをこことは関係なく立てれば?
そして酷評だけじゃなく、良いところもあれば誉めるようにしましょうとテンプレに入れれば良い。
そしたら662も喜んでそのスレに移動するのでは?
669 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 10:50:29
そんなこといったらまた
>>662みたいなのが出てくるよ
「お前らに人の才能を伸ばせる技術があるのか?」
みたいな感じでさ……
それこそ、ありの巣とかごはんみたいなとこでいいんじゃない?
褒めて貰いたければ褒めスレいけばいいんだし
鼻っ柱折って貰いたいならここにくればいいんだし
褒めて育てるとはいうものの、
けちょんけちょんにけなされて、そっからでしか育たないこともあるしね
自分の才能を伸ばすのを他人に頼っちゃいけないよな。
本当に専門的な批評を聞きたいなら有料サービスが公募ガイドに載ってるんだから
>>662みたいなのはそっちで聞けばいいだろってことで
まあそのサービスも悪い点をビシビシ指摘してくるけどな・・・
どうせ金払うならその方がなんぼか有難いし
>>662 評価に疑問があるならば、張らなきゃいいだけ。
漏れは参考になると思うし、何回か張ってる人の中には上手く
なった人もいる。
評価する側にバラつきがあるのは仕方なし。
その時、星が満天に満ちていたのだが、彼の眼には映らなかった。
闇の日のことである。
太陽だと信じていたその光球は、力なく輝きを失い沈んでいった。
残されたのは闇である。
輝きを失った世界はやがて闇に覆われて、いや、世界は闇を取り戻した。
そもそもにして闇なのだ。
彼は、この真っ暗と広がる光景を、どこか懐かしく感じていた。
(……生まれる前の世界は真っ暗だものな)
しかし、この世界に温かさというものは微塵も感じられなかった。
『生まれる前の世界』というのが母の中だとか天国だとか仮定するならば、それは暖かい世界だと思うのが人の観念である。
だが彼は、この冷たい世界を『生まれる前の世界』だと仮定した。
人は、冷たいところから生まれてくるものだと、そう思うのだ。
それは哀しい発想なのかも知れなかった。
漠然と悲観することではそれが晴れないとわかっても、彼は続ける。
いっそ、世界のすべてが闇に沈んでしまったなら──、
いっそ、光など世界のどこにも存在しなくなったなら──、と、嘆くのだ。
見渡す限り、一面の闇。
眼を閉じても、開いても、何も変わらない。
ゆくあてもなく、どこへ行ったとしても変わり映えの無い闇の世界。
自分の指さえも見えない、自分の声さえも聞こえない。
その時、星は確かに満天に満ちていたのだが、彼の眼には映らなかった。
星が輝いていないわけではない。
彼に光が届いていないわけではない。
彼の思う、見えない、という現象は結局は、感じていない、というだけのことだった。
光はある。星はある。
瞳を閉じても、視力が無かろうと、深淵の闇の中であっても、人は光を見出せる。
太陽が光をもたらすのではない、朝が光をもたらすものなのだ。
彼の夜は、まだしばらくは終わらない。
星さえも輝かない闇の日は、いましばらく続いていった──。
>>673 自答を繰り返すばかりでは心象表現としては薄いです。
もう少し変化が欲しいところでしょうか・・・。
母の中だとか天国だとか仮定するならば
↓
母の中や天国だと仮定するならば
”だとか”を何度も続けないことです。
もし”だとか”を使いたいなら、
母の中だとか天国だとかを仮定するならば
という風に変えてみて下さい。
星が輝いていないわけではない。
彼に光が届いていないわけではない。
↓
星が輝いていないわけではない。
彼に光が届いていないわけでもない。
こういうのも、同じ言葉が続いてしまいますね・・・見落としてましたが。
細かいところを上げるときりがありませんが、それだけまだ整理されていない
文ということで、もう少しご自分で見直してみてはいかが?
>>676 アントです><
しかし、それは敢てそう書いてあるところですね。
ちゃんと読んでらっしゃるならわかるはずですが、
冒頭や「いっそ〜」の部分「光はある。星はある」などのように、あからさまに同じ言葉を連呼してますよね?
そういう表現をしているのです。
そういう表現をするなと言われるのは正しい道筋からの評価であり構わないですが、
それに気付かれず、ただ同じ言葉を並べるなといわれるのは辛いですね。
そういう表現を敢てしているのだと、わかってもらえない自分の技量の低さが妬ましいです。
次は、もっとがんばります><
>>673 >>674 何が言いたいのかさっぱりわからない。
テーマが見えない。
闇闇闇闇しつこすぎ。他の語彙を使え。
>太陽だと信じていたその光球
って結局何だったの?
本物の太陽? それとも主人公の心象風景?
いかにも自分しかわかってない文章だよ。
>真っ暗と広がる光景
こんな言葉は存在しない。
この場合は「真っ暗な光景」が正解。
>自分の声さえも聞こえない。
闇であることと耳が聞こえないことは関係ない。
>朝が光をもたらすものなのだ
世間一般の観念でいえば、太陽が昇るのが「朝」なんだが。
>いましばらく
辞書引け。使い方間違ってる。
あと、「反復はわざとだ」って豪語してるけど、
こんな短い文章で反復を使うのは、ポエムでもないかぎり
ありえない。見苦しいだけ。
最初に書いた文章忘れてまた出してんのかとしか
思われないぞ。
しかも上の文章、一見へりくだったレスに見えて
オマエ実は自信ありまくりだろう。
自分の欠点にまったく気づいてない。
オマエにレスしてくれてる上のヤシらの評価、
はっきり言ってそうとう優しいほうだぞ。
賞に出したら5行で落とされるレベルなのにそれに気づかず
そんなに奢っているようじゃ上達は無理だな。
>ちゃんと読んでらっしゃるならわかるはずですが、
しつこくて悪いが、何様なんだこれ?
「わかんないはずねえだろ」って聞こえるんだが。
おまえの中では100%理解できてても、
文才が追いついてなきゃ読み手は理解できないに決まってるだろ。
少しはその無駄な自信捨ててしっかり人の意見に耳を傾けてみろ。
って書いても、どうせ「そんなつもりじゃありませんでした、
そうとられるのは心外です」ってこっちを否定するんだろうけどな、
オマイみたいなヤシは。
オマイのヘタクソな文章よりも、オマエのその態度が不快だわ。
???
>>そういう表現を敢てしているのだと、わかってもらえない自分の技量の低さが妬ましいです。
>>次は、もっとがんばります><
>>673-674 >>675-676は随分優しく批評してくれてるのに、それでも気に入らないのか?
お前の腐った文書を読んでくれたそいつの批評良く読んでみろ
こんなんで鼻っ柱折れたつもりでいるなよ、お前の糞文書は読む価値すらねぇ
>>678 まあなんだ、こいつは釣り目的なんだろ。
批判した物に文句つけて反応楽しんでるだけだ。
>太陽だと信じていたその光球
多分これは電球かなんかだろうな・・・暗闇の中の電球
>>673-677 態度も不快だけど、
それ以上に文章が上達するどころか逆に下手になってるところがもっと不快。
酷評されたことを全く意に介すこともなく、
思うままに書き殴ってるだけなのがありありと分かる。
流石に酷評するのも疲れてきた。
多分、君は一生このままだと思うので頑張って生きてくれ。
これからは君の文章はスルーするよ。
>>673-674 >彼の夜は、まだしばらくは終わらない。
>星さえも輝かない闇の日は、いましばらく続いていった──。
初心者がやりがちなんですが、語り手の人格が「神」というのは基本的に
やめたほうがいいです。まず成功しませんから。
仮にですが、神話みたいな形式で物語の結末を知っている「神的存在」
を語り手にするならばあまり登場人物の内面に入らないこと。
三人称+主人公視点の場合は、第三者視点から主人公を観察することになりますが
主人公が感じる範囲での記述に限定されます。
>彼の夜は、まだしばらくは終わらない。
というような文章は書いてはいけません。
>>681 被害妄想はやめてください><
大変感謝しています><
怒らせてごめんなさい><;
>>673-674 内容的には心象スケッチですから、一人称で書いたほうが上手く
まとまると思います。
心象スケッチというのは簡単なんですよ。
いくらでも誤魔化しがききますから。
小説で難しいのは、状況や行動の描写なんです。
まず主人公を動かすことから初めてみてはいかがでしょうか。
短文とはいえ、連投するとなるとそれなりに手間がかかるよな。
よっぽど気に障ることがあったのか、粘着気質なのか……。
「はぁはぁはぁッ……」
木枯らしが木々を鳴らす寒空の下、男はがむしゃらに走っていた。
息を切らせ、足をもつらせ、しかし、男は走る。
酷く熱を帯びたその彼の身体は、冬の季節というものを感じていないようだった。
右手の袖口で額の汗を拭うと、再び、前だけを見て走り出す。
何故、彼がこんなにも必死で走るのか。
彼は陸上選手ではなかったし、走るのが趣味という人間でもなかった。
では、何故、彼はこんなにも必死で走るのか。
今日は、彼女とのデートの約束があった。
ただそれだけの理由で必死になれるのは、彼が若いという証拠だったし、
それだけ彼女を愛しているという証拠でもあった。
(……怖いだけだって)
と、いうのは彼の照れ隠し。
確かに、彼の彼女は恐ろしい女ではあった。
待ち合わせに遅刻などをすれば毒を盛る。
赤く染まったハンバーガーや砂糖味のオニギリ、胡椒色のラーメンを食わされる。
だが、それでも別れないというのが、何よりの愛の根拠であろう。
「……遅い」
微笑みを浮かべながら怒声を発するというのは彼女の特技なのかも知れない。
七分は待たされた。
彼が死に物狂いで走ってきたのだということはわかっても、彼女は絶対ゆるさない。それが彼女のポリシーなのだ。
しかし、嬉しいから顔は笑ってしまう。
テレパシストではない彼は、彼女のその内面まではわからないから、彼女の笑顔に怯えてしまう。
(……ああ、きっと恐ろしい罰を考えているんだろうな)
思わず彼は俯いた。気にも止めず彼女は言った。
「さあ、いくわよ」
このデートの行き先に、彼の決定権は一切無い。
こんなに不当な条件なのになんで付き合ってるんだろうと、時々思う。
横に見る、威丈高に歩く彼女の姿は凛々しかった。
それだけが理由だった。
冬だと言うのに涼しそうな水色のワンピース。それに薄手の鈍色のコートを羽織って、軽やかに歩く。
その姿は、必死で走るに値する報奨だった。
だから、彼は黙って歩いた。
背を伸ばし、顎を引き、自分も凛として歩く。
しばらく行って再び彼女の方を向いてみた、相変わらずの笑顔が見える。
(あんまり惨いことを思いつきませんように……)
それだけ祈り終えると、彼も笑顔になった──。
>>687 果てしないバカはいるもんだ。
気にすんな。最初読んだときは自分に言われたのかと思って
オマイとまったく同じレスしようとしたよ。
さんざんさんざんひっぱって理由が「デート」かよ。
前置き長すぎんだよ。市ね。
>赤く染まったハンバーガーや砂糖味のオニギリ、胡椒色のラーメンを食わされる。
砂糖味のオニギリだけ3つの中でジャンルがちげーよ。視ね。
>怒声を発するというのは
怒声っつのは大声で怒鳴ることを言うんだよ。
「…」のあとにひと言呟いて何が「怒声」だ。詩ね。
>威丈高
字ー間違ってんだよ。士ね。
>顎を引き
俯き加減に歩いてて何が凛々しいんだよ。しっかり言葉を
扱えるようになってから小説書け。それと詞ね。
>>692 ><
いたけ‐だか〔ゐたけ‐〕【居丈高】
大辞林でも 「いたけだか」 を検索する
--------------------------------------------------------------------------------
[形動][ナリ]
1 (「威丈高」とも書く)人に対して威圧的な態度をとるさま。「―に命令する」
2 座ったときの背が高いさま。
「偏(かたほ)にものし給はむ人の―に髪少なにて」〈栄花・根合〉
3 上半身を伸ばすようにして、相手を見くだすさま。
「興なる修行法師めが面(つら)やと―になりて申しける」〈義経記・三〉
書いたあとでしまったと思ったが、やっぱり突っ込んできたかw
おまえ相手だと至るところに突っ込み入れたくなってくんだよ。
意味は知ってるから。ご丁寧にわざわざどうもな。
つーかある意味面白くなってきたわ、おまえの存在。
>>694 ><
どせい 0 【怒声】
大辞泉でも 「どせい」 を検索する
--------------------------------------------------------------------------------
おこった声。怒り声。
「―を発する」
>>689-690 >木枯らしが木々を鳴らす寒空の下、男はがむしゃらに走っていた。
>息を切らせ、足をもつらせ、【しかし】、男は走る。
>【酷く熱を帯びたその彼の身体】は、冬の季節というものを感じていないようだった。
>右手の袖口で額の汗を拭うと、再び、前だけを見て走り出す。
一行目はまずまず。個人的には「がむしゃら」はいらないような希ガス。
二行目は【しかし】ではなく、もつらせ【ながらも】のほうがしっくり来るような。
三行目、第三者視点だから、彼の身体が「熱を帯びた」と断定して書いちゃダメ。
「熱を帯びているのだろうか、汗を〜」と言う感じでつなげる。
それと、男の外見の描写が欠けている。
汗を拭く辺りでさりげなく描写できるはず。
697 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 17:21:36
以前(結構前)に某投降サイトにアプしてボロクソに言われて
けっこうトラウマになった作品の冒頭です。
そんなにダメでしょうか?
--------------------------------
蛭子の夜
それ――は、ぬらりと粘液質に濡れていた。
それは塩化ビニルの袋に収められ、形の悪いゼリーのように袋の底に溜まっていた。
生ゴミのようだ。
だが、蛍光灯の光を当てると、半透明の中に幾重もの青黒い筋が浮かんで見える。
細い管が、それの内部を縦横に走り、網の目のような模様を作っている。
その形には見覚えがあった。膝を抱いた小さな肢体。
胎児だ。
堕胎されたばかりの胎児の残骸が、生ゴミのように袋詰めされている。
そして、
――私の子だ……。私が、この物体の父親なのだ……
認識と同時に、胃液が喉までこみ上げて来た。酸性の液体を強引に嚥下する。
何かに乗りうつられたように自分が自分でない。恐る恐るそれに手を伸ばす。小刻み
に震えた歯が、口の中でカチカチという音を立て、唇と舌を切った。
震える指先が、それに触れた瞬間――
どろり、とそれが流動し、崩れた肉の中から未成熟の眼球が現れた。死んだ眼が、恨
めしげに私を見ていた。
私は、声の無い悲鳴をあげた。
698 :
697:2006/05/29(月) 17:22:56
――飼ってあげましょうか?
初めて出会ったとき、沙希はそう囁いて私の唇の中に指を入れた。
細くやわらかい指が、私の舌を弄んだ。舌先の敏感な部分に爪を立て、かと思うと優
しく撫ぜるように口腔の粘液をかき混ぜる。
それは、酷く辛かった。
満腹の赤ん坊が、無理矢理に乳房を含まされたとしたら、こんな風に感じるのではな
いだろうか。圧倒的な優越感と、所有意識が、指先から流れ込んでくるようだった。
夕闇と月光の中、見上げた沙希の顔は美しかった。
それは、私に恐怖を感じさせた。
私には、美人に欲情を感じる要素がない。美しいものを見たとき感じるのは、ただ威
圧感のみだった。それが人間であるある場合には、ことさらに恐怖がつのった。劣等種
である自分と、優性な遺伝子を貰った人間との決定的な差異が、私の心を酷く萎縮させ
るだけだった。
赤いルージュの端をゆがめて、沙希は笑っている。
くすくすと。
嬲るように私の顎に手を当てた。
――どうする?
と言って、沙希は、囁くように耳朶に息を吹きかけた。湿った生暖かい息が、私の首
筋を伝わっていった。沙希は、私が断ることなど出来ないことを、理解している。それ
でいて、あえて答えを求めているのだ。獲物を少づつ痛めつけるように。
私は、最後の抵抗を試みた。
視線を地面に落とした。夜の暗がりの中に、沙希の黒いハイヒールが見えた。私はそ
のまま、心を閉ざそうとした。現実の世界から逃げてしまえば、怖いものはなくなるは
ずだった。いつも通りに、羊水の中に浮かんでいる自分を想像する。そうすることで、
次第に周囲とのつながりが希薄になってゆく。
だが、それも無意味だった。
沙希の笑い声が、小さく鼓膜をくすぐった。口から指が抜かれ、その後に、耳朶に柔
らかい感触を覚えた。その直後に痛覚を感じた。沙希の歯が、私の耳朶を傷つけていた。
699 :
697:2006/05/29(月) 17:23:29
流れ出た私の血を、赤いルージュの上に重ね、沙希は私の唇に自分の唇を重ねた。
血の味がした。
そして、沙希の舌が私の口を犯した。苦しく、抗いようのない、ボンヤリとした感覚
が私を襲った。胎盤で繋がった母親から、麻薬の混じった血液が流れ込む。そんな錯覚
が不意に頭に浮かんだ。
――拾ったものは、私のものよ。
沙希が言った。
>>695 「怒声」の意味じゃなくて、
「……遅い」が怒声であるというのがおかしくないか?というツッコミじゃないの?
>>700 怒声ってのは大声で怒鳴ることだけではないのだよ。
それこそ「怒鳴った」と書いてあるなら別だが、怒りを含んでいれば呟こうが静かに言おうが怒声だよ。
702 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 18:00:20
>>697-698 697の胎児の描写は悪くないと思います。
ただ背景の描写がないので、小説としては問題あり。
どこで、どういう状態でビニール袋に詰められた胎児を発見したのか?
これが分からないとストーリーに入れません。
698は場面が変わっているんですよね?
時間も遡ってるのかな。
つながり方がちょっと唐突です。
やはり背景が不明ですし、女性の描写も「美しかった」「美人だ」では不足。
そのサイトでどういう評価をされたのはかは分かりませんが、
「小説になっていない」というような評価だとすれば、まぁ妥当でしょう。
文章はかけそうな雰囲気ですから、状況や状態、行動をいかに読者にわかり易く
伝えるのかという点に気を配っていけば、見込みはあると思います。
>>697-698 小説の一部分を切り取ったような書き方をしてるので、
どこかの小説から転載したのかな、と思うけれど、敢えて酷評。
まず、背景描写が足りない。
もっと先まで読めば出てきそうな雰囲気もするので、できれはそこを挙げて欲しい。
>崩れた肉の中から未成熟の眼球が現れた。
どこに現れたのかを書いた方が良い。
>夕闇と月光の中、見上げた沙希の顔は美しかった。
>それは、私に恐怖を感じさせた。
それはではなく、だからとかで繋ぐと面白いかも
>私は、最後の抵抗を試みた。
>視線を地面に落とした。夜の暗がりの中に、沙希の黒いハイヒールが見えた。
>私はそのまま、心を閉ざそうとした。
ここは抵抗が視線を落とすのか心を閉ざそうとしてるのを指すのか迷うので上手く纏めるべき。
総じて語彙力もありそうだし、文章も書けてると思うので、
あとは読み手側の視点に立って状況描写を書ければ十分かと。
>>701 だけど、一般的に人間が「怒声」という言葉に感じる意味は
「怒鳴り声」だよ。
そうじゃないか?
>>700 だから「……遅い」に同じ意味の言葉を
つけるなら、「怒気を含んだ声で呟く」とかのがいいとオモ。
>>945 落ち着きなよ。
字は間違ってないけどさ。
一般読者の事を少し考えたら、違う表現に変えてもい
いんじゃない?
文章にさえここまで自己中心的な部分が見えるっての
は結構ヒドイよ。
うむ、落ちついたほうが良いよ
707 :
705:2006/05/29(月) 19:18:25
>>707 未来になにツッコンでるんだろうこの人とか思ってしまったじゃまいか
もう触れてやんなや、可哀想じゃんか
落ち着け自分とか言いながらまた間違えたなんて
たのしかったよ、
712 :
705:2006/05/29(月) 21:00:47
ホント、すみません。
>>695です。
>>695の人、ごめんなさい。私はあなたに意見するような人間じゃなかったです。
スレの皆さんごめんなさい。
あの、文章の酷評頂く時サイトをそのまま晒しても大丈夫でしょうか?
テンプレくらい読もうね
自分がいいならいいけど。
変なのが流れ込んでも知らないぜ
715 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 22:03:21
遅くなったが
>>638ありがとな。軽く病んでるから、そういった気の無い人たちには不快なだけだったかもしれないが。
ここではああいったものはあまり歓迎されないのか??
>>689-690 読みやすくておもしろいな、こういうのをぽんぽん書けるのは羨ましい。
やっぱラノベとかたくさん読んでるタイプ?
>>697 >それ――は、 ぬらりと粘液質に濡れていた。
>それは塩化ビニルの袋に収められ、
書き出しがよくないやね。「それ――は」のダッシュが鼻につくところに、「それ」の二連発。
それで「それ」とは何かと思えば、明かされるのは5行先。
そのあいだ隔靴掻痒の感あるままに読まねばならない。思わせぶりにいらいらする。
最初から胎児であることを明かして描写したほうがいい。
>>697 >それは塩化ビニルの袋に収められ、形の悪いゼリーのように袋の底に溜まっていた。
> 生ゴミのようだ。
「〜のよう」を続けて書くとバカっぽい。
>生ゴミのように袋詰めされている。
また生ゴミか。くどいし、文章の雰囲気壊してるんじゃないか?
おれなら別のたとえを探す。
>酸性の液体を強引に嚥下する。
もっとふつうに書け。化学の教科書か。嚥下なんてことば医療/介護の世界
以外で使うのか。
>何かに乗りうつられたように自分が自分でない。
意味不明。
>夕闇と月光の中、見上げた沙希の顔は美しかった
夕闇、月光、どっちだ。
>私には、美人に欲情を感じる要素がない。
なに要素って。書くとしたら資質とか性癖とか趣味とか。欲情を感じないでいいだろ。
>見たとき感じるのは、ただ威圧感のみ
感がだぶってる。筋が悪い。
>私が断ることなど出来ないことを
ことこと。重ねない。
>それが人間であるある場合には、/少づつ
直してから貼れ。ふざけてんのか。
>その直後に痛覚を感じた。
痛覚は痛みを感じる感覚のことだってば。「痛み」のかわりにはつかえない。
総じてなんの場面かよくわからないこともあるけど、雰囲気に浸ってるのは
作者だけで、読み手がそこに入っていけない。京極夏彦あたりを参考にしたら?
719 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 23:27:03
>>715 >>614はぶっちゃけ、読むのが恐い。内容についてのコメントはしづらい。音読すればテンポは悪くない。
音韻は七五調以外認めねー
って散文つってるじゃんね、マジスンマセン
722 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/30(火) 04:15:21
>>721 ラノベだけ読んでるとああいう風な文章になるのは確か。
ラノベ作家がなかなかエンタメに転向できないのも、ラノベのガキ向け文体が
身についちゃってるからなんだよね。
>>689-690 >木枯らしが木々を鳴らす寒空の下、男はがむしゃらに走っていた。
これ、最初森の中走っているのかと誤読した。
>息を切らせ、足をもつらせ、しかし、男は走る。
これ以降も『走』の単語が続き過ぎ。意味の重複、というか走っていることを強調したいんなら韻を踏むように『走る』で統一したほうがいい。
>右手の袖口で額の汗を拭うと、再び、前だけを見て走り出す。
拭いながら〜とかにすべき? 再び、では一度立ち止まった印象。
>彼は陸上選手ではなかったし、走るのが趣味という人間でもなかった。
この行、いらない。
>(……怖いだけだって)
地の文に返答? メタフィクション気味。絶対ダメではないけど意識はしておくべき。
>テレパシストではない彼は〜
その手の話ではないのなら『テレパシスト』とかアッチっぽい語彙は避けた方が無難かと。
>背を伸ばし、顎を引き、自分も凛として歩く。
ダメじゃないんだけど、なんのための文なのかが不明。意図が読めない。前後の文脈からは必要性が感じられない。
雰囲気はいいと思う。少なくとも個人的には嫌いじゃない。
>>722 書き手よりも、
この文章に何の違和感も持たずに誉めてるヤシらに
文明の衰退を感じるよ…。
酷評よろしく。
宴の灯りに照らされ、三日月と薄雲の寂しい夜空に淡く浮かぶ淡紅色。
その下で騒ぐ酔っ払い達は桜の花には目もくれず、互いの鼻の赤さを
笑いあっては酒を煽り、その熱を大声で歌うことで冷ましている。
腕を組むようにして袖に手を入れ、人々の酒盛りと一昨日満開となった桜を交互に見ながら
桜並木を歩く男。その半歩後ろには小さな歩幅で彼に遅れまいとしながらも、
ほのかに色を落とし始めた桜を物憂いしく見ている女。誰に言うともなく、女は言った。
「桜、散っちゃいますね」
女の言葉に足を止め男が振り返ると、数歩後ろで舞う花びらに寂しげな視線を送る女の姿があった。
「ああ」
男の返事に女は落ちた花びらから視線を上げた。女の表情はいまだに
晴れていないが、男が柔らかく微笑むと女の顔にも色が戻った。
男は袖から手を出すと振り返り、女を待った。女はまた小さな歩幅で歩き出すと
自然と差し出された男の手を握り、頬には紅葉を散らせたのだった。
宇宙人が大挙して飛来した。
宇宙人は圧倒的な火力で、人間が栽培している野菜穀物と家畜を破壊していった。
人間が大量の餓死者を出し、人口が一割を割ろうかと言う頃、攻撃は止まった。
「なぜあなたがたはこんなことをするのですか」
生き残った一人が、おそるおそる聞く。
「ン?ミニクイカラデスヨ。ゴキブリヤハエヲコロサナインデスカ?
ソレヲタベテイキルイキモノノコトヲカンガエタコトガアリマスカ?
ワレワレハ、トンボカラ…トンボカラ…」
「シンカ」
「ソウソウ、ソレソレ。シンカシタイキモノダ」
どうもあれだね。このスレでよく散見される、美意識の琴線に触れたがってる
作品群だが…
どうも、じゃばじゃば水道水みたいに美しさを流しっぱなし、みたいに思うぜ。
それよりも、同じ例えなら雨上がりに葉からこぼれる露玉が落ちる様を捉えて語れば、
目指す物語ができるんじゃないの。宜しく頼むよ。
728 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/30(火) 10:32:49
おい、お前等[こたえてちょーだい]観れ!
一番重病の人が、一番明るかったんだぞ! 隣のベットのひと励ましてたんだぞ!
今すぐ観れ!
いちおーみてるw
つーか天才も同病相憐れむっつーか、やっぱニート病?俺は今日講習会
いくけど、カテキョの。まぁ、髭はやしっぱロン毛で行くから落とされれば
落とされるw
>>725 まーいーけどね。
上野公園みたいな安っぽい花見会場をこんなわっしわっしと大袈裟に飾るくらいだから
そりゃあ全篇たいそう風雅な内容なんでございましょうとも。
要はこのテンションが浮かないほどの主題を用意してるなら構わないってことだが。
ただね、花見だっつーのに紅葉なんて言葉を使ってるようじゃ
とてもそんなの書き切れやしない。対比にしてもセンスがない。
あと袖? 袂じゃなくて袖? どういう服だ。
上野公園をワルクゆったな。とーほぐずんを敵にまわすます?w
>>730 それとあれだ・。どうも、ぱしんとほっぺを叩いたことを暗喩している
もよん。なんでひっぱたいたのかは不明だが。それで紅葉。
なんでビンタ。わかるか。
上野ってとーほぐの人はなんか思い入れがあるんだっけか。
西郷さんとパンダしか知らんのだけど。西南戦争絡み?
まあ花見シーズンの上野はひどいよ。
ヨッパだらけだし便所はゲロだらけだし人大杉だしやってらんね。
734 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/30(火) 11:20:39
昔ねぇ、東北本線は東京乗り入れを許されてなかったの。上野留まりだったの。
それは佐幕だったことへの罰としてなんだろうね。
北東北は独自の徳川家を招聘してまで残そうとした記録があるらしい。
それは予め、ことあらばと言う時に備えてしたためられたシナリオに従った
だけらしいが。
故郷のなまりなつかし、ってあるでしょ。あれ上野駅ね、停車場って。
上野発の夜行列車降りた時から青森駅は、ってのもあるっしょ。
それで上野に思うところあるのか、それは東京人にゃわからんな。
特にここ何年かはただのきったない街に成り下がってるし。
最近はちょっとは開発されてるんだったか。
>>725 美しさの表現というものは、場所を選ばぬ1000の言葉よりも
ここしかないという場所で語られるたった1つの言葉で際立つものです。
例えば宝石の美しさを表現するのに、あなたの周りが美しい金銀財宝、
宝石の山だったとしたら、その周りの美しさと取り上げるべき宝石の
美しさとの差分が少なくなります。しかしカビ臭いピラミッドの奥で
数々の罠や死者の躯を乗り越えながら見つけた、たった1つの輝く
宝石を発見したとき、その差分は大きくなり、より美しく感じます。
「掃き溜めに鶴」「月とすっぽん」美しさは相反する対象があってこそ、
美しいと思えるものですよ。
>>724 文章の内容を書き手の性格で判断するのはおかしいと思うが
何がそんなに胸に刺さったのかわからんがあんま暴れんなよw
>>738 誰も性格判断なんかしてないんだが。。。
つーか内容云々以前のレベルの文章を
酷評するどころかホメてる香具師らが多いから
驚いたんだよ。
まちがいた
>性格「で」判断
仮にあれがものすごい性格のいいヤツの書いた文章でも
感想は変わらないって。ヘタクソはヘタクソ。
>>739 うん、誰も(722は)、書き手がどうとか書いていないのにそういうこと書いちゃうのは
深層心理が浮き出ちゃったってことなんだろ
742 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/30(火) 18:03:19
>>725 文章は下手ですね。
リズムも悪い。
三人称なのに「男」「女」以外の説明がない。
人物描写がない。
一次落ち確実の原稿です。
>>725 >宴の灯りに照らされ、三日月と薄雲の寂しい夜空に淡く浮かぶ淡紅色。
>その下で騒ぐ酔っ払い達は桜の花には目もくれず〜
出だしから、なんの描写をしているのかわかり難いですね。
宴の灯りに照らされているのは何か? が説明されていないので、典型的な
悪文(ネジれがある文)となります。
二行目を読めば桜の描写ということが想像できますが、一行目で描写の
主体を省略してはいけません。
(二行目冒頭の「その下」が何を意味するのかわからない)
あとは時代もわかりませんし、桜が咲いているというだけで、どんな場所なの
かもわかりません。主人公の二人の年齢も関係もわかりません。何となく和服
なのかなという感じがするだけです。
文章に凝る前に、必要な情報をいかに文章にまとめるか、ということから
始められたほうがいいと思います。
747 :
酷評おねがいします:2006/05/31(水) 01:14:24
太陽が沈みきったというのに、外はまだ暑かった。さすが夏だ。
僕はお気に入りの赤と白のチェックのシャツを羽織ってきたことを少し後悔しながら、それでも自転車に乗って家を飛び出す。
これから彼女と会うのだ。今日で付き合ってからちょうど一年。つまり記念日だ。
僕は早く彼女と話がしたかった。急いでも彼女がまだ待ち合わせ場所にいるわけじゃないけど。
今日の待ち合わせ場所は、僕らが去年まで通っていた中学校だった。そこは僕らの付き合いが始まったという、特別な場所だ。
その中学校は四十年以上続いている歴史だけがとりえで、校舎が表面がほとんど剥がれ落ちてしまっている――はずが、変わっていた。
僕は目的地へと到着して止まると、校舎をじっくりと見た。
外壁が綺麗に白く塗りなおされていた。ついでに掛けられた時計の位置が変わっていた。まるで別な中学校のようだ。
「いつのまにか変わったね、学校」
とふいに声を掛けられた。驚いて振り向くと、校門の前に彼女が座っていた。
肩まで伸びた黒髪を手で分けなおすと、彼女はにこっと――微笑むと思ったら微笑まなかった。ただ寂しそうに僕を見た。
どうしたんだろう? と僕は不安になったが、それほど気に留めることでもないな、と思い直した。
748 :
酷評おねがいします2:2006/05/31(水) 01:22:40
「なんだ、もうきてたんだ。めずらしく早いね」僕は自転車を傍に止めて、校舎にかざられた時計を見上げる。約束の時間にはまだ余裕があった。「十分も早いよ」
そう言って、僕は彼女の隣に座り込む。彼女を見る。大人びた顔は、相変わらず可愛い。
「まず先に、私より遅れて来たことに対して謝るもんじゃないのかな」
からかうように彼女は言った。
「約束の時間に遅れたわけじゃないよ」
からかうように僕も言った。そしてお互いに笑う――はずが、今日の彼女はいつもと違った。笑っているのだが、なんだか楽しそうじゃない。
二度目だ。僕は彼女の異常が気になって仕方が無くなった。不安は大きくなっていって僕を襲う。
「な、なにかあったの?」
と僕は訊く。
「…………ちょっとね」
>>747 ぎこちない文章だな。突っ込み所が満載。
>太陽が沈みきったというのに、外はまだ暑かった。さすが夏だ。
「さすが夏だ」 一行目から笑わせてくれる。迷わず削除。
>僕はお気に入りの赤と白のチェックのシャツを羽織ってきたことを少し後悔しながら、
>それでも自転車に乗って家を飛び出す。
「後悔し」たのは家を出るときだよな? だったら脱げばいいのでは?
>そこは僕らの付き合いが始まったという、特別な場所だ。
冗長。「僕らの付き合いが始まった特別な場所だ」だけでいい。
>校舎が表面がほとんど剥がれ落ちてしまっている
勘弁してくれ。
以下、多すぎるので省略。
でもね、なんというか、ぎこちない文章と内容(初々しい交際の雰囲気)がうまく合って
いるんだよね。
リアルの高校生に書かせたらこんなふうに書くんだろうなあと思えてくる。
その意味では自然体の魅力がある。
頑張ってくれ。
>さすが夏だ。
ひどい。
>はお気に入りの赤と白のチェックのシャツ
ださっ。別にいいけどさ。いやよくない。ダセー。
そんなもん着せるなよ。
>付き合ってから
変な日本語。「つきあう」自体当然のように使うのは個人的に抵抗があるんだが
それは目を瞑るにしても「つきあい始めて」とするべきだろう。
>急いでも彼女がまだ待ち合わせ場所にいるわけじゃないけど
テレパス? いないと言い切っちゃ駄目っしょ。
確信してるにしてもそれならそうと書く。
>僕らの付き合いが始まった
これはどうだろうな。
「交際が始まった」という意味なのか「出会った、知り合った」という意味なのかわからないし、
どっちにしてもこの書き方は良くない。
本来の意味での「付き合い」の臭いが強すぎる。
>校舎が表面がほとんど剥がれ落ちてしまっている――はずが、変わっていた
ががが。GAGAGA。
エディタの自動校正が「がの連続テラヒドスふざけてんのか氏ね」とブチキレてファイルごと消しそうだ。
>目的地へと到着して止まると
「止まると」はいらん。
あと、この前の文と時間が前後してる。ように見える。
遠くから見て校舎の様子がおかしい→近寄ってよく見た
ってことなんだろうがな。
>肩まで伸びた黒髪を手で分けなおすと
すまん、これ三枝師匠の例の動作しか思い浮かばない。
「分ける」が悪いな。
>「十分も早いよ」
あー10分。はやいね。
……そんなわけがない。どういう時間感覚なんだ。
>不安になったが、それほど気に留めることでもないな、と思い直した
>彼女の異常が気になって仕方が無くなった。不安は大きくなっていって僕を襲う
勝手に乱高下する僕の心理。もうドキがムネムネでついていけません。
752 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 05:02:56
747-748
一人称のコツは二つあります。
時間軸にそって記述すること。
主人公の思考回路を順を追って書くこと。
例えば冒頭ですね。
>太陽が沈みきったというのに、外はまだ暑かった。さすが夏だ。
>僕はお気に入りの赤と白のチェックのシャツを羽織ってきたことを
>少し後悔しながら、それでも自転車に乗って家を飛び出す。
僕は愛車にまたがって家を飛び出した。
もう五年も乗ってるママちゃりだ。そろそろ新車が欲しいような気もするが、思いでたっぷりで
愛着がある。次に買うなら原付バイクがいいかな。
ペダルを漕ぎながら空を見ると一番星が光っていた。夏の空はうっすらと明るく、日が沈んだと
いうのに気温は下がらない。風が生ぬるい夜だ。
二つ目の信号は赤だった。そう言えば今日は赤と白のチェックのシャツをチョイスしてみたけど
ちょっと派手かな。夜だからまぁいいか。まぁ他のシャツも似たようなものだしね。
こんな感じで、主人公の年齢やら趣味やらキャラを押し出していくと学園小説っぽくなると思います。
753 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/05/31(水) 07:18:30
一日経ってこのスレきたら、[こたえてちょーだい]を観たのは
>>729のみ。
ほかの奴等はマジでくそ馬鹿アホ!
俺はアレ観て号泣したのに……。
このスレの中でプロになれるのは俺と
>>729だけだな。うん。間違いない。
754 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 07:36:42
その日、私は戸外に出がけ、慌てて上着を羽織に引き返した春過ぎでした。
壮麗な桜の春の雪も降り切って、降り注ぐ陽光に新緑が隆々と覆い茂る矢先の肌寒いある日のことでした。
並木には四季と感じる物もなく、丁度、季節を四等分以上に感ぜられる寂しげな雰囲気が感ぜられました。
弱弱しい日の光が朝露を乾かすでもなく、しかし、木陰には、染みのような滲ませた木漏れ日を形ずくっていました。
私は、襟元から入り込もうとする冷気に詰襟を閉めざるを得ませんでした。
一言で言うなら色彩を失った晩秋と言いましょうか、寂しげな町並みのある日。
私は学友と他愛もない雑談を交わしながら、彼の母屋の前まで歩き付くと、
頃合を測ったように開けられた引き戸の奥に婦人を見ることが出来ました。
私の学友は、私に背を向けながら横顔だけを覗かせ、婦人を紹介するのでありました。
学友は、私の少ない友人であるのですが、おそらく、この先、幾多の出会いが在ろうと、
彼以上の影響力を与える人物は現れないであろうと言う親友で在りました。名を小林正成と言いました。
私は彼の婦人の紹介も習いたてのフランス語の様に単語としてしか理解出来ずに、文章として頭の中に留まる事は有りませんでした。
理解できたことは、彼の妹と言うことと、私たちより二つ下級ということ、そして、名を啓子と言うことぐらいでした。
しかし、多少、恥ずかしがりながら紹介する彼は、実際は、それだけの紹介しかしていないのかもしれません。
彼は、また、彼女に短く私を紹介して、家屋の中に入ろうとし、彼女は引き戸の陰に隠れるように彼に通りを譲るのでした。
私は彼に続くように母屋の引き戸を抜けると、その影で彼女は一度、上目遣いに私を見遣ると、直ぐに顔を埋める様に地面を見遣るのでした。
755 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 08:11:04
私たちが、土間で履物を脱いでいると、なにやら彼女が肩を揺らして噴き出しているのを兄に見咎められ、
彼女は、私が、着物の上に襟爪の学生服を羽織っているのが可笑しいらしく、私は普段、身形に気を使わないことを後悔するのでありました。
私は、急いで上着を脱いで、薄い着物だけになると、彼女は、「お寒いでしょうに」と、また一層、手を口に寄せて噴き出すのです。
私は、上着を腕に抱きながら、「もう桜も散りました」と彼女の言葉に否定するでもなく言い訳をするのでありました。
彼女が、私たちの履物を整える様子を横目で見遣りながら、私は学友の後を付いて行くのでした。
彼の部屋は、学生らしく隙間の空いた本棚に多少の本が並べられ、畳の上に雑多に無数の本が積み重ねられていました。
彼に適当に座るように無言で素振りで言われ、私は多少の本の隙間に腰を落ち着かせ、彼は書き机の椅子に腰を掛けると、
先程の妹の素振りを詫びる様な文句を、多少口にすると、別の話題に移って行き、私は、話題が彼女から離れたことを残念に思うのでした。
特に筆に関わりのない人生を歩んできた大正生まれの爺さんが晩年に書いた自伝みたいだな。
なかなか現代人には得難い目線で世界を描いている風で味はあるけど
とにかく一行目から妙ちくりん。
>>752 原文のスピード感をぶちこわし。
原文のほうがまし。
758 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 14:50:44
幼稚な文学論を一頻り交わして、彼は書き物机に向かって書き物をするでもなく、
私も、足元に投げられている私の知識の及ばないドイツ語の学術書を広げているところ、
戸口に断る声がし、襖が開けられると、盆に載せられた湯飲みを彼女が部屋に入ってくるのです。
学友は、「お母さんはどうした」と聞くと、彼女は問い者を見遣らずに、「お母様はお出かけです」
と意地悪そうに答えるのでした。
盆に載せられた湯飲みのひとつを私に差し出す彼女は、私が後ろに押しやる襟爪の学生服に目を留め、
「皺になります。お掛けしましょう」と、私の足元に手を突き支点として私が押しやった学生服に手を伸ばすのでした。
私の目前を彼女の艶やかな黒髪が揺れ、鼻先を石鹸の清潔な香りが漂い、彼女の着物の袖元が私の膝を触れるのでした。
私は、彼女に引き寄せられる様な衝動に反発する様に、背を反らせて顔を在らぬ方向に見遣るのでした。
服掛けに私の学生服を掛ける彼女に学友は、早く出て行くように急かせると、彼女は私に視線を向けずに一礼して、部屋を退室するのです。
学友は、彼女の居なくなるのを確認すると、「お転婆で嫁の貰い手がなくなる」と私に言うでもなく呟き、
私は、同意するでもなく、先ほどの動揺を見透かされるのが気恥ずかしく、再び、難解な学術書に目を落とすのです。
毎度毎度
760 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 15:24:48
時の経過を知らせるもののない学友の部屋の中で、窓を見遣ると、
先ほどまで、外の寂しげな木立を覗かせていた硝子戸も私達の姿見となっていた頃、
私は、学友に失礼する旨を伝えると、共に戸口まで出遣りました。
帰宅された彼の母親と学友に、戸口で見送られ私は、見送りに彼女が出てこないことを気に掛けるのでした。
陽が山に隠れはしたものの、空はまだ赤く染まり、足元の不安は在りませんでした。
私は、学友の母屋の敷居を過ぎた頃、並木をこちらに向かう婦人を見つけ、彼女だと確認すると、
気付かれることの無いように、視線を地面に落とすのでした。
並木を三つばかり過ぎた頃、彼女とすれ違い、私は彼女を見遣らずに頭を軽く下げると、
彼女も、こちらに注意を払うことなく礼儀的な会釈をされる様子でした。
すれ違い、少し歩いて、彼女が母屋に消える頃、私は、後ろを振り返る衝動を我慢できず、
歩みを止め、体を斜に構えて、顔だけを後ろに見遣りました。
既に彼女は母屋に消えたと思い振り返る私は、同様にこちらに視線を送る彼女の視線と交わるのでした。
彼女は、私と目線が合わさることが予期できなかった様子で、髪を揺らせ視線を外すと、早足で母屋に消え行きました。
私も、予期できなかった偶然に、駆け出した足を緩めることは出来ずに、自宅までの道程を急ぐのでした。
761 :
お願いします1/3:2006/05/31(水) 18:20:11
宗一は私が生まれたときから傍にいる、兄のような存在だった。
家族がいて困ることはない。そう私は思うけれど、現実には肉親ですら忌み嫌う人もいる。私は幸い
にして両親が好きだと言えるし、向こうも愛情を注いで育ててくれたと思う。
しかし、幼いころから両親とも家を空けることが多く、私に構ってくれる事が少なかったので、もし宗
一という存在がいなければ、私は今ほど両親に対して親愛の情を持つことが出来なかったかもしれ
ない。
宗一は可能な限りありとあらゆることを出来ることが望まれていた。
だから、両親に構ってもらえずふて腐れていた私をあやすのも、いつも宗一の役目だった。あから
さまに子ども扱いしながらではあったけれど、私もそれを甘んじて受け入れていた。実際に子供だ
ということはわかっていたし、それは、少しだけれど心地良いものだったから。
その日、私は機嫌が悪かった。例によって母に約束を反故にされたせいだ。内容はといえば取る
に足らない、どうでもいい様なものだったと思う。
そして、不機嫌を隠そうともしない私をなだめようと宗一が画策するのもいつものことだった。私はそ
れを理解していたので、腹立たしい気持ちでありながらも、どこかで、今日は何をしてくれるのだろ
うと楽しみにしていた節があった。
別段変わったことをしてくれるわけではなく、決まった手段しか用いてはこなかったけれど。
「そうだ、お菓子でも食べませんか?」
宗一はしばし私の様子を観察したあとそう告げた。
これはまた単純かつ気に障る手できたな、と思った。
確かに子供相手には常套手段だろう。けれど、私はそのころ甘いものがあまり好きではなかった
し、食い意地が張っていたわけでもなかった。
だから宗一がそういう手で来たときはいつもあからさまに嫌な顔をしていた。しかし、宗一はそれを
何度説明したところで、子供はお菓子が好き、という固定概念を捨ててはくれなかった。
762 :
お願いします2/3:2006/05/31(水) 18:21:56
捻くれた子供だったのだろう。
甘いものは本当に好きではなかったけれど、別にお菓子が食べたくないわけでもなかった。だか
ら、子供らしくそれを食べてもよかった。ただ、そのときの私は、その程度で懐柔されるのが癪だっ
たというだけだ。
「宗一が作ったのなら食べる」
だから、こんな台詞を口から吐いた。宗一は、本当は出来なければならかった筈なのに、あまり料理
が得意ではなかったから。少し困らせたかっただけだ。
宗一は少しの間中空を見つめたあと、いつもと変わらない表情で、
「わかりました、少々お待ちください」
と言って台所で作業を始めた。
ろくな材料はない筈だったから、何を作るつもりだろうと思った。
しばらくして宗一が私に出したお菓子は、透き通った黄色をしていて、いかにもという甘い匂いをさ
せていて、無骨に割り箸に刺さっている、歪な円形をした不恰好な代物だった。
「飴・・・・・・?」
当時の私はそれがべっこう飴と呼ばれていることを知らなかった。だから、飴といえば包み紙に包まっ
ていた既製の品しか知らない私にとっては、その未知の物体を飴と認識してものだろうかと悩んだも
のだった。
正直なところ、口に入れても大丈夫なのかと、そんな事さえ心配していた。
しかし、宗一は私がそれを食べるのをずっと待っていた。私が食べない限りいつまでもその状態が
続いていたことだろう。
763 :
お願いします3/3:2006/05/31(水) 18:22:34
仕方なく私は宗一の出した飴のような物を口にした。それは確かに飴だったが、食べたことを少しだ
け後悔することになった。味覚の、ただ一点だけが刺激される味だ。水と砂糖だけで作った単純な味。
故に、
「甘い」
私は少し渋い顔をしながらそうつぶやいた。
宗一は相変わらずの顔をして、それでは今度は水飴の作り方を調べておきますね、と甚だ見当違
いなことを言った。
それでも不思議と、嫌な気分は消えていた。
結局いつもの通り、代わり映えのないやり方で宗一に懐柔されてしまった。
また別の日のことだ。宗一が少し真面目な話をしてきた。
それは珍しいことで、内容はなにやらそのころ世間を騒がせていた話題だったような気がするけれ
ど、あまり記憶にはない。今思えば例の問題のことだったのだろう。ただ、宗一はいつもと同じ表情
なのに何故だか少し違うように見えて、それだけがやけに印象的だった。
結局、倫理観だとか人権だとか、色々なものが私たちの邪魔をした。
そしてしばらくして、私は宗一と離れなくてはならなくなった。
何が人だというのか。人は人だけれど、それは何を持って証明するのだろう。
彼は紛い物だったのかもしれないけれど、それでも私にとっては大切な人だったのに。
劇的な別れではなかった。劇的な再会もないだろう。
ただ、たまにふと思い出して、砂糖と水を鍋で煮詰めることがある。
それだけだ。
うまいねー。これでインスタントかい?
765 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 18:35:56
>>764 ありがとう
インスタントってのがよくわからないけど、即興ってことかな
昨日某スレでお題をもらって書いたものに加筆したものです
話を書くなんて厨房のころ一度書いただけだったから
勝手がよくわからないので、酷評お願いします
>>761-763 若干荒削りですけど、いい味が出ていると思います。
センスはありそうなのでがんばって下さい。
欠けているのは時代背景の説明と、私の家の状況ですね。
○○地方の旧家に生まれた〜とか、土蔵があってそこで何かした〜とか
その頃はこういう事件があった〜など時代を説明する簡単なキーワードを
一言か二言入れるとかなり雰囲気が出てくると思います。
それと、宗一と私との関係は暗喩ではなく、明確に説明したほうがいいと
思います。宗一は使用人だと思いますが、それを説明したほうがむしろ
宗一の聡明さを引き立てるのではないでしょうか。
文章で気になったのはここ。
>宗一は可能な限りありとあらゆることを出来ることが望まれていた。
「可能な限り」と「ありとあらゆる」が重なってクドイ感じがします。
もう少し明確にしたほうが分かりやすいと思います。
こんな感じで。
○使用人の宗一は、家事全般を完璧にこなせることが望まれていた〜
○大工仕事から料理まで、家に関する全てのことをこなせるように期待されていた〜
>>761 うまいねー、と私も同調しよう。
「書かない」ことの意味と効果をよく知っている。
>結局、倫理観だとか人権だとか、色々なものが私たちの邪魔をした。
この唐突な一行が実によく生きている。
この一行はこれだけでいい。
説明したら、すべて台無しになる。
感心した。
>>761-763 確かに文章はうまいと思う。
ただ、正直これは「小説」と呼ぶにはきつい。
あなたが過去を振り返って書いている「日記」のように思える。
もしくは、新聞に載っているような、ちょっと固めのエッセイ。
あー文章うまいね、以外の感情が湧き起こらない。
もうちょっと大げさに、物語的に書いてもいいんじゃないかな。
大げさっていってもキャラのテンション高くしろってことじゃ
なくてね。リズムとめりはりつけるって意味で。
自分の感想は以上です。
また別の日の〜から後ははいい書き方とは思わんけど。
内容で言えば後半丸々力尽きただけのように見えるわ。
>劇的な別れ
あんまりないと思う、こういう言い方。
仮に死別したとしても、「私彼と劇的な別れ方したんだ」とか
言わないでしょ?
あと、文章が全体的に冗長。
「家族に愛されてたけど留守がちだったので
宗一の存在がよけいにありがたく感じた」ってのは
半分ぐらいに詰められるとオモ。
>宗一は可能な限りありとあらゆることを出来ることが望まれていた。
誰に?つーか宗一は主人公とどういう関係なん?
説明一切なくてわかりづらい。
だから〜と続けられても、「おい待て、理由書いてねえじゃん!」と
オモってしまう。
まさか主人公に敬語使ってるから使用人かなんかだと
読者に察せと?無茶だ。
>単純かつ気に障る手できたな
主人公、ガキなのにこんな風に考えてんのなんかムカつく。
こまっしゃくれすぎ。
それと、菓子を食うか食わないかで葛藤する説明がくどい。
上にも書いたけど、文章もっと削れるだけ削れ。退屈。
>宗一は、本当は出来なければならかった筈なのに、
なんでやねん。理由を言え。
>口に入れても大丈夫なのかと
別の表現にしる。慕ってる相手がせっかく作ってくれたもんを
訝しがるな。
>宗一は相変わらずの顔をして
どんな顔よ?表情の描写、それまでに出てきてないじゃん。
>いつもの通り、代わり映えのないやり方で
意味がかぶってる。どちらかだけでいいとオモ
>例の問題
>倫理観だとか人権だとか
抽象的すぎてわからん。宗一が主人公とどういう関係なのか
わかってるならまだしも。
文章が固いからいかにも内容がありそうに思えるけど、
結局雰囲気だけで書いてる感が否めない。
ジャンル的には小学館風なので、
一回ショートショートをきららあたりに出してみたら
今の自分の実力がわかると思うよ、もちろん無理強いはせんが。
なんとでも取れるのがいいんじゃないでしょうか。
宗一郎は使用人でも幽霊でも座敷童子でもいいし、
「何でも出来るように」望んでいたのは主人公かもしれないし、勤め先の主人かもしれない。或いは宗一郎本人で、自戒だったのかも知れない。
ただ、
>ありとあらゆることをできることを
ここは少し日本語がひっかかる。
最近流行りの雰囲気ノベルでしょうか。女性受けすると思います。
がんばってください。
代々主人公の家に仕える従臣の家系とか借金のカタに飼い殺しとか。
いろいろ想像できる方がいいよね。
新人賞狙うならば、どうとでもとれる曖昧な設定というのはNG。
>>761 > 今日は何をしてくれるのだろうと楽しみにしていた節があった。
> 別段変わったことをしてくれるわけではなく、決まった手段しか用いてはこなかったけれど。
上に例示した矛盾は明らかに推敲不足であり、
手を抜いたのが丸解かり。
若しくは、基本的に文芸の才能が欠如している。
「過去を語る」という戦略で行くなら、その文がどの時間軸に立っているのか、
徹底的に明示しなければ、過去と現在の混乱が創造世界を滅ぼしてしまう。
出鱈目な読点の使い方は、素材の良さに助けられ、
目に余るという程でもないが、可也の低レベル。
2点。
777 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 22:56:47
>>761 私はこの話好きだな。
もう少し詳しく読みたい。
べつにおれが擁護する義務も責任もないんだが、知られている複数の手段があって、
そのなかのどれをしてくれるのだろうと楽しみにしている、ということだろ。
何も矛盾はない。
おれもそう思う。
>>778 > 知られている複数の手段があって、
> そのなかのどれをしてくれるのだろうと楽しみにしている
だったら、それをそのまま作中に書くべきなんだよな。
しかも読み進めれば、どうも「知られている複数の手段」の一つじゃない。
この辺のディテールを作者が見ようとしていないから、主人公が薄っぺらい。
> 別段変わったことをしてくれるわけではなく、決まった手段しか用いてはこなかったけれど。
この文の「たけれど。」の部分に、こんなもんでいいやの怠慢が見える。
以降の展開で別に使わないのなら、省略するべき情報であり、
使うのならば挿入の位置が悪い。
取ってつけたように説明して、全体の中でここだけが急いでる。
演出以外のリズムの狂いは、投稿者の実力不足に他ならない。
781 :
747-748:2006/05/31(水) 23:37:30
酷評ありがとうございます。
>>749 全体的に蛇足な文が多いぽいですね。以後きをつけます。
>>750 お気に入りのシャツは彼女のために張り切ってるけどまだ初々しい高校生らしさを出したかったんです。違う方法で頑張ってみますね。
>>751 三枝師匠って人しらないですすいません。十分も早いってのはただのユーモアのつもりでした。心理描写は今後の課題ですね。頑張ります。
>>752 わざわざありがとうございます。今度これ直したらリライトスレに投稿しようと思いますのでその時にぜひまた。
あのさ、
>>761の話って説明しすぎると逆につまらなくならんか?
>>780 778じゃないけど、つまり、矛盾はないということでいいのね?
784 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/31(水) 23:50:54
読者の想像にお任せしますわウフフ。
ってのは気に食わん。結局手前が考えてないだけだっつの。
言葉少ないが故の妙なんてのは詩歌でやりゃあいいんだ。
小説は文字ケチるな。明確に何かを示せ。
786 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 00:03:06
>>782 そんなことないと思いますよ。
むしろ主人公と宗一の関係が説明されたほうが、分かれの理不尽さが
前面に出ますから。
787 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 00:09:28
風景描写は少なくなってきてるな
今の人にはその方が合ってるのかもね
読者の想像力をかきたてる手法というものがあり、
想像力をかきたてられる楽しみというものがある。
小説に限らず、映画などにもある。
そういう知的な楽しみを知らない輩は怠惰なだけだ。
安手のTVドラマでも観ていろ。
ぼけーっと観ていても、どんな馬鹿でもわかるぞ。
言うと思った、それは勘違い。
>>
>>761-763は、起承転結で言えば起と転がごっそり抜けてる。
起は宗一という人物の持つ背景、転は別れに至る流れだ。
飴のくだりりは承の中の起承転結、小説の主に置くにはあまりに弱い一場面に過ぎない。
小説の肝、作者が一番考えておかなきゃならない部分を書かないで
「これは起と転をあえて書かないで読者の想像力をかきたてるのが狙い」
なんて言っても寝言にしか聞えない。
中心がないな。
なんだかよくわからない人がなんだかよくわからない風に主人公と関わって
なんだかよくわからないけど飴作ってもらってなんだかよくわからない理由でさよならした。
なんだかよくわからない部分は想像してください。
これで面白いと言えるなら作家なんて楽な仕事だ。
なんにも考えなくても書ける。
791 :
761:2006/06/01(木) 00:39:18
皆さん酷評ありがとうございます。本当に参考になりました。
全レスはうざいと思うので、すこしだけレスをさせてください
宗一と主人公の関係は自分の中では最初から決まってました
けど、明示しちゃうと雰囲気壊れるかなーとか思って、極力描かないようにしてたら
作者以外わからないほどに曖昧になってしまいました。
それからもともと別スレのレス用に書いていたものなので短くしなきゃならないと思ったり
それならシンプルなほうがいいかもとかで、人物の背景とか風景描写とかなるべく書かないでおこうと、
かなり短絡的に考えてました。
けど、やっぱりそういうのは大事だというのが皆さんのレスでよくわかりました
シンプルなのと手抜きは違うものだと改めて認識しました
今度書くときはもっと描写に力を入れてみたいと思います
792 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 00:47:25
オレは今のまま書いてった方がいいと思うよ。
声はすれども姿は見えず、ほんにお前は屁のようじゃ。
屁をありがたがるのも最近の風潮なのかしらね。臭ければ良しと。
屁はないだろ
環境音楽かな
どっちにしろ雰囲気を壊すなんて泣き言で中身を抜くのはいただけない
壊さないように内容を持たせておくれ
795 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 01:03:04
>>791 文章もそんなに悪くないと思います。
設定をきっちり詰めていけばネタ的には30枚とか50枚くらいの分量に
なるはずです。逆にこれくらいの量にならないと評価の対象になり
ませんから、がんばってみて下さい。
心理描写は抑え目に、風景描写はほどほどに、が基本です。
しかし設定は出し惜しみせず、作品の中できっちり消費するクセを
つければ上手くなると思います。
796 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 01:03:08
761
生意気なレスもあるが、奴らも所詮は作家志望者だということを忘れるな
あんまり間に受けない方がいいぞ
自分の思うように書いた方がいいぞ
797 :
761:2006/06/01(木) 01:12:49
最後にひとつだけ。主人公との関係を書かなかったのは
「そんなオチかよ」と罵倒されるのが怖かったからのですが
酷評されるのが目的なので目欄に書いておきます
これを明示してしまうとノスタルジックな雰囲気壊れそうだと逃げてしまったのですが
やはりうまくやればよかったなと、今になって思ってます
いやみんなワナビだと思われても困るんだが。
下読みやれる程度ならここは充分だがな。
>>797 オワタ。なんだそりゃあ。
いや罵倒はすまい。けれどまさに本末転倒。
799 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/01(木) 01:18:06
>>797 それがオチかよ(笑
それならそれでやっぱり書くべきだよなー。
SSとしてなら笑えるから。
一読してそうっぽい気がしてたのは俺がラノベ畑のワナビだからかな。
雇い人として子供の頃に買われたとかじゃないのかよ!?
坊っちゃんみたいなのを想像してた俺はなんだったんだ……。
祭りの後を一人見に来た俺。
>>797 「書かぬが花」の実例だわな。
脱力した。
804 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/01(木) 08:51:56
バタリと河本が倒れ込んだ。
しまった。力を入れすぎてしまった!
脈をとり瞳孔をのぞき胸に耳をあてる。
死んでいた。
「こ、河本おおお!」俺は絶叫した。
これはマズイ。非常にマズイ。最初に河本を殺したのは土人達であるが、今度は俺が殺人犯だ。ナンセンスな小説ゆえに何の脈絡もなく便宜的に通りかかった警察官に捕まってしまう事も考えられる。
俺はふたたび河本と熱い接吻を交す。
そして、ふたたびバタンとドアが開く。――土人達が立っていた。
俺の体が固まった。河本と口付けを交したまま横目に見ていると、土人達の顔がどんどん赤く膨らんでいく。槍を持った手は震え、目は今にも飛び出さんばかりである。
言い訳しようにも体がいうことをきかない。口が動かない。
あーあっ。俺はハプニングバーを目指したあげく、密林地帯でわけの分からん土人達に殺されるのかあ。フランケン河本とホモまがいの行為の最中体が固まって犬死にするのかあ。馬鹿みたいだなあ。家でおとなしくしとけばよかったなあ。
俺は河本の誘いにのったことをひどく後悔した。そして、なんだか悲しくもなってきた。自分の人生があまりにも無意味に思えてきたからだ。
じわりじわりと目に涙が溜り一杯になって溢れ落ちかけた時、またしてもバタアアアンと激しくドアは閉められた。
土人達は出ていった。
涙が溢れ落ちた。
>じわりじわり
とか大丈夫か?
まっ、暇な人は酷評してちょうだいな。
>>797 >倫理観だとか人権だとか
>何が人だというのか
>彼は紛い物だったのかもしれないけれど
倒錯した性的な関係を嗅ぎとっていたのだが。
「小説は作者が書くことによって完成するのではない。
読者が読むことによって完成する」
まさにそういうことだな。
俺も同性愛かとおもてた
舞台が昭和初期で
宗一くんは身売りされてたのかと……
ああなんか分かった、このもやっと感の正体。
板違いなんだわ。
同人板行けばよかったんじゃないか?
別に文章読んで感想下さいなスレじゃないんだから
スレ違いって事は無いのでは。
たとえそれが白なんとかでも
>>761 この話の時点で私は何歳なんだ。
子供といってもいろいろだ。
宗一の年齢もわからない。
大人びた子供なのか、すでに大人なのか。
必要な説明と説明調の文章というのは別もの。
何を書いて何を書かないか、もう少し考えた方がいい。
761は行き当たりばったりで書いてたまたま出来た偶然の産物だろ?
例えばもう一度書けと言われても自分で書けないと思うような
変に企めばこれ以上のもは無理だろうね
しかし過信することなく書き続ければきっとまた書けるよ
拘るな、次にゆけ、それが出来れば未来はある
>>761 考える余地を残すのと、設定を推理できなければ読めない文章にするのは別。
読者がまさかのロボ説を推理できなければ、宗一の描写は違和感を与えるだけだ。
書かない作風なのに省くべき所を間違えている。
センスは感じるし雰囲気は嫌いじゃない。頑張れ
>>804 凡庸だね、きみ。
>バタアアアンと激しくドアは閉められた。
「アアア」と書く暇に、まず一行目の「バタリ」をどうにかしなよ。
おそらくきみは、それほど物語ることを欲していないんだと思う。
もっとたくさん身近な友達を作って、いろんな話しをし、聞くことから始めよう。
813 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/02(金) 06:42:51
>>812 ぼ、凡庸って言われた!
奇人変人大キチガイの白菜が、凡庸って言われた!
ま、そんなことどうでもいいけどお前等、周りに「僕は小説書いてます」って公言してる?
俺はそんなこと恥ずかしくて言えん。
言うわけないじゃん。
俺はしてるよ。大正時代じゃあるまいし。
>>813 うん、お前さん凡庸だよ
どこにでもいる普通の変人、例えばクラスに2,3人いるようなレベル
まったくもって”並外れていない”
ちょっと変わってる、もとい、ありふれたどこにでもいるへんな人、
それから数年。私の花びらは花びらのままに過ぎていた。うつろう時の流れに
身を映し眺めて過ぎた歳月。
私にはある日役所へでかけなければならない所用が生じた。出不精が昂じていたため
外の空気を吸うのにちょうどよいと思うことにして、私は少しよそ行きの
身支度をする。たかが都庁相手にそれだけする者も今時珍しいのだが。
「あちちっち!」
駅構内で私が誰かにぶつかった。いつも通り心ここにあらずだった所為だ。
男は臭く、そして手に持った紙コップを片手に何か喚いている。どうも
私がその男のコーヒーを無駄にしてしまったと言いたいらしい。火傷が
どうとかとも言っている。私は面倒がいやだったのでバッグから財布を
取り出した。男が嬉しそうにする。
「いけねぇよ姉ちゃん、そいつのいつもの悪い癖だからよ」
その時耳障りなだみ声がかかった。更にもじゃもじゃの黒い雪男が
寄ってくる。
「ばっきゃろムネ、そりゃねえよ」
「カタギにゃ綾かけんなってんだ」
「見てたか 見回してはいたんだがナァ」
「そうはいくか」
私はぽかんとそのやりとりを眺めていた。私は解放されるのかもしれない。
818 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/02(金) 09:18:18
>>816 営業妨害わっしょい。
営業妨害わっしょい。
営業妨害わっしょい。
人が足を留めはじめた。この街の人が足を留めると言うことは…
少し雲行きがおかしい。二人が言い争いになろうとしている。
というか、先ほど男が雪男の胸を軽く押したかも知れない。
大事になる前に。私は意を決してさっとホログラム付きの紙幣を
差し出す。男の顔が輝く。
と、雪男がそれを奪った。意表が衝かれる。
しかし更に雪男は、私の手も握っていた。強く惹かれる私のからだごと。
雪男の足は速かった。私は必死でついて。流れる人混みを義理ヾゝでかわしてゆく。
それほど遠くへ逃げる必要があるのかと私が息切らせながら思い始めて幾らかして雪
男はやっと止まった。
振り返った雪男が私を見てちょっと心持ち揺らいだよに見えた。
ので、食べていないのかと私は思う。私は雪男をそこに待たせて、
コンビニへ飛び込みその紙幣でおにぎりを三個買った。釣りを
財布に戻さない。
しかし既に雪男は居なかった。
私は少しその辺りをうろついてみたが、雪男の姿は見えなかった。
目立つのだしそうそう行く当てもないだろうから、間が悪いとしか
言えなく思う。仕方なく今日新宿へ来た用事を済ませ、家へ帰った。
その日は毎週観ている時代劇の日だった。私は居住まいを正して
スイッチを入れたとたん私のスイッチも入った。
吉宗。
男が雪男を呼んだ名前を。揺らいだわけ。からだごと惹かれたわけ。
私は駅に走っていた。
ちっ…目欄観ちゃった。じゃあ後は考えてくれ。
わざとなのか素なのかも微妙な誤字の山盛りを我慢して読んでたが
踊り字の誤用で限界を超えた、うぜえ
お前もうざいよ。お互い様だな。
限界を超えてからが人生だって事も知らないのか坊や。
誤字は限界以前の問題だと思うが。
だから限界を超えたんだろ
それを言うなら 限界を超える以前の問題 じゃないか。
私的指摘ばかりの人生よりまあそのね、語っている中身を読んで欲しいもんだ。
残念ながら頭の悪い間違いだらけの文章は内容を問わずポイされます。
自分より知能の劣る作者の書いたものを真面目に読みたがる読者がいると思いますか?
>>817,819-820
まず正しい日本語を身につけたほうがいーよ。
自覚がないだろうけど酷い。
上手い下手以前の問題。
そう言われるとまた大学名を出したくなるだろうが。一昨日来い。
東大だろうがハーバードだろうが、こんな文章を書くようじゃ全く無駄だったな。
高等教育を受けた人間の書く文章にすら見えない。
大学の名前に泥を塗ることになるからやめておけ。
桜玉吉メソッドも知らないのか。
ちなみに俺は
>自分より知能の劣る作者の書いたものを真面目に読みたがる読者がいると思いますか?
こんな傲岸なことをのたまうつもりは無いから安心してくれ。
じゃないとだからな。
えー。評判になった
>>681だったかを勝手に続けてみました。
>>831 作家が読者より劣ってちゃならないってのは事実だが。
知能とは限らん、読者が持たない経験や知識、創造性や独創性。
その差分が文章としての需要になり、ひいては商品価値になるんだ。
それらの総合で程度の低い文章を誰も読みたがらないってのは全く道理。
低から高へ流れるものなんかない。
文章の程度は、まあ、低くてもいいんだよ。まったく新しい知見が得られるとか
独自の感性とかが読み取れれば。『小学生日記』とかはいい例だが
>>817はちがうな。
>>817 冒頭、なんでそんな文章入れるのかね。
ハルキふうにしたいのかな。
主人公の喪失感なり現在の心境を書きたいんだろうとは思うが、
本当に必要なのか。
話の展開によっては、その文章があってもいい場合もなきにしもあらずで、
全否定はしないが、もっとよく考えなよ。
ラストの一行も蛇足だな。
私と男と雪男の位置関係がはっきりしない。
もっと具体的に書かないと。
さらに
>街
といったって、街中のどんな場所でもやりとりなんだ?
>人が足を留めはじめた (足を止めるだな)
だけではわからない。
書き手のイメージに一部しか文章化されてないよ。
情景をもっと明確に把握して、細部をもっと正確に、
読み手が具象的にイメージできるように書くことを意識しないと。
できるだけ客観的に読み手の立ち位置まで引いて、
推敲してごらんよ。
そうすればもっと良くなるはずだがな。
837 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 15:33:28
夢中で叫んだ。「あの魔性の女の話ですね!」足を払われたように、彼はそばにあった椅子に倒れこんだ。
「コンビニエンスストア店長の佐々木さん、あんたはいつも、魔性魔性とおっしゃいますが、一体全体今の今まで
どんな経験をされたって言うんです?」
「それでは、あの悪夢のような女のお話をしようか? 退屈でも耐えてくださいよダンナ」
彼はそう言い放つと、数ヶ月前に出会った、とある魔性の女について、訥々と語りはじめた・・・・・・
街の片隅の夜の住宅街。あたりはひっそりとして、人っ子一人いないわけではないが、物音すらしない。
彼はとぼとぼ歩いてる。帰路の途中で、真っ黒い髪のうりざね顔の女性を見かける。
『あまり見ない顔だな』心のうちでつぶやいた。手にはスーパーの袋を持っていて、中にはねぎやら玉ねぎなどの
野菜類が入っているのが垣間見える。僕の数メール先を、こちらにむかってのっそりと歩いてくる。
数分で、すれ違う距離まできたとき、僕の耳元で、一言、こうつぶやいた。
「犯して」
僕は、一瞬耳を疑いつつ、その場に立ち尽くしたまま、次の言葉を待ち受けた。
838 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 15:49:59
言葉数の無残な市外はとうとうと流れる飛行機女。とてつもなくフシダラナ学習意欲に空は雨が溜息のように
肩を落としては空模様のくもの糸をたらしつつ神様がお出かけ車でローリング鉄塔を破壊しながら、おもしろ写真の絶対零度の中へ
封印される。女は微妙ないんちき神様の僕のように、空を食べつくしつつ苦味のある雲色の山々へと降り立つ。
840 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 17:55:38
なぜだか敵が襲ってくる
こりゃいかんな、どうすんだいったい、そうかだったら逃げればいいのか体育の時間は盲すぐだわ
でもめんどくさいから、なんにもやることないから
隠れようかな
841 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 17:58:43
走っている彼。一言漏らすは「あーあ体育の時間だりぃ」
彼は苦笑する。なんだこれ、みんなしていっしょに大遊戯かよ、ってな具合で
まったく、だるさを顔ににじませながら、仲間の大内君に話しかける
大内君は、たばこを加えながらイウ。なんじゃこれ、しんでしまえ、おかしいたらありゃしない。
842 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:04:07
僕の名前は、太田守。とりたてて触れるべき事はない。
果たして僕はこの世の中をさばいぶしていけるだろうか。
ここは駅のホーム。まわりには人がいない。平日の昼間だと問い宇野に、いったい何をしているんだ
人間どもよ。
僕はとってもおなかがすいた。
843 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:07:59
きみはきれいだね
目が覚めるようで覚めないようなうつろな気持ちになる。
「そらそうだわ、あたしは天才美少女なのよ」
「そ。そうですよねー。これからどうなさるんです? どこか、すごいところに旅立つと聞いたんですが」
「そうね、そらすごいわよ、何千万払ったと思っているの? いっておきますけど、あなたみたいな賎民といっしょにされたくないわ」
「何をです?」
「価値観よ」
僕はなんだかこばかにされてているのか、かまってもらえてうれしいのかよくわからない表情で、
「ま、いいですよ、ぼくはうれしいんですよ、な、なんだか」
844 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:12:53
旗から見ていると、リバーうんゆは詳しいほどにレモン色。そうそいうたちの名前の混載はとってもおいしかいら、かがやくすべを
CDの光沢に、屏風模様の空間に閉じ込めて、初老からロリコンまでが埋没的に賞賛する。溜息ひとつ、くだらない嗚咽は3つ。
845 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:14:04
新着的にすずしい結果万トラをソ連的、社会主義運搬力マシンの肥溜めへと連れて行くときの彼女の嵐パンティに焦げ目の嵐のまた漣のような微笑色が絶えずまそそぐる。
846 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:16:03
いいおんなにな急接近のうんちくおばちゃんの七誌はきまぐれブルーの仕事に専念。毎日の巣に地「はーたすけて盆栽。空間のへちまはとってもあおいぜ」
といいつつ、ほん゛てもっての食卓夜空のテーブル、はさみ、カッターお守りを、常にポケットに忍び込ませるぼとの男冥利は
おんなが
ぬれない水辺の泉の川岸にとてつもなくどうくつお化けのよだれを苦しめる
847 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:17:21
苦しめる苦しめる、ははは。ったらおかしいね、まったくありえねー電波のま陰湿電波の増す五個アタックは、みもったいない電力をそそのかしては、
家賃滞納、円倍あーあこがれ、エンペラー的性行為
848 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:19:07
ぼくはこうすいおんなのほぞをかむようなでんげき
光線十手背あたっく万歳万歳。
849 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:20:01
盲芯で行くしかないような顔つき摩天楼は爆薬ドレスに高利貸しを殺戮させようと画策している。
「なん゛てこうなったかね、高嶺の花バラのおふろちゃん」
850 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:21:14
つまらないよね。なにをしいてるん゛たおまえはこの錯乱の世の中に何をたくらんでいるというのだ、差別だ明かり゛たろねおまんげだ。
851 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/03(土) 18:22:38
えびよりも大きなれ画家
とても強いとてつもなくつよい。のけぞりながら言う、
はあははあはあ、なんだねきみ、
きみは落ち着き払って卯、
こんゆおくさましにますぜ゜
そろそろいいかな・・・・・・?
荒らしはスルーするのが一番です。
854 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/04(日) 05:48:19
>>815 マジか!? 周りの反応は?
というかアレだ、このスレ流れ早すぎ。
みんな落ち着け! おかげで[のびる鼻]と[河本シリーズ]しか投下できなかったぞ!
しかも、[河本シリーズ]のひとつは番外編だったし……。[河本シリーズ]じたいが無意味無内容な小説だし……。
まったく、俺のためにならんかった!
次スレではちゃんと真面目にやろうぜ!
面白い人だと思われたい、って感じがひしひし出てるね
856 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/04(日) 18:15:53
>>856 そう言われてみるとそうかも
自分のことを天才、だなんて名前につけているのも自意識過剰でそもそも問題外って感じにも思えますし
天然白痴の方がお似合いだな。
859 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/05(月) 08:34:56
天才白菜 天才白菜 天才白菜わおわお!
天才白菜 天才白菜 天才白菜わおわお!
はい、みんなで一緒に――
天才白菜 天才白菜 天才白菜わおわお
天才白菜 天才白菜 天才白菜わおわお!
わははははっ。
楽しいなあ。みんなも楽しくなってきただろう?
はい、もういっちよ――
天才白菜 天才白菜 天才白菜わおわお わおわお わおわお わははははっ!
この調子でスレ埋めようぜ!
悪口反対 悪口反対 悪口反対わおわお……。
>>859 すまんかった
たしかに悪口はいけんかったな、ごめんよお
代わりに天才白菜じゃなくて、甜菜白菜にコテを変えてみてはいかがだろうか、と言ってみます
悪口でもなんでもなく、落伍者なのは今更言及するまでもないだろ。
いい加減スルーしようぜ…。
お前らNGに白菜入れてなかったのか?
863 :
ネギ ◆faNCQYY8qQ :2006/06/05(月) 11:27:16
テスト
864 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/05(月) 11:58:12
>>862 本当はみんな、オレのことが好きなんだよ。
「白菜って、かわいいよなあ。癒されるよなあ。あっ、今日は河本かいてる! ガンバッてるなあ。応援しなくちゃなあ。ほんと、白菜って天使だよなあ」ってみんな思っているんだよ。
NGに入れちゃダメなんだよ。
ていうかお前がスルーしれ白菜
あと河本はガンバッてないって自他共に認めてるじゃないか
866 :
天使白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/05(月) 12:14:17
>>865が幸せになれますように……。
もう寝ます。
867 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/05(月) 23:24:48
白菜は変人奇人を演じているのが判ってしまうんだよな。
強烈に突っ走るわけじゃなく、どこかで安全を抱いている。
嫌われないようにしている奇人なんぞ、軽んじられるだけなんだが、
そこら辺が判ってない。
だから、書くものも全部中途半端。
まぁ、ようするに小物ってことなんだが。
そんな白菜がらぶいんじゃないか。
まーなんでもいいからがんばれ。
あんまり微妙なのを連発してるとこっちがいたたまれなくなってくる。
869 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/06(火) 05:27:46
目を開けると、俺は百人単位で構成された列の最後尾にいた。俺と同じような列は、
右にも左にもたくさん見える。ここはいったいどこなのだろう、教会のような作りをした
室内、大きさは体育館ぐらいだろうか。後ろの壁は全面ガラス張りで、外には荒れた
大地が広がって空には星が輝いている。
自分がいままで何をしてきたのかを、俺はまったく覚えていない。ここは月なのだろ
うか、あまりに異常な状態からそんな考えが浮かんできてしまう、いやそれもあなが
ち間違っていないのかもしれない。
あらためて周の列を作っている者たちを見ると、どいつもこいつもまるでアニメや漫
画の世界に登場しているような姿だった。基本俺も含めみんな軍服を着ているのだが、
青や黄色やピンクの派手な髪の毛、女性は大きな目にすらっとした鼻小さな口の美少
女ぞろい。男性は長身ですらっとした美青年だらけ、なぜか俺の両隣だけゴリラのよ
に屈強な男達だった。
しんと静まり返った室内、誰一人しゃべろうともせずじっとしている。かといって機械
の様に黙っているのではなく、学生が校長の話が終わるのをまっているようにつまら
なそうな感じだ。
急に目が霞んできた。自分の眼球に霜が降り立つように世界が白くなっていく。それ
を追うようにこんどは視界が上から黒に染まっていく。それはだんだんと進行している
ようであったがすべてが黒に包まれたときに、なぜか俺はテレビを消したときのような
一瞬の変化のように感じていた。
870 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/06(火) 07:31:36
そんなもんさ、という呟きがどこからともなく聞こえてきた。しかし、それは俺の心の声だったのかもしれない。
没個性の人々で構成された列、そしてアニメ、漫画……。
屈強な男達は俺を縛りつける何かの象徴なのだろう。
俺が目覚めた世界は、本当の世界ではない筈。
本当の世界はきっと、
↓パス
明日が今日に変わる真夜中だけにこの世に現れるのだ。
10P~20Pくらいの短編の冒頭部分です。酷評お願いします
わざわざ電車で二駅も離れたアパートの一室を訪れたのは、姉として妹の近況を聞くためであり、決してこんな知り
たくもない事実を耳に入れるためではなかった。よくよく考えれば電話で済む話で、何故わざわざ訪ねたのだろうかと
今になって後悔している。
少しきつめの日差しから逃れるように妹の部屋に入ると、クーラーが効いていて涼しかった。儀礼的な挨拶を交わし
ながら中へ入る。ここへは引越しを手伝う際に来たことがあるだけだったので、少し辺りを見回し観察してみた。実
家にいたころよりはマシになったほうだがやはり女の子、という部屋をしている。ただ、全体の色調をピンクにしてい
たのをやめてくれたのは大きい。さりげなく置いてある動物のぬいぐるみなどはまだ許容範囲だし、家具の配置など
も多少は機能的になっている。こういうのも成長したというのだろうか。
今はもう7月も半ばを過ぎたあたりだから、私の就職と妹の大学入学からもうすぐ4ヶ月になる。妹は環境の変化に
も慣れてきたようで、しばらくは長居するには退屈なたわいない会話をしていた。妹のことだからと交友関係や学業
についてはあまり心配していなかったが、思ったとおり大丈夫そうだ。あとは戸締りや夜道での一人歩きの危険性な
どを最近の物騒なニュースをざっと列挙することで念を押しておこう。
「そういえばさっきから私ばっかりで、お姉ちゃんの話聞いてないよね」
不意にそう切り出す妹。しかしどうも様子がおかしい。顔には、聞きたいことがあります、と書いてあった。話を唐突
に切り替えるのはいつものことだが、妹は普段ならこんな回りくどいことはしない。質問したいことなどさっさと口に出
すので、それが顔に出る余裕などないような子だった筈だ。
何かあるのだろうかと思い少し問い詰めてみる。本当に妹らしくなく歯切れの悪い返答を繰り返していたが、要約す
るとどうも私の仕事の話が聞きたいらしい。更に裏にありそうだったが、それ以上は妹の意思にまかせることにした。
私は仕方がなく、今の職場のことをあたりさわりのない範囲で語る。
そうして一通り聞き終わると、ようやく妹は口を開いた。
「実はね、私大学に入ってすぐにアルバイトを始めたんだけどね」
一体何なのかと身構えていたので拍子抜けしてしまった。妹の相談とはようするに、要領よく仕事をするにはどうした
らいいかな、とか、もっと役に立ちたいんだけど、とかそういったことだ。
正直私だってまるでミスのない完璧な仕事振りで職場での交友は円満だ、などという完璧な姉というわけではない。
ただ、妹が求めているなら答えてやらないわけにはいかないと思いとりあえずのアドバイスをしておいた。あまり適
当なことを言ってもかえって迷惑だろうから当たり障りのない範囲で、だ。しかし、喫茶店で働いていると言っていた
が、アルバイト程度の仕事は妹なら大抵のことならば大丈夫だと思うのは偏愛しすぎなのだろうか。
そうして久しぶりに可愛いところを見せてくれた妹は、話し始めたときから今までずっと照れくさそうにしている。まだ
まだ私の前では子供なのかな、と思い妹をいとおしく感じた。
ただ、少しだけ、引っ掛かりを覚えた。
果たしてそれは聞いてよいものか。別に聞くこと自体は悪いことではあるまい。それはいたって普通なことだ。だがし
かし。確かめるのが怖かった。それでも、知らないでいることのほうがもっと恐ろしいように感じた。
結局のところ期待は裏切られ予想の方が的中してしまった。喫茶店と聞いて私が最初に思い浮かべるのはあの店
なのだから、始めのうちは単なる自分の勘違いだと思い込もうとしていたがも無駄だった。
何故よりにもよってあの店を選んだのかと訪ねてみると、なんとまあ、やはり姉妹だなという感想しか出てこない。妹
の口から語られる言葉は、本当に共感できることばかりで。私の思い入れがもう少しだけ足りなかったなら、手を取り
合って分かち合っただろうに。
「それにね、何気に店長がかっこいいんだ」
気恥ずかしそうに語る妹の顔は、最後のくだりになると一層赤みを帯びていた。
ここまでです
冒頭「わざわざ」を二回使って同じようなことを二度言ってる。ひとつに纏めれ。
>儀礼的な挨拶
ただ儀礼と書くとかなり大仰なものになる。まさしく儀式の際の作法だから。
「社交儀礼」=「形だけの」という意味で使いたかったんだろうけど、
社交儀礼も妹に対して使うのはちょっとな。
>引越しを手伝う際に来たことがあるだけだったので
微妙に変。口語的すぎる。
「引越しを手伝う際に一度来たきりだったので」ってとこか。
さらにその後の「見回し観察」という行動の理由としてはちょっと足りない。
つまり引越し云々より「その部屋をよくよく見たことがなかった」ことをもう少し強調するほうがいい。
>女の子、という部屋をしている。
「女の子らしい部屋がなんか悪いの?」と思ってしまう。妹の歳も書いてないし。
「年齢に合わない少女趣味」という点をまず先にちゃんと書かないと。
>今はもう7月も半ばを過ぎたあたりだから、私の就職と妹の大学入学からもうすぐ4ヶ月になる
算数しなくてよろし。「入学から四ヶ月」と書けば充分。
>しばらくは長居するには退屈なたわいない会話をしていた
意味がわからない。
>思ったとおり大丈夫そうだ。
頭に「話を聞いた限り」というようなのがほしい。
>不意にそう切り出す妹。しかしどうも様子がおかしい。顔には、聞きたいことがあります、と書いてあった。
不自然。妹が具体的にどうなのか書かずに印象だけをポンポン並べてる。
これ以降最後までずっとそうだな。具体的な内容や因果をほとんど書かず強引に進めてる。
>それが顔に出る余裕などないような子
「顔に出す」だな。
>正直私だってまるでミスのない完璧な仕事振りで職場での交友は円満だ、などという完璧な姉というわけではない。
ぐっちゃぐちゃ。もうちょっと纏めるか分割して。
>最後のくだり
「くだり」は文章に対して使うんだ。会話内容に使うのはおかしい。
>>869 文章はそこそこ書けそうなので、設定をもう少し詰めたほうがいいと思います。
目を開けたら列に並んでいた。というのは状況的にちょっと想像し難いですね。
その前は何をやっていたの? ということになりますから。
また、主人公が現在位置を教会のようだと判断した理由(内部構造)の説明がありません。
何か祭壇があるとか、キリスト像が飾られているとか、ステンドグラスがあるとか、そういう
小物のが欲しいですね。でなければ教会はカットしていいと思います。
体育館ぐらいの大きさで、後方がガラス張りという教会はあまりないと思いますので。
リライトするとこんな感じでしょうか。
気がつくと俺は列にならんでいた。
数百人はいるだろうか。同じような列がいくつか見えた。
天井は高い。鉄鋼の骨格は体育館のようにも見えるが……照明というものはなく、天井
そのものが発光しているように思える。
振り返ると俺の後ろには誰もいない。やけに赤茶けた荒涼とした大地が見えるだけだった。
夕暮れ。もうすぐ夜になるであろうことは容易に想像がついた。
背後の壁は全面がガラス張りになっている。光が反射して、俺の顔がほのかに映りこんで
いるのが見えた。
(自分の顔の描写)
しかし……記憶がない。
俺はいったい何者なのだろうか?
なぜこんな所で列をなしているのだろうか?
>>872-873 一言で言うと退屈ですね。
ストーリーに関係しない不必要な説明が多いような気がします。
10ページから20ページくらいの短編ならば、一つの事件をおっかけて終わり
ですから、冒頭部分に事件をもってくるのが定石です。
読んだ感じだと、妹と主人公が同じ人物(喫茶店のマスター)に惚れている
という話のようですから、ストーリー展開を想像させるこのセリフから初めていいと
思いますよ。ざっとですけど、こんな感じで。
「実はね、私大学に入ってすぐにアルバイトを始めたんだけどね」
喫茶店と聞いて私が最初に思い浮かべるのはあの店だ。
(主人公が感じる店の雰囲気や立地その他の描写。どういう風にいい店なのか)
「何故あの店を選んだの?」―主人公
「(妹のセリフ)」
なんとまあ、やはり姉妹だなという感想しか出てこない。妹の口から語られる言葉は、本当に
共感できることばかりで。私の思い入れがもう少しだけ足りなかったなら、手を取り
合って分かち合っただろうに。
「それにね、何気に店長がかっこいいんだ」
気恥ずかしそうに語る妹の顔は、最後のくだりになると一層赤みを帯びていた。
878 :
1/2:2006/06/06(火) 14:30:58
>>872-873 >わざわざ電車で二駅も離れたアパートの一室を訪れたのは、
「電車で二駅も離れた」違和感あり。九州の妹を訪ねる東京の姉だって世の中にはいる。二駅しか
離れていなければ「わざわざ」でもあるまい。もちろん二駅をわざわざと感じる人間もいる。しかし
それが一般的な感覚のように書いてはいけない。
>マシになったほうだがやはり女の子、という部屋をしている。(主文)
これは否定的な表現。それでどういうところが否定的なのかというと、続く文章は、
>やめてくれたのは大きい。
>まだ許容範囲だし、
>多少は機能的になっている。
>成長したというのだろうか。
すべて肯定的な描写。 主文とその理由が真逆。なので読んでいて混乱する。
「やはり女の子、という部屋だが、それでもマシになっている」とでも書けば、肯定とその理由な
ので、文章としては、おかしくはなくなる。
>私の就職と妹の大学入学からもうすぐ4ヶ月
ということは、姉(私)が22歳くらい、妹が18歳くらい、だよね?
にしては、いまどきの22歳の女性の言うことか? と首をかしげる描写が目につく。
>妹のことだからと交友関係や学業についてはあまり心配していなかったが、
「心配していなかったが」ということは、ふつうは心配することだと「私」は思っているわけだ。
交友関係はともかくとして、22歳の姉が18歳の妹の「学業」を心配するかね? 実家を離れて初めて
の1人暮しをしたんだから、まずは食事はどうか、元気か、そういう生活の心配をするだろ。
879 :
2/2:2006/06/06(火) 14:31:47
>>872-873 >偏愛しすぎなのだろうか。
たった二駅離れたアパートに行くのを「わざわざ」という姉が妹を偏愛しているとはとても思えない。
挨拶も「儀礼的」なんでしょ? むしろ世間一般の姉妹よりは冷めた関係に読める。
それで「偏愛しすぎなのだろうか」と言われてもね、何言ってるんだ? としか思えず。
つまり、姉の性格設定、妹の性格設定、姉妹関係の設定が、不十分だから、こういう瑕疵が現れて
くる。
短編の冒頭ということだが、正直なところ、この冒頭では読み進めてもらうのは難しいと判断する。
もったいぶりすぎ、引っ張りすぎ。
それと、冒頭の、
>決してこんな知りたくもない事実を耳に入れるためではなかった。
これはふつうには「私が妹の耳に入れる」と読めるのだが、話の中身から推すと、「妹が私の耳に
入れる」ということなのか? であるならば、悪文。
>>872 ここの住人は「そういうの」にすぐ過剰反応するが
意識して「わざわざ」を使ってるんなら全然良いと思うよ、そういう人間なんだろう、登場人物にしても作者にしても
もしも無意識に書いたのなら聞いて訂正するのも良いけどね
>>878 東京だと電車で二駅なら10分、20分という程度だが
田舎のほうだと一、二時間という計算になったりする。
それは田舎の電車は便数が少なく待ち時間が長いのと
駅まで遠い人もザラ(車で30分とか)であるということ。
だから電車での移動自体を「わざわざ」という感覚は、この物語の舞台がどこかによって違うと思う。
>>872 しかし、「二駅も」というこの「も」の為に「わざわざ」が「二駅」に掛かっている。
二駅を面倒と感じるこの主人公の正確は……などと余計な印象を与えてしまいかねない(と言うか俺がそう感じた)
そう言う印象が
>>879の言うように「偏愛」に違和感を与えたりするんだとおもう。
せめて「わざわざ電車で二駅離れた」だったり「わざわざ電車で二時間も離れた」なら自然なんじゃないかな。
と書いたが、たぶんこの話田舎じゃないよね。それならそう言う描写を入れるだろうし。
882 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/07(水) 04:49:16
>>876 レスありがとうございます
なにぶん今日見た夢のことなのでつじつまが合っていないような
ことが発生してしまったようですね。次は夢そのものを描くので
はなく、それを材料にひとつの形となった作品をつくってみたいです。
あと改変してくれた文はとても参考になりました。
883 :
あおい:2006/06/07(水) 06:54:08 BE:110825142-
アイドルとして成功するために静岡から東京の学校に転校してきた中学2年生の女の子、まさみ。
彼女の事務所の寮で同居することになったトップJrアイドルの芽以。
まさみが東京にきてからの友達は芽以しかいなかった。
しかし芽以はそんなまさみに気を使って自分の友達をまさみに紹介していった。
その後まさみは次々とロリコン雑誌の仕事を獲得していき、学校でも人気者になっていく。
一方の芽以は、小学6年からJrアイドル界のトップだったが、中1の冬にストーカーに会って以来やる気をなくしていた。
さらにネットで「今の芽以は劣化した」などと書かれて、精神的に追い詰められていく。
まさみは芽以と口をきかなくなっていき友達も、自分と同じように売れているアイドルばかりで固めた。
そして中2の冬、後に日本中のロリコンが読むことになる人気雑誌「わたしのおにぃちゃん」が発売される。
栄えある創刊号の表紙を飾るアイドルのオーディションが行われることになる。
まさみは当然自分が受かると思って応募。
しかし受かったのは芽以だった。
立場が逆転した二人。
まさみは酒に溺れ、芽以への嫌がらせか、芽以が好きな同級生の写真をおかずにオナニーしまくる毎日。
友達もいなくなったまさみ。
顔は皺が増え、醜く太っていくまさみ。
一方の芽以は「わたしのおにぃちゃん」の表紙以来、映画、ドラマに引っ張りだこ。
まさみと会う時間すらなくなっていた。だが芽以は心の優しい女の子。
まさみに気を使って食事に誘ったりもした。だがまさみが拒絶。二人の関係は修復不可能に。
最後にまさみは、芽以への恨みをこめて昔芽以にストーカーしていた男に出会う。
そして芽以を殺すように依頼する。
しかしこのストーカーの男は、不器用なだけで、芽以を本気で愛していたのだ。
芽以を殺せと言ったまさみを許すはずもなく、まさみはストーカーに殺されてしまう。終わり
出目金テリー伊東です。
ロッテロッテ 反日ロッテを買うのは止めましょう。
ロッテはテロ支援国(韓国)の恋人。
買うのは止めましょう。分かりますよね。
ロッテは拉致支援国(韓国)の恋人。
平和を愛する日本人なら買わないでしょう。
竹島を領土化する支援をしているのが現地企業のロッテです。
そしてわれわれの街を、路上を汚すガムを販売しておいて
清掃費用もガム代にかさない反社会的な朝鮮人(韓流)の血脈がロッテなのです。
ロッテロッテ 反日ロッテを買うのは止めましょう。
ロッテロッテ 反日ロッテを買うのは止めましょう。
ロッテロッテ 反日ロッテを買うのは止めましょう。
ロッテロッテ 反日ロッテを買うのは止めましょう。
>>872 > わざわざ電車で二駅も離れたアパートの一室を訪れたのは、
> 何故わざわざ訪ねたのだろうかと
「わざわざ」が重複。
強調する部分じゃないだろ。
一部を強調する事は他の全部を殺すって事だ。
百害あって一利なし。悪い重複の典型例。
>>873 > ただ、妹が求めているなら答えてやらないわけにはいかないと思いとりあえずのアドバイスをしておいた。
何故、読点を使わないんだ?
読者の事を考えていないのか?
馬鹿なのか?
887 :
872:2006/06/08(木) 09:28:22
遅れ手しまってごめんなさい。皆さんアドバイスをどうもありがとうございました
自分の書いたものを時間をかけてゆっくり読んでみましたところ、
指摘を受けたところは特に駄目だったということを痛感しました
もっと精進して出直してきます
888 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/08(木) 10:37:56
>>887 うむ。精進して又このスレに来い。ぜったいに、来い。
というかヒマだよヒマ!
一緒にビール飲もうぜ! お前のおごりで!
>>887 あまり気に病むな。
とりあえず一本完成させて、どっかに応募してみそ。
890 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/08(木) 17:14:32
>>890 味わったのか?オマエカワイソス(・ω・` )
>>891 味わわないのか?オマエスゴス(・ω・` )
一次くらい楽勝だと思うが、
もちろん賞にもよるんだろうけど、わざわざ難しい所に送って通らんで挫折ってのもなあ。
まずどこまでが予選なのかをはっきりさせる必要があるようだ。
一次審査が予選で二次審査からは本戦か?
じゃあ最終選考が決勝戦か
オラわくわくしてきたぞ!
896 :
1/2:2006/06/08(木) 23:52:47
午後十一時、住宅街の中の狭い道路を一台の車が走っていた。
黒い車は夜の闇と合わさってまるで見えなかった。
ライトを何をつけていなかったからだ。
私がその車の存在に気付いたのは、すれ違う僅か十メートルほど前だった。
道路は歩道も車道もない、広さ五メートル程の道だ。
こんな真夜中に、しかもこの狭い道路でライトをつけないとはどういう了見だ。
腹を立てた私は、すれ違いざまに時速二十キロほどで走行する車を蹴飛ばした。
すると、蹴られて音を立てた自動車は止まり、運転席からは黒いスーツを着て
サングラスをかけた強面の男が出てきた。ヤクザだろうか?しかしまだ若い。
「オラオラオラ!!人の車を蹴飛ばすたぁ いい根性しとるやないか!」
男は私に近寄り、ガンをつけてきた。
897 :
2/2:2006/06/09(金) 00:02:55
しまった……やりすぎたか
私は少々、調子に乗りすぎたかと反省した。
すぐに男に背を向けて逃げ出そうとしたが、私の逃げ足は遅く
男に追いつかれてすぐに捕まった。
私は地面になぎ倒され、息を荒げながら言った。
「か……勘弁して下さい、悪気は無かったんです」
しかし、男は聞く耳を持たず、私の左腕を捻じ曲げた。
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
私は痛さで悶え叫んだ。
間接が外れて逆方向に曲がってしまった私の左腕は見るも無残だった。
「あんちゃん、これに懲りたら二度と悪さするんじゃねえぞ」
男はそう言うと、車に乗り込み走り去っていった。
しかし、今度はライトをつけたのであった。
ここまでです・・・批評をよろしくお願いします。
予選落ち
途中まで真面目におかしなところをつついてたが
後半でやる気が失せた。
何これ。
900 :
1/2:2006/06/09(金) 01:17:30
酷評お願いします
満月の夜、赤紙山の森に入ってはいけないと
いうことは誰もが知っていた。狼共の長「双月の大将」が、
まんまるいお月様を食べたくて数多の仲間を連れ、森中を
駆け回るからだ。
赤紙山のちょうど平らになり始めたところにある黄衣の
村は狼共に悩まされていた。村の鶏やら牛やら豚やらの家
畜が決まって真夜中に襲われるのだ。鶏共がギャーギャー
騒ぎ出せば、そこに残っているのはべたべたした血とぐし
ゃぐしゃになった羽だけだった。
狼の仕業だとはわかっていたが村人達にはどうしようも
なかった。そこで長と相談した結果、村の若い衆を呼び出
し狼十匹を仕留めたものに大金を与えるという約束をした。
修三は猟師と呼ぶにはまだ若い男だった。狐や兎ばかり
を狩って日々退屈していた修三は、話を聞き猟銃を持ち出
し森の中に駆けていった。その日はちょうど満月、恐れは
あったが狼を狩るにはちょうどいいと修三は俄然やる気を出した。
月に照らされた森はしんとしずまりかえっていた。修三
は夜目が特別利くわけではなかったが、高ぶった神経は音
も聞こえないような木の葉のざわめきさえ敏感にかんじとっていた。
901 :
2/2:2006/06/09(金) 01:18:42
目の端をしゅっとなにかが動いた、それと同時に修三は
何も考えずに走り出していた。気づくと狼を絶壁追い詰め
ていた。狼は唸り声をあげ修三をじっと見ている。とびか
かるのか、にげだすのか、あきらめるのか、狼はゆらゆら
揺れるように動きつつける。修三は急ぐ呼吸をととのえ、銃
の先を狼に向けた。
ズドン!
狼は倒れた。修三は狼の両足をつかんでひきずりその
場を去ろうと振り返った。ふと絶壁の頂上を見上げるとそこ
にはひときわ体の大きい狼とそれにつづく何匹もの狼が修三
を見下ろしていた。
目が合ったまま修三は動けなかった。怖いわけではない、
その瞳の中に映るお月様があまりにも美しかったのだ。狼の
目に二つの満月、その満月が揺らめく、満月はいくつもいくつ
も地面に落ちていった。
その日から毎日、修三は狼を狩り続けている。しかし、満
月の夜だけは決して森には近づこうとはしなかった。
>ちょうど平らになり始めたところにある
なんかイマイチ。
山頂ってことはないだろうからふもとなんだろうけど
そう書けばいいよ。わかりづらい。
別に悪いわけじゃないんだけど、なんとなく気持ち悪いのは何故だろうと考えてみるに
>まんまるいお月様を食べたくて数多の仲間を連れ、
>目が合ったまま修三は〜はいくつもいくつも地面に落ちていった
このお月様絡みの二行が浮いてるんだよね。
ほかが淡々としてるのに突然ものっそい情緒的になる。
>>896 論外。
>ライトを何をつけていなかったからだ
>道路は歩道も車道もない、広さ五メートル程の道だ
こんな書き方、おかしいと思えよ…
時速20キロって、ふつうの自転車のトップスピードなんだけど。
10メートルなら二秒で走り抜ける速度なんだけど。
>しまった……やりすぎたか
>私は少々、調子に乗りすぎたかと反省した。
>男に背を向けて逃げ出そうとしたが
>男に追いつかれてすぐに捕まった。
「頭痛がして頭が痛い」みたいな表現がわんさか。もっと本を読め。
904 :
1/2:2006/06/09(金) 10:15:37
彼はあらゆるネットゲームに精通しており(とは言っても実際に取引されるのは、ほとんど二つの市場だけだったが)
その中にあるアイテム、いわゆる防具やら武器やらアクセサリーやらの類がそれなのだが、
そのアイテムを手に入れ、または安く仕入れて高く売るということによって収益をあげていた。
それは、ネットオークションで売買され、常に一定の為替レートが暗黙の了解として存在していた。
それらの情報は、あらゆるインターネットの掲示板に玉石混淆で晒されている。
その集合体から本当に有益な情報と、そうでない情報を見極めるのは極めて困難であったし、
時には良い情報が全く無いケースもあった。
だが、彼は今までそれでなんなく凌いできたのだ。
彼は二十三歳で、名前はタツと呼ばれた。家から外に出ることは極めて稀であった。
容姿は丸顔で痩せており、しばしば目線がどこか遠くに行ってしまうようなそんな表情を見せた。
905 :
2/2:2006/06/09(金) 10:17:37
次に、ネットオークションによる売買で利益を上げている少年がいた。
彼はまだたったの十三歳であり、色白のさんまを干したような顔をしていた。
それは知的と言えば知的なのだが、どこか生温かいようなおかゆを温めたような、
そんな顔だった。
服は黒色のトレーナーを着ているのか着ていないのかイメージのつかない、
何か可哀相な雰囲気を持った少年だった。
しかし、少年の目は綺麗なブルーで目蓋が少し大きめに印象に残る。
名はキサスと呼ばれた。
キサスの母親はイギリス人とのハーフで、父親は同じイギリスに出張中だった。
母親はいつも英語をキサスに教えるが、彼は全く覚えようとはしなかった。
酷評ヨロ
改行
>>896-897 一人称でまとめるて、冒頭の三行は削ったほうがいいと思います。
それと文章の細かい点はともかく、全体的に描写不足ですね。
>すぐに男に背を向けて逃げ出そうとしたが、私の逃げ足は遅く
>男に追いつかれてすぐに捕まった。
>私は地面になぎ倒され、息を荒げながら言った。
この部分は一人称ですから、詳細に時間軸を追っていったほうがいいです。
こんな感じで。
男に背を向けて逃げ出そうとした。
しかし、いくらも走らない内に腕をつかまれ、すごい力で引き戻された。
「す、す、すいません」
私は謝罪したが受け入れられず、足を払われ地面になぎ倒された。
ざらついたアスファルトの感触を頬に感じる。
街灯の下、転がっている空き缶が見えた。
殺されるかもしれない。そんな恐怖が襲ってきた。
「か……勘弁して下さい、悪気は無かったんです」
>>900-901 小説というか、小説の中に出てくる昔話みたいな感じですね。
プロットとしては悪くないと思いますが、小説の形にする為には、
もっと書き込みが必要です。
>>904-905 「その」とか「それ」という表現が多すぎるので、少し整理
したほうがいいでしょう。
また、説明が延々と続いているのも問題です。
登場人物を動かし、描写をしながら説明したほうがいいと思います。
セオリーでいけば、部屋の様子を描写して、主人公の外見を描写。
ネット内での実際の行動を追いかけて、長時間のプレイとか、カップ麺
ばかり食っているとか、主人公の性格、生活を説明する。
その後に、ネットゲームという仮想空間のアイテムが現実社会で売買可能
であることをさらっと説明し、それだけで主人公の生活は成り立っているん
だよと。こんな感じでいけば中々面白そうな話になると思います。
910 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/09(金) 13:36:17
>>903 文章って、難しいな。
オレも平気でこういゆう書き方する……。
「〜と思った」「〜と〜した」は、実は前より後、
「思った」ことを特に強調したい場合にのみ使うべき形であって
それ以外のどうでもいいところで連発すると単調かつ口語的な、
いかにも駄目っぽい文章になる。
最近読む気も失せる文が次々に投稿されていて気が滅入るよ
914 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/09(金) 22:19:03
僕の旅の最後の土地は、世界の犯罪都市として有名なヨハネスブルグだった。
旅は旅でも、人生に絶望しての自虐的な旅だった。
イラク、イラン、コロンビア、中国、チェチェン、などいつどこで命の危険にさらされるであろうとも僕は気にしなかった。どうしようもなく死にたかったのだ。
危険地域として有名な土地を数多く訪れてきた僕にとってヨハネスブルグは、文字通り「骨を埋める」場所であった。
ヨハネスブルグ駅を降りて、僕はすぐに貧困街に向かった。
壁は落書きで汚れ、地面は気味悪いシミはこびりついていた。
僕は適当な空き地を見つけて、野宿するための寝床を作った。夜になった。
午後九時過ぎだろうか、いくら耳をすませても怒声や銃声などは一向に聞こえてこない。
僕は空き地を出て、通りに出た。通りには人影はまばらで、しんとしていた。
突然近くの民家のドアが開いた。五十くらいの女が顔を出した。
「あんた、中国人かい?」と女は言った。
「いえ、日本人です」と僕は言った。
「日本人にしては汚い格好してるね」と女はにっこり笑って言った。「入りな、晩ご飯でも食べていきな、ごちそうするよ」
ここは本当にあのヨハネスブルグなのか? 僕はそんな疑問を抱きつつも、女の誘いにのり、家に上がった。
915 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/09(金) 22:20:01
食卓には二人の子供と、女の夫と思われる男が一人、背中の曲がった老婆が一人居た。
貧困街だけあって食事そのものは質素であったが、見知らぬ男一人を食事に招いてくれる人情というものが食卓に並べられた料理の質を上げさせた。
しかし僕は物足りなさを感じていた。そう、僕はこの街で、見ず知らずの人間に、強盗・誘拐に遭って、銃で頭を打ち抜かれることを望んでいたのだ。
その時であった、玄関のドアが急に開いた。見知らぬ男が大きな木の棒らしきものを持って、家に上がり込んできた。
これだ、やはりここは世界の犯罪都市ヨハネスブルグだ。僕はその場を動かず、これからやってくる死を迎えるように目をつぶった。
だがふしぎなことが起こった。僕を食事に誘った女が今度は押し這ってきた男を食卓に招いた。
男はうれしそうな顏をして、つまみ食いをするようにいろんな料理を食べ始めた。
僕はその光景を見て、あぜんとした。本当にヨハネスブルグに来たのだろうか……
僕はバックパックから使用済みの航空チケットを取り出し、到着地名を確認してみた。
地名には、yonesukeburg と記載されていた。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ / \ / \ / \
>>915 ああ、本当にyonesukeburgがあるんだったらお笑いものですね
918 :
1:2006/06/09(金) 23:54:37
酷評お願いします!
いつか大人になれば。
かなりの事を我慢できるし、いろんな事ができる。
そんな過信とも言える期待を15の時からハタチにターン・インする日まで抱いていた私はきっと、馬鹿、なんだろう。
不器用な恋を終えて泣いた夜や、幼いばかりに諦めたアルバイトの面接の帰り道、お前は子供なんだと両親に叱られ俯いた時、いつも私は考えた。
早く大人になりたい。
早く大人になって、門限に関わらず街へ出て、両親が顔をしかめるような衣服を纏い、自分でコーディネイトした部屋のドアを開けるんだ。
まぁつまる所、私は厳格な両親に辟易していただけだったのだけれど。
初期設定のままの携帯の電子音が突然なったので、伸びきったそばにむせてしまった。
携帯をぱかりと開けると、おかん、の3文字が飛び出ている。
思わず、げぇ、と私は上体を仰け反らしてしまう。
不用意に開けるんじゃなかった、この機種は開くだけで通話に切り替わるんだ。
919 :
1:2006/06/09(金) 23:58:16
そんな私の困惑を余所に、もしもしぃ、と無邪気な声が機械の中から出てくる。
母だ。
なるたけ低い声で何、と言うと媚びるような照れ笑いを彼女はした。いつもそうなのだが、母は笑う時絶対にあははとは笑わない。
最近になって分かった事だが、彼女は笑顔を常に男へ向ける様に作る。
その作法は娘の私としては、鼻に付く。
そんな私の思惑を余所に、母は小さな子供のようにたどたどしく、要求をのべる。
「今日二十七日だよね?」「そうだけど。」
「あなたのお給料日っていつ?」
またかよ。白々しいこと抜かしやがって。
一体私はこの質問を母から聞いたのは何度目なのだろう。ここ数年、母から携帯に電話が来る日は毎月決まっている。
切羽詰まった月でも、比較的余裕のある月でも母は毎月二十七日、私に電話を寄越す。
場所もわきまえず、舌打ちが出た。
「二十五だよ。」
「あらっ」期待感が込められた声を出す彼女に、私の声はますます低くなる。
何が言いたいの、と尋ねたりは絶対にしない。
沈黙は金也。
攻防の末、被害は三万ですんだ。それでも生活が苦しくなるのは目に見えていたが、先々月なんて五万も
持っていかれたのでまぁ、マシな方だろう。
進学のために田舎を出て、三年半になる。人より要領の良かった私は全国の日本人が名前を知っている大
学に合格した。
920 :
3:2006/06/10(土) 00:00:04
当時の私の喜び様といったらなかった。
一人暮しができると分かった途端にホットペッパーを開いて美容室の予約を取り、エクステまで付けた。
ファッション誌の「一週間コーディネート」を血眼で研究し、必要な物をメモしたりした。
合格祝いやら、入学祝いの御祝儀を私は全て洋服やら化粧品に注ぎ込んだ。
二十万近くあったお祝い金は全て消えたが、普段は厳格な父も有名大学の合格通知のお陰で機嫌もよく、
綺麗になったねなんて言ってくれた。
不思議だったのは母だ。
それまで一人娘の私を厳しい父から守ってくれた彼女が、いつからか声を荒げるようになった。
私の栗色に染められた髪を詰り、下手な化粧だと嘲笑う。
それが今の私の母だ。
1の意味がわからん
922 :
920:2006/06/10(土) 00:03:41
あまりにも長いので、一度切らせて頂きます。
3の〜たの乱用は自分でもどうしていいのか分かりません・・・
923 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 00:04:43
掲示板スレッドごとに書き込み分量に限度があるってことさ。
あらかじめそういう設定してあるから驚かないでという前フリ…
924 :
920:2006/06/10(土) 00:15:51
自分もよく分かりません
925 :
920:2006/06/10(土) 00:22:50
まだですか・・・?
>>918-920 カットバック(回想)の使い方が変。
冒頭から主人公の「大人になりたい願望」のカットバックで
始まるというのはNG。なにがなんだか良く分かんないので。
細かい文章はおいといて、
ソバを食っていたら携帯が鳴ったというシーンから始めるのが妥当。
自分の部屋なのか、ソバ屋なのか、社食なのか、描写を入れること。
>攻防の末、被害は三万ですんだ。
小説なんだからその攻防を書かないと。
そして電話を切ってから、親子関係のカットバックに入るならOK。
927 :
920:2006/06/10(土) 00:34:54
>>925は偽者です。勘弁して
>>926 ありがとうございます。
ちょっと、構成をもう一度見直してみます!
でもこういうのって何読みたい人が
読むんだろう…
エッセイ系の人?
携帯電話を携帯と書くのはどうかと思うんだが。
携帯食料とか携帯対戦車砲とか携帯対空ミサイルとかあるし。
っていうかなんでこんなのしか出てこないんだ俺。
>>928 これから面白くなるんだって。
娘がぶちきれて母親を殺害。そこに弟が帰宅。
みたいな展開になるかもわからないし。
「美花の事なめてる。なめられてるよ、アンタ。」いまいましげに真由美は私にそう告げた。水を張った灰皿にタバコを押しつけると、溶けるように煙が消えてゆく。
真由美は私の幼なじみで、幼稚園以来の仲だ。
美人の上に聡明な彼女は私よりワンランク上の東京の私大の学生だ。
服のセンスも垢抜けていて、話術も巧みな彼女は私にとって最も身近で、最も憧れている人である。
幼なじみと、幸福にも離れる事の無かった私たちは頻繁に会い、今のようにカフェでお茶をしたりしばしば互いのアパートを往来する。
早春のオープンカフェには人が少ない。
「しかし美花も馬鹿だよね。汗水垂らして働いた金をポンとやっちゃうなんて。」しかも毎月、とまたもやいまいましげに真由美は呟く。
自分でも馬鹿な事を繰り返している自覚はあるので、私は黙って七百円もしたミルフィーユにフォークを刺した。
新たに火が点いた煙草を指揮棒のように振り回しながら、真由美はさらに私を責め立てる。「もう五十万は持ってかれてんのよ、あんた。何に使っているか位
問い詰めなよ。美花んち、金がないわけじゃないでしょ。家は三階立てで、おじさんの会社はCM流してるし。」
全く以てその通り。
私の実家は貧しくない。もっと言えば、やや裕福な部類に属する。
父の年収だってよくは知らないが、一千万は越えているのは確かだ。母が金の事や父の仕事についてボヤいた事もなかったし、私が必要に応じて金を請求すれば何時でも言い値の諭吉を手に入れることができた。
なのに、何故なのだろう。
正当な理由があれば、ある程度の金を得られる財布を二十年以上所有している母だ。
そんな彼女がなぜ私から彼女からみれば端金とも言える金を巻き上げるのだろう。
そこまで考えると、胃の中から七百円もした生クリームがせりあがって来るのを感じた。
オリーブ色の木製テーブルが歪んでいく。
私の顔色を察知したのか、真由美の顔に焦りが見えた。
ちょっと大丈夫、と形の良い唇が私に問い掛けるが答えられない。
流行を忠実に再現した景色が色を失い、やがて真っ白になった。
いつもそうだ。母の事を深く考えると体が拒否反応を起こし始める。
私は、母が苦手だから。
確か、あれは高校三年になった春の日だった。
地方政令都市である故郷は中途半端な発展を経ても直、市街地に緑が残っている。街路樹にしてはいささか大きすぎる樹木はまだ梢に冬の香を残しながら風に揺れていた。
観光雑誌のなかでは「見事なケヤキ並木」と称される有名な道路を母の車が走っている。自己主張が大好きな、彼女のワインレッドの鉄の固まり。
その日は確か、学期末のテストで好成績を残した私に母が洋服を買い与えてくれる日だったのだ。
私は新しい洋服に、母は有名大学にでさえ入れるであろう娘の成績に、それぞれ浮き足立っていた。
そうなのだ。その頃まで母は確かに私にとって自慢の母だった。私が彼女にとって理想の娘だったかどうかは分からないが、私がそうであったように母として、健全に私を愛していた。
慈しむような優しさも厳しさも、兼ね揃えた母は私の理想ですらあった。何より彼女は美しい。今も、これまでも。
幅が丁度良い二重の瞳にすっとした鼻筋、色香を放つサクランボのような唇、それらが雪のような肌に行儀良く並んでいる。
何より彼女は齢・四十をとうに超えながら、完璧なスタイルの持ち主だ。
控えめに言っても中の下程度の容姿をしている私には神々しい、と言っても過言ではない。
私が母から受け継いだのは「長身」だけだ。百七十の大台に乗ってしまった私だが、中肉中背なのでスタイルが良いと言うよりもただの木偶の坊である。
彼女は私の最も誇らしく、最も疎ましい存在なのだ。
それでも「自慢の母」としていたのは、やはり嫉妬している自分を認めたくなかったと言う見栄もある。
しかし一番の理由は健全で、一般的だ。
母がそうしていた様に私も彼女を愛していた。
それが一番の理由だ。
「平日の夕方はこれだから嫌。」ハンドルはもう片方の手に任せ、頬に聞き手を当てながら母は呟いた。私もそれなりに辟易はしているが、運転している母はもっと苛々するのだろう。
私たちは帰宅ラッシュに引っかかってしまった。信号が変わっても進めるのは自家用車数台分と言ったところだろう。目的をようやく果たして、お腹を空かして帰路についた途端これだ。
母は大きなブラシをダッシュボートから取り出し、髪を梳き始めた。イラついているいる時の癖だ。
「ねえ、お腹空いた。」耐え切れず、私は斜め向かいのファーストフードの店を指差しながら訴えた。「ドライブスルーで買おうよ、夕飯要らないからさ。」
母は私をちらりと見てすぐに目線を変えながら、太るわよ、とだけ言い放った。「大体ねあんた、一食位抜いたって人間死なないのよ。少しはダイエットとかしたらどうなのよ。真由美ちゃんなんてママが心配する位ダイエット、ダイエットって必死になってるらしいじゃない。」
美人の幼馴染と比べられ、私は何も言えなくなった。真由美は元々顔の造りが整っているが、美意識が高くて美容に関してもうるさい。
私はと言うと美容よりも勉強や趣味を重んじているタチである。真由美や母の事は、そういう面では理解に苦しむ。
「いいじゃん、あたしはあたし。真由美は真由美だよ。」
私が開き直ると、母は小さく溜め息をついて前に向き直した。
「整形したら。」
不意に声を掛けられて、反射的に声がした方向を向く。それが母の言葉である事を理解するのに、数秒を要した。
虫歯があるなら歯医者へ行けとでも言う様な調子だった。
「アンタ、アイプチ使ってるみたいだけどみっともないわよ。糊の跡とか見えるし。」彼女は口紅を直しながら話しているので、発音がブレている。
言葉を失った私の目に、サーモンピンクと肌色の境目がちらちらと映る。
交わる事がない、完璧な二色の平行線。
「化粧気もない、センスもないじゃ手術しかないんじゃない?」
残酷な言葉を発する時、女はこんなにも美しくなるのか。知らなかったな。
込み上げてくる胃液を必死に飲み込みながら、そんな事を考えた。
>931-933
場面転換が唐突すぎ。
セリフで場面転換するならば、セリフの直後に場所の説明(オープンカフェ)の
描写が必要。どんな感じの店なのかさっぱりわからない。
あと世界観ですが、普通の新人OLなら、一人暮らしで実家に何万円もいれて、
その上カフェでお茶したりはできないはず。高給という設定ならばどういう
職場なのか説明が必要。
また、高給を貰って親元にいくらかお金を入れるというのは、おかしな事で
はないので、話の設定そのものに無理がありそう。
OLとかサラリーマンをしている方は非常に多いので、そういう世界を書くためには
ある程度の社会経験がないと難しいと思います。なんとなく社会経験の無い方が
想像で書いているような気がする文章です。
カフェでお茶するくらいでそこまで言っちゃえるのもどうかと思うが。
938 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 05:24:51
>>929 前後の会話で用意に想像できるだろ。
とくに強調するわけでもないのに携帯を
携帯電話なんて書いてたら目障りなだけだと思うが
最初に通信端末って書いて、以降は端末とだけ表現するとか。
940 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 07:42:31
キャラが立ってないのは確かだわな。
脇役が光ってるのに主人公だけぼんやりしてる感じ。
仕事のシーンでもあればいんだろうけど、リーマンの経験がないと厳しいか。
941 :
920:2006/06/10(土) 08:13:09
皆さん、ありがとうございます。
文章の文法・語感等はどうなんでしょうか?
体言止めが多いので…
>>938 文字に書き表す場合携帯電話を携帯とするのはいまだ御法度
よほど砕けた商業広告か、「携帯メール」「携帯サイト」みたいに
一語として確立しちゃってるもの以外は基本的に携帯電話とする
943 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 08:28:51
944 :
915:2006/06/10(土) 08:39:05
なんかちょっとスルーされてる? (´・ω・`)
(*'A`)σ <ちょっと!920くん!ちみがやたらと長い文を投稿するから僕の投稿が埋もれてしまったじゃないか!
2chの中でしか通用しない文の批評など無駄にしかならないよね。
946 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/10(土) 09:15:54
白痴はだまってろ
948 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 20:12:51
>>941 内容があっての文章だからね。
内容が伝わらないという意味ではあまり上手な文章とは言えないと思う。
949 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 20:52:07
>>945 現実社会でも通用するような文章がここに投稿されたことってあるの?
酷評しますスレを見はじめて、まだ4スレぐらいだけど、
まだ一度もみたことがn(ry
>>944 最後の一行を見ただけで真面目に酷評する気失せた。
>>914-915 >( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ / \ / \ / \
こんなもの、誰がわざわざ酷評するか。
>>941 文法におおきな間違いはないと思います。
語感は人それぞれの好みの問題になりますから、客観的な
良し悪しの判断は難しいと思います。
小説として見た場合、基本ができていない(状況描写が少ない)ので
問題外のレベルです。
>>920 これはしんどいわ。
前のめりに、つんのめっている、作者がね。
結論だけを息せき切って述べているので、読み手がついていけない。
まず、具体的な事柄の描写をして、それから結論へと持っていかないと駄目。
具体的に例示すると、
>美人の上に聡明な彼女
>服のセンスも垢抜けていて、話術も巧みな彼女
>慈しむような優しさも厳しさも、兼ね揃えた母
これらは結論ね。この結論に関する記述がどこにもない。
>「もう五十万は持ってかれてんのよ、あんた。何に使っているか位問い詰めなよ。
>美花んち、金がないわけじゃないでしょ。家は三階立てで、おじさんの会社はCM流してるし。」
真由美のセリフだが、どこが「話術も巧み」なんだ?
>>936さんが「なんとなく社会経験の無い方が想像で書いているような気がする文章」と書いて
いるけど、同意。
カフェもそうだけど、「年収一千万を越えている」くらいで「やや裕福な部類」というのもね。
家族かかえていたらカツカツだよ。
文章の不正確さも目立つ。
>地方政令都市である故郷は中途半端な発展を経ても直、市街地に緑が残っている。
「直」は漢字で書くなら「尚」ね。「なお」とひらいたほうがいいが。
「地方政令都市」も勘弁してほしいが、なにより文意自体が不明確。ふつうは「中途半端な発展
を経たら、市街地に緑が残らない」ということなのか?
じゃあ中途半端でない発展だったらどうなるんだ?
身近なことを具体的に書く練習を積むことをお勧めする。
954 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/10(土) 23:25:22
>>951 すいませんでした。ではこちらに置き換えたらどうでしょうか?
アハハとこっちとどっちにするか結構迷ったんです。
でも行を取っちゃうしと思って、アハハのほうにしたんです。
ごめんなさい。
>僕はバックパックから使用済みの航空チケットを取り出し、到着地名を確認してみた。
>地名には、yonesukeburg と記載されていた。
( ゚д゚ ) !
_(ヽ□ノ_
ヽ ヽ
もっと難しい単語とか言い回しを積極的に多様すべきだと思うけど。
頻度でいえば、10行に1度は辞書引かないと正確な意味がつかめない単語が出てくるとか
そういう頻度でいいと思う。
そんなの読み手が面倒だろとか思うかもだけど、だいたい日本語の漢字にしても英単語にしても、
基本的な根幹というか漢字一文字一文字自体は、
高卒程度の教養があれば知ってるものばっかりなんだよね。
だから辞書引かないと正確な意味はわからないにしろ、
漠然とした意味くらい読み手はまあわかるんだよ。
だから実際に辞書引く奴は少なくて、まあぼんやりとしながら続きを読む。
でもその単語の難解な雰囲気自体は心に残るわけで、
それが文章全体を、なんとなく高尚に見せかける効果があるんだよ。
957 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/11(日) 06:31:42
>>947 てめぇ、八九才にもなる老人に対して失礼だぞ! 白痴とは、何ごとだ! (詳しくは、前々スレの[白菜八九才]参照)
それとあとアレだな。次スレから俺はできるだけ雑談をしないことにした。
だからお前等もあまり雑談するな! 無意味な雑談禁止!
そして俺を「白菜さん」あるいは「天才白菜」のどちらかで呼ぶことを義務付ける。
それ以外の呼び名は、俺じゃないと判断する。無視する。相手にしない。
[ナンセンス]のスレに行く。なにを書くかは、まだ決めてない。
>>920 >人より要領の良かった私は全国の日本人が名前を知っている大学に合格した。
>普段は厳格な父も有名大学の合格通知のお陰で
これを読むと、相当な大学なのだろう、東大かね? と想像されるが、
>彼女は私よりワンランク上の東京の私大の学生だ
は? 彼女の私大よりワンランク下ってこと?
「私大よりワンランク下」で「厳格な父も喜ぶ有名大学」ってどこだね?
>家は三階立てで、おじさんの会社はCM流してるし。
「三階立て」は「三階建て」ね。
金持ちの表現でこう書いているのだろうが、三階建ては土地が狭いから仕方なしにそうしているだけ。
地方の金持ちはわざわざ不便な三階建てなんか建てないよ。広大な敷地に平屋か一部二階建ての大き
なお屋敷を建てている。
>街路樹にしてはいささか大きすぎる樹木はまだ梢に冬の香を残しながら風に揺れていた。
>観光雑誌のなかでは「見事なケヤキ並木」と称される有名な道路を母の車が走っている。
車で走りながら「大きすぎる樹木」の「梢に」残った「冬の香」を「私は」嗅げるのか? 犬でも無理だろ。
それとも「冬の姿」の詩的表現? そもそも冬のケヤキは葉が落ちていてそうそう風には揺れないが。
「観光雑誌のなかでは「見事なケヤキ並木」と称される有名な道路」これも悪文。
「有名な道路」というのなら固有名詞を書いたほうがわかりやすいよ。大学もそうだけど。
もちろん固有名詞を出さない小説作法もある。
でもそのわりには「ホットペッパー」なんて説明無しで書いているしね。首尾一貫していない。
思いつきで書いている印象が強い。
思いつきで書いてるに決まってるわけだが
私は思いつきなどで書いていない。
魂で書いている。
つまりは思いつきみたいな魂ってことだな
思いっきり突いて塊になったのか?
>>958 >>思いつきで書いている印象が強い。
思いつきで書いてる印象が強い。
「〜〜せし」「〜〜し」「〜〜せん」
これ最強。
これだけであたかも伝承の巻物に書かれてる文章みたいな雰囲気になって格調高くなる。
これ最強せし。
これだけであたかも伝承の巻物に書かれてる文章みたいな雰囲気になって格調高くなるせし。
セシウム
やべえww
>>965こいつたぶんモロに使ってるwww
イタイの指摘されて頭キて条件反射で書き込んだと見たw
968 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/12(月) 02:58:59
モロに使ってるわけねーよ…釣りですらねーのに…
>>956 文章自体が一定のレベルに達してない素人が
無理して難解な単語使ってる小説を読むほど
苦痛でムカつくことはないぞ。
皆さん批評ありがとうございます!
>>思いつきで書いてる
全く以てその通りです。
もっと設定を練って、語彙も増やさなければ。
状況を描写する練習もやってみます。
しつこいですが、本当にありがとうございました!
勉強になりました。
971 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/12(月) 19:22:59
ネタを投下
「ひじ子さん」
文化祭を一週間前に控えた日のこと。彼女はポスター作りに追われて、教室で仕上げをしていた。ようやく完成して帰ろうとしたときには下校時刻ぎりぎりだった。
大半の生徒はもう帰ってしまったあとで、校舎は人気がなくなっていた。電気の消えた廊下は、なんだかいつも以上に気温が低いように感じ、寒気がした。
不意にカーブの向こうから走ってくる人影が見えた。女の人のようだが、それは妙に背が低く普通の人の半分くらいの高さだ。それに走り方もぎこちない。一歩進むごとに体が右に左に大きくぶれている。
彼女の正面に来たとき、わかった。それは腰から下がないのだ。両肘で器用に体を持ち上げて走っている。それを見た彼女は来た道を全力で引き返し、女子トイレ逃げ込んだ。個室に鍵をかけやりすごそうとした。トイレの中でふるえながら、通り過ぎるのを待った。
どのくらいの時間が経っただろうか、下校時刻を告げる放送がスピーカーから聞こえてきた。彼女は鍵を開け個室から出ようとした、そのときだ。不意に上を見上げるとそこには肘を組んだ体勢で、彼女を見下ろす姿があった。
身障者をネタにされてもなー のりづらいわ
973 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/12(月) 19:41:10
いや、俺はありがちな都市伝説として書いたんだが。
身体障害者じゃなくて、得たいのしれのものとして書いただけなんだけど。
身体障害者はいかんよ
>>971 内容以前に、小説じゃなくてただの説明文になってるんだが
これはヾ(`◇´)ダメ! イクナイ!
>>973 フタ開けて1日放置した缶ビールみたいな文章だな。リライトスレに持って毛。
>>973 例えば下半身動かない障害者の方が読んだら
自分も化け物扱いされてる見たいでいやだろうなということなんじゃない?
そういう障害の人もいるからな。
980 :
972:2006/06/13(火) 00:12:11
てゆーかおまいらマジレスしてどうすんのよw
テケテケくらい知ってるって。あたまだいじょうぶ?
身体障害はあかんわ
腰から下がなくて、両手で歩いている人は実際にいるよ。
本も出ていた。
だから駄目。
984 :
972:2006/06/13(火) 02:28:57
正直すまんかった
足切ってきますw
そういうのもダメ。
というか彼女がどっちか読んでてこんらんする
988 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 11:21:52
窓のふちに肘をかけると外壁にとまっていた蝉が一匹、ぶーんと音をたてて飛び去った
次スレどうするんだ?
立てるなら挑戦するけど…
990 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 11:45:24
蝉の姿を探そうと思ったが、蝉がとまっていた外壁をぼおっと数秒見ていたので、探し出そうとしたとき、
その姿はもう消えていた。
994 :
名無し物書き@推敲中?:
耳をすましても泣き声はきこえない