あなたの文章真面目に酷評します Part37

このエントリーをはてなブックマークに追加
832名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 15:38:05
>>829
は?
833名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 15:45:25
>目が覚めた。
ベッドの中で、とか書いてくれよ。
芝生で寝てたのかと思ったよ。
834名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 16:17:32
>>829
芝刈がり機→芝刈り機
瞼も思い→瞼も重い
言葉は正確に。酷評おわり
835名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 17:14:46
>>829
>俺はそそくさと起きふとんをたたみ始めた。
>体はだるい。瞼も思い。それ以上に気分は憂鬱だ。
>勢いよくたたんだ瞬間、同時にカーテンもひるがえる。
間に1行入れる意図は?
一瞬、まぶたを畳んでるのかとオモタ。
836名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 17:24:17
やっつけ@書き出し。酷評お願いします
 /
「――で。どうして雪乃さんを殺したんです?」

 できる限りさりげなく問いかけると、彼女はにっこりと笑った。笑うだけで、何を言おうともしなかった。
 仕方なく、僕は続ける。
「殺す理由なんてなかったはずだ。殺す必要なんてなかったはずだ。
 それどころか、死なない方が貴方にとっては都合がよかったはずだ。
 ――何故なんです?
『誰』と『どうやって』と『いつ』は分かりました。けれど、『なぜ』だけが分からない」
 いくら問い詰めても彼女の笑みは崩れない。目を細め、口端をあげたまま、じっと僕を見るだけで何を言おうともしない。
 雪乃さんを殺したときも、同じように、笑っていたのだろうか。
 頭に浮かんだ疑問をすぐに消す。訊いたところで答えてくれないだろうし、答えたところで意味はない。
 死人は決して蘇らない。
 ――目の前の例外を除いては。
 震えそうになる足を押さえつつ、僕は、もう一度だけ彼女に問いかける。
「どうして、殺したんですか?」
 彼女は。
 尼崎雪乃と三人の恋人を殺し、七人の友人を陥れ、九人の人間を破滅させた彼女は。
 薄く笑ったまま、どこか優しい声で、はっきりと答えた。
「あの子が、わたしを殺したからよ」
 沈黙する番が僕に回ってくる。何も答えられない。何も言えない。何も、何も、何も。
 僕は黙ったまま、笑う彼女を見つめた。彼女も、僕を見つめていた。
 瞳の中に映る僕の姿は、目の前の女性と、よく似ていた。そのことが僕の心を重くする。
 すでに死んでしまった人殺しの姉から、僕は目を逸らせない。
 ――どうして。
 考えずにはいられない。どうして、こんなことになったんだろう。
 何処で何を間違えて、こんな、前に進むことも後ろに戻ることもできないような状況に行き着いてしまったのだろう。
 考えても答えはでない。
 いや……答えは本当は最初から出ている。認めたくないだけだ。
 全てはあの日、八月四日十六時四十四分の校舎裏に、尼崎雪乃を呼び出したところから始まったのだ。
837名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 17:44:07
ちゃかちゃか改行すんな、みっともない。

>「殺す理由なんて〜 >それどころか〜
「はずだ」が重なって鬱陶しい。

>――何故なんです?
「――」は「……」の方が適当。

後半
語り手がいろいろ考えてる割には何にも話が進まない。整理せよ。

全体
「答えたところで意味はない。
 死人は決して蘇らない。」
などの他は、意味もないのに現在形にしているところが多すぎる。。
センスもないのに文章のリズムとか余計なことを考える暇があったら、物語内の
事実をちゃんと語ることを考えろ。

もちろんライトノベルを書いているのであれば上記の点を気にする必要はない。
838名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 17:56:39
837さん厳しいなあw
あ、ここ酷評スレだったな
839名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 18:44:53
>>836
これが冒頭ならゴミ箱直行。
セリフで始まって、状況の描写がまったくない。

二人がいる場所がどこなのか。
主人公が何者なのか、彼女が何者なのかも分からない。
二人の関係も不明。

こんな状態の会話シーンならば読む側は???です。
何となく設定隠しの匂いがしますが、作者にしか分からない基本設定を隠したらダメ。
なるべく時系列に沿って書くようにして下さい。
840名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 20:43:50
いや、厳しい言葉をありがとう
これで褒められたら逆にへこむよ
841817:2006/07/24(月) 21:08:24
遅れたけど>>818返信センクス!
ショートショートみたいに話を短めに、上手くまとめるのは難しい……だからって長編かけるわけじゃないけど。
精進します(´・ω・`)
842名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 21:13:08
設定隠しったって、イントロのこの分量では時系列にそって書いても、
全て分かるように書くのは無理だろ(w
8431/2:2006/07/24(月) 21:56:31
 竹田ケンジと白鳥ハルコが付き合い始めてもう三年ばかりになる。
 ケンジはハルコに不満はない。そこそこ美人だし気立てもいい。時々わがままを言うこともあるが、ケンジを本当に困らせることはない。ハルコを愛している、ケンジはそう言うことができる。
 ハルコの方はどう思っているのか。ケンジは二人の仲は良好だと思っている。
 しかし、二人の関係はいまだキス止まりなのだ。
 ケンジはもっと先に進みたがっているのに、ハルコはそれを受け入れない。
 結婚まで貞操を守り続けるという主義なのかと問うたこともあったが、はっきりした答えはなかった。
 自分に何もかも許せるほど想いは強くないのか。ケンジの不安はつのるばかりだった。
 今日こそははっきりさせよう。そう決意してケンジはデートに臨んだ。

 バーのカウンターの一番端にケンジとハルコはいた。
 いまだ話らしい話もしないまま、ケンジはすでにスクリュー・ドライバーを二杯空けている。対してハルコは自分のグラスに口を付けていなかった。
 自分が体を許さないことにケンジがいらだっていることをハルコは十分理解していた。このままでは二人の関係は悪い方向に向かうだろうことも。
 決断の時なのかもしれない。意を決してハルコは口を開いた。
「ケンジさん、聞いて。私、本当はベテルギウス星系の出身なの」
8442/2:2006/07/24(月) 21:57:19
 ケンジは酒に弱い方ではなかったが、アルコールが回り始めた頭はハルコの言葉を十分に理解できるほどには働いてはいなかった。
「君、日本人じゃなかったのか」
 それがどうした。俺の愛は国籍、人種の違いなんかものともしないぞ。
「故郷に婚約者がいるの」
「なんだって!?」
「生まれたときから決まってた相手なの。まだ会ったこともないわ」
「じゃあその相手を愛しているわけじゃないんだね」
「ええ」
「僕を愛しているかい?」
「愛してるわ」
 ケンジの不安はかなり薄らいだ。まだ望みはあるじゃないか。
「でも、その相手がこっちに来るって言うの」
「いつ?」ちょうどいい。話をつけてやる。
「今日」
 その時、ひときわ大きな音を立ててバーの入り口の扉が開かれた。
 ケンジは音のした方を振り向いた。
 どうやら俺は酔いが回ってきたらしい。
 新しい客はイソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしているように見えた。

 ハルコは『彼』を見て驚いた。いきなりこんなところに現れるなんて。
 『彼』は体をたくみにくねらせながら席の間を縫ってハルコたちの方へ近づいてきた。店内ではパニックが起こり始めている。
「まずいことになった」『彼』はケンジには分からない言葉でしゃべった。
「どうしたの」ハルコも同じ言葉で応じた。
「会社の金に手をつけているのがバレた」
「なんですって!?」
 ハルコは唇を噛んだ。計画が大きく狂おうとしている。なんとかしなければ。
845名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 22:11:55
>>843-844
>ケンジは二人の仲は良好だと思っている。

続く文章を読むと全然良好と思ってないじゃん。

抽象的な説明に終始してどんな感じでつき合っているのか
全然イメージできない。どんな三年間だったんだ?

三人称とは言え、どちらかの視点に統一した方がいい。

コメディなんだろうが会話も描写も乱暴だな。
笑えればそれでもいいのだが、ちょっと笑いどころがない。

というか彼女の告白がキス以上に進めなかった理由なのか?
どうも要領を得ない話だな。
846名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 22:32:16
>>843-844
冒頭部分はあらすじですね。
物語が動いていません。

>バーのカウンターの一番端にケンジとハルコはいた。
から始めるのが自然です。
付き合って三年とか、貞操を守る主義なのか、ということはバーでの
会話で表現できるとと思います。
その中で、主人公とヒロインの外見や性格を描写するのが小説です。
847名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 23:10:47
>>842
時系列に沿って書いていけば、場面ごとに描写の機会があるので、
設定を隠す必要性は出てこないと思います。

時系列の途中から物語を始めるからこそ、設定を説明することが難しく
なり、設定隠しになってしまうものなのです。

特に初心者の場合、冒頭シーンにインパクトを出したいが為に、盛り上がる
シーンから書き始める(時系列の途中から書き始める)ことが多いのですが
これは結果的に設定の消化不良、設定隠しにつながります。
設定がアヤフヤな物語が高く評価されることはありません。
848名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 23:32:53
ハイハイ(w
849名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 00:47:10
 俺は怒っていた。
 何にって?決まっている。あいつの態度が気に食わないのだ。
 あいつとは同じクラスのある女子。何かと俺にちょっかいを掛けて来ては馬鹿にする。
 今日こそは復讐してやろうと、万全の体制で教室に入る。
 朝早かったので誰もいなかった……ように見えたが、なんと奴がもう登校していたのだ。
「おはよう。早いのね」
 え?このなんとも気持ちのいい挨拶のしかたはなんなのだ?
「ああ、おはよう。お前こそ早いじゃん」
 こちらも、ついつい気持ちのいい挨拶を返してしまったではないか!不覚だ!
 それにしても、いつもと違うこの態度はなんだ。そうか、そうやって油断させておいて、俺
をまたおちょくる気だな。
 よーし。そっちがその気ならこっちにも考えがあるぞ。
「あのな……。急にこんな事言ってお前驚くかも知れないけど、俺お前のことが……好きなん
だ!」
 言ってやったぜ。どうせ『はあ?馬鹿じゃねえの。きもいんだよ!』とか返って来るから、
その時は『バーカ騙されてやんの。お前みたいなブスを俺が好きになるわけねえだろ!』と返
してやるぜ。さあとっとと何か言って来いよ。おい!
「あ、ありがとう」
 えぇえええええ!どどど、どういうこと?どういうこと?
「私もずっと前から好きだったの。でもみんながいる前だと素直になれなくて……。ずっと意
地悪しててごめんね」
 やられた……。
850名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 00:56:25
>>849
ごく控えめに言ってつまらない、ということは置いておくとして、「あいつとは
同じクラスのある女子」とするのは損だと思う。
何でもいいから名前つけたほうがいい。
分量的にはこれと変わらないようなアメリカンジョークなんかでも、たいてい
「ジョンはスーザンのことを怒っていた」とかなんとか、人物に名前をつけている
ことが多いけど、それだけのことでもまことらしさというのは随分違ってくる。
話自体はつまらないごくありふれた物。コピペであっても不思議ではない。
851名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 01:39:26
>>849
描写が全くないので小説というよりもシナリオですね。
主人公を除いた登場人物が一人なんですから、どんな人間なのか
少しくらいは描写しましょう。


>何かと俺にちょっかいを掛けて来ては馬鹿にする。
>今日こそは復讐してやろうと、万全の体制で教室に入る。

この辺りを具体的に書き込まないと物語になりません。
どんな風に馬鹿にされたのか、いくつか例をあげて、その時に
彼女はどんな表情をしていたのか、主人公がどういう対応をしたのか。
また、どんな復讐の方法を考えていたのか。

「告白という復讐」は周囲に人がいない事が条件になりますし、普通に
考えれば自爆する可能性が高いですよね。そういう方法を選んだ理由付け
などがないとストーリー的には厳しいです。
852名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 01:54:47
おまえの論理展開はいつも同じだな
853名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 05:37:19
>>843
余は満足した。

>>849
余は満足したかも。
854名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 06:45:09
>>822
>>827
非常に遅レスで、申し訳ないです。
レスありがとうございました。
855「ザ・フライ」1/2:2006/07/25(火) 15:15:52
以前、夢遊病の話を書いた者です。レスどうもありがとうでした。
また駄文書いたので、酷評して下さい。

「ザ・フライ」

「あ、熱い、これはたまらん……」
 俺は襲いくる高熱に悶え苦しんでいる。
 もがこうとしたがなぜか身動きもできない。
「設計には寸分の狂いもないはずだった。もちろんカプセルの中にハエがいないことは徹
底的に確認した。それなのにこれはいったいどうしたことだ!」

 俺の作った物質転送装置は完璧……な、筈だった。
 幾多の失敗を教訓にして改良を重ね、ついに転送先に装置が無くとも物質を送ることの
できる画期的な装置が出来上がったのだ。
 しかもこの装置のもう一つ凄いところは、頭に思い描いた場所を脳波により関知して限
りなく近い場所に自動的に送り込んでくれるところにあった。
 これほど素晴らしい装置ではあったが、俺には恐れていたことが一つあった。それはハ
エと融合してしまった先人達の失敗である。俺はハエになるのはまっぴらご免だった。そ
こでカプセル内の消毒には念には念を入れ、ハエどころかシラミ一匹いないことを確認し
た。
856「ザ・フライ」2/2:2006/07/25(火) 15:16:39
 準備は万端整った。
俺は早速装置を試してみることにした。
せっかくだからこの蒸し風呂のような都会から抜け出そう。
俺は夕日の沈む海辺を思い描きながらカプセルの中に入り装置を始動させた。
電子レベルに分解されていく意識の中で、ふとあの映画の事を思い出したのがまずかっ
たのだろうか?
――「ザ・フライ」
 俺はその忌まわしい名前をすぐに打ち消した。大丈夫。ハエはいないのだ。
 転送は順調に進んだ。ところが俺はいきなり水中に放り込まれた。海の中に転送された
と思ったのだが、涼しいどころか猛烈に暑い。いや熱いのだ。
 よく見ると俺の身体は何か得体の知れないぶよぶよとした物質にくるまれていた。
身体の周りでは海水が沸騰しているのだろうか、ぶくぶくと激しく泡立っている。
 熱い! もう限界だ。俺は声の限りに叫んだ。
「たすけてー、あついよー……ぁっぃょー……」

「パパ、変な声が聞こえなかった?」
「あ? いいや。それよりお前ももっと食え。やっぱりフライはエビフリャーが一番だが
や」 
パクッ!

               完
857名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 15:19:19
よく読んでないが、単に話がめちゃくちゃってことないよな。
858名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 15:25:25
キャベツはどうした、って話だな。
8591/2:2006/07/25(火) 18:19:12

書き出し部です、ビシバシ酷評願います。

 壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)が部屋中に響く中、彼女の命の灯火、それも残り僅かの灯が消えようとしている。
 彼女は仰向けで蒲団に横たわり焦点の定まらぬ大きな瞳を、殆ど瞬きをせずじっと天井に注ぎながら、弱々しく呼吸していた。実際その息は今にも消え入りそうな程で、時々断続的に、は、は、という風に短く吐いては、すう、と何とも頼りなげに空気を吸うのだ。
 表情はさほど苦しそうでもない、何時もの通り陶器のごとく無機質な表情。だが頬のこけた様子が見ているだけで痛々しく、私は正視する事が出来無かった。
 ただ、彼女のその息、何か香りの良い植物のような息が、私の鼻をくすぐる事が私を少しだけ安堵させた。私は羽毛蒲団の下から彼女の手を取り、その白く細いそれを両手で力強く握った。
 
8602/2:2006/07/25(火) 18:20:45
 あの頃、彼女がこうなってしまう前。二人何時迄も見詰め合って、外界というものが非在だという風に、生活というものが瑣末なものに過ぎないという風に、生きてきた。いや、生きているという事すら意味の無いかのようだった。
 彼女は顔をゆっくりと、そして僅かに、右側の枕元にいる私の方へ傾けた。そうして、今では生気こそ無いが、昔のままの何かしら対象物に対して働きかける、不思議な視線を私の眼球に差し込ませた。
 私はその視線、そしてその発生源である彼女の瞳を愛していた。彼女の瞳はさほど大きくは無い、むしろ小さいといえる。だが、その瞳には何か無視し得ない意思が込められていた。私が背を向けていてもその視線に気付く程、
彼女自身の存在感に匹敵するほどの力がそれにはあった。
 それに比べると彼女自身は本当に静寂であり、存在が希薄に思える事もままあった。
 私はその不思議な瞳にたまらない愛着を持つ。その魅力は彼女自身をも圧倒してしまう様に感じてしまう事は否めない。
 そして私は時に思ってしまうのだ。一体、彼女が主で、彼女の眼が従なのか。若しくはその逆なのだろうか。果たして私は彼女自身を愛しているのか。それとも彼女の眼を愛しているのか。どちらなのか。
861名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 18:24:03
>壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)
あまりに間抜けな書き出しで、読む気無くなったんですが。
862名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 18:34:14
同じことの言い直しがほぼ全体にあってうっとうしい。

> 表情はさほど苦しそうでもない、何時もの通り陶器のごとく無機質な表情。
もうちょっと推敲してー。
863名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 18:40:01
>>855-856
時系列を入れ替える必要があるのかどうか。

物質転送装置 思い描いた場所にいける(基本設定)
 ↓
ハエが怖い、先人の失敗。準備
 ↓
水辺目指して出発 映画のザ・フライを思い出す
 ↓
熱い。
 ↓
エビフライ

これでスッキリいくと思いますが。
864名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 18:53:16
>>859-860
> 壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)

12は打たないような。
0時を知らせたとか。12回鳴るとかそんな感じでしょう。
深夜0時ということを知っていれば( )の中は不要。

あとは内容が観念的、抽象的すぎて読む気になりません。
クドイ言い回しとか、表現とかは、書いている側はそうでもないのですが
読む側にとっては苦痛なものです。簡単に言うと文章が下手ということです。

彼女が死にそうなのは859で分かりますから、とりあえず主人公を動かして、
物語を進めてみて下さい。
865名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 18:53:17
>>859-860
頼むからまず自分で読み直してくれ。
一行につき二つも三つもおかしいところがあるから、
いちいち指摘してられない。
866859:2006/07/25(火) 19:51:37

レスありがとうございます。
初書きでしたがやはり駄目な所ばかりですね、己の非力さを痛感しました。
幻想文学をならって書いたつもりだったのですが、素人が凝った文体に手を出すと、
くどいだけで目も当てられないということを身をもって体現してしまいました。

やはりはじめは余計なことをせず平易な文体で練習をつむべきでしょうか?
867名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 19:56:14
>>866
とにかくたくさん読んでたくさん書くといい。
868名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 20:21:11
>>866
書き始めは凝った表現使いがち。
解りにくいし、間違った使い方しているほとんど。
自分もわかりやすい表現で、ストーリーやキャラクターで魅せる事を考えた方が数倍いいと思う
869名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 20:34:33
そろそろ容量やばいからレスはしばらく待って。今から立ててみる
870名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 20:39:07
立てたよ

あなたの文章真面目に酷評します Part38
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1153827401/l50
8711/2:2006/07/25(火) 20:58:11
 友原孝次がカーラジオのスイッチを入れるとスピーカーから流れてきたのは懐メロ特集だった。
 どうやらナイターは雨で中止になったらしい。
 まあいい。最近負け続けの巨人が今日も負けるのを聞かずにすんだということかもしれない。
 二、三曲聞いたところで懐メロは飽きた。聞き覚えのあるのもあるが、ほとんどは孝次が生まれる前に流行った曲で、思い入れがあるわけでなし、特に良い曲とも悪い曲とも思わなかった。
 選局ボタンに手を伸ばし、左から順に押していく。
 イタリア語講座。だめだ。
 落語。パス。
 懐メロ。さっきと同じ局。
 次のボタンを押そうとしたところで車は道路のくぼみを乗り越えて大きくバウンドした。左手はボタンを見失う。孝次は手元を確認するために、フロントガラスから視線を外した。
 左手がもとの場所に戻ったのを確認して前方に向き直った瞬間、ヘッドライトに照らされて何かが立っているのに気がついた。
 あぶない。
 ブレーキを踏むよりも先に衝撃が伝わってきた。
 思い切りブレーキを踏み込む。ABSの効いた車体はわずかなスキール音を響かせたあと、十メートルほど進んで止まった。
8722/2:2006/07/25(火) 20:59:01
 やっちまった。
 手のひらに汗がにじみ、心拍数が上がっていくのを感じる。
 まさか人間じゃないよな。そう思いたい。
 しかし、さっき感じた衝撃はけっこう大きかった。
 おそらく、犬とかよりも、もっと大きなもの。
 鹿とか熊とかがこの辺にいるとは聞いたことがないが。
 いずれにしろ、確かめなければ。
 孝次は車を降りると、ゆっくりとボンネットの先まで進み、おそるおそる車体の前方をのぞき込んだ。
 それはまだ、二つのヘッドライトの間で車体にへばり付いていた。
 なんだこれは。
 ライトとライトの間でぐったりとしているのは、イソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしている、見たことも聞いたこともない奇妙な物体だった。
 なんてこった。
 人間ではなかったのには安堵したが、こんな得体の知れないやつだとは。
 しばらく途方にくれたが、このままにはしておけない。車体からはがそう。どうやって? 素手でさわる気にはなれなかった。確かトランクに釣竿とテニスラケットを積んであったはずだ。
 そろそろと後ずさりしはじめた途端、その物体がもそり、と動いた。
 孝次は思わず「わっ」と声を上げた。足がもつれてその場に倒れ込む。何とか立ち上がろうとするが足が言うことを聞かない。
 それはライトの光を背に立ち上がり、前後左右に揺れ、微妙に伸び縮みしながら孝次の方へ近寄ってきた。
 そして孝次の足元まで近づいて止まり、今度は青い触手を震わせて音を立てた。
 奇妙なことに、その音は日本語に聞こえた。
 「あなたにおすすめの自動車保険があります」
873名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 21:16:13
>友原孝次がカーラジオのスイッチを入れるとスピーカーから流れてきたのは懐メロ特集だった。
何か特定の曲なら「流れてきた」かもしれないけど、番組なら「スイッチを入れると
懐メロ特集をやっていた」とかじゃないのかね。
 何か具体的な曲名を入れて、「……流れてきたのは『○○○』だった。懐メロ特集らしい」
とかなんとかすれば、リアリティを出すチャンスにもなると思うがどうか。

>フロントガラスから視線を外した。
 そのことを「視線を外す」と書くのではなく、具体的に視線がどこに行ったかを書く
ことであらわした方が効果的に見える。

>照らされて何かが立っているのに気がついた。
 「立っている」のが分かるくらいなら「〜の影」と書けばいいでしょう。
後ろの展開からそれを書けないことは確かなので、「人影のようなもの」とかでもいいと思う。
何にせよ「何かが立ってる」ってのはあんまりだわ。

>はわずかなスキール音を響かせたあと、十メートルほど進んで止まった。
スキール音を響かせたあと、さらに10メートル進んだようにも読める。
「スキール音を響かせて止まった」で良いんじゃないのか。

影を見る→ブレーキ→スキール音→十メートル進む→止まる
見てから止まるまでに説明が増えるほどスピード感が落ちる。
>あぶない。
もいらない。緊張感なさすぎるだろ。

874名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 21:38:48
>>871
地の文で心情を語るのはいいんだけど三人称描写とごっちゃになりすぎ。
いっそのこと一人称にしたらどうか。

カーラジオとあるから車に乗っているのは分かるのだが、
走っているのか停まっているのか、どういう状態なのかの情報が
事故直前まで分からないのはちょっと良くない。

野球は中止になったのに雨についての描写が一切ない。
雨は降ってるのか降ってないのか。

「左手はボタンを見失う」 気持は分かるが何か変だ。

あと、酷評というわけじゃないが、
オチがよく分からなかった・・・。
875849:2006/07/25(火) 21:47:57
>>850
>>851
参考になりました
>>853
今度は満足してもらえるようがんばる
876名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 22:43:08
>>871-872
この書き方なら一人称でいいと思いますよ。
主人公主観で進めているので、後半の三人称に違和感を感じます。

細かい部分は置いといて、進め方は871の感じで悪くないと思います。
872の上段ですが、主人公の目に映る風景の描写がないので、シーンの
繋がりが悪いです。街中なのか、郊外なのか、田舎道なのか。一言でいいので
説明を入れてください。
877名無し物書き@推敲中?:2006/07/26(水) 05:07:21
まったく参考にならんがわざわざ書いてくれたからサンクスとだけは書いておこう。
878名無し物書き@推敲中?:2006/07/26(水) 16:01:10
また描写バカか(w
8791/2:2006/07/26(水) 22:49:17
 自分が病室にいないことがわかって、今ごろはちょっとした騒ぎになっているだろう。
 病院の屋上で無粋な金網越しに町を見下ろしながら可奈子は思った。
 ここにもすぐに誰かが探しに来る。それまで少しの間でも外の世界にふれておきたい。
 以前は自分の足で階段を登ってここまで来れたが、車椅子からほとんど立ち上がれなくなった今では、屋上までエレベーターが通じているのが本当にありがたい。それでも自分だけで屋上に来れるほど体力と気力が充実しているのは、ひさしぶりのこと。
 天気が良ければ波が輝いて見える海も、今日はあいにくの曇り空で、青とも緑ともつかない、沈んだ色をしている。もっとも、可奈子にとって直射日光は刺激が強すぎて負担が大きいから、これはこれで良い天気だった。
 あの海には一度だけ行ったことがある。
 駿河湾。地図帳に載っている地名で可奈子が知っている数少ない場所のひとつだ。とはいえ泳いだわけでも、海水に触れたわけでもなく、父親の運転する自動車で海岸沿いまで往き、車中から船や灯台や釣り人たちを見て潮の香りをかいだ程度だが。
 しかし目の前に広がるそれ以外の風景のほとんどはその程度の体験もなく、こうしてただ眺めるだけの地図のような世界だ。
 左に見える小さな山やその手前の公園、正面の広い駐車場を備えたショッピングモール、もっと向こうの鉄道の駅、赤と黄色の看板を高く掲げたハンバーガーショップ。近くに見える少し洒落た小さな建物は喫茶店だろうか。どれも可奈子の知らない場所。
 右手には自宅があるはずだが、小さなモザイクにまぎれてどれが自分の家だか判別できない。その少し手前にグラウンドと、その周辺では大きめ建物がある。そこが可奈子が籍を置く中学校だ。
 5歳の頃から13歳の今まで8年間、入退院を繰り返してその間の人生のおよそ半分は病院の中ですごしてきた。学校へは必要な出席日数をなんとか満たすために行っているようなものだ。
 おととい見舞いに来たクラスメートは8年も頑張ってるんだからきっとよくなる、と励ましとも慰めともとれる言葉を残して帰ったが、8年間もよくならなかったものがこの先何とかなるなどとは可奈子には到底思えなかった。
 それどころか、少しずつ、確実に可奈子の体力は落ちて来ている。
 背後で物音がした。とうとう見つかったか。可奈子は車椅子のハンドリムを回して向きを変えた。
8802/2:2006/07/26(水) 22:49:53
 予想に反して、そこにいたのは看護師でも医者でも両親でもなかった。人間にすら見えなかった。それはイソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしていた。宇宙人?
 驚きはしたが、不思議と可奈子は恐怖を感じなかった。
「こんにちは」可奈子はそれに近づきながら話しかけた。
 一瞬の沈黙のあと、それが青い触手をわしゃわしゃと振り回して応えた。
「オイシイサヌキウドンガタベタイデス」
「え?」今、うどんっていったのかしら。讃岐うどん?
「ガモウナカムラヤマゴエヤマシタ、カケザルショウユカマタマカマアゲ」
「????」
「サヌキウドンデス。シリマセンカ」
 讃岐うどんって、たしか、四国……?
「たぶん、あっち……」可奈子は日が沈む方角を指さした。
 それは青い触手を引っ込めた。そして虹色に光る球体が全体を包み込むと、すうっと浮かび上がり、すごい速さで可奈子の指差した方へ飛び去った。可奈子はそれを呆然と見送った。
「ふふ……ふふふっ」なぜか笑いがこみ上げてきた。
 あの人、お礼も言わなかったな。一方的に自分の用事だけをすませて去っていった。
「可奈ちゃん」
 可奈子が振り向くと母親が駆け寄ってくるところだった。
「部屋に戻りましょう」
 それだけ言って車椅子を押し始める。心配させたことを責める言葉はない。
 家――学校――病院の閉じられた世界。そこではみな可奈子に気を使う。やさしく、時に腫れ物に触るように。
 そのすぐそばに広がる、可奈子が知らない、可奈子を知らない人々の世界。そこからやって来たエイリアンとの、ちょっとした邂逅。
 西の空を見た。私もあんな風に飛んでいけたら。
「ママ」母親を見上げる。
「なに」
「私、ママやパパにもっと迷惑かけてもいい?」
「……」母親は可奈子を見つめ返した。娘の顔はいつもの達観したような表情ではなかった。
「……だめよ」
「……」
「可奈ちゃんにやりたいことがあるのなら、パパもママも何だって協力するわ。そんなのちっとも迷惑なんかじゃないのよ」

 その夜、可奈子はいつもより早く消灯した。世界を広げるのは大仕事だ。無駄な体力は使えない。
 そう言えばあの人は讃岐うどんを食べられたのかしら。そんなことを思いつつ可奈子は眠りに落ちた。
881名無し物書き@推敲中?
一生懸命書いたみたいだけど、全体的にユルいにゃあ。
>自分が病室にいないことがわかって、今ごろはちょっとした騒ぎになっているだろう。
> 病院の屋上で無粋な金網越しに町を見下ろしながら可奈子は思った。
この作品の書き方だと、上記二文は1パラグラフにまとめた方がよさそう。「、」で一文に
つないでも良いくらいだ。 

>直射日光は刺激が
割と柔らかい言葉で来てるから「強い日差しは〜」などの方が馴染むかも。

>可奈子が知っている数少ない場所のひとつだ
ここは「行ったことがある」じゃないと。

>車中から
これも「車の中から」の方が、作品の質感にあってると思う。

>目の前に広がるそれ以外の風景のほとんどはその程度の体験もなく
目の前に広がる風景のことを言っているなら、わざわざ「それ以外」という必要なし。
加えて、日本語自体が少しあやふや。

>こうしてただ眺めるだけの地図のような世界だ。
一体、この人物はどこで何をしているのか。「地図に書かれた遠い国の地名と同じ
くらいに親しみのないものでしかなかった」といったようにしておかないと、人物が屋上で
街を眺めているのか、それとも地図帳を眺めているのかが分からない。

>左に見える〜
どこかで一発、町並み全体の雰囲気を漠然とでも書いておかないで、いろんなものを
列挙してもしょうがない。

>「こんにちは」
恐怖感がないにせよ、人間でないものに、最初からこういうアプローチをするかね?