あなたの文章真面目に酷評します Part38

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941名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 11:15:40
>>938さんのおっしゃる通りです。

貧乏暮しでも二本差しだということをあえて強調したかったのかな?

はい、そうです。貧乏でも自分は武士の端くれだというようなのを
表したかったのです。ただ汚い浪人という風にこの樋口は思われたくない、
武士でも下の階級だけどサムライとしての誇りがある、というような…
後、一本差しの侍もいますよね…勉強不足でした。

>闇の中から黒い着物を着、顔を黒い頭巾で隠した者が
ここはいささか書き方がぎこちない。

>顔で唯一隠れていない目元からは、飢えた獣のような目で樋口を睨みつける。
この文脈なら「飢えた獣のような目【が】」だろう。

はい、書き込んだ後にそう思いました。推敲してから書き込めって話ですよね…

942名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 11:16:56
>>937->>938
下手じゃないけれど面白くもない感じ。
話としては断片だし、主人公のキャラもよくわからないまま終わってるからねぇ。
短文だと詰め込める内容には限りがあるから、もっと見せたいポイントを自分の中で
はっきりさせて書いた方がいいと思う。
文章的には、語彙がちょっと足らない感じに思った。
たとえば冒頭の「家に帰る途中〜」にしても、帰路とか、その道中とか、キャラの
背丈に合わせた(もしくは時代物なので古臭い)言い回しにしないと微妙に違和感が
出ると思う。
943名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 11:35:10
>>942キャラの部分も、顔と服装の部分だけに囚われて、
性格描写や体格、身長などを書くのを忘れていました。
文章の語彙の部分も、「家」というのは、時代劇ぽくないなぁと
後から思いました。古臭い言い回しを心掛けてたつもりでしたがまだまだですね…
最初お美沙も店員と書こうとしてしまいました。
見せ場の部分は、この後、この謎の集団との殺し合いがある予定なんですが、
まだ思いついてません…
944名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 11:58:51
長屋に帰る道中、冷たい夜風が、樋口哉右衛門の体を包み込んだ。
もう七月の初めだというのに、夏の気配を感じず、夜はまだ冷える。
 顔は馬に少しにて長く、目は笑っていても普段のときでも、違いが
分からぬほど細い。その上髪は三ヶ月に一度しか整えぬから、後ろ髪が伸び
長屋の隣の与平たちから陰で「馬面哉右衛門」と馬鹿にされ笑われている。
だが本人の前では決して誰も口にしない。
実はこの男、こんな何事にも動じないような顔で、案外傷つきやすいのだ。
その上、手も早い。十一歳の頃、同じ剣術道場の年上の子供から顔のことでからかわれた途端、
相手を殴り飛ばして、馬乗りになり散々殴って泣かしたことがある。
それからというもの誰も樋口の顔のことを話題にはしなかった。
あくまでも本人の前では…
 さてこの樋口、顔も長けりゃ背も高い、そこらの大人の男よりも頭二つほど飛びぬけており、
友人が人ごみの中でも、すぐに分かるほどだ。
金は無さそうだが着物は小奇麗にしており、腰に差した大小の刀が
誇らしげに歩く度に揺れている。
(せっかく飲み屋で体を温めたのに、これでは体が冷えてしまう)
ぞくっと身を震わせ、先程よりも歩く速さを上げていった。
新月の微かな光を頼りに、砂利だらけの道を進んでいく。
945名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 12:23:39
体に残る酒の余韻に浸りながら、飲み屋の給仕の
お美沙という女を思い浮かべながらにやける。
目じりを下げ、お美沙の意外と肉付きのいい肢体と、味噌田楽を
肴に、酒を飲んだのを思い出す。いい気分に浸りつつ、
家路に急ぐ。だがそれも長く続かなかった。
「樋口哉右衛門だな」
樋口の正面から、冷たく厳しい口調の声がした。
先程の余韻と酔いが一気に醒め、細い目がわずかに見開く。
樋口の体を重厚で息が詰まりそうな殺気が絡みつく。
正面からだけではない、右、右斜め後ろ、左前の方から、
顔を黒い頭巾で隠した黒装束の集団が闇の中から静かに現れた。
それぞれ手に刀身を黒く塗った刀や槍を持ち、
袖口からは漆黒の色をした手甲が見えた。
顔で唯一隠れていない目元からは、飢えた獣のような目が
樋口を睨みつける。
(なんだこやつ等?)
男達のいる場所を瞬時に確認した後、いつでも刀を抜けるように、
姿勢を正した。
返事をしない樋口に、正面の男がもう一度、さっきよりも語気を強めて、
「樋口哉右衛門かと聞いている!」と怒鳴る。
だが樋口は別段動じることも無くこう言った。
「いや、人違いだ」
つづく
946名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:07:05
>>944
構成的には、>>937-938から以下の部分をカットしたくらいで調度。
>体に残る酒の余韻に浸りながら、飲み屋の給仕の
>お美沙という女を思い浮かべながらにやける。
>目じりを下げ、お美沙の意外と肉付きのいい肢体と、味噌田楽を
>肴に、酒を飲んだのを思い出す。いい気分に浸りつつ、

貧乏侍→夜道→襲われる
と展開するならば、上のシーンは必要なし。
伏線として必要ならば、そのシーンから始めたほうがよい。
主人公のキャラは、戦闘をしながら、あるいはその後のシーンで描写して
いくもので地の文で説明するのはいかにも稚拙。

また、時代小説は読者層が高い(メインが五十代〜)ので、時代設定や小道具など
かなり資料を読み込まないと通用しません。デビューするのが難しいジャンル
なので、その手の分野の資料がないならば止めたほうが無難です。

947名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:16:23
キャラの説明は、最初ぐらいで書くものと思ってた。
性格は後で、最初見た目だけでよかったのかな?…
どんな見た目かも戦闘中の描写で書けばいいのでしょうかね?

>貧乏侍→夜道→襲われる
>と展開するならば、上のシーンは必要なし。
>伏線として必要ならば、そのシーンから始めたほうがよい。
>主人公のキャラは、戦闘をしながら、あるいはその後のシーンで描写して
>いくもので地の文で説明するのはいかにも稚拙。

うーーん…
948名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:22:00
小説書くのって難しいな。
949名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:26:28
>>947
描写の件ですが、イメージがわきますからとりあえずはこれで十分です。
(時代物としてOKかどうかはわかりませんが)
>顔は馬に少しにて長く、目は笑っていても普段のときでも、違いが
>分からぬほど細い。その上髪は三ヶ月に一度しか整えぬから、後ろ髪が伸び
>長屋の隣の与平たちから陰で「馬面哉右衛門」と馬鹿にされ笑われている。
> 金は無さそうだが着物は小奇麗にしており、腰に差した大小の刀が
>誇らしげに歩く度に揺れている。

戦闘の中で、思考回路とかとか剣の腕を描いて、
その後に、○○流免許皆伝で、どこそこで人を斬ったから狙われている〜
という感じで物語を進めるとスムーズにいくと思います。
950名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:28:38
>>567
バカ
951名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 13:44:54
もうちょっと詳しく説明すると
主人公の体格や身長は、直後の戦闘シーンで敵方と比較しながら書く機会が
あるので、冒頭で無理に入れる必要はありません。

>実はこの男、こんな何事にも動じないような顔で、案外傷つきやすいのだ。
この手の説明は、リアルタイムで書かないと浮いてしまいます。
女性と話していて、馬面と言われて傷ついたというシーンで
この文章が入るならOK。

さらに主人公の回想として、
>十一歳の頃、同じ剣術道場の年上の子供から顔のことでからかわれた途端、
>相手を殴り飛ばして、馬乗りになり散々殴って泣かしたことがある。
とつなげて、子供の頃の行いを反省し、女性に対しておどけて見せたとか、
笑って見せたなどとつなげれば自然にいけると思います。

料理屋で女性と話す→馬面と言われ傷つく→少年時代の回想で反省する→
女性に冗談で返す。という流れですね。
これが伏線となって、後のシーンで「馬面」と言われキレるシーンが引き立つわけです。
952名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 15:06:19
人がこの世を去る瞬間を、はじめて見てしまった。

その時、僕は本屋からの帰宅途中だった。

その日の夕方、周りから薦められたホラー小説を買い、僕はそれを家で読んでいた。
しかし途中のページに大きな折り目がついているのに気付いた。
自分以外が本を汚すことを嫌う僕にとっては、交換を求めに本屋に行くことは必然だった。おもえばこれはこの後に起こる出来事を目にするためにあったのかもしれない。
そして、そのページはちょうど人が殺された場面だった。

レシートを残しておいたおかげで無事交換をしてもらい、自転車で帰途についた。
前方の踏切が音を立てはじめ、遮断機がまず左側、そして右側と降りていく。
ちょうど僕が踏み切りを前にブレーキを握ったとき、その横を掠めて一台の原付が走っていった。

ちょっとまて。その先は踏み切りだ。そんなスピードで走っていったら……
しかし原付は減速する様子なく、踏み切りの真ん中、遮断機の隙間をめがけて進んでいく。

そこからはスローモーションのように時は流れていった。
遮断機の隙間をぬって踏切内に入った原付は、まさに今踏み切りを通過しようとしていた電車と接触し、その下に巻き込まれていく。
原付に乗っていた人も一緒に。
僕の、目の前で。

彼(彼女?)はなぜあんなことをしたんだろうか?
警察はそれを知っているのかも知れないが、それが一目撃者である僕の耳に届くことはないだろう。
953名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 15:46:18
>>952
冒頭からカットバック(回想)で入るのはNG。
時系列で考えると
小説を読む→傷がある→交換へ→事故を目撃
なので、まずこの順番で書くべき。

あと、事故シーンの描写が足りません。
周囲の人間の反応や、音などの描写がないと事故という感じがしません。

954名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 17:05:10
「君ってさ、マゾだよね」
 彼女の言葉に、僕は何の返事もできなかった。もうアルコールでふやけたレモンしか残っていないグラスを、手持ちぶさたに回す。言われた言葉が、あまりに痛い。
「なんで、そうやって出口を自分で塞ぐかな」
 一拍ほど開けて、グラスを下ろし彼女を見つめる。いつもと変わらない、美しくも近寄りがたい整った顔。
思わず目をそらしそうになるが、僕の心はそうはさせてくれなかった。しばらく無言でただただ見つめていた。
彼女の方も目をそらさずにしばらく見つめ合っていたが、ほんの間をあけて彼女の方が吐き出すように呟く。
「辞めるのね」
 僕の視線を、そういう風に感じ取ったらしい。
「……概ね正解」
 僕も、彼女と同じように吐き出すように言った。もう、どちらにしろ決めたことだ。
 ――じゃ、なんで彼女と飲んでる。止めて欲しいんじゃないのか?
 ふと、自分の中にわき起こる疑問を打ち消すように言葉を連ねる。
「決めたことだから」
 僕はグラスに残ったレモンを噛む。口の中に弱々しくもしっかとした酸味が広がる。少しきつかったかもしれない。思わず眉宇をしかめて苦笑いを浮かべ、グラスにレモンを戻した。
 彼女はそんな様子を笑いながら、ようやく口を開いた僕に、やるじゃん、という風にひさびさの笑みで返してくれた。
「ね、二人とももう一杯お願い」
 他の客と談笑していた店員がこちらに頷き返す。
「何を?」
「私にはギムレット。こっちには……ニコラシカ」
 店員は僕を一別すると、良いか、という風に目で言っている。僕は頷いた。
「……いいのか? 明日もあるんだろ」
955名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 17:05:55
>>954

 ギムレットなんて辛口のカクテル、滅多に頼まない彼女。一抹の不安が僕を襲う。
「私も辞める」
 そういって彼女は、僕のグラスから囓りかけレモンをつまみ上げて口へと運んだ。
「だから……飲みましょ」
 彼女の口の中に消えたレモン。僕はその酸味を思い出しながら、苦笑した。
 ニコラシカは“口の中でつくるカクテル”だ。砂糖とレモンを口に含んでブランデーを流し込む。
 僕は運ばれてきたニコラシカ――砂糖を乗せたレモンとブランデー――のグラスを上げてブランデーを口に含む。
「乾杯」
 僕は自分の唇を彼女の唇を重ねた。
「やっぱり、砂糖がないと駄目ね」
 唇を離したとたん、そういって笑った。僕も、口に残った酸味に頬を染めながら、笑った。
956名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 17:06:26
>>954-955
よろしくお願いします。あんま内容は考えてないので、文章の方中心に。
957名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 20:52:06
文章としてはここに投稿される全ての文は別にいいんだが
いわゆる「小説」の文としてそれを主張するなら
多分全部絶望的な文体のなさをどうにかしてきてから出直して来て欲しい

そんなこと思いながらもいつかこのスレに読むに堪えられる文が投稿されるのに
浅はかながら期待している漏れも漏れだが

というか漏れ自体が日本語下手だけど
958名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 20:54:46
>>951遅レスだけど、なるほど、参考になります。
959名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 21:34:21
>>957
出来れば、もう少しかみ砕いて具体的にいってもらえると助かる
960名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 22:23:40
>>959

>>957→文体のない文ばっかだ
961名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 22:42:14
>>952
こりゃ、ひでえな。
このスレでも最下層の部類。

この内容を、自分が小学生になったつもりで、小学生が書くような作文を書くつもりで、
書き直してごらん。
少なくともこれよりは良いものになるから。
962名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 22:54:39
次スレ立てました。
よろしくね m(*^_^*)m

あなたの文章真面目に酷評します Part39
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1156600025/l50
963名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 23:08:43
>>957の日本語が一番ひどい。
964名無し物書き@推敲中?:2006/08/26(土) 23:23:48
>>956
もてない男がもてる振りをするから可笑しくなる。失笑ものじゃん。
三行以上読む気がしない。
売れ残りの年増女かブスの同級生を欲望のままに手篭めにする話
でも書いたら?
カッコつけないで自分の文章書いたほうがよい。
965名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 00:06:18
>>949そうだとしたら、一番最初に書いたヤツでも良かったな…
最初は、キャラが分からないと言われ、
細かく性格まで書いたら後ででいいといわれ、
大変だ…
966名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 00:15:30
>>956
文章を中心にということですので、一言で言わせてもらうと
自意識過剰で読む耐えない文章です。

なぜ読むに耐えない文章になったのかと言えば、描写もなくキャラが
立ってないからです。
小説になっていないので、物語ではなく、書き手の妄想のように見えます。
結果として読むに耐えない、気持ち悪い文章となっているのです。
967名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 00:19:49
>>954-956
目立った問題点はないのでここでは良作に入るかと。
968名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 00:32:49
>>967あ、ありがとうございます…
969名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 01:47:27
>>954
誰を読み手にしたものかにもよるけど、主語、行動の主体が曖昧。
物語の途中から抜き出してきたものかもしれないけど、

>僕の心はそうはさせてくれなかった
こういった言い回しや体言止め、現在形の頻用など、20年前の高校生が書いている
よう。
道具立ても古くさいよ。
970954:2006/08/27(日) 04:43:57
>>968
なんで代りに礼を。

>>964
振り、ですか。なるほどそうかもしれません。
次はもう少し、自分に近づけて書いてみます。

>>966
すいません。確かに、何も考えずに書いた分
こうであれば、という妄想にしかなっていないようです。
やはり明確なストーリーのない文章は妄想にすぎませんね。

>>967
ありがとうございます。これからも精進します。

>>969
確かに、視点移動は相当適当です。彼女彼女と書いているうちに
果たしてどういう風な会話にしたいのか、というのが混乱してしまいました。
20年前の高校生ですか。ちょっと発想がふるすぎたようですね。
現役の高校生なもんで、若さを表現できるよう、がんばりたいです。

批評(酷評)ありがとうございました。これからもがんばります。
またお世話になるかもしれませんが、今よりは良い文章になるよう精進しますのでご容赦を。
971957:2006/08/27(日) 07:47:31
>>963

んだな、一番ひどいかどうかは否定したいところだけれども
972名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 11:50:38
>>957
マジでひどいって。日本語にすらなってないよ。句読点もないし。
973名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 11:54:31
>>954-955
価値の無い駄文
載せるだけで生き恥晒してるね
死んだらいいのに
974:2006/08/27(日) 12:24:24
師匠、出遅れてるぞwww
975名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 12:27:39
駄文劣等者負け惜しみ乙^^
976957:2006/08/27(日) 12:32:46
>>972
そうか、残念だな
977954:2006/08/27(日) 15:08:44
>>973
すいません。死ぬことは出来ませんが
死ぬ気で努力しますのでご容赦を。
できれば、どこが駄文かをえぐって欲しかったですが。
またよろしくおねがいします。
978名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 15:10:35
先輩に連れられて一流企業の応接室に来た。
見るからに紳士な重役としばし歓談。

「おお、もうこんな時間か。紅茶の時間と洒落込もう。構わんね?メルヘンひじきごはん君。」
「はい、もちろんです」
時計はほぼ三時を指していた。

お。女子中学生とおぼしき制服姿のおなのこが二人、紅茶を運んできた。…やべぇ!超かわいいじゃん!
「どうぞ」
「ありがとうございます」

一口。うまい!うまい紅茶なんてあるんだな!!!ちょっと一流企業の恐さを感じていると。

「メルヘンひじきごはん君。遠慮せずに茶受けも愉しみたまえよ。ささ。」
「………?」
目の前にあるのは紅茶だけである。するとかわいい声がした。

「おわかりになりません?お口にあいますとわたし嬉しいです(にっこり」
女子中学生ちゃんが胸に手を当てて微笑んだ。

「…………。…………Σ( Д )」

キャーと叫んで俺はソファから30cm飛び上がるとそのまま高層ビルごと飛び出して
盛岡まで550kmすっとんで逃げ帰ってきた。

で、今がある。

メルヘンひじきごはん「わたしがエリート街道を降りた理由」
979名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 15:19:13
>>954-955
クソ
980954:2006/08/27(日) 15:39:51
とりあえず、全レスもどうかと思うので。
>>954-955はあまり芳しい出来ではなかったようですね。
己の未熟さを改めて痛感いたしました。
未熟であるということは、まだなんとか軌道修正もできる、ということで
次に投稿するときは、もう少しマシなものをひっさげてまいります。

酷評ありがとうございました。
981名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 15:45:44
>>567
お前むかつく。
982名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 17:49:03
 フロントガラスに小さな雨粒がおちてきた。霧のような小糠雨が降っている。朝の
天気予報で、夜は雨になるといっていたのを思い出した。正確だな。よくあたるもんだ。
そう思いながら私はワイパーを作動させた。
 ジャケットの内ポケットからとりだしたセブンスターに、ダンヒルのライターで火をつけた。
溜め息とともに、煙を吐き出した。
 私がハンドルを握るメルセデスベンツS500は、国道五号線の渋滞にはまっていた。まるで
亀の歩みのように、遅々として車は前に進まない。アクセルペダルを踏み車が動き出すと、
すぐにブレーキペダルを踏みこむ。この繰り返しだ。
 車の横を数台の自転車が走っていった。部活帰りと思われる男子高校生の集団だ。
みんな頭は丸刈りで、高校の名前がはいったジャージに身を包んでいる。窓ガラス越しでも
はっきり聞こえるやかましい声がすぎていく。走り去る彼らの背中をぼんやりと見送った。思わず
苦笑がもれた。さすがのメルセデスもこの渋滞では自転車に追い抜かれてしまうのだ。情けない。
それどころか人間の足にさえ抜かれる始末だ。ここまでくると車など、たんなる鉄の塊でしかない。
千二百万円の鉄クズだ。
 もう一度ため息をついてから、時計に目をやった。午後八時。私は首をかしげた。この時間、
ここまで混むことはない。いつもなら車の流れは、もっとスームズなはずだ。もしかしたら事故かもしれない。
この先に事故が多発している魔の交差点がある。先週もトラックとタクシーの衝突事故があったばかりだった。
 ふと隣の車線に視線を向けると、サラリーマンとおぼしき中年がこちらに顔を向けていた。
この渋滞にうんざりしたような顔をしている。私と目があった瞬間、男はすぐに目をそらし、
前方を見つめたまま凍りついたように動かなくなった。こういう反応には慣れている。
私の身なりや車を見ると、たいていの人間は視線をそらす。私は男の横顔を見つめつづけた。
おそらく視界の端に私を意識しているだろう。だが、年式の古いカローラのハンドルを
握ったその男は、もう二度とこちら見ようとはしなかった。

酷評よろしく。
983名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 18:50:41
で?
984名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 19:51:05
っていう。
985名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 19:51:23
>>982
一見書けているようで、書けてない文章だな。
描写の自然な流れや主人公と同じ視点で見せる技術がちぐはぐに
使われている。

> フロントガラスに小さな雨粒がおちてきた。霧のような小糠雨が降っている。朝の
>天気予報で、夜は雨になるといっていたのを思い出した。正確だな。よくあたるもんだ。
>そう思いながら私はワイパーを作動させた。
> ジャケットの内ポケットからとりだしたセブンスターに、ダンヒルのライターで火をつけた。
>溜め息とともに、煙を吐き出した。

冒頭から軽く指摘する。
まず、最初で午後8時だということは(というか夜だってこと)は提示して
置くこと。後に高校生の自転車に抜かれるシーンがあるんで、午後3時くら
いの印象を受ける。
次に、時間の進行があってない。「フロントガラスに小さな雨粒がおちてきた」
のなら、「霧のような小糠雨が降っている」ではなく「降り始めた」はず。
「ジャケットの内ポケットからとりだしたセブンスターに」もそう。
「ジャケットの内ポケットからセブンスターを取り出して」それから火をつけろ。
つまり、現在進行形の部分に平気で過去形を持ってきている。
それであっさり時間が止まってしまう。
主人公の動作を伴いながら描写を続けているのだから、こういうところに神経を
行き届かせないと、どっかちぐはぐで入り込めない文章になるぞ。

986名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 23:07:33
>>982
文章もひどいが、内容もひどい。
経験も少なく、思慮も足りず、技量も劣る、――そういう書き手の姿がそのまま表れている。

>正確だな。よくあたるもんだ。そう思いながら私はワイパーを作動させた。
うそつけ。 「雨粒がおちてきた」ら、まずはなにも考えずにワイパーをかけるだろが。「そう思いながら」
かけるやつなんていねえよ。

>セブンスターに、ダンヒルのライターで火をつけた。
>私がハンドルを握るメルセデスベンツS500は、
商品名を連発するわりには「セブンスター」だけ浮いていないか? わざわざ安煙草を強調する理由が
あるのか?

>部活帰りと思われる男子高校生の集団だ。
「私」はいくつなんだ? 「部活」なんて言葉、よく覚えているな。

>さすがのメルセデスも
いまどき「石を投げればベンツに当る」と思うが。なにが「さすが」なんだか。貧乏臭い。

>男はすぐに目をそらし、前方を見つめたまま凍りついたように動かなくなった。
とことんウソくさいんだよ。渋滞中のとなりの車線だろ? 右翼の街宣車だろうがヤー公だろうが、怖く
なんかねえって。揉めるわけないんだし、離れているんだし、いざとなりゃ逃げりゃいいんだし。

頭のなかでうすぼんやりと考えたことを書き流しただけの文章。
こんなものを100万行書いてもなんのプラスにもならない。
987名無し物書き@推敲中?:2006/08/27(日) 23:59:37
>>986
さんざんけなしといて、指摘していることが下らなすぎる。
>経験も少なく、思慮も足りず、技量も劣る、――そういう書き手の姿がそのまま表れている。
よくこんな偉そうなことが言えたもんだな
988名無し物書き@推敲中?:2006/08/28(月) 00:10:04
>>982
書いている方は十代っぽい感じですね。
書き手が十代ならば、現代を舞台とした小説で二十代、三十代の主人公を一人称で
書くのはやめたほうがいいです。どうしても心理描写とか無理が出てくるので。

また、Sクラスのベンツならカーナビとか車載テレビはあってあたりまえ。
また、ベンツはカッチリとした静粛性が売りなので、高校生の声がうるさく聞こえる
という描写は違和感あり。というか聞こえません。

それと言葉は調べてから書きましょう。
霧雨を表現するのに「小さな雨粒」というのは違和感あり。
全般的にどうでもいいシーンなのでもっとコンパクトにまとめてください。
989名無し物書き@推敲中?:2006/08/28(月) 01:51:08
>>982
小糠雨←初心者はすぐ漢字で表記したがるが、「小ぬか雨」のがまだいいyo
あと、誰もいない場所での一人称なのに、ダンヒルだのベンツS500だの、
一体誰に向かって自慢してんのアンタ?って感じ。前の人が指摘してるように
「さすがのベンツ」ってのも、とことん自慢野郎で嫌なヤシに思える。
見られることには慣れてるとか言ってるくせに相手のことジロジロ見たり
してんのも意味不明だし。主人公の自信過剰ヤなヤツキャラなら、
どんだけ見られようがシカトすんのが一番違和感ないと思うが。
しかも、「凍りつく」って確かに大げさすぎ。車窓から上半身を
一瞥しただけで凍りつくぐらいの格好っつったらもう全裸しかないぞ。
そのへんも具体性がない。
しかも相手の車をわざわざ「カローラ」って名称まであげつらって…
どんだけエリート意識の強いブランド志向野郎なんだ?
主人公のこの根性の悪さだけで読む気失せるわ。
990名無し物書き@推敲中?
 午後四時。そろそろ彼が来る、と思う。窓の外はいつもと同じ、暗雲とそれを照らす街灯が見えていた。
「今日は遅いなぁ」
「貴良君も熱心ね。毎日来てるでしょう」
 検温に来ていたおばさん看護婦がベッド横でにこにこしながらそう言った。
 私を担当している看護婦さんは優しくて、でもちゃんと厳しいところもある人。おとといの発作の時は、よく覚えてないけど励ましてくれていたと思う。
 家族を失ってしまった私にとっての心の支えになってくれている。
 もっとも、私も家族と同様の死に方をするかもしれないのだけれど……。
「ホント、馬鹿みたいですよねぇ」
 チチチ……チチチ……。検温が終わった。
「彼氏がいる間の千恵ちゃんだって、あの目の輝きようはすごいわよ」
 手際よく片付けながら、看護婦さんが私に笑いかける。
「あは、やっぱ顔に出てますか」
「そりゃあもう。じゃ、また」
 そう言い看護婦さんは私のいる病室を出て行った。
 同室に私と同じ病気で入院した人があと五人いるけど、今はみんな部屋にいない。
 手持ち無沙汰に掛け布団のほつれた糸を指に絡めてはちぎろうとする。
 人差し指に限らず、小指なんかにも絡めてみたりする。
 でも、それをするには糸が短すぎて、引っ張るたびに指からすり抜けてまた元通り。
 癖のように繰り返す。楽しいとかではなくて、ただなんとなく。
 はさみで切ってしまえば簡単なのだろうけど、指できれいさっぱり取れる気がしてずっと同じようなことを繰り返している。
 布団のほつれは入院して、このベッドに入ったときからあった。
 半年前、私が病院に担ぎ込まれたと聞いて、血相変えて病室に飛び込んできた貴良の顔は、今もよく覚えている。汗と涙でぐしゃぐしゃの顔。症状が治まって楽になった私の方が「大丈夫?」って聞いたぐらいだった。
 そのときから既に指には短い糸が絡み付いていた。

 拙い文ですが、批評お願い致します。