あなたの文章真面目に酷評しますPart21

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※過去スレ、約束事は>>2-5あたり。

■投稿する人へ
 あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり。
 投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
 もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
 辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

※※ 最近晒しやいたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩が増えてます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。

■批評する人へ
批評への参加は自由です。
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。

--------------------------------------------------
※原稿入力時の約束事テンプレート

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------

注 新スレが立ったときはローカルルールの「行き場の無い作品の発表」の
リンク変更申請を批判要望板で頼むようにしましょう。

投稿者および批評者は、トリップをつけた
コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。
偽物を気にしないなら無しでもあり。

トリップの付け方
名前欄に記入した名前の横に、#@@@@と入力する。
@には任意の数字が入る。つまり、4桁の数字が入る。
これはコテハンの偽物として出没する荒らし対策
としてである。これで個人認証がつくわけ。
新スレ立てた。

前スレを使い切るまでこっちはsage。
7点数の人 ◆uPfiq3fhTE :04/07/30 07:45
オツカレー。
age
9受験生:04/07/30 22:11
>>1 乙です
10kito:04/07/31 09:32
初です(=゚ω゚)ノ
ずっとこのスレさがしてました。゚(゚´Д`゚)゚。
はじめのほうにみつかってよかったです。
これからちょくちょく見させていただきます。
11kito:04/07/31 09:33
すいませんあげてしまいました
12名無し物書き@推敲中?:04/07/31 11:32
亀頭さんへ>>10

愛らしく守り育んできたのにかかわらず
自ら開いたマソコは臭かった。
自分ではその野獣的臭さを放つマソコには気付かずに純情プレイを欲する。
そんなのが多すぎると思いませんか。

純情公開プレイをしたければ公衆の面前でマソコちゃんと洗え。
その作業を嫌がるな。
点数の人はその臭いが好きだけど
他の奴等は鼻塞ぎながらでも真面目に洗うの手伝ってやるから。


個人的には天然でいい臭いのするマソコってあると思ってます。
↑くちゃいくちゃい、童貞丸だしですなw
>>12
初めてこのスレに来た亀頭くんにそんな回りくどいことを
言っても、すぐには分からないだろう(w
まあここは、マソコの臭い人にはその洗い方を少しだけでも
教えよう、というスレでもあると思っている。もちろん丁寧に
手入れのされたマソコの方が印象が良いのはいうまでもない
ことだけど。

もっとも、俺は石鹸の香りが残っているのはあまり好みではない
のだが。おっと、これはスレとは関係がない戯れ言になっちまったな。
↓点数の人がはった「何このスレ…?」AA
16点数の人 ◆uPfiq3fhTE :04/07/31 15:26
             /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      /  ヽ
  ______ /     ヽ__/     ヽ
  | ____ /           :::::::::::::::\
  | |       //       \  :::::::::::::::|
  | |       |  ●      ●    ::::::::::::::| 何このスレ・・・?
  | |      .|             :::::::::::::|
  | |       |   (__人__丿  .....:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ      .....:::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄       :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |            :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___       ::::::::::::::::::::::::|

↑点数の人がはる「何このスレ…?」AA
17名無し物書き@推敲中?:04/07/31 16:13
            /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      /  ヽ
  ______ /     ヽ__/     ヽ
  | ____ /           :::::::::::::::\
  | |       //       \  :::::::::::::::|
  | |       |  ●      ●    ::::::::::::::| ←ヒマな点数君に投稿を与えてちょ
  | |      .|             :::::::::::::|
  | |       |   (__人__丿  .....:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ      .....:::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄       :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |            :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___       ::::::::::::::::::::::::|

18新参者:04/07/31 22:33
初めまして、初めて書き込みします。
短編を一つ作ってみたのですが、これは果たして面白いのか?という事で。
評価の方宜しくお願いします。
http://www9.ocn.ne.jp/~hotman/tanpen/zerosen.htm
>>16-17
創作文芸の板でAAを貼る馬鹿者ども。
文章で表現したらどうだ。これは見識の問題だ。
逝ってよし。
21名無し物書き@推敲中?:04/07/31 22:57
>>18
好きで書いてるのが伝わったよ……

こんなとこに晒すのは止めて、自分の書いた文章を読んで
一人でニヤニヤしてください。
とてもじゃないけど、他人に読ませることのできるレベルの文章ではありません。

このまま晒し続けると、あなたのつまらない文章を読まされた人たちが怒りの酷評を
投下してきてスレが荒れるから、撤退して欲しい。
>18

>2を読んで、投稿規程を守ってね。
>>18
状況を連ねてるだけの小説ほどつまらないものは無いな。
>>21,23
批評側も>>2を嫁。
>>21
文章がビックルする程稚拙。リズムが悪い。
内容が無いよう。
ただ酷評文らしいものを書いてみたかっただけ。
小学生は糞して寝ろ。
お前には他人を評するのは一生無理。
これからは真っ直ぐに生きてみてはどうか。
悔しい思いをしたら悔しいと泣けばいい。


みんな>>2をちゃんと読んでね♥
26名無し物書き@推敲中?:04/08/01 09:31
20年、あっと言う間ではあるがその月日は景色を変え人を変える。

大木が奉られた神社の敷地が狭く感じた頃、当たり前の様に東京に出た俺は都会のスピードに戸惑ったが思いの外すぐ慣れた。
癒しのイメージは東京暮らしが長くなるにつれ次第に故郷の風景を美化する。現実逃避の妄想、人は無い物ねだりだと言う現実の行き来。

企業スパイ、聞こえは妙な恰好良ささえ感じるが人を欺きながら諜報活動を行い企業を撹乱する激務である。

最初の5年は相手企業に忠実に勤務し、その裏で様々な企画や情報を自社に流す。
その後相手企業の動きを鈍らせる為の「仕掛け」を実行、これにより新製品開発チームを崩し遅れを取らせる寸法だ。

千差万別のパターンから相手に一番効く方法を判断、落ち度を工作し精神的に落とす場合もあれば事故を工作する場合もある。
徐々に開発チームの進行が鈍り苛立ちと焦りが見えれば俺の役目は終える。

だが海外赴任から戻ったある女だけは冷静に対処し動揺を見せなかった。
続く



初心者ですが酷評お願いしますm(__)m
20年=二十年
カタカナは半角にしない
28名無し物書き@推敲中?:04/08/01 09:52
>>27御指南ありがとうございますm(__)m
文節や構成等は如何でしょうか?
>>26
散漫だなあ。集中しろ、集中。
>26

いかにも加齢臭漂う文章だな。もし君が十代から二十代で意図的に
これをやってるなら、マズいから今のうちにやめておいたほうがいいと思う。
もう少し軽い読み物にでも範を取って、柔軟性を身につけるべきだよ。

でも漏れの第一印象の通り、もしも作者が四十代以降のお年だとしたら、
あなたはもう夢を追うべきではない。
三十代でも果たしてリカバリが効くかどうか。と言うのは、書きつけた文章の
癖ってのはなかなか直らないし、矯正にも無用の矜持が邪魔をするからだ。
おつむも柔らかくはない。結果、同じことでも学習には時間がかかってしまう。
なのに、若い人ほど無駄な時間を過ごしていい世代でもない。

なんでこんなことを書くかっていうと、>26はひどい手癖で書いている文章に
思えてならないからだ。話のスジにしてからが、企業陰謀ものの三文小説を
通勤中に読みながらそぞろ練ったような代物だが、その前に文体そのものに、
自分で言って自分で納得して終わってるような印象が拭えないんだよ。
例えは悪いが自分勝手なオヤジのセクースっていうのかな。
他者への意識が感じられない、読者置いてけぼりで自分の型にハメただけの
言い回しであり展開なんだ。
当たり前のように上京して当たり前のように企業に勤める、当たり前の郷愁、
それにこれまた当たり前な企業スパイとかいうファンタジー。いや、この作者の
思う「当たり前」ってのが曲者で、読者をついていけなくする原因なんだよ。

これらは実際のところ、ひとつとして当たり前に流してちゃいけないことだ。
なぜなら読者はなにひとつとして、あなたと同時代の体験なんて共有しちゃあ
いないかもしれないからだ。あなたが当たり前だと思ってる瑣末な物事こそ、
彼らにとってはあなたのお話に精彩を感じさせる手掛かりになる。

いや、若かったらゴメンね、とんだ見当違いだから。でも方向修正は必須だよ。
31kito:04/08/01 11:57
樹戸なのに。・゚・(ノД`)・゚・。
どこ行っても亀頭って言われるよ(´・ω・`)
PN変えようかな・・。

すれ違いスマソ
sage
>>31
祈祷
33名無し物書き@推敲中?:04/08/01 12:17
>>29>>30御指摘ありがとうございますm(__)m
因みに年は19です。頑張ってみます。
>33

そう。少し安心した。
じゃあ最初は、身の回りのことからお話にしてみるといいよ。
想像のみをよすがに書くのは、プラモデルの作り方がわからないのに
いきなりプラ材貼り合わせてフルスクラッチに挑戦するようなもんだと思う。
なんかうまいこと言った!みたいになってるけどw
想像力なくしちゃ人間終わり
おまえの言ってることって
母親が小学校6年にもなる子供に対して「自転車なんてダメ。まだ補助輪つけてなさい。」て言ってるようなもんだぜ
36名無し物書き@推敲中?:04/08/01 15:00
僕が父、母と久住に行った時最も美しいと思った景色は山の上にある展望台
からのものだった。柵の向こうには近くには黄緑の草が生えた天然の平面の
所々にやや濃い緑の木々が点在しており、遠くには木々に覆われたやはり緑
か黄緑の山が広大な起伏を示していて、近くにある平面がぐっと遠くの山へ
至るときに高まっているさまは展望台からは盆の中央に立って外側を向いて
眺めているような形で一つの完成された景色だった。
>>35
なんかうまいこと言ってないな
3836:04/08/01 15:54
短いですが、酷評お願いします。
39名無し物書き@推敲中?:04/08/01 16:06
>>30

酷評スレだけどさ、コテなのにやたら自分の好みを押し付けてないか?

>いや、若かったらゴメンね、とんだ見当違いだから。
>でも方向修正は必須だよ

そうだろうか。作者は10代と名乗り出たがその年令でこの
文章を書けるスキルを伸ばしたほうがいいのではないか?



>>30のレスこそ「自分勝手なオヤジのセクース」に思えて
仕方ないのだが。どこをどう縦読.....(ryaというレスがついても
おかしくないと思うが如何か。

ああ、ナイスな皮肉にもならないレス失礼。
本当に無駄なレスだな
>>36
描写文がどうしてこんなに長いのでしょうか……
一文を長く取るという技法は難易度が高いので、素直に句読点をもう少し使うべきだと思う。
いまの文だと、読むに従って呼吸困難で沈んでいっている印象を受けます。
句読点を打つことで生じるリズムというものを、効果的に使って
筆者が読ませたい、感じさせたい一文を浮き上がらせたほうがいいのではないでしょうか。

あと推敲してね。
教本にあるような論理的な話しは誰もしていない罠
>>39
コテにだって好みはあるんだ、気にするな。
>>26程度の文章ならませた小学生にだって書けるんだ、買いかぶるな。
>>30は「自分勝手なオヤジのセクース」を皮肉に使ってるんだ、読み取れ。
4436:04/08/01 16:21
>>41
ちょっと長すぎましたか。自分では良いと思っていたのですが。
推敲が足りないというのはどのへんが足りないのでしょうか?
レベルとしては最下級に属する文章ということなのでしょうか?
で、酷評スレですが、良いところはなかったのでしょうか?
45名無し物書き@推敲中?:04/08/01 16:45
>>26

書きたいことを書けばいい。
問題は題材よりも、まずは文章だろう。

>大木が奉られた神社の敷地が狭く感じた頃、当たり前の様に東京に出た
「当たり前」というのもそうだが、
「大木が奉られた神社」というのがよくわからん。
灯ろうみたいに誰かが寄進した樹木が大木にでもなったのかな?

もし、その神社に関連することを書くのであれば、どういう意味なんだろう、
と思わせ、書き出しとしては成功しているよ。
(大木を奉るのはその神社ではよくあることだとした場合の話だが)
しかし、書き手はそんなことを書きたいわけでは、もちろんなく、
その先から話の展開に入っていくわけだ。

第一に頑張らなくてはいけないのは、言葉や文章に対する感覚を磨くことじゃないかな。
4641:04/08/01 16:48
>>44
自分で打った句読点を意識しながら、声に出して読んでみてください。
それでも自分の文章が良いと思うのなら、私の指摘は忘れて下さい。
レベルというのは何をさしているのか解りませんが、
句読点が完璧だとしても、普通の中学生レベルです。
今の段階では良いところがあるかどうかを気にする必要はありません。
悪いところを消すことで全体的なレベルアップをはかるべきです。
4736:04/08/01 17:11
>>46
中学生レベルですか。もう大人なんですが。よっぽど才能がないという
ことですね。読み返してみましたが、読点が少なすぎる気がしました。
句点も少ないようです。それにしても中学生レベルとはむなしいですね。
4839:04/08/01 17:19
>>43

漏れは「自分勝手なオヤジのセクース」を>>30に対する皮肉に使った上で
もいっちょ皮肉で「ナイス」にならないと皮肉ったんだがw

カッコつけてる割に読解力ないのねww
つか、何様?ww
4936:04/08/01 17:22
句読点を変えてみたのですが、今度はどうでしょうか。

僕が父、母と久住に行った時最も美しいと思った景色は、山の上にある展望
台からのものだった。柵の向こうでは、近くには黄緑の草が生えた天然の平面の
所々に、やや濃い緑の木々が点在しており、遠くには木々に覆われた、やはり緑
か黄緑の山が広大な起伏を示していた。近くにある平面がぐっと遠くの山へ
至るときに高まっているさまは、展望台からは盆の中央に立って外側を向いて
眺めているような形で、一つの完成された景色だった。
>35

うん、まさにそんなもんだ。余計なお世話かもね。
でもまだ自転車に乗れないように見えるんだから仕方ない。
「なんかうまいこと言った!」はワラタ。気をつけるよ。

>39,48

ええ、はい。他人様にああいうことを言うのは、自分にも
返ってくるってのは重々理解してるつもりだよ。
そのへん突っ込まれる悪寒はしてた。せいぜい気をつけます。
でもスキル云々で言うとどうかな…。
まあ静まるがよろし。wの多用はカコワルイぞ。


ラベリングありきで評価を組み立てると反発も強いな。
盛り上がるけど挑発的なだけで、投稿者の役には立ちにくいかも。
これはやや反省だよ。
>>49
近く遠く近く遠く完成いえ〜い・・・・・・
なんて言うか無駄が多いな。もっとすっきり言っちゃいなさい。
52わたつみ ◆wme5QUIDAM :04/08/01 17:38
>>49
ごめんなさい、興味が湧いたので、ちょっと私なりにアレンジしてみました。


 父母と久住に行ったとき、山の上の展望台から望んだあの景色を
最も美しいとぼくは感じた。
 展望台のごく近く、なだらかな斜面に黄色の花をつける草花が群
生し、ところどころ小さな樹木が青い葉を揺らしていた。遠くには
森林が岩に生す苔のように密生していて、積み重なる山々の起伏を
穏やかに見せていた。
 この丘陵を完成している。ぼくはそう思った。
5339=48:04/08/01 17:39
>>50

了解。逝ってくる。
wはわざとだよ。
んじゃ。
54わたつみ ◆wme5QUIDAM :04/08/01 17:40
> この丘陵を完成している。ぼくはそう思った。
この丘陵は完成している。ぼくはそう思った。

……に訂正。

>>49
伝えたいことはすごくよくわかります。
順番を変えるだけで、たぶん、すごく良くなる。
55名無し物書き@推敲中?:04/08/01 17:49
オカルト研究会の部長、牛島はタラコ唇で何かもぞもぞ言った。
俺が「えー?」と聞き返すと、呑気な態度が気に入らなかったのか
激しい口調で「お前、僕の話を聞いてないなんて何て事だよ、そりゃ」
などと噛みつき始め、結局長時間にわたる説教となった。
「オカルトはなぁ、遊びじゃねえんだよ。オカルトはなぁ、真剣なんだよ」
はいはい。俺は適当に頷いておいてお茶を濁す。
牛島の金属質な声が部室に響いて、それまで何とか我慢していたオカ研唯一の女子生徒、
田野倉もとうとう堪忍袋の緒が切れた。
「あのねぇ、牛島くん! もう三十分もがなり立ててんのよ。それ以上続けるなら別室でやってよ」
彼女の剣幕に圧された牛島は、いや、だって、……と口の中で弁解していた。
他の部員にちらと目をやると、やつらは回転椅子に座ってぐるぐる回っている。
やがて回転が止まるとげらげら笑いだす。俺は呆れて物も言えない。
「とにかくその廃病院に行って撮ってきましょうや」
椅子で遊ぶのをやめた堀田が牛島をなだめるように言う。
どうやら初めに牛島が言っていたのは廃病院で心霊写真を撮るとか、そんなことだったようだ。
今までの活動から考えて、いかにも牛島が提案しそうなことだ、と俺は苦笑いした。
それでうまく心霊写真が撮れたためしなどないのだが。

-酷評をお願いします-
>49

窒息しないで読めるようにはなった。でもまだ、なんか足りないんだよね。
美しさを描いてるにしては、「完成された景色」というぶち壊しな表現以外に、
文中に一個の感動も転がってないからじゃないかな。
気の利いた比喩のひとつでも入ってれば印象は変わると思う。
>>52>>54
推敲はそれでいいとしても感想文にしか見えない。駄文
58名無し物書き@推敲中?:04/08/01 17:59
どいがーが嫌い
>>36 段落あけようよ。
わたつみ ◆wme5QUIDAMさん同様、自分も書いてみました。
 父母に連れられて久住に行ったことがある。 そこで一番美しいと思った景色は、
名も知らぬ山の頂上に置かれた展望台からの眺めだった。 安全のために設置
された柵を見ると、その先に黄緑の草で覆われた地面がある。 その黄緑の平面
を突き破るようにそびえる数本の茶色い柱は木の幹。 そのうちの一つに目を移す
と、今度は、草の栄養を奪っているかのように濃い緑の葉が力強く茂る。
 まばらな木々の間には、遥か遠くの山々。 足元の草とさほど変わりない色合い
の山と、それよりは濃い緑の山。 山頂と麓の繰り返しで作り出される起伏。 途切
れることなく続く曲線を無意識のうちに目で追いかけてしまう。 いつのまにか一周
し、見覚えのある木々に再び出会ったところで目の動きを止めた。
 その壮大さに一瞬、ここが本当に現実なのか判らなくなった。 体がどこか別の
世界に浮いているのかと錯覚して、足元の地面に目を向ける。 確かに現実だ。
 そう思った所で一つのことに気付く。 この足元にある平面が遠くの山々まで、
それらのてっぺんまで高まっていきながら続いているのだと。
 展望台からの景色は、盆の中央に立って外側を向いて 眺めているような形で
一つの完成された芸術だった。
-55ですが、流行ってるらしい36のリライトです-

 両親と行った久住で素晴らしい景色に出会った。
展望台から望んだ山麓のあざやかさは今でも鮮明にこの眼に焼きついている。
平野に黄色く揺れる草、その上にくっきりと映える濃緑の木々、
やさしいコントラストを配した背後に広大な山脈が横たわっていた。
額縁に収まりきらない一枚の絵のようだった。
そこに付け加えるべきものなど、もはや無かった。
>55

渋い命名だね。牛島、田野倉、堀田、みんなロッテの選手か。
ラノベと割り切れば、文章に取り立ててマズい箇所はない。
牛島の台詞、「お前、僕の話を聞いてないなんて何て事だよ、そりゃ」は
異様に音にしにくいので、どうにかしたほうがいいが。
なんか、あさりよしとおが挿絵描いてた「死人にシナチク」っていう本を
思い出したよ。ぐるぐる回ってるあたりのノリが。
6255:04/08/01 18:44
>>61
批評ありがとうございます。
「聖徳太子を知らないのかって!何て事だよ!そりゃおま!」
63名無し物書き@推敲中?:04/08/01 18:44
他人の文章をリライトするほどの陵辱はこの世に存在しないよ……
6455:04/08/01 18:47
投稿ミスです、すみません。
牛島の激昂は>>62の四宮ネタにインスパイアされた台詞でした。
勉強になる指摘で嬉しい限りです
65名無し物書き@推敲中?:04/08/01 18:53
他人の投稿作をリライトしている連中の愚劣な人間性が
良く分かる。
一度晒された他人の投稿作を、改竄するというその下卑た人格がな。
当初の投稿作よりもましなものになって当たり前にもかかわらず、
それでも下手な奴がいるのは噴飯ものではあるけれども。
6659:04/08/01 18:58
>>63
そう言われると確かに失礼でした。
書きたい風景は無かったけど風景描写の練習やりたかったんで、
習作のつもりで盗用しました。
こういうのを評価してもらうのは2ちゃんくらいでしか出来ないので。
>64

ガ板のスレで四様呼ばわりされてるのが笑えるね。
Part3まで行ってるし…。
いっそ「デラゥォェア!!!」 まで付けたらよかったんじゃない?
6855:04/08/01 19:01
どうぞ愚劣な人間をよく見てってくれ
>>68
開き直りか?
屑だな(プゲラ
7065:04/08/01 19:22
>>68
「それでも下手な奴」ってのは、テメーのことだよ。この馬鹿。
       /    /.   │   ヽ        \
 ∧ ∧/     /.    │    ヽ       ∧\∧
(  ⌒ ヽ      /     │    ヽ      (  ⌒ ヽ
 ∪  ノ     /     │     ヽ      ∪  ノ
  ヽ_),)      /      │     ヽ      し' l_ノ
     ミ   /      │      ヽ
       ∧ /∧.     │     ∧ヽ∧  彡
      (  ⌒ ヽ     │    (  ⌒ ヽ
        ∪  ノ ミ ∧│∧ 彡  ∪  ノ
        ヽ_),)   (  ⌒ ヽ    し' l_ノ
               ∪  ノ
                ヽ_),)


              つりでした。
72:04/08/01 19:27
この馬鹿。
73名無し物書き@推敲中?:04/08/01 19:29
>>71
大体が、AA貼る奴にろくな者がいないな
お前ら…。
もしまだなら、ご飯食べてきたほうがいいですよ。
75:04/08/01 19:30
偉そうにする馬鹿。
77俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 19:33
ごはんの一行簡素がお預けなんで、
こっちにきたですよ。
呼ばれてるような気がしたもんで。。
78俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 19:34
チューボーがウヨウヨ。
駄目だね夏休みは。
79:04/08/01 19:35
誰も呼んでいないよ、さっさと失せろ。
8036:04/08/01 19:43
いろんな人のリライトを読んでみて、随分と参考になりました。もう少し細かく
描写する必要があると思いました。投稿した文章は今日考えた文章なので、リ
ライトされて気分を害することはありません。以前他の人が書いていてリライト
されまくっているのを知っていたので、リライトされてもいいようなものを
書きました。風景描写はほとんどしたことがないので、長く書くと下手なのが
余計目立つので短めにしときました。
>>80
ガンガレ
82俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 19:48
>36
君は描写っていうものが何のためにあると思っている?
83:04/08/01 19:50
誰も呼んでいないよ、さっさと失せろ。
描写……それは最後のフロンティア
8536:04/08/01 19:54
>>82
心理描写などは物語の進行で自然にでてくるものと思いますが、
風景描写は読者を酔わせ、言葉として書かれてはいないけれども
人生には何もないということを丹念にしつこく読者に伝えるために
なされるのだと思います。
オホッ
こいつぁ久々に来たぜぇ!
87俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 19:59
>36
偏っていますよそれは。
本題に入る前にメシ喰ってくる。
88:04/08/01 20:02
といいつつ、今から描写の意味を調べる香具師
89俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 20:28
>36
喰ってきました。
今日のメニュー
○肉じゃが
○イカそーめん
○まぐろ刺身(ビンチョウまぐろ)
○玉子焼き(甘さ抑え目)
○味噌汁(あわせ味噌)
○お新香
○ごはん一膳
90俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 20:33
>36
基本的には「読ませどころで描写を入れるようにする」ということです。
描写が入っている状態=小説内の時間の停滞を意味します。
入れすぎると読み手にとっては結構なストレスになるので注意すべし。
また、「描写のための描写」にならないように…。
91俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 20:35
ゲプッ。(ゲップの音)
ズズズ…グビリ。(お茶を飲む音。お茶は煎茶。銘柄不明。)
>>90

>>87で振った割にそんだけかい。夏厨決定。
もしくは年輩者のリストラ組か?
いずれにしろ粘着コテでFAでよろしいか。

以後スルースルーの方向で。
93俺じゃがU ◆OkhT76nerU :04/08/01 20:47
誰か晒す香具師はいねーのかい?
早くしないと帰っちゃうよごはんに。
(見込みのある香具師は一緒につれて帰るよ?)
次の作品ドゾ↓
「どうして天井に描くのですか」
 私はその人に訊ねました。足場の上は薄暗く、石灰の匂いは
私の肺を焼くようでした。
「絵ならば、紙にでも、壁にでも描けるでしょう」
 私は重ねて訊ねました。
 脚立に立つその人の顔は一面、天井を滑る自らの絵筆から
滴る顔料に染まって、おかしな仮面でもかぶったような按配
になっておりました。左手は弓なりになった腰に添えられ、
仰向きに反り返った首は無理な姿勢のために真っ赤に染まっ
ておりました。
 その人には、私の言葉が聞こえないようでした。私はだん
だん沈黙が気まずくなって、足場の端っこへ這っていき、
そこからはるか眼下の礼拝堂を見下ろしました。伽藍の中は
薄暗く、わずかに祭壇へ灯された蜜蝋の甘ったるい香りが、
足場から顔をつき出した私の鼻先にまでゆらゆらと漂って
きて、じっと下を眺めているうちに、どうやら私はその匂い
に酔ったようでした。礼拝堂の床は、遠く遠く、まるで夢の
裏側を見ているような感じになって参りました。
 意識が二つに分かれてゆくような妙な心地が致しました。
 私はへたへたとしゃがみ込んだまま、もう一度脚立に立つ
その人と、その向こうの天井画を仰ぐように眺めやりました。
 ふっと妙な感じがしたのです。
 さながら天地の磁石がぐるりと逆さに廻ったような。床が
天井にでもなってしまったような。
 脚立の上のその人は、ぱっと私の目から消え失せました。
 そうして、天井の神々のぞっとするような巨大な姿が、
暗闇の中へぬうっと浮き出してきたのです。

― 添削お願い致します。
>95

システィーナ礼拝堂、神の如きミケランジェロ。
漏れも観たよあの番組。
いいんじゃない? 添削が必要ってレベルでもなさそうだよ。
蜜蝋の香りと意識の転変、天井絵が迫ってくるまでの流れは
特にいいね。
あの映像からこれだけの印象を派生させ、まとめたのはお達者。
97前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/01 22:23
また書きました。
僕の文章も酷評してください。


 私は何の為に生まれてきたんだろう。
次郎は工場での単純作業中いつもそのことを考えていた。
次郎は今まで何一つわがままを通したことは無い。
常に周りの人の為を思い生きてきたし、
だいいち社会人とはそうあるべきだと思っていた。
次郎のように自分以外の人の為を思う者がこの社会を占めているのであれば
他人により不快な思いをさせられることなど無くて然るべきである。
それなのにもかかわらず次郎は他人の楽しそうに話す様子を見ただけで
なんとも言い難い不快感に襲われるのだった。
またそういう奴等は決まって
「君はポジティブに物事を考えたほうが良い」と
次郎にアドバイスをするのである。
9895:04/08/01 22:39
>96
ありがとうございます。
なんだかほっとしました。
イタリア行きたいです。。
99前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/01 22:50
 次郎にはいつも何かある度思い出す女の子がいた。
幼稚園からの知り合いなのだが、次郎は彼女の事が今でも忘れられないでいた。
自分は何の為に生まれてきたのか?
その事を考えている時ですら彼女の姿がチラチラと頭を過る。
次郎は自分の人生で成し遂げたい事を必死で考えたが
彼女を愛し、彼女から愛される事以外頭に思い浮かばなかった。
私は彼女を愛する為に生まれて来た。
今でも彼女を愛している。いつも毎日彼女の事を思っている。
昔から愛している。
違う。
彼女を愛する為に生きてきたのなら今までと全く変わらない。
私は彼女を叶うことがないのにこれからも思い続けていかなければならないのか?
それが私の人生なのか?
何故使命を果たしたのに絶望し死んでいかなければならないのだろう。

100前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/01 22:59
 そうか、分かったぞ。
愛し合うという言葉が曖昧すぎたのだ。
私は彼女とセックスをしたい。
私は彼女とセックスをする為に生まれてきたのである。
その証拠に今まで何度となく彼女とセックスするのを夢で見てきたじゃないか。
フフフ、そうだ。
彼女とセックスする事が出来たのなら私は死んでもいい。
 太郎は自分があの女の子とセックスする為にうまれた存在だと
次第に確信を深めていくのだった。
101前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/01 23:35
 彼女とどうすればセックスする事が出来るのか。どんなセックスをしたらいいか。
次郎はそんな事を常に考えるようになった。
しかし彼女が今は何処で暮らしているのかも知らない。
彼女とセックスする事は非常に困難である事は次郎にもよく分かっていた。
 そんな折、TVで次郎はある言葉を耳にした。
「ポジティブシンキング」
次郎はようやく気が付いた。
自分の思考には今までポジティブさが足りなかったのだ。
 そう、これからはポジティブに行こう。
まずこの世界があって初めて私がいるという認識を止めよう。
私がいてこの世界がある。私が中心の世界。
そう考えればこの世界の人間は全て私の為に生まれた人間と考えていいのである。
あの女の子は私を愛する為に生まれた。私とセックスする為に生まれた。
私とセックス出来なければあの女の子は無念のまま死ぬ事になるのだ。

放置プレイもいいかもしんない。
そう思う次郎だった。


おわり
すみません焦って次郎を太郎と書いてしましました。
>>前 ◆A4xxz5IVJ.

次郎の自己愛性人格障害っぷりがよく描けていると思います。

>>97
>次郎は今まで何一つわがままを…(中略)…そうあるべきだと思っていた。
という次郎の意図にすぎないことが
>次郎のように自分以外の人の為を…(中略)…など無くて然るべきである。
と、いきなり客観的な事実にすりかわっている点や

>>100
“愛し合う”という言葉を“セックス”にすりかえたり

>>101
『自分は絶対に失敗する』もしくは、『きっと上手くいきっこない』
といったネガティブシンキングでもないのに
突然ポジティブシンキングの一言で、自己肯定する様は見事です。
オナニーをどうもありがとうございました、お疲れ様です。
おかげさまで頭が痛いです。
104暇人 ◆ESq0RCN5yM :04/08/02 10:04
  お願いします。「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人の一人で、先に
再犯で捕まったKを主人公にした小説書いてみました。他スレで発表したのですが、
ほとんど無視されてしまいました。どこがいけなかったのか、ご指摘よろしくお願い
いたします。 9レス分もあるので、とりあえず最初の2レス分だけ載せることに
します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出所後のK
                 T
 200×年夏、都内某所の、とある雑居ビルから、一人の男が出てきた。
「畜生、また駄目だったか・・・」
 男は、そう低くつぶやくと、タバコに火をつけながら、入り口の階段に腰
を下ろした。190センチ近くもある長身で、年齢は30台半ばから後半くらい、
短く刈った髪には、白髪が少し混じっていた。男は、2週間前に吸い始めたば
かりのタバコを、うまそうに吸いながら、通行人をぼんやりと眺めていた。2週
間前?男は、自分の意志で禁煙していたわけではない。彼は、タバコが吸えな
い所に、2週間前までいたのだ。
 彼こそは、あの忌まわしい、女子高生コンクリート詰め殺人事件のサブリ
ーダー、Kであった。あの事件から15年後、男は再び事件を起こし、数年の服
役の後、つい2週間前、刑務所から仮釈放されたばかりであった。彼は釈放さ
れると、早速、就職活動を始めたが、2つも前科がある上に、学歴も技能も
ない中年男に、職が見つかるはずもなかった。今も、就職を断られてきたばかり
だった。唯一の頼みの綱だったKの母親も、彼の服役中に大病を患い、今も通院
を続けている有様で、これ以上、母親に面倒見てもらうのは、不可能となっていた。
人権団体にも愛想つかされた彼には、行き場所がなくなっていた。

105暇人 ◆ESq0RCN5yM :04/08/02 10:06
                  U
 その日は、40度近くもある猛暑だったが、Kには別段、何も感じなかった。彼には、
暑さにかまけているゆとりなどなかったのだ。それほど彼は、追い詰められていた。
彼は購入したばかりの携帯を取り出すと、時間を確認した。午後1時29分。無職の
彼に、時刻など無意味だったが、それでも、つい、日ごろの習性で見てしまう。ふと、
ここに来る前に、コンビニで立ち読みした、新聞の記事が頭をよぎった。「依然不景気
解消の兆しなし。昨年の自殺者は3万人以上」
「俺もいっそのこと・・・・」と、Kは小声で言ったが、その声は、雑居ビル
近くに立つ、街路樹から聞こえるセミの声でかき消された。「あの事件さえな
ければ・・・・」
 「あの事件」とは、2004年の再犯のことではない、その15年前の、あの、お
ぞましい事件のことである。
 Kは携帯をふところにしまい、立ち上がろうとした、その時だった。
「こんにちは」
 誰かが、Kに話しかけてきた。若い女の声だ。Kは再び腰を下ろし、声の主
を見上げた。セーラー服を着た女子高生だ。それも、冬用のである。ちょうど真上
に昇っていた真夏の太陽の強烈な逆光のせいで、顔が良く見えない。
「このクソ暑いのに、何てカッコしてるんだ?」Kはそう思いながら、太陽を
手で隠して、彼女の顔を見た。


>>104
読者の興味に関心を払っていない、独り善がりな文章になっている。
良い小説を読み、その書き方を学ぶところから始めるべきでは?

・題材が安易。
・読点に意味がない。
・説明が冗長。
・作者=語り手の煽りが多い。しかも、それがことごとく失敗している。
107にゃ ◆H0b/5O683E :04/08/02 12:11
 改札口で定期を見せてホームに入ろうとすると、いつものように駅員が挨拶をしてくる。
 いってらっしゃいませ、これは偽りの言葉であろう。心では思ってなくても、仕事上強制的に言わなければならないことが表情からよく分かった。あの駅員も僕と同様、嫌々仕事をしているのだと思った。
 ホームに着くと、無音で電車が入ってきた。多くの人間が、意思を持たない鉄の塊に乗るために列を作っていた。その姿はまるで、蟻のように意味のない生物に見えた。人間は自分達を過大評価しすぎなのである。実際は、蟻も人間も大差無い存在であるのに。
 僕が電車に乗り込むと、すぐにそれは動きだした。昨夜の雨のせいか、電車の中は湿っており、異臭を漂わせている。そんな些細なことが僕の気分をさらに害していった。
 電車内の人間は石像のようだった。吊革に手をかけて本を読んでいる人間、座席で寝ている人間、みんな生きているようには見えなかった。そして、それに誰も気づいていない。自分は立派に生きているとでも思っているのだろうか。
 僕一人だけが特別なのだ。ふと、そう思った。この鉄の塊があと二駅走れば、僕は工場で肉体労働をするために仕事にむかっているごく普通の人間になってしまう。しかし、この電車内にいるかぎり僕は特別だ。誰も気づいていない世界の寂しさを知っている。
 何も知らない無駄な存在達と同化したくなかった。この電車の中にずっといたいと思った。外に出れば、周りの空気や仕事の厳しさにより、僕は特別だという考えは押しつぶされてしまうだろう。
 そんなことは絶対に許せない。
 いっそのこと、意味の無い存在になるくらいなら、僕に一時の安らぎを与えてくれた、この鉄の塊と一緒に消えてしまいたかった。
108にゃ ◆H0b/5O683E :04/08/02 12:15
↑酷評おねがいします。文頭に書き忘れるとは。
>>108
村上春樹のパクリですか?
主人公の想像力の欠如が表現されてるんだよな
若さの愚かさっていうか
それがもたらすドン詰まり状態
他人は無表情を装いながらいろいろ豊かな想像を働かせている
昨日あった出来事、新しい商売のこと、野球のこと、家族のこと、彼女のことなど
主人公は想像力の欠如ゆえにそれに気付かない
実は最も想像力のない人間は自分だったっていう・・
後になって気付いて愕然とするっていう
111にゃ ◆H0b/5O683E :04/08/02 13:01
村上春樹って誰ですか……_l ̄l○
112kito:04/08/02 13:04
えっ
113名無し物書き@推敲中?:04/08/02 13:13
>>110
いや、>>107は大マジで考えてるんじゃないか?
でも、そうなると>>107自体が・・・
>>109
そんなに春樹っぽいか?別に似てないと思うけど
>>107
むしろ春樹の影響を受けすぎた人たち、所謂ハルキストのラノベ作家に影響を受けている予感。
主人公については>>110に全面同意なので一つだけ酷評。

・電車=鉄の塊、並んでいる人間=蟻、電車内の人間=石像という比喩に繋がりがない。
蟻よりも規格品(主人公が勤める工場で作っているものとかね)にたとえた方がよいのでは?
116名無し物書き@推敲中?:04/08/02 15:11
春木ぱくり→人と違う自分に違和感を感じ、孤独や淘汰感を感じる
しかしそんな自分がどことなく好きな自分がいる。
ぱくりって知っててやることだよね
知らない場合はどうなるの
二番煎じ?
118名無し募集中。。。:04/08/02 15:24
リスペクトしてればいいんだよ
宝くじが当たってしまった。何度確認しても、新聞に載っている番号と一致してしまうのだ。
手が振るえる。二億円という当選金額を手にしたという実感はなかったけれど。
「もしもし」
僕は親友の明に電話した。
「なした?」
「宝くじ当たったさ」
「は?300円だろ?」
明は受話器の向こうで笑ってる。
「いや、二億」
それでも明は笑ってる。
「本当だって!」
「じゃあお前それでヘルス行きまくれるな」
明はまったく信じていないようだ。
「俺、今忙しいから電話きるよ」
そう言って明は電話を一方的に切った。

僕は宝クジを破り捨てた。二億円を破り捨てた。
もし二億円を手にしたら、働くことすらしなくなる。
明日のバイトで明とかと笑えなくなる。
僕は明とか友達との毎日を失いたくなかった。だから破り捨てた。

そういえば、一等の宝くじは返金しない人が多いらしい。
理由は   人それぞれだろう。
120名無し物書き@推敲中?:04/08/02 15:59
お願いします

         偉い人
私が昭和天皇を初めて見たのは、5歳のときだ。終戦記念日に、全国戦没者
追悼式に臨席する彼の姿を、父の実家である伯父の家のTVで見た。
「このおじいちゃん誰?」私は尋ねた。
「天皇陛下よ」伯母は答えた。
「どういう人なの?」と、私。
「日本で一番偉い人よ」と、戦前世代の伯母は答えた。
私は「偉い人」という言葉に刺激された。偉い人って、どんな人だろう?
「昔はもっと偉かったのよ」と、伯母は続けた。「天皇陛下は絶対だったのよ」
「ふ〜ん、じゃあ、このおじいちゃんが『あいつは気に食わないから殺せ』って
言ったら、殺してもいいんだね」と、私。
「ま、まあそうね」伯母は苦笑しながら答えた。
私は子供心に「偉い人=嫌いな人を殺せる人」と考えていたらしい。私は変な
子だったのだろうか?
子供って、案外その外見とは裏腹に、素朴な権力主義者ではないか?弱い人へ
のいたわりとか、人類は平等だとかいう考えは、ある程度大人になってからでない
と身につかない。子供は教えられずして、周りの人間に等級をつけているようであ
る。そして、その等級ピラミッドの頂点にいる人は、嫌いな人を殺せる人だ!
私はもう子供ではないので、そのように単純に考えはしない。しかし、国内外
の戦争やテロ、犯罪などのニュースを耳にするとき、私がかつて抱いていた「子供心」
は淘汰されず、地球と人類に猛威を振るっていると、つくづく実感させられてしまう。
 

121にゃ ◆H0b/5O683E :04/08/02 16:11
>>110
主人公(自分)の想像力の欠如ですか……。
もう少し頭を捻って書き直してみます。

>>115
比喩に繋がりが無い>確かに言われてみれば違和感が_l ̄l○

 
パクリ>私はあまり本を読む人間ではないので、他人の影響はあまり受けていないと思うんですけどねぇ(−−;  個人的に、暗い文章が好きなのでこんな文章になってしまいました。

酷評してくれた方、ありがとです。
>>120
うーん、全く共感できませんね。
オチに戦争や犯罪を持ってきた意図と、題の関連がさっぱりわかりません。
天皇とテロリストを同列に扱っているところなど、反日偏向教育を受けた人なのかな?
と勘ぐってしまいますね。

>「ふ〜ん、じゃあ、このおじいちゃんが『あいつは気に食わないから殺せ』って
言ったら、殺してもいいんだね」と、私。
こんな嫌味なことを臆面もなく言ってのけるガキは蹴っ飛ばしてやりたいですね。

>戦争やテロ、犯罪などのニュースを耳にするとき、私がかつて抱いていた「子供心」は淘汰されず、地球と人類に猛威を振るっている
これ無理やりっぽいですね。
「子供心」を持ってくるにしても、あまりの短絡さに少しムカつきました。
まぜムカついたかといと、作者の「子供心」が世界の混沌の原因であるかのごとく、普遍的に表現しているからです。
蜷川に犯された。
村上っていうか、むしろ角川春樹のパクリだろ。
125暇人 ◆ESq0RCN5yM :04/08/02 17:24
>>106
酷評ありがとうございました
>>説明が冗長
その通りですね。私、ノンフィクションは良くよんむんですが、小説はあまり読みません。
創作ってホント難しいんですね。自分でやってみて初めてわかります。
>>26で「カンパニーマン」を思い出したのは俺だけ?
>>126
ああ、これでルーシーリューが出てくれば乾パニーマンだな。
ナタリ監督に乾杯ーマン。
128名無し物書き@推敲中?:04/08/02 19:17
           <  ア
   _,,.-'" ̄ヽ   <  ゲ
  /λ    ヾj  <  チ
  i:/  \    |  <  マ
  l `   ´ヽ、_ノ  <  イ
  |  ‥   |ノ   <  ナ
  i、 {ニ}   ,i    <  ァ
    >ー '",、    ∠  |
  / y'"/ ヽ    VVVVV
129岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/02 19:59
    「ハードボイルドライフ」
ひどい夢を見ていた。
夢のなかで僕は森の中にいた。
夢の中の僕はひどく飢えていて、動くこともできなかった。
僕は、カラスについばまれ、蝿にたかられ、白骨となった。でも意識はあった。
そんな夢だった。
 僕はソファから起き上がると、床で寝ているエイタのポケットから
煙草とライターを抜き取り吸った。
深夜に吸う煙草の味はあまり良くなかったが、一応僕の心を静める事は出来た。
 テーブルの上には缶ビール、ワイン、チーズたらとポテトチップスが
散らばっていた。缶ビールはほとんど空で、数えてみると全部で十八本あった。
ワインは一本が空で、もう一本が三分の二ばかり残っていた。

全く、何でこんなに飲んだんだろう?
僕は寝ているエイタをベッドに運び、毛布をかけてやると
書置きを残してエイタのアパートを出た。
 外は四月だというのにとても寒かった。
僕は近くの駅へ行き、とめてあった自転車の鍵を壊すとそれに乗った。
車の殆ど通らない深夜の道路にはどこか独特の雰囲気があった。
 僕はコンビニに寄ると、ファッション雑誌を三冊と、サンドイッチとおにぎりと
ウーロン茶を買った。ついでにレンタルビデオ店に寄り「ターミネーター2」と
「8マイル」を借りた。
 電器店ののぼりが音を立ててバタバタとひらめき、四月の冷たい風が僕に触れた。
しかしなんだな、こうして見ると

岸和田 ◆JNnFWYTu2A =前 ◆A4xxz5IVJ

に見えてくるな(w
131岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/02 20:15
文体とかが似てるんですか?
132名無し物書き@推敲中?:04/08/02 20:17
うん
ていうか、なんとなく行動パターンが。
134岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/02 20:36
行動パターンっていうのは?
自分で考えずに逐一問いただすところとか?
>>129>岸和田
ハードボイルドで好きなものは何だね?
小説でも映画でもいいから何か上げてみな。

ちなみに俺からのお勧めは、柘植久義「戦場の人間学」
もう読んだかね?
>>136
微妙にスレ違いだな。

昨日、描写を満足に説明できなかったこいつだろ、お前。

82 名前:俺じゃがU ◆OkhT76nerU 投稿日:2004/08/01(日) 19:48

だったらヒッコンデナ、馬鹿のくせに(プッ
138前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/02 22:21
>>130
違います。
もしそうなら私がオナニー野郎とか言われて打ちのめされても
ハンドルネーム変えずに毎回出てくる意味が全くありません。
そんな確固たる私ですが
他人の書いた文章に自分の文章との関連性を見出す事がよくあります。
深層の意識でも共有しているのではと思う。
例えばたまたま私が書いた文章のキーワード的なものが
ほんの数レス前の誰かの文章に含まれていたりとか。
私はたまたま書きたい時に書きたいものを書いただけなんですが。

>岸和田 ◆JNnFWYTu2A
酷評じゃないけど、わたすが気になった点。
登場人物の名前カタカナなのが目に付く。
確か前回もカタカナじゃありませねんでした?
それと「チーズたら」
わざわざ具体的なのを出してきたのはチーズたらにこだわってたのか。
一人ニタニタしてる子供っぽい。
ハードボイルドなんじゃないの?

行動パターンて、
退社時間って何処も同じくらいだろ。
仕方ねえよ。>>133
>>138
一人ニタニタしてる子供っぽい
さて、次は 岸和田 ◆JNnFWYTu2A の番だな。
お前の弁明を待つよ?
ヨロ。
弁明て
>>141
俺は、前 ◆A4xxz5IVJ ではない、という説明のことさ。
いらんだろ
そんな弁明
>136

柘植は神だな。
関連スレ:http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/army/1080563285/l50
あって何か困るのか?
ないなら、別にあってもいいだろうが。
なくて何か困るのか?
柘植の米軍グリーンベレーの経歴は「嘘」ということに
なっているはずだからなあ。なんだか調子のいい香具師と
いったところだな。
>>146
いや別に困らないが、あってもいいだろうが、といっているだけなのが
読めないのかな、君は。
>>146
なんだか、必死に見えるぞ。
148=149
>>150
その通りだ。馬鹿を晒そうと思ってageたのだよ。
必死だな
お前がな >前 ◆A4xxz5IVJ

プッ
154前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/02 22:46
いつも流れが読めなくてすみません。
本当に勝手なのですが風呂に入りたいのです。

>>102
>次郎の自己愛性人格障害っぷり
本当は次郎の考える事はもっともだという風に
読者に思わせたいのですが難しいです。

>次郎の意図にすぎないことが
>いきなり客観的な事実にすりかわっている点
うーん、ここはまず太郎の意図にすぎないことじゃないように
書きこまなければいけなかったのですね。

>“愛し合う”という言葉を“セックス”にすりかえたり
あの子に愛してると言われるだけで満足か?
いいや違う。セックスしなきゃどうしても満足できない。
っていうのをもう少し上手く書きたかったけど無理でした。

それと「ポジティブ」。
うーん、難しいです。もっと頑張ります。

>>153
意味がわかんない。
そうそうオレは 前 ◆A4xxz5IVJだよ
お前がな >岸和田 ◆JNnFWYTu2A

プッ
おもしろいなぁ
158名無し物書き@推敲中?:04/08/02 22:49
必死だな。
読みを外したね
160:04/08/02 23:01
粘着だなお前は(w
161:04/08/02 23:02
粘着
>121(にゃ)

>110,115の二人と>113の人とで君の文章への解釈が分かれてて、
結局>113が正解、悪く言えば>110たちのは買い被りだったわけだな。
誰ぞのパクリだなんだ言われたのも、まあそれだけ>107の文章は
ぼんよーな意識の表明に過ぎないってことでしょ。

塾や予備校の小論文の授業で習った覚えはないかな。
「安易なニヒリズムに走るな」とかいうの。彼らは受験テクニックとして
教えるから、理由までは説明しないかもしれない。ていうか考えれ。
とにかく、ストレートに>107みたいな心情を吐露するのはとっても
ウケが悪いらしいんだよ。
深読みするつもりもない大抵の読者の感想は、「厨房Uzeeeee!」だ。
そういうウザキャラを書いてみたんだよね? と一応の理解と許容を
示したのが>110とか。

どうも>121の返事が状況をわかってない風味なんで、蛇足ながら
長々説明っぽく書いたよ。
ああ、文章自体は普通に読めたことを申し添えとく。
視座を上げるか下げるかして、ちょっと大人らしく作中人物から
距離を置いてみたらどうすかね。
1631/3:04/08/03 00:02
 私は昨日付けで、リストラされたサラリーマンだ。一応円満退社にはなっていたが、
内実、脅されてやめさせられたに近かった。最後の日、自身のデスクを片付け、
社内の誰もが、私がリストラの対象として会社を去っていくこと、それを哀れみの表情で窺っていた。
一応送別会が催される予定ではあったが私はそれを断った。一刻も早く、社内の視線から去りたかったからだ。
今朝、家を出るときは、いつもの時間で、いつものように、いってきますといって出社を装ってきた。
家族にはまだいえなかった。職を探してからいうつもりであったが、
職安でも、私ぐらいの年齢ではなかなか前職と同額の給与を受け取れる再就職は難しいとのことだった。
家のローンに、娘の学費か・・・私は昼過ぎの公園で、何度もこのことに悩まされていた。
私は、普段から酒量が多いほうだった。ここ最近は更に増していっていた。どうして、
今もコンビニからワンカップの日本酒を買ってきて、昼間から飲酒というわけだ。酔いが回ってきて、
私はもう何も考えたくなくなっていた。自暴自棄になって、万度もわけがわからなくなって、
空になった、ガラスの容器に口をつけて飲んだ気になっていた。やっと空になったことがわかると、
己の情けなさに気がついて、やけになってその容器をおもいっきりコンクリートの地面に叩きつけた。
それは粉々になって砕け散った。
1642/3:04/08/03 00:04
 まわりにいた家族連れは、こそこそ囁きながら去っていった。私は暫く項垂れていた。やがて新しい、
何ら事情の知れない、若い家族連れがやってきた。みんな楽しそうだった。私の項垂れた前を、
粉々に砕け散った硝子片の上を、私などには目もくれずに歩いていった。バリバリと、それは砕かれていった。
・・・ふん、どうで靴を履いてりゃ、怪我などせんだろ・・・私はぶつぶつ言って顔をあげた。
遠くを風船が、ビルの上のほうまで飛んでいった。私はビルの屋上をみて、あんなに高いところから飛び降りたら、
さぞ怖いだろうな、と思っていた。
夕方近く、私はさらに酔っていた。ぶつぶつ言っていた声が、さらに大きくなって、誰も近寄らなくなっていた。
私のまわりに、粉々になった硝子たちが夕焼けできらめいていた。
ふと、公園の端の方から子猫を口にくわえた猫がやってきた。どうやら野良猫らしく、惨めに汚れた毛並みだった。
可愛そうにの・・・、
とことこと、私のほうへやってきた。どうやらその軌道上、私の前を通っていくように思われた。しかし、
ここには私の割った硝子たちが散らばっているではないか、人間なら靴があるが、あんな猫の足の裏では・・・。
私の心配を余所に猫はとことこやってくるのだった。私は酔っていた所為なのか、どうしていいか判断がつかなかった。
1653/3:04/08/03 00:05
 猫がきた・・・今にも、その足の裏から血がほとばしりそうに思われた!そのとき、・・・私は何ら顧みず、
なんら後々の私のことなど考えもせずに、その猫に飛びついていた。私は粉々に砕かれた、ガラス片の上に、
顎を擦り付けながら、血だらけになってそこへ飛び込んだのだった。その甲斐あって、猫をすんでのところで、
捕まえることが出来た。私はほっとした。しかし、猫は憤慨していた。猫は私の顔をむちゃくちゃに引掻くと、
何処かへ去っていった。私は血まみれになって、ベンチに横たわった。目をつぶると、
遠くのほうから笑い声が聞えてきた。私は一人ぼっちだった。それは永遠に続くかに思われた。
私は顎から血が流れつづけていたので、ハンカチで拭おうと内ポケットや鞄の中を探していた。
今朝家を出るときは正気ではなかったので、どうやら忘れたらしかった。私は手の甲で拭ってそれをしのいでいた。
程なくして、小さな子供が目の前に現れた。じっと私の顔を覗き込んで、口をもごもごいわしていた。遠くを見ると、
その家族と思われる若い主婦らしい人物が、このその方を振り返る息子に何らかの合図を送っていた。
小さな子供はやがて、その小さな手に握られたハンカチを私に差し出していった、
「おじちゃん大丈夫ぅ、ボク見てたんたよぅ、子猫ちゃんをおじちゃんが助けてあげたとこ、
これ、ママがもていってあげなさいだって、」私が見あげると、その主婦らしき人物は頭を下げていた。
「おじちゃん、子猫ちゃん助けてくれてありがとう、これ、百円ショップで買ったやつだから、
おじちゃんにタダであげるね、それじゃバイバイ・・・」子供は去っていった。そして、
その主婦らしき人物の足にしっかり抱きついて笑顔をこぼしていた。
 私の酔いはもうすっかり覚めていた。暗闇の中、私は何度もそのハンカチを眺めて、
力強い足どりで家へと帰っていくのだった。(K)
166ゴリラ:04/08/03 00:28
バナナ食べたいウホ
167ゴリラ:04/08/03 00:28
スマソ…大変な誤爆だった…
>163-165

雑だよ。文の繋ぎも推敲なしに一気通貫、ウザイ読点振り過ぎ、
「私」がRPG村人口調、>163下から六行目の謎の「どうして」。

いくら子猫くわえてるからって、リストラオヤジ如きのタックルに捕まる
猫もアレだ。どうせだからオヤジがキラリと光る演出が欲しいな。
突如として青春の血潮滾る元ラガーマンオヤジとか。
お話が予定調和、描写も工夫なしではつらい。
話のスジを大事にしたければ、語り口で盛り上げなくちゃ。
>166-167

……。
どこの誤爆なんだろ。
>>167
評価してもらいなさい
171名無し物書き@推敲中?:04/08/03 10:12
ゴリラスレ
>>97-100
最後の「セックス」の一言で、重かったテーマの一貫性が軽くなったな。
あと>>100下から二行目「太郎」は致命的誤植だな。
173島田雅彦:04/08/03 14:44

174名無し物書き@推敲中?:04/08/03 17:14
ある朝僕のちんこが
おまえは俺のでっかいオマケなんだとうちあけてくれた

いわれてみればなるほど納得
僕はちんこが僕についてると思ってたよ
実は僕がちんこについてたんだね

全然協力的じゃない香具師だと悩んでたけど
すうっと気持ちが楽になった

今まで偉そうにしてて悪いことしたな
連れて歩いてやってるような態度でいたな

僕のほうが大きかったから、なんとなく勘違いしてたよ
ちんこの話をよく聞いて
すなおに生きればいいんだ
僕はちんこの、オマケなんだから

ある朝僕のちんこが
おまえは俺のでっかいオマケなんだとうちあけてくれた

きょうから僕は、
ちんこに連れて行ってもらうんだな
どこへでも、ちんこが指すほうへ
ちんこが行きたいほうへ
>>174
思わず笑ったよ。
自分はチンコ以下の存在という、
卑屈なセンスがおもしろく描けている。
トンネルを抜けるとそこは、雪国だった。
いつもの事だ。今、はじめて気づいた。
 琴美の乳房に触れながら、オレは会社であった出来事を話し、琴美から学校であった出来事を聞く。
 そんな関係はもう半年ぐらい続いている。罪悪感にさいなまれても止められないのは、その時間だけ、本当の自分でいられるような気がするからだ。
 オレは今年で三十三歳になるサラリーマンだ。
 琴美は姉の一人娘。今年で十五歳になる。
 小さな頃はお義兄さんに似ていると思っていたが、中学に入り、グッと大人っぽく色気づいてくると、どことなく母親である姉に似てくるから、女の子は不思議だと思う。
 まだ、化粧気のない唇の形が、本当に姉のそれとソックリだった。
 その唇から、
「祐ちゃん、淋しいんだね。私と同じ」
と言葉が発せられたとき、オレは琴美の身体を抱き寄せた。
 そんなオレに琴美は、
「触って良いよ」
と一言言って、オレの手を自分の胸にあてがった。オレは恐る恐る服の上から琴美の乳房を触り、ゆっくりとその感触を手にした。
 琴美は何も言わず、身を任せていた。
 誤解して欲しくないのは、オレは琴美の乳房を服の上から触るだけで、
それ以上は何もしていないこと。キスも交わしてないし、服を脱がせて
押し倒したこともない。
 ただ、服の上から触るだけだ。
 そう、取り留めのない話をしながら、ただ、姪の乳房をさするだけ。
それでお小遣いをあげたこともない。
 琴美が良くオレのアパートに来るようになったのは、中学二年の終わり
頃だった。週末の休日、特に何もすることがなく昼間からビールを飲んで
いると、琴美からの携帯メールが届いた。
(今から、祐ちゃんちに行っていい?)
 姉が住むマンションからオレの住むアパートまでは電車三十分ぐらい。
そう遠く離れていない。オレは「さては、思春期にありがちなプチ家出かな?」程度に思って、
(いいよ。ちゃんとお母さんには言っておくんだよ)
と返事を出して、散らかった部屋を片づけ始めた。
 久しぶりに会う琴美はランドセルを背負ってる頃のあどけなさを残し
つつも、さり気ない仕草が大人の女になる過程を感じさせた。近くの
ファミレスでチョコレート・パフェを美味しそうにパクつくついているのは
年相応なんだけど、髪をかき分ける仕草、その瞬間の表情はどことなく
色気があった。
 だからと言って、すぐに乳房を触り始めたわけじゃない。
 琴美とのデートは一ヶ月に一度、彼女が週末に突然やってきて、オレが
適当にご飯をおごる程度の付き合いだった。
179岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/03 19:35
「しらふで愛してるなんて言う奴は死ね」
武がテーブルを両手で叩いて怒鳴った。
「糞だ」
武がふられるたび、僕は武のヤケ酒に付き合わなくてはならなかった。そして慰めてやるのも、居酒屋の店員に謝るのも僕の仕事だった。
「落ち着けよ。皆見てるだろ」
武は僕の言葉をまるで聞いていないみたいだった。指でコツコツとテーブルを叩いている。
「女は嫌だ。糞みたいな恋愛映画は観るくせに、素晴らしい映画は観ようともしない」
僕は少しうんざりした。武は女の話が最後には映画の話になる。
「わかってるよ。アキ・カウリスマキの映画が好きなんだろう」
武はそうさ、と言って焼酎を飲んだ。飲みすぎだ。
「合コンでアキ・カウリスマキ監督の話をしてやったんだ。殆ど女は聞いてる素振り
だけだったよ。ポーズだ。まぁその中に一人だけ聞いてるみたいな女が居たんだけど、
俺の家で映画を観ないか?って言ったらウザイ、キモイの連発だ」
僕も武をウザイと思った。
「お前はいいな、女はあっちから寄ってくるもんな」
「別に大した事ないよ。服と髪に気を使ってれば結構向こうから来るもんだ」
実際そんなことは有り得ないと思った。どれだけ努力してもモテない人間が居るのだ。
だいたいこいつは服にも髪にも気をつかってはいない。
そのあとも武は最近の小説の傾向だの、女のファッションだの、五十年代の仏映画だの
がなりたてた。そのたびに僕はへえ、とかふうん、とかなるほど、とか言っておいた。
三時間ばかり話しつづけると、武も落ち着いたのか、勘定を払った。当たり前だ。
話聞いてくれてありがとな、と武は一万円を僕に出してくれた。
僕はこういう知り合いを十人くらい持っている。
人がどうやって金を稼ごうが、それは人の勝手だろう?
>>179
建て前と本音の面白さだね。
毒気が少し出てきたのかな? 
武の愚かさも描けていると思うし、いいんじゃないすか。
聞き手の「僕」の人物像をもっと知りたいと思う。
続きが読みたいね。
>>177-178
人物関係が若干頭に入りにくい構成。
最初の三行で説明してしまっているところは、
ぜひともひとつのお話として読ませて欲しい。
>本当の自分でいられるような
これを読者に実感させることを意識すべし。
胸の触った感じも描写したほうがなお良いでしょう。

ぜんたいとしては興味を持たせるし、官能的でよい。
182名無し物書き@推敲中?:04/08/03 23:40
>>179-180 = 岸和田 ◆JNnFWYTu2A



相変わらずの自作自演か。惨めだな、お前は。
>>182
俺は180だが、岸和田ではないぞ。
おぬしが自作自演と申すその根拠は何なのだね?
184名無し物書き@推敲中?:04/08/03 23:49
>>183
t;misy.tedq
syosw;
プッ
>>184
なんだ、キティちゃんか。
以後放置ですな(w
>182

惨めだな。
>179

これをベースに少し長い作品書いてみなよ。
いつも手を変え品を変え小品を出してくるのは見上げたもんだが、
時々は一作に時間を掛けて、掘り下げていく作業もやったほうが
いいと思う。
188岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/04 08:54
書き終わったあとすぐパソコン切ったんだが見てみると自作自演とか言われてますね。
俺は自作自演したことないですよ。だいたい酷評スレなのに自演して何になるんですか?
夏だから気にすんな
>188

専用ブラウザ使ってくだらん中傷はローカルあぼーん。
マジでおすすめ。
191岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/04 15:28
 死んだじいちゃんがただいま、と言って玄関に入ってきたとき、
僕の母さんは失神しかけた。
無理もない。まだじいちゃんの葬儀が終って四日後のことだったし、
まだ家族みんなの心にはじいちゃんの死が重くのしかかっていたときだったからだ。
しかも火葬が終り、墓も出来ていた。失神するのも無理はない。
 母さんの悲鳴が聞こえて、兄さんと父さんが玄関へ飛び込んできたが、
その二人も失神しかけた。
ぼくは玄関の近くの二階へあがる階段に腰掛け、「ガリガリ君」をなめながら
すべてを見ていた。ぼくはじいちゃんに何と声を掛けようか迷ったが、
とりあえずおかえり、と言うと、おう、と言ってくれた。
よかった。

実を言うとぼくはそんなにじいちゃんが生き返って、生き帰ってきたことには
驚かなかった。
たしかに死んだ人間が生き返るなんて百パーセント有り得ないことなんだけど、
うちのじいちゃんなら有り得ないことではない。
ぼくはじいちゃんの葬式で皆がしくしく泣いている中、じいちゃんが
この程度で死ぬわけがない、と思っていた。
七十過ぎてもライダースジャケット、革のジーンズ、バイカーブーツに
スタッズベルトをして、夜中にはセックスピストルズとクラッシュとラモーンズを
大音量で聞いて一人でハッスルして、孫(つまりぼくと兄のことだ)の
幼稚園が終るとハーレーダビットソンで迎えに来るような人がどうして
心不全ごときで死ぬだろうか?
192岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/04 15:39
まあ、じいちゃんが生き返ってしまったことで、殆どの感動ものの
ドラマだとか映画だとか本だとかが感動できなくなってしまった。
たとえば人が死んで、主人公が「二度と生き返りはしない」なんて言って泣くシーンが
あったとする。
ぼくのじいちゃんは生き返ったよ、と一言言ってしまえば
たちまち感動も失せてしまう。
なんて罪なじいちゃんだ。
 じいちゃんが生き返ったその日の夕食はいつもとだいぶ違っていた。
兄さんはごはんを食べながらケータイで「俺んちのじいちゃん生き返った!!いや、
嘘じゃねーって!マジマジ、ほんとビビるからこういうの!」なんて
友達に報告をしていたし、いつもならそんな行動をはしたない、なんて言って
咎める父さんも「これじいちゃんでしょ?ほらちゃんと灰があるよ。
これどういうこと?」とじいちゃんの灰が入ったビンを見せてじいちゃんに
問いただしている。母さんはまだショックが抜けていないのか、
じいちゃんと目が合うたび化け物を見るような目でじいちゃんを見た。
当の本人は至って落ち着いていた。棺に入れるときに着ていた(遺言だった)
ノースリーブライダースにタンクトップ、ダメージジーンズという格好で
ごはんをもそもそと食べていた。
「明日、役場に行ってこないとなあ。こういう場合どうすんだろ」
 そう言ってじいちゃんがカッカッカと笑った。
>>191-192
ハーレーとシドビシャスの組み合わせはピンとこないなあ。
どっちかつーとべスパだろ。
まあ、じじいが不良だってのは面白いよ。
でも漫画なんかではよくあるネタだな。
194名無し物書き@推敲中?:04/08/04 19:36
◆A4xxz5IVJ は、姿を消したのか。
お前も出て来いよ。
195名無し物書き@推敲中?:04/08/04 19:38
>>188-190
必死だな。
暑い夏の日に、母は家を出て行った。私は母が出て行くことは分かっていた。

「お母さん。あたしのこと好き?」
「好きなわけないでしょ。可愛くない顔」

197名無し物書き@推敲中?:04/08/04 20:25
>>185-192

x;sed
198グリン:04/08/04 23:27
昨日あいつが、また緑の小屋へ行きたいと言った。
それで僕も、記憶を映し出すような朝の光を反射させたり、
恐ろしくて入っていく事のできない部屋がいくつもある緑の小屋の事を久々に思い出したんだけれど、
そこへ続いている道がどこにあったのかもう忘れてしまっていた。
でもそれが一体どれほどの問題になるだろう?
緑の小屋は忘れられていた長い時間の間にすっかり元の形を失っているに違いないし、
それをつくるためのペンキさえ、僕達はもうとっくに使い果たしてしまっていたのだ。
199名無し物書き@推敲中?:04/08/05 03:41
>18
遅レスだけど、オレはおもしろくよめたがなあ。ちなみに僕は、戦争ものフリークではない。
戦史ノベルスはマーケットとして確立されているんだから、そこで批判することはないんじゃないか。

大長編僚期が誰も死なないなんてご都合主義じゃなければよりよかった。独りよがりも感じました。
「飛べないヒトはただのヒト」は明らかに蛇足でしょう。
「戦争が早く終わればなあ」も、現代人の目線の安直な目線が感じられて、萎えました。
とりあえず、ラスト周辺で力がぬけているように思います。

大長編を書く根気をお持ちなら、角川等のノベルスに送ってみてはいかがかと。
次作をかかれるならば、マニア臭は消した方がいいかもしれない。
作者が楽しむためにかいては、やはり良くないように思います。



200名無し物書き@推敲中?:04/08/05 03:42
>>199
僕とオレ混在してますね。失礼。
201岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/05 09:35
≫195
必死ですね。
自らぶり返すとはな
203岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/05 09:37
↑間違えた。正しくはこうでした。
>>195
必死ですね。

スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
205名無し物書き@推敲中?:04/08/05 09:57

         ∩
         //
        //
        | |  /⌒ヽ         /⌒ヽ
        | | / 冫、)        ./ 冫、)
        | | /  ` /         /  ` /
        \::::::::::::;\        /::::::::::::;\
          |:::::::::::: l |       //´|:::::::::::: l |
          |:::::::::::: | |       | | |:::::::::::: | |
         /::::::::::::/| |      // /::::::::::::/| |
         |::::::::::/ U      U |::::::::::/  | |
         |::::||:::|  | |    | |  |::::||:::|  U
         |::::||::|   | /⌒ヽ/  |::::||::|
          | / | |   / ´_ゝ`)  .| /.| |
         // | |   |   /   // | |
        //  | |   | /| |   //   | |
       //   | |   // | |   //   | |
       U    U  U  U   U     U
206正論:天国と地獄:04/08/05 11:26
嗚呼勘違い! 天国と地獄!!!!!!

天国と地獄を間違って解釈している人々にここで耳寄りな情報をお教え
しよう。ただし、人に喋ってはいけません。

だいたい天国なんかろくな所ではない。
空気は薄いし、飛行機とぶつかりそうになるし、台風に巻き込まれるし
たまにロケットを打ち上げるばか者までいる。夏場は花火で火傷しそう
になるし、第一地に足がついていない。この前なんか流れ星にぶつかり
そうになったそうだ。最近は大気汚染で天国の住人はガスマスクをして
いる有様だ。こんなことなら、地上にいたときに悪の限りをつくして、
地獄という別天地に行けば良かったと後悔している奴が多いそうだ。只
地上にいるあいだにそれが分ると偽善者どもがわざと悪ぶるので教えな
いんだ。

地獄はいいぞ!たまに地上にでて女遊びはできるし、夏は涼しいし、冬は
洞窟で温泉に浸かっていればいい。地獄は金さえあれば豪邸に暮らせるし
地上のいい女をアルバイトに雇うこともできるんだ。あの閻魔大王は実は
地獄の住人が共同で雇っているガードマンなんだ。彼は偽善者が大嫌い。
英雄もだいきらい。人の嫌がる仕事、見下されている仕事、そして何時も
泥をかぶって地上で犯罪者扱いされてきた人が大好きだ。生前悲惨な人生
を送ってきた人、社会の底辺で人柱として差別を受けながら家畜の様な
生活をしてきた人が死後に安楽の地を与えるところが地獄なんだ。

こんな事実も知らないで、天国へ行きたいと思っているあなたに幸いあれ!
>>206
スパム乙。
208kito:04/08/05 15:56
>>206
面白いと思った自分は...(’A`)

まあいいや(* ̄ー ̄)フッ
203 :岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/05 09:37
↑間違えた。正しくはこうでした。
>>195
必死ですね。




204 :名無し物書き@推敲中? :04/08/05 09:40
スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
203 :岸和田 ◆JNnFWYTu2A

スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい

ってことでいいのかな?
俺はそう思ったんだけど。

スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
211 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2004/08/05(木) 20:31

スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
211 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2004/08/05(木) 20:31

スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
芸がないなァ。 


……とか書いたらこれも分裂するのかな?
214 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2004/08/05(木) 20:36
芸がないなァ。 


……とか書いたらこれも分裂するのかな?


スルーも出来ないなら
もう来ないで欲しい
なるほど……そうくるのか(笑)
>>216=馬鹿
>>岸和田
鳥つけてる自覚を持て。
お前の文章は初めてこのスレに来た時より成長してるぞ。
それなのに人格が衰えてどうするんだ。
>>218
それを鳥のない香具師に言われてもなあ。
220グリン:04/08/05 22:34
日ももうほとんど落ちかけて、屋敷の中はかなり薄暗くなった。
縁側の辺りはまだいくらか明るかったけれど、
そこから延びている廊下はすぐ先でもう闇に沈み込んで、奥行きがわからなくなっていた。
そのまま廊下を渡っている間に、いつの間にかさっきの子供達の声が聞こえなくなっている事に気づいた。
僕は立ち止まって後ろを振り返ってみた。縁側の光はもうずいぶん遠くなって、
まるでか細い声のように弱弱しく震えて見えた。
僕はなんだか、今自分を包んでいるこの闇が、音を正しい響きから遠ざけているような気がした。
不意に近くの寺の鐘が鳴った。一瞬空気が震えたのがわかった。
その音はゆっくりと、逃げ場を覆っていくように闇の中に響いた。
不気味な音の渦に心を縛り付けられて、僕はその場から動く事ができなくなった。
「そこなお兄さん、お兄さん」

背後から嗄れた声がする。
振り向くと、骨のような老人が佇んでいた。
ひょろひょろなわりに背は高く、軽く私の背丈をこえていた。
老人はその長い体躯をダークグレーのトレンチコートで包み、ひょろ長い
両の腕には映写機のようなものを抱えていた。
うさん臭いこと極まりない。
新手の勧誘か、と疑いつつも私は老人の方へ近付いた。

「私ですか」

声が荒くなっていることが、自分でもわかった。
老人はにやにや笑っている。

「イヤ、ソンナ怖い顔しなくたってェいんです」

私、怪しいものなんかじゃないんですから、と老人は早口で付け加えた。
自ら言われるとますます怪しいと思うのは、人間の心理だろう。
私は乱暴な言葉遣いで言った。

「火急の用事で急いでるんです。用件は早く」
---嘘だ。私は急いでなどいない。

「ハハァ、さいですか---いや、忙しい方でしたかァ」

老人は私を見下ろしながら言った。
その目は私の小さな嘘を見抜いているように、ぎらりと輝いていた。
私は勝手に嘘を見抜かれたと思い込み、さらに激しい口調で言った。

「なんなんですッ。やれ光の道だとか幸福の教えだとか、宗教なら結構ですよ」

老人の乾いた笑い声。

「はは---いや、私はそんなだいそれたもンじゃあありません。そうですね---」

しばしの沈黙。
一陣の砂煙りが吹いたあと、老人腕の映写機もどきを抱えなおした。

「そう。これ、これです。これを御覧になってください」

老人はその映写機もどきを私の目前までかかげた。
よく見るとそれは映写機ではなく---覗きからくりのようなものだった。
昔観た時代劇ドラマにこのようなものが出ていた。
覗き穴があり、そこに片目をやると摩訶不思議、中でぱらぱらと紙芝居の
ような絵物語が繰り広げられるのだ。仕掛けは単純だが、こんなものでも
江戸時代ではそうとう高尚な娯楽だったらしい。
除き穴と思われるそれは、でんと私の方に向かっている。
覗け---と言うことか。御覧になって、とはそういう意味だろう。
多少怪し気には思ったが、観さえすれば良いのなら---私はさっさと
この老人から去りたいがゆえ、眼孔ほどの除き穴に眼球を嵌めた。

酷評よろです。
>>221-222
近代小説を皮をかぶった読物という感じで悪くはないんだが。

・「背が高い」「ひょろ長い」を繰り返すのはいまいち。
・>私は乱暴な言葉遣いで言った。
というわりに言葉が乱暴ではない。「私」の台詞回しも誇張してみてはどうか。
・>---嘘だ。私は急いでなどいない。
>しばしの沈黙。
や台詞回しなど京極っぽさが目立つ。
・最後はそこで止めるの?
>>220
妙に引っかかる文章だったので丁寧に酷評してみる。

・>そのまま廊下を渡っている間に、いつの間にかさっきの子供達の声が聞こえなくなっている事に気づいた。
「〜いる間に、いつの間にか」「いつの間にか〜気づいた」など、表現が重なっていてバランスが悪い。
・>まるでか細い声のように弱弱しく震えて見えた。
ここでは「弱弱しく震えて」と関連しているのは「か細い」という形容詞であって「声」ではない。
つまり、「か細い声」の例を入れないと比喩にならない。
・「気づいた」「なんだか」「不意に」といった読者に深読みを期待する文言が多い。
メリハリが感じられないので、力点の絞り込めていない文章に見える。
225グリン:04/08/06 01:24
批評ありがとうございます。
改めて読み返してみると、区切りが多くてテンポの悪い文章ですね。
一番下の「メリハリが感じられない」と言われた理由がよくわかりました。
一番上の重なる表現のバランスの悪さも納得しました。
真ん中の批評文についてですが、「弱弱しく震えて」というのは「か細い」という形容詞の説明ではなく、
「か細い声」のイメージそのものと「遠くに見える縁側の光」との共通する感覚表現として書いたものだったんですが、
さらに「か細い声」の例を入れないと比喩は成り立たないものなんでしょうか?
問題は何ら修飾のない「か細い声」が使われていることなのだと思う。

この文脈で「縁側の光」とあればその縁側に差している光しかないが、
「か細い声」だけではか細いと感じるような声全てが含まれてしまう。
つまり、「か細い声」はそれ自体がイメージである。
イメージを用いて比喩を作っても読者のイメージを喚起することはできないし、
それどころか妙な文章だと引っかかってしまう人もいるわけだ。

例えば
>縁側の光はもうずいぶん遠くなって、まるで雛鳥の声のように弱弱しく震えて見えた。
なら特に不自然ではないと思う。
(「子供達の声」との対比が綺麗に描ければ尚良いのだけど)
227岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/06 08:43
すいませんでした。反省しています。
228グリン:04/08/06 11:31
比喩を書く場合には、
文の中で一度どんなものか説明されているものを使った方がいいという事ですね。
いい勉強になりました。
198にも一度書き込みをしたので、
よかったらそちらの批評もお願いします。
229名無し物書き@推敲中?:04/08/06 11:37
お前らえらそうだなw
↑おまえ馬鹿そうだなw
:大学への名無しさん :04/08/04 21:29 ID:cvTjjZ2s
セブンイレブンの自動ドアが開く。「今日も彼がいる」あたしは横目で確認して店内に入った。
「いらしゃいませー」
彼の声が聞こえる。彼は高校生くらいだろうか?あたしより10歳くらい年下だろうか?
あたしはセブンイレブンで彼に会うことが、一日の唯一の楽しみだった。
ゼリーにペットボトル。セブンイレブンの陳列された商品は目に入るが、あたしは彼が見たかった。
とりあえずヨーグルトを手に取り、彼のレジが空くのを待った。
「あっ」彼のレジの前に客がいなくなるのを確認すると、あたしは急いで彼のレジに向かった。
「いらっしゃいませー」
タマラナイ笑顔の彼。あたしは嬉しくてたまらない。
けど、彼に好きな気持ちがバレナイ様に「早くしてよ」というような高飛車な顔を作る。
「105円です」
彼が言う。あたしは千円札はあるのは分かっていたけれど、一万円を出した。
「一万円お預かりいたします」
彼が一万円で出るお釣りをレジから出す。その瞬間彼をジッと見つめる。お釣りを出す彼をジッと見つめる。
「首元にホクロあるんだ」あたしは思う。それだけで嬉しくなる。
あっ
お釣りを取り終えた彼と目が合った。あたし彼に自分が凝視していたのが、バレタと思った。
「お釣り出すの遅いわ」
あたしはバレられたくなくて、高飛車な言葉が思わず出てしまった。そのまま店内を出た。
「もう来れない。あんな事言わなければ良かった」あたしは後悔と同時に涙が出てきた。


232231これはどうなの?:04/08/06 12:11
「大丈夫ですか?涙。」
声に振り返ると、彼がいた。
「え?だ、大丈夫よ」
あたしは言う。
「これ忘れたんで」
彼はそう言うとスプーンを手渡してきた。
「ありがと」
「また来てくださいね」
彼は笑顔でそう言うと、店内に戻って行った。

家に帰ると、スプーンは二つ入っていた。
>>232
>家に帰ると、スプーンは二つ入っていた。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
コワイ。
「大丈夫ですか?涙。」
声に振り返ると、彼がいた。
「え?だ、大丈夫よ」
あたしは言う。
「これ忘れたんで」
彼はそう言うと紙包みを手渡してきた。
「ありがと」
「また来てくださいね」
彼は笑顔でそう言うと、店内に戻って行った。

家に帰って紙包みを開けると、玉葱が入っていた。
家に帰って紙包みを開けると、筆舌に尽くしがたいアレが入っていた。
家に帰って紙包みを開けると、光る綺麗な石が入っていた。

彼は薄ら笑いを浮かべながら、放射能汚染のニュースを見ていた。

 何度も同じ様なことを尋ねられた気がするし、その度考えた。けれども解らない。
 私は今に満足しているのだろうか、それが解らないのだ。ただ「何かが足りない」と言って逃げてきた。

 1時間後、テレビの前で笑いこけている私がいた。このお笑い番組が週に一度の楽しみであった。
 その内笑いすぎて喘息になってしまった。それがまた可笑しくて笑った。
 番組が終わってベッドに入る。喘息でまだ苦しい。しかしこの息苦しさも、私には愛おしく感じられた。

 朝目覚め、鏡の前に立つと髪がボサボサでかなり非道かった。この髪で恋人の健史に会ったら何て言われるだろう。そんなことを想像して笑った。
「あー、そうか。」
 私は笑うのを止めて呟いた。私が私を笑うんじゃない。私が私を笑わせるんだ。それが「満足って何?」の答えに思え、ふっと気持ちが楽になった。
 けれども時間が経つにつれて自信は揺らいでくる。そういうものだ、人間なんて。
 電車に揺られながら思う。どっちにしろ答えは笑うことなんだ。一週間後にまた大笑いすればいい。


=======

酷評お願い致します。
238ループ97点:04/08/06 17:47
マイケルマイケル、空気が読めない。
「大丈夫ですか?涙。」
声に振り返ると、彼がいた。
「え?だ、大丈夫よ」
あたしは言う。
「これ忘れたんで」
彼はそう言うと紙包みを手渡してきた。
「ありがと」
「また来てくださいね」
彼は笑顔でそう言うと、店内に戻って行った。

家に帰るとそこは雪国だった
あんまり面白くないや
241鶴田 ◆Xa/p2qtVMQ :04/08/06 19:36
「死神」1/3

 おぎゃあといった瞬間から、わたしは死神だった。
 分娩室で母が出血多量。
 卒園式の帰り道に省吾くんがトラックに衝突。
 七五三の神社の階段から姉が転落。
 中学の林間学校で肝試しのパートナーだった真くんが行方不明。
 最近では家政婦の小幡さんが急性心不全で亡くなった。
 わたしが好きになった人は、例外なく死んでしまう。
「なあ。田辺、こいつはどういうことなんだ」
 先生が指先で叩いているのは進路希望調査書。名前欄だけは埋まっていて、第一から第三までの希望を書く欄は空白だ。
「もう二年も終わりだぞ? なあ田辺、どうするんだ。おまえは成績もいいし態度もまじめだから、進学するならかなり上の学校を目指せると先生は思う」
 生徒指導室の机は固く冷たい。柔らかくて暖かい机なんてないんだろうけど、ここではことさらにそれを意識してしまう。
 倉田先生は一年の春からわたしのクラスの担任だ。ごま塩頭にがに股。季節に関係なく上下ジャージで顔もいかめしく、しかもいまどき珍しい熱血教師だから、生徒の間での人気は0に等しい。
「進学はしません」
「就職か」先生はため息をついた。
「もったいないな。だが田辺の希望というのならしかたない。先生も協力は惜しまんぞ」
 先生はジャージのお尻から曲がった手帳を取り出した。
「希望の職種があったらいってみろ。先生のツテでいいところに紹介してやるから」 
「はい。ではなるべく人と接する必要がなくて、一人でできる仕事をお願いします」
「田辺……」先生は手帳を捲る手を止めてわたしを見た。
「はい、なんでしょう」わたしは目を合わせないように進路希望調査書に視線を落とした。
「なにか悩み事でもあるのか? 先生にいってみなさい」
「ありません」
「なあ田辺。田辺はあまり目立つほうじゃないが、根が素直で優しい生徒だ。先生の誇りでもある。だからこそ力になりたいんだ。わかるか?田辺」
 がしり、と先生の手がわたしの肩を掴む。大きくて暖かい手。
「わたし……」すこし迷ったけど、わたしは思い切った。
「わたし、死神なんです」
242鶴田 ◆Xa/p2qtVMQ :04/08/06 19:38
「死神」2/3

「……だれがいった?」
「はい?」
「こんなにいい子の田辺をいじめる奴がいるなんて、先生は許せん。いや、それ以上に二年間も担任をしていながら田辺の変化に気づかなかった自分も許せん」
 こいつめ、こいつめと自分で自分の頬を殴りながら、先生は額に青筋を立てている。
「さあ田辺。いいなさい」
「いえ、あのだれがというか。自分でというか……」
「わかる。仕返しが怖いんだな? だが安心しろ、田辺。田辺には先生がついてる。絶対守ってやる」 
「違うんです。だれもいってないんです」
「ああ田辺……」先生はのけぞるように天を仰いだ。
「だれも傷つけたくないなんて、なんて優しい子なんだ。わかったよ。デリケートな問題だからな。今度田辺のお父さんと一緒に三人で話し合おう。お父さんはいつ頃ご在宅だ?」
「お父さんは……わたしを怖がって最近では家にも寄り付きません。それに、いいんですよもう。死神が人並みの生活を送ろうなんていうのが間違いなんです。わたしはこれから一生ずっとひとりでだれにも迷惑のかからないように生きていきます」
 先生は一瞬顔を硬直させたあと、男泣きにおいおいと泣き出した。
「田辺!」先生は窓辺に走り寄って短い足を苦労して窓枠にかけた。
「先生はこのままでは二階から落ちて死んでしまう。死神には先生は救えないだろうが、田辺には救うことができる。なぜなら田辺は死神なんかじゃないからだ。さあ田辺、こっちへ来て先生を救ってくれ」 
 先生はわたしに向かって腕を広げた。
 それを見て、わたしはじんわりきてしまう。
 生徒のためなら自分の命をもかけられる。この人はなんて素晴らしい先生なんだ。
「先生!」わたしは泣きながら走った。
「田辺!」先生は泣きながら笑った。
 先生の胸に飛び込むと、わたしは体ごと押した。
 驚愕の表情で、先生は落ちていく。
 地面に血の花が咲き、側にいた生徒たちがわっと離れていく。
「だからいったじゃないですか、先生。わたしは死神だって……」
 つぶやきながら、わたしは進路希望調査書を丸めてゴミ箱に投げ込んだ。
243鶴田 ◆Xa/p2qtVMQ :04/08/06 19:39
なんか2回で足りてしまいました。すいません。
酷評お願いします。
>>236
これ、うまく膨らめばいい作品になるかも。
ttp://sakka.org/tanren/index.cgi?action=html2&key=20040806174732
どなたか、これ酷評してくれません?
形式がおかしいと思われたらしくて、
中身に触れてくれる人がいないんですよ。
投稿する時はここのように酷評してもらえると思ったんですけどね。
作者以外が勝手にここに書き込んでると思われるかもしれませんが、
せっかく書いたものですから、誰かに感想を言って欲しくて。
感想は向こうでなくて、こちらでOKですので。
246受験生:04/08/06 21:49
 信じたくも無い現実が迫ると、人間は逆に落ち着いてしまうようだ。
あれは、私がこの研究所に出入りを始めた一昨年の春頃だっただろうか。
東京で繁殖を続けるクマネズミが、未知のウイルスのベクターになっていることが、
厚生労働省と国立感染症研究所の調査によって判明した。
ベクター、この言葉はウイルス学にしても細菌学にしても最も最初に習う言葉かもしれない。
日本語にすれば‘運び屋’とでもいうのだろうか。
しかし、このベクターの恐ろしさはウイルスを運ぶ、というだけでなく、
自らの体内でそのウイルスの遺伝情報を書き換え、別のウイルスへ変化させる。
いや、むしろ‘ウイルスに書き換えをするように命じられる’といったほうがいいのかもしれない。
しかし、このニュースはそれほど公にならなかった。
マスコミにとってはネズミとウイルスよりも韓国のアイドルとアテネ五輪のほうが重要だったのだ。
247受験生(続き:04/08/06 21:58
 私がこの事実を知ったのは、同僚からの1通のメールからだった。
国立感染症研究所感染症情報センター、
日本国内において唯一専門的知識をもった感染症情報の管理を行う機関である。
このセンターの第六室、ウイルス研修室の研究員である友人は、
ジャーナリストの駆け出しだった自分に事実を伝えて欲しかったのだろう。
しかし、彼は数ヵ月後に例のウイルスによって死亡。
実際問題として、未知のウイルスを調査する人々は半年以内に死亡してしまった。
この事実が公になるにつれ、日本国内だけでなく世界中を震撼させた。
クマネズミの駆除を行う人々も、少しずつだったが死亡、もしくは重症。
政府も対策に乗り出すが、主だった研究者はすでにいなくなっていた。
すでに死亡しているか、海外に逃亡していた。

 WHO、世界保健機関は今年、日本を全面封鎖することを提案した。
国連総会では、アメリカを主導とした医師団や研究者がことの重大性を各国に訴え、
日本以外のすべての国が賛成し、封鎖は決定されたのだ。
日本の経済は破綻、内閣は治安維持のために自衛隊を都心に出動させた。
国民は思ったよりも冷静だった。正しく言えば、無気力、といったほうがいいのかもしれない。
248受験生(続き:04/08/06 22:08
 私は、ジャーナリストをやめ、大学に入学した。
生物や医療に関しての教授はほとんどいなくなっていたのだが、
化学や生体物理などの基礎研究の教授達は、熱心に生徒達を教え、解決法を捜していた。
閉鎖が決定されてから、国内はある法則に包まれた。
2:8の法則、社会において実際に役立つ仕事をするのは20%の人材にすぎない。
事実、閉鎖環境の日本では、それが痛いほど感じられた。
もともと、生物を専攻し大学を出た私にとっては、
特殊な環境ではあったが、DNAや走査型電子顕微鏡、もしくはポリメラーゼ連鎖反応、
とにかく何でも学ぶことが楽しかった。

 閉鎖日本には、情報のみが入ってきた。
アジア各国は、今回の鎖国を‘日本の最も偉大な決断’といい、
欧米各国は‘日本は世界のためにエドに戻った英雄’と表ばかりは憂いていた。
しかし、未知のウイルスが広まらずに済んだことを喜んでいたいたのも事実であり、
世界の経済が日本抜きでも進んでいる現実は、どんな理論や憶測よりも確かだった。
>>245
形式がおかしいのではなく、中身がポエムだから放置されているような。
まあ、確かに少女小説にはポエム文体があるけど、これはちょっと違う。
むしろ筋書き付きのポエムといった方が妥当だろう。

このスレは「ポエムを書くな」とは書いていないけど、
詩・ポエム板に行った方がお互いのためになるだろうね。
250受験生(続き:04/08/06 22:14
 閉鎖された環境でも、不思議と死者は増えなかった。
ネズミとの接触を避けるため、多くの人々は自宅のある街に戻り、
主なネズミの繁殖地であるオフィス街は無人となったためでもあり、
それ以上に人々が密集することなく、昔ながらの‘街’を取り戻していたからだった。
あるものは田舎に戻り、農業を継ぎ、あるものは漁業を継いだ。
食料自給率は低かったものの、人々がなんとか生きるだけの食料は流通した。
石油やウランなどの資源の輸入は、赤十字や国際機関によって続けられ、
ライフラインは維持されていた。
無気力だった人々は減り、多くの人々が活気を取り戻し始めていた。
皮肉なことに、ウイルスは日本を‘復活’させたのだ。
251受験生(続き:04/08/06 22:17
 っと、続きを書こうと思ったんですが、
ちょっと詰めが甘かったみたいで矛盾が(汗
ここまでで酷評をお願いします。
長文ですが、よろしくお願いします。
252ちょっと書きますよ:04/08/06 22:41
指は動くだろうか。ポンプから押し出された赤い液体を糧として、皮の内に包含した繊維の束がそれを辛うじて可能にした。随分ときつく縛ってくれたものだ。それ以外の部位では微動だすらできない。
体全体を何重にも巡ったロープは、私に築地市場に並べられたマグロの如き外観を提供している。
いや、今のこの姿だけではない。これから辿るであろう私の末路は、マグロのそれに勝るとも劣らない悲運なものになるだろう。
>>246-251
あらすじだけを読まされているようで物足りない。

例えば、ある人物の生涯を小説にしたとする。
その時、その人生――例えば、50年分――全体を平均して描くだろうか?
たいていは、印象深い出来事――10分ほど――を断続的かつ数珠繋ぎにして
描くのではないだろうか?

>>246-251
主人公ですら存在の“密度”が薄すぎて、臨場感に欠け
ウィルスの恐ろしさも日本の“復活”も感覚的に伝わってこない。
>>246
こう、何って言うんですかね。
心臓をえぐるようなインパクトで、びしっと描写してみてくださいよ。
期待してます。
255受験生:04/08/07 00:11
 あらすじ、です、か。確かにかなり薄い(汗
そのうち、htmlで改訂版を依頼しようかな、と思います。
批評ありがとうございます。
256受験生:04/08/07 00:15
>>253
 読み返してみて、ほんとによくわかりました。
これだと、社会の教科書みたいなもんですもんね(汗
まずは、場面わけと描写を考え直して見ます

>>254
 もっとリアルに、って方向でがんばってみます。
未知のウイルスの症状も、死ぬ、だけだとそっけないですし。

ご期待に添えるようにがんばります。
しばしの時間ご容赦を。
257名無し物書き@推敲中?:04/08/07 00:43
受験生とか書けば甘く見られる。汚い奴ね
>>257
そう思われるなら、今後は名無しでいきます。
「受験生」ってのも区別のために名乗ってただけなんで(汗

確かに、そういう甘えがあると自分も成長しないかもしれませんし。
どうもです。
 室内の淀んだ空気に辟易した祥子は、誰に咎められることなく、そっ
と駐車場へ抜け出した。
 焼き場の煙突から立ちのぼる煙が、絵の具のように鉛色の空へ滲んで
いく。
空が低い。昨夜から振り出した雨は一旦止みはしたものの、昼過ぎから
雪に変わるらしい。
 冷たい空気を深呼吸し、辺りを見回した。
送迎用のマイクロバスに黒塗りのハイヤー、火葬場を囲む鉄柵。ベンチ
を見つけたが、濡れていて座れそうも無かった。
 濡れないことを確認して鉄柵に寄りかかると、その振動で水滴がいく
らか祥子に降りかかった。
肩にかかる程度に切り揃えられた髪を無造作に掻き上げ、ハンドバッグ
から取り出した煙草に火をつけた。
喪服にかかった水滴をおざなりに手で払う。
 煙突から上る煙に乗って死者の魂は天に昇るのだろうかと、ふと柄に
も無いことを考えてしまう。
――有り得ない話。
祥子は形の良い眉を顰めた。
人は死ねばただの物質になる。
――ましてや。
ましてや、ここには送られるべき人の遺体さえないのだから。
送られる者のいない空虚な儀式。送るもののエゴ。ただの茶番。
 気が付くと白いものが静かに舞い降りてきた。 
「……コート、持って来れば良かった」
そっと吐き出した煙草の煙は、空に溶け込む前に掠れて消えてしまった。
>241-242

二階から落ちた程度で地面に血の花が咲くかどうか…。
は、さておき。どうも面白くないな。
倉田先生はそれこそ登場した瞬間に死亡フラグが透けて見えるし、
オチも完全に予想の範囲内に収まるもの。

>241六行目の小幡さん死亡までは良かった。
でもね、七行目でもうこのお話は終わってる。結論言っちゃってるじゃん。
あとは結論通りに話を進めてってるだけだから、丸々無駄のようなもんだよ。
せいぜい、「わたし」が不幸なだけでなく自己成就的に死神を演出している、
というところがほのめかされる程度でしかない。
随分半端に冷笑的なオチをつけたもんだ。

じゃあ文体に工夫があるかっていうと、そうでもなし。
淡々とした語りというよりは、想像力ならぬ創造力の欠如を感じる。
六行目まで垣間見えていた黒い笑いを、いっそ文章全体に蔓延させれば
良かったのにと思う。
>242後半はそのつもりなのかもしれないが、語り口に工夫がなさ過ぎ。
先生が落ちていくところは、ドリフのコントばりに笑える場面であっていい。
冷笑、皮肉を持ち出すなら死を笑い飛ばせ、大いに。

まあこれも、そもそも君が主人公の性格付けをサボってるもんだから、
漏れのほうで勝手に悪魔的な人物と考えて書いてるに過ぎない。
基本はできてるだけに惜しいが、なまじ書けることが仇になってる類かもな。
曖昧を気取って話の肉付けをごまかさないこった。
>245

残念ながらここでも評価はルール違反になる。
理由は>2。

なので感想だけ述べさせてもらう。
まずメタな感想から、最初につく評価者というのは責任が重いな。
リンク先のD(たぶんDQNのDだろう)とかいう香具師がぜんぶ台無しにしてる。
次に作品自体の感想。ゆびさきミルクティーSF風味紀くん抜き、という感じ。
激しくツボなので評価しろと言われても難しかったかもしれない。
形式についての感想。特に違和感はない。
みなさんよくしたり顔でおっしゃるが、詩と小説の明白な境目ってどこだね。
とはいえこの調子で長々やられるのは、読んでて単純につらい。

あとはこのスレ向きかそうでないかというと、向いてないと思うよ。
この文章の長さと完成度、このスレの文章形式に対するバイアスの大きさ、
スレの主旨、どれを取っても不向きだ。
>256

ちょうど今、「モーニング」誌でタイムリーにアウトブレイク漫画が
始まってるよ。作者はSF/FTジャンルで一定の評価がある人。
でも作者総合スレでの、この漫画の評価は微妙。
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1059459191/l50
詩 =言葉。単語。文章。詩文(詩と文章)。
小説=社会の姿や人間の生き方などを、
     作者の構想をもとに虚構の物語として表現する散文形式の作品。

>>261氏。
「そもそも詩と小説に明確な境などない」もしくは、261氏自身がわからないと言うのなら、
これを詩と言おうが小説と言おうが人の勝手であろう。
「みなさんよくしたり顔でおっしゃるが」は明らかに不要な文章だ。
「君たちはこんなことも考えつかないのかね」と葉巻をくゆらしている気取り屋にしか見えない。
ちなみにわたしは、今のところは詩と小説を適当に混ぜた「日記」だと思っている。
革新的な手法とは思えない。見やすいとも思えない。
いい効果はといえば、人称のことを深く考えずに書けることだけ。ごまかしに近い。
作品自体についての感想は書く気すらおこらない。二度と読みたくない。
>263

うい。明確な定義をありがとう。
でも問題は、特に形式に囚われることのない現代詩では極端な話、
「これは詩だ」と主張すればすべて詩になっちまうことでしょ。
君の提示してくれた定義でさえ「言葉。単語。文章。詩文(詩と文章)。 」だ。
またえらくスコープの広い定義だと思うね。
この定義に従って特定の作品を、外側から「これは詩だ」と
規定することは簡単だけれども、同時にこれは解釈の放棄でもある。
わかりません、なにこれ、と言ってるに過ぎない。

「日記」というのも、よく小説としての態を成してない文章に読者が好んで
浴びせる罵声のひとつだね。
みなさんよくしたり顔でおっしゃるが、日記と(略
いやこれは冗談だよ、失礼。まあ他人様に見せられる文章ではない、とか
その程度の意味で暗喩に使ってるのなら、批評としてはあまり良いことでは
ないと思う。本来的な日記の意味から大きく逸脱してるわけだしね。
現代的な意味での日記って形式以上のもんではないでしょ。日記形式の
小説というものはごく一般に存在するし。

日記にしろ詩にしろ、小説の対概念ってわけではないわな。
であれば引き合いに出す必要さえない。小説とはかくかくしかじかという
形式をもって然るべきものであり、この作品はこれこのように形式から
逸脱しているのであるからダメ、とやればよろしい。
誰もいないので今のうちに>264補足。

>263のなかでは、終わり三行は評価…でなくて感想、としては
妥当だと思うよ。この部分まで難じるものではないっす。
ついでに「葉巻をくゆらしている気取り屋」も。そう見えたか、とワラタ。
感想でも>>2のルールに觝触するのはやめとこうぜ

こんなルールすら守れないのは
自分から問題を引き起こすようなヤツばかりなんだから
>>264
あれが詩だろうが小説だろうがそんなことはどうだっていい。
日記の形式とかなんとかを持ち出しているのではなくて(日記形式の小説も然り)、
単にそういった程度の低い作品だということ。
こちらは人の勝手だと書いた、そしてわたしが「日記だ」と言ったことについて、
批評としてはよくないと「思う」のも>>264氏の勝手に他なるまい?

ちなみに、小説と詩の区別はまあまあはっきりしている。
小説は言葉の展開、続き、まあ道のようなものがわかるが、詩にはそれがない。
詩は言ったら言ったでほったらかしだ。もちろん例外はある。
まさか>>245を、これらが全く関与していないものとして読めたのだろうか?
冒頭などひどいものだ。
「あたしの背中にも白い、立派な羽が生えていて、大きさもいつのまにか彼らと同じくらいだ」
「期待しながら背中に力をいれてみると、自由に飛ぶことができた」
「妖精さんたちの方に近づいてく」「飛びながらたくさんの妖精さんたちとキスをする」
もはや目もあてられない。冒頭の重大さを全く理解していない文章の羅列。
必要ない部分の多さ(害となっている)。
この中で最も酷いのは「期待しながら背中に力をいれてみると、自由に飛ぶことができた」だが
(まあ「あたしの背中にも白い、立派な羽が生えていて、大きさもいつのまにか彼らと同じくらいだ」も同列か)、
ここで細かく説明すると結局は批評に繋がるので、そこまでするつもりはない。
わかったかどうか知らないが、あれは小説も詩も(あるいは他の何かも)交じり合った、ただの文字列でしかない。
わりと甘めに考えて「日記」を用いたのだが、「落書き」も正しいかもしれない。

それより最初だけとはいえまた読んでしまったぞ、どうしてくれる(;つ∀`)
>>266
わかった、この話はパイ。
>266

スマソ。

>267

イヤだから、そこまで行くと評価…ゲフゲフン。
でもありがとう。そういう趣旨なわけだね、了解。
要はさあ、ハートだよハート。
情熱が文に投影されてるかってことさね。
感動できりゃどんな文章だってOKなんだよ。
昼飯のスパゲティナポリタンを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜナポリタンは赤いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「赤いから赤いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。
宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる天体ほどドップラー効果により、
そのスペクトル線が赤色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来のナポリタンが何色であろうとも、ナポリタンが我々から
高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前のナポリタンは高速で動いているか否か?
それはナポリタンの反対側に回ってみることでわかる。
運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、
青く見えるはずなのだ。
逆に回ってみたところ、ナポリタンは赤かった。
よってこのナポリタンは高速移動をしていないと言える。
このコピペよく見るけど、もとネタは何なんだ。
273259:04/08/07 17:36
酷評お願いします。
( ´_ゝ`) ◆S4kd5lZr8Iさんは、どうして殆どの投稿に批評をつけるんですか。死ぬ程暇なんですか。
275245:04/08/07 19:55
酷評ありがとうございます。
自分で書いてて具体的にどこが悪いのか、
恥ずかしながら分からないのでココにしたんです。
自分では詩のつもりはありませんので、
それ専用に行けとか、日記と区別しろと書かれても納得いかなかったんです。
そう書かれること自体はいいのですが、理由もなしだと次に進めないので。
>>259
呼ばれて酷評。一文一文はそれなりに書けているのだけど、文章がぶつ切りでまとまりがない。

・> 室内の淀んだ空気に辟易した祥子は、誰に咎められることなく、そっと駐車場へ抜け出した。
状況が提示されていないので動きに意味がなくなっている。
・> 焼き場の煙突から立ちのぼる煙が、絵の具のように鉛色の空へ滲んでいく。
主人公に着目したミクロな記述から急にマクロな記述に跳んでいる。
・> 冷たい空気を深呼吸し、辺りを見回した。
「辺りを見回した」は、作者が周囲を説明するためだけの動作になっている。物凄く不自然。
・>ベンチを見つけたが、濡れていて座れそうも無かった。
など、一度しか登場しない情報は初めから書かない方が良い。
・また「無造作に」「ふと」「気が付くと」が多いが、こういう文体は流行っているのか?
>274

>どうして殆どの投稿に批評をつけるんですか。
自分ではそんなつもりもないが、そう取られるならたぶん惰性。

>死ぬ程暇なんですか。
うん。
死んじゃだめ
279259:04/08/07 21:27
>>276
酷評?有難うございます。
一部とは云え自分が初めて書いた(ている)小説を、初めて他人に読ん
で貰った上、レスポンスが貰えたことに感動しています。

指摘された点に関して、特にぶつ切りで纏まりが無いという点、に関し
て見直してみます。
280274:04/08/07 23:23
>>277
ガンガレ!!
>274

ありがと。
>>273
Dの嘘ってサイトの嘘日記ってコンテンツが元ネタ。
  おっぱいvs鱶鰭
 ウィッチの料理ショーというくだらない番組が始まった。今日の対決はおっぱいvs鱶鰭だ。
最初のウィッチ、男女全員が鱶鰭の方に座った。おっぱいホストの関耳宏がグチをこぼす。
「本音でいきましょうよ。」男全員が照れ笑いを浮かべている。
 そのまま紹介VTRが始まる。鱶鰭の方のVTRが終わり、おっぱいへ。ディレクターが向か
ったのは北欧。白ピンク乳首を求めてはるばるスウェーデンへ。最初は街で男達の話を聞い
ている。「ツルッとしていてうまい」「舐めると固くなる」など当たり前の話をしている。その後ミス
スウェーデンへ会いに。ミススウェーデンのおっぱいがアップになる。世間では釣り鐘型と呼ば
れるおっぱいに見事な白ピンク乳首が斜め上5度の方向を向いてついている。小窓でに半笑い
の草葱剛の顔がアップされている。
 ディレクターは味見といってそのおっぱいにむしゃぶりついた。ミススウェーデンは照れた表情
をしている。下でぺロぺロ、歯でコリコリ、どんどん乳首が固くなっていく。やっと味見を終えたデ
ィレクターが感想を述べる。「最高です。こんなおっぱい初めて。」
 カメラはスタジオに切り替ってウィッチへ。全員が鱶鰭。その後スタジオでの料理が終わ
り。最後の判定へ。
 全員が鱶鰭。ガウンをきてスタンバイしているミスデンマークが残念そうな顔を見せる。関耳宏
がおもむろにガウンを開きむしゃぶりつこうとする。スタッフが割って入り寸でのところで抑える。
他の出演者が鱶鰭をおいしそうに食べている画面へ。
 カメラが切り替った。「おいしいのになあ。」ミスデンマークの父親が娘のおっぱいを舐めて一言。
 
>>小窓でに
ピッチャーデニー!(AAry
285名無し物書き@推敲中?:04/08/09 01:54
 ガモウひろし――彼ほど少年達の心を鷲掴みにしたギャグ漫画家が、他にいるだろうか。
画才も文才も学才もなく、ギャグのセンスも別にどうってことない人間でも、
いつかはアニメになるほどの作品を生み出せるんだってことを、
ラッキーマンや努力マンや、スーパースターマン達が教えてくれた。
 線の数は少なく、コマ割りは単調で、薄っぺらい書き割り構図の中を、
小学生の教科書の落書きのようなキャラクターが動き回る。
ギャグはダジャレ、TVネタ、楽屋ネタばかりで、ひたすら理屈っぽい。
それは「かってに改蔵」のような壮大な理屈ギャグとは違い、ちまちまとした屁理屈だった。
 中年の冴えない仕事が紡ぎ出す、ちまちまとした親父ギャグ、ちまちまとしたセリフ、
ちまちまとしたストーリー。そこに俺達は引き込まれていった。ちまちまと、ちまちまと、ちまちまと……。
自分のスタイルを守り続けたガモウひろし。次々に若手に追い越されていったガモウひろし。
それが、俺達の漫画家――ガモウひろし。
V.O.2-0-3-3/D.O.1-1/B.O.0-3/Roland Shell McCartney/Heles/
E;-----------------------------------------------------
E;-----------------------------------------------------

先刻一応のデータ完成にこぎつけた Time Access を用いて、
現在試験的に古い文字データを送信しております。
こちらは 2033 年 11 月 03 日 です。
超確立理論第4データベースの構築論を取り入れた、
David Trance (Name) に排出された結果に従い、
2004 年 08 月 09 日 の


nS//[http://www.2ch.net/]=Paste `Random Option`
nT//[http://www.2ch.net/]=Paste `Random Load`
sS//[http://]......[http://book3.2ch.net/]??????`Random Paste`


に送信されました。応答を待ちます。
全送信欄に
"39B.O.Heles***fool user in another age suiox n/n message***"
のキーワードを確かに挿入して送信してください。

;Message End.
>>286

未来からのメッセージということだろうが、ネタの味付けとしちゃつまらなさすぎ。
しかもTime Access についての解説がないんじゃお話にならん。
何のことやらさっぱり。
>>286

>に送信されました。応答を待ちます。
名前欄に
"fusianasan"
のキーワードを確かに挿入して送信してください。

;Message End.
2進法小説:

0100011010110101000101010101011110101011010110101
0010110101010101011101001010101001010101010000101
0101011101010001010111101010101010010101110100101
1011010101101010110010101010111101001010010101100
0111010101010010101011010101001010000010101001010
1111111001111011101111111100111010111101011110101
1000000000010000001101100000000110000001100000100
0000110000000110000000110000001100010101011100000
0101011011111010111010110101101010011110011010111
0110000001111111101010101010111111001110000001101
1111001010111111110010101010000010010100101010110
0101010100101010100000000101011101010111110010101
0101010001010101011100101010101100000101010100101
0101010101010100000101001001001001010010110001010
ここも寂れてきたな
291名無し物書き@推敲中?:04/08/09 18:42
何でこんなことに。あと点数の人は?
あと( ´_ゝ`) の人は何者?
☆、点数、顔文字みんな同一人物の素人批評家
293名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:03
スマソ二世は?
294名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:05
>>291俺らの事か?
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) このスレは今が初カキコですよ、と。
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i  誤解されてるみたいだから一応レスしますた。   
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
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>294

流石だよな俺ら。
296名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:09
>295
ビビッた。本当に暇なんですね。何か本出されてるんですか?
>295

いいえ。

×>295
○>296

…。
299名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:16
自問自答ですか。流石暇な方だ。」
300299:04/08/09 19:19
>298
気の利いたレスが台無しですな(怒)
>300

スマソ。逝ってきます。
302名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:26
酷評してくれる?
303名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:35
してあげるよ。さぁ心配しないで書きなさい。
304名無し物書き@推敲中?:04/08/09 19:36
断る。
岸和田くん元気かね?
受験生さんも書いてるかね?
ここはいつから初心者入門スレになったんだ?
307岸和田 ◆JNnFWYTu2A :04/08/09 21:25
あれから十二年経ったいまでも、僕は彼女の電話番号を押し続けている。
暇さえあれば、僕は携帯電話で彼女の電話番号を押している。
もちろんつながる筈もない。つながるわけがないのだ。
だけど、電話番号をひとつずつ押すたび僕は心の底に僅かな期待を感じる。
ひょっとしたら――もしかしたら――。
今日も僕は彼女の電話番号を押す。僅かな期待を胸に。

担任が宿題やら明日持ってくるものやらについて説明している。
早くしてくれ。僕はいらいらしながら机を指でこつこつと叩く。
「……以上だ。えーっと、これでホームルームを終る。起立」
 僕は素早くリュックをしょうと、イスを机の上に置いた。
「気をつけ。さよなら」
 さよなら、と皆が言うなか、僕はさよならを言わずに教室を出た。
森山ぁ、あいさつしてけぇ、ほら、一人で。
僕は担任の声を無視して玄関でスニーカーを履き、学校を出て行った。
十二年前、僕は小学校六年生だった。

 僕が誰よりも早く下校していた理由は、同じマンションに住む真奈美さんだった。
真奈美さんの部屋がある三階まで一気にあがり、ドアの横にあるチャイムを押す。
ぴーん、ぽーん。
何秒かすると真奈美さんが百パーセントの笑顔で僕を迎えてくれる。
僕は真奈美さんに恋をしていた。真奈美さんは結婚もしていたし、子供もいた。
完全な、片思いだった。

とりあえず書いてみました。今度続きを書きます。
308点数の人 ◆uPfiq3fhTE :04/08/09 21:30
>>291
忙しくなってきたのでROM中……月末あたり復活するかもしれない。
>>306
最初からだよ
>>307
読んでいてつまらない文章だな。
君の文章がつまらないのは、説明文と会話文だけで出来上がって
いるせいだと思う。もっと描写ということを意識して書いてごらんよ。
その方が、読み手に君の文章を読む楽しさを感じ取ってもらえる
と思う。付け加えると、イメージ化した描写も取り混ぜて書きこめば
なお良い。
スルーしようと思ったけど、君も良く投稿しているからアドバイスしてみた。
少し工夫するだけでもっと小説らしくなる。頑張って下さい。
311名無し物書き@推敲中?:04/08/09 22:24
田んぼの鮮やかな緑と異常に赤い夕焼け空は僕を不安にさせた。
続く
312:04/08/09 22:32
プッゲラ
313名無し物書き@推敲中?:04/08/09 22:46
           -=ァ'´   /      /  / ..:/ :/    .:| .:|  |゙!
          /   /       / /,ィ'..:..:/..:/ :| .:|  ..:.ハ.:| | | |ヽ
         /   /       ./ ////.:./=/、..:|..:.| ..:/ |.:| | | :| ',
      /  /   ,、-'´ ......:./,ィ'〃/,.ィ=、   |./!:/ .//=リ|j..:/:/| | |
      ///   .:/..:..:..:..:..:..:/;イ| イi:::l_j ゙ ///..:/,ィ':rテ、/./:/..|..:リ
     l/ /..:..:./..:..:..:..:..:..:彡彳/|:|  L;:::j_  /..:ィ'/' |::::'| j././:.:ル'′ 笑うことないじゃん!
       /ィ../..:..:..:..:..:..:..:..:..:{_ノリ l/       '´ ´′ ヽ`´/,イヽ!
        |i://..:..:..:..:..:..:'´ ヽ__           .....__'′ 'ハミミ
       l/!/イ/..:..:..:..:..:..:..:..:.}          ヽ、__ノ  /..:.:ト!|
        〃/i..:/;ィ'´..:..:..:..:..:../            /..:..:/!|リ
          l/彡/ソ..:..:..:./      `ヽ、     /..:/..:/〃
 、_          __,、--─‐‐/         /.:`>ー‐'..:./..://
 、__`` ー‐<二´     |-'′      //..:..:..:/..:./
 i /ー-、            ヽ.         /  ̄ ̄\ '"´
 `/  ``ー‐、         ヽ、     ハ       ヽ
 /       \         ',``ー、  , -‐|      ゝ
314名無し物書き@推敲中?:04/08/09 22:59
>>313「マジに禿同!」と。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`;) 兄者は面食いだもんな。
     (´_ゝ`) /   ⌒i    
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>>313-314
自演かい。
文章スレにAAを貼るこういう馬鹿が
スレの雰囲気を悪くしている。
http://smokers.exblog.jp/
自分のblogです。
ちゃんと批評依頼中と書いといたんで・・・お願いします。
一応長編(まだ途中)です。
カテゴリの「Smoke in Haze」をクリックすると小説だけ出てきますんで。
オススメ小説晒しスレにも書き込んだな?
う・・・
とにかく、叩かれてでもいいから批評が少しでも多く欲しいな、と・・・
マルチスマソOTL
でも第三者の意見がやっぱり必要だなと思ったので、バレるの覚悟でカキコしました。
ほんとすんません。よければ読んでやってくだちぃ。
319名無し物書き@推敲中?:04/08/10 10:09
つれた。
>>319所詮その程度か
321初心者:04/08/10 10:18
>>308
ROM中ってどういう意味ですか?
>319-320
323名無し物書き@推敲中?:04/08/10 11:45
>315自演というよりギャグなんだが・・・
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) 素人はこれだからこまるよな。
     (´_ゝ`) /   ⌒i    
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324名無し物書き@推敲中?:04/08/10 11:50
>>315ネタにマジレスカコワルイ(禿藁」、と。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) 流石兄者、今日も弁説が絶好調だ。
     (´,_ゝ`) /   ⌒i    
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325名無し物書き@推敲中?:04/08/10 11:53
323と324
微妙に顔が違うね。
夏だね。
基礎を理解していない(――、……、など)。
英語のタイトル(これをつける作者はたいてい、自分では小洒落たものだと思っているらしいが)。
キャラクタの名前が胡散臭い(よくある名前がベター)。
それと最初の「第一回」だが、これは「第一部」のことだろうか。そう書けばいいというのに。
果たしてこれは真面目に書き上げられたものなのだろうか。
とりあえず「叩かれてでも」というレヴェルの話ではない。
文章的にみても、のっけから次の文章と大差ないではないか。
「──彼はボロを纏つて蹲り、無精髭と油氣のない頭髮で、垢にまみれて、
常に憂鬱さうな表情をし、生氣のない目をしよぼつかせて、
時々、肩のあたりを掻き、實にやるせないといふ目つきで、
雜踏の人の波に視線をやつてゐた」
藤本義一氏の言葉になるが、読み手の心を揺り動かすような要素はなにひとつとしてない。
また「彼女は膝を折って、その場に崩れ落ちると、膝がくの字に捻じ曲がった」と同類の文章も多い。
感覚的におかしな文章がある。例:「男は綺麗な胃液を吐きながら」
わざとらしい台詞(作者がなんとか言わせよう言わせようとしているのがわかる)。
例:「…へ、へへへ…あんた、やるな。今まで会った中じゃあんたが一番だ。さぞや名の通ったハンターげふぅっ」

ご自分で書かれたttp://smokers.exblog.jp/23082/を客観的に読んでみるがいい
ちなみに>>316へのレス。
329名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:12
「──彼はボロを纏つて蹲り、無精髭と油氣のない頭髮で、垢にまみれて、 常に憂鬱さうな表情をし、生氣のない目をしよぼつかせて、
時々、肩のあたりを掻き、實にやるせないといふ目つきで、 雜踏の人の波に視線をやつてゐた」

これって別に心揺り動かす場面じゃ無いよな。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) 流石兄者、指摘も冴える! 
     (´_ゝ`) /   ⌒i    
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330名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:17
「という訳で、>>327は知ったかぶりの脳内厨である事が判明しまスタ」、と。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) 夏だね、兄者・・・。 
     (´,_ゝ`) /   ⌒i    
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331名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:22
>>330
(´,_ゝ`) 
332316:04/08/10 12:23
>ご自分で書かれたttp://smokers.exblog.jp/23082/を客観的に読んでみるがいい
これを言われるのが一番辛いんですよね。また、
>○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。
これはこのスレで初めて聞いた話なので、それには準拠してません。
あと―――もなぜかーーーと表記されてしまうのです。遣り方があるのかもしれませんが
俺にはわかりません。wordではちゃんと繋がってんのになぁ。
そして、
「──彼はボロを纏つて蹲り、無精髭と油氣のない頭髮で、垢にまみれて、
常に憂鬱さうな表情をし、生氣のない目をしよぼつかせて、
時々、肩のあたりを掻き、實にやるせないといふ目つきで、
雜踏の人の波に視線をやつてゐた」
これは何の文章ですか?なにぶん無学なもので。
すいません、ちょっと通りますよ。

>307

「電話番号を押す」に違和感。繰り返し出てきてくどいのもあるけど、
「僕は携帯電話で彼女の電話番号を押している」、コレニホンゴ変デス。
テレビ回して、とかのたまうおばちゃんがいるが、まるでそんな感じだ。
この例のように表現を削る、加工するキホンのなってない文が羅列されてる。
そりゃヌケドのチーズバーガーばりにパサパサで味わいに乏しい文章に
ならざるを得ないでしょ。描写=薬味も欲しくなるわけだ。

この文章、掴みとしてはきつい。正直イケてないので、こっからまだ
書き進めてくなら冒頭はリライトしたほうがいいんじゃない。
最初から文章の肉付けをケチるんじゃなくて、膨らむだけ膨らませてから
削ってったらどうすかね。
334名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:28
>>333
何故私の行くところに必ず現れんですか?
心臓に悪いです(泣)
    
   >>333 そ の H N だ け は 止 め て く れ !!

            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`; )  
     (;´_ゝ`) /   ⌒i    
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>323-324,329-330

同じふーん顔として、劣化した流石兄弟は見ていて辛いんだが…。

>335

それは漏れがストーカーだからです。
…嘘だが。これから寝るのでさようなら。
337名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:33
>>334いや、だから>>333は俺らじゃないんだが。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) 流石兄者、ついに物真似住人までついたな。 
     (´_ゝ`) /   ⌒i  芸能人みたいに。  
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338名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:34
しまった、334→335だった。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_` ) ケアレスミスも流石だな兄者。 
     (´_ゝ`) /   ⌒i    
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339名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:35
>>336
仕事してないんですか?
340名無し物書き@推敲中?:04/08/10 12:37
>>336劣化してるのは貴様の頭の方ですよ(オナラぷ」、と。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_,` ) OK、上等。 
     (´,_ゝ`) /   ⌒i    
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>>323-325 >>329-330 >>337-340

311 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2004/08/09(月) 22:24
田んぼの鮮やかな緑と異常に赤い夕焼け空は僕を不安にさせた。
続く

↑ケッケラケー、ヘタでやんの。頭蓋骨の中に脳味噌の代わりに
蛆がつまっているヴォケがカキコできるスレではないぞよ。
342:04/08/10 13:02
343名無し物書き@推敲中?:04/08/10 13:06
>>341
顔の人?
私は関係ないざます
344名無し物書き@推敲中?:04/08/10 13:50
またつれた。
345名無し物書き@推敲中?:04/08/10 13:54
>>341
何もわかってない。
346:04/08/10 14:06
何もわかってない。
347名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:06
誉めスレの作品に加筆をした。

マケドニア王が転倒したシーンが写っているビデオがあるそうです、
とルネサンスマンが言った。俺たちはまごまごした。死すべき丘で。
夕陽はカブトムシと共に死につつあった。俺たちの未来よ、さあ、おいで。
名前の無い罪を抱いて、ルネサンスマンは恋の囚人となった。
愛は終わり、俺たちは母の許へ進む。そこには詩としか呼べない楽園がある。

七百枚の長編「アレクサンダーシャーベット」より一部っを抜粋しました。

348名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:15
「僕は猫舌なんだ」
そういうと彼はティーカップに氷を落とした。スプーンで紅茶をかき混ぜる。すでに
入れてあった砂糖の一部が、カップの底に残っているのを見つけて、それを溶かそうと
彼の右手が円を描く。紅茶は波をたて、まだ溶けていない氷が食器のふちに当たり
金属音を鳴らす。それを見つめる彼の顔が笑っているのを、私は見つけた。彼は、
自分の行動に酔いしれているのだった。

自分で書いて何かひっかかる部分があるような気がしたので、載せてみました。
酷評お願いします。
>>343
いいんだよお前で。お前が屑なんだからさ。
>>347
>誉めスレの作品に加筆をした。

だったらあちらに投稿しろ。
>>348
別にひっかかるところはない。
352名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:23
「〜に加筆をした」でも間違いではないが、「〜を加筆した」の方がよりスマート
353名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:28
囚人ナンバー349を移送します。
354名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:29
「私」は「彼」のティーカップの底にある砂糖を確認できる姿勢なのか?
となると背後に立っているのか…と思いきや、「彼」の顔を見てしまっている。
すると考えられるのは、正面から机に乗り出し「彼」の間近に顔を近づけている間抜けな態勢だ。
355348:04/08/10 14:34
>>351
時系列とか一人称なのに他人の心情を断定したりとかが
気になったのですが、セーフですかね?
356名無し物書き@推敲中?:04/08/10 14:41
セーフですよ
357(´,_ゝ`) :04/08/10 15:10
今三時か
358名無し物書き@推敲中?:04/08/10 15:13
 冷房の少しききすぎたJRの車内で、ゆっくり目の前を通り過ぎようとす
る老人に席を譲った。困惑したような表情を見せながら少し微笑んだ初老
の女性は狭くあいた席の両隣の人に軽く会釈をしてからゆっくりと腰をお
ろす。薄い頭髪としわの入った女性の表情を見た祥一は、気恥ずかしそう
な笑顔を丸い顔に瞬間うかべ、それからその表情を後悔とともに噛み殺し
てむずかしい顔で法律事務所の広告にある電話番号の市外局番をじいと見
つめていた。窓からみえる電信柱は住宅街をバックにして次々後ろに飛ん
でいく。汗が、ぷつぷつとふき出してくる。トートバッグをかけた肩に、
軽い湿り気を感じる。祥一は、ゆっくりと、歩き出した。電車が、音をた
てて揺れ、ふらっとバランスが崩れそうになる。
 隣の車両に行き着いて車両のドアを閉めたとき、列車はトンネルの中で
ゆっくりと速度を落とし始めていた。まもなく渋谷、渋谷です。JR山手線
東急東横線をご利用のお客様は−。アナウンスは英語で繰り返される。Ne
xt stop is SHIBUYA...。トンネルの照明は動きをスローモーにしていき、
ホームの明かりが見えてきた。右側の扉が開いて駅に降りると、夏の生暖
かい空気が体をつつんでなぜか心地よい。汗はすっかり引いていた。

酷評お願いします。第一段落の前半がなんか変に感じるのですが。
359358:04/08/10 15:16
でこぼこになってしまった。
すいません。
360名無し物書き@推敲中?:04/08/10 15:26
マンドクセ
361348:04/08/10 15:36
>>354
すいません、レスに気づきませんでした
カメラの視点を気にするとなると、三人称神視点にしたほうが良いでしょうか?
362名無し物書き@推敲中?:04/08/10 15:38
三人称にしてもおかしくないですか?
363348:04/08/10 15:59
「僕は猫舌なんだ」
そういうと俊彦はティーカップに氷を落とした。スプーンで紅茶をかき混ぜる。すでに
入れてあった砂糖の一部が、カップの底に残っているのを見つけて、それを溶かそうと
俊彦の右手は円を描く。紅茶は波をたて、まだ溶けていない氷が食器のふちに当たり
金属音を鳴らす。それを見つめる俊彦の顔が笑っているのを、秀樹は見つけた。俊彦は、
自分の行動に酔いしれているのだった。

とりあえず、三人称にしてみました。
364名無し物書き@推敲中?:04/08/10 16:40
すいません、初投稿ですが・・・酷評お願いします。


彼女と隣合わせの席に着いた僕は、普段あまり着た事の無い
黒いジャケットを脱いだ。
程なくしてウェイトレスが来たので、白のグラスワインを2つ注文
した。 彼女が僕にそっと微笑む。

それにしても今日はとても運が良い。
病気ばかりで、お酒を飲んだ事なんて一度たりとも無かった
彼女が僕の隣にいるのだ。
こんな時間に2人きりになれる日が来るなんて、夢にも思って
いなかった。

お店に入った時、テーブルが空いていなかったのかカウンターに
案内された。
少し不満ではあったが、それでも僕は彼女と二人でいられる事で
十分に満足している。
彼女の甘い匂い、長い髪、そして透けるように白い肌、その全て
が美しいと思った。

程なくして、頼んだワインが運ばれてきた。
そして、注文を取ったウェイトレスが怪訝そうな表情で、再び僕に
微笑んだ。
「お客様、ワイングラスは2つご利用になられますか?」

僕は黙って頷くと、隣の彼女と軽くキスをし、グラスワインを一口
飲んだ。
>>358
とにかく一つの文に情報を詰め込みすぎ。

・>冷房の少しききすぎたJRの車内で、ゆっくり目の前を通り過ぎようとする老人に席を譲った。
状況と出来事とを分けた方が良い。無理に繋げた結果、時制まで怪しくなっている。
・>薄い頭髪としわの入った女性の表情を見た祥一は、〜じいと見つめていた。
この文は特にひどい。語は重なっているし、係り受けや時制もめちゃくちゃ。
>隣の車両に行き着いて車両のドアを閉めたとき、列車はトンネルの中でゆっくりと速度を落とし始めていた。
「ドアを閉めたとき」というのは一瞬なのだから「ゆっくりと速度を落とし始めていた」とは繋がらない。
〜閉めたとき、(すでに)列車は〜

別におかしくない。(すでに)は別に省いてもいい。容易に想像できるからね。
>>365
酷評ありがとうございます。初めて書いてみたんですがやっぱり他人の目があるのはあり
がたいっす。

>・>薄い頭髪としわの入った女性の表情を見た祥一は、〜じいと見つめていた。
>この文は特にひどい。語は重なっているし、係り受けや時制もめちゃくちゃ。
読み返してみたらそのとおりでした。この文は説明くさいところが重なっていたようです。
かなりくどいですね。時制は...orz
>詰め込みすぎ
長文は一段落後半の句読点多用部分を際立たせるつもりで意識して書いたのですが、まだ
力不足みたいです。今度から長文がいやらしくならないように気をつけていこうと思います。

>>366
サンクス。そういうアドバイス、助かります。
368358:04/08/10 18:19
↑名前忘れてました。
>316

「第十回」だけ読んだ感想。絵のない劣化ジオブリ。
あー、ガンアクション漫画って流行ってるよね、としか。
なかでも広江礼威は面白いね。伊藤より面白い。

でも、漫画と小説の間にゃ動かしようもない情報の質的格差がある。
二次元と一次元の争いなわけだよ。向こうは絵と文で相乗。
こちとら文章だけでこの不利を覆す。一体どうしたら良かんべえか?
ってことだ。単にあっちの背中を追って勝てるもんじゃないだろ。

まあ、今やそんな鋭い対立軸で捉えるべきもんでもない両者ではある。
それでも心情として、一方的な追随はどうかねと思う。
というより、同じようなことやりたきゃ素直に漫画描けばいいんだよ。


>339

社畜。
夜9時から朝9時まで胃が痛くなるお仕事だたよ。
寿命の縮みも実感できるしマジでおすすめ。
>364

・冒頭から悪文。前後で文が切れるし、表現も簡潔にできる。
 「普段あまり着た事の無い」→普段着慣れない。

・「こんな時間に2人きりになれる日が来るなんて」、これも
 パッとしない表現。じゃあ普段はどうなの。
 
・「テーブルが空いていなかったのか」って見りゃわかるだろ。
 「僕」に店内眺めさせてみればよろしい。

・ていうか「お店に入った時」からの部分は、なんでここの位置に
 持ってきたのか疑問。「それにしても」の部分と前後逆じゃん。

・ウェイトレスはなんで怪訝そうな表情してるのか。
>>364
何だか思わせぶりでわざとらしい文章だなぁと思ってスルーしてたんだけど、
>>370が気づいていないみたいなので一応突っ込んでおく。

「彼女」って何?

主人公が電波だったという落ちは夢落ちと同じくらい寒いっす。
>371

漏れはこれリアルドールだと思ったよ。すもあんこソリューション。
「普段あまり着たことのない」は「この日のために引っ張り出してきた」にすると、主人公の気分が伝わる気がする
現場は見通しの良い道路だ。
俺はそこから少し離れた所、その距離約1キロメートル。
双眼鏡で。彼女を見る。

上半身だけ服を着た女が
   銃で撃ち抜かれた肩を抱いて
   脱がされたスカートや下着や財布の隣で
   血を流し
上目遣いに俺を睨んでいる。

俺は
双眼鏡で眺める。

何せ見通しが良いものだから
仔細に観察できてしまうの。
彼女の脚、彼女の胸、彼女の表情、
彼女の脚の数。
俺の連れにブッタ切られて
奇数になってしまった彼女の脚の本数。

可哀相に。
5本。
バタバタと5本の脚を騒がせて
上目遣いに俺を睨んでいる。

俺は
双眼鏡で予断なく眺める。
己の命を守るため。

ピンク色の胴部を揺らして
女が接近してくる。
大塚愛似の顔が接近する。
俺の連れを食った大塚愛。
見通しの良い田舎の国道を駆ける。

すぐさま車を走らせ逃走再開。
時速110キロで飛ばしてきたクルーガーは、
しかしもう直ぐに怪物に追いつかれる。
何せ見通しが良いものだから
手にとるように悪夢が見える。
終わりが見える。
ずっとずっと遠くにいた怪物が、
白昼に、
俺めがけて、
着々と距離を詰めてくる。
ここに来る途中、荒れ果てた家を何件も見た。
壁に直径40センチくらいの桃色卵を
ビッシリ産み付けられ、
オスの大塚愛の群れに家主を食われた民家を何件も。

俺は
   震える手で
   ハンドルを握り
   お母さんと呟きながら
もうサイドミラーを見たくない。
>>329
「心揺り動かす場面」と書いたのではなく「心を揺り動かすような要素」と書いた。
この違いもわからない分際で「指摘も冴える!」か。なるほど。
それとあなたは「藤本義一」や例の悪文という極めて的確なキーがあるというのに、
検索のひとつもできないのか? それとも検索が何のことかもわからないのか?
ttp://members.jcom.home.ne.jp/w3c/MediaMix/writing/003story.html
ここを千回読んでおくといい(>>316も読んでおいて損はない)。
あなたは知ったかぶり以前に基本的な思考能力すら皆無らしいので、
ここでAAをはって遊ぶ程度が関の山なのだろう。
そんなんじゃ頭んなかに黒色火薬が詰まってたって、自分の鼻ひとつ吹っ飛ばすことはできまいぜ。
377名無し物書き@推敲中?:04/08/11 05:33
ノ ズ ラ ー 警 報
>>376
別に頭んなかに黒色火薬が詰まってるわけじゃないから、自分の鼻ひとつ吹っ飛ばすこともなかろうよ。
>すでに入れてあった砂糖の一部が、カップの底に残っているのを見つけて、
>それを溶かそうと彼の右手が円を描く。
私はカップの底を見られる態勢にない。
●彼は右手のスプーンを、円を描くように回している。
溶け残りの砂糖でもあったのだろうか。
などとしておけば「私」の態勢はおかしくならない。

>それを見つめる彼の顔が笑っているのを、私は見つけた。
「見る」を使いすぎなので「それを眺める彼」とでもしておく。

>彼は、自分の行動に酔いしれているのだった。
あくまで「私」の考えなのだから断定で支障ない。
「彼は〜。(と、私は思った)」なわけだし。
ただ、過去形は変。「酔いしれているのだ」が適切。
380348:04/08/11 09:23
>>379
酷評サンクスです。
最後の「〜だった」ですが、主人公がその行動が終わった後に疑問を感じて、もう一度振り返ってから
理由が分かったって感じにしたいので、過去形にしたのですが、それでも駄目でしょうか?
381364:04/08/11 09:40
>>370
鋭い指摘、ありがとう御座いました。将来の糧になります。

>>371
電波じゃダメですか(´Д⊂ 単純すぎますね。
どれくらいヒントを出せば良いのか、模索中です。

>>373
確かに言われる通りですね。登場人物の気持ちを考えて文章を書いてみたいと思います。
回想かい。なら「酔いしれていたのだ」か「酔いしれていたのだった」。
疑問?なら断定じゃないじゃん。
現在から過去への疑問なら、過去の「私」は疑問を抱かなかったはずである。
すなわち、「今にして思えば、彼は自分の行動に酔いしれていたのだろう」
みたいな感じで、現在の「私」が過去の「彼」を見直す形に記述する。
383kito:04/08/11 13:10
ヽ(`Д´)ノウワァァァン

むずかしすぎるぽ・・_| ̄|○
384348:04/08/11 13:46
色々ありがとうございました。今後に活かします。
>>383
ってか亀頭よ、AAを使うな。
それから、もうちっと勉強せい。良く読めば分かるだろうが。
論理的思考を養うことも大切、ということだね。
また世の中に出ている作品にも、つじつまが合ってなかったりするものがけっこうあるけど、
そこを演出でうまく見せちゃう(矛盾を感じさせない?)というのも技術だったりなんかして。
387:04/08/11 17:00
「僕は、もうすぐ死ぬんだ」
 太郎の幼年時代は、裏切りに満ちていた。
 幼くして母親に先立たれた太郎は、父が放任主義だったこともあいまって、親からはほとんどものを学ぶことなく育った。
 そんな彼が堕ちゆくのは時間の問題だった。
 学校へ行くのをやめ、友人達とふらふらと街をうろつき、盗品で食いつなぐ。
 そんな決して誇ることの出来ない生活の中、太郎が得たものこそ『友情』だった。
 『友情』こそが、自分の全てなのだと思いこむようになった。だが彼はその脆さを知らなかった。失った時の反動を知らなかった。
 信頼していたはずの友に罪を擦り付けられ、裁判沙汰になった。
 父は息子の無実を信じず、叱咤すらもしないで、自分は知らなかっただの、息子は家出同然だっただのとひたすらに世間への自己弁護をしただけだった。
 実の父親にすら裏切られた。
 結局少年院にぶち込まれた太郎は、規制や厳罰という、本来親から受けるべきであった一般教養を最悪の環境で叩きつけられた。
 一年の後に出所する際、太郎は左目を患っていた。殴られ負った怪我が院内で化膿し、治癒を遅らせていた。
 太郎は家には帰らなかった。帰れなかった。一度も面会にも現れなかった父のいる家になど。無言の勘当だった。
 親友だった者は、皆、病を抱える太郎を避けた。
 太郎の居場所は、院で過ごしたわずか一年の内に消え去ってしまっていた。
388:04/08/11 17:01
 薄幸な少年は、仕方なしに、また自暴自棄となって、路上や裏通りでホームレス当然の生活を始めた。着ていた服をそのままに、薄汚い毛布が一切れ、左目には包帯が巻かれている。それだけが少年の全てだった。
 独り昼夜を過ごすうちに、太郎は恐怖を覚え始めた。彼の母は目の病気で死んだ。それならば自分も母と同じく死ぬのではないのかと。この孤独のまま、切なく一生を終えるのではないかと。
 その暗示は『運命』という単語で完成を迎える。死とは僕の運命なのだ。
 運命と言う名の見えない何かが、僕を死という終焉へと後ろ押しするのだ。逃れる術は無いんだ。
 若き運命論者となった彼は、いつしか母すらも自分を裏切ったと思うようになった。母が生きてさえいれば。
 全ての裏切りは始まりから予定されていたのだ。そして自分の死も。
 遂には神も自分を裏切り見放したと信じ込んだ太郎は、地べたの寒さと、ひたひたと近づく死に震え、ただただ怯えていた。
 彼の人生は放棄された。
 十五歳だった。
389:04/08/11 17:03
「探したぜ、太郎」
 いつものように寒い夜だった。
 路地の端に膝を抱えてうずくまり、自分の末路を嘆き呟いていた太郎は、ふとかけられた声に聞き覚えがあることを思い出した。
 鈴木。年上ながらも、一番の親友だった男。いつも世話と相手をしてくれた兄貴分。そして太郎に濡れ衣をかけた卑劣漢。
 だが太郎にとって昔のことなどどうでも良かった。こそこそと口を動かし、
「あんたのせいじゃあない」
 と、ほとんど聞き取れない音量で呟いた。
 ……全ては運命なんだ。後半部分は口にすら出さずに、心の中のみで唱える。
 幾日幾度と繰り返される呪文。だが反復の末の平安は無い。死への流れを自覚する。たったそれだけが、今の太郎に許された抵抗だった。
「太郎……。糞最悪の一年間だったろう? 寂しかったよなあ。辛かったよなあ」
 色ボケた金髪頭を振り、鈴木はうんうんと自分で相槌を打つ。
 太郎が追求しないのを良いことに、鈴木は勝手気ままに語っていた。自分は疑われてすらいないと自負しているようである。
「ああ、太郎、俺に手伝わせてくれよ。おめえに立ち直って欲しいんだよ」
 鈴木の、どこか厭わしい言葉が太郎の脳へと入り込んでゆく。友人だったときにもこんな耳につく嫌な口調で彼は話していたのだろうか。
「そのために会わせたい人がいるんだ。な、ちょっと来てくれよ」
 話を聞いてはいるものの、太郎は眉一つ動かさずただ一点の闇を見つめていた。闇は視線を呑み込むだけで、何も返してはくれない。
 何も返してはくれない。
 やがて、心の内で復唱が始まった。
 全ては運命なんだ。運命なんだ。全てを受け入れろ。全てに流されろ。
 太郎は無言で立ちあがった。
390387:04/08/11 17:05
宜しくお願いします。
>>387-389

ああ〜んせむぱぁ〜い、最悪の展開じゃないっすかぁ〜

以上。
392桃山 ◆H0b/5O683E :04/08/11 17:11
(初ですが批評お願い致します)


 特別見たい番組も無いらしく、彼は無表情のままチャンネルを次々と
変えていった。もう昼過ぎである。めぼしい番組は終り、主婦向けの通販
や老人向けの健康番組しかやっていない。
 比べてテレビが部屋にきた当時は、暇さえあればどんな番組でも見ていた。
復興から二年も経てば生活も変わるに決まっている。
「にしても遅いな」
「何が」
「霧島だよ――、いくら買い物っつっても遅すぎるだろ」
 俺の言葉に千歳は、あぁ、と気の抜けた相槌を打った。
 俺が千歳の部屋に遊びに来てからかれこれ4時間は経っている。夕飯を買
いに日中出掛けたのだとしたら、霧島は少なくとも4時間以上そこらをうろ
ついていることになる。テーブルの上のスナック菓子に手を伸ばしながら、
千歳はいつもと変わらない様子で答えた。
「本当、夕飯買うのに何処まで行ってんだろうね」
「ここら辺の店じゃないのか?」
 何の気無しに外を見ようと顔を向けたら、瞬間、日光が眩しく眼に入る。
俺はゆっくりソファーから立ちあがった。ベッド脇の窓にカーテンを引こう
と、藍色のカーテン布に手をのばしたその時。

「3ヶ月も何処に行ってんだろう」

 普段なら聞き流してしまうような、小さい呟きだった。

「――3ヶ月」
「うん。3ヶ月」

 3ヶ月。
 彼が何を言っているのか、すぐには分からなかった。
>>392
よっしゃ。
4時間から3ヶ月の展開、謎への引き込み方が気に入った。
続きカモン。
394(´,_ゝ`)  :04/08/11 17:36
盆休みだな
395(´3`) :04/08/11 17:41
ああ、次はしょんべんだ
396桃山 ◇H0b/5O683E :04/08/11 17:55
(>>393サンクスです。短編の抜き出しなので内容分かり辛いです;スマソ)


 俺はカーテンを引く事も忘れ、ただ窓際に経ち尽くした。
 そして、今だ表情一つ変えない千歳を見ながら、心の何処かで懐かしいこの違
和感を思い出していた。半年振りに会った同窓の友は、やはり狂っていた。
 同居人が夕飯の買い物に出て行きながら3ヶ月も帰って来ない――常人ならば
異常すぎる事態にすぐさま気が付いただろう。 
 千歳は常人ではない。れっきとした病人だ。霧島だって健康とは言えなかった。
寧ろ病棟に入らなかったのが不思議なくらいだった。

 千歳はテーブルの上のグラスを手にして、氷が解け切って薄まったオレンジジ
ュースを咽喉に流しこむ。呆然と立ったままの俺を見ると、座らないの、と言っ
た。
 
 ……何も変わっていない。それどころか状況は以前より格段に悪くなっている。
千歳の面倒を見ると言い出したのは霧島だ。復興を続けるこの地で静かに安静を
求めると言ったのも、やはり霧島だ。ならばせめて、千歳の戦争後遺症だけでも
治しておくべきだった。霧島だけに押しつけて、自分は遠くへ離れるなど――選
択するべきではなかったのだ。

「千歳」
「何。座ったらどうなの」

 千歳はジュースを飲み切って、空のグラスをテーブルに置いた。



「霧島はきっと、帰ってこないよ」
>>392>>396
上手い、面白い。
どうせなら全編掲載して我々の無聊を慰めてくれ。
>>392-396
冒頭の彼は無表情のまま〜 のところは 千歳は無表情のまま〜 でもいいかな。わざわざ 彼 にしなきゃいけない理由がわからん。男であることを説明したいのだとしても、順番的には千歳のあとにくるべきだろう。
狂っていた〜 は直接的すぎるかもね。違和感云々だけでもズレてる人だというのは十分伝わるだろう。このあとの部分で戦争後遺症という説明もあるし。
千歳の戦争後遺症だけでも治しておくべきだった〜 主人公が医者かなにかでないのなら 治す という発想は出てこないような気がする。治療するのはあきらかに自分以外の他人なわけだし。戦争後遺症とかについては詳しくないのでわからんが、違和感は感じた。


399374:04/08/11 19:57
ご批評宜しくお願いします。
>>374
大塚愛好きのおれとしては虫唾が走ります。以上。
401桃山:04/08/11 20:24
>>397>>398両人共に有難う御座います。

>>398
確かに載せてから見なおして見ると、違和感たっぷり;…でした。
「彼」「彼女」などの代名詞と「千歳」「霧島」など固有名詞の使い分けは
てんでバラバラでもっと意識しなければと思ってます。
あと「俺」役の男の心情も…;まだまだ頑張ります。

>>397
短編の(これはまだ自サイトには載せてませんが)一部を抜粋しただけだったので
全体を見れば多分つまらない話に感じられるかと;…!

全く赤の他人に批評していただいたのは初めてでしたので、本当にタメになりました。
>>374
個人的には大塚ねねのほうがいい。
403名無し物書き@推敲中?:04/08/11 21:27
 ああ、死んだ! と思った瞬間気付いた。
 弾丸が、弾道が、切り裂かれた大気が、全て見えることに。
 ほんとにはっきりと全てが見えるのだ。
 僕の脳天目指して飛んでくる弾丸の回転までもがクッキリ見える。
 これは、我ながらスンゲーと思う。
 僕にこんなスンゲー才能があったなんて気付かなかった。
 いや、気付けなかったと言うべきかも知れない。平和ニッポンで生まれ育った僕には、マシン
ガンで撃たれるなんて経験、もてるはずもなかったのだ。
 もしも今日ここでテロリストに撃たれていなければ、このスンゲー才能に一生気付かな
いところだった。
 いやホント、中東に来てよかった♪ 撃たれてよかった♪
 だが待て待て? まだ安心はできない。不安要素がある。
 ひょっとしたら、飛んでくる弾丸が見えるだけで、体の動きがついてこないために死ぬか
もしれない。見えてても避けれない。これはよくある話だぞ。ぬか喜びで苦しみ倍増。悪魔か死
神のワナってやつだ。
 僕は腰をひょいと屈め、一発目の弾丸をかわしにかかった。
 ひょっとしたら僕の動きもスローモーションになっているかも……。
 だが、そんな心配をよそに、弾丸は僕の頭上を通り過ぎていった。
 やった! 余裕で避けれる。ほい、2発目。僕は半身になって弾丸が残した気流に触ってみた。
 む、プルンプルンしている。空気圧で作られたチューブがあるのが分かる。
 完璧だ。この能力、どうすれば生かせるかな。プロの傭兵か何かになってみようかな。
 どんな銃撃戦からでも生還できる。傭兵の報酬ってどれくらいなんだろうか。
 おっと、危ない。
 僕は腹にせまった2発の銃弾を、頭の後ろで手を組み、身をくねらせて避けた。
 マシンガンを撃っていたテロリストの表情がゆっくりと変化し始めたのが見えた。
「死ね、この東洋人!」とばかりに勝ち誇っていた表情が、「なぬ!? 今の動きはなんだ?」
と困惑する表情へと変わっていく。実に表情豊かだ。さすが外国人。
 僕の速度は明らかに加速されている。
 そのままの速度で、雨のように降り注ぐ弾丸をかいくぐった。さあ、攻撃に転じてみよう。
-----------------------------------------------------------------------------
 途中だけんども、よろぴこん。
404名無し物書き@推敲中?:04/08/11 21:29
マンドクセ
405374:04/08/11 21:54
>>403
オメガドライブかと思ったら違った。
意外と主人公の軽い性格が能力の設定と相性良。
この後リスクやら副作用やらでがんじ絡めにするのだろうが。
406374:04/08/11 22:04
>>405
死にたい。
407403号:04/08/11 22:41
>>404 読むのがメンドウでしたか。ショボーンであります。

>>405 批評に感謝であります。
     この後の展開についての予想はズバリ正解であります。
     少なくとも筋肉痛は確定かと。
     ところで、オメガドライブとはなんでしょうか。

>>406 なぜにいきなり「死にたい」なのでありますか。気になります。
408 :04/08/11 23:41
ttp://www9.ocn.ne.jp/~hotman/index2.htm

評価(辛口可)お願いします(_ _(--;(_ _(--;
409名無し物書き@推敲中?:04/08/11 23:47
>>403

桃山の次にいきなり読んだので色んな意味でびくりとしますた
>>408

>>2※※を読め。
411316:04/08/12 05:21
多くの方々に厳しいお言葉をいただけて光栄です。有難うございました。

>376
リンク先を読みました。
俺の書いていること、書き方のほぼ全てが否定されていました・・・
改めて心身引き締まる思いです。
>>403
ライトノベルなんだろうが…。
テロリストに銃撃された恐怖、異様な力に目覚めた驚き、ともに伝わらない。
あまりに軽薄過ぎて、主観視点なのに一体感が味わえない。
413名無し物書き@推敲中?:04/08/12 12:14
読む気もおきないような駄文ですがよろしくお願いします。

お人形遊び

「ねぇ、何して遊ぶ?」
「お人形で遊ぼうよ」
 
夏休みの午前十時、僕はベットに寝転んで本を読んでいたときにこの話し声を聞いた。
僕の部屋は妹の部屋と隣り合わせだからなにか話すとその話し声が
壁に響いて届いてくる。
僕は15歳、毎日受験勉強で疲れていた。
その日は休憩をかねてベットに寝転んで本を読んでいた。

「じゃあ私はお姉ちゃん役やるから、あなたは妹役やりなさいよ」
「うん、わかった」

また話声が聞こえてくる。夏休みの午前、いつもこの時間になると8歳の妹は友達と人形遊びをした。
全くのんきなもんだ、隣の部屋では受験勉強をやってるっていうのに・・・・。

「美佐子(妹役の人形だろう)、あなたちゃんと勉強はやってるの?」
「ええ、そこそこね」

わざわざ人形遊びで勉強の話なんてしないでくれ、と思いながら僕は続きを聞いた。
414名無し物書き@推敲中?:04/08/12 12:16
「あなたの志望校はなかなかいいところよ」
「私もそう思う」
「高校をでれば次は大学ね、その次は就職」
「そうね、そして結婚。たいていの人はそういう人生を送るわね」

そうそう、僕たちは結婚し、子供を生んで死んでいく。
そうじゃない人は、ただ生まれて死んでそれで御終いだ。
僕も人形たちと似たような人生を送るだろう。

「でも私は違うは、私は大学で大好きな仏文学を勉強して、そして作家になるの」
「たいそうな夢ね、ほとんどの人はもっと実際的なことを考えるものよ。
たとえば、さっきも言ったように自分の幸せを第一に考えるわ」
「そうね、でも私にとっての幸せは作家になることなの。
 私の作品をたくさんの人に読んでもらいたい」

そこで人形遊びは終わった。飽きてしまったのだろう。
僕も飽き飽きして眠ってしまった。
>>413-414
文章は可もなく不可もなしといったところ。
一人語り文体は所謂「感性」ばかりが目立って扱いにくいので、他の文体で書いたものがあれば晒してほしい。

酷評は以下の通りだが、全て一人語り文体に共通する指摘のような気もする。
・>僕の部屋は妹の部屋と隣り合わせだからなにか話すとその話し声が壁に響いて届いてくる。
説明が場当たり。「また話声が聞こえてくる。」以降の段落とともに整理した方が
・壁の向こうの妹は存在しているのだろうか?
「壁の向こう」があるとさえ思えないほど寓話的で、「妹」が単なる機能になっている。
意識して書いているのでなければ危険。
・テーマをそのまま登場人物の台詞にしてはいけない。
416ぽぽちゃん ◆5edT8.HnQQ :04/08/12 15:59
「浴夫さん。出かけてきます」
「ああ、行っておいで。いつも僕のためにありがとう」
彼女を送り出すと僕は、小便をしにいった。ずっと我慢していたのだった。
いつものようにドアを開けると、恋の感情にとらわれている僕の目の前に、
うんこが放置されてあった。巻貝のようにネットリと便器にこびりついている。
これが彼女のうんこか。ずいぶん急いでたんだな。うんこも流さずに出かけるなんて。
きっと、俺のことで頭がいっぱいだったんだろう。
僕は、レバーを引き、彼女のうんこを流した。彼女のために奉仕しているという感覚が心地よかった。
だがちょっとした悪戯心から僕は彼女にメールを打ってしまった。
なんて馬鹿なことを俺はしてしまったんだろう。後悔しても遅いが出来ることなら彼女のうんこを見た瞬間からもう一度人生をやり直したい。
僕は、うんこ流してなかったよ、とメールを打った。
すると三十秒後に返信が来た。
嘘よ嘘よ、私うんこなんかしてないもん。浴夫さんの嘘吐き!もう嫌い!
明美は僕の番号を着信拒否設定にしてしまった。

そして、時は過ぎ去った。
僕は安斎先生の長女と結婚した。彼女はとても教養が豊かで僕の仕事の補佐をしてくれる良妻だった。
いつしか僕は明美のことを忘れて暮らしていた。
今日もそんな平凡な一日で終わるはずだった。僕は仕事を終えると天神駅に向かった。
しばらくぶりの駅にはファイト一発で埋め尽くされていた。エレベーターを駆け足で上っていくと、突き当りの売店にリポビタンDを一気飲みしている女性がいた。僕はまさかと思った。明美にこんなところで会うなんて。いったい何年ぶりになるだろうか。
417名無し物書き@推敲中?:04/08/12 16:02
>>416GJ
>>416
子供から大人まで、幅広い層が楽しめるエンターティメント・ギャグ。
>嘘よ嘘よ、私うんこなんかしてないもん。
もしこれが真実だとしたら!?
謎が謎を呼ぶサスペンスホラー。
>>416空前の破壊力。凄いやつがやって来た。
421名無し物書き@推敲中?:04/08/12 16:21
うんこ好きが集まってきたようだな。ウンコー
>すると三十秒後に返信が来た。
着信確認、読みを含めて30秒でレスできる文字量ではない。
つまり、明美は最初からレスをする文の準備ができていたのである。
金田一くん、それじゃ犯人は…
マガジンで連載してるね。少年のほう
スレの雰囲気がさらにグダグダになってきたウンコー
426名無し物書き@推敲中?:04/08/12 16:45
今までこのスレに「すごい!」と言えるほど良い文載せた人っているのか?
427名無し物書き@推敲中?:04/08/12 16:49
シラネーでやんす。誰もが認める名文なんて存在しないのかもしれないでヤンス。ウンコー
なにしろこの板には、川端康成とか夏目漱石まで貶す人が居るでヤンス。ウンコー
428413:04/08/12 17:26
>>415
酷評ありがとうございました。
>テーマをそのまま登場人物の台詞にしてはいけない。
というところが大変参考になりました。
429名無し物書き@推敲中?:04/08/12 17:33
>>415

テーマを台詞に出しちゃ駄目…というのは稚拙なイメージを与えるからでしょうか。
確かに。

京極夏彦(京極堂シリーズ)なんかは妖怪の名前と言う事もありかならず本編に
題名が出てますが、あれは1冊が箱みたいに分厚いですからね…(藁
結局僕は、道場に行くことにした。何されるかわかんないけど、行かなかったら行かなかったで
後が怖い。
 そっと道場の扉を開けると、すでに師匠はやる気満々で待ち構えていた。
「お、来たな! さ、稽古だ稽古だ」
 抜き身の真剣肩に担いで、こいこい、と手招きしている。
 てかなんで真剣つかおうとしてるんだろか、この人は。
 あたりを見回したけど、道場には僕と師匠だけ。止めてくれそうな人は誰もいない。
 しかたなく、僕は自分で説得を試みた。
「……その物騒なもの、ひっこめましょうよ」
 竹刀をそっと差し出す。
 師匠がひとさし指をチッチッチ、と横に振った。
「だめだぴょーん。真剣でないと分からないこともあるのだ。ほれ、お前も抜け」
 あごで示された先をみれば、無造作に置かれた刀があった。
「そんなこと言ってるから生徒に逃げられるんですよ……」
 ぼそっ、とつぶやき、しぶしぶ刀を手にとった。
 言い出したら聞かないンだから……。どうせ本気では斬りあわないくせに。
 ため息をつきながら振り返る。
 そこにあったのは鈍く光る刃。僕の目の前に突きつけられている。
「うおわ!」
 僕の心臓の辺りを中心にして、冷たく感じる何かが全身に広がった。
「今ので死んでるぞ、お前」 
「卑怯ですよ、師匠」
 刀を指でつまんで脇へ。
 それから、にやにやしている師匠をにらみつけた。
「武道を教える人間として、恥ずかしくなんですか?」
「だって、勝つと気持ちいいじゃん♪」
「卑怯な勝利に価値はありませんよ!」
「正々堂々と死ぬくらいなら、卑怯に生き残ったほうがいいだろ」
 言いながら、師匠がトンボの構え(*1)をとった。
 あっ、と思うまもなく、僕の脳天に打ち込んでくる。
 何もできなかった。恐怖を感じることすらなく、僕は立ち尽くしていた。
 刀は僕の頭上、おそらく数ミリのところで止まっている。
「虚を突いて勝つのはなんにも卑怯じゃない。隙を見せたほうが悪い」
 僕は一歩さがって抜刀した。
「そうですね……卑怯な手でも勝ちは勝ちッ!」
 お返しとばかり、僕は師匠の胴をいきなり横になぎ払った。
 手ごたえはない。
「おー怖ッ! お前、いま当てるつもりでやらなかったか!?」
 師匠が自分の腹のあたりをこすりながら、おどけて言う。
「もちろん、あてるつもりでしたとも」
「だが、当たらなかったな」
 にやっ、と師匠が笑う。
「次は当てますよ」
「ほほう」
「そうやって馬鹿にしてればいいです……たぁッ!」
 切っ先を下から上へ。剣道にはない動きだ。
 師匠のあごを掠めるようにして、刀が空を切る。
「気合込めすぎだ、バレバレだ、ダメダメだ」
「おのれ妖怪!」
 振り上げた刀を返し、そのまま面打ち!
 師匠がため息をついた。なんだ? 打ち込みかかった刀のスピードが鈍る。
「お前、斬られたことに気付いてないの?」
 師匠の刀を見る。僕の胴のところで、ピタリと寸止めされていた。
「師匠……」
「泣きそうな顔すんなよ……どれ、お前に何が欠けているか見せてやろう」
 師匠が再びトンボの構えをとる。
 そのまま打ち込んできて、僕の頭上で刀がとまる。
 怖くもなんともないが、打ち込みのスピードにはおそろしいものがある。
「今のが皆伝の打ち込みな」
「よく分かりません」
「まぁ待て。次は多少腕のあるやつの打ち込みだ」
 師匠がトンボの構えをとった。
「う……」
 僕はうめいた。何だ……? 異様に怖い。僕は思わず刀を構えた。
 師匠が一歩踏み込む。胃袋をわしづかみにされ、シェイクされたような感覚。
 超スピードの一撃がやってくる! 僕は無我夢中で刀を振り上げた。
 ガキン、と金属音がして、刀に衝撃が伝わる。なんて重い一撃。
「ほい、違いがわかったか?」
 師匠の声が聞こえた。いつの間にか僕は目をとじていたらしい。
 目を開けてみれば、僕はいつの間にかひざまづいていた。
 師匠の放った一撃を、じつに無様な格好で受け止めている。
「な? こういう殺気まみれの一撃はダメダメだよーん」
 師匠が刀を引いた。
「あいてに防御させてしまってはダメだ。究極、防御しようと思わせちゃダメだってこった」

*1 どんな構えか分からなかったらググレ
----------------------------------------------------
よろぴこ    
434加藤健祐:04/08/12 18:34
酷評お願いします。
http://www3.omn.ne.jp/~ken3a7up/#a7
435名無し物書き@推敲中?:04/08/12 18:54
>>430
「てかなんで」←これ使ってる時点でダメですね。
もっと本読んだほうがいいと思いますよ。
読んでいるとあなたの文章は欺瞞の塊のように感じられました。
ここでスルーされる基準ってなんですか?
1、言うこと無し
2、(別の意味で)言うこと無し
3、意味なんてねえ

またスルーされたらどうすればいいですか?
>>436
スルーされたのか?
君何番のレスだ?
完全にスルーというわけではないです。
>>387-389 なのですが、やはり>>391しか言うことが無いようなものだったのでしょうか?
ちょうど人がいなかったんでないの
440名無し物書き@推敲中?:04/08/12 21:39
>>438

サイトで連載してんの?あの小説
現在(太郎と鈴木の再会)から太郎の過去、再び現在の流れに書き直したらいい。
まず読者に、太郎と鈴木が重要人物なんだ、と分からせておけば、過去話も注意深く読んでもらえる。
442名無し物書き@推敲中?:04/08/12 22:13


「自分を曝したいだって?なんでェ、そんな大胆な男だったかねェ」
「馬鹿にするない。僕だって、何も一生黙ったままの落ち毀れじゃあないんだ」

葉巻を咥えたままからかう村上。
中部は椅子から身を乗り出さんばかりの勢いで村上に訴える。

「高等学校卒業から、もう6年もたってるんだぜ」
「知ってら、そんな事――」
「だったら」
「何、簡単な事さ。そこのパソコンを開いて、ネットにちょいと書きこめば良いのさ。
お天道様が見過ごすような些細な言葉だって、どっかの誰かは見てるだろうよ」

「ネット?ネットだって。君もなかなかふざけた奴だ」
「何がふざけてやがる、本気の本気さ。滅多に足もつかねぇ、良い方法じゃねェか」

「だからと言って、ネットに僕の作品を流すなんて出来やしない」

「何故」
「何故?何故って……ネタをパクられるのが怖いんだよ」
「だからネットに書きこまないってェのかい?」

村上はチッと舌を打った。中部の言動に矛盾があることが、なかなか気に入らないらしい。

「いやはやアンタと言う男は、気が小さいんだか大きいんだか分かりゃしねェ――」


村上は思った。こいつは作家には向いていない、と。

443名無し物書き@推敲中?:04/08/12 22:21
言葉の運びが昭和以前。
夏目漱石の読み過ぎ。
444名無し物書き@推敲中?:04/08/12 22:23
>>443

あぁ!凄い!夏目漱石読みすぎという点どんぴしゃですよ。
ちなみに小説からの抜粋じゃないという…お目汚し大変失礼しました
445名無し物書き@推敲中?:04/08/12 22:28

しかし何となくしっくり来た。体質古い?
私の文章を真面目に酷評してほしいです。
このために企画も立ち上げました。
どうか読んでみてください。

ttp://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kirinza
447名無し物書き@推敲中?:04/08/12 22:49
ちょっと疑問に思ったんだが台詞の中ではいわゆる「おかしい日本語」オッケーじゃないか?
448紺間伊作 ◆5edT8.HnQQ :04/08/12 22:53
オッケー引越しサービスってぼったくりだった
朝、地震があった。
その地震はなんだかいつもと違った感じがした。

行人「待ってよ、待って!姉ちゃん!」

―――いつもと同じ道を歩く。歩き慣れた通学路。
隣には小学3年の弟がいる。
置いていかれまいと、小さな歩幅を広げて歩いている。

私の名前は瑠藤 花(るとう はな)。性別 女、年齢 15歳(中学3年)、趣味 特になし。
弟の名前は行人(ゆきと) 年齢 9歳、趣味 カード収集。

私たちそれぞれが通う学校は、エスカレーター式というやつらしく、繋がっていて、休み時間には弟が私の教室に遊びに来たりする(正直、歓迎はしていない・・・が、甘えてくる弟はかわいいものである)。

今日は、いつもより五分遅く家を出たので、学校に着くとすぐにホームルームが始まった(弟にとっては、『朝の会』である)。
いつもより連絡事項が少ないホームルームが終わり、いつもより退屈に感じる授業を受ける。
今日は弟が遊びに来ないな、と思っていたら、帰りのホームルームが始まる直前に走ってやってきた。
なにやら言いたい事があるようだが、急いで走ってきたせいで息が切れている。

花「どうした?そんな息切らして」

私はそっと弟の背中をさすった。
息が整った弟は、いきなり大声で言った。

行人「姉ちゃん、外見て、外!雪が降ってる!」



450449:04/08/12 23:24
私は、一瞬、弟の言葉の意味がわからなかった。
だって、今は八月、夏真っ盛りだもの。

花「あんた、何言ってんの?今は夏よ、雪なんて降るわけないじゃない」

言いながら、私は窓に近づき、外を凝視した。

花「ほら、やっぱり降ってないじゃない」

そう、外は、朝からずっとうす曇りのままだ。

行人「あれぇ?・・・さっき確かに一粒・・・」
花「一粒ぅ?あんた、それ、見間違いよ。ほら、ほこりとか」
行人「うーん、確かに見たと思ったのに」

クラスメイトたちが私たちのやりとりを聞いて笑っている。
もう!あんたのせいで私まで笑いものじゃない!


451449:04/08/12 23:25
先生「ほら、瑠藤さんの弟さん、早く小学校に戻りなさい」
花「あ、先生、すいません、すぐ帰しますんで。ほら!行人、戻りな!」
行人「はあい・・・」

行人はまだ納得してない様子で教室を出た。

帰りのホームルームが終わり、私は一番乗りで学校を出た。
友達から遊びの誘いもあったが、今日は昨夜録画してまだ見ていないドラマがあったのだ。
もちろん、弟なんて待ってられない。

家に向かって走る私の目に、小さな白い粒が映った。

雪?まさか、今は夏・・・

白い粒は少しずつ、少しずつ降ってくる。
まるで、雪みたいに。
私は手のひらを上に向け、その粒を乗せた。

冷たくない・・・それに、よく見ると・・・

灰色。

灰?
452449:04/08/12 23:26

そう、よく見ると確かに灰だ。
私がそっと指先で触ると、灰はさらに細かくなった。

灰が・・・降っている・・・

私は、その場に立ち尽くした。
わずかに後ろから声が聞こえる。
雪が降ってきたと喜ぶ声、本当に雪かと疑う声、でも、それらの声は私の耳に入っては抜けていく。

どうして・・灰が・・・

前にテレビでやってた、火山の噴火後、灰が降るって・・・でも、社会科でこの町の歴史を調べても、そんなことは一度もなかった。
そもそも、火山なんて近くにない。
じゃあ、何で・・・

そうだ、何かで読んだ・・・いや、授業で習ったか・・・どっちなのかはわからない、けど、まさか・・・

『原爆』

え?

背筋がぞくっとした。

453449:04/08/12 23:27
そうだ、授業だ。授業で教わった。
戦争時、原爆が落とされた後、放射性物質を含む灰が降った、って。

―――ホウシャセイブッシツ?―――

私は、固まって動けなかった。
後ろから、弟が走ってくる。
弟が私の背中をつつき、私はゆっくり振り返った。

行人「ね?やっぱり雪でしょ?」

気づくと、弟の手を引き、走り出していた。

危険だ、危険だ!
早く、早く家に!

家のドアを開け、居間へ行くと、母がテレビを見て呆然としていた。
私もテレビの方を向いた。
そして、テレビの画面の端に映った文字が、勢いよく目に飛び込んだ。

『核 投 下』 『戦争』

言葉が出なかった。
隣にいる弟も、深刻さだけは理解できたらしく、じっとテレビ画面を見た。

454449:04/08/12 23:36
急に画面が切り替わった。

『空爆の危険がある地域』

花「あ・・・・あ・・・・」

この地域も入っている。
テレビではアナウンサーが避難するように呼びかけているが、私には何が何だかわからなかった。

そして、ゴーッ、という音が近づいてくるのに気づいた。
数秒後には、それが飛行機の音であることにも気づいた。

危ない・・・でも、どうしたら!

呆然とする私に、母の怒鳴り声が聞こえた。
ただ一言。

伏せて!

私は反射的に体をかがめた、咄嗟に、弟の頭を押さえ、同じように伏せさせた。

近くで大きな爆音が鳴ったのは、そのすぐ後だった。
455430号:04/08/12 23:46
>>435 感想アリがd でも、あんましお気に召さなかったようでありますなぁ。残念。
     「欺瞞の塊」のあたり、もうチョイ具体的に書いてもらえるとうれしいかな。
     どこがそう見えたのか、自分ではサッパリわからんのであります。
     自分で書いた文章って、そういうもんでしょ。
     欠点って自分では見えにくいのであります。
     だから、”こういうわけで、こうである”式に書いてもらえると、スゴイ参考になるんだけど。
     無理かしらん?
456名無し物書き@推敲中?:04/08/12 23:53
>>449
また難しいテーマに手を出したね。
灰まではいいが、いきなり原爆を連想してしまうのは短絡的で少しがっかりだね。
個人的には「黒い雨」や「風が吹くとき」みたいな、後でひしひしと迫ってくる恐怖以上のものは
ないかと思う。
核の、新しい視点で見た恐怖を追及して描いてみてください。
457名無し物書き@推敲中?:04/08/13 00:08
>>455
横レス。
そうだな、全体的に文体がちゃらんぽらん(いいかげん)な印象を受ける。
読んでいてどうでもよくなってくる。
それが狙いだとしても、いい加減ならいい加減なりに、その空気を伝える工夫をすべきだろう。

で、おそらく前に批評した人は、そのいいかげんさを 「欺瞞の塊」と評したのだろう。
458名無し物書き@推敲中?:04/08/13 00:15
>>455
ひとつひとつ上げてたらキリがないので一つだけ。

>だめだぴょーん。

師匠のキャラもわからずいきなりこの台詞が出てくると、読者としてはムカつく。
読者を舐めてるのか、と。

以上。
459430号:04/08/13 00:48
>>457 ふむむ。私の文章をいい加減だ、と思ったのでありますか。
     私もそういう狙いで書いたのであります。
     
>それが狙いだとしても、いい加減ならいい加減なりに、その空気を伝える工夫をすべきだろう。
                         
     ”その空気”というのは”いい加減な空気”でよいのでありますか?
     ならば、私の文章にはいい加減な空気が足りないのでありますか?

     あと、恐れながら、前の人はこのことを「欺瞞」と言ったのではないのだと思うであります。
     なぜなら、「欺瞞」という言葉は、普通こういう時には使わないからであります。
     あの方は私に「本を読め」とおっしゃっていたであります。
     そのような読書家が、こういう初歩的な言葉の用法の間違いをしでかすとは、
     到底思えないのであります。
     
>>458 ふむ、台詞がおきに召さなかったようでありますな。なるほどなるほど。
     こういうのでムカついちゃう読者もいるのですねえ……。正直、驚きです。
     やはり世の中は複雑怪奇でありますなぁ。
     ためになります。
     できれば、他の点もお聞かせ願いたいのです。参考にしますので。
マンドクセ
>>459
作品とは裏腹に、文がねっちょりしてるねw
少しは自覚があるみたいだから、あとは自分で考えましょう。
そういえば以前、井筒監督のキャスティングオーディションに落ちた女がいたんだよな。
「私のどこがダメだったんですか?詳しく教えてくれなきゃ着た意味ないし帰れません」
女は監督に落ちた理由を徹底的に問い詰めていたが、なんつーかイタイだけだったな。
463430号:04/08/13 01:11
>>460 そうですか。残念です。

>>461 いろんな文章が書けるようになりたいものですから。
     硬いのから、おバカなものまで。
     いろいろ考えて、いろいろ試して。
     楽しいですよね、文章を書くのは。
     まぁ、そんな感じで、自分ではいろいろ考えているわけです。
     そこに他者の考えが入れば、もっと良いと思ったのですが。
     ちと残念です。
>>434
・借り物ハリネズミ
こういう話はしつこいくらい韻を踏まないと。
・大きい窓の部屋
「創作活動」や「兄達・父」、「去年巣を破壊」など、孤立した情報が無意味。
・取り囲まれる壁
これがベストかな。
・その他
象徴を文章が支えきれていない。(その象徴もわざとらしいのだけど)
自家中毒を起こしている疑いが強い。
465430号:04/08/13 01:18
>>462 ふむ、これはあてこすりなんでしょうねえ……。
     しかし、そういう経験も必要だと思いますよ、僕は。
     最近、失敗しても照れ笑いだけで済ます自分が嫌になることがあります。
     それよりも、ガンガン前に出て、意見を貰ったほうが良い。
     自分を完全に客観視するのは至難の業ですから。
     ああ、ただプライドが高いだけのクレーマーはダメだと思いますが。
     しつこい! と怒られるくらい食い下がる人も、たまにはいいんじゃないですか?
466香ばしい人:04/08/13 01:26
>>465
まあまあ
じゃあ一つ

>何もできなかった。恐怖を感じることすらなく、僕は立ち尽くしていた。

この部分は僕の恐怖を表現しようとしたのでしょうか?

文章を作るのは本当に楽しいものですね。
>>465
そんときの井筒監督のリアクション知りたい?
女に返した言葉はひとつだけ。
「あなたの質問にはいっさい答えられません」
こういうシビアなこともあるんだよね。

レスがひとつでも返ってくることに感謝してもらいたいくらいだ。
中にはスルーされてる人もいるんだしな。
468430号:04/08/13 01:29
>>466 おお、レスありがとうございます、香ばしい人。
     ええと、その部分は、恐怖を感じていない部分ですね。
     だから、そこで恐怖は表現されていません。

     文章を作るのは楽しいです。あなたは突っ込んだ話ができそうですね。
469430号:04/08/13 01:32
>>467 ふむ……あなたは少しだけ私を誤解しているように思います。
     レスが返って来たのに、感謝こそすれ、不満なんか持つわけありません。
     レスの中に「もっとあるけどこの辺で」とか書いてあると、知りたくなるじゃないですか。
     レスの中に意味不明瞭な部分があったら聞きたくなるじゃないですか。
     それだけですよ、それだけ。
>>446
ばななか江國か唯川恵か、「読書傾向がよく判る」という感じ。

・>それを見つけたのは、ほんの偶然だった。
導入はOK。ただし、既視感たっぷり。
・>本当に、僕は驚くほど後悔するのがうまい。
この表現自体は上手いんだけど、既視感というか物真(略
・登場人物が薄っぺらい。
作者の「私はこういう話が好き!」という気持ちが先走っているのだろう。
あのさ親切心で言うんだけど、「香ばしい」ってのはおまいのことなんだよ。w
皮肉られてんだってば……気づけよ
「我が組織はいかなる組織だ」

より一層、かび臭さが一瞬だけ強くなった気がした。
クロは静かに、なるだけ早口で答えた。

「非情---非情の組織です」

それを聞き、将軍は顔色を変え指揮棒をぎゅうと握りなおした。
く、と指揮棒の先端がクロの方へ向けられる。
---打たれるのか。
本能的に、クロは歯を食いしばった。
指揮棒の先端が---
クロの鼻先を舞った。
かび臭い空気を綯い交ぜるように、だ。
将軍が、分かってるじゃないか、と言い、水気のない声で微かに笑った。
そしてそのまま先程と逆の要領で向き直り、またつかつかと歩き始めた。
嗚呼---クロは安堵し、早歩きで再び歩き始めた。


今書いてる小説の一部。
473430号:04/08/13 02:05
ひまですなぁ……香ばしい人からのお返事まだかな?
超ひさびさに批評でも書いてみようかな♪

>>442
 舞台劇を見ているような印象を受けました。
 からっぽの舞台に、椅子とスポットライト、二人の俳優。
 そんな感じです。
 改行で間を取るのならば、そこで小道具を書いてもいいかもしれません。
 まぁ、私も修行中の身なので、あまり偉そうなことはいえませんが、そう思いました。
 あと、これは完全に私見ですけど、夏目漱石先生というよりは、京極夏彦。

>>449
 段落が多いんですねえ。どういった効果を狙っていらっしゃるのでしょうか。
 私の目から見ると、必要のない改行が多いように思いましたが、
 そこになにかこだわりがあるのでしょうか。私には分からない部分でした。
 ( )を使って説明するのは楽だし、見やすいのかもしれませんが、あえて封印して、
 文章を続けてみる練習などしてみるのも良いかもしれません。
 会話の頭に名前をつけるのも、同様に封印してみてはどうでしょうか。
 前後の文脈と、口調で区別をつけてやる練習をするのです。
 それから、舞台装置がすこし足りないように思いました。
 普段の生活の舞台をもっと書き込み、そのなにげない幸せをもっともっと前面に出すと、
 落差でもって、核戦争が起こってしまった悲劇が際立つと思います。
 食事や普通の会話、そういうありきたりなことを書くのを恐れてはなりません。
 そういうありきたりな日常の中に落っことされるからこそ、原爆は怖いのです。
 しかし、この原爆というテーマは難儀ですね。軽くは書けない。
 勝手なことをたくさん書きましたが、私も修行中の身、間違った指摘もあるかもしれません。
 なに言ってんのアンタ、とお思いでしたら、苦情をどうぞ。
474430号:04/08/13 02:11
>>471 まぁ、気付いてましたけどね。
     しかし、香ばしい人の目の付け所はなかなかでした。
     あの部分に言及されるのはうれしかったんです。ハイ。
     伏線の手口について話し合いたかったなぁ……。
     もう書いてくれないのかなぁ、香ばしい人。
475香ばしい人:04/08/13 02:14

476香ばしい人:04/08/13 02:14
>>468
そうでしたか。納得です。

>>471
皮肉じゃないよ。むしろ、全然香ばしくないのが問題。

>>430-433
どういう意図かは分かりませんが、説明的な描写が多いので、話を理解しにくい感じがしました。さらに、理解しても特に面白い事もないので、読むのが苦痛でした。正直な感想は>>460の人と同じです。

こういう意味不明瞭なレスや、説明の少ない否定的なレスは、あなたの文章が
読む人に与えた印象をある程度表しているのだと思います。それはそれで、こ
ういう反応は、随分参考になるのではないでしょうか。このスレは、本当に容赦がなくて、以前文章を晒した時結構反省するものがありました。
それと、レスに対してあまり色々言い返すと、それを見た先入観が、作品の批評自体に影響をあたえるので、適当にお礼を言うくらいにしといた方がいいで
すよ。まあ、言うまでもない事かも知れませんが。

とはいえ、私も以前、中学生以下と評されて混乱した事があります。
477430号:04/08/13 02:31
>>472 
 うーん。この段落の使い方もよくわかりません。
 台詞が重々しく放たれたという表現ならば、あっさり段落変えしてしまうよりは、なにか描写を
してやったほうが良いように思います。……好みもあるので断言はできませんが。   
 最初の台詞に続いて、かび臭さが増すわけですが、これもよく分かりません。
 深読みをすれば、将軍はじつはミイラだったのだー! かびくささは包帯だー!
 とか思いつくのですが。後半でもかび臭さを強調してますしー。
 ま、落ちぶれた将軍で、屋敷内がかび臭いってことも考えられますが。
 そこはこれだけでは分かりませんね。続きを見ないと。
 しかし読者は想像以上に怠け者です。深読みなんてめったにしてくれません。
 大抵の場合、説明不足だ、アンフェアだと騒ぐのが読者です。
 そのくせ、作者が思わせぶりなことを書いておいて、なんの解決もない場合は、めざとく発見
しやがります。この伏線の意味はー? とか OOはXXなのに、△△なのはおかしいと思います、
とかね(笑)
 だから、誤解をされないように書き進めるのは重要だと思います。
 雰囲気重視な文章を書こうとすると、いきおい雰囲気だけになりがちだと思うのです。
 ああ、自戒、自戒。
 ところで、実際のところ、作者さんは将軍とクロをどのような存在だと思って書いてらっしゃいま
すか? 一読者としての感想を書けば、深読みし杉かもしれませんが、人間には見えませんで
した。「かび臭さ」「本能」「鼻先」そして「クロ」というネーミングのせいだと思います。
 あくまで一読者として、書かせていただきました。私の読み方が正解というわけではありません。
 なんらかの参考になれば、幸いです。
478430号:04/08/13 02:57
>>476 うーん。そぎゃん分かりにくい話でしたか……。
     うるとら単純明快だと思ってたんですがねぇ。
     なーんも主張も技もない。ただのラノベですよ、あれは。
     しかし、ま、そんなもんなんでしょうなぁ、他人の書いたものというのは。
     もっと簡単に分かりやすく書かねばなりませんなぁ。

     しつこくてすまんかったです。つきあってくれてありがとネ。
479いじめっ子MkV:04/08/13 04:00
430号君はもう居ないのかな?
君の文章の未完成な部分を俺が語ってやろう。

1、キャラの書き分けを言葉遣いに頼りすぎている。だから批判を受けるんだ。
細かい動作や選択の傾向、そういうものを積み重ねておかないと、無茶な口調は受け入れてもらえないということだ。
君の作品で言えば、師匠はもっと奇人変人でないとイカン。

2、殺気がテーマらしいが、それを言葉で説明してしまわないとこの幕は終わらない。
その部分を省いたのは意図的かしらんが、まったく無意味だ。君が批評に書いている通り、読者はめったに深読みなんかしてくれない。
きちんと書け。ラノベを書きたいのならなおさらだ。すべて説明し尽くすくらいの気持ちでいろ。

3、主人公キャラにいまひとつ魅力がない。このままではやられキャラではないか。師匠の強さを書きたかったのかもしれないが、弱い主人公に積極的に感情移入していくのは難しい。

わかったかね、430号君。  
 暑い日にはすがすがしい海を見たい。
そう思って彼女はイルカのDVDを借りてきた。
彼女はどっとソファーにもたれ、DVDの再生を始めた。

 流線型の体を踊らせながら、水の中を滑るように移動していくイルカの群れ。
――気持ち良さそう……。
その躍動感溢れる、張りのあるプロポーションにしばし見とれる。
――それにしても……。
よく見ると、イルカにはどこか艶かしいところがある。
海面を突き抜けてきた太陽光が、イルカたちの体躯を舐る。
皺ひとつない皮膚は筋肉に押し出されるようにして、しなやかな起伏を描いている。
光の当たる角度によって、体のラインに沿った筋肉の盛り上がりが変化を見せていく。
波の光が輪の形となって、イルカの背中を優しくなぞる。
――どうしてイルカの皮膚ってあんなに張りがあって綺麗なんだろう……。
 触ってみたい、すべすべしてて気持ち良さそう……。
彼女はTシャツの裾を胸元までたくし上げ、お腹をゆっくり擦ってみる。
そして自分の肌と、イルカの映像を交互に見比べてみる。

――イルカに……触って……みたい…な…
 彼女は、イルカの体のラインと、自分の体のラインが同化するイメージを想像してみた。
お腹を撫で続けていた両手を、体の上と下に向けて少しずつ滑らせていく。
指先を敏感なラインに沿ってゆっくりと這わせていく。
イルカの、張りのある、艶めかしい動きが頭の中を駆け巡る。
指の間隔を広げたり、狭めたりしながら、起伏を優しくなぞっていく。
撫でる、擦る、這わせる。
繰り返すその動作は、甘美な浮遊感を引き出し、彼女の全身を包み込んでいった。
水中を浮遊するイルカのように、体をいっぱいに反らせる。
動きを次第に早く、激しくさせながら、ひたすら行為に溺れ続ける。
筋肉が硬直してくる。
手を口に押さえる。

!!……

 一気に上り詰めてから、ごろんとうつ伏せになって絨毯を静止する。
彼女の口元から、自然と深いため息が出てきた。
余韻と脱力感にまどろむ。
視界の端に、脱ぎ捨てたショーツがだらしなく写っている。
目を瞑る。
部屋中に響き渡るイルカの鳴き声。
ふと、久しぶりに泳ぎに出かけてようかな、という気持ちが沸いてきた。
できれば太陽の下で、裸になって泳いでみたい、と彼女は思った。
482いじめっ子MkV:04/08/13 05:53
>>480-481
1、何にも考えずに読んだとき。
  ちょっち視点の定め方が独特だが、とくに引っかかりも無く読めるなと思っていたら、ラスト付近でおかしいところが。
 > 手を口に押さえる。
 > 絨毯を静止する。
  の2点は直すべきだ。
  さらっと読んだだけならば、スタイリッシュなエロでいいんじゃないの? くらいの印象。

2、どれ、ちょっと批評でもしてみっか、という気分で読みなおした後。
  イルカを触ってみたいな、という流れは良い。俺も触ってみたい。
  誰もが思うことを書き、読者を引き込むのは良いやり方だと思う。
  だがね、そこからエロへ急転直下ってのはいきなりすぎやしませんか。
  イルカを触りたい、だから股間と乳いじってみました。ってな風に見えるのだ。
  ここんとこの意識の流れがもう少し自然だったら、もっと良いのにと思った。
 > よく見ると、イルカにはどこか艶かしいところがある。
 > 彼女は、イルカの体のラインと、自分の体のラインが同化するイメージを想像してみた。
  ここいらへんをいじると良くなりそうだ。
  いまのままだと、自慰行為を美化しすぎているように思う。まぁ、きれいなエロを書きたかったのだろうけれども。

  やっぱ、視点の定め方が独特で気になる。
  ま、らりぱっぱな感じが出てて良いような気もする。
  だが、それでも一点だけ直すべきだと思う。
  『海面を突き抜けてきた太陽光が』とある部分だ。
  これ、作者的には海面下から見たときの情景を書いてるのだろう。
  しかし、直前の文章で彼女が画面を見つめている様子が書かれている(”よく見ると”という彼女の動作)ので、視点が海中にいっていない。
  結果、DVDを見ている彼女の目にむかって太陽光が飛んでしまっている。
  それなのに光の行き先がイルカの皮膚なのはひっかかるのだ。細かいことだが。
  この辺4行はカメラワーク意識してまとめなおしたほうが良いと思う。

  あと、イッたところを 『!!』 にしちゃうのはどうなんだろうな。
  改行+感嘆符。安易だとは思わないか。
  まぁここを細かく書くと濃いエロになってしまいそうだが。そこをスタイリッシュに書くのがチャレンジってもんだろ。
483446:04/08/13 08:52
>470
ご意見ありがとうございました★
江國もばななも唯川も好きです。。スゴイ。
心から感謝します。
いま起きてこのスレ見たらさ。
430の作品ってそんなに出来が悪いかな?
普通に書いてあって普通に読めるんだが・・・

自分も批評

普通。笑うとこないし感動もしないけど、
連載されてる格闘マンガを一話だけ見たような気分
来週見るかどうかは気分しだい。

でも評価人連中、質問には一切答えてないのな
ちょっとわらたw
マンドクセ
言葉を知らんやつだなw
>>479 
ラノベは説明しすぎてはいけないと思うんだがな。
かえってスカスカくらいのほうが好まれているように見える。
488名無し物書き@推敲中?:04/08/13 11:57
「ふーむ、今日はモロ茶髪日和だな」

と、宗太郎はうんこを食べながら有明海を灌漑した。ほほ〜い!
――冷めつけるような山勢の誘い……。片腕のエルサルバドル人が
二の腕を36回噛みながらのた打ち回った。

「ギョ、サベリヨサブエルカリ、ボルルルノ、フォキョルルチョブラリーレ」
「裏も調べたのか?」
「サンドルバヂョ、ヤマヤムフォ、コ、ド、レイ!」
「だから!二色サンダルは上履きだって言ってるだろ!」

カクハン機、カクハン機、カクハン機はどこだ!
三太夫は怒ったぞ!すっぱたくぞ!

もるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

ニーチェは死んだ。すこ〜ん!
レディスオーダースーツを着こなさにゃ。

もるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
ふぉるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

りちけ!
489加藤健祐:04/08/13 12:00
>>464
批評ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
490あらいぐまくん:04/08/13 12:03
>>488 
バカをやろうとしているわりに、ニーチェなんぞ持ち出して自分に学があるのだと表示する、その魂胆が気にいらね。

それから、どうせキチガイ文学をやるのならば、そのテンションで200枚書け。

つかの間のバカ騒ぎは才能の無い素人にだってできる。

それをハイテンションなままで書き続けられれば芸になる。
491名無し物書き@推敲中?:04/08/13 13:01
 さてお盆である。自分は田舎へ帰らないから、当然墓参りも行かない。なんとも先祖に
申し訳ないが、実家に帰ると両親親戚総出で僕のこれからを相談し始めるのだから帰省
する気もうせる。先祖は墓の下で黙っているだけから、両者を比べるとどうしても先祖をお
ろそかにしてしまう。これで先祖までが枕元にたって文句でも言い出したら、寝ても冷めて
も責められっぱなしでまいってしまうだろう。だが幸い、今のところ夜は眠れている。
 しかし何にもすることがない。どうにも手持ち無沙汰なので冷蔵庫を開けてみた。昨日
飲み残した缶ビールが一本だけ残っている。まるでポケットの中に500円玉を見つけた気
持ちでそれを手に取った。冷たく冷えた缶とグラスを持ち、縁側に腰掛けた。
 縁側では朝顔と思われるつるが勢い良く伸び、竹垣に巻き付いている。竹垣のてっぺん
まで伸びてしまったつるが、頼るものをなくしてフラフラと風に煽られている。それを眺めな
がら缶ビールのフタを開けた。半分をグラスにそそぎ、一気に飲み干した。くぅ、と顔をしか
め、残り半分をグラスに注いだ。キュッと冷えているうちに飲み干してしまうか、いやいやそ
れとも大事に飲むか。一瞬迷ったが飲み干すことに決め、グラスを煽った。旨い。やはり
ビールは冷えていてナンボの飲み物だ。ドイツだがとこだか、ビールを温めて飲む国があ
るらしいが、全く気が知れない。
 電話が鳴ったのはそのときだった。表示された番号を見れば、実家の母である。
「はいはい」と電話に出たとたん、普段と違う様子の声で母が言った。
「あのねぇ、孝仁、お父さん、今朝倒れてさあ」
「えっ……そいで。無事やっと?」
 縁側に座りなおした。空っぽになったグラスから水滴が流れ落ち、木の床にしみを作って
いる。
「うん、生きてるっちゃけどね、入院したんよ。そいでなぁ、孝仁さぁ、お盆やし、帰って来れ
んかなぁ」
「意識はあると?」
「それがねえ、無いとよ。だからさぁ……」
 黙りこむ。今すぐクルマを飛ばしたいところだが酒を飲んでしまった。もうほんの少しだけ
早く連絡を貰っていれば。
「ええとなぁ、午後になれば帰れると思うわ」
「なんでね。今すぐは無理かえ。クルマ、買ってやったろ」
 母が半分落胆、半分怒った声で言う。
「仕事が少し残ってるんよ……いま忙しいから、また連絡するな? ゴメン」
 嘘をつき、携帯をきった。グラスを持って台所に行き、水を飲む。酷くカルキ臭かった。そう
いえば、水道水を飲むのは久しぶりだ。いつもビールばかり、ジュースばかり飲んでいた。
子供のころは水道水をたらふく飲んだものだ。小学生の頃など、何が楽しかったのか水道
の蛇口に口をつけるようにして飲んでいた。故郷の情景が思い浮かぶ。
------------------------------------------------------
途中ですが、よろぴこ
493名無し物書き@推敲中?:04/08/13 13:33
マンドクセ
最近読書当てスレになってきてないか?
495491号:04/08/13 13:36
>>493 ふむ、スクリプトだったか。
496鶴田 ◆Xa/p2qtVMQ :04/08/13 15:05
>>260
遅くなりましたがありがとうございます。肝に命じます。
497:04/08/13 15:26


 朝。家を出た途端、玄関の石段の上に何かが落ちているのに気がついた。
まじまじと其れを見る。しゃがんで見ると、平べったい灰色の何か上に、小さな
蟻がびっしりついていた。その平べったい物、……それは死んだ鼠の皮だった。
「……」
 見過ごそうと思って目を逸らし、立ちあがって足を一歩進めた。しかし、それ以
上私は動く事が出来なかった。再びちらりと横目で見た鼠は、やはり蟻に食われ
ていた。皮だけになり平たく変形してしまった鼠は、それでも鼠の形をとっていた。
小さく突き出た耳。前に伸ばした手。ひょろりと伸びたしっぽ。紛れもない鼠。

 正直に言うと、私が本物の鼠というものを実際に見るのは、これが初めてであっ
た。テレビや図鑑等で見たことはあるが、走っている鼠や猫に咥えられている鼠な
んて言うのも見たことがなかった。
 
 ミッキーマウス等と言うキャラクターによって親しまれている鼠さん。
(何、全然本物と違うじゃない)
 あんなに大きな耳もない、あんなに愛らしい鼻も持っていない。……失望だ。
 



「あれ、アンタ。携帯のストラップどうしたの」
「ミッキー?」
「そう。壊した?」
「うぅん、外した。だって汚いもの」

 ミッキーマウスを「汚い」と言い張る女子高校生。
 普段と様子の違う私を訝しげな表情で見つめながら、友達はふぅんと首を傾げた。
498名無し物書き@推敲中?:04/08/13 16:08
>>497
いいですね。ツボにはまった。
実は先に、下段のミッキーマウスの文字だけ頭に入った状態で読み始めたので、
鼠の死骸とミッキーの姿がオーバーラップして笑ってしまいました。
なんというか、ブラックな笑いのツボにはまったというか。
これは個人的意見ですが、タイトルをミッキーマウスにしても面白いかも…なんて思いました。

あと、この年頃の女の子にありそうな、独特の感性を描こうとしている意図みたいなものを感じました。
一度嫌悪感を覚えてしまうと「イヤーっ!!」ってなってしまう子、いそうですよね。
おもしろいです。
スレタイ嫁
501桃山:04/08/13 17:59
>>499

ごめんなさい;主旨ずれてましたか…?
>501
解説しよう! >499は>498に対するレスなのだ!
そして>500は>499に対する正当なツッコミ!
503桃山 ◆H0b/5O683E :04/08/13 18:14
>>502

なるほど!解説分かりやすかったです!

鼠小説載せては駄目だったかと思ってビビってました;
ごめんなさい;私こそ>>2-5を読むべきでした
>>497
内容は個人的に好き。以下は細かい突っ込み。
>まじまじと其れを見る。
「それ」でいいじゃん。 
>平べったい灰色の何か上に
脱字があったのかね。これではうまくないでしょう。
>……それは死んだ鼠の皮だった。
……はいらないのではないだろうか。このあとに出てくる「失望だ」のとこもそうだけど、……はないほうがテンポいいと思われ。
>ミッキーマウス等と言うキャラクターによって親しまれている鼠さん。
ここだけ鼠に「さん」をつける理由がわからないな。
>ミッキーマウスを「汚い」と言い張る女子高生。
ここはなくてもいい。一人称にしては客観的すぎるし、ここまで書いてきたものと違いすぎ。女子高生という属性を説明したいのにしても、他にやりようはあるだろう。

>>501
おれは499じゃないが、いい所を褒めつつ悪い所を指摘してよりよいものを作ってもらうスレだから、単純に手放しで賛同するのもどうかってことだろうよ。

506505:04/08/13 18:19
なんだ。498が桃山だと思ってた。桃山自身の勘違いか。
507桃山 ◆H0b/5O683E :04/08/13 19:05
(批評サンクスです!
・「それをみる」を纏めて変換したら「其れ」になってしまいました;
・「平べったい灰色の何か上に」は脱字でした。見なおしをもっと頑張ります。
・前に出した小説もそうでしたが…や―を何となく使ってしまう癖があるみたいです。
 もっと場合を考えて使うべきでした。反省します。
・鼠さん、の「さん」はちょっと女の子が鼠を馬鹿にした感じを出したかったので
 付けて見ましたが、読みなおすと確かに変…な気が。
・最後の「〜女子高生」の文も確かに不自然でした。

 >>505さんに対する自己反省でした。)
508名無し物書き@推敲中?:04/08/13 20:03
なんかすげえ馴れ合いムードだな。ツマンネ
いや、ある意味おもろいやん。
ラノベ書きだと子バカにしてたやつが改心(?)してまともな小説ぽいの投稿して?
その次にまぁ子供でも分かるようなのが投稿されたんやろ
ほいで、自分らでもワイワイ言えるほうで盛り上がってるんだろw
馴れ合いっていうより、子供が戸惑ってるだけだろ。



夜中になれば多少まともな雰囲気になるんじゃないか?
完全にもとに戻るには夏休みが終わらないとだめだろうがなーw
491が無視されてるだけだろ
酷評された奴がやっかんでケチ入れてんのか?
みっともねえなあ。(笑
>>509

ラノベ書きだと子バカにしてたやつが改心(?)してまともな小説ぽいの投稿して?
その次にまぁ子供でも分かるようなのが投稿されたんやろ
ほいで、自分らでもワイワイ言えるほうで盛り上がってるんだろw



子供って誰の事?投稿者?
>>511
全員酷評されてねぇ?ここ。酷評スレでしょ


>>513
酷評されたからかどうかはわからんが、批評にケチ入れる香具師は、まぁたまに出てくる。
ということ。
スレ一通り読めばわかるけど、酷評ばかりでもないよ。

馴れ合い=緩い酷評?

おれは構わんが「酷評」メインのスレなら、良い評価貰った香具師は
引っ込んだ方が良いんじゃね?叩かれたくなきゃ。

>>507とかさぁ……
ほ、褒められると叩かれるのか、このスレは!?
>>516
いや、そうじゃないと思ってたけど…
実際>>508のコメントは>>507に向けてだろ?
思うんだがな、批評能力も書く能力もそれなりに優れてるヤシはここ来ないほうが良いと思うんだ・・・
519名無し物書き@推敲中?:04/08/14 00:28
>>518 

違う。批評能力が優れてるならおおいに来て欲しい。
個人的な意見だが、いじめっ子は批評能力ある。
ちょっと性格と言葉遣いが悪いのが難点だが。
もっと現れて駄作を切り捨てて欲しい。

「わからない」「面白くない」「苦痛だ」とかもっともらしい
事言ってれば批評になると思ってるのが多すぎ。
読解力あんのか?って聞きたくなる。

「マンドクセ」とか、便利な一言に頼ってばかりで
どこが「真面目に批評します」なんだかw
批評をするならコテくらいつけろや、と。
いい逃げみたいな批評じゃダメだろ。




やっぱこの時期、中高生が多いのか?
盆休みで久しぶりに覗いたらレベル低すぎ。
すんてつとかもういないのか?
ならばコテを名乗り御自分で批評なさればよろしかろう
>>520
毎度ワンパターンの反応だな・・・
俺から見ても読解力がないね。
批評能力に優れたやつがたくさん来て欲しいなと言っている。
俺は自分を批評能力があるとは思ってない。

俺自身はそんなに読解力があるほうではない。
だから優れた批評を読むと楽しくなる。

批評も読み物だと誰がが言ってたような。
名言だと思うぞ。
これは不思議なご意見だ。
読解力がないとされながら、一方では批評をお読みになり、それを楽しいとおっしゃられる。
不見識をお許しくださるなら、どうか私の愚問にお答えいただきたい。
それは『上滑り』という読み方ではありませんか?
 今思えば、あいつが死んだのが始まりだったのかもしれない。
目の前に置かれたシャーレを眺めながら、そんな思いに駆られる。
そもそもここはあいつの職場だったのだ。私は何代目かの後任者に過ぎない。
部屋の中に侵入した異物は、部屋の創始者の想いという抗体に攻撃される。
それがこの部屋に伝わる噂。しかし、私はそれに負けるほど弱い人間ではない。
大きく息を吸う。実際には、宇宙服のような実験衣の下ではそれほどの意味はない。
だが、気持ちを落ち着かせるには十分だ。

 今、日本にある研究施設の中で、最も危険なのがP4、と呼ばれる実験施設である。
P4というのが、全世界共通のバイオハザードの危険性を表す尺度で、
もっとも危険な実験室を表すことを知る人は少ない。
生物系の実験室にしてもP2、病原性のウイルスを使用したとしてもP3である。
バイオハザードの意味自体はしごく単純である。
生物の研究が人間に害を起こすこと、ただそれだけだ。
しかし、研究によって生まれる‘生物’は時として人間を死以上のものに陥れる。

 ある種の細菌を研究する場合、その識別のために薬剤耐性遺伝子を埋め込むことがある。
薬剤耐性、いわゆる‘薬で死なない’ということだ。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、いわゆるMRSAが有名なところだろう。
私の目の前にあるシャーレの中にいるのが、まさにそれだ。
>>522 

言葉が足りなかったようですな。

私は普通の読解力しかもちあわせないのですよ。常人の読み方しかできないのです。
つまり、他者を批評するに足るだけの読解力は到底持ち合わせないだけなのです。

ゆえに、優れた読解力をもって新しい作品の読み方を見せてもらうと感動するのです。
それが優れた批評というものです。

「おもしろくない」だけならば私でも書けましょう。しかし、何故に面白くないか、そこの
ところを的確に探り出し、指摘するような文章は私には書けません。
自分でも面白くないなぁ、と思っていた文章が、何故に面白くないかを示してもらう。
これもまた、批評の面白さだと思うのです。

ご理解いただけましたかな?
批評と批判の区別もつかない阿呆はここにこなくていいよ。
>>525
別に批判じゃないだろ
>>525 

まったくその通りですね。批判しかできない阿呆はこなくても結構。
きちんと両者を区別して、批評ができる方に来て欲しいですね。

あなた、いいこと言いますね。
 私がこの施設に配属されたのが2年前、
当時内閣危機管理監していた父の影響もあったのだろう、
同期の中では群を抜いた出世だった。
厚生労働省感染症遺伝子情報集積センター、この施設は公式にはそう呼ばれる。
だが、この施設の本質とはかけ離れた名称、としか言いようが無い。
アメリカにはCDC、米国厚生省疾病管理・予防センターという機関が存在する。
国内で発生した疾病を調査しその疾病がどんなものか判断する。
自然発生したものか、それとも旅行者が運び込んだものなのか、それとも……
記憶に新しい9,11テロの時、この研究所から大量の研究者が米国各地に散り、
特殊な車両で水道水、空気、土壌などを調査したことは今でも研究者の間で語り継がれている。

 薬剤耐性のことを、私達研究者はマークという。
そいつがどこからきて、どんな薬を浴びたのか、その耐性が教えてくれるからだ。
私の手の中にいる細菌にも、そのマークがある。
マークの部分の遺伝子をPCRという方法で増幅し、機械で読む。
すると、その中身が一種の暗号として表示される。
その暗号に従い、国際機関の発行するパターンに当てはめれば、そいつがどこの生まれで、
どの地域からやってきたのかがわかる。一種のパズルであり推理ゲームになる。
コロス群唱隊がお盛んなようで、やりずらいスレになってきましたね。(笑
投稿者さんに申し訳ないですね。消えます。しかし願わくば良い批評を。
すんてつの書く批評はちょっと緩かったけど、読んでて感心することが多かった。
あんなのがまた読みたい。
>>527
一つ忘れていることがある。
優れた能力、実力を持つ者がわざわざこのスレの駄作に批評付ける意義だ。
何の為に? ボランティアか? はたまた自己顕示か?
できるヤツってのは匿名でそんな無駄なことするもんかね?

ま、でも、良い作品にはなんだかんだ言って良い酷評が付くもんだよ。
クソい評しかないってことは、作品がクソいってことだね。
良い酷評が欲しければ良い作品を書くこった。
>>521>>524
別に貴様一人を楽しませるために作られたスレではないのだぞ?
腹がたつ、面白くない、貴様の主観で低いと思われるレベルの批評があったらスルーすればよろし。
このスレで良い作品に良い酷評が付いてる例はどれ?>>531
っと、投稿の仕方が悪かったみたいです。
ちょっと確認しにくいかもしれませんが
>>523 >>528 の続きです。

 ふと、背後に人気を感じる。
この研究室は、この施設の中では比較的小規模な部門である。
「B災害対策――基礎判別部門」、正式名称はそうなっているはずだ。
B災害とは、バイオテロやバイオハザードなどの生物災害の略称で、
基礎判別部門とは「兵器になりうる細菌やウイルス」を判別するほか、
現在日本に存在する研究施設で危険なものを扱っていないか監視する部門でもある。
簡潔に言えば、「国内の細菌の番人」とでも呼べる部門だ。
研究室は通路側が全面ガラス張りにこそなっているが、
この部屋に出入りするには防護服着用の上、汚染除去室で30秒シャワーを浴び、
その後数秒の紫外線による殺菌と、同僚による確認、という一連の動作が必要だ。
人がはいってくるとなれば、大騒ぎになる。
ガラスの向こうには白衣を着た同僚が立っている。
時計から言えば昼食の誘いか何かだろう。

 手の中にあるシャーレを隣に座る助手に渡し、
マークの判別作業と照合作業を指示する。
これ以上この部屋にいたらおかしくなっちまう。
朝から20以上の推理パズルと解いたが、すべで無駄骨、
無害、もしくはありふれた大腸菌のみだった。
もちろん、喜ぶべきことだが、研究者としては少しばかり残念に思う。
それが倫理的に許されぬことだとしても「危険」に出会いたいと思うのが
人であり研究者であり、そして何よりも「番人」なのだ。
すんてつはおもろかった。叩きと煽りにメチャ弱かったがw
>>523
>>528
>>534
HPで公開するつもりだったのですが
結局お蔵入りになっていたものです。
万人ウケする内容ではないのですが酷評よろしくお願いします。

文体で誰だかわかるかもしれないけど(汗
てかオマエラ、>>523 >>528 >>534 読め
>>537
そう言うお前が先に読むんだよ、ワカタ?
>>536 有名人なのけ? オラさっぱりわかんねえだが(汗
>>539
いや、ただの元コテハンです
変なこと書いちゃってスミマセン(汗

なぜか、カタカナが半角に変換される・・
なんかいじったっけな(汗
いや〜ちょっと前に批評書いたんだけど意味なくってさ。
イラネ扱いだと(´・ω・`)ショボーンなんだよね。
こっちは最後まで読んで、ない知恵絞って頑張って批評書いたってのにさ。
あっさりスルーした上に、別スレでこきおろしてやがんの。
感謝の言葉?欲しいよね。もらったためしがないけどさ。
まああれだ、なんちゅうか暇暇暇〜ってな時に偶然発見したら書く?みたいな?
そんなスタンスでいいと思うよ、うん。別に何も出やしないし。
542無能力批評者:04/08/14 01:38
>>540 文章の大部分が教科書みたいになっているように思う。
     興味がある人にはスゴイおもしろいのかもしれないけど。
>>541 
そういうスタンスのわりに、やたらと偉そうだったりするから反感買うのかもね。
あなたがって訳じゃ無いですよ。このスレの現状として。
やけに偉そうな口調の名無しが多いでしょ?
>>542
あぁ(汗
確かに、そんな感じはありますね。
前回も同じ部分を指摘されたのでちょっと意識していたんですが……
やっぱり、専門用語より軽い表現
薬剤耐性→薬が効かない、みたいなほうがいいのかもですね。
批評どうもです。以後精進しますのでご容赦を(汗
読解力はあっても性格的に批評にむいてない人もいるよね。まあこれはまた別
の話だけどさ。
ここは偉そうにするとケチがつくスレになりました。
ここは読解力はあっても、性格的に批評にむいてない人が批判を受けるスレです。
548無能力批評者:04/08/14 01:49
>>544 いや、そんなに恐縮されても(汗)
     ええとですね、難しい言葉で書かれた小説が好きなひとは確実に居ます。
     僕の友人とか。
     僕は京極夏彦もちょっと、な人なんで(笑)ああいう意見になりました。
     薬剤耐性、とかよくわかんないですけどイメージはカッコいいですよね。
なんというか、
批評される側というか、自分個人としては、
批評してくださる人は偉そうでもいいと思います。

そもそも酷評スレだから、結構本音で突っ込んで批評してもらったほうが
自分としてはためにもなりますし、嬉しいです。
ちょっと荒れ気味なのかもしれませんが、
批評される側はある程度覚悟して、批評する側はある程度身構えて、
ってのがお願いできればいいですが……

すいません、偉そうなこといって(汗
自分も鍛錬が足りないもので、つたない文章になっちまうんですが。
>>548
そうですか〜
難しい言葉のほうが好き……
やっぱり世の中には色々な人がいるんですねぇ。
なんか勉強になりましたw
自分の文章はノンフィクションのほうがむいてるのかもしれませんね(汗
>>546 
いや・・世間でもやけに偉そうなだけのやつは嫌だぞ・・
結局あれだ、能力もないのに偉そうなだけのヤツが嫌がられるのは普通のことだろ
部活の先輩とかによくいるタイプ
批評者のみなさんっ!
閲覧者の心情を逆撫でして、部活の先輩みたいに嫌がられないように、
偉そうなだけでない酷評を書きましょう!!

ところで、酷評って何だ?

こくひょう ―ひやう 0 【酷評】
(名)スル
手きびしく批評すること。
「新作を―する」

つまり謙虚さを忘れずに酷評すれば良いわけですね
なんか必死すぎ・・
違うだろw これでもかと読解力を見せ付けながら作者を圧倒すればいいんだよw
そしたら文句もいえまいw
>>491-492
だらりとした文章で引きが弱い。全編だらりとした方が味が出るかも。

・第一段落はあまりにも強引。伏線にもなっていない。
・「から」「なので」を多用すると展開が散漫になる。
・>普段と違う様子の声で母が言った。
読者は「普段」を知らない。ここは具体的に書くべき。
・ビールの話が伏線と同時に対比にもなっているのは○
・>いつもビールばかり、ジュースばかり飲んでいた。
この文が邪魔。必要なら第三段落辺りに捻じ込んで。
>>545
たまにそういうのを見かけると、ああ、ぼかして批評しているな、人が書いたのを批評するのが苦しいなら、そんなら、やめときゃいいのに、と思う。
おれも向いてないなぁ。
文章に人間性も知性も感じられない幼稚なカスは許せないね。
こういうカスは他人に甘えるばかり。
他人を棒で突っついて蜜のような人間性や知性を貪る虫。
そいつから人間性や知性が出たのは俺のおかげだとのたまう。
緊張している素人に突っ込みいれて笑いを取る芸人に似てる。
そういう奴嫌われて当然。
>>553 ”手きびしく”の意味をどう取るかだよな。
     ただ、それでも批評はしなくてはならないようだ。
     批判しかできないようではダメですなww
561名無し物書き@推敲中?:04/08/14 02:11
>>556
何気にこれがベストだと思われ
>>561
実力者が自分より明らかに劣っている者をわざわざ圧倒しなければならない理由は?
563名無し物書き@推敲中?:04/08/14 02:24
>>562
偉そうにしたいんだったら実力者
実力者でないんならそれなり

これがベストか?
564556:04/08/14 02:27
違うわアホどもw
批評に文句がでることがそんなに嫌なら、文句の出ないような批評を書けってことだw
文句がでるってことは、もとからたいした批評じゃなかったんだよw
文句言わせない批評を書けばいいやんwこれがベストww
565いじめっ子MkV:04/08/14 02:34
フン、面白いな。じつに興味深い。
本来なら酷評というのは本来実力的に上の者がやる事なのだ。
それを素人同士でやろうという企画段階の無理がまずある。
その企画段階の無理を、根拠のない批評者の偉そうな態度で補っているわけだ。
だから、批評者に対する意見、反論はご法度とされる。
なぜならば、それは批評者の権威を失わせ、さらにはスレ存亡の危機をまねくからだ。

さて諸君。
我々は批評者の権威を失ってはならない。
一部の世迷いごとを真に受けて、優しい批評者になどなってはならぬのだ。
なぜなら、批評者は幻の権威をまとって評価を行う者だからだ。
幻影は見破られてはならぬ。

偉そうに行け!
断言口調を使え!
作者の反論はすべて叩き潰せ!

一見暴論に見えるだろうが、我々が素人同士である以上、この問題は不可避なのだ!
>>563
ある程度実力が伯仲してないとこのスレは成り立たないよ。

何でもかんでも評を付けるのは良くない。
自分が駄作だと思ったらスルー。
自分がいいなと思ったら酷評を付ける。
レベルの高い作品に酷評を付けるのは根性がいる。返り討ちもありえるから。
これがスレに緊張感をもたらす。

駄作はスルー。良作に酷評。




結論:誉められた香具師は批評にまわれ。2度と作品を書くな。


以上。
>>567

思うンやけどな、こういう極端にはしるのは良くない
ここは酷評スレだからね。
誉める必要はないよ。
それが受け入れられないヤツはここに晒さなけりゃいいんだ。
自分を客観視できないお子様は帰れだ。
例えばサ、

****
310 :名無し物書き@推敲中? :04/08/09 21:47
>>307
読んでいてつまらない文章だな。
君の文章がつまらないのは、説明文と会話文だけで出来上がって
いるせいだと思う。もっと描写ということを意識して書いてごらんよ。
その方が、読み手に君の文章を読む楽しさを感じ取ってもらえる
と思う。付け加えると、イメージ化した描写も取り混ぜて書きこめば
なお良い。
スルーしようと思ったけど、君も良く投稿しているからアドバイスしてみた。
少し工夫するだけでもっと小説らしくなる。頑張って下さい。

*****
505 :名無し物書き@推敲中? :04/08/13 18:18
>>497
内容は個人的に好き。以下は細かい突っ込み。
>まじまじと其れを見る。
「それ」でいいじゃん。 
>平べったい灰色の何か上に
脱字があったのかね。これではうまくないでしょう。
>……それは死んだ鼠の皮だった。
*****


以上はどちらも酷評だけれど、なんか中身は違うと思わないか???
>>569

思うンやけどな、一番したの行はいらない
>>569

つまりそれは「誉められた香具師はもう来なくて良い」ととれるな
>>565 口調はアレだがほぼ同意。弱気になってちゃ酷評など書けん。



再び結論:投稿者はどんどん投稿しろ。批評者は死んでも誉めるな。


これでよくね?投稿側が制限されると投稿する人間がいなくなるだろ。
批評側が「どんなによくても誉めない」とすれば良いんじゃないの。
>>570

思うンだけど、上のほうがいいかな
でもね、下のも悪くはないかなぁ

一番よくないのは

マンドクセ

ではないか? あれって何気にスレの雰囲気悪くしてる
576いじめっ子MkV:04/08/14 02:51
>>574 そうだ。このスレは褒めないスレだということを今一度確認するべきだな。
     まぁ……皆が俺様のような切れ味鋭い批評を書けるわけではないだろうが。
     それぞれが渾身の力で酷評していけば良い。
「マンドクセ」は酷評に含まれるのかな。

俺は入らないと思う。どうせなら
「君の小説および文章自体読む気が起きないほど低レベルなのでもっと勉強しろ」
と変換してやるべきだと思う。
>>576

じゃあお前、>>523>>429について酷評してみれ。
>>577 暴言と酷評は違うと思うぞ。そういうときはいっそスルーが大人の対応かな。
>>577
イチイチ口に出すから荒れる。
お前らがスルーを覚えれば余計な争いは回避できる。
581いじめっ子MkV:04/08/14 02:58
>>578 やなこった。俺は俺の心の琴線に触れたやつしか批評しないことにしたんだ。
     以前いくつか駄作だと書いたら、そんだけで切れて消えたクソバカがいたからな。
     駄作には手を出さん。それが答えだ。
>>581

酷評→2度見たくない

…じゃないもんな、何度も曝して叩かれてガンバりゃ良いのに

それで変な自身がついても困るが。
>>581
正しいな。

昔は結構スルーとか普通にあってさ、別に初心者御用達スレって感じでもなかった。
晒す側、酷評する側双方にもっと緊張感があった気がする。

スルーの効用は荒らさずに駄作が淘汰できるってことだね。
駄作書きの多くは自分を客観視できない。だから酷評を受け入れられず、不満を垂れる。
また駄作を鬼の首取ったみたいな勢いで罵る酷評者は、相手のレベルが分からないこれまたボケナス。
で両者が荒らす。これが無駄。スルーはこれを減らせる。

駄作をスルーすれば、良作が残る。必然的に評の質も上がる。
良作に「酷評」を付けるってことには、実力のある人にとっても十分意義があると思う。

ま、多少過疎化が進むだろうけどね。
スルーも酷評の一つ。評価をつけるレベルに達してないって事か。

ま、取り敢えず皆載せてみれ。
でもタイミングによっては良作も結構スルーされる
偉そうに書かなきゃ酷評できないなんてずいぶんと程度が低いんだね。
逆に偉そうに書いてれば酷評?
慇懃無礼に叩き潰す。
弱気なようでポイントポイントを確実に潰してくる。
そういったタイプのが強いんじゃない?
反論されただけで権威を失うようなら、その程度のコトしかいってなかったってことじゃん。

逆なんじゃないかなぁ。自分の言うことに自信がないからヘンに尊大な態度になったりするんじゃないかなぁ。
だって根拠があるなら偉そうにする必要ないじゃん。
理詰めでいけばいいんだから。文体で追い詰める必要なんてどこにもないよね?
>>570のだけどさ、

「スルーしようと思ったけど、君も良く投稿しているからアドバイスしてみた。
少し工夫するだけでもっと小説らしくなる。頑張って下さい。」

>>497
内容は個人的に好き。以下は細かい突っ込み。」
という文は要らないよな。


>>585
その時はしつこく酷評を求める。
二度スルーされたら駄作ってこった。
泣こう。
>>586

お前は書き手か?読み手か?
だからその良作ってこのスレ内では具体的にどれなんだよ
>>590

確かに「良作」てどれだろうな
592いじめっ子MkV:04/08/14 03:13
ま、とりあえず好きにやってりゃいいんだ。
そのうちに、投稿者のほうで批評者のランク付けも勝手にするさ。
このスレにはそういう意識が欠けてる。
自分の好きな批評家を逆指名するくらい気合のはいったヤツはいねえのか。

ま、スルーもできずに駄作にばっかり絡んでいくヤツには、やらせておけばいい。
それで駄作書きと対駄作批評家が満足する。バンザイだ。

俺はそろそろ寝る。
駄作なら駄作といってもらったほうが楽だな。酷評付きなら最高さ。
スルーされるとどうしていいのか悩む。
>>586
てめえはなーんにも分かっちゃいない。
一度自分で酷評してみたらどうだ?
>>586

何気に良いことを言ってる
いじめっこまだいる?
ジーク・いじめっ子kV
↑同じ時間に正反対の意見がッ(笑)
>>523>>528>>534
これは小説というよりは小説の設定、つまりは前振りだな。
ということで設定レベルの疑問を幾つか出してみよう。

・何故ドラフトを使わないの?
・薬剤耐性遺伝子で識別というのは無茶。
・MRSAだと判っているなら遺伝子検査の必要はない。
そもそもMRSAの検出は既に産業化されている訳だし、何の業務なのかさっぱり判らん。
>>523のMRSAの段と>>534の大腸菌の段が矛盾している。
>>590
それがやっかいな問題点だわな。

つーかね、良作かどうかは個々の酷評者の判断に任せていいと思うよ。
その作品に評を付ける酷評者は駄作だと思ってないわけだから、レスの内容も慎重になるはずだ。
慎重に酷評すれば少なくともただのテキトーな罵りにはならないだろう。

でも、結局作者が荒れたらそれはその酷評者の責任で刈り取ってもらう。
地雷を踏んだお前が悪いってことだね。
>>589
作品の書き手かって意味ならNO。
感想書きは他所の投稿サイトでたまにやってる。
基本的に小説読むのが好きで書くとしても、暇潰しにちょこっと駄文書く程度。

>>594
これは批判ね。
何の根拠もなく、てめーはわかっちゃいねーって言ってりゃ相手が黙ると思ってる。
何がどうわかってないのか、ちゃんと理詰めで行こうよ。
こんなの小説じゃねーとか、つまんねーとか。
ダメダメ言うだけならそこらの鼻水垂らしたガキにでもできるよ。
すごいレスの流れ具合だな。目が回るというか。

流れを無視して、かつ知らないから訊くんだが、ここのスレタイが
「酷評」に変わった理由をご存じの人はいるかい?
どうも始まりは「酷評」でなく「批評」だったようなんだが。
漏れも以前はスレタイに引きずられてて、意地でも褒めるもんかって
思ってたんだがね。
>>600がいい事言った。作者が荒れたら批評つけたもんの責任っていいな
いつのまにか変わってた。
思えば批評の頃は平和だったな
605594:04/08/14 03:37
>>601
別に作品の批評してるわけじゃないからな。
流れってもんを大事にしてもらいたいね。

>>589>>594がどうしてお前がどっち側の人間なのかを重視したのかを考えろ。
それから偉そうにするとどうして理を失うんだ?
理不尽なのと偉そうなのはまったく違う。
誰も根拠も理屈もなく偉そうに罵れとは言っていないと思うがね。
>>603
だがそれだとワザと暴れて批評家つぶしが可能です
607名無し物書き@推敲中?:04/08/14 03:41
すげー気の早いヤツがいるようだな(w
>>all
投稿・批評以外の雑談はこっちへ。

ガチンコ批評を見まもるスレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1053781027/
>>602ふーんみっけ
よっしゃーばかあつまれスレに書いたのに少し手を加えたものだけど良かった
ら批評して下さい。

 >>815-818迄のやり取りを見守っていた、ハムスター侍スメルジャコフ刑事は、静かに語り始めた。
「815君、君の言いたい事は、私にも良く分かる。だがやはり、スレタイ的には816さんの、言う通
りなのでは、ないだろうか。今時、ニーチェや毛沢東など、イクラちゃんと、ほんの少しも、かわら
ないのだから。だから、君はもう苦しまなくていいんだよ、815君。さあ、怖がらないで君の全てを、
さらけだしてごらん。そうすれば、816さんも、君を受け入れてくれるはずだよ」
815は、涙を拭いてうなずき、全てを脱ぎ捨て、816に近づくと、自分の怒り狂ったニーチェを、816
のマルクスに突っ込んだ。そして、816の左右のアダム・スミスを、揉みしだきながら、ニーチェをピ
ストン運動させる。さらに田中さんを刺激しつつ、おもむろに、自分のニーチェを引き抜き、それを、
816のルソーに突き立てた。
「では、私はおピンク山から、村を救わなければならないので、これで失礼するよ」
 ハムスター侍スメルジャコフ刑事は、自分にはもう二度と、幸せが訪れる事はないのだと、寂しく感じ
ながらも、微笑し、もと来た道を引き返した。
>603

まあでも、地雷処理も一興ではあるでしょ。


>604

じゃあスレタイ戻せばいいのかも?
波風立たずに落ち着きそう。つまらなくはなるだろうけど、
真面目な人向きになると思う。
>609

せっかく指名してもらってとても申し訳ないが、
よっしゃーばかあつまれスレへのポインタになってる時点で評価外。
老婆心ながら付け加えると、単語を散りばめることで何かを語ったつもりには
ならないほうがいいね。
>>610
酷評に移った理由。

一つは、スレの活性化をはかったってことだね。
結果は良くも悪くもってとこか。

もう一つは、酷評の方が率直な意見を言いやすいってこと。
どんなに真面目に評を付けても荒れる奴は荒れる。
で、その時の免罪符に「ここは酷評スレじゃい。泣くぐらいなら晒すな、ボケェ」
613罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/14 03:47
 兎は堤をどこかへ案内したいような素振りを見せていた。
森の奥深くへ去っていきながらも何度も堤を促すように振り返って見つめてくるのだった。
 兎について行っても何もないと思ったが、白い毛に魅入られるように後を追った。
生きているかのように体に巻きついてくる蔓草を引き千切り、茨道を駆け抜けて、険しい山道を突き進んでいくと、砂丘があった。
見ると、丘の上にさっきの兎がいて、目が合うと兎は駈け去ってしまった。
堤は兎が消えたあたりまで行ってみた。そこには小さな穴があった。どうやら兎の巣穴らしかった。穴を覗いていると、
「どなた?」とかすかに穴の中から声がした。
「え、うさぎちゃ?」とっさに堤が声を漏らすと、
「いいえ。私は兎ではありません。この穴に棲んでいるただの女です。どうかあなたも入ってきてください 」
 と、穴の中の女性は麗麗しい声で誘いかけてきた。
 入りたいのは山々だったが、すぐに同意してその気持ちを見透かされるのは気恥ずかしかった。堤は平然さを装って、
「あなたは、よく、こんな小さな穴に入れますね」と訊ねた。
「あなたは大きな人ですか?」
「いいえ、僕は小さいほうです」
「なら入れますよ。入ってきてください」
 耳に心地よい声で女は言った。
「とてもこんな小さい穴には入れそうもありませんが」
「じゃあ、帰って下さい」
 それ以後しばらく待ったが、穴の中から声が聞こえてこなくなったばかりか、何の物音もしない。
堤は女と会って、どんな女か見てみたかった。そこで、しかたなく、
「兎が僕をここまで連れてきたように思えるんですが」
 と、言ってみた。
 すると、異様に体が細長い、醜悪な容貌の女が、穴から出てきた。
 彼女の身長は堤の二倍はあった。
「しつけーなー。兎が連れてくるわけねーだろスケベが。俺がかわいい声で喋ってたもんだから穴から引き摺りだして嬲ろうとでも思ってたんだろーが?」
「いや、そんなこと思ってませんよ。あの、帰っていいですか?」
「お前がやってきたんだろ?」細長い女はわめきだした。「これが現実さ! これが現実なのさ! やれよ! したいようにしろよ! ここに寝てっからよ!」
 その姿はまるで青い目をした白い寄生虫のようだった。
614609:04/08/14 03:50
>>611
発作的に出すのはよくなんですねー。ありがとう
いつ誰が偉そうにすることで理を失うって言ったのさ(笑)。
ちゃんと理があるならわざわざ偉そうにしなくたっていいじゃんって話でしょ?
逆に、偉そうに言わなきゃいけないってのは、その程度の理しかないんじゃないの? って疑問符を飛ばしたんだけど?

あぁ、ちなみに疑問符の元は>>565ね。
偽りの権威を守るために比批評者は反論はめーとか意見すんなーとか批評者は偉そうにかいとけーとか。
それっておかしいんじゃないのーって。

んで、>>601だけど。
そーやって、あんたなんにもわかってないのね(鼻で笑う)、みたいに根拠もなく上から見下ろしてるだけみたいな姿勢で本当に酷評者が務まるの? って疑問ね。
ちゃんと根拠持ってきなよ。理を持ってきなーって。
616614:04/08/14 03:51
間違った
よくないんですね
>>615 
でも>>565はわりと深いことをいってると思う・・
>612

や、ありがとうございます。
誰かが皮肉でつけたのが定着したもんだとばかり思ってたよ。
でもそういうスレの変成があったとすればいかにも2chらしい率直さで、
漏れはより好ましく思う。
「酷評」でなけりゃこんなエキサイトしないわな。
619名無し物書き@推敲中?:04/08/14 03:55
>>613

れいれいし・い 5 【麗麗しい】
(形)[文]シク れいれい・し
わざと人目につくようにするさま。ことさら派手に目立つようにするさま。
全員がスゴイ批評を書けるのならいいわな。
だけど、我々は所詮素人の集まりだから、そんなにスゴイ批評ができる人間は多くない。
でも、スレの存亡を考えたときに、素人批評家を否定してはいけない
で>>565

口調はアレだが(w)わからなくもない論理だと思う
621罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/14 03:58
>>619

ha?
マックスヴェバーが言うには
支配の形態には3つあるんだ
伝統的支配
合法的支配
カリスマ的支配

このスレで伝統的、合法的支配者は居ない。
カリスマ的支配するしかない
623名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:02
ひとつ聞く。

批評家は映画監督、小説家、音楽家、美術家、それぞれよりも実力が上なのか?
いじめっ子はリアリスト

>>615はオポチュニスト

そんだけで、どっちが正しいわけでもないな
>>623 批評家は映画を撮りません
     批評家は小説を書きません
     批評家は音楽を演奏しません
     批評家は絵を描いたり、彫刻を掘ったりしません

     ですが、批評を書くのです
626名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:08
だったら、批評と実力が上下の関係は?
>623

学校の教師は君より勉学の「実力」が上だったか?
必ずしもそうじゃなかったはずだよ。
実力の差と役割の違いを混同しちゃいけない。
誰かが他者の知的生産物を吟味するのに、
いちいち相手より「実力が上回ってる」必要もねーです。
深い理解や分析力が、実力になります。
理解無しには映画は批評できません。
ほかのジャンルも同じ。
批評家としての実力というのが存在するわけです。
批評家としての実力と、実作者としての実力は良く混同されますが、まったく違うものです。
自分では小説を書けないけれども、すさまじいまでの読解力を有する人間は存在します。
630594:04/08/14 04:16
>>617
そう。一度でも真面目に酷評したことのある人間なら、いじめっこの真意がわかるはず。

>>615
自分に絶対の自信や確信のある奴はこんなところにいない。
全員が未完成なわけだ。
酷評者は弱いものだ。誤読や的外れな批評をしてないかビクビクしているんだ。
だからと言って自分の意見の全てに疑問符を匂わせてたら酷評なんてできるわけがない。
酷評された側だって納得が行かないだろう。
>>565はその辺のことを大仰に言ってるわけさね。

まあ、分からなければわからなくてもいい。
酷評の仕方は人それぞれ。
結局は内容が勝負だしな。
小説を書く能力というのは、少なからず読解力と結びついています。
作者が気付かないような言葉のあやに、批評家は気付く可能性があります。
この意味で、擬似的に作者の能力を批評家が超えるのです。
632名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:17
だったら>>565の言ってることは矛盾しないか?
どう矛盾してるのですか?
ここは、批評/酷評とは何たるかを語るスレになりました。
635名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:23
素人で実力の上下がないから酷評するなんてことは企画としておかしい。
だから偉そうな態度でもってこっちの実力が上だと錯覚させる必要がある。
って主張だろ。
↑邪魔・・だがまぁそのつっこみは正当だなwwいいかげん批評について語るのはヤメ
637636:04/08/14 04:24
違う人指しちゃったスマソ
誰が誰に言ってるのかさっぱりわからんですなこりゃ
>>635 ン……? そうだとして、それのどこが矛盾なのですか?
新スレもう立ってるんですけど、俺の目の錯覚ですかね?
>>640 >>607 この辺で立ったようだw
642名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:33
批評者と被批評者では実力による上下は関係ないんじゃなかったのか?
>>639
>>642 >>631

作者よりも読む力がある場合ですね。小説は書けなくとも、良し悪しは分かると。
うーん。眠い。このレスで理解していただけなかったらあきらめます。


小学生が夏目漱石を読むことはできますが、理解できているかは疑問です。
ですが、この小学生がTVか何かに出てきて
「天才小学生批評家!」
とかなんとか紹介されたうえで、もっともらしい事を言ったとします。
お茶の間は「ほほぉ……たいした子供だのう」と思うでしょう。
ところが、そこら辺にいる小学生が言ったら
「へえ、難しい言葉しってるんだねえ」
と思うでしょう。
まぁたとえ話です。ここにツッコミいれないようにね。
とにかく、どういう肩書きを持っているかというのは重要なのです。
このスレの批評家さんたちは所詮「自称」です。
読解力だって、失礼ですが一部をのぞいて……ねえ(w
せめて偉そうにしてないと、説得力がないでしょう。

あのアジテーター(笑)が言っていたのは、こういうことだと思いますよ。
「実力」という言葉で比較しているものは、漠然とした力関係ではないか。
あの人の言葉の選び方は乱暴でガサツなので、ああなったのでしょう(笑)
644名無し物書き@推敲中?:04/08/14 04:51
わからんけど、もう寝ろ。
睡眠不足は健康によくないからな。
>613

あえてスルーしません。
全体に即興的で、推敲を重ねて練った文章に感じられないんだよね。
即興を重んじるのは勝手だけど、どうも書き手の無駄に高い自意識が
透けて見えて嫌だな。
偉い先生ならきっと、創作への真摯さが足らないとでもおっしゃるだろうよ。
他人様に見せる文章だということにもっと気を使ったらいい。
細かな書法の整形、名詞の用法の吟味といった本筋でないつまらんことに、だ。

女の容貌が明らかになった時点での豹変、この効果自体はいいとして、
ひどく鼻につくのが最終行の「青い目をした白い寄生虫」。
これはなんの脈絡もなく出てくる奇怪な表現で、小説の枠組みを破るものだ。
こういう言葉の一方的な投げかけで読者に理解を迫る、もしくは芸術家然と
孤高を気取って理解を拒絶するのは、これまた褒められた態度じゃない。
君は読み手を選ぶあまり、読まれる側こそが常に読者の選別の視線に
晒されてるってことを念頭に置いてないんじゃないか?
>>613

作者の人格が滲み出ていて、ますます読後の不快感に磨きがかかっているよ。
人を殺した後の一服として読みたいような文章だね。
お前の自分自身に対する愛が、読み手の俺にもひねこびながら伝わってきました。
 今日は、一日中室内で寝っ転がりながら、読書をしていました。
朝、エアコンの冷気で夢から覚めると、定位置にあるリモコンを取って、
エアコンを切って、それから体が暖まるのを感じていると、目を閉じたくなって、
再び目を覚ました時には、体中に汗がびっしょりでした。
止まっていたエアコンと、扇風機をつけて、2分ぐらいぼけていると、
口の中が気になりだしたので、歯磨きしようと思い。
それから1分後に立ちあがって、洗顔と歯磨きをしてきました。
そして再びもとの位置に戻るとき、カーテンに気がついたので、
カーテンを開けると、雨が降っていました。
それからはパンを食べて、本を読んでいました。
>646

流石に看過できない。
批評と感想と個人攻撃の区別もつかんのか。
わざとかね?
649646:04/08/14 05:33
>>613
ごめんなさい
650罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/14 05:51
誤読する暇があるんなら酷評すればいいのに
651646:04/08/14 05:57
確かにあれは悪かったけど、でもどうして看過できなかったんですか?
今までだって罵倒や理不尽なレスはいくらでもあったのに。どうしてあれだけ。
>650

なに、>648を誤読と? そういうことにしたいのですね :-)
と言いたいとこだが、そうか、そりゃむしろ野暮して悪かったな。


>651

どうしてって、漏れ自身の書き込みとマズい具合に重なったから。
それ以上のもんじゃないよ。
いくら暇人とはいえ、間違ってると感じた相手全員にいちいち
突っ込み入れてくほど余裕もないし、ツラの皮も厚くないっすね。
653名無し物書き@推敲中?:04/08/14 06:49
おいおい。素直に謝って終わりにしたらいいじゃん。あるいは沈黙。
スピード違反で捕まって、「他にもスピード違反してるのに、なぜ私だけ捕まえるの!?」は、見苦しいぞ。

↓では次の投稿者どうぞ。
654罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/14 07:02
 古い木造の切符売り場に鼻のとがった女が座っていて金を取っていた。妹がここで働いていると聞いたのですが、と訊ねたがまともに取り合ってくれなかった。金はあまり使いたくなかったが、客として入るしかなかった。
 ストリップ劇場に入ると、芝居が上演されていた。
「きみがあくまで自分の心に嘘をつきつづけ、僕を嫌いだと言い張るつもりなら、僕はきみを見捨てて自分の夢を追います」と青年に扮したストリッパーが語り、真ん中が破れているズボンの股を開き、もじゃもじゃしたまん毛を観客に見せた。
「ほら見てごらん。僕のズボンのここんところが破けているだろう。だからとても寒いんだ。こんな雪の降る山なんか早く降りて暖かいところへ逃げたい。きみと一緒に!」
 カラフルなライトで舞台が彩られ、上半身裸の娘たちが現れた。その中に妹がいないか見つけようとしたが、よくわからなかった。彼女たちはフラダンスに似た踊りを舞台の後ろの方で踊り始めだした。
一番前で踊っている女は、鼻がとても低く、目と口が空間に飛び出していて、明るい光が彼女の顔に当たると、どことなく魚類を思わせた。
付けまつげが取れかかっていて、まぶたの端から垂れ下がっていたが、彼女は気にとめていなかった。
655罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/14 07:03
舞台が回り始めた時、境は娘らのうちの一人が妹の明美だと気づいた。明美は貧素な胸にあばら骨を浮き上がらせて踊っていた。真っ赤に染めてある髪の毛を見ると、境は涙ぐんだ。
 境は椅子から立ち上がると、廊下へ出た。トイレに行く階段の奥に楽屋があるようだった。曲がり角を曲がって、衣裳部屋を通り過ぎると、テーブルに缶ジュースと灰皿の置いてある部屋があった。部屋には誰もいなかった。
彼女たちはまだ戻ってこないようだった。部屋を物色すると、洗面台に歯ブラシがあった。踊り子たちが使っているのだろう。境は歯ブラシを口に入れると、唾液と絡め、舌でもて遊び、唾液を飲み込んだ。
 どたばたと足音が聞こえ、ドアが開いた。妹だった。境はあわてて歯ブラシを元の場所へ戻して、ごまかすように、
「他のみんなはどうした?」と言った。
「みんなまだ踊ってるよ……、わたしお兄ちゃんに気づいたんで、もしかしたらここにいるかなと思って……」
 妹は歯ブラシを見つめながら言った。歯ブラシの先端から唾液がしたたっていた。あきらかに不自然だった。
 舞台が終わったのだろう、ストリッパーたちが笑い声を上げて数人で話しながら楽屋にやってこようとしていた。
 恥ずかしい衣装を着た女たちは、境が窮屈な思いをしているのを見てとると、ニヤつきながら境を見つめだした。彼女らはあからさまに軽視しようと決めたようだった。
「お前が裸で踊っているのはお前がブスだからだよ」
 境は妹に向かって言った、だが他のストリッパーたちへの当てつけでもあった。
「なんでコンビニとかスーパーで働かないんだよ、いろいろあるだろ」
「ショーに出るって大変なことなのよ」
「なにがショーだ!」境は妹を殴った。自制心を完全になくしていた。「あんなショーなんか出なくていいんだよ! 馬鹿が!」
 やみくもに妹を殴りつけていると、妹はぐったりと、無抵抗に、頭を垂れて、うなだれて、動かなくなった。
 上唇だけに口紅を塗っている女が、「これは警察に言わなきゃだめだね」とシンナー吸引者のような笑みを浮かべながらつぶやいた。
656646:04/08/14 07:17
>>652
そうでしたか

>>653
そうだけど、気になったもんだから。以後沈黙
657斜め読みの校正新人:04/08/14 07:33
まず、

>座っていて金を取っていた。

言葉が足りないね。金を取る風景が見えない。

>妹がここで働いている

句読点が必要だな。

>芝居が上演されていた。

言葉が不足してるな。工夫が無い。

>楽屋にやってこようとしていた。

表現が浮いてるね。

その他、

とがった鼻も、低い鼻も生かしきれてない。無駄の多い駄文だ。
これじゃ恥ずかしくて固定ハンドルには出来ないな。
お前ら、これはアビヲだぜ >>罧原堤 ◆5edT8.HnQQ
酷評されて暴れるから、酷評注意。

まあ、それはそれとして、
>>645 は、アビヲの書いたものの特徴を把握できている。
>>646 は、アビヲの性格を把握できている。
>>657も的確な批評だと思う。

アビヲって本当に進歩しないな。文章も性格な。
>>654
<全体的に見た印象>
過剰な装飾が多いだけで文を人に読ませたいという気持ちがこもってない。

 
どのような読者を想定して文章を書いているのでしょうか? 
まず、一般人に読ませようとするのであれば、「もじゃもじゃしたまん毛」などという
国語辞書にも載っていないような一般的でない単語は使わない方が良いと思います。

それ以外にもいくつか気になった点を挙げるとすれば以下のような部分。

>カラフルなライトで舞台が彩られ
「カラフル」という一語を日本語に置き換えてみましょう。
抽象的な上にカタカナ語では文章に対する装飾に手抜きをしている気がします。

>恥ずかしい衣装を着た女たち
恥ずかしいは誰の視点で見て「恥ずかしい」なのでしょうか? 
読者からすると想像力が掻き立てられません。

>>658
あえて酷評してみました。
660659:04/08/14 13:02
ついでに評価依頼します。

http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1091284036/

このスレの20の部分だけを酷評してください。
>>2-5のルールからは多少逸脱しているかもしれません。
このスレのURLを見ただけで抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれません。
小説とは違いますが、一人称で書かれた小説とでも思って読んでみて下さい。
ちなみに、「ふいんき(←なぜか変換できない)」や「一万光年」辺りの間違いは
わざとつっこみどころを作った部分なので、そこはつっこまないでください。
もっと流暢で読みやすい文章、尚且つ素敵な表現ができるようになりたいんです。
よろしくお願いします。
スルー。
662クソバカ:04/08/14 13:22
オレ達はボクサーだ。いや、違ぇな。
ここにはリングもゴングも、ましてや叱咤をくれるセコンドなんざいやしねぇ。
ここには、ただ殴りあう馬鹿か、そいつ等の周りで囃し立てるギャラリーしかいねぇ。
そう、オレ達は路上のファイターだ。
己が拳でぶっ倒れるまで殴りあう。オレ達が求めてるのはそんなんじゃねえのか?
ボクシングでいう、ええと、なんだっけな。
『フルコンタクト』? 『ミクスドアップ』? 何て言うか忘れちまったな。ほら、あれだ。
実力が伯仲したボクサー同士が打ち合ったら真っ白な世界に行くってやつ。
周りの雑音なんか聞こえなくなって、そいつ等のバクバクいってる心臓の音、ゼィゼィと苦しそうな呼吸、
グシャっとパンチが入る音、ポタッと汗が地面に落ちる音。そんな音しか聞こえねえ世界。
そこにゃあそいつ等しか存在しねえ。そいつ等もお互い相手しか見えねえ。
手が出なくなるまで殴りあう。殴り合ってお互いを高めていく。
傍から見りゃあグダグダの泥仕合かもしれねえ。嘲笑する奴もいるかもしれねえ。
けどな、打ち合ってる奴等には関係ねぇ。
笑いたい奴は勝手に笑っとけ。なんで殴り合ってるか理解できねぇ奴はとっとと帰りな。

ここはな、一匹じゃ滝を昇れねえ鯉が龍になるのを夢見て、
互いに競争心を煽り合える相手見つけて、切磋琢磨して昇ってく為の滝。そんな場所じゃねえのか?

なあ、ネイキッドキング。お前はこの考えをどう思う?
お前もそんな肩肘が張るような衣装なんざ脱いで、殴り合おうぜ。
相手はお前がどんな衣を纏ってようと気にもしねえ。
いくらオレ達一人一人が胸のうちに誇らしい矜持を掲げてたって、誰にも関係ねぇ。
オレ達の間には、そんなもん塵芥程の意味も成さねえ。そうだろ?
じゃあ、殴り合おうぜ。今オレ達が立ってる場所よりも高いとこ目指してよ。

Fight with words,not with weapons,is true courage.



いじめっ子MkV氏の酷評求む。
スルー
664659:04/08/14 13:54
>>654-655
良い部分も拾わないといけませんよね。すみません。
「妹」の可愛らしさが伝わってきます。
でも、その妹のことを「ブスだから裸で踊っている」とか「馬鹿が!」と罵ったり
殴りつけるだけという男の話はあまり好かれないと思います。

>>658
酷評されることより、「文章も性格も成長しない」と罵られることの方が
文章を書いた人にとっては痛いと思います。
665いじめっ子MkV:04/08/14 14:15
>>662 本来ならスルーだが、作者から名指しされてはそうもいくまい。

1) 真空の心で受け止めた場合。

この文章は「俺」が「ネイキッドキング(裸の王様)」に語りかける形で書かれている。
口調からして会話のようだ。
キングに対して挑発的な言葉を並べたて、何かの勝負の場に引きずり出そうとしているわけだ。
このあとキングがどう出るのか。相手になるのかならないのか。
この前後の文章しだいでは面白くなるかもしれん。少年漫画的な話になりそうだ。

だが説明不足。
何の勝負をしたいのか結局分からない。
どうやらボクシングも路上のファイトもたとえ話らしいが、どんな勝負なのか語られていない。
勝負をしたいらしい「キング」も、何のキングなのか分からない。
舞台装置にもっと気をつかえ。主人公以外の登場人物の立場、性格をもっと書け。
666いじめっ子MkV:04/08/14 14:16
さて、少ないヒントを読み解けば、舞台は高みを目指す修行の場のようだ。
そこには「キング」がいるわけだが、その実力がこれまた分からない。
「俺」によって「裸の王様」呼ばわりされているところを見ると、少なくとも主人公にとっては、実力の伴わない「キング」らしい。
だが、キングの実態が描かれていないために、実際にそうなのか、それとも挑発のためにあえてそう呼んでいるのかが分からない。
本来、自分を勝負相手とも見てくれないそいつを、自分のいる修行の場へ引き摺り下ろそうとしているのか。
それとも、修行の場の中でキング扱いされている「キング」と、取り巻き抜きでサシで戦いたいのか。
両者は全く違う話だ。
前者はチャレンジスピリットの話になるし、後者は勧善懲悪的な話になる。
読者は分からないことを疑問に思いながら読んでいる間、だんだんと消耗する。
最後まで読んでもらえるかどうかに関わってくる。
あまり読者を消耗させてはいけない。
667いじめっ子MkV:04/08/14 14:17
こうやってウンウンうなりながらも我慢して読み解いていくと、最後に謎の英文にぶち当たる。
『言葉で戦え。武器は必要ない。それが真の勇気ってものだ』
全くの真空状態でこの言葉を受け取れば、これまで「俺」が並べたててきた例え話が全てパァだ。
殴り合いをしたかったはずなのに、言葉で戦いたいらしい。全くの謎である。口げんかがしたいのか? と茶化したくもなる。

全く独りよがりだ。
悪いが、駄作認定せざるをえない。
668いじめっ子MkV:04/08/14 14:19
2)挑戦状として受け取った場合

持って回った言い回しなんぞせずに、はっきりとこう書け。

お前なんか裸の王様だ。どうせたいした実力もないくせに。一方的に高い位置から批 評すんのは卑怯だろ。お前の小説も見せろよ。俺と文章で勝負しろ。

もしくは、最後の英文だけでもいいわな。
ただ、どっちにしてもそんな気取ったヤツ無視だが。

3)総評

普通に読んでも、個人的立場を強めて読んでも、駄作認定。


フン、思わず熱くなって長文化してしまった。こういう殴り合いのような返答も悪くない。
またかかって来い。裸の王様だがネ、本気で相手してやる。

何故人間はオリンピック等という「劣等種族の競い合い」を延々と続けるのだろう

空を仰ぎ鳥を見よ。彼等より高く飛べる者がいるだろうか
海を眺め魚を見よ。彼等より早く泳げる者がいるだろうか
森に紛れ猛獣を見よ。彼等と生身で戦い勝てるものがいるだろうか

肉体的能力が著しく劣っている人類にとってオリンピックなど醜態曝し以外の
何物でもないのだよ
競いの結果、人間同志の憎しみを起こす肉体競技など、取るに足ら無い物なのだよ


ならば、我らは芸術で挑むしかないだろう
己の内から涌き出るアニマに身を任せ、人類の財産を真に築こうではないだろうか

立ちあがれ我が同士!立ち上がれ我が同士!
無益な競いをやめ、今こそその手に筆を!ペンを!傍らに絵の具をインクを!

670491号:04/08/14 16:19
>>479 批評ありがとうございます。お気に召されなかったようで残念です。
     しかしお言葉には、なるほどと思ったであります。
     相手してもらっただけOKと、いいほうに受け取っておきます。
     ポジティブなのが自分の売りであります。

>>484 批評ありがとうございます。
     普通、でありますか。これは何よりもコタエルお言葉。
     少なからず自分を普通ではないと思っておりましたゆえ。
     思い上がりはよくないですなぁ。

>>557 批評ありがとうございます。評価としては下の上くらいでしょうか。
     確かに一段落は強引にも見えるでありますな。
     もっと間を取ったほうがよさげであります。
     ビールの扱いは褒めてもらえて、嬉しいであります。
     なにげに初褒められです。たまに褒められると励みになりますなぁ。

     しかし、なんだかすんごいスレが伸びててびっくりであります。
     やりとりは全て読みました。
     みんな結構真面目に考えてやってたんでありますなぁ。
     ちょっと感動しましたよ。
671名無し物書き@推敲中?:04/08/14 17:08
うわ、殺虫剤まいたみてえだなこりゃww
>>671
酷評しますが……。
やっぱり「w」は一般的ではないと思います。使用は控えた方がいいかと。
それと、内容に関しても少し理解できません。前後の文脈は切り落としたのかな?
これにめげず、これからも作品をさらしてください。お待ちしております。
673662:04/08/14 18:09
>>668

>>662は対いじめっ子MkV氏専用文章なので正解は2だ。
しかし、意味は違ぇな。

「お前は裸の王様だ。しかし実力はある。だったら権威なんてもんに頼らねえで、その切れ味鋭い批評だけで相手を黙らせろ」

っだっーーーーー。こんなもん素面で言えるかっ。
それに英文だけでいいだぁ? あんなもんだけだったら書いた本人でさえスルーするわ。
はぁはぁ。

・・・・・・コホン。あー、あとな、オレは批評家に小説を見せろなんてお門違いな事言わねえよ。
そんなことしたって何の得がある? そうだろ?

まあ、最後の二行を言わせただけでもオレは儲けたと思う。スルー覚悟で書き込んだからな。
酷評してくれて、ありがとよ。じゃあな。


最後に批評と関係ない質問なんだが。
あんたいつも最初に書き込むときageてるよな。そして、その後はずっとsage。
なんか意味あんのか?
674名無し物書き@推敲中?:04/08/14 18:33
「諸君らの愛してくれた中島らもは死んだ。なぜだ!?」

「アル中だからさ」
675斜め読みの校正新人:04/08/14 18:58
暇なので書く。 まず、

>ましてや叱咤をくれるセコンドなんざいやしねぇ。
セコンドに叱咤を望むという乏しい発想が露呈。硬派な読み手はここで去る。

>そいつ等の周りで囃し立てるギャラリーしかいねぇ。
そいつが一人歩き。この揺れは至極寒い。

>そう、オレ達は路上のファイターだ。
そう、よりもこの流れからすると、いわば、だな。

>そいつ等のバクバクいってる心臓の音、
そいつ等が一人歩き。

>ゼィゼィと苦しそうな呼吸、
ぜぇぜぇ、書き換えたほうが活きる。

676斜め読みの校正新人:04/08/14 18:59
続き。

>グシャっとパンチが入る音、
あとの流れを見ると、グシャッとにするべき。

>そこにゃあそいつ等しか存在しねえ。
>そいつ等もお互い相手しか見えねえ。
そいつ等が揺れすぎ。

>手が出なくなるまで殴りあう。殴り合ってお互いを高めていく。
あとに順じ、殴り合う、にする。

>ここはな、一匹じゃ滝を昇れねえ鯉が龍になるのを夢見て、
>互いに競争心を煽り合える相手見つけて、切磋琢磨して昇ってく為の滝。
書き損じ。

>なあ、ネイキッドキング。お前はこの考えをどう思う?
この考え、と括るのは甘すぎる。もっと的確に物事を捉えるべきだ。

>相手はお前がどんな衣を纏ってようと気にもしねえ。
相手、では隙がありすぎる。

>今オレ達が立ってる場所よりも高いとこ目指してよ。
滝、が活かされるべき。

もっともっと推敲しなければ駄目。これじゃ小学生向けの間違い探し
ゲームの域だな。言葉で戦うには、筆力がなさすぎるよ。
677662:04/08/14 19:39
>>675>>676

サンクス
>>ましてや叱咤をくれるセコンドなんざいやしねぇ。
>セコンドに叱咤を望むという乏しい発想が露呈。硬派な読み手はここで去る。

「乏しい発想」が何を指すのか、これだけでは誰にも理解できないだろう。
これで意味が通じるとなぜ思えるのか?
それ以前に、ここでは「リング」「ゴング」とボクシングの象徴がふたつ続いている。
ならば「これらに準ずる象徴、『試合をさばくレフェリー』に書き換えろ」という指摘をすべきではないか?

それから投稿文では、「〜も」「〜も」「ましてや〜」と進行している。
となれば最後の「セコンド」の後ろにつくのは、「なんざ」ではなく「さえも」であろう。
そっちはいいのか?
>>672
「やっぱり」は若者言葉です。
正しい日本語ならば「やはり」です。
評論文には適しません。使用は控えた方が宜しいと思います。

それはともかく爆笑した。
680斜め読みの校正新人:04/08/14 21:28
>>678

スルー。
>>602
スレタイを酷評に変えてしまったのは、
FFDQ板固定であるこの私なんです。
すみませんごめんなさい
>>681
で、その後お前はここに出入りしていたのか?
683前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/14 22:25
『数男の息子』

 差し込む朝の光が靴を履く三太の顔を照らしている。
今日も天気が良い。
緑に水をまく隣のお婆。自転車に乗る女子校生。
外の全てが輝いている。
「三太、はい、弁当」
母から弁当を受け取り力強く立ちあがると
三太は先ほどまで萎めていた目を大きく開け
光の中へと踏み出した。
「いってきます!」

 営業で外回りの三太は午後の取引先へと車を走らせていた。
アスファルトは今にも溶け出しそうだった。
前に車が居なければ道の先には蜃気楼が見えたに違いない。
助手席の佐々木が顔を歪ませまた喚く。
「三太ーぁ、あー糞暑っぃ!あー三太ぁぁ!」
エアコンは全開、
それなのに車内の温度は一向に下がる気配はない。
「畜生ォ!暑ぃぃ!車ごと暑っぃい!三太ぁ!日陰はないのかぁ!三太ぁぁあ!」
「あっ、はい!もう少し行くと公園があります」
「よしっ!じゃその公園で飯!」
684名無し物書き@推敲中?:04/08/14 22:25
>>682
ずっと見てましたが、書き込みはしてません。
小説まがいのものは書いてますが、それも所詮趣味以下のものなので
ここのように真面目なスレにでしゃばるのは良くないと思いました
685前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/14 22:26
 木漏れ日の中に車を停め、ようやく涼むことが出来た。
佐々木は忙しなくジュースをのどに流し込む。
三太は鞄から取り出した弁当を開けた。
「ん?そう言えば三太。
お前の弁当にいっつもにんにく入ってないか?」
落ち着きを取り戻した佐々木が弁当を覗き込みながら言った。
今日の三太の弁当にはにんにくの素焼きが入っている。
「あ、ああ、ええ、実は私の家の畑で取れたものなんです」
三太の家は郊外にあり、そこから車で少し行くと農地が広がってる。
その一区画に三太の家の畑がある。
祖父が亡くなり、畑は一時放ったらかしにされていたのだが、
会社を辞めた三太の父がそこで3年前からにんにくの栽培を始めた。
最近では母も乗り気で、採れたにんにくを市場に持っていき
僅かなお金を手にしては父と一緒に喜んでいる。
三太にすれば、
両親のしている事はちょっと大きな家庭菜園で採れた野菜を
デパートに頼み込んで買い取って貰っているようなものだった。
「お前の家農家やってんの?」
佐々木は口に物を入れモゴモゴしながらそう言った。
「え、ええ」
「お前、来週でこの仕事辞めるんだろ?」
少し風が出てきたのか木々がザワザワと音を立てる。
「…はい、すみません」
食事を終えた佐々木は少しシートを倒し揺れる木の葉を眺めながら言った。
「次の仕事、決まっているのか?」
葉と葉の隙間から見える空はやっぱり青かった。
暫く三太が黙っていると佐々木はシートを大きく倒した。
「三太、お前には農業がいいよ」
そう言うと佐々木は昼寝を始めた。
686前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/14 22:29
 帰りの電車に揺られながら三太はこれまでの日々を思い出していた。
残業に追われ、家に帰ったら風呂に入って眠るだけの毎日。
夜に友人と酒を飲むなんて事は一度もなかった。
来週辞めるとはいえ本当によくここまで頑張った。
こんな生活ももう少しで終わる。
あぁ、それにしても今日も本当によくやったよなぁ俺。

 心地の良い疲労感を感じながら三太が帰宅すると
そこには背筋の凍る光景が広がっていた。
自宅の門横には「にんにく直販所」と書かれたのぼりが立っている。

父だ。
父が勝手に立てたのだ。


以上です
いじめっ子MkV 様
( ´_ゝ`) ◆S4kd5lZr8I 様
どうか酷評お願い致します。
ホラーの投稿って少ないですね。
鈴木光司や岩井志摩子路線。

>>613はジャンル分けするならホラーに入るんですかね?
>681

gj
>683,685,686

ご指名とあれば止むをえん。

>営業で外回りの三太は午後の取引先へと車を走らせていた。
これ>683の中盤だが、時間を意識する描写がないのはなぜだ。
営業職の人間が取引先へ向けて社用車を駆っているにしちゃ
随分マターリとめしを食い始めてしまい、そのことについてなんら
フォローもない。挙句に昼寝だ。
ダメ営業のくせに人一倍仕事はした気というキャラどもなら、
ちゃんとその方向での演出を入れるなり、地の文で突っ込みを
入れるなり。これじゃあ投げっぱなしだわな。

>686の「これまでの日々」「本当によくここまで」「こんな生活も」を、
前段までで読者に実感させる工夫がないのも良くない。
>685での物分りの良さのおかげで>683の佐々木の台詞回しは丸々無駄。
佐々木には、三太の決意を裏付けするに足る振る舞いをさせたらよろしい。
社に残る佐々木、去りゆく三太それぞれの論理を対比するんでも、
三太がうんざりしているだろう「これまでの日々」を佐々木に凝縮してもいい。

さて、「背筋の凍る」という形容とともに数男の登場と相成るんだろうけど、
これもなんだかよくわからん。
息子から見た父数男と母、農業、息子自身が離反を決意するに至った
これまでの生活、そういったもんの関係性が描けてないんだよな。
まあ冒頭としたら要素が多過ぎるんで、欲張んないで絞っちゃどうかね。

 ジョン・ジルベルトがその小さな封筒を予算案フォルダーの下から
見付けたのは、それが彼の会社受付に届いてから四日目が過ぎようと
している土曜日の深夜だった。
 丁度その頃、彼は時期悪く年度末の過密スケジュール、それに加え
管理上の雑務の泥沼に嵌りかけていたので、本来ならば、個人宛ての
封筒などはそれらの波(荒波?)が治まるまで開かれる事はない、ハ
ズだった。
 彼がその封筒に興味を引かれた理由は、一つは現在では珍しい手書
きの宛て名、一つは彼の苗字の最後にしっかりと入れられた“O”の
文字、それと、“ルイーズ・ロス”と書かれた差出人の名前だった。
 彼は手紙を見付けると直ぐに、デスク引き出しの一番奥に隠れてい
た安物のカッター・ナイフを取り出し、その丁寧に糊付けされた封筒
の口を、少しだけ焦りながら切り開き、少しだけ顔を紅潮させながら
中身を確認した。中には一通の手書きの手紙と一枚の、こちらも手書
きの、少しばかりたよりのない地図が入れられていた。

“拝啓ジョン・ジルベルト様。突然のお手紙失礼致します”
 ジョンが件の封筒を見つけてから三十分後。取り敢えず目の前に置
かれていた仕事を片付けた彼は、既に深夜を回っていたのだけれど、
下の階で仕事をしているだろうトンプソン女史を呼び出した。
 「頼みがあるんだ」と、誰も(少なくとも普通の女性ならば)断れ
ないだろう、少し媚びた笑顔でジョンが言うと、トンプソン女史は少
しの間、ただ哀しいと言うのではない女性特有の複雑な感情を表に出
すと、彼に悟られないよう素早く、いつもの優秀な秘書の顔へと戻っ
ていった。
「少しの間、休ませて欲しい」
「どれくらいですか?」
「二週間。…いや、十日」
「その間のアナタの業務は?」
「君とスチュ、それにサマーズさんに任せたい」
「いつも、突然ですね」
「駄目かな?」
 オフィスの壁に掛けられた骨董趣味な時計が午前一時を報せる。携帯
端末に映し出されたカレンダーを見詰めながら、トンプソン女史は、彼
女はとてもデリケートな女性だけれど、目の前の事象とは全く別の感情
に想いを馳せていた。
「一週間で帰って来て頂けますか?」
「ありがとう」
 主のいなくなったオフィスに一人残されたリー・トンプソンは、ジョ
ン・ジルベルトが今の今まで座っていた机に近付くと、書類受けを探り、
前述の封筒が無いことを確認してから、今度は少し長めに、先程と同じ
感情を表に出した。件の封筒を敢えて書類受けの底へと仕舞い込んだの
は、彼女の彼に対する愛情からだった。

『もしもし?なんだ、お前か。どうした?また眠れないのかい?・・・
あ?金だ?バカ野郎、今、何時だと思ってるんだ?夜中の…何時だ?』
 宿直のケビンからジョンがイーボを受け取ったのが午前一時二十五分。
幼馴染みの友人に電話を掛け、現金の無心をしたのは午前三時を少し回
った頃、彼の住むアパートで金を受け取り、街を飛び出そうとするジョ
ンに、友人は問い掛ける。
「ちゃんと帰って来るんだろうな?」
 四年前に他界した旧友から譲り受けたヘルメットを被りながら、ジョ
ンは頷く。
「大丈夫、二度とあんな事にはならないよ」
 どこからかバイクのイーボの声が聞こえて来る。
『付き合わされる俺の身にもなってくれ』
 街の外側に広がる景色に思いを馳せるジョン・ジルベルトの心には、
もしかすると、愛の謎を解く為の何かが、芽生え始めていたのかも知れ
ない。
693682:04/08/15 00:30
>>684
うん、そうか。
>>690
細かく描写しようと思いすぎじゃない?例えば
>彼は手紙を見付けると直ぐに、デスク引き出しの一番奥に隠れてい
>た安物のカッター・ナイフを取り出し、その丁寧に糊付けされた封筒
>の口を、少しだけ焦りながら切り開き、少しだけ顔を紅潮させながら
>中身を確認した。

安物の〜は必要無いし「直ぐに」と「引き出しの一番奥に隠れていた」は軽く矛盾するのでどっちかいらん
焦ってるのを強調したいなら、引き出しを掻き回して一番奥に隠れていた〜とするとか
あと、少しだけを2回言うな
695前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/15 00:57
待ってた甲斐がありました。酷評ありがとうございます。

>営業で外回りの三太は午後の取引先へと車を走らせていた。
三太の職業、今の時間、場所、
を一つの文書にしたかったのですが今の私には無理でした。
>時間を意識する描写がないのはなぜだ?
営業という職業が後付けだったのです。
バレバレだったのですね。
それに佐々木はどのくらい暑いかを代弁させる為にだけ登場させました。
アドバイスを参考に登場人物をもっと効果的に使えるようにしたいと思います。
会話と描写のバランスが取れてないとダメだと上のほうの書きこみで見たので
頑張って情景描写したつもりなのですがどうもさっぱりです。
天気が良ければ登場人物の気持ちは明るくなるもので
気持ちが暗ければ明るい天気なんて書かないほうがいいですよね?
「空高く」なんて言葉聞くと気持ちが晴れ晴れしてしまうように
読み手のも登場人物のも感情なんて作中の情景描写に左右される気がします。
その情景描写で使うべき単語、俳句で言えば季語みたいなのが
全然思い浮かばないし選択もできません。

なんか自分で読み返してみても
>>685の会話の間の情景描写や説明抜いて最後に
「じゃあ三太、12時半に起こせよ」
って書けば>>684と馴染む。
なんか小学生から進歩してない気がしてきた。

申し訳ありません。待ちくたびれてビールを飲んでしまいました。
>690-692

ひたすらに冗漫で、文章から作者の力点が見えてこない。
というかスマンが探す気になれない。
頭に思いついたことを手当たり次第になんでも書き込むんじゃない。
表現を削り込んでみな。


>695

お待たせでした。

>天気が良ければ登場人物の気持ちは明るくなるもので
>気持ちが暗ければ明るい天気なんて書かないほうがいいですよね?
いや、そんなこたぁないだろw 鮮やかに対比させる法もある。
感情中心に行ってあらゆる描写をその演出に使うのも方法の一なら、
厳然たる現実と人物描写とを切り離すのもひとつの方法でしょ。

どうも君はネタ師っていうか、得体のしれない面白いところがあるな。
その味を大いに表現に活かす方向で行ったらどうすかね。
697斜め読みの校正新人:04/08/15 02:02
暇なので、書く。
まず、

>予算案フォルダー
ちょっと強引過ぎるな。
馬鹿丁寧に説明が重複し、削る箇所が多い(一々指摘はしない)わりには
こういった配慮の無さが目立つ。

>会社受付に届いてから四日目が過ぎようとしている土曜日の深夜
受付からフォルダーへの移動がトンプソン女史の手によるものと後に
分かる設定だが、仕込みが雑過ぎだな。

>管理上の雑務の泥沼に嵌りかけていた
>本来ならば、個人宛ての封筒
>デスク引き出し
>一通の手書きの手紙
>件の封筒
>取り敢えず目の前に置かれていた仕事を片付けた彼
ひど過ぎる。これ以上は読めない駄文だ。
もっと本や新聞を読みなさい。話はそれからだ。

酷評されたらリライトして挑むくらいの意気がなければ萎える一方だな。
698名無し物書き@推敲中?:04/08/15 04:08
>>690
素人だけど。

なんか、
>少しだけ焦りながら
>少しだけ顔を紅潮させながら
ってのは、一つの文に収める事が出来そう。
これはつまり、彼はその手紙になんらかの期待をしている訳で、その中身が気になって仕方が無かった訳ですよね。
これは素人の俺が考えた文だけど、
「彼はその手紙の内容が気になったので、仕事の手を休め、興奮しながら封を開けた」
興奮 で、表現出来そう。
なんか、身体情報を表現するよりも、感情一つを表現してくれた方が、俺的に読みやすい。
あなたは、あの場所に絶対違和感感じてた。
その文章表現に、あなたの苛立ちと妥協を感じる。
違和感は敵だと思うし、納得いくまでその状況に表現が合う言葉を探すべきだと思う。
センスある、でも、武器(言葉)が少ない。
だから違うもので代用する。
たぶん、言葉の記憶量とか、文法とかじゃ無くて、あなたは妥協する人間だ。
一番直すのが難しい所だ。
これを改善出来なければ、いつまでたっても進まないと思う。
想像力あるんだから、このままじゃもったいないよ。
素人のクセに説教じみてしまった。
んじゃ頑張ってね〜。
ttp://life5.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1089999472/234-239

できの悪さのうきぼりですが、
自分の場合は文章より文体に癖があるのだと思います。
いや、文章の糞さはどうにもできませんが、文体だけでもどうにかできるかな・・・?と思いまして。

お願いします。
700ゲトズサー
 ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧ ∧
⊂(゚Д゚⊂⌒^つ≡3
>699さんには文体やら文章云々より、まず多くの小説を読まれることをお勧めします。
プロジェクトXじゃないんだから。これ単なる粗筋だよ。
全体を語るより、一瞬を語ってくれ。キャラクターを生かしてくれ。
702蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/15 10:25
盆休み中なんで、批評に参加してみる。

>>683-686
 ちょっと描写が少なすぎる。
 今のままだと、読者に最低限の情報しか与えていない。
 例を挙げれば、人物の外見に関する描写が全く無い。主人公(三太)・母・佐々木。
 読者が頭の中でストーリーを映像化するのに、情報が少なすぎる。
 特にストーリーの序盤は、白紙状態の読者が、小説世界へ入り込みやすいよう、
 きちんと丁寧に描写していくべきだと思う。
「作者の知っていること=読者の知っていること」ではないわけだ。

 以下、< >で抜けていると思う描写、( )でその理由を書いてみた。

>「三太、はい、弁当」
 母から弁当を受け取り力強く立ちあがると
 ↓
 「三太、はい、弁当」
<主人公、母親に気付く描写:(母親のセリフが入るまで、家の外に意識があったはず。
 読者も主人公と一緒に、意識は外へ向いている。いきなり行動が入ると、
 読者側の意識の転換がうまくいかない)>
<主人公から見た、母親の外見・状態の描写:(笑顔なのか、いつも通りなのか、とか。
 母親が初めて登場するシーンなので、この部分で母親の外見を記載しておくべき>
 ↓
●例(あくまで例)●
「三太、はい、弁当」
 声に振り返った。頬を上気させた母が、弁当を持って立っている。
寝坊したと言っていたので、ずいぶん焦ったようだ。弁当袋が裏返しになっている。
「早く、早く」
 気づいてないらしく、母は三太の手に弁当を押しつけてくる。
 三太は、弁当を受け取り、勢いをつけて立ち上がった。

>>689氏も指摘しているが、何にせよ、冒頭でこれだけ話を進めるのは無理。
703蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/15 10:27
>>>690-692
 ……。

>ジョン・ジルベルトがその小さな封筒を予算案フォルダーの下から
 見付けたのは、それが彼の会社受付に届いてから四日目が過ぎようと
 している土曜日の深夜だった。

 この一文に、
(現在)
・ジョン・ジルベルトは、小さな封筒をみつけた。
・小さな封筒は、予算案フォルダーの下にあった。
・彼が小さな封筒を見つけたのは、土曜日の深夜だった。
(過去)
・小さな封筒は、会社受付に届いた。
・4日前には、もう受付に届いていた。

 ザッとこれくらいの情報が詰め込まれている。
 まるでパズルだ。英文の直訳じゃないんだから。

 冒頭は小説の顔だ。冒頭に何を書けば、読者が食いついてくるかを考えよう。
 そして、もっと丁寧に行を分けて、ゆっくり情報を出していくこと。
704蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/15 10:31
>>703
 訂正

>もっと丁寧に行を分けて
 ↓
 もっと丁寧に文を分けて

 _| ̄|○
批評人が指名されるようなスレになってしまったのか。
くだらんね。
読み手選べるとはいい身分だよな
ご批評お願いします。

 土台、宇宙だなんて巨大な盤を回し続ける行為自体に無理があるんだよ。
ハナっからオーバーワークに片足を突っ込んでいる。
神さまは天地創造の7日目に休息をとったというか、
要するにブッ倒れたのであり、だからこの世に8日目以降は存在しない。
あの日演奏の手を止めた疲労困憊の主が
じゃあ場繋ぎにと「1日目」を再生(プレイ)した。
あとはその繰り返し。
世界は上書きされ、フォーマットし直され、止まらない。
だから時代は同じタイミング・同じシーンで泣いたり笑ったりするのだと
いつだったか弟に教えられた。
僕はもう寝なさいと言ってクマの濃い弟から栄養ドリンクを取り上げた。

「兄さんには難しすぎたかい?」
>707

神話的閉じた宇宙論ってか。お話はまあいいとして、時制がわけわからん。
「いつだったか弟に教えられた」ということは「僕」の回想なんだろうけど、
最終行での弟の台詞は「僕」がサトラレでもない限り変だね。
弟が実は神だか世界を支える亀さんやら象さんやらだか、はたまた
ナイアルラトホテップの顕現だかってことでもいいが、そんな奥行きを
感じさせる文章量でもない。
ここに書かれてない前段の話があるのかもしれないが、それならそれで
抜粋の仕方がマズいな。
ライブが終わっていつものように居酒屋に向かった。
適当に人数分の生中と飲めない人分のソフトドリンクを頼んで、
飲み物が来るまでのどうでもいいボソボソ話の最中の事だった。
「間違えないで弾いて欲しいんだ。」
ボーカルの敦がギターの孝一に向かって言った。
最近、音をはずしぎみの孝一を敦は良く思っていなくて
皮肉を込めたりヒステリックになって注意することがあった。
しかし、今回は静かに、頼むように、それでいて厳しい口調だった。

孝一はいつもと違う敦の態度に少し戸惑って
「ああ。わかった。」
とうなだれてタバコの箱の蓋を開けたり閉めたりと意味のない行動で
気持ちを落ち着かせていた。
先が気になるという意味でも
>>709だけじゃ何とも言えないという意味でも
続きプリーズ。
孝一は、煙草の箱を閉じて「ふっ」と軽く笑う。
そしておもむろにギターのピックを敦の眼球めがけて切りつけた。
「ぐぎゃっ!」
敦の避けた眼球から体液が飛び散る。
「おまえの音痴に散々付き合ってきたのに、その言い方はなんだ?」
敦がかぼそい声で「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返していたが、
店内に響く客たちの叫び声でかき消されていた。
「きゅ、救急車!」
誰かが叫ぶ。
孝一は震える手に握られたピックを握り締めた。
俺は、ギターが好きなだけなんだよ。
なんでみんなわかってくれないんだ。
712前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/15 22:12
>>702
批評ありがとうございます。
人物描写は今まで殆どしていませんでした。
というのも自分は三人称で書いてるつもりなのですが
人物描写したら私情が入りこみそうなのでどうしたらいいか困ってます。
三人称の奴は時間も空間もとにかくなんでも超越させていたいです。
713709:04/08/15 22:37
敦は孝一のタバコの箱を開け閉めしているいつものしぐさを眺めながら
「間違われると歌いづらいし、テンション下がるんだよ。」
追い討ちを掛けるように、しかし、言葉を選ぶように言った。

孝一は漠然と感じることは出来たが、もはや考えることが出来なかった。
「悪かったよ。練習してくるよ。」
と素気なく答えた。孝一は今まで言われてきた皮肉を知らない振りして
何もしてこなかったことを後悔した。

二人とその周りは少し気まずい雰囲気になってしまった。
すぐに居酒屋の店員がビールを運んできた。
他のメンバーや関係ない話をしていたスタッフ達が一気に盛り上がった。

孝一はこの茶髪で元気のいいどこにでもいそうな
アルバイト店員に救われたような感じがした。
714707:04/08/15 22:45
>>708
ご批評ありがとうございます。
「兄さんには難しすぎたかい?」は
回想の続きとして書いたつもりの文でした。
また新しい文章で出直してきます。
715:( ´,_ゝ`) :04/08/16 14:33
盆休みが終わってしまった
それでも私の休みは永遠に続くのである。
なんか新しく出来たけどあれは放置なの?
もうどこに沈んだかもわからないよ……
いったい誰が、何の目的で立てたのでしょうか、
謎が明らかになる日はやってくるのでしょうか……
勇み足に過ぎる。
河童の川流れ。
ブルータス、お前もか。
722名無し物書き@推敲中?:04/08/16 15:18
1R54秒腕ひしぎ逆十字固め
>>715
ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
724( ´,_ゝ`) :04/08/16 15:51
>>723
わたしも勉強になりました
725名無し物書き@推敲中?:04/08/16 16:01
ご批評お願いします。

 水を飲む。
 ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく。
 口の端から水が漏れて顎、首、胸と伝う。
 水が幾筋も体を伝う。伝う伝う。
 それをぼんやりと見つめながら飲み続ける。
 ああ、人間が何かを飲み込む時の喉の動きは美しいなあ。
 こんな時じゃないと気づけなかった美しさもあるんだ。
 その美しさに見とれながら水を流し込む。
 口元をハンドタオルで拭い、トイレに行く。
 体を深く深く曲げ、右手の人差し指と中指を喉の奥に突っ込む。同時に左手でお腹を強く強く押す。
 なんとも形容しようのない音を出しながら吐瀉物が溢れる。
 ガボッ。ビシャッ。ガーーーーーーッ。ボボボオオオッ。
 口からは唾液が伝い、指にもねっとりとからみつく。
 荒い息をついて、吐いたものを見つめる。
 汚い。
 汚い。
 でもこれで私の体の中は綺麗になるんだ。綺麗に。
 洗面所に戻って、空のペットボトルに水をつめてまた飲む。
 ごくごくごく。喉の動きに見とれる。ガボッ。
 この一連の作業を10回近く繰り替えす。
 吐く水が完璧に透明になったら胃がからっぽになった証拠。
 私が胃に詰め込んだ、恐ろしい量の食べ物は全て下水に消えてしまった。
 私の胃は綺麗になったんだ。
 安堵の溜め息をつき、凄まじく汚れた便器を見下ろす。
 ぼんやりと。ただぼんやりと。
726725:04/08/16 16:04
 汗と唾液と吐瀉物にまみれて汚れた体をシャワーで綺麗に洗う。
 手足はがくがくと震えている。
 だんだん、狂っていく気がする。
 だんだん、狂っている気がする。
 だんだん、安心している。

 私は震える手足を抱え、タオルケットにくるまる。
 そしてもう二度と目覚めない事を祈って眠りにつく。
 その願いは叶わないと知りつつ。
 私自身が行動しないと叶わないと知りつつ。
 死にたいの?生きたいの?狂いたいの?
 
 おやすみなさい。
727蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/16 16:04
>>712
>三人称の奴は時間も空間もとにかくなんでも超越させていたいです。
 時間も空間も超越した視点…いまひとつイメージが沸かないんだが…
 (何か例があれば、挙げて欲しい)

 うーん。つまり、俯瞰視点で描写したいということなんだろうか? 
 俯瞰視点で描写したい、ということと、人物描写をしないということは別だ。

 あと、>>683-686 のような小説を、俯瞰視点で書くのは相当難しいはず。
 書けない事はないだろうが、面白くするのはとても困難だと思う。
 >>683-686は、主人公の変化を描いていく小説だ(と思う)。
 読者と主人公の視点が遠いと、どうしても読者は主人公に感情移入しにくい。
 ストーリー性豊かなSFやファンタジーなら、俯瞰視点でも面白いんだけどね。
 突き放した視点で、淡々と描いていく純文学も、あることにはあるけど、
 そういう小説は、何かアイテムを使って、読者へ主人公の変化を伝えている。
728蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/16 16:39
夏休み中なので、引き続き批評。

>>709 
 うーん。キャラクターの行動が、頭の中で繋がらない。
<例>
>敦の避けた眼球から体液が飛び散る。
 この次にくる敦の行動が、
>敦は孝一のタバコの箱を開け閉めしているいつものしぐさを眺めながら
>「間違われると歌いづらいし、テンション下がるんだよ。」
 救急車呼ばれている男が、なんでこんなに冷静なんだ? となってしまう。
 例え敦がサイボーグであろうと痛覚の無い幽霊であろうと、
 間に何か説明か、描写を挟むべき。

>二人とその周りは少し気まずい雰囲気になってしまった。
>〜アルバイト店員に救われたような感じがした。
 ここの部分、手を抜きすぎ。
 特に、
>二人とその周りは少し気まずい雰囲気になってしまった。
 ここ、いきなり視点と時制が変化しているような…。

 全体通して、読者に不親切な文章になっている。
 読者には、書かれていないことは分からないんだぞと。
 作者が脳内で端折っている部分を、もっと書き込んでみてはどうか。
729蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/16 17:13
 マジレスでいきます
>>725
>汗と唾液と吐瀉物
>だんだん、狂っていく気がする。
>震える手足
>二度と目覚めない事
>死にたいの?生きたいの?狂いたいの?  他多数
 単語や漢字の力に頼るなと言いたい。
 こういう単語を使って文章を書けば、誰だってそれらしい文章は書ける。
 「血」や「死」や「性」の言葉なんかも同じ。
 単語の力を借りて、退廃の雰囲気出されても、
 一昔前の、ビジュアル系ロックバンドの歌詞にしか見えない。

>汚い。 汚い。
>だんだん、狂っていく気がする。
>だんだん、狂っている気がする。
>だんだん、安心している。
 単に連呼すれば、強調できるってもんじゃない。

>人間が何かを飲み込む時の喉の動きは美しいなあ。
 鏡を見ているのか? それとも窓に姿が映っているのか?
 そうなら、きちんと書くべき。
 見えないはずのものを、いきなり出されると、もの凄く違和感を感じる。

 世界観やら経験やら内的葛藤を、メモしておくのは良いことだと思う。
 ただ、それはあくまで、自分だけが見るメモだ。
 この文章は、メモ程度にすぎない。
 赤の他人に見せるなら、それを「小説」もしくは「詩」へ昇華させないと。
そうね。詩にするのが適当かな。もっと韻を考えなきゃ駄目だけど。
731725:04/08/16 17:44
>>729
ありがとうございます。
連呼の癖、気をつけます。
ただ、退廃の単語や漢字、言葉はどうしたらいいのでしょう?
私が書いたこのメモは過食症の一連の行動です。
その中の小さな美しさを書きたかったのです。
そうなるとどうしてもそういった単語を使わざるを得なくなります。

メモを小説に昇華させていきたいと思います。
732無能力批評者:04/08/16 18:14
>>731 うん、詩ではその率直さがうけることもあるんだけど
     小説というのは基本的に数百枚にわたって言葉が続くでしょ。
     だからあまりに濃い言葉が続くと胸焼けしちゃう。
     基本的には(あくまで基本的には、ですよ)直球は使わない。

     退廃のムードをいかに出すかというと、行動とか、台詞で出していくのがひとつ。
     これは分かりやすいと思うのでくだくだしい説明は抜き。

     もうひとつは情景だと思いますね。
  
     ゆうやけこやけの赤とんぼ
     おわれて見たのは
     いつの日か

     コレは歌詞ですが、小説に使えるものを含んでいるように思います。
     理由は説明しにくいのですが、コレを読んでうきうき楽しい気分になる人は少ないはず。
     なぜか物悲しい感じをうけるでしょ?
     「夕焼け」という言葉が含むものを、効果的に使ってるわけですよね。

     なぜか分からないけど、退廃ムードだよね、というところを目指すと良いと思います。
     参考になったら幸いです。
733446:04/08/16 18:16
単発で批評していただきたく。
お願いします。

**************************************
【日曜日の訪問】

日曜に昼間に、恋人からの連絡を待っていると、ふいに玄関のチャイムが鳴った。
身軽な動作で玄関にでて、そっとドアを開けると、立っていたのは「爪きり」だった。
「すいません」
開口一番、爪切りは気の弱そうな笑顔でそう言った。
「日曜の昼間に忙しいのは承知なんですが」
私は少々面を食らったが、咳払いを1つすると気を取り直して尋ねた。
「いえ。それで、なんの用なんでしょう。」
その言葉に、爪切りはいそいそとした口調で言う。
「はい、あの、お宅に爪切りが必要でないかと思いまして」
「そういうことでしたら、間に合っていますので。ごめんなさい」
そう言ってドアをしめようとしたところに、爪切りは慌てて靴を入れてきた。
どうやら慣れているらしい。
「お嬢さん、よく考えてください。
爪切りなんていざ使おうってときには、ドコにしまったか忘れてしまってたりして、探し回る羽目になりがちでしょう。
そしてそのうちに、いつのまにか爪切り探しが、部屋の大掃除になっていたり」
「はぁ」
「つまり、いくつあっても邪魔にならない。必要なときにスグに使えるように、
こういうのは一個でも多く持っていた方がいいんです」
そんな力説を済ませると、満足したようにいかがでしょう、と、再び笑みを浮かべる。
「そうは言いましてもねぇ……」
私はため息をついた。
「先週も、そう言って‘耳掻き’さんが尋ねてきてごっそりと耳掻きを置いていったけれど、
実際耳掻きを使うことなんてあまりないし、なんせ家には面貌がたくさんありますから、部屋のあちこちにあっても邪魔なだけなんです。」
「けれど、お嬢さん……」
爪切りの銀色の肌に、うっすらと汗が光っていた。
734446:04/08/16 18:17
「それに、実を言うと、私ネイルのほうの仕事をしているので、使うのはもっぱらヤスリなんです。
ヤスリなら腐るほどありますし……」
そこまで言うと、爪切りはがっくり肩をおろしてうつむいた。
「そうですか。なら仕方ありませんね」
「ごめんなさい」
「いえ、いいんです。そういうことなら。
けれど、お嬢さん、もし爪切りが必要になったときには、ぜひ私に声をかけてくださいね。」
そのがっかりろした姿がなんだか可哀想になったので、私は力強くうなずいてあげた。
「ええ、ぜひ。」
「では失礼します。お邪魔しました」
一礼して、足をはずし、爪切りは言ってしまった。
その四角い銀色の後姿を見送りながら、やれやれ、と思う。
ドアをしめて一息つくと、また恋人からの連絡を待つことにした。
来週はまさか「カミソリ」がやってくることなどしらずに、私はとりあえずひと安心していた。
オチが弱いかな。
736名無し物書き@推敲中?:04/08/16 18:22
「ああ、なんか来たぁ」
 ナンカキタ
「うわぁ、また来たぁ」
 マタナンカキタ
「ぁああ、さ、さっぱりしてる」
 ナンカクチニハイッタ
「お、お腹いっぱいだよ」
 マダマダナンカハイッテク
「げ、限界」
 ナンカアナカラトビダシタ
 きゃっ、この子くちからそうめん垂れ流してるわ
 だから言っただろ。赤ん坊に流しそうめんは早すぎたんだよ
「気持ち悪いよ」
 ミンナイッパイトビダシタ
 けっきょくみんなもどしちゃったわね。このあとミルクあげて大丈夫かしら
 さあ、そんなことより早くゲロ拭いてくれよ
 ナンカオワッタモウコナイ
キンタマタキタ
>>734
まあ酷評ってほどのことではないが、
そのオチを持ってくるよりは冒頭と同じ文章を最後に入れて

身軽な動作で玄関にでて、そっとドアを開けると、立っていたのは「カミソリ」だった。

で終了にしたほうがいいと思った。
739蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/16 19:04
>>731
 詩じゃなく「小説」を前提に話します。
 まず、小説にはストーリーが無くてはいけない。
 貴方は、過食症の一シーンだけを書きたいんだと思うけど、
 小説(=他者が興味深く読める形)にするってことは、
 その前後も、きちんと書いていく必要がある。
 ある出来事を、読者にも同じように感じて貰うには、
 順序立てて、作中世界へ読者を誘わなければならない。

 役立つかもしれないので、あるシーンを小説へ昇華させる方法を
 『小説を書くための基礎メソッド』(奈良裕明著)から転記しておく。

「1)そのシーンが物語の「はじまり」である場合、
   その場で、その人物になりきった気持ちで、どう考えて行動するかを考えてみる
 2)それが「終わり」である場合、なぜ彼・彼女がそこへ辿り着いたのかを想像する。逆行。
 3)始まりか終わりかわからない場合、前後にのばして考えてみる。」

 主人公:過食症の少女。彼女は飲食しては嘔吐を繰り返す。
      嘔吐することを、美しいと思っている。
 と設定した場合、
1)拒食症で嘔吐を繰り返す少女→彼女はどうするのか?(立ち直る?そのまま?悪化する?)
2)何か事件があり(例:失恋・受験失敗・イジメ)→拒食症になる
3)何か事件があり→拒食症を起こし→(立ち直る?そのまま?悪化する?)
 …ベタだけど、こういうストーリーを作ることができる。
 もちろんこのままじゃ駄目で、ここに作者自身の味を滲ませなくてはいけない。
 手間がかかるように見えるけど、ストーリーを作って書くということは、
 一番簡単かつ、読者に優しい書き方だと、私は思っている。

 まだ続くよー
740蔭涼軒 ◆HBWBA638hM :04/08/16 19:04
(続き)
 次に、ストーリーを書かず、あえてその1シーンを描写する場合。
 (ストーリーが無いのではなく、あえて書かない)
 これを「読ませる小説」にするのは、本当に技量がいる。
 ますます、漢字や単語に頼れなくなるし。
 …例えば、
>だんだん、狂っていく気がする。
 「狂う」という単語が出てくると、読み手は、それぞれ
 自分の中にある「狂う」というイメージと照らし合わせる。
 「狂う」って書いてしまうのではなくて、
 例えば、鏡の中に映った自分の瞳孔が、いつもより黒く感じたり、
 自分の指を、夜中に何回も数えて…5本しかなく、5本もあることに、恐怖を覚えたり。
 体中を何かで覆っていないと、全身の細胞が空気中にこぼれてしまうような感覚を覚えたり…
 とかなんとか。(あんまり良い例じゃないなあ)
 狂気を「狂気」と書いてしまうのではなく、
 狂気の周りを描写して、「狂気」を感じさせるわけです。
 あまり言葉を費やしすぎると、本当に強調したい部分が埋没してしまうので、
 こういう1シーンで小説を書くのは、本当に難しいと思う。
「最初はグー!」
 掛け声とともに握りこぶしを突き出す。当たり前だがあいこだ。
 考えてみるとこれは勝利の前提としてお互いの勝率が公平であ
るという錯覚を与えるために生み出されたルールなのではないか。
「じゃんけん――」
 チョキを出したくてたまらないが統計学的に敗率が高いのでグー。
「ポイ、あいこで――」
 心理学的に以前出した手よりも強い手を出したがると判明してい
るらしい。ってことは相手がパーである事を考慮する。
「ポイ、あいこで――」
 まさかこいつは俺と同じことを考えているんじゃあるまいな。さっき
と同じ論法で考えるならこいつはグーを出すはず。
「ポイ、あいこで――」
 間違いない。ならば裏をかかなければならない。通例として先ほど
論法に従うのなら今度はグーを出すところだが再度あいこになるこ
とを考慮して俺は上を行く。
「ポイ、あいこで――」
 そんなバカな。そうか同じ知識を有しているのなら同じ結論に至る
のは必然であるからその上を行く必要があるのか。さっきより強い手
はチョキ、上をいくためにグー。ならばその上を行くためにはパー
を出さなければならないが相手の思考が俺と同じ場所に帰結してい
る可能性が高い。ならばさらに上を行く。
「ポイ! よっしゃ!」
「…………」
 相手の突き出した五本指を見て、俺は呆然となった。まさかさらに上
を行きやがるとは…。しかし、こいつはどういう論拠でパーを出したんだ?
俺はどうしても納得できず、疑問を言葉に出してみた。
 そいつは答えた。
「え、最初から適当だけど…」
742741:04/08/16 19:37
すまん。手直ししてたのが残ってた。無茶苦茶。去る。
「最初はグー!」
 掛け声とともに握りこぶしを突き出す。当たり前だがあいこだ。
 考えてみるとこれは勝利の前提としてお互いの勝率が公平であ
るという錯覚を与えるために生み出されたルールなのではないか。
「じゃんけん――」
 チョキを出したくてたまらないが統計学的に敗率が高いのでグー。
「ポイ、あいこで――」
 心理学的に以前出した手よりも強い手を出したがると判明してい
るらしい。ってことは相手がパーである事を考慮する。
「ポイ、あいこで――」
 まさかこいつは俺と同じことを考えているんじゃあるまいな。さっき
と同じ論法で考えるならこいつはパーを出すはず。
「ポイ、あいこで――」
 間違いない。ならば裏をかかなければならない。通例として先ほど
論法に従うのなら今度はグーを出すところだが再度あいこになるこ
とを考慮して俺は上を行く。
「ポイ、あいこで――」
 そんなバカな。そうか同じ知識を有しているのなら同じ結論に至る
のは必然であるからその上を行く必要があるのか。さっきより強い手
はチョキ、上をいくためにグー。ならばその上を行くためにはパー
を出さなければならないが相手の思考が俺と同じ場所に帰結してい
る可能性が高い。ならばさらに上を行く。
「ポイ! よっしゃ!」
「…………」
 相手の突き出した握りこぶしを見て、俺は呆然となった。まさかさらに上
を行きやがるとは…。しかし、こいつはどういう論拠でグーを出したんだ?
俺はどうしても納得できず、疑問を言葉に出してみた。
 そいつは答えた。
「え、最初から適当だけど…」
「最初はグー!」
 掛け声とともに拳を振りかざして相手を叩きのめす。
>>744
不覚にもワロタ
746725:04/08/16 20:59
>>無能力批評者さん
ありがとうございます。
行動、情景で表すのですね。頑張ります。

>>蔭涼軒 ◆HBWBA638hM さん
ありがとうございます。直接的な言葉でなく、描写力ですね。。
なるべく言葉を削ぎ落として書きたいと思っていたので、
どうしても直接的になってしまっていたのですが、それだと
詩に近くなりますしね。
絵を描くのも小説を書くのも同じ描写だ。
ただ花瓶を描くだけなら小学生にもできるが、
奥行き、デッサン、影、そして花瓶を引き立たせるための
背景効果を考慮して初めて「描写」と言える。
まず書きたいものが何なのか考えて、
それを引き立たせるために何を描写するべきなのかを考慮しよう。
748709:04/08/17 01:26
\8000ポッキリ
汚い字で書かれた紙が色あせた看板に無造作に貼り付けられていた。
ピンクサロン「舞姫」
繁華街から少し外れたところにひっそりと建っていた。

本日営業中という安っぽいプレートの張られたドアを開けると
中から長身で茶髪のボーイがいそいそと出てきた。
女の一定間隔のあえぎ声が聞こえた。客はあまりいないようだった。
「ご氏名はございますか?」
覗き込むようにボーイが尋ねた。
「初めてなんですけど。写真とかはないんですか?」
とたずねるとボーイは申しわけなさそうに
「すいません写真はおいていないんですよ。」
と語尾をにごらせるように答えた。
「じゃあ、若くて太ってない子で。」
と希望を伝えるととすぐに
「前金で¥8000になります。」
一気に貼れよ。
↑すいません馬鹿なんです
751709:04/08/17 04:29
しぶしぶ8千円をボーイに支払うと、奥の部屋に通された。
薄暗いダウンライトにスモークのかかった部屋。
スモークの奥に、なにやらモゾモゾと動く肉の塊らしものの影が見えてきた。
2メートルあたりまで近づいても、それが何なのかわからない。
その時「ズズズッ」っと、肉の塊が舌なめずりをした。
「あぶないっ!」
ボーイにいきなり肩をつかまれ、部屋の外に引きずり出された。
「お客さん、危なかったですよ、あと少しで命を落とすところでした……」
自分の置かれていた立場を始めて知り、背筋に寒気が走る。
「あ、ありがとう、君は命の恩人なんだね……」
ボーイの目が、もうこれ以上の危険に足を踏み入れるのは止めるべきだ、と言っている。
「どうすればいいんだろう」
ボーイは首を少し傾げ、鼻の穴を膨らませた。
「あそこに>>748って標識見えるでしょ? あそこの角を曲がって真っ直ぐお進みなさい」
752名無し物書き@推敲中?:04/08/17 13:00
酷評お願いします。

「あなたの文章真面目に酷評しますPart21」で酷評を受けた文章を読み返してみる。
どこにもこれといった欠点はみあたらない。
わたしの心中にはたちまちドス黒いものがこみあげてくる。
どいつもこいつも俺の才能をねたみやがって。
おまえらがそういうつもりならこっちにも考えがあるぜ。
誰もいない部屋の中でわたしは後ろを振り返り、
自分が一人であることを確認すると、クックと笑いながら、
スレ荒らしの鬼と化していった。
753名無し物書き@推敲中?:04/08/17 13:09
氏ねよ
754名無し物書き@推敲中?:04/08/17 14:04
いやだよ
755名無し物書き@推敲中?:04/08/17 14:08
いいよ
756酷評して:04/08/17 14:26
 蛍光灯のわずかな明かりの中、突如ブウンッ、という音が聞こえた気がした。
けれど俺の目線は揺れない。俺の身体も絨毯の上で寝転がったまま、まるで姿勢を変えない。
再びブウンッという音が聞こえた。
気にしない、と思った。しかしそれは気にしているという事だ。
けれど変な感情、悔しさに似て非なる自分の気持ちに従い、俺は姿勢を変えず、視線も変えなかった。その先にはブラウン管の画面がある。内容はつまらない。しかし今はチャンネルを変えるつもりはない。
俺は微動だにしない。耳元でまた何か聞こえたが、やはり目線すら動かさない。
どうだ、と思った。どうだ、と鼻を鳴らした。
・・鳴らしてしまった!反応してしまった!
反応してしまった?いや何も無かった、無かったんだ。そう自分に言い聞かせた瞬間、ブンッと目の前を何かが横切った。それが何か、などと言うまでもない。
「うがっ」
手首のスナップを意味も無く活かし、俺は右手を振っていた。予想通り、空を切るだけだった。
ついに乗せられてしまった!
言い訳不可能となった俺の腕は、ただ震えるだけだった。
757名無し物書き@推敲中?:04/08/17 15:13
>>756高校生の僕が酷評するよ
758名無し物書き@推敲中?:04/08/17 16:49
>>757
レスアンカーは半角で。
>758
すぐ前だからいいじゃんよう。
一応従っとくが。
>>756  757ではないが。

蚊の羽音に対する心情を描写した物なのだろうか。
だとすればなぜ羽音を隠す必要があるのだろう。
状況説明を前に終えその後、羽音に対する思慮、動き、反省と描写していけば良いような気がする。
思わせぶりな、ナゾナゾを意図していたとしたら、またもう少し書き方も有ると思う。

蛍光灯の灯りの下では、わずかな光量とはいえない。
目線は、揺れる物ではない。ぶれる物。
ブウンッという音が聞こえた。>鳴るを使ったほうがいいような気が。
気にしない、と思った。しかしそれは気にしているという事だ。>描写の方向としては面白いとおもう。それは既に、気にしてしまっているという事だと変えた方が生きるとおもう
けれど変な感情、悔しさに似て非なる自分の気持ちに従い>表現が少しくどく感じる。
4〜6行目も要見直しかな。
いうまでもないは、伝わらなかった。意味が不明。置いてきぼりです。
最期3行目前半は、不要。
ラスト。状態で完結しているのはどうかと。心情をテーマで書いているなら、ラストは心情でないと全体的に主旨不明。
761酷評して:04/08/17 18:23
>>760
なるほど。批評ありがとうございます。うんうんとうなずく事ばかりです。
音が聞こえた、はあえて聞こえたと表現したのですが、やはり気になりますか。気をつけます。
言うまでも無いは、
「今自分の目の前を飛んだのは、先ほどからブンブン音を鳴らしてる奴だ。それは言うまでも無い」、というつもりで使ったのですが、今思うと分かりずらい上に、不要かもしれません。
762目障りなモノ:04/08/17 20:06
「最近、事故が多くねぇ?」
 新聞を眺めながら朝飯を食う兄に向かって、テレビのニュースを見ながら俺は話し掛けた。
「ん?そうか??お前の自意識過剰だろ?」
 卵焼きを箸で探しながらも新聞から目を離さない兄は、そう簡単に言い捨てる。
「自意識過剰って何だよ!俺は事故の話をしただけで別に自分の話なんか…」
 卵焼きを取り上げ、兄の理不尽な決め付けに憤慨した。
「まぁまぁ、落ち着けって…俺が言ってるのは、お前がこないだ、車にぶつけられそうになったせいで反応が過敏になってるって事だよ。
言うなれば目障りみたいなもんだ」
 俺の怒りに気付いた兄は、新聞から目を離し、俺をなだめるように珍しく柔らかな口調で話し始める。
「は?どういう事だよ」
 イマイチ要領を得ない兄の言葉に俺は首を傾げた。
「何て言うのかな、今までは目につかなった微々たる事だと思ってたモノでも、当事者になって物が考えられるようになると妙に頭に入ってきやすいって言うのかな?
彼女が出来ると女性が狙われる事件が気に掛かったり、子供が出来ると子供が関係する事件が気になったりとか…そんな感じだな」
 何となく言いくるめられた気もしないではないが、兄が新聞の方に視線を戻してしまったので、俺も仕方なく納得して朝食に戻る事にする。
「しかし、最近、家族が家族を殺す事件が多いな…」
 新聞から目を離した兄が、溜息混じりに吐き出した。
「ああ、そういやそうかもな。この間もテレビで特集してたし……」
 兄に新聞を渡す前に新聞を読んでいた俺の背中を何だか嫌な汗が流れる。
 見出しをそこそこチェックしたはずの朝刊に目が釘付けになった。
「父さんも母さんも、旅行長引いてるな……」
 兄の言葉が念を押すような冷たいモノに聞こえたのは、ただの気のせい。
 俺が、兄の読み終わった新聞を手に取る気になれなかったのも、学校に行く時間が迫っていただけの事なのだ。
一文が長い。
FFDQ板といえば、このスレの小説が有名らしいね
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1089988078/l50
>764

干渉しないほうがお互い幸せかと思うがいかがか。


>763

箇条書きで。

・新聞から目を離す、離さないが頻出で工夫に欠ける。
 なんかもっとヤツの視線を効果的に使えないもんすかね。

・卵焼きの行方に執着が足りない。出し物は場面を通して使い切ること。
 例えば兄が念押しするセリフに、卵焼きを箸で突き崩す描写を絡める。
 それか兄弟で卵焼きの奪い合いを演じればよりコミカルになり、オチの
 肌寒さを対比的に印象づけられて良いかと。

・主述を馬鹿正直に並べて書き過ぎ。
 どこまで書くのか、削るのか吟味し直したらいい。俺がー兄がーって
 いちいち書いてるから、締まりがない。
 長いわけでもないのに「文が長い」と突っ込まれるのは、工夫に乏しい
 一本調子の文章だから。叙述に締まりまでなければ余計にダレる。
>765

×>763
○>762

これで何度目だろう。ν速で釣られてくる。
予定されていた会議が中止になりずいぶん時間が空いてしまった。
そんな時ふと近くに母親の墓があることを思い出した。
思えばもうしばらく墓参りをしていない。久々に行くことにした。
墓石に水をかけ、花を挿し線香をあげる。そして目を閉じて拝んでいると隣にも人が来た。
背が高く、精悍な顔つきをした若い男だった。男はいきなり手にもっていたウィスキーの瓶を
開けると中身を墓石にかけだした。誉められた行為ではないはずなのに、えらく様になっていた。
「お酒がよほど好きだったんでしょうか。なんか格好いいですね」
男が去ったあとに秘書の桐原君が言った。
「花も線香もあげずに酒だけというのがいいね。私も墓に入ったらやってもらおうかな」
そう言うと桐原君は美しい顔に意地の悪い笑みを浮かべた。
「社長は淡麗の生なんかいいんじゃないですか?」
「おいおい」
私は苦笑して言った。
「私は死んだ後もカロリーを気にしなくてはならんのかね」
「冗談ですよ。それに最近はお飲みになりませんよね」
「まあ、そうだがね」
寺院を出ると駐車場の横にさるすべりの花が鮮やかに咲き誇っている。
しかし、近くに寄ってみると満開に見える花も所々色褪せ、枯れているものもあった。
それを見て思った。絶頂に見えるこの花々もすでに死を孕んでいる。
仕事も順調。健康も十二分に気をつけてはいるが世の中何が起きるかわからない。
私もそろそろ死んだあとのことを考えておく頃合か。
私は先ほど見た隣の墓に眠る男のことを思った。
死んでも好きな酒を飲むなんて粋な事じゃないか。そうだな、私なら・・・・・・
「どうしたんですか? 一人でニヤニヤして」
「いやいや、なんでもないよ」
私は自分の思いついた会心のプランに笑みを隠せなかった。

 ――1年後――

畑山社長の葬儀の後片付けも終わりほっと一息ついていると、社長が懇意にしていた弁護士の神埼さん
がやってきた。
「ああ、桐原さん。実は畑山さんから貴方宛に預かっているものがあるんです」
「なんですか?」
これです、と言って神崎さんはカバンから一通の封筒を取り出した。しっかり蝋の封印がしてある。
神崎さんがいなくなると、私は蝋の封印をはがして中の手紙を読んだ。
読み終わるとかすかな笑みがこぼれた。
「まったくあの人ときたら・・・・・・本当にどうしようもない人なんだから」
そして涙もこぼれてきた。こちらはかすかにとはいかなかった。

男は毎年のように友の好きだった酒を持って墓参りに来た。
いつものように酒を墓石にかけ帰ろうとすると、ふと隣の墓が気になった。
新しくできた墓石のほうが酷い有様だった。墓石一面に蝋がかけてあり、
そこここに鞭で叩いたかのような傷痕があった。
男はしばらく考えていたが、得心がいったように二、三度頷いてその場を後にした。
「いやはや、たいしたもんだ」
769725:04/08/18 03:48
再度推敲してみました。
ご批評お願いします。

洗面所の鏡の前で水を飲む。
 ごく。ごく。ごく。ごく。ごく。ごく。ごく。ごく。ごく。
 口の端から水が漏れて顎、首、胸と伝う。幾筋も体を伝う。
 それをぼんやりと見つめながら飲み続ける。
 鏡に映るうつろな目の私の喉がへこみ、盛り上がり、その収縮の繰り返しを見て思う。
 ああ、人間が何かを飲み込む時の喉の動きは美しいなあ。
 こんな時じゃないと気づけなかった美しさもあるんだ。
 その美しさに見とれながら、私は機械的に水を流し込む。
 口元をハンドタオルで拭い、トイレに行く。
 体を深く深く曲げ、右手の人差し指と中指を喉の奥に突っ込む。同時に左手でお腹を強く強く押す。
 なんとも形容しようのない音を出しながら吐瀉物が溢れる。
 ガボッ。ビシャッ。ガーーーーーーッ。ボボボオオオッ。
 口からは唾液が伝い、指にもねっとりとからみつく。
 荒い息をついて、吐いたものを見つめる。
 汚い。
 でもこれで私の体の中は綺麗になるんだ。綺麗に。
 洗面所に戻って、空のペットボトルに水をつめてまた飲む。
 ごく。ごく。ごく。指を突っ込む。ガボッ。
 この一連の作業を10回近く繰り替えす。
 吐く水が完璧に透明になったら胃がからっぽになった証拠。
 私が胃に詰め込んだ、恐ろしい量の食べ物は全て下水に消えてしまった。
 私の胃は綺麗になったんだ。もう、太らない。
 安堵の溜め息をつき、凄まじく汚れた便器を見下ろす。
 ぼんやりと。ただぼんやりと。
770725:04/08/18 03:48
汗と唾液と吐瀉物にまみれて汚れた体をシャワーで綺麗に洗う。
 手足はがくがくと震えている。
 嘔吐によるカリウム不足だろう。震えながら体を洗い続ける。
 バスタオルで体を拭い、急いで寝室のタオルケットにくるまる。
 まだ手足はがくがくと震えている。
 私はこれからどうなってしまうんだろう?
 間違いなく過食症。
 このまま永遠に過食と嘔吐を繰り返し、毎日食べる事ばかり考え、食べ物の為に働いてお金を得、そして死ぬのだろうか。
 その前に歯はぼろぼろに溶け、少しずつ精神には何かが侵入して来て、私のうつろな目はますますうつろになっていくのだろうか。
 震えながらいつの間にやら眠りにつく。
 このまま目覚めないのならどんなにいいだろう。
 ありえない事を願う。
 何かが侵入してくる前に。私の心が私のものでなくなる前に。その前に死んでしまえたらどんなにいいだろう。
 眠りにつく前のぼんやりとしたわずかな時間、それでも私は思う。
 あの、水を飲み干す時の喉の美しさ。
 あれはこうならなければ気づけなかった。
 せめて、それだけは幸福だと思った。
 救いの欠片を胸に抱いて、眠りに落ちる。

 …おやすみなさい。
771斜め読みの校正新人:04/08/18 04:15
暇だから、書く。

>鏡に映るうつろな目の私の喉が

リズムが悪い。こうしてはどうか。→鏡に映るうつろな目。喉が〜

>気づけなかった美しさもあるんだ。

気づかない美しさ

>まみれて汚れた体をシャワーで綺麗に洗う。

まみれた体を

>手足はがくがくと震えている。

がくがく震えている。


あの、あれ、それ、その、を多用しないように。

ところで、君はコップを飲みながら、鏡を見たことがあるだろうか?
君が描く景色は果たして見えるだろうか? 

この文章では「美しさ」、「幸福」、「救い」も陳腐な言葉にしか映らない。

・・・は、・・・・・・だよ。

もっと本を読んで来なさい。
772725:04/08/18 04:20
>>771
ご批評ありがとうございます。
私自身が過食症なもので。。その時感じた事を書いたのです。
もっと本を読みます。
指示代名詞の多用には気をつけます。
>767-768

洒落が効いてるね。構成も良し。結構よく書けてるというのが第一印象。
それでも敢えて言うなら、桐原君のSっぽさはもっと強調してよろしい。
更に一言多いぐらいにしてセリフに毒を忍ばせるか、容姿の描写で
強さを際立たせるかするとM的には燃える。
それと>768最後の二行は、地の文の終わりとセリフの連繋が悪い。
この間にもう一文つなぎが欲しい。背中越しに言葉を投げたとかなんとか、
苦みばしったキザっぽい振舞いでさ。
人物が少し大人しめゆえ、bizarreかつ渋い雰囲気を出してやるといい。

あと、全文通して読点を抑え気味だな。読んでて窒息するほどではない、
まあ癖として許容できる程度なんだけど、読点で切ってみたり句点を
置いて文を分けることで、まだメリハリのつく部分もあると思う。
もっとも、推敲不足とは感じない。手を入れることで文章のリズムが
崩れるおそれもある。繰り返すが、これはこのままでもOK。

もういっこ、少し気になるのは段落分け。これは一度htmlに起こしたのを
貼ったのか、段落頭の字下げがない、というかそもそも段落がない。
元々web向けに書き起こし、webだけで終始させる文章であれば
こんなのも全然問題じゃないけどね。だがこのスレの人は商用原稿を
意識してか、割と段落についてうるさく言う傾向にある。実際、段落は
明示的に分けてあったほうが読みやすい。書く側も整理しやすい。

総じて、読む人の文体の好みで、言葉の並び順や区切りには文句が
つくかもしれない。だが漏れとしては、これはこれで問題ないとする。
誤字も、スルーできる程度のもの。
>769-770

ひとつだけ。

>震えながらいつの間にやら眠りにつく。
この行が齟齬を来たしてるな。「いつの間にやら」が余計。
「眠りにつく」も後のほうの「眠りに落ちる」に重複。
これならまだ推敲前の、
>震える手足を抱え、タオルケットにくるまる。
のほうがよろしい。

あとこれは余計なおせっかいで付け加えるんだが、バランス取って
「美味礼賛」でも開高健や池波正太郎のエッセイでも読んだらどうか。
思うに、デブがうまい物を食ってる姿というのは純粋に輝いている。
生命そのものと言っていい。
これを否定するに、過食症/拒食症という言葉を掲げただけでは
なんとも思弁が足りない。
体験者ならなおのこと、食い物を強烈に嗜好し、かつ拒否する内面を
描いてみせてくれたまへよ。
775768:04/08/18 09:31
>>773
>それと>768最後の二行は、地の文の終わりとセリフの連繋が悪い。

こんな感じでいいでしょうか?

男はしばらく考えていたが、得心がいったように二、三度頷いた。
そして畑山の墓にむけて空になった瓶を掲げて言った。
「お隣さんの性癖に乾杯!」
776725:04/08/18 10:01
過食症の人は大抵食べる時は夢中で味わっていません。もうただただつめこむだけ。
その醜さと、喉の動きの美しさを書きたかったのですが…まだまだ未熟で
表現が出来ませんでした。
好きな作家の本、読み直してみます。
777( ´,_ゝ`):04/08/18 12:21
ミャオの次はガオか。
778:04/08/18 13:33
酷評お願いします。(釣りでもネタでもありません。笑えたかどうか…)

揺れた。部屋が揺れていた。女王は寝具から跳ね起きた。手早く衣服を纏い、耳を澄ませ辺りに気を配った。船上のように部屋が上下に波打っている。
身体が横に傾き、女王は脚を踏ん張り平衡を保った。
「地震だ」あちこちで声が上がった。
女王の部屋に重臣の一人が駆けつけ、報告した。
「アラシの仕業でございます」
地震は収まったが、部屋に臭気が漂い、床に小さな黒点が蠢いていた。
「何だ、あれは」女王が言った。
「やはり這い出してきたか。荒しゴキブリと申します」
「どんなものか」
「あちこち荒れそうなところがないかと嗅ぎ廻り、やたら彷徨っているのでございます。
役立たずで、まともに動けず、まともに話せず、意味無くわめきちらし、その上石に躓いても人のせいにし、酔っては酒乱になるような輩。
もとはと言えば、人だったのでございますが、誰にも相手にされずに、あのような姿になり果てていったのでございます」
女王の足下に荒しゴキブリが近寄ってきた。女王は踏み潰そうとした。
779:04/08/18 13:33
「なりません。潰すとさらに悪臭を発し、それを嗅ぎつけて仲間がやって来ます」
「臭い。早くどこかへ行かせられないのか。気持ち悪い。しっ、しっ」
「構わない方がよろしいです。馬鹿にされるとムキになって反応いたします」
女王は蔑視した眼差しで荒しゴキブリを見下ろしながら、
「馬鹿」と言った。
床をはいずり回っていた荒しゴキブリは、女王に飛びかかろうとぴょんぴょん跳ねたが、まともに跳ぶこともできず、おまけに仰向けに横転して手足をばたつかせた。
「これは荒しゴキブリのマスターベーション。……申し訳ございません。女王さまの前ではしたない言葉を申し上げてしまいました」
異臭がさらに強くなった。女王の廻りを、不安そうな様子で取り囲んでいた侍女たちは、やがて不快な表情を浮かべた。若い侍女が、「キモーイ」と鼻をつまんだ。
「見ての通り、哀れで臭いやつらにごさいます」
「人だったと思えんが、もとには戻れんのか」
「役立たずの能なしゆえ、おのれが荒しゴキブリだとわかっていても、いっこうにその醜さや矮小さを改めることができず、かえって居直る始末でございます。居つくものは粘着ゴキブリと言われ、さらに悪くなると基地外ゴキブリになっていきます」
「情けない生き物じゃな。それにしても臭い」
「放っておくしかございません」
重臣は女王のもとから逃げるように退去し、しばらくこの悪臭は消えんな、と呟いた。
女王ゴキブリか
781名無し物書き@推敲中?:04/08/18 14:04
基地外、つまり日本の土地
>>778
行頭 揺れた。 は、効果的ですね。ならばこそここで改行。
この後、臭気が後付で繰り出されるなら、ここで伏線を張った方が良い。
女王という単語からは、手早く身に纏う姿に違和感を感じる。
船上の例えは、ここではどうかと。ここは船上を省略した方が良い。
部屋が上下というより、ベットが荒波に漂う小船の様に揺れているのだ。としたほうが良い。
「地震だ」の倒置はここでは不適切。あちこちから大声で地震だと叫ぶ声が聞こえる。の方が良い。
床に小さな黒点が(ry は、漂いの後では唐突。冒頭で伏線(微かに異臭が漂う等を二行目にいれる)
で、匂いと黒点をシンクロさせ少しずつ拡大した様に思わせるのが良い。
以降マスターベーションまで書けてます。
マスターベーション・・・を一度くぎり女王の反応を見せた方が良い。
侍女達の反応は、おかしい。匂いは元から気付いていたはず。ここで嫌悪すべきは、マスターベーション
についてではないか。
また、手足ばたばた=自慰が伝わりにくい。説明を追加した方が良し。
女王の口調が男性的でもう少し女性的な方が良いのではないか。
自慰と匂いを同一にした方が効果的では?
手足ばたばたで激しい異臭が漂うという具合に。

感想:笑えたかどうかとの事ですが、そういう観点であれば笑えません。
   落ちがない。
   落とすなら、女王は指の匂いを嗅いだとか入れれば落ちるだろうが、シモで落とすのもちょっと。
   テーマが荒らし放置なのだから、煽ったら余計臭くなる、かまった自分も荒らしと同じ、というのを
   入れて欲しいかな。
   書けているか否かといわれればかけていると思います。
783名無し物書き@推敲中?:04/08/18 18:06
>揺れた。
>女王は深い眠りから一気に覚めベットの天蓋を見詰めた。
>やがてベットは外洋に漂う小船の様に激しく揺られた。
>女王は上半身を起そうとするが、容易ではなく手脚を踏ん張りなんとか平衡を保つ。
>地震が収まるとあちこちから騒々しい声が上がった。
>「女王様ご無事ですか」ドアが開き侍従が血相を変えて女王に近づく。
>女王は侍従に背を向け上掛けで胸元を隠した。
>「何事が起きたのですか」女王は不安を覗かせた瞳で侍従に訊ねた。
>侍従は、「失礼」といい女王の耳もとで囁く。
>「荒らしゴキブリの仕業でございます」目線の先には次第に色濃くなる小さな黒いが蠢いた。
>微かに異臭が漂う。女王はゴキブリの姿と、漂う異臭に不快な顔をした。

前半勝手に書きなおしてみた。
784名無し物書き@推敲中?:04/08/18 18:23
俺の思うこと

必死にチェーンメールを送ってくる人 いますよね? なんか、内容が「これを送ればあなたはモテモテ! 
最低6人に回さないとあなたの人生は台無しだあ」とかいかにも気持ち悪い文章で書き綴ってありますが、
あんなのを回す貴方! あんなのを信じてはなりません。 そもそも、なんで見たこともない人に、
「6人に回さないと人生台無し」などと言われなければならないのか。それは、でたらめなのだ。。。
しかも、普段はあまり俺とメールしないくせに、チェーンメールだけはしっかり送ってくる奴がいるのだ。
根性の悪い奴である。 しかも、そういうやつに限って、馬鹿が多く、これまで回ってきた奴のめるアドが全部
公開されているという、なんともプライバシー性に欠ける行為を犯しているものが多い。
で、そいつに、優しく注意してあげるのだ。「こういうのは送られても送らなくていいんだよ(はあと」とね。
それで、返信きたのでみてみたら、「分かってますって!送ってみただけ!!」とか必死の弁解してるが
分かってるんだったら送らないはずである。本当に馬鹿なやつだなあ フフフフフ
785つづき:04/08/18 18:24
まあ、俺もPC初心者のころは、そういうのをいとも簡単に信じてしまい、(もともと純真な心だからね)
普通に20人くらい送った過去がある。で、送らなくていいってことが分かったときは素直に「そうなんですかあ」
と言ったし、意味不明の弁解もしてない。 というかそれが普通なのだ。
俺が気に食わないのは、平気で嘘をつく奴である。 そういうやつが前にも書いた、「分かってますって!」
などという奴なのだが、分かってたら送るはずはない。(前にも全く同じこと書いたが・・)
そいつらは、分かってないから、送ってくるのである。 俺は何にも知らないで送ってくることは、悪いともなんとも
思っていない。純真無垢な心で、かわいいもんではないか。 しかし、それからがタチが悪い。
「知ってたよ〜」(←知ってないから送るんじゃ!ボケw!)「常識っしょ!!」(←なにが「常識っしょ!!」だ!知ったかぶりもいい加減にしろ!!)
などなど本当に打ってたらイライラしてきましたぞ・・・・・  大体にして、誰がこんなものを最初に送ってくるのだろうか。
いやな奴らである。  昔、「回し手紙」などといって、これと全く同じ手口のものが小学校などで流行ったらしい。
それは、紙に「これを5人に送らないとあんたは不幸になるぞ〜〜」などと書いてあり、馬鹿どもがどんどん回していき、
結局不幸にはならなかったという伝説である、(当たり前なんやけどね(はあと))
786つづき:04/08/18 18:25
チェーンメールには、これまで送られてきた全員のメルアドが記載されていることがある。なんとも嫌なことである。
どんなに必死に「俺は○○ちゃんのメアドはぜーーったい教えないよ!!」などと言っても、チェーンメール送ってきてくれたら
それまでなのである。そいつのメルアドが余裕で分かってしまうのだ。。  面白いやつであるwwwwwwww
しかも、送られてきた奴の迷惑も考えて欲しいもんである。特に、PC始めたばっかの人物に送るのは特にたちがわるい。
送られてきた奴は、知識がない限り、ずーーーーっとこの手のメールを回しまくるのだ。本当に大迷惑を被ってしまう。

この文章読んで、もう二度と俺にチェーンメールなど送ってくるな! このやらわかウンコ!!!!!
そして、これまでチェーンメール送った奴に必死に誤れ!!! おわびにまんじゅう送ってもいいくらいだぞ! 分かったな!
787778:04/08/18 21:27
>>782
細かい指摘感謝です。
内容が内容だけに、ラノベふうにテンポよくと思って書いたのですが、
指摘されたところ勉強になりました。
部屋が揺れるよりもベッドが揺れる方がよい、というところは我ながら迂闊でした。
そして、特にマスターべーションからの部分で、悪臭とからませたり、
より効果的に表現することについての指摘、大分参考になりました。その他etc。
読みやすいテンポやリズムということに流されすぎて、
細部への配慮が足りなかったようですね。
ありがとうございました。


>>783
なるほど、参考になります。
  ずっと好きでした。
 その言葉が恐ろしくなっていたのは、いつからなんだろう。

  ここには、白い壁と小さな窓しかない。しかし、それに不満をもつこともなかった。
 壁の手触りも、床の暖かさも嫌いではない。照明も室温も、適度に調整されている。
 1日に決まった量の食料が窓から支給される。
 窓の外は見えない。こちらからは鏡にしか見えないのだ。
 やつらは、俺のことをいつも見ている。しかし、だからといって身構えることも無い。
 なんといっても、ここにいる限りひどいめにはあわないのだから。

  俺が最後に外にでたのは、動物園に行くためだった。
 動物園で見た動物達は、みな静かで、無気力で、それでいて貪欲だった。
 遠くを見つめる目は、自由を追い求める野生のままで、今の俺と動物の違いは、それだけだった。
 
  部屋に、突然女がはいってくる。だが、初めてのことでは無い。
 体は女にされるがままにして、俺は天井を見つめた。俺の目は、何を追い求めてるのか?
 行為が終わったのか、女は、俺を見つめ、少しだけ悲しそうな顔をした。
 「どうかしたのか?」
 問いかけに女は少し驚いたが、すぐにうつむく。
 「いえ、何も……」
 ふと、すべての感覚が途切れ、深い眠りへと落ちていく。
 俺は聞きたかったのだ、「俺は何を追い求めているのか?」

  いつのまにか、俺の体は綺麗に洗浄され、また部屋には俺だけになった。
 部屋の外にでたいとは思わない。でても、やっぱり俺だけなのだから。
 もし、ここで俺が死ねば、人類が人類らしく増えることは二度とない。
 人類にとって、俺の存在自体が、先祖の思い出であり、過去の追憶なのだ。

  俺のことは、事典と名のつくものには必ず載っている。
 「地球最後の男」、いや「地球最後のホモサピエンスの雄」と。
>788

冒頭二行がなんの役にも立ってないな。
あと「恐ろしくなっていたのは」、これ言い回しおかしい。
英文の過去完了形を誤訳したみたいな悲しいことになってる。

内容はSFとしたら非常に視野が狭い。せいぜいがトキの
擬人化を愚直にやってみましたといったところ。
だったら主人公は人類じゃなくて鳥にすりゃいいやんと思うが。

誤解されちゃいけないので断っておくが、視野が狭いこと自体は
決してマイナスってわけじゃあない。
ただその狭い眼差しは、狭めた分だけ内面に深く沈み込んでいる
必要がある。要は深くするか広くするかは勝手だが、いずれにせよ
仕事量が足りないってこった。
>>789
冒頭二行はむりやりHさせられている女にいわれたら怖い言葉って意味じゃねーの?「こんな状況でなんだけど実はあなたが〜」みたいな。
まあ、もっとうまい言い方があるような気はするが。
791名無し物書き@推敲中?:04/08/21 13:29
それは駅の夢だった。取りかえたばかりの広告と、低くなつかしい喧噪の駅。それはどこかわからない通路の途中からはじまって、ホームにのぼったあと電車が来るまえに終わった。

窓際には水槽があって、朝の隙き間をネオンテトラが郡泳している。彼らは汽水魚が塩分を愛するようにその光を愛し、夜を憎む。

部屋はやすらいだ空気のように無音だ。時間も死に絶えている。けれど、眠りは何分もたたない前に彼らを見捨てたばかりで、またすぐ彼らをいやしにやってくるというわけにはいかない。力が限られないかわりに、眠りのもつ時間はひどく限られている。

駅のことを思い出す。どういうわけか、そこに居たのはみな知った顔だった。今は離れた愛おしい人々。彼らは彼ら自身であり、駅の代弁者であり、円かなるひかりの姿だった。

やがてネオンテトラは水槽をはなれ、空気のなかを群れはじめる。寡聞にして海の底のことは知らないけれど、青くおもく停滞した海底でも時間は同じように死んでいるのだろう。だから彼らには淡水と海水ほどの違いしか感じられないのだ、水槽の中と外のあいだになんて。



短いですけど。酷評お願いします。
・情景をなるたけビジュアルに書き込む。
・文章を必要以上に重くしないで、物語のフットワークを活発に保っておく。
・説明しすぎない。
・物語にすべてを語らせる。
・はっきりした起承転結はつけないけれど、物語が始まって終わったという感覚がなくてはいけない。
・書き終えてから何度も何度も書き直す。
793名無し物書き@推敲中?:04/08/21 16:23
読書感想文なんですが、評価お願い出来ますか?題材は「星の王子さま」です。
冒頭部になります。この後に、最近になって読み直した感想等を書こうと思っています。


どんなふうに振舞えば大人に愛されるか。そんなことばかりを考えながら、幼少時代を過ごしてきた。
「ここで笑えば、好感を持たれるだろう」とか、「ここで少し我侭を言えば、可愛いと思われるだろう」とか、
とにかく可愛くない子どもだったと思う。大人の賞賛を受けるのにてっとり早い方法の一つが、読書だった。
当時小学校低学年だった私は、出来るだけ難しそうな本を選び読んでは、先生や親の「すごいわね」の言葉を待ち望んでいた。

そんな時に出会ったのが、サン=テグジュぺリの「星の王子さま」だった。
わりと分厚いし、漢字も多い。私の目的を果たすには、もってこいの本だと思えた。
しかし、初読の感想は散々なものだった。最初から最後まで、まったく理解不能なのだ。
肝心なウワバミだって、私には帽子にしか見えなかった。
プライドを傷つけられた私は、この本を本棚の奥にしまい込んでしまった。

よろしくお願いします。
794793:04/08/21 16:24
肝心な→肝心の

すいません、うっかりしてしまいました。
795791:04/08/21 19:05
>>792
どうもです。
書き終えてから書き直す、ねえ。。。
あとどのくだりが説明しすぎなのか指摘していただけるとありがたいんですけど。。
>795
>書き終えてから書き直す
これができない人間は文章を書くのに向いてないよ。
797791:04/08/21 23:45
>>796
書き直すって全面的にってことですよね?
推敲とかそれのちょっと規模の大きいやつ(パラグラフまるごととか)程度ならいつもやるんだけど
全部となると二回目以降がいいのにならないんですよね。。。
798名無し物書き@推敲中?:04/08/22 00:27
>>795あとどのくだりが説明しすぎなのか

>部屋はやすらいだ空気のように無音だ。

「やすらいだ」と「無音」 比喩というより重複した説明のよう。

>そこに居たのはみな知った顔だった。今は離れた愛おしい人々。

「みな知った顔」と「愛おしい人々」 安直に説明しすぎ。

>時間も死に絶えている。
>青くおもく停滞した海底でも時間は同じように死んでいるのだろう。

「同じように死んでいる」 とわざわざ説明しすぎ。

などなど。
>>797
君はただ自分の文章に酔ってるだけじゃなか。
冷静にみればもっと書き直すところがあるはずだよ。どこがっていうより全面的にって意味で。
>>791
うん、うん、すごいね、きみね、どこかよそへ行って、
傀儡の定刻主義的民主主義国を打倒してこないか?
801グリン:04/08/22 01:00
何かの音で目が覚めた。それは実際はそれほど大きな音ではなかったはずだけれど、
その時僕が見ていた夢の雰囲気とは明らかに質の違うものだったから、
ちょうど突然沸き起こった感情があっという間に心を侵食していくのと同じような具合に、
異質な影響力によって夢の隅々まで響き渡って、
薄くてきれいな幻想の色に染まっていた夢を、他の色が混ざる余地などとてもなさそうな、
やたらと濃い現実の色で塗りつぶしてしまった。


ある朝の出来事を書いたものなんですが、伝えたい内容を全て書くと、
なんとなく必要以上に長いような文章になってしまったような気がします。
もしそのせいで読みづらい文章になっているという印象を受けた方がいたら、
できればその事も踏まえて酷評をお願いします。
それ以外にもどこか気になる部分があれば、ぜひ指摘をお願いします。
802グリン:04/08/22 01:12
訂正です
×長いような ○長い
第一発見者はミスターFだった。そこはミスターKの放牧場の東端、
昨夜降り続いた雨水がつくり出した池にうつ伏せの状態で浮んでいた。生前は肩に掛かっていたであろう
赤毛が放射状に広がっており、それを縫うようにカエルが水面を泳いでいる。
ミスターFは知らず知らずのうちに噛み締めていた下唇を放し浅く呼吸すると、ズボンの裾を折り返し小さな池に足
を踏み入れた。頭から順に調べるほど、心臓が鈍く重く動悸が不安定になっていく。
遺体の上には既に異臭が漂っており、こみ上げる嘔吐感を押え付けながら、ミスターFは胸元のポケットから手帳を抜き出した。
目当てのページを探り当てると、深い絶望が剃刀の如く鋭さで彼の胸中にえぐりこんだ。
現場から距離を置いたミスターFは、後退した生え際を撫で地平線を見渡した。
数年前にミスターFが妻子を伴ってこの町へ越してきて以来、玄関に鍵をかけるものなど一人もいない田舎町であることに、
現在に至っても何一つ変わってはいないのだが…。
ミスターF乗ってきた自分の車に戻ると黄色いテープを取り出すと、できるだけ大きな円になるよう気をつかいながら、
現場の周囲にテープを張り巡らせた。
人が集まりだすのに伴って、サイレンの音が徐々に大きくなっていった。
804名無し物書き@推敲中?:04/08/22 01:30
崩れかかりの古ぼけの大きなひんやりとした煉瓦の構築物に囲まれた路地では、乾いた土の部分をところどころに見ることができました。
生い茂る疲れた草はそれを覆い隠すことを欲していました。
煉瓦のひびは、わずかにに硬質の音を奏でました。
構築物はその存在感を創るのをやめ、しばし疲れた体を横たえることを望んでいるように見えました。
しかし光はそれらの構築物に当たって、絶えず彼らの生を鼓舞してゆくのです。
光は、一定の温度を保っていました。
それはゆるやかな流れを創り出していました。
次第に蔭を振りほどいてゆく草は、それらの光の流れを湿った表面に受け、歩くたびきらきら輝きました。
光は御寺院の在る方角から静かな飛沫をたてつつおりてくるのです。
いくらか砂も吹いてくる。
下の方を見れば、それらは壁の隙間から下の方へとゆっくりと流れ込んでいくように見えました。
その光の流れを遡り、ゆるやかに視線を移しつつ上っていけば、いくらか見通しの良い斜面、その三次曲線の極大値で草原は一旦途切れているのが分かりました。
褐色の岩山の際からは、輝く光がもれていて、またその背負われた光の遠く向こうにそびえる御寺院は目を細めれば巨大な両翼の片側のみかろうじてここから見ることができました。
その上に太陽は輝き、その下の寺院の黒い大庭園のほんの端、また手前の山も白い光にさらされていました。
私は壁に寄りかかりました。


冒頭部分だけなんですが、酷評頼みます。
805791:04/08/22 02:34
>>798
指摘されてみるとたしかにそうです。
そういえば知った顔、愛おしい人々は自分でも書いた時一瞬甘いなあと思ったんでした。
ありがとうございます。

>>799
たしかにそのきらいはあります。
注意しないとなあ。。

>>800
傀儡の帝国主義的民主主義国ですか。それっていとみみず宇宙みたいなもんなんですかね?

みなさまありがとうございました。精進いたします。。
806名無し物書き@推敲中?:04/08/22 03:04
 わたしの住んでいるQ町に一軒の有名な女郎屋がある。その女郎屋には「環」という、
とびきり美人の女郎がいた。
 環は東北の貧しい農家の生まれで、身売りされてこの町へやってきたらしいのだが、
とても農家の出とは想像できないほどの気品を兼ね備えていた。彼女には陸軍将校の
兄がいたが、先の皇道派の青年将校が起こした反乱に参加して処刑されてしまったそうだ。
 環を目当てにこの女郎屋に足を運ぶ客たちは皆、環に「兄を殺した人が憎い」と
寝床のなかで泣かれる。その泣きながら怨じる彼女の嬌態に、客たちは魅了され、
足しげく彼女の元へ通うようになっている。
 この環の寝床での行為は、Q町では知らぬ者はないというほど有名な話で、私も
この噂を聞いて彼女に興味を抱いたのである。しかし遊郭の類に入った経験のない私は、
女郎屋に出入りする勇気などあるはずがなく、店の前を行ったり来たりしては結局家へ
引き返すということをさんざん繰り返していた。
 それからしばらく経ったある日、級友のYが私を訪ねてきたのである。
 彼はQ町の中学校を出た後、帝大に進み、今は東京にある満鉄の支社に勤めていた。
それが今度大連の本社に異動になり、今月末には大陸へ渡るという。それで私を訪ねて
来たというわけである。


≪わずかな冒頭部分ですが、批評お願いします。≫

>>804
一行目で修飾語が連続しすぎ。その部分が修飾する先が構築物なのか路地なのかが曖昧。
「いくらか砂も吹いてくる」が前後から浮いている。
(いずれもわざとだろうけど、ここではあまりいい効果が得られているとは思えない)

前半のほうの時間の流れがところどころ混乱している印象を受ける。
時間が流れる所では素直に「私」を登場させるか、それが嫌ならよりいっそうの工夫を仕掛ける必要があると思う。

「光は」がちょっとだけ多い。
たとえば「それらの光の流れ」は「それらの流れ」で充分ではないだろうか。その他の部分も再考すべき。

「またその背負われた」から「見ることができました」のあいだにはひとつかふたつ読点がほしい。
文章が長い必要がないというか、長いままにする意味が見当たらない。


「御寺院」と「寺院」が同じものなのかどうかが曖昧。はっきりそれとわかるような語を使うべき。
もし同じものなら、一度に描写してしまったあとに太陽が輝いている旨をもってくるか
あるいは太陽に視線を移すことにもっと意味をもたせなければならない。
もうだめぽ
809793:04/08/22 06:23
すいません誤爆しました。気づくのが遅くなってしまってすいません。
スレ汚し失礼しました…。
>806

うーむ。考証大丈夫か? 「兄を殺した人」=昭和帝なわけだが。
二二六事件に関する報道や国民世論、決起将校遺族の立場くらいは
ざっと下調べして、抑えてあっての記述なのか物凄く不安だよ。
環当人が嘆き悲しむのはまあいいとして、仮にも『逆賊』の係累たる
女のそういう態度に客が皆コロッと魅了されてしまうというのは、どうも
昭和ヒトケタあたりの時代背景に釣り合わない。
おまけに、界隈でそれを知らぬ者がないほど有名というのは牧歌的に
過ぎるんじゃないか。それとも田舎だからこんなもんなのか。

ところでこの文章、作意に反して全文の冒頭という形には仕上がってない。
まとめ過ぎているし詰め込み過ぎでもあるため、導入がうまくない。
いちいち全部言っちゃうことはないんだ。設定垂れ流しを描写とは呼ばん。
そういうのは解説とかあらすじと呼ぶ。
いざ環が出てきた時、なに喋らせるつもりだ?

皇道派や満鉄という単語は、狂言回しになるだろう級友のYの存在と
相俟ってスペクタクルな予感だが、「私」はどうやらQ町に根を張ってる。
悪友が来たから変わった女買いに行くべで行って、友帰って終了の悪寒も。
いや、まさかそんなはずないとは思うが、時代設定やら人物の来歴やらを
急ぎ足に詰め込んでるのを見るにつけ、どこか信用が置けない。
これはそういうメタな不安を持たせる「冒頭」だ。
続きを読みたいか読みたくないかと言うと前者なんだが、このままの
調子だと怖いもの見たさに近くなってしまうのでなんとかしてけれ。
せっかく面白くなりそうなネタなんだし。
811罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 01:53
 店に入ると、すぐに目当ての本を探し始めた。棚には心を躍らせる色鮮やかなエロ本がぎっしり並んでいる。
思わずまぶしさを感じてしまうほどだった。平瀬は数週間前にも一度この古本屋を訪れていて、その時は買わなかったが、
家に帰ってから買っておけば良かったと後悔していたエロ本があった。もうどうしても欲しくてたまらなくなっていた。
手に入れて薄暗い部屋でそれを見て、楽しみたかった。それは縄で縛られた少女がうんこを食べているスカトロ本だった。
十数分探していたが、なかなか見つからなかった。おかしかった。あんな本を買う奴が俺のほかにいるのだろうか? 
信じられない。残念だ。欲しかった……手に入れられたのに。平瀬は喪失感にとらわれ、しばらくその場に立ち尽くしていた。
……俺が家でゲームして怠けてる間に誰かが買ったのだ……
 そう思うとやりきれなかった。
だが何か一冊でも気に入ったのが見つかるかもしれない、そう前向きに考え直し、表紙を舐めるように見て、
とりあえず目に付いた中で最もいやらしそうなエロ本を取って、エロ本を包んでいるビニールを逸る気持ちを抑えて丁寧に取りはずしていった。
深呼吸して、ページをめくっていったが、全然、思っていた感じではなかった。水着が多く、官能小説中心の構成だった。
 棚に戻そうとビニールの中に入れなおそうとしたがなかなかうまくいかなかった。
 まごまごしている間に女子中学生が三人も店内に入ってきたので、とっさにエロ本を持ったまま平瀬は成人コーナーから身を避けて、
女子中学生らが陣取った少女漫画を並べてある棚から死角となる場所まで自然さを装いながら移って、その遠い位置から目を細めて、
成人コーナーのエロ本を物色し続けた。目の前には西遊記、四百円。岩。爆発。岩から出る孫悟空。三蔵法師が通る。
そんなイメージが平瀬の頭に拡がっていった。束縛されていたとき孫悟空は何を思っていたのだろうか? 開放されたとき嬉しかっただろうな。
 そんな無職二十六歳平瀬のちょっとスリルな昼下がり、店内から垣間見える歩道に、通行人が数人通り過ぎていく。
数時間後には女子中学生らとエグくエロいセックスを繰り広げる事になるなんて想像さえも出来ず、童貞最後のひと時をアンニュイに過ごす平瀬の顔に微かに笑みが浮かんでいた。
812罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 02:01
きみ酷評おねがいします
801です。どなたか酷評をお願いします
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ
↑この男は異常だ。
815罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 02:13
>>801
読みづらくわない、かえって読みやすくてすらすら読めたが、頭に残らないな。
だから何って感じだよ。
>>815
同意。。。
早くこの板からいなくなれば良いのに。。。
817偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/23 02:26
以前、何度か批評をお願いした者です。その節はありがとうございました。
今回批評をお願いしたいのは、某賞に応募しようと思っている作品の書き出しです。
読んで頂ければ分かるかと思いますが、ラノベでございます。
この後現代学園ものに変わり、その後更に変身ヒーローものに変わる予定です。

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 絶望を伴侶として、一体どれほどの道のりを歩んだだろう。
 森の中、つと夜空を見上げ、ジュゼッペ・ヴァロブラは己の運命に想いを馳せる。
 ルネサンス。後にそう呼ばれることになるこの輝かしい時代は、しかし魔女狩りの
もっとも盛んな大暗黒時代でもあった。遙か古代にエジプトよりもたらされ、ヨーロッ
パの地に根付いた神秘の術(すべ)――錬金術もまた例外ではなく、多くの錬金術
師たちが悪魔に組する者であるとして拷問の末に処刑され続けていた。
 神よ。
 ジュゼッペは己の内なる神に呼びかける。
神よ、御身は何処におわすのですか。
 御身は地上の有様をいかに思われるのですか。
 なぜ罪もない者たちが徒(いたずら)に殺されるのをただ黙してご覧になるのですか。
 ジュゼッペの師は司祭にして高名な錬金術師であった。およそ「知」というものが
教会に独占されていた時代、錬金術は修道士たちが神の御業について理解を深め
るための手段であったのだ。ジュゼッペもまた、己の信仰心をより深めるために錬金
術を学び、そしてその神秘に魅了された。錬金術を通して、あたかも卑金属を金へと
錬成するように彼の心は清められ、信仰心はいよいよ高みへと登りつめるかに思われた。
 だが、それも魔女狩りの暴風がスペインからイタリア北部へと吹き寄せるまでのこと。
折からのペスト禍は人々の不安を煽り、その不安が人々をして〈魔女〉という生贄を
求めさせたのだ。
 例えばスコットランドで、ドルイドの知恵を伝える女たちは火刑に処された。
例えば神聖ローマ帝国で、ユダヤ人たちはゲットーごと「消毒」された。そしてイタリアで
錬金術師たちは――
 神よ。
 ぎり、とジュゼッペは奥歯を噛みしめる。
818偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/23 02:27
 彼の師は神の御業を模倣したかどで異端審問官に捕らえられ、処刑された。
脚に重りを括りつけられ、底深い川へと投げ落とされたのだ。水は清浄な物質で
あるから、投げ込まれた者が魔女であるならば決して受け入れられず、重りに逆
らって浮上するはずという理屈。沈めば助けようがないから捨て置かれ、何かの
間違いで浮かび上がれば魔女であるから死刑という次第。何という茶番だろう。
ならば師は水を口にしたことがないと言うのか。ミサの聖水は実は悪魔の血であ
ったとでも言うつもりか。
 ジュゼッペは知っている。異端審問官に密告したのは、同じ修道院の別の司祭
であることを。人望においても信仰心の深さにおいても師に敵わぬことを――つ
まりは教会内での出世競争に勝てぬであろうことを、その司祭は悟っていたのだ。
密告に伴っていささかの金品の授受があったであろうことも、想像に難くない。
 師に近しい幾人かも同様に捕縛され、殺された。ジュゼッペもそうなるはずだっ
たが、神への祈りならぬ硫酸の小瓶が無法の縛鎖を断った。
 逃げて、逃げて、逃げて、ついに辿り着いたのが、この東欧の名も無き寒村で
あった。たまさか麻疹にかかった子供に薬草を処方して感謝されてはいるが、
所詮彼は言葉も満足に通じぬ外国人である。もし魔女狩りの指先がこの地にまで
届けば、そのときは真っ先に捕殺されるであろう。
 人の世の、なんという無常であろうか。
 夜風が身を嬲るに任せ、ジュゼッペは一人想う。
 キリスト者は現世の利益など求めぬ。ただ信じるために信じ、祈るために祈る。
信仰とは手段ではなく、それ自体が究極の目的なのだ。
 だが――
 禁断の問いがジュゼッペの胸に湧き上がり、沸騰し、煮えたぎる。
 ならば――
 ならば、神とは一体何なのだ?
819偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/23 02:27
 汝疑うなかれ、と聖職者は言う。彼自身も荘園の農奴たちにそう説いてきた。
しかし、ただひたすらに神を信じ、どのような運命にも決して不平を抱かず、
救済を疑わぬ者など、今の彼には奴隷としか思われなかった。
 師は人格者であった。出世欲も相応にあったにせよ、度を過ぎていたとは決し
て思わぬ。その信仰心は海よりも深く、農奴たちに対しては慈悲深く、錬金術の
神秘を探求することを唯一の楽しみとする、模範的な神の僕であった。
 だが、その数十年に及ぶ信仰の積み重ねが何になった?
 丹念に、慎重に、ひたむきに積み上げてきたものは、卑小な男の嫉妬と幾ばく
かの金でいとも容易に突き崩されてしまったではないか。
 神よ、そんな信仰に一体何の意味があるというのです?
 神よ、人は御身の奴隷に過ぎぬのですか?
 神よ――
 御身は本当に実在するのでしょうか?
 その問いこそは最大の禁忌であった。しかし、まさしくその禁忌こそがジュゼッ
ペの迷いの中核を成すものでもあった。
「――答えろ」
 夜空を仰ぎ、ジュゼッペは呟く。天上にいるかもしれぬ神に向けて。
「答えろ! 神よ! 答えろ!」
 叫ぶ。喉も裂けよとばかりに怒号する。
 人は足下の虫けらなど気にも留めぬ。神もそうなのか。人は虫けらに過ぎぬのか。
「神よ! お前はどこにいる! いるのならば姿を見せてみろ! いないのならば――」
 不意にジュゼッペが沈黙したのは、言葉に詰まったが故ではない。
 彼が立っているのは村の縁にまで迫る深い森の只中である。星と月、それが灯(ともしび)
の全てであるはずだ。では、あの禍々しくもある赤い光は――流星だろうか? 否。
流星ならばあれほど緩慢に流れるはずがない。そもそも、赤い光を放つ流星ばかり、
あれほど大量に、いちどきに流れる現象など見聞きしたためしもない。
 ふらりと、ジュゼッペは一歩を踏み出した。〈それ〉が流星などではないことは
もはや疑いようもなかった。〈それ〉は地平線の向こうにではなく、森の中に降り
注いでいると思しかった。
820偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/23 02:28
 我知らず足早に、ジュゼッペは〈それ〉の降り注ぐ方向へと向かった。神秘を
探求する者としての血が騒ぎ、ほんのいっとき、神への疑念も人間への絶望も忘
れさせてくれた。
 そして、気づけば彼は赤い雨の中にいた。
呆然と、ジュゼッペはただ立ち尽くした。赤、赤、赤。降り注ぎ降り積もる赤
い物質。
 見れば、木々に葉に地面にも〈それ〉は積もり、周囲をこの世ならぬ赤い輝き
に染めていた。
〈それ〉を震える掌に受け止め、ジュゼッペは子細に観察する。〈それ〉は結晶
質の物体であった。強いて言えば砕いた岩塩に似ている。岩塩は赤い輝きなど放
たぬし、空から降り注ぎもしないけれど。〈それ〉は熱くもなく冷たくもなく、
ただ滑らかな感触ばかりをジュゼッペの皮膚に伝えてくる。
 ――途端。
 ジュゼッペは息を呑んだ。〈それ〉の放つ輝きが、一定の間隔を伴って明度を
変化させたように見えたのだ。その光の明滅は、色と相まって生物の搏動を思わせた。
 気のせいだ。そう思いこもうとしたが、さすがにいささか不気味ではあった。
指の隙間から〈それ〉を地面に捨てる。
 これは一体何なのだろう? ジュゼッペは一人赤い大地に立ち、〈それ〉の正
体に思いを巡らせる。その脳裏に、すぐさま思い当たるものがあった。
 今昔を問わず、錬金術師たちの追い求める物がある。賢者の石と呼ばれるそれは、
卑金属を貴金属へと容易に錬成させ、あらゆる傷病を癒し、そしてそれを口にした
者に不老不死を約すという。アダムの子らが長命であったのは、神から授けられた
賢者の石の偉効の故であったと考える錬金術師も少なくない。また、禁じられたカ
バラの研究にまで手をつけている者たちによれば、ノアの箱船を照明していた
〈ツォハル〉と呼ばれる物質こそが賢者の石であり――そして、ツォハルとは「赤く
輝く、砂のような結晶状の物質」であるという。
「赤く輝く、砂のような結晶状の物質」。
 は。
 ジュゼッペは自嘲的に息を漏らす。
821偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/23 02:29
 私は一体何を考えている? これが賢者の石などであるはずがない。賢者の石は
断じて空から降り注ぐようなものではない。それを錬成するには、真の錬金術師の
永い研鑽を以てせねばならないのだ。
 また仮にこの奇妙な砂礫が賢者の石であったとして――今の私にとって、一体
何の益をもたらすだろう? 黄金も長寿も学究も、つまりは世に絶望していない者
にとってだけ意味を持つものではないか。
 は。
 もう一度ジュゼッペは自嘲し、しかし、その口角は徐々に、やや剣呑な角度へと
吊りあがってゆく。
 だが、見方を変えれば――生を謳歌する幸福な者が、果たしてこの胡乱な結晶を
口にする気になれるだろうか? 否。絶望した者にだけ与えられる特権もあるのだ。
(神よ)
 ジュゼッペは地面にかがみ込み、意を決して粗い結晶を掌に掬い上げ、
(もし御身が何処かにおわし――)
 あたかも聖餐のように押し頂き、
(もし私が世の終わりまで生き続けたならば――)
 そっと舌を伸ばして〈それ〉を舐め取り、
(生きながら御身に見え、御身の真意を質し申し上げることができるでしょうか?)
 ざらりとした感触を、一息に胃の腑まで嚥下した。

 その晩――
 魔物じみた絶叫が森から轟き、村人たちは小さく祈りの言葉を呟いた。

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以上です。長めで恐縮ですが、よろしくお願い致します。
「――」はどういった部分に使うのがベストなんだろうなあ。
そいつの表現といってしまえば終わりだが、ちと乱用しすぎじゃないか?
823罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 03:03
このあと学園物だって。ストーリーも感じもつぎはぎになるんじゃ。最糞だね
一見して興味が惹かれない。
>>817
ダッシュの多さは既に指摘されているからいいとして、
ラノベということだが、これ読んだら中高生は退くんじゃないか?
いや、俺はラノベについては良く分からんのだが。
あとアレだ、歴史についてはもうちょい調べないと駄目だぞ。

>>823
少なくともお前の数千倍マシだ、カバチタレ。

>>824
批評になってねぇ。なぜ興味を惹かれないのか、その理由を書け。
826罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 03:57
>>825
新人賞向けに書いてる文章とここに晒すために書いた俺のを比べるお前の脳みそ腐ってんじゃねえの
それと典型的なラノベだしさ、自分の頭で対象を読み解いてないんだね、
世界史の知識を再構築しましたって感じで、文章も教科書っぽい。んだけど重厚に書ける筆力もないから
稚拙さがところどころ鼻に付くんだよな、一言で言ってラノベに過ぎないんだよ。
そのあと学園もの、変身ヒーローものに変わるなんていうのは長編書けませんて言ってるようなもんで、
だいたい変わる必要が無いんだから、恥ずかしくねえ。
827罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 04:01
致命的に説明くさいんだよ
>新人賞向けに書いてる文章とここに晒すために書いた俺のを比べるお前の脳みそ腐ってんじゃねえの
俺だって本気になればってか?(プゲラヒャゲラ
829もはや 神?:04/08/23 04:13
 

  (830にスルー・パス)


みんな脳みそ腐ってるYO
>新人賞向けに書いてる文章とここに晒すために書いた俺のを比べるお前の脳みそ腐ってんじゃねえの

「ここに晒すために書く」って、お前はアホか。恥ずかしい。
そんな文章に何の意味がある。クソするためにメシを食うようなもんだな。

>稚拙さがところどころ鼻に付くんだよな、一言で言ってラノベに過ぎないんだよ。

ラノベなんだからラノベに過ぎなくていいんじゃないの?

>そのあと学園もの、変身ヒーローものに変わるなんていうのは長編書けませんて言ってるようなもんで、
>だいたい変わる必要が無いんだから、恥ずかしくねえ。

この二行がどうしても理解できん。
小説ってのは必要のあるものだけ書いてりゃいいのか?
んで、必要かどうかってのは誰が決めるんだ? アビヲか?
>>826
キモイ
801ですが、ここは内容云々ではなく文章そのものを批評するスレではなかったんですか?
少なくとも、自分はこのスレでは物語の一端ではなく、あえて散文を優先的に書く事にしています。
自分の言動に問題があったのなら謝りますが、理由の指摘もされずに
「早くいなくなればいいのに」などと言われるのは心外どころではありません。
>>833
俺もお前と同意見。
むしろ書いてる小説の冒頭だけ晒すのは嫌いだな、俺は。
手を抜いても、9秒台で走れるランナーは、10秒そこそこで走れる。
まずは己の実力を知ることだ。
 わざと、手を抜いてワングレード落とした
下手くそな文章で書き込むとか、してみる?

 二、三行、途中の文章をわざと抜くとかさぁ
罧原堤 ◆5edT8.HnQQには構わないほうがいい。
そこらじゅうのスレで阿呆面さらしてる単なる夏厨だから。
 とりあえず、自分の文章には、何か変な癖があるなぁ?
とかいう迷いや悩みがもしあるのなら、軽く十五行分位だけ
晒せば十分だと思うよ?
>>801
> それは実際はそれほど大きな音ではなかったはずだけれど、
> その時僕が見ていた夢の雰囲気とは明らかに質の違うものだったから、
> ちょうど突然沸き起こった感情があっという間に心を侵食していくのと同じような具合に、
> 異質な影響力によって夢の隅々まで響き渡って、
> 薄くてきれいな幻想の色に染まっていた夢を、他の色が混ざる余地などとてもなさそうな、
> やたらと濃い現実の色で塗りつぶしてしまった。

一文でこんなに長いなんてありえない。

> ある朝の出来事を書いたものなんですが、伝えたい内容を全て書くと、
> なんとなく必要以上に長いような文章になってしまったような気がします。

 何が伝えたいのかさっぱりわからない。「薄くてきれいな幻想の色に染まっ
ていた夢」を「現実の色で塗りつぶしてしまった」音の元凶でも探しに行く
つもりなの? それじゃあ伝えたい内容全ては書いてないよね。

> もしそのせいで読みづらい文章になっているという印象を受けた方がいたら、
> できればその事も踏まえて酷評をお願いします。
読み辛いのなら文章にメリハリがなく平板だから興味を引かないから。

> それ以外にもどこか気になる部分があれば、ぜひ指摘をお願いします。
816はアンカー先814の間違いじゃないの? よく知らないけど。
840801:04/08/23 14:19
自分の言う「伝えたい内容」というのは単なる描写の事なので、
この場合は目覚めを表す文章以外に、伝えたい内容は特にありません。
話を聞く限りではメリハリがないというのが一番の改善点だと思いますが、
それは文章のどういった部分に現れてくるものなんでしょうか?
おそらく自分が先ず身に着けなくてはいけないのはそのメリハリだと思うので、
詳しい説明をいただけるとありがたいです。
>>817
ラノベ版『日蝕』か。文章は及第点だろうし、エピソードとしてもまとまっている。
しかし、誰が読むんだ?

・擬古文が中途半端。語りなのだから七五調ベースにしたら?
・歴史をきちんと調べること。(既出)
イタリアの貴族は錬金術に寛容だったはずだし、キリスト教カバラはもっと後の時代。以下略。
・>果たしてこの胡乱な結晶を
「胡乱」の用法が間違っているかも。
・「現代学園もの」のエピソードの間に挿むなど、構成を変える必要あり。
>>840
言っちゃ悪いけど。
内容と文章表現は密接に結びついている。この大前提を無視して「文章を云々」
なんて考えているだけで論外。
843801:04/08/23 15:07
自分で言った意見の直後なので言いづらいですが、
言われてみると確かにそうかも知れません。
そしておそらくメリハリというのはそういうところから生まれてくるものなんでしょうね。
次に投稿させていただく時には、もう少し内容に気を配った文にしてみようと思います。
>>804
外連味に頼るな。

・語り手が行方不明。
舞台が読者にとって既知だったり、全くの抽象だったりしない限りは不自然だろう。
・>崩れかかりの古ぼけの大きなひんやりとした煉瓦の構築物に囲まれた路地
語調も悪いし、形容も大きすぎる。
・>煉瓦のひびは、わずかにに硬質の音を奏でました。
など、「は」と「が」の使い方に違和感あり。
・>いくらか砂も吹いてくる。
文体を一定にすること。
・一つの文に多くの主題を盛り込んでも単に読みにくいだけ。
845名無し物書き@推敲中?:04/08/23 15:23
>>840
>>801読んだけど、単純に文章を整頓すればいいんだと思うよ。

その音は、その時僕が見ていた夢の雰囲気とは明らかに質の違うものだった。
音は水辺に広がる波紋のように、止めようのない勢いで夢の隅々まで響き渡っていった。
そして、薄くてきれいな幻想の色に染まっていた夢を、やたらと濃い現実世界の色で塗りつぶしてしまった。
僕はその音によって、強引に夢の世界から現実に引き戻されてしまった。
救急車が、ドップラー効果により奇怪な唸りをあげながらアパートの前を通りすぎていった。
>843

「内容に気を配った文を」って時点で倒錯してると思うね。
文章力を磨きたい。その動機は理解できるが、それは何のためなの?
語りたいことのない人が無理に創作をやる必要はないわな。
スレタイは確かに「あなたの文章〜」だけど、それ以前にここ創作文芸板。
847801:04/08/23 16:08
気を配って、というのは確かに言い方を間違えたかも知れません。
ですが自分は語りたい事がないわけではなく、
ただここが文章を批評するスレだから、
あえて余計なものが混ざっていない単なる描写のみを投稿していただけです。
自分も創作のために文章を磨こうと思っている一人なので、
文章と内容が切り離せないものであるとわかった以上は、
投稿する文の方針を改めてみるという事を言ったまでです。
>847

そういうことであれば了解。
849名無し物書き@推敲中?:04/08/23 16:43
(゚д゚)<了解しますた。ガンガッてください。
850名無し物書き@推敲中?:04/08/23 20:09
>>801>>804ぶっちゃけわかりにくいなあ・・・描写としても
もうちっと一般的な表現をしてみたらどうなのかね。
三次曲線とか言われてもわからんやつにはわからん。
851名無し物書き@推敲中?:04/08/23 20:21
 いつも楽しくスレを見させてもらっています。
最近HPを作ってエッセイを書いています、是非みなさまに酷評をお願いしたく書き込ませていただきました。
少々長い文章かも知れませんが、途中まででも評価いただけると嬉しいいです

http://xxx-syndrome.hp.infoseek.co.jp/e.7.html

お時間ありましたら一読お願いします。 
852名無し物書き@推敲中?:04/08/23 20:35
>>851
本文とは関係ありませんが、HPのデザインについて。
背景と文の明度差が弱いため、文章が読みにくいです。
一般的には明度差60〜70%はつけたほうが良いといわれています。
つまり、真っ白な背景だったら黒60〜70%。黒背景だったら黒30〜40%ということになります。
ただ、アーティスティックな意図があった場合は、これに準ずる必要はありません。
俺はハッキリ、クッキリ見えるんだが
モニターの問題でないのか
854名無し物書き@推敲中?:04/08/23 20:45
>>853
液晶ですか? 私はCRTです。
855851:04/08/23 20:45
>>852
確かに見難いデザインでした。 詳しい明瞭差は知識不足で分かりませんでしたが、読み易いように若干の修正を加えました。
ありがとうございます。
856罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 20:46
>>851
読ませてもらったよ。前から思ってたんだが義兄弟にならないか?
857名無し物書き@推敲中?:04/08/23 20:48
>>855
おおっ!ばっちりです。
グレーの効果もいい感じだと思いますよ。
858851:04/08/23 20:52
>>856
私でよければ義兄弟の話はおまかせします(笑)

>>857
バッチリですか!? ありがとうございます。安心しました…
文字の色が黒だと目が疲れてしまうと思ったので、少々暗くしたのですが加減が難しいですね
859オーうんこドーン!! ◆5edT8.HnQQ :04/08/23 20:54
おれはどうせインターネットオプションで設定変えて
オレンジと紫と黄色と赤の世界にいるから関係ねえ
860851:04/08/23 21:16
858=私ですが
>文字の色が黒だと目が疲れる

「文字の色が白だと目が疲れる」の間違いです。

>>859
今にも卒倒しそうな設定ですね…

他に酷評はありませんでしょうか?
ここの住人様はレベルの高い人が多いのでヒヤヒヤしながらレスを読ませてもらってます^^
>841

ここから「日蝕」やら「鏡の影」を想起するのは少々買い被りかも。
「鋼の錬金術師」とかの成功のおかげで、錬金術物がファンシーな
ジャンルのひとつとして成立してることを考慮したほうがよさげだ。
特に>820の賢者の石の描写など、絵的にはハガレンを援用したものと
感じる。通りいっぺんな薀蓄についても、少年読者層はその手の知識を
澁澤龍彦の著作とかからではなく、他愛ない漫画の解説ムックから
吸収することができる。
漫画読みにとって、これは案外敷居の高くない導入に思えるよ。

それでも作者が「日蝕」とかを意識してるかっていうと、していそう。
ついでに「沈黙」も入ってそう。
でもそれらを内面化するに至らなかった、もしくはめんどかったので
典型的ラノベとしてみた。>817前文の言はそういう逃げ口上と取れる。
>851

自殺者一覧は十把一絡げにするもんじゃないような。
三島君は運動のし過ぎの結果あのように逝っちゃったのでは?
863851:04/08/24 00:12
>>862
 その通りだと思います。
ただ、個々の事情を考えてしまうと話が難しくなってしまうので十把一絡げにしました。
 三島の自殺については恐らく幼少の頃の生育環境や先天的な彼の性質の結果、ナショナリズムと結びついての自殺であって太宰の自殺とも芥川の自殺とも切り離して論じるべき問題だとおもいます。
話を簡略化するために一まとめにして話をすすめました。

 レスありがとうございました。
864804:04/08/24 01:13
>>807
>>844
書き直してみました。

そこは、古ぼけて崩れかかった大きくてひんやりとした煉瓦の構築物に囲まれた場所でした。
その真平らな地面には、ところどころに乾いた土の部分が見られました。
生い茂る疲れた草はそれを覆い隠すことを欲していました。
私は少し歩みを止め、額に手を当てました。
煉瓦のひびが、わずかにに硬質の音を奏でました。
構築物はその存在感を創るのを止め、しばし疲れた体を横たえることを望んでいるように思えました。
しかし光はそれらの構築物に当たって、絶えず彼らの生を鼓舞してゆくのです。
私はまた歩みを進めました。
光は、一定の温度を保っていました。
それはゆるやかな流れを創り出していました。
次第に蔭を振りほどいてゆく草は、それらの流れを湿った表面に受け、きらきらと輝きました。
光は御寺院の在る方角から静かな飛沫をたてつつおりてくるのです。
いくらか砂も吹いてくるのが分かります。
私はもう一度歩みを止め、かすかに振り返りました。
それらは壁の隙間から下の方へとゆっくりと流れ込んでいくように見えました。
流れを遡り、ゆるやかに視線を移しつつ上っていけば、いくらか見通しの良い斜面、その傾斜が非常に弱まってくるところで草原は一旦途切れているのが分かりました。
褐色の岩山の際からは、輝く光がもれていました。
その背負われた光の遠く向こう、聳える御寺院は目を細めればかろうじて、その巨大な両翼の片側のみここから見ることができました。
その下の黒い大庭園のほんの端、また手前の山も白い光にさらされていました。
太陽はそれらの真上に輝いていました。
私は壁に寄りかかりました。
865名無し物書き@推敲中?:04/08/24 02:13
 わたしは食卓を目の前に「いただきます」と大きな声で言った。
 
酷評お願いします。
866罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/24 02:34
>>865
「いただきます!」と言った。
のほうがいいだろうわずらわしくなくて。
!が厨臭くなるかどうかはその後の文章によって決まるから
緩和だって出来るんだし、!を嫌う必要もないし、
大きな、とか形容詞は頭に入るときに一回イラっとくるから避けたほうがいいだろう
867罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/24 02:39
なかなかいいことを言ったな俺は。
だが浅はかな奴は俺の発言を浅いとみるだろう。
いやお前が浅いんだ。実は深い考察を背後に秘めているのだ。
ふふ、馬鹿め。
おまえには気づけない。だけ。
ちょ、これ晒すつもりで書いてる話の最初なんだけど、
あんまり変なところあったら教えてくれないかな。(ちょっと長いけど)
------------------------------------------------- 
 大理石の地面が、強い日差しを力いっぱい跳ね返し、きらきらと輝いている。
空は雲一つ無く、道を挟む人工林がますます明るい緑の絵の具で彩られていた。
人や動物の姿はどこにもない。
 和輝はこのどこまでも続く白い道を、長い時間をかけて歩いて来た。これだけよく晴れた
真昼だと言うのに、太陽の熱も気にならず、時々冷たい風が吹く。
 一体どれだけ歩いただろう。気が付くと、目の前に素朴だが美しい噴水があった。
空から舞い降りる白い光がそれを一層際立たせていた。
 しかしそこには、夜になって闇が近付いても美しいものが一つあった。それは噴き出す水を一途に
見つめる幸美の後ろ姿だった。噴水の前で、和輝と幸美の、まだ名も無い子供を両手で抱えて、
ここまで独りで歩いて来た和輝の目と鼻の先にたたずんでいる。
 しかし彼女の様子が不自然なのを、和輝は感じていた。今日、この場所が涼しいとはいえ、
所詮は夏の真昼に変わり無い。にも関わらず、彼女は雪の色をした厚手のコートを着ていたのだ。
869868:04/08/24 03:36
 和輝ははっきりとした違和感と、漠然とした不安を抱いた。
「幸美」なぜか、和輝の声が震える。「何やってんだ?」
 彼女が振り向く。ちょうど逆光になって顔がよく見えない。だが和輝の存在に驚いたかのように
口を半分開けているのがわかった。
 次の瞬間、幸美が、大事そうに抱いていた子供を、噴水の中に落としてしまった。
和輝は慌てて駆け寄り、身を乗り出して、水中に沈んだ子供を覗き込んだ。
なんと、その子供は、熱い油に生野菜を入れたような音を立てながら
水の中で白く泡立ち、その泡にまぎれて姿が見えなくなっていたのだ。
 手を入れて助け出すか迷っている間に、沸騰した水が元の穏やかな水に戻り、子供が浮き上がって
きた。その時、子供の皮膚はなく、あばら骨の数や関節の形が容易に見て取れるようになっていた。
 和輝はその恐ろしい光景に絶叫した。―――と、突然空気が全身に重くのしかかり、
目の前が激しく揺れ、首や目の奥、頭などにかなりの痛みが走り、体が自由に動かなくなった。
 少しすると、何もかもが光に包まれ、そのあまりのまぶしさに目がくらみ、
まぶたを強く閉じても瞳が暗闇に支配されることはないまでに至った。
 そうしていると、誰かが和輝の目を手で軽く覆い、彼の口に息を吹き込んだ。
しかしその温かい空気はすぐ、鼻から抜け出ていった。
870868:04/08/24 03:37
 その時ようやく、和輝は体中の感覚がはっきりと戻り、自分がベッドの上で横たわっていることを
理解した。部屋の中は冷房が効いていて涼しいのに、手の中にはぐっしょりと汗を握り締めていた。
 若奈が和輝の両目を塞いでいた手をゆっくりと離し、指をちらつかせて和輝に見せた。
「涙出てるよ、色男」若奈は手を後ろに回し、エプロンの紐を解きながらドアの方へ向かった。「ご飯
作っといてあげたから、まずくても無理に気に入ってちょうだいね」
振り向かずにそう言うと、部屋を出ていった。
 和輝は、涙を拭うついでに寝ぼけまなこをしこたまこすり、おっくうそうに体を起こすと、
ベッドの上でしばらく座り込んだまま、ついさっき見た悪夢を思い返しながら、
これが現実だ、あれは夢なんだ、と、心の中で繰り返しつぶやいた。

--------------------------------------------------------------
ダサいな・・・。
871前 ◆A4xxz5IVJ. :04/08/24 05:01
実は私も盆休みを使いHPを作りました。
今日はHPに飾る絵を書いていたところです。眠て。
何か新作書いたらその時は見に来て下さい。

折角出てきたんで私も酷評していきます。
>>851
>宇宙という概念からとらえれば無意味であり虚無です
何でよ?

>>864
ましたました目障り。
情景が広がらない。
時間が流れない。

>>868
俺には
北斗の拳のケンシロウが知らない砂漠を彷徨い
やっと見つけたオアシスで水を飲んでみたんだけど
そのオアシスは自分の馴染みのオアシスで
そういえば彷徨ってたのは知らない砂漠じゃなかったわ。
なんて風に読める。
>>868
細かい批評は置いときます。
全体的に良文。 68点
「…なにやってんだろ」
「思いっきりこっちのセリフだけどな」
 思いっきりあっちのセリフらしかった。確かにこんな状況に
陥ってしまった責任の一端はあたしにあるという可能性は一
概に否定できないが、では彼にその責任という重き咎は微塵
も存在してはいないのだろうか。
 無い。
「無いのかよ!」
「うお、なんだよ急に!」
 思わず一人ボケツッコミを繰り出してしまっていた。いや、別
にボケたつもりはないが。そういえば、ボケとツッコミとは、その
両方が存在してこそ、双方に存在価値が生じるというのがあた
しの信念であり、持論である。
 例えば、ボケもなしにツッコんでみる。
「無いのかよ!」
「なにが!?」
 確かに。
 大体、今のは何に対してのツッコミだったのか。自分の不甲斐
なさに怒りが込み上げてくる。 
「そうか!」
「またかよ。だから、なにが」
「ううん、ちょっとした発見ってやつ」
「発見?」
「こんな状況だからさ、色々と考え事しちゃうのよ。別に、大したこと
じゃない」
 なるほど、脈絡も無いツッコミは「ツッコミ」としてではなく、他者に
は「ボケ」と認識される訳か。
 こいつはすごい発見だ。
874873:04/08/24 13:26
 では、この逆のパターンはあるのか。興味を激しくそそられるので、
ボケてみる。
「となりの家に塀が出来たんだって。HEY!!」
「うるせーよ!!」
 怒られた。
 どうやらツッコミをボケに転じることは出来ても、ボケをツッコミに転
じる事はできないらしい。
 否、安易に結論をだすのはどうか? そもそも「ボケてからツッコむ」
という絶対不変で神聖不可侵な図式がこの世界に定着している以上、
相手より先に発言してしまっては、せっかくのボケもツッコミとなりえな
い。私もまだまだ未熟だ。
「何なんだよさっきからオメーはよ!」
「いや、そもそもこんな状況になった責任はあたしにあるわけでしょ?」
「………」
「………」
「終わりかよ!」
「終わりだよ!」
「終わりかよ!?」
875873:04/08/24 13:26
 おお、今のはなかなかいい感じではなかっただろうか。「相手の発言
を訂正する」。これを仮にツッコミの定義とするならば、「終わりだよ!」
は立派にツッコミとして成立していたのではないだろうか。
 いや、待て。
 彼は私の沈黙に対して正当なツッコミをしただけであって、それにツッ
コミを返すのはいかがなものだろうか。それはたんなる逆切れではない
のか。いやいや、待て待て。それ以前の問題として、あたしは先ほど「脈
絡の無いツッコミは他者にはボケと認識される」という理論を確立した訳
だが、そもそも脈絡もなくツッコんだらボケとしか認識されないに決まっ
てるだろう。そんなことすら理解できなかった自分に対して、怒髪天を突
く思いだ。
 と、地の文で一回言って、
「怒髪天を突く思いだ」
 会話文でもう一回言ってみた。
「怒髪天を突く思いだ」
 二回言ってみた。
「なぁ」
 三回目を言うか言うまいか迷っていると、彼に声をかけられた。
876873:04/08/24 13:28
終りです。
最後がブツ切れですが、ご容赦を。
>>864
「ました」の繰り返しがくどい。
全体的に詩の雰囲気。詩人のほうが向いているのでは?
>>868
>あんまり変なところ
ここが変。
>空から舞い降りる白い光
空からではなく、反射して白い光になるのではないか。
>夜になって闇が近付いても
夏の真昼ではないのか。比喩にしてはわかりにくい。
内容について、流産ネタかな? と確信はもてなかったんですが、
最後にもう一つオチがあればいいなと思いました。
>>873
>>5でも読んでてください。
878868:04/08/24 14:12
>>877
どうもありがとう。
>白い光
これは明るい光ってことを表現したかったんだけど、変だったか・・・。
>夜になって
例えばの話のつもりだったんだけど・・・無理ある?
一応既に続きはあるよ。中絶ってことになってる。
879名無し物書き@推敲中?:04/08/24 14:30
>>864
「ました」の繰り返しは意思的にやっているんだろうけど、文章を見てみると一貫したものが感じられない。
 主人公が時間の流れで目にしたモノを片っ端から描写しているように見えてしまう。

あと「歩みを止めた」という表現が二回使われているので、二回目からは「立ち止まった」とか表現をかえると美味しいいかと。

文章に的確な目的意識を加えるのが課題だと思います。
880罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/24 14:52
>表現が二回使われているので

二回使っても十回使おうがいいだろう。誤魔化すだけのテクニックなど笑止千万だな。
881名無し物書き@推敲中?:04/08/24 14:52
プトットだしね
882名無し物書き@推敲中?:04/08/24 15:25
>二回使っても十回使おうがいいだろう
     ~~~~~~~ ~~~~~~~
君も知らずのうちに繰り返し表現を避けているのではないのかね。
たとえ誤魔化すだけでも工夫するのは大切なんだよ。
それを怠ると>>880のようになってしまう。
>二回使っても十回使おうがいいだろう
もはやお前さんの批評は糞も同然となった。
誰か文章書き込みキボンヌ。
886868:04/08/24 19:30
これは晒すつもりなく前に書いたやつだけどどうぞ。推敲してないけど。
----------------------------------------------
 窓には厚い布のカーテンが隙間なく敷かれ、部屋の中は、床につきそうなほど長い紐がくくり
つけられた電気の、白く、太陽と比べれば点にも満たないような淡い光に頼り切っていた。
 窓側の壁と背中合わせに、小さめなモノラルテレビが、ゲーム機の配線と繋がったまま床で
眠っている。そのゲーム機の上には、開けっぱなしのゲームソフトのパッケージが置いてあり、
周りにいくつか違うゲームや、その解説書が捨てられたように落ちている。
 スナック菓子の袋や鼻をかんだティッシュが、部屋の中央気味に置いてある、
溢れそうなゴミ箱の中で悲鳴をあげていた。
 丸文字で
「今日はたのしかった。一緒にいてくれてありがとう(照)」
と小さく書かれたピンク色のメモ用紙が、ジーパンのすそがはみ出しているタンスの下で、
埃を吸い寄せて汚くなった扇風機の風を受け、飛び上がりたそうにひくひく動いている。
 直之は、四件の店でアルバイトの面接を受けたが、ことごとく別の理由で落ち、挙句に休日の遊び相手
だった恋人が初めての面接に合格し、やる気を失って退屈な夏休みを送っていた。
887868:04/08/24 19:31
 彼はその日、テレビの横に置いた、配線がぐちゃぐちゃになって、どのコードがどの装置のものだか
自分でもよくわからなくなっているパソコンに、自分の暇な毎日の中で起こった珍しい出来事を、
床に寝そべったまま文章で綴っていた。
 ここ二週間近く、甘いものや飲み物を買う時以外はほとんど外にも行かず、こうして不規則な
時間に食事をとったり、お菓子をほおばりながら自分の部屋で機械に遊んでもらっているせいで、
五キロ近くも太った末に、下痢までわずらった。
 お陰で夜になっても頻繁にトイレに駆け込んでは比較的長い間、出てくることができなかったので、
その様子を見ていた父親が、直之が自室にこもってロクでもないホームページにでも目をくらませて
よからぬことをしているものと勘違いしていた。直之本人も誤解されているのでは、と少しずつ
思うようになっていたが、そんなことを弁解しても気まずくなるだけだと思い、あきらめていた。
 例によって直之がトイレに立った時、パソコンの画面にはこういった文章が映し出されていた。
「この前、キャンプに呼ばれたんですよ、友達に。俺がいると夜盛り上がるっつって、断っても
聞かないんですねぇ。まぁしょうがないから、というか俺も少しは興味あったんですけど、
行くことにしたんです。それが、ちょっとした出来事に見舞われて……」
 直之は人一人分の狭い空間の中で、少し痛む腹を片腕で抱えながら、次に書く文章をあれこれと
考えていた。彼の脳裏に、事の一部始終が蘇り始める。
888868:04/08/24 19:33
ここまででいいや、スレ汚しすぎちまう。
>>886
してないとわざわざいうなら推敲しなよ。 とりあえず一箇所だけ。

>長い紐がくくりつけられた電気
 これは拷問道具? これに触れると電気が流れて最悪感電死とか(w
蛍光灯、あるいは電灯にしとこうよ。

 あと、「部屋の中は」→「部屋の明かりは」 くらいじゃないと、「長い紐」
が主語じゃないのかと一瞬混乱する。 ただ、長い紐が何度も出てきて
印象付けておきたいなら、技法として許容範囲かも知れない。
 それでも、冒頭にいきなりこんな文があると「この糞文章は読む価値
ないな」で片付けられる可能性が高いけど。
890886:04/08/24 21:29
>>889
あぁなるほど……全くそうだな。
自分じゃ気付けなかったよ。
>>886
推敲もしていない駄文を人に読ますな
逃げ場を用意しとかないぷにぷにの自我が酷評に耐えられないから
893886:04/08/24 22:06
>>891
すんません。ただ「文章キボンヌ」とかあったから載せたくなったんだけど
書くネタないから昔の出してみた。
でもなんか今さら読み直すのってなんか嫌だなぁと思って。
894偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/25 00:34
遅レスで申し訳ありません。批評して下さった方、ありがとうございます。


>>822
ダッシュは個人的に「繋ぎ」として使うことが多いのですが、
確かに度を越してしまっているかもしれません。
イタいポエムにならぬよう留意いたします。

>>825
言い訳になってしまいますが、とりあえず書き進めてみない
ことにはどの程度の歴史的知識が必要となるか検討がつかなかったため、
自分でも「これ、絶対おかしいよなぁ」と思いながら書いておりました。
恐らく完成版ではジュゼッペくんは改名した上でドイツ人になろうかと思います。

>>841
不勉強ぶりを晒すようで大変アレ且つナニですが、わたくし「日蝕」は
途中でギブアップしてしまいました。
(どこまで読んでも一向に話が進まないので辟易してしまいました)
錬金術師が登場するというのは知っておりましたが、内容が被っておりました
でしょうか。被っていたからと言って特にどうこうというわけではないのですが。
また、「胡乱」の用法については特に間違っていないと思いますが……。
895偏見艦長 ◆kJmhGaf60. :04/08/25 00:35
>>861
またも言い訳のようになってしまいますが、冒頭で錬金術というガジェット
を持ち出したのは、そうすれば中盤から後半にかけて、本当に書きたい
テーマであるところの「変身ヒーローもの」に繋ぎやすいからに過ぎません。
「変身ヒーロー」に繋がるガジェットでさえあれば、別に改造人間
(仮面ライダー)だろうが光の国からやってきた巨人(ウルトラマン)
だろうが魔界の英雄(デビルマン)だろうが構わないのです。
なので、「日蝕」も「ハガレン」も全く意識しておりません。
(そもそも、わたくしはハガレンの単行本一巻を半分ほど
立ち読みしたことしかありません)

賢者の石が自発光する鉱石であるというのは、その手のモノの本ではよく
触れられていますし、赤い色をしているというのも、中国で硫化第二水銀が
不死の薬であると考えられていたこと(硫化第二水銀は赤い色をしている)、
賢者の石を錬成する過程で「赤化」という段階を経ねばならないと考えられていた
ことなどから、特にオリジナリティのあるアイディアではありません。

内面化云々につきましては、わたくしの頭では理解することができませんでしたので、
コメントは差し控えさせて頂きます。
ただ、もし「ラノベ」という単語を、酷評を避けるための逃げ口上として持ち出したと
お考えなのであれば、それは大変心外です。
896罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/25 01:05
>>886
>そのゲーム機の上には、開けっぱなしのゲームソフトのパッケージが置いてあり、
>周りにいくつか違うゲームや、その解説書が捨てられたように落ちている。

これはいらんな。こんなデータ興味ないし、何の雰囲気もかもし出せていない。死んだ文章だ。削るか書き直すか必要だろう。
幻想感を打ち破る突然の現実‐‐ゲーム会社が入れた解説書の出現‐‐に読者である僕らはしらけてしまう。
>895

>ただ、もし「ラノベ」という単語を、酷評を避けるための逃げ口上として持ち出したと
>お考えなのであれば、それは大変心外です。

いや、そう取られるようなら漏れの言いかたが悪かったんだな。
ラノベとして徹底するにしては神の沈黙だとか出てくるもんだから、
作者にはラノベ的でないものへの志向があるがあえてラノベに
身をやつしているんですよ、というメッセージなのかと漏れは受け取り、
それを指して逃げと言った。
でも君のおっしゃるにそういうスノッブな動機からではなく、また
売れすじの道具的な借用ということでもなく、素朴に既存の作品を
意識せずに書いたってことだから、まあ的外れだな。

もっともそれだと、今度は素朴であり過ぎる気もする。
ある言葉が急速な陳腐化によって、それ以前とまったく別の印象を
読者に与えるようになることはままある。例えばオウム以前は
サリンなんて半持久性神経剤の一種として、本職の方々や一部の
軍ヲタにしか知られてなかったもんが、今や辞書に載ってる有様だ。
けだし錬金術なる「ガジェット」も似たような変貌を遂げており、特に
ラノベの想定読者層においてそいつは著しい。
漏れはてっきり、その流れをあざとく狙っていたものだとばかり思ったよ。

あとはあれだ。この冒頭の主人公をドイツ人にして書き直すなら、
同じく中世ドイツが舞台の「鏡の影」を読んでおいたほうがいいね。
被り云々は置いて、刺激にはなると思うよ。
>>897
わけわかんねぇよ。
>>898
897の文章を訳しますと。
「いや〜、てっきりラノベだと思っていたよ、違ったのか。いや〜すまんすまん」

ってことです
>898

工エエェ(´д`)ェエエ工
どこらへんが?

>899

すまんがその訳は微妙だ……
>900

いや。そうか。改めて読み直すと>897は少なくとも二箇所、
主語が省かれていて意味の通じない文がある。
読んでて自分でもわけがわからなくなってきたので補足。

>まあ的外れだな。
この部分の主語は「逃げ」と言ったこと自体。
一応、自分自身の指摘の誤りを韜晦してみせたということだ。
しかしそこはかとなくキチガイっぽい文章になってるな。
我ながら背筋が寒いよ。

>その流れをあざとく狙っていた
主語は「君」or「作者」。
ここは相手向けに入り込んで書いていて、第三者が
目を通すことに配慮していない。

>898,899
悪文で分かりにくくてすまんね。
まあ何にせよ、賢者の石を現存する物質として描くようなものは読みたくないわけだが。
>902
賢者の石はドラッグだよ
904罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/25 19:42
 僕は自転車で坂道をのぼっていた。坂を上りながら雨に打たれて。僕は何をやっているんだろう。同級生は今頃大学生になっているんだろうな。それなのに僕は。こぎながら僕は自虐的な想念に苦しめられていた。
いっときして気づくと僕の隣におばさんがいて、彼女も自転車で坂道を登っている。僕らは自然に競争しだしていた。自転車屋の近くまで来ると、おばさんは僕を出し抜きたいのか、
「あんたの自転車壊れてるから修理したほうがいいよ」といった。僕は首を横に振り断った。
 何時間も何も無い道を僕とおばさんはこぎ続けた。僕は疲れ果てていたが競争に負けるわけには行かなかった。相手はたかがおばさんだ。僕が負けるはずは無い。だがものの十分も経たないうちに意識が朦朧としだしてろくに前も見えなくなった。
視線の焦点が定まったとき、眼前に巨大な階段がそびえていた。そしてその一段一段がスロットマシンになっていて、僕は自転車のタイヤでボタンを押しながら上っていった。すでにおばさんは階段の前でギブアップしていた。
「階段上れないから私。帰るから自転車交換して」
そう言うおばさんを無視して僕は未知の領域に踏み込んでいった。三十段ぐらいのぼっただろうか、階段に『初老の紳士と結婚する。』と文字が出た。驚く僕をよそに、
スロットで777がそろった時に鳴るようなファンファーレが空の彼方から聞こえてきて、
天まで届くかと思われた長い階段が轟音とともに崩壊した。ものすごい煙で何も見えなかった。それから時がどういう風に流れたのか僕は知らない。
いつのまにか、僕は踊り場までたどり着いていた。フォーマルドレスを着た女性がアームチェアに腰掛けてた。
「よくここまで来ましたね」女性は微笑みながら言った。
「ニナガワユキオさんはどこにいますか?」
「あちらです」
僕は女の人についていった。赤い絨毯の上を歩き、古代神話の神々を彫り刻んだ木の扉の前まで来ると女は、
「失礼しますと言わないと怒られます」僕は大声で、
「失礼します」そう言い、ドアを押し開くと、ニナガワユキオがいた。ニナガワは大理石の机に載せた羊皮紙にフェニキア文字を描いていた。秘薬の類が乱雑に散らばっていた。
ツマンネ
あのさ……少し前はただの過疎板だったんだけど、最近になってキチガイが増えだしたような気がする。夏の影響だけならいいんだが……
キチガイキチガイ言う人間もちょっと危ない
よし、一回だから大丈夫だな
909やや既知外:04/08/25 20:58
この空気の中、あえて投入。
以前に批評して頂いて、えらく参考になりました。
――――
「どうして、そんなに死にたいんだ?」
 数年ぶりの、心から待ち望んだ父子の対話は、この乾いた質問から始まった。
 心の中で何度も何度も反芻した疑問文であったが、実際に口に出し息子に放り投げてみると、
 それがいかに異常な科白であるかはっきりと分かる。
 私は声を荒げるでもなく、実に穏やかにその言葉を口にした。
 直樹はこちらを向かなかった。彼は肘から先と眼球以外、微動だにさせずにモニターを見ていた。
 蝿を視線で追っているように黒目だけがすさまじい速度で回転している。
 部屋の端に立っている私と、ベッドに腰掛けている直樹の位置関係は変わらないまま、父子の対話は早くも途切れた。
 気まずい沈黙の中、テレビゲームの派手な音声がやけに白々しく私の耳に届く。少しずつ、室内の酸素が減っていくような感覚を私は覚えた。
 唇を舌でなめたが、どちらもかさかさに乾燥していて全く潤わない。
 私は再び直樹に声を掛けようとして、彼が薄く微笑んでいることに気付いた。口元で何かもごもごと呟いている。
 耳を澄ますと、かろうじて「くそ」と「良し」という言葉を聞き取ることが出来た。それはどうやらモニターに対する反応のようだった。
 敵を上手く倒したときは「良し」と、敵に攻撃を喰らったときは「くそ」と彼は呟いているのだ。
 どうやら、室内の空気を気まずいと感じているのは私だけだったらしい。私はゆっくりとした動作でモニターを見た。
 金属バットを持った迷彩服の若者が、近づいてくる灰色の皮膚をした人々(ゾンビだろうか?)を殴り倒している。
 迷彩服の若者が金属バットを振るうたび、直樹は「良し」とか「くぞ」とか呟いているのだ。その光景は私にとって、不吉でおぞましいものに見えた。
 金属バット―――。
 私は不吉なイメージを拭い去るため、ネクストバッターサークルで立ち膝をしていた小学生の直樹を思い出した。大きすぎるヘルメットを被って、頬を真っ赤にした直樹を。私が声をかけても、手を振る余裕すらなかった直樹を。
 痩せぎすで、おどおどとしていて、頼りなくて、小さくて、よく転ぶ、あの頃の直樹を。
嫌な親子関係だな。
911罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/25 21:49
>>909
全然だめだ。何の刺激も無い。それを駄文と呼ぶ。
>>909
なにかを荒くする、という動作は「あらげる」ではなく「あららげる」と名付けられているのだよ。
913罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/08/25 21:58
>>905
つまんねとかおもしれとかの概念でしか作品を評価できないお前の頭がつまんねえ脳みそしか入ってないんだよ腐れ脳みそが
俺は面白ければなんでもありだけどな
915名無し物書き@推敲中?:04/08/25 22:21
>>罧原堤 ◆5edT8.HnQQ

低能の熱液アビオはひっこんでな。
下手な文章しか書けないくせにナマ言うんじゃないよ。

この世で呼吸する資格はないから、死んでいい。
っていうか、死ねよ(ケッケッケッケッ
ちょっと気持ち悪いかもしれません。
というか、もっと不快感を煽るような文章にするにはどうしたらいいでしょうか?

ディスプレイ中央には赤くテカテカと光る肉塊が在った。
骨の表面に肉の膜が張り、筋肉や筋のラインが確認できる。画面中央には青白い、穴の開いた棒のようなものが埋め込まれている。その棒のようなものが喉をカバーする軟骨の板である事に気づくのに若干の時間がかかった。
917916:04/08/25 22:41
人の死体だ。
ただの肉塊にしか見えないが、捲れ上がった皮膚の下から耳や髪の毛が見えるため辛うじて人の亡骸だと判る。耳や頬以外の部分は全て皮がはがされていた。喉までの皮膚が裏返り、顔が見えないのが救いだろうか。
918916:04/08/25 22:42
アバラの内側には白っぽい臓器と青黒い臓器があり、表面に細かい血の筋が見える。背景が暗くて良く見えないが、解剖写真の類だろうか。
919916:04/08/25 22:47
改行が多いとエラーが出たので何度かに分けて書き込んだんですが
すごく読みづらいですね。もうしわけない。

ホラーっぽいものを書きたいのですが、ネットで死体画像を不意に見せられたときの
不快感を出すにはどのように表現したらいいのでしょうか?
「あなたも見たことがあるはずだ」と読者の記憶を煽る、とか
>>919
画像のおぞましさを克明に描写するにつきるだろう。
だから>>917>>918の表現でOKだと思うよ。

で、最後にそれを見てどう感じたのか描写すると良いでしょう。
>>916
読者が具体的に想像しやすい表現を増やしたほうがいいかも知れません。
916〜918の文章だと絵がちょっと想像しにくい。

>>909
個人的には「荒げる」と「微動だに」がちょっと気になります。
あと「ネクストバッターサークル」という表記も。
>>916
友成純一を読め。
924あぼーん:あぼーん
あぼーん
ほい削除
 ぼう、と汽笛が鳴いて、そのあとから連絡船が夜の海をわたってふらふらと船着き場に近づいて
くる。呼びかけに応じるようにいくつかの白熱灯が桟橋にぱちりと咲いて、大人たちが少しずつ船
着き場に姿を見せ始めた。今日のような時代となっても船は本土と島とのいちばん無難な交通機関
でありつづけ、島の生活を支える素朴な輸送手段でありつづけているし、たぶんこれからもそれは
崩されずにいるのだろう。体格のいい大人たちが手際よく荷揚げをしているなか、ひとりだけはな
にかを待つともなく待っているようすだった。それはちょうど空港で手荷物でも待っているぐらい
の様子だったけれど、そこは空港ではないし彼が待っていたのももちろん手荷物ではなかった。
 男はそのまましばらく彼の手荷物を待っていた。その間も重い荷物や軽い荷物が順序だてて運ば
れ続け、二人がひとつの荷物をもったり、あるいはひとりがふたつの荷物を持ったりした。同じだ、
と彼は思った。結局のところひとりが負担する重さはだいたい一様で、それは重いか軽いかで言っ
たなら重いのだ──べつに意味ありげな言い方を好むわけではないのだけれど、そういった言い回
しを考えるのは虚ろな時間をなぐさめるには悪くない手段だった。それにどうやら、そんなぐさめ
がいらなくなるのはもうしばらく先のことのようだった。


投入してみる。
文章の途中の部分の抜粋です。
>909

「私」の親父視点が異物めいた息子の動作を細かく追ってくところの、
この没入感はいいね。息子の世界にとっては自分こそが異物であると
理解し、危機感を募らせていく。
ただ、小道具の選定に物足りなさを感じる。バットを絡めること自体は
かつて存在した父と子の絆を引き合いに出すのに役立ってるし、
金属バットときたら子供の反逆の由緒正しい象徴でもあるんだけど、
ゲームの部分が弱い。お子様によろしくないという意味では一線を
越えちゃあいないと思われるからだ。
お子様によろしくない典型的なのはこんなの。動画を参照されたし。
http://www.micromouse.co.jp/wgame/postal2.htm

まあこんなものをdamndamn言いながら遊んでるお子様がたが
みんなトレンチコートマフィアになるわけでもないんだが、
あまり情操豊かな優しい思いやりのある子にはならんだろうね。

さて、上記のようにたかがゲームといえ、強い刺激の追求には
きりがない。しかしそうした現実に応じて作品の演出に過激さを
追求していっても、これまた底が見えない。
ではそもそも、>909本文で息子の鬱屈した嗜虐性を表現するに、
演出としても新奇さに欠ける残酷テレビゲームの描写一本に
寄りかかってることが問題なんじゃないの?
ここが息子の自室だとすれば、その部屋の荒廃の様子を描く。
取り返しのつかない異常性を浮き彫りにしたければ、酒鬼薔薇風に
小動物の死体片を瓶詰めでコレクションしていてもいいだろう。
結局足りないのは、そういう補助的な演出だよ。

あとひとつ、冒頭は「死にたい」で、実は殺したい風味満載なのが
食い違っていながらも素敵だ。
この冒頭に至るまでの経緯も読んでみたい。
928916:04/08/26 00:57
>>920
レスありがとうございます。
使いどころが難しそうですが、試してみます。

>>921
克明に描写するって難しいですよね。
自分の未熟さをひしひしと感じます。
「不愉快」を表現するにも、気の利いた言い回しが見つからない・・・

>>922
自分自身、想像しづらいだろうなとは思ったんですが
普通の読者は死体なんてそうそう見るものじゃないですよね。
どう表現したものか・・・
牛肉や果物に例えたりするのでしょうか?
「砂肝のような色をした―――」とか。

>>923
調べてみました。
すごいですね・・・
書評読んだだけで気分が悪くなりました。
本を買っても読みきる自信が無い・・・
このスレでポスタルに遭遇するとは思わなかったよw
>>927
>909って近頃増えてる哀れな親子関係を表そうとする文章なんじゃないの?
息子と普通に話したいだけなのに、叱ることでしか会話のきっかけを作れなくなった
父親の寂しい気持ちが主題なんだと思う。
なんでわざわざ猟奇的な息子になる必要があるんだよ。
息子が危ないゲームをやってることは、それほど大した問題じゃないように思う。
むしろこういうテレビゲーム自体は今どこにでもあるし、それにハマって、
そのことを(心配して)批判する親は、子供にとって邪魔なもんだ。
でもそれは子供が悪いんじゃなくて、時代の特徴なんじゃないか?
これは「ひねくれた少年」にではなく「時代」に問題を投げかける作品になってると、俺は思う。