2
まんこ
ちんちんシュッシュ
おゝ,板移動のうえ新スレ移行オメ! >>1乙!
味もそっけもないスレタイは昔の新書の書名に通じるものがある…かな?
ちくまの浅羽2冊買ってきた。
目次見てると想像してたのと禿しく違うわけで…
(本宮ひろ志? 宮田登? 松本零士?)
それでもまあ面白そうなわけで…
(ウエストゲートパークと地域通貨?)
ちょっと不安もあるわけで…
アナキズム関連の本はどんどん書店から消えていってるので出るだけでもありがたいが。。。
12 :
無名草子さん:04/05/10 12:34
> アナキズム関連の本はどんどん書店から消えていってる
なんだそれ?言論統制か?
>>10 > ちくまの浅羽2冊買ってきた。
> 目次見てると想像してたのと禿しく違うわけで…
どういうのを想像していたかは分かる気もするが
俺的には「相変わらずというか、良くも悪くも浅羽だな」と思ったよ。
なんというか、宮台真司の社会学や大塚英志・大月隆寛の民俗学、
呉智英の儒教や宮崎哲弥の仏教ないしは政治哲学といった
体系だった学問的知識というのがこの人には殆どない。
逆に言えばそれだけ様々な専門性に囚われることなく
色々なことを学ぶフットワークは軽いということにもなる
(浅羽自身、そういう自身のフットワークを売りにしていた節もあるし)。
今回出た二冊は、そうした浅羽個人の読書体験と関心の広さ、
そして敢えて言えば浅さが露骨に出ている
……ってまだきちんと読んでないけど。
14 :
無名草子さん:04/05/10 21:20
宮崎は体系だってねーってw。
あいつはどこかで聞きかじった内容を引き写しただけの短いコラムしか書けないし。
15 :
無名草子さん:04/05/10 21:58
大塚や大月の体系だった民俗学の本なんて読んだことねーぞ
パレスチナとかイスラエルとか、イスラムとか・・・
その辺のことが殆ど入ってる新書ありますか?
ちょっと自分で探してみたんですが 現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義 講談社現代新書
これってどうですか?
19 :
無名草子さん:04/05/12 10:53
>>17 パレスチナ問題を中心としたアラブとイスラエルの関係なら、
高橋和夫『アラブとイスラエル――パレスチナ問題の構図』(講談社現代新書)
がいいと思う。
それとも、別方面の知識を求めているのかな?
漠然とパレスチナ、イスラエル、イスラムと言われてもね。
>>10 >>13 浅羽の本、目次見て買うのやめた。
学術的に古い時代(といっても明治から昭和初期くらいでいいが)
を丹念にたどっているわけでもなく、
かといって現代思想をジャーナリスティックに絵解きするわけでもない。
中途半端じゃないの?
でも読まずに言うのは無責任かな。
読んだ香具師、感想聞かせて。
ちなみにオレは宮崎哲弥は評価しないよ。
>>18 池内恵はイスラムの俊英。その本は評価されてる。
芝生瑞和『パレスチナ』文春新書は今月のてっちゃんw のお勧め。(諸君今月号276頁)
山脇直司 『公共哲学とは何か』ちくま新書
「学問分野の概説的入門書として新たな視点を提供する」という、
新書本来のスタンスに立った本。おもしろい。
公共哲学の視線で西洋思想史をたどるあたりとか。
ただ、全体にわたって「粗いなぁ」という印象は否めない。
24 :
無名草子さん:04/05/13 00:30
浅羽のナショナリズムを読み途中だが、俺的にはかなり面白い・・・。
そんな俺はアフォですか?
別に。
浅羽自身が自分の読者層は余り頭の良くない学生だと言ってるようだけど
わーい、じゃ漏れも読んでいいんだ。
宮崎のベストって宗教系が多い。
あんまり興味のないジャンルなんだよな
>>20 >浅羽の本、目次見て買うのやめた。
>学術的に古い時代(といっても明治から昭和初期くらいでいいが)
>を丹念にたどっているわけでもなく、
それは、専門の学者が書くべき仕事だと思う。
で、そういった仕事については本書中で適宜紹介がある。
まず『アナーキズム』では、あとがきのところで
「現代日本思想大系」所収の松田道雄による解説、「日本のアナーキズム」を
超える近代アナーキズム概説は今なお書かれていない、と紹介してる。
他方、『ナショナリズム』については、例えば、65頁の読書ノートAで
松本健一『民族と国家』(PHP新書)を日本ナショナリズムについての
「現在のところ、最高の入門書といってよい」としている。
30 :
無名草子さん:04/05/13 16:48
>>29 20だが・・・
うーん、松本のその本、読んだけど、オレは評価しないんだよ。
書き方が中途半端。
松田道雄の方は読んでないが、その本は今は入手不可能だろう。
もっともオレは持っているけどな(ムフフ)。
で、わたくしとしては、2冊とも大変面白かった。
とりわけ『ナショナリズム』なら六章以降の戦後篇が。
この春から新入社員となる同級生が、会社の先輩から薦められた、
といって話してたのが司馬遼太郎だったな、と思いつつ読んだ、
なぜ忙しきサラリーマンにも(にこそ?)司馬小説は読まれたか、の第八章。
『文明としてのイエ社会』が、日本的経営礼賛の書、として読まれた経緯を紹介しつつ、
実はこの本の最後に示されていた、日本世間共同体への危機感こそが
現在なお有効性を帯びている、と再評価してみせる第九章。
また終章での小林よしのり、ひいては西部邁へのカルスタを踏まえた批判も興味深かった。
>>31 その、カルスタをふまえたよしりんや西部への批判って、どんなの?
>>30 あ、いらっしゃいましたか。
31を書き込んでから気づきました。
うーん、松本さんの本では中途半端、ですか。
わたくしは31に書いた点で『ナショナリズム』を楽しみました。
ブックガイドとしてはこれから使うか、と思ってたんで、ちょい不安だなあ。
>松田道雄の方は読んでないが、その本は今は入手不可能だろう。
>もっともオレは持っているけどな(ムフフ)。
おお、持ってらっしゃるんですか、いいなあ。
ここは、呉智英流に、図書館で借りて済ませることにしようかな。
この後、『アナーキズム』の感想も書きます。
>>32 「伝統」という概念への批判ですね。
『戦争論3』で小林氏は、「生存と安全」よりも大事な価値として、
日本の「伝統」に基づいた「独立」を掲げています。
これに対して浅羽氏は、何を「伝統」という物語に採用するかは現代人の価値判断しだいで、
護るべきたった一つの「伝統」などありえない、とします。
ネイションの範囲というのは、自分の身を守るために必要なネイションの規模によって
決まるのであって、あらかじめ「伝統」を共有していたから
自然とまとまったわけではない。
その例として、「力を合わせて強敵とぶつかった戦友体験を経て、故郷の民が
国民へと創成されていった過程」(これは第3章の骨子)などが
挙げられてます。軍隊が国民をつくる、とか、これは違う文脈で出てきますが、
「日本語を共有できた範囲が日本人となる」というのは、
カルスタ的だな、と思った次第です。
>>34 なるほど。ありがとう。
しかしそれはカルスタ的なのかな。或いはカルスタ右派か(笑)。
カルスタはどちらかというと伝統の仮構性を言い募り、
伝統の無根拠性に結びつけがちだという気がするけど。
それと伝統と言うとき天皇の問題は避けて通れないよね。
一応万世一系ということになっているし、明治維新以降の
日本を作る際には接着剤的な役割を果たしたわけだし。
『アナーキズム』については、大杉栄ですら名前しか知らなかったんで、その奔放な生涯を辿り、
彼の人間的魅力と共に日本アナーキズムはあった、とする第一章以下、啓蒙されつつ楽しんだ。
サンケイ保守文化人の幾人かには、アナーキストとしての
思考経験があったからこそその道を歩んだ者がいた、と位置づけた第6章も説得的だった。
また、『ナショナリズム』のあとがきで、
「ナショナリズムとは、コスモポリタンとして生きるのは弱すぎる者たちが
必要とする」ものとしていて、その例外たるコスモポリタンの素描として『アナ』第八章を読んだ。
コスモポリタン的学者の代表として、鶴見俊輔から話が始まっている。坪内祐三や小熊英二のように、
最近、鶴見氏に言及しようとする評論家・学者が目に付く。一定以上の年齢の世代にはなお魅力ある思索家なのか。
閑話休題、この章では、抑圧的な「日本世間」は自由の真の敵として位置づけられる。
それと対照的な立場として、第四章の、日本的中間共同体のあり方を肯定、近代国家を否定する
「コミュニタリアン」を見ることができる。日本的共同体主義者は、個人の自由を前提とはしていない。
この、個人の自由には価値を置かず「集権権力の否定」を重視する姿勢が、現在日本で求められる可能性あり、
とする終章については、評価が分かれるだろう。網野善彦が描いて見せた中世像を、近未来の日本に
重ねてみせる辺りは、好みによって読後感が相当違いそうではある。
またまたありがとう。
しかし、コスモポリタンとして生きる、って可能なのか?
というより、浅羽はコスモポリタンをどう定義しているのかな?
鶴見俊輔を持ち出すのは、どうも思考回路として古いんじゃないの?
日本的な世間が抑圧的だという点はいいとして、
中間共同体なるものの実態、そしてその(今日における)有効性だろう。
まあ、でも読んでみようかなという気に多少なりつつあるな。
ご紹介、感謝します。
↑
誤: 有効性だろう。
正: 有効性が問題だろう。
>>35 >カルスタはどちらかというと伝統の仮構性を言い募り、
>伝統の無根拠性に結びつけがちだという気がするけど。
浅羽氏も、伝統の(始まりにおける)無根拠性を指摘することで、
小林氏の批判を展開しています。
ただ、ナショナリズムは今や我々の身体の奥深くまで浸透しており、
そうそう揺らぐことはないだろう、としている点で、
カルスタ系学者の方々とは違うのではないか、と思われます。
浅羽氏は、『ナショナリズム』の終章において、
今の日本のナショナリズムを巡る状況は、「必要十分なよい按配だと
思われる」としてます。ほぼ全面的な現状肯定です。
これは当分の間は、アメリカに従属する安全保障体制でよい、とする
政治認識からの判断だと思われます。この点では、評価が分かれそうです。
ふーん。ここまでの書き込みを見てると、
とても低偏差値の大学生に読まれてるとは思えないな。
学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴
低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値
学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴
低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値
学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴
低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値
学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴 学歴
低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値 低偏差値
42 :
無名草子さん:04/05/14 17:56
俺たちはとんでもない思い違いをしていたのかもしれない
>>29氏は「浅羽氏が小林よしのりを批判!」とセンセーショナルに煽ることで
この本の注目度を上げようとしていたのだ!(AA略
なんだってー(AA略
・・・正直あの内容をもって小林よしのり批判とするには無理があるよ
ああいう記述ができる程度にまだ関係が続いてるってことじゃん
まあこうして手にとってしまったおいらは
まんまと
>>29氏の思う壺にはまったってことか(w
>>44 なんだそりゃ?キモいテンションのことをそう言うのか?
「MMR」(「マガジンミステリー調査班」)
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
フラッシュなので音量は控えめに
ttp://akamulti.hp.infoseek.co.jp/mmr.html
>>46 どういう知的レベルの奴がこれ見て喜ぶの?
一般書籍板の住人って自分のことを知的だと思ってる奴が多いんだね
知的レベルって何よ スカウターではかれたりすんの?
単純にくだらなくてつまらないと思う。
>>46を見て面白いと思う奴の知的レベルは予想つくけどな。
52 :
無名草子さん:04/05/16 04:19
哈日族 なぜ日本が好きなのか 酒井 亨著
光文社・05月14日・735円・ISBN:4334032486
読了
NIFTYやら台湾メーリングリストやらで荒れ狂った論客むじなさんの新著。
1〜3章は台湾での日本ドラマアニメ等の受け入れ状況の報告、正直むじなさんにとっては不得意なジャンルなんで読んでてぎこちない。
4〜6章はお得意の台湾ナショナリズム論、外省人と内省人との相克と言う視点から日本文化とと台湾の関係を論証しています。
むじなさんにはもっとネットで言ってるような罵詈雑言まじりの台湾論を書いて、台湾の小室直樹になってほしいところ。
53 :
無名草子さん:04/05/16 14:20
新書って理系の本でナンボって思ってたけど
レス少ないね。みんなあんまり読まないのかな??
正直 政治やら ナショナリズムやらってどうでもいい。
俺が嫌いなだけか。。。
私の脳科学講義 利根川進
↑面白かった。日本の若い理系学者にエール送ってんだが
本人がすでにアメリカに定住してる この悲しさたるや如何なもんか。
54 :
無名草子さん:04/05/16 15:22
>>53 ナショナリズムが嫌いといいながら、
>↑面白かった。日本の若い理系学者にエール送ってんだが
>本人がすでにアメリカに定住してる この悲しさたるや如何なもんか。
とナショナリスティックなネタをふってるな。
ここは一般書籍板の新書スレだから文系メインで理系が少ないのは仕方がない。
どっか理系の板にブルーバックススレがあったような。
>>54 真剣にナショナリズムとかその辺のことを考えたことのない奴の認識はそんなもんだろ。
利根川進って分子生物学者としては優秀なんだろうけど
精神とか語ってるところは非常にアレな感じだよな
>>54 ブルーバックって自分の専門分野を見る限りはカスが多いんですが。
逆に文系向けなんじゃないかと。まぁ、議論するほどのものではないですが。
最新の研究は新書に落ちるまでに時間がかかり過ぎ。
それはそうと、
>>36 見て面白そうだったので「アナーキズム」買ってきたけど、
このへん無知だったので、興味深いです。まだ途中だけど。
理系の学者に対する一般の興味というか、マスコミの取り上げ方が
「珍獣」という扱いだからね。ノーベル賞の田中さんとか見てても
わかるように。
>>53 >>54 あ ホントだ 俺がそうなっとる・・・
ところでナショナリズムってやつについて
わかり易く書いてある新書ないの???
どうせならそういうの教えてくれ。
>>59 そう それが悲しい。
「ナショナリズムは愚か者の麻薬である」
――フランソワ・ミッテラン
理系の奴は自分で文献探す方法も知らないの?
63 :
無名草子さん:04/05/16 23:17
>>60 「日本が誇れる国であって欲しいという願望はなくなりはしない。
しかしそれも、国家が先導して軍事的独立などへ邁進しなくとも、
民間の日本人、イチローや松井や中田の活躍、たけしや宮崎駿が得た
高い評価などで、十分充たされているように思われる」(287頁)
(浅羽通明『ナショナリズム』ちくま新書473)
普段は思想に興味を持たない読者を想定して書かれた本なので、ぜひオススメ。
理系の方なら、プロジェクトXの世代の中堅社員が、高度成長期の最中、
なぜ、司馬遼太郎の歴史小説に熱中したのか、といった視点から
歴史のナショナリズムを考察した、第八章あたりが入りやすいかも知れません。
各々の専門に関してだと物足りなく思うのも
専門外の分野だと新鮮に感じるのも
そんなの当たり前じゃないか
いったい新書に何をどうしてほしいんだ
>>57 >ブルーバックって自分の専門分野を見る限りはカスが多いんですが。
つーか新書というのは入門書みたいなもんだから、理系だろうが文系だろうが専門家が満足できるようなものなんてないだろ。
>>64, 65
満足するしない以前に、間違いが多いのですが、実は新書とは嘘ばっかりということですか?
入門書だからこそそういう基本的なところはきちんとしてないといけないと思うのですが。
68 :
無名草子さん:04/05/17 11:31
>>67 なるほど君の専門分野に詳しい人にはいい加減なやつが多いんだな。
じゃあ君が書けば?
69 :
無名草子さん:04/05/17 11:37
>>67-68 君が書け、とまでは言わないが、
このままじゃあ、話が漠然としてて真偽を確かめようもない。
例えば、折角、興味深いテーマを扱ってるのに、
このへんの記述が甘いのよ、ってな指摘を
具体的な本や文章を引きながら、面白く展開して頂戴。
すまん。ブルーバックとはそういうものだ、という固定観念ができてしまっ
たので、読まなくなってしまって久しい。最近は改善されてたらスマソ。
印象としては、みのもんた的とかあるある大辞典的な感じ。
ブルーバックのインターネット関連のちょっと古いのとか読めば駄目さ加減
は感じてもらえるかもしれない。
読める新書がどれだけあるか考えたら、新書がウソばっかりというのは、あながちウソ
とはいえないのでは?中公講談社岩波といえども、6、7割はダメっぽいと思う。
その中から少数の面白い本を探すのがいいのであって、全部が全部いいんだったら
出てる新書全部買ってると思う。
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
`ヽ_つ ⊂ノ 新書の中身は専門書並じゃないとヤダ!
ジタバタ
「ウソばっかり」ばっかり言ってないで具体例示してくれよ。
74 :
無名草子さん:04/05/17 20:42
<平凡社新書>
希望の仕事論(斎藤貴男)
邪馬台国と大和朝廷(武光誠)
エロス身体論(小浜逸郎)
取調室の心理学(浜田寿美男)
にっぽん鉄道旅行の魅力(野田隆)
素晴らしき自転車の旅
サイクルツーリングのすすめ(白鳥和也)
<新潮新書>
「挫折しない整理」の極意(松岡英輔)
朝鮮総連(金賛汀)
妻に捧げた1778話(眉村卓)
世界中の言語を楽しく学ぶ(井上孝夫)
なかなか面白そう
イスラエルやパレスチナ問題についてのいい新書ってありますかね?
歴史的経緯だけでなく、国際社会のユダヤ人がイスラエルの政策を
どう見ているのか、なんてのが知りたいんですが
76 :
無名草子さん:04/05/18 11:06
基本的に理系って文章が下手じゃん。新書に限らず変な文章が多い。
コンピュータ関係の本何て読んでてムカついてくる。
理化学系の翻訳書ともなればまともな本を探す方が難しい。
77 :
無名草子さん:04/05/18 13:02
【理系の位置づけをして】新書総合6【元気になるオトコノコ】
>>77 お前、北田ギョーダイスレに出没してる香具師だろw
>78
ありがとうございます。読んでみますです
81 :
無名草子さん:04/05/18 19:02
【77の位置づけをして】新書総合6【元気になる79】
【新書の位置づけをして】新書総合6【元気になる57】
83 :
無名草子さん:04/05/18 21:02
【82の位置づけをして】新書総合6【元気になる81】
キモオタ市民が出没するスレはここですか?
>>85 身をもって例を示してくれるとは、なかなか親切なヤツだな。
キモオタ市民が出没するスレはここですか?
と2ちゃんで書き込んで
現実世界では誰にも相手にされない
キモオタ市民が出没するスレはここですか?
88 :
無名草子さん:04/05/20 06:02
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
・・・なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった・・・
ここはとあるレストラン・・・
人気メニューは・・・ナポリタン・・・
89 :
無名草子さん:04/05/20 14:22
これ、コピペだよね?前も読んだことあるけど意味がわからん
なにかと話題になってるようなんで、浅羽の2冊を買った。あと竹島問題に関心があるので、
文春新書から出てるやつも、でも読むかどうかはわからない。積読で終わるかも。
海亀のスープのパクリみたいだな。
94 :
講談社現代新書:04/05/22 15:41
〈美少女〉の現代史−「萌え」とキャラクタ
ササキバラ ゴウ 著
735円(税込)
ニッポン発見記
池内 紀 著
735円(税込)
事業再生と敗者復活
八木 宏之 著
735円(税込)
脳と音読
川島 隆太 著 安達 忠夫 著
735円(税込)
「しきり」の文化論
柏木 博 著
777円(税込)
講談社現代新書で自己責任についてのがあった。
えらくタイムリーだなと思って手にとってみると、
2002年ぐらいに出版されていて、内容はどうも官僚主義に対するもののよう。
気付いたらカンブリア紀の怪物たちを買っていますた。
96 :
無名草子さん:04/05/22 18:39
ピープス氏が復刊になったんだね。
天下の奇書だからなぁ。
97 :
無名草子さん:04/05/23 00:01
「脳死・臓器移植の本当の話」小松美彦(PHP新書)
脳死問題をおさらいするにはいいかも。
おヒマならどうぞ、、、
新書戦争の知られざる勝ち組--永江朗
週刊エコノミスト--6/1--P.78--
99 :
無名草子さん:04/05/24 20:36
辛淑玉センセイの『怒りの方法』を読んだ(もちろん立ち読みだぞ)。
自分が「在日」だから叩かれてると思い込んでる被害妄想振りは
相変わらず。でもトンデモ本の類として読むなら結構面白いので
血圧の高くない人は読んでみるといいよ!
永江朗……
101 :
無名草子さん:04/05/24 22:10
何をもって「勝ち組」と?
>>102 オタクもいちいちそういう返しすんなや。
褒めるところがあるならアンチが黙るような優れたところ指摘してみればいいだけやろ。
まともに褒めることもできないような本なら、批判されるのももっともだと思うがね。
>>103 批判の仕方が下らんのだよ。
>>99なんか内容のことは一言も触れてない。
アホに印象批評されても白けるだけなんだよね〜。
>>102も内容のことは一言も触れず、ただ「下らん」としか書いてないじゃん。
自分に返ってくる言葉を吐くのはかっこ悪いぞ。
>>105 >
>>102も内容のことは一言も触れず、ただ「下らん」としか書いてないじゃん。
>>99は本を批評する際にアホな方法を用いた。
>>102はその方法を下らないと切って捨てた。当然だろ?出直せ。
>>106 残念ながら、お前の書き込みは下らんよ。
>106
強弁してんじゃねーよ。帰れカス
どう考えても
>>99がダメダメだろ。
ダメなヤツがいくら他人を叩いても無駄。消えろ。
釣り耐性なさすぎだよ
そうそう!反論できなくなったら「釣り」って言っとけばいいんだよね!
そもそも99がちゃんとまともな書評書いてたら誰も文句付けなかったんだろ。
ということでこの話題は
=========終了=========
>>112 いや、所詮2chなんてその程度のレベルだろ。
いちいち反応した
>>102が大人げない。
>>99みたいなのは失笑してスルーするのが正解。
114 :
無名草子さん:04/05/25 15:15
本屋ブラブラしてたら、浅羽道明が同時に2冊だしたね。ちくま新書かな。
なんかパラパラ捲ったら気合入ってるなぁって思った。
でも、ちと俺には難しそうだったので今回は遠慮した。
ナショナリズムとアナーキズムか。横文字でなんかかっこいいなぁって。
読んだ人いたら感想聞かせてくれ。
あらら今月の新刊かと思ったらそうじゃないのね。
以前、このスレをうろついてたヘンなサヨが戻ってきた?
ウヨサヨいってるおつむの足りない子はよそに行こうね
>>106 「
>>102はその方法を下らないと切って捨てた。」っていうけど、
>>99の「くだらない批評」と同レベルにしか見えないんだよね。
違うのかな。
>>102はタテ読みもできなさそうだし。
>121
しつけーな
ちゃんとした投稿しようってことがいいたかったんだけど、ただ荒れただけだったね。
>>99叩きの気持ちの悪いやつが出てきただけか。残念。
どうやったら
>>99を擁護できるのかぜひ知りたいもんだな。
125 :
無名草子さん:04/05/28 00:27
↑お前らのその話題はもう飽きたんだけど。
批評を批評するようなまるでくだらないことをする
>>102がバカ
自分の書き込みを正当化できず、批判を批判するしかない
>>99がバカ
129 :
無名草子さん:04/05/28 02:10
おまいら新書でも読め
まあ、何だ、シンスゴごときでゴタゴタするのもバカらしいから次いくべ。
読んでるところだけど
講談社現代新書の「魔女とカルトのドイツ史」浜本隆志
は面白いぞ。読了したらレビュー書いてみる。
>シンスゴごとき
こういうのが荒れる原因だとわかってる?
『「平和」の歴史』吹浦忠正、光文社新書、
「平和」といっても左じゃないよ。いままでの外交、謀略、政策、条約、
同盟、等など、戦争と平和に関することが奇麗に整理されている。
正邪を混ぜない歴史記述のいい見本。客観的、データ的な態度がいい。
ひさびさの好著でした。
『関西赤貧古本道』山本善行、新潮新書
著者の趣味は文学で、話題もそっち中心でした。本書は古本ガイドの体裁
とってますが珍しい本の話題として読むのが面白いですね。よかったです。
『聖徳太子はいなかった』谷沢永一、新潮新書
さすがというべきか、同じテーマのどの本よりも濃いです。素人と前置きして
ますが、過去の聖徳太子なかった説を唱えた人とは違った道筋で同じ結論に
達しています。それに本論と関係のない雑談の面白さはすごいですね。
>131
もちろん
>>132 >『聖徳太子はいなかった』谷沢永一、新潮新書
よくあの支離滅裂な文章が解読できましたね
はい。シンスゴ様はすばらしいです。そして僕はクズです。
>>134 支離滅裂の意味わかってますか?
主張がタイトルどおり明確なので読み取れないことはないと思いますが。
一般的な読解能力があればわかると思います。
なんか、嫌な雰囲気になってきたネ
138 :
無名草子さん:04/05/28 19:19
他人の自意識批判=立ち位置系の方々が
吹き上がってますね。
ヘルシー=市民的な気持ちの悪い言葉遣いは止めて
>>138
ヘルシー=市民的なキモイ言葉遣いは止めてね
>>138
小松美彦『脳死・臓器移植の本当の話』第三章エピグラフ
自意識の哭きたくあるを哮えたきを
死化粧して微笑んでやる(福島泰樹)
浅羽通明『ナショナリズム』エピグラフ
祖国それは見捨つるほどに霧深き海、茫漠の雲赴くところ 福島泰樹
今年五月、新書界では福島泰樹が密かにブレイク中。
バカばっか
よくわかっていらっしゃる
144 :
無名草子さん:04/05/29 15:48
中公の「イラク建国」(阿部重夫)ってのは面白い。
今日のイラクの混乱を俯瞰的にまとめてる良作。
>>136 >しりめつれつ 1 【支離滅裂】
>(形動)[文]ナリ
>ばらばらで、まとまりがなく、筋道が立っていないさま。めちゃめちゃ。
>「―な話」
別におかしくないと思うが
つかお前の口の聞き方がおかしい
>>145 「内容が理解できない」のと「文章が支離滅裂で理解できない」のは違う。そして、
× 口の聞き方
○ 口の利き方
ぬるぽ
ぬるぽちんぽ
いろはにほへとちりぬるぽ
150 :
無名草子さん:04/05/30 17:51
今日の朝日新聞書評欄で紹介された新書一覧。
新・新書シリーズ「寺子屋新書」(子どもの未来社)、若手中心の書き下ろしで。
・斉藤貴男『教育改革と新自由主義』
・白倉伸一郎『ヒーローと正義』
・蜂須賀裕子『農業で子どもの心を耕す』
1冊目は同著者『機会不平等』の焼き直しだろう。同日の評者の本が載るのは異例。
2冊目がタイトルで気になった。教育関係の出版社らしいので、サブカルでは無さそうだが。
新書紹介欄
・水上勉『良寛を歩く 一休を歩く』(NHKライブラリー・1019円)
・三宅孝太郎『戦国茶闘伝』(洋泉社新書y・756円)
・宮田光雄『メルヘンの知恵』(岩波新書・735円)
どうもお年寄り向けのセレクションですね。禅僧と武将列伝と大人の童話。
斉藤貴男さん(ジャーナリスト)のポケットから
・関岡英之『拒否できない日本』(文春新書・735円)
日本は着々とアメリカに改造されているのだ・・・トンデモ? 読んでみるか。
どこか渡辺幹雄か川本隆あたりにロールズの入門書を書かせるべきだよな
どこかと言いつつちくましかないんじゃ
・関岡英之『拒否できない日本』(文春新書・735円)
完全に陰謀論だ。吉川元忠『マネー敗戦』(文春新書)や、新潮新書の『時価会計不況』を思わせる内容の数々、
更にはエシュロンの話題までとり交えて陰謀論の百花繚乱、アメリカ及びアングロサクソンへの敵意が滲んでる。
それでも、読んでてなかなかうなづかせる部分もあった。
アメリカ政府が毎年10月に出す『年次改革要望書』に沿って、様々な日本の法制度が変わっていく。
その中でも興味深かったのが、独占禁止法による規制強化と、差止請求制度の強化、更には行政訴訟法の改正の関係だ。
この三つを組み合わせると、公正取引委員会に掛け合うことなく、アメリカの企業自体が、「談合がある」などとして
日本の地方自治体あるいは国家機関を直接、行政訴訟で訴えることができるようになり、(ここでエシュロンも駆使し)
勝訴すれば、入札を差し止めることも可能となるのだ。または、「団体訴訟制度」と「弁護士業の自由化」を組み合わせることで、
日本で開業したアメリカのローファームが地域住民を煽動して、自治体やら企業やらを訴えさせることも可能になる、
といった具合(第4章)。アメリカ政府は「団体訴訟の導入は、日本の消費者の利益にもなる」としてるが、くれぐれも
騙されるなよ、という指摘は結構、説得力を感じてしまう。アメリカ政府は日本人の利益のためには動かない、とはごもっとも。
はなしは、どんどん大きくなり、アングロサクソンの価値観たる「個人主義」と「自由競争肯定」は普遍足りえない、とするに至る。
つまりグローバリズム批判なのだが、それでは代案として何が出てくるか、と期待すれば、榊原英資やら山本七平やらで萎える。
これでは、「アメリカ人よ。(中略)わたしたちはつき合いきれない、放っておいてくれ」(221頁)と著者が頼んでも無理である、多分。
・白倉伸一郎『ヒーローと正義』
東映の特撮ヒーローもののプロデューサーが、東大文V卒だったため出来た本。
過去の特撮ヒーロー=正義の味方の物語がどう変遷してきたかを、
みんぞくがく(例えば赤坂憲雄)などの枠組みを用いながら説明していく。
終わりの方には、仮面ライダーの放映が始まったその年、アメリカで出版された
衝撃の書、としてロールズ『正義論』が登場したりする。
参考文献もついてるが網羅的ではない。
続刊は、教育関係の堅い本になりそうなこの新書シリーズでは異色の書となるだろう。
新書の方が広範な層に手にとってもらえるからね〜
啓蒙には新書を出すのが一番
時期的にもロールズ読まれてもいいかもねぇ
日本語になってない「正義論」の訳書、あれはひどかった…
あんな悪訳でも古本屋だと二万ぐらいするからね
川本隆が新訳で出すという話もさっぱり音沙汰ないし……
今、新書でロールズとその思想について
読もうとしたら、どんな本がありますか?
ちょっと触れてあるくらいでも、良書であれば読みたいのですが。
藤原保信『自由主義の再検討』(岩波新書)なんかどうかな
リベラリズム(ロールズ)、リバタリアニズム(ノージック)、コミュニタリアニズム(サンデル、
マッキンタイアなど)の三つ巴を大雑把に掴むには良書だと思うよ
あと、リバタリアニズムに関しては、森村進『自由はどこまで可能か』(講談社現代新書)が
良書だから興味があればどうぞ
>>160 ありがとうございます。
読んでみますです。
★ちくま新書 6/7
中山元『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』
吉川元忠『(仮)経済敗走』
佐々木信夫『地方は変われるか――ポスト市町村合併』
加藤哲郎『戦争写真家ロバート・キャパ』
勢古浩爾『思想なんかいらない生活』
★平凡社新書 6/15
岡田尊司『人格障害の時代』
村千鶴子『消費者はなぜだまされるのか――弁護士が見た悪質商法』
樺島秀吉『採点! 47都道府県政』
★PHP新書 6/16
田中英道『日本美術の見方・愉しみ方(仮)』
岡田尊司『パーソナリティ障害』
樋口裕一『話し方でわかる!頭のいい人、悪い人(仮)』
井上章一『中年おじさんジャズをやる(仮)』
★光文社新書 6/17
仲正昌樹『「みんな」のバカ!――無責任になる構造』
菊入みゆき『会社がイヤになった――やる気を取り戻す7つの物語』
東ゆみこ『猫はなぜ絞首台に登ったのか――動物裁判は娯楽だった』
鈴木隆『リフォームを真剣に考える――失敗しない業者選びとプラニング』
★集英社新書 6/17
浅野素女『踊りませんか?――社交ダンスの世界』
野澤延行『ネコと暮らせば――下町獣医の育猫手帳』
ミヒャエル・レンツ/ディーター・トーマ/クリス・ハウランド/西川賢一
『ドイツ人のバカ笑い――ジョークでたどる現代史』
アルンダティ・ロイ/加藤洋子『誇りと抵抗――権力政治を葬る道のり』
★講談社現代新書 6/18
佐藤正英『聖徳太子』
平田オリザ『演技と演出』
高橋繁行『お葬式の近現代史』
石澤靖治『アメリカ大統領の嘘――選挙と戦争の政治学』
日垣隆『現代日本の問題集』
★新潮新書 6/18
宮田律『中東――迷走の百年史』
島田裕巳『創価学会』
古橋信孝『誤読された万葉集』
黒井克行『男の引き際』
★ブルーバックス 6/18
大槻義彦『ゴルフ上達の科学』
千葉憲昭『カメラ常識のウソ・マコト』
小坂貴志『理系のためのTOEIC学習法』
★岩波新書 6/20
山口二郎『戦後政治の崩壊――デモクラシーはどこへゆくか』
西川潤『世界経済入門 第三版』
高橋哲雄『スコットランド 歴史を歩く』
高橋明『障害者とスポーツ』
★文春新書 6/21
双葉十三郎『日本映画――ぼくの300本』
鄭大均『在日・強制連行の神話』
草野双人『雑草にも名前がある』
河口鴻三『和製英語が役に立つ』
小関順二『プロ野球のサムライたち』
★中公新書 6/25
羽場久シ尾子『拡大ヨーロッパの挑戦――アメリカに並ぶ多元的パワーとなるか』
鷲谷いづみ『自然再生――持続可能な生態系のために』�
根本美作子『眠りと文学――プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか』�
一坂太郎『幕末歴史散歩 東京篇』
165 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/06/02 22:59
こんちは。もうちょっと忙しいのが続きそうなんで,下働きに徹するアルよ。
ちくまの勢古浩爾って「プロ2ちゃんねらー」だっけ? でもつまんないよね。
聖徳太子が密かなブーム? あとブルーバックスは最近こんなんばっかだね。
まあ今月は中公のEC、鷲谷いづみは読めるといいな。
並行して前月・前々月の積ん読消化もしなくちゃな(浅羽,哈日族,バスク…)
>>165 時代はECじゃなくてEUですよ。鷲谷いづみはオイラも読みたいな。
>>165 >ちくまの勢古浩爾って「プロ2ちゃんねらー」だっけ?
どういうこと?何かに書いてあったか?
新書って毎月どんどん出てるけど、それだけ売れない奴は絶版になってるの?
それとも増える一方?
そんなの新書に限った話じゃないでしょ
タイトルに魅力あるのほとんどないな。
171 :
無名草子さん:04/06/03 16:23
> 大槻義彦『ゴルフ上達の科学』
!!!!
仲正昌樹『「みんな」のバカ!――無責任になる構造』
随分とくだけたタイトルをつけたな。
内容はちゃんとしてるのか不安になる・・・
ハイデッガーとか扱うのだろうか。
新潮新書、「朝鮮総連」「創価学会」ときて次の月は・・・・
174 :
無名草子さん:04/06/03 19:02
>★文春新書 6/21
>鄭大均『在日・強制連行の神話』
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ワシらには自明のことでも一般人に対する啓蒙の書となれば
仲正は半可知な法哲学についてじゃなくて
ドイツロマン派について書いて欲しい
一般人より目覚めている人は大変だな
177 :
無名草子さん:04/06/03 21:13
>>173 「被差別部落」とか?
島田裕巳ってあの島田裕巳なのかな。
さっき買ってきた中公ラクレにはしおりが入ってない。
その代わりに、「ジャイアンツ観戦紙ナビ」を使わされるという
アンチ巨人には過酷な仕様になっている。
中央公論は完全にゴミウリの魔手に落ちたなと実感したよ。
宗教関係だしあの島田でしょうよ
新潮と文春はどんどん必死になっていくな。
ワンパターンでつまらん。
漏れのチョイスはとりあえず、
仲正昌樹、石澤靖治、日垣隆、山口二郎で。
この四人なら中身見ないでも買う気になるかな。
被差別部落 というか 解放同盟 は実際ありそうだw
183 :
無名草子さん:04/06/04 14:10
俺も山口二郎はいちおう読んでみるよ。
これまでと似たような内容だろうが。
184 :
無名草子さん:04/06/04 17:51
104 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/24(月) 23:55
>>103 批判の仕方が下らんのだよ。
>>99なんか内容のことは一言も触れてない。
アホに印象批評されても白けるだけなんだよね〜。
106 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/25(火) 00:12
>>105 >
>>102も内容のことは一言も触れず、ただ「下らん」としか書いてないじゃん。
>>99は本を批評する際にアホな方法を用いた。
>>102はその方法を下らないと切って捨てた。当然だろ?出直せ。
109 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/25(火) 11:41
どう考えても
>>99がダメダメだろ。
ダメなヤツがいくら他人を叩いても無駄。消えろ。
185 :
無名草子さん:04/06/04 17:51
113 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/25(火) 12:47
>>112 いや、所詮2chなんてその程度のレベルだろ。
いちいち反応した
>>102が大人げない。
>>99みたいなのは失笑してスルーするのが正解。
120 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/26(水) 23:36
>>106 「
>>102はその方法を下らないと切って捨てた。」っていうけど、
>>99の「くだらない批評」と同レベルにしか見えないんだよね。
違うのかな。
>>102はタテ読みもできなさそうだし。
121 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/27(木) 03:51
でもまあ、
>>99はくだらんな。
128 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/05/28(金) 01:39
自分の書き込みを正当化できず、批判を批判するしかない
>>99がバカ
粘着質な気質の方なんでしょう
188 :
無名草子さん:04/06/04 22:18
099 [04/05/24 20:36] 無名草子さん <>
辛淑玉センセイの『怒りの方法』を読んだ(もちろん立ち読みだぞ)。
自分が「在日」だから叩かれてると思い込んでる被害妄想振りは
相変わらず。でもトンデモ本の類として読むなら結構面白いので
血圧の高くない人は読んでみるといいよ!
103 [04/05/24 23:28] 無名草子さん <sage>
>>102 オタクもいちいちそういう返しすんなや。
褒めるところがあるならアンチが黙るような優れたところ指摘してみればいいだけやろ。
まともに褒めることもできないような本なら、批判されるのももっともだと思うがね。
189 :
無名草子さん:04/06/04 22:19
105 [04/05/25 00:08] 無名草子さん <sage>
>>102も内容のことは一言も触れず、ただ「下らん」としか書いてないじゃん。
自分に返ってくる言葉を吐くのはかっこ悪いぞ。
107 [04/05/25 09:37] 無名草子さん <sage>
>>106 残念ながら、お前の書き込みは下らんよ。
108 [04/05/25 10:30] 無名草子さん <sage>
>106
強弁してんじゃねーよ。帰れカス
190 :
無名草子さん:04/06/04 22:22
120 [04/05/26 23:36] 無名草子さん <sage>
>>106 「
>>102はその方法を下らないと切って捨てた。」っていうけど、
>>99の「くだらない批評」と同レベルにしか見えないんだよね。
違うのかな。
>>102はタテ読みもできなさそうだし。
127 [04/05/28 00:45] 無名草子さん <sage>
批評を批評するようなまるでくだらないことをする
>>102がバカ
191 :
無名草子さん:04/06/04 22:23
クソ迷惑なんだが。
辛先生のファンの方ですか
うーん、どっかいってくれい
196 :
無名草子さん:04/06/05 02:03
アンチうざすぎ
もういいからさあ、分かったからさあ。
そこまで拘る君方なら書けるんだろうから、
辛先生の新刊新書、怒涛の1万字書評をよろしく!
はい、198からね。どうぞー!!!
198 :
無名草子さん:04/06/05 04:04
来世紀まで待っといて。
古本屋で岩波新書「短編小説講義」(筒井康隆)げと。
煽り(・A・)イクナイ!!
202 :
無名草子さん:04/06/05 22:40
そうとうにしつこいなあ
203 :
無名草子さん:04/06/05 22:52
>>153 『拒否できない日本』、凄いね。
ショッピングモールの本屋で買ったその足でハンバーガーショップ
で読んでたら一気に最後まで読んでしまった。
どうか売れて欲しい本。
書き込みを正当化?キチガイはキチガイが支えてるってことか・・・
村上春樹のサリンジャー戦記読んだ。面白かったよ。
村上春樹って批評家の真似事もできるんだね。
小説家も真似事ですが何か?
102きもい
>>165 プロ2ちゃんねらーってのは、中宮とかいうひとのことでは。
諸君正論に最近よく書いてる。
勢古は関係ないでしょう。勢古の本は、タイトルにひかれるんだけど、
中身がイマイチって印象があるな。洋泉社から出てるのをいくつか読んだ印象では。
210 :
無名草子さん:04/06/09 03:41
あげ
勢古は評価分かれるね。浅羽が好きな人には向いてると思うがどうだろ?
必死なのはシンスゴだろうが
勢古は評論家の本読みまくってる読書好き。
中身がどうとかいうより、プロではない素人の勉強してる姿が、
かぎりなく2ちゃんねらー的なので、気に食わないこといっても、
それはまあそれで、許せるものがある。
214 :
無名草子さん:04/06/09 15:30
素人の勉強してる姿は2ちゃんねらー的なのか。意味不明だな。
>>214 わかりづらかったのならごめんね。
評論家の本を読んでそれを引用しまくった新書を書いたからだよん。
知識人批判をまるごとパクったのみてそー思ったよ。
>>212 >>99よ、トリップ付けてくれないか?お前のアホ発言はもう読みたくないんだが。
>>218は、うまい挑発をしたつもりなんだろうなあ
>>219は、うまい挑発をしたつもりなんだろうなあ
>>99は人のマネしかできないコピペ坊でした。チャンチャン。
>221=102
お前、そろそろいい加減にしろよ。お前が一人でやってんのはみんな分かってんだよ。
(・∀・) キエロ
おまえら、どっちもきえろよ
おまいら楽しそうでいいなw
やっぱり強制IDのない過疎板はこうなるんだな
227 :
無名草子さん:04/06/09 21:25
>>99消えろっていう気持ちは
>>102に限らず共有されてるんだよ。
沈静化してしばらくしてアホみたいに粘着して蒸し返してるのは
>>99だからな。
228 :
無名草子さん:04/06/09 21:30
キチガイはいいかげん消えろやボケ
>>225 楽しそうか?アホにしか見えんが。
こういうのを楽しいと思う感覚は森喜朗レベルだな。
230 :
無名草子さん:04/06/09 21:33
>>228 キチガイの筆頭であるお前が真っ先に消えるべきだろ。
>>230 無闇に喧嘩を売るなよ。無視することが出来ないのか?
辛スレでも作ってそこでやってくれ。
>>231 なんでもかんでも辛に結びつけて楽しい?
>>232 発端になったの
>>99のレスじゃないの?
おれは幼稚な荒らし行為をやめてほしいだけ。他意はない。
アホばっか。
わかったから、もうやめれ。
ちっとも新書総合スレとしての機能果たしてないじゃん
喧嘩したけりゃ他所でやれよ
>>99がヒステリー起こさなけりゃいいだけのこと。素直に消えてくれ。
>>211 >勢古は評価分かれるね。浅羽が好きな人には向いてると思うがどうだろ?
どっちも「普通の人には思想は必要ない」だから、方向性は近いと思う。
浅羽『ニセ学生マニュアル』の続編と言える先月の新書2冊は、
昔の「マニュアル」の各章総論部分だけがより徹底的に論じられた感じ。
で、今回は切り落とされた「マニュアル」の各章「各論」部分の魅力は、
当代の学者・評論家の主張をおちょくりながら紹介するバランスにあった。
同じちくまの翌月に出たこともあって、
勢古さんのはその「各論」として読める気がする。『まれにみるバカ』より内容豊富。
読み終わったら、改めて書き込むかも。(今3章まで読み終わった)
守中高明、大月隆寛あたりがひどい言われよう(それぞれ15頁、39頁)。
二人の駄目なところを巧みに引用してます。
239 :
無名草子さん:04/06/10 02:13
_____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/:\.____\ / 対ガッ用高性能ぬるボックスのテスト開始!
|: ̄\(∩( ;゚∀゚) < ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽーーーーーーーー!
|: |: ̄ ̄ ̄∪:| \ ぬるぽっぽぬるぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
\___________
バタンッ!! ガチャ
________
|: ̄\ \ <ヌルポヌルポー!!鍵もかけた!!さぁどっからでもかかって来い!
|: |: ̄ ̄ ̄ ̄:|
_r'⌒⌒  ̄ `ヽ_
( )
___{ { +.:♭*♪
,.ィ´┃┃゙〜 (⌒)τ ) .♪*
/l ┃┃ ln ζ { :♯゚♪。
/ヾγ⌒>、l__>っ - ,ィ ノ *:.♪.:。.
/━ λ_〃-、___Зーヘ.丿 `ー' ゚ みんなまったり行こうぜ
┝ ━/: : : : :}__,二ぅつ ___________
┝ー/: : : : : :.〈_ξ: λ)__」______,r―――‐|
▽: : : : : : μ }: :/ニr' 〃___|
\: : : :ノ У: :/└‐rr―――――‐'´ |.|
-==≡ ニ三Ξ≡`ニ´ニ≡ l」=≡≡==‐==≡l」==‐―-
241 :
無名草子さん:04/06/10 02:38
_.. ..‐::´/
_/::::::::::::/
_/:::::::::::::/ ____
,..::::´::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::._/
/:::::::::::::::::| ヽ、:::::;::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::|´|ヽ |/_:::.::/
_ .. -─':::::::::::::::、::|`' , .!::∠
`'' ‐-.._:::::::;-‐、`(●) (●) |::::`::-、オッス!オラ無職!
=ニ二::::::::::::::::|6 \___/、| -──` 将来がやべえ状態だってのに
‐=.二;;;;;`‐t \/ ノ なんだかすっげえワクワクしてきたぞ!
242 :
無名草子さん:04/06/10 02:41
今の有効求人倍率は?
243 :
無名草子さん:04/06/10 02:42
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ '''''' '''''' |
|(●) (●) |
/ ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
/ ` -=ニ=- |
{ `ニニ´ |
ヽ、 ノ |
``ー――‐''" |
/ |
| | |
ムーメンが、このスレに興味を持ったようです。
だからバトルは他所でやっとくれ
新書総合スレとして普通に使いたい香具師にはどうでもいい事なんだから
>『拒否できない日本』、凄いね。
>ショッピングモールの本屋で買ったその足でハンバーガーショップ
>で読んでたら一気に最後まで読んでしまった。
>どうか売れて欲しい本。
奇遇だね。俺もモスバーガーで一気に読んだ。
アメリカニズム批判の書、なんだけれども・・・いまどきありがちなことか。
4章の司法改革ネタあたりで引用される文献は、
法科大学院入試でも出題されたような一流学者の著作がほとんどで、侮れない。
何より、アメリカ側の公開文書で、
「日本の法律をアメリカの業者に都合よく改正させました」
てな具合に、成果として堂々と報告されてるのが、意外性があってよろしい。
陰謀論だからこそ、日米通商の歴史が頭に入りやすいんだ、分かりやすくて。
で、この著者の関岡さんが絶賛してやまないのが副島隆彦サン。
このエキセントリックな人物の面白すぎる名言がいじられてるのが、
ちくまの新刊、勢古浩爾『思想なんかいらない生活』179〜187頁。すごすぎる・・・
247 :
無名草子さん:04/06/11 00:35
副島隆彦ってw
蓮実、柄谷、と並んで副島だからね(間に色んなのが挟まってはいるが)。
前代未聞でしょ、この並び方。
あ、著者自身、団塊の世代ゆえ、
竹田青嗣、加藤典洋、橋爪大三郎、小浜逸郎の四人については、
その文章の特徴も含めてきちんと書いてあります。
更に後の章では、2ch批判も展開されてるんで(234頁以下)
ここでこう言われるのは不快かもしれませんが、面白かったすよ、勢古さん。
あ、それと、「カイジ」の福本伸行の異色作『最強伝説 黒沢』についても
思いを綴ってます。これは第7章の冒頭です。
>>246 >『拒否できない日本』
でも少なくとも一読の価値はあったでしょ?
まあ、陰謀論の類の本といって間違いではないけれど
小泉のやってる事なんか見てるとブッシュ(を操ってる勢力?)
のリモコンじゃねえかと漏れはどうしても感じちゃう。
死去がらみでレーガン賛美的な報道を中和するにもここで描かれている
70年代以降の通商政策史に目を通した方が良いよね。
著者のキャリアのスタートが銀行員から始まっていて
バブルの萌芽から破裂までを生で知っているというのもミソ。
ちなみに、246と248は一続きの書き込みとして読んだほうが良い?
250 :
無名草子さん:04/06/11 07:38
ぬるこ
253 :
無名草子さん:04/06/11 22:50
爆笑
失笑
>>249 >ちなみに、246と248は一続きの書き込みとして読んだほうが良い?
その方向でどうぞ一つ。
>でも少なくとも一読の価値はあったでしょ?
>まあ、陰謀論の類の本といって間違いではないけれど
私は、陰謀論にも存在価値は十分にある、と思ってます。
井上清『日本の歴史』(岩波新書、全三巻)を読めば、
バリバリの階級闘争史観だけれど、日本史全体に筋の通った説明が得られるし、
金子仁洋『政官攻防史』(文春新書)を読めば、
官を悪とし、政を善とする「善悪二元史観」というフレームを通して、
複雑な近代日本政治史が、躍動感たっぷりに理解できるようになる。
その本が採用している「陰謀」というお話に取り敢えず乗っかってみることで、
楽しく知識を得られる。然る後に、自分なりに穏当な物語に編成すればいいわけで。
だから、「陰謀論」と呼んだのは評価できない、って意味じゃありません。
日米通商交渉や、司法改革を含む日本法文化の行方に興味があるなら、一読の価値あり、と思いますよ。
ビジネス・エシックス読了。
しかし、いまひとつ理解出来ていない。
もう一度読もうと思うが、その前に、
倫理、カント、企業についての入門書は
無いでしょうか。
また、この本を読まれた方の感想を聞きたい。
ごめんごめん。ちゃねらーの糞共に倫理の話を
訪ねるのは、無理だったようです。
へびさん、この本読みました?
2chでの糞共発言ほど悲しい諸刃の剣はないな
倫理の話を訪ねる・・・・・確かに無理だ。
260 :
無名草子さん:04/06/18 19:26
『在日・強制連行の神話』鄭 大均著・文芸春秋
注文したぞー
今から届くのが楽しみだ
平凡社新書とPHP新書が、同じ月に同じ筆者の本を刊行してます!
ほぼ無名の精神科医で、テーマも同じ。
岡田尊司「人格障害の時代」と「パーソナリティ障害」だって。
人格障害=パーソナリティ障害だもんな。
原稿はさすがに書き分けていたけれど、これは「事件」なんじゃない?
姉さん、事件です!
263 :
無名草子さん:04/06/20 15:39
>>261 たまにあるよね
まあ全く内容が一緒だったら問題だけど
ちなみに
[人格障害の時代](平凡社新書) 本体価格:720円
>医療少年院勤務の精神科医が、豊富な臨床経験を基に、この社会に広がる「人格障害」という現象を解読。
>現代人の心に何が起きているか? 迫りくる精神の危機は、決して他人事ではない。
[パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか](PHP新書) 本体価格:780円
>内容:現代人の多くが抱えているパーソナリティ障害の諸問題と解決策を、精神医学の観点から詳細に解説。
>豊富な具体例がとても参考になる。
>解説:パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障
>をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる
>……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ
>障害であるという統計もある。
>
> 本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれに
>ついて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。
>パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。
>
> 巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシート
>を利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。
・・・一緒っぽいね
まあ出版社の性格が違うからね
その点では内容が異なるかもしれないけど
同じような内容の本を何冊も出す人はいくらでもいるから
まあ別にどうでもいいんじゃない。
発売が同時なのはたまたまだろ。
執筆時期はバラバラなんだろうし。
どっちかの編集がやたらと遅れたとかさ。
266 :
無名草子さん:04/06/24 10:33
嶋中雄二「日本の景気」(角川oneテーマ21) 【9点】
戦後の日本の景気を、短期から超長期までの4つの景気循環サイクルで説明。
各10年代ごとに前半は景気が悪く後半は良いという前半・後半の法則を説く。
膨大な統計資料を駆使した分析は説得力がある。
エコノミスト・ビジネスマンの間で大きな話題となると思われる。
山口二郎「戦後政治の崩壊」(岩波新書) 【5点】
戦後の自民党政治・官僚政治について検討・批判。小泉政権の問題点も批判。
多くの本やメディアで言われてきたことの繰り返しで新鮮味なし。
政策コミュニティ解放や地方分権を唱えるものの、抽象的で、
提言として貧困すぎる。
267 :
無名草子さん:04/06/24 14:28
仲正昌樹『「みんな」のバカ! 無責任になる構造』(光文社新書) 【4点】
「みんなやっている」と言いたくなるとき、その人にはどんな心理が働いているのか、を考える本。
「自由には社会的責任が伴う」という漱石の言葉こそが、かえって無責任を招くという逆説は興味深かった。
しかし、前半部分で示される、ハイデッガーの言うダス・マン=世人を「みんな」と読み替えてみることは、
現実への認識を果たして深めるものか。単に現実の側面を哲学の言葉に当てはめているだけに思えてしまう。
むしろ、「わたし」と「みんな」の関係を考えてしまうような貴方は、もはや「みんな」の一員たりえないのだ、
という最終部で結論として示される問題意識についてこそ、より深い思考を提示すべきではなかったか。
「みんな」を求める自意識の持ち主は、もはや「みんな」たりえない、というのが、ドイツロマン主義のアイロニーだ、
と言い残して文章は終わる。むしろ、そこからこの一冊は始まるべきではなかったか。
金沢大学内の雰囲気など、皮肉な視線を向けた身辺エッセイ部分は面白いが、不満は多く残る一冊だった。
268 :
無名草子さん:04/06/25 11:14
>>256 倫理なら
『現代倫理学入門』加藤尚武 講談社学術文庫
カント哲学なら
『純粋理性批判を読む』黒崎何某(?) 講談社選書メチエ
カント倫理なら
↑2つ読んでから、『道徳形而上学原論』カント 岩波文庫
あたりか。ビジネス・エシックスは読んでないからなんともいえないけど。
「思想なんかいらない生活」
立ち読みしたけどちょっとひどいなあ。
「思想なんかいらない」というのもひとつの思想的立場である以上、
この本もいらないと思うのだが、そのあたりはどう考えているんだろ?
しかし同時に「<ぼく>と世界をつなぐ哲学」を同時に出すなんて
ちくまは一体なにを考えているんだか。
朝生のパネリストがなんとなくムカつく人にはおすすめ。
272 :
無名草子さん:04/06/28 02:04
>>271 Forbiddenになってる。
まあ期待しよう。たまにあげ
「一般公開は30日午前9時から」だから
274 :
無名草子さん:04/06/28 10:50
>>270 勢古の「こんな男になりたい」は良かったんだけどな。
「俗物」とか「バカ」とか「自分力」とかワンテーマで乱発しすぎたよ。
今度は「思想」ってんで期待してみたけど相変わらず薄い。
文章力はあるし目の付け所もいいと思うのだが新書ブームにのっかって
才能を浪費してるように思う。
>>274 >今度は「思想」ってんで期待してみたけど相変わらず薄い。
知識人の言説の無効性を論じてみたかったのかもしれないが、よって立つところが
「普通の感覚」なんだから絶望的だよな。いわゆる「普通の感覚」というやつが
ある種の政治的目的のための大衆動員に利用されるというのはこれまで散々指摘されてきたこと
なんだが、それに対する有効な反論らしきものは見られなかった。
むしろ題名を「わたしのインテリコンプレックス」と変えれば赤裸裸な告白物として価値が生じるかも。
だいたい「普通の人々」に対して商業出版で自己の意見を開陳できる立場にある人間が
インテリ批判をして見せたって「あんただって似たようなもんじゃねえか」と「普通の人々」は感じると思うよ。
こういうのを見るにつけ確信を深めるんだよね。
思想なんていらない、と。
こういうのを見るにつけ確信を深めるんだよね。
勢古の本なんていらない、と。
そう思ったら読まなきゃいいだけ。
こりゃ余程癪に障るところがあったんだろうなw
知識や教養を身につけたいと思っている毎日日曜日の無職です。
社会学や哲学の分野でお薦めの新書を教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
知識や教養を身につけたいなら社会に出ろ
実践なくしてなにが身に付くもんか
>>279 新書じゃないけど「反社会学講座」を読みましょう。
そこかしこにいる自立・自己決定論者の意見を相対化できます。
島田裕巳『創価学会』(新潮新書 072)【7点】
約10年前にオウム騒動のため大学辞職を余儀なくされた宗教学者による創価学会の分析本。
島田氏による新規の調査があるわけではないが、過去の研究やルポルタージュを要領よく纏めていて、入門書としていい出来だと思う。
日蓮正宗との関係断絶といった基礎知識や、創立以来3人の会長についての(その挫折体験も含めた)人物像などが明快に把握できた。
もちろん、創価学会のもつ排他性や、今後の問題点への指摘もあり、目配りは広く、客観性はあると思う。
興味深かったこととしては、庶民出自の池田名誉会長が、高学歴の幹部たちに公開の場で厳しい批判を浴びせることで、
庶民の多い一般の学会員の支持をとりつないでいる構図の指摘がある。
こういったインテリにとっての居心地悪さが、組織としての限界につながる、というわけである。
以上の構図でも分かるように、創価学会は都市下層の人々を中心に拡大してきた集団だった。
戦後の高度成長に合わせて、生まれ育ったムラを離れることを余儀なくされた人々を迎え入れたわけだが、
今となってはムラが衰退した結果、それは日本に残った最後の強固な共同体=「巨大な村」となった。
ずっと農村を基盤としてきた自民党と連立を組むに至った所以の一つはそこにあるとする論法は分かりやすい。
今後、低成長時代が続くようなら、相互扶助の共同体を必要とする人々は増えるだろうが、
もはや日本には、機能している共同体はほとんどない(その例外が創価学会)、といった辺りの指摘は、
今後の日本社会のあり方を考える上で見落とせない論点と言えるだろう。
電力や水道やらの公共サービスを民営化することの是非を、
各国の事例に照らして論じている新書はありませんか?
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 今月の刊行予定 まだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
285 :
無名草子さん:04/07/04 17:54
>>271 そこオープンしたけど、重くてかなり使いづらい。アマゾンとかでサーチしたほうがマシ。
286 :
無名草子さん:04/07/09 11:10
>>282 読んだ。
確かに入門書という意味では最適かも。
下手に興味をあおるような書き方もしてないし。
もう少し公明党との組織関係も知りたかったが。
287 :
無名草子さん:04/07/09 12:52
羽場久み子「拡大ヨーロッパの挑戦」(中公新書) 【7点】
EU統合の歩みと今後の展望を説く。中・東欧各国の民主主義進展の度合いや、
ハンガリーの現代政治・国外マイノリティーに関する記述が出色。
巻末の年表も貴重。ただし通貨など経済面に関する言及はない。
読んで損のない本だと思う。
288 :
無名草子さん:04/07/09 22:46
『学者の値打ち』
鷲田小彌太がBでマックス・ウェーバーがCって、いくらなんでも・・・
ヴェーバーの価値は『〜ヴェーバーの犯罪』のおかげでぐーんと落ちてる。
その本が話題を呼んだのは記憶しているけど、
それにより、ヴェーバーは不誠実な並以下の学者であるという評価が定まったんですか
291 :
無名草子さん:04/07/10 00:06
>>290 あの本はウェーバー学者から一斉砲火を喰らって撃沈
★ちくま新書 7/7
滝川一廣『「こころ」の本質とは何か――統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ』
鷲田小彌太『学者の値打ち』
志村史夫『「水」をかじる』
貫成人『哲学マップ』
海野和男『昆虫の世界へようこそ』
★PHP新書 7/15
吉岡幸雄『「和」の味を愉しむ』
二宮清純『勝者の組織改革』
ロバート・グレイヴズ『抄訳・ギリシア神話』
山村竜也/編著『同時代人が見た新選組』
★平凡社新書 7/15
丸田隆『裁判員制度』
岡部史『古きよきアメリカン・スイーツ』
小田光雄『ヨーロッパ 本と書店の物語』
★集英社新書 7/16
田中優子『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』
東京新聞・中日新聞文化部『文学館のある旅103』
宮田律『イラクと日本』
チャルマーズ・ジョンソン『帝国アメリカと日本』
★光文社新書 7/16
矢野龍彦/金田伸夫/長谷川智『ナンパの身体理論――身体が喜ぶ動きを探求する』
一之瀬俊也『明治・大正・昭和 軍隊マニュアル――人はなぜ戦場へ行ったのか』
谷川一巳『ローカル線ひとり旅』
生島淳『世紀の誤審――オリンピックからW杯まで』
周藤芳幸『物語 古代ギリシア人の歴史――ユートピア史観を問い直す』
★岩波新書 7/20
斎藤貴男『安心のファシズム――支配されたがる人びと』
西崎文子『アメリカ外交とは何か――歴史の中の自画像』
田村秀男『人民元・ドル・円』
斎藤槙『社会起業家――社会責任ビジネスの新しい潮流』
桜井万里子・橋場弦『古代オリンピック』
新藤兼人『シナリオ人生』
★講談社現代新書 7/20
金子勝『粉飾国家』
向一陽『全国離島案内』
生田哲『聖書の中の女たち』
小林公夫『論理力を鍛える』
小倉純二『サッカーの国際政治学』
★ブルーバックス 7/20
原田豊太郎『間違いだらけの英語科学論文』
内山裕之『Q&A親子で楽しむ動物のナゾ』
早稲田大学応用物理学科『応用物理の最前線』
★新潮新書 7/20
玉岡かおる『タカラジェンヌの太平洋戦争』
斎藤充功『昭和史発掘――開戦通告はなぜ遅れたか』
三田誠広『団塊老人』
黒川伊保子『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』
★文春新書 7/20
伊藤惇夫『永田町「悪魔の辞典」』
増田悦佐『高度経済成長は復活できる』
文藝春秋/編『植村直己、挑戦を語る』
泉三郎『岩倉使節団という冒険』
玉置通夫『甲子園球場物語』
★中公新書 7/25
阿辻哲次『部首のはなし――漢字を解剖する』
小林篤子『高齢者虐待――実態と防止策』
中村健之介『永遠のドストエフスキー――病いという才能』
志摩園子『物語 バルト三国の歴史――エストニア・ラトヴィア・リトアニア』
295 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/07/10 02:27
遅くなりってスマン&おヒサです。感想のほうはそのうち…
>>166 アヒャ!
>>167 アヒャヒャ!
>>208の言う通り,中宮崇という人と混同してたYO! 恥ずかちー。
>>257 『ビジネス・エシックス』読んでません。ビジネスもエシックスもイマイチ縁がないもんで…
>>294 >黒川伊保子『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』
これが異様に気になる・・・
言語特有のレアリテについての本じゃないの?
ギリシア関係オリンピック関係は今年結構たくさん出るんだろうなぁ
299 :
無名草子さん:04/07/10 14:02
高校の国語の先生が、
「教養としての大学受験国語 」(ちくま新書)を薦めていたのですが、
良書なんでしょうか?
立ち読みしようとしたら本屋になかったんで。
良スレで300ゲト
301 :
無名草子さん:04/07/10 18:24
>>299 キミ何年?
受験生なら読む価値あるよ。
302 :
無名草子さん:04/07/10 18:40
>>301 高3の来年受験です。
国語に苦手意識を感じてるので丁度いいかも。
303 :
無名草子さん:04/07/10 18:44
>>302 ガンガレ!
良い先生に教わってるみたいだね。
漏れの学校には新書を薦める教師は皆無だったな・・・
304 :
無名草子さん:04/07/10 18:55
>>303 良い本なんですか!アリガトウございます。
うちの高校の国語の先生は好印象の人ばかりなんです。
去年退職した先生は、月に2回新聞数社の記事をコピーして冊子にして配ったり、
教科書で夏目漱石をやるとなったら、補充テキスト(原文コピーとか資料)などを、
生徒全員に配ったり。
おかげで一年で1000ページ以上の文学冊子ができあがりました。
そんな先生が増えて欲しいっす。
斎藤貴男『安心のファシズム――支配されたがる人びと』
この手の、読む前から内容がわかるような政治的な本は
もういい加減にしてもらいたいね。
308 :
無名草子さん:04/07/10 23:22
お前のつまらん書き込みをいいかげんにしろ
>>307は読まずに本の内容が全てわかってしまうエスパー。キモー
著者の考えが気に食わないなら、それを無視して事実を記述した部分だけを
読めばいいだろ。斉藤貴男の本はちゃんと取材して書いてるからそれなりに面白いよ。
まあまあ、皆さんもちついて。
すごい噛み付きっぷりだ
長文でもないのに
>>313 それだけアホな書き込みだってことだよ。
荒らしてるやつの言い訳が見苦しい。
気に食わないやつが褒められていたり、好きなやつが叩かれていたりすると
痛いたたき方しなければならない幼稚さがウザすぎる。反論以前だろう。
ほんとだよな。
>>307はまさに幼稚の極致。反論以前。
>>315 >>307の書き込みのどこら辺が「気に食わないやつが褒められていたり、好きなやつが叩かれていたり」なのか知りたいもんだな。
褒めも叩きも読み取れないんだが。読まずに感想言ってるだけだろ、ただのタワゴトとしか思えん。その意味では確かに"反論以前"。
斎藤貴男って『教育改革と新自由主義』という本も出してるんだね。
寺子屋新書。聞いたこともないよ。読んだ人いますか?
アマゾンで書評検索してみたら小谷野敦が酷評しててワロタ
シンスゴのつぎは斎藤貴男ですか…。分かりやすい嵐くんですね
>>318 >斎藤貴男って『教育改革と新自由主義』という本も出してるんだね。
>寺子屋新書。聞いたこともないよ。読んだ人いますか?
基本的には斎藤の主著『機会不平等』の(第一章と終章の)焼き直し。
寺子屋新書ってのは、子どもの教育論がコンセプトのシリーズなので、
親御さんに語りかける口調になっており、
ですます体なので文章が薄い気がして、斎藤の読者には物足らないところもある。
「心のノート」や学校での国歌・国旗強制の様子のレポートなど、
『機会不平等』以降の主な流れと情報を補うことができるのがメリットか。
>著者の考えが気に食わないなら、それを無視して事実を記述した部分だけを
>読めばいいだろ。斉藤貴男の本はちゃんと取材して書いてるからそれなりに面白いよ。
同意。当事者でもない上に学生の俺にも、
労務管理や労働組合の実態についてのルポを読む気にさせるんだから、たいした書き手だ。
320の補足。
・寺子屋新書の全てが「ですます体」ではないです、念のため。
・寺子屋新書はこの春に始まった新シリーズで、まだ十冊も出ていない。
・斎藤さんの主張に近いシリーズのようで、
昨日の朝日新聞の書評欄では、斎藤さんがオススメの三冊にこれを挙げてました。
岩川直樹・船橋一男編著『「心のノート」の方へは行かない』(寺子屋新書・840円)
受験生の必読書は
丸山真男『日本の思想』と小林秀雄『考えるヒント』
であったと坪内祐三で読んだ。
>>318 アマゾンで書評検索してみたら小谷野敦が酷評してて
小谷野あつしって、こんな奇矯なところが面白い
しかもそのレビューが↓というのがまた笑える。
>5 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
>>326 ・・・まあ金払ってまで読むもんじゃないな
一応故人のご冥福はお祈りしとくけど
戦後政治史を大掴みにするのにいい新書はないですかね?
>>326 山口二郎教授が引き継いで改訂するらしい。8月に出るとか。
なんで本人が書かないのかと思ったら亡くなったのか。。。
>>328 左よりのはあるんだけどね
ただ右よりのがないからバランスがとりにくい
左とか右とかいう単純な人の以外で何かないですかね?
『日本型ポピュリズム』『日本政治の対立軸』『自民党の研究』あたりはどう?
『日本政治の対立軸』はちょっと面白そうだから読んでみます
335 :
無名草子さん:04/07/23 12:03
age
336 :
無名草子さん:04/07/24 00:06
今月は不作だっ棚。
なにもよまなかったのかね。
\ /
NULLPO!! .\ .∧_∧ . /ガッ必死だな(藁
* \ ( ´∀`)<ぬるぽ/V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ + \ /l_∧ カタカタ . ∧_∧
( ´∀` ) .\ .../( ´∀) /\ (∀・ ,#)←叩き人
+ (つ ⊃ * + \ ∧∧∧ / ..( つ===〕〔===⊂ __,)
( ヽノ <予 ぬ> ┌(_. ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄_,)┐
*. し(_) + <感 .る> ┗┳━||') .('||━┳┛
<!!!! ぽ> .┻ .(||_) ..(_||) .┻
───────────< 祭>────────────────
< り.> ♪
_| ̄|○モウヌルポ < の> ..♪ ∧ ∧ ♪ よ〜く考えよ〜 ♪
/ ∨∨∨ \ (,,゚Д゚). ♪ ぬるぽは大事だよ〜 ♪
ぬるぬるぽ ./ ∧_∧ .\ . |つ[|lllll]). う〜う、う〜う、ううう〜 ♪
 ̄ ̄~V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./≡ .( ・∀・ )ヌルポ \ 〜| |
.(・∀・) / -=( つ┯つ .\ .U U
(∩∩) ./ -=≡/ / // \
./ .-=≡(__)/ ) \ .∧_∧
./ ,-= (◎) ̄)) .\( ´∀` )<NullpointerException
\_ __________________________/
●鷲谷いづみ『自然再生――持続可能な生態系のために』中公新書…【8点】
生物多様性の危機を訴え,「征服型」と「共生型」を超えた「積極的共生型」の対環境
戦略を提唱,英国・NZ・日本での取り組みを紹介。しかし,2ちゃん見てると,たまに
「生物多様性リテラシー」(p.145)教育が一番大変なんじゃないかと思うことがあるねえ。
いまごろかよ! と言われそうなので↓こそーっと置いときますね。
○浅羽通明『アナーキズム――名著でたどる日本思想入門』ちくま新書…【9点】
○浅羽通明『ナショナリズム――名著でたどる日本思想入門』ちくま新書…【9点】
いやどっちも面白かったよ。クスリみたいな実用品としての思想のカタログ/マニュアル
という目論見は成功でしょう。副作用の注意書きみたいに,辛口コメント(ときに冷笑?)
で各項の限界や問題点を指摘してたり。索引も読書案内もついてるし,今年のベスト10
には入りそう。例によってここに出てくる文献で読んでないものが多くて焦ったり悔しかっ
たり。丘浅次郎(A)とか。小熊『民主と愛国』(N)も読むかなあ…。ま,文庫になっ
たらw。この浅羽本,各所で好評のようで,シリーズで次に出るのは…フェミニズムか?
※ところで,A・ベルグソン→H・ベルグソン,平塚らいてふ→平塚らいてう(ともにA)
ではないのか?
>>339 小熊本は新曜社が文庫化しないと明言してるよ
341 :
無名草子さん:04/07/28 23:21
>>339 他にも、ブルーワーカー→ブルーカラー(N)、旧態依然→旧態然(A)とかある。
面白い本なので細かいボケは忘れてやってください。
ブルーワーカーって少年漫画誌の最後に広告出てるヤツでしょ?w
それは「ブルワーカー」
一ノ瀬俊也 『明治・大正・昭和 軍隊マニュアル』 (光文社新書)
まだ読み切ってないけど資料としてイイとこに目をつけたなぁて感じ。
このマニュアルてのは、軍隊に入ってからの行動マニュアルとかではなく、
「入営者の心得、出征兵士への送辞例」マニュアル。
徴兵する側がされる側に対して戦争をどう説明しようとしていたか。
徴兵される側が戦争を(建前として)どう納得しようとしていたか。
当時の戦争観が建前も本音も合わせて浮き出てる。
公文書じゃなくてもいろいろ推察する方法ってあるんだな。
いや、専門の人にはあたりまえのことなんだろうけど。
哲ちゃんねるにも書いたのですが
「諸君!」で宮崎哲弥が連載してる新書読破のコーナーで
取り上げられてる新書の過去のリストってどっかにないですかね?
哲ちゃんねるって何?
>>340 そうですか。じゃあ読まない。(←おいおい,でもたぶんホントに)
>>341 それは気付かなかったw
●高橋繁行『葬祭の日本史』講談社現代新書…【8点】
近代葬祭業の草創期から火葬場の技術革新,「毛坊主」の民俗,エンバーミングの普及
など最新葬式事情まで。著者はルポライターだそうなのでフットワークがいいのはもち
ろんだが,文献・史料も幅広く読んでいるようで,味のある本だと思う。エグい話も蟻。
もう8月かよ。新刊予定貼っときます。
★ちくま新書 8/7
水谷三公『(仮)丸山真男――ある時代の肖像』
香山リカ『(仮)<私>の愛国心』
井上真琴『(仮)図書館に訊け!』
加藤秀一『(仮)<恋愛結婚>は何をもたらしたか――性道徳と優生思想の百年間』
★講談社現代新書 8/9
青島広志『作曲家の発想法』
菊池良生『ハプスブルクをつくった男』
村尾信尚『こうすれば行政は変えられる』
★平凡社新書 8/11
中村うさぎ/石井政之『自分の顔が許せない!』
鈴木眞哉『戦国鉄砲・傭兵隊――天下人に逆らった紀州雑賀衆』
村上直久『世界は食の安全を守れるか――食品パニックと危機管理』
都築勉『政治家の日本語――ずらす・ぼかす・かわす』
★光文社新書 8/11
金井壽宏『組織変革のビジョン』
小西行郎『早期教育と脳』
内藤誼人『スナップ・ジャッジメント』
池内紀『隣のカフカ』
B・R・アンベードカル/山際素男・訳『ブッダとそのダンマ』
★PHP新書 8/16
久保田展弘『正義と宗教(仮)』
和田秀樹『<疑う力>の習慣術』
中曽根康弘『宰相論(仮)』
山本弘人『汚染される身体――食品添加物・環境ホルモン・植物アレルギー』
★集英社新書 8/17
大嶺俊順/森田郷平『思ひ出55話 松竹大船撮影所』
近藤二郎『ヒエログリフを愉しむ』
竹山博英『ローマの泉の物語』
三留理男『悲しきアンコール・ワット』
★講談社ブルーバックス 8/18
武蔵工業大学・編『なんでも測定団が行く』
日本機械学会・編『流れのふしぎ』
★岩波新書 8/20
小池政行『現代の戦争被害――ソマリアからイラクへ』
石川真澄『戦後政治史 新版』(山口二郎・補筆)
内藤正典『ヨーロッパとイスラーム――共生は可能か』
石黒マリーローズ『聖書でわかる英語表現』
★文春新書 8/20
日本医学ジャーナリスト協会・編著『あなたのためのがん用語事典』
平山洋『福沢諭吉の真実』
田中宇『非米同盟』
譚■美『中華料理四千年』 ■=王+路
横江公美『第五の権力 アメリカのシンクタンク』
★新潮新書 8/20
青井汎『宮崎アニメの暗号』
キャリナビ編集部『転職の見つけ方 親子で読む職業読本』
塩見和彦『「ほんもの」のアンティーク家具』
足立紀尚『牛丼を変えたコメ 北海道「きらら397」の挑戦』
★中公新書 8/25
佐藤卓己『言論統制――情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』
吉田新一郎『いい学校の選び方――子どものニーズにどう応えるか』
黒澤和子『回想 黒澤明』
尹戴善『韓国の軍隊――徴兵制は社会に何をもたらしているか』
353 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/08/03 02:24
あげ忘れ。
なんか同じ著者を各社が使い回してるような気がするなー。
おつかれさんです。新潮のショボさが際だつなw
香山リカの本、また話題になるのかな。
個人的にはちくま新書は今月は加藤と水谷に注目したいが
(図書館にはちょっと興味が湧かないのでパス)。
元総理大臣が新書出すのって初めてじゃない?
最近、池内紀(とカフカ)がブームなの?
中曽根はカッコつけるからなー。
あんまりエグイ話は出てきそうもないなー。
>>350-352 毎月、ワードにコピペして購入・検討リストを作ってます。
今月もありがとう!
360 :
無名草子さん:04/08/10 01:41
日本映画関係が2冊あるのが嬉しい。
361 :
無名草子さん:04/08/12 19:44
小田光雄『ヨーロッパ 本と書店の物語』(平凡社新書)4点
出来がよろしくない。章による凸凹(記述の詳細度の差)がありすぎ。
高木裕・大山真人『スタインウェイ戦争――誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか』(洋泉社新書y)8点
某ピアノ輸入会社を実名で批判していて、なかなかに面白い。
中曽根元総理は自分で書いたんかなぁ?
2ちゃんねるが大嫌いな中塚尚子=香山リカの本はどうよ?
相変わらずくだらない?
香山リカはおもしろいよ。
菊池良生『ハプスブルクをつくった男』 3点(ブックオフ行き決定)
ハプスブルク家が「大公」を名乗るきっかけをつくった建設公ルドルフ4世の話。
わずか26年で夭折、その破天荒な生き様は、新書よりも小説にしたほうが面白そうだ。
前後の歴史の記述がひどく大雑把なので、同じ著者による『神聖ローマ帝国』とか
江村洋の『ハプスブルク家』(いずれも講談社現代新書)なんかを読んでからのほうがいいかも。
直接関係のない時代のエピソードを詰め込みすぎなのもマイナスだ(たとえばpp.122-123)。
結局、『神聖ローマ帝国』第7章中の建設公ルドルフ4世の記述のほうが、簡にして要、
本書で読むべきはむしろアルプレヒト賢公(ルドルフの父)を扱った第2章だけかもしれない。
どうでもいいが、本書中の「必須アイテム」という言葉の使い方が変。
「お家存続のために子宝が必須アイテムの時代、……」(p.35)
「19世紀後半の必須アイテムとは民族主義である。」(p.182)
大学生なら新書なんか読むな
と指導教授に言われますた。うるせーバカ。
参考文献にしたわけじゃねんだからほっとけ。
専門外なら新書読んでも一向に問題ないと思うがな。
専門にかんしては新書読んでも役に立たないので読まないが。
そうそう、新書っていうだけでもう全然ダメ!
ハードカバーの良書も新書に入った瞬間に愚書と化す!!プ
新書は書き下ろしがデフォで
単行本から新書になるって例はめったにないと思うんだが・・・
なるほど、じゃあやっぱり新書はすべてクソなんだ!ww
読む価値無し!!www
あほくせ
372 :
無名草子さん:04/08/15 21:53
新書は娯楽で読むもんですよ。あげ
義務みたいに思って読んでる人って多いのかな、つまんねーだろうに
俺様は読書をして向上してやるぜ!!!みたいな感じ?
375 :
無名草子さん:04/08/16 03:48
宮崎哲弥は、ホントに完全読破してるのか? 毎月。
376 :
無名草子さん:04/08/16 16:28
「BSはぜんぶやる」といっても
すべての競技に触れているというだけで、全部見られるわけではない。
毎月の企画扉の写真見ると
中公ラクレ、岩波アクティブ、NHK生活人、角川ワンテーマ
とかもあるからなあ・・・
全部読んでたら時間の無駄だと思う・・・
378 :
無名草子さん:04/08/16 20:58
宮崎は感情的で人の好き嫌いが多いから信頼できない。
先月で言えば佐伯啓思の新書は結構良かったのに
西部邁一派という理由だけでシカト(多分)。
対立してる小谷野や小浜逸郎の本にも触れない。
宮崎が嫌う加藤典洋の友達、竹田青嗣の本も完全無視。
特に竹田のちくま新書の本は無視できるようなものではないはず。
それとも哲っちゃんには理解できなかったのかな?
>>378 どこかで竹田は永井に比べてあまいんだよな〜なんて書いてあったような希ガス。
竹田って壊れたレコードみたいに同じことを延々としゃべってるイメージしかないな
竹田がNHKのニーチェ特集のゲストで呼ばれたときはすごかった。
番組で取り上げられていたある欧州のニーチェ研究者にこいつはなにも
知らないとかいってシニカルな笑いを浮かべてた。著作から受取る印象と
は全然ちがった。毒吐きまくりじゃん、て思った。
柄谷とは逆の意味でギャップありすぎ。
382 :
無名草子さん:04/08/18 00:02
383 :
無名草子さん:04/08/18 00:51
いや、クズならクズでいいんだよ。
それならきちんと読んで批判してあげるべきで。
「クズ」っていうレッテル貼りが説得力を持つとでも思ってるんだろ。
要するに君の言うことには何の説得力もないんだよ。
匿名の掲示板で説得力を持たせるにはそれなりの文章を書くべきである。
とマジレス風。
みんなアホを前にしても優しいのな。
>>366 「神聖ローマ帝国」を読んでいれば十分な中身だったな。
話も前後しすぎだし。素直にルドルフの伝記にしてくれれば、まだマシだった。
小松美彦『自己決定権は幻想である』 1点
タイトルに偽りあり。脳死・臓器移植の話と個人的な思い出話が大半を占める。
正面からのリベラリズム・自己決定権批判を期待して読むと肩透かしをくらう。
「自己決定権はネオリベの支配の道具となる」「人は関係の中に生きている」という
ことだけから「自己決定権は幻想である」と言われても全く説得力がない。
余りの内容の薄さに後書きを見ると語り下ろしとのこと。手抜き本。
389 :
無名草子さん:04/08/21 20:42
鎌田慧『現代社会100面相 第3版』 0点
岩波ジュニアはクソ本多いと聞いていたがこれほどとは・・・
完全に反対派のプロパガンダ。作者(市民派)=正しい 政府=間違っているという図式のオンパレード。
例えば靖国神社の項では、どういった歴史があってこうした問題になっているのか、
なぜ閣僚が参拝するのか、など一切触れられず、靖国参拝は悪い、なぜなら戦争賛美だから、の一点張り。
「日本の論点」みたいにディベートの参考にしようと思ったがやめた。
>>389 いきなり「反対派」と書かれても。
対象があって初めて反対/賛成という意見の表明ができるんだから、
何に関する反対派なのか書いてくれないと「?」となってしまう。
で、俺もこの本の第2版(「新版」)持ってるんだが、俺の本に書いてある内容とあなたの書評とでは結構違うんだよね。
第2版だと「反対」(と著者が自身の立場を明記しているわけではないが)の論拠の一つに憲法第二十条が挙げられてたりするし。
(この憲法解釈の妥当性については俺は分からんが)
で、歴史的経緯もそれほど深くではないけど触れられているし。
第3版では改悪されてるのか?
岩波ジュニアは日教組の教員が喜ぶ本ばかり
「反対派」というのはなかなかすごい言葉だな。俺の考えに反対してるから「反対派」。
393 :
無名草子さん:04/08/22 01:29
岩波ジュニア、自然科学系の良書が結構ある。
>>392 わろた。
ただこのスレ見て「へー。この新書ってこんななんだ。」と思うこともあるので、
俺にとってここの書評って結構重要なんだよな。
>>390 スマン。説明不足だった。
反対派ってのは、例えば原発反対、憲法改正反対、○○法反対っていう
いわゆる野党精神というか、共産党というか、そんな感じです。
反対するなら反対するで、きちんと賛成派のどこがおかしいのかとか書いてほしいと思った。
と、いうのは保守派による典型的で使い古された決まり文句だな。
>>396 くだらないこというなあ・・・
左を批判するのは右と決め付けているだけじゃん。
立ち位置が読む前から明確、なおかつ内容にも新しさがなければ、ただの反対派と
揶揄されてもしょうがないでしょうに。一般の人だって、誰でもそう思うよ。ちうか、
批判するやつを思想的立場に置き換えることしかできないのがね。
鎌田慧さんの最近の作品にはがっかりさせられるものが多いのも事実。
本職が評論家でもないのに、思想先行のノンフィクションライターの評価はグーンと落ちるよ。
ここ十年くらいの酷さは、古い読者はみんな知ってる。
もてはやしてるのは、思想が好きな連中だけでしょ。
>>395 いや、だから俺の持ってる本(2版だけど)ではそれなりに論拠が提示してあるんだが…。
ただ、
>>397が言うのと近いんだが、
鎌田の主張にはちょっと首肯しがたい時があるのも確か。
ルポの仕事は結構好きなんだがな。思想が混ざっててもルポだと事実に圧倒されるから結構すんなり読める。
ただ思想の表明・主張がメインとなる本だと「何でこの人こんなことやってるんだ?」と感じてしまう。
ルポだと“対象への愛から生じる使命感”などがあるのだろう、と思うんだが、社会評論は動機が理解できんから何かつまらん。
>>395 理由無き反抗ということですね
反対しないと飯が食えなくなるらしいですから
飯の種探しも大変なのですよ
従軍慰安婦問題が出てきたのも、ソ連が無くなった91年から
ですから。(誰かが調べた朝日新聞のデータベースより)
角栄のお言葉
「列島改造論がだめなら、対案を出せ!」
反対なら理由を示せ
原発反対=原始時代に戻ります。なのにね
>>397 何かを批判するのは左と決めつけてるのはお前だろ。
>>399 > 「列島改造論がだめなら、対案を出せ!」
結局
>>396は正しいわけだ。まさに独裁体制の正当化・自己保身の典型例。
滅茶苦茶な政策を提示しておいて、「反対なら理由を示せ」「対案を示さない限りは批判するな」。
区別されるはずの批判と反論を無理やり混同してアホの目をくらます作戦ってわけだ。
で、反論があろうがなかろうが、「何とかの壁」状態で他人の言葉は耳に入らない。現代日本でも見飽きた構図だな。あほくせ。
すまん。少し補足
無茶苦茶な政策を出した方が、
相手(国民)を説得することから始まります。
日本がおかしいのは「ここ」
説明責任は言い出しっぺが負う
それから、反対意見を述べる
最初のボタンが掛け違っているから
最後まで左翼は反対「しか」できない
年金問題は衆議院通過してから
ぼろが出たしね(説明が最初と違っている)
まあ、数の論理で全て納めるから、
議論なんて儀式と一緒ですが。
要するにみんな馬鹿 Q・E・D
402 :
無名草子さん:04/08/22 16:50
>>401 みんな馬鹿には同意できないが、お前が馬鹿っていうのには同意
政治の世界では立論→批判・異論→再反論という流れが成り立たないからね。
とにかくやっちゃった者勝ちで、既成事実をどんどん積み重ねていけばいいわけだから。
それなのに「ダメなら対案を出せ」だの何だの言ってわざと普通の議論と混同しようとする政治家がいる。
政府の御用新聞を読んでそれにホイホイ乗っかるアホもいるからもっと始末に負えない。権力の思うツボ。
> 日本がおかしいのは「ここ」
日本だけじゃなくて、世界中に共通の構図なんだけどね。
もっと言うと
>>400で書いたように独裁体制だけじゃなくてその土台である民主主義にももちろん当てはまる。
揚げ足取るやつが出て来そうだから予め訂正しておこう。
× 御用新聞 → ○ 御用マスコミと御用学者
話がずれてる。もともとは
>>389で出た鎌田某の新書の話だろ?
角栄が言った意味での「対案を出せ!!」が論外なのは間違いないし、
>>403の前半部分も正論なんだけど、
ジャーナリスト(なのか?)ならそれなりに責任ある批判をするべきだという
>>389の主張は間違っていない。
ただし
>>390(と
>>398)を読むと
>>389が下してる評価自体が怪しいわけだが。実際どうなの?オレ自身未読なので何とも。
見てみたけど一応憲法20条については少し書かれてる。
でもそのすぐ後に、裁判所が靖国参拝を合憲としたことについて
「詭弁」と言ったり、明らかに作者の個人的思想が入ってて萎え〜。
あと靖国神社の歴史の記述もあるけど、「戦争遂行の象徴としての神社」「国民はこの神社に強制的に参拝させられ」
のあたりも、なんだかな・・・と思った。
>>406 まあ著者の思想が完全に除去されてて無色透明な本なんてないからな。
問題はその思想が読み手と合う/合わないなわけで。
で、
>>389の評価に関してだが、とりあえず論拠は(一応、程度だが)示してありはしたんだな。
「靖国参拝は駄目だ」→「なぜなら戦争賛美だから」ということだけで終始しているとはちょっと言えそうにないな。
手元にあるんでちょっと引用してみます
> 靖国神社は1869(明治2)年、明治政府が「招魂社」として建立したものである。敗
>戦までは、陸・海軍省の直轄の国営神社にされ、これまでの戦争の戦没者250余万人
>が「英霊」として合祀されていた。天皇崇拝のための国家神道の中心だったため、国民は
>この神社に参拝することを強制されていた。戦争遂行の象徴ともいえる神社だった。
ちなみに敗戦直後巻き起こった靖国論争の記述と閣僚が参拝する理由の説明は無し。
409 :
無名草子さん:04/08/22 20:54
平山洋『福沢諭吉の真実』(文春新書)
帯から抜粋「...しかし,この全集と伝記は本当に信用できるのだろうか。
両方にかかわったある人物,現在ではその履歴さえほとんど忘れられている
石河幹明という人物の中にひっそりと燃えていた暗い情念が,偽りの
福沢諭吉像をつくりだしていたとしたら...」
よんだ。もし書いてあることが本当だとすれば,学問史上のスキャンダル
毎日新聞記事にもあったけど,左翼陣営から福沢思想の侵略性・差別性の証拠だ,
とされてきた記事が偽物だったってんだもの。
真筆らしい「脱亜論」も明治や戦前は全然有名じゃなかったのに,1960
年代になって,いきなり有名だったことになった,ってのもびっくり。それに
その「脱亜論」も朝鮮政府による金玉均一族みなごろし事件についての論説の連載
にすぎないというし...
もと単行書の予定を新書仕立てにしたので,論法や文体が硬いのはしょうが
ないか。でも話自体は推理小説のネタになるほど興味深いよ。
個人的には,脳卒中でヨイヨイになった諭吉が不肖の弟子にいいようにされ
ていくところがカワイソでした。
>>407 何で(と言うかどのレスのどの箇所に反応して)その箇所を引用したの?
>>408 俺の中では福沢って日本の近代化(と西洋化)を唱導した人物としてのイメージが強いので、
>真筆らしい「脱亜論」も明治や戦前は全然有名じゃなかったのに,1960
>年代になって,いきなり有名だったことになった,
ここの部分ちょっと面白そう。買ってみるか。
直前に 水谷三公「丸山真男」(ちくま新書)を読んでいたもんだから,
丸山真男のイメージが悪くなっていたんだけど,戦後の福沢思想の侵略性
論争の話を読んだら,すこしだけイメージよくなった。
まあ良くなったといってもすこしね。
石河っていう諭吉の不肖の弟子もそうだし,福沢思想の侵略性をいいたてる
左翼学者もそうだけど,あんまり「時局的」(時局迎合的)な動きをする
と,当面は儲かったり誉められたりするけど結局,末代まで名を汚すことになるね。
水谷三公「丸山真男」も,丸山の時局迎合的な側面を(しつこく)たたいている
し,それは意味のあることだけれど(だって丸山のとりまき弟子たちができない
から),丸山の時局的でない側面のよさが,平山洋「福沢諭吉の真実」にはからず
も出てきたというところでしょう。
でも福沢思想の侵略性をねちっこくあげつらおうとした左翼本(の資料編)が,
平山の侵略性を否定する今回の研究に結果として役立っていたのには笑った。
400がなんでそんなに必死なのか理解できん
異議申し立ては権力のテクノロジーやシステムをめぐる代替案の提示があるだけ
だと思うが
手塚治虫「ぼくのマンガ人生」(岩波新書) 6点
今更っぽいけど、ブクオフで見かけたんで読んでみた。
気軽に読めてそこそこ面白い。手塚が嫉妬深く、弟の絵にぐちゃぐちゃに落書きをした
エピソードとか妙に人間臭くてイイ。
ただ講演録なので他社から出てる「ぼくはマンガ家」に比べると、どうしても散漫な印象。
巻末の「ゴッドファーザーの息子」は秀作だと思う。
岩波ジュニアで見つけた良書
「自然をつかむ七話」「フランス革命」「進化とは何だろうか」「砂糖の世界史」
「歩いてみよう東京」「野口英世」「大学活用法」
岩波ジュニアの日本の歴史シリーズは良書ですか?
岩波の語る歴史が偏っていない訳がない!……とか読まずに思い込むクセを直したいが
人生の持ち時間は有限なのだ(´・ω・`)
あのシリーズってまだ売ってんのかね?
ここんとこちっとも見ないんだけど・・・
売ってるよ。ジュニア新書だけどレベル高い。
「フランス革命」
「砂糖の世界史」
「ヨーロッパ思想入門」
ツンドクしてます
早く読もう
424 :
無名草子さん:04/08/25 19:29
恋愛結婚は何をもたらしたか ちくま新書
次読みたい本
読んだ人います?
とりあえず、田中宇の非米同盟と
中曽根ミキの日本の総理学を読んだ
まあまあだった
>>426 中曽根ミキのところを突っ込んでください
マイナス3ポイント
>>426 わたしは小学生ではないので
マイナス3ポイント
田中宇なんてネタでも読まない方が良いよ。
電波系?
まだ日本で注目されてない海外の新情報を漁ってくるのは割と上手いんだけど
やたらと陰謀論が好きでとにかくやたらに情報の裏を勘ぐって自爆する
という印象がある
そうそう!なんでも鵜呑みにする傾向のあるやつは読まない方がいいよ。
その情報を元にさらに自分で考える力があるやつだけに勧めるね!
とりあえず自分で田中宇を読んでみろ
そして自分で判断するんだ
以上
『福沢諭吉の真実』
こりゃあ、恐くてしばらく新全集出せないな。
いや、田中宇の本を買うのは
金の無駄遣いだから読む必要すらない。
もしあれだったらグーグルでそいつのサイトに
行ってみればいいよ。
>>440 参詣ごときと同列に論じちゃ田中宇がかわいそうだろ
新聞って名乗ってるけど要は政府広報紙なんだからww
>>441 新聞を読まない人が増えるわけだ・・・
BBCは国営なのにそこそこがんばっているよな
このスレは左右どっちが多いんですかね
真ん中だ!という人もいるとは思いますが
きょうび右左で判断する人自体少数派じゃないの
ウヨ・サヨになると途端にスレ伸びるな(w
政治系板でやってくれ、そうゆう話は
ウヨサヨの定義が人それぞれ違う気がする
おまえら寒い。とっとと消えろ。
ここは新書スレ。
新書読みの程度の低さが露呈される。
とりあえず
>>429の低レベル発言から始まったわけだ。
人とかメディアの立ち位置の偏り度合を評価したマップみたいなのってないの?
昔の思想系宝島別冊にあったののウヨサヨ版みたいなの。
とりあえず、「読む必要がない」とか「読む価値がない」とか言うのはやめましょうね
もっと新書の売上を伸ばしましょう
売上げが延びても、XXの壁とかみたいな一過性のブームだと逆に悪影響がありそう。
今バブって新書発行点数増えてるけど、直に弾けて絶版になるのがほとんどだと思うと
素直に売上げが延びてることを喜ぶ気にはなれないな。
>>449 どう考えてもこれからだろ。
425 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:04/08/26(木) 21:34
とりあえず、田中宇の非米同盟と
中曽根ミキの日本の総理学を読んだ
まあまあだった
政治家は格好いいことしか言わないから
それを割り引いて読め
作家?は面白く書かないといけないから
それは割り引いて読め
新書を読むに当たっての手引きです
新書からステップアップしたい_| ̄|○
新書からステップアップって?
所謂専門書?
みんな
新書ごときで心証悪くしないで
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
ウワシンの最終号でオカドメさんが予告していた
集英社新書の発売はまだですか?
>>450 なんでもウヨサヨで括るアホは消えてね。
>>457 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
461 :
無名草子さん:04/08/28 18:08
そろそろ誰か書評書け。あげ
冷戦終了してウヨサヨ言ってるのはおつむの弱い2ちゃんねらだけだろ
2ちゃんでネオリベと社民主義者が罵り合ってるの見たことないしなw
あんまひきずるのもどうかと思うけど、そのへんの2項対立だけじゃない軸
についての入門書ってないのかね。
「ナショナリズム」とかは参考にはなるけど、一部だけだよね。
464 :
無名草子さん:04/08/29 11:34
2chには、アメリカのやること何でも叩く奴はいるわ、
朝日の言うこと何でも叩く奴はいるわで、たいへんだよね
ヌ速+なんかひどいよ
今まで朝日が叩かれなさすぎたゆえの反動でしょう。
日本最大のオピニオンであり、あれだけ「偏向」してるんだからさ。
「朝日主義者」もあの程度の批判は甘んじて受けなければいけないよ。
そうそう!産経新聞こそ正しい日本人が読むべき新聞です!!朝日は全部偏向!!!あんなの読む奴は非国民!!!!
あ〜あほくせ
>>465死ねよ。
>>466 なんで産経が出てくるんだ?
お前みたいな知障が新書なんか読んだって無駄だよ。
絵本板にでも行ってろ馬鹿
福田和也曰く
新聞は朝日と産経の2つをとるのが最も効率がよい
ものを論ずる際には複数のソースをもつべきでは
別に、朝日新聞信者が朝日新聞だけを己の論拠にしても構うまい。
だって、朝日新聞信者なんだから。
問題なのは、朝日新聞信者が、場合によっては産経新聞信者の
ごとき主張をして恬然とできる、その論理的一貫性のなさにあると思う
…ってこれ新書スレかいな。
ここで『丸山真男』の感想ですよ
↑
何か感想書け
となりのカフカ 読了.もともとカフカも池内了も好きなので,期待通り.
「カフカの生涯」@新書館のイントロだそうだ.
本書の中の図版で「海辺のカフカ」ってのがあるあたり,
タイトルは狙ってつけた模様.
>>470 読売も入れてください
アンチ巨人ファンより
>>469 おいおい、バカにされてることに気づけよ。マジレスしてどうする。
477 :
無名草子さん:04/08/30 23:47
「福沢諭吉の真実」丸山の「文明論之概略を読む」の後安川の福沢批判本を読んでどうにも変な感じだったのだが、
これ読んで全てが氷解。
その安川某の本ってどんなの?
「…真実」を読んで一度だけ安川某の本を読みたくなった。
「真実」のなかでは,福沢の(とされる)言説を,いちいち
<嘘>とか不思議な言葉で類別してるみたいだけど。
なんか今となってはトンデモ系っぽい予感がする。
>>478 うろ覚えだけど、トンデモ系というほど酷い本ではなかった気がする。
丹念に全集を調べて当時としちゃ普通に時局的なw福沢批判を展開した本。
別に間違った内容じゃなくて、正当な批判だったんだろうね。
批判してた相手が実は福沢じゃなかっただけで・。
みんなして風車に突撃してたってことかな
テキスト・クリティーク(テクスチャル・クリティシズム)ってのは
存外に重要ってことだね。
>481
もう、気取りやさんね(ウフ
483 :
無名草子さん:04/09/01 17:50
入試で「都市環境の保存と再生」というテーマでレポート試験があるのですが、
これ読んどけ。とかいう本ないですか?
教えてください。
放置放置
うわまた来た
図書館で検索
http://www.koubunken.co.jp/0325/0304.html 福沢諭吉と丸山眞男 「丸山諭吉」神話を解体する
> ところが、『福沢諭吉全集』21巻を忠実に読んでいくと、丸山の描い
>た福沢像とはまったく異なる相貌をもつ福沢像が浮かび上がってくる
>のです。
去年の7月に出た安川さんの本、3500円もするが、「福沢諭吉の真実」
のおかげでゴミくずになってしまったみたいですね。
諸行無常だなぁ。
★ちくま新書 9/8
小浜逸郎『正しい大人化計画――若者が「難民」化する時代に』
阿部輝夫『セックスレスの精神医学』
戸瀬信之『数学力をどうつけるか』
井上一馬『使うための大学受験英語――今のままでは英語力は身につかない』
寺本義也/山本尚利『技術経営の挑戦』
竹内薫『世界が変わる現代物理学』
岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』
★平凡社新書 9/10
赤木洋一『平凡パンチ1964』
戦争遺跡保存全国ネットワーク・編著『保存版ガイド 日本の戦争遺跡』
臼田捷治『装幀列伝――本を設計する仕事人たち』
荒井章『私だけの庭をつくる――工夫を楽しむ庭仕事入門』
★PHP新書 9/15
阿川尚之『憲法で読むアメリカ史(上)(仮)』
野沢聡子『問題解決の交渉学(仮)』
遠藤浩一『小澤征爾はなぜ世界に通じるのか(仮)』
尾崎哲夫『使える受験英語術(仮)』
★ブルーバックス 9/16
佐藤恒雄『大人のための算数練習帳 図形問題編』
多田眞作『理系のためのMacで始める研究生活』
吉永良正『新装版 数学・まだこんなことがわからない』
★講談社現代新書 9/17
小林寛道『運動神経とは何か』
来村多加史『風水と天皇陵』
前田晴人『桃太郎と邪馬台国』
★集英社新書 9/17
青木皐『人体常在菌のはなし』
阿刀田高『海外短編のテクニック』
純丘曜彰『きらめく映像ビジネス!』
ノーム・チョムスキー/鈴木主税訳『覇権か、生存か』
★光文社新書 9/17
三砂ちづる『オニババ化する女たち――女の身体性を取り戻す』
高安秀樹『経済物理学の発見』
村田吉弘『京都料亭の味わい方』
谷川一巳『フランク・ロイド・ライトの日本――浮世絵に魅せられた「もう一つの顔」』
柏井壽『「極み」のひとり旅』
491 :
9月刊行予定その3:04/09/02 04:15
★岩波新書 9/20
大沢武志『経営者の条件』
川西政明『小説の終焉』
桑村哲生『性転換する魚たち――サンゴ礁の海から』
江藤一洋・編『歯の健康学』
★新潮新書 9/20
俵万智『考える短歌 作る手ほどき、読む技術』
多賀敏行『「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった――誤解と誤訳の近現代史』
徳岡晃一郎『人事異動』
河田克之『さらば歯周病』
★文春新書 9/21
多胡吉郎『スコットランドの漱石』
小林照幸『熟年恋愛講座 高齢社会の性を考える』
林道義『日本神話の女神たち』
古川隆久『政治家の生き方』
神崎仁『めまいの正体』
★中公新書 9/25
下斗米伸夫『アジア冷戦史』
潮木守一『世界の大学危機――新しい大学像を求めて』
品田知美『〈子育て法〉革命――親の主体性をとりもどす』
渡辺武信『住まいのつくり方――建築家といかに出会い、いかに建てるか』
読書の秋にふさわしい豪華ラインナップ!とは言い難いけど,読んでみたいのはポチポチ…。
『装幀列伝』はメンツによる…といいつつ買っちゃいそう
すんませそ。今月も感想文は書けない。もう引退ぽw
買いそうなのは平凡社の3冊と小林照幸ぐらい
多賀敏行『「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった――誤解と誤訳の近現代史』
戦争遺跡保存全国ネットワーク・編著『保存版ガイド 日本の戦争遺跡』
これくらいかな、上の奴はどれくらいネタが仕込まれてるかが問題。
495 :
無名草子さん:04/09/02 07:48
斉藤孝の「読書力」を読んで読書に目覚めました
下斗米伸夫『アジア冷戦史』
↑
取り扱ってる地域によっては買いかな。
498 :
無名草子さん:04/09/02 12:58
平凡パンチ、早く読みたい
チョムスキーはいい加減ウザイ
だったらお前が買わなければいいだけの話。
阿川尚之『憲法で読むアメリカ史(上)(仮)』
これは外交フォーラムの連載読んでたがいいと思うよ。
どういいともいいづらいのだが、全体的にw
岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』
また、トンデモ本紛いくさいな
『景気と国際金融』(岩波新書)
詳しい解説をはしょっているので内容の全てに賛成するのはムズカシイですか、
一般に言われる「経済政策」の多くが「完全雇用」を前提としていて
非現実的であることがよくわかります。
この本を読んでから、日経の財界おもねり記事を読むと
とてもイタイです。
中西寛
「国際政治とはなにか」(中公新書)はどうですか?
>下斗米伸夫『アジア冷戦史』
>古川隆久『政治家の生き方』
この二つは買っておくか。
506 :
無名草子さん:04/09/03 00:06
戸瀬ももう飽きたな・・・
ところで誰か、『恋愛結婚は何をもたらしたか』だっけ?
読んだ人いません?感想聞きたいかも。
>>504 完全雇用=古典派=完全雇用には賃金を下げろ、ですね
新書の発売日一覧ってどこで見れるのですか?
>>506 俺は半分くらい読んで挫折した。
フェミな人には一応お勧めしておく。
なにゆえ挫折したのか。
「わからないという方法」
高校の国語の教科書に載ってたから買ってみた。
作者名見ると面白そうなんだが、これ読んだ人います?
佐藤卓己『言論統制――情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』
まだ全部読みきってないが、緻密でとても良い。『キングの時代』の著者だけあるね。
こういう単行本レベルの本が安価な新書で出てくれると、とてもありがたく思う。
516 :
無名草子さん:04/09/06 04:15
517 :
無名草子さん:04/09/07 00:11
>>511 サンクス。フェミじゃないからパスかな。
518 :
無名草子さん:04/09/07 00:41
鈴木庫三(スズキ・クラゾウ) よんだよ。
良かったと思うけど,新書にしては緻密すぎて一般向けではないかも。
歴史好きにはもってこいだけど。
ブルデューの文化資本論をうまく使って,スズクラの苦学・立身・出世や
ブルジョワ文化人との衝突を描いてますな。
佐藤卓己氏はスズクラに終始同情的だけど,一カ所だけ,この人,お勉強
はできるけど研究者向きじゃない,と指摘していたところは笑った。
あとがきの資料発見とテレビ出演の部分を一番最初にもってきたほうが,
わかりやすさと劇的な効果がねらえた気がする。そのうちこの本をネタに
してNHKあたりが番組つくるかも。写真も多いし。
にしても著者の資料探索の執念には恐れ入る。
519 :
無名草子さん:04/09/09 14:14
新刊案内いつも書いてる人は同じ人かな?
乙! そしてありがとう。
今月は講談社現代新書がおもしろそうだ。
佐藤卓己氏の著作は現代メディア史しか読んだことないけど
言論統制は買ってみようと思う
521 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/09/13 02:22:09
●足立紀尚『牛丼を変えたコメ』新潮…【7点】
明治の頃は稲作不適地といわれた北海道が牛丼用シェアNo.1のコメを生み出すまでの
育種の歴史。耐冷性・耐病性・収量・色そして食味…。もろプロジェクトXふう。
分量少ないしあっさりしすぎかもしれないが,まあ気楽に読めたし雑学もついたんで。
↓先月以前分
○桜井万里子/橋場弦・編『古代オリンピック』岩波…【7点】
4年おきに1200年も続いた古代ギリシアのオリンピック。東大西洋史の同窓生チーム
がその諸相を説き明かす。なかなか日本のギリシア学も層が厚い & 東大らしからぬ?
サービス精神,というのが感想。でもアテネが終わったばかりの今,読む気しないかw
522 :
無名草子さん:04/09/13 08:42:00
>>520 現代メディア史もいいが、
キングも面白かった。
言論統制でさらに花開いたって感じか。
メモ
シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界 村上征勝著
文藝春秋・10月20日・714円・ISBN:4166604066
デフレはなぜ怖いのか 原田 泰著
文藝春秋・10月20日・693円・ISBN:4166604074
524 :
無名草子さん:04/09/19 18:51:51
3カ月遅れでスマソ
勢古浩爾『思想なんかいらない生活』(ちくま新書) 【4点】
著者(明大卒)の偏差値が分かる本。
自分と同程度の知識人への批判はまあまあだが、
露骨に偏差値が高い知識人(柄谷など)だと
自分自身の限界をモロに示してしまっている。
イタい。
偏差値って読解力なのね
ポモを理解できない・読みたくない奴にとってのソーカル本みたいなもの?>勢古本
ポストモダンって
日本はまだ近代は来ていない
と言うことが書いてない日本の思想は
参考にならないし
>>526 日常生活では学者が議論するような思想など不必要という内容の本
読者のルサンチマンに媚びる本ということか
柄谷批判で偏差値やルサンチマンを持ち出すほうがどうかしてる。
それがポストモダンを理解し偏差値高いやつの発言かね。
そっちのほうが、勢古やその読者より、歪んでる。
ルサンチマンはともかく、
>>524が使ってる「偏差値」って言葉は異様だな。
もともとの本にもそういう話が出てるの?読んでないので誰か教えてください。
>>524が自分で言い出したんなら何か間違ってるな。IQとでも言いたかったの?
ルサンチマンという言葉は
なんにでも適用できる他者の自意識批判ツールと化してしまっているからne
勢古はセコイから駄目(プゲワラw
偏差値だってよwww
偏差値にコンプレックスがある人がいっぱいかかってますよ>524
>>537は、うまい挑発をしたつもりなんだろうなあ
刊行予定貼ってくれている人へ。
アマゾンのリンクとか貼ってもいいんじゃないでしょうか?
お小遣い稼ぎにはなると思います。
まあ明治はアホだがな。
モーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーー
思想家連に八つ当たり気味な前半はともかく、
あの本、後半はエッセイとして面白くなかった?
もう売っちゃったから、手元にないんだが、
肉体労働をしつつ思索を続けた外国のおっさんの話とか。
>>542 それよりもあの本の内容で
浅羽通明に触れないというのがひっかかる…
気になった人居ないかなあ
だって浅羽は思想家じゃないもの
>>541 なんかおじいちゃんの弁護士思い出した。誰だっけ?
550 :
無名草子さん:04/09/21 17:42:50
風水と天皇陵(講談社現代新書 1736) 来村 多加史著
運動神経の科学(講談社現代新書 1735) 小林 寛道著
桃太郎と邪馬台国(講談社現代新書 1737) 前田 晴人著
今月はどれも面白そう
551 :
無名草子さん:04/09/22 10:24:18
リンク先の内田樹いわく、
>筑摩書房のY崎さんからは「ちくまプリマー新書」の創刊イベントとして、
>私とあの!H本Oむ先生との対談の企画があるというメールが来て、
>これは快諾などという以前に腰を抜かす。
また、内田さんのお師匠(だったっけ?)の甲野善紀さんのHPにはこうある。
>特に筑摩書房の橋本治氏が企画提案をされている「ちくまプリマー新書」の企画は、
>かねてから私が漠然と考えていたものをハッキリとした形にされたような気がして、
>それだけに、これは大変断りづらい。(まだ時間もあるので、十分検討するつもりだが)
>しかし、昨日も1件受けてしまったし、物理的に時間が足りないと思うのだが・・・。
>掲載日 平成16年4月17日(土)
「私の体は頭がいい」グループが主要なメンバーのようだが…。
筑摩書房のホームページには未だ見当たらないな。
>>541,545-547
ワロタ
ってこれだけじゃダメだよね。
えっと
なんで日経文庫が新書なんだろう。
(これもダメかな…)
554 :
無名草子さん:04/09/23 23:24:32
556 :
無名草子さん:04/09/24 19:18:16
島田裕巳『女はすべからく結婚すべし』(中公新書ラクレ)【6点】
内容的には、まあまあかな。
昔の社会は結婚圧力があったけど、
今はパラサイト・シングルがはやりで、
それは実は老後の面倒を独身の子供に見てもらおうという
親の欲望のあらわれだと喝破するところなどは悪くない。
他方、首をひねるところもあるけど、
タイトルがウマイから、許す(笑)。
○尹戴善『韓国の軍隊――徴兵制は社会に何をもたらしているか』…【7点】
ところどころ退屈なところ,ワケワカなところもあるが,具体的な兵営生活のレポートは
貴重では。おいら軍事に詳しくないので,どこまでが近代軍隊として普遍的でどこからが
韓国特殊なのかわからない憾みがある。とりあえず,チョコパイの重要さはわかった。
※韓国人の権力志向は,短期間ながらも年功序列の軍隊で,若くして権力の甘美さを味わう
ことからくる,と言っているが,ほかの徴兵制の国はどうなのかね。
558 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/09/27 01:19:30
○村上直久『世界は食の安全を守れるか――食品パニックと危機管理』…【7点】
著者は元ジャーナリスト系の人。欧州食品安全庁(EFSA)を軸に,BSE・GM食品・
鳥インフルエンザ禍・残留農薬などへの取り組みを日米と比較して概説。科学的な説明や
欧米の対立の原因に関して物足りないところもあるが,事態を概観するのには好適。
・英国では1986年以来18万頭の牛がBSEに罹り,CJDで01年までに96人が死に,
農漁業食糧省は環境食糧農村庁に格下げされ,対策費は9000億円に上った。
・米国では作付面積でダイズの75%,トウモロコシの34%がGM品種である。GM作物を
規制しているEUの政策に対し,「アフリカにおける飢餓との戦いを妨害している」と
非難している。
・日本の体細胞クローン牛(認可は未だ)の頭数は340頭で,世界で最多である。
559 :
無名草子さん:04/09/27 08:49:58
ちくま新書、10周年おめでたう
560 :
無名草子さん:04/09/28 17:17:14
ネットと戦争(青山南)
物語消滅論(大塚英志)
教育と国家(高橋哲哉)
実験小説家・夏目漱石(石原千秋)
私・今・そして神(永井均)
パラサイト社会のゆくえ (山田昌弘)
「伝統」とは何か(大塚英志)
お金に「正しさ」はあるのか(仲正昌樹)
富士山の文学(久保田淳)
反時代的毒虫(車谷長吉)
今月は、豊作の予感。
561 :
無名草子さん:04/09/28 18:53:01
高橋哲哉って知ってるの?
どう考えてもフツーじゃない人でしょ
大塚英志は近頃になって妙に精力的に本だしてるな
>>561 確かにアホウヨには到底受け入れられないだろうなw
565 :
無名草子さん:04/09/28 21:09:58
高橋哲哉と石原千秋は顔似てますね?
>>564 おまいそろそろ退場してくんない?
荒らしてるだけだから。
568 :
無名草子さん:04/09/29 00:59:59
>>564 現役全共闘Sに、T大「三バカ」のひとり、って云われてるから、
必ずしもウヨだけが敵ってわけじゃないと思うんだがなぁ。
にょほほ。お取り込み中失礼しまつ
★ちくま新書 10/5
山田昌弘『パラサイト社会のゆくえ――データで読み解く日本の家族』
大塚英志『「伝統」とは何か』
澤口俊之『あぶない脳』
鈴木邦男『公安警察の手口』
榊原清則『キャリア転機の戦略論』
仲正昌樹『お金に「正しさ」はあるのか』
切通理作『山田洋次の<世界>――幻風景を追って』
★平凡社新書 10/8
村瀬学『宮崎駿の「深み」へ』
車谷長吉『反時代的毒虫』
藤木良明『マンションにいつまで住めるのか』
南谷えり子・井伊あかり『東京・パリ・ニューヨーク ファッション都市論』
★集英社新書 10/15
斉藤道雄『希望のがん治療』
滝浪貞子『女性天皇』
西川祐子『住まいと家族をめぐる物語』
藤竹暁『都市は他人の秘密を消費する』
★光文社新書 10/15
八幡和郎『江戸三〇〇藩 バカ殿と名君』
藪下史郎/荒木一法『スティグリッツ早稲田大学講義録――グローバリゼーションの疑い方』
長山靖生『人間の嫌いの言い訳』
宮元健次『京都名庭を歩く』
松田忠徳『本物の温泉はここにある』
★PHP新書 10/15
『憲法でアメリカを読む(下)(仮)』阿川尚之
『お経がわかる小事典(仮)』松濤弘道
『判断力(仮)』横江公美
『会社を変える人事戦略(仮)』金井壽宏 高橋俊介
★講談社現代新書 10/18
清水義範『大人のための文章教室』
江畑謙介『情報と国家』
香山リカ『生きづらい<私>たち(仮)』
菅野覚明『武士道の逆襲』
高橋哲哉『教育と国家』
石原千秋『実験小説家・夏目漱石(仮)』
春日武彦『幸福論』
永井均『私・今・そして神』
高島俊男『中国の大盗賊・完全版』
桜内文城『公会計革命』
★講談社ブルーバックス 10/18
ジノセグレ『温度から見た宇宙・物質・生命』
佐藤しんり『光触媒とはなにか』
高橋素子『Q&A ご飯とお米の全疑問』
572 :
10月刊行予定その3:04/09/29 01:13:29
★岩波新書 10/20
憲法再生フォーラム編『改憲は必要か』
古矢旬『アメリカ――過去と現在の間』
青山南『ネットと戦争』
五味文彦『源義経』
齋藤孝『コミュニケーション力』
小関智弘『働きながら書く人の文章教室』
石田晴久『インターネット安全活用術』
野本陽代『カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産』
★文春新書 10/20
原武史/保阪正康『対論 昭和天皇』
久保田淳『富士山の文学』
出久根達郎『行蔵は我にあり 出頭の102人』
村上征勝『シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界』
原田泰『デフレはなぜ怖いのか』
晴山陽一『すごい言葉 実践的名句323選』
和田宏『司馬遼太郎という人』
★新潮新書 10/20
有馬哲夫『中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史』
今野勉『テレビの嘘を見破る』
三宅伸吾『知財戦争』
小山内博/高木亜由子『今すぐできる体質改善の新常識』
★中公新書 10/25
砂田一郎『アメリカ大統領の権力――変質するリーダーシップ』
加藤秀俊『なんのための日本語』
秋山弘之『苔の話――小さな植物の知られざる生態』
中島義道『続・ウィーン愛憎――ヨーロッパ、家族、そして私』
573 :
無名草子さん:04/09/29 01:16:39
>高橋某
ミュージシャンYに、「公開質問状」と称した意味不明の文章を
送り付けたKに賛同したアレだから、ふつうは「左翼」でも忌避
するでしょうに。群がってるのは「擬似左翼」だけ。
いったいYを「愚弄」しているのはどっちなんだ。Kが目の敵に
する団体ではなくて、ほかならぬKたち自身なんじゃないのか。
574 :
無名草子さん:04/09/29 01:18:19
>>569 まあ、そうは思わないが。
だが、高橋を持ち上げる「心情左翼」はウヨより厄介だと思うけど。
今月は点数が多いですね。
面白そうなのも多いけど,最近タイトルだけじゃわからんからなあ。
とりあえず,絶対買うのはコケの話(中公)w
仲正と永井均に期待。
香山リカはいい加減にしろ
>>576 ワラ
漏れも、香山にはぜんぜん食指が動かん。
粗製濫造に加えて、あろうことか「精神分析」の濫用も目立つからな。
澤口って、例の「血液型性格判断」の啓蒙者だろ(w
理系の世界ではすでに終わってる人だが、文系の世界ではY先生
みたいに「珍重」されてるのかなー。
鈴木邦男がなぜか気になるな。
>>573 全然意味わからんよ。
>>576-577 オレはむしろ阿川尚之にウンザリだな。同じような本ばっか。
>>576 それに、隆明フリークを誇示したいのか知らんが(だが明らかに勉強
不足)、書名に山括弧(=<>)を多用するのもウ罪。
>>579 伏字が多いから? それとも、シニシズム自体が意味わからんの?
どうでもいいけど、一水会の鈴木さんって、どこか宮崎学さんと
通底してると思わないか? で、ちょっと笠原和夫が入ってると
いった感じ。まあ、書名からして気になる本を出してくれるみた
いだけどね。
そうそう、2ちゃんねらーは香山リカが大嫌いなんだよねぇ〜www
>>581 の「伏字」は間違いで「イニシャル」。スマソ
>>582 で、あんたは同情的なのね。ファンも強烈な安置も、どっちもどっち
のような気がするけどw
仲正また小遣い稼ぎか
>585
ワロタよ
新書出すやつは大概小遣い稼ぎだろ
学術書とは違って地位に直結するわけじゃなし
いや、でも「業績一覧」に載せてるヤシもいるよ。
まあ形式上「業績」ってことにするだけだと思うんだけどね。
>>588 話がかみ合ってないな。
アカデミズムの世界で評価されるかどうかって話だろ。
自分で業績に入れるのはそりゃあ勝手だけどさ。
>>589 それがどっこい、違うんだよなあ。
論文を一本も書けない中堅なんかが、そのテの本で(新書とは
限らない)昇進してる。まあ、法人化でかなりマシになったが。
>>591 そんな内輪話、大声でできんからアレだが、
いまK大文学部のTさんとかね。もうそれ以上云わないよ。
>>592 内輪話って何だよw
昇進も出版も思いっきりパブリックな話だろ。
実名出せないんなら初めから書くなよ。
>>593 内輪話てえのはつまり、漏れが文学関係者なワケでして…
大学内の話題は、全然パブリックじゃないんだよ現状は。
Tは特に重鎮だから、ヘタなこと言えんわけよ。マジ勘弁。
ダメだこりゃ
小谷野敦なんかも、たまに閉鎖的な文学部の状況について書いてます。
やはり裏話もあるが、実名は出さず。
小谷野氏はしかし、連載なんかを抱えているから干されても大丈夫だが、
…それに現在は、「大学」という組織とちょっと距離も置いてるし…
ツブシの効かない奴が「告発」なぞしようものなら完全に孤立します。
597 :
無名草子さん:04/09/29 03:08:14
石原先生、お友達のK先生がいじめられてまよ!!!
それにしても「実験小説家・夏目漱石」ってタイトル、
ダサすぎませんか?
これじゃ、売れるものも売れないですよ。
仲正はドイツロマン派論・ヘルダーリン論の簡約版を新書で出せば売れるのに
>>570-572 アメリカ絡みが多いね。まあ大統領選が近いけど
こんどの選挙は面白くないだろ。世間はアメリカを疑い始めた?
講談社岩波春秋、やけに出版点数が多いな。
601 :
無名草子さん:04/09/29 11:27:29
10月の新書、食指動かん。
どれも同じようなところを動き回っているし、
著者も見たような名前ばっかり。
人のやらない分野をまとめて紹介してくれるような
新鮮な著者選定とテーマを心がけないと、
新書ブームもすぐ終わりそうだな。
ジノセグレ『温度から見た宇宙・物質・生命』
高島俊男『中国の大盗賊・完全版』
秋山弘之『苔の話――小さな植物の知られざる生態』
あたりかなぁ
しかし中島さんも最近はよくだすな
ヒキー需要が多いのかね
604 :
無名草子さん:04/09/29 14:43:27
宮崎哲弥のワースト新書に澤口俊之『あぶない脳』 が選ばれるのは確実
八幡和郎はこれ一本で食っていくことにしたのか?
>K大文学部のTさんとかね
お弟子さんも新書でブレイク!バカの壁でかすみますたが。
>>597 >それにしても「実験小説家・夏目漱石」ってタイトル、
>ダサすぎませんか?
今日の講義で話してた。タイトルで揉めた結果、
『漱石と三人の読者』に決まったらしいよ。
講談社現代新書も何十周年記念だそうで、
10月から装丁がガラッと変わるそうな。
>>607 > 10月から装丁がガラッと変わるそうな。
マジで?へー、どんな感じになるんだろう。
>>608 お前以外の誰か。
ドイツロマン派については手頃な入門書がないからいいと思うけどなあ
611 :
無名草子さん:04/09/30 22:40:38
>古矢旬『アメリカ――過去と現在の間』
>菅野覚明『武士道の逆襲』
>『憲法でアメリカを読む(下)(仮)』阿川尚之
>砂田一郎『アメリカ大統領の権力――変質するリーダーシップ』
来月は買うとしたらこのあたりか。
岩波は『アメリカ外交とは何か』みたいな手堅いアメリカ論も忘れないところが、
さすが老舗という感じがする。古矢旬もかなり手堅い人なので、これにも期待。
612 :
無名草子さん:04/09/30 22:58:45
『源頼朝』を復刊させて、新刊は『源義経』。うまいな岩波。
>>613 来年の大河ドラマに合わせるところが堕落というかズレてるというか・・・
岩波はいいかげん『国家神道』を復刊させろよ
車谷長吉『反時代的毒虫』
佐藤しんり『光触媒とはなにか』
村上征勝『シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界』
ここら辺を買うつもり、計量文献学は「福沢諭吉の真実」や「日本書紀の謎を解く」でも
論拠になっていたのでちょっと勉強。
新書発売一覧とレビューは素晴らしいのに
馬鹿がすぐウヨサヨ言い出すのがこのスレの欠点
今月買うのは、このへん。
結構豊作だよな
大塚英志『「伝統」とは何か』
永井均『私・今・そして神』
車谷長吉『反時代的毒虫』
青山南『ネットと戦争』
五味文彦『源義経』
620 :
無名草子さん:04/10/02 06:59:56
清水義範と清水良典て同一人物なんですか?(バカな質問すいません)
621 :
無名草子さん:04/10/02 12:07:06
バーカ
623 :
無名草子さん:04/10/02 18:34:11
| | γ⌒ヽ
| |⊂,,,,,,,,,,,,⊃
|_| (´・ω・`) ムギチャドゾー・・・
|涼| ( o o旦
| ̄| u'―u'
""""""""""
>>620 何の雑誌だったか忘れたが、以下のようなことを読んだ記憶がある。
良典のほうは、たしか立命館の出で、当時の試験監督が白川静翁だった
という。だが、監督の白川翁は、試験のあいだじゅうずっと、本を読ん
でいてまったく目を上げなかったらしい。まさに「学魔」たる逸話。
宮崎哲弥の今月のワースト新書は香山リカ『私の愛国心』 でした
626 :
無名草子さん:04/10/02 21:58:10
>>624 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー
>>625 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェー
627 :
無名草子さん:04/10/02 22:12:26
宮崎のベストは何だったの?おちえてほちい。
628 :
無名草子さん:04/10/02 22:25:32
ブッダとそのダンマ
仏教はもういいよ。
●内藤正典『ヨーロッパとイスラーム――共生は可能か』岩波…【9点】
独蘭仏の3国を中心にイスラム移民との軋轢の原因と経過をさぐる。著者は科学哲学
から地域研究に入った人だそうだが,現地でのフィールドワークに基づく冷静な
レポートでもあり,思索を加えた部分は「近代」について考えさせる本でもある。
※ドイツの血統的民族主義,オランダの「列柱主義」,フランスの世俗主義と,3国で様相
はかなり違う。どうしてドイツで世俗的なトルコ人にイスラーム回帰がおこったのかや,
「原理主義の象徴として」スカーフを禁止するのは不合理であることなどがわかる。
631 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/10/03 01:57:20
●臼田捷治『装幀列伝――本を設計する仕事人たち』…【8点】
雑誌『デザインの現場』(読んでネーヨ)の連載に加筆したものらすい。グラフィック
デザイナー以外の,編集者・詩人(!)・版画家・画家・著者自装による装幀のところは
特に勉強になった。カラー口絵8頁がついているが,いかんせん新書判では伝わりにくい。
※ということで本屋や図書館行って実物を見てみたくなったのが何冊かあった。しかし最近
上製本の文芸書なんて買ってねえなあ…。この新書が「列伝」なら,同じ著者の『装幀時代』
晶文社,『現代装幀』美学出版は「本紀」にあたるのだろうか? あったら見てみたい。
>>607 誰がやるんですかね?
632 :
無名草子さん:04/10/03 04:05:28
ぼくは、新書の中では、ちくま新書の装丁が一番好き!
講談社現代新書は、思い切って金色とかピンクのカバーにするとイイかも。
633 :
無名草子さん:04/10/03 04:08:12
佐藤可士和にしてほしいな。
634 :
無名草子さん:04/10/03 20:48:29
だれか、『ファスト化する郊外』読んだ人います?どうでしたか?
635 :
無名草子さん:04/10/03 21:01:14
>635
このレビュアーは一部の描写を拡大して書いてる。
「犯罪は日本のどこでも起きてる。そして日本のどこにだってジャスコはある。
だから、もちろんジャスコが犯罪と関係しているわけではない」と著者が言ってるのに。
637 :
無名草子さん:04/10/03 21:49:55
郊外=犯罪
郊外にはジャスコがある
つまりジャスコが目印になる
まあ、ジャスコってのは郊外化の象徴として扱われているだけだろ。
要は、商業施設が偏在化=郊外化するにつれて犯罪も偏在するようになったって話でしょ。
象徴としては深夜にDQNがたむろするコンビニの方が適当だと思うが、コンビニだと本当に
どこにでもあるんで、センセーションに欠けると思ってジャスコにしたんだろう。
639 :
無名草子さん:04/10/03 22:35:42
犯罪の転移がおこる
(環境犯罪学より)
641 :
無名草子さん:04/10/03 23:24:30
仲俣暁生が、『シンセミア』の副読本になると言ってますな。
642 :
無名草子さん:04/10/03 23:43:22
643 :
無名草子さん:04/10/04 08:36:38
現代新書、装丁変更ですか
講談社は文庫も新書もずっと装丁変えずに頑張ってきたんですがね
文庫も変わっちゃうのかなぁ
644 :
無名草子さん:04/10/04 10:50:07
講談社文庫は、装丁より文字を小さくしてほしい。大きすぎて読みにくい。
今更ながら恋愛結婚は何をもたらしたかは面白かったよ。結婚するならいい遺伝子の持ち主がいい。著者は女性的な感性の持ち主とみた
646 :
無名草子さん:04/10/04 18:04:44
>>645 http://www.so-net.ne.jp/renaikagaku/lovemistery/020320/seiri01.html ) よい遺伝子(ルックス、健康な肉体):女性が子孫を立派に残すためにはまずは
相手の男性の遺伝子の質がよい必要があります。ルックスがよく健康的なプロポー
ション、肉体美を持つ男性を選ぶと生まれてくる子供の遺伝子の質がよくなり、次
世代で子供がモテ、健康的であることが保証されます。ですから1)のよい遺伝子が
必要。ですが、この部分は女性が妥協を許すところでもあります。
2) 同類選択(性格の一致):人種や宗教、教育レベル、育った環境などが異なって
いると、意見の食い違いが出るので何をするにもストレスを感じ、一つのことを達成する
ために多大な労力が必要なのでたいへん不経済です。これは子育てをする上で大きな
マイナス要因。カップルは似た者同士が結びつき安いことは多くの実験から証明されて
おり、これを同類選択といいます。つまり同類には好意をいだき、異種には嫌悪感を感
じ生理的に受け付けない仕組みになっています。
3) 子育ての資源、能力:子供を守るためのステータス、強さ。子供を育てるための十分
な資源(経済力)の提示。子供をきっちりと教育する子煩悩さなどは現代において子供
を立派に育てるために最も重要なものです。これらを提示できる男性に女性はあこがれ、
逆にこれらを提示できない男性に嫌悪感を持ちます。重要なことは女性は男性の未来を
予測すると言うことです。つまり、いくら今大金持ちでも、その経済力が将来も確実に続く
ことが重要。さらに、今は貧乏でも、将来成功するだろうという資質を提示することが重要
なのです。
したがって人類の歴史を動かして来たのは女だ。
環境汚染も、戦争や貧困が無くならないのも
女がそれを求めているからだと言えよう。
648 :
無名草子さん:04/10/04 19:11:32
今の彼は2、3は最高だけど1が疑問。ド田舎貧民家庭から死ぬ気で成り上がったんだって。彼は自分で遺伝子組み替えたのかなあ、それ遺伝しますかね(自分は棚あげで。。
べつに自分語りはいいから
辛淑玉センセイの『怒りの方法』を読んだ(もちろん立ち読みだぞ)。
自分が「在日」だから叩かれてると思い込んでる被害妄想振りは
相変わらず。でもトンデモ本の類として読むなら結構面白いので
血圧の高くない人は読んでみるといいよ!
653 :
無名草子さん:04/10/05 05:35:24
そろそろ、ちくま新書発売ですね。何か良さそうなのあります?
僕が気になるのは、切通さんのですけど。
切通「宮崎駿の世界」は大作だったからね〜
大作っていっても池田じゃないよ
オヤジギャグ サムー
仲正昌樹はチラ見して良ければ購入。
656 :
無名草子さん:04/10/06 11:08:09
657 :
無名草子さん:04/10/06 22:41:54
新書ならちくまか新潮が好きだな。
新潮はどうでもいい(悪くない意味で)ことばっか題材にしてて結構
面白い希ガス。
岩波とか中公はなんか嫌。
宮崎駿のどうたらってのがあったけど面白いかな…
658 :
無名草子さん:04/10/06 23:25:48
そもそも宮崎駿がつまらない。
新書ならちくまか岩波が好きだな。中公もおカタイ感じが嫌いじゃないが。
新潮は週刊新潮のアホさが伝染しつつあるよな。
660 :
無名草子さん:04/10/07 01:00:48
新書ならちくまto講談社が好きだな。平凡社もおカタイ感じが嫌いじゃないが。
新潮は週刊新潮のドアホさが確実に伝染してしまっている。
661 :
無名草子さん:04/10/07 01:03:54
麻衣子さん、麻利子さん、満智子さん
併走者ありがとうございました。
あと二歳年上の知子さん、
会えますかね…
662 :
無名草子さん:04/10/07 01:11:43
何やらムキになってるのが一人いるが、それはおいといてちくまは結構人気あるんだな。
中公新書は時々ハードカバー級のヘビーな本が出版されるとこらへんが好き
664 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/10/09 03:11:40
●前田晴人『桃太郎と邪馬台国』 講談社現代新書…【4点】
う〜〜〜〜〜〜〜むっ! これは困った。漏いらに知識がないのが一番いけないんだが,
読むのに難渋した。なんか傍証だけで仮説につぐ仮説,って感じの論の進め方で,かなり
電波っぽいと思た。でもこれだけ広く飛ばすと幾つかは考古的発見かなんかで当るかもね。
♯邪馬台国論争も全然フォローしてないんだけど,狗奴国が「来な!」とかってどうなのよ。
「シマコ」「ユゴリ」の謎解きも話としては面白いし,浦島伝説と羽衣系伝説を対置する
構想もダイナミックでかっこいいんだけどね。まあいろいろ勉強になった部分も含めて4点。
新書は著者の年齢を主な選別基準にしてます。
60以上…オナニー本。
30台〜40前半…文章力も日本語力も稚拙ながら、題材がそそられること多し。
あほらし
そろそろ『デリダ入門』の企画がどこかで始まっている悪寒
デリダの入門書なんざ掃いて捨てるほどあるからどうだろう
そもそもデリダの書き物は要約を許すものじゃないし
670 :
無名草子さん:04/10/11 07:45:42
藤本一勇に「デリダ入門」書かせようか?
671 :
無名草子さん:04/10/11 10:28:46
ようかって・・・
んな入門書より「知の欺瞞」検証本を出してくれ
デリダもソーカルも読まずにうるさい馬鹿が多すぎる
批評空間U16のあとがきで浅田彰が「知の欺瞞」についてコメントしてる。
というか、デリダもソーカルも読んでいるなら自分で検証すればいいじゃんw
『知の欺瞞』、自然科学の語彙を誤用していたってことそのものについては確かに批判は正しいのかもしれないけど、
取り上げられてる人文科学者の語彙流用法って単なる比喩にすぎず、論の根底/中心をなしているわけではないように感じたな。
だから「人文科学者たちもそんな適当な流用するなよ」と思いつつ、
「とはいえこの批判は件の論者たちの論を根底から覆すわけでもないよな」
などと思ったな。
多分ソーカルにも誤用そのもの/適当な流用そのものを批判しようという意図があったように感じるし。
だから『知の欺瞞』が「“ポストモダニスト”の論を根底から覆した/奴らの言ってることは全て無茶苦茶」
という論拠に用いられることにはちょっと違和感をおぼえたりもする。
などと書いてみて全然スレ違いだな、ごめん。
今度このスレで新書レビューでも書かせてもらいます。
>>673 馬鹿が「知の欺瞞!」とか言い出したときにいちいち説明するのは面倒だから、
これを読めといって簡単にあしらえる本があれば便利だということだろ?
自分で書けばいいじゃん。Web上でもなんでも。
そんなの直接馬鹿相手に説明するよりよっぽど労力いるだろ
フーン
679 :
無名草子さん:04/10/11 18:02:25
「デリダ入門」の中の序章とかで、触れればいいんじゃ?
それより、ちくま新書、何か読みました?
『知の欺瞞』って、デリダは対象にしていなかったはずだが。
681 :
無名草子さん:04/10/11 18:27:33
稲葉振一郎がなんか書いてたね。『経済という教養』だったっけ?
あの本では触れてないけど、他の論文か何かで触れてたかと
『福沢諭吉の真実』面白かった。
『全集』に福沢の文章として入れられたものの中にはそうではないものが挿入されていて、
その取捨選択は『全集』の編者である石河の政治的意図に基づいてなされていた、という話は面白く説得的だった。
ただ、「時事新報」が発行されている正にその時にそこに掲載された文章(将来的に福沢のものとされてしまった無署名の文章も含む)は
読者にどう受け止められていたのか。
「時事新報」は福沢の主張をかなりの程度反映しているもの、と、当時の読者が受け止めていたのか?
それとも無署名(かつ「我輩」という一人称)だが複数の論者の手によるものだということを読者は認知していたのか?
といったことがちょっと気になった。
もちろんそこに筆者の関心はないんだろうけど。
>>683 なんか作者はそこら辺をさらに突っ込んで研究するつもりらしい。
国会図書館から時事新報全紙が収められたマイクロテープをン十万で借り出したとか。
>>684 すごいな。期待が膨らむ。
俺も前に国会図書館でマイクロフィルムやらマイクロフィッシュを複写したけど
泣きたくなるくらい金がかかったなあ。
福澤諭吉がアジア蔑視論者と罵られなければこの研究はなかったな。
それにしても悲惨なのは安川だろう。一般的な研究ならともかく、相手を
犯罪者扱いしてしくじると、全部自分にかえってくるからのう。福澤の
遺族になんていうつもりなのかね。
「筆者」や「作者」じゃなくて「著者」といいなされ
小説やエッセーじゃあるまいし
>>687 「作者」にはちょっと違和感があるけど、
「筆者」と「著者」の違いってどんなんだっけ?
ややこしいから執筆者でいいよ
692 :
無名草子さん:04/10/18 13:30:09
>>688 文中では
筆者=私
著者=〜さん(書いた人のこと)
例
この本の著者は何もわかっていない
まるで大衆迎合の評論家だ
筆者はこのことを激しく糾弾する
小生
>>692 なるほど。それだと理解できる。
俺も気をつけよ。
>>683 面白かったでしょ
>>685 あの図書館,暇つぶしでマンガ雑誌や小説を「通読」するのには都合の
いい閲覧方式をとっているのに,きちんと研究したい人たちには手間と
カネがかかる閲覧複写方式を採用しているからねぇ。そのうえ著作
権法をむやみに厳格適用して,ますます研究者には使いでがなくなっ
てきた…。
やっぱり大学図書館をつかえる人間しか研究や調査はできないという
ことになってきたねぇ。残念。
先週の朝日新聞の投書欄見たかい。ばかばかし。
696 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/10/19 02:07:15
●下斗米伸夫『アジア冷戦史』 中公新書…【8点】
未だ終わらないアジアの冷戦の裏面史を主にソ連側資料を駆使して概観。ソ連が絶えず
対米全面戦争を恐れていたことや,国民国家の歴史が浅いアジアの社会主義諸国は,
始めから不安定で相互対立を孕んでいたことなどがわかる。参考文献・人名索引つき。
・国共内戦時,スターリンは国民党と共産党のどちらを支援するか悩むところがあった。
・毛沢東は台湾解放に利用するため,旅順・大連からのソ連海軍の撤退に反対した。
・北朝鮮は建国当初からソ連にとっても中国にとっても困ったちゃんであったw
○三浦展『ファスト風土化する日本』洋泉社新書y …【9点】
「郊外化とその病理」という副題。個人的事情で興味深く読めたんで点数はちょっと甘め。
犯罪・治安との関係より,郊外化が推進された経緯の分析に読んでいて発見が多かった。
東京しか知らない人,あるいは郊外そのもので育った若い人には実感湧かないかもなあ。
>>695 朝日取ってるんだけど、先週の投書って何があったっけ。
あまり投書欄は読まないんだよね。読んでると腹が立ってくることが多いから。
お子ちゃまだねえ。
>>697 あれを笑って読めるようになったら人生楽しくなるよ
700 :
無名草子さん:04/10/19 15:04:33
>>696 「ファスト風土化する日本」
神戸の事件も確か新興住宅地=郊外
そこのところと比べてどうでしたか?
買う予定リストに入っているが、未だに踏み出せない私
図書館で済ますかな
>>699 いや、俺どこの新聞の投書でも読みきれんのよ。
「こんなくだらないことに時間費やすなや」
って思ってしまったり、
「何て独善的な」
って思ってしまったりで。
さすが2chに書き込む猛者だ
説得力あるぜ
新聞の投書欄なんて
その新聞のイデオロギーの代弁でしかない
読むに値せず
さすが2chに書き込む猛(イデオ)者(ローグ)だ
説得力あるぜ
>>701 なんて味気ない装丁なんだろう。
あのクリーム色が醸すいかがわしさが好きだったのに。
まあそれなりに考えたのだろうけど。
なんか平凡社新書をもっとインパクト弱くした感じ…
そのうちなれるかな。
個人的にはいまのままでよかった気がする(最初期のビニールがかかった
装丁はひどいが。古本屋でたまにみる)
それでも高島俊男「中国の大盗賊・完全版」は買うだろうなぁ。
前の版もってるけど,現在の中国の成立も王朝国家と同じ方法論を
毛沢東が採用したからという指摘がおもしろかった。そこらへんが
足されているはず。 ネットにながれていたんで一度読んだんだけど
ね。この人は説明がうまいし面白いから何度でもよめる。
なんじゃこのなんの印象も残らない装丁は…… > 現代新書
何でも最初は不評なものだね。
この装丁ってこのまま続けるの難しいんじゃないのか?
どうしたって色のパターン出尽くすだろ。
これから高齢化社会だから見間違いで買わせようとする作戦か?
715 :
無名草子さん:04/10/20 02:10:45
『漱石と三人の読者』どうですか?買おうか迷ってるので、教えてけろ。
>>712 ジャンル毎に色を揃える積もりなのやも知れませんね。
背や帯の下の意匠も気になります。書店へ行ってみます。
>>714深謝。
717 :
無名草子さん:04/10/20 03:54:26
背表紙の表題にでっかい活字が使われてて、なんじゃこりゃだったな。
>講談社現代新書
718 :
無名草子さん:04/10/20 11:19:47
講談社現代新書、あのデザインにGOを出した香具師は何考えてんだ?新日本新書かと思ったよ。
シンプルにするなら平凡社新書とか洋泉社新書みたいに軽くインパクトあるやつにすればいいのに
あーもう最悪。あのデザインが変わらない限り金輪際現代新書買わん。本棚に入れたくないよ。
720 :
無名草子さん:04/10/20 15:20:31
確かにダサいカバーになっちゃったね。
最近よくある、若い女に媚びたようなデザイン。
携帯や車のデザインなんかはそれで良いのかも知れないけど、
若い女は新書なんか手に取らないぞ。
>若い女に媚びたようなデザイン
そうは思えないが。
> あーもう最悪。あのデザインが変わらない限り金輪際現代新書買わん。本棚に入れたくないよ。
アホくせw
723 :
無名草子さん:04/10/20 17:12:19
何あの安っぽいデザイン。
新書を100均で売られてる本と間違えてるのか?
デザイン不評で1ヶ月打ち切り→元に戻る な展開きぼん
たかがカバーのデザインなんざどうでもいいよ
内容さえよければ
726 :
無名草子さん:04/10/20 17:48:28
装幀者は誰なの?
野間なんとかです
野間? 経営者の親戚かw?
729 :
無名草子さん:04/10/20 18:28:00
でもあれは漏れにとっては買う気をなくさせるデザインだな・・・
特に背表紙。
日本の本て無駄に装丁に凝った本が多いよな
中身が読めさえすればいいのに
今日初めて見たけど、ホントに嫌な装丁だよ。
シックというよりは貧乏臭い。安っぽい。インチキ臭い。
背表紙のイラストが好きだったのに。著者の写真もなくなってるし。
コスト抑えて値段安くしたとかなら分かるんだが…
でも最近の講談社現代新書は良書があまりないんだよね。
歴史関係によく手を出すんだけど、講談社って歴史はいい本少ない。
貧乏くさい・・・
講談社はそれなりに頑張ってる方だろ。もう終わってるのは岩波新書。
昔は結構良書があっただけによけい悲惨。人間でも組織でも、一旦
落ち目になるとホント駄目だな。
737 :
無名草子さん:04/10/21 02:09:07
従来のカバーはとても良くできていたと思うな。
前表紙に内容の紹介文、後表紙に著者情報と目次。
時間がない時でも、表紙を一瞥するだけで買うか否かの選択ができた。
本棚に並べた際も背表紙の一冊毎に工夫されたイラストが美しかった。
紙質も厚過ぎず硬過ぎず手によくなじんだ。あのクリーム色も目に優しかった。
非常に機能的なカバーだったんだな。
講談社よ、「過ちを改むるに憚ること勿れ」だ。
来月から従来のカバーに戻せ!
岩波新書最高!!
岩波はホームランがないだけでそこそこよいのは出てる
自分も講談社のカバーは前のほうが良かったと思うなぁ
実はイラストがけっこう楽しみだったりなんかして……
でも考えたらそういう部分にも経費がかかってたんだろうね
いいかげんカバーの話はうざい
>>684 マジ?どこで聞いたの?
安川氏は相変らずそのまんまの自説たれ流し。まあ週刊金曜日の別冊でだからしょうがないか…
744 :
743:04/10/21 17:17:16
…と思ったらはてなダイアリでご本人のコメントが簡単にみつかりますた。スマン。
大塚の『「伝統」とは何か』読まれた方感想希望
講談社現代新書は、旧作まで全部新装丁になっちゃったんですね_| ̄|○
今日本屋で新旧ごっちゃになった本棚見て目がチカチカしました
748 :
無名草子さん:04/10/22 00:37:00
みんなで講談社新書不買うん動をしよう!
そうすれば、は、はんせいして、も、もとにもどすよきっとうん。
749 :
無名草子さん:04/10/22 02:14:16
講談社は文庫のデザインを変えたときは斬新でよかったんだがな。
今回はひどすぎる
>>700 神戸の事件って酒鬼薔薇だよね?
凶悪犯罪は地方で起こる(p.24),引っ越しが引き金になった可能性がある(P.88)
の例として挙げられてるだけで,直接には言及してない(と思った)
しかしファスト風土化っていうのは
確かにアメリカ的経済構造・生活様式の押し付けであり
日本の政官財がそれに乗ったわけだけど,国民の側も受け入れたわけだよねえ。
この本では冗談まじりにアメリカはヨーロッパは荒らそうとしなかった,
みたいに書いてるけど,んなことはないよね。フランスにだってでかいスーパーあるし。
核家族化・効率化・モータリゼーション・消費社会化なんてのは先進国は同じだろうし。
ヨーロッパ,それにこれからそうなっていくであろうアジアの事情が気になります。
751 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/10/22 02:17:22
●桑村哲生『性転換する魚たち――サンゴ礁の海から』 岩波新書…【8点】
いい本です。研究者の研究生活自分史でもあり,地道な研究の方法論から意義・目的
(この人の場合は進化――適応戦略――論)みたいなものまで自然に盛り込まれていて,
素人にも面白く読める。くれぐれも国はこういう研究の予算は減らさないでほすい。
♯ソードテールって熱帯魚も性転換するけど,外見的にも尾びれが伸びたり,体内受精で
ちゃんと外性器もある。あの性転換コストってのは大したことないのだろうか。
752 :
無名草子さん:04/10/22 08:11:06
>>746 全部変わっていた_| ̄|○
目がチカチカして酷すぎる
新書の棚
そこだけ嫌に目立ちます
753 :
無名草子さん:04/10/22 13:13:18
おー、すでに話題になってたか。現代新書のカバー。
ちょっとセンス悪すぎね?
内容のないカバーの話はよそでやれよ
>>754 そう思うのなら内容のある話をするべきでは。
俺も今日始めて書店で見たけど、うーん、って思った。確かに前のは地味ではあるが。
消費税率変更の時とかにもあったけど、ああいう仕様変更をされると古い在庫
が裁断されちゃうから不便なんだよねぇ。
>そう思うのなら内容のある話をするべきでは。
馬鹿ですか?
757 :
無名草子さん:04/10/22 16:43:11
講談社が一番バカ。
講談社は馬鹿じゃないやい! 謝れ、講談社に謝れ!
759 :
無名草子さん:04/10/22 17:37:20
講だん社の新しいのはオ、オシャレになっていいね!
これで堂々と公共の場でも読メロンよ。
今までの痰みたいな色のカバーバカみたいだったも、もんね。
760 :
無名草子さん:04/10/22 18:54:01
>>759 オマエの日本語読むとオマエもかなりバカなのがわかる
761 :
無名草子さん:04/10/22 19:04:55
大塚英志「おたくの〜」買おうとしたら
なんか装丁変わってたからやめた
古本屋で探す
なんでたかが装丁にそこまで拘るの?
新書なんてよっぽどの傑作でもない限り一回読んだら古本屋に売るか人に上げるかで
手元に置いとくことなんてあまりないでしょ
763 :
無名草子さん:04/10/22 19:35:34
764 :
無名草子さん:04/10/22 19:38:34
>>762 漏れは買った本は売らない性分。
ところでこのスレって岩波アクティブ新書の話題出てこないね・・・
766 :
無名草子さん:04/10/22 21:24:33
洋泉社新書って注意深く探すと隠れた良書がある
くわしく
装丁?どうでもいいよそんなの。中身は変わらないんだから。
不買運動とか言ってるヤツ、一人で勝手にやってろよw
769 :
無名草子さん:04/10/22 22:46:35
洋泉社は、『〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい』
『心を商品化する社会』
『自己決定権は幻想である』
『ファスト風土化する日本』
岩波アクティブ新書は『商品企画のシナリオ発想術』
『日記をつける』
『戦下のレシピ』 がよかったです。
>>769 岩波アクティブは『生きるためのメイク』も面白かったよ
771 :
無名草子さん:04/10/22 22:55:54
洋泉社の『〈子〉のつく…』ってちょいトンデモ臭がしましたけどね。
岩波アクティブは、『ホラー映画の魅力』、
『遊ぶ日本語 不思議な日本語』がよかった。
772 :
無名草子さん:04/10/23 00:26:29
ほんとは『子供に変な名前をつけるDQN親が増えている』みたいなのを書きたかったんだろう。
でも、インパクトを考えて『〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい』という方向に
したんだろうな。
>>769 『刑法三九条は削除せよ! 是か非か』は執筆者に日垣氏がいない点で
片手落ちというより他ない
香山リカ嬢の新作は話にならんな。
自分で診たわけでもない人間の精神症状についてベラベラ語るのはどうかと。
もう「嬢」ってうwなんだymれししm;:おrぽ
>>774 香山に限らず、マスコミによく出てくる精神科医って、
どうして自分が診断していない人間の精神症状をコメントするのだろうか。
小田晋なんかもそうだけど。
>>776 アメリカでは精神分析の政治的悪用を防ぐため、
精神科医が直接診断したことの無い人間に対して精神分析を行うことを禁止する倫理規定がある。
778 :
無名草子さん:04/10/23 11:57:04
>>776 テレビ用だから
まともな学者なら
見てもいないことは言えない
NHK軍事評論家は、かなり言葉を選んで発言していた
テレビ受けしない発言だった
わからないことははっきりわからないと言っていたよ
フジの方は憶測を混ぜての発言
こちらの方がテレビ的にはよかった
タレント学者というジャンルがありますから
エジプト
火の玉
ブルセラ
心理学
経済学
タレントとしても学者としても一流はかなり希
777はradical buddhist
780 :
無名草子さん:04/10/23 14:15:11
>>776 おまいブラックジャックによろしく読んだだろ
いやそんなもの読まなくても誰でもそう思ってるだろ
木村敏もサカキバラ事件のときマスコミからの分析依頼を断ってたらしい
ブルセラって、宮台のこと?
>タレントとしても学者としても一流
国際政治学者の藤原帰一氏ぐらい?
藤原帰一は日本人だけにしか受けないでしょ
785 :
780:04/10/23 20:45:11
>>781 いや、ちょうど発売日でタイムリーだったんで
786 :
無名草子さん:04/10/23 22:33:38
講談社新書の装丁、味がなくなりました。中島英樹てわかってないですね。
>>777って、宮崎哲弥が諸君の新書読破で書いてたことだな
装丁かえるのいいけど、いままでより書店の扱い悪くならんか?
講談社新書と中公新書は、田舎の書店でも他の新書より優遇されてる。
他社の新書は売場に一冊も並べられないこともあるのに、新しくした
おかげでその他売場に出ない新書扱いされたらどうすんのかね。
都会で働いている人はわからんのかな?
>>788 田舎者は都会で働いている人と違って装丁を内容以上に気にするってこと?
田舎の本屋は陳列する本が少ないから
こんな糞装丁だったら店員に弾かれるよってことじゃねーの?
>>789 装丁の良し悪しではなく、装丁をかえることによる扱いの変化があるん
じゃねーのかと。いままで講談社中公が優先的に扱われていたのは
長い年月新書を出しつづけてきた権威的な面は少なからずあるわけでさ。
だけど、装丁をかえることでちくま、新潮、洋泉社、文春、PHPと同列に扱
われるだろうと。今回の新しい装丁の新書に対して、今までの講談社さん
の新書と同じ扱いにしますよ、と書店側がみるかね?
792 :
無名草子さん:04/10/24 00:10:02
丸善もあるんですけど。すいません。
下らないことで議論する奴もいるもんだな
>>784 藤原氏はいい仕事してると思うけどさ、一流か?
いや、基本的なところで支持はしてるよ。
『戦争を記憶する』講談社現代新書は稀に見る良書だったと思うし。
右翼だろうが左翼だろうがあの本に書いてあるようなことを
踏まえていない香具師は信用できない、とさえ。
で?一流じゃないと思う理由が抜けてるよ。
798 :
無名草子さん:04/10/24 06:45:50
「ファスト風土する日本」
176頁の写真の女の子は、怒ったほうがいい。
「地方の若者には人生のモデルがない」とか書かれて・・・
香山リカが酷評されているが
じゃあなぜ福田和也は香山を相手にしたんだろう?
福田の場合は相手にしているというか、戦略的な気がするな。
香山の「ぷちナショ」が多少話題になって、それに乗っかろうっていう。
読む気もしなかったので、読んでないけどね。
中公への文句の部分は読んだけど…
石原慎太郎や宮本輝あたりを支持しているのも、
文壇内での力関係をよく理解して動いてる気がするし。
801 :
無名草子さん:04/10/24 09:51:14
町工場の社長のブタ餓鬼だから、フィリピンパブとかコリアン売春とか
中年の不思議ちゃんとかが好きなんだよ。そういうののすえた■■■の
ニオイを嗅ぐのがブタ餓鬼の密かな趣味だからなあ。
802 :
無名草子さん:04/10/24 14:33:58
福田和也の父は京大理学部卒で梅棹忠生と同級生
だから福田は梅棹を褒め上げる
803 :
無名草子さん:04/10/24 14:43:58
『自由とは何か』(佐伯啓思)『<観念論>ってなんだ』(冨田泰彦)
『文系のための数学入門』(小島寛之)『現代思想のパフォーマンス』(内田樹)
『評論家入門』(小谷野敦)『地球物理学者が書いた文章の科学』(鎌田浩毅)
が注目ですかね、11月の新書。
岩波でまた斎藤孝がなんか出すね。
>>803 「冨田泰彦」→「冨田恭彦」?
来月は京大の先生の本が結構出るんだなあ…。
そういや佐伯も冨田も京大か
誰か来月の刊行一覧プリーズ
おゝ,もう京の玉手箱はん更新してはるんやね。
今月はサービスで洋泉社y追加。
★洋泉社新書y 11/8
布施克彦『島国根性を捨ててはいけない』
三木治『「軽症うつ」を治す』
★ちくま新書 11/10
竹田茂夫『ゲーム理論を読みとく――戦略的理性の批判(仮)』
八木雄二『「ただ一人」生きる思想――個人主義・個の思想ペルソナ論(仮)』
神山睦美『思考を鍛える論文入門(仮)』
星亮一『野口英世の生きかた(仮)』
布施英利『マンガを解剖する(仮)』
★平凡社新書 11/10
小谷野敦『評論家入門』
北沢方邦『古事記の宇宙論』
青木やよひ『ゲーテとベートーヴェン』
小杉俊哉/神山典士『組織に頼らず生きる』
山下力『被差別部落の我が半生』
★光文社新書 11/12
斎藤孝『座右の諭吉 才能より決断』
内田樹/難波江和英『現代思想のパフォーマンス』
塚本潔『ドコモとau』
浜本隆志『謎解きアクセサリーが消えた日本史』
伊丹由宇『東京居酒屋はしご酒 今日の一軒が見つかる・厳選164軒』
★PHP新書 11/15
嵐山光三郎:編著『カワハギ大全(仮)』
佐々木良昭『イスラム世界とテロリズム(仮)』
三澤一文『なぜ日本車は世界最強なのか(仮)』
清水克彦/和田秀樹:解説『<お受験>必勝法(仮)』
★講談社ブルーバックス 11/17
谷口義明『クェーサーの謎』
大江秀房『早すぎた発見、忘られし論文』
清水佳苗・大前泰彦:訳/小林司:監修『マンガ サイコセラピー入門』
★集英社新書 11/17
秋本治『両さんと歩く下町』
姜尚中/テッサ・モーリス-スズキ『デモクラシーの冒険』
十四代目酒井田柿右衛門『余白の美 酒井田柿右衛門』
重松清『スポーツを「読む」』
中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』
中村桂子『ゲノムが語る生命』
★講談社現代新書 11/18
佐伯啓思『自由とは何か』
森永卓郎『「家計破綻」に負けない経済学』
阿辻哲次『タブーの漢字学』
野村総一郎『うつ病をなおす』
新井一二三『中国語はおもしろい』
根井雅弘『経済学の名言』
西山厚『仏教発見!』
先崎学『最強の駒落ち』
冨田泰彦『<観念論>ってなんだ』
小島寛之『文系のための数学教室』
811 :
11月刊行予定 その3:04/10/25 00:49:03
★文春新書 11/19
楠木誠一郎『真説の日本史 365日事典』
丹羽健夫『予備校が教育を救う』
板橋作美『占いの謎 いまも流行るそのわけ』
梅田香子/今川知子『フィギュアスケートの魔力』
梅森浩一『面接力』
★岩波新書 11/20
谷口誠『東アジア共同体――経済統合のゆくえと日本』
リービ英雄『英語で読む万葉集』
海老澤敏『瀧廉太郎――夭折の響き』
村治笙子/写真:仁田三夫『カラー版 古代エジプト人の世界
――壁画とヒエログリフを読む』
★新潮新書 11/20
山内昌之『嫉妬の世界史』
出井康博『松下政経塾とは何か』
内藤陽介『切手と戦争 もうひとつの昭和戦史』
木谷文弘『由布院の小さな奇跡』
★中公新書 11/25
藤沢道郎『物語 イタリアの歴史 I
――皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで』
都甲潔『感性の起源――ヒトはなぜ苦いものが好きになったか』
大石学『新選組――「最後の武士」の実像』
デイヴィッド・クリスタル『消滅する言語
――人類の知的遺産をいかに守るか』
>>804 光文社では?
>>806 あ,しまった。おらも間違えたかも?
講談社のサイトが冨田泰彦になってる。
おらは今月もトリビア本専門で食いかじるだな。
結構豪華だな。
>>809-811 来月は豊作だねえ
それはいいとして
>秋本治『両さんと歩く下町』
げええええええええええええええええええええ
こんなのが出るんかい
文章だけだから執筆は初代かな?
お前ら、そんなに毎月毎月そんなに良書があると感じてるの?
いや、俺はそんなに何冊も読んでる暇ないから知らんけど。
良書って年に何冊ってレベルじゃないのか?
またアンタかよ……という著者が毎月何名かはいるなぁ
>>816 >★集英社新書 11/17
> 姜尚中/テッサ・モーリス-スズキ『デモクラシーの冒険』
>★講談社現代新書 11/18
> 森永卓郎『「家計破綻」に負けない経済学』
ここらへんかな?(w
佐伯啓思、小谷野敦もな
中沢の網野論と冨田が気になるな
講談社の
阿辻哲次、先崎学とかってのも最近他社から新書が出てる
集英社が良さげだな。姜/スズキ、中沢、中村あたりは読むことになりそう。
新書高いよね。500円以下にしる!
>>822 講談社現代新書 永井均著 私・今・そして神 開闢の哲学
定価:720円の内訳を分析し、その妥当性についての考察を述べよ。
随分と頭の弱そうな文章ですね(はぁと
頭は弱いかもしれんが額は強い。
東村山のボボ・ブラジルとは私の異名である。
新書高いよね。500円以下にしる!
827 :
無名草子さん:04/10/26 03:11:20
心の叫びはageましょう
>>818 小谷野敦は確かにここんとこ毎月本を出してるけど
佐伯先生はそんなことないぞ
829 :
無名草子さん:04/10/26 05:14:26
冨田の小説風の入門書っていいの?タイトルがキモくて読んでないけど。
>>828 佐伯って新書ばっかり出してるイメージない?
>>829 かなり易しめだから入門書としてはいいよ。たしかにタイトルはイタイなw
クェーサーって単語久しぶりに聞いた。
832 :
無名草子さん:04/10/26 10:48:05
上田晋也薀蓄やらせ
芸人板へ
>>830 毎月じゃないけどけっこうあるね
20世紀とは何だったのか(PHP新書 )
人間は進歩してきたのか(PHP新書 )
ケインズの予言(PHP新書 )
アダム・スミスの誤算(PHP新書 )
「市民」とは誰か(PHP新書 )
現代民主主義の病理(NHKブックス )
「欲望」と資本主義(講談社現代新書 )
新「帝国」アメリカを解剖する(ちくま新書 )
>>833 でも本人は書いたものが売れてないと嘆いていたけどね。
スミスやデカルト、ルソーといった古典に対して新しい解釈を出そうという
気合は尊敬するんだけど、悲惨なことに黙殺状態・・・・
835 :
無名草子さん:04/10/26 18:42:27
佐伯啓思っていい本多いのに売れないのか・・・
佐伯啓思は軽視されてるな
一冊読めばおなか一杯って感じ>佐伯軽視
大学に入って真っ先に兄貴から渡されたのが佐伯『「市民」とは誰か』と
小浜『「弱者」とはだれか』だったっけ。何度も読み返したものだ。
839 :
無名草子さん:04/10/26 19:55:28
PHPみたいなマイナーな所から出してるから売れてないんだ、
と思って自分をごまかしている佐伯。
まあでもやっぱりマイナーなところから出すと損だよな。
集英社新書とかKAWADE夢新書とか他にも色々あるけど、そもそもチェックも
しないもん。
やっぱ老舗の岩波・講談社・中公が有利なんでねーの?
あと最近評価が固まりつつあるちくまとかさ。
文春はどうなんだろう。会社本体の知名度が生きてくるかな?
PHPはどうしようもないレベルの似非保守の本を大量に出してるから
そこから出してる本ということで佐伯の本もバイアスかかって見られて売れない
ということはあると思う
単純に他の本より題材が一般向けでなく文章が難しいという理由もあるような気がする。
843 :
無名草子さん:04/10/26 22:46:54
>>840 のようなヤツを称して権威主義という。
内容が問題。版元は二の次。
寄らば大樹なんてダサい、ダサい。
少しは恥を知れ。
出版社にこだわらない目利きの
>>843が
マイナー出版社の良書をこれからは大量に紹介してくれるそうです
>>843 あほか。長い年月の継続的な実績に対する信頼が築き上げられてはじめて
ブランドという権威が確立するんじゃ。
電気製品買うのに、日本製品と中国製品が同じ値段で売ってたら中国製品も
よく検討して買うのかよお前は
847 :
無名草子さん:04/10/26 23:18:44
そんなこといえば、天皇家が一番ということになるじゃねえか。
バカも休み休みいえ。
天皇家は買えません(マジレス)
でも天皇家は赤坂にある某チェーン系ピザ屋にデリバリーを頼んだりするよ
>>847 「高貴な家柄」に興味があるヤツにとっては天皇家が一番だろ
851 :
無名草子さん:04/10/26 23:35:38
>>846 お前は継続的に実績を評価されないものは読まないのか。
自分だけの本がないということだな。他者追随のきわみだな。)W
>>851 評判のよかったものしか読まないよ。だって時間がもったいないじゃんw
なんで人柱にならなきゃならんの?
853 :
無名草子さん:04/10/26 23:41:12
渡部直己にも新書を書いてほしいな。
854 :
無名草子さん:04/10/26 23:48:39
>>852 専門家(+趣味人)じゃない限り普通ですよね
だって一日100冊くらい出版されてるから
アマゾンは役に立ちます
感想文はいらないけど
ぶっちゃけ岩波も中公も駄本はPHPと同じぐらい量産してるじゃん。
特に岩波はかなりの駄本率だぞ。
857 :
無名草子さん:04/10/27 00:00:27
版元ではなく、どの編集者が作ったのかという点からみると
少しは不毛でないものが見えるのでは。
あるいは、篤実な方は版元毎の駄本率を計算したらどうですか。
858 :
無名草子さん:04/10/27 00:44:15
860 :
無名草子さん:04/10/27 02:00:39
カラダは、ムキムキなのに剥けてない僕におすすめの新書ありますか?
>>860 嵐山光三郎:編著『カワムキ大全(仮)』
春画の新書だか文庫があったな。
ワトソン、君もそう思うか!
866 :
無名草子さん:04/10/27 02:56:20
>>865 ハズしたな。
仲正昌樹のは、どうでしたか?
>>856 岩波は今月なんて何か・・・必死だもんね
暇人が羨ましいぜ
岩波新書の今のトップって三十代の若手の人だっけ?
870 :
無名草子さん:04/10/27 14:16:44
若島正の新書がいい。
文章はもうあるし
「乱視読者のSF講義」「ナボコフ論」
来月うちの大学に香山リカが講演に来る。
どんなでけオモシロ話するか聴きに行こうと思う。
あんまり話が得意な様にはみえないが
873 :
無名草子さん:04/10/27 16:19:52
恐らく、自分が教えている大学の学生がどうのこうのという話だろう。
僕が行った講演会ではそんな話してた。
講演のテーマによるだろ。
875 :
無名草子さん:04/10/28 13:28:24
上田晋也薀蓄やらせ
芸人板へ
876 :
無名草子さん:04/10/28 19:33:35
877 :
無名草子さん:04/10/28 20:26:30
878 :
無名草子さん:04/10/28 21:25:21
創価学会を誹謗中傷するようなことは金輪際やめてほしい
うげ、層化でも新書読むのか。そんな暇があったら題目でも読んでろ
講談社現代新書だけど、デザインの話題を毛嫌いする人がいるから色とか絵には触れない。
しかしカバーの前後にも内に折れた部分にも紹介が無いのだけは、納得いかん。
書店で手にとって、前書きや後書きやカバーの紹介を見て参考にする人間って少なくないだろ。
そういうのも手にとって選ぶ愉しみの一部分じゃないのか? なんて味気ない……
883 :
無名草子さん:04/10/29 10:56:27
講だん社ってみ、みんなのこと考へてないよね
誰もそんなの望んでないのに
み、みんなでこう談社の商品の不買うん動をしてこまらせてやろお!
884 :
無名草子さん:04/10/29 13:09:21
カバーを書店に捨てていこうという運動ならアリかも。
勝手にやってろ
886 :
無名草子さん:04/10/29 18:08:53
おっしゃ、885がそういうんならやろうっと!
ばんばんカバーおいて行こう!
かなりこ、講談しゃはこまるにちがいないね!
どうせ講談社のはほとんど買ってないからどうでもいいや
まあ、俺はどこの新書だろうと買ったらカバー捨ててるけどな。
ついでに、1/3まで読んでつまらなかったらそのままポイ。
面白くて読み終わっても、多少面白いくらいならそのままポイ。
「片付けられない新書読み」