前スレが落ちてしまったので新たに立てました。
マターリ進行でよろしくお願いします。
>1
スレ立て乙です。
>5
本郷図書館の方が茉莉の記憶の絵からの記述を紹介していました。
実際に出演者の皆さんで試食したりしてもいましたよ。
見た目はお茶と饅頭の皮と中身とが混ざった、食すのに少し勇気が
いりそうな色合いでしたが、いざ食べだすと甘味の薄いお汁粉みたいで
普通においしい、と好評でした。
>>5 前スレで次スレタイトル候補がいくつかあがってましたが
勝手に選んでは、と思いあえて今回シンプルにしてみました。
センスなくてスマソ。トリビアの泉見たかった(´・ω・`)ショボーン
>>6 >本郷図書館の方が茉莉の記憶の絵からの記述を紹介していました。
レポthx。特にそのシーン見てみたかった…_| ̄|○
このクソ寒いのに急にアイスティーが飲みたくなったので、
茉莉タソ方式で淹れてみた。
本当に凄く良い香りがするのでびっくり。
>>8 漏れも飲もうと思ったが紅茶がきれてた・゚・(ノД`*)・゚・。
ティーバッグじゃ良い香りなんて出ないよね…
贅沢貧乏時代のマリタンはティーバッグだよ
やっぱ鮭の白ソースでしょ。
12 :
無名草子さん:04/01/06 20:27
なくなったと思ったら、新しいの立ってたのか。
前のスレッドで、本の写真が多くて、ページも多いって教えてくれた人
どうもありがd。
遅レススマソ。
なんか、スレッドに書き込めませんとかなってて………
13 :
無名草子さん:04/01/06 23:20
>9-10
リプトンティーバッグのアイスティから
「ハヴァナの薫香」を感じ取る茉莉に脱帽した。
イマジネーションの豊潤さって勉強しても得られん才能ですな。
うちには茶葉もティーバッグもないよ ウワァァァァァァン!!! ヽ(TДT)ノ
森茉莉ー贅沢貧乏暮らし、ネットで注文してみた。
茉莉タンの本って寝る前に読むとお腹すく。食べ物の描写が非常にいい。
16 :
無名草子さん:04/01/07 19:48
>13
全集の月報で鹿島茂(学生時代じゃっくタンが教授だったそうな)が
想像力×値段=1
と書いてた通り想像力のなせる業。
アイスティーだけじゃなくて、アイスコーヒーも
同様の方法で入れると美味しいですよ(比較的苦いマメを使おう)
17 :
無名草子さん:04/01/07 20:57
茉莉タンの好きなマリービスケットが食べたい。
とりあえず森永はちがうだろうなあ。
カルケットも今やないし。
牛乳の香りのビスケットはいずこに・・・。
18 :
無名草子さん:04/01/07 23:14
>>15 自分は、「枯葉の寝床」の、
キャヴィアてんこ盛りのせバタつきパンが見たかったよ……
前スレの「にゅうとねい」の
牛のたたきはあれじーゃないダロって指摘は同意。
写真はまあ美味しそうだけどね。
19 :
無名草子さん:04/01/08 16:59
>>18 キャビア&バターなんて、コレステロールがコテーリだよぉ。
レオもギもコレステロール溜まる前に死んだから無問題。
21 :
無名草子さん:04/01/10 11:13
保守sage。
レポ書いてくれた人ありがとー。
お礼言おうと思ってたら前スレ落ちちゃってて
焦りました。>1さん乙です。
神野さんの本、興味はあるけど作家でも研究者
でもない、(小島さん以外の)編集者の作った本
ってことで、迷ってます。
料理の再現写真が載っているそうですが、
作り方も載っていますか? 筍飯が激しく気になる・・・
22 :
無名草子さん:04/01/10 23:43
>21
森茉莉の文章を引用した料理解説か
おおよその作り方(材料○カップとかそういう細かいのはない)
は写真脇にあります。
前スレでは、にゅうとねい以外はイメージ通りだったというレスもあり。
私は「まるぼうろ」をいわゆる玉子ボーロと勘違いしてた。でかかったのね。
編集の小島さんは森茉莉のことを誰よりもよく知る人だと思うけど
茉莉の随筆より小説を重視してらした面もあるし、
もっと若い世代の編集者ならではの本ではないでしょうか。
私は本文斜め読みだったし、遺品の写真がいっぱい載ってたので満足。
図書館から円地文子全集第2巻を借りてきた。
「廃園」(昭21)を読むため。結構好意的に書かれていると感じた。
ラスト部分、
<「美子さんが生きてゆくたった一つの道は、言葉を軽蔑しないことです。しかし美子さんは
この生きる権利を恐らく棄権するでしょうね」>
この予言は見事に外れてるな。
ちなみに同じ巻の「かの子変相」はかなり辛辣。
>22さん、ありがとうございます。
あなたのレスで、思い切ることができたので、
楽天で注文しました。
保守!
せっかく腹くくって注文したんだから、
感想書くまで落ちないで・・・と書く私は>21=>24。
26 :
無名草子さん:04/01/14 09:18
下がりすぎage
27 :
無名草子さん:04/01/15 20:06
森茉莉が生きていたらドッキリチャンネルでその評価を読んでみたいタレント
太田光
松浦亜弥
木村拓哉
ナイナイ岡村
etc
29 :
無名草子さん:04/01/15 21:24
田村亮子。ナンシーの評と比べたかった。
管野美穂と安達祐美。演技をどう見るか。
評価じゃなくて「たぶん好きそう」な
タレント、お笑い、俳優、女優は誰だろう。
キキキリンとかヒラノレミみたいのが好きなんだよね。
30 :
無名草子さん:04/01/15 21:52
>>29 ヒラノレミ!!!
飾ってないところがお茉莉が好きそう〜
SMAP各メンバーについてもその評価を聞いてみたい罠。
しかしそれよりもくず屋行きになってしまった原稿を
禿しく読んでみたい。(つД`)
31 :
無名草子さん:04/01/15 23:28
若き日の平野レミ
同年代の女性タレントの貞操について
「やってないのは森昌子とあたしくらいじゃないかな。
森昌子もやってるかもしれないよ」っつって
茉莉のお気に入りになったんだよね、変わらんな〜
32 :
無名草子さん:04/01/16 00:40
それって相楽直美じゃなかったっけ?
33 :
無名草子さん:04/01/16 00:54
徳光の駅伝にもつっこんでほすぃ
34 :
無名草子さん:04/01/16 10:59
>31
少なくとも茉莉が書いてたのはレミたんの発言としてだよ。
35 :
無名草子さん:04/01/16 11:57
もし生きてたら
古畑任三郎シリーズは毎回楽しみに見てそうな気がしる。
意外にも今泉がお気に入りだったりして
画面に映るたびに声かけてたりとかw
37 :
無名草子さん:04/01/16 16:09
>35
マサカズ兄の田村高廣はお気に入りだったから
ありえる話だね。
>36
豪華本とはいえその値段は高杉っす。
森茉莉は固定ファン向けの豪華本よりも、
もっと広くいろんな人に呼んでもらいたがってたんだよね、確か。
下のほうのは送料の方が高い位だからお買い得だな。
38 :
無名草子さん:04/01/16 17:48
茉莉さん流のアイスティーの淹れ方というのは
どのような方法なのでしょうか?氷をみしみしいうくらいまで
入れたコップに普通に淹れた熱い紅茶を注ぐと言う方法ですか?
色々検索していくうちに茉莉さんの稀有な生活スタイルに
惹かれたので色々読んで参考にしていきたいですね。
39 :
無名草子さん:04/01/16 17:53
>38
そうですよ>アイスティの淹れ方。
ただ、単なる熱い湯じゃなく、やかんの口から
捩れてほとばしるほどカンカンに沸かした湯ってのが
ミソだったかと。
ティーバッグはリプトンで。
>>39有難うございます。早速試して見たいと思います。
「贅沢貧乏暮し」(・∀・)キマスタ!
ハードカバーだと思ってましたが、ソフトカバーでした。
今パラパラ見てますが、思いの他綺麗な本です。
後悔は、しないで済みそう。
42 :
無名草子さん:04/01/18 01:35
22です。
>41
私が背中押しちゃったんですね。後悔はされてないようでヨカッタ。
気に入った写真やエピソードはありました?
43 :
無名草子さん:04/01/19 19:30
41です。
>42さん、かこつけてしまって、重荷にしてしまったらすみません。
そして、踏み切らせていただいてありがとうございます。
記事の中では、P148-149「昭和45年当時の下北沢駅周辺」地図と、
P154-155「昭和45年当時森茉莉自宅周辺」地図が、気に入りました。
実は前スレで852だったものなんですが、次回、仙台から
「オノボリさん」しに行くときには、是非持って行きたいと思います。
そうそう、P153の邪宗門の写真、これに写っているカップ、
説明がありませんが、前スレ869で書いた「茉莉が飲んだのと
同じ種類のもの」です。
イングランド「プリンスアルバート」製、6客セットであったものの、
茉莉が使ったものも含めて全て割れてしまい、最後の1客だそう。
しいて言えば、パリ時代のことがほとんど載ってないのは、
残念、かな。
料理で言えば、「ウフ・ジュレ」や、仏料理風に飾り付けられた
牡蠣なんかは、是非載せて欲しかった。
「恋人たちの〜」に出てくるような、あっさりした小粋な料理も。
実際に作れそうなのは、日本料理ですが、むせ返るような
欧羅巴の薫りがしてこその「森茉莉」だと思ってますので。
あと、「貧乏サヴァラン」からも引用しているのに、出典に
早川さんの名前がないのが気になりました。
というか、「貧乏〜」自体、食事に関する部分だけを抜粋・
編集したものなので、これって「孫引き」なんですよね。
・・・とまぁ、色々突っ込みいれるのもまた、愉しいものです。
>42さんや、みなさんのお気に入りは、どの頁ですか?
>41
前スレで「邪宗門に三軒茶屋から歩いて行った」云々アドバイスした者です私。
まあ、人数すくないよねここw
私が気に入ったのは時計・ラジオ・カメラ・ネックレスの写真。
確かにパリの料理も見てみたいが予算的に無理・・・かもしれん。
ところで、大正生まれの学者が書いた食べ物随筆を見て思ったのだけど
「鮭の白ソース」の鮭って、当時は冷凍技術もそんなに発達しなかっただろうし、
スーパーに置いてあるような甘塩じゃなくて、新巻なんじゃないのかな。
甘塩の鮭を茹でたらぐずぐずになりそうだけど、新巻なら茹でるのも塩抜きってことで。
46 :
無名草子さん:04/01/19 23:01
うわぁ。
もしかして、いま二人きりですか?ドキドキ(違う)
重ね重ね、お世話になります(汗)。
鮭の件、思いつきませんでしたが、言われてみれば
そうかもしれません>新巻を塩抜き
季節は書いてないんですよね、そういえば。
ネックレスの写真も、良かったですね。
世田谷文学館に所蔵されていること、初めて知りました。
常設展示、されているのかなぁ。
話は変わりますが、白川氏のWebで、1/22にメルマガを
創刊するそうですね。早速申し込もうと思っています。
え、えーと二人っきりです(汗
新巻鮭の話は単なる思い付きなので、当時の食生活は
詳しく知らないんです。牛のたたきが戦後の食べ物ってことも
前スレで初めて知りました。
白川氏のページは写真や資料がいっぱいで
時々見に行ってます。本にも載ってる台所写真は衝撃だった。
でも時々あのなんともいえないデザインに脱力する。
41さん、また東京に遊びに来てね。他にもゆかりの地はあるし。
>>44 ウフ・ジュレ!私も見たかったです。作れないからこそ写真で見たいのにw
お気に入りはネックレス、サンタの缶詰、あと白石かずこから贈られたという
あざらしのぬいぐるみが悶絶する程可愛かった…。
横に載ってるエピソードも茉莉タンらしくてよい。
49 :
無名草子さん:04/01/20 16:32
>44
私は、森茉莉全集なんかにもあって初出じゃないけど
観る予定の点と線で縦横に埋め尽くされた
新聞のテレビ欄ですかねぇ・・・
たんなる売文業の職業意識とはまったく違う
「鬼気」を感じる。
50 :
無名草子さん:04/01/20 18:13
自分の好きなことには(自分だけのために)命がけで取りかかる!って感じだね。
角砂糖とチョコのすり下ろしづくりとか。
最近森茉莉さんの本を知り、この大正ロマンの感じがとても気に入りました。
茉莉さんの作品が好きな皆さんは他にどんな方の本を読まれるんですか?
52 :
無名草子さん:04/01/20 23:18
>作れないからこそ写真で見たい
に激しく同意です。
和食はそれなりに想像付きますからね。
>51
日本人ですと、寺田寅彦や中谷宇吉郎の随筆がすきです。
小宮豊隆も好き。
>>47 >本にも載ってる台所写真
マギーコンソメがいっぱいありましたね〜
>>51 澁澤龍彦や内田百聞が好き。
ちょっと毛色が違うけど夢野久作とかもシビれる。
百聞?
>>55 百けんの「けん」の字でない…(´・ω・`)
ググってみたら聞・間の当て字が多いモヨン。
ちなみに一番多かったのは平仮名の「けん」だったw
57 :
無名草子さん:04/01/21 22:03
文学板行くとケンの文字出てるけどね。私も好きです。
確か前スレでもこの話題出たのだが、
全然系統違うけどみうらじゅんとナンシー関。
文豪の家族つながりでは、幸田文と武田百合子。
エッセイ好きなんで向田邦子と須賀敦子。
街歩きが好きなので路上観察学会とか川本三郎とかも読む。
走り書きのメモも電波飛んでて良かったな。
あれ全部解読できた人います?w
パリ時代の好物
「プチ・スイス・チイズ」ってどんなのでしょうね。
三角形で銀紙に包まれてて
牛乳の腐ったドロドロを固めたような感じで
砂糖を混ぜて食べるって……
日本にはない種類、と昭和40年代に書いているから
雪印の6Pチーズみたいのでは当然ないとして
クリームチーズかな。
クリームチーズがいつ日本にいつ入ってきたかわからないけど。
マリタンが書くとなんか特別そうで美味しそう。
60 :
無名草子さん:04/01/22 16:11
贅沢貧乏暮らしにばっすいされてた
「オレンジを切って部屋に置いとく」のやってみた。
部屋にオレンジの香りがたちこめてヨカッタヨ。
61 :
無名草子さん:04/01/22 20:09
路上観察学会好きハケーン!嬉しいです。
他に読むのは、永井荷風、沼田元氣、矢川澄子、妹尾河童、
姫野カヲルコ、笙野頼子、中島らも・・・バラバラですね。
混乱させて申し訳ない。(´・ω・`)
>>59 フランスの柔らかなチーズってことでフロマージュブランかなーと勝手に想像。
>>59 "petit-suisse"と"fromage"で検索すると、
画像が見られますよ。・・・まるでプチダノンみたいですが。
フロマージュブランと同じ、フレッシュチーズ(fromage frais)の仲間。
64 :
無名草子さん:04/01/24 14:10
65 :
無名草子さん:04/01/24 20:24
>仏→英にしてからExcite翻訳しました。
これすらもやる気の起こらないぐーたらな愛読者なため感謝。
プロセスチーズばかりだったであろう当時としてはハイカラだね。
前スレで話題になっていた、「星の王子 パリ日記」を
今日古本屋でゲット。帰りにパラパラと斜め読みした程度ですが
山田夫婦、しょっちゅう観劇したり外食したり旅行したり豪遊してます。
日記なので茉莉についての具体的記述はないけど、
エドモンのいたカフェやプリュニエ、能を演じた話なども
出てくるし、当時の留学生活がどんなだったか知るという点では
面白いのではないだろうか。
内藤濯氏は同じホテルジャンヌダルクに住んでて、
山田夫婦の部屋で書き物をしたり山田と論争したり入り浸ってた模様。
茉莉がポカンとしてて嫌がらないから学者仲間が集まっていた、
というのはパリ時代からそうだったのであろう。
66 :
無名草子さん:04/01/25 21:27
>54
内田百閧焉w御馳走帖』とか出してて、食事にコダワリがありますよね。
ただ、茉莉との決定的な違いは、百閧ヘ奥さんに作らせるけど、
茉莉は自分で作るところ、かな。
独身の時には気にしなかったけど、結婚して自分で作るようになったら、
こんな旦那やだな・・・と思うようになったよw
59です。62.63.64.65さん感謝です。
ドッキリチャンネルで、
マスオが
「自分の手がけたドラマ(原作か監督かは失念)
を何日に放映しますので見てください」という連絡をくれて
楽しみにしてたけど見逃したので、
フジテレビにタクシーで行って受付で「映写してください」と頼み(!)、
マリタンの大嫌いな冷笑であしらわれて
すごく怒ってる文があった。
「笑われても無理ないでしょ」と同時にかわいそうにもなってしまう
典型的なエピソード…だと思った。
偏(変)食対決
百鬼園先生(おから+シャムパン)
VS
茉莉タン(葬式饅頭+茶漬け)
69 :
無名草子さん:04/01/27 08:37
葬式饅頭茶漬けは鴎外でしょ。
チョコレート+砕いた角砂糖 とかキボン。
お茉莉も愛食してたんだからいいんじゃないの?<饅頭茶漬け
71 :
無名草子さん:04/01/28 18:12
牛のたたき、鴎外が精養軒に注文するときに
「病気の子供が食べるから細かく叩いて〜」と
言ったのを、文字通りに取ったのかな。
他の随筆も読めば直ぐ分かるのに。
早川さんだったら、こういうことはないんだろうな。
自分語りには(´・ω・`)だけど、あの人には茉莉への愛がある
72 :
無名草子さん:04/01/28 22:06
でも早川さんは愛が強すぎるし、小島編集者以外はあの人が
第一人者! みたいのもどうかと思うので
いろんな編集者や作家が森茉莉編集本を作るのは
読者にとっては良いと思われ。
とりあえず去年は周辺本の出版ラッシュだったけど
今年はどうなのかな。
73 :
無名草子さん:04/01/29 09:13
「贅沢貧乏暮らし」、P59の漬物に醤油+鰹節って、
「志けの祖母の流儀」とありますが、「志けの母」じゃありませんでしたっけ?
で、荒木の父が贅沢だと最初はひどく怒った、ような気がするのですが・・・
手元に全集ないので、どなたか親切な方教えてプリーズ
74 :
無名草子さん:04/01/29 23:43
ショーケンの「ラストダンス “を私に ”」は(・∀・)イイ!!
byマリリン
75 :
無名草子さん:04/01/30 16:28
76 :
無名草子さん:04/01/31 00:52
天使の贅沢貧乏、ずっと迷ってたんだけど、
ここのスレ見てたら欲しくなってきて
さっきアマゾンで購入しますた。
ついでに森類の「鴎外の子供たち」も一緒に買ったら
発送状況が「24時間以内に発送」→「1〜3週間以内に発送」に・・・
気長に待つ事にしまつ。_| ̄|○
鮭の白ソースってソテーではなく、蒸したのではなかった?ソテーではしつこそう。それだけが残念。
牛のたたきは、?と思いましたが、かつおの「たたき」と間違えたのかとカキコミ読んで納得。
78 :
無名草子さん:04/01/31 20:57
あのエピソードで出てくるお妾さんはいいですねえ
79 :
無名草子さん:04/02/01 08:44
>>73 うん、志けのお母さんのはずだとオム。
(と言いつつ私の元にも資料がないんだけど・・・スマソ)
贅沢だって怒ったのが荒木の父だよね。
志けのお祖母さんだったら荒木の父ちゃん実の母親に
贅沢な食べ方だって怒ってる事になるから不自然だし。
父の帽子を読み返したら、やっぱり「しげの母」だったよ。
茉莉にとって母方の祖母ってことなのか。勘違いなんのか。
年齢からしても「しげの祖母」は生きてない気もするし。
でも茉莉の書くことも、本によってエピソードが違うこともあるんだよね。
ヨーロッパの思い出なんかはかなり勘違いがあって
フィレンツェとヴェネチアの橋のエピソードをごっちゃで覚えてたり。
81 :
無名草子さん:04/02/01 12:07
茉莉が気に入りそうな
高見盛関
>79-80
ありが豚。スッキリしますた(・∀・)
以下、P59該当の部分引用。
「鴎外は、漬けものに鰹節と醤油をかけて食した。
これは母・志けの祖母の食べ方の流儀。
『漬けものなのに、さらに醤油をかけることさへ
贅沢なのに、そのうえ鰹節までかけるとは』と
初めはいぶかったが、食べてみるとおいしいので鴎外も
この流儀にならったそうである。」
微妙に、意訳と取り違えがあるかなー。
ここの上に引用されているのは「父の帽子」だし。
一行ごとに突っ込みたい感じ。
それはそうと、「食べ方の流儀」って、馬から落馬している気がする。
ま、本になってしまったものは仕方がないけどね。
>>75 私も、自分なりに想像しながら作ってます。
ウフ・ジュレは、ポーチド・エッグを作ってガラスの器の底に置いて、
ゼラチン入りのコンソメを注いで、みじん切りにしたセロリを散らして
冷蔵庫で冷やして頂きます。優雅よん♪
ちなみに今では少しアレンジして、4つに切ったプチトマト数個も
散らしてます。
今朝はジャガイモのスープを作ってみました。
茉莉さんレシピだと、ジャガイモとハム、塩、胡椒とバターだけで
したが、ハムやバターの量を控えめにしたせいかボケた味に
なってしまったので、少しコンソメの素を加えました。
ジャガイモのスープだとつい牛乳や生クリームを入れてしまい
がちだけど、入れなくとも充分美味しかったです。
この次作るときは、ハムは生ハムとかジャンボンとかにしたら
より雰囲気出るかも…。
84 :
無名草子さん:04/02/03 20:12
>>75のスレ、参加したかった〜!
下がりすぎてるのでage
>>77 たしか、茹でて、その湯で汁でソースを作ったと思う。
どちらにしても、ソテーではなさそう。
86 :
無名草子さん:04/02/04 22:40
>>37 遅レスですが・・
正和も「ショーワ」と呼んでお気に入りだったかと。
「黒薔薇の館」という美輪/田村共演映画(深作監督)の評で、
美輪さま(たぶん舞台化騒動以降)は「狂女」とケチョンケチョンに落とし
ショーワはアンソニイ・パアキンスを彷佛させるとほめてた。
>>85 そうそう、ゆで汁を使ってソオスを作るんだよね。
( ゚д゚)ハァ?
>>86 もしも茉莉リンが生きていたら、
『さよなら小津先生』はお気に入りだったかも。>正和ドラマ
“教師に扮したショーワが、生徒役の少年――名前失念――に向ける眼がいい。
ちょっと他では見られない、柔しく、哀しい眼である。また同居の教師役の、
三十がらみのやたら長い名前の役者は(イケ好かない奴だ)と思っていたのだが、
このところ腕をあげた。彼が悪態をつく様子は、仏蘭西の、巴里生まれではない
山家育ちといった風情の兄ちゃんが、プウル(下級の娼婦)に悪態をつくような感じだ”
(…スマソ、架空のレビューです。逝ってきます)
90 :
無名草子さん:04/02/05 12:18
いや、いい感じです。
91 :
無名草子さん:04/02/06 15:01
茉莉タン、いいよねえ。
ケーキ屋さんに行ってもシュウ・アラ・クレェムや杏のタルトゥを
選んでしまうようになりますた。
家に帰って食べる時もリプトンの紅茶にハバナの薫香を思い浮かべながら
幸せなひとときを過ごして仕事のストレスハサーンでつ。
92 :
無名草子さん:04/02/07 12:22
アマゾンから本キタ━━(゚∀゚)━━!
もっと時間かかるかとオモタけど、よかったあ。
「贅沢貧乏〜」写真がとっても(・∀・)イイ!!
私もリプトン紅茶飲みながらマターリ読み進めていきまつ。
一緒に買った森類は通勤用に。
93 :
無名草子さん:04/02/07 20:32
↑の92は76と同じです。
名前入れ忘れた…。
甘い蜜の部屋、凄すぎです
あんな生活したいっす
うちにはムチュメと、ムチュメを溺愛してるパッパがいるので心配(w
>95 普通の溺愛では茉莉のようにならないで、もっと社会性を身につけるから大丈夫だよ。
茉莉は生来「他人とうまくやっていく」という能力が欠如していた上にぱっぱが溺愛。
母親がしてきたこととか見てたはずなのに、一切できなかった。そんな人はまれ。
>>95さんは、娘さんが茉莉さんのようになるのを心配してたのか!
94からの流れで、モイラのようになるのを心配してたのかと思った。
茉莉さんて百均とかどう思うかなあ。
品揃えいいところだと、いかにも茉莉が好きそうなガラス瓶とかあるんだけど、やっぱり彼女の嗜好からいうと「貧乏贅沢」ってことになるんかなあ?
100 :
無名草子さん:04/02/10 11:02
このスレを読んですぐ、私も楽天で贅沢貧乏暮らしを購入してしまいました。
楽しみ。
>98
鹿島茂の「事物×想像力=1」
の法則に基づけば
100円ショップの品にも絢爛な夢を描けるはず。
でも、モノと「お茉莉的思い入れ」がかみ合わないと
「世田谷タン吐き族」の習俗としてバカにしそうでもあり。
微妙なところですね。
>>101 ですねー。
「百円なのになかなか目利きでしょ、私」
みたいな感じじゃ、お茉莉にはケッと思われそうですな。
103 :
無名草子さん:04/02/11 20:27
100円ショップの品の中には夢を描けるものもあるだろうけど、
あの蛍光灯の煌煌とともった店には嫌悪を抱くかも・・・って
私の勝手な想像ですが。
下がりすぎて見つけにくいのでage
104 :
無名草子さん:04/02/14 20:06
>100Getオメ感想待ちついでに下がりすぎage
105 :
無名草子さん:04/02/15 00:54
100円ショップでもプラスチックの商品はダメぽ。
ぼってりしたグラスなんかは好きそうだけど。
コーラとかアリナミンの瓶とか好きだったよね
コーラの空き瓶のことをペナン付近の海か、ボッティチェリのビーナスの誕生の海のような色って
表現できるのは茉莉だけだろうな
107 :
無名草子さん:04/02/15 01:55
「卵型をした半透明の石の文鎮」なんかは、
結構お茉莉好みの100円グッズかも。
意味もなく買って掌に載せてみたりして。
108 :
無名草子さん:04/02/17 13:16
100円ショプ、最初は絶対貧乏贅沢だって怒りまくるかもけど
段々ボッティチェルリの女神が纏っていた薄絹の瓶とか見つけるように
なるはず。
テレヴィや煌煌と光る蛍光灯、ルウム・クウラアも最初は嫌っていたけど
最後はそれが無くては一日が暮れないようになってたもんね。
109 :
無名草子さん:04/02/20 20:25
「猫を食べちゃう本!?」って料理本読んでいたら、
ウフ・ジュレを発見しました。
しかも猫の顔v
品切れだから新本では入手困難だけど、古本のWebにはたまに
出物があるから興味ある方チェックしてみて。
ついでにageてみる。
110 :
無名草子さん:04/02/24 17:25
下がりすぎ保守age
111 :
無名草子さん:04/02/24 21:45
森茉莉ドット文学館のメルマガ申し込んだけど
2号ってまだでないのかな?
あまり頻繁に発行できないなら、あのサイトの更新で十分と思うのだが。
112 :
無名草子さん:04/02/24 21:57
2号、2/15にきてたよ。
バスツアー企画中だって。
貼ったら・・・まずいかな? バックナンバー、見られればいいのにね。
ところでこのメルマガ、わたしのHNが入ってるんだけど、
これって一々手で入力しているのかなあ。
113 :
無名草子さん:04/02/26 18:52
ドット文学館の掲示板見たら、良かったら感想をメールでくださいとか
書いてあった。
筆者さんとしては文通のような感覚なんでしょうか。
114 :
無名草子さん:04/02/28 10:04
111です。無料メールで登録したので「迷惑メール」に行っちゃったかも。
バスツアーか・・・どこに行くのかな?
私の周りには森茉莉好き(こういう所に書き込むほどの)は少ないので
ファンの皆様と交流を図ってみたい気もする・・・
HNの件は、メルマガ作ったことないから分からないけど
メルアドと名前を登録しておいて、一斉送付したときに
それぞれのメールでHNが表示されるとかじゃないかな。
会社に来る別のメルマガがそうなので。
>>114のため、以下メルマガより転記。なのでsage
☆森茉莉忌バスツアー、6月6日で企画進行中。郊外の苺狩りツアー並みの
低料金でいけると思います。
朝新宿集合・ONE DAYツアー・夕方新宿解散・有志でオフ会を。
※邪宗門&世田文経由・禅林寺墓参予定。
ただし、ミニマム15人は、マストです。
今年の6/6は日曜か・・・行けなくはないなあ。行きたいなあ。
最低15人必要ってことは、バス使用かな。
メルマガ、まぐまぐとかちゃんとした会社のだったら
>>114さんの言うとおり
なんでしょうが、なんだか手作りっぽかったので、気になってました。
バスツアーか、行きたいかも。
墓の近所に住んでるが一人だと行かなんだ。こういう機会でもないとね…。
117 :
無名草子さん:04/03/01 19:30
メルマガ第3号キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
118 :
無名草子さん:04/03/04 15:21
来たけどハンドル名が違う…_| ̄|○
119 :
無名草子さん:04/03/04 21:31
>>118 ハンドル名が違うって・・・まさか。
>>115さんの言うとおり、手作り・手入力なの・・・?
ひぃ。
それはさておき、とりあえず、バスツアーには参加したいです。
「贅沢貧乏暮らし」入手しました。貴重な本人の写真とかよかった。
そしたら古本屋に贅沢貧乏、美の世界、蜜の部屋があったのでゲットしました。
すべて新潮版でしたが、蜜の部屋ってちくまのやつはえらく分厚かったと思うんですが、加筆訂正とかされてるんでしょうか? 新潮版は普通の厚さなので……。
さて読めるかな、モイラと林作の濃い話。
本日23:00より放送大学(ラジオ)で
特別講義「森茉莉の世界」という番組があります
小島千加子 島内裕子
122 :
無名草子さん:04/03/05 20:10
>>119 1・2通目はちゃんと登録したハンドルでMLがきたのに
何故か3通目は全く覚えがないどなたかのハンドル名できたよ…
手入力な悪寒(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
123 :
無名草子さん:04/03/05 23:16
>120
贅沢貧乏と甘い蜜の部屋は、新潮文庫はもう絶版なんだよね。
思ったより売れなかったのかな?
どーんと売れる作品じゃないけど、今の森茉莉ブームを見て
新潮は「もったいないことした」と考えてたりして。
恋人たちの森は新潮文庫の今月の掘り出し本だね
筑摩の全集を買ったので買わなくてもいいんだけど、解説は誰だったかな?
125 :
無名草子さん:04/03/06 10:40
>124
うちにあるのは昭和52年四刷(古本屋の100円コーナーで購入)
だけど、富岡多恵子です。
森茉莉バスツアー気になる・・・
邪宗門は行ったけど、世田谷文学館は我が家から乗り換えが多くて
行きづらいので。白川氏とご一緒すればペンダントの実物見せてもらえるかも。
126 :
無名草子さん:04/03/06 17:59
バスツアー、旅行会社にメールで問い合わせした。
翌日の午前中にレスきてたよ(・∀・)対応イイ!
いきなりWordファイル添付にはちとびびりましたがw
>125
ありがとう、贅沢貧乏は吉行氏の解説が好きなので、全集買った後も手元に
残してるんだけど富岡多恵子はちょっと微妙です
128 :
無名草子さん:04/03/09 08:58
旅行、旦那の人事異動の発表待ち。
早く内示でろ〜〜!
ここのスレの方でいらっしゃるかた、いらっしゃいますか?
締め切りは4月28日ですってよ。
微妙にスレ違いかもしれませんが、お聞きしたいです。
氷室冴子が若い頃に、家の住所を調べ上げて、近くに張り込んで、直接お会いしたいとまで思いつめた作家が森茉莉だと聞いたのですが、本当なんでしょうか?
氷室さんのエッセイに↑書かれていて、その肝心の作家の名前は載ってなかったんですけど、ネットをまわるうちになんかそんな情報があったもので……わかる方いらっしゃいますか?
131 :
無名草子さん:04/03/13 09:59
>130
おーっ ナマ(じゃないか)鴎外? スゲー
6月の旅行で見られるかな?
本郷図書館の人がハケーンっていうし。
132 :
無名草子さん:04/03/14 18:28
>129
中野翠が森茉莉宅に行った話は有名だけどね。
氷室冴子はどうなんだろう、氷室冴子愛好者の方が詳しそう。
メールマガジソ見たけど、なんかネット慣れしてなさそーな人だね>白川さん
8000円て迷うなあ。このツアーじゃなきゃ見られない! ってものが
あればいいんだけど。でも倹約中なのでセルフ森茉莉ツアーにするかも。
>>132 >このツアーじゃなきゃ見られない! ってものが あればいいんだけど。
禿堂。
漏れ人見知りなもんでオフ会っぽいのが苦手なんだが今回しか
見れないものがあれば行くんだけど。悩み中。
氷室冴子は茉莉の家へ電話したんじゃなかったっけ?
それで茉莉はもうすぐ全集が出る(結局出なかった)とか、いつも
見ている番組が始まると漏らしたりとか、そんな話をしたらしい。
その話を読んだのがかなり昔なので、他の人の話と勘違いしているかも
しれない。
今から会いに行っていいかと聞くために電話したという下りがあった覚えも。
図書館へ行って、氷室冴子のエッセイ本を総ざらえすべきか。
>>132 レスどうもです。中野翠の話は初耳でした。
>>134 はい、その話は氷室さんのエッセイに書いてあるんですが、その肝心の作家の名前が書いてなくて、どうも森茉莉らしいと聞いたのですが……。氷室スレで聞いた方がいいかもしれませんね。ありがとうございました。
136 :
無名草子さん:04/03/18 19:34
保守age。
辞令、でるなら早く出てくれ。旅行申し込めないYO!
メルマガきたage。
旅行、オマケが色々あるみたい。ゲストも・・・ウホッ
138 :
無名草子さん:04/03/22 00:57
そういえば森茉莉さんとチョトだけ話したことありますだ。
1978-9年頃か?私は高校生でした。図書館で、各界で活躍される方々の連絡先
が載っている本を見つけ、森茉莉はまさか載ってないだろな、と思ってみたら
なーんと自宅のアドレスと電話番号が。地方在住なので張り込みにはいけなか
ったけど、電話かけてみようと思ったけど、やっぱり勇気なくて友達にかけて
もらった。そして現在執筆中の作品を聞くと週刊新潮に「ドッキリチャンネル」
なるエッセイを連載中とか。週刊新潮?両親が毎週買ってる雑誌ではないか!
それでこの連載知ったわけです。
でもヤパーリ自分でおしゃべりしたかった。とまた後日震える手で再び電話。
「もしもし」だったか「はい」だったかの声にたじろぎ、
「**さん(とっさに友人の苗字)のお宅ですか?」「いいえ森と申します」
はは、これだけ。本人だった‥と思うが。割と普通の、でもうちのばあちゃんより
年上なのにうちみたいにしわがれたばあちゃん声ではなく、ちょっとこもったような、
感じの声だったかな。
しかし迷惑千万なファンですた。まあ工房だったし。でもやっぱもっと話せばよかった。
ヴォイスではなく
139 :
無名草子さん:04/03/22 19:07
連続カキコです。
なんか上のとこ、消したと思ってた部分が一番下に残ってましたね。
で、したかった質問がいくつかあるけどその中でも特に聞きたかったことが
これまたくだらない。「デヴィッド・ボウイはお好きですか?」
森茉莉は確かジュリーが好きだったよね。どっきりチャンネルで絶賛していて
対談もしてたし。その頃のジュリーはメイクとかして妖艶さを強調してる頃で、
当時の日本ではちょっとしたセンセーション。だったら、その先駆者のボウイーは
どうかな、と。森茉莉がボウイーを聞いてるとは思わなかったけど、
当時「純」だったか、お酒ののCMに出てたし、茉莉タンの好みじゃなかろうか、と思いまして。
いや、自分が結構ファンだったもんで。
140 :
無名草子さん:04/03/23 00:21
いい話だなあ、、うらやまし
141 :
無名草子さん:04/03/23 00:37
貴重なお話ありがとう!
142 :
無名草子さん:04/03/23 22:49
移転したんだね。スレ落ちたかと思っちゃったよ。
牛乳の香りのビスケット、中国で発見。
ダノンからでてる、牛乳香脆餅干という白いパッケージの商品。
直訳すれば、牛乳の香りさくさくビスケット、とでもいうんでしょうかね。
ダノンの商品なので、日本にもあるかもしれません。
甘さもくどくなく、本当においしいですよ。
144 :
無名草子さん:04/03/26 11:37
きのうのTV、伸介が司会のやつで、世界の偉人とかを取り上げていた番組見た人!
パッパ登場してましたね。
でもマリタン、パッパに向かって「おとうさま」って・・・チガウダロ!!
そのほかにも、いろいろ突っ込みどころがたくさんありますた。
145 :
無名草子さん:04/03/26 15:56
それって、家庭板の勇者スレで話題になっていた↓かしら?
ドラマじゃなかったんだ・・・テレビ見てみればよかった。
927 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:04/03/25 21:38
いまテレビでやってる森鴎外の嫁姑戦争。
明治の女である姑と、現代でも通じそうなちょっとダラ奥な妻。
姑が、夜泣きを心配した夫婦の寝室をのぞいたトメに、「勝手
に私たちの寝室をのぞかないでください、この色狂い!」と言う。
明治にも勇者がいたんだな。
928 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:04/03/25 22:01
>>927 前に森鴎外は二世帯住宅の発案者だとテレビでやってたよ。
929 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:04/03/25 22:14
晩年はDQN妻として鴎外を悩ませたらすいが・・・
930 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:04/03/25 22:33
鴎外も鴎外だからなぁ〜
ドイツでやり逃げしてきたわけだし。
931 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:04/03/25 22:39
え、しげ(鴎外の妻)がダラ奥?
娘の茉莉の随筆読むと、すごーく几帳面な人みたいなのに。
それが嵩じてヒステリー扱いされるほど、キチンキチンと
した人だったって。
関係ないけど、「美術品めいた」といわれるほどの絶世の美人だったらしいよ。
146 :
無名草子さん:04/03/26 22:19
ダラ奥、というよりも現代的な妻だよね。
古風に家に仕えて耐え忍ぶタイプではなく
気が強いけどダンナにはそこが可愛いって言われたい、
ダンナとはいつでもラブラブってやつ。
現代に生まれてればスチュワーデスにでもなって
ブイブイ言わせて(死語)たのではなかろーか。
147 :
無名草子さん:04/03/29 18:19
>145
一番最後のレスは、ここの住民と見た。
むしろダラ奥だったのはタマキンと結婚してた当時の茉莉ではないかと。
149 :
無名草子さん:04/03/30 20:53
女中もいたのに家の中汚かったんだよね。
女中の立場からしたら、ぼーっとしてるしガミガミ怒らないし
楽な勤め先だったんだろうなあ。
いつも寝そべってたいって書いてるし「生まれながらにしてダラ」だわね。
私は毒女ですが「ダラ奥スレ」ROMするの好きだったりします。
女中たちが、台所で自分の陰口いってるの聞こえたこと
エッセイに書いてあったな。
「もう戻りゃいいんだよ。
だめなところは全部ばれちまったじゃないか」だって・゚・(ノД`)・゚・。
ボーッとして気づかないならいいけど
覚えてるってことは
それなりに傷つきもし、居心地も悪かったんでしょうねー。
だからといって一念発起することがないのがマリタンであり…
一日だけ一念発起して完璧なお嬢さんをやってのけたのは
お母さんが寝込んだからですから嫁入り前でしたね。
ハットリ君が頭巾を脱いだエピソード並に貴重。
152 :
無名草子さん:04/04/03 20:13
>150
女中扱いに慣れた怖い奥さんと違ってぼーっとしてたから
女中はやりたい放題で図に乗ってたんでしょうね。
ぼーっとしてるようでいて、相手のことをしっかり観察してるのが茉莉だけど。
全員そういうわけじゃないけど、悪口吹き込んだりする女中もいたらしいから
いいとこのお嬢さんは女中と遊んじゃいかん、と言われてたんだってね。
>151
完璧なお嬢さんやってのけたのは、どの本に出てますか?
153 :
無名草子さん:04/04/08 09:28
>151さん、私も知りたい&保守age
154 :
無名草子さん:04/04/08 09:31
パッパってなに?
草かんむりのこと
いってるの?
155 :
無名草子さん:04/04/08 20:16
森茉莉カフェというのをゴールデン街で1日だけやるって。
「関心空間」というサイトから引用。
ttp://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=432698 新宿ゴールデン街「森茉莉喫茶・贅沢貧乏」
私の友人2人が、最近若者でにぎわっている新宿ゴールデン街
「無銘喫茶」にて一日店長を担当いたします。と言ってもこの
喫茶は第3回目で、回を増すごとにオトメ度がアップしていて
素敵な時間が過ごせるのですよ。メニューは森茉莉のエッセイに
登場するものを出来る限り忠実に再現してくれています。
トリビアの泉でも登場した「饅頭茶漬け」が食べられます!
美味でしたよ。
2004年4月25日(日)15:00〜21:00です。←変更になりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ttp://mumei.flyer.to/... ゴールデン街自体は森茉莉とは無縁の世界だけど
ちょっと気になるなあ。夜は怖いけど昼間いってみたい。
メニューにロシアサラダとかあるんかな・・・
いいねいいね森茉莉喫茶。おなか空かして行きます。
157 :
無名草子さん:04/04/11 20:24
あげまーす
158 :
無名草子さん:04/04/12 01:38
>>153
「ベストオブドッキリチャンネル」じゃなかったかな?
茉莉が子供の頃の読み物は怖い継母の話が多かったので、
志けママンが風邪で寝込んだ時、ママンが死んでいなくなったら
継子を虐める継母がやって来るかも知れないから大変!
ということで普段はお姫様で何もしない茉莉が
いつもは「お母さん」と呼ぶのに「お母様」と呼んで
芥子の湿布を換えたりしてママンの看病をした話だった筈。
普段のお姫様ぶりを知っているお医者さんや
パッパも志けママンも驚いてたっていうのが可笑しかった。
>>158 ありがとー!
全集で探してみますっ
#旅行、行きたいけど来月末引っ越すことになっちゃったよ・・・。
電話番号変わるから申し込みにくい・・・(鬱
160 :
無名草子さん:04/04/14 16:46
旅行、申し込んだぞage
このスレでは一番乗り?
ってか、他にはいないのかな(´・ω・`)ニンズウタリナカッタリシテ・・・
161 :
無名草子さん:04/04/14 20:38
私は見送るつもり・・・そのツアーでなければ見られない
所もあるんだろうけど日帰りで8千円は辛いわー。
GW明けに靴を新調しようと思ってるので金ないのもあるけど。
162 :
無名草子さん:04/04/14 22:02
MLによると、白石かずこ女史がいらっしゃる予定だそう。
あと姪(弟 類の娘)の五百さんと萩原葉子女史のメッセージ、
黒柳徹子女史の手紙も紹介されるんですって。
茉莉じゃないけど、今日の「トリビアの泉」で
「森鴎外の初孫の名前はマックス」ってやってた。
娘息子の名前も出るかと思ったけど出なかった。
>158
私151ですが、該当本が手元にないのでのろのろと探している間に
説明して下さってありがとうございました。
確か、使用人への食事の支持もきっちりこなしたのに、
志けさんが無事治ったらあっさり元の茉莉に戻ったのですよね。さすがマリリン
165 :
無名草子さん:04/04/14 23:18
>>160 私も申し込んだよ〜(ずいぶん前)
でも、返信メールに「受け付けました」って書いてあっただけなのです
160さんも、そうでしたか?
166 :
無名草子さん:04/04/15 12:23
ぼやきと怒りのマリア、ヤフーオークションに出てるね。
私はこの本は持ってるけど、同じく出品されてる全集がほすぃ。
ここに書き込んでる人は全集持ってる?
6と7(ドッキリチャンネル)だけ…
>>165 私宛に帰ってきた文面は↓です。
_____________(以下引用)
このたびは、森茉莉ドット文学館バスツアー
にお申込みいただき、誠にありがとうございました。
下記の受付番号にて、受付いたしました。
受付番号 : ********* ****様
なお、最終のご案内は、
5月下旬 になる予定です。
ご案内は郵送でお送りいたします。
______________(引用ココまで)
同士がいて心強いです。でも、当日ツアーの一人一人に
「2ちゃん見てますか?」って聞くわけにも行かないから、
お互い分からないわけですね。
世を忍ぶ人畜無害の文学好きを装う、実は2ちゃんねらw
なんかワクワクするかも。
169 :
無名草子さん:04/04/15 20:41
何か目印を決めとくのだ。
カバンにリボン結んでおくとか
生茶のペットボトルを左手に持つとか。
↑思いつき
そして目が合ったら、うなずき合うとか。
170 :
無名草子さん:04/04/16 10:48
額に「2」と書いておくとか。
171 :
無名草子さん:04/04/16 21:41
キン肉マンかよ!w
もしくは合言葉。
「ぬるぽ」「ガッ」
「おにぎり」「ワショーイ」
「よーしパパ大盛り(ry」「もうね、アホかと(ry」
もまいら面白すぎw
ともあれ、初対面の人にいきなり「ぬるぽ」なんて話しかけられたら、
わけが分からずその日1日半径1mは空白になると思われ。
なにか、茉莉っぽい目印、ないかな。
173 :
無名草子さん :04/04/16 23:26
ポートフォリオからマロングラッセ。
で、「どこにでもあるものだけど」っていふ。
あげて、申し訳ない。
って、ぜんぜんsageてなくて、すみません。
黒へ白か灰色で二本縞のある絹編みのマフラアで逝ってきます。
176 :
無名草子さん:04/04/22 00:17
あげ。
「贅沢貧乏暮らし」本を見てたら「ドリフの番組が気に入っていた」
ってあって。そーか森茉莉もドリフ見てたのか、と思うと親しみわいた。
浅草に住んでたころ、ああいうコメディみたいの見に行ってたのかなあ。
177 :
無名草子さん:04/04/22 02:41
70か80でドリフが好きって、普通じゃないよね。
キャパシティの底知れなさが伺える。
>>176 >>177 森茉莉って時々そういう大胆な変化球食らわせてきますよね。
忍者ハットリ君が好きだったり「トミーとマツ」が好きだったり。
しかも、
「こんなもの好きだといったら世間様に笑われやしないか」
等とつまらないことは考えずに、好きなものは好きだと正直に言う。
「自分の感性は確かだ」と信じている人ならではの離れ技だと
思う。
栗本薫が第二の森茉莉を狙ってWeb上で「ドッキリチャンネル」
ばりの辛口日記を書き散らしているようだが、あのスタンスは
そう簡単には真似できないことにそろそろ気づいて欲しい…。
179 :
無名草子さん:04/04/22 23:44
>178
麻生千晶だっけ? あの人は大物に媚びるか意味ない毒舌かで
2ちゃんで評判悪いみたいね。スレで森茉莉との比較もされてた。
ナンシー関もそうだけど、テレビ評やるならよっぽどの覚悟はいるし、
素人がまねすると痛い目に合うと思う。
ドリフではカトちゃんが気に入りだったのではと勝手に想像。
全集持ってないし、ドッキリチャンネルはベストオブもあまり覚えてないので
どなたかドリフ評見たことある人います?
>178
スタンス云々以前に、あの人はもう毒電波そのもの…。
181 :
無名草子さん:04/04/24 21:21
久しぶりにドッキリチャンネル(ベストオブの文庫の方)読み返し中。
面倒臭いところは飛ばしてるけど。
森茉莉がガシシ石松を絶賛していた。
同じテレビ評でもナンシー関はめったに褒めるコラムは書かなかったけど
ガッツはほめてたよね。やっぱりすごいぞ、ガッツ。
あとは、森茉莉もナンシーも褒めたのはビートたけしかな。
182 :
無名草子さん:04/04/25 14:07
平成のこの世に茉莉がいたらなぁと、時々思う。
昔ならVANが流行れば猫も杓子もVAN一辺倒で
右へならえだっただろうけど、今は違う。
髪はロングでもショートでもOK、服だってゴスロリあり、
不思議ちゃんあり、みんな自分が着たいと思うものを着てる。
茉莉みたいな人も、昭和30-50年代よりは生きやすかったのではないかと思う。
久しぶりにアク禁解除age。
でもこのままだとプロバ丸ごと永久規制かも。コピペ厨許すまじ(呪)
183 :
無名草子さん:04/04/26 22:48
旅行締め切り2日前カウントダウンage
184 :
無名草子さん:04/04/27 23:20
うむー、私は申込み見送ります。
レポ期待してますので、よろ〜。
185 :
無名草子さん:04/05/02 20:40
引越しするので荷造り中。
全集、箱も取っておいてよかった。
でも、背表紙見せた状態で箱に入れたまま飾れると良かったのにな。
横にして入っているから、背を見せて飾ると1冊入らなくなる。むー
全集お持ちの皆さん、どうしてます?
186 :
無名草子さん:04/05/02 20:46
茉莉さんより杏奴(森林太郎の一番下の娘)さんのほうが良いよ。
187 :
無名草子さん:04/05/04 14:25
さて、当文学館の初企画
「マリア忌(6月6日)バスツアー」の
二次募集の締切日が
5月6日(木)に迫ってまいりましたので、
ご案内申し上げます。
今年の6月6日は日曜日!
次に6月6日が日曜日となるのは、6年後の2010年ですよ。
まだ迷っておられる方、ぜひ、ご参加ください。
森茉莉ファン同士で親交を深めましょう。
********
以上、メルマガより転載。
もしかして、人数集まってない・・・ガクブル
このスレからは私>160と>165さんの2名のみ参加かな?
187さんども
当日はよろしくです
目印何にします?(w
参加絶対人数足りないんだよ・・・
184さんも一緒に行きましょうよぉ
他の方も!
こちらこそ宜しくですv >188さん
目印は「額に2」か、「リプトン紅茶のペットボトルを片手に」ってんでどうでしょう。
たしかサントリーから出ていたような。
ってか開催されるかなぁ。大丈夫かなぁ。
今日が締め切りですね。だれか申し込んで〜!!
190 :
無名草子さん:04/05/06 20:18
いくら森茉莉好きにはたまらん内容てんこ盛でも
日帰りツアー8000円というのが微妙すぎる値段だからだと思う。
せいぜい6000円かなあ。
額に2・・・健闘を祈るw
191 :
無名草子さん:04/05/07 09:25
昼食もついてないから、もろもろ入れたら1マソだもんね。
でも土産屋さんなんかのバックが望めないんだからから、
高めなのは仕方ないのかな。
サイト見に行ったら、また締め切りが延びてました。
***********
<マリア忌(6月6日)バスツアーのご案内>
最終申込締切日:5月13日(木)
***********
本気で人数足りないっぽい。
うおおおおっ!
きのう贅沢貧乏暮らしが届きました。
再現料理は割烹の人が作ってるんですね。
天津桃の煮たの見たかったなー。
バスツアー行きます。
ageてしまってすみません。
195 :
無名草子さん:04/05/10 14:56
移転したのかな?
ログ取れなくなってびっくりした。
>193さん、sage推奨じゃないみたいですから、OKみたいですよ。
バスツアー行きたいけどお金無い(´Д`;)
まさに上に赤のつく貧乏…。
私もです・・・
ご一緒にレポートを待ちましょう・・・
お3方、おながいします・・・
実はバスツアーに参加する人に興味があります。
リアル茉莉さんいたりして(笑)
>195さんありがとうございます。
オルビスのLa(通販化粧品の冊子)に茉莉タンの記事が載ってた。
ココの人には既出な事ばかりだろうけど写真付きで結構詳しく出てたよ。
200 :
無名草子さん:04/05/15 16:11
>199
以前あった森茉莉スレにその話出てたのを覚えてます。
じゃあ前も出てたのかな?最新号に載ってたのだけど。
202 :
無名草子さん:04/05/16 09:27
それは2〜3年前くらいの話だったと思うので、
たぶん折るビスの担当者か編集プロダクションの人が
森茉莉好きなのかもしれん。
203 :
無名草子さん:04/05/17 22:16
森茉莉浪漫館の企画で、
作品に出てくる料理で作って欲しいものを投票しよう! ってのやってるね。
阪急本で失敗した「ぎゅうとねい」を今度こそ・・・
リンク先のウフ・ジュレがおいしそーだなと思いました。
204 :
無名草子さん:04/05/22 13:30
ホシュ。
205 :
無名草子さん:04/05/26 22:11
>203
ウフ・ジュレは「猫を食べちゃう本!?」っていう料理本(材料は猫にあらず)に
載ってるのが、とーてーもー美味しそうでオススメです。
コンソメも澄んでるし。
機会があったら見てみてくだちい &保守age
バスツアーの請求書キター!6月1日までに
お支払い下さいだって。あと5日しかない。
当日行く方、よろしくお願いします。
207 :
無名草子さん:04/05/29 10:04
結局何人集まったのだろうか・・・
漏れはMLのハンドル名が赤の他人のまま一向に改善されんので行かん。
バスツアーもその調子でヤラれそうだからな。
209 :
無名草子さん:04/05/29 16:51
別にメルマガにする必要ないのでは・・・と言ってみるテスト。
しかも人力メルマガ(藁 だし。
ところで、今でてるGraziaが鈴木京香特集で
愛読書を紹介するコーナーでは三島や澁澤に混じって
森茉莉の記憶の絵もあった。
中学生のとき三島と森茉莉を愛読してたけど
受け取るラブレターが文字脱字だらけのものばかりで
彼女的に萎えたらしい。
210 :
無名草子さん:04/06/01 12:42
請求書が来たってことは、実施はされるんだね。
ほんと、何人集まったんだろう。
ここからは>160さん、>165さん、>193さん、>206さんの4人参加・・・かな?
211 :
無名草子さん:04/06/01 19:48
でもまだドット文学館のトップページで募集してるね。
15人いないの鴨・・・
4人だけだったら可笑しいかも
213 :
無名草子さん:04/06/02 19:27
そうしたら白川さんと白石かずこさんを尻目に
2ちゃん語で会話できるからいいでわないか、ワショーイ。
「ご旅行のご案内」キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
遠足のしおりみたい。 ふふっ わくわくしてます。
天気は曇りのようですね。なに着ようかな。
私は出られないけど、2次会まで行く方いらっしゃいます?
193=206です。紛らわしくてすみません。
今日、速達で案内が届きました。
おお。邪宗門がスケジュールに入っている!
(160さん、165さんファン暦の浅い
初心者ですが、よろしくお願いします)
>193=>206=>215さん、こちらこそよろしくおねがいします。
>165さんも、明日はヨロシクお願いします。
ってお互い分からないわけですがw
二次会の会場、P6の「協力」に名前が載ってるところかしら。
検索かけたら ユ ニ ー ク なところのようですね。知らなかったのでちと吃驚。
興味はあるので出られないのが残念。
160さんレスありがとうございます。
リプトン紅茶持ってきますw
2次会のお店の住所は、し、新宿2丁目でつか。
…日曜日には僕は行かない。
ああ、明日なんですね。
楽しんできてください。
>165さん >193=>206>=215さん
よろしくお願いします
なんか、はずかしいけど・・・
二次会行く人は?
>160さんでした(>_<)
221 :
無名草子さん:04/06/05 23:23
レポ待ってるよーよろすくー。
あと、白川さんと白石さんはお仕事柄浮世離れした面も
ありそうなのでその辺をヲッチしてきてほしいです。
222 :
無名草子さん:04/06/06 06:32
マリア忌age
223 :
無名草子さん:04/06/06 16:43
今日は雨だから墓参り大変そうだね。
当日の参加は15人くらい。男性5人(詩人、俳句関係)の他は全て女性。
白川さんの俳句仲間の中高年の方の参加が多かったです。
2chからは4名のみ参加。
参加者の自己紹介&作品とのなれそめトークの途中、
いきなりバスの中で詩人による、詩の朗読が始まりビビる。
白石かずこさんは浮世離れというか、やはりオーラが出てました。
当日の服装は白のジャケット(麻かな?)に
ロゴ入りの青いTシャツ、黒のパンツ、スニーカー(!)
というラフないでたちでした。
(スニーカーのブランドは残念ながら、チェック出来ず)
白石さんの世田谷図書館での、茉莉さんの思い出を
交えながらの詩と文章の朗読は迫力、の一言につきます。
朗読が終わった後、一言、二言お話できて良かったです。
当日は鴎外図書館→邪宗門→世田谷図書館→禅林寺というコース。天気は小雨。
<感想ダイジェスト>
鴎外図書館の資料室では、いきなりパッパのデスマスクがお出迎え。びびった。
世田谷図書館2Fで首飾り発見!光線のせいか、灰色っぽく見える。
邪宗門ではマスターのお話&コーヒーをごちそうになる。
茉莉さんの記事が掲載された雑誌もたくさん。温かい感じの方でした。
バスの中で全員に軽食(サンドイッチ、パン)飲み物が配られ、食事。
禅林寺で白石さんが墓前にピンクの八重のばらの花束をそなえてました。
なんとなく、茉莉さんをイメージさせるばらでした。
以上、やや記憶違いなどもあると思いますが、大体の感想です。
茉莉さんを知る旅、という意味では内容的に充実していたと思います。
>>224 レポ乙!
雨の中スケジュールびっちりといった感じですね。
白石さんや邪宗門マスターのお話はどんな感じでしたか?
今まで出てこなかったようなエピソードなどあったのでしょうか?
と気になる事ばかりなり。仕事がなければ行きたかった…_| ̄|○
しかし、さりげなく書かれているけど一番この部分が気になる
>2chからは4名のみ参加。
まさか…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
227 :
無名草子さん:04/06/07 10:37
2丁目のお店は白川さんの知り合いだかの店じゃなかったっけ
文学館にそういう書き込みがあったような。
>2chからは4名のみ参加。
もすかして、ペットボトル持参? 額に2?
>165さん、>193さん、昨日はお世話様でした。
帰りが遅くなったので、昨日はそのまま寝てしまい書き込めませんでした。スミマセン
額に2は躊躇われましたので、目印にサントリーのリプトンティのペットボトルを持って、
10:00、集合場所の本郷区立鴎外記念図書館前へ。待っていたマイクロバスに乗り込み
10:30には出発予定・・・の筈が、森茉莉ツアーらしく遅刻者発生、「らしい」スタートとなりました。
旅行会社マルコポーロの社長自らの運転で、首都高を通って邪宗門へ。
運良く(?)常連さんがほとんどいなかったので、お店の中に全員入ってそのままコーヒータイム。
茉莉は紅茶専門だったのですが、本来ここは珈琲専門店。大変美味しうございました。
かずこ詩人の、作家のプライバシーについてのご高説を(個人的に)拝聴。
「私はサムライのような所があって、うしろから切りつけられても自分ではそういうことを
しようとは思わない 云々」とか。色々と。
邪宗門を出て、バスで世田谷文学館へ。
赤木春恵に送られた茶色のいい気なぬいぐるみと、モザイクのペンダントを鑑賞。
「贅沢貧乏暮し」でぼかしてあったのは、モザイクがほとんど剥げてたから
なのかなぁと推察。
ここで、白石かずこ詩人のトークショー。ご自身の誕生パーティでの
茉莉の様子や、ご自身の著書「ロバにのり、杜甫の村へゆく」のなかの、
茉莉についての文章とイラストの紹介など。
(つづく)
文学館の学芸員さんのお話では、茉莉の資料はたくさんあるものの
まだ整理が追いつかない状態、もうすこししたら見ていただける状態に
なりますので・・・とのことでした。
文学館を出て、またマイクロバスへ。
昼食として、みんなでパンをぱくつきました。食事代は含まれないと
聞いていたので、もしかして白川さんのご好意かも?
で、禅林寺へ。雨のため、とっても渋滞。茉莉のお墓は左端、弟類さんと一緒。
かずこ詩人はオールドローズ?ピンクの丸いバラの花束をお供え。
斜め向かいが太宰のお墓。そちらには月に一度はお供えがありますが
森家は・・・とのこと。(白川さんがお寺さんに聞いた話)
西荻窪で、俳句の方々と白石さんが離脱(写真取りたかったー!)。
新宿厚生年金会館前で一般参加者はバスを降りました。
(2次会は詩人組だけだったような?)新宿2丁目、ちと敷居が高かった
普段、文学史上の人物として呼び捨てにしている「森茉莉」を「茉莉さん」と
呼ぶのが不思議な感じがして、最後まで口がなじまず違和感がありました・・・。
乱文多謝。取り急ぎ、ご報告。
230 :
無名草子さん:04/06/08 15:33
レポ乙ー。
文学館の掲示板を見ると肉声も聞けたようですね。裏山。
やはりおっとりした喋り方だったのでしょうか。
参加者15人のうち5人が白川さん関係の詩人だとして、
残り10名のうち4名が2ちゃんねらーって比率高いね。
世田谷文学館で森茉莉展をやらないのは、マイナーだからじゃなくて
資料整理が済んでないからなのか。いつか実施してくれー。
レポお疲れ様です。
楽しそうですなぁ。二回目あったら今度は行きたい。
>230
テープは、禅林寺からの帰りのバスの中でのことでした。
結構早口でした。贅沢貧乏読んでいるような、饒舌な感じ。
2丁目のお店は、白川さんが2代目マスターでつ。
茉莉さんの声は、江戸っ子ぽい、粋な喋りでした。
親しい人相手だと早口になるのかな?
白川さんがマスターなのですか!2丁目、行けばよかった〜。
という事は、白川さんはそちら方面の方なのでしょうか?
160さん、的確で詳細なレポ、面白かったです。
ROMだけの○○さん、160さん、193さん 当日はありがとうございました
おふた方のレポが上手すぎるので気後れしてして
書き込みが遅くなってしまった・・・(~_~;)
私もちょっといいですか
>221
去年位のBBSの白川さんのレスみてて心配だったけど
本当にいい方だった
集合前、傘を差さずにタオルハンカチを頭に被って
出席者を出迎えてたんだよ〜
始終、一生懸命そうで「気ぃー遣い」な人だなと感じました>特に白石さんに対し)w
その白石さんの後ろを歩いてて観察したんですが
あの黒髪は染めてないかも!
ナゼならば長い白髪が数本あったから
でもあの化粧は確かに浮世離れしてるな
邪宗門へ行く前に代沢アパートも見ますた(アパルトマン?)
メンテしてあるせいか、古くはない感じだった
もし一人暮しをする時はココが空いているかチェックしてみよと
あとそれから、邪宗門でコーヒーを戴いている時に
白石さんのお連れのH氏にお訊きしたのですが
白石さんも茉莉さんのお部屋掃除をした事があるとの事です
その際H氏が、生けてあるバラの
散った花びらを捨てようとしたら茉莉さんが
「それはそのままにしておいて!」と仰ったそうでつ
>226
茉莉さんが密かに思っていた脚本家の方の話しとか
毎日来店しているのにちょくちょく速達で手紙をくれたとか
(その手紙もみせてくれました)
邪宗門へ行ったらマスターが喜んで話してくれると思うよ
多分、何百回って同じ話しをしているでしょうに・・・
毎日1、2人は茉莉さんファンが来るって仰ってました
もっと白川さんとお話しできる時間があったら
他にも色々と茉莉さんのことを伺えたのにと少し残念でしたが
2度目のツアーがあることを期待しつつ
又、何か思い出したら書きます
代沢ハウスでした
そうそう、経堂フミハウスに移ったのが昭和58年頃の話だから、
さらに立替等しなかったとしたら、築20年くらいな筈なのに、
その割にはキレイでしたね。
白石さんも、邪宗門で珈琲配るのお手伝いされてたり、本当に
きさくな方でしたね。
アイラインがくっきりしてるのは、西欧風なのかな。
そういや邪宗門での珈琲代も、本来は予定に無かったけど
当日急に旅費に含まれたんですよね。
これも白川さんのポケットマネーかしらん。
あう。掲示板でお礼書き損ねた・・・
あそこ、400字までしか書けないんだもんなー継接ぎしてるうちに
うっかり削っちゃったよ・゚・(つД`)・゚・
238 :
無名草子さん:04/06/14 10:39
独逸サラダ食べたくなった。
一時期はまって自分でもよく作ってたんだけど。
味噌汁にカラシ入れるのにもはまりました。
239 :
無名草子さん:04/06/14 16:02
>160さん
レポ乙〜。
私は参加しなかったんだけど、白川さんツテでない参加者
の年齢層、雰囲気はどんなだったんでしょうか。
あと2ちゃんねらー参加者もw 気になる。
ところで森茉莉ドット文学館に、下北沢の風月堂のことが出てるね。
生前の森茉莉と直接関わって無かった人(神野薫とか早川暢子)が
「茉莉さん」て呼ぶと、すごーく違和感がある。
例えば今回のツアーみたいに、生前の森茉莉を知る人と喋るときは
「茉莉さん」で違和感ないと思うんだけど。
でも、呼び捨てじゃあれでしょう。「マリ先生」ってのも何だか、だし。
でも、ご本人が荷風も犀星も あ え て 呼び捨てにしていた方だから・・・
って思うとためらいもあるよね。
でもリアルで知らない人がさん付けするのに違和感感じる>239さんにも
チョット同意。なんかなれなれしい気がする。
かといって他に代案が無いのが困ったところ。
あ、
>>239さん、雰囲気はとにかく マターリ この一言につきました。
年齢層は・・・自己申告が無かったので、謎です。聞かれたくないから聞かなかったし(・∀・)アヒャ
とりあえず、私は30台前半。
242 :
無名草子さん:04/06/16 14:32
河出のムック買おうかな
244 :
無名草子さん:04/06/16 16:15
前スレはやくHTML化されるといいなあげ
>>242 そういや、旅行にいらしてた方(白川さん関連の女性)に、
「去年出た本、内容に問題があったからもうじき廃版になるみたいだけど、何かご存知?」
って聞かれました。
「ムック」のほうか「贅沢貧乏暮し」のほうか確認しなかったし、そもそもソースを
尋ねなかったザルザルな未確認情報ですが、早期の入手をオススメします。
246 :
無名草子さん:04/06/16 21:45
阪急本「贅沢貧乏暮し」かもしれません。
森茉莉で検索してて、書店員さんのblogで回収うんぬん書いてあった気がする。
ところでgoogleで森茉莉検索すると、ファンサイトや古本屋の目録以外は
「読書感想日記」か読書好き個人サイトの好きな作家リストの一部
ちゅーのが多いね。
見つけてきた。本屋の片隅日記↓
ttp://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=13972&pg=20040604 (以下引用)
これ、回収になったんですよね。
買うかどうか迷っているうちに、回収のファックスが・・・
自分のとこには無かったので、本屋友達に依頼して在庫分取り置きしてもらいました。
(回収理由は確か出版契約に関する不備がどうのこうのだったような)
(引用終わり)
今買っておけば、数年後には高値で転売できるか?
沼田元気の喫茶店大百科もアマゾン他で注文できなくなってたから
あれも回収だったのかなあ。地元の駅前の格安本フェア
(在庫本売りまくりみたいなやつ)でBっていうハンコを押してたのを
千円で売ってたんだよね、何か問題だったのかもしれん。
・・・そっか「茉莉さん」違和感あるか・・・
自分の中では「モリマリ」だったけど話しをするときは自然に「茉莉さん」だったス
「贅沢貧乏暮し」が回収になったのは
ご遺族が肖像権に関し、うるさいらしい
何故廃刊になるのか白川さんに尋ねたらそういうことを仰ってたので
>年齢層
50代が多かった気がする
自分はもうじき39
>自分の中では「モリマリ」だったけど話しをするときは自然に「茉莉さん」だったス
なんか分かる気がします。わたしもツアーに参加してれば
茉莉さんと言っただろうし。
ご遺族が肖像権にうるさいのか。
そのわりに早川氏の雑誌『サプライズ』の表紙に使われてるけど、
個人的タウン誌はよくて出版社がダメだったってどうなの。
250 :
無名草子さん:04/06/19 10:01
河出のムック、発売直後に買ったけど友達にあげちゃったので買いなおした。
前かったとき「早川茉莉」だったのが、「早川暢子」になっていた。
やっぱり茉莉改名計画は中止したのだろうか。
251 :
無名草子さん:04/06/21 21:21
ホシュアゲ。
早川さんが鴨居羊子の解説に、森茉莉、鴨居羊子、武田百合子好きは重なるって
書いてたけど、この意見には賛成です。
佐野洋子好きも重なるような気がするけど、どうでしょうか?
253 :
無名草子さん:04/06/27 00:23
カモイクッキングは買ったことあるけど、もっと読んでみたいとは
思わなかったなあ。武田百合子は好きだけど。
佐野洋子は20代前半ごろよく読んだ。
あと好みがかぶりそうなのって誰かな?
>>250 他の仕事や文筆業でも他のジャンルならともかく
ある人物のネタで食べてる人間が
まさにその名前まで名乗るってちょっと・・だものね。
255 :
無名草子さん:04/06/28 10:47
あ、私も武田百合子大好きだ。
佐野洋子もエッセイのテイストが似てるかもね。言われてみれば。
鴨居羊子は書店でよく手に取るものの未読。
野溝七生子とか尾崎翠とかは?
存命の人だし近年とみに評価や好みが分かれる人なので
反発を食らうかもしれませんが
中野翠がいなかったら森茉莉を読まなかったなあ・・とは思います。90年代前半。
>256
読むきっかけは人それぞれですから。
私の読むきっかけは中島梓でしたよ。
258 :
無名草子さん:04/06/29 12:28
「好きな作家 森茉莉」 で検索すると、まー色々っす。
三島、澁澤、長野まゆみ、村上龍、春樹、山田詠美まで。
259 :
無名草子さん:04/07/03 09:54
ホシュアゲ。
今になって、全集買っておけばよかったと後悔した。
私の周辺では、茉莉ファン・ナンシー関ファン・根本敬ファンがなぜか重なる。
261 :
無名草子さん:04/07/05 21:19
文学板にも森茉莉スレできたね。
>>261 行ってみた。むこうはアンチっぽいね。
ま、それもまたよし。
世間の評価って、ファンサイトだけ見てると気付かないし。
>>261,262さん
2ちゃんガイドで検索したけど分りませんでした
文学板のURLを教えていただけませんか・・・すみません
266 :
無名草子さん:04/07/06 23:20
>世間の評価って、ファンサイトだけ見てると気付かないし。
森茉莉って知名度と文学的評価のわりにファンサイト多いですね。
ル・ペニュワールの掲示板は森茉莉と森茉莉好き自分マンセーで
見るだけでおなか一杯っす。それに比べてここの人はそっけなくていいや。
森茉莉ツアー行けなかったけど、ここのスレの人とは会ってみたかった。
>>266 >それに比べてここの人はそっけなくていいや。
いや、それはここが2ちゃんだから。w
268 :
無名草子さん:04/07/09 18:05
269 :
無名草子さん:04/07/10 17:32
回収になったと噂の「森茉莉 贅沢貧乏暮らし」(阪急コミュニケーションズ)、
アマゾンなどでは注文できなくなってますが、今日渋谷の
ブックファーストに行ったら、女性エッセイコーナーに数冊置いてありました。
探し回ってる方いましたら、どうぞ今のうちですよ〜
270 :
無名草子さん:04/07/13 20:22
保守。
271 :
無名草子さん:04/07/13 21:11
メルマガ来たよage。
不安を感じるほど一段とテンション高いなぁ。
>>269ええー、回収になったんですか。
やっぱり食べ物再現写真(にゅうとねい他)に一因が?・・・
273 :
無名草子さん:04/07/14 12:52
>272
>>247 >>248参照。
遺族以外の人が持っていた写真を、森茉莉の遺族の
承諾なしに掲載したとか?
撮った人は自分の写真だしいーじゃん、って思うだろうけど。
贅沢貧乏暮らし、うちの近所の図書館に入ってるんだが、
そういう場合やっぱり回収されちゃうの?
>>274 既に買われたものは、よっぽどじゃないと回収されないよー。
お金返さなきゃなくなるし、オオゴトになるから。
ただ、その図書館によっては開架じゃなく閉架扱いになるとか、
閲覧禁止になるとかはありうる。
>>269さん、サンクス!
おかげで無事購入出来ました。
買おう、買おうと思っている内にいつの間にか棚から消えて
えっっ???と思ってたんですが、ここで回収の件を知り
なんであの時買わなかったんだ…orz と後悔してたんで
入手出来た喜びはより一層増しました。ホントありがとう。
278 :
無名草子さん:04/07/18 22:41
森茉莉が生きてたら野球選手では新庄が好きそう。
279 :
無名草子さん:04/07/18 22:42
aa
ご飯をごちそうしたい朗らか孫息子って感じかな…<新庄
おすもうさんでは高見盛が好きそう。絶対好きそう。
「善良な動物の魂がある」とかいって。
>277
お役に立てたようでよかったです。
回収になってあっという間に消えちゃいましたもんねえ。
贅沢貧乏暮らし書いた人って、元編集者だよね。確か。
そのわりに訳のわからんポカやったもんだね。
283 :
無名草子さん:04/07/25 18:40
阪急コミュニケーション(旧TBSブリタニカ)は文芸関係に弱いとか?
その点、河出ムックはぬかりなかったってことですね。
284 :
無名草子さん:04/07/26 13:48
「贅沢貧乏暮らし」6/16に楽天ブックスで注文したのだけど
今だにこない。注文時点で出版社取り寄せの状況だったんだが
やはりダメポなのかしら。
285 :
無名草子さん:04/07/27 23:27
>284
今届かないってことはダメポなのではないだろうか。
楽天なにやってんだ。
ところで、ナンシー関の言う「森進一のような美少年」って
本当に全集に出てるの? 全集持ってる人で目撃した人います?
晩年(?)に片思いしてた喫茶店の常連さん・・・どんな人だったんだろう。
287 :
無名草子さん:04/08/02 00:50
ロシアサラダ作ってみたら美味しいね。
中に入れるものは全部揃わないときもあるけど。
グリンピースとタマネギのかわりに万能ネギ入れてみた。
288 :
無名草子さん:04/08/06 19:23
茉莉にならうわけじゃないけど、スリップ一つで保守age
茉莉のメニューで夏っぽいのってどんなのありましたっけ。
暑いせいか「ジャーから出したて玲瓏玉のごときトマト」しか
思い出せない・・・
ダイヤ氷で冷紅茶
290 :
無名草子さん:04/08/07 00:06
こしまきのごとき赤はだめなんだよね>トマト
味噌汁に辛子を入れるのはちょっと夏っぽくないだろうか。
森茉莉浪漫館に「森茉莉流夏の過ごし方」という文章が
あった気がする。
291 :
無名草子さん:04/08/08 11:43
>>290 うん。茄子の味噌汁に芥子だから夏だと思う。
あと、桃のジャムも夏になるかな。
292 :
無名草子さん:04/08/08 12:07
茹で豚をスライスして芥子をそえ、
薄切りのトマトを並べて玉葱を散らす ってのもあったな。
今夜これにしようかな。
293 :
無名草子さん:04/08/08 20:09
ウフ・ジュレも冷たくて美味しそう。
森茉莉が自分で作ったわけじゃないけど。
294 :
無名草子さん:04/08/11 22:38
>>289-293 おおっ みなさんの記憶力に感服。
暑さで脳味噌溶け出した自分の頭より頼りになるわ。
旅行のビデオキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! 保守age
295 :
無名草子さん:04/08/14 21:08
>294
森茉莉ツアーのビデオどうでした?
これって参加者で希望者に販売してたんだろうか。
>>295 メルマガでもビデオ希望者募って販売してますたよ。
たぶんビデオは見ないから、今度一人ツアー行くことにします。
メルマガ、2回ほど登録したんだけど一度も来ないのは
人力メルマガだから? メルマガ読んでる方、面白いですか?
ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1090583433/ 521 :本当にあった怖い名無し :04/08/22 02:58 ID:tQAEXzzA
有名な文豪の娘で、自身も有名な女性小説家
が、友人の大学に講演会だかに来たときの話。
講演を聴き終わった友人が、一人で歩いていたら
「みちこさん?・・・」と後ろから声が。振り向いたら
その小説家だった。何の面識もないので驚いている
友人に、彼女は
「あ、ごめんなさい・・・女学校の時のお友達にそっくりだったので・・・」
といって、去っていった。
当時女子大生の友人にそう声をかけたその小説家は当時80をこす高齢、
もともとそういう天然な人で有名だった事は考慮に入れるとしても
ちょっと引っかかったのは
友人の名前も”みちこ”だという事だった。
524 :本当にあった怖い名無し :04/08/22 04:54 ID:LKLvnBH3
森OGUYの娘かな。
526 :521 :04/08/22 06:32 ID:WvyAkkvq
>>524 BINGO
よくわかりましたね
299 :
無名草子さん:04/08/22 17:12
文豪の娘で本人も作家で天然ちゅーたら森茉莉しかいませんな。
大学にも講演に行ってたんだね、何喋ってたんだろう。
300 :
無名草子さん:04/08/22 23:42
どんな講演内容だったんだろう?
気になりますね〜。
そういえば茉莉本人もお年を召してからも
女学校時代の面影を残していたとかで
銀座を歩いていたら女学校時代の同級生に声をかけられた
とエッセイに書いてましたね。
301 :
無名草子さん:04/08/23 12:42
「贅沢貧乏」のどれかの章に、
萩原葉子(作中では野原野枝実)と一緒に
青山学院(作中では白川学院)の講演に招かれたという
一節がありましたね。
鴎外や朔太郎についての内容だったようですが
でも「学生のほうが人の父親の文章について知悉している」みたいな
ことが書いてあったような、
302 :
無名草子さん:04/08/23 19:58
このスレ見てると、読んだはずの本でも
えーそんなこと書いてたっけ、ってことがよくある。
皆さんよく覚えてますね。
銀座にダイヤを売りに行って、出口でカメの剥製か何かに
頭ぶつけるというエピソードが好きです。
303 :
無名草子さん:04/08/27 06:59
ただの目玉焼きも、森茉莉の文章を読みながらだと
特別においしいもののように感じられたりする・・・
黄身だけくりぬいてパクリ・・・シアワセ。
304 :
無名草子さん:04/08/27 15:38
マドモワゼル・ルウルウがどうしても好きになれない。
人をやりこめることしか頭にない知ったかぶりの勘違い小娘にしか
見えない。外交について一席ぶってたけど、内容は2chのバカウヨ
そのままだし。
森茉莉はなんであんなのを気に入ったんだろう?
>>304 たしかに、コマッシャクレタ女の子だよね。
でも私は結構好き。
恋愛について語ってる箇所↓
(恋愛って気障な、わざとらしいものでも、
言葉でできたものでもないと思うの…)
ってとことか。
306 :
無名草子さん:04/08/28 10:45
>304
女の子はおしとやかでなければいけないという時代にあっては
その跳ね返りっぷりが魅力だったんじゃないかと。
今は逆にサバサバぶった女が増殖しちゃって女が強くなってるから
いまさら何いってんの、って感じですが。
ウヨぶりについては確か全集かどっかにこの作品が描かれた
時代背景みたいのが解説されてた気がする。
そういう私も全集借りて読んだとき退屈で飛ばし読みでした。
307 :
無名草子さん:04/08/31 14:10
前スレまだ読めない
308 :
無名草子さん:04/09/01 07:58
↑同意
ムックの写真の「にゅうとねい」はあんなじゃネーヨと
指摘してた人の文がもう一度読みたいのに・・・
とても病人向きとは言えぬ「にゅう」
310 :
無名草子さん:04/09/01 23:17
森茉莉浪漫館の料理投票も「にゅうとねい」が多いね。
見た目地味な病人食を作らせるのはかわいそうな気もするけど。
グーグルのキャッシュに一部残ってたよ。最初のほうと最後のほう。
それかガイドライン板に、落ちたスレを別のところにアップしてくれるよう
頼むスレがあります。
>>310さん情報ありがとう
さっそくガイドラインの当該スレ行って来ました。
うまく行くと良いのですが・・・
312 :
無名草子さん:04/09/03 23:51
うわあ、うわあ、311さんGJ!です。ありがとう!
読みたかったんだよー、万歳!
ではこれからゆっくりと……
314 :
無名草子さん:04/09/04 21:00
311さんありがとう。
前スレからいるけど、今読み返しても面白いです。
1スレ目は情報交換が活発(?)であったなあ。
森茉莉生誕101年目の今年は去年と比べて何もない・・・
幸田文は今年が生誕100年で、何冊か単行本で復刻してるね。
>312さんありがとう!!
面白かった
さあーてドッキリチャンネルでも読むか...
蚊取のハットリくんを見たら怒るかな。
蚊取はきらわなそう。キムタクは激しく嫌悪しそうだけど。
草薙のことを
蛇のやうな冷たい目付きで大変な眼力がある
とかいいそうw
319 :
無名草子さん:04/09/07 13:04
改めて笙野頼子さんの「幽界森娘異聞」を読んでみました
文のアクや、猫ばなし嫌いな人には抵抗あるのでしょうが、
資料の読み込みと入りこんだ指摘はやっぱりおもしろかったです。
特に興味深かったところ
・痴人の愛のナオミとモイラの比較
(おねだりが仕事の女:生まれついて命じる女、みたいな)
・栗本薫の元祖ボーイズラブ小説と茉莉の小説の比較
(生臭いベッドシーンや通俗的な会話の小説を
茉莉に影響受けたといいながら発表したことで茉莉の印象も固まった)
・柴田練三郎や小島千加子諸氏の現実の茉莉描写に対しての考察
(そりゃDQN婆だったのかもしれないが、
何書いても信じてもらえる立場のそちらに偏見や事実の改竄とかはなかったかみたいな)
といったところです。
()内は私の読解なので間違ってるところあると思います。失礼
あと、ジャックと茉莉再会後の、
ジャックが茉莉に「いずれ敷地内に茉莉の住む家も建てるから」
といって嬉しがらせて、
茉莉名義の土地+なけなしの貯金を吐き出させ
育ての母と妻子と一緒に住む家をつくり
家が建つ頃に「育ての母はママとは住めないといってる」
みたいなこといって同居はうやむや、訪問の足も遠のく、という経緯。
一緒に暮らせないのは双方同じだろうし
財産を「だましとられた」かどうかは別として
その出資が、倉運荘貧乏暮らしの一因ではあったのでは…というところ。
いろいろ詳しく読んでる人には
言わずもがなの事実なのかもしれませんが、結構衝撃的だった。
>・痴人の愛のナオミとモイラの比較
>(おねだりが仕事の女:生まれついて命じる女、みたいな)
魔性の女の話でも違うかもねぇ。ナオミって女王というより円光少女ぽいつーか
相手しだいでは純情可憐にもなりそうだがモイラはなぁ。どっちも好きだけど。
322 :
無名草子さん:04/09/07 21:35
おねだりが仕事の女といえば「蜜のあはれ」。
森茉莉は読んでないのかな。あれってロリだよねえ。
あの金魚ちゃんにもナオミにも心のガラスはないように思われ。
森娘幽界異聞、面白かったけど再読しないと思って売っちゃった。
たしか雑誌の時点では幸田文と比べてた気がしたが
本では白洲正子と比べてたように覚えている。
栗本薫を罵倒していた箇所は本当に忘れてしまった。
>小島千加子諸氏の現実の茉莉描写に対しての考察
河出ムックで小島さんが、枯葉の寝床をフランスに持って行きたいと
森茉莉が話してたことについて
「どうせご自分で訳すんでしょ(笑)」
と言っていたあたり、「つきあいきれん」と思ってる部分もあったのかなと。
あまり森茉莉に引きずられてちゃ編集者は勤まらないと思うけどさ。
んとね、笙野さんがそういうふうに小島さんを書いてたのはロマンブックス事件です。
もちろん大半の原因が茉莉であろうとした上で
笙野さんがつっついてたのは
「新潮は文庫にすると『約束』していた」ってところ。
茉莉が約束とはっきり認識できる形でしていたのか
「暗黙の信義があるだろう」っていってもそれが通用しない相手なのわかってるだろうに
社内の部署間の伝達がうまくいかないごたごたで作家がほって置かれる事って
あるんじゃないのかなと、自分の経験に基づいて推察していて、なるほどそうかもなあと思って。
>「つきあいきれん」
まさにその通りでしょうね。小島さんは『ぼやき〜』で、
自分が茉莉に手紙を出したり公私のお世話をするのは
私人として好きだからではなく(人柄は愛すべきだが)、
作家としていい仕事をしてもらいたいからが第一なのに
茉莉にはそれがわからないと再三嘆いていますね。
>322
>319さんの説明されているものと
自分の作品褒めてもらったのに「褒められて迷惑」と言っていました
>栗本薫への罵倒箇所
何でそこまで言うのか、とそればかり気になって
肝心の茉莉描写を忘れてしまいました。
>「褒められて迷惑」
一緒にされたくないんだろーなー。
そういう私も、河出ムックの中島梓のは読んでない。
あと長野まゆみのも読んでない。ナンシーの語る森茉莉が一番好きだ。
>320育ての母じゃなくて、奥さんの母だと思うよ。
でも茉莉がお金出した経緯はそんなかんじだったかと。
327 :
sage:04/09/10 22:05:23
>325
同じくナンシーの語る森茉莉が一番好き。でも森茉莉を知ったのは中島梓のエッセイ。
森進一のような美少年と言うフレーズ何処にあるんだろう?
「森娘ナントカ」
なんで森茉莉がひきあいに出されるのか、さっぱりわからなかった。
文壇批判があるからだろうと言われて、幾分納得。
…したが、やっぱりこういうのって、言って決まる人と決まらない人がいるのねえ。
何かの賞を取っているってマジですか?
329 :
無名草子さん:04/09/15 23:04:55
泉鏡花賞です、確か。
私はほかの作品読んだことないけど、私は面白く読んだ。
森茉莉が好きなんだろうなあ、この人。って思う所がいっぱいあったし。
森茉莉っていいよね、素敵ね、耽美よね、じゃ本一冊できないから
うーん、こう来たかあ。と思った覚えがある。
何かの本でフランスの小説を引用してて、
「訳:山田ジャック(もちろんジャックは漢字)」と注があってどきっとした。
「贅沢貧乏暮らし」に載っていた、キャベツと牛肉のスープがメチャ美味しそうであった!
しかし、キャベツを4つ切りにしてぶっこむということは、
食べる時はナイフとフォークが必要だな。
「にゅうとねい」牛は叩きだったのね。
挽肉だと何となく思っていたのだが。
↑あの写真のにゅうとねいは
森茉莉の記述からも、また時代的にも間違い
(かつおのたたきを真似た牛たたきは当時存在せず)という事が
前スレで明らかになっております。
だから、挽肉でオケー。
>>332 「にゅうとねい」って煮込みハンバーグなんじゃないかな。
流れぶった切ってすんませんが……
「アメリ」のDVD、衝動買いしました。
映像も音楽もよかったし、話も面白かった。
自然とフランスびいきな茉莉のことが思い出されて、
なんとなく茉莉が好きそうな映画だなあと個人的に思いました。
335 :
無名草子さん:04/09/16 20:35:17
>333
ハンバーグか・・・
ロールキャベツのキャベツなしバージョンをぐずぐずに崩した
ようなのを勝手に想像していた。
「森茉莉浪漫館」の料理投票でぜひ作ってほしいです
>334
アメリは私も映画見たけど、カフェとか街並とかパリの雰囲気が
いかにもっぽくて良いですよねえ。アメリの部屋もそれっぽいし。
個人的には子供アメリが屋根の上でコードをぶちっと引っこ抜くのが好きだ。
ジェームス・ディーンの死を悼んだ文章が好きです。
とくに
「何をしてもお前ならいいのだよ」と神がその頭に手を置いている
・・というくだりがとても素敵だ。
大熊信行(経済学者)セックスというものに少年時代から偏見をいだいていたわけは、人間の生殖器官と排泄器官がひとつになっていること。それがいやだった。(後略)
森 神さまが、というか、自然がこう、便利だけで造って……。私も、十年も結婚しておりまして、主人のからだを見たことはございません。たいへん、気味が悪かった……。
(筑摩書房『私の美男子論』に収録されている対談より)
338 :
無名草子さん:04/09/17 23:56:42
↑すごい対話が成立してる…。
でも、感覚は分かる気がする。
339 :
無名草子さん:04/09/18 15:03:59
精養軒作のにゅうとねい 食べてみたい、、、。
お芳さん伝授のぬたもいいけど。
>337-338読んで思い出した
「記憶の書物」はじめ何度も書いてるけど
10年間の結婚生活の夜の営みのなかで
茉莉は四回だけ変な感じになったけど、そのたび恐くなって旦那をおしのけていたと。
前スレで「茉莉はイッたことない」って出てたけど
正確には「いきそうになったことあったけど止めてた」のよね。
旦那は旦那で、妻がセックスで気持ちよくなることは
醤油樽=淫婦になってしまう恐怖があるから、やめるの賛成だったらしい。
そのくせ『カーマスートラ』寝室で読んだりしてわけわからん。
愛人に思いきり試すつもりだったなのかなあ。
とにかく女性には不自由な時代だったようだ。
341 :
無名草子さん:04/09/19 21:09:07
>>336 森茉莉幽界異聞に「贅沢とは贅沢な精神を持っていることである」
これが名文句ってどうなの? みたいなこと書いてあったけど
こういうジェームス・ディーンとか、田中邦衛とかの具体的形容の
言い回しなんかの方が印象に残るね。
私はコンパクト出して化粧直ししている山田五十鈴が、野武士がどっかと
床机に腰掛けたようで威厳がある(よく覚えてないけど)みたいなのが好きです。
342 :
無名草子さん:04/09/19 23:21:01
今日地元の古本展で『作家の風景』200円で出てたから
買っちゃった。よく出てたなあ。
>340
そういえば「女性は10代になればpresentiment(性的な感受性?)を持つはず」「20歳過ぎて蜂のとまらないような花でいるのはうんぬん」とか、ボッティチェリ〜とか、男女の恋愛関係知らなきゃおかしい、みたいな感じのことも書いていたけど、
茉莉自身の実体験で言ってる訳でもないんでしょうね…ていうか、茉莉自身はパッパとの関係を知っているからそれでいいのか。
>341
ここに出てる以外で自分が「幽界〜」で印象深かったのは、
オーガイがヒステリーで
飼っていた子犬の腹をおもいっきり蹴ったときの
「クワンという泣き声がして(ひい)」
その後あまり驚いてどうなったか覚えてない、という記述について
「記憶力の権化のような人が、パッパを悪く思わないためには
記憶までなくすとは、天晴」みたいなところもなるほどなと思った。
>343だまされて誘拐されたりレイプされたりする女性は
日頃から、悪い人間かどうか見分ける勘がなかったのかしら…
みたいな話しから
件のプレサンチマンの話しになり
自分にはそーいうのあった、という前提で語ってたと思いましたが違うかしら。
>343
甘い蜜の部屋なんかのマリウスとの営み(つまんない方)は
わりと赤裸々な実体験て感じしましたけど、
ピーターとの逢引(より官能的な方)は
実体験から膨らませた濃密な創作世界という感じでしたね。
具体的な行為よりも官能を文章として描き出す方魅力があったのかも
そういえば
「そういうの(現実的な性的渇望)があったらこの長い年月完全に一人で生きてきた間
さぞ苦しかっただろうから、自分にはなくてよかった」
ともどっかに書いてましたっけ。
>>343 確かに、パッパ+タマキ
(あともてた多少のエピソード)で十分だったのかもね。
(セックスに関しては、いかなくてもその直前までわかってれば茉莉的には
その後のネタのイースト菌としてもう十分だったというか、
事実そうでしたもんね・・)
348 :
無名草子さん:04/09/21 12:21:23
>>346 >ピーターとの逢引(より官能的な方)は
>実体験から膨らませた濃密な創作世界という感じでしたね。
第二部のピーターとのアレってやってたんだ・・・
と鈍感な私は第三部を読んでやっと気がついた。
友達に貸したら同じ事を言っていた。
自分の体験が1としてもそれを100まで膨らませるのがすごい。
でもお気に入りのグラビア写真がなきゃできないんだよね。
いい切り抜きが見つかれば話ができるっていうのも
考えてみれば凄い話だと思ったー<お気に入りのグラビア
今日、茉莉がよく書いてるのを思い出して
板チョコをお湯でとかして飲んでみた。(ロイズのブラックビター)
今迄一度もやったことなかったけどこれはウマーでした。
351 :
無名草子さん:04/09/23 01:53:27
presentimentってたぶん「(性的な)予感」という意味だと思うよ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 プレサンチマン!
⊂彡 プレサンチマン! !
「ボッティチェリ〜」の会話の中に、実に巧みに
映画「望郷」のペペとギャビーの会話をアレンジしてることに気づいた。
これだからこのひとはやめられない。
355 :
無名草子さん:04/09/27 13:54:18
>353
へ〜映画見ないから、元ネタもわからんけどどこか知りたい。
執筆活動が忙しくなる前はよく見てたんだろうね。
ところで今、ヤフオクに矢川澄子さんの「父の娘」の本出品されてますよ。
絶版で入手困難と思われ、なのででお好きな方どうぞ。
私は図書館で借りてよんだけどいまいちぴんとこなかった。
356 :
無名草子さん:04/09/27 15:16:42
茉莉の死に顔含め死の前後の状況がわかる貴重な描写がありますね<父の娘
望郷(Pepe Le Moko)で
茉莉がよく引用する会話は下記の二つのように思いますが
ボッチチェリでは、はてどこに。
ペ:パリのにおいだ
ギャ:地下鉄のにおいでしょ?
ペ:何でそんなに変わっちまったんだ
ギャ:こうなりたかったからよ
サンデュメトロ
ジュデズィレェ
梶と麻矢の短い会話なんだけど、私も100回以上読んでから気がつきました。
いま手元にないんで、近いうちに絶対うpしてみなさんに鑑定してほしいんです。
ギャバンのことは終始一貫してほめてますね。
359 :
無名草子さん:04/09/27 22:55:37
360 :
無名草子さん:04/09/28 20:37:29
358です。
出先なんですいません。今週中になんとかします。
ペペのセリフは「宝石に埋もれてるね」「そうなりたかったのJe desirait」じゃないかな。
361 :
無名草子さん:04/09/29 09:38:18
皆さん、森茉莉を読むようになったきっかけって何ですか?
周知の作家ではないから、偶然手に取ることって
あんまりないような・・。
私は、田辺聖子編の「ロマンチックはお好き?」
というアンソロジーでした。
最後を飾っていた「枯葉の寝床」衝撃でした。
他の作品も良く、原田康子も、それで知りました。
20数年前、高校生の頃。
父親が週刊新潮を買っていたのでドッキリチャンネルを連載中
読んでいて、面白いひとだなあと思っていた。
枯葉の寝床の文庫を本屋で見かけたので買ってみたけどあんまり
ぴんと来なかった。でも甘い蜜の部屋は好きだ。
363 :
無名草子さん:04/09/29 12:06:43
きっかけは家に『甘い蜜の部屋』のハードカバー初版(1975年)があったから。
親は特に森茉莉フリークというわけではないが、この本はあった。
この本、装丁がいかにもという感じでイイ。
364 :
無名草子さん:04/09/29 18:47:53
363さん、もしかして池田満寿夫の装丁ですか?
私が森茉莉さんの作品を読むようになったきっかけは、田辺聖子さんのエッセイに
収められていた文学全集の解説でした。
さらに熊井明子さんの『猫の文学散歩』(猫が登場する文学作品についての本)での
『黒猫ジュリエット』を中心に取り上げた章を読んで興味を持ち、『贅沢貧乏』を
読んで茉莉さんの文章(特にエッセイ系の)にハマリました。
熊井明子さんのエッセイには、『猫の文学散歩』の他にも森茉莉さんについて触れ
られている文章が収録されているものもあったりするので、探されてみるとよい
かもしれませんが。その中でこんなエピソードが。
ある日熊井さんが持参した『贅沢貧乏』にサインしようとして何かを探す茉莉さん。
10分、20分とそのまま時間が経って彼女が一言、
「あのね、金の色鉛筆で、その黒い見返しの紙にサインしたいの。でも、鉛筆が
どこかへ入っちゃって。」
その時床も棚も椅子の上も物でいっぱいだったため、結局金色の鉛筆は出てこない
まま。黒いサインペンで本の白い部分に、フランス語で「夢みることが私の人生」
という文章とmarie moriという署名を記されたとのことです。
茉莉さんの文章を読むと、いかにも彼女らしい独特の(わがままな)美意識が現れて
いるように思え、忘れられない話ですが。
366 :
無名草子さん:04/09/29 20:43:21
みんな最初読んだときのこと覚えてるのね・・・私は忘れた。
たぶん「私の美の世界」を地元の図書館で借りたような気がするが
森茉莉を知ったきっかけは記憶あやふや。確か大学のときだ。
幸田文は覚えている。亡くなったとき新聞のコラムで「おとうと」の
デパートの場面が紹介されてて、文庫本を買いに行った。
田辺聖子って全集の月報に文章書いてたから面識あったのか。
森茉莉は田辺聖子のこと何か書いてたっけ? ちょっと意外。
367 :
無名草子さん:04/09/29 21:28:37
中島梓をちらっと経由して「贅沢貧乏」にズッぱまりにハマった。
何回マネされても誰も到達できない高みにいるのが森茉莉。
エッセイ評論系はすべて好きだが、小説は「甘い蜜の部屋」がとどめの一作。
奇跡的な完成度だと思う。
>>366 田辺聖子さんは森茉莉さんとは面識が無かったはず。(また茉莉さんが田辺さんに
ついて書いた文章も無かったように思う。)田辺さんにとっては茉莉さんは女性
作家の大先輩けど、茉莉さんはそれほど田辺さんについては知らなかったのかも。
369 :
無名草子さん:04/09/29 23:00:26
田辺聖子は読み手としても巧者だね。
森まゆみの『大正美人伝 林きむ子の生涯』に、
仏英和で同級生だったきむ子の長女日向ちえこのコメントが載っています。
「茉莉さんは、誰ともしゃべらない人だった。話し掛けられない雰囲気がありました」などなど。
ちえ子氏は活発で利発でクラスのリーダーだったっぽいから、
「ぼんやりの茉莉さん」といって敬遠ぎみの口だったっぽいな、この人は。
だんまり、ぼんやりDQN扱いされながらも目と頭は
ちえママのきむ子の驚異的な美しさなどを克明に刻み付け
数十年後に鮮やかに文として再生した
あ、そういえば引き続きボッチチェリ引用お待ちしてます
>>369 田辺さんに茉莉の伝記というか評伝みたいの書いて欲しい。
あの人の文章は読みやすくて好きだ。
森茉莉読むようになったきっかけは
ここのスレでの評判はいまいちな、群ようこのエッセイだった。
鴎外の娘なのに、安アパートで孤独死、というのがかなりショックだったなあ。
部屋にこもりがちで、その部屋を王侯の宮殿であるかのように想像して
文章に表現する力は凄いと思った。
折しも「片づけられない女たち」という本が流行り始めた頃だったので
実はものすごい汚部屋だったのというのも、別の意味でショックだった。
群さんは自分の父親と比較して考えて、茉莉のファザコンがどうにも
理解出来なかったみたいだね。すごく不思議がっていて、そこが
面白かった。自分は結構ファザコン気味で茉莉のそういう感じが
わかるような気がしていたから、新鮮だった。
恥ずかしながら、中島梓の「美少年学入門」がきっかけ。
ちなみに、ウチの高校の図書館に森茉莉全集が置いてあったので、
面白そうな巻から拾い読みしていったらいつの間にか全巻読破して
ました。
中でも「甘い蜜の部屋」にはハマって単行本と持ち歩き用の文庫本
(それもちくまと新潮の2バージョン)買ってしまった。
ところで、「ドッキリチャンネル」の完全版は今は全集じゃないと
手に入らないんですよね?
完全版を手許に置いておきたいのだけど…。
375 :
無名草子さん:04/09/30 12:25:08
>>370 「黒猫ジュリエットへの手紙」の森茉莉関連本リストに
その本出て種。内容気になるけど森まゆみってあまり
好きじゃないんだよなあ。プロ市民オーラが苦手なんだろうか。
>高校の図書館に森茉莉全集が置いてあったので
素敵な高校ダワァ〜。ドッキリチャンネル完全版、
単行本か文庫本全5巻あたりで発行してほしいなあ。
ちくま文庫って最近全集とか選集多いし、やってくれ筑摩。
376 :
無名草子さん:04/09/30 12:38:52
もはや投稿されたことの無いカキコなどというものは存在しない。
ならば、自分の頭で考え出したものよりも、2年3年の2ちゃんねらーの
蓄積が宿ったコピペやその改変を投稿した方がずっと良い。
>>375 実は「美少年学入門」も図書館にあったのです。 orz
ちなみに、今話題の中山参与の出身校です…。
378 :
無名草子さん:04/09/30 16:42:06
中山参与は東大仏文なのね。
辰野隆に教わったかは微妙だけど、
ジャクタンの授業など受けた可能性もあるねえ。
>>359 森村桂関連のスレッドによると、彼女は二回結婚したけど、
つくづく夫運のない人だったそうだ。
最初の夫は冒険家だったのだが、家の中ではDV男。
外に愛人を作って離婚してからも森村桂の財産を狙って裁判まで起こした。
二番目の夫にもこんな証言が。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1096281429/371 >問題はあのダンナ。金儲け一筋みたいな人だった
>あの薄いコーヒーも全部だんなの指示(普通に入れたら「もっと薄くしろ!」と
>怒鳴られた)
>有名作家の夫ということだけにしがみついて生きているような嫌な奴。
こんなことを言っては不謹慎だけど、やっぱり森茉莉の慧眼は怖い。
>>372 私も田辺聖子さんの書かれる森茉莉さんの評伝は是非読んでみたいです。
>>369にあるように読み手としても巧者である田辺さんが、茉莉さんの作品に対する
愛着と、その一方での冷静な省察によって、これまでにない評伝を書かれればいいのに
と願っているのですが。(「文章が読みやすい」という点にも同意。)
>>373 群さんはむしろ志けに好意的で、その視点が新鮮でした。
その視点から茉莉さんの文章を読み直してみると、人の好き嫌いは激しく、悪意には
敏感だけど、心を開いた人間にはありのままのお人よしな性格を見せるという、ある
意味茉莉さんと似たもの親子(ただし価値観と気性が違う)である志けの人物像が
浮かび上がって興味深いです。
森茉莉は旦那より森村桂を・・・
ていうか茉莉は女に厳しい。手放しでお気に入りは
キキキリンとクロヤナギテツコくらい?
白石加代子は?
富岡多恵子は座談会でちょっと逆らったら
即攻で嫌われた。
評伝話で盛り上がってる所、違う話題で申し訳ないけれど
さっきBSハイビジョンの宝石番組でピジョン・ブラン見れました。
(番組中では英語名「ピジョン・ブラッド」と出ていたけど
「鳩の血」だから同じ物と見て良いですよね?)
黒バックにライトの当たった状態で映されてた割には
森茉莉が書いてたほどの、深みのある色合いではなくって残念・・・。
彼女が見たのはもっと感動的なのだったのかな?
世界中の鉱脈も今より豊かだっただろうし。
今現在はダイヤモンドについて放送されてるんで
志けの付けてた黄色っぽいダイヤ(に近いもの)が出てくるかどうか
チェックしてみます。
>381
大屋政子、平野レミ、白石かずこなど手放し誉めの女性は結構いる気がするヨ
同様に嫌いな男もいっぱいいるし(タモリ、美輪さまなど
茉莉センサーは性別では働かない気がするがどうなんだろ……
>372
一応、最後の住処はおんぼろ倉運荘、
そこが取り壊されてその後少し住んだ隣のアパートではなく
息子(やまだとおる)が世話+出資した
鉄筋新築でそれなりにノーマルなアパートだったみたい。
(白川宗道さんのサイトに室内の写真があるけど
なん部屋あるかわからないけど
台所はダイニングテーブル置いてあるくらいだから
少なくとも寝起きするところとは別れてるっぽい)
386 :
無名草子さん:04/09/30 22:49:35
それなりにノーマルってのがいいですね。
赤ワインの形容で「ピジョンブランのように透明で照りがある赤」というのがありますが
本物を見たいなあ。
>379
今だと「キモッ」とかネットで言えるかもしれんけど
当時はファンシーチックなのが全盛だったし
森茉莉じゃなきゃ言えないよね。私も笑っちゃったよ。
「アリスの丘のティールーム」だっけ、ああ80年代。
>384
山口モモエに対しても下品とけなしたけど、
春琴抄の演技はよかったとか、子供の質問に真摯に答えてたのは偉いとか
ダメ判定出した後でも、部分的に褒めてることもある。
私はカトリックなんですが、
「私の美の世界」で、蟻の町のマリアと呼ばれた北原玲子さんのことを
茉莉が「立派だ」と褒めてたのが嬉しかった。
確か杏奴さんは洗礼を受けてカトリックになったんでしたっけ?
しかも代父を遠藤周作がつとめたというのをどっかで読んだ記憶が……。
茉莉自身はキリスト教をドッキリチャンネルでくそみそにけなしてたのが
すごく笑えました。
しげさんも晩年は改宗したんですよね。
ヨシユキバッカリホメマスネ
イイヤヨシユキバッカリホメテル
パーティーでこういって茉莉にからんだという周作だが
発言をカタカナで書いてるところに
けっしてギスギスではない現場の状況がしのばれ。
また茉莉の憎からず思ってる感じも出てなんか可愛い。
390 :
無名草子さん:04/10/01 00:55:33
ちゅうちゃく。でしたっけ。>周作
391 :
無名草子さん:04/10/01 12:20:43
柴田練三郎を忘れちゃなんねぇ。
>>391 遠藤周作は吉行淳之介の親友だから、森茉莉とも接点が生まれた
のではないでしょうか。
それと、これは想像なんだけど、遠藤周作もフランス留学経験が
あるから、いろいろ話が合ったんじゃないかしら。
そういえば、文芸雑誌の座談会かなんかで「甘い蜜の部屋」にも
触れていたって「甘い蜜の部屋」の小島千賀子さんの解説に
書いてあった。
しかし、狐狸庵先生と森茉莉という組合せは面白すぎますね。
対談とか残ってないのかな。
柴田連座ブロウが茉莉のことをどう描写したのか
忘れたが、
実物の写真を見ると言われてもしょうがないような気がする。
かわいらしい中婆さんといってしまう、
自己像への幻想力も茉莉の力だとは思うが。
>393
遠藤周作って深い河くらいしか読んだことないんですが
ヨシユキ氏と仲よかったんだ。
あとは狐里庵遠藤周作とマンボウ北杜夫も仲よくて
「私の美の世界」の解説でマンボウがパーティーでの森茉莉のことを
書いてるから、こっちも接点かもしれないですね。
396 :
無名草子さん:04/10/01 21:30:10
『贅沢貧乏』が好きでした。
小説はホモがよく出てきたんだっけ。
ホモ、というと「うほっ」って感じで身も蓋も無いかも。
美しいもの同士が愛し合う姿を書いたら、若枝の様な美少年の裸体と、
成熟したギリシャ彫刻のような男の身体だった、ということらしい。
でも、モイラの身体って、なんか贅肉多そうな感じ。
>>395 ちょっとスレ違いだけど、
遠藤さんの「足の向くまま気の向くまま」っていうエッセイに
北杜夫の躁鬱状態のときの話が載ってて禿藁だったよ。
吉行、遠藤は第三の新人つながりだよね。
そういや、遠藤さんと三島も仲良かったんだよな。
サドの話で盛り上がったとか。
400 :
無名草子さん:04/10/01 23:41:07
サドは澁澤つながりだね。
>>397 贅肉というか、モイラは運動神経なくて動きが鈍いからプヨプヨしてそうだ。
モイラ関連で桃井かおりをほめてなかったっけ?
ドッキリチャンネルで。
狐狸庵閑話だったかに、留学も少し含めた学生時代のお話が出てくるけど
仏語の授業退屈で「コマンタレブー」を「ウンコタレブー」とかいって笑ってたとか
(よく留学できたものだ……)
茉莉もひきそうなバカな青春エピソードがくり出され、馬鹿馬鹿しくて面白い。
(あと、当時まだ30〜40代のくせに水戸黄門みたいな格好して
庵を結ぶ風流翁のコスプレ写真載せたり、トリッキーな人だ)
シリアスな小説、三の線のエッセイという書き方はよく考えたら茉莉と似てるかもね。
みなさん、山本夏彦の「最後のひと」はいかがですか。
父親の影響という観点から幸田文と森茉莉を比較しています。
翁の目からみても志けは江戸前の粋だったみたいね。
400
澁澤にギリシャの何かについて質問したら
ハア?って怪訝な対応(茉莉がもっとも憎む)されて怒ってたね。
茉莉さんて声が聞き取りにくくて(本人的にはプルゥスト)
何言ってんのかわからなかったそうじゃない。
ふつうの人なら怪訝な対応しちゃうかもな。
「贅沢貧乏暮らし」のP98の新聞の切れっ端、
遠藤さんの「女の一生・第一部」が少し見える。
この作品の中で、少年時代の鴎外について触れてる箇所があるんだけど
(津和野に隠れキリシタンたちが流されて拷問を受ける)
なんで唐突に鴎外が出てくるんだと不思議に思ってた。
津和野が舞台になるからつながりがないわけじゃないけど。
もしかすると、遠藤さんの、茉莉・杏奴姉妹へのサービスだったりして。
鴎外の心酔者で優等生の三島ならそつのない応答してくれるだろうけど
澁澤にそれは期待できないんじゃない。
>>405 バス旅行のとき肉声のテープを聞かせてもらったけど、
かなり早口で滔々とした饒舌が一本調子な感じだった。
それがまた、話すこと自体を楽しんでいる感じで茉莉さんらしくて
良かったんだけど、前触れもなく突然話しかけられたら、私も
「え!? ナニナニ?」って聞き返してしまうだろうなー。
肉声のテープ、いいなあ。
かつて下北沢の近くに住んでたんで、
下北あるくたびに「ここに森茉莉ありき」と思い返していました。
>408
自分のペースで、自分の好きなことを思いっきり喋らせてくれるっていう状況
それを許してくれる話し相手というのが
理想だったんでしょうね。
「ボッティチェリの扉」から
梶が麻矢に燐寸の火をつけてもらうところ。
「麻矢が燐寸を差し出すより先に麻矢の顔の近くに顔を寄せて、麻矢の指を軽く抑へ、
火を点ける。燐寸の燃える匂ひと一緒に梶の、男の顔が大写しになる。さうして、すぐ
退く。梶の眼は麻矢に囁いてゐる。(どう?)そのどう?は、僕と遊ばない?のどう?である。」
「マリアの気紛れ書き」4から「望郷」でペペがギャビィの煙草に火を点けるシーンの描写。
「ギャビイが道端の石に腰かけているところへペペが近よって"Cigarette?""Oui,je veux bien."
この「シギャレット?」は「俺と遊ばないか?」で「ウィ、ジュヴービヤン」は強い諾である。」
411のシーン、特に「燐寸の燃える匂ひと一緒に梶の、男の顔が大写しになる。」というところなど
映像が目に浮かぶように描写的に書かれていて、これの元ネタは412のペペとギャビイのシーンだと
ある日突然悟った、わけです。
みなさんの鑑定がいかが?
412のあとにペペがギャビイに見惚れるシーンで「ギャバンがバランに惚れてなかったとしたら
名演技だ」と続くのですが、このあとどなたか続けてください。
ミレーユ・バランってこれ一作で消えた大根なんですけどね。
それとロジェ&ギャレの菫石鹸ってもうフランスのサイトにもないんです。
菫の香りの石鹸てどこにあるのでしょう?
サンタマリアノヴェッラに菫のオーデコロンがあります。
日本では青山に一号店、二号店は大阪にあります。
スミレの香りは特に消えやすく、合成しにくいものだそうです。
いまの香粧品で単一の花の香りはちょっと傍流なので、
メジャーどころでは発見しにくいかもしれませんね。
416 :
無名草子さん:04/10/03 18:56:25
サンタマリアノヴェッラは伊勢丹新宿店でも買えた筈。
>411
その映画見てないので、その場面が本当に森茉莉の言うように「遊ばないか?」
なのかは謎だが、
>>412の森茉莉の解釈を下敷きにしているのであろう。
どっちも読んでるはずだけど、スルーしてました。
スミレの石鹸はポンジイだとどこかで見た覚えがある、どこだっけ。
「ポンジィの菫石鹸がなくなったことに無限の恨みを抱いている」
うろ覚えだけど、「私の美の世界」じゃないかな?
>420
プリュニエで何食べました? 店の内装は昔のまま?
魚介類専門の店なんでカニやエビ、もちろんカキは食べましたよ。
ソォス何種類も出てきてなかなか凝ってた!
数年前にサンローランの事業上のパートナーが買収して、
内装も変えたようです。
少しフランス語わかるんで、それ関係で不明なことあったら聞いてください。
>411さんて、前々からペペルモコと似たシーンがあるって
書いておられた方でしょうか?どうもです。
そのシーンはスチールもよく雑誌などにのってる有名なものの気がします。
しかしビデオもない時代にそれだけ詳しく
記憶して文で再現してさらに創作に生かすイメージ力は
やっぱりすごいですね。
>422
ピラフや、レタスを半分に切ったサラダというのはメニューにありました?
424 :
無名草子さん:04/10/04 12:18:02
425 :
無名草子さん:04/10/04 18:08:11
はい、411です。
茉莉さんて映画で好きなシーンを小説中にモザイク状に嵌め込んでいそうな気もします。
そういう目で見たら「甘い蜜の部屋」なんてイメージの宝庫でしょうね。
プリュニエにピラフはありましたが、レタスを半分に切ったのは気がつきませんでした。
フランスで一般的なレタスはふつう私たちが思い浮かべるものとはちょっと違い、
日本でいうロメーヌレタス(半結球のもの)です。
味が濃くておいしいですよ。
そのスレからコピペ。
508 :名無しさん@恐縮です :04/10/02 00:24:56 ID:uPkj/BDq
森茉莉さんは結局一人だったから気ままにやりたい放題で自殺なんてことにならずに済んだ
んじゃないでしょうか。お若い頃にご結婚なさって、パリに行ってたりして古臭い婚家の姑
にいびり出されたりして苦労して、結婚なんかもうコリゴリと決意して独身を貫き通したよ
うです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
パリに行って:最初の夫山田珠樹
古くさい婚家の姑:二番目の仙台のお医者さん
てことで良いのでしょーか。少なくとも「パリに行って」は
「結婚はこりごり」につながるとは思えないけど。
あと、どっかで『私の美男子論』が「作家で一本立ちする前に編集者として
作ったもの」ってことになっていた。
428 :
無名草子さん:04/10/05 20:30:09
お茉莉に編集が勤まるとこが日本にあるかと小一時間問い詰めたい。
二番目の結婚についてほとんど言及がないから、あの離婚は相当ダメージだったのでは?と
小倉千加子さんもおっしゃってましたね。
鴎外がもう少し長生きしてたら、離婚は思いとどまったかな。
せめて息子二人が成人するまでは、とか。
実家に帰っちゃパッパに泣きついて、甘えて、立ち直るのを繰り返すうち
離婚話はうやむやになって、気づいたら添い遂げてましたって状態だったかな?
醤油樽ってすごいよなw
431 :
無名草子さん:04/10/05 21:28:03
「せめて子供二人が成人するまでは〜」という常識的な身動きはできそうもない気がする。
パッパがいなくたって離婚はしちゃうわけだし。
>431
いや,だからもし鴎外が生きてたらの話。
お茉莉が離婚したいって駄々こねても、
孫が成人するまでは我慢しなさいって諭すかな、と。
で、パッパのためにも渋々同意したかな……って。
あくまでも想像だけど。
433 :
無名草子さん:04/10/05 21:33:44
茉莉は「暮らしの手帖」でどういうスタンスだったのかな。
記者でもなく、かといって記者が出向く作家でもなく。
本人的には、社からいくばくかもらってたから
編集者のつもりだったのかな。
でも茉莉が「手帖」にかいたもの、雑誌ナマでみたいなあ。バックナンバー探しにいくかな。
>433
マリアの気紛れ書きとドッキリチャンネルにちょっと出てるけど、
本当にお荷物だったみたい。
ちょっと前に出た暮しの手帖の「花森安治」にも、出勤して小説
読んでるだけで花森もタジタジだったという記事が出てます。
掲載されてる雑誌は古本屋で見たことがあります。
父の帽子の文庫本に出てる街の故郷とかそういう文章が
他の人のに混じってのってました。
私は森茉莉がレシピ書いたという、さつまあげを湯抜きして
バタでいためたお惣菜が載ってる号を見てみたい。
435 :
無名草子さん:04/10/05 23:01:39
さつまあげにバタもいいけど
「私のメニュウ」で
コロッケにバターつけて網で焼く
私はオーブントースターでやってみたら
美味しいね!これ!
436 :
無名草子さん:04/10/06 00:06:09
離婚もお茉莉がすれば上等だ、になる悪寒。
暮らしの手帳社での森茉莉は客員扱い(江戸時代なら○○宅お預け?)で
花森安治がポケットマネーから一万円割いて茉莉給与としていました。
ということは、花森もどういう扱いをすればいいのか困っていたのでは?
小堀杏奴はキッツイ女子やなぁ。
ちょっと前の書き込みにあるけど、杏奴タンはクリスチャンだったみたい。
朽葉色のショール読むと、神父さんや教会の話が多い。
森茉莉と比べてかなり常識的だけど、同じ姉妹でも全然違う。
多感な時期に父親を亡くして、姉も弟も頼りないから自分がしっかりするしか
なかったからああいう風になったのかと。
幸田文との対談読んでも、二人とも似てるなあと思った。よき娘というか。
今『贅沢貧乏』を適当にめくって読んでいたら「降誕祭パアティー」に
「安東杏作(=遠藤周作)」の名前あった・・・何回も読んでるのに今気がついた。
「住吉みわ子」って有吉佐和子のことかしら。
440 :
無名草子さん:04/10/08 11:36:23
>439
そうみたい。当時は話題作を次々発表して仕事に勢いあった時期だったと思いますが
茉莉にはちょっと感じ悪かったみたいですね。
着物の趣味も気に入らず(あんな真っ赤なのは、上等の長襦袢だと…W)
茉莉センサーでは気にくわないカテゴリーに分けられてしまいました。
なくなる少し前に狂騒状態で出演した「いいとも」なんか、茉莉は観てたのかな。
>437
類のこと、例の筆禍事件(中年くらい?)からずーっと死ぬまで許さなかったそうですね。
冠婚葬祭なんかでも避けてたし
晩年、鴎外関連の講演会で類と一緒に(関係をよく知らない主催者から)呼ばれたとき
横に並んだ類とは最後まで目すら合わさず
「事前に知ってたらこんなところに来なかった。非常に不愉快です……」
みたいなことをマイクで言って、その異様な様子に聴衆もひいたと
「森類の生涯」に書いてあった。
『クレオの顔』を読むと、アンヌの怒りは、
「ただでさえ世間から物狂い認定されてた姉さんなのに
そこに身内からまで石を投げるようなこと書かなくても!」という結構まっとうなもので
姉思いにホロリとすらする
本来曲がったことの嫌いな、気持ちのきれいな人なんだと思う。
ただこういう人は往々にして、まっとうすぎて……っていうきらいはあるにせよ。
当のお茉莉がその後
類とも和解して死ぬまで仲良くやってたことをアンヌはどう思ってたんでしょうね。
>本来曲がったことの嫌いな、気持ちのきれいな人なんだと思う。
もしかしたらしげの気性を一番受け継いでるのかな<アンヌタン
茉莉は、書いたもの読んでると、さすが父娘だけあって、鴎外に似てるよなと思うよ。
それで、くすくす笑いたくなるんだよね。
445 :
無名草子さん:04/10/09 05:02:45
あ
茉莉は星新一に会ったことはあるんだろか。
またいとこにあたるんだよね。
447 :
無名草子さん:04/10/09 21:41:20
萩原葉子が出してるダンスの本のいくつかに茉莉さんが登場してます。
たいてい「そんな危ないことやめてよ」と難しいステップに挑む葉子さんを止める役ですね。
448 :
無名草子さん:04/10/09 22:28:58
贅沢貧乏暮らしの本を見てトマトのバタ煮作ったらウマー。
トマトの酸味とバターのコクの絶妙な組み合わせで、
本当に御飯一杯いけます。
今日は寒かったのでアツアツのトマトがいい感じでした。
これはパリ仕込?
449 :
無名草子さん:04/10/09 23:40:55
「朽葉色のショール」読むと、ほんとにまっすぐで清らかな
一昔前のカトリック信者さんって感じがする。>アンヌたん
でも凄く素敵なタイトルなのに、中身はそういうクリスチャンぽい感じで
お茉莉にはあった「魔」がないから、読んでて物足りなかったかも。
450 :
無名草子さん:04/10/10 10:53:36
>お茉莉にはあった「魔」がないから、
あーそうそう。私もアンヌタンの作品には悪魔がいないな
って思いながら読んでました。すごく清く正しい。
茉莉はパッパの小説はあまり面白くないと言ってるけど
アンヌタンはそうでもないみたい。
贅沢貧乏読んでみたいけど今文庫とかである?
453 :
無名草子さん:04/10/10 22:57:08
テレビが欲しいってつぶやいたこと、息子にせせら笑われただけで
「そうよ、テレビなんかいらない!
ラジオと家族の団らんで十分と思わないなんて私ったらバカバカ……!!」
と清く貧しく力みまくるアンヌ。
片や、「マジコン」(リモコン)自由自在にあやつり、
好きなタレントが出たら「ナントカ屋!」とかけ声
嫌いなタレントは今や遅しとハガキで画面に蓋のお茉莉。
行動、発想がそもそも面白すぎて勝負にならず・・
テレビが面白いと隣りに聞こえるくらいでっかい声で笑ってたらしいね
まあ、茉莉タンのような人が一家に2台あったら大変だと思うので、
アンヌはアンヌでいいのでは。
「晩年の父」はアンヌでないと書けないものだ。
そうそう、群ようこも書いてたと思うけど、父が死ぬ所やそれで生じた
親戚との齟齬も直接は知らずに、ある意味「お茉莉ワールド」で
生けていられた茉莉タソと違って、アンヌタソは色々生で見聞きしたし
しげタソが溺愛してた分、愚痴とかも聞かされたんじゃないかなあ。
婚期も当時としては遅れたしね。
そしたら、至って常識的かつ幸福な家庭を築こうとするのも
無理はないと思う。
でも「朽葉色のショール」はあんまり面白いとは思わないけどね。
(興味深くはあるけど)
「朽葉色のショール」
しょっぱな、母親が自分の肩にショールを掛けてくれたってエピソードが語られるんじゃなかったっけ?
大人というのは、それで子供が寒さを忘れると思う。
大人と子供の齟齬、みたいなことが書かれていて、なんって森茉莉と違うんだろうと度肝を抜かれた。
茉莉にとっては、パッパが放つまあるくて甘い光の中に浸ることこそ幸せだったのに。
アンヌは愛情の行き違いを感じている。
459 :
無名草子さん:04/10/13 00:32:41
アンヌタンネタ中すまんがテレビの話。
主夫ものドラマで阿部ちゃんが読んでたらしー。
156 :名無しさんは見た! :04/09/29 17:44:47 ID:LD4p84S5
阿部ちゃんがナイト・キャップに読んでるのが
森茉莉の「私の美の世界」。。。妙にツボにはまったw
158 :名無しさんは見た! :04/09/29 18:15:36 ID:pGxG0S0V
>>156 森茉莉さんは、世俗的な道徳に縛られた主婦とかをばっさばっさと
切ってましたよね。
阿部ちゃんがこの本を読む前に、義理の母親とその友達がきて
さんざん振り回されていたので、なんだか笑えました。
この本には子供と母親の関係(自分が何かをしているときの
子供の位置と行動について)とかも書かれているから
「小道具さん、凝ってるなあ」と感心いたしました。
460 :
無名草子さん:04/10/13 00:33:46
アンヌタンネタ中すまんがテレビの話。
主夫ものドラマで阿部ちゃんが読んでたらしー。
156 :名無しさんは見た! :04/09/29 17:44:47 ID:LD4p84S5
阿部ちゃんがナイト・キャップに読んでるのが
森茉莉の「私の美の世界」。。。妙にツボにはまったw
158 :名無しさんは見た! :04/09/29 18:15:36 ID:pGxG0S0V
>>156 森茉莉さんは、世俗的な道徳に縛られた主婦とかをばっさばっさと
切ってましたよね。
阿部ちゃんがこの本を読む前に、義理の母親とその友達がきて
さんざん振り回されていたので、なんだか笑えました。
この本には子供と母親の関係(自分が何かをしているときの
子供の位置と行動について)とかも書かれているから
「小道具さん、凝ってるなあ」と感心いたしました。
二重書き込み失礼。
>462
マイホームダッドっていうドラマの阿部寛。
私は見てないけど。
茉莉がリモコンをマジコンっていうのは
昔はそう呼んでた時期があるのか茉莉の造語なのかどっちかなあ
465 :
無名草子さん:04/10/13 21:27:06
ttp://portal.nifty.com/special04/02/13/4.htm @nifty:デイリーポータルZ:家にリモコンいくつある?
に、「約30年前にあったチャンネル式TVに付いていたリモコンは、
マジコンという名前でした、と思います。マジックコントローラーの
略かなぁ?回すとチャンネルがガチャガチャ動くのが、
生き物みたいで楽しかった。そして、遊びすぎて壊して怒られた。
(東京都下/調布市 35歳 女性)
「テレビ マジコン」で検索してこれだけ見つかった。
私はそう呼んだことはない。
マジコンって東芝のTVリモコンの商標じゃなかったかな。
ズバコンってのもあったような気もする。
ズバコン、なつかし〜〜っ!
ズバコンはサンヨー電機ですね。
>>463 「アットホームダッド」ですよ。最近放送されたスペシャル版ね。
464です。ご教示いただき感謝です。
商品名だったのか〜 てっきり造語かと思ってました
阪急コミュニケの本にテレビの写真ありましたよね。
14型で、赤くてかわいいやつ。
マジコンもついてたかは忘れましたが…
リモコンに回転式のチャンネルがついてるヤツか。
白い電卓みたいなアッサリしたのがアップで載ってた記憶ある<マジコン
阪急コミュニケ、マジコン写真のキャプションのビデオ買ったけど操作が
複雑すぎて使いこなせなかったと言うのが茉莉らしくて好きだ
474 :
無名草子さん:04/10/16 11:03:51
あげまーす
阪急本の森茉莉本のビデオ写真見て
「あの森茉莉がビデオ……」
と絶句した。できるわけないじゃーん。
まだビデオが普及しはじめの頃だよね。
475 :
無名草子さん:04/10/20 00:30:30
さがりすぎなのであげてみる。
森茉莉ドット文学館で白川氏が贅沢貧乏暮らしの回収の件
のことを言ってたね。
476 :
無名草子さん:04/10/20 22:16:52
楽天で頼んだ「贅沢貧乏暮らし」
とうとうダメでした。。。
>>475 見つけられなかった…orz
どのコンテンツ?
>474
マスオがテレビに出るの見逃したから
テレビ局に出掛けて「昨日放映した番組映写室で見せてください」っていって
警備員に冷たくあしらわれる人だもんね……orz
479 :
無名草子さん:04/10/21 16:53:06
森茉莉が編集者だったと脳内編集した人の日記。
ttp://www.kichi8.iplus.to/kikyou.html >森茉莉が作家一本になる前に婦人雑誌の編集者をしていて、
>各界著名人の写真と人物評のよう
>なコーナーで、八代目幸四郎(故白鸚)を取材したことがあり、
あれって取材でもインタビューでもなく、森茉莉の印象記だよね。
全然違う話になってるときもあるし。久しぶりに見たら、談志が若くて驚き。
そうそう、「私の美男子論」ですね。
取材には行ったでしょうけど
編集者としてじゃなくて、森茉莉という作家としてだよね。
仲代達矢の顔がきれいでびっくりしたなあ
茉莉もギドウのイメージだって書いてた。
481 :
無名草子さん:04/10/21 21:40:19
>476
この前オークションに出てたよ。定価より安く落札されてた気がする。
あと、図書館によっては置いてあるところあるかも。
それか古書店に探してもらうよう依頼する「探求書受付」みたいなの。
>477
コンテンツのところじゃなくて掲示板。
白川さんは編集者の小島さんとはあまり親しくないのかしら
とあのサイトを見ていて思う。他の関係者とは仲良さそうだけど。
接点はなさそうだね>小島さんと白川さん
でも、今度のツアーで小島さんと付き合いのある
邪宗門さんとお付き合いが発生したみたいだから、
今後は・・・。
って願望だけど。
483 :
無名草子さん:04/10/25 21:27:58
料理話でスマソ。
寒くなる時期だけど、なんか茉莉の料理は
アツアツをいただく、というイメージがないんだよなあ。
クロワッサン最新号で三宅菊子さんが茉莉さんを語っています。
●いまでもあなたが、忘れられない。
この世を去ってなお、人々の心をつかんで離さない。
確固たる意志と個性を感じさせる文で読む者に深い印象を刻む、3人の文筆家へのオマージュ。
白洲正子さんを渡辺保さん、森茉莉さんを三宅菊子さん、須賀敦子さんを池内紀さんが見つめます。
485 :
無名草子さん:04/10/25 22:28:58
>483
キャベツと牛肉を煮たスウプはどうですか?
白川さんのサイトはとっても見づらい。
なんであんなデザインなんだろう。
>>484 いかにもクロワッサンらしいラインナップで、「ケッ」って言ってしまった。
3人のうち2人は好きだけど。
488 :
無名草子さん:04/10/26 12:25:50
>486
白川さんのお友達が作成してるとか書いてあったけど
あまりに森茉莉のイメージでないデザインに脱力する。
釣った魚とか自分の住んでるとこの寺社仏閣とかを
紹介するために趣味でホームページ開設してます!
みたいなおじさんテイストっていうか。
はてなとかココログにしちゃえば楽なのにと思う。
489 :
無名草子さん:04/10/28 23:27:05
森茉莉浪漫館の料理企画、にゅうとねい作ってくれるかな
490 :
無名草子さん:04/11/01 08:59:52
ヤフオクに阪急本「森茉莉贅沢貧乏暮らし」出品されてました。
定価より安い1200円からのスタートになってました。
491 :
無名草子さん:04/11/05 09:55:01
鴎外新資料発見あげ。
492 :
無名草子さん:04/11/05 10:00:58
493 :
無名草子さん:04/11/05 10:47:14
今朝テレビで森鴎外やってた
杏奴の少女のころの写真でてたけど
けっこうな美少女で驚いた
茉莉の本からすると茉莉だけが
美少女かと思ってたから・・・
とりあえず子鬼のようじゃありませんでしたw
495 :
無名草子さん:04/11/05 16:08:12
美形でいうなら、類たんって美男だ。
案ぬたんは、オトたんと一緒でパッパ系の顔だと
思うんだが。。。
茉莉たんもどっちかつーたらパッパ系でない?
生活無能力者っぽいとこがな。<類
奥さんがいなかったらどうなっていたことか。
本屋さんになったんだっけ?類
けっこう長生きしたんだよね。
茉莉はしげママンのパーツパーツは似てるとこあると思う。鼻とかおでことか。
しかし配置とか総合的印象はパパン
鼻筋の通り方はかなり立派で、晩年は三木のり平の漫画を連想する。
でも、「天使の〜」に載ってた
パリ遊学時代の帽子とノースリーブのワンピース姿は可愛かった。
ちょっと話ずれるけどなんで「天使の」ってつくんだろう。
リゾート地にある「ガラスの美術館」「テディベアミュージアム」
みたいな安っぽいファンシーっぽくて、ずっとしっくりこない。
17歳のときの写真けっこうかわいいよね<ルイ
しげさんは酷評してたが美形だと思う>類
503 :
無名草子さん:04/11/08 11:36:05
またヤフオクに「贅沢貧乏暮らし」出てるよ。
これから大掃除の季節にかけて古本屋、オークションに
出回る可能性ふえる鴨。
昨日新宿の紀伊国屋に行ったら、女性作家コーナーに
森茉莉、幸田文、須賀敦子、白洲正子、宇野千代の本が
まとめて並んでいた。
既に持っている本でもそうやって並んでるのを見るのが好きだ。
類たんが勉強できる人だったら森家の歴史も
変わっていたかもしんないね。
しかし、隠花植物、隅っこでいじけてるだの
さんざんな言われようで気の毒だ。
杏奴・・・君は他人に厳しいが、あなたは名前の後に
「ちん」をつけるはずかし人間の開祖か?
石井好子の「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」の料理本に
オムレット・ナチュールが載ってて美味しそうだった。
茉莉の料理本出ないかな
>504
ほんと気の毒だよね〜。
でもルイの書く私小説って結構好きだったりする。
自分のダメぶり、負け続きの人生を正直に書いてそれがちゃんと面白い。
お金稼ぐことも借りることも適わないのに
コーヒーの美味しい喫茶店でゆっくりしちゃう♪とか
ダメぶりのなかに伺える育ちのよさがなんとも悲しくてよい。
つげ義春のマンガに出てきそうな感じというか。
茉莉のいう「朕には藁靴の紐は結べないのだ」に通じるものを感じる。
すっっごい低脳児みたいな印象があるけど
理系がダメなだけで、文の才能は人並み以上にあったと思う。
だめな自分を書かずにいられなかったという点でも。
(ルイもそれは自覚してるらしく、何度もデビューを画策している)
ただ育ちがいいからがむしゃらに食い下がりきれなかったのと
茉莉という書く「業」とか「魔」がルイより数段パワーアップした存在で霞んでいるけど。
「天使の〜」ってなんてタイトルの本ですか?
まあ頭脳の方はオトが一人で頑張ってるから……<森家
でもオトも、ティーンの時に、いくつか書いた詩をパパンに見せたら
一つの詩だけいいところと直したほうがいいところを挙げて、
残りの詩はスルーだったのにびびって
それきり創作の方はあきらめた…と、「父親としての森鴎外」に書いてた。
あと、母親似の不細工な顔にコンプがあったとも。
人生色々、悩みも色々ですねー
>507
河出ムック本で
『総特集 森茉莉 天使の贅沢貧乏』。
天使の贅沢貧乏はサブタイトルかな。
ルイは優秀なオトちゃんが腹違いの兄弟にいるから
かなりプレッシャーだったと思う。典型的末っ子長男だよね。
510 :
無名草子さん:04/11/11 00:18:23
>>509 レスありがとうございます。
河出ムックか・・・持ってない・・・買うべきか悩むなあ。
オトたんと他の家族の関係が・・・少し謎というか。
類によるとシゲはオトを相当憎んでるみたいだし、
茉莉もオトはパッパにもあんまり好かれてなかったみたいな書き方だし、
アンヌはなんであんな人結婚式に呼ぶんだって言ったようだし、
でも、オトたんが書いたものでは
確かに確執はあるけど、後年はかなり緩和されたってあるし。
最後まで釈然としない関係だったのかな。
>>511 私は茉莉の文章しか読んでいないので、あくまでも茉莉の視点ですけど…。
茉莉は,しげさんとオトたんの子のマクシミリエヌスちゃんとの間柄を
「愛し合っている祖母と孫」
と書いていましたから、孫がかすがいとなって関係がある程度修復されたのかも。
そもそも、しげさんは血縁関係の全くない孫をお義理で可愛がるようなタイプ
ではないと思うし。
しかし鴎外没後は、それまでは家の中で影が薄かったオトたんが家長となって
森家の実権を握る訳で、その点で他の兄弟には複雑な感情が残ったかもしれませんね。
>510
ナンシー関の森茉莉評と小島さんのインタビューがよかった。
矢川澄子好きなら対談もあるでよ。
大きな書店行けば置いてあると思うので立ち読みしてみたらどうでしょう。
>>512 オトの息子はマクシミリエヌスってんですかい。なんかすご。
それもやっぱり鴎外がつけたのかすぃら。
シゲタソはオト(及びオト背後に控える姑)がいるせいで、自分の思い描く
「近代的な幸せ家族」が一つの輪にならずにぽっかり穴が開いたままって
感じてたのかもね、あくまで想像ですけど。
真樟(マックス)ね
茉莉によるとパッパ一人で「マクシミリエヌス」とつぶやいてニヤニヤしてたそうだから
本当はそうつけたかったんだろうね
西洋名前オタ?の開祖って感じだ
(知性も教養も今日のそれとは比べようがないが)
オトは声高な感じでシゲを批判してないところが
理知的な感じ。
それともすごく抑制してた書いたのかなぁ。
シゲの気持ちも分かるんだよね。私事で
申し訳ないけど、うちも腹違いの姉いる。
良い人なんだけどやっぱり母なんかは割り切れないみたい。
シゲみたいな直情の人ならなおさら態度に出るだろうし。
類の事でシゲが山田タマキンに相談しに行ったところを
オトに見られた場面の緊迫感。
類の視点で語られてるけど、オトにも本当は
かなりな悪感情はあったんじゃないかなぁ。
たまきん・・・
519 :
無名草子さん:04/11/12 14:10:54
>515
類、杏奴、それ以後の孫はどうか知らないけど
オトとフリツは当て字ではなく漢籍の由来と
どこかのスレで見た。
だから今の樹里亜だの未来乃だの杏奈だのの
ヤンキー名前とは違うらしい。
520 :
無名草子さん:04/11/14 20:49:06
森茉莉ドット文学館の「森茉莉忌」ってまんまそれやん。
桜桃忌とか河童忌とかみたいになんかなかったのだろーか。
私は俳句やらないので知らないけど、どうなんでしょこれ。
521 :
無名草子さん:04/11/14 21:36:52
アネモヌ忌キボン
鮭の白ソオス忌
シゲママの打ちかけ写真をつくづく見て思ったこと
「浜口京子・・・」
明治では京子たんも超絶美人なんだよ。
いや、京子たん可愛いけどね。他がレベル低すぎたから。
525 :
無名草子さん:04/11/17 15:51:40
既婚女性板の読書好き奥様スレから。
愛人M・Mってねむの木学園の人かな?
森茉莉はヨシユキのこと気に入ってたけど私はどうも苦手だ。
878 :可愛い奥様 :04/11/13 19:27:44 ID:7J/yA6Zt
書籍板某スレで話題になってたので、図書館で吉行淳之介の奥、愛人1、愛人2
のエッセイを借りてきました。とりあえず、奥の書いたエッセイを読み終わったけど、
愛人1(M・M)って、鬼畜だなーと思った。吉行あぐりを誘って淳之介と3人
で旅行したり(不倫したての頃)、産後の肥立ちが悪くて寝込んでいる奥の布団の横を通って
淳之介の部屋に直行したり・・・。で、それまで、他の愛人を黙認してた奥も、
いやな予感がしてM・Mとは別れてくれと、淳之介に頼んだという。
パイがピーとは何事か
森村桂を髣髴とさせる夢見る夢子な、M.M.
はた迷惑な純粋さ。
でも、淳之介も奥さんいながらそゆことするほど悪いので
イーブン。
茉莉も池田マスオさんが富岡ちゃんから
バイオリニストに鞍替えしたときは、
しょうがないわね、浮気相手が魅力ありすぎだからつってたなぁ。
ところで、葉子たんが茉莉について述べてる
エッセーってどんなのがあります?茉莉が葉子葉子つって
書いてるのはある程度読んでますが、
わりと葉子からはあっさりみたいな印象があるんですが。
どうでしょう。
荻原葉子のエッセーで、入院した時に
茉莉が見舞いに来たという話は読んだな。
なんのエッセーかは忘れた。ゴメソ。
葉子のおっかさんがトンデモで
茉莉も困ったみたいなエピソードがちょこっと。。。
531 :
無名草子さん:04/11/18 20:11:16
>>528 佐藤陽子はしなやかな太い猫みたいで
タエコは負けだって書いてたね。
「私の友達を捨てて他の女に走るなんて!」
って書かないのが森茉莉らしいかも。
ヨーコのエッセイ(わりと最近のだと思う)を図書館で
立ち読みしたときに、ちょっと見た気がする。
森茉莉が長編小説かきあげて足腰よわった80代に比べて
ヨーコはダンスでますます元気で対照的だ。
萩原葉子のダンス関係のエッセイに何回か出てくる。
いずれも葉子が難しいステップに挑戦しようとすると危ながって止める役。
茉莉とは違った視点が楽しめるよ。
葉子の小説だか随筆だか忘れたけど(多分529タソのと同じ)
葉子母が葉子の生活を余りにかき乱して「あんたはこの年になっても
ちっとも男が出来ないのねえ」系の頓珍漢な自慢をするので、茉莉が
「そんなこと自慢にならないと思いますけど。男がいればいいって
ものではないですよね」的なこと(言葉遣いは全く違います)を
言っているのを読んだ記憶がある。
でも、茉莉さんも森村さんも
宮城まりこさんのお友達だよね。
茉莉さんと森村さんはお友達ではないが。
吉行せんせいは茉莉さんも森村さんもけっこう気に入ってる。
葉子さんと茉莉さんが話しているときっと
女学生の会話みたいな感じだったような気がする。
>>528 マスオはタエコとヨーコの間に、中国系アメリカ人の画家があるよ。
その画家が書いた本もあったとオモタ。
「エーゲ海」の小説が芥川賞受賞の時点は、画家と事実婚していて、
「エーゲ海」の映画撮影中にヨーコとできてしまう。
>528-530
エッセイじゃないけどイラクサの家の続編に森舞子という名前で登場させてます
DQN母がお風呂のぞきにくるのでヨーコん家にこなくなったって。
あと、ヨーコが病気で倒れたときのこととかいろいろ出てきます
知ってたらゴメン
>>528です。
この頃、他の人から見た「茉莉」というのに興味が出てきて。
ぶしつけな質問だったのに、教えてもらって感謝です。
そんなに色々あるとは読むのが楽しみだ〜。
みなさん、ほんとにありがとうございます。
料亭で出されたうなぎをつつき散らす茉莉〜
あ、私が書込みしたのって
>>536タソのイラクサの家だと思います。
540 :
無名草子さん:04/11/19 21:38:30
中国系アメリカ人の画家って池田リランだと思います。
池田李蘭って当て字してたけど、詳しい事は知らない。
茉莉はドッキリチャンネルで「リランはとにかく駄目な女だった。
男は身体のことがあるので仕方ないのかもしれないが」と書いてます。
541 :
無名草子さん:04/11/19 22:30:11
ヨシユキもマスオも女にはだらしないねえ。
仕事柄そうなのかもしれないけど。
>537
他の人から見た「茉莉」は面白いね。
意外な人が森茉莉のこと書いてたりするし。
瀬戸内寂聴さんが茉莉さんの書いたものと
吉行理恵さんの書いたものを読むと
笑ってしまうと書いてました。
茉莉さんのはラオコオンよろしく体を使って洗濯物をしぼる描写。
理恵さんのは歯医者で何度も気絶する話。
543 :
無名草子さん:04/11/20 14:05:32
瀬戸内寂聴は晴美だった時代に、鎌倉で金のなくなった
森茉莉からタカラレタんだよね。
544 :
無名草子さん:04/11/20 14:21:53
お金もってきてないの忘れて黄金餅買っちゃったんだよね>茉莉
545 :
無名草子さん:04/11/20 19:37:58
>>543 え!茉莉本はほとんどチェクしてるんだけど・・。初耳です。
出来れば詳しくおながい!!!
546 :
無名草子さん:04/11/20 22:23:14
女流文学賞か田村俊子賞の授賞式のときじゃなかった?
そうそう、お金がないのに、黄金餅を頼んじゃったんだよ。
一番チョクに貸してくれそうな瀬戸内さんにお金を借りて、
それをず〜っと忘れてて、
葉子さんに何度も言われて、返したって書いてたよね。
じゃあ、茉莉は寂聴女史にわりかし親近感を持ってたということか
受賞者の控え室の方にうっかり入り込んで気がつかずに
ずっと座ってたとかいうのと同じ時だっけ?
550 :
無名草子さん:04/11/21 20:51:15
それは萩原葉子の何かの受賞式に
茉莉がくっついていったときのエピソードじゃない?
この人はその手のおとぼけに事欠かないね。
551 :
無名草子さん:04/11/22 09:01:41
543です。ずっとアクセス規制中だったので会社から投稿してます。
>545
他の人が書いてるとおり、田村俊子賞で鎌倉に行ったとき
財布忘れたのに餅の土産を頼んでしまって、瀬戸内晴美が
それを立て替えたって話。記憶の絵の「続・借金」です。
552 :
無名草子さん:04/11/22 19:54:55
「恋人たちの森」で受賞したときだ。
受賞作のロマンチックな題名もつや消しですが、
そういうところがいかにも茉莉さんですよね。
553 :
無名草子さん:04/11/22 23:44:38
円地文子にも借りてなかった?>お金
円地さんへの借金は覚えがないなあ。
覚えてるのは作家にやらせるロールシャッハテストかなんかで
「森さんなんか(やらせると)おもしろいわよ」って言った話。
あと、円地さんは茉莉さん姉妹について小説を書いてたって読んだこと
ありますが、誰か読んだ人います?
556 :
無名草子さん:04/11/23 16:20:12
「廃園」
>553
河出ムックの小島さんインタビュー見ると、森茉莉は円地文子みたいな
女の業を書くような作家は好きじゃなかったってあるね。
年代も近くて親が学者だから比べられることも多かっただろうし、
名前は出てくるけどあまり仲良さそうじゃない印象。
前スレ読むと、どっちも浮世離れという点では同じと思ったが。
558 :
無名草子さん:04/11/23 20:43:36
茉莉さんのどこをどうつついても”女の業”なんて出てこない。
「浮世離れには才能がいる」と喝破したのはナンシー関。
ナンシーは入れ込んでない分、
もっと茉莉さんをよく見れてるかも?
詳しいひとはかえって入れ込んじゃって、
見えないこともある。
560 :
無名草子さん:04/11/25 20:43:37
>もっと茉莉さんをよく見れてるかも?
「見れてる」・・・ねえ。
>558
ネット見てると、毒舌方面も乙女方面も「なりきり森茉莉」
いっぱいいるもんねえ。
あまり細かいことにケチつけないほうがいいと思われ>560
ナンシー関と対照的にショウノヨリコの森娘本は、
森茉莉愛読者の入れ込みようを逆にうまく利用したと思う。
葉子の小説をぼちぼち読んでるですが、なんてか生硬な文章ですな。
茉莉のとずいぶん違う。
あの萩原朔太郎の家庭の事情込みでなければムニャムニャ。。。
・・・
茉莉が書簡でAさん一派の策動だの言ってる
Aさんてのは室生朝子たんのことでしょか。
563 :
無名草子さん:04/11/27 19:20:35
>あまり細かいことにケチつけないほうがいいと思われ>560
鴎外もそういわれてたから、誉めコトバととっておくよ。
鴎外タンはケンカ上等じゃけ。
医学博士なのに偏ってるよ知識が。ダメだよパッパ。
医学博士っていっても、臨床に進んだわけじゃないからね、パッパは。
家族の病気も懇意にしていた別の方に診ていただいてたくらいで。
医者ってより衛生学者でしょう、あの方は。
その娘が汚部屋リーナに育ったのは、なんだか不思議な気がするけど。
567 :
無名草子さん:04/11/30 22:56:56
鴎外は衛生方面けっぺきだったし、しげさんも本があると
家が片付かないと嘆いてたそうだし(アンヌの本にあった)隔世遺伝?
晩年の父でも茉莉が片付けをアンヌに手伝わせたよね……昔からなのか。
パッパ、こと細かいよね。その性格が医学論争で見せた執念深さと
ネンチャックぶりにつながったのか。
茉莉はパッパの教育のせいか、元々の性格か(ちょっとADHDとかっぽい)
清潔とは縁なさそう。
美輪スレから。
199 :?R?T?U :04/11/30 23:37:14
美輪も苦手だが、森茉莉も苦手だ〜。
部分的には好きだけど、彼女達の自分語り自分マンセーぶりが引く。
どっちも三島の威を駆る狐だし。
201 :無名草子さん :04/11/30 23:49:27
森茉莉と美輪がケンカ別れしたというの、無理もない。
ありゃN極どうしで反発しあうしかないよ。
犬殺し鴎外。ニコニコ顔の裏にとんだ残虐を隠してんだよ
やなジジイだね。美人好みだし。
美輪は女の中の女じゃし、茉莉もどうしたって「女」じゃよ。
女臭いよ茉莉だって。
誰それがあたしを陥れるだの相手から受けた「感じ」で
変なのが分かるってのは
直感に頼る「女」って感じで。
男が論理的思考をする生き物とするならばってことで。
ほんとは男だってロクなもんじゃねーけどね。
なにかのエッセイで「美輪明宏は女っぽい性格だが、私はむしろ男っぽい性格」
みたいなこと言ってたけど、どっちも女っぽいと思う…。
でもまあ男だって男特有の嫌なとこあるし、なんで「男っぽい性格」という言葉が
褒め言葉のニュアンスを持ってるのか分からん。
573 :
無名草子さん:04/12/02 23:07:59
確かに森茉莉自身が言うほどさっぱりした性格じゃないよね。
ぼやきと怒りのマリアを見ると。そうじゃなきゃ作家なんてできないし。
でも女同士で表面上だけ褒めあうのとか、猫なで声は嫌ってたみたいだが。
私は美輪はカンベンしてって感じ。昔はともかく今はただの妖怪。
574 :
無名草子さん:04/12/03 00:03:10
美輪のことは表面は華麗だけど中身はただの安物、毒ですらないとばっさり。
たしかに中身ないね。
喧嘩する前は褒めてたのに
女同士の友情は脆いな
美輪は、芸者だから、そりゃ、
茉莉みたいな人のことは馬鹿にするだろうな。
で、茉莉は敏感にそれを察知しないわけがない。
美輪の笑い方が下品ってのは、たしかにほんとだ。
人生のよくない苦労が、笑い方に滲み出てるもの
なんで三和は茉莉みたいな人のこと馬鹿にするの?
故淀川先生がおっしゃってたが、山の手のお嬢ちゃんは好きじゃなくて
粋なタイプ、悪女タイプ、芸者タイプが
ゲイの人は好きなんだ。
茉莉は内心はどうか知らんがノソッとしたタイプだからじゃねーかな。
汚女だしな。
579 :
無名草子さん:04/12/03 14:04:49
>>578 >>粋なタイプ、悪女タイプ、芸者タイプ
これが、正に茉莉が好むタイプの女性と被ってるのも皮肉な話だ。
茉莉は「清潔で感じのいいお嬢ちゃん」も好きだった模様だけど。
ほもの苦労人にしてみたら、お嬢ちゃんはお嬢ちゃん。
淀革センセイなんか、オードリーのことを、
お嬢ちゃんっていいながら、鼻で笑ってるからね。
でも、そういってイヤミ言ってきばってみても、
ほもも結局、馬鹿にされる側だからね。お気の毒さま>三輪、淀革
茉莉は悪女じゃないの?
三島もゲイだけど、お嬢様タイプが好きじゃない?
いや、茉莉はどう考えても悪女とは呼べないと思われ・・・
「魔」を愛してはいるけど、茉莉は所詮お嬢さんだからねえ。
583 :
無名草子さん:04/12/03 22:03:28
サイナラサイナラの人をけなしたのは
「私は嫌いな人が一人もいません」みたいな偽善な発言
じゃなかったっけ。@ドッキリチャンネル
森茉莉はお譲ちゃんだけど、その辺のうわべの会話嫌いなとこは
しげさんに似ちゃったんだなあ。
584 :
無名草子さん:04/12/04 02:25:14
茉莉は早とちりしてたんだよ。
あれは淀長が自分を励ますためのモットー。
オリジナルはアメリカの政治家のスローガンだった。
淀長は茉莉を評してうす紫のような感覚をよくとらえてる
おもしろいお婆さんだって(汗)。
あとのほうのドッキリで「誉められたから言うわけではないが」と自己弁護してる。
茉莉は悪女ではないよね、子どもが大人をドキッとさせるような
ことを言う類の「魔」は持ち合わせてるけど。
確かに美輪さんとは方向性違うね。美輪さんの中学生くらいの写真見たら
すげえ美貌だったので驚いたよ。今は醜悪な風貌になってしまってるが。
>>584 そうそう、早とちりだったって後でフォローしてたよね>茉莉。
586 :
無名草子さん:04/12/04 10:00:20
悪女自身は「魔」のある小説は書かないんじゃないかな。
自給自足ってことで。悪女じゃなくてぼやっとしてるけど
じーっと物事をみていて魔を察知するのが森茉莉。
ぼやーっとしたおばあさんが、耽美だったり毒舌だったり
するギャップが面白いんだよね。ナンシーの言う通り素人は真似不可。
話の流れをぶったぎってすまんが、
「甘い蜜の部屋」でドゥミトゥリィがモイラの脚の間がエカルテしているのを
見る場面があるが、エカルテって何?
588 :
無名草子さん:04/12/05 16:46:10
ecarte 開く
円楽さんと親交があったなんて不思議だなぁ。
590 :
無名草子さん:04/12/07 09:07:00
私は岸部シローのほうが意外でした・・・
森茉莉は落語ネタ多いよね。あと歌舞伎。
円楽からはお茶を貰ったんだっけ(うろ覚え)。
茉莉の部屋見て落涙したんだっけか?円楽。
優しいね。
茉莉はどうして家事しないんだろうか。ちょっとひどいや。
タマキン好きじゃないけど、類の書いたもの読むと
タマキンも可愛そうになるよ。でも離婚はしたくなかったぽいし、
茉莉にはやはり魅力があったんだろうかね。全然わかんないや。
>588
長年の疑問が解けました、ありがとう。
そんな状態のモイラでも「それもイイ!」なドゥミトゥリイは
ベタ惚れを通り越して親バカの域に入っているな。
エドモーーーーーーーーン!
>>590 個人的には円楽は好きじゃないんだけど、お茶の件では
「いつも上等なお茶をお茉莉に送ってくれてありがとう」
と笑点の画面に向かってお礼を言いたくなる。
岸部四郎も嫌いだけど、「行列のできる法律相談所」辺りで
ゲストに出ている姿を見かけると
「お茉莉の部屋に遊びに来てくれてありがとう」
とお礼を言いたくなる。
ところで、茉莉って交友関係が意外に華やかな印象を受けるのですが、
当時の女流作家としてはどうなのでしょうか。
595 :
無名草子さん:04/12/08 20:56:21
>594
円地文子とか白洲正子とかそっち方面はなさそう。
白洲正子と仲よかった小林秀雄は東大仏文(辰野隆が先生)だし。
鎌倉文士あたりも交流ないと思う。
昭和30年代〜60年代で女流のボス役みたいなひとっているのだろうか。
円地だっけか、料亭で茉莉がうなぎを
つっつき散らしてしつけがなってないって
書いたの。
そういえばM.M.が「淳之介さんのこと」で
茉莉のこと書いてた。そうめんイッキ食いで
椅子ごと後ろに倒れたとか、オキニのスカートだから
2枚はいてきたとか。
>595
ボス役とまでは行かなくても、昭和30年代から40年代で女流作家の中心にいた1人に
吉屋信子さんがいる。
彼女は他の女流作家とも親しく、後進の作家にも面倒見が良かったが、茉莉さんの作品も、
自分には書けない部類の独特の世界の作品として関心を持ち、評価していた。
一方茉莉さんの方では吉屋さんについては何も言及してない。『恋人たちの森』
で第2回田村俊子賞を受賞した時、顔を合わせていたのではないかと思うのだが、
これという接点が無く、それほど親しくはなかったからかも。
以前のレスを見て『記憶の絵』の『続・借金』を読み返してみたら、茉莉さんは
毎年田村俊子賞の授賞式に参加しているようなので(『恋人たちの森』で受賞して
から?)、その度に吉屋さんとも顔は合わせていると思うのですが、考えられる
理由としては
>>598の通りかと。
連続カキコスマソ。
600 :
無名草子さん:04/12/09 20:59:01
>「いつも上等なお茶をお茉莉に送ってくれてありがとう」
「青い分の茶の上等」がイイ!
601 :
無名草子さん:04/12/09 22:05:41
>>596 それどこに出てるの?
>>597 スカート二枚、は中野翠がネット上のイラスト+文章でどっかで書いてた。
MM、好きじゃないんだけどなあ、その部分だけ読むとするか。
>>598 吉屋信子かあ。元祖乙女系。
戦前は与謝野晶子と長谷川時雨には目をかけてもらってたみたいね。
戦後で森茉莉と関係なさそうな女流っているんだろうか。
>戦後で森茉莉と関係なさそうな女流っているんだろうか。
いっぱいいると思うけど、うち間違いですか?
ニンニン!
604 :
無名草子さん:04/12/10 13:10:08
>602
打ち間違いじゃないんですが。
戦後といっても昭和30年代頃までの話で。
戦前ほどじゃなくても、女流作家の世界って狭かったと思うんです。
森茉莉なんて親の七光りじゃないか、みたいによく思ってなかった
女流はいないのかなーと。
>>604 どうでもいいことかもしれないが、「よく思ってなかった」と「関係ない」
っていうのはイコールではないと思う。
どちらかというと女流ってだけで大変だから、仮によく思ってなかったとしても
茉莉に構ってる暇ない人のほうが多かったんじゃないかなあ。(だから、
その手の文壇ゴシップは分からないでしょう。)
女流でググって出てきた皆さん
野上弥生子、宇野千代、林芙美子、円地文子、平林たい子、
曽野綾子、有吉佐和子、岡本かの子、瀬戸内晴美、山崎豊子、
河野多恵子、大庭みな子、宮本百合子、仁木悦子、佐多稲子
他にはどんな人がいるかなあ。
606 :
無名草子さん:04/12/11 10:52:54
607 :
604:04/12/12 09:32:14
>605
ものの言い方わかってなくてすいません。
男性作家だと例えば三島と吉田健一は確か何かで揉めて
その後付き合いなくなったりしたけど、女流はそういうのって
あまり聞いたことないですね。
宇野千代とか林芙美子とかは森茉莉と対照的な生き方ですね。
挙げられた女流、名前は知ってても読んだことない人ばっかりだ。
女流だってそんな話いくらでもありますよ。
なんでもいいから近代文学史一冊読んでみると
流れがつかみやすくなります。
609 :
無名草子さん:04/12/12 13:59:05
三島が通俗に走り出してから鉢の木会とは縁遠くなってますね。
吉田健一にしてみりゃ三島のロココ趣味なんて噴飯ものでしょう。
610 :
無名草子さん:04/12/12 14:17:41
>>605 幸田文いれといてください。
茉莉と同時代だし。
>>608 女流同士のバトルの有無じゃなくて、茉莉とのバトルの有無だからさ。
茉莉と戦うだけエネルギーの無駄(言ってもお茉莉ワールドには通じないって感じ)
だから、そもそもバトルにならないんじゃないかなあ、と思う。個人的には。
汚部屋に住んでる意味不明な老婆@もと令嬢でしかもパッパパッパうるさい、ではあるから、
「?」とか「ちょっと・・・」って思ってた人はいるだろうけど、いちいち文章に
残さないだろうからさ、んなことは。
富岡多恵子が茉莉と縁遠くなったのはなにがきっかけだったのか
ご存知の方いますか?
613 :
無名草子さん:04/12/12 20:47:46
>609
三島と吉田健一だったら私も吉田が好きだな。
文学板の吉田健一スレでも同じこと言われて種。
>612
池田満寿夫とタエコが別れて、その後タエコ・森茉莉と誰かで
鼎談して恋愛話になったときに、森茉莉の話をタエコが否定したから
じゃなかっけ(うろ覚え)。どこで読んだかは忘れた。
三島の死後に吉田が感想を問われて
大意「いいやつだったけど、日本に上流とか貴族社会があると本気で信じてたのが
おかしかった。あんなの明治以降に人工的に作られたものなのに」てなことを。
公爵の家柄でオックスフォード出にこうカマされちゃうと
何かいえるやつなんて日本にゃいないね。
>614
吉田健一の独特の文章って森茉莉に慣れた人ならそんなに
読みにくくないと思うし、ヨーロッパのことも食べ物のことも
書いてるけど、森茉莉読者には人気ないんでしょーかね。
舌鼓ところどころ(中公文庫)はとても美味しそうだった。
>>615 わたしも好きだよ、健一。
富岡多惠子とは、パーティーかなんかの帰りの
タクシー車内で言い争いになって、云々って
お茉莉、書いてなかったっけ?
617 :
無名草子さん:04/12/13 00:36:19
>>614 酒井美意子でも、ワナワナ震えて何も言い返せないかもね。
「アテクシが必死で美化してきたのに!!」って感じで。
カッチョいいぞ吉田。
吉田健一のイヴリン・ウォーの翻訳は読み難くてかなわなかった。
しかも誤訳があった。犬の種類の訳し方だったと思うけど。
>>617 美意子タソだったら余裕で笑うと思うな。何せあの人は「加賀百万石の子孫」
「昭和天皇子女の学友」ってことが大真面目にアイデンティティーだった人だから。
明治以降の元勲華族とは違うってなこと書いてましたよ。
料理研究家兼歌手兼作家のおばはんに
何かの会合で話しかけたら態度悪かったって。
でも茉莉たんに急に話しかけられたら、とっさに
対応に困るようなヨカーン。
芸術は爆発だ!のおじいちゃんもその口ではないか。
パーティにお菓子を持ち込んで、あなたにはあげる、あなたにはあげない
てやるのは茉莉お嬢ちゃんらしいね。悪気ゼロなんだろうけども。
あれで悪意があったらガクブルなんてもんじゃないよ。
華族どうしの足の引っ張り合いも楽しそうだね。
>>619 バス旅行のレポかいていた人が、「肉声のテープは早口で
聞き取りづらかった」みたいに言ってたね。
やっぱとっさに「ハァ?!」とか聞き返してしまったのかな。
>>615 吉田健一いいよね
「私の食物誌」「酒に呑まれた頭」旨そうだ
パパの吉田茂との対談集も面白かった
茉莉の吉田茂について書いたエッセー好きだった
>621
昔の金持ち話が好きなので、白洲正子自伝とか銀のボンボニエールとか
読むけど、華族とか財閥系のお嬢様話はほんっとぜいたくだなーと思う。
森茉莉のお嬢様度なんか比べ物にならない位。
オムレツのシャンソン歌手の人も確かけっこういい家の生まれです。
朝吹登美子の兄弟とシャンソン歌手の姉が確か結婚していたはず。
へンな顔をするほうも失礼だが、自分の顔を知ってないなんてと怒る森茉莉も
どうかしてると思う。
森茉莉は金銭的というより精神的贅沢のお嬢様だよね。
結婚したら山田家は生活が派手だって森茉莉も書いてるしね。
625 :
無名草子さん:04/12/14 02:12:13
石井好子のおじいさんが住んでたのが目黒雅叙園だっけ。まあとにかく
昔のブルジョア&華族は確かに桁違いだよね。
茉莉タソはブルジョアと言うより、昭和山の手中産階級の先駆けって感じがする。
贅沢ではないけど、よい食べ物を食べてかわいい洋服着てって辺り。
ただし躾の面ではブルジョアとか山の手とかそういうのを、破壊するような
パッパ流の恐ろしさがある訳だがw
パッパは怖い。
新資料では、俺は他人の理想像を演じてるだけって
言ってるし。
ほんとにコドモのことを思ってたら、茉莉も不思議ちゃんには
ならなかったんじゃないかなぁ。ま、素質もあるだろうけども。
パッパが率先してスポイルしちゃったんじゃないかな。
飯も食えんで娘売り飛ばし生活していた人もいたわけだし、
好きなもん食えただけでもブルジョワ。
>>627 それは言葉の意味を間違っている。
>>626 アンヒューマンって芥川に指摘されたっていうのは、その通りでしょうね>パッパの
度を越した良い人ぶり。
629 :
無名草子さん:04/12/15 12:20:04
筑摩の全集がヤフオクに出てるがドッキリチャンネルの分だけほしいな。
ル・ペニュワールの早川さんてサイト更新しないけど
何かあったのかな?
漫画「坊ちゃんの時代」に鴎外につれられた茉莉おじょうちゃんが出てきて
この少女が後年のテレビ婆さんになるとはって
作者に解説されててちょっと笑った。
あの茉莉はあまり似てないなと思った。
あの茉莉は鼻がでかかった。あ、全員か。
634 :
無名草子さん:04/12/18 19:59:08
ああいう絵の人みたいですね。
女の人とかごつくて違和感あるけど。
あの時代のああいう話を漫画で読めるのはいいよ。
卵糖てのはほんとに美味しそうな当て字ですなぁ。
636 :
無名草子さん:04/12/23 23:02:37
ルビも美味しそうだよねー。
カステイラって所が。カステラ、じゃ駄目なんだよなあ。
昔の言い回しの方が美味しそうに感じることってままあるよね。
ワインより葡萄酒、果物より水菓子、レーズンパンより干し葡萄パン(漢字出ない・・)
後、昔の言い回しなのかは謎だけど、茉莉タンがよく書いてる「クレェム」が
すごく美味しそう。
普通のカスタードクリームなんかじゃなくて、濃厚で牛乳の味がぎゅうって詰まって
そうな感じ。
クレェムってフランス語だろ。ふいんき(←何故か変換できない)がでるね。
「ん」と「い」を逆に入力するのです。
興奮する囲碁勝負ってね。
茉莉はどうして人名を当て字にするのかな。いいけど
時々、誰?って調べなきゃいけん人がいる。
640 :
無名草子さん:04/12/24 20:56:15
>638
わざとそういう間違ってこう書くのが一時期2ちゃんで流行って定着したんだよ、
とマジレスしてみる。
>>636 クレェムってフランス旅行したときに食べたことあるかも。
カスタードクリームをもっと濃くして固まったようなのだっけ?
フランスにかぶれていても「ビスケット」だけは英語じゃないと、
てのも森茉莉らしい。
堀切直人『浅草』を読んでいたら「喜劇の黄金時代」という章で
森茉莉が出てきてわくわくした
匿名でやってるならね。
きっと素敵な当て字というかもじり名が出来たときは
やったーと思ったろうね。茉莉たん可愛い。
645 :
無名草子さん:04/12/28 00:34:09
ずっと人大杉で見られず、このままなくなってしまったらドーシヨー
と心配だった。
当て字は犀星もやってるんだよね。栃折久美子を「折見とち子」とか。
海月書林の雑誌の受け売りだけど。谷崎の小説でもやってるの見た。
ところで森茉莉浪漫館でにゅうとねいの写真出てたよ。
阪急のよりは想像に近かった。
>>640 おお!「クレェム」ってのがあるんだ!
てっきりカスタードクリームとか生クリームとかを茉莉たんがわざとクレェムって
言ってんのかと思ってますたわ。
しかしカスタードクリームをもっと濃くして固めたのか…美味そう〜…
茉莉たんの文字に対するこだわりってすごいよね。
名前の当て字とかでも、よくまあこんな漢字で…みたいに感心する。
特に食べ物に関してはそうそう!って共感できるし。
ビスケットは絶対ビスキュイじゃあないよな。
>646は638でなく
>>636の間違いではないでショーカ。
「クレェム」の話があるし、文の雰囲気も似通っているし。
そんな私は640なのだが、パリで食べた「クレェム」の画像や
解説がないかなとネットで検索かけたけど、ないんだよな。
クレーム・ブリュレとかそんなんばっかし。自信なくなってきた。
>640
「カスタードクリームをもっと濃くして固まったようなの」という事で
パステルのなめらかプリンを想像してるんだけど、遠い?
もっともっと濃厚なのかしら?
>649
自分の記憶では、エクレアの中身のカスタードがもっと硬くなった
ようなの、だったんだけど10年近く前のパリ旅行だから
自信なくなってきた。当時のノートひっくりかえしたけどそれに関する
記述見つからなかったよ。
過去レスでプリュニエに行ったことある人がいたけど
その人は何か覚えてないなーと一縷の望みを託してみたり。
訂正
>その人は何か覚えてないなーと
↓
>その人は何か覚えてない「か」なーと
でも食べ物に拘りあるって言いながら、紅茶はティーバッグなのよね。
哀しき日本のお耽美様。
時代が時代だから仕方ないんだろうけど。
プリュニエに行ったことある者です。
フランス語のクレェムは英語のクリームと同じ、日本語なら生クリームです。
日本では最初にバタークリームというものがメジャーになってしまったので
本来のクリームに”生”をつけることになったのでしょう。
カスタードはタマゴが入っているので別物です。
フランスのクレェムは日本のより乳脂肪分が多いので、もっと濃厚でなめらか。
ティーバッグはあの時代にはむしろオシャレじゃなかったのかな?
アイスティーというのは全くアメリカの発明でヨーロッパの国にはありません。
646です。レス番間違えてました。
>>636が自分のレスだったよ…
638さんすみません・…後、640さんフォローありがとう。
>>653 フランスのクレェムは濃厚でなまらかなんだ〜。美味しそう。
生クリームって乳脂肪高い方がコクがあって美味しいもんねえ。
でも生クリーム=クレェムって事は
>>640=648さんの食べたクレェムは商品名だったのかなあ
それともその地方(南部とか北部とか?)によって言い方が違うって事もあるのかも。
どちらにしろ食べてみたいわ〜…
私の中では「クレェム」は茉莉たんの書いたシュウクリイムの中身のクレェムが
印象深くて、思い出す度によだれが止まらなくなっちゃうよ。
お洒落ではないものを、素敵なものにしてしまう
お茉莉の文章の魔術って凄いよね。
茉莉自身、「古ぼけて色の褪めた壁掛」みたいにちゃんと
説明しているのに、絢爛たる描写の中で、いつの間にか
読んでる私の頭には「時代をつけた素敵なアンティーク」の
映像が浮かんでいる。
冷静になって描写を読み返せば、古物屋の壁にかかった
古びた布きれであることは書いてあるのに。
食べ物も、そう。
冷静に、言葉だけ拾っていけば、生のきゅうりとトマトのスライス
挟んだだけの貧相な野菜サンドも、茉莉の手にかかると
貴婦人の召し物になってしまう。
アメリカの独身男の朝食てのもイイ!
>653
ん、バタークリームとの区別なの?
フレッシュクリームをそのまま訳したんじゃないのか知らん<生
脱線ぎみなのでsage
659 :
640:05/01/03 17:25:01
さがってるのであげとく。
>653
あーやっぱり私の思い違いだった。とんだ勘違いですみません。
私の食べたアレはなんだったのじゃろう。
バタークリームのケーキ食べたことあるよw
若い人は知らんそうだけど、あれはあれでノスタルジックなんだよな。
>>656 あの文章でおいしそうに見えるっていうのはあるねえ。
漢字とカタカナのバランス、長いまわりくどい文章。
朝吹登美子とか白洲正子はもっと美味いもん食ってるかもしらんけど
森茉莉ほど美味しく描写はできないわけだし。
食べ物関係のアンソロジーに森茉莉ものは多い(卵料理とかビスケットとか)。
素晴らしいサンドイッチを食べさせるつーて
ハムサンド食べさせられてモニョモニョしちゃったらしき編集者さん。
もしやしてそのハムは鎌倉ハムだったのではないでしょうか。
盆レスだったらなんだが。
鎌倉ハムは手間かかるらしいよ。洗ってさらして・・・って
故茂出木心護シェフが言ってた。
茉莉たんの「牟礼マリア(漢字忘れちゃった…)の一日」で朝ご飯に
鎌倉ハム出してたような。
瓶入りのマヨネーズに芥子を混ぜて、胡瓜と玲瓏玉のごとき紅いトマトとゆで卵に
のせて、鎌倉ハムとサンドウィッチ用の上等のパンと一緒にかわるがわる口にしないと
たちまち不機嫌になるんだよね。
それ読んでからしばらく我が家の朝食は薄切りパンにハムと胡瓜とトマトばかり
ですた。
662 :
無名草子さん:05/01/05 11:13:07
衣はいで中身だけ食べるって奴ですね。
わしは衣ごと食いたいなーです。確かトリ肉?
卵黄がはいったカスタードクリームを
フランス語ではクレームアングレーズ(イギリス風クリーム)といいますが?
>>659 個人的に茉莉さんは(以下敬称略)池波正太郎、ジョルジュ・シムノン、田辺聖子と
共に5本の指に数えられる(1人は今の所空き)、美味しそうな食べ物関係の描写に
長けた作家だと思う。
…そう言えば茉莉さんはエッセイの中でアガサ・クリスティやシャーロック・ホームズ
の名前は出しているけど、シムノンや彼の書いたメグレ警視ものの名前は全くと言って
いいほど出て来ないのも興味深い。(何作か読んだ者にとってはメグレ警視ものの中の
パリもその描写で強い印象があるのだが。)
小説を目にする機会が無かったか、端的に作品があまり好みでなかったからかもしれないが…。
食いしん坊万才だな。
>665
私はあと一人に小林信彦を入れてる
ホームズが好きなお茉莉ならシムノンが嫌いなわけない、と思ったんだが。
読んでないのかな?
作家、ではないけどおいしそうな食べ物の本ならこれだけは言わせてくれ!
「ぐりとぐら」を読むとぜーーーったいにカステラ食べたくなる。
ぼくらのなまえはぐりとぐら。
このよでいちばんすきなのは
おりょうりすることたべること。
銭形親分がひいきじゃないかな、大川橋蔵がやってたの。
巴里とお江戸が並存してるのは永井荷風も同じだ。
都会人でイナカにゃ住めないのよ。
ハットリくんも好きなんだよね。いったいどうなってるの?
なんてね。
悪を体現したような男女がたくさん出てきますので
岡本綺堂の半七捕物帖もお気に入りだったようです。
>>669 「児童文学に出てきた印象的な食べ物」スレへどうぞ。
ルパン、つかルブランはどうなんだろう。
推理小説は本来英国のものだ、とか書いてたような気もするけど。
フランスの小説って、何が出てたっけ?
茉莉のフランスは夢のフランスだから本とのフランスとは
若干違う、、ようなきガス
>675
パリに行った直後に書いたものではないし、
あえて書かなかった部分も多いと思う。他の人のパリ本比べても。
日本人がパリと聞いてイメージする憧れの部分だけ抽出して
じっくり寝かせて熟成しました、って感じ。
例えば他のパリ留学本にありがちな、パリの日本人同士の付き合いとか
日本食レストランの話とか、観光ガイドっぽいのもないし。
夢のパリ、夢の浅草。
>>668 もしかしてタマキンや辰野隆の親友が訳してるのかもw<シムノン
>>668 紅茶とパンとビスケットに加えて、ミステリもイギリスに限る、と思っていたとかw
>678
辰野も訳をやってるシラノ・ド・ベルジュラック
の文章は作品の中に出てくるから(タルトレットの杏入り、とかいうの)
どーなんでしょうねえ。
フランス贔屓だけど、推理ものはイギリスがいいのかもしれん。
681 :
無名草子さん:05/01/16 09:18:23
hosyu age
リアルで読んでいないのでお聞きしたいのですが、茉莉たんの
ドッキリチャンネルでの「思い違い」で
茉莉がしかられたなんてことはあったんでしょうか。
群ようこのアレには、これはまともに読んじゃいけないいけない
文章なんだと思ったとあった。それよりは茉莉の頭の中を
楽しむべきものなんだと。
頻繁におわび記事がでるので。
684 :
無名草子さん:05/01/16 15:56:15
ナンシー関も同じこと書いてるよ(@河出ムック)
「青い物を赤いと見る、そういう森茉莉を面白がる」
みたいな話だった。私もリアルタイムで読んでません、残念。
森茉莉浪漫館の茉莉メニュー再現
いつの間にかできてますね
にゅうとねい含めてかなり(・∀・)イイ!!
この人料理人としても読者としてもすごいな。
芸能評論家が茉莉は迷惑者だったと書いてた。
えーと中野みどりと仲の良い、名前忘れた。
中野が茉莉を褒めてて意外とか、どうなのそれって?って感じで。
物もらうと茉莉はその芸人を褒めるとかさ。
まともに取り合っちゃダメなんだよ。
茉莉は芸能評論家じゃないんだから。
687 :
無名草子さん:05/01/18 20:30:34
>686
その芸能評論家って誰だろ。
迷惑って森茉莉が、芸能評論家か芸能人に直接被害を与えたってこと?
それとも新潮とか読者とか芸能評論家から嫌がられてたとか?
いくら森茉莉が相手とはいえ、そういうけなしかたは大人気ない。
「変なばあさんが好き勝手なこと書き散らす」という、
本式(そんなのあるか知らないが「まともに取り合」うような)
とは違った面白さがあるよね、と本人も周りも認識してると思ってたのだが。
その芸能評論家の名前かその「迷惑者」の出典を、教えてほしい。
それにしても、芸能評論家ってすごい肩書きw
>「変なばあさんが好き勝手なこと書き散らす」という、
本式(そんなのあるか知らないが「まともに取り合う」ような)
とは違った面白さがあるよね、と本人も周りも認識してると思ってたのだが。
本人も周りもそのつもりだったのに、いざ公の場に出されてみたら
意外と影響力が大きかった・・・で、関係者大慌て。とか?
そういう「ゆとり」とか遊び心のある人ばっかりじゃないからねぇ。
クソがつく真面目って始末悪いていうかさ。
ま、人違いでくさされた芸能人はお気の毒ってことで。
茉莉自身、書いてたよね。
うろ覚えだけど「女学校でただけの明治生まれのばあさんが
記憶だけを頼りに書いていることに、やれ(落語家)は(演目)を
したことがないのなんのと、重箱の針を突付くように・・・」みたいに。
常識的に考えれば、「金貰って書いてることに、なんて言い草、
プロとしての自覚を持つべき」って感想になるんだけど、茉莉だけは
なんか笑って許しちゃうw なんか不思議。
鋭い指摘もあるけど、単なる勘違いもたくさん。
自分もリアルじゃ読んでないが、少なくとも淀長は怒ってなかったよ。
まあ露骨に茉莉の勘違いだから金持ちケンカせずなんだろうが。
693 :
無名草子さん:05/01/23 20:58:13
芸能評論家って誰だろw ナカノミドリ読まないので知らん。
森茉莉は迷惑なんて言い方せずに、自分が良い評論を書けばいいのに
そういうことを言ってしまうなんてバカ丸出しじゃないか、と思ってしまった。
>692
ウホッな淀長さんの「嫌いな人は一人もいません」発言は
ピーコ(どっちだっけ映画のほうの人)によると
「嫌いな人は徹底的に無視して付き合わなかったから、実現可能だった」
そうでワロタ。
中野翠も(客観的な)評論じゃなくて(主観的な)感想な人だからね。
少なくとも茉莉に誉められてブレイクした人はいないと思う。
茉莉に激賞?された美少年がその後売れなくなって
つてを求めて訪ねてくるところがあった。
もちろん何も出来ないのだが。
誰だったかなあ、あの子役。
茉莉ってさげまん?
醤油樽。
茉莉の美少年の基準とは。
ブリアリ知らん。ドロンは知ってる。吉行先生は目の下に
袋がある。三島先生は目がでかい。
タモリは顔の下の黄色い脂肪がどうとか。(分かる)
タマキンも最初はちょっと顔にほれたらしき様子。
分からん。
ヤフオクに筑摩の全集シュピーンされてます。
出品価格安いけど値段釣りあがりそうな予感。
ほしいけど置く場所ないから諦める。
全集持ってる人って、頻繁に読み返しますか?
全集、飛びついて買ったけど、主に読み返すのは文庫本だなー。
通勤のときに読むには重いんだもん。
全集買ったときに、文庫本は結構手放してしまったんだけど、
結局もう一度買い揃える羽目になりました。
全集のほうを読むのは、時間があって浸りながらのんびり読むときとか、
文庫では出てないものを調べるときくらいかな。
702 :
無名草子さん:05/01/27 23:09:50
私が一番読み返すのは「記憶の絵」です。
ちくま文庫のカバーもうボロボロ……切れてるとこあるし。
梅ノ木での食事のとこを主に読みます。うまそう。
茉莉が『ミセス』で1960年代に連載していた文章をまとめたのが筑摩書房「私の美男子論」
大倉舜二のすばらしいモノクロ写真で紹介されているのは三島由紀夫、(先代)松本幸四郎、仲代達矢、
岡本喜八、小澤征爾、團伊玖磨、岡本太郎、深沢七郎、池田満寿夫、茂手木心護、小沢昭一、吉行淳之介、
武満徹、藤原義江、萩原朔美、北杜夫、立川談志…といった面々。
コメントがいちいちマリで可笑しい。
>>702 『記憶の絵』い〜よね〜
本人もあれは自信作だったようですな
『記憶の絵』は茉莉さんのエッセイの集大成といった感じがあって好きです。(特に
読み返すのはやはり食べ物関係の文章ですが。)
茉莉さんがこのエッセイを力をいれて書かれた、というのも分かる気がします。
タマキンがどうしたとか辰野がこうだったとかは正直どうでもいい
どうでもいいって事もないか。
茉莉のナルちゃん語りだから、100%そのとおりだったとも
思えないってとこか。
私も茉莉の関わった男性(パッパ除く)は特に重要視してないな。
茉莉の人生の中では重要だったんだろうけど、それよりも
茉莉が見た風景や、お気に入りの物・食べ物の描写の方が魅力的。
という訳で「父の帽子」に入ってる「幼い日々」が好き。
過剰な美化込みでも、あんな素敵な幼少時を送った人は少ないでしょう。
今現在を生きている人達が老いても、ああいう文は残せないと思う。
でも鴎外は内心子供らのこと、家のことどう思ってたか分からん不気味さがある。
当時の家長は一族を見守る姿勢をとるように、と躾られていたからね。
別の見方をすればパッパはマザコン。パッパの母も「林太郎命」で育てているから
その妻の葛藤は凄かったと思う。
しげ、だけでなくオトの母、赤松家ご令嬢もね。
しげはある意味、文明開化の始まった帝都で育ち、金銭的に不自由の無い新しい家族感の持ち主。
ニューファミリー思想か?
パッパは田舎の武士で、江戸時代の男として育てられた人。
エリスを捨てたのも一族の体面のため、という説が強いよね。
鴎外が帝都に生まれ、新しい感覚で育てられていたら、もっと対外的な生き方出来たかもなと思う。
パッパの心の葛藤もすごかったんじゃないかな?
森家の人々(母親や弟妹)にとっては自慢の息子であり兄であった鴎外。
妻や子供達にとっては愛する夫でありパッパだった鴎外。
鴎外をめぐる人々の思いから(また鴎外の家族に対する態度から)森家の中の確執が
生まれたことを思うと、つくづく彼は罪な存在だと思う。
もっとも彼なくしては茉莉さんもその作品も無かった訳だが…。
お漬物の出し方の違いで、しげの家と鴎外の家が違いすぎると判明。
茉莉は微笑ましいエピソードっぽくアレンジしているけど、
実際に始末屋の鴎外の母からしてみたら「贅沢極まりない!」と激怒の一つに
数えられていたかも。
姑が亡くなった後も、しげが鰹節とお醤油かけた漬物を食事に出していた、となると
自分の家の流儀を通したんだろうね。
杏奴の随筆のほうだっけ?
鴎外がある日、子犬(キャピ?)を縁側から叩き落していたって場面なかった?
あれ読んだとき、子ども達が描く理想のパッパよりも一人の行き詰った男性の哀しみが漂っていて
いたたまれなかったな・・・
713 :
無名草子さん:05/02/02 22:25:55
>708
>私も茉莉の関わった男性(パッパ除く)は特に重要視してないな。
私は森茉莉がベタ褒めした矢田部さんが見てみたい。
数十年会わないうちに美化されて森茉莉が言うほど美男じゃない
かもしれないが。
「幼い日々」はいいですね。
初期の静かで控えめでノスタルジックに満ちた文章好きです。
>>709 あ、それ同意。
子供と本当に向き合ってたら、あんなにいい顔ばかりできないんじゃないかと思ってた。
優しい顔ばかり見せることが出来るのは、本気で向き合わず、
表面だけでいなしてるからじゃないかと。
叱るのはしげさんの役目だったみたいだし。
>>713 矢田部達郎氏は病気で早世されていますね、確か。
私も写真でいいから若い頃の姿を見てみたいです。
女性に対して悪魔と天使の顔を使い分けてたようですが、当時の日本人男性としては珍しく
甘え上手だったのではないでしょうか?
茉莉が描いた矢田部像は大層、好みです。
ただ本当に茉莉の事を口説いたのかな?と読んでいて、微笑してしまうのですよね。
その場しのぎの会話とか社交辞令と受け取らないで美化するのが茉莉ですよね。
茉莉は男性(特に好きなタイプ:パッパやお気に入り芸人等)を自分の甘いオブラートで包んで
案外都合の良い様に解釈する傾向があるので、
矢田部氏とのエピソードはもうちょっと踏み込んで書いて欲しかったです。
男vs男の関係は上手く描けるのに、女vs男は物足りない心理状況。
フリルテとしてあれが限度、だったのでしょうかね。
皆様は矢川澄子の「父の娘たち」を読まれたことありますか?
茉莉と対比させているアナイス・ニンが恋愛過剰体質なので、茉莉の欠点や長所もより際立つと
思うのですが。
アナイスなら谷田部と関係を持ったであろうと思います。
716 :
無名草子さん:05/02/03 10:03:16
717 :
追加:05/02/03 10:19:47
リンク先のコピペ忘れてました
1893年 東京生まれ
1918年 東京帝国大学文科大学哲学科心理学専修卒
1920年 東京帝国大学大学院卒後、仏独に留学
1924年 帰国後、静岡高等学校講師、後に教授
1926年 九州帝国大学法文学部助教授
1944年 京都帝国大学文学部(心理学講座)教授
1956年 京都大学を定年退職
1958年 膵臓がんのため死去
矢田部・ギルフォード式心理検査の矢田部なんだね。
仕事はできる男だったわけだ。
>>716 10000フリルテ、受けました〜(爆!
早世も勘違いだったのかしら(爆2!
ジャックが病院に見舞いに行く話がありましたが、案外別人だったり?
「茉莉さん、お乳吸われるの気持ちいい?」
「ええ、気持ちいいわよ。」
「そうぢゃなくてさ。」
(この時点で、男の心理として彼女は〈だめだこりゃ〉でお相手論外だと思ふのですが…
名うてのプレイ・ボーイですもの…)
「こんどどこか行かない?」というお誘いに
「山田が連れて行くと言ってるから」はいくらなんでもアカンだろう。
721 :
無名草子さん:05/02/04 21:49:36
そこでホイホイついていかないとこが森茉莉らしいっつーか。
誘われた嬉しさで舞い上がったその妄想ワールドで
その後数十年おなかいっぱいになれるのが森茉莉。
722 :
無名草子さん:05/02/06 01:00:33
矢田部フリルテの相手役にはお茉莉じゃどーも役不足。
清浄栽培だもん。
矢田部は石田純一か!
とりあえず知り合った女はすべて口説いてみる。
財布の中には名刺が満載、と。
冬でも靴下ははかない矢田部達郎。
カーディガンは、着ないで肩に引っ掛ける矢田部達郎。
726 :
無名草子さん:05/02/06 20:30:17
不倫は文化だと主張する矢田部達郎。
>722
役不足の使い方が間違ってゐる。
やくぶそく 3 【役不足】
(1)俳優などが与えられた役に満足しないこと。
(2)能力に対して、役目が軽すぎること。
「―で物足りない」
三省堂提供「大辞林 第二版」より 凡例はこちら
727 :
無名草子さん:05/02/07 01:34:11
短編読んでみたいんだけど、これは読めってゆーのある?あらすじつけてくれると嬉しい
短編つーとエセーでやんすか?小説でやんすか?
小説で短編てのはあったっけか。
729 :
無名草子さん:05/02/07 15:46:38
とにかく一番初めにこれ読めってやつ。
730 :
無名草子さん:05/02/07 18:56:49
じゃ「お茉莉じゃ力不足」
茉莉の自分語り全開なら黒猫ジュリエット
森茉莉の小説って例えば「日曜日に僕は行かない」とかは短編っていうの?
全然森茉莉読んだことない人にホモワールド全開な小説は
薦められないなあ。好きそうな人にだったら枯葉の寝床かな。
森茉莉より鴎外に親しみがある人:父の帽子
食べることが好きな人:貧乏サヴァラン
レトロなお嬢様生活が好きそうな人:記憶の絵
これを読んで森茉莉の文体にそんなに違和感がないようだったら
次は贅沢貧乏で森茉莉ワールドにどっぷり、ってことで。
微妙な美貌(語呂合わせ)
シゲや母上がきっついから、茉莉を何もできない馬鹿になるように
育てたんだろうか。鴎外先生は。二重カキコになってたらゴメーン!
>>734 『プリンセスメーカー』をプレイしていて、
娘を女王や戦士や魔導師に育てるのも月並みだから
ひとつボーッとした家事手伝いにでも育ててみよう
…と考えるのにも似てたりして。
育ててみたら、ものすごく何にもできない子になってしまって
あわててお金持ちに嫁がせてみました、というところじゃないか。
類なんかは自転車ほすい〜つったら叱られてたみたいだけど・・・
自分は親と家の期待を一身に背負って無理したみたいだから
子供はそういう思いをさせたくないと反動が来たとか。
長男のオットーはともかく、年くって出来た初めての女の子だし。
739 :
無名草子さん:05/02/11 23:06:35
個人的には神々しいまでの無能ぶりだと思う。
同じ屋根の下にはぜったいに住みたくない。
>739
幸田文さんと森茉莉さん、
一つ屋根の下で暮らすならどっち選ぶ???
とりあえず飯は二人とも料理上手。
741 :
無名草子さん:05/02/12 16:35:40
幸田文。青木玉の本で惹かれた。
文さんできないと蹴り飛ばしてくるんで嫌だなぁ。
743 :
無名草子さん:05/02/12 16:59:43
使ってる女中さんがいつも叱られてるみたいで
辛いのでお暇くださいって言われて文さんが
そんなつもりではなかったけど、、、と反省する話が
あったが、出来すぎる人も出来ないこちとらとしては
しんどいな、と。
文さんと杏奴のイメージがダブります。
杏奴のご亭主が生前、絵を一枚も売らない主義を通されたそうで、
その経済的負担を杏奴が全部引き受けた・・・という逸話を聞いてから尚更になりました。
思春期コンプレックスってのかなぁ?自分も父親を思春期で失っているので、
杏奴の気持ちがよく理解できるときがある。
女の子って思春期の楽しい時期に、後ろ盾が無いとか経済的な不安を抱えるとどうしても
残りの人生厳しいように【演じて】しまう部分があるんだよね。あとしっかりしすぎちゃう。
幸田文も幼い頃、家庭に恵まれなかったからな。
というわけで、自分は茉莉の間抜けっぷりが憧れでもありんす。
掃除するとギーッって怒られるの。もう茉莉さんたら〜ワガママ。
作家ってのはどっか壊れてるのかな。
円地文子さんだって作品は重厚だし、いかにも常識派ぶって
茉莉や林芙美子の「非常識」あげつらうようなこと
してるわりに
自分の娘の旦那に抱っこだデートだ、年甲斐もなくフニフニフニフニと
甘えてたらしいでないですか。
作家とは一緒に住みたくないです。
岡本かの子は今でいうなら、子育て放棄の幼児虐待してる。
育てられなかったんだよね。
太郎が無事育ったのは、とっても丈夫だったから説あり・・・。
かの子もニコタマ周辺の大地主の娘だからなぁ・・・。
ぶっとび度はマリリン並み。
748 :
無名草子さん:05/02/12 20:46:00
>740
幸田文には憧れるけど、743と同じ理由で怒られそうだから森茉莉かな。
文タンに掃除を仕込んでもらって汚部屋体質から脱出したいとも思えるけど。
>746
>円地文子さんだって作品は重厚だし、いかにも常識派ぶって
>茉莉や林芙美子の「非常識」あげつらうようなこと
これって随筆集か何かに出てるのかな?
源氏物語訳ちょっと読んだだけで随筆のイメージがわかない作家だ>円地
間違いなく森茉莉よりは世渡りがうまいとは思う。
円地文子みたいな作品てあまり今は流行らないのかな。森茉莉と比べて
あまり読まれていないように思う。
岡本かの子はかなりぶっとんでますねー。血が熱いっていうか。
かの子は父じゃなくて兄がかなり溺愛してたんだよね。
749 :
無名草子さん:05/02/12 21:12:22
円地文子の娘婿って円地好みのインテリ優男だったんでしょ。
私生活のことも含めて、おもしろい評伝が出てるよ。
これに比べるとお茉莉は身体が丈夫がとりえだな。
息子のヨメといちゃいちゃしてた谷崎といい勝負だと思う。
750 :
無名草子さん:05/02/12 21:20:52
751 :
無名草子さん:05/02/13 12:40:39
最近になってはじめて「贅沢貧乏」読みました。
いま文庫で出ているエッセイを中心に森さんの作品集めてるんですが、どれも飽きないなぁ…
生きていくために文章を書いている、とある意味割り切っているところもイイと思います。
作家とか歌手とか、所謂アーティストとして個性的な魅力のある人って、リアルで身内にいたり
恋人だったりしたら激しく疲れそうだよねw
>>752 そりゃそうだ。天然様だから余人にない鋭敏な感性があるわけで。
スレ違いだが、曽野綾子なんか一緒にいるとさぞや疲れるだろうなとオモタ。
ttp://www.nippon-foundation.or.jp/org/moyo/2004597/20045971.html >災害の話をすると、多くの人が「皆頭が真っ白になってて、
>何も考えられないのよ」と被災者に代わって弁護する。
>人間はその場にいなければ、どんなにでも利口そうなことを言えるものだが、
>一般の人たちにもう少し災害時の知恵を訓練する必要はあるだろう。
(中略)
>戦争中なら、どこにも食料はなかった。しかし今、殊にこの時期の米所には、
>どこの家にもお米の1キロや2キロはあるだろう。
>私なら余震の間にどこかからお鍋を手に入れて来て、
>ガス洩(も)れの恐れのない遠くで、すぐに自分でご飯を炊く。
>その時、電気釜でなくてご飯を炊ける知識が必要だ。
>水はお米の量の1・5倍を入れれば間違いなく炊けることを多くの人が知らないのである。
>そのために即席の竃(かまど)を作る。
>ブロックでも煉瓦(れんが)でもこういう場合にはどこからでも壊れた材料を失敬してくればいい。
>この程度のものなら、人間は時には無断借用する才覚も必要だ。
>自然石ならできるだけ同じサイズのものが3個あれば鍋をおいて安定する。
>薪はその辺のどこにでもある。壊れた家から出たゴミは焼却場に運ぶよりは、当分の間、被災地の燃料として使うことだ。
>出し味噌(みそ)1つあれば味噌汁もできる。知り合いの店なら、食料品はツケで買える。普段の信用が大切だ。
>お握りやパンの配給があるまで、どうして手を拱(こまね)いているのだろうか。
>年寄りは年寄りなりに、自分が今まで生きてきた体験上の知恵を働かせて、なぜ自分たちで生きることに努力しないのだろうか。
…先生、今時食料品をツケで買ってる人なんて滅多にいません。
それから、ご飯を炊きたいなら水の量は1.2倍ほどが相当かと思われます。
出し味噌は痛みやすいので非常食には不向きです。
754 :
無名草子さん:05/02/15 20:11:38
>753
>人間は時には無断借用する才覚も必要だ。
この言葉だけ独り歩きしそうなドキュソ発言っすね。
>薪はその辺のどこにでもある
ど田舎だったら可能だろうけど、都心じゃ無理でしょ。
少年向け冒険小説の読みすぎかなあ。
江戸時代や関東大震災の時代ならともかく、人の多い被災地で
うかつに火を使うほうが危ないと思うけど。燃やしたら有害物質出るものだってあるし。
森茉莉は関東大震災が起こっても「御馳走が食べられなくて残念」
とかのんきだったねえ。
755 :
無名草子さん:05/02/15 21:32:56
お米の上に手のひらを当てたら、手首の高さになる位に水を入れるといい、と聞いたことがあります。
自分の記憶に間違いがなかったら、確か海老名香代子さんが雑誌でおっしゃっていたような…しかし、似たようなことをおっしゃるにしても曽野さんからものを教わるのは、間違いなく疲れます。例えるなら、通常の3倍。
756 :
無名草子さん:05/02/15 22:17:44
>>753 読んでアワアワ泡。
戦後苦労した野坂昭如あたりに、ボディーブローくらわされるんじゃないか?曽野先生。
(野坂〜、復活してまた横山剣さんと歌ってくれよ!)
災害天災戦争その他何か起きたら、ゲイジツカの傍には居たくありません。
「あーた、やっといて」と命令されそうですな。
こちらは知らないオバチャンでも、向こうは天然ゲージツ家ですから分が悪い。
茉莉も類の奥さんがいたから戦時中、生き延びましたね。嫁の立場として何も言えなかったのが気の毒です。
757 :
無名草子さん:05/02/15 22:36:11
>>752 実は知り合いに沢山おります。プロのバンドやっている人とか、画家とか。
はっきりいいます、生活に不向きです。
夫や彼氏(または妻や彼女)として愛情を求めると悲劇です、大変です。
子どもです。そして悲観主義な年寄りです。
それを見込んで付き合わないと、おかしくなります。
表の顔と裏の顔をはっきり持っています、統合失調症です。
その欠けた部分や有り余るエネルギーを芸術や歌といった世界に転化させていきます。
自律神経失調症なんて可愛いもんです。狂気と天才は紙一重とはよく言ったものです。
天才的な才能というのは極端か、欠落かのどちらかで、結局は心のバランスが取れていない人のことをいうのだと思います。
普通って素晴らしい〜♪、本当に(しみじみ)。
>>757 ヒエーw
ホント、ちょっと離れて友達として遊ぶか、ただ憧れるだけが一番幸せかもね。
>>754 >森茉莉は関東大震災が起こっても「御馳走が食べられなくて残念」
>とかのんきだったねえ。
>>753とか温帯日記とか読んで((((;゚Д゚))))ガクブルした身としては、
変人でも役立たずでものんきな方がいいと思いまスタ…。
森茉莉ドット文学館の掲示板から白川さんの発言に
>☆早川茉莉さんからリクエスト。パリの森茉莉さんの下宿のあった場所をさがして
>いるんですって。皆さんHELP、よろしくね。※SEE『記憶の絵』
とありました。
早川さんは、自分で出してるサプライズって雑誌でパリのことやってなかったっけ。
通りがどこにあるかじゃなくて、具体的な場所の特定ってことかな。
いずれにしても他力本願と思った。一応森茉莉関係の雑誌と本出してるんだから
自分で調べりゃいいのに。
>自分で調べりゃいいのに。
は言い過ぎですね。
でも白川さんに聞かなくても、他にもっと分かりそうな人
(例えば1920年代のパリを専門に研究してる人とか)
に聞くとかさ。
「hotel-Jeanne d'Arc paris」でググったら見つかったりしてw
763 :
無名草子さん:05/02/17 18:43:39
764 :
無名草子さん:05/02/17 22:24:27
リュウ・ラ・クレ だったような希ガス。
すみません第二外国語ドイツ語だったのでフランス語わかりません。
765 :
無名草子さん:05/02/17 22:30:59
あ、そういえば「鍵(cle)通り」とか書いてましたね。
でもカルチェラタン(ソルボンヌの近く)に住んでたよね。
フラ語なんてサパーリわかんないので適当に書き逃げしたんだけど、
ひょっとしてひょうたんから駒だったの?(゚o゚;)ヒョエー
本当にビンゴだったらいいなぁ。ぜひ泊ってみたい。
768 :
無名草子さん:05/02/18 23:24:21
よく知らなくて申し訳ないんだけど、早川さんてフラ語がだめ?
なら少しはお手伝いできるかも。
パリは焼けていないので、プリュニエ(梅ノ木)みたいに
店や商売がそのまま残ってるものも多いんですよ。
茉莉が愛したパリをここで紹介したいですね。
769 :
無名草子さん:05/02/18 23:25:27
オテル・ジャンヌ・ダルクはぼろいと書いてあったので私はいいやw
カフェラビラントかプリュニエに行ってみたーい。
玉村豊男の本によると、カフェはオーナーが変わっても
屋号はそのままってことがあるらしいから、ラビラント残ってたりして。
770 :
無名草子さん:05/02/20 15:43:35
ファザコンなマリたんハァハァ
パッパについては、茉莉の自己肯定のタネって側面もあるのではないか。
772 :
無名草子さん:05/02/28 22:59:42
去年の秋にニュースになった杏奴宛ての書簡本買った人いる?
図書館に入るのを待ったほうがいいかな。
ジャポかわいそう
774 :
無名草子さん:05/03/05 21:44:27
>773
なんでかわいそうなの?
775 :
無名草子さん:05/03/08 20:07:19
さがってるのであげとく。
>772
持ってるよ
茉莉関連でオーガイも好きだから即買い
777 :
772:05/03/09 21:43:28
>776
書簡の写真は全点掲載で細かい所まで判読可能?
解説は詳しいですか?
>772
手紙の画像は美しく、脇に活字が添えてある
その上、パッパ発信の手紙には同日のオーガイ日記まで掲載されてるよ
好きな人には価格以上の価値があるわ
解説?は、ひとつづつには無いね
今回の出版で掲載されるのは森鴎外に繋がる分の書簡のみです
この本で初めて知ったけど
茉莉が爵 出産後に病気に罹り中々退院できずにいたのね
その時分、奈良に居たパッパは詳しく様子を知らせろと
家族に心配の手紙を出していました
ウンコ出すみたいなお産の軽さだったのに。
現在発売中の別冊暮しの手帳『すてきなあなたに 春・夏』に「森鴎外の西洋料理」
という題の茉莉さんの話が収録されています。(単行本の『すてきなあなたに』1巻
にも収録。)
『暮しの手帖』編集者の大橋鎮子さんが茉莉さんから聞いた、森家の西洋料理についての
エピソードは、茉莉さん自身の書くエッセイとまた違った感じで興味深いので、一読の
価値があります。(『贅沢貧乏暮らし』の「牛肉とキャベツの煮物」の項などはこの話を
参考にしたものと思われるので。)
781 :
772:05/03/20 19:40:35
>778
鴎外の書簡編は無理だけど、茉莉の書簡が載ってるのは買うつもりです。
横に書簡の活字が出ているなら読みやすそう。
あとはちくま全集の年譜があればどうにかなりそうだ。
私も、買うとしたら茉莉の仙台時代の書簡が乗ってる巻だけかな。
こればかりは、全くの空白だから。
あとは、いずれ全集で補完してくれるんじゃないかと、ほのかに期待。
783 :
無名草子さん:2005/03/21(月) 11:16:01
>782
この前の全集買いそびれたけど、あれを改訂してってことは
ないんじゃないかな。復刊だって異例だろうし。
筑摩で進行中という、全集未収録文を集めた本に期待。
結局まりっぺって「父の帽子」を出すまでの間、ずっと親の遺産で食いつないで50過ぎまでぼんやり
暮らしてたってこと?
どういういきさつで本を出す事になったんだろう。
もうこれだけで浮世離れしてるわけだが。
翻訳や劇評は趣味とか自己実現?でやってたんだよね、戦後に鴎外の印税が切れて
暮らしの手帖社に勤めてクビになって、えーとそれから?
父の帽子執筆、出版の経緯が分かんない。
786 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 17:18:59
暮らしの手帖社で勤めたのもパパンの名前のコネなのかなあ。
遅咲きの作家と言っても、苦労して投稿し続けていた。。ってのとは根本的に
違うみたいだもんね。
ホント、お姫様だよねw
787 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 21:41:03
>784
ぼんやり遊んでて遺産切れた直後に本が出たって冗談ぽく書いてるけど
2度目の離婚で帰ってきてから、作家かそれに近い仕事は志してたんじゃないか?
他の作家志望の人よりは父親が有名だから有利だったろうけど。
>786
暮らしの手帖社はアンヌのコネ?(うろ覚え)
>暮らしの手帖社はアンヌのコネ?
アンタのコネ?と見間違えてしまった(w
あの時代、ある程度の家柄以上の女性に「働く」という選択肢は選べませんからね。
(私の祖母も大学まで出たけれど嫁に出されてしまった・・働くなんてもってのほか!だと)
女が子供産んでも堂々と働けるようになったのってここ5,6年じゃない?
東京近辺は別だろうけど。
バツイチバツニなんて平気で言えるようになったのも
わりと最近だったような気がする。
790 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 21:44:36
>788
幸田文の娘の青木玉は、大学行って卒業するときに
就職口を紹介してくれる人もいたけどさっさと結婚しちゃったよね。
幼い頃父親と別れて家庭に憧れがあったのかもしれないけど。
>789
森茉莉と同年代〜もう少し年下でも、作家になった女は離婚多いなと思った
(森まゆみの「明治快女伝」読んでの感想)。
さすがにバツ2は少ないけど、宇野千代なんかあれは4回くらい結婚してたか。
作家になるような女は普通の家庭に収まりきらないものがあるんだろう。
宇野千代みたいなのは、逆に恋多き女って感じでもてはやされる
感じがあったり?
792 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 23:44:14
>>791 まあなあ。
でも実際のところ、相手の男にしてみたら「ただの自分勝手なマイワールド女」だと思うよ、
作家の妻なんて。
793 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 18:36:32
宇野千代って美人だったらしいよ。
若い頃の写真みてもまったくぴんとこないけど。
794 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 22:38:47
>793
萩原葉子さん(as野原野枝実)のエッセイに、若き日の宇野さんについて語った文章があるのを読んだけど、幼い頃の葉子さんはとても華やいだオーラを感じていたみたいですね。
795 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 21:36:58
796 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 22:47:58
宇野千代は自分で美人じゃないって書いてたけど
恋したときのパワーがすごいんじゃないだろうか。
795のサイトの写真が着物の本の表紙になってるの見たことある。
797 :
無名草子さん:2005/03/31(木) 20:47:10
あの頃は「色白でなければ美人に非ず」だから。
798 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 22:03:03
ヤフーオークションに阪急の贅沢貧乏暮らし出品されてるよ。
ツルゝゝゝはげ頭
パパの頭ははげ頭
↑新刊収録、幼いアンヌたん作の小唄・・ワロタ
ところで茉莉は美人なんだろうか。アンヌたんは悪いけどそう見えない。
801 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 23:02:30
「かわいいんじゃなくてかわいく見えるんだよ」というような
ことをジャックが言っていたような。
美人でも綺麗でも可愛くもないと思う。仕草とか動作は
おしとやかだけど。
作家で美人っていったら誰だろう。あまりいないよね。
詩を朗読するときは怖い顔になるそうですな。
じゃ、それ以外は・・・ふはっ。
803 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 21:14:37
日本人限定か?>作家で美人
美人な作家もたくさんの中にはいるでしょう。
問題は茉莉が美人かどうかってこと、、、、でもないやね。
えーと、なんの話でしたか。つるつるパパのハゲ頭?
805 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 13:28:59
>804
作家だと容姿に不自由な人が多いからちょっと綺麗めなだけで
美人作家とか言われるよね。江国香織とか川上弘美とかって
「作家にしてはきれい」だし。私は小池真理子美人と思う。
『鴎外の遺産』の2巻目は3月発行予定だったけど
予約入れたら5月あたりになると言われた。
世田谷美術館に杏奴のご亭主、小堀四郎氏の絵が収集されています。
地方局制作の四郎に関するビデオも常設館にて流れております。
ビデオを見ると、おばーちゃんになってからのアンヌはマリの容貌と瓜二つです。
ぼさぼさ髪とかヨチヨチ歩く姿を見ると、DNAは偽ることが出来ないな〜って驚きます。
翁姿の小堀氏はパッパが80過ぎになるとこうなるだろうって雰囲気を出していて、横顔とか鴎外に似てる感じがしました。
お二人で箒と塵取を持って道路のお掃除する姿は、高砂の翁と嫗のようでした。
日本限定作家・作品の好みは別として、美人といえば藤原ひとみ?
でもコレっていう人、見つからない。全般的に今の作家は男も女も小粒だ。
今度、世田谷文学館で『宇野千代展』やりますよ〜。
あ、作家じゃないけど物書きとして、
若かった時の池田晶子(哲学者)は綺麗だと思った。
今は彼女、年相応になりつつあるかなぁ・・・でも50近くてあれだけの容貌なら
女として勝ちかな?って思う。
新刊広告が新聞に写真入りで出る作家は、美人の類と考えられているかなぁ。
ハヤシマリコも昔はひどかったけど、今は文筆家としてそこそこの雰囲気出してる。
マリコくんは歯列矯正やらダイエットやら努力してるが
茉莉はそういうの嫌いそうだ。
そういえば、淀川先生が言ってたが上流のオジョウちゃま
おぼっちゃまは、そもそも歯が悪くて若くして真っ黒になるんだそうだ。
いいもの食ってるから。関係ないけど。
810 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 21:58:46
>808
中吊り広告で唯川恵の顔写真ドーン見たけど貧相ダターヨ。
角田光代も、直木賞という肩書きが無ければ厳しい。
ハヤシマリコは女にはその努力が認められたぽいけど
男にはああいうことやって余計嫌がられてない?
林真理子といえばVOWの誤植「大きな林真理子さん」だな。
811 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 22:53:42
マーガレット・ミッチェル
ゼルダ・フィッツジェラルド
スーザン・ソンタグ
美人作家で思い出したアメリカトリオでした。
812 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 23:29:35
『停電の夜に』のジュンパ・ラヒリは美人? 単に濃い顔?
茉莉は鼻のふといブス。でもうぬぼれ鏡体質だから幸せ。
あやかりてぇ。自分が美人と自覚するかブスと自覚するかで
人生は変わる。
アナイス・ニン。
若い頃より、むしろ年取ってからが美人だと思う。
815 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 02:10:44
816 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 02:42:57
中原中也も帽子かぶったあの有名写真しかでてこないけど
ほかの肖像写真ってまるでリーマンみたいなの(笑)
あれが気に入ってたんだな。
曽野綾子は美人だったらしいけど、いまとなってはピンとこない。
817 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 03:14:33
>816
確かにリーマン系ではあるけど、割と三上博史系って感じして
好きかも(w
故・鷺沢めぐむはデビュー当時はきれいだったと思う。
荷風の所に原稿を持っていったけど、荷風は読みもしなかったという
エピソードをどこかで読んだな。
後年、失望したものの、その個人主義を誉めていたが。
820 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 10:01:11
>816
中原昼夜の帽子写真、あれは複写に複写を重ねて
全然違う人物の顔になってしまったと嵐山光三郎だかが書いてた。
>819
『朽葉色のショオル』に荷風とアンヌの親しい御付き合いの話があるけど
やっぱりアンヌはかなり気を使っていたみたいよ。
荷風一人暮らしなる本を読んだんですが、彼とお付き合いすると
消耗というか精神衛生にすごく悪い感じがします。
端的にいってとてもヤなジジイですね。よく付き合ってましたねヌコチン。
シゲさんは、よほどワガママな人物だったんだろうな
頑固というか価値観が狭いというか
823 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 23:48:16
>>822 強情なところはあるけど素直さゆえと思うけどね。
私は姑のミネのほうが「嫁が意地悪で」みたいに言いふらして
でも弱ぶってて底意地が悪いと思った。
>823
でもオトちゃんが可哀想で可愛くてたまらないミネたんからしたら
自分の長男獲った(ミネ的にはそうでしょ)ばかりか、義息子嫌い
しまくる意味不明な花嫁だったんだろうなあと思う。ミネからしたら
シゲはあくまで「森家の嫁」 シゲからしたら「私は鴎外の妻&幸せ家族計画を
つぶされてたまるもんか」と闘志満々。
どっちが意地悪って言うより、永遠に交わらない二つの線だ、この二人は。
ただシゲたんの言動は素直さって言うよりも、ちょっと変だなーと
思ったりすることもある。(特にオトちゃん関係のヒステリックさ)
前の結婚が訳分からないうちに終わったから、今度は絶対家庭を作るのよって
思ってたのかなあ。
それにしても「なぜそこまで言うか」って素朴に謎だった。
ちょっと言動がアスペルガーつうか(知能には何の問題もないのだけど
相手を推し量ったりする能力が著しく損なわれてる機能障害のこと)
自分もオトちゃんに対する態度はあんまりだと思いマスタ。
よっぽど可愛げのない子だったのか、母親似だからか
アスペルガーだからか。
でもオトの子供は可愛がったんだよなぁ。やっぱり分からん。
ま、類の書いてる文章によれば何考えてるか分からんような
人だったらしいが、でも幼少時に義母にうとまれたら
変な態度もとってしまうよな。
ゾフィとシシィを思い出す<ミネ&シゲ
オトのお母さんかわいそう。一番かわいそう。
ゾフィとシシィ・・・分からなくもない。
でもゾフィの方が、マジ大奥だけあってもっと強烈に凄そう。
シシィが拒食ったことを考えれば。
830 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 20:05:23
オーストリアの皇后対王妃と
当時の新興国日本の軍医の嫁姑では規模が確かに違う罠。
シシィは金持ってるから諸国放浪できたけどね。
オトのお母ちゃんは美人じゃないからって離縁されたって悲惨だよね。
>>830 男爵令嬢だったという身分の差を鼻にかけていたとか、
態度が高慢だったとか、ちょこちょこと噂は聞くけど、
(私が読んだことあるのは)全部森家の方々の話だからなー。
文士が家庭にいなければ、本人も周りの人も身内のことをあれこれ
気軽に語ったりしない時代だったろうから、欠席裁判になるんだよね。
>>815>>824-825 結局シゲは自分と鴎外の間にいる人物は、自分の実の子供以外は姑も義理の息子も
仮想敵に見えていたのだろうかとも思ったりする。(鴎外への独占欲が絡んで上で
言われているようなアスペルガー的な言動があったかとも。)
でも鴎外を間に挟まない(彼を取り合うと認識しない)間柄の人物には、本来の根は
純粋でお人よしな所が出て、それでオトの子供は可愛がったのかもしれない。
あとシゲはオトを敵視してはいたけど、
>>815のオトが書いていた文章にあるように、
いわゆる継子いじめはしなかったと思う。
オトも彼女の気質をわかっていたのに(「母の潔癖さ(=許容できない事柄)に
触れるようなことさえなければ、子供のように清らかで濁りのない魂の持ち主。」
という見方は、茉莉さんの記したシゲの人物像とほぼ一致するし)、鴎外を挟む
存在として敵視されて(うとまれて)しまったのは切ない…。
鴎外が悪いんだよ。しつけがなってない。
子供も嫁さんも。
過去スレ読みたいんだけど、倉庫に見当たらない…
どこにあるのか誰か教えて…_| ̄|○
836 :
834:2005/05/02(月) 13:56:41
うわ、こんなサイトあったんだ!
>>835さん、ありがとうー! 早速読んでこよっと。
早く前スレも見られるようになるといいなぁ。
835の過去ログで茉莉がADDかも?てレスがあって
そうかも?と思った。
ちょっと前にNHKで「発達障害」の特集やってて
部屋が片付かなかったり、家事を手際よくできない主婦や、
言葉で話すより文章の方が人とコミュニケーションとりやすい、閉鎖的な空間でないと
落ち着けない人とかが、調べたらそういう障害だったって話。
ただ腑に落ちないのは、そういう人が、障害のせいだって
診断されると、すごく気が楽になったって言ってたこと。ダメなことは
障害のせいにできるからってことなのかな。
838 :
837:2005/05/03(火) 16:56:05
あ、えーと何が言いたかったかというと、
発達障害の人ってのは、親や周囲の大人にダメだダメだとか
学齢期になれば友達に苛められて性格が歪んじゃうのが普通だけど
良いところを伸ばせばひとかどの事ができるようになるって
結論だったんですよ。はい。
839 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 17:15:08
黒柳徹子さんも自分のことLDって言ってた。
長嶋元監督も、パーティに来て、あのひとメロン好きで
テーブル上の人数分のメロンを全部一人で嬉しそうに
食べちゃったとか、例の子供置忘れエピ見ると
間違いなくそうだってこれは専門家の話。
でもどちらも名を上げましたです。
>前スレ
>>312で見れるじゃないか、と思ったら見れないのか……なんでだ?
841 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 23:26:54
個人のサイトかどこかにアップしてるみたいだから
ある程度時間経ったら消去されるのではないだろうか。
842 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 13:09:01
まあ何にせよ共同生活は無理だよね。
身内にリアルのADDが居るけど、ホント、片付けられないしよく忘れるしで、
家族は物凄いストレスだよ。
長島さんちはお手伝いさんが居るし、仕事で不在がちだろうし、何せアレだけ稼いで来てくれりゃあ、
まだ奥さんも我慢できているんだろうけどね。
マリさんも、結婚生活続かなかったの、「自分がイヤになった」って言ってるけど、
相手も相当ストレスだったのではと思うよ。
置いてきた子供の事に関してアッサリしすぎていたのもADD故かもね。
感情鈍磨というか、非常識で無関心というか、そういう気質も一つの特徴だから。
843 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 23:33:00
森茉莉は「日本人には珍しい、ローブデコルテの似合いそうな体型」
だと書いてある文章をどこかで読んだような…。
巨乳だったのか?
鳩胸だろう。
編集者が背負えないほど立派な体格とは?いったい如何ほどの
体格なのか。かわいらしい中婆さんではないのか?
846 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 21:58:40
背が高かったらしいよね。当時の女性にしては。
165以上はあったのかな?
小鳥菊枝女史がまた、かなり華奢で小柄だったようだけど。
150くらい?とか邪宗門主さんがいってたような、かすかな遠い記憶(=うろ覚え)。
また、白川さん主催でイベントやるらしいね。
今年は、このスレからの参加者はいらっしゃるのかしら?
848 :
sage:2005/05/11(水) 02:16:22
モイラってSMの女王様いるらし。
マニアック杉。。。
849 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 22:05:21
>847
森茉莉ドット文学館見てきたけど、イベントの話出てます?
それともメールマガジンなのかな。
イベント参加は値段と内容によって決めるつもり。
850 :
847:2005/05/11(水) 23:19:15
イベントの話はメルマガで出てました。
メイン会場が邪宗門で、お値段当日\3,000(前売\2,500)飲物付、だそう。
姪の五百さん参加予定ですって。
851 :
849:2005/05/11(水) 23:29:28
その値段と内容なら行ってみたいな。前回逃しちゃったので。
白川さんにメールして聞いてみます。
おぉっ 今年もやるんだ〜
去年の人たち、楽しそうだったから裏山だったんだ〜。
今年はいけるといいな。明日(もう今日か)会社いったら予定確認しよ〜っと。
853 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 20:03:40
今年も額に2……(嘘)
去年は参加者少なかったけど今回はどうかな。
854 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 21:19:57
モイラってギリシャ神話にでてくる運命の女神の名前だけどね。
だけどね、ってそれで君は何を言いたいんだい?
そんだけ、を書き忘れたのとちゃうか。
857 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 14:53:44
ああごめん、848に続けたつもりだった。
848 :sage:2005/05/11(水) 02:16:22
モイラってSMの女王様いるらし。
マニアック杉。。。
「甘い蜜」のモイラからの命名じゃない可能性のことを言いたい。
858 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 18:35:16
モイラっていう名前の女優もいるって聞いたような。
森茉莉の甘い蜜の部屋関係の書評とか論文で由来が考察
されてるけど、興味ないのでよく分からない。
859 :
無名草子さん:2005/05/16(月) 18:37:49
860 :
無名草子さん:2005/05/16(月) 18:42:16
>>861 「英国の踊り子の名を取った」と林作パァパが言っているから
モイラ・シアラーが正解かも。
もっとも、設定上では我らがモイラの方がモイラ・シアラーより年上に
なっちゃうんですけどね。
この話題振ると荒れるかもしれないけどw、
モイラを実在の女優さんが演じるとしたら誰がいいかなぁ。
私は、デビュー当時のブリジット・バルドーがピターリだと思うのですが。
調べて見たら・・・
モイラ女王、なんと甘い蜜からだとw
SM板かなんかで見かけた気が。
865 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 18:59:43
ご本人がなにかでデビュー直後の桃井かおりをさして
「桃井屋ならモイラもしでかすだろう」
無表情で髪を結ってもらってるところ。
866 :
無名草子さん:2005/05/19(木) 00:07:49
小さい頃の秋篠宮もモイラのモデルになってるんだよね。
十代の頃の葉月リオナとか。
痩せすぎか。モイラは肉付きがいいイメージがあるから。
柴田→久本雅美 とか
御手洗→柴田理恵 とか
脇役だったらスンナリ浮かぶんだけど・・・
モイラは適任者が出てこない。
869 :
無名草子さん:2005/05/19(木) 21:31:04
桃井姐さんの若い頃って想像つかないORZ
映画にでてるんですよね?
モイラは若い頃のシャーロットゲーンズブールがいいなあ
梨花
872 :
無名草子さん:2005/05/20(金) 12:38:05
モイラはやせてないだろうなあ。
笑顔をみせない神秘的な美少女って難しい・・・
栗山千明なんかどうかな。
874 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 16:36:30
あの馬面のピーター・オトゥール(茉莉表記ならピイタア)のイメージから
モイラを創造した、そのイマジネーションの豊かさには恐れ入る。
そりゃ緑の目は吸い込まれそうに綺麗ですよ。
でも、顔の長さはバケツくわえた馬ですよ。
875 :
無名草子さん:2005/05/23(月) 20:38:28
未だにピーター・オトゥールの名前を顔が一致しなくて
森茉莉の本でしか知らないんだけど知らぬが仏ってやつか?
11日の森茉莉ドット文学館イベント行く人います?
876 :
無名草子さん:2005/05/25(水) 00:32:09
アラビアのロレンス?
今はおひょいさん
>>875 (・∀・)ノシ イクヨー まだメルしてないけど。
仕事がビミョンだけど、全力で努力する所存。
前回LIPTON持って行った者ですが今回は欠席・・・
全力で努力しても全然ダメポ(泣
今回も早々にメルしてすっごく楽しみにしてたのに・・・
レポお願いしますね
880 :
無名草子さん:2005/06/05(日) 23:04:21
ヤフオクに「ぼやきと怒りのマリア」出てるよ。1500円スタート。
薔薇十字社のマドモアゼルルゥルゥはスタート価格安かったのに
競り合いで高くなっちゃったね。
今日が亡くなられた日なのかしら。
命日データベースより
1987年6月6日 森 茉莉 (もり・まり) 【作家】 〔東京都〕
パッパのもとへ旅立った日・・・
883 :
878:2005/06/07(火) 00:01:30
合掌。
仕事、何とかなりそうな気配が確定したので、今、白川さんにメルしました。
>879さん、私も去年500mlペット持っていきました。その節はどうもw
今年はこのスレからは私だけ? じゃぁ額に2を書いても仕方がないなぁ。
884 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 00:34:18
茉莉生きてたらゴスロリにはどんな感想持つのだろうか。
>>884 まず、間違いなく自分の容貌と汚部屋のことは差し置いて
「あの娘達はゴシックの意味を知らないのだ。ゴシックというのは
ひらひらの合成繊維のレエスやプラスチックの十字架を指すのではない。
古いヨオロッパの蜘蛛の巣がかかっている古城で、狂人となった
ルゥトヴィヒや、錬金術、野卑と繊細が入り混じったうんちゃらくんちゃら」
(森茉莉偽装してみたが、限界ですw)とえんえん続けるであろうかと。
そして最後に「お茉莉の部屋には本物のゴシックがある」的な結びが
来るかと。お茉莉つか汚茉莉だろって突っ込みたい気もするが。
で、そんな汚茉莉タソがプリンス小林のことをどう書くのかも
見てみたい気がする。
汚茉莉タソのパッパ話がこちらでは炸裂しそうだ。
>885
自分が幼い頃着てたお洋服の素敵さやパッパにもらった宝石の
話は関連付けて書くだろうけど、ファッションを自分なりに楽しんでる
お嬢さん達には優しい目を見せるような気がするけどなあ。
>>887 もちろん似合ってる人には優しいと思うんだ。萩原朔美の婚約者を
褒めるような感じで。
でも、茉莉タソって自分の美の基準からずれたものに対して
頑なな拒絶反応示すでしょ。
特にゴスロリちゃんのような「美少女じゃないとはまらないファッソン」を
見たら、筆がびゅんびゅんうなりそう。
で、風貌もさえないデブ系ゴスロリちゃんから、絶対にパリのブウルの
話に持っていくはずだ、なんちて。
パリの売春婦は、茉莉的美意識では肯定されるのではなかろうか・・
890 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 21:11:37
ル・ペニュワールのトップページにある森茉莉の似顔絵? が怖い。
こんな風に描くことなかろーに、と思ったら外人さんのもんらしい。
ゴスロリは肯定しそうで意外とダメなんじゃないかと言ってみるテスト。
うわべだけをゴテゴテ飾るのは真の贅沢ではなく心に寒い風が吹いている、
心にヨオロッパのことを思い浮かべるマリイのほうがよっぽどパリジェンヌである
とか何とか。世間だと森茉莉ってゴスロリ娘御用達のイメージだろうけどね。
ゴスロリにあって茉莉にないもの:安っぽさ
迷惑かけずに楽しんでる 自分 には寛容でも、
自分 の美意識で許せない他者には、毒舌爆発しそうなイメージがあるなぁ。
でも、最初に見て、知り合いになったゴスロリちゃんが親切だったら、
鷹揚にしてそうな気もする。
>>889 肯定されてるけど、それは「ロオトレックの絵に出てくるような太った娼婦」
というような肯定の仕方で全面的に素敵、というのとはまた違うのでは。
デブゴスロリ=ブウルと言いたい訳ではなくて、茉莉の話はパッパとお茉莉、
もしくは薔薇色のパリ、にいつも行くつくから、デブ&不思議な違和感から
ブウル方向に話を持っていきそうってこと。
そして自分が大晦日にくちづけされそうになった話まで持ってくかも。
>>887 自分なりに楽しんでるっていうか、化粧も含めて
ゴスロリとくくれてしまうような、お面+制服みたいな感じは
あんまり好かんのではないかという気がする
895 :
883:2005/06/10(金) 18:33:12
明日はいよいよイベントです。
ここからの参加は、私だけなのかなー。残念。
896 :
無名草子さん:2005/06/10(金) 21:26:21
私もすっごく行きたいよ〜( ´Д⊂
883さん、茉莉を愛する人たちが2ちゃんにもいるよって
参加される方々に伝えてね。
>>896 いや、伝えなくてもいい。そういう連帯は・・・。
「和して同せず」で。
898 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 10:26:57
>>883 私も今日イベント行きます。
目印は持っていかないけど見てわかるかもしれない。
899 :
879:2005/06/11(土) 20:53:16
今日、行かれた方 レポ是非々々お願いしまつ
900 :
898:2005/06/11(土) 22:10:52
参加してきました。
人数は20人弱、白川さんの俳句つながりの人が約半分。
年配の人は生前の森茉莉に会ったときの話もしてくれました。
あとは森茉莉好きな人とか地元の人とか写真撮ってる人とか。
『贅沢貧乏暮らし』の神野薫さんも来ていました。
姪の五百さんと佐代さんが来ていて、萩原葉子さんは怪我?で欠席。
自己紹介して、白川さんから資料をもらったり雑誌のコピー見たり。
森茉莉の会話を録音したのをCDで流してました。
帰りは倉運荘と代沢ハウスなど作品に出てくる場所をみんなで
歩いて下北沢の駅へ行き、句会をする白川さんたちと別れました。
森茉莉のアパートの近くにある電気店の人に話を聞いたんだけど
目の前に森家の人がいるからあからさまには言わなかったが、
部屋に入って修理とか大変だったみたい。
句会の人でも森茉莉は読んだことないという人もいました。
男性だとそんなもんかな。白川さんは意外と声がでかかった。
店内にめいっぱい人が入ったのでちょっと暑かったな。
901 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 22:33:14
お帰りなさい。
いつもながらカルトな旅行になりましたね。
902 :
879:2005/06/11(土) 22:36:31
878さん ありがとです
>>902さん、
>>900は
>>898さんですよー。
レポ遅くなってすみません。昨日は疲れて、白川さんのサイトにだけ
かろうじてお礼の書き込み(2重になったよ・・・鬱)したあと、倒れるよーに寝てしまいました。
12:00、下北沢駅集合。去年同様遅刻者発生、少し待つもののそのままGo。
そこまで行くと氷を忘れたことを思い出す、お堂など説明受けつつ、邪宗門まで徒歩で。
天気の良い日で汗ばむほどでした。
邪宗門さんに付いて、注文をしたあとは、自己紹介。
それぞれ、茉莉さんとのかかわりやきっかけについて一人一人語りました。
お茉莉から「パリで猛獣をクロゼットで飼っていた」という話をされた人がいたり、
耳新しいエピソードもあって、楽しいひと時でした。
自己紹介後は雑談タイム。テーマは当然森茉莉について。楽しかったー。
あ、忘れた。邪宗門さんに行く途中、例の「セーターを捨てた川」の
案内もありました。今は整備されて、遊歩道+小川になってました。
いまセーター捨てたら、確実に詰まりそう。みんな写真とりまくり。
邪宗門でひとしきり話した後、お店の前で写真を撮って、下北沢の駅へ移動(徒歩)。
移動しつつ、去年はバスの中からチラッとだけの案内だった代沢ハウスのほか、
電気屋さんや、元・倉運荘、などなど案内していただきました。
途中も、五百さんに疎開中のお話をお伺いしたりできました。
途中、句会の方々と別れ、てんでに散会。
まだまだ語り足りない私は、同様のお仲間を一人捕まえて茶店で語りまくり。
その方に「すこっと」の位置を教えていただき、+αで得した気分でしたv
感想は「意外と、このスレ知られてるよ(汗)」白川さんもご存知でした。
お友人にプリントアウトしてもらってご覧になってるそうです。
茉莉の評伝をまた誰か書いてくれないなかなぁ。
エッセイのアンソロじゃなくてさー。
・・・アンソロは変だったな。群ようこのはもういいや。
>905
このスレの大分前の方で話題が出ていたけど、茉莉さんの評伝を書くのならやはり
田辺聖子さんがいい。
田辺さん自身茉莉さんの作品の愛読者でもあるし、また数年前の談話では「評伝に
書きたい人は何人かいます。」と言われ、まだ材料を集めている途中とのことなので
大いに期待したいが。(田辺さんが評伝に取り上げる人はジャンル(短歌・俳句・
川柳・小説)を問わず文学に関わる人で、作品への敬愛が評伝を書かれる動機と
ご本人も言われているので可能性は充分あると思うが。)
>906
群さんの評伝エッセイは、茉莉さんについては突き放した感じで書いているから、
ファンとしてはどうしても不満が出てしまうのかも。(加えて茉莉さんの状況に
対してよく調べないで書いているような所もあったし)
しかし、しげに好意的な見方は、彼女を悪妻扱いする鴎外関係の評伝が多い中で、
貴重だと思ったが。(「自分には嬉しいことがないから、人の幸福が見たいという。
こういえる人は絶対に悪い人ではない。」という一文にも同意。)
>>907 群よう子の本は後になるほどその傾向が強くなってくるが、○○を
ネタにして自分を語っているだけで、「エッセイ」ならともかく「評伝」
とは呼べないシロモノ。
群ファンだったらそれでいいのかもしれないが、群ファンじゃない者
にはつらい。
むしろ笙野頼子の「幽界森娘異聞」のほうが評伝してるかも。
909 :
無名草子さん:2005/06/16(木) 19:31:12
私も森娘本のほうが好きだな。
でも群ようこの本は軽くさらっと読めて
今まで森茉莉知らなかったけど読んでみよっかな
と思わせるのにはいいんじゃないでしょうか。
群ようこってデビューしたては面白かったけど
最近は本当つまらないよね。さくらももことかもそうだけど。
>>907 田辺聖子は森茉莉の評伝書くほどには興味持ってないと思うなあ。
昔のエッセイで「書く内容が好きと言うほどではないが、文章が美しいので
愛読している。この人の書くものは切っても切っても、金太郎飴のように
同じ自分の親の父親の賛美である。あまりにも素晴らしすぎる子供時代を
過ごすと、人はそこから離れられなくなるのかもしれない。」といった
ニュアンスの文章が出てきてた。
森茉莉である可能性はかなり高い(幸田文の可能性も消しきれないけど)
田辺さんは、もっとこう健やかなる少女趣味を愛好しておられる印象あるし。
群ようこの本は確かに評伝としては甘いね。でも、このスレでも何度も
言われてるように、入門篇としてはちょうど良い。あと、森茉莉に対して
クールな視点で書いているのは、好印象だった。
(森茉莉関連本って「お茉莉が好きな私語り」に終始してしまうことが
多いので)
私は森まゆみに評伝書いてもらってもいいかなあと思う。真面目タイプの
評伝は彼女に。お茉莉の怪物っぷりをつっぱしって書くタイプの評伝は
うーん、誰がいいだろう。思いつかないや。
911 :
無名草子さん :2005/06/17(金) 00:07:01
「ドットチャンネル」をお持ちの方に伺いたいのですが
「石井好子」の事が書かれているようですが、お教え頂けませんでしょうか。
当時、週刊新潮で良く読んでいたのですが、記憶にありません。
日仏のシャンソニエの資料を暇をみて、作っております。
お手数様ですが、ご存知の方がおりましたら宜しくお願い致します。
ドットチャンネルって何?
トットチャンネルのこと?だとしたらスレ違いだし。
913 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 00:35:43
そうでしたか、失礼致しました。
森さんが、新潮連載に石井さんの事をお書きになっていたと
思っておりました。
「ドッキリチャンネル」ね。図書館行って借りるのが
一番手っ取り早いよ。
資料作りの肝心なところで、他人頼りはいくない。
915 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 01:37:48
石井好子の本「巴里の空の下、オムレツの匂いは流れる」について
茉莉が感想をのべていたような希ガス
>914
胴衣。
仮に嘘書かれたってわからないんじゃ資料にならんだろ。
917 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 06:23:32
>>915 朝の散歩の前に覗かせて頂きました。 ありがとうございました。
そうでしたか、雑談をして突然出てきまして、歌について何か語られて
いたのかな、なんて思いましてね。 アマゾンにありましたので2〜3日で
届くかと思います。 楽しい一日を ご機嫌よう。
>>910 森まゆみも人の本のよく言えばアンソロジー、悪く言えばパクリ
の本紙か書けないしな・・・。
>>910 それでも『歳月切符』の『ホンモノと美を愛する心−森茉莉讃歌』や『森茉莉全集』
8巻の月報を読むと、茉莉さんの作品への愛着はあると思うが、確かに評伝の対象と
して取り上げるかどうかはまた別になるのかも。
私は出来れば田辺さんに評伝を書いて欲しいと思うが、森まゆみさんも鴎外関係の本を
書かれている事もあるので、彼女も適任のように思える。
>>911=917
「ドッキリチャンネル」の文章は「巴里の空の下、オムレツの匂いは流れる」の感想
(あまり誉めてはいなかった)が主で、当時の石井さんについて言及した文章では
あるけれど、歌についてはほとんど触れられてなかったと思う。
わたしも田辺聖子に書いてもらいたい。吉屋信子や花衣の歌人(名前ド忘れ)
のみたいに長編でお願いしたいなぁ。
921 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 23:13:28
>911
マリアの気紛れ書きか私の美の世界か忘れたけど
森茉莉が自分から声かけて挨拶したのに、誰こいつって顔して
いたのが許せない、みたいなことを書いていた。
何かのパーティーの話だった気がするが、有名人ばっかりに
媚びそうで根性悪そうな石井好子もアレだが、どっちもどっち。
922 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 23:25:03
石井好子はド近眼だったのだが・・・
パーティでコートを取ってくれた人にていねいに礼をいったら、
なんとご亭主だったそうだ。
ご亭主もていねいに礼を返してくれたそう、あはは・・
>>921 っていうかいつもの茉莉タソの勘違い&思い込み炸裂してそうな感じ。
茉莉タソからしたら「同じパリを愛する者として語り合いましょう」的に
脳内距離が異様に近づいてたって言うのもあるんじゃないかな。んで、
思ったような反応がなかったから、可愛さあまってぶった斬る、みたいな。
石井好子って、著書を幾つか読む限りではスノッブさや気取りとは
かけ離れた本当に自立した女性って感じだよ。(血筋はえーとこのお嬢さん
ってヤツだけど)
石井好子の親戚の朝吹登水子は、階級意識丸出しだけどね。
茉莉さんはさ、怒りっぽいよ。
女子アナの着ていた服を問い合わせたら、覚えてないって反応されて
女が服のこと忘れるなんてそんなわけあるかって
後々まで怒って、嫌いだ嫌いだって文章に書いてさ。
茉莉と付き合うのは骨が折れそうだなぁ。やだなそういうとこは。
>女が服のこと忘れるなんてそんなわけあるかって
茉莉はご幼少のみぎりに着てた服までしっかりばっちり覚えてますもんな
私も、3日前に着てた服さえ覚えてないトリ頭だから、怒られるだろうなあ…
女子アナさんはスポンサー提供の服を着ててあんま覚えてないのかな
とか思ったが、まあなんかうまく対応出来なかったんだろうな。
茉莉は自分のおめがねに適ったセンスを褒めようとしたのに
肩透かし食わされて怒ったんだろうな。
でも、茉莉って自分の脳内で事実を変えて覚えてること多いのに
それに対しての自分ツッコミはないよね。
(あのキャラだから、その手の自分ツッコミするわきゃないけど)
森茉莉の辞書に反省という文字はない
他人という文字もあんまりない
勝手な女だじぇ。文才があって本当に良かった。真心でそう思う。
931 :
無名草子さん:2005/06/23(木) 18:26:01
あれで文才がなきゃガクブルじゃすまない
932 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 21:34:44
>927
初期の随筆風小説には自己ツッコミのようなものは
あったけど、思い込みの激しさはすごいと思います。
>931
本当に作家になれなかったらどうやって生きていたんだろう。
あんぬタンは戦後少女小説か何かを頼まれたけど全然ダメだったというようなことを
『朽葉色のショール』に書いてました。
茉莉はやっぱり向いてるのかなって思ったよ。世間では文才ないって思ってる人もいっぱいいるけどね。
>>932 931じゃないけど、作家になれなかったお茉莉って想像するだけで
恐ろしい。
経済的困窮がなかったとしても、その電波ぶりで(作家じゃなかったら
ただの電波でしょう)周囲に迷惑かけまくったんだろうなあ。
それも迷惑のスケールが常人の想像を超えていそう。
古い雑誌の記事で呼んだんだけど、深夜にお店(当然閉まってる)に電話して、
「パンが欲しいんだけど」って言った人だしね>お茉莉
お店の人が「いや、あの、もう夜中でお店は閉めたんですよ?」といっても
「でもね、おなかがすいちゃって・・・」とボソボソって・・・(ノД`)アチャー
でもお店の方、「でも憎めない方でした」と語ってた。
そんな感じでぶっ飛んで、憎まれる域を突き抜けてそうな気がするw
935 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 14:44:58
晩年の白川さんとか、森茉莉本人とその作品に
共感してくれる人が多かったのも幸運だったよね。
936 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 20:39:53
子供を手元で育てなかったのは正解と思う。
937 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 22:19:40
ドッキリチャンネル。ホント面白い、いろんな意味でw
自分の事を物凄い魔性の女、みたいに書いているところもぶっ飛んだ。
でも好きだなあこの人の文章。
リアルの身内だったら迷惑だろうがw
合掌(-人-)
6月11日の旅行の際には、既に不調でいらしたのかな。
ご冥福をお祈りいたします。
え、亡くなられたんですか・・。
記事にアクセスできなかったんですが、ご病気だったんでしょうか。
942 :
900:2005/07/02(土) 12:19:56
>611
不参加のヨーコさんから電話が入って、
白川さんや森茉莉の姪と話をしていました。
そのときは足の怪我で不参加と聞いた気がするけど
もしかしたらご病気で出られる状況じゃなかったのかも
しれません。ニュースサイト見ると病名が出てますね。
萩原さん、何年か前のサライで「私の朝飯自慢」に出てた。
その時もダンスしてて楽しそうだった。
年配になってから楽しみを見つけられて良かったと
勝手ながら思う。
944 :
900:2005/07/03(日) 13:27:10
>>942の>611という数字は間違いでした>939でした。
どうやってこんな間違いやったんだか。すみません。
ノエミも亡くなってしまわれたか。寂しい。
いらくさの家、昔NHKのドラマでやってたなあ。
スレ違いスマソ
野原野枝実って名前、響き文字も好きだった。
(そりゃ、少女小説時代の桐野夏生も真似して名乗るわな。)
>947
鴎外の字体がかっこいい。
ええーーー。
全然ブサじゃん。普通すぎる……。
ほんと、安っぽいし頭悪そうだし、全然違うよ・・。
っていうか芸能人なら○○みたいな書き込みは、荒れる元だし
やめませうよ。
可愛いけど、モイラの持つ「魔」が足りない気がする。
吉川ひなのがデビューした時は、モイラってこんな感じかなー
などと思ってたっけ。
ひなののしゃべりを聞くまでは…。
953 :
無名草子さん:2005/07/05(火) 00:47:22
モイラはあの後どうなっちゃうんだろう。ひたすら与えられる愛だけを享受して自分からは
何もしない女性って。パッパがいなくなって美貌が衰えてもあのまま「愛情の肉食獣」だったら。
辛いだろうなあ。
>952
私もひなのはちょっと当てはまるかな・・と思ったけど
だみ声で馬鹿っていう救いのない路線だったね・・・。
ひなのみたいな細いイメージもってる人多いのかな
私のなかではこんな感じ
・むっちりして
・鼻が大きめ
・目は上が平たくて大きい
・口はぽってりおちょぼ
>955
それ、そのまま若い頃のお茉莉じゃん。
957 :
無名草子さん:2005/07/07(木) 23:08:10
次のスレタイはどうしましょうか。
別に3パッパのままで良い。
3山田とか3ジャックでもなんだかな。
幻戯書房の「鴎外の遺産1」を読みました。
冒頭で杏奴タソの長男の鴎一郎さんが序文を寄せていて
「遺品整理の原則は故人の『私』を人目に触れることなく消滅させることと
考え」ってことで、日記・書簡の類を全部中身を確かめずに焼却処分した
って書いておられた。
杏奴タソの長男だけあって潔癖な方なんだなあと思うと同時に、勿体ないっていうのも
感じた。
杏奴タソからしたら、焼却された方が良いに決まってるんだけどね。
961 :
960:2005/07/10(日) 23:57:25
で、中身を読んで、杏奴タソこそ志げの激しい性格をそのまま
受け継いだんじゃないかなあって印象を抱いた。
前も「お茉莉にある魔がない潔癖なクリスチャン」って書いたけど
なんつーか、その潔癖の度合いが神経症じゃないか?ってくらいすごい。
正確に言うと潔癖というか思い込んだら絶対変えない頑なさって感じなんだけど。
峰のことを「このいやらしい祖母を父はお母さんお母さんと敬い慕い
親孝行の限りを尽くし絶対服従したのだから、ママなど七度生まれ変わっても
ペール(フランス語でパパのこと)の足許にも及ばない次第である。」って
息子宛の手紙で言い切ってるんだよね。
他にも「今日、杏奴さんや桃子さん(杏奴娘)や鴎一郎さんがいるのは
鴎外が死ぬほどの恋をあきらめて、あのいやな母に従った結果に他ならないのです。」
とか。
それはそういう面もあるだろうけど、そこまで言うかっていう。
しかも杏奴タソってば児玉せき(鴎外の妾)のことも「祖母の命令だったから」
って書いてるんだよね。いくらなんでも、それが全てじゃなかろうに。
で、鴎一郎さんも杏奴タソから話を聞くからだろうけれど
「鴎外の母親、峰子という人は、あらゆる傍証からみてあまり好感が
もてない人物ですね。事実そういう人だったと思います。」と言い切ってるんだよね・・
962 :
960:2005/07/11(月) 00:01:23
この人達は、鴎外の子供であるとは考えても、峰の血を受け継いでるとは
欠片も考えてないんだろうなー、なんかその痕跡すら脳内から
消し去ってそうだなーと思って、ちょっとガクブルしますた。
鴎外を神聖化することには疑問を感じていないのに、峰のことは
時代背景のことなんかを一切考慮せずに非難してるというか。
それは裏を返せば、複雑な環境にある為にいつも苦悶していた志げのことを
「悪妻」「ヒステリー」と切って捨てた人達と同じ行動だと思うんだけどね・・
長文書き込みスマソ。
鴎外の独特の清拭法とか
なんだっけ、脚気だかの病因を頑固に認めないとことか、
シゲもいっぺん嫌ったら死ぬまで嫌うみたいな感じだし。
子供はそうとう影響受けるよな。
964 :
無名草子さん:2005/07/13(水) 00:20:02
>961
鴎外が亡くなってから志げさんはアンヌタンを盲目的に愛してた
みたいだからね。3人の中では一番しっかりしてるし。
森茉莉は出戻りだし弟の類もぼやっとしてるし。
アンヌも母の支えになりたいと尽くしたんでしょう。
類との義絶見てると、すんごい潔癖だなと思うね。
アンヌとその息子の峰さんへの視点については眼からウロコだった。
志げさんは可哀想だったけど、嫁として上手く立ち回ろうともしなかった
わけだし、悪妻と言われた恨みなのかな。
森茉莉はそこまで批判せず、一見優しい祖母だが本心は違う、みたいな
書き方してたね。母親の擁護は死ぬまでやってましたが。
965 :
960:2005/07/13(水) 00:35:09
>964
顔立ちは愛しのパッパそっくりで性格は自分似、だとしたら志げが
杏奴を溺愛するのも無理はないのかなあ。
でも、ピューリタンの嫌なところを煮詰めてエッセンスにしたような
杏奴タソの激しさは、正直苦手。
「一か百か」みたいな視点しかないのね、グレーゾーンを存在させないのね
っていう。
あと他の書物には書いてあるのかもしれないけれど、杏奴が時々書く
「私が母の胎内にある時、両親と杏奴自身大きな侮辱を蒙った」
っていうのは、具体的には何のことなんでしょう。ひょっとして、
この「侮辱」も峰に関係してて、それで祖母のことをああまで嫌うのだろうか。
966 :
960:2005/07/13(水) 00:45:02
ただ杏奴タソ、志げのことも結構クールなんだよね。「母はいやに真面目な女である。
子供にとっての母は一向に魅力のないつまらない存在でしかなかった。
(中略)父と母が仲の好いように感じられた記憶は、私には殆ど見つからない。
愛情のような雰囲気、それは父が一人で作って、一人で(自分でも知らないで)
あたりの妻や子供や家、本、空気にまで振り撒いていただけだ。」とも
書いている。
この辺のクールさは茉莉とも通じるな。
で、パッパ大好きの度合いはやっぱり茉莉に勝るとも劣らない。
「私は父に恋をしていたと言っていいと思いますね。世の中の男の人の
中で最も信じられ、最も愛し、最も魅力的な人でした。あんな魅力的な人は
二人とないと思えるほどです。正直な話、父が亡くなってから、それだけの人に
出会ったことはないのです。」と答えているし。
あと、この本についている資料に「大正四年1月7日森家カルタ会
寄せ書き」っていうのがあって、参加者の名前に「日向ちえ」って子が
いるの。
このちえさんって、ひょっとして「大正美人伝」の林きむ子さんの
娘のちえさん?確か仏英和で同級だったよね?
今回も長文でスマソ。自分にとっての新発見が色々あって。
>960
森茉莉の出てこない1巻でもそれだけ色々発見があるってことは、
2巻はもっと色々わかることがあって楽しいだろうな。
最近『貧乏サヴァラン』の早川さんサイトが活発ですよー。
969 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 20:25:43
さがりすぎなのであげとくよ。
970 :
無名草子さん:2005/07/21(木) 05:33:12
昔全集読んだ時気になったんですが、ジャックが学生の頃いつも抱えていた、茉莉によく似た母親が出てくる外国小説って何ですか?読みたいけど全集にはタイトルでてなかったはず。
971 :
無名草子さん:2005/07/21(木) 14:00:19
>970
私は全集は未読なんですが、『マリアの気紛れ書き』(ちくま文庫)のp.371に
‘アルフォンス・ドオデの「Jack」’に出てくる主人公の母親が茉莉に似ていて、息子の「ジャン」がこの本をいつも傍らにおいていた、との記述がありました。
この前、笙野頼子の書いた「妖怪森娘異聞」読んだのだけど、その中では茉莉と長男の(恋愛めいた?)関係について言及していて面白かったです。
しかし森茉莉の文章の中から―とくにあの、話がどんどん脱線していくエッセイの中から―適当な箇所を引用してくるって、すごいなあ。
973 :
無名草子さん:2005/08/05(金) 10:21:43
972さんありがとうございます! 気になってたんでうれしいです。探してみます。
「ぼやきと怒りのマリア」読了。いや〜超ワロタ。
周囲の人が褒め続けないと筆が進まなかったり、
萩原葉子が大きい賞を取ったら、ショックで「甘い蜜の部屋」の執筆が
数年も止まっちゃったり。
某温帯と一緒で、ホメホメされないと書けない人だったのね。
まさかこのスレで温帯の名を目にするとはw
お茉莉はプライドが高くても傲慢じゃなかったから、今でも読者に愛されるんだろうね。
作家なら誰でも多少ホメホメしてもらわないと書けなかったり
友人でもライバルが賞もらったらショックってことあるだろう。
でもそれでちゃんと読ませる物が出てくるかっていうとこが
ポイントじゃないのかな。
>お茉莉はプライドが高くても傲慢じゃなかった
実は彼女「文学者」としての意識が強かったらしいですしね。
「ぼやきと怒りのマリア」、担当編集者の方がまとめた書簡集ですよね。息子との関係とか晩年の片想い?とか、本人があんまりはっきりと書いていないようなこと、けっこう書いてあるらしい。
値段がけっこうするんで読んでないけれど。
>974-975
某温帯、茉莉タン意識しすぎwww。
一時期おさまっていたのが文藝別冊で熾火に燃料投入された模様ですね
「記憶の絵」が好きなのだが
パッパとの少女時代と婚家のエピソードが好きでそこばかり読んでた。
久し振りにパリ時代の部分を読んだら、
茉莉がバレエ・リュス(茉莉表記:バレ・リュッス)を見ていたことに気付きビックリ!(遅)
さすが森茉莉、ただものではない
980 :
無名草子さん:2005/08/21(日) 15:40:27
新スレ立てるの失敗。誰か頼む
no