フランスやドイツがあってこれが無いと寂し過ぎる。 戦争と平和やアンナカレーニナを読むと他の小説は なかなか読めなくなるほど心を動かされるぐらいだ。 でもチェーホフすらまだ読んでないから「ロシア」で くくるのはどうかとも思いながらスレ立てる私を 吊るし上げないで…… やはりチェーホフは全集で買うべきなのでしょうか?
2 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 02:42
ナブコフ「ロリータ」 映画も面白かったです。
3 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 03:06
ロシア人はテンション高い
4 :
>1 :2000/07/16(日) 03:37
チェーホフはつまんないと思うけどなあ。 やっぱりドストエフスキー、ゴーゴリ、プーシキン、アレクセーエフあたりかな。
5 :
大学生 :2000/07/16(日) 04:06
>4 おれも結構ロシア文学読みましたけど、そう思いました。 アレクセーエフはしりませんが…。 でもワーニャ伯父さんは結構よかった。
6 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 04:09
トルストイは、動作や心理の描写を読むとその手腕に感心するが、 描写の対象である人物自体が凡人ばかりでつまらない。 面白かったのはボルコンスキイ老公爵ぐらいかな。 ナポレオンの書き方など最悪。 憎悪しか感じられない。 その点ドストエフスキーは面白いね。 出てくる人物皆奇人。
7 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 04:26
ロシアンと言えば、これ。 アレクサンドル・ソルジェニーツィン 『収容所群島』
8 :
>7 :2000/07/16(日) 04:39
絶版になってなかった?
9 :
>7 :2000/07/16(日) 04:49
俺はソルジェニーツィン駄目だった。 とにかくつまんねー。 >大学生 確かにワーニャ伯父さんは良かった気がするなあ。 読んだのは10年以上前なんでよくおぼえてないけど。
10 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 04:50
ソルジェニーツィンといえばデビュー作の 『イワン・デニーソヴィチの一日』はどう? あんまり記憶に残ってないんだけど。 今確認したら200ページかけて(新潮文庫) 収容所の一日を描いてます。
11 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 04:54
『ゴロヴリョフ家の人々』 没落、腐蝕、破壊、破滅、まさに力わざ。
12 :
9>10 :2000/07/16(日) 05:14
『イワン・デニーソヴィチの一日』も駄目だった。あの重苦しさに耐え切れなかった。 なにより面白くないし。 俺の良い小説の判断基準は面白いか否かだけだから、その基準でいくと最低ランク。 全部読める人は素直に尊敬します。
13 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 05:14
>5 そうかあ、チェーホフ、つまんないかあ。 あんな短編でよくここまで構築したなって、いつも読むたび舌を まくんですけど。言葉もきれいだしなあ。もう現代には通じないのかな。 芝居もつきぬけてるよね。桜の園のビヨーンってラストの効果音で なんだか知らないけど涙したことある。好きなんだけどな。 >1 ちくまから出てる個人翻訳全集だけは避けたほうがいいよ。 よめばすぐわかるです(涙)。 翻訳なり英訳で読めるものだったら、他に『巨匠とマルガリータ』 同じく新米医者ものの短編集、とちくるったザミャーチンの短編 かわいらしいハルムスの短編などが穴。ビートフのプーシキン館は どうも挫折するな。逆にプーシキンなどは難しすぎるよ。頭抱える。 マニアな人は、ナボコフ、原典と英訳、和訳並べて読むとはまりますよん。 いらぬこと想像し始めてあっという間に時が過ぎるから、2ch依存から 抜け出せるかも。
14 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 21:56
定期age
15 :
>6 :2000/07/16(日) 23:19
一説によればトルストイは貴族・地主だから時間と金にタップリ余裕があり推敲に推敲を重ねた為に彼なりのリアリズムが出来上がり、ドストエフスキーは時間も金も無い中で原稿の締め切りに追われてあのような形のリアリズムに到達した、と言われています。
16 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 23:23
ゴーゴリの『外套』好きだな。
17 :
ixion :2000/07/16(日) 23:23
原語で読めたらなぁ、ロシア文学…。 『イワン・デニーソヴィチの一日』は、ひたすら続く労働の中で ある小さな達成をすることがカタルシスになる、って書くと 安易過ぎるかもしれないけど、そこが良かった。変化のない 暗鬱な経験をただ書いているわけじゃないのが好き。 チェーホフ全集は時たま読み返します。特にスケッチ。
18 :
しみん :2000/07/16(日) 23:28
トルストイの復活はロシア全土、裁判所、警察、宮廷総てを震撼させた、彼の晩年の傑作中の傑作ですが、日本では余り、脚光を浴びていないようですが何故でしょうか?強姦されたマースロワが女性革命家になっていくからでしょうか?島村抱月と松井須磨子も心中してしまいましたが。それも、もう百年近くも前の事です。
19 :
大学生 :2000/07/16(日) 23:37
トルストイの人生論についてどう思いますか? 死の恐怖に捕らわれてた時、読みふけった覚えがあります。 ちょっと過激かもしれないけど、重要なこと言ってると思いました。 特に最初の科学に対する批判的なくだりが好きです。
20 :
13 :2000/07/16(日) 23:42
>17ixion氏 ああ、よかったあ。 どうぞ、なんでもいいです。是非、チェーホフについて 語ってくださいまし。おすすめの短編だとか、お好きなシーンだとか。 是非に。 プーシキンは難しすぎ、トルストイは文章が華麗で素敵だけど長くて難しい ドストエフスキーはやめてくれよおと思えるほど文章ヘタ(他の人に比べて) チェーホフは、初心者でもまあどうにかついていけるし、繰り返し読むことの できる希有な短編作家の一人だと思うのですよ。 >18 そもそもトルストイそのものが日本で読まれなくなってきているのでは? 芝居に映画にと世界的にはいまだ現役の息の長い作品ですよね。
21 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 23:57
>20 ドストエフスキーの文章すきだけどなー。 へっへっへ。
22 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 00:09
亀山郁夫の仕事は日本のロシア文学ファンをさらに減らすだけだと思う
>22 なんで? 「詩人」だから? って、まずいな、中傷に走ると。聞かなかったことにして。
24 :
ixion :2000/07/17(月) 00:22
今思い出してチェーホフ全集引っ張ってきました。「ウォローヂャ」 がけっこう好きでした。軽薄であろうとして深刻になってしまう少年。 汚濁を望みながら潔癖でなければ生きていけない少年。拳銃の扱い方 さえ知らずに死のうとする少年。痛々しい、素直なイノセンスのあり方 を描いていて好きです。こういう素直な文学を読み返さないと、どうも 頭がおかしくなっちまいそうで…>13さん 『オネーギン』のナボコフ訳&註もすごいですね。
25 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 02:19
agemasuyo
26 :
名無しさん :2000/07/18(火) 06:10
もしかして井桁の授業とってますか?
27 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 08:18
ソローキンは?
28 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 23:40
「アンナ・カレー二ナ」の余りにも有名な語りだし・・・・「幸福な家庭はさまざまに幸福であるが、不幸な家庭は一様に不幸である。」・・・・という一節をどなたか更に噛み砕いた文章で表現して下さい。 大脳生理物質である、ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリンの概念を使って分析・表現するのも面白いと思います。
29 :
ixion :2000/07/18(火) 23:48
あそこまで派手にロマンをぶっ殺してくれることに、こちらも 呆れるのを通り越してやたらとハイな読書経験をさせて いただきました、はい。<ソローキン>27さん
30 :
タンゴ@黒猫 :2000/07/18(火) 23:51
グリーン。 最初に読んだときの衝撃は未だに忘れられない。
31 :
>28 :2000/07/19(水) 00:14
幸福とは、その大脳生理物質はドーパミン、セロトニンであり、不幸な精神状況はアドレナリン、ノルアドレナリンが過度に分泌される、人間精神の作動様相であると判断できます。
32 :
>31 :2000/07/19(水) 01:05
前者は満足感、恍惚感に浸れ、後者は不安、焦燥、怒り、反逆などの感情の源です。ノルアドレナリンはアドレナリンによる停滞を打破・改革するに効果があり、アドレナリンは不快を避け快をすすめるに似た重要な働きがあるとも言われています。例えば、殺人や犯罪に類する事を避ける具合にです。・・・・間違っていたら訂正して下さい。
33 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 03:06
うーむ、よくわからんが定期アゲ
34 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 04:16
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、 三兄弟にそれぞれ「感情」「理性」「信仰」が 割り振ってある(と思った、ちゃんとした解釈知ってる人訂正して)。 俺は「理性」の次男、イワンが死ぬほどかっこよくて好きだ。 結局破滅するけど。
35 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 10:00
愛 は?
36 :
ixion :2000/07/22(土) 14:19
ソローキン?>35さん ありゃ、俺もマジ「は?」って感じだった。突っ走りすぎ^^; 「現代文学のモンスター」とか書いてたからちょっと期待しすぎたか… でも『ロマン』はいいと思うよ、読み終わってなんかぶち壊すか 誰かぶん殴りたくなる。そこがいい、かな? チェーホフ、やっぱり好きだな、と読みながらしみじみ思う。
37 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 19:08
スメルジャコフを忘れちゃいやーん。
38 :
34 :2000/07/23(日) 02:18
<<35 そうか、アリョーシャは信仰を含めて、愛の体現者か。 <<37 忘れてました。彼は人間の何を表しているんでしょう。いまいち覚えてない。 でも、読んでた当時は、結構彼にも感情移入してたような気もする。 ちょっと文庫本探したけど見当たらん。教えてください。
39 :
通夜 :2000/07/23(日) 14:42
ソローキンの位置付けとしてはボリス・グロイス『全体芸術スターリン』 読むとちょっと分かっていいかも。 ソローキンはまってる人多いけど、そんなに持ち上げるほどのもんでも ないと思う。 >34さん 長男が好きです。
40 :
名無しさん :2000/07/24(月) 20:30
「何をなすべきか」のラフメートフの拷問を想定してのシーンなどは最高だった! 「オブローモフ」のロシア貴族オブローモフとドイツ人シュトーリッツは実に好対照だったなあ。 日本人はどちらのタイプに属するのだろう?
41 :
一労働者 :2000/07/25(火) 10:49
今の自衛隊員など、デカブリストの若き青年将校を思え!!!!
42 :
名無しさん@1周年 :2000/07/26(水) 02:32
ドストエフスキー、トルストイ、プーシキンの他にも色々あるんですね。 勉強になります。 僕自身はドストエフスキーが好きです。ドストエフスキーを読んでから ライトノベルと推理小説が読めなくなりました。結構重症。 ドストエフスキーの文章は上手いとは言えませんが、 僕はあのぐちゃぐちゃしてるところが好きです。読んでるとトリップします。 >39 僕も長男好きです。
43 :
名無しさん@1周年 :2000/07/27(木) 02:32
オベリウ派の作品はおもしろいです。 北大の東欧関係の教授(お名前失念)の本で紹介されていて、 とりこになりました。 尾崎放哉の「墓の裏にまわる」が好きなかたならつぼかもしれません。
44 :
ハルムス :2000/07/27(木) 02:33
オベリウ派の作品はおもしろいです。 北大の教授(お名前失念、ポーランドあたり専門のかた)の本で 紹介されていて、とりこになりました。 尾崎放哉の「墓の裏にまわる」が好きなかたならつぼかもしれません。
45 :
ハルムス :2000/07/27(木) 02:36
多重投稿失礼しました。<43,44 オベリウ派のその文章を読んだとき、 あまりの感動(爆笑)のため、思わず 全文書き写したのをおぼえています。 これは、ぜひおすすめなんですが、、 ノート探してみよ。
46 :
名無しさん@1周年 :2000/07/27(木) 02:51
47 :
名無しさん :2000/07/27(木) 16:07
ゴーゴリが好きです。あげ。
48 :
ねこ@ぱんち :2000/07/27(木) 18:31
はじめまして。 「ロシア文学」っていうくくり自体がもはやよー分かりませんが(笑)、 ソルジェニーツイン、パステルナーク、レム(?)が好きです。 ソルジェニーツインは、「露共産党支配の恐怖」みたいなものが もはや普遍性を失ってしまっているので分かりにくいんですよね。 『ガン病棟』はその点、まだ現役ですよ。 あ、 絶版だったっけ。現役じゃねえな。(笑) パステルナークの代表作は『ドクトル・ジバゴ』。 映画化されてますから、皆さん筋はご存知でしょう。 原作は映画の何倍もいいっすよ。(^^) それに、めっちゃくちゃアナーキーな話なんですよ、実は。 不倫モノでノーベル賞を貰ったのは、彼くらいではないでしょうか。(笑) もちろん、 大変に美しく、苦悩にみちた不倫物語なのですけどね。 最近、ロープシンの『蒼ざめた馬』を読みました。 とにかく、冬のロシアの描写がすばらしくて、真夏に読むにはお薦めです。 指先がかじかむ感覚が味わえますよ〜。(^^)
49 :
名無しさん@1周年 :2000/07/28(金) 17:04
ちょっと前にラジオロシア語講座で原卓也先生のチェーホフ「恋について」 の講読がありましたね。 あれでチェーホフを読むとすごく感動しました。 原先生は新潮で「カラマーゾフ」訳してるけどすごく名訳だと思います。 ラジオの方でも解説が半端じゃなく面白い。 ところで、原先生の奥様ってあの原タマ−ラ先生? 東京外大の方教えてください。
原卓也先生、萌え萌えです。 やっぱ名手なんだ、良かった良かった。 ところで、ヨシフ・ブロツキーはどうですか?
51 :
名無しさん@1周年 :2000/08/01(火) 19:12
>40 決まってるじゃあないか! どこの国でも「余計者」はオブローモフで善良 な勤労者型はシュトーリッツなんだよ!
52 :
名無しさん@1周年 :2000/08/01(火) 20:25
ヨシフ・ブロツキーはいいぞ。ナマイキなところがいい。
53 :
ixion :2000/08/01(火) 21:24
"To Urania"って主にブロツキーが自分で英訳した詩選集読んだけど、 俺の好みじゃなかった。きれいだけどね。 どういうふうに生意気なんですか?>52さん
54 :
吾輩は名無しである :2000/10/18(水) 03:58
age
55 :
吾輩は名無しである :2000/10/18(水) 04:04
ヨシフ・ブロッキー、 かなり前に読んだ、二人の男(政治犯)が 塔みたいなとこに幽閉されて対話する話ですよね。 「蜘蛛女のキス」みたいな設定だった。 タイトルなんだったっけ。 もう一度読みたいです。
56 :
吾輩は名無しである :2000/10/18(水) 04:41
ガルシン好き。 「あかい花」「信号」など。 繊細な彼の性格が良く出ていて興味深い。
57 :
名無しさん@1周年 :2000/10/18(水) 04:45
>55 『大理石』
58 :
吾輩は名無しである :2000/10/18(水) 06:57
「ロマン」って誰か読みました?
59 :
55 :2000/10/19(木) 04:00
>57 おお、そうでした! ありがたう。
60 :
半信半疑 :2000/10/19(木) 05:24
61 :
>12、48 :2000/10/21(土) 02:19
ソルジェニーツィンの「癌病棟」はいい。 俺は中学生の時に読んで 素直に感動した。 彼の他の作品は、あまりにガリガリと政治的すぎて、 (乾いていて)小説としての面白さに欠けるのかもしれないが、 「癌病棟」は、主人公の男女も魅力的だし、みずみずしく潤いのある作品。 ソルジェニーツィンが、単に「反体制作家」であるだけでなく、 「小説家」としてすぐれた才能をもっている(いた?)ことを証明している。 彼の才能が、もっぱら政治への情熱に費やされてしまったことが残念と いうべきか。 ソ連崩壊後は、彼の言葉に耳をかたむける人もすくなく なってしまったようだし。 「癌病棟」が絶版?? 出版社は腐れだな。 新潮社か? 小笠原豊樹氏の翻訳もよかったのに。
62 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 02:21
マヤコフスキーは?
63 :
吾輩は名無しである :2000/10/24(火) 11:33
マヤコフスキーって、「レジ係」とか書いた人? ずっと昔、雑誌で読んだんだけど、本で出てる? 「魔女達の饗宴」という、ロシア女流作家の短編集を読んだけど、良かった。 ○ニーナ・サドゥール「魔女の涙」 ○タチヤーナ・ナバートニコワ「卒業証書」 ○ニーナ・カルテリ「化け物」 ○タチヤーナ・トルスタヤ「夜」 の四編が好みでした。「夜」を書いたタチヤーナ・トルスタヤは、 トルストイの孫娘だそうです。
64 :
うにゅ :2000/10/25(水) 20:17
ドストエフスキー、最高に好き。 全集で長編も短編も全部読んだ。 なんか、いやらしい感じの文章も好き。
65 :
名無しさん@1周年 :2000/10/25(水) 23:44
>61 ワタシも『ガン病棟』萌えー。 61さんにハゲしく同意。 絶版? 自分は文庫で持ってるから関係ないけど、そりゃないでしょ。 まあ確かに、ソルジェニーツィンのアイデンティティって、 ソ連にたいする「反体制」だったのかもしれないけど。
66 :
ユロージヴィ :2000/10/28(土) 12:37
トルストイの民話がほんとにすばらしい。 とくに『愛あるところ神あり』と『人は何で生きるか』 みんなはどう思う?
67 :
考える名無しさん :2000/10/31(火) 18:19
ドストエフスキーは原文がそうなのか、原なんとかの訳がそうなのか分からないけど文章がなんかユーモラス
68 :
吾輩は名無しである :2000/12/07(木) 00:10
なんかドストエフスキー好きの人って多いよね・・・・。 自分でも何で「つい」読んでしまうのかが、分りかねる事があるのだが (特にカラマのイワンの長丁場な台詞にはハマってしまう) ドストって一体なんなんだ?
69 :
吾輩は名無しである :2000/12/07(木) 00:16
ソルさんてむちゃくちゃあったかいひとってかんじがするよ。 「そるじぇにーつぃんたんぺんしゅう」しかよんでないけど。 つぎは「いわんでにーそヴぃちのいちにち」にちょうせんしたいれす!
70 :
空耳 :2000/12/07(木) 00:58
セビリアの理髪師っていう映画見たんですけど、 ロシアの男性ってみんなあんな感じなの? だとしたらお付き合いするのめちゃめちゃたいへんそう。 性格激しすぎ。 冗談みたいなことで冗談みたいなことおこすし。 裏を返せばすごい魅力的だってことなんだけどさ。
71 :
空耳 :2000/12/07(木) 00:59
あ、シベリアだ。ごめんなさい。 シベリアの理髪師。
72 :
吾輩は名無しである :2000/12/07(木) 01:09
「イワン・デニーソヴィチの一日」ってどんな感じですか?
73 :
吾輩は名無しである :2000/12/07(木) 01:23
74 :
考える名無しさん :2000/12/07(木) 02:03
>73 まだ途中ですが、 よかったです。 僕は「イワン〜」しか読んだことないのですが・・・。 当たり前だけどロシア的感じの方ですね。 トルストイもドストエフスキーも、 共通の印象を受けました。
75 :
吾輩は名無しである :2000/12/07(木) 05:05
どこか、ユーリイ・オレーシャの全集出してくれないか知ら。 ほんと、お願い。
76 :
考える名無しさん :2000/12/08(金) 02:37
73さんの ソルジェニーツィンとの対話の中にあった 彼の言葉なのですが。 >神を信じない人間というのは自分が何者であるのかを考えない人でしょう。 どうしてなのでしょうか。 ソルジェニーツィンに詳しい方、 教えてもらえませんか。 関係ないけど、 今僕は『カラマーゾフの兄弟』読んでます。
77 :
吾輩は名無しである :2000/12/08(金) 12:31
78 :
73 :2000/12/08(金) 13:11
>76 「神様なんていなくても、俺は一人で生きていけるよ〜ん。」と思って いる人は、本気で自分自身を検討したことがない人なのだ。 こんな感じでしょか? もちろん、「神」というのはとても抽象的な概念として使われていると思います。
79 :
吾輩は名無しである :2000/12/08(金) 15:30
映画「オネーギンの手紙」は観ました?
80 :
吾輩は名無しである :2000/12/09(土) 01:30
ドストの『罪と罰』は登場人物がキレまくっていて 別の意味ですごいと思う。 特にスヴィドリガイロフ。
81 :
見てね。 :2000/12/09(土) 23:07
哲学スレに「デリダとトルストイ」というものがあります。書いたのは、私。
82 :
米川ファン :2000/12/10(日) 00:25
ドスト氏、杜翁の訳は、古風な米川訳で。
83 :
?"猿"Z :2000/12/10(日) 00:31
ろしあ文学って濃ゆくて哲学的。すき。 どすとさん。とるすさん。そるさん。などなど。 プーシきん。ごーゴリは未経験。どうですか?
84 :
貼った方が便利だから・・・ :2000/12/11(月) 22:23
85 :
さんせき :2000/12/12(火) 02:49
76です。 >78さん >もちろん、「神」というのはとても抽象的な概念として使われていると思います。 なるほど、そういえば、 「カラマーゾフの兄弟」でも、 神の救済を認めなかったイワンに悪魔が訪れるんですよね。 彼は自己について考えてないわけでないんだろうけど、 神を認めなかったことで、 人生を肯定できなくなったような観がありますよね。 >77 >カラマーゾフの読後感想求む まだ全部読んではないんですけど、 今「アリョーシャ」の章が終わって 「ミーチャ」のところを読んでます。 カラマーゾフは面白いですね。 僕は哲学板の出身なんで、 少し哲学的に読んでしまうんですが、 ゾシマ長老の説教は実存哲学的に見ても、 多くの読むべきところがあると思いました。 僕はコリン・ウィルソン「アウトサイダー」を読んで、 この作品は実存哲学的に読むものだとか述べてありましたけど、 僕はやはりこの作品はもとの評価のまま 「神と人間」とか「死と救済」などが 主要なテーマだとして問題ないのではないかと思いました。 その方が味わいが深い。 物語全体に底流している神、人間への愛、 そして郷土(ロシア)への愛が そこに暮らす人びとのみじめさや苦しみ に対する深い同情とそれゆえの懊悩を感じますね。 僕は登場人物ではやっぱりアリャーシャと イワンが好きかな〜。 アリョーシャは普通に好きだし、 イワンはやはり魅力あるし。 父のフョードルも始めのところで道化を演じたところは 面白かった。 かなり笑ったよ。 笑うところじゃないのかもしれないけど。
86 :
77 :2000/12/13(水) 11:49
さんせきさんの意見に同意しつつ・・・ 自分は逆に、アウトサイダーを読み、その後ドストを読みなおした人間なのですが 彼の意見を踏まえてカラマに当たると、より明快に本文を捕らえられる様にも思いました。 ついでに・・・・・。 自分の一番好きな箇所はイヴァンの「偉大なる異端審問官」。あれは涙なくして読めません。 ドストとイヴァンの慟哭が聞こえてくる様で、実に痛いです。 これこそが、自分が漠然と抱いていた事を明確に表現した文だ、と(実におこがましいですが)瞠目する思いです。 うーむ、カラマは実に面白いですねー。
87 :
77 :2000/12/13(水) 12:07
↑仕事中にコソコソとカキコしたせいか、なんだか変な文になってしまった・・・・。 まあ、許してくれい。(w
88 :
さんせき :2000/12/13(水) 15:52
>77さん 「偉大なる異端審問官」 は、アウトサイダーでもかなり大きく とりあげられてましたね。 イヴァンの悲しみと懊悩には本当に 深刻なものです。 彼の優しさと、 それによって曇らされない峻厳な 現実に対するまなざし。 悲劇的といえますね。 ちなみに今はミーチャが逮捕されるところまで読みました。 面白いのでどんどん読めますね〜。
89 :
77 :2000/12/15(金) 13:06
>さんせきさん コリンウィルソンに付いては、論議されつくした事項かもしれませんが あの本は実に飽きがこないですね。 イヴァンは人類愛にあふれすぎたが故に、ひねくれ過ぎた感もありますな。 ああ、カラマの続きも読みたかった・・・・。 そうそう、どんどん読み進んじゃって下さい。 読了後の感想も宜しく!
90 :
さんせき :2000/12/16(土) 02:36
>77さん 他にどんなものをお読みですか?
91 :
77 :2000/12/18(月) 09:58
>さんせきさん ドスト以外では、一般的にゴーゴリ、ツルゲーネフくらいでしょうか。 読んで自分的にダメだったのがチェーホフとトルストイ。 それと「どん底」って誰だっけ、ゴーリキー?? 昔読んだ記憶は、あります。(w 今回、ドストの再読に挑戦するも、文中に引用されている新旧約聖書や フローベル、プーシキン、シラー(年末ですの〜)等の言葉に気が移ってしまい 全然前へ進まない状態です。電車の中で聖書は開きづらいし・・・。 とは言え、寄り道ばかりして先に進まないのも、また一興だけどね。 ところで、哲学板出身者的には最近どの辺が気になりますか? そう言えば。 哲学板とこっちと両方行き来してる人ってどのくらいいらっしゃいますか?
92 :
吾輩は名無しである :2000/12/23(土) 01:16
ブルガーコフは上がってる?だんなが好きで、筋だけきくと超楽しそうなんだ けど。
93 :
名無しのオプ :2001/01/10(水) 15:43
冬になるとロシア本が読みたくなるね
94 :
吾輩は名無しである :2001/01/10(水) 18:00
ドゥーニャドゥーニャドゥーニャ・・・ハァハァ
95 :
ソローキンのロマン :2001/01/10(水) 22:07
感想 よくわからんかった。中原昌也みたいだった。 厨房のときはツルゲーネフの「初恋」が好きだった。 ドストは「地下室の手記」。ヒッキーの自分とダブった。 アンカレは途中で挫折。リョービンのキャラがいいなあ。
>92さん ブルガーコフ楽しいですよね。 特に「巨匠とマルガリータ」。 悪魔が大活躍する躁なパートとピラトを主人公にした鬱なパートが 交互に配置されていて、テンポもいいし読み応えあります。
97 :
吾輩は名無しである :2001/01/16(火) 20:31
リーズage
98 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 01:19
ウラジミール・ソローキン! 駄目ですか...
99 :
れむ :2001/01/17(水) 14:04
セルゲイ・ドブラートフよんだ。 我が家のひとびと、かばん 間のとり加減がおもしろくて、たのしいです。 ロシア語できたらなーっておもう。
100 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 00:51
ソローキンの「愛」「ロマン」、好きですよ。 タイトルとは正反対の内容が…。 戯曲「ドストエフスキー・トリップ」が読みたいなあ。 ところでいま日本に住んでるってのはホント???
101 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 02:57
マンデリシュターム。誰もあげてないけど、いいよね。 ほかにはやっぱりソルジェニーツィン。『ガン病棟』さいこう。 3年前、コンビニで年越し夜勤やってるときに読んだ。
102 :
吾輩は名無しである :2001/01/29(月) 02:13
カバコフは文学のうちに入らないでしょうか。 五柳書院から出ている「イリヤ・カバコフの芸術」は沼野充義編訳。 モスクワのアパートネタが切なくもあり、可愛らしくもある。
103 :
吾輩は名無しである :2001/01/29(月) 02:55
あの、ちょっと質問ですけど ドストエフスキーの "Netochka Nezvanova"って邦題何か知っている 人いませんか? Penguin classicの英訳版買ったんですけど、邦訳が分からなくて。 よろしくお願いします。
104 :
吾輩は名無しである :2001/01/30(火) 16:03
>>103 >ドストエフスキーの "Netochka Nezvanova"って邦題何か知っている人
『ネートチカ・ネズワーノワ』(水野忠夫訳・中村健之介訳)
『ネートチカ・ネズヴァーノヴァ』(米川正夫訳)
『ニェートチカ・ニェズヴァーノヴァ』(小沼文彦訳) Nezvanogo は「招かれざる客」と言う意味。
105 :
吾輩は名無しである :2001/01/31(水) 23:43
死の家の記録?っていう題名か忘れたけど、ドストエフスキーの小説はおもしろかった。
106 :
だから続きを書いてってば〜 :2001/02/01(木) 00:17
107 :
名無しさんといつまでも一緒 :2001/02/01(木) 05:47
「戦争と平和」4巻の途中まで読んだ 最初の方ほとんど覚えてない・・
108 :
吾輩は名無しである :2001/02/01(木) 22:26
最近群像社ライブラリーから出たアナトーリイ・キム「リス」。 朝鮮系ロシア人作家とはマイナーな中でもマイナーな感じ。 なぜか登場人物の名前に×伏字×が使ってある……。 一体どういう戦略なのか気になります。
109 :
吾輩は名無しである :2001/02/02(金) 01:24
マママ、マヤコフスキイは? 行動のほうが悪目立ちしてますが…。 遺書号泣。
110 :
吾輩は名無しである :2001/02/04(日) 03:51
何度か出てますが、ソルジェニーツィンはやはり好き嫌いが激しいようですね。 個人的には「収容所群島」や「癌病棟」よりも、「イワン・デニーソヴィチの1日」が好きです。 いや、好き、っていうべきかどうかは微妙ですが。 とにかく圧倒されます。
このスレいい! なごみ〜〜。 「ガン病棟」に一票! 主要なものは大体読んだつもり ですが、ツルゲーネフあたり、どうです? ロシアの 大地の息吹みたいなの感じたなあ…ずっと前だけども。
112 :
吾輩は名無しである :2001/02/05(月) 02:07
ベールイ「ペテルブルク」 ザミャーチン「われら」
113 :
吾輩は名無しである :2001/02/08(木) 00:17
ピェーチェル行きたいねー・・・
114 :
ラスコーリニコフ :2001/02/08(木) 14:18
現代の最近(ペレストロイカの後)において、 面白くて秀逸な作品・作家あれば教えてください
115 :
素朴な疑問です :2001/02/08(木) 14:26
A:「ロシア文学」と「ソ連文学」の違いは何か? B:ロシア革命後は「ロシア文学」は無くなったのか(?亡命した白系ロシア人を除いて?) C:旧ソ連崩壊後は、再び「ロシア文学」に戻ったのか?
116 :
吾輩は名無しである :2001/02/11(日) 04:33
age
117 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 04:14
プーシキン
118 :
吾輩は名無しである :2001/02/15(木) 11:32
>>110 「イワン・デニーソヴィチの1日」ってさ、USSRの人々にとっては
強烈なヒニクそのものの小説だな、と苦笑まじりに思ったな。
そのままシンプルにも読めるけど。 自分は楽しく読んだし。
119 :
吾輩は名無しである :2001/02/17(土) 22:24
どなたかネクラ−ソフ好きな方いませんか。 私がはじめて読んだのは「ロシアの女性たち」 でしたが、この人の本領は「わが同時代人たち」 のような風刺詩にあるような気もします。
120 :
吾輩は名無しである :2001/02/21(水) 14:12
最近ロシアでは村上春樹がブームのようで。
121 :
吾輩は名無しである :2001/02/21(水) 21:57
122 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/02/22(木) 01:20
『新しいソビエトの文学』(江川卓・井上光晴編集)が面白かった。 ボゴモロフ『ぼくの村は戦場だった』はタルコフスキーの映画もいいけど 原作の方が泣ける。
123 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/02/22(木) 01:26
チェルヌィシェフスキー『何をなすべきか』 ラフメートフは理想的な革命家だがロプホーフの方が好き。 チェルヌィシェフスキーの奥さんオリガが超悪妻だったというのは本当? あとツルゲーネフ『処女地』 これもソローミンよりネジダーノフの方が… いや、名前わすれたけどマリアンナにふられる人の方が好きかな。 N・オストロフスキー『鋼鉄はいかに鍛えられたか』 面白いかどうか以前に、実際に赤軍に身を投じた作者の体験が 生々しく伝わってくるので好き。
124 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/02/23(金) 06:54
>A:「ロシア文学」と「ソ連文学」の違いは何か? 「ソ連文学」には神が出てこない。 フランス語を喋るアリストクラートも登場しない。 つまり日本人の感覚ではソヴィエト文学の方がわかりやすいです。
125 :
吾輩は名無しである :2001/02/23(金) 21:24
126 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 15:24
>>125 おお、タヴァーリシイ、超スパシーバ!
ロシアで春樹か・・・ニチェヴォー セビェ〜
127 :
吾輩は名無しである :2001/02/25(日) 11:28
ゴーゴリの『狂人日記』が好き。 ああいうWeb日記でも書いてみたいものだ。 今でも『狂人日記』というタイトルなのだろうか・・・
128 :
バラバ :2001/02/25(日) 18:19
2年位前に文庫でゴーゴリの新訳でたけど 『狂人日記』だったよ。 『ヴィイ』も好きだな。
129 :
吾輩は名無しである :2001/02/27(火) 22:52
ageage
130 :
吾輩は名無しである :2001/03/01(木) 21:45
こないだ「お父さんがロシアで村上春樹を訳してる」というひとの話をきいたよ
131 :
120 :2001/03/02(金) 12:29
春樹の翻訳者は日本在住のロシア人。訳文のレベルは相当のものらしい。 HPで公開していたところ、エストニアかどっかの資産家が金を出して出版 させた、というのが始まりらしい。
132 :
:2001/03/02(金) 15:34
すいません、ゴンチャロフってどうですか? 印象。
133 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/05(月) 21:34
木村毅は文章へたくそだけど、でも 石川郁男はもっと下手。
134 :
吾輩は名無しである :2001/03/06(火) 16:21
>>131 ロシアでは風水もブレイクした(今もか?)事だし・・・・
なんかあーゆー哲学っぽい雰囲気のものが好きなのかな。
135 :
世界@名無史さん :2001/03/06(火) 18:55
コメディーはどう? イリヤイリフの12の椅子とか? 影響受けすぎて、本当に詐欺師になった奴がいるよ。 オシタップの軽薄さが本当のロシア人の実像かもね
136 :
吾輩は名無しである :2001/03/09(金) 06:42
あげとこ
137 :
吾輩は名無しである :2001/03/19(月) 12:32
教えて君ですまぬが・・・ 神保町にロシア文学専門の書店ってなかったでしたっけ? 行って見たのだが見つからぬ〜 ご存知の方がいらっしゃいましたら、屋号を教えて下さい。m(_ _)m
138 :
>>137 :2001/03/22(木) 12:40
ナウカじゃなくて?
139 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/22(木) 12:56
ナウカはロシア文学専門店というか原書ですね。 大原簿記の近くじゃなかったっけ。
140 :
ナウカ :2001/03/22(木) 20:53
ナウカはそろそろなくなるとのうわさ。現地価格の20倍で本を売る店。
141 :
吾輩は名無しである :2001/03/23(金) 08:30
ビデオなんて30倍
142 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/23(金) 11:49
レーニン写真集は4倍だった。 7年間、ドム・クニーギで2千円だったのが8千円。 まだ良心的な方だったか。
143 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/23(金) 13:24
マヤコフスキーの日本語訳ってどこから出てますか? 『ウラジーミル・イリイチ』以外。 伝記はよく見かけるけど、作品にはなかなか巡り遭えなくて。
144 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/23(金) 20:44
143のつづき。 そんなわけでナウカで『南京虫』の原書買ったけど2行訳したら力つきた。
145 :
イワーノフ :2001/03/25(日) 03:04
>132 ゴンチャロフは『オブローモフ』しか読んでないけど、すごく面白かったよ。 引きこもりの話なんだけど、「僕はどうしてこんな風になってしまったのか、 どうやったら脱出できるか自分でもよくわからないんだ!」って叫ぶシーンが 印象深かったです。 ただ、『平凡物語』にせよ『断崖』にせよ古本屋にあまりないね。岩波が復刊 してくれることを願います。
146 :
イワーノフ :2001/03/25(日) 03:08
スマソ。改行失敗しやした。
147 :
マヤコ :2001/03/25(日) 23:02
マヤコ全集があるよ。全3巻。 でも今は出て無くて、古本屋めぐりをしなくてはいけません。 うちの近所の古本屋にあるのでねらってます。 「マニフェスト」というマカベイエフの映画の最後のほうで男が 車輪の中を走りながらマヤコの詩を叫ぶところはかっこいいですね。 「マニフェスト」はなぜかソフトポルノみたいなコーナーにある場合が多いけど。
148 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/27(火) 06:27
>>147 全集かあ。古本屋でも高そうだな。
マヤコは顔で人気がある(ロシアの町蔵(笑))から、
いずれまた出るんじゃないかと期待してみるが…。
「マニフェスト」探して見ます、ありがとう。
モスクワのマヤコ博物館は、いまだに学生なんかで賑わってました。
どうでもいいけど142の「7年間」は「7年前」の間違いでした…。
149 :
137 :2001/03/27(火) 22:44
138〜142さんへ 貴重な情報をどうもありがとうございます。 ナウカは宜しくないって事ですね。 ひえ〜カキコしてよかった!!!!! どうもありがとうございました。
150 :
あきゆき :2001/03/28(水) 00:02
>109 それって、どこに出てるの? 亀山っちの本?
151 :
オモヴィーノ :2001/03/28(水) 00:07
ここはやっぱ、二葉亭四迷の後輩多いのかな?
152 :
マヤコ学院に行こう! :2001/03/28(水) 00:22
忘れてたけどエレンブルグの「トラストD.E.」なんてどうでしょう。 >151 違います。
153 :
吾輩は名無しである :2001/03/28(水) 00:28
HP90 MP100 ドストエフスキー HP120 MP50 トルストイ HP55 MP150 プーシュキン HP80 MP80 ツルゲーネフ HP65 MP100 チェーホフ HP75 MP60 ゴーゴリ HP30 MP40 ゴンチャロフ
154 :
吾輩は名無しである :2001/03/28(水) 23:42
>149 宜しくないというわけではないです。あそこがなくなるといったい どこでロシア文学の原書を手に入れればよいのやら。 バフチン全集の原書をもう何年もかけて注文中ですが、ちゃんと覚えてて くれてるし。こういうものこそネットショップにすれば 安くて手に入りそうなのになあ。
155 :
:2001/03/29(木) 13:29
あまぞんとかのほうがいいかもね。 ちょくせつかいにいったり、ろしあにしりあいがいたら、 かっておいてもらって、ていきてきにとりにいくっててもあるね。
156 :
吾輩は名無しである :2001/03/29(木) 23:32
157 :
吾輩は名無しである :2001/03/30(金) 01:36
ありがとう。「お気に入り」に追加したよ。
158 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/03/30(金) 13:52
亀山っち、自己陶酔型の文章がイカすぅ。
159 :
吾輩は名無しである :2001/03/30(金) 20:38
いげぴーとかイチロー先生は?
160 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/04/01(日) 10:12
いげぴーって、佇まいとか語り口調の怪しさの方が印象深すぎて。
161 :
吾輩は名無しである :2001/04/01(日) 17:13
二葉亭四迷訳の ツルゲーネフ 初恋 の日本語は、森鴎外の 即興詩人 の訳文よりも印象に残っている。
162 :
吾輩は名無しである :2001/04/02(月) 23:35
163 :
吾輩は名無しである :2001/04/06(金) 00:15
岩松了の「かもめ」はいまいち変わってなかったな。 シェイクスピアみたくもっと色んな人の訳で読みたし。
164 :
吾輩は名無しである :2001/04/08(日) 01:17
土台穴って出た?
165 :
>>164 :2001/04/09(月) 13:39
とっくに 国書刊行会から
166 :
このレス読むものに永遠の呪いあれ :2001/04/09(月) 13:44
岩松了も外語の露語中退だったな そういえば
なんで呪い?↑
168 :
我輩は名無しである :2001/04/09(月) 23:40
>>167 マヌエル・プイグというアルゼンチンのホモ作家の作品に
同じようなタイトルの小説があるのです。
「蜘蛛女のキス」とか「ブエノスアイレス事件」とかほかに書いてマース。
169 :
吾輩は名無しである :2001/04/13(金) 00:37
チェーホフのよさを教えてください。
>>169 読めばわかる。それがチェーホフの良さ。
171 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 00:40
演ればわかる。それがチェーホフ。 てゆうか戯曲は読んでもようわからんかったけど、 演じた時びっくりするくらい泣けた。
172 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 00:43
読めば読むほど分からなくなる。それがチェーホフの分からなさ。
173 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 01:04
>>75 おれも出して欲しい。けど、どうせ売れないんだろうな(笑)
どこかに奇特な出版社いないかな?
174 :
吾輩は名無しである :2001/04/16(月) 21:19
たまに古本屋でそーゆーのの自主出版バージョンが売ってたりするよね。 173さん、作ってよ。
175 :
吾輩は名無しである :2001/04/22(日) 17:24
age
176 :
吾輩は名無しである :2001/04/24(火) 00:00
「ハルムスの幻想」という映画の情報ください。
177 :
映画情報 :2001/04/24(火) 23:31
やふー検索でゴロゴロ出てきましたけど・・・・・<ハルムスの幻想 具体的に書かないと、どんな情報が欲しいのかがワカラン
178 :
吾輩は名無しである :2001/04/27(金) 12:10
>177すみませんさがしまっす。
179 :
パラディグマ :2001/04/27(金) 21:10
亀山郁夫の『あまりにロシア的な』たまたま早稲田の古本屋で見つけて買った。800円(安い!)。 結構内容濃くて一気に読めた。とくに凄かったのがウリヤノフスクで逮捕された話。 ソ連って恐い国だったんだねえ。でも、幕切れ、結末はどうなった?
180 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/04/29(日) 10:41
亀山センセはここ見てるのか? 見ていたら書き込みきぼん。
亀ちゃんみてないよー。2ちゃん嫌いだもん
182 :
吾輩は名無しである :2001/05/01(火) 09:17
俺はキエフで逮捕された
183 :
吾輩は興味津々である :2001/05/01(火) 22:34
184 :
181 :2001/05/02(水) 08:38
単なる旅券不携帯のため駅前で拘束。鉄格子のある留置所に延々4時間くらい 入れられた。尤も逮捕とはいえんかも知れんが。 刺青のある警官と押し問答をやって罰金を払ってようやく解放された。 どうでもいいが、亀山さんの発音はひどいね。
185 :
182 :2001/05/02(水) 08:39
↑スマソ。182の間違い
186 :
183 :2001/05/02(水) 13:00
>>184 それは酷いね、無事の生還なによりです。
しかしそれが「普通」な事に思える自分がオカシイのか・・・
私もペテの街中でスピード違反で捕まった時、その場で速攻
「大事なお客さん(大嘘)が乗ってるので〜頼みますよ〜〜」と
その場で金を渡して逃れた事はあるが、露西亜の留置所は本気で怖いな。
ソルジェニーツインの読みすぎかもしれんが・・・。
とにかく無事でなによりですわい。
187 :
パラディグマ :2001/05/02(水) 23:36
ロシアでつかまってる人って結構いるんですね。 182に聞きますが、拘置されたのは、何年のことですか。 ソ連が崩壊してからもそんなことってあるんですか。ちなみに亀山先生の事件はペレストロイカの前夜のことだけど。
188 :
初心者 :2001/05/04(金) 23:22
亀山郁夫って何モノ?
189 :
名無しさん@1周年 :2001/05/05(土) 01:08
>>188 あるときはサンタクロース、またあるときは……。
190 :
ネコっち :2001/05/05(土) 09:52
本屋で、ボリス・アクーニンという作家の小説が平積みになってたけど、面白そう。 読んだ人は、書キコきぼん。
191 :
テルテル :2001/05/05(土) 10:33
アクーニンの翻訳出てる? 出版社は?
192 :
ネコっち :2001/05/05(土) 11:10
テルテルさん。 作品社とかいう、あまり聞いたことのない出版社。 ミステリーファンなので、私もいちおうゲットしようと思ってる。ちょっと高かったけど。
193 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/05/05(土) 17:37
不法滞在の中国人がたくさんいるため、東洋人は必ず呼び止められる。 パスポートさえあれば大丈夫なのだが。 もっとも日本人は、かなり粗末な格好をしていても「ヤポンスキー」とわかるらしい。
194 :
吾輩は名無しである :2001/05/05(土) 20:13
>>193 しかし、いちがいには言えんかも・・・・
自分はコリアンに間違えられてスキンヘッズに電車の中で罵倒されまくった事があるぞ。
別のジジイは車両から蹴り出され(文字通り)てたしな。
警察はともかく、あいつらをどーにかして欲しいね。
195 :
吾輩は名無しである :2001/05/05(土) 20:24
>亀山郁夫 テレビのロシア語講座に出ていた某大学の教授。 ロシア近代文学専門だったと記憶している。
196 :
テルテル :2001/05/05(土) 21:13
ネコっちさん。ありがとう。 今日、アクーニン、紀伊国屋で仕入れました。 まだ、20ページほどですが、とても面白いので、一読勧めます。
197 :
吾輩は名無しである :2001/05/06(日) 02:07
井桁先生の名前が出ていたけど、この人好きじゃないな・・・ 貝澤先生とかどうなんだろう。 授業はおもしろいけど、研究者としては? ハラタク超スキ!
198 :
吾輩は名無しである :2001/05/08(火) 01:49
私は貝澤さんの学生時代を知っていますが、それはもう大変な勉強家で、かつ 天才的なひらめきを持った方だと記憶しております。研究者としても すぐれていること間違いなし。
199 :
182 :2001/05/08(火) 12:39
>>187 あれは95年だったかな。現地人と歩いていたのに。
同じ鉄格子の中にいたのは、どこぞのアラブ系の学生と酔っ払いの2人。
そのうち、別のアルカーシュが入れられて、ケンカになったりと散々。
俺は4時間で出してもらえたけど、アラブの学生君は(彼も旅券不携帯)
まだ残されていたなぁ。
200 :
ヴェーラ :2001/05/10(木) 01:03
初めて書きます。ロシア(182さんはキエフだったんですね)での逮捕の経験の話、もっと聞かせてください。 キエフではロシア語は通じたのですか。私の好きな映画の一つにテオ・アンゲロプロスの『ユリシーズの瞳』というのがあります。あれも、異国で逮捕される恐い話しです。レーニンだったか、スターリンだったか、物凄く大きな銅像が船で運ばれていくシーンが印象的でした。 182さん、ぜひ、ごらんになってください。きっと、身につまされると思います。
201 :
吾輩は名無しである :2001/05/11(金) 22:54
>>198 さん
ほほう。授業とかもう、ほんっとにおもしろいです。超刺激的。
やっぱりああいう人は勉強もちゃんとしているんだなあ。なんでも知ってるもん。
最近結婚したらしい。奥さんも頭いいのかな・・
はあ。私も勉強しよっと。
今幾つくらいなんでしょうかね。若く見えるけど・・・
アルカイックスマイル。。
202 :
吾輩は名無しである :2001/05/13(日) 01:01
「魚の王様」はいかが?無骨で優しいシベリア男の肖像はカッコよかった。
203 :
ヤポンスキー :2001/05/14(月) 09:14
204 :
吾輩は名無しである :2001/05/14(月) 15:51
205 :
吾輩は名無しである :2001/05/15(火) 00:13
伊東一郎先生はどうよ?最近歌ってる?
206 :
吾輩は名無しである :2001/05/15(火) 00:18
バフチンの思想についてどう思う。 私にはたいしたこと言ってないじゃんという気にしか なれないんだけれど。 すごいの?教えて。
207 :
吾輩は名無しである :2001/05/15(火) 12:41
伊東一郎さんの奥さんも不釣合いに若くてきれいな人だね。
208 :
吾輩は名無しである :2001/05/15(火) 15:24
ああいう教授の奥さんになる人って、 どんな人? 同級生とかが多いのかな それとも見合い?
209 :
マリア・L :2001/05/18(金) 23:17
207〜08 どうしてこうレベルが低いの? 人の噂話にしか興味のない人は出て行ってください。ここは文学を語る場所じゃなくて。
210 :
添削 :2001/05/20(日) 21:08
>>209 誤) 人の噂話にしか興味のない人は出て行ってください。ここは文学を語る場所じゃなくて。
正) 人の噂話にしか興味のない人は出て行ってください。ここはロシア文学を語る場所じゃなくて?
211 :
マリア・L :2001/05/22(火) 23:12
親切な人ね。日本語のチェック、どうもありがとう。でも、もうちょっとまじめに書いてほしい。これからいろいろ質問なんかぶつけたいと思っているので。
212 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 12:25
↑なんだこの獄本野ばらは
213 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 20:19
マニアックかもしれないが、チェーホフの作品 の中では「小犬を連れた奥さん」が好きだ。 訳文は(小笠原豊樹氏もの)学生時代図書館で (神谷清氏)訳のものをよんだが、会話部分に 時代的なギャップを感じストーリーに入り込め なかった。その後映画を観て、もう一度原作を 読みかえしたのが小笠原訳のものだった。 ロシア語を解さぬ者にとっては、訳文いかんで 非常にイメージが変るものだ。 (語学的正確さはともかくも)
214 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 22:13
>(神谷清氏)訳のものをよんだが 神西清だよね? 名訳、名文家で知られている人、の筈なのだが・・・
215 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 22:51
>214 (神谷 清)の間違いです。すみません。 名文か駄文かの問題ではなく、会話が自分の現代 の言語感覚に即しているかという問題です。 作品の時代背景が今世紀初頭くらいだと思うので 女性のことば使いが今とは大きく異なっていると 思います。ただ、自分が小説を読むとき感情移入 しやすいのはより現代的な言葉使いのほうが、感覚 的に受入やすいのです。学問的な読み方ではありま せんが…。ロシア語を解さぬものには、名訳かどうか はむろんわかりません。
216 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 23:55
>>213 俺も小笠原訳で読んだ。神谷訳は読んだことがないので
比べることはできないが、小笠原訳は良い。彼は単に
訳すだけのバカ翻訳家と違って、きちんと日本語ができる。
彼の翻訳物はどれをとっても安心して読むことができる。
自信を持っておススメできる翻訳家だ。
217 :
マリア・L :2001/05/24(木) 00:03
ようやく調子を取り戻したみたい。私もチェーホフは大好きです。神西訳も、ワーニャおじさんとか読みましたが、やっぱり男性本位の訳。フェミニズム的には失格。女心がわかってないという感じ。その点で、だれの訳がいいのかな。 その点、
218 :
吾輩は名無しである :2001/05/25(金) 01:14
男性本位の訳ってどういうことですか。 ちなみにチェーホフの戯曲を読んでいて「接吻して」とか 出てくるとさすがに興醒めですね。
219 :
吾輩は名無しである :2001/05/25(金) 01:35
220 :
吾輩は名無しである :2001/05/25(金) 12:22
↑ちゅう
221 :
吾輩は名無しである :2001/05/25(金) 12:44
>>219 普通に「キスして」でいいんじゃない?
「接吻して」だの「くちづけして」はちょっと。
余談だけど、既出の「ガン病棟」のオレーグが
ヴェガにあてた手紙の末尾「今許しを乞わずに
くちづけをします」ってのは、ちょっと泣けたけど。
「くちづけして」はいいと思う・・・モエ
223 :
吾輩は名無しである :2001/05/26(土) 00:14
でもいかにも昔の時代って感じの雰囲気が伝わってくる場面なら 「くちづけ」のほうが良くない?俺は昔の話を今に置き換えないで 昔のまま楽しむ性質だから、時代がかった言葉づかいのほうが好き。 場所や時代が違う方がフィクションの世界に入っていきやすいのだよ、 俺は。
224 :
吾輩は名無しである :2001/05/26(土) 05:16
実際に芝居を演じる女優さんたちはどうなんだろう? 戯曲として読むという立場より、台本として台詞を 覚え会話するわけだから、最初は「接吻」とか、 「くちづけ」って言う言葉は、抵抗あったりして。
225 :
吾輩は名無しである :2001/05/26(土) 05:38
いやーロシアスレッドだけに皆さん 長文ですなー
226 :
考える名無しさん :2001/06/05(火) 11:10
>>225 そうか? でも語学のロシアスレには及ばないと思うが
227 :
吾輩は名無しである :2001/06/15(金) 06:35
あげついでに、柳富子先生は元気ですか? もう、定年退官されるそうですね。最終講義はぜひ聴きに行きたいです。
「口吸い」は
229 :
後藤明生 :2001/06/19(火) 03:39
私はゴーゴリの外套が大好きです。
230 :
名無しさん@1周年 :2001/06/23(土) 00:47
さがりすぎてるからあげ。
231 :
吾輩は名無しである :2001/06/24(日) 23:09
ドクトルジバゴはどうよ?
230よ、意見も書け。 再度・・・さがりすぎだからあげ。
233 :
名無しさん@1周年 :2001/06/26(火) 22:39
230じゃ。 かたじけない。 パステルナークは好きじゃ。
234 :
理沙(リーザ) :2001/06/26(火) 23:48
何か、素敵な話題があるのかと思ってのぞいてみたけど何もないのね。先週の土曜日にはるばる府中の外語大まで出かけていって、シンポジウムを見てきました。「日本とロシア」という市民学会だったけれど、すごい熱気。ロシアに関心をもっている人がこんなにいるんだと思ってちょっと感激しました。「私とロシア」というコーナーは、ざっと500人ぐらいはいたかしらね。それにしても、外大ってすごいハイテクキャンパスなのに驚いた。将来、人気が出そう。私も今の大学から移りたい。
235 :
吾輩は名無しである :2001/06/27(水) 08:40
市民学会「日本とロシアー歴史・交流・共生」というテーマですね。 袴田さんとかも出て痛そうな。
236 :
すらばとすたばは良くにてる :2001/06/28(木) 21:04
>>234 学生の頃が懐かしい。
よくさー、サークル仲間から情報を貰っては
他校の講義を聞きに行ってたよー。
そーゆー情報は早めにここで公開して?
俺も近所在住だから知ってたら行きたかった。
237 :
我輩は名無しである :2001/06/29(金) 22:27
238 :
理沙(リーザ) :2001/06/30(土) 19:49
237さん、はからむじんってだれ? 今日は、なんだか、携帯も鳴らなくて、さびしい一日だった。 こんな美女を、なんで放っておくのかしら。だいたい、ロシア文学が好きだなんていう女の子に世の男性は興味をもつのかしらね。ちなみに私の一番好きな主人公は、ドクトル・ジバゴ。女性では、リーザ・ホフラコーワから。この人だれかわかる?リーザの身長は、小説から察するに1メートル55とロシア人にしては小柄。スリーサイズは・・・・?
239 :
我輩は名無しである :2001/06/30(土) 21:20
誤解を招くような書き方をしてごめんよ。
>>237 は、カラムジンが好き?とききたかったんだ。
240 :
犬の林 :2001/06/30(土) 21:31
読んだことないんだけど、アレクサンドルグリーン とかベールイって面白いの?こんど読もうかと思って んだけど
241 :
吾輩は名無しである :2001/06/30(土) 21:54
ゴーリキーの三部作に挑戦してる。 翻訳書でも感じるのだけども、原文はもっとすごいのだろうと思う描写の確かさ。 名文なんだろうと思う。 しかし、それにしても、ロシア文学はどうしてこんなに陰鬱なんだろうか。
242 :
吾輩は名無しである :2001/06/30(土) 22:09
好きなロシア作家。 A&B・ストロガツスキー 好きな翻訳家。 深見弾
243 :
231 :2001/06/30(土) 22:18
244 :
理沙(リーザ) :2001/06/30(土) 22:29
小説はやたら偶然が多くて時々しらけたけど、なんといっても雰囲気が好き。映画も2度ほど観たことがある。オマー・シャリフの中年(?)ぶりがすっごく良かった。感想ってむずかしいのよね。
245 :
吾輩は名無しである :2001/07/03(火) 21:20
このスレならば当分死にそうにないので、ロシア文学だけでなく ロシア映画に付いて語りたい気分、、
246 :
理沙(リーザ) :2001/07/04(水) 00:41
賛成。だあれもレスしてくれないので、さびしかった。 最近では、スターリングラード。ロシア映画ではないけれど、印象が深かった。 一番好きな映画は『誓いの休暇』。古すぎる? 原題とタイトル、違うなと思ったけど、ユルせる。 タルコフスキーでは、断然、鏡が好き。
247 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 21:47
作品名と作者両方思い出せません 教えてください あらすじ:主人公が借金取り?みたいな悪いやつに何十年か監禁されるが獄中で本を読み漁り本物の知性を身につけ借金取りに礼を言って去って行く みたいなやつなんすけど…うろ覚えですまそ もう一度読みたい。 あと、ここでは「マンセー」はやっぱり「ウラー」なんですか?
248 :
理沙(リーザ) :2001/07/10(火) 00:15
チェーホフの「賭け」っていう短編じゃない。確かめてみて。うろ覚えってまったくあてにならないことがわかるから。
249 :
吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 08:24
『誓いの休暇』。はじめて見た映画だ。なつかしいな。 モスクワは涙を。。。なんてのもすこぶるいい。 今、渋谷のユーロスペースでは、「不思議惑星キンザザ」が上映中だそうだ。
250 :
吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 23:11
>248 さっそくチェーホフあたってみます
251 :
理沙(リーザ) :2001/07/10(火) 23:31
今日の毎日新聞、江川先生の追悼記事が大きく載っていた。感傷的だったけど、まあまあだった。江川先生って東中野に住んでたのかしら。
252 :
吾輩は名無しである :2001/07/11(水) 22:35
荻窪1-18-29
253 :
理沙(リーザ) :2001/07/12(木) 02:08
読売新聞に、日本とロシアのシンポジウムの話が出てた。今回も亀山先生のエッセーだけど、ちょっと冴えなかった。昨日のほうが良かった。 沼野先生のも見かけたけど、全然、タイプが違うので驚いた。 今週、金曜日、馬場で飲み会があるけど、来たい人、この指とまれ。案内しまーす。ロシア文学ファン(マニア?)が7名ほど集まる予定。
254 :
吾輩は名無しである :2001/07/13(金) 21:09
純ペテルブルグ型中流コケットで若くて美しい子の集団だったら逝きたかったかも
255 :
理沙(リーザ) :2001/07/14(土) 09:35
結局、13人という大集団になった。大ハプニングで、K先生がいらした。わずか1時間で帰られたけれど。 今回盛り上がったのが、チェブラーシカ。プラトーノフの作品集が翻訳で出るとかいう話題。グロスマン(て知ってる?)の『人間の運命(?)』の翻訳が出るかもしれない、とか。 さすが、情報通ばかり。考えてみると、おかしな子たちの集団だなと思った。次回は本郷で。でも、実現するかな。新宿のがまだいいな。
256 :
吾輩は名無しである :2001/07/14(土) 23:48
ちくま文庫のチェーホフ全集ってもう手に入らないの?
258 :
吾輩は名無しである :2001/07/14(土) 23:51
>>257 どうやって盗めばいいの?出入り口の所で警報鳴るでしょ。
磁気テープはがせヨ!(・∀・)
260 :
理沙(リーザ) :2001/07/16(月) 00:45
Why?
261 :
吾輩は名無しである :2001/07/16(月) 01:21
いつのまにか工藤精一郎から米川正夫になってる。 工藤訳は良くないってこと?
262 :
吾輩は名無しである :2001/07/16(月) 02:27
工藤幸男
263 :
ねっとてんぐ :2001/07/16(月) 16:58
最初からずっと見てきたんですが、シュクシーンとか、ラスプーチンの名前が出てこないのは不思議です。 そういえば群像社の本を最近書店で見かけないけれど、つぶれたんですか?
文学板でそんなドキュソの名前出すか莫迦 厨房殺すぞ
265 :
ねっとてんぐ :2001/07/16(月) 22:22
どれがドキュソ?
266 :
吾輩は名無しである :2001/07/18(水) 18:46
ボリス・アクーニンの『堕ちた天使』を読んだんですけど、 このシリーズは第二作以降も翻訳してくれるのかなあ。
268 :
理沙(リーザ) :2001/07/26(木) 00:14
ああ、今日はお酒飲んじゃった。ビールとワイン。すばらしい雷雨だったから、嬉しくて。雷って、なんてセクシーなのかしら。 ところで、『巨匠とマルガリータ』はそんなに悪い訳なの。私の大好きというか、最高に好きな作品だから、訳なんて気にせず一気に読んでしまったけれど。 巨匠のような純な男の人っていないわよね。
アザゼル
270 :
イリーナ :2001/07/27(金) 02:53
はじめましてー ロシア文学はとくに怪談が大好きなんだけど、 みなさん、この話はもうしましたか? 過去にレスがあったら教えて!
271 :
吾輩は名無しである :2001/07/27(金) 05:00
>>269 アポクリファの堕天使がどうした?
と思って調べたらあったあった。
沼野恭子訳なんだね・・見つけたら読んでみよ。
272 :
吾輩は名無しである :2001/07/27(金) 23:34
ギコネコを黒がちにしたらベゲモートだなあ。 ロシアで猫って見た記憶があまりないが。
273 :
コピペ :2001/07/29(日) 00:28
274 :
吾輩は名無しである :2001/08/01(水) 00:25
リーザって『ペードナヤ リーザ』から取った名前?
275 :
吾輩は名無しである :2001/08/01(水) 00:35
ロシア文学は、貧乏で哀れな人間を 共感を持って描くという手法を開発した。 その例「外套」「罪と罰」
276 :
理沙(リーザ) :2001/08/02(木) 10:53
274さん、私へのレスですか。じつは、いろいろあって。むずかしい。ベードナヤ・リーザってカラムジンでしたっけ? 読んだことないので中身は知りません。 種明かしはそのうち。夏休みに入ったらとたんにヒマになって、ろくに本を読む気も起こらない。ただ、9月上旬に10日ぐらい、モスクワに行くことにした。うーん、全然中身なし。夏バテ。また、改めて。
277 :
マネしてはいかん :2001/08/02(木) 22:53
>>276 現地の観光客用の出店でソ連時代の軍的な小物を買ってきて
オークションに出品してみなよ。
元値1ドルもしないものが高値でさばける事ウケアイだ!
まー売れなくても責任は持たないけど(w
取り敢ず、9月上旬って言ったらもう寒い時期だな。 風邪ひかない様に、、、
278 :
理沙(リーザ) :2001/08/03(金) 01:09
「マネしてはいかん」さん、なんだか、とっても嬉しいレス。ありがとう。絶対に試してみます。
279 :
吾輩は名無しである :2001/08/06(月) 23:23
夏房age
280 :
吾輩は名無しである :2001/08/08(水) 22:39
TVで鬼の様に放映されたチェブラーシカが日本では映画で登場だ さあ歌え! チェブラーシカ!!
281 :
吾輩は名無しである :01/08/29 12:47 ID:nHvA/e3w
『静かなドン』。長くてしんどかったが、読む価値あり。
282 :
吾輩は名無しである :01/09/11 15:25
オブローモフ主義とは何か?
283 :
吾輩は名無しである :01/09/11 16:19
ソ連だけどどん底もいける
284 :
吾輩は名無しである :01/09/11 17:46
なにをなすべきか?
285 :
吾輩は名無しである :01/09/13 00:40
どんな賢人にもぬかりはある
286 :
ぴろしきおじさんのはなしってしってる? :01/09/23 19:42
>>281 「ショーロホフは書いた数が少なくて全集もすぐ読めちゃうんだけど、人に全作品読破しましたって言うと凄く驚かれる。自慢できるよ」って言ってた人がいた。
やってみます?
中学生の頃、ラスプーチンの『生きよ、そして記憶せよ』にハマリました。
お涙頂戴のメロドラマって言われればそれまでだけど。
「罪と罰」で濡れ衣を着たペンキ屋・ニコライ少年の正体が気になりますね。 彼と同棲していた画家の関係を知っている人いますか。
288 :
吾輩は名無しである :01/10/07 01:39
ああああああ! ソルジェニーツィンの「煉獄のなかで」の続きを読みてえ! なんでうちの近くの市立図書館には一巻目しかないんだあ! ナージャとネルジンはどうなったの? 誰か俺に読んで聞かせてちょうだい。
289 :
吾輩は名無しである :01/10/07 21:33
>>289 あ、買いなさいってか?
金がない学生さんにはつらいところだが、読めないよりはマシか…
ありがとうございますね。
291 :
吾輩は名無しである :01/10/08 00:22
アイザック=アジモフはここで語ってもいいの?
>291 SF板へ行きましょう。
293 :
吾輩は名無しである :01/10/09 23:25
294 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/10 01:01
そういえばナボコフもロシア出身でしょう?
295 :
ドスト好きはナボコフ嫌い :01/10/10 23:25
だからなにさ?
296 :
ナボコフ好きはドスト嫌い :01/10/11 15:06
おまえこそなにさ?
297 :
吾輩は名無しである :01/10/11 17:14
チェーホフすきです 太宰治の作品の中によく出てくるんで作品集を100円で買いました(ちくま) 戯曲はわからないですけど後の作品はみんないい! とくにわたしが好きなのは「決闘」ですね あれを夜通し読んで感銘を受けました とくに生物学者と神学者(?)のキャラクター性に感服いたしました
298 :
吾輩は名無しである :01/10/11 17:19
チェーホフでは短編ですが「六号室」(でしたっけ?)も素晴らしいですね 精神病棟が舞台なんですが、非常に深い内容を持っています 障害者と健常者の境目とは何かについて考えさせられました 現代にも通じる作品だと思います
299 :
吾輩は名無しである :01/10/11 17:23
ツルゲーネフもいいですね 「父と子」と「ルージン」しか読んだことないですが 「父と子」は今でも読み返すことがあります やはり登場人物の性格づけに成功した作品は面白いですね アルカージイの間抜けっぷりとバザーロフの親父に乾杯
301 :
吾輩は名無しである :01/10/11 17:36
関係ないもんはんな ころすぞ
>>296 何それ? 知識もないくせに真似して書くなよ。
みっともねーやつだな。やれやれ・・・。
303 :
吾輩は名無しである :01/10/12 00:09
ちくま文庫のチェーホフ全集ってまだ買えるの?店頭では扱ってない みたいだけど。
304 :
我輩は名無しである :01/10/12 07:34
>>302 おまえこそ何それ? 知識もないくせに真似して書くなよ。 みっともねーやつだな。やれやれ・・・。
305 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/12 08:33
おもしろいー。ドスト好きはナボコフ嫌い、と、ナボコフ好きはドスト嫌いだって。 文学として見たら異質なのかな。 チェーホフ全集って図書館で借りたらただじゃないの? でも雑菌だらけって気がしなくもないけどね確かに。子供の頃はそうい うの平気だったのかなあ。よく借りた本自分の部屋に運ぶのに、かばん はみられる危険があるからかばんから出してスカートのウエストにはさ んでおなかに隠したりしたけど。 よく皮膚病とかにならなかったもんだ。。
>>304 もーつまんないなー。せっかく煽ってんのに
そんなんじゃ全然話しが発展しないじゃんかよー。
もういいよ、君は却下。
>>305 ここは2chなので安易に信じない方がいいよ。俺も遊んでるだけだし。(w
ナボコフってさペトロパブロフスク要塞のお偉いさんの血筋じゃん。
それを鼻にかけたドスト論を展開したりもしてるヒトでしょ。
だから頑固なドスト好きは一般的にナボコフに良い感情を持ってないって事。
ただそれだけ。
307 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 01:13
ありがとう。 それに時代も違うでしょ?ナボコフ、てアメリカっぽいセンスだと 思うよやっぱり。ドラマチックというのか、映画向けというのか。 小説的だというか。フランス小説もそういう傾向あるし。 ストーリーが勝負みたいな。
ドストはガキにも受ける。 ナボコフはもうちょっと成熟した人に向いてると思う。プルースト入ってるし。 ナボコフはイヤミな奴だなあと最近まで思っていた。 ところが、今年出た短編全集を読んでみたらちょっと印象変わった。 初期作品も出来はともかく、結構素敵だったYO! ベルリン亡命時代の雰囲気はなかなか。
309 :
ナボコフ好きはドスト嫌い :01/10/13 12:14
レイナ姉さん、ナボコフのどこがアメリカっぽいのですか? ナボコフはたしかにストーリーテラーの側面もあるとは思う けど、映画向きのドラマ性はないんじゃないの? デビュー作「マーシェンカ」のラストにはナボコフの核がつ まっているけど、ああいう微妙すぎる心の動きを捉えるには 映画って大味すぎる気がするんだよな。 たぶん映画にもぜんぜん向いてないよ。 あと、ナボコフには素敵な要素もあるが、本質的にはイヤミな 奴だと思う。
310 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 14:02
ナボコフってロリータしかしらないや。 でもイヤミな奴だとしても、なんかそのイヤミさは、うちの姉妹や 父や叔母たち、そして自分の地の中にも入っているものを見てるみたい な気がするんだよね。まあ、もう一回読んでからちゃんとコメントするね。 ナボコフスレッドとかでも作って。。。
311 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 14:10
血だよ。
312 :
ナボコフ好きはドスト嫌い :01/10/13 15:16
血ね。了解。レイナさん、ナボコフをいやみなヤツと呼ぶのは自分としては ある種誉め言葉的につかってるつもりです。いやみっていうか、 実際は勘が鋭く、良識そっちのけで思ったことを文にしてしまう って感じかもね。ナボコフの凄みはロリータ以外のほうが出てる よ。 後、俺別にドスト嫌いってほどじゃないです。ちょっと語呂が よかったんでこんな名前にしてみただけ。 ドストは粘着気質、ナボコフは分裂気質の人って感じはあるな。
313 :
名無しさん :01/10/13 19:21
あんたもしかして、あの人?
314 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 22:55
私はドストエフスキーは、誠実だとおもう。どこまでも純粋で正直に愛してると 思う。じゃ、私自身は、分裂気質かな。 うちの父は典型的な粘着気質。 知り合いのひとが最近教えてくれた言葉。スキゾとかフラノとかいうの。 まだちゃんと覚えてないけど。
315 :
吾輩は名無しである :01/10/13 23:05
>>314 その知り合いの人はドキュン気質
今時スキゾって・・
316 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 23:27
今時?? 今時ってなによ。私は今ごろ知ったばかりなのよ?
317 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/13 23:30
>>316 今時スキゾは古いって事ですよ。富良野ではなくてパラノでは?
318 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 23:32
あははははは。ありがとー。だけどあなたも詳しいんですね
319 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 23:35
ところで、ハズカシー言葉の間違いはちょっと棚に上げて。 古いってのは、単にそれに取って代わる表現が出てきたということ? それともそういう性格分析は間違ってるってことがわかったって言うこと?
320 :
吾輩は名無しである :01/10/13 23:38
>>319 っていうか人間をスキゾとパラノの2種類に分けただけで
人間を理解した、なんて本当に思ってるの?単純すぎ。
321 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/13 23:38
>>319 もうブームが去ったって言う事ですかね。
ここで聞いていいのかわからんけど 漫画板で聞いても無駄そうなので。 手塚治虫のマンガでロシア文学に影響受けた作品があるらしく それを探してます。 タイトル、現在読むには何を探せばいいのか、 元になったロシア文学とは何なのか等 どんなことでもいいです。 何か知ってる方がもしいらっしゃったら教えて下さい。
323 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/13 23:46
324 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/13 23:47
325 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/13 23:49
そりゃ、私の友達だってそういう単純じゃないって知ってるよ。 だってとっても賢い人なんだからね。すっごいインテリで、しかも とても慎重な人。。
326 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/13 23:51
インテリゲンツィアは大概自分の言葉に酔ってる。 と言う偏見が僕にはアル。
327 :
吾輩は名無しである :01/10/14 00:00
>>326 インテリゲンチャ=知的無用者、知的余計者
かくいう俺もインテリゲンチャ
>>293 どうもすいません。ありがとうございます。
でも亀レスsage
>>320 >古いってのは、単にそれに取って代わる表現が出てきたということ?
との質問への返答を俺も希望。
スキゾフレニーとパラノイアに代る言葉って最近ではなんていうの?
なんか詳しそうなので、横入りだけど良かったら教えてくれい。
>それともそういう性格分析は間違ってるってことがわかったって言うこと?
も会わせて宜しくです。
なんか最近のカキコ読んでたら気になってきたので。。。。
>>329 いや僕は少し齧っている程度なので、よくわからないです。すんません。
スキゾもパラノも無くなった訳じゃなくて、(もしかしてもうなくなってる?)
ブームが落ち着いたと言う事ではと僕は思ってます。
まず、心理学用語なのか社会学用語なのかを明確にしておかないと 話が咬み合わないね。
333 :
吾輩は名無しである :01/10/16 12:42
ALL,「日露作家会議」には行くの?
>>330 こちらこそ、安直に板違いな質問をすみませんです。
確かに現在、社会一般的には「生きてる言葉」ではなくなった様ですね。
お手軽な心理学が一般に浸透した今日では、これらの言葉だけでは
人々の意識を括れなくなったと同時に、言葉が使い古されてしまった
という事なのでしょうか。
ドストの「貧しき人々」の「貧しき」という言葉と一緒かもね。
>>331 心理学用語だった様な気がするけどねー。 忘れちったよ・・・
335 :
吾輩は名無しである :01/10/20 16:30
>>333 それって何?ネット検索しても見つけられないんだけど
336 :
吾輩は名無しである :01/10/20 19:24
>>335 知らんの?
来週末灯台に6人ものロシア(有名)作家が。。
沼野さんや貝澤さんや亀山さんが。。
337 :
吾輩は名無しである :01/10/20 20:56
>>336 ホントだ!どうもありがとう。
メール受付って今日までか、しかし金・土曜日開催とな。
時間的に無理だなー。
へー青山ブックセンターには島田も来るんだ。
カズオイシグロもタッチの差で申込みしそこねたし
最近なんか世間に疎いなー はー 仕事しよ・・・
338 :
吾輩は名無しである :01/10/22 08:57
漏れは行くよ。(土曜だけかな)
339 :
吾輩は名無しである :01/10/22 09:06
>>332 マルクスやねん。
でもぱっとエンゲルスの写真出されても、マルクス?こたえるかもしれないけどな
340 :
これ買った :01/10/22 09:07
341 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/22 09:34
高すぎる。。
342 :
吾輩は名無しである :01/10/22 13:16
338へ 後日の報告求む
343 :
吾輩は名無しである :01/10/22 22:45
>>340 定価で買ったの?なんて勿体ない事を・・・・・っ!
344 :
吾輩は名無しである :01/10/22 23:17
メレジュコフスキーの作品、どっか出してくれないかな。
345 :
吾輩は名無しである :01/10/22 23:25
346 :
吾輩は名無しである :01/10/23 00:15
ゴーゴリはどうですか?「外套」とかけっこう好き。
347 :
吾輩は名無しである :01/10/23 00:20
>>342 OK。アクーニンのサインをもらってくるよ。
349 :
ストライキの季節 :01/10/25 01:24
万国の労働者よ団結せよ! age
作品と人間性とはまた違うね。 トルスターヤはイメージそのものって感じだったかな。
351 :
吾輩は名無しである :01/11/16 21:39
エセーニンってロシア人でしたっけ?
352 :
吾輩は名無しである :01/11/20 21:42
今の世の中ではマルクスの死に様を演じようにも不可能。
353 :
吾輩は名無しである :01/11/30 18:44
I'm not as sad as Doestoevsky. So I------a----m---a---h---a---p----p---y----boy.
354 :
吾輩は名無しである :01/12/05 01:54
ソローキンの『ロマン』ってまだ絶版じゃないよね?
355 :
吾輩は名無しである :01/12/19 22:08
agetokuyon
sagetokuyon
357 :
taka ◆WJp3Uzus :01/12/27 21:19
最近の露西亜文学ってどうなんですかね。
死せる魂って結構面白い
『アンナ・カレーニナ』についてお尋ねします。 まだ全部読んでいないのですが、 どうもアンナがリョーヴィン・キチィに比べ、良く書けているとは 思えません。 色々と調べたらリョーヴィンは作者自身をモデルにしているそうなのですが、 それならリョーヴィンが良く書けているのは納得できます。 となると、アンナは作者の対立する人間像として描かれているのでしょうか? ラストには鉄道自殺するみたいですが、ラストは構想の段階で決まっていて、 しかし、トルストイの思想上自殺に向かう人間というのは対立していて、 だからこそアンナは描き尽くされていないのではないか? と私は考えました。 ロシアの政治文化等あるいはキリスト教に詳しくないので、 彼等の人物像を表しているだろうと思われるこれらについての議論は 飛ばしながら読んでいます。 トルストイ=リョーヴィンに反発する形としてのアンナなのか? トルストイは自殺について否定的な立場をとっているのか? この二つの私の疑念にお考えをお持ちの方がいらしたら、お聞かせ下さい。 よろしくお願いします。
本多秋五の読みって私と全く逆。 かなり鬱だ・・・
361 :
360さんへ :02/01/10 16:41
気にしない、気にしない、一休み、一休み…
362 :
吾輩は名無しである :02/01/10 21:08
ツルゲーネフのバザーロフかっこいい。ゴーゴリのチェルカッシも。
363 :
ixion :02/01/13 14:58
どなたか、ペレーヴィン読んだことがある人にお聞きしたいんですが、
彼の作品はどうでしょう?
そういえば、作家会議にも来ていたらしいですが…
>>338
364 :
吾輩は名無しである :02/01/16 01:43
まだあったのかここ!!
365 :
吾輩は名無しである :02/01/16 05:50
>362 『はつ恋』『猟人日記』…なつかしー。 >364 ははは、マターリと進行してっからね。 ソルジェニーツィンはガイシュツか? おら、泣いただよ。
>>365 ソルジェニーツィンは微妙に外出かも。何を読んで泣いたのですか?
367 :
吾輩は名無しである :02/01/30 03:09
>363 私もamazonで彼の「虫の生活」「眠れ」(群像社)を買ってこれから読むんですが、ペレーヴィンってこのスレではあまり出てきてないみたいですね。日経の文化欄特集ではアクーニンとソローキンと そろって3人で特集されてたのに・・・。
外大ロシア科ですが何か質問ある?
>368 は〜い、質問! 外大のロシア科逝ってて恥ずかしくないですか?
>>369 煽りにマジレスするのもなんだけど恥ずかしくないよ。別に
なんで恥ずかしいのか教えてくれ、参考のために
371 :
吾輩は名無しである :02/02/08 21:13
わしは、はっきりいって、そなたが羨ましくてならん>>368
>369 かめちゃん元気?
ペレーヴィンは作品と反してとても真摯な人だったよ。 カフカと比較されるよね。ムシ〜
374 :
吾輩は名無しである :02/02/08 21:37
アレクサンドル・グリーンって、国書から出てるの以外で今読めるやつない?
即レスありがとう。ってゆうか、検索ぐらいすれってことですか。 すまんかった。 しかし、えらいマイナーな出版社から出てるなあ。 フレアってなに? 文庫なの? 早速調べてみよう。
亀山先生は授業やりすぎで過労ぎみのような気がします。授業以外にも大学の役員やってるし まあ見た目は元気だけど、いつか倒れそうな予感。 入試制度も彼が挙げた案が通り数年後には違うものなる予定。
>377 肝臓大丈夫なんだろか?
授業中に昨日はお酒をのんでとかいう話しをするので結構飲んでると思いますが 顔を見る限り肝臓はやんでないと予想されます。歳の割に肌は若い
皆さん、はじめまして。ロシアに関心をもってくれてとても嬉しく思います。 がんばって下さい。 たまには歌でも歌いながら語り合いたいものですね。
381 :
吾輩は名無しである :02/02/09 03:21
まじで先生なの。
382 :
sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/15 00:40
新潮文庫から、セラフィモー(キ?)ッチっていう人の物が出てるんですね。
383 :
吾輩は名無しである :02/02/20 03:07
「ドクトル・ジバゴ」があまり出てきませんな。 汽車で田舎に向かうあたり、ロシアの真冬から雪解けにかけての 描写が非常に美しい。 たしか絶版ですよね?
384 :
吾輩は名無しである :02/02/20 05:52
おいおいお前ら誰も気にしてないんですか。 原本を読む時必ず脇に置いたあの本を。というわけで。 東郷正延先生の御冥福を心よりお祈り致します。 遅いかな。
385 :
吾輩は名無しである :02/02/21 12:37
ロシア文学を読むとロシア人て、 ちょっと変わった人たちだと思いません? だからロシア文学はおもしろいんだなと。
386 :
吾輩は名無しである :02/02/22 16:00
387 :
sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/27 20:39
「若き親衛隊」(ファヂェーエフ 黒田辰男訳 全5冊 青木文庫)、入手しました。
388 :
吾輩は名無しである :02/03/10 00:23
age
389 :
吾輩は名無しである :02/03/13 14:43
age
390 :
吾輩は名無しである :02/03/19 11:40
ブルガーコフ好きage
391 :
吾輩は名無しである :02/03/20 00:41
プーシキンが1番好きなのだがあまり人気無いみたいっすね
392 :
吾輩は名無しである :02/03/20 01:32
>391 プーシキンは完璧すぎるんだと思われ・・・
393 :
吾輩は名無しである :02/03/20 02:09
>>391 私もプーシキン好きですよ。あと、ツルゲーネフやトルストイ、チェーホフも
ただし、ドストエフスキー、ソルジェニーツィンは大嫌いだけどね。
394 :
吾輩は名無しである :02/03/26 20:28
age
395 :
吾輩は名無しである :02/03/26 21:14
ソルジェニーツィンって、なぜか読んでてマッタリできるんだよな。 なんとなく学生時代を思い出すような。
396 :
吾輩は名無しである :02/03/28 01:59
age
>>376 昔、河出書房新社の「世界少年少女文学全集」に入っていたもので、
永らく絶版だった為、ファン垂涎の一冊になっていたようです。
フレアばんざい! でも内容は保証しません、童話だから。。
あ、絶版になっていたというのは河出版のことです。
399 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:32
1900年代初頭のロシア文学で、 ・主人公は労働者 ・革命に参加、ダイナマイトを投げる ・最後は気が狂う という条件を満たす作品ってありますか?なんとなくドストの作品っぽい のですが…。
400 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:33
鋼鉄はいかに鍛えられたか
401 :
吾輩は名無しである :02/04/12 02:00
age
402 :
吾輩は名無しである :02/04/12 20:37
>391 実は今プーシキンにハマっています。 ミーハーかも知れんのですが、「大尉の娘」が面白くて面白くて、 なんども読み返しているところです。マーシャ萌え(爆
403 :
吾輩は名無しである :02/04/16 06:30
age
404 :
吾輩は名無しである :02/04/18 23:37
age
405 :
吾輩は名無しである :02/04/18 23:46
ロシア文学ってヒトケもないね。 話題が出てこない。 まあ、いつかはいい作家が出てちょっとしたブームも来るんだろうけど。 そもそもやってる連中に覇気がない。 こりゃもうだめだ。
406 :
吾輩は名無しである :02/04/19 00:01
>>399 とりあえずドストエフスキーじゃないよ
だって彼の5大小説は1860〜80年代の作品だから
革命に参加というのがまずない(内ゲバならあるけど)
ダイナマイトも出てこない
407 :
吾輩は名無しである :02/04/21 23:41
蒼ざめた馬?
408 :
吾輩は名無しである :02/05/01 20:50
age
409 :
ちんこまんこは絶対言わないとね :02/05/04 17:59
エロフェーエフって一冊しか出てないのかなあ('-`)
以前チェブラーシカの話題を文学板で振ってたアッフォが居たけど、 DVDで見てみたらその気持ちわかる気がしたよ、どうでもいいけど sageで書こっと('∀`)
412 :
吾輩は名無しである :02/05/05 09:58
「雪どけ」 エレンブルグ@江川卓訳 「虹」 ワシレフスカヤ@原卓也訳 げっとしました。楽しみ
413 :
吾輩は名無しである :02/05/06 21:55
age
414 :
吾輩は名無しである :02/05/08 21:51
415 :
吾輩は名無しである :02/05/09 00:57
悪霊って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
416 :
名無しさん@ロシア文学で人生アウト :02/05/16 18:40
群像社、がんがれ〜
417 :
吾輩は名無しである :02/05/29 14:57
age
418 :
吾輩は名無しである :02/06/01 20:05
このスレ一気に読んだけど、 ほんと実りのあるレスがないねー。 まっ、おれのこのレスなんてその最たるものだけどさ。 たぶんこんなことを書いても、 人こないから叩かれることもなさそうだし(藁 それとドスオタの痕跡がないねー。 あのおっさん、ドスしか読んでないのかな。 じゃっ次にレスがつく一週間後まで落ちつづけてちょーだい。
419 :
吾輩は名無しである :02/06/01 20:56
お? 珍しく骨のあるヤツが来たな。
それじゃ
>>418 よ、ここらで、ロシア文学史上、
最も沈痛な作品「コルイマ物語」について語らないか?
う、う、う……参った。というか知らねえよ(w とおれが敗北を認めないと、 419は1週間ぐらい放置されることになるからな。 そりゃ、あんまりだ。せっかく即レスしてくれたんだから。 で、ドスとトル、ツルを読んだくらいでここに来てはいかんのか?
知らねえよ? ま、仕方ないか、邦訳出てねーし。
こういう意地悪な419がいるからこのスレは(略
423 :
吾輩は名無しである :02/06/09 17:05
日曜日age
424 :
吾輩は名無しである :02/06/09 18:30
>>405 ロシア文学は19世紀が全てだったわけだ。
425 :
吾輩は名無しである :02/06/09 19:11
今日サッカー、ロシア戦だよ。 モストボイage。
426 :
吾輩は名無しである :02/06/10 21:12
イスカンデルって既出? チェゲムのサンドロおじさん、面白いよ。 物語!って感じがする。読むとウキウキしてくる。
427 :
吾輩は名無しである :02/06/18 00:07
ゴーゴリ、いいんですけど。 たしか、ドストエフスキーも 「我々はゴーゴリから生まれた」とか 云っていたような。
429 :
吾輩は名無しである :02/06/21 05:13
>>421 シャラーモフ『極北 コルィマ物語』高木美奈子訳,朝日新聞社,1999年,2800円。
430 :
吾輩は名無しである :02/07/01 17:32
ロシア文学に嵌ってます! トルストイの『復活』が好きなんですけどw ドストエフスキー、チェーホフ、トルストイ、ゴーゴリ、ナボコフ、 ソルジェニーツィンの他にいい人っています?
>>430 ツルゲーネフが抜けているのはなぜだろう。
もしかしてお嫌い? わたしはツル好きだけどなー。
ドスやトルほどかたくもなく、チェーホフよりは骨があるって感じで(w
といっても『はつ恋』と『父と子』しか読んでないけどね。
>『復活』
どうして主人公が改心したのがわからなくて、
最後までそれをひきずっていたよ。今でもわからん。
遠藤周作の『私が・棄てた・女』と
どこか似ている気がするのはわたしだけ?
あ、ホントだ・・・w トゥルゲーネフが抜けてますね。 ロシア文学ってだいたい1800年代〜1900年初期のが有名ですけど、 それ以降の現代文学で日本で有名なのって・・・ ソルジェニーツィンくらい・・・・? でもまぁ・・・外国から見た日本文学だって同じだと思いますけどね。 やっぱ明治〜昭和の文豪の作品は翻訳されているんでしょうかね? 源氏物語は翻訳されているみたいですけどw
433 :
吾輩は名無しである :02/07/09 07:07
434 :
吾輩は名無しである :02/07/14 19:21
age
435 :
吾輩は名無しである :02/07/14 19:43
ツルゲーネフなら猟人日記。これ最強。
436 :
吾輩は名無しである :02/07/24 21:47
本を読みたいときはロシアの文学を読もう 庶民的で 哲学的な おかしくて かなしい ロシアの文学を読んでみよう 自分のことだけを考えたいとき 世の中の不正義を怒るとき ロシアでは文学の言葉を読む 生きることの楽しさを伝える言葉も つらい過去をふりかえる言葉も ロシアの文学は語ってくれる 電車を何度も乗り過ごすほどの物語も 一瞬にして思想が深まるひとことも ロシアではみんな文学になっている だから 何を読んでいいのか迷ったときは 本を読みすぎて疲れたときは ロシアの文学を読んでみよう そしてそのあとは もっともっと ロシアの文学を読もう
437 :
吾輩は名無しである :02/07/30 18:40
Я понимаю.
439 :
吾輩は名無しである :02/08/08 06:21
愛、ロマン
プーシキンは最高だと思う。その後継者のレールモントフも絶品。
441 :
吾輩は名無しである :02/08/19 00:26
露助の文学なんか文学じゃないね。
442 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/08/19 00:38
終戦直後の強制収容所の話とか読むとたしかに露助は鬼だよね
>>441
トルストイ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、チェーホフ、 …思えば文学というものに触れた最初は ロシア文学だった。真性厨房時代だから当然浅い読みだったわけだが、 それでもロシアの茫々たる大地の感じは、圧倒されるようだったな。 その後日本文学や他国の文学も系統だって読むようになったが、 ロシア文学の背後に広がっている風土のイメージというのは、 やはり独特のものだと知った。あの気候、大地、渺茫と果ての無い地平、 その上に点綴されてうごめく人間達の体温・・・・よいなぁ・・ プーシキンが命を賭けた女ってのはまた、凄いような美女だよなー、 ああいう女の為に、決闘して死にたい!とか思うぞ。けだるい晩夏・
444 :
吾輩は名無しである :02/08/19 01:05
>442 低脳美香のバカさが際立つ(w
ストルガツキーが好きだ。
ガルシン「赤い花」。 福武文庫版がより好き。
NHKロシア語会話は、他のと比べて暗い
ここが文学板で書き込めるスレで、最も古くに立ったもののような気がするするする!
449 :
吾輩は名無しである :02/09/22 11:40
ロシア文学、話題ないですね。 要するに、だれも仕事していないということでしょうか。
450 :
吾輩は名無しである :02/09/22 18:48
貧乏ものが苦手な自分にはロシア文学は読んでてつらい
451 :
吾輩は名無しである :02/09/23 21:46
オレはまだカラマーゾフ・戦争と平和・死せる魂しか読んでないけど ロシア文学おもしろい。 中でも、彼らの母国語「ロシア語」の扱いが興味深い。 トルストイは作中にフランス語を沢山使っているようだけど、ゴーゴリは かたくなにロシア語オンリー。 ロシア語は文学に向かない・・そんな表現もあった。 普段生活していてロシア語を耳にすることが全くないオレとしては、 いったいどんな響きを持っているのか気になる。 そんなに無骨な言語なんですか?>諸兄
452 :
吾輩は名無しである :02/10/04 20:18
□□□■■■■■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□■■■□□□□□ □□■□□□□□□■□□□■□□□□□■□□□□□□■□□□■□□□□ □□□□□□□□■■□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□ □□□■■■■■■■□□□■□□□□□■□□□□■□□□□□□□■□□ □□■□□□□□■■□□□□■■■■■■□□□□■■■■■■■■■□□ □□■□□□□□■■□□□□□□■□□□□□□□■□□□□□□□□□□ □□■□□□□□■■□□□□■■■■■■■□□□□■□□□□□□□□□ □□■□□□□□■■□□□■□□□□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □□□■■■■■□■■□□■□□□□□□□■□□□□□■■■■□□□□ □□□□□□□□□□∩□□□■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□ ,,,r-‐───‐--、 / ,,,z-──ュ‐-、 /,,,,,,,,,,r-‐''~´ リ \ //~ | ゙i i/ | | f | ヽ | | | リ r-、 | | `ヽ/「ワ,| リ ,,,r==、 ,,r===ュ、 ┐ソ ゙i -=・=-ヽ i -=・=- ` ン } ゙i ヽ--‐ .| l `'─‐'" ノ ト‐/ | /l l 、 ,/ ├‐'゙ .|、 ノr' レ ヽ¬、,,.... -‐ | ゙iヽ‐' ヽ,,,,,r''´ ノ | ヽ ト‐==─イ~、 / .ト、 \ ヽ  ̄__ ‐' y ノ \ ` , ' `ー--──'"-'
保全sage
454 :
吾輩は名無しである :02/10/24 21:34
俺が読んだロシア文学 罪と罰(上/下) カマラーゾフ兄弟(上/中/下) 貧しき人々 アンナカレリーナ
455 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:03
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
無礼きわまりない、上記のカキコについてのお詫び。 田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの 評判を落とすためのなりきりカキコを、 あちこちのスレで乱発しています。 こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。 どうかお許し下さい。m(_ _)m
水声社のバフチン全著作、次の配本はいつだろう。
458 :
吾輩は名無しである :02/11/17 17:50
あげ!
459 :
吾輩は名無しである :02/11/17 19:17
なんかコアだねえ、ここは。 俺、法学部の第二外国語でロシア語やってんだけど、ここまでロシアに のめり込んでないぞ!? まあ、俺も中学の時「罪と罰」とか「復活」読んだから法学部に入って、 ロシア語も選択したんだけどね。 ソーニャより純粋なヒロインは他にないし、ラスコーリニコフほど不幸 だった主人公も滅多にいない。すごい物語だな〜。まさに、ロシア文学 の最大のテーマ「(ロシア正教の)復活」に根ざしているね。
460 :
吾輩は名無しである :02/11/17 19:57
おまえらちょっとはザミャーチンのことも語ってやれよ!
461 :
吾輩は名無しである :02/11/17 19:59
おまえらちょっとはソローキンのことも語ってやれよ!
462 :
吾輩は名無しである :02/11/17 20:04
ていうかおまえらちょっとはクルチョーヌィフのことも語ってやれよ!
岩波文庫でオブローモフシチナが復刊されましたね〜
464 :
吾輩は名無しである :02/11/21 00:09
たまにザーウミな人が結構いますね、みんなはロシアの亡命文学といったらいったい誰を思い浮かべるのだろうか?
465 :
吾輩は名無しである :02/11/22 02:20
決闘で死ぬなんてすごー。
メレシコーフスキイってどうよ!?
こないだある人が俺に語ったんだけど、 『オブローモフ』には所謂「オタク」的なところがある、って。 生活が消滅から始まる、みたいな台詞があったと思うが、何かを成そう として布団から出てみるが、戻っていくのはその布団、って感じがそう 思わせるらしい。 でも、それって所謂「ヒキコモリ」ではないか、というツッコミはしないで おいたけど、その時俺が読んでいたのがマルロー『王道』だったから、 「ああ、主体がなく消費されていくことと、主体が強すぎて消耗していくこと の、どちらがより良いんだろう。俺はオブローモフでいいや」 と思って、自分がひたすら「内」に向いていることを再確認した^^; ところで、イサク・バーベリの名前って、あんまり出てきませんね。 こないだ全集(英訳、Norton版)買ったんですが、やっぱりイイ!! 『騎兵隊』の中の「手紙」なんて読むと、チェーホフを思わせる。
468 :
吾輩は名無しである :02/11/26 18:30
あげ
469 :
吾輩は名無しである :02/11/28 02:42
470 :
吾輩は名無しである :02/12/01 01:42
年末年始の休みには、「静かなるドン」でも読みましょうか。
471 :
吾輩は名無しである :02/12/01 01:59
今日、ヤーコブレフの「美人ごっこ」買った。 マイナーな作家だけどなかなかいい。
sage
473 :
吾輩は名無しである :02/12/12 00:43
sagarisugi
474 :
吾輩は名無しである :02/12/12 01:39
アンドレイ・ベールイは「ペテルブルク」以外新刊で買えないのか?
475 :
吾輩は名無しである :02/12/12 13:17
ビクトル・ユゴーはポーランド系ロシア人です。知ってた?
あぼーん
ロシア文学について調べる機会があって来ました。 チェーホフとかトルストイとかドストエフスキーとか・・・ みなさん好みがあるようですね。 ロシア文学の代表ってその時代の人達のようですが、ロシアでは、ソ連時代、言論の自由の禁止がありましたよね? そのような時代の中で有名になったロシア文学について、他の文学とか違う、独特の特徴ってありますか? もしくは、ロシア文学の魅力って何でしょう? 教えてくださいマシ。
479 :
吾輩は名無しである :02/12/18 15:58
岩波文庫ドブロリューボフ『オブローモフ主義とは何か?』買った。 「オブローモフ」まだ買ってない。
480 :
吾輩は名無しである :02/12/18 16:09
481 :
吾輩は名無しである :02/12/19 18:03
亀山先生、おめでとうございます。
482 :
吾輩は名無しである :02/12/19 18:32
亀山Tになんかあったの?
483 :
吾輩は名無しである :02/12/19 20:54
ツルゲーネフの最高傑作は「けむり」でせう。
484 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/12/19 20:57
>>478 ロシアでは思想というものが発達してこなかったから、
文学(小説)という枠内で思想も同時に成長することになった。
それがドストエフスキーやトルストイの小説――思想と物語が
熱く混合する大小説を生み出す素因となったのである。
みたいなことを小林秀雄が書いていたよ。ご存知のこととは思うけど。
485 :
吾輩は名無しである :02/12/19 22:43
だいぶつじろうだなんて面白い名前ですね。
487 :
吾輩は名無しである :02/12/20 05:03
488 :
吾輩は名無しである :02/12/20 07:35
>486 わざと呆けてるんだろうけど。
489 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/12/20 08:58
>>487 いえいえ、だからどうというわけではないのだ。
ただロシア文学はウオッカを飲めばわかる気がすると。
さあ、ドストエフスキーを読もう、疲れたらウォッカだ、
熱々のピロシキを口いっぱいにほおばり嚥下する。
冷凍庫で冷やしておいたウォッカをすすれ、ロシアの大地をイメージしながら。
490 :
吾輩は名無しである :02/12/20 09:44
じゃあ、おおほとけじろう?
491 :
吾輩は名無しである :02/12/20 12:34
プラトーノフはどう? 短編集と土台穴が出てるよね。 ぶっ飛んでて大好き。
492 :
吾輩は名無しである :02/12/21 12:17
おう。俺も好きだ。 でも今まで誰もプラトーノフに言及してないようだな。 ケッ チンケな谷津ら。
493 :
吾輩は名無しである :02/12/31 19:06
ロシャーage
カラマーゾフの兄弟のカップリングで悩んでます
495 :
吾輩は名無しである :03/01/03 04:16
「罪と罰」で好きな場面は何処ですか?私は、ら
496 :
吾輩は名無しである :03/01/05 14:44
↑まだ生きていたとは知らなかった。
古典の話が多いから、ルィバコフ『アルバート街の子供たち』なんてのは 出てこないのかな? 過去スレで語られ済みかしら。 ジバゴ以来の傑作と言われていて、私もずーんと響くものがあったけれど、 世情が一応安定しているので、語るきっかけもないね。 ボリス・悪人を訳した沼野さんの奥さんが訳したリュドミラ・ウリツカヤ 『ソーネチカ』が新潮クレストで暮れに出たけれど、読んだ人いますか。 ロシア・ブッカー賞について知る人、情報あれば希望。
>>マダムBさん ロシア・ブッカー賞については北大の大学院のサイトに 論文があったと思います。
500 :
吾輩は名無しである :03/01/10 21:17
『可愛い料理女 十八世紀ロシア小説集』(彩流社)には 18世紀の小説カラムジンの「哀れなリーザ」が乗っている。 読んでみるとよろしい。
>>499 さん
ありがとうございます。なるほどここは、読みでのあるサイトですね。
沼野恭子さんの解説によるリュドミラ・ウリツカヤも出ていました。
ttp://src-h.slav.hokudai.ac.jp/literature/literature-list.html むかし外大ロシア語学科の知人はいたけれど、早大のほかに露文って
思い浮かばなくて、さすがロシアに近い北海道だと妙に関心しました。
現代海外文学総合スレでストルガツキー、ペレーヴィンなどを教えて
もらいました。少しずつ読んでみたいと思います。
一時ブームになったグルジア映画が面白かったのですが、グルジアほかに
地域性濃く民俗的に面白い作品を書いた作家などいないのでしょうか。
いるとしても、邦訳でないと読めないのですが…。
502 :
吾輩は名無しである :03/01/18 20:49
みなさんやはりインテリなんですか?
(^^)
ぼくはかんじよめませんが、なにか?
505 :
吾輩は名無しである :03/02/07 15:02
おいーっす
506 :
吾輩は名無しである :03/02/18 19:45
とるすとい最高
507 :
吾輩は名無しである :03/02/19 00:22
ほお。わたしゃどすとのほうがすきだけど。
既出?>ソルジェニーツィンはどうでつか?
509 :
吾輩は名無しである :03/03/06 23:41
イサーク・バーベリの「オデッサ物語」を読みました。 個人的には本当に気に入りました。図書館で「騎兵隊」 もちらっと読んだけれど、あれも良さそうですね。探し て買うつもりです。 けれど、彼の魅力はどう説明していいのやらやら、、。 文章のリズムが絶妙だとか、生彩溢れるモチーフだとか、 こういう説明は陳腐ですしね。うーん、、。 でも、ロシアという巨大な、けれど衰勢の国家の、底力 のようなものを、かなり具体的に感じさせてくれる作家 だとは言えるのではないでしょうか? どうでしょう?
510 :
吾輩は名無しである :03/03/07 00:05
>>501 外大が旧校舎だったころ、夏期講座でスラブ研の亀山先生に教わりますた。
受講者全員、片手にうちわ、顔に汗で、寒い国から来たお話を読んでいますたw
(外大の冷房化は今世紀初めの出来事)
hoshu
512 :
吾輩は名無しである :03/03/31 18:22
ブルガーゴフの巨匠とマルガリータなんてのは 最高じゃねえの?
ヴォロンコーワが好き。
514 :
吾輩は名無しである :03/04/18 19:32
★498 名前:マダムB 投稿日:03/01/10 19:10 古典の話が多いから、ルィバコフ『アルバート街の子供たち』なんてのは 出てこないのかな? 過去スレで語られ済みかしら。 ジバゴ以来の傑作と言われていて、私もずーんと響くものがあったけれど、 世情が一応安定しているので、語るきっかけもないね。 ボリス・悪人を訳した沼野さんの奥さんが訳したリュドミラ・ウリツカヤ 『ソーネチカ』が新潮クレストで暮れに出たけれど、読んだ人いますか。 ロシア・ブッカー賞について知る人、情報あれば希望。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
ロシアで今いちばん読まれているとかなんとか聞いたから、 今日ドヴラートフ買ってみた。 ログ読んでないから全然わかんないけど、 これからニュートラルに読んでみます。
517 :
吾輩は名無しである :03/05/07 06:37
マスター、作品名教えれ。
518 :
吾輩は名無しである :03/05/18 05:26
age
519 :
吾輩は名無しである :03/05/20 00:10
ソルジェニーツィンの文学がロシアで解禁された(1989年?)後 すぐくらいの時に、ソルジェニーツィンが発表したという政治的な論文?に ついて、読まれた方ご存知の方、教えてください。翻訳とか、ありますか?
>>519 1990年9月に「コムソモリスカヤ・プラウダ」に掲載された
"KAK NAM OBUSTROIT' ROCCIYU?"
邦訳『蘇れ、わがロシアよ』、木村浩訳、日本放送出版協会、1990 かな。
521 :
吾輩は名無しである :03/05/20 09:06
ロシア文学なんて、長いだけのサスペンスドラマだ。 面白くも何とも無いね。
岩波文庫の『新版 ロシア文学案内』はコンパクトなんで便利に眺めて いるけれど、ミネルヴァで出た『はじめて学ぶロシア文学史』の評判は どうですか。 藤沼貴、水野忠夫、井桁貞義氏の共著。
523 :
吾輩は名無しである :03/05/20 09:25
貧乏の底にいる元学生ラスコーリニコフは、ある思想に憑りつかれ、金貸しの婆さんを殺害し、現場を見てしまった白痴気味の女リザヴェータも併せて殺してしまう。 そのあと、自分との葛藤を続けるラスコーリニコフが最後に至った結論とは・・・。 多くの登場人物に、それぞれきちんと性格を付与し、巧みに動かすのはドストエフスキーならではでしょう。 鬱屈した主人公ラスコーリニコフを始め、熱血漢の友人ラズミーヒン、賢い妹ドーニャ、ドーニャの許嫁ルージン、娼婦ソーニャ、予審判事ポルフィーリイなど魅力あるキャラクターたちがストーリーを形作っていきます。
524 :
吾輩は名無しである :03/05/20 09:26
上下巻とボリュームがあり、手に取るまで抵抗感がありますが、殺人、その後の謎解きがじわじわと進んでいく臨場感あふれる筆致が素晴らしく、長さを感じさせない読みやすさです。 この本の核を成しているのは、やはりラスコーリニコフによる殺人の動機でしょう。 それは、予審判事ポルフィーリイとの言論対決によって徐々に明らかになっていきます。 非凡な人間には、自分自身が納得する理由があれば、法律を破る(殺人を犯す)権利がある、という理論が殺人の動機になるわけですが、 その後主人公は、殺人を犯したことに対する倫理的な問題よりも、自分は殺人を犯すに足る非凡な人間ではなくてただの凡人なのではないか、という問題に悩みます。 この問題にドストエフスキーは、理屈ではない結論を与えていますが、その説明をあまりしないところに、著者の深い洞察力がうかがえます。 軽いカタルシスではなく、重たい問題意識を読者に与え、考え込まさせるのが狙いであるとすれば、まさに絶妙のエンディングと言えるでしょう。 ところで、この本を古典たらしめているのは、殺人を犯したことによって苦悩するラスコーリニコフの姿が、多くの青年が成長の一時期に持つ悩みを具現化しているからだと思いますが、ドストエフスキーの問題意識は別のところにもあるようです。 本書は、爛熟のロマノフ王朝下、農奴解放期の大混乱の中で、知的階級に属する若者たちが、生半可な理論を振りかざして、革命運動をしていたことに対する批判なのではないでしょうか。 金貸しの婆さんを殺すこと、つまり現体制を転覆すること、それは同時に頭の弱いリザヴェータ、すなわち普通に生きている庶民の生活を破壊することにつながる、その責任が取れるのか、とドストエフスキーはこの本で、革命家たちに警鐘を鳴らしているように思えます。 その意味で私は、リザヴェータを殺したことにほとんど言及しないラスコーリニコフに不気味さを感じると同時に、著者の視点の鋭さを見ます。
525 :
吾輩は名無しである :03/05/20 09:27
>>521 そもそも日本には安易な共産主義など存在しないからね。
古代中国やインドから受け継がれた東洋の知恵と、欧米から受け継がれた近代科学技術によって、現実性と具体性のある見事な共産主義へと昇華している。
526 :
吾輩は名無しである :03/05/20 09:29
>>525 太平洋戦争によって、十字架にかけられ磔にされた日本がその姿だ。
なんか525の書き込み好きだー!
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
529 :
吾輩は名無しである :03/06/02 21:39
530 :
吾輩は名無しである :03/06/03 16:05
カラマーゾフのイヴァンハゲモエ〜〜
532 :
吾輩は名無しである :03/06/03 16:10
533 :
吾輩は名無しである :03/06/09 17:28
ゴーゴリの外套はホラー小説ですか?
534 :
吾輩は名無しである :03/06/15 23:32
さる理由により、19世紀のロシア小説を読んで感想文を 書かなければならない事態になってしまいました。 (大学のレポートとかじゃありません) 正直言って外国の文学なんぞ殆ど読んだ事がないのですが そういう人間にも楽しく読める小説は何がお勧めですか? 罪と罰は意外に読みやすいと聞いたのですが中々のボリュームでして・・・・^^;
535 :
吾輩は名無しである :03/06/15 23:49
↑ 貧しき人々でええやん
貧しき人々ですか・・・・。ドストエフスキーのデビュー作みたいですね。 候補にいれておいてみます。レスありがとう。
>>534 ロシヤ文学で一作だけといったらゴーゴリの「外套」をお勧めします。
これはドストエフスキーの有名な言及にもあるようにロシヤ文学の典型です。
しかも短篇。ゆっくり読んでも時間がかかりません。
>>537 貴重な意見ありがとうございます。
週末にでも図書館へ行って借りてこようと思います。
>>538 時間があるならナボコフの解説もいいでよ
地下室の手記という手もあると今頃になってのレス。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
542 :
吾輩は名無しである :03/07/19 21:04
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヒュ〜( ・∀・)< テルミン練習中だから静かにしてくれる? _〇___⊂)__ \_____________ / ¶ヒュ〜 /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |テルミン |/
また嶽本野ばら降臨してくんないかな
544 :
吾輩は名無しである :03/07/27 20:52
ロシアの文学は最高 しかし日本の外国人AV女優にロシア人は必須
ロシア文学って登場人物が多くて、その個々の名前が長くて頭の中で相関図 を作るのがなかなか大変ですよね・・・。 みなさんは登場人物をどうやって整理してますか?
547 :
吾輩は名無しである :03/08/06 01:30
age
548 :
吾輩は名無しである :03/08/06 15:50
>>546 なんとなく、で終わっちゃうw>アンカレ
中2の時、罪と罰読んだが登場人物の名前がワケワカランくなって挫折。
ロシア語をいじりだした今はなんとなくわかって来たけど。
有名どころの作品だと、個人のサイトに登場人物相関図があるからそれを
見てみるのがよろしいかと。
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
550 :
吾輩は名無しである :03/08/15 12:56
外套にはアナーキに対する皮肉や嘲笑が何箇所かあると聞いたんですが いまいちどの部分なのかよくわかりません。 外套を奪われて悔しい思いをしたアナーキが自分もまた幽霊となった後に他人の外套を奪ってしまうあたりかな とも思ったのですが、他の部分はさっぱりです。 誰か教えていただけませんか?
551 :
吾輩は名無しである :03/08/15 14:08
うわ、アナーキとか書いちゃってる・・・ アカーキの間違いです。
アンドレイ・ビートフとかどう?
電車の中ぐらいしか読書タイムが無いので、文庫がいいです。 文庫でオススメの本あったら教えてください。
>>553 何故その目的でロシア文学スレに来たのかは不明だけど、
取り合えずロシア文学スレとしては『罪と罰』は推しておく。
まぁ長いけど。文庫だし。
ソローキンのロマン
556 :
吾輩は名無しである :03/08/24 00:29
ツルゲーネフってどうですか?
557 :
吾輩は名無しである :03/08/30 02:40
イワン・ブーニンの作品集が刊行中ですが、この人を読んだ人いますか? どんな作品なんでしょう?
>>550 アカーキイ・アカーキエヴィチっていう名前を縮めると
「うんこ」って意味になる、というのをどこかで読んだなぁ。
559 :
◆CRaxoB3keg :03/09/20 16:31
創元推理文庫から『ロシア・ソビエトSF傑作集』復刊。
これはややマイナーな作家が多いけど
ベリャーエフなどの読み応えのある作家が集められていてイイ。
結構絶版期間が長かったので今回が「買い」かも。
>>552 ビートフ
>>552 ソローキン
>>552 ブーニン
ぜひもう少し感想を
560 :
吾輩は名無しである :03/09/21 08:56
>>559 復刊情報、サンクス! ほんとだ今回買い逃さないようにage
561 :
吾輩は名無しである :03/09/23 23:42
>>559-560 深見弾さんの編なので信頼度大でつね
ロシアのSFってストルガツキー兄弟だけかと思ってた(恥
562 :
吾輩は名無しである :03/09/27 22:32
『ロシア・ソビエトSF傑作集』に補足 オドエフスキーの「4338年」(オーウェルの「1984年」のはるか先?)ほか ブリューソフ、ブルガーコフ。ベリャーエフの貴重な短篇が読める。 *ブリューソフは『南十字星共和国』がオススメ。
>>558 アカーキイ・アカーキエヴィチを縮めると「カーカ」
即ちロシアの幼児語の「うんこ」になるってあれですね。
『謎解き「罪と罰」』ですね。
>>544 AVに必須なのはロシアではなく旧ソ連の国々だよ。
ウクライナの幼女とか。
露文にいくと下戸であることがコンプレックスになる。
566 :
吾輩は名無しである :03/10/07 18:27
>>426 最高だね。是非とも全訳してほしいよね。ちなみに既刊のものは翻訳が相当うまいよね。
567 :
吾輩は名無しである :03/10/14 01:36
パステルナーク「ドクトルジバコ」ってまだ読まれてるんでしょうか。 人物設定が薄っぺらく、非常につまらん、と言う評もありますが。 私は以前読んで、そこそこでした。ドストエフスキーみたいに腹に たまる感じはしなかったな。
568 :
吾輩は名無しである :03/10/22 21:38
『青白い炎』ナボコフ(ちくま文庫) もうすぐでつね。
アマゾン見たらこんな本が出てた。 新しいみたいだね。 悪魔物語・運命の卵 岩波文庫 赤 648-1 ブルガーコフ (著), 水野 忠夫 (翻訳) 書籍データ 文庫: 279 p ; サイズ(cm): 15 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4003264819 ; (2003/10/17)
『悪魔物語・運命の卵』ブルガーコフ 『青白い炎』ナボコフ 2冊買ってしまった(2000円強‥)。
571 :
レビャードキン :03/11/21 23:55
「熱狂とユーフォリア」って本を見かけたよ。ユーフォリアって何だ? スターリン学誕生とか、の触れ込みで、すげえ厚さ。なんと540頁。まあ、よく出すね、亀山先生。いつ、書いてんだろう。 まだ読んでないからなんともいえないが、あとがきだけ立ち読みした。けっこう面白かった。超ナルシスティック。ところで、運命の卵が岩波に入ったって? なかなかやるね。岩波。
572 :
sonya :03/11/23 16:18
「熱狂」を紀伊国屋で見かけました。 ちょっと高めでしたが、思い切って買いました。タルコフスキー論が面白そうだったので。ファンです。でも、ロシア文学(この本は文学だけじゃないけれど)って不人気なんですね。なぜでしょう。
登場人物の名前が一貫しておらずしかも長いから。 それと訳者の問題。
574 :
sonya :03/11/24 01:00
訳者ってだれのことですか。 タルコフスキー論のなかで、面白い発見がありました。スターリンとの関係です。とてもマニアックなテーマですが、ロシア文学に対する見方がかなり変わりました。話題になった「磔のロシア」も図書館で借りようと思います。 ほとんど独り言の世界になりそうで、ちょっと怖い。
sonyaさんはかなりマニアックですね でもROMってますから独り言どぞー ブルガーコフは『巨匠とマルガリータ』も文庫化してほしい>集英社さん
>>567 映画の影響もあって、パステルナークといえば「ドクトル・ジバゴ」なんでしょうね.
確かに時代がかった大メロドラマです。
ラーラのモデルとなった彼の実人生の愛人(KGBのスパイだったらしい)の自伝だか評伝だかが出て、
映画化されるという話を聞いてから既に3年以上経過・・・
577 :
sonya :03/11/30 00:55
また、のぞいてみました。雨の夜は退屈です。 パステルナークの愛人がスパイって本当ですか。少し興味あります。 映画はどこで作られているのですか。ロシアですか。 ところで今度、キーロフバレエのシンデレラを観にいく予定です。
>>577 ところがハリウッド・・・最初候補に挙がってたのがメグ・ライアンだったので、
憤死しそうになりました。
頓挫してるのかもしれませんね。
ちなみに二人目の奥さんの前夫は音楽家ネイガウスです(ブーニンはその孫)。
579 :
吾輩は名無しである :03/12/24 22:08
ソルジェニーツィン、敬遠してたけど読んだらかなり面白かった。 短編だけだけですが・・・。素人でスマン。 「胴巻きのザハール」と、「公共のために」が好き。 次は群島に逝ってみます。
580 :
吾輩は名無しである :03/12/24 22:59
>566 浦さんの訳ですね。 イスカンデルのインタビューが、雑誌「現代思想」の97年4月号 「特集・ロシアはどこへ行く」に載ってるよ。 ちなみに聞き手は浦さん。 バックナンバーのぞいてみて下さい。
581 :
吾輩は名無しである :03/12/24 23:09
やっぱり メレジコフスキー です
>>581 なんだ、なんだ、その意味ありげなレスは。
河出が三部作を文庫で出すのか?
レールモントフ萌え〜
584 :
吾輩は名無しである :03/12/28 09:08
朝になってかれは、そうぞうしいざわめきと泣き声とで眼を覚まされた。 イワン・ヴルブレフスキーが寝台に顔をふせて、鼻をつまらせすすり泣いていた。 そのまわりに看護婦と、ヤン・ワレイキスと、コスイフとが立っていた。 ―なにを泣いているんだい?― ブルジンが蒲団から首をだして、しわがれた声できいた。 ―目を壊しちまっただよ。コップなんかからとりだそうとして、床へおっことしてな、 わっちまっただ。― 同情するというよりも、いい気味だというような口調でコスイフが答えた。 ロシアに帰化したドイツ人の、ある義眼商人が、愛国的な興奮にかられて、 自分の商品を兵士たちに無償で提供したのであった。 それでつい前の晩のこと、ヴルブレフスキーも適当なのを選んで、 義眼をいれてもらったのである。 実に精巧な細工で、ほんものそっくりの青い色や赤い色をしていた。 ずいぶんよく注意してみても、ほんものの眼か義眼か見分けがつかないほど 巧みにできていた。 ヴルブレフスキーはすっかり喜んで、子供のように笑っていたものだ。 ―おらあ、家にけえったらな……― かれはウラジミール県の訛りまるだしで、いった。 ―どんなあまっ子でもだまかしてみせるぞ。そうして、いっしょになっちまってから おらの目はガラス玉だぜって白状してやるだ。― ―それならだまかせるわ、うめえことやりやがったな!― さっきから《ドゥーニャとドゥーニャの長上衣をかじった油虫》を歌っていたブルジンが、 大声をあげて笑った。
585 :
吾輩は名無しである :03/12/28 09:09
そこへ思いがけなく、こんな不幸がおこってきだのだ。 この美男の若者は眼っかちのまま生まれ故郷に帰ってゆかねばならぬのだ。 ―また新しいのを呉れるよ、そう泣くない。―グリゴーリーがなぐさめた。 ヴルブレフスキーは泣きはらした顔をあげた。眼球の無くなった眼窩が、 どろりとした赤い口をあけていた。 ―くれるもんかい。眼一つで三百ルーブリもするんだ。くれるもんかい。 ―あの眼は、まったく素敵なもんだっけな! 血管までちゃんと一本一本描いて あっただからな。―コスイフが感嘆した。 朝のお茶がすむと、ヴルブレフスキーは看護婦と一緒にドイツ人の店に行った。 ドイツ人はまた一つえらんでくれた。 ―ドイツ人ていうと悪くいうんけど、なんだなあ、ドイツ人の方がロシア人より いいだなぁ!―ヴルブレフスキーが有頂天になってわめきたてた。 ―ロシア商人ときたら、ひね生姜をくれるぐれえが関の山だが、 あの人はお前、この眼球を二つ返事でくれただぜ。
くれただぜw
あぼーん
588 :
ザハーロフ :04/01/21 23:48
僕のお勧めはイリヤ・エレンブルグ.河出書房「河出世界文学大系」に収録されてる「雪どけ」は いいと思う.あとは,ベタなところでドストエフスキーの「白痴」かな.ムイシュキン公爵に 涙しました.
589 :
吾輩は名無しである :04/02/01 12:09
590 :
吾輩は名無しである :04/02/01 12:45
どうかチェーホフスレも盛り上げてくださいまし・・
エレンブルグの「トラストDE」はまだ手に入るぞ アマゾンじゃなくてBK1なら
592 :
吾輩は名無しである :04/02/05 22:43
ドストタン>>>>越えられない壁>>>>>トルストイ
593 :
吾輩は名無しである :04/02/05 22:57
Klavdiya Lukashevich の「In Flowers」という作品を知ってる人いますか? 邦題はあるのでしょうか?
オベリウ派のハルムスの著作の邦訳ってどこで手に入りますか? ご存知の方がいたら教えて下さい。
なんかレスしてくれるひとがいないですねぇー。 13のような知識人はどこへ逝ってしまったのでしょう。 これじゃあグリーンのことを質問しても答えてくれる人なんかいないんだろうね。 ロシア文学にたいしマニアな方待ってます♪
Aleksandr Grinなんてよく知りません。
あぼーん
グリーンの「灰色い自動車」という作品の邦訳ってありますか? 英訳でもいいのであったら教えてください。
あぼーん
600 :
吾輩は名無しである :04/02/12 17:42
エイヘンバウムによるゴーゴリの「外套論」についてのっている HPはありませんでしょうか?あったら教えていただきたいと思います。お願いします。
601 :
吾輩は名無しである :04/02/22 13:05
>600 横着しないで、ロシア・フォルマリズム論文集(せりか)を買えよ。
602 :
吾輩は名無しである :04/02/24 02:31
ハルムスの邦訳なんてあるの? ロシア語読めないんなら英独仏のどれかで読めばいいじゃん。
603 :
吾輩は名無しである :04/02/26 23:14
やっぱりザミャーチンです。
604 :
吾輩は名無しである :04/02/27 22:16
トルストイ「アンナ・カレーニナ」って、新潮と、岩波、どっちの訳がいいんでしょうか。。
605 :
吾輩は名無しである :04/02/27 23:31
やっぱりブルガーコフ
606 :
吾輩は名無しである :04/02/28 20:41
今の現代ロシア文学ってアツい? おもしろそうだったらロシア語選択しようと思うんですけど、どう?
アツい zeeeeeeee !! レスコーフ
なんか巷のうわさでは今のロシア文学は すごく過小評価されてるらしいから、 中国ごとロシア語で迷ってるんですけど!!
すいませんロシアの14くらいの女の子って普通にヤらせてくれるんですか 売春じゃなくて、買いたいんですけど。そんときやっぱロシア語は必要ですかね
追加 売春ではなくて、人身を買って囲いたいって事です。 14歳くらいの子を。ロシアって人身売買オッケーでしたっけ。 どっちにしろロシア語はやっといた方がいいですよね。
グリーンは「真紅の帆」(フレア文庫)がよかった。装丁もかわいい。
現代ロシア文学って混沌とはしてるけどあんまり熱くないんじゃねーの。 20世紀前半までに天才がたくさんですぎたのかな。
あっちで日本はアツいみたいだけどな。村上春樹とかオタクとか。
・・・このすれもアツくないですね。
本郷とか外語ではいろいろ作家招んでるみたいですが 早稲田とかはどうなんですかね?
本郷の場合は大学がよんでるっていうより、沼野先生が独力でだよな。 早稲田はそういうことをできるのは井桁先生?
早稲田すごい先生がいっぱいいるのに。 もっと頑張れ!!
618 :
吾輩は名無しである :04/03/18 22:38
時代錯誤っぽいかもしれんけど アルツィバーシェフっていい作家だと思ったよ。 それからアンドレーエフなんかも。
619 :
吾輩は名無しである :04/03/29 14:24
620 :
吾輩は名無しである :04/03/29 17:32
現代ロシアは村上春樹ブームだから やっぱり春樹だよ春樹
621 :
吾輩は名無しである :04/04/09 13:21
こんなスレがあったのか。今頃やっと気づく。 昨年極東に行ったけど、春樹オタ氏と三島信者嬢がいただす。 あ、露文学だ。
622 :
吾輩は名無しである :04/04/11 13:50
おお。今、ロシア語訳『ノルウェイの森』読んでるとこ。 (アンドレイ・ザミロフ訳)
623 :
吾輩は名無しである :04/05/01 04:34
吉本ばななの小説、「キッチン」が、ロシアでロシア語で発売されているそうなのですが、 これを入手するのに便利なWebサービス、あるいは首都圏の書店等を教えてください。 カヴァーイラストを描いているイラストレーター、トレヴァー・ブラウンさんのファンなのです。 ロシア語の村上春樹は、どうやって手に入れたのですか?
624 :
吾輩は名無しである :04/05/02 23:20
亀山先生のHP、消えた?
625 :
吾輩は名無しである :04/05/02 23:28
626 :
吾輩は名無しである :04/05/03 15:58
627 :
吾輩は名無しである :04/05/08 10:46
618さんアルツィバーシェフの主な作品知りたい。
628 :
吾輩は名無しである :04/05/08 10:52
ゴーゴリこそ一番。 「外套」「狂人日記」がなかったらドストエフスキーはでてこなかった。 「鼻」こそは一時新しいジャンルとなったSFの元祖。
629 :
吾輩は名無しである :04/05/08 14:05
もっとトルストイについて語ってくれませんかー? 最近初めて人生論を読んだのですが、この一冊に彼の思想が 凝縮されているのでしょうか? なんかとても考えさせられるのですが、誰か影響を受けた人いますか?
630 :
吾輩は名無しである :04/05/08 14:27
>>629 「人生論」はないのですが、「クロイツェル・ソナタ」は凄い作品
です。結婚観にも家族観にも鋭い指摘を与えた崇高な内容が今でも
忘れられません。
この方の作品は物凄い長編が多いので、そうは容易く読みこなせない
くらいなんですが、小編の中にも優れた内容が多く、決してその中
には手抜きが見られませんでした。
私が読んだことあるのは、他には「セバストポリ3部作」「吹雪」
「イワン・イリーチの死」「地主の朝」「ハジ・ムラート」「悪魔」
「神父セルゲイ」あたりで、長編の「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」
「復活」はありません。
トルストイについては、ドイツの伝記歴史作家として名高いツヴァイク
もドストエフスキーと対比しています。
身長が2mにも達する屈強なトルストイと病弱なドストエフスキー。
トルストイにはその頑強な体格が災いしてか、若年期には自身過剰な
部分が多かったことから40を過ぎてからは死への恐怖心がつねに
つきまとってきたようです。短編の「狂人日記」にもそんな部分が
伺えます。そういえばこの「狂人日記」という作品は、今のところ
トルストイ以外にもイギリスのチャールズ・ディケンズに、中国の
魯迅、同じロシアのゴーゴリも手掛けていますね。いずれも短編
でした。
レスありがとうございます。 人生論を読んで興味が湧いたので他の作品も読んでみたい と思ってます。クロイツェUルソナタ探してみます。
632 :
吾輩は名無しである :04/05/08 15:55
>>631 630ですが、「クロイツェルソナタ」は結構文庫ででています。
これは一応短編ですが、列車の中での会話を基調とした作品です。
私はこの作品を平日の午後8時からはじめて12時には終えました。
「セバストポリ」は3部あります。これは露土戦争の様子を描いた
戦争文学で、かなりの描写の克明さが伺えます。
「悪魔」「神父セルゲイ」「地主の朝」にはトルストイのヒューマニズム
がふんだんに顕れており、「イワン・イリーチ」「吹雪」「狂人日記」
は、ツヴァイクを読んだ後だったせいか、トルストイの持つ死への対峙
がありありと描かれています。
633 :
吾輩は名無しである :04/05/10 12:30
ドストエフスキー トルストイ プーシキン ゴーゴリ ツルゲーネフ 俺のロシア文学はこれだけなんだが 他に読んでおけという作家いる?
ソローキン アクーニン
>>632 クロイツェルソナタ、新潮の文庫買いました。
読みはじめましたが一気にはよめません...。
ところでトルストイの「子供の智慧」という作品を読んだ方
いらっしゃいますか?
>>633 レールモントフなどと言ってみる
いや、ドしろうとの意見ですがね
>>635 632です。短編ですから読むのは難しくはないでしょう。
モーパッサンも絶賛しました。
638 :
吾輩は名無しである :04/05/15 20:11
>>627 岩浪文庫に「サーニン」。
あと作品集が単行本で。
627です。ありがとう。実は昨日仕事の帰りに古本屋で 「サーニン」見つけました。上下2巻ですね。 早速買いました。読むのはかなり先になりそうですが、 あればいつかは読めます。
640 :
フェイク ◆rPjlGb6FyM :04/05/16 21:07
アルツィバーシェフ(Арцыбашев)の短篇ならば 短篇ならば集英社『ロシア短篇22』に「嫉妬」が、 創元推理文庫『怪奇小説傑作集5』に「深夜の幻影」が入ってますよ。 鴎外編訳の文庫アンソロジーにも入ってたような。。。(記憶曖昧) ただ鴎外がこの作家を結構翻訳してたのは確か。
ありがとう。それでは今度集英社の探します。 創元推理だったら結構手に入りますから探します。 また森鴎外の文庫アンソロジーについて詳細を 教えてください。
642 :
フェイク ◆rPjlGb6FyM :04/05/16 23:45
643 :
吾輩は名無しである :04/05/22 00:07
大学でロシア語を習ってて、戦車に書いてあるスローガンが読める程度なんですが 平易で学習に役立ちそうなロシア文学ってありますか?レールモントフに興味があるんですが 原文は今のロシア語とかけはなれてたりしないでしょうか
>>642 遅くなりましたがありがとう。
結構参考になります。なにしろ毎日5時に起きて6時に外出。
帰りも遅い。だからどうしても週末ばかりしか返事できません。
また色々教えてください。
以前ラトビアの首都リガを旅行した。 町には本当に乞食と呼ばれる婆さんがいた。なぜか大きな犬を連れて いた。薄汚れた陶器にはいくつかのコインが寄付されていた。 そして私はその前を歩いた。一番小さな貨幣をそこへ投入。 犬の頭を撫でてやろうとしたら、いきなり吠え出した。 こんな婆さんがこんな大きな犬を飼える余裕があるのか疑問だったが こういう風景にこそまさにドストエフスキーも「虐げられた人々」や チェーホフの原型を見たような気がした。
イサク・バーベリなんて意外にマイナーな作家だが結構奥が深い。 オデッサ物語などを読んでみればロシア板のゴッドファーザー みたいなマフィアモノを連想してしますが、実はゴーリキーの チェルカッシにも通じた部分が多いようだ。異国情緒の裏腹に 潜んだ犯罪や差別の影には、おぞましい暴力の気配が付き纏うのと 一緒にある種の歴史的背景も感じ取れるような気がした。
647 :
フェイク ◆rPjlGb6FyM :04/05/24 00:19
>>644 いえいえ。たいした知識はないんで。逆に教えて下さい。
バーベリにいい短篇ありますね。あとエレンブルグなんかにも。
フェイクさんへ そのエレンブルグについても教えてください。 バーベリはある図書館でロシア文学コーナーで探した作品でした。しかし 内容読めば、あのユダヤ人陰謀説には帝政ロシアの秘密警察の考えた手法 だったことにもうなづけます。 エレンブルグもまた探してみつからない作品です。
アルツィバーシェフは、筒井が敬愛する作家なんだよね。 「新潮」の短編にもまた名前が出てきていた。 で、読み返してみた。 『最後の一線』は確かに傑作だ。が、俺みたいな鬱病患者 には毒だ。でも毒を飲み干してはじめて「生」に気づくこと もありうる…。 「生きているんぢやない、悪臭を放つているんだ」
650 :
フェイク ◆rPjlGb6FyM :04/05/29 22:35
>>648 (VONさん)
エレンブルグは実はこれから読もうと思ってて
『雪どけ』『フリオ・フレニトの遍歴』を探してるところです。
『トラストDE』は昨年だったかに新刊で出ましたね。
読んだのは『十三本のパイプ』1作だけで、
パイプをモチーフにした13篇が入ってました(たしか)。
「うまいなあ」と思ったのが「農場主のパイプ」。
651 :
フェイク ◆rPjlGb6FyM :04/05/29 22:38
>>649 (ixionさん)
「新潮」のやつに出てましたね。
バルザックやロンドンやディケンズなんかと並んで。
筒井が敬愛してたとは知りませんでした。
筒井の小説はちょっと肌に合わなくてNGなんですが、
(『唯野教授』より『交換教授』のほうがGood)
彼の本を評価する眼はかなり信頼してます。
ギリシア語のパルマコンは薬も毒も意味するようですが。
(―――鬱病患者というのがちょっと気になりました)
>>643 心配は要らないよ。
わが師曰く
「3か月間で『現代の英雄』を5回読み通せたら、
ロシア語はマスターできる」
その通りだと思う。
もちろん、ネット用語、経済用語等は後から覚えてください。
名前はロシア風にしてみた。あぁ凍えそう。 ロシアは日本ブームみたいですね。ニュースでみました。 村上春樹さん人気も結構だけど、他の日本人作家も読んでほしいな。
654 :
吾輩は名無しである :04/06/05 04:24
>>653 Очушаとロシア喪時で書くとさらに雰囲気万点
シャーよりシシャーのほうがよかったかな?
多くの人の紹介があったため、プラトーノフを読むことにした。「粘土砂漠」。 トルクメニスタン人に誘拐された奴隷の女性とその娘の話だったが、砂漠に 生きる種族の習慣の恐ろしさも知ることもでき、比較的短い作品だった こともあって、移動の途中で読了することになった。 中央アジアを題材にした作品を手がけてきたロシア文学だとレールモントフの 「現代の英雄」にトルストイの「ハジ・ムラート」、レスコフ、ブーニンを 連想したが、ここまで彼らが厚い主人公になった作品もないだろう。 一夫多妻の持つ弊害に苦しめられた人間を描いたものや、ウズベキスタンや トルクメニスタンの風景をを具体的に描いた作品はこれまで知らなかった。 それだけに斬新な作品だった。
656 :
吾輩は名無しである :04/06/05 23:34
ツルゲーネフ大好きなんだけど、最近怖くて読めない… 彼の小説にはヲタクやヒキコモリの元祖がごろごろいて、 自分を分析されているみたいだから。
三田佳子の次男も ツルゲーネフ愛読してた。 唐十郎のとこ行って、そのあとどうしたんだろ? 続かなかったかな
フェイクさんへ 今日古書街を散策しましたらエレンブルグ全集を発見しました。意外にも 少ない冊数だったので値段もまた廉価な20,000円程度でした。 自動車でいかなったのでそうは多くの買い物はできませんでしたが、手頃 な全集だと思いました。自分ではまだそこまで取り付かれてはいないので 他に欲しい作品を買って帰ったところです。
プラトーノフの「粘土砂漠」を読んだとき数年前に旅行したトルクメニスタンを 思い出した。夏だったがそうは暑くはなかった。意外なほどに過ごしやすかった 砂漠だった。アシハバードへ向かうバスは、なだらかな山脈の北側を走行した。 あの山の向こうはまさにイランだという。 あの小説の主人公の女性はこの地域を連行されてきたのだろうかと、その情景を 想像するには難くはなかった。 廃墟となったイスラム寺院に立ち寄り、砕けた建物やタイルの破片を目の当たり にしたとき描写はまさにあの史跡そのものに違いがなかった。
ドストエフスキーの「貧しき人々」を読んだ。 彼の著作で次に読むなら何でしょうか。
>>661 スチェパンチコヴォ村とその住人
白夜
伯父様の夢
長篇はいつでも読めますから。
「二重人格」「ブロハルチン氏」「九通の手紙に盛られた小説」 こういうのが初期のドストエフスキー知るには適している。
二重人格」「ブロハルチン氏」は初期作品ゴーゴリの影響の大きい作品ですね。 最近はゴーゴリのスレがなくなったので残念ですけど・・・
665 :
吾輩は名無しである :04/06/20 22:43
ソローキン『ロマン』の姉妹編『ノルマ』は翻訳されないのだろうか? アンドレイ・ビートフ、ワシーリー・アクショーノフ、アレクサンドル・ジチンスキーなんかの フィクション性を際立たせた実験的なメタ文学(ロシアン・ヌーヴォーロマン?)もあるようだけど、 このへんはどうなんだろうね。
>664 ゴーゴリは俺もお気にだ! 「鼻」「外套」「死せる魂」いいねえ!
667 :
吾輩は名無しである :04/06/21 01:13
難波さん ほんしんかよ
668 :
吾輩は名無しである :04/06/21 01:15
バッバアは36
>>666 ゴーゴリを評価してくれてありがとう。
あの悲惨内容を具現させている「外套」には、遠いロシアというよりは身近な日本
にも存在する閉塞感を覚えますね。「狂人日記」などもそういう傾向が見えるので、
ロシアの帝政時代と今の日本の心理の共通を実感できます。
ゴーゴリを読む人は社会を理解した人。 ゴーゴリには全体主義国家のなかの人間像を描いている。
671 :
吾輩は名無しである :04/06/24 07:20
>>665 なかなか翻訳されない…
どうしてなんだろうか、最近の露文系は誰、翻訳のメインは…
さぼらないでほしい
だから工藤精一郎をクローニングしろと言っていたのだ!
673 :
吾輩は名無しである :04/06/25 00:44
674 :
我輩は名無しである :04/06/25 01:06
アクショーノフ
675 :
吾輩は名無しである :04/06/25 07:04
つーかね、 ゴーリキーとゴーゴリの区別がつきませんですよ旦那。
外套を最近読んだ。誰か最後のシーンの解説して。
677 :
吾輩は名無しである :04/06/26 10:16
ゴーゴリって、「外套」のなかに全体主義に苦しめられた人の悲痛な叫びを現して いる作家なんだ。
だまれバーベリ。
ザ・ゴリラ
難波さんがゴーゴリを愛していただけるなんて予想外でしたが、あれはあれで新しい小説のジャンルを 創作した人ですから、存在意義の大きい立場にあったのでしょう。
ああゴーゴリ。
ああゴーゴリだとカッコよく見えるのに ああ太郎だと底抜けに見っとも無く見える。何故だ、ああ。
683 :
鏡 ◆vDcOqdC/aA :04/06/27 23:47
>>665 アンドレイ・ビートフ『プーシキン・ハウス』について
"Pushkin House, a novel full of fiery intelligence, is, it must be said,
a work of formidable complexity, and readers should be warned that first time
round they are in for a rough ride." - Frank Kermode,
あと『眠れ』のベレーヴィンなんかも。
おしあにいきたい
685 :
吾輩は名無しである :04/06/29 17:31
ツレコフスキーはどうだろう? 短編(というより中篇?)作家だけど、どれも面白いです。 けっこうSF寄りの作家かも。
686 :
吾輩は名無しである :04/07/02 19:04
SFといえばストルガツキー兄弟もいたね。
687 :
チョン某 ◆4Ngdweisiw :04/07/07 07:06
ツルがこんなに凄いとは。昨日気づいた。
688 :
吾輩は名無しである :04/07/07 09:06
ロシア文学の最高傑作はなんですか?とりあえずそれ読みます。 長編でも全然問題ありません。
>>689 ▲プーシキンの「エフゲニー・オネーギン」
△ゴーゴリの「外套」
◎ドストエフスキーの「白痴」
○チェーホフの「ワ−ニャ叔父さん」
あくまでも私的な意見ですがね
トルストイ「戦争と平和」かな? 俺はアン彼のほうが好きだけど。
692 :
吾輩は名無しである :04/07/09 18:56
ロシア文学の代表作家なら、 ドストエフスキー、トルストイ、ゴーゴリなんだろうが、 最高傑作といわれるとなあ。 ナボコフなんかもロシア文学にもくくれないことはないし。
ゴーゴリの「狂人日記」って良くない?
694 :
吾輩は名無しである :04/07/24 16:21
現代、ソ連崩壊後から現在にかけて活躍している若手の作家でおもしろそうなのいますか_? ロシア語だめなので邦訳の出てる奴紹介してちょ。
695 :
吾輩は名無しである :04/07/24 19:49
ゴーリキーって簡単に手に入る?
696 :
吾輩は名無しである :04/07/30 19:23
「人にはそれぞれの運命がある〜」 "u kozhdogo sudit svoya sud'ba"(露語はもうニガテです間違ってたらごめん) みたいなセリフの入った小説は何か憶えてるひとはいませんか? ドストエフスキーだったかゴーゴリだったかゴーリキだったか・・・ 露人同士だったら普通の会話でもよくある言い回しでしょうが、だれか こういうこと書いた小説や作家覚えてません??? 引っかかってて気持ち悪いのです
697 :
吾輩は名無しである :04/07/30 19:26
>>693 、695
そういえばゴーゴリ、岩波でも見当たらない。絶版?私も今激しく
「狂人日記」よみたいんだけど見つかんない。
698 :
吾輩は名無しである :04/07/31 12:27
695はゴーゴリじゃないぞ。
ゴーゴリのしみったれたものの表現がたまんない
700 :
吾輩は名無しである :04/08/06 03:09
カラマーゾフ読もうと思うんですが 読み終えるのにどれくらいの日数かかりました?
二週間くらい15時間かけて読んだ。 酔狂にもストップウォッチで計ってた。 読み出したら止まらない展開だから 日数なんて正直関係ないよ。
702 :
吾輩は名無しである :04/08/07 00:56
読み始めました。 最初のほう正直おもしろくないんだけど、 期待していいんでしょうか? まだ150pぐらいです。
期待していいよ!
704 :
吾輩は名無しである :04/08/24 12:33
>>689 やっぱ『戦争と平和』だろう。一般的には。
米川正夫 米川哲夫 米川良夫 米川和夫 この4人の関係を教えてくれ。
706 :
吾輩は名無しである :04/09/20 10:25:03
ソコロフというのがおもしろいと聞いたんだけど 「馬鹿者の学校」とか。俺はロシア語読めないから英語で読もうと思うんだけど 誰か読んだ人いる?
707 :
吾輩は名無しである :04/09/20 10:33:54
「魔窟」は? 作者を失念したけど面白かった。
ガルシンは面白かった。 今、再読している。
>>701 面白いと思ったので、ストップウォッチ買いました。100円ショップで。
>704 知名度先行じゃないか・・・。 一般への浸透度で考えるなら俺は、 『戦争と平和』よりも『復活』を推すぞ。
>>710 なるほど。
女の子のヘアバンドをカチューシャというのは、
この小説(の舞台化)に由来する……。
う〜む。やはり、トリビア・ネタになっちゃうな……。
>>710 トルストイの中だと復活が一番好きだけど、
いまいち復活の評価って(戦争と平和・アンカレと比べると)高くないよね
713 :
吾輩は名無しである :04/10/07 18:58:48
ロシア文学の長編で、お薦めの面白いのってありますか? ちなみにドストエフスキーは全部、トルストイは「戦争と平和」を読み終わったばかりです。 ショーロホフの「静かなドン」ってどうなんでしょう? 興味はあるんですけど全8冊というので、買うのに躊躇しているんですが…。
自己レスしちゃおう! 今日、図書館で集英社の「世界の文学 ロシアV」に収録されてるショーロホフの「ドン物語」を 借りて読んでみたらすんごく良かった!!久々に本読んで泣いたって感じ。 帝政ロシアの小説ばかり読んだ後なので、赤軍と白軍が戦っている革命の時代をバックに ドン河流域の広大で豊かな自然の中で生きるコサックたちの喜びと悲しみを活写したこの短編集が すっごく新鮮に感じられたし、すっげー感動した!! 「しずかなドン」もこんな感じだとしたら、期待度大!!さっそく読むことに決めました。 なにげない自然描写がすっごく美しいし、誇り高くたくましく生きるコサック達の姿にも 胸打たれた。 すっっごく楽しみです!!
>>710 おいおい、知名度だけじゃないだろう。それに『復活』が最高傑作として浸透してるか?
100周年。
717 :
吾輩は名無しである :04/10/30 07:40:15
718 :
吾輩は名無しである :04/10/30 11:34:42
ロシア文学全体としては他国にも劣らないスケールとはいえないな。 ほぼ二大巨匠とフォルマリズムでもってるだけ。
719 :
吾輩は名無しである :04/10/31 06:02:13
720 :
吾輩は名無しである :04/11/02 05:43:12
>>717 ご冥福をお祈りします。
>>718 文章の内容がよく分かりません。
要するに、ロシア文学は、他の国より
劣っているということですか?
二大巨匠て、だれ?
俺は718じゃないが、二大巨匠と言えば当然トルストイとドストエフスキー
礼を言え
723 :
吾輩は名無しである :04/11/10 16:13:52
私は歴史好きで、今までは東欧文学ォタでしたが、ロシア文学も始めてみることに決心しました。 歴史・政治背景バリバリに醸し出されていて、尚且つ人間物語も素晴らしいものを お薦めください。
724 :
吾輩は名無しである :04/11/10 17:59:11
訳
725 :
吾輩は名無しである :04/11/11 05:42:38
>>723 ドストエフスキー、トルストイ、ザミャーチン
726 :
吾輩は名無しである :04/11/11 16:17:45
こんにちは、外国のホームページでいくつか、 英語版のロシア文学がころがっているところを 発見したのですが、どこかここは良いというページはありませんか?
727 :
吾輩は名無しである :04/11/11 18:43:15
ロシア文学の英語訳に限らず、 英語訳はへたくその代名詞として よく言われているけど。 日本語がネイティブなら、 日本語で読めば? 英語にこだわる?
>723 プラトーノフ「土台穴」
729 :
吾輩は名無しである :04/11/11 21:20:50
英語だと、ナボコフの注釈付き訳『エヴゲーニイ・オネーギン』はいいかも 俺は一部しか読んでないけど、注が細かすぎて電波でてる
730 :
吾輩は名無しである :04/11/22 18:37:41
原卓也の記事が朝日新聞に掲載
731 :
吾輩は名無しである :04/11/22 18:40:52
ルックスいい
732 :
吾輩は名無しである :04/11/22 22:59:36
ロシア・フォルマリズムって世界的に影響力を持ったと思うけれど、 現在はどういう評価なんだろう?
ドsの白痴の最後のほうで、ナスターシャが、ボヴァリー夫人を読んでいた という記述に気がついたやつは居ないだろう。
ロシア文学を専門的に学ぶといったらやっぱり東大か早稲田の露文か?
735 :
吾輩は名無しである :04/11/23 21:06:35
英語の勉強をも兼ねてロシア文学を読んでみようと思われる方には、コンスタンス・ガーネットの翻訳したものをお薦めします。 古い訳ですし、語学的には多少不正確なところもあるかもしれませんが、非常に流麗闊達な英文です。わたしは、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフは全て彼女の英訳で読みました。 日本語の訳にも優れたものがありますが、やはりヨーロッパ言語で読むほうが、よりオリジナルの雰囲気に近づけるのではないのでしょうか?
>>735 英語でロシア文学を読むとはすごいですね。
小林秀雄、福田恆存、中村光夫の「文学と人生」の鼎談にこんな箇所見つけ ました。↓
小林:僕はドストエフスキーをN・R・Fの仏訳でも読んだけれども、何か
つまらないんだな。それで神西君に聞いたら、それはフランス語に訳すより
も日本語の方がいいですよというんだ。日本語というのはロシア語に適してる
んだな。フランス語はだめだそうだ。
福田:明快すぎるからね。フランス語ほどではなくても、英語でもそうですね。ガーネットの訳は何となくつまらないですね。
737 :
吾輩は名無しである :04/11/24 01:37:10
ヨーロッパ言語っていうくくりが非常に辛いと思う。 まして、屈折のない英語を持ち出されてもね。 結局は、訳者の腕の問題だと思う。 あと読むほうのね。
小林秀雄、福田恆存、中村光夫の3人の感覚は、 浅学な自分には分からないけど、フランス語も知らないし、 主語がいらない、語順が自由、膠着語というところは、 英語よりも、日本語のほうがロシア語に近いと思う。
))732 某スレでプロパガンダしました↓ちなみにシャピールというかなりうるさい研究者は オポヤズよりモスクワ言語学サークルを評価してます。 おさらいだが、 文学研究が歴史や哲学や政治を語るためのえさにされないように、 学問として自立できるように試みたのがフォルマリズム。 「異化」と「手法」に拠りかかりすぎていた初期シクロフスキーではなく、 「機能」や「文学的人格」をめぐって19世紀前半と20世紀前半の文学史を掘り下げた、 1920年代のトゥイニャーノフは実際にかなりの成果を出した。 具体的な研究ではないけど、最終的な研究の見通しは 1929年にヤコブソンと発表したテーゼに示されている。 ソヴィエト構造主義・記号論(ロトマン・イワーノフ・ウスペンスキー)のやったことは、 基本的にはフォルマリズムの続きだ。 でも、この三人の中で文学史研究にきちんと貢献したのはロトマンだけ。 フォルマリズムの後継者はほかにも何人かいるけど、 作家・作品・文学史研究に腰を据えたので(それが利口だ田思う)、 日本では翻訳されていない。 もちろんフォルマリズムマンセーというわけにはいかず、 アヴァンギャルドと同時代に生まれたフォルマリズムは、 近代文学しか扱えないという意見はおおむね正しく、 古代や中世も視野に入れた学派はあるけど、 そっちは逆に近代文学研究にやや弱い。 構造主義後に現れたいくつかの新理論は、あまり作品と作家を論じておらず、 けっこう面白いものもあるけど、 文学(史)研究としてはフォルマリズム以前に逆戻りしてると思う。
740 :
吾輩は名無しである :04/11/30 05:47:43
ふう 巨匠とマルガリータ読み終わった 世界最強の小説だな 今日、俺の中で他の全ての文学のランクが一つずつ下がった
741 :
罧原堤 ◆mm/T2n8mWo :04/11/30 05:48:22
買ったまま読んでないなそれ
742 :
732 :04/11/30 22:38:09
>>739 いやあ、どうもありがとう。大変参考になりましたよ。
文学研究においてはロシア・フォルマリズムは欠かせないと思い、
言語学とともにこれから少々読んでいこうかというところ。
ソシュールは少しかじったことがあるけれども、
ヤコブソンあたりはひとなめした程度なので。
743 :
吾輩は名無しである :04/12/01 00:20:16
イクソンという人がどこかで書いていたビートフって、 邦訳か英語では読めないんでしょうか?
744 :
吾輩は名無しである :04/12/01 22:34:39
子供のころ、「イワンの馬鹿」を読んだんですが、 今思うとあの話って、 社会主義と資本主義の対立を描いていたような・・・ 悪魔=「資本主義」イワン=「社会主義」で 最後は社会主義が勝つという話を子供向けにしただけのもの? 童話を通して小さいころから 社会主義の思想を植え付けるための道具なのかなと 思ったもんで・・・違うかな・・・?? その辺詳しい人教えてください。
745 :
吾輩は名無しである :04/12/01 23:13:38
日本語の助詞とロシア語の格変化は非常に相性がいい フランス語は知らんけど日本語訳が名訳になるのはあたりまえだな
訳者の苦労の賜だけどな。 二葉亭四迷に感謝。
>744 トルストイはキリスト教の思想にもとづいて童話を 書いたのだから、社会主義は関係ないでしょ。そもそも ロシア革命以前の作品だし。 もし似ているところを感じたとすれば、それはキリスト教 が本来持っている清貧主義(マザーテレサとか聖フランシスコ みたいなの)が、社会主義の「平等」思想に通じるものが あるっていうだけじゃないかな。
748 :
吾輩は名無しである :04/12/02 11:20:58
744です。 ありがとうございました。>747 当時冷戦状態だったもんで、 これ読んだときなんとなく違和感を覚えていました。 ソ連の子供達はどう解釈したのか興味ありますね。
社会主義ほど悪い制度はない もっとも下等な「お金」で物事を決定するからだ。
>748 ソ連時代は19世紀の名作に対して露骨な社会主義礼讃解釈が 公式見解としてまかり通っていたかもしれないね。 いまは常識的解釈がされていることを祈る。 ところでウクライナ大統領選挙にまつわる騒動、 なんか往年の「西欧派vsスラブ派」の対立を思い出した。 ツルゲーネフとドストエフスキーはそれで大げんかしたんだよねw
ツルゲーネフすれないな。 人気ないんか?
いまツルゲーネフ読もうと思ったら「初恋」と「父と子」 くらいしかないんじゃね? 人気ないと思う。 でも小説のキャラとしてヲタク・ヒッキー・ニートを 描いた最初の人として再評価に値すると思うよ。 「働いたら負けかなとおもっている」 ルージンのセリフでもおかしくないw
ツルゲーネフの作品は、ヨーロッパな感じがするな。 センチメンタルなところもあるし、他のロシア作家とは異質だと思う。
スラブ文学にしたほうが、盛り上がるんかな?
756 :
吾輩は名無しである :04/12/20 20:56:46
ツルゲーネフは日本の小説につまらない影響を与えた。
例えば?
758 :
吾輩は名無しである :04/12/21 22:13:21
ペレーヴィンてどういう作家?
群像社でいくつか翻訳が出てるよ。
ロシア以外のスラブ文学で、なにかおすすめありますか? 日本語で読めるものでお願いします。
761 :
吾輩は名無しである :05/01/04 07:18:52
ゴーゴリの鼻を初めて読んだときのショックが忘れられないw
ナボコフこそ至高。
ロシア小説にでてくる登場人物の名前が覚えられない。 何とかイーチ・何とかノフとかもう…… なんか法則性でもあるのかな?
764 :
吾輩は名無しである :05/01/08 15:25:13
昔読んで挫折した戦争と平和、また読もうと思って出してきたら 工藤訳だったよ・・・誰かおすすめの訳者教えてください。
おおざっぱに言って、 シャで終わるのは、愛称。 恋人や親しい友達、親兄弟にたいして。 カで終わるのは、卑称。 馬鹿にするとき、叱りつけるときなんかに。
767 :
吾輩は名無しである :05/01/15 23:16:56
ペレーヴィンの眠れ、めちゃめちゃおもろいよ。 ウリツカヤのソーネチカはあまりに共感できなくて、びっくりした。 ソローキンの愛、これまたつまんなくてびっくりした。 まあウリツカヤとちがって、ソローキンは芸風だから、それも面白いと言えるのかもしれんが。 解説で亀山氏がむりやり感動したみたいなことを言ってるのが笑えた。 クルコフ「ペンギンの憂鬱」、ペンギンがよかったです。 話自体は、わざわざロシアの現代文学出すのなら、ほかに出すべき人がいようものを、 と感じるような、どっちでもいいような地味な……。 たぶん下手な訳者なら、ひどい本になっていたでしょう。 よかったですよ。
768 :
吾輩は名無しである :05/01/18 23:18:30
酔いどれ列車何とかってのなかったっけ? あれもロシア?
770 :
吾輩は名無しである :05/01/19 01:18:22
767 愛は読み飛ばしたのもあったけど、 教授の糞を食う話は笑った。ロマンの最後もそうだけど、 理論を別にして、彼はお笑いのセンスがあるとおもう。
771 :
767 :05/01/19 09:37:08
>770 同意。そういうこと言いたかったけど、罵倒ぽくなってしまった。 ロマンからさきに読んだけど、ロマンのときは、こんないかにも青臭い仕掛けで ロシアでは新しいってことになるんだ、ふーん、ぐらいに思った延長で「愛」に 入ったので、全部一緒かよ、と鼻白んだけど、何編か読んでいくうちに、何か むしろ全部一緒ということから、じわじわ笑えてきた。 いまさらこれが「ポストモダン」だと声高に言ってるわけではなく、ある種ネタ 的なものなのだと。ポストモダンの文脈で語られると、どうしてもしょぼく見え てしまう。 >768 酔いどれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行 (評判ほど)とくべつ面白いとは思わなかった。 これならペレーヴィンのほうがはるかにショックだった。
772 :
吾輩は名無しである :05/01/20 00:26:57
巨匠とマルガリータの新訳はどうでした?>読んだ人 おれは破綻はないけど文体もない、てな気がした。 わるくないんだけど、小笠原豊樹的な人(小笠原豊樹以外いないか) の訳で読んでみたかったと。
773 :
吾輩は名無しである :05/01/22 16:05:49
>760 ポーランドのレム。国書からソラリスの新訳が出た。 amazonの山形氏のレヴューが熱い。俺は旧訳で読んだが、傑作。
774 :
吾輩は名無しである :05/01/23 22:48:59
以前、宇野千代を読んでたら、世界最大の文学はカラマーゾフの兄弟だ、 と力説していた。着物の先生がドストエフスキー愛好家とは意外だった。 彼女の意見には反対しないが。
775 :
吾輩は名無しである :05/01/29 18:35:36
アンナカレニーナって自分を最高の美人だと思っていて 美人なら何でも許されると思ってたらそうでもないと気づいて死んじゃう やな女。女らしいと言えばそれまでだけど。
トルストイ・スレ行け。アンチもあるから。
>>772 細かなところで訳語の不統一が目立ち、集中できんかった
ピラトのセリフの処理はずいぶんあまいと思う
ツルゲーネフ「はつ恋」好きなんだが。訳文も美しい。 「どうして私の顔を見ないの?見てよ」と少年を翻弄するジナイーダ。 「ロンドンハーツ」のセナ嬢を観てて彼女を思い出した。(このスレの人達はロンハーなぞ見ておらんか)
その可憐なジナイーダが実は…というところが驚き。 あの時代のロシアに××なんてあったのね。
781 :
吾輩は名無しである :05/02/07 22:45:22
ペレーヴィンにはガッカリだ。
783 :
吾輩は名無しである :05/02/09 19:57:40
今NHKのラジオでロシア幻想小説の読み方とかやってますね。
>>781 今日までペレーヴィン自体も知らなかったが、
ペレーヴィンにはガッカリだ。
785 :
吾輩は名無しである :05/02/17 09:49:44
>>785 ペレーヴィンでぐぐれば下のほうに出てくる。
787 :
吾輩は名無しである :05/02/17 14:25:38
イサ−ク・バ−ベリってどうよ? ある人が非常に持ち上げてるので、 代表作の「オデッサ物語」を読んでみた。 たいした作家だとも思わなかったぞ。
788 :
吾輩は名無しである :05/02/18 09:39:35
俺もオデッサ買ったけど、ぜんぜん進まない。
790 :
吾輩は名無しである :05/02/23 10:06:48
>>789 既訳(安井訳、水野訳)よりいいのでは。
群○社、現代もの出さなくなったな……。
売れなかったんだな。
791 :
吾輩は名無しである :05/02/28 00:20:55
文学かどうか微妙だけどカリーニンの『On Communist Education』 読んだことある人いる?英訳版しか手に入らないみたいだけど 面白そうだから読んでみたい。初心者でもいけるかな。
792 :
吾輩は名無しである :05/02/28 01:51:20
文学読もうとおもうくらいの標準的なあたまなら ロシア語くらい読めるのが前提だとおもうんだが 翻訳読んでなにか読んだ気になってる奴多いね こないだも知り合いに指摘したらだんまりだったし そういうやつって文学に限らず何をするにも形ばっかで 中身スカスカ、ポーザーなんだよね。
フランス語や英語ならまだしもロシア語が前提って言うのは狂ってるとしか思えん
794 :
吾輩は名無しである :05/02/28 15:59:50
>>792 そりゃ文学ってものは原文が一番いいのは当然だけど、
小学生に「これいい本だから」とか言ってファウストの
ドイツ原文渡したってよく理解できないどころか
そもそも読めないだろ。お前はギニアの部族語で書かれた
本渡されて「原文で読めよ」とか言われて当然だと思うか?
795 :
吾輩は名無しである :05/02/28 18:35:01
思うよ
792はホントは英語もろくに読めないんだろ? そういうのに限って「ロシア語くらい読めるのが前提」なんて 言うものと相場は決まってる。
797 :
吾輩は名無しである :05/02/28 18:51:49
792って浅田彰マンセのニート君だろ。 頭悪い癖にやたらと背伸びしたがる。w 特にロシア語が絡む話題ではそれが顕著。ww
798 :
吾輩は名無しである :05/02/28 18:55:10
>>792 は悲しい奴だな…。
でもカリーニンなんかロシアでは出版禁止の臭いがするが…。
>>793 >狂ってるとしか思えん
ナゼカワロタ
801 :
吾輩は名無しである :05/03/03 02:28:21
検索したけど、ゴーゴリのスレって無いんだね・・
802 :
吾輩は名無しである :05/03/04 22:11:30
レールモントフについてもっと 語ってもいいかと思う
そろそろロシア文学ベストテンを決めようぜ
トルストイとドストで埋まっちゃうよ
日本での売り上げなら、ドスト圧勝だろうな。 日本での戯曲上演数なら、シェイクスピアに続いて、チェーホフが2番目に多いらしい。 ロシアで、最も愛されている文学者は、国民詩人プーシキンだな。 ノーベル文学賞受賞者は、ブーニン、パステルナーク、ショーロホフ、ソルジェニーツィンの4人。 ここのスレの数は、ドストが圧倒的に多いな。 個人的には、長編「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー、 短編「谷間」チェーホフにそれぞれ1票。
一人一作品としても、 アナクサーコフ プーシキン ゴーゴリ ゴンチャロフ ツルゲーネフ ドストエフスキー シチェドリン トルストイ レスコーフ ゴーリキー チェーホフ ショーロホフ ソルジェニーツィン の中から3人落ちるわけだ。
ストルガツキー兄弟
レールモントフ、ガルシン、ザミャーチン
ペレーヴィン ブルガーコフ ソローキン
不詳の「イーゴリ遠征物語」の作者
811 :
吾輩は名無しである :05/03/15 10:09:10
ペレーヴィン、ソローキンは代表作の訳がない。
ロシア以外のスラブ系作家なら、 スタニスワフ・レム(ポーランド) カレル・チャペック(チェコスロバキア) ミラン・クンデラ(チェコスロバキア・フランス) ミロラド・パヴィッチ(セルビア)
813 :
吾輩は名無しである :05/03/15 23:18:02
レムはいいですね。『サーニン』もよくないですか?
トルストイの民話で全部埋まるよ
おもしろいんだけど、説教臭くてな。 民話の、自然発生したような、心にしみ入る感じがないんだよな。 気がついたら、覚えていて、そらで、全員で暗唱できるという感じがない。
トルストイはキリスト教のアジ文学
どこがだよw 極左じゃねえかwww
光あるうち〜しか読んでないとか 民話より、教科書用?に子供向けに書いた話の方が良い
819 :
吾輩は名無しである :2005/03/25(金) 11:38:02
>815 説教臭いというより、つまらないのが多い。特に短いのは。 長めのは、流石にうまいなと思わされる。 “兵士の家族の話”の哀しさなど。
>気がついたら、覚えていて、そらで、全員で暗唱できるという感じがない。 そんな作品教えて。
ももたろう
なあ〜んだ
でも、トルストイ民話は、 それぐらい身近で当たり前なものに、なれてないんじゃないかな。
宗教色も強いし、日本昔話やアンデルセンのようにはいかんだろう。 比べるもんでもないと思うが。 地元ロシアではどうなんだろね。
825 :
吾輩は名無しである :2005/03/27(日) 10:59:48
826 :
吾輩は名無しである :2005/03/27(日) 14:06:11
日本ではレフ・トルストイの民話よりA・トルストイの大きなかぶの方が 人気あるよね。
「大きなかぶ」は、ちゃんとした民話だぞ。 ウクライナ地方だったかな?
828 :
名無しのオプ :2005/04/07(木) 12:37:10
d
829 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 14:51:41
大学の露文とかって、現代文学もやる?
>>829 やるよ。
(露文じゃないのに顔出してる。卒論修論発表会までゲスト参加し、その後の飲みでつぶれて迷惑かけた。)
ナボコフとか、ザミャーチンとか、プラトーノフとか。
今存命中の作家のこと?
ペトルシェフスカヤ、トルスタヤ、ナールビコワはほんのちょっとだけやった。
831 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 15:11:38
yaru
832 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 23:27:40
***トルストイ 言葉の生命(ロシアと語らう)*** ――イヴァン・イーリッチに体験させた、この上なく種々様々な肉体的・精神的苦痛、 苛責、怨恨、恐怖などの 偏愛的な火刑 吊刑しゃく吊 拷問の念の入れ方、その奇抜 さは、たとえ、それが祝福さるべきキリスト教的な目的を持ったものであるにしても、 やはり、レフ・トルストイの先祖の一人で ピョートル大帝の巣の雛鳥で、秘密裁判官 の長官であった、有名なピョートル・アンドレェヴィチ・トルストイ伯が議長を務めて いた神聖宗教審問所、もしくはプレオブラジェンスキー裁判所の拷問部屋を思 い出させるものである。 「トルストイとドストエフスキー2巻」著者メレシコフスキー 雄渾社 P127より
833 :
吾輩は名無しである :2005/04/21(木) 23:29:57
***トルストイ 言葉の生命(アジアとの語らい)*** 矛盾とか苦悩とか言えば、人は直ぐロシアを思うほど、この虐げられた人々は 真に過酷な運命の道をを歴史的に辿って来たが、そのロシアにおいてすら、少 なくとも魂と精神の苦悩に関するかぎり、トルストイほど、激烈な深い矛盾に 苦しんだ人はなかった。普通よく矛盾と苦悩の行者のように考えられているド ストエフスキーも、彼に比べればある意味で遥かに幸福な人間だっった。 「ロシア的人間」著者 井筒俊彦 中公文庫 ページ246より
834 :
吾輩は名無しである :2005/04/25(月) 05:02:37
tahase 『平凡物語』(上巻のみ ゴンチャロフ) をヤフーオークションに出品したので 落札してやってください。
835 :
吾輩は名無しである :2005/04/25(月) 08:39:38
イラネ
836 :
吾輩は名無しである :2005/04/29(金) 00:15:07
原文で読むのでいりません。15年以内にですが。
837 :
吾輩は名無しである :2005/04/29(金) 00:30:25
ロシア人って国内で勝手にそうやって 苦悩だのなんだのやってくれるんだったらいいけど 外国人に思想をおしつけるなよ、単なる虐殺変態やろうじゃんか。 この暴力国家め!日本の領土を返せ馬鹿野郎!
838 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/04/29(金) 01:45:40
>>837 スレ違いですので、どうか死んでいただけませんか?
840 :
吾輩は名無しである :2005/05/02(月) 16:02:14
しかし井筒の「ロシア的人間」って凄いね。 井筒にとってロシア文学は片手間の手慰みなんだろうが、 それでロシア文学の専門家達を越えるような視点を示しているね。
841 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/05/02(月) 17:24:16
842 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/05/04(水) 18:45:21
843 :
吾輩は名無しである :2005/05/21(土) 11:39:27
保守
ガルシン「あかい花」というのを学生時代に読んで、感動したなあ。
ゴーゴリの「狂人日記」は読んだ?
846 :
吾輩は名無しである :2005/05/25(水) 23:38:00
844 あれはいい話ですよね。ほかに短編ではマカールの夢にも感動しました。
マカールの夢はコロレンコでは?
848 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 04:25:21
今度勉強会で「現代ロシア文学」を扱うんだけどさ、 そもそも俺の知識じゃ何をもって「現代」なのかも判らん 適当に主観的でいいから「それっぽい」作家の名前何人か挙げてほしいんだけど ついでにロシア・フォルマリズムとかとの関係にも言及してもらえると助かる
アンドレーエフ
850 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 08:50:10
>>848 ヴィクトル・ペレーヴィン
ターボリアリズムの旗手
851 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 11:54:28
外套、鼻がすごくおもしろかったんですが、 ゴーゴリさんで他におすすめ作品あるでしょうか?
852 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 11:56:29
「死せる魂」面白かったよ。 というかゴーゴリさんは「鼻・外套」と「死せる魂」しか読んでないから。 あ、まてよ、「死せる」は「鼻〜」とはまた別系統の話という感じがあったな。 「鼻」なんかシュールレアリズムの先駆けのようなところあるけど、そういう感じはなかったな。 正統なロシア文学というかんじがした。 「正統な」と言ってもゴーゴリの文学が正統になったのはドストエフスキー以後だろうけど。
>>848 誰かマヤコフスキーくらい挙げてやれ。
>>851 「肖像画」がおもしろいと思う。
岩波文庫に入ってる。
>>853 死せる魂は、死にっぷりがおもしろいよね
>>855 肖像画って、ゴーゴリが芸術論ぶつやつだっけ?あれはちょっと、、、おもしろくなかった記憶がある
芸術論とか、ぶってたっけ? 一枚の肖像画が徐々に浸食していく様が、雰囲気があっておもしろかった。 盛り上がりの演出がうまいなと思ったよ。
>>851 ゴーゴリ「イワーン・イワーノヰッチとイワーン・ニキーフォロヰッチとが喧嘩をした話」
というのを神保町で500円で買いました。岩波文庫。
訳がすっごい古くて、雰囲気が出ていてよかったです。
ドアのことをドーアと書いてあったり。
どなたかご存知でしょうか?
859 :
846 :2005/05/29(日) 15:57:52
ロシア文学の短編といったつもりでしたが、確かに言葉足らず ですね。失礼しました。
862 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 01:40:20
素朴な疑問ですが、この版で原文で読まれてる方はどのくらい居られるのでしょう。 ちなみに私はすべて翻訳です。
>>862 正しくは「版」じゃなくて「板」だし、ここは「板」じゃなくて「スレ」だ。
864 :
858 :2005/05/31(火) 13:30:08
>>860 そうなんですか。知らなかった。
教えてくれてありがとう。
ゴーゴリ、チェーホフは全集以外に文庫がもう少し欲しいです。
だいたいどれも収録している作品が同じなので…。
865 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 00:29:58
トルストイで面白かった作品 @人生論(生命について) A文読む月日 B懺悔 C人はなんで生きるか ドストエフスキーで面白かった作品 @罪と罰 A地下室の手記 カラマーゾフ、悪霊、白痴の長編は未読。追々読んでいくつもり
866 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 10:03:52
ツルゲーネフ大好き。
867 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 22:06:50
*** トルストイ言葉の生命(アジアでの語らい) *** だがそれにもまして特徴的なのは、トルストイのあの劇しい、ほとんど動物 的と言いたいほどの、死の恐怖だ。一八九四年、老トルストイは書いている、 「年をとるとは何を意味するか。年を取るとは髪が落ち、歯が脱け、皺が出来 、口から吐く息が臭くなることだ。一切が終わる前にすら、全てが恐ろしい、 いまわしいものになるのだ。べたべたに塗りつけたべに、白粉、そして汗と悪 臭と醜い姿、そういうものがはっきり意識されるようになる。私が今まで奉仕 して来たものは一体どこに行ってしまったのか。美はどこにあるのか。美こそ 一切なのに、もうそれがない。何もない。」と。「一切が終わる以前にすら」 という。それなら一切が終わる時にはどうなるんだ。 井筒俊彦「ロシア的人間」 中公文庫 ページ263より
868 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 22:08:04
*** トルストイ言葉の生命(アジアでの語らい) *** しかし、トルストイにおいて、死の恐怖は決して肉体的原因から来るもので はないのである。少なくとも肉体的原因だけではない。ただ漠然と死ぬのが怖い とか、断末魔の肉体的苦しみが恐ろしいとかいうことではない。死を想うこと が怖いのである。たった今まで生きて動いていた生き物が、ある不思議な瞬間 を境にして死んでいく、この神秘に満ちた事実を想うことが堪えがたく恐ろし いのだ。死――彼にとって、それは「虚無への移行」以外の何ものでもなかっ た。千八百六十年九月、兄二コライの悲惨な臨終に居合わせて、彼はこの「虚 無への移行」を目のあたり見た。そしてこの恐怖だけは、彼がいくら「大転向 を経験しても、いくら「基督教的回心」を経ても、元のまま存続した。 井筒俊彦「ロシア的人間」 中公文庫 ページ264より
ロシア文学によく出てくるロシア正教分離派(古儀式派)について教えて。 鞭身派とか虚勢派とか逃亡派とかの異端て何?
870 :
吾輩は名無しである :2005/06/03(金) 20:43:31
>>869 江川卓 著の『謎解き罪と罰』に結構詳しく書いてあったような・・・
871 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 02:30:02
『死せる魂』って書店で見たことないんですが、 ていうか岩波の文庫索引にも載ってなかったんですが、 もしかして絶版とかになってます?
872 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 14:04:01
とっくに絶版。新潮版も20年前の時点で既に絶版になっていた。図書館で借りるか、 神田にいくか、Penguinで英訳を読もう。1部はいいけど発狂して書いた未完の2部は 余り勧められない。
日本人の精神論?のひとつに、”死の安心”って概念があるけど 生きているうちにどれだけ命がけで何かに集中して 魂を燃焼させて何時死んでも悔いはない!という安心の状態に たどり着けるかどうかという 死の間際に恐怖と不安にさいなまれてしまうのは、 ”往生際が悪い”っていうよね。 ただ安全に快適に生き延びるためだけに 食べるためだけに生きている、リスクを回避するだけの 息してるような人生を 送れば送るだけ、死の間際の恐怖は、すさまじい恐怖となって 襲いかかってくるわけで、それが地獄の世界なんじゃないのかな? だから生きている時に、苦労をすればするほど、 恐怖から目を背けずに立ち向かうことで 死の恐怖というか地獄が遠のいていくという、、、 トルストイの場合は、愛が大きすぎたのかなぁ
874 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 18:11:17
>>873 面白い観点だね。興味深い・・・
確かに、彼は自殺願望が絶えずあったらしいが、
反面 死への恐怖は誰よりも強かったんだろうね。
死せる魂、アマゾンで買えるみたいだけど
マケプレだろ。古本屋ではよく見かけるよ。
878 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 02:48:25
「霧の中」を読んでアンドレーエフに興味もったんだけど、邦訳があまり無いようでOrz
879 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 20:05:06
>>866 禿堂。
ロシア作品は登場人物の名前がみんな同じように見えて覚えられない。
880 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 23:40:34
ブルガーコフを読んじゃった!
881 :
吾輩は名無しである :2005/06/17(金) 00:59:27
>>872 死せる魂…って絶版なの?
近くの本屋には普通にあったけど…。
まだ読んでなかったけど、
>>872 を読む限り、逆に何か読みたくなってきた
チェーホフの書簡って凄いらしいですね
リジヤ・アヴィーロワの「私の中のチェーホフ」は読んだかい?
884 :
872 :2005/06/18(土) 10:58:16
>>881 その本は岩波文庫じゃないかい。岩波は年2回復刻版を出すから本屋にあったのではないかと。
もし新潮版だとすると何十年もたな晒し。
アヴィーロワはチェーホフと恋愛状態にあった女性で、 いくども手紙のやりとりをしてる。 その実際にチェーホフにもらった手紙を折り込みながら、 チェーホフとの恋を書いたのが、上述の作品。 彼女自身、チェーホフ他多くの人に才能を認められた作家だったので、文章はうまい。 群像社から出ているので、読んでみたらいかがかしらん。
887 :
吾輩は名無しである :2005/06/22(水) 19:14:09
「死せる魂」は面白いです。第二部を狂死したゴーゴリが自ら火にくべてしまった ので未完のままですが。 天才性という意味では、ゴーゴリが一番。
889 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 12:42:08
ペレーヴィンが発売数日で十万部くらい売れたのは本当なんでしょうか だとするとロシアって結構いいとこなんですね 読みやすい本ではないのに
890 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 18:17:33
ロシア人は名前が3つあってその他に愛称があって 同じ人物を作者がそのときの気分で名前を使い分けるから ますます混乱する。
891 :
吾輩は名無しである :2005/06/28(火) 20:45:59
しばらくすると慣れるよ
892 :
吾輩は名無しである :2005/06/29(水) 22:26:56
<889。青い火影のことですね。でも処女作が発売数日で十万部まで行くかな、 と俺も不思議だった。でも実際、その後の長篇とかは、十万ぐらい軽く行ってるみたいだよ。 ソローキンでも5万部くらい売れると、どっかで読んだ。 日本じゃ島田雅彦クラスでも文庫がなけりゃ、五万はきついのにね。
>>890 ミドルネームが父親の名前っていうのは、一体どこから来たシステムなんだろうな。
愛称もどういうときに使い分けるのか、慣れてはきたけど、未だによく分からない。
894 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 00:06:27
日本でも武将とか親の名前の漢字を継いだりするけど、そういうもんじゃないの? 父親の権力が強かった時代の話。
895 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 00:07:04
897 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 02:49:31
>>893 どちらかというと、「父称」の方が「姓」より広く用いられていたのでは。
古代ギリシアの文学なんかでは、
父称はよく出てきますけど姓は出てこないみたいですし。
今では姓として使われている名前でも、本来は父称だったというものは
けっこう多そうですね。
(例えば「マクドナルド」「ジョンソン」など)
898 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 08:29:41
調べてみると日本より四千万だけ多いですね ソ連崩壊後も着実に売れてるということは まだ本が求心力をもっているのでしょうか
899 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 09:09:45
4000万だけ多いとは、どういう意味? ロシアなら、日本とちょうど同じくらいだし、 ソ連なら、日本より1億以上多いし……。
ロシアの人口は、1億5千万弱。 日本は、1億1千万強だと考えて、4千万なのだろう。 日本とちょうど同じと言うことはないな。
901 :
吾輩は名無しである :2005/07/01(金) 00:02:02
1億3千万じゃなかったっけ?
903 :
901 :2005/07/01(金) 09:23:57
言い方が悪かった。日本の人口が・・・。
苗字って最初はなかったんじゃないの? なんとか村のなんとかの子のなんとか、とか。
ヤアヤア我こそは・・・(ry
906 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 21:02:47
>>890 >同じ人物を作者がそのときの気分で名前を使い分けるから
>ますます混乱する。
そうそう! いまだになじめない・・・
この点がロシア文学をなじみにくくさせてるってのはあると思う。
907 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 21:48:23
ヴィクトル・ペレーヴィンがマジで面白い 前名前挙げてくれた人さんくすこ
908 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 22:20:48
ペレーヴィンの何という本が面白いの?
909 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 22:28:34
俺はまだ『眠れ』しか読んでないけど、良かったよ〜 次は『虫の生活』にいく
910 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 22:42:45
「眠れ」だと「六本指〜」がいい。てか●●●●たちがキュートだぜ
911 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 22:49:22
六本指〜はよかった!! あと前半だと人間狼の話も凄い好きだったな
912 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 22:13:02
ペレーヴィンそんなにいいのかあ! もうちょっと詳しく魅力を語っておくれっ!
視点についてこだわった作品(物が主観とか) ソ連の状況を寓意的にあらわした幻想的なの この人はたぶん優しい人だとおもう
914 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 08:28:31
俺は「眠れ」のなかの「眠れ」と「青い火影」(だっけ?)を 読んで、これはすごいと思ったんだけど、ひとに読ませたら、 「ふーん、それで?」って感じだった。だからひとによるのかも。 ディックとかサイバーパンク系にはぴんと来ない俺にもひっかかるのは、 純粋なSF的な興味で書かれているわけではないからだろうな、と思う。 もっとウエットというか。日本人向きなような。
916 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 20:09:57
>>914 青い火影(?)はすごかった。
「だってあなたが死人なんですもの」
鳥肌たった。
いつも思うんだが 「ヴィ」って発音する時、ギとビ、どっちに近いの? あとヴォとかヴ
[v']の音。
919 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 18:46:32
トルストイは、世界最大の作家! 『アンナ・カレーニナ』を読めば、他のどんな作家のどんな作品も、登場人物の心理描写において、 「『アンナ・カレーニナ』にはとても及ばない!」と思うようになる。 トルストイ、最高! それに対して、ドストエフスキーは…… 別にアンチではないのですが、ドストの何が面白いのか、よく分かりません。
920 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 19:42:05
>>919 フロベールとバルザック、どっちが好きだい?
921 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 19:55:28
>>920 私は919です。
フローベールとバルザックなら、断然バルザックですね。
『谷間の百合』最高!
922 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 20:14:15
逆かと思ったが・・・
ていうかトルストイスレに書いてよ あんまり語れる人がいなくてさびしいから
>>922 禿同。バルザックなら、むしろドスト好きというイメージだな。
925 :
吾輩は名無しである :2005/07/26(火) 18:01:33
トルストイ好き=ビートルズ好き=チャイコフ好き ドストエフ好き=ストーンズ好き=ベートーベン好き
926 :
吾輩は名無しである :2005/07/26(火) 18:59:06
ロシア文学初心者の房ですが、 小説中で次々に名前変わるのでわけが分からなくなります。
主要人物だけフルネームをメモしとけばいいよ。愛称で書かれててもすぐ分かるし。 てか、俺はそこで戸惑ったことはないんだけどな。
928 :
吾輩は名無しである :2005/07/27(水) 09:03:15
ドストの場合、ちょいやくだと思ってたらいきなりすごく話出すっていうことがある。
あと、ちょい役のノリで登場、退場したと思ったら結構後になってストーリーに絡んできて 「こいつといつ知り合ったんだっけ?」って思うこともある。
930 :
吾輩は名無しである :2005/07/27(水) 20:55:03
アレクセイがリーザからカテリーナからの手紙を貰うところがあるけど、あそこまでにカテリーナとアレクセイが知り合ったってこと分からなかった。読み返しても分からなかったんだけど、どうなってんの?
>>925 なんかすげーよくわかるよそれw
俺なんてモロに下段だし
933 :
吾輩は名無しである :2005/08/20(土) 10:53:27
さてカラマーゾフ読み終わったばかりの工1の俺がきましたよ ロシア文学に嵌まりそうです といっても、外套と上の作品しか読んだ事がないのです それで、工房にお勧めのロシア文学を紹介してよ先輩
>>933 プーシキン。
「オネーギン」や「スペードの女王」、短編集「ベールキン物語」などがオススメ。
ドストエフスキーを読んだ後だと
物足りなく感ずる可能性もあるがその分読みやすいし
何よりもドストエフスキーはプーシキンを私淑していたから。
付記:プーシキン「スペードの女王」とドストエフスキー「罪と罰」は併読しよう。 主人公(ゲルマン、ラスコーリニコフ)の造型には 前者から後者へのかなりの影響が見られる。
サンクス! こういう時2ちゃんを好きになる
>>933 プーシキンには禿同なんだけど、さらにチェーホフなんかもいかが?
『かもめ』『桜の園』など、現代的な乾いた感じでよいですよ。
でもカラマーゾフが良かったのなら、ドストのもいっこの代表作『罪と罰』や、
若者にぴったり?の作品『地下生活者の手記』をおすすめしたいなあ。
938 :
名無し物書き@推敲中? :2005/09/06(火) 23:27:39
エロ小説
ドストにはまってまともに評価できなくなる前にトルストイ読んどけ。
ゴーゴリに「画学生」っていう作品ある?
941 :
無名草子さん :2005/09/26(月) 01:54:11
-
942 :
吾輩は名無しである :2005/09/29(木) 08:17:06
『罪と罰』読んだ!!誰しもラスコーリニコフみたいなこと、一度は考えるよね。 教科書だと、彼の犯罪に関する思想のみがやたらクローズアップされるけど、作中で何度も、思想自体は そんな特異なものではない、と強調されてるよね?
ちなみに作中だと、あの拳銃で自殺する人が好きです。 なんかノアルスイユを彷彿とさせます。
すんません、連投すみません、 「教科書だと〜」っていうのは、「教科書類での『罪と罰』の紹介では〜」ってことです。ごめんなさい。
945 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 13:51:08
ロシア文学の偉大な作家って?
ドストはガキに受けてトルストイは大人向けって意見を 2chではたまに見るけど、これってどうなの? 俺は19の若造だけど両方好き。 まぁ、ドストのほうが好きだけど
ドストは観念的なところがヤングに馬鹿受け。
949 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 19:46:13
>>947 バカにする訳じゃなく結構当たってるかと。ドストは高校生でも普通に熱狂できる。
トルストイのようなしばしば退屈と言われる作家の場合、その味わいが分かるようになるには
多少なりとも読書経験や人生経験が問われるのではないだろうか。
>>949 1年半後、子供が出来たが堕ろしちまった
まで読んだ。俺の集中力の限界。
952 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 16:12:14
あげ
トルストイは人生諦めた感が大人の共感を呼ぶ チェーホフ然り
954 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 19:10:43
あげますよ。
ドストってなかなか風貌が渋いね
死刑一歩手前までいったそうだからかな
トルストイって仙人っぽいよね
82年生きたから
実際仙人でいいんじゃね?
妻から逃げる為に自殺する仙人というのも・・・
ロードオブザリングにあんなキャラいたよね
宇宙最強の戦士は悟空の嫁だったという名言もあるくらいだから、仙人だって妻から逃げたいし、 ギャルのパイパイつつきたいだろう。
964 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 00:10:25
ラフマニノフが好きだったロシア文学者って誰かわかる?
965 :
吾輩は名無しである :2005/10/28(金) 01:19:14
俺俺
966 :
イラストに騙された名無しさん :2005/10/31(月) 00:38:46
d
967 :
無名草子さん :2005/11/04(金) 22:54:33
e
968 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 22:56:15
е
969 :
無名草子さん :2005/11/06(日) 22:55:12
ありがとうございます
970 :
吾輩は名無しである :2005/11/06(日) 22:57:03
いえいえ
971 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 17:26:43
ナブコフ「ロリータ」映画も面白かったです
972 :
吾輩は名無しである :
2005/11/09(水) 07:51:11