†ソルジェニーツィン†

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94sage5:04/05/31 12:44
「煉獄の中で」が好きだな。
TVドラマ化もされていたし。
95吾輩は名無しである:04/05/31 13:08
息子はピアニスト。シューベルトの18番ソナタを聴いたことが
あるが、リヒテル以上にテンポを微動だにさせず、輝かしい
音色で、それでいてフォルテになるとすさまじいパワーを発揮する
という、まさに音の大伽藍という感じの演奏だった。鈍感と紙一重
という感じもしたけれど、あの曲であれ以上の演奏を聴いたことが
ない。まったく茫然として聴き終えたのをよく覚えている。
その後まったく名前を聞かないのが悲しい。
96吾輩は名無しである:04/06/02 23:59
戦後も60年近くになると
生き証人も減ってくるよな
97吾輩は名無しである:04/07/10 13:30
長そう
98吾輩は名無しである:04/07/10 13:39
>>95
初耳。ぜひ聴いてみたいと思ふ。情報ありがとふ。
99吾輩は名無しである:04/07/16 09:34
無頼漢(なんつー訳語だ)の描き方についてはどう思う?
ソルジェニーツィンが我々囚人と言うときに彼らは除外されてしまってるわけだけど。
100吾輩は名無しである:04/07/16 11:07
100イワン
101吾輩は名無しである:04/07/18 08:52
収容所群島は面白いよ。
文章が反語的で皮肉たっぷりで思わずニヤリとなる。
森林伐採のインチキのくだりなんて何度読んでも笑えるよ。
最高のブラックユーモアだ。
暗そうなイメージで敬遠している人はぜひ読んで欲しい。
本当に面白いから。
102吾輩は名無しである:04/07/20 16:38
>>99
あの方たちにはあの方たちの人生があるんではないかと。
ソルジェニーツィンが何と言おうと偉い方たちだと思ってしまいます。
護送列車の中で朝になると全員髭をきれいに剃っている、という
何の役に立つのか判らないプラクティカルジョークがいい。

あと、収容所が反乱を起こすと、いきなり差し入れに来る
チェチェン人ってのもよござんした。
103吾輩は名無しである:04/07/22 03:03
>>102
時代とか体制とは無関係にたくましく生き延びていく人々だよね。
いってみればカラマーゾフの長男みたいなものなんだけど、
その部分を切り捨てて我がロシアとかロシアの大地とか言われても説得力ないんじゃないの?って思っちゃうんだよね。
どうもソルジェニーツィンの彼らの描き方には私怨がこもっているような気がするんだよね。
104吾輩は名無しである:04/08/22 03:22
ソルジェニーツィンの目かりてきた!!!!!!!!!1
105吾輩は名無しである:04/08/27 11:38
ロシアの旅客機墜落事故はチェチェン過激派によるテロの疑いが濃厚。
ソルジェニーツィンは何を思うか。
106 ◆66EQHAGMzM :04/09/04 20:25
b
107吾輩は名無しである:04/10/20 12:49:30
収容所群島の復刊交渉中
108吾輩は名無しである:04/11/17 01:18:41
で、どうだった?
109吾輩は名無しである:04/11/17 05:42:21
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=2396

とりあえず投票しとけ
復刊される確率が上がる
110吾輩は名無しである:04/11/24 01:03:24
きのう実家近くのブコフで超美本の『ソルジェニーツィン短編集』見つけたんだけど、
絶版と知らなくて、他に買いたいのがたくさんあったから、次の機会でいいやと思って買わなかった。
結構貴重な本だったのね…。次に行く時は無くなってるんだろうなorz
111吾輩は名無しである:04/11/24 01:45:09
そうか?
最近書店で普通に買ったけどな。
112吾輩は名無しである:04/11/24 03:41:07
岩波文庫はある程度定期的に重版してるから
待てばそのうちまた刷るよ
113吾輩は名無しである:05/01/09 10:56:33
「ガン病棟」と収容所群島読むならどっちがオススメ?
114吾輩は名無しである:05/01/21 23:54:29
収容所群島を読み始めたが面白い。ぜひ読破したい
115吾輩は名無しである:05/01/22 17:29:49
最近マローズ厳しいな!
116吾輩は名無しである:05/01/25 20:44:23
>>113
ま、普通には収容所群島ではないかな。ガン病棟も面白いけど。
そういえばガン病棟に「日本人の看護婦」が出てくるんだけど、
あれがいまだによくわからない。シベリア流刑された旧日本軍の従軍看護婦が
中央ロシアに飛ばされたという設定なのか?
117吾輩は名無しである:05/01/31 15:41:44
最近の北朝鮮バッシッンクや嫌中感情増加で
この本も注目されると思ったんだけどなぁ…。
勿論、時代は違うけど普遍的な面もあると思うんで。

もしかして、彼らは単に叩いてるだけで、
そこに住む人々のことなんてどうでも良いと
思ってるんじゃなかろうかと、少し不安なり、寂しくなる。
118吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 13:50:03
119吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 14:10:31
お守りage
120吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 17:21:23
「煉獄の中で」良かったとです
121吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 14:27:31
以前、「収容所群島」1〜3巻を古書店で買ったけど
これは失敗だった。
全巻揃いをみつけるまで待つべきだった……。
4〜6巻だけ売ってるところなんてないもんなぁ。
122吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 00:42:05
煉獄の中でって図書館にあったな。
123吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 00:29:46
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/yanazawa/tokusatsu/dainippon.html
愛国戦隊大日本の第二十話が「敵か、味方か?収容所帰りの凄い奴 ソルジェニーツィン仮面」
笑った。ほんと、右翼も左翼も「敵か、味方か?」って感じだもん。

「煉獄の中で」って邦題は失敗だと思う。原題の直訳は「第一の輪の中で」。
この「第一の輪」とはダンテの神曲・地獄編の始めの方に出てくる「第一圏」のことで、
ここでは異教徒だけれども才能のある学者たちが名目上の地獄で「名誉ある」罰を
受けている。現代人の目から見ると、カトリックの教義の矛盾、というより可笑しさが
目につく箇所で、それをソルジェニーツィンは囚人科学者の特権的収容所を意味するために
使ってるわけで。さらにドストエフスキーなどの、共産主義思想とカトリック思想とを
ある程度同一視するロシア文学の伝統にも従っている。そういう「皮肉で知的な笑い」
を誘う題名なのに。これを「煉獄の中で」とやってしまうと「収容所のなかで精神的
甦りを求めて苦行に呻吟する囚人たち」の話みたいに聞こえてしまう。
せめて「辺獄にて」にしてほしかった。
124吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 10:46:50
キリスト教世界の人間以外はすべて煉獄行き、というのが、そもそも排他的。
125吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 03:30:57
「収容所群島」だって、原題を直訳すれば
「収容所管理所の多島海(楽園)」
なわけで。
126吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 01:27:50
>>125
そうそう!「多島海」とはエーゲ海に代表される、
西欧古典時代の楽園をイメージさせる言葉なんだそうです。
ドストエフスキーの『未成年』にモロに楽園としての多島海の幻想が出てきます。
ロシア文学だからって、何でも重苦しく訳すのはやめてほしいですよ。
ゴーゴリの『死せる魂』だって『死んだ農奴』という意味で、というのは
スレ違いですね。
127吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 23:46:18
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31568682
『ソルジェニーツィンとサハロフ』
著者 R.A.メドヴェージ J.A.メドヴェージ
出版社名 現代思潮新社 (ISBN:4-329-00441-0)
発行年月 2005年07月
価格 4,830円(税込)

出版age!
しかし、メドヴェージェフ兄弟が書いたソルジェニーツィン&サハロフ本て
21世紀の出版じゃないみたい。あんまり売れないだろうな。俺は買ったけどさ。
128吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 23:48:11
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31568682
『ソルジェニーツィンとサハロフ』
著者 R.A.メドヴェージ J.A.メドヴェージ
出版社名 現代思潮新社 (ISBN:4-329-00441-0)
発行年月 2005年07月
価格 4,830円(税込)

出版age!
しかし、メドヴェージェフ兄弟が書いたソルジェニーツィン&サハロフ本て
21世紀の出版じゃないみたい。あんまり売れないだろうな。俺は買ったけどさ。
129吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 18:47:36
>103
私の感想はチョト違うなあ。。。
シャラーモフの「コルイマ物語」にでてくるプラトノイの残虐さは本当に恐ろしかった。シネイデル船長の人格崩壊の所なんかスプラッタより怖い。。。
130吾輩は名無しである:2005/11/14(月) 00:46:11
保守
131吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 00:17:24
まだイワン・デニーソヴィチの一日だけしか読んでないけど言わせて。
この人はすごい!
適当な言い方ですまないけど、シューホフほど見事な主人公ってドストにも
トルストイにもいなかったかもって感じたほど。
ロシア文学って収容所や苦境の人間の生活を描いた小説は多いけど
これはじめじめした環境に飲み込まれず、あくまでも生き生きと人間自体を描いてる。
生々としたリアリズムと温かいユーモア、何よりシューホフのあの生き方、考え方は
当時のソ連の読者には今の読者に与える以上に、力強くて効果的なメッセージだったんだろうなあ。
何か、作家の「小説はかくあるべき」って意思をひしひしと感じました。
というわけで他のも読みたいけどお勧めは何でしょう?
132吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 12:41:50
>>131
「ガン病棟」いちおし。
イワン〜もだけど、人間が魅力的だあ
133吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 12:35:31
>>131

おー!
「イワン〜の一日」最高に良いよね!
私も一年前くらいに読んで興奮した! 良すぎて。

一日の風景の中に、倦怠とか仕事への情熱とか欲望とか諦めとか緊張とか、
シューホフのいろんな心の動きが盛り込まれてるし、
多彩な傍役たちも効果的に配されてる。
そんな長大じゃない一冊なのに、読後の満足感もすごくて、
一作品としてこんなに完成度の高い小説は久しぶりに読んだなと思いました。
134吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 19:52:11
>>131
一冊でハマる作家だと、同意。
135吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 19:59:53
終わりの一行がスパッとしててまたいいですよね。

今の自分の生活とはかけはなれたシベリアの、しかも
収容所の、たった1日の出来事を書いているのに、
読んでるとなーんか自分の生活にビシビシくるんですよね…
136吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 20:01:16
チェーホフの読後感に近かった。
どっちも大好きですが。
137吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 20:16:34
イワン〜は全部のバランスが絶妙だよね。
だからみんなが言うような読後の満足感みたいのが得られるんだろうな。
138吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 19:17:06
収容所群島が350円で売ってたんだけど買い?
これって絶版?
139吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 19:28:02
ちなみに文庫ではない。上下とも割ときれいで各350円。
140吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 22:10:50
買いだと思う。
そのうち、岩波文庫で定期復刊されるだろうけど、
いつのことかわかんないしね。
141吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 08:39:29
age
142吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 23:47:49
いやー最近マローズ厳しいわー

143吾輩は名無しである
収容所群島が上下って? 全六巻じゃなかったっけ。合本が
あったのか?