安部公房:COMPLETE WORKS 008

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1吾輩は名無しである
【作家紹介】安部公房(1924〜1993)
東京生れ。東大医学部卒。1951(昭和26)年、「壁」で芥川賞受賞。
'62年発表の『砂の女』が読売文学賞受賞、フランスの最優秀外国文学賞を受けた他、
戯曲「友達」の谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』の読売文学賞等、受賞多数。
'73年より演劇集団「安部公房スタジオ」結成、独自の演劇活動を展開。
'77年には米国科学技術アカデミー名誉会員に推され、海外での評価も極めて高く、
急逝が惜しまれる。                 (参考・新潮文庫カバー裏)

【総本山】
http://www.shinchosha.co.jp/zenshu/abekobo.html

前スレ:安部公房:COMPLETE WORKS007
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1108103866/

過去ログ
(安部公房 part1 のURLは発見出来ず。情報求む)
安部公房part2 http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1009954781/
安部公房part3 http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1046611443/
安部公房004 http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1063636525/
安部公房005 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1079083297/
安部公房006 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1090186046/
2吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 22:44:42
このスレッドはおまんこ女学院の提供でお送りします。

おまんこ女学院
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/male/1118541172/
3安部公房:2005/07/27(水) 23:13:03
おまんこ最高!
4吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 08:00:17
短編ではバベルの塔の狸と水中都市が好きだ。
5吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 08:51:42
>>1
乙!
こんどは WORKS と 008 の間に半角スペースが入って
さらにカッコよくなりましたね。
6吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 08:58:40
いやあ前スレの終わり方は最悪でしたね…(´・ω・`)
7吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 09:15:07
せっかく建ったこのスレも
さっそく>>2 >>3みたいな厨でスタートしてしまい最悪。
8吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 11:27:14
「おっつけ」「襞」が愛用語
9吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 13:05:23
「バベルの塔の狸」と言う短編はどの本に収録されているのでしょうか?
10吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 13:43:53
ヒント:あ 4 2
11吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 15:18:42
>>10
ありがとうございます。
12吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 19:02:18
前スレの話だけど、安部は
三島作品では『美しい星』なんかをべた褒め。
『金閣寺』とかはリアリズムが無いことを叩いたり。
13吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 19:37:14
安倍ちゃんが『美しい星』をほめたってのはいかにもだよね
14吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 20:35:02
うん、その後エッセイで好きなSFにちゃっかり美しい星入れてた(笑)
15吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 08:57:33
前スレではあんまり話題になってなかったと思う、全集の装丁。

図書館で箱をはがれた状態でしかみたことなかったんだけど
最近、箱入りのをみたら、いやあ、すごいね。
箱の内側が安倍ちゃんの撮影した写真になってんの。
外側は地味なグレーなのに。かっこいい!
やっぱお金ためて買お。
16吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 18:44:58
ageちゃう!
17吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 21:10:28
新潮は簡単に絶版にしちゃうんだな。
これは売り上げを厳しく評価しているから?
三島川端はマイナー作品もかなりそろってるのに。
作家の実力と言うことを言い出すと主観的になるからやめておくが
文学板のスレの延びぐあいから言えば安部の人気が劣っているとは思えないんだが。
新潮でここまでが作品をしっかり残すべき文豪!ってラインでもあるんだろうか。
18吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 21:55:51
売れない物は絶版です。
矢来町は特にその傾向が強い。
19吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 21:56:54
売れない物は絶版です。
矢来町は特にその傾向が強い。
20吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 21:57:33
連投になってしまいました。
申し訳ない。
21吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 22:06:18
ドンマイ!
22吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:28:17
売り上げ厳しいか…
そうすっと絶版の順番もよくわかんねえ
普通戯曲から消えそうだけど
「友達」なんかまだ残ってるしなあ
「石の目」とか「ユープケッチャ」のが売れそうだよね
23吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:36:35
今どのくらい残ってるの?
24吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:44:42
他人の顔

飢餓同盟
第四間氷期
水中と死・デンドロカカリヤ
無関係な死・時の崖
R62号の発明・鉛の卵
人間そっくり
燃えつきた地図
砂の女
箱男
密会
笑う月
友達・棒になった男
方舟さくら丸
カンガルー・ノート   
以上、16冊が新潮文庫でご存命。
25吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:47:01
まあまあ残っているといえば残っているね
26吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:57:53
確かに結構残ってるな・・・
幽霊になっちまったのは以下の奴でよろしか

けものたちは故郷をめざす
幽霊はここにいる・どれい狩り
石の眼
終わりし道の標べに
夢の逃亡
カーブの向こう・ユープケッチャ
緑色のストッキング・未必の故意
死に急ぐ鯨たち
27吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 23:59:34
>>24>>26
乙でござんす。
28吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:01:26
「石の眼」は比較的早い内になくなってたけど、その他は欠けずに残ってたんだけどな。

個人的には
「けものたちは故郷をめざす」なんか読みやすくて、かつ安部公房のルーツを知る
本なんで廃刊は残念。
29吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:04:31
正しくは「カーブの向う」だな。
30吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:06:44
絶版にはしませんが、増刷はしません。在庫限りです。
こんな作品が出そうな気がする。
31吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:19:31
箱男も新装丁みたいだね。
32吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:21:55
うーん。全部買っておくか。
「終わりし道の標べに 」なんか無くなってるとはおもわなんだ。
あれ小難しいから後で読もうと後回しにしてたら、忘れてたw

最近古本屋行っても、「砂の女」「壁」ぐらいしか見かけないからなぁ。
「石の眼」なんか探すの困難だろうに

33吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:54:04
早目に買い集めておかないと絶版の荒らしになるな・・。
34吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 03:02:54
いま存命中の16冊は全部持ってるんだが、石の眼が欲しくてたまらない。
全集読むか……図書館で……学生だから買うのは厳しい……

とりあえず存命中の中では「飢餓同盟」が一番危なそうじゃね?
35吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 03:59:12
外山武雄(1914年2月生まれ)
第16師団歩兵第33連隊 第1大隊

 上海の近くで敵前上陸して南京に向かったな。
途中、クリークや大きな池を越えたりして行くので大変やった。
工兵隊が橋を作ってくれたりしてな。南京へ攻めていって、揚子江でたくさんの
死体が流れていくのを見たな。
女や子どもも入っとるやろね。
いや入ってて当然や。私も下関で軽機で撃っとるけどね。
敵が(揚子江を)下って行くのを撃った。
しかし南京のことは忘れてしまった、ぜんぜん憶えてない。
ただ上から「男見たら殺せ」と命令されたことだけはよう憶えとる。
南京へ行くまでに、常熟か無錫辺りかな、もうそういう命令が出ていたな。
部隊長の××中尉が言ったんじゃないか。あるいは「人見たら殺せ」とな。
何しろ、喰うか喰われるかの戦争や。うっかり見逃したら、こっちがやられるからな。

『南京戦-閉ざされた記憶を尋ねて』P159-160

鬼頭久二(1916年8月生まれ)
第16師団歩兵第33連隊 第1大隊

南京戦の時、当時の宮さん〔朝香宮〕から命令があって、その命令は中隊長か
小隊長から聞いたけど、「犬も猫も含め生きている者は全部殺せ」ちゅう命令
やった。天皇陛下の命令やと言ったな。
当時のことを書いた日記帳は終戦の時に全部焼いた。

『南京戦-閉ざされた記憶を尋ねて』P271
3624:2005/07/30(土) 12:59:13
申し訳ない。
水中と死×
水中都市○
37吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 13:46:35
大丈夫だ。そのくらい分かるw
38吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 14:57:17
「死の棘日記」がそれなり売れているのか
島尾敏夫「魚雷艇学生」復刊!

ねりさん、もぐら日記、どうですか?
39吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 16:41:17
売れなきゃ復刊しないこれが矢来町。
40吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 19:13:05
中公文庫も何とか2作品が生き残っているみたいだね。
41吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 19:17:48
連レス申し訳ない。
Part2がhtml化されましたので、ブラウザ上から見ることが出来ます。
それによると、下記のURLがPart1になるようです。
http://mentai.2ch.net/book/kako/962/962039293.html
42吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 20:30:34
中公って榎本武揚となんだっけ?

砂漠の思想はまだ残ってる?
43吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 20:39:46
中公の砂漠の思想はお亡くなりになったが、講談社文芸文庫で復活。
榎本武揚と内なる辺境が存命。
441:2005/07/30(土) 21:05:03
>>41
本当ですね……見逃していました。ありがとうございます。
45吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 21:24:46
>>43
ああ、内なる辺境まだ残ってたのか。
それは朗報だ。
46吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 08:11:31
「安部公房賞」がつくられる予定はないのだろうか。
47吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 11:10:38
半端な自然主義や安易な擬音を使ってると
それだけで落選みたいなねえ

審査員はドナルドキーンや養老センセ、作家からはマルケスにカネッティでどうだ
48吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 13:10:00
カネッティ死んでるんですけど・・・
49吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 13:27:42
w
50吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 14:04:36
どうだ、とか自信満々に書いてしまって
死ぬほど恥ずかしい
箱男は空気銃で撃たれるより
箱をはがされるほうが痛いんだな
51吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 15:10:48
安部賞が設立されたら、ドナキンや養老は本気でやりたがりそうだな。
52吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 15:32:55
無理っぽいけど、是非設立しろ!!新潮社でいいから。
53吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 00:35:06
安部賞なんていらねーよ。
伝統ある芥川賞ですら今はあんなんだぞ。名を落とすだけだ。
54吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 13:01:16
人によりますが、私は谷崎賞は信用できます。
他に読売文学賞、川端賞、野間文芸賞、日本文学大賞、芸術選奨。
ここらへんに加えて、安部公房賞が本買うときの基準になれば、いいなあ。
芥川賞が、しらけてきたのは間違い無いですけど。
55吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 13:23:00
芥川賞なんか昔からあれだったじゃん。
よく考えてよ、安部と同時受賞したのが誰なのか。
56吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 15:08:12
信用出来ようと出来まいと名が落ちるのは必至だと思うけどねえ。
57吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 15:41:34
名声なんてぶっちゃけどうでもいいべ
読まれりゃいいんだよ
読んだ奴が判断すりゃ

安部と同時受賞の奴が読まれなくなったように
最終的な判断は名前じゃなくて読者の素養
58吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 19:48:24
賞なんて物は権威でしょ。
糞を受賞させれば、権威はガタ落ち。賞の意味を成さなくなる。
59吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 21:03:35
芥川賞って、その時代その時代で常に「落ちぶれた」と言われてないか?
新人賞ゆえにそういわれるのか、それとも箸にも棒にもかからない自称作家の
ルサンチマンが原因なのか。。
60吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 21:37:23
安部から話しずれてきたな。
安部ってビッグネームの賞は大体取ってるけど、
ノーベル賞以外で逃した賞ってあったかな?
61吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 21:47:54
貶してれば、文学通っぽく見えるからでしょ。
62吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 21:56:16
石川、埴谷、花田がパトロン。
戦後派、三島、大江、第三の新人が主な対談相手。
欧米より共産圏で人気。

持ち上げとけば文学通に見える要素がいっぱいな安部先生。
63吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 23:56:23
砂の女の新装丁を読み始めました。
文字が大きくなって読みやすいですね。
大きい字に慣れて、前のが読めないかもしれない。
64吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 07:08:18
大きい文字は嫌だヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!
65吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 12:05:17
大きい字はいいよ。あれは販促だね。
老眼鏡要らずで読めます。みたいな。
後、数年で団塊の世代も引退する事だし、そう言う年齢の人には良いだろうねえ。
66吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 13:25:19
新潮はまあセーフ
小説の格調を損なうまでにはいかない

講談社から遠藤周作の怪奇小説集って出てたんだけど
最近本屋行ったら 一巻だった筈なのになぜか上下巻で置いてあった

話を増やして再発かな
手にとってびっくり 水死体のように膨れ上がった文字
話数は変わらず 上下巻になるほど文字でかくすんな!

あと安部スレの人って怪談とか幻想怪奇小説好きいるだろう?

溶骨症なんて病院が病気として認めなきゃ
病気通り越してエログロや都市伝説だし

ゴシック臭くないし 科学の視点が入ってくるけど 
安部って結構怪奇なモチーフ使うよね
67吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 13:30:18
バロックですよ。バロック
68吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 14:17:10
>>64
黙れ。
69吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 17:33:28
文字がでかすぎると内容まで幼稚にみえてしまう。
70吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 17:38:04
>>69
あなたさまは、内容が文字の大きさを見ただけで分かるのでございますか?
最強の天才でございますね。
71吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 17:41:21
新手の気違い?バカ?
72吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 17:58:04
対応する箱がないんでしょ。
73吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 17:59:37
ゴシック
一八世紀後半から一九世紀初頭にかけてイギリスで流行した小説。
中世のゴシック建築の古城などを背景とし、
殺人・幽霊・分身などの怪奇・超自然を主題とする。
ウォルポール・ラドクリフなどが代表作家。恐怖小説。ゴシック-ロマン。

バロック
〔(ポルトガル) barroco(歪んだ真珠)からという〕一六世紀末から一八世紀中頃にかけて、
ヨーロッパ全土に盛行した芸術様式。
ルネサンス様式の均整と調和に対する破格であり、
感覚的効果をねらう動的な表現を特徴とする。
本来、劇的な空間表現、軸線の強調、豊かな装飾などを特色とする建築についていったが、
激しい情緒表現や流動感をもった同時代の美術・文学・音楽などの傾向、
さらには、時代概念をさすに至った。





74吾輩は名無しである:2005/08/02(火) 19:39:14
>>66
「溶骨症」で倉橋由美子思い出した。あの人の作品も好き。
75吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 01:53:56
安部は倉橋と比べても女のエロさに遜色ないよね
花田清輝の女の論理が生きている
76吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 16:40:48
>>71
誰に対して言っているんだ。
77吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 16:56:07
>>76
そう言うものはスルーしたらどう?
言われた本人は分かるだろうし。
78吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 00:50:45
バロックについて言及してたの何だっけ?
急に読みたくなった。
79吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 20:11:00
新潮文庫は全て装丁が変わった?
80吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 20:36:34
まだ砂と箱しか見てないが
81吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 22:39:52
背表紙の色が銀になるのは(慣れた者としては寂しいが)、
まぁかっこいいかもと思うけど、表紙のイラストを真知さんのもの
から変えてしまうのは誰の意図なんだろう?
82吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 23:39:16
著作権者と見るか、新潮社の判断か・・。
十三回忌という節目の年だからなのか・・。
83吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 00:35:57
何回忌とかそういうの嫌いな人だったんだけどねえ
84吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 07:19:51
単に新潮社がそういう時期に入っただけだと思うが。
マーケティングの一環として。
安部のひとつ前にドストの表紙も変わったし。
85吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 09:26:20
そういう時期ってどういう時期?
86吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 20:29:12
変革期
87吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 22:57:18
蛍の墓見て野坂と安部の対談思い出した
88吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 23:07:53
異色対談だね、なんか。
89吾輩は名無しである:2005/08/06(土) 21:20:44
異色に見えるけど
野坂も安部も戦争がムカツクところで通じてて
意外と盛り上がってた筈。
90吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:15:34
阿部公房の箱男途中で断念しました 
なにがおもしろいのか 聞かせてください
91吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:29:56
>>90
読み通していない人に、何を言っても無駄でしょ。
92吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:44:27
>90
困ったチャンがきてたのね
やれやれ┐(´-`)┌
93吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:47:05
こたえてくれないばkはこたえなくていいです
94吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:51:11
まあ ばかは答えてくれんよ 言葉知らんからね 自分で勉強しな 口だけバカはほっといて。
95吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:52:57
と、馬鹿が自演していますw
96吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 20:56:55
自演かしら
馬鹿を追っ払う方便にも見えるけど
97吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:05:17
途中で断念じゃ誰も教えてくれんよ。
読み通しても、なお分からないのであれば教えてくれる可能性も無きにしも非ずだが。
98吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:27:58
自分に合わなかったら読まなかったらいいんだよ。
人生短く、読める本も少ない
99吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:32:33
なんでたった一つの甘えた書き込みをこれほどまでに追い詰めねばならぬのか。
100吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:39:07
暇なんだろ
101吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:39:32
「馬鹿は答えなくてもいい。」
こんな事言うようじゃ、追い詰められて当然。
102吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 21:59:34
>>99
「甘えた書き込み」だから。
103吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 22:02:54
自殺したらどう責任とるつもりだ?
104吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 22:04:06
こんな事で自殺してたら、ごく普通の人間は何百回自殺すると思っているんだ!!
105吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 22:06:01
ごく普通の人ではないかも知れないという想定が何故出来ないのだ?!
106吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 22:06:23
生きてたら自殺サイト殺人なんか公房の興味を引くネタになっていたかもしれないと
夢想してしまった。
107吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 22:34:21
>>105
する必要が無い。
108吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 23:05:05
冷たい人だ
109吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 00:07:12
こんなことで自殺するようなやつは
もっと別の理由でとっくに死んでいるはずだ。
死にたくなるようなことは世の中たくさんあるさ。
110吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 01:35:18
>>109
それは勝手な決めつけかと。あの書き込みをした少年A(仮)が今まさに
ここで震える手首にジャックナイフをかざしていたらどうするのか?
その時まさに貴方の書き込みで少年Aは死ぬことになるのですぞ!
少年Aは箱入りのボンボンでなかったとは決して言い切れまい。
箱入りの子は極めて丁重に扱わねばすぐに死んでしまうのだよ。
111吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 01:44:16
自殺する前に追い詰めた奴殺せ!!!
これが鉄則
112吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 01:46:46
>>111
それは言い過ぎかと。少年Aはまさかここまで、と思っているだろうほどに
結局みんな好きなんだよな。わがままな少年がw
俺だって好きさ。悩んでる少年少女が好きだ。
113吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 01:54:10
スレ違いであるが、許してもらいたい。
自分を殺す暇があれば、自分のそのように追い詰めた人間をボコボコにすればよい。
傷害罪になろうとなんになろうと構わぬ。自己中と言われようが何でも良い。
目的は自分の気を晴らし、自殺を止める事である。
他人を追い詰めるしか出来ぬ大馬鹿者に思い知らせてやるのだ。
それくらい出来ぬようでは早死するのは見えておる。
しかし、ネット如きで死を選ぶなど愚の骨頂である。
煽られても「馬鹿が吠えておるな。」と考えればよい。
ネットが原因で死ぬなど、情けなき事ぞ。
114吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 03:10:03


みなさん、安部公房をよんだことありますか?
115吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 03:42:58
まあ、餅つこうや。
116吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 10:50:04
>>114
安部公房スレにいる人間に「読んだことありますか?」ってよく聞けるなwww
117吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 11:37:19
○○スレ住人に○○読んだことある?って確認しなきゃならん。
それが文学版クオリティww
118吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 13:55:59
このスレの奴のほとんどは「砂の女」しか読んだことないんじゃない
119吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 13:59:49
>>118
意味不明。
120吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 15:26:39
安心しろ。「砂の女」も読んだことないからw
121吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 20:49:09
砂の女以外ならエッセイも戯曲もすべて読んだ
122吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 00:24:32
なにこの流れ。マジ文学板ID導入しろよ。
死ぬほどやりづれー。
123吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 00:25:31
別にやり辛くないけど?
124吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 00:34:50
うん。別にやり辛くはないね。
厨房の宿題おてつだいスレとかみてみ。
もっと秀逸な流れになってんぞw
125吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 01:11:18
必死だな
そんなにID導入されたら困るのか?
自演死ねよ。
126吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 01:33:00
>>125
そんな事言うからやり辛いとか文句を言われるんだよ。
127吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 02:48:57
福田和也の安部評、おせ−て
128吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 07:11:14
砂の女と未必の故意しか読んだことないが、すんげえおもしろいと
思った。だめ?
129吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 10:47:49
>>128
おもしろいと思ったのならいい。
130吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 14:55:25
つまらなくても問題無い。
ただすんげえ面白いうちに文庫で短編集と
さくら丸とか混乱しにくい長編買ってはまってくれると嬉しい。
131吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 21:18:30
増刷かける度に銀の背に変わって行くのだろうな。
132吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 22:47:50
やっぱり砂の女は青かった表紙の方が「砂の女」という雰囲気
あった気が・・・。
鳥が羽ばたいちゃ、砂の女が台無しだ。
133吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 01:01:50
「はじめての安部公房」で箱男読んだ、と書き込みに来てログみたら貶されている人がいて気が引ける。
終盤(特に少年Dの辺りから)ワケワカメに陥ったけど面白かった。俺も箱男になりたいものだ。
筆記者の変幻には混乱しながらも一生懸命読む楽しさを得られた。
しかし「白状するよ、僕は贋物だったんだ」
発言の真意が分からないんだが、どういうことなんだ……?
134吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 01:17:39
素朴な疑問なんだけど、背の色が変わるのはどういう理由?
135吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 03:05:25
おまえが アホって意味w
136吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 07:38:53
僕がアホだからという理由で本の背の色が変わることはまず無いですね。わかりますか?
137吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 11:51:56
>>136
死ねよ。
138吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 12:52:09
>>134
過去レスや前スレくらい読めよ。馬鹿野郎。
139吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 12:55:08
やめろって。安部公房スレなんだから
あんま見苦しいことはよそうぜ。
140吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 14:06:31
さっきハンミョウらしきものが部屋にいた
141吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 20:03:54
マルケス・セルバンテス好きな人いますか
142吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 22:59:43
本当見苦しいな。
143吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 23:09:10
いちいち五月蝿いよ。頭にかいわれ大根でも生えてるんじゃないの。
144吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 12:24:51
安部公房って季節を題材にした小説ないね
子供を主役にしたのも少ないし

夏休みネタが振りずらい
145吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 19:21:09
砂の女は夏だよな
146吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 19:30:07
公房が季節を題材したら笑うw
147吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 20:38:19
>>146
それもシュールでいいかもしれないねw
148吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 00:50:04
井上光晴スレにて?
43 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2005/08/11(木) 17:50:03
妊婦たちの明日ってすごくない?
安部公房みたい




このスレ住人のコメント?
井上光晴読んだこと無いけど安部と似てるの?
149吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 21:35:41
まあね。似てるとは言わんけど通じる所はあるわいな
150吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 22:44:30
司馬遼太郎の昔のエッセイを読んでいたら、思いがけず安部公房エピソードが。
真知さん絡みの舞台の脚本を書いたとき、その脚本を真知さんが公房に見せたところ、
よくできてると褒められたそうです。
本職の人に褒められてうれしかったということが書かれていました。
151吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 03:01:41
どこにピンときたとか書いてないの?
152吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 03:25:31
砂の女は誰が読んでも面白いと思う作品だと思う。それは置いといて...
これを読んで以来、野菜の煮つけ、あぶった干し魚、の純和食が大好きになりました。

砂の家で女が食事の仕度をしてるシーンは妙に美味しそうです。
「芋をむきおえた女は、それを賽の目に切り、葉ごと刻んだ大根と一緒にして、
かまどの上の鍋に入れた。(中略)
鍋の煮物が、呟くような音をたてはじめ、苦味をおびた大根のにおいがただよいだす。」
このあたりの描写が、読んでてヨダレ出そうです。

何が言いたいのか上手く表現出来ませんが、大根が煮える時の苦い匂い。
と言う表現は妙に壺で、大根と芋の煮物、鯵とか干魚を焼き、味噌汁とご飯を
炊いた時の食事は最高のご馳走気分です。
そんな時はいつも砂の女を思い出します。

ちょっとスレ違いですね。スンマセン。でも料理番組以上にそそられませんか?
153吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 03:36:42
きちんとした文才のある人間が食事のシーン書いたのを読むと非常に美味そうに思えるよね
こう、直接脳の神経を刺激するというか、、、
安部が食事のシーンを各作品でどのように描いているかという視点からの研究も面白そう
イメージ的に安部は美食家ではなさそうだけれど、
日常のそういう普通の食事においてもやっぱり何かしら分析的で鋭い視点を持っていたんだろうなぁ
154吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 12:27:49
燃え尽きた地図のゴキちゃんさえ美味そうだった。


でも一番美味そうに感じたのは砂の女に出てくる煙草!
スモーカーの気持ちをわかってらっしゃる!
思わず心の中で喝采した。
155吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 15:25:50
とんこつ主流の大阪に魚介系ラーメンブームを生んだ店といっても過言ではない。
節系(※鰹節、鯖節、宗田節などのこと)のしっかりしたスープと濃厚なとんこつスープがどちらも負けず、
しっかりしたうまみとなって伝わってくる。東京の魚介系ラーメンより醤油は控えめで、シイタケなどを生かしたバランスの取れたスープに奥行きを感じ取ることができる。
156吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 11:31:48
>>143 変にシュールでワラタ
157吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 13:16:58
>>156 >>143
かいわれは足から生えるのはなんだっけ、カンガルーノートだっけ?
158吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 13:20:16
>>157
そうだよ
159吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 13:25:59
さんくす。やっぱりそうだったか。
160吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 14:21:45
水棲人間
161吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 14:51:44
「他人の顔」だけは何度読もうとしても序盤で挫折してしまう。
162吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 14:54:55
どのへん?独白がくどすぎるのかな?
163吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 15:24:40
test
164161:2005/08/14(日) 20:39:44
>>162
そう。話自体はなかなか進まないので、だんだんつらくなってくる。
165吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 20:47:44
ドストエフスキーらロシア文学の心理主義(だったけ?)の影響受けているんだろうね
カラマーゾフの兄弟で延々と弁護士が登場人物の心理分析しているあの感じ
166吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 21:02:54
おれも確かにくどいなとは思いながらも、結局話に引き込まれていく気持ちの方が勝っちゃって、
結構安部作品のなかでは好きな部類になってるよ。正直主人公の性格は気持ち悪いと思うけど。
でもそれは近親憎悪的な部分もあるね。
167吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 21:04:14
>149
講談社文芸の買ってみたよ。
物の見方は安部と近いもんがあるね。
解説で安部より都市を書くのが早かったと書いてあった。
内的亡命論で安部が触れてた、都市内の距離の短縮も書けてたと思う。
168吾輩は名無しである:2005/08/15(月) 12:59:30
藻前ら、砂の女スレが立ちますたよ
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1124072870/
169吾輩は名無しである:2005/08/15(月) 17:33:27
>>168
イイ!
170吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 20:47:45
「バベルの塔の狸」は名作
171吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 23:47:59
晒しage
172吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 23:48:43
と、思ったらsageていたという
173吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 23:49:17
正確には、「バベルの塔のまんこ」だね。
174吾輩は名無しである:2005/08/20(土) 00:33:41
安部公房の文書読みづらいうえに、理解できないぼく。
はい、逝ってきます。
わかる人がうらやましい。
175吾輩は名無しである:2005/08/20(土) 04:41:59
読みづらい
理解できない

それでいいのです
176吾輩は名無しである:2005/08/20(土) 07:36:40
文章自体は読みやすい。
177吾輩は名無しである:2005/08/20(土) 08:29:29
わからないという人の方がわかるという人よりはわかっていることが多いものでつ。

文章については、
どのくらいを時代に、どのくらいを公房自身に帰するべきかは難しいところだけど、
現在の日本語とは微妙にずれてきている部分もあるのは確かだね。
178吾輩は名無しである:2005/08/20(土) 16:28:23
本当に理解できない人は読了できない、ということだ
179吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 00:59:20
わからないところで立ち止まれるのは立派な能力だと思う
180吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 03:09:00
逆説ばかり言ってるから人が来なくなる
ああいえばこういうは安部ファンの弊害みたいなもんですか
181吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 03:18:28
理屈ぽくてすみません
  アナル命
182吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 04:33:47
わからないままページだけ繰ってわかったつもりの人よりは
躓くところで躓ける人の方が遥かに知性的だというのは
逆説でも何でもないと思うけどナア
183吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 05:05:39
確かに初期作品は読みにくい
184吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 07:56:34
初期のぎこちなさにはどことなく理IIIっぽさがあってカワユイ
185吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 08:24:25
実際、その躓くべきところを指し示し、ばらまいたのが公房作品ともいえると思う。

たとえば、シュルレアリスムの影響を受けた「壁」。

凡人の思い至らない世界観と凡人がそれと思い込んでいる世界観を
ちりばめることによって、世界の果てへの意識的な歩みを促している、

すなわち、思い込みとしての捉われた世界・世界観と物質としての世界との区別を
混ぜこぜにしつつ、公房によって捉えられた世界を、壁というキャンパスに描くことによって、
余人のすべての理解を躓かせ、壁という躓きの石の在り処とその限界を悟らせる企てである、
といえるかもしれない。

とすれば、わからないところで立ち止まれるという立派な能力を備えつつ、
なお、公房を否定することなく悩ましくも読み続けることは、
・その人の頭がかたくてやわらかいということ
・世界観というものを否定してしまうことによってすらすらと読み続けるほどシニカルでないこと
を意味しうるかもしれない。

読みづらい
理解できない

そのことは、それで満足すべきゴールではないけれど、立つべき出発点には立っている、
という意味において、それでいいのであります
186吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 10:54:01
>>180
ああいえばこういうは安部公房仕込みですw
187吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 11:47:33
あべ と言えば こうぼう と言います
188吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 12:36:09
あべ
189吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 12:47:17
しずえ
190吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 16:26:13
壁読んでるけど、まじで辛いな。
S・カルマは途中で止めた。
狸も途中で挫折寸前。

こういったのが好きな人もいるんだろうけど、
俺は駄目だわ。

川端とか文章とか構成で読ませる小説の方が好き。
191吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 17:10:07
すらすら読めるってことは、自分にとって新しいものは何もないということでもあります。
数年空けてもう一度読んでみるといいっすよ。
192吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 17:15:59
えー、壁も『文章と構成』で読ませる小説じゃん

ていうか小説ってそういうもんだろ
193190:2005/08/22(月) 17:18:46
壁から入ったのがまずかったのかな。
最近、山口瞳とかにはまっていたから、
手法の違いに面食らった。

砂の女もチャレンジしてみようと思うのだけど、
これも似たようなシュール系なの?

壁は、一応、赤い繭にも突入してみるけど、
多分これも途中までなんだろうな。
何年か寝かせてから読んでみるよ。

194190:2005/08/22(月) 17:23:01
>>192
時間差でしたね。
壁って、コンセプト重視の作品では?

他の作家に比べて純粋に文章が巧いとは思えない。
安部氏って一般的にもそういう評価ではないの?
195吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 18:28:29
うーん。なんで壁でああいう文体が使われてるかが問題なわけよ。
196吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 19:24:36
俺はそこが一番はまったとこ。>文体
197190:2005/08/22(月) 19:24:36
あっ、そうなんだ。
まだ壁しか読んだことないのだけど、
他の作品は別の文体なんだね。
全部、同様の文体かと思っていた。
とりあえず砂の女を入手するよ。。
198吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 19:32:15
砂の女、夏の暑さの下で読むとすごいよ。
一番売れてるってことはいろんな人に読みやすいと思うので、是非。
喉が渇くので飲み物を片手にどうぞ。
199吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 21:23:38
壁はあれだけど
基本的には読みやすいと思うな。
本人は自分は気張ってうまい文章を書こうとはしないが
わかりやすく書こうとしていると言っていた。
200吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 06:39:47
狸は安部が実際に見た夢じゃなかったっけ?
ペダンチックで正直好きじゃないんだが
Sカルマはルイスキャロルをいじった作品だから、、
シャミッソーとかね
ネタをネタとして、ある程度感覚的に流して読まないといきなりSカルマから安部に入るとつらい希ガス
砂の女とか、燃えつきた地図、他人の顔あたりは壁よりずっと構成や文体をコントロールしているので読みやすいかと
でも密会とか箱舟とかは安部の作為より、また壁のようにイメージで書いている面が強くて、漏れは読んでいて少し辛かったな
201吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 08:56:22
第四間氷期と人間そっくりでも読んでろ
202吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 14:51:52
安部ってペダントって言うより
頭良すぎただけって感じ
三島なんかもそんなところがある

ルンペンから狸まで、安部の作品に出てくる連中って
いやな機知があって、そこも日本人って感じがしない
203吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 17:38:37
S・カルマ、狸とかって外国の評価はどうなの?
204吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 17:58:44
>>198
一番多く刷を重ねているのは「壁」のほうじゃないか?
205吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 18:31:14
安部公房の小説に現れる会話体を「リアリティがある、ない」という
ものさしで測ることは単純すぎるわけだが、
当の安部公房自身のインタビューを読むと
あの会話体が滲み出ているところが興味深い。
>>202の言う「頭が良すぎた」っていうのが
真相かもなあ、と思う。
206190:2005/08/23(火) 19:52:05
う〜ん。
壁は、哲学的名思想を盛り込んだ高級な小説なんだろうけど、
どうしても、オナニー臭漂う青臭さを感じるんだよなぁ。
評論家筋を始めとして、頭で読む人には受けるんだろうけど、
私は心から傾倒できなかった。
とても一般大衆に支持されるとは思えないのに、
版を重ねているのが不思議。

全く好みの問題なのだけれど、私は分かりやすい文章で
さりげないストーリーを提示されるほうが好き。
207吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 20:12:23
>壁は、哲学的名思想を盛り込んだ高級な小説なんだろうけど
>評論家筋を始めとして、頭で読む人には受けるんだろうけど、

全くの逆だって
安部自身こまごました会話の意味とか全てに理屈づけられて読まれることを嫌がっていたし
まぁ元々詩を書いていたっていう有名な話を持ち出すまでもなく、彼はイメージで書く人
哲学的思想とか、評論家のように頭で読むとかってのは完全にずれている
カーブの向こうとか特に象徴的だと思うけれど
都会、とか失踪者、とか日常と非日常とか、病院、システムといった概念的なイメージがまずあって
そいったイメージを自分の中で他の一般的な(科学とか社会学とかの)理論なんかと結び合わせて、
イメージを膨らまして、緻密に構成を作って組み立てて小説を描く人
ただ緻密に構成を組み立てるっていってもやっぱりイメージを元に書いているので
燃えつきた地図の座談会でも書いていたが、書いているうちに登場人物が勝手に動き回るっていうこともあるらしい
だからそういった元のイメージ、そのイメージのつながりをある種感覚的にとらえながら読まないと駄目なんじゃないかなと
まだ漏れも読んで10年にもならないけれど、そう思っていまつ
208吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 20:16:46
190に説明しても壁が邪魔して納得してもらえないと思うぞ。
この場合の壁は養老孟司の言う壁
209吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 20:18:41
まあ、ポーとかルイス・キャロルとか読めないお方は幾ら「壁」読んでも駄目
210190:2005/08/23(火) 20:43:51
>>207
あんまり小難しく考えなくてもいいのですね。
私の印象とだいぶ違っていた。
詳細に、ありがとう !!
211吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 20:48:02
ポーとかカフカとか安部の誉めてるもん決して高級じゃないもんな
ヌーボーロマンとかには言及せずだし
カネッティとかマルケスみたいな
評価不可能だけどなんかすごいみたいなのが好きだったろう
一流を読め読め言ってた三島はトーマスマンにジイドだぞ

デビットリンチみたいなもんで、なんかすごいを楽しむのが安部解読の近道じゃない?
212吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 22:00:09
>>211
それはそれでずれている希ガス・・・
ドストエフスキーなんかの心理主義小説好きだしな
戦中に一人でカラマーゾフやハイデガー夢中で読んでた変わり者ではあるが
213吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 22:06:14
>>207
書き手は小説を書き終えた瞬間に小説から投げ出される。
公房を読むのに公房の言うことを聞いてちゃだめだ。
214吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 22:21:36
理性半分感覚半分で楽しみながら読むのが一番いい。
わからなくなってもそのわからないところをそのままに受け止めて
感覚のまま読み進めれば、ふっと何かが湧いてくるかもよ。
215吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 22:35:29
どうしても納得できない方への最後の切り札として
「砂漠の思想」に入ってる「S・カルマ氏の素性」を読めばいいと思う。
「壁」の文体構成を作者自身が簡単説明してるから。
文庫本2ページ程度だから立ち読みでもしてくださいな。

それしてもわざわざ自分の作品の文体について説明しなければいけないとは
悲しい事に思えるんだが。
216吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 00:06:51
>>215
この悲しみは、おれたちだけにしか分らない・・・・・・。
217吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 05:43:34
本人が解説を書くことの最大の不幸は、↑のような勘違いを大量に生み出すことだろう。
218吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 07:47:14
あんたのレスから一日沈黙が続いたようだが

なにかこの不幸の解決法はございます?
219吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 11:14:15
沈黙ではない。ニュートラルだ。
220吾輩は名無しである:2005/08/26(金) 00:29:28
ここから一週間、ニュートラルが続く
221吾輩は名無しである:2005/08/26(金) 08:59:56
↓劇団員逃走
222吾輩は名無しである:2005/08/27(土) 00:02:18
|   ↑
|__|

ユープケッチャの閉じられた世界へようこそ
223吾輩は名無しである:2005/08/27(土) 19:55:35
↓開かれた言語のプログラム
224吾輩は名無しである:2005/08/27(土) 19:57:13
BOOK・OFF
225吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 01:00:50
ベリーズ公房
226吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 01:03:54
安部厨房
227吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 14:01:11
演劇/閉じる/開くから強引に繋げてっと。

三島と大江くらいしか対話できる相手がいないと豪語していたのは有名な話だけど、
この二人しか共に語るに足る人間がいなかったという側面のほかに
もともと公房には対話の能力が欠けていたのではないかなあという気がしている。

バーバル・ノンバーバルな接触を通じて双方が変化してゆく過程を対話と呼ぶなら、
公房の小説にも(よりバーバルな表現であるはずの)演劇にも、もちろん講演などにも
そうした「対話」が現れることは絶えてなかったように思われる。
対話の可能性を徹底して欠いた終わりなきイメージの世界、
それはまさしく「夢」の領域……
228吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 15:33:01
ブックオフ行ったら全集の1巻発見。
650円で買えたw

神保町で全部で9万円だったかな。
さすがにこれは買えない。でもいつか欲しい。
229吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 02:09:08
>227
非常に面白いんですけど
このスレって真面目に語ると伸びない

>バーバル・ノンバーバルな接触を通じて双方が変化してゆく過程を対話と呼ぶなら

これを対話というなら大江も三島も作家はみんな対話が出来ない。
あの世代の作家はある意味みんなヴァーバルだから。
230吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 02:43:55
話の腰折って悪いが、安部公房の作品をなぜ好き?
俺は四でてさっぱりだorz
筆者は何がいいたいのかわからんし。
231吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 02:54:59
分からなかったら別に行けばいいのさ。

安部公房のクレオール研究の成果が作品に結実してればなぁ
周りに助言してくれる人がいなかったせいだと言う人もいるようだが
232吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 05:00:09
この人の小説は「榎本武揚」しか読んだことがないw
われながら入り方を間違えたな、と思ってる。面白かったけど…かなり作風違うよね、有名な作品とは?
233吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 06:53:23
当たり前なとこで
砂の女
頭脳に自信がおありなら
箱男解読しろ
一生遊べるテクストだ

作品がわからんなら対談とエッセー読め
んで信者になれ
文庫の復刊投票しろ

以上
234吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 08:58:22
うんわかった。
235吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 03:18:07
いやぁ、ドナルド・キーンとの対談集「反劇的人間」が見つからん。
( ゚д゚)ホスィ…
236吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 04:46:28
全集に箱男と一緒に入ってるよん
237吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 10:57:09
>>235
中公新書のやつか。
新刊書店だと取り寄せになったりするのかな?
以前、古本屋で150円だった。
古書だと、安いところが多いみたい。
238吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 15:32:51
>>237
中公文庫からも出てたよな。
239吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 11:06:31
あげ
240吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 20:42:17
『赤い繭』ってどうして「赤い」「繭」なんだろうか。
繭は何となく分からないでもないんだけど、赤くある必要って?
漏れの脳じゃイパーイイパーイ。
教えてエロイ人♪
241吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 20:52:51
最後、繭の中が夕焼けみたいに赤くなったみたいな描写があったと思うけど、それきれいじゃん。
あと体の中って赤いじゃん。ていうかそんな何にでも意味や必要性を見いだそうとしてたら疲れそうだね。
242吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 21:12:36
公房は酸化鉛の人工的な赤い色が昔からお気に入りだったようで、
若書きには酸化鉛色の夕空といった表現も出て来る。
243吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 01:26:46
>>242
あと生命を感じさせる色としては赤が最もポピュラーだしね。
両義的な意味を持たせようとして赤なのではないかと思う。
244吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 04:01:00
「緑色のストッキング」も色の持つイメージを意識してたな。
赤が好きなのは…本人も一時期赤かった…
245吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 11:43:00
>>240
赤=アカ=コミュニズム
共産党批判の寓意。
246吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 12:47:25
赤い繭の赤は共産主義の赤だ

なんていう奴は信用したらアカんよ。
247吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 02:50:18
ずっと人大杉では入れなかったが、久しぶりにさっと眺めてみた。

>190
>川端とか文章とか構成で読ませる小説の方が好き。
安部のほうがガチに構成していると思うけどな。
しかも文章に無駄がなくて読みやすい。
個人的に思うことだけど、一文一文の意味深さは川端より感じる。
>206
>評論家筋を始めとして、頭で読む人には受けるんだろうけど、
私は心から傾倒できなかった。
お前女の子だろ。頭で読む人には受けるって、誰だって頭つかって読むだろ普通w。
次の心≠チて言葉と対にしたかったのかも知れんが、そんな表現をする時点で安部は駄目っぽいな。
248吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 02:53:08
人多すぎなら2chビューアーどーぞ
249吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 13:25:13
>>247
安部のほうが、やれガチに構成してるだの、
やれ文章に無駄がないだの、やれ一文一文の意味が深いだの、
そんなナンセンスな比較をしたがる視野狭窄なお前には川端は駄目っぽいな。
250吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 14:11:33
出たぞああ言えばこう言う
素晴らしい
川端と安部の比較自体が無茶だよな
251吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 14:42:06
出なくて良いのにねえ・・。いちいち鬱陶しい事を書き連ねる人。
252吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 21:36:45
一文一文でいうなら川端は雰囲気というか情緒?
安部には滲み出るユーモアを感じます。

川端はあまり読んだことありませんがね。
253吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 23:13:15
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1112792155/820
これに比べればなんと安部の小説は読みやすいことかと感動した
254吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 02:37:14
弱者への愛ゆえに殺したい人にお勧めの小説家安部公房

「旅は歩みおわった所から始めねばならぬ」
「この悲しみは、おれだけにしか分らない……」
「いったい、この現実は、寓話が実話に負けたせいなのか」
「その中でぼくは静かに果てしなく成長してゆく壁なのです」
「もう詩人ではなくなったのですから、腹がすくのが当然なのでした」
「脱出を夢見すぎた者は、いずれ夢の中へと脱出して行くしかないのである」
「都会――閉ざされた無限。けっして迷うことのない迷路」
「女子中学生狩り……」
「小さなものを見つめていると、生きていてもいいと思う」
「よじ登ることなしにバベルの塔を建設することが可能だったら、それは許されていたことだろう」
「罰がなければ、逃げる楽しみもない」
「ぼくは明日という過去の中で、何度も確実に死につづける」
「僕も負けずに脅えていた。恐かった」

フェイク一つ混ぜました。簡単過ぎか?
255吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 06:46:50
「女子中学生狩り……」?
256吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 07:05:13
なんかこうして見ると太宰っぽい感じもするな
257吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 16:49:11
>>253
一般書籍板で叩かれているらしいね。
258吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 21:17:22
>256
俺も思った
作品通して乾いたイメージだったが
一文一文はとってもおセンチ
259吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 21:23:29
そうか?
太宰は作品通しておセンチなイメージがあるが
一文一文はとっても乾いてるよ。
260吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 22:43:09
>「もう詩人ではなくなったのですから、腹がすくのが当然なのでした」
>「脱出を夢見すぎた者は、いずれ夢の中へと脱出して行くしかないのである」
この辺の文とか、お伽草紙っぽいと思った

>>258
つ「第四間氷期」
261吾輩は名無しである:2005/09/08(木) 04:19:32
安部公房のサイン本ってたまに見かけるけど
捺印とかないから本物か偽者かわからないよね。
サイン真似しやすそうだし、偽者多そう。
262吾輩は名無しである :2005/09/10(土) 04:42:15
みなさん安部公房以外に好きな作家とかいますか?
今後の読書の参考にしたいのでおすすめしてほしいんですけど。
263吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 06:39:00
>>262
とりあえずカラマーゾフの兄弟読んでこい
国内作家だと大江の初期の作品(万延元年のフットボールくらいまで)と般若の死霊とか
264吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 15:47:07
こんなとこで恥ずかしげもなく教えて君してるような人に、
>>263であがってる作品を読むだけの気力、体力、知力があるのだろうか?
265262 :2005/09/10(土) 16:31:21
>>263
いや、そういう古典的なのはもう読んでるんです。
もっと新しめorマイナーなのでなんかないかなーと思いまして。
266名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:02:51
安部に関連して挙げられるのは他には
カフカ、シュペルヴィエル、ヘンリー・ミラー、ガブリエル・ガルシア・マルケス、エリアス・カネッティ、リルケ
あたりだがその辺も全部読んでいるのか知らん?
どの辺は読んだとか、その辺りの自分の情報を小出しにして質問しちゃいかんよ
267262 :2005/09/11(日) 16:41:05
>>266
すいません、質問の仕方が悪かったです。
安部との関連性とかは関係なく、単純に皆さんの好きな作家を聞きたいんです。
それがカフカとかマルケスでも勿論良いわけなんですけど、できれば意外性のあるというか、
普通に安部周辺を探ってるだけではぶつからないような名前を期待したいわけです。
268名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 17:42:46
なるふぉど。
269名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 17:45:16
>>266
じゃあ、北杜夫と開高健
270名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:36:59
高野文子に西原理恵子
271名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 20:04:55
ポールヴァレリイ
272名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:20:35
マイケル・オンダーチェ
273262 :2005/09/11(日) 21:52:26
わーみなさんありがとうございます。
>>269マンボウと釣りですね!読ませていただきます!
>>270僕も大好きです!
>>271昔「ダ・ヴィンチの方法」をチラ読みしたぐらいなので、ちゃんと読んでみます!
>>272初耳です!イングリッシュペイシェントの原作者らしいですね。読みます!
274吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 00:08:32
教えてGOOみたいで気持ち悪い
275吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 14:28:44
石原吉郎とザミャーチン。
276262 :2005/09/14(水) 19:28:04
>>275
収容所と禁書・・クールな人だ・・・読んでみます!
277吾輩は名無しである:2005/09/14(水) 22:18:09
>>247
つまらんこと言ってる暇あるなら、川端の作品を腹すえて読め。
どうせ安部も読んでないんだろ。


278吾輩は名無しである:2005/09/14(水) 22:54:17
『Sカルマ氏の犯罪』の、世界の果てに行った後の行動がイマイチ良く分からない・・・
279吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 14:29:53
鼻の穴から出て来たりする世界が良くわかってたまるか
280吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 21:55:43
グールドって安部公房読んでたんだな
どれくらい読んでいたんだろう?
グールドは1982年の9月に亡くなっているから、その頃には結構安部の代表作は出揃っているよね
グールドが「燃えつきた地図」(ドナルドキーン訳?)を読んでいたかもしれないと思うとハァハァ
安部の全集をきちんと読んでいないせいか、安部の書いたグールドに関する記述っていうのも見た記憶が無い
有名な話なのかな?
ttp://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0980.html
281吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 23:55:25
腹上死したんだよねえ。
282吾輩は名無しである:2005/09/16(金) 17:58:31
果林の上で死んでたんだ
283吾輩は名無しである:2005/09/16(金) 18:23:22
川端とかあの文化的な感じだめだわ…
安部のカルチャーみたいなものを感じさせないところがいい
284吾輩は名無しである:2005/09/16(金) 19:06:31
また 川端かよ!
どうでもいいわい
285吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 15:27:05
さよならアメリカって小説があまりに箱男に似ていて驚いたよ。
286吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 01:00:50
安部はグールドのことを本当の天才だったのでピアノ以外でも成功したと言っていたが、
安部も本当の天才だったので文学以外でも成功していただろう。
とキーンが書いていたような。
287吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 04:25:06
こいつダメだわ。
「シュールな作風な俺ってイケテル。」なんて考えながら書いてたんだろうな。
読者も然り。内容なんてほとんどないのに、必死で自分なりの解釈をこじつけ。
やはり夏目、川端との実力差は大き過ぎる。
288吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 11:09:42
出たぞ何の論拠にも支えられていない「やはり」。
289吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 11:29:45
たとえ百歩譲って287の言ってることが正しくても、
純粋に読む快楽を与えてくれるのは安部なんだよな。
290吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 12:27:39
>>289
同意
291吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 16:06:06
こいつダメだわ。
「繊細な作風な俺ってイケテル。」なんて考えながら書いてたんだろうな。
読者も然り。内容なんてほとんどないのに、必死で自分なりの解釈をこじつけ。
やはり夏目、安部との実力差は大き過ぎる。
292吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 16:08:12
>>285
あれは何だか…
しかも終盤にはユープケッチャやゴム人間の女の子まで出て来て、
「そこまでやるか」って感じだった。
芥川賞選考で安部との関連をまったく触れられなかったのは何だったんだろう?
293吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 19:49:26
全集に手を出したら初期の論文があまりに難しすぎる内容で驚いた。
小説も難しい内容のばっかり。「夢の逃亡」とか白い蛾とかは感動したけどね
294吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 10:59:15
おれも処女作見て驚いた
こいつどんだけ読んできたんだろうって

読書家を自負していた安部だけど、
それでも花田の読書量に敵わなかったらしいね
当時中高生の教養書は哲学書だったらしいし
時代が作家予備軍の温床
ちょっと羨ましい時代ではある
295吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 11:17:02
それよりも、今と比べると高い教養層を相手に書いて
作家として成立しえたことを羨むという方が近いんじゃないかな。

現在だと、読者がほとんど知識を有していない・本を読んでいないことを
前提に書かなきゃならない。商売にしようと思ったらね。
296吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 11:40:26
今はMangaが教養書でつよ。
297吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 12:18:48
そのMangaも90年代以降は共通の教養(読んでおくべきManga書)と呼べるものが
なくなってしまって、表現としての質は落ちつつあるという話も聞くね。

うわ、なんでこんなマンガが売れんの?後退してんじゃん!みたいな。
298吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 19:50:17
萌えつきた地図
299吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 22:47:20
ソ連萌え
300吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 23:19:08
>295
中学生にもわかる語彙で書くってのは
やっぱり読者の前提知識の不足も考えてたんだろーか
301吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 23:32:27
人間そくーり
302吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 23:16:27
芸術は大衆のものだっていう氏の主義によるものでしょ。
安部はあまりインテリぶらない性格だし
303吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 23:25:52
オペラよりもミュージカル好きはそのせいか
304吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 23:55:27
モンローが好きなのは何か納得した
305吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 17:35:22
くすぐりが「砂の女」や「燃え尽きた地図」などに何度か出てくるけど、
足だけじゃなくてそっちのフェチでもあったのかな。
306吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 18:52:11
くすぐったがりは感じやすいよ
これ科学的根拠もあり

経験的に知ってたならやっぱりドスケベ公房だな
307吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 20:45:57
>>306
>ドスケベ公房

なぜか笑えてくる。
308吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 22:20:50
ドスケ部公房
309吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 15:42:33
バスケ部工房
310吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 15:01:57
町田ひらくのエロ漫画に安部公房の飢餓同盟が名前だけ出てた。
けど安倍公房になっててなんか、飢餓同盟がマニアっぽい選択なのに
間抜けな感じだった。
311吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 16:28:14
>>310
溶骨症の少女のイラストも描いてるぞ。
312吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 16:28:42
スケベと言えばスタジオの舞台公演に向けて
果林ちゃんに送った文章なんかスケベだ
313吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 23:30:01
314吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 17:19:28
>>306
安部のことだから、経験的に知った上で科学的根拠まで調べ上げてたんじゃないかとか思う。
315吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 19:16:42
本でモナリザを見て本当に無表情だなーと思って怖くなったよ
316吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 09:40:25
>>315
「モナリザの微笑」という題名がついているのだから、
まったくの無表情ということはないだろう。
317吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 10:26:08
ひんと: よんさま
318吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 15:27:18
ペニス弄ると尿意がどうとか、笑ったな
319吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 22:36:43
>>316
他人の顔に、表情筋がどうのこうので
本当の無表情は笑ってるか笑ってないかくらいの微笑
だって書いてあったようなぁ気もするが。

つかモナリザの題名のこととかちゃんと勉強し…。そんな題名ついてないよね?あの絵には。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B6
320吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 23:32:07
「バベルの塔〜」での微笑に関する考察も面白かったな。
他人の顔の方は覚えてないや。
321吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 08:47:00
安部以外で数学が得意なことで有名な作家にはだれがいるんだろう。
僕は安部のほかにはソルジェニーツィンについての話しか知らないんだけど。
322吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 09:10:06
ルイス・キャロルはかなり数学が得意だったようだ。
323吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 09:26:58
確かカフカは数学が苦手だったんだよな。
324吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 09:59:16
壁であんな想像力のない奴?呼ばわりされてるヴァレリー
325吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 10:21:07
レムどうよ?
326吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 14:22:35
>>322
得意だったというかプロの数学・論理学教師だった。
327吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 16:58:37
お寒いレスをどうも。
328吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 18:04:10
>>321
森博嗣
329吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 18:08:52
だけだと寂しいので
夏目漱石

ソースは下記の本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121010531/qid%3D1128244090/250-1191724-9567426
330吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 22:31:59
安部の頭の良さ、誰と比べたら良いかな。
正直、作家で比肩する頭脳を知らない。
多分野に発揮されたという意味でなら。
331吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 22:45:13
多分野ということならバートランド=ラッセルとか……
本業が作家じゃないけど
332吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 01:12:20
IQ168だもんな…
333吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 12:39:05
「方舟さくら丸」買ってきた。
で、目次見た。


5  便器にしゃがんで、旅をする
7  罠と便器
9  再び便器について
18 そして便器に墜落した

 ……オラ何だかわくわくしてきたぞ!
334吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 18:55:53
方舟はすごくせつない話だぞ。
最後の方なんかなぜか泣けてくる。
335吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 21:56:13
聖書のノアは嫌いだぜって
安部にしてはわかりやすくていい
336333:2005/10/03(月) 22:13:42
今は、同時に買ってきた「カーブの向う・ユープケッチャ」
読んでる。そのなかの「ユープケッチャ」読んだんだけど、
あらためて安部の知識というか、好奇心の広さに驚かされた。
立体写真ってこの小説が書かれたころにはどれだけ普及してたんだろうか?
337吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 19:00:31
っていうか安部工房って文才無いからイケてない
338吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 19:08:28
安部は文才無いからダサイ
339吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 23:18:04
そういうことを言うならまず
「文才とは何か」について教えてもらいたい。
340吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 01:17:52
文才とは扇情的な文章が書けるかどうかだ

あんな理屈をこね回しただけの退屈な文章の安部好きの奴は疑いようも無くナンセンスな奴だ

安部もダサければ安部好きもダサイ
341吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 01:18:17
扇情的w
342吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 04:59:50
文才バカボンバカボンボン
343吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 07:40:17
密会は充分扇情的な希ガス
344吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 11:01:35
うん。あれは使えるね。
345吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 15:51:10
>340
お勧め扇情作家とか教えて。
346吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 19:32:42
世界一つまらない作家安部wwwwwwwwwwwwwwww
347吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 20:01:32
wをつかってアンチされるほど安部公房ってメジャーなん?
348吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 20:24:17
>>347の最後の方の言葉に愕然とした。
349吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 22:38:47
まあそんなにメジャーじゃない。
海外の学生が日本人じゃミシマと並んでアベコーボーよく知ってるとか
砂の女が20ヶ国以上で翻訳されて読まれてるとか
ノーベル賞に最も近かった男とか
あとは>1に書いてある程度。
350吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 01:07:47
>>319
モナリザの秘密は、目尻と唇の両端にあるのさ。

人間の表情はほとんどそこで決まるんだが、スフマートを使って、みごとにぼかしてるでしょ。

だから表情が分からない。

笑ってるんだか笑ってないんだか、見る度に変わってくる。
351吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 01:48:17
>>340
すると、宇能鴻一郎あたりが文才ある作家ということなんでつね!?
352吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 18:38:37
阿部公房はけっこうメジャーなんじゃないの?
だって高校の国語の教科書に載ってたよw
でもリアルの友達はほとんど知らない……orz
353吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 01:35:20
演劇の蜷川幸雄サンは安部公房さんにフランスの演劇理論だったか習ったって
確かかなり前の放送大学の授業で青山先生のインタヴューに答えてたな…
百科全書派のあのヒトって誰だったかな?
あ、ディドロか。
354吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 06:37:31
【質問】

 阿部の言う「良識派」って、何?
 あそこに出てくるニワトリとかって何?????
355吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 14:30:35
>>353
へ〜、そうなんだ。
青山先生って青山昌文?
356吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 22:22:11
>>355
うん。
たしか授業名は『芸術の古典と現代』だったな。インタヴューは放送のみ。
357吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 11:21:31
「あべこうぼう」で変換すれば一発で「安部公房」と出てくるはずなのに、
わざわざ「阿部」と書くのはなぜなのか。
358吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 12:37:45
きっと「あべきみふさ」と入れたんだよ。
359吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 12:41:41
MSIMEだと単独であべを阿部と何度も変換していると、それを覚えて
あべこうぼう、て変換しても阿部公房になる
360吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 19:57:18
ねぇねぇ、別巻マダ?
361吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 02:49:07
>>360
最後のその質問が出た時点から、3年が経過したら出版される規則になっています。
362吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 06:52:19
そういやこのスレでも最近見なかったな。この質問。
363吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 08:48:27
そういや別巻まだ?
364吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 09:25:25
なぜか別スレでも大人気の安部
このスレの人、もしかして書きこんで無いか?

http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1129037084/l50
365吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 14:50:32
>>364
赤い繭を「まっ赤な話」と断じているあたりがバカ。情けない。
366吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 03:24:22
安部公房が評価していたハロルド・ピンターがノーベル賞取ったね。
367吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 22:15:53
赤いのは詩人の生涯
368吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 10:29:10
>>367
それも現代文の教材に採用されているな。
369吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 15:31:21
弟子のページに書いてあったが「世界は同じ事を繰り返してるだけ」と言ってる時点で安部は馬鹿だな
同じ人間と同じ恋愛を繰り返さないだろ
つまり一回性だろ
もしかしたら安部は恋愛をしたことがないのかもしれん
370吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 16:19:04
>>369
そういうミクロな視点じゃなかろう
371吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 18:46:59
>>369
きっと生まれ変わったらまた同じ女とくっつくのさ
372吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 20:09:06
永劫回帰?
373吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 01:59:57
まぁ369の話はともかくとして、この流れでふと思ったんだけど、
安部がニーチェについて語っている文章って何かありましたっけ?
374吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 03:37:53
ニーチェについては確かないきガス
でも読んだとは書いてあったようななかったような・・・
375吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 07:53:25
バベルの塔の狸でニーチェについて記述がある
376吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 15:29:47
>>375
確かにニーチェ狸がでてくるな。
377吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 01:18:08
もしもバベルの塔にたぬきがいたら♪
378吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 01:18:10
ほかにもブルトンとかダンテとかいろんな人が出てくるよねー

狸になってる人たちのことを安部公房はどう考えていたんでしょう
とりあえず何らかの一線を越えた人々ではあるでしょうが・・・
彼らの変化した後が狸だけに、どうとらえていいのかなんだか悩ましい
しかも狸が住むのはバベルの塔だし
379吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 01:40:42
自称弟子ってそんなにショボイの?
380吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 17:53:12
しょぼい。
へたな作品解説+安部システム+駄文。

初心者はそれなり感心するかも。
安部の言ってるまんまの所とかあるし。
381吾輩は名無しである:2005/10/19(水) 17:23:50
箱男に出てくる「貝殻草のにおいを嗅ぐと魚の夢を見るらしい」、っていうのは
安部公房の作り話かな。

言われのあることかと思って探してみたけど見つからない
382吾輩は名無しである:2005/10/20(木) 07:32:59
「花粉に含まれるアルカロイドが眩暈に似た浮遊感を引き起こし
同時に呼吸粘膜を刺激するので
丁度、水に溺れたような感覚に陥るコトがあるらしい」
だそうでしゅ。
383吾輩は名無しである:2005/10/21(金) 07:31:13
これが日本のマジックリアリズム
384吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 18:49:40
やっと「飢餓同盟」と「方舟さくら丸」が手に入った。
これで新刊として売られている文庫がすべてそろった。
385吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 00:35:12
あー、その二つは個人的に安部の代表作の中では好きじゃないトップ2だ。
ってこれから読む人に水を差してもしょうがないな。相性はそれぞれだし。

さくら丸に出てくるユープケッチャの発想は天才的だと思う。
386吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 02:45:39
俺は初めて読んだ作品が餓鬼同盟で、ここから安部公房にハマったんだよなー
387吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 14:36:07
飢餓
388吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 16:25:16
>382
そっか、水に溺れた感覚になるっていう事実を発展させて、
「魚になる夢をみる」っていう風にしたのかもね

389386:2005/10/26(水) 02:53:51
そうだ、飢餓だ…(-_-)
390吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 20:54:17
本当に読んだのかよw
391吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 20:55:30
文字の数でも読んだんじゃろ。
392吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:23:57
てか素で間違えてたのか。わざとかと思ったw
393吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:36:12
がき→きが

ふむ・・・
394吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 01:22:10
単なるタイプミスと言っても通用するのに素直な386w

この時期の小説は登場人物が固有名詞だよなぁ
395吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 01:49:36
失敗したヌーヴォーロマンの簡単な見分け方:
記号や固有名詞になっている人物を「私」に書き換えてもそのまま読める
396吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 20:46:47
失敗以前の問題のような…
397吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 03:20:59
実は395のテストではカフカも失敗に分類されてしまう。
『審判』の草稿はほとんどKでなくIchで書かれている。
398吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 03:59:33
日本語には無色透明な1人称2人称がないから困る
399吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 22:27:43
一人称をこれ、
二人称をあれ、にすればよかろう
400吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 22:28:49
カフカは別にヌーボー目指してたわけじゃないし
401吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 22:33:38
そもそも安部も
402吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 17:36:26
安部ってロブグリエと話してたよね
グリエも生きてるうちにノーベル賞取れないかなあ
403吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 20:30:30
最近、棒→砂の女→笑う月と読みました
今は壁読んでます
オススメは何ですか?
あれば教えてください
404吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 20:43:31
>>403
地固めをしたければR62号の発明とか無関係な死といった短編集か、あるいは第三間氷期
今まで読んだものから発展したければ他人の顔、箱男、燃えつきた地図
405吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 00:09:07
>>404
茶々を入れるが、
第四間氷期だな
406吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 19:35:44
第四間氷期は、豚の生肉の刺身が
印象的だったな。
407吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 02:09:44
安部公房、なんとなく難しそうで敬遠していたんだけど、
文章は読みやすいし表現が綺麗で面白いね。
「砂の女」の次に読んだ「詩人の生涯」でますます気に入りました。
408吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 06:21:04
>>373
全集2巻の「創造のモメント」という、花田清輝・岡本太郎との対談で、
ニーチェの永劫回帰に触れてるよ。
409吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 06:50:47
>>408
>>369はそれを曲解してるだけだな。
410吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 17:16:37
>>409
というか、どの程度の視点で見た話かだよな。

>>369
「化学反応の結果はいつも同じ」という表現に対し、
同じ分子が反応してるわけじゃないと言って、反論
しているようなもんだ。
411吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 18:10:54
クンデラでも読んだ厨房じゃないの?
「存在の耐えられない軽さ」に影響されたっぽい。
412吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 18:17:11
どっちにしたって、大したことを言ってるわけじゃないんでないの。
413吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 20:42:25
永劫回帰は文学にもそれなり影響あったよ
414吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 20:58:20
認識としては大したことなくても、
その認識を持って小説を書くことには大したことがあるかもしれない。
そういうものだと思う。

自称弟子が言うと寒々しくなるのは、このせいじゃないかな。
公房の小説があってはじめて、公房の認識にも魂が宿る。
小説なしでは、ただの空言だ。
415吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 06:29:21
俺もあんな小説書けたらなぁ
416吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 22:14:44
真似して書いてみると高度なことやってたんだってわかるよね。
さまざまな父の、見事なイメージの喚起力は惜しい。
口腔の形に残ったソースを、ビールで洗い流す透明人間…
最後まで想像力を働かせ続けてたんだねえ…
417吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 22:51:27
砂の女から公房に入ったんですけど次に読むとしたら何がオススメですか?
418吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 00:37:21
さくら○
419吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 00:42:30
みんなの
420吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 14:00:46
>>417
逃げる男から追う男へ
ってことで『燃えつきた地図』
421吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 17:39:30
>>420
一概に主人公が追う立場にいるとは言えないけどな。
422吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 19:07:05
ていうかこのスレは何読んだら良いか訊く人多いな。
国語の便覧から安部のページ消えてしまったのかな?
423吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 22:09:39
そんなことぁないだろうが……
とりあえずその作家のスレで聞いてみるというのはよくあるじゃん。

砂の女が充分に面白かったなら『他人の顔』、
評判からの期待よりも「普通」に感じてしまったなら『箱男』、
SF的(非日常的)発想に惹かれたなら『第四間氷期』、
安部という作家に興味を持ったなら『笑う月』
424吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 06:29:58
聞く前に読め

と思う。
425吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 07:46:40
外れだったらくやしい。
それが初心者の心境。
426吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 15:13:23
当たるか外れるかなんて、人に聞いたところで分かるものじゃない。
そんな簡単なことに気付かない阿呆は本など読んでも理解は出来ない。
427吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 19:41:29
>>426
死ねよ。スレ荒らし。
428吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 19:47:38
普通、人の意見も参考にしながら、面白いか否かを判断するし、自分の主観のみに凝り固まるのはよくない。
頭ごなしに、人の意見を聞くのは阿呆だと言うのは好きじゃないね。
429吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 19:58:30
>>426
で?
430吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:02:31
>>428
人の話を参考にうんぬんは、読んだ後の話ではないかな。
事前に本の内容に先入観を持って失うものはあっても得るものはないと思う。
その意味で漏れは426に同意。
431吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:19:02
紹介されなければ読まない本もあるわけでどっちがいいとは言えないね。。
聞きたい人は聞いてもいいと思う。それに答えない親切というのもあるのでしょう。
432吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:27:23
>>430
読む前でも別に構わないと思うね。
「あの本が面白かった」と言う意見は当人を読む気にさせるだろうし、興味を湧かせる。
また、つまらなかったと言う意見でさえも「どのような本なのか」と言う興味を持たせる。
人の意見で、興味を持ち、書評サイトなどで調べて、読んでみる。
書評サイトなどを見ず、そのまま読む人もいるだろう。
こう言うコースがあってもいいと思う。
433吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:28:16
良心的じゃないスレですね。
434吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:29:09
教養のお子様ランチ化ということを言っていた人がいたけど、
これってそういうことなのかもね。
情けないんだけど、そうでもしないと食べもしない。
435吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:30:49
漏れは良心的じゃないんで、そういう人には
「公房なんて読むだけ時間の無駄だよ。この世界には他に愉しいことがいっぱいある」
なんて答えちゃうかも。実際無駄だろうし。
436吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:31:37
大修館の国語百科でも買って、面白そうな作家を読み漁ればいいんだ。
437吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:32:25
>>435は人でなし
438吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:41:57
公房は他作家をオススメする時は作品じゃなくて作家自体を勧めていたね。

だから公房を知りたければ何でも見つけて読めと、これでどうだ。

一作品読んで合う合わないを決めてしまうのは不幸ですよ。
439吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:45:47
質問があるたびに荒れそうだね。
答えたくない人はスルーってことで頼むよ。
440吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 20:48:26
好みを押し付けられるのが嫌い
押し付けるのが嫌い
そういう人が多いのかな、このスレ
441吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 21:22:46
>>438
いいね。
442吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 01:29:06
さくら丸の最後の「透明」ってどういう事?
443吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 12:58:39
>442
何でも訊けば済むと思ってる君の知能のように向こう側が透けているってことだよ。
444吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 18:45:46
ここの住人が439を実践できるかが問われたのだろうw
445442:2005/11/14(月) 22:30:23
Σ(;゚д゚)俺も既に見透かされていた!?
446443:2005/11/15(火) 01:54:29
Σ(;゚д゚)俺もか!?
447吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 10:14:21
「空を飛ぶ男」の意味が分からない
最後どうなったの?
448吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 15:43:46
やっぱこの作者の魅力って
今で言うなら電波飛んでる
救われないラスト
みたいなところ?
449吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 01:52:59
>448
間違いではない。
救われない系の源流かな?
450吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 09:19:31
論理性の果てにそのラストがあるという点においてその魅力を語るならそれはそうだろうが
ただ単純にラストだけを持ってこられても安部らしさはそこには無いと思う。
451吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 10:08:21
論理性で小説は書いていないし、そういう風に読まれるのも嫌だと
公房自身何度もはっきりと明言しているよ。
452吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 19:37:53
安部公房は分析癖があって、その分析の結果、分析癖が小説に良くないと
考えて、できる限りイメージにまかせて書こうとしていたのだから
論理性は強いと思うよ。
453吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 21:32:28
深そうなことをポップに語る系?
たとえばエヴァンゲリオンとか?
春樹もそうなのかも。
そんな物の源流も感じる。
分析癖もその深さを支える一助にはなっていよう。
ただそれだけじゃ安倍の真価は計れない。
常に先端を行く着眼点が鋭すぎます。
454吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 18:15:06
鞄すげえな
455吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 18:42:03

 ∧∧
 ・・
 )●(
 ー そうか?
456吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 19:44:33
誰?
457448:2005/11/21(月) 23:07:49
ちょっと抜けたけど、書きたかったのは
>電波飛んでる”登場人物と展開”
電波っていうのは言い方悪いかもしれないけど
なんかぶっ飛んでて、でもそこが面白いんだけどね
458吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 23:11:42
俺も鞄は凄いと思う。
安部の短編で一番好きかもしれん
459吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 00:07:59
鞄…多分まだ読んだ事ないな。

確か壁だったと思うんだけど(同じ文庫に入ってただけかも)
ナントカ狸、ってのが出てきたと思うんだけど、なんて名前だっけ?
460吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 07:36:29
とらぬ狸だね。
461吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 12:27:26
「賭」が一番好きなんだけど人気ないな。
あと空気博士とか好きだ。
462459:2005/11/23(水) 15:10:33
>>460
ありがと
463吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 15:37:48
>>461
俺は、「藤野君のこと」が好きだな。
464吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 12:08:00
>463
わかる。
安部が昔のことあんまり気にしないから余計に哀愁が…
465吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 16:46:48
安部公房 part1ってコレか?
http://mentai.2ch.net/book/kako/962/962039293.html

第四間氷期を読んだ。
初歩的な質問だったら悪いが最後に語られた水棲人の少年は博士の子どもなんだろうか。
466吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 18:27:01
>>465
違うと思う。
その水棲人は、海面上昇後、数世代経って、水棲人類が旧来の人間に
置き換わる存在の時代の水棲人なので。
467吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 18:32:17
>>465
遥か未来の博士の子孫てことじゃないかな。
468吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 18:55:21
>>465
>>41で既出
469吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 21:45:04
なんか最近ヤフ掲の安部トピで、ポスコロに関して
エライやり取りをやっているよね。
470吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 11:38:42
知り合いの出版系の兄さんに
安部攻防の本ほとんど貰った。
「笑う月」で好きになって、
兄さんに言ったら、新潮と角川あたりから出てる全てを貰った。

しかーし、笑う、、、は短編だからすらすらいけた。
カンガルーノート、壁、箱男なんかは長くて、私には表現や言葉がむずかしくて
全読みしてない、、、
なんだっけ膝からかいわれ生えてくる話、、、
砂の女も途中だし、、、
アール125の、、って奴は読んだ。
でも、安部攻防は本当にすばらしいと思う。
すごい人だったと思う、ほんとに。
471吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 11:40:42
ちなみに、鞄で彼を知りました。
高校の教科書に載ってた。
かなり引き込まれました。
今考えると教科書向きな生易しいストーリーじゃないと思う。
472吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 13:19:23
>>470-471
おまいら、若いうちに頭つかっとけよ。
特に470。
機会があったら、全集に収録されてる高校生の頃の文章を読んでみろ。
私には表現や言葉がむずかしくてなんて言ってる自分が恥ずかしくなるぞ。

あの、小難しいことを書いてた高校生が、あんな「平易な」表現や言葉しか
使わない作家になるなんて、と思うぞ。
473吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 17:01:32
安部の、後期になるほど言葉づかいが平易になっていくさまは面白いね。
474吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 17:44:56
後期っていうか「壁」以降は既に文体は完成してたじゃん。
「終わりし〜」の頃は色々考察してたんだろうが。
475吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 18:04:25
しかしその論法で逝くと平野を褒めねばならんくなる罠
476吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 18:41:05
>>475
なぜここで平野が?
477村雨霧:2005/11/30(水) 00:08:04
私などは、文学たらしめる由縁たる文字の羅列などといふものに
ことごとく打ちのめされ
やがて頭を抱え、身悶えるのでありましょう。
こと、阿部文学の走りとも言える『壁』などを読むにあたり、いっそう
文学たらしめる由縁たる文字の羅列に溺れていくのでありましょう。
『箱男』『砂の女』『他人の顔』を読み終えたるに至りましては
文学たらしめる由縁たる文字の羅列などといふものに希望ノ光を
奪われ、ただただ溺れていくのでありましょう。
478村雨霧:2005/11/30(水) 00:22:59
『笑う月』を読むにあたり
文学との確執化を抱き、ひどく不安を抱えましては
ただ打ち震えるのでございます。
479吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 00:45:58
>>475
平野のあれは、褒める要素なんぞないと思うが。
まあ、俺は佐藤亜紀が好きなのでバイアスがかかっていますが。

>>477-478
やめいw
480吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 00:47:33
つまらない
481村雨霧:2005/11/30(水) 01:30:13
では、話を別の事柄に移しましょう。
私事を少々
私の印象に残る[私]の喪失たる作品
それは『人間そっくり』でございましょう。
私を落としたらしめる火星人と名乗る男の来訪、サスペンスに継ぐサスペンス。
あぁ、私はことごとく彼の来訪者に逃げ場を奪われていくごときは
蜘蛛ノ巣にかかりたる蝶のごとく
などといふ古い表現などは使いたくは無いのですがね
とにかく、『砂の女』にも似たる一方的な精神拘束。これこそが
これこそが××××でありましょう。
482吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 07:14:47
壁興亡は「BOX MAN」に限る。漏れ今でも箱に閉じ込められてるみたいだもん。
483吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 07:28:01
初版持ってるけどさ、新潮のあのシリーズ装丁一緒でつまらん。
484吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 07:34:11
ペーパーバックのやつはめちゃかっこいいけどね。
485吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 11:41:20
若い人たちが『箱男』や『密会』がいい、
と言ってるのを聞くと感慨深い。
刊行当時はみんなボロクソだったものねぇ。
486吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 11:42:36
逆輸入の力じゃない。
487吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 12:18:32
>>485
でも、ベストセラーな箱男
488村雨霧:2005/11/30(水) 12:24:14
ええ。
私なども一番好きなのは『箱男』でございます。
自身の喪失、エロスを含んだ看護婦のイメージ、箱といふユニークな発想。
登場人物を記号としてとらえる阿部工房の真骨頂と言えましょう。
もちろん『密会』も素晴らしい。『笑う月』の中でも『案内人』と
双璧をなしていましょう。
私にとって阿部文学はコンクリートの無機質な立体といふ
無意識なイメージが出来上がっているようです。
489吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 13:18:16
密会はなw

看護婦さんがエッチはのは当たりまえ。
490村雨霧:2005/11/30(水) 15:19:40
看護婦がエッチなのは当たり前
といふ根拠は?
491吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 15:45:27
ネタにマジレス乙

そんなあなたには『野々村病院の人々』をお勧め。
492村雨霧:2005/11/30(水) 16:39:07
いえいえ。
ところで、久しぶりに『赤い繭』を読み返してみましたが
印象が随分変わっていたことに驚きました。
阿部文学におけるラストもやはり阿部工房を語るうえでは重要ですね。
考えてもみたまえキミ、終わりの無い物語なんてねぇ?
物語というものは必ず結末に帰属してこそ物語なのであり
あとは過程にすぎず
とはいえ
物語の本質は過程にあり、
文学たらしめる由縁たる文字の羅列こそが
物語そのものではないかね?
いや、いい
所詮は、自己完結でしかないのだから
493吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 16:43:46
帰属じゃ無くて帰結だろ。ヘタレは初心者雑談スレにでも行け。
494吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 16:56:03
初めて読むのは何がいいですか?
495吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 16:56:34
496吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 17:06:04
本文より、夷斎の序文におののけ。
497村雨霧:2005/11/30(水) 17:15:14
では、私は帰ります。
仰せのとおりに帰りましょう。あなたの意志に従うのです。
でもまた来るかもしれませんが、その時は温かく迎えてくださいね。
498吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 18:27:42
安部公房スレのみなさん、
村雨霧氏に優しく対応してあげて下さいね。
499吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 18:35:18
コテの上あんな文体で書いてる以上、隙見せるアイツが悪いw
用字・用語でミスる程度なら、ココでのコテは止めたら。
もしくはDやMの様に、まったく人の話聞かないか。
500村雨霧:2005/11/30(水) 19:55:44
気を付けましょう。
私も少々疲れていたようです。
501吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:57:46
阿部公房が異常に気になる。
502村雨霧:2005/11/30(水) 19:59:34
どのように気になるのですか?
503吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 20:08:09
コテといえば、「〜箱ぉ」の自称・箱男くんはどうしたのかね?
あいつのほうが断然いいや。
504吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 20:25:25
>>502
あんたの間違いが気になると言われてんじゃないかね。
505吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 21:08:34
>>502
相当に訓練が執拗に必要って事か?w
506村雨霧:2005/11/30(水) 21:12:06
訓練
訓練
また訓練
訓練
といふ事
507吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 21:17:15
そう。手始めに10キロ先のコンビニに歩いて行くとかさ。w
508村雨霧:2005/11/30(水) 22:03:56
練度
練度
練度を高めよ
練度
といふ事。
509吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 03:45:58
壁に襞を見るのが安部文学ですか?
510吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 04:42:41
襞の壁がまた世界という壁でもあるのが安部文学。
511吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 07:34:21
>>508
文学を生きよ、文学でものを考えてみようと言う事。だから夜を歩けという事です。
科学ではなく。「科学」が文学を弱体=解体させた事は否めない事実である。
昨日NHKのプロジェクトXで京セラの稲盛和夫氏が携わった「太陽電池」(ソーラーシステム)
開発の艱難辛苦の番組をみた。いまこの技術はモンゴルやアジアの各地で花開き暮らしの中の
闇を取り除いていて蝋燭やランプの生活から開放させたと言う。
しかし、闇で見えてくるものをアジアは永遠に手放して行くように見える。
闇が閉じてしまった生活は物語=文学の基調である人間の心の光と影をも奪う。
影=闇は概念としての影=闇に成り下がざるをえない。
だからあえて闇の中に身を置く術を会得しなければ文学の復活はありえないような気がする。


512吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 08:06:19
だから欧米諸君も認めた「BOX MAN」なんだ!
世界の闇「BOX MAN」に幸多からん事を。
513吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 10:17:41
>>511

ガス灯以降、夜の街角から物語は消えうせたか?
エジソン以降、夜の人々の暮らしから物語りは消えうせたか?

自分の心の闇も描けず、自ら紡ぎだす言葉の不甲斐なさの原因を、
他に求めようとするものには、闇に沈んだところで、闇に紛れて
しまい、何も得ることはできないのではないですかねえ。
514吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 11:25:09
>>513
それが概念としての闇に成り下がってるって事。
ガス灯(科学)自体が既に闇を消している。ガス灯(科学)が照らし出すものとしての闇でしかない。
そのガス灯(科学)が照らし出す闇の周りでの恋愛だったり人間の思いだったり
を作品化しているに過ぎない。僕がいう闇はインフラ(行政)が施工されていない闇。
山や森の中で猿や猪達が見る闇。自然としての闇。
スイッチ一つで点いたり消えたりする闇の事ではない。原初としての闇。
515吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 12:48:30
>514
言語は本来その闇の中から現れてくるんだけどね、なにか?

へその緒の先は、いつも闇の奥にあるんだけどね、なにか?
そうした言語から乖離した者だけが、わざわざ回帰願望に囚われるんだけどね
516吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 13:13:59
>>515
「闇」という言語の検証(実感)から始めよと言う事。
「箱男」は闇を自ら作る事もしくは「闇」になる事でへその緒の先の向こう側に
辿り着こうとしたのではないのか。だからあなたの言う通りに闇への回帰願望なんだよ。
しかし辿り着ついた先は裏の裏は表だったと言うことじゃないの。
517村雨霧:2005/12/01(木) 13:43:53
街灯主義者及びコンビニ主義者の台頭
それに伴う文学の衰退たりうる情報の増殖。
その事実を受け入れぬ闇回帰主義者。
という事。
518吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 15:53:19
生の闇がなければ、自分で創造・構築しろ。
それができないようでは、端から文学に価値はない。
519吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 16:03:25
オタクらのそのツマラン精神論ほど、安部公房と縁遠いものは無いな。
520吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 16:32:53
世界初の顔面移植、仏で成功 犬に鼻と口かまれた女性に
http://www.asahi.com/international/update/1201/004.html
>やけどなどの治療で、本人の背中や尻の皮膚を顔に移す手術は珍しくな
い。だが、他人の「顔パーツ」の移植では、技術的な難しさのほか「別人に
なる」という心理的な負担が課題。AFPによると、仏倫理諮問委員会は
04年、顔面全体の移植に反対するとともに、一部の移植にも慎重な姿勢を
示している。
521吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 16:37:27
>>519
こういうのがつまらんと思ったので、文壇とはかかわらなかったんだろうな
522吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 17:54:21
関わらないというより、眼中に無かったと思う。
523箱男 ◆6XPfk.JKHU :2005/12/01(木) 18:23:46
お互い様だと思う。
524村雨霧:2005/12/01(木) 21:12:49
さぁ箱を被ろう
525吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 07:03:48
>>519
後だしジャンケンすな。
526吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 07:17:29
>>518
生の闇はあるって言ってんじゃないの>>514は?
527吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 07:26:14
528吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 09:12:12
安部:石川さんに初めてお会いしたのは、確か品川のお宅でしたね。
石川:品川じゃない、下北沢だ、品川の前だよ。つまり君の『終りし道の標べに』が
、  出たときだ。このあいだ君の芝居(ともだち)のプログラムにも書いたけど。

安部:「人間」にいた河辺君といっしょにうかがったんじゃなかったですかね。
石川:ちがう。君は一人できたよ。それははっきり覚えている。下北沢の家で、
、  いちおう西洋風のうちで、だから玄関を入ってくるとちょっと階段があって、
、  ドアがあって、そこでドアのベルが鳴ったから僕が出て行って、あけたら
、  そこに知らないひとがいた。それが安部君だったんだ。

安部:僕はどうもだめだな、これは・……。(笑)
、            安部公房VS石川淳



529吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 12:50:04
>>528
何に収録されてるやつなの?
530吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 20:46:50
>>527
後出しジャンケンすな。w
531吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 20:57:47
じゃおれはグーね。



んできみはパーw
532吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 20:59:37
>>518
大体やね〜文学に価値なんか求めようとする精神ほど下賎なものは無いわな。
所詮エンターティメントだかんね。おもしろが肝心なのさ。
ま、いまだに本読んで真剣な目つきで考え込むというような人間はコントとしもつ使えないけどね。w
533吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:01:38
>>531
きみはにぎれないw
534吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:19:17
やっぱりこのスレは下がってる方がいいな
535村雨霧:2005/12/02(金) 23:40:20
S・カルマ氏のように僕も自己探求の旅にでたい。
それが現実のものになろうとはな・・・
はは。喜劇だよ
536吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 10:01:49
>>534
きみはやっぱしにぎれない。期待したのにw
537吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 11:27:08
なんで石川ごとき三文小説家が安部に対して偉そうなの?
538吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 11:40:06
偉そうじゃなくて、二人はいい関係だったんだよ、ほのぼのとした。
安部はほんとに石川が好きだったみたいだね。
539吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 07:38:53
仏の女性、手術成功 顔面移植はアイデンティティーの消失?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000012-san-int

リアル他人の顔きたw
540吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 15:49:50
棒理解できません
541吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:49:40
542吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:59:39
大体やねー、人間に価値を求めようとする精神ほど下賎なものはない罠w
所詮チンカスとマンカスだかんね。臭さが肝心なのさ。
ま、いまだにコントなどを見て笑ってる奴は救いようが無いな。w
543吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:36:05
>>542
つまんね
544吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:46:31
みーつー。
545吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 01:50:38
禿しく同意。
546吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 08:35:35
発想の周辺、内容いかがなもんでしょうか?
547吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 16:38:40
おめこ棒:あべこうぼ
似てない?
548吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 16:40:06
neri
549村雨霧:2005/12/08(木) 17:39:17
ムー大陸浮上。
550吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 04:00:08
どうでも良いけれど、安部真知の描く金玉が妙にリアルだったんだが、
ええと、初期の短編集だったかな、当時は適当な写真集とかもないだろうし、
やっぱモデルは公房さんですかね。
551吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 13:22:16
おーい、誰かいるかー
552吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 14:45:53
いないよ
553吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 16:08:49
>>550
ハァハァ
554吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 19:09:01
さてW杯サッカーの集団をみて涙でも流すとするか
555吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 05:59:03
>>554
サクラは異端審問官の紋章
556吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 23:31:57
「方舟サクラ丸」の最初の方で船長と昆虫屋が出会ったばかりのところで
会話中の「豚」の言葉に引っかかり、船長が感情的に豚の薀蓄を
ひたすら広げていくところがまさにオタク的な豚のイメージでウケた。
あとなんだっけ、船長の父が話した、猪突の中学校の開校30周年記念に
行われたサバイバルゲームの記述も笑えた。
557吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 23:35:19
訂正

>船長の父が話した、猪突の中学校の開校30周年?記念に
       ↓       ↓
船長の父である猪突が船長らに話した、中学校の開校30周年記念に
558吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 10:45:19
さくら
559吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 00:05:43
変形小説よりも、さくら丸みたいな奴の方が好きかな〜

さくら丸の便器は結局どこに繋がってたんだろうね
560吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 13:32:45
自分がさくら丸で気になるのは各章ごとにあるマーク。
七章でループしているが、どういう意味なんだろう。
561吾輩は名無しである:2005/12/18(日) 23:40:53
>さくら丸の便器は結局どこに繋がってたんだろうね

「おーい、でてこい」
562吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 00:43:54
さくら丸、上のほうで誰かが言ってたがすごく切ないね。

あの主人公、今でいうと引きこもりのニートみたいな奴
なんじゃないだろうか。女の尻をつねるときの調子に乗った
態度とか、でもなめられてるところとか、なんかやたら
リアルな希ガス。
563吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 01:43:48
「さくら丸」の最後の方の、
「街全体が生き生きと死んでいた。」という表現がすごく面白い。
この「生き生きと死んでいる」というのはまさに
安部文学のキーである「都市」を表すのにぴったりの表現だ。
再生と死のダイナミズム。生と死の表裏。
564吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 03:47:49
>>561
え、どこどこ??
565吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 15:09:03
>>547
とっても似てる・・・・・でそれが?
566吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 14:16:40
壁新装丁あげ
567吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 17:19:31
さあ、集団でクリスマスごっこでもするか
568吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 12:09:54
メリー
569吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 18:30:41
■正しい安部公房のなり方
・群集をみたら泣く
・ゴミの山を見たら写真を撮る
・箱を見つけたら入ってみる
・娘にはあらゆる角度から難癖をつける
・砂漠は好きだ
・幼少の原風景にフジヤマなどない
・夢を見たら忘れないように起きてすぐに記録する
・文学仲間と談笑しても、ジョイスの話など全くしない
570吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 21:33:29
頭はチリチリ、額に複数のしわ。
571吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 22:00:06
仏像かとヲモタ
572箱男 ◆6XPfk.JKHU :2005/12/26(月) 00:25:28
公房の顔がプリントされたTシャツが欲しくなってきた。
こころに解剖刀をだっけかな、つくろうかな
573吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 01:00:49
>>572
なんかカッコ良さそうじゃない。
574吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 21:49:18
↑「カッコいいかも」という意です。
誤解するといけないので。
575吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 22:13:35
賛成。チェ・ゲバラのパロディみたいなコントラスト効かせた感じで作りたいね。
そういや作家のTシャツってないよね。
576吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 22:32:36
アイドルの追っ掛けとは消費行動も自ずと違うからね
577吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 23:43:59
アイドルって・・・
バンドTシャツとか見たことないんか?
安部公房読む人間と音楽ファンは絶対かぶらないことはないと思うんだけど。
578吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 23:48:30
バンドも消費される偶像であることに変わりはあるまい

まあ作家だってそうだと言うならそうなのかもしれんが。
579吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 23:55:35
じゃあ作家だってそうだよ。
580吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 00:21:32
というわけで追っかけたい人はTシャツもどうぞ。
おいらは遠慮しときます。本だけで結構。
581吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 09:33:59
安部公房は仙川に住んでたらしいけど、どの辺だか誰か知ってる?
跡地とか特に何もないのかな…?
582吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 15:10:25
全集に紹介されてた「火星の秋」っていう作品
何処探しても無いんだが…
583吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 16:17:58
一時期ユナイテッドアローズかどっかが哲学者Tシャツ売ってたよ。
ウィトゲンシュタインとかドゥルーズとか。着てる人は見た事ないが。
584吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 18:01:45
>>582
北京の秋?
585吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 22:26:44
>>584
それだ
だから無かったのか
586究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2005/12/28(水) 22:34:57
安部公房で卒論書いた。後は口述試験を待つだけだ。
587吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 23:26:02
>>585
俺がエスパーであることが、生まれてはじめて役に立ったか
エスパー伊藤がAbe Koboスレに降臨!
>>569
シンセやカメラを弄くる
医科に進む
一遍コミュニズムにかぶれておく
外国語を覚えない
ノーベル文学賞を熱望する
しかし「北京の秋」はもうどこにも売ってないという罠
俺んちは年中、北京で秋
アマゾン、北京の秋在庫ありになってるけど・・・
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152002549/qid=1136284990/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/503-4122696-3815964

発送可能時期が1〜2週間以内つーのは在庫ない可能性大か
ヴィアンねたはもういい
この糞過疎スレで5レス程度出ただけでもう言いとは笑止
>>594
じゃあ594に唾をかけろ、ペッペッ(笑
どうせならまだ族長の秋の方がさ。
「北京の秋」と「族長の秋」を両方とも持っている俺は勝ち組
NHKの劇場中継で「幽霊はここにいる」もう1回やってくれねーかな
昔ビデオに録画したんだがどっか逝っちまった。

NHKスペの安部公房特集のビデオもどこ逝ったんだか・・・
598名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 01:49:59
>586
タイトルどんなですか?
口述試験2月1日
599究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2006/01/06(金) 09:08:27
>>598
「安部公房研究」。まんまですね。
口述試験、こっちは1月26日。

トリップ変えることにします。◆WhyGoXdEhIに。
600究極生物フジツボ ◆WhyGoXdEhI :2006/01/06(金) 09:09:12
これから私が本物です。
「何故に行く糞でぇ私」ね。
>599
レスどうもです。作家論かな。
自分は安部公房作品と眠りに関することで書きました。
口述試験頑張りましょう
603究極生物フジツボ ◆WhyGoXdEhI :2006/01/06(金) 23:21:20
>>602
頑張りましょう!
私は安部公房の色彩研究やりました。
しばらく潜伏します。では。
604名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 17:57:35
安部って春樹と同類だよね。
自分でもわからないDQNなことを書き連ね、あとは沈黙を守る。
すると聡明な読者の深読みにより、作品が過大認識され、気がついたら名声を手にしていると。
はいはいワロスワロス
606名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 18:04:26
>>605
そんなに面白いか?
俺はむしろ白けてんだが・・。
文学板の住人の感性は分からん。
607名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 18:05:40
はいはいめろすめろす
>>606
俺は605じゃないけど、>>605のようなレスは
煽りに対する事務的なお決まりのレスなんだよ。
てゆーか、コピペみたいなもんw
それとも俺が606さんに釣られてる?
馬鹿にマジレス不要m9(・∀・)ビシッ!!
610名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 20:20:36
【・・・1924〜1993・・・急逝が惜しまれる】ってヘンだろ。
  69歳なら、寿命じゃん。w
つーか、あべ公房はSF作家だろ。
何と言うか...
ろくに読んでいない作家のスレに書き込むのはやめましょう、
自戒を込めてですが。
馬鹿にマジレス不要m9(・∀・)ビシッ!!
自戒を込めてですが。
613スレぶち壊しさん:2006/01/07(土) 21:21:43
真面目な奴は氏ね
614クリティカル寺ニート ◆KG4TsdXsJA :2006/01/07(土) 21:29:10
どこぞの文学者の言っていたロボットに意思を持たせる方法ってのは、どうやら、ブラックボックスを持たせることらしい。
というのは、何度か出てきてるけど、基本的に意思っていうのは、
感情が基盤となって動いているから、そこをオープン状態にしないで置くこと、
すなわち、そこの部分から発せられる情報が明確にされないことが必要なんだと。
結局のところは、製作者には分かってしまうところだけどさ。
それって、自分の考えは他人には分かんねぇよ、みたいなもんでさ。
明確にしなければ、他の人からすれば、それなりに見えたりするんじゃないかなぁ。
難しいな・・・・・・・・。


川端スレで安部叩いてた奴がこっち来たのか
ああ、安部はSF作家だよな、と独り言言ってた奴ね。
同意求めて何度もレスしてたけど一人も賛同してなかったなw
617名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 07:54:07
そもそもSFって何なの?
俺が漠然と採用している定義は、「今の調子で人類の文化が進展して行ったら
いずれ辿り着くであろう状況を先取りして書いたもの」なんだけど間違っているかな?

俺の定義で云うと安部はSFではないよな。
かといって普通のフィクション小説でもない。
ああいうのって大まかにはどんなジャンルに分類されるのかな?
現代文学
>>618
言い得て妙だ。
前から現代作家を胡散臭いと思っていたが、その根拠が分かった気がする。
つーかね、文学であれ音楽であれ、20世紀半ば以降の作品で、それなりの経験と感受性が
無い者には理解し難いとされる類いの芸術表現はなんでも、頭に『現代』を付けるのが
習い、多分。
621名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 08:57:47
『壁』読んだけどワケワカメ
あれが理解出来る奴ほんとうにいるのか?
ただ安部ブランドにあやかりたいだけちゃうかと。

こんな俺に読みやすい作品を紹介して下さい。
『他人の顔』か『砂の女』。
623名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 10:02:15
レスどうもです。
さっそく読んでみます。
>>621
俺も最初はそうだったけど、
しばらくしてから(他の安部の本よんでから)
もう一回読んだらすごく面白かった。
「飢餓同盟」と「第四間氷期」から
入ってみるのもいいと思う。
SF作家としての安部を語りたくば、こういうスレもあると言っておこう

「安部公房をSFの立場から読む」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1025136755/

あっちはこちら以上に過疎ってるけどな。

>>617
「第四間氷期」はそのSFの定義に当てはまるかと思うが。
ただ、「人間そっくり」は早川からSFとして出版されたが、別に未来の話では
ないので、その定義は当てはまらんな。

SF=サイエンスフィクションなら、
科学・似非科学が作品の重要なファクターとして使われているものは
みなSFと呼んでよい。

科学の発展やらなんやら自体がテーマであるもの、
科学的な仕掛けを利用して文学的テーマに新たな切り口をいれるもの、
スペースオペラなど荒唐無稽な冒険もの、
も広義にはSF。
安部自身がSFの定義してたよな。確か。
確か砂漠の思想にSFのエッセイあったと思うんだが、書棚探すのめんどくせ
630名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 21:43:26
『壁』はめちゃくちゃ面白い。
この本は読者の数だけストーリーがあると思う。
安部が徐々に物語の骨組みを明かして行き、
そのつど読者は自分の嗜好にあった肉付けを行っていく感じ。
この頃の芥川賞の審査員は幸せだっただろうな。
昭和が遠く感ずる今日この頃。
とりあえず審査委員のコメント見てから言え
632名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 05:47:11
砂の女を読了しました。安部公房の小説はじめて読みましたが、ハマりそうです。
633名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 05:54:46
SFがそういう目で見られる要因は
一時期の平井和正ブームのような気がするんだけどなぁ
634名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 06:07:21
安倍は他の学問や科学を苦手とする文学オタクには向いてない作家だな。
SF作家を馬鹿にするような手合いね。安倍ほどのサイエンティストが書けば
SFになると思う。ちなみに成城高校時代は高木貞冶を自由に読む数学の秀才だったとか。
635名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 06:50:18
>>634
その程度じゃ数学の秀才とは云わない。
俺でも高3の時『代数的整数論』を読んでたぞ。
最近はハーツホーンとかSGAを読もうとする強者がいるから驚きだ。
まあそういうやつのほとんどは数オリ関係者だが。
636名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 08:51:04
いや、そこまでいったら天才のレベルだから。
そこの数学バカ、尺度偏り過ぎ。
638名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 14:43:05
数オリナツカシス
毎年リーグで負けてたなぁ……
数オリの星たちは洩れも憧れた時期があったけど
あまりその後明るい話を聞かないんだよな。

という話はスレ違いだから引っ張らないで文学に戻すが、
公房に限らず、作家の科学理解は「おかしなことを書かずに済む」程度でいいと思う。
リアルとリアリティは別の話、ってやつだ。
640名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 01:29:54
独り言いわせてくれ。俺は安部公房が馬鹿の頂点だと思ってるんだ。
こやつ東大でてるくせやはり医学部だから駄目なのか。
というのは自分が精神分裂病でも躁鬱でも何でもないのに、そんな病気自体に興味を持って、それを学んで、
さらに作品の中で自分が狂気を演じているようなところないか。そういうあざとい書き方嫌いだね。
なんというか。
話にならない。
狂気を演じてるって何?
643名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 01:38:12
精神病の症状を把握した上で、自分をそれに重ねて書いとる部分があるんじゃないの。
精神病の世界に酔ってるというかね。
私小説とは限りなく遠い作家だが?
>>640
>>643

おまえ、実は読んだ事ないんだろ?
646名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 01:49:12
そうなんですね。斜め読みなのだ。
647名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 02:10:59
ろくに読まずに放言している俺はかなりいい加減だが、
しかしそう思ったんだがなぁ。そう思う人いないかな。
>>647
ちゃんと読んだ人間はそうは思わんよ。
ちゃんと読んでからもう一度きなさいな。
649名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 02:14:52
まったくちゃんと読んでないね。悪い悪い
650名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 06:21:28
>>639見て筒井康隆の
「こぶ天才」を思い出した
>>650
言われて「なーる」と思った
652名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 09:58:17
>>640
ね、「狂気に酔っている人間」を安部公房が描いている、っていうのはどうよ?
実際のところ証明はできないけど、仮に彼がここまでやっていたとすれば、その「あざとさ」も見事じゃない?
「狂気」も「酔っている」も安部公房の作品からは
浮かばないな。安部自身にしても登場人物にしても
話にならない。
まともに読んでいない奴が書き込むな。
読解力以前に、常識を疑う。
655名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 14:47:33
そもそも安部の専攻は脳外科だし、教授からおまえは不器用だから
医者になるのは止めろといわれて作家になった。
つか、在学中から変なw小説書いてたからじゃなかったっけ?
>>652
おまいはリアルワールドでも、そんな空気読めない発言して、
周りを凍らせてるいるんだろうなあ。
658652:2006/01/11(水) 02:34:23
>>657
まったくその通りです。まわりを硬直させるのが得意です。
反省してます。

「病気を演じてる」っていう>>640さんの安部公房の切り捨て方がちょっと納得いかなかったもので、
多少なりともその認識をよい方向にかえることができれば、と思って僕は書いてみたのでした。

本当は安部公房の主人公たちがどのような性格なのか、正面切って反論したかったのですが、
正直僕にはうまくめることができませんでした。

空気を読むことも含め、これからまた勉強しますんで・・・。
そんな反省するこっちゃねーよw
そうか、全集のカバーって「箱男」の箱なんだ
だから中に写真があるんだ
今頃気が付いたよ
661名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 07:30:28
>>1-2が安部らしくて良いw
662名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 15:54:15
>>661
いまさらながら…
今までは何気なく読んでいたけど、
いわれてみれば確かにw
思わず茶、噴いたw
663名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 17:53:46
始めて公房を読んだ。
「S・カルマ氏の犯罪」
シュールで読みにくかったけど、辛辣な社会批評が面白かった。
次は「箱男」に挑戦してみようと思う。
でもこれってかなり難しいんだよね・・友人談

>>663
難しくはないと思う。
何のことやらわからなくても気にせず読み進め。
3回くらい読めばどうにかなるから。
文庫なら、読んで皆目見当がつかなければ、解説よめばいいよ。
解説者の読みというのも、あくまでも数ある読みの中の一つにすぎないけど。
666名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 21:26:26
>>663
難しいというか、つまらん。
安部の作品でも駄作に入る。
そんなん読んでいる暇あれば、ナボコフ読め。
667名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 21:28:59
カルマは何遍読んでも面白いよな。
668名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 21:32:19
アロマもいいよな。
俺、女の唾フェチだし。
『箱男』は安部公房の作品の中で一番おもろいと思う。
逆に私がだめだったのが『カンガルー・ノート』。
あれは駄作だ。
獣の数字踏んだ奴が偉そうに。
これでナボファンVS安部ファンの闘争開始か?
ナボコフもイイネ!
でも安部公房の方が好き。
オタスケオタスケオタスケヨ
オネガイダカラタスケテヨ

これのイメージをAA化できないかな?
>>672
(´ロ`)<オタスケオタスケオタスケヨ オネガイダカラタスケテヨ
なんだっけ?賽の河原みたいなところの歌だっけ?
箱男は前半が退屈、
後半のどんどん話が噛み合わなくなっていく展開は凄く好きなんだが。
676名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 23:26:39
安部公房に似てる作家教えて!
海外でも国内でもいいけど。
カフカとかロブグリエとかは知ってます。
>>676
スタニスワフ・レムの絶版になってる作品類
678名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 23:55:30
>>677
残念。レムも読みました。それ以外で。
>>678
じゃあ、砂の女以前の作風という感じで、北野勇作。
一応、SF作家という枠らしいが。

「昔、火星のあった場所」
「くらげの海に浮かぶ船」
「かめくん」
「ザリガニマン」
「イカ星人」
「どーなっつ」

これまた、版元で切らしてるのが多いけど。
680名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 06:15:54
>>676
筒井康隆。
まさに瓜二つ。
もう少し大人になってから。
>>676
初期の村上春樹なんかはそっくりだよ。
「風の歌を聴け」を読んだとき、これ「壁」をパクったなと思ったもん。
あと最近の作家では川上弘美かな。
春樹ほど安部には似てないけど、何かしら同じ臭いがする。
せめてマルケスとかカルヴィーノ、足穂や夷斎なんか
村上春樹全然似てないと思うけどな。初期の作品も
ただファンタジーな味付けされてるだけだろと思うんだが
686678:2006/01/12(木) 14:15:35
>>679
北野勇作ね。それも読みました。

>>680
うりふたつじゃないでしょ。どこ読んでるの?

>>682
ギャグ?春樹は、ヴォガネット、ブロディガンでしょ。
それに百歩譲って壁のような意気込みは感じられない。

>>683
それ、本気?

>>684
マルケスも似てないでしょ。カルヴィーノも。タルホはちょっと似てるけど。
レムも北野も読んでたか。
マルケス、カルヴィーノは公房と同じように変ではあるが、似てないと思ったんで挙げなかった。
文体や作風は似ていないが、漱石は底の方でなんか通じるものがあるような気がする。
しかし、似てる作家っていう縛りだと、あまりないねえ。

ところで、似てはいないが、ボルヘス、プイグ、リョサあたりの南米作家は読んだ?
あと、良ければ北野の感想でも。
それ以前に>>686は人にものを尋ねる態度じゃない。
689678:2006/01/12(木) 17:08:44
>>687
漱石はたしかに似てる。
あの妙なテンションの独白とか。草枕とかね。

北野は、物語そのものは似ていないけど、底に流れている雰囲気はわりと似ている気がする。
というか、日本人の文体だと公房はくくりきれないところがあるな。
倉橋由美子も似てるといわれてるけど、そうか?

南米は手をつけていない。
690678:2006/01/12(木) 17:12:34
というか、安部に限らず、ミステリ+SF+前衛文学の面白いのない?
筒井康隆みたいなのじゃなくて、もっとねちねちしているようなさ。
>>690
ミステリか
おもいきって、清涼院流水
678とやら、おたくが女口調じゃなきゃ>>691もレスつけないと思うよ。
とにかくもうスレ違いだ。雑談にでも行ってくれ。
693名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 17:24:19
>>690
「日本のSF短篇」シリーズ
694691:2006/01/12(木) 17:56:59
>>692
678は男だろ?女とは思ってなかったよ。
ちなみに、俺はウホっじゃないw
女かどうかはともかく、女口調。
ウホっでもいいけど(俺はヤだけど)それ分かんないのはマズイよん。
って俺まで雑談してどうするよ。
安部は小説も良いが、『笑う月』や、『都市への回路』読んで
惚れ直したね。無論俺もウホっじゃないけどw
ロジカルな思考の裏には強靭な倫理観がある。
>>695
えー?
アレが女口調かあ?
あんたはどんなマッチョダンディな世界に生きているのさ?
697678:2006/01/12(木) 18:55:34
ぼくは、男ですよ。
文体の問題でしょ。

>>691
御大は読みました。つーか安部とは何の関係もなくない?

>>693
日本のSFは苦手なんですよー。なんかじめっとしていない?
どっちかというと、海外の洒落てる小説紹介してほしいなーって。

安部が影響を受けた、与えた海外の小説家っている?
698名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 19:15:11
自分でマルケスに影響を受けたと言ってるな。
安部がいうには、マルケスは百年に一人の逸材らしい。
ポール・オースターと似てる、というのはたまに云われるような。
>>698
影響受けたなんて聞いたときない
701678:2006/01/12(木) 19:56:43
僕が思うのは、青木なんとかという新人の人の最初が似てた。
どう?
>>700
死に急ぐ鯨たちに収録されている「地球儀に住むガルシア・マルケス」を
見る限りでは、衝撃を受けたり、評価してることは書いてあるが、
影響を受けたとは書いてないね、確かに。

>>697
>御大は読みました。つーか安部とは何の関係もなくない?
>安部に限らず、ミステリ+SF+前衛文学の面白いのない?
ということだったので、「ミステリ+SF+前衛」という点でw
703名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 20:21:47
>>700
「族長の秋」に付いている小冊子にそう書いてあった気がする。
うろ覚えだけど、概略を書いてみると・・

ドナルド・キーン 「お前、百年の孤独は読んだのか?」
安部 「何だそれは。俺は英文が読めない」
ドナルド・キーン 「日本語で読めるぞ。ただちに読みなさい。あれはお前の為に書かれたようなものだ」

というやりとりがあった後で、安部は実際に読んでみる。

「俺はとんでもない物を見逃していた。あれは百年に一度の傑作だ」

それに続いて、自分の作品に及ぼした影響について語っておられたが、その部分は失念・・。
影響されたとは書いてないよ。
族長の秋の小冊子の安部の文章は「死に急ぐ鯨たち」に収録されてるどっか講演のやつでしょ
世紀に一人いるかないかと激賞してはいるけど
705名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 20:36:20
>>704
それは4ページぐらいのやつでしょ。
俺が言ってるのは30ページくらいの少し太めのやつ。
「族長の秋」にそんな小冊子ついてたんだ。
俺の持ってるのにはついてない…。
orz
俺も知らんな。ハードカバー2冊持ってるけどどっちも無いぞ
>>705
それって限定千部のやつでしょ。
確か安部のサイン入りだった気がする。
709名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 21:45:02
安部の進める作家おもしれえな。
カネッティ教えてくれたのは大感謝。
>>699
オースターはアメリカという国と、そして時代の臭いがはっきりする。
その場所、その時代でなければ作品が成立しないと思う。

安部公房の多くの作品の特徴は、場所と時代(出てくる通信デバイス等が、その時代に縛られる
ということはあるが、大抵は置換可能)はどうでも良い作品が多いこと、だと思う。

なので、あまり似てるとは思わない。
みんなカフカの影響を云々するけど『壁』とかはむしろルイス・キャロルなんだよなー、と本人が何かで語ってたような。
あー、ルイス・キャロルは気がつかなかったな。
言われてみれば、そうかも。
本日の読売新聞の朝刊コラムによると、
同紙で明日からドナルド・キーンの土曜朝刊連載が始まるみたいだね。

ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060112ig15.htm

この連載の内容からすると、公房との交友の話も出てきそうだし、楽しみだ。
714名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 16:03:04
「箱」と「壁男」が面白かった。
「砂の女」と「方舟さくら丸」はいまいちだ。
>>714
・・・突っ込むべきか、突っ込まざるべきか、それが問題だ。
716名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 16:34:33
>>714
「砂の男」だよ。
717名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 17:01:59
うらめらの杯だろ。
真価の問われるところだな。
>>714
>「壁男」
諸星大二郎のマンガだぞ、それじゃあ
「砂の丸」と「方舟さくら女」はいまいちだ。
720名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:18:21
さくら丸とか密会は人物が生き生きしてる。
箱とか他人の顔は小説してるけど人物は生き生きと死んでる。
バランスいいのは萌えつきた地図。
いい誤変換だ。
流れからして誤変換じゃないかも。
だったらなかなかの達人。
>713
同じような期待で野坂の『文壇』読んでみたが
安部には二三ヶ所しか触れてない。
何かしてる描写は三島主催のパーティーで不機嫌そうにしていたってだけ。
あとは野坂行きつけのバーにいた人の一人というだけ。
下痢でもないのに、ウンコがスープカレーの具みたいだった。
ほぼ完全に液体で、まさにケツの穴から小便をしている感じ。
ほんと、俺の知らぬ間に誰かが浣腸をしたんでは、という疑惑に駆られた。

似たような話が「箱男」にあったような気がするので、記念カキコ。
725名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 22:19:51
>>724
そんなキモイ話しここで書くなよ。これから食事するのに。。。


安部の蛇嫌い克服法は蛇と触れ合い慣れることだったな。
あなたも下痢便と触れ合ってみれば、カレーを食いながら下痢便の話もできる。
下痢便の方は臭うでしょうに
もういい
729村雨霧:2006/01/15(日) 01:02:13
文学の発動たりうる
知識の海に溺れては嗚咽し、これを繰り返すは
文学そのものとなりえる事実を認識するに至り
文学たらしめる今日この頃です
あらあらかしこ
掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿は禁止。
731727:2006/01/15(日) 02:29:07
>>729-730
ですよねえ。
732名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 11:55:41
ついさっき『箱男』を読み終えた。
謎解きは今からだけどねw
733名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 21:08:15
以前朝日新聞の書評欄でリービ英雄が安部公房の描く中国東北部の市場の
迷路のような混沌(?)にひかれるといったようなことが書いてあったが、
壁とか砂の女だけではなく中国東北部を書いた作品もおすすめだと思う。
安部公房はアメリカ人の胸も揺さぶるものを持っていた。
734名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 01:36:20
アメリカ人の心なら春樹だって揺さぶるわい。
全米が鳴いた!
736村雨霧:2006/01/16(月) 02:19:42
全米がわなないた
子供はおやすみ。スレを荒らすな。
コンニチワ!権力者デス。
リービはアメリカ人というよりボヘミアンに近いような
740名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 16:34:48
『壁』は凄いよね。
当時の芥川賞作家もぶったまげたに違いない。
あの大川端が絶賛したんでしょ?
全員一致の受賞なんだろうね。
741名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 17:12:18
壁は序もおもしろかったな。
いい友人がいるんだなと思った。
いや、全然満場一致じゃないし、川端も絶賛というわけじゃないようだし。
http://www.horagai.com/www/abe/contemp1.htm
同時代の作家の評価というのは難しいものですなあ。
つか大先生でしょ
744名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 18:07:00
>>742
宇野浩二あほちゃう?
そのド近眼で、よく評論家が勤まったもんだなw
コロンブスの卵
川端は、壁を前にして審査員みんなして解釈できた気になっている中、
俺は読めてんだか読めてないんだか解んないけど、新しいから押しときます…って姿勢が好感。
結果としちゃ審査員中一番の理解者だ。
747名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 11:32:29
>>701
誰かの評にもそう書いてあったよ。クレーターのほとりで
本当のトマトジュースとチーズ。
安部の究極のメニューだそうな。
本物のとは言うが、冬のトマトをジュースにするよりは
缶詰のトマトジュースの方が遥かにマシである
>>701
安部公房との類似性は失念したが、朝日新聞の有料記事データベース「DNA」(名前がころころかわるので、今どういう
名称かは知らない)で、島田雅彦が、「クレーターのほとり」とそれが雑誌掲載されたことを賞賛していたね。
有料データベースか、リッチマンめ(笑
でもDNAなんて名前はやめた方がいいね。
今の日本じゃレイシズムの代名詞化してる。
752名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 18:22:22
質問なんですが、ロブグリエが安部の写真に文章つけた本て手に入る?
753名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 18:23:30
モテる男はココが違うよね・・・・・・

http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1136022794/l50
754名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/20(金) 11:56:55
>752
(・∀・)カエレ!!
>752
(・∀・)グリエ!!
756名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/20(金) 14:08:16
>>754
くずきえろ
757752:2006/01/20(金) 21:40:52
753に対してのレスなのか
それとも俺の質問は安部スレじゃ聞くのも愚なことなのか…
>>751
私はリッチマンシじゃありませぬ。
大学図書館が契約していたのですよ。
今見たら、「DNA(Digital News Archives)」から「聞蔵 DNA」に変わってますた。
ttp://database.asahi.com/library/
改名後もいまいちだと思う・・・。
>>757
まぁ落ち込むなw

で、その質問については……俺にはわからん、無駄なレスにつきsage
760名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 01:00:22
>>752
安部公房研究者だけど、見かけたことない。
761名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 02:05:05
砂の女で穴に落ちた男は結局最後穴から出られたんですか?
762名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 02:07:15
安部公房の小説で映画化されたのって何があるか教えてもらえませんか?
DVD化されてるんでしょうか?
「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」「おとし穴」
DVDは密林で「勅使河原宏」で検索しれ
764名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 06:00:04
a
今日、命日なんだね。
アタック25のクイズで知った
忘れてた…
でもageない
供養とか黙祷は安部嫌いだったはずだし
1993年1月22日午前7時1分 急性心不全のため死去か。
解剖実習の時はどうしてたんだろう
マジか。何か読むぞ。
770名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 14:55:18
で、何を読んだ?
このスレ。
ひでぇ!
箱男(≒ヒッキー)のある意味真骨頂だな。
774769:2006/01/24(火) 17:38:23
ヲイヲイ、人を騙るのやめてよねw

>>770
長編読み返す気力もなかったので、結局『都市への回路』をパラパラと。
あの紙質(単行本)、めくり難くて嫌だと思ったw
鯨より先に読んだ本で、俺にとって人間安部のイメージの基になってるなぁ
と改めて。
あとやたらとマルケスの名が出てくるね。

ちなみにその本、死んだじーちゃんの本棚からかっぱらった奴ww
>>761
最後!?って、逃げ出すのはまたこんど考えりゃあいいや って感じで終わってるじゃん!
どの最後だよ
>>775
十牛図みたいなもんだな
コリーヌブレっておいしそうな名前だよな
778domo:2006/01/28(土) 04:11:14
アベコウボの娘ねりちゃん。表参道レディスクリニックってとこ開業してるよ。
女医。内科もやってるから風邪ひいたら行ってアベコウボについて討論するべし!
女装してか?

似合うかな……
780domo:2006/01/28(土) 05:05:49
男だって内科はいくですお。レディス・・・とあるが、病院の名前だけだよぉ。
ttp://www.horagai.com/www/abe/neri.htm
ねりさん

そっくりだねw
だれか作品を年代順に挙げてくれお
安部公房、ほら貝で検索するお
784シーシュポスの神話:2006/01/28(土) 23:02:59
安倍公房のカンガルーノートいつも鞄の中。小説の終わりは、死ぬ前の気持ちなのかな?公房の壁は、私の心の中にずーと居座っている。人生でしんどいとき、落ち込んだときいつも公房の小説の中の主人公に慰められてきた。
安部いわく、カミュはユーモアが無いらしいよ。
サルトルもユーモアがないらしいね。
カミュは「最近になってようやくわかってきた」と言ってたお。
最近というのがいつのことだったか忘れたけど、『箱男』を書いた後のこと。
小島信夫がデビューしたとき、カフカとカミュを好きな作家にあげてて、
それに対して安部が、
「カフカはわかるけど、あんたカミュなんかよりよっぽどいいもん書いてるよ」
みたいな誉め方してたな。
これは誉められるほうも複雑だろうと思う…安部流ユーモアか?
ははははははh。

ウケタ。そりゃたまらんちん。
カフカとカミュは食べ合わせが悪いってこと?
790名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 17:17:07
奈須きのこ>>>>>>>>安部公房 (1)
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1138608397/

いきなりカンガルーにブチ当たるとこうなるのかなぁ?
792790:2006/01/30(月) 17:25:30
m(_ _)m失礼しやした

いや、ああいうイマジネーションに任せた作品はやっぱり古びるのかなと…
ナスきのこって何さ?紅茶きのこみたいなもの?
794名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 19:00:04
エロゲライターらしい。
小説も馬鹿売れらしい。
エロゲ買う度胸ないから後は知らね。
なるほど(笑)
それで茄子とキノコか。
よくわかんねーが、くだらねえw
切れてるなw
口直しに。

 安部公房が、戦後作家のうち最上の短篇小説技術をそなえた作家のひとりたることは、
すでに否定しようがない。戯曲についてもまたおなじである。短篇小説と戯曲の領域において
安部公房が発揮する構成力の卓抜さは、それらもっとも未来的な作品に、ほとんど古典的な
完成度をあたえている。
                                 by出すとあ(ry
安部がラノベ書いたらとんでもないもの書くよ
密会のエロさを考えてごらんなさい
798名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 04:30:08
ラノベ=エロでは無い。とんでもないもん書いたらライトじゃなくなっちゃう。
しかし密会や箱男を読むと、安部のタガが外れたらサドやバタイユを軽く凌いだだろうと思わされるな。
>>798
文人客の多かった、銀座のとあるクラブのママが書いた回想記だと、
安部公房はやたらと3Pをしたがるエロ親父だしなw
>799
(;゚Д゚)すげぇ!納得いき過ぎ…
3ピーでガンガンやりながら頭の中では人間の疎外とか孤独を分析してそう…
ちょwww下ネタありかよwww
公房タンと真知タンのセックスに興味がある
二人とも芸術家だから変わったプレイしてそう
802名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 19:40:56
>>801
いちお名誉毀損で通報してみる

この程度のレスなんて2chの何処でも見られるもの。
それを通報とは、了見が狭すぎやしませんか?
結婚という儀式を通すと交尾がいやらしくなくなることを指摘したのは安部だったか。
この程度のレスで通報なんて2chの何処でも見られるもの。
それを了見が狭いと詰るとは、了見が狭すぎやしませんか?
密会ってどういう話だっけ?
読んだと思うんだがさっぱり思いだせん…
>>806
もう一回読む事をオススメしますw
808名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 23:02:15
密会は何回読んでもディティールばかりで流れが掴めない。
夢っぽいってこの事かと膝を打つ思いがしたものであります。
>>806
俺もそう思ってた。もう一度読むか・・・
>>809
やあ兄弟。
811名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 16:30:06
密会は読むと鬱屈した気分になるので、再読するのが恐い。。
>『密会』
嫁さんをさがすために立ち入った
闇のショー劇場(?)みたいな場面だっけか
あのあたりから読むのが辛くなった
『他人の顔』『箱男』『密会』あたりが、一番好きな時期だな。
内容だけでなく、テキストに対する偏執的なまでの拘りに魅かれる。

「真実」とやらは一つとは限らない、あるいはそんなもの無いかもしれない、
読者にそう思わせる点では、特に『箱男』が良い。
芥川の『藪の中』とも通じるところがあるな、と、ふと思いました。
読むと鬱屈するとわかっている小説を再読するのは、抵抗がある。
俺は中学生の頃に砂の女を読んで鬱屈した。ドーンと重たい石を
頭から押し付けられたような気がしたものだ・・・。
で、安部公房からは少し遠ざかっていたんだけど、早川書房の
人間そっくりの初版を見つけたので思わずかってしまった。
でも読むのが怖い・・・。
安心して読め
ハッピーエンドだ
『壁』や『闖入者』等は12の時だが、
幸い『砂の女』や『他人の顔』辺りは読んだのハタチ前後。

本ってのは出合う時期も重要だよな。
読書は映画やなんかとは違う。鑑賞するんじゃなくて体験するんだ。
砂の女、他人の顔ときて
カイワレで挫折した・・・・。あーーっきもちわるいよーー
その気持ち悪さにゾクゾクした。
あんな発想が出来るなんて、やっぱりサイコー、って思った。
>>818
カイワレは、とりあえずスルーしとけば?
すごい作品は、他にいっぱいあるから。
砂の女を真夏に読むと、無性にシャワーを浴びたくなる。
>>821
あぁ・・・それわかります
汗に砂がまざってベトベトする感覚ですね・・・
>>822
そうそう。
この人の文章を読むと、ダイレクトに神経を逆撫でされるような感覚に陥るんだよな。
カイワレもまた然り、ってか。
824名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 21:15:00
砂の女に続き、壁を読了。砂の女ほどのインパクトはなかったけど、やはり面白かった。おそらく、この人の作品に外れはないんだろうな。しかし、近所の本屋この二冊しか置いてない。つぎは街まで行かないとな。
村上春樹は安部公房の影響受けてないのかな? 雰囲気や匂いが似ているんだか。そんな風に思うの俺だけ?
ああ、受けてるかもしれない。
TVピープルは箱男にそっくりだという話をきいた(読んだことはない)。
村上春樹と似てるとはあまり思わないが、
なんか変にさめてて、主人公の脳内だけで話が進む点が似ているかな。

TVピープルの内容は忘れた。
俺は、村上春樹の文章は1行たりとも読んだことがないんだが、
よく春樹チルドレンと呼ばれる舞城王太郎は大好きだ。(春樹をけなすつもりはないよ)
でも公房と舞城には、似たところは全然ないな。
あえて言うなら、両方とも小説という枠組みからはみ出すような作品を書いてる、
ってところぐらいか? (それでもかなり強引)
安部と春樹を比較する人はじめて見たよ。
俺、春樹読まないし、安部読む春樹読者に会ったこともない。
春樹好きに砂の女読ませたらもっと軽いほうがいいって。
俺は軽いもんはいらんと言って逃げてるし……。
me too.
>>828
軽いだの重いだのは、両方読んだ上で語ろうな。
俺は両者とも殆どの作品を読んだよ。
安部が好きな人におすすめの春樹作品は、
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だ。
一度読んでみてな。
村上朝日堂しか読んだことがありませんw
俺にとっては
どっちも読むこと自体を快楽と感じさせてくれることが共通点。
ベクトルは結構違うけどね。
あの山積みの緑と赤を思い出すたび、
どうにも馬鹿馬鹿しくて読む気がしない。
無論読んでいない以上作品に対しての批判ではない。
ただ人間が嫌いなだけ。
俺は読まず嫌い、村上。
本のタイトルがどうもだめ。
村上読む時間があったら他の作家の本読みたい。
視野の狭さ。
自分勝手な決め付けにより、自ずから
興味深いものごとを遠ざけてしまう愚かさ。
箱男スレもまあ馬鹿馬鹿しいと思ったもんだが
検索して春樹のスレの乱立っぷりを見るとそれすら通り越してるね。
俺が未読の作品を読んでみるきっかけは推薦者によるものが大きいんだな。
セカチューやディープラブ、売れていても読む気が起きないのと一緒。
春樹作品が悪いんじゃなくて、馬鹿馬鹿しく見える読者や売り方の問題なんだ。
というわけで、せめて安部スレで語る価値のある紹介の仕方してよ。
ただ似てるってんじゃサリンジャーもフィッツジェラルドも春樹に似てんだから。
春樹はいろんな物語からの影響をうまく春樹ふうに料理する才能があるんだよ。
彼の作品を読んでいると、ああこれは大江、公房、安岡、とか外国の何だかとか、
いろんな作家の作品に似てるなって苦笑する箇所がいっぱいある。
でも安部にしたって大江にしたってそんなもんだ。
ちなみに『水中都市』を俺が始めて読んだ時の印象が『風の歌を聴け』なんだよな。
軽い軽くないだったら村上春樹はけっこう重いと思うんだけど、
表面的には軽いし、文章は平易で読みやすいからね。

ノルウェイの森なんかは当時「素敵な恋愛小説」として読まれただろうし、
売る側もそういう方向で売った。まあ結局商売だから。
支持してる層の一部はそういう表層部分だけを「好き」と言ってるようだが、
同様に、表層部分だけを「嫌い」と言って読まないっていうのも、どうかと思う。
気持ちはわかるんだけどね。

でも、とりあえず安部公房と似てるとは思わないが。
ポストモダンスレが流行ってるの見ると、安部のSFへの接近はホント早かったなあとしみじみ。
840名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 23:22:20
全身の毛穴がムズムズするような
内向的で思いっきりドキドキワクワクするような小説ないかな
841名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 23:24:14
砂の女で蚤の大群か何かが登場するとき、、ああ気持ち悪い・・だけど読むの辞められない・・

安部公房はほんとに英語をよめなかった?
おそろしく勘が良いのかなーと、
シミュレートが妥当なのかなあ、と思った。
読めないったって、インテリの群れの中では、ぐらいの意味じゃないかと思った。
多読家だから翻訳でスパスパ読んだろうけど、俺は時間かければ原書でも読めたと見ている。
844吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 21:28:39
D.キーン氏によると安部公房は外国語全くダメな人だったらしいね。
満州育ちで中国語は昔できた筈だから言語喪失が起こったのかな。
クレオールとか科学的な意味での言語に関心があったのもそこらへんと関係ありそう。
845吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 23:42:08
『安部公房との対話』(ユリイカの、たしか90年代の、特集だったと思う、英語話者との対談記事)
には、「翻訳はついていたが、安部公房氏は英語をほとんど理解しているようだった」と
書かれていたが、それはうそだったということか。
846吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 00:19:51
つーか、英語も読めずには東大の離散に入れないだろう。
ドイツ語も読めなくちゃならないだろうし。
それにそもそも作家なのだから、言語一般は得意のはず。
847吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 02:07:27
翻訳のほうが良いという、何かの確信があったのかね?
単純に読書効率だろうとは思うのだが…
848吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 14:46:22
スレチだったらすいません。

「壁」を読んで、感想文を書くか、もしくは自分の意見を述べよという課題が出ているのですが、自分には少し難しいようで、全くペンが進みません。

もしよろしければ、何かアドバイス等いただけないでしょうか?進級に関わっているのでかなり切実です。どうか力を貸して下さい。よろしくお願いします。
849吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 15:01:49
留年おめでとう\(^O^)/
850吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 15:17:04
よし、俺も一言。


留年おめでとう!!!
851吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 15:42:53
箱男読み始めたんだけどなんか話がよくわからん
箱ってなんかのメタファーだったりするのかな?
852吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 15:57:14
留年おめでとう\(^O^)/

あれが一読でよくわかるほうがおかしいんだ
というか世界はよくわからんことのほうが多いんだ
わかりやすいもんに馴らされちゃ奴隷と一緒だ
わからないまま読むのがいいのだ
わからないから解きほぐす面白さもあるのだ
罰がなければ逃げる楽しみだってないのだ

オリンピック実況スレ見ていると安部ってホント沈着冷静だったなあと頭が下がる。
853吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 17:03:55
なぜ自分にとって少し難しく思えるのか。
そのことについて自分なりに考えてみてはどうかな。
模範解答とか、そんな都合の良いものを安部作品に
求めてはいかんよ。
854吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 18:58:50
848です。

ご意見ありがとうございました。私の甘い考えを指摘していただいて…お恥ずかしい限りです;
出来る限り自分で考えて、それを提出したいと思います。

それと、伺いたいのですが、皆さんは「壁」はなんの象徴と考えていますか?

これはあくまで参考として聞きたいことなので、皆さんの意見をそのまま書くような事は絶対しません。よかったら聞かせてもらえると嬉しいです。

何度もこのような書き込みをしてしまい、不快に思われた方が居ましたら申し訳ありません;よろしくお願いします。
855吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 19:11:43
↑私小説かな?

壁はただただ格好良いとオモタ
ついでにキミタソの見た目自体もカコイイ
856吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 19:32:56
こんな読み方嫌いだが、名前と存在の間にある壁。
857吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 19:54:06
なんの象徴っていうか何でもだよ。
858吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 20:13:22
壁でしょ。
859吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 20:45:47
しっかし、感想文を課したほうとしては、
「こんだけ目まぐるしい話なら、どこでも拾ってなんとでも書けるだろ」
ぐらいの気持ちだったのではないかと思う…
860吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 08:06:08
取らぬ狸の皮に書いておけ
861吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 12:21:36
壁ってのは境界だろ。 じゃあ、境界ってなんだ?
俺とあなたを隔てる境界ってなに?
もしくは現実と虚構を隔てる壁って?
んで、壁(境界)そのものになっちまうって、どゆこと?

境界って、実は線とは限らない。
例えば、アメーバのようなつかみどころのない、曖昧な物だと考えてもいい。
絵の具で、青と赤を混ぜたときに出来る紫のグラデーションみたいなものとか。
また、数学的にかんがえると「線」は幅を持たないことになっちまうが、
壁というものは実体のある強固なものでもある。
曖昧な部分も持ちながら、それ自体は厳然として存在するもの=壁

…てなことを、まじめに考え出すと、頭がおかしくなりそうだが。
862吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 17:23:25
とりあえず、Pink FloydのThe Wallでも聴いてろ。
863箱男 ◆6XPfk.JKHU :2006/02/15(水) 17:53:37
ときには壁に寄りかかりたいのですが。
864吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 19:25:40
>>863
じゃあ安部ツナガリで塀の中にでも…

俺の好きな小説って、あ〜面白かったで済ましたい読後感のが多いな。
安部のなんか正にそうだ。
865吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 03:01:24
済ましたいってのは、考え始めると止まらないってことで…
初期の安部は考えだすとマジで嫌になるね。
866吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 11:08:27
>>863
久々に、こっちで見たw
867吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 11:13:58
語尾が箱じゃないからわからなかった
868吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 11:55:18
嫌いな人もいたようだが、語尾が「箱」の箱男は
結構、安部に詳しくッてこの人、ほんとに安部の
こと好きなんだなぁと思えたものだ。
869吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 13:05:41
確か研究者じゃなかったかな?
たまーに見下した発言もでてしまっていたな。
870吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 04:44:57
高校の教科書に載っていた『赤い繭』に惹かれて、初めて文庫版の安部作品を手に取った19歳の女子です。
『壁―S.カルマ氏の犯罪』を読みおえました。全体を通して、あるものとあるものの境界について述べているように感じました。
“ぼく”が物事の境界(壁)について持っていた考えは、ことごとく裏切られ、今までの観念が曖昧になり何が現実かわからなくなっていくように思えました。
境界に対する自分の考えについての自信が揺らぐと、こんなにも弱々しく受動的になることに、恐怖感を覚えました。
私の母は私の母ですが、私の父が私の母だ、と私以外の60億人が心から言えばそうなってしまうのでしょうか?
何かレスポンスくださるとありがたいです。
871吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 05:58:31
んな哲学くさい話はやめようよ。
女から見てY子さんはどう?
872吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 07:03:45
子供の頃ガリレオの伝記読んであこがれた。
でもすぐダヴィンチと混同w

#セクハラしたくなるから「19歳の女子」とか書くな。
873吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 07:49:56
Y子さん、賢くて強い女性だと思います。人間の方の彼女は。
特に、法廷での彼女は素敵でした!臆することなく立ち向かって。憧れます。男性にとっても魅力的なのでは?
でもマネキンの彼女がそうであったような一面もきっと誰にでもありますね。怖いです。
874吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 09:04:40
わからないけど面白い、という若い連中の感想を喜んでいた安部。
世の中不条理ギャグなんてジャンルまで出来て、この感覚も浸透してきたのかね。
壁って深いけど、笑えたでしょ?
875吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 11:54:10
今日の現代文のテストで阿部公房の棒があった。
「この棒は、棒であった」とはどういうことだ。

しかも、阿部公房の作品を二つ書けとか、作者の名前を漢字で書けとか、
サービス問題が多かった
876吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 11:56:11
ところで、>>875ではどう見ても漢字間違えてるけど、
テストではちゃんと書けたから突っ込まないでね☆
877吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 17:17:47
たしかに、壁、笑えました。本当に「わからないけど、面白い」と言ったかんじ!
小難しく考えられるより純粋に楽しんでほしかったんですね、彼は。
878吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 06:31:05
胎児旨いよな
879吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 15:47:28
蜂蜜漬けは最高だね
880吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 06:19:05
マルキスタ時代のシュールレアリスム作品好き?
881吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 10:20:49
共産主義云々無関係で、面白い
882吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 22:23:16
箱男、挫折しました。

軽く読める作品があれば教えていただけないでしょうか?
883吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 22:35:35
人間そっくり
884吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 00:34:05
>>883
またヘビーなものを…
885我が顔は他人のである:2006/02/25(土) 02:11:46
高校の時 事業 読んでからまだ肉が食えない。。。
886吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 02:12:08
R62号の犯罪
887吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 02:12:45
犯罪じゃなくて発明ね
吊ってくる_| ̄|○
888吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 02:17:39
どどんぱ!

『S・カルマ氏の犯罪』か、志賀の『氾の犯罪』と混同?
889我が顔は他人のである:2006/02/25(土) 02:20:43
他人の顔だぉ!
890吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 02:21:27
『闖入者』が良いよ
891吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 02:24:38
人間そっくりは軽く読めると思うが
892我が顔は他人のである:2006/02/25(土) 02:27:33
カンガルーも笑える
893吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 05:56:16
人間そっくりは実に読みやすいじゃないか。
☆新一が一番好きな作品だって言ってたけど、
自分の傾向と一番似通ってるからだろうね。
894吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 07:54:58
『人魚伝』はどお?
エロくてグロくて短編の中でも特に好きだ。
895吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 08:19:18
>>894
いとよし
896吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 01:46:13
ドクトルとユルバンのやりとりが好きだ
痛快に聖書を小バカにして笑えた

ああ、神の恩寵というのほかない!
神の恩寵はたしかにあなたに…
そうだ、再び神の恩寵!
頑張れユルバン!ノアなんか死んだって構わないが…
897吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 07:59:53
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
          小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
898吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 17:32:04
書庫を掃除してたら「鯨、死」とか見えて「死に急ぐ鯨たち」の単行本かと思って焦って取り出した。
字の順番明らかに違うのに。実際は大江の「鯨が死滅する日」で悪いけどガックリだった。
でも砂漠の思想が見つかったので今から読みます。
899吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 20:22:11
あはは、結構受けましたw
俺は死滅はハードカバー、急ぐのは文庫なので間違えようがない。
だいたい死滅ってかなり分厚いやん。
そういや死滅にある安部評の冒頭をここにコピペしたな。
900吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 15:32:16
>899
>796のやつかな?
他人の顔の文庫の解説もこれだね。
一発でわかる悪文…
大江賞を見たら安部はなんて言っただろうなあ。
901吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 20:49:28
復刊ドットコムより絶版分。

緑色のストッキング・未必の故意…戯曲集。「未必の故意」「愛の眼鏡は色ガラス」「緑色のストッキング」「ウエー(新どれい狩り)」
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=4127
飛ぶ男…作者の死後にフロッピーディスクから発見された未完の遺作。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=14640
対談集: 発想の周辺
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=18543
石の眼…長編。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16689
夢の逃亡…短編集。「牧草」「異端者の告発」「名もなき夜のために」「虚構」「薄明の彷徨」「夢の逃亡」「唖むすめ」
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=15337
幽霊はここにいる・どれい狩り…戯曲集。「制服」「どれい狩り」「幽霊はここにいる」
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16680
けものたちは故郷をめざす…満州を舞台とする異色の長編。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16690
902吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 20:50:42
死に急ぐ鯨たち…評論集。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16682
終りし道の標べに…講談社文芸文庫から出ている版(真善美社版)を作者自ら焼きなおしたもの。処女長編。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16692
カ−ブの向う・ユープケッチャ…短編集。表題作はそれぞれ「燃えつきた地図」「方舟さくら丸」の原型、「チチンデラ ヤパナ」は「砂の女」の原型。
                 「ごろつき」「手段」「探偵と彼」「月に飛んだノミの話」「完全映画〈トータル・スコープ〉」「チチンデラ ヤパナ」「カーブの向う」「子供部屋」「ユープケッチャ」
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=16684
都市への回路…対談集、講演集。「密会」の製作過程など。
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=20670
安部公房戯曲全集
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=26880
903吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 20:56:50
ほかに評論集「猛獣の心に計算器の手を」「裁かれる記録」、詩集「無名詩集」 (自費出版)
がある。反劇的人間(ドナルド・キーンとの共著)はデジタル図書で手に入る。
ttp://www.papy.co.jp/act/books/1-10799/
904吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 06:30:37
よっしゃ、みんなで復刊させましょう
個人的に「鯨」は、復刊されたら何冊も買っちゃう予定
905吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 07:14:11
飛ぶ男が読みたいわあ
906吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 13:16:22
全集が出てしまうと、どうしても絶版本が増えてしまう罠。
907吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 18:58:00
今さらですが、天才ですな。
908吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 21:33:01
>>900
うん。
そうか、あれ「他人の顔」の解説だったんだ。他人〜は、確か
集英社の文学全集の端本で読んだので知らんかった。にしてもみんな、
よく○Eなんて書けるよな(笑、あっちの惨状見てるとガクブルよ俺w
909吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 02:02:48
安部は某作家ほどは政治にムキにならなかったからねえ
文士の仕事というのは、ひたすら書き続けるだけってことですな
910vip:2006/03/03(金) 23:00:43
ksk
911吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 23:11:19
つまんね
912吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 07:44:14
般若は死ぬまで党員だったけか?
安部は基本的に個人主義者だったから群れるのが嫌いだったんじゃないかと思う
あるいはレッテル貼りされるのがイヤだったてのもあるかと
だから安部が今生きていたとしても大江のような位置での発言は確実になかっただろうな
913吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 22:38:43
『石の眼』105円
ブックオフ恐るべしw、一冊持ってるけど買っといた。
ちなみに大江の文章は悪文じゃないと思うけどねw、あれはあれで素晴らしいよ
914吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 16:39:13
色々探したけど安部以上に面白い作家に出会えないよ
大江とかカフカとかマルケスとかどれも小難しい
915吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 17:02:56
安部が小難しくないとは、お主なかなかやるな。
916吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 20:44:48
肩の力を入れて読めばどこまでも難しくなるし、
肩の力を抜いて読めば極上のユーモア、といった感じ?
917吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 23:48:34
禿銅
918吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 10:24:56
公房は実際誰よりも大衆を意識した作家だから
他の作家と比べてほとんど文学的知識がなくても
理解できるように書かれてる。
知識よりセンスに依存する作家、ゆえに普遍的。
919吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 21:50:08
石の眼と空飛ぶ男ほすい
920吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 03:40:15
センスなんて良し悪しあるもんだ。
わかんない奴には依然わかんない。
ゆえに普遍性には近付けても到達はしてない。
後継者を狙うならこの線突き詰めてほしいよね。
921吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 03:46:06
どこからw
922吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 04:20:43
              / ̄ ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄\
            /(●),  、(●)V(●),  、(●)ヽ
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      /(●),  、(●)ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄, 、(●)ヽ
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  │   ヽ:::..-=ニ=- ' 丿  (●),    、(●)  |=ニ=- ' 丿
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  │    |::::.. ,,ノ(、_, )ヽ l::::::::::::.         ノ(、_, )ヽ、,, l    
  │    ヽ:::. .-=ニ=-/ ̄ ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄\ニ=-' 丿
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923吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 17:34:08
おまんこ最高!
924アンチではないです:2006/03/12(日) 12:56:29
壁と箱男を読んだだけなのですが、
もし安部さんが東大卒でなく、早稲田や慶應、マーチ卒だったらここまで評価されないと思います。
というのも「東大卒」が書いた不思議文章、ってことで「凡人にはわからない計算で成り立っているのだろう」と変に高尚な感じが出て、そこが人気になっているのかなという印象を受けたからです。
実際何も考えないで書いているんじゃないでしょうか。

活版印刷で「著者」であることの権威性が薄れた今、「著者」という響きだけで権威性を得る手段は、「ブランド」か、「学歴」なのかもしれません。
925吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 15:24:50
>>924
自分が理解できないということを著者の権威という机上の空論で責任転嫁しないように
壁はルイスキャロルを読めばおのずと安部の言いたいことが分かると思うが
926吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 17:42:30
『砂の女』が出るまではたいして売れてないし。
927吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 18:43:10
安部は凡人でも分かる様に書かれてるとおもうけどなあ。
エリート系のキャラほとんど出てこないし。
安部自身、人を学歴でくくるようなことは否定してる。
「新聞以上に難解な言葉は使わないのがポリシー」とか言ってた。
928吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 19:08:52
壁ってSカルマだけで判断してねえか。
赤い繭や魔法のチョーク、バベルの狸は読んでんのかね…
929吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 19:59:20
箱男はともかく、壁で安部公房に入るのはまずい気がする。
第四間氷期が最初は良さそう。壁が読めたのなら、砂の女を
読んでみれば?
930吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 20:06:45
この人が評価されるのは、砂の女があるから。その他の作品は、文学的価値は高くないが、
砂の女を書ける人の作品と思って読むから、それなりのものに感じられる。
931吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 21:33:34
砂の女を「笑う月」に置換したらある意味では同意してもいい。
932吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 21:54:47
昔付き合ってた人が「砂の女」と「燃えつきた地図」を貸してくれたけど
「???」だった。
その人と別れた後、自分で買った「方舟さくら丸」は初めて面白いと思った。
933吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 22:07:34
>>928
漏れはバベルのペダンチックな感じが駄目だった・・

>>929
第四間氷期に漏れも一票、あれはセンチメンタル入ってて分かりやすいよね

>>930
砂の女を評価してなぜ他の作品の文学的価値を否定するのか分からん
晩年のはどうかなぁと思うことはあるが、それも個人の好き好きだし
934吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 01:12:29
笑う月ってどんなのだっけ?
935吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 01:20:33
>>933
砂の女以外は、星新一のショートショート以上のものではないと思う。つまり、
アイディアの一発勝負でしかなくて、世界が広がっていかない。
936吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 03:03:50
前衛の自負があったようだし、いわゆる小説みたいなのは砂の女で卒業ってことかね。
以後はプロットよりディティールに力を入れた散文芸術の追求って感じだ。
空飛ぶ男が砂の女級になりそうだったのは惜しいね。
937吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 09:15:59
安部公房の作品を一週間ぐらい前から読み始めた。
今人間そっくり読み終えたんだけど、壁よりも面白かったと思う。
読んでて全く違和感なく主人公が変わっていく様にすごく感心した。
この人が造る独特な不思議な世界好きだな。読んでて吸い込まれてく。
938吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 10:32:47
短編ではバベルの塔の狸と水中都市が好きだ
939吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 14:37:41
平成生まれの右脳ガキは「砂の女」を退屈に感じて、後期の作品(「箱男」「密会」「カンガルーノート」)を容易に理解するらしい。
おれもそう思うが、ゆとり教育の影響だろうな。
940吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 15:02:58
>>939
自分ギリギリ平成の高坊ですけど、逆です。
つーかゆとり教育っ子は安部公房読まないですよ。
高坊に公房は難しい!










ごめんこれ言いたかっただけ
941吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 15:42:12
砂の女は素晴らしいし完璧にさえ思うが、後期の低評価にはとうてい同意出来ない昭和後期生まれの私。
病院が一つの迷路のような街になっているとか、採掘場を改造した秘密基地とか、自走式ベッドの地獄巡りとか、仕掛けだけでわくわくしちゃう。
言葉のアミューズメントパーク!
942935:2006/03/13(月) 19:58:04
>>936,941
オレは安部公房に特別入れ込んでいる読者じゃないので、ある部分での共感が
浅いかもしれない。
オレとしては、>>941がいう「仕掛けだけでわくわくしちゃう」というのは
分かるつもりだが、それ以外に抜きん出た魅力として何があるの?と言いたかったわけだ。
星新一を引き合いに出したのは、我ながら挑発的に過ぎたかもしれないが(もっとも、
星新一は尊敬する作家の一人)。
後期作品に対しては、すごく面白いことをやろうとしているようだけど、実際は
そこまで辿りつけてない、みたいな不完全燃焼な印象が付きまとう。
安部公房を理解できていなくて、ずれた期待をしちゃっているのかもしれないが。
943吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 20:15:56
仕掛けだけではない。
星新一は似ているかもしれないが、個々の造形、イメージの喚起力においては安部のほうが断然上手。
仕掛けのなかに生きる人間が実にいい。
狂人スレスレなんだけど、どこか明晰。
類型的でありながら堅く光る個性。
安部公房ならではの、小説内でしか生きられない人々。
944吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 22:20:39
オレに、後期作品の筆致に感応できる感性が欠けているのだろう。砂の女では
臨場感に浸れたから、安部の筆力を疑うつもりはない。
ちなみに、星新一のショートショートは造形やイメージの喚起を捨てたスタイル。
だから、星新一より上手いというのは誉め言葉にならないと思う。
945吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 00:40:12
俺も星新一好きだけどさ、並べて語るのは難しくない?

『方舟〜』や『カンガルー〜』では確かに仕掛け以上に抜きん出た魅力を
感じるのは厳しいかもしれないけど、『密会』や『箱男』は構成の緻密さや
それを自己破壊していく後半部分、それに個々の章での閃きにかなりの力を
感じられると思う。
あと後期以外では、『他人の顔』あたりを読めば「アイディアの一発勝負」とは
言えないと思う。この作品で「仮面が商業化されるようになったら……」と
主人公が想像し始める場面に顕著なように、長編での安部には一つの仕掛けから
次々と「世界を広げて」いく凄さがある。
946吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 01:24:35
無理矢理に安部と星と並べるなら、星は発見それ自体を、安部は得た発見から新たな発明は出来ないか試行錯誤をって感じ。
947吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 02:38:38
人間そっくり好きな人いる?
948吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 10:00:38
>>946
それは「事業」でいうと鼠ソーセージから人肉ソーセージを発見したってことですか?

作品自体はよくわかんないけどこのスレは好き
949吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 14:20:42
『人間そっくり』軽いんだけど好きだな。
相手を人間だと証明できない以上、自分にも同じことが言える…
(;゚Д゚)でもホントに怖いのは、人の正気を問う狂人?

『事業』も面白いが、アイディア勝負という指摘を踏まえるなら、寓意の匂う星新一かなあ。
箱男とか、星なら「書かれていたことは全て箱の内の落書きだった」みたいなオチ(発見)つけて終わり。
安部はそこで「箱男も夢の中では箱を脱いでいる」とか、細かくリアルな世界を創りこんでいくのが発明かな。読者もそこに生きられるよう。
だから箱女がでてきたら、きっともう一人分スペースのある横長の箱なんだろうとか、足と目だけで誘う女はなんて素敵だろうとかやっぱり箱の内でするにしても人のいないところ選ぶだろうとか気付けば自分も箱の内側に色々書いてました。(;´Д`)ハアハア。
950吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 17:01:51
>>935だが、無理矢理に星新一を引き合いに出してお騒がせしたようだ。
こんなにいろんな要素が削ぎ落とされても小説として成立する(楽しめる)、という意味で、
星新一を判断基準の1つにしているもんだから、ついついここでも名前を出してしまった。
似ていると言いたいわけではないので、そこんとこはよろしくお願いします。
951吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 20:48:53
安部公房の作品読んじゃうと星新一じゃ物足りない。
アイディアはいいかもしんないけどそれだけ。捻っていうか話に拡がりがない。
952吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 21:23:14
比較としちゃ面白いんだがなー
筒井、小松、半村…アイディアマンならSFだよね。
953吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 23:37:05
>>930-931あたりで問題になってる文学的価値を説明できる人いる?
その価値の高低はどうやって計りますか?
954吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 00:36:54
>>953
個人の主観
以上
955931:2006/03/16(木) 02:32:06
必ずしも個人の主観だけではないと思うが、
個人の主観を抜きには語れないのも事実。
だから、文学的価値なんて問題を話す場合には、
・各自の見識を広めるために議論自体に意味を見出すか、
・どうせ唯一の答なんてないので無意味とするか、
の二つに一つでしょう。まぁ安部スレの範疇を超える気もするし。
956吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 03:46:53
安部さんは自分の宿題をひたすら解いてる、と大江氏に言われていたな。
日本文学の潮流に乗ろうとしなかったって意味なら、多分そうなんだろう。
世界文学的には、自分は詳しくないが、ポスコロスレでも名前があがっていたり。
価値も時代次第だということかねぇ。
957吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 00:11:24
無名詩集の「無名」とは
「安部はまだ駆け出しであって、有名ではない」という意味なのか
「この詩集には名前がない」という意味なのか

どっちなんでしょう?
958吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 00:15:21
後者
959吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 05:09:48
文学的価値っていうか、わかりやすい基準では、
物語が整合性があって、普遍的なテーマを扱っている(と感じられる)っていう点で、
「砂の女」が評価されるのは当然で、それにつづくのは「他人の顔」とかかな。

でも、整合性とか普遍的なテーマっていうことにこだわると、
安部公房の面白さの半分は感じられないと思う。
夢みたいなイメージだとか実験的な小説世界そのものが楽しめるか、
物語としての完成度を重視するかで、好きな作品の傾向は変わってくる。
960吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 13:07:29
アベコンベ
961吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 14:24:53
アベコベといえば大江の夢の話
962吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 19:04:50
作家としての想像力を疑われるぜ
963吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 12:11:34
>957
どっちでもないんじゃねえの?
初期の作品を読めば、そのままわかるんじゃね。
964吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 22:21:42
リルケのをただ真似ただけだよ
965吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 16:48:51
wikipediaによると安部公房は腹上死だったそうだけど、詳細知ってるしといる?
966吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 01:37:20
ネットの情報っていいかげんだな…
967吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 02:45:05
初期短篇の頃からやたら会話の部分がうまいなー
安部って分裂病?
968吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 03:08:48
演劇への関心がなせるわざでもあったのではないか?
969吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 03:51:43
むしろゴダールの映画かなあ?

すでに対人関係で擦り切れてる人の会話って感じが。
970吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 04:01:58
アハハ、講演や対談なんかもそんな感じだよな。

公房の作品に絶えてないのは若さを感じさせる人物。
971吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 04:19:39
>>970
『子供部屋』のがきんちょなんて、どうだい?
972吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 04:23:55
子供部屋のガキは老若ってくくりがあわないなぁ。言葉持つ野性…
むしろ女が一番若いかなぁ。
973吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 14:50:07
砂の女だけ読んだことあるけど、ものすごく怖かったよ、ジャンルはホラーでいいと思うよ
974吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 15:00:42
俺は高校時代、箱男のトイレ覗きで勃起してた
975吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 15:48:03
さくら丸も勃起どころ満載です。
ほうき隊につかまる女子中学生を想像するだけで…
(;´Д`)ハアハア
976吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 01:05:05
妄想の域じゃねーか
977吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 01:51:25
(;´Д`)小説家に言ってくれ。
奴ら妄想晒してなんぼなんだから。
978吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 01:58:37
妄想乙
979吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 02:05:39
妄想は肉体的にはたいして疲れないのも良いよ。
ところで次スレは1000いってからでいいの?
980吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 02:45:38
妄想というより、単なる勘違いだったのでは?
いや、後から疲れがどっと押し寄せてくるね。
981吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 02:49:13
肉体的疲労は、他者の目からも、その存在が、確認できるものだが。
精神的疲労はその存在が、他者から"絶対に"理解されることのないものだからね。
982吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 04:07:30
んな自明のことを…
983吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 04:41:02
>>981
ちがう。
見る人が見れば、一目でわかる。身体は裏切らない。精神のありようは
身体に如実に表れる。とりわけ眼は
心の全てを物語る。まさに「眼は心の窓である」。

身体だけではない、書いた文章からでも、すぐそれと知れるぞ。
年齢、性別、環境、学才や知能の程度、妄執の具合い、病疾の進行度まで… 
「文は人なり」てのは元々そういう深い意味だよ。
984吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 06:10:21
妄想の域じゃねーか
985吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 06:25:46
ん〜、Le style est l'homme meme. ってそんな意味だったっけ〜?
986吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 15:25:28
>>983
お前は明智くんか
987吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 00:38:13
どうでもいいけどみんなで火星協会発足して火星人になろうよ
夏レジャーは火星でいこう…お子さんなんかうんと大喜びすると思いますが
988吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 03:59:10
そんなことより、耳に保険かけようぜ。
989吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 04:14:45
とりあえず仮面作ってから言え
990吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 06:27:56
おい、いいところに採掘場の跡地みっけたぞ!
シェルターにして国作っちまおう!
991居残り:2006/03/27(月) 15:13:38
好きな作家で作品の半分以上は読んでいると思いますが、人間的にはどうなのかと。「死に急ぐ鯨たち」と「反劇的人間」の対談を読み比べると、目上と目下の人間に接する態度が違いすぎる……
992吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 17:53:18
安部は気に入らない人間には笑っちゃうくらい冷たい。そこがいいんだけど。
島田雅彦にドストのこと聞かれたら、ドストのエッセイまで書いていた本人は
「知らない。そんな難しいの読んでる人いるのかねえ」だっけ?
もぐら日記を読むといいよ。
993吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 18:49:50
>>992
世田谷の安部公房展での島田雅彦の講演のことだよね。
あれは、安部一流のはぐらかしだと思う。
(当然、島田もわかっていたはず)
島田のことが気にいらなければ、一緒に写真をとったり、
寿司屋に連れて行ったりはしないと思う。

>>991
全集の「対談嫌いの弁明」(だったかな)を読むといいと思う。
基本的には、対談は嫌いらしい。
確かに、対談相手によって、話しぶり・内容は変わるが、安部に限らず
一般的に、作家・対談相手・セッティングした者によって、対談の内容や
調子は変わる。むしろ、その変化に注目することによって、対談相手と
安部との仲が伺われて、面白いと思う。
「死に急ぐ鯨たち」は、栗林良樹のときはマターリしていて、
小林恭二のときは、安部が一方的に話して終わりの感がある。
また、「反劇的人間」では、親友かつ自身の海外への紹介窓口とも
いえるドナルド=キーンとあって、真剣かつユーモアを交えて、
日本文化について語り合っている。
994吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 19:27:11
994ゲット
995吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:02:40
>>993
気に入らなくても普通に礼は尽くすのが大人。
996吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:04:13
(安部公房VS石川淳)

安部:……品川の方へうかがうようになった最初のほうだと思うんですが、玄関の
、  わきに部屋がありましたね。あそこにいたら、あとからまた新聞社の人ですか、
、  やってきましてね。そうしたら石川さんが応対に出て、向うがまだなにも
。  言っていないのに、いきなり、「うるさい、帰れっ」て言ったでしょう。
石川:僕が……?
安部:あれはちょっとショックでしたね。
石川:そうだったかな。そんなことは言いそうだけれども、だれにそう言ったのかは
、  はっきり覚えていない。
安部:びっくりしましたね、もう。あのときのことは今でも忘れないんですよ。
石川:君に言ったわけじゃないだろう。
安部:僕は安全だったんですよ。
997吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:05:53
安部:石川さんの文体というのは、ひじょうに強烈なものだと思いますけど、その文体と、
、  そこから出てくるイメージとの関係ーー。文体の面で言えば、石川さんの文体には
、  ひじょうな伝染性があると思う、なにか発想までが移ってくるような、そんな
、  伝染性があると思うんですが。
石川:害毒をながしちゃうね。(笑)
安部:文体の一つの呼吸とそれから出てくるイメージとを、意識してお書きになって
、  いるのですか。
石川:意識したら、とても書けないと思う。文体といっても、そのとき書くものによって、
、  たとえば中国の本の話を書くときとか、街の風俗の話を書くときとか、おのずから
、  文体が違ってくるし、出てくるイメージも違う。イメージの使いわけといっては
、  おかしいけどね、それは他人の言うことだ。自分としては固いもやわらかいもない。
、  ただ固いときとやわらかいときとは、スタイルが違ってくるということだ。
安部:ものを他人に伝達しようということは、文体のほうにかかるのですか、
、  それともイメージのほうですか。
石川:伝達するということになれば、それは文体のほうにかかる。
安部:芝居をお書きになるときは、その関係はどうなりますか。
石川:芝居は、僕はしろうとだよ。「おまえの敵はおまえだ」と「一目見て憎め」の
、  二つしか書いていない。
998吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:19:28
>>995
相手が気に入らない人の場合には、冷たいという印象はあるが、非礼なことは言ってないと思うよ。
999吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:34:46
そうそう。写真とったり、メシ喰ったりはできると思うよ。

ドストのこと聞かれて
「知らない。そんな難しいの読んでる人いるのかねえ」と答えるのは
非礼ではなく、肝心の文学において島田を認めてない証拠。つまり
テメエなんぞとドストの話ができるか、ちゃんちゃら可笑しい、と
言ってるわけで。
文学的に島田を嫌ってる。
1000吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:42:04
安部公房:COMPLETE WORKS 009
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1143459693/
10011001
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